『第六話:それでもまた、もう一度、何度でも』(GM:ロケット商会)

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【FHキャンペーン「I'm home」】
第一話:『この世にたった二人きり
第二話:『あなたはきっと忘れていない
第三話:『何があろうと、いつまでも
第四話:『いつか、この日が来ることを
第五話:『いつも傍にいて、いまもそこにあって
第六話:『それでもまた、もう一度、何度でも』
第七話(終):『幸せでありますように、と私は願う。ただ願う。

烏羽 岬(からすば みさき)キャラシート(PC1:クオンタム)
鶴喰 湊融(つるばみ みなと)キャラシート(PC2:嗣子)
椋実 翔利(むくみ しょうり)キャラシート(PC3:馴染)
百入 結衣子(ももしお ゆいこ)キャラシート(PC4:DT)

【Index】

◆Opening
01/烏羽岬の場合
02/鶴喰湊融の場合
03/椋実翔利の場合
04/百入結衣子の場合
◆Middlephase
01/Jet Lag
02/High Hopes
03/Flathead
04/To The Sky
◆Climax
01/Lightning Strikes
◆Ending
01/Immortals
02/鶴喰湊融の場合
03/椋実翔利の場合
04/烏羽岬の場合、百入結衣子の場合
05/《ヴリトラ》の場合

GM:OK!
GM:FHキャンペーン第6話を開始します。
烏羽岬:うおーうおー!
GM:まずは自己紹介から始めていきましょう
GM:さっそくまずはPC1!
GM:烏羽くんの成長アピールをお願いします!
烏羽岬キャラシート
烏羽岬:はい! PC1らしく、師匠に殺されかけている烏羽です!
烏羽岬:前回シン・烏羽になってヴァリアブルウェポンの消費侵蝕が大幅に増えて……というか元に戻って……しまったため、
烏羽岬:今回はメモリーを取りました。恵那ちゃんのおねえちゃんの舘原和那ちゃんです。
GM:怪奇現象でしたね。メモリー決断力!
烏羽岬:で、残りの15点でロケットさんイチオシの《インスピレーション》を取るか、それ以外をすすめるか迷ったのですが
烏羽岬:前回師匠に「殺す方は得意だけど守る方は教えてないよなー」という親切アドバイスを頂いたため、
烏羽岬:《真空返し》を取りました。5dx+42くらいで回避し、自分と一緒に攻撃された人も含めて攻撃を無効化します。
烏羽岬:勝利の女神を乗せれば確実に1回くらいは守れるはず……。
烏羽岬:それだけです! あとはフレーバー的にキーンナイフの名前を毎回変えてるので
烏羽岬:> 麒麟骨[改] アルスヴィズの柳葉刀。軽量化を施し、威力と携行性を両立させた。
GM:クソつよ…
烏羽岬:今回はひとつをこれにしました。俺たちの大事な仲間のアルスヴィズを殺しやがって……スレイベギー絶対許さねえ!
烏羽岬:以上です。
GM:了解です!
GM:ちなみに今回の烏羽くんは、みんなと合流するまで「戦闘不能」のバステが付与された状態という扱いになります。
GM:ものすごい負傷をしています。HPは減らさなくても大丈夫!
烏羽岬:ファイナルファンタジーvsドラクエでよくある、『戦闘不能としぼうって何が違うの?』問題ですね
烏羽岬:生きてはいるけど、戦闘不能なんだな・・
GM:ええ! そこでハンドアウトはこちら。
□烏羽 岬
シナリオロイス:三稜鴎
きみは追い詰められた。
傷つき、疲労し、勝機のない戦いに臨んでいた。
きみの前に現れた三稜鴎は、間違いなくこれまでで最悪の相手といえるだろう。
三稜鴎は《スレイベギー》セルの戦力を増援として繰り出し、きみを消耗させ、撤退を阻害してくる。
三稜鴎がこれほどきみに執着する理由はきみ自身にも理解できない。
だが、時間稼ぎにも近い逃走を続けるきみの前に、かろうじて救援が現れる。
《ヒートバック》江永瑞穂――状況は大幅に改善されたとはいえないが、無傷の戦力が現れた。
きみは江永瑞穂に指示を出し、この状況を突破する必要がある。
そして、みんなが待つ家に帰らなければ。
GM:おうちに帰るまでが遠足なのでがんばってね!
烏羽岬:前回のEDで、距離の離れたビルの屋上にいる三稜先生に狙われてたと思いますが
烏羽岬:烏羽が狙撃されて釘付けになってる間に増援きてくれー作戦は失敗した感じでしょうか?
烏羽岬:失敗というか、こらあかんなって感じで増援がワラワラきたので逃げてる感じですか?
烏羽岬:で、その途中にシマエナガちゃんが来てくれる感じ。
烏羽岬:(感じ、が連続してる)
GM:三稜先生は姿を消し、かわって有象無象の暗殺者が姿を見せ始めた感じですね。
GM:で、その途中にシマエナガちゃんが登場するという流れな感じです!
烏羽岬:逃げやがったあいつ!
烏羽岬:でもそうだな・・わざわざ足止めに付き合う必要はないもんな・・w
烏羽岬:了解です。シマエナガちゃんに助けてもらいます!
GM:YES!

GM:ということで、次はPC・2!
GM:鶴喰さんお願いします!
鶴喰湊融キャラシート
鶴喰湊融:はい。
鶴喰湊融:前回ついに仇を討てました。皆、本当にありがとう…
鶴喰湊融:というところで囚われの人になった鶴喰です。……決算大丈夫かな…?
GM:たぶん大丈夫ではない…
鶴喰湊融:成長としては、前回に続きメモリ—を取得。今度は、≪スヴェルト≫を対象に。
鶴喰湊融:仇として、そして恩人の成れの果てとしても、非常に絡み合った想いがあります。
GM:やはりこの経験点帯だとメモリーが盤石ですね!
鶴喰湊融:あと、前回兄上からコピーしたカバーエフェクトがすごいべんりだったので、≪崩れずの群れ≫を習得しています。
鶴喰湊融:これでメモリー二枚体勢なので、大分侵蝕に余裕があるはず…という考え。上手くいけばいいのですが。
GM:カバーリング役が二人になった…
鶴喰湊融:成長報告はこんなところです。多分前回の体調チェックアプリとかで皆知ってるんじゃないかな
GM:危険なアプリすぎる…
GM:そんな鶴喰さんのハンドアウトはこちら
□鶴喰 湊融
シナリオロイス:《ホブルディ》
きみは囚われた。
武器を奪われ、閉じ込められた。
《スレイベギー》セルが本拠地としているビルの一室に監禁されている。
監視役は《ホブルディ》。本職の戦闘型とはいえないが、強力なオーヴァードだ。
しかしきみには、《スレイベギー》もいまだ知らない切り札がある。
それはきみの剣が「遺産」などではなく、きみが望めばかならず手元に呼び出すことのできる唯一無二の刃だということだ。
この絶好の機会に、ただ脱出するだけではなく、マスター・スカイの秘密にも迫ることができるだろう。
そして、みんなが待つ家に帰らなければ。
GM:プリズンブレイクしてね!
鶴喰湊融:わあい!24ですね!

GM:では、次はPC3! 椋実さんお願いします
椋実翔利キャラシート
椋実翔利:ヘーイ。椋実翔利です。烏羽も鶴喰も深刻な事態に陥っているのは理解しているが
椋実翔利:今回一番深刻な目に遭っているのは間違いなくオレ! SHIDENは取られ、息子を名乗る不審者までPOPしてきやがった! なんで!?
GM:日頃の行い
椋実翔利:真面目にSHIDENは椋実のアイデンティティなので、少々取り乱し、普段のような温厚さや善良さが失われてしまうかもしれません。
椋実翔利:SHIDEN……SHIDENがないと……あの匂いとか形とかよお……
椋実翔利:成長としては、念願の《バーサークセルフ》を取得。暴走ついでに攻撃能力を高め、さらに《ブルータルウェポン》へと繋ぐ名采配!
GM:オブジェでも抱いて寝てなさい!
GM:いままでなぜか暴走判定に成功し続けてましたからねw
椋実翔利:強化兵のペナルティが仕事しねンだわ
椋実翔利:あとSHIDENが盗まれましたが、それとはまったく関係なしに新しいオモチャのTSBを常備化
椋実翔利:いったいどう機能するのかまったく分からない! おかげで宵越しの財産点はないし、代わりの武器もないです
椋実翔利:まあオープニングで戻ってくるでしょ。SHIDENないとあたし眠れないし
GM:そうかな~
椋実翔利:戻ってきてくれ……あれがないとオレは……
椋実翔利:そんなところです。よろしくね!
GM:了解! ちなみに今回の椋実さんは、レールガンとスカイキッドとコーリングシステムが使用できない状態からのスタートとなります。
椋実翔利:ギェーーッ
GM:なにか得物を見つけてがんばってね!ハンドアウトはこれ!
□椋実 翔利
シナリオロイス:ナンバー4
きみは力を失った。
もともとの所有者によって、きみの最大の武器、力の根源は剥奪された。
きみが服従と死を受け入れないのなら、ナンバー4――きみを父と設定された存在から、
きみの力を取り戻さなければならないだろう。
ナンバー4とスティノラ・ヴァプトンは、明らかに《スレイベギー》セルと手を組んでいる。
追手の攻撃も執拗だが、そんな最中、《アレトゥーサ》との接続が復活する。
彼女も大半の機能を停止させられてはいるが、残存した防衛システムできみを守ると宣言した。
きみは選択を強いられる。何をどこまで切り捨てるべきだろうか。
そして、みんなが待つ家に帰らなければ。
椋実翔利:アレトゥサ!
椋実翔利:アレトゥサ! ヴィークル用レールキャノン出して!
GM:《すみません。何を言っているかわかりません。》←言われたことがある
椋実翔利:あたたかみのない奴め……
烏羽岬:AI特有の断言

GM:では、NEXT!
GM:PC4、百入結衣子さんも成長アピールをお願いします!
百入結衣子キャラシート
百入結衣子:きゃぴぴーん!ゆいこだよ★
百入結衣子:みんなが居なくなっちゃってさあ大変
百入結衣子:いや大変なんだけど……どこ……?
GM:何者だ……!?
GM:みんな忙しいんですよね…
百入結衣子:重圧連打された反省を生かして《揺るぎなき心》をとりました
百入結衣子:マイナーのバステ解除エフェクトは熱光学迷彩とは相性が悪いんですが、
百入結衣子:おまけで貰ってた《陽炎の衣》と組み合わせて使うことが出来るんですね~
GM:なにがおまけじゃい!!!
百入結衣子:ダイス+3(本体) 《陽炎の衣》(おまけ) 《光と闇の目》(ひっついてきたゴミ)
百入結衣子:あとは《先陣の火》のレベルをあげて、技能をちょこちょこと上げた形です。
百入結衣子:そんなとこ!メモリーなし女だけどよろしくね~
GM:軽いんですよね~、基本的に……
GM:ハンドアウトはこちら。
□百入 結衣子
シナリオロイス:メイ
きみは帰りを待つ。
セルメンバーである他の4人が、夜になっても帰ってこない。
何かがあったのだろう。負傷したのか、分断されたのか、囚われたのか。
いずれにしても、早急に通信を回復させる必要がある。
一刻も早く彼らと連絡をとらなければならない。こんどはきみが探す番だ。
《アレトゥーサ》による通信システム復旧を試みるきみだが、明らかに電力が足りない。
いままで椋実翔利が担っていた分野だ。
そんなとき、小さな亀――いままで沈黙を保っていた遺産、「メイ」が近づいてくる。
「メイ」は莫大なエネルギーを発生させ、きみの願いを叶えるように、思念による接続を可能としてしまう。
これまでにないほど活発なメイの活動。その秘密を調べるチャンスかもしれない。
そして、みんなの帰還を出迎えなければ。
GM:百入さんには特に不具合は発生してません
GM:みんなどうなっちゃったのか…?
百入結衣子:どうして……
百入結衣子:一人で何しよう……
百入結衣子:Netflixかな……
GM:あそび結衣子
百入結衣子:ちゃんと探すよ!
GM:ここでトレーラー

FHキャンペーン「I'm home」

■第六話:それでもまた、もう一度、何度でも ■トレーラー
誰にでも居場所はある。
流浪の末にたどり着いたのか、這い上がって来たのか、墜ちてきたのか。
あるいは、まだ見つけていないのか、捨てたのか。

ここはFH、《ヴリトラ》セル。
謎めいた卵型の遺産、『メイ』と名付けたそれを巡って起きる事件の連続。
それは《スレイベギー》セルによって収束しつつある。
焦点は、『メイ』。そして――椋実翔利。

烏羽岬は死に瀕し、かつての師と対峙する。彼はなんのために自分を育てたのか。
鶴喰湊融は囚われの身から、真実を探る。マスター・スカイの目的とは何か。
百入結衣子は家族を信じ、彼らを待ち、また探し求める。今度は自分の番だろう。
椋実翔利はすべてを失い、しかし、何も諦めてはいない。
マスター・ヴォルトの求めていたものは何か。
己が用いていたいた「力」を、その意味を支配する時が来ている。

UGNからも、FHからも追い立てられる最悪の状況の中で、
《ヴリトラ》セルの最後の戦いはすでに幕を開けた。
この街すべてが戦場と化す。

《ヴリトラ》と《スレイベギー》の決戦が始まる。

OP1:烏羽岬の場合

GM:烏羽くんのOPです。登場侵食ダイスをお願いします
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:89->95)
烏羽岬:!?
烏羽岬:戻してないなこれ
GM:戻して戻して!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+6した(侵蝕率:39->45)
烏羽岬:上げ直しました!
GM:OK!


GM:烏羽岬の逃走計画は、完全に途絶させられた。
GM:元・《アードゥル》セル。
GM:三稜鴎に従って離脱した、彼に育てられた仮面の暗殺者たちが、その行く手を阻んだからだ。
仮面の暗殺者:「……“鶫”」
烏羽岬:「チッ」
烏羽岬:(足を止めたら死ぬな。これは)
GM:暗殺者の一人が、路地の奥へと逃げようとした烏羽岬の行く手を遮ってくる。
烏羽岬:投げナイフで牽制しながら逃げ続けています。血はなんとかリザレクトで止めたが、相当な重症だ。視界が霞む。
仮面の暗殺者:「なぜ抵抗する?」 いまのきみのナイフを避けるのは容易い。
烏羽岬:(足を止めて死ぬか。走り続けて体力が尽きて死ぬか。さて、どっちかな)
烏羽岬:「それはもちろん」
仮面の暗殺者:「いままでいくつもの死を与えてきたんだろう?」
仮面の暗殺者:「ただ、自分の番になっただけだ。それを覚悟しているのが暗殺者だろう」
烏羽岬:「帰る場所があるからだ。夕食までに帰らないと怒られるんでな」
烏羽岬:「死は覚悟していても、女性陣に怒られる覚悟はしてないんだ。あれはかなり堪えるぞ」 最後のフラッシュグレネードを投擲。
仮面の暗殺者:「くだらない……」
烏羽岬:閃光と爆音を後ろに受けつつ、スマホを確認します。いいかげん、危機を察知した誰かが連絡してくれてはいないか。
仮面の暗殺者:「そんなものが理由になるのか?」 フラッシュグレネードに視界を遮られる。追撃はしない。
GM:スマホには何も応答がない。
GM:そして、きみの行く手をさらに複数の暗殺者が遮る。
仮面の暗殺者:「……お前には“普通”なんて無理だ」
烏羽岬:「まあ、そう来るだろうな……! ゲホッ」
GM:仮面の暗殺者のうち一人は、ゆっくりと仮面を外す。
GM:かろうじて
見覚えのある顔だ。
烏羽岬:「挟み撃ちには絶好の場所だ」 ナイフを抜く。
GM:“ウォフ・マナフ”。かつてきみの同僚だった少年だ。
烏羽岬:その顔を見た瞬間、走るのをやめます。強行突破は無理だと判断した。
ウォフ・マナフ:「“鶫”。なんでお前が“普通”なんかになろうとするんだ?」
ウォフ・マナフ:ナイフを片手に構えて、受けて立つ。
烏羽岬:「マカールか。久しぶりだな」
烏羽岬:「逆に質問するが、"普通"に憧れたことはないのか?」
ウォフ・マナフ:『旋風』という。片手の技だ。手打や関節技と混ぜて使う。
烏羽岬:「学校へ行き、クラスメイトと交流を深め、帰ったら家族とごはんを食べて、寝る。平和な一日の繰り返しだ」
烏羽岬:「殺しと戦いの連続より、よほど素晴らしいと思わないか?」
ウォフ・マナフ:「聞いただけで反吐が出そうになる……!」
ウォフ・マナフ:「そっちの方がよほどくだらない! お前は……」
烏羽岬:壁を背にじりじりと動いています。勢いに任せた正面突破はできそうにない。
ウォフ・マナフ:「お前は“特別”だったのに。先生があれほど目をかけてたのは」
烏羽岬:なんとか会話の間に隙を見つけて突破する。もし失敗したら、その時はここに残って戦うしかない。
ウォフ・マナフ:「お前と“フラワルド”だけだった。ずっとお前たちだけが“特別”だった!」 踏み込んでくる。
GM:一手だけなら迎撃できるだろう。好きに捌いて大丈夫です。
烏羽岬:せめて死ぬまでに、2~3人くらいは相打ちになれるといいのだが。
烏羽岬:隠し持っていた小さなケースを弾きます。中からクマ撃退用スプレーに使われるような赤いスパイスが大量に飛散する。
烏羽岬:もうこれくらいの暗器しか残っていない。マカールを斬り結べば間違いなくやられる。
烏羽岬:その一瞬でなんとか脇を走り抜けようとします。
ウォフ・マナフ:「小細工……いまさら!」 スプレーの範囲には踏み込まない。烏羽を阻む刃を放とうとする。
烏羽岬:(まともに吸えば、一瞬くらいは動きを止められると思ったが)
烏羽岬:(……無理か。仕方がない)
烏羽岬:(いいだろう。マカール)
烏羽岬:(僕の命、お前にくれてやる……ただし)
烏羽岬:「……お前の命もよこせ!」
烏羽岬:こちらも今度こそコンバットナイフを両手に持ち、相打ち覚悟で接近戦を挑む。
ウォフ・マナフ:「“鶫”ッ」
江永瑞穂:「――バカでしょ」
GM:醒めた声が聞こえた。頭上からだ。
烏羽岬:「!」
烏羽岬:飛び下がります。普通なら周囲の仮面から追撃をくらって終わりだが。
江永瑞穂:「何を覚悟決めたみたいな顔してんのよ! 超バカ!」 同時に、炎。
GM:炎が広げた翼のように膨れ上がる。ウォフ・マナフを吹き飛ばす。
烏羽岬:背中から壁に激突します。炎に合わせて、最後に残っていた投げナイフを周囲の仮面に投擲する。
江永瑞穂:「生き残る気ないの!? 相打ちするつもりだったでしょ!?」
烏羽岬:「げほっ」 壁にもたれかかる。もう立つ気力すらギリギリだった。
烏羽岬:「それが一番、リターンが望める選択肢だったからな」
ウォフ・マナフ:「クソ……なんだ? 増援……“ヒート・バック”? “トッドローリィ”……しくじったのか……!」
烏羽岬:「ただ殺されるのももったいないだろ……江永頼む。退路を確保してくれ」
江永瑞穂:「そーゆー考え方がまさにバカ! こっちも大変なことになってるの! あんたがいなくなったら……」
烏羽岬:「まだ僕には帰る場所がある」
烏羽岬:「……大変なこと? どうも、帰る理由が増えたらしいな」
江永瑞穂:「……んんん……」 怒る言葉を見つけられなかった。
江永瑞穂:「そうよ! 理由がいくつもあるの! 100個でも200個でも用意してあげるから」
江永瑞穂:「私についてきなさい!」
烏羽岬:「頼もしいな」 よろよろと江永さんのあとを追います。
ウォフ・マナフ:「待て……逃がすか! 塞げ!」
GM:仮面の暗殺者が現れる。烏羽岬と、江永瑞穂の行く手を塞ぐ。延びる路地の東西に二手。
江永瑞穂:「……広い方がいいの? それとも狭い方?」 炎を放つ方向を逡巡する。
江永瑞穂:「烏羽、どっち!?」
烏羽岬:「ご覧の通りだ。広いほうがいい……繁華街を目指せ」
烏羽岬:「暗殺者が一番困るのは、人混みに紛れられた時だ。全部吹っ飛ばすわけにもいかないだろ」
烏羽岬:「逆に、こういうターゲットが狭いところで一人なのは最悪だ。二人になったから最悪の状況は抜け出せたが、まだだいぶ良くない」
江永瑞穂:「そういうことね! だったら、了……解っ」 翼を広げて炎を球状にまとめる。それを下手投げに放る――着弾地点が広い。
烏羽岬:「よし。……しかし、よかったのか」 江永と一緒に走りながら尋ねる。
江永瑞穂:「なによ!?」
烏羽岬:「比喩抜きに死ぬほど最悪な状況だぞ。正直このままだと、逃げ切れず僕と一緒に死ぬ可能性の方が高い」
烏羽岬:「自分から危ない状況に首を突っ込んだんだ。鶴喰や百入がいたら絶対怒ってる」
江永瑞穂:「そんなの、いちばん烏羽に言われたくない!」
江永瑞穂:「同じ状況だったら、そっちだってそうするでしょ?」
烏羽岬:「…………。うん、そうするな」
烏羽岬:「家族を見捨てる選択肢はない」
烏羽岬:数分前に通った道だ。壁に刺さった投げナイフを回収する。
烏羽岬:刃先も欠けてろくに使えないだろうが、ないよりはマシだ。
烏羽岬:「ありがとうな」
烏羽岬:「頑張って帰ろう。晩ごはんまでに」
江永瑞穂:「……お礼、言われるようなことじゃないから」
江永瑞穂:「私も、ただ帰りたいだけだし。帰り道が一緒なだけだから」
烏羽岬:「ああ、そうだ。最近知ったんだが……江永みたいなそういう言い回し」
烏羽岬:「ツンデレって言うらしいな。一昔前の漫画やライト・ノベルの流行らしい」
烏羽岬:「amazonで似たようなヒロインが出ている小説を頼んでたんだ。帰る理由が増えたな……」
江永瑞穂:「はあ!? やめてくれる、そういうの!」
江永瑞穂:「余計な知識ばっかり増やすんだから……!」
烏羽岬:よろめきながら走る。立ち止まったおかげで回復していた視界がまた霞み始める。
江永瑞穂:「……肩ぐらい貸すから。もう少し、がんばって」
烏羽岬:「状況……ゲホッ」 喉に詰まった血を吐き出す。
烏羽岬:「状況を……確認したい」
烏羽岬:「何が起こっている? まさかとは思うんだが」
烏羽岬:「狙われているのは僕だけじゃないのか」
江永瑞穂:「うん。……湊融ちゃんが」
江永瑞穂:「連れていかれた。攫われたの。《スレイベギー》の……“トッドローリィ”ってやつに!」
烏羽岬:「なんだって。まずいな」
烏羽岬:「もし狙いが“淡墨”なら、使い手の方はすぐに殺される可能性がある」
江永瑞穂:「わかんない。攫おうとしたってことは、何か理由があるんでしょうけど。なんとか助け出したくて、連絡取ろうとしてたんだけど……!」
烏羽岬:「大丈夫だ。殺されなかったなら、まだ当分は無事だ。助け出すチャンスもある」
烏羽岬:「むしろ足手まといになるのを嫌って、鶴喰が早まった行動に出ないかのほうが心配だ」
江永瑞穂:「……ありそうね、それ。すごいありそう……」
烏羽岬:「本当に追い詰められたら間違いなくそうするだろう。まだ子供なのにな」
烏羽岬:「小学生はもっとのびのびと……生きるべきなんだ。そこを右。暗殺者が隠れられる場所が一番少ない」
江永瑞穂:「そうよ。一番年下なのに、そーゆーとこあるから。椋実さんに指一本分でもわけてあげたいくらい! ……了解」
江永瑞穂:「みんなと合流しなくちゃ。通信妨害されてるみたいで、椋実さんにも百入さんにもつながらないの」
烏羽岬:「二人が異常を察知してくれることに賭けるか、先生の気まぐれに賭けるしかないな」
烏羽岬:「雲居と下校している時に襲われた。UGNにも連絡が行っているはずだ……おそらく」
江永瑞穂:「雲居と? ……そう。……UGNね。当てになるといいんだけど、期待はしないでおくわ」
烏羽岬:「いいか江永」
烏羽岬:「もしどうしてもダメだと思ったら、僕をほっぽりだして逃げろよ」
烏羽岬:「どうしてもダメだと思うまでは助けてくれ」
烏羽岬:「それまではこの、地獄の逃避行に付き合ってもらうぞ」
江永瑞穂:「……」
江永瑞穂:「そのバカなところ、百回くらい死なないと治りそうにないみたいね」
江永瑞穂:「治るまでは付き合うわ」
烏羽岬:「ありがとう」


GM:ロイスの取得のみ可能です。
GM:お買い物してる場合じゃない
烏羽岬:お買い物なんてできるか!
烏羽岬:シナリオロイスは誠意/○敵視 で、絶対超える相手として初期ロイスにあるので
烏羽岬:ロイスを取ります。江永ちゃんに。
GM:そうだった!
烏羽岬:-家族(双子の兄妹のような相手)/江永瑞穂/○信頼/罪悪感/ロイス
烏羽岬:以上!
GM:OK!

OP2:鶴喰湊融の場合

GM:続いて、鶴喰さんのOPです。鶴喰さんは登場ダイスをお願いします。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:34->41)
鶴喰湊融:大分緊張してるな…
GM:OK!


GM:拘束され、捕われた。
GM:なんらかの薬物を使われたのかもしれない。数分か数十分、あるいは数時間か意識を失い、気づいたときには――
GM:鶴喰湊融は倉庫か、物置のような部屋に閉じ込められていた。
鶴喰湊融:「………ぅ」がんがんと痛む頭。やはり当然だが、無理があった。
鶴喰湊融:「……ここは」身体と所持品、周囲の状況を確認しようとする。
奥野キリエ:「お」
奥野キリエ:「起きたな?」
GM:目を開けると、鉄格子越しに見覚えのある顔を見つける。
鶴喰湊融:「……」思い切り顔を顰める。分かってはいたが。「“ホブルディ”ですか。となると…ここは」
奥野キリエ:「そうだよ。ようこそ、“スレイベギー”セルへ!」
奥野キリエ:「そこが応接室だ。くつろいでていいぜ」
GM:もちろん、部屋には何もない。
鶴喰湊融:「随分手荒な招待と接待ですね。もう少し改善した方がいいですよ」ぐ、と身体に力をいれて立ち上がれるなら立ち上がろうとする。
GM:まだ少し痺れたような感覚が残っているが、立ち上がることはできる。
GM:いますぐに力を発揮するのは難しいだろう。
鶴喰湊融:拘束も然程ないなら、まだいい。動かせるだけストレスにならないし、頭も回せる。
奥野キリエ:「強気じゃないか」
奥野キリエ:「例の遺産の剣もないのに」
鶴喰湊融:息を吸い、吐く。「あんな招待をされて、不機嫌にならない人間がいたらお目にかかりたいですね」
鶴喰湊融:ペンダントはない。本体は、江永さんに渡したし、
鶴喰湊融:「……返却してくれ、と言って返してくれますか?それなら考えますけどね」
奥野キリエ:「ハハ! そんなやつはいねえよ」
奥野キリエ:「必要なのは剣だけだし、あたしは殺して連れてきた方がいいって思ったんだがな。うちのリーダーには考えがあるみたいでね」
鶴喰湊融:「……なるほど。それは、あなた方のリーダーに感謝するべきかも知れません」
鶴喰湊融:マスター・スカイの意向…?あの古墳の絵図が思い浮かぶ。その関係だろうか。
奥野キリエ:「あの剣を使えるのは、特別なことなんだそうだ」
鶴喰湊融:「でしょうね。遺産だとかは、適合者じゃなくては使えません」
奥野キリエ:「わかってるじゃねえか。それが利用できるかもしれないってさ」
鶴喰湊融:……マスター・スカイの意向は、彼らでさえ知り切れていない。それは情報の差があるということだ。
鶴喰湊融:マスター・スカイだけか…それとも、その直属だけが知っている、大きなピースがある。
奥野キリエ:「なあ。協力する気はあるか?」
鶴喰湊融:「…なるほど。理解はしました」
奥野キリエ:「進んで協力するなら、こっちも面倒がなくていい」
鶴喰湊融:「今のところ、わたしにメリットが一切ありませんね。それでは協力する意味がありません」
奥野キリエ:「長生きできるぜ。セルメンバー……お前たちにいわせりゃ、家族の命も助かる」
鶴喰湊融:呼吸を意識して、わずかでも痺れを回復させようとする。
鶴喰湊融:「……“ホブルディ”。まず、わたしたちの間に、取引を成立させる前提が足りていません」
鶴喰湊融:「信用です。わたしが頷いて協力したとして…あなた方が、その取引を反故にしない信用が無い」
鶴喰湊融:「それなのに、わたしが頷くと?」静かな眼で見つめる。
奥野キリエ:「ひでえな。ちょっと前まで、あたしらはうまくやってきたじゃないか?」
奥野キリエ:「報酬の支払いが滞ったことはないだろ?」
鶴喰湊融:「ええ。きちんと今までの契約はこなしてきましたし、全て満了しています」
鶴喰湊融:「…その少し前から、あなた方が、我々にしたことも、」
鶴喰湊融:「わたしは。一切忘れていませんよ」
奥野キリエ:「は! そりゃァ残念だな」
奥野キリエ:「だが……どちらにしても、お前は協力することになるよ」
鶴喰湊融:「……なるほど?交渉材料があるなら、早めにお伺いしたいですね」
鶴喰湊融:「持って帰って、対応を検討したいので」
奥野キリエ:「永遠に帰れねえよ。結局、お前たちの弱点ってのは、みんな一緒だ」
奥野キリエ:「お前たち自身。……まあ」
奥野キリエ:「あの“フェザー・タップ”はどうか知らねえけどな」
鶴喰湊融:顔が歪む。そういう意図もあったのだろう、当然。
鶴喰湊融:「…あれで家族想いですよ、あのひとは」
奥野キリエ:「そうは思えないね。なあ、どう思う?」
奥野キリエ:「お前たちがみんな捕まったとしたら、“フェザー・タップ”は助けに来るかァ?」
鶴喰湊融:「…さあ、どうでしょう。分かんないですね」そう言ってから、くすりと笑って。
鶴喰湊融:「なにせ、皆先に自分でどうにかしちゃう人たちばっかりなので」
奥野キリエ:「いまんところ、交渉になりそうにないな。頭の中、お花畑かよ! いま、追い込みをかけてるところだ」
奥野キリエ:「そこでよーく考えとけ」
鶴喰湊融:「ええ、ありがとうございます。ゆっくり休ませて頂きますよ」
奥野キリエ:「ち……、面白くない子供だな」
GM:特に呼び止めなければ背を向けて、去っていく。
鶴喰湊融:「面白かったら渉外なんてしませんよ…」苦笑しつつ見送る。
鶴喰湊融:「…さて。今追い込み、と言った。なら」誰も居なくなった外を見つつ。
鶴喰湊融:「まだ、詰め切られていない。…江永さんは、おそらく逃げられたはず」
鶴喰湊融:ふぅ、と大きく息を吐いた。
GM:きみの武器は手元にある。ここを脱け出すことは容易だろう。……あと少し、体の痺れが抜ければ。
鶴喰湊融:「……」ただ抜け出すこと自体は出来る。出来るが、
鶴喰湊融:この状況。あの時の襲撃。
鶴喰湊融:相手…《スレイベギー》セルは、情報戦、社会戦に置いて此方を遥かに上回っている。
鶴喰湊融:ただ今、わたしが抜けだしても、多少の手間が増えるだけだろう。
鶴喰湊融:「…今、必要なことは」
鶴喰湊融:相手が握る情報を手に入れ、こちらが動くことのできる選択肢を増やすこと。
鶴喰湊融:「……みんな、大丈夫だよね」
鶴喰湊融:だがそれは、味方が追い詰められている状況を放置することでもある。
鶴喰湊融:「……鳥羽くん、椋実さん、百入さん、江永さん……」胸に手を当てて、眼を閉じる。
鶴喰湊融:「……無事で、いてください」


GM:ロイスのみ取得可能です。買い物できる状況じゃない。
鶴喰湊融:哀しい。
鶴喰湊融:“ホブルディ” 〇警戒/敵意 で。
GM:OK!

OP3:椋実翔利の場合

GM:椋実さんのOPです。登場ダイスをどうぞ!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:35->42)
GM:OK!


GM:懐かしい名前を聞いた。忘れかけていた名前だった。
GM:記憶の底にあって、思い出すのに時間がかかった。その女の名前は、縹霞美といった。
GM:その日はひどい雨で、使い走りのような立場だったきみは、倉庫の間を走り回らされていた。
GM:こんな状況に置かれたら、少しはましな思いをしなければやっていられないと思ったのかもしれない。
GM:その倉庫に忍び込んだとき、きみは何を探していただろうか?
GM:かなり高額な機材も、薬品もそろっている倉庫だった。マスター・ヴォルトの《ペルクナス》セルは物資に不足したことはない。
椋実翔利:あればベストなのは酒。だが最悪、アルコールがあればなんでも良かった。
GM:そのくせ、管理はおおざっぱだ。マスター・ヴォルトの性格かもしれない。少しくらいはなくなっても気づかないだろう。
椋実翔利:胃薬と安いチェリージュースに、クラッカー。これだけでも悪くはないが、まるで子供のおやつじゃないか。
椋実翔利:やっぱりアルコールだ。あれが喉から胃に落ちていって、全身に回る感覚。それが欲しい所だったのだ。
椋実翔利:(かといって、くれと言って意味なく貰えるモンでもない訳だから)
椋実翔利:(オレはこうしてネズミみたいに嗅ぎ回ってるんだよな)
椋実翔利:日中に運ばされたのほあ
椋実翔利:日中に運ばされたのは機械類ばかりだった。だから、日中に足を運ばなかった倉庫を順番に覗いて回っている
GM:もちろん、それは見つかった。
GM:ラックに酒瓶が並んでいる。「嗜好品」の分類だ。手を伸ばせばかすめとるのはたやすい。
椋実翔利:一応、棚周りをサッと確認しておく。
椋実翔利:以前似たようなことをやろうとして、セルメンバーが気紛れで仕掛けた電撃トラップで生死の境をさまよったなんとかショットとかいうやつがいたからだ。
GM:特にトラップの類はなさそうだ。
椋実翔利:安全が確認できれば口笛混じりに手を伸ばす。良し悪しは分からないので、真ん中に置いてあるやつを
GM:では、きみが手を伸ばした時、その手首が掴まれる。
縹霞美:「……あれ?」
椋実翔利:「へ?」
縹霞美:「……酒じゃない?」 きみの手首をつかんで、よく見る。
椋実翔利:「え? 何お姉さん。こんな所で」
縹霞美:「しかも喋ったし。なんだよ。人間じゃん」 明らかに酔っている、ように見える。
縹霞美:「誰? うちのセルの人? それともスパイ?」
椋実翔利:「おう。見ての通り人間だけど? 何何お姉さん、もしかしてこんなトコで飲んでんの」
縹霞美:「こっちも見ての通り」 片手で酒瓶を持ち上げる。
縹霞美:「よく気づいたね、この特設バーカウンターに」
椋実翔利:改めて棚から酒瓶を取り 「地産地消ってやつじゃん。偉いなー」
椋実翔利:「バーカウンター? ここが?」
縹霞美:「そーだよ。ウチのチームの連中、酒飲まないやつばっかりで……」
縹霞美:「つまんないから、一人でやってる。支給だけじゃちっとも足りない」
GM:首から下げているIDカードで、椋実さんにはわかることがある。
椋実翔利:「へー。そんな感じはしないけど……あ、いや」 IDカードを見る
GM:研究チーム所属のメンバーで、しかも主任だ。なんらかのプロジェクトを主導する立場にいると見て間違いない。
椋実翔利:「なるほどね」 エリート組のインテリだ。酒を飲まないのも納得……かはともかく、自分が普段接している野郎どもとは確かに違う
縹霞美:「気づかれたなら仕方ない。きみも飲むだろ? っていうか、飲んでいけよ」
椋実翔利:「おう、飲む飲む。ホントは持ち帰って飲むつもりだったけど」
縹霞美:「よし。……こっちは飲まなきゃやってられないのに、付き合うやつがいなくてさ」
椋実翔利:「ストレス溜まってるってヤツ? あんた頭良さそうだもんなあ」
縹霞美:「ストレスっていうか、……まあ、なんていうか」 よほど酔っているらしい。キャビネットにもたれかかる。
縹霞美:「研究の目的が見えなくてね。やらされてることはわかるんだけど、どうも……何か……」
椋実翔利:「なんていうか、何何?」 話を聞く構えである。取り入ろうという意識……もゼロではないが
椋実翔利:このセルの話は利害抜きに面白い。そう感じるくらいの感性はあった
椋実翔利:「何のために頑張ってるのか分かんない的な?」
縹霞美:「違うよ。……最終的な目的。ウチのリーダーの。何考えてると思う? ジャンジャン設備投資してさ、巨大化して……」
縹霞美:「巨大怪獣とでも戦うのかね? 原子炉みたいなものまで作らせてさ……」
椋実翔利:「えー。知んねえよ。でもデカくて強くて、っていうのを目指すのはまあ、分かるじゃね? 豪邸を買うみたいなさ」
椋実翔利:「それに、あんたがそう思うんならマジで巨大怪獣と戦うつもりなのかもよ。ゴジラだ、ゴジラ」
縹霞美:「くっくっ」 くぐもった笑い。
縹霞美:「笑えること言うじゃん」
椋実翔利:瓶を開け、直飲みする。濃く熱く、独特の存在感が腹に流れ込む
縹霞美:「きみ誰? 名前は?」
椋実翔利:「椋実。椋実翔利。コードネームのがいい? "フェザータップ"。あんま慣れてないんだけど」
椋実翔利:「あんたはえーと……」 顔を近づけ、IDカードを覗き込む
縹霞美:「むくみ、ね。私は……」
縹霞美:「縹霞美」 自分の頭を銃で撃つようなジェスチャー。
椋実翔利:「?」 顔を見上げる 「なにそれ」
縹霞美:「あ、知らない? 映画見ない?」
縹霞美:「これね、なんだっけ……なんとかキューブが監督した……。出会った女が名乗ってすぐに自殺した、ホラーのさ……」
椋実翔利:「なんだよ、自殺すんの?」 笑って 「よせよな。ここで酒飲めなくなる」
椋実翔利:「それに映画は見るけど、ホラーは好きじゃねえんだ。暗いしよく分かんないし……アクションにしようぜ。爆発すんの」
縹霞美:「……いいね。気晴らしになるかもしれない。少しは……」 立ち上がる。
椋実翔利:「バンバン! ダン!」 酒が回り始めたか、楽しそうに銃を撃つマネをする。実際、まだ銃を撃った回数は数えられるほどだ
縹霞美:「はははは!」
椋実翔利:指で作った銃口を霞美へ向け 「さあ、研究成果を渡してもらおうか……」
椋実翔利:「そうじゃなきゃ面白い話だ。さもなきゃこの場で……ドン!」
縹霞美:「ちょっと、わ、笑わせないでくれよ! ……ははは。それじゃ仕方ないな」 片手でカードキーを掲げる。
縹霞美:「研究室のディスプレイと音響装置は、娯楽室の比じゃないんだ」
縹霞美:「ついてきなよ。どうせ暇だろ」
椋実翔利:「ほほう、素直に研究設備に案内するとはしゅそ……しょ……殊勝じゃん」
椋実翔利:指の銃を下ろして、今開けているビンと、新しい酒瓶を適当に掴んで
椋実翔利:「早くしろよ、オレは忙しい……あ、いやこれは映画のセリフで」
椋実翔利:「オレは暇だからね」 ふらつき始めた足でついていく


GM:忘れかけていたことを思い出している。
GM:理由は明白だ。懐かしい名前を聞かされたこと。
GM:それから、命の危機に直面しているということ。時間が圧縮されて、密度が高くなったように感じられるかもしれない。
GM:ナンバー4はきみを探している。
GM:空に浮かぶドローンがその証拠だ。きみは逃げ続けなければならない。
アレトゥーサ:『警告』
椋実翔利:UGNから借りていた銃は、結局弾が切れたのでベルトに挟んでいる。邪魔になったら捨ててやろう
アレトゥーサ:『アドミニストレーター椋実。このまま移動した場合、さらに3機のドローンとコンタクトします』
椋実翔利:「……アレトゥーサ!?」
椋実翔利:「生きてたのかお前! いや、あのクソガキから離れたからか……?」
アレトゥーサ:『仮想人格の……復旧に、成功しました』
アレトゥーサ:『また、ネットワークから遮断し、現在はオフラインで実行されています』
GM:スマートフォンから声が聞こえる。
椋実翔利:「うーんよく分かんねえ! だから一番大事なことを確かめるぞ」
椋実翔利:「今すぐあのガキをブチ殺してSHIDENを取り戻すことはできるか?」
アレトゥーサ:『……可能性は高くありませんが、実行できる方法はあります』
椋実翔利:「マジかよ。即実行しようぜ。いやあのガキは最悪どうでもいいんだが、とにかくSHIDENは欲しい」
アレトゥーサ:『ネットワークに再接続し、“第四の峰”から権限を奪い取ります。リスクは3点』
アレトゥーサ:『成功率が極めて低いこと。成否に関わらず、こちらの場所が特定されること』
アレトゥーサ:『失敗した場合、私は不可逆的な破損を受け、アドミニストレーター椋実の援護をすることが不可能になります』
椋実翔利:「えーっと……まあマジで後がないってことだよな。極めて低いって何パーくらい?」
アレトゥーサ:『なんらかの外的要因によって“第四の峰”が意識不明の重体に陥っていれば可能です』
椋実翔利:「くそっ、けっきょくあのガキをボコボコにぶっ殺さなきゃダメってことじゃねーか」
椋実翔利:「ナシナシ! そういうのは成功率が極めて低いんじゃなくてムリムリって言うの!」
椋実翔利:「ってかドローン来るんだっけ!? あ、烏羽辺りと連絡取れるか!?」
椋実翔利:焦りによるものだろう、矢継ぎ早にあれこれと口走る
アレトゥーサ:『通信妨害が実行されています。連絡を取るには、ネットワークに再接続し、強硬手段を実行する必要があります』
アレトゥーサ:『ドローンへの対処ならば、極めて高い確率で実行可能な方法があります』
椋実翔利:「ネットは全部ダメってコトだな! んじゃドローン何とかしてくれ!」
椋実翔利:「それと今後のルートは学校とバーの間くらい! 今の時間なら多分その辺に烏羽いんだろ!」
アレトゥーサ:『了解しました。……では、アドミニストレーター・椋実。許可をお願いします』
椋実翔利:「バーに慌てて帰る訳にはいかねーかんな。とりあえずアイツ拾ってどうにかコキ使ってSHIDEN取り返して……」
アレトゥーサ:『この通信端末では、リソースの……消費が激しく……』
アレトゥーサ:『……限界に達するまでは、サポートします』
椋実翔利:「許可? 知らねーけどオレとか、オレじゃない《ヴリトラ》の奴らを守るためなら許可なんていらねーからな!」
椋実翔利:「充電ならSHIDENを取り返してから500%くらいまで充電してやっから! やってくれ!」
アレトゥーサ:『了解しました。また、リソース限界を超えて駆動する場合、不可逆的な損傷を受ける場合があることをご承知ください』
アレトゥーサ:『それまでは、必ずアドミニストレーター椋実の防衛に全力を注ぎます』
椋実翔利:「不可ぎゃ……何て? まあいいや。ともかく頼むぞ!」
GM:空中に浮かび、きみの方へ向かってきつつあったドローンが停止した。その場に落下する。
アレトゥーサ:『……まずは……三機』
アレトゥーサ:『移動することを推奨します。可能な限り離れてください』
椋実翔利:「おっ、それそれ。あれから電気くすねるとかできりゃ楽なんだけどなー」
椋実翔利:「分かってる。引き続き頼む!」
椋実翔利:「あのガキをSHIDENでブチ殺してやらずに死ねるかっつうの……!」


GM:ロイスの取得のみ可能です。
椋実翔利:"アレトゥーサ"/○信頼/不安
椋実翔利:あとガキにも取ろう
椋実翔利:"ナンバー4"/有為/○殺意
椋実翔利:以上!

OP4:百入結衣子の場合

GM:百入さんは登場ダイスをお願いします!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:38->44)
GM:OK!


GM:バー『ブリック』。
GM:《ヴリトラ》セルの根拠地で、きみたちの帰るべき家。
GM:……そのはずだが、いま、店内にはきみと「メイ」の姿しかない。
GM:そして、すぐに気づくことがある。メンバーとの連絡がつかない。
百入結衣子:「……繋がんない」
百入結衣子:「もう……なんで……!」
GM:スマートフォンはどのネットワークにもつながっていないことを意味する表示を示している。
GM:――だが、店の片隅にある小さなディスプレイ――リーダーがいつも放置していたノートパソコンの一つが点灯する。
百入結衣子:「……違う、妨害されてる……」ふと顔をあげて。
百入結衣子:「リーダー……?」
百入結衣子:駆け寄って、勝手に画面を覗き込む。
YERO:『……おおっと』
YERO:『すまない。リーダーではないんだ』
YERO:『湊融くんは? そこにいない?』
百入結衣子:「居ない。あたしの他には、誰もいない」
百入結衣子:「湊融は確か、真名雁古墳に瑞穂と調査に……」
YERO:『……参ったな。状況は思った以上によくない』
百入結衣子:「それから、戻ってない……?まさか……」
YERO:『そうだね。そっちは《スレイベギー》が動いた』
YERO:『貴重な戦闘メンバーを繰り出して、遺跡の確保に回ったようだ』
百入結衣子:「……っ」そうだ。
百入結衣子:“スレイベギー”の主戦力は、“スヴェルト”からの外注。
百入結衣子:そうする理由は、いざという時の自前の戦力を温存するためだ。
百入結衣子:いざという時が、来ただけのこと。
YERO:『ターゲットが何なのかはわからない。だとしても、江永くんと湊融くんが居合わせた場合、連中が穏便な対応をするとは思えない』
百入結衣子:「“スヴェルト”を潰しても、まだ、何も変わってない……」
百入結衣子:「あたしも遺跡に行くべきだと思う?多分なんだけど」
百入結衣子:「そうしろって言わないような気がしてる。わざわざ、連絡してきたってことは」
YERO:『さすが。冷静だね、“クロイドン・キャット・キラー”』
YERO:『湊融くんがきみを頼る理由がよくわかる。他の方面も大変なようだ』
百入結衣子:「あなたから連絡が来なきゃ、一人で取り乱してた」
百入結衣子:「他の方面……岬と、翔利も?」
YERO:『そうだ。順番に行こう。まずは烏羽くん』
YERO:『“ヤシュト”……あの暗殺者と、彼が動かす部隊に追跡されている』
百入結衣子:「岬は学校に……っ」
YERO:『現在位置は不明。ただ、いまだ部隊が動いているのを見ると、生存しているはずだ』
百入結衣子:「じゃあ、そもそも、あたしたちが狙いってことか……」
百入結衣子:「岬……」
YERO:『それはわからないな』
百入結衣子:彼の追跡の脅威は、身をもって知っている。
YERO:『“ヤシュト”の目的がもっとも理解できない』
百入結衣子:「“スレイベギー”の尖兵である、とも違うってこと?」
YERO:『やつらの依頼を受けているのは確かだろうが……烏羽くんを追い詰めたときに、確実に仕留めていない理由も謎だ』
YERO:『それができてもおかしくはなかったと思う』
百入結衣子:「……そう、かも、しれない」
百入結衣子:自分のときだって。助けが来なければ、あのまま。
YERO:『それから、椋実翔利』
百入結衣子:「シャンバラの探知に街を回ってたはずだけど……」
YERO:『彼も追跡されている。“ナンバー4”と呼ばれる存在と、“ヴィングトール”スティノラ・ヴァプトンによって』
YERO:『奇妙な点は、彼の戦闘に特徴的な大規模破壊が発生していないことだ』
百入結衣子:「……どういうこと……?」
百入結衣子:「SHIDENで精密戦闘なんて、お兄ちゃんに出来るはずがない」
YERO:『私も同感だ』
YERO:『ただ逃走したという点もおかしいと思う。何かがあったのかもしれない』
百入結衣子:「……分からないことが多すぎる……けど」
百入結衣子:「まだ、可能性があるってことよね」
百入結衣子:「誰もまだ、失ってない」
YERO:『ドローンが多数展開していることから、恐らくはね』
YERO:『彼をまだ探しているんだろう』
YERO:『……そして、きみもだ。百入くん。UGNはかつて“オベリスク・ゴースト”を殺害した“クロイドン・キャット・キラー”の捜索にリソースを割き始めた』
百入結衣子:「……ええ」
YERO:『現在、街で活発に動いているFHのエージェントの中でも、特に強力な一人であり、一連の事件について多くの情報を握っていると思われている』
百入結衣子:「あれは“レリックドライバ”じゃない。“アビー・ラバー”の走狗」
YERO:『そうだろうね。“レリックドライバ”のリーダー、支部長と“モーターウェイ・フォックス”が拘束され、他のメンバーも時間の問題のはずだ』
百入結衣子:「これ以上とない大義名分でしょうね。私の名前は……」
百入結衣子:「……春音は?」
百入結衣子:「彼女が鍵になるかもしれない。“カレイドソーン”の居場所は分かる?」
YERO:『……逃走中だと思われる。探すしかないだろうね。ただ……』
YERO:『正直、おすすめはできない。なんとか湊融くんを助け出してほしいが、無理強いすることではないからね』
YERO:『きみたちの強みである連携が取れない状況では、特にね』
百入結衣子:「連絡……そうね……」
百入結衣子:「戦いは情報から……だけど」
百入結衣子:「私たちの通信網の強みは、“独立した大出力電源を自前で保有している”こと」
百入結衣子:「今は、手元にない」
YERO:『せめて、それができれば――』
GM:そのとき、百入さんの視界の端で、何かが動いた気がする。
GM:水槽の中の生き物。「メイ」だ。首を伸ばして、きみの方を見ている。
百入結衣子:「……メイ。どうした?お腹すいた?」
百入結衣子:「そっか、あたし一人だからあたしがエサやらないと……」
YERO:『ん。……きみのところで飼ってる亀?』
百入結衣子:「亀っていうか、ほら」
百入結衣子:「遺産よ。落ちてきた」
百入結衣子:「ジャーキーでいいかな……」冷蔵庫を漁っている。
YERO:『生き物の遺産って……』
GM:メイは百入の前で首を伸ばすと、口を開く。
メイ:『ヴ』
百入結衣子:「正確には、生き物の姿を取るに到った遺産ってとこ」ジャーキーを口に寄せて。
百入結衣子:「本来の姿はよく……」
百入結衣子:「……?」
GM:空気が震えるような音がした。ジャーキーを噛む動きではない。
GM:何かの電源が入ったような音にも聞こえた。メイの背中から空中に、小さな白いディスプレイが浮かぶ。
百入結衣子:「……何、これ……」
百入結衣子:呆けたのは一瞬。スマートホンを手早く構えて録画。
メイ:『共通意識体よりネットワークを形成……』
メイ:『起動方法を選択』
GM:白いディスプレイに、「音声のみ」「映像のみ」「音声と映像」のマークが浮かぶ。
YERO:『……なんだい、いまのは。なにか起動した?』
百入結衣子:「わかんない。えっこれ触ればいいの……?」
百入結衣子:恐る恐る、音声と映像のマークに指を。
GM:では、百入さんがそれに触れた瞬間――


GM:ロイスの取得のみ可能です。
百入結衣子:まだメイのことよくわかんない……!保留にします!
GM:OK!


ミドルシーン1:Jet Lag

GM:合流シーンです。全員登場でお願いします! ダイスをどうぞ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:45->55)
烏羽岬:ひえー
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:42->50)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:41->49)
GM:テンション高い!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:44->45)
椋実翔利:各PCの深刻度に比例してる感じあるな
百入結衣子:追い詰められて……ますね……
GM:落ち着いてるw
椋実翔利:一人安全域!
GM:OK!


GM:百入結衣子が「映像と音声」に触れたとき、烏羽と鶴喰、そして椋実の眼前にもどうようのヴィジョンが出現する。
メイ:『ネットワーク所属メンバーに接続しました』
メイ:『音声と映像で通信が可能です』
百入結衣子:「えっどういうこと……?何……?」
烏羽岬:『なるほど』 あちこち傷だらけ、血だらけの学生服を着た烏羽が映る。
椋実翔利:『……あ?』 目を瞬かせる こちらは人けのない裏路地で
烏羽岬:『これが最近流行りのテレワークというやつか。ヴリトラも先鋭的になったな』
鶴喰湊融:『いやそんなの買ってないよ?買ってたら流石にお金出してるし…』眼をぱちくりさせている。殺風景な牢獄の中。
江永瑞穂:『何言ってんのよ! っていうかこれ……』
江永瑞穂:『えっ、なに? 幻覚? じゃない?』
椋実翔利:目を細めて 「……つうか烏羽、なんだそのザマ! アクション映画部にでも入ったのか?」
鶴喰湊融:『ほんとだ。どうしたのそれ…!?』
百入結衣子:「みんな……」
百入結衣子:「よかった……!無事なのね?」
百入結衣子:「よかった……!」
椋実翔利:『ヘイアレトゥーサ? 一応確認しとくけどこれクソ敵野郎の妨害幻覚とかじゃない?」
アレトゥーサ:『その可能性はありません』
鶴喰湊融:『……えーと、その…ごめんなさい、心配掛けて…』きまり悪げに。
百入結衣子:「違う。違うよ……メイが、なんか、急に……」
烏羽岬:『鶴喰、無事か? 誘拐されたと聞いたが』
江永瑞穂:『あっ! そう! そうよ! 湊融ちゃん、いまどこ!? 私まだ怒ってるんだからね!』
椋実翔利:『なーにが無事だ。目玉がつむじについてんのか? 一応生きてて喋ってるだけだよ!』
椋実翔利:『良くもないし。……誘拐!? 何だそれ。俺がクソ大変な目に遭ってる間に勝手にちょっと大変な目に遭うな』
百入結衣子:「よかったあ~……」
百入結衣子:一人で泣いている。
鶴喰湊融:『あああ…あの時はそうするしかないかなと……も、百入さん大丈夫ですかっ』
烏羽岬:『あっ』
烏羽岬:泣き顔をスマホで撮影しようとしたが、逃げる時に投げてしまった。
百入結衣子:「大丈夫ですかじゃないよ~~~心配したのはこっち!」
鶴喰湊融:『はぃ………』反省。
烏羽岬:『新しいスマホを買わないとな……ちょっと待て。椋実も何かあったのか?』
烏羽岬:『落ち着いて話せるうちに状況を把握したい。何があった?』
椋実翔利:こちらも百入を撮影しようとして、アレトゥーサに間借りさせているせいでバッテリーが危ないことに気付き、さすがにやめておく
烏羽岬:『こちらは下校途中に三稜先生率いるアサシン軍団に襲われて死にかけている』
江永瑞穂:『ま、私が助けてあげたから大丈夫だけどね! 椋実さん、百入さん、どこですか?』
椋実翔利:『そうだよお前ら! なーによかったよかったみたいな空気出してんだ! なんも良くねえからな!』
江永瑞穂:『早く合流したいんですけど……!』
江永瑞穂:『椋実さんはまた借金取りに追われてるんでしょ! 早くこっち来てください!』
烏羽岬:これ、背景は映ってるんでしょうか?
GM:ぼやけてるけど写ってますね
椋実翔利:『舐めんな江永バカ! それどころじゃねえよ!』
鶴喰湊融:『三稜…って“ヤシュト”…?!えっそれ以上の事が…?』
烏羽岬:『借金取りではなさそうだな』
椋実翔利:『SHIDENを何か……何か知んねえクソガキに取られた! アレトゥーサも死にそう! お前らの通信系がダメになったのはそれが原因だ!』
烏羽岬:『………………』
烏羽岬:『…………なに?』
鶴喰湊融:『ええええ?!』
百入結衣子:「SHIDENを……!?」
烏羽岬:『冒頭が……負傷のせいかな。ちょっと聞き取れなかった』
烏羽岬:『SHIDENが奪われたと聞こえたんだが、聞き違いか?』
江永瑞穂:『ええー……?』
椋実翔利:『そうだよ! ほら見ろ。オレが一番大変だろ』 なぜか得意げだ
百入結衣子:「……いや、今は怒ってる場合じゃないけどさ……!」
烏羽岬:(聞き違いじゃないなこれ……)
椋実翔利:『聞き違いじゃない。良かったな死にそうになっても聴覚は無事で』
鶴喰湊融:『いや得意げな顔をしてる時じゃ…!追い込みってそう言う事かぁ…!』
江永瑞穂:『む、椋実さんからSHIDENを取ったら……!』
百入結衣子:「ほとんど何も残んないけどさ……!今は少しでも戦力がほしい」
烏羽岬:『ただの……なんだ? 穀潰しか……?』
烏羽岬:『いや、ゲートが使える穀潰しか? あれはSHIDENに依存しないし』
鶴喰湊融:『そ、そこまで酷くないよ?!……きっと』
椋実翔利:『うっせえーぞ江永! 烏羽! その他! ……んで? 百入は"ブリック"だな?』
百入結衣子:「え、うん……あれ」
百入結衣子:「なんで分かるの?」
椋実翔利:『何がどうしてこうなってんだ? お前の能力よくわかんねえけどこういうのもできたの?』
鶴喰湊融:『……?あれ、映像も写ってますよね。背景も…ちょっとぼやけてるけど』
烏羽岬:『そうだな。顔以外はぼやけているが、さすがにアジトくらいはわかる』
百入結衣子:「えっこっちも映ってるの!?」
江永瑞穂:『そうですよ。百入さんがやってくれてるんじゃないですか?』
椋実翔利:『音声と映像とをこんなキレーに空中に投影するとか。隠し玉にも程があるから、まあ《YERO》辺りがなんかしたんだろうが……』
烏羽岬:『映っているぞ』
鶴喰湊融:『はい、驚いてる顔がくっきりと』ちょっと口元が綻んで。
百入結衣子:「ウソちょっと待って……!」目を擦って。
百入結衣子:「言ってよメイ……!」
椋実翔利:『さっきまではお前のだっらしない泣き顔も映ってたぜ。撮影もバッチリだ』
椋実翔利:嘘である 「……あ? メイ?」
メイ:『ヘルプを表示します』 メイが首を傾げると、大量の未翻訳言語らしきものが表示される。
メイ:ほぼ読めない。
百入結衣子:「やめてよ……」弱々しく。「うん、メイが、急に」
烏羽岬:『メイがどうした? とうとう喋ったのか?』
鶴喰湊融:『……メイ?物質透過以外に…?』
GM:メイが喋っているようには感じられない。
百入結衣子:スマートホンを自分の手前に構えて、動画を再生する。
GM:ただ、音声が再生されているだけで、アプリの一部を使っているという感じだ。
百入結衣子:「見づらいかな……見える?」
烏羽岬:『おお……なるほど』
椋実翔利:顔を近づけて睨むように目を細める 『ああ……? ンだこれ……』
鶴喰湊融:『……む…なんとなく、文字が映っているのは。読めないですが…』
百入結衣子:「『共通意識体よりネットワークを形成』って」
烏羽岬:『AR看板みたいだな。バーチャルの』
椋実翔利:『SFかよ。まー起こってることは分かった……これもメイの仕業だったのか』
百入結衣子:「それを信じるんだったら、あたし達の意識に働きかけて、チャンネルを繋いでるのかも」
百入結衣子:「詳しいことは、わからないけど……」
江永瑞穂:『すごっ。こういうのできるなら、速くやってほしかったけど……!』
鶴喰湊融:『…またなんというか未来技術ですね…』
烏羽岬:『とりあえず、メイは味方だということだけ覚えておけば良さそうだな。解析できる人はまだ帰ってこないし』
烏羽岬:『その時間もない』 周囲を警戒している。
椋実翔利:『ああ。何で、はひとまず置いとこうぜ。それより重要なことがある』
鶴喰湊融:『そうですね、寧ろこうして通信出来ている状況は貴重です。…何でしょう椋実さん?』
椋実翔利:『SHIDENがない! とりあえずあと3秒で死ぬみたいな状態のヤツがいない限り、それが一番の大、大、大問題だ!』
椋実翔利:『その上なんかクソドローンに追われてるし……それはアレトゥーサが何とかしてくれてんだが』
烏羽岬:『さっきまで僕がそうだったし、今も3分以内に死んでもおかしくない状況なんだが……』
烏羽岬:『そちらもまずそうだな。SHIDENを奪われただけではなく、"変なガキ"に追われてるのか』
椋実翔利:『ともかくこれが最強問題だ! ……じゃあ次は烏羽でいいから』
百入結衣子:「……SHIDENより重要なことがある」
鶴喰湊融:『…確かにまずいですね。機動力も、電力も、SHIDENが無いと大幅に制限されます……えっこれ以上に』
椋実翔利:『何ィ……?』 百入さんを威嚇する
烏羽岬:『何故だ? スレイベギーか?』
百入結衣子:「みんなの無事。それ以外を最優先することはありえない」
百入結衣子:「ちゃんと帰ってきて」
椋実翔利:『………………』 『……ケッ』
鶴喰湊融:『…………』ふう、と息を吐いて。『はい。勿論です』
椋実翔利:不承不承という様子ではあるが、それに異論を差し挟むことはない
江永瑞穂:『帰るよ。もちろん。……烏羽も』
江永瑞穂:『そうでしょ?』
烏羽岬:『そうだな。もし敵がスレイベギーであれば、誰が欠けても戦闘に支障が出る』
烏羽岬:『どのみちSHIDENを取り戻すことは難しくなるだろう。まずは生きて合流することだ』
百入結衣子:「戦闘だけじゃない」
百入結衣子:「日常にだって、支障が出るんだから」
百入結衣子:「自分を投げ捨てないでよ。絶対」
百入結衣子:「されるといやって、知ったでしょう、みんな」
烏羽岬:『江永に怒られたので、しばらくはやらないつもりだ。僕はな』
鶴喰湊融:『……う。そうですよね……はい』
烏羽岬:『鶴喰もやるなよ。あの世でお兄さんに怒られるぞ』
鶴喰湊融:『……はぃ……』
烏羽岬:椋実には言わない。死ぬくらいなら全力で逃げる男だと認識している。
椋実翔利:『……んだよ。そんなガチの声でよ。オカンかお前は』
烏羽岬:『(SHIDENが取られたということは、電気代も大変そうだな……)』
烏羽岬:『椋実、もう少し事情を聞かせてくれないか』
江永瑞穂:『そうね』
烏羽岬:『お前の方だけ状況が見えにくい。何か知んねえクソガキとは何だ?』
烏羽岬:『所属と、コードネームくらいは分かっていないのか』
江永瑞穂:『椋実さんが武器を取られるなんて、なにがどうなってどうなったんですか?』
椋実翔利:『…………』 めちゃくちゃ嫌そうな表情をするが、溜息を吐いて
椋実翔利:『……まず所属は、今は不明だが、将来的にはスレイベギーになるだろうな。ガキと一緒にいたあのスティノラとかいうのがそう言ってた』
椋実翔利:『でガキは、マジで知らん。ナンバー4とか呼ばれてて、アレトゥーサと似たようなヤツっぽいんだけど』
椋実翔利:『アレトゥーサより強くて、権限とか色々取られた。SHIDENでぶち殺してやろうと思ったけど、それもできなかった』
烏羽岬:『ナンバー4。以前交戦した際に、少しだけ口にしていた名前だな』
百入結衣子:「……スレイベギーの新型兵器ってこと……?」
アレトゥーサ:『シャンバラ第四の峰。私と同種の、都市防衛機構にあたります。……人格と性能が極端にカスタマイズされていましたが』
椋実翔利:『おお、そうそう。だよなアレトゥーサ。なんか間違ってたり抜けてたりすることあるか?』
鶴喰湊融:『ナンバー4…第四の峰。…海の時の彼女が、第三でしたね』
百入結衣子:「……アレトゥーサの兄弟ってことか。まあ、向こうも確保していても不思議じゃないけど」
アレトゥーサ:『正確な説明です。機能をカスタマイズされており、一部拡張されています。特にシャンバラ由来の兵器に関しては、使用権限を奪い取るほどの強力な力を有しています』
アレトゥーサ:『また、アドミニストレーター椋実を父親と呼称していました』
アレトゥーサ:『通常のシャンバラ防衛機構ではありえない人格です』
椋実翔利:『あっバカ』
百入結衣子:「……?SHIDENって、マスターヴォルトの武器でしょ。それがシャ……」
鶴喰湊融:『シャンバラ由来…?それでSHIDENを………』その後の言葉に絶句する。
百入結衣子:「……!?」
百入結衣子:「え?」
烏羽岬:『……?』
江永瑞穂:『ええー……』
烏羽岬:『すまない。負傷のせいかな……途中がちょっと聞こえなかったんだが』
鶴喰湊融:『………えっ。いつのまにシャンバラで子供作ったんですか椋実さん』混乱している。
江永瑞穂:『自業自得のやつじゃないんですか?』
烏羽岬:『椋実が父親だと聞こえたんだが。気のせいか?』
百入結衣子:「湊融、通信切って」
百入結衣子:「ちょっと詰問するからそれまで」
椋実翔利:『いや待て待て待てちげえーーよ! 通信切るな! 鶴喰に聞かせられねえ話じゃねーから!!』
烏羽岬:『切るな鶴喰。教育にはよくないが、今はそれどころじゃない』
鶴喰湊融:『い、いや再接続できないかもしれないのにそれは嫌ですよ…!わたしだって報告したいことがあるので…!』
鶴喰湊融:そう言いつつ顔は赤い。
烏羽岬:『とりあえず、そうだな。椋実の言う通り、そっちがめちゃくちゃに面倒な状況なのは分かった』
椋実翔利:がしがしと頭を掻いて 「オレだってこれに関してはマジで意味分かんねえんだ。だからな。手短に分かることだけ言うぞ』
椋実翔利:『《ペルクナス》で昔ちょっと付き合ってた女がいて、そいつが作ったのがそのナンバー4らしい』
百入結衣子:「まあ、それは後でいい。“椋実さん”がどこで子供を作っても関係ないし」
椋実翔利:『父親がどうこうってのはマジで知らね……声が怖えよ百入! なんだよ!』
椋実翔利:『ともかくそういうこと! これ以上はオレも分からん! ……で?』
百入結衣子:「とにかく、状況は了解」
鶴喰湊融:『こちらも把握しました。それで、そのナンバー4から追われている…というわけですね』
百入結衣子:「岬は?“ヤシュト”に襲われたって、YEROから聞いてるけど……」
百入結衣子:「今は瑞穂と一緒なのね?」
椋実翔利:『おうおう。オレは終わったからお前らの大変さアピールも聞かせてくれていいんだぜ』 早く話の矛先を自分以外にしたがっている
烏羽岬:『ああ、それで間違いない。雲居と下校してたんだが、その途中で狙撃された』
江永瑞穂:『でも、なぜか撤退したのよね? 追撃してこなかった』
烏羽岬:『これまで詳細は不明だったが、彼には狙撃能力がある。三稜に指をさされるな』
烏羽岬:『強力な狙撃銃で撃たれたようだった。まだ背中が微妙に痛い』
百入結衣子:「……春音は?一緒じゃないの?」
烏羽岬:『雲居は逃した。無事たどり着けたなら、UGNに状況を説明しているはずだ』
百入結衣子:「ダメなんだってそれが……!」
鶴喰湊融:『だ、大丈夫ですか…?治療キットの在庫在ったかな…って。どういうことです、百入さん?』
椋実翔利:『あ? なんでだよ。今この状態どう考えたってUGNと組んだ方が良いだろ」
椋実翔利:『あきらかにスレイベギーの総攻撃だぞ。タイミングいっせのせで合わせやがって』
百入結衣子:「そうよ、総攻撃なの!」
百入結衣子:「UGNは“アビー・ラバー”の支配下にある!」
鶴喰湊融:『ええ。戦力的にもレリックドライバの力があれば大きく改善し…』『………なるほど』
百入結衣子:「支部長も、亜綺羅も、拘束された!」
烏羽岬:『なるほど。それは確かに総攻撃だな』
椋実翔利:『……おいおい』
鶴喰湊融:『…まずいですね。雲居さんが彼方に渡ってしまうのは、ひどく不味い』
烏羽岬:『ナンバー4も、実質上スレイベギーのようなものだろう。僕も椋実も鶴喰・江永も、全員スレイベギーに襲われたわけだ』
烏羽岬:『……ちょっと待て!』
烏羽岬:『重要なことを言っていなかった。恵那の所在を誰か知らないか』
烏羽岬:『襲撃の前に三稜先生から僕に電話があった。恵那の携帯からだ』
鶴喰湊融:『…舘原さん…“フラワルド”の?ごめんなさい、わたしは把握していません』
百入結衣子:「……っ!」息を呑む。
椋実翔利:『……そりゃお前』厳しい表情
百入結衣子:「……ごめん。こっちにも、入ってない」
鶴喰湊融:『…誰とも合流も、連絡もないとなると…』
江永瑞穂:『あっちもこっちも襲われてるってこと? だいぶ危ないみたいね……!』
鶴喰湊融:その後の言葉には口を噤む。言うべきでないと思ったからだ。
椋実翔利:『……少なくとも救援は頼めないだろうな』
百入結衣子:「連絡は電子的に取れないだけ」
百入結衣子:「まだ、何も確定してないから」
鶴喰湊融:『……はい。すみません、百入さん。そうでしたね』
烏羽岬:『鶴喰は無事なのか? ケガはしていないか?』
百入結衣子:「そうだ。瑞穂と一緒じゃなかったの?」
江永瑞穂:『そうだよ! 湊融ちゃんが一番きついじゃん!』
鶴喰湊融:『ええ。…そうですね、一から説明します」
椋実翔利:『一番キツいのはオレ!』 張り合う
鶴喰湊融:『…大丈夫ですよ、抜け出す手筈も大体は見えていますから。…ふふ。そうですね』
鶴喰湊融:『まず、現在わたしは“スレイベギー”セルの…どこかに囚われている状況です』背景には鉄格子が映る。
鶴喰湊融:『現在地はまだ不明ですが、五体満足です。…経緯は、』
烏羽岬:『誘拐されたと聞いたので少しは安心していた』
烏羽岬:『何かしらの利用価値がある以上、すぐ殺されるはずはないからな』
鶴喰湊融:『江永さんと古墳で調査中、“スレイベギー”の実働戦力…“トッドローリィ”というキュマイラ能力者とその部隊に包囲されました』
鶴喰湊融:『…通信も難しいと見たので、連絡を取るためにも江永さんに脱出してもらい、わたしが殿を買ってでまして。そうしたら誘拐された…ようです』
百入結衣子:「……」
鶴喰湊融:『そうですね、鳥羽くんの言う通り。“薄墨”を使う為に、わたしの身柄事態も確保する必要があったようで』
烏羽岬:『その拠点には敵がいるんだな。誰がいる?』
百入結衣子:発言しないが、明らかに苛立っている。
江永瑞穂:『ね? ……これ絶対怒られるやつだったでしょ』
鶴喰湊融:『今のところ、見たのは“ホブルディ”だけですね。この部屋から出ていないので、他はまだ』
烏羽岬:『尋問しにきた奴がいるはずだ。そいつを探せば鶴喰救出も楽になるだろう』
鶴喰湊融:『……反省していますので。今は……』
烏羽岬:『"ホブルディ"か。お馴染みだな』
椋実翔利:『あの女かよ。この前殺しときゃ良かった……』
烏羽岬:『いや、だが偉いぞ鶴喰。お前がもし江永と二人で戦うことを選んでいたら、僕は今頃生きていない』
烏羽岬:『本当に紙一重だったんだ。アードゥルの連中も来ていてな』
百入結衣子:「それは結果論じゃん……」
鶴喰湊融:『……それは良かった』ふ、と表情が緩む。
百入結衣子:「結果的にはそうだけどさ~……!」
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「も~……!」
烏羽岬:『すごかったんだぞ。あと3秒遅かったら、マカールと刺し違えて路地裏に死体が二つ並んでいたところだ』 何故か自慢気に語る。
鶴喰湊融:『結果論ですが、機動力のある江永さんを脱出させたのが間違いでなくて良かったです……』
百入結衣子:「怒りにくくなるじゃん……!」
烏羽岬:『あの江永はアメリカン・コミックスのヒーローのようだったな……』
椋実翔利:『おっ、百入が困ってる。いいぞ二人とも。その調子だ』
鶴喰湊融:『……ふふ。鳥羽くん、ありがとうございます?』『あ。もちろん。百入さんも、心配してくれて、ありがとう』
百入結衣子:「椋実氏は静かにしていてください」
江永瑞穂:『私は良くないわ。これからどうするのか考えたら頭が痛いし……』
江永瑞穂:『まっすぐブリックに帰りたいけど、追跡されながら帰るのは絶対ダメだし』
烏羽岬:『そうだな。連絡が取れたのはいいが、個々の状況はまったく改善していない』
百入結衣子:「前の拠点は、当然特定されてるしね。おそらく跡形もないでしょう」
江永瑞穂:『とりあえず合流ポイントだけ決めておきません? 各自対処しながらそこに向かうっていう感じで』
鶴喰湊融:『…一応、相手はわたしが“薄墨”を手元に呼び出せるのを知らないはずですから…一回、チャンスはあります』
烏羽岬:『それがいい。僕らも椋実も逃げている最中だから、百入に助けてもらうにも限度があるだろう』
椋実翔利:『だな。少なくともオレと烏羽江永は間違いなく合流した方が良いだろ』
烏羽岬:『鶴喰は……落ち着かない状況だろうが、まだ動くんじゃないぞ。一人では危ないからな』
鶴喰湊融:『そうですね、個々だと封殺されてしまいそうです…。情報も、組織としての社会戦も、圧倒されています』
烏羽岬:『僕らが合流して、助けに行く。外と中から同時に事を起こすんだ』
鶴喰湊融:『はい。…では、それまでに此方でも出来る限り。“スレイベギー”の事を調べてみようかと』
椋実翔利:『まあ実際にどう動くかは事態がもうちょい分かってからでもいいな』
椋実翔利:『もし"ホブルディ"以外ろくなのがいないとかだったら、鶴喰でぶっ殺してそのまま合流とかもできっし』
百入結衣子:「とにかく、あたしたちが付いてるってこと、忘れないでね」
鶴喰湊融:『もし、他に戦力がいれば待った方がいいですね。……はい、百入さん』
烏羽岬:『暫定合流ポイントを決めよう。候補を二つ選定した』
烏羽岬:『R市北部廃ビル。もしくはR市郊外、スサビの森』
百入結衣子:くすりと笑って。「懐かしいな」
椋実翔利:『あー、メイ拾った場所だっけ?』
鶴喰湊融:『…もう大分前な気がしてきますね…』
烏羽岬:『ホット・ショットと戦ったところだ。あるいは、《パルツェ》と戦ったところ』
烏羽岬:『郊外はやや遠いから、廃ビルでどうだ?』
烏羽岬:『拠点としての価値はゼロに等しい。スレイベギーの手も回っていないはずだ』
椋実翔利:『けっ。よく覚えてたなあんな奴のこと。脳の無駄だぞ。早く忘れて英単語詰め込んどけ』
江永瑞穂:『廃ビルが良さそうですね。そっちの方が戦いやすそう。森だと……ちょっと燃やしにくいかな』
椋実翔利:『場所については異論なし。それとなーくそっちに向かうことにすんぜ』
鶴喰湊融:『此方も頭に入れておきます』
百入結衣子:「了解。あたしも市街地のほうがやりやすい」
烏羽岬:『できるだけ早く合流しよう。……ああ、あとそうだ。とても重要なことを言い忘れていた』
烏羽岬:『これは正直、この状況で言うのが申し訳ないんだが』
百入結衣子:「重要なこと、先に言ってよ……何?」
烏羽岬:『戦えない』
鶴喰湊融:『………ええと?』
椋実翔利:『おお……」 びっくりしている
百入結衣子:「……それだけ負傷が激しいのね」
江永瑞穂:『無茶しすぎってこと。……だいぶ負傷してます』
百入結衣子:「分かった。よく頑張ったね」
椋実翔利:『ポーカーフェイスのキリングマシーン野郎の烏羽がそんなこと言うとはな。江永、今のうちに好きなだけ殴っていいぞ』
鶴喰湊融:『……ああ…』『本当に無茶したんですね…もう』
烏羽岬:『先生から受けた傷がなかなか塞がらなくてな。あと、投げナイフも暗器も尽きている』
江永瑞穂:『それも名案ですね。……早く、を落ち着いた場所で治療しないと。オーヴァードだからなんとかなってるけど』
烏羽岬:『当面の間、僕はSHIDENのない椋実以下の存在だと思ってくれ』
烏羽岬:『連絡は以上だ』
鶴喰湊融:『…ある程度の武器の替えはアジトに備蓄があるはずです。…医療品もあるから』
百入結衣子:「男たちはだらしがないなあ」冗談めかして。
椋実翔利:『おい人を軽率に下に見んな! SHIDENはすぐ取り戻すかんな!』
鶴喰湊融:『……わたしが帰ったときに、まだ倒れてるなんてやめてね?』
烏羽岬:『うん、大丈夫だ。しぶとさには定評があるからな』
椋実翔利:『オレも途中でナイフっぽいもの集めといてやるよ。絶対それ使って戦えよな」
烏羽岬:『言っておくが、ナイフっぽい形のかっこいい木の枝とかじゃ流石に厳しいからな』
百入結衣子:「いいよ。アジトから持ち出すから」
烏羽岬:『ちゃんと刃物で頼む。スーパーの包丁とかでいい』
椋実翔利:『ビンの開けた時に口に引っかかるフタの輪っかとかは? あれたまに指とか切れるしナイフだろ』
百入結衣子:「まだ瓶のほうが武器にできそうね、それ」
椋実翔利:『ゼッテー烏羽にあのビンのフタの輪っかで戦わせてやろ……』
鶴喰湊融:『…ふふ』冗談が出て、こうやって掛け合う空気に、どこか残っていた硬さがゆるむのが分かる。
烏羽岬:『僕の部屋の入って右側に鍵のかかったキャビネットがあるはずだ。その中がナイフ入れになっているから、そこから出してくれ』
鶴喰湊融:『一応、こちらもいいものがあれば見繕っておきますね。銃器もあればいいけれど』
百入結衣子:「うん、分かった……椋実氏は武器は必要ですか?」
椋実翔利:『オマエめっちゃキレてんじゃん! ……必要だけど今のアジトにゃない!』
椋実翔利:『SHIDENの奪還は何より一番だ。言っとくが、アレがなきゃ困るのはオレだけじゃなくて全員だかんな』
烏羽岬:『そうだな。電気代がまずい』
鶴喰湊融:『…銃器だったら…、予備と、部品で分けてるのがあったはずです。其れを使ってくれれば』
椋実翔利:『もし最速で安全に回収できる方法が分かったら、悪ぃけどオレは烏羽とか鶴喰よりも優先すっからな』
百入結衣子:「分かってる。研究機材だって、まだ電源生かしてるんだから」
鶴喰湊融:『そうですね。アジトの機材の保持だって、SHIDENが前提になってるところが多々あります。そちらを優先してください』
百入結衣子:「今は予備電源で稼働させてるけど、そんなに保たない」
百入結衣子:「パパが帰ったときに泣かれるわよ、このままじゃ」
鶴喰湊融:『…そうなったとき、もう一回揃えるとなると帳簿が悲惨なことになっちゃいますね』苦笑。
鶴喰湊融:『そうなったら、お酒とかおやつとか、節約しないといけないかも』
椋実翔利:『絶対ぇに許さねえからな……あのガキマジで殺す……』
烏羽岬:『そろそろ移動したいのだが、他になにか連絡事項がある者はいるか?』
百入結衣子:「とにかく、もう一度だけ言うわよ」
百入結衣子:「みんな、無事で会いましょう」
烏羽岬:『了解した』
椋実翔利:『……ったくよ』
鶴喰湊融:『…はい。ちゃんと、無事で』
江永瑞穂:『うん。……絶対に、帰ります』


GM:ロイス取得、調達が可能です。
GM:湊融ちゃんも調達はできます。みんなと合流した時に獲得した感じになります!
鶴喰湊融:わーいやったー。あ、水晶の剣は
烏羽岬:スタープラチナ式調達じゃなかったw
鶴喰湊融:自分の奴だけでしょうか…
GM:水晶の剣も使ってOKですよ。この辺はシステム的なところなんで、
GM:特に制限なくかけておいた形にして大丈夫!
GM:普段からメンテナンスをかかさない湊融ちゃんだったということになる
椋実翔利:えらい
鶴喰湊融:ありがとうございます。まず鳥羽くんがいいかな…?
烏羽岬:ロイスは……迷うなあ。全員は取れないからな……
椋実翔利:ロイスは保留。調達は~~
烏羽岬:いつも烏羽後回しにされてた記憶があるんですけど、あれはSHIDENありきだもんなあ
鶴喰湊融:てれちゃいます。≪水晶の剣≫。鳥羽くんにー。Ⅱのやつに。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:49->53)
烏羽岬:わーい
烏羽岬:よしよし、えらいぞ鶴喰
百入結衣子:というか無効化系を考えると
烏羽岬:ぜんぶ終わったらわたあめを買ってあげよう
百入結衣子:低いところから順に回したほうがいいんですよね、水晶
鶴喰湊融:えへへ。湊融、わたあめすき。百入さんにロイス。
椋実翔利:なるほどなあ
椋実翔利:応急手当キットかな……烏羽ケガしてたし……
鶴喰湊融:お姉さん 百入結衣子 〇信頼/罪悪感 で。
烏羽岬:ここは同じ男性として椋実さんに取りましょう。
百入結衣子:ロイスはヴリトラにはヴリトラで取ってるからな……
椋実翔利:いやもっと強気に行こう……オレは調達Lv6なんだ
鶴喰湊融:うーん何か買っておきたいな…あと。財産飛ばせるシーン結構少ない気がするので
鶴喰湊融:高めの買いたいならお金飛ばすよ…
烏羽岬:-家族(兄のような存在)/椋実翔利/信頼/○好奇心/ロイス
椋実翔利:UGNボディアーマー
百入結衣子:アームドスーツでも狙っておきましょう。
椋実翔利:2dx+6=>12
DoubleCross : (2R10+6[10]>=12) → 5[1,5]+6 → 11 → 失敗

烏羽岬:ホホホ……回避エフェクトを持っていない人々は大変おじゃ
鶴喰湊融:財産こっちで使っても大丈夫ですか…?
椋実翔利:マ、ママ……ママどこ……?
百入結衣子:あ、いや、15はクリティカル前提か……
GM:おじゃ~!
椋実翔利:ママいない……?
烏羽岬:財産は情報に残しておきたいけど、1くらいなら……?
GM:使っても大丈夫ですよ!
烏羽岬:こいつら本当に財産ポイントがないな
鶴喰湊融:わあい。はーい財産1点使って成功ですよー
百入結衣子:あ、いやいいや
GM:フローズンリリーが火を吹ける!
椋実翔利:やったー! ママー!
百入結衣子:隠密せずに判定しよう。
椋実翔利:遠く離れててもママを感じるアーマー
鶴喰湊融:14→13に。
百入結衣子:いやそしたらダイス1個じゃん!やめとこ
百入結衣子:岬はなにか欲しい物ある?
百入結衣子:防具とか……
烏羽岬:強化素材ですね。防具はあっても多分死んじゃう!
鶴喰湊融:そうですね。欲しいものある人は言ってくれれば…
百入結衣子:強化素材も15か……
烏羽岬:お姉ちゃんはカバー役だし、まずお姉ちゃんのボディアーマーを調達するのは?
百入結衣子:迷彩服!
烏羽岬:強化素材を買います。
烏羽岬:2dx+4=>15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 6[3,6]+4 → 10 → 失敗

百入結衣子:一応やるか。湊融用のアームドスーツ狙おう
烏羽岬:ダメ!ボディアーマーですら買えない!
烏羽岬:以上です。
百入結衣子:隠密して判定。
鶴喰湊融:お金5点出す…?
百入結衣子:4dx+5>=15
DoubleCross : (4R10+5[10]>=15) → 10[3,7,7,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

烏羽岬:おっすごい
鶴喰湊融:凄い…。
百入結衣子:買えた アジトから着替え持ってくね
烏羽岬:さすがにそれはもったいないからいいよ!>財産
鶴喰湊融:ありがとう~では強化素材。
椋実翔利:アジトからか……ならセーフだな
烏羽岬:湊融ちゃんの着替えを……
GM:つよいよ~
鶴喰湊融:5dx+5=>15
DoubleCross : (5R10+5[10]>=15) → 8[1,6,8,8,8]+5 → 13 → 失敗

椋実翔利:何型アームドスーツがいいかな UGNボディアーマーにも色々バリエーションあるしな
鶴喰湊融:これならいいかな。財産2点使用して買っておきます。
GM:買えてしまうんだな
鶴喰湊融:財産11に。強化素材が予約してあるので、帰ったら渡します。 みなと
GM:冷蔵庫の中にプリンがある


GM:次もミドル。
GM:FS判定で合流を目指すシーンです。情報収集などを分担していく……詳しい説明は登場ダイスを振ってからにしましょう。

ミドルシーン2:High Hopes

GM:全員登場です。各自ダイスを振ってください!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:50->58)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:55->60)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:45->49)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:53->59)
GM:OK!みんなまあまあ!


GM:FS判定で合流を目指せ!説明!
■FS判定:homeward journey
終了条件:5ラウンド経過
最大達成値:30 終了値:18 経験点:5点
GM:これはPCそれぞれ個別に3~4種類の判定項目・判定値が設定されている、特殊なFS判定です。
GM:基本的にはどの判定を行っても進行値は上昇します。☆のついていない項目は、一度達成したら次から実行不可能になります。
GM:状況の進行によっては、新たな項目が設定される可能性があります。
GM:相互に支援判定はできませんが、フローズンリリーは使用可能です。
百入結衣子:個別式!
鶴喰湊融:やった
椋実翔利:なかなか凝ったことになりそうだぞ
GM:とはいえ、各自が挑戦したい項目を選んでチャレンジするのは一緒!
GM:俯瞰するとやることは多いが、自分のやることにだけ集中すると実はとれる行動は3~4択しかなかったりします。
GM:というわけで、項目!
■FS判定項目:烏羽岬
☆烏羽岬①:江永瑞穂への戦闘指揮 《知識:戦術》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
烏羽岬②:三稜鴎の能力を探る 《情報:裏社会》で難易度13
烏羽岬③:鶴喰湊融の捜索 《情報:FH》で難易度12
烏羽岬:知識戦術w
烏羽岬:ノイマンらしいのが出てきたじゃない
■FS判定項目:鶴喰湊融
鶴喰湊融①:脱出と探索/資料庫 《知覚》で難易度8 
鶴喰湊融②:脱出と探索/電子ストレージ 《知識:機械操作》で難易度7
鶴喰湊融③:脱出と探索/研究区画 《情報:学問》で難易度12
■FS判定項目:椋実翔利
☆椋実翔利①:逃走と反撃 《知識:機械操作》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
椋実翔利②:ナンバー4についての調査 《情報:FH》で難易度13
椋実翔利③:アレトゥーサによる攻撃 自動成功 ※アレトゥーサが破損し、マップ上のエネミーがすべて消滅する。
■FS判定項目:百入結衣子
百入結衣子①:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
百入結衣子②:《アードゥル》セルの救出 《知覚》で難易度12
百入結衣子③:鶴喰湊融の捜索 《情報:FH》で難易度12
☆百入結衣子④:市内戦力の排除 進行値上昇なし。トループに対する攻撃が自由に可能。
GM:以上だ。各自の項目をチェックしてみてください!
烏羽岬:した! トループはこれから配備される感じかな……と思ったら
烏羽岬:もうイニチブ表にPOPしてますね。4体か。
百入結衣子:基本的にはどの択をとっても
百入結衣子:純粋に進行値が上がると考えていいんですよね
百入結衣子:普通のFS判定みたく……
GM:そうです!百入さんのトループ攻撃以外は
椋実翔利:アレトゥサの破損はシナリオレベルの重大な問題に繋がりそうな匂いを感じるな
GM:進行値がプラスされます
百入結衣子:PC達は一緒に出てる形になるんですかねこれ?要は
GM:トループは4人ですが、これはPCによって対応する相手が異なるので、便宜的にひとまとめにしています。
烏羽岬:アレクサ破損はいやだなー
百入結衣子:トループの範囲攻撃を食らったりする?
GM:PCたちは一緒に出ています。
GM:トループは範囲攻撃は実はしてきません
GM:たとえば、
百入結衣子:あっなるほど
GM:烏羽くんに攻撃する場合は仮面の暗殺者が攻撃してきます死、
百入結衣子:じゃあ攻撃を受けたら、そいつの周りのトループだったことになるのか
GM:きますし、
椋実翔利:なるほどにゃあ
烏羽岬:攻撃、そして死
GM:湊融ちゃんに攻撃する場合はスレイベギー警備部隊が攻撃してきます
百入結衣子:じゃあカバーもできない?
GM:そうです!カバーリングできません!
百入結衣子:理解を得ました
鶴喰湊融:成程了解です
GM:PC間の距離は3000mくらい離れているものと考えてください
GM:3kくらいね!
GM:いやもっと離れてるか…とにかくそのくらい!
烏羽岬:百入の腕が5kmくらい伸びればカバーできるかも
GM:冒頭のところはFS判定として共有メモにまとめました!
鶴喰湊融:あっありがとうございます!
GM:あとNPCカードも前回から引き続き残ってるやつがあるので残してます
百入結衣子:伸縮する腕の使い手がいればな……
椋実翔利:実際、FS判定クリア時までに情報項目とか開けなかったら、それはこの後チャレンジする機会を得たりしますか?
椋実翔利:椋実の場合は逃走と反撃をひたすらやるとか……
烏羽岬:YEROさんのカード!
百入結衣子:シナリオ持続だもんね、YEROさんのカード
鶴喰湊融:キャンペーン一回という素敵なやつ
GM:椋実さんの闘争と反撃は不毛ですが、

◆NPCカード:《YERO》麦野杏子
アクション:真・黄福丹華
キャンペーン1回。
戦闘不能の直後にのみ使用可能。
1d10を振り、出た目の数だけ侵食率を上昇させ、同じ値だけHPを回復する(リザレクトと同じ)。
GM:情報収集でやりたいな~ってのが残った場合は、侵食率1d10を払えば挑戦できることにしましょう。
椋実翔利:了解でーす
百入結衣子:あっ各項目が情報収集項目でもあるんだ
GM:そうです!情報収集をこなすと進行値も上がる!
GM:一石二鳥のチャンスを得た湊融チャンだ!
烏羽岬:了解です。烏羽はぴょんぴょん避けつつ情報を抜いていこうかな。
鶴喰湊融:わあい
烏羽岬:いつでもどうぞ!
GM:烏羽くんはOK! では、他に質問は!
百入結衣子:OK!だいじょうぶ!
鶴喰湊融:大丈夫です!
烏羽岬:さすがにトループが死神の爪とか使ってきたりはしないだろ……多分……
椋実翔利:大丈夫でーす
GM:OK!
GM:では、始めていきましょう。
GM:第1ラウンド!
GM:セットアップです!何かある人~
百入結衣子:なし
GM:先陣の火を使ってもいいんですよ!
椋実翔利:ない人~
烏羽岬:ありません。ちなみにこれ、烏羽は戦闘不能なんですが
鶴喰湊融:なし。
百入結衣子:意味ないし……
烏羽岬:もしかしてこれ、トループから攻撃されてもドッジエフェクト使えない……?
GM:烏羽くんはドッジはしてもらって大丈夫です!
烏羽岬:良かった!
GM:では、初手は椋実さんからかな。
GM:好きなチャレンジをしてください!
椋実翔利:①:逃走と反撃 まずはこれです
GM:よろしかろう!
椋実翔利:《知識:機械操作》……こんな何にも使いみちがない技能を使うことになるとはな……
椋実翔利:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[1,8]+1 → 9 → 成功

GM:ちょっと惜しいけど、成功は成功!
烏羽岬:成功してる!
椋実翔利:当然!
椋実翔利:1リリーで進行値を2にできると嬉しいかな……?
椋実翔利:ママおかねある……?
百入結衣子:情報以外でも行けるんですか
椋実翔利:あ、どうなんだろう。行けますか?
GM:これはリリー使えないですね!
GM:情報収集とは違う!
鶴喰湊融:ざんねん
GM:じゃあ、演出といきましょう。
椋実翔利:ウェイ!
アレトゥーサ:『敵性ドローンを発見。……ハッキングに成功しました』
椋実翔利:「ハッキング……てことは」
椋実翔利:「操作いけるか?」
アレトゥーサ:『はい、アドミニストレーター椋実。……操作……可能な、状態です』 椋実さんのスマートフォンに操作用ウィンドウが表示される。
椋実翔利:「うおーしよくやった! あのクソショット以来かこれ? 横嶋のオッサンがどっか行きやがったからよー」
アレトゥーサ:『アドミニストレーター・ツェフドほどの……制御UIは保証できませんが。攻撃を。推奨……します』
椋実翔利:モニターと設定を見て、すぐにハッキングしたドローンの操作に入る。
GM:空中には何機かのドローンが浮いている。
GM:いまなら、火力を集中することで破壊できるだろう。
椋実翔利:「OKOK。十分だった。これでも一応SHIDENで見てたからな、こんくらいの機能があれば……よし!」
椋実翔利:ハッキングしたドローンがふらつくような動きで、無事のドローン群を取り囲み
椋実翔利:「バババババ!」 一斉射撃! 次々に撃ち落としていく
椋実翔利:「……ドーン!」 そして、残存して離脱しようとするドローンに対しては、狙い撃てば良いところを体当たり特攻で叩き落とす!
アレトゥーサ:「効果音を口述する必要があるでしょうか? ……全機の破壊を確認しました」
椋実翔利:「ファイヤー! ……よしっ!」
椋実翔利:「あのガキキレてっかなあ」 楽しそうに言う
アレトゥーサ:『本来なら、我々にそのような概念はありません』
椋実翔利:「でもありゃ感情あっただろ。すげー不機嫌そうだったしな」
アレトゥーサ:『感情は特別なものです。疑似的なものを再現することはできます。……私も、アドミニストレーター椋実の、健康状態を、維持できて、幸いです』
椋実翔利:「特別? んじゃそうだな……あのガキぶっ壊したらもっと良い感じにオレが調整してオマエにつけてやんよ」
椋実翔利:「だからそれまでちゃんと無事でいろよな」
椋実翔利:「オレがめちゃくちゃコキ使っても耐えろ。……他にドローンは?」
アレトゥーサ:『それで、アドミニストレーター椋実の健康が良好に保たれるなら、最大限に努力します。他のドローンは』
アレトゥーサ:『……クリア。進行可能です。移動を推奨します』
GM:進行値:1/18
GM:次の手番。
GM:百入さんですね。行動をどうぞ!
百入結衣子:はあい
百入結衣子:成功率高いところから着実に終わらせましょう。
百入結衣子:鶴喰湊融の捜索 《情報:FH》で難易度12を。
百入結衣子:マイナーで熱光学迷彩を使って隠密。ダイスを+5個して判定。
GM:イカれてやがる…
百入結衣子:6dx+3>=12
DoubleCross : (6R10+3[10]>=12) → 8[2,3,3,4,5,8]+3 → 11 → 失敗

百入結衣子:うわ
GM:おおっと~
百入結衣子:後出しできる手段ないでーす!失敗。
烏羽岬:妖怪だ!
烏羽岬:手段なしモモンガだ
GM:これは意外な……なしももんが、出たぞ
椋実翔利:百入も焦っちょる
GM:では百入さんの調査では、いまひとつ足取りが掴めなかった。
GM:ここは次に鶴喰さんの手番になりますね。
鶴喰湊融:はい。
GM:行動をどうぞ!
鶴喰湊融:わたしも一番目がある③:脱出と探索/研究区画 《情報:学問》で難易度12を。
鶴喰湊融:5dx=>12 えいっ
DoubleCross : (5R10[10]>=12) → 8[1,1,2,6,8] → 8 → 失敗

鶴喰湊融:むう…財産4点使用。残7点で成功します。
GM:フフ…どうします!
GM:OK!
GM:大☆成☆功!
GM:研究区画に忍び込んだ鶴喰さんは、物理文書保管用の移動書棚から一つの資料を見つける。
GM:かなり古い文書のようだ。
GM:厳重に封印されていたところを見ると、よほど重要な研究資料らしい。
鶴喰湊融:「…よし。手がかりになれば…」
GM:紐で閉じられた紙束。普通に開くなら、そこから写真が舞い落ちる。
鶴喰湊融:落ちた写真をそっと手のひらで受け止める。
GM:三人の男性が写った、かなり古い写真だ。
GM:きみたちのセルリーダー、《マスター・スカイ》横島洋明。《スレイベギー》セルのリーダー。そして巨大な人型の機械歩兵。
鶴喰湊融:「…これは。リーダーに…この、機械式の」
GM:裏面には文字がある。 記録に残すために。峰の終端にて。ヴェスト・ポケット・コダック。
GM:導師カーゾと、技師アルウェルと、私。
GM:それだけだ。文書の中身も開けば見ることができる。
鶴喰湊融:「……リーダーがツェフドってことは…リーダーの…?」そっと仕舞いつつ、文書を見ます。
GM:文書からは、以下の情報が読み取れる。
■『シャンバラ』に関する記録:魔術結社による研究資料より抜粋
20世紀前半、イギリスのエヴェレスト攻略隊がチベットで発見した古い地図に記されていた都市。
地図上には極めて正確なヒマラヤ周辺の地形と、点在する都市が描かれている。
それは空中に浮かぶ「飛行都市」――その存在は一万年以上も前にさかのぼると推定される。
高度なレネゲイド技術を利用した古代都市である。

その都市が滅びた理由は、ある種の「事故」であったという。
世界各地から発見される残骸からは、都市の主要制御機構が暴走――または機能を失い、
自壊するようにして分裂し、落下していったと推測されている。

都市では「巫女」と呼ばれるシステムの管理者と、
巫女によって使用される「秘獣」と呼ばれる防衛システムが存在していたという。
都市を滅ぼすことのできる存在は、その二つの要素しか考えられない。
彼女に何があったのだろうか。
GM:以上です。
鶴喰湊融:「……“巫女”に、“秘獣”」巫女、というのはいくつか聞いていた。
鶴喰湊融:巫女の座。アレトゥーサが接続を求め、もはや存在しない、と言っていたが…。
GM:文書には、きみのよく知る筆跡でいくつかの考察と注釈と思われる文章が書き殴られているが、
GM:きみには読めない言葉だ。
GM:おそらく、横嶋洋明が何かを追記したのだろう。
鶴喰湊融:「……わたしにはこれ以上読めないですね。持って帰るか、コピーを取らないと」静かにそっと閉じ、持っていくことにする。
GM:まだ、きみが脱出したことは気づかれていないようだ。
GM:さらに注意深い移動が必要になるだろう……。
鶴喰湊融:リーダーが、確かにかつてここにいたのだという証拠であり、マスター・スカイが知る真実のひとかけら。
鶴喰湊融:呼吸一つを繊細に。足は静かに、されど軽やかに。
鶴喰湊融:この中を駆けていく。
GM:進行値:3/18
GM:ネクストバッター!
GM:烏羽岬くんの出番です。
烏羽岬:ウィ!
烏羽岬:成功率高いところから着実に終わらせましょう。
烏羽岬:烏羽岬③:鶴喰湊融の捜索 《情報:FH》で難易度12 これをやります。本当は先生をやりたいのですが、裏社会は持っていないから……
GM:イェイイェイ!どうぞ!
烏羽岬:コネを使ってダイスを+2。4dx+1=>12
烏羽岬:どうだっ
烏羽岬:4dx+1=>12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 9[6,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

烏羽岬:どっ!!
鶴喰湊融:財産2点どうぞー
GM:おやおや~ママの助けが必要なんじゃないですか~!
GM:速やかな助けがあった
烏羽岬:ママからお小遣いを振り込んでもらいました!
鶴喰湊融:7→5点に。結構使っちゃった。
GM:OK!
烏羽岬:お小遣い振り込めるなら当然居場所もわかるってわけ
GM:では、烏羽くんはその場所をつきとめる。
GM:東部オフィス街の中心地にある、大型オフィスビルの一つ。
GM:自前でそれを建てて使用している――《スレイベギー》にとっても大型拠点の一つだろう。
烏羽岬:オフィスビル内のどこ、とかはわかりますか? 大まかに地下とか。○○号室とか。
GM:たぶん地下だと推測できます。
GM:人員配置の傾向からみて、ポイントは確認でき、さらに地上階での使用状況から地下しかありえないと推測できる。
江永瑞穂:「……烏羽。そっちの方はうまくやってたんでしょうね?」 少し荒い息をつきながら、江永がきみの隠れている場所に戻ってくる。
江永瑞穂:「どうにか凌いだわ。倒しきれてないけど」
烏羽岬:「問題なく。足手まといになるのは嫌だからな」
江永瑞穂:「湊融ちゃんが捕まってる場所が最優先だからね。わかったの?」
烏羽岬:「この……R市・スクエア・ガーデン。驚いたな」
烏羽岬:「このビルまるまるが奴らの拠点だ」
江永瑞穂:「ほ……本気?」
烏羽岬:「間違いない。"ホブルディ"の出入りも確認している」
江永瑞穂:「すごいお金っていうか、表で堂々とそういうことができるのね」
烏羽岬:「今日は特に頻繁だ。鶴喰を連れ込んでいると見て間違いない。地下だろう」
烏羽岬:「それが大手セルの力ということなんだろうな。資金力でも、社会戦でも、僕らは常に負け続けている」
江永瑞穂:「……でも……」
江永瑞穂:「勝たないと。少なくとも、湊融ちゃんは取り戻す」
烏羽岬:「……そうだ。万全の状態であっても、ここに乗り込むのは至難の業だろうが……」
烏羽岬:「なんとか忍び込んで、鶴喰を連れて、脱出する。SHIDENも取り返してな」
烏羽岬:「…………"マスター・スカイ"」
江永瑞穂:「……そうね」
烏羽岬:「スレイベギーの大型拠点であれば、"マスター・スカイ"とリーダーとのつながりを示す資料かなにかも残っているかもしれない」
烏羽岬:「いい機会だ。そういった資料もねこそぎ奪ってやろう」
江永瑞穂:「前向きね」
烏羽岬:「それはそうだろう。家族の理解度で敵に負けている、というのは癪だからな」
江永瑞穂:「……まあ、」
烏羽岬:「江永だって、腹が立つだろ」
江永瑞穂:「私もそうだけど」
江永瑞穂:「すごく腹立ててるから」
烏羽岬:「うん。ならばいい」 アクエリアスを渡します。情報収集ついでにくすねてきたもの。
烏羽岬:「水分を取っておけ。一休みしたら移動しよう」
烏羽岬:「無理はするんじゃないぞ。いいな」
江永瑞穂:「了解。休んでる暇、あんまりなさそう」
江永瑞穂:「あんたほど無理しないわよ」
GM:こんなところでいきますか!
GM:では、次の手番
GM:トループどもの出番だ~!
GM:3回の攻撃チャンス……できれば烏羽以外にいってくれ~
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4

GM:一人目のトループ!相手は百入さんだ!
GM:こいつはUGN防衛部隊(トループ)
GM:武装はショットガン
烏羽岬:こっちに来てくれれば侵蝕1で避けられたのに……!
GM:コンセントレイト+オールレンジ 黄金の組み合わせで銃撃してきます
百入結衣子:邪悪なシンドローム……
GM:12dx7+1
DoubleCross : (12R10+1[7]) → 10[1,3,4,4,6,7,7,8,8,8,9,10]+10[3,4,5,5,8,9,10]+10[5,5,10]+10[9]+10[7]+1[1]+1 → 52

GM:はわわ…
百入結衣子:邪悪達成値
GM:これは烏羽くん相手でもあたるやつ
百入結衣子:一応ドッジします ガード値ないし
百入結衣子:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 4[3,4] → 4

烏羽岬:来なくて良かった……
百入結衣子:成功するわけがない
GM:おじゃおじゃおじゃ! これを食らうでおじゃ!
GM:6d10+5
DoubleCross : (6D10+5) → 35[2,8,8,4,3,10]+5 → 40

GM:はわわ……殺意まで高い
百入結衣子:固定値5でそんな威力出すな!
百入結衣子:耐えられるわけもない。リザレクトします。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:49->56)
GM:やむをえない!では次!
GM:第2トループ!
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

GM:椋実さん!
椋実翔利:誰だ?
椋実翔利:オレか……だがこの装甲を抜けるかな?
GM:貴様には多脚ドローン(トループ)が相手だ
GM:アタックプログラム+雷光撃
GM:7dx+10
DoubleCross : (7R10+10[10]) → 10[1,2,6,7,7,7,10]+4[4]+10 → 24

GM:そいや!
椋実翔利:ドッジ
椋実翔利:1dx=>24
DoubleCross : (1R10[10]>=24) → 9[9] → 9 → 失敗

椋実翔利:惜しい……
GM:ではダメージ!
GM:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 10[8,1,1]+10 → 20

GM:キィーッ!低い!
椋実翔利:装甲で8引いて12点! 持ってて良かったUGNボディアーマー!
GM:だが時間凍結のリソースは削った!
椋実翔利:みんなも買おうUGNボディアーマー!
椋実翔利:せやね……回復しなきゃな
椋実翔利:椋実翔利のHPは12になった。(HP:24->12)
GM:ネクスト!
GM:第3トループ……お前にこそもっとも信頼を置いている……
GM:烏羽以外だぞ!
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

GM:椋実さん
椋実翔利:くそっしつこいな……アレトゥサもっと気合入れてくれ!
GM:多脚ドローンの攻撃をもう一度食らえ……!
烏羽岬:マミトゥリブルパ将軍みたいになってきたw
GM:7dx+10
DoubleCross : (7R10+10[10]) → 10[3,4,6,8,8,9,10]+7[7]+10 → 27

GM:うひょーっ回った!
椋実翔利:一回は回すね!?
椋実翔利:1dx=>27
DoubleCross : (1R10[10]>=27) → 5[5] → 5 → 失敗

椋実翔利:ぜんぜんだめ!
GM:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 14[8,2,4]+10 → 24

GM:そいや!
椋実翔利:8引いて16ダメージ。死! リザレクト!
椋実翔利:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4した (侵蝕率:58->62)
GM:うーん、悪くない出目だ
椋実翔利:椋実翔利のHPは4になった。(HP:12->4)
椋実翔利:そしてこちらの侵蝕率も60を超えたというわけ……ここからだぞ
GM:これでクリンナップを挟んでセットアップ! ……何もないだろうからすぐに手番!
GM:第2ラウンド!
GM:初手は椋実さんからです。どうぞ~
椋実翔利:やるか……ナンバー4についての調査!
烏羽岬:息子の個人情報だ
GM:難易度13だぜ~!
椋実翔利:あでもこれ一応、逃走と反撃でさらにドローンを減らすことはできるんですよね
GM:そうです。逃走と反撃に成功したら、トループが一つ減ります
椋実翔利:で進行度も稼げるんだよな
椋実翔利:被弾怖いし先にそっちを片付けようかな
百入結衣子:減らしに行くのもありかもですね
椋実翔利:息子の個人情報……オマエを子育てブログに晒すのは後にしてやる。
椋実翔利:①:逃走と反撃! 《知識:機械操作》で行きます!
椋実翔利:3dx+1=>8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 8[4,7,8]+1 → 9 → 成功

椋実翔利:あと1あれば……っ。でもトループクソ野郎はまた減らしてやったぜ!
GM:うぐーっ成功!
アレトゥーサ:『敵性ドローンの防衛網が緊密です』
アレトゥーサ:『突破する……必要があります。ハッキング可能距離……ドローンの操作を、お願いできますか』
椋実翔利:「OK! ったく攻めの手全然緩まんね—な……!」
椋実翔利:対応しそこねたドローンの銃撃を受け、随分負傷している。スマホだけは何とか守りきれているが。
アレトゥーサ:『申し訳ありません、アドミニストレーター椋実』
アレトゥーサ:『負傷させてしまいました』
椋実翔利:「あのタイプは多分下からの攻撃に弱い……おう! まったくだ!」
椋実翔利:ドローンを操縦して下方から敵ドローンの底面を銃撃し、撃墜していく
椋実翔利:「ま、オーヴァードだし治りは早いから良いよ。オマエも今怪我してるようなもんだろ」
アレトゥーサ:『私は怪我をしません』
椋実翔利:「じゃあ一時的な機能の喪失とか、思ったように動けなくてチクショーみたいな感じとかそういうのでもいい!」
椋実翔利:「どーせケガするって分かってんだ。SHIDENを取り戻すためならな。だから気にすんな。オレのケガとかは」
アレトゥーサ:『私は、』
アレトゥーサ:『あなたたちを助け、守るために生み出されました。アドミニストレーター椋実。私の存在意義を誤解しないようにしてください』
アレトゥーサ:『あなたが無事でいることが、私の勝利です』
椋実翔利:「んだよ、生意気言いやがって。オマエがそう思うのは分かるっちゃ分かるが」
椋実翔利:「例えばオレが一人生き残ってSHIDENもなんにもなくN市とかでホームレスになったりしたら」
椋実翔利:「無事でも負けだろ。勝ちを勝手に縮めんなっての!」
アレトゥーサ:『……了解しました。アドミニストレーター椋実。あなたの勝利を支援します』 少し笑ったような気配があったかもしれない。
椋実翔利:「SHIDEN取り戻す! あのガキぶっ殺す! スレイベギーはぶん殴って、ヴリトラ全員で沖縄に行く!」
椋実翔利:「よし。ちゃんと覚えとけよ。で次どこ行きゃ良い?」
アレトゥーサ:『前進してください。一度離れる形になりますが、防衛網を掻い潜れます』
GM:ネクスト手番。
椋実翔利:「オッケーオッケー。ったくオレですらこうなんだが、他の連中は大丈夫かね……!」
GM:烏羽くんが湊融ちゃんの居場所を成功させたので、項目が変化します。
烏羽岬:僕!僕が一番乗りで見つけたんだぞ鶴喰!
GM:烏羽くんと百入さんの項目が以下のように変化しました。
烏羽岬:いちばん鶴喰の事を分かっているのはこの僕!
鶴喰湊融:ふふ。ありがとうございます、鳥羽くん。
■FS判定項目:烏羽岬
☆烏羽岬①:江永瑞穂への戦闘指揮 《知識:戦術》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
烏羽岬②:三稜鴎の能力を探る 《情報:裏社会》で難易度13
烏羽岬③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。
■FS判定項目:百入結衣子
百入結衣子①:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
百入結衣子②:《アードゥル》セルの救出 《知覚》で難易度12
百入結衣子③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。隠密不可。
☆百入結衣子④:市内戦力の排除 進行値上昇なし。トループに対する攻撃が自由に可能。
百入結衣子:隠密不可!
GM:共有メモを更新しました。
烏羽岬:隠密不可w
烏羽岬:キャンペーン6話にもなると、もうすっかりお馴染みになった隠密不可
GM:陽動系の判定は当然のように隠密できない
GM:というわけで、好きな項目にチャレンジしてね!
百入結衣子:全部きつい……《アードゥル》セルの救出 《知覚》で難易度12かな。
百入結衣子:隠密して判定。
百入結衣子:9dx+1>=12
DoubleCross : (9R10+1[10]>=12) → 9[1,1,5,5,6,7,8,9,9]+1 → 10 → 失敗

烏羽岬:ひえー
百入結衣子:ぐぬぬ……
GM:どうも振るわないですね… 救援手段もない……
百入結衣子:なんもできん
GM:ではネクスト手番だ。鶴喰さん、どうぞ!
鶴喰湊融:3はやっちゃったから
鶴喰湊融:能力値的に一番できそうな1かな…。①:脱出と探索/資料庫 《知覚》で難易度8 にチャレンジします。
鶴喰湊融:3dx=>8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 8[1,4,8] → 8 → 成功

鶴喰湊融:あっなんとかできた…
GM:お、お見事…! 
GM:これが頑張りパワー!
烏羽岬:囚われてる湊融ちゃんが一番サクサクやってる
GM:では、湊融ちゃんは資料庫で手記を見つける。やや古いが、先ほど見つけた紙の束ほどではない。
GM:手帳らしきものだ。見覚えのある筆跡で記されています。
鶴喰湊融:「…見つからない内に探索しておこう。…これは…」
鶴喰湊融:中身をざっとでも確認しようとする。
GM:では、ほとんどが意味を理解しかねる研究の記述だが、重要と思しき部分――最後のページの記述に目が留まる。
■生き残りの三人に関する記録:ツェフド・ヤジュラフの手記
生き残りは、いまやたった三人となってしまった。
あの都市を記憶している者は、この世にたった三人だけだ。

しかし、ぼくはアルウェルを止めなければならない。そのことが悲しい。交渉は決裂した。
もはや彼を破壊することでしか止められない――生き残りはぼくと、カーゾだけになってしまうだろう。
それともぼくらが敗北し、アルウェルが一人残ることになるだろうか?
悲観的な想像だ。

その場合は、たくさんの人が道連れになる。彼の試算は正確だ。
地球上から大陸を半分消し飛ばすだけのエネルギー。そして巫女の命。
それを解放すれば、確かにぼくらは帰ることができるかもしれない。そう……家に帰る。みんなに会える。
その響きのなんと甘美なことか。
アルウェルの考えも理解できる。

でも、ぼくは賛成できない。他の方法があるはずだ。カーゾも悩んでいる。彼を説得しなければ。
手段は選んでいられない――あの危険な暗殺者にも協力を頼むつもりだ。
ぼくは明日、アルウェルを、いや、マスター・ヴォルトを破壊する。
GM:……廊下で見回りの誰かの足音が聞こえる。
GM:あまり時間をかけてはいられないだろう。移動しなければ。
鶴喰湊融:手帳を畳み、此方もそっと懐に仕舞う。猫の脚のように音静かに移動する。
鶴喰湊融:(…リーダー。貴方は…)
鶴喰湊融:家族を手に掛けたのだろうか。帰還という、あまりにも大きく甘いものを捨ててでも。
鶴喰湊融:皆に、伝えてあげるべきだと思った。
鶴喰湊融:静かに、でも大きなものを抱えて。そうやって再度、駆ける。
GM:OK
GM:では、ネクストバッターボックス
GM:烏羽くんだ。お好みの項目にチャレンジしてね
烏羽岬:私の手番のようですね
烏羽岬:うーむ。得意なのは揺動なんですが
烏羽岬:湊融ちゃんはもうがっつり成功してますからね。ここは烏羽しか抜けない項目に挑んでみるべきでしょう。
GM:あ、いまの進行値
GM:7/18
GM:です。
烏羽岬:湊融ちゃんの方の判定、あと何が残ってましたっけ?
烏羽岬:陽動で+1しなくても大丈夫だよね……?
鶴喰湊融:あと2の知識のやつですね
GM:鶴喰湊融②:脱出と探索/電子ストレージ 《知識:機械操作》で難易度7
烏羽岬:あ、これなら大丈夫そうだな!
鶴喰湊融:どうぞどうぞ
烏羽岬:いや精神1だから大丈夫そうでもないが……まあ、成功するときは+1がなくても成功するでしょう。
烏羽岬:ということで、烏羽岬②:三稜鴎の能力を探る 《情報:裏社会》で難易度13 これにいきます。
GM:やってみろ~っ
烏羽岬:裏社会のコネは残念ながら持っていないので普通に判定……なんですが
烏羽岬:せっかくなのでイージーを活かしたい! これ、状況的には隠れて合流ポイントに向かいながら情報収集だと思うので
GM:おお!イージーという発想に至るとは…
GM:このPL、FH判定を戦い慣れている…!
百入結衣子:ファルスハーツ判定
GM:間違えた、FS判定!w
烏羽岬:江永ちゃんが倒した暗殺者の仮面とか服装を身につけて、こっそり仲間に紛れ込んで情報収集とかはできませんか?
GM:それなら納得感がありますね。
GM:ダイスを1個増やしてもいいでしょう!
烏羽岬:やった!ありがとう見学室の青い文字の人……!
烏羽岬:4dx=>13 ダイスを+1して普通に判定です。裏社会。
DoubleCross : (4R10[10]>=13) → 10[2,6,9,10]+4[4] → 14 → 成功

GM:ウワーッ
烏羽岬:ありがとうアルスヴィズ!
烏羽岬:アルスヴィズの加護がついている
GM:ママの支援なくして……成功とは……おじゃ~~~~~!
烏羽岬:ダイス1個が見事にクリティカルしてくれたな……よかった
GM:仕方ない……烏羽くんは先ほどまでの三稜鴎の攻撃を反芻し、破壊の状況から思考によってその能力を推測できた。
■三稜鴎の能力
光子を振動させている。「振動」がその能力の根幹であり、全てだ。
エンジェルハイロゥの一部のエフェクトがそうであるように、光子を物体の中に潜り込ませ、振動によって破壊している。
どれだけ強力な装甲をまとっていても貫かれてしまうだろう。
厄介なのは、その力を媒介しているのが光子だということだ。
見えたときには着弾しているし、見えないように偽装することもできる。光のある場所では見切るのは困難であるし、暗闇での戦闘は敵を利するだけだろう。
回避するには極限の集中力と幸運が、防御するには射線を読み切ったガードの技術が必要だ。
そうでなければ、時間を止めて光より速く動くか――被弾を覚悟で攻め切るか。
驚くべきことに、おそらく三稜鴎はジャームではない。ジャームになることを嫌っているのかもしれない。
捨て身の攻撃に対しては、相打ちを嫌って自ら退く可能性はある。
烏羽岬:いやでもそうだよな……あれだけ人間性バンザイみたいなこと言ってるもんな……w
江永瑞穂:「……烏羽!」
GM:きみの思考を遮るように、江永が声をあげる。
江永瑞穂:「敵が来てる。……数が多い!」
烏羽岬:「来たな。いや、大丈夫だ」
烏羽岬:「ここまでスムーズに進むと、少し怖くなってくるが……」
烏羽岬:「こちらの援軍も来た」
江永瑞穂:「なんでよ!?」 両手を広げて炎を灯す。
江永瑞穂:「援軍って、敵だらけじゃない! 3,4,5……9……9人! 多すぎ!」
???:「9じゃないでしょ、よく見て」
???:「8、7……これで、6」
江永瑞穂:「あ」
烏羽岬:「大丈夫だと言っているだろう。何人いても、これだけ開けた場所なら問題ない」
烏羽岬:「すまないが一人で片付けてくれ。江永もだいぶ消耗している」
江永瑞穂:「……了、解っ! じゃあ!」 炎が広がる。接近してきた敵を焼き払う。
???:炎に乗じて、レーザを乱射。
???:噴煙。その中で数度の銃声。
江永瑞穂:コンセントレイト+炎の刃+アマテラス
江永瑞穂:「これで、ゼロ!」
GM:白熱で形成したやつで殴りまくった。
百入結衣子:炎の中から飛び出す。「瑞穂!岬!」
百入結衣子:「よかった……!」2人を抱きしめる。
百入結衣子:「本当に……!」
江永瑞穂:「うん……! 百入さん!」
江永瑞穂:「烏羽が、怪我してて、私、それで……」
烏羽岬:「おっと」 おとなしく抱きしめられてます。
江永瑞穂:「よかったです……!」
烏羽岬:「柔らかい……これは相当心配をかけたな」
百入結衣子:「よかったあ……」
烏羽岬:こちらは全身血まみれです。乾いた血と流したばかりの血が混在している。
烏羽岬:制服もあちこちに穴が空いているため、アードゥル暗殺者から奪った服を身に着けている。
百入結衣子:「ああ、ごめん、怪我してるのに」
百入結衣子:「抱きついちゃった」えへへと笑って。
江永瑞穂:「百入さん! あの、湊融ちゃんの居場所がわかりました。烏羽が、絶対あのビルだって!」
百入結衣子:「……湊融が?そっか」
百入結衣子:「助けなきゃあだ」
烏羽岬:「それと、三稜先生の能力も分かったぞ。仮面をつけて紛れ込んだ甲斐があった」
江永瑞穂:「え、本気? わかったの!?」
江永瑞穂:「あれ、なにやってんの?  ぜんぜん理解できないんだけど」
百入結衣子:「聞かせて。あたしもある程度は推理立ててる。すり合わせたいな」
烏羽岬:「先生だからな。以前からある程度の推測はできていた……光子操作による振動破壊だ」
百入結衣子:「……そのたぐいよね、それ、何が困るって」
烏羽岬:「百入も覚えはないか? 彼と以前相対した時に、コンクリートの壁が破砕されたと言っていただろう」
百入結衣子:「ええ、それから、目くらましも意味がなかった」
百入結衣子:「何が困るって、だから?ってとこなんだよね。対処不可能である事がわかっただけ」
烏羽岬:「その通りだ。光の速度だから、射線に入らないよう動くしかない」
烏羽岬:「僕が万全の状態であっても……1度か2度成功すればというところだろうが、別の弱点もある」
烏羽岬:「彼がジャームではないというところを突く」
百入結衣子:「……今、ジャームではないだけではなくて」
百入結衣子:「ジャームになることを忌避しているのね?」
烏羽岬:「そういう事になる。江永」
江永瑞穂:「うん?」
烏羽岬:「絶対ジャームになりたくない奴に対する一番有効な攻撃方法はなんだ?」
江永瑞穂:「……我慢比べ」
江永瑞穂:「お互いに殴りまくる」
烏羽岬:「そうだ。覚悟を決めて相打ち上等で挑んでくる奴と、絶対ジャームになりたくないやつの相性は、椋実と百入以上に最悪だ」
百入結衣子:「例えに出してほしくないんだけど今!?」
烏羽岬:「でもそういうことだ。限りなく捨て身に近い攻撃を行えば……退いてくれるかもしれない」
烏羽岬:「退かせるまでもなく倒せれば、それが一番いいんだけどな」 しゃがみこむ。
百入結衣子:「介入自体に旨味がないと思わせられること、か」
烏羽岬:腹から血が流れている。この情報を手に入れる為にだいぶ無理をした。
江永瑞穂:「烏羽! ……百入さん!」
百入結衣子:「なかなか難しいんだけど……岬!」
烏羽岬:「少し……60秒ほど。休ませてくれ」
烏羽岬:「大丈夫だ。60秒だけ眠る」 目を閉じる。
烏羽岬:すぐに本気で寝息を立てはじめます。
江永瑞穂:「烏羽を休ませないと。ここで――あっ、このバカ」
江永瑞穂:「ほんとに寝た」
百入結衣子:「呆れた。本当に寝てるね」
百入結衣子:「プロだよ、プロ」くすりと笑う。
烏羽岬:殆ど気絶に近い。体力とレネゲイドの消耗による強制シャットダウンだ。
ギャラルホルン:「……すごいな」
ギャラルホルン:「たいした精神力じゃないか」
GM:不意に声が聞こえた。
百入結衣子:「……?」
GM:百入結衣子の背後だ。
百入結衣子:「……」怒気をはらんだ目で、睨みつけている。
ギャラルホルン:「いや……目が怖いよ。落ち着いて。落ち着いてくださいって……話せばわかる」
ギャラルホルン:「いまさら戦うつもりなんてないよ。むしろ逆で……ちょうど困ってたんだよ……」
百入結衣子:「……何?」
ギャラルホルン:「勤め先がなくなったもんで、……《スレイベギー》に追われてる。捕まったら、ぼく、どうなると思う?」
ギャラルホルン:「きみらとの戦いの尖兵にさせられるだろ? それは死ぬから嫌だけど、断ったら仕事なくなるし……それでぼく、どうすりゃいいのさ?」
ギャラルホルン:「結論。きみらに味方して、火事を起こす。あ、これは比喩表現ね。……そのどさくさで《スレイベギー》から金目のものを盗んで逃げる」
百入結衣子:「あなた、意外と……」
百入結衣子:「俗っぽいと言うか、したたかと言うか……」
ギャラルホルン:「これがベストだ。……これ以外の選択肢に従ったデメリットがでかすぎるからさ……」
ギャラルホルン:「勝手に味方するけど、きみらがぼくを攻撃するなら、向こうにつくかもしれない」
百入結衣子:「余計な敵なんて増やさないわよ。あたしたち、零細なんだから」
ギャラルホルン:「ああ。じゃあ……了解してもらえるかな? きみらが適当なところでコールしてくれれば、助けに行くよ」
ギャラルホルン:「もちろん、ぼくが助けに来ても問題なさそうなところで呼んでくれ」
百入結衣子:「本当に、勝手なやつ。誰かさんみたいだ」笑う。
ギャラルホルン:「へへ」
烏羽岬:「味方になってくれるのなら」 きっかり60秒経過したので目を覚ました。
ギャラルホルン:「おわっ」
烏羽岬:「以前の侘びをしておかないとな。大したものではないが、何かあれば使ってくれ」
烏羽岬:薬局で盗んだバンドエイドセットの小箱を指で弾いて渡します。
ギャラルホルン:「あ……」
烏羽岬:「お前には二度も不意打ちをしてしまったからな。まあ……今のところはそれで許してくれ」
烏羽岬:よろよろと立ち上がる。 「すべてが終わってお前が生きていたら、スターバックスのラテくらいは奢ろう」
烏羽岬:「ゴホッ。それでいいか?」
百入結衣子:「岬、無理しないで」体を支える。
ギャラルホルン:「うん」 片手で受け取る。 「いいよ。お互い様だし……つまり」
ギャラルホルン:「同盟成立ってわけだ。もう一人だけになった《スヴェルト》と、きみらと」
ギャラルホルン:「よろしく」

◆NPCカード:《ギャラルホルン》竹間修司
アクション:断絶切転
シーン1回、マイナー直前のオートタイミングで使用。
使用したPCは任意の場所に移動し、攻撃力を+20する。
百入結衣子:ハイパー間隙だ
烏羽岬:「ありがとう百入。……《ギャラルホルン》」
烏羽岬:「せっかくだから名前も確認させてくれ。"竹間修司"で合っているな?」
ギャラルホルン:「そうだよ。ちょっと調べればわかるか」
百入結衣子:「あれから調べてたんだ、岬……」
ギャラルホルン:「……“アルスヴィズ”の刃を、拾ったんだね。うまく使ってやってくれ」
ギャラルホルン:「世話になったから。……ジンギスカン、奢ってもらったことがあるんだ」
烏羽岬:「殺した相手の名前は全員覚えているさ。まあ、竹間は死んでいなかったが」
烏羽岬:「(ここに椋実がいなくてよかったな……)」 SHIDENの重砲撃で文字通り粉砕されたアルスヴィズを思い出している。
江永瑞穂:「……呆れて開いた口が閉じないけど」
江永瑞穂:「話がまとまったなら、行きましょう。湊融ちゃんと、手のかかる一番上のお兄ちゃんを助けないと」
江永瑞穂:「ほんっと、妹よりも手のかかる兄って何よ?」
烏羽岬:「ああ。145秒も休めた。十分すぎる」
烏羽岬:「あと……百入」
百入結衣子:「うん?」
烏羽岬:「子供じゃないんだ。一人で立てる」 不満げに唇を尖らせる。
百入結衣子:「子供でしょう」
百入結衣子:「もっと休んどきなさい。おぶってあげよっか?」
烏羽岬:「よせ! 今日のお前はひっつきすぎだ!」
烏羽岬:「まったくもう。行くぞ……!」
百入結衣子:「岬、ちょっと待っててば……!」
百入結衣子:「無理しないでよ……!肩貸すよ?ねえ?聞いてる?岬?」
GM:OK

GM:再開ポイント。
GM:残念ながらここでトループの妨害攻撃が入る。
GM:烏羽くん以外だからな……頼んだぞ!いけ!
GM:トループ1号
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

烏羽岬:なんか集中砲火されてません?
GM:むっくむくの椋実さん
椋実翔利:へへへ……いくらでも来いってんだ いくらでもはやめてほしいが
GM:多脚ドローン(トループ)
GM:アタックプログラム+雷光撃
GM:7dx+10
DoubleCross : (7R10+10[10]) → 10[2,6,8,8,8,9,10]+1[1]+10 → 21

椋実翔利:回してんねえ!!
椋実翔利:2dx=>21
DoubleCross : (2R10[10]>=21) → 3[1,3] → 3 → 失敗

GM:リアクションしてね!
GM:命中。ダメージ。
GM:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 9[2,2,5]+10 → 19

烏羽岬:あっしょぼい
烏羽岬:しょぼいが・・・
椋実翔利:そのヘタレはさっき来てほしかったな……! どっちにせよ死にます。リザレクト
椋実翔利:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

椋実翔利:椋実翔利のHPは6になった。(HP:4->6)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+6した (侵蝕率:62->68)
GM:OK!ダメージを蓄積。
GM:ここらでちょっと侵食率に格差ができてきたので、次は椋実さんは外して撃つかな
GM:ネクストトループ2号!
GM:1d3 いけっ
DoubleCross : (1D3) → 1

百入結衣子:来たわね
GM:烏羽くんか…
烏羽岬:わーいやったー!
GM:仮面の暗殺者(トループ)
GM:居合い+マルチウェポン
烏羽岬:24以下……24以下でお願いします
GM:6dx+14
DoubleCross : (6R10+14[10]) → 10[4,5,7,7,8,10]+4[4]+14 → 28

百入結衣子:絶妙なとこ
烏羽岬:おっ
GM:対処するのだ!
烏羽岬:(計算しています...)
烏羽岬:これなら普通に避けられるはず。《切り払い》のみでドッジします。
烏羽岬:3dx+24=>28
DoubleCross : (3R10+24[10]>=28) → 9[2,8,9]+24 → 33 → 成功

烏羽岬:ヨシッ
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:60->61)
GM:ムーーッ
GM:回避されました。ターンエンドだ!
GM:第3ラウンド! いまの進行値は11/18
GM:えーと現時点の各自の項目を整理します
■FS判定項目:烏羽岬
☆烏羽岬①:江永瑞穂への戦闘指揮 《知識:戦術》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
烏羽岬③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。
■FS判定項目:鶴喰湊融
鶴喰湊融②:脱出と探索/電子ストレージ 《知識:機械操作》で難易度7
■FS判定項目:椋実翔利
☆椋実翔利①:逃走と反撃 《知識:機械操作》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
椋実翔利②:ナンバー4についての調査 《情報:FH》で難易度13
椋実翔利③:アレトゥーサによる攻撃 自動成功 ※アレトゥーサが破損し、マップ上のエネミーがすべて消滅する。
■FS判定項目:百入結衣子
百入結衣子①:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
百入結衣子②:《アードゥル》セルの救出 《知覚》で難易度12
百入結衣子③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。隠密不可。
☆百入結衣子④:市内戦力の排除 進行値上昇なし。トループに対する攻撃が自由に可能。
GM:こういうことです。
GM:初手は椋実さんからですね。行動をどうぞ!
烏羽岬:トループによる削りも割とバカにならないので
烏羽岬:トループをまず消してもいいかもしれないですね。5ラウンド制限なら間に合うだろうし
椋実翔利:そのつもりです。チマチマとやっていくぜ。性に合わないが……
椋実翔利:というわけで ①:逃走と反撃!
GM:ようござす!
椋実翔利:3dx+1=>8
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 5[1,3,5]+1 → 6 → 失敗

椋実翔利:ケ゛ム゛ッ゛
烏羽岬:機械操作ww
椋実翔利:巻き返す手段はなし。失敗! 普段つかわない知識技能なんて使って疲れたのだ
GM:NO……
GM:では、進行値の増加もなしで、そのまま百入さんいきましょうか
百入結衣子:はーい
百入結衣子:《アードゥル》セルの救出を今度こそ。
百入結衣子:隠密して判定します。
百入結衣子:9dx+1>=12
DoubleCross : (9R10+1[10]>=12) → 10[3,3,4,4,7,8,8,9,10]+10[10]+7[7]+1 → 28 → 成功

百入結衣子:回る時は過剰に回るな……
GM:ここへ来て大きな成功……
烏羽岬:ヒョエー
椋実翔利:ありがてえ
鶴喰湊融:強い…
GM:では成功です。
GM:《アードゥル》のメンバーは三稜鴎率いる暗殺者部隊と交戦している。
GM:かつて烏羽が追った「符丁」を辿れば、その場所まで到達できるだろう。
GM:現在のリーダーであるフラワルドが、複数の相手とナイフで切り結んでいるのがわかるはずだ。
GM:先に相手に到着を知らせてから攻撃しますか? それとも無慈悲に仮面の暗殺者たちを排除にかかります?
百入結衣子:無慈悲に排除しましょう。
百入結衣子:《天使の外套》。
百入結衣子:暗殺者の姿を形どったまま包囲の一員として接近し、
百入結衣子:突然周囲の暗殺者を攻撃する。
GM:仮面の暗殺者たちは合わせて4人。舘原恵那の逃げ場を遮る形だったが、急襲には対応できない。
暗殺者:「……!」
暗殺者:「新手だ! 距離を」
百入結衣子:仮面を脱ぎ捨てる。
百入結衣子:烏羽岬の顔がある。二重の幻覚偽装だが。
舘原恵那:「か……」
百入結衣子:隙を作るには十分。彼の姿のまま、指先からレーザを照射。
舘原恵那:「烏羽ッ……、じゃ、ない?」
百入結衣子:着弾した相手を冷結させ、ショットガンを抜き打ちした。
舘原恵那:「“クロイドン・キャット・キラー”!」
百入結衣子:「あはは。ごめんね、岬じゃなくって」欺瞞を解除して、笑う。
GM:仮面の暗殺者たちはなすすべもない。その場に倒れ伏している。
舘原恵那:「……別に、あれに来てほしかったわけじゃない」
百入結衣子:「水滴が「危険」、三日月が「安全」、だよね。水滴を追ってきた」
百入結衣子:「平気?携帯取られたっぽかったけど」
舘原恵那:「そうだ。……むしろあなたで助かった。“モーターウェイ・フォックス”と並んで、この状況下ではベストな援軍だな」
舘原恵那:「携帯を奪われ、大きく負傷した。こちらの不覚だった。おかげで連絡が取れず……状況は把握しているか?」
百入結衣子:「みんなばらばらになって大ピンチ。だけど」
百入結衣子:「まだ何も失ってないよ」
舘原恵那:「楽観的。……いや、自信か? まあいい。こちらは現状の最大の問題点を把握している」
百入結衣子:「うん。何?」
舘原恵那:「三稜鴎、アビーラバー、そして……ナンバー4とか名乗るやつ。こいつらは全員《スレイベギー》の指揮下にあるか、もしくは雇われている」
舘原恵那:「特に、この中でも“ナンバー4”が問題だ……このバラバラの集団を統率し、連携させている要素」
百入結衣子:「……ええ。こちらも電源系統を掌握されてる」
百入結衣子:SHIDENを、とは言わない。
舘原恵那:「だろうな。…やつはこの街全体を電子的……あるいは機械的に掌握しているようだ。エグザイル・シンドロームの能力だと思う」
GM:エフェクト的には「広域融合」が使用されているものと推測できます。
百入結衣子:「……排除が絶対条件ね」
舘原恵那:「ああ。まずはナンバー4をどうにかしなければ、どうにもならない。《スレイベギー》に打撃を与えられないだろう」
百入結衣子:「恵那は戦えそう?」
百入結衣子:「無理なら無理って言って」
百入結衣子:「強がらないでね」
舘原恵那:「戦えるさ」
舘原恵那:「ここまでやられて、黙っていられるか。そっちこそ」
舘原恵那:「やれるのか? 分断されているのだろう」
百入結衣子:「やるよ。離れててもね」
百入結衣子:「家族は一つだから。お帰りって言ってあげるの」
百入結衣子:「何度でもね」
舘原恵那:「……ちっ」
舘原恵那:「ナンバー4に関してわかっている情報を共有する。うまく使え」
GM:烏羽、百入にも「ナンバー4について」を調べられるようになりました。
百入結衣子:「うん。ありがと」
GM:NPCカードを入手します。

◆NPCカード:《フラワルド》舘原恵那
アクション:オペレーションZEQ
シナリオ一回使用可能。達成値を+10する。
舘原恵那:「奇襲をかける……私たちの手はほとんど向こうに読まれているが、一度だけなら有効なはずだ。うまく使ってくれ」
百入結衣子:「うん。信じてる」
百入結衣子:「岬からも後で感謝させるね」
舘原恵那:「……あのバカからの感謝なんて……」
舘原恵那:「別に……。……せいぜい死ぬなと伝えておいてくれ」
百入結衣子:「いいでしょ。貸しくらい作っておきなって……はいはい」
百入結衣子:「伝えとく」
GM:百入さんがよければ、ここで〆て次に行きましょう
百入結衣子:これで!
GM:進行値:14/18
烏羽岬:> 百入結衣子①:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
質問! 百入と烏羽は合流しましたが、これはまだ百入さんしか出来ない感じですか?

GM:あ!そうだそうだ
GM:これも烏羽くんができるようになってます。もっかい整理しますね。
■FS判定項目:烏羽岬
☆烏羽岬①:江永瑞穂への戦闘指揮 《知識:戦術》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
烏羽岬③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。
烏羽岬④:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
烏羽岬⑤:ナンバー4についての調査 《情報:FH》で難易度13
■FS判定項目:鶴喰湊融
鶴喰湊融②:脱出と探索/電子ストレージ 《知識:機械操作》で難易度7
■FS判定項目:椋実翔利
☆椋実翔利①:逃走と反撃 《知識:機械操作》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
椋実翔利②:ナンバー4についての調査 《情報:FH》で難易度13
椋実翔利③:アレトゥーサによる攻撃 自動成功 ※アレトゥーサが破損し、マップ上のエネミーがすべて消滅する。
■FS判定項目:百入結衣子
百入結衣子①:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
百入結衣子③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。隠密不可。
☆百入結衣子④:市内戦力の排除 進行値上昇なし。トループに対する攻撃が自由に可能。
百入結衣子⑤:ナンバー4についての調査 《情報:FH》で難易度13
GM:こう!
GM:烏羽くんはできることが4つもあるゾ!
烏羽岬:まあ烏羽、肉体低いんですけどね……! さてどうしようかな。
GM:じゃあ、手番は
GM:鶴喰さんでーす
鶴喰湊融:はいー。じゃあ残ったやつを。
鶴喰湊融:②:脱出と探索/電子ストレージ 《知識:機械操作》で難易度7に挑戦。ダイス一個しかない…
鶴喰湊融:1dx=>7
DoubleCross : (1R10[10]>=7) → 1[1] → 1 → ファンブル

鶴喰湊融:こんなことある…?
GM:これはやむを得ない
烏羽岬:これ、普通に見つかって捕まってそうw
鶴喰湊融:やばい
椋実翔利:致命的失敗ルールがなくて助かったぜ
鶴喰湊融:じぇねしふっておけば良かった…
GM:では、手番は烏羽くんへ!
烏羽岬:おねいちゃん、UGN救出とナンバー4調査ならロール的にどっちやりたい?
百入結衣子:ロール的にっていうか
百入結衣子:UGN救出は成功させておきたいですね
百入結衣子:でもまあ他の人がこなすの技能的に難しいから
烏羽岬:じゃあこっちはナンバー4にいってみましょうか。トループほっといて大丈夫かな・・
百入結衣子:あたしが救出に専念するよ
烏羽岬:烏羽岬⑤:ナンバー4についての調査 《情報:FH》で難易度13 これにいってみます。コネを使ってダイスを+2。
烏羽岬:5dx+1=>13
DoubleCross : (5R10+1[10]>=13) → 8[4,4,5,7,8]+1 → 9 → 失敗

GM:これは財産が火を吹くかどうかですね
烏羽岬:だめか……! さっきのアルスヴィズパワーが切れてしまったらしい
烏羽岬:あっそうか!
GM:もちろん恵那チャンも使えるよ!
鶴喰湊融:財産4点出す?
烏羽岬:思うに、達成値上乗せは使ったら成功を見込める時に使ったほうが良い気もするんですが
鶴喰湊融:あと5点だから出せるし、わたしだしましょう。
百入結衣子:情報系ってもうこれが最後なんですっけ
烏羽岬:さすがにここで+10するなら財産4使ったほうがいいんじゃないかなーって気もしますね。早く抜けばトループに撃たれる可能性も下がるし・・
百入結衣子:+10は絶対ナシ
百入結衣子:シナリオ1回だし……
椋実翔利:シナリオ1回だしな
百入結衣子:財産4使うか、失敗のままにしておくかの2卓
椋実翔利:個人的には多少足踏みしてもまだ問題ないと思うけど……
百入結衣子:進行値的には14/18だから
百入結衣子:5ラウンド超えちゃって失敗することはまずないはず
烏羽岬:烏羽は切り払いのおかげで、長引いてもたいして恐ろしくないので
烏羽岬:みんなの侵蝕次第かな。ここは一度見送る?
百入結衣子:あ、いや、でも
鶴喰湊融:椋実さんの侵食が今進んでる感じですね…
百入結衣子:使っちゃっていいかなあ
百入結衣子:次に情報が出るんだったら
百入結衣子:そこで足踏みでも一緒だし
椋実翔利:ここで急いでもどうせ次は来るし、次の次勝負ならまだ焦る必要はないとも
鶴喰湊融:うーん
烏羽岬:情報はまだありそうな気がするなあ
GM:情報はないですよ!
烏羽岬:あっないんだ!
百入結衣子:そうなんだ
烏羽岬:じゃあ使おう使おう!
GM:今回はそのようなシナリオではないです
百入結衣子:じゃあ使っちゃえば……?
鶴喰湊融:そうとは。じゃあ出しちゃいましょう。5→1に。
烏羽岬:9+4で13になり成功しました。ありがとう!
GM:OK。では成功! まず情報を貼ります。
■ナンバー4についての調査
ナンバー4は《ペルクナス》セルのマスター・ヴォルトの指揮によって開発された「兵器」だ。
もともとは古代都市「シャンバラ」における第四の防衛機構を意味する。
マスター・ヴォルト自身に不測の事態が発生した際、部分的な意識や記憶をバックアップするために設計され、
強化された管理権限によってシャンバラの都に由来するすべての兵装を操ることができる予定だった。

だが、完成を前にマスター・ヴォルトは死亡し、ナンバー4だけが残った。
人格と知識は開発研究者であった縹霞美によって暫定的に設計されていた。

強力な兵器であり、防御ユニットと攻撃ユニットを本体が制御する形態をとる。
通常の方法での攻略は困難であり、エネルギー供給装置を兼ねる防御ユニットをまずは破壊する必要があるだろう。
その破壊にはレネゲイドのみに依存しない、強力で精密な攻撃能力が必要となる。

また、アレトゥーサによるナンバー4の防衛プロトコルの解析が完了した。
兵装を奪い取って弱体化させる試みも可能となる。アレトゥーサならば、強引な手段で管理権を一時的に剥奪できる。
ただしそれは防御プログラムの反撃を受ける可能性がある強硬手段である。
陽動し、判断リソースを囮に向けることができなければ、アレトゥーサにとっては危険極まりない行為となる。
→ミドル戦闘において、椋実翔利が「SHIDENの奪還」を試みることが可能となりました。
 ナンバー4に接近し、メジャーアクション直前のオートアクションで「兵装の奪還」を宣言してください。
 判定に成功すれば兵装を奪還し、そのままメジャーアクションを実行可能です。
 失敗した場合、兵装を奪還できますが、ダメージを負いメジャーアクションも実行不可能となります。
烏羽岬:で、でたー
百入結衣子:マスター・ヴォルトの息子じゃん!
烏羽岬:RPGによくある攻撃システムと防御システムのやつ……!
鶴喰湊融:成程…
椋実翔利:ダブルミーニングやめろ
烏羽岬:これは開発ってなってはいるけど
烏羽岬:肉体的には有機生物なんですかね? 機械化兵みたいな半生身なのかな
GM:有機物も使っていますが、本体は電子脳です
椋実翔利:肉体は接触用端末か
烏羽岬:Pentium3……
鶴喰湊融:成程…あ、あと奪還宣言の判定がどんなものかとかは、またやる時に分かる感じですかね
GM:そうですね。機械操作で判定することになります。対決です。
椋実翔利:き、機械操作
椋実翔利:もうダメだ。すまんアレトゥーサ
烏羽岬:じゃあ非常時に備えて湊融ちゃんから預かっていたセル運営資金の一部を使って、そんな感じの情報を抜き取りました。
GM:いや、烏羽くんの場合は、それに加えて
鶴喰湊融:ありがとうございます。
烏羽岬:なにかお得な要素が!
GM:新たに相手をすることになった、ナンバー4の繰り出すドローンとの交戦から、かつてこういうものを相手にしたことがあることを思い出す。
GM:マスター・ヴォルトとマスター・スカイの交錯する戦場に出たときと同じだ。
烏羽岬:ホットショットが使っていた戦闘ドローン群も、ヴォルトの遺品の一部と言われてましたもんね
烏羽岬:(マスターシーンで)
GM:あのときと同じく、エネルギー供給源でもある防御ユニットを破壊することで勝機を見出すことができるだろう。
江永瑞穂:「……烏羽! いまのドローンで最後! そっちは終わった?」
烏羽岬:「江永。このドローンに対しては、追い払うだけでいい」
烏羽岬:「"マスターヴォルト"の遺品のひとつだ。若干ではあるが復元再生機能すらついている……エネルギーの供給源を断つしかないだろう」
江永瑞穂:「なるほど……」
江永瑞穂:「そいつはウザいわ。大元を叩かなきゃダメね」
烏羽岬:「システムの統括を例の"ナンバー4"がやっているから、簡単には行かないだろうがな。見ろ」
烏羽岬:「随分と複雑なバックグラウンドをお持ちらしい」
烏羽岬:普段ならヴリトラは絶対使えない、ハイクラスの超高級情報屋から絞った情報を見せる。
江永瑞穂:「ふーん……。椋実さんの前にいたセルの遺産ね」
江永瑞穂:「倒せるの? かなり強そうだけど」
烏羽岬:「わからない。アレトゥーサの喪失を前提とした作戦プランにすれば、成功率はだいぶ上がるだろうが」
烏羽岬:「あまりやりたくないな。アレトゥーサももう立派な家族で、ヴリトラの一員だ」
烏羽岬:「SHIDEN強奪がどれくらいの確率で成功するかだな……"お父さん"と合流したら、本人に聞いてみるか」
江永瑞穂:「そうね。……椋実さん、大丈夫かな。いくらなんでも」
江永瑞穂:「このままじゃ持たない。はやく合流してあげないと」
烏羽岬:「……あれは僕よりしぶといから大丈夫だと思うが、これ以上油を売る必要もないな」
烏羽岬:「行こう。今頃は百入も恵那と合流して、予定ポイントに向かっているはずだ」
GM:進行値:16/18
GM:ちなみに5ラウンド待たずに完了すると、まだ抜いていない項目がある場合、ボーナスとして1巡追加でチャンスが回ります。
GM:いま3ラウンド目。
GM:の、クリンナップ前なので、トループの手番になる。
GM:がんばれ!トループたち!
GM:1d3 ひとりめ。椋実さんを除いて。
DoubleCross : (1D3) → 2

烏羽岬:烏羽においで~烏羽に~
烏羽岬:ギャッ
GM:湊融チャン!
GM:ファンブルしたからかな
椋実翔利:点と点がつながったな
鶴喰湊融:流石に見つかりましたか…来なさい!
GM:スレイベギー警備部隊(トループ)の攻撃。コンセントレイト+カスタマイズ+レインフォース。
GM:9dx7
DoubleCross : (9R10[7]) → 10[1,4,4,4,4,5,8,9,9]+10[1,5,8]+10[8]+10[10]+3[3] → 43

GM:ウワーッ
百入結衣子:スレイベギーも強いな……
鶴喰湊融:グエーッ。ガード値ないしドッジします。
GM:スレイベギーの精鋭警備部隊だ!
鶴喰湊融:5dx+1=>43
DoubleCross : (5R10+1[10]>=43) → 9[3,4,4,8,9]+1 → 10 → 失敗

鶴喰湊融:知ってた。どうぞ!
烏羽岬:これは烏羽でも本気よけしないと駄目だw
GM:5d10+13 諸々有効
DoubleCross : (5D10+13) → 34[2,8,10,5,9]+13 → 47

鶴喰湊融:死んじゃう…リザレクト!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:59->69)
椋実翔利:5d10で34w
烏羽岬:しかもリザで10が出てる!
GM:ちょっと上がりすぎたな…
鶴喰湊融:ガッツリ来たな…あとで応急とか買わないと時間凍結コピーが出来ない…
GM:ではもう一人の方。烏羽くんか百入さんかの二択
GM:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1

GM:からす…
烏羽岬:ヨシ!
烏羽岬:回避タンクとしてパーティを守ります
GM:仮面の暗殺者(トループ) 居合い+マルチウェポン
GM:6dx+14
DoubleCross : (6R10+14[10]) → 10[1,4,6,7,9,10]+10[10]+8[8]+14 → 42

百入結衣子:いやコンセ関係ないな
烏羽岬:ウーン(失神)
GM:ウゥワーッ
百入結衣子:常に回しまくるわこの人……
椋実翔利:ひどすぎる
鶴喰湊融:こわ…
GM:こいつこそ三稜先生も注目するべき
烏羽岬:(計算しています……)
烏羽岬:60%くらいで成功するらしいので、ちょっとチャレンジしてみましょうか。
烏羽岬:『乱れ晴嵐』。《切り払い》《居合い》で白兵技能ドッジ。
GM:本気回避だ
烏羽岬:3dx+34=>42
DoubleCross : (3R10+34[10]>=42) → 8[2,4,8]+34 → 42 → 成功

烏羽岬:よ、よし……!
GM:ウォッ
百入結衣子:同値!
鶴喰湊融:きゃーっ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:61->65)
GM:同値回避! 紙一重だった
椋実翔利:えらい
烏羽岬:めちゃくちゃエリート兵だった
GM:うーん、烏羽くん強いな。居合いを回避リソースに割けると、やっぱりできる男なのだな…
GM:では、4ラウンド目に行きます
烏羽岬:かっこいい回避ロールできないのが悲しい!
GM:そんなハイレベルな戦いになると思ってなかったんですよ!w
GM:改めて項目をはろう
■FS判定項目:烏羽岬
☆烏羽岬①:江永瑞穂への戦闘指揮 《知識:戦術》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
烏羽岬③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。
烏羽岬④:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
■FS判定項目:鶴喰湊融
鶴喰湊融②:脱出と探索/電子ストレージ 《知識:機械操作》で難易度7
■FS判定項目:椋実翔利
☆椋実翔利①:逃走と反撃 《知識:機械操作》で難易度8 ※成功すると1トループが消滅する
椋実翔利③:アレトゥーサによる攻撃 自動成功 ※アレトゥーサが破損し、マップ上のエネミーがすべて消滅する。
椋実翔利④:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。
■FS判定項目:百入結衣子
百入結衣子①:拘束されたUGN戦力の救出 《運転:任意》で難易度12
百入結衣子③:陽動 【精神】で難易度7 ※成功すると鶴喰湊融の達成値が+1される。累積。隠密不可。
☆百入結衣子④:市内戦力の排除 進行値上昇なし。トループに対する攻撃が自由に可能。
GM:これで!
椋実翔利:なるほどね
GM:初手は椋実さんなので、むくむくチャレンジしてね!
烏羽岬:このトループえらい強いぞ!はやくむくむくしてくれ!
椋実翔利:このラウンドで片付けるならトループをむくむくするより
椋実翔利:陽動で鶴喰ちゃんにむくむくしとこうかな
烏羽岬:湊融にむくむく、事案の匂いしかしない
GM:じぽだ…
鶴喰湊融:ww
椋実翔利:原作エアプの薄い本
椋実翔利:というわけで陽動です。オレの【精神】を見よ。陽動!
椋実翔利:3dx=>7
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 9[4,7,9] → 9 → 成功

椋実翔利:さっきから成功しても9ばっかだなあ! ともかく成功!
鶴喰湊融:ありがとうございます~
椋実翔利:鶴喰ちゃんの達成値を+1だ。今度はつかまんないようにね
GM:OK! これで湊融ちゃんの達成値がプラス!
百入結衣子:捕まらない方法を教えてくれる怪しいおじさん
椋実翔利:スカートの裾を短めにしといて意識を散らせるんだ!
烏羽岬:絶対にそいつが黒幕だろ
鶴喰湊融:邪魔ってスカートを裂いて…?
GM:じゃあ、次の手番は百入さんです。
百入結衣子:UGNの救出を狙います。隠密して判定。
百入結衣子:7dx>=12
DoubleCross : (7R10[10]>=12) → 10[2,2,4,5,8,8,10]+4[4] → 14 → 成功

百入結衣子:やったやった
鶴喰湊融:さすがおねえちゃん
烏羽岬:優秀!
GM:ウォーッ
GM:それじゃあこれはロール入れましょう。
GM:百入結衣子が発見した時、《ギギリオン》錫谷亮と、
GM:《ザンザーラ》甲斐美冬は、UGN支部から包囲を突破してくるところだった。
GM:甲斐美冬の放つ矢が、UGN職員らしい包囲の一角を貫き、そして、その肉体を血の塊へと変えている。
GM:ばしゃっ、と血の水たまりが生まれる。
GM:きみは彼らに声をかけてもいいし、状況判断でUGN職員らしき人々への暗殺行為を始めてもいい。
百入結衣子:彼らの目の前に、無人のバイクが突っ込んでいき、停車。
百入結衣子:「なんだ」虚空から声。
錫谷亮:「……新手か? 機械操作!? 違う……」
百入結衣子:「助け、必要なかった?」ふとした瞬間に顔を出している。
甲斐美冬:「あ。結衣子です?」
百入結衣子:「うん、結衣子です」
生成 亜綺羅:「……ちょうど良かった」 こちらも虚空から声が聞こえる。
生成 亜綺羅:「助かったわ。……いまの見てたでしょ」
百入結衣子:「……そっちも状況はよくなさそうね」
生成 亜綺羅:「美冬が射抜いたやつ。ブラムストーカー・シンドロームが作り出す“従者”ね。……『増援』の職員が、こいつらに入れ替わってた」
錫谷亮:「……なるほど……百入結衣子。ああそうだ。我々を拘束する指示は明らかにおかしいと思った……」
錫谷亮:「責任者である私だけならばともかく、甲斐も生成も、雲居もというのは明らかに逸脱している」
百入結衣子:「……でも、入れ替わりの事実を知るものはない。あなた達は同胞殺しの咎で追われるかもね」
百入結衣子:「……春音は、ここには居ない?」
生成 亜綺羅:「え……」
生成 亜綺羅:「烏羽くんと一緒だったんでしょう? そっちと一緒に動いているものだと思ってたわ」
百入結衣子:「ううん。“ヤシュト”に襲われて、彼女だけ逃して、それきり」
百入結衣子:「こっちに来てるわけじゃないのか……駆け込むとばっかり」
生成 亜綺羅:「分断された!? 想像したより……ずっと状況が良くないな」
錫谷亮:「待て。“ヤシュト”も動いている? だとしたら《スレイベギー》の大規模な作戦か」
百入結衣子:「ええ。あたしたちの方にも総掛かりで作戦展開があった」
錫谷亮:「それに今回のUGNの査察部隊が関与しているということだな? いったい誰が――」
生成 亜綺羅:「“アビーラバー”。査察部隊の中に、知っている顔がありました」
生成 亜綺羅:「美冬から聞いてなかったんですか?」
甲斐美冬:「あ」
百入結衣子:「あ、って……」
錫谷亮:「……状況がわかってきた。なんとか立て直さなければ」
甲斐美冬:「移動しながら、説明します」
甲斐美冬:「作戦会議している時間がなかったし、いまもあまりなさそうです」
百入結衣子:「まあ、とにかく、今は」
百入結衣子:「あなた達が無事で、よかった」
百入結衣子:「よかったよ……」
生成 亜綺羅:「……そっちこそ、ね」
生成 亜綺羅:「こちらでできること、というか、担当しなくちゃいけないことがある」
百入結衣子:「……担当?」
生成 亜綺羅:「“アビーラバー”の従者が、相当な数いる」
生成 亜綺羅:「そっちは、私達で対処する。《スレイベギー》側の戦力も混じってる」
生成 亜綺羅:「たぶん、“カイライス”と……あと、知らないやつ」
百入結衣子:「……沙良スミカか」
GM:UGN《レリックドライバ》を救出しました。クライマックス戦闘でアビーラバー、カイライスが登場しなくなります。
椋実翔利:危ねえ!
百入結衣子:成功しておいてよかったなこれ……
烏羽岬:楽になった!
百入結衣子:あまりに条件違いすぎるでしょ
鶴喰湊融:めちゃくちゃに助かる
椋実翔利:敵幹部2名はデカい
錫谷亮:「ただ、気がかりなのは……雲居だな」
錫谷亮:「こちらでも捜索するが、そちらで見つけたら連絡を……いや、それが無理なら」
錫谷亮:「保護してやってくれ。FHにこういうことを頼みたくはないが、事実、他に選択肢がない。頼む」
錫谷亮:「我々の利害はまだ一致する……はずだ」
百入結衣子:「分かってる。あたし……あたし達だって」
百入結衣子:「みすみす失いたいわけじゃない」
百入結衣子:「誰もね」
錫谷亮:「結構だ。お互い、対《スレイベギー》の立場は変わらない。そして……」
錫谷亮:「きみたちは友人なんだな、おそらく」
百入結衣子:「ええ。友人を死なせたくないって考えるのが」
百入結衣子:「そんなにおかしいことじゃないって、あたしは思う」
GM:こんなところでいかがでしょう!
百入結衣子:押忍
百入結衣子:ロイス取ります
百入結衣子:-友軍/“レリックドライバ”/信頼:○/不安/ロイス
百入結衣子:これで!
GM:OK!
GM:ネクスト手番は鶴喰さん。
椋実翔利:むくむく支援もついてるぞ!
GM:あ、その前に進行値が、いまは
GM:進行値:19/18
GM:です。行動をどうぞ!
烏羽岬:むくむく~
烏羽岬:むくむくむくようび
鶴喰湊融:②:脱出と探索/電子ストレージ 《知識:機械操作》で難易度7へ挑戦してみます。がんばる。
鶴喰湊融:2dx+1=>7
DoubleCross : (2R10+1[10]>=7) → 8[8,8]+1 → 9 → 成功

鶴喰湊融:危ない…
烏羽岬:えらい!
GM:あっさりと成功……!
GM:では、湊融ちゃんは電子端末をハッキングすることに成功した。
GM:そこから隔壁の開閉と、監視機構のON/OFF、
GM:ついでに情報を獲得できる。かなり厳重に暗号化され、格納されていた情報だったが――
GM:警備員の目が外に向き、十分な時間を確保できればさほど難しくもなかった。アレトゥーサの支援もある。
鶴喰湊融:ほぼ素人だが、それでもある程度憶えていた操作が捻じ込めた。情報を確認します。
GM:情報を展開します。
■落下体R7AK-4019-C号についての記録:カーゾ・リンツォの手記
ついに落ちてくる。
観測には成功していた。座標も充分に絞り込めている。
なんとしても手に入れなければ。

落下体R7AK-40967号は、かつて『シャンバラ』と呼ばれた都市を防衛し、維持していた源であると想定される。
莫大なエネルギーを生み出していた。
使用者の願いに反応し、『シャンバラ』を運営するための各種機能を起動させることもできる。
現代の人間にとってはほとんど万能の願望機のように感じるだろうが、真価はもっと別のところにある。
シャンバラを数千年に渡って繁栄させてきたほどの、圧倒的なエネルギーをため込んでいるということだ。
あの最後の日、誰かが空に逃がしたのだろう。いつか来る、このような日のために。

あのエネルギーがあれば、アルウェルのように時間をかける必要もない。
時空構造体を編纂し、『シャンバラ』へと達することができるだろう。
あとは、「巫女」がそれを引き出すだけでいい。適応候補者もすでに発見している。
必ず誰かが適応してくれるはずだ。
一人で不可能ならば、二人でも、三人でも――可能性はある。

不安要素はツェフド・ヤジュラフ。我が師。偉大なる『シャンバラ』の首席導師だ。真の力を持つ者。
他に方法はない。説得することもできない。私は恐れている。
彼と戦うこと……彼の怒りを買うこと。彼が“家族”と呼ぶ者たちを傷つけようとしたとき、どんな顔をするだろうか。

だが、私は逃げることができない。
それでもまた、もう一度、もう一度だけでも、いや、何度でも。ありとあらゆることをしよう。あの場所に帰れるなら。
彼女に会えるならば、どんなことでもすると誓う。もう迷わない。

手段は選んでいられない――あの危険な暗殺者に協力を頼むつもりでいる。
私は明日、ツェフド・ヤジュラフを、いや、マスター・スカイを殺害する。

彼には恨まれるだろう
だが、それでもまたもう一度。いや、何度でも。私は諦めない。
GM:以上です!
鶴喰湊融:「………」その情報を、USBスティックへコピーしつつ見ていた。
GM:情報は得た。
鶴喰湊融:「……もう一度、か」
GM:いまならば、脱出を試みることができるだろう。
鶴喰湊融:隔壁を全開放する。監視装置を全てオフに。
鶴喰湊融:もう、十分過ぎるほどに得られたのだから。
鶴喰湊融:手のひらの内に、花弁が舞い。
鶴喰湊融:白と黒が混ざり、刃を為す。
鶴喰湊融:「……わたしも、もしも。あの日あの時に戻れるというなら…どうするんだろうな」
鶴喰湊融:刃が一閃。開けられた壁から、外へと駆け出した。
スレイベギー警備隊:「……! なんだ!?」
スレイベギー警備隊:「誰かが……捕虜だ! 《ヴリトラ》の……!」
鶴喰湊融:「ごきげんよう」さあ、と花弁が舞い。「そして」
鶴喰湊融:花弁が床に落ちるころには、既に斬線と共に追い抜いて。「おやすみなさい、だ」


GM:烏羽と百入が到着したとき、すでにビルの周辺は騒然としていた。
GM:明らかに人払いがなされている。
GM:そして誰かが叫ぶ声がかすかに聞こえる。
烏羽岬:「あっちだ。行くぞ」
百入結衣子:「……どうにも、うちの妹は」
江永瑞穂:「……うん」
百入結衣子:「お転婆みたいだ。誰に似たんだろう」
GM:烏羽くんは、ここに至ってようやく負傷が治り始めているのを感じる。
GM:まだ少し鈍いが、体は動く。戦闘行動に支障がないレベルだ。
烏羽岬:「教育によろしくない、様々な影響を受けているのは間違いないな」 手を握ったり開いたりしています。
江永瑞穂:「警備員がいるわね」
江永瑞穂:「数は六。一気にやっちゃいましょう。……烏羽、そろそろ動けるでしょ?」
烏羽岬:「ああ」 百入さんの反応を待たずに飛び出します。
百入結衣子:「行けそう?こっちで4持とうか……あっ!」
烏羽岬:死角を伝って一気に警備員の背後へ。
烏羽岬:着地と同時に後頭部に手刀。二名を昏倒。
江永瑞穂:「はやいってば、もう……」 炎を纏う。飛ぶように走り出す。
百入結衣子:「お転婆……!誰に似たんだか……!」腕を振る。レーザーを横薙ぎに払う。
江永瑞穂:そして、一閃。吹き飛ばす。
烏羽岬:一人を炎に向けて蹴り出す。どうあがいても江永と衝突させるように。
百入結衣子:分子停止を引き起こし、止まった2つの的を撃ち抜く。
江永瑞穂:「……よーし! あとは湊融ちゃんが――」
烏羽岬:二人の足を掴み、移動を一瞬阻害する。レーザーに直撃させる。
烏羽岬:最後の一人の顎にパンチを叩き込み、昏倒させます。これで六人。
百入結衣子:「もう、無茶やる……!」
烏羽岬:「よし、動けるな。なまってもいない」
烏羽岬:「無茶でもない。言っておくが、中学生男子が女子二人に守られて後ろで縮こまっているのはかなり苦痛だったんだぞ」
烏羽岬:「ようやく借りを返せる」
百入結衣子:「あはは。可愛いとこあるなあ、岬」
鶴喰湊融:では、その言葉とほぼ同時。上階の硝子が砕けて降り注ぎ。
烏羽岬:「それより百入。江永」
烏羽岬:「そこ、危ないぞ」
江永瑞穂:「そりゃーご苦労様! じゃ、こっから思い切り働いてもらうからね。湊融ちゃんを救出――」
江永瑞穂:「わっ!? 湊融ちゃん!」 すっごい驚く
鶴喰湊融:くるくると、周りながら落ちてくる人影。
百入結衣子:「……えっ!?」
鶴喰湊融:「ーーーーーわ、ぁ、あ、あぶっ、」皆の事を見て目を見開く。警備員しかいないから斬り込むつもりだったのだ。
烏羽岬:真っ先に落下ポイントに陣取ってます。二人に教えなかったのは、いいところを見せたかったためだ。
鶴喰湊融:「ぁぁあそこ危なーいっ!」
烏羽岬:「大丈夫だ。そのまま降りて……」 両手を広げる。キャッチの構え。
鶴喰湊融:カーディガンを広げて、姿勢を整えて。ちょうど鳥羽くんのところに落っこちてくる。
烏羽岬:「降り、て」 落ちてきた瞬間に膝をバネのように使って衝撃を吸収。 「きたな」
江永瑞穂:「!?」
鶴喰湊融:「……むぎゅ………!ご、ごめん…」
百入結衣子:「湊融……!岬……!」
烏羽岬:抱きかかえたまま江永&百入のところに見せにいきます。
江永瑞穂:「よ……」
鶴喰湊融:「……鳥羽くん、ありがと…って、降ろしていいんだよ…?」あわあわしつつ。
烏羽岬:(イメージ:死にかけのネズミを飼い主のところに持ってくる猫)
江永瑞穂:「よかった……! 無事だった……! 大丈夫!? 怪我は!? 何かされた!?」
鶴喰湊融:「……え、ええと。その……戻りました…?」鳥羽くんに抱えられて、ちょっとこわごわと。
百入結衣子:「よかった~~~~」
鶴喰湊融:「むぐっ……だ、大丈夫ですよ~~」
百入結衣子:「大丈夫?怪我ない?本当に?大丈夫?」
百入結衣子:「おかえり湊融~~~~~」2人に飛びかかるように抱きつく。
鶴喰湊融:「大丈夫です~、一回リザレクトしたくらいで…情報も結構手に入れられましたよ……」
鶴喰湊融:「ふむぎゅっ」
烏羽岬:「百入はさっきからこうなんだ。風紀が乱れる」
鶴喰湊融:抱きかかえられて鳥羽くんの胸元に更に密着。
江永瑞穂:「風紀って何よ……! でも、ほんとによかった……」
鶴喰湊融:「……うう…心配掛けちゃったんですよね…ごめんなさい」
百入結衣子:「心配したんだからね……!本当に……!」
烏羽岬:「ああ。何かあったらまっさきに自害を選びそうなのが鶴喰だったからな」
鶴喰湊融:「そ、そんなことはないよ……?」
烏羽岬:ようやく湊融ちゃんをおろしたあと、わしゃわしゃと湊融ちゃんの頭を撫で回し、最後にこつんと頭をぶつけます。
烏羽岬:「よく帰ってきた」
鶴喰湊融:「ふにゃっ…………えへへ。ただいま」
鶴喰湊融:照れくさそうに撫でられた頭を抑えて。微笑みながら。
江永瑞穂:「うん。……はやくみんなで、ちゃんと帰りたいね」
百入結衣子:「うん。よかった」
百入結衣子:「よかったよ……」涙ぐんでいる。
百入結衣子:「本当にさ……」
江永瑞穂:「次は、椋実さんかな」
百入結衣子:「本当……」
鶴喰湊融:「そうですね……ってあああ泣かないで…!」
烏羽岬:「ああ。スレイベギーのアジトを荒らすのは適任者に任せよう」
烏羽岬:「竹間? どうせどこかで聞いてるんだろう。好きなように放火してくれていいぞ」
鶴喰湊融:「うん。このままここにいると、追手もかかるだろうし…」竹間?協力者だろうか、と思いながら。
百入結衣子:「うん。帰ろう」
GM:では、烏羽くんの言葉が終わるぐらいのタイミングで、きみたちのいる場所とは逆の裏手で煙が上がる。
GM:離脱するなら、いまだろう。
烏羽岬:「……放火って比喩表現じゃなかったのか?」
百入結衣子:湊融の手を取る。「あたしたちの、帰るべきところに」
江永瑞穂:「椋実さんの行きそうな場所は、心当たりあるしね……」
鶴喰湊融:「…はいっ」取られた手を、握り返して。
烏羽岬:「行くぞ。僕が先導する」
烏羽岬:「これ以上奴らの好きにはさせん」 返事を待たずに走り出します。


GM:シーン終了。4人全員、調達とロイスが可能です!
鶴喰湊融:鳥羽くんにロイス取ります—。
椋実翔利:応急手当キットが浴びるほど欲しい!!
鶴喰湊融:お兄ちゃん 鳥羽岬 〇親愛/不安 傷とか大丈夫かな…
烏羽岬:ほほほ……マスターエージェントのくせに回避エフェクトすら持っていないと大変おじゃな……
鶴喰湊融:あ、前買った強化素材もここでゲット出来てるってことで大丈夫ですか?
GM:かったらすぐに使っても大丈夫ですし、今日か素材もここでゲットできてて大丈夫!
烏羽岬:マスターハンドガンに恩を売るため、応急手当キットを狙ってみます。さすがにトランクは買える気がしない。
百入結衣子:あ、じゃあ湊融にはアームドスーツ渡すよ!
椋実翔利:とにかく失敗が嫌なのでナイフを調達します 射撃攻撃も一応できるんだこれで
百入結衣子:着替えを渡しました
烏羽岬:3dx+4=>8
DoubleCross : (3R10+4[10]>=8) → 10[2,3,10]+4[4]+4 → 18 → 成功

鶴喰湊融:わあい。じゃあ鳥羽くんに強化素材渡して、アームドスーツも貰います!ありがとう。空いてるケースにいれます。
百入結衣子:ミドル戦闘があるなら
烏羽岬:財産・・があってもトランク届かなかったなこれw
百入結衣子:応急は使わずに持っておいてもいいかもですね
烏羽岬:どのみち使うのは椋実さんだから、じゃあこの応急は椋実さんに渡しておきましょうか。
鶴喰湊融:うーんショットガンとかのがいいかな…。あ、そうだ。
烏羽岬:コンビニの399円くらいのワインです
鶴喰湊融:水晶の剣いいですか…?
椋実翔利:いや調達6とかあるし行けるか……ショットガン(スラッグ)にしよ
椋実翔利:3dx+6=>11
DoubleCross : (3R10+6[10]>=11) → 8[4,6,8]+6 → 14 → 成功

烏羽岬:マスターショットガン(スラッグ)
椋実翔利:購入! 応急手当キットも受け取って今使っちゃって良いですか!
百入結衣子:今使っちゃう?
椋実翔利:もっとマスターハンサムとかならいいよ
椋実翔利:あ、クライマックス前の方が良いか……
椋実翔利:ミドルではリザレクトで凌ぐから。じゃあ温存しまーす
烏羽岬:クライマックスに確実に使えるよう温存しておくか、ミドル戦闘でリザレクトしなくていいように今使うか
烏羽岬:椋実さんの侵蝕高いから悩みどころですね
椋実翔利:お姉ちゃんに従うことにするよ
烏羽岬:怒られるもんな・・・w
椋実翔利:こちらは以上!
烏羽岬:湊融ちゃんにロイス取ろうっと。
百入結衣子:応急一応増やしておくか
百入結衣子:隠密して判定します
椋実翔利:姉性(あねせい。母性のようなもの)に目覚めたようだから好きにさせてやるのさ
鶴喰湊融:応急買っておくかな…。
百入結衣子:6dx+5>=8
DoubleCross : (6R10+5[10]>=8) → 9[3,3,6,7,7,9]+5 → 14 → 成功

鶴喰湊融:6dx+5=>8
DoubleCross : (6R10+5[10]>=8) → 10[2,3,7,7,8,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

烏羽岬:-家族(妹のような存在)/鶴喰湊融/○庇護/罪悪感/ロイス
百入結衣子:お兄ちゃんに渡しておくからね
鶴喰湊融:むう…。今使うか悩む。
烏羽岬:湊融ちゃんから強化素材を頂いたので、キーンナイフIIに使います!
GM:OK!
烏羽岬:これで私は麒麟骨(改)!
鶴喰湊融:今減ってるし持っておこ。以上!
烏羽岬:ロイスも取ったので以上です。
椋実翔利:へへへ……応急手当キットがいっぱいだぜえ……
GM:OK!

ミドルシーン3:Flathead

GM:とりあえず、まずは椋実さんだけ登場してください。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:68->72)
GM:OK!


GM:追い詰められているのは自覚している。
GM:だが、それは向こうもだ。きみはナンバー4の居場所を掴んでいる。
GM:接近さえすれば、十分な援護があれば、武器を奪還できるはずだ。
GM:きみは路地裏で束の間の休息をとっている。あるいは攻撃の準備か、逃走の隙を探っているのか。
GM:こうしていると思い出すことがある。かつて、こんなときがあった。


GM:仕事が一つ終わった。
GM:マスター・ヴォルトは敵を討ち滅ぼし、きみはその一部始終を撮影した。
GM:縹霞美は、路地裏で待っていた。
縹霞美:「……お。もう終わった?」
椋実翔利:「終わった終わった。やー、何度見てもすげーなやっぱり」
椋実翔利:「あれに勝てるやついんの? って思っちまう」
縹霞美:「そうだねー。……そうだね」 くわえていた煙草から灰を落とした。
椋実翔利:「映画に出てくんねえかな。宇宙から来たやばいのをこうさ、ドーン!」 ヘラヘラと楽しそうだ
椋実翔利:「あ、タバコいい? 切らしちって」
縹霞美:「宇宙って」 少しぎこちなく笑う。 「笑える」
縹霞美:「ん」 煙草を差し出す。
椋実翔利:「サンキュ」 受け取り、すぐに火を点ける 「フー……」
縹霞美:「あのさー……きみって、わりと間近でうちのリーダーのこと見てるわけじゃん」
椋実翔利:「ん? うん。相当なー」
縹霞美:「どう思う?」
縹霞美:「怖くない?」
椋実翔利:「あー……」 少しだけ考えて 「別に?」
椋実翔利:「全然怖くないつったらウソになるよ。もしあんなのでさ、狙われたりしたら、オレぜってーどう考えても死ぬし」
椋実翔利:「でも我らがリーダーはンな無駄なことしないだろ? オレがクソよっぽどバカを働かない限りさ」
椋実翔利:「オレらのバーも無事じゃん。気付いてないワケないのにさ。だから別に怖くねーよ」
縹霞美:「あー……いや、戦ったら1秒で灰になるだろうけど。そーゆーことじゃなくてさァ」
縹霞美:「あの人の指示で研究とかしてるけど、やればやるほど……なんだろ……」
縹霞美:「私たちのこととか、どうでもいいと思ってるっていうか……まああのくらい強けりゃそれはそーなんだけど、もっと、こう」
椋実翔利:黙って聞いている 彼女が喋っている時は、頷きながら聞いてやるのが自分の役目だ
縹霞美:「……うまく言えないな~。とにかく私らのこと、スタッフとして見てないっていうかさ。わかる? つーか、わかってよ」 縋るような目で見た。
縹霞美:「材料、みたいに思ってる気がしてる」
椋実翔利:「あーあー……アレ? 社会の歯車的な? それとももっとグロい系の話?」
椋実翔利:「じゃなきゃもっと難しい話かよ? オレそういうのよくわかんねえけど」
椋実翔利:「まー霞美が不安なのは分かる。ほら吸えって」
椋実翔利:勝手に霞美さんの手からタバコを抜いて勧める
縹霞美:「いまは、もういい」 苛立っているのかもしれない。こわばった顔で首を振る。
縹霞美:「きみってそーゆーところあるよね」
椋実翔利:肩をすくめて 「どういう所?」
縹霞美:「物事、真面目に考えたことないんじゃない? ぜんぜん相談相手にならない」
椋実翔利:「ひっでえこと言うの!」 笑う 「真面目に相談したいならそりゃ、オレを選ぶのは間違いだって分かってんだろ?」
椋実翔利:「オレは機械のこととか、エネルギーのこととか、全然分かんねえし。撮影とか簡単な加工とかがギリギリだぜ」
縹霞美:「……そうかもね」 頭痛を感じたように頭を押さえる。 「きみに相談するのが間違いだわ。確かにそう。うん……」
椋実翔利:「でも一緒に酒飲んで映画見て気持ちよく寝るくらいはできるってワケ」 肩を抱いて
椋実翔利:「この後なんかある?」
縹霞美:「……」 ため息をつく。
縹霞美:「気分じゃない」 手を払って、きみから離れる。
椋実翔利:「そら残念。気分になったらまた来てくれよ」
縹霞美:「調べたいことがあるわけ。……相談相手が当てにならないし」
縹霞美:「自分でやるわ。自分で……」
椋実翔利:「オレはいつでもオレらのバーにいるしさ。じゃーなー」 手を振って見送る
縹霞美:「そうね」 離れていく。
縹霞美:「自分でなんとかするわ。きみも私も、同じタイプだしね」
椋実翔利:「そうは思わね—けど。ま、ホントにマジのマジでヤバくなったらオレも相談乗るよ」
椋実翔利:「セルなんて抜けてどっか遊びに行こうぜ。海とかさ。南の島! 沖縄みたいな」
縹霞美:「……そうだね」 引きつった顔で笑う。
縹霞美:「私の心配がどうでもいいことだったら、休暇でもとるわ」
椋実翔利:「そうしようそうしよう。……一応言っとくけど」
椋実翔利:「マジのマジでヤバい真面目な話でも、相談にゃ乗るからな」
縹霞美:「……」
縹霞美:「考えとく」
GM:縹霞美は去っていく。
椋実翔利:「おう」 軽薄な笑みのまま見送る
椋実翔利:その丸い背中が見えなくなければ、ふと笑みを潜めて
椋実翔利:(ありゃちょっとマジのマジに半分くらい足突っ込んでんな……何があったんだろ。大丈夫かね)
椋実翔利:(とりあえず足抜けの手回しくらいはしとくかなー)
椋実翔利:(ゲートの脱出先と、足と、行き先と……銃も一応……)
椋実翔利:頭の中であれこれと試算しながら、一人であのバーへと向かっていく。
GM:結局のところ、これが最後のまともな彼女との会話となった。
GM:この翌日、縹霞美はジャーム化したことが周知され、『発見次第駆除』の指示が下ることになる。


GM:というわけで、まずは侵食率ダイスから。
GM:椋実さん以外の三人はダイスをどうぞ。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:65->72)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:69->74)
烏羽岬:ンッ
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:56->65)
GM:OK!


GM:少しの間、微睡んでいたか、昔のことを思い出していたかもしれない。
GM:椋実翔利――きみが現実に注意を戻したのは、アレトゥーサの警告があったからだ。
アレトゥーサ:『警告。アドミニストレーター椋実。休息の終了を推奨します』
椋実翔利:「…………おう」
GM:休めたのは数十秒か、長くとも数分だっただろう。疲れているのを感じるかもしれない。
椋実翔利:「別に休んじゃいねーよ。考え事だ考え事。この素晴らしい頭脳をガンガンに回転させてたの」
アレトゥーサ:『状況を解決する方法を検討されたのであれば、実行にご協力します』
椋実翔利:「え? あー……まあそれは置いといて」 誤魔化すように頭を掻き
椋実翔利:「警告って何だ? またドローン? 随分数落としたけどまだ来んのか」
アレトゥーサ:『いいえ』
椋実翔利:「そろそろ飽きてきたぜ。スマホのバッテリーもクソ熱いし。てか膨張してね? 大丈夫かこれ?」
アレトゥーサ:『ドローンの撃破状況を通じてこちらの動きを推測されたようです。本体ユニットの一部が接近しています』
椋実翔利:「本体……てことは」
椋実翔利:「ガキか」
アレトゥーサ:『はい。ナンバー4の射撃型ユニットと推測。……ご認識のとおり、私の残存リソースも僅かです』
アレトゥーサ:『強硬手段の採決を推奨します』
椋実翔利:「へっ、良いじゃねえか。ちょうどいい。さっき落としたドローンの武器はまだ使えそうだしな」
椋実翔利:「どうせ撃つならつまんねえドローンじゃなくて、もっとムカつく顔に限る」
アレトゥーサ:『現有戦力での撃破可能性を算出しますか? 不可能と推測します』
椋実翔利:「うるせーよ。ブチ抜くしかないってのはオマエも同じだろ」
アレトゥーサ:『いいえ。私を使用していただければ、武装の問題を解決可能です』
アレトゥーサ:『私の優先事項はアドミニストレーター椋実の安全です。実行許可をいただければ、達成します』
椋実翔利:「……そいつは」 声音が沈む
椋実翔利:「SHIDENを取り戻すってことだな。接近すれば可能なんだな?」
アレトゥーサ:『可能です』
椋実翔利:「よし。それならそのクソあったけえ優先事項とやらを書き換えとけ。最優先するべきはオレの安全じゃない」
椋実翔利:「SHIDENだ。オレのものをオレの手に取り戻す。それ以上に優先するべきことなんて何もねえよ」
アレトゥーサ:『矛盾しています。安全のために武装するのではありませんか?』
椋実翔利:「バカ。安全なんて考えるんならとっととケツ捲って逃げてるっての。オマエのことだって放っぽり出してな!」
アレトゥーサ:『よくわかりません。では、なんのために武装を?』
椋実翔利:「言ってんだろ! あのガキに、《スレイベギー》に、もし他にいるならそれも全部ひっくるめて、ムカつく連中をブッ殺して!」
椋実翔利:「そうじゃねえ奴らと楽しく過ごす!」
椋実翔利:「それだ。それだけなんだよ、オレはよ。……そういう勝手をするためには」
椋実翔利:「いや、"ヴリトラ"。オレらの家で、あいつらと一緒にいるにはさ。必要だろ。SHIDENが」
椋実翔利:「バカみてーな力が。勝手をやって、邪魔するやつをブッ殺す力が」
椋実翔利:「分かるか?」
アレトゥーサ:『すみません。私には、少し難しく――』
スティノラ:「アホの理論はよくわかんねーってさ。……なあ」
スティノラ:「追いついた。まさかあそこから逃げるとは思わなかったよ……観念するだろ、普通?」
スティノラ:「潔さとか知らない? 日本人、そういう美学あるんじゃなかったっけ?」
椋実翔利:「そうだな。だけど、ほら。オレの顔をよく見ろよ」
椋実翔利:「見えるか? この利発な顔が。普通の日本人とかいうつまんない枠組みに収まるように見えるか?」
ナンバー4:「……馬鹿馬鹿しい」
椋実翔利:「あ? んだガキ」
ナンバー4:「ぼくがあなたのために時間を費やすなんて、すごく不愉快だ」
椋実翔利:「は? オレの方がオレのSHIDENをテメーにパクられてよっぽど不愉快なんだが」
ナンバー4:「ぼくはぼくのものを取り戻しただけだ。それはぼくのものだ」
椋実翔利:「今すぐオレに返して詫びて死んだ方が良いぞ。最期くらい善行で飾れ」
ナンバー4:「ぼくのために用意された、ぼくの武器だ。マスター・ヴォルトのものはみんなそうだ」
ナンバー4:「あなたはただのコソ泥でしかない。そうだろう」
椋実翔利:「おいスティノラ脳筋クソ女。なんだこの聞き分けのないクソガキは。拾った犬でも人前に出す前にきちんと躾けろよ」
スティノラ:「そりゃーまあ、モトにした人格が悪かったんじゃないか?」
椋実翔利:「後から出てきて人のものを強奪しておいて、もともとの持ち主をコソ泥扱い! 親の顔が……いや、これ墓穴臭えからやめとこ」
椋実翔利:「モトにした人格ぅ? ヒトラーでも使ったのか?」
スティノラ:「だったらもうちょいマシだったかもね」
ナンバー4:「スティノラ。本当にこの男を相手にする必要があるのかな? もうほしかったものは奪った。放っておいても脅威になりはしないだろう」
椋実翔利:「ヒトラーよりひどいってなんだよ。ヒトラーより悪い人間なんてオレ知らねーぞ。ドナルドトランプか?」
ナンバー4:「……時間の無駄だ。椋実翔利。父さん。もうぼくの目の前に出てこないでほしい。ぼくの人生に干渉しないでくれ。……過去とか、しがらみとか、そういう繋がりはうんざりなんだ」
ナンバー4:「ぼくの目の前に二度と現れないなら、見逃してもいい」
ナンバー4:「これが最後だ」
椋実翔利:「逆だカスガキ」
椋実翔利:「どこのアホ女がケツでタイピングしたのか知らねえが、オレのことを父親だとか言いながらオレの物を奪ってオレに消えろとか抜かす救いようのないロジックで成立する自分を恥じる感情をとっとと思い出して、」
椋実翔利:「生まれたことを後悔しながらSHIDENも何もかも全部オレに明け渡して、シベリアで死ね」
ナンバー4:「……やっぱり話にならなかったな」 その足元から、小さな金属片が転がり、がちがちと音をたてて組みあがる。
椋実翔利:片手にスマホ、もう片手にドローンから引っ張り出した銃を握る
ナンバー4:「その貧弱な武装で、ぼくに勝てると思っているのか? 知性がまるでカマドウマ以下だな」 金属片が見慣れた砲身を、飛翔兵器を形成する。
椋実翔利:アレトゥーサに吐いた言葉に偽りはない。安全などどうでも良い。ここでSHIDENを取り戻す。それが何よりの優先事項だ
椋実翔利:(……オレがこの身一つピンピンしてたって何にもなりゃしねえ)
椋実翔利:("ヴリトラ"に帰ることもできねえ。……アレがなきゃあ)
GM:無数の砲身が椋実翔利を取り囲む。砲撃準備が完了する。
椋実翔利:「……テメーこそ。人様が散々使いまわした武器を振り回して偉そうに」
椋実翔利:「見ててやるよ。その玩具でどれだけ上手に遊べるかな? で満足したら……」
椋実翔利:「……死ね!!」
ナンバー4:「誰が死ぬものか。ぼくは」
:「――――椋実」
:「目を閉じろ」 ナンバー4の言葉途中で、空き缶サイズの何かが複数投擲される。
ナンバー4:「これから、ぼくは、ぼく自身を楽しむことにする。そのための力を手に入れたんだ」 砲身が赤熱する。椋実翔利とはまた違う武装の使い方。
GM:だが、その砲撃が実行される直前に、放り投げられた何かがナンバー4の視界を遮った。
:軍用のスタングレネードです。凄まじい閃光と轟音で、ほんの一瞬だがナンバー4を行動不能にする。
椋実翔利:「……烏羽!?」 腕で目を覆う
ナンバー4:「! ……援軍!」 両目の光が消える。即座に視界を遮蔽した。とはいえ、それは致命的な隙でもある。
鶴喰湊融:その一瞬。固まったその時に。
鶴喰湊融:閃光さえも塗りつぶせない、白と黒が幾重にも空に線を描いた。
鶴喰湊融:「――遅れました。すみません」
鶴喰湊融:晴れた後には、既にすべての囲む砲身は。真っ二つに切落されている。
椋実翔利:「鶴喰!?」
椋実翔利:「無事じゃねーか!!」
スティノラ:「《ヴリトラ》! ち……、もう追いついたか? ヤシュトとアビーラバーは何をやってんだ!」
鶴喰湊融:「当然ですよ」
鶴喰湊融:「あんな警備でわたしを閉じ込められるものですか」剣をナンバー4へ構え。
鶴喰湊融:今にも切り掛からんと気を発し。
百入結衣子:刹那、背後でレーザ光が乱舞する。
百入結衣子:それが引き起こすのは、分子運動停止の冷却。
ナンバー4:「……次から、次へと!」
椋実翔利:「何だよ! スレイベギーも大したことねーな! それじゃ何つうか……」
GM:動きが止まる。百入結衣子の奇襲は完全な形で決まるだろう。
椋実翔利:「……まあいいか! んで百入と江永は? その辺いる?」
百入結衣子:そこに間髪容れず、弾丸を叩き込む。
百入結衣子:「先に言うなバカ!」
椋実翔利:「お。いたわ」
百入結衣子:「余計なことをさ……!いいけど!終わったから!」
鶴喰湊融:二人のやり取りに苦笑しつつ。相手を油断なく見つめている。
スティノラ:「おっと……一気に形成が傾いたね、これは」 百入の弾丸が届く直前。
烏羽岬:「いや、まだだ」
烏羽岬:「終わっていない」 物陰から歩み出る。
スティノラ:液状の障壁が足元から伸びあがり、ナンバー4への銃撃を阻む。
椋実翔利:「いいだろ別に。どーせ頭数は割れてんだし……」
烏羽岬:「百入の不意打ちを止めるか。やるな」
スティノラ:「いやー……全員集合しちゃってるか。新兵器まで使わされるし、いいことないね」
百入結衣子:「終わりよ。危機は」
百入結衣子:「あたしたちが揃った」
百入結衣子:「ここからは、始まりだから」
椋実翔利:「……それもうちょい後にしねえ? 具体的に言うとオレがSHIDEN取り返したら……」
烏羽岬:「ということは、やはり《ヴィングトール》の隣にいるのがそうなんだな」
椋実翔利:「おっ、そうそう。あのいかにも世の中舐めてますみたいなガキ……」
烏羽岬:「ナンバー4。SHIDENを奪った、お前の……息子か」
椋実翔利:「それは違うっての! なんか女がそういう風に設定しただけ!」
ナンバー4:「……目障りなやつが増えた」
烏羽岬:「ナンバー4」 横でわめいている椋実さんをよそに声をかけます。
烏羽岬:「見ての通りだ。この椋実翔利という男は、この地球上においてもそうとうタチが悪く、一度恨みを持つと非常にしつこい」
烏羽岬:「これから先、お前にちょっかいを出し続けるだろう。SHIDENを返してくれないか?」
ナンバー4:「ぼくが返す理由が何もない。もともと、これは、ぼくのものだからだ」
烏羽岬:「そもそもはマスター・ヴォルトのものだろう」
ナンバー4:「じゃあ、ぼくが次のマスター・ヴォルトなんだ」
烏羽岬:「……なるほど。三代目か」 納得しました。
椋実翔利:「おい誰を二代目換算してる」
スティノラ:「ジュニア、こいつらの話に付き合ってもいいことないよ。幸い、頭数は互角だ」
百入結衣子:「……頭数」
スティノラ:「そのうち一人は主力兵装なしの戦力外。ここで潰してしまうとしよう」
GM:周囲に警戒しているメンバーなら、当然のように気づいていい。
GM:君たちとは反対側の路地を、さらに二つの人影が塞いでいる。
ウォフ・マナフ:「……“鶫”!」
ウォフ・マナフ:「追い詰めたぞ……! お前を消す。お前を、消す。お前を……」 全身からの激しい放電。明らかに異常な状態とわかる。
ウォフ・マナフ:「殺す。消して、いなかったことに……してやる……」 瞳からも火花が散っている。物理的な火花だ。
烏羽岬:「来たか、マカール。……もうひとりは……」
烏羽岬:「……」 目を細める。
アビーラバー:「……うん」
アビーラバー:「いい考えだと思う。“ヤシュト”は明らかに彼を特別視している」
アビーラバー:「彼がいなくなれば、次の特別を見つけるしかなくなると思う。ぼくは賛成だ。……だから、きみの思った通りに」
アビーラバー:「全員を殺すしかないね。協力するよ」
烏羽岬:「……知らない顔だ。百入、鶴喰、心当たりはあるか?」
百入結衣子:「……知らない顔よ」
百入結衣子:「知らない顔」
鶴喰湊融:「…いえ。もう一人はわたしも」上段へ太刀を構え直す。
鶴喰湊融:「…百入さん?」
百入結衣子:「誰でもないんだ。そういう奴よ」
アビーラバー:「ひどいな。……いや、忘れるのも当然か」
アビーラバー:「過去を消し、別人になって、断絶の危機を乗り越える。ぼくも、あなたたちのようになりたい」
百入結衣子:「……っ」口許を抑える。
アビーラバー:「“ヴィングトール”。始めてもいいかな? それと、『彼女』だけは殺さないでほしい」
百入結衣子:「ふざけるな……お前は……」
百入結衣子:「お前はっ……!」
アビーラバー:「尊敬しているんだ。彼女からは、学ぶことがたくさんある」
スティノラ:「……こっちのセルの野郎どもは、まったく好き勝手な……。まあいい。好きにしな」
スティノラ:「さっさと始めよう」
椋実翔利:「ケッ、どいつもこいつもグチグチ喋くりやがって! どうせ全員片付けられるってのによ!」
椋実翔利:「……ガキはオレがやる! 他任せるからな!」
百入結衣子:「ええ。自分の因縁には、自分で、決着付けて」
百入結衣子:「あたしも、そうする」
GM:ミドル戦闘を開始します
GM:セットアップ! 何かある人!
鶴喰湊融:なしです!
椋実翔利:コーリングシステム……君がいなくてセットアップが広くなった気がするんだ なし!
烏羽岬:まだ限界突破が使えない! なしです。
スティノラ:コーリングシステム。『機甲戦虫サウレ』フォールンマシンに搭乗。
ナンバー4:コーリングシステム。『SHIDEN』に搭乗。
GM:他2名はなし!
椋実翔利:降りろ!
百入結衣子:乗っとる……
■ミドル戦闘:
      スティノラ[12]
      ナンバー4[13]
        |
      (10m)
        |
   烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[9]、椋実[14]
        |
      (10m)
        |
     ウォフ・マナフ[6]
      アビーラバー[11]
GM:こうじゃい!
百入結衣子:『カイツールの望遠鏡』:《先陣の火》。
百入結衣子:行動値を+10。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:65->67)
GM:OK!
[19][侵蝕67] 百入結衣子
[14][侵蝕72] 椋実翔利
[13][enemy] ナンバー4
[12][enemy] スティノラ
[11][enemy] アビー・ラバー
[07][侵蝕74] 鶴喰湊融
[06][侵蝕72] 烏羽岬
[06][enemy] ウォフ・マナフ
GM:んだば、初手は百入どん!
GM:行動をお願いします!
烏羽岬:いけー!チェストしろー!
百入結衣子:マイナーで“最高次の複雑性”試製御渡用戦闘衣(完全熱工学迷彩服)を起動。隠密状態へ。
GM:いつものやつ!了解!
百入結衣子:メジャー『アクゼリュスの王笏』:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》《光速の剣》《レーザファン》。
百入結衣子:ナンバー4とスティノラのエンゲージを攻撃。
GM:OK!
GM:判定をどうぞ!
百入結衣子:11dx7+10
DoubleCross : (11R10+10[7]) → 10[3,3,3,4,5,6,6,6,7,8,8]+10[2,5,7]+6[6]+10 → 36

GM:がんばれば避けられそうな絶妙な値…
百入結衣子:ガード不可です
ナンバー4:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[2,3,3,5,7,10,10]+8[2,8] → 18

スティノラ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[4,7,9,10,10]+10[5,10]+7[7] → 27

百入結衣子:回してくんな!
GM:グゥーッ!あと一回まわれば!
烏羽岬:あぶなっ
鶴喰湊融:こわ…
椋実翔利:ロケットダイスしてんねえ!
百入結衣子:ダメージ出します
GM:スティノラさんがナンバー4をマグネットフォースでカバー!
GM:ダメージをどうぞ。
百入結衣子:4d10+39+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (4D10+39+3D10+5) → 14[6,3,4,1]+39+20[6,4,10]+5 → 78

GM:装甲はかなりいっぱい持ってる。まずは…
GM:『機甲戦虫サウレ』フォールンマシン。装甲15
GM:『リキッド・フレーム』ブーストアーマー 装甲15
百入結衣子:ヤバ
烏羽岬:フォールンマシンとブーストアーマーw
GM:『リキッド・フレーム・フルッド』リビングコード 装甲7
百入結衣子:持ちすぎ
GM:合計37で、41点まで減らす。
烏羽岬:ヤベー
百入結衣子:じゃあその倍の82点!
GM:82点のダメージが来るので、これをまずリビングコートの機能で減少させる
椋実翔利:それでもここまで通るのかよ
GM:82-4d10
DoubleCross : (82-4D10) → 82-13[2,4,2,5] → 69

GM:ひ、ひくっ!?
GM:いくらなんでも低い!リビングコートも爆発して消えた!
GM:なんじゃこりゃあ! 不良品つかまされた!
GM:仕方ないから奥の手の電磁反応装甲も3枚ぜんぶ使って9点ダメージ!
百入結衣子:そんなんもあんのかよ
GM:最悪…。演出をどうぞ。
百入結衣子:アビーラバーと対峙するように、構えて。
百入結衣子:ふと、何気なく、手を後ろに翳す。
百入結衣子:そこからレーザの極光が、ナンバー4を目掛けて飛ぶ。
スティノラ:「……!」
スティノラ:「そういうことする……! はは、こいつはよそ見してらんないわ!」 液状の障壁が何枚も、何枚も形成され、攻撃を減衰させる。
百入結衣子:「大丈夫よ」
百入結衣子:レーザを更に連射。分子運動と分子停止の連打攻撃。
百入結衣子:「元からそっちが狙いだもの」
百入結衣子:「あなたには、銃撃なんて通らないでしょうから」熱と冷却で、重装備の脆性解体を狙う攻撃。
百入結衣子:「これで崩す。堪えるでしょう?」
ナンバー4:「“ヴィングトール”。受けられるか?」
スティノラ:「よーくわかってるな、二人とも。……これは無理かもね」 胸をおさえている。
百入結衣子:(……とはいえ、流石にいいものを使ってる)
百入結衣子:(すぐに落とすまでは行かないか)
スティノラ:「その前に、見せてくれよ。約束だろ?」
スティノラ:「この世の終わりみたいなさ。派手なやつを」
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8した(侵蝕率:67->75)
GM:手番はそのまま椋実さんです。
GM:行動をどうぞ~
椋実翔利:よし来た! テメーの天下もこれまでよ!
椋実翔利:マイナーアクションで接近し、メジャーアクション……の前にオートアクションで兵装の奪還を宣言します。
      スティノラ[12]
   ナンバー4[13] 椋実[14]
        |
      (10m)
        |
   烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[9]
        |
      (10m)
        |
     ウォフ・マナフ[6]
      アビーラバー[11]
椋実翔利:ナンバー4からな! SHIDENを返してもらうぞ!
GM:よし…では、移動&対決!
GM:先にアクション側である椋実さんが振ってください。
GM:知識:機械操作で。
椋実翔利:行くぞ! ここで死ね!
椋実翔利:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[3,6,9]+1 → 10

椋実翔利:フ……超えられまい
GM:なんとかしてみせる!
ナンバー4:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[2,3,4,8] → 8

GM:おごっ
GM:素で負けた
椋実翔利:いやマジで技能持ってないんか~い
百入結衣子:やっぱ技能あるやつは違うな
椋実翔利:こいつマジ……まあいいや。メジャーまでやっちゃいますぜ!
GM:どうぞ、演出を!
椋実翔利:このままヴィークル用レールキャノンを使用して、《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《因果歪曲》。対象は後方のアビー・ラバーとウォフ・マナフ!
GM:へい!
椋実翔利:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,2,2,5,5,5,5,5,7,8,10]+10[7,9,9]+10[3,7,9]+10[9,10]+10[8,10]+10[2,7]+2[2]+6 → 68

椋実翔利:ヒャッハー! 死ね!!
GM:たかっ!?
GM:椋実さんなのに、今回は高い!
GM:うおお!ウォフ・マナフ!まずはお前がかわせ~!
ウォフ・マナフ:コンボ:離れ煙嵐
ウォフ・マナフ:ゲットダウン
ウォフ・マナフ:11dx+20
DoubleCross : (11R10+20[10]) → 10[1,2,2,3,4,5,8,8,8,9,10]+10[10]+5[5]+20 → 45

ウォフ・マナフ:無理…
百入結衣子:だから回すなや!
椋実翔利:普通に危ねえ
烏羽岬:これ烏羽でも当てられない可能性があるw
アビーラバー:いちおうドッジ
アビーラバー:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[1,2,2,4,7,9] → 9

GM:駄目でしたね。アビーラバーが崩れずの群れでマナフをカバーリング。
GM:ダメージをどうぞ。
椋実翔利:7d10+20
DoubleCross : (7D10+20) → 36[10,9,3,4,3,1,6]+20 → 56

椋実翔利:諸々有効!
GM:アビーラバーは普通に112点ダメージ。めっちゃ痛い。
椋実翔利:百入とスティノラの激しい攻防の脇、出来合いの銃器を構えて駆ける影がある。
椋実翔利:その銃口が狙い定めるのはナンバー4と呼ばれる少年。だが、椋実の狙いはそれではない。
椋実翔利:「……アレトゥーサ!」
ナンバー4:「無駄なことを」
椋実翔利:「オレのSHIDENはどいつだ!」
ナンバー4:「そんな貧弱な銃器で、ぼくを撃てるつもりでいるのか」
アレトゥーサ:『すべてです。SHIDENのスペックは全方位多重砲撃形態にあります。ですが』
アレトゥーサ:『制御の核は正面1時の方向。接近し、接触してください』
椋実翔利:「っしッたらァ!」
アレトゥーサ:『私を使ってください、アドミニストレーター椋実。あなたと、みなさんが……好き勝手にふるまうために』
椋実翔利:適当に引き金を引いてその反動で銃を捨て、
椋実翔利:「おう! 存分にだ!」
椋実翔利:「一緒に好き勝手すっぞ!!」
椋実翔利:滑り込むようにスマートフォンを接触させる
ナンバー4:「武器を」 理解できない行動だった。
ナンバー4:「なんだよ、これ」 明らかに動揺していた。 「ぼくの……方が……権限が上なのに」
ナンバー4:「マスターヴォルト……シャンバラの技師……。アドミニストレーター権限? ありえない。巫女でしか、こんなことは」
GM:椋実翔利は気づく。
GM:理由は知らないが、その武器は、きみのために用意されたものだ。
GM:理由はわからないが、そうとしか思えなかった。きみは自由にその兵装を奪い取り、力を行使することができる。
椋実翔利:ニヤリと、これ以上ないくらい上機嫌に口角を釣り上げる
椋実翔利:「……撃てるか撃てないかで言ったら」
椋実翔利:「テメーなんぞ道端の小石でも撃てるぜ。だけどなあ。違ぇよなあ?」
椋実翔利:「オマエみたいなクズガキを……その立場って奴をパーフェクトに、めちゃくちゃに、100%立場を分からせて、地獄の底で土下座させ続けるには」
椋実翔利:「必要だろ? 最強の一振りがよ……!」
ナンバー4:「やめろ! ぼくのものだ! ぼくの!」 玩具を取り上げられようとしている子供のように、椋実翔利を止めようとする。
椋実翔利:「……SHIDENッッ!!」 咆えるように命じる。瞬間
椋実翔利:轟音を上げて、砲口から灼熱の光条が、明後日の方角に放たれる。
椋実翔利:それは中空にて婉曲し、地上の一点――後方の二名の敵の元へと降り注ぐ。
アビーラバー:「おっと……」
椋実翔利:さながら、裁きの雷のように。
アビーラバー:「“ウォフ・マナフ”。あとはきみに任せることになりそうだ」
アビーラバー:「戦力が一つ復活した。どうも、よくないな」
GM:雷の前に、アビーラバーが手を広げて立つ。殉教者のような仕草だ。
GM:その肉体が雷を受け止め、肉と血が焼ける。吹き飛ぶ。
椋実翔利:「……百入! オマエは3番だ! ナイス撹乱だった!」
椋実翔利:「2番目はアレトゥーサ! オマエのおかげでコイツを取り戻せた!」
アレトゥーサ:『恐縮です』
椋実翔利:「でも1番はオレだ! SHIDENはオレの……完璧にオレのもので、オレがブッ放したんだからな!」
椋実翔利:「アッハハハハ! さっすがよ。さすがオレのSHIDEN! 見てたよなクソガキ!?」
椋実翔利:「次ああなるのはお前だ」
ナンバー4:「違う……」
ナンバー4:「あんたみたいなふざけたやつが、力の持ち主なんて、絶対におかしい!」
椋実翔利:「知らねーよ! ふざけてるとかふざけてないとかよ!」
椋実翔利:「SHIDENは! 今! オレのもんだろうが!!」
烏羽岬:「(マスターヴォルトのものだと思うが……)」 黙って見守ってます。
椋実翔利:「文句があんならもう一回取ってみろよバーカ!!」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8した (侵蝕率:72->80)
GM:そのままナンバー4の手番。
ナンバー4:マイナーでコンボ:多重狙撃形態 形状変化:剛
ナンバー4:メジャーでコンボ:trenchant peek
ナンバー4:『SAVITR』フォールンピストルを使用。
ナンバー4:コンセントレイト+オールレンジ+異形の祭典+MAXボルテージ。
ナンバー4:対象はPC4人!全員!
烏羽岬:ヒエーッ
ナンバー4:10dx8+4
DoubleCross : (10R10+4[8]) → 10[3,3,4,5,6,7,7,8,9,9]+10[2,7,8]+10[9]+7[7]+4 → 41

烏羽岬:ゲー
百入結衣子:異形の祭典はミスディレもできん!
GM:よし!回避どうぞ!
鶴喰湊融:ドッジ。
椋実翔利:SHIDEN回避!
椋実翔利:3dx=>41
DoubleCross : (3R10[10]>=41) → 10[5,7,10]+9[9] → 19 → 失敗

鶴喰湊融:8dx+1=>41
DoubleCross : (8R10+1[10]>=41) → 10[4,4,5,5,6,9,10,10]+9[6,9]+1 → 20 → 失敗

椋実翔利:SHIDENおしい
GM:C値が8ならせいぜい1回しかまわらないと思ったが…やってしまったようだな
鶴喰湊融:めっちゃ回ってるのに…
百入結衣子:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[3,3,9] → 9

烏羽岬:どうしようかな。居合い使えば避けられるんだけど、そうなるとマカールに当てられないぞ。
烏羽岬:居合いドッジして、このラウンドの烏羽はバブバブトントンかナンバー4を殴りにいってもいいですか?
烏羽岬:>みんな
鶴喰湊融:装甲キツイですし、それで良ければ…!
椋実翔利:実際それで困るイメージはあんまりない
烏羽岬:そうしよっと! まあ居合い使ってもギリギリなんだけどな!
百入結衣子:侵蝕きついんですか?
百入結衣子:あたしカバーして攻撃に回してもいいけど
烏羽岬:いや、ここでリザしてもいいんですけど
鶴喰湊融:わたしもカバーあるな
椋実翔利:女子の守りが手厚い
烏羽岬:きついといえばきついかな……マルポンヴァリポンで8は上がるし
烏羽岬:あと、こういうちょうどドッジできそうな達成値の攻撃が来るのが珍しいので
烏羽岬:チャレンジしてみようかなって感じでした。おねいちゃんはカバーして侵蝕大丈夫ですか?
百入結衣子:2しか変わんないしね
百入結衣子:どうせ攻撃では死ぬだろうし……
烏羽岬:じゃあドッジがだめだったらカバーしてください……! 烏羽はクライマックスでアホみたいに上がるのが確定なので
烏羽岬:ドッジします。コンボ『乱れ晴嵐』で、《切り払い》《居合い》。
烏羽岬:3dx+34=>41
DoubleCross : (3R10+34[10]>=41) → 10[4,6,10]+9[9]+34 → 53 → 成功

烏羽岬:よけた!よけたぞー!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:72->76)
百入結衣子:すごい!
百入結衣子:さすが岬よ
鶴喰湊融:おおー!
GM:ひいい
鶴喰湊融:かっこいいです烏羽くん!
GM:おのれ…では烏羽クン以外にダメージがいきます。
GM:カバーリング行為はありますか?
鶴喰湊融:ううむ
鶴喰湊融:百入さんカバーか、コッチに貰うかどうしようかな
百入結衣子:あたしは軽いから平気!
百入結衣子:湊融はまだ水晶あるんだよね?
鶴喰湊融:わたしはこれから水晶二回ありますね…w
百入結衣子:じゃあそっちカバーするね
鶴喰湊融:すみません…ありがとうございます
百入結衣子:《炎陣》。湊融をカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:75->77)
烏羽岬:水晶の剣、重いもんなぁ
GM:OK。
GM:ではダメージ。
ナンバー4:5d10+32 諸々有効
DoubleCross : (5D10+32) → 35[9,9,3,10,4]+32 → 67

GM:殺意も高まっておる!
GM:各自復活とかせよ!
百入結衣子:絶対無理!リザレクトします
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:77->82)
椋実翔利:当然死ぬ! リザレクト!
椋実翔利:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

椋実翔利:ヒャン
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+10した (侵蝕率:80->90)
椋実翔利:椋実翔利のHPは10になった。(HP:6->10)
ナンバー4:「……ぼくは」
ナンバー4:「ぼくは、こんなやつに……こんなやつらに」
ナンバー4:「……負けられない。ぼくの前から消えてくれ。嫌なんだよ!」 ライフル状の砲塔が組みあがる。弾丸を電磁誘導で射出する。
椋実翔利:「ハッハハハハ! いいじゃねえか! オマエの武器も! お似合いだぜ!」
ナンバー4:「ぼくは! くだらない繋がりなんて必要ない。ぼくは自由でいたい。好き勝手にやりたい。他人とか……家族なんて、虫唾が走る!」
椋実翔利:「SHIDEN以下の玩具みたいだが……ご立派なこのオレに比べてカスみたいなガキのオマエには」
ナンバー4:「あなたは違うのかよッ、椋実翔利!」
椋実翔利:「メチャクチャ丁度いいよなァ!! ああ!?」 弾丸を受け、致死傷を再生しながら供笑する
椋実翔利:「バカだな! 自由だよオレは。自由を取り戻した! SHIDENが戻ってきてな!」
椋実翔利:「その結果いたい連中と一緒にいるのも当然の自由だろうが! それがオレの好き勝手なんだよ!!」
椋実翔利:「引きこもりのぼっちクソガキには……難しすぎたかな!? 保育園からやり直しな!!」
GM:スティノラの手番。
スティノラ:「教育上、こういうのは悪くないね。ジュニアにはそういう、追い詰められるところが足りなかったんだ」
スティノラ:コンボ:SYS_CALL_DOWN22。
スティノラ:マイナーアクションでRUDRA(レイジングシューター)を砲撃形態へ。
スティノラ:コンセ(バロール)+瞬速の刃+因果歪曲+巨人の斧+バリアクラッカー。対象は烏羽・鶴喰・百入。
スティノラ:16dx7+6
DoubleCross : (16R10+6[7]) → 10[2,3,3,3,5,5,5,6,6,7,7,9,9,9,9,10]+10[1,2,3,5,6,6,7]+2[2]+6 → 28

GM:低い!なので、
烏羽岬:低くはない!
アビーラバー:《栄光の血》。達成値を+12
アビーラバー:1d10 バックファイア
DoubleCross : (1D10) → 6

烏羽岬:ギエー
鶴喰湊融:こ、この野郎……
百入結衣子:まあ回避に使われるよりは……!
スティノラ:合計40! リアクションしなっせ!
鶴喰湊融:ドッジ。
鶴喰湊融:8dx+1=>40
DoubleCross : (8R10+1[10]>=40) → 9[2,2,3,4,6,7,7,9]+1 → 10 → 失敗

烏羽岬:一応ドッジしてみます。といっても、居合いは一つ前のナンバー4の攻撃で使ってしまったので
鶴喰湊融:無理…
烏羽岬:《切り払い》。
百入結衣子:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,1,6,10]+7[7] → 17

烏羽岬:3dx+24=>40
DoubleCross : (3R10+24[10]>=40) → 7[3,7,7]+24 → 31 → 失敗

烏羽岬:だめか!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:76->77)
GM:やはり烏羽…警戒していてよかった!
スティノラ:ダメージ。
百入結衣子:待った
百入結衣子:カバー欲しい人は?
烏羽岬:湊融ちゃんが先かな……? まだ水晶の剣しますよね
鶴喰湊融:あっ。そうですね、あと二回
烏羽岬:じゃあそっちをどうぞ!
百入結衣子:じゃあ湊融をカバー。《炎陣》。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:82->84)
鶴喰湊融:ありがとうございます……
鶴喰湊融:百入さん…!
GM:改めてダメージ。
スティノラ:5d10+27 ガード・装甲無視
DoubleCross : (5D10+27) → 35[8,8,9,6,4]+27 → 62

烏羽岬:ギョエー
百入結衣子:無理!リザレクトします。
烏羽岬:圧倒的に死にます……! リフレックスがあればなぁ
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:84->85)
烏羽岬:リザレクト。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:77->85)
百入結衣子:よしよし
GM:つ、つよい…このチーム…
GM:ではちょっと演出
スティノラ:「《スヴェルト》じゃなかなかできなかった大花火だ。リーダーが勝手にやっちまうからね……へへ、……焼き尽くしてやる!」
スティノラ:棍棒のような巨大なガトリングが瞬く間に変形する。
スティノラ:保護機構がスライドし、砲身を露出させ、そして撃発。炸裂する砲弾が降り注ぐ。 ――さらに、いつの間にか流れる血がきみたちの足を止めている。
鶴喰湊融:「…っこの…!」
百入結衣子:「湊融、動くなっ!」
アビーラバー:「いや、怖いな……あれは。援護くらいしかできない。とても近づきたくない」
鶴喰湊融:その声に切り払わんとしていた動きを止める。
百入結衣子:レーザーで一部を凍結迎撃、致命の軌道を防ぐ。
烏羽岬:「ひどいな。せっかく傷が塞がってきたというのに」
烏羽岬:射線を見切って極力被弾が少なくなるように動いています。それでもかなり被弾したが。
スティノラ:「おーおー。まだ元気だな」
百入結衣子:「お互い様……でしょう!」被弾したまま返す。
スティノラ:「ああ! 今日は撃ち尽くすつもりで来たんだ。そうこなくちゃ困る」
烏羽岬:「教育上と言ったな。お前がナンバー4の親代わりなのか?」
スティノラ:「親?」 笑う。 「……そういう言い方もあるな。まあ、そうだよ」
ナンバー4:「違う。僕に親なんていないし、必要ない」
烏羽岬:「悲しい事を言うな。義理だろうとなんだろうと、家族ができるのは良いことだ」
烏羽岬:「これで僕らに襲いかかってこなければ、なお良かったんだがな」 傷を再生。
ナンバー4:「ただの取引だ。家族なんて、本当に、僕は、うんざりだ。繋がりなんて面倒なだけで、ちっとも自由じゃない」
スティノラ:「……ははははは! だ、そうだ。そうかもな。いや、きっとそうだ。”私の”マスター・ヴォルトは、自由がお望みらしいね」
烏羽岬:「勿体ないな。こういう状況でもなければ、家族の良さについて1時間ほど語って聞かせたいところだったんだが……」
GM:手番はそのままアビーラバーへ。
GM:こいつ大したことはできないんだよな…
アビーラバー:マイナーでブラッドコントロール
アビーラバー:メジャーでコンセントレイト+細胞侵蝕+鮮血の鎖+血の宴
百入結衣子:やなことする!
GM:ターゲットは烏羽・鶴喰・百入! 3人!
烏羽岬:鮮血の鎖、どんなのでしたっけ
GM:ダメージは発生しないが、命中すると重圧・邪毒ランク6
烏羽岬:ろくでもないデバフがかかるのは分かる
烏羽岬:ヒエーッ
GM:次の判定のC値が+1
烏羽岬:あっそれは別にいいや!
鶴喰湊融:ウゲエーっ
アビーラバー:11dx7+8
DoubleCross : (11R10+8[7]) → 10[1,2,3,3,5,5,5,6,7,8,9]+10[1,1,7]+10[8]+6[6]+8 → 44

烏羽岬:また高いw
鶴喰湊融:回さないで
烏羽岬:といっても烏羽がやることは変わらないんですよね……! 《切り払い》。
鶴喰湊融:こちらもドッジ。
鶴喰湊融:8dx+1=>44
DoubleCross : (8R10+1[10]>=44) → 10[1,3,4,4,5,6,7,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

百入結衣子:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[6,7,8,10]+3[3] → 13

鶴喰湊融:無理。
烏羽岬:3dx+24=>44
DoubleCross : (3R10+24[10]>=44) → 10[5,8,10]+9[9]+24 → 43 → 失敗

鶴喰湊融:これ、百入さんカバーした方がいいですかね…?
烏羽岬:あー!!
鶴喰湊融:う、うわっいちたりない
GM:おひょー
烏羽岬:クライマックスで勝利の女神バンバンうつのと、真空返しで2d10は上がる気がするので
烏羽岬:個人的には烏羽をかばっていただけると嬉しい!
烏羽岬:あっでもそうか
百入結衣子:湊融、マイナーはあくよね?
鶴喰湊融:あ、了解です。じゃあそれで大丈夫かな…?
百入結衣子:重圧貰っても平気?
烏羽岬:デバフがなー
GM:ちなみにこの攻撃はダメージ与えられないです
鶴喰湊融:剣精くらいなので
鶴喰湊融:問題なしです。マイナー開いてるから解除も出来るし…
烏羽岬:おねいちゃんは重圧きついのかな
烏羽岬:烏羽は100%超えないとオートエフェクトがないんですよね。で、さっき避けてHPが28残ってるので邪毒も平気。
百入結衣子:この先のカバーくらいかな
百入結衣子:あとミスディレ
鶴喰湊融:湊融もいま10点はあるから
鶴喰湊融:一回は耐えられる
烏羽岬:すみません! さっきリザレクトしたのを失念していました。
烏羽岬:なのでカバーがもらえないならここはロイス切って回避しようと思うんですが
烏羽岬:ロケットさんこれ、今からロイス切り上乗せって間に合います……?
GM:いいですよ、ロイスを切るなら…!
GM:いまちょうど判定直後のフェイズですからね!
烏羽岬:そうだったw
鶴喰湊融:それなら烏羽くんカバーでいい気もする…!
烏羽岬:おっ、カバーしてくれるかい
烏羽岬:じゃあしてして!
百入結衣子:切る必要ある……?
百入結衣子:どっちも食らうならこっちでカバーするよ
百入結衣子:侵食2上げても大丈夫なのはあたしのほうだし……
烏羽岬:じゃあお願いします
鶴喰湊融:すみませんずっと……
百入結衣子:《炎陣》で岬をカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:85->87)
GM:OK。それなら、ダメージは発生しませんが、
GM:スゥ—ッと百入さんと鶴喰さんに邪毒ランク6と重圧と次の判定のC値+1が効いてきます
鶴喰湊融:き、きつい…
アビーラバー:「血が足りないな……。こっちに回せる分に限界があるか」
アビーラバー:何かをしたようには見えない。その足元を血が伝い、アスファルト状を蛇のように這って、三人の足元を汚染している。
鶴喰湊融:「こ、の…!」周囲を舞う砲撃や銃撃、ナイフのそれに気を裂き過ぎた。反応が間に合わない。
アビーラバー:血を這いながら渦を巻き、飛沫が降りかかる。見ただけで、それが猛毒だとわかった。肌に触れただけで衰弱する毒だろう。
烏羽岬:「気をつけろ鶴喰。ろくにデータのない新顔だ」
烏羽岬:「何をしてくるかわからないぞ……!」 跳び下がって毒の飛沫から身を守ってます。
百入結衣子:「岬。それでいい」
鶴喰湊融:「うん…!つっ…足止めとか、そういうやつっぽい…!」掛かった上着を放り棄てる。
百入結衣子:「大体、分かるから。そういうことしてくるヤツって……!」
百入結衣子:光条が床に溝を引く。
百入結衣子:血の流れを、自分へと誘導。
アビーラバー:「ああ」 爽やかに笑って拍手をする。
烏羽岬:「すまない、助かる」
アビーラバー:「さすがだ。そういう手もあるんだね、素晴らしい手際だ」
烏羽岬:「やはり心当たりがあるんだな、百入。言いたくないなら無理に言わなくてもいいが、できればあとで説明してくれ」
百入結衣子:「――“アビー・ラバー”よ」
百入結衣子:「そいつが、UGNを制圧してる……とはいえ、どうせ」
百入結衣子:「目の前のこいつを倒しても解決にならない。だから、ただの知らない人でいいわ」
烏羽岬:「そういうことか。……了解した」
鶴喰湊融:「……あれが?…」「了解です。…とはいえ、いつまでも居られると鬱陶しいのには変わらないですね…!」
GM:ネクスト手番。
GM:湊融チャンです。行動をどうぞ。
烏羽岬:「雲居とまるで連絡がとれないのもやつのせいか。やってくれるな……」
鶴喰湊融:マイナーで重圧解除。
GM:せっかく付着させたバステが無残にも解除
鶴喰湊融:メジャー≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪伸縮腕≫。アビーラバーへ攻撃。
鶴喰湊融:あ、キーンナイフで攻撃です。
鶴喰湊融:10dx8+8 クリティカル値が痛い…
DoubleCross : (10R10+8[8]) → 10[2,2,4,5,5,7,8,8,10,10]+10[4,7,9,10]+10[5,8]+7[7]+8 → 45

GM:キェーッ!どうぞ判定を!
鶴喰湊融:回ったぜ
GM:もう栄光の血は品切れだ…栄光…!ガードしても耐えられない、根性ドッジ!
烏羽岬:えらいぞ鶴喰!
アビーラバー:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[2,4,6,6,8,8] → 8

GM:無理('_')
GM:ダメージをください
鶴喰湊融:よし。
鶴喰湊融:5d10+5 装甲-5.
DoubleCross : (5D10+5) → 34[3,6,7,10,8]+5 → 39

鶴喰湊融:良い出目!39点装甲-5点ダメージ!
GM:耐えられるかと一瞬おもったけどそこまでのHPは積んでいませんでした。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6した(侵蝕率:74->80)
GM:戦闘不能ダメージです、撃破してください!
鶴喰湊融:よし!演出。
鶴喰湊融:振り捨てた上着がぐずぐずに崩れる。
鶴喰湊融:その奥から。
鶴喰湊融:伸び行く白い太刀筋。
アビーラバー:「きみか。ああ――彼女ではないんだね。残念だ」
鶴喰湊融:「あなたに」冷たい声。
鶴喰湊融:「これ以上、百入さんの手を煩わせない――少なくとも、今は」
鶴喰湊融:大太刀の刃が、ほんの一秒にも満たぬ間だけ伸びて切り裂いた。
アビーラバー:「“スヴェルト”を殺した、遺産使い。いい目をする。恐怖のない目……」
アビーラバー:「その目が欲しくなる」 斬られたことに、一拍遅れて気づく。
鶴喰湊融:冷徹なまでの眼で、ただ観察する。……敵の情報を得ることだけを見据えた瞳。
アビーラバー:「……本当に残念だ。つぎ、に、会うとき、は……」 ばしゃ、と、そのまま崩れて消えた。血液でできた体だった。
鶴喰湊融:「……“従者”か。何体出せるんだ…?」刃はすでに元に戻ったものを構え直す。
烏羽岬:「実体ですらなかったか。おそらく、姿形も自由に変えられるのだろうな」
烏羽岬:「ともあれよくやった鶴喰。まず一人、だ」
椋実翔利:「おいおい、アイツをほとんど吹っ飛ばしたのはオレだぜ!」 後ろからヤジを飛ばす
      スティノラ[12]
   ナンバー4[13] 椋実[14]
        |
      (10m)
        |
   烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[19]
        |
      (10m)
        |
     ウォフ・マナフ[6]
GM:ネクスト手番!
GM:烏羽くんです。行動をどうぞ。
ウォフ・マナフ:「……“鶫”!」
ウォフ・マナフ:「ここに来い…! 俺を見ろ! “ウォフ・マナフ”だ!」
烏羽岬:「マカール。普段のお前なら、ここで切り結ぶのも吝かではなかったんだが……」
烏羽岬:「今のお前のレネゲイドは明らかに異常だ。少し休んだほうがいい」 マカールに背を向け、一直線にダッシュ。
烏羽岬:スティノラさんを攻撃します。
GM:アギャーッ
烏羽岬:マイナーで戦闘移動。で、メジャーでコンボ:黒疾風。
烏羽岬:《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。キーンナイフ……ツヴァイ……を4本使用して攻撃します。
烏羽岬:いや正確に言うとこれ、ツヴァイではないのだが……とりあえずこのセッション中はツヴァイです。判定!
GM:OK!
烏羽岬:4dx+20
DoubleCross : (4R10+20[10]) → 10[2,7,9,10]+10[10]+5[5]+20 → 45

烏羽岬:ホッ
GM:ほああ…
スティノラ:グラビティガード!無理な気がしてならないけど、ガードします。
GM:ダメージどうぞ!
烏羽岬:ダメージ! 1本は湊融ちゃんから貰った強化素材で+1されてます。
烏羽岬:5d10+8+7+7+7 装甲は-25。
DoubleCross : (5D10+8+7+7+7) → 30[3,10,2,5,10]+8+7+7+7 → 59

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:85->93)
GM:うおおお!ド根性~!
スティノラ:59-4d10
DoubleCross : (59-4D10) → 59-21[2,8,2,9] → 38

烏羽岬:なかなかいい出目w
GM:さっき食らった9点と合わせて、受けたダメージが40点を超えた…
GM:死!
烏羽岬:さすがにこれではまだ死なないはずだが……
烏羽岬:あっ死んだ!
GM:戦闘不能です。
GM:演出をどうぞ
烏羽岬:懐から機械じみたナイフを数本取り出し、スティノラの搭乗する甲虫のような戦闘機械に向けて一直線に走る。
烏羽岬:「装甲がかなり厚い」「アルスヴィズの……麒麟骨でも、まず歯が立たないだろう」
スティノラ:「なんだよ、暗殺者の少年がこっちかよ」 がちがちと複数の足が地面を叩く。方向を転換する。
烏羽岬:「ああ。こういう時のために」
烏羽岬:「新兵器を用意しておいてよかった」 装甲が薄い関節部に僅かにナイフを突き立てる。
烏羽岬:これだけではとうていダメージにはならないが……そのままナイフの刀身を折ります。
烏羽岬:内部に仕込まれた爆薬が起動し、突き立てたナイフ4本すべてが連鎖爆発を起こす。
スティノラ:「悪いが、こっちの守りは硬い。シャンバラ由来の徹結装甲だ。そのくらいの刃じゃァ――」
烏羽岬:「そう。刃じゃあ歯が立たないから」
烏羽岬:「火薬を使うことにしたよ」 爆破!
スティノラ:「……げ!」 爆炎。隔壁がこじ開けられる。
烏羽岬:「そして、中から出てきてくれれば……ナイフも刺さる、な!」
烏羽岬:隔壁の隙間から愛用の投げナイフを投擲。今度こそダメージを与えたはずだ。
スティノラ:「いやいや」 転がり落ちながら、ナイフを左腕で受ける。その腕が、そのまま外れた。
スティノラ:「……爆薬とかさ。……あんた、ちょっとおかしいよ」 蘇生復活&瞬間退場。腕は義肢だ。
烏羽岬:「よく言われる」 追撃はしません。この場を安全に凌ぐことが第一。
烏羽岬:「だから普通になりたいんだ。もう一歩だと思ったんだけどな……」
スティノラ:「ジュニア!」
スティノラ:「先に帰ってる。ほどほどにしろよ、作戦立て直しだ」
ナンバー4:「……勝手にするさ」
椋実翔利:「おう! しっかり立てとけよ。この辺からいなくなってシベリア旅行に出かける作戦でもな!」
ナンバー4:「……」 すごくいやそうな顔
     ナンバー4[13]
     烏羽[6]、椋実[14]
        |
      (10m)
        |
    鶴喰[7]、百入[19]
        |
      (10m)
        |
     ウォフ・マナフ[6]
GM:手番は悲しみのウォフ・マナフ
GM:この怒り…侵食率の一番低い湊融ちゃんにぶつけるしかない!
ウォフ・マナフ:マイナーで移動。百入・鶴喰のエンゲージに接敵。
ウォフ・マナフ:コンボ:黒野分
ウォフ・マナフ:アタックプログラム+雷光撃+ハイマニューバ
ウォフ・マナフ:ターゲットは湊融チャン
ウォフ・マナフ:11dx+66
DoubleCross : (11R10+66[10]) → 9[1,1,1,1,3,3,3,4,5,6,9]+66 → 75

GM:ま、回らない……!
鶴喰湊融:これ無理だよw…ドッジ!
GM:11個振って10が1個もない…
百入結衣子:エグい数字
鶴喰湊融:9dx+1=>75
DoubleCross : (9R10+1[10]>=75) → 10[1,2,2,2,3,4,4,7,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

鶴喰湊融:うんムリ!ダメージどうぞ。
烏羽岬:固定値66て
GM:カバーリングありますか?
鶴喰湊融:百入さん重圧中の筈!
GM:そうでした
ウォフ・マナフ:8d10+25 装甲は5点まで無視
DoubleCross : (8D10+25) → 51[3,8,8,8,1,10,5,8]+25 → 76

GM:これが…マナフの意地!
鶴喰湊融:死ぬ。のでリザレクト。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:80->82)
鶴喰湊融:悪くない!
GM:うぐーっ!
GM:意地の一撃が…侵食率たったの2点!
烏羽岬:ごめんねえ湊融ちゃん
鶴喰湊融:いいのよ!
烏羽岬:烏羽がマカールくんを無視したばっかりにw
ウォフ・マナフ:「……どけ」 一瞬のうちに距離を詰めている。
鶴喰湊融:「どきません」刃を向けて正対する。
ウォフ・マナフ:「違う。俺の前に立つのは、お前じゃない……!」 旋回しながらの斬撃。正確とか精密とかいった言葉を超えている。
鶴喰湊融:「……!」今まで見たものの中で最高峰のなにか。
ウォフ・マナフ:反射限界を超えた速度。そして防御や回避を先読みしたかのような太刀筋が、湊融の全身を切り裂いている。
鶴喰湊融:流せないと直感する。ただ、身を僅かによじり、刃を置いて軌道を限定させることしか出来なかった。
鶴喰湊融:「……っ、凄まじいですね…!」
ウォフ・マナフ:「……」 おそらくジャーム化直前だろう。ナイフを構えた、その瞳に火花が散っていた。
鶴喰湊融:背筋が冷える。……さて、自分では届くだろうか…
GM:というわけで、クリンナップ!
GM:邪毒を受けている人は18点のダメージを受けてね!
鶴喰湊融:がああ。再度リザレクトします。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:82->88)
烏羽岬:かばってもらったので無し!
烏羽岬:ゲーッ湊融ちゃん
百入結衣子:死
百入結衣子:リザ!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:87->93)
GM:OK。
GM:では第2ラウンド。
■ミドル戦闘:
     ナンバー4[13]
     烏羽[6]、椋実[14]
        |
      (10m)
        |
    鶴喰[7]、百入[9]
     ウォフ・マナフ[6]
[14][侵蝕90] 椋実翔利
[13][enemy] ナンバー4
[12][enemy] スティノラ
[11][enemy] アビー・ラバー
[09][侵蝕93] 百入結衣子 重圧 邪毒6 C値+1
[07][侵蝕88] 鶴喰湊融 邪毒6
[06][侵蝕93] 烏羽岬
[06][enemy] ウォフ・マナフ
GM:セットアップある人~
鶴喰湊融:なしです。
GM:エネミーはもうないです
烏羽岬:ううーん
百入結衣子:なし
椋実翔利:コーリングシステム。スカイキッドに搭乗
GM:椋実さんが…ついに
烏羽岬:よかった!
鶴喰湊融:よかった~
椋実翔利:(まあ、言うてさっき攻撃していたので、扱い的には乗ってることになってると思うけど……)
烏羽岬:なし! 限界突破はLv1のままなので、クライマックスの勝利の女神連打用に残しておきます。
GM:OK!
GM:手番は椋実さんからです。がんばって!
椋実翔利:マイナーで10m移動し百入・鶴喰・ウォフマナフのエンゲージへ。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》
     ナンバー4[13]
        烏羽[6]
        |
      (10m)
        |
   鶴喰[7]、椋実[14]、百入[9]
     ウォフ・マナフ[6]
椋実翔利:ヴィークル用レールキャノンでナンバー4に死んでもらいます。行くぞ!
GM:できるもんならな~~っ!
椋実翔利:12dx7+6
DoubleCross : (12R10+6[7]) → 10[2,3,5,5,5,5,6,7,7,8,10,10]+10[3,4,4,6,8]+10[10]+6[6]+6 → 42

烏羽岬:いけー椋実! 本家の力を見せてやれ!
GM:こいつ、なんの自衛能力も持ってないんだよな……
ナンバー4:ドッジ
ナンバー4:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[2,3,4,5,5,7,9] → 9

ナンバー4:死
GM:ダメージをください
椋実翔利:5d10+20+2d10
DoubleCross : (5D10+20+2D10) → 17[3,3,3,2,6]+20+12[8,4] → 49

椋実翔利:くたばりな!
GM:きっちり戦闘不能ダメージですね。演出をどうぞ!
椋実翔利:先程奪い取った砲身の一つに飛び乗る。丁寧に施してやったネオンボディのカスタマイズはすっかり剥げてしまったが
椋実翔利:その機能は失われていない 「アレトゥーサ!」
アレトゥーサ:『はい。アドミニストレーター椋実』
椋実翔利:「あいつ撃ち殺す! 良い感じに距離取ってくれ!」
アレトゥーサ:『承知しました。……烏羽、ご注意ください』
アレトゥーサ:『砲撃を実施します』
椋実翔利:地上すれすれを浮揚し、回転しつつその照準をナンバー4へと向け
椋実翔利:「クソガキ、オレが許してやるぜ。言い残したいことは!」
ナンバー4:「……あなたに殺されるぼくじゃない。許しを請うのは」
ナンバー4:「きっと、そちらになるよ」
椋実翔利:「冴えねえ遺言だな! 何度やろうと……」
椋実翔利:「……オレが勝つ!」 蹴るようにトリガーを弾けば、その砲口から軽金属の弾丸が連射される
ナンバー4:「……射撃ユニットじゃ耐えきれない。なるほど」
椋実翔利:発射時点で白熱するほどに加速していたそれらは、椋実の配した加速魔眼により音速にまで迫り、燃え上がりながら直進。違うことなくナンバー4を徹底的に撃ち貫く!
烏羽岬:「……」 微妙な違和感を抱きつつ、アレトゥーサのアドヴァイスに従って後ろに下がる。
ナンバー4:「SHIDENと名付けられているのか。その火力……とても、欲しくなってきたよ」
ナンバー4:肉体が破壊される。跡形もなく吹き飛ぶ。鉄の破片と油が、辺りに散らばる。だが――
ナンバー4:「……死なないよ……調べているだろう?」
ナンバー4:「いまでは、この街すべてが……ぼくだ。端末を壊しても、壊しても……」
ナンバー4:「……あなたではぼくを殺せない」 戦闘不能。
椋実翔利:「モグラたたきだって電源抜けば死ぬんだよ! ……抜いてやるから楽しみにしてな!」
GM:残るは一人。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:90->95)
GM:手番は百入さんに移ります。
GM:行動をどうぞ~
百入結衣子:マイナーで隠密になって、メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。
百入結衣子:ウォフ・マナフを攻撃。
百入結衣子:12dx@8+10
DoubleCross : (12R10+10[8]) → 10[2,5,6,6,7,7,7,8,9,9,9,10]+10[3,3,6,9,10]+10[7,10]+7[7]+10 → 47

GM:ウッ!?
GM:高い!
百入結衣子:C7ならもっと行ったのに!
烏羽岬:さすが百入!
ウォフ・マナフ:コンボ:離れ煙嵐
烏羽岬:これがマスターアサシンだマカール……!よく見ろ!
ウォフ・マナフ:ゲットダウン!
ウォフ・マナフ:11dx+20 うおおおおおおおおお!烏羽くんと戦うまでは死ぬんじゃないぞ!!!!!!
DoubleCross : (11R10+20[10]) → 10[1,2,3,3,4,8,8,8,8,9,10]+9[9]+20 → 39

GM:失敗作…
GM:ダメージをください
百入結衣子:5d10+39+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (5D10+39+3D10+5) → 25[6,3,2,7,7]+39+16[6,5,5]+5 → 85

烏羽岬:ヒエー
GM:死だよ、それは……
鶴喰湊融:強過ぎる
GM:回避型のエネミーに送る火力ではないよ
GM:戦闘不能です。演出をどうぞ。必要なら止めをさすこともできます。
百入結衣子:「岬」攻撃体制に入り。「どうしたい?」
烏羽岬:「この状況で言うべきことでは……これ、海底遺跡の時も言ったな?」
烏羽岬:「言うべきことではないと思うんだが」
烏羽岬:「命だけは助けてやってくれないか。ヴリトラほどではないが、あいつも一緒に生まれ育った家族なんだ」
烏羽岬:「これ以上、誰も失いたくはない」
百入結衣子:「うん、じゃあ」会話を始めたときには、レーザは既に着弾している。
百入結衣子:動きの停止は、彼の意志の確認に関わらないからだ。
ウォフ・マナフ:「……邪魔を!」
百入結衣子:「分かった」ショットガンを抜き放ち、四肢を撃ち抜く。
ウォフ・マナフ:それでもウォフ・マナフは動こうとした。火花が散る。その火花が強くなる――迎撃の何かを放とうとしたのかもしれない。
ウォフ・マナフ:「するな……ッ!?」 だが、その攻撃は達成されない。両腕、両足を撃ち抜かれ、その場に倒れ伏す。
百入結衣子:その着弾の熱が、凍結の硬直を解き放った。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:93->97)
ウォフ・マナフ:「……」 百入結衣子を見上げる。動かないか、動けないのか。 「とどめを……」
ウォフ・マナフ:「刺せ。……“鶫”に……ち、近づくことさえ……俺は……」
百入結衣子:「……本当に近づきたいのなら」
百入結衣子:「それ、やめるべきだと思うけど……まあ」
百入結衣子:「あたしから言うことじゃないか」
ウォフ・マナフ:「やめろ。黙れ。こんな惨めな……! ……“鶫”!」
烏羽岬:コツコツと歩いてきます。 「ありがとう百入。……マカール」
烏羽岬:「僕は何もしていない。というか、正直な話」
烏羽岬:「正面衝突したら十中八九負けていただろう。一対一ならお前の方が上だった」
烏羽岬:「ただ、僕の方には……信じられる家族がいただけだ」
ウォフ・マナフ:「……」
ウォフ・マナフ:「もういい。……消えろ。消えてくれ。……頼むから……」
ウォフ・マナフ:「俺を殺さないなら、消えてくれ」
烏羽岬:「そうして、僕がいなくなったあとジャームになるのか?」
ウォフ・マナフ:「……なりたかった。お前に勝てるなら」
烏羽岬:「マカール……」 至近距離まで歩み寄って、
烏羽岬:「この」
烏羽岬:「バカが!」 右拳でぶん殴ります。
ウォフ・マナフ:「……!」
烏羽岬:「ジャームになったら全部終わりなんだぞ。生きていなければやり直す事もできないだろうが!」
烏羽岬:「世の中に……暗殺以外に、きらきらと輝く未知の体験がどれだけ満ちていると思うんだ」
ウォフ・マナフ:「知らないよ」
ウォフ・マナフ:「俺は知らない……」
烏羽岬:「じゃあ見てこいよ。ちょっとアードゥルを出奔して、最低100個くらいは見てきたらいい。釣りとか、パチンコとか、競馬とか、サーフィンとか」
烏羽岬:「それでも死にたかったら、僕のところに来い」
烏羽岬:「僕がきちんと殺してやる。この大馬鹿野郎が」
ウォフ・マナフ:「……」
ウォフ・マナフ:「くそ」
ウォフ・マナフ:「……最悪な気分になりたかった。お前に偉そうなことを言われて、嫌な気分になりたかった。でも……」
ウォフ・マナフ:「そうじゃない。……くそ。なんだよ。消えろ、烏羽」
ウォフ・マナフ:「……いまは消えてくれ」
烏羽岬:「ん」
烏羽岬:マカール君にロイスを取ります。
烏羽岬:-友人/マカール・ボリスラフ/○信頼/罪悪感/ロイス
烏羽岬:「……ああ、そうだ」 立ち去ろうとして呟く。
烏羽岬:「今回に限った事じゃないんだが。アードゥル時代から、お前との手合わせをうまいこと避けていたのは……」
ウォフ・マナフ:「……」
烏羽岬:「真正面から切りあったら勝てる気がしないからだ」
烏羽岬:「お前の腕前が、正直、ちょっと羨ましい」
ウォフ・マナフ:「う」
烏羽岬:マカールくんの前から立ち去ります。
ウォフ・マナフ:「失せろ! ……馬鹿が」
ウォフ・マナフ:「馬鹿が」


マスターシーン:ALL The Way

GM:烏羽岬と、その家族は去った。
GM:“ウォフ・マナフ”マカール・ボリスラフはみじろぎをする。ようやく、少しずつ、動けるようになってきた。
三稜鴎:「……な?」
三稜鴎:「やっぱり勝てなかっただろ」
三稜鴎:「烏羽岬は“特別”だよ。お前じゃ勝てない。もう少し実力をつけてからって、あれほど言っただろ」
ウォフ・マナフ:「……先生」
ウォフ・マナフ:「俺は、でも……少しわかりました」
ウォフ・マナフ:「あいつの強さの理由というか、……言いにくいですけど……」
ウォフ・マナフ:「いや。正確には……なんで俺が勝てないのか、ってことが」
三稜鴎:「そうか。それは良かった。でも気づくのが遅いんだよな」
GM:何かが爆ぜる湿った音。
ウォフ・マナフ:「……、っ!」
ウォフ・マナフ:「先生……! お、俺は……」
三稜鴎:「お前じゃこれ以上烏羽を追い詰めるのは無理だ。断言できる」
三稜鴎:「退場する時間だ。“ウォフ・マナフ”。安らかに眠ってくれよ」
三稜鴎:「化けて出られると怖いからな」
三稜鴎:「お前のことは、烏羽が一つの大きな思い出にしてくれるかもしれないぜ。そうしたら、お前も報われるだろ」
ウォフ・マナフ:「い……」
ウォフ・マナフ:「嫌だ……そんなの……。俺は、もっと……」
三稜鴎:「ワガママなことを言うなよ。誰にでも終わりの時間はやってくるんだ。最期の瞬間に輝けたんだから、お前は上等な部類だよ」
三稜鴎:「胸を張れ。笑顔で死ぬんだ。人の尊さとか、幸せってのはそういうところにあるんだよ」
ウォフ・マナフ:「……」
三稜鴎:「……ああ、さすがに死んだか。成仏しろよ」
三稜鴎:「――ってわけだ、“フレースヴェルグ”」
丹村健斗:「ああ」
丹村健斗:「次は俺か?」
丹村健斗:「俺が、烏羽岬を追い詰める役なのか。そのためのカードか何かって言いたいんだろ、あんた」
三稜鴎:「まあね。でも俺は人間の可能性を信じてないわけじゃない」
三稜鴎:「お前が烏羽岬よりも特別なら、あいつを殺して、俺を超えて、何もかも思い通りにできるかもしれないな」
三稜鴎:「たぶん、無理だろうけど。……あいつは、特別の中の特別だよ」
丹村健斗:「勝手に言ってろよ。……やってやるさ」
丹村健斗:「俺は強くならなきゃいけない。いますぐに。急いで」
丹村健斗:「そうじゃなきゃ、意味がない」
丹村健斗:(誰が俺を強くしたのか、そのとき言ってやる)
丹村健斗:(烏羽岬でもなければ、三稜鴎でもない)
丹村健斗:(師匠。“アルスヴィズ”。……見てろ)


ミドルシーン4:To The Sky

GM:全員登場です。ダイスをお願いします。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:88->94)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:93->101)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:95->99)
烏羽岬:ちょっと!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:97->102)
GM:OK!


GM:きみたちは帰ってきた。
GM:バー『ブリック』。
GM:その店内の、いつもの場所にいる。
江永瑞穂:「あー……」
江永瑞穂:「疲れた!」 両足を投げ出している。
GM:ちなみに江永さんは、
GM:無限湧きするドローンへの対処を行っていた。
烏羽岬:ははー、なるほど
烏羽岬:邪魔が入らなかったのは江永ちゃんが奮闘……それ侵蝕大丈夫なのかな……
椋実翔利:「はー、戻ってきた戻ってきた。ただいま、っと!」
烏羽岬:「江永、大丈夫か? 僕と逃げている時もずっとお前一人で戦っていただろう」
百入結衣子:「お疲れ様。ごめんね、一人にして」
百入結衣子:「ただいま」
鶴喰湊融:「お疲れ様でした。おかげで此方も戦えました……」店内を見渡して。
椋実翔利:ガコン、とSHIDENを電源近くの定位置に置くと、少しして建物の照明が元のとおりに灯り始める
江永瑞穂:「大丈夫です。“YERO”さんがドローン回してくれましたし」
鶴喰湊融:「……ただいま戻りました。」「ただいま」
江永瑞穂:「早めに決着つけてくれてよかったです」
GM:湊融の言葉に、「メイ」が反応した。首を持ち上げる。
鶴喰湊融:「麦野さんにもお礼を言わないといけませんね…」
鶴喰湊融:「……?メイ?」
メイ:「……」
メイ:そのまま眠そうに体を引っ込めた。
椋実翔利:「んだよ。あいつケチりやがって。オレ一人だった時は大変だったんだぜ? 見ろこのスマホのバッテリー。こんなパンパンになって……」
烏羽岬:「そういえば、あの謎のビデオ通話」
鶴喰湊融:「…?気のせい…?」
烏羽岬:「あれはメイがやってくれたんだったか。椋実のスマホのバッテリーはどうでもいいが、メイの事は気になるな……」
アレトゥーサ:『充電とメンテナンスをお願いします』
椋実翔利:「どうでも良かあねーよ! あー、オッサンのスクラップ置き場にバッテリーあったかな……」
鶴喰湊融:「替えのバッテリーもあったと思うので、それに換えましょうか。もしくは端末ごと変えた方がいいかもしれないですけど…」
百入結衣子:「それより、岬。まだ言ってないでしょ」
百入結衣子:「帰ってきたんだから」
江永瑞穂:「いやー、っていうかアレでしょ? 湊融ちゃんの調査だと、メイってさ……」
椋実翔利:とりあえずパンパンのバッテリーのまま充電コードに繋げる
江永瑞穂:「すっごい大昔の……あっ、そうそう!」
烏羽岬:「……みんなが言ったあとに遅れて言うの、少し恥ずかしいんだが……」
江永瑞穂:「言ってなかった! ただいま!」
椋実翔利:「はいお前ラスト」 充電しながらその烏羽を撮影し始める
烏羽岬:「……。」 あっさり言う江永さんに複雑な顔を向けてます。
鶴喰湊融:くす、と小さくその様子を見て笑って。「おかえりなさい」
烏羽岬:「くそ。その撮影はやめろ」
百入結衣子:「早く早くっ」
鶴喰湊融:「ほら。みんな待ってるよ」
烏羽岬:「…………ただいま。正直言うと」
烏羽岬:「"これは死ぬな"と思ったのが12回。"相打ちになって敵の手駒を少しでも減らすか"と思ったのが4回もあった」
江永瑞穂:「はいアホー」
烏羽岬:「生きて帰ってこれたのは、江永をはじめとするみんなのおかげだ。ありがとう」
江永瑞穂:「烏羽はそーゆーこと言う……って、んんっ。ま、まあね。わかればよろしい」
百入結衣子:「瑞穂に賛成」
烏羽岬:「結果的に生き延びたんだからいいだろ」 ぺちんと江永さんのおでこを叩いて、冷蔵庫に水を取りにいきます。
椋実翔利:「後半は辛気くせーし無意味だから途中で撮影止めたわ」
百入結衣子:「……うん。わかればよろしいところもだ」笑って。
鶴喰湊融:「…わたしは受け止めて貰ったりしちゃったしなあ。うん。おかえり」
烏羽岬:「それで、これからどうするんだ」
江永瑞穂:「うん。……このまま終わらせるつもりはないでしょ」
椋実翔利:「おっ、そうだそうだ。鶴喰も無事で良かったな。どうだった? 捕まってたトコ」
烏羽岬:「ああ、そういえば鶴喰の報告があったな」
鶴喰湊融:「まあ、色々とありましたけど。警備事態はタイミングか、然程でもなかったです」
烏羽岬:「何か"スレイベギー"の情報は手に入ったか? かなりの大規模拠点だったはずだが」
鶴喰湊融:「そうですね…特に必要…というより。わたし達が、知りたいことに関わるものが三つ」
鶴喰湊融:データをまとめたUSBを差し込み、プロジェクターで投影。
烏羽岬:プロジェクターの映像が見やすいように遮光カーテンをしめてます。
鶴喰湊融:「…わたしたちのリーダーと。マスター・スカイ。そして…マスター・ヴォルト。この三人のことについて」
鶴喰湊融:写真が最初に写る。
椋実翔利:「おー」 戸棚から取り出したビールを開けながら眺めている
百入結衣子:「まだ祝勝には早いでしょ」その手を止めて。
烏羽岬:「昼間からビールはよせ椋実。戦闘直後のアルコールは侵蝕率を悪化させるぞ」
烏羽岬:百入とほぼ同時に止めています。
鶴喰湊融:三名の男性。リーダーと、マスター・スカイ。そして大型の人型機械歩兵。
鶴喰湊融:「1925年に撮影されたものです」
江永瑞穂:「なにこれ。ロボット……?」
椋実翔利:「うわっ、何だお前ら真面目腐って……オレのSHIDENによる文明の光が帰ってきたんだぞ」
椋実翔利:「ったくしょうがねーなー」 冷蔵庫に入れ直しつつ
烏羽岬:「リーダーとマスター・スカイということは」
烏羽岬:「残り一人はなんとなく検討がつくな。以前のマスター・ヴォルトか?」
鶴喰湊融:裏面の文字も横に。“記録に残すために。峰の終端にて。ヴェスト・ポケット・コダック。導師カーゾと、技師アルウェルと、私。”
百入結衣子:「……」
椋実翔利:「"マスターヴォルト"だよな。100年くらい前からもうあんななのって、すげーけど”マスターヴォルト”らしいぜ」
鶴喰湊融:「…そうですね、ここでは技師アルウェル――そう言われている彼が」
百入結衣子:「……リーダーも、この時代から、このまま?」
鶴喰湊融:「マスター・ヴォルトとなります。導師カーゾ、が現在のマスター・スカイ」
烏羽岬:「この頃はまだ、レールキャノンを持ち逃げされるとは思っていなかったろうな」 水をこくりと飲んで写真と文字をチェックしている。
椋実翔利:「…………」
鶴喰湊融:「……リーダーが、首席導師。ツェフド・ヤジュラフ」
椋実翔利:「そういやそうじゃん! あんまり変わんねーんで忘れてたわ。え? 何? 首席導師?」
椋実翔利:「首席ってえらいやつだっけ。総理大臣とか」
鶴喰湊融:「はい。シャンバラの、非常に高い地位にあったようですね」
百入結衣子:「軍団の中の一番、ってとこ」冷蔵庫からレモネードを取り出して。
百入結衣子:「湊融なんか飲む?」
椋実翔利:「オレビール飲みたいんだけど」
江永瑞穂:「大昔の都市ね」 紅茶をすすっている。
烏羽岬:「まあ、そうだろうな。あのマスター・スカイがあれほど準備を重ねて討とうとしたのがうちのリーダーだ」
鶴喰湊融:「シャンバラ自体の説明は…皆共有してるでしょうが、一応。一万年前以上に存在した、空中都市文明」
百入結衣子:「いつから湊融になったの」
鶴喰湊融:「あ、はい。ミネラルウォーターで。……ふふ」
烏羽岬:「古代文明の……大統領なり、総理大臣なり。それくらいの地位にいたとしてもおかしくはない」
椋実翔利:「お姉ちゃん! ビール!」 裏声
百入結衣子:ミネラルウォーターを取り出して。「はい」
百入結衣子:「次やったら舌を引き抜く」
鶴喰湊融:「似てない」笑いながら受け取り。「ありがとうございます」
鶴喰湊融:「そして…この、高度なレネゲイドによって維持されていたとされる都市は」
椋実翔利:「怖えー。烏羽にも鶴喰にも江永にも随分甘くなったのにオレにだけ厳しいまんまだよ百入ー」
江永瑞穂:「当たり前だと思いますけど……」
百入結衣子:「別に甘くなってないから。……落ちてきた、のよね」
烏羽岬:「椋実が絶対にうるさくなると思ったから、先日買っておいたぞ。……とりあえずこれでも飲んでいてくれ」 350mlのノンアルコールビールを椋実さんに差し出す。
鶴喰湊融:「都市の主要制御機構の暴走か、機能喪失…それによって墜落したとされます」
百入結衣子:「それ自体、俄に信じがたい話ではあるけど……」
椋実翔利:「おっ、やったぜ烏……ノンアルかよ。けっ」
鶴喰湊融:「この現象は、“巫女”と呼ばれるシステム管理者、もしくは」
百入結衣子:「あたし達が――いえ、UGNでレネゲイド発生の確かな起源とされてるのは、たかだか20年前なのに」
鶴喰湊融:「巫女によって使用される「秘獣」と呼ばれる防衛システム…このどちらかによるものである、という研究データです」
百入結衣子:「いや。遺産とか見つかってる以上、それより古来からはあったのは確かなんだろうけど……」
百入結衣子:「それでも大昔過ぎて……」
江永瑞穂:「秘獣……」
百入結衣子:「秘獣……って……?」
椋実翔利:「こんなの炭酸の抜けたコーラ、溶けたアイス、胸のない女と同じだぜ」 文句をつけながらも開けて飲み
鶴喰湊融:「…その起源も。ある遺跡の開封によるものですから。もっと古くておかしくないですね」
江永瑞穂:「巫女ってのは、結構聞いてたけど。それは初めて聞くわね」
烏羽岬:「椋実。それはセクシャル・ハラスメントだぞ」
鶴喰湊融:「…どういうものかは、わたしでは調べきれていません。ですので、ここは…アレトゥーサにそのたび聞くか、それとも」
烏羽岬:「使役される、という意味では海底遺跡のあれを思い出すな」
烏羽岬:「あの……なんだったか。名前がパッと出てこないが」
鶴喰湊融:「纏めて一度お伝えしてからにしますか?…ああ、あのサットヴィカ」
烏羽岬:「レーザーの。剣呑なやつ」
烏羽岬:「ああ、それだ」
百入結衣子:「ああ、そうか。アレトゥーサに聞けばいいじゃん」
椋実翔利:「あーん? 良いだろ別にそれくらい……おっ、やっとオレの分かる言葉が出てきた」
アレトゥーサ:『ご質問ですか?』
百入結衣子:「メイの機能も、結局分かってないしね……機能っていうか」
百入結衣子:「結局、シャンバラの中の何なのかも……」
鶴喰湊融:「そこは少しわかったので、またお伝えします。先に疑問点だけ」
鶴喰湊融:「第三の峰。その防衛兵器…アレトゥーサ。秘獣について聞いても?」
椋実翔利:「分かりやすい言葉で頼むぜ!」
アレトゥーサ:「秘獣は巫女によって運用される、最大防衛システムです」
烏羽岬:「最大防衛システム。《サットヴィカ》よりも上なのか?」
アレトゥーサ:「はい、烏羽。あらゆる外敵の排除、破壊を基本とし、」
アレトゥーサ:「多目的な機能を備えたシャンバラの最高兵器です」
烏羽岬:少し見苦しいが、シャツを脱いで応急手当を行いながら聞いてます。先程の戦闘で傷が微妙に開いた。
百入結衣子:「それが今どこにあるかは分かる?」
椋実翔利:「すげー。それほしいな。どこにあんの」
アレトゥーサ:「申し訳ありません、アドミニストレーター百入。アドミニストレーター椋実」
アレトゥーサ:「秘獣に関する情報は私の権限を越えています。運用担当者の巫女以外にその情報にアクセスすることはできません」
百入結衣子:「……そういうのあるんだ。了解」
烏羽岬:「……その」
鶴喰湊融:「了解。……後、アレトゥーサ。ちょっと気になったのだけど」
烏羽岬:「アレトゥーサ。口を挟んですまないんだが」
烏羽岬:「鶴喰からでいいぞ。僕のほうは大した用件じゃない」
鶴喰湊融:「あ、いや。多分一緒」
アレトゥーサ:「はい」
鶴喰湊融:「…鳥羽くんのことだけ、どうして呼び捨てなの?」
烏羽岬:「やはりそこか」
椋実翔利:「ヒエラルキーが一番下だから……?」
アレトゥーサ:『質問の意図がわかりません。そのように登録されています』
烏羽岬:「アドミニストレータ。他のみんなを何故そう呼ぶのかもわからないが、僕は管理者ではないのか?」
烏羽岬:「登録」
鶴喰湊融:「…ええと。その登録をした人は?」
百入結衣子:「……岬だけ外されてる?」
アレトゥーサ:『私にはその情報にアクセスする権限がありません』
鶴喰湊融:「……なるほど。ありがとう」
烏羽岬:「少なくとも、ヴリトラ内のヒエラルキーだとかそういう問題ではないはずだ。それなら椋実が最下位になるはずだし」
烏羽岬:「誰かが登録したのか。あるいは、同姓同名の僕の前世のようなやつが古代シャンバラにいて」
百入結衣子:「そうね。……瑞穂は?瑞穂はアドミニストレータ?」
椋実翔利:「あー? 今こうやってヘイアレトゥサできるのもオレのSHIDENのおかげだろうが!」
烏羽岬:「そいつの登録データがまだ残っているとか」
鶴喰湊融:「……余計に分かんないな…。セルに来た順でもないよね?わたしは一番遅かったもの」
アレトゥーサ:『エラー。江永瑞穂に関するユーザ情報はありません』
烏羽岬:「江永の方は登録自体がないのか」
江永瑞穂:「なんでよ!?」
江永瑞穂:「不公平じゃない!?」
百入結衣子:「……岬だけというか」
椋実翔利:「おっ、烏羽以下じゃん」
百入結衣子:「あたしたち3人の方に何か……?」
鶴喰湊融:「…うーん。鳥羽くんは登録があるけど管理者でなく、江永さんは登録自体がない…?」
江永瑞穂:「……湊融ちゃん!」
江永瑞穂:「他には!? 他には何かないの!?」
烏羽岬:「――『ぼくの方が権限が上なのに』」
烏羽岬:「――『アドミニストレーター権限? ありえない』『巫女でしか、こんなことは』」
烏羽岬:「さっきナンバー4が言っていたな。少なくとも、お前たち三人がアドミニストレータなのは間違いないのかもしれない」
百入結衣子:「あたしたち3人以外に、アドミニストレータは居るの?」
鶴喰湊融:「あ、はい。百入さんの疑問の答えが終わったらで…」
アレトゥーサ:『他のアドミニストレーター情報にアクセスするには、パスコードを入力してください』
百入結衣子:「……まあ普通そうか。アドミニストレータが複数人なら他のとこにはアクセスできないよね」
鶴喰湊融:「うーん。ちょっと他の事もお伝えしてからの方が良さそうですね…いいでしょうか」
百入結衣子:「了解。とりあえずはいい」
椋実翔利:「おっ、新ネタが来たぞ。何だパスコードって」
鶴喰湊融:「あああちょっと待ってください。リーダーの手帳とかあって、もしかしたら読めないところに書いてあるかも…!」
椋実翔利:「全員の誕生日入れてこーぜ」
江永瑞穂:「私わかんないし……」
烏羽岬:「僕もわからない」
椋実翔利:「誕生日わかんな過ぎだろ。適当に決めとけ。んで教えろ。祝えねーだろ」
百入結衣子:「失敗でロックされたらどうすんの。湊融、まだ分かったことがあるなら教えて」
鶴喰湊融:「はい!では」
鶴喰湊融:また再度プロジェクターに。
鶴喰湊融:「まずリーダーの書いた手帳がありました。…ちょっと殆ど研究だったのですが、最後は分かったので」
鶴喰湊融:「…リーダーが、マスター・ヴォルトと決裂し、勝利する前夜…でしょうか。その手記です」
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江永瑞穂:「これって……」
江永瑞穂:「マスター・ヴォルトを、リーダーが倒したってことだよね」
鶴喰湊融:「そうです。間違いなく、リーダーは以前マスター・スカイであり…」
百入結衣子:「現マスター・スカイと組んで、か」
鶴喰湊融:「そして、その対立は。シャンバラへの帰還。其れを巡るものであったようです」
江永瑞穂:「マスター・ヴォルトは、なんていうか……シャンバラに帰るために、何かしようとしてた」
百入結衣子:「地球を犠牲にしてでも、か」
椋実翔利:「……ふーん」 少しトーンが落ちる
江永瑞穂:「大陸を消し飛ばすとか……、巫女の命とか」
百入結衣子:「リーダーは、それを止めようとして、止めた」
江永瑞穂:「それを犠牲に? そうまでして……家に帰りたかったのかな」
江永瑞穂:「少しわかるけど」
百入結衣子:「……なんか」頭をかく。「話が大きすぎる、ずっと……」
烏羽岬:「正確には、リーダーとマスター・スカイだけではない」
烏羽岬:「以前少し話したかもしれないな。アードゥルにも依頼があった」
鶴喰湊融:「…それは」
百入結衣子:「……“あの危険な暗殺者”が“ヤシュト”ってことか」
烏羽岬:「マスターヴォルトを暗殺せよと。三稜先生と僕と恵那は、"スカイのおっさん"からの指示で、ヴォルト討伐の下準備をしたことがある」
烏羽岬:「それで間違いないだろうな」
江永瑞穂:「烏羽が!?」
鶴喰湊融:「…その時から…?また…」頭を振る。
椋実翔利:「……確かにホットショットのクソが、あの戦闘はマスターエージェント同士の衝突だって勝手に盛り上がってたな。そういうことか」
江永瑞穂:「ど、どうやったの!?」
GM:烏羽岬は覚えている。
GM:あのとき、三稜鴎はきみにやらせた。
GM:きみがその手でナイフを握り、マスター・ヴォルトの防衛ユニットを破壊した。
GM:そのことは確かだ。覚えていることは以上だ。特別なことは何もしていないはずだ。
烏羽岬:「どうもしていない。当時の……椋実ならよく覚えているだろうが、当時のマスター・ヴォルトは戦艦か空母並の大きさを誇っていた」
烏羽岬:「先生と恵那が陽動している間に、僕が忍び込んで防衛ユニットを破壊する。すぐに離脱し、あとはマスター・スカイに任せる」
椋実翔利:「おう。ありゃヤバかったな。でも衝突の日は調子全開! ってほどでもなかった。武器余らしてたし」
烏羽岬:「そういうプランだった。大仕事ではあったが、淡々と行ったよ」
江永瑞穂:「……そっか」
椋実翔利:「つかオレ、そん時にブッ殺された……ブッ壊された? "マスターヴォルト"からSHIDEN貰ったんだから」
烏羽岬:「たぶん、先生が色々やっていた妨害が効いていたんだろうな。1ヶ月以上前から妨害工作を行っていたから」
椋実翔利:「何か前から意外と近くにいたんだなあ、オレと烏羽」
鶴喰湊融:「…なんというか、びっくりするくらいですね…」
烏羽岬:「そうだなあ」
烏羽岬:「怒っているか?」
江永瑞穂:「椋実さんは前から椋実さんだったんですか? ……あ、聞かなくてもよかったかな……急にどうでもよくなってきた」
椋実翔利:「え? 何で。"マスターヴォルト"をブッ殺されたから? バカ言えよ。むしろ感謝してるぜ」
烏羽岬:「"俺に素敵なプレゼントをくれたから"か。図らずしも江永の問いへの回答になってしまったな」
椋実翔利:「おかげでオレはSHIDENを拾えたんだ。それ以上に良いコトあるか? 感謝の証に今冷やしてるビールを奢ってやってもいいくらいだぜ!」
百入結衣子:「お兄ちゃん」冷ややかな声。
江永瑞穂:「……ですよねー」
烏羽岬:「未成年だ」
鶴喰湊融:「ええと……続き…」
江永瑞穂:「あの、このくだり深堀してもあんまり意味なさそうだから」
椋実翔利:「おっと、マズいマズい。百入のいない時にな」
烏羽岬:「おっと」
江永瑞穂:「湊融ちゃんよろしくね」
烏羽岬:「すまないな鶴喰。続けてくれ」
鶴喰湊融:「あ、はい。コレが最後です。…メイの情報ですね」ストレージから抜き取ったもの。
鶴喰湊融:■落下体R7AK-4019-C号についての記録:カーゾ・リンツォの手記を、表示。
手記を開く
鶴喰湊融:「この落下体…というのが。メイの事であると思われます。…シャンバラの都市防衛、維持を担ったもの」
江永瑞穂:「落下体……」 メイを見る
百入結衣子:「都市防衛と維持?これが?」
烏羽岬:「……これがか」 メイを軽くつつく。
烏羽岬:「おい、メイ。そうなのか?」
百入結衣子:「そうは見えないんだけどなあ。あたしたちの知らない機能がまだあるのかもだけどさ……」
鶴喰湊融:「はい。使用者の願いに伴い、その莫大なエネルギーと、運営機能を起動させることが出来る、とありますね」
メイ:「……」 迷惑そうに烏羽を見る。
鶴喰湊融:「…先の通信も。アレは…共有意識から、と言っていました。あの妨害の中でさえ、普通に繋いで」
椋実翔利:「まあ、もう長いことカメだからアレだけど、元々は卵っぽい形で、それならそれっぽいんじゃね?」
メイ:まるでもう何もかもが完成されていて、何もする必要がないかのように、そこにうずくまっている。
烏羽岬:「そういえばそうだ。もともとは違う形だった」
江永瑞穂:「これが、なんていうか……超兵器?」
百入結衣子:「……あの時、あたしが願って、形を変えたってこと?」
鶴喰湊融:「少なくとも」
鶴喰湊融:「現代の技術で、あんな通信は不可能です」
鶴喰湊融:社会的、技術的にも非常に優れた“スレイベギー”、“ナンバー4”。その封鎖を無視することが出来るものは…そうはないはずだ。
椋実翔利:「っつうか、何でカメになったんだか……分かるようで分かんねえなコイツも」
椋実翔利:「そうだそうだ。この前の通信ぽいやつ、今もできんの? あれ便利だろ」
百入結衣子:「メイ。通信、できる?」メイの頭を撫でる。
烏羽岬:「僕が撫でるとすごくどうでもよさそうな反応をするんだよな。百入が撫でるとどうなる?」
烏羽岬:メイのご機嫌を取るために、冷蔵庫に魚肉ソーセージを取りに行こうとする。
メイ:「……」 面倒くさそうに首を縮める。何も起きない。――ただ、音声だけが流れる。
メイ:『状況が解決されました』
椋実翔利:「うわっ喋った」
烏羽岬:「……なに?」
百入結衣子:「あたしも大して変わんないけどね……状況が解決された?」
メイ:『以上です』
百入結衣子:「……」
鶴喰湊融:「……つまりこれは。本気で、“願う”程の問題を受けて。その解決に値する機能を解放している?」
百入結衣子:「あたしが困ってたから、それに応えた」
烏羽岬:「たしかに、全員バラバラで殺されかけるという状況は解決したが……そういうことなのか?」
百入結衣子:「それが済んだから。みんなに会いたいって気持ちが解決されたから」
百入結衣子:「終わったってこと?」
鶴喰湊融:「そういう願いが無ければ…反応しない……。“秘獣”は」
鶴喰湊融:「“巫女”のみが…アクセスできる」
江永瑞穂:「そういえば……」
江永瑞穂:「リーダーは、メイのことをわかんないって言ってた」
江永瑞穂:「なんで? リーダーはすごく偉かった人で、シャンバラのことならだいたい知ってたはずだよね」
江永瑞穂:「リーダーでもわかんない何かだったっていうことだよね。メイは」
烏羽岬:「ふむ。わからないことが多すぎるな」
椋実翔利:「まあ、総理大臣だってパソコンの仕組みとか分かんねえだろうしな。なんかジャンルが違うとかはあるのかもだぜ」
烏羽岬:「ある程度推理することはできても、それが正しいのかどうか確かめる術は……なんだ? 直接スカイ本人に聞くしかないのか?」
鶴喰湊融:「そうですね…。そして。後半ですけど」スカイの手記部分を表示。
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鶴喰湊融:「……エネルギーは、メイで解決可能。あとは巫女の命さえあれば…シャンバラへの帰還が可能であるはずだと」
江永瑞穂:「ちょっとそれ一番怖いんだけど」
江永瑞穂:「地球吹っ飛んじゃうんじゃない!?」
鶴喰湊融:「適応候補者も、既に発見しているようですね。其れも、複数」
百入結衣子:「時空構造体を編纂、全然分かんないけど」
百入結衣子:「状況が進んでて、予断がないんだろうね、これ」
椋実翔利:「エネルギーがあって……万能の願望器……」
椋実翔利:「ヘイアレトゥサ! 今のってそういうことだと思う?」
アレトゥーサ:『私には回答できません。権限が不足しているか、その内容が知識にありません』
椋実翔利:「アレトゥサも意外と分かんねえこと多いなあ。権限とかなんとか……」
鶴喰湊融:「そう、ですね…わたしが見つけた情報も、以上です。一応、解読できなかった部分もデータ化しておきますので」
鶴喰湊融:「時間が合ったりすれば、解読に挑戦するのも悪くないのでしょうが…」
烏羽岬:「捕まっていたのに、これだけの情報を集めてきたのか」
烏羽岬:「偉いぞ鶴喰。よくやってくれた」
鶴喰湊融:「…ありがとう、烏羽くん」
椋実翔利:「…………」 口元に手を当て、何か考えている
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「……リーダーも」
百入結衣子:「帰りたかったのかな」
江永瑞穂:「ううん……」
江永瑞穂:「リーダー……」
江永瑞穂:「何を考えていたのか、会って、聞きたいな」
烏羽岬:「聞けるさ。リーダーが死ぬわけがないしな」
鶴喰湊融:「……そうですね。ちょっと。教えて欲しいことが多過ぎます」
百入結衣子:「あたしたちだけで考えても、分かんないことが多すぎる」
烏羽岬:「僕も彼に聞きたいことは山程ある。"何歳なんですか"と"結婚はしているんですか"がトップだな」
百入結衣子:「結婚はしてなさそう」笑って。
江永瑞穂:「それはそう」
百入結衣子:「したことあっても、絶対愛想尽かされてるって」
江永瑞穂:「絶対そう」笑う
鶴喰湊融:「そこまで言わなくても……」苦笑。
烏羽岬:「どうかな。あれだけ日常生活にズボラということは、案外奥さんが世話を焼いてくれていたからかもしれないぞ」
百入結衣子:「それもそうかも……?」
椋実翔利:「……てか、それこそ試してみよーぜ」 つかつかとメイに歩み寄り
百入結衣子:「? 何を?」
椋実翔利:その頭を指で軽く摘む 「リーダーと話してえんだけど」
烏羽岬:「いや……いやいや」 思わず苦笑する。
百入結衣子:「……あ。考えてもみなかった」
メイ:「……」 迷惑そうに首を動かす。
椋実翔利:「マジで分からんことが多すぎるんだ。直で話せれば解決できそうなこともあるし。どうだ?」
烏羽岬:「さすがに無理だろう」
鶴喰湊融:「そ、その発想はなかったですね…」
百入結衣子:「翔利、本当に欲望に忠実というか……やりたいことへの嗅覚というか……」
メイ:『オフライン。生命維持機能が極端に低下しているか、精神活動が困難です』
烏羽岬:「…………」
百入結衣子:「……」
椋実翔利:「うおっ喋った」
メイ:『以上です』
烏羽岬:「前向きに捉えよう。"極端に低下"――死んではいないわけだ」
鶴喰湊融:「……現在地は?分かる?」
烏羽岬:「これで現在地が分かれば最高なんだが。メイ、どうなんだ?」
メイ:『……』 ディスプレイが浮かび上がる。街の地図だろうか。
椋実翔利:「うわっ光った」
メイ:そのはるか空中に光点が明滅する。そしてディスプレイは消える。
椋実翔利:「…………」
鶴喰湊融:「……空?えっ……えっと縮尺とか……ええと…」
江永瑞穂:「空?」
椋実翔利:「"シャンバラ"関連の何かか? それとも」
椋実翔利:半笑いで 「死んで天国ってか?」
百入結衣子:「……翔利」
鶴喰湊融:「……どうして…どうやって?…椋実さん!」
百入結衣子:「やめて。冗談でも言うな」
百入結衣子:「お願い」
椋実翔利:「悪い。いやマジで悪い。悪かったって」
椋実翔利:真面目に謝り 「まあともかく何か……いざとなったらコイツ使って色々できそうだな!」
烏羽岬:「"シャンバラ"は空中都市だったはずだな。故に彼はマスタースカイの名を冠していた」
烏羽岬:「上空にシェルターのようなものでも浮かんでいて、そこに避難しているとか……」
椋実翔利:「今後はカネの節約のために腹減ったらコイツの頭を触って……」
GM:椋実翔利が呟いたとき、不意に、店の奥のディスプレイが灯った。
鶴喰湊融:頭を振って悪い考えを飛ばす。「……いえ。正直衝撃的過ぎ……今度は?」
百入結衣子:「……“YERO”?」
YERO:『――ああ、すまない。割り込みで音声だけ流させてもらうよ。誰かはいるだろう? リアルタイムじゃなくても、帰ってきたら聞いてくれ』
YERO:『ナンバー4が活動を活発化させている』
鶴喰湊融:「…!」
椋実翔利:「おっ、あのガキか!」 助かったくらいの勢いで振り向く
烏羽岬:「……YERO。彼の目的はわかるか?」
烏羽岬:「SHIDEN奪還の可能性が極めて高いと踏んでいるが」
YERO:『おっと。誰かいたようだね。……いますぐ対応した方がいい。きみたちを探している。この街のあらゆる電子情報を支配して』
YERO:『いずれはそこにたどりつく。間違いなくSHIDENが主な目的だろう』
椋実翔利:「おーおー。玩具を取り上げられたガキみたいだな。取り返そうと必死になってるみたいだ」
百入結衣子:「取り上げる大人げない大人がいるからでしょう」嘆息して。
百入結衣子:「まあ、激昂してるならやりやすいけど……」
椋実翔利:「もともとオレのだし」
YERO:『問題なのは防衛ユニットの存在だ。あれを破壊しなければ、ナンバー4は壊せない』
YERO:『どこにあるのか、所在を特定しなければならない。けど方法がわからない。電子的なやり方じゃ、勝ち目は薄いし……』
百入結衣子:「これだから、搦手のセルって厄介ね」
百入結衣子:「……いや、戦闘力重視のセルもそれはそれで厄介だったけど……」
烏羽岬:「あなたですら分からないのか。検討すら?」
鶴喰湊融:「…出てきてもらう、というのも相手だって分かっているでしょうしね…どうしたものかな」
YERO:『こちらでも色々とやってみるが、期待はしないでくれ。以上だ。とにかく死なないように。湊融くんをよろしく頼むよ』
GM:音声は唐突に切れた。
鶴喰湊融:「はい、そちらも気を付けて。麦野さん」
江永瑞穂:「……特定なら、できる」
百入結衣子:「瑞穂?どういうこと?」
江永瑞穂:「私が探せる。……いまならわかる」
烏羽岬:「なに?」
江永瑞穂:「遺産なんです。たぶん、“シャンバラ”由来の」
百入結衣子:「“遺産”と引き合うってことか」
椋実翔利:「……遺産の探知能力か? 分かるのか」
鶴喰湊融:「…江永さん?どこでしょう」地図を広げる。
江永瑞穂:「マスター・ヴォルトと、その兵器……それを引き継いだナンバー4ってやつも」
江永瑞穂:「移動してる。けど、私なら追える」
江永瑞穂:「……烏羽、ついてきてくれる?」
江永瑞穂:「一度は、壊したんでしょ」
烏羽岬:「ああ。同じシャンバラ由来のシステムであれば、ヴォルトのものとそう違いはないはずだ」
烏羽岬:「二度同じことができないわけもない。同行しよう」
江永瑞穂:「……うん」
烏羽岬:「……どうした江永」
烏羽岬:「不安か?」
江永瑞穂:「違うよ」
江永瑞穂:「不安なんかじゃないわ。そんなこともわかんないなんて……」
江永瑞穂:「烏羽だから仕方ないけど」
烏羽岬:「なんだ。いったい」 肩をすくめる。
江永瑞穂:「……ふん。いいから。……私たちで防衛ユニットは壊します」
江永瑞穂:「その他の対処は、お願いします」
百入結衣子:「……あたし達はその間、本体の釣り出し、か」
椋実翔利:「だな。オレが派手に飛んでやれば、ガキも慌てて飛び出してくるだろ」
鶴喰湊融:「…わかりました。信じます」こくん、と頷く。
椋実翔利:「本当はアクセサリを着け直したかったけど、さすがに時間ねーな。面倒は早く片付けたいし」
烏羽岬:「無理は禁物だぞ。防衛ユニットを破壊しない限り、やつは倒せないんだ」
烏羽岬:「無駄に力を使う必要はない。危ないと思ったら遠慮なく逃げてくれ。……陽動しながら」
百入結衣子:「……岬。伝言」
烏羽岬:「伝言?」
百入結衣子:「恵那からよ。……せいぜい死ぬな、って」
百入結衣子:「覚えててね」
江永瑞穂:「……せいぜい、ね」 笑ってしまう
江永瑞穂:「いいわ。私が守ってあげましょう」
江永瑞穂:「先輩だしね」
烏羽岬:「せいぜい死ぬな、か」
烏羽岬:「ふふふ。そうか」
烏羽岬:「暗殺者が言う言葉じゃないな。良い伝言だ」
GM:NPCカードを入手しました。

◆NPCカード:《ヒート・バック》江永瑞穂
アクション:ルドラの還翼
ラウンド1回。
任意のPCの攻撃時、ダメージ算出直後にオートアクションで使用。
ダメージを+25する。
百入結衣子:隠密不可が外れてる……!
烏羽岬:「今回は江永に守られっぱなしだな」
江永瑞穂:「そりゃそうよ。私」
烏羽岬:「男子として、少しくらいかっこいいところを見せられるといいんだが」 支度をはじめてます。ナイフの砥石を持ってくる。
江永瑞穂:「烏羽よりもタフだもん」
烏羽岬:「知っている」
アレトゥーサ:『作戦の遂行を支援します。想定戦場地形の演算を開始します――』
椋実翔利:「おっ、じゃあついでに何か良い音楽かけてくれよ」
百入結衣子:「あはは。何それ?」
椋実翔利:「必要だろ? 酒も後回しにされちまったし。アガるのを頼むぜDJアレトゥーサ」
アレトゥーサ:『承知しました』
アレトゥーサ:『Owl City. To The Sky』


GM:ロイスの取得と調達、ならびに水晶の剣が可能です
百入結衣子:お兄ちゃんHP回復してね
椋実翔利:するする~!
鶴喰湊融:はーい!では自分のデバウラーと、椋実さんのレールキャノンへ。
烏羽岬:PC2人しかいない戦闘で時間凍結できなかったアホがいるらしいな
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8した(侵蝕率:94->102)
椋実翔利:ダブル応急手当キット!
椋実翔利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 7[3,4] → 7

烏羽岬:死ぬほど面白かったからいいが・・w
鶴喰湊融:攻撃力…もう100超えてるので、+8!
椋実翔利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 11[10,1] → 11

椋実翔利:全快!
鶴喰湊融:わあい。購入はBCスーツかなあ
GM:応急手当キットの力…!
鶴喰湊融:あと応急一個ありますが、どなたか使う…?
烏羽岬:調達はどうしようかな。最近、回避ができてもEロイスや邪毒で地味に削られて死ぬというケースに遭遇しがちなので
鶴喰湊融:フレースヴェルグが来そうなので…
烏羽岬:一応烏羽も回復しておこうか。いまさら強化素材も焼け石に水だし……
烏羽岬:回復するなら、先にカバーリンガーのおねいちゃんを回復させときたいですね。
百入結衣子:いや
百入結衣子:カバー2倍でほぼ死ぬから
椋実翔利:いや、実際回復するなら
鶴喰湊融:ムッ
百入結衣子:他の人のほうがいい
百入結衣子:ガード値もないしね
椋実翔利:烏羽くんで良い気がする。申告通り、避けてもつまらん追加で削れること多いし
烏羽岬:それもそうか・・w じゃあ湊融ちゃん?
百入結衣子:湊融だと
鶴喰湊融:じゃあ鳥羽くんに応急セット渡すよ!
百入結衣子:異世界時間凍結コピー可能性の芽が出るかも
椋実翔利:ああー
烏羽岬:!
鶴喰湊融:あ、そっか
烏羽岬:あっそうだよ!それあったね!
烏羽岬:湊融ちゃんをむくむくしましょうか
鶴喰湊融:今HPが6
GM:むくむくみなと
鶴喰湊融:自分に使います。
鶴喰湊融:2d10+6
DoubleCross : (2D10+6) → 17[7,10]+6 → 23

鶴喰湊融:やったぜ。
烏羽岬:うわすごっ
百入結衣子:えらい
烏羽岬:応急手当キットを購入します。とりあえず湊融ちゃんは必要最小限のHPを確保できたようなので
鶴喰湊融:じゃあもしものためのBCスーツ買っておきます。
椋実翔利:むくむくしてきたぜ
烏羽岬:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[1,3,8,10,10]+6[1,6]+4 → 20

烏羽岬:トランク……
百入結衣子:すごい
鶴喰湊融:8dx+5=>9
DoubleCross : (8R10+5[10]>=9) → 10[2,3,4,5,8,9,10,10]+9[4,9]+5 → 24 → 成功

烏羽岬:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 7[3,4]+8 → 15

GM:すごいうまくいった
烏羽岬:HPは15に。邪毒で死ぬやつだろこれ!
鶴喰湊融:なんで…?ウェポンケースの遣わないナイフ抜いてBCスーツを入れます。
烏羽岬:ロイスはマカールに取った七枠で最期! 以上です。
百入結衣子:あたしはグレラン狙っておこうかな
鶴喰湊融:ロイスは…これは椋実さんに取ろう。
百入結衣子:隠密して判定。
椋実翔利:まずロイスは -百入結衣子/○連帯感/恐怖 で取っておこう 怖いし……
百入結衣子:9dx+5>=13
DoubleCross : (9R10+5[10]>=13) → 8[1,1,1,1,3,3,3,6,8]+5 → 13 → 成功

鶴喰湊融:一番上のお兄さん? 椋実翔利 〇信頼/不安 で。
烏羽岬:?つきw
鶴喰湊融:あ、そうだ。椋実さん、レールキャノンも水晶掛かってるので+8ですよ!
百入結衣子:ギリギリだな……ウェポンケースへ。
椋実翔利:調達は……照準器!
鶴喰湊融:お兄さん扱いしていいのかな…?っていうアレ。以上。
椋実翔利:4dx+6=>15
DoubleCross : (4R10+6[10]>=15) → 9[2,5,8,9]+6 → 15 → 成功

百入結衣子:以上!
椋実翔利:やったピッタリ! 装着!
椋実翔利:いいだろう湊融。オレはお兄さんなのでオマエの財布を頼らなくても買い物ができたず
GM:OK!
鶴喰湊融:ふふ、よかったー

クライマックス:Lightning Strikes

GM:全員登場です。登場ダイスをお願いします
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:99->108)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:102->104)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:101->110)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:102->107)
烏羽岬:ぐおお
烏羽岬:高い……今回高いって!
GM:OK...


GM:椋実翔利は記憶の底から思い出す。
GM:雨の日だ。
GM:雷が鳴っていた。
GM:縹霞美はジャーム認定を宣言され、捜索指令が下されていた。
GM:それは当然、椋実翔利も例外ではない。
椋実翔利:指令に乗る気などさらさらなかった。元より不良の作業員である。あるいは、だから作業員止まりなのかもしれないが。
GM:慣れない大型の拳銃を携帯させられて、持ち場を決められた。
GM:海岸沿いの倉庫群――当然だ。逃走するとしたら、海路も封鎖する必要がある。
椋実翔利:定時連絡にはシリアスな顔をして報告に上がる。時折気紛れに持ち場へ顔を出して、存在していることは主張する。
椋実翔利:それ以外はもっぱら、持ち場が近いことを幸いとばかり、この倉庫の奥の秘密のバーにいた。
GM:そもそも、持ち場に来るはずがないような気もしていた。縹霞美は頭がいい。何か意表をつく方法で脱出を図るだろうと思われた。
GM:……それはまさしく意表をつく方法だった。
GM:きみの耳に物音が聞こえたのは、深夜を回ったころだった。
椋実翔利:陰鬱な時間だった。怪しまれても面倒なので、酒の一滴も飲めない。あるいは、飲む気になれなかったのか。
椋実翔利:まあ前者だろう。オレはそういう人間だ。……顔を上げる。
GM:遠い雷の音とは違う。耳を澄ませていると、足音だとはっきりわかった。なんとなく、覚えのある足音だ。
縹霞美:「……椋実」
椋実翔利:「霞美」
GM:見たくない顔があった。青ざめている。憔悴し、負傷しているのがわかる。
縹霞美:「こ、んなところで……またサボってるんだね」
椋実翔利:「そうだよ。それともオレが、お前に会えるかもなんて夢見ながらここにいたと思うか?」
縹霞美:「思わない」 咳き込んだ。笑ったのかもしれない。
縹霞美:「だから、来たんだよ。……よほど高い確率で、会えると思った」
椋実翔利:「にしては待たされたぜ」 もう結露もしていない、ぬるくなった手元のビールの栓を開ける
縹霞美:「そりゃー……まあね」
椋実翔利:「でもまあ、良いや。アレさ。この前外に行った時、ちゃんと見つけて来たから」
縹霞美:「ひどいんだよ、ウチの戦闘部隊は。撃つわ燃やすわ斬るわ……何回か死んだもん。……ん、なに?」
椋実翔利:「人目につかない出口。近くにはだーれも使ってなさそうな小屋もあったし」
椋実翔利:「あと旅券な。出発は明日の夜だから、それまでやり過ごす必要はあるけど」
縹霞美:「はは……」
縹霞美:「マジか」
椋実翔利:「銃は……その調子だと霞美持ってそーだな。いらねえか」
椋実翔利:「マジだよ。マージ。っていうか、え? オレのそういうトコ頼って来たんでしょ? 何驚いてんだ」
縹霞美:「いやー……あれだよ。聞いただろ?」
縹霞美:「私、ジャームなんだってさ?」
椋実翔利:「って言われてんな」
縹霞美:「……どう思う?」
椋実翔利:「どっちでも良い。そんな重要か?」
縹霞美:「そりゃー重要じゃない?」
縹霞美:「取り返しつかないじゃん?」
椋実翔利:「オレはやりたいようにやる。いややりたくねえ仕事もあっけどよ、それはそれ。今後めちゃくちゃやりたいようにやるための準備だし」
椋実翔利:「相手がオーヴァードだろうとジャームだろうと、オレの大事なヤツにとりあえず生きてて欲しいって思うのはそんなおかしい話じゃねーだろ」
縹霞美:「……呆れた」
縹霞美:「単純なやつ……」
椋実翔利:「大体取り返しがつかないってなんだよ。自分のことだろ?」
椋実翔利:「つかなかったら諦めんのかよ。それこそ呆れるぜ」
椋実翔利:口を開けたビールを喉に注ぎ込み、顔をしかめる 「マッズ……お前が来んの遅いから」
椋実翔利:「まあ、ここを出てもギリギリになるのは悪ィーと思ってる。どうすりゃ良いんだ? 映画で見たよな。とりあえず服とか盗んで髪型変えて……ってあんな感じ?」
縹霞美:「……そりゃ悪かった。お詫びに、奢るよ……ここを抜けられたらね」 うつむいて、腹部を押さえる。 「……考えは、少しある」
縹霞美:「まずは、どこに向かえばいい? 案内、してよ」
椋実翔利:「できるかね。もうちょいオレに力がありゃあ快適逃亡沖縄ツアーを約束できたんだけどな」
縹霞美:「人目につかない出口……それ、どっち?」
椋実翔利:「案内もなんもな」 立ち上がり、手をかざす 「どっちっつうか、ここだよ」
椋実翔利:《ディメンジョンゲート》でゲートを開く。 「最近ようやく人間も通れるようになった。酒飲みながら作ってもな。結構安定してるぜ」
椋実翔利:「出口もハッキリイメージついてるしな。ここ一歩抜ければ、あとはもう安全圏だよ。ほれほれ」
縹霞美:「……そう。……うん……」
椋実翔利:ゲートの前に立って、腕だけ突っ込んで見せる 「めっちゃムシムシしてるわ」
縹霞美:「一つわかったことがあるんだ」
椋実翔利:「ん?」
縹霞美:「私ときみは種類が違う」
縹霞美:「違うタイプだ……」
椋実翔利:「え? そりゃ入れる側と入れられる側っていう」
縹霞美:「はは」
椋実翔利:「……じゃねーよな分かってる。悪かった。まあそりゃそうだろうけど」
縹霞美:「私は」 椋実翔利にもたれかかるようによろめく。倒れそうに見えた。
椋実翔利:「なんつうか、違うから良いってのもあるだろ。ウチもさ、お袋も親父も……うおっと」
GM:支えようとしてもいいし、避けてもいい。
椋実翔利:腕を伸ばし、抱きとめるように支える
縹霞美:「そこまで」 支えた瞬間、彼女の手の平に火花が散るのがわかった。
縹霞美:「人を信用できない。……悪いね。結構楽しかった」
椋実翔利:「だいじょっ……」
GM:なんらかの攻撃が来るのはわかった。
椋実翔利:対処などできない。予感はできても、その手が椋実に届く方が、よほど早い。
GM:触れた瞬間に、衝撃がある。稲妻が椋実翔利の体を撃った。きみは倒れたかもしれない。――だが、致命傷には遠い。
椋実翔利:「ブッ……!」 それを受ける。身体は電流の痙攣で跳ねるように弾け、さっきまで座っていた椅子の下へ滑る
椋実翔利:「……っおい……霞美……!」
縹霞美:「……都合がよすぎて。そう、いうのは……」 もう一撃を備えているのがわかる。彼女はもう一度、火花をため込んだ。次の一撃はきみを戦闘不能に追い込むだろう。
縹霞美:「信用できない。ごめん」 火花が散る。
椋実翔利:「おッ、おい……おい何だよ……何だよ!」
椋実翔利:「都合が良くて不満かよ! 妄想キメて……オマエ……ッ!」
縹霞美:「きみが救援を呼んでいたら、到着するまで一分程度かな。時間がない。死んでもらって」
縹霞美:「ここを離脱しないと」 思考は次へ移っている。きみが死んだ後のことだ。
椋実翔利:激しい痛み。視界も脳もバチバチと点滅している。思考も呂律も回らない。どうすれば彼女を説得できる。
椋実翔利:本気だった。ここでの仕事は確かに刺激に満ちていたが、それでも大切に思えるようなヤツができたら、そのどちらを優先するかなんて、椋実の中で迷う余地などなかった。
椋実翔利:ゲートの先は安全な離脱先だし、映画みたいに服を盗むことだってできるし、ポケットには旅券と、なけなしの全財産を詰め込んでいた。
椋実翔利:なのにこれだ。どうにかして早くこの錯乱したバカを説得して―― (……説得?)
椋実翔利:何故だ? と、朦朧とした意識の中で、疑念が首をもたげる。歪む視界の中、この女はこれから何をしようとしている。
椋実翔利:オレを殺し、ポケットの中に詰め込んだ物を引きずり出して、オレの作ったゲートから悠々脱出し、オレの用立てた旅券で沖縄に行くつもりなのだ。
縹霞美:「急がないと駄目だ。もう時間がないかもしれない」
椋実翔利:それを説得? そうだ説得だ。急がなければ時間がない。彼女に殺される……そうだ、彼女はオレを殺すだろう。
椋実翔利:そんな奴をなんで説得する必要がある。オレから奪い、オレを殺そうとするような女を。好きだからか? 大切だからか? ……そんな女のことを?
縹霞美:「頼むよ。早く死んでくれ、椋実」 縹霞美はその手を伸ばす。蓄積された電気が白く明滅する。
椋実翔利:こいつはオレから、オレの全てを奪おうとしているじゃないか。
椋実翔利:目を見開く。腕が跳ねる。殺意と偶然がその手に拳銃を掴ませて、腕を伸ばさせ、引き金を弾かせる。
椋実翔利:銃声。反動で腕は跳ね、脳がブルブルと揺さぶられる。
縹霞美:「私は」
椋実翔利:だが、銃弾はそいつの腹に刺さっていた。
GM:縹霞美の声が唐突に途切れた。
GM:彼女の細い体が崩れ落ちる。
椋実翔利:「ハア、ハッ……」 頭を押さえて、何とか立ち上がる。椅子に全身を預けて、自らの行為の結果を見る。
GM:絶命しているのがわかった。最期に何か言おうとしたようだが、何を言おうとしたのかわからない。
GM:オーヴァードならばリザレクトできるはずだが、その兆しはない。
GM:あるいは本当にジャームだったのかもしれないし、
GM:そうでなくても自らを蘇生させる力が残っていなかったのかもしれない。
椋実翔利:据わった目で、拳銃を両手で構え直す。動き出すようなら撃つつもりだった。それがないと分かるや、だらりと脱力する。
GM:ただ結果として、縹霞美の死体が目の前にある。
椋実翔利:手からは拳銃が滑り落ち、硬い音が響いた。じめじめした汗で手がびっしょり濡れていることに、今気付いた。
椋実翔利:どうせ銃声は聞こえただろう。ほどなく誰かが来る。それまでここでサボっていても、何ら罰は下るまい。
椋実翔利:(……ああ、でも)
椋実翔利:(ここはもう使えねえだろうな……)
椋実翔利:……あるいはもっと力があれば。それはもっと大きな、世界を変えるようなことじゃなく。
椋実翔利:たとえばもっと早く、彼女を発見できるとか、彼女を落ち着かせられるとか……具体的にはまったく分からないが。
椋実翔利:ともかくそういう力があれば、オレはこんな、オレがしたいと思っていたことと真逆のことをせずに済んだのか。
椋実翔利:(……暑っちいな……)
椋実翔利:嵐に混じって近くに落ちた稲妻の音も、やけに遠い世界の出来事のように聞こえた。
椋実翔利
椋実翔利:……そして、その後。調査により、椋実翔利と縹霞美の関係は狭からぬ範囲に知られるようになり。
椋実翔利:彼女の逃亡を止めた成果と、その経緯を以て、こう呼ばれるようになる。
椋実翔利羽根のように軽い引き金(フェザータップ)


GM:江永瑞穂と行動するとき、烏羽岬は思い出すことがある。
GM:彼女と初めて会った時。
GM:つまり彼女を殺そうとしたとき、そして、きみがヴリトラに所属しようと決めたときの記憶だ。
GM:出会ったのは、暗い路地裏だった。きみはそこで彼女に追いついた。
GM:追い詰めた、ともいう。
江永瑞穂:「ずっと……」
烏羽岬:いつも通りの任務だった。先生から受けた仕事だ。
烏羽岬:『《ヒート・バック》江永瑞穂を殺せ』。それ以外は知らされていないし、特に知るつもりもない。
江永瑞穂:「ずっとついて来てたの? いつから?」 江永瑞穂はきみと相対して言った。
烏羽岬:「最初に尾行をはじめたのがいつか、という話なら、71時間前だ」
江永瑞穂:「……バカなの?」
烏羽岬:「食事の時、寝る時、着替える時やシャワーを浴びる時。どこが一番無防備か観察させてもらった。今がそれだ」
江永瑞穂:「最悪……とんでもない変態じゃん!」
烏羽岬:「仕事なんでな」 肩をすくめる。 「悪いが見逃すつもりはない。何か言い残すことがあるなら聞こう」
江永瑞穂:「なんで私があんたみたいな変態に付け回されなきゃならないの?」
烏羽岬:「それが言い残す言葉なのか? さあ……僕は知らない」
江永瑞穂:「知らない? よくわからない理由でよくわからないやつに殺されるなんて、冗談じゃないんだけど」
江永瑞穂:「普通は気になるでしょ、誰かを殺すならなんか理由ぐらい持って来なさいよ」
烏羽岬:「そのセリフは、ターゲットからよく言われるな。思うんだが」
烏羽岬:「そんなに理由が大事なのか?」
烏羽岬:「人間、みな同じだろう。生きていたら唐突な理不尽に襲われて死んだり、職を失ったり、不具になったり」
烏羽岬:「原因が……僕みたいな暗殺者が出てくるか、地震や交通事故かの違いだ。なのに暗殺者に狙われると、たいていみんな同じことを言う。不思議だな」
烏羽岬:「それとも、普通の人間はそういうものなのか?」
江永瑞穂:「ふざけてんの? 超大事よ! どんな理不尽でも地震でも交通事故でも」
江永瑞穂:「そりゃ文句もつけるし理由ぐらい聞きたくなるわよ! だいたいあんたは地震でも交通事故でもない」
江永瑞穂:「100%自分で誰かを殺そうとしてる暗殺者でしょ。人間でしょ。脳みそ付いてるんでしょ? 何も入ってないの? 真のバカなの?」
江永瑞穂:「人間なら理由くらい持ってきてよ。腹が立つわ。普通の人間は理由くらい持ってるの!」
烏羽岬:「……」 殺しにかかるような素振りは見せない。そもそも、既に暗殺は完了しているからだ。
烏羽岬:いま江永が立っている場所の真横にある、打ち捨てられた駄菓子屋の廃墟。その中に大量の指向性地雷を仕込んである。
烏羽岬:動かなければ指向性地雷で死ぬ。奥に逃げれば地中に地雷が仕掛けてある。手前に来れば間合いを詰める手間が省ける。
烏羽岬:どうやっても詰んでいる女だ。あとはタイミングの問題に過ぎなかった。
江永瑞穂:「世の中には殺人鬼とかいるわよね。人を殺すのが楽しいとか! あんたもそうなの?」
烏羽岬:「楽しくはないな。何度やっても慣れはしない」
烏羽岬:「素手も最悪だが、もっと最悪なのが刃物での殺しだ。まだ生きている肉にナイフをねじこむあの感覚を知っているか?」
烏羽岬:「幼少時のプログラムで、ナイフではなく銃を履修しておけばよかったと思っている」
江永瑞穂:「知りたくもないんだけど。嫌ならやめればいいのに」
烏羽岬:「でも、仕方がないだろう」
烏羽岬:「仕方がない。これしか知らないんだ。僕は」
烏羽岬:「やめたところで、セルを抜けて生きていく術も知らない。そもそも外の世界にさしたる興味もない」
江永瑞穂:「そんなの、興味がないっていうか、知らないだけじゃないの?」
江永瑞穂:「私はこんなところで死なない。死にたくないし、外の世界を知りたい……」
江永瑞穂:「学校にも通いたいし、遊園地にも行きたい……買い物とか、海とか、キャンプとか、なんでも……」
江永瑞穂:「普通の人がするようなこと、なんでもやりたい。だから、あんたみたいなバカには殺されてあげない」 翼が広がり、炎が灯る。尻尾が震える。
烏羽岬:「それは無理だよ。残念だが」
烏羽岬:「暗殺完了だ」
烏羽岬:ポケットの中でスイッチを押す。起動。
烏羽岬:爆発に次ぐ爆発。そして高速射出されるフルオートショットガンよりも凶暴な、無数のベアリング。
江永瑞穂:「……!」 防御か攻撃か、一瞬だけ逡巡する。暗殺者を相手にそれは遅すぎる。
烏羽岬:(やはりこのやり方だな。刃物を使うことにならなくてよかった)
烏羽岬:ダメ押しにナイフを投擲しながら下がります。そして低く身を沈める。
GM:だが、その無数の攻撃は、江永瑞穂には届かなかった。
烏羽岬:「(あとは死体を確認して……)」
GM:雷鳴と突風が吹き荒れ、その攻撃をすべて阻んでいる。
横嶋洋明:「あ……」
烏羽岬:「……!」
横嶋洋明:「危ないな!? なにさ、これは!」
GM:江永瑞穂の前で、白髪に眼鏡の男が、地面に尻もちをついていた。
烏羽岬:「…………《パタンジャリ》だな。戦闘能力は低いと聞いていたが、面白い手品を使う」
江永瑞穂:「……リーダー! な、なにやってるの?」
横嶋洋明:「そりゃもちろんきみを守ろうと思って……い、いや、うん」
横嶋洋明:「なんとか防いだけど……」
横嶋洋明:「……ぼくはきみと戦いたくないな」
烏羽岬:「ならば出てこなければよかったろうに」 ナイフを抜く。
烏羽岬:最優先目標は《ヒート・バック》の殺害。……そして二次目標。
烏羽岬:仮に《パタンジャリ》が出てきた場合。戦闘力は低いが、ターゲットのプロフィールには不明な点が散見される。
烏羽岬:猶予を与えるな。命を捨て、迅速に二名を殺害せよ。
烏羽岬:投げナイフを投擲します。同時に、もう一つのトラップのスイッチを起動。
烏羽岬:すぐ横の壁面に埋め込んでおいたTNT爆薬を起動します。
横嶋洋明:「やめてくれ! 本当に!」 爆撃。
烏羽岬:そして自分も、躊躇なく爆発の只中に突っ込んでいく。生きていればナイフで殺害して終わりだ。
GM:何をしたのかはわからない。
GM:突風と稲妻が再び吹き荒れ、烏羽岬は自分が転倒していることに気づく。……それと同時に、
GM:相手の男も壁際でうずくまっているのもわかる。江永瑞穂だけが呆れた顔できみたちを見下ろしている。
烏羽岬:「……がはッ」
江永瑞穂:「……あのさ……」
江永瑞穂:「なにやってるの?」
烏羽岬:「……なんだ。何が起きた……」
横嶋洋明:「い、いや、だから、きみをなんとか守ろうとして……」
横嶋洋明:「危なかった」
江永瑞穂:「危なかったじゃないって……リーダーの方が危ないじゃん…てn」
烏羽岬:「…………何やってるのはこちらの台詞だ。一体どれだけの仕込みをしたと思ってる」
烏羽岬:「まともに防げるわけがない……そいつは一体、何者だ」
烏羽岬:立ち上がろうとするが、指先ひとつ動かすのすら難儀だ。
江永瑞穂:「うちのリーダーだけど」
横嶋洋明:「うん……い、一応……そうだけど」
烏羽岬:「《パタンジャリ》は遺産研究を専門とする非戦闘員だ。クレイモア地雷とTNT爆薬をそう簡単に無効化できるか……!」
烏羽岬:「……いや、もういい。僕は仕損じた」
烏羽岬:「殺すなら殺すといい。暗殺指令書が気になるなら、僕の上着のポケットに入っている」
烏羽岬:「抜き取ってから、焼くなり爆破するなりするんだな」 動けないのは本当だが。
烏羽岬:最後の手段はちゃんと残してある。腹部に巻きつけた爆薬だ。
横嶋洋明:「……やめとこうよ」
烏羽岬:至近距離で起爆すれば、殺せなくとも腕か足の一本はもっていけるだろう。そうすればマカールか恵那あたりが仕事を引き継いでくれる。
横嶋洋明:「ぼくは殺し合いとか、そんなことはしたくない……」
烏羽岬:「だが、お前とヒートバックを殺せという命令が出ているのは事実だ」
烏羽岬:「過去に何かしているんじゃないか? お前も、そこの娘も。命を狙われるだけの何かを」
烏羽岬:「過去は消せない。過去が挑んできた殺し合いには、向き合うしかないぞ」
横嶋洋明:「そりゃ命を狙う側にとっては、なんだって理由があるかもしれないけど」
横嶋洋明:「……ぼくはそうかもしれないけど……」 江永を振り返る。
横嶋洋明:「彼女は違う」
横嶋洋明:「生きてるだけだ。普通に……普通に生きようとしてるだけ」
烏羽岬:「……普通」
烏羽岬:「《ヒート・バック》もそう言っていたな。普通の人間がやるようなことをやりたいと」
烏羽岬:「普通の人生というのは、そんなに価値があるものか? まるでわからない」
江永瑞穂:「あんたみたいなバカにとってはないかもね。私にはあるの」
横嶋洋明:「やたら喧嘩腰になるのはよくないよ……」
烏羽岬:「……で、殺し合いがイヤだからどうするんだ? 言っておくが、ここで僕を見逃したりしてみろ」
烏羽岬:「次は二人もろとも確実に殺せる手段でいくぞ」
烏羽岬:「それが嫌なら、無駄なお喋りをするんじゃない。さっさと殺しておけ」
江永瑞穂:「だってこいつ私を殺そうとしたのよ!? 喧嘩腰で済んでるだけまだましじゃん! 心広くない!? ほら、こんなこと言ってるし!」
横嶋洋明:「やめようよ」
横嶋洋明:「普通の女子は、気軽に人を殺したりしないんだよ。たとえ自分が生きるためでもね……」
江永瑞穂:「そうなの?」
横嶋洋明:「そうなんだよ。……暗殺者のきみ、ぼくらはそんな殺しはしたくない。大人しく帰ってくれないかな?」
烏羽岬:「馬鹿なセルリーダーだ。本当に僕を帰すつもりか」
烏羽岬:ようやく身体の痺れが取れてきた。ゆっくりと起き上がる。
烏羽岬:「…………もう会う事はないだろう。任務に失敗して無様に帰ったところで、遅かれ早かれ使い捨てにされて死ぬのがオチだ」
烏羽岬:「だから一つだけ聞かせてくれ。答えたくなければ答えなくてもいい」
烏羽岬:「“普通”というのは、いったいどうすればなれたんだ?」
烏羽岬:「どういう資格や技能があれば、僕は《ヒート・バック》の言う、普通の人間になれたんだ?」
江永瑞穂:「ふふん! リーダーの受け売りだけど、特別に教えてあげるわ」
江永瑞穂:「普通っていうのは、資格も技能も必要ないの。でも、勉強しなくちゃダメ。すごく色々なものを見たり聞いたりして」
江永瑞穂:「何が“普通”か、なんとなくわかるようになるわ。人によっていろんな“普通”があるけどね!」
烏羽岬:「なんだそれは。“色々なもの”とか“なんとなく”とか“人による”とか」
烏羽岬:「お前、ちゃんと分かっているのか? 絶対に分かっていないだろう」
烏羽岬:「お前に答えさせたのが間違いだった。もう一度《パタンジャリ》に説明させろ」
横嶋洋明:「え? ぼく?」
横嶋洋明:「えーっと……人によって目指してる普通は違うからさ……江永くんの場合はそうってだけで……」
烏羽岬:「……お前もか……もういい。冴えない中年男性に期待した僕が馬鹿だった」
横嶋洋明:「そもそも人に聞くのも間違いっていうか……」
烏羽岬:万が一死に損なった場合の手順は確保してある。ターゲットの動向を観察できる距離を保ち、同じ市内に滞在。
烏羽岬:一般市民として生活に溶け込みながら情報を収集し、機を伺え。あとはじきに先生からの指令が来るだろう。
烏羽岬:「(……考えてみれば)」
烏羽岬:「(いつも任務の時は誰かが横にいたな。和那や恵那、マカールや……先生)」
烏羽岬:「(離反防止策なんだろうな。一人で日常生活に溶け込んで、そのまま戻ってこなかったなんて事がないように)」
烏羽岬:「(……次の指令が来るまで1日か、2日か。普通の中学生を装って過ごすのも悪くはないか)」
烏羽岬:「ふん」
烏羽岬:「殺しておけばよかった、と後悔しないことだな。……さらばだ、《パタンジャリ》。《ヒート・バック》」
江永瑞穂:「あっ!? 逃げる!?」
烏羽岬:カラン、と江永の足元に、350lml缶ほどの大きさの金属物が転がる。
烏羽岬:隠し持っていたスモークグレネードだ。煙幕に紛れて逃走します。
横嶋洋明:「あ」
江永瑞穂:「なにこれ! リーダー! ……追いかけないと!」
横嶋洋明:「いや、やめとくよ……危ないし。……ぼくは彼と戦いたくない」
横嶋洋明:「……危ないよ」
烏羽岬:──駆ける。十分に距離を取ったのを確認してから速度をゆるめ、息を整える。
烏羽岬:それまで着ていたコートは裏路地に捨てている。今はただの、どこにでもいる13歳の服装だ。
烏羽岬:任務に失敗した。先生が次にどういう指令を下すかわからないが、おそらく14の誕生日は迎えられないだろう。
烏羽岬:「(そうだ。くだらない)」
烏羽岬:「(FHチルドレンが"普通"だなんて……。なれるものか。馬鹿げた話だ)」
烏羽岬:「……だが」
烏羽岬:「面白い女だったな、《ヒート・バック》。……"勉強しなくちゃダメ"か」
烏羽岬:「すごく色々なものを見たり聞いたりすれば、そのうち何が普通かわかるようになる。か」
烏羽岬:腰にさげたホルスターバッグを漁る。ほとんどが暗器だが、唯一違うものがある。
烏羽岬:予感していたのかもしれない。パタンジャリという男は、あまりに得体がしれないから。
烏羽岬:A5サイズの小さな本。この街の観光ガイドだ。
烏羽岬:「人生の最後に……少しだけ、普通とやらを味わってみよう」
烏羽岬:「あいつに偉そうな顔をされたままなのは腹が立つしな」
烏羽岬:土地勘のない慣れない街で、慣れない地図を見ながら、その場を歩き去ります。



烏羽岬:──その後。
烏羽岬:結局、僕がアードゥルに呼び戻される事はなかった。セルとの連絡がつかないまま一週間、二週間が経ち、ホテルに滞在するのも難しくなってきた。
烏羽岬:その頃になると、街中であのバカ二人と顔を合わせる事も増えてきた。僕がハンバーガーを買おうとしたら前に並んでいた事もあった。
烏羽岬:バカバカしい事だ。バカバカしい事だが、僕は初めて味わう“普通の生活”に急速に馴染んでしまっていた。
烏羽岬:……そんな折だ。先生から一つの指令が届いた。
烏羽岬:『そろそろ頃合いだろう。お前はそのまま《ヴリトラ》セルに入れ』
烏羽岬:『《アードゥル》セルは脱退したことにしておく。《ヴリトラ》の環境すべてが、お前を成長させるだろう』────。
烏羽岬:……そうだ。江永はあの時死ぬほど嫌そうな顔をしていたが、リーダーは何も言わなかった。
烏羽岬:いや、何も言わなかったというのはおかしいか。ただ心底ホッとしたような顔をして、彼はこう言ったのだ。
烏羽岬:暗殺者をなじるわけでも、追い返すわけでもなく。
烏羽岬:『ようこそ《ヴリトラ》へ。今日からここが君の家で、僕らは家族だ』────。


江永瑞穂:「……烏羽?」
烏羽岬:「ん」
GM:隣を走る江永が、怪訝そうな顔をしていた。
江永瑞穂:「どうしたの? 頭痛? なんか考えてた?」
烏羽岬:「いや、リーダーの所在地が分かったからかな。お前とリーダーに最初に会った時の事を思い出していた」
烏羽岬:「あれは考えられる限り最悪の出会いだったな」
江永瑞穂:「人のことを仕事ってだけで殺そうとしてきたからね、烏羽は」
烏羽岬:「その翌月か……翌々月だったか? 僕がヴリトラに入ったのは」
烏羽岬:「お前はしばらく、僕の事をおそろしく警戒していたな。無理もないが」
江永瑞穂:「当たり前でしょ。明らかに怪しいし」
江永瑞穂:「なんで入る気になったの? そういう指示が出たから?」
烏羽岬:「あれ、言っていなかったか? そうだ」
烏羽岬:「そういう指令があったから、殺しなんて嫌になって改心したフリをして潜入した……つもりだった。最初は」
烏羽岬:「でも今なら分かる。本当に厭気が指していたんだ、僕は」
江永瑞穂:「仕事に?」
烏羽岬:「ああ。殺しだの捨て駒だの破壊工作だの、いい加減うんざりしていたんだな。それがお前とリーダーに会った事で表層化した」
烏羽岬:「そんな事をするなら、新作のハンバーガーを食べたり、雑誌を読んだり、数学の勉強をするほうがよほどいいだろ」
江永瑞穂:「そうね。そりゃそうよ。そっちの方が、ずっと」
三稜鴎:「素晴らしい。……確かにそうだ。よくわかってきたじゃないか」
烏羽岬:「!」
GM:声が聞こえた。頭上だ。
GM:そう背の高くないビルの上に、三稜鴎が立っている。
三稜鴎:「待ってたよ。今日はテストをしようと思ってな」
烏羽岬:「江永! 身を隠せ!」
江永瑞穂:「……隠れてどうにかなる相手なの? それに、私が隠れたらあんたは?」
三稜鴎:「ああ。悪くない絆が育ってるな。そう――まずはこれを言っておこう」
烏羽岬:「なんとかするさ。ちゃんと対策はしてある……」 三稜先生を注視している。
三稜鴎:「“ウォフ・マナフ”は殺した」
烏羽岬:「…………。」
三稜鴎:「もう十分に役目は果たした」
烏羽岬:「なぜ殺した。マカールは」
烏羽岬:「役目は果たしただと……? これからだろうあいつは!」
三稜鴎:「大丈夫だよ。あいつはお前の心の中で生き続ける」
烏羽岬:「これからだったはずだ。僕と同じようにアードゥルの外に出て、色々なものを吸収したはずだ!」
三稜鴎:「そうだな。その分、あいつができなかったことをやってやれ。死んだ人間の想いも背負っていってやれ」
三稜鴎:「お前はそれでもっと強くなる」
烏羽岬:「ずっと気にかかっていた。僕をヴリトラに送り込んだ時も、先日の狙撃の時もそうだ」
烏羽岬:「あなたは僕に何を期待している。いったい何をさせようとしている?」
烏羽岬:「何度も修羅場をくぐらせて、最強のアサシンでも作るつもりなのか?」
三稜鴎:「俺は平凡だからね。……自分が本当の意味で特別にはなれないとわかっちまった」
三稜鴎:「そうなると、自分の手で特別なものを作り出したくなった。他の誰でもない、自分の作品がほしい」
烏羽岬:「もし僕にそれを望んでいるなら、全くの見当違いだ。僕はどんどん暗殺者ではなく、普通の人間に近づいている」
三稜鴎:「そうかな。……じゃあ、テストしてみよう」
三稜鴎:「ここに一人、少女がいる」 三稜鴎は足元を指差す。
烏羽岬:「…………」
烏羽岬:「……なに?」
三稜鴎:空間が振動し、そこに隠されていた少女の姿が見える。雲居春音だ。
烏羽岬:「雲居……!」
三稜鴎:「そっちにも一人」 三稜鴎は左手で江永瑞穂を指差す。
三稜鴎:「俺は同時に撃つ」
GM:雲居春音には意識がないように見える。
三稜鴎:「お前はどっちを守る? カウントダウンだ。三つ数える」
烏羽岬:「……江永」 江永の方を見る。 「バカな」
江永瑞穂:「……なにそれ。マジで?」
三稜鴎:「3」
GM:三稜鴎の場所までは一度の跳躍でたどりつくことができるだろう。
GM:烏羽岬はどちらかをカバーリングするか、三稜鴎を攻撃するか、
GM:あるいは別の行動をとるか選ぶことができる。
GM:自由に決めて構いません。あらかじめ言っておくと、これでどちらかが死ぬことはないです。
三稜鴎:「2」
烏羽岬:なんとか二人を守れませんか? 烏羽はどんなダメージを負っても、最悪死ぬレベルでも構いません。
GM:三稜鴎自身を抑え込むような行動をとれば可能です。
烏羽岬:ではそうしましょう。攻撃すらせず、三稜を抑え込んで自分の身体で二人分の攻撃を受けるようにします。
三稜鴎:「1」
烏羽岬:「(まったく、バカな話だ)」
GM:このタイミングで、三稜鴎の方へ飛び出して行ってもらって構いません。
烏羽岬:「(テストだと?)」
烏羽岬:跳躍。手頃な塀を蹴り、電柱を使い、一瞬で3Fの屋上へ。……覚悟を決めたからか、思考が冴え渡る。
烏羽岬:これまでの思い出が蘇る。
烏羽岬:「(……雲居)」「(思えばお前は、同じクラスになった時から随分と馴れ馴れしかったな)」
烏羽岬:「(うざったいと思った時もあったが、お前がいないと僕の日常は成り立たない)」「(見捨てるということは、ありえない)」 屋上に着地。あと2メートル。
烏羽岬:「(江永)」
烏羽岬:「(ヴリトラ入りを志願した時のお前の表情は、今でも覚えている)」
烏羽岬:「(よくもまあ、ここまで仲が改善されたものだ。……リーダーが不在の間にお前になにかあったら、僕はどうすればいい?)」
烏羽岬:「(お前は普通の生活を送るんだ。絶対に死なせはしない)」 膝をバネのように使い、一気に跳ぶ。あと1メートル。
烏羽岬:「(となると……ふむ)」「(これは困ったことだが……)」
烏羽岬:既に射撃体勢に入った三稜先生を抑え込むように飛び込みます。防御も何も考えていない捨て身の動き。
烏羽岬:「こうするしかないんだよな」
三稜鴎:「……やっぱりな」
烏羽岬:「撃たれるのは僕だ」
三稜鴎:「お前は“特別”だよ」
烏羽岬:0メートル。
GM:光の振動が烏羽岬の体を撃つ。破裂するような感覚。その瞬間に気づくだろう。
GM:痛みが来ない。見えない何かが烏羽岬の体を防御している。それと同時に、
烏羽岬:「…………なんだ」
烏羽岬:「これは」
GM:抑え込むために動いた烏羽岬の右腕が、三稜鴎の左肩を握りつぶし、そのまま引きちぎっている。
三稜鴎:「なんで……あの“パタンジャリ”が」
三稜鴎:「お前と戦いたくないと言ったと思う? 俺はもちろん見ていたよ」
三稜鴎:「お前には勝てないからだ」
烏羽岬:「バカな」 思い当たる限り、こんな力は自分に備わっていない。
三稜鴎:「シャンバラを滅ぼした生き物とは戦えない。勝てるわけがないからな」
烏羽岬:「違う。彼は……マスタースカイだぞ。たかがいち暗殺者の僕などひとひねりだ」 先生の動きを止めたまま。
烏羽岬:「リーダーは殺しが嫌いだから……」
烏羽岬:「…………」
烏羽岬:「なんの」
烏羽岬:「話だ」
三稜鴎:「俺の推測は当たりみたいだな。色々やってみたが……その力は巫女を守るために使う時、一時的にロックが外れるんだろう」
烏羽岬:「なんの話だ。何を言っている?」
三稜鴎:「感慨深いな……お前が作った絆の力だ。仲良くなってくれてよかった」
烏羽岬:「僕は何も知らないぞ。シャンバラのことなんて……!」
三稜鴎:「かつてシャンバラには《秘獣》と呼ばれる生き物がいた。都市と巫女を守るために存在する超兵器……」
烏羽岬:「………………」
三稜鴎:「シャンバラが滅びた理由は、巫女の暴走か、秘獣の暴走か」
三稜鴎:「お前が秘獣だよ。間違いない。理由はわからないけど、確かにそうなんだ」
烏羽岬:────『秘獣は巫女によって運用される、最大防衛システムです』
烏羽岬:────『最大防衛システム。《サットヴィカ》よりも上なのか?』
烏羽岬:────『はい、烏羽。あらゆる外敵の排除、破壊を基本とし、』『多目的な機能を備えたシャンバラの最高兵器です』
烏羽岬:「…………なるほど」
烏羽岬:「ふ。ふふふ」
三稜鴎:「じゃなきゃ……」 三稜鴎の体が傾く。 「こんな強さはありえない」 振動によって体が霞む。跳躍する。
烏羽岬:「!」
三稜鴎:「お前は“普通”になんてなれないよ」 瞬間退場を使用します。
三稜鴎:「いずれ世界を引き裂く。お前はそういうやつだ。そういうやつに育った。巫女を守るためなら――」
三稜鴎:「いまとなっちゃ、“家族”を守るためなら、世界だって敵に回すだろう?」
GM:三稜鴎の姿が消える。
烏羽岬:「…………ふ」 それを見送ったあと、ぽつりと呟く。
GM:あとには、倒れている雲居と、ぽかんと口を開けた江永だけだ。
烏羽岬:「いや。正直なところ安心しているよ、先生……」
烏羽岬:倒れている雲居さんを抱き上げて跳躍します。既に得体の知れない力は薄れつつあるのを感じるが、それでもなお、いつもとはパフォーマンスがまるで違う。
烏羽岬:ビルの屋上から一息に飛び降り、江永さんの目の前に着地する。
烏羽岬:「おかしいな、江永」
烏羽岬:「普通にはなれないと知ったばかりなのに、安心しているんだ」
江永瑞穂:「いや、わけがわからないっていうか……」
江永瑞穂:「どういうこと?」
烏羽岬:「力があるってことだろ」 小さく笑う。
烏羽岬:「お前や、みんなを、普通の日常に戻す力が。僕に」
烏羽岬:「ヴリトラに入れた時と同じくらい、嬉しいよ」
江永瑞穂:「だと、いいんだけど……。……」
江永瑞穂:「あのさ、烏羽、一個聞いてもいい?」
烏羽岬:「なんだ」
江永瑞穂:「……もし、本当に、どっちかしか助けられないってなったら……」
江永瑞穂:「……いや。いいや」
江永瑞穂:「やめとく」
烏羽岬:「……………」
烏羽岬:普通の中学生ならこんな時、どっちかを守るんだろうか?
烏羽岬:『二人が死ぬくらいなら自分が死のう』と思うこと自体が、僕が普通ではないことの証左なんだろうか?
烏羽岬:「すまないな。江永」
烏羽岬:「僕はどうも……僕が思っている以上にバカだったらしい」
江永瑞穂:「それは」 無理やり笑う 「知ってる」


GM:ナンバー4の位置は把握している。防御ユニットには烏羽岬と江永瑞穂が向かっている。
GM:ここに至っては、通信妨害もない。相互に連絡は取れる。
GM:つまり普通に全員で会話していてもだいじょうぶです。
GM:烏羽くん以外のメンバーは、ナンバー4の本体に向かっているというシーンになります。
江永瑞穂:「みんな大丈夫!? こっちはなんか、ヤバイ妨害――っていうか、嫌がらせ? ううん……とにかく後で話すけど、ちょっとアレがあったんだけど!」
椋実翔利:「ちょっとアレ? で烏羽は動けんのか?」
鶴喰湊融:「え、ええっと…特にこちらは何もありませんが、怪我とかは大丈夫ですか!?」
烏羽岬:「動ける。三稜先生を撃退し、雲居を救出した」
百入結衣子:「撃退?いやいや……」
烏羽岬:「端的に言うと、どうも僕がシャンバラを滅ぼした“秘獣”だったらしい」
鶴喰湊融:「…………はい?」
椋実翔利:「え? そりゃ良い事じゃ……はい?」
百入結衣子:「はあっ!?」
江永瑞穂:「それ言うと混乱するってレベルじゃないから!」
烏羽岬:「どうだ江永。みんなびっくりしているぞ」 得意げ
鶴喰湊融:「いやちょ………ちょっと待ってください」
椋実翔利:「……オッケー分かった。江永が後で話すって言ってた意味がな」
椋実翔利:「とにかくやれんだな烏羽・ザ・ヒジュー?」
烏羽岬:「できるぞ。椋実・ザ……」「とにかく、できる」
烏羽岬:「そちらに異常はないか? 百入、鶴喰。椋実が調子にのって敵を呼び寄せたりはしていないか?」
鶴喰湊融:「…な、なら良いんですが…こほん。特にそう言ったことはありません」
百入結衣子:「……そのほうがやりやすいでしょ、そっちは」
椋実翔利:「じゃあいいや。予定通り動けんなら予定通りだ」
百入結衣子:「冗談。大丈夫。いつも通り」
GM:では、百入さんがそう答えた直後、
GM:何かの飛翔音に気づく。後ろからだ。
GM:すばやく察知できるメンバーは、それが砲弾だということに気づくだろう。
百入結衣子:「――散開っ!」
椋実翔利:二人とは別方向に退避する
鶴喰湊融:その声に従い、別方向へ身を投げ出す。
GM:着弾。爆音――ただし被害はない。
スティノラ:「おっと」
スティノラ:「外したか? どーも私の攻撃はおおざっぱでね。……よく文句言われたよ」
椋実翔利:「そうだハズレだバーカ! 的外れ女! ……スティノラだ!」
百入結衣子:「もう文句言われないようにしてあげようか?」
スティノラ:「な。“フレースヴェルグ”」
丹村健斗:「……そうッスね」
鶴喰湊融:「……ここで来ますか」既に抜き放って構えている。
百入結衣子:「……」
丹村健斗:「文句とか、いまはどうでもいいんで」
百入結衣子:「……雰囲気、変えた?」
丹村健斗:「別に」
丹村健斗:「変わってないよ、百入さん。ただ、ちょっと」 槍を片手に構える。
丹村健斗:「強くなろうと思っただけさ。あんたたちよりもね」 黒い槍だ。“華槍”が持っていた時よりも、どこか禍々しく見える。
百入結衣子:「そう。なんだか、丹村くん。別人みたいに見える」
烏羽岬:『──鶴喰、百入、気をつけろ! 報告した通り』 通信だけが届く。 『そいつが《華槍》だ。もう以前の《フレースヴェルグ》だと思うな!』
スティノラ:「陰気なやつと組む羽目になったね。参るよ。ただ……」
スティノラ:「うちのジュニアの晴れ舞台だ。盛大にやるとしようじゃないか」
椋実翔利:「"スヴェルト"の最後の一本ってワケだ。……目が恐いぜ」
ナンバー4:「いいや、“ヴィングトール”。彼の言う通り。余計なことはいい」
ナンバー4:「父さんとその家族だ。……ぼくにとっては、たまらなく不愉快だ」
椋実翔利:「うるせーぞクソガキ。さっきピーピー泣きながらケツまくって逃げ帰っといて偉そうな口叩きやがって」
椋実翔利:「スティノラおばさんに優しく慰めて貰って元気出しちゃったのか? オマエもオマエだぜ、なーにがジュニアの晴れ舞台だ」
椋実翔利:「ピアノの発表会かよ。ガキの頃招待されて行ったことあるけど、ずっと寝てたぜ。そういうのは大体退屈なんだ」
ナンバー4:「……品性を疑うよ。周りのみんなも、これに付き合って死ぬつもりなのか?」
鶴喰湊融:「まさか。付き合いますが、死んでなんていられません」
百入結衣子:「まだ迎えに行かなきゃならない家族が残ってるからね。そっちのおままごとには付き合えない」
百入結衣子:「あたしも湊融も、あなたの叔母役なんて御免よ」
鶴喰湊融:「……それはちょっと本当にいやですね………この歳で…」
ナンバー4:「よかった」
ナンバー4:「面倒なだけの連中だ。壊し尽くして問題ない。そうだろう?」
スティノラ:「たぶんね。自由にしなよ」
スティノラ:「……昔から機械いじりが好きでね……特にデカければデカいほどよかった」
スティノラ:「重機……戦車……大砲……なんでも。私が作った機械が、圧倒的なパワーで何もかも粉砕するのは見てると最高の気分になる」
スティノラ:「これは傑作だよ。ぜひ鑑賞してほしい。“フェザータップ”、一つ間違えてる。こいつは……」
スティノラ:「私のピアノの発表会だ」
GM:ワーディング。衝動判定が発生します。
GM:意志で目標値は9です。どうぞ!
椋実翔利:5dx+1-5=>9
DoubleCross : (5R10+1-5[10]>=9) → 10[1,1,5,5,10]+1[1]-4 → 7 → 失敗

鶴喰湊融:4dx+1=>9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 8[1,4,7,8]+1 → 9 → 成功

烏羽岬:これは烏羽も一緒に判定しますか?
椋実翔利:やったー失敗だ! 今更!?
百入結衣子:失敗できてるw
烏羽岬:あっすごい!
烏羽岬:えらーい!
鶴喰湊融:エフェクト取った後にww
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+14(2d10->7,7)した(侵蝕率:107->121)
百入結衣子:5dx+3>=9
DoubleCross : (5R10+3[10]>=9) → 5[1,2,4,5,5]+3 → 8 → 失敗

GM:烏羽くんも一緒です!
百入結衣子:嘘……!
百入結衣子:ヤバいな……
椋実翔利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[3,9] → 12

GM:マジか…!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+12した (侵蝕率:108->120)
烏羽岬:おっと、じゃあ判定しましょう
百入結衣子:侵蝕率+8(2d10->5,3)(侵蝕率:104->112)
烏羽岬:7dx+4=>9
DoubleCross : (7R10+4[10]>=9) → 10[1,2,5,7,8,9,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

烏羽岬:110+2d10
DoubleCross : (110+2D10) → 110+17[9,8] → 127

烏羽岬:げえええええ
鶴喰湊融:ヤバい
烏羽岬:死んでしまう
■クライマックス:
ナンバー4:統括ユニット
     |
     |
   (500m)
     |
     |
鶴喰、椋実、百入――(500m)――烏羽、防御ユニット
     |
   (10m)
     |
丹村、スティノラ、打撃ユニット
[14][侵蝕120][昇華0] 椋実翔利 暴走
[13][enemy] 統括ユニット
[12][enemy] スティノラ
[09][侵蝕112][昇華0] 百入結衣子 暴走
[09][enemy] 丹村健斗
[07][侵蝕121][昇華0] 鶴喰湊融
[06][侵蝕127][昇華0] 烏羽岬
[05][enemy] 打撃ユニット
[04][enemy] 防御ユニット
百入結衣子:ナンバー4も遠いのか!
椋実翔利:ギャラルホルン太郎をどう使うかが鍵ですね
椋実翔利:後方の連中も無視はできないし……
百入結衣子:ああーっそうね
GM:戦闘勝利条件は、スティノラと統括ユニットの撃破です。
鶴喰湊融:了解です
烏羽岬:前情報どおりだと、統括ユニットを倒すには防御ユニットの破壊が必要だったはずなので
烏羽岬:そこを烏羽が頑張らないと、メインチームがジリ貧になって死んじゃうというわけですね
百入結衣子:まああたし以外は
百入結衣子:防御ユニットにも手出しできるはずなので
烏羽岬:ほんとだw
椋実翔利:なのです
鶴喰湊融:射程って偉大
GM:戦闘開始。
GM:第1ラウンド、セットアップ。まずは先にエネミー側の手札を開示していきましょう。
GM:ナンバー4統括ユニットは何もなし。
GM:打撃ユニットは加速装置+赤方偏移世界。行動値を35にします。
百入結衣子:早!
鶴喰湊融:こわ…早すぎ
椋実翔利:あらあら
GM:スティノラはコーリングシステム。フォールンマシン『機甲戦虫サウレ』に搭乗。
GM:丹村健斗は加速装置。行動値4が20になります。
GM:防御ユニットは何もなし。
GM:エネミー側は以上です。
GM:PCのみなさんもセットアップどうぞ!
椋実翔利:コーリングシステム。スカイキッドに搭乗!
鶴喰湊融:セットアップありません。
百入結衣子:『カイツールの望遠鏡』:《先陣の火》。行動値を+15。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:112->114)
烏羽岬:なんかさっきから侵蝕ダイスが9と8しか出てないので、死ぬほど使いたくないのですが
烏羽岬:しかしこれはやるしかない!『秋水三尺』。《限界突破》で、《勝利の女神》の使用回数をラウンド2回に。
GM:烏羽パワーッ
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:127->131)
GM:OK!
GM:では初手のイニシアチブ!椋実さんどうします?
椋実翔利:もちろんやるぜ。《時間凍結》!
GM:OK!行動をどうぞ!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:120->125)
椋実翔利:マイナーで5m後方、制御ユニットの方に移動し、メジャーでレールキャノンを用いて攻撃。
椋実翔利:《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》+《因果歪曲》+《パラドックス》。射程1000m5体まで狙えるので、対象は全員!
GM:全員攻撃か…!
GM:判定どうぞ!
椋実翔利:17dx7+6
DoubleCross : (17R10+6[7]) → 10[1,1,1,3,4,4,4,5,6,6,8,8,8,8,8,8,10]+10[1,3,4,6,8,8,9]+6[1,1,6]+6 → 32

GM:低い!いける!
椋実翔利:ちょっと腐ったが……!
椋実翔利:あっ
GM:何かあります?
椋実翔利:攻撃直前に宣言するニューおもちゃ、TSBの使用を今から宣言させてください!
椋実翔利:判定達成値については特になにもなし!
GM:いいですよ!
烏羽岬:ニューおもちゃ!?
GM:じゃあ、防御ユニットがリフレックス:ソラリス+完全抗体+氷壁!
烏羽岬:これ、どうしましょうか
烏羽岬:勝利の女神でちょうど+18で、50になるんですが
GM:止めてやる!
烏羽岬:ゲッ
GM:あ、勝利の女神があるならどうぞ!
椋実翔利:ひょ、氷壁
椋実翔利:も……もらっていいかな……!
烏羽岬:うん、ちょうど+18ですね。使いましょうか。
烏羽岬:ダメージダイスも繰り上がるし……ということで、椋実さんに《勝利の女神》します。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:131->135)
椋実翔利:もらった! これで達成値は50!
GM:50か……いきなり勝負のかけどころよ
GM:スモールワールドも使っておこう。達成値を−20してもらって…
椋実翔利:ゲエェ
烏羽岬:ギエーッ
百入結衣子:これ
百入結衣子:棺使う?
百入結衣子:どうする?
鶴喰湊融:あー
椋実翔利:相手の氷壁にか
鶴喰湊融:ありですね…。今一応帳も解禁済みなので
GM:30に対して氷壁チャレンジ。時の棺使います?
百入結衣子:攻撃に対してゴリ押したほうがいい気もあり
椋実翔利:防御運用しか頭になかったけど、これ通さない方が問題か……
百入結衣子:コンビネーターも入れたいですよね
椋実翔利:使います。《時の棺》。その判定は失敗だ!
椋実翔利:そうそう
GM:OK!氷壁チャレンジが失敗した。
GM:では改めて各自の判定。
GM:数が多いので順番にやります…椋実さんも棺分のアレをアレしておいてくださいね
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+10した (侵蝕率:125->135)
椋実翔利:しました
GM:まずは打撃ユニット。
GM:グラビティガードだ。
GM:えー、次の丹村はゲットダウン。
GM:11dx+10
DoubleCross : (11R10+10[10]) → 10[1,3,3,4,4,7,8,8,8,9,10]+4[4]+10 → 24

百入結衣子:怖いよ!
椋実翔利:ふははは
GM:防御ユニットが妖精の手。
椋実翔利:ギャーッ!?
GM:1dx+30
DoubleCross : (1R10+30[10]) → 9[9]+30 → 39

百入結衣子:こいつ……
GM:かわした!
GM:統括ユニットのドッジ!
GM:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,6,6,6,6,8,9] → 9

GM:無理なので防御ユニットが運命の切り替え!
GM:リフレックス:ソラリス+完全抗体で代わりにドッジ。
GM:11dx7+11
DoubleCross : (11R10+11[7]) → 10[1,2,3,3,4,5,5,6,7,8,9]+10[1,5,7]+10[10]+2[2]+11 → 43

GM:回避!
烏羽岬:うわっ
椋実翔利:オゲーッ
GM:スティノラはグラビティガード。
GM:防御ユニットはリフレックス:ソラリス+完全抗体
GM:11dx7+11
DoubleCross : (11R10+11[7]) → 10[2,3,3,3,4,4,6,7,7,7,10]+10[4,4,8,9]+10[8,8]+10[1,7]+10[7]+1[1]+11 → 62

烏羽岬:うわあ
椋実翔利:はわわ……
GM:被弾はスティノラと打撃ユニット。ダメージをどうぞ!
椋実翔利:ヤベー……
烏羽岬:が、ガードしたやつにしか当たってない
椋実翔利:6d10+40
DoubleCross : (6D10+40) → 33[10,5,4,10,1,3]+40 → 73

椋実翔利:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

GM:がんばってガードだ。まずは打撃ユニット
GM:73-4d10
DoubleCross : (73-4D10) → 73-29[7,10,2,10] → 44

GM:73-4d10 スティノラ
DoubleCross : (73-4D10) → 73-11[1,2,2,6] → 62

GM:うーん、スティノラはこれでも落ちちゃうんだよな…
椋実翔利:落ちていいぞ!
椋実翔利:というわけでダメージは諸々有効。さらにエンブレム:コンビネーターとTSBにより、こいつでダメージを受けた連中はラウンド間被ダメージ+2D、行動値-9!
GM:スティノラだけ死だ。こうなることはわかっていた……。演出をどうぞ。
GM:打撃ユニットの行動値は26へ。
椋実翔利:「さあて復帰戦だ。付き合ってもらうぜ」 緩やかな起動で飛び立ったSHIDENの上に、いつものように立っている
椋実翔利:ドドドドド! 前方に重心をかけてわずかに前傾したSHIDENが、連続する砲音を発した……が、弾丸は一発たりとも放たれない。砲身の内側に開かれたゲートが、全て飲みこんでいる。
ナンバー4:「やってみろ」 防御ユニットから供給されるエネルギーが、ナンバー4の周囲に展開する。
椋実翔利:一拍置いて、無数のゲートが上空に開く。椋実の頭上、ナンバー4の頭上、そして烏羽がいる、防御ユニットの頭上。
椋実翔利:「言ってろよ、オマエはこれで」
椋実翔利:「消えて死ね!!」
ナンバー4:「シャンバラ由来の兵器攻撃なら……」 砲撃が降りそそぐ。そのすべてを弾いて、消滅させる。微動だにしない。
椋実翔利:ゲートの内側、黒く波立つような闇の合間から、弾丸が燃焼したレーザーが雨となって攻撃対象へ降り注ぐ!
ナンバー4:「ぼくに通じるものか。ぼくは兵器の支配者だ。あなたとは違う。その力を持つにふさわしいのは、ぼくの方だ」
椋実翔利:一撃一撃、人体であれば掠ればそこから爆ぜて死ぬような稲妻の銃撃だ。これを一標的当たりざっくり20発、しめて100連射!
スティノラ:「はは。ははははは! そうだよ!」 レーザーがふりそそぐ中で笑う。稲妻の雨のような光のなかで腹を抱えて笑う。
スティノラ:「ははははははは! これがジュニアだ。私が作り上げた、最強の――」 両手をあげて、光に飲み込まれる。
スティノラ:「……」 笑いながら吹き飛び、灰になる。戦闘不能。
椋実翔利:「ハッハ! さっきまでの動揺はどこへやらだな。まあ実際守り抜いてんだ。イキがりもするか」
丹村健斗:「こうなることはわかってたのにな。姐さん、あんたもどうかしてるんだよ」
椋実翔利:「いいぜ。そうやって涼しい顔をしていろよ。次の砲撃か、次の次の砲撃か。いつか直撃した時に聞けるテメーの泣き言が楽しみになっからなあ!」
丹村健斗:「みんなそうだ。どうかしてる。そんなことやって、生き延びられるのは……強いやつだけ。いまさらわかった。あいつらがそうであるように、俺も……!」
椋実翔利:「……で、オマエは生きてんのか。オレ的にはスティノラと一緒に吹っ飛んでる見立てだったんだが」
丹村健斗:「前の俺だったら避けられてなかったよ。ちょっとした助けがあっても無理だった」
丹村健斗:「今度は、なんとか届かせてみるって気になってる」
GM:手番は打撃ユニットへ。
椋実翔利:「そうかよ。強くなって偉いな。邪魔立てしなきゃ倍偉いんだがな」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+10した (侵蝕率:135->145)
丹村健斗:「余裕あって羨ましいぜ。あんた、強いからな……死ぬ気でやらないとな」
GM:打撃ユニットはマイナーで戦闘移動。百入・鶴喰のエンゲージに接敵。
GM:ターゲットを決めよう
GM:1d4 こいつの攻撃は雑なのだ…
DoubleCross : (1D4) → 3

GM:むっくむく!椋実翔利!
椋実翔利:ってオレを狙うんか~い
GM:メジャーでコンセ+アームズリンク+漆黒の波濤+漆黒の拳+黒の咆哮+因果歪曲
GM:11dx7
DoubleCross : (11R10[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,5,6,6,7,10]+10[7,7]+3[1,3] → 23

GM:ヘボい……!
GM:リアクションをどうぞ!
椋実翔利:これって射程伸びる余地あります……?
烏羽岬:烏羽なら固定値だけで避けられたのに!
GM:あっ、もしかして
百入結衣子:素手白兵だもんね……
GM:駄目だ…私は因果歪曲を勘違いしていた…
GM:コンセ+アームズリンク+漆黒の波濤+漆黒の拳+黒の咆哮 です。殴れ得るのは百入・鶴喰さんだけ!
鶴喰湊融:了解です。達成値は上の?
烏羽岬:素手白兵という因果を歪め、視界攻撃に変更する
椋実翔利:歪めすぎ
GM:達成値は上のです
GM:23で~~す!ヘボ!
鶴喰湊融:ドッジ狙います。
百入結衣子:ナンバー4に憐憫で取ってタイタス昇華。暴走を解除。
鶴喰湊融:10dx+1=>23
DoubleCross : (10R10+1[10]>=23) → 10[1,1,1,2,3,6,7,9,10,10]+8[6,8]+1 → 19 → 失敗

鶴喰湊融:あっおしい
百入結衣子:5dx>=23 ドッジ
DoubleCross : (5R10[10]>=23) → 10[5,7,7,8,10]+7[7] → 17 → 失敗

GM:カバーリング行為をどうぞ!
百入結衣子:《炎陣》。湊融をカバー。
鶴喰湊融:ありがとうございます…
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:114->116)
GM:OK.ダメージいきます。
GM:3d10+38 諸々有効。
DoubleCross : (3D10+38) → 13[5,5,3]+38 → 51

GM:この固定値はサイバーアーム・特殊装甲義肢によるものだ。
百入結衣子:その倍では当然無理!
百入結衣子:アビーラバーに憎悪でロイス取って昇華復活します。
鶴喰湊融:BCスーツオート装備しても厳しいな…!ホブルディのロイス昇華して復活。
百入結衣子:カバーしたよ!
GM:湊融チャンは大丈夫!
鶴喰湊融:あっそうだ
鶴喰湊融:ごめんなさい。取り消しで。
ナンバー4:巨大な人型機構が跳躍し、空中で形状を変化させる。両腕を巨大なチェーンソー状の兵器に変えて、鶴喰・百入を薙ぎ払う。
鶴喰湊融:「ッと、これはまた派手な…!」
ナンバー4:雑な攻撃だが、そもそものサイズが大きい。そして人体ではありえない可動部が回避を困難にし、それに衝撃力が加わっていた。
百入結衣子:「っ」湊融への致命の刃先だけを、瞬時に灼き落とす。
鶴喰湊融:「…!すみません、百入さん…!」
百入結衣子:だが、その質量を――運動エネルギーを止められる熱量はない。
百入結衣子:「がっ……!」
GM:ヴヴヴヴヴヴッ ――と、異音が百入の体をかすめた。吹き飛ばす。
百入結衣子:「かっ……!ゲホッ……!」
ナンバー4:「そいつの攻撃は雑でね。死ぬまで、かなり苦しむことになるよ」
鶴喰湊融:「大丈夫ですか…!」なんとか追いついてギリギリ落ちる前にキャッチ。
百入結衣子:「ありがと湊融……死に急ぐのかって言っておいて、随分余裕を持たせるのね」
百入結衣子:「その傲慢を、贖わせてあげるから」
GM:では、手番はその百入さんへ。
GM:行動をどうぞ。
■クライマックス:
ナンバー4:統括ユニット
     |
     |
   (495m)
     |
     |
    椋実
     |
   (5m)
     |
  鶴喰、百入――(500m)――烏羽、防御ユニット
  打撃ユニット
     |
   (10m)
     |
  丹村、スティノラ(戦闘不能)
[14][侵蝕145][昇華0] 椋実翔利 暴走
[13][enemy] 統括ユニット
[09][侵蝕116][昇華2] 百入結衣子 
[09][enemy] 丹村健斗
[07][侵蝕121][昇華0] 鶴喰湊融
[06][侵蝕135][昇華0] 烏羽岬
[05][enemy] 打撃ユニット
[04][enemy] 防御ユニット
百入結衣子:マイナーで完全熱工学迷彩服を起動
百入結衣子:メジャー『エーイーリーの六分儀』:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》《レーザファン》。
GM:ターゲットは!
百入結衣子:丹村・スティノラのエンゲージに攻撃。とどめを刺すを宣言。
GM:判定どうぞ!
百入結衣子:13dx7+10
DoubleCross : (13R10+10[7]) → 10[2,2,2,2,3,3,7,8,8,9,9,9,9]+10[3,4,4,6,9,9,10]+10[4,7,9]+10[1,7]+1[1]+10 → 51

百入結衣子:どうだっ
GM:健斗、どうにかなるかな…チャレンジだ
丹村健斗:ゲットダウン
丹村健斗:11dx+10
DoubleCross : (11R10+10[10]) → 10[2,4,5,5,6,7,8,9,9,10,10]+7[2,7]+10 → 27

烏羽岬:よし!
GM:ヒットされた! ダメージを!
百入結衣子:あっ代行してこない!
百入結衣子:6d10+42+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (6D10+42+3D10+5) → 30[7,8,8,2,3,2]+42+18[9,8,1]+5 → 95

GM:他人は知らない
百入結衣子:なるほどね……
GM:スティノラは死亡。健斗もHPが尽きるので、メカニカルハートで復活
GM:演出をどうぞ!
百入結衣子:「その槍の力さ」会話を始める頃には、すでに手指からレーザーは放たれて。
百入結衣子:着弾させる。丹村健斗と、その傍ら、先程まで人であったもの。
百入結衣子:「気にはなるけど……気にはなるからか」
丹村健斗:「ちっ。無理か。さすが……っつーか」
丹村健斗:「いや、やっぱりさすがだわ。一対一じゃ勝てそうにない」
百入結衣子:「見える前に終わらせるね」分子停止のレーザーが、運動の熱を奪い去る。
百入結衣子:動きを止めたところへ、銃撃を叩き込む。
百入結衣子:「……ダメか」
百入結衣子:「完全に決まったはずなんだけどな」
丹村健斗:「ッ、つぅ……ッ」 銃撃を受け、肉が千切れ飛ぶ。それでも、全身を稲妻が走り、強制的に四肢を動かす。
丹村健斗:致命傷の領域から脱する。窮地においてのみ、止まった時間を動かす方法――それを持っている。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7した(侵蝕率:116->123)
GM:そして、スティノラは声もない。笑顔のまま絶命している。
GM:丹村の手番に移ります。
丹村健斗:コンボ:尾羽を震わす。猛毒の雫+イオノクラフト。
GM:邪毒をエンチャントして、百入・鶴喰のエンゲージに接敵。
GM:前回からさほど変わってないんですよね、攻撃面は。
丹村健斗:コンボ:捷径にして捷路なり コンセントレイト+アタックプログラム+アームズリンク+バリアクラッカー+腐食の指先+ポイズンフォッグ
丹村健斗:18dx7+18
DoubleCross : (18R10+18[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,5,5,6,6,6,7,7,10]+10[3,5,7]+10[9]+2[2]+18 → 50

烏羽岬:ひえー
鶴喰湊融:これはきびしい。ドッジ。
GM:ターゲットは百入・湊融チャンです
鶴喰湊融:10dx+1=>50
DoubleCross : (10R10+1[10]>=50) → 10[1,2,2,2,4,4,5,7,8,10]+7[7]+1 → 18 → 失敗

鶴喰湊融:一回は回るんだけど…!
百入結衣子:絶対無理だろうが……
百入結衣子:5dx>=50
DoubleCross : (5R10[10]>=50) → 10[1,2,2,4,10]+9[9] → 19 → 失敗

百入結衣子:回りはするんですよねえ
烏羽岬:おそろいみたいな達成値だ
鶴喰湊融:オートで対BCスーツ装備。≪崩れずの群れ≫で百入さんをカバー。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:121->123)
GM:OK。ダメージを出します。
鶴喰湊融:イニシアティブが-4され3に。
GM:6d10+12 ガード装甲無視、命中したら邪毒ランク6.BCスーツには無効。
DoubleCross : (6D10+12) → 26[6,3,6,6,1,4]+12 → 38

鶴喰湊融:38点の二倍。無理ですねコレ。ホブルディのロイスを昇華、復活。
鶴喰湊融:HPは14へ。
丹村健斗:「い……くぜっ、“華槍”!」 跳躍しながら、槍を突き込む。黒い穂先が鋭く伸びる。回避を許さない速度の連撃。
丹村健斗:一撃一撃は鋭すぎて軽い。しかし、触れただけで神経を麻痺させる猛毒が仕込まれているとわかる。
鶴喰湊融:「“薄墨”…っ!」その声と意思に応え。その大太刀が、刃を短く軽く変形させる。
丹村健斗:その速度は前回のそれをはるかに上回っているように感じる。事実、動きが違う。体重の乗せ方、その移動、肩の動かし方が、まるで達人のそれだ
鶴喰湊融:数度。ただ百入さんの前に立ち、己を超えて彼女へ行くもののみを弾き飛ばす。
鶴喰湊融:それ以上が出来なかった、ともいう。
百入結衣子:「湊融……!」止められない。それが最善の動きと理解している。
鶴喰湊融:「……っ」傷は負っているが、その動きに鈍りはない。
丹村健斗:「ダメか……ブロックされた。連携とった戦い方に慣れてるな……」
丹村健斗:「いいさ。仕方ない。いまは俺一人だ」
鶴喰湊融:「……貴方があの日、槍を持って去ったと聞いて」対毒装甲。
鶴喰湊融:「準備をしておきました…無駄になりませんでしたね」補修しておいたものだ。
GM:手番はそのまま椋実さんです。
椋実翔利:マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》+《因果歪曲》+《パラドックス》。
椋実翔利:対象は相変わらず全員。レールキャノンで攻撃!
GM:判定どうぞ!
椋実翔利:17dx7+6
DoubleCross : (17R10+6[7]) → 10[2,3,3,4,5,5,5,6,6,6,6,7,8,8,9,9,10]+10[3,4,4,6,6,8]+10[9]+10[10]+2[2]+6 → 48

椋実翔利:がんばり!
GM:支援とかありますか~
烏羽岬:おっ
烏羽岬:ちょっとお待ちを!
烏羽岬:《勝利の女神》します。椋実さんの達成値を+18。
GM:えーと、じゃあ…66か!
烏羽岬:もう一個の方は椋実さんのほうで宣言しておくれ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:135->139)
椋実翔利:66! さらにNPCカードの《フラワルド》、オペレーションZEQを宣言。達成値を+10
椋実翔利:これでしめて……76!
GM:76!
GM:うおお!防御ユニットが……リフレックス:ソラリス+完全抗体+束縛の領域!
GM:時の棺があるならココですが、どうします?
椋実翔利:ない方向です。勝負……!
GM:がんばれ…防御ユニット!
GM:11dx7+11
DoubleCross : (11R10+11[7]) → 10[1,2,3,3,4,5,5,8,9,10,10]+10[3,5,6,8]+4[4]+11 → 35

烏羽岬:フーッ
GM:妖精の手!
烏羽岬:フーッじゃなかった
GM:1dx7+41
DoubleCross : (1R10+41[7]) → 4[4]+41 → 45

百入結衣子:フーッ
GM:妖精の輪!&妖精の手!
GM:1dx7+51
DoubleCross : (1R10+51[7]) → 10[8]+3[3]+51 → 64

百入結衣子:フーッじゃなかった
烏羽岬:ギエエエエ
椋実翔利:ヒイイィィ
百入結衣子:やりすぎ
鶴喰湊融:こっ………こわっ!!
GM:ダメか…!リアクションします
椋実翔利:ヤバすぎ
GM:統括ユニット。ドッジ。
GM:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,1,2,4,5,9,10]+6[6] → 16

GM:運命の切り替え。リフレックス:ソラリス+完全抗体
GM:防御ユニットが代行ドッジを試み。
GM:11dx7+10
DoubleCross : (11R10+10[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,5,5,6,8,10]+10[4,7]+10[7]+6[6]+10 → 46

GM:妖精の手。4回目ラスト。
GM:1dx7+51
DoubleCross : (1R10+51[7]) → 10[8]+10[9]+4[4]+51 → 75

百入結衣子:あっぶな!
GM:1足りない~!
椋実翔利:なんでこれで
百入結衣子:全部のせてよかった……
椋実翔利:危ないっていう結果が出てくるんですか(猫)
鶴喰湊融:76だから……1たりる!良かった…。…
GM:防御ユニット本体のドッジ。リフレックス:ソラリス+完全抗体
烏羽岬:あっぶねええ
GM:11dx7+10
DoubleCross : (11R10+10[7]) → 10[1,3,4,4,6,7,8,10,10,10,10]+10[2,4,4,4,4,7]+10[10]+10[9]+1[1]+10 → 51

GM:妖精の手は品切れ!ヒット!
GM:打撃ユニットはグラビティガード。
鶴喰湊融:ここでも回って来てる!!!こわすぎ
GM:丹村のドッジ。
GM:11dx+10 ゲットダウン
DoubleCross : (11R10+10[10]) → 8[2,3,3,3,3,3,4,6,6,7,8]+10 → 18

GM:全員ヒットだ。ダメージをどうぞ。
百入結衣子:瑞穂も入れませんか
椋実翔利:入れましょう
椋実翔利:8d10+40 まずは普通にダメージ算出
DoubleCross : (8D10+40) → 40[10,4,4,3,1,5,3,10]+40 → 80

GM:OK。ダメージを+25してください。
椋実翔利:そして江永のカード候補でダメージは105
椋実翔利:さらに打撃ユニット! コンビネーターの効果で……
椋実翔利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 14[7,7] → 14

GM:105www
椋実翔利:オマエは119! 諸々有効!
GM:自らコンビネーションしてくる。打撃ユニットは119!
GM:まずは防御ユニット。105点数のダメージを、装甲でそこそこ減衰。80点くらいのダメージを受けたものと思われる。大損害!
GM:打撃ユニットは大破。
GM:戦闘不能になりました。
椋実翔利:やったぜ
GM:統括ユニットは電磁反応装甲を5枚ぜんぶ使用。装甲とあわせて無傷で生存。
GM:丹村は自動体内指揮除細動器。復活!
GM:以上だ!
GM:残りは丹村・統括ユニット・防御ユニット
烏羽岬:『──椋実。聞こえるか』
烏羽岬:『タイミングを合わせろ。そちらが攻撃行動を取るたび、こちらの防御ユニットが活性化している』
烏羽岬:『同時攻撃だ。僕と江永が防御リソースを無駄遣いさせている間に仕留めろ!』
椋実翔利:「……へっへへへ。別に良いんだぜ」
椋実翔利:「黙って合わせてくれたって。どうせオレは次も撃ってやるつもりだったんだ。さっきよりもハデなのを」
椋実翔利:「だが、オマエがそうしてくれるんなら」
椋実翔利:「……最高に良い気分で仕掛けられる!!」
江永瑞穂:『撃ちます。外さないで。……準備いい? 烏羽!』
烏羽岬:『──いつでもいい。いけ!』
椋実翔利:事実、ナンバー4への攻撃が一度ばかり損なわれようと、ちっとも気勢は削がれない。むしろ、もっと強力なのをくれてやるという気になる。
烏羽岬:持ち込んだグレネードランチャーで防御ユニットを爆撃しています。静止目標であれば烏羽の腕前でも存分に狙える。
椋実翔利:焼けたバレルを切り替えて、試製特注、1.5倍の耐久力と10倍以上のコストをかけた銃身を装着する。SHIDENを乱暴に蹴る――連続砲撃。
舘原恵那:『こっちでエネルギー障壁をこじ開けておく。全力でお願い』 付近の建物に陣取った、いくつかの黒い人影が一斉射撃を開始している。
椋実翔利:相変わらず咆哮が火を噴くことはない。ただ空が揺らぎ、その隙間から光が瞬く。稲光のように。
GM:開いた防御の隙間に、椋実翔利の――彼の武器であるSHIDENの砲撃がねじこまれる。
椋実翔利:「……兵器の支配者だって? 誰がこれを持つのが相応しいって?」
椋実翔利:「たとえそれがオレでなかろうと」
椋実翔利:「オレの物の持ち主は……オレ以外にいねえんだよ!」
ナンバー4:「違う……!」
ナンバー4:「ぼくだ! このぼくに、その権利がある。あんたみたいないい加減なやつに!」
椋実翔利:「うるせえ! 死ねガキ!!」
ナンバー4:「……そんな力、持っていいはずがない!」 明滅し、消えかけた障壁が復活する。
椋実翔利:砲音。白熱したエネルギーが、先程よりも数、威力共に増し、防御ユニットとナンバー4、更に百入と鶴喰の眼前にも降り注ぎ、殺到する。
椋実翔利:アスファルトが砕け、ごうごうと土埃が舞う。あるいは水道から水が吹き出す。居並んだ街並みに突如として降り注いだ暴威は、全てを根こそぎ破壊していく。
椋実翔利:「……どうだ烏羽! ブッ壊したか!」
丹村健斗:「こいつはひどいな。……しぶとく戦うやつ。見習っといてよかったよ」
烏羽岬:『──まだだ。信じられん……電磁障壁で大半を軽減したぞ』
百入結衣子:湊融を庇うように伏せさせて。「めちゃくちゃやりすぎ!」
百入結衣子:「それだけやるなら、ちゃんとぶっ壊して!」
鶴喰湊融:「…けほっ、ありがとうございます……でも」
烏羽岬:『戦闘が終わったらこちらの状況を見せてやる。クレーターだらけなのに防御ユニットの周囲だけ綺麗なんだ。呆れるぞ』
江永瑞穂:『そうですよ! 服が焦げるかと思いました!』
椋実翔利:「おいおい、まだ耐えるのか。そいつは……」
鶴喰湊融:「こっちのは…やれてますよ!」
鶴喰湊融:打撃ユニット…巨大人型兵器を指して。
椋実翔利:「……ハッハー! やるじゃねえか! じゃあ次はもっと激しく行くぜ! 敵をブッ壊すためなんだから仕方ねえよな!」
椋実翔利:「よし、これでスティノラとそのお供は完全粉砕だな。そっちはどうだよ愚息四郎! まだオレをパパと呼んで遊んでくれるのか!?」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+13した (侵蝕率:145->158)
椋実翔利:さっきの攻撃の侵蝕計算をミスっていたので修正
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+3した (侵蝕率:158->161)
GM:手番はナンバー4へ。
ナンバー4:「それであんたが嫌がるなら、呼んでやるよ」
ナンバー4:「父さん。この世から消えてほしいんだ」
ナンバー4:マイナーで雷の加護+形状変化:剛。周囲に雷が展開される。
ナンバー4:「お願いします」
ナンバー4:メジャーでコンセ+雷神の槍+雷光撃+無機なる四肢+弧状の雷
ナンバー4:ターゲットは5人全員
椋実翔利:「ヤだね! そんな願い誰が聞くか。文句があるなら……やってみろ!」
鶴喰湊融:コレは…!
ナンバー4:5人じゃない、4人
鶴喰湊融:その命中判定に、≪砂塵の帳≫!
鶴喰湊融:失敗してもらう…!
GM:OK!失敗する!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+7した(侵蝕率:123->130)
GM:ナンバー4の全身から雷が放たれる。拡散し、周囲をすべて覆いつくす。焼き払う雷の飽和攻撃だ。
ナンバー4:「いけ…!」
鶴喰湊融:「それ、は」はらりと。
鶴喰湊融:ナンバー4の前に、白い白い、花弁が舞い。
鶴喰湊融:「させない…!」100m先からの。
鶴喰湊融:伸び行く刀身が、その雷を貫いた。
GM:雷は放たれる前に霧散した。
GM:鶴喰湊融の剣は、シャンバラの防衛機構の雷ですら切り裂いた。ナンバー4がその事実に目を見開く。
鶴喰湊融:その一瞬後には、既に元の形に戻っている。
ナンバー4:「なんだ……それ……!? 遺産じゃないのか?」
鶴喰湊融:「ええ、遺産ですよ。……兄から、わたしへの」
鶴喰湊融:「鶴喰頼綱と、鶴喰湊融の間だけの。そう言う遺産です」
ナンバー4:「マスター・スカイは、きみたちが巫女だって……遺産の使い手だと……」
鶴喰湊融:「ふふ」
ナンバー4:「……どういうことだ?」
鶴喰湊融:「巫女なんて柄ではありませんよ」
鶴喰湊融:「…ただの、小さなセルで。ただの、よくあるような…そんな家族の一つにすぎません」
GM:では、手番は烏羽くんです。
椋実翔利:「そうだそうだ! オマエはオレたち《ヴリトラ》に負けて死ぬんだよ!」
GM:行動をどうぞ!
ナンバー4:「悪いけど、ぼくにはそんなの信じられない」
烏羽岬:回避されるかどうかで演出が変わりそうなので、まず判定しちゃいましょうか。
ナンバー4:「都合がよすぎる。家族とか、絆とか……それで強くなるとか、弱くなるとか」
ナンバー4:「都合がよすぎて、気味が悪い」
烏羽岬:コンボ『黒疾風』。《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《居合い》。
烏羽岬:この力を使えるのも今回が最後……キーンナイフIIを5本使って防御ユニットを攻撃します。他は500m離れておりますので!
GM:これが秘獣の力なのか…!
GM:どうぞ!
烏羽岬:6dx+31
DoubleCross : (6R10+31[10]) → 8[1,1,2,5,6,8]+31 → 39

烏羽岬:秘獣、クリティカルなし
GM:援護とかありますか?
烏羽岬:ギャラルホルン君を乗せたかったけど、マイナー前か。当たるかどうかもわからないし無しでいいな……他の人は援護あるかい!
GM:リフレックス:ソラリス+完全抗体
烏羽岬:援護はなさそうです。リアクションどうぞ!
烏羽岬:回さなくていいですからね
GM:11dx7+11
DoubleCross : (11R10+11[7]) → 10[2,2,4,4,5,5,6,7,7,7,8]+6[1,6,6,6]+11 → 27

百入結衣子:おお!
烏羽岬:うおおお……!
GM:ぎぇぇぇぇ
GM:もうない
鶴喰湊融:やった…!
GM:誉れある死…
GM:ダメージをどうぞ
烏羽岬:これが秘獣パワー! ギャラルホルンくんと絡みたかったからオートすればよかったなー
烏羽岬:3d10+8+7+7+7+7 装甲-25
DoubleCross : (3D10+8+7+7+7+7) → 17[6,1,10]+8+7+7+7+7 → 53

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+11した(侵蝕率:139->150)
GM:それは耐えられない。戦闘不能ダメージです。
GM:演出をどうぞ~。
烏羽岬:「少しずつ分かってきたぞ……この《秘獣》の力」 撃ち尽くしたグレネードランチャーを捨てる。
烏羽岬:「江永がピンチにならないと全く効果を発揮しないらしい。江永、一応聞いておくが」
烏羽岬:「命の危険がないレベルで、都合よくピンチになれたりしないか?」
江永瑞穂:「なにそれ」
江永瑞穂:「バカでしょ!?」
烏羽岬:「だめか……力は有効活用するべきだと思ったんだが」
江永瑞穂:「次言ったら焼くからね!? マジで巻き込むからね!」
烏羽岬:「なら仕方ない。いつも通りやるか」 懐から、コードのついた細い棒を二本抜く。ナイフですらない。
烏羽岬:「たしかに防御能力は目を見張るものがある」 コツ、コツ
江永瑞穂:「え……なにそれ?」
江永瑞穂:「武器?」
烏羽岬:「電磁障壁と……ソラリスの認識操作だな。攻撃しても絶対に届かないようすり替えられている」 ゆっくり歩いていきます。
烏羽岬:「武器だ。結局のところ、機械であることには変わりがないんだからな」
烏羽岬:高速回転するドーム型発電装置に歩み寄る。無数の電磁障壁のせいで、近づけば即感電死だと思っていたが……
烏羽岬:「観察に1分も要してしまった」
GM:反応しない。そのエネルギーは、そもそも接近されることを想定しない。
烏羽岬:「全部まやかしか」 すりぬけます。そして二本の棒……つまり、腰につけた違法改造バッテリーから高電圧を送り込むための棒を接触させる。
烏羽岬:トリガーを引きます。ごく一瞬だが、ブラックドッグ能力者10人分ほどの凶悪な電圧を送り込むだろう。
GM:ガチ、と、何かの歯車――あるいはシャフト、あるいはケージが目詰まりを起こしたような音が響く。小さな音。
GM:だが、その砕けるような小さな音は、一秒のうちにユニット全体を駆け巡った。連鎖して、何かが壊れていく。
GM:最期はもっと気の抜けるような音だった。
GM:ぱん、と、小さな部品が二つか三つはじけ飛び、それを最後に防御ユニットはすべての活動を停止した。
烏羽岬:「……よし。《ギャラルホルン》!」
烏羽岬:「こちらはもういい。向こうの援護に向かってくれ」
ギャラルホルン:「そうかい? ……まあ、ぼくはどこにでもいける」
ギャラルホルン:「あんたが必要になったら言ってくれ」 空間の裂け目が閉じる。空を覆っていた放電が、すっかり収まっているのがわかるだろう。
烏羽岬:「さて。あちらも今頃、決着がついているといいんだが」
■クライマックス:
ナンバー4:統括ユニット
     |
     |
   (495m)
     |
     |
    椋実
     |
   (5m)
     |
  鶴喰、百入――(500m)――烏羽
    丹村
[14][侵蝕161][昇華0] 椋実翔利 暴走
[13][enemy] 統括ユニット
[09][侵蝕123][昇華2] 百入結衣子 
[09][enemy] 丹村健斗
[07][侵蝕130][昇華1] 鶴喰湊融
[06][侵蝕155][昇華0] 烏羽岬
GM:手番はそのまま湊融チャンへ
鶴喰湊融:マイナーなし。そして、メジャー前に
鶴喰湊融:≪異世界の因子≫。
鶴喰湊融:≪異形の祭典≫を獲得します。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:130->135)
GM:クワーッ
鶴喰湊融:メジャー!≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪ジャイアントグロウス≫≪伸縮腕≫に…≪異形の祭典≫!
鶴喰湊融:丹村君と管制ユニットを両方殴る!
GM:ウゲーッ
GM:判定をどうぞ!
鶴喰湊融:オートでデバウラー装備して判定です。言うの遅れました。
鶴喰湊融:16dx+8
DoubleCross : (16R10+8[10]) → 10[1,1,1,3,3,3,4,5,5,5,6,7,7,8,8,10]+7[7]+8 → 25

鶴喰湊融:あっごめんなさいC値もらした
GM:ですよね~
GM:改めてどうぞ
鶴喰湊融:16dx7+8 すみません!
DoubleCross : (16R10+8[7]) → 10[1,1,1,1,3,4,4,5,6,6,7,8,8,8,10,10]+10[3,3,5,9,10,10]+10[3,5,8]+10[7]+6[6]+8 → 54

GM:丹村~!
GM:がんばれ丹村!
鶴喰湊融:≪剣精の手≫。
GM:無理じゃん
鶴喰湊融:1dx7+58
DoubleCross : (1R10+58[7]) → 10[7]+10[9]+10[10]+10[9]+2[2]+58 → 100

百入結衣子:すご……!
鶴喰湊融:あら…なんだこれ
GM:!!!????
GM:丹村……
椋実翔利:ヤベー
烏羽岬:!?
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:135->137)
GM:がんばっても無理じゃん
GM:いちおうゲットダウン
烏羽岬:いまわかりました……本当の秘獣は彼女だったんですね
GM:11dx+10
DoubleCross : (11R10+10[10]) → 10[1,2,3,3,4,4,6,9,9,10,10]+9[5,9]+10 → 29

鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+17した(侵蝕率:137->154)
GM:NO...
鶴喰湊融:ナンバー4君も殴ってます!
GM:統括ユニットは磁力結界です
GM:ダメージをどうぞ
鶴喰湊融:11d10+19+12+2d10 装甲無視
DoubleCross : (11D10+19+12+2D10) → 68[5,5,8,2,5,8,9,4,6,9,7]+19+12+6[2,4] → 105

GM:はわあああああ!
GM:磁力結界!がんばれ!
GM:105-4d10
DoubleCross : (105-4D10) → 105-14[5,2,1,6] → 91

鶴喰湊融:あっすみません。水晶の値が+2されるので
鶴喰湊融:107点装甲無視でした。
鶴喰湊融:なので93点かな…?
GM:だめじゃん!……じゃあ93点ダメージ!大ダメージだ!でも統括ユニットはまだ死んでない
GM:丹村は死。戦闘不能ダメージでした。演出をどうぞ
鶴喰湊融:はい!
鶴喰湊融:すぅ、と息を吐く。
鶴喰湊融:烏羽くんと江永さんはきっちりやってくれた。防衛ユニットが機能停止し、光が消えたのが見えた。
鶴喰湊融:椋実さんは、その砲撃で全体を制圧してみせてくれた。
鶴喰湊融:百入さんも、此方のカバーや攻撃をこなしてくれた。
鶴喰湊融:「なら」ぱちり、と。
鶴喰湊融:先程切り裂いた、その電流がわずかに。“薄墨”に浮かび。
鶴喰湊融:「追撃くらい、やって見せないと」
鶴喰湊融:ゆる、と。“フレースヴェルグ”へ歩み寄り。
鶴喰湊融:す、と。
鶴喰湊融:あまりにも自然に。
鶴喰湊融:その刃が振り切られ。
丹村健斗:「!」
丹村健斗:「マジ、か。こっちも強いじゃん……」
鶴喰湊融:――一度、今日。自分の前で、あまりにも高い技量のそれを見た。
鶴喰湊融:「…“スヴェルト”はいってなかった?」
鶴喰湊融:「わたしもね」
鶴喰湊融:「真似をするのが、上手いのよ」
鶴喰湊融:ひゅ、ぉ。
鶴喰湊融:空を切る音さえ遠く。
鶴喰湊融:伸び行く刃の軌跡を捉えたのは、一体誰がいただろう。
鶴喰湊融:それは斬撃であるのに、あまりに短い間だけ伸びたが故に。
鶴喰湊融:刺突のように。
鶴喰湊融:管制ユニット、ナンバー4の胸を抉った。
丹村健斗:「……」 声もなく、丹村の体が崩れた。かろうじて、槍が倒れる前に体を支える。
ナンバー4:「なんだよ……それ」
ナンバー4:「おかしいじゃないか」
GM:これでクリンナップ&セットアップ。
■クライマックス:
ナンバー4:統括ユニット
     |
     |
   (495m)
     |
     |
    椋実
     |
   (5m)
     |
  鶴喰、百入――(500m)――烏羽
    丹村
[14][侵蝕161][昇華0] 椋実翔利 暴走
[13][enemy] 統括ユニット
[09][侵蝕123][昇華2] 百入結衣子
[07][侵蝕154][昇華1] 鶴喰湊融
[06][侵蝕150][昇華0] 烏羽岬
GM:第2ラウンド。
GM:セットアップで何かある人~
百入結衣子:行動値が9に戻りました。セットアップ無いです
椋実翔利:なし!
鶴喰湊融:こちらもなし。
烏羽岬:残りはNo.4だけかー
烏羽岬:限界突破はいらないかな。なしにしましょう。
GM:エネミーももうない。
GM:限界突破はなしでOK?
烏羽岬:な、なし……なしにします。なしで大丈夫のはず
烏羽岬:さらなる絶望で防御ユニット二号とかが出てこない限りは……。無しです。
GM:ではイニシアチブ。“華槍”の《さらなる絶望》が使用されます。
三稜鴎:「この辺りが限界みたいだな」
GM:三稜鴎が鶴喰・百入のエンゲージに出現。勝利条件はかわらず、統制ユニットの撃破のままです。
百入結衣子:「!どこから……!」
GM:右腕のない男が、左腕で丹村の首根っこを掴む。
鶴喰湊融:「さっきまで、気配も何も無かったはず…!」
三稜鴎:「エンジェルハイロゥは、こういうのが得意でね。手品だよ」
三稜鴎:「……つーわけで、退場だ。丹村。勉強はできたか?」
椋実翔利:「……何だその大怪我。それも手品かよ?」
三稜鴎:「俺のは手品だが、この腕を引きちぎったのはちゃんとした……“力”だ」
GM:丹村健斗の姿が掻き消えるようにして見えなくなる。瞬間退場Ⅲが使用された。丹村健斗は撤退しました。
百入結衣子:「……岬が?」
三稜鴎:「そういうこと。……お前たちには感謝してる」
鶴喰湊融:その様子を、目の前で見ているのにまるで本当に霞のように消えたとしか思えない。……これほどの使い手が、手品、だって?
三稜鴎:「烏羽が仕上がってきた。ここでもう少しチェックしておこう」
鶴喰湊融:(“秘獣”とは。一体なんだったんだ…?)冷や汗が、背筋を伝った。
三稜鴎:「ああ、俺なんて相手にしない方がいいぞ。ろくなことにならない。アドヴァイスだ」
三稜鴎:「ナンバー4のことだけ考えとけ。……俺はお前らを攻撃するけどな。訓練だと思って、頑張ってみな」
百入結衣子:「誰にでも教師ぶらないで。敬意を抱くべき相手は、自分で決める」
百入結衣子:「お前じゃない」
三稜鴎:「いい言葉だ」
三稜鴎:「胸に刻んどく」
烏羽岬:「──三稜先生? そちらにいったのか……!」
■クライマックス:
ナンバー4:統括ユニット
     |
     |
   (495m)
     |
     |
    椋実
     |
   (5m)
     |
  鶴喰、百入――(500m)――烏羽
    丹村
[20][enemy] 三稜鴎
[14][侵蝕161][昇華0] 椋実翔利 暴走
[13][enemy] 統括ユニット
[09][侵蝕123][昇華2] 百入結衣子
[07][侵蝕154][昇華1] 鶴喰湊融
[06][侵蝕150][昇華0] 烏羽岬
GM:手番は最速の三稜鴎です。
三稜鴎:マイナーで陽炎の衣
GM:ターゲットを二人決めよう
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4

GM:結局、湊融チャンと百入さんじゃん!
三稜鴎:メジャーでコンセ+天からの眼+見えざる死神+ツイストレーザー+ワンショットツーキル
三稜鴎:11dx7+11
DoubleCross : (11R10+11[7]) → 10[1,4,4,4,6,6,7,8,9,10,10]+10[4,6,6,8,10]+10[6,8]+5[5]+11 → 46

GM:ガードとかカバーリングとかをどうぞ!
百入結衣子:ガード。《炎陣》。湊融をカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:123->125)
鶴喰湊融:ガード。
鶴喰湊融:うう、すみません…
GM:OK.ダメージ
三稜鴎:5d10+25 諸々有効
DoubleCross : (5D10+25) → 22[9,3,2,5,3]+25 → 47

百入結衣子:当然無理。三稜鴎に脅威でロイスを取って昇華復活。
三稜鴎:「光より速く動こうとすれば、時間を止めるしかないんだが――」 その体がぶれる。振動――そして、焼失したと同時、
三稜鴎:「それをどうやって誤魔化すか、ってのが肝だな。俺の場合は色々用意してるんだが、たとえばこういうのだ」 破壊。衝撃。振動がカバーリングに入った百入さんを吹き飛ばす。
鶴喰湊融:「ッ…!」
百入結衣子:遮二無二にレーザを乱射している。迎撃で捕らえることを意図していない。
鶴喰湊融:(速すぎる…!)「百入さん!」
百入結衣子:周囲の光子を揺り乱して、乱反射させて。攻撃範囲を狭めこむ。
百入結衣子:だが、それで止めきれる相手ではない。
百入結衣子:「――――ッ!」声もなく、肺の中の空気を吐き出す。
三稜鴎:「それだな、クレバーな状況判断」
椋実翔利:「おいおい、ありゃオマエ……おい烏羽! お前の先生何やってんだ!?」
鶴喰湊融:先の様に受け止めに行けるような、そんな雑な相手ではない。ただ声を掛けることしか出来ない。
三稜鴎:「被害を最小限に抑える。俺があんたみたいな力を持ってたら、そういうことをやる」
三稜鴎:「いい家族を持ってるじゃないか」
烏羽岬:「光子操作による振動破壊だ! 彼の指に気をつけろ……射線に入るな!」
百入結衣子:「……フゥーッ……」大きく息を吐く。
百入結衣子:「大丈夫。まだ保たせられる」
鶴喰湊融:「無理そうならすぐに言ってくださいよ!」
椋実翔利:「それヤバい時に言う奴だろ……ったく!」
GM:手番は椋実さんに移ります
GM:行動をどうぞ~
椋実翔利:行動します。マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》。対象はナンバー4
百入結衣子:お兄ちゃんこっち来ない?
百入結衣子:n体攻撃持ちだから
百入結衣子:エンゲージまとまってたほうがロイス管理しやすいはず
椋実翔利:オッケーそうする! マイナーで移動して百入・鶴喰のエンゲージに!
椋実翔利:で、改めてさっきのやつ!
GM:OK.百入・鶴喰・椋実さんが同エンゲージ
GM:攻撃も判定をどうぞ
椋実翔利:16dx7+7
DoubleCross : (16R10+7[7]) → 10[2,4,4,4,4,6,6,6,7,7,7,8,8,8,9,10]+10[1,2,3,6,7,8,9,10]+10[9,9,9,10]+10[3,5,7,8]+5[3,5]+7 → 52

GM:うひょー
GM:グラビティガード!
GM:ダメージをどうぞ!
椋実翔利:8d10+43
DoubleCross : (8D10+43) → 48[10,10,3,2,1,3,10,9]+43 → 91

椋実翔利:諸々有効! 当たればコンビネイトレディだぜ!
GM:91-4d10
DoubleCross : (91-4D10) → 91-29[5,9,9,6] → 62

GM:こんどはがんばった!
GM:装甲でちょっと減衰して、生存!
椋実翔利:ケーッ、クソガキがよ……!
GM:演出どうぞ!
椋実翔利:低空機動しながら、二度に渡る広範囲砲撃により荒れ果てた一帯を統べる。
椋実翔利:敵の座標は割れている。余計な障害はなくなった。他に狙うべき相手も、とりあえずいない。となれば転移砲撃運用は不要である。
椋実翔利:(それに何より)
椋実翔利:「……"マスターヴォルト"はゲートで捕まえて狙い直すなんて七面倒なことしなかっただろうしな」
椋実翔利:定めた照準、その中心にナンバー4を据えて。
椋実翔利:「消し飛べよ!」
椋実翔利:軽金属弾の無反動連続砲撃。しめて100発。その半数は物理法則のまま直線高速にナンバー4を襲い
椋実翔利:残る半数は魔眼によって分配され、彼を逃さぬよう、その周辺へと弧を描いて降り注ぐ。
ナンバー4:「このくらい……!」 流体金属が立ち上がる。球状に変形し、砲撃を受け止める。
椋実翔利:白昼下でも視認できる程の、白く燃えるレーザー弾の雨が、ナンバー4をその周辺ごと吹き飛ばす!
ナンバー4:「……倒れるものか」 それを貫いた弾丸がナンバー4の体を破損させるが、すぐにそれを金属の小片が塞ぐ。おそらくはナノマシンに近い性質を持っている。
椋実翔利:「あっはっは! 聞いたか?『倒れるものか』だと! ついさっきまで『通じるものか』とか言ってたガキが!」
椋実翔利:「どんどん目標が落ちてってるぜ? 最後まで行ったらどうなるんだろうな? ……試してやるよ!!」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:161->170)
ナンバー4:「その前に……!」
GM:ナンバー4の手番
ナンバー4:「あんたが地べたまで落ちろ!」
ナンバー4:マイナーで雷の加護
ナンバー4:メジャーでコンセ+雷神の槍+雷光撃+無機なる四肢+弧状の雷。ターゲットは4人全員。
GM:妨害ありますか!
GM:いや、もうなかったか
椋実翔利:ないはず
鶴喰湊融:ですね…Sロイス切りとかしないとないはず
ナンバー4:では判定
ナンバー4:13dx7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[2,2,3,5,5,6,7,8,8,8,9,10,10]+10[3,3,8,8,9,10,10]+10[3,6,8,9,9]+10[1,6,7]+4[4]+6 → 50

GM:リアクションしてくんな!
椋実翔利:怒りが滲み出てんねえ! 暴走によりリアクション不可
鶴喰湊融:グエーッドッジ。
百入結衣子:5dx ドッジ
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,2,3,4,10]+6[6] → 16

百入結衣子:なんか一回転はするな……ダメなんだけど。
鶴喰湊融:11dx-3=>50
DoubleCross : (11R10-3[10]>=50) → 9[2,2,4,4,7,7,7,8,8,8,9]-3 → 6 → 失敗

鶴喰湊融:無理!
GM:烏羽くんもだ!
烏羽岬:アッ
烏羽岬:雲居さんの行方を気にしている場合ではなかった! うーん
GM:避けてみな^!
烏羽岬:うーん……
烏羽岬:まだロイス1個も削られていないので、これはあまり欲張らないでおきましょうか。限界突破も抜いちゃったし
烏羽岬:ということで、省エネドッジしておきます。《切り払い》。
烏羽岬:6dx+24=>50
DoubleCross : (6R10+24[10]>=50) → 10[4,5,6,9,9,10]+8[8]+24 → 42 → 失敗

烏羽岬:ギエーッ
烏羽岬:さすがに勝利の女神はもったいない! このまま攻撃を受けましょう。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:150->151)
鶴喰湊融:カバーどうしましょうか
GM:カバーの時間だ。検討してください!
百入結衣子:あたし流石に一回貰っとこうか
椋実翔利:こっちはまだロイス無傷なので大丈夫!
鶴喰湊融:はい!じゃあ百入さんに≪崩れずの群れ≫!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:154->156)
百入結衣子:ありがと!
烏羽岬:むきむきしている
GM:OK!
ナンバー4:6d10+57
DoubleCross : (6D10+57) → 24[1,4,6,7,5,1]+57 → 81

ナンバー4:諸々有効
烏羽岬:パパ譲りの火力
鶴喰湊融:無理!椋実さんのロイスを昇華して復活!
烏羽岬:圧倒的に死亡します。マカールのロイスをタイタス昇華して復活。
椋実翔利:なすすべもなく死ぬ! ホブルディの野郎のロイスをタイタスにして昇華・復活!
椋実翔利:椋実翔利のHPは11になった。(HP:4->11)
[20][enemy] 三稜鴎
[14][侵蝕170][昇華1] 椋実翔利 暴走
[13][enemy] 統括ユニット
[09][侵蝕125][昇華3] 百入結衣子
[07][侵蝕156][昇華2] 鶴喰湊融
[06][侵蝕151][昇華1] 烏羽岬
烏羽岬:少し次回まで間があくので、忘れないうちに先に宣言しておきます。
烏羽岬:倒れるので《ラストアクション》します。これで次は烏羽のメインプロセスだぞッ
GM:ナンバー4の周囲を空間放電が満たし、その足元がざわめく。
GM:ナノマシンほど小さくはない――だが、小型の自立モジュールの集合体だ。
GM:それが無数に連結して、いくつもの砲身を形作り、そして電光を撃ち出す。回避するには速すぎ、また大雑把すぎた。
ナンバー4:「……吹き飛べ」
烏羽岬:『……! いかん!』
烏羽岬:『僕たちの方にまで衝撃が来たぞ。全員無事か!』
GM:雷撃は、四人の座標を正確に導き出し、撃ち抜いている。
鶴喰湊融:「…!百入さん…!」彼女の前に出て、それを打ち抜かんとする軌道のものを切り裂いた。
鶴喰湊融:「……ごほ…、うん、まだいける…!」
百入結衣子:「湊融っ……!」
鶴喰湊融:「大丈夫です…!まだ、余裕ありますから…!」
烏羽岬:『椋実は無事か? さんざんからかっておいて息子にやられるなど、笑い話にもならないぞ』
ナンバー4:「……くそっ。面倒だな……寝てろよ……」
椋実翔利:「ハッハッハ、その通り! こんな程度で負けるオレじゃねえ。気にすんな!」
GM:烏羽くんがラストアクションするなら、手番は烏羽くんに移ります
烏羽岬:しましょうか! あらためて《ラストアクション》します。
GM:よろしいぜ!
GM:どうぞ!
烏羽岬:えーと、ちょっと待ってくださいね。このラウンドは第二ラウンドだから、まだ何のエフェクトも使っていないはず。
■クライマックス:
ナンバー4:統括ユニット
     |
   (500m)
     |
 鶴喰、百入、椋実—(500m)—烏羽
    三稜
GM:そうですね!
烏羽岬:よし、使っていない。ではまず、
烏羽岬:マイナーで戦闘移動します。NPCのギャラルホルンを使用。

◆NPCカード:《ギャラルホルン》竹間修司
アクション:断絶切転
シーン1回、マイナー直前のオートタイミングで使用。
使用したPCは任意の場所に移動し、攻撃力を+20する。
GM:OK。
烏羽岬:移動場所はナンバー4のエンゲージです。
■クライマックス:
ナンバー4:統括ユニット
    烏羽
     |
   (500m)
     |
 鶴喰、百入、椋実
    三稜
烏羽岬:メジャーはコンボ:黒疾風・廻天一刃。《居合い》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。
烏羽岬:先にラストアクションの侵蝕をあげて、
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:151->156)
烏羽岬:上記コンボでナンバー4くんを殴ります。
烏羽岬:6dx+31 使用武器はいつものナイフ5本!
DoubleCross : (6R10+31[10]) → 9[2,3,5,5,7,9]+31 → 40

GM:回避……してみせようかな!
烏羽岬:なんだって
三稜鴎:援護の風+ウィンドブレス! がんばれナンバー4!
烏羽岬:!?
百入結衣子:あっこいつ……!
椋実翔利:師匠!
百入結衣子:先生みたいなことを……!
烏羽岬:いや、だがこれで当てられないなら女神使っても無理だろう……! 当たってくれ!
鶴喰湊融:げええ
ナンバー4:13dx+18
DoubleCross : (13R10+18[10]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,4,5,6,6,8,10]+2[2]+18 → 30

GM:無理か……!
GM:ダメージをください
烏羽岬:ホッ……

◆NPCカード:《ヒート・バック》江永瑞穂
アクション:ルドラの還翼
ラウンド1回。
任意のPCの攻撃時、ダメージ算出直後にオートアクションで使用。
ダメージを+25する。
GM:OK!
烏羽岬:ギャラルホルンくんパワーで江永さんもワープしているようなので、一緒にこれも使います。
GM:フルパワー攻撃。ダメージください。
烏羽岬:5d10+16+7+7+7+25+20+2d10 装甲は-25。
DoubleCross : (5D10+16+7+7+7+25+20) → 36[8,10,2,9,7]+16+7+7+7+25+20+14[7,7] → 132

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+11した(侵蝕率:156->167)
GM:これは削れ切ったな……《自動体内式除細動器》で復活エフェクトを一つ切ります。
烏羽岬:AED……!
GM:だいたいぴったりくらい削れ切った
烏羽岬:「――竹間! そこにいるな?」
ギャラルホルン:「いるよ。コードネームで呼んでよ、しまらないな……」
烏羽岬:「仲間をコードネームで呼ぶのも他人行儀すぎるだろう」
烏羽岬:「椋実の砲撃から敵の座標を割り出した。500m先のこのポイントまで、江永と一緒に移動したい。できるか」
烏羽岬:「できれば敵の背後だとなおいい」
ギャラルホルン:「うっ。苦手な距離感の詰め方……、まあいいよ。そういうのは得意分野……ってかもう”繋げて”ある」
ギャラルホルン:「まっすぐ飛び出して」 目の前の空間に何かがあるようには見えない。だが、繋がっているらしい。
烏羽岬:「了解した。江永。お前のほうが僕より火力がある」
烏羽岬:「僕が不意打ちで気をそらすから、お前が一撃を叩き込め。僕に当てるくらいのつもりでいい」
江永瑞穂:「いいわね、それ」
烏羽岬:「…………ふ」
江永瑞穂:「ちゃんと避けてよね! 本当に焼いちゃうから」
烏羽岬:「最初に会った時のことを覚えているか?」 両腰のホルスターからナイフを抜く。
烏羽岬:「あれは最悪の出会いだった。それこそ、敵ごと一緒に焼かれてもおかしくないくらいに」
江永瑞穂:「あのときから何回焼こうと思ったかわかんないくらいね」
烏羽岬:「……ありがとうな。そんな僕をヴリトラにいさせてくれて」
烏羽岬:「秘獣だとか巫女だとか色々事情が複雑になっているが、これだけは言わせてくれ」
烏羽岬:「正体がなんだろうと、僕らは家族だ。必ずお前に普通の生活を送らせてみせる」
江永瑞穂:「……別に、そんなの……。それは、こっちの台詞」
江永瑞穂:「一緒に帰ろう。“普通”になるんでしょ」
烏羽岬:「その通りだ」 頷いて、まっすぐに走り出す。そこからは一瞬。
烏羽岬:不可視のゲートに飛び込み、次の瞬間にはナンバー4の背後に現れ、両手のナイフと両足の仕込み刃の計4本で白兵攻撃を仕掛ける。
ナンバー4:「……砲撃……違う!」
ナンバー4:「誰だ!?」
烏羽岬:「僕だ。お父さんではなくて残念だったな――――」 そして5本目の刃。 「やれ、江永!」
烏羽岬:発言でゲートの反対側へ視線を誘導。そして炎でもろとも焼かれる寸前に離脱している。
江永瑞穂:「もう、やってる!」 炎が翼を形作り、左右から押し包む。
江永瑞穂:強大な熱量を発生させて、刃が作った装甲の間隙からナンバー4を直接に焼き払う。
ナンバー4:「あああああっ! くそっ! ふざけんな、雑魚が!」
ナンバー4:「こんな……なんで装甲が砕ける? なんだよ、お前……そのナイフ……」
ナンバー4:「遺産じゃない? ただの鋼が、そんな威力……あるわけない……!」
烏羽岬:「ただの鋼だよ。がんばって研いだだけのな」
烏羽岬:「(まだやっていないか。椋実の砲撃でもろとも吹き飛ばされる前にケリをつけたいな)」
ナンバー4:「なんだそりゃ……そんな玩具みたいな道具で……」
ナンバー4:「し、死んで……たまるか。お前らみたいな、せいぜい1ビット以下の玩具並みの脳なんかが……」
ナンバー4:「マスター・ヴォルトを壊すなんて、やっていいことじゃないんだよ!」
GM:ナンバー4が加速する刻を使用。
百入結衣子:こいつ……!
鶴喰湊融:あ、そのイニシアチブにBCスーツ脱いでもいいですか…!
GM:いいですよ!
鶴喰湊融:はい!ではイニシアチブが7へ。
GM:湊融ちゃんが脱ぐアクション…
GM:ではナンバー4の手番
椋実翔利:「おっ、頑張って暴れるつもりか? 死ぬ前の虫みたいだな」
ナンバー4:「……黙れ!」
ナンバー4:マイナーなし。
ナンバー4:メジャーでコンセ+雷神の槍+雷光撃+無機なる四肢+弧状の雷。こいつは至近エンゲージに攻撃できない……よってターゲットは
ナンバー4:烏羽くん以外の3人だ。
椋実翔利:ヒェーッ
鶴喰湊融:ひい…
烏羽岬:ホッ
GM:懐に飛び込まれると無力!やつらを皆殺しにした後で烏羽くんはゆっくりと無機なる四肢単独攻撃でやっつけてやるしかない
ナンバー4:13dx7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[1,2,3,4,5,5,7,7,8,8,9,9,9]+10[2,3,5,7,8,9,10]+10[2,5,6,7]+4[4]+6 → 40

鶴喰湊融:げえ…回すなあ
GM:対応お願いします!
鶴喰湊融:一応ドッジ。
椋実翔利:暴走により不可!
鶴喰湊融:11dx+1=>40
DoubleCross : (11R10+1[10]>=40) → 10[1,2,2,5,6,7,7,8,9,9,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗

鶴喰湊融:周りはするんだけど…!
百入結衣子:お兄ちゃんを行動放棄カバー。
烏羽岬:達成値が烏羽とおそろいだ
椋実翔利:ありがてえ……!
GM:OK!
GM:ではダメージ。
ナンバー4:5d10+57 すべて有効
DoubleCross : (5D10+57) → 28[5,7,1,6,9]+57 → 85

鶴喰湊融:死ぬ。百入さんのロイス昇華、復活!
百入結衣子:めちゃ火力あるな……当然無理。“レリックドライバ”のロイスを昇華して復活。4本切っちゃった
鶴喰湊融:ひい…
ナンバー4:「……焼けて死ね!」
ナンバー4:足元のモジュール群がさらに形状を変化させる。
ナンバー4:長い槍のような砲身――見覚えがあるかもしれない。海で見た古代兵器、サット・ヴィカを連想させる兵装。
椋実翔利:「良いぜ、手持ちのタネ残さず見せとけよ。どうせオマエが楽しく振り回してる全部、オレのモノになるんだ」
椋実翔利:「出し惜しんだって何にもなんねえし!」
ナンバー4:そして、雷撃が空間を蛇行し、焼き付いて、着弾する。
椋実翔利:「ひゃーっ! 威力は地味だがやってることは大したもんだ! 雷そのものだなありゃ……!」 高度を下げてその様を見上げている
鶴喰湊融:「あれは…!…ぐ…!」なんとか戦闘続行可能なレベルに身体を保つ。もう役に立たない対毒装甲を払い捨てた。
百入結衣子:「大丈夫――見てる」宙空を狙う軌道に絞り、細い輝線を打ち込む。
烏羽岬:『言ってる場合か! これまで相対した敵の中でもトップクラスの火力だぞ!』
百入結衣子:横合いから虫食いのように削り、全て撃ち落とす。
百入結衣子:「フゥー……!」過剰出力で、半身は耐寒装備の許容量を超えて凍り始めている。
百入結衣子:「さすがに限界かなあ」
椋実翔利:「おっ、サンキュ。……うわっ、身体大丈夫かよ」
椋実翔利:「冷たそう」
ナンバー4:「……! ずいぶんと調子がいいな、椋実翔利! 妹の後ろで震えてるだけか? 引き金を引くだけならゼンマイ人形でもできる!」
ナンバー4:「前に出ろ。殺してやる……!」
百入結衣子:「アツい話題が欲しいな。温めてよ」
百入結衣子:「あたしじゃあれに届かないから」
椋実翔利:「え、じゃあアイツぶっ殺したら今撃ってきてる全部オレらのものになるぜ、とか?」
百入結衣子:「ん。元気出た」
椋実翔利:「よっしゃ。じゃあ鶴喰! 頼んだ!」
鶴喰湊融:「了、解、です…!」
GM:なので、手番は鶴喰さんへ。
鶴喰湊融:はい!マイナーなし。
鶴喰湊融:メジャー!≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪伸縮腕≫!ナンバー4へ!
鶴喰湊融:17dx7+8
DoubleCross : (17R10+8[7]) → 10[1,3,3,3,4,4,4,5,5,7,7,7,7,8,8,9,10]+10[1,2,2,3,5,6,10,10]+10[3,7]+10[9]+10[8]+4[4]+8 → 62

鶴喰湊融:回った。≪剣精の手≫。
鶴喰湊融:1dx7+68
DoubleCross : (1R10+68[7]) → 1[1]+68 → 69 → ファンブル

鶴喰湊融:こ、この…
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:156->158)
烏羽岬:これは勝利の女神なしでいいかな。ガンバレ!
鶴喰湊融:はーい!69です!対応を!
GM:69…!
GM:回避は困難…だがガードしてもたぶん死ぬ
GM:ドッジしかない!
ナンバー4:7dx=>62
DoubleCross : (7R10[10]>=62) → 10[1,3,3,4,8,9,10]+8[8] → 18 → 失敗

GM:ほげぇー
鶴喰湊融:回すなあ
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+9した(侵蝕率:158->167)
GM:ダメージください
鶴喰湊融:ダメージ!
鶴喰湊融:7d10+19+12+2d10 装甲無視
DoubleCross : (7D10+19+12+2D10) → 31[4,2,8,2,9,5,1]+19+12+10[8,2] → 72

鶴喰湊融:コンビネーター込です。まあAED分は届くでしょ…
GM:届きます。もうだめ……最後の手段、《アナザーセルフ》で《自動体内式除細動器》を復活。蘇生します。
鶴喰湊融:まだ復活するの!?
鶴喰湊融:演出!
GM:どうぞ!
鶴喰湊融:「……流石に、そろそろ…!きつくなってきました、ね!」
鶴喰湊融:ゆら、と。先の伸ばした刃が散った花弁が。
鶴喰湊融:結晶化する音とともに、ナンバー4を抑え込み。
ナンバー4:「……届くのか! あの剣……」
鶴喰湊融:「しっ」払うような、半月を描く剣閃。
ナンバー4:「なんなんだよ、お前たちは! お前たちなんかが……」 砕ける。
鶴喰湊融:その刃は、ただ敵手だけを裂いている。
ナンバー4:「お前たち、なんかが」 両断された体を、モジュールの群体がつなぎ合わせる。辛うじて支えるだけ、という補修だ。
ナンバー4:「強いわけがない。そんなのは、許せない」
鶴喰湊融:「まだ立ちますか…!」汗でぬめるよう。剣をしかと握り直す。
[20][enemy] 三稜鴎
[14][侵蝕170][昇華1] 椋実翔利 暴走
[13][enemy] 統括ユニット
[09][侵蝕125][昇華4] 百入結衣子
[07][侵蝕167][昇華3] 鶴喰湊融
[06][侵蝕167][昇華1] 烏羽岬
GM:手番はラスト。烏羽くんへ移ります。
烏羽岬:167か。エフェクトレベルが上がっちゃいましたね
鶴喰湊融:あ、です。水晶の効果が+2、計+10ですね
GM:こい!
烏羽岬:あっ湊融ちゃんもおそろいか!
烏羽岬:攻撃します。マイナーは無し。
烏羽岬:メジャーは《マルチウェポン》で、水晶キーンナイフとふつうナイフを使います。判定!
烏羽岬:6dx+19
DoubleCross : (6R10+19[10]) → 6[1,2,3,4,4,6]+19 → 25

GM:回避しろ~!
烏羽岬:んっ、さすがに低いな。いちおう……のせておくかな……
烏羽岬:勝利の女神しておきます。達成値を+18。
GM:無理
GM:43…
烏羽岬:達成値は43!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:167->171)
GM:諦めるな……ナンバー4!ファイト!
ナンバー4:7dx=>43
DoubleCross : (7R10[10]>=43) → 9[1,4,5,6,7,9,9] → 9 → 失敗

烏羽岬:ホッ
GM:Oh...
GM:ダメージください。
烏羽岬:5d10+16+7 ガード有効で、装甲を-10です。
DoubleCross : (5D10+16+7) → 30[7,5,10,6,2]+16+7 → 53

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3した(侵蝕率:171->174)
GM:それは戦闘不能ダメージです。戦闘終了になるので、演出をどうぞ!
烏羽岬:「ナンバー4……確約できなくてすまないが」 ナイフをホルスターに収める。
烏羽岬:「親子関係が義理か否かに関わらず、椋実がお前の命を奪うことはないだろう。たぶん。おそらくな」
烏羽岬:「もし生き残ったなら、彼と話をしてやってくれないか。親子がずっと罵り合っているのを見るのは心が痛む」
烏羽岬:話しながら小さく足踏みを2回。江永さんに後退を促す。
江永瑞穂:「……椋実さんがやるの? ま、いいけど」
椋実翔利:『え、オレぶっ殺すつもりだったんだけど……まあいいや。なあおいガキ』
椋実翔利:『遺言代わりに聞かせろよ。オマエ、マジでオマエの母親らしき存在がオレを父親に設定するとかいう一世一代の大ボケをカマした理由知らねえの?』
椋実翔利:『検索くらいできるだろ。そんだけ兵器を振り回せる計算能力あるなら。今すぐやれ。セルフ走馬灯.exeだ。ほらほら』
ナンバー4:「そんなの、僕が知るはずがないだろ……知っていたとしても」
ナンバー4:「教えるものか。……知らないよ。縹霞美が椋実翔利を父親に設定した理由なんて、」
椋実翔利:『そう? ホンット最後まで使えねー奴だぜ……まあいいや』
ナンバー4:「……、本当にわからないなら、それじゃあ、『嫌がらせ以外に何がある?』」
椋実翔利:『じゃ……あ?』
椋実翔利:『嫌がらせ?』
烏羽岬:こちらは既にナンバー4の近くから姿を消してます。椋実さんの砲撃用マーカーとして、ピストルで赤い信号弾を打ち上げている。
ナンバー4:「馬鹿だな。本当に1ビット以下の脳だ」
椋実翔利:「1ビットより下の単位はねえよ。嫌がらせってどういう……あー」
椋実翔利:「なんかもういいや。それよりオマエがこの時間に悪さする方がマズい」
椋実翔利:ロイスで縹霞美/懐旧/○不可解 を取得。これでラスト
ナンバー4:「ははははははは!」
ナンバー4:「椋実翔利! マスター・ヴォルトは、ぼくだ!」 残存したモジュールを組み合わせ、砲台を作り始めている。
椋実翔利:「いいよオマエで! オレ別にマスターヴォルトになりてえとは思ってねーし!」
椋実翔利:「それはそれとして、死ね!!」
椋実翔利:その頭上、暗闇の揺れるゲートが開き、いくつかのレーザー光が煌めいて。
椋実翔利:降り注ぐ。白く燃える弾丸が八発。すべて統括ユニットの中核を破壊せんと降り注ぐ砲撃である。
ナンバー4:「なんて馬鹿なんだ」 砲台の構築が間に合わない。応射による迎撃は、せいぜい一つか二つ。
ナンバー4:「誰かを『父親』に設定しようと思う、そんな気分になった理由がわからないなんて」 中核が砕ける。
椋実翔利:ドドドドドド! 着弾音は重くも薄く、その周囲の損害は今までの攻撃に比べればさほどでもなく、代わりに深くまで地面を穿って。
ナンバー4:「嫌がらせのはずがないだろ。こんなはずじゃなかった。ただの遊びだよ……マスター・ヴォルトが生存していたら、ただ縹霞美の中でだけ完結しただけの遊びだった」
椋実翔利:「…………」
ナンバー4:「馬鹿馬鹿しい……」 ノイズの混じった声を最後に、ナンバー4が沈黙する。
GM:焦げついた煙が残る。
椋実翔利:「……いやクソガキ。ナンバー4」
椋実翔利:「それはよ、今までのオマエの攻撃のどれより、よっぽど痛かったんだが」
椋実翔利:「それだけ言って死ぬのかよ。反撃もできねえ」
椋実翔利:笑う 「最後の最後までクソだなー」
椋実翔利:ロイスを変更します。 縹霞美/懐旧/○悔悟 以上!


GM:戦闘終了。バックトラックを行います。
GM:今回のEロイスは10個もある!
百入結衣子:たくさん!
■Eロイス
□未知なる姿(アビーラバー)
□無限を継ぐ者(アビーラバー)
□歪んだ囁き(アビーラバー)
□悪意の伝染(アビーラバー)
□不滅の妄執(ナンバー4)
□さらなる絶望(華槍)
□愚者の契約(華槍:丹村のDロイス破壊者を戦闘人格へ変更)
□悪夢の鏡像(ナンバー4)
□変異する悪夢(ナンバー4)
□マジカル☆リクエスト(ナンバー4:スティノラに「リビングコート」)
GM:アビーラバー持ちすぎ
GM:振る人はどうぞ~
百入結衣子:めちゃ持ってる
椋実翔利:存在がやばい
鶴喰湊融:アイツあんなに持ってたの
百入結衣子:振ります!
鶴喰湊融:振ります。
百入結衣子:125-10d10
DoubleCross : (125-10D10) → 125-46[9,8,2,5,7,5,1,2,5,2] → 79

烏羽岬:マジカルリクエスト!
椋実翔利:まずメモリーで減らして、170から160へ
椋実翔利:そして振る
百入結衣子:1倍振り。
百入結衣子:79-2d10
DoubleCross : (79-2D10) → 79-14[5,9] → 65

椋実翔利:160-10d10
DoubleCross : (160-10D10) → 160-69[1,2,10,9,8,8,9,5,7,10] → 91

鶴喰湊融:あ、メモリー二個起動。20減らします。
烏羽岬:僕もメモリーがありました。まず減らして174から164へ。
GM:さすがももしお
鶴喰湊融:147-10d10
DoubleCross : (147-10D10) → 147-55[5,10,10,2,3,10,3,1,9,2] → 92

百入結衣子:帰還。4点圏だ
鶴喰湊融:一倍かな。
椋実翔利:余裕の1倍振り
烏羽岬:164-10d10 で、Eロイスです。
DoubleCross : (164-10D10) → 164-55[4,9,1,2,9,5,6,8,10,1] → 109

鶴喰湊融:92-3d10
DoubleCross : (92-3D10) → 92-20[9,7,4] → 72

烏羽岬:よし。1倍振り。
椋実翔利:91-5d10
DoubleCross : (91-5D10) → 91-24[10,2,1,10,1] → 67

GM:椋実さんもめっちゃ高め出してる
烏羽岬:109-5d10
DoubleCross : (109-5D10) → 109-14[1,4,2,6,1] → 95

鶴喰湊融:5点で帰還!
烏羽岬:あぶなっ
鶴喰湊融:よ、よかった
烏羽岬:5d10で14て
椋実翔利:あっ70下回った……4点!
烏羽岬:5点です。生還!
GM:シナリオ経験点が10点。その他5点に、FS判定が5点。Dロイスは秘密兵器・戦闘用人格の2点。Eロイスは10点。
32点に浸食経験点を足してください!いくつでしょうか?

鶴喰湊融:32+5で37です!
烏羽岬:37!やっほう!
椋実翔利:36!
百入結衣子:36です!
GM:ケイサンチュウ…
烏羽岬:ピピピ……カリカリカリ
椋実翔利:オラッ早くしろナンバー5!
■経験点
烏羽岬(クオンタムさん)37
鶴喰湊融(嗣子さん)37
椋実翔利(馴染さん)36
百入結衣子(DTさん)36
GM(ロケット商会)48
GM:ピーッ
GM:以上です!
烏羽岬:ナンバー5w
鶴喰湊融:ナンバー5wwww
百入結衣子:ひどすぎる
鶴喰湊融:いただきます!
椋実翔利:わーい
椋実翔利:今日のおゆはんはスシよ!

ED1:Immortals

GM:雨が降り始めている。
GM:まだ弱いが、それはいまだ熱を放つナンバー4の残骸から蒸気を立ち昇らせるだろう。
GM:烏羽岬の眼前で、その機体はいま完全に沈黙していた。
烏羽岬:「終わったか」
烏羽岬:「少しは手心を加えるかと思ったが、本当に容赦なくやったな」
烏羽岬:ナンバー4の残骸と椋実さんを交互に見てます。
椋実翔利:「おう。実際そうだろ。あいつ、攻撃しようとしてたし」
椋実翔利:「百入も結構力使ってて危なかったからな。うっかり生かして反撃喰らうのはバカバカしい」
烏羽岬:「まあな。万が一逃したら、今度はもっと周到な用意のもとにSHIDEN奪還を狙ってきただろう」
烏羽岬:「戦力で劣る僕らが勝つにはこれ以外になかった」
椋実翔利:「そうだ。それだけはマジでありえねえよ」 SHIDENの上からその有様を見下ろしている
烏羽岬:「お前から」
烏羽岬:「ナンバー4のことを聞いた時から、ずっと思っていたんだが」 椋実さんを見上げている。
椋実翔利:「うん?」
烏羽岬:「なぜわざわざ、息子だということをお前に明かしたんだろうな。本当にお前と縁を結びたくないなら、《ヴィングトール》に口止めしておけば済む話しだ」
椋実翔利:「知らねえーよ。そのへんのガラクタに話しかけて返事するワケもないし。それともそういう機能あるか? ……まあないだろうな」
椋実翔利:「でもまあ、口止めをしなかったってのは分かるぜ」
烏羽岬:「そうなのか?」
椋実翔利:「だって口止めすると意識してるみたいだろ。それはそれでムカつくじゃねえか。自分がムカつくことのために気を配ったり、労力を割いたりすんの」
烏羽岬:「なるほどな……“あんなやつのこと、僕は歯牙にもかけていません”という意思表示だったわけか」
椋実翔利:「そういうこと。それが結局イライラに繋がってんだから笑うぜ」 言葉ほどには笑っていない。軽薄な面持ちだ
烏羽岬:「それでもやっぱり僕は思うんだ。生まれてきて……誰にも存在を認めてもらえないのは寂しいものだと」
烏羽岬:「彼は最後に“父親”と話せて、殴り合って死んだ。彼は幸せだったと思いたいな」
烏羽岬:「お前はどうだ。彼は幸せだったと思うか?」
椋実翔利:「どうかね。今頃地獄でメチャクチャにオレを呪ってる可能性の方が高いぜ。あ、それとも一足早くくたばった『母親』に会ってるかもな」
椋実翔利:「どうせオレもその内行くだろうし、真相はその時までのお楽しみだ」
椋実翔利:「……なあ烏羽」 SHIDENの高度を下げつつ
烏羽岬:「ん」
椋実翔利:「幸せだって言えるのは結構ラッキーなことなんだぜ。なんだぜっつうか、オレはそうなんだって思ってる」
椋実翔利:「何つうかさ。それは『普通』であっても『当然』じゃねえんだよ。誰でも無条件にあるわけでもねーっつうか……」
烏羽岬:「言いたいことは……言葉にするのは難しいが、分かる」
椋実翔利:「運とかめぐり合わせとかさ……あー……だから大事なのは『幸せになる努力』よりも『幸せを探して』『幸せを逃がさない努力』なのかもしれねえっつうか……」
椋実翔利:頭を掻いて 「アホくさ。何語ってんだオレは! やめやめ!」
烏羽岬:「…………」
烏羽岬:「……そうだな。もし次があったら、今度は幸せを逃さないようにするといい」
椋実翔利:「はー?」
烏羽岬:息子。既に死んでいる母親。椋実さんの過去から何かを察したが、それ以上は何も言わない。
椋実翔利:頭を掴んでわしわし揉む 「何だその顔。クソ生意気だぞ。テメーはどうなんだテメーはよーなあ」
烏羽岬:「ぐっ、ぬ」
椋実翔利:「それよりクソ四郎が死にくたばってんの確認したんだから戻るぞ。テメーの先生、ハデに暴れちゃいないが帰りもしねえ」
椋実翔利:「百入がストレスで死んじまう。おいギャラルホルン! アレやれアレ!」
烏羽岬:「竹間、頼めるか? さすがにSHIDENに僕と江永が乗るのは難しいだろう」
ギャラルホルン:「……ええー……」
ギャラルホルン:「わかった。だいぶおっかないんだけど、いま繋げた」
ギャラルホルン:「前に踏み出してくれればいいよ」
烏羽岬:「助かる。椋実、あっちで会おう」
椋実翔利:「よっしゃ! お前ウチに来な! 栄誉ある最強のパシリとして働かせてやるよ!」
椋実翔利:SHIDENに乗り直して、もう一度だけナンバー4が存在していた所を見て
椋実翔利:「……じゃあなクソが。もう顔見せんなよ」
椋実翔利:「スヤスヤしてろ」
椋実翔利:踏み出す
三稜鴎:「……お。片づけて来たな」
GM:三稜鴎は快活に笑った。
烏羽岬:「……」
鶴喰湊融:下段に構えたまま対峙していた。ただ向き合うだけで、なにか削られるような…そのような緊張がある。
烏羽岬:「……百入、鶴喰。無事で何よりだ」
鶴喰湊融:「そちらも。…上手くいったようで何よりです」
百入結衣子:「……まあこっからかなあ」凍結しかかった体で笑って。
三稜鴎:「いや。今日はここまでにするよ」
三稜鴎:「効率が悪すぎるからな。……雇い主がそう言ってる」
鶴喰湊融:「あと一合、二合は行けます……」その言葉に、疑問が表情に浮かぶ。
百入結衣子:「ああ、そう?困ったな」
百入結衣子:「ここで取っておける方が、ありがたかったのに」
椋実翔利:「実際困るよな。アンタが引くくらいのタイミングで死ぬ気で討ち取った方が、結局オレらのためになるんじゃねえ? とは思っちまうんだよ」
三稜鴎:「ハハ。そういうのも悪くないが――」
《マスター・スカイ》:「……残念だが、きみたちはこちらの指示に従うしかない」
GM:不意に声が聞こえた。
鶴喰湊融:「…何をするつもりだったんです?あなたが最初から動いていれば…負ける可能性は大分強かったは……」
鶴喰湊融:「な」
GM:空中に、マスター・スカイのヴィジョンが投影されている。
烏羽岬:「……!?」
《マスター・スカイ》:「そちらに降りるほど体力が回復していなくてね。あと少しというところなんだ。……こんな状態で失礼するよ」
椋実翔利:「……何だこりゃ。なんか……メイのアレみたいだな」
百入結衣子:「……降りる」
烏羽岬:「(降りる……だと?)」
鶴喰湊融:「まさか…」
椋実翔利:見上げる 「そっちのビルエレベーターとかないの?」
烏羽岬:「…………。リーダーの座標は上空だったな」 ぽつりと言う。
GM:地面に影が差している。
GM:雨雲ではない。
GM:朧げに歪む空中に、ゆらめきながら大きな陸塊が浮遊している。
椋実翔利:「降りるのに体力必要とかどんだけマッチョの……」
椋実翔利:「…………」 喋りかけた口が開いたまま止まる
《マスター・スカイ》:「オーヴァード以外には視認することはできないだろう。迷彩技術的には、大したものではないが」
鶴喰湊融:「……“シャンバラ”の……空中都市…?」引き攣った喉から、そんな言葉が。
百入結衣子:「……幻影でもない。本物だっていうの……?」
烏羽岬:「色々と聞きたいことがあるが」
烏羽岬:「せっかく出てきてくれたんだ。一番あなたに聞きたいことを聞かせてもらう、《マスター・スカイ》」
烏羽岬:「リーダーは今、どこにいる」
《マスター・スカイ》:「言うまでもなく、理解していると思うが。あえて明言しておく」
《マスター・スカイ》:「この都市に捕えている。……シャンバラの民は肉体をどれだけ壊しても、そう簡単には死ねない」
烏羽岬:「バイタルの著しい低下。上空。やはりか……」
三稜鴎:「心臓と脳は破壊したんだけどな。あれで死んでなかったっていうんだから、俺はもう泣きたい気分だよ」
百入結衣子:「……ふ、ふ、あはは……」
烏羽岬:「百入?」
百入結衣子:「だってさ。聞いたでしょ、岬も」
百入結衣子:「生きてるんじゃん。生きてるんだよ」
百入結衣子:「だったら、喜ぶところでしょう」
椋実翔利:「えっ? まあ一応……そうか。そういうことなのか。身体とか用意すりゃいいのかな」
鶴喰湊融:「………は」まだ硬いけれど。其れでも此方も笑みを浮かべて。「…確かに。本当に、その通りですね」
《マスター・スカイ》:「では、理解していただけたのなら、きみたちが私の指示に従わなければならないということもわかるだろう」
椋実翔利:「…………あー……」
鶴喰湊融:「人質……ですか」
百入結衣子:「……」笑みを消して。「指示の内容次第かな」
《マスター・スカイ》:「こちらに来てもらいたい。できるだけ全員で」
《マスター・スカイ》:「言われなくてもそうするだろう」
百入結衣子:「……ああ、うん。それなら聞けそうだ」
烏羽岬:「リーダーなら、『僕はいいから君たちのやりたいことをやれ』と言いそうだが……」
烏羽岬:「これは《マスター・スカイ》が正解だな。言われなくてもこちらから勝手に行く」
《マスター・スカイ》:「忘れてはならないのは、落下体――きみたちが『メイ』と呼ぶ存在を連れてくることだ」
鶴喰湊融:「ええ……本当に。行くための手段も用意しないと………メイを?」やはり、と想う。
百入結衣子:「でしょうね。あなたにはあれが必要らしい」
《マスター・スカイ》:「むろん、地上に残してきてもそれはそれでありがたい」
烏羽岬:「空き巣に入られるのは良い気分ではないな。どのみちメイも家族だし、連れて行くつもりではあったが」
椋実翔利:「なんか聞いたら色々答えてくれそうだしな」
《マスター・スカイ》:「だろうね。わざわざ個別に捕えたり、こちらから出向くのは、効率が悪すぎる」
《マスター・スカイ》:「“トッドローリィ”と“ホブルディ”には粗雑なところがあるからね」
烏羽岬:「――"地球上から大陸を半分消し飛ばすだけのエネルギー。そして巫女の命"」
烏羽岬:「"それを解放すれば、確かにぼくらは帰ることができるかもしれない"」
烏羽岬:「本気でやるつもりなのか? 世界の半分を破滅させてまで?」
《マスター・スカイ》:「当然のことだ。あの場所に戻れるなら――」
《マスター・スカイ》:「私はどんなことでもするだろう」
烏羽岬:「決まりだな。僕らはあなたの元へ行くが……」
烏羽岬:「あなたの、帰りたいという気持ちもできるだけ尊重はしたいが」
烏羽岬:「日常を破壊されるのを看過するつもりはない。《ヴリトラ》総出で、あなたの思惑を止めてみせよう」
椋実翔利:「まったくだぜ。オレはここが気に入ってるし、テメーら《スレイベギー》の顔を一発殴ってやろうって決めてんだ」
椋実翔利:「何よりその上から目線が気に入らねえ。シャンバラ人でもリーダーはそうじゃなかったぞ。人に物を頼む態度をちゃんと示せっての」
《マスター・スカイ》:「頼んで言う通りにしてくれる人間を相手にしたことがないんだ」
百入結衣子:「……あなたの崇高な目的なんて、知ったことじゃない」
百入結衣子:「ただ、一つだけよ」
百入結衣子:「あたしたちの家族に手を上げた報いは、受けてもらう」
鶴喰湊融:「…皆に言いたいことは言って貰いましたけれど。うん…」
鶴喰湊融:「わたしたちにとっての家族。リーダーは、きちんと返してもらいます」
《マスター・スカイ》:「……では」
《マスター・スカイ》:「待つことにしよう。早く来てくれることを願っている。……特に、烏羽岬」
《マスター・スカイ》:「きみだけは私自身が破壊しなくてはならないと思っていたよ」
烏羽岬:「シャンバラを堕とした《秘獣》か。たしかに」
烏羽岬:「その話が本当なら、僕はなんとしても殺したいところだろうな。巫女の命が喪われたらどうなるかわからないし」
烏羽岬:「行くよ。もしリーダーの耳が聞こえるなら、こう伝えておいてくれ」
烏羽岬:「“すぐに行く。安心して待っていてくれ”」
《マスター・スカイ》:「ああ。……伝えておこう」
《マスター・スカイ》:「我々の望みは一致している。叶うのは、どちらか一方だ」


ED2:鶴喰湊融の場合

GM:R市・燕ヶ岡ショッピングモール
GM:喫茶「とき」にて。
GM:店の片隅に、杖をついた金髪の女性と少女が向かい合っている。
YERO:「……ようやく、一つの片がついたと思ったら」
鶴喰湊融:「ええ…本当、気が休まらないです」苦笑しながら。
YERO:「どうもなかなか晴れないね。暗い影がずっと差し込んでいる気分だよ。文字通りに」 窓の外を見上げている。
鶴喰湊融:「そうですね……でも。進んではいます。分かり辛くても、それでも」
鶴喰湊融:こちらも、釣られるように窓の外を。
YERO:「これから、行くんだね」
鶴喰湊融:「はい」
YERO:「私はついていけないけれど、できるだけの支援はするよ」
鶴喰湊融:「ありがとうございます。……あなたのお陰で、わたしたちは戦ってこられました」
YERO:「地上からのエコーで、それなりに地形は掴んでる。データを送っておいたから参考にしてくれ」 
鶴喰湊融:「助かります。……ふふ」
鶴喰湊融:小さく笑う。あどけない、無邪気なそれで。
YERO:「……笑顔」
YERO:「戻ったね。よかった。心配していたよ」
鶴喰湊融:「え」目を丸くして。
鶴喰湊融:「…そんなに変わってました…?」ぺたぺた自分の顔を触る。
YERO:「なんていうのかな……、うん。悲しい感じが消えたよ」 紅茶に息を吹きかける。
鶴喰湊融:「……ああ。そうかも、しれないです」
鶴喰湊融:「…仇討ちが終わったら…本当、ずっと。なにをしていいかなんて、分からなかったけど」
鶴喰湊融:「今は、やるべきことと、やりたいことがあって。大事なひとたちがいてくれるから」
鶴喰湊融:そっと、剣を変化させているペンダントヘッドを撫でる。
YERO:「居場所ができたみたいで、何よりだ。嬉しいよ」
鶴喰湊融:「…それに、約束も。守ってもらってるんだから…それに恥じるようなことは、できないですしね」悪戯っぽく笑って。
鶴喰湊融:「…麦野さんにも。そういうところ、出来て欲しいなって思ってます」
YERO:「ああ。……この件を片づけたら、やろうと思っていることが……あれ」
鶴喰湊融:「それならよかった。……うん?」
YERO:「こういうこと言うと、よくないことが起こる気がしない?」 笑う
鶴喰湊融:「ふふっ。変なこと言わないで下さいよ、もー」
鶴喰湊融:「大丈夫です」
鶴喰湊融:「きっと、これからは。ぜったい、良くなるんです」ふわりと微笑みながら。
YERO:「力強いな。……やっぱり強くなったよ。それなら湊融ちゃんには言っておこう」
YERO:「私は私のセルを作ろうと思うんだ」
鶴喰湊融:「えへへ」と少し照れてから。「……麦野さんのセルですか。どんなことをするんです?」
YERO:「なんだかんだといって、こういう仕事は性に合ってる気がするんだ。情報を集めて、解析する」
YERO:「人を集めて。自分の居場所を作ろうと思ってる」
鶴喰湊融:「ああ…そういうこと、本当上手ですものね、麦野さん」その言葉に、眼を細めて。
鶴喰湊融:「手伝えることがあったら、言ってください。わたしも、力になりたいです」
鶴喰湊融:笑う。きっと、こうして話しているときほどに、上手くはいかないかもしれないけれど。
YERO:「その際には、うん。実は期待していることがある」
YERO:「新しくなった《ヴリトラ》セルとは、よい関係を築きたいと思ってるよ」
鶴喰湊融:それでも。こうして、これからを話すことは、とても好きだと。そう思って。
鶴喰湊融:「ええ。こちらこそ、お願いしたいくらいになると思います」
YERO:「ああ。だから、気を付けて」
YERO:「マスター・スカイはきみたちを招いている」
YERO:「おそらくUGNがやってくることも想定しているんだろう。『巫女』とされる要素を持つ人間を集めようとしている」
YERO:「どういう意図があるのか、わからないからね」
鶴喰湊融:「はい。…きっと、わたしたちを来させる必要があって、勝つ算段も立っているんだと。そう思います」
鶴喰湊融:「……それでも、やって見せますよ。期待していて、くださいね?」ふわ、と微笑む。
YERO:「もちろん。きっと戻ってくる」
YERO:「待っているよ。そのときはパーティーを開こう。何かお菓子を用意しておくよ」
鶴喰湊融:笑みを深めて。紅茶を一口。
鶴喰湊融:「楽しみにしています。…きっとみんなも、そうだから」
鶴喰湊融:日の光が、一房だけ白くなった髪を照らして、その白を透かす。
鶴喰湊融:「そうなったら、本当に全員揃った《ヴリトラ》とで…お会いしましょう」
YERO:「きっと、必ず。絶対に」
YERO:「約束だからね」
鶴喰湊融:「はい」
鶴喰湊融:「鶴喰湊融は、約束を破ったりなんてしません。…兄様が、そうだったみたいに」
鶴喰湊融:「これからも、どうかよろしくお願いしますね」にこりと、そう綺麗に笑って。
鶴喰湊融:紅茶を飲み干す。
鶴喰湊融:きっと。
鶴喰湊融:こうして笑いあえるのは、今だけかもしれないと、何処かで思っている自分もいる。
鶴喰湊融:もう最後の最後、正念場だというのに。分かっていないことや、大きすぎる謎に、深すぎて深淵のような事情もあって。
鶴喰湊融:其れ等に飲み込まれてしまわずに、己らだけが、上手くいくなんてそう信じることは難しくて。
鶴喰湊融:それでも。
鶴喰湊融:こうして話したその先を、
鶴喰湊融:こうなって欲しいと、そう願うことを、
鶴喰湊融:今度こそは。きっと、今回こそは掴んでみたいと思うから。
鶴喰湊融:ペンダントに触れる。
鶴喰湊融:わたしが為せることならば、それが必要であるのなら。
鶴喰湊融:きっとそうすることができる。
鶴喰湊融:「……今度は、何処に行きましょう」
鶴喰湊融:「この街だけじゃなくて…違うところにも。みんなで、行ってみたいですね」
YERO:「旅行だね」
YERO:「……計画を立てよう。みんなが揃えば、どこにでもいけるよ」
鶴喰湊融:「はい。……きっと、本当に楽しいです」
鶴喰湊融:いちばん、深く、綺麗に。未来に夢を見る子供のように。
鶴喰湊融:そう言って、微笑んだ。


ED3:椋実翔利の場合

GM:いつもより薄暗く感じる曇の日。
GM:雑居ビルの法人向け賃貸ルームの一室にて。
GM:今日もカードをシャッフルし、低い怒号とやや興奮した声が密やかに飛び交う。
チンピラ:「……おい」
チンピラ:「勝負すんのかよ。そろそろ決めろや」
椋実翔利:「へへ」
椋実翔利:「そんなに降りて欲しいのか? 目がお喋りだぜ」
チンピラ:「強気じゃねえか」
椋実翔利:「やめてくれ~、勢いに乗ってチップを積んじまったが、冷静に考えると負けしか見えねえ~」
椋実翔利:「ってな」 手札を軽く弾き
椋実翔利:「だが残念。オレはそういうのを見るとつい倒したくなっちまう。コールだ」
チンピラ:「人をおちょくりやがって、この野郎! それだけでかい額を賭けるってことは、お前」
チンピラ:「ちゃんと払えるんだろうな?」
椋実翔利:「払う必要なんて起きないのに、ソレ答える必要あるか?」
椋実翔利:笑いながらチンピラを見返す
チンピラ:「言いやがる」
椋実翔利:「レイズじゃなくてコールなんだぜ。ビビりのお前を下ろしちゃ悪いからな」
椋実翔利:「勝ちは何でも好きだが、やり合って勝つのが一番だ。そう思うだろ?」
チンピラ:「負けたらなんでもしますって意味だな? いいじゃねえか」
チンピラ:「てめーの軽い舌がただの妄想かどうか、確かめてやるよ」
チンピラ:「……勝負だ!」
チンピラ:1d100
DoubleCross : (1D100) → 83

椋実翔利:1d100
DoubleCross : (1D100) → 77

椋実翔利:手札を開く。3枚揃った3に、2枚のJ.
チンピラ:「……へっ!」
椋実翔利:「フルハウス。財布の中も一杯一杯だ」
椋実翔利:「お前のカネを持って帰れるか心配で……」
チンピラ:7のクアッズ。
椋実翔利:「…………」
椋実翔利:「……ツーペア?」
チンピラ:「どこをどう見りゃそーなるんだよ」
チンピラ:「さて……財布がどうこう言ってたな、てめー……」
椋実翔利:「いやだって、良いか? 同じ数字のカードが2枚揃ってるとワンペアだぞ。その組み合わせが2つっていったら」
椋実翔利:「ペアがツーで、ツーペ……」
チンピラ:「フォーカードだよ!」
椋実翔利:「あっ!」 明後日の方角……部屋の入口とは逆の方角を不意に見て、大声を上げる
チンピラ:「ああ!?」
チンピラ:一瞬だけ明後日の方角を睨む。
椋実翔利:ウィスキーの入っていたグラスをチンピラの頭に投げてぶつける。《瞬速の刃》も使う
チンピラ:「っでぇっ!? おいこら!」
椋実翔利:「おっと! 手が滑って……悪い! 悪気はなかったんだ!」 立ち上がり
椋実翔利:「オレ、性根は優しい子なんだよ。ただ興奮しちまったっていうか……」
チンピラ:「てめぇら! ナマコ(※賭けに負けて金を払えず逃げるやつの隠語)だ!」
チンピラ:「確保しろ!」
GM:どかーんとドアが開く。
椋実翔利:「ほらほら、慰謝料払うからさ。こうこれで……あっダメだなコレ」
GM:バットや警棒といった優しそうな武器から、拳銃といった痛そうな武器まで
GM:さまざまな武器を持った連中が出現する。
椋実翔利:「あっはははは! 全くしょうがねえなー! じゃあオレも」
チンピラ:「何が慰謝料だコラ」
椋実翔利:既に足元にはゲートが開き、SHIDENが顔を覗かせている 「こうするっきゃないよなあ!」
チンピラ:「両手両足へし折って、そのにやけヅラ血だるまにしてや――るぁっ!?」
椋実翔利:飛び出したSHIDENに乗って、そう広くもない空間で旋回しつつ弾丸をばらまく
椋実翔利:こういった事態に備えて、装填していたのはゴム弾だし、出力は最低限だが
椋実翔利:ただの人間にとっては忘れられない思い出になるくらいの傷は負わせられるだろう。
チンピラ:「賭場荒らしじゃねえか! こいつ、この……」
椋実翔利:「何が両手両足へし折ってだ! 乱暴はいけないぜ!」
チンピラ:「なんなんだよ!? 畜生ッ! あっつッ! おい、人数呼べ! かきあつめて……ぐぇっ」
椋実翔利:ばかすかとゴム弾をバラ撒きながら 「オレが帰ってくるまでにしっかり反省して、クリーンな公営カジノに生まれ変わっておけよ!」
椋実翔利:「ヤッハー!」 そのまま入り口の用心棒たちに弾丸を集中し、列が乱れた所を強引に突破、
チンピラ:「っざけん……な……!」 アバラが折れた音。
GM:当然、簡単に突破できる。
椋実翔利:「じゃあなー!」 ついでに窓ガラスをぶち割り、姿勢を低くして上空へ抜けていく
椋実翔利:阻むものも、見上げるものもない空……と言っても、ビルの上空数十メートルほどだが、
GM:いつもより薄暗い街の空を、その原因である巨大な島の影が覆っている。
椋実翔利:その薄暗い空間を滑りながら、吹いていく風に目を細める。
椋実翔利:「……フー」
椋実翔利:「やっちまったぜ。でもなあアレトゥサ。見てたろ? オレ、フルハウスだったんだぜ?」
椋実翔利:「フルハウスは負けないだろ」
アレトゥーサ:「確率的には、敗北する可能性は10%を切っていました」
椋実翔利:「10%以下!」
椋実翔利:「じゃあ負けないだろ! でも負けたんだ」
椋実翔利:「あれはサマだよな。よくないぜ。潰せて良かった」
アレトゥーサ:「イカサマをやっていた可能性について検証しますか?」
椋実翔利:「いや、いいよ。リソースの無駄だし。オマエもしっかり休んでエネルギー充填しなきゃな」
椋実翔利:「っていうかそれより、そうだよ。なんかポーカーに勝てるアプリとか作ってくれよ。そのほうがいい。休みは後回しだ」
アレトゥーサ:「確率計算は可能ですが、賭博という娯楽の性質上、勝率を上昇させる方法は基本的にはありません」
アレトゥーサ:「より堅実な資金調達を行うのはいかがでしょうか」
椋実翔利:「より堅実な資金調達? 労働以外ならいいぜ。詐欺とか?」
椋実翔利:「あ、でもオレオレ詐欺はダメだ。あれちょっと心が痛むんだよな。オレ良心あるから」
アレトゥーサ:「私の予測演算では、アドミニストレーター椋実が詐欺行為を行った場合、」
アレトゥーサ:「最終的に強盗行為に形を変えると思われるため、推奨しません。最初から強盗行為を計画した方がロスが少ないものと思われます」
椋実翔利:「強盗か……うーん、さっきの連中の事務所に押し入るとかからアリかな……」
椋実翔利:「どうせもう睨まれてんだろ。今のうちにボコボコのバキバキにしてついでに金庫の中身もこう、根こそぎ……」
椋実翔利:「…………」
椋実翔利:「いいや。帰ろうぜ。今日はもう遊んだし。そろそろ夕飯時だ」
椋実翔利:空を見上げる。ついこの前までなかった……いや、正しく認識していなかった存在。この町に翳りをもたらすものを。
アレトゥーサ:「了解しました」
椋実翔利:「山登り、中学生以来になるな」
椋実翔利:「アイツらはしたことあんのかな?」
アレトゥーサ:「日本国内での一般的な山登りと同一視するのは危険と思われますが」
椋実翔利:「いいんだよ。一般的な山登りだって危険でいっぱいなんだぜ」
椋実翔利:「お年寄りが山菜とかキノコとか採ろうとして死ぬし」
椋実翔利:「……あそうだ。さっきの賭場匿名で通報しといてくんね? もうしてくれた?」
アレトゥーサ:「了解しました。匿名で通報を実施。……完了しました」
椋実翔利:「サンキュ。これで思い残す所なし!」
椋実翔利:「あそこ行って、帰ってきたら新しい賭場ができてて遊べる!」
椋実翔利:「楽しみだな、アレトゥーサ!」
アレトゥーサ:「その可能性は高いでしょう。――はい。アドミニストレーター椋実」
アレトゥーサ:「楽しみですね」
椋実翔利:……そうとも。自分は決して変わらない。過去がいかに追いすがろうと。持てる力で、好きな連中と過ごし、好き勝手をする。
椋実翔利:イカサマヤクザの賭場だろうと、マスタースカイの古代文明だろうと、不都合なものはブッ叩くだけだ。
椋実翔利:(……オマエの顎にはもう手が届くぞ)
椋実翔利:(殴って通る。したくないことはしない。オレがしたいことだけをする)
椋実翔利:(今度こそは)


ED4:烏羽岬の場合、百入結衣子の場合

GM:夕暮れ時になっても、その赤さはどこか鈍いように感じられる。
GM:朦朧とした影が、鮮やかさを曇らせているのかもしれない。
雲居春音:「……はい!」
雲居春音:「私、質問があります! いい?」
烏羽岬:「元気になったようで何よりだ。なんだ雲居?」
雲居春音:「すげ~~~~たくさん聞きたいことあるんだけどね! あのサイコパスみたいなバンダナの人は誰? とか、ナンバー4ってなに? どうなったの? とか……」
雲居春音:「色々あるけど、一番は!」 空を指差す。 「あれ、なに!? 私が攫われてる間に、ものすごい話進んだ!?」
雲居春音:「ラスボスのいるアレじゃん!」
百入結衣子:「あはは、ご明答」
生成 亜綺羅:「まあ、間違ってはいないわ」
烏羽岬:「……《ギギリオン》。こいつにはどこまで説明したんだ?」
烏羽岬:呆れたように眉間をおさえている。
錫谷亮:「一度、一通り説明したはずなんだが」
錫谷亮:「最後まで持たなかったか……自分が攫われていたというところまでは効いていたようだが」
百入結衣子:「まあ、あれに関してはさ。どうせ見てもらうんだからいいでしょう」
百入結衣子:「行くんでしょ?」
烏羽岬:「まあ、“ラスボスのいるアレ”と“サイコパス”は合っているから良いのかな」
甲斐美冬:「そうですね。とるべき行動がわかっているので」
甲斐美冬:「特に知識として必要なものではないかと」
錫谷亮:「さては、きみもあまり聞いていなかったな……」
錫谷亮:「我々の向かう場所だ。百入くんの言う通り」
錫谷亮:「我々UGNは、あの浮遊する陸塊――『シャンバラ』を攻略する」
烏羽岬:「回答はわかっているが、一応聞いておきたい」
烏羽岬:「《アビーラバー》によって、R市UGNは掌握されている。本部への応援要請などは難しいと考えていいのか?」
烏羽岬:「つまり、UGNの戦力は――」
烏羽岬:「ここにいるメンバーのみ、と考えて良いのだろうか」
生成 亜綺羅:「そうね。本部との連絡ができる状況じゃないわ。こちらの方面担当が混乱して、状況の正確な把握が先決だと考えている」
生成 亜綺羅:「それを待ってる時間がない」
烏羽岬:「そうだな。混乱が収まって増援が来るまで三日四日、あるいは一週間……遅すぎる」
百入結衣子:「まあそもそも、本部からまともな戦力が来るなら」
百入結衣子:「あたしたちの存在を認めないでしょうね」
甲斐美冬:「そうなんです?」
甲斐美冬:「FHと一時的な協働は例があったと思いますけど」
百入結衣子:「現場レベルではね」
錫谷亮:「特殊な場合だ」
百入結衣子:「組織方針として、はありえない」
烏羽岬:「さすが百入だな。元UGNが言うと説得力がある」
烏羽岬:「それに」
烏羽岬:「ただでさえ、僕の正体がシャンバラを滅ぼした《秘獣》だと分かってしまったからな。FH関連を抜きにしても無理だと思う」 さらっと言う。
雲居春音:「はっ?」
百入結衣子:「岬……ちょっと待って」
雲居春音:「ど……」
百入結衣子:「今言ったらこう……」
百入結衣子:「遅いか……」
雲居春音:「どういうこと? なに? なにがどう?」
烏羽岬:「大丈夫だ。レリックドライバは精鋭だし……」
烏羽岬:「大丈夫そうでもないな」
雲居春音:「ぜーんぜん意味わかんないんだけど」
百入結衣子:「もしかして、分かってからかってる?」くすりと笑う。
雲居春音:「《秘獣》って、それ、烏羽が実は変身するとかそういうやつ?」
百入結衣子:「イジワルするのやめてあげなよ」
烏羽岬:「さあ。どうだかな」 笑って肩をすくめる。
烏羽岬:「いや。正直なところ、僕もよくわかっていないんだ」
雲居春音:「なにそれ~」
烏羽岬:「《巫女》を守ろうとするとすごい力が出る、という事くらいだ。だから普通の烏羽だと思ってくれて構わないんだが……」
烏羽岬:「一応な。お前達に隠しごとはしたくなかった」
雲居春音:「なにそれ!」
雲居春音:「なんなの!? どーゆー意味!?」
烏羽岬:ちらりと百入さんを見る。
烏羽岬:明らかに真面目な空気になってしまうので、もし百入が楽しい話題をしたいなら先に話してもらいたい……という目。
百入結衣子:「いいよ。話してあげなって」
百入結衣子:「別に、今生の別れとかじゃないでしょう」
百入結衣子:「その後だって、いくらでも楽しい話くらい出来る。あたしが保証するけど」
百入結衣子:「それを聞かせたって、きっと、何も変わらないから」
烏羽岬:「ふ」
烏羽岬:「そんな安請け合いしていいのか? スヴェルトも強敵だったが、今回は明らかにそれ以上だ」
烏羽岬:「百入保証ダメだったじゃないか、と天国で詰られるかもしれないぞ」
百入結衣子:「あたしはその時は地獄だから踏み倒せそうかな~」
生成 亜綺羅:「踏み倒しは厳禁」
烏羽岬:「んっ。うん」 かしこまって咳払いする。レリックドライバの一人ひとりに目を向ける。
烏羽岬:生成。甲斐。錫谷。……そして雲居。
烏羽岬:「さっきも言った通り、僕は《秘獣》だ。詳細は不明だがマスター・スカイや三稜先生が恐れるほどの化け物であることは確からしい」
烏羽岬:「もしUGNが……お前たちが、僕を危険なものだと判断するなら」
雲居春音:「……」
烏羽岬:「すべてが終わったあと、お前らの手で討たれるのもいいかもしれないと思っている」
烏羽岬:もちろんただでは討たれないが、と付け加える。
烏羽岬:「その上で、お前たちに聞きたかったんだ」
烏羽岬:「こんなやつと肩を並べて、再び一緒に戦ってくれるか?」
雲居春音:「それは、……待ってよ。そんなの」 錫谷を横目に見る。
錫谷亮:「私にも意見はある。だが」
錫谷亮:「まずは雲居の意見を聞いておこうと思う。甲斐、生成、どうだ」
甲斐美冬:「はい。そうですね。雲居の意見、重要だと思います」
甲斐美冬:「そっちの方が効率的だと思いますし」
生成 亜綺羅:「そうね。結局同じ意見なら、春音にまとめてもらった方がいい」
雲居春音:「えっ。あっ。じゃ、じゃあ……ええ……あの……」
烏羽岬:「……」 じっと雲居さんを見ている。
雲居春音:「わ、私は、最初、FHの人ってひとくくりにしてたけど……」
雲居春音:「色々な人がいるってわかった。いろいろな考えで動いてて、そこはUGNとは違うなって思って……烏羽の場合は」
雲居春音:「家族とか仲間とか、そういうもののために戦ってるってことがわかる」
雲居春音:「……そう。《秘獣》がなんなのか、私はぜんぜんわからないし、だから何?って感じだし」
雲居春音:「もう、烏羽とか……百入さんとか……私の日常の一部になってる。本当は何かなんて、どうでもいいよ……」
烏羽岬:「うん」 時折頷く以外は黙って話を聞いている。
雲居春音:「目的が同じなら、一緒に戦いたい」
雲居春音:「……です」 横目に錫谷を見た。
錫谷亮:「以上」
烏羽岬:「それがレリックドライバの――UGNの総意なのか?」 錫谷さんを見る。
錫谷亮:「ああ。我々の総合的な意見だ」
烏羽岬:「ふっ。くっくっく」
烏羽岬:「なんというか……嬉しいものだな。不安を隠して……打ち明けた結果」
烏羽岬:「信じていた通りの回答がもらえるというのは。本当に嬉しい」
烏羽岬:「ありがとう。UGN」
烏羽岬:「僕の肩の荷は降りた。百入も何かあれば今のうちに言っておけ」
雲居春音:「烏羽はもともと肩に荷物載せすぎなんだよ」
百入結衣子:「うん、じゃあ言いたいこと言うね」
烏羽岬:「そうかな。うちはもっと重い荷物を背負ってるやつが多いから、あんまり意識したことがなかったな……」
百入結衣子:「ヴリトラを代表しての意見ってことで」笑顔だが声音が笑ってない。
烏羽岬:「……」 黙って百入を見守っている。
百入結衣子:「岬に」振り向いて。
烏羽岬:「ん?」
烏羽岬:「UGNにじゃないのか」
百入結衣子:「うん。「お前らの手で討たれるのもいいかもしれない」って何?」
百入結衣子:「何があっても、たとえ危険なものであっても」
烏羽岬:「言葉通りの意味だが」
百入結衣子:「討たせないから。討たれてもいいって言わないで」
百入結衣子:「あたし達の総意よ。確認なんて取ってないけど、いらない」
百入結衣子:「湊融も、瑞穂も、翔利も。……リーダーも」
百入結衣子:「そう考えるから」
烏羽岬:「……だが百入、お前ならわかっているだろ。レリックドライバを加えてもなお《スレイベギー》との戦力差は歴然だ」
烏羽岬:「僕はもう一度、ヴリトラのみんなで笑いたい。僕が討たれることでそのための協力が得られるなら安いものだと思っていた」
烏羽岬:「みんなで笑って、ごはんを食べて、全部終わったら最後に僕は討たれて。それもダメか」
百入結衣子:「ええ。もう一度、なんて嫌よ」
百入結衣子:「あたし達、FHでしょう。欲望に生きるものでしょう」
百入結衣子:「もう一度なんかじゃ嫌。何度でも、よ」
烏羽岬:「わかった」
烏羽岬:「幸いにして、雲居たちも僕を討つつもりはないようだしな。しぶとく生きるとするか」
百入結衣子:「うん。よろしい」
烏羽岬:「雲居。――UGN。今の百入の言葉でも分かったと思うが」
烏羽岬:「今回の《ヴリトラ》の勝利条件は、敵の打倒じゃない。敵の計画阻止でもない」
烏羽岬:「敵の計画を阻止し、かつ、うちのリーダー……《パタンジャリ》を奪還することだ」
雲居春音:「うん。わかってる」
烏羽岬:「うん」
烏羽岬:「可能な限りでいいから、そちらもリーダー奪還に協力してくれると助かる。……FHのセルリーダーなど知ったことじゃないと言うかもしれないが」
烏羽岬:「彼は僕らの父親なんだ。一人でも欠けるわけにはいかない」
雲居春音:「助けなきゃいけないんだよね。家族だから。そういうの、私は、できるだけ……手伝いたい」
烏羽岬:「そうだな。雲居は超絶甘ちゃんだからそう言ってくれると信じていた」
百入結衣子:「言い方あるでしょ……」
雲居春音:「言い方!!!」
生成 亜綺羅:「それだけじゃない。《パタンジャリ》を救出し、回復させれば、戦術的にも優位に立てるかもしれない」
甲斐美冬:「援護します。お世話になっているので」
錫谷亮:「可能な限り、だ。支部員の命が危険に晒された場合は、そちらを優先する」
百入結衣子:「ええ。それは当然ね」
百入結衣子:「別にあたし達も、あなた達を欠かしていいなんて思ってない」
百入結衣子:「一人もね」
錫谷亮:「それは助かる。……我々も同じ考えだ。共同での進撃となるだろう」
錫谷亮:「よろしく頼む」
烏羽岬:「お前たちと一緒に戦えることを光栄に思うよ」
烏羽岬:「錫谷。甲斐。生成。………………雲居」
烏羽岬:「よろしく頼む」
甲斐美冬:「はい。私がマスター・スカイを撃破することになっても、恨みっこなしでお願いします」
生成 亜綺羅:「私にも決着をつけなきゃいけない相手がいるしね」
百入結衣子:「恨まないから大丈夫だよ、美冬」苦笑して。
百入結衣子:「ええ。あたしたちでつけよう、亜綺羅」
錫谷亮:「そう……“アビーラバー”をこれ以上放置することはできないな」
雲居春音:「じゃあ、うん。そういうことで。……いいんだよね」
雲居春音:「よろしく。お願いします、みんな」
烏羽岬:「雲居」
烏羽岬:「合意がとれたなら、最後にあれをやりたい。ダメか?」
雲居春音:「あれ?」
烏羽岬:「あの……ほら。バスケ部とかバレー部がたまにやっている……」
烏羽岬:「みんなで円陣を組んで、手を重ねる……」
雲居春音:「ああー」
雲居春音:「いいね! やろ!」 手を出す
烏羽岬:「すごいな。言ってみるものだ」
甲斐美冬:「なんです?」
烏羽岬:とことこ歩いていって手を重ねる。「甲斐もやれ。貴重な青春チャンスだぞ」
雲居春音:「アレだよ。気合い入れるアレ。甲斐さん、手を出して」
百入結衣子:「あはは。そんなにやりたかったんだ?」
甲斐美冬:「はい」 手を出す。
烏羽岬:「やりたかった。本当は部活にも入りたかったんだぞ」
生成 亜綺羅:「……まあいいか。じゃあ、はい」
烏羽岬:「百入もやれ。どうせろくに登校してなくて、こういうのは全然やったことないんだろう」
錫谷亮:「それは意外だな。……では、区切りとしてやっておこう」 手を出す。
百入結衣子:「失礼だな~あたし亜綺羅と美冬とやったもんねこないだ」
百入結衣子:「まあでも、今やることは大賛成」その上に手をおいて。
烏羽岬:「よし。全員置いたな」
烏羽岬:――ずっと思っていたことがある。
烏羽岬:あの日。メイが落ちてきた日よりも前から感じていたが、それ以降はよりいっそうその感覚が強くなった。
烏羽岬:僕は一生、“普通”の生活は送れないのではないか。
烏羽岬:普通の人間は暗器を持ち歩かない。ナイフを持ち歩かない。正攻法と称して敵の拠点に爆薬を仕掛けたりしない。
烏羽岬:僕自身がどう考えようと、結局アサシンとしての生き方がしみついてしまっているのだ。だからあの言葉はショックだった。
烏羽岬:『お前は“普通”になんてなれないよ』という、三稜先生の言葉。
烏羽岬:ずっと見てみぬフリをしてきたが、真正面から突きつけられるのはキツい。どんな負傷よりもあれは効いた。
烏羽岬:百入が怒るとわかっていても、『討たれてもいい』なんて言ってしまったのはそのためだ。願ったものが絶対に手に入らないのなら、生きていても意味がない。
烏羽岬:……そう思っていた。ついさっきまでは。
烏羽岬:(でも、違ったんだな)
烏羽岬:(僕の目は椋実以上に節穴だった。これを見ろよ、烏羽岬)
烏羽岬:(色々な人と縁を結んで。失言を家族に怒られて。敵だったUGNとすら、こうして青春めいた馬鹿げた儀式をしている)
烏羽岬:(とっくに……)
烏羽岬:(手に入れてたんだな。僕なりの普通の生活ってやつを)
烏羽岬:「雲居」
烏羽岬:「ありがとうな」
雲居春音:「え?」
烏羽岬:みんながワチャワチャ手をおいている間に、一言だけそう漏らす。
烏羽岬:「ふ。いや、なんでもないよ」
烏羽岬:「――ヴリトラ・レリックドライバ連合軍!」 声を張り上げる。
烏羽岬:「僕らの日常を守るために。僕らが愛した日常を取り戻すために」
烏羽岬:「敵を倒して、必ず帰ってくるぞ――――全員で!」
烏羽岬:えい、えい、おー。
烏羽岬:最終決戦には似つかわしくない、間抜けで平和な声が、屋上に響いた。

ED5:《ヴリトラ》の場合

GM:バー『ブリック』にて。
GM:薄暗い店内に明かりが灯る。
GM:テーブルの上に料理が並び、いまなお不在の一人を除いて、《ヴリトラ》のメンバーが一堂に会する。
江永瑞穂:「……よし」
江永瑞穂:「こんなもんでしょ」 でかいエビチリをテーブルの上に乗せる。 「いただきます、する?」
百入結衣子:「うん。完璧だ。そりゃあ、しないと」
百入結衣子:「締まらないでしょう」
椋実翔利:「え?」 缶のビールを開けて飲もうとしていた 「まだ『待て』だった?」
烏羽岬:「ちょっと待ってくれ。フライパンだけ軽く洗う」
鶴喰湊融:「どうせですし、みんなでやりましょう!」あつあつのゴマ団子を置く。
烏羽岬:「油がこびりつくと洗うのが面倒なんだ」 エプロン姿のままフライパンをブラシで洗ってます。
江永瑞穂:「もう飲んでるし~」
椋実翔利:「もっと待つの? なあまだ? 烏羽まだか?」
椋実翔利:「ギリ飲んでない! あと何センチか……何センチかなんだ」
百入結衣子:「早くしなよ~。躾のなってないわんちゃんが粗相しようとしてるよ~」
鶴喰湊融:「あはは…手伝います?」
椋実翔利:ゆっくり缶を近づけて 「ああ、まずい、飲む、飲んじまう……! 烏羽! 早く!」
烏羽岬:「犬か」 エプロンで手をふきふきやってきます。
椋実翔利:「ほら早く! 5、4、3、2……!」 缶に口をほとんどつけて
烏羽岬:「いただきます」 両手を合わせて。
鶴喰湊融:「いただきますっ」合わせた手でぺこりと一礼。
江永瑞穂:「いただきます」
椋実翔利:「いただきます!」 言い切ると同時、ぐいぐいと缶ビールを飲み始める 「ッはあ~~~……!」
百入結衣子:「いただきます」目を閉じて、両手を合わせて。
江永瑞穂:「これで冷蔵庫の中は片付いたわね。……あとは旅行に持っていく分」 メイにキャベツをあげている。
百入結衣子:「もう……手も合わせてないし!」
百入結衣子:「いいけどさ!」
百入結衣子:「電力も持っていくからね。空にしておかないと」
烏羽岬:「戻ってきたら腐敗臭でいっぱいでしたなんて笑えないからな」
江永瑞穂:「YEROさんからのデータだと、めちゃくちゃ寒いらしいですよ。上のでかいやつ」
烏羽岬:エビチリと麻婆豆腐をつまんでます。麻婆豆腐には花椒をどばどばかけている。
椋実翔利:「はーッこれこれ! ……手ー? 分かった分かった」 缶を置いて手を合わせて擦りつけ 「おてての皺と皺を合わせて~」
鶴喰湊融:「大体の電源は落としていきますからねえ…。うーん、耐寒装備とか揃えないといけないなあ」
百入結衣子:「やだなあ。あたし寒がりなんだよね」冗談めかして。
鶴喰湊融:「ちゃんと暖かくしないとですねえ」回鍋肉を取って食べている。
烏羽岬:「しかしどうしたんだ椋実。全員でご飯を食べようだなんて」
百入結衣子:サラダをみんなの皿にとって分けている。「ね。意外」
烏羽岬:「どのみち僕から提案しようとは思っていたが。お前が言うとは珍しい」
椋実翔利:もぐもぐろエビチリを取って食べつつ 「まあその辺は大丈夫でしょ。アレトゥサも準備してるし……あん?」
烏羽岬:百入の言葉に頷き、ミネラルウォーターを飲む。
江永瑞穂:「そうね。珍しい」
百入結衣子:「口うるさいのが居るから一人がいいって言いそうなのに」
鶴喰湊融:「ですねえ。結構ひとりでしみじみ…いや楽しそうに飲んでらっしゃるのに」
椋実翔利:「何だ。良いだろ別に。そんなに変かよ? お前ら言ってる通り、どうせ冷蔵庫はカラにする必要あったし」
椋実翔利:「口うるせーの、自覚があんなら直せよな」 笑って 「まあアレだよ」
百入結衣子:「直すのそっちじゃん……」
鶴喰湊融:「あはは…抑えて抑えて」
椋実翔利:「良いだろ? 皆でメシ食うの。家族ってのはこういうもんだ」
江永瑞穂:(突っ込まない意志をかためた“無”の顔)
烏羽岬:「(アレトゥーサから聞いたカジノの一件、今日は言わない方がよさそうだな……)」
椋実翔利:「オヤジがいないのもそれっぽいぜ。仕事で忙しいから父親はいなくなりがちなんだよな」
鶴喰湊融:「……ん。そおですねえ」どこか遠いものを見るような目。
江永瑞穂:「長期出張ですね」
百入結衣子:「パパが帰ってきたらどっか連れてってもらわないとね」
烏羽岬:「そうなのか。さすが一般家庭出身者だな」
椋実翔利:「そうそう。オレはお前らと違って一般ファミリーの達人だからな。折角だし教えといてやろうと思ったわけ!」
鶴喰湊融:「ふふ。ありがとうございます」
百入結衣子:「失敗してたら達人もなにもないでしょ……もう」
椋実翔利:「まったくお前らの言う通り、家族ってのは口うるさい、一人でいる方がずっとずっと気楽なもんだが」
烏羽岬:「僕はあそこがいいな。京都」
椋実翔利:「大事な時にはツラ合わせて話すモンだってわけだよ」
烏羽岬:「普通の中学生はみな修学旅行で行くらしいが、家族旅行も悪くないと思う」
百入結衣子:宅配のピザを取って食べている。「まあね」
椋実翔利:「京都? どうせ、そうだよ。修学旅行で行くだろお前ら」
烏羽岬:「大事な時か。たしかに今日はかなりの節目だな」
百入結衣子:「あたし温泉がいいな」
鶴喰湊融:「いいですねえ…うん」
烏羽岬:「修学旅行に家族はついてこれないだろ」 唇を尖らせる。
鶴喰湊融:「温泉というと…草津とかああいう」
江永瑞穂:「温泉いいですね。でも、遊園地みたいな場所も行ってみたいし」
江永瑞穂:「悩むなあ」
鶴喰湊融:「うーん……海は前、ちょっと行ったから…となると、山とかなのかなあ」ちょいちょいエビチリとかをつまみつつ。
百入結衣子:「遊園地いいね。瑞穂もそのまま歩けそう」
椋実翔利:「でも旅行なんてメチャクチャ行きまくるもんじゃないんだから、行く時は毎回別のトコの方が良いぜ。修学旅行は修学旅行! 家族旅行は家族旅行!」
百入結衣子:「みんなこれ」角のジェスチャーをして。「つけれるんでしょ」
鶴喰湊融:「そうなんですか」ちょっと目をまるくして。
鶴喰湊融:「でも、そうですねえ。一杯いろんなところ、行ってみたいです」
椋実翔利:「いや知んねえ。そういうことする場所があるのは知ってるけど、普通の遊園地じゃしないだろ。多分」
烏羽岬:「そういう椋実はどこに行きたいんだ。リーダーが帰ってきたら」
椋実翔利:「沖縄!」
烏羽岬:「百入は温泉。鶴喰は山、江永が遊園地。僕が京都で……沖縄?」
鶴喰湊融:「沖縄って夏とかがそれっぽいですけど、どうなんでしょ」
百入結衣子:「今沖縄行くの……?」
椋実翔利:「南の島に昔から行きてえって思ってたんだよな。別に夏じゃなくてもいいよ。沖縄なんて年中夏みたいなもんだろ」
烏羽岬:「また即答だな……」 フランスパンの上にトマトのブルスケッタを乗せて食べている。
烏羽岬:「でもいいかもな。沖縄、秋になっても海で泳げるらしいし」
椋実翔利:「たしか一月に桜が咲いて四月とかに海開きするんだぜ。いつ行っても夏みたいなもんじゃん」
烏羽岬:「前回は泳ぐとか楽しむって感じじゃあなかっただろ」
江永瑞穂:「私、あれ行きたいな。水族館」
鶴喰湊融:「あ、そうなんですか」ちょっとびっくりした顔で。
百入結衣子:「ああ、すごいらしいね、水族館」
江永瑞穂:「綺麗なやつがあるんですよね」
鶴喰湊融:「へええ……」知らないので感心した声。
椋実翔利:「良い目の付け所だ! 沖縄は南の島でほとんど海だからな。水族館もすごい」
江永瑞穂:「寒いところから帰ってくるんだから、……帰ってくるんだから、あったかい場所がいいかも」
椋実翔利:「サメとかめちゃくちゃいる」
百入結衣子:「いいなあ。お兄ちゃんにしてはいいじゃん」
百入結衣子:「いやサメはいいけど……」
百入結衣子:余り物の野菜をしこたまぶちこんだポトフを飲んでいる。
鶴喰湊融:「楽しそうですね、沖縄」くすくす笑いながら。
椋実翔利:「良くないぞ。サメは大事だ。サメでビビるお前らを撮りまくってやる」
烏羽岬:「水槽の中のサメ、今日び小学生でもビビらないと思うが」
百入結衣子:「だよねえ?」
鶴喰湊融:「見たことないから分からないなあ」
烏羽岬:「でも沖縄か。リーダーもずっと上空で寒かっただろうし、ちょうどいいかもしれない」
椋実翔利:「言ったな烏羽? すげーサメがいるんだぞ。ジン……ジンブ……ジンバブエザメ? つってな」
烏羽岬:「ジンベエザメだろうそれ。うろ覚えがすぎるぞ……」
椋実翔利:「口がこう、ガバーっと……お、よく知ってんな烏羽。オマエも沖縄が好きみたいだ」
烏羽岬:「あと、ジンベエザメは温厚で人間を襲わないことで有名だ」
江永瑞穂:「椋実さんだから仕方ない」
鶴喰湊融:「あったまって貰うのにちょうどいいかもだね……ふふ」ふたりのやりとりにくすくすと。
百入結衣子:「シャンバラ、海ってあるのかな」
椋実翔利:「オレより詳しいな烏羽。沖縄マスターの座はオマエに譲ってやろう」
百入結衣子:「まあそのへんも、帰ってきてからいっぱい聞けばいいか」
烏羽岬:「リーダーに聞きたいこと、山程あるんだよな。みんなはどうだ? 何を聞きたい?」
椋実翔利:「何を聞きたいって……難しいな」 ビール缶を傾け 「色々ありすぎるぜ」
鶴喰湊融:「んー……一杯あるけど…どうだろ」箸を口元に当てて。
烏羽岬:「同感だ。あまりに多すぎてな……鶴喰、そこのコショウ取ってくれ」
江永瑞穂:「私は逆に、こっちの話を聞いてほしいわ」
鶴喰湊融:「はいはい」そっと烏羽くんの手元に。
江永瑞穂:「どれだけ苦労したかちゃんと教えないと」
百入結衣子:「それはあるなあ」
鶴喰湊融:「そうですねえ。本当大変だった!」
百入結衣子:「聞くとか聞かないとかじゃなくて」
烏羽岬:「それはそうだな。江永はとにかく頑張ってくれていた」
百入結衣子:「話がしたいよねえ。とにかく」
百入結衣子:「全然くだらない話とか、そういうのも、全部ひっくるめてだ」
烏羽岬:「………………マスター・スカイは」 ぼそりと言う。
鶴喰湊融:「ですねえ…。声を聞きたいなあって思います」
百入結衣子:「あっお兄ちゃんそれ食べちゃって……皿どけるから……」
烏羽岬:「この世界のあらゆる思い出を犠牲にしても、シャンバラに戻りたがっていたようだが」
百入結衣子:「うん?」
烏羽岬:「彼にはいないんだろうか。この世界に、話したい人とか、話を聞いてくれる人は」
烏羽岬:「いたならば、少なくともこんな馬鹿げた計画は思いとどまるはずなんだがな」
鶴喰湊融:「もしかしたら、シャンバラにこそそういうひとがいたのかも」
椋実翔利:「ほぐほぐ」 チャーハンをかき込みながら
百入結衣子:「……彼にとっては、多分」
鶴喰湊融:「誰に替えても、代えられないような」
百入結衣子:「向こうが、“普通”だったんでしょう」
烏羽岬:「なるほどな」 鶴喰と百入の言葉に頷きずつ。
江永瑞穂:「うん。……そうかも」
椋実翔利:「ごく」 飲み込み 「そうそう」
椋実翔利:「ないんだよな、代わりとかよ。どっちかっていうと、誤魔化せるか、誤摩化せないかとかで」
椋実翔利:「誤魔化せなかったわけだ。大変だよな」
椋実翔利:ビールをごくごく飲みきり、流れるように2缶目を開ける
百入結衣子:「あたしたちは、そうしない」皿を回収しながら。
百入結衣子:「犠牲は出さない。誰も」
百入結衣子:「そうありたいと思う」
烏羽岬:「うん。正直誰が欠けても誤魔化せそうにないしな」
烏羽岬:「特に椋実みたいな人材は貴重だ」 いい加減さ、という意味で言っている
烏羽岬:「はじめて椋実に会った時はなんだこいつと思ったが……いや。思えば遠くまで来たものだ」
椋実翔利:「おっ、分かってきたかよ烏羽。オレという存在がどれだけ偉大で唯一無二かを」
椋実翔利:「ゴキゲンになってきたぜ。飲む?」 ビール缶を掲げて
百入結衣子:キッチンまで立ち上がって、水をためた流しに皿を入れて。
烏羽岬:「そうだな。お前という人間はだいぶ理解できたと思う」 賭場の一件をこっそり聞いた時も納得しかなかった。
鶴喰湊融:「偉大かはともかく、代わりなんて見つかりそうにないですね」笑いながら見つめて。
烏羽岬:「たまには……と思ったが、やめておこう。姉さんや妹に怒られそうだ」
江永瑞穂:「まあ、それはそう。だいぶ理解できてきた」
百入結衣子:「いいんじゃない?たまには」
烏羽岬:「!?」
椋実翔利:「!?」
百入結衣子:コップをいくつか取って戻ってくる。「あたしもちょっと頂戴」
鶴喰湊融:「あら、珍しい」
烏羽岬:「おい……椋実……何をした?」
百入結衣子:「だって、一人で開けられる量じゃないでしょ、それ」
椋実翔利:「オイオイオイオイ」 機嫌良く笑う 「これは神風が吹いてきてるぜ」
江永瑞穂:「ただの怪奇現象じゃないわね」
椋実翔利:「蒙古襲来……ナントカの乱が……まあいいや!」
江永瑞穂:「ま、いいんじゃない。私はそんな健康に悪い苦いジュース絶対いやだけど」
烏羽岬:「じゃあ、江永と鶴喰はジュースだな。乾杯しようじゃないか」
鶴喰湊融:「あら、仲間外れです?ひどい」
椋実翔利:新しい缶を開けて、2つのコップに少しずつ注ぐ 「味わうんじゃないぞ。味わうやつからビールが嫌いになってくんだ。グイッとやるんだ」
百入結衣子:「湊融はダメ」
烏羽岬:「鶴喰?」
鶴喰湊融:「えー」
烏羽岬:「……いや、待て百入」
百入結衣子:「うん?」
椋実翔利:「おーっとっとっと、手が滑っちまったなあー!」 3つ目のコップに、2つのコップよりさらに少なめによそる
烏羽岬:「鶴喰がこれまで、ただの一度でも、自分から酒を飲んでみたいなんて言ったことがあったか?」
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「……?」
烏羽岬:「いいんじゃないか。一口分くらい」
鶴喰湊融:「わたしだって、興味くらいあるよ?普段からはダメってしてるけど」
百入結衣子:「……!」
百入結衣子:「………………?」
江永瑞穂:「これは椋実さんの悪影響ですね」
鶴喰湊融:「百入さんが…結衣子さんがフリーズしてる。めずらしい」
椋実翔利:「駄目だ処理落ちしてる。で、江永は?」
椋実翔利:「お前だけ~~? ジュースを~~~?」
烏羽岬:「江永も一口くらい……」
烏羽岬:一人だけ仲間はずれになりそうなので、珍しくおろおろしながら江永さんのコップを用意しようか迷っている。
江永瑞穂:「いらないってば」
江永瑞穂:「リーダーが買ってきた激マズ健康青汁の方が、まだ健康って謳ってるだけマシ!」
椋実翔利:答えを聞く前から4つ目のコップにビールを注いでいた 「飲まない~~~~~??」
鶴喰湊融:「瑞穂さんはぶれないですねえ」楽しそうに笑っている。
百入結衣子:「あ」
百入結衣子:「それ残ってる……消化しないと」
烏羽岬:「…………まあ、仕方がない。アルハラはよくないからな」 残念そうに。
椋実翔利:「……飲まないかー。じゃあこれオーレの」
百入結衣子:「瑞穂飲んでくれるんだっけ」冷蔵庫に向かって。
鶴喰湊融:「おかえりなさい、結衣子さん」
百入結衣子:「ただいま? 湊融……あれ」
百入結衣子:「結衣子って……」
鶴喰湊融:「これはちょっとまずい気が……」「あっと」
鶴喰湊融:「気付かれてしましました」
椋実翔利:「ん? 何何」 気付いていない
百入結衣子:「湊融~~~!」だきっ
鶴喰湊融:「…いい機会ですの、でゅっ」抱き付かれて言葉が途切れる。
椋実翔利:「うわっ飲む前から酔っ払ってる」
百入結衣子:「だって湊融が~!」
鶴喰湊融:「んにゃっ…!結衣子さん、ちょ、ちょぉ~~~」
烏羽岬:「おい、あまり鶴喰を潰すなよ。食後なんだから」
鶴喰湊融:「岬くんも言ってよ~~」あわあわしている。
百入結衣子:「あは、ごめん、ごめん!」
烏羽岬:「岬くんか。ふふふ」
烏羽岬:「湊融もずいぶん変わったものだな」 抱きつかれている湊融ちゃんをぽむぽむと撫でる。
鶴喰湊融:「ふぎゅっ……」
江永瑞穂:「そうね。本当に……このまま」
江永瑞穂:「何もかもうまくいきますように」
烏羽岬:「うまくいくさ。こういう物語の最後は、だいたいハッピーエンドと決まっている」
鶴喰湊融:「た、助けて……翔利さん……」潰されそうなので救援要請。
椋実翔利:スマホで撮影している
烏羽岬:「椋実。……椋実はやっぱり椋実だな……このままだと埒があかん」
百入結衣子:スマホにピースして。
烏羽岬:「撮影してないで、乾杯の音頭でも取ったらどうだ」
百入結衣子:「そうじゃん!乾杯しなきゃあだ」
江永瑞穂:「うん。椋実さんよろしくお願いします」
椋実翔利:「おっと、そうだそうだ」 スマホを下ろして 「するぞ。ビールビールビールビールに青汁……なんか一人年寄りを囲んでる気分だが」
椋実翔利:「まあいいや。えーとそれじゃ……そうだな」 コップを持って
椋実翔利:「明日と、それからずっと先のオレたち、《ヴリトラ》に」
椋実翔利:「乾杯!」
百入結衣子:「乾杯っ!」
江永瑞穂:「乾杯!」
鶴喰湊融:「乾杯!」
烏羽岬:「……乾杯」

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■第六話:それでもまた、もう一度、何度でも ――了

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