『第三話:何があろうと、いつまでも』(GM:ロケット商会)


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【FHキャンペーン「I'm home」】
第一話:『この世にたった二人きり
第二話:『あなたはきっと忘れていない
第三話:『何があろうと、いつまでも』
第四話:『いつか、この日が来ることを
第五話:『いつも傍にいて、いまもそこにあって
第六話:『それでもまた、もう一度、何度でも
第七話(終):『幸せでありますように、と私は願う。ただ願う。

烏羽 岬(からすば みさき)キャラシート(PC1:クオンタム)
鶴喰 湊融(つるばみ みなと)キャラシート(PC2:嗣子)
椋実 翔利(むくみ しょうり)キャラシート(PC3:馴染)
百入 結衣子(ももしお ゆいこ)キャラシート(PC4:DT)

【Index】

◆Opening
01/椋実翔利の場合
02/烏羽岬の場合
03/鶴喰湊融の場合
04/百入結衣子の場合
◆Middlephase
01/さざめく泡、波の花
02/足跡は踊る
03/潮騒は語る
04/色彩を纏う日々
05/輝ける大樹に翳りなし
06/夜に残るは陽炎のみ
07/海を縫う陰陽双魚
08/溺れるように夜は更け
◆Climax
Climax/深海より、瞬き、白夜の終わりに
◆Ending
01/鶴喰湊融の場合
02/百入結衣子の場合
03/烏羽岬の場合
04/椋実翔利の場合

【Preplay】

GM:FHキャンペーン「I'm home」
GM:■第三話:何があろうと、いつまでも
GM:自己紹介フェイズを開始します。
GM:このフェイズでは、各自の成長報告をお願いいたします。
GM:まずは鶴喰湊融さん!自己紹介をどうぞ!
鶴喰湊融キャラシート
鶴喰湊融:はいっ!最年少にして一番歴が浅い小学生経理にして復讐者ガールの湊融です。
鶴喰湊融:長い!
GM:背景がべた塗の重さと肩書の多さ
鶴喰湊融:今回の成長としましては、ついに念願の《剣精の手》と、エグザイルならこれな《異世界の因子》を取得しています。
鶴喰湊融:ようやくデバウラーのペナの重さをちょっとは改善できる…
GM:どっちも超便利エフェクトだ…
鶴喰湊融:その代わり財産等は据え置きなのです。
鶴喰湊融:色々便利使いしていきたいところ!
鶴喰湊融:今回は水着回ということで、色々楽しく頑張りたいです。よろしくお願い致します!
GM:はい!ありがとうございました!
GM:楽しみな鶴喰さんのハンドアウトがコレ。
□鶴喰 湊融
シナリオロイス:《アレトゥーサ》
きみは臨海学校で雉目ヶ浜を訪れることになった。
浮かれてはしゃぐ同級生とともに砂浜の探索を進めるきみは、
そこで奇妙な少女と出会うことになる。
彼女は《アレトゥーサ》を名乗るレネゲイドビーイングであり、誰かをずっと待っているのだという。
そして彼女はきみに訴える。
自分こそはこの浜辺に眠る遺産の使者であり、「助けてほしい」と。
GM:地元のレネビの子と仲良くしてあげてね!
鶴喰湊融:遺産の…使者!
鶴喰湊融:はーい!義を見てせざるは勇無きなり!
GM:はい!
GM:ではネクスト。二人目は椋実翔利さん。
GM:自己紹介をお願いします。
椋実翔利キャラシート
椋実翔利:ハローハロー。一般クソザコ使い走りちょっと砲撃が上手いだけのマーセナリーです。
椋実翔利:断じてマスターエージェントなどではないよ。人違いか聞き違いだ。目か耳の医者に行ってくれ。
GM:まとめて病院送りにするという強い意志だ
椋実翔利:地味なマーセナリーであるオレは、成長だって地味地味だぜ。地味に上限に達してなかった《ブルータルウェポン》のLvを1上げて……
椋実翔利:地味に<射撃>を6くらい上げ、地味に【感覚】を1上げた。地味過ぎる……こんな奴がマスターエージェントなワケがない……
GM:ブルータルなウェポンが本当にブルータルなんだよな
椋実翔利:地味ですよ。地味ータル地味ポンへの改名も検討しています。
椋実翔利:真面目に言うと、侵蝕据え置きで行動値がちょっと上がり攻撃の安定性も増したので、安定的な戦線の展開に貢献できるのではないでしょうか!
GM:真面目に強いんですよね…
GM:じゃあ、あれです。そんな椋実さんへのハンドアウトがコレ!
□椋実 翔利
シナリオロイス:《ジョス=アポ》
きみは臨海学校で雉目ヶ浜を訪れることになっていない。
そのため偽装の身分を用意し、浜辺の高級ホテルに泊まることになった。
人前に出ることのできない江永瑞穂の身分を「某財閥の令嬢」としてでっちあげ、
きみがそのお付きの執事として随行するのだ。
だが、その途中、物騒な連中を浜辺周辺で目撃する。
やつらは《ジョス=アポ》セル。裏の社会で有名な、海賊のような連中だ。
GM:この連中のことは椋実さんが個人的に聞いたことあってもなくても大丈夫です。
GM:仲良くしてね!
椋実翔利:偽装の身分! 心安らぐ響きだ
椋実翔利:空気を読みつつですが、基本的には顔を合わせたことはないけどちょっと知ってるくらいにしようかなという感じです
GM:了解です!ビーチで仲良く遊んであげてね!
椋実翔利:執事としてヨロシクしてやるぜ!
GM:で、NEXT。
GM:3人目!百入結衣子さん!自己紹介をお願いします!
百入結衣子:はい!
百入結衣子キャラシート
百入結衣子:実は最古参らしい、諜報と戦闘担当の隠密エージェントです。
百入結衣子:秘密が多い女……どうやって攻撃してるのかわからないし過去も謎めいている
GM:暴力が強いことはわかっている
百入結衣子:成長としては今回は暴力方向を据え置きし
百入結衣子:《炎陣》と《レーザファン》をLV1でそれぞれ取得しました。
百入結衣子:寄らればカバーして離られば範囲攻撃、歩く姿は百合の花というセッティングです。
GM:ついにチームプレイを…!
百入結衣子:お姉ちゃんらしいとこ見せなきゃね~
百入結衣子:水着も用意してきました!たのしみ!
百入結衣子:よろしくおねがいします!
GM:やった~~~
GM:海回はさいこうだ!そんな百入さんのハンドアウトはこちら。
□百入 結衣子
シナリオロイス:レリックドライバ
きみは臨海学校で雉目ヶ浜を訪れることになった。
何かとうっとうしい同級生男子をあしらいつつ、
きみは海岸の遺産とは別の、もう一つの目的を意識する。
このR市におけるUGN支部についての調査だ。
彼らは『レリックドライバ』と呼ばれる実験的な部隊であり、
メンバーの全員が何らかの遺産使いであることはすでに掴んでいる。
あの雲居春音の言うことが本当ならば、彼らの中にはきみの過去を知る者がいるかもしれない――。
GM:長らく対立してきたR市UGNのひみつに迫るハンドアウトです。
百入結衣子:一体なんて奴らなんだ……
百入結衣子:過去なんて知られるわけには行かない……恥ずかしい
GM:そうかな……?
GM:ともあれ次!
GM:最後の4人目は、烏羽岬くん。自己紹介をよろしくどうぞ!
烏羽岬:はーい
烏羽岬キャラシート
烏羽岬:ヴリトラセルの中学生美少年担当、烏羽です。
烏羽岬:前回は幼馴染の片割れが殺されていたり、幼馴染と再会したり、先生が狂っていたりライバルと再会したり、色々ありました……。
GM:友達が増えましたね…
烏羽岬:今回は海を満喫するため、リア充っぷりを重視。なにげに誰もとっていなかった情報:噂話を2取り、コネも取りました。
烏羽岬:たぶんクラスのお友達とかが増えたんじゃないかなと思います。
烏羽岬:で、あとは《限界突破》を取ったり、暴走対策で意志をあげたり、デモンズシード武芸の達人で白兵スキルがアップしたりしました。
GM:デモンズシードに手を出した…!
烏羽岬:技能レベル換算すると、白兵スキルは36!
烏羽岬:これで絶対に当てながら絶対に切り払いたいと思います。よろしくお願いします。
GM:はい!じゃあ烏羽くんのハンドアウトはね!こちら!
□烏羽 岬
シナリオロイス:《カイライス》沙良スミカ
きみは臨海学校で雉目ヶ浜を訪れることになった。
浮かれてはしゃぐ同級生をよそに、きみは《ヴリトラ》セルのエージェントとしての役目を忘れていない。
密かに遺産の場所を探り出す必要があるのだ。
はしゃぎまわる雲居春音の目を盗み、浜辺を探索するきみは、しかし一人の見覚えある美少女アイドルと遭遇する。
彼女とはラジオ局で会ったはず。《スレイベギー》セルの沙良スミカに違いない。
面倒なことになりそうだ。
烏羽岬:スミカチャン!
GM:浜辺で美少女アイドルだ。やったね!
烏羽岬:偽装用に君のブロマイドも持ってるぞ!
烏羽岬:サラちゃんもやっぱり水着なのかな・・楽しみだなあ
GM:というわけで、以上4名と!GMのロケット商会の提供でお送りいたします。
GM:(社会的な和やかさを感じさせるジングルSEの挿入)

FHキャンペーン「I'm home」

■第三話:何があろうと、いつまでも ■トレーラー
誰にでも居場所はある。
流浪の末にたどり着いたのか、這い上がって来たのか、墜ちてきたのか。
あるいは、まだ見つけていないのか、捨てたのか。

ここはFH、《ヴリトラ》セル。
謎めいた卵型の遺産、『メイ』と名付けたそれに対して浮上した一つの疑問。
――なぜそれは「ここ」に落ちてきたのか?
《パタンジャリ》横嶋洋明は仮説を組み立てる。
――他の遺産に惹かれて来たのではないか?

R市が有する海岸線、雉目ヶ浜。
その入り組んだ浅瀬から、遺産と思しきレネゲイド反応の高まりが検出された。
どこかに『メイ』の落下原因となった遺産があるのではないだろうか?

折よく央明館学園では初等部・中等部・高等部で合同の臨海学校が開催される。
江永瑞穂を擁する《ヴリトラ》には探知のアドバンテージがある。
この機会に密かな調査を行うべきだろう。

一方で、雉ヶ浜にはサマーシーズンが到来しているいま、余計な要素も存在する。
どうやら市外からの客によからぬFHセルが混じっているらしいが……。

OP1:椋実翔利の場合

GM:椋実さんは登場ダイスをお願いします。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+6(1d10->6)した (侵蝕率:33->39)
GM:OK!

GM:……燦燦と照り付ける太陽。
GM:限りはあるが、そこそこに広がる砂浜。
GM:あまり美しくはないが、それなりに解放感をもたらす海。
GM:椋実翔利は、そんな夏らしい光景の中を、おそろしく重たい荷物を抱えて歩く羽目になっていた。その原因は――
横嶋洋明:「……椋実くん、大丈夫かい?」
横嶋洋明:「まさか駐車場からこんなに歩くとは思ってなかったよ。この暑さ、堪えるねえ」
椋実翔利:「はっはっは、オッサンですらそんなになんだ」
椋実翔利:「今のオレがクッソしんどいのも気苦労とかじゃあなさそうだな! クッソ暑いわ!」 普段とても着ないような、キッチリしたフォーマルの恰好をしている
GM:「いやー、申し訳ない。椋実くんぐらいの年齢にちょうどいいカバーが思いつかなくてね」
椋実翔利:「やっぱりアロハシャツ執事でゴリ押すべきだった……!」
横嶋洋明:「いやー、申し訳ない。椋実くんぐらいの年齢にちょうどいいカバーが思いつかなくてね」
GM:そういう“パタンジャリ”横嶋も、それなりにフォーマルに着込んではいる。違うのはあんまり荷物を持っていないことだ。
椋実翔利:「やっぱ令嬢とそのアニキとかにしてくれっりゃ良かったんだよ。ったく江永め、ガキみたいなワガママ言いやがって……」
横嶋洋明:「まあ、今回は執事ってことで、一つ。なにしろ“お嬢様”が――」
江永瑞穂:「ちょっと、椋実さん! もうチェックインの時間とっくに過ぎてるよ――、わよ! ん、あれ?」
江永瑞穂:「椋実さんでよかった? 執事っぽい名前で呼んだほうがいいのかな……」
椋実翔利:「ああ。何でも良いけど椋実さんは止せ。オレがレジ横のピザまんみたいになりそうな気持ちでいる意味がねー」
GM:現在の江永瑞穂は外見を偽装している。鶴喰湊融のテクスチャーチェンジの効果で、一時的に翼もしっぽも隠れている。
椋実翔利:「執事っつったらアレだろ? セバスチャン? アニメとかでもよく出てくんだろセバスチャン」
江永瑞穂:「うーん……セバスチャン……いくらなんでもウソっぽくない? いいの?」
椋実翔利:そう言われると割と真剣な面持ちで考える「んじゃそうだな……セバスチャン……セバス……」
椋実翔利:「セバ……セバスクン……」
横嶋洋明:「どんどんかけ離れてくんだけど!」
椋実翔利:「……まあいいや。呼ぶのオマエくらいだしな。オマエに任す! とにかく椋実はやめとけ!」
横嶋洋明:「ああ…せっかくぼくの考えた完璧な設定が……」
椋実翔利:「オレもオマエをエリザベスと呼ぶ」
椋実翔利:「オッサンはじいやにしよう。実際ジイさんでも行けるトシだろ」
江永瑞穂:「エ、エリザベッ……」 「……」 「もういいわ。それなら、そっちもセバスチャンね!」
横嶋洋明:「……じいや……。まあ、いいけどさあ……。うーん……」
椋実翔利:「何だ、文句つけといて。まあいいや。ちゃんと呼べよ。オレはここにいる間はセバスチャンだ!」
江永瑞穂:「セバスチャン! 早く行き……行くわよ! 遊びに来たわけじゃないんだからね!」
江永瑞穂:「……ほんとに違うんだからね! ウキウキしてないからね! 仕事!」
椋実翔利:「その調子だエリザベス! シッポは見えないが多分アニメ盛り上がってる時みたいになってるぞエリザベス!」
江永瑞穂:「……う、うるさい! なってない!」
横嶋洋明:「江永くんのウキウキはともかく、仕事なのは本当だよ。遺産と思われる強い反応がこの近辺から検知されてるからね」
椋実翔利:「分かってる分かってる。けどまあ、ウキウキすんのもそれで良いだろ」
横嶋洋明:「もしかしたら『メイ』とも関係あるかもしれない。ぼくらが先行して接触したいんだよね~」 こいつこそウキウキしている。肩にのったメイを撫でているほどだ。
椋実翔利:「セバスチャンとエリザベスとじじいで仕事もクソもないぜ」
江永瑞穂:「……かもね。さっさと仕事を終わらせて、バカンスでも楽しみたいわ。これは本当――あら?」
椋実翔利:「それに、この前みたく街中に落っこちたならともかく、今回はこんな海の端っこだしな。早々先を越されることは……」
GM:江永さんが行く先の大型ホテルに視線を向けた。
GM:この炎天下で、明らかに地元民とは思えない、ガラの悪い男たちが複数名。
GM:なにやら大型のボートを準備しているようだ。
江永瑞穂:「……ねえ。思うんだけど、セバスチャン」
椋実翔利:「何だエリザベス。ティーの時間か?」
椋実翔利:その男たちに気取られないよう目だけで様子を見つつ
江永瑞穂:「違う! どう考えてもそうじゃないでしょ! ……あの連中、なんか怪しくない? ってか絶対怪しい……」
椋実翔利:「バッカ。オマエな。怪しいヤツ指して怪しいとか言うなよ」
GM:というわけで、彼らを観察するなら、《知覚》で判定をどうぞ。難易度7です。
椋実翔利:「そういう連中はな。だいたい怪しいって自分たちでも自覚してんだ。だからそういう評価には敏感なワケ」
椋実翔利:5dx+1=>7
DoubleCross : (5R10+1[10]>=7) → 8[3,4,5,5,8]+1 → 9 → 成功

江永瑞穂:「そ、そんなこと言ったって!」
GM:では、椋実さんは彼らに気づかれずに観察することができた。
ガラの悪い男:「……おら、急げ! 野郎ども!」
ガラの悪い男:「グズグズするな。ただでさえこの街は勢力が入り組んでるんだ。余計なやつらが干渉してくる前に、速攻かけんだよ!」
横嶋洋明:「……会話が丸聞こえだなあ。ヤバイなあ」
横嶋洋明:「ああいうのが出てくると、だいたいろくなことにならないんだよね……」 頭をかきむしる。
椋実翔利:「オジジも気ィ付けろよ。何事もないようにだ、何事もないよーに」
GM:そして、椋実さんには指示を怒鳴っている男に心当たりがある。
GM:やつらは《ジョス=アポ》セル。FH。
GM:縄張り荒らしも平然と行う、極めて利己的な、海賊のような三流セルだったはずだ。
GM:その頭の悪さとしぶとさは折り紙付きで、裏社会では有名になっている。
江永瑞穂:「……セバスチャン。ああいう連中、顔見知りだったりしない?」
椋実翔利:「ああ、セバスチャンは知ってるぜ。ありゃ《ジョス=アポ》だ。海で動けるのは特徴だが、タイプとしては街のチンピラと同じだ」
江永瑞穂:「規模としては、私らのセルと大差ないってことね。仲良くしたくないけど。関わらないようにしましょ」
椋実翔利:「もちろん最近オレらが相手にしてるような連中とは比べ物になんねーくらい弱小で……そうそう、ウチと同じくらいだな」
椋実翔利:「ああ。ゴミ漁りか海の家経営に来ただけってんなら、関わりも持たずに済んで助かるんだが……」
横嶋洋明:「じゃあ、こっそりと。そーっとホテルに向かおうか……」
ガラの悪い男:「もっと急げ! 時間がねえぞ。なにしろマスター・スカイにマスター・ヴォルトだ!」
椋実翔利:「そうそう。大人しくするんだぞエリザベス。ティーが欲しけりゃ紅茶花伝買ってあるからな」
ガラの悪い男:「怪獣大戦争に巻き込まれてたまるかよ!」
椋実翔利:「部屋でゆっくり……」 反射的に軽口が止まる
ガラの悪い男:「嵐が来る前にケリつけるぞ!」
江永瑞穂:「……」 椋実さんを見る。
横嶋洋明:「……ぼくらも巻き込まれたくないね、それには」
椋実翔利:「…………」
椋実翔利:「……オレ、セバスチャンだから」
江永瑞穂:「はいはい。そして私はエリザベス。……何事もなく終わると」
江永瑞穂:「……いいんだけど」
椋実翔利:「面倒ごとの前フリみたいなやつやめろっつうの。早く紅茶花伝でティー時間すんぞ」
椋実翔利:「……はあ」
GM:椋実翔利のため息は、重たい夏の空気のように果てしなく淀んでいくように感じた。
GM:ロイス取得のみ可能です。
椋実翔利:《ジョス=アポ》/優越感/○関わりたくない
椋実翔利:これで!
GM:はい!OK!

OP2:烏羽岬の場合

GM:烏羽くんは登場ダイスをお願いします!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:39->41)
GM:OK!

GM:R市、雉目ヶ浜。
GM:数年前の市町村合併で市の一部となった、いまだ自然が多く残る旧雉目村の一区画である。
GM:R市としてもこの浜辺の存在は、サマーシーズンの観光の主力を担う重要地区だ。
GM:R市の学校で臨海学校といえば、たいていは行き先がこの浜辺になる。
GM:バスに揺られること40分。
GM:きみたち央明館学園・中等部の生徒(第1班)は、燦燦と太陽が照り付ける浜辺に到着した――
雲居春音:「うわーーーーーっ! 海! 海だ! 海があるよ!」
烏羽岬:「それはそうだろう。海だからな」
GM:雲居春音はめちゃくちゃはしゃいでいる。
雲居春音:「そうだよ、海だよ! 海あるよ!」
雲居春音:「テンション上がらないの、烏羽くん!」
烏羽岬:「はしゃぐのもいいが、雲居。熱中症対策はしっかりしろよ」
烏羽岬:「こまめな水分の補給を……上がっている」
雲居春音:「えっ」
烏羽岬:見た目からはわからないが、割とテンション上がっている。仕事以外で海に来たことがめったにない!
雲居春音:「烏羽くんも……上がってるの? テンション……!?」
烏羽岬:「だいぶ上がっている。海で、しかも学校行事だぞ?」
烏羽岬:「上がらないヤツの方がどうかしている」
雲居春音:「ふはっ」 吹き出す。
雲居春音:「ぜんぜんそーゆー風に見えなーーーい! あははははははは!」
烏羽岬:「学校行事で海に来ること自体、はじめてだからな。勝手がわからないだけだ」
烏羽岬:「雲居は随分とはしゃぎ慣れているな……」
雲居春音:「ふふん。それが私の取り柄よ。じゃあ、特別に教えてあげよっかな~。私、臨海学校のしおり熟読してきたからね!」
雲居春音:「イベントが目白押しなんだよ~。まずね! ……海辺の職業体験……」
烏羽岬:(同じしおりを僕も熟読しているんだが……) 黙って聞く。
雲居春音:「そして第二! 海岸再生プロジェクト! ボランティアの……海辺のごみ拾い……」
雲居春音:「あと第三が水難救助レクチャーで、第四が遠泳……」
烏羽岬:「あからさまにテンションが下がったな」
雲居春音:「いやだって…………あっ! でも、ほら! 自由時間がそれからちょっとだけあるよ!」
烏羽岬:「あまり長くはないみたいだけどな。先生がたも、流石にこれだけでは不満が出るとわかっているんだろう」
雲居春音:「だ、だよね! それにほら、今日はこの辺、お祭りみたいだし! 夏祭り!」
烏羽岬:「お祭り?」
雲居春音:「そうそう。花火とか上がるんだって。あと屋台とかのお店も、あっちの――」 神社のある方向を指さす
雲居春音:「神社のケイダイでいろいろ出るんだってさ。これね! はいこれ! 楽しみ要素来たね~」
烏羽岬:「お祭り……お祭りか」
烏羽岬:「お祭りか……!」 見た目からはわからないが、露骨にテンションが上がっている。
雲居春音:「烏羽くん、お祭り行ったことないの?」
烏羽岬:「ない。いや、おじさんの手伝いで裏方をやったことはあるが」 ガスボンベの爆発に見せかけてヤクザの暗殺をしたことがある。
雲居春音:「へー。それじゃあ一緒だ。私もお祭り初めてみたいなもんだしね!」
雲居春音:「ねえ。じゃあ、あの――お祭り、もしよかったらなんだけど……」
雲居春音:「あの……」
雲居春音:「アレよ……アレ……」
GM:雲居は何か言いたそうだ。
烏羽岬:「なにが出てるんだろうな。一般的なのは射的に金魚すくい、りんご飴……ん?」
烏羽岬:「どうした雲居。もし誰もいないなら、僕と一緒に行くか」
雲居春音:「!!!」
雲居春音:「あっ、あ、あ、ああー……うん、そう! そうね! 烏羽が誰も一緒に行く相手がいないんだったら? 私が? 一緒に? 行ってあげても――」
雲居春音:「……もっ?」
烏羽岬:「も?」
GM:雲居が視線をそらした瞬間、目を丸くした。
GM:烏羽くんはそちらに注意を向けてもいいし、何もしなくてもいい。
烏羽岬:当然チェックします。あと念の為、視線と真逆の方向も。
GM:練れておる……。
烏羽岬:「なんだ雲居。知り合いでも――」
GM:では雲居さんの視線をたどると、そこにカメラやらマイクやらの機材を持った一団を発見する。
GM:その中心にいる人物の姿も目にはいる。それは烏羽の知っている人物だ。
烏羽岬:「――知り合い、ではなさそうだな。なんだ?」
烏羽岬:「テレビかなにかの収録……」
烏羽岬:「……」
沙良 スミカ:「……あ」
雲居春音:「さっ……さ、さっさささ……」
烏羽岬:ほんの一瞬だけ露骨に嫌そうな顔をする。
雲居春音:「沙良チャンじゃん!」
烏羽岬:「ほんとうだ。サラちゃんだ」
烏羽岬:「すごい偶然だな。そしてすごい幸運だ。まさかこんなところで会うとは」
沙良 スミカ:「……ふぅー……」 一度、軽く首を振り、スタッフに手を挙げて見せる。
沙良 スミカ:「どーも。やっと来たみたいね?」
雲居春音:「なっ、なになになになになに!? 知り合い!? 知ってるの!? 烏羽、沙良ッ……チャンと知り合いなの!?」
烏羽岬:きょときょととあたりを見回します。誰に言ってるのかな?
烏羽岬:《完全演技》!なんかいい具合の距離感を……うまく演じなければ……!
烏羽岬:「まあな。以前すこし」
烏羽岬:「ほら。ラジオ局に行った時だ。あのときに仲良くなった」
烏羽岬:「久しぶり。今日は仕事か?」
沙良 スミカ:「あ、どーも。沙良スミカでーす」 雲居さんに笑って手を振る。 「そうそう。この烏羽くんね、よく使うお店の配達員さんだったの」
沙良 スミカ:「そうそう、仕事仕事。……仕事なわけ。結構スケジュール詰まってるんだよね」
雲居春音:「ふぅっわ~、すごっ。烏羽くんすごっ。ほとんど芸能人じゃん!」
烏羽岬:「そうか? そんなことないだろ」
烏羽岬:「あちらは人気アイドル。かたやこちらは臨海学校で来たただの中学生だ」
烏羽岬:(仕事か。ほかの《スレイベギー》メンバーもどこかに潜んでいるのか?)
烏羽岬:雲居ちゃんと話しながら、さりげなく周囲を見回している。
雲居春音:「それでも、……いやーーーーー……それでも、アレよ! やばっ。ヤバイわ! どうしよ、なにか書くもの……!」 サインがもらえないかと筆記用具を探し出す。
沙良 スミカ:「今回はさー」
沙良 スミカ:「私一人で仕事……まあ撮影みたいな感じなんだけど。こっちのスタッフも、みんな付き合ってもらっちゃっててさ」
沙良 スミカ:周囲の機材スタッフを手でひらひらと示す。
烏羽岬:「アイドルは大変だな。ということは、長居はしないのか?」
沙良 スミカ:「できれば一発撮りで終わらせたい……ただ、ちょっと難航しててね。ほんとに偶っ然! 烏羽くんたちの臨海ガッコーと一緒になれて」
沙良 スミカ:「いい気分転換になりそうな感じ。うれしいなー! なんか問題が解決しそうな気がしてきたもん!」 
烏羽岬:「ああ、実に偶然で幸運だと思う。また会えて本当に嬉しい」
雲居春音:「ほんとにすごい偶然ですねっ。あの、応援してます! 烏羽くんもファンだって言ってました!」
烏羽岬:「ただ、助けになれるかな? 僕は本当に、ただ臨海学校にきただけなんだが」
烏羽岬:「ああ。こいつ、君のファンらしいんだ。よかったらサインの一つもしてやってくれ」
沙良 スミカ:「やったね、嬉しい! ぜひぜひ! サインでも握手でもさせてくださいね!」
雲居春音:「あっ、えと、はい! やばっ。どうしよ。こっ、これっ、ルーズリーフしか持ってない……!」
GM:雲居さんがバッグを探っている間に、沙良スミカはきみに接近してくる。
烏羽岬:「私服持ってきてるだろ。いっそ、シャツに書いてもらうとかもいいかもな……じっくり悩め」
沙良 スミカ:「……また後で。どうせ狙いは海の中、でしょ? 利害は一致すると思うわ。今回だけはね」 烏羽くんに小声でささやいた。
烏羽岬:「そう願いたいな。ここで派手にやり合うのは、僕らにとって不利益しかない」
沙良 スミカ:「……そうね。大事なファンもいることだし」 ひらひらと手を振り、きみから離れた。
烏羽岬:「……なにせ、UGNも来ているからな」 小声で付け足す。
烏羽岬:「雲居。サラちゃん行っちゃうぞ」
雲居春音:「あっ! ああっ! じゃあ、沙良ちゃん! このシャツ! シャツにお願いしますっ!」
烏羽岬:「やれやれだな……みんなも面倒事に巻き込まれてないといいんだが」
烏羽岬:「合流の打診をしておくか」 連絡アプリの『ま』行から"マスターヴォルト"を探し、
烏羽岬:日常会話を装って連絡しておきます。
GM:暗号化された日常会話。それは徐々に非日常へと近づきつつあることを意味する。
GM:ロイスの取得のみ可能です。
烏羽岬:シナリオロイス!
烏羽岬:-人気アイドル/《カイライス》沙良スミカ/信頼/○食傷/ロイス
GM:OK!

烏羽岬:サラちゃんのポジション的に、いきなり殺しにかかってきたりはしないだろう的な信頼。

OP3:鶴喰湊融の場合

GM:鶴喰さんは登場ダイスをお願いします。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:32->36)
鶴喰湊融:よしっ

GM:雉目ヶ浜。
GM:央明館学園・初等部にとっても、この浜辺は臨海学校の舞台である。
GM:高学年から選択制で参加可能となるこの課外授業に、きみたち初等部生徒は大いにはしゃいでいた。
GM:そのはずなのだが。
GM:鶴喰湊融には、”仕事”があった。
GM:先行しての偵察。初等部のクラスから離れ、レネゲイドの高騰地点を見つけること。
GM:この任務は、もっともはやく雉目ヶ浜に到着する、初等部のきみにしかできないことだった。
練木:「あ、あの、鶴喰さん」
鶴喰湊融:(……ちょっとずつでも、出席率を上げておいてよかったかな)白抜けた肌を、日が炙る。
鶴喰湊融:「……あ、どうしたの練木くん」ちょっと物思いに耽っていた。
GM:浜辺に到着してから、きみに声をかけたきたのは、練木という少年だった。
GM:どうやらクラス委員らしい。
練木:「いや、その」
鶴喰湊融:「…ああ、先生に押し付けられちゃったの?ごめんね、手間を掛けちゃって」苦笑を浮かべる。
練木:「ぜんぜん! 手間とかじゃ……なくて……あの」
鶴喰湊融:「?」と首を傾げて。
練木:「……あと15分くらいしたら、点呼だから。具合とか、大丈夫……?」
鶴喰湊融:「ああ、だいじょうぶ。今日は、まだ調子もいいから」くすりと笑う。
鶴喰湊融:(15分か。怪しまれないようには五分前くらいには戻りたいな…)
鶴喰湊融:肩を出した黒のリボン付きワンピース。
練木:「なっ、ならいいんだけど! うん! 大丈夫なら……。せっかくの臨海学校だし……」
練木:「鶴喰さんも楽しめたらいいなって思って」
鶴喰湊融:暑いので、いくらかカットされたものを選んだから、そこから白い肌が見えている。
鶴喰湊融:「…ふふ。ありがとう」
鶴喰湊融:「こうして、潮風に当たるだけでも大分涼しいし…海も綺麗だから。気にしないでね?」
練木:「そ、そう……かな」
練木:「じゃあ、あの……。……鶴喰さん、もしよかったら」
鶴喰湊融:静かに笑う。実際、こうして気遣って貰えるのはありがたいことだ。碌な出席もしていない自分が、浮き過ぎないで済む。
練木:「今日の夜……雉目神社の方でお祭りがあるらしいんだけど。境内の方で屋台とか出るとか、あの……」
鶴喰湊融:「…あら、夏祭りもあるんだ」地理は叩き込んだが、そこの詳しいところまでは抑えてなかった。
練木:「一緒に……」 言葉が最後の方になると縮んでいく。
鶴喰湊融:くすりと、その様子に微笑んで。
鶴喰湊融:「じゃあ、またその時に。わたしが大丈夫だったら…案内をお願いしてもいい?」
練木:「……あ」
鶴喰湊融:「こんなだから、また途中で抜けることになっちゃうかもしれないけど…それでも良ければ」
練木:「……う、……うん! もちろん……!」
鶴喰湊融:その様子ににこりと笑う。
練木:「もちろんいいよ! ぜんぜん! ぜんぜん大丈夫! 案内するよ、絶対!」
鶴喰湊融:「あら、ありがとう。じゃあ期待して待ってるね」
練木:「あっ、あの、じゃあ! 点呼! 点呼が……あるから! あっちで! 待って……みんなと待ってるから!」
鶴喰湊融:こうして喜んでもらえるのは、素直に嬉しい。
鶴喰湊融:「うん、またね」こちらも手を振って見送り。
GM:練木くんはきみに背中を向けると、素早く去っていく。
GM:探索するなら、いまだろう。
鶴喰湊融:「……よし。行こう」立ち上がり。了解を取って、探索に赴きたいと思います。
GM:調査にいくなら、《知覚》で難易度8の判定をする必要がある
鶴喰湊融:むっ
GM:ももちろん判定しなくても構わない。不利益は起こらない判定です!
鶴喰湊融:3dx=>8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 8[1,3,8] → 8 → 成功

鶴喰湊融:あぶない!
GM:見事に成功。
GM:では、きみは岩場の陰に回り込んで気づく。
GM:ひとりの少女が、そこに座って、きみを見つめていることに。
鶴喰湊融:「………具合でも悪いの?」
アレトゥーサ:「――見つけた」
アレトゥーサ:「具合は、きっと大丈夫。まだ保てる。ありがとう、アドミニストレーター」
鶴喰湊融:そう言いながら、その少女を観察しようとして――その言葉にぴくりと反応する。
鶴喰湊融:「……アドミニストレータ?管理者…?ええと、初対面だと思うのだけど…」困惑。
アレトゥーサ:「そんなはずはない。いえ。やっぱりそうかも。……でも、やっと迎えに来てくれたんでしょう?」
鶴喰湊融:GM!これわたしは見覚えがあったりはしますでしょうか!
GM:見覚えはないですね!
鶴喰湊融:ありがとうございます!
GM:そういうアレではないということです!
鶴喰湊融:……管理者。迎え――思い当たるものはない。
アレトゥーサ:「アドミニストレーター。あなたを待っていた。こうして会えて、私はとても嬉しい」
鶴喰湊融:だが。この少女が、自分たちの探し物に関わっていないというには。あまりにも…。
鶴喰湊融:「……ええと、まあとにかく。貴方がわたしを待ってくれていたのは分かった」
鶴喰湊融:「…うん。やっぱり、その呼び方は慣れないし。わたしのことは、名前で呼んでほしいかな」
鶴喰湊融:「鶴喰。鶴喰、湊融。あなたは?」
アレトゥーサ:「そうね。そうでした。アドミニストレーター、鶴喰湊融。私は……」
アレトゥーサ:「私はアレトゥーサ。個体識別名アレトゥーサ0116……姉妹を代表して、あなたに敬意を」
鶴喰湊融:「…アレトゥーサね。うん、よろしく」手を彼女に伸ばす。
アレトゥーサ:「……ええ」 握手の概念がないのかもしれない。きみの指に、指を触れさせた。冷たい感触。
アレトゥーサ:「私にはメンテナンスが必要です。助けてくれると、とても嬉しい。アドミニストレーターたるあなたには何の価値もないことなのかもしれないけれど」
鶴喰湊融:その感触に目を細めて。そっと手を伸ばして、彼女を立たせる。
アレトゥーサ:「アレトゥーサ最後の一人として、それを望みます」
鶴喰湊融:「………」目を閉じて。
鶴喰湊融:ああ、また。みんなに、迷惑を掛けてしまうかも…。
鶴喰湊融:「わかった。あなたのことを、わたしが助ける」
鶴喰湊融:そっと立たせた彼女の肩を、もう片方の腕で支えて。彼女と視線を合わせて、そう言った。
アレトゥーサ:「……あなたなら、そう言ってくれると思っていました。アドミニストレーター、鶴喰湊融。これを……」 両手の平を広げると、そこにホログラフのようなものが浮かび上がる。
GM:都市だ。
鶴喰湊融:「…これは、町?」
GM:空中に浮かぶ都市がそこに描画される。
アレトゥーサ:「はい。ここに一つの地図があります」
アレトゥーサ:「20世紀前半、イギリスのエヴェレスト攻略隊がチベットで発見した古い地図でした」
アレトゥーサ:「地図上には極めて正確なヒマラヤ周辺の地形と、点在する都市が描かれていました」
アレトゥーサ:「記されているのは、都市の名と、都市の支配者、そして人口を意味すると思しき……」 声にノイズが混じる。
鶴喰湊融:「――無理はしないで」
アレトゥーサ:「ありがとう。アドミニストレーター、鶴喰湊融。あなたの助けを得ることができるなら……」 その姿が揺れる。
鶴喰湊融:「貴方が、重要なことを知悉していることも分かった。これなら、みんなの力も借りられるから…!」
鶴喰湊融:揺らぐ少女を支えようとして。
アレトゥーサ:「きっと何もかも上手くいきますね。きっとまた、お会いできるはず」 アレトゥーサは微笑んだ。
GM:鶴喰さんが支えようとしたときには、その姿は陽炎のように消えている。
鶴喰湊融:「待って!」
GM:空中都市の立体図像だけが、わずかに長く残った。
鶴喰湊融:「………………」ぎり、と歯を噛み締める。
鶴喰湊融:どうして彼女がわたしをアドミニストレーターと呼んだのか。そもそも彼女は何者であるのか。
鶴喰湊融:分からないことだらけで。でも。
鶴喰湊融:あの、冷たい手の感触を思い出す。
鶴喰湊融:「――わたしは。もう二度と…」
鶴喰湊融:「あんな気持ちになるのは、御免だ」
鶴喰湊融:手を握り締める。
鶴喰湊融:――集合まで五分前。戻らないといけない。
鶴喰湊融:「待っていなさい、アレトゥーサ0116。誰かも知らないあなたを、」
鶴喰湊融:「このわたしが迎えに行きましょう」

GM:ロイスの取得のみ可能です。
鶴喰湊融:シナリオロイスのアレトゥーサ0116に。
鶴喰湊融:”不思議な子”アレトゥーサ0116 〇庇護/隔意 で。
鶴喰湊融:隔意はよくわからんって言うアレです
GM:OK!!
GM:たしかにマジでよくわからん女子でしたね

OP4:百入結衣子の場合

GM:百入さんは登場ダイスをお願いします。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:38->44)
GM:OK!

GM:雉目ヶ浜。旅館「おいづる」。
GM:民宿がそのまま順調に巨大化し、旅館を名乗っているかのような施設だ。
GM:この旅館は毎年恒例の、央明館学園・臨海学校の宿泊先となっている。
GM:ここにたどり着いた生徒はほとんど例外なくテンションが最高値に高くなる――
GM:時にそれは迷惑なほどに。
丹村健斗:「――百入さん!」
百入結衣子:「お」
丹村健斗:「臨海学校、やっぱり参加してたんだ! すっげー嬉しい! なんだこれ、班まで同じとか運命じゃない!?」
GM:※臨海学校は希望者のみ参加で、毎年2~3班ぐらいまで作られる
GM:今年は2班。
百入結衣子:「ああ、そうなの?結構な確率だね」
丹村健斗:「だよねー。これってもう奇跡的な確率じゃんね。2班しかないけど。俺、こーゆー博打は師匠よりも強いんだよね」
百入結衣子:「あはは。お師匠さん、すっごい弱いんだ」
丹村健斗:「そうそう! 超弱いんだ。今回の件も――おっと。これはまだ内緒のやつだ」
百入結衣子:「えーっ。気になるなあ」
舘原恵那:「……あのね」
舘原恵那:「百入はともかく、”フレ”……丹村は声が大きすぎる」
舘原恵那:「テキストで情報だけくれれば十分なんだけど……どうせ参加するからには、ただの学校行事のつもりじゃないんでしょうね」
百入結衣子:「あはは。すっかり委員長だ。まあ、そりゃあ、ね」
百入結衣子:「拠点を離れるくらいには、だ」
丹村健斗:「舘原さん、厳しいなー。超クール。でもまあ、それはお互い様ってことで!」 百入さんを見る。
丹村健斗:「フツーはこういうの参加しないもんな。ほかの皆も来てるわけ?」
百入結衣子:「お互い様か。いい言葉だね」
百入結衣子:「そっちは?他のみんなも来てる?」
丹村健斗:「はははは! ひでえな、答える気ゼロだ! うちのメンバーは、俺一人。そんだけ期待されてる――って言いたいとこだけどね」
丹村健斗:「これ陰でお目付け役とかいたらどーしよ。泣くわ」
丹村健斗:「ただでさえUGNも、いるみたいだからね。この臨海学校。――もう知ってる?」
百入結衣子:「うん。何人かは知らないけどね」
GM:もちろん百入さんはもう知っている。
GM:R市UGN支部。
GM:”レリックドライバ”というらしい。戦闘メンバーの全員がなんらかの遺産の使い手である、実験部隊。
GM:そのうち、3人の素性をきみは既に割り出した。
GM:一人目。雲居春音。央明館学園・中等部。
GM:二人目。《ギギリオン》錫谷亮。央明館学園・教師。
GM:三人目が、《ザンザーラ》甲斐美冬――央明館学園・高等部。弓道部に所属する、きみと同学年の女子。
GM:この臨海学校に、同じ班のメンバーで参加している。
GM:いまも、その姿を見ようと思えば確認できる。
甲斐美冬:「…………」
甲斐美冬:ぼーっとした顔で、日向を眺めている。
丹村健斗:「あ、やっぱ気になる?」
百入結衣子:「ん。美冬のこと?」
丹村健斗:「そう! ってか俺は気になる。かわいいよね! 身長高くてモデル系っつーの?」
百入結衣子:「ねー。スラッとしてて……ってさ」
百入結衣子:「そういうの、男の子とやったら?」苦笑して。
舘原恵那:「完全に同感だし、有益な情報がないなら消えてほしい」
丹村健斗:「ええっ。そういう発想もあるのか……俺は貴重な青春を男との会話で浪費するつもりは微塵もなかったよ……」
百入結衣子:「それはそれですごい一貫性だ」
舘原恵那:「……すでにこれが時間の浪費だわ。百入。部屋に行きましょう」
舘原恵那:「やること、たくさんあるんでしょう?」
百入結衣子:「そうだそうだ。たくさんあるんだよね」
舘原恵那:「ええ。今回、私は手伝えそうにないけど――、アリバイ作りくらいは手伝うわ」
百入結衣子:「十分だよ、助かる」
百入結衣子:「また後でね~」ひらひらと手を振る。
丹村健斗:「うーん。仕方ないな……二人とも! 水着、すっげー楽しみにしてるよ!」
百入結衣子:「えーっ。ちょっと恥ずかしいな……」
甲斐美冬:「…………」
舘原恵那:「せいぜい烏羽に、間の抜けた死に方するなって言っといて」
百入結衣子:「……伝えとく。じゃああたしの方も、岬から」
百入結衣子:「『恵那も楽しんでこい』って」
舘原恵那:「大きなお世話すぎるわ……!」
甲斐美冬:「……」
GM:立ち去るなら、甲斐美冬はきみたちの方を一瞬だけ振り返った気がした。
GM:百入結衣子には、遺産の探索に加えて、もう一つ目的がある。
百入結衣子:にっこり笑って手を振る。見ているかはわからないが。
GM:R市のUGNを調べることだ。
GM:そのことが《ヴリトラ》セルの――、きみ自身の安全につながるだろう。
GM:逆に言えば、それは、百入結衣子が過去にリスクを抱えていることに他ならない。
百入結衣子:(……まだ。たった3人だ。それも)
百入結衣子:(……中核じゃ、ない)
百入結衣子:「……やっぱり、まだ。安心はできないや」
百入結衣子:「……あなたのことを知るまでは」一人つぶやき、部屋への道をゆく。
GM:ロイスのみ取得可能です。
百入結衣子:-諜報対象/”レリックドライバ”/親近感/脅威:○/ロイス
百入結衣子:これで!
GM:OK!

ミドルシーン1:さざめく泡、波の花

GM:合流シーンです。全員登場をお願いします。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:36->38)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+3(1d10->3)した (侵蝕率:39->42)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:44->45)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:41->49)
GM:OK!

GM:雉目ヶ浜は、極めて入り組んだ海岸である。
GM:岩礁が波によって抉られ、大小の浅瀬が存在し、古来より港としての利用は困難であった。
GM:熟練の漁師でも海底の地形を読み切ることは難しい。
GM:だからこそ、人目を避けるための地点は数多く存在する。この岩場に囲まれた小さな空間も、その一つだ。
GM:事前に決めておいた、《ヴリトラ》セルの合流地点である。
横嶋洋明:「えー。……と、いうわけで、だね」
横嶋洋明:「こうして我々《ヴリトラ》セルは、遺産を求めてはるばるやってきたわけだ。みんなも無事到着して何よりだよ」
江永瑞穂:「リーダー、引率の先生みたい……」
鶴喰湊融:「はい、まずは皆さん無事でよかったです」ちょこりと小さな岩に腰掛けている。
椋実翔利:「つってもそっちはバスで集団移動だし無事も何もないだろ。一番危ないのは間違いなくオレらだったね」
百入結衣子:「まあそうだよね。ここまでで無事じゃなきゃ、世話ないもんね」
百入結衣子:ブルーのビキニに、マリンボーダーの2重タイプ。更に上にパーカーは羽織ったまま。
椋実翔利:「大丈夫か? クラスメイトに尾けられたりしてないか? さすがに行方不明者は出しづれーぞ」
烏羽岬:「僕は問題ない。百入と鶴喰も当然、そのあたりは気をつけているだろう」
百入結衣子:「あはは。あたしを追っかけられる子、見てみたいや」
鶴喰湊融:「はい、一応幾つか入り組んだ地点を経由しましたし。大丈夫だとは思います」
横嶋洋明:「そうだね。百入くんが尾行されるはずない。烏羽くんも、鶴喰くんも、そこのところは何の心配もしてないよ」
椋実翔利:「よしよし、我ら《ヴリトラ》組はみんな手のかからない優等生で良かったなぁセンセイ!」 横嶋さんに
横嶋洋明:「……椋実くんは、ちょっとガラの悪いやつらに因縁つけられそうになってたけどね」
百入結衣子:「お兄ちゃん、生徒でもなく先生でもなく何のポジションなんだろう」
百入結衣子:「……不審者?」
鶴喰湊融:「こ、今回は執事さんですよ!」
江永瑞穂:「浮浪者……?」
椋実翔利:「優等生だよオレも!」
烏羽岬:「臨海学校にきた未成年に高額なアクセサリを売りつける不審者がいるらしいが、それじゃないか?」
江永瑞穂:「あっ、そうそう。そうだった。執事! セバスチャンなの!」
百入結衣子:「保護者でしょ?カヴァーちゃんと覚えてるの?」
烏羽岬:「セバスチャン……」
鶴喰湊融:「セバスチャン」どこから出てきたんだろう…
百入結衣子:「露天商でも不審者でもないよ。もし忘れてヘマしたら」
百入結衣子:「漂着物をカヴァーにする」
鶴喰湊融:「ひとですらない」
椋実翔利:「ああもちろん、分かってる分かってる。今回のオレはそこのエリザベスの執事のセバスチャンだ。おかげで水着も着れやしねえぜ」
百入結衣子:「名前……」
江永瑞穂:「……エリザベスです……」
椋実翔利:「あとジイさん」 横嶋さんを指差し
鶴喰湊融:「………えっと、いくら顔が割れてるからってそこまで設定を作りこまなくてもいいんですよ…?」
鶴喰湊融:真面目に考えた結果だと思っている。
椋実翔利:「そうか? オレとしちゃまるきり別人になっちまっても良かったんだけどな。暑かったからやめたけど」
百入結衣子:「見てるだけで暑そう」
椋実翔利:「着ればもっと暑いぜ! 所望ならすぐ言えよな!」
烏羽岬:「まあ、マスターエージェントだからな。いたずらに正体を明かすのは問題があるんだろう」
横嶋洋明:「……ジイさんでいいよ、もう。それより、状況報告しとかないかい?」
横嶋洋明:「ぼくら、結構めんどうくさそうな連中を見つけちゃってね……主に椋実くんが」
烏羽岬:「同感だ。状況の共有をしたい」
百入結衣子:「ああ、そうだね。恵那ちゃんに誤魔化し続けてもらうのもね」
鶴喰湊融:「あ、そうですね。わたしもお知らせしたいことがあります」真面目な顔になって。
椋実翔利:気持ち真面目な声で 「烏羽、それよせって。んで分かった? 色々方方探り入れてたろ?」
GM:横嶋洋明の肩で、メイが退屈そうに首を伸ばした。眠そうだ。
椋実翔利:「オレとエリザベスとジジイがエアコン効いたホテルでティータイムしてた間の成果、聞かせてもらおうか!」
横嶋洋明:「そうだねー。じゃあ烏羽くんから。これ以上、厄介なニュースは聞きたくないなあ」
烏羽岬:「だとすると、さっそくリーダーの期待を裏切る事になる。――《スレイベギー》の沙良スミカは覚えているか?」
烏羽岬:「彼女と会った。"狙いは海の中だろう。今回だけは利害は一致するはず"……だそうだ」
江永瑞穂:「NC10の子だ! え、マジ? またあったの、烏羽?」
烏羽岬:「会った。今回は浜辺で、こう、写真撮影をしていた」
烏羽岬:「夏らしい、涼しげな服だったな。ちょうど江永のような」
烏羽岬:「本当に仕事で来たんだろう。遭遇は偶然だと思う」
鶴喰湊融:「《スレイベギー》所属が…利害が一致?」うーん、と腕を組んで。アイドルとかはカバーの一種としか認識していない。
江永瑞穂:「ウソ……。私も会いたかった……。いや、でも《スレイベギー》……やっぱり会いたくなかった……ような……」
横嶋洋明:「偶然かなあ……。あのセルって陰険なところあるし、なんか考えがあって動いているような……」
鶴喰湊融:「……あれ、江永さんも彼女と会ったことが…?そうですね、何も目的もなく動いてるとは思えない気がします」
椋実翔利:「狙いは海の中ってバレてんのもアレだな」
百入結衣子:「うん。少なくとも、《スヴェルト》からは来てるもの」
百入結衣子:「任務のつもりでもおかしくはないかな」
烏羽岬:「かもしれない。あと言うまでもないが、UGNの雲居も一緒だ」
烏羽岬:「……《スヴェルト》か。あっちからは何人きてるんだ?」
江永瑞穂:「《スヴェルト》。本当にあのセルのメンバーだとしたら、かなり手ごわそうですね」 きりっとした感じの顔で百入さんを見る。
鶴喰湊融:《スヴェルト》の名前を聞いてから、とんとんと指で上腕を叩く動作が増えている。…落ち着来なさい、湊融。
鶴喰湊融:「…学生のカバーを利用してか、やはり集まりますね…」これは仕方のないことではあるけれど。
椋実翔利:「ま、そりゃーこっちも同じだからな。頭数的には上だ」
百入結衣子:「本人によれば《フレースヴェルグ》一人。嘘は言ってなさそうだけど」
百入結衣子:「下っ端っぽいからなあ。どこまで知ってるかは怪しいかも」
百入結衣子:「彼に開示せず、それ以上が動いてるかもしれない」
横嶋洋明:「話が本当なら、《フレースヴェルグ》は弟子みたいなポジションなんだよね」
椋実翔利:「ってなるとどうあれ手出しはできねーな。そう思わせられるだけで牽制になるってこった。イラつくぜ」
横嶋洋明:「だったら背後でどういう駒が動いてるのかよくわかんないね。いやー、口の軽い人間を使うのが上手いなあ。戦術指揮、だれが執ってるんだろ」
百入結衣子:「《華槍》の、って話だよね。あのこないだ少しやり合った、槍使いの」
烏羽岬:「明らかな手練だったな、あの槍使いは。なるべく遭遇したくはないものだが」
江永瑞穂:「私、槍使いの人を目の前で見たことあります。すごく余裕のある感じでした」
鶴喰湊融:先の事件。最後の一撃を脳裏に思い描く。「……そうですね。やり辛そう」
烏羽岬:「正直、白兵戦であれに勝てる気がしない」
椋実翔利:「いけ好かないヤローだ。"スヴェルト"はどれもこれも関わりたくない奴らのオンパレードだな」
横嶋洋明:「ここまでマイナス要素しかでてきてないね……」
鶴喰湊融:「……烏羽くんがそう思うとなると…本当困りますね…」アレより上がいる、ということだから。
横嶋洋明:「あの……別にね。プレッシャーをかけるわけじゃないんだけど……鶴喰くんは? 何か変わったことあった?」
百入結衣子:「まあガチっぽいのはプラスと言えなくもないけど……」
鶴喰湊融:「…あ、はい。すみません、わたしの方では――」と、探索したときに出会ったアレトゥーサ0116のことを。
鶴喰湊融:「――とまあ。非常に重要そうな情報を持っているみたい、なの、ですが…」
GM:鶴喰の話を聞くと、メイがわずかに首をもたげた。
鶴喰湊融:「…メイ?」
椋実翔利:「……大丈夫か? 熱中症の幻覚か?」
横嶋洋明:「ううーーーーん……幽霊みたいな話だなあ」
烏羽岬:無言でメイのごはん用にもってきた魚肉ソーセージの欠片を差し出している。
GM:烏羽くんがソーセージを差し出すと、ゆっくりとした――それでも亀にしてはなかなかの速度で――それをかじり始める。
鶴喰湊融:「……いや本当なんですよ!確かに幻覚かってくらい現実味がありませんが…!」
椋実翔利:「ああ、幽霊か! なら夏らしくて良いかもな。実際そういうことってあるわけ?」
烏羽岬:「アレトゥーサ。少なくとも僕は聞いたことがないな……"個体識別名"というのを考えると、複製体か何かか?」
鶴喰湊融:「実際、ヒマラヤからの地図の投影も、非常に精緻でした。…ほんのちょっとしか見てないのできちんと伝えられないですが…」
百入結衣子:「あたしは湊融を信じるよ」
百入結衣子:「物理的に一切を透過する遺産なら、現に、今、目の前にある」
百入結衣子:「幻像を映し出すくらい、遺産級の代物であれば十分に可能だと思う」
鶴喰湊融:「……百入さ~ん!」すごい嬉しそうな声。
江永瑞穂:「……私も信じます。きっとそういうエフェクトか、レネゲイドビーイングだと思う。近くに遺産があるんだし、そういうのありそう」
鶴喰湊融:「江永さんも!」
烏羽岬:「家族を信じない理由がない。問題は、彼女の発言の意味だな」
鶴喰湊融:「烏羽くん……」ちょっとじーんと来ている。
椋実翔利:「とはいえカメと、意味あることを喋って会話できる人間とじゃやっぱ違うだろ。ああ、別に鶴喰を疑ってるとかじゃなくてな……」
横嶋洋明:「…………」
鶴喰湊融:「ですよね。リーダーはなにか……」と、そこでリーダーの見解を聞こうとして。
烏羽岬:「リーダーの見解を聞きたいところだが。……リーダー?」
百入結衣子:「……心当たりでも?」
横嶋洋明:「………あ、ごめん。……ヒマラヤね。そうか。じゃあ……そうなのかな。メイくんが反応してるなら……仮説は正しいのかもしれない」
横嶋洋明:「メイくんはぼくらの街に落ちてきた。なぜ? というのが、この前の百入くんの疑問」
横嶋洋明:「もしかすると、その遺産があるから。メイくんはここを目指して、はるばるやってきたのかもしれない」
百入結衣子:「……こっちの遺産が、メイを呼んだ?」
横嶋洋明:「あるいはね。……アドミニストレーター、っていう言葉が気になるけど」
横嶋洋明:「なんでそう呼ぶのか、聞いてみたいものだなあ」
百入結衣子:「遺産を呼ぶ性質の遺産なのか、もともと一つの遺産だったのか……」
鶴喰湊融:「……アレトゥーサが、その遺産の一部だとして…。わたしは憶えも縁もない、はず、なのだけど…」
烏羽岬:「よくあるのは、前世での繋がりだとか、眠った記憶だとか。そういうのだな」 ファンタジー小説で読んだ。
椋実翔利:「まあどっちにしろ遺産探すんだし、そのアレトゥーサとかいうのも見かけるんじゃね?」
烏羽岬:「なんにせよ、アレトゥーサと彼女の発言についてはもう少し調べる必要がありそうだ。そうだな、リーダー?」
椋実翔利:「幽霊探しだ。夏らしいイベントが一個増えたな!」
鶴喰湊融:「眠った記憶………」自分の記憶は、兄に連れ歩かれているのが最初だ。
烏羽岬:「幽霊……幽霊……?」
江永瑞穂:「ええ。遺産は海の中にあります。それは確実。座標までは……わからないけど」
鶴喰湊融:「…そうですね。まずは探しものが最初だ」
横嶋洋明:「まさしく。調査を進めて、正体を暴く。久しぶりに研究セルっぽいことをやってる気がしてきた!」
百入結衣子:「でもさ。もし海底にあったとして、サルベージはどうするの?」
百入結衣子:「流石にそんなのが出来る機材買ってないよね?」
百入結衣子:「……買ってないよね?」
横嶋洋明:「心配ご無用!」
横嶋洋明:「これをご覧ください」 タブレット端末を取り出し、スワイプする。
横嶋洋明:「潜水装備――水中呼吸可能なスーツと圧縮酸素セルのセット! そして災害用ジェットボート!」
鶴喰湊融:「……………」必要なものだ。実際すごく重要なものだ。うん。
烏羽岬:「……」 咎めはしない。海中探索という時点で、まあこれくらいは必要経費のはずだ!
横嶋洋明:「さらに、戦利品を持ち帰るキャリアコンテナ! なにも遺産を丸ごと持ち帰る必要はないんだよね」
横嶋洋明:「もしも大きすぎたら、中核となる制御装置だけ確保してくれたらOKだから!」
百入結衣子:「買っちゃってないかを心配してたんだけどな……!」
椋実翔利:「イイ買い物じゃねーか! ボートにオレのSHIDEN繋いで飛ばそうぜ!」
烏羽岬:「さすがに新品ではないだろう。リーダーも経費に配慮して、型落ちの中古品とかそういうのを買っている………………はずだ」
横嶋洋明:「そうそう!型落ちの中古品! でもみんなの命を守る酸素供給の電子部品だけはね……妥協できなくてね……」
鶴喰湊融:「……………」じーっと見つめている。今季の予算が大丈夫か暗算中だ。
横嶋洋明:「自作したら思ったよりお金かかっちゃったんだよね。大丈夫!今回の仕事がうまくいけば、返済も余裕だから!」
烏羽岬:「なるほど、背水の陣というやつか。逃げ場がなくなったな」
鶴喰湊融:「また自転車操業…!」いや、実際海の中で酸欠とか笑い話にもならないんだけども!
江永瑞穂:「今回も後に引けなくなっちゃったじゃん……」
椋実翔利:「いつものコトだろ。いつも通り行こうぜ。いざとなりゃ高飛びでドロンだ」
百入結衣子:「まあ、左団扇って感じではないか。いつものことではあるよね」
江永瑞穂:「大丈夫? 今回、なんか変なセルが介入してきてるっぽんですけど!」
江永瑞穂:「椋実さんが知り合いの!」
百入結衣子:「やることは変わらない。目的はいつもの通り――え、何々何」
鶴喰湊融:「えっ椋実さんのお知り合いが」
百入結衣子:「……また飽き足らず厄介ごと抱えてきたの?」
烏羽岬:「なんだ? どこのセルだ?」
椋実翔利:「……あ、忘れてた。別に知り合いじゃねーよ。オレが一方的に知ってるだけ」
百入結衣子:「マスター厄介にしなよ」
椋実翔利:「何だ何だ、オレが厄介事ばっかり持ち込むみたいに! ちゃんと働いてもいるだろ!」
椋実翔利:というわけで《ジョス=アポ》のことを共有しましょう。意外とムダなく
江永瑞穂:「まあ、そうなんですけど……。チンピラみたいなセル? でしたよね」
鶴喰湊融:「……海賊、ですかあ」入り組んだ海岸線。…小勢が出し抜くことだって、十分可能な地勢だ。
椋実翔利:「みたいっつうかチンピラそのものだな。ありゃ。海で暴れることが得意ではあるが」
烏羽岬:「とはいえ、海の専門家なんだろう。漁夫の利を得られる事だけは避けたいな」
椋実翔利:「それ以外はまさにチンピラ。規模で言やウチと同じくらいだろ」
江永瑞穂:「ボートも準備してたからね……」
鶴喰湊融:「それ言われるとちょっとこっちの零細さも悲しくなってきますね…」眼が遠くなる。
百入結衣子:「……どこかと組まれたときが一番厄介そうだ。先手で叩く手もあると思う」
椋実翔利:「ただまあ、何か情報をキャッチして、メチャクチャ急いでたってのは確かだ。漁夫の利ってよりは難癖つけられる方があるかもしれん」
横嶋洋明:「やるべきことは決まってきたね。障害となる要素は多いんだけど、目的はシンプルだ」
椋実翔利:「江永の探知っつうアドバンテージが詰められる前にこっちもケリつけるのを目指す必要があんだろうな」
横嶋洋明:「遺産を探す! それを回収する! “アレトゥーサ”は間違いなくそれと関与してると思うから、彼女を助ける!」
烏羽岬:「"いつも通りUGNにはバレないように"――だな? リーダー」
鶴喰湊融:「……はいっ」リーダーが、彼女を助けることを挙げてくれたのが嬉しい。
横嶋洋明:「邪魔する奴は…かいくぐって、どうしても無理なら切り抜ける! そう! UGNには極力バレないように!」
椋実翔利:「OKOK。海チンピラをぶっ飛ばすかどうかはその時決めよう」
百入結衣子:「それ。気をつけてね。最低で3枚居る」
百入結衣子:「初等部も、中等部も、高等部も。気は抜かないようにしてほしいけど」
鶴喰湊融:「うわあ…」すっごい嫌そうな声が漏れる。こういう時くらい支部にいればいいのに!
椋実翔利:「UGNも遊びたいんだろ。それともアッチも何か情報握ってっか」
横嶋洋明:「……百入くんの“知っている顔”は? いたかな?」
百入結衣子:「……」リーダーの問いには曖昧に笑って。「居た居た。晴音ちゃんとか」
横嶋洋明:「あー……そうだね。……じゃ、まずは情報収集だ。遺産の座標、敵対勢力の情報」
鶴喰湊融:「前回は助けてもらうような形になってましたが、困りますね…」嘆息。百入さんの様子にはあまり気付いてない。
横嶋洋明:「やることが多いなあ。でも、臨海学校の方、ちゃんと楽しんできてね」
百入結衣子:「そうだね。楽しみを見せないのは不自然だから」
横嶋洋明:「大事な日常だ。……壊されると、二度と戻れない。だからさ。裏方仕事は、やっておくよ」
烏羽岬:「当然だ。ゴミ拾いのボランティアも、水難救助レクチャーも、かなり楽しみにしている」
鶴喰湊融:「リーダーに、江永さんや椋実さんも。あまりこうして出れないんですし、息を詰め過ぎないでくださいね」笑って。
百入結衣子:「そこは、張り詰めすぎずに。楽しめるとこは、楽しもう」
椋実翔利:「そうそう。怪しまれないようにな。フケるのは最後になってからだぜ」
椋実翔利:「よしきたエリザベス! 鶴喰にこう言われちゃ肩から息を抜かないワケには行かないよな!」
江永瑞穂:「……はー………」
江永瑞穂:「セバスチャン。頭痛がしそうな言動だけは控えていただけますこと……?」
烏羽岬:「しかし……」
烏羽岬:真面目な顔で百入・鶴喰を見ている。
鶴喰湊融:「………どうしたの、烏羽くん?」こてりと首を傾げて。
百入結衣子:「ん?どしたの岬?」
椋実翔利:「海と言えば海の家! 海の家と言えばビール! セバスチャン的には外せないぜ!」
烏羽岬:「いや。新鮮だなと思っていた」
烏羽岬:「鶴喰も百入も、水着がよく似合っている。さすがだ」
鶴喰湊融:「ありがとう」にこりと笑う。そう言って貰えるとやはり嬉しいもの。
百入結衣子:「でしょ?お気に」こちらもにこりと笑って。
椋実翔利:「だな。確か水着分別枠で予算確保してたろ。その甲斐はあったってワケだ」
百入結衣子:「でも湊融はちょっと肌出し過ぎだよ……!なんか羽織ったほうがいいんじゃない?」
鶴喰湊融:「鳥羽くんも似合ってるよ。……まあ、ちゃんと着飾った方が皆いいかなって、ええっ」
百入結衣子:「可愛いけどさ!うーん、ちゃんと選ぶ時に言ってあげればよかったかな……!」
鶴喰湊融:「……暑いからこれくらいでいいのでは…?動きも邪魔しないですし…」眉根を下げて。
椋実翔利:「そうそう! 別にそれでカネが減るワケでもねーし。こういう時、カメラとか画像加工とかできりゃなーって思うぜ」
烏羽岬:「同感だ。鶴喰はもう少し自分の容姿に気を配るべきだろう」 かわいいので男子の心を乱す、的な意味で。
江永瑞穂:「そうね。湊融ちゃんかわいいからね~」
鶴喰湊融:「…うーん、確かにちょっとはしたないのかな…あはは、江永さんの方が可愛いですよ~」
百入結衣子:「……何かあったら叫んでね、湊融。すぐだから」
鶴喰湊融:「お嬢様って感じです!すっごい綺麗!」
鶴喰湊融:「…え、はい。増援が欲しい時はすぐ呼びますよ?」
江永瑞穂:「っ……。ありがと! やっぱりさすが湊融ちゃん! セバスチャンとは違う!」
百入結衣子:「そうじゃないんだけどな……! ねー。瑞穂も綺麗だ」
椋実翔利:「おいおい。オレもちゃんとお嬢様扱いしただろ。エリザベスつって」
鶴喰湊融:「そうですそうです!こうして着飾ってるところを見ると、お金出して選んでもらってよかったって思います!」
椋実翔利:「イギリスの女王の名前知らないのかよ! まあ、イヌにもよくつける名前みたいだけど」
江永瑞穂:「ぜんぜん違います……」
椋実翔利:「やれやれ、メンドくさい女王だぜ」
鶴喰湊融:二人のやりとりをくすくす笑って見ている。
烏羽岬:「似合っているのは確かだ。江永も、百入も、鶴喰もな」
烏羽岬:「なるべく夏を楽しもう」
椋実翔利:「ああ。そのスジに写真売れるぜ!」
百入結衣子:「……あたし、あれやりたい」
百入結衣子:「首まで土に埋めるやつ。あとスイカ割り」
椋実翔利:「はっはっは、その順番だとまるで埋めた後に頭を吹っ飛ばすみたいだな。オレもそういうのはやってみたいが」
鶴喰湊融:「首まで……」スイカはあったかなあ。ほわんほわんと思い浮かべて。
烏羽岬:「スイカは、少し離れた道の駅に売っているはずだ。あとで僕が調達しよう」
烏羽岬:「僕もスイカ割りはやりたい」 見た目からはわからないが、テンションが上がっている。
鶴喰湊融:「じゃあ、終わったらスイカ割り競争ですか?」くすっと笑って。
百入結衣子:「そういう意味じゃなかったけど。まあ2人が楽しそうならいっか」
椋実翔利:「ああいや、その辺はオレがやっとくからよ。どうせヒマだし、酒も買い込んどきたいし……」
江永瑞穂:「暇じゃないでしょ……ぜんぜん暇なはずないし……」
椋実翔利:「イイね。そのためにも幽霊探しに遺産探し、さっさと終わらすか!」
百入結衣子:「うん。まずは海だ。折角の恰好なんだから、さ」
百入結衣子:「存分に活かそう」
江永瑞穂:「…………」
江永瑞穂:「……あの、烏羽」 みんなから少し離れた場所で、江永が小声で烏羽くんに話しかける。
江永瑞穂:「聞きたいことがあるんだけど」
烏羽岬:「どうした?」
烏羽岬:「なにか気がかりな事があるか」
江永瑞穂:「……りっ。臨海学校って……」
江永瑞穂:「……どんな感じ? 楽しい? ってか、楽しそう?」
烏羽岬:「……そうだな……」 少しだけ考える。
烏羽岬:「これは僕も、あまり予想していなかった事なのだが」
烏羽岬:「ありえないくらいに楽しい」
江永瑞穂:「……そっか」
江永瑞穂:「じゃあ……今日の夜。お祭りがあるらしいんだけど……」
江永瑞穂:「仕事が、それまでに終わってたり、もしも行けそうだったら……」
江永瑞穂:「一緒に行ってあげてもいいわ。どうせ友達いないんでしょ」
烏羽岬:「ああ、そうだ。ちょうど僕からもお前を誘おうと思っていた」
江永瑞穂:「あ、そう!? ……そうよね! 当然! 知ってた!」
江永瑞穂:「あー、超知ってたわー。烏羽なんてどうせ友達いないんだから、私一択だよね! あー、確認しといてよかったわー!」
烏羽岬:「そうか。いや、実は雲居も同行することになっていてな」
烏羽岬:「UGNと1人ずつでは、万が一UGNの増援が来た時にまずいと思っていた。お前が来てくれるなら心強い」
江永瑞穂:「……なんて?」
烏羽岬:「表向きも、女友達と一緒というのは楽しいものだろう」
江永瑞穂:「……ああー……」
烏羽岬:「よろしく頼む。合流場所はまたあとで打ち合わせしよう」
江永瑞穂:「…………うん」
江永瑞穂:「……細胞から沸騰して蒸発しろこのアホ」 笑顔でうなずいて、きみに背を向けて去っていく。足早に。
烏羽岬:「…………」
烏羽岬:「……"僕らだけごめん"なんて、謝ったりはしないからな。江永」
GM:あとには烏羽くんと、きみの肩に移動した“メイ”だけが残った。
烏羽岬:「お前も手に入れるんだ。臨海学校に行けるような、普通の生活を」
烏羽岬:メイを撫でながら、ひとりそう呟く。
GM:メイは億劫げにきみの手を避け、甲羅に閉じこもった。

GM:ロイスと調達が可能です。
GM:みなさん自由にやっちゃってください!
鶴喰湊融:水晶の剣使ってもいいですか!
GM:どうぞどうぞ!
鶴喰湊融:では水晶の剣使用!まずは…一番貧弱な自分のデバウラーから。
烏羽岬:江永チャン……には初期ロイスで取っている。雲居さん用に1枠は開けておきたいな。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:38->42)
鶴喰湊融:攻撃力+6!
百入結衣子:-妹分/鶴喰湊融/庇護/不安:○/ロイス
烏羽岬:今回はNPCに……いやしかし、水着ロイスは取りたい……
鶴喰湊融:ロイスは…百入さんにまず取ろう。
百入結衣子:やっぱ露出多すぎない湊融……?
鶴喰湊融:”おねえちゃん”百入結衣子 〇綺麗/劣等感 
椋実翔利:そうだなあ。やっぱりエリザベスに取っておくか
鶴喰湊融:ええっ普通ですよう…百入さんだってビキニとか着てるじゃないですか
椋実翔利:お嬢様/江永瑞穂/○エリザベス/執事の恰好が暑い
百入結衣子:自分へのロイスだろそれ
烏羽岬:P感情エリザベス、雑なのか丁寧なのか逆にわからない
椋実翔利:江永に合わせてだからな!
百入結衣子:購入はショットガンスラッグあたりかな。
GM:シマエナガーッ
百入結衣子:水着でもマイナーで消えることでダイスが増えるぞ……
鶴喰湊融:購入は欲しいものあるなら言ってください!お姉ちゃんが失敗したらスラッグかなあ
椋実翔利:とりあえず応急手当狙っとこ。海、怪我しそうだし
椋実翔利:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[5,8]+1 → 9 → 成功

百入結衣子:6dx+1>=11
DoubleCross : (6R10+1[10]>=11) → 10[2,4,5,9,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

烏羽岬:こっちはボディアーマーかな。出目次第では一発くらいは耐えられるであろう。
椋実翔利:はい購入。怪我したら言えよ! 売ってやるから!
烏羽岬:2dx+4=>12
DoubleCross : (2R10+4[10]>=12) → 3[3,3]+4 → 7 → 失敗

烏羽岬:有料なんだ・・
百入結衣子:買えた!こっちに切り替えておこう
鶴喰湊融:ではわたしもボデアマを。
鶴喰湊融:5dx+3=>12
DoubleCross : (5R10+3[10]>=12) → 9[2,2,3,6,9]+3 → 12 → 成功

鶴喰湊融:ヨシ成功。烏羽くんへパス!
GM:YES!
椋実翔利:さすがに消毒用アルコールは飲めないからな…
烏羽岬:えらい!妹!
鶴喰湊融:以上でッ
GM:OK!

ミドルシーン2:足跡は踊る

GM:情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは鶴喰チャンです。最初の情報収集項目は
GM:4つあります。登場自由なので、出る人はダイスをどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:42->46)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:42->51)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:45->53)
烏羽岬:出!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:49->53)

GM:まずは情報収集項目を提示します。
■情報収集
☆少女の幽霊について 情報:噂話、または情報:GUN 難易度8
☆沖の鬼火について 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
☆《ジョス=アポ》セルについて 情報:FH 難易度8
☆UGN「レリックドライバ」部隊について 情報:UGN 難易度9
GM:以上4本立ててお送りします。
GM:好きな情報項目にチャレンジしてね!
烏羽岬:やった!噂話がある!
椋実翔利:《ジョス=アポ》セルについてやる!
鶴喰湊融:くっ固定値が無いが少女の幽霊についてやろう
烏羽岬:幽霊は湊融ちゃんに調べてほしいなぁ。鬼火にしようかな。
鶴喰湊融:了解ですー。財産欲しかったら言ってね!
百入結衣子:はーい。なぜか情報:UGN持ってるからこれやるかな。
椋実翔利:2dx+2=>8 《ジョス=アポ》セル
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 10[4,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

百入結衣子:何で持ってるんだろ
烏羽岬:知り合いじゃないこれ?
鶴喰湊融:5dx=>8 幽霊。
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 9[1,3,4,8,9] → 9 → 成功

烏羽岬:>ジョスアポ
鶴喰湊融:よし。
椋実翔利:べ、べべべ別に知り合いじゃねえし! あんなやつ!
烏羽岬:鬼火に行きます。コネ:噂好きの友人を使って情報噂話。
百入結衣子:レリックドライバについてを。マイナーで消えて判定します。
烏羽岬:4dx+2=>8
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 7[4,5,7,7]+2 → 9 → 成功

烏羽岬:ヨシ!
百入結衣子:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 8[1,4,4,7,7,8]+1 → 9 → 成功

百入結衣子:あぶないあぶない
GM:1財産すら使わせることができぬとは…
鶴喰湊融:やったー全員成功!
椋実翔利:<情報:UGN>に助けられましたね……なんで持ってるのか知らんけど……
GM:まあよい、やつらは情報収集四天王の中でも最弱…次の四天王を用意してやるわ!まずは開示!
☆少女の幽霊について
少女の幽霊については目撃例が少ない。
確認できるのは近づいたら逃げた、話しかけようとしたらいなくなった、といったケースばかりだ。
貴重な接触できたケースを調べれば、その相手はオーヴァードに限られることがわかる。
具体的には、UGNが先行して調査を行っていた。
調査記録によれば、彼女は人工的なレネゲイドビーイングと見て間違いない。
また彼女の出現に関連し、近辺の地形を調べたところ、R市の沖合の海中には、なんらかの巨大な不明構造体が埋没していることがわかった。
《アレトゥーサ》を名乗る彼女は、その管理者であると推測されている。
 ⇒「☆海中の構造体について」を調査可能になりました。
GM:2個目
☆沖の鬼火について
もっとも目撃情報が多い怪現象。
その様子を撮影した記録映像さえ入手できた。
それは海中からの放電のようでもあり、海から放たれる無数のレーザー光のようでもある。
映像と、浜辺に漂着したレネゲイド物質から類推される光の正体についてもUGNが先行調査を行っている。
それはおそらく兵器だ。UGNではこの兵器を「サットヴィカ」と仮称していた。
 ⇒「☆サットヴィカについて」を調査可能になりました。
烏羽岬:か、海底都市・・・
GM:3個目
☆《ジョス=アポ》セルについて
きわめて凶暴な武闘派セル。ただし、大した実力があるわけではない。
実質はリーダーである《フアン・タマッド》波佐間武彦のワンマンセルであり、
セルメンバーは数が多いが雑魚(トループ)だらけといっても過言ではない。
言うことだけはスケールが大きく、やっていることは強盗やコソ泥も同然。
だが、金目のものに対する嗅覚と執念だけは恐ろしく、今回もなんらかの直感に従ってやってきたと思われる。
 ⇒「☆《フアン・タマッド》波佐間武彦」を調査可能になりました。
GM:4個目
□UGN「レリックドライバ」部隊について
UGNに新設された実験部隊。
全員が何らかの遺産の適合者であり、その力を引き出すよう訓練されている。
このR市における治安維持を担っており、人数的にもFHの浸食を受け付けずにいた。
だが、およそ一年前に鬼切の古太刀の使い手であるエージェント、
《モノクローム・テラー》の死亡によって戦力が傾き始め、《スヴェルト》セルとの交戦によって大打撃を受けた。
メンバーは5名。
《カレイドソーン》雲居春音。支部長である《ギギリオン》錫谷亮。《モーターウェイ・フォックス》。
《無支祁》塩川誠一。《ザンザーラ》甲斐美冬。
GM:以上!
GM:では、このシーンの情報収集は
GM:共有を海上で行うことになります。具体的に言うと、
GM:職業体験・漁業の隙をついて、手漕ぎボートで岩場の陰に集合した形になります。
GM:椋実さんの場合は――

江永瑞穂:「……セバスチャン」
江永瑞穂:「ボートが遅いんですけど。もっと本気で漕いでもらえます?」
椋実翔利:「そうはっ……言っても……だなっ……!」
椋実翔利:「オレはもともと頭脳派だし……それにこの暑さの下で……このカッコだぞ!?」
江永瑞穂:「……体力的には、私がやったほうがいいのかもしれないんですけど」 肉体:5
椋実翔利:「速度出ると思うか!? オマエはそう思うのかエリザベス!?」 汗だくになってやけっぱちな笑いをする
江永瑞穂:「うーん。見られてないかな……もう大丈夫?」 周囲を見回す。
椋実翔利:「そうだオマエやれよ! オレはオマエの分まで紅茶してっからよ!」
GM:ほかの皆さんもここで出てきていただいて大丈夫です!
椋実翔利:「さもなきゃSHIDEN直結してぶっ飛ばすぞ!」
椋実翔利:「……いやそうしよう。もういい。オレはよく頑張った。それでもなおオレにやれというならそうするしかない」 本当にゲートを開いてSHIDENを覗かせる
江永瑞穂:「そりゃね。私がやってもいいけど、死ぬほど不自然でしょ! ……SHIDENは絶対禁止です!」
椋実翔利:「不自然とか自然とか気にしてられっかよ! ンなこと言ったらお嬢と執事でこんなシケたビーチにいる時点で十分不自然だわ!」
椋実翔利:「なんだセバスチャンとエリザベスって!」
烏羽岬:「なにをやってるんだ、二人とも」 漕いできた。
椋実翔利:「なあいいだろSHIDEN……ブッ飛ばそうぜ? 速いし飛ぶし、爆音だし、ネオンもビカビカだし……」
江永瑞穂:「誰か止めて! 誰か……あ、烏羽」
椋実翔利:「リニアキャノンで気に食わないやつをぶっ殺すことも……烏羽!」
椋実翔利:「ボート交代!」
烏羽岬:「波の音で声は漏れないだろうが、なるべく静かにしてくれるとありがたい。僕ら学生組はお忍びだからな……交替?」
烏羽岬:「わかった」 そっちにふわっと飛び移ります。
烏羽岬:「地元の漁業組合からのレンタル品だ。壊すなよ、椋実」
椋実翔利:「頼むぜ。エリザベスお嬢様は自分のオールを他人に任せるタイプらしいからな。オレは疲れた」
烏羽岬:「しかし、もう漕ぐ必要はないんじゃないか。そこの岩場が合流地点のはずだ」
椋実翔利:「ふぃーだっる……あー泳ぎてえ……」 ボートにもたれかかり、足を伸ばしてだるさアピールをする
江永瑞穂:「私が漕いでたらどう考えてもおかしいでしょ。……みんな、もう来てる?」
江永瑞穂:身を乗り出し、岩陰を覗き込む。
烏羽岬:「少し寄せるか。掴まっていろ、お嬢様」 岩場にボートをつける。
椋実翔利:「早く来いーー」 ガッタガッタ 全身を使ってボートを揺らす
鶴喰湊融:ひらひらと覗き込む江永さんに手を振る。
百入結衣子:「やほ。揃ったかな」その隣で、岩場に腰掛けている。パーカーは脱いで、ずぶ濡れに。
鶴喰湊融:「お疲れ様です、椋実さん」汗だくの様子を見て。
椋実翔利:「あっ、鶴喰百入マーメイズも来てんじゃん。オレが一番最後かよ」
江永瑞穂:「あ! 湊融ちゃん! ……と、百入さん。え、まさか泳いできたんですか?」
烏羽岬:「泳いできたのか? 落ちたとは思えないが」
百入結衣子:「ううん。ちょっと泳いでただけ。最初から漁船乗ってなかったから」
百入結衣子:「サボり魔のカヴァーって便利なんだよね」
鶴喰湊融:「…わたしもそうすればよかったかなあ…」病弱、というのは意外に制限が多い。
椋実翔利:「相変わらず百入はうまいことやってやがるぜ。ほら飲み物」 ボートに乗せていたクーラーボックスを開ける
江永瑞穂:「職業体験、ちょっと面白そうだけど……、やっぱり大変なんだ……」
百入結衣子:「あはは。でも初等部だと締め付け厳しいんじゃないかな、そういうの」
椋実翔利:「半分紅茶花伝だしもう半分は酒だけど、まあ好きなの取っとけよ」
烏羽岬:「そうだな。高等部ならともかく、初等部生徒がどこかにふらっと消えるのは騒ぎになる」
鶴喰湊融:「それもそうですね…途中で立ちくらみを起こした感じで抜けてきましたけど。もっと速く大きくなりたいな」
百入結衣子:「チョイスのセンスがなあ。何か買ってこよっか?」
烏羽岬:「……リーダーは?」 水もポカリもない事にげんなりしながら紅茶花伝を取り出す。
鶴喰湊融:「あ、ありがとうございます椋実さん。じゃあ紅茶で」
江永瑞穂:「百入さんに買い物行かせちゃダメですって……」
烏羽岬:「“百入だから任せて大丈夫”と考えそうになるのが怖いところだな」
椋実翔利:「つーか今から行くのもムリだろ。とりあえずここはこれで我慢しとけって」 缶ビールを開ける
江永瑞穂:「リーダーは、いま作業中です。サルベージのためにボート用意してます」
鶴喰湊融:「あとでまた出しますので…!こっちにお任せを!」ちょっと必死に百入さんを止める。
百入結衣子:「どしたのみんなして?まあ、そんな時間もないか」紅茶を一つ取り出して。
椋実翔利:「手漕ぎじゃないやつをな! SHIDENをエンジンに直結できるようにしろって言ったんだけど聞いてくれっかねじいやは」
百入結衣子:「すり合わせをしよう。あまり長く抜けても不審だ」
江永瑞穂:「はい。リーダーは情報収集よろしく、と言ってました。……みんなは、どうだったの?」
椋実翔利:「なんかあったか? 眺めの良いスポットとかよ」
鶴喰湊融:「そうですね、ではわたしからでもよいですか?」
百入結衣子:「うん。聞かせて?」
烏羽岬:「鶴喰は、例の“幽霊”探しだったな。なにかわかったか?」
鶴喰湊融:「はい。まずはアレトゥーサについて――」と、情報内容を共有します。
鶴喰湊融:OVにのみ認識可能なこと。UGNが先行して調査中、そして沖合にある構造体…彼女はそれの管理者であろうと思われる人工RBであること。
烏羽岬:「僕らが言うのもなんだが、急激にオカルトめいてきたな」
鶴喰湊融:「といったところです。UGNが先に調査していたようで…その記録を覗き見してもらいました」
江永瑞穂:「はぁー。幽霊? 女の子の幽霊……ホラー系かと思ったら、レネゲイドビーイングかあ。よかっ……よかったのかな……」
椋実翔利:「巨大な不明構造体って、つまりあれか? 沈没船とか? もっとデカめか?」
鶴喰湊融:「そこはちょっとまだ不明ですね。…それに、記録からすると。彼女から話掛けてきた例は、ないように見えます」
百入結衣子:「メイ、空から来たんでしょ?沈没した宇宙船だったりして」
鶴喰湊融:「そうすると、宇宙人の遺産ですか?」メイもここに沈む構造体も。
椋実翔利:「イイね。そういうのには宝が一緒にあるってのが定跡だろ。しかもこっちは管理者に認められてる」
椋実翔利:「カネになるぜ!」
百入結衣子:「もしかしたらだけど。調査したほうがいいのは当然だけど……」
江永瑞穂:「……メイ、どうなのかな」 ボートに乗せていたメイを一瞥する。亀は退屈そうに話を聞いている。
烏羽岬:「百入の予想が当たっているかもしれない」
百入結衣子:「湊融以外が認められてるかは分からないのが怖いところだ。一人で行かせるわけにもいかないし……」
烏羽岬:「船――軍艦や戦艦には兵器が積まれている。宇宙船も同じだろう」
百入結衣子:「……兵器?岬、なにか分かったの?」
鶴喰湊融:「…管理者の彼女が、危うい状態にあることと、UGNが危惧すべきところですね。…あ、そうか。わたし以外がどうなるかもあった…」
烏羽岬:こちらの情報も開示します。沖の鬼火についての情報。
椋実翔利:「……ん? 兵器? いきなり何の話だ」
鶴喰湊融:「兵器…?」
烏羽岬:「――ということだ。海中の、なんらかの兵器が発する無数のレーザー光。それが鬼火の正体だった」
烏羽岬:「UGNは“サットヴィカ”と呼んでいるらしい」
椋実翔利:「宇宙船のレーザー兵器! なんだなんだ、さらにアツくなってきたじゃねえか!」
江永瑞穂:「……確かに。もっと沖合の方に、強く引っ張られるみたいな……大きな遺産の感覚があるわ」
烏羽岬:UGNは、のところでちらりと百入を見る。
江永瑞穂:「それかもね」
椋実翔利:「江永レーダーも反応してる! こりゃいよいよマジだぜ!」 目に見えてテンションが上がっている
百入結衣子:「……それ、現代的な兵器じゃないね」視線には気づくも、意図には気づかず。
鶴喰湊融:「…何の兵器なんだろう?レーザーが直接的に破壊をしてるわけじゃないんだよね…?」
百入結衣子:「普通のレーザーって、こんな海中じゃ散乱して減衰する」
烏羽岬:「普通のレーザーよりも、遺産に近いものなのかもな。どちらにせよ”サットヴィカ”についてはUGNが情報を持っていそうだ」
江永瑞穂:「江永レーダーって……だいぶカッコ悪い……」
烏羽岬:「雲居か、他の誰かか……うまいこと情報を引き出せるといいんだが。追加調査が必要だな」
烏羽岬:紅茶花伝を飲み、塩タブレットをなめる。
百入結衣子:「UGNか。とりあえず面子は洗ってきたよ」
椋実翔利:「なんだってイイさ。早いトコ見つけて持ち帰ろうぜ! んでSHIDENに乗っけるんだ!」
百入結衣子:「“レリックドライバ”。彼ら、全員が遺産使いのチームだ」
烏羽岬:「豪華だな……」
鶴喰湊融:「流石です、百入さん。…………全員?」眼を見開く。
椋実翔利:「……全員が遺産使い。そらすげぇな」
鶴喰湊融:「“カレイドソーン”がそうなのは知ってましたが…彼女以外も全員、とは」
百入結衣子:「実験的な舞台なんだと思う。正確には、4人の名前と1人のコード」情報を展開する。
江永瑞穂:「かなり手強そうですね。少なくとも、“カレイドソーン”の武器は見たことありますけど……」
鶴喰湊融:「あっ、わたしの担任の先生の名前だ」支部長の錫谷の名前を指して。
烏羽岬:「各自が所有する遺産の情報までは流石に掴めないか。警戒が必要だな」
椋実翔利:「はーん。烏羽のアレの娘はなんか力をぶった切る刀だったよな。他は……」
百入結衣子:「名前を知れたのは大きいと思う。たとえ偽名だとしても、その偽名を通用している先が――カヴァーがある」
烏羽岬:「クラスメイトだ」
椋実翔利:「……おいおいマジか。担当教師って。偶然か? 目つけられてんのか?」
百入結衣子:「うん。初等部にも、中等部にも、高等部にも1人。うちと同じだ」
鶴喰湊融:「…どっちが先かはちょっと分からないですけど…最悪、そっちだと思われてもおかしくないとして動きます」
江永瑞穂:「学校の先生とか。UGNが使いそうなカバーね」
鶴喰湊融:病弱で、よく休みがちな少女。…実際に、姿を偽装したとはいえ見せている。
百入結衣子:「まあ、生徒の情報に一番アクセスしやすいからね」
椋実翔利:「ああ。どこまでかは分からんが、まあ向こうからアクション掛けてこない限りは警戒段階だな」
百入結衣子:「そうだね。目下はUGNよりも、お身内だ」
鶴喰湊融:「はい。こちらから急に動くのも、相手の警戒を招きますし…。やっぱり、大組織は強いなあ…」嘆息。
椋実翔利:「事故に見せかけて片付けられるんならそれがベストなんだが、オーヴァードの遺産使いとなるとさすがに危険なゲームだ」
百入結衣子:「……他のセルの方は?」
烏羽岬:「椋実の担当だったな。例の海賊は」
鶴喰湊融:「《ジョス=アポ》でしたか」
椋実翔利:「《ジョス=アポ》だろ。わーってるよ。ちゃんと昔の記憶と今の情報、ちゃんと合わせてきた」
烏羽岬:「昔の知り合いだったりしないのか? 彼らの素行的には近いものを感じるが」
椋実翔利:ということで情報を開示します。
江永瑞穂:「あー……うん。迷惑なやつらってことだけはよくわかるわ……」
椋実翔利:「あっはっは、まだまだ人を見る目が足りないな烏羽。確かにオレも連中も自由だが……」
鶴喰湊融:「セルリーダーひとりが実質的な戦力で。ここに来たのは一攫千金狙いですかあ」横から引っ掻き回されたくない、という顔。
椋実翔利:「……連中にはオレのような知性も力も、そして偉大さもない。頭の《フアン・タマッド》だってラッキーだけでやってるようなもんだ」
烏羽岬:「もし戦闘になったとしても、SHIDENの先制砲撃で半分くらいは消し飛ばせる。そんな感じか」
百入結衣子:「似た者同士ってことか。爆発力があるかもね」
椋実翔利:「そうそう。実際数は揃ってるが、一人前の戦力として数えられるのは《フアン・タマッド》くらいだろ。戦力的に心配はしなくて良い」
鶴喰湊融:「戦闘ならまず勝てるとしても…それで排除したらUGNに捕捉される、なんていうのは嫌だなあ…」
烏羽岬:「もし戦闘になったら、《フアン・タマッド》は僕がやろう。僕の技能は基本、1対1用だからな」
江永瑞穂:「絶対に横取りされたくないですね」
椋実翔利:「もし見かけて殺れそうだったら一発ブチかましてやってもいいんだが……そうだ鶴喰、オマエの言う通り」
椋実翔利:「今回アレだろ。UGNの連中がもう相当に情報掴んで動いてる。そっちの目につくと面倒だ」
百入結衣子:「本当なら、リーダーだけ取っちゃいたかったけど。どうだろ」
百入結衣子:「もう少し、その人個人が知れないと難しい、か」
椋実翔利:「やるなら慎重にバレないようにだ。となるとオレはあんま得意じゃないし、得意な烏羽と百入は学校の方で忙しいかんな」
烏羽岬:「機会があれば、でいいだろうな。百入なら機会を逃す事もないだろう」
椋実翔利:「そう思う。できる限りは調べとくぜ。知ってはいるが、もう何年も前だからな……」
百入結衣子:「そうなんだよね。いくらでも抜けられるわけじゃない」
鶴喰湊融:「そうですね。百入さんだってあまり動き過ぎると…先に沖合のを回収してからの方が良さそうですね」
江永瑞穂:「どちらにしても、もう少し情報収集が必要だと思います。遺産の範囲が広すぎて、探知が難しいです……」
椋実翔利:「そういうこと。エリザベスセンサーもまだ時間かかるし、オマエらは情報集めつつ、まあ適当にガッコの方も楽しんどきな」
江永瑞穂:「エリザベ……、変な名前つけるのやめてもらえませんか!」
烏羽岬:「そうする。リーダーの護衛は、すまないが椋実と江永に任せよう」
鶴喰湊融:「椋実さんと江永さんには負担を掛けちゃいますね…」と言おうとして、ふたりの掛け合いにくすりと笑う。
椋実翔利:「大体こういうイベントな。後で学校でしばらくは話題の中心になるんだ。あんまりなんにもしてなかったり、共通の話題に乗れないと、浮くぜ?」
椋実翔利:「おいおい、今更文句はナシだぜエリザベス。ティーもたっぷり買っといたろエリザベス」
烏羽岬:「ああ、それは確かにそうだな」
椋実翔利:「飽きたか? ウィスキーかなんかで割るか?」
鶴喰湊融:「なるほど…」あまり話したりはしないが、浮き過ぎるのはよくない。真面目に聞いている。
烏羽岬:「さきほども他の男子が、クラスメイトの女子の胸の大きさや水着の派手さについてずっと話し続けていた」
百入結衣子:「まあ、あたしはそれでもいいんだけど。教えて教えて攻勢も、結構会話作りには役立つしね」
椋実翔利:「いいぞ烏羽! そういうのには積極的に乗っていけ! 情報収集だ!」
鶴喰湊融:「………中等部って…」初等部でもそこまで……そこまで?話はなかったと思う。
江永瑞穂:「えっ。じゃあ……湊融ちゃん大丈夫!? ……っていうか大丈夫!?」
鶴喰湊融:「百入さんのも参考になりますっ。……えっ、わたしですか?」
百入結衣子:「あはは。でもそういうのこそ、友情が深まったりするんじゃないの?」
椋実翔利:「百入はそれでやれる動きしてっからな。まあそれだと病弱ごっこの鶴喰も使えなくはないが……」
鶴喰湊融:「皆さん良くしてもらってますし、クラス委員の、練木くんって子がよく面倒を見てくれてますから」
百入結衣子:「湊融ほんとに気をつけてね。ホントに」
烏羽岬:「下心には気をつけろよ、鶴喰」
鶴喰湊融:「…はい、身の危険があったらすぐに対処しますよ?」
江永瑞穂:「ええー……大丈夫かなー……。危なくない? みんなちゃんと見守っててね!」
鶴喰湊融:あれっ…っていう顔で皆を見る。おかしいのかなあ。
椋実翔利:「まあまあ、好きにやらせとけって。何かあったら話せよ? そういうのはオレよか百入だと思ってたが」
鶴喰湊融:「はい、ありがとうございます」
椋実翔利:「若干不安が見えた」
烏羽岬:「情報共有が終わったなら、陸に戻ろう。学校行事を抜けてきているというのもあるが……」
百入結衣子:「湊融、自覚がないんだよな……」ぼそりと。
烏羽岬:「リーダーを一人にしておくのが一番心配だ。正直、非オーヴァードのチンピラ数名にすら負けそうなイメージがある」
百入結衣子:「あはは。さすがにそれは……」
烏羽岬:「いまごろカツアゲされているかもしれない」
百入結衣子:「……」
椋実翔利:「……」
百入結衣子:「……あるかも」
鶴喰湊融:「……早く戻ってあげて下さい、江永さん、椋実さん」
椋実翔利:「……戻っとくか。折角海だしもう何本か空けようかと思ったが」
椋実翔利:「じいやを助けてやってからにしよう。じゃエリザベス、帰り任せた」
江永瑞穂:「だから、絶対それ変に思われるでしょ……」
GM:……
GM:ロイス取得、調達判定が可能です
鶴喰湊融:水晶の剣を椋実さんのレールキャノンに使いたいです!
椋実翔利:やったー使って使って!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:46->50)
百入結衣子:フラググレネードも一本狙っとくかな。
鶴喰湊融:はいレールキャノンに攻撃力+6です!
烏羽岬:前回が椋実・百入・恵那ちゃんだったので、今回は妹に取ろうかな。
鶴喰湊融:前回椋実さんに取ってなかったので、椋実さんに取ろう。
百入結衣子:マイナーで熱光学迷彩を起動して挑戦。
烏羽岬:-家族/鶴喰湊融/○庇護/不安/ロイス
椋実翔利:やったーレールキャノン! 出力最大!
椋実翔利:ボートぶっとばすぜ!
烏羽岬:ふんわりしたN感情でよく使う『不安』ではない、本当の不安
百入結衣子:6dx+1>=12
DoubleCross : (6R10+1[10]>=12) → 10[1,2,3,6,7,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

鶴喰湊融:”同僚”椋実翔利 〇好意/不安 汗だくだけど大丈夫かな…な不安です。
百入結衣子:OK。ウェポンケースに入れておきます
烏羽岬:大丈夫かな……クラスメイトの男子にいやらしい目で見られてないかな・・・
椋実翔利:あ、ロイスはなしです。調達はー……UGNボディアーマーいっとくか
鶴喰湊融:わたしなんて普通かそれより下ですよ~
鶴喰湊融:では調達は何にしようかな。
椋実翔利:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 8[3,8]+1 → 9 → 失敗

烏羽岬:調達しましょう。強化素材……はちょっときついかな。応急手当。
椋実翔利:うーん惜しい。でもぜひってほどでもないし今は良いや
烏羽岬:2dx+4=>8
DoubleCross : (2R10+4[10]>=8) → 10[2,10]+6[6]+4 → 20 → 成功

鶴喰湊融:あれなら三点投げて購入します?
烏羽岬:強化素材かえてんじゃねーか!
椋実翔利:いや大丈夫です。ありがとう!
烏羽岬:高級応急キットを入手しました。以上です。
鶴喰湊融:了解です。ではボデアマにチャレンジしておこう
鶴喰湊融:5dx+3=>12
DoubleCross : (5R10+3[10]>=12) → 7[1,3,4,5,7]+3 → 10 → 失敗

鶴喰湊融:むう。一応買っておこう。財産2私用。13→11.
鶴喰湊融:椋実さんどうぞ!
椋実翔利:あっありがとう! とりあえず装備はしておこう
鶴喰湊融:では以上っ
GM:完全に買い物依存している…
GM:OK!
椋実翔利:他に防具なかったら回すからね。純粋にHP高い人が着たほうが良いはずだから……
烏羽岬:これがロリのヒモですか
鶴喰湊融:時間凍結のためにも装甲は有った方がいいから…!
椋実翔利:女子小学生に買ってもらう防具は……最高だぜえ~~!
GM:TAP TO NEXT

ミドルシーン3:潮騒は語る

GM:情報収集シーンです。
GM:またしても項目は4つあるぞ。シーンプレイヤーは鶴喰さん。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:50->56)
GM:登場する人はダイスをどうぞ~。
烏羽岬:浜辺といえば噂話……! 噂話に精通しているのは俺だけ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:53->56)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:53->55)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:51->52)
GM:OK!みんな調子いいなあ!おのれ!

GM:情報収集項目を提示します。
■情報収集2
☆海中の構造体について 知識:地理、または情報:学問 難易度9
☆サットヴィカについて 知識;レネゲイド、または情報:軍事 難易度9
□《フアン・タマッド》について 情報:裏社会、または情報:FH 難易度9
□《フレースヴェルグ》丹村健斗について 情報:裏社会、または情報:FH 難易度12
□沙良スミカについて 情報:噂話 難易度7
GM:最後の5つ目はおまけなので、浸食率に1d10をプラスして挑戦することができます。
烏羽岬:サラちゃん!
鶴喰湊融:なるほど~
GM:数えてみたら5つあったパターン…。好きな項目に挑戦してね!
椋実翔利:うーん、これはこのまま流れで《フアン・タマッド》が美しかろうな。行きます
烏羽岬:さてこまった。知識系は僕が行くか、消える人がいくのがいいか。
鶴喰湊融:固定値FHは2あるので、アレならフレースヴェルグいけます
百入結衣子:難易度12のやつはあたし以外に行ってほしいですね
百入結衣子:クリティカルが要求されると財産使えないと辛いので
烏羽岬:そうか、お小遣いももらえない・・
椋実翔利:財産ないし隠れるからロリのヒモになれないのだな
鶴喰湊融:じゃあ固定値とダイスもある湊融がいきましょう
百入結衣子:不名誉な称号なんて要らないもん!
鶴喰湊融:お世話出来ない……
椋実翔利:見ろ! 鶴喰が寂しそうな顔をしているぞ! 百入のせいで!
百入結衣子:うっ……
椋実翔利:2dx+2=>9 《フアン・タマッド》
DoubleCross : (2R10+2[10]>=9) → 9[1,9]+2 → 11 → 成功

烏羽岬:知り合いじゃない?
百入結衣子:岬は上2個ならどっちがいい?
椋実翔利:変わんね?なこいつ
烏羽岬:どっちいっても変わんないですよね我々。さっきの流れ的にはサットヴィカかなと思ったけど
鶴喰湊融:情報FHで、コネ起動して+2dし《フレースヴェルグ》丹村健斗について。
鶴喰湊融:7dx+2=>12
DoubleCross : (7R10+2[10]>=12) → 8[1,1,1,2,4,7,8]+2 → 10 → 失敗

烏羽岬:UGNは海中の構造体とサットヴィカ両方調べてるみたいだから、そういう意味でもどっちいっても変わんないな……w サットヴィカにいきます。
鶴喰湊融:くう。財産二点使用して成功させます。11→9へ。
百入結衣子:ではこちらは海中の構造体を。
烏羽岬:GM!これ、知識では財産は使えないですか?
百入結衣子:消えて判定。知識のほうがダイスがあるのでそっちで。
GM:知識でも財産可です!
百入結衣子:7dx>=9
DoubleCross : (7R10[10]>=9) → 9[1,4,5,7,8,8,9] → 9 → 成功

烏羽岬:やったー!じゃあ社会素振りではなく知識でサットヴィカに挑みます。
百入結衣子:フウー
GM:やるぅ!
烏羽岬:4dx=>9 知識レネゲイド。
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 6[4,4,5,6] → 6 → 失敗

烏羽岬:グエーッ
椋実翔利:やーい烏羽!
烏羽岬:マ、ママ……お小遣いちょうだい……
鶴喰湊融:財産3点!9→6へ!成功させて!
烏羽岬:わーいありがとう!
鶴喰湊融:はいはい。
GM:おじゃおじゃおじゃ、貧乏人はつらいでおじゃるな~
椋実翔利:ロリのヒモ兄弟
GM:プライド欠片もなし!だが成功!
GM:沙良スミカの情報項目に挑む方はいますか?
GM:浸食率+1d10で挑戦可能です。やらなくてもまったく問題ないです。
椋実翔利:純粋に適性が低い。侵蝕一番低いけど、まあ戦闘でたくさんかさむので……
鶴喰湊融:じゃあ私かな。100以上にならないと火力が出ないので。
鶴喰湊融:挑戦します!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:56->63)
百入結衣子:気楽にね~失敗したらあたしが行くし
鶴喰湊融:噂話は無いので素手挑戦
鶴喰湊融:6dx=>7
DoubleCross : (6R10[10]>=7) → 10[3,3,4,5,7,10]+3[3] → 13 → 成功

GM:テイク・イット・イージー!
百入結衣子:つよつよ小学生
鶴喰湊融:どうしてこっちで回るのか
GM:成功していた
GM:じゃあ順番に開示していこう
GM:1個目
☆海中の構造体について
構造体は極めて巨大であり、実にR市全体の6分の1の大きさがあるという。
浜辺に漂着した欠片を調査したところ、その来歴の古さにも注目が集まっている。
年代測定の結果は、有史以前、およそ1万年前に構成されたものと考えられる。
どうやら、さらに巨大な都市の破片のようだが、「空から落ちてきた」ような破損が見られる。
またなんらかの兵器が搭載されていることが確認されており、
UGNはオーヴァードによる調査準備を開始、今夜にもR市の「レリックドライバ」部隊を送り込む予定。
烏羽岬:宇宙船だ!
鶴喰湊融:デカい
GM:2個目
百入結衣子:デカすぎでしょ
☆サットヴィカについて
R市海中の不明構造体が有する、巨大兵器と推測されている。
エネルギーを収束させ、光子による破壊的な攻撃を射出する機能を有している。
多対一での戦闘を想定されており、固まっていても散らばっていも関係なく攻撃を仕掛けてくる。
あまりに攻撃範囲が巨大・かつ破壊力が甚大であるため、その攻撃は通常ならば回避することも防御することできない。
また、サットヴィカ本体が水没しているポイントも特定できた。海中潜行の手段さえあれば探索が可能だろう。
GM:3個目
烏羽岬:ええーこわい
□《フアン・タマッド》について
《ジョス=アポ》セルが誇る唯一のまともな戦闘要員。
極めて高い防御能力を持った、キュマイラ/エグザイルのオーヴァード。
ヨロイイソギンチャクの因子を持ち、多数の触手を生やして対象に絡みつく攻撃を得意とする。
相手の戦闘力を削ぐ、しぶとく陰湿な戦闘スタイルを貫く。
その性格は大雑把で刹那的だが、極めて凶暴・かつ残虐。良心は欠片もない。
GM:4個目
椋実翔利:相変わらず薄気味悪い戦い方してるぜ
□《フレースヴェルグ》丹村健斗について
《スヴェルト》セルの新人。《華槍》柿崎泰道を師と仰ぐ、特殊な形状の刺突剣の使い手。
貫いた相手に毒を打ち込む能力を有する、『ヴィドフニルの尾羽』と呼ばれる長剣を操る。
ただしその技量・精神はどちらも師に比べて未熟であり、セルの中でも鉄砲玉扱いされている。
《スヴェルト》セルは現在、外部からの干渉排除を請け負っているため、
彼もR市に侵入してきた《ジョス=アポ》セルを可能な限り皆殺しにする任務を担う。
GM:5個目(おまけ)
□沙良スミカについて
《スレイベギー》セルの情報支援担当。コードネームは《カイライス》。
セルの資金源である製薬業、工業へのイメージ操作と、メディアを通じた情報収集を担っている。
その性質上から戦闘データは少ないが、作戦指揮・支援能力に長け、セルにとっては貴重な存在。
また現在は10人編成のアイドルグループ「NC10」の一員であり、
アイドルとは思えない演技力によりドラマ出演も増えている。
意外な一面として書道が得意らしい。好きな食べ物は、オフィシャルでは大根の麹漬(本来はハンバーガー)。
新曲『Fast Lane Drive』は8月に発売した。
GM:以上です。
烏羽岬:あっなるほど、大和撫子的なキャラ推しなんだな・・・
鶴喰湊融:なるほど~
GM:情報収集の共有は、またしても臨海学校を抜け出して行われます。具体的には
GM:ボランティア活動の最中に、祭りの準備が進む神社の裏手での会話になります。
GM:雉目ヶ浜を一望できる、小高い丘の上。
GM:きみたちはそこで情報の突合せを行うことになった。
烏羽岬:裏手のゴミ拾いを担当する、という名目で抜けてきます。ビニール袋とゴミ拾い用のトングみたいなやつをもっている。
椋実翔利:「おー烏羽、マジメにやってんなあ。ほれゴミ」 ビールの空き缶を放り込む
江永瑞穂:「……なんか大変そうな装備ね」
鶴喰湊融:こちらも似たようなもの。いくつかのペットボトルや紙カップなどをすでに拾って入れておいた。
烏羽岬:「これは燃えるゴミだ。分別しろよ、椋実」 トングでカン、とビールの空き缶を空中に弾き
烏羽岬:別の袋でキャッチする。こっちは空き缶用。
鶴喰湊融:「おお…すごい」
椋実翔利:「ああそうなのか。まあ、もちろんオレはオマエがそこまで読んでいたんだが?」
百入結衣子:「原因を断ったほうがいいと思うんだけどなあ」
烏羽岬:「大変ではあるが、存外楽しいな。このボランティアというのは。江永も普通の生活を手に入れたらやってみるといい」
江永瑞穂:「ふうん。……普通の生活ね。そのときが来たら、そーね。ボランティアでも……」
百入結衣子:「入り口で押さえないと、永遠にこのままだよ、これ」袋とトングは持っているが、中身はほぼ空。
江永瑞穂:「って、私の子とはいいから! 調べてきたんでしょ、いろいろと」
鶴喰湊融:「あはは…そうですね、時間もあまりかけちゃうと、ですし」苦笑。
烏羽岬:「僕からいこう。先程の情報の補足だから、すぐ終わる」
椋実翔利:「まあ別にゴミをなくすことが目的じゃないしな。ゴミを拾って集めんのが目的なんだよ。遊びだ遊び」
烏羽岬:サットヴィカについて開示します。やっぱり兵器だった……。
烏羽岬:「“海中の構造体”に関する詳細は不明だが、“サットヴィカ”が明らかに……こう……ヤバいのはたしかだ」
椋実翔利:「……イイじゃねーか! そんなヤバイもんなのかよ!」
烏羽岬:「まともな代物じゃない。生半可な防御装備は役に立たないだろうな」
百入結衣子:「弱ったな。海中じゃ回避もままならない」
鶴喰湊融:「…すっごいねこれ。多数で行ってもそのままどかん、か」
椋実翔利:「どうにかして持って帰ろうぜ! んでオレのSHIDENに載せよう! リニアキャノンと古代レーザーのハイブリッドウェポンだ!」
烏羽岬:「リーダーが用意している海中装備があれば、ポイント自体にはたどり着けるのだろうが……椋実は楽しそうで何よりだ」
鶴喰湊融:「めちゃくちゃ大きいみたいですけど載せられるんですかコレ…?」
江永瑞穂:「デカすぎるでしょ。椋実さんに変なもの持って帰らせないようにしないと……」
百入結衣子:「てか、動力がなにかも分からないからね……そうそう、デカさなんだけどね」
椋実翔利:「バカお前。デカいってことは強いってこったろ。そしたら出力もアップして飛行力もアップするから結果的に載せられんだよ」
烏羽岬:「僕からはそんなところだ。次を頼む」
烏羽岬:木陰に落ちてるボロボロになった雑誌をつまんで資源ゴミ袋に放り込む。
江永瑞穂:「リーダーいわく、制御装置と動力基盤だけで十分だそうです。たぶん、光子を循環させるリング状のやつが動力源だろうって」
百入結衣子:「その構造体、かなりデカいっぽいね」ガリガリとトングで丸を引く。
百入結衣子:「こんくらい」隣に少し小さな丸を。
椋実翔利:「どんくらい? やっぱ沈没船か? 海賊船みたいな」
江永瑞穂:「メンテナンスの必要から、たぶん持ち運べるサイズのはずって言ってました」
鶴喰湊融:「なるほど。……えっと、この小さな〇が?」
烏羽岬:「比較対象がわからないな。この円は学校か、あるいは校庭か?」
百入結衣子:「そっちがその構造体ね。んで、こっちの丸がR市」
烏羽岬:「市?」
鶴喰湊融:「えっ」
百入結衣子:「うん」
椋実翔利:「?」
烏羽岬:「市……」 円を見る。
鶴喰湊融:「…えっと。小さいやつでも…六分の一くらい?あるんですけど」
椋実翔利:「……市ってつまりアレか? 街か?」
椋実翔利:「比較のモトを街にしなきゃいけないくらいってことか?」
江永瑞穂:「うわー……大きくないですか? 船みたいなものをイメージしていたんですが」
烏羽岬:「それが本当なら、現代で最大級の空母よりはるかに大きい。とんでもない代物だぞ」
百入結衣子:「たぶんね。こっちも街なんだ。街と比べられるくらいには」
百入結衣子:「都市の――しかも、古代の破片が、空から落ちてきたみたいな」
椋実翔利:「へー……」
江永瑞穂:「古代? そんなに大昔のモノなんですか?」
鶴喰湊融:「………古代の都市が、地殻変動で海に沈んだわけじゃなく、墜ちてきた?」
烏羽岬:「想像もできないな。このこと、リーダーはどこまで予想できてるんだ……?」
百入結衣子:「無機物の測定って、難しいらしいけど。推定では1万年前だって」
鶴喰湊融:「一万」鸚鵡返しに。
椋実翔利:「いやなんつうか……」
椋実翔利:「……コンビニのオカルト雑誌に載ってそう」
百入結衣子:「まあ、レネゲイドってそういう所あるもんね」
江永瑞穂:「リーダーは『ぜったい古代都市だよ!!!』って言ってました。だいぶ興奮してたみたいです」
烏羽岬:「楽しそうで何よりだ」 肩をすくめる。
百入結衣子:「現代に発生した超能力者の組織が、人知れず戦いを繰り広げている!って」
鶴喰湊融:「歴史ロマンってやつなのでしょうか…」ちょっとスケールの大きさにびっくりしている。
百入結衣子:「オカルトもいいことだ。だから」
椋実翔利:「ま、それもそうだ。レネゲイドなんて元々そういうもんだったな。その延長か」
百入結衣子:「荒唐無稽でも、あながち無いと断言なんて出来ないってこと」
鶴喰湊融:「……まあ時空間の捻じ曲げとか質量保存則とかどんどん無視してますもんねレネゲイド…」確かにそう思えば。
椋実翔利:「大事なのは役に立つかどうかだ。そしてソイツは……サットヴィカとかいうのは……役に立つ!」
烏羽岬:「まあな。椋実のゲートなんてまさに古典的なサイキックで、オカルトそのものだ」
椋実翔利:「……で、そうなると尚更《ジョス=アポ》の連中を叩いておきたくなるな……」
百入結衣子:「……うん。UGNは、今夜調査する気らしいから」
百入結衣子:「尚更他の憂いはなくしたい」
烏羽岬:「《ジョス=アポ》か」
烏羽岬:「たしか椋実はセルリーダーについて調べていたな。手の内はわかったか?」
椋実翔利:「ああ。一応調べたけど、昔っから変わんなかったわ。《フアン・タマッド》は防御型」
椋実翔利:「自分は前に出て攻撃を引きつけて、部下にバラバラ攻撃させるタイプな。で、本人も妨害方向の攻撃ができる」
江永瑞穂:「硬いんですか? 私が苦手なタイプね……」
椋実翔利:「爽やかなオレと違って陰険クソ野郎だ。オレと違って知能も低い割に、オレと違って良識もない。救いようのないヤツだが……」
百入結衣子:「奇襲も難しいかもな、それだと。耐えられる可能性がある」
鶴喰湊融:「…時間が掛かりそうですね」
椋実翔利:「硬さだけはマジだからな。一応覚えとけ。部下だけでも先に掃除できりゃ楽なんだがね」
江永瑞穂:「……」 突っ込むと面倒だから突っ込まない
烏羽岬:「とはいえ、他は雑魚なんだろう。《フアン・タマッド》一人にさえしてしまえばなんとかなりそうだな」
烏羽岬:「長期戦になってUGNに感づかれる可能性だけは留意しよう」
百入結衣子:「それに、《ジョス=アポ》が唯一ってわけじゃないでしょ。そこに気を取られすぎるのも拙い」
江永瑞穂:「硬いだけなら、烏羽がやるでしょ。あと厄介なのは……?」
百入結衣子:「他のセルに掻っ攫われるかもだ」
鶴喰湊融:「はい、《フレースヴェルグ》と《カイライス》については――」こちらも共有。
鶴喰湊融:「《フレースヴェルグ》は、スヴェルトがR市への外部干渉排除を受けているのもあって、《ジョス=アポ》セルの排除を任務としています」
鶴喰湊融:「まだ新人なのも在って、鉄砲玉扱いみたいですが。特殊な毒を打ち込む、『ヴィドフニルの尾羽』という剣を使うとか」
烏羽岬:(大根の麹漬、好物ではなかったのか……) ファンクラブ広報誌でちょっと知っていた。
烏羽岬:「排除? たった一人で?」
烏羽岬:「下積みは大変だな」
鶴喰湊融:「調べた情報からしても、《フアン・タマッド》とは相性がいいようですし。こういうのがあのセル流なんでしょう」
百入結衣子:「やれると見做されているのか、可能なだけ荒らせればそれでいいと考えてるのか……」
椋実翔利:「ま、《華槍》ぽいってのは分かる。何も考えずにムチャさせとけみたいなノリだろああいうのって」
百入結衣子:「“先生”って感じではないよねえ」
江永瑞穂:「半端なオーヴァードがいくらたくさんいても、実質“フアン・タマッド”一対一だからかも」
鶴喰湊融:「《カイライス》については…情報操作担当、といったところと表の情報くらいですね。中々貴重なだけあって、護りも厚めみたいで」
烏羽岬:「毒を使ったヒットアンドアウェイという手もあるしな。警戒はしておこう」
百入結衣子:「しかし、外部からの干渉排除を求められた《スヴェルト》と、情報操作担当を送り込んだ《スレイベギー》か」
百入結衣子:「本当に、外から干渉されたくないんだな。それって」
百入結衣子:「中で、もう事態が進行してるってことなのかも」
江永瑞穂:「あ、えーと……そこなんですけど」
椋実翔利:「……しかしなんつうか、ヘンな感じだな。そこまでやっといて、遺産そのものには手を伸ばしてないのか?」
江永瑞穂:「実は、《スレイベギー》から接触があって。《YERO》さんを経由してだったんですが」
百入結衣子:「……接触?」
鶴喰湊融:「…む」
烏羽岬:「ん」 湊融ちゃんをちらと見る。
鶴喰湊融:表情がわずかに硬い。
江永瑞穂:「それで。今回に関しては、《ジョス=アポ》の排除ということで、目的が一致しているらしくて……」
江永瑞穂:「とりあえず、これ」 タブレット端末を差し出す。そこには―― 「えーと、繋いだわ。”カイライス”」
烏羽岬:「それは、そうだな。サラちゃん……沙良スミカも、最初に同じことを言っていた」
鶴喰湊融:「…………まあ、確かに邪魔ですが」声にも固さがある。「……ちょ」
烏羽岬:「繋がってるのか」
沙良 スミカ:「あ、もうこれ喋って大丈夫? 何も見えないんだけど?」
椋実翔利:「オイオイ。直通かよ。じれが会いに行けるアイドルか?」
GM:沙良スミカの映像が端末に映る。
江永瑞穂:「なんで私たちの姿まで見せる必要があるの? 十分でしょ、これで。話できるんだし」
百入結衣子:「聞こえてるよ。こんにちは」
烏羽岬:「アイドルとの直通話か。見る人が見たら嫉妬で狂い死にしそうだな」
鶴喰湊融:「……………ええ、聴こえていますよ」此処で自分だけ言わないわけにもいかない。
沙良 スミカ:「はあー。アイドルは画面の向こうからしか語り掛けられないってやつ? まあいいけど……。こんにちは! みんな元気?」
椋実翔利:「ファン的には天にも昇る心地なんじゃないか? どうよ? オレは別にファンじゃないから知らないけど」
烏羽岬:「午前ぶりだ、沙良スミカ。こちらは薄暗くてな。カメラをオンにしても、どのみちろくに見えないだろう」
烏羽岬:「わざわざ連絡してくるくらいなんだ。要件を伺おう」
百入結衣子:「クラスにはかなり居るねー。女の子受けもいいみたい」
沙良 スミカ:「はいどうも。烏羽もいるわけね。じゃあ話進めましょう」
沙良 スミカ:「《ジョス=アポ》セルを退治しに行くんでしょ? ついでにUGNとも小競り合いになりそうな予感もあるんだって?」
沙良 スミカ:「奇遇にも、私も同じ仕事なんだよね。“フレースヴェルグ”を使ってやるつもりだったんだけど、UGNもいるし、思ったより面倒かなって感じで」
烏羽岬:「耳が早いな……」 どこから漏れたんだ、という顔をしている。
椋実翔利:「ま別に否定するつもりはないがね。実際、いて良いことは何もない」
烏羽岬:「君の仕事は《ジョス=アポ》の退治か? 相手を見くびるわけじゃないが、そこまでの警戒対象か?」
沙良 スミカ:「こっちも浜辺で遊んでたわけじゃないってわけ。……そこで取引なんだけど」
烏羽岬:「僕らのような零細セルならともかく、《スレイベギー》のような大手セルならほぼ無視できるレベルかと思っていた」
沙良 スミカ:「むしろ迷惑なのはUGN。絶対にカチ合うから」
烏羽岬:「ああ。それなら納得だ」
沙良 スミカ:「私と“フレースヴェルグ”で協力するわ。UGNの排除――は無理そうだけど、それと《ジョス=アポ》の始末にね」
百入結衣子:「……そうだね。戦力を傾ける比重が大きい。市内の守りを弱めてまでだもの」
沙良 スミカ:「沈んでる遺産はそっちにあげてもいい。大盤振る舞いでしょ~」
沙良 スミカ:「いやー、こんな善行を積むなんて。まさにボランティア活動ね!」
椋実翔利:(……当然ソコ掴んでるよな。遺産、いらないのか? ……いらないと「分かって」んのか? 気に障るな……)
烏羽岬:「なるほど。確かに大盤振る舞いだ」 話がうますぎると思っている。
鶴喰湊融:(大盤振る舞いすぎる。…把握している、いや。逆に…“今ここ”で、獲る必要がないのか?)
百入結衣子:「……でも、そこまでして貰っても」
百入結衣子:「うちは何も返せないよ?いいの?」
沙良 スミカ:「いいのいいの。ウチとそっちのセルじゃ目的が違うから」
沙良 スミカ:「どうせ持ち帰れるのは制御コアか動力源かきらきら光る石ころぐらいでしょ」
百入結衣子:「あはは。詳しいんだ」
鶴喰湊融:「………」詳し過ぎないか?そう思うが、聞いても応えはあるまい。
烏羽岬:「ご厚意に甘えるか。うちのリーダー次第だが、おそらく承認するだろう」
沙良 スミカ:「そういうのは必要ないからね。それともそこに駐屯して、遺産を独占するつもり? そーゆーのはウチがやるから」
百入結衣子:「まあ、何にせよだ。うちは貰えるだけは貰っていくよ。弱小だからね」
江永瑞穂:「まあ、実際リーダーはこの条件を先に聞いてます。ため息ついて、みんながOKなら……って辛そうな感じで」
江永瑞穂:「……言ってました。ええ。仕方ないので……」
椋実翔利:「……そこまで余裕あんなら、七面倒な呼び名をオレに押し付けるなんて悪趣味、しないで欲しかったモンだ」 マイクに拾われないよう小声で
百入結衣子:「小さいつづらはお先に。あとから恨み言言わないでね?」
鶴喰湊融:「…なるほど。リーダーがそう判断したなら」
椋実翔利:「それなら言うコトはねえ。実際、UGNと《ジョス=アポ》のチンピラとの相手をするのがラクになんならな」
烏羽岬:「長期戦になればなるほど、僕らの正体が露見する可能性は高まるからな。異論はない」
椋実翔利:「リーダーにゃ気の毒かもしれんがね。どうせ元々そこまではできん」
沙良 スミカ:「まあ、別に回答とか求めてないんだけど。目的が同じだからウチらは勝手に協力するし、断られたら現場でやり合うだけでしょ」
百入結衣子:「予告したほうが面倒がないってだけか。つくづく合理的だ」
百入結衣子:(相当切れるリーダーが居るかな)
鶴喰湊融:「…というわけで、お話は御受けさせて頂こうかと」
鶴喰湊融:「ふむ。……なら、よろしければ、貴方がたの目的とは何なのか、お伺いさせて頂いても?」
沙良 スミカ:「オーケー。話まとまった感じね? じゃあ、それでいきましょ……え、目的?」
鶴喰湊融:「もし接触する場合、それに対して交渉する余地があるかもしれませんので」
烏羽岬:「……」 腕組みしたまま湊融ちゃんを見守っている。
鶴喰湊融:今迄。ただ大手の仕事先としか見ていなかったが――ここまで関わった以上。どうするにせよ、相手の目的は知っておきたい。
沙良 スミカ:「うーん。それね。マスター・スカ……ああっと、これ呼ぶなって言われてるんだ。ウチのリーダーの目的って、ウチらにもよくわかんないところあって」
沙良 スミカ:「遺産を探してるらしいんだけど、手当たり次第って感じじゃないんだよね。でもまあとりあえず、私の部門としては――」
鶴喰湊融:(マスターエージェントか)やはり大物がいる。そして、構成員にも分からないと思われる…トップの権力が強いのだ。
沙良 スミカ:「発見した遺産は抑えとけってこと。忙しいんだよね~」
鶴喰湊融:「なるほど。ありがとうございます、《カイライス》」一礼。
江永瑞穂:「……構成メンバーにも、よくわからないってことじゃないですか……」
百入結衣子:「ううん。よく分からないことが分かったよ」
鶴喰湊融:(遺産。……トップが、性質か特定の物かはわからないが。それを探している)
鶴喰湊融:そして。それを、構成員にも伝えていない。
椋実翔利:「よくわかんなくても従って動くことはできるもんだしな」
鶴喰湊融:「十分です。非常に参考になるお話でした」
百入結衣子:「構成メンバーにも開示しないだけの目的があるって意味だ」
烏羽岬:「ありがとう沙良スミカ。今度機会があれば、お礼に高いハンバーガーをおごろう」
沙良 スミカ:「じゃ、私はこれで。また後でね!」
GM:通信は唐突に切れた。
百入結衣子:「そして、目的を開示しなくてもメンバーを動かせるだけの統率力も、だ」
江永瑞穂:「……信用できない協力者が増えましたね。いいことなのか、悪いことなのか……」
烏羽岬:「"発見した遺産は抑えとけ"なのに、"沈んでいる遺産はそっちにあげてもいい"か」
鶴喰湊融:「ただのマスターエージェントではない…いや、マスターはだいたい凄まじいんですが」
烏羽岬:「裏がありますと言っているようなものだな。困ったものだ」
百入結衣子:「“発見した遺産は、必要かもしれないなら中身がわかるまで抑えておけ”かな」
鶴喰湊融:「…まあ、寧ろ裏が無い方が怖いですからね」
椋実翔利:「さあ、案外"ハズレだと分かっている"、つまり"以前内密に調査したことがある"だけかもしれん。なら今の話は色々納得だ」
百入結衣子:「選り好みをしてるなら、今回は最大の脅威じゃない。“遺産の内容を問わず必ず調査して押さえる”組織のほうが問題だ」
百入結衣子:「やっぱり、UGNが目下の障害か」
鶴喰湊融:「…毎度毎度のことですけどね…」苦笑して。
江永瑞穂:「……あと、リーダーからの伝言です」
江永瑞穂:「真昼間から行動を起こすのは無理なので、夜まで待機するように、だそうです。合流地点は、最初の岩場で」
烏羽岬:「なんだ? "スレイベギーを信じるな"みたいな話なら、言われるまでもないが」
鶴喰湊融:「む……まあ、仕方ないですね」
烏羽岬:「僕は旅館から抜け出る形になるな。アリバイを用意しておこう」
椋実翔利:「予定通りだな。ってことは夜までフリータイムか」
百入結衣子:「岬はカヴァーの用意が大変そうだ」
椋実翔利:「夕方はホテルのバーで情報収集でもすっかな。階は低いが景色は良いってハナシだし、酒もウマそうだ」
鶴喰湊融:「わたしも上手いことやらないとなあ…。夕方かそれまではお祭りに出るとして…」
烏羽岬:「僕も不良生徒か病弱生徒の線を検討するかな……」
百入結衣子:「あはは。被ったら目立っちゃうよ?」
江永瑞穂:「烏羽がいまさら病弱は無理でしょ……」
鶴喰湊融:「そうすると”普通”なんでしょうか…?」
烏羽岬:「普通じゃないな。うん。やはり僕は今のままでいくしかない」 タバコの吸殻をトングで拾う。
百入結衣子:「あ、ゴミちょっと分けて。流石に言い訳聞かない量だあたし」袋には全然入ってない。
椋実翔利:「ま、その辺は人間関係でカバーできんだろ。頑張って普通でいることだ」
烏羽岬:「了解した。燃えるゴミを半分譲ろう」
鶴喰湊融:「ペットボトルとかなら分けられますよー」3本くらいのうち一本を。
椋実翔利:「今もまさにな」 ポケットの中から丸まったレシートを入れてやる
烏羽岬:「ああ。あと、鶴喰」
鶴喰湊融:「はい?」
百入結衣子:「それは証拠品になるからダメ」レシートだけ取り出して。
椋実翔利:「キメ細かいヤツ」
烏羽岬:「"お前らの目的は?" ――いい交渉だった。最年少だからこそ、そういうところにストレートに切り込むのも不自然じゃない」
烏羽岬:「やはり《ヴリトラ》の渉外担当だな。頼りにしている」
鶴喰湊融:「……えへへ。ありがとう、鳥羽くん。殆どの会話は、皆に任せちゃったから」
鶴喰湊融:「そう言って貰えると、もっと頑張れる。ありがとね」にこりと笑いかける。
百入結衣子:「そうだね。湊融が渉外担当をしてることと自体に意味がある」
百入結衣子:「このセルには人材が払底してるのか?って思わせられる。問題があるとすれば」
百入結衣子:「事実なことくらいかなあ」
鶴喰湊融:「わたしで大丈夫か、すっごい不安にもなりますけどね…!でも、皆のためですから」
鶴喰湊融:「………それは、言わないでください…!」
椋実翔利:「いやいや、鶴喰はよくやってるって。気も回るし、金勘定もウマイし。自信持っとけ持っとけ」
百入結衣子:「そうそう。あたしよりよっぽどだ」
鶴喰湊融:「えへへへ…ありがとうございます」照れ照れしている。
椋実翔利:「だからこれからもよろしく頼むぜ。夕方の情報収集の経費とかな!」
鶴喰湊融:「……レシート出してくださいね…?」
百入結衣子:「……」取り出したレシートを湊融に渡す。
百入結衣子:「これ捨てちゃだめなやつじゃん……!」
GM:……
GM:ロイス、調達が可能です!どうぞ!
鶴喰湊融:ロイス、あとひとつしかないので保留。そして水晶の剣!
鶴喰湊融:鳥羽くんのキーンナイフにだ。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:63->67)
烏羽岬:わーい!
烏羽岬:キーンナイフツヴァイがキーンナイフドライになりました
鶴喰湊融:攻撃力+6してね!湊融が100超えたら+8になります。
椋実翔利:鶴喰ちゃんに取ろう 最年少/鶴喰湊融/○信頼/たまにケチ
烏羽岬:さて迷うな。椋実さん用にもう一個応急手当か、ミドル用のブルーゲイルか、強化素材か。
鶴喰湊融:むっそうですね。応急かブルゲで。
烏羽岬:ブルーゲイルは流石に届かんだろうな……。強化素材を狙ってみます。
烏羽岬:2dx+4=>15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 9[7,9]+4 → 13 → 失敗

烏羽岬:さっきは20出たのにな……! ダメ!
鶴喰湊融:あっ財産2点投げるよ!
鶴喰湊融:9→7、これで成功!
鶴喰湊融:7じゃない、5だ!
百入結衣子:応急狙っておこうかな。消えて判定を。
百入結衣子:6dx+1>=8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 10[3,3,4,8,8,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

百入結衣子:危なげなし!
鶴喰湊融:財産5でブルゲは厳しいかな…。まあいいや狙ってみよう。
烏羽岬:湊融ちゃん財産6ってなってる!
椋実翔利:応急手当集まってきたな。照準器ねーらお
鶴喰湊融:おっとじゃあ4でした!
鶴喰湊融:申し訳ない…!ありがとうございます!
椋実翔利:2dx+1=>15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 3[2,3]+1 → 4 → 失敗

GM:YES!
椋実翔利:ゴミカス! 以上です
鶴喰湊融:6dx+3=>20
DoubleCross : (6R10+3[10]>=20) → 10[3,4,5,9,9,10]+2[2]+3 → 15 → 失敗

GM:椋実さんは本当に調達苦手だなあ
烏羽岬:水晶キーンナイフに使います。キーンナイフドライ+1になり、攻撃力が+7されました。
鶴喰湊融:あーっ財産全部使ってもダメだ!
百入結衣子:レシートは照準器の代わりにならないぞ
鶴喰湊融:以上!
百入結衣子:こっちも以上です
椋実翔利:まるめりゃワンチャンあるだろ~ ……できねえわ(ポイッ)
椋実翔利:以上でーす
鶴喰湊融:捨てないで
GM:OK!

ミドルシーン4:色彩を纏う日々

GM:このシーンは鶴喰ちゃんの回想が入るシーンなので、鶴喰チャンがシーンプレイヤーになります…
GM:浸食率が高いのに……ごめんね!
鶴喰湊融:はーい!いえいえ。水晶ガンガン使ってましたしね!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:67->72)
GM:あと砂浜で遊ぶシーンだよ! 登場したいプレイヤーはどうぞ!
烏羽岬:あっ、回想専門シーンじゃないんですね
GM:そうなんです
烏羽岬:スイカ割りやビーチバレーでは、烏羽の白兵スキルが絶対に活躍するはず……! 出ます。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:52->53)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:56->63)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:55->56)
烏羽岬:君たちさっきからテンション低すぎない?
百入結衣子:水着れるシーンは出ておかねばね
GM:OK!

GM:臨海学校にも、参加者が待ち望んでいた時間がついにやってくる。
GM:15:30~の自由時間だ!
烏羽岬:ボランティアなんかクソだぜ!

雲居春音:「やっ……」
雲居春音:「……っと! 自由時間! 自由時間だよ、烏羽くん!!!」
GM:特に水着イラストによる差分はないが、雲居さんは水着だ。
GM:白をベースにしたワンピース型だ。泳ぐのが速そう。
烏羽岬:「ボランティアや職業体験も悪くはなかったが」
烏羽岬:「ああ……自由に遊んでいいというのは、やはり嬉しいな」
烏羽岬:「雲居の水着は泳ぎやすそうだな。ブイまで競争でもするか?」
雲居春音:「ふふん! いいけど、私、だいぶ速いよ」
烏羽岬:「ずいぶん自信があるな。水泳でもやっていたのか?」
雲居春音:「烏丸くんとか余裕でぶっちぎるから」 両手がすでにクロールを描いている。 「や、まあ、そーゆーわけじゃないんだけど……」
雲居春音:「……えーと、まあ、とにかく得意なの!」
烏羽岬:以前病弱だったことは当然把握済み。最近はこうして、雲居さん本人の情報も積極的に集めている。
雲居春音:「あ! っていうか、あれ! あれ見て!」
烏羽岬:「わかった。なら泳ぎで競争だ。負けたほうがかき氷を奢るということで――」
GM:烏羽くんの肩をばしばし叩いて、指さす。
烏羽岬:そっちを見ます。もちろん周囲もさりげなく警戒しつつ。
GM:『夏の雉目神社恒例・神前奉納ビーチバレー大会』
烏羽岬:「……」
烏羽岬:「神前でビーチバレー……」
雲居春音:「ビーチバレーの! 大会だって! 神前……なんとかのやつ」
雲居春音:「ご利益ありそうじゃない!?」
烏羽岬:「ビーチバレーでもらえるご利益というのもどうなんだ、という気がするが。景品とかはあるのかな」
GM:神主らが厳かな様子で紅白に塗られたバレーボールを、岩棚の上に捧げている。
GM:クソ暑そうだ。
雲居春音:「わかんないけど、ペア参加だってさ!」
烏羽岬:参加は受け付けてますか?あと、やっぱりペアじゃないとダメとか?
GM:ペア参加ですね。そして、この行事……
GM:臨海学校の生徒はだいたい参加している!
烏羽岬:ほぼ必須行事じゃねか!
GM:そう!臨海学校でやってくる学生たちを当て込んだイベントなのだ!!!
GM:この日、このタイミングで開催されているのは、偶然でもなんでもない!!! 学校側もグルなのだ……。
烏羽岬:瞬時に計算します。浜辺と言えばビーチバレー……それはもう、臨海学校のしおりを読んだ瞬間から認識していたことだ。
烏羽岬:そしてみんなが参加している! 椋実の言っていた『共通の話題から浮く』というアドバイスも蘇る。
烏羽岬:「雲居」
烏羽岬:雲居さんの手をひっつかんで、受付の方へ引っ張っていきます。
GM:神主が厳かに、神像らしきものに柏手を打つ。
烏羽岬:「参加するぞ。僕とペアだ」
雲居春音:「え」
雲居春音:「えええええ!? あっ、やっ、いいんだけど! 誘うつもりだったけど!」
烏羽岬:「よかった。ここで断られたら、別の人を探しにいかなければならないところだった」
烏羽岬:「ビーチバレーは得意か?」
烏羽岬:「先に言っておくと、僕はやったことがない」
雲居春音:「うっ。うん……まあね! バレーなら授業でやったし! しょうがないなあ」
雲居春音:「私が教えてあげましょう!」
烏羽岬:「心強いな。頼む」 選択授業のバレーとバスケでバスケを選択してしまったので、バレー自体が初。

GM:そして臨海学校の参加生徒がだいたい参加しているということは……
GM:ほかのPC3人も参加してもいいですよ! 観戦席でヤジを飛ばすだけでもいいですけどね!
GM:というわけで、参加する方は参加表明をどうぞ。
鶴喰湊融:じゃあ思い出つくりで記念参加したいです!
GM:ペアとして指名できるのは、PC以外ではこれらのメンバーだ。
百入結衣子:やりたい!
練木少年(弱い)
《フレースヴェルグ》丹村健斗
《フラワルド》舘原恵那
《カイライス》沙良スミカ
《ザンザーラ》甲斐美冬(百入さんのみ)
謎の令嬢エリザベス
GM:自由に指名してください
百入結衣子:あっ美冬ちゃんと組めるのか……美冬ちゃんがいいな
鶴喰湊融:いや、スミカさんとかめっちゃ面白そうだけど、普通に練木くんと行きたいですw
GM:OKです!
GM:椋実さんはどうしますか?
椋実翔利:みんな出るなら……しょうがねえなあー!
椋実翔利:行くぞエリザベス! 着衣ビーチバレーで全員ぶっ飛ばす!
GM:OK!
GM:組み合わせを決めよう
GM:1:烏羽&雲居 2:百入&甲斐 3:鶴喰&練木少年 4:椋実&謎令嬢エリザベス
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

烏羽岬:エッエリザベス
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

GM:1回戦>烏羽&雲居ペア VS 百入&甲斐
GM:では、先に百入さんと甲斐さんの描写を挟んでおきましょう

甲斐美冬:「……」
GM:百入さんが自由時間に甲斐美冬を見かけたとき、彼女は浜辺で座り込んでいた。
GM:青いフリルビキニで、水着を着てはいるが、泳ぐつもりはないらしい。
百入結衣子:「美冬?おーい」クラスの誰にも積極的にコミュニケーションをとるタイプだ。
百入結衣子:頬に冷たいペットボトルを押し当てる。
GM:ボランティア活動も消極的で、ほとんど姿を見せなかった――はずだ。
甲斐美冬:「んんっ」
甲斐美冬:「……百入?」
GM:そこで初めて接近に気づいたように、少し遅れて顔をあげる。
百入結衣子:「はい。紅茶花伝しかないけど」2本のうち1本を渡して。
百入結衣子:「何してんの?」
甲斐美冬:「……ありがとう? ……これは、何かしてるわけじゃなく……」
甲斐美冬:「……退屈してたんです」
百入結衣子:「退屈?ボランティアほどじゃないでしょ」
百入結衣子:「あれ最悪だったよねー。結局着替え直さなきゃいけないし、何考えてるんだって感じで」
百入結衣子:「袋いっぱい埋めろとか、無理でしょ!冗談きついよあれ~」
甲斐美冬:「……そですね。ボランティア……ボランティア? あ」
甲斐美冬:「もう終わってたんです? 自由時間ですか?」
百入結衣子:「え」
百入結衣子:「あ、もしかしてサボった?」
甲斐美冬:「だいたい……拾ったので……」 背後にトングと、満杯になったゴミ袋が三つほどある。 「上限ノルマは達成しました」
百入結衣子:「えーっすごっ!どうやったら出来るの?」
百入結衣子:「もしかして美冬って、運動神経めちゃめちゃある?」
甲斐美冬:「そんなにないです。ええと……道具……コツが……」
甲斐美冬:「……」
甲斐美冬:「説明が難しいので、やめます」
百入結衣子:「えーっ!まあいいや」深くは追求しない。分かっただけで収穫だ。
百入結衣子:「あ、じゃあちょうどいいや。あのさ、あれやろうよあれ」
甲斐美冬:「それより、自由時間なので、私は移動します。なんらかの自由活動をしないと」
甲斐美冬:「あれ?」
百入結衣子:「自由活動だよ!普通の子はね、みんな神前奉納ビーチバレー大会に出るの」
甲斐美冬:「そうなんです? それが妥当そうですね。参加します」
百入結衣子:「そうなの。ペア制なんだけど、丹村くんがね、しっつこくて!」
百入結衣子:「男の子と組むのはちょっと恥ずかしいもの……水着だし」
甲斐美冬:「把握しました。ペア制なら、私と参加するのがいいと思います」
百入結衣子:「よし、じゃあー決まり!美冬がそんだけ動けるなら、優勝は堅いかなあ~」
甲斐美冬:「ええと、私、……たぶん得意だと思います。百入はどうです?」
百入結衣子:「足引っ張らないくらいには頑張る!絶対優勝しようね」なるべく多く活動させたい。
甲斐美冬:「はい。優勝、大丈夫だと思います」
GM:というわけで、
GM:ビーチバレーの説明をしよう。
GM:これは【肉体】または【感覚】または【精神】または【社会】で判定し、達成値を競うスポーツだ。
GM:使用した能力値によってどんなスタイルでビーチバレーを行ったのかが決まる。
GM:【社会】でバレーボールをするというのがどういうことなのかちょっとよくわからないけど、きっと社会戦があったのだろう。
烏羽岬:ぎ、技能がまったく役に立たない……!
GM:ペアを組んでいるので、二人の達成値の合計……ではなく、乗算値が達成値となる。
GM:片方が10でもう片方が8だったら達成値80だ。
百入結衣子:乗算!?
鶴喰湊融:すごい
GM:優勝すると豪華景品がもらえる。検討を祈る。
烏羽岬:うおーっできらあっ!
1回戦:烏羽&雲居ペア VS 百入&甲斐ペア
クソ暑そうな神主:「さあ! 今年も始まりました、夏恒例! 神前奉納ビーチバレー大会!」
クソ暑そうな神主:「ひと夏の決戦にすべてをかけた猛者たちがいまかいまかと力の開放を待ちわびている!」
烏羽岬:「ビーチバレーというのは、こういうものだったか……?」 準備運動はしない。常に動けるようにしている。
クソ暑そうな神主:「砂浜の神のもとに集いしビーチバレーの狂戦士たちが、いま、ここに解き放たれんとしているぞ! さあ、第一回戦は――」
クソ暑そうな神主:「央明館学園! 中等部所属! 砂塵を駆ける二人の悪魔! 神はこの二人を許したもうか!? 烏羽岬&雲居春音!」
雲居春音:「……普通のビーチバレーってこういうもの???」
雲居春音:「マジで??? 毎年これやってんの???」
烏羽岬:「狂気的なノリだな。これを毎年……?」
烏羽岬:「いや、参加してしまった以上は仕方がない。退路はないぞ、雲居」
烏羽岬:「やるかやられるか――だ」
クソ暑そうな神主:「対するは、同じく央明館学園! 高等部所属! 冷たい眼差しに浜辺の魑魅魍魎は震えあがる! 疾走する二人の肉食獣! 百入結衣子&甲斐美冬だーーーッ!」
烏羽岬:「このキャッチフレーズ、もしかして全チーム分わざわざ考え……なに?」
百入結衣子:「疾走する肉食獣ってなんなんだろう」パーカーを脱ぎ去って。
百入結衣子:「よし、頑張ろうね」美冬に声をかけ、観戦するクラスメイトに手を振って。
甲斐美冬:「はい。……よろしく」 軽く頭を下げただけ。
甲斐美冬:「……あ」
烏羽岬:「百入?」 敵チームの方を見る。
雲居春音:「うッ。甲斐センパイ……」
百入結衣子:「お。岬に……春音ちゃんだ。やっほ」手をあげる。
百入結衣子:「2人も出てたんだ。悪いけど、負けないよ……高校生だからねこっち!」
烏羽岬:「いきなり当たるとはな。お互いベストを尽くそう」 サーフパンツにタンクトップ姿です。こちらも羽織っていたパーカーを脱ぐ。
百入結衣子:「中学生に負けると恥ずかしいし……!」
雲居春音:「烏羽くんのバイト先の先輩さんまで? うわー……どうしよ。急に勝てるかどうか不安になってきた~」
烏羽岬:「大丈夫だ雲居。中学生と高校生の身体的能力差は殆どない」
烏羽岬:「大事なのは……心だ」
雲居春音:「心……」
烏羽岬:「ああ。心が通じ合った連携ができれば、必ず勝てる。油断せずいこう」
雲居春音:「う、うん。か、勝つぞッ」 
百入結衣子:「絶対勝とうね、美冬!」わざと声を大きくして。構成員のフルネームは覚えてくれているだろうから。
甲斐美冬:「……了解です」
GM:では、判定に移りましょう
GM:まずは雲居ちゃんと甲斐さんが判定します。
GM:その値に
GM:掛け算となってください!
GM:えーと、まず雲居さんのデータ……
烏羽岬:掛け算となってくださいって指示、長年ダブルクロスやっててはじめて聞きました
雲居春音:精神で振ります。浸食率60%なのでダイスボーナス+1.
雲居春音:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[4,4,5,5,6,9] → 9

雲居春音:が、頑張ったほうだ……!
烏羽岬:つよい!いいぞ雲居!
甲斐美冬:感覚で振ります。浸食率60%なのでダイスボーナス+1.
甲斐美冬:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,3,4,6,7,10,10,10]+8[2,8,8] → 18

百入結衣子:うわ強い
GM:この感覚の高さ……
GM:というわけで、お二人もどうぞ!
烏羽岬:え、ええー
百入結衣子:射撃攻撃してきそう
烏羽岬:コンポジットボウかな?
百入結衣子:素振りかな。パーカー脱いじゃったしね
百入結衣子:感覚で振ります。
烏羽岬:精神で振ります。これが一番出目が高い……イージーエフェクトも、完全演技はさすがに役に立たないでしょう。
百入結衣子:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[3,3,5,5] → 5

百入結衣子:低い!
烏羽岬:そっちは90か……!
百入結衣子:力を隠す気満々だ
GM:百入&甲斐ペア:90
烏羽岬:烏羽が10出せれば同点!9なら敗北、11以上なら勝ち!
烏羽岬:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[2,2,5,5,7] → 7

烏羽岬:お姉ちゃんには勝ったのに……!
GM:烏羽&雲居ペア:63
GM:力戦するも、高校生には及ばず……!
雲居春音:「……烏羽!」 レシーブして、烏羽くんに回す。
烏羽岬:「よし……!」 《完全演技》。気を抜くと戦闘時の癖――ノーモーションから一気に加速して抜き打ちする――が出てしまいそうになるので、抑えている。
烏羽岬:「どうだ!」 スパイク。手薄なところにボールを打ち込む。
百入結衣子:「わっわっわっ」慌てた声を上げているが、着弾点にはきっちり入っている。
甲斐美冬:「はい」 甲斐がすでに走りこんでいる。 「よろしくお願いします。百入」
烏羽岬:「雲居、百入を狙うぞ。レシーブはあまり得意ではなさそうだ!」 咄嗟にそう言ってから、
百入結衣子:「うわごめん被った!えっーと」何とか避けて、上げられた玉に手を振りかぶる。
烏羽岬:百入に騙される敵の気持ちというのはこういうものかと理解してちょっと笑う。
百入結衣子:思い切り振りかぶった手は、指先だけボールにかすって。
百入結衣子:ネット際にポロッと落ちる軌道に。
雲居春音:「えっ。えっえっ!? てか速すぎるんだけど!」
雲居春音:「……あっ!?」
百入結衣子:「あれっ!?」
烏羽岬:「しまった……!」
烏羽岬:咄嗟にボールを拾おうとするが、間に合いません。
甲斐美冬:「百入、お見事です」 拍手する。 「ルールを参照すると、いまの得点で私たちが勝利します」
クソ暑そうな神主:「決まったァァーーーッ!」
百入結衣子:「やった!あーびっくりした!」
百入結衣子:「ありがと美冬ー!」
クソ暑そうな神主:「やはり浜辺には魔獣が潜む! 天空からもたらされた霹靂のごとく、いま、ビーチバレーの女神は高等部の二人に微笑んだーーッ!」
甲斐美冬:「ええ。造作もないです。お疲れ様です、百入」
百入結衣子:「美冬すごいねー。バリバリ動けるんだ」
クソ暑そうな神主:「神前奉納ビーチバレー! 第一回戦、第一試合! 百入&甲斐コンビ、接戦を制して見事勝ち上がりィーーーッ!」
百入結衣子:「こう、なんていうの。体がすごいってより、反応がすごかった感じ」
甲斐美冬:「百入も見事でした。よく反応していたと思います」
百入結衣子:「あはは。偶然偶然。アタックも失敗しちゃったし!」
甲斐美冬:「最終的に勝利となれば、それは失敗とはいえません。負けて初めて失敗です」
百入結衣子:「いいこと言うね。当てちゃえばいいもんね」観客席に手をふることは忘れず。
甲斐美冬:「次の試合も協力して勝利しましょう」
百入結衣子:「うん。優勝目指そうね」
烏羽岬:「文字通り、一歩ほど及ばなかったか。すまん雲居」
雲居春音:「仕方ないよ。……うん。ってかあの神主さん、ほんとに神主なの……?」
烏羽岬:「わからん。そもそもこれが本当にビーチバレーなのかどうかも怪しい」
烏羽岬:「ただ、うん……そうだな」 腕の砂を軽く払い、握手の形で差し出す。
烏羽岬:「楽しかった。それだけは確かだ」
烏羽岬:「礼を言う。組んでくれてありがとう、雲居」
雲居春音:「……ううん」
雲居春音:「私こそ。一緒にバレーできて……楽しかった!」 笑う。烏羽の手を取り、強くつかむ。 「ありがとうね。本当に」
烏羽岬:「ああ。それに、これが人生最後のビーチバレーというわけでもないしな」
烏羽岬:「どうせ来年も来るんだ。その時はリベンジを果たそう」
雲居春音:「……そうだね! うん! それはそう!」
雲居春音:「絶対、来年ね!」
烏羽岬:参加賞の冷えた紅茶花伝を雲居さんに渡して、観客席へ移動しようと思います。
烏羽岬:もちろん自分のぶんも貰った。なんでこの浜辺は紅茶花伝ばっかなんだ……
烏羽岬:雲居さんにロイスを取ります。
烏羽岬:-クラスメイト/雲居春音/好意/○脅威/ロイス
GM:OK!
GM:初等部の自由時間は、中等部や高等部よりも早く訪れる。
GM:鶴喰湊融はボランティアという名目の情報収集から戻ったとき、体調不良で休憩していた形になっていた。
鶴喰湊融:日蔭にしかれたビニールシート上に座っている。
練木:「……あの。鶴喰さん、大丈夫?」
練木:「午後の紅茶、買ってきたよ。なんかコレしかなかったけど……」
鶴喰湊融:(情報事態は集まった。――あとは、開いた時間かな)
鶴喰湊融:「…あ。ありがとうね、練木くん」にこりと笑う。
鶴喰湊融:そっと手を伸ばして受け取り、キャップを捻る。
鶴喰湊融:「わざわざごめんね?せっかくの自由時間なのに」
練木:「ぼ、ぼくは大丈夫! 鶴喰さんは……具合の方は?」
鶴喰湊融:こくり、と一口飲み干す。
練木:「きついなら、ほら、旅館の方にもどるとか……」 鶴喰さんが飲むのを眺めている。
鶴喰湊融:「…ん」腕を動かす。「…大丈夫そう。これなら、ちょっとくらいは運動しても平気かな」
練木:「あ……」
練木:「……じゃあ」
鶴喰湊融:「…どうしたの?」
練木:「ビーチバレーの大会とか、見に行かない? あっちでやってるらしいんだけど……あの……」
練木:「観戦するぐらいなら、いいんじゃないかって」
鶴喰湊融:「…ああ、あれだね」神主がすっごい暑そうだ。
鶴喰湊融:んー、と顎に指を当てて。
鶴喰湊融:「どうせなら」にぱっと笑う。
練木:「う、うん?」
鶴喰湊融:「来年来れるか分からないし、参加してみよっかな?」
鶴喰湊融:「ほら、夏の思い出作り、ってことで」どうだろ、と微笑みながら提案する。
鶴喰湊融:――時間はある。監視もあるが…すこしくらい、体を動かしたかった。
練木:「え、えええ!?」
鶴喰湊融:「…ダメ?」
練木:「鶴喰さん、大丈夫なの? あの、運動とか……結構大変みたいだし……!」
鶴喰湊融:「ああ」「良く寝込むけど、まったく運動しないっていうのも良くないって、お医者さまがね」
鶴喰湊融:そういう設定だ。もし、動かねばならない時に少しでもごまかしが利くように。
練木:「……じゃあ、あの」
練木:「……ぼくといっしょに出ない?」
鶴喰湊融:「…いいの?他の子もいると思うんだけど…」
練木:「鶴喰さんが、よければ」
鶴喰湊融:「じゃあ、おねがいするね」微笑んで、彼にそう言う。
練木:「一緒に出たい。です……」
練木:「!」  「よかった!」
鶴喰湊融:「うん。じゃあ、一緒に行こっか」彼の手を取って、そのまま会場へ。
練木:「……うん!」 緊張しながら、鶴喰さんに遅れないようについていく。
GM:――――
江永瑞穂:「……セバスチャン?」
椋実翔利:「うん?」
江永瑞穂:「思うんですけど、私」 日傘をくるくると回す。
江永瑞穂:「なんか、みんなと違って海を満喫してない気がするんですよね」
椋実翔利:「そりゃそうだ。何せ泳げてもいないしな」
椋実翔利:「かといってムチャな真似をすれば《テクスチャーチェンジ》が剥げて、楽しむどころかホテルに缶詰コースだぜ」
江永瑞穂:「はー。まあ、そうなんですけどね」
江永瑞穂:「……ちょっとくらい、さ」
江永瑞穂:「スポーツとかしてもよくない? あの……ほら、あれ」 ビーチバレー大会の垂れ幕を指さす。
椋実翔利:「やれやれ、こいつはわがままエリザベスだ」
江永瑞穂:「私、あんまり動かないようにするから」
江永瑞穂:「ほんっと、ほら……がんばるから……」
椋実翔利:何か強請ろうかと思ったがとりやめ、肩をすくめる 「……まあいいだろ。実際、普通に運動する分には問題ないはずだし」
江永瑞穂:「ほんとに!?」
江永瑞穂:「むく……っ、セバスチャン、ありがとう!」
椋実翔利:「おおおお、素直にはしゃいでくれるな。実際オレも興味はあったんだ」
江永瑞穂:「そ、そんな気がしてました! ほら……烏羽とか出るみたいじゃない?」
椋実翔利:「夕方から一杯ひっかけに行くのによ、別に素でもイイんだが、ご当地でリアルタイムなネタがあると他人の釣れやすさが違うんでね」
椋実翔利:「出そうだなー烏羽は。百入と鶴喰はどうか分からんが、もしかしたら観戦席くらいにはいるかもしれん」
江永瑞穂:「うん。これは一つ借りにしておきます。……ありがと」
椋実翔利:「普段からそれくらいおとなしく素直にしてりゃいいのになあ」
江永瑞穂:「そういうのいいですからっ」
椋実翔利:「……よし、それじゃ執事とエリザベスでエントリーしてくっか。仮装ビーチバレー! 目立つぜこれは!」
江永瑞穂:「……先、行きますね!」 ずんずんと歩いていく。
椋実翔利:「烏羽のヤローを正面きってぶちのめしてやろう!」
江永瑞穂:「当然です! 私、こう見えてアクション派なんですから。……私を選ばなかったこと、後悔させてやるわ」
GM:――?2回戦:鶴喰&練木ペア VS セバスチャン&エリザベスペア
クソ暑そうな神主:「……さあ! ますますヒートアップしてきました、神前奉納! 最強おごそか厳粛ムードに包まれておりますビーチバレー大会!」
クソ暑そうな神主:「砂浜に宿る英霊たちも次なる戦士たちの死闘を、かたずをのんで見守っている!」
クソ暑そうな神主:「次のペアはこれだ! 赤コーナー! 初等部ながら俊敏な動きはまさに野生のクレイジー・ファイター! 小さな猛き虎が牙をむく!」
クソ暑そうな神主:「鶴喰湊融&練木琢磨ペアだーーーッ!」
鶴喰湊融:ぺこりと一礼。
練木:「こ、こんな感じの大会なんだ……!?」
練木:「え、なに。大丈夫これ……? 神社ってこういうものなんですか……?」
鶴喰湊融:「いいじゃない、気にしないで。夏は解放的な季節って聞くもの」くすくす笑いながら。
練木:「鶴喰さん……!」 (オトナだ……!)
クソ暑そうな神主:「そして、白コーナー! ミステリアスな英国よりの刺客! ご令嬢と執事が闇より這い出し、雷と炎で地上を焼き滅ぼさん! そう言わんばかりの眼で一般庶民を睥睨する!」
クソ暑そうな神主:「おきて破りのヘル・ビーチバレー・エクスキューショナーズ! セバスチャン・フィリップ・ラブクラフト&エリザベス・ウェイトリーだーーーッ!」
江永瑞穂:「……登録名、こんなんでしたっけ?」
椋実翔利:「いや、セバスチャンとエリザベスとしか書いてねーぜ」
江永瑞穂:「じゃあ神主の人が適当言ってるだけですね。……問題は」
椋実翔利:「後で苗字ないって気付いたから、公平を期すためにデッチ上げたんだな」
江永瑞穂:「相手が湊融ちゃんだっていうことね……! どうしよう! セバスチャン、私全力出せないかも……!」
椋実翔利:「ああ。まさか鶴喰が来るとはな……しかしエリザベスよ、こう考えろ」
椋実翔利:「もしもオレたちが勝利を許したら、あの男子と鶴喰の間に良い感じの空気が生まれてしまうかもしれないとしたら……?」
江永瑞穂:「少年には悪いけど、叩き潰すわ」
江永瑞穂:江永の周囲の温度が上がる。臨戦態勢だ。
椋実翔利:「よし火がついたな! それでいい。どうせやるなら全力だ」
練木:「あ、あの。よろしくお願いします……」
鶴喰湊融:「よろしくお願いしますね」と笑顔でぺこりと一礼。
椋実翔利:「ああ、よろしく。悪いがこっちもコドモ相手に手加減してやれるほどオトナじゃないんだ。許せよ小学生たち」
江永瑞穂:「ええ。よろしく。やっつけてあげ……差し上げますわ」
GM:では、判定に移りましょう
椋実翔利:メガネを外して胸ポケットへ
GM:まずは練木と大人げない江永が達成値を出します。
椋実翔利:やれエリザベス! 《炎神の怒り》だ!
江永瑞穂:肉体が5あって、浸食率60%でダイスボーナス+1.
GM:それはちょっと…w
鶴喰湊融:エフェクトはやめて!!!w
江永瑞穂:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,5,8,8,9,10]+9[9] → 19

烏羽岬:めちゃくちゃ強い
椋実翔利:大人げない
鶴喰湊融:つよっ
GM:ね、ねりきー!がんばって!
練木:肉体が2あって、浸食率ボーナスなどあるはずがない。
練木:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[6,9] → 9

GM:こいつ……がんばった!
鶴喰湊融:良い出目!
椋実翔利:ニッポンの小学生、低レベルデース!
GM:では、これに乗算する数値をどうぞ!
鶴喰湊融:ではここで本気を見せて病弱ロールを崩したくないので、感覚で判定します。
鶴喰湊融:DB+1、4dxで判定。
鶴喰湊融:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,3,6,10]+6[6] → 16

鶴喰湊融:ちょっ
GM:ウオッ
椋実翔利:ヒェ
GM:144!
鶴喰湊融:回んなくて良かったのに!
椋実翔利:執事のチカラをお見せしましょう。前衛にぶっこむエリザベスを【感覚】でフォローだ
椋実翔利:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,3,9,9,10]+4[4] → 14

GM:練木&鶴喰:144BP
椋実翔利:はっはっは! これがオトナのチカラというものだよコドモたち!
GM:エリザベス&セバスチャン:266BP
練木:「……鶴喰さん!」
練木:超がんばって、どうにかボールを拾う。
鶴喰湊融:「…うん!」ぽん、とこっちも肉体性能には頼らないように、それでもいい感じのコースに載せるよう。
鶴喰湊融:(あっまずっちょっといい感じに行き過ぎた)下から叩いたのが、ラインぎりぎりに乗りそうだ。
江永瑞穂:「セバスチャン。高く上げ……なさい!」
椋実翔利:「いいだろう!」 ぎりぎりのラインで越えてきたボールを拾い、下から叩いて江永へ
椋実翔利:(……鶴喰も意外と楽しんでんな! だがオレが拾えるし、エリザベスが返せば……)
江永瑞穂:「はい! ナイスレシー……ブッ!」 すぱん、ときれいなアタックが放たれる。
練木:「あ……! 無理っ」
鶴喰湊融:「わ、」取ってくれたのに驚いた顔をしつつ、頑張って足の遅いまま必死に走ってる感じを出して間に合わない。
GM:では、ボールはばさっと音を立ててバウンドした。
江永瑞穂:「イェイ! セバスチャン、やったわ! 見てた? 見てた?」 ハイタッチを求めてくる。
鶴喰湊融:「…あちゃあ…ごめんね、間に合わなかった」申し訳なさそうな顔に。すこし顔色の悪い感じから、頬に血が上っている。
椋実翔利:「おいおい、今のは……!」 取れただろ、と言いかけて口をつぐむ。表向きは当然初対面だし、鶴喰は病弱のフリをしているのだ
椋実翔利:「ああもちろん。ナイスアタックエリザベス! N・A・E!」 ハイタッチに応じてやる
鶴喰湊融:ちょっと椋実さんには申し訳ないです、と視線だけちらりとやって。
江永瑞穂:「これで勝ちってことで。湊融ちゃんが大人チームに勝ったら大変だしね」 後半は小声で。
江永瑞穂:「次もこの調子でいきましょ」
椋実翔利:「そういうコトだ。このまま全員ぶちのめして、神社にボールをぶちこんでやろうぜ」
練木:「ごめん。鶴喰さん、大丈夫?」
練木:「体調崩してないといいんだけど……! ああ、でも。一回くらい勝ちたかったなあ……!」
鶴喰湊融:「ん。平気だよ」ちょっと血色がよくなって、息がすこし荒いように。
鶴喰湊融:「…そうだねえ」最初から、一回だけしかするつもりはなかった。
練木:「ちょ、ちょっと休んだほうがいいかも。旅館に戻る前に……、あ! あっちの方! 日陰あるから!」
鶴喰湊融:ああ、でも。確かに。
鶴喰湊融:「ありがとう、練木くん」どうせやるなら、勝ちたかったなあ。
GM:――――
丹村健斗:「よっしゃ!もらった!」
丹村健斗:「この俺に拾えないボールなど……、あっ」
舘原恵奈:「クソ邪魔……!」
舘原恵奈:「なんでこっち側まで来て拾おうとするの!? 前だけに集中しろって言ったでしょ……!」
丹村健斗:「そりゃまあ、女子が俺の活躍見てるでしょ。動画とか撮ってるかもしれないし」
丹村健斗:「したらほら、俺がやっぱり目立たないと」
舘原恵奈:「……」
舘原恵奈:「帰る」
丹村健斗:「あ! 舘原さん!?」
丹村健斗:「どこ行くの!? ちょっと待って、これじゃ俺ら不戦敗……舘原さん!?」
GM:――――
GM:――?決勝戦:百入&甲斐ペア VS セバスチャン&エリザベスペア
クソ暑そうな神主:「さあ! やっと最後の決戦だ! このクソ暑くて邪魔な衣装もこれでおさらばできる!」
クソ暑そうな神主:「ついに集いしは最強の2ペア!」
烏羽岬:「あれ、やっぱり暑かったんだな」 観客席で冷凍みかんをかじっています。
クソ暑そうな神主:「旋風渦巻き、雷はほとばしる! これぞこの世の週末か! 海のかなたより大いなる者、夢より目覚めてすべてを泡沫へと返す! その予兆だというのかーーーっ!」
烏羽岬:単純に見てて楽しいというのもあるが、万が一江永の正体がバレたときのフォローに回れるように残っている。
鶴喰湊融:「…本当にテンション高いなあ……」こちらももしもの際のカバーと、テクスチャーチェンジの貼り直しに待機している。
クソ暑そうな神主:「赤コーナー! 並みいる獲物を引き裂く二揃いの牙と爪! 時すら凍らせる精密速攻アタッカー!」
クソ暑そうな神主:「圧倒的な実力で勝ち上がり! 百入結衣子ッ! アンド! 甲斐美冬ッペアアァァァーーーッ!」
百入結衣子:「またすごい名前ついてるし……!」
甲斐美冬:「……実況の人の発言に論理性を感じませんね」
甲斐美冬:「あの人、大丈夫です?」
百入結衣子:「えーっと、あれは興行のための比喩的なやつで……」
甲斐美冬:「比喩。なるほど。把握です」
椋実翔利:「……やれやれ、初戦で鶴喰と当たったと思ったら、決勝は百入とは……」
クソ暑そうな神主:「白コーナー! 謎のヴェールに包まれた、外なる領域からの恐怖! 大いなる混沌の息吹を聞け! 素性一切不明! ビーチバレーがしたいからここまで来た!」
クソ暑そうな神主:「闇と光が連鎖する! 絶叫必至の剛腕スナイパー! セバスチャン・フィリップ・ラブクラフト! アァーーーンド、エリザベス・ウェイトリーーーーーッ!」
百入結衣子:「えっ出てるの!?」
百入結衣子:「変な名前付いてるし……!」
椋実翔利:「……やれやれ、初戦で鶴喰と当たったと思ったら、決勝は百入とは……」
江永瑞穂:「……百入さんかあ」
江永瑞穂:「勝たせてくれそうだけど、……うーん……やりにくいなあ。この場合、どっちが勝ったほうがいいんだろ? とりあえず全力でいいかな……?」
百入結衣子:「負けないよ。言っておくけど、超強いからね」
百入結衣子:「ウチの美冬!」自分はヘロヘロのまま決勝まで来た。
甲斐美冬:「そうですね。百入の反射能力はとても高いです」
椋実翔利:「バカ、妙な遠慮するな。相方が誰かはしらんが、勝負となったら何も考えず全力でぶっ飛ばすに限るんだよ」
甲斐美冬:「私ですか? ……努力はしますが。有意義な試合にしましょう」
椋実翔利:「見ろ、相手の恰好を。あんな水着でおちゃらけた連中に、キッチリ執事のオレとレディのオマエが負けるわけがない!」
江永瑞穂:「そうですね。……そうね。やってみるわ! よろしくね、セバスチャン!」
椋実翔利:「いい加減全部脱いでシャワーを浴びたい!!」
百入結衣子:「ビーチであんな格好の人達になんて負けられないよね!」
GM:では、判定に移りましょう
椋実翔利:「やるぞエリザベス! あいつらをぶっ飛ばして神社もぶっ飛ばして、この夏はオレとオマエのものだ――!」
GM:最初に甲斐とエリザベスの達成値から
甲斐美冬:さっきと同じく。ダイスボーナス+1.
甲斐美冬:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[3,4,8,9,9,9,10,10]+7[7,7] → 17

江永瑞穂:yappari
江永瑞穂:やっぱりダイスボーナス+1.
江永瑞穂:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[1,3,5,6,6,8] → 8

椋実翔利:エリザベスゥ!!
GM:勝敗は二人の手にゆだねられました。
GM:乗算数値をどうぞ!
百入結衣子:そろそろ負けておきたいんだよな
百入結衣子:社会で。
GM:シャカイ!
百入結衣子:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 5[5] → 5

椋実翔利:【感覚】でぶっとばす! オトナのチカラ舐めんなよ!
椋実翔利:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,4,5,7,9] → 9

GM:百入&甲斐:85BP
GM:椋実&江永:72BP
GM:百入&江永ペア、正義の勝利
百入結衣子:勝っちゃった
烏羽岬:そのモビルスーツの性能だということを忘れるな……!
江永瑞穂:「……さすがね。椋実さん! ここで決めて!」
江永瑞穂:ボールを受け、椋実さんに上げる。
椋実翔利:「任せろ! セバスチャンストライクで行く!」
椋実翔利:応じつつ、放たれるのはパワーのこもったアタックだ。決して整ったフォームというわけではないが、力はこもっている
甲斐美冬:「百入。レシーブはお願いします」
百入結衣子:「え?う、うん……!」
百入結衣子:少し歩けば間に合う球だが、追いつかずに。
甲斐美冬:「この辺に、高めで」 手をひらひらさせる。
百入結衣子:「任せて……!あっ」
百入結衣子:「ごめん高い!」勢いを殺さないまま、指示よりも高めに高速でボールが飛ぶ。
甲斐美冬:「問題ありません」 一瞬、その足元の砂が渦を巻き、バネを形成したように見えた。
甲斐美冬:「これで最終得点。試合は終了になります。――ありがとうございました」
甲斐美冬:きれいなスパイクが砂上に突き刺さった。
百入結衣子:「えっあれ打ったの!?」
椋実翔利:「なっ、アレを……!?」 百入のレシーブを見て、そんな球が飛んでは来ないだろうと完全に油断していた
江永瑞穂:「あっ。これ無理」
百入結衣子:「わっ、すごいすごい!あたしたち、勝っちゃった!」
甲斐美冬:「追いついてくれて良かった。お見事でした、百入」
江永瑞穂:「負けだわ……完全に……」
椋実翔利:「百入め……あんな強いやつをパートナーに選ぶとはなんて大人げなさだ」
クソ暑そうな神主:「ついに……ついに、決着ゥゥゥゥーーーーーーッ!」
クソ暑そうな神主:「二人の冷たき獣の爪牙が、謎めいた主従のベールを引き裂いたぁぁぁーーーっ!」
百入結衣子:「いえーい!」ハイタッチを求める。
甲斐美冬:「はい。勝利です」 ハイタッチに応じる。
クソ暑そうな神主:「これこそが神前奉納ビーチバレー! 光と闇が激しくぶつかり合う、魂の祭典!」
クソ暑そうな神主:「来年もまた、見てくれよな!」 「……ああ、ちなみに」
クソ暑そうな神主:「優勝ペアには商品が送られます。この神社で奉納されている、ありがたーい神像です。絶対に持って帰ってくれよな! 以上! 雉目神社会の提供でお送りしました!」
百入結衣子:「いや久々に運動した!すっごい汗かいちゃった……え」
百入結衣子:「神像……?」
GM:こうして百入さんには変な神像が押し付けられました。
百入結衣子:いらない……!
GM:翼としっぽの生えた、悪魔のような見た目の神像です。
百入結衣子:世界観がわからない
烏羽岬:気持ちの悪い像を奉納してるんじゃないよ……!
甲斐美冬:「では。私はこれで。楽しかったです、百入結衣子」
百入結衣子:「うん、あたしも楽しかったよ。甲斐美冬」
百入結衣子:「またねー」手をパタパタと振る。
甲斐美冬:「また一緒にレクリエーション活動を楽しめるといいですね。……失礼します」

GM:鶴喰湊融は、日陰で休息をとらされることになった。
GM:練木少年の配慮だっただろう。
GM:練木少年はつめたいものを調達するため、一時的に離れている。
鶴喰湊融:(気遣って、もらっちゃったな)苦笑する。
GM:日陰にはそれを待つきみと、それから――
アレトゥーサ:「……アドミニストレーター、湊融」
鶴喰湊融:「アレトゥーサ?」眼を見開く。
GM:いきなり声をかけられた。
鶴喰湊融:「…大丈夫なの?」色々と。聞きたいことはあるけれど――なによりも、まず。
アレトゥーサ:「はい。アレトゥーサ0116は、ここにいます」
鶴喰湊融:「急にいなくなってしまうから…心配した」そっと立ち上がって彼女の傍へ歩み寄る。
アレトゥーサ:「失礼しました。理由は、状況が好ましくないからです」
鶴喰湊融:「――うん。わたしたちも夜には突入する予定だけど…聞かせて」
鶴喰湊融:なぜか。わたしは彼女を疑おうとさえ思わなかった。それは、
鶴喰湊融:彼女が。誰かをずっとずっと、待ち続けているような。そんな風に見えたからだろうか。
アレトゥーサ:「迎撃兵器BCL100.172.188.100.77が、私の制御を離れました」
アレトゥーサ:「リンクを確立できません。したがって、警告に参りました」
鶴喰湊融:「……光子エネルギー兵器のこと?こちらだと、UGNが《サットヴィカ》と呼称しているけれど…」
アレトゥーサ:「当エリアに残存する最後の兵器でしたので、制御不能となるということは、セキュリティ上の深刻な問題となります」
鶴喰湊融:「…そう。なら、貴方を早く迎えに行かないといけないね」
アレトゥーサ:「いいえ。やめたほうがよろしいかと思います」
鶴喰湊融:「どうして?」
アレトゥーサ:「危険です。アドミニストレーター、あなたの安全をお守りすることが私の使命です」
鶴喰湊融:「貴方は…あの砂浜で、わたしを待っていたと言った」
鶴喰湊融:目を一瞬閉じて、開く。
アレトゥーサ:「300km以上離れることを推奨いたします」
鶴喰湊融:「なら、わたしは迎えに行くよ」
アレトゥーサ:「……推奨しない行動です」
鶴喰湊融:くすりと笑う。
鶴喰湊融:「でも。あなたはずっとずっと、待っていたのでしょう」彼女に触れるように手を伸ばす。
鶴喰湊融:「もはや来ないであろう迎えを。もういなくなってしまった待ち人を」
アレトゥーサ:「はい」
鶴喰湊融:「なら、命の危険程度なんてことはないよ。…それに、実際何の収穫もないと破産しちゃうし」
アレトゥーサ:「いつまでも待てます」
アレトゥーサ:「私は、みなさんのことを――」
鶴喰湊融:「メンテナンスが必要なんでしょう?」
鶴喰湊融:「なら、言って。“迎えに来て”って。そう言ってくれれば、絶対に、わたしは――」
アレトゥーサ:「鶴喰湊融」
鶴喰湊融:「うん」
アレトゥーサ:「私はあなたたちを、いつだってお待ちしております」
GM:鶴喰湊融が触れる瞬間に、アレトゥーサは消える。
鶴喰湊融:「――じゃあ、今日にでも会いに行くよ。あなたを待たせた、誰かの代わりに」
GM:ノイズ交じりの陽炎だけが残る。
鶴喰湊融:もう去ったその痕。そのノイズにそう告げて。
鶴喰湊融:立ち上がる。――皆に共有しよう。そして、
鶴喰湊融:あのどこかで見たような。昔、鏡で見つけた、あの寂しそうなきみに。
鶴喰湊融:迎えに来たよと、言ってあげるんだ。

GM:鶴喰湊融の記憶は、遡るごとに色彩を増すように思える。
GM:《五福》セル。
GM:当時の鶴喰湊融はまだほんの子供だった。
GM:白、黄の研究成果を実戦で試すのが、対外戦闘部門の赤であり、あるいは防衛部門の青だった。
GM:“青”の一員であった兄――“イングラム”鶴喰頼綱が出撃するのを、当時の湊融は支援し、見送ることしかできなかった。
GM:例えば、その日。あの忌まわしい夜の、少し前のこと。
鶴喰頼綱:「……湊融。そろそろ出るよ」
鶴喰湊融:兄の身に纏うもの。服、靴――そして刃へ。白い桜の花弁が舞う。
鶴喰湊融:「まって。これだけはさせてちょうだい、兄様」
GM:メンテナンスに集中していたきみに、兄が声をかける。
鶴喰頼綱:「無理はするな」
鶴喰湊融:「――よし。…だって、わたしはこれしかできないもの」
鶴喰湊融:「最善の仕事をしなくちゃいけないわ。もし、わたしが防げたことで、兄様が怪我なんてしたら」
鶴喰頼綱:「調整する側が消耗してどうする。そっちを守るために戦うんだから、本末転倒ってやつになりかねないよ」
鶴喰湊融:「むぅ」兄の言い分も最もだ。だけど。「――これくらい、どうってことないわ」
鶴喰湊融:「平気よ、兄様。兄様が帰ってきてくれたら」ふわりと柔らかく微笑んで。
鶴喰湊融:「湊融は、いつだって平気だわ」
鶴喰湊融:そう言って、長く伸ばした黒髪を翻し。
鶴喰湊融:「――おわりよ。きちんと整えました」
鶴喰頼綱:「負担になっていなければ、いいんだけど。……ありがとう」
鶴喰頼綱:「……大丈夫だ、俺は強い。いつでも必ず帰ってこれる」
鶴喰湊融:「ん。信じてるわ、兄様」「いつだって、待ってるから」
鶴喰頼綱:「そう言ってくれるなら、心強い。湊融の力には助けられる」
鶴喰湊融:「ふふふ。だって、頼綱兄様の妹なんですもの」
鶴喰頼綱:「いや。お前はきっと凄いオーヴァードになるよ。俺みたいに戦うだけじゃなくてね」
鶴喰湊融:「そうかしら…?じゃあ、」
鶴喰湊融:「そうなったわたしを、一番最初に。兄様に見せてあげる!」
鶴喰湊融:いいことを思いついた、とでも言うように。ぽんと手のひらを叩いて。
鶴喰湊融:「だからね。帰ってきてね、頼綱兄様」
鶴喰頼綱:「そいつはありがたい」 苦笑する。
鶴喰頼綱:「何も問題ないよ。いつもの仕事だ。また白部門がミスったらしくてね」
鶴喰湊融:「またなの?ちょっと最近多い気がする…」眉を顰める。
GM:“赤”が対外戦闘の部隊なら、“青”は対内戦闘といってもいいだろう。
GM:内部で発生したモノを処理する。鶴喰頼綱の、それが仕事だった。
鶴喰湊融:兄の事は信頼している。
鶴喰頼綱:「リーダーも手を焼いてるよ。ただ、今回の件はだいぶデカいプロジェクトだからな……」
鶴喰湊融:心配はしていても。いつだって帰って来てくれた。
鶴喰湊融:湊融との約束を、いつだって守ろうとしてくれる。
鶴喰頼綱:「ここまで研究を進めといて、成果なしでは損害が深すぎる。資金調達もぎりぎりで……おっと」
鶴喰頼綱:「湊融に話すことじゃないな。こんなの」
鶴喰湊融:「そうなの…でも、なら。それが終わったら、長めのお休みが取れそうね」敢えて、兄が話したことには触れない。
鶴喰湊融:だって、そんなことをしなくてもいい。
鶴喰湊融:「上手くいってくれるのを、ここからお祈りしてるから」
鶴喰頼綱:「そうだな……ああ! 十日くらい休みがとれたら、どこか遊びにいくか? 海外でも、どこだっていい」
鶴喰湊融:頼綱兄様は、絶対に――湊融を置いて行ったりなんてしない。
鶴喰頼綱:「好きな場所に連れてくよ」
鶴喰湊融:「そうね…」指を顎に当てて。
鶴喰湊融:「…海、なんてどう?」
GM:思えば、兄には負い目があったのかもしれない。まだ幼い妹を、こうして働かせている。そういう負い目だ。
鶴喰頼綱:「海か」 笑う。よく笑う兄だった。 「いいね。いい気晴らしになりそうだ」
鶴喰湊融:「麦野さんや鷹見さんも、綺麗だから。セルのみんなで行けたら、人気が出そうだわ」
鶴喰湊融:そう言って笑う。――笑うのは、得意だ。
鶴喰頼綱:「麦野は外に出たがらないさ。あいつ、動画見るだけで旅行した気分になれるらしいぜ」
鶴喰湊融:負い目を持たれているのだとしても。それよりさらに、不安や苦しいところなんてないのだと。そう伝えたいから。
鶴喰湊融:「麦野さんは、アレは本当ダメね…。不健康すぎないかしら…」
鶴喰頼綱:「まあ、慰安旅行でも提案してみるさ。……それまでもうちょっと辛抱しててくれよ」
鶴喰湊融:「うん」
鶴喰頼綱:「行ってくる。今日は剣狩りだ。湊融の仕込みがある分、俺が負けるはずない」 剣を背負う。
鶴喰湊融:「期待して待ってる。――兄様、いってらっしゃい」
鶴喰湊融:小さく手を振る。あまり大きく振るのは気恥ずかしい。
鶴喰頼綱:片手を開閉すると、手のひら砂塵が展開される。――この砂の操作を交えた独特の剣術を、鶴喰頼綱は得意としていた。
鶴喰頼綱:「行ってきます」 うなずいて、部屋を出ていく。すでに廊下には、兄と組むチームが待機していた。
鶴喰湊融:「――あら。お待たせしてしまったわ…ごめんなさい」待たせたチームの方々に頭を下げる。
鶴喰湊融:「兄を、お願いします」
GM:このあと、兄は傷一つなく帰ってきた。
鶴喰湊融:そして、わたしはそれを満面の笑顔で迎えてあげた。
GM:卓越した専技を扱う鶴喰頼綱。その妹である鶴喰湊融は、いずれ《五福》セルの双璧として名を馳せたかもしれない。
GM:事実、その未来は確実なもののように思えた。
GM:あの日までは、の話だ。
鶴喰湊融:そう。この時の…いいや、あの日までのわたしは。
鶴喰湊融:こんな、幸福な日々が。ずっとずっと、続いてくれるのだと無邪気に信じていた。
鶴喰湊融:わたしたちがしていることが、誰かに災いをもたらしているのだとしても。
鶴喰湊融:兄とわたしは、常に一緒にいられるのだと。
鶴喰湊融:――そう。あの、全てが焼け落ちて斬られた、その日まで。

鶴喰湊融:Sロイスに指定します。“兄様”イングラム”鶴喰・頼綱 思慕/後悔〇
鶴喰湊融:感情はこのまま。
GM:了解です!

GM:ロイスと調達が可能です。
GM:登場した方はどうぞ!
鶴喰湊融:ロイスは、アレトゥーサへの感情を変更してもいいですか!
GM:いいですよ!
椋実翔利:ロイスは保留しーの
百入結衣子:美冬に取らないとなこれは!
鶴喰湊融:”不思議な子”アレトゥーサ0116 〇庇護/隔意→”鏡でみたきみ”アレトゥーサ0116 〇迎えに行く/遅くなってごめん で。
百入結衣子:-諜報対象/甲斐美冬/懐旧/罪悪感:○/ロイス
烏羽岬:雲居チャンには取ったんですよね。あと一個は取っておこうかなー
椋実翔利:調達は照準器にしよっかな
鶴喰湊融:購入は、何がいいかな
烏羽岬:購入しよう。湊融ちゃん、ブルーゲイルがあると嬉しい?
椋実翔利:2dx+1=>15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 8[8,8]+1 → 9 → 失敗

烏羽岬:ブルーゲイルか強化素材を狙うつもり。
椋実翔利:無理! 以上です
百入結衣子:強化素材やってみよっかな
鶴喰湊融:嬉しいですがいいんですかっ。強化素材二個目でもいい気はする
烏羽岬:あ、じゃああわれな椋実さんに照準器を買ってあげましょう。
百入結衣子:消えて判定します。
烏羽岬:3dx+4=>15
DoubleCross : (3R10+4[10]>=15) → 8[1,4,8]+4 → 12 → 失敗

百入結衣子:6dx+1>=15
DoubleCross : (6R10+1[10]>=15) → 8[1,6,6,7,8,8]+1 → 9 → 失敗

百入結衣子:ダメ!
烏羽岬:ダメか……!
椋実翔利:やーい烏羽!
鶴喰湊融:あっ鳥羽くん!財産3点使って!
烏羽岬:お前よりは高いし!
鶴喰湊融:4→1!もうない!
烏羽岬:えっいいの
烏羽岬:でも、もう情報は出揃った感じがありますもんね
鶴喰湊融:で、成功したんで強化素材。
GM:完全に財布を握っている
烏羽岬:おら椋実!湊融ちゃんにひれ伏せ!
鶴喰湊融:6dx+3=>15
DoubleCross : (6R10+3[10]>=15) → 10[1,2,2,2,6,10]+3[3]+3 → 16 → 成功

烏羽岬:照準器をむくみさんに投げます。
鶴喰湊融:よし成功。鳥羽くんどうぞ
GM:おかしいでしょこの小学生
烏羽岬:今日から俺たちはロリのヒモ
椋実翔利:ありがとう鶴喰ママ……
烏羽岬:キーンナイフII二個目に使います。
鶴喰湊融:此処で成功させるという気合。以上ですっ
烏羽岬:照準器忘れずに使ってね!
GM:OK!
椋実翔利:照準器をリニアキャノンに貼り付けるぜ!
椋実翔利:ぺたぺた

ミドルシーン5:輝ける大樹に翳りなし

GM:シーンプレイヤーは百入さん。
GM:回想シーンが最後にあります。
GM:他の方は登場自由!
鶴喰湊融:出る!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:53->57)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:72->80)
椋実翔利:ママーッ
鶴喰湊融:つらい
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:56->57)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:63->64)
烏羽岬:ヨシ!
烏羽岬:湊融ちゃんがヤバい……
鶴喰湊融:そろそろキッツい

GM:夕刻。雉目ヶ浜。
GM:夏祭りのために、いくつかの露店が灯りをともしはじめる時刻だ。
GM:そこにはもちろん、観光客に加えて、臨海学校の生徒たちも集まる宿命だ。
GM:すると必然、こういうことが起きる。
雲居春音:「……なにこれ?」
江永瑞穂:「……なに?」
烏羽岬:「そうか。狭い神社だと、こうなるわけか」
甲斐美冬:「どうしました、雲居」
甲斐美冬:「目つきが悪いですよ」
丹村健斗:「まあまあまあまあ! いいじゃん、こうして顔見知りっぽいみんながせっかく集まってるんだから! これぞお導きってやつじゃない?」
百入結衣子:「お導きっていうか」
百入結衣子:「……ただ狭いだけじゃない???」
丹村健斗:「それね! 狭いよなあ、世間! きみ、……エリザベスちゃんだよね? いやー、謎めいたご令嬢とお知り合いになれるなんてラッキー!」
椋実翔利:「はっはっは。これだからな」
江永瑞穂:「……セバスチャン。こいつが近づかないようにしてて」
鶴喰湊融:「わあ」勢ぞろいしてるのに目を丸くして。
椋実翔利:「ニッポンは狭い! 世界の常識を実感させられるね!」 ずいと身体で割り込みつつ
雲居春音:「……まあね。二人きりとか、あれだよね。どっちにしろ無理だったってことね……いいけど……。いいですけど!!!」
烏羽岬:「セバスチャン氏は随分日本語が達者だな。いいことだ」 この場は知らない人で通す事にした。
鶴喰湊融:「……………」自分も知らない風を通した方がいいか。宿から借りた綺麗な浴衣を汚すわけにもいかない。
椋実翔利:「執事だからな! 執事ってのは何でもできるものだ、ジャパニーズ・バレーボール一回戦敗退ボーイ」
雲居春音:「あ。バレーボール大会に出てた、すごい初等部の子!」 鶴喰さんを見つける。
鶴喰湊融:「あっ……、見つかってしまいました」しれっと他の出店に並ぼうとしたのに…
雲居春音:「すごかったよね。上手だったー。もしかしてバレー部?」
鶴喰湊融:ぺこりと一礼。「ええと、中等部の方でしょうか。わたしは他の子と待ち合わせをしておりまして…」
鶴喰湊融:「あ、いえ。ちょっと身体がそう強くないので。帰宅部です」
甲斐美冬:「……たこ焼き? それとも、豚玉焼き?」
烏羽岬:「初等部にしてはいい動きだと思ったが……帰宅部か。驚きだな」
鶴喰湊融:そう言う顔も、どこか病人めいた青白さがあるように化粧とテクスチャーチェンジで誤魔化している。
鶴喰湊融:「あはは…ビギナーズラックですよ」
椋実翔利:「ああ。コドモの割には確かに動けてたな。ジャパニーズ・オレたちに一回戦で負けたガール。あの少年は……さすがにいないのか」
丹村健斗:「いいじゃん、みんなで回ろうよ! ねっ! 人数多い方が楽しいし、あれだよ。一人になろうと思っても無理だよ、これ」
鶴喰湊融:「待ち合わせをしているんですけれど…どなたか、ご存知でしょうか?」
丹村健斗:「ここの屋台、20軒もないし。ハハ」
百入結衣子:「調子いいなあ……いいよ、探すよ。何て子?」
烏羽岬:「この人混みだからな。こういう時は変に動かず、ここで待っているのをお勧めする」
鶴喰湊融:「むう…」確かにそう広くないから。「練木くん、っていうんですけれども。…そうですね、待ちますか」
鶴喰湊融:「………むむむ。でも確かに探しに行った方がいい気がしてきましたね…」ちょっとそわそわしている。
烏羽岬:「雲居もあまり僕から離れるなよ。はぐれたりしたら色々とお面倒だ」 監視ができないという意味で。
甲斐美冬:「……雲居。私は豚玉焼きが食べたいです」
椋実翔利:「どうせこの人数だ、この辺りでガールが待ち、あとの者は適当に動き回って、ついでにボーイを見かけたら教えてやるのがいいだろ」
雲居春音:「先輩、まっっったく空気読まないですよね……」
鶴喰湊融:「ああ、ありがとうございます、執事の方」名前は呼ばない。
百入結衣子:「バレーのときも思ったけどさ。2人、知り合い?」
雲居春音:「あ、はい。まあ、あの……」 甲斐を横目に見る。
甲斐美冬:「バイト先が同じ」
烏羽岬:「なるほどな。バイト先か」
雲居春音:「そうそれ!」
江永瑞穂:「……」 烏羽を面白くなさそうにみている
百入結衣子:「へー。今度遊びに行きたいなあ」ニコニコと。
鶴喰湊融:「中等部からバイトって出来るんですねえ。大人みたい」ふわふわした笑み。
烏羽岬:「中等部はバイト禁止だ。……わたがしを買ってあげるから、先生には言わないでくれ」
鶴喰湊融:「あら、そうなんですね。…じゃあ、ひみつです」唇に立てた指を当てて笑う。
江永瑞穂:「……セバスチャン! 私、日本の屋台の遊びをしてみたいですわ!」
江永瑞穂:「おすすめの屋台はありません……ありませんこと!?」
椋実翔利:「おいおいエリザベス、いきなりだな! そうだなあ、屋台の遊びというと、やっぱり射的だろう」
椋実翔利:「表が盛り上がってる隙に裏手に回って商品をかっぱらうゲームなんかスリリングで良いぞ」
江永瑞穂:「ええ、そう! やるわ! いまの私やたらと何かを撃ちたい気分なの!」 (射撃、苦手だわ……)
椋実翔利:「おっと、執事ジョーク執事ジョーク。ジャパニーズの皆様もこれくらいはお分かりになるだろう」
鶴喰湊融:その二人の様子をくすくす笑いながら見ている。
百入結衣子:「……やっぱお祭りだと、変なコスプレの人も出るんだなあ」
烏羽岬:「外国人はハイ・センスだな。理解し難い……」
百入結衣子:ニコリと微笑むが、目は笑ってない。
鶴喰湊融:「外国の方だからって一まとめにしては可愛そうですよ」苦笑している。
百入結衣子:変装の自覚ある?とでも言いたげ。
椋実翔利:笑みを返す。堂に入った執事だろうという笑みだ
雲居春音:「いいねー、射的!」
雲居春音:「烏羽、やらない? それとも自信ない?」
烏羽岬:「射的か。任せろ、一度ハワイで銃を撃ったことがある」
丹村健斗:「マジかよ、最近の中坊は進んでるな……」
烏羽岬:「なんなら、あの特等のぬいぐるみも落としてやろう」
丹村健斗:「あ、俺も海外行ったことあるからね!沖縄とか!体験談聞きたいならいつでもどうぞ!」
雲居春音:「ふっふん。私の実力、生意気な烏羽に見せてやる!」
鶴喰湊融:「沖縄は海外では無いのでは」苦笑しながら、石段のひとつに腰掛けて待ち人を待っている。
百入結衣子:「いや、うちの美冬のほうが絶対強いからね!」
百入結衣子:「すごいんだからね!バレー見てないの?」
烏羽岬:「いや、バレーと射撃の腕は関係ないんじゃないか……?」
甲斐美冬:「……食べ物、景品にある? ……お菓子? じゃあ、やろうかな……」
甲斐美冬:「……必中……」
GM:では、射的に挑戦する人は
GM:《射撃》で購入判定が可能です
烏羽岬:やってみま……購入判定!?
烏羽岬:太っ腹だ
烏羽岬:まあ大したものは買えないんですけどね。応急手当は足りてそうなので、ダメ元でブルーゲイルを狙ってみましょうか。
烏羽岬:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 3[2,3] → 3

烏羽岬:ゴミ!
烏羽岬:残念賞の飴玉を貰ってます。
甲斐美冬:8dx+10 応急手当キット。
DoubleCross : (8R10+10[10]) → 10[1,3,5,6,9,9,9,10]+6[6]+10 → 26

烏羽岬:こいつ……!
百入結衣子:なんだその+10は
鶴喰湊融:素で回してるww
甲斐美冬:「余裕です」
烏羽岬:「ちょっと待て。今、コルク弾が凄い軌道を描かなかったか?」
烏羽岬:「どういう撃ち方をしたんだ」
鶴喰湊融:「わあ。甲斐せんぱいはすごいのですね」無邪気な年下の声。
百入結衣子:「ほらほらほら!どうよ!」
甲斐美冬:「気流の状態を検討条件に入れれば、軽いコルクと微弱な推進力はこのような弾道を描きます」
百入結衣子:「へーっそんなのまで分かるんだ。すごいもんだ」
烏羽岬:(射撃タイプの能力者か。……精度勝負だと椋実も百入も勝てないな)
丹村健斗:「っしゃ! この俺がいいところ見せる番ってわけだ!」
百入結衣子:「あはは。頑張ってね」
丹村健斗:「見ててくれよ、百入さん! 甲斐さん! この俺の……超絶技巧シューティング!」
丹村健斗:4dx UGNボディアーマー
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[2,3,5,8] → 8

烏羽岬:あっ、そこそこいい出目出してる
丹村健斗:「当たっ……たけど、ぴくりとも動かねえじゃん!」
百入結衣子:「ああいうの、当てる場所が大事なんだよたしか」
丹村健斗:「こ、これが……祭りの射的ってやつなのかよ……!」
椋実翔利:「そうそう、ああいうの、狙うのは命中率が下がっても上じゃなきゃいかんからな。どうせ尻で固定されてるんだ」
烏羽岬:「高額景品はそう簡単に落ちないと聞いてたが、本当だったな。甲斐くらいの腕前でないと無理そうだ」
江永瑞穂:「……ふん」
椋実翔利:「ジャパニーズオマツリシューティングは日本人らしくせせこましく姑息だぜ! さてどうするエリザベス?」
江永瑞穂:「セバスチャン! 実力を見せて差し上げなさい!」
烏羽岬:「せっかくなんだから、エリザベスお嬢様もやってみたらどうだ。気晴らしになるぞ」
椋実翔利:「了解。では先のボーイが落としそこねたのを落としてやろう」
江永瑞穂:「……」 烏羽くんをにらむ
江永瑞穂:「セバスチャン! 目にものを見せてあげて!」
椋実翔利:「何度も言わなくとも! では執事の射撃をご覧あれ――」
椋実翔利:射的銃を構え、《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》で行きます。狙いはブルーゲイル
烏羽岬:エフェクト使えるの!?
GM:使えます
椋実翔利:どうせ侵蝕率余裕あるしね!
烏羽岬:なんて大人げないやつ
椋実翔利:9dx8+7=>20
DoubleCross : (9R10+7[8]>=20) → 10[1,2,4,5,6,7,8,9,9]+10[1,4,9]+2[2]+7 → 29 → 成功

椋実翔利:余裕すぎる……
GM:なんてことだ
鶴喰湊融:強い
椋実翔利:銃身を撫で、その内部に極小の加速魔眼を生成。しっかりと構えて引き金を引く
江永瑞穂:「うわっ!? すご……あれに当たった!」
椋実翔利:(どうせこの手のは敢えて威力が落ちるようヘロヘロに調整してるんだ……逆に言やあ)
椋実翔利:(ちゃんと威力が出るようにしてやりゃ、何てことはないってワケだぜ)
甲斐美冬:「皆中です」
椋実翔利:コルク弾は小気味よい音とともに真っ直ぐに飛び、景品を撃って落とす
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:57->62)
烏羽岬:(UGNが見てる中でエフェクトを使うのか……) 密かに呆れている。
江永瑞穂:「さすがセバスチャン! ……ですわ!」
椋実翔利:「どうぞエリザベスお嬢様。ご所望の、さっきのボーイが落としそこねたやつだ……です」
百入結衣子:「えーすごい。やっぱ海外の人って撃ち慣れてるのかな」棒読み。
烏羽岬:「やはり海外の人はちがうな」
雲居春音:「烏羽ぁ~。負けちゃってるじゃーん」
椋実翔利:「ラムネ菓子か? まあ一人では多いかもしれない。エリザベスの好きにしな」
烏羽岬:「仕方がないだろ。射撃はそんなに得意ではないんだ」
江永瑞穂:「ふふん。……当然ね」 横目に烏羽を見る。ますます不機嫌になる。
烏羽岬:視線が痛い! 視線に気づくが顔色は変えない。
椋実翔利:「ハッハッ。まあジャパニーズ=ケツの青い=学生たちではな? このセバスチャンを超えるなどな?」
甲斐美冬:「百入は、やらないのです?」
百入結衣子:「そだね。折角だしあたしもやってみよっかな……自信ないけど」
百入結衣子:照準器でも狙おう。射撃素振り。
烏羽岬:見える版の百入!
甲斐美冬:「……」
甲斐美冬:注視!
烏羽岬:「ずいぶんじっと見てるな。他人の射撃がそんなに珍しいのか?」
甲斐美冬:「百入にはセンスがあります。興味深いです」
椋実翔利:「……ああ、さっきのお嬢さんは良い線を言っていたが。どこかで鍛えたのかね? ローマ?」 あからさまに甲斐さんに話しかける
椋実翔利:「アリゾナ? それとも種子島? カラシニコフ?」
甲斐美冬:「……埼玉のどこかだと思います」
椋実翔利:「サイタマか。聞いた事のない土地だな。響きからして南米の田舎かな?」
百入結衣子:4dx+2>=15
DoubleCross : (4R10+2[10]>=15) → 7[1,2,6,7]+2 → 9 → 失敗

百入結衣子:「わっやった当たった!……けど」
百入結衣子:「やっぱ倒れないか~残念」
烏羽岬:「落ち……ないな。威力が足りていない」
丹村健斗:「いやー、惜しいよ! 百入さん! 射的姿もキレーだし!」
百入結衣子:「綺麗さ、関係あるかなあ?」苦笑して。
丹村健斗:「あるよ、そりゃあ! 射的姿がキレイってことは……あれだよ! 心もキレイってことさ!」
雲居春音:「それじゃ、私もやっちゃおうかな~!」
烏羽岬:「頼むぞ雲居。中等部の意地を見せてくれ」
雲居春音:「満を持して! 雲居春音、やります!」
雲居春音:3dx=>3 アクセサリ
DoubleCross : (3R10[10]>=3) → 10[9,10,10]+4[2,4] → 14 → 成功

烏羽岬:えええつよっ!
鶴喰湊融:強い
雲居春音:「……そこ、だっ! でやっ!」 コルクの銃弾が飛ぶ。
烏羽岬:「お」
GM:それはお面を撃ちぬいた。
百入結衣子:「わっ落ちた!」
椋実翔利:「ほう……良いセンスだ」
百入結衣子:「それ何取ったの?」
雲居春音:「やった! ほらね! すごいでしょ!」 手に入れたお面を掲げてはしゃぐ。
烏羽岬:「雲居の意外な特技が判明したな。弓道部とか向いてるんじゃないか」
雲居春音:「ディープマンだよ。アメリカのヒーロー。映画になったんだけど、知らない? ですか?」
烏羽岬:「お面か? キャラクターかなにかの」 どんなデザインかまでは見てない。
椋実翔利:「今の射撃なら、もう少し難度の高い標的でも抜けただろう。やるな……まあビーチバレーでは初戦敗退していたが……」
雲居春音:「人知れず戦う正義の味方! ってカッコよくないですか?」 顔に当てて胸を張る。
江永瑞穂:「……何が正義の味方よ」 聞こえないように、小声で言う。
烏羽岬:「たしかに、ある種の憧れではあるな。僕も小学生の頃はよく観ていた」
百入結衣子:「女の子だと珍しいかもなあ」笑いながら。
雲居春音:「でしょ~? 私、思ってたんだよね。正義の味方がどこかにいればいいなーって」
烏羽岬:「いるところにはいるだろう。警察とか……あるいは」
烏羽岬:「あるいは、あれだな。アメコミによくある、正体を隠して夜な夜な怪物を倒す超能力者とか」
雲居春音:「あはは! 近いかも。……どんなときでも、正しいことをできるヒーロー。憧れるんだよね、そういうの」

GM:ここで
GM:百入さんの回想をお願いしたいと思います
百入結衣子:回想!
GM:なので、ここでいったん切って
GM:次回に回しましょう!

GM:簡単なタスクだった。
GM:ターゲットのジャームは一匹のみ。
GM:市街地より離れた場所に潜伏していた。民間への被害が出るリスクも低かった。
GM:いつもと同じ。《リンクスコール》は姿も見せず、ターゲットを追い詰め――
卯花数輝:「――いたぞ。上だ」
GM:“オベリスク・ゴースト”卯花数輝。彼は天井を見上げて言った。
卯花数輝:「かなり耐久力がありそうだ。“シンギンジャイス”。タイミングを合わせろ」
白入結衣子:「上?逃げ切れないのにね、そんなところ」
GM:ターゲットは、分厚い装甲のような殻に包まれた、おおまかにヒト型のジャームだった。
白入結衣子:「おっけー。任せて」ナイフを手遊ぶようにして。
生成 亜綺羅:「……隠れようと思ったのかもしれない」
生成 亜綺羅:「そんな場所にあるわけないのに……」
卯花数輝:「無駄口だな、“モーターウェイ・フォックス”。後詰を。俺が“シンギンジャイス”にチェイスする」
GM:卯花の影だけが獣のように巨大化し、爪を形作る。
白入結衣子:「あはは。いいじゃん、仕事はちゃんとやってるんだもの」
GM:ジャームはきみたちを見下ろし、荒い呼吸を繰り返している。一触即発。どちらかが動けば、即座にはじまるだろう。
卯花数輝:「“モーターウェイ・フォックス”を甘やかすな」
白入結衣子:「うわ厳しいの。まあ、了解」弛緩したようにだらりと手を前に出した。
卯花数輝:「俺たちは市民の安全を負っている。それは正義と言っても過言じゃない――一刻も早く仕留める」
生成 亜綺羅:「……わかってる」 生成はうつむきがちに一歩下がる。その姿が消える。
白入結衣子:「うん。じゃ、状況開始だ」彼女が消えると同時。
GM:いつもの通りだ。戦端を開くのは、こういうとき、きみの役目だった。
白入結衣子:燐光。白入の指先から放たれた光線が、ジャームを絡め取っている。
ジャーム:「……カッ」
白入結衣子:熱量はない。引き起こすのは、逆。分子運動の停止。
GM:反応することができなかった。回避運動さえも。
白入結衣子:冷却だ。着弾を確認したときには、既に滑り出している。
白入結衣子:手に取ったナイフを、ジャームの装甲の切れ目へと差し入れる。
卯花数輝:「入った」 同時に、卯花の影が消えた。姿を消すのは彼自身ではない。攻撃を行う影の方。
白入結衣子:相手が戦闘機動中であれば、このような精密な挙動は出来るはずもないが。
白入結衣子:停止した相手には容易い。こじ開けて、内部を露出させて。
白入結衣子:交錯するようにその場を離れる。
GM:内臓は白入が破壊した。
GM:そして、その装甲も、白入が離れると同時に砕け散る。巨大な爪で引き裂かれたように。
GM:そして、かろうじて命を残し、逃れようとしたジャームを――
生成 亜綺羅:「……ごめんなさい」
GM:生成が見えない“何か”で縫い付けた。
卯花数輝:「よし」
卯花数輝:「オペレーション完了だ。終わらせろ、“モーターウェイ・フォックス”」
生成 亜綺羅:「う、うん……」
GM:生成はためらいがちにうなずき、何かジャームの首を断とうとした。そのとき――
???:「――姉さん!」
GM:誰かが、暗がりから飛び出してきた。少女だった。
卯花数輝:「誰だ? 民間人か?」
白入結衣子:声と同時に、ジャームとの間に身を入れる。
白入結衣子:ナイフは構えたまま、少女の方を向いて。
???:「待って……!」 中学生くらいだろうか。白入のナイフに怯えている。
???:「待ってください。待って……。その……それは……、その人は、私の姉なんです!」
白入結衣子:「……姉?」
生成 亜綺羅:「え……?」 手が止まる。白入と卯花の顔を見る。
卯花数輝:「なるほど。事前情報にあったはずだ。このジャームは最近まで人間生活を営んでいた。ここまで異形化した後も、何者かが匿っていた様子が見られる」
卯花数輝:「まさか民間人とは。FH関係者だと思っていたが」
白入結衣子:「……《ワーディング》を?」隠密部隊だ。当然、戦闘時に貼るはずもない。
白入結衣子:今でも即時に貼ることはない。他に伏兵がいればリスクになる。
???:「姉さんを……、姉さんを、殺さないで。お願いします。どうか……」
生成 亜綺羅:「ど、どうすれば……私……」
卯花数輝:「結論は出ている」
卯花数輝:「正義を代行するのなら、重大な責任が伴う」
卯花数輝:「どんな時でも正しくあるためには」 すでにその影がない。
卯花数輝:「例外は一度たりとも許されない」 一瞬で、影の鉤爪がジャームの首を刎ねた。
生成 亜綺羅:「……あ」
白入結衣子:「……!」
???:「……! 姉さん……」 少女がよろめく。
???:その手が、何かをつかんでいた。
GM:もしかしたら、それは姉の身を守るための道具だったのかもしれないし、その逆に、姉から身を守るための保険だったのかもしれない。
GM:このとき、それは全てが終わった後に使われた。ナイフ――スタンガン――あるいは拳銃?
GM:いずれにしても、その矛先は生成に向いていた。状況的に、彼女がやったとしか思えなかったのだろう。
生成 亜綺羅:「う」 助けを求めるように、生成の瞳が白入を見た。
白入結衣子:少女に向けて、レーザを撃った。威力はない。動きを止めるだけ。
GM:そう。動きを止める。いつもそうだ。
GM:白入結衣子は先駆けて敵の動きを止め、そして――
卯花数輝:「油断がすぎる。“モーターウェイ・フォックス”」
GM:見えない影の鉤爪は、正確に少女の頭部を破壊した。
卯花数輝:「彼女はジャームを匿っていた。いいか、ジャームをだ」
卯花数輝:「そのせいでどれだけの民間人に犠牲が出たと思う? ……俺たちが出動するほどだ」
生成 亜綺羅:「……そんな」
白入結衣子:「数輝……!」
生成 亜綺羅:「そんなの……でも……」
白入結衣子:「あなたは、今、分かってたでしょう」
卯花数輝:「何をだ」
白入結衣子:「あの状況から、“シンギンジャイス”を抜けて、被害が出ることはなかったって」
白入結衣子:「捕縛して、記憶処置に回すことは出来たよね、今」
卯花数輝:「記憶処置で許されるのか?」
卯花数輝:「それが正しいと判断するのか、“シンギンジャイス”」
白入結衣子:「……たとえ許されないとしても。それを判断するのはあたし達じゃない」
卯花数輝:「そうか」
白入結衣子:「……亜綺羅。大丈夫?」
卯花数輝:「……」 何の感情もない目で、二人を見ている。死者には一瞥も与えない。
生成 亜綺羅:「……うん。私は……私は、大丈夫。だけど……」
生成 亜綺羅:白入と卯花を交互に見る。
白入結衣子:「……あたし達が、大丈夫じゃない?」
白入結衣子:「いや」
白入結衣子:「なんでもないや。忘れてね」微笑んで。
卯花数輝:「……だったら、俺は判断する側になる」 呟く。
卯花数輝:「判断するのは俺たちじゃない。だったら誰が? 誰かだ。俺はそれになる」
卯花数輝:卯花は歩き出す。足跡にはかすかに血が混じる。
白入結衣子:「……数輝、あなたは……」
白入結衣子:「……もう聞いちゃいないか」
生成 亜綺羅:「……ごめん」 うなだれる。きみと目を合わせない。
GM:思えば、生成が人と目を合わせたことなどあっただろうか?
白入結衣子:「……あたしは、味方から隠れたことなんて、一度もないのに」
生成 亜綺羅:「私、いま……嫌な感じがした」
白入結衣子:「誰もあたしを見ていないのかも……え?嫌な感じ?」
生成 亜綺羅:「……ええと」 何か言おうとして、やめる。 「なんでもない……」
白入結衣子:「……ん。分かった。忘れる」
白入結衣子:これが口癖になったのはいつからだろうか。
生成 亜綺羅:「……」
生成 亜綺羅:「……帰らないと」
GM:生成もきみから離れて、よろめくように歩き出した。
白入結衣子:「……そだね。帰ろっか」
白入結衣子:「長居をしちゃダメだ、あたし達」
GM:《リンクスコール》はこの後も成功を重ねた。
GM:何度も、何度も、何度も――卯花数輝を含む《リンクスコール》の存在が、無視できないものになるぐらいには。

雲居春音:「……百入さん?」
GM:お面を被っていた雲居春音が、百入結衣子の顔をふしぎそうに見ていた。
雲居春音:「ど、どしたの? なんか変だった?」
百入結衣子:「え?ううん。いや?」
百入結衣子:絡みつく、“正義”の単語を振り払って。
百入結衣子:「程々がいいと思うよ、あたし」曖昧に微笑んだ。
雲居春音:「そ、そうかな……。確かによく言われるけどさ……」
江永瑞穂:「……セバスチャン。射的がぜんぜん当たらなくて詰まらないわ!」 あえて大声で宣言する。
烏羽岬:「……」 百入の様子をじっと見ていたが、口は挟まなかった。
椋実翔利:「エリザベス! そりゃオマエが下手だからだろ! オレは当てたぞ大当たりを!」
椋実翔利:「気合を入れろ! 飛べ! 銃を投げろ! 全部ぶっ飛ばすんだ!」
江永瑞穂:「ふんっ。根性論で解決できる問題じゃな……ありませんでしょ!」
百入結衣子:「あはは。あの2人、全然お嬢様と執事って感じじゃないよね」
烏羽岬:「おいやめろ。縁日で逮捕者を出すつもりか? セバスチャン氏は」
練木:「……あ!」
GM:練木少年が、きみたちを見て声をあげた。ひときわ目立つ集団だからだ。
椋実翔利:「できるっての! ……ったく何が欲しいか言ってみろ」 小声で江永ちゃんに
烏羽岬:「まったくだな。……ん」
椋実翔利:「ちょちょいっとゲート開いて落としやすいようにしてやるからよ……」
江永瑞穂:「……いいですから。そういうの。私がほしいのは……」 小声で言いかけて、止めた。
練木:「あっ、あの! どなたか鶴喰湊融さん、ご存じないですか! 初等部の女子なんですけど……人が多くて……!」
椋実翔利:「何が欲しい? あのクッソ安そうな駄菓子か? 売れ残ってそうなぬいぐるみか? カネか? 酒か? 男か?」
百入結衣子:「ん。知ってる人居る?」
椋実翔利:「それとも……おっ、新鮮な男がまた一匹。撃ち落としたのはオマエじゃなくて鶴喰みたいだが」
烏羽岬:「鶴喰、だったか? よかったな。探し人だぞ」
江永瑞穂:「うるさいですッ! ……ですわッ!」
烏羽岬:腰掛けたままであろう湊融ちゃんのほうを見る。名前を思い出すのにちょっと時間がかかるフリをしつつ。
鶴喰湊融:小さく微笑みながら、仲間たちの様子を石段から見詰めていた。手をひらひらと振る。
練木:「鶴喰さん……あっ。鶴喰さーん!」 鶴喰さんに声をかけ、両手を振る。
椋実翔利:「小学生はいかんなぁー小学生は」
鶴喰湊融:静かに微笑んで、ぺこりと君達に頭を下げて。ゆっくり歩き出す。
練木:「ごめん。クラス委員の連絡会あって、遅れちゃって……」
鶴喰湊融:「いいえ、気にしないで。ただこうして見ているだけでも楽しかったから》
鶴喰湊融:そういいながら、小さく笑って。
練木:「う、うん……。あの、もう少ししたら、あっちの方で花火があがるらしいよ」
鶴喰湊融:「そうなの?じゃあ、見えるところを早めに取っておきたいね」静かな口調。
雲居春音:「え! 花火!」
雲居春音:「見たい! どこ? あっちかな?」
烏羽岬:「僕らも行くか。こういう時は場所取りがもっとも重要だと聞いている」
鶴喰湊融:「其れも含めて、見て回ろう…あら」雲居さんの声に目を開いて。
椋実翔利:「どうした! エリザベス! 欲がないやつは何も手に入れられないぞ! オレを見習え!」
烏羽岬:「…………あれは放っておこう。楽しそうだしな」
甲斐美冬:「見やすい場所はあります。この境内から。あっちの空に上がります」
鶴喰湊融:「…ふふ、どうしよっか。随分大所帯になっちゃいそう」くすくす笑っている。
烏羽岬:「(変装というか、ほぼ素の椋実になっている気がするのだが……)」
江永瑞穂:「……花火。そりゃ見たいけど……」
椋実翔利:「ぶっ放すんだ! 何だったら店主から撃って殺すか!? そうしたら取り放題だもんな! ……あ、いやマジではしないから安心してくれよ」 店主に弁明
練木:「でも、……鶴喰さんと、来られたから。……よかった」
椋実翔利:「……あ? 花火? 見たいのか? じゃあ射的なんてやってるヒマないだろ」
鶴喰湊融:「……そうして喜んでもらえたならよかったかな」苦笑。
椋実翔利:「銃なんていつでも撃てるんだし。……あ、ほら、オレら海外から来たからね。海外から来たように見えるだろ?」 流れで店主に
GM:店主はあいまいな笑顔をできみを見返す。
江永瑞穂:「セバスチャン、私のことはいいから! ここは……あっ」
鶴喰湊融:「ふふ。じゃあ、見に行きますか?」江永さんの言葉を聞いて、団扇で口を隠しながら皆に。
鶴喰湊融:「人数が多い方が、場所取りもしやすいでしょうし、ね?」
百入結衣子:「そだね。ちょっと賑やかすぎるけど」
烏羽岬:「エリザベス嬢も見ていくといい。花火は"みんなで"見たほうが楽しいと聞いている」
百入結衣子:「どうせこんな狭かったら、分かれてもまたばったりしそうだしね」
烏羽岬:「いい日本土産になるだろう」
江永瑞穂:「……そうね」 江永は首を振る。
江永瑞穂:「みんなで見た花火。日本土産にしておくわ」
GM:そのとき、ちょうど甲斐美冬が指さした方角で、光が走った。
GM:少し遅れて音が鳴る。花火が上がり始めたようだ。
烏羽岬:「ん、早いな。もうか」
鶴喰湊融:「あら…もう上がっちゃいましたね。たまやー、って言った方がいいのかな」
百入結衣子:「えっ今どうやってわかったの……?」
百入結衣子:「光る前に指差してなかった……?気のせい?」
椋実翔利:「おっ、始まったな! 移動するつもりなら急げ急げ、終わっちまうぞ」
鶴喰湊融:「花火屋さんの方なのでしょうか。…そうですね、行きましょう?」
雲居春音:「ぐっ、偶然じゃないかな~!? センパイって勘が鋭いところあるし! ほら!」
雲居春音:「花火! 上がってるよ!」
椋実翔利:「花火の打ち上げ、こんな田舎じゃそう長くは続けないだろ。はぐれるなよ! ほらほら!」 追い立てる
烏羽岬:「この場所でも悪くはないと思うがな。花火の音を聞きながら歩くのも乙なものか」
百入結衣子:「足元気をつけてねー。特に浴衣の子!」
江永瑞穂:「わかってるってば! もう……エリザベス感が台無し……」
鶴喰湊融:「ありがとうございます」くすりと笑う。こうしていても、気遣われるのは嬉しい。
烏羽岬:「転ぶなよ雲居。足でも挫いたら、臨海学校のあいだずっと杖をつく事になるからな」
鶴喰湊融:「練木くん、いこう?」そっと彼に手を伸ばして。
練木:「あ、うん! よ、よろしくお願いしますっ」 おずおずと鶴喰さんの手を握る。
鶴喰湊融:ちいさくその様子に笑って、彼の手を引いてか惹かれてか、花火の咲く音の下を歩いていく。

丹村健斗:「よっしゃ! これで三連続! 超大物をやっちまったね!」 射的の銃を引き戻す。
丹村健斗:「どうよこれ!? 俺、凄くない!?」 振り返る。
丹村健斗:「……」
丹村健斗:「……あ、そう……」
丹村健斗:「……仕事しよ」

GM:ロイスのみ可能です。
椋実翔利:保留!
百入結衣子:なしで!回想組には持ってるからね
鶴喰湊融:ロイス保留で!
烏羽岬:雲居さんには既に取ってる。よし、なしかな。
GM:OK!

ミドルシーン6:夜に残るは陽炎のみ

GM:シーンプレイヤーは百入さん。
GM:まだ57あるのおかしい……登場は自由です。出る方はダイスをどうぞ!
烏羽岬:出!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:64->68)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:62->69)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:57->59)
鶴喰湊融:ちょっと休めるなら休ませて頂きたいです!
百入結衣子:異常な落ち着き
GM:みんな低すぎる…
GM:では、3人の登場で!いきます。

GM:雉目ヶ浜に夜が来る。
GM:昼間と夕暮れの賑わいとは打って変わって、入り組んだ地形がいくつもの闇と静寂を作り出している。
GM:そのうちの一つに、いま、夜間迷彩塗装を施されたジェットボートが停泊していた。
GM:その周囲には、作戦前の準備に取り掛かる《ヴリトラ》セルの姿がある。
横嶋洋明:「……よし。水中行動スーツに問題なし!」
横嶋洋明:「いけるかい、諸君!」
烏羽岬:「本題に入る前に一つだけ言っておきたい」
烏羽岬:「椋実……変装の意味を理解しているか……?」 心底心配そうに言う。
江永瑞穂:「同感ね。あんまり私が言えた義理でもないですけど」
椋実翔利:「え、何で? 姿変わってたろ?」
烏羽岬:「お祭りの時は、全部で四回ほど石を投げつけて警告したくなった」
百入結衣子:「……あたしは13回」
烏羽岬:「百入は寛大だな」
横嶋洋明:「多いなあ……え、そんなレベルで?」
椋実翔利:「それにセバスチャンって名乗ってたじゃん。執事でさ。ホンモノのオレは椋実翔利で、自由人じゃん?」
百入結衣子:「美冬が居なかったら投げてた」
椋実翔利:「誰かに仕えるとかもやってねーし。こんだけ演技重ねりゃわかんねーだろ」
烏羽岬:「頼れる兄がいて嬉しい限りだ。……すまんリーダー、話の腰を折った」
椋実翔利:「まったく神経質なヤツらだな。オッサンあんま気にすんなよ! こっからどうすんだ?」
横嶋洋明:「え、あー……うん。ここからはね」 頭をぐしゃぐしゃかきむしる。
百入結衣子:「マスターエージェント様は器が大きいことで……もう決行?」
横嶋洋明:「ジェットボートで目標の座標まで直行する。そこからダイビング! で、謎の巨大構造物に侵入!」
百入結衣子:「結構な決死行だよね、それ」
烏羽岬:「単純な疑問なんだが、内部にエアはあるんだろうか?」
烏羽岬:「内部も水没している場合、帰りのエアも考慮しないといけないな」
横嶋洋明:「いいところに気が付いたね、烏羽くん!」
椋実翔利:「ゲートを陸に繋げりゃ多少は補充できっかな? 海の中入ったことないからわかんねーけど」
横嶋洋明:「そう! まさにそれ!」 指を鳴らす。 「内部は空洞構造で、調べた反応によれば、最低限の居住用設備は稼働しているはずだ」
横嶋洋明:「空気はある。なくてもぼくのエフェクトを応用した潜水装備なら、酸素の供給に困ることはない。100分くらいはね」
烏羽岬:「なるほど。気密保持機構的なものがちゃんと動いている、ということなんだろうな」
椋実翔利:「へー。でもそうか。考えてみたら空の上でも密閉が必要なのは変わんね?もんな」
横嶋洋明:「そう。ぼくの見立てでは、この構造物は“都市”の一部だ。生活のための設備がある。……で、これだいたいの見取り図ね。ドローン流してソナーやってみたんだ」 きみたちの端末にデータを転送する。
百入結衣子:「宇宙船も潜水艦も同じか。空気も耐圧も要る」
烏羽岬:「砲のような武器もな」 見取り図を確認している。
横嶋洋明:「まーこの中心のでっかい空洞部分がメインコントロールだと思うから、そこ目指してがんばる感じで」
椋実翔利:「ふーん。詳しい道とかはさすがにわかんねーか」
横嶋洋明:「いま鶴喰くんが残りのドローン回収してくれてるから、侵入時にはもうちょい詳しくアップデートできるはずだよ」
横嶋洋明:「壊れてなきゃいいんだけど……」
椋実翔利:「イイね。内部が分かってれば分かってるほど家探しはラクだからな」
百入結衣子:「……まあ、無きゃただの入水自殺だ。そこは信頼してる」
江永瑞穂:「ボートの運転、私がやればいいんですか?」 ※一番【肉体】が高い。
百入結衣子:「大丈夫?あたしやろうか?」
烏羽岬:「江永にやらせよう」 トラックの運転の事を思い出している。
江永瑞穂:「あ……いえ、そうですね。百入さんは戦闘の方、お願いします。ナビと運転を分けるのは非効率ですから!」
百入結衣子:「そう?じゃあお願いね、瑞穂」
椋実翔利:「よしきた。じゃあオレは船をビカビカさせながら空中に飛ばす方をやるぜ。任せとけ!」
横嶋洋明:「それはやめようよ……」
椋実翔利:「まあまあそう言うなって。一度トべばクセになるからよ……」
烏羽岬:「中枢到着後の確認もしたい。江永の話では、制御装置と動力基盤を回収するという事だったが」
烏羽岬:「それ以外にも、遺産や我々にとってプラスになりそうなものがあれば当然回収する。そういう認識でいいのか、リーダー?」
横嶋洋明:「そうだね。第一目的は制御装置。ログデータが回収できるかも。これがベスト。第二は動力源。売ったらお金にできる。それ以外は、持ち帰れるものがあれば――」
横嶋洋明:「好きなだけ。ジャンジャンやっちゃってよ!」
百入結衣子:「『どうせ持ち帰れるのは制御コアか動力源かきらきら光る石ころ』って言われたね」
椋実翔利:「なんだ、連中の言うことなんか信じるのか? 一人一キャノンくらいは目指してこうぜ」
烏羽岬:「持ち運べないだろう。いや、ゲートを通せばある程度は欲張れるのか……?」
横嶋洋明:「あー……そうそう。“連中”のことなんだけどね」
烏羽岬:「ん」
沙良 スミカ:「どーもー。その“連中”でーす」
椋実翔利:「うわっ」
GM:岩場の上に二つの影がある。沙良スミカ。丹村健斗だ。
丹村健斗:「同じく! 同じくじゃないけど! “フレースヴェルグ”、参上です!」
百入結衣子:スマートホンを向けて写真を。
烏羽岬:「百入?」
沙良 スミカ:「ちょっとやめてよ! 撮影は許可とってから!」
百入結衣子:「え?だって、後で使えるでしょこれ」
椋実翔利:「……ていうか、やべえ! 変装してるのに素で話してるトコ見られちまったか!?」
椋実翔利:「変装してるってバレちまうじゃねーか……!」
沙良 スミカ:「そういうのいいから!」
烏羽岬:「…………」 肩をすくめる。
沙良 スミカ:「あなたの噂を撒いたのが誰だと思ってんの。仕事の話させてよ!」
椋実翔利:「……ケッ。それが分かっててよくよくそんな狙いやすいトコに立ってたもんだぜ」
百入結衣子:「それで?撮られに来たんじゃなかったら、何?」
椋実翔利:「だな。早く話せよ。カネ取るぞ」
丹村健斗:「そりゃーもちろん! この俺がみんなに協力させていただこうって話だ!」 携えた長剣を肩に担ぐ。
烏羽岬:「共同戦線、という話ではあったしな」
沙良 スミカ:「あと一応、私も。戦う相手が一致してるからね」
烏羽岬:「《フレースヴェルグ》はともかく、沙良は現地に一緒にこれるのか? 戦闘能力は皆無だと思っていたが」
丹村健斗:「沙良ちゃんは戦わなくても大丈夫! この俺が全員やっつけちゃうし! ねっ!」
烏羽岬:沙良ちゃんとリーダーを残していくのもまずいので、皆無だとそれはそれで厄介だと思っている。
沙良 スミカ:「……支援係も役に立つでしょ」 丹村を押しのけながら。
烏羽岬:「支援タイプか。なら納得だ」
椋実翔利:「そうだな。じゃあ作戦はこうだ。あの茶髪をオレのSHIDENで吹っ飛ばして、UGNも《ジョス=アポ》も爆風でふっとばす」
椋実翔利:「オレたちは悠々お宝をゲット。そこのアイドルは適当にサインしてくれ。メルカリで売るから」
沙良 スミカ:「絶対ヤダ」
椋実翔利:「んだよ。減るもんじゃないだろーに。迷惑料だぜ迷惑料」
百入結衣子:「“マスターヴォルト”。それがあなたの指揮なら従いますが……本当によろしいのですか?」
椋実翔利:「百入それマージで止めろ。……分かったよ茶々入れねえから」
烏羽岬:「(本当に嫌なんだな、マスターの称号……)」
百入結衣子:「分かればよろしい。あたし、マジの時しか使わないからねこれ」
椋実翔利:「良い女だぜオマエ。後光で涙が出そうだ」
丹村健斗:「まー、そういう感じで! ねっ! 仲良くやろうよ、みんな!」
丹村健斗:「俺、同年代と組んで仕事するなんて初めてかも! 役に立つよ~、俺!」
烏羽岬:「《フレースヴェルグ》の発言に同意しよう。即席チームとはいえ、同士討ちしても良い事はない」
烏羽岬:「サラちゃんに何かあると僕のクラスメイトも悲しむしな」
江永瑞穂:「……いいんですか、リーダーは? リーダー……“パタンジャリ”?」
横嶋洋明:「ぼくはこれ以上、敵を増やしたくないし。消極的賛成かなあ」 ガスマスクみたいなマスクを被っている。
横嶋洋明:「あ、UGNとの戦闘が予想されるから、みんなもこういうの着けとくといいよ」
烏羽岬:「ああ、いつものか。了解した」
百入結衣子:「じゃあ、あたし達も了解だ」
椋実翔利:「じゃオレは素だな。UGNとは素顔の付き合いをさせてもらってんだ」
横嶋洋明:「うん。後は現場の判断で、だ」 ――暗に、土壇場ではきみたちに判断を任せると言っている。
烏羽岬:「最善を尽くそう」 発言の裏の意は即座に汲む。
椋実翔利:「はいはい。ま、それなりにやるぜ」
沙良 スミカ:「うんうん。それじゃーよろしくね! 《ヴリトラ》セルのみなさん! あと丹村も」
丹村健斗:「おお! 《スヴェルト》セルの“フレースヴェルグ”、華麗に味方するぜ!」
GM:☆NPCカードを入手しました。

◆NPCカード:《カイライス》沙良スミカ
シナリオ1回。
任意のPCのメジャーアクション直前にオートアクションで使用。
C値がマイナス1(下限6)される。※隠密状態のキャラクターは対象にできない。

◆NPCカード:《フレースヴェルグ》丹村健斗
シーン1回。
クリンナップで使用。任意のエネミーに30点のHPダメージを与える。
百入結衣子:けーっ!使えない支援!
烏羽岬:お姉ちゃんメタ!
椋実翔利:支援でメタるな
GM:隠密キャラは支援を受けられない…
江永瑞穂:「足を引っ張らないでくださいね。……月並みなセリフだわ、これ」
江永瑞穂:「……ってゆーか、急いだ方がいいかも」
江永瑞穂:「見てください」 海の方を指さす。
烏羽岬:「……あれは?」
GM:その沖に、陽炎が揺れた気がした。 ――鬼火のような光が瞬く。
GM:花火とは違う。一条の光がほとばしった。一瞬だったので、目の錯覚と見まがうような光。
江永瑞穂:「何かが迎撃システムを作動させちゃったんだと思う」
百入結衣子:「……偶然のなにかがあるわけもなし、か」
横嶋洋明:「……やっ、やばくない」
横嶋洋明:「かな?」
椋実翔利:「まあ《ジョス=アポ》のアホだろうな。ってコトはUGNも動くか」
江永瑞穂:「湊融ちゃんを回収したら、すぐに動きましょう」
烏羽岬:「ああ、奴らに先を越されたのか。……行動力だけは我々以上だったわけだ」
烏羽岬:「急いで準備をしよう」 そう言って、支度をしつつ百入の方に行く。
烏羽岬:「百入、少しいいか」
烏羽岬:「不要だとは思うが。チーム構成も場所も普段と違う以上、一応言っておきたい」
百入結衣子:「ん。どした?」
烏羽岬:「状況が特殊だ。リーダーも、いざという時は現場判断で――と言っていた」
烏羽岬:「総合的に見て、僕らの中で咄嗟の判断力に優れているのはお前だ」
百入結衣子:「そだね。通信がどこまで聞くかもわからないだろうし……ん、お褒めに預かり光栄」
烏羽岬:「僕は家族を信じている」
烏羽岬:「迷った時は、お前の判断を信じよう」
烏羽岬:「それだけだ。時間を取らせた」
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「……うん」それだけそっけなく言って。
百入結衣子:(……うん。大丈夫だよ、岬)
百入結衣子:(あたしが、あなた達を、守るから)
百入結衣子:(何があろうと、いつまでも)
百入結衣子:ロイス取得します。
百入結衣子:-弟分/烏羽岬/庇護:○/不安/ロイス
椋実翔利:……準備の最中、椋実のポケットからぽろっとメモが落ちる。
椋実翔利:乱雑な文字だが、何か列記している。重要なものかもしれない……
江永瑞穂:「……?」
江永瑞穂:読んでいた運転マニュアルから顔を上げる。
江永瑞穂:「椋実さん、なにか落ちましたよ!」
江永瑞穂:小走りに拾いに行く。
椋実翔利:「あ? ……おっと、そいつは」
江永瑞穂:「なんです、これ」
椋実翔利:折りたたまれたそれに書いてあるのは、
椋実翔利:『サム』『ボブ』『ハリー』『トーマス』『マーカス』『マイケル』『ベッカム』『ジェイムズ』 という男性の外人名と
椋実翔利:『ベッキー』『ハーマイオニー』『マリー』『ポーラ』『ローラ』『セーラ』『ドーラ』『マーラ』 という女性(?)の外人名のリストだ。
江永瑞穂:「……」
椋実翔利:「悪い悪い。落としたのに気付けてよかったぜ。動き始める前にどっかに置いとくか」
江永瑞穂:「あのー、なんなんです、このリスト……?」
椋実翔利:「よかっただろ? セバスチャンとエリザベス」
椋実翔利:「だから他の連中にもつけてやろうと思ってさ! 考えてたんだよな。似合いそうなの。全然わかんねーけど「」
江永瑞穂:「……ええ。まあ、その、割と……え、ええ?」
江永瑞穂:「ほかの皆にも、こういう感じで???」
椋実翔利:「そうそう。今回はオレら二人だけの変装だったけど、《ヴリトラ》の全員でするんだよ。全員外人で、名前も変えてさ」
椋実翔利:「行き先もこんなコケの生えた海岸じゃなくてさ、沖縄とかにしよう! 沖縄いいぜ。無職多いらしいし」
江永瑞穂:「ふふ」
江永瑞穂:「椋実さんって……ほんと……ぶふっ。あはっ。あはははははは!」
椋実翔利:「なーに笑ってんだよ。何だ、冗談でこんなこと言うと思ってんのか?」
江永瑞穂:「いえ。椋実さんだから。……いいですね、それ」
江永瑞穂:「気が変わりました」
椋実翔利:「おう。でもしっくり来る名前ってのはかなり難しいよな……オレのセバスチャンとオマエのエリザベスは完璧だったんだが……」
椋実翔利:「ん? 何だ?」
江永瑞穂:「変装、作戦開始だからやめようと思ったけど……」
江永瑞穂:「あとちょっと、もう少しだけ、エリザベスでいます。いいでしょ、セバスチャン」
江永瑞穂:「……夜が明けるくらいまでは」
椋実翔利:「……やれやれ、仕方のないシンデレラだぜ」
椋実翔利:「だったらオレもギリギリまでセバスチャンだ。どうせ潜水装備ならそうそう分かんねえだろうし」
椋実翔利:「もしセバスチャンタイムが終わったとしても、オレらの家にただいまするまではまたセバスチャンでいてやろう」
椋実翔利:「お嬢様一人じゃ浮くからな。手のかかるこった」
江永瑞穂:「……」 唇の端が動く。 「そうね。お嬢様だから。せいぜい手をかけてね」
椋実翔利:「ああ。けど操縦だけは世話になっからな。任すぜ!」
GM:――また、沖で鬼火が瞬いた。
GM:夜が深まる。ジェットボートが駆動音を響かせ、夏の終わりの潮風は冷えていく――

GM:ロイスのみ可能です。
烏羽岬:よし決めた! お姉ちゃんに取ります。
百入結衣子:取りきりました!
椋実翔利:こんなことしておきながらもう江永チャンにはロイスは取っちゃってんだけどね! 感情だけ変えようかな
烏羽岬:-家族/百入結衣子/○信頼/不安/ロイス  第二話と全く同じ感情だけど、ここは同じだからこそいい場面のはず。
烏羽岬:これで七枠。以上です。
椋実翔利:お嬢様/江永瑞穂/○エリザベス/執事の恰好が暑い → お嬢様/江永瑞穂/○エリザベス/執事の恰好も悪くないけどやっぱ暑い
烏羽岬:Pエリザベスはかわんねーのかよ!
椋実翔利:エリザベスじゃん?
烏羽岬:はい……
江永瑞穂:執事/椋実翔利/セバスチャン/○もっといい執事いなかったの? → 執事/椋実翔利/○セバスチャン/執事
GM:OK!

ミドルシーン7:海を縫う陰陽双魚

GM:ミドル戦闘があります。
GM:全員登場を推奨しますが、シーンプレイヤーは百入さんです。
GM:出る方はダイスをどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:80->90)
烏羽岬:うわああ湊融ちゃん!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:69->70)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:68->75)
鶴喰湊融:こんなことある…??
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:59->62)
椋実翔利:あの後侵蝕率が10も上がるようなことが……?
烏羽岬:許せねえ
GM:許せねえ
GM:OK!

GM:夜の海は静かに凪いでいる。
GM:ときおり、目指す海底の座標で閃光が瞬く程度だ。
GM:だが、いつまでも静かな海面は続かない。
GM:きみたちの乗るボートとは別の方角から、近づいてくる船体を見つけたからだ。
江永瑞穂:「……警戒してください。向こうから来ました」
江永瑞穂:「これ、絶対に向こうからも見つかってると思う」
百入結衣子:「まあ、こんな何もないところで隠すのは無理だよね」
鶴喰湊融:「…む。無駄な接触をして時間を掛けたくはないんですが…」一応姿は隠している。
百入結衣子:「恵那ならできたのかな。まあ詮無いことだ」
椋実翔利:「このまま挨拶一個ですれ違えりゃ良いんだが」 身分隠蔽のための素モード(?)である
烏羽岬:「……」 テクスチャチェンジで作ってもらった仮面で顔面を覆う。
沙良 スミカ:「戦闘になりそうな雰囲気ね?」
沙良 スミカ:「一度くらいなら支援するけど、UGNじゃない? さすが高級な船だわ」
鶴喰湊融:「………うわあ…嫌だなあ」すっごい嫌そうな声。単純にさっさとアレトゥーサのところへ行きたい。
烏羽岬:「教師として潜入できるくらいだ。資金もそれなりに潤沢なのだろう」
椋実翔利:「公権力サマには敵わないぜ。……接触距離になったら教えてくれよ。すぐに撃てるから」
百入結衣子:「……脚だけ削りたいな」
丹村健斗:「よーし! 俺の出番だな!」 長剣を手に取り、鞘を払う。見るからにまがまがしい武器だ。
江永瑞穂:「あの船、ゾディアックボートってやつですね。基本、ゴムボートですけど……あっ」
鶴喰湊融:「ちょっとくれたりしないかな。…隠せるものは今のうちに隠しますんで」テクスチャーチェンジでまずいものはささっと偽装を重ねて置く。
江永瑞穂:「だれが運転しているんでしょう?」
烏羽岬:「最小限の移動力だけ残すのがいいかもしれない。動けるうちに陸に戻る、という選択肢を取るしかなくなる」
GM:運転するシートに人の姿はない。だが、確かに誰かはいるのだろう――おそらくは。
烏羽岬:「……無人か?」
鶴喰湊融:「……端末というか、そうしたものを使える相手がいたはずです。それかな」
百入結衣子:「烏と同じ要領で操ってるって?流石に、大きさも違いそうだけど」
雲居春音:「――そこまでよ! FHの集団!」
GM:そうこうしているうちに、雲居春音の声が聞こえてくる。
烏羽岬:「隠密使いかもしれない。だとすると非常に厄介だ……この暗さでは対応しきれない」
椋実翔利:「ってなると操縦席ブッ壊せばとはいかないか? アレだと沈めるのも一苦労しそうだし……」
百入結衣子:「そうならより厄介だ。さすがに瑞穂は本職じゃない。比べっこしたら追い抜かれる」
GM:たぶんさっきから怒鳴っていたが、ようやく届いたのかもしれない。
雲居春音:「いますぐ武器を捨てて投稿しなさい! さもないと海に叩き落すよ!」
烏羽岬:「雲居だ」 完全演技モードに入りますの意。
椋実翔利:「お、夜の海風に乗ってカノジョの声が聞こえてきたぞ。ロマンチックじゃねーの」
鶴喰湊融:「……参りますね。先に椋実さんに吹っ飛ばしてもらえばよかったかなあ」こちらもスイッチを意識。
椋実翔利:「それやったらお前らヒマになるだろ。オレだけ働かすのはナシだぜ」
鶴喰湊融:「それもそうでした…」苦笑してそう返して。かちりと表情を固める。
塩川誠一:「わざわざ宣戦布告してやることあるのかよ?」
塩川誠一:「支部長、こいつにまず黙ることを覚えさせろ」
錫谷亮:「努力はしている。だが……やる気のようだな、そっちも?」 眼鏡の男が問いかけてくる。片手に分厚い本のようなものを抱えている。
烏羽岬:「おたくらがおとなしく帰ってくれりゃあ平和に済むぜ!」 《完全演技》。
烏羽岬:服装が違うので、演技も以前と変えている。
烏羽岬:椋実を参考にした演技だ!
錫谷亮:「なかなかよく吠える――誰がリーダーだ? 諸君のことはよく知らない。“スレイベギー”ではないな」
椋実翔利:「えー、そうだな。少なくともジョス=アポよりは話が分かるつもりだぜ。危険度で言ったらアッチの方が上だろうよ」
雲居春音:「えっ。ジョス=アポじゃないの!? ここに来て、まだ追加でFHの知らないセルが出てくるわけ!?」
鶴喰湊融:(勘違いされたのか、わたしたち……)もうあっちでは交戦開始してるみたいなのに!
椋実翔利:「そうそう。だからさぁ、オレらみたいな木っ端に関わってるよりそっちの相手した方が良くない?」
塩川誠一:「なーにを言ってやがる。……おい、雲居、あいつらたぶん《スヴェルト》だぞ」
椋実翔利:「アイツら、マジのマジで治安悪いからな。作戦が上手く行ったら打ち上げで、行かなかったらヤケクソで、戻ったら陸で暴れまわるぜ」
鶴喰湊融:ぎぢ。一瞬拳がきつく握る。
椋実翔利:「人身売買だってやるような連中だよ。良い感じのヤツがいたら攫って換金しちまうかもだ」
椋実翔利:「……そういやあ今、非日常にウカレた若い奴らが海岸にはいたっけ?」 半ばとぼけるように、挑発的に
塩川誠一:「あの武器、忘れてねえよな。槍使いの子分がいる。《スヴェルト》はお前の、――《モノクローム・テラー》の仇だろうが」
錫谷亮:「やれやれ。あの軽薄そうなのは放っておいた方がよさそうだな」
椋実翔利:「……あ、めんどくさ。おい、オマエ今すぐ海に飛び込んで死ね」 丹村くんに
烏羽岬:「そう、俺たちゃ天下無敵の《スヴェルト》セルよ! どうだぁ?」
丹村健斗:「ええ~? 俺、こんなに協力的なのに!」
烏羽岬:「伊達じゃねえーんだよ。死にたくなけりゃあ、陸に戻って午後ティーでも飲んで寝ろ!」
雲居春音:「……《スヴェルト》!」 長大な古太刀を抜き放つ。
烏羽岬:もう戦闘が不可避っぽいのを悟ったので、スヴェルトに罪をなすりつける事にした。
鶴喰湊融:肯定するべきなのは分かるが、個人的に死んでもスヴェルトなんて名乗りたくない。
雲居春音:「支部長! 私、行きます。やれます!」
百入結衣子:「……お茶会のために、わざわざ海上へ?」レインコートのように整形したフードを被って。
鶴喰湊融:「………」無言で、こちらもペンダントを雲居さんの太刀に似せた和刀へ変形させる。
錫谷亮:「どのみち、戦闘は不可避だろう。やるぞ。総員、戦闘準備」
百入結衣子:「そのようなことはないでしょう。であれば、言葉よりも確実なものがあるかと」銃を構えて。
GM:総員!
烏羽岬:見えない場所で、ぽんぽん、と湊融ちゃんの背中を二度叩く。
烏羽岬:偽装はこちらがやるのでお前は好きにやれ、の意味。
椋実翔利:「やれやれ、結局こうなるか。お茶会を通じて仲良くなれればそれがベストだったんだがね」 肩をすくめて
鶴喰湊融:「……ありがとう」小声で感謝を。
烏羽岬:「……さて。やるか」
百入結衣子:演技の幅は必要ない。最小限、丁寧語であるだけで、かなり印象を違えることが出来る。
椋実翔利:「おう。UGNの連中には、水泳訓練を真面目に頑張ってよかった、って気分を味わってもらおうか!」
雲居春音:「《スヴェルト》セル。お兄ちゃんの分まで――私が!」 太刀を構える。両者のボートが接近していく。
GM:ミドル戦闘が開始されます。
GM:UGNは5人いますが、運転席に座っている人はイニシアチブ0で、戦闘に参加しません。
烏羽岬:う、運転席の人ー!
鶴喰湊融:いったいだれなんだ…
GM:ほかの4人をそれぞれ1度でも戦闘不能にすると勝利となります。
椋実翔利:イベント戦闘!
鶴喰湊融:なるほど
■ミドル:
 烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[9]
        |
      (10m)
        |
  《カレイドソーン》雲居春音[9]
    《ギギリオン》錫谷亮[9]
   《ザンザーラ》甲斐美冬[12]
    《無支祁》塩川誠一[5]
GM:ちょっとずれましたが、こうです!
烏羽岬:ボート上ですけど、特に移動制限とかはない感じですか?こっちの船か相手の船の上にしかいられなくて、5m地点で立ち止まれないとか。
GM:そうですね、これは飛行状態でなければ互いのエンゲージ以外の地点で立ち止まれません。
GM:移動制限事項です。
烏羽岬:ヒエーッ
烏羽岬:飛行状態になれる人なんているはずがない……!
鶴喰湊融:どっちかのエンゲージにしかいられない!了解です
百入結衣子:烏とか鶴って書いてあるのにね
GM:では第1ラウンド!
GM:セットアップ!
鶴喰湊融:なし。
百入結衣子:なし!
烏羽岬:75%か……無しです。
GM:雲居、甲斐、塩川はなし!
椋実翔利:コーリングシステム! スカイキッドに搭乗して……なるんだよ! 飛行状態にな!
烏羽岬:マスターエージェント!
椋実翔利:違う!
百入結衣子:マスタースカイじゃん
GM:錫谷は空間圧縮。
椋実翔利:げっ
GM:雲居を戦闘移動させて、きみたちのエンゲージに接敵させます。
鶴喰湊融:くっ
GM:で、イニシアチブ。
GM:塩川が《異形の転身》。
GM:きみたちのエンゲージに接触してきます。
■ミドル:
 烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[9]
  《カレイドソーン》雲居春音[9]
    《無支祁》塩川誠一[5]
        |
      (10m)
        |
    《ギギリオン》錫谷亮[9]
   《ザンザーラ》甲斐美冬[12]
GM:こうなります!
錫谷亮:「交戦開始だ」
錫谷亮:呟くと、手に持っていた本のページがばらばらと舞い上がり、橋のような足場を形作る。
烏羽岬:「ずッる……!」
烏羽岬:「そういうタイプか」
GM:雲居がそれを渡り、塩川は獣のような跳躍力でそれに続く。
椋実翔利:「あの《屑鉄の橋》はバロールだな。よし」
塩川誠一:「全力は出すなよ、“カレイドソーン”! まだこの後に本番が控えてる!」
雲居春音:「わかってますッ」
GM:というわけで!
GM:第一の手番は椋実さんから!どうぞ!
烏羽岬:やっちまってくださいよ兄貴ぃ!
鶴喰湊融:お願いします!
椋実翔利:マイナーで5m前進し、メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《因果歪曲》。対象は錫谷および美冬ちゃんだぞ
GM:OK!
■ミドル:
   烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[9]
  《カレイドソーン》雲居春音[9]
    《無支祁》塩川誠一[5]
        |
      (5m)
        |
       椋実[12]
        |
      (5m)
        |
    《ギギリオン》錫谷亮[9]
   《ザンザーラ》甲斐美冬[12]
GM:判定をどうぞ!
椋実翔利:迫る二人をSHIDENで飛び越し、既に熱光を帯びた砲口で狙うのは、後方の人員だ。
椋実翔利:「……やっぱりな。目立ってたのは三人だがもう一人いるだろ。逃しやしないぜ」
椋実翔利:12dx8+4
DoubleCross : (12R10+4[8]) → 10[1,2,2,3,4,5,5,6,9,10,10,10]+10[3,4,6,10]+2[2]+4 → 26

GM:今がチャンスだ!
烏羽岬:えっ
鶴喰湊融:なっ
錫谷亮:海鳴の石板。1回目。
椋実翔利:オゴーッ!?
鶴喰湊融:げええ
GM:達成値11に対して……それぞれ回避!1回回せ!
錫谷亮:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[3,3,9] → 9

甲斐美冬:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[1,2,7] → 7

椋実翔利:よし……!
甲斐美冬:錫谷支部長にバディムーヴ。
椋実翔利:イギッ
GM:甲斐ちゃんのみヒットです。ダメージください!
椋実翔利:ならオマエは持って行く……!
椋実翔利:2d10+2d10+20+6
DoubleCross : (2D10+2D10+20+6) → 13[3,10]+15[9,6]+20+6 → 54

錫谷亮:「……この“後”を考えると、一度が限界だな……“ザンザーラ”!」 本を開く。舞い上がるページが鳥の群れと化し、攻撃を阻む形になる。
椋実翔利:「はっ! そのページが橋になるのはさっき見たが……」
甲斐美冬:「了解です」 弓に矢をつがえ、舞い上がるページを射抜く――微加速した鳥の群れが、かろうじて防御を間に合わせる。
GM:甲斐本人には当たる。
GM:これはぎりぎり1桁残るダメージでしたね…
椋実翔利:「『壁』はどうかね! 試してやろう!」 電磁反発により、無反動の連続砲撃。6秒間に144発。
烏羽岬:「口調、口調」 
椋実翔利:燃焼する軽金属の弾丸はビームじみた熱光の尾を引き、さらに敵ボート周囲に配置した魔眼によって非常識の曲線軌道高熱を描く
甲斐美冬:「……ッ!」
GM:甲斐は焼かれながらも体を再生する。錫谷は無傷だ。
椋実翔利:防御によって幾分は防がれたが、姿を見せた射手を、その防御のために足を止めた瞬間を撃ち抜く。……無論、狙いすました一撃ではない。物量の恩恵だ。
百入結衣子:「あれ、凌ぐのか……!」
錫谷亮:「上出来だ。強力な砲撃――《スヴェルト》セルだとすれば、“ホット・ショット”の代わりか」
百入結衣子:「やっぱり一筋縄では行かなそうだ」
鶴喰湊融:「………戦闘評価を一段以上上げないといけないようで」ぼそり。
錫谷亮:「反撃しろ。まだ戦闘可能なはずだ、“ザンザーラ”」
烏羽岬:「硬いな……硬いっすね」
椋実翔利:量産品の銃身は切り外され海へ投棄 「ああ、確かに頑……あァ? 誰が誰の代わりだと?」
錫谷亮:「なんだ、違うのか? 《スヴェルト》セルは全員が強力な武装の専門家だと聞いている」
椋実翔利:「代わりとかあり得ねえだろ。オレは……」 激情に駆られかけた所を寸での所で踏みとどまり
椋実翔利:「……誰かが死んだ誰かの代わりとか、一人ひとりみんな違う人間を扱うのは道徳的にオカシイだろ! 死ね!!」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8した (侵蝕率:70->78)
烏羽岬:(無理やりいい話っぽく収めたな……)
甲斐美冬:「反撃……、します」
GM:力に飲まれたプレイヤーだが、範囲攻撃は苦手なのだ…
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

烏羽岬:「来るぞ。射撃だ」 ぼそりと言う。
GM:烏羽くんかよ!
烏羽岬:「ビーチバレーのときも含めれば三度見ているが……さて、どうかな」
烏羽岬:うわーん!
甲斐美冬:コンボ:牛眼睫相
椋実翔利:斬れ! 斬って落とせ!
百入結衣子:「……相手の聴覚を軽視しないで」ぼそりと。
GM:命中率勝負というわけか…
甲斐美冬:コンセ+ペネトレイト+小さな塵+スピットファイア+パーフェクトコントロール。
甲斐美冬:10dx7+30
DoubleCross : (10R10+30[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,5,10,10]+10[7,9]+6[1,6]+30 → 56

烏羽岬:うげーっ
烏羽岬:一応避けてみます。『乱れ晴嵐』。
烏羽岬:といっても居合いは使えないな……《切り払い》のみなので、
烏羽岬:3dx+9+12+3=>56
DoubleCross : (3R10+9+12+3[10]>=56) → 5[1,5,5]+24 → 29 → 失敗

烏羽岬:ダメ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:75->76)
烏羽岬:居合いがあっても避けられないよ……!
GM:ではダメージ!
甲斐美冬:6d10+35 装甲無視
DoubleCross : (6D10+35) → 32[10,4,3,5,9,1]+35 → 67

烏羽岬:め、めちゃくちゃ遺体
烏羽岬:装甲は8ありましたが、絶対に死亡! リザレクトします。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:76->77)
GM:クゥーッ!
GM:これだけやって浸食率を2増やしただけか!
烏羽岬:これがプロの技よ!
甲斐美冬:「……射撃」 巨大な弓を構え、矢をつがえる。
甲斐美冬:「実行」 射った瞬間が見えなかった。矢が閃いたと思うと、波の飛沫を貫き、それは烏羽の体を貫いている。
烏羽岬:「んだよそのオバケ弓……!」
烏羽岬:完全に動きが追いついていない。矢が通過したはずの軌道を切り払っただけだ。
烏羽岬:ボートからはなんとか落ちずにこらえる。「いい弓だな。そいつも"遺産"か」
甲斐美冬:「……戦闘続行可能なようですね。追撃します」 赤漆で塗られた弓を下げる。
甲斐美冬:「そちらも。耐久度が高いようで」
烏羽岬:「てめーらの手の内は知ってる……"レリックドライバ"。二度通用すると思うなよ」 ブラフ。あんなの避けられるわけがない。
椋実翔利:「ハッハッハ、一撃撃たれて撃っておいて、次があると思ってか!」
錫谷亮:「さすがに調べられているな。やはり手強いか」
GM:手番はそのまま百入さんですね。
GM:行動をどうぞ~
百入結衣子:マイナーは『ケムダーのヴェール』。熱光学迷彩を起動。
百入結衣子:メジャーは『アディシェスの栄誉』。《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》で、
百入結衣子:カレイドソーンを攻撃。
GM:こいっ
GM:妨害できないもんね…
百入結衣子:11dx7+5
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[1,2,2,3,3,5,5,9,9,9,10]+10[4,6,9,10]+10[4,8]+10[10] +2[2]+5 → 47

烏羽岬:これは当たった!
雲居春音:ぶわぁ~
雲居春音:回避!
雲居春音:3dx+1=>47
DoubleCross : (3R10+1[10]>=47) → 7[4,5,7]+1 → 8 → 失敗

GM:できなかった!なのでカバーリング!
塩川誠一:《崩れずの群れ》。雲居さんをカバーします。
GM:ダメージをください!
百入結衣子:5d10+39+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (5D10+39+3D10+5) → 35[10,9,4,2,10]+39+11[3,2,6]+5 → 90

GM:ダメージ減少を試みます
GM:デモンズウェブ!
GM:90-6d10
DoubleCross : (90-6D10) → 90-31[3,8,3,6,5,6] → 59

GM:や、やった!
GM:HP59の塩川……例の装甲値とあわせて、残存!
百入結衣子:なんてことだ……8点くらい軽減されてそう
雲居春音:「え!? なに、これ――」
百入結衣子:「ここは戦場ですので、当然――」雲居に向けて指を掲げる。
百入結衣子:「穴から崩します」レーザーを放つ。命中してしまえば、一切の動きを奪い去る。
塩川誠一:「“カレイドソーン”! どけ!」 黒い鱗を皮膚に浮かび上がらせた塩川が、その射線上に割り込む。
百入結衣子:(……捉えた)
百入結衣子:不完全な態勢で防御に飛び込む。それを釣りだした。
百入結衣子:着弾とともに動きを止めたその男に、銃弾をありったけ叩き込んでいる。
塩川誠一:「げぶっ……!」 銃弾を叩き込まれ、海に落ちる寸前、踏みとどまる。
百入結衣子:長く見せるつもりもない。一瞬の攻防と思われる程度に留めて。
百入結衣子:「……弾着、ですが。予測耐久力を修正します」無機質に告げる。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:62->66)
烏羽岬:「あいつも硬ェ」
塩川誠一:「なんなんだよ、強ぇじゃねぇか!」 体内の臓器が糸状に捩れ、致命傷を回避していたらしい。
雲居春音:「塩川さんっ、ごめん! 私、ちゃんとやるから!」 古太刀を振り上げる。反撃。
GM:雲居さんの手番。
雲居春音:マイナーなし。
雲居春音:コンボ:いばらヒメ
雲居春音:コンセ(ノイマン)+コントロールソート+血の宴+鮮血の一撃+ブラッドバーン
烏羽岬:範囲攻撃じゃねーか……!
GM:対象は椋実さん以外、3名です。
雲居春音:14dx7+6
DoubleCross : (14R10+6[7]) → 10[2,2,2,2,3,3,4,5,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,3,8,9,10]+ 4[1,1,4]+6 → 30

GM:うっ、低め…。
鶴喰湊融:く…ドッジしてみよう。
GM:勝利の女神も使えないので、リアクションをどうぞ1
百入結衣子:ドッジ。
鶴喰湊融:7dx+1=>30
DoubleCross : (7R10+1[10]>=30) → 10[3,5,7,7,8,9,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

烏羽岬:うーむ。居合いを入れれば確実に避けられるけど、相手のタフさも考えると攻撃に回したいな。
鶴喰湊融:くそう。
烏羽岬:普通に避けてみます。『乱れ晴嵐』。《切り払い》。
烏羽岬:3dx+9+12+3=>30
DoubleCross : (3R10+9+12+3[10]>=30) → 10[4,5,10]+1[1]+24 → 35 → 成功

烏羽岬:ヨシ!
鶴喰湊融:つよーい
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:77->78)
椋実翔利:なんてやつ
GM:嫌な予感がしたんだ…
百入結衣子:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[2,6,10]+1[1] → 11

百入結衣子:《炎陣》。湊融をカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:66->68)
鶴喰湊融:ありがとうございます、百入さん…!
GM:OK。
GM:ではダメージ。
雲居春音:4d10+22 諸々有効
DoubleCross : (4D10+22) → 22[8,9,2,3]+22 → 44

GM:バックファイアでこっちは7点ダメージ。
百入結衣子:2倍ダメージにするまでもなく耐えられない。リザレクト。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:68->74)
雲居春音:「必……殺!」 振り回す太刀が、血の大鎌へと変化する。
百入結衣子:「!」
百入結衣子:それを目にした瞬間に、至近距離まで飛び込む。
鶴喰湊融:剣のみならば捌けるが、その形状変化に着いていけない。
百入結衣子:大ぶりで当たる位置ではない。コンパクトに振らざるを得ないだろう。
雲居春音:「いばらヒメ!」 鎌がヒットした瞬間に血の棘が生える。触れた相手を引き裂く二段階の攻撃。
烏羽岬:「……! 跳べ!」 相手のボートを足場にして三角飛び。
百入結衣子:そうすれば、射程ギリギリの湊融までは届かなくなる。
鶴喰湊融:「!」鳥羽くんの声に反応して、低く飛び退る。
塩川誠一:「馬鹿が。軌道を読まれてる」
烏羽岬:「なんてガキだ。消耗お構いなしかよ」
百入結衣子:「……っ!」必然、自らは身を裂かれる。声は上げずに済んだ。
鶴喰湊融:がり、と一瞬歯を噛む。
雲居春音:「……ウソ。届かなかった……!」
百入結衣子:「……損傷甚大。これ以上は……短期の決着を望みたいです」ここからも囮になるつもりがあるという意味。
椋実翔利:「おーおー、こっちの連携もサマになって来たな。あれを百入だけで凌いだか」
鶴喰湊融:「………了解」ぼそりとこちらも。感謝の意を、これだけでしか表せないのが腹立たしい。
錫谷亮:「問題ない。“カレイドソーン”、“無支祁”、うまく避けろ」
椋実翔利:「さあて、打てるなら打ってこいよ。受けるのはオレじゃなくてアイツらだけど!」
GM:手番は錫谷先生へ。
烏羽岬:先生はきっと支援タイプだろう……そうですよね?先生……
烏羽岬:いやガチ支援されても困るんだけど……
錫谷亮:「……砲台の始末は後だ」 マイナーなし。
錫谷亮:コンボ:レギオンの横溢
錫谷亮:コンセ(オルクス)+大地の牙+アニマルテイマー+鋼の顎
烏羽岬:うっ、大地の牙!
錫谷亮:対象は烏羽・湊融・百入!の3人。
錫谷亮:13dx7+1
DoubleCross : (13R10+1[7]) → 10[2,3,4,5,5,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[2,2,8,9,9,9,9]+ 10[1,1,7,10,10]+10[5,8,10]+10[2,10]+10[8]+5[5]+1 → 66

鶴喰湊融:なんだそれ…ドッジしてみます
GM:あっ、こいつ大したスキルないのにすっごい回った!
烏羽岬:おえええ!
GM:ドッジダイス-1です
烏羽岬:ぐええ
百入結衣子:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[3,5] → 5

鶴喰湊融:8dx+1=>66
DoubleCross : (8R10+1[10]>=66) → 9[3,4,5,7,7,8,8,9]+1 → 10 → 失敗

烏羽岬:ダメ元で切り払いします。《切り払い》ドッジ。
鶴喰湊融:くっ失敗
烏羽岬:2dx+9+12+3=>66
DoubleCross : (2R10+9+12+3[10]>=66) → 8[2,8]+24 → 32 → 失敗

百入結衣子:《炎陣》!湊融をカバー。
椋実翔利:ムチャしやがって
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:74->76)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:78->79)
烏羽岬:はいダメ!
鶴喰湊融:百入さん…!!ありがとうございます…
GM:ではダメージ。
錫谷亮:7d10+10 装甲のみ無視
DoubleCross : (7D10+10) → 41[10,5,8,8,4,1,5]+10 → 51

百入結衣子:当然無理!リザレクトします。
烏羽岬:HPが1しかない……めちゃくちゃ遺体です。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:76->82)
烏羽岬:こちらもリザレクト。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:79->87)
錫谷亮:「……ゆけ」 舞い上がる紙片が鳥の群れとなる。ボートの上のきみたちに襲い掛かる。
錫谷亮:夜の闇に溶けるような、瞳もない、奇怪な黒い羽根の鷹の群れだ。
烏羽岬:「こいつも……!」
烏羽岬:何度も広域攻撃が来ると、さすがに回避に限度がある!被弾します。
鶴喰湊融:幾らかは斬り飛ばせるが、当然追いつく量ではない。
百入結衣子:「……防ぎきれない、か」自分に向けての攻撃の迎撃を止めて、湊融の迎撃援護に弾を回す。
鶴喰湊融:「……!」
塩川誠一:「危ねぇなぁ、“ギギリオン”! 慎重にやれよ!」
鶴喰湊融:申し訳なさそう目で、百入さんに。そうしつつ、援護で全て防ぎ切った。
百入結衣子:「んん……っ!」当然自分は飲まれるが、まだ保つ。この程度で音を上げることはない。
GM:OK!
GM:では、手番は鶴喰チャンです。
鶴喰湊融:はい!
鶴喰湊融:マイナーなし、メジャーコンボ:突羽根:≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫で雲居ちゃんを殴ります。
鶴喰湊融:オートでデバウラー装備して、と。
鶴喰湊融:12dx7 えいっ
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,3,3,5,5,6,7,7,7,8,10,10]+10[2,5,5,6,8,10]+ 10[5,10]+4[4] → 34

GM:うおおお避けて見せる!
鶴喰湊融:む。これ海鳴食らうとキツイな…
GM:海鳴りはもうないです。
GM:クライマックス用に2回残してある…
雲居春音:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[5,8,10]+9[9]+1 → 20

鶴喰湊融:あ、了解です!なら確定で
鶴喰湊融:こっわ!!!
GM:海鳴りさえあれば……!
椋実翔利:勝つ気でいやがる……!
鶴喰湊融:あぶない。ダメージ出します
百入結衣子:女神もなくてよかった……
鶴喰湊融:4d10+19 装甲等有効。
DoubleCross : (4D10+19) → 13[3,4,4,2]+19 → 32

鶴喰湊融:出目ェ!!!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:90->94)
GM:おっと、これは雲居さんといえども生存!
鶴喰湊融:うぐぐ
鶴喰湊融:演出行きます
鶴喰湊融:「…」無言を保つ。正体を暴かれるわけにはいかない。
鶴喰湊融:それでも――
雲居春音:「こんな小さい子まで……!」 剣の活性化を悟って警戒する。
鶴喰湊融:白い花弁状の砂が吹き出し、一瞬視界を遮る。
鶴喰湊融:次の瞬間には、二つの白い斬線が切り飛ばす。
雲居春音:「……、つっ!」
鶴喰湊融:目を細める。……焦ったか。
雲居春音:吹き出す血が固まる。古太刀を握りしめ、かろうじて斬撃を防いだ。
雲居春音:「……強いよ……!」
塩川誠一:「強いよ、じゃねぇーんだよ! 次が来るぞ!」
GM:手番は烏羽くんへ。
烏羽岬:ウェイ!
烏羽岬:これ、全員1回ずつ落とす必要があるんですよね。たしか
GM:そうです!
GM:1回落ちたらそこで退場する安心設計です
烏羽岬:あっ退場するんだ……! うーん!
烏羽岬:塩川さんを殴ります。落とせる確率が高いという情報が入っている……!
烏羽岬:コンボ黒疾風。《居合い》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。
烏羽岬:使うのは水晶キーンナイフII+1と、キーンナイフII3本です。
GM:こいっ
烏羽岬:4dx+9+12+3+10-4
DoubleCross : (4R10+9+12+3+10-4[10]) → 10[1,6,9,10]+4[4]+30 → 44

塩川誠一:ガード! 《竜鱗》!
烏羽岬:じゃ、邪悪エフェクト……!
GM:ダメージをください!
烏羽岬:ダメージを出します。未行動のうちに落ちてくれると嬉しい。
烏羽岬:5d10+14+7+7+7 装甲値を-20です。
DoubleCross : (5D10+14+7+7+7) → 24[3,4,4,10,3]+14+7+7+7 → 59

GM:ゲローッ
GM:戦闘不能になるダメージです。落ちます。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:87->95)
烏羽岬:や、やった!
烏羽岬:「仲間の心配してる暇が」
烏羽岬:「あるのかよ!」 鶴喰の後ろに控えていたが、彼女を踏み台にして跳んだ。
塩川誠一:「おいおい」 両腕で体をかばう。浮いた黒い鱗が、ナイフの刃を阻もうとする。
烏羽岬:ナタに近い大振りなマチェットナイフです。落下の勢いと重量で叩き切るようにして装甲を裂く。
塩川誠一:「……マジか! またオレ、こんな落ちかよ……!」 鱗は容易く引き裂かれた。
塩川誠一:そのまま後ろのめりに倒れる。海面に大きな水飛沫。
烏羽岬:「ふうッ。……まず一人」
雲居春音:「支部長! 塩川さんが……あのナイフ、やばい!」
錫谷亮:「見ればわかる。FHの技術だ。少し形勢が厳しいか――」
GM:では、全員行動したのでクリンナップです。
GM:丹村に誰を攻撃させますか?
烏羽岬:誰にいきましょうか。手負いの雲居さんか、次の椋実さんとコンボできそうな美冬ちゃんあたり?
鶴喰湊融:美冬さんが良さそう
百入結衣子:そっち落としましょう。手負いなのは一緒だし。
鶴喰湊融:じゃあ美冬さんをお願いします。
烏羽岬:マスターヴォルト……それでよろしいですか?
椋実翔利:倒れろ必中の弓!
GM:OK!
椋実翔利:烏羽、架空の存在に向けて話しかけるのはやめろ
丹村健斗:「そして! ここで華麗に活躍してしまうのが――」
GM:いつの間にか、UGN側のボートに飛び乗っていた丹村が長剣を振るう。
丹村健斗:「俺ってわけだ。じゃあね、“ザンザーラ”」 刺突は三度。背後から首、肺、足首。
烏羽岬:「ナイス。わざわざ気を惹いた甲斐があったってもんだ」
烏羽岬:「これで帰ってくれりゃあいいんだが」
GM:落水する甲斐美冬は、最後の瞬間に弓を構えようとしたが、それもできなかった。戦闘不能で撤退。
椋実翔利:「よしよし。これで2人だ。さあてどうするかね」
丹村健斗:「ね。俺って役に立つだろ? とりあえず1キルだ」
椋実翔利:「おいおい自分に優しいな。オレの残しを片付けただけだろ。せいぜい0.2ってトコだなあ」
錫谷亮:「敵の数が多すぎる……“モーターウェイ・フォックス”! 私と“カレイドソーン”がやられたら、状況Fだ」
GM:というわけで、ラウンド2!
GM:セットアップ!こちらはもう無しです。
鶴喰湊融:なし。
百入結衣子:なし!
烏羽岬:うーん、残り2名だし温存しておこう。なしです。
椋実翔利:ないぞ!
GM:OK。
GM:初手は椋実さん。行動をどうぞ!
椋実翔利:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》に、今なら《ブルータルウェポン》もついてくる!
椋実翔利:対象は雲居ちゃんです。落ちろ!
GM:こいっ
椋実翔利:10dx8+4
DoubleCross : (10R10+4[8]) → 10[2,3,4,5,5,5,5,6,7,8]+10[9]+10[9]+3[3]+4 → 37

椋実翔利:ダイス数は減ってるのになあ……!
烏羽岬:バディムーヴがほしい出目
GM:うぐーっ、回避!
雲居春音:3dx+1=>37
DoubleCross : (3R10+1[10]>=37) → 10[9,10,10]+10[4,10]+9[9]+1 → 30 → 失敗

GM:!?
椋実翔利:やめろ
百入結衣子:何してくれるんだこの男
GM:くそーっ!
椋実翔利:だが命中だ! ビビらせ罪で死刑だーッ!
GM:だめだ!勝利の女神さえ……勝利の眼が見さえあれば…!
GM:ダメージください
椋実翔利:4d10+2d10+20+9+6
DoubleCross : (4D10+2D10+20+9+6) → 23[1,6,7,9]+4[3,1]+20+9+6 → 62

椋実翔利:諸々有効
GM:吹き飛びました。戦闘不能です。
椋実翔利:砲塔は再び赤熱。錫谷を睨む椋実と、その発射口はボートを狙っているように見えたが……
椋実翔利:「……やめだ。後ろの連中をラクにしてやろう」
雲居春音:「え」
椋実翔利:SHIDENを急旋回させながらの砲撃開始! 乱射されるレーザー弾は、背後の乱戦に降り注ぐ!
椋実翔利:申し訳程度に雲居を狙ってはいるが、それでも慎重に狙いすますなどしない。ただ三人なら、自分の動きと砲撃に当然対応できるだろうという考えの元による不意打ちだ。
雲居春音:「……うそ!?」 回避しきれない。
椋実翔利:「アッハッハ! これでまた一人! お行儀良く生きなくても、結果は後からついてくるってワケだ!」
烏羽岬:小柄な湊融ちゃんを抱え、一足早く飛び退いてます。百入は僕よりも早く攻撃を察知しているだろう。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:78->87)
雲居春音:レーザーの光を捌くことなどできない。何発かの直撃を受け、吹き飛ぶ。落下する。
雲居春音:戦闘不能で離脱です。
鶴喰湊融:こちらも鳥羽くんに身を任せて退いている。
烏羽岬:「めちゃくちゃやるな。信頼の証と取っておくか……三人目」 すぐに湊融ちゃんを下ろす。
百入結衣子:その場を動かず、レーザーで相殺している。伍せるものではないが、拡散して弱めるには十分。
鶴喰湊融:降りて、また剣を構える。間際に、そっと鳥羽くんの腕に触れて感謝の念を伝える。
GM:そして、手番は百入さんへ。
烏羽岬:足を二度鳴らす。『問題なし・気にするな』の合図。
GM:その辺で寝ててくれていいですからね!
百入結衣子:マイナーで迷彩隠密。メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。
百入結衣子:残った一人を攻撃します。
百入結衣子:12dx7+5
DoubleCross : (12R10+5[7]) → 10[2,2,2,3,4,4,5,5,6,9,9,10]+4[2,3,4]+5 → 19

GM:グハハハハ
百入結衣子:うわっ低い
百入結衣子:石版されたら困ってしまう
烏羽岬:ええっ!
GM:この錫谷様の回避力、見るがいい!
椋実翔利:何か気になることでもあったのかな……我々に見えない何かが……
鶴喰湊融:そんなーっ
GM:石板なんてできないし、ないよ!
錫谷亮:3dx=>19
DoubleCross : (3R10[10]>=19) → 10[8,9,10]+6[6] → 16 → 失敗

烏羽岬:あぶねーって言ってんだろ!
百入結衣子:あぶねーなこいつ!
椋実翔利:あぶねえ
GM:バディムーヴだ!
GM:バディムーヴを……
GM:甲斐……どこだ……
鶴喰湊融:こわっ!!!
椋実翔利:だーれがバディだってえ……?
GM:ダメージをください
烏羽岬:ほ、ほんとに危ない……バディムーヴありだと同値回避じゃないか
百入結衣子:2d10+39+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (2D10+39+3D10+5) → 11[2,9]+39+15[5,9,1]+5 → 70

GM:そんなダメージ食らったら耐えられない
GM:落ちます!戦闘不能!→戦闘終了!
百入結衣子:「……」彼女の瞳は、もはや、目の前に残る敵を見ていない。
錫谷亮:「……なんだ?」 百入さんに視線を止め、訝しげに眉をひそめる。
百入結衣子:“残り一人”の気配を、確かに感じている。
百入結衣子:「……ううん」フードの下、口元で笑って。
百入結衣子:「何でもないよ」次を知覚する前に、その体を海へと突き落としている。
百入結衣子:“こちらも見られているかもしれない”のならば、攻撃する隙が惜しい。
錫谷亮:「ちっ」 落水。戦闘を離脱。
GM:では、百入さんは気づく。運転席には、誰かがいる――確実に。
GM:いま、視線が合っている。
GM:決して見えないがそれを感じる。
百入結衣子:「……“モーターウェイ・フォックス”」
百入結衣子:「……本当に?本当に、“そう”なの……?」
GM:もしもそうなら、見えるはずがない。生成亜綺羅は、完全にこの世界から姿を消す、ある意味で完璧な隠密の使い手だった。
生成 亜綺羅:「……」
GM:答えはない。沈黙のまま、ボートは自動操縦モードに移行した。
GM:それはつまり、“誰か”が離脱したことを意味する。
百入結衣子:「……」静かに銃を下ろす。ショットガンで届く距離ではない。
烏羽岬:「無人……ではないのか」
烏羽岬:「百入。誰かいたか」
百入結衣子:「あたしは誰も見てない」届いていたら、撃っていたのだろうか。
百入結衣子:「……見えないよ。誰にもね」
烏羽岬:「そうか? ……了解した。お前がそう言うのなら、そうなのだろう」
烏羽岬:「戦闘終了だ」
GM:――戦闘終了です。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:82->86)
丹村健斗:「よし! まさにチームワークってやつだったね! 余裕!」
沙良 スミカ:「あー、はいはい。そうね。でも問題が出てきたわ」
百入結衣子:「……ん。問題?」
鶴喰湊融:「む」二人に感謝を改めて伝えようとして、その言葉に足を止める。
沙良 スミカ:「いま私らが戦っていたのはUGN。で――さっきからあっちでビカビカやってた光なんだけど」
沙良 スミカ:「ミョーに静かになった気がしない?」
椋実翔利:「……この辺はUGNとオレらとジョス=アポで三つ巴だったんだ」
鶴喰湊融:「………《ジョス=アポ》が全滅したか、それとも突破したか…」
GM:沖の方。遺産の座標から立ち上っていた鬼火はもう静まり返っている。
烏羽岬:「そういえば、そうだな。もう光っていない」
百入結衣子:「前者を考慮する必要はないから、後者と見て動きたいかな」
椋実翔利:「そのうち二つがよろしくやってたら、もう一つが上手くやってたっておかしくはねえ。いや、コインを投げて表が出るくらいの確率だと思ってたが……」
鶴喰湊融:「まずいですね。こちらも突入しなければ」
江永瑞穂:「ですね。さっきから……なんか……」
江永瑞穂:「海鳴りっていうんですか? ……聞こえません?」
烏羽岬:江永の言葉に耳をすます。
GM:地震の前触れのような、低い声で唸るような、そんな音が海底から響いてくる気がする。
百入結衣子:「下からだ。まさか、もう起動した……?」
鶴喰湊融:「これ、は………」R市の、6分の1の大きさの都市遺産。
烏羽岬:「急ぐべきだろう。潜水ポイントはもうすぐそこのはずだ」
鶴喰湊融:それが、動き出したというのだろうか。「………はい。今度は。今度、こそは…」
鶴喰湊融:「間に合わせてみせる」
江永瑞穂:「うん。わかる……急ぐわ」 アクセルを開く。ボートは音をたてて加速していく。

GM:ロイス取得のみ可能です。
GM:なにかあればどうぞ!
鶴喰湊融:ううーん最後のロイスだけど、助けてもらって鳥羽くんに取らないのもな…!
百入結衣子:もういっぱい!
鶴喰湊融:”仲間” 鳥羽岬 〇好意/劣等感 で!
椋実翔利:保留していく
鶴喰湊融:以上でッ
烏羽岬:ロイスいっぱいです。今気づいたんですが、
烏羽岬:今回取ったロイス、サラちゃん・湊融ちゃん・雲居さん・お姉ちゃんだ
百入結衣子:ハーレム街道じゃん
鶴喰湊融:全員女の子!!
烏羽岬:女子にしか取ってない……。以上です。
GM:ですよね~
GM:OK!
百入結衣子:あ、応急って

百入結衣子:今何個あるんでしたっけ
GM:応急!
GM:使用可能です。ジャンジャン使ってね!
烏羽岬:あっそうか
椋実翔利:1個あるぞ!
烏羽岬:烏羽は切り払いがあるので、少しでも耐える目がある人に渡そうかな。1個あります。
烏羽岬:お姉ちゃん?
椋実翔利:というか負傷してるのは烏羽と百入だけなのだよ
鶴喰湊融:わたし買ってなかった…
百入結衣子:じゃあとりあえず自前でやってみます。一応装甲はあるしね
百入結衣子:6+2d10
DoubleCross : (6+2D10) → 6+9[8,1] → 15

烏羽岬:じゃあ、百入・椋実の応急で回復しきらなければおねいちゃんに渡そうかな。いらなそうならFS判定的なのを考慮して自前で回復。
椋実翔利:ホラヨッ これも使え
百入結衣子:ありがと!じゃあ使う!
椋実翔利:オレは生きるのが上手なのでもともと負傷する予定はなかった お前たちのぶんだ
百入結衣子:15+2d10
DoubleCross : (15+2D10) → 15+7[6,1] → 22

百入結衣子:微負傷まで戻しました
烏羽岬:あっ全快してない。じゃあ烏羽のもあげましょうか。
百入結衣子:じゃあもらっちゃう!その分みんなのことカバーするからね
百入結衣子:22+2d10
DoubleCross : (22+2D10) → 22+12[10,2] → 34

烏羽岬:僕の応急手当が一番優れてるんだよな~
百入結衣子:最大値の26まで回復!みんなありがと!
椋実翔利:実数ではオマエのが一番下だけどな!
GM:どうやら回復も完了したようだ
GM:NEXTシーンの準備
GM:準備出来!

ミドルシーン8:溺れるように夜は更け

GM:シーンプレイヤーは百入さん。
GM:登場は自由です。出る方はダイスをどうぞ。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:86->90)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:87->92)
烏羽岬:どうしようかな。せっかくだし出よ。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:94->97)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:95->99)
GM:OK!

GM:海底までは、あまりにも呆気なくたどり着くことができた。
GM:そのうえ、いともたやすく遺跡に侵入することさえできた。
GM:入り口と思われる扉が開いていたからだ――それはあまり良い前兆とは思えない。
GM:遺跡内部には確かに空気があった。その壁面を、見たこともない図形のような文字が描かれている。
GM:それはちょうど、“メイ”の甲羅に書かれている文字を連想させた。
百入結衣子:「壁面に図柄。これどういう順番で見るんだろう」
江永瑞穂:「……似てるわね」 メイはここにはいない。さすがにリーダーが部屋に抱えている。
烏羽岬:「すごいな、壁面にびっしりと」
鶴喰湊融:気が急くのが止められない。持ち込んだメモに、テクスチャーチェンジで文字をざっと写し取り。
百入結衣子:「とりあえず左上から撮るね」スマートフォンで録画している。
椋実翔利:「それっぽいなあ。こんなのがマジで近所にあるとはだ」
烏羽岬:「リーダーが喜びそうだ」 写真を撮っておく。
GM:必要と思うならば、撮影してもいいだろう。すべてはとても無理だろうが。
沙良 スミカ:「なーるほどねー」
鶴喰湊融:「……あの子は」大丈夫だろうか。
沙良 スミカ:「こりゃうちのリーダー好きそうだわ」
烏羽岬:百入さんとかぶらないよう、反対側の壁面を撮ってます。
椋実翔利:「何だ。そっちのリーダーも似たような趣味かよ」
鶴喰湊融:全体の構図、そうした写真では難しいものを紙に描出させていく。
沙良 スミカ:「まあね。うちのリーダー、よくわかんない研究資料とかいっぱい持ってるからね」
丹村健斗:「うおー、すっげ。宇宙船みたいじゃん」
烏羽岬:実際、遺跡の中の雰囲気は
烏羽岬:現代建築的なものなんでしょうか?どっちかというとピラミッドみたいな、古代建築?
椋実翔利:「へえ。そんな資料があるなら、ウチのリーダーもさぞ喜びそうだ。……が、そっちのマスター・スカイはこっちいらないっつってんだよなあ」
GM:素材がやけに滑らかな、古代建築っぽい感じですね
鶴喰湊融:「………その基準は、どこにあるんだ?」独り言に近い。
丹村健斗:「あー、でもこれとかむしろ古代神殿っぽくね? ほら。あの像とか」
GM:丹村が指さした方向には、確かに像がある。異様な人型の像だ。
烏羽岬:「建材がやけに特殊だ。《フレースヴェルグ》の言っている事は、当たらずとも遠からずという感じに思える」
GM:翼と尻尾がある人間。
鶴喰湊融:「……都市というほどなら、寧ろこういう研究をするな、ら………」
烏羽岬:「遺跡だと、ああいう像は動き出して襲ってくるのが定番だが」 映画で観た。
椋実翔利:「おお、いいな。丹村、オマエつついてみろよ。動き出して襲ってくるぜ。鍛錬鍛錬」
GM:ちょうど、百入さんがバレーボールの大会の優勝賞品としてもらった像によく似ている
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「……え、なんで」
江永瑞穂:「……ていうか、これって」
鶴喰湊融:翼と尻尾。百入さんと江永さんを見る。
江永瑞穂:「……なんで?」
椋実翔利:「ん? どうした? なぜか字が読めたりしたか?」
江永瑞穂:「読めないですけど! なんか、これ、この像!」
烏羽岬:「……」 像と江永を交互に見る。
江永瑞穂:「ほら、あの! にっ、似てない? ですか?」 自分の翼としっぽがある位置を身振りで示す。
鶴喰湊融:「…神社の商品に似ています」
百入結衣子:「あの神社で祀られてた悪趣味なのと……」
百入結衣子:「あ」
椋実翔利:「……あ、そういやUGNいないからもうコッチの恰好でいいのか……」 《ウォーキングクローゼット》で着替えつつ
鶴喰湊融:江永さんのことを知られてるかもしれないが、他セルの二人に情報を提供する理由がない。
椋実翔利:「あっ、百入いま悪趣味って言った。悪趣味っつったー」
百入結衣子:「いや、今のは違うってば!」
烏羽岬:「小学生か」
江永瑞穂:「……いいんですよ。私自身、あれ無くなってほしいんですから」
椋実翔利:「いやー百入がその手の失言はマジ珍しいな。撮影じゃなくて録音すべきだったぜ……んで、そうだな」
烏羽岬:「だが確かに……そうだな。似ている」
鶴喰湊融:「……この遺跡が墜ちてきたのも、随分古くて。それを地元民が見て、あの神社になったのかもしれませんね」
烏羽岬:「一応聞いておきたい。江永、ここに来た覚えは?」
江永瑞穂:「ないわ。ないし……ぜんぜん、見覚えとかもない」
鶴喰湊融:江永さんの手を取りたい。
江永瑞穂:「……湊融ちゃん」
鶴喰湊融:「……思い切りは動けないかもですが、外見くらいなら。わたしがどうにかできますから」
江永瑞穂:「ありがと。でも大丈夫、気にしないで。それに……」
江永瑞穂:「ようやく、私が“こう”なってる理由に近づけた気がする。この遺跡――」
沙良 スミカ:「待った。セルの仲がいいのは結構だけど、あれ見て。もしかして、例の“幽霊少女”?」
烏羽岬:「ん」
鶴喰湊融:そちらを見る。
椋実翔利:「おっ、現役アイドル気が回るな。鶴喰、あれで間違いないか?」
GM:薄暗い回廊の先に、人影がおぼろげに浮かび上がる。
アレトゥーサ:『……』
鶴喰湊融:「はい、彼女が。…アレトゥーサ、遅れてごめんね」声を掛ける。
アレトゥーサ:輪郭が揺らめいている。この状態なら、誰でも気づくだろう……これは光子で作ったホログラムのようなものに近い。
鶴喰湊融:そっと歩み寄る。揺らぐ彼女を壊さぬように。
アレトゥーサ:『いいえ。アドミニストレーター、鶴喰湊融……』
百入結衣子:「……あれが」
アレトゥーサ:『きっと間に合います。まだ……攻撃者は……完全にシステムを掌握していません』
鶴喰湊融:「……うん」
椋実翔利:「おお、ホントに喋ってら。……ああいうの、マスターヴォルトんトコで見たことある気がするな」
鶴喰湊融:「…ごめんね。一番に来るべきだったのに」
GM:事実、椋実さんは見たことがあるかもしれない。
GM:光子技術による立体映像。
烏羽岬:ホログラフ……!
アレトゥーサ:『アドミニストレーター、鶴喰。そちらの方々は?』
烏羽岬:会話は湊融ちゃんに任せ、少し離れて周囲を警戒してます。
鶴喰湊融:「わたしの仲間と、期間限定の同行者ふたり」
アレトゥーサ:『……確認。有資格者6名。ゲスト2名』
鶴喰湊融:「今回は、協力することになってる……ありがとう」彼女が手助けをしてくれているのがわかる。
アレトゥーサ:『現在、当該エリアは危険に晒されており、歓迎プロトコルを実施することができません。申し訳ありません』
鶴喰湊融:「うん。それを、どうにかしに来たの。教えてくれる?」
椋実翔利:「ホントはすげークラブみたいに光ってファンファーレでも鳴ったのかな」 空気を読んで小声ではある
アレトゥーサ:『中央エリア、および巫女の座とのリンクが切断されています。深刻なエラーが発生しています、早急な復旧が必要です』
鶴喰湊融:「中央と、巫女の座、ね。そことの接続の復旧。方法は?」
アレトゥーサ:『攻撃者を排除し、巫女の座へ物理的にネットワークをつなげてください。不可能であれば制御システムを停止し、迎撃兵器の閉塞を推奨します』
鶴喰湊融:「排除と、物理接続。無理ならシステムダウン。了解した」
アレトゥーサ:『巫女の座の所在地は 不明 です。衛星とのリンクが不能――』
烏羽岬:「制御システムに巫女の座。ハイテクなのかオカルトなのかわからないな……」 こちらも小声。
百入結衣子:「……衛星」
アレトゥーサ:『……攻撃者による、システム干渉を 検知。 迎撃兵器が 影響下にある と 思われま す』 その姿にノイズが混じって揺らぐ。
鶴喰湊融:「………うん。無理はしないで」衛星。本当に出来るか?という疑問は、浮かんだ先に
鶴喰湊融:「ありがとう、苦しいのに。今から、わたしが貴方を助けだす」斬って捨てる。意味がない。価値もない。
アレトゥーサ:『アドミニストレーター。あなたを 長く お待ち しておりました』
鶴喰湊融:「――うん。“帰ってきたよ”、アレトゥーサ」
椋実翔利:「つまりハッキングされかかってるってコトだ。ハッカーをぶち殺して電源落として、それから悠々と戦利品回収だな」
烏羽岬:「待て"アレトゥーサ"。まだ喋れるうちに名前を教えてくれ」
烏羽岬:「お前のじゃない」
烏羽岬:「なんていうんだ。この都市は」
アレトゥーサ:『シャンバラ 第三の峰』
百入結衣子:「シャンバラ……?第三……?」
アレトゥーサ:『……湊融。お待ちして おります。どうか 幸運を』
GM:それを最後に、その姿が掻き消える。
鶴喰湊融:「――うん。待っていて。何時も待たせてばかりだけれど」
鶴喰湊融:「このわたしが、きみの元に今から行くよ」
椋実翔利:「……聞かなくて良かったのか? なんでお前を管理者(アドミニストレータ)って呼ぶのか」 鶴喰ちゃんに
烏羽岬:「消えたな。本当にギリギリだったようだ」 いつもと違う湊融ちゃんをちらりと伺いつつ。
鶴喰湊融:クスリと笑って。
鶴喰湊融:「それは、助けた後に聞けばいいんです」
椋実翔利:「お前違うだろ。オレはオレ以外の名前で呼ばれるのはだいぶイヤだぜ」
椋実翔利:「……それもそうか。んじゃそうしにいこうぜ」
烏羽岬:「そうか。質問の優先事項としては、そちらのほうが上だったな。すまん鶴喰」
百入結衣子:「あはは。あたしは別に構わないなあ」薄く笑って。
烏羽岬:「事態を収拾したあと、改めて聞いてみるとしよう」
鶴喰湊融:「いいよ。わたしだけ話すのも、違うからね」
鶴喰湊融:「行こう。聞きたいことと話したいことが、たくさんあるから」
江永瑞穂:「……そうね」
江永瑞穂:「謎が多いわ。あの子を助けて、答えを探しにいきましょう」
百入結衣子:「……うん。急ごう」
百入結衣子:「これで間に合わなかったら、UGNにも申し訳が立たないしね?」
GM:江永瑞穂が戦闘可能な状態で同行するため、NPCカードを入手しました。
烏羽岬:やったーエリザベス!

◆NPCカード:《ヒート・バック》江永瑞穂
ラウンド1回。
任意のPCの攻撃時、ダメージ算出直後にオートアクションで使用。
ダメージを+20する。※隠密状態のキャラクターは対象にできない。
百入結衣子:悪趣味女!!!
椋実翔利:エリザベス追撃!
烏羽岬:お姉ちゃんメタ!
鶴喰湊融:百入さんwww
GM:ひどすぎるw
烏羽岬:あ、でもラウンド1回なんですね。えらい子だ。
鶴喰湊融:めっちゃ強い…
GM:ロイスの取得のみ可能です。
鶴喰湊融:ロイスまんたん!以上です
烏羽岬:ロイスはもう取れない! 今更アレトゥーサとか丹村くんが気になってる感じではあるけど
烏羽岬:今回とったロイスは全部とるべきロイスだったと確信しているので、後悔はなし! 以上です。
椋実翔利:うーん、これ保留のまま行くと《ジョス=アポ》とクライマックスボスで2重に取ることになりそうで微妙に気が引けるな
百入結衣子:まんたん!
椋実翔利:まあいいや、そん時はそん時だ。保留していこう
GM:OK!

クライマックス:深海より、瞬き、白夜の終わりに

GM:全員登場です。ダイスをお願いします。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:97->105)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:92->100)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:99->106)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:90->92)
GM:OK!

GM:遺跡内部は広く感じたが、ある程度のルートを割り出せているきみたちにとっては、決して複雑なものではなかった。
GM:中央部――空洞のそこにたどり着くまで、障害もまったくなかった。
GM:あったとしても、誰かが止めていたように。
GM:そして、空洞に彼らがいる。
フアン・タマッド:「わーっははははははは!」
フアン・タマッド:「おい! 最高だな野郎ども! こりゃあかつてない大物だぞ!」
フアン・タマッド:「まさかこんな兵器が手に入るとは……こいつでやっちまうか!? FH征服! これさえあればリエゾンロードも敵じゃねえぞ!」
丹村健斗:「……なんっつーか」
丹村健斗:「こいつらの処理に駆り出された俺って、もしかして割と使い走り扱いなんじゃない……?」
鶴喰湊融:「程度が低かろうが。アレが遺産のコントロールを今握っているのは確かです」
鶴喰湊融:「アレは正直どうでもいいですが、遺産は脅威ですので」
烏羽岬:「海に来ると聞いた時、最後に戦うのはUGNか《スレイベギー》、あるいは《スヴェルト》だと思っていたが……」
江永瑞穂:「うーん、同感だわ。見て。あのでかいの」
烏羽岬:「アレは予想外だったな」 変に感心している。
江永瑞穂:「間違いなくあれが迎撃兵器……たぶんサットヴィカね」
百入結衣子:「……まあ、敵ではないよね」呆れたように。
GM:広いスペースの中央で、バカでかい無数の触手を持った装置が稼働している。
椋実翔利:「気持ちは分かるが、そこまで油断するなよ。間違いなくバカだが、何だかんだでここまでうまくやってのけたワケだ」
GM:触手の先端には、光を放つ武装。
フアン・タマッド:「ここに来るまでに7割方うちのセルのメンバーは蒸発しちまったが! こいつでやつらも安らかに眠れるってもんだ!」
百入結衣子:「あまりに後先を考えてない……」頭を抱えて。
戦闘員ども:「へい! リーダー!」
鶴喰湊融:「アレが……」続く聴こえる言葉に、思い切り顔を顰める。
烏羽岬:「七割……」
椋実翔利:「ま、あれで部下がついてきてるんだからそれで良いんだろう。酔っぱらい集団みたいなもんだ」
沙良 スミカ:「私、頭痛くなってきたんだけど。どうする?」
沙良 スミカ:「一気に奇襲する?」
烏羽岬:「そうしたいな。幸い、まだ気づかれてはいない」
椋実翔利:「だがどんなにアホでもあの兵器はホンモノなんだろ。なら奇襲してそのまま」
椋実翔利:「畳んでやるのみだぜ」
百入結衣子:「そだね」フードに手をかけて。
鶴喰湊融:こくりと頷く。
江永瑞穂:「いつでもいいわ。援護します」
丹村健斗:「よっしゃ! 行きますか!」
丹村健斗:きゅっ、と地面を擦るかすかな音。長剣を抜いて死角へ跳ぶ――その瞬間。
アレトゥーサ:『攻撃対象 を、検 出』
烏羽岬:「――――。」 自分も丹村の逆サイドに回ろうとする。
烏羽岬:「なに?」
GM:アレトゥーサの声とともに、触手が動いた。その一本が光を放ち、丹村の跳躍先を射抜く。
丹村健斗:「うわぁあああお! あぶっ、あぶねっ!」 神速。一瞬にしてその攻撃範囲から飛びのいている。
フアン・タマッド:「なんだてめぇら! 強盗か!?」
椋実翔利:「やっぱ迎撃してくるか。とはいえどこから来るか分かればどうにかなるな」 そのための静観!
百入結衣子:「もう掌握しきってるの?厄介そうなことで」
フアン・タマッド:「どこのサンシタオーヴァードどもだ! ああ!? 正々堂々となのりやがれ!」
戦闘員ども:「そうだ! そうだ! 奇襲するのは卑怯者!」 唱和。
烏羽岬:「《ヴリトラ》、鶫。……頭痛がするな、このノリ」
フアン・タマッド:「俺を次代のリエゾンロードと知っての狼藉……っておい、《ヴリトラ》!?」
椋実翔利:「楽しそうだなあ。マスターヴォルトの下にいた時のコトを思い出すぜ。IQはお前らの5倍くらいあったけどな」
百入結衣子:「誤差じゃん……」
烏羽岬:「気づかれた以上は仕方がない。正面から叩く」
フアン・タマッド:「マスター・ヴォルトか!? もうかぎつけやがったか!」
烏羽岬:「…………」
椋実翔利:「…………」
戦闘員ども:「ど、どうすんですかリーダー!」 「マスター・エージェントなんて……」
フアン・タマッド:「黙れアホども! いま、俺たちの手にはUGNすらビビる超兵器がある!」
フアン・タマッド:「どいつがマスター・ヴォルトだとしても、好都合! 返り討ちにしてマスターの称号はいただき! 一石二鳥だ!」
鶴喰湊融:「………………すごいですね。ここまでくると、人生が楽しそうです」
沙良 スミカ:「頭悪そう」
百入結衣子:「……一回やられてみせてあげたら?」
椋実翔利:「こっちを見て言うな」
烏羽岬:「楽しい人生を送っているのはいいことだ」
フアン・タマッド:「さあ、アレクサ! じゃねえ、アレトゥーサ! 最適な殺人計画を実行しろ!」
烏羽岬:「まあ、負ける気はないがな。……鶴喰の友人も救出しよう」
アレトゥーサ:「攻撃者 を 殺害します」
椋実翔利:「まあいいだろ。こっちとしても、システムを奪還して、アホを掃除できるんだから一石二鳥だ。なんかもうとっとと殺そう」
鶴喰湊融:「うん。……名前も間違えてるなんて、本当に」刃を抜く。「ちょっと、頭にきた」
GM:がちがち、と音を立てて触手が展開する。最初に見たときよりもっと多い。
百入結衣子:「まあ、躊躇しなくていいのはやりやすい」銃を構えて。
GM:ここでワーディング。衝動判定です。
GM:難易度は9。
鶴喰湊融:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,2,9,10]+8[8] → 18 → 成功

烏羽岬:来るか……! わざわざ上げた意志の威力を見よ!
GM:この広間のあらゆる隔壁が閉まる――Eロイス《悪意の伝染》も使用されました。
鶴喰湊融:アッ回った。
烏羽岬:7dx+5=>9
DoubleCross : (7R10+5[10]>=9) → 10[2,4,6,7,8,8,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+12(2d10->2,10)した(侵蝕率:105->117)
烏羽岬:ヨシ!
椋実翔利:5dx-4=>9
DoubleCross : (5R10-4[10]>=9) → 8[1,2,2,5,8]-4 → 4 → 失敗

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+15(2d10->9,6)した(侵蝕率:106->121)
百入結衣子:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[6,7,8,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

椋実翔利:よし暴走
椋実翔利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 8[3,5] → 8

烏羽岬:ある意味全員成功してる
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8した (侵蝕率:100->108)
GM:ちなみにアレトゥーサ自身は《ファイトクラブ》でこのEロイスを使用しています。
GM:乗っ取られている間はジャーム扱いという意味ですね。
鶴喰湊融:なるほど…!
百入結衣子:侵蝕率+9(2d10->5,4)
烏羽岬:なるほど!
百入結衣子:あっ表記忘れた。101になりました。
GM:うーん、ラストはみんな結構あがった!
GM:お姉ちゃん以外は!何者なんだ…
椋実翔利:地味に烏羽くんが上がったなあ
GM:ともあれ、衝動判定フェイズはOK!
GM:あ、いちおうこいつらにもさせておこう。別にリアクションとかしないけど。
丹村健斗:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,4,7,9] → 9

沙良 スミカ:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,2,2,5,6,8,9] → 9

烏羽岬:なかよしか君ら
百入結衣子:名コンビ
江永瑞穂:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,3,3,10]+8[8] → 18

GM:暴走したやつはいない!戦闘開始ですね。
江永瑞穂:「百入さんには追い付けないけど……! できるだけ合わせるわ。いつでも言って!」

GM:戦闘配置。
■クライマックス
     サットヴィカ[18]
     アレトゥーサ[5]
《ジョス=アポ》戦闘員頭脳派×1(トループ)[8]
《ジョス=アポ》戦闘員武闘派×2(トループ)[8]
    《フアン・タマッド》[7] 
        |
      (10m)
        |
   烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[9]
GM:第1ラウンド。
GM:セットアップ、順番にやっていきますね。行動値順!
GM:まずはサットヴィカ。《カームダウン》LV3.
烏羽岬:おえええ
鶴喰湊融:うげええ
百入結衣子:ヒエッ
鶴喰湊融:セットアップなしです
椋実翔利:ヒェ……
GM:シーン内の全キャラクター(自分も含む)のダイスが-6。
椋実翔利:コーリングシステム。スカイキッドへ搭乗
百入結衣子:なし
アレトゥーサ:「サットヴィカが鎮圧を開始します。抗レネゲイド粒子散布」
フアン・タマッド:「うおっ、くそ! これがあったんだ! おいっ、俺らも戦いにくくなるんじゃねえかよ!」
フアン・タマッド:「……いや、いい! あいつら強そうだし、このまま泥仕合! 俺らの得意なやつだ!」
椋実翔利:「……そうなんだよな。出力を下げられるんなら、それはむしろあの野郎の土俵ってコトだ」
烏羽岬:「こう来るか……! 苦手なタイプだ」 体術メインなので、反射神経や指先の動きが僅かに鈍るだけでもパフォーマンスがガタ落ちする。
鶴喰湊融:顔を顰める。「……厄介な兵器です」
GM:ジョス=アポ頭脳派は《アクセル》。対象はフアン・タマッド。
椋実翔利:あっすごい頭脳!
烏羽岬:あっ頭がいい!
百入結衣子:「無差別だとなあ。あたしもかわし切れないや」
GM:行動値を+12.
戦闘員ども:「うおおおおお! リーダー! 例のドラッグ用意しときましたぁ!」
フアン・タマッド:「よし来た! 少し待ってろ!」
GM:フアン・タマッドと武闘派戦闘員はなにもなし。
烏羽岬:ということは僕かな。
烏羽岬:《限界突破》。《居合い》を指定し、使用上限をラウンド1回→2回に変更します。
GM:アレトゥーサは《活性の霧》。サットヴィカの攻撃力を12点上昇させます。
GM:あ、烏羽くんがいた!ごめんなさい!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3した(侵蝕率:121->124)
GM:限界突破、了解!
烏羽岬:スーパー烏羽人!
GM:では、最初のイニシアチブ!
GM:動くのは誰だ!
椋実翔利:《時間凍結》。先んずれば人を制す!
GM:こいっ
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:108->113)
椋実翔利:椋実翔利のHPは4になった。(HP:24->4)
椋実翔利:マイナーで5mほど右へ移動。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《因果歪曲》+《ブルータルウェポン》
椋実翔利:対象はひとり残らず全員だ。まとめてお得に死ね!
GM:こいーっ
椋実翔利:カームダウンでダイス6個減少中
椋実翔利:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[3,3,4,4,5,5,10,10]+5[3,5]+4 → 19

椋実翔利:つれえ!
GM:アレトゥーサが孤独の魔眼!
烏羽岬:お前……!
椋実翔利:ヒギッ
鶴喰湊融:うぐぐ
GM:あ、判定直前だった!これ遅かった…
椋実翔利:あっほんとだ
椋実翔利:どうします? 使う……?
GM:うーん、仕方ない。ここはダメージ貰いましょう。
GM:ダメージください!
椋実翔利:私がGMだったら許しちゃうから……まあいいや、じゃあ遠慮なく行くぜ!
GM:あ、違う違う!
椋実翔利:ほう……生き汚くもなにかするのかね
百入結衣子:リアクションなにもしてないですからね
GM:そう、リアクション!
烏羽岬:当然の権利!
GM:まずは雑魚のトループどもはイベイジョンを突破されて全員命中。
GM:それとフアン・タマッドは竜鱗して、頭脳派戦闘員をカバー。
GM:サットヴィカとアレトゥーサは回避ダイス振れない……から……
椋実翔利:このやろう
GM:アレトゥーサはサットヴィカをカバー。
GM:なので、結局こいつらリアクションはできないも同然。
GM:アレトゥーサはグラビティガード。ダメージをください。
椋実翔利:2d10+2d10+20+12+8
DoubleCross : (2D10+2D10+20+12+8) → 10[4,6]+10[6,4]+20+12+8 → 60

椋実翔利:諸々有効! 死ね!
GM:とりあえずアレトゥーサのグラビティガード
アレトゥーサ:60-4d10
DoubleCross : (60-4D10) → 60-26[7,5,10,4] → 34

GM:サットヴィカは隆起する大地。
GM:1d10-12
DoubleCross : (1D10-12) → 10[10]-12 → -2

GM:やり方間違えた
GM:まずアレトゥーサへのHPダメージを減少
烏羽岬:出目がめちゃくちゃいい……!
GM:68点のところを、22点減少して、46点。
GM:これでアレトゥーサはまずまず生存。
GM:手下ども。
GM:60-22=38.38点ダメージでは武闘派はまだ死なない。
GM:で、フアン・タマッド本人は竜鱗で40点減らし、20?22=?2!
GM:完全にはじいた!
GM:隆起する大地さまさまや!
GM:えー、なのでリザルトはこうですね。
GM:アレトゥーサ46点ダメージ サットヴィカ0ダメージ
GM:フアン・タマッド0ダメージ 頭脳派0ダメージ 武闘派A38ダメージ 武闘派B38ダメージ
GM:以上です!
椋実翔利:やりおるわ!
烏羽岬:竜鱗 邪悪 ダメ
アレトゥーサ:「防衛行動を行います」
フアン・タマッド:「何が防衛行動だっ、こら! 俺らを守れ……くそっ。来たぞ!」
椋実翔利:「残念ながら、オレのSHIDENを前にそいつは悠長だよなあ!」
椋実翔利:セットアップのすったもんだの隙に、こちらは攻撃準備を終えている。ゲートの中に姿を沈め、出現は約5秒後、5m右。
椋実翔利:カラン、と赤熱した量産銃身が遺跡の床に転がる。つまりそれは、既に砲撃を終えていることを意味していて……
椋実翔利:「踊れ! 人生最後を熱狂しろよ!」 直後、"フアン・タマッド"らの上方に大型のゲートが開き、そこから無数のレーザー弾が雨礫の如く降り注ぐ。
フアン・タマッド:「うおおっ、あっ、あぶっ……!」 全身を分厚い甲殻で多い、砲撃を防ぐ。本来なら、わずかに足りないところ――だが。
アレトゥーサ:「防御障壁 を 展開」
フアン・タマッド:「……!? は、はははははは! やった! やったぜ! すげえぞ!」
フアン・タマッド:「あの砲撃、間違いねえ! マスター・ヴォルトだ! 俺はマスター・ヴォルトの砲撃を凌いだんだ!」
椋実翔利:「ハッハぁ、さすがカメ公と縁がある臭いだけはある。防御はバッチリってことだな。オレたちも助けられたことがあるから分かるぜ」
フアン・タマッド:「いけるぞ、これさえありゃあ……俺が世界を牛耳れる!」
烏羽岬:「(人生楽しそうだな……)」
GM:というわけで、次はイニシアチブ!
椋実翔利:「るせぇ! マスターヴォルトはどこにもいねえよ! 戯言を部屋の隅っこに吐ききって死ね!!」
鶴喰湊融:あっとその前に
GM:鶴喰チャンス!
鶴喰湊融:≪異世界の因子≫。椋実さんの《時間凍結》をコピーさせて頂きたく。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:117->122)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+12した (侵蝕率:113->125)
烏羽岬:エグザイルの最強便利エフェクト……!
椋実翔利:いいよ!
GM:OK!
鶴喰湊融:ありがとう!そしてそのまま≪時間凍結≫!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:122->127)
鶴喰湊融:鶴喰湊融のHPを-20した(HP:29->9)
椋実翔利:ちなみに演出に使ったゲートはまだ開いてるので便利使いしてくれてもいいからね(主張)
鶴喰湊融:了解!
鶴喰湊融:マイナーで敵エンゲージへ。
GM:エンゲージされます。
■クライマックス
     サットヴィカ[18]
     アレトゥーサ[5]
《ジョス=アポ》戦闘員頭脳派×1(トループ)[8]
《ジョス=アポ》戦闘員武闘派×2(トループ)[8]
    《フアン・タマッド》[19] 
       鶴喰[7]
        |
      (10m)
        |
     烏羽[6]、百入[9] ―(5m)― 椋実[12]
鶴喰湊融:そしてメジャーコンボ:八重紅大島≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪ジャイアントグロウス≫で、
鶴喰湊融:アレトゥーサ以外を攻撃します。
GM:OK。
鶴喰湊融:何か妨害ですとかありますか!
GM:判定をどうぞ!
鶴喰湊融:100以上なので、デバウラーの真の姿解禁、水晶の剣のレベル上昇。
鶴喰湊融:-6dして、10d。
鶴喰湊融:10dx7+6
DoubleCross : (10R10+6[7]) → 10[2,2,3,3,4,7,8,8,9,10]+10[1,2,2,5,8]+1[1]+6 → 27

GM:えーと、じゃあ戦闘員どもはイベイジョンできない。ダイス減ってるし。
鶴喰湊融:≪剣精の手≫。最後の一個を10に。
GM:OK!
鶴喰湊融:出は振ります。36スタート。
鶴喰湊融:1dx7+36
DoubleCross : (1R10+36[7]) → 6[6]+36 → 42

鶴喰湊融:よし、いい感じ。
GM:OK!
GM:それじゃあサットヴィカはガード。アレトゥーサもガードで……
鶴喰湊融:アレトゥーサは攻撃してない!
GM:そうでした。
烏羽岬:アレクサだけ孤独・・
GM:なので、サットヴィカはアレトゥーサを領域の盾でカバーさせます。このときアレトゥーサはグラビティガード。
鶴喰湊融:くっ
GM:あと、フアン・タマッドは軍神の守りでジョス=アポ戦闘員頭脳派をガード。
GM:こうだな!ダメージをください!
鶴喰湊融:では先に江永さんの効果を受けたく!
GM:OK!
鶴喰湊融:ありがとうございます!ではダメージ。
GM:江永が追撃します。ダメージを+20だ。
鶴喰湊融:5d10+21+2d10+20 装甲無視。
DoubleCross : (5D10+21+2D10+20) → 26[4,5,8,3,6]+21+7[2,5]+20 → 74

GM:でかっ
鶴喰湊融:出目…
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:127->129)
GM:じゃあまずアレトゥーサとサットヴィカのコンビ。グラビティガードで減らす!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+12した(侵蝕率:129->141)
GM:74-4d10
DoubleCross : (74-4D10) → 74-29[9,8,8,4] → 45

GM:OK!ダメージが倍になったりしないから、まだ元気!
GM:元気……?いや結構食らったけど、動ける!
GM:あとフアン・タマッドと頭脳派。
GM:装甲が吹き飛んでるのでフツーに2倍ダメージのところを、もうここで切るしかない。透過。
GM:ノーダメージで生存。
椋実翔利:ケーッ
鶴喰湊融:くっ…
GM:武闘派二人は死んだ!さらば!
GM:リザルトはこうだ。
烏羽岬:さすがに時間凍結範囲二連続は強いな・・!
GM:アレトゥーサ45ダメージ サットヴィカ0ダメージ
GM:フアン・タマッド0ダメージ 頭脳派0ダメージ 武闘派×2戦闘不能
GM:以上!演出どうぞ!
鶴喰湊融:はい!
椋実翔利:「エリザベス、鶴喰! ブチ殺せ!」
鶴喰湊融:「江永さん、ちょっとお願いしますね」そう言って、彼女の手をとって。
鶴喰湊融:「了、解!」二人で、ゲートへ飛び込む!
江永瑞穂:「任せて!」
鶴喰湊融:二人を蓋う、偽装に用いた白の花弁。それが、異常な時空間へ適合させて――
鶴喰湊融:最初に走るのは、白と黒が混ざった薄墨色。
江永瑞穂:江永の両手に炎が輝く。白熱からのフレイムタン。
鶴喰湊融:「花色は紅」
鶴喰湊融:「我が手にあるは、大輪の華――」炎の赤色と、その白と黒が。
江永瑞穂:「い――けっ!」 背中の翼が燃え上がる。炎が渦を巻いて襲い掛かった。
鶴喰湊融:「裂け」ざぁ、と。静かに花びらが舞うように。炎を乗せた斬撃が、アレトゥーサのみを避けるように広がる。
戦闘員ども:「ぎぇえぇぇえええ!? な、なんで俺らが……こんなところで!」
烏羽岬:「やる」 はじめて見る技とコンビネーションに少し感心する。
アレトゥーサ:「損害……ダメージが無視できません。救援の要請を推奨します。中央へのリンクを確立してください」
フアン・タマッド:「うるせーーーっ、くそ! ンだよ、こいつもマスター・エージェントクラスかよ!」
江永瑞穂:「……ごめん。湊融ちゃん」
鶴喰湊融:「…待たせた、アレトゥーサ。もう少し待っていて」「すぐに、解放して見せる」
鶴喰湊融:「いいんですよ」苦笑して。
江永瑞穂:「変装、割れちゃった」
鶴喰湊融:「また、終わったら。すぐ張りますから!」
フアン・タマッド:「くそが……!」
フアン・タマッド:「やってやる! 次代のリエゾンロードたる俺の実力をな!」
■クライマックス
     サットヴィカ[18]
     アレトゥーサ[5]
《ジョス=アポ》戦闘員頭脳派×1(トループ)[8]
    《フアン・タマッド》[7] 
       鶴喰[7]
        |
      (10m)
        |
     烏羽[6]、百入[9] ―(5m)― 椋実[12]
GM:イニシアチブ。フアン・タマッドの手番。
フアン・タマッド:マイナーで完全獣化+骨の剣。全身からイソギンチャクのような触手が生える。
フアン・タマッド:コンセ(エグザイル)+オールレンジ+伸縮腕+異形の祭典+エンタングル+(セルスタッフ:アサルト)
GM:対象は4人全員!やってやらあ!
GM:ダイスペナがきつい…
GM:妨害ありますか!
烏羽岬:ううっ、全員か……!
椋実翔利:あるかと言われれば出さずにはいられねえ。《時の棺》!
椋実翔利:その判定には失敗してくれよな!
GM:OK!
GM:判定は失敗しました…
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+10した (侵蝕率:125->135)
フアン・タマッド:「てめぇら! 皆殺しだ!」 触手が振り回され、きみたちに襲い掛かろうとする。
椋実翔利:「……ところで、さっきの弾丸どれだけ飛んだか数えてたか? オレも正確には分からんが、だいたい120発くらいだと思うんだよな」
フアン・タマッド:「あ?」
椋実翔利:漏らすように呟いた直後、フアン・タマッドの上方に再びゲートが開き、そこから少量のビーム弾が降り注ぎ、その触手に降り注ぐ。
椋実翔利:「……デキる男は二の手を残すってことだ! 見習って死ね!」
フアン・タマッド:「ンだそりゃあ! 手がっ…手が出せねえぞ!」
GM:触手は防御に手いっぱいとなる。
GM:当然、攻撃している暇などない。
椋実翔利:「何だも何もオレの力だよ! "マスター・ヴォルト"なんかじゃねえぞ。"フェザータップ"椋実翔利だ!」
アレトゥーサ:「サットヴィカ。攻撃準備が完了しました。」
フアン・タマッド:「撃て! 撃て! いいから撃て撃て撃て撃て撃てーーーっ!」
烏羽岬:「黙っていれば、多少の威圧効果はあったろうに」
烏羽岬:「だがいいぞ。それでこそ椋実だ」 少し笑う。
GM:で、手番は次へ。
GM:サットヴィカの手番。
フアン・タマッド:マイナーなし。多数の触手をぞろりときみたちへ向けた。
GM:マイナーなし。多数の触手をぞろりときみたちへ向けた。
GM:コンセ(エンジェルハイロゥ)+小さな塵+天からの眼+空間歪曲射撃+要の陣形(未知なる陣形)+マスヴィジョン+ストライクミラージュ
GM:対象はPC4人全員。
椋実翔利:今度はもう何もできない……!
鶴喰湊融:ゲエッストライクミラージュ!
GM:13dx7+3
DoubleCross : (13R10+3[7]) → 10[1,2,2,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10]+10[1,6,6,7,8,10,10,10,10]+ 10[2,6,7,7,8,9]+10[4,5,6,9]+3[3]+3 → 46

GM:リアクションはできません!
GM:カバーリングのみ可能です。
椋実翔利:元より暴走中よ!
百入結衣子:当然カバーします。《炎陣》で岬を。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:101->103)
烏羽岬:リアクションできないんじゃどうしようもない!
烏羽岬:えっ僕……!?
鶴喰湊融:こちらは普通に受けるしかない!
烏羽岬:い、いいんですか。嬉しいけど、一番湊融ちゃんが侵蝕高いのに!
烏羽岬:あっそうか
烏羽岬:距離……!
百入結衣子:同エン岬だけ!
GM:遠距離…!
烏羽岬:わーいやったー! カバーされます。
GM:ではダメージ。
GM:5d10+54 装甲のみ有効
DoubleCross : (5D10+54) → 37[7,5,9,10,6]+54 → 91

鶴喰湊融:固定値でもう六回くらい死ぬ。
烏羽岬:応急手当でHP全快とかそういうダメージではなかった・・
鶴喰湊融:椋実さんのロイスを昇華して復活します!HP14に。
椋実翔利:凍結後なのでHPの23倍くらいの遺体です
百入結衣子:168点くらって吹き飛ぶ!
烏羽岬:おねーちゃーん!
GM:ジジ、と、触手が火花を散らした次の瞬間。極大で苛烈な光の群れがきみたちを一斉に撃ちぬいた。
GM:あたりが真昼になったような光。
GM:瞬きのうちに攻撃は完了する。
百入結衣子:甲斐美冬のロイスを昇華して復活。
鶴喰湊融:「………――!」反応さえ碌にできない。まだ舞っていた花弁で、強引に自分の体を繋ぎ直す。
烏羽岬:「……!」 来たる衝撃に備えた。備えただけだ。
椋実翔利:サットヴィカに 有為/○脅威 でロイスとって、即タイタス昇華して復活
百入結衣子:攻撃の動きのときには、既に隣を突き飛ばしている。
烏羽岬:「百入!」
フアン・タマッド:「う……うわーっははははは! すげえっ! 本当にすげえぞ……っておい」
百入結衣子:光であれば、回折は完全でない。直撃を受けたものがあれば、その背後には陰が出来る。
フアン・タマッド:「ま、まだ動くのかよ!? 消し炭になってねえ……なんだそりゃあ」
椋実翔利:「っハハハ、オレもオマエもどんな生き物なのか忘れたか!?」 魔眼をささやかな盾に、SHIDENを陰に守り、攻撃を受ける。当然持たない
百入結衣子:「だい――丈夫!」光の中から、焼けたまま飛び出して。
百入結衣子:「あたしの判断を信じて、岬」上着は破れて。中に着ていた水着が覗く。
烏羽岬:「借り一つだな……すぐに返す」
烏羽岬:「あと、今言うのもおかしいと思うが」
烏羽岬:「やはりその水着、よく似合っている」
百入結衣子:「あはは。本当に今じゃないよ」
百入結衣子:「もっとロマンチックなときがいいな、あたし」悪戯っぽく笑って。
フアン・タマッド:「くそ……気持ち悪いぞバケモノども! アレトゥーサ、もう一発だ! いまのを撃て! あいつらが消し炭になるまで撃ちまくれ!」
アレトゥーサ:「排熱と充填が完了していません」
アレトゥーサ:「マニュアルでの強制連射を実施しますか?」
フアン・タマッド:「なんっでもいいから、やれよ! 撃ちまくれっつってんだよ!」
アレトゥーサ:「了解しました」
椋実翔利:「やめろバカ! ンなことしたら砲塔が持たねえだろ!」
椋実翔利:「今決めたんだ。そいつはオレが持ち帰るってな! 丁寧に扱いやがれ! 殺すぞ!!」
GM:イニシアチブ。
アレトゥーサ:《覚醒の秘薬》を使います。
鶴喰湊融:う、うげええ
アレトゥーサ:対象はサットヴィカ。再行動します。
烏羽岬:あわわ・・
椋実翔利:いかんいかん
百入結衣子:ヤベー
GM:サットヴィカの手番。マイナーなし。
GM:メジャーでコンセ(エンジェルハイロゥ)+小さな塵+天からの眼+空間歪曲射撃+要の陣形(未知なる陣形)+マスヴィジョン+ストライクミラージュ
GM:当然ターゲットはPC4人全員。
烏羽岬:親に向かってなんだそのストライクミラージュは
鶴喰湊融:す、ストライクミラージュってシナリオ一回じゃないのか…
GM:闇の力であるストライクミラージュはLV回数使える
鶴喰湊融:ちょっと強過ぎる
烏羽岬:ほ、ほんとだ
烏羽岬:これシナリオLv回かよ……!ふざけてるな……!
GM:13dx7+3
DoubleCross : (13R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,2,4,4,5,6,7,8,8,10]+10[1,2,8,10]+ 10[4,10]+10[7]+6[6]+3 → 49

椋実翔利:どうしようもないんだよなあ
GM:リアクションはできないですが、カバーリングがあればどうぞ!
百入結衣子:《炎陣》。もう一度岬をカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:103->105)
鶴喰湊融:また食らうしかない!!
烏羽岬:仮に回避できたとしても、これおねいちゃんに守ってもらうのが最適解な流れだな・・w
GM:ダメージ。
烏羽岬:何もなし。やはり守られます。
GM:5d10+54 装甲有効
DoubleCross : (5D10+54) → 25[5,2,9,3,6]+54 → 79

鶴喰湊融:普通に死ぬ。鳥羽くんのロイスを昇華して、復活…!
GM:ジジジジジジッ、と触手にさらなる光が満ち、破裂する。
百入結衣子:当然無理!レリックドライバのロイスを切って復活。
椋実翔利:《ジョス=アポ》へのロイスをタイタスに変更し昇華、復活
GM:まだ陽炎の残る空間に、再び光が焼き付いた。
鶴喰湊融:「むちゃ、くちゃを…!」まだ焼けた腕を強引に適合させ、頭部を護る。白い花びらが、光に飲まれる。
百入結衣子:最大出力で迎撃はしている。だが、出力が違いすぎる。
GM:光はほんの一瞬、カメラのフラッシュを焚いたにも等しい時間だが――それは攻撃の速さと、それで十分な破壊力を意味する。
椋実翔利:「クソ死ね……死ねフアン・タマッド! 殺す!」 攻撃を受け、再生しながら吼える
フアン・タマッド:「――っし! どうだ!? 今度こそ、てめえら……てめえ……ぐぐ」
烏羽岬:百入の背後、彼女を最大限利用して攻撃を回避している。
フアン・タマッド:「生きてんじゃねえか!?」
百入結衣子:「うっ……」押し流しきれない光の束が、肌を灼く。
烏羽岬:二度目の礼は言わない。攻撃に集中するのが最大の礼だと考えている。
椋実翔利:「死なないんだよ! オマエを殺すまでなあ!」
烏羽岬:「やってくれるな」
鶴喰湊融:荒い息。周囲空間を強引にぐちゃぐちゃに適合させてなんとか逸らしたが、余波だけで焼けている。
アレトゥーサ:「砲塔過熱。再射撃にはメンテナンスが必要です」
フアン・タマッド:「くそっ……さっさとしやがれ! やつらが来るんだよ!」
百入結衣子:「……奴ら?」
GM:NEXT手番。
GM:椋実さんの手番です。
椋実翔利:マイナーで5m左、百入さんがいるエンゲージへ。で、メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》
GM:Ok!
椋実翔利:対象は頭脳派戦闘員です。ご自慢の頭脳をブチ割ってやるぜ~!
■クライマックス
     サットヴィカ[18]
     アレトゥーサ[5]
《ジョス=アポ》戦闘員頭脳派×1(トループ)[8]
    《フアン・タマッド》[7] 
       鶴喰[7]
        |
      (10m)
        |
   烏羽[6]、百入[9]、椋実[12]
GM:OKです!
GM:判定どうぞ!
椋実翔利:侵蝕率130超えで更にダイスは増えている!
椋実翔利:9dx7+4
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,5,7,8,10,10]+10[1,6,9,10]+10[6,10]+3[3]+4 → 37

GM:回る~!
烏羽岬:バディムーヴがほしい出目
椋実翔利:バディムーヴ欲しがりすぎでしょ
GM:これはフアン・タマッドがカバーリングします。
GM:軍神の守りだ!
椋実翔利:ヒャッハー! 飛んで火に入るヤロウだぜー! 死ね!
椋実翔利:4d10+2d10+20+12+8
DoubleCross : (4D10+2D10+20+12+8) → 16[2,3,10,1]+11[7,4]+20+12+8 → 67

GM:いたい!だが、さすがにそれでは沈まない!
GM:ちょっとだけボディアーマー(盗品)で減少して、生存!
フアン・タマッド:「くそが! これ以上駒を減らされてたまるかっ……!」
椋実翔利:大きく弧を描くように上方を抜けつつ、弾丸を連射。狙いは残存する戦闘員だったが……
椋実翔利:「……オマエが出張ってくるのも想定内。精々削って殺させてもらうぜ!」
フアン・タマッド:「ちくしょうーーーっ!」無数の触手を硬化させ、防御。
椋実翔利:そのまま初期位置より少し後方につく。銃身を分離、投棄。
椋実翔利:「悪ぃな、オレは平気だがSHIDENが怖い。ちょいとばかし盾になってくれ……その分は働いてやっからよ」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:135->144)
GM:OK!
フアン・タマッド:「ぐ、ううっぐ……!」
フアン・タマッド:「この野郎……俺と同じ穴のムジナの癖しやがって……! てめぇなんかがマスター・ヴォルトだと? 納得できねえぞ……!」
椋実翔利:「やかましい! オレとオマエはまあ同類かもしれねーけどな、同じ穴で仲良ししなきゃならんほど落ちぶれた覚えはない! ……マスター・ヴォルトでもねえ! 死ね!!」
GM:手番は回り、百入さんへ。
百入結衣子:マイナーは『ケムダーのヴェール』。熱光学迷彩を起動。
GM:来たか……
百入結衣子:メジャー『エーイーリーの六分儀』。《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》《レーザファン》。
百入結衣子:アレトゥーサ以外の3体を攻撃。
百入結衣子:7dx7+5
DoubleCross : (7R10+5[7]) → 10[1,2,3,7,7,9,9]+10[2,4,5,8]+10[9]+2[2]+5 → 37

烏羽岬:バディムーヴが欲しい達成値
百入結衣子:隠密……
鶴喰湊融:さっきも言ってた!
GM:サットヴィカは何もできない、ガードのみ
GM:頭脳派戦闘員も何もできない。イベイジョンは無力。
GM:フアン・タマッドは竜鱗ガード。
GM:まずはアレトゥーサがサットヴィカをカバーリング。領域の盾されました。
GM:フアン・タマッドは部下をかばわない。こんなの倍で食らったら死んじゃうから。
百入結衣子:あっ見捨てた!
GM:ダメージをどうぞ!
烏羽岬:頭脳派・・・
百入結衣子:4d10+42+3d10+5 ガード装甲有効
DoubleCross : (4D10+42+3D10+5) → 24[9,4,7,4]+42+14[9,2,3]+5 → 85

GM:さらばだ…
GM:さらばだ…
GM:では、まずアレトゥーサのガード!
GM:グラビティガードです。
GM:85-4d10
DoubleCross : (85-4D10) → 85-23[3,7,8,5] → 62

GM:これはギリ生存…!
烏羽岬:アレクサ出目いいな……!
鶴喰湊融:アレトゥーサ!!
GM:死ぬぞこのままでは
GM:で、フアン・タマッド本人は40点減らして45点ダメージ!これは生き延びる!
GM:頭脳派戦闘員は全滅。
GM:リザルト!
GM:アレトゥーサ62点ダメージ サットヴィカ0ダメージ
GM:フアン・タマッド45点ダメージ 戦闘員頭脳派 戦闘不能
GM:以上!演出どうぞ!
百入結衣子:「じゃ、あたしもやらなきゃあね」
百入結衣子:裸足で遺跡の床を踏みしめる。
百入結衣子:手指からレーザーを照射する必要はどこにもない。
百入結衣子:足先から伝播したレーザが壁面で反射し、敵の一団に向け分岐し、再収束。
フアン・タマッド:「ああ!?」
百入結衣子:フリーな両手は、すでに銃を構えている。動きを止めた相手を鴨撃ちに。
アレトゥーサ:「損傷……甚大……」
百入結衣子:「やっぱり、これ、どうしても」撃ち終えた銃をリロードしながら。
フアン・タマッド:「くそっ……くそが……!」
百入結衣子:「武器の威力以上は出ないんだよね。結構な数を取りこぼしちゃう」
フアン・タマッド:「てめぇら、こっち来るな! 死んでろ! 俺が、俺がやられるだろ!」
百入結衣子:「まあでも、数は減らせたかな」
戦闘員ども:「え」 「げっ……」 「リーダー! 俺ら――あっ」
GM:戦闘員、全滅。
椋実翔利:「ああ、良い感じに殺せてるな! 今なら右手しかない幼稚園児でも数え切れるぜ!」
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7した(侵蝕率:105->112)
フアン・タマッド:「……あばよ、部下ども。お前たちの死は俺の中で大きな飛躍の糧になるだろう……アーメン! 南無阿弥陀仏!」
烏羽岬:「ヴリトラのような、家族愛に満ちたセルだと思っていたんだが」
フアン・タマッド:「おい、アレトゥーサ! 早く撃て! 部下の弔い合戦的なやつで、俺を助けろ! あのバケモノ女から念入りに殺せ!」
百入結衣子:「……それ、必要?」
烏羽岬:「そうでもなかったようだな。安心した」
百入結衣子:「あなたの飛躍は、下に向けてだよ。コキュートスだ」
椋実翔利:「んな訳ゃないだろ。あいつは筋の通った陰湿なならず者だよ。オレのように慈悲と叡智のある人類とは生まれが違う」
GM:手番はNEXT!鶴喰チャンです。
鶴喰湊融:はい!では今回も全力で殴るしかない…!マイナーなし。
鶴喰湊融:「まあ、そんなに飛びたいのなら」
フアン・タマッド:「冗談じゃねえッ! なんでどいつもこいつも、世の中は俺に厳しいんだよ!」
鶴喰湊融:「手伝ってあげましょう。――いくよ、“薄墨”」
GM:沙良ちゃんの支援が必要ならいつでも言ってね!
鶴喰湊融:メジャーコンボ:八重紅大島≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪ジャイアントグロウス≫で、
鶴喰湊融:アレトゥーサ以外を攻撃。サラちゃんの支援ほしいです!!!
烏羽岬:C値を 下げるよ サラ太郎
沙良 スミカ:「しゃーない。烏羽とかヴォルトよりはマシか。いくよ!」
鶴喰湊融:「む……ようやく仕事をする気になりましたか」
椋実翔利:「いないヤツの名を出すな!」
沙良 スミカ:沙良スミカが両手を振るうと、風の渦が生じる。
沙良 スミカ:鶴喰湊融を取り囲み、巨大化する。C値を?1してください。
鶴喰湊融:ありがとうございます!
丹村健斗:「あっ……手ェ抜いてるだろ! ずっりぃ!」
烏羽岬:「百入ほどではないにせよ、僕は外付け支援と相性が悪いんでな。鶴喰、頼んだ」
鶴喰湊融:では判定。ダイス?6されて、DBが4なので、11dxか。
鶴喰湊融:11dx6+6
DoubleCross : (11R10+6[6]) → 10[1,2,4,4,4,6,6,8,8,8,10]+4[1,1,1,3,3,4]+6 → 20

烏羽岬:ええーっ
鶴喰湊融:…≪剣精の手≫」1
鶴喰湊融:26スタート。
鶴喰湊融:1dx6+26
DoubleCross : (1R10+26[6]) → 10[10]+5[5]+26 → 41

鶴喰湊融:ま、まあなんとかなった
GM:きっちりと回してきた!
鶴喰湊融:リアクションどうぞ。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+12した(侵蝕率:141->153)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:153->155)
GM:アレトゥーサはサットヴィカをかばいます。領域の盾されました。
GM:フアン・タマッドは竜鱗……は通じないので、ガード! 骨の剣!うなれ!
鶴喰湊融:よし、ではダメージ!
鶴喰湊融:5d10+21+2d10 装甲無視!
DoubleCross : (5D10+21+2D10) → 23[4,4,4,7,4]+21+8[2,6] → 52

鶴喰湊融:出目が本当にもー!!!
GM:グラビティガード!いい目が出たら生存できる!
烏羽岬:平均値はなんとか出てる……!
GM:52-4d10
DoubleCross : (52-4D10) → 52-27[7,3,10,7] → 25

鶴喰湊融:その出目こっちにちょうだい
GM:や、やった……!
GM:アレトゥーサ、ぎりぎり生存!
鶴喰湊融:くっ…
GM:フアン・タマッドの方が落ちた。
烏羽岬:あっそっちが落ちるか!
フアン・タマッド:「この……野郎……!」
鶴喰湊融:くそう火力が足りない…!
GM:演出どうぞ~
鶴喰湊融:「喜びなさい。貴方が望む通りに」ゆらりと。刃を背に負うように構え。
鶴喰湊融:「天の国にでも送ってあげます。――この、《太白》が」
鶴喰湊融:言葉が届くが先か、否か。その時には、既に。
鶴喰湊融:白と黒の刃閃が、花弁によって拡大されて放たれている。
フアン・タマッド:「が、はっ」
鶴喰湊融:カイライスの風が、花弁を早く、より遠くへと届けている。
鶴喰湊融:(……手抜きでこれか。脅威だな)
フアン・タマッド:「……くそが。この俺が……こんなところで……! アレトゥーサ!」
フアン・タマッド:「もういい。……殺せ! 全員……殺せ……できるだけ、多くの……」
フアン・タマッド:「一人でも多く……ああ」
フアン・タマッド:「地獄で待ってるぜ――結局、そこがてめぇらの行き先だろうからな。待ってる……そうだ……何があろうとも、いつまでもな!」
鶴喰湊融:「ええ、精々。50年は待ち草臥れていればいい」
鶴喰湊融:「それから悠遊と遊びにでも行きますとも」
百入結衣子:「……うん。女は待たせるくらいで、丁度いいよ」
フアン・タマッド:「はははははははは! ははははは! はははは、は、は……」 笑いが止まる。 「ぶっ」 血を吐いて戦闘不能。
鶴喰湊融:アレトゥーサを見つめる。何度も庇っていた彼女を。
椋実翔利:「ハハハ! 冴えない遺言だぜ! 70秒で忘れるな! ……さて、あとはだ」
椋実翔利:「あの"サットヴィカ"をオレのものにするだけだぜ。あのバカの命令で壊れきってなきゃ良いが……」
GM:ラスト手番は烏羽くん!
GM:行動どうぞ~
烏羽岬:さて。ノイハヌ白兵の宿命として、カームダウンを受けているとそもそもダイスが-1で振れないんですよねw
烏羽岬:ということで、サラちゃんのロイスを昇華。バッドステータスを解除します。
GM:ノイハヌ者!
烏羽岬:妨害排除がほしいよ~
烏羽岬:「……さて」
烏羽岬:「はじめるか」 マイナーで戦闘移動。
沙良 スミカ:「そうそう。こっからが本番ね。噂の烏羽岬の技、見せてもらおうかな~」
烏羽岬:コンボ黒疾風でアレトゥーサを殴ります。《居合い》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》、キーンナイフIIを5本使用。
烏羽岬:妨害などはありますか!
GM:ないです!!!
烏羽岬:5dx+31
DoubleCross : (5R10+31[10]) → 9[2,6,6,6,9]+31 → 40

烏羽岬:ぴったり40。
GM:ドッジダイスが足りない。
GM:なのでガード!グラビティガードです。
GM:ダメージをください。
烏羽岬:ガードは抜けないんだよな……! ダメージを出します。装甲のみ-25。
烏羽岬:5d10+8+8+7+7+7+7
DoubleCross : (5D10+8+8+7+7+7+7) → 35[10,7,6,4,8]+8+8+7+7+7+7 → 79

百入結衣子:たっか
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:124->132)
GM:ぐぇー
GM:70-4d10
DoubleCross : (70-4D10) → 70-19[7,1,4,7] → 51

GM:ぜんぜんだめ!落ちました。
烏羽岬:さすがにあれだけ攻撃を受けていれば耐えられまい……!
GM:復活エフェクトなどはなし。あとは丸裸のサットヴィカだけが残る。
烏羽岬:「《フアン・タマッド》な。"硬い"と聞いた時から」
烏羽岬:「ずっと用意していた」
烏羽岬:ボクサーのようなフットワークで回り込み、素手で正拳突きを放つ……と、
アレトゥーサ:「攻撃を 防御します」
烏羽岬:殴られた箇所に深々とした刀傷が開く。それを二度三度。アレトゥーサの防御を潰していく。
アレトゥーサ:「防御 障 壁 展開」
烏羽岬:いつの間にか、両手には『H』型の握りをした特異な短剣。
烏羽岬:チタンブレードのジャマダハルです。鶴喰の能力で強化され、防御貫通に特化している。
アレトゥーサ:「間に 合いま せ ん …… プロセス 続 行 不 能 ……」
烏羽岬:「まさか、鶴喰の友人に使う事になるとは思わなかった」
アレトゥーサ:「処理を異常終了します」
烏羽岬:「少し休んでいろ。すぐ迎えに来る」 納刀。
GM:確かな手ごたえ。アレトゥーサはその場にひざを折る。
GM:うつむくような姿勢で停止した。
鶴喰湊融:唇を引き結んで見ていた。「……ありがとう、鳥羽くん」
烏羽岬:「すまないな鶴喰。こうする他なかった」
烏羽岬:「手早く解放してやろう」
鶴喰湊融:「うん。まずは、あの砲台から」
GM:クリンナップ。
GM:丹村を行動させますか?
百入結衣子:もう単体なら迷わず使っちゃいましょうか
烏羽岬:!
鶴喰湊融:サットヴィカを殴ってもらいましょう
烏羽岬:やっちゃおやっちゃお!無機物?に毒が効果あるのか知らないけど!
椋実翔利:そうだそうだ! 仕事しろ!
GM:仕事します!
丹村健斗:「さあ、ここで隠し玉! 真打登場!」
百入結衣子:「隠し玉と真打ち、並立するものじゃないと思うけどなあ」
丹村健斗:「“フレースヴェルグ”! 彗星のごとく颯爽と、サットヴィカに一番槍! ――ってね!」 滑るような歩法。
丹村健斗:「お。結構硬いな。3,4発ってとこか?」 突き刺し、戻る。触手の群れをかいくぐる。40点のダメージを与えました。
烏羽岬:「やるな。軽口で侮りそうになるが」
丹村健斗:「ぜんぜん殺せてないよ。楽はできるけど、修行にならないな……」
烏羽岬:「体術は大したものだ。《華槍》の弟子を名乗るだけの事はある」
椋実翔利:「ハッ。だーれが一番槍だ。そりゃオレらが周りを片付けたからだろ」
鶴喰湊融:目を細める。(アレで下っ端か。《スヴェルト》、やっぱり層が厚い)
百入結衣子:「ううん。すごいすごい」
丹村健斗:「イェーイ! 百入さん、水着サイコーだよ!」 ピースサイン。
GM:あ、30点のダメージでした!
GM:修正!
GM:あと3発くらいで殺せそうらしい。
椋実翔利:プレイヤー有利の不具合に対する迅速な修正!
烏羽岬:HP予測!
GM:なので、第2ラウンド!
GM:セットアップ!
鶴喰湊融:なし。
GM:サットヴィカはカームダウン。全員のダイスがマイナス6。
百入結衣子:なし!
烏羽岬:絶対に使う意味がないと思うんですが、一応やっておくか……w 《限界突破》《居合い》。
椋実翔利:ないぜ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3した(侵蝕率:132->135)
GM:OK!
GM:では手番はイニシアチブを回って……
GM:サットヴィカから。
烏羽岬:「……百入、鶴喰。肌を隠しておけ」
烏羽岬:「家族として、邪悪な目線から守る必要を感じる」
烏羽岬:「あと、凶悪なレーザー砲からも」 サットヴィカから目を離さない。
百入結衣子:「あはは。邪悪な射線のほうが厄介だ」
鶴喰湊融:「……あはは」苦笑している。「うん、流石に何度も浴びるのは遠慮したいね」
丹村健斗:「なんだよ、“鶫”の。俺に当たり強いじゃん!」
椋実翔利:「そうそう、ちゃんと守っとけよ! まあ百入のことは盾にすっけど」
GM:言っている間に、サットヴィカは準備を完了している。
GM:マイナーなし。
GM:メジャーでコンセ(エンジェルハイロゥ)+小さな塵+天からの眼+空間歪曲射撃+要の陣形(未知なる陣形)+マスヴィジョン+ストライクミラージュ
烏羽岬:まあそうですよね!
鶴喰湊融:つらい…
GM:対象はおぬしら全員だ。これが最後のマスヴィジョンとストライクミラージュだ
GM:13dx7+3
DoubleCross : (13R10+3[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,6,7,7,8,9,9,10]+10[1,1,3,4,7,9]+2[1,2]+3 → 25

GM:低すぎる…ストライクミラージュしててよかった
鶴喰湊融:り、リア不でさえなければ
烏羽岬:クソーッ!ストライクミラージュがなければ固定値だけで回避できたのに!
椋実翔利:守って! おねえちゃん!
百入結衣子:《炎陣》。お兄ちゃんをカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:112->114)
椋実翔利:サンキュー百入!
GM:ではダメージだ。
GM:3d10+42 装甲有効
DoubleCross : (3D10+42) → 28[10,10,8]+42 → 70

鶴喰湊融:出目高っ!!死ぬ!
烏羽岬:なにげにこの戦闘で初の戦闘不能! 死にます。
烏羽岬:ロイスを……うーむ、誰を切るか迷うな。
鶴喰湊融:百入おねえちゃんのロイスを切って復活します。
百入結衣子:湊融のロイスを切って復活します。
烏羽岬:雲居さんは取っておきたいな……。湊融ちゃんのロイスを昇華して復活。
GM:OK!
GM:サットヴィカの放った砲撃は、
GM:再び空間に焼き付く。もはや命じる者もいない。
GM:ただ、近くにいる生命体を攻撃するだけの兵器と化している。
鶴喰湊融:「――づっ」再度花弁が光を分光させるが…
烏羽岬:「鶴喰……!」 一瞬庇おうか迷うが、やめる。そちらの方が戦闘時間の短縮になると判断した。
烏羽岬:「鶴喰! そろそろ危険域だ、防御に専念しろ。あとは僕らがやる……!」
鶴喰湊融:「…大丈夫、です…!まずは、止めましょう!」
鶴喰湊融:鳥羽くんの言葉には困ったように笑って頷く。…事実、危険域な自覚はある。
椋実翔利:「最後の命令は『全員殺せ』だったか。死んでもド迷惑なヤツだ……!」
百入結衣子:「無駄口叩いてる」レーザーが繭のように丸まり。
百入結衣子:「暇、無いでしょ、翔利!」彼をかばうように保護した。
椋実翔利:「おっと、マジで助かる! 大丈夫だ!」
江永瑞穂:「椋実さん!」
江永瑞穂:「私、いつでもいけます!」
GM:NEXT手番。椋実さんです。
烏羽岬:セバエリコンボが使える!
椋実翔利:「そこまでちゃんと守られたからにゃ相応の仕事はするぜ……ああ、オレに、このセバスチャンに合わせろよ!」
椋実翔利:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》
椋実翔利:対象はサットヴィカ。その武器よこせ!
GM:こいーっ
GM:妨害の手はもない
椋実翔利:9dx7+4
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[3,4,5,5,6,6,9,10,10]+10[1,6,8]+10[7]+3[3]+4 → 37

烏羽岬:バディムーヴが欲しい出目
椋実翔利:ほしがりみさき
GM:ガード!ダメージをください。江永効果を使うならダメージ+20です。
鶴喰湊融:今回、37が一杯出るなあw
烏羽岬:使っちゃえ使っちゃえ!
椋実翔利:エリザベス・エフェクトも使う!
GM:OK!ではダメージをどうぞ。
椋実翔利:4d10+2d10+20+12+8+20
DoubleCross : (4D10+2D10+20+12+8+20) → 24[8,8,1,7]+10[5,5]+20+12+8+20 → 94

椋実翔利:諸々有効
GM:お、おじゃ~~~っ
烏羽岬:つえーっ!
GM:えー……一応隆起する大地使ってみようかな…
鶴喰湊融:つよい!
GM:94-1d10-12
DoubleCross : (94-1D10-12) → 94-5[5]-12 → 77

GM:1桁くらい残った!
GM:ほとんどの触手を引きちぎることができるだろう。
椋実翔利:「エリザベス! 火だ! 適当に熱しろ! それでいい!」
江永瑞穂:「わかっ……てるわ! セバスチャン!」 その尾まで炎と化す。
江永瑞穂:床を走る炎が、サットヴィカを焼く。触手の旋回を止める。
椋実翔利:「OK……!」 砲撃準備完了、赤熱した砲口は、解けつつあった守護の光繭を内側から破り、吼える。
椋実翔利:相も変わらずの盲撃ち。弾をばら撒き、熱で抵抗と装甲の弱まったサットヴィカ、巨大な古代機構に対し、面制圧を仕掛ける。
GM:轟音が響く。
烏羽岬:「良い相性だ。これで沈黙してくれれば最高だったが――――」
GM:ばちばちと弾丸が降り注ぎ、サットヴィカの触手が破壊されていく。
GM:残った触手はわずか数本。再生が間に合わない。
江永瑞穂:「も、もう少し……出力、上げないと……! 足を引っ張っちゃう……!」
椋実翔利:「フウーッ……!」 カラン。焦げ付く銃身を切離して 「……助かった百入。おかげであいつもほとんど死に体だろ」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:144->153)
百入結衣子:「瑞穂。あたしたちのこと、忘れてない?」
江永瑞穂:「……あ」
椋実翔利:「そうそう、ムリすんな! コイツやっぱメチャ強ぇから!」
江永瑞穂:「……ですね。ごめんなさい。お願い、みんな」
百入結衣子:「あ、って!傷つくなあ」笑いながら。
GM:手番はこの状態で百入さんへ続きます。
百入結衣子:「じゃあさ。忘れられなくしたげよっか」
百入結衣子:マイナーで迷彩隠密。
百入結衣子:メジャーは『アディシェスの栄誉』。《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。
GM:OK!判定どうぞ!
百入結衣子:7dx7+5
DoubleCross : (7R10+5[7]) → 10[2,2,4,7,8,9,10]+10[2,2,8,10]+6[2,6]+5 → 31

GM:ガード。ダメージを!
百入結衣子:4d10+42+3d10+5 ガード装甲有効
DoubleCross : (4D10+42+3D10+5) → 13[3,5,3,2]+42+15[9,1,5]+5 → 75

烏羽岬:ヒッサツ!確実に殺ったァーッ!
GM:うーむ、戦闘不能…
GM:戦闘終了です。
百入結衣子:指先が光る。普段であれば、そのまましたたかに撃ち抜いて。
GM:サットヴィカはなんらかの防御行動をしようとした。
百入結衣子:止まった時間の中で、自分だけが一方的に躙るのが彼女のやり方だが。
GM:触手を振り上げ、自身を守ろうとしたように思う。
百入結衣子:「……瑞穂。“見える”?」同時に、仄かなる熱を持つレーザーを瑞穂の近くへ。
百入結衣子:止まった時間の中に、一瞬、彼女の手を取って。
江永瑞穂:「……え」
百入結衣子:「あ、内緒だからね」そこは分子運動を一切停止させた、凍結の世界。
江永瑞穂:「これ……百入さんの?」
百入結衣子:「うん。もう、これで、忘れないでしょう」サットヴィカを撃ち抜いた。「いつまでも」
江永瑞穂:「……はい」
百入結衣子:「――もう戻る」
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:114->118)
江永瑞穂:「ありがとう、ございます」
百入結衣子:にこりと笑って、手を振って。
百入結衣子:直後。時は戻り。殺到した弾丸が、貫通する。
GM:サットヴィカは破壊された。疑いなく。
GM:その最後の瞬間。
GM:Eロイス。不滅の妄執。フアン・タマッドが執念で動く。
フアン・タマッド:「……なあ」
百入結衣子:「……っ」
GM:起き上がり、烏羽の腕をつかんだ。生えた触手が跳ねる。
百入結衣子:「何で……何、が」
鶴喰湊融:「鳥羽くん!」剣を向けるものの、大きすぎる刃はこうしたことに不向きだ。
フアン・タマッド:「地獄は……」 触手が烏羽の頭部を撃とうとする。
椋実翔利:「……烏羽!」 反射で声を上げるだけだ。次撃は間に合わない
GM:烏羽くんはこれを迎撃できる。
GM:あるいは攻撃を受け入れてもいい。回避してもいい。
烏羽岬:げ、迎撃……!
烏羽岬:く、くらいたくはない……! カバーしてくれるお姉ちゃんもいない!
烏羽岬:回避します。
フアン・タマッド:「寒いぞ」 フアン・タマッドの触手は、結局、烏羽に届くことはない。その前髪を数束引きちぎっただけで終わる。
フアン・タマッド:「……すぐに……来いよ……」 そのまま倒れる。
烏羽岬:「……ふむ」 当たらないとわかっていたので、切り払う事はしなかった。
GM:不滅の妄執の解除条件が満たされました。フアン・タマッド死亡。
GM:今度こそ戦闘終了です。
烏羽岬:「悪いが、寒いのは嫌いだ。あと」
烏羽岬:「僕には帰る家がある」

GM:バックトラック!
GM:今回のEロイスは4つ。
■ロイス
Eロイス:ファイトクラブ
Eロイス:悪意の伝染
Eロイス:超越活性
Eロイス:不滅の妄執
烏羽岬:み、湊融ちゃん……!大丈夫か……!
GM:以上4つ!
鶴喰湊融:振る!!!帰りたい…
GM:振りたい人は振ってくれ!
鶴喰湊融:155-4d10
DoubleCross : (155-4D10) → 155-17[2,6,7,2] → 138

烏羽岬:カバーするべきだったな……。とりあえずEロイスは振ります。
椋実翔利:153-4d10
DoubleCross : (153-4D10) → 153-22[5,2,9,6] → 131

鶴喰湊融:二倍振りします。…死にたくない…
烏羽岬:135-4d10
DoubleCross : (135-4D10) → 135-25[5,3,7,10] → 110

GM:頼む…!
鶴喰湊融:138-6d10
DoubleCross : (138-6D10) → 138-34[6,2,4,9,3,10] → 104

鶴喰湊融:3倍振り!
百入結衣子:一応振っておこう。
GM:や、やった!
鶴喰湊融:104-3d10
DoubleCross : (104-3D10) → 104-15[5,1,9] → 89

烏羽岬:はーっ
椋実翔利:2倍振りー
烏羽岬:よかった・・・・
鶴喰湊融:よ、よかった
百入結衣子:よかった……!
椋実翔利:131-8d10
DoubleCross : (131-8D10) → 131-40[10,4,3,4,2,1,10,6] → 91

椋実翔利:良い塩梅に収まった
鶴喰湊融:今度はメモリ?獲ります…
百入結衣子:118-4d10
DoubleCross : (118-4D10) → 118-22[5,1,6,10] → 96

百入結衣子:1倍。
百入結衣子:118-3D10
DoubleCross : (118-3D10) → 118-15[2,5,8] → 103

百入結衣子:違う違う
烏羽岬:残りロイスは4つ。1倍します。
烏羽岬:110-4d10
DoubleCross : (110-4D10) → 110-28[6,8,8,6] → 82

GM:よかったわい
百入結衣子:96-15で81。
烏羽岬:こいつやたらと出目がいいな……。生還しました。
GM:ではですね
GM:今回はDロイス:遺産継承者を使っていたやつらが5人もいました。
■ロイス
Eロイス:ファイトクラブ
Eロイス:悪意の伝染
Eロイス:超越活性
Eロイス:不滅の妄執
Dロイス:遺産継承者×5
烏羽岬:邪悪組織のクズども!
椋実翔利:悪
鶴喰湊融:邪悪…
GM:シナリオ経験点が10点。その他5点に、Dロイスは遺産継承者×5の5点。Eロイスは4点。
24点に浸食経験点を足してください!いくつでしょうか?

鶴喰湊融:3倍で0なので、Sロイス分足して29です
百入結衣子:29点!
烏羽岬:およよ……湊融ちゃん、せっかくSロイス取ったのに……
烏羽岬:むしろSロイスが0点を帳消しにしてくれたと考えるべきかな。こっちも29点です。
鶴喰湊融:今度からは無理しないでいきたい…
椋実翔利:27!
GM:計算中……
烏羽岬:(右下でメイが走る)
■経験点
烏羽岬(クオンタムさん)29
鶴喰湊融(嗣子さん)29
椋実翔利(馴染さん)27
百入結衣子(DTさん)29
GM(ロケット商会)38
GM:以上です!
GM:よろしくね~
鶴喰湊融:ありがとうございます!
烏羽岬:やったー!いただきます!
椋実翔利:ムシャムシャ……

マスターシーン

フアン・タマッド:「地獄は……」
フアン・タマッド:「寒いぞ」
フアン・タマッド:「……すぐに……来いよ……」
GM:眼下の光景は、何かの悪い冗談のように感じた。
GM:兄が殺されたときも、こんな風だったように思う。
雲居春音:「……烏羽」
GM:前髪が千切れ飛んだ――その顔を知っている。
塩川誠一:「ま、予想通りだったな」
塩川誠一:「さすが支部長。アタリはつけてたんだろ?」
錫谷亮:「央明館学園の生徒は、一万も二万もいるわけではない」
錫谷亮:「その中で、しばしば不登校となるような問題児童を調査対象に含め……」
錫谷亮:「疑わしい者をリストにあげる」
錫谷亮:「極めて少ない人数に絞り込むことは簡単だった。誰でも思いつく……」
甲斐美冬:「そうですね」
甲斐美冬:「おそらく、時間の問題ではなかったでしょうか」
雲居春音:「……」
雲居春音:「……でも」
雲居春音:「……何かの……」
雲居春音:「何かの間違いじゃないんですか? 変装が……そういうエフェクトもあるって……」
塩川誠一:「だといいがね」
錫谷亮:「戻るぞ。このまま戦うことはできない……意味がない」
錫谷亮:「勝てる態勢を作る。やつらがどのセルの、どんなオーヴァードかは知らないが」
錫谷亮:「おそらくは《スヴェルト》だ。話し合いの余地はない。狩るぞ」
雲居春音:「……あの中に」
雲居春音:「お兄ちゃんを殺した、“スヴェルト”がいるかもしれないってことですか?」
塩川誠一:「かもしれねぇな。いくぞ。見つかったら厄介だ」
雲居春音:「……」
雲居春音:「私が」
雲居春音:「私が、そいつを倒します。必ず……!」
塩川誠一:「倒す、か」 笑う 「殺すって言えよ、せめて」

ED1:鶴喰湊融の場合

GM:サットヴィカは、ほぼ全損といってもいい状況だった。
GM:あとには千切れた触手群と、制御用のコンソール。
GM:その基盤こそは、回収を予定していた制御装置そのものだった。
GM:アレトゥーサは、その装置の前にたたずんでいる。鶴喰湊融は、その前に立つだろう。
鶴喰湊融:静かに駆け寄って、彼女の前に。
アレトゥーサ:「お待ちしておりました、アドミニストレーター鶴喰湊融」
鶴喰湊融:「アレトゥーサ。…排除は、これでいい?後の手順を聞いても」
鶴喰湊融:間に合っていて。そう願いながら、彼女にすぐ問うてしまった。
アレトゥーサ:「はい。検索機能が正常復帰。復帰手順構築――衛星は現行地球時間10037年前に消滅しています――」
鶴喰湊融:「………一万年前」
アレトゥーサ:「復旧可能性はロストしました。システムの停止を推奨します」
鶴喰湊融:つまり。彼女たちは、其れよりもずっと古いということ。…そして、本当に独りでここにいたのだということ。
鶴喰湊融:「……………………それしか、ない?」
鶴喰湊融:どこか、縋るような色が。声に乗っていたかもしれない。
アレトゥーサ:「その役目を果たしてくれる方を、お待ちしておりました」 きみの剣を見る。
鶴喰湊融:「……“薄墨”のこと?」
アレトゥーサ:「破壊を推奨します」
鶴喰湊融:くしゃりと顔を歪める。
鶴喰湊融:「………本当に、それしかないんだね?」
アレトゥーサ:「高純度再生型レネゲイド機器を確実に破壊できるのは、アドミニストレーター・キーのみです」
鶴喰湊融:「…なにか、助けられるような。別の方法は、ないんだね」
アレトゥーサ:「肯定です、アドミニストレーター」
鶴喰湊融:――彼女が、どうしてわたしを管理者と呼んだのか。ああ。
アレトゥーサ:「このときを待っていました」
鶴喰湊融:「…………………」眼を閉じる。
鶴喰湊融:彼女と、交わした言葉も。会った回数さえ、ほんのわずかなのに。
GM:制御装置がある。いまなら何の障壁もなく攻撃を加えられるだろう。
鶴喰湊融:どうして、こうも。わたしの目は熱くなっているのだろう。
鶴喰湊融:「………………わかった。あなたが、そう望むなら」
アレトゥーサ:「決定をお願いします。迎撃装置の再生開始まで、残り2500秒」
鶴喰湊融:「わたしは、貴方を待たせた誰かの代わりに、それをしよう」
鶴喰湊融:アレトゥーサに手を伸ばす。
鶴喰湊融:「…………なにか、言い残したいことはある?愚痴でも恨み言でも、何でも聞くよ」
アレトゥーサ:「いいえ。……いいえ、感謝を。アドミニストレーター、鶴喰湊融」
鶴喰湊融:ぐ、と。涙が零れそうになるのを必死にこらえる。
アレトゥーサ:「短い間でしたが、あなたは私が本来の目的を逸脱することを止めてくれました。本来ならば、私があなたをお守りする役目なのですが。本当に申し訳ありません」
鶴喰湊融:ああ。あのとき会った麦野さんが。わたしがああいったことに、どうして己がふさわしくないと言っていたのか。
鶴喰湊融:胸の中で、理解できた。
鶴喰湊融:「いい、よ。一万の昼と夜を越えて。独りで、待たせて……ごめんね」
アレトゥーサ:「お気遣いありがとうございます。……お願いします」
鶴喰湊融:「…………うん」ゆるりと。白と黒が混ざる刃を掲げる。
鶴喰湊融:――本当なら。泣いて、どうにかしてほしいと、皆に縋ってしまいたくて。
鶴喰湊融:それでも。これは、己の責任であるのだと――兄の手から受け継いだ、この刃がそう言っている。
鶴喰湊融:「………“薄墨”、お願い」
鶴喰湊融:空を切る音。基盤を断つ音。
GM:手の内で、確かに剣が震えたような気がした。
鶴喰湊融:「………おやすみなさい、アレトゥーサ0116」なんとか、最後まで。
鶴喰湊融:涙だけは、零さずに。毅然とした顔で、いられただろうか。
アレトゥーサ:「……」 アレトゥーサは最後に少し微笑んだ。その笑顔は――
アレトゥーサ:どういうわけか、鶴喰湊融にひどくよく似ているように思えた。正確には、少し大人にしたような。
鶴喰湊融:「………ぁ、」
鶴喰湊融:「ぅ」「ぅうぅぅぅ……!」泣くな。泣くな、鶴喰湊融。
丹村健斗:「……へぇ。なるほどな」
GM:背後から声をかけられる。
鶴喰湊融:「なんの、用」
丹村健斗:「睨まれるねえ、俺! いいんだけどさ!」
鶴喰湊融:「………今、最高に気分が悪いの。つまらない用事なら、後にして」
丹村健斗:「いやー、そうもいかない。俺だってさあ、面白い用事だとは思ってないけど……でもきみは耳を貸さざるを得ないんだな」
鶴喰湊融:まだ、斬った基盤を見つめながら。背後に声を掛ける。
鶴喰湊融:「…………………へえ」ぞっとするくらい冷えた声が出る。
鶴喰湊融:ああ、彼女の前なのに。こんな声が、聴こえて無ければいいのだけど。
丹村健斗:「ウチのリーダーが言ってたんだけどね」
鶴喰湊融:《スヴェルト》。そのリーダー。その名前が届くと、ぎちりと手に力が。
丹村健斗:「その剣を探してる……どうやらホンモノみたいだな。“淡墨”だったっけ? 昔の知り合いなんだろ?」
丹村健斗:「同じセルにいたって聞いてるよ」
鶴喰湊融:「……………………………ふ、ふふ」
鶴喰湊融:「ああ、そうね。そうね?確かにそうね」
鶴喰湊融:「同じセルにいたわ」
鶴喰湊融:「ええーー何度殺しても足りないくらい、良く知ってる」
丹村健斗:「だろうね。“イングラム”さんもそう言っていた。昔は――」
丹村健斗:「それはもう仲が良かったらしい」
鶴喰湊融:「その名前を」
鶴喰湊融:「《スヴェルト》の、貴様が出すな」
鶴喰湊融:「今回は。協力すると決めたから、斬りかかるつもりはない。ないが」
鶴喰湊融:「わたしの、忍耐を。あまり試すな」わなわなと震えている。
丹村健斗:「いい殺気だ」 長剣を背後に隠す。
鶴喰湊融:「《イングラム》は」
鶴喰湊融:「頼綱兄様は、死んだ。わたしを護って、あの夜に」
鶴喰湊融:「――もう一度、言って見ろ」
鶴喰湊融:「わたしも、もう抑えられないぞ。アレトゥーサの前で、これ以上見せたくはない」
丹村健斗:「ああ。やめとこう。……本当なら、個人的には、ここで手合わせ願いたいくらいなんだけどな」
鶴喰湊融:「…………そう」殺気を収める。
丹村健斗:「いまのきみと俺じゃ、ちょっと疲労の度合いが違いすぎる。修行にならない」
丹村健斗:「……その剣」
鶴喰湊融:「……………」刃を手にしたまま、基盤を見つめている。
丹村健斗:「無くしたりするなよ」
鶴喰湊融:「はは」
鶴喰湊融:「もう、死んでも。手放すつもりはない」
鶴喰湊融:「わたしたち兄妹を繋ぐのは、もうこれだけだ」
鶴喰湊融:そう。化けて出てきてしまったのなら。
鶴喰湊融:後始末をするのは――家族の仕事だ。
鶴喰湊融:もう。あの人の家族は……わたししか、いないのだから。
GM:こうして、鶴喰湊融は一歩を踏み出した。
GM:日常の外側へ。

ED2:百入結衣子の場合

GM:海底から引き揚げて、浜辺に戻ると、あとは各自が密かに宿へ戻るだけだった。
GM:束の間の単独行動。
百入結衣子:「……」一人海岸を眺める。帰るのは最後だ。
百入結衣子:自分が一番、夜間に勝手に出歩いていて不自然ではない。
GM:その途中から、――もしかしたら最初からずっとだろうか。
GM:はっきりと、後をつけてくる気配を感じる。徐々に強まるそれを、いまは隠そうとしていない。
GM:振り向くか、声をかけるか。
GM:無視して歩き続けても構わない。
百入結衣子:「……ねえ」普通の人でも分かるくらいに気配を出し始めたところを見計らって。
百入結衣子:「……何?」振り向く。
生成 亜綺羅:「……なに?」
百入結衣子:「……っ」
生成 亜綺羅:「うん……」
生成 亜綺羅:「げ、元気そう、ね」
百入結衣子:「……亜綺、羅」
GM:ひどく落ち着かない様子で、その少女は立っている。
百入結衣子:「なんで……なんで」
生成 亜綺羅:「いつから……この街にいたの? ずっと? ずっと前から?」
百入結衣子:「なんで亜綺羅が“レリックドライバ”に……?その、名前も、なんで」
生成 亜綺羅:「そ、そっちこそ……! ど、ど、動揺しているふりなんてやめて!」
百入結衣子:「違、あたしは、だって!」
百入結衣子:「亜綺羅が、今、そうなら……!あたしは!あたしの意味って……!」
生成 亜綺羅:「違う? 違うって、何が!」
生成 亜綺羅:「あなたは私を知っている」
生成 亜綺羅:「なんで今更、私の前に現れたの!?」
百入結衣子:「……出てきたのは、亜綺羅の方でしょう」
百入結衣子:「戦闘部隊を、抜けてると思ってた」
生成 亜綺羅:「……そうね。それができれば良かった」
生成 亜綺羅:「UGNはそれほど甘くない。特に……」
生成 亜綺羅:「脱走者を見逃したチルドレンに対しては」
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「……あたしはさ。あれしか思いつかなかった。あれが最善だと思ったし」
生成 亜綺羅:「取引をしたの」
百入結衣子:「今でもそれは……取引?」
生成 亜綺羅:「“レリックドライバ”の試験体になる。そしてあなたを追う」
生成 亜綺羅:「私の罪も帳消しになる。あとはあなたを見つけてしまいさえしなければ……」
生成 亜綺羅:「……あのことは無かったことにできるはずだった」
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「……あたしね。亜綺羅さえ、無事なら、他はどうだっていいって」
百入結衣子:「そう、信じて、やって。やってきた」
百入結衣子:「でも。今はね……“家族”が居る」
生成 亜綺羅:「……そう、みたいね」
百入結衣子:「たとえ、仮初のごっこ遊びだとしても。いずれ滅ぶものだとしても」
百入結衣子:「あたしはさ。もう、投げ出すつもりはない」
生成 亜綺羅:「……忘れることはできない? このまま、逃げて……この街から……とか……」
生成 亜綺羅:「無理なの?」
百入結衣子:「うん。亜綺羅がそれを出来ないようにね」
百入結衣子:「知ってるでしょう?あたし、“あいつ”より頑固だった」
生成 亜綺羅:「うん……そう、そうね」
生成 亜綺羅:「わかった。じゃあ、ごめん。もう……見つかった……から」
生成 亜綺羅:「逃げて」
GM:頭上を黒い影が飛んだ。
GM:フクロウか、鷲だろうか?
百入結衣子:「……うん。じゃあね」フードを被った。
錫谷亮:「百入結衣子だ、初手で抑えるぞ」
錫谷亮:「“ギギリオン”、“ザンザーラ”! 逃がすな。ルートを塞げ!」
百入結衣子:「あはは」フードを被った口元が嗤う。
生成 亜綺羅:「……」 きみの前で、徐々に姿が薄れていく。
百入結衣子:「これはちょっとさ。買いかぶりすぎだと思うなあ、あたし」
生成 亜綺羅:「……そんなことない。……“モーターウェイ・フォックス”、行きます」
生成 亜綺羅:早く行け、と言っている。
生成 亜綺羅:本来なら生成の隠密機動はコンマゼロ秒で完了する――いまは、あえて時間をかけている。ほんの数秒だけではあるが。
百入結衣子:燐光。天に向けて、影を射抜くように。
百入結衣子:だが、それを見咎める者は居ないだろう。動きを止め切られたのならば。
百入結衣子:世界が戻るときには。海岸から、彼女の姿は消えている。
錫谷亮:「……逃がしたな。さすがだ。“リンクスコール”の白入結衣子か……」
錫谷亮:「手配するぞ。まずは彼女から捕える」
GM:こうして、百入結衣子は姿を消した。
GM:宿はすでに抑えられていた――他のメンバーに接触する隙さえなかった。
GM:完全に姿を消すならば、彼女の足跡を辿るのは、誰にも不可能といってもよかった。

百入結衣子:「……ふう」岸辺の自販機によりかかり、息をつく。
百入結衣子:戦闘の疲労も激しい。完全に自分の手口が知られているのならば。
百入結衣子:余力を残した彼等には太刀打ちできない。少なくとも、そうしたかったのなら。
百入結衣子:駒を減らすべきだった。
百入結衣子:本来であれば。あの局面において、確実に殺せた駒が。
百入結衣子:確実に殺すべき駒が、目の前にあった。
百入結衣子:その生命を奪え、と囁いたのは。この身の遺産だったのだろうか。
百入結衣子:(……ふざけないで)
百入結衣子:(あたしにもう、これ以上。何も奪わせないでよ)
百入結衣子:「……何も奪わないでよ」呟きは夜の波間に消え。
百入結衣子:彼女の姿も、ふわりと消えた。

百入結衣子:>宛先:岬
百入結衣子:>ごめん
百入結衣子:>シフト代わってもらえる?
百入結衣子:>ごめんね

ED3:烏羽岬の場合

GM:海底から引き揚げて、浜辺に戻ると、あとは各自が密かに宿へ戻るだけだった。
GM:束の間の単独行動。
GM:宿は静まり返っている。消灯時間はもう過ぎた。
GM:夜明けも遠い。だからこそ、烏羽岬ははっきりと気づいた。
GM:きみの行く先に、何者かの気配がある。
烏羽岬:海を眺めながら歩いています。さも深夜の散歩のように。
烏羽岬:不在の間のアリバイは確保してあるので、朝みんなが起きてくる時間に合わせて戻る予定……だった。
烏羽岬:「――雲居?」
雲居春音:「……え」
雲居春音:「なんでわかったの!?」 ちょっとびっくりしている。
烏羽岬:「わかるさ。日中、ずっとそわそわしていたからな」
烏羽岬:「深夜に抜け出して"散歩"するつもりだったんだろう」 浜辺に腰掛ける。
雲居春音:「あ。ああー……うん。そう。そうだね」
雲居春音:「散歩する。つもりで……」 「……」
烏羽岬:「座れよ。波の音がきれいだ」
烏羽岬:「夜の波打ち際で話をするというのは、こっそり抜け出した中学生の王道パターンらしい」
烏羽岬:無防備に側面を見せて座ってます。攻撃する気配もなし。
雲居春音:「うん」 雲居は物陰から出てこようとしない。
雲居春音:「普通の中学生。みたいにね。……あの、烏羽はさあ」
雲居春音:「あーっと……一個聞いてもいい?」
烏羽岬:「雲居」 その言葉を遮る。
烏羽岬:「僕はな。たぶん今、人生が一番楽しい」
雲居春音:「……うん……」
烏羽岬:「昔の僕は、自分の居場所はひとつきりだと思っていた」
烏羽岬:「友達がいなかったからな……臨海学校やお祭りなんかとは、まったく縁はないと思っていた」
烏羽岬:「たとえ今後、何があろうと」
烏羽岬:「僕はこの14歳の日々の事を忘れないだろう。いつまでも」
雲居春音:「そうかもね」 声が震えている。笑ったような響きがあった。
雲居春音:「私も楽しいよ。去年の今頃は考えもしなかった」
雲居春音:「こうやって、臨海学校とか来てさ……ビーチバレーして、花火見たりするの」
烏羽岬:「ああ。以前の雲居は、身体が弱かったみたいだしな」
烏羽岬:「いい思い出になったか?」
雲居春音:「思い出に……思い出になんて……」
雲居春音:「したくなかった! もっとずっと続けたかったよ!」
烏羽岬:「そうだな。本当にそう思う」
雲居春音:「じゃあ、なんで烏羽なの!?」
烏羽岬:「僕も同じ気持ちだ。なぜお前なんだ?」
烏羽岬:「職場見学。学校の補習。ビーチバレーに、ボランティアに、縁日……」
烏羽岬:「どうしてお前なんだ。雲居」
雲居春音:「なんでかって、知らないよ! バカじゃないの!?」
烏羽岬:「よく言われる」
烏羽岬:「バカだからな……枷からの解放を夢見て、手に入らないものを求めてしまう」
烏羽岬:立ち上がります。
烏羽岬:「雲居」
雲居春音:「やめてよ!」
烏羽岬:構わず言う。 「僕は央明館学園・中等部2年C組。出席番号11番、烏羽岬」
烏羽岬:「暗殺者として育てられたFHチルドレン――《鶫》の、烏羽岬だ」
雲居春音:「……うん」
雲居春音:「私は……」
烏羽岬:雲居さんの方に歩み寄ります。一見すると素手。
雲居春音:「私は雲居春音。央明館学園・中等部2年C組。出席番号13番……」
烏羽岬:ゆっくりと距離を詰めていく。
雲居春音:「お兄ちゃんの後を継いだ。《レリックドライバ》の“カレイドソーン”。雲居春音」 物陰からその姿を現す。
烏羽岬:同時に、両手の裾からナイフを瞬時に装備。飛びかかる。
雲居春音:「せめて、烏羽が」 大きな太刀を、瞬く間に抜刀する。
烏羽岬:雲居さんが刀で止めるようなら止められます。
雲居春音:「もっと悪いやつだったらよかったのに!」 切り結ぶ。血の棘が生えて、烏羽を弾く。
GM:互いに、大きく距離を離した形になる。
烏羽岬:後ろに飛び退り、バレーボールの時とは全く違う身のこなしで斬りかかり、
烏羽岬:切り結んだ状態のまま、至近距離でつぶやきます。
烏羽岬:「雲居」
烏羽岬:「――――お前を殺す」
雲居春音:「……!」 血で刀を覆い、戦斧と化す。止める。
GM:そのまま雲居は何か反撃をしようとしたのかもしれない。一対一だ。時間を稼ぐことが目的の可能性もある。
GM:だが――
江永瑞穂:「烏羽!」 江永の声。そして炎。
烏羽岬:「!」 瞬時に離れます。
GM:雲居もまた、さらに距離を離すしかない。
江永瑞穂:「何を足止めされてんの!」
江永瑞穂:「早く来なさい! さっさと逃げる!」
烏羽岬:「バカだからな。……僕らの事がバレた」
烏羽岬:「了解だ。しんがりは僕がやる、先導を頼む」
烏羽岬:懐から、小さな球状の物体を投擲。
烏羽岬:スモークグレネードです。効果時間は短いが、夜間なら十分。
江永瑞穂:「わかってる! 湊融ちゃんも確保したから、しっかりついてきなさい!」
GM:浜辺の上には年代物のバン。
雲居春音:「うわっ、とっ」 煙幕の効果をもろに食らう。 「――烏羽!」
雲居春音:「……許さないから!」
烏羽岬:バンに滑り込みながら、先日の放課後にかわした会話が脳内でリフレインする。
烏羽岬:つい数日前のような気もするし、何年も前のことのような気もする。
:(――僕は、お前のことを友達だと思っている)
:(いつか秘密を言い合える仲になれる事を、祈っている)
烏羽岬:「…………」
烏羽岬:「じゃあな、雲居」
烏羽岬:「また明日」
GM:こうして烏羽岬は日常から離脱する。
GM:そして、雲居春音もまた。
GM:夏休みが終わる。

ED4:椋実翔利の場合

GM:いま考えると、離脱に成功したのはかなり際どいタイミングだった。
GM:烏羽岬、鶴喰湊融、江永瑞穂。
GM:彼らは脱出に成功した――残るはあと一人。
横嶋洋明:「……椋実くん。百入くんは? まだ戻ってきていないかな」
GM:奥の部屋から、横嶋洋明が顔を出した。“YERO”経由で情報収集を行っていたらしい。
椋実翔利:「まだだ」 執事の恰好はもうやめて、安いノートパソコンを開いている。画面には四つの白黒の画面。
椋実翔利:周辺に配置した監視カメラである。もちろん、相手が百入であればそれが機能する可能性は低いものの、だからと何もしない訳にはいかなかった。
横嶋洋明:「参ったな」
椋実翔利:「……まあ、まだっつうかな。どうかねこれは」 タバコを灰皿に押し付け、すぐに新しい一本を出し、点火する
横嶋洋明:「百入くんに限って、脱出が遅れたってことはないと思うけど。戦力を集中されると厳しいのかもしれない」
椋実翔利:「戻ってこれるなら、とっくに戻ってきてるだろ。オッサンも分かってるんじゃねーの」
横嶋洋明:「……そうだねえ」 髪の毛をかきむしる。 「相手はUGNだ」
横嶋洋明:「交渉が効かないところが困るよ」 カウンターの上に“メイ”を乗っける。
GM:“メイ”はつまらなさそうに周囲を見回し、のそのそと動く。
椋実翔利:「良くて、戦力や警戒をこちらに向けないために一人消息を絶っている。悪けりゃ……まあ、一番悪いトコまで行ってんだろ」
椋実翔利:フアン・タマッドの最期の言葉が脳裏をよぎり、その事実に苛立たしく、まだ新しい煙草を灰皿に押し付ける。
横嶋洋明:「いや。百入くんなら大丈夫だと思うよ」
椋実翔利:目線だけをリーダーへ
横嶋洋明:「彼女は強い。単純に戦闘力って意味じゃなくてね」
椋実翔利:口を開いてわざとらしく煙を吐く。視界を白く歪めて。
椋実翔利:「……そうかね。ま、リーダーがそう判断するならそうだと思っておこう」
椋実翔利:「思えばアイツについてはアンタの方が詳しいだろうしな。オレはアイツがキレると陰湿過ぎて怖いことくらいしかしらねえ」
横嶋洋明:「ぼくだって、みんなのことを何もかも知ってるわけじゃない」
横嶋洋明:「ただ、信じたいのかも」
椋実翔利:「ハハ。科学者っぽいくせにそういうこと言うよな」
横嶋洋明:「いや、今回はちょっとヤバイかもと思ってさ。ビビってるんだよね……なにしろ相手がUGNだし」
椋実翔利:「分かるぜ。オレもサツに追いかけられた時は怖かった。ヤクザに追われるのとは種類の違う怖さだアレは」
横嶋洋明:「はは。うん。そうだね……だからさ、打開策は考えてるんだけども……」
椋実翔利:「……打開策ねえ」
横嶋洋明:「もしも失敗したときのために、言っておきたいことがある。江永くんについてなんだけど……」
椋実翔利:「……江永の?」
横嶋洋明:「あー……椋実くん。きみ、真面目な秘密は守るタイプ?」
椋実翔利:「え? 何だそれ。まるでオレが秘密をベラベラどこでも誰でも漏らすみたいな……」
椋実翔利:と言って、すぐに語調を落ち着かせる 「……言わねーよ。そんな顔されて言われちゃな」
横嶋洋明:「じゃあ、言っておくよ。何かあった時、必要になるやつだから」
椋実翔利:「おう」 口を噤むように、新たな煙草に火を点ける





横嶋洋明:「…………」
横嶋洋明:「…………そのときは」
横嶋洋明:「そのときは椋実くん。よろしく頼むよ。一応、……本当に一応、きみが一番年長だからね」
椋実翔利:返事も、相槌もない。ただ煙草の火だけが揺れ、安い巻紙を焼きながら、白い煙を垂らし続けている。
椋実翔利:だが、そう言われれば。わずかに目を細めて
椋実翔利:「……そんな時は来ないと、信じられるって言えやあ、まあ良かったのかもしれねえが」
横嶋洋明:「うーん、まあね」 髪をかきむしる。
椋実翔利:「分かってるよ」 また煙草を灰皿に押し付ける 「ま、その時はよろしく頼まれてやるさ。任せとけよ」
横嶋洋明:「できるだけ面倒かけないように頑張るよ。まずは、百入くんを探さないと」
椋実翔利:「だな。アイツを探すってのは、そこからしてまずムチャな話な気はするが……そうも言ってらんねえ」
椋実翔利:「百入がいるのは……全員がいるのは、前提だ。なあリーダー」
横嶋洋明:「え、うん?」
椋実翔利:「オレは実は、これで結構どうしようもないヤツだが、《ヴリトラ》は割と好きだぜ」
椋実翔利:「だから全員いるのは前提だ。そうだな。多分何があろうと、いつまでもって訳にはいかないだろうが……」
横嶋洋明:「それはまあ、前半も後半も知ってるけれども」
椋実翔利:「それでも前提なんだよ。オレはそう思ってる。アンタも忘れんなよ、そこんとこな」
横嶋洋明:「そうだね。大丈夫。切り抜けられるよ、今回も」
椋実翔利:「よっしゃ。じゃあやってくとしようか。監視カメラ眺めてるのも飽きたし」
椋実翔利:新たな煙草に火を灯す 「ま、ずは地図かね。あとは地元の情報サイト、っと――」
椋実翔利:――もう終わりだと思っていた。
椋実翔利:UGNに正体を捕捉されるというのは、公的バックアップの存在しないFHにとっては、致命的な事態だ。
椋実翔利:《スレイベギー》とも関係が良好とはいえない。《スヴェルト》の刃先もチラつく。もはや安息の時、安息の地など有り得ない――少なくとも、"ここ"には。
椋実翔利:……だが、その一方で。
椋実翔利:この地に何かがあるという推測。江永の異形に似た存在の神像を戴く、遺構『シャンバラ』の存在。
椋実翔利:鶴喰から、結局あの遺構は機能を停止したと聞いている。持ち帰ったものも、椋実的にはガラクタ――つまり使えないものばかりだとしても。
椋実翔利:まだ"ここ"には価値ある何かがあるのではないか、と思っている。
椋実翔利:そして、リーダーから――横嶋洋明から――聞かされた事実で。
椋実翔利:その道行きはいよいよ定まる。
椋実翔利:(……結局こいつは使わずじまいか)
椋実翔利:ブックマークフォルダから、航空券の予約サイトを削除して、笑う。
椋実翔利:(潰すぜ……《スレイベギー》)
椋実翔利:(昨日と同じ今日が終わって、今日と同じに明日が来る。オレの楽しい日常を奪ってくれたオマエらを)
椋実翔利:(必ずな)
GM:こうして椋実翔利は非日常を歩む。
GM:封鎖された日常を前に――
GM:嵐の気配がした。

FHキャンペーン「I'm home」
■第三話:何があろうと、いつまでも ――了

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