『第二話:あなたはきっと忘れていない』(GM:ロケット商会)


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【FHキャンペーン「I'm home」】
第一話:『この世にたった二人きり
第二話:『あなたはきっと忘れていない』
第三話:『何があろうと、いつまでも
第四話:『いつか、この日が来ることを
第五話:『いつも傍にいて、いまもそこにあって
第六話:『それでもまた、もう一度、何度でも
第七話(終):『幸せでありますように、と私は願う。ただ願う。

烏羽 岬(からすば みさき)キャラシート(PC1:クオンタム)
鶴喰 湊融(つるばみ みなと)キャラシート(PC2:嗣子)
椋実 翔利(むくみ しょうり)キャラシート(PC3:馴染)
百入 結衣子(ももしお ゆいこ)キャラシート(PC4:DT)

【Index】

◆Opening
01/烏羽岬の場合
02/鶴喰湊融の場合
03/椋実翔利の場合
04/百入結衣子の場合
◆Middlephase
01/ここにない面影
02/追憶に耳を澄ます
03/忘却に手を伸ばす
04/烏羽岬:罪過を焼く火炎
05/椋実翔利:凶事を呼ぶ紫電
06/過去より足音が響く
07/響く鼓動を知っている
08/怒りの日が来たれば
◆Climax
Climax/疾風、狂騒、雷霆は無尽
◆Ending
01/聞き覚えのある旋律を
02/鶴喰湊融の場合
03/椋実翔利の場合
04/烏羽岬の場合
05/百入結衣子の場合

【Preplay】

GM:第二話を開始します。
GM:自己紹介から行います。
GM:一人目。烏羽岬くん。PC自己紹介をお願いします!
烏羽岬:も!
烏羽岬キャラシート
烏羽岬:不機嫌ナイフ使い14歳美少年と、PLの性癖を詰め込みまくったキメラキャラの烏羽です。
烏羽岬:成長のポイントその1は白兵技能!130点では上限が4だったので、ようやく本領発揮!
烏羽岬:4→9になりました。結構あがったぞー。
GM:白兵が上がるということは、攻撃だけではなく……!
烏羽岬:そう、回避もできるのだ……! ポイントその2は《切り払い》。
烏羽岬:居合いありなら固定値33で回避できるようになりました。《限界突破》がないとラウンド1回ですけどね、居合い。
烏羽岬:防御がスカスカのこのセルにおいて、一番防御に特化したエージェントであると言えるでしょう。
GM:たわけた回避力だ
烏羽岬:まあ肉体ダイスが少ないのでリフレックスとは死ぬほど相性悪いんですけどね……!
烏羽岬:そして成長その3が、(椋実から習ったという想定の)《完全演技》。
烏羽岬:さも推しアイドルがいるかのように振る舞うことが可能となり、にんげんに近づきました。
GM:ほんとかなあ……演技なのかなあ……
烏羽岬:NC10の推しメンはサラちゃん!グッズは全部持ってます!
GM:(会ったこともないメンバーを推しに……!こいつ!)
烏羽岬:調達を1あげてボイスチェンジャーを取るか迷ったんですが、完全演技なら声真似くらいもできるだろうということでこっちになりました。
烏羽岬:まだまだ正体を隠さねばならない時が多そうだしね……。
烏羽岬:あと、《武芸の達人》なのですが
烏羽岬:キャラメイクした時にあまりにぼーっとしていたせいで、このエフェクトが暴走時に発動しないことをつい最近(山賊デミアを読むまで)失念していました。
烏羽岬:ノイハヌよりノイ犬でハードワイヤードした方がよかったのでは……?みたいな気もしていますが、
烏羽岬:ノイハヌこそ最強なのを知らしめるため命をかけてがんばります。以上です。
GM:気のせいですよ、安くて強いし!
GM:OK!きみのハンドアウトはこれだ。
烏羽岬:ハンダウト!
□烏羽 岬
シナリオロイス:《ホット・ショット》
油断していたつもりはない。だが、その襲撃は唐突だった。
《ヒート・バック》江永瑞穂を伴った調達任務の最中、きみはマスター・ヴォルトの後継者を名乗る男に襲われる。
辛くも攻撃をしのぐことはできたが、得体のしれない能力により、江永瑞穂は《ホット・ショット》に囚われてしまう。
いまは体勢を立て直し、なんとしても取り戻さなければならないだろう。
GM:みんなと仲良くしてね!
烏羽岬:わーいマスターヴォルト二世!
烏羽岬:これ、江永瑞穂は《ヒート・バック》に囚われてしまうってところは
烏羽岬:江永瑞穂はマスターヴォルト二世に囚われてしまう、でしょうか?
烏羽岬:椋実を差し出す準備をしておこうっと。がんばるぞ!
GM:では、NEXTの方の自己紹介。
GM:鶴喰湊融さん、お願いします。
鶴喰湊融:はい!
鶴喰湊融キャラシート
鶴喰湊融:というわけで大剣使い復讐者ガール(12歳)にして経理も営業もしてる鶴喰です。
鶴喰湊融:…営業が経理兼務ってヤバいのでは??
鶴喰湊融:とまあさておき、成長といたしましては。
GM:自転車操業で家族営業の工場だ!
鶴喰湊融:≪クリスタライズ≫の取得、白兵を6に、調達を3へ成長させています。
鶴喰湊融:100以上の攻撃力増加、デバウラーのペナ解消、財産ポイントをついに13点と10の大台に載せました。
鶴喰湊融:100以上にならないと範囲もないし、微妙な点は解決してない…。
GM:これだけ稼いでもすぐに使ってしまう……セルの体質…
鶴喰湊融:遺産で今度こそ一発当ててくれるって信じてるもん…
鶴喰湊融:成長としては以上でしょうか。あ、あと。
鶴喰湊融:元いたセルがGMと相談の結果決定されました。
GM:そういうことです!
鶴喰湊融:東洋魔術の応用によるレネゲイド制御研究セル、≪五福≫セルです。
GM:なかよしワンダーランドセルだよ
GM:だったよ
鶴喰湊融:物質にレネゲイドを感染させるのが得意なセルで、それで滅んだ…
鶴喰湊融:仇は、そこで開発されていた意思持つ剣、≪虚宿≫。
GM:狂気の科学者が狂気によってセルを運営していた節がありますね
鶴喰湊融:ブチ折ってやるからな…。
鶴喰湊融:と、こんなところでしょうかっ
GM:はい!ありがとうございます!
GM:そして鶴喰さんのハンドアウトは以下。
□鶴喰 湊融
シナリオロイス:《YERO》
油断していたつもりはない。だが、その接触は唐突だった。
いつもの学校の授業中、きみの携帯端末が鳴り響く。それはセルリーダー《パタンジャリ》からの緊急連絡。
クラスの注目を浴びながらも授業を離脱し、応答したきみに対する声は、《パタンジャリ》のものではなかった。
その人物は《YERO》を名乗る。きみたちと同盟を結びたいセルの長であるという。
きみはどこかでその声を聞いたことがある気がする。
GM:いったい何者なんだ……ということです
鶴喰湊融:YERO…いったいだれなんだ…
鶴喰湊融:全然行ってなかった学校も描写されるとのことなので、病弱美少女ムーブに励みたいとおもいます
GM:確かに…
鶴喰湊融:よろしくお願いいたしますっ!
GM:よろしくどうぞ!
GM:では次は……
GM:椋実翔利さん!バシッと自己紹介してください!
椋実翔利:イェイ!
椋実翔利:自由闊達、前後をそれほど気にしない朗らかで明るい22さい青年こと椋実翔利です!
椋実翔利キャラシート
GM:イェイ!
椋実翔利:自分のものが盗られるコトがキライだけど、まあそれはみんな同じっしょー? 常識的な好青年だよ!
椋実翔利:前回は一人だけ経験点が30でしたが、成長はきちんとしているぜ。
椋実翔利:中身は非常にシンプルで、《時間凍結》《時の棺》と、Lv1でも輝く強くて思いエフェクトを摘んだだけです。
椋実翔利:安定した範囲攻撃持ちとして先手を取り、なおかつ敵の妨害にも意識を払った形になりますね。
GM:強いんだよなあ……
GM:暗黒の強さ……
椋実翔利:火力の成長はないから……やさしくしてくれよな!
椋実翔利:それ以外は特に変わらず! 相変わらず盗んだヴィークル用リニアキャノンで走り出す日々です。
GM:バロールならではの殺人エフェクトにやさしくできる気持ちが湧かないんですけど……!
椋実翔利:こんな日がずっと続けば良いのに――
GM:何かが間違っていると思うが具体的に指摘はできない
椋実翔利:既にオレのじゃないハンドアウトで、知ってるような知らないようなヤツの顔が見えてるので、思い出話に花を咲かせられればな~とか
椋実翔利:そんなことは思ってない! オレの物を奪おうとするヤツは……死ね!
椋実翔利:そんな感じです。よろしくお願いします。
GM:でしょうね!!!よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはこちらです。
□椋実 翔利
シナリオロイス:《フラワルド》
油断していたつもりはない。だが、その遭遇は唐突だった。
いつもの「用事」の帰り道、きみはひどく負傷した黒ずくめの女と出会う。
彼女は《フラワルド》のコードネームを名乗り、「鶫」を名乗る「普通の少年」を探しているという。
彼女にかかわるにしろ、そうでないにしろ、きみはあっという間に囲まれてしまう――
《アードゥル》セルを名乗る、黒ずくめのナイフ使いの集団によって。
GM:お友達がいっぱい、仲良くしてあげてね!
椋実翔利:集団ナイフジャグリングでも見せてくれるのかな~~
椋実翔利:ちなみに《フラワルド》、おいくつくらいに見えますか?
GM:どう見てもティーンエイジャーですね
椋実翔利:まーた烏羽は女の子にツバつけて!
椋実翔利:いいぞ! その調子で交流を広めて回り回って兄ちゃんを養ってくれ!
GM:自然な流れの中で烏羽くんが悪党になりつつある
椋実翔利:助けるだけ助けて「名乗るほどじゃない……あえて名乗るなら……鶫。普通の少年だ」(声真似)とかするあいつが悪いよ~
椋実翔利:女の子をしっかりオトす方法も教えてやらなきゃな……よろしくお願いします。
GM:そうかな~~~~
GM:よろしくどうぞ! というわけで、次!ラスト4人目の自己紹介!
GM:百入結衣子さんお願いします!
百入結衣子キャラシート
百入結衣子:はーい
百入結衣子:諜報と戦闘担当の隠密エージェント17さいです!
百入結衣子:前歴は不明だけど、このホワイト企業で頑張るぞ~
GM:何もわからない……何も……
百入結衣子:成長は新規エフェクトとかそういう邪悪なのは取ってないです。
百入結衣子:代わりに細々とアイテムを。トラッパーとサイドリールを取りました。あとちょっと射撃とイージー。
百入結衣子:ダメージロールが+3dになったくらいですね。
GM:トラッパーにサイドリール……”悪”の予感がする……
百入結衣子:メジャー侵蝕は4のまま!お姉ちゃんらしくたくさん貢献できるといいな。
百入結衣子:そんな感じです!なかよくしてね~
GM:何を仲良しするつもりなんだ……まあいいか、お姉ちゃんだし……
GM:ハンドアウトはこちら。
□百入 結衣子
シナリオロイス:《カレイドソーン》雲居春音
油断していたつもりはない。だが、その質問は唐突だった。
現在の《ヴリトラ》セルが置かれた状況を考えると、UGNの動向を監視することは必要だ。
きみはその能力と学校での立場を活かし、《カレイドソーン》雲居春音の周辺へ接近することになる。
彼女は警戒心に欠け、妥当な情報源になると思われた――
かつてきみがその死に関与した、《オベリスク・ゴースト》について質問されるまで。
GM:今回もUGNとなかよし!
百入結衣子:なんのことかな~
百入結衣子:あたし、春音ちゃんと仲良くお話してただけなのに
GM:情報弱者を食い物に…
百入結衣子:もぐもぐ
百入結衣子:学校に行くのも久しぶりだな。ちゃんと不良学生ロールしないと。
GM:不良学生の立場を活かしている!
GM:というわけで、よろしくどうぞ!
GM:以上四名。キャンペーン第二話を行います。


FHキャンペーン「I'm home」

■第二話:あなたはきっと忘れていない ■トレーラー
誰にでも居場所はある。
流浪の末にたどり着いたのか、這い上がって来たのか、墜ちてきたのか。
あるいは、まだ見つけていないのか、捨てたのか。

ここはFH、《ヴリトラ》セル。
主な目的は「遺産」の研究・調査という曖昧なもの。
他に居場所のないオーヴァードたちが集まった、いまにも吹けば飛びそうな零細セルの一つである。

だが、正体不明の遺産――亀のような姿をとる「メイ」を手にしてから状況は一変した。
マスター・スカイ率いる《スレイベギー》セルからは狙われ、また別の危機が訪れる。
一刻も早く外部セルと協力関係を結び、この脅威に対抗しなければならない。
それがきみたちの居場所を守る、重要な一手だ。

だが、そんな中、マスター・ヴォルトの後継者を名乗る《ホット・ショット》が姿を現し、
得体のしれないナイフ使いの暗殺者たちも市内に紛れ込む。
混沌としていく情勢の中、己の居場所を守ることはできるだろうか?

OP1:烏羽岬の場合

GM:烏羽くんは登場浸食ダイスをお願いします。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:39->41)
烏羽岬:良い出目!
GM:イェイイェイ

GM:R市、燕ヶ丘駅前。
GM:燕ヶ岡ショッピングモール。
GM:きみと江永瑞穂は、ささやかな任務を果たすため、放課後の街を歩いていた。
GM:セルのメンバーが必要とする、日用品の数々の調達だ。
GM:状況が状況だ。遺産を抱えたまま、しばらく外部との接触を断つ必要が出てくるかもしれない。
GM:備えは潤沢にあった方がいい――きみたちのセルリーダーは、そう判断した。
江永瑞穂:「……いくらなんでも、買いすぎた気がするわ」
烏羽岬:「大丈夫だろう」
烏羽岬:「ボックスティッシュに頭痛薬。包帯、水、保存食……あるに越したことがないものばかりだ」
GM:江永瑞穂はきみと同様、備蓄食料と日用品の山を抱えている。
江永瑞穂:「それはそうだけど。こんなの使う羽目になりたくない」
烏羽岬:リクエストのあった酒は買わなかった。重いし……あと、飲むやつも限られてるし……。
江永瑞穂:「保存食ってだいたい美味しくないし」
烏羽岬:「そうか?訓練でバッタや芋虫を食べたことがあるが、あれよりは美味しいと思う」
烏羽岬:「食事を美味いと感じるのは人間らしい感性だ。非常時に感性を失わないのは、大切だろう」
江永瑞穂:「うえ……」
烏羽岬:「特に僕ら(オーヴァード)にとっては」 話しながらも、周囲に気を配っている。
江永瑞穂:「そんなもん食べてる方がドン引きするんだけど。なに? ちっとも興味があるわけじゃないけど、あんたって」
江永瑞穂:「前は軍隊とかにいたわけ?」
烏羽岬:「軍隊か。近いと言えば近いかもしれないが」
烏羽岬:「普通のセルだよ。荒事を担当するセル……メイン・メンバーとは別にまだ幼いチルドレンが集められて、そういう訓練を受けていた」
江永瑞穂:「へー。みんなで仲良く戦闘訓練? 仲良さそうじゃない」
江永瑞穂:「友達いたの? ……興味があるわけじゃないけど!」
烏羽岬:「そんなに興味があるのか?」 少し驚いている。
江永瑞穂:「はあ? ないって言ってんじゃん! しっかりと!」
烏羽岬:「珍しい。お前が僕に友好的な態度を取ること自体、なかなか珍しいのに」
烏羽岬:「……友達というか、そうだな」
烏羽岬:「"家族"」
江永瑞穂:「友好的な態度とか、一ミリも……! え、か、“家族”?」
烏羽岬:「家族のようなものだったと思う。物心ついた時から一緒の連中ばかりだからな」
江永瑞穂:「……へー。そう。私たち以外に、そういうのいたんだ。烏羽にも」
烏羽岬:「当時は、そういう概念を理解していなかったけどな。"ヴリトラ"で学んだ今ならわかる。あれは家族だ」
江永瑞穂:「……昔から、烏羽はひとりでナイフ集めたり磨いたり眺めたりしてるのかと思ってた」
烏羽岬:「訓練を受け……一人前になると別のセルに出荷される。たまにあいつは死んだとか、機械化兵になったとか、そういう噂が流れてくる」
江永瑞穂:「……出荷、ってなにそれ?」
烏羽岬:「? それは合っているが?」
烏羽岬:「武器の調達やメンテナンスも訓練のうちだからな。ナイフの手入れをしていた時間は長かった」
烏羽岬:「要は、暗殺者養成学校だったんだよ。性能が要件を満たすまで子供を暗殺者として育て上げる」
江永瑞穂:「でしょう・ね! あんたはね!」
烏羽岬:「その一環として荒事を含む任務もこなす……生き残ったやつは"使える"正規チルドレンとして箔が付き、最終的に他のセルに出荷されるんだ」
烏羽岬:「ハードな日々だった。死ぬかと思った」
烏羽岬:珍しく、当時を思い出してちょっとげんなりしている。
江永瑞穂:「そんなセル……最悪ね。納得いかない。烏羽も、だから脱走してきたの?」
烏羽岬:「いや、セルは割と気に入っていたさ。そんな場所でも僕の家だったからな」
烏羽岬:「ただ単に……そう」
烏羽岬:「もっと気になるもの。もっとやってみたい事ができたから、ヴリトラに来ただけだ」
烏羽岬:自分が人間になれるのかどうか。同じ願いを持つ江永が人間になれるのかどうか。
烏羽岬:それを確かめるために、この零細セルに身を置いている。
江永瑞穂:「それ、なによ? 椋実さんみたいにギャンブルとかお酒とか言わないでよね」
烏羽岬:「…………ん。お前には、言ったことなかったか」
烏羽岬:「人間になるんだよ。僕も、お前も」
烏羽岬:「なれるはずだ。どんな環境で育った人でなしでも……異形の肉体になってしまった者でも」
烏羽岬:「心から願えば、必ず叶う。僕らは人間になれる」
江永瑞穂:「そんなの……あんたに言われなくても」
烏羽岬:「この理論が正しいかどうかを確かめるために、僕はヴリトラにいる」
江永瑞穂:「……私は……」
GM:と、江永がきみの言葉に何か答えようとしたとき。
《ホット・ショット》:「おおっと。ちょっと待った、そこの二人」
GM:背後から、軽薄そうな声がかけられる。
烏羽岬:「……」 そちらを振り向きます。
烏羽岬:袖口のナイフを確認。周囲の状況、人の多さを確認。
江永瑞穂:「……なによ」 こちらも振り向いている。
GM:周囲に人通りはない。喋るうちに、大通りからだいぶ離れてしまっている。
GM:人気のない路地裏だった。
《ホット・ショット》:「お。反応あり!」
《ホット・ショット》:「いいねぇ~。ぜんぜん見つからないから、どうしようかと思ってたぜ。だが――もう残り時間も少なくてね」
《ホット・ショット》:「なあ、きみら。俺は人を探してるんだ。知らない? きみたちと同じオーヴァードでさ」
烏羽岬:「なんですか? オーヴァード?」 《完全演技》。しらばっくれるつもりだ。
《ホット・ショット》:「よせよせ」 苦笑する。
烏羽岬:「瑞穂、知り合い?」
《ホット・ショット》:「いまの声が聞こえるってことは、オーヴァードってことだ」
烏羽岬:「……なんだこいつ。演技して損したな」
GM:シークレットトークだ。とっさには区別できなかった。
烏羽岬:技巧!
江永瑞穂:「……最悪ね。別のセルか、UGNか……面倒なことになりそう」
烏羽岬:「上手いな。普通に喋ってるようにしか聞こえなかった」
《ホット・ショット》:「なあ。質問してるんだ、答えてくれよ」
烏羽岬:「言われてみれば違和感があったかな、程度だ。どっちだ?」
《ホット・ショット》:「頭の悪そうな男を探してる」
烏羽岬:「頭?」
江永瑞穂:「この人も頭悪そうだし、どっちかっていうとこっち側じゃないの」
《ホット・ショット》:「そこのガキ、言いやがるじゃねーか。俺の好感度が1点減ったぞ。……でもまあいいや、素直に答えてくれたら」
烏羽岬:「同感だ。身に纏う空気的にも、UGNよりはこっち側だな……だが、頭の悪そうな男?」
《ホット・ショット》:「頭の悪そうな男で、目つきがいかにも軽薄そうなやつ」
《ホット・ショット》:「俺から大事なものを盗んだんだよな。な。悪い奴だろ?」
烏羽岬:「まっとうな道徳観に照らし合わせると、盗みはよくないな」
《ホット・ショット》:「だろ? 大悪党なんだよ。そいつのコードネームは、そう……たぶん《フェザー・タップ》」
烏羽岬:「悪いが、僕にはまったく心当たりがない。その手の輩は一番……」
烏羽岬:《完全演技》。「一番苦手だ。コードネームも、知らないな」
《ホット・ショット》:「なんか知ってるか?」 きみと江永を凝視する。
江永瑞穂:「……知らないけど」 完全演技などないが、江永も可能な限り白を切る。
烏羽岬:『頭の悪そうな男で、軽薄そうなやつ』の時点で真っ先に椋実が浮かんでいた!動揺を微塵も表に出さない。
《ホット・ショット》:「ンだよ、きみらも知らない? この街に来てから、空振りばっかりだな」
烏羽岬:「残念ながらな。別に僕らは情報通ってわけでもないし」
《ホット・ショット》:「あー……そりゃそうか。でもまあ、時間もねえし……しらばっくれられてる可能性もあるしな。こんなガキでもオーヴァードだ」
烏羽岬:「あんた、拠点はどこだ? もし今後《フェザー・タップ》について分かった事があったらこっちから連絡してもいいが」
烏羽岬:宿泊しているホテルを聞き出そうとしている。セル総出で始末するか、椋実を差し出すかは今後の話次第だろうが。
《ホット・ショット》:「いや、それよりもうちょっと強めに話聞くことにするわ。そうしないとロクにしゃべらねえし……昨日の夜の連中みたいにな」
《ホット・ショット》:「あいつらよりマシな話をしてくれよ」 左手を掲げる。その腕に、赤い籠手のようなものが見えた。
烏羽岬:「そうか。わかった」 《ワーディング》します。手から買い物袋を手放す。
江永瑞穂:「……烏羽! こいつ、あれよ!」
烏羽岬:「やるぞ江永。……何がだ?」
GM:烏羽の《ワーディング》が展開される。
江永瑞穂:「あの腕のアレ、遺産……!」
GM:その瞬間、きみたちの足元に蛇のような何かが走るのが見えた。
烏羽岬:「……継承者か。この傲慢さも遺産の影響かな」
烏羽岬:「来るぞ!」
GM:烏羽くんならかわせるが、江永はかわせない。なぜならこれは――
GM:Eロイス《囚人の鳥籠》だからだ。
烏羽岬:バックステップして距離を取っています。ナイフはまだ抜いていない……いつでも抜けるからだ。
烏羽岬:うわーっEロイス!
GM:がち、と異様な音がして、江永の脚に蛇のような鎖が巻き付く。そのまま引きずり倒す。
烏羽岬:「僕が前衛をやる。江永、スキをついてお前が――――」
江永瑞穂:「……つっ! 嘘でしょ」
烏羽岬:「……何をやってる!」
《ホット・ショット》:「こういう遺産もあるんだよな。知ってるか?」
《ホット・ショット》:「UGNが作った学園島ってのがあるらしいんだが、そこで出回ってるブツと同じタイプだ」
《ホット・ショット》:「ジャームにしか使えないはずの力を使う。相手がオーヴァードでも、この通りだ」
烏羽岬:「興味深いな。オーヴァードを超えた出力を一時的に持たせる、あれか」 江永さんのカバーに入る!
烏羽岬:喋っているホット・ショットに向けてダッシュ。同時に、投げナイフを数本投擲してます。
GM:江永を掴もうとしても、一瞬遅い。彼女の体は鎖によって引き寄せられる。
《ホット・ショット》:「――あっ!? くそ、この野郎!」
GM:防御はさっぱりだ。ナイフは《ホット・ショット》の体に突き刺さる。
烏羽岬:「その遺産は置いていってくれ。腕ごとで構わない」
烏羽岬:「江永!自力でなんとかしろ。できるか!」
《ホット・ショット》:「誰が置いてくかよ。しかし……てめえは、強いな。ガキのくせに」
江永瑞穂:「無理……! これっ、取れない! 壊せないんだけど!」
烏羽岬:もうワンアクション。袖口に仕込んだナイフで逆手斬り。腕を切断しようとする。
江永瑞穂:鎖を掴み、炎を放とうとしても、その炎自体が出ない。くすぶった煙だけだ。
烏羽岬:「そうか。やはり切り落とすしかないな」
《ホット・ショット》:「強いやつは相手にしねえ」
《ホット・ショット》:きみが攻撃をしかけたとき、《ホット・ショット》の姿が消える。はるか後方へ転移している。
烏羽岬:「!」
烏羽岬:「なんだそれは。遺産じゃないな……オルクスか」 走るが、遠い。
《ホット・ショット》:「は! それじゃあな。《フェザー・タップ》。お前も思い出したら、そいつを連れて来いよ」
烏羽岬:「待て!《フェザー・タップ》はどうでもいい……江永は置いていけ!」
《ホット・ショット》:「やだよ、馬鹿かお前」
《ホット・ショット》:「さて、残り時間あとわずか……ちゃんと喋ってくれよ、おい?」
烏羽岬:「江永!」
江永瑞穂:「こんなの……! いやだ、烏羽!」
GM:江永が手を伸ばした。その瞬間、《ホット・ショット》の姿が消える。
GM:瞬間退場だ。
烏羽岬:投擲したナイフが空を斬り、後ろのブロック塀に当たって落ちる。
烏羽岬:「…………」
GM:あたりには、きみたち二人が落とした買い物袋が散乱している。
烏羽岬:「わかった。いいだろう」
烏羽岬:「望み通り、《フェザー・タップ》を連れていってやる……ただし」
烏羽岬:「《クロイドン・キャット・キラー》、《太白》、《鶫》もセットでな」
烏羽岬:「少し我慢しろ江永。すぐ行く」
烏羽岬:スマホを起動し、馴染みの情報屋に男の情報を打診しつつ
烏羽岬:"ヴリトラ"にも連絡して、一度アジトへ戻ります。買い物袋も回収!
烏羽岬:「……」
GM:できるチルドレン
烏羽岬:「重いな、ふたり分は……」

GM:では、ロイスの取得のみ可能です
烏羽岬:ホッショさんに取ろ!といっても、よりによって名乗らずに去っていきやがったので
烏羽岬:-敵/頭の悪そうな男/興味/○憤懣/ロイス
烏羽岬:これで!以上です。
GM:OK!

OP2:鶴喰湊融の場合

GM:鶴喰さんは登場ダイスをお願いします。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:32->40)
鶴喰湊融:むっ
GM:100%を目指して第一歩…

GM:央明館学園・初等部。
GM:鶴喰湊融が久しぶりの登校を果たした時、クラスは表面上、何も変化がないように見えた。
GM:むしろ微妙な反応を感じたのは、教師からだったかもしれない。病弱な生徒が登校した。
鶴喰湊融:学校や先生に挨拶をして、クラスの皆――会うのも久し振り――にぺこりと一礼。
GM:それは十分に教師に影響を与える特記事項ではあった。
鶴喰湊融:(…あまり通わないのもよくないのはわかるのだけど)こんな反応をされると、どことなく足を向けづらくなる。
GM:きみには親しい友人はいただろうか?
鶴喰湊融:ど、どうだろう…!あまり積極的には動かないけど、居た方がいいならいます!
GM:いや、そういうことなら……
先生:「鶴喰さん。おはよう」
GM:きみのクラスの教師が、どこかぎこちなく挨拶をする。
鶴喰湊融:「おはようございます、先生。…中々これなくて、ごめんなさい」
鶴喰湊融:こちらもどこか慣れない様子で。これが、セル同士の話し合いとかなら慣れてるのだけど。
GM:きみはこの先生の名前を憶えているだろうか? 覚えていてもいいし、いなくてもいい。
鶴喰湊融:(…名前。…ああ、なんだったけな…)思い出そうとしつつ、ネームカードとかないかなと教室を見やる。
先生:「いいや。……謝ることじゃないよ。もう体は大丈夫なのかな」
GM:では、先生の名前はスーツの胸元にネームカードがある。
鶴喰湊融:「はい、お医者様からは安定してきたから。今は大丈夫だっていってもらいました」薄い微笑みの仮面を被る。
GM:錫谷という名前だった。はずだ。
鶴喰湊融:実際、今の状況は落ち着いている。…無論、何時破れるとも知れない安寧だが。
鶴喰湊融:「錫谷先生にも、毎度ご迷惑をおかけします」ぺこり。
錫谷:「気にしなくていい。……では、席について。一時間目を始めるよ。あとで、いままでの勉強は……学級委員」
鶴喰湊融:実際、顔色はどこか青白い。…こんな偽装に使う化粧術とかばかり覚えるのもどうかなあ、とは思うのだけど。
錫谷:「練木さんに教えてもらいなさい」
練木琢磨:「……ああ、うん」
GM:練木、と呼ばれた少年は、こちらもまたぎこちなくうなずく。
鶴喰湊融:「練木さん、御手間をお掛けしますけれど。よろしくお願いいたしますね?」ふわりと柔らかい笑みをイメージする。
練木琢磨:「はい」 きみの子供離れした物言いに、少し面食らった様子がある。 「ええと……、うん。大丈夫」
練木琢磨:「たいしたことじゃない、から」
鶴喰湊融:歩幅は小さく。肩は張らずに。口も小さく使う。…弱弱しく、穏やかに見せるための振舞い。
鶴喰湊融:「ふふ、ありがとうございます」くす、と小さく造ったものでない笑みが零れた。
練木琢磨:「鶴喰、ほんとに大丈夫?」 隣に座る彼女に、小声で話しかける。
鶴喰湊融:「ええ、せんせい…あ、お医者さんからは大丈夫だっていってもらっていますから」
鶴喰湊融:「…むしろ、授業についていけるか、の方が…」苦笑い。
練木琢磨:「……いや。鶴喰、頭いいじゃん」
鶴喰湊融:「数字はわかるんですけど、国語とか大変じゃないですか」
鶴喰湊融:“病弱で休みがちな女の子”らしさを崩せないから、あまり外れてしまうことも言えない…とは言わない。
練木琢磨:「そうかな。ぼくは国語なんかよりも、数学の方がずっと……」
鶴喰湊融:「あ、なら」
鶴喰湊融:「私が分からなかったところを練木さんが教えて、あなたが分からないところを私が教えてあげます」
鶴喰湊融:これでおあいこですね、と笑いながら。
練木琢磨:「え」 意表をつかれたような顔。 「ええっと、いや、ぼくは――」
錫谷:「点呼終わり。おしゃべりはそこまで。授業を始めます」
鶴喰湊融:「だめですか?」こてりと首を傾げて。
鶴喰湊融:「あ、授業が始まっちゃいますね。じゃあ、そういうことで」
練木琢磨:「だ、だめじゃない、よ」 こちらもあわてて顔をそむける。
鶴喰湊融:くすりと笑って、授業に集中する。
錫谷:「教科書出して。今日は国語辞典も使います。忘れた人は隣の人に見せてもらうように。では――」
GM:と、授業は進みはじめるだろう。 いつもと同じ学校の授業。 それは淡々と進むように見えて――
GM:鶴喰湊融の場合は違った。
GM:三時間目。図工の授業の最中で、それは起きた。
GM:非常時の連絡用に、きみが常に持ち歩いている携帯端末。
鶴喰湊融:かりかりと鉛筆をノートに走らせて、板書や先生の言うことを書き取っていく最中。
GM:そこに緊急事態を知らせる着信があった。――着信者は、《パタンジャリ》。
GM:セルリーダー、横嶋洋明からの緊急連絡を告げている。
鶴喰湊融:(――リーダー?)今日は特に渉外やそうしたこともなかったはずだ。
鶴喰湊融:なのに、この番号から掛かってくるということは。
GM:そう。特に要件はなかったはずだ。ただ一つ、「緊急事態」を除いて。
鶴喰湊融:手を挙げて、先生に病院からの連絡があったと伝える。
鶴喰湊融:もし、このまま戻る必要があるなら、急用だとか体調悪化で帰宅する必要がある、と言わねばならないだろう。
錫谷:「……ん。ああ」
錫谷:「すぐに出なさい。一人で保健室までいけますか?」
鶴喰湊融:「はい、大丈夫です。…ごめんなさい、結局こんなことで…」先生と同じ班の皆に謝る。
GM:ならば、きみは簡単に教室の外にでることができるだろう。
GM:着信に応答することもできる。きみの端末はさっきからずっと、音声通話の要求を受け続けている。
鶴喰湊融:(…また、来づらくなっちゃうなあ。小学校中退は流石にいやだぞ…)と思いながら教室の外、人がいない廊下で連絡に出る。
鶴喰湊融:「――はい、こちら鶴喰です」
:『――やっと出た。きみだな、《太白》』
鶴喰湊融:「誰ですか」この番号はリーダーの物のはずだ。
GM:そう答えたのは、《パタンジャリ》の声ではない。
GM:少なくとも、それは女性の声だった。
鶴喰湊融:周囲を警戒する。ペンダントトップをなぞる。…ブラックドッグ能力者によるハッキングか?
:『《パタンジャリ》か。きみたちのセルは――控えめに言って、この手のガードが脆弱だ』
鶴喰湊融:「……。…」資金的にも、人材的にも層が薄いことは誰よりも知っている。
:『ハッキングにもそれほど手間はかからなかった。実際の彼の端末を、リモートで使わせてもらっている』
鶴喰湊融:ひとりひとりはプロフェッショナルでも――こうした電子系に強い人材がいない。
鶴喰湊融:「…わざわざセキュリティの脆弱性を指摘してくださりありがとうございます。それで、そのデモンストレーションだけではないのでしょう」
鶴喰湊融:(あとでリーダーに端末のセキュリティ更新させなきゃだめだな)
:『警戒する論理はわかるが、そこまで邪険にしなくてもいい』
:『少なくとも、私は敵ではない。……いまのところは、味方でもないのは確かだが』
鶴喰湊融:「……失礼をいたしました」
:『うん。やはりきみに最初に接触してよかった。……だからまずは名乗っておこう』
YERO:『私のことはYEROと呼んでくれ。コードネームだが、いまはそれで十分だと思う』
鶴喰湊融:「YEROさま…ですか。わたしのことはご存じでしょうが、改めて。≪太白≫、鶴喰です」
YERO:『ああ。よく知っている。……本題に入る前に、もう一つ。私自身に関してのことを明かしておく』
YERO:『こちらはとあるセルを主催している。リーダーのようなものと考えてくれていい』
鶴喰湊融:「セルリーダー、ですか」名前は明かしてくれないか。…R市近辺にいるであろうセルを思い浮かべていく。
YERO:『この通信で明かすつもりはない。調べればすぐにわかるさ。それよりも――簡潔に言おう』
鶴喰湊融:来た。本題だ――端末を握る手に力がわずかに籠る。
YERO:『我々と手を結ぶつもりはないか?』
鶴喰湊融:「…提携のお誘いですか?」
YERO:『そうだ。いまのきみたちには、そう選択肢は多くないはずだ。《スレイベギー》セルと敵対しているな?』
鶴喰湊融:「そこまでご存知とは…。なら、即答できる類の件でもない、ということはお分かりかと」
YERO:『だが、猶予はあまりない。その状況で提携しようというセルは、まずないだろう。巨大な《スレイベギー》の下には《スヴェルト》セルがいるからだ』
鶴喰湊融:「《スヴェルト》…?スレイベギーの実戦部隊か下部組織ですか?」
YERO:『きみたちが例の遺産を手に入れたとき、UGNも動いた。そのとき、少なくとも三名のUGNエージェントが殺害されたことがわかっている』
鶴喰湊融:そう言いつつ、内心では相手の言葉を肯定せざるを得ない。…時間は、相手に利すことはあっても此方には不利が増すだけだ。
YERO:『やったのは《スヴェルト》セルだ』
鶴喰湊融:「……あの短時間で」あのときのUGN側の会話を思い出す。
YERO:『我々以外にリスクを冒し、《スヴェルト》セルと敵対する者はいない』
YERO:『よほどの事情がなければね』
鶴喰湊融:「……非常に、我々としては有り難い提案です」
鶴喰湊融:ここまで把握されている時点で、交渉としては9割以上負けだ。
鶴喰湊融:「だからこそ、そうした重大事項をわたし単独で決定することはできません。…お分かりとは思いますが」
鶴喰湊融:出来るのは、精々。時間を稼ぐことくらい。…相手も、私単独で決定しないと言う事くらいは承知の上だろう。
YERO:『だろうな。《パタンジャリ》や《鶫》、《ヒートバック》に伝えるがいい』
YERO:『協力に関してこちらの条件は一つだ、《太白》』
鶴喰湊融:「…ええ。YEROさまのご提案を、お伝えさせて頂きます」…ただのメッセンジャーにしかならない自分に苛立つ。
鶴喰湊融:(…百入さんと椋実さんの名前がない?把握していないはずがないのに)あそこまで事情を把握しているのだ。
YERO:『《スヴェルト》セルのリーダーの破壊。それだけだ』
鶴喰湊融:「殺害、ではなく?」
YERO:『破壊だよ、《太白》。それは――きみもよくわかっているはずだ』
YERO:『以上だ。またいずれ』
GM:通信はそこで途切れる。
鶴喰湊融:「――な。待て!」声を荒げる。
鶴喰湊融:「…くそ。私が良く知っている、だって?」破壊。殺害ではなく。
GM:残っているのは《パタンジャリ》からの着信履歴でしかない。
鶴喰湊融:「…まさか、まさか…」身体の奥底から、燃えるような熱が湧いてくる。
鶴喰湊融:頬が紅潮していくのが分かる。
GM:ただ、いまの通信の相手――その声に、聞き覚えがあるような気がする。
鶴喰湊融:「《虚宿》…っ」ぎりりと。歯を噛み手を握り締めて。
鶴喰湊融:「アレを知っているのは…《五福》セルくらいのはずだ…」
鶴喰湊融:知らねばならない。
鶴喰湊融:明かさねばならない。
鶴喰湊融:仇を、晴らさねばならない。

GM:ロイスの取得のみ可能です。
鶴喰湊融:はい!
鶴喰湊融:“協力者?”YERO/畏敬/猜疑〇 で。
鶴喰湊融:なんで知ってる…。何で知ってるんだお前~っ!
GM:OK!

OP3:椋実翔利の場合

GM:椋実さんは登場ダイスをお願いします!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:33->37)
GM:OK!

GM:では、椋実さんはいつも通りお出かけをしている……目的はなんだろう?
GM:ギャンブルかもしれないしメシを食いに行っただけかもしれない
椋実翔利:一応前回のエンディングで急を要する事態にはなっていたので、アングラと関わらなきゃいけなくなる賭け事は控え
椋実翔利:足を伸ばして少し遠くの酒屋の帰りにしましょう。高い銘柄の酒をビニール袋に入れて帰路についている
GM:なんて神経の太さだ。ではそれで。
GM:あれから数日。意外にも、《スレイベギー》セルの動きはまったくといっていいほど感じられない。
GM:調べた限りでは、例の遺産を探ろうとする外部からの動きを、逐次排除にかかっているようだ。
GM:いまはその猶予期間に過ぎないのかもしれない……が、あるいはだからこそ、
GM:椋実翔利は外出する。そんな帰り道のことだった。
椋実翔利:(あれだけタンカ切っといて平穏そのものだよなー……それとも諦めたのかな?)
椋実翔利:(……そろそろまた賭場行きてえな。行くか。今日の帰りなんもなかったら行こ)
GM:そんな風に歩いていると、
GM:きみは路地裏で、人影が横たわっているのを見かけるだろう。行き倒れか――あるいは死体だろうか?
GM:ひどく小柄で、それは少女のように見えた。
椋実翔利:「…………」 あまりにも小さな影だったので、それがヒトだと気付くのに時間がかかり……つまり、無視できない程度には接近してしまっていた
《フラワルド》:「……う」
GM:うめき声をあげる。
椋実翔利:「はぁーー……」 あからさまに溜息をつく 「お預けじゃん。どうしてくれんだよオマエ」
GM:そして、顔を上げてきみを見た。
椋実翔利:見下ろす。不機嫌そうな表情を隠しもしない
《フラワルド》:「……こんなところで。お前、あれか?」
《フラワルド》:「死神の類か。それとも、ただの殺人鬼か?」
《フラワルド》:「いまさら追加は求めていない」
椋実翔利:「おっ、駅前で売ってるポエムか? イイね。オレも一度あれやらせてみたことあるよ。ダメだったけどな」
椋実翔利:「世界はこう、平和とか恋愛とかそういうのを求めてるんだよな。オマエみたいなのはさ、必要とされてないんだわ。分かる?」
椋実翔利:「……ほら、喋れんならポエムよりも気の利いたことを言ってオレの気を惹いてみろよ。119番くらいはしてやるかもだぜ。カネでも良いけど」
《フラワルド》:「……」 ため息をつく
《フラワルド》:「どちらでもなさそうだ。ただの間抜けか」
《フラワルド》:「しかも、運の悪い間抜けだ」
椋実翔利:「おいおい、オマエの世界は死神と殺人鬼とマヌケしかいないのか? 流行りのゲームみたいだな!」
《フラワルド》:「お前がそのいずれかにしか見えないという話だ……! くそ! もう追いつかれたぞ!」
椋実翔利:「運の悪いのは認めるけどな。オマエとこうして話をして……追いつかれた?」 さすがに辺りを注意する
GM:少女は飛び跳ねるように体を起こす。全身傷だらけだが、動きは軽い。
GM:そして、周囲は黒ずくめの人影に囲まれていた。数は見えている限りで四つ。
椋実翔利:上着の下でゲートを開き、SHIDENを準備している
GM:路地の両側を挟む形で、きみたちに近づきつつある。
《フラワルド》:「……提案がある」
椋実翔利:「ああ、オレも提案しようと思ってた」
《フラワルド》:「お前がいくら間抜けでも、オーヴァードではあるだろう」
椋実翔利:「つまり、オマエには素直に死んでもらい、オレがそれを差し出すことで、アイツらに見逃してもらおうっていう作戦なんだが……」
《フラワルド》:「……」 きみを睨んでため息をつく。 「その作戦は」
《フラワルド》:「やつらには無意味だ」
GM:同時に、黒ずくめの人影は動き出す。椋実さんに二人、少女に二人。
椋実翔利:「やっぱり? そんな気してたんだ!」 こちらに向かう二人へ即座に砲撃する。狙いは大雑把だが、火力は容赦なし
《フラワルド》:「脱走者と目撃者は殺す。例外はない。当然のルールだ、私でもそうする」 すでに彼女も拳銃を構え、そして発砲している。
黒ずくめ:「――」 無言のままナイフを抜き、椋実さんに襲い掛かろうとするが、
黒ずくめ:砲撃されればなすすべなし。こんな狭い路地では避けようも吹き飛ぶ。
椋実翔利:「なるほど。つまりオマエは『脱走者』か。自分でもそうするのにそうしたんだな」
《フラワルド》:「ああ。そちらの方がマシだった」 一瞬の銃撃で、逆側の二人を始末している。
椋実翔利:大雑把な砲撃は、地面をえぐり周囲に積まれた箱を吹き飛ばし、二次的にその進路を妨害する。後のこととか、周囲に気付かれるとか、まるで考えていない!
椋実翔利:「そんなにルール厳しいの? 門限とか? カレシが作りたいとか……」
《フラワルド》:「……雑だな」 きみの破壊痕に眉をひそめる。
椋実翔利:「『普通』になりたいとか?」
《フラワルド》:「お前はその無駄口を……」 「……『普通』?」
椋実翔利:「ワイルドって言ってくれよ。根っからの性格でね。サバンナのライオンに育てられたのかも」
《フラワルド》:「……そうか。こいつもオーヴァードだ……可能性は低い。あまりにも低いが……」
《フラワルド》:「もしかすると、万が一、百万分の一の可能性でも、可能性は可能性……」
《フラワルド》:「……聞いてみるべきか。お前、『普通』になりたがっているオーヴァードに心当たりはないか?」
椋実翔利:「……あるって言ったら? そいつを刺しにいく?」
《フラワルド》:「……いや。度し難い阿保ではあるし、何度か殴るかもしれないが……」
《フラワルド》:「……いまは、その力を借りたいと思っている」
椋実翔利:「じゃ紹介しても良いけど。見返りは? 現金で良いぜ?」
《フラワルド》:「……本気か?」
椋実翔利:「ほら見返りは?」
《フラワルド》:「見返りか。……やつを知っているとしたら、お前の命は助かるかもしれない」
椋実翔利:「そりゃダメだ。――何せオレは自分で助かる」
《フラワルド》:「強さに自信があるようだな」
椋実翔利:攻撃の合間を縫って、ゲートを上着の下ではなく足元に繋げる。そこから現れるのは、スカイキッドとレールキャノンを合体させたリフトボードだ。浮上
椋実翔利:「あるさ! 何せオレにはこれがあるからな!」
《フラワルド》:「……わかった。お前も度し難い阿保の一人か……」
《フラワルド》:「《フェザー・タップ》。お前のそれは有名すぎる」
椋実翔利:「あ、いけね。つい出しちまった。注意してなきゃダメだなー」
椋実翔利:そう言いつつも上を取り、さらに攻撃を加速する。少なくとも二人の刺客を生かして帰すつもりはない
《フラワルド》:「……とどめを刺すか。もう一つ、提案がある」
《フラワルド》:こちらはこちらで、受け持った二人分の頭部へ正確に弾丸を打ち込んでいる。
椋実翔利:「お、何? まとまったカネの入る儲け話とか来ちゃう?」
《フラワルド》:「お前が《フェザー・タップ》なら、烏羽岬に伝えろ。《フラワルド》が来た。……それが互いのためだ」
《フラワルド》:「我ら……いや、やつら《アードゥル》セルは烏羽岬と、そのセルを狙っている」
椋実翔利:「……へえ、烏羽を。そりゃ見逃せねーな」
《フラワルド》:「お前のことは何一つ信用できないが、お前たちのセルには《クロイドン》と《太白》がいると聞いている」
椋実翔利:(なんせアイツに恩を売るチャンスだからな……見返りに小遣いを融通してもらおう)
椋実翔利:「えー。オレのことも信用してくれよ。っていうかその辺そんなに有名になってる? 参るなー」
《フラワルド》:「……」ため息をつく。
椋実翔利:「オレたちのことを勝手にウワサしたりした連中から有名税を徴収できるような世界になんねーかな? どう思う?」
《フラワルド》:「無駄口をたたく趣味はない。……もうあまり猶予はないぞ。この街にはチーム三稜も、……三稜鴎本人も来ている。お前はやつにそう伝えるべきだ」
椋実翔利:「オーケーオーケー。……ちなみにそう言うオマエはこれからどうするの」
《フラワルド》:「決まっている。姿を隠す。……それでも烏羽岬ならば、追える」
椋実翔利:「あそう。じゃあちゃんとオレがそのこと伝えないとお前はお先真っ暗になっちゃうよな」
椋実翔利:「お先真っ暗に~? なっちゃう~?」
《フラワルド》:「……お前たちの未来も同様だ」
椋実翔利:「……それもそうか。じゃあいいや。ちゃんと見つからないようにしろよ」
椋実翔利:「オマエを信じて今は見返りなしでメッセンジャーを受けてやるんだからな!」
《フラワルド》:「そのつもりだ。私と手を組むことが、《アードゥル》セルへの最大の対策になる……烏羽ならば知っている」
《フラワルド》:「できれば、次はお前以外のメンバーと会話したいものだ……!」
《フラワルド》:《フラワルド》はきみに背を向ける。そして、予想以上に身軽な高速軌道で去っていく。
椋実翔利:「あっはっは、恥ずかしがるなよ! 世間知らずな年頃ガールにオレのオトナな魅力はキツかったかな!」
《フラワルド》:「……頭痛がする」
椋実翔利:倒れていたにも関わらず機敏な動きを見送り 「……うーん、それにしても烏羽に、《アードゥル》か」
椋実翔利:「あんまりそういうの増えると覚えられないし、やっぱ"ホブルディ"辺り殺してスッキリさせたいなあ」
椋実翔利:などとぼやきつつ、演出《ディメンジョンゲート》で死体を故郷の海に放逐して
椋実翔利:その後自分も姿を消します。
GM:では、ロイス取得のみ可能です!
椋実翔利:-烏羽のアレ/"フラワルド"/○有為/こいつのせいで賭場に行けなくなった
椋実翔利:賭場に行けなくて、カネを増やせないから、見返り見返りうるさかったんですね~
GM:ですよね~

OP4:百入結衣子の場合

GM:百入サンは登場ダイスをお願いいたします!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:38->42)
GM:OK!

GM:央明館学園・中等部。雲居春音。
GM:UGNに所属し、任務をこなす彼女は、自然と帰宅も足早になる。
GM:特にここ最近、R市を騒がせている一連の事件の存在がある中では。
GM:鷺原商店街を抜け、梅鳴大橋を渡って、自宅――もしくはUGN支部へと向かう。
GM:百入結衣子が調べた限り、それが彼女の行動パターンだ。この日もそれは外れることはなかった。
GM:百入結衣子はいつでも彼女に接触することができた。
百入結衣子:じゃあ、校門を出てすぐの時に。支部に近づくほど警戒が高くなるでしょうから。
GM:OK、了解です。
雲居春音:「……」 しきりに周囲を気にしながら、足早に校門へと歩いてくる。
百入結衣子:さも、その前を、スマホをいじりながらゆっくり歩いているように。
百入結衣子:何気なく、急に曲がる。彼女と接触する軌道に。
雲居春音:「うわ……ヤバい。遅れるかも、どうし……あっ」
百入結衣子:「わっ……と」よろめき、スマホを投げ落とす。
雲居春音:「あっ、すみません……! ごめんなさい!」
GM:慌ててスマホを拾おうとする。
百入結衣子:「ごめん、見てなかった……あ、ありがとね」
百入結衣子:画面の割れたスマホを受け取ろうとして。「あれ」
雲居春音:「いえ、私の方も……あ」
百入結衣子:「春音ちゃん、だったよね?」
雲居春音:「……はい、あの。もしかして、烏羽くんの、バイト先の?」
百入結衣子:「うん。百入結衣子」
雲居春音:「百入さん。うちの学校の先輩、だったんですね!」
百入結衣子:「あんまり出てないけどね~。こないだまで、停学になってたし」
雲居春音:「え、ええっ!? そうなんですか!? も……もしかして」
雲居春音:「アルバイトしてるところを見つかった……から?」
百入結衣子:「そそ。あ、岬の心配してる?そこは大丈夫だよ」
百入結衣子:「親戚の家の手伝いなら問題ないんだってさ」
雲居春音:「……ベ、別に、心配はしてませんけど!」
百入結衣子:「あ、そうなの?私てっきり……おっと」
雲居春音:「でも、なんか、その……最近の烏羽は上の空っていうか、悩み事? があるみたいな感じでしたし。まあ。心配は心配かもしれなくもないですけど」
百入結衣子:「いけないいけない。余計なこと言ったら岬に怒られちゃう」
雲居春音:「なんで怒られるんですか? もしかしてバイト先、忙しいんですか?」
百入結衣子:「ううん。お客さんなんて全然来ないよ~」
百入結衣子:「なんかうちの店、ブログだと潰れてるって書かれてるんだよね。そのせいで全っ然で」
百入結衣子:「あ、今帰り?方向一緒なら一緒に帰らない?」
雲居春音:「ええー。それは不安になりますね! うちはもう忙しさ半端じゃなくって……あ、じゃあ、今日はこれからバイトなんで、途中までなら」
百入結衣子:「あはは。学校に見つかんないようにね」
雲居春音:「がんばります……。早く忙しいの終わるといいなあ」
百入結衣子:「そうだよね……あ、岬から聞いたよ~。こないだ、社会見学行ったんでしょ?」
百入結衣子:「ラジオ局だっけ?どだった?」
雲居春音:「ラジオ局です! すごかったんですよ」
雲居春音:「NC10の……あっ。アイドルの子が来てて!」
百入結衣子:「えーっ、NC10!いいなあ。あたしの時醤油工場だったんだよ?」
百入結衣子:「醤油工場て!って感じ。お土産のおせんべいは美味しかったけどね」
雲居春音:「醤油工場……あはは、クジで負けたんですね?」
百入結衣子:「停学明けにはもう勝手に決まってたの!」
雲居春音:「文句言う暇もないじゃないですか! えー、そんなの辛すぎですよ!」
百入結衣子:「でしょ!もうひどくて!」
雲居春音:「うーん……烏羽、いい先輩いるなあ。羨ましいな」
百入結衣子:「バイト先、あんまいい先輩いないの?」
GM:歩いていると、周囲に人気が少なくなってくる。
百入結衣子:「心配だな。いじめられたりしてない?」
雲居春音:「まあ、悪い先輩たちではないんですけど……うーん……。……あ、そうだ」
百入結衣子:「うちの高等部なら、あたしから言っといてあげよっか」
雲居春音:「百入先輩、卯花数輝っていう人知りませんか?」
百入結衣子:「……!?」
GM:もちろん、きみは知っている。
GM:かつてのチームメイトだ。コードネームは《オベリスク・ゴースト》。
GM:この世にはいないはずだ。確実に。
百入結衣子:「し……知らない。けど、なんで……?」
雲居春音:「うちのバイト先の先輩なんです。女子なんですけど」
GM:これもきみの記憶と食い違う。女子のはずはない。
百入結衣子:「そうなんだ……珍しいね。男の子の名前みたい」
雲居春音:「ええ。別の高校らしいんですけど、もしかしたら知り合いかもしれないと思って。……違うみたいですね」
百入結衣子:「……その人が、どうかしたの?いじめられてる?」
雲居春音:「いえ! すっごくいい人なんですよ。仕事にも真面目だし。ただ、ちょっと……思いつめる癖があるっていうか……」
雲居春音:「悩み事があるみたいで。できれば力になってあげたくて。どうすればいいかなあと思ってたんです」
百入結衣子:「聞けないことには、難しいよね、そういうの」
百入結衣子:「根気よく話して、内容を話してもらうしかないと思うな、そういうのって」
雲居春音:「……はい。そうですね。なにかきっかけでもあればいいんだけどな……」
百入結衣子:「そしたらまた、相談してね。力になれるかも」
百入結衣子:「岬の友達なら、春音ちゃんもあたしの友達だ」
雲居春音:「はい! あの。百入先輩って……」
百入結衣子:「ん?何?」
雲居春音:「すっごい、いいひとですね! あたし、なんか感激しました!」
百入結衣子:「そんなことないよ~。これでも、不良だからね」
雲居春音:「フリョーでもいい人たくさんいますよ! ……あ」
雲居春音:「バイト先あっちなんです。そろそろあたし、この辺で!」
GM:梅鳴大橋を渡る手前で、雲居春音は脇に逸れる道を指さした。
百入結衣子:「ん。じゃね」手を振る。
百入結衣子:……本当ならば、後をつけることを狙うべきだ。それだけの能力がある。
雲居春音:「はい! 一応、烏羽と……バイト先の人たちによろしく!」 大きく手を振って歩き出す。
百入結衣子:だが。彼女がすっかり見えなくなるまで、たっぷりその場に残ってから。
百入結衣子:口を押さえて、その場でしゃがみ込む。
百入結衣子:「……なんで」
百入結衣子:「……なんで、その、名前が。嘘」
百入結衣子:「嘘だ……あいつは、あたしが」
百入結衣子:「あたしが…………ったのに……」消え入りそうな声で、その場でひとりごちた。

GM:ロイスの取得が可能です。
百入結衣子:-後輩/雲居春音/誠意/憐憫:○/ロイス こうかな
GM:了解!

ミドルシーン1:ここにない面影

GM:全員登場の合流シーンです。みなさんダイスをどうぞ。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:40->43)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:42->44)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:41->46)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+6(1d10->6)した (侵蝕率:37->43)
GM:OK!

GM:R市郊外のバー、「ブリック」。
GM:廃業して久しいバーだが、その内装に荒廃の形跡はほとんどない。
GM:それは、この店が零細とはいえFHに所属するセルの一つ、《ブリトラ》の根拠地であるからだ。
GM:いま、そこにはセルのリーダーである《パタンジャリ》横嶋洋明と、
GM:そして一匹の亀が水槽をゆっくりと歩いている。その姿だけがあった。
GM:一人の少女がドアを開けるまでは。
横嶋洋明:「……ダメだ」
横嶋洋明:「どうしてもわからない。どういう意味なんだろう? この文字は、間違いなく……しかし……」
横嶋洋明:ぶつぶつと喋りながら、亀の前を行ったり来たりしている。
百入結衣子:ギイ、とドアが開く。
百入結衣子:「……ただいま」
百入結衣子:「……ごめんなさい。あんまり探れなかった」
横嶋洋明:「あ。やあ。おかえり」
横嶋洋明:「珍しいね。きみがそんな風に……なんていうんだろう」
横嶋洋明:「落ち込んでいる? ように見えるよ」
百入結衣子:「……そうかも。失敗したからかな?」笑みを作ってみせる。
百入結衣子:「これじゃあよくないね。悪影響だ、うん……切り替えなきゃあだ」
横嶋洋明:「よくわからないけど……何か悩み事なら、誰かに相談してもいいんじゃないかな」
百入結衣子:「あはは。パパは真剣に考えてくれなさそうだからなあ。まあ考えとく」
横嶋洋明:「そんな。……まあ、役には立たないかもしれないけれども」
横嶋洋明:「……まあ、話しやすい誰かに話すのがいいと思うよ。できればね」
横嶋洋明:「そういうのって、本人が話したがらないとどうしようもないからね。……まあ、参考までに」
百入結衣子:「それはそうだね~」(じゃあ、ここには誰も居ない)
百入結衣子:「そっちはなんか分かりそう?あ、集まってからのほうがいいか」
横嶋洋明:「いや。何もわからないってことがわかった」 椅子に座って、もうすっかり冷めたコーヒーを飲む。
横嶋洋明:「この亀……メイには、体表に古代文明の文字が描かれている」
百入結衣子:「学者さん的には、それも進歩って?」自分の分のコーヒーを淹れる。今日はそういう気分。
横嶋洋明:「この亀の何か……秘密を解き明かすためのキーワードについて書かれていると思うんだけど……」
横嶋洋明:「肝心のキーワードがわからない。まるでね。古代文字だけなら理解はできる。『私は約束を果たす者』という意味のことが繰り返し……意味不明とも思われる単語もいっぱいあるし……」
横嶋洋明:「もう少し、手掛かりがいる。それは確かだ」
百入結衣子:「じゃあ、やっぱりもうちょっと凌がないとか……苦っ……」顔をしかめて、ミルクと砂糖を大量に入れる。
横嶋洋明:「はは。苦いよ、そのままだと」
鶴喰湊融:では、そんな時に。こつこつとノッカーを叩く音の後にドアが開く。
鶴喰湊融:「ただいま戻りました…、あれ。百入さんとリーダーだけですか?」ぴょこっと顔を覗かせる。
横嶋洋明:「やあ。おかえり」
百入結衣子:「ん。おかえり、湊融」
百入結衣子:「学校どうだった?勉強、ついてけそう?」
鶴喰湊融:「はい、ただいま、です」くすぐったいものを堪えるような微笑み。
鶴喰湊融:「えっと、そこは教えてくれる同級生を付けて頂いたので。だいじょうぶそうです」
百入結衣子:「へーっ。仲良くなれるといいね」
横嶋洋明:「きみのことだから心配はしていないけど。百入くんも烏羽くんもいるし、予習復習はできるだろう」
横嶋洋明:「まあ、何事もない日常を過ごせるのはいいことだよ」
鶴喰湊融:「はい、男の子ですけど、国語が得意で。教え合って上手い関係を作れればと思います」
百入結衣子:「えっ男の子?」
鶴喰湊融:「…まあ、また修羅場になったらそれですねー」ほふ、と溜息。
鶴喰湊融:「はい、そですよ?練木さんっていうんです」荷物をおいて、椅子にぽすっと座る。
百入結衣子:「……湊融、気をつけてね?何考えてるかわかったもんじゃないからね」
鶴喰湊融:「?あ、大丈夫ですよ。学校じゃ病弱だって言ってますけど、この通り健康そのものですから!」むんっと力瘤を作る。
百入結衣子:「そうじゃなくって。防犯ブザー持った?ほんとはなんかされたらやり返しちゃえって言いたいところだけど、難しいもんね」
横嶋洋明:「か、考えすぎでは?」
鶴喰湊融:「はい、持ってますけど…?」どうしてそうなるのか全く分からない…!
百入結衣子:「そんなことないよ。湊融、こんなに可愛いんだよ」
百入結衣子:「あたしがクラスの男子だったらほっとかないよ」
横嶋洋明:「そ、そうかもしれないけど……過保護だよ! 鶴喰くんにも学校生活と交友関係ってものがあるでしょう!」
鶴喰湊融:「えへへ…百入さんには負けますし、学校じゃ顔色悪く見える化粧もしてますから」
横嶋洋明:「うーむ……。まあ、いいか……。学校で何もなかったなら、それで」
百入結衣子:「そうだけど……あたしも教室にまでは行けないもん」
鶴喰湊融:「?」自分が“そういう”ことの対象になる、という経験がない。同年代と触れ合うような機会は、ほとんどなかった。
鶴喰湊融:「あ、いえ。実は学校で、というか学校にいるとき、他のセルのセルリーダーから通信が入りました」
百入結衣子:「……他のセル?」
横嶋洋明:「……! え!?」
鶴喰湊融:「すみません、報告が遅くなって」早退したのに遅くなったのは、その裏取や様々な準備を整えるためでもあった。
横嶋洋明:「だ、誰だい? っていうかどこ!? この状況で我々に連絡してくるなんて!」
鶴喰湊融:「セルは調べれば分かる、と言って言って頂けませんでしたが。《YERO》様という女性の方です」
鶴喰湊融:「我々ヴリトラセルと、協力を結びたい、という提案でした」
横嶋洋明:「ん、んん……。聞いたことないなあ。《YERO》……? でも、協力だって?」
横嶋洋明:「そいつは嬉しい申し出じゃないか! 頼りになるセルで、無茶な条件をふっかけてこなければの話だけど……!」
百入結衣子:「それ、罠じゃないの?」
鶴喰湊融:「はい。此方の人員、メイを確保する際の戦闘等、かなりのレベルで情報を掴まれています」
横嶋洋明:「わ、罠。なるほど。その説もある」 ものすごい勢いで手のひらを裏返したり表にしたりするセルリーダー
鶴喰湊融:「…そして、条件が。《スヴェルト》セルのセルリーダーの”破壊”、とのことです」
鶴喰湊融:その名前を口に出すとき、ぎちりと拳が強く握られる。
百入結衣子:「破壊……?殺害じゃなくて?」
横嶋洋明:「《スヴェルト》セル。……よりによって、そこかあ。すごい条件を出してくるね」
鶴喰湊融:「ええ。…もし、其れが私の知っているものと同一のものなら。破壊が正しい」きゅ、と瞳孔が絞られる。
百入結衣子:「《スヴェルト》のリーダーって、剣鬼だっていうやつでしょ?そうなの?」
鶴喰湊融:「意思持つ剣。鏖の魔剣、《虚宿》なら」
鶴喰湊融:声は淡々としている。
横嶋洋明:「可能性は……否定できないね」
鶴喰湊融:その名前は、鶴喰湊融が追い続けた仇の名前だ。
鶴喰湊融:「…少なくとも、私が《虚宿》を追い続けていることも把握している相手です。裏を取る必要はありますが、有力な提案かと」
百入結衣子:「……実際、罠である必要はないもんね。《スヴェルト》の無力化は、こっちだって普通にしたい訳だもん」
鶴喰湊融:燃えるような怒りが、眼の奥にある。それを押し殺したまま、セルの人員として提言する。
百入結衣子:「釣り餌にさえなってない」
鶴喰湊融:「はい。なので、みなの了解が得られて、危険が無いなら承諾するべきかと」
椋実翔利:ではそう話していると、ガチャリと無遠慮にドアが開き、来客を告げるベルが鳴る
横嶋洋明:「うん。それに、もしもそれが本当なら……《YERO》というのは、おそらく……」
横嶋洋明:「あ。椋実くん、お帰り」
椋実翔利:「よーう。たっだいまー。……あ? なんか話してたトコ?」
鶴喰湊融:「あ、おかえりなさい、椋実さん。ようやくウチと協力してくれるかもしれない相手が出てきた、という話ですよ」
百入結衣子:「ちょっと女子会をね。で?今日も負け?」
鶴喰湊融:怒りを奥に仕舞って、朗らかに笑いながら。
椋実翔利:片手には酒類のビンとカンが乱雑に入ったビニール袋 「おっ、いいねー。オレもこんな窮屈で湿気つよいのはヤメにしたいしねそろそろ」
百入結衣子:「なんで負けたのか、次までに考えたほうがいいって。じゃないとまた負けるよ?」
椋実翔利:「そっちは控えてるっての! いや正確にはそろそろ解禁しようと思ってたんだけど、その解禁の賭けに負けたというか……」
鶴喰湊融:「賭け事はほどほどにしてくださいね…?」
椋実翔利:「へ。カードも切ったことないくせに世界級プレイヤーみたいなことを偉そうに言うぜ。まあいいや。烏羽いる?」
横嶋洋明:「なにかあったのかな。普通にギャンブルで負けたらここまで言わないよね」
横嶋洋明:「烏羽くんなら、江永くんと買い出しに出てるよ。すぐに帰ると思うけど」
百入結衣子:「お酒しか入ってない……買い出し待ちかなこれ」袋を漁って。
椋実翔利:「そっか。じゃあ待とう」 いつものカウンターの端の席に座り、買ってきた缶を開ける
椋実翔利:「あー、つまりな……オレはここの所ギャンブルを控えていた訳だ。目立たない方が良いと思って。気遣いのデキるオトコだろ?」
椋実翔利:「だけどそろそろ良いかなーと思って、今日何もなく平穏だったら解禁しよう! って思ってたんだ。で、何かあった」
鶴喰湊融:「何か」何なんだろう…。
横嶋洋明:「何かあってかえって良かったのかもしれない、と少し思ったよ」
百入結衣子:「験担ぎはどうでもいいけど。で?何があったの?」
横嶋洋明:「いいニュースだといいんだけど……違うみたいだね」
椋実翔利:「烏羽の知り合いにあったよ。なんか追われてたっぽくて。えーと、《アードゥル》?」
椋実翔利:「追われていたのは"フラワルド"っていう女だ。たぶん烏羽に助けを求めてって感じだったね」
横嶋洋明:「烏羽くんの知り合いか。しかも《アードゥル》セル……」
横嶋洋明:「きっと本物だ。暗殺を任務とするセル。有名だよ、名前だけはね」
椋実翔利:「へー。アイツもそこの出身なのかな。確かに暗いもんなあ。暗殺者! 納得行くね」
椋実翔利:「見返りは、なんか曖昧にされた気がするけど、こっちの力にもなるみたいなことは言ってたが。まあその辺の判断は烏羽に話聞いてからで良いだろ。アイツなら分かるみたいな口ぶりだったし」
百入結衣子:「あんまり過去は詮索するものじゃないと思うけど。でも、頭痛の種は増えたかな」
鶴喰湊融:「《スレイベギー》、《アードゥル》、《スヴェルト》…もう3つですか」おなか一杯、と言う顔で。
椋実翔利:「……あー、あとそういやその"フラワルド"、オレらの戦力のことも把握してるっぽかったな」
横嶋洋明:「おおっと。それは……うん。まあ、この前は派手にやったしね」
横嶋洋明:「椋実くんと烏羽くん、あと鶴喰くんも。知られていてもおかしくない」
鶴喰湊融:「………私のときもリーダーの端末をハックされて連絡きましたし、本当にセキュリティ一度見直さないとダメですね…」
椋実翔利:「オレと、鶴喰、烏羽は前提として、オマエ(百入)の……なんだっけ……黒い……クロイじゃんとかいうコードネーム……も知ってたし」
鶴喰湊融:「《クロイドン・キャット・キラー》ですよ」小声で捕捉。
百入結衣子:「“クロイドン・キャット・キラー”。」少し憮然とする。「いい加減ちゃんと呼んで……って」
椋実翔利:「やっぱその辺有名になっちまってるのかね。もう早く"スレイベギー"潰そうぜ」
横嶋洋明:「……すごいね。知っているんだ」
百入結衣子:「あたしのコード?」
椋実翔利:「おう。コードネームで呼んでた。クロイドン・キャット・キラー。どういう意味なのそれ」
鶴喰湊融:「…おかしいですね。あのとき交戦した《ホブルディ》はともかく…。追われてるフラワルドまで知ってるなんて」
椋実翔利:「まあ暗殺者なんだしそういう情報網もあんのかもな。その辺含めて烏羽待ちだろうなー」
横嶋洋明:「セルの特性かもしれない。烏羽くんが帰ってくれば――」
椋実翔利:「……あいつおつまみ買ってくるかな。今のうちに連絡しとくか?」
百入結衣子:「正体不明の連続殺猫鬼よ。好奇心を見せたなら、あなたも狩り殺すかも」
鶴喰湊融:「はわわ…」思ったより物騒な名前だった…。
椋実翔利:「うわ怖ぇー。キラーってついてるしそんなもんか」
烏羽岬:――ガサッ
烏羽岬:肩で扉を押し開けるようにして入ってきます。両手が買い物袋でふさがっている。
烏羽岬:「戻った。全員いるか? 報告がある」
百入結衣子:「お帰り……あれ」ドアを支える。
椋実翔利:「おっ、来た来た。お帰りィー」
鶴喰湊融:「あ、鳥羽くん!おかえりなさい!」てこてこ歩いて行って買い物袋を受け取る。
横嶋洋明:「やあ。お帰り!」
百入結衣子:「……一人?瑞穂は?」
横嶋洋明:「きみを待っていたところなんだ。江永くんがいないようだけど」
椋実翔利:「お、ホントだ。ケンカでもした?」
烏羽岬:「それが報告その1だ。江永が謎の男に攫われた」
GM:横嶋の傍らで、メイがその首を伸ばす。江永という言葉に反応したように見えた。
鶴喰湊融:「…なっ」驚きで袋を落としそうになった。
百入結衣子:「……!」
椋実翔利:「……そいつは」
横嶋洋明:「……江永くんが? 信じられないな……何があった?」
烏羽岬:「正体不明。名称不明。軽薄で頭の悪そうな男だ……」 と、経緯を一通り説明します。
烏羽岬:「報告その2が、その男の情報だ。奇妙な、篭手のような遺産を持っていた」
椋実翔利:「軽薄で頭の悪そうなヤツか……そういうのが力を持つと厄介なんだよな」
GM:では、烏羽くんは思い出すことができる。
烏羽岬:「そして、ここからが非常に重要な事なんだが」
烏羽岬:思い出せる!
GM:その男は、それに加えて異様なボディアーマーを身に着けていた。
GM:FHでは《タルタロス》と呼ばれている。強力な代物だ。
烏羽岬:それはこう……よく流通している、装甲が8くらいありそうなものではないですか?
烏羽岬:全然ちげえ!
GM:違う!もっと高級!
烏羽岬:「ひとつ。やつはFHだ。"タルタロス"を装備していた」
烏羽岬:「ふたつ。やつは人を探していた」
烏羽岬:「"フェザー・タップ"を」
椋実翔利:「…………」
椋実翔利:「オレじゃん」 自分を指差す
烏羽岬:「お前だな」 首肯する。
GM:では、椋実さんも思い出したければ思い出してもいい
GM:《タルタロス》を装備していた、ものすごく頭の悪い傭兵がマスター・ヴォルトの下にいたことを。
GM:思い出さなくてももちろんいい。
百入結衣子:「……ねえ。岬。それってなんか、こんな感じのおじさん?」
百入結衣子:《天使の外套》で顔を作る。ぼんやりだがなんとなくの特徴を捉えた顔。
GM:そう、百入さんもあったことがある。なので顔の特徴は形作ることができる。
烏羽岬:「ああ、近い。そんな感じの顔だった」
鶴喰湊融:「椋実さん、ご存知ですか?」
横嶋洋明:「椋実くん……。きみの関係者かあ」
烏羽岬:「椋実……」
椋実翔利:「あー、分かった。分かった分かった。百入のそれで完全に思い出したぞ。そいつマスターヴォルトの手下だわ」
百入結衣子:「うん。《ホットショット》のレナード。マスター・ヴォルトを継ぐ男だって」
百入結衣子:「あたしも一回、声掛けられた」
烏羽岬:「継ぐ? ああ、それでか」
椋実翔利:「なんとかショット……モットじゃなくて……そうホット! "ホット・ショット"だな!」
横嶋洋明:「うろ覚えだなあ……」
烏羽岬:「"フェザータップは、俺から大事なものを盗んだ"と言っていた。なるほどな」
鶴喰湊融:「うええ…3つのセルだけでおなか一杯なのに、マスターヴォルトのセルまで追加ですか…?」
百入結衣子:「湊融、泣かないで」
百入結衣子:「あたしが代わりに食べてあげるから」
鶴喰湊融:「うう…百入さん~」
横嶋洋明:「マスター・ヴォルトのセルはもう存在しない。彼がいま、どこのセルに所属しているかは不明だけど……」
椋実翔利:「めちゃくちゃ声がでかくて口もでかくて、性格悪くて頭も悪くて何もかも雑なヤツだった気がする」
百入結衣子:「それ、自己紹介?」
横嶋洋明:「椋実くんがそういう風に言うくらいなんだから、結構な相手なんじゃないかな」
横嶋洋明:「いい意味じゃなくてね」
烏羽岬:「ああ……とても的確な表現だ。性格も何もかも椋実に近いところがあった」
椋実翔利:「大体アイツからは盗んでねーし! オレはラッキーで拾っただけで……」
鶴喰湊融:「そこまでなんですか」すごいな…まったく関わり合いになりたくないが。
横嶋洋明:「でも、江永くんが攫われたっていうのは無視できない」
椋実翔利:「あっはっは、オレが怒らないからって言いすぎだぜ! 少なくともオレは……口はでかくない。あとオレの方がハンサム」
横嶋洋明:「ほら。メイもそう言ってる」 亀を抱きかかえて見せる。
GM:亀はもうあまり興味なさそうに首をひっこめる。
椋実翔利:「なーメイ? オレの方がイケメンだよなー?」 亀の首元あたりをくすぐる
鶴喰湊融:「そうですね…。江永さんに手を出したのは許せない」メイの様子には目を背ける。
烏羽岬:「噛まれるぞ椋実。いや噛まれても全く構わないんだが」
GM:メイはうざったそうにのろのろと椋実の指をすりぬける。選択的物体透過だ。
烏羽岬:「"ホット・ショット"は……"フェザータップを連れてこい"と言ったにもかかわらず、連絡先も何も告げないまま逃走した。江永を連れてだ」
横嶋洋明:「つまり、我々はその“ホット・ショット”を捜索し、江永くんを助ける必要があるわけだ」
鶴喰湊融:「………ええ?」一体どうするつもりだったのだそいつは…。
椋実翔利:「ほらな、そういう雑さがあるんだよ。オレもそこまでは抜けちゃいねー……そだな。どうあれそいつは始末して江永を連れ帰らなきゃだ」
横嶋洋明:「……一応聞くけど、反対する人、いる?」
烏羽岬:「するわけもない。リーダーが言わなければ、僕から提案しようと思っていた」
百入結衣子:「瑞穂を助けることは賛成だけど。それは」
百入結衣子:「お兄ちゃんを売るかってこと?」
椋実翔利:「江永もそうだし、オレ自身としても"ホット・ショット"は片付けてーな」
鶴喰湊融:「い、いやいや!それはだめですよ!皆反対ですよね!?」
横嶋洋明:「椋実くんがそれを渡すつもりなら、その取引もいいかもしれないけど。椋実くんは重要なセルの一員だよ」
横嶋洋明:「……渡すつもり、ないよね?」 これが一番丸く収まる方法なので、念押しで聞いてみるセルリーダー
烏羽岬:「椋実を売るのは最終手段でいいだろう。ホット・ショットがまともに取引できる頭を持っているかどうかも怪しい」
烏羽岬:「今回の行動がヤツの独断専行なら、マスターヴォルトのセルも復讐にはこない……はずだ」
百入結衣子:「……それで済むとも限らないしね。いいよ。あたしも賛成」
椋実翔利:「可能性としてゼロではない感じがハラハラするぜ! ……ま実際、そういうのを人身御供で解決すると」
鶴喰湊融:「よかった…。じゃあ、私も勿論救出に賛成です!」
椋実翔利:「結局その後もそれを繰り返して、いつの間にかだーれもいなくなることになるぜ。やめとけやめとけ」
椋実翔利:「そして、そう! オレがこのセルの重要な一員であるように、こいつはオレの重要な一部だ!」 ゲートからSHIDENを出し、そちらにどっかりと移り座る
横嶋洋明:「じゃあ決まりだね。しかし、状況が混乱してるなあ」
椋実翔利:「死んでも譲らんぜ。だからアイツを始末して江永を取り返そう」
横嶋洋明:「整理しよう。第一目標。江永くんの奪還だ」
横嶋洋明:「これは明白。《ホット・ショット》を追いかけて、江永くんを取り返す。どんな手を使ってでもね」
烏羽岬:「……待ってくれリーダー。他にも問題が発生しているのか?」
横嶋洋明:「そういうことだよ、烏羽くん。第二目標。《アードゥル》セルとの問題を解決すること」
椋実翔利:「だな。烏羽も言ってたが、今回の件は独断だろ。あいつは所詮傭兵だ。ヴォルトの元セルの後援を受けてるとは考えづらい」
椋実翔利:「あそうだそれそれ。忘れかけてたわ」
横嶋洋明:「これは実際に椋実くんが遭遇したから、聞いてみると言い」
烏羽岬:「マジか」 最近覚えたばかりの若者言葉が出るくらいの衝撃!
烏羽岬:「遭ったのか。アードゥル・セルの誰かに?」
烏羽岬:「あとで詳しく聞かせてもらおう」
椋実翔利:「"フラワルド"っていうオマエくらいの女子が助けを求めてたぜ。多分セルから抜けようとしたんだろ。刺客も来てた。全部片付けたけど」 故郷の海に
GM:”フラワルド”。
GM:烏羽くんはその名前を知っている。
烏羽岬:知ってた!
GM:《フラワルド》舘原恵那は、かつてきみが組んでいたバディだ。そして、
GM:《アードゥル》セルのセル・リーダー、舘原和那の妹だった。はずだ。
烏羽岬:「"フラワルド"……恵那か。なぜあいつが狙われる……?」
百入結衣子:「……知り合いなんだ」
烏羽岬:「以前バディを組んでいた。子供の頃からの付き合いだ」
椋実翔利:「だから抜けたんだろ。あと、あー……チームなんとかと……なんとかカモメも来てるとか……なんとか」
GM:能力的にも人間関係的にも申し分なく、次期セル・リーダーとして期待されていた。それが彼女についてきみの知っている最後の情報だ。
烏羽岬:「かッ」
烏羽岬:ガタ!
烏羽岬:腰掛けていた椅子を倒しそうな勢いで立ち上がる。
烏羽岬:「鴎。三稜鴎か」
椋実翔利:「おっ、これはビッグ情報?」
横嶋洋明:「うわあ。烏羽くん、大丈夫?」
百入結衣子:「それも知り合い?」
鶴喰湊融:「わ、わわっ、どうしたの鳥羽くん…!」椅子を抑える。
椋実翔利:「ああ、それそれ。そんな感じだった」
GM:三稜鴎。間違いなく、《アードゥル》セルにおいて最強のオーヴァード。セル・リーダーでこそないが――
烏羽岬:「知り合いだ。知り合いというか………………先生だ」
GM:数々の暗殺者を育てる、教官としての立場だった。
鶴喰湊融:「それは……」絶句する。
椋実翔利:「そりゃすげえ。同窓会じゃん」
烏羽岬:「アードゥルの戦闘教官で、セル最強の暗殺者。彼一人でセルの戦力の半分を担っていた」
烏羽岬:「なぜマスターにならなかったのか不思議な……困ったな」
烏羽岬:「椋実を売ったほうがいいのか……?」 深刻に考え込んでいる。
百入結衣子:「……それは困るね。岬以上の使い手ってことでしょ?」
椋実翔利:「いやなんでオレを売る流れになんだよ! 江永なんも関係ねーだろ!」
横嶋洋明:「《アードゥル》セルと《ホット・ショット》は別口だと思うよ、さすがにね。烏羽くんは落ち着いて」
烏羽岬:「……そうだった。すまない、興奮しすぎた」
横嶋洋明:「何も明らかに敵対したわけじゃないから。……たぶん」
横嶋洋明:「それに、良い……というか悪くない情報もある。これが第三の目標だ」
烏羽岬:冷蔵庫を開け、普段は飲まないコーラの栓を抜いてぐいぐい飲んでます。
鶴喰湊融:「…あれ、さっき椋実さんが刺客は全部片付けたって言ってたような…」ぼそっと零しながらリーダーの言を聞く。
横嶋洋明:「鶴喰くんが接触したという《YERO》。提携を申し出てくれているセルのリーダーがいる」
横嶋洋明:「情報戦に強そうだ。敵対しなければ、有効に利用できるかもしれない」
鶴喰湊融:「…こっちの人員だけじゃなく、先のメイの争奪戦まで把握してましたからね…」
椋実翔利:「そりゃ朗報だ! ちょっと敵が多すぎるからな。江永の件に、《アードゥル》もあるし、背中向けられる相手がいるのは良い」
百入結衣子:「逆に敵対すれば一気にピンチか。慎重に立ち回らないと」
烏羽岬:「最初に接触してきたのが鶴喰というのも高評価だな。人を見る目がある」
横嶋洋明:「以上、目標は三つ。《スレイベギー》セルは最近まるで動いていない……というより、我々なんて眼中にないようだ」
烏羽岬:「まったく?」
横嶋洋明:「外部からの勢力を排除するのに忙しいみたいでね。最近は《スヴェルト》セルを雇って、ゼノスからの干渉を遮断したらしい。物理的にね」
横嶋洋明:「我々からはいつでも奪えると思っているのかもしれないし、別の理由があるのかも」髪の毛をかきむしる。「ともあれ、猶予ができて何よりだ」
鶴喰湊融:「……はい、その通りです」まずは、それこそ目の前のことをどうにかしなければどうしようもない。
横嶋洋明:「この間に、少しでも我々を有利なポジションにもっていこう。第一が、江永くんの奪還ではあるんだけどね」
横嶋洋明:「よろしく頼むよ、みんな」
鶴喰湊融:「了解です、リーダー」
椋実翔利:「オーケーオーケー。敵は減らす味方は増やすでやってこうぜ」
烏羽岬:「了解した。家族に手を出した報いはきっちり受けさせる」
百入結衣子:「瑞穂もどう扱われてるか……防犯ブザー。持たせとくべきだったかな」
百入結衣子:「急ごう。心配だ」

GM:ロイス、調達が可能です。
GM:存分に買い物したり……絆したりしてくれ!
鶴喰湊融:あ、すみませんGM!水晶の剣使うのは大丈夫ですか!
GM:水晶の剣OKです!
GM:浸食率を支払ってパワーしてください!
鶴喰湊融:ありがたく!まずは自分のデバウラーに使用!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:43->47)
鶴喰湊融:攻撃力+6!19だぜ!
椋実翔利:-しつこいヤツ/"ホット・ショット"/よくやる/○殺意
鶴喰湊融:江永さんに取ろう。
烏羽岬:ロイスはどうしようかな~
鶴喰湊融:同僚/江永瑞穂/信頼/心配〇 で。
GM:椋実さんと鶴喰さんの対照性よ
烏羽岬:マスターヴォルト繋がりで椋実さんにとろ!
鶴喰湊融:購入は欲しい人ある方います?
烏羽岬:ボディアーマーとか強化素材がほしい!
烏羽岬:とりあえず自分でボディアーマーを狙ってみます。
百入結衣子:-後輩/鶴喰湊融/庇護/心配:○/ロイス
百入結衣子:武器がほしいなあ
烏羽岬:2dx+4=>12
DoubleCross : (2R10+4[10]>=12) → 10[7,10]+4[4]+4 → 18 → 成功

鶴喰湊融:心配されてる
GM:心配お姉ちゃん
烏羽岬:kaetan
鶴喰湊融:つよいぜ鳥羽くん…
椋実翔利:百入さんの武器が先かなー
GM:くっ……烏羽岬……!調達力が高いというわけか
椋実翔利:こっちは照準器あれば。一応今は応急手当調達しよう
烏羽岬:-同僚/椋実翔利/好感/○食傷/ロイス
鶴喰湊融:スラッグショットガンあたりとか?どんなのがいいでしょ
椋実翔利:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 10[2,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

烏羽岬:FHらしいクズっぷりはすがすがしくて好きなんだけど……過去のあれこれが……
百入結衣子:とりあえずはショットガンを。マイナーで迷彩を起動します
椋実翔利:応急手当酒
烏羽岬:ただの酒!
烏羽岬:購入とロイスが完了したのでこちらは以上です。
GM:マイナーで隠密して買い物にいく女子
百入結衣子:6dx+1>=11
DoubleCross : (6R10+1[10]>=11) → 10[6,7,8,8,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

烏羽岬:万引き!
GM:強くないかなあ
鶴喰湊融:つよい。ボルアクかフラググレネードあたり買っときます?
GM:鶴喰さんも好きなものを買ってね。今の剣を捨てて、チェーンソーとか大木とか
鶴喰湊融:水晶したのは捨てない!w
烏羽岬:大木w
烏羽岬:おすすめラインナップが罠すぎる
百入結衣子:そっか、フラググレネードだと範囲化できるのか
鶴喰湊融:範囲なので味方も巻き込むのが玉に瑕
百入結衣子:くれるとありがたい!
百入結衣子:まあ、行動値は勝ってるから詰められない限りはかな
鶴喰湊融:了解!ではAIDAの効果で社会ダイス+2で買います!
鶴喰湊融:4dx+3=>12
DoubleCross : (4R10+3[10]>=12) → 7[3,4,5,7]+3 → 10 → 失敗

鶴喰湊融:財産2点使用して購入!どうぞ!
鶴喰湊融:財産13→11へ。
GM:このお金持ち小学生……!
百入結衣子:ありがと湊融!
鶴喰湊融:以上ですー!えへへ
百入結衣子:こちらはケース内へ。以上です
GM:ではこれで全員OKかな!
GM:OK!

ミドルシーン2:追憶に耳を澄ます

GM:シーンプレイヤーは椋実さん。ほか、登場自由!
GM:情報収集項目は4つあります。登場する方はダイスをどうぞ。
烏羽岬:情報を探らずして何が家族か!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:46->52)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:47->55)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:43->45)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:44->53)
GM:高めを振った人もいる様子。OK!

GM:情報収集。
GM:項目は以下の四つ。
■情報収集
☆《ホット・ショット》ついて 情報:FH、または情報:噂話 難易度7 ※椋実翔利が挑戦する場合、達成値+1。
☆FH《アードゥル》セルの現在の動向 情報:FH 難易度8
☆”鎖”の遺産について 知識:レネゲイド、または情報:裏社会 難易度9
□《YERO》について 情報:噂話 難易度9
GM:以上。
GM:☆マークはシナリオ進行に必須の項目。
烏羽岬:むくみんは無難にほっともっとさん行きますか?
GM:自由に調べてください!
椋実翔利:では誘導通りホッショッを調べます。コネすらない技能弱者だしな!
烏羽岬:アードゥルにいこうかな~。古巣だしね。
烏羽岬:FHで振ります。コネを使ってダイスを+2。
百入結衣子:湊融は下2つは技能持ってる?
椋実翔利:情報FHで振るよ~
鶴喰湊融:んー鎖かYEROさんか。どっちも技能ないです…
椋実翔利:2dx+2+1=>7
DoubleCross : (2R10+2+1[10]>=7) → 7[4,7]+3 → 10 → 成功

烏羽岬:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 5[3,4,5,5]+1 → 6 → 失敗

椋実翔利:古巣ーッ!
烏羽岬:げっ……。さすがにこれは知っておきたい!
GM:カラスーッ!
鶴喰湊融:鳥羽くんお金2点出すよ!11→9へ!
烏羽岬:財産2点を使って成功させます。古巣だぞ!
烏羽岬:古巣のこと何も知らないわけないだろ!
鶴喰湊融:あっ自前
烏羽岬:あっほんと!じゃあちょうだい!
百入結衣子:自前があるなら自前のほうがいいですね
鶴喰湊融:はいじゃあどうぞっ
百入結衣子:湊融のはいつでも誰でも使えるから
鶴喰湊融:そうだった…
GM:OK!では椋実さんと烏羽くんは成功です。
百入結衣子:誰でもって言ったけどあたしは使えないけど……
烏羽岬:あっなるほど。じゃあやっぱ自前でいいかな。
鶴喰湊融:かなしい
GM:では自前で!
烏羽岬:小学生からお小遣いなどもらえるか!財産を3→1に減らして成功させました。
鶴喰湊融:では私も関わりあるYEROさん行きます。情報噂話。
烏羽岬:財産……?
椋実翔利:オレは小学生からでもお小遣いをもらえる! オレにくれ!
鶴喰湊融:4dx=>9 えいっ
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[2,4,9,10]+8[8] → 18 → 成功

烏羽岬:ご、ごめん……こいつ、ナイフ買いまくってるせいで財産ないじゃん……
鶴喰湊融:よし素で回った!
烏羽岬:小学生からお小遣いをもらいます。
鶴喰湊融:あ、無いなら出します!11→9へ。
GM:あ!烏羽くん、財産なかったじゃん!
百入結衣子:なかった
烏羽岬:リセットしてない昇華カウントを見てました、すみませんw
GM:そうですよ、きみは小学生からお金をもらって成功する人なんです!
鶴喰湊融:ひどいww
百入結衣子:こちらは鎖の遺産を。消えて判定します。
GM:鶴喰チャンも余裕で成功。
椋実翔利:よし、オレたちは今日から小学生からお小遣いをもらう仲間だ。さっそく小学生からもらったお小遣いで買ってきた酒で一杯やろうぜ
百入結衣子:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 8[1,1,2,2,4,8] → 8 → 失敗

百入結衣子:ダメ!お金も使えない!
烏羽岬:領収書もちゃんともらってね
鶴喰湊融:も、百入さーん!
GM:お金ももらえない……!こういうパターンもあり得る!1122は低かった……!
椋実翔利:小学生からお小遣いをもらえないようなヤツはダメ!
烏羽岬:まったくだな!
鶴喰湊融:ひどいww
百入結衣子:あたし、メンタル不調かも
GM:では、ここで情報収集シーンをかさませるのは冗長なので、
GM:だれかが1D10浸食率を上げることで再挑戦できることにしましょう。再挑戦できる項目は“鎖”の遺産だけですが。
百入結衣子:じゃあもう一回やらせて下さい!構成軽いしね
GM:どうぞどうぞ!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:53->56)
百入結衣子:また消えて判定!
烏羽岬:構成が軽い(本当に軽い)
GM:消えた!
百入結衣子:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[2,5,7,8,10,10]+8[8,8] → 18 → 成功

鶴喰湊融:つよい…
百入結衣子:よかったよかった
GM:やるぅ!
GM:これでぜんぶ開けた!ので情報カイジ!
烏羽岬:ざわ……
□《ホット・ショット》ついて
本名:レナード・グストポート。エンジェルハイロゥ/ブラックドッグのクロスブリード。
傭兵として各地を転戦してきたが、マスター・ヴォルトの主催する《ペルクナス》セルの壊滅戦に参加して以来、消息が不明となっていた。
現在は《スヴェルト》セルに所属しているが、セルメンバーが動いている様子はない。
彼が所属しているはずの《スヴェルト》セルはどうやら前回の一件以来、《スレイベギー》セルと長期間の契約を結んだものと思われ、
マスター・スカイの指示のもと活動している形跡がある。
R市は謎の遺産の落下によって注目を浴びることとなっており、外部勢力が手を伸ばしかけている。
現在の《スヴェルト》セルはそうした外部勢力の排除にあたっており、《ヴリトラ》セルは後回しにしているようだ。
簡単な戦闘ドローン程度は(おそらく無断で)使用しているものの、他のセル構成員からの支援はほぼないと断定していいだろう。
⇒「☆《ホット・ショット》ついて2」
を調査可能になりました。
□FH《アードゥル》セルの現在の動向
烏羽岫が離反してから、セル内でクーデターが発生した。
かつての烏羽の師である三稜鴎が主導する勢力が、セル・リーダーを暗殺して実権を握ったとされている。
以前のセル・リーダーは単なる暗殺の兵器としてのセルに対し、明らかに満足しておらず、野心に満ちた人物だった。
彼女が消えてからというもの、《アードゥル》セルは完全に裏社会の闇に潜み、その存在すら把握不可能になった。
だが、市内に姿を見せたということは、《スレイベギー》セルに雇われた可能性が高い。
UGN側でも検知している《アードゥル》セルの目撃例を横から攫えば、彼らが追っている《フラワルド》への接触も可能になるだろう。
かつてのセル・リーダーの妹である《フラワルド》を中心として、三稜鴎への対抗勢力が形成されているという噂だが――
⇒「☆《フラワルド》との接触」「□現在の『チーム三稜』」
を調査可能になりました。
烏羽岬:姉~~!
GM:セル・リーダーは女性です!“フラワルド”のお姉ちゃん!
□“鎖”の遺産について
《スレイベギー》セルが保持していたと思われる、『蛇戒』と名付けられた遺産。
《ホット・ショット》が盗み出した可能性が高い。
ジャームだけが使える特別な能力を、使い手にも使用可能とする。
とある学園島で使用されている「仮面」とよく似た性質を持っていると思われる。
相手を捕らえて蝕む鎖と、それを操る籠手が一体となっている遺産であり、
基本的に一度発動したが最後、使い手の意志以外でどんなエフェクトでもその効果を解除することはできない。
唯一可能であるとすれば、同じ遺産である特殊な古刀――
UGNの《カレイドソーン》雲居春音の武器だけだろう。
《ヒート・バック》を助けるなら、彼女とUGNを動かし、《ホット・ショット》の籠手を破壊する必要がある。
⇒「☆UGNの現在の動向」
を調査可能になりました。
□《YERO》について
最近になって誕生した新興セル、《黄福》のセル・リーダー。
情報収集に長け、常にモニター越しに会話を行う。
どうやら女性であること以外は一切が不明で、本人の姿を見たものはいないらしい。
セルの構成員についての情報もなく、彼女一人のセルではないかとの憶測も流れている。
《スヴェルト》セルに対して強い憎悪を抱いているという噂もあるが、真偽は不明。
その噂が真実だとすれば、同盟の相手として利害が一致するかもしれない。
また、《黄福》のセルの名前から、鶴喰湊融はかつて自分が所属していたセルの名を連想するだろう――すなわち、いまは亡き《五福》セルの。
関連性はいまのところまったくわからない。
GM:カイジ終わり!
烏羽岬:ざわ!
GM:情報を共有することができますざわ。
鶴喰湊融:ありがとうございますっ
GM:ここはどうしましょう。アジトに戻りますか?まだ途中なので、街中で合流したりします?ファミレスとか。
烏羽岬:場所どこにしましょうか。みんな三々五々に調査に出て、またアジト?
烏羽岬:街中でタピオカするのでも烏羽は構わないぜ!
鶴喰湊融:わたしもどちらでも!
椋実翔利:経費でスタバしよう!
GM:じゃあタピオカ的なものをすすれる喫茶店にしましょう。
GM:喫茶「迦葉」。R市にある、比較的新しい喫茶店だ。
GM:もちろんタピオカも売っている。きみたちはそこで情報を交換することにした――。

烏羽岬:タピオカを飲んでいます。同級生の中で流行っているからだ。
烏羽岬:流行りものを追いかけるのは普通の人間への第一歩だ。
椋実翔利:アイスのブラックコーヒーをストローで吸っている
鶴喰湊融:こちらもつられてタピオカミルクティーを頼んでみた。
椋実翔利:「烏羽、なんだそれ。女子かよ」
鶴喰湊融:ずーっ、と啜り、タピオカをもぐもぐするのを繰り返している。
百入結衣子:こちらも同じだ。手慣れた様子。
烏羽岬:「ご明答。女子がインスタグラムによく投稿しているんだ」
鶴喰湊融:「お洒落なお店ですねー…ふわー…」喫茶店には全然寄らないので、おのぼりさんみたいになっている。
椋実翔利:「飲んでるのか食べてるのかわかんねーな。メチャオシャレなお茶漬けってカンジだぜ」
烏羽岬:「普通の人間が好むものを飲めば、僕もまた人間に一歩近づく事ができる……カエルの卵みたいだな」
百入結衣子:「岬」
鶴喰湊融:「うわ、想像しちゃった…言わないでくださいよ、鳥羽くん…」
椋実翔利:(普通の人間の間ではカエルの卵みたいのが流行ってるのか……) こういうタイミングで口を噤むのが上手いオトコ!
百入結衣子:「まあ、まだお望みの普通には程遠そうかな」
烏羽岬:「まあ、いいんだ。飲み物の話はいつでもできるだろう」
烏羽岬:「みんな、成果はどうだったんだ」
烏羽岬:こちらは合流前に、アードゥル・セルの情報をスマホ経由でみんなに送ってます。
椋実翔利:「"ホット・ショット"野郎! 調べといたぜ。まず何よりコレだろ?」
鶴喰湊融:「私は、《YERO》さんについてですね」此方も共有のそれに入れてデータ送付。
椋実翔利:こちらも基本的な情報は共有したことにしとこう 「まあ大事なトコを抜き出すならアレだ。アイツ完全に独断で動いてるな」
椋実翔利:「今は《スヴェルト》所属のハズで、《スレイベギー》の指揮下にあるはずだが、《スレイベギー》は今市外からの干渉を絶つのに躍起になってる。オレらが無事な理由も多分ソレ」
烏羽岬:「"ホット・ショット"の独断専行なのは助かるな。潰したところで、スヴェルト・セルが何か仕返しをしてくるという線は薄れたわけだ」
鶴喰湊融:「スヴェルトのお仕事を放置して、こっちに来てるというわけですね…」は、傍迷惑というべきか各個撃破出来て助かるというべきか。
椋実翔利:「だってのにオレらに突っかかって来てんだからな。烏羽の言う通り、潰しても報復はなかろうし、増援みたいなコトもまーないだろ」
烏羽岬:「責任感のないやつだな。鶴喰とは大違いだ」 セルを抜けた自分を棚に上げて言う。
鶴喰湊融:「あはは…、ありがとう、鳥羽くん」照れ照れ。
百入結衣子:「撃破することには変わりはないけど。まあ楽は出来るかも」
椋実翔利:「ホントホント、オレとは大違いだぜ。……というワケで、とりあえず"ホット・ショット"は余計なこと考えず潰して良し! オレとしても懸念が減るしな」
百入結衣子:「とはいえ、潰すのは難しいかな」データは送っていない。高度な情報は痕跡の残らない口頭連絡をするようにしている。
烏羽岬:さすが百入!
鶴喰湊融:プロは違う…
椋実翔利:そういえばハッキングされてたね……w
鶴喰湊融:「まあ、そこはあの方個人の情報を分析してみましょう」苦笑しつつ。
鶴喰湊融:「じゃあ、続いて私から。《YERO》さんですが、《黄福》セルのリーダーですね」
烏羽岬:「黄福。ごく最近立ち上がったセルだったか」
百入結衣子:「《黄福》……聞いたことないセルだけど」
烏羽岬:「リーダー自ら連絡を取ってくるとはな。鶴喰がよほど買われているのか、単に人手不足なのか……」
鶴喰湊融:「そうですね。とにかくセルリーダーしか確認されず、モニター越しの会話ぐらいしか確認されていません」
椋実翔利:「一人かもしれないって、それセルって言ってよいもんなのかね。あんま知らんけどそういうの」
鶴喰湊融:「とにかく情報として確定したものが殆どなくて、噂話レベルのものしかないんですが…」
鶴喰湊融:「《スヴェルト》セルへ強い敵意があること。…そして、名称からして《五福》セルとの関連が疑われます」
鶴喰湊融:「実際、《五福》のなかでも重要度が高いプロジェクトを知っているような言動をしていますし…元《五福》なら、協力できると思います」
烏羽岬:「敵の敵は味方か。前回に負けず劣らずカオスな状況だな」
鶴喰湊融:《五福》セル。それが、鶴喰湊融の元いたセルであることは、皆に伝えてある。
烏羽岬:「鶴喰がそう言うならば確かだろう。現時点では味方だと僕は判断する」
烏羽岬:五福の件ももちろんあるが、仕事熱心な鶴喰が調べてきた情報なのだから間違いないだろうと思っている。
椋実翔利:「だな。さすがにそこまで疑ってかかったら身動きとれなくなる。ひとまずはそれで良いとオレも思うぜ」
鶴喰湊融:「…きちんと確定できていない、推測混じりでごめんなさい」その信頼を嬉しいと思う反面、私情が混ざってないか不安になる。
百入結衣子:「……あたしはそんなに楽観視してないけど。まあ、反対じゃないよ」
百入結衣子:「そこを味方と決め撃ちしないと、あたしたちの戦力では動けない」
百入結衣子:「リスクとして踏もう」
鶴喰湊融:「…ありがとうございます。わたしからは以上です」眉根を下げて。
椋実翔利:「カッチリしてんなー」
烏羽岬:「百入」
烏羽岬:「何かあったか?」
烏羽岬:「合流した時から思っていた。どうも今日は表情が硬い気がする」
烏羽岬:「僕の気のせいならそれでいいんだが」
百入結衣子:「え?そんなこと……ないと思うんだけど」横髪を掻き上げる。
烏羽岬:「そうか。なら、気のせいだったらしい」 カエルの卵ドリンクを飲む。
椋実翔利:「そりゃオマエがカエルのタマゴとか言ったからじゃね? あ、合流した時からってことは違うのか?」
百入結衣子:「……そう見えるのかな……瑞穂が居ないからかも」
百入結衣子:「……無事だといいんだけど」
鶴喰湊融:「大丈夫ですよ!江永さんだって、すぐにどうにかなるようなひとじゃないです!」
烏羽岬:「同感だ。それに、やつの遺産は捕獲に特化していたように見えた。殺傷能力はない……はずだが」
鶴喰湊融:そう信じたい、という色が強い言葉だ。…でも、失ったという想定では動けなくなりそうだから。
椋実翔利:「まあ殺そうと思えば殺せるだろうけど、あっちの目的がオレなら今日明日どうなるってんでもないだろ」
百入結衣子:「……殺傷能力はない。それは分かってるよ」
烏羽岬:「遺産についての情報は何か掴んでいないか、百入? 攻略の手立てが欲しい」
百入結衣子:「あれは『蛇戒』。スレイベギーから持ち出した遺産だって」
椋実翔利:「"スレイベギー"……雇い主からか!」
鶴喰湊融:「よく許しましたね、あそこが…」
烏羽岬:「独断専行だろう? 盗み出したんだろうな、多分」
百入結衣子:「うん、多分無断にだと思うけど。とにかく、それは」
百入結衣子:「ジャームの力を、ジャームにならずに行使できる。そんなものが、島以外にあるとは思わなかったけど……」後半は小声。
百入結衣子:学園島の存在はUGNの機密事項だ。
百入結衣子:「だから、その力は普通のオーヴァードには……少なくとも、ヴリトラの戦力ではどうやっても壊れない」
鶴喰湊融:「そんなものが…」目を丸くして聞いている。後半部は驚きで耳に入ってない!
烏羽岬:「単純な力押しではダメか。"ヴリトラの戦力では"と前置きするということは、別の突破口があるのか?」
烏羽岬:「どうも嫌な予感がしてきた」
百入結衣子:「……対ジャームに特化した遺産」
百入結衣子:「あたしが把握する手段は、それだけかな」
鶴喰湊融:「“鬼切り”とも言われるタイプですか?…この近辺に所持者は………、あ」
椋実翔利:「……ああ、烏羽のアレ!」
烏羽岬:「嫌な予感が当たった……おい椋実、なんだそのアレっていうのは」
烏羽岬:「"カレイドソーン"はクラスメイトだ」
椋実翔利:「え、何だよなんだって。オマエの言う通りクラスメイトだろ?」
烏羽岬:あれから折に触れてアイドルの話題などで接触を図っているせいで、前回よりは仲良くなっていると思う。
椋実翔利:「でもオマエが落としておけばさぁ、こういう時ラク~に誘導できたんじゃないかとか思わねえ?」
烏羽岬:「ああ、分かっているならいい。どうも女子と話していると、恋愛関係を疑う同級生が多いからな……椋実もそのクチかと思った」
百入結衣子:「それが普通なんだよ」半ば呆れたように。
鶴喰湊融:「落とす」??と疑問符が頭に浮いている。
烏羽岬:「普通か……真面目に、彼女と恋愛関係になるのを検討すべき時なのかもしれないが」
烏羽岬:「メリット・デメリットで恋愛関係になるのは、おそらく普通の人間の感性とはズレているはずだ。難しいな」
椋実翔利:「まあまあ。その気になったらちゃんと相談しろよ。オレの人生経験を存分に役立てるがいいさ」
百入結衣子:「まあ、少なくとも今の状況に対して言うのは誠実じゃないかなあ。今回はあくまで利害関係で誘導しないと」
百入結衣子:「UGNに、向こうを討つ動機ができればいいんだけど。この辺はまず、向こうの動きを探らないとかな」
鶴喰湊融:「ええっと…」ちょっとなんとなく理解した。「ま、まあともかく“カレイドソーン”さんが必要になるというわけですね」
百入結衣子:「……そう。向こうの……」雲居春音から出た名前のことを思い返す。
百入結衣子:「……」
烏羽岬:「百入?」
鶴喰湊融:「…?百入さん?」
烏羽岬:「体調が悪いなら、先に戻るか。僕はもうひとり人を探す必要があるから、送ることはできないが……」
椋実翔利:「……ああ、やっぱオマエちょっとおかしいわ」
百入結衣子:「ん。大丈夫。ちょっと疲れただけ」2シーン分登場した分。
椋実翔利:「そういうのヒトに見せるんでもないだろ。行けるか?」
鶴喰湊融:「それなら私が送りますよっ」
百入結衣子:「大丈夫だってば。心配性だなあ」
烏羽岬:「行く前に僕からも報告がある。アードゥル・セルのことだ」
烏羽岬:「みんなにも共有しておきたい。椋実の出会った《フラワルド》……舘原恵那もまた、利害関係の一致した味方だ」
烏羽岬:情報を詳細に共有する。古巣のアードゥルセルでクーデターがあったこと、セルリーダーがおそらく殺害されたこと、
椋実翔利:「ならいいや。……やっぱあの子は味方にできそうで良いんだな?」
烏羽岬:実権はおそらく教官の三稜鴎が握っており、次期リーダーだったフラワルドが狙われているであろうことなどなど。
烏羽岬:「そのはずだ。というより、そうでもなければ恵那がアードゥルから狙われるはずがない」
鶴喰湊融:「クーデタですか…。前政権の関係者は当然狙われますよね」うむ、と理解した顔。
烏羽岬:「敵の敵は味方だ。恵那を仲間に引き入れれば、戦力増強になるだろう」
烏羽岬:「見つけて保護したい。よろしく頼む」
百入結衣子:「気を悪くするようなら謝るけど。それは、いいニュースだね」
椋実翔利:「その味方が増えるのも敵が増えてる裏側って考えると、なかなかなぁ。《アードゥル》ね……」
鶴喰湊融:「今は――いつもですけど――ひとりでも人手が必要ですし、鳥羽くんの親しい方なんですよね?なら歓迎しますっ」
烏羽岬:「問題ない。百入らしい意見で安心している」 ほんの少しだけ笑った。
烏羽岬:「椋実は一度出会っているから、顔も覚えているだろ。うまく恵那を探し出してくれ」
烏羽岬:「こちらからの報告は以上だ」
百入結衣子:「場所を教えてくれる人が少ないなあ」曖昧に笑う。「こっからが大変そうだ」
椋実翔利:「構わんがね。暗殺者セルの有力メンバーがマジで隠れたら、探すのはオレよりオマエのが行けるだろ」
鶴喰湊融:「まあ、地元民の力を発揮して頑張りましょう!」
椋実翔利:「ああ。だけど良さげに動ける方向を見繕えたのは良い。オレはとにかく"ホット・ショット"とあと江永の行き先を探ってく予定だからよ。他は任す」
烏羽岬:「了解した。一日でも早くタスクを片付けよう」
百入結衣子:「あたしはいつもの通り。絞らず、取れるものを取ってく」
烏羽岬:「僕と鶴喰、百入が、はやく学校に復帰できるように」
百入結衣子:「あはは。あたしはサボりの常習だからいいよ~」
鶴喰湊融:「はい!早めに片付けは済ませちゃいましょう!」
百入結衣子:「2人は早く行かないとね」
烏羽岬:「だめだ。百入も行けよ、進級できなくなるぞ」
GM:では、きみたちが会話をしている最中に。喫茶店のドアを開けた者がいる。
鶴喰湊融:「…うぅ…ちょっと腫物に触るみたいな感じで苦手ですけど頑張ります…」と、そこでドアを開けた音に反応する。
奥野キリエ:「……なんだ、マジかよ。《ヴリトラ》の連中かよ」
烏羽岬:なにげなくドアの方を見る。というより、ドアがよく見える位置に最初から座っている。
椋実翔利:「げっ」
鶴喰湊融:ちゃり、とペンダントトップを握り周囲警戒に移る。
奥野キリエ:「ずいぶん険悪じゃねえか。ああ?」
百入結衣子:「ん」一瞥して、タピオカのストローに口をつけた。まるで無警戒のように見える。
烏羽岬:「"ホブルディ"か。先日はどうも」
椋実翔利:「……いーや。よう"ホブルディ"。悪いなあ待たせて」
百入結衣子:自分の脅威度を下げる動きだ。「……お兄ちゃんが呼んだの?」
奥野キリエ:「どーも。挨拶できる連中もいるんだな。……別に待ってねーよ」
鶴喰湊融:「…むう。久方ぶりです」周囲から襲撃があるかと思ったがないので警戒レベルを下げる。
椋実翔利:「あの時はみっともないくらいキレ散らかしてたが、こうしてオレを信じて待っていてくれるのは嬉しい限りだぜ!」
奥野キリエ:「誰かこのアホを縛って猿轡でもしとけ。迷惑だし、イラつくだろ」
烏羽岬:「挨拶は人間の基本だからな。……この口調、椋実が呼んだという線はなさそうだ」
奥野キリエ:「たまに喫茶店にでも行こうとしたら、これだ。……この街は狭くて嫌になるね」
奥野キリエ:「少なくとも目障りな害虫は追い出しといてもらわねーとな」
椋実翔利:「あの時のオマエの頼みはこうして……あれ? 違うのか。オレはすっかりオマエに信じてもらえたものだとばかり……」
百入結衣子:「こんにちは。で?そっちからの挨拶はなし?」
奥野キリエ:「テメーを信じるやつがこの銀河にいるわけねーだろ。……挨拶ってのはな、いいか、サンシタ」
奥野キリエ:奥野キリエは百入を見る。他のメンバーに比べて、明らかに格下だと思っている目だ。
奥野キリエ:「下から上にするもんなんだよ。違うか? ルールは上が決める。FHなら、わかるよな?」
百入結衣子:「む……」押し黙る。まだそう思われているならそれでいい。
奥野キリエ:「わかったら、それ飲んでさっさと消えろ。泥棒探しで忙しいんだよ、こっちは」
椋実翔利:「やれやれ、あいさつの生み出すコミュニケーションの素晴らしさも知らないと来た。学校に行かないとこうなっちゃうんだな。皆はこうはなるなよ?」
奥野キリエ:店の奥、カウンターに腰を下ろす。
烏羽岬:「挨拶……」 学校に何名かいる、絵に描いたような不良生徒を思い出している。
鶴喰湊融:噛みつきに行きそうなのを必死に抑える。…今無駄なことをしている余裕はない。
百入結衣子:「……鎖泥棒?」
奥野キリエ:「ああ? なんで知ってる? もしかして……」 椋実さんを見る。
奥野キリエ:「お前か、“フェザー・タップ”」
椋実翔利:「ん? オレが何か? オマエの所から大事なモノを盗んだって?」
椋実翔利:「『蛇戒』とか言ったっけか? ……でもオレがそんな器用なマネするかね? しかもそれ、派手好きのオレが欲しがるようなヤツ?」
奥野キリエ:「……調べてるな、お前。なるほど。あー、そー。だいたいわかった。……私のことを想定以下のアホだと思ってないか?」 笑う
奥野キリエ:「つまり《ホット・ショット》の獲物はお前だ。せいぜい共倒れになってくれよ」
奥野キリエ:「両方殺す手間が省ける。間違っても仲良くなるんじゃねーぞ」
椋実翔利:テーブルへ身を預ける 「思っちゃいないさ。オマエのコトは少し怖いとすら思ってる。そうやってカンも良いしな」
烏羽岬:テーブル備え付けのナプキンを取り、ボールペンで筆記する。
烏羽岬:『あまり刺激しないでおこう。最悪、ホット・ショットごと江永が殺されかねない』
烏羽岬:『共倒れを狙っているのなら、狙わせておけばいい』
奥野キリエ:「誉め言葉とは思えねーな。……しかしテンション下がったわ。帰る」
烏羽岬:「いいのか? 僕らももうすぐ帰るところだが」
烏羽岬:「ゆっくりしていけば良いのに。タピオカミルクティーはそこそこいけるぞ」
百入結衣子:「湊融、大丈夫?まだ飲み足りない?」
奥野キリエ:「ふん」
椋実翔利:「やれやれ、もっとストレートな褒め言葉じゃないと響かないか。ポエジーを解さないのは減点だな」 ナプキンは文字面を裏にして、結露に濡れたテーブルを拭き取る
奥野キリエ:「タピオカ飲みすぎで2、3人くらいぶっ倒れろ」
GM:足音も荒く、奥野キリエは店を出ていく。
鶴喰湊融:「大丈夫です、百入さん。………ふーっ」出ていく様子をネコが威嚇するような音を出して睨んでいた。
椋実翔利:「……ふう」 ナプキンを畳んで首の辺りを拭き 「まー烏羽の言う通りだ。これで」
烏羽岬:「驚いたな」 ホブルディが来た事ではなく、百入が完全に見くびられている事がだ。
百入結衣子:「うーん。いい店だったのになあ。また見繕わないと」
椋実翔利:「"スレイベギー"から変な横槍食うことはないだろ。多分」
烏羽岬:「さすが百入だ。参考にしたいテクニックだな……」
百入結衣子:「そうだね。遺産にご執心みたいだ……あたし?なんもしてないよ」
鶴喰湊融:「むーっ……」そう進んでしていることは分かっていても、実際侮られるのを聞くと苛立ちが抑えきれない。
烏羽岬:「僕らも行こう。結構な時間を潰してしまった」
百入結衣子:「ありがとね、湊融。怒ってくれて。あと、我慢してくれて」頭を撫でる。
烏羽岬:「江永が待っている」
椋実翔利:「とはいえ、"フラワルド"、そして多分《アードゥル》は百入のことはキチンと認識してるんだよな。そういう情報の共有とかはするまでもないってカンジか」
鶴喰湊融:「…ん。百入さんがそうしてる、っていうのは分かってるので」
鶴喰湊融:「…そうですね。早く迎えに行かないと!」
百入結衣子:「そっちなんだよね。どこから漏れたんだろ」
百入結衣子:「うん。急ごっか。まだ情報も足りないしね」
椋実翔利:「さてなー。裏返ったコインが一枚だけじゃないのか、それともオマエを探してFH」
椋実翔利:「オマエを探して暗殺セルまで頼るヤツがいるのか……まあいいや」
椋実翔利:「今は江永だな、江永! とっとと助けて祝いタピオカだ。オマエら見てたらオレも飲みたくなってきたし」

GM:では、ロイスと購入のみ可能です。
鶴喰湊融:ロイスはここで百入さんに取るよ~
烏羽岬:百入にとろ!
百入結衣子:岬に取ろっと
椋実翔利:えーじゃあロイス保留しよ……調達はー
鶴喰湊融:姉がわり?/百入結衣子/〇好意/心配 で。
椋実翔利:UGNボディアーマーだな
百入結衣子:-後輩/烏羽岬/信頼:○/恥辱/ロイス
鶴喰湊融:あっまた水晶の剣忘れてた…!!
椋実翔利:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[1,7]+1 → 8

鶴喰湊融:GM、今つかっても大丈夫ですか…
椋実翔利:ダメ! 以上です
GM:水晶剣OKですよ~
GM:強いけど、いまが使い時のシーン
鶴喰湊融:ありがとうございます…!鳥羽くんか椋実さん、どっち先にします?
百入結衣子:まず範囲優先かな~
椋実翔利:ムックミーン!
鶴喰湊融:では椋実さんで。《水晶の剣》っ
烏羽岬:ミン!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:55->59)
鶴喰湊融:レールキャノンの攻撃力を+6!湊融の侵蝕率が100超えたら+8だよ!
百入結衣子:当座の武器は揃ったから、他の人のアイテムを狙いに行こうかな。
百入結衣子:とりあえずはボディアーマーを。
椋実翔利:やったーキャノン! キラキラ爆砕するぜ!
鶴喰湊融:ボデアマ狙います
百入結衣子:6dx+1>=12 消えて判定します
DoubleCross : (6R10+1[10]>=12) → 10[4,4,8,8,10,10]+10[8,10]+3[3]+1 → 24 → 成功

烏羽岬:-同僚/百入結衣子/○信頼/隔意/ロイス  N感情を憤懣と悩んだけどこれかなー。なんか悩み事あるならお話してよ~的な隔意。
烏羽岬:強すぎるw
鶴喰湊融:4dx+3=>12
DoubleCross : (4R10+3[10]>=12) → 10[3,6,7,10]+10[10]+9[9]+3 → 32 → 成功

烏羽岬:なんだこいつら・・・
鶴喰湊融:んんん???
百入結衣子:じゃあお兄ちゃんにパス!
鶴喰湊融:リアクティブでも買えたじゃん!!
鶴喰湊融:百入さんいります?
GM:こわすぎる
烏羽岬:どっちにしようかな。応急手当か強化素材か……
百入結衣子:迷彩を着てるから着れない!
烏羽岬:無敵迷彩スーツ!
鶴喰湊融:そうだった。じゃあ鳥羽くん回避あるし自分で着ます!
烏羽岬:一度だけ強化素材を狙ってみようっと。
烏羽岬:2dx+4=>15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 4[4,4]+4 → 8 → 失敗

百入結衣子:岬くんはさっきのシーンで手に入れたから
烏羽岬:応急にしておけばよかった!失敗です。以上!
百入結衣子:全員防具完備のはず!
烏羽岬:だぜ!
椋実翔利:防具までそろった……ありがとう百入!
鶴喰湊融:やったー!以上で!
百入結衣子:終わりでーす
椋実翔利:あとはもう照準器くらいだなあ
GM:OK!

ミドルシーン3:忘却に手を伸ばす

GM:シーンプレイヤーは椋実さん!
GM:新しい情報収集項目は4つです。登場したい人はいくらでも登場してよいです。
GM:なので、ダイスをお願いします!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:59->63)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:45->46)
烏羽岬:二番目に低いし出ておこうっと。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:52->57)
烏羽岬:むくみん、やっぱり過去に対して何も執着がなさそう
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:56->65)
烏羽岬:こっちは過去に押しつぶされそう
鶴喰湊融:百入さーん!
百入結衣子:軽いからへーきへーき
GM:OK!

GM:情報収集項目! その2!
■情報収集2
☆UGNの現在の動向 情報:UGN 難易度8
☆《ホット・ショット》ついて2 情報:FHの、または情報:裏社会 難易度8
☆《フラワルド》の捜索 知覚、または情報:FH 難易度9 ※烏羽岫が挑戦する場合、達成値+1。
□現在の『チーム三稜』 情報:FH 難易度12
GM:仲良く相談して攻略してね!
椋実翔利:ホッショッ行きたーい
百入結衣子:情報UGNは実は持ってます
烏羽岬:ほしょしょ
鶴喰湊融:FHなら固定値2とコネあります
百入結衣子:古巣だから……
鶴喰湊融:驚愕の事実…
GM:やはり…
烏羽岬:烏羽はフラワルドにいきます。バディを組んでた子の捜索はお手の物!
椋実翔利:そんなこと言って、今でも通じてるんじゃないか……?
鶴喰湊融:じゃあチーム三稜に行きますね
椋実翔利:誰も信用できない! オレは一人で自分の部屋にいさせてもらう! あとホットショットについて調べる
鶴喰湊融:コネ起動して情報FH!
椋実翔利:2dx+2=>8
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 10[5,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

鶴喰湊融:7dx+2=>12
DoubleCross : (7R10+2[10]>=12) → 8[1,1,3,6,6,7,8]+2 → 10 → 失敗

百入結衣子:7dx+1>=8 消えて判定。
DoubleCross : (7R10+1[10]>=8) → 10[1,2,4,5,9,10,10]+9[7,9]+1 → 20 → 成功

椋実翔利:ヤツの動きには当然目をつけていた……当然だろ
鶴喰湊融:仕方ない、財産二点使って成功させます。9→7へ。
百入結衣子:手に取るようにわかった
烏羽岬:4dx+1+1 コネを使って情報FH。フラワルド。
DoubleCross : (4R10+1+1[10]) → 10[5,8,8,10]+2[2]+2 → 14

烏羽岬:当然知っているぞ!
鶴喰湊融:みんなつよい…
GM:ウヌーッ!全員楽勝……!
GM:じゃあジュンバンに開示します。
□UGNの現在の動向
UGNは《スレイベギー》セル、並びに《スヴェルト》セルと戦闘状態にあり、
とても《ヴリトラ》セルに戦力を向けられる状態ではない。
だが、彼らが街の治安を守らねばならないのは確かだ。
哨戒任務は定期的に行っており、そのシフトと純回路も《YERO》の協力があれば掴むことができる。
うまくUGNを誘導できれば《ホット・ショット》へぶつけられる可能性がある。
なぜならここ数日、《ホット・ショット》は戦闘力の無いUGN側のオーヴァード職員も数名ほど無差別に誘拐しているからだ。
《ホット・ショット》の潜伏地点をUGN側へリークし、同時に攻撃を仕掛けることで成功率はあがるだろう。
烏羽岬:ホットショットの行動からなにひとつ知性が感じられない
鶴喰湊融:マジで何も考えてないじゃん
□《ホット・ショット》ついて2
本来なら車両に搭載するような火砲をパワードスーツによって運用する、異様な戦闘スタイルの持ち主として知られている。
雷と化した砲撃を着弾させることで、大雑把に敵を薙ぎ払う。
マスター・ヴォルトの遺品である特殊兵装を狙っているため、戦闘となれば椋実翔利を執拗に付け狙うだろう。
また、彼は《アードゥル》セルと協調しているわけでもない。
椋実翔利のいるエンゲージに彼らがいても一切気にすることはない。
今回、彼は「赤い鎖」と、「黒い砲塔」の二種類の遺産を盗み出したらしい。
現在は市内北部の廃ビルに潜伏中。
百入結衣子:2個も盗んどる!
椋実翔利:げっ、鎖だけじゃなかったのか
鶴喰湊融:スレイベギーの警備担当者、クビでしょこれ
□《フラワルド》との接触
《フラワルド》は烏羽岫との接触を希望している。
ならば元バディであった烏羽にだけわかるよう、二人の間でのみ通用する符牒を逃走しながら残しているはずだ。
市内で発見されるオーヴァードだけに視認できる印――
水滴型の印の意味は「危険」、三日月の印の意味は「安全」。そしてノイズとなる他の印がいくつか。
二つの印を区別して辿れば、彼女は「安全」の印の先にいるはずだ。
烏羽岬:やったーひみつ信号!
□現在のチーム『チーム三稜』
以前と変わらず三稜鴎が手ずから育てたメンバーによって構成されている。
二人一組での暗殺を基本とし、特に優れた資質を示した者にはコードネームが与えられる。
少なくとも市内には複数バディのメンバーが侵入しており、『異貌者』もいるはずだ。
烏羽がいた頃のセルを基本として考えるなら、精密な技量を持った攻撃担当と、
それをサポートする防御・支援担当が対となって作戦を遂行する。

現在、市内には一組の『チーム三稜』が入り込んでいるようだ。
攻撃担当は《ウォフ・マナフ》マカール・ボリスラフ。ピュアブラックドッグ。神経質で無駄口が多いが、精密な攻撃を得意とする。
こちらのことは烏羽もよく知っている。セルにいた頃から何かとライバル視されていた。
支援担当は《ドゥルジ・ナス》李俊宇。ノイマン/サラマンダー。加入は烏羽離脱以降だが、支援と広範囲の雑魚散らし役を担う。
GM:異貌者についての説明が抜けていました。
GM:『チーム三稜』で仕事を行うときに使う仮面を差し、これが与えられるといわゆる「出荷可能」の状態となったことを意味します。
椋実翔利:成果持ちということか……
GM:以上で情報項目はぜんぶです。なかよく共有していただきたい!
鶴喰湊融:はいっ。今度はアジトで共有なのかな
GM:場所はお任せするが、アジトに戻っていいのでは?
烏羽岬:どこに集まりましょうか。カフェは孤独のホブルディの危険があるし・・
烏羽岬:アジトしましょう!リーダーもいるし
GM:では、アジトにて。

GM:情報は集めた。きみたちの機関を、《パタンジャリ》と亀が出迎えるだろう。
横嶋洋明:「やあ、お帰り! その顔を見ると成果はあったようだね」
烏羽岬:「ただいまリーダー。ああ、"ホブルディ"と遭ったりもした」
椋実翔利:「オレもタピオカが飲みたくなったな」
横嶋洋明:「ええー……喧嘩してないよね、大丈夫……?」
鶴喰湊融:ささっと目を逸らす。
百入結衣子:「喧嘩にならないんだって」
百入結衣子:「向こうが上だから」
烏羽岬:「動物園のボスザルのようだったな……」 がさがさと地図を広げている。情報共有のためだ。
椋実翔利:「まったく、知っちゃいるがトコトン上から目線のお調子女だぜ。ケンカと言わず抹殺しよう、いつかな」
横嶋洋明:「かもね。実際、猶予があるのは、うちからならいつでも奪えると思ってるからだし……」
横嶋洋明:「とりあえず、目の前の課題を解決しないとなあ」
烏羽岬:「なら、僕の報告からだ。手短に済む」
烏羽岬:切手サイズに切った紙に、水滴や三日月のような形の変なマークを書いて地図に乗せる。
百入結衣子:「何、これ?」
椋実翔利:「見つけたか? カノジョ」
鶴喰湊融:「…何のマークですか、これ?」
烏羽岬:「僕と恵那の間でのみ通じる符牒だ。水滴は『危険』、三日月は『安全』。他はノイズ』
横嶋洋明:「ああ! これで移動経路を知らせているのか」
百入結衣子:「2人だけの秘密か。なんかいいね、そういうの」
鶴喰湊融:なるほどー…と感心の息が漏れる。
横嶋洋明:「言語じゃないから解読しようもないしね。探す側からすれば、結局しらみつぶしにするしかない」
椋実翔利:「へえ。じゃ三日月を追ってけば隠れ場所につくわけか」
烏羽岬:「そういうことだ。順に追っていくと、繁華街から裏路地を抜け、住宅街と工場地帯の間を通り……こう」 紙を置いていく。
烏羽岬:「このあたりに居るはずだ。僕が行けば、あちらから接触してくるだろう」
烏羽岬:「彼女を仲間に引き入れると同時に、詳しい事情も聞いてみる。僕からの報告は以上だ」
百入結衣子:「じゃあ、そっちはあとは岬が出会い次第って感じかな」
鶴喰湊融:「よかったです…。上手く行きそうですね」
椋実翔利:「さすがソツないな。これでコッチはもう安心だろ」
烏羽岬:「敵である可能性もゼロではないけれどな。僕としては、恵那は味方であってほしい」
烏羽岬:「ずっと一緒にやってきた……姉や妹、苦楽をともにした愛犬のようなものだ。助かるならばそれに越したことはない」
鶴喰湊融:「…そうですね。そうなったらいいな…」
椋実翔利:「なるほど、姉か妹か愛犬か。その3つ並べるか普通」
横嶋洋明:「うん。……彼女のセル内派閥に力を貸せば、《アードゥル》セルの脅威を無くすこともできるかもしれないな」
百入結衣子:「敵の敵は増やしたいところだもんね」味方、とまでは言わない。
鶴喰湊融:「じゃあ、その《アードゥル》セルの『チーム三稜』についてですね」印刷したレポートを全員に配る。
烏羽岬:「さすが鶴喰だ。綺麗にまとめているな」 手帳を取り出し、鶴喰えらいポイントを1p加算している。
椋実翔利:「おっ。相変わらずよくまとまってんなあ。何何」
鶴喰湊融:「基本的に二人一組のツーマンセルで、R市に複数潜入しているようです」
鶴喰湊融:「特に、一定以上の水準に達した『異貌者』が一組」レポートのところで、強調するように色ラインが惹かれている。
百入結衣子:「……岬から見ても、この情報は妥当?」
百入結衣子:「そういう組織だった?」
横嶋洋明:「そうか。彼らについては……烏羽くんも知っているのかな」
鶴喰湊融:「《ウォフ・マナフ》マカール・ボリスラフ。《ドゥルジ・ナス》李俊宇の二人ですね」
烏羽岬:「"ウォフ・マナフ"の方は知っている。やたらと僕をライバル視してくるやつだった」
烏羽岬:「"ドゥルジ"の方は知らないな……おそらくは新入りだろう」
烏羽岬:「"ウォフ・マナフ"に関しては、多少ではあるが戦闘のスタイルも把握している。あとで共有しておこう」
鶴喰湊融:「攻撃担当が《ウォフ・マナフ》、防御支援担当が《ドゥルジ・ナス》ですね。その2役で組を作っているようです」シンドローム等はレポートにある。
椋実翔利:「オレが"フラワルド"助けた時に戦った連中は、たぶん仮面とかつけてなかった。あいつらはまだヒナで、こいつらの方が強いってこったな」
烏羽岬:故郷の海・・・
鶴喰湊融:「こんなところでしょうか。…一応、特記戦力が一組、というところくらいですけれど…」
百入結衣子:「あとはその先生だっけ?厄介そうだなあ」パチパチとレーザーで資料を焼却する。
烏羽岬:「鶴喰。三稜先生についての情報は掴めなかったか?」
鶴喰湊融:《テクスチャーチェンジ》で、白紙に戻して別のランダムパターンを投射してから破棄する。
烏羽岬:「まあ、そう簡単にしっぽを掴ませるような人でもないが」
GM:三稜鴎については、市内にいる二人を指導している、ということぐらいしかわからない。
鶴喰湊融:「ごめんなさい、R市にいる戦力までしか追えませんでした。…一応、今でもその方が育成をしているようですけれど…」
GM:市内に入ったかどうかも不明だ。
烏羽岬:「そうか。いや、そこまでわかっていれば十分だ」
横嶋洋明:「戦わないに越したことはないんだが。向こうのセルも一枚岩じゃないはずだ、”フラワルド”の協力があればうまくやれるかもしれない」
烏羽岬:「忙しい中、よくやってくれた。鶴喰」
椋実翔利:「"フラワルド"はカモメ本人も来てるって言ってたけど。まあ警戒しつつ気楽に行こうぜ」
鶴喰湊融:「いえ、ありがとうございます。鳥羽くん」にこ、と笑う。
百入結衣子:「足取りを追わせないところまで含めて暗殺者か。そういう手合は難しいよね」
烏羽岬:「敵がすべて"ホット・ショット"くらい間抜けだったら楽なんだけどな」
鶴喰湊融:「どこにいるのか分からない、というのは本当に困ります…」
椋実翔利:「じゃそっちはヨシとしてそのマヌケの方の話するか」
烏羽岬:「頼む椋実。間抜けの……遺産泥棒の話をしよう」
椋実翔利:「先に言っておくと場所まで割った。あっちの方の廃ビルだ。で、"ホブルディ"のクソから盗んだクソ……じゃなくて遺産は2種類あるらしい」
鶴喰湊融:「二つも」よく盗めたな…。
椋実翔利:「鎖の方は分かってんだろ。もう片方は『砲塔』らしいぜ。そりゃアイツも血眼になるよな」
烏羽岬:「"ホブルディ"が怒るわけだ」 若干同情している。
烏羽岬:「……砲塔? 椋実のような?」
百入結衣子:「それをお兄ちゃんのでアップデートしたいってところか。じゃあ砲戦型ってこと?」
椋実翔利:「そういうこと。まあオレのSHIDENにゃ負けるだろうが、そこそこのモンかもな。一応注意はしとけ」
椋実翔利:「……つっても、ヤツの狙いはオレだろうし、その辺は上手く立ち回る。ドン臭いパワードスーツに、オレのSHIDENが負けるかっての」
百入結衣子:「……そうだね。できれば《アードゥル》の一団の中に突っ込んでほしいな」
横嶋洋明:「めちゃくちゃなことするなあ、“ホット・ショット”……」
百入結衣子:「両方吹き飛ぶとすっきりする」
鶴喰湊融:「そうなってくれたらものすごく助かりますけど、そこまで上手く行きますか…?」
椋実翔利:「イイね。オレも好きなんだよ。敵を使って敵を殺すの」
烏羽岬:「ああ、好きそうだな。とても好きそうだ」
椋実翔利:「まー上手く行けそうなら行くってカンジだな。どっちにせよ、ヤツは基本オレしか狙わないだろ。巻き込まれないようしとけ」
烏羽岬:「戦略的な有利とかではなく……単に潰し合うのを安全圏から眺めるのが楽しいとか、そういうタイプだな。椋実は」
百入結衣子:「ほんとに誰にでも恨みを買うよね……」
鶴喰湊融:「ま、まあ今回でひとつ片付きますから…」
椋実翔利:「いやあ、なんつうの? セールで欲しい物を思わず安く買えたみたいな嬉しさがあるよな!」
烏羽岬:「それで、その"ホット・ショット"をUGNにぶつけるというプランだったはずだが」
椋実翔利:「ともかく、"ホット・ショット"の居場所は言った通り。いつでもやれるだろ。で……そうそう。UGN」
椋実翔利:「江永が今のままじゃさすがにやりづらいからな。その辺どうよ」
百入結衣子:「……出来なくはない、と思う」
烏羽岬:「すまないが、雲居に関しては今回ほとんど接触できていない。僕の方ではUGNの動向はノータッチだ」
烏羽岬:ちらりと百入を見る。自分がだめでも百入が情報を引っ張ってきているだろうと最初から考えている。
百入結衣子:「向こうは《スレイベギー》と《スヴェルト》にかかりきりだけど、それでも」
百入結衣子:「市内の巡回は継続して続ける。そういう組織だから、あそこ」
烏羽岬:「平和の守護者は大変だな」
鶴喰湊融:「おお…それを誘導してぶつければ、というわけですね」百入さんの仕入れてきた情報にふむふむと頷いている。
百入結衣子:「“実戦経験の少ないイリーガル”が、“あっちのほうの廃ビル”に近づくタイミングも作れるはず」
椋実翔利:「実際、"スヴェルト"の戦力の一角を削れるなら、アッチにとっても悪い展開じゃないってワケだ」
百入結衣子:「うん、それにね。どうにも、UGNの非戦闘員も何人か拉致されてるみたい」
横嶋洋明:「うわあ。すごいな。ほんとにめちゃくちゃだな……“ホット・ショット”」
烏羽岬:「知性……」
百入結衣子:「多分、オーヴァードを無差別にさらってる。絨毯爆撃だ」
鶴喰湊融:「………??」どうしてそんなことしてるのかが全く分からない。
椋実翔利:「あっはっは、とんだ悪党だな! そんなにオレを見つけたいのか!」
烏羽岬:「ここまで無軌道に動いていると、かえって面倒だな。1時間先の行動すら読めない」
横嶋洋明:「ただし、一つだけはっきりしていることはある。椋実くんを狙っているってことだね」
椋実翔利:「この数日、別に隠れたりもせずその辺フラフラしてるオレを見つけられなかったことも確かだ」
百入結衣子:「動かせる組織の行動と、動かせる部分の感情をコントロールしよう」
椋実翔利:「……しっかし、そこまで知性の低いヤツだったかね。オレがSHIDENを拾ったのがそんなに悔しかったか……?」
百入結衣子:「正面からの切った張ったはなるべく避けて。肝心なところを一刺しするなら、刃渡りも切れ味も必要ない」
横嶋洋明:「……これで、とるべき戦術が固まったね。“フラワルド”には接触する。そちらで《アードゥル》セルの動きを抑えてもらう」
横嶋洋明:「《UGN》には密かに情報を流す。密かに、ってところが何気に難しいけど、そこは手を打つ」
横嶋洋明:「《YERO》だ。お互いにどこまで信用できるかの取引を持ち掛けてみる。こちらは《スヴェルト》セルのセルメンバーをひとり排除する……」
横嶋洋明:「向こうはその協力をする。たぶん、これはお互いの利害も一致する」
椋実翔利:「ああ、それで上手く行くだろ。上手い具合に噛み合ったパズルみたいだ」
横嶋洋明:「そして、我々は“ホット・ショット”を引きずり出す。”カレイドソーン”の攻撃を成功させなきゃならない」
横嶋洋明:「つまり囮をやるわけだ」 椋実さんを見てから、みんなを見る。 「全員で」
百入結衣子:「一人で、じゃダメ?」椋実さんを見て。
鶴喰湊融:「…綱渡りの連続ですね」嘆息。
椋実翔利:「ツレないこと言うなよ! ……江永を助け出す作戦だぜ? オレ一人に任せて良いのか?」
鶴喰湊融:「椋実さんが重要ですけど、砲撃戦になりますからそこをカバーできる人員は必要かなあって…」小さくなりつつ。
椋実翔利:「まあやり合うとなったら、オレとヤツがドッカンドッカンしてる脇から接近してザクっとがベストだろうな。ホント、展開次第だけど」
横嶋洋明:「そうだ。江永くんを助けに行くなら、メイを連れて行った方がいいね」 亀を抱え上げる。 「リスクはあるけど、それ以上に役に立つよ」
烏羽岬:「了解した。こんな形でUGNと協力することになるとはな」
烏羽岬:「……?」
鶴喰湊融:「あれ、メイがですか?」
百入結衣子:「……そうなの?」
烏羽岬:「メイについては未知数なところも多かったはずだが。どう役に立つんだ、リーダー?」
横嶋洋明:「メイのすごいところ1、居場所を探知できる。江永くんが遺産を探知できるように、こいつも江永くんの位置を探知できるみたいだ」
椋実翔利:「江永がグズッたら抱かせるとか?」
椋実翔利:「へー、そりゃ確かに便利だ。……コイツと口を聞ければなお良かったんだが」
烏羽岬:「すごいな。江永レーダーか」
鶴喰湊融:「江永さんの位置は重要ですね…」でもどうして分かるんだろう…
横嶋洋明:「すごいところ2、物質を透過できる。防御の札になるかもしれない」
百入結衣子:「その2は難しいと思うけど……そんな局面、ある?」
百入結衣子:「こんな」指で四角を作る。「こんなちっこいんだよ」
横嶋洋明:「……ないかも」
百入結衣子:「もうちょっとあるかな。こう?」両手で包むように。
烏羽岬:「触れている人間も一緒に透過できればいいんだが、透過対象がメイだけだとな……」
横嶋洋明:「えー……じゃあ、すごいところ3。レネゲイドを活性化してくれる可能性がある。……まあいくつか理屈はつけたけど、ここに置いといても危険はありあまるくらいあるから、連れて行くのが妥当だと思う」
百入結衣子:「まあ、その1だけで十分だ。瑞穂を助けるのに必要なら、渋る理由にはならない」
鶴喰湊融:「それに変に怪我とかしちゃったりしたら、大丈夫なんですか…?」
横嶋洋明:「我々がみんな出て行って、泥棒が入ってきたらアウトだよね」
烏羽岬:「なるほど。僕らの不在を狙って拠点が狙われ、メイが奪われる可能性もあるわけだしな」
鶴喰湊融:「それもそうでした…」本当に人手が足りない!
椋実翔利:「その可能性考えるなら、メイが無事でも横嶋のオッサンがダメじゃね?」
横嶋洋明:「ぼくは大丈夫だよ」
横嶋洋明:「さすがにその辺の非オーヴァードには負けないし……」
椋実翔利:「いやー、なんか負けそう……」
烏羽岬:「……」 一瞬"本当に?"と聞きそうになってしまった。
百入結衣子:「まあ、泥棒のところに行くわけだから」
椋実翔利:「まあいいや、オッサンが平気だっつうなら。実際江永レーダーできるだけで十分役立つしなソイツ」
横嶋洋明:「……ええと、まあ。いいから。そんな感じ」
百入結衣子:「入れ違いにならない限りは、空き巣されることはないはず」
鶴喰湊融:「…リーダー、無理はしないでくださいね?」
烏羽岬:「よろしく頼むぞメイ。江永を見つけ出してくれ」 甲羅を軽く撫でる。
横嶋洋明:「作戦を始めても大丈夫そうかな。ぼくは《YERO》に連絡を取ってみるよ、どうせメールも監視してるだろうし」
GM:メイは面倒くさそうに首を伸ばして、烏羽くんを見た。
百入結衣子:「うん。始めよう。瑞穂を助けなきゃ」
烏羽岬:「こちらの情報が筒抜けというのは、あまりいい気分じゃないけどな」
鶴喰湊融:「よろしくお願いしますね。…こっちも、江永さんと一緒に帰ってきましょう!」
椋実翔利:「ああ。早いに越したことはないだろ。行こうぜ」
烏羽岬:「YEROがそれ以上のリターンをもたらしてくれることに期待しよう」

GM:では、ロイスと調達が可能です!
鶴喰湊融:ロイスもう一個しか空きがない…保留!購入はなんかいいもの狙いたいなあ。ブルゲとかかな…
鶴喰湊融:って先に水晶しないと。鳥羽くんのキーンナイフに使いましょう
烏羽岬:ロイスは保留しようかなー。恵那ちゃんのことを考えてロイスもう1枠開けておけばよかったな・・!
烏羽岬:わーいやったー!お願い!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:63->67)
百入結衣子:強化素材でも狙ってみるかな。
椋実翔利:横嶋のオッサンに取ろう。今回はNPCにロイス取ってく回だ
鶴喰湊融:攻撃力+6!湊融が100以上なら+8です!
百入結衣子:消え!
百入結衣子:7dx+1>=15
DoubleCross : (7R10+1[10]>=15) → 8[2,3,6,7,8,8,8]+1 → 9 → 失敗

烏羽岬:NPCにロイス取る回、えらい。僕も次回マネしてみようっと。
百入結衣子:うーんダメだ。
椋実翔利:-リーサー/横嶋洋明/○かしこい/弱い
烏羽岬:湊融ちゃんありがとう!よしよし!
GM:強い…
烏羽岬:何から何までロイスが雑w
烏羽岬:応急手当を狙ってみようっと。椋実のぶんと合わせて2個あれば誰か一人くらいは全快にできるだろう。
鶴喰湊融:わぁい。うーん、照準機買おう。
烏羽岬:2dx+4=>8
DoubleCross : (2R10+4[10]>=8) → 8[1,8]+4 → 12 → 成功

烏羽岬:OK。ロイスはなしで、以上です。
鶴喰湊融:5dx+3=>15
DoubleCross : (5R10+3[10]>=15) → 9[1,1,4,9,9]+3 → 12 → 失敗

鶴喰湊融:ううむここで3点使ってもいいかな…!買おう!財産7→4へ。
鶴喰湊融:椋実さんどうぞ!
椋実翔利:やったーありがとう鶴喰! 鶴喰は偉いな!
鶴喰湊融:わーい!以上です!
GM:OK!
椋実翔利:というわけでオレの購入手番が空いたワケだ
椋実翔利:隣の強化素材でも買おう
GM:ドラッグを買うのか…
GM:違った
椋実翔利:ブルーゲイル、かみ合わせ悪いんだよね地味に
椋実翔利:2dx+1=>15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 10[8,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

椋実翔利:あっ買えた
鶴喰湊融:つよい。
椋実翔利:ククク……ほしいか烏羽……これが欲しいか烏羽~?
GM:買えてる!うーん、出目がいいなあ
烏羽岬:わんわん!ほしいワン!
烏羽岬:駅前でポエムでもLSDでもなんでも売るワン!
GM:後半おかしいでしょ
椋実翔利:よーしよしよし! それじゃあくれてやろう! そのかわり駅前で自分の写真集売ってもらうからな~!
椋実翔利:というわけで譲渡します
烏羽岬:わーい!水晶キーンナイフに使います。
烏羽岬:キーンナイフの攻撃力が+7され、事実上ナイフが1本増えました。
烏羽岬:このナイフを壊されたら泣こう。今度こそ以上です。
GM:グッド!

ミドルシーン4:烏羽岬/罪過を焼く火炎

GM:烏羽くんは浸食ダイスをどうぞ。容赦なく振っていただく。
烏羽岬:回想なのに!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:57->62)
GM:グッド!

GM:――あれはいつの時期の記憶だっただろうか。
GM:烏羽岬は思い出す。
GM:チーム三稜。三稜鴎。《アードゥル》セル――もう何度目かの仕事だ。
GM:《アードゥル》セルの仕事は一つしかない。暗殺。
GM:その仕事は、紛争地帯となっている密林を通過して、ある人物を殺すこと。
GM:頭上を戦闘機や武装ヘリが間断なく飛び回っていた。
三稜鴎:「……よし。そろそろハイキングは終わりだな」
GM:すでにワニやら毒蛇やらが潜む沼地、断崖絶壁と呼べる場所を通過していたにもかかわらず、三稜鴎はそう言ってきみを振り返った。
烏羽岬:「はい、先生」
三稜鴎:「じっくり観光できたか? こんなの日本じゃお目にかかれねえぞ」
烏羽岬:「冗談でしょう。観光するほどの余裕は、まだ僕にはありません」
烏羽岬:「疲労を顔に出さないのが精一杯です」
三稜鴎:「いーや、そいつは逆だ。まず余裕を持て。疲労なんて顔に出してもいいし、最悪、泣き言わめいてへたりこんでもいい」
三稜鴎:「人間性だよ、烏羽。それが一番重要だ」
烏羽岬:「必要ですか?人間性が、暗殺者に?」
烏羽岬:「いちばん不要なものだとばかり」
GM:ナイフを弄ぶように手のひらで回転させ、つる草を切る。散歩するように歩く。
三稜鴎:「いちばん重要なことだ。よそのチームはわかってねえんだよな」
烏羽岬:「そういうものですか」 大振りなマチェットナイフを振り、木々を切り開いている。
烏羽岬:「その人間性が、逆に足かせになったりは? 殺しの際に」
烏羽岬:「見捨てるべき人間を見捨てられないとか」
三稜鴎:「それも順序が違う。オーヴァードを強くするのは、究極的にはそいつと、そいつの周りとの関係性だ」
三稜鴎:「お前もやったことがあるし、遭遇したことがあるかもしれないが――」
三稜鴎:「どう考えても、どんなオーヴァードとしてのエフェクトを使っても、もうリザレクトなんて不可能なはずのやつが」
三稜鴎:「立ち上がる。何度もな。殺しても死なない。そういうことは確かにある」
烏羽岬:「ああ……幾度かは。ジャームではなく、かといってリザレクトの限界を超えているのに立ち上がる者」
烏羽岬:「前々回に遭遇したUGNエージェントも、そういう手合いでした。おかげで逃してしまった」
三稜鴎:「そういうことだな。つまり――」
三稜鴎:「人間性だけは一番大事に抱えとかなきゃいけねえ。理想の……いや、俺が思うに、理想の暗殺者ってのは」
三稜鴎:「抱えきれないくらいに関係性を持った、人間らしいオーヴァードってやつだな」
三稜鴎:「お前には素質があるよ、烏羽。期待してるぜ」
烏羽岬:「僕に素質が? 人間らしいオーヴァードの?」
烏羽岬:「先生がおっしゃる事は常に突飛で、僕の想像を超えていきますね」
烏羽岬:ただ、先生の言っている事はいつもおおむね正しい。ゆえに信じられる。
烏羽岬:「FHエージェントに必須の"欲望"ですら、今の僕には希薄だというのに」
三稜鴎:「お前、まだ子供だからな。可能性って意味だと一番でかいんだよ……いまがそんなだから、その振れ幅もでかい」
三稜鴎:「もしも……うまくいけば、きっとお前は大傑作になる。ぜひ会ってみたいね、そんな暗殺者に」
烏羽岬:「将来性となると、僕と同期のメンバーもそうでしょうか。和那や恵那、マカールなんかも?」
烏羽岬:「先生のおっしゃる、"理想の暗殺者"になる可能性が?」
三稜鴎:「……どうかな。あいつらは……ああ」
三稜鴎:「戻ってきた」
烏羽岬:即座に姿勢を低くする。
GM:三稜鴎は木々の奥に目を凝らす。先行していた“フラワルド”の小柄な影が、木々の間を高速で跳びわたってくる。
烏羽岬:「恵那。ここだ」
《フラワルド》:「……先生。烏羽。この先は事前情報通り」
烏羽岬:木の枝を切り開き、着地地点を作る。降りてこないかもしれないが。
《フラワルド》:「……あのセル同士の戦いの最前線、もうすぐ戦闘がはじまりそう」 烏羽くんの隣に音もなく落下してくる。
烏羽岬:「先生。では、事前のプラン通りに?」
三稜鴎:「ああ。仕掛けたいところだが……ターゲットは確認できたか?」
《フラワルド》:「できました。《ペルクナス》セル。一番大きいのが、それです」
三稜鴎:「いいね。観光はできたか? 写真とか撮った?」
《フラワルド》:「……撮っていませんが。なぜ写真を?」
三稜鴎:「これだよ。まあいい」 烏羽くんを振り返る。
烏羽岬:「理想の暗殺者には、人間性が重要らしい。次からは観光も意識するべきだろう」 恵那に小さく頷く。
《フラワルド》:「わけがわからない……」
三稜鴎:「ターゲットはあの一番でかいの。ここからでも見えそうだな……ってか見えるわ、マジで。すげえな……ほら」 烏羽くんに双眼鏡を渡す。
烏羽岬:「……同感だ」
烏羽岬:双眼鏡を受け取り、先生が示すほうを見る。
三稜鴎:「まさか、こんな距離で肉眼で確認できるデカさとは。今回のターゲットは文字通り大物だな」
GM:巨大な、要塞のような影。
GM:人間の形をしていない。何台もの戦車を寄せ集めたオブジェのようなものが聳え立っているのが見える。
GM:それはいま、ゆっくりと動き始めていた。
烏羽岬:「……あれは一体? ターゲットは特殊装甲車にでも搭乗を?」
三稜鴎:「いや。ああいうやつなんだよ。マスター・エージェントってのはイカれてるよな、だいたいのやつが」
烏羽岬:「率直な意見を申し上げますと、僕と恵那ではまともに殺せる気がしません」
三稜鴎:「今回の依頼主もそうだけどな。スカイのおっさん、よくもまあこんな仕事を『暗殺』って言えたもんだ……」
烏羽岬:「ベストな状況で不意を打っても無理でしょう。攻撃が通るとは思えない」
《フラワルド》:「……あなたは冷静で論理的で安心するわ、烏羽。私も同感です」
烏羽岬:自分たちが捨て駒になり、その間に先生が殺る。そういうシミュレーションまでも脳内で済ませている。
三稜鴎:「暗殺の成功は、攻撃が通るとか不意を打つとかとはまた別のところにある」
烏羽岬:「と、言うと?」
三稜鴎:「自分に殺せない相手がいたら、殺せそうなやつに殺してもらう。俺たちはそれを手伝うだけでいい」
烏羽岬:「なるほど。殺せそうなやつですか」
三稜鴎:「動力源の供給コードを切断する。あのバカでかい巨体を自家発電だけで動かすには限度があるって話だ」
三稜鴎:「そして陽動――でかいやつを一度空撃ちさせて、あとは」
三稜鴎:「スカイのおっさんがどうにかするだろ」
烏羽岬:「これは興味本位で伺うのですが」
烏羽岬:「先生が本気になれば、そういった小細工をせずとも殺せる――とか、そういった線は?」
三稜鴎:「暗殺者を戦士と一緒にするなよ」 苦笑する。
三稜鴎:「殺すと戦うはまったく別の問題だと思わないか?」
烏羽岬:「……うん。間違いなく、おっしゃる通りです」
《フラワルド》:「そういうことなら」
《フラワルド》:「やれます。私は」
《フラワルド》:横目で烏羽くんを見る。 「……でしょ?」
烏羽岬:「もちろんだ。"手段を選ばず必殺せよ"――戦わずして殺せるのなら、これほど良い作戦はない」
烏羽岬:「恵那と同じです。問題なくやれます、先生」
三稜鴎:「よし。やろうぜ、二人とも。さっさと終わらせて観光だ」 片手をあげて、音もなく歩き出す。
烏羽岬:その後ろに続く。「恵那」
烏羽岬:「あらためて思った。僕らは――」
烏羽岬:「良い先生を持ったな」
《フラワルド》:「ん」
《フラワルド》:「そうみたいね。……きっと、いいチームなんだと思うわ」
烏羽岬:それだけだ。あとはただ黙々と先生の後を追う……置いていかれないように。
GM:――そうしてこの日、マスター・ヴォルトは死んだ。
GM:ロイス・調達は不可です。
烏羽岬:過去ですからね!

ミドルシーン5:椋実翔利/凶事を呼ぶ紫電

GM:椋実さんは登場ダイスをお願いします!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:46->51)

GM:マスター・ヴォルトが死んだ日。きみが力を手に入れた日。
GM:きみは高温多湿の密林を抜けた、小高い丘の上にいた。そして、マスター・ヴォルトの姿を撮影していははずだ――記憶が確かならば。
《ホット・ショット》:「おいおいおいおい! すげーな、これ!」
GM:隣で騒がしいやつがいる。確か名前は――《ホット・ショット》。レナード・グストポート。
椋実翔利:「やっかましいなあ」
《ホット・ショット》:「見えてるか? オーヴァードだらけだ! 大会戦ってやつじゃねーか、なあ?」
椋実翔利:「ハシャいでんなよ。余計な音声が入っちまう」 マスターヴォルトが寝ぼけ眼で作った、外付けの高品質レンズを装着したスマホで記録撮影中
椋実翔利:「つっても、ここまでの規模は確かに珍しいか……一体何が起こってんだろうな」
《ホット・ショット》:「俺の声が余計だって? 冗談じゃねえ」
椋実翔利:「余計だっての。そりゃオマエはご機嫌で良いだろうが、"ヴォルト"に大声でイヤミ言われまくんのはオレだぜ」
《ホット・ショット》:「ふん。お前、知らないのかよ? 相手はあの《ケサル・ハン》セルだ。マスター・なんとかってやつのバカでかいセル」
椋実翔利:「『フフン! 何かねこの音声は! どうも木っ端のクソザコ音声が雑じっているようだが、これはワタシの活動記録に必要なモノだったのかね!』ってな具合でな……《ケサル・ハン》?」
《ホット・ショット》:「そうだよ。《ケサル・ハン》。俺はこの戦争でめちゃくちゃビッグになってやるんだ」 こいつは荷物係だ。体力があるので、マスター・ヴォルトの必要物資を抱えさせられている。
椋実翔利:「セル同士、しかもマスターエージェント同士の殺り合いか。ハハ、そりゃ確かに。ハデになる訳だ」
椋実翔利:「はーん。ビッグにねえ。こんな戦場見せられてそう言ってられるなんて大したタマだ」
椋実翔利:「雷と台風がぶつかり合うようなモンだぜ。吹き飛んで終わるんじゃねーの、オマエ」
《ホット・ショット》:「そこが俺の完璧な計画よ」 自分の頭を指でつつく。 「あっちにもこっちにも死人が山ほどでるだろ?」
椋実翔利:「出るな。出る出る」
《ホット・ショット》:「『俺が仕留めました』ってことで、死体を持ってくる。大手柄だ!」
椋実翔利:「……」 タバコを捨てて火を点け直す
椋実翔利:「オマエはセミを主に持ってくるポンコツ猫か」
《ホット・ショット》:「くそー、マスター・ヴォルト。この花火の一つでも使わせてくれりゃあよ……俺は大戦果をあげられるんだ」 背負ったコンテナをゆする。
《ホット・ショット》:「なんで使わせてくれねえんだろうな? まだこっち側は弾丸の一つも撃ってねえぜ。このままにらみ合いで終わるつもりかよ」
椋実翔利:「オマエに"マスターヴォルト"が引き金の一つでも預けるか、ってハナシはあるが……確かに」
椋実翔利:「ちょっと動きがなさ過ぎる気もするな。何かトラブルでもあったのか? 電源系……」
《ホット・ショット》:「……おい、待った。あっちがなんか動いたぞ」
GM:丘の向こうで、空が暗く淀んだような気がする。
椋実翔利:「あっちっつう方角はねえよ」 言いつつ、撮影しているスマホから目を離してそちらに目を細める
GM:では、椋実さんは見るだろう。
GM:急激に湧き出した黒雲が、きみたちの陣営に迫ってくる。
GM:それに応じて、マスター・ヴォルトも動き始める。
椋実翔利:「……おお、ありゃあなんだ。あれが《ケサル・ハン》のか……?」
《ホット・ショット》:「ほかになんだっつーんだよ! 間違いねえ、あれがマスター・エージェントの――うお!」
GM:地面が揺れた。マスター・ヴォルトが跳躍したのだ。轟音と排気を吹き出し、敵陣営に迫る――戦闘部隊も動き出したようだ。
《ホット・ショット》:「やべえ! おいて行かれるぞ! 走れ走れ走れ!」
椋実翔利:「……出た! "マスターヴォルト"……!」 スマホを構えたまま走る。撮影係なので慣れたものだ
《ホット・ショット》:「うぉわ」 体勢を崩して転ぶ。一瞬、空を見上げる形になり、驚愕する。
GM:無数の雷撃が、きみたちの陣営に襲い掛かる。その閃光で目がくらむ。
椋実翔利:「……!?」 咥えていたタバコを落とす
GM:マスター・ヴォルトはその反撃とするように、全身の砲塔から紫電の砲撃を放って応戦する――轟音と光、悲鳴と絶叫が周囲を満たしはじめる。
椋実翔利:「……ハハッ、こりゃあ……」
《ホット・ショット》:「この世の終わりかよ! どうなってんだ!」 ホット・ショットの声はどこか遠くに聞こえた。
椋実翔利:「今度もスゲーな、"マスターヴォルト"……!」 攻撃があっても歩を止めない。むしろその戦場へ近付いていく
GM:では、椋実翔利は映像を撮り続けた。
椋実翔利:どんな場所でも自分は無事だという無根拠な確信があり、実際に椋実は生き延びてきた。それゆえの記録係だ
GM:いつもなら、その映像の最後はマスター・ヴォルトの蹂躙で幕を閉じたはずだ。だが――
GM:マスター・ヴォルトが光る刃と化した腕を振り上げ、その腕が雷撃によって粉砕され、
椋実翔利:「は――」
GM:マスター・ヴォルトが踏み出す六本の脚の半数を、嵐のような旋風がへし折り、
椋実翔利:「――おいおい」 そこらの樹にしがみつき、なおも記録を続ける
GM:傾いたその体に雷撃が収束し、防御のための電磁バリアを貫いて、
椋実翔利:「…………」
GM:頭部が砕かれ、壁のような装甲が暴風によって引きはがされると、
椋実翔利:「……マジか」
GM:マスター・ヴォルトは崩れ落ちた。その胴体の真ん中を、紫色の閃光が穿つのを椋実翔利は見た。
GM:それも、君自身が驚くほどの間近で。
椋実翔利:記録映像は止めない。決着の後の様子も続けて撮るのがルールだ。それをやらず、最初は"マスターヴォルト"にひどくネチネチとイヤミを言われたものだ。
GM:いま、きみの目の前にはマスター・ヴォルトの死体……いや、もはや残骸があった。
椋実翔利:そう、その場が静まり返り、動くものがなくなるまで……記録係は、生存し、記録しなければならない。そして、それを"マスターヴォルト"へ……
椋実翔利:「……記録を」
椋実翔利:「誰に出すって?」 映像を止める
マスター・ヴォルト:『――セーフモードでの再起動に失敗しました。セーフモードで再起動を開始します』
マスター・ヴォルト:『セーフオードで再起動を行っています。――セーフモードでの再起動に失敗しました。セーフモードで再起動を開始します』
椋実翔利:虚しいアナウンスを繰り返す"マスターヴォルト"の元へ、どこか慎重な足取りで近付く。
マスター・ヴォルト:『バッテリー残量の不足を検知しました。接続してください――セーフモードでの再起動を開始します』
GM:マスター・ヴォルトはまったく動かない。わかりやすいガラクタのような火花さえもない。
椋実翔利:空虚なリピートを聞きながら、初めて死体を目の当たりにした子供のような目で、その残骸を見下ろす。
椋実翔利:「……"マスターヴォルト"」
椋実翔利:「アンタ、その……死ぬんだな。アンタも」
マスター・ヴォルト:『再起動を行っています』
椋実翔利:「そうか……」 フー、と長い息を吐きながら、頭の後ろ辺りをガシガシと掻き
椋実翔利:タバコを咥え、火を点ける 「……アンタのそばでアンタのために働いていれば、オレもちょっとは、なんつうかな。マシなヤツみたいな気分を味わえたぜ」
椋実翔利:「だからこのまま、面白おかしく暴れ回るアンタを撮影できりゃ、それも良いかとも思ってたんだが……」
椋実翔利:「やめだ」
椋実翔利:火のついたままのタバコを、残骸の上に吐き捨てる。それを踏み潰すのが第一歩。無遠慮な足取りで、"マスターヴォルト"であったものの屑鉄の山を登る
マスター・ヴォルト:『再起動に失敗しました』
椋実翔利:「まあ、アンタの下では良い経験もできたし……この戦場ってやつはビミョーに肌に合わないことを学べたぜ」
椋実翔利:「何よりこの地形と天気! あとデカい虫! トンデモ耐えきれねーぜ! アンタ結局、いつか作ってくれる電気捕虫器も作ってくんなかったしな!」
椋実翔利:笑いながら、その山を踏みしめ登る。目指す先は、唯一原型を留めて天につきつけられたままの砲塔。
マスター・ヴォルト:『バッテリーの残量――』
椋実翔利:「あと女の趣味もやっぱりな……やっぱ日本人が良いわ、オレ。だからこのまま日本にでも帰るとするぜ」
椋実翔利:「幸い、アンタと違って生き残れたしな。ただ……退職金は、貰ってくぜ」 言いながら、懐から取り出すのは作業用プラズマカッター。これも"マスター・ヴォルト"に預けられていた一品である
マスター・ヴォルト:『不足――』
椋実翔利:それを起動し、白熱する刃で原型を残した砲塔とその周囲を切り取る。もちろん機械の知識などないし、時間だってかけたくないので、自分の魔眼で転送できる限界量を基準とした当て推量だ
椋実翔利:……作業そのものは手短に終わった。"マスターヴォルト"の使い走りみたいなマネをした経験がよく活きた。
《ホット・ショット》:「ああ!? おい、何やってやがる!」
椋実翔利:「……コイツがあれば、アンタみたいになれるかもとは思わねえけど」
《ホット・ショット》:はるか遠くから、騒がしい声が聞こえた。走ってくるやつがいる。
椋実翔利:「少なくとも、ちょっとはオレもマシに……ああ!? うるせーな人が良い気分に浸ってんだよ!?」
《ホット・ショット》:「知るかそんなもん! おい! そいつは俺がいまもらいに行こうとしてたところだったんだよ!」
椋実翔利:モルフェウスの能力で、起動用のインターフェイスを急造、切り取った砲塔に取り付ける。
《ホット・ショット》:「つまり、お前より先にもらうことを考えた俺のだ!」
《ホット・ショット》:「思いついたのは俺の方が絶対に、先だ! 間違いねえ! 俺の方が合ってる! だからいますぐそれよこせ!」
椋実翔利:「そうか! オマエの主張はよく分かった!」 ガチャン。砲塔が"ホット・ショット"の方に向けられる
《ホット・ショット》:「……てめえ、このっ。ただの記録係野郎が……!」
椋実翔利:「でも死ね!!」 そして、砲撃! 前後も制御も考えない、ありったけの全力攻撃!
《ホット・ショット》:「この野郎っ、タダじゃすまさね……えええええええっ!?」 吹き飛ぶ。一瞬たりとも耐えられなかった。
椋実翔利:"マスターヴォルト"がガラクタになっても、その砲塔は奇跡的なまでにフル稼働した。装填されていた残弾はバラまかれ、"ホット・ショット"をクズ肉にし、辺りの地形も開墾向けに整地してくれたのだ
GM:ホット・ショットは吹き飛んできみの視界から消えた。だが、いまの一発の轟音と閃光で気づかれただろう。
GM:マスター・ヴォルトは死に、その残骸から何かを得た者がいることに。
椋実翔利:「……これも、アンタの意志なのか? なんてな」
椋実翔利:「っと、こうしちゃいられねえ」 《ディメンジョンゲート》でゲートを開く。まずそこに、切り取った砲塔を放り落とす。さすがに故郷の海につなぐわけにもいかない……近距離転移で切り抜けよう
GM:いますぐに脱出する必要があるだろう。注目を集めてしまった。
椋実翔利:そのゲートに自分も足を踏み入れようとして、もう一度"マスターヴォルト"を振り返る。
椋実翔利:「……それじゃあな。ありがとよ、"マスターヴォルト"」
椋実翔利:そして、ディメンジョンゲート。薄暗い魔眼の向こうへ、姿を消す。

GM:調達、ロイスは不可。

マスターシーン:江永瑞穂

GM:――簡単に言ってしまえば、《ホット・ショット》は最悪だった。
GM:うんざりするほど、子供じみた精神性をしている。
GM:いくらでも残酷な手段をとれることが、大人の証拠だと考えている類の人間なのかもしれない――私はそう思った。
《ホット・ショット》:「――ダメじゃん、お前!」
GM:目の前に、女性の体が転がってきた。
GM:私と同じく、あの鎖に捕まって連れてこられた女性だ。たぶんUGNの職員。
GM:ろくに抵抗もできていないことを見ると、非戦闘員のように思える。
GM:いまは、すっかり顎が砕けている。それもオーヴァードであるからには、間もなく治ってしまうのだろう。
《ホット・ショット》:「ろくな情報喋らないし、悲鳴あげるだけかよ! しかもそれが全然面白くねえ! おい、そんなんじゃYouTuberデビューできねえぞ!」
《ホット・ショット》:「わかるか? 役に立たない以上、せめてエンターテインメントしてくれないと」
《ホット・ショット》:「いまどき誰もがエンターテイナーになれる時代なんだぞ。な!」
GM:一方的なことをまくしたて、《ホット・ショット》は彼女の腹部を蹴飛ばした。
GM:悲鳴はなかった。
《ホット・ショット》:「もう限界かよ! マジか! あーもう、狸寝入りしてるんじゃねえだろうな」
GM:同じ部屋で鎖に繋がれている私たちの間に緊張が走る。
GM:《ホット・ショット》の憂さ晴らしの道具になっていた人物が、悲鳴さえあげられなくなったのだ。
《ホット・ショット》:「それじゃ、次! 誰だ、あと何人? もう時間がねぇんだよなあ」
《ホット・ショット》:「《フェザー・タップ》のことだ! なんでもいいから話してみな。役に立ったら、そいつは助けてやるよ」
GM:やつはそう言うが、嘘か本当かわからないし、どちらかといえばたぶん嘘。
GM:まだ無事な周りの数人が恐怖の視線を交し合う。
GM:だからかもしれない。
GM:私はものすごく腹が立ってきた。
GM:こんなやつに恐怖を抱かせられるなんて、信じられないくらい腹が立つ。
江永瑞穂:「――《フェザー・タップ》のことなら」
GM:気づけば、私はそう言っていた。
江永瑞穂:「よく知ってるわ。あんた、あいつに会いたいの?」
《ホット・ショット》:「おお? なんだ、いるじゃねえか! お前、あのコソ泥野郎の知り合いか? なあ?」
《ホット・ショット》:「残り時間ぎりぎりのところで発言してくれた、お前! そういうのいいね! 助けてやりたくなってきたかもよ!」
GM:居場所でもなんでも、バラしてもいい気分だった。
GM:椋実翔利のことは好きじゃない。っていうか、むしろ嫌いな方。
《ホット・ショット》:「さっさと言えって。そういうタメいらねーから。昔から嫌いなんだよな、答えはCMの後とかそういう――」
GM:笑いながら手を伸ばしてくる。
江永瑞穂:「あ、そう」
GM:私は、その手を逆につかんでやった。能力を注ぎ込む。
GM:《ホットショット》の手の皮膚が沸騰するように泡立ち、ぶくぶくと爆ぜた。
GM:鎖のせいだ。本来なら、こいつまるごと火だるまにしてやれたのに。
《ホット・ショット》:「――クソ! この……!」
GM:そうだ。椋実翔利のことなんて知ったことじゃない。
GM:こいつがムカつくから何も教えてやりたくない。
江永瑞穂:「あなた、救いようもない馬鹿ね」
GM:私は笑ってやった。これでいい。
GM:少なくとも、他の連中がいたぶられる不愉快な光景を眺めなくて済む。
GM:あとは簡単だ。
GM:そのうちみんなが来てくれる。待つだけでいいとは、なんて楽な役だろう。

ミドルシーン6:過去より足音が響く

GM:シーンプレイヤーは烏羽くん。ほか、登場は自由です。
GM:登場する方はダイスをどうぞ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:62->68)
烏羽岬:なんか出目が4-6あたりに集中してる
烏羽岬:俺は安定体……?
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:67->68)
鶴喰湊融:やったぜ。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:65->74)
百入結衣子:へいきへいき

GM:烏羽岬のかつてのバディ、“フラワルド”舘原恵那。
GM:彼女の潜伏地点までは、驚くほど簡単にたどり着けた。R市の繁華街のはずれ。
GM:なんのことはない。椋実翔利が遭遇した地点のほど近く。マンスリーマンションの一室を不法占拠して、半ば強引に滞在していた。
《フラワルド》:「……遅いわ」
GM:きみたちがその一室にたどり着くと、ドアをノックする前に不満そうな声が飛んできた。
烏羽岬:「悪い。こちらも立て込んでいた」
《フラワルド》:「立て込んでた?」 いらだったような響き。 「それはずいぶん忙しかったんでしょうね」
百入結衣子:「そそ。買い出し行ってたからね~」集団入室するに不審でない、偽装工作のため。
《フラワルド》:「さっさと入って来なよ」
烏羽岬:「"アードゥル"セルの事情はある程度把握している。情報効果をしたい……中に入れてもらえるか?」
烏羽岬:「入っていいらしい」 トラップを警戒しながらドアを開けます。
《フラワルド》:「鍵なんて意味ないからかけてない」
GM:では、烏羽くんがドアを開けた瞬間。
GM:ものすごい速度――おそらくハヌマーンの身体強化速度で、右ストレートが飛んでくる。
烏羽岬:「それはよくない。年頃の女子が一人で暮らすなら防犯はきちんとするべきだ。洗濯物も、カムフラージュとして男性用のものを一枚……」
GM:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,4,9,10]+4[4] → 14

烏羽岬:殴られる!
GM:ダメージは特に発生しないが、回避してもガードしてもいい。
百入結衣子:「えっ」
烏羽岬:じゃあ避けます!《切り払い》。
鶴喰湊融:「ちょ、なにをして…!」両手がビニールバッグに入った荷物で塞がっている。
烏羽岬:3dx+21
DoubleCross : (3R10+21[10]) → 7[5,6,7]+21 → 28

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:68->69)
GM:おのれ!では見事に避けました。
烏羽岬:セルで叩き込まれた訓練によって、身体が勝手に動く。
烏羽岬:パシっと受け止めました。
GM:《フラワルド》の恐るべき速度の右ストレートは、烏羽くんの顔面を正確に打ち抜こうとして、寸前で止まった。
烏羽岬:「大丈夫だ百入、鶴喰。ボディタッチを伴うコミュニケーションというものだろう」
《フラワルド》:「……ふー……」
《フラワルド》:「受け止めるわけね。あ?、そう。お前ってそういうやつよね」
鶴喰湊融:「……ずいぶん怒ってるみたいですけど?」
《フラワルド》:「怒ってるみたい? それは怒るに決まってるでしょ!」
烏羽岬:「怒っているな……どうした、恵那? 何があった?」
烏羽岬:「いつも冷静なお前にしてはずいぶんカリカリしている」
《フラワルド》:「こいつがいなくなってから、セルが――私がどれだけ大変な目に遭ったと思ってるの?」
《フラワルド》:「明らかに! お前が! いきなり姿を消したのが原因だ!」
烏羽岬:「待った。玄関先で大声をあげると、隣近所の迷惑になる」
百入結衣子:「……まあ、急においてかれたらそうなるよね」
烏羽岬:「奥で話そう」 ずいずいと部屋の奥に行きます。
《フラワルド》:「置いて行かれたとかじゃない。ついていくつもりがあったみたいなことを言わないで……!」
《フラワルド》:イライラしながらも部屋には入る。
烏羽岬:「置いていったことは謝る」 火に油!
鶴喰湊融:「……え、いいのかなあ…。お邪魔しますね」ぺこっと頭を下げて中に入る。
《フラワルド》:「……逆撫でされてる気分なんだけど。あなたたち」 鶴喰さんと百入さんを見る
百入結衣子:「湊融はこういうデリカシーのないやつに転んじゃダメだからね」
《フラワルド》:「よくこれと平然と仲間付き合いできてるわね」
百入結衣子:「……まあ、家族みたいな感じだからね」ニコニコと微笑む。
鶴喰湊融:「…まあ、ちょっとさっきのは無いなあって思います」目を逸らして。「普段はよく気を遣ってくれるんですよ…?」
《フラワルド》:「……ああ、そう。大変ね。まあ、それはいいわ」
《フラワルド》:「重要なのは、いまおかれている現状のこと。私と、こいつが」 烏羽を指さす。
烏羽岬:「僕が? 恵那が狙われているのは知っていたが、僕もか」
烏羽岬:「教えてくれ。"アードゥル"内で何があった?」
烏羽岬:「……なぜ和那がリーダーではない?」
《フラワルド》:「当たり前でしょ。先生――あの男が放っておかない」
《フラワルド》:「……殺されたからよ! そのくらい、調べたでしょう。やったのはあいつ! 三稜鴎!」
烏羽岬:「……」
《フラワルド》:「姉さんは、烏羽、お前を追おうとした。当り前よ。脱走者を放っておいたらメンツが立たない」
《フラワルド》:「三稜鴎はそれに反対した。……口論にすらならなかった。反対意見を口にして、姉さんが問い返そうとしたときには――」
《フラワルド》:「もう殺されていた」
烏羽岬:「……ふむ」
烏羽岬:「信じられない。先生は確かに行動が読めないところがあるが……」
烏羽岬:「僕を追うのはセルとして当然の仕事だ。それに反対して、リーダーを、殺す……?」
《フラワルド》:「違う! いまなら私にはわかる。あいつが私を振り返って、なんて言ったと思う?」
烏羽岬:「なんと言ったんだ。先生は」
《フラワルド》:「”それが心の力だ。大事にしろよ”って――いつもの通りのあの顔で! そう言った!」
烏羽岬:「ああ」
烏羽岬:「なるほど。言いそうでは、あるな」
《フラワルド》:「あいつは、私たちを強くすることしか考えていなかった。私たちを大事にしていた――それがどういう意味なのか、もっと考えなくちゃいけなかった」
《フラワルド》:「あいつはジャームよ。間違いなくね」
烏羽岬:「恵那。君はこれからどうするつもりだ」
《フラワルド》:「……当たり前のことを聞くな。セルを取り戻す。あの男を殺す」
烏羽岬:「僕に協力できることは?」
《フラワルド》:「……協力するつもりがあるの? どういうこと?」
《フラワルド》:「私がお前を探していたのは、せいぜいあの男を引き付ける囮役よ。自発的に協力してくれるわけ?」
烏羽岬:「理由は二つある。こちらも立て込んでいるからな……その過程でお前を助けられるなら、可能な限り助けたいというのが一つだが」
烏羽岬:ちらりと鶴喰、百入を見る。
烏羽岬:「5歳だったかな。4歳か」
烏羽岬:「まだセルに入りたての頃だ。僕は和那にプロポーズした」
百入結衣子:「えっそうなの!?」
《フラワルド》:「は」
鶴喰湊融:「…………??」どうしてその話が出るのか全く分からない!
《フラワルド》:「……はじめて聞いたんだけど!?」
烏羽岬:「した……子供の口約束レベルだが」
百入結衣子:「微妙に二人で噛み合ってないけど……?」
烏羽岬:「"ぼくが将来FHのいちばんつよいエージェントになって、和那をお嫁さんにする"みたいな事を言った記憶がある」
烏羽岬:「子供の、ただの気まぐれだ。初恋に数えていいのかすら怪しい」
鶴喰湊融:「…わ、わわ、え、ええ?」情熱的ですね、と言えばいいのかそれとも今までの話の流れは?!と言えばいいのか
《フラワルド》:「よくも姉さんにそんなこと言えたわね、本気でびっくりしたわ」
烏羽岬:「びっくりしたのは僕の方だ。その和那が殺されたというんだから」
烏羽岬:「僕の脱走がその引き金だとしたら。僕の幼少時のたわごとを、初恋によるプロポーズと考えていいのなら」
《フラワルド》:「……驚ている? お前が? とてもそんな風には見えないわ」
烏羽岬:「お前に協力して先生を倒す。その権利くらいはあるはずだ」
烏羽岬:驚いているだけではなく、別の感情も言葉尻からにじみ出ている。
烏羽岬:静かに怒っている。和那と恵那をこのような目に遭わせたことや、先生の本質を見抜けなかったことに。
鶴喰湊融:「………鳥羽くん」その表情を見詰めている。
烏羽岬:「すまん百入、鶴喰。僕は可能な限り、恵那に協力したい」
烏羽岬:「江永の救出はもちろん最優先だが……そのあとはどうなるか分からない。あらかじめ謝っておく」
百入結衣子:「それって、あたしたちと対立することにはなる?」
百入結衣子:「なる?って聞き方だとちょっと角が立つかな、えっと」
百入結衣子:「そうなるとは思わないんだけど。ないよね?」
烏羽岬:「するわけがない。もちろん、したくもない」
烏羽岬:「僕は普通の人間だ。普通の人間が、姉や妹と対立するなんてことはあってはならない」
烏羽岬:「できれば"ヴリトラ"に身を置きつつ、恵那とも協力する……そういう、よくばりセット?な道を模索したい」
鶴喰湊融:「そうですね。此方も敵性勢力を削ることに利益は………、」鳥羽くんの言葉に続く言葉が切れる。
百入結衣子:「じゃあさ、謝ることなんて一つもないよね」
百入結衣子:「ただのちょっとわがままな弟だ。お姉ちゃんとしては、元気があっていいと思うな」
烏羽岬:「そうか。ありがとう、お姉ちゃん」
烏羽岬:「鶴喰はどうだ。不満があれば、言ってくれて構わない」
鶴喰湊融:「………お兄さんのやりたいことを助けるのが、いい妹だと思うので」
鶴喰湊融:「…すきに、していいと思います。後からついていくので」ぷいっと顔を逸らす。
烏羽岬:「うん。ありがとう、鶴喰」
百入結衣子:「湊融も湊融のしたいようにしていいんだよ~」顔をぐいっと正面に向けさせる。
鶴喰湊融:「ふにゃっ!?」耳が赤い。
《フラワルド》:「……信じられないんだけど。セルのメンバーって、こんなのに付き合うもの?」
《フラワルド》:「……ホントに?」
烏羽岬:「"ヴリトラ"はそういう人間の集まりなんだ。学校にも行っているし、タピオカも飲んでいる」
百入結衣子:「そゆこと。……それにさ!その程度で謝らないといけないんだったらさ」
百入結衣子:「どこかのダメ兄貴には100ぺんは謝らせないと釣り合いが取れないでしょ?」
百入結衣子:「それも面倒だしね。岬はそれでいいよ」
烏羽岬:「それもそうだった。椋実のような、落ちてるものを拾っただけ精神を身に着けないとな」
鶴喰湊融:「う、ぅぅ…、あ、あまり鳥羽くんもああなられるのはちょっと困ります…」
烏羽岬:「そういうことだ、恵那。連絡先はこの紙に書いておいた。落ち合う場所の候補も」
百入結衣子:「それはホントに気をつけてね。演技指導とか真に受けちゃダメだからねあれ?」
烏羽岬:「何かあれば僕を頼っていいし、僕にもお前を手伝わせてくれ」
烏羽岬:手帳に『椋実の演技指導は半分くらいに聞いておく』とメモってます。
《フラワルド》:「……結局。やる気なわけね?」
烏羽岬:「初恋の相手の敵討ちだ。やらない理由がない」
烏羽岬:「それに…………」
烏羽岬:「…………いや」
烏羽岬:先生は絶対、僕が感情をあらわにして敵討ちに来る事を望んでいるはずだ。
烏羽岬:「とにかく、やる」
《フラワルド》:「わかった。なら説明する」
《フラワルド》:「《アードゥル》セルにも反・三稜派は少なくない。……ああいうやつだとわかってからはね」
烏羽岬:「恵那もその一人のはずだな。だが、お前がセルを追い出されたということは……」
烏羽岬:「他の反・三稜派はどうした。鎮圧されたか」
《フラワルド》:「まさか」
《フラワルド》:「とっくに市内に近づいてるわ。三稜鴎と、その手勢が姿を見せるのを待ってる」
《フラワルド》:「三稜鴎は殺せないかもしれない。でも、その一派を大きく削れるはず。やつが姿を現しさえすれば……」
《フラワルド》:「つまるところ、チーム三稜の最大の強みも弱みも、三稜鴎ってこと。あいつがいれば強いし、いなければそうでもない」
鶴喰湊融:「典型的なワンマンチームですね…」
烏羽岬:「中核さえ叩けばいい、道理だな。うちのセルも鶴喰がいなくなると事務会計処理が立ち行かなくなる」
百入結衣子:「お恥ずかしい話なんだよねそれ!」
《フラワルド》:「力が抜けそうになるわ。……とにかく、烏羽岬。お前は昔から三稜鴎のお気に入りの一人だった」
烏羽岬:「そのようだ。先生はたびたび、"お前は理想の暗殺者になる"と言っていた」
百入結衣子:「岬が認識されることが必要ってことだ。隠密の基本なんだよ、こういうの」
百入結衣子:「気配を限りなく減らすことには限界があるから。周りを増やしたほうがいい」
《フラワルド》:「お前が派手に動けば、三稜鴎は絶対にお前のところに現れる」
《フラワルド》:「いまから数時間以内に、派手に動く予定はある?」
烏羽岬:ちらっと百入・鶴喰を見る。
鶴喰湊融:こくり、と頷く。
烏羽岬:ホットショットぶち殺しに行くのを話していいものか考えている顔。
百入結衣子:頷いて。「そっちも得意だ」
百入結衣子:「ちょうどそのつもりがあるよ。相手が相手だ、派手になると思う」
《フラワルド》:「都合がいいな。他のセルとやるつもりか? それともUGNか」
百入結衣子:「“UGNと”やるつもり」
百入結衣子:「……UGN相手に、じゃなくって。UGNと一緒に」
《フラワルド》:「本気か? それは……」
《フラワルド》:「……信じられないが、そうか」
百入結衣子:「そうなると、表社会の偽装が働く。それは当然、一般向けの、表から覆う偽装だ」
百入結衣子:「そういうのって、裏から見たら、逆に悪目立ちするでしょ?」
《フラワルド》:「確かに。それは派手だな。見事な陽動になる――が」
烏羽岬:「さすが百入だな。偽装だとかそういう事を語らせると、右に出るものがいない……」 普通に勉強になるのでメモをとっている。
《フラワルド》:「……いや。お前がそのつもりなら、よほどの事情があるのだろうな、“クロイドン”」
百入結衣子:「……それ、さ」
百入結衣子:「どこで聞いたの?あんまり、目立ったことしてないと思うのに」
《フラワルド》:「我々の主要な敵はUGNだった。――“モーターウェイ・フォックス”が言っていた」
《フラワルド》:「最高の暗殺者は誰か?」
《フラワルド》:「“ヤシュト”三稜鴎。“クロイドン・キャット・キラー”」
《フラワルド》:「私や“モーターウェイ・フォックス”はその次だとさ」
百入結衣子:「あはは。知られてるなら、みんな2流なのかもね」
《フラワルド》:「かもしれないな。だが、一つだけ忠告しておこう」
百入結衣子:「ちょっと自信出てきたかも。絶対に届かない相手じゃないのかもね」
《フラワルド》:「三稜鴎には手を出さない方がいい。遭遇しても放っておけ。他に目的がある、今回のようなときにはな」
烏羽岬:「そこは謙遜のしすぎだ。百入は自分が恐ろしく強いことを自覚した方がいい」
烏羽岬:「僕がヴリトラと対立したくないのも、半分くらいは百入が怖いからだ」
鶴喰湊融:「はい、百入さんはすごいです!」むっと腕を張る。
烏羽岬:「鶴喰もこう言っている」
《フラワルド》:「……はいはい。そうね」
百入結衣子:「身内の褒めはなあ。嬉しいけど、過信しちゃダメだよね」
百入結衣子:「肝には銘じておくよ。岬よりはちょっぴり年上だから」
百入結衣子:「ワガママもちょっと控えめだ。そっちには手を出さないようにするね」
《フラワルド》:「話しがついたなら、さっさと仕事にとりかかりたいわ。……そっちも急いでいるんだろう」
鶴喰湊融:「む、そうですね。こちらは此方の仕事をしましょう」
烏羽岬:「僕らが相手をするのは"ホット・ショット"という男だ。もし何か気づいた事があったら連絡してくれ」
烏羽岬:「こちらも、可能な限り先生の動向をチェックしておく」
《フラワルド》:「決まりね。……幸運を祈る」
烏羽岬:「了解した」 適当な椅子に腰掛けていたが、立ち上がる。
烏羽岬:「恵那」
《フラワルド》:「……なに?」 不機嫌そうだ。
烏羽岬:「和那の仇は取る」
烏羽岬:「辛い思いをさせてすまなかった」
烏羽岬:それだけ言って、すいーっと退室します。
《フラワルド》:「……何を、いまさら……」
《フラワルド》:「遅すぎる」 窓の外を見る。今にも雨が降りそうだ。空が暗い――

GM:ロイス、購入が可能です。
GM:最後の購入チャンスだよ!
鶴喰湊融:はいっ。何を買おうかな…
鶴喰湊融:あ、ロイスは鳥羽くんに取ります。
烏羽岬:最後!
烏羽岬:恵那ちゃんにとろうっと。
鶴喰湊融:“きょうだい”/鳥羽岬/〇好意/隔意 で。
百入結衣子:ロイスは保留かな~
烏羽岬:-昔の相方/舘原恵那/信頼/○罪悪感/ロイス
烏羽岬:昔の女 みたいになってしまった
鶴喰湊融:何か欲しいものある人います?ないならデバウラー用の強化素材かブルゲとか買おうかなあ
鶴喰湊融:昔の女ww
百入結衣子:こっちも強化素材を狙ってみよう。
百入結衣子:消えて判定します。
百入結衣子:7dx+1>=15
DoubleCross : (7R10+1[10]>=15) → 10[1,2,4,6,6,8,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

烏羽岬:こっちは大丈夫!湊融ちゃんは好きなのをかいなされ!
烏羽岬:うまい棒とか・・
鶴喰湊融:うまい棒。
百入結衣子:買えた!湊融にあげるよ~
GM:うまい棒…
鶴喰湊融:わーい!ありがとうおねえちゃん!
烏羽岬:ブルーゲイルを狙ってみようかな。
烏羽岬:3dx+4=>20
DoubleCross : (3R10+4[10]>=20) → 4[1,2,4]+4 → 8 → 失敗

鶴喰湊融:デバウラーに使います。攻撃力が20に。
烏羽岬:全然ダメ!以上です。
鶴喰湊融:ブルゲ!
鶴喰湊融:5dx+3=>20
DoubleCross : (5R10+3[10]>=20) → 8[2,2,2,6,8]+3 → 11 → 失敗

鶴喰湊融:財産使っても無理!以上で!
GM:OK!

ミドルシーン7:響く鼓動を知っている

GM:全員登場を推奨しますFS判定シーンです。
GM:ダイスをどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:68->70)
鶴喰湊融:いい感じだ
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:51->55)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:69->78)
烏羽岬:うわっ高い
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:74->81)
椋実翔利:さすがにちょっと後でジェネシフトります
GM:OK!

GM:R市、北部。
GM:かつて乱立していた企業ビルは、折からの不況により撤退して久しい。
GM:いくつかのビルが廃ビルとなり、ご多聞に漏れず、そこはよからぬ連中の根城となっている――。
GM:きみたちは、すでにそのエリアに足を踏み入れていた。
横嶋洋明:『あー。どうかな? 聞こえてる?』
GM:《パタンジャリ》、横嶋からの通信音声が入る。
椋実翔利:「おいそっちこそ聞こえてたかよ横嶋のオッサン!」
椋実翔利:「烏羽もやっと女をオトしたぜ……! 顔なじみとはいえ」
烏羽岬:「こちらは問題なく」 椋実の大声に軽く眉をひそめる。
鶴喰湊融:「はい、問題ありません」椋実さんの話に苦笑している。
椋実翔利:「立派になったもんだよなぁ。色々教えた甲斐があったもんだ……」 うんうん頷いている
横嶋洋明:「ええ? そうなの、ほんとに?」
烏羽岬:「本気にしなくていい。落としてもいない……恵那は、恵那だ」
椋実翔利:「ほらこいつテレてるぜ。いっちょ前に普通の中学生みたいになりやがって!」
横嶋洋明:『よ、よくわかんないんだけど、状況説明はじめても大丈夫……? 椋実くんがまた適当なこと言ってるだけのように思えるんだけど』
百入結衣子:「大丈夫。続けて?」
烏羽岬:「はじめてくれリーダー。なんなら、椋実の音声はオフにしてくれても構わない」
椋実翔利:「おいおい、オレはいつだって真剣だぜ。まあ続きは帰ってからにしようか……祝杯にとっておきの一本を出してやるよ」
百入結衣子:「祝杯より祝砲を上げてほしいかな」
椋実翔利:「じゃあそれは前祝いだ。いつだってとびきりのを撃ってやる」
横嶋洋明:『うん。じゃあ、改めて。――《YERO》との接触には成功したし、UGNへの情報のリークも完了した』
YERO:『大したことはしていない』
GM:唐突に、音声が割り込んでくる。
椋実翔利:「おっ、ウワサのスーパーハッカー」
鶴喰湊融:「わっ…!」
YERO:『彼らにも情報収集ルートがある。その一つに成りすましただけだ』
百入結衣子:「簡単に言ってくれるなあ」
烏羽岬:「はじめてお目に……目ではないが、お目にかかるな。あなたが"YERO"か」
YERO:『結果食いついた。総勢五名、こちらに向かっているところだ――ああ』
YERO:『自己紹介や挨拶は、この荒事が終わってからにするべきだろうね』
烏羽岬:「同感だ。前置きなしでも仕事ができる人間がここには揃っている」
烏羽岬:「時間も限られているしな」
鶴喰湊融:「…ええ、そのときには聞きたいことがたくさんあります」「だから、早くに片付けてしまいましょう」
横嶋洋明:『そうそう! 状況は予断を許さないってやつかな。《ホット・ショット》はドローンをかなりの数、ばらまいているみたいだ』
烏羽岬:「監視用か?リーダー」
横嶋洋明:『いいや。戦闘用だよ、びっくりだよね? ぼくもジャマーを発生させるドローンを飛ばして妨害してるけど、効き目が悪いやつもある』
百入結衣子:「流行ってるなあ。こないだUGNも使ってたよね、ドローン?」
百入結衣子:「そのうち、オーヴァードも要らなくなるのかも」
YERO:『仕方ないだろうね。お互い、電子テクノロジーは専門外だ。特にマスター・ヴォルトの開発した自立ドローン群は――』
横嶋洋明:『そ、その話はあとにしよう。とにかくドローンがかなりの数うろついてる』
椋実翔利:「ああ! どっかで見たことあると思ったら……」
椋実翔利:「じゃあ第一祝砲はそいつらに……って言いたいトコだが、あんまハデするのも微妙か? 妙な気を起こされても困るしな」
YERO:『知っているのか。いや、当然か、《フェザー・タップ》』
YERO:『むしろ、きみたちがそれを引き付けるのだ』
横嶋洋明:『言いたくないけど、そういうこと。……江永くんを救出できるのはぼくらじゃない』
烏羽岬:「今回は一貫して囮役、というわけか。地味だが大切な仕事だな」
横嶋洋明:『UGNだ。正確に言えば《カレイドソーン》の武器だ。彼女の一撃を成功させるための陽動だね』
百入結衣子:「大丈夫。悪目立ちをするのも慣れてるよ」
百入結衣子:「学校でタバコが見つかるみたいなものだ」
椋実翔利:「なるほど、祝砲一発目はそいつらにカマして良いわけだ! オッケーオッケー、それならメチャ派手にやってやろう」
鶴喰湊融:「…直接出来ないのが腹立たしいですけど、仕方ないですね」ペンダントを握る。
烏羽岬:「だが、大丈夫か? 椋実が言った通り、派手な騒ぎを起こして人質を殺される可能性は?」
烏羽岬:「"ホット・ショット"は衝動に身を任せているタイプの人間だ。理性的な反応をするとは限らないと思うが」
YERO:『人質と考えているかどうかは微妙だね』
YERO:『彼は《フェザー・タップ》を同類と考えている』
YERO:『絶対に人質なんて通用しないと思っていると思うよ』
椋実翔利:「なるほどね。確かにアイツがオレを似た者同士だと思っていれば、逆にそんなまどろっこしい手は取らないか」
百入結衣子:「言いたくないけど。殺されるなら、ドローンの撃破は関係しないだろう、ってわけか」
YERO:『他人は自分を映す鏡というやつだ。心当たりはあるだろう』
椋実翔利:「心当たりある?」 皆を見る
烏羽岬:「ありすぎる」
鶴喰湊融:「…わたしからは何も」目を逸らす。
百入結衣子:「鏡も知らないの?」
椋実翔利:「どうも皆はあるらしい。色々考えながら頑張って生きてんだなぁ」
横嶋洋明:『ま、まあ――落ち着いて。やることは簡単だ。陽動して挑発して、《ホット・ショット》を引きずり出す。そして意識を引き付け――《ホット・ショット》の遺産を無力化したら、江永くんをすばやく迎えに行く』
烏羽岬:「だが、了解した。百入の言う通りだな……常に江永の命の危険がある以上、少しでも早く動いたほうがいいわけだ」
横嶋洋明:『一応、顔を隠したほうがいいね。覆面か何か持ってる?』
椋実翔利:「ああ、UGNと交戦するからか。どうする? 一応オレ用意できるけど」 イージーエフェクトで!
鶴喰湊融:「…タイミングがシビアですね。あ、前のときに使ったやつがあります」《テクスチャーチェンジ》。自分の服装を切り替える。
椋実翔利:「まあそういうオレは必要ないんだけどな! 前会った時に素顔だったから!」
鶴喰湊融:「わたしも外見を変える程度なら出来ますから、必要なら言ってくださいね」
百入結衣子:「あたしも大丈夫」《天使の外套》で塗り替える。
烏羽岬:「僕は持ってきた。前回の反省を踏まえて」 ドンキホーテでピエロの仮面を買ってきた。
横嶋洋明:『おおう……』 椋実くんに対して唖然とした声
烏羽岬:「江永救出時は、UGNメンバーのすぐ近くを通る事になるだろうからな。正体バレにはくれぐれも気をつけよう」
YERO:『……おっと、失礼。UGNの人数を数え間違えてた。総勢五名じゃない、四名だ。一人はどこかで潜伏しているのかな?』
鶴喰湊融:「…む。気になりますが、探している時間も惜しいですね」
百入結衣子:「……じゃあそれが、“モータウェイ・フォックス”かも」
椋実翔利:「……潜伏? この局面でか。狙撃手か何かか? それともあっちはあっちで烏羽んトコのセルを警戒してるのか……」
烏羽岬:「百入と同じタイプなのかもな。なんにせよ、意味あって姿を消しているんだろう」
横嶋洋明:『では、作戦開始かな』
横嶋洋明:『第一段階。まずは接近ルートを割り出そう。できるだけ目立つようにとはいっても、集中砲火で近づけもしなかったら話にならないね』
烏羽岬:「ドローン以外にも防御兵器があるかもな。僕らが蜂の巣にならないよう……そしてUGNが接近しやすいよう、可能な限り潰そう」
椋実翔利:「派手にやるのはちょっとガマンか。オーケー。オレは後でぶっ放すためならちょっとだけガマンできる男だ」
百入結衣子:「目立ち方も大事だから。変に軽く目立つと、目的達成前に潰される」
GM:メイがひっそりと首を伸ばす。
GM:江永の気配を感じ取っているように見える。はっきりと一方向を見据えている――ように見える。
鶴喰湊融:「…こっちが、江永さんのいる方向…?」出る時の会話を思い出している。
烏羽岬:「……メイの江永レーダーか。信頼していいと思うか?」
椋実翔利:「他にアテがないからな。明らかにこりゃ違うだろってなったら別の方針を立てよう」
百入結衣子:「今は信頼するしかないと思うな。ここで穿っても何の得もないもの」
鶴喰湊融:「リーダーの言を信じてやってみましょう!」
YERO:『それでは気を付けて。つまらないケガはしないようにね、鶴喰妹』 通信は切れる。
鶴喰湊融:「んなっ…!」その苗字を持つひとを、セルを出てからひとりも会ったことも聞いたことも無い。
烏羽岬:「鶴喰妹、か」
鶴喰湊融:「…本当、帰ってきたらぜったい口を割らせてやるんだから…!」
百入結衣子:「……うん。帰ったらにしようか。今は集中してね?」
椋実翔利:「おうおう、そうしろそうしろ。ありゃ明らかにわざとだからな。誰だか知んねーけど」
鶴喰湊融:「……………はいっ」明らかに不機嫌になったが、逆に気合は一層入っている。
烏羽岬:「作戦開始前にうちの鶴喰のテンションを乱してくれるとはな……厄介な味方だ」
百入結衣子:「……厄介な敵よりはいいでしょう」
椋実翔利:ジェネシフトします。2dほど
椋実翔利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 9[6,3] → 9

椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:55->64)
烏羽岬:コレでも一番低いんだな・・w
GM:低いな~!
鶴喰湊融:他の皆70~80付近だからなあ…w
椋実翔利:まあ後は追々追いついていきましょう

マスターシーン:雲居春音

???:『発見したな。ドローン群。マスター・ヴォルトの遺品だな。《ホット・ショット》は近い――総員、戦闘準備』
???:「出番か? 構わんけどね。もう始めてるやつがいるぜ、あいつ、もう仕掛けた……いきなり破壊、2機だ」
???:『《ザンザーラ》か。彼はまったく――仕方がない。続け、《無支祁》』
???:「はい了解。給料分は働くよ――《カレイドソーン》、援護してやる。突っ込むぞ」
雲居春音:「了解! いつでも大丈夫! でも先生、《ホット・ショット》はまだ見えないの?」
???:『こちらからでも判別できない。標的となるビルで待ち伏せている可能性が高い』
???:「《モーターウェイ》が心配かよ、《カレイドソーン》。あの女の心配なんてするだけ無駄だぜ」
雲居春音:「でも……」
???:『きみのやるべきことに集中しろ。それが結局、彼女の安全に繋がる。他に懸念事項は?』
雲居春音:「……この前みたいに《スヴェルト》セルとか、それだけじゃなくて、覆面のセルの人たちが出てきたら?」
???:『可能性はある。邪魔をするなら、排除するしかないな』
???:「気が進まねえな。《スヴェルト》の剣士と槍使い、ありゃ死ぬほど強いぜ」
???:『今度は私と《モーターウェイ》がいる。一方的な展開にはならないはずだ』
???:「だといいけどな――おい、来たぞ! ミーティング終わりだ。行くぞ、《カレイドソーン》!」
雲居春音:「あっ――はい! 《カレイドソーン》、交戦開始します!」

GM:では、このシーンのFS判定をご説明しておきましょう
烏羽岬:ご説明!
■FS判定:《ヒート・バック》救出
完了値:25 / 終了条件:7ラウンド
支援判定:【精神】難易度7
判定1:接近ルート偵察⇒《知覚》 難易度7 / 最大達成値:30
GM:終了条件を満たしてもゲームオーバーというわけではなく、クライマックスにデメリットが発生するのみです。
GM:共有メモにも張りました。
GM:なお、このFS判定の途中ではエネミーが出現する可能性があります。
GM:以上です!質問がなければ開始したいと思いますが、みなさんいかがか!?
鶴喰湊融:大丈夫です!
烏羽岬:いつでもどうぞ!
椋実翔利:れる!
百入結衣子:いけます!
GM:OK!
GM:では始めましょう!
横嶋洋明:『接近ルートを探そう。ドローンを発見したら、見つけた地点を教えてほしい。こちらで無効化できると思う』
GM:というわけなので、初手は椋実さんから。
GM:支援でも進行判定でも好きなのをどうぞ!
百入結衣子:ハプニングは発生しない……?
GM:あ!忘れてた!
GM:振ろう
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 28

21~30:不安定なレネゲイドの高揚。メイが遺産としての力を発揮する。全員の進行判定のダイスが+1。
烏羽岬:メイえらーい!
GM:基本的に数が低いほどいいことが怒ります。
烏羽岬:「例のジャマーか。うまく効いてくれることを祈ろう」
百入結衣子:あっえらい
GM:起こります。
鶴喰湊融:メイくんえらいぞ!
椋実翔利:ちかくはんていを
GM:メイが無言で首を伸ばす。ドローンの位置を感知しているようだ。ある程度はその反応が参考になるだろう。
椋実翔利:します
椋実翔利:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[1,4,5,7,9,9]+1 → 10

GM:ぐぐ……乗せたか……!10の大台に……!
椋実翔利:フッ
進行値2/25
GM:イベントはまだなしです。
椋実翔利:SHIDENに乗って高度を確保し、双眼鏡(安物)でドローンを見つけ、報告する
横嶋洋明:『オーケー、オーケー。いいぞ。そう何度もドローンの相手なんてしたくないからね……と』
GM:ジャマーが働いたのだろうか。ドローンはきみたちに気づいた様子はなく、素通りしていく。
椋実翔利:「そうそう。祝砲前にはタメが大事だぜ」
横嶋洋明:『この調子ならビルまで素通りで接近できるんだけどな……』
GM:手番は続いて百入さんです。
百入結衣子:マイナーで熱光学迷彩を起動。メジャーで〈知覚〉判定します。
烏羽岬:消えるマンレディ
GM:消失!
百入結衣子:12dx+1>=7
DoubleCross : (12R10+1[10]>=7) → 9[2,2,2,3,5,6,7,8,8,9,9,9]+1 → 10 → 成功

百入結衣子:回らなかったかな。まあでも十分だ。
GM:きっちり10の大台に乗せたか……!
進行値4/25
GM:これならイベントが発生する。
横嶋洋明:『その調子だ、オート操作のドローンはもう敵じゃないね』
百入結衣子:「うん。こないだもやったから慣れてきた」皆のところに戻ってきた。
横嶋洋明:『さすが百入くん……余裕がある。オート操作の方はね。いやまったく。……《ホット・ショット》。ブラックドッグかあ』
横嶋洋明:『あっちはマニュアル操作だ』
烏羽岬:「本当にビルまですんなり行けそうな気がしてきたが、ふむ」
椋実翔利:「何、相変わらずこざかしいマネしてんなアイツ」 一人高度を取っているので煙草を吸ってる
烏羽岬:「やはりそう簡単にはいかないか」
鶴喰湊融:「…むう」物陰に隠れつつ観察中。
GM:明らかに君たちをねらって、高機動のドローンが殺到してきている。
百入結衣子:「また違った警戒が要るね。本職だとなあ」
百入結衣子:「うち、電子戦は苦手だもんね。その延長みたいなものだ」
GM:《ホット・ショット》のことだ。きみたちに近づいたら、無差別に爆撃やら攻撃を行うつもりだろう。
GM:隠れていようが関係なく焼きだすつもりかもしれない。
椋実翔利:「数はそう多くないだろ。どうにか地形使って撒くか……それとも祝砲行っとくか?」
横嶋洋明:『うーん……いいや。仕方ない。こんなこともあろうかと!』
横嶋洋明:『こっちもドローンを用意しといたよ。近づかれる前にそれで迎撃するといい。無駄な体力は使わない方がいい』
GM:というわけで判定値が変わる。
判定2:ドローン撃墜⇒《知識:機械操作》 難易度7 / 最大達成値:30 支援判定は【肉体】7
烏羽岬:「無人機同士の争い。いよいよハイテク戦争めいてきたな」
椋実翔利:「いいな。シューティングゲームだ。やってやれ烏羽。普通の中学生はこういうのにアツくなるもんだぞ!」
横嶋洋明:『まあ、これはハイテクじゃなくてかなりアナログなんだけど……がんばって。どうしても無理なら、椋実くんか鶴喰くんよろしく』
GM:というわけで、手番は鶴喰チャンに!
鶴喰湊融:はいっ。本判定は苦手だし、待機か支援ですね
烏羽岬:湊融ちゃん、事務会計係なのに知識判定がいちばん苦手なの、末妹って感じでかわいい
鶴喰湊融:実用的なのしか覚えてない!
烏羽岬:こっちはダイス4つ振れるので多分7は超えられるはず……だけど、支援はどっちがいいのかなあ
鶴喰湊融:3dは振れるから行ってみるのもアリではあるのかな…
烏羽岬:支援するか、自分でシューティングゲームするか、湊融ちゃんがやりたいほうを選ぶとよろしい!
鶴喰湊融:ここは手堅く行きたいかな!支援します!
烏羽岬:わーい兄妹コンビ!
鶴喰湊融:肉体で鳥羽くんを支援します!
鶴喰湊融:9dx=>7 えいやっ
DoubleCross : (9R10[10]>=7) → 9[3,4,6,6,7,7,9,9,9] → 9 → 成功

鶴喰湊融:あぶないあぶない…。+3どうぞ!
GM:成功。烏羽くんの進行判定に+3ボーナス。
烏羽岬:ありがとう妹! じゃああらためて知識判定。
烏羽岬:といっても、機械操作は持っていないので精神素振りです。メイボーナスでダイスを+1。
GM:これは支援というか何機か撃墜してあげたのかな
烏羽岬:6dx=>7
DoubleCross : (6R10[10]>=7) → 9[1,3,6,6,7,9] → 9 → 成功

烏羽岬:妹パワーで繰り上がって12!
鶴喰湊融:そんな感じな気がしますね>共同撃墜
GM:ぐぐぐ、進行値+2……!
進行値:6/25
GM:まだイベントは起きません…!
烏羽岬:「ドローンの操作か。以前少し学んだな」
横嶋洋明:『烏羽くん、操作は大丈夫だよね? 戦闘機と同じオペレーティングシステム入れてるから、だいぶ簡単だと思うよ!』
烏羽岬:「問題ない。爆弾をくくりつけたドローンを火薬庫にぶちあてる仕事をしたことがある」
百入結衣子:「それめちゃめちゃ複雑怪奇じゃないの……?」
烏羽岬:「数が多い。鶴喰、支援してくれ」 順調にドローンを落としていく。
横嶋洋明:『そうかなあ? ぼくは戦闘機のOSの方が使いやすいと思うね。すごく自由度が高いし……』
椋実翔利:「いいか、相手は"ホット・ショット"だ! 最初はフェイント混ぜてけ! 効くから!」
椋実翔利:「んで何度かやったらストップだ。勝手に深読みして変な動きすっから! そういうヤツ!」
鶴喰湊融:「じゃあ、わたしが操作中の護衛と援護をします」機械は苦手だ。PC操作くらいは憶えたけど…。
鶴喰湊融:「はいっ、そこ…!」刀身の変形による異常軌道で引き裂く。
烏羽岬:「えらいぞ鶴喰、その調子だ」
烏羽岬:「椋実の言う通り、フェイントにもひっかかりやすいようだが……やはり数が多い。もう少し数を減らさないとダメそうだな」
百入結衣子:「質の差もあるだろうしね。どこまで削れるかな」
GM:では、このまま第2ラウンド。
鶴喰湊融:「ん、さっきのは、椋実さんのアドバイスのおか、げ、だよ!」幾つかの銃弾を弾き、ドローンやこちらに来る攻撃を捌く。
椋実翔利:「よしよし、じゃオレにもコントロールくれ。良い所見せてやるよ」
百入結衣子:「やっぱり男の人って、こういうおもちゃ遊び好きなの?」
鶴喰湊融:「リーダーも準備してるときたのしそうでしたね…」アジトの様子を思い浮かべ。
横嶋洋明:『――ストップ、待った。来たぞ。順調なところ悪いんだけど!』
椋実翔利:「そりゃそうだ! いくつになっても止めらんねーよこういうのは! むしろどうして女は……」
横嶋洋明:『《アードゥル》セルだ! 距離30……20……メートル!』
GM:黒い仮面と、白い仮面の暗殺者がきみたちの行く手に姿を現す。
椋実翔利:「……おっと、そっちか。ま、動かないワケがないよな」
烏羽岬:「ちょうどいい。恵那の手助けもしたかったところだ」
烏羽岬:「気をつけろ。情報にもあった通り、アードゥルはバディでの戦闘を基本としている」
椋実翔利:緩やかに角度を調整しつつ 「仕方ない、最年長としておもちゃ遊びは百入に譲るとしよう。オレにはもっと派手なのがあるからな」
GM:というわけで、このラウンドからエネミーが登場します。
烏羽岬:「たった二名でも、能力面で十分なシナジーのある組み合わせのはずだ」
GM:烏羽くんの記憶にある限り、こいつらはアードゥルの中でも下っ端の方だ。
烏羽岬:シナジー、なさそう
GM:少なくとも異貌者ではない。コードネームもない。仮面で相貌を隠すことを課せられているものたちだ。
百入結衣子:「人形遊び?そっちのほうが女の子っぽいのに」
GM:というわけで、ラウンド2.ハプニングチャ~ト!
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 60

烏羽岬:ちょっと高め!
鶴喰湊融:さっきの二倍くらいだ
51~60:ドローン過密地帯。進行判定を行うとHPに1d10ダメージ。
GM:気を付けてね!
烏羽岬:や、山手線
横嶋洋明:『うわ……《ホット・ショット》、彼は正気か? ホントに無差別に落としてきたよ!』
GM:ドローン群はまだ遠いにも関わらず、爆弾らしきものを投下してきた。進むなら、建造物の破片の方が危なそうだ。
GM:というわけで、手番は椋実さん!検討の末、行動をどうぞ!
椋実翔利:「でも人形壊すのは男の方だろ……おっと、あっちもその気のようだぜ」
烏羽岬:「莫迦を刺激するとろくなことにならないという教訓が得られたな。次からの参考にしよう」
GM:判定は相変わらず《知識:機械操作》で^す
椋実翔利:あっと、そういや手順踏んでなかったですが、セットアップでコーリングシステムによりスカイキッドに搭乗していることにしてください
GM:へい!OK!
椋実翔利:で、ヴィークル用レールキャノンにより黒い暗殺者を攻撃します。《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》
GM:ゲーッ!黒ーッ!
椋実翔利:11dx8-2
DoubleCross : (11R10-2[8]) → 10[2,4,4,5,5,5,6,6,8,9,9]+10[3,8,10]+4[3,4]-2 → 22

椋実翔利:不安になる値だな……!
GM:黒はドッジ。
GM:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,3,6,8,9,10]+1[1] → 11

椋実翔利:やーい!
GM:ギェーッ!白が行動放棄カバー。ダメージをください!
椋実翔利:健気!
椋実翔利:3d10+20
DoubleCross : (3D10+20) → 22[8,6,8]+20 → 42

椋実翔利:諸々有効
椋実翔利:あっと、水晶の剣が抜けてる
GM:烏羽はこのパターンを知っている。黒が攻撃。白がそのサポート。
椋実翔利:ので、+6。48ですね!ついでに照準器も抜けてた
GM:白は黒の攻撃を成立させるためのアシスト役――だから、黒を動かすためなら、自分の身を犠牲にしても援護する。
GM:めっちゃ効きました。それは落ちます…
GM:黒は一言も言葉を発さない。白は当然のように椋実さんの攻撃の射線に立つ。
椋実翔利:敵もこちらは見えているだろう。だから敢えて、丁寧に角度を合わせる。
椋実翔利:そして、砲口に魔眼を設置。一発の弾丸を亜音速で射出し、白い暗殺者の中心を撃ち抜く
GM:白い暗殺者は、自らの体を広げたように見えた。そのまま吹き飛ぶ――血煙、肉、骨。
GM:その影から、黒い暗殺者が飛び出してくる。
椋実翔利:「……よし、ダーツならブルズアイだし、的も壊してコールドゲーム。今日は慎重に勝ちたい気分なワケだ」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:64->69)
GM:ターゲッティン
烏羽岬:「……虚しいな。ただの道具に徹する暗殺者というのは、はたから見るとこれほど虚しいものか」
GM:1d5
DoubleCross : (1D5) → 4

GM:百入お姉ちゃん!
百入結衣子:ムッ
GM:5が出るとメイが防御します
百入結衣子:えらい……
烏羽岬:「自分の心に従い、アードゥルを抜けてよかった」
暗殺者:「……!」
暗殺者:マイナーでハンドレッドガンズ。投げナイフを生成。
暗殺者:コンセ(モルフェウス)+カスタマイズ+レインフォース+アタックプログラム。
暗殺者:11dx7+16
DoubleCross : (11R10+16[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,5,7,8,8,10]+10[2,2,7,7]+10[6,7]+5[5]+16 → 51

烏羽岬:ファッ!?
GM:うわわ
百入結衣子:こいつエースじゃないの……?
鶴喰湊融:めっちゃ回すね?!
GM:こいつ……この戦いから生き残ったら、絶対に昇格できるぞ!
椋実翔利:くっ、こいつが最低レベルだというのか……!
百入結衣子:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,3,4,9] → 9

百入結衣子:無理でーす。ダメージを!
暗殺者:6d10+18 ぜんぶ有効
DoubleCross : (6D10+18) → 40[10,9,4,7,6,4]+18 → 58

GM:うわーっ
椋実翔利:6d10で40w
烏羽岬:強すぎw
百入結衣子:エースだろこいつ……!
烏羽岬:エースですねこれは・・
鶴喰湊融:ダメージダイスもすごいいいな!?
GM:強いぞ! お前にはコードネームが必要みたいだ…!
百入結衣子:耐えきれるはずもなし。《リザレクト》します。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:81->84)
暗殺者:仮面の下の瞳が鋭く細められる。無数のナイフが射出され、散弾のように百入さんを貫く。
百入結衣子:「んっ……!」
暗殺者:「ひゅう」 喉の奥が鳴る。ばね仕掛けの人形のように飛び跳ね、壁に立つ。
GM:手番は百入さんへ。
百入結衣子:「さっすが、岬の同郷だ」
百入結衣子:マイナーで隠密。メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。
百入結衣子:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[3,4,4,5,5,6,7,8,9,9,9,10]+10[3,4,6,6,6,7]+ 10[8]+10[8]+4[4]+4 → 48

GM:殺す気が高い
GM:ええーい、ドッジ!
烏羽岬:「無事か百入? 今のであちらの動きは把握した」
暗殺者:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[2,3,4,4,6,9] → 9

GM:しょせんはアンダーカード……
烏羽岬:「次のドローンを落とし終えたら、僕が始末するが」 戦闘を任せ、ドローン操作に専念している。
GM:これが限界か……ヒットです。ダメージをどうぞ。
百入結衣子:5d10+46+3d10 装甲有効
DoubleCross : (5D10+46+3D10) → 26[1,4,8,5,8]+46+10[2,6,2] → 82

烏羽岬:強すぎる
GM:吹き飛びました
百入結衣子:「そう?じゃあ」
百入結衣子:一筋のレーザーが、壁に立つ暗殺者に直撃している。
百入結衣子:分子運動を停止させ、その場に凍りつかせるように縫い止めた。
暗殺者:「…ひゅっ」 何が起きたのか理解できない。
暗殺者:絶命の直前、肺が最後の空気を口から送り出した。
百入結衣子:「あたしの方が早いや」動けぬ相手を鴨撃ちにする。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:84->88)
GM:《アードゥル》セルの暗殺者を一掃した。
椋実翔利:「よし、見た感じ接近してくる敵はいないカンジする。烏羽、鶴喰、シューティングゲームだ!」
百入結衣子:「お客さんはあたしたちで見ておいたから。2人はおもちゃで遊んでてね」
GM:手番は鶴喰チャンへ。
GM:どうぞどうぞ
鶴喰湊融:はいっ。では今回はこっちも判定にチャレンジしてみます。2dしかないけど…
横嶋洋明:『……おもちゃで遊ぶ枠に、ぼくも入っている気がするなあ……』
GM:どうぞ・どうぞ!
鶴喰湊融:2dx=>7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 3[3,3] → 3 → 失敗

烏羽岬:がんばれ妹!
烏羽岬:妹ー!
鶴喰湊融:むう…
GM:これはどうしようもない!
GM:ダメージを1d10受けてもらう。これだ!
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

GM:はい!
鶴喰湊融:「えー…っと。ここはこうで…あ、やっぱりわたしだと
GM:軽減とかはできないやつです。
椋実翔利:「あっはっは、鶴喰の、明らかに動きがヘンだな! フラッフラだ。オマエはもうちょい遊べ!」
鶴喰湊融:「…だめなやつですね!練習してないのに出来ないや!」コントローラを身体で庇い、鳥羽くんに再度パス。
鶴喰湊融:「うぐぐ…!事実なだけに言い返せない…!」
GM:爆撃が近い。破片が鶴喰さんに降り注いだ。
GM:手番は烏羽くんに移ってオーケーです。
烏羽岬:「人間には適材適所というものがある……鶴喰は普段から別の仕事を頑張っているから、気にしなくていい」
百入結衣子:「……これ、操作者は結構危険だ。開けた場所に出ないとだもんね」
百入結衣子:「湊融、無理しないでね」
鶴喰湊融:「うう…、優しさが痛い…。ありがとうございます…!」
烏羽岬:じゃあ判定!再び精神で素振り。
烏羽岬:5dx=>7
DoubleCross : (5R10[10]>=7) → 8[3,3,5,5,8] → 8 → 成功

烏羽岬:あぶなっ。成功しました
GM:OK!
進行値 7/25 残り5ラウンド
烏羽岬:ダメージもくるがいいぜ~!
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

GM:しょぼい!
烏羽岬:自軍ドローンが目視できる開けた場所に出て操作する。当然攻撃を喰らうわけだが……。
GM:こんな値では殺せないぞ!
GM:まだイベントは起きない…。
烏羽岬:「鶴喰が先に出てくれたおかげで助かった。爆撃の軌道がよく見える」
烏羽岬:爆撃パターンを読み、最低限の被弾で済ませている。
烏羽岬:「とはいえ、回避しながらだと効率が悪いな。椋実、続きを頼む」
横嶋洋明:『も、もうちょっと! もうちょっと減らせば、無視できるレベルになるはず……!』
鶴喰湊融:「…鳥羽くんは上手いですね…」ちょっと嫉妬。
GM:ラウンド2終了。ラウンド3へ。
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 40

烏羽岬:烏羽岬のHPを-2した(HP:28->26)
烏羽岬:「鶴喰が希望するなら、今度ラジコンを買ってきて一緒に練習しよう。何かの役に立つかもしれない」
31~40:不安定なレネゲイドの高揚。進行判定達成値が+1、進行判定すると浸食率が2増える。
烏羽岬:オートジェネシフト!
椋実翔利:好都合と来た~!
鶴喰湊融:「…むむむ。時間があるとき、お願いしますね」
百入結衣子:チャンスだ
椋実翔利:「よしよし。地元のゲーセンでいろんなゲームのランキングにMKMの名前を刻んでやったオレの実力を見せてやろう」
GM:メイの全身から何らかの力が投射される。熱のようなものを感じる。
GM:このラウンドは暗殺者の追加話。
GM:追加はなし。
GM:なのでそのまま椋実さんへ。
椋実翔利:知識:機械操作 で判定!
椋実翔利:奇しくも知識:機械操作はスカイキッドの操縦技能と同じ……その力をお見せしましょう
椋実翔利:3dx+1=>7
DoubleCross : (3R10+1[10]>=7) → 8[2,6,8]+1 → 9 → 成功

GM:絶対持ってないぞって思ってました。
GM:でも成功!
進行値:8/25
烏羽岬:「……嬉しい誤算だな。メイの存在が予想以上にプラスに働いているようだ」
椋実翔利:フ……オレは結果オーライと強弁しながらこんな所まできてしまった男よ。成功!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+2した (侵蝕率:69->71)
GM:浸食値も上がっておる…!
烏羽岬:「伊達に空から落ちてきたオーパーツではないわけだ」 メイをひと撫でする。
GM:では、ドローンを一掃することに成功した。
GM:メイは亀にしては活発に、落ち着かなさそうにうろうろとしている。
椋実翔利:「おい、オレのお手本のようなプレイング見てたか! 数が少なくなって躍起になった"ホット・ショット"をハエ叩きだぜ!」
GM:では、ここでイベントも起きる。《アードゥル》の暗殺者が本格的に集まりつつある。
百入結衣子:「弱った相手には本当に容赦なく強いよね」
鶴喰湊融:「確実に勝ちを拾えるのは得難い力ですから…」実際に操作も非常に巧かった。
烏羽岬:「浮かれない方がいい。アードゥルの二人を相手にした分、少々時間を食いすぎた」 腕時計をチェックしている。
GM:きみたちのやるべきことは、彼らに見つからないように掻い潜ることではない。 UGNの通り道をこじあけることであり、”フラワルド”の攻める隙を作ることだ。
GM:よって判定は高変化する。
GM:こう変化する。
烏羽岬:「32秒の遅れだ。焦らず急ごう」
判定3:暗殺者の陽動⇒《回避》(※この判定は隠密不可) 難易度8 / 最大達成値:30 / 支援判定:【精神】難易度7
百入結衣子:バカな……
烏羽岬:ピンポイントメタw
鶴喰湊融:まあ隠れてたらいけないよね…w
GM:そして手番は百入さんへ。
百入結衣子:待機します。判定が変わってるといいな。
GM:待機するなら鶴喰チャンです。
鶴喰湊融:では回避で判定いきますよ!
烏羽岬:グマグマ~ッ 行くのだ我がセル随一の肉体派、鶴喰湊融よ!
鶴喰湊融:8dx+2=>8 メイボーナス込み。
DoubleCross : (8R10+2[10]>=8) → 10[1,5,6,7,8,9,9,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

鶴喰湊融:やったーっ!
鶴喰湊融:やったーっ!
GM:なんと10の大台にのっけて成功!
GM:進行値 10/25
百入結衣子:すごいすごい!
GM:判定は変わらないけど、進んだ!
鶴喰湊融:とんとん、と靴の爪先を整える。
暗殺者:「……」
GM:暗殺者がきみたちに近づきつつある。
GM:投げナイフが、あるいは銃弾が飛んでくるだろう。自由に迎撃して構わない。
鶴喰湊融:「じゃあ、行きます。派手めに動いて、こっちに惹きつけつつ…」動き出す瞬間。はらはらと、身体から花びらが散ってゆく。
鶴喰湊融:ひらひらと空を泳ぐ花弁のようにすり抜けていく。時たま大剣で派手に妨害をいれて、陣形を崩す。
鶴喰湊融:そして去り際に、わざとらしく視線をくれてやる。
暗殺者:「……ちち」 舌を鳴らすような音。何かの合図だろうか。距離を詰めてくる。
鶴喰湊融:(よし、いい感じ。鳥羽くんに百入さん、行きますよ!)カカッ、
鶴喰湊融:靴音で合図を出す。
GM:手番は烏羽くんへ移ります。
烏羽岬:「さすがにこれは百入の得意分野ではないな。なるべくこちらで終わらせておこう」
烏羽岬:この接待判定……さすがに全力で行くしかない!
烏羽岬:エフェクトを使って全力回避します。《切り払い》《居合い》。
烏羽岬:5dx+31
DoubleCross : (5R10+31[10]) → 10[6,9,9,10,10]+6[1,6]+31 → 47

百入結衣子:つっよ……
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:78->82)
鶴喰湊融:つよすぎ
GM:さすがだ……
鶴喰湊融:あ、私も侵食上げますね。
GM:最大達成値の30を軽くオーヴァー…
GM:浸食値あげありがとうございます!
烏羽岬:あっそうか、追加で+2か!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+2した(侵蝕率:82->84)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:70->72)
進行値 14/25
烏羽岬:何の遮蔽物もない平地に棒立ちになります。暗殺者の攻撃どころか、生き残ったドローンの爆撃も一手に引き受け、
烏羽岬:それら全てを投げナイフの投擲、斬撃、体術の三つで完全回避する。
GM:もちろんここまでたたきつけたら判定も変わる。暗殺者たちは烏羽によって十分に引き付けられた。きみたちに殺到しているといってもいいだろう!
百入結衣子:「あれはすごいもんだよね。あたしには無理だ」
烏羽岬:「――“乱れ晴嵐”。たまには役に立つな、この技も」
暗殺者:「……ち、ち」 虫の群れに似ている。投げるナイフは烏羽にかすりもしない。
横嶋洋明:『……よし! ここかな? 十分引き付けた、こちらも突破しよう!』
椋実翔利:「おーすげー、砂糖に群がるアリだな。あの砂糖、毒入ってっけど」
鶴喰湊融:「あはは…。あれも出来たら百入さん、何だったらできないでしょう…?」後方に下がっている。
横嶋洋明:『車を用意しといたよ。ランドクルーザーだけど、装甲増やして馬力もカサ増ししといた』
横嶋洋明:『そいつで突破するのが早いんじゃないかな? いちいち相手してたら、きみらはまあ絶対負けないだろうけど、疲れるだろうし』
烏羽岬:「時間もかかるしな。さすがリーダー、いいサポートだ」
鶴喰湊融:「江永さんのところにも早く行かないとですしね。ありがとうございます、リーダー」
椋実翔利:「助かる。オレもそろそろ睨まれて狙撃とかされんじゃないかと思ってたトコだ」
百入結衣子:「問題があるとすると、誰かが運転しないといけないことじゃないかな?」
GM:というわけで判定が変わる。
判定4:敵中突破⇒《運転:任意》 難易度8 / 最大達成値:30 / 支援判定:【精神】難易度 7
鶴喰湊融:「……誰が出来ましたっけ」
横嶋洋明:『え。誰かできるよね? あれ? みんな免許……あれ?』
烏羽岬:「ここが公道でなくてよかった。18歳未満が運転しても法に問われることはない」
椋実翔利:「オレやるか? どっちがアクセルペダルかは分かるぜ」
GM:手番は百入さんへ。
百入結衣子:「お兄ちゃんがこの調子じゃ全滅か。弱ったな」
烏羽岬:「安心しろ、最低限の運転は学んでいる。ウインカーが右、ワイパーが左のレバーだ」
鶴喰湊融:「…ふ、不安しかない!」
百入結衣子:隠密運転を試みましょう。
横嶋洋明:『不安しかない。ぼくがそっち行った方が早かったりして……いやいやいや! 頼むよ、百入くん!』
烏羽岬:ゆうれいドライバー!
百入結衣子:9dx+1>=8
DoubleCross : (9R10+1[10]>=8) → 9[1,1,4,4,5,6,7,8,9]+1 → 10 → 成功

百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:88->90)
GM:ギャーッ2桁成功か……!
烏羽岬:すごい!
鶴喰湊融:きっちりこなす!流石!
進行値:16/25 残り4ラウンド
百入結衣子:「安全運転をしなくていいなら、あたしがやる」
椋実翔利:「おっ、大丈夫か? 右足でアクセル、左足がブレーキだぞ」 合流して乗り込む
鶴喰湊融:「も、百入さん…!」救いが見つかったような顔をしつつ乗り込む。
GM:これで完全に突破でき、判定も変わる値だ。
GM:運転でもっと手間取るかと思ったがサクッといかれてしまった!
百入結衣子:アクセルを完全に踏み込んで離さず。
百入結衣子:動かすのはハンドルだけ。周囲の流れを押し止めて、瞬間判断で捌き切る。
烏羽岬:「なるほど。高速道路での運転が得意そうだな、百入は」
GM:アードゥルの三流暗殺者をはねとばして、ビルへとさらに近づける。
烏羽岬:「この調子なら間に合いそうだ。リーダー、ビルまでの距離は?」
横嶋洋明:『ああ! 悪いんだけど、そこから直進するのは待ってほしい! UGNだ――思ったより苦戦してる』
鶴喰湊融:「わわわ…すごい…」そう感心しつつ、周囲の警戒をしている。
百入結衣子:「……ん」急制動。「じゃあ、どうする?」
横嶋洋明:『少しでいい、手を貸してあげてくれ。ぼくらだけじゃ作戦の意味がない』
椋実翔利:「ぶおっ」 つんのめって頭をぶつける
烏羽岬:「“バレずに”だな。了解した」 ちゃっかり安全バーを掴んでおいた。
鶴喰湊融:「っと、了解です!…椋実さん、大丈夫ですか?」手をクッションにして止めていた。
椋実翔利:「はっはは、大丈夫大丈夫……オレもSHIDENに乗り始めた頃はこれくらいしょっちゅうだったぜ。で? 援護ってハナシだな?」
横嶋洋明:『ああ。思ったより苦戦してる。原因は、たぶん――《スヴェルト》セル!』
百入結衣子:「……それは、ちょっぴり厄介そうだ」
横嶋洋明:『横からの参戦はないと思ってたんだけどな……! 事情はわからないが、誰かに足止めを食らってるみたいだ』
烏羽岬:「“ホブルディ”がいない事を祈りたいな。これ以上彼女の恨みを買うのは避けたい」
鶴喰湊融:す、と僅かに目が細まる。「…江永さんの救出の邪魔はされたくないですね」
横嶋洋明:『槍使い――なのかな。とにかくそういうオーヴァードと交戦中! あのセルもよくわからないなあ。単騎で動かすなんて』
椋実翔利:「もしいたらドサクサ紛れに殺そうぜ! ……って単騎か。そりゃ残念」
横嶋洋明:『よほど自信があるのか、何も考えてないのか……とにかく、頼むよ! “カレイドソーン”だけでも離脱させてあげないと!』
百入結衣子:「残念がることはないでしょう。単騎のほうが御しやすい」
百入結衣子:「最悪釣り出せば、敵わなくとも援護になれるもの」
鶴喰湊融:「ええ。…いい感じに歌ってくれるくらいの手合いなら、更に嬉しいですね」
烏羽岬:「しかしUGN相手に単騎とはな。よほど腕に自信があるのか、単なる命知らずなのか……」
椋実翔利:「まあな。今は江永を助けるのが何よりだ。で、そのために"カレイドソーン"。分かってるって」
横嶋洋明:『よし、行こう。できる限りぼくも援護するよ――“ホット・ショット”まであと少しだ』
烏羽岬:「鶴喰、リラックスだぞ。スイッチの入ったお前はお前で、頼りがいがあるが」
烏羽岬:「僕としては、普段のお前のほうが普通の小学生っぽくてより好ましい。人間性を忘れるなよ」
鶴喰湊融:「……、」ふぅ、と一息ついて。「…これから突入なのに、もう」
鶴喰湊融:「うん、わかっています。江永さんが最優先で。…いつもみたいに、いつもに戻すんだ」

▼ 付録(登場組織紹介)

GM:いぇーい
GM:FS判定がイベントにより変更されました。
進行値:16/25 4ラウンド目
判定5:UGNの援護⇒《白兵》または《射撃》 /  難易度8 / 最大達成値:30 ※エフェクト不可
烏羽岬:白射!
烏羽岬:ううっ、烏羽の白兵9が輝くのに手番が遅い……!
椋実翔利:いつでも誰でもロックンロールだぜ!
雲居春音:「……うわ! なに、新手?」
槍使い:「おう。なんだ、殺し屋どもの仲間か?」
槍使い:「今日は盛況だな。そろそろ腰が辛いんだがね……帰ってくれんかな」
GM:きみたちの行く手に戦闘風景が見えてくる。
GM:大柄な槍使いと、“カレイドソーン”雲居春音が切り結んでいる。
GM:そして黒ずくめの暗殺者たち。これはきみたちを認識すると攻撃対象を切り替える。
横嶋洋明:『ううん! これは仕方ない、“カレイドソーン”を援護しよう』
横嶋洋明:『できるだけ正体を明かさないように! ってことで、よろしく頼むよ!』
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 33

メイの効果。不安定なレネゲイドの高揚。進行判定達成値が+1、進行判定すると浸食率が2増える。
烏羽岬:いくつか買ってきた覆面・仮面の中から、髑髏の仮面をかぶってます。パーカーのフードも使って顔全体を隠している。
GM:というわけで椋実さんの手番です。よろしくどうぞ
鶴喰湊融:きゅ、と瞳孔が窄まる。「了解です、リーダー」小声で通信に応答。
百入結衣子:「アードゥルを向こうに近づけるのも危険、か。嫌な局面だ」
???:「おいおいおい、覆面の連中……FHかあ? だいぶワケわかんなくなってきたぞ! 誰が味方だ!」
GM:UGN側にはもう一人。黒いコートの男がいて、こちらも雲居さんを援護する形で槍使いと交戦している。
GM:知らない人がいっぱいだ!
椋実翔利:「ま、UGNよりはマシだろ。何せアッチはどれが自分に向かってくるかも分からなくてヒヤヒヤしてるだろうからな!」
椋実翔利:攻撃します。《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》 対象は一応暗殺者(黒)
GM:攻撃される!
椋実翔利:11dx8-2
DoubleCross : (11R10-2[8]) → 10[2,2,3,3,6,6,6,7,8,8,8]+10[4,6,9]+10[10]+7[7]-2 → 35

GM:ドッジ!
暗殺者:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[2,2,4,7,8,9] → 9

GM:命中。ダメージください。
椋実翔利:4d10+20+6+2d10
DoubleCross : (4D10+20+6+2D10) → 20[1,9,9,1]+20+6+11[9,2] → 57

烏羽岬:『嫌な局面ですが、多少の面倒は仕方がありませんな。確実に排除いたしましょう』 《完全演技》。声色も変えている。
椋実翔利:諸々有効
GM:ミドル雑兵に耐えられるはずがない。
GM:白が行動放棄カバーして吹き飛びました。
烏羽岬:『なにせ、状況を把握できているのは我々だけときている』
暗殺者:「……ひゅ」 当然のように、椋実さんの攻撃の射線に体を投げ出す。
椋実翔利:百入の運転している車から、SHIDENで飛び出す。蹴るように機体・砲塔を回転させ、そのまま高速の砲撃。一発で命中させる
槍使い:「ふうん。ありゃウチのセルの面子でもねえな。だが……やりやがる」 片手間に雲居さんの斬撃をいなしながら、その着弾を眺める。
椋実翔利:「まだまだ先の予定が詰まってんだ。賑やかしはスマートに退場してもらうぜ!」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:71->76)
暗殺者:「ひゅっ」
GM:1d4 ターゲット。百入さん以外、4でメイが防御
DoubleCross : (1D4) → 4

GM:げええ
百入結衣子:メイ!
鶴喰湊融:メイ!えらい!
椋実翔利:カメのちから
烏羽岬:えらーい!
暗殺者:「……!」
烏羽岬:カメ!
GM:ナイフを生成し、射出する――が
GM:それはきみたちには当たらない。
GM:正確には鶴喰さんを狙ったはずだが、その体をナイフがすり抜ける。
烏羽岬:『……ん』
椋実翔利:「おっ、何だ? 新技か?」
鶴喰湊融:一瞬被弾に身構えたが。
鶴喰湊融:「…これが。ありがとう、メイ」小声で、柔らかく感謝の意を伝える。
百入結衣子:「ますます分からない。どういう遺産なんだろ、これ」
槍使い:「おうおう、お前らよりあっちの方が面白そうだな? ええ?」
槍使い:槍使いはコートの男の防御を貫きながら、きみたちに興味を示している。
???:「くっそ……このオヤジ、俺の鱗がボロボロじゃねえか……!」
GM:手番は百入さんへ。
烏羽岬:『とんでもない。私どもはたまたま通りがかっただけ』
烏羽岬:『そちらの戦いの邪魔はしませんから、見逃して頂けませんか?』 心にもない事を言う。
雲居春音:「なにそれ! ただの通りがかりが……そんな変な覆面つけて怪しさ抜群のカッコするはずないでしょ!」
百入結衣子:待機します。
槍使い:「違いない! さて、一番の使い手は誰だ? 剣ってのも悪くはないが……」
GM:OK.
GM:では次の手番は雲居さん……は取り込み中なので、鶴喰さんです。どうぞ!
椋実翔利:「から……えーと、覆面の! 怪しいオマエがそう言ったって聞かれるワケがねえ」
椋実翔利:「ここは態度で示していこうぜ。手っ取り早く」
鶴喰湊融:了解です。では素手で白兵の進行判定。
鶴喰湊融:コンボ:突羽根:≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫にて判定。
百入結衣子:エフェクト禁止じゃなかったでしたっけ
鶴喰湊融:あっそうだった
GM:はい!エフェクトなしでお願いします
鶴喰湊融:では無し!普通に判定します
鶴喰湊融:8dx+7=>8
DoubleCross : (8R10+7[10]>=8) → 9[2,4,4,6,7,7,8,9]+7 → 16 → 成功

GM:ですよね!固定値!
鶴喰湊融:ま、回んねえ
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2した(侵蝕率:72->74)
GM:進行値+2
進行値:18/25 まだイベントはなし
鶴喰湊融:では、その掛け合いの中を黒コートに身を包んだ小柄な影が飛び出す。
鶴喰湊融:その勢いのまま、腕を振り上げ――≪テクスチャーチェンジ≫。
鶴喰湊融:巨大な鉤爪に換え、槍使いとUGNを分断するように叩き付ける。
鶴喰湊融:「――《スヴェルト》は」ぼそりと低い声。「排除するのが、仕事だ」
槍使い:「……おう! すげえな、そういう技かい!」
雲居春音:「な、なに? どういうこと? また私たちをやっつけに来たんじゃないの!?」
鶴喰湊融:「邪魔だ。引っ込んでろ」UGNにそう声を掛けつつ、強引な質量を用いた打撃――大剣の技を利用したものを繰り出す。
槍使い:「手加減してるなあ? 本気でやってくれねえと、俺も気分が乗らないんだがね」
鶴喰湊融:ち、と舌打ち。もともと荒い技なのは分かっている。
???:「敵でも見方でも、どっちでもいいだろうが! “カレイドソーン”、走れ!」
???:「俺らの目的に集中しろ!」
GM:というわけで、手番は烏羽くん。
GM:鶴喰さんは浸食率を+2してね!
GM:あ、されてた
GM:失礼! 烏羽くんも改めてどうぞ!
烏羽岬:オッケー!
烏羽岬:白兵で進行判定します。エフェクトが使えないので、
烏羽岬:4dx+10 こう。
DoubleCross : (4R10+10[10]) → 9[4,7,7,9]+10 → 19

烏羽岬:あっ惜しい!
GM:惜しみ! でも進行値は+2ですね。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+2した(侵蝕率:84->86)
進行値:20/25
GM:まだ進行判定はぎりぎり変わらない。演出をどうぞ。
烏羽岬:『いい武器ですな。せっかくこんなところまで来たんです』
烏羽岬:『手土産にそいつを頂いていくのも面白い』 雲居の太刀に目を向け、
烏羽岬:さも雲居を狙ったかのようにナイフを投擲します。実際の狙いはその横にいる槍使い!
雲居春音:「!? ぜ、ゼッタイダメ!」 防御。跳び退る。
槍使い:「なんだよ……お前も時間稼ぎか。スレた真似しがやる」
烏羽岬:『はて? 何のことやら』
槍使い:槍を旋回させ、ナイフを打ち払う。かなり精密な動作だ。本当に攻撃を当てようとするなら苦労するだろう。
烏羽岬:(……なんだこいつ。どういう技量だ)
GM:では手番は待機していた百入さんへ。
百入結衣子:射撃で判定します。マイナーで迷彩起動。
百入結衣子:11dx+3>=8
DoubleCross : (11R10+3[10]>=8) → 10[1,2,3,3,4,6,7,8,9,10,10]+7[2,7]+3 → 20 → 成功

百入結衣子:完璧!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:90->92)
GM:うおおお…なんてことだ……!
GM:完璧お姉ちゃんかよ…
鶴喰湊融:やはり一番の手練れ…
GM:進行値+3
椋実翔利:全方位女子……!
烏羽岬:すげー!
進行値:23/25
百入結衣子:「状況開始。ジャマー起動」空言を淡々と呟きながら、
百入結衣子:レーザを照射している。密かに槍に着弾させ、分子運動を停止。
百入結衣子:追撃の射撃こそないものの、UGNとの交戦中に、一瞬、動きが止まれば。
槍使い:「おおっと……そう来る、かい」
百入結衣子:それは状況によっては、致命になるかもしれない。そう思わせるだけでいい。
百入結衣子:「ジャマーの効果を確認。状況を継続」淡々と告げる。
???:「よし! ワケわかんねえが、こいつはいけるぞ!」 周囲の水が凍りつき、槍使いを狙う。
???:「さっさといけよ、“カレイドソーン”!」
雲居春音:「……了解!」 一目散に離脱し、走り出す。
槍使い:「あ。あーあ……仕方ねえ。じゃ、あんたらが俺の相手してくれるかい?」
GM:もちろん、その必要はない。車で脱出可能な状況だ。
烏羽岬:『気が乗りませんな。あらためてアポをお取り下さい』
GM:好きな人が運転して脱出して構わない。
烏羽岬:『営業時間は平日9時から17時。土日祝祭日は休みです』 影に溶けるように撤退し、車を目指す。
椋実翔利:こっちはSHIDENで続く感じです。まだ暗殺者も残ってるし
鶴喰湊融:「………」無言で一度、砂で巨大化させた腕を叩き付け煙幕代わりに撤退。
鶴喰湊融:間際に、一瞬だけ強烈な視線を送って。
槍使い:「ち……、まあいい。ついでとはいえ、そこそこ楽しめた。礼を言ってもいいかもな」
判定6:ホット・ショット陽動⇒《交渉》(※この判定は隠密不可) 難易度8/ 最大達成値:30
GM:“ホット・ショット”の潜伏しているビルが見えてくる。
GM:あとは彼を引きずり出すだけだが――、挑発するのが最も効果的だろう。
百入結衣子:「……それで?ここからは?」乗り込み、運転を継続している。
烏羽岬:「バカ正直にビルに乗り込むのもな」 仮面を取った。
横嶋洋明:『もう目の前のビルだからね』
椋実翔利:「"ホット・ショット"のバカを引きずり出す! 適当に挑発すりゃいけんだろ!」
横嶋洋明:『出てきてもらおう。こっちに目的のものがあるとわかれば、そしてあと彼を適切にイラつかせれば』
鶴喰湊融:「できれば、こっちに引きずり出して人質を巻き込まないようにしたいですね…」
横嶋洋明:『たぶん出てくると思うね。ここまでの”ホット・ショット”の行動を見ていると、そう確信できる』
烏羽岬:「なるほど。椋実のレールキャノンをちらつかせるだけで出てきそうな気がするな」
烏羽岬:「まあ、砲撃が先に飛んでくるかもしれないが……挑発というのは賛成だ」
百入結衣子:「じゃあ、あたしの苦手分野だ。お兄ちゃんに任せたいな」
鶴喰湊融:「ですね。椋実さん、お願いしてもよいですか?」
烏羽岬:「挑発といえばお前しかいない。頼む、椋実」
椋実翔利:「おいおい、別に構いやしないが、得意なことを他人にまかせてばっかりじゃ成長がないぜ?」
横嶋洋明:『信頼アツいなあ……』
椋実翔利:「幸い相手はチョロいからな。皆も試しにやっとけよ!」
GM:では5ラウンド目。
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 68

ドローンの猛攻。進行判定のダイスが-1.進行判定を行うとHPに1d10ダメージを受ける。
百入結衣子:きっつ
鶴喰湊融:つ、つらい
椋実翔利:百入ーッ! 死ぬん!
烏羽岬:ひえー
GM:大丈夫大丈夫!あとダイスで1回10を出すだけ!
GM:椋実さんからどうぞ。
椋実翔利:はーい、暗殺者黒撃ちます。《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》
横嶋洋明:『うわあ……さすがにビルに近いと多いなあ、ドローンが!』
横嶋洋明:『なんとか潜り抜けて……!』
椋実翔利:「ここまで来たら多少の被弾はやむなし!」
椋実翔利:11dx8-2
DoubleCross : (11R10-2[8]) → 10[2,3,3,5,6,7,7,7,9,9,10]+5[1,3,5]-2 → 13

椋実翔利:ヒッ
GM:回避!
暗殺者:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[3,4,5,7,9,9] → 9

GM:だめ……!
百入結衣子:よかった……
椋実翔利:怖いんだよバカ!
GM:こいつは生きて帰っても昇進できなかったな…ダメージください
椋実翔利:2d10+20+6+2d10
DoubleCross : (2D10+20+6+2D10) → 13[4,9]+20+6+8[3,5] → 47

烏羽岬:ダメージが無慈悲!
GM:吹き飛びました。バラバラです!
椋実翔利:「よし、それじゃオマエには悪いが……花火になってもらうぜ」
暗殺者:「ひゅう」 ナイフを次から次へ錬成しながら、きみたちの車両を狙って追跡してくる。
椋実翔利:足元のスイッチを蹴ると、SHIDENのボディに走るネオンラインからダークパープルの光が発せられる。
椋実翔利:それと同時に、スピーカーからゲームめいた収束音と、警告のブザー音。ビーッ、ビーッ、ビーッ! 否応なく集まる耳目!
椋実翔利:『エネルギー臨界到達。SHIDEN、砲撃カウントダウン開始』 謎の女性アナウンス音!
暗殺者:「……!」 慌てて回避に入ろうとする。
椋実翔利:『5、4、3、に』 ズドン! カウントダウンとか一切気にせず砲撃が放たれる
椋実翔利:砲弾は暗殺者の眼前に設置されていた魔眼により角度を変えた上に『減速』し、威力でその体を即座に破壊させることなく、上空へ吹っ飛ばす。
百入結衣子:「……あんまり味方にこういう事言いたくないんだけどさ」
暗殺者:「か……!」 衝撃に備えた体勢をとるのが限界だ。
百入結衣子:「普通に性格が最悪」
椋実翔利:『1、0。SHIDEN、ほうげ』 カウントダウンは椋実のスイッチで打ち消された
椋実翔利:「なんだよ! これでバッチリあいつの目にもついただろ?」
椋実翔利:「あ、それともアナウンスのこと? やっぱりこういうスゲー兵器にはつきものだと思って、ネット声優に入れさせてみたんだけどさ」
鶴喰湊融:「…な、なぜだか可哀想にさえ思えてきましたよ…」
椋実翔利:「待つのメンドいんだよね。オレはアナウンスなんかに従う男じゃないってコト」
鶴喰湊融:「え、あの整備費用ってその為に使ったんですか…」
烏羽岬:「おい! 万が一生きているなら、これ以上仕事をする必要はない」 暗殺者が吹っ飛んだ方に声をかけている。
横嶋洋明:『最悪なことを聞いてしまった…』
烏羽岬:「お前の任務は失敗だ。このままセルを抜けて、やりたいことをやれ」
椋実翔利:「大丈夫大丈夫。次の仕事の予定もあるっつって値切ったから。まあ、連絡に使ったメアド、もう覚えてないけど」
百入結衣子:「聞き届けてくれるかなあ、それ」
暗殺者:「……」 仮面をわずかに動かす。 「仕事ではない」 かろうじて動いた口の動きを読めるだろう。
烏羽岬:「言われないと考えすら浮かばないものだ、こういうのは」
暗殺者:「技芸だ」 笑う。そして動かなくなる。
烏羽岬:「……悲しいものだ。まったく」
百入結衣子:「……死んだら、芸がないのに」
《ホット・ショット》:「――おいおいおいおい! マジか? 来たか、そっちから!」
烏羽岬:「ホット・ショットをやろう」
椋実翔利:「よし、不発の花火も上がったし、これであっちも気付いただろ」
鶴喰湊融:「…はい。江永さんは、助けましょう!」
椋実翔利:「良い子の少年少女! 挑発実習の時間だ。バカをバカにしてやろうぜ!」
《ホット・ショット》:「聞こえたぞ! ……おい、お前らもういいや! 一人ずつ好きな方法で死んでくれ!」
烏羽岬:「おい? お前の希望通り"フェザータップ"を連れてきたんだぞ?」
《ホット・ショット》:「こっちは忙しくなるんでな! サンタがプレゼントもってやってきたぞ! イェイ!」
烏羽岬:「名前も連絡先も明かさなかったお前を探し出して、わざわざだ。謝礼くらい用意してくれてもいいんじゃないか? "ホット・ショット"」
《ホット・ショット》:「……あ? なんだ、お前!」 ビルのてっぺんあたりから、大声をあげる。
烏羽岬:「お前に買い出しの邪魔をされた者だ」
《ホット・ショット》:「ははははは! なんだそりゃ!」
GM:手番はそのまま百入さんへ。
百入結衣子:待機します。支援判定をしたい構え。
GM:OK。じゃあ鶴喰チャンの判定までやっておきましょう。
鶴喰湊融:はい。では交渉判定にチャレンジします。
鶴喰湊融:DBとペナで相殺されて、5dかな。
GM:ですね!
鶴喰湊融:5dx=>8 うおおーっ
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 10[1,2,2,5,10]+8[8] → 18 → 成功

GM:ま、マジか……
鶴喰湊融:急に如何したお前?!
椋実翔利:やったーナイス挑発!
GM:進行値+2
鶴喰湊融:鶴喰湊融のHPを-5(1d10->5)した(HP:22->17)
進行値:25/25 完了です。
烏羽岬:えらいぞ鶴喰!
鶴喰湊融:…内容どうしようかなあ!!
椋実翔利:女子小学生のストレートな哀れみは、ああいうやつに利くぜ!
鶴喰湊融:なるほど。
百入結衣子:普段似たようなやつに思ってる不満の丈をぶつけましょう
椋実翔利:小学校にそんなやついるのか……大変だな
烏羽岬:自覚!
鶴喰湊融:なるほど、がんばるぞ
鶴喰湊融:こほん、と咳払い。声を通すために喉に軽く能力を使っておく。
鶴喰湊融:「“ホット・ショット”ですね?悪いことは言いません、早めに投降するかそれともそこから飛び降りて自裁するか選んでいただけますか?」
《ホット・ショット》:「なんだとコラ! おいっ、“フェザー・タップ”が雇った傭兵なら仲良く吹き飛ばしてやろうかと思ったが、ンなこと言うと容赦しねえぞ!」
鶴喰湊融:「――正直。遺産だとか、人質だとか。盗んだものでしか自分を表現できもしないひとに、時間を使いたくないので!」
鶴喰湊融:「さっさとその哀れな頭を地面に叩頭して、謝罪の意くらい示して欲しいんですけど!」
百入結衣子:「み、湊融、ちょっと怖いって」
椋実翔利:「そうだそうだ! いいぞ鶴喰!」
《ホット・ショット》:「はああ!? 盗んだんじゃなくて奪ったって言え! 俺は強いから奪う! 弱い奴だから奪われる! これが大人の社会ってやつだ――このガキ!」
鶴喰湊融:「……え。え、だって挑発ってこういうことですよね…?」
烏羽岬:「おお……」 普段見れない一面に感心している。
烏羽岬:「えらいぞ鶴喰。がっつり効いている」
百入結衣子:「そうだけど……」
鶴喰湊融:「同じじゃないですか!哀れでもう目の前が見えませんよ!」
《ホット・ショット》:「決めたァ! てめーから吹っ飛ばしてやる!」 バカでかい砲塔を抱え上げ、身を乗り出す。
鶴喰湊融:「あっ効きました!」わーい、と言う顔。
GM:その瞬間。
雲居春音:「――必殺っ」
雲居春音:「《いばらヒメ》!」 
GM:ビルの屋上から降ってきた少女が、巨大な太刀を叩きつける。
GM:その一撃は《ホット・ショット》の籠手ごと、左腕を切り飛ばした。
烏羽岬:「よし」
鶴喰湊融:よし、とちょっとガッツポーズしつつ顔を隠す。
烏羽岬:「ここまで狙い通りに進むとちょっと驚いてしまうな。成功だ、リーダー」
《ホット・ショット》:「……マジで?」 なくなった左腕を見て愕然とする。
椋実翔利:「よし来た! ダイエット成功おめでとう!」
百入結衣子:「じゃあさ。ここからも狙い通りに進めなきゃ」
横嶋洋明:『よし! これで鎖も無効化されたはず――江永くんを迎えに行こう!』
《ホット・ショット》:「なにがダイエットだこのクソやろ――うぉっ!?」 その背中に火が走る。炎が燃え上がり、全身が赤熱する。
椋実翔利:「おお? そっから更に燃焼系アミノ式か? 名前通りにイカしてるぜ! そのまま死ね!」
江永瑞穂:「……邪魔」
江永瑞穂:後ろから蹴飛ばす。ぼろぼろになっているのがわかるが、それは間違いなく江永瑞穂だ。
百入結衣子:「瑞穂!」
椋実翔利:「まあ死ななくても殺しに……江永!」
GM:ホット・ショットは悲鳴をあげたかもしれないが、とにかく、ビルから落下した。
鶴喰湊融:「…江永さん!」よかった。
GM:地面に激突したかどうかは定かではない。
烏羽岬:「僕らも行こう。ホットショットを潰……」
烏羽岬:「潰れたかな、これは」
江永瑞穂:「……」 大声をあげる余力はないが、きみたちに手を振り、下を指さす。ビルの外で合流しようという意味だろう。
烏羽岬:雲居がいつ降りてくるかわからないので、パーカーを深くかぶって顔を隠す。
鶴喰湊融:「殊勝ですよね、キチンと言う通りにしてくれるなんて。…まあそれはいいので、早く江永さんと合流しましょう!」
雲居春音:「……っ、ふぅっ!」 窓枠を掴んで落下は阻止。
百入結衣子:「うん。行こう!」
雲居春音:「みんな、大丈夫!? 卯花さん! どこ!?」
椋実翔利:「よしよし、良くやったぞ。早く帰って支部のカネでうまいもん食おう」
GM:その他の捕虜は雲居に任せておけば大丈夫だろう。
GM:あとは迎えにいくだけだ。
横嶋洋明:『ひとまず安心だ。……決着をつける相手はまだ残っていそうだけどね。合流を急ごう』
百入結衣子:「……」雲居春音の言葉に、眉根を寄せる。
烏羽岬:かつてないくらい小学生的な無邪気さを見せてる湊融ちゃんに内心ニコニコしながら、江永さんの元を目指します。
烏羽岬:「百入? どうした」
鶴喰湊融:「なにかありましたか?」
百入結衣子:「……なんでもない。向こうも仲間と合流するのかも、って」
百入結衣子:「なるべく出会いたくはないかな。どういうやつか気にはなるけど」
椋実翔利:「ほーん。UGNのメシはこっちとどっちがウマいのかね」 ごはんのことしか考えてない
鶴喰湊融:「江永さんは動けるみたいですし、早めに行って戻りましょう。…そうすれば、あまり時間は掛からないかと」
烏羽岬:「ああ、なるほどな。出会いたくないのは僕らも同じだが、お前は特にそうだろう」
烏羽岬:「同感だ。正体バレのリスクもあるし、江永を確保したら早急に離脱しよう」
百入結衣子:「……うん。急ごうか」
烏羽岬:「ああ、そうだ。それと鶴喰」
烏羽岬:「さっきの挑発は……とても……よかった。これまでで一番、お前の事を子供らしいと感じた」
鶴喰湊融:「あ、なんでしょう、鳥羽くん」もう走り出そうとしてるところだった。
烏羽岬:「その調子でいこう」
鶴喰湊融:「…えへへ」結構頑張ったのだ。…内容はまあ、あまり淑女らしくないかなあとも思うけれど。
鶴喰湊融:「ありがとっ、鳥羽くん!」
百入結衣子:「あたしは反対だなあそれ!」
百入結衣子:「もっと可愛らしい言葉遣いのほうがいいから!あんまり2人を真似しちゃダメだよ」
鶴喰湊融:「ええっ…そんなあ」折角褒めてもらったのに…「でも、百入さんがいうことだし、確かにはしたないですね…」
椋実翔利:「まあそう固いこと言うな……子供は誰かが望むように育つもんじゃないぜ」
百入結衣子:「まあ、さっきのはお手柄だったよ」曖昧に笑って。
椋実翔利:「鶴喰。オマエは好きなようにオトナになれ。酒も飲もう。今ならオレより早いデビューだぞ」
百入結衣子:「……」無言の抗議
鶴喰湊融:「…はいっ。江永さんが帰ってきたら、ですよ!」にこりと大きく笑う。
百入結衣子:――3人が駆け出してから、一人立ち止まって。
百入結衣子:(卯花数輝。あなたは……)
百入結衣子:(あなたは、誰?)

GM:シーン終了。
GM:ロイス取得のみ可能です。なければナシ宣言で!
椋実翔利:あ、攻撃の侵蝕率上げ損ねてたので上げます
鶴喰湊融:ロイスは満タン!なしです!
百入結衣子:パスで!
烏羽岬:ロイスは全部埋まってるんですが、江永さんへの感情を変えておきます。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:76->81)
椋実翔利:ロイスはナシ
GM:上げた!
烏羽岬:固定ロイスだし・・。 -同僚/江永瑞穂/○信頼/隔意/ロイス(YE) Pを興味から信頼へ。
烏羽岬:こうかな。以上!
GM:OK!
GM:ネクストシーン。準備。
GM:OK。
GM:次のシーンはクライマックス前のトリガー的シーン。江永さんと合流するところです。

ミドルシーン8:怒りの日が来たれば

GM:シーンプレイヤーは鶴喰さんかな! その他、登場は自由ですが
烏羽岬:が……が……?
GM:烏羽くんは登場を推奨
烏羽岬:あっ、出ないほうがいいシーンかと思った! じゃあ出ようっと。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:86->87)
GM:というわけで、登場する人はダイスをどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:74->78)
鶴喰湊融:ホントに低目だなあ
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:81->83)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:92->100)
椋実翔利:おねいちゃん!
鶴喰湊融:百入さーん!
百入結衣子:あたしだけ高い!
GM:ネーサン!

GM:廃ビルの裏手。建物と建物の死角となる場所で、江永瑞穂は座り込んでいる。
GM:きみたちはそれを発見した。
鶴喰湊融:「――江永さん!大丈夫ですかっ!」たた、と駆け寄ろうとする。
江永瑞穂:「……湊融ちゃん。だ、大丈夫。このくらい……余裕……」
GM:笑おうとする。背中の翼にも、尻尾にも元気がない。
鶴喰湊融:「ぜ、ぜんぜん大丈夫そうじゃないですよ!もう無理しないでください…!」心配そうな表情で見つめる。
烏羽岬:「すまない。来るのが遅くなった」
GM:鶴喰さんの抱えているメイは、江永の存在を確認すると、あとはもう興味がなさそうにそっぽを向いた。
椋実翔利:「よしよし、よく頑張ったな。マジで頑張った。もう大丈夫だ」
烏羽岬:周囲を警戒しつつ歩いてくる。UGNとFHとホット・ショット、三面を警戒している。
鶴喰湊融:「あっ、メイが…」こちらも周囲警戒しつつ、江永さんに手を差し出す。
百入結衣子:「ほんとに平気?歩ける?」
江永瑞穂:「烏羽は遅すぎ。見てよこれ、服もぼろぼろだし。……あっ。湊融ちゃんのせいじゃないからね」
椋実翔利:「立てるか? 肩を貸してやろう。今ならこのイケメンが無料で手伝ってやる」
江永瑞穂:「椋実さん、そーいうのいいですから」
江永瑞穂:「一人で……立てる……のでっ」
GM:ちょっと気合いを入れて、本当にひとりで立ち上がる。
鶴喰湊融:「あとで繕いましょう。…も、もう!」無理をしないでって言ってるのに!
烏羽岬:「なぜ僕に対しては殊更に辛辣なんだ。わからない……」
百入結衣子:「意地張らないでね。いいことなんて一つもないよ」
椋実翔利:「よしよし、頑張れるなら良いや。女だろうと独立! このご時世じゃな。しっかりしたヤツだぜ」
烏羽岬:「本人が大丈夫だと言っているんだ。無理に手を貸す必要もないだろう」
江永瑞穂:「ご、ごめん。……なさい。百入さんも。……あの」
烏羽岬:「帰りの足もある。車で撤退しよう」
百入結衣子:「せっかくあたし達が来たんだからさ。そんな食いしばんなくって、もっと笑お」
江永瑞穂:「《ホット・ショット》……もっとちゃんと攻撃できいればよかったんですけど。まだ生きてるかも」
百入結衣子:「いいっていいって。その分、あたしたちで直接やり返せるかもってことでしょ?」
椋実翔利:「あー。まあそういうこともあるでしょ。あいつしぶといからなぁ」
横嶋洋明:『うーん、それはありえるなあ。まだ近くにいるかもしれない』
鶴喰湊融:「…そですね。まずは江永さんの無事が大事ですよ!」
百入結衣子:「むしろその方がちょうどいいくらいだ」少し声に棘がこもる。
椋実翔利:「オレも絶対殺したと思ったのに……いや今思うとそれも浅はかだったかもしんねーけど……」
江永瑞穂:「……すみません。参戦、ちょっと無理そうなので。あとはお願いできますか?」
烏羽岬:「ただでさえオーヴァードは頑丈だからな。江永もこうして元気にしているわけだし」
椋実翔利:「任せとけって。オマエはマジでよくやった! ゆっくりしてな。夜は支部のカネでうまいもん食おうぜ」
烏羽岬:「ホット・ショットも生きている可能性が高そうだ。長居はしたくない」
江永瑞穂:「が、頑丈って……! あー、そう! そうね! 烏羽もまだ元気そうだしね。……余裕でしょ!」
鶴喰湊融:「もーっ、そういう訳にもいかないですよ!心配になります!」そう言いつつ江永さんを支えに行きたい。
江永瑞穂:「……ごめんね、湊融ちゃん。少しだけ手を借りるわ」
鶴喰湊融:「はいっ!…よく無事でいてくれました…」最後だけ、声が少し震えて。手を握る。
江永瑞穂:「ごはんも、……うん。お腹すいてきたかも……」
百入結衣子:「あはは。じゃあ帰ったら祝勝会だ」
鶴喰湊融:「一杯食べましょうね…たくさん用意しますから…」
GM:――だが。烏羽くんが周囲を警戒していると、きみにはわかることがある。
椋実翔利:「何食べたいか考えとけよ!」 ちょっと遅れて周辺警戒に入ろう
烏羽岬:わかる!
GM:殺意だ。
烏羽岬:「外食や宅配はなしだぞ。古い冷凍食品を消費しないといけない…………あと」
GM:江永瑞穂の後方に、敵対的な殺意を感じる。きみはこれを知っている。
烏羽岬:「客人だ」
三稜鴎:「ああ。邪魔するのも悪くてね……せっかくの再会なんだろ」
百入結衣子:「岬のお友達?」江永瑞穂を支えずに、両手を開けている。
烏羽岬:「ああ。古い知り合いだよ」
三稜鴎:「もう少し歓談してるところを見てようかと、そう思ったわけだ。良かったな」
鶴喰湊融:その声を聴くと共にペンダントを握り締め、江永さんを抱えて対手から見た後方にバックステップ。
烏羽岬:「お久しぶりです先生。まさか、先生自らおいでになるとは」
三稜鴎:「久しぶり。そりゃもう、飛んで来るさ」
椋実翔利:「おお、ウワサのカモメか。どうも烏羽の保護者です。烏羽がオレの世話になってるぜ」
三稜鴎:「お前がだいぶ成長したみたいでね。……そっちのみんな。烏羽の仲間かい?」
烏羽岬:《完全演技》で感情を抑えています。表向きは普通の烏羽だ。
椋実翔利:「保護者!」
鶴喰湊融:「…セルメンバーです」抱えた江永さんを背に庇うように立たせる。
鶴喰湊融:服の裏に、嫌な感触。…冷や汗だ。
三稜鴎:「セルメンバーじゃないか」 笑う。 「保護者ってのはもっと健全なやつにやってほしかったが……」
椋実翔利:(……烏羽からの反論がない。やっぱ相当ガチモードかなこれは。一瞬も隙を見せたくねーのか)
百入結衣子:「まあ、そんなとこかな。それで?あなたは?」
百入結衣子:「元先生なんでしょ。今は、何に?」
三稜鴎:「例えば一般家庭とか。だが、案外それに近いのかもな」
三稜鴎:「いまは……そうだな。いまでも先生でありたいと思ってるよ。まだ教えてないこともいくつかあるしね」
三稜鴎:「そいつはまだまだ完成品とはいいがたい」
烏羽岬:「僕は"ヴリトラ"で完成します。それよりも」
烏羽岬:「先生。いまあなたに教えてほしい事は、一つだけだ」
烏羽岬:「なぜ…………」
烏羽岬:「なぜ和那を殺した」
三稜鴎:「恵那のためだ。それと、みんなの」
烏羽岬:「和那を殺すのがどうして恵那のためになるッ!」
烏羽岬:「姉だぞ!家族だ、恵那の!」
三稜鴎:「事実だよ、烏羽岬。あれから恵那は飛躍的に強くなったぜ。お前は知らないだろうが、実にいいレベルアップだった」
烏羽岬:「家族を殺して……それがあんたが大事だって言ってた人間性に繋がるのか!?」
三稜鴎:「まったくもって大事なことだ」
三稜鴎:「あいつは俺を殺そうとまでした。信じられるか? 自分の意志で、一歩を踏み出した」
烏羽岬:「当然だ。奴は絆を失った」
烏羽岬:「あんたが大事だと言っていた、人間性の欠片を奪われたんだ。怒りに突き動かされるのは当然だろう」
三稜鴎:「失っちゃいない。姉の存在は、恵那の心の中に生きているよ。チープないい方になっちまって悪いが」
三稜鴎:「でも真実ではある」
烏羽岬:「――"オーヴァードを強くするのは、究極的にはそいつと、そいつの周りとの関係性だ"」
三稜鴎:「まさしく。よく理解しているな、烏羽」
烏羽岬:「あんたは」
烏羽岬:「和那の命を、恵那の餌として昇華させたんだな……」
烏羽岬:「彼女を強くする餌として……セルリーダーの、実の姉を」
三稜鴎:「言い方がよくないぜ! ガラが悪くなったな、烏羽。宝物だよ。姉との思い出は、恵那にとっての宝物だ」
三稜鴎:「お前と恵那には見込みがある。どちらかが暗殺者としての、最高傑作になるだろう」
烏羽岬:「そうか。わかりました……わかった、先生」
烏羽岬:恵那ちゃんへの感情を変更して、Sロイスを取ります。
烏羽岬:-昔の相方/舘原恵那/○庇護/罪悪感/Sロイス
三稜鴎:「理解してくれて嬉しいよ」
烏羽岬:「これ以上、あんたを恵那に接触させない。彼女を最高傑作にはさせない」
烏羽岬:「恵那を守るのは、僕だ!」
三稜鴎:「そうか。じゃあ――お前がなるか、烏羽? 俺はね、烏羽岬」
三稜鴎:「俺と同じ視点でモノを見てくれるやつがいれば、どんなに嬉しいか。そう思ってるよ。だが、まだ少し早いな」
三稜鴎:「状況も」 頭上を見上げる。 「あまりよろしくない。騒がしいね、まったく」
烏羽岬:「……鶴喰。江永を抱えて先に離脱できるか?」
烏羽岬:「百入、椋実もだ。奴と関わってマシなことは一つもないと断言できる」
烏羽岬:「先に離脱を……」
《ホット・ショット》:「――“フェザー・タップ”! それにクソ小学生! てめぇこら!」
《ホット・ショット》:「マジで怒ったから、跡形もなく吹き飛ばしてやる!」
烏羽岬:「……無理そうだな」
鶴喰湊融:「――ごめんなさい、他のが来ました」ペンダントを大剣に戻す。
椋実翔利:「……来たな、死にぞこない!」
GM:隣のビルの4階――いつの間にそこまで駆け上がったのか、そこに《ホットショット》がいる。
椋実翔利:「オマエが来てくれてマジで嬉しいぜ! 江永はオマエにやり返せたが、オレはやり返せてなかったからな!」
《ホット・ショット》:「うるせー! バカ! てめーなんてマスター・ヴォルトの武器がなきゃクソ雑魚のくせに!」
鶴喰湊融:「自己紹介してるんでしょうか」遺産に頼り切りだろって視線で見ている。
椋実翔利:「……そうだが?」
烏羽岬:「(そこは素直に肯定するのか……)」
椋実翔利:「そうだが、今オレがこの武器を持っているのは間違いなく事実! そしてオレはこれを改造し、デコりまくり、オレのSHIDENにした!」
《ホット・ショット》:「ふざけんな! 何が“オレの”だ!」
椋実翔利:「つまりなあ、"マスター・ヴォルトの武器がなきゃ"なんてクソ前提は、今現在のオレにとって何の何の何のクソ意味もないワケだよクソショット野郎!!」
《ホット・ショット》:「ああーーーーーっうるせーーーーーー! じゃあやっぱり当初の方針でいく! てめーをぶっ殺してそいつを奪う!」
江永瑞穂:「……1ミリも反論とか気の利いた事とか言えないわけね……」
椋実翔利:「テメーーーこそうるせえぇぇンだよ!! オマエがオレのSHIDENを奪いやがるってんなら、絶対にそんなことはさせねえ! 今度こそブッ殺してやる!」
椋実翔利:「コードネーム通り、クソヒリ出してくたばりやがれ!!」
烏羽岬:「下品……」 鶴喰への悪影響を本気で心配している。
鶴喰湊融:挑発というのはああやるのだなあと感心しつつ江永さんの退避ルートを探している。
烏羽岬:「ふっ、ふふふっ」
烏羽岬:「しかしありがたいな。椋実がいつもの調子なおかげで、すっかり気が削がれた」
烏羽岬:「切り抜けるか。いつも通りに」 もう演技で感情を押し殺してはいない。素だ。
椋実翔利:「ああ! オレはあのクソショットをクソ殺すからよ! 烏羽そいつ抑えてろ、ジャマさせんなよ!!」

GM:シーン終了。ロイスのみ可能ですが、何かありますか?
鶴喰湊融:なしですっ
百入結衣子:なしで!
烏羽岬:先生へのロイス感情だけ変更させてください!
GM:どうぞ!
椋実翔利:-烏羽の先生/三稜鴎/強い/○頭がヤバい
烏羽岬:P/N反転ではなく変更はあんまり多用するのもよくないんだけど、これはな・・!
烏羽岬:-先生/三稜鴎/執着/○隔意/ロイス(GR)
烏羽岬:これ!
GM:OK!

クライマックスシーン:疾風、狂騒、雷霆は無尽

GM:全員登場です。ダイスをどうぞ!
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:100->105)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:87->94)
烏羽岬:タイトルがかっこよすぎる
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:83->90)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:78->82)
GM:OK!
GM:コマを配置します。準備!
烏羽岬:NowLoading...

三稜鴎:「さて……始めるぞ、二人とも! 授業の時間だ!」
GM:三稜鴎の合図を受けて、きみたちの背後に気配が生じる。
烏羽岬:「やはり、来るか」
烏羽岬:「マカール。"ドゥルジ・ナス"」
《ウォフ・マナフ》:「……やっと出番か。クソ。さんざん待たされたぞ、烏羽岬」
烏羽岬:「久しぶりだなマカール。元気なようで何よりだ」
烏羽岬:「見ての通り、先生は狂っている。こちらに来るなら今のうちだが?」
《ウォフ・マナフ》:「俺はお前をしのぐために……、!? な、なんだ? “元気なようで何より”? おい、お前!」
《ウォフ・マナフ》:「そっちこそ正気でそんなこと言ってるのか? 呆れる! 頭がいてぇ! ふざけてる!」
《ウォフ・マナフ》:「どうかしてるのはお前だ烏羽、よくもまあそんな舐めた口を叩けるな! いや、もういい。しゃべらなくて。二度と喋れねえように――」
烏羽岬:「僕は"アードゥル"が嫌いになったわけじゃないからな。もっと大事なものを見つけただけで、お前たちの事は旧友だと……なんだ、そんなに変な事を言ったか?」
《ドゥルジ・ナス》:「そのくらいにしといた方がいいっすよ。たぶん。なんか言うほど小者っぽくなりますもん」
《ウォフ・マナフ》:「黙れ、《ドゥルジ》! 俺はこいつが、こういう態度をとるのがマジで許せねえんだよ! 昔からな! 昔からだぞ? 延々とこういうやつであり続けてるんだぞ、こいつは!」
《ドゥルジ・ナス》:「そういうのいいっすから。早くやりましょ。元からそのつもりでしょう」
《ドゥルジ・ナス》:「周りのは自分が相手すりゃいいんすね?」
《ウォフ・マナフ》:「そーいうことだ。お前じゃ烏羽に当てられねえ。雑魚を散らしとけ」
百入結衣子:「昔のお友達にかまってる暇はないかな。落とし前をつけたいもの」
百入結衣子:「毎回毎回、2人組で出てきて邪魔してくれちゃってさ。手間取らせないでほしい」
《ウォフ・マナフ》:「あの女、舐めてるよな? 絶対舐めてる。ああ。確実に! 烏羽の次のターゲットは決まりだな」
《ドゥルジ・ナス》:「……まあ、顔も見られてますからね。できればそうしましょう」
《ホット・ショット》:「なんだよ、よくわかんねーのがワラワラと……! 面倒くせえな、もう!」
《ホット・ショット》:「まとめてぶっ壊してやる! 俺は! 二代目マスター・ヴォルトの《ホット・ショット》様だ!」
GM:稲妻のようにワーディングが展開される。空がにわかに黒さを増し、雨が降りはじめている。
GM:衝動判定。
GM:難易度9でどうぞ!
烏羽岬:衝動!
鶴喰湊融:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[2,10,10]+8[7,8] → 18 → 成功

鶴喰湊融:お前どうした急に!?
烏羽岬:6dx=>9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[5,6,6,6,8,10]+5[5] → 15 → 成功

烏羽岬:ヨシ!
椋実翔利:4dx+1-5>9
DoubleCross : (4R10+1-5[10]>9) → 8[3,3,8,8]-4 → 4 → 失敗

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+10(2d10->8,2)した(侵蝕率:94->104)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+18(2d10->10,8)した(侵蝕率:104->122)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+7(2d10->3,4)した(侵蝕率:82->89)
椋実翔利:よし来た
烏羽岬:あっ2回振っちゃった
椋実翔利:2d10
DoubleCross : (2D10) → 7[3,4] → 7

鶴喰湊融:……??上がり幅おかしいでしょ??
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+7した (侵蝕率:90->97)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+18した(侵蝕率:122->140)
GM:一回目のほうでどうぞ~
烏羽岬:下げ下げ!
百入結衣子:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[2,5,9,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+11(2d10->1,10)した(侵蝕率:105->116)
烏羽岬:みんな意志がめちゃくちゃ強い
GM:一人を除いて……
烏羽岬:みんな(一人除く)
椋実翔利:ヒャッハー!
■クライマックス
    《ドゥルジ・ナス》[13]
    《ウォフ・マナフ》[6]
        |
      (10m)
        |
  烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[10]、百入[9]
        |
        |
      (100m)
        |
        |
      砲台×2[7]
   《ホット・ショット》[16]
GM:戦闘を開始します。
GM:第1ラウンド。
GM:セットアップ!
GM:順番にいきましょう!
GM:行動値順で。
GM:まずは《ホット・ショット》。こいつはセットアップ……何にもない!
烏羽岬:うわっ、ホットショットさん速い
烏羽岬:こっち!
GM:《ドゥルジ・ナス》。戦局判断+バタフライエフェクトを《ウォフ・マナフ》に。行動値+12、達成値+5をラウンド1回使います。
鶴喰湊融:う、ウゲーッ
烏羽岬:totemo hayain
《ドゥルジ・ナス》:「じゃ、援護しますよ。突っ込んでください」
GM:《ウォフ・マナフ》も何もなし。
GM:砲台×2もなにもなし。
椋実翔利:コーリングシステムでスカイキッドに搭乗
百入結衣子:なし
鶴喰湊融:なしっ
GM:OK!
GM:烏羽くんも何もなしかな
椋実翔利:「よし、よし! それじゃパーティーの時間だ。火だけはありったけにくれてやるぜ。ロウソク役は大人しくしてろよ!」
烏羽岬:あっすみません、何もなしです!
《ホット・ショット》:「何がパーティーだ、てめーの葬式のことだろ! いまのうちにそいつを譲る遺書書いとけボケ!」
GM:では、初手は《ウォフ・マナフ》。
椋実翔利:ではなく《時間凍結》
GM:イニシアチブで動く人!
GM:いた!
椋実翔利:マイナーで10m移動、暗殺者たちのエンゲージに突っ込みます
GM:突っ込まれます。
烏羽岬:「会話がとことん鶴喰の教育に悪いな。なるべく早く片付けたいところだが……」
烏羽岬:「この距離では少々難しいか」
椋実翔利:で、メジャーで反転しつつ《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》+《因果歪曲》。対象は"ホット・ショット"のエンゲージ3体
椋実翔利:先に時間凍結のコストを支払っておこう
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:97->102)
椋実翔利:椋実翔利のHPは4になった。
    《ドゥルジ・ナス》[13]
    《ウォフ・マナフ》[18]
       椋実[10]
        |
      (10m)
        |
   烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[9]
        |
        |
      (100m)
        |
        |
      砲台×2[7]
   《ホット・ショット》[16]
GM:では攻撃をどうぞ!
椋実翔利:14dx7-2
DoubleCross : (14R10-2[7]) → 10[1,1,1,3,3,3,4,4,5,5,7,7,9,9]+10[2,2,7,10]+10[5,8]+4[4]-2 → 32

GM:ぐぐぐ
GM:砲台はイベイジョンなので無理
GM:ホット・ショットは一応ドッジ。こいつの防御はホントに紙!
《ホット・ショット》:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[4,4,4,5] → 5

GM:はい無理! 砲台2がホット・ショットを当然カバーリングします。
GM:これはホット・ショットが砲台の影に隠れた形という意味!
椋実翔利:この野郎!
椋実翔利:4d10+32+6+2d10
DoubleCross : (4D10+32+6+2D10) → 26[9,6,10,1]+32+6+11[6,5] → 75

椋実翔利:諸々有効
GM:わかってましたよ!
GM:砲台は粉々!完膚なきまでに!
GM:1発も発射できなかった!吹き飛びました!
椋実翔利:開戦の気配を感じた瞬間には、SHIDENは飛び出している。バロールの空間接続を応用し、エンジンを急速起動させた。
《ホット・ショット》:「てめっ、俺がいませっかくありがたい装填を……! くそが!」
椋実翔利:「距離よし角度よし! オレをよく見ろ、狙いはここだ!」
椋実翔利:轟音を発して臨界寸前にて駆動するSHIDENの、進行方向は暗殺者たちの頭上。しかしながら砲口は"ホット・ショット"へ向けられている。
椋実翔利:「――遅い!」 砲撃。約110mの距離など、このレールキャノンの前では少し腕を伸ばした程度のものでしかない
《ホット・ショット》:「畜生っ!」 砲台の影に隠れる。本人は無傷だが、砲台は跡形もない
椋実翔利:量産品の弾丸が、秒辺り60発。それを6秒間連射する。そのすべては加熱によりプラズマ化し、射線上に配した魔眼によって歪曲し、
椋実翔利:事実上レーザーの雨と化し、四方八方から降り注ぐ 「……よし、壁になりそうなモンはとりあえず破壊したか」
《ホット・ショット》:「なにしやがるてめえ! 俺がせっかく盗んできたブツを!」
椋実翔利:「オマエがせせこましく逃げるコトは想定済みだ。オレだってそうるす。だから次だ。次で死ね!」 SHIDEN下部の排熱ファンから、陽炎が立つほどの熱気
椋実翔利:「オマエは本当に人から盗んでばかりだな! しかもソイツを上手く使えないと来た! 盗品もオマエの母親みたいなカオして泣いてるぜ!!」
《ホット・ショット》:「てめーにだけは言われたくねぇんだよ! コソ泥カメラ野郎!」
《ウォフ・マナフ》:「わけのわからん男が来たぞ。なんだ? どうなってる? 烏羽の仲間か? くそ。イライラするが、まあいい!」
椋実翔利:「オレは盗んでも最高に活用してるからイイんだよ! オマエみたいな野郎をブッ殺したりするのになァー!」 ガンガンと足元のボードを蹴る
百入結衣子:「……仲良しなのはわかったから。来るよ。向こうだ」
《ウォフ・マナフ》:「……いくぞ。烏羽」
GM:ウォフ・マナフの手番。
GM:マイナーなし。
GM:キーンナイフツヴァイを《射撃》で使って、烏羽岬を攻撃。
烏羽岬:「本当に教育に悪い……」 視線は"ウォフ・マナフ"と"ドゥルジ・ナス"から外さない。
GM:コンボ:黒旋風(くろつむじ)。
烏羽岬:パ、パクり!
GM:アタックプログラム+雷光撃。これだけ。
《ウォフ・マナフ》:5dx+36
DoubleCross : (5R10+36[10]) → 7[3,5,6,6,7]+36 → 43

烏羽岬:ゲーッ!
烏羽岬:さ、さすがにここでラウンド1回の《居合い》は切れないぞ……!居合いなしで当たるかどうか怪しい。
烏羽岬:省エネでドッジしてみます。《切り払い》。
烏羽岬:5dx+21=>43
DoubleCross : (5R10+21[10]>=43) → 9[2,3,3,3,9]+21 → 30 → 失敗

烏羽岬:ダメ!喰らいます。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:104->105)
GM:ダメージ!
《ウォフ・マナフ》:5d10+25 装甲値を5点まで無視。
DoubleCross : (5D10+25) → 23[7,1,6,8,1]+25 → 48

烏羽岬:ヒエーッ
烏羽岬:装甲が8-5で3点。HPが26点なのでどう考えても耐えられません。
烏羽岬:-敵/頭の悪そうな男/興味/○殺意/ロイス このホットショットさんのロイスをタイタス昇華して復活します。
《ウォフ・マナフ》:「お前よりも……昔からッ」
《ウォフ・マナフ》:「俺の方が速い!」 超速度による射撃――それを7.33秒間。ナイフの連続射撃――先読みを超えた飽和攻撃。
烏羽岬:まだナイフは抜かない。戦闘不能になりそうなダメージだけは避けるよう、体術で捌く。
烏羽岬:「マカール聞け!」
烏羽岬:「三稜先生はさっき言った。"和那が死んだ事で恵那がずっと強くなった"と、嬉しそうに」
烏羽岬:「彼は絆や人間性をリソースとしてしか見ていない! 今は上手くやれていても、彼はいずれ、お前たちすら消耗品にする!」
三稜鴎:「な。結構速いだろ。それでもお前は立てるんだよなあ……烏羽。そこのところがお前の強みだな」
烏羽岬:「"アードゥル"を抜けろ!」
《ウォフ・マナフ》:「人間をリソースだって? そりゃまったく同感だね! なあ? お前は友達とか家族だとか言いたいわけか?」
烏羽岬:「そうだとも。僕は"ヴリトラ"に来て、はじめて普通の生活を知った」
烏羽岬:「家族や友人、学校やクラスメイト、職場見学」
烏羽岬:「お前だってまだ間に合う!手に入るんだ、普通の生活が!」
《ウォフ・マナフ》:「馬鹿が。そんなもん、俺の人生にとっちゃ何の役にも立たないね! 家族や友達に祈って何か変わったか? お前はそうなのかもな! 恵まれてるやつだ!」
烏羽岬:「マカール!」
《ウォフ・マナフ》:「俺は自分の力で何もかも掴んでやる。誰にも頼らずにな。それが俺の考えるクールってやつだ」
《ウォフ・マナフ》:「《ドゥルジ・ナス》! いけ! 焼き払え!」
《ドゥルジ・ナス》:「はいはい、了解っす」
GM:ドゥルジ・ナスの手番。
GM:うーむ。
GM:ロジックを組む時に考慮漏れしていたが、ホット・ショットのことを考えるとエンゲージを離したい……だがやつの危険性などナスにわかるはずもなし。
GM:カバーリングを考えてそのまま攻撃しかない!
GM:マイナーなし!
GM:メジャーでコンボ:黒火群(くろほむら)
GM:コンセントレイト+氷の塔(Dロイス「達人」使用)
烏羽岬:ゲーッ達人
GM:ターゲットは烏羽くんのいるエンゲージの3人!貴様ら全員だ!
GM:妨害ありますか!
椋実翔利:ではここだ。《時の棺》
GM:OK!
椋実翔利:その判定には……失敗してもらう!
烏羽岬:キャー椋実さん!
《ドゥルジ・ナス》:「悪いけど、焼き払いますよ……っと」 両手を構えると、炎の渦が生まれる。
椋実翔利:彼らの上方に来たのは、当然"ホット・ショット"の攻撃を誘うためだ。だがそれ以外の狙いがないではない
椋実翔利:たとえば、加熱した砲身よりの排熱。実際のところその熱量は凄まじいものになっており……
椋実翔利:「こうもできる!」 魔眼により、放出された熱気を加速し、暗殺者たちへぶつける
椋実翔利:空気中の不純物を焼きながら巻き上がる、さながら火花の竜巻だ。足を止めればそれだけでダメージになるだろう
《ドゥルジ・ナス》:「うっわっ! なんすかこれ! 先輩、これ無理っす! 無理!」 攻撃を中断して回避する。
椋実翔利:さっきの攻撃分上げてなかったので、時の棺とまとめて上げます
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+22した (侵蝕率:102->124)
GM:OK!
《ウォフ・マナフ》:「肝心なときに使えない……なんのために連れてきたと思っているんだ! 役立たずか? 壊れたヤカンか? 雑魚を散らすこともできないのか!」
烏羽岬:「技量は確かだが、相変わらず戦力の見定めが下手だな。鶴喰と百入を見て"雑魚"とは」
烏羽岬:「いや、百入はそう見られた方がいいのか……?」
椋実翔利:「責めてやるなよ。何せオレが相手なんだ!」
百入結衣子:「しーっ」指を立てる。
GM:あ、手番の順序っていうか行動値間違えてた!ホット・ショットが先に行動だった!
GM:申し訳ないがまあエネミーの行動順が続いたので大差はない……ホット・ショットが行動します。
《ホット・ショット》:「ブッ……壊してやる!」
烏羽岬:理性的に動くなら、固まってるヴリトラの三人に撃ちそうだけど……
GM:もちろん狙いは椋実さんのエンゲージ3人だよ!
烏羽岬:理性!
GM:デス(死)!
鶴喰湊融:だよね~~っ
百入結衣子:やれ!
GM:マイナーなし!
GM:メジャーでコンボ:フラッシュオーバー・グレートマン
百入結衣子:名前
鶴喰湊融:グレート。
GM:コンセ(エンジェルハイロゥ)+小さな塵+レーザーファン+アームズリンク+マスヴィジョン+空間歪曲射撃(ありえざる存在)
《ホット・ショット》:13dx7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[1,1,2,2,4,4,5,6,7,7,7,8,9]+5[1,2,3,4,5]+6 → 21

烏羽岬:ひくっ!
GM:ウソッ!?
GM:さいころ13個振って、固定値が6あって、21!?
椋実翔利:効いてる効いてる
GM:でも……さいころの結果だから仕方ない。椋実さんはリアクションしてね!
椋実翔利:暴走中なので無理だよ!
GM:そうでした。じゃあアホ2人もリアクションします。
《ウォフ・マナフ》:リアクション:離れ煙嵐
《ウォフ・マナフ》:ゲットダウン
烏羽岬:おげげげ
《ウォフ・マナフ》:11dx+20
DoubleCross : (11R10+20[10]) → 10[2,3,3,3,7,8,8,9,9,10,10]+10[2,10]+1[1]+20 → 41

烏羽岬:うおげげげ
椋実翔利:こ、この野郎
《ドゥルジ・ナス》:氷盾でガード。
GM:ダメージ。
《ホット・ショット》:3d10+53
DoubleCross : (3D10+53) → 19[5,8,6]+53 → 72

烏羽岬:ダメージはめちゃくちゃ高いw
GM:マナフは回避成功。
椋実翔利:死!"ホット・ショット"のロイスをタイタスにして昇華復活!
GM:ナスは20-5=15点防いで、51点ダメージを受けました。
GM:死ぬぞこれ。
椋実翔利:死んでよかったのに
椋実翔利:椋実翔利のHPは11になった。(HP:4->11)
烏羽岬:貴様に絆の力はあるまい……!
《ホット・ショット》:「おおおおおおおおらああああああ!」
《ホット・ショット》:パワードスーツの援護により、力づくで振り回すチェーンガン。
《ホット・ショット》:その銃口からは、雷と化した弾丸――もはや砲弾とよんでもいいそれがばら撒かれ、空間を歪めて、椋実さんたちに雷となって降り注いだ。
《ホット・ショット》:振り始めた大粒の雨と混じって、水蒸気と電光の地獄を作り出す。
椋実翔利:「あっはははは! やべえな! それがオマエのパクッてきたもう一個の遺産とかいうのかよ!」
《ウォフ・マナフ》:「ち! なんだあのバカは? 俺たちまで見境なしか!? くそ、離脱するぞ《ドゥルジ》! 付き合いきれん!」 ナイフで銃弾を捌く。超人的な軌道。
烏羽岬:「呆れた物量だな。しかも見境なしか」
椋実翔利:「やべえぜやべえぜ……笑え過ぎるくらいやべえ! そんな程度でオレとオレのSHIDENと撃ち合おうってのかよ! オラ来い! やれるだけ来やがれよオラッ!!」
《ホット・ショット》:「ふんっ! てめーがどこに逃げようが、確実に届く銃弾を見繕っただけだ!」
《ホット・ショット》:「逃げようがねえだろ! ハハハハハ! ぶち殺しまくってやるぜ!」
《ドゥルジ・ナス》:「いやー、先輩。自分から離れない方がいいっすよ。当たったら死ねますよ、これ。……ちょっときついかも」
GM:そして、手番は再び椋実さんへ。
椋実翔利:「やってみろよ! オマエがオレを殺すよりオレがオマエをめちゃくちゃに殺しまくってやる!!」
椋実翔利:《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》。対象は"ホット・ショット"
GM:どうぞ!
椋実翔利:14dx7-2
DoubleCross : (14R10-2[7]) → 10[2,2,3,3,4,5,6,6,6,6,7,7,7,9]+10[2,6,9,10]+6[5,6]-2 → 24

椋実翔利:ふ、腑抜けている!
GM:見せてやる……! グレートマン・ドッジ!
《ホット・ショット》:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,4,5,10]+6[6] → 16

GM:腑抜けたフェザー・タップにさえ届かないか……ダメージください。
椋実翔利:やめーや!
椋実翔利:3d10+32+6+2d10
DoubleCross : (3D10+32+6+2D10) → 19[4,9,6]+32+6+10[1,9] → 67

椋実翔利:諸々有効!
GM:そんなもんたえられるもんかい! 吹き飛び、「蘇生復活」ですよ!
GM:あ、いや待てよ?これはぎりぎり
椋実翔利:攻撃を受けて一度墜落したが、廃ビルの足元をブチ抜いて大きく旋回し、ビルの外へ
GM:耐えられなかった!無理!
椋実翔利:怖いわ!
椋実翔利:弾の嵐の中、自分も身体を撃ち抜かれながら砲口を遠く突きつける。連射を開始しつつ……新たな巨大砲塔が、下部からガキンと突き出てくる!
椋実翔利:「メリーィ、クリスマアァーース!! どうしようもないクソ野郎に椋実サンタクロースのクソプレゼントだ!」
《ホット・ショット》:「あのバカ……!」 大粒の雨の中、目を凝らし、見開く。
椋実翔利:「トナカイのクソでバラバラになって死ね!!」
椋実翔利:発射されるのは黒い弾丸。耐熱素材によりプラズマ化を免れたそれは、それまでの砲撃とは異なる勢いと威力で持って"ホット・ショット"に降り注ぐ。
《ホット・ショット》:「ビルごと吹き飛ばすつもりかよ! ファック! このクソ雑魚盗人野郎! マスター・ヴォルトの使い走りの、三流オーヴァードの、クソ――」
椋実翔利:白と黒の二重弾嵐は、もはや"ホット・ショット"というよりは、敵のいる辺りを全部吹き飛ばしてやろうというほどの、大雑把で破滅的な暴威!
《ホット・ショット》:「ご」 黒く焦げて変色した内臓をぶちまける。 「ぼぶふっ! げほっ! ふざけんな……!」 内臓器官を手近な金属――溶解した砲台で補填していく。
《ホット・ショット》:「ぶ、ぶち殺して……やるっ……!」
椋実翔利:「あっはっははは!! サンタからのプレゼントは気に入ったかよ!! お礼の手紙待ってるぜ!!」
《ホット・ショット》:「お礼のお手紙をテメーの脳みそに詰め込んで破裂させてやる!」
烏羽岬:「すごいな。まさに罵倒の見本市だ」
《ホット・ショット》:「ドナー登録しろ! いますぐ! 俺が届け先見つけてやるからよ!」
椋実翔利:赤熱するSHIDENは、雨滴を蒸発させながら辺りに霧を作る。それに紛れてビルの中へと戻る――無防備をいつまでも晒してやる義理はない。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:124->133)
烏羽岬:「双方、ここまで罵倒のレパートリーが豊富というのは凄い。逆に尊敬してしまいそうだ」
百入結衣子:「呆れた……無限に話せるんじゃない、この2人?」
鶴喰湊融:「あそこまで行くと感心が先にきますね…」
GM:次は百入さんですね。
百入結衣子:マイナーでコンボ『ケムダーのヴェール』。完全熱光学迷彩を起動。
百入結衣子:メジャーはコンボ『アディシェスの栄誉』。
百入結衣子:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。ウォフ・マナフを攻撃。
GM:OK!
GM:おっと、ウォフ・マナフの方か。了解です。
百入結衣子:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[2,2,2,3,4,4,5,5,6,6,9,9,10]+10[1,4,7]+10[7]+2[2]+4 → 36

GM:マナフのリアクションは、ドッジ:離れ煙嵐。
《ウォフ・マナフ》:11dx+20
DoubleCross : (11R10+20[10]) → 10[1,1,2,3,3,4,7,8,10,10,10]+10[2,4,10]+2[2]+20 → 42

烏羽岬:ゲエエーッ
百入結衣子:マジかこいつ……
鶴喰湊融:ヤバい
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:116->120)
GM:回ってしまうものだな…
烏羽岬:しかもこいつ、ひょっとして
烏羽岬:まだバタフライエフェクト温存してる……?
椋実翔利:回避型はこれがある
鶴喰湊融:ほ、ほんとだ
GM:ナスが支援している限りマナフは強い!
百入結衣子:手を翳し、レーザーを照射しようとするが、取りやめる。
《ウォフ・マナフ》:「……撃ってこないのか? なんだ? コケオドシか?」
百入結衣子:(無理だ……噴煙が多すぎる!)
百入結衣子:「ごめん、厳しそうだ。撃っても当たらないと思う」
《ウォフ・マナフ》:「いつでも受けて立つ。俺より速く動けるならな!」
烏羽岬:「了解した。百入の判断は正しい」
GM:手番は鶴喰チャンへ移ります。
鶴喰湊融:「了解、です!」
烏羽岬:「隣のあいつ……"ドゥルジ"の支援も厄介だ。椋実が遊んでくれている間に、確実に潰していこう」
鶴喰湊融:はい。…まだ100言ってないから範囲が打てねえ…
鶴喰湊融:「…助言、感謝」と、とすでに駆け出している。「です!」
鶴喰湊融:マイナーで10m移動しマナフたちのエンゲージへ。
GM:OK!
    《ドゥルジ・ナス》[13]
    《ウォフ・マナフ》[18]
    椋実[10]、鶴喰[7]
        |
      (10m)
        |
    烏羽[6]、百入[9]
        |
        |
      (100m)
        |
        |
   《ホット・ショット》[16]
鶴喰湊融:メジャーコンボ:突羽根:≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫でドゥルジ・ナスを攻撃します。
鶴喰湊融:12dx7 てやっ
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[2,4,5,5,6,6,8,8,9,9,10,10]+10[3,7,8,9,10,10]+ 10[2,2,4,8,9]+3[2,3] → 33

烏羽岬:いい感じ!
GM:ナスはもちろんガード!氷盾!
鶴喰湊融:よし、白兵上げた甲斐が有った…!
鶴喰湊融:4d10+20 装甲等有効!
DoubleCross : (4D10+20) → 14[3,2,6,3]+20 → 34

鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:89->94)
鶴喰湊融:むう…ダメージダイスが微妙…
《ドゥルジ・ナス》:「うわ。ちっさいのがこっち来るんスけど……やめといた方がいいんじゃ」 両手を掲げ、《蒼き悪魔》。 「ないかな」
GM:18点のHPダメージを返します。
GM:こちらは20点軽減して、まだ立ってます!
鶴喰湊融:うげえ。残HP17なので死亡。リザレクト。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:94->102)
鶴喰湊融:う、うーんようやくか…!
鶴喰湊融:駆け出す内に、四肢と刀身から噴き出す花弁。
鶴喰湊融:「…!」噴き出す炎に、一瞬だけ目を見開いて――
鶴喰湊融:「ぅ」「ぁ」「あ」「アッ!」そのまま大剣を叩き付ける。
《ドゥルジ・ナス》:「げっ。だめだ、ぜんぜん怯まないっすよ! こいつ――うそぉっ!?」
鶴喰湊融:じゅうじゅうと身体から煙が上がる。
《ドゥルジ・ナス》:大剣を炎の壁で受け、吹き飛ぶ。一回転して、着地。せき込んで蒸気をあげる血を吐き出す。
鶴喰湊融:「…いいえ。丁度いい目覚ましでした」大剣の刀身が、美しい弧月を描く日本刀に代わっている。
鶴喰湊融:「寝坊助め。…いや、わたしが遅かったのかな。まあいいや」
三稜鴎:「お。出たな、“淡墨”」
鶴喰湊融:「次で斬る」
三稜鴎:「あれを引っ張り出しただけでも大したもんだ。珍しいのが見れるぞ」
鶴喰湊融:ちらりと三稜鴎を見て、すぐに視線を戻す。
GM:手番は烏羽くんへ。
烏羽岬:「鶴喰のスイッチが入ったか。いい感じだ」
烏羽岬:「そして」
烏羽岬:「手の内は把握した」 戦闘移動します。ナス・まなぶ君のエンゲージへ。
    《ドゥルジ・ナス》[13]
    《ウォフ・マナフ》[18]
    椋実[10]、鶴喰[7]、烏羽[6]
        |
      (10m)
        |
       百入[9]
        |
        |
      (100m)
        |
        |
   《ホット・ショット》[16]
三稜鴎:「烏羽。落ち着いて攻めろ……っつーのはちょっと違うな。もうレベルも上がった。いまは、そうだな……」
三稜鴎:「自由にやってるところが見たい」
烏羽岬:コンボ『黒疾風』。《居合い》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。
烏羽岬:狙いはドゥルジ・ナスです。喰らいな!
GM:OK!
烏羽岬:使用武器はキーンナイフツヴァイ*5。一本は強化素材と水晶の剣で+7されてます。
烏羽岬:5dx+28
DoubleCross : (5R10+28[10]) → 8[3,6,7,8,8]+28 → 36

烏羽岬:うわひくっ
烏羽岬:いや低くはないけど……とにかく36!
GM:ガード! 氷盾!
烏羽岬:ダメージ! 装甲を-25して……あと、水晶の剣のレベルが上ってるから+7じゃなくて+9だ!
烏羽岬:4d10+16+7+7+7+7 つまりこう。
DoubleCross : (4D10+16+7+7+7+7) → 35[9,8,8,10]+16+7+7+7+7 → 79

GM:げぇぇー! これは氷雪の守護待ったなし。
GM:さっきの鶴喰チャンに使ったらオーバー減少だったから判断は間違っていないはずだ……現象。
GM:79-5d10
DoubleCross : (79-5D10) → 79-26[2,7,6,9,2] → 53

烏羽岬:ダメージダイスでは勝っている!
GM:33点ダメージ。ちょうどぴったり死ぬ数字! なので燃える魂。
GM:復活しました。
椋実翔利:ぴったり殺!
烏羽岬:わーい!
百入結衣子:暗殺者っぽい
鶴喰湊融:上手い!
烏羽岬:武器を構えず、ゆっくり歩いていきます。ゆったりとしたコートだからどこに武器が隠れているかは分からないが。
烏羽岬:「"ドゥルジ・ナス"。李俊宇だな?」
烏羽岬:「マカールに言ったのと同じ提案をしたい。"アードゥル"は抜けたほうがいい」
《ドゥルジ・ナス》:「まあ、」
《ドゥルジ・ナス》:「よろしく先輩……ああ、いや。っていうか、それはどうっすかね?」
烏羽岬:「いや、これは先輩としての善意の忠告だ。もし今すぐアードゥルを抜けるのなら」
烏羽岬:「"ヴリトラ"に来い。"ヴリトラ"は家族としてお前を受け入れよう」
烏羽岬:「いずれ必ず使い潰される。命を粗末にするな」
《ドゥルジ・ナス》:「いやー……自分は割と好きですよ、うちのセル。なんていうか、自分の場合」
《ドゥルジ・ナス》:「人間を焼くのが好きなんですよね。どんどん上達してるし……」
《ドゥルジ・ナス》:「なんだかんだ、鴎先生の言うことは的確ですから。すごく成長できてるって感じっすね」
烏羽岬:「そうか」
烏羽岬:そのあたりで、上から無数のナイフがドゥルジ君めがけて降ってきます。
烏羽岬:先程からの混乱にまぎれて、頭上に投擲しておいた。トークは単に上に視線を向けさせたくなかっただけだ。
《ドゥルジ・ナス》:「……うわ!? そういうことします!?」 ナイフの雨に全身を貫かれる――傷口を焼いてふさぐが、一度その場に崩れ落ちる。
烏羽岬:「ひゅっ」 その一瞬で、自分も斬りかかっている。炎の壁を抜けて脇腹を切り裂いた。
烏羽岬:「する。"戦う"と"殺す"は違うからな」
《ドゥルジ・ナス》:「いっ――てぇぇぇぇっ!? 先輩、ひどい、な……! こんなに血が出てるじゃないスか……」 その場を転がって、烏羽くんの足元を逃れる。
烏羽岬:「殺せる状況を整えるのが暗殺者らしい」 またナイフをしまい、素手に戻る。
《ドゥルジ・ナス》:「噂通り、の、技量……ッスか!」
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:105->113)
三稜鴎:「技の威力は見違えるようだな。あとは、正確さ……さて、どうかな」
GM:では、クリンナップを挟んで第2ラウンド。
GM:セットアップ。ホット・ショット、ウォフ・マナフは何もなし。
百入結衣子:なし
烏羽岬:こちらもなし。セットアップなんて高等なものは持っていない!
鶴喰湊融:なし。
GM:ドゥルジ・ナスはマナフに戦局判断+バタフライエフェクト。行動値+12、達成値を一度だけ+5
烏羽岬:お前はそれをやめろ!
椋実翔利:ないとも!
GM:まずはマナフの手番。
GM:狙いは烏羽!
烏羽岬:やっぱり!
GM:マイナーなし!メジャーでコンボ:黒疾風!
《ウォフ・マナフ》:5dx+36
DoubleCross : (5R10+36[10]) → 9[3,4,6,8,9]+36 → 45

GM:キーンナイフを射撃に使った。
烏羽岬:だから高いですってw
烏羽岬:一応避けてみます。《切り払い》。
GM:って、なんで射撃に使った!もう白兵距離なのに!
GM:でももう振ってしまったから仕方がない。
烏羽岬:白兵にしてもいいですよ!
GM:こういうのは減るのでやりません!
烏羽岬:(チッ……!)
烏羽岬:5dx+21
DoubleCross : (5R10+21[10]) → 10[1,2,4,5,10]+2[2]+21 → 33

烏羽岬:全然ダメ!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:113->114)
烏羽岬:しかし侵蝕1点だから痛くもないのがポイントです。ダメージをどうぞ!
《ウォフ・マナフ》:5d10+25 装甲値のみ5点無視
DoubleCross : (5D10+25) → 26[1,10,10,2,3]+25 → 51

烏羽岬:このキーンナイフとかいう武器、めちゃくちゃ強いな……倒れます。
烏羽岬:椋実さんのロイスを昇華して復活。
《ウォフ・マナフ》:「何度でも――」
《ウォフ・マナフ》:一瞬、《ウォフ・マナフ》の姿が霞む。そして、ナイフによる連続射撃。
烏羽岬:「ちっ……」 3本まで回避したが、それ以降が避けきれない。
《ウォフ・マナフ》:「やってみろ! 烏羽! 俺はお前よりずっと速い、無駄なんだよ! 無駄!」
烏羽岬:左腕を犠牲にしてこちらの間合いに踏みとどまる。
烏羽岬:「わかっている。お前は速い……」
烏羽岬:「マカール。お前だけじゃないぞ」
烏羽岬:「"ヴリトラ"に来て成長した今だからこそわかる。僕もお前の事はライバル視していた」
烏羽岬:「僕らはいっしょに育った兄弟だ。お前と技量を争っていたからこそ、僕はここまで強くなれた」
烏羽岬:「だからこそ何度でも言うぞ」
烏羽岬:「"アードゥル"を抜けろ! マカール!」
《ウォフ・マナフ》:「お前が? 嘘をつくな。お前の目は嘘つきだ、昔からそうだ。俺は、そういうお前が、他人を心配してるみたいなのが、虫唾が走るほどイラつくんだよ!」
《ウォフ・マナフ》:「お前は周りが言うような“クール”じゃねえ! 俺は、残酷で、冷徹で、血も涙もない――そういうホンモノになってやる!」
烏羽岬:「いいさ。もとより言葉で分かってもらえるとは思っていない」
GM:だが、手番はホット・ショットへ。
烏羽岬:「勝ったほうがホンモノだ。そうだな?」
烏羽岬:今度は回りそうだな、ホットショット……
《ホット・ショット》:「ごちゃごちゃとうるせえガキどもだな――」 
《ホット・ショット》:マイナーなし。
《ホット・ショット》:メジャーでフラッシュオーバー・グレートマン。
《ホット・ショット》:13dx7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,4,4,7,8,8,8]+10[3,4,8,8]+10[1,10]+3[3]+6 → 39

《ウォフ・マナフ》:ドッジ。離れ煙嵐。
《ウォフ・マナフ》:11dx+20
DoubleCross : (11R10+20[10]) → 10[2,2,2,3,3,7,7,7,8,9,10]+4[4]+20 → 34

椋実翔利:暴走中でーす
《ウォフ・マナフ》:……!
烏羽岬:ひえー
GM:あ!
烏羽岬:これ、対象はエンゲージの5人ですよね?
GM:対象は百入さん以外全員です。
烏羽岬:狂人!
鶴喰湊融:はい。一応ドッジ。
《ウォフ・マナフ》:バタフライ…エフェクトの達成値5点プラス!
《ウォフ・マナフ》:ぎりぎりで回避。
百入結衣子:ヒーッ
鶴喰湊融:10dx+1=>39
DoubleCross : (10R10+1[10]>=39) → 8[2,2,3,3,4,4,5,7,8,8]+1 → 9 → 失敗

烏羽岬:こいつ……!
《ドゥルジ・ナス》:ガード。氷盾ガード。
鶴喰湊融:こ、この野郎…
椋実翔利:使わせた!
GM:使わされてしまった……
烏羽岬:まなぶ君を殴ることを考えると、居合いは温存したいなあ。普通に避けます。
烏羽岬:乱れ晴嵐。《切り払い》。
鶴喰湊融:“協力者?”YERO/畏敬/猜疑〇を昇華。14点で復活。
烏羽岬:5dx+21=>39
DoubleCross : (5R10+21[10]>=39) → 7[3,4,5,6,7]+21 → 28 → 失敗

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:114->115)
GM:OK!
《ホット・ショット》:4d10+53 ガード値のみ5点無視。
DoubleCross : (4D10+53) → 17[3,5,2,7]+53 → 70

烏羽岬:いけー!暗殺者どもを殺せー!
鶴喰湊融:ってダメージまだだった…って無理だから上記の通り昇華復活します!
GM:ナスは落ちました。
椋実翔利:当然食らう! "フラワルド"のロイスをタイタスにして昇華復活
烏羽岬:もう昇華できるロイスがあんまり残っていない。百入姉さんのロイスを昇華して復活。
鶴喰湊融:鳥羽くんがヤバい
《ドゥルジ・ナス》:「……この……! わけわかんない砲撃……! こいつの存在が……!」 弾丸が体を吹き飛ばす。千切れ飛ぶ。
《ドゥルジ・ナス》:「大誤算、ってやつじゃないっすか……!?」
《ドゥルジ・ナス》:「もう、無理……っす!」 戦闘不能!
烏羽岬:「OKだ。マカールたちごとふっとばしてくれる分には――――」 地面に転がり、かろうじて受け身を取る。
烏羽岬:「――よしとしよう。一人減った」
《ホット・ショット》:「どうしたオラ! “フェザー・タップ”!」
椋実翔利:「そういうことだ! ……だが済まんな烏羽。ちょいと巻き込んだ」
椋実翔利:「とっととアイツは片付けて……あァ!? 何か言ったか!?」
《ホット・ショット》:「手も足も出ねえってか!? なあ!? そのまま大人しく大量殺戮現場のありがてえ石碑になってくれや!」
烏羽岬:「気にするな椋実。鶴喰にも言ったが、適材適所というものがある」
烏羽岬:「僕らには僕らの、お前には……うん……」
烏羽岬:「聞こえていないな、これは」
椋実翔利:「聞こえねーんだよ死にかけの虫の鳴き声なんてのはよ!!」
GM:手番は椋実さんへ。
椋実翔利:まあ問題ないとは思いますが、マイナーで5mほど移動。スカイキッドなので飛行しているぞ
椋実翔利:そしてメジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》。対象は"ホット・ショット"
       椋実[10]
        |
      (5m)
        |
    《ウォフ・マナフ》[18]
     鶴喰[7]、烏羽[6]
        |
      (10m)
        |
       百入[9]
        |
        |
      (100m)
        |
        |
   《ホット・ショット》[16]
GM:判定どうぞ~
椋実翔利:14dx7-2
DoubleCross : (14R10-2[7]) → 10[1,3,3,5,6,6,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,3,4,5,7,8]+ 10[1,10]+3[3]-2 → 31

GM:ホット・ショットのグレートマン・ドッジ!
椋実翔利:30行ったなら許す……!
《ホット・ショット》:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,2,6,9] → 9

GM:ぜったいに無理。ダメージください。
椋実翔利:4d10+20+8+2d10
DoubleCross : (4D10+20+8+2D10) → 19[5,2,9,3]+20+8+11[6,5] → 58

GM:吹き飛びました。戦闘不能ダメージです。
GM:盛大な花火をお願いします…
椋実翔利:乱戦から更に距離を取る。後部排熱溝からはもはや炎が立つほどの熱気
椋実翔利:ビル外に向けた砲口に装填されているのは、高密度の丸い重量弾。いかにこのSHIDENでも、弾速は遅く、文字通り『見て』避けられるものだ
《ホット・ショット》:「くそっ。まだ撃てるのか? なんでだ? とっくに限界だろ……2回は殺したはずなのに!」
椋実翔利:しかもそれは、"ホット・ショット"を狙ってはいない……発射。投手が投げる白球程度の速度で、その一発は"ホット・ショット"の2階層下をブチ抜く
椋実翔利:「……それ、じゃあ、なァ!」 そして、常通りのプラズマ弾の乱射!
《ホット・ショット》:「なんだよ……」
椋実翔利:今までの攻撃により、ビルの耐久はほとんど限界だった。先の砲撃によりビルの基盤には穴が空いた。
椋実翔利:そこに激しい攻撃の嵐が降り注げば、どうなるか。
《ホット・ショット》:「俺がお前に、どこでどう負けてるっていうんだよ! 畜生! くそっ! この……!」
椋実翔利:「ハハハハハ! これが、オレの! オレと、オレのSHIDENの!」
椋実翔利:「力なんだよ! テメーはそれに負けてたってだけだ!!」
椋実翔利:倒壊していくビルに、なおも弾雨を降らせ続ける 「大人しく死んでコンクリと鉄骨とごちゃまぜになりやがれ! それがオマエの墓碑なんだよ!!」
《ホット・ショット》:「まだ――まだ、負けてねぇ! 覚えとけ!」 Eロイス《修羅の世界》。抱えていた銃砲地面に向け、射撃。その逆噴射で離脱する。
GM:――が。
烏羽岬:「ん。逃げる気か」
烏羽岬:「椋実落とせ!ここでヤツを逃すと確実に厄介な事になる!」
椋実翔利:「言われなくてもさっきからずっと歌ってんだよ!! ハッピーィィ、バアァースデエェーー!!!」
GM:その体が吹き飛んでいく途中で、横合いから飛んできた人影――その手から放たれた槍が《ホット・ショット》の頭部を貫通。完全に破壊した。
椋実翔利:「ハッピバーースデー! ファッキン……あ?」
鶴喰湊融:「…槍?」
槍使い:「始末終わり。つまんねえ。……帰るぜ、リーダー」
槍使い:「覆面セルども。《ヴリトラ》だったな。また会おうぜ――じゃあな」
GM:槍使いはどこへともなく姿を消す。ホット・ショット、死亡。
百入結衣子:「……ん。これは、今後も厄介そうだ」
鶴喰湊融:「…《スヴェルト》」
烏羽岬:「退いてくれたのはありがたいな。ふう」
烏羽岬:「あと、"ホット・ショット"の始末もしてくれた。ここは素直に感謝しておこう」
椋実翔利:「……あぁ、そういやアイツ遺産盗んでたからか。ソレか」
椋実翔利:「バカなヤツだな……盗むなら死体か弱いヤツか。盗んだことで反撃してこないヤツって決まってんのに……」
《ウォフ・マナフ》:「砲撃のバカは消えたか。よし。《ドゥルジ》のバカはしくじったが、ケリをつけてやる……!」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:133->138)
椋実翔利:(……しっかし気に食わねえな。まるで最後に取っておいたケーキのイチゴ部分を取られたような気分だ……それをやるのはオレの役目だろ)
GM:手番は百入さんに移ります。ごゆっくりどうぞ!
百入結衣子:「じゃ、ケリにしよっか」
百入結衣子:マイナーで隠密。メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。
百入結衣子:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,4,6,8,9,10]+10[3,3,8]+10[10]+ 10[9]+1[1]+4 → 45

烏羽岬:回ったー!
百入結衣子:流石に当たるやろ……!
椋実翔利:すげえ
鶴喰湊融:回った!
GM:うそだろ…
《ウォフ・マナフ》:ドッジ。離れ煙嵐。
《ウォフ・マナフ》:11dx+20
DoubleCross : (11R10+20[10]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,6,8,10,10]+4[3,4]+20 → 34

GM:ダメージを……お願いします……
百入結衣子:5d10+42+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (5D10+42+3D10+5) → 29[6,5,10,7,1]+42+21[7,5,9]+5 → 97

烏羽岬:97・・・
鶴喰湊融:2つしかエフェクト使ってない数字じゃないでしょ
GM:電磁反応装甲を4枚全部使って、かろうじて残ります。
烏羽岬:ヒエーッ
百入結衣子:「もう、見える」無数のレーザーが輝線を引く。「あなたより早ければ、いいんだよね?」
《ウォフ・マナフ》:「俺より――」 背筋が凍る。とにかく急いでその場を離れようとする。
百入結衣子:その一つでも着弾したならば。分子運動を停止させ、回避の足を、防御の腕を削り凍らすように。
《ウォフ・マナフ》:「そうか! こいつが」 止まる。動けない。かろうじて起動できるのは電磁防壁だけだ。
百入結衣子:「じゃあ、あなたが遅くなって?」動きの止まったとこに、全弾を叩き込んでいく。
百入結衣子:着弾の熱で、再び彼の世界は動き出す。ズタズタになった電磁防壁とともに。
《ウォフ・マナフ》:「例の――UGNの――!」
《ウォフ・マナフ》:その場に転がり落ちる。どうにか距離を離した。
百入結衣子:「……」それには応えず、ガシャン、と薬莢を吐き出す。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:120->124)
GM:手番は鶴喰チャンへ。
鶴喰湊融:はい。100に行ったので、マイナーなし。
《ウォフ・マナフ》:「先生! こんなの、聞いてないぞ! どうなってる? なんなんだ!?」
鶴喰湊融:メジャーコンボ:八重紅:≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫にてマナフを攻撃。
GM:どうぞ!
鶴喰湊融:そして、その際にロイス姉がわり?/百入結衣子/〇好意/心配 を昇華。ダイス+10します。
烏羽岬:絆パワ!
GM:ダイスパワー!
鶴喰湊融:此処で…殺す!
鶴喰湊融:26dx7+6
DoubleCross : (26R10+6[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,8,8,10,10,10,10]+ 10[1,2,3,4,4,6,8,10]+5[1,5]+6 → 31

鶴喰湊融:えええ
鶴喰湊融:マジか…
GM:では、ドッジで対抗する。回避を見てからワンチャンに賭けてもいい。
鶴喰湊融:し、仕方ない達成値足りなかったならタイタス切ろう…
《ウォフ・マナフ》:ドッジ。乱れ煙嵐。
《ウォフ・マナフ》:11dx+20
DoubleCross : (11R10+20[10]) → 10[1,2,3,3,4,4,5,6,7,8,10]+5[5]+20 → 35

GM:これは考えどころですね!
鶴喰湊融:タイタス切る!“きょうだい”/鳥羽岬/〇好意/隔意 を昇華して達成値を+1d10する…!
烏羽岬:あわわわ鶴喰ー!
鶴喰湊融:Eロイスもあるなら切り所…!
鶴喰湊融:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 10[10]+31 → 41

烏羽岬:!
鶴喰湊融:よっしゃあ!!
椋実翔利:お見事
烏羽岬:えらーい!
GM:これが……絆の力か……
百入結衣子:わーいわーい
鶴喰湊融:ダメージダイス行きます!
鶴喰湊融:5d10+13+8+1+12 装甲無視。
DoubleCross : (5D10+13+8+1+12) → 32[10,7,2,8,5]+13+8+1+12 → 66

GM:どうぞ!
GM:はい!これは戦闘不能ダメージです!
鶴喰湊融:あぶなかった…
鶴喰湊融:では、百入さんの攻撃からの動揺が冷めぬうちに。
GM:吹き飛びました。演出お願いします!!
鶴喰湊融:滑るように。コンクリートが砕けた路面を、花びらだけが舞う。
鶴喰湊融:そして。気付くときには、既に刃圏の内に。
《ウォフ・マナフ》:「なんだ? 俺を狙うのか? 無理だ。お前じゃ無理だな」
鶴喰湊融:「花色は赤。咲いて散るは夕の月――」はらりと刀身から散る花弁が、僅かに赤より赤い紅に。
《ウォフ・マナフ》:「お前なんかじゃ、何をやっても――」
鶴喰湊融:「――あは」
鶴喰湊融:「動きは」鳥羽くんの動きなら、横で、後ろで、前で。何度も見た。それと同流。
鶴喰湊融:「知ってる。なら」「兄様の剣は」
鶴喰湊融:「“逃がす訳がない”」それは、処刑人の剣。
《ウォフ・マナフ》:「……なんだ?」
鶴喰湊融:相手を、逃がさずに。必ず捉えて殺すための。
鶴喰湊融:赤の花弁が舞う。
《ウォフ・マナフ》:「俺が……」 体が傾く。逃れようとする。
鶴喰湊融:かちん。
鶴喰湊融:鞘に収まる音。
《ウォフ・マナフ》:「殺されるのか。なんだ? なんで、こんな、やつらが……」 回避の動作は、勢いを失う。そのまま倒れこみながら、烏羽くんを見る。
鶴喰湊融:「――五福の剣の、うち一つ。“八重紅”」
鶴喰湊融:「――さあね。わたしは立っていて、貴方はそこで横になっている。それだけでしょう」
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+8した(侵蝕率:102->110)
《ウォフ・マナフ》:「烏羽」
烏羽岬:「ああ」
《ウォフ・マナフ》:「お前の勝ちだ。こいつらをうまく使ったよ。さすが。感心する。お前の勝ちだ。お前の方が優れてる」
烏羽岬:「マカール。それは違う」
烏羽岬:「家族だ」
烏羽岬:「家族と力を合わせた。それだけだ」
《ウォフ・マナフ》:「そうか。だったら――」
《ウォフ・マナフ》:「だったら、許せない」 蘇生復活。瞬間退場。 「そんなもん、ちっともクールじゃねえ! お前なんか! お前なんかは――偽物だ!」
烏羽岬:「ふ」 特に追撃などはしない。仕留めきれないと分かっている。
烏羽岬:「くはははっ」
烏羽岬:「偽物か。ふふふふふ」
烏羽岬:「それでいいさ。僕を未だにライバル視するのなら、それでもいい」
烏羽岬:「道具になって、言われるがままに命を投げ出すよりはだいぶマシだ」
烏羽岬:「またな。マカール」
GM:いつの間にか、三稜鴎の姿もそこにはない。
GM:戦闘終了です。
烏羽岬:「鶴喰もだいぶ無理をしたな。大丈夫か?」
鶴喰湊融:「…ん。元々わたしは負荷がかかってないですから。鳥羽くんこそ大丈夫?」
烏羽岬:「……まあ、攻撃頻度だけで言ったら椋実が一番消耗していそうではあるんだが、あれは楽しそうだったからいいだろう」
鶴喰湊融:「…あはは」頬を掻いて、何も言わない。
烏羽岬:「問題ない。江永よりはマシな状態だ」
烏羽岬:「身体の心配をしてくれる仲間がいるというのは、いいものだな」
椋実翔利:「そりゃ江永に比べりゃ誰でもマシだ。オレもオマエも鶴喰も、あと百入も。今日はみんな相応にやられたろ」
鶴喰湊融:「ん…」いつのまにかいない三稜鴎。撤退していったスヴェルトに、ウォフ・マナフ。
百入結衣子:「あたしは平気だよ」手を振る。
鶴喰湊融:「…そですね。今日は、帰って。ゆっくり休みましょう」ふにゃっと笑う。
椋実翔利:SHIDENからは既に降りている。あんまり熱がこもっていたので、雨ざらしにしているのだ
鶴喰湊融:気になることは、山積みだ。
鶴喰湊融:でも、今は。今日と言う日を、無事に終えられたことに、感謝しよう。
烏羽岬:「今回ばかりは」
烏羽岬:「椋実のキャノンがあって助かったな。あの距離は僕らでは如何ともしがたい」
鶴喰湊融:「そうですねえ。大活躍でしたっ」
烏羽岬:「途中の妨害も含め、いい動きだった。改めて礼を言っておく」
百入結衣子:「うん。すごかった」
椋実翔利:「今回ばかりはぁ? いつでもどこでもだろうが! オマエらのスマホの充電だってコイツがなきゃ危ねえんだぞ」
椋実翔利:「しかしソイツを口に出す殊勝さはメチャ褒めてやろう!」 馴れ馴れしく烏羽の肩を組み 「これからスマホを充電するたびに言え!」
烏羽岬:「……いや、すまない。血を流しすぎたか? 少し判断を間違ったらしい」
鶴喰湊融:その様子を見てくすくす笑っている。
烏羽岬:「やはり椋実を褒めるのはよくないな。今後の教訓にしよう」
百入結衣子:「そうそう。程々に、ね」
椋実翔利:「なんでだよ、褒めろ褒めろ! 今度は落とした女子といかに長く生かさず殺さず付き合うかを教えてやるから! オトナの階段2段飛ばしだ!」
GM:雨がますます強くなる。
GM:もうすぐ夏にもかかわらず、その雫はひどく冷たい。

GM:バックトラック。
GM:今回のEロイスは3つ。あり得ざる存在、囚人の鳥籠、修羅の世界。
GM:3つ振れます。
GM:振る人!
椋実翔利:振らずにはいられない!
百入結衣子:振っておこうかな。
椋実翔利:138-3d10
DoubleCross : (138-3D10) → 138-21[10,7,4] → 117

百入結衣子:124-3d10
DoubleCross : (124-3D10) → 124-18[1,7,10] → 106

鶴喰湊融:うーむ振らずとも行けそうだけど振っておこう。
鶴喰湊融:110-3d10
DoubleCross : (110-3D10) → 110-16[6,5,5] → 94

百入結衣子:1倍振りします。
鶴喰湊融:よっし。
百入結衣子:106-5d10
DoubleCross : (106-5D10) → 106-23[6,6,1,8,2] → 83

烏羽岬:侵蝕115だけどロイスが残り3。1倍振りのために振っておきます。
鶴喰湊融:1倍で。
烏羽岬:115-3d10
DoubleCross : (115-3D10) → 115-19[8,10,1] → 96

烏羽岬:よし!1倍。
烏羽岬:96-3d10
DoubleCross : (96-3D10) → 96-7[2,1,4] → 89

鶴喰湊融:94-3d10
DoubleCross : (94-3D10) → 94-17[2,6,9] → 77

烏羽岬:イェイ!5点です。
鶴喰湊融:と、鳥羽くんの出目こわっ!!
鶴喰湊融:5点!帰還です!
椋実翔利:くっ……またこれオレだけが倍振りの流れか? しかし追加振りはな……
椋実翔利:いやここは石橋を叩く。倍振りです
烏羽岬:からすば!
椋実翔利:117-8d10
DoubleCross : (117-8D10) → 117-42[9,3,7,1,3,7,5,7] → 75

GM:スーパー戻り!
椋実翔利:そういうこと!
GM:じゃあですね、経験点はシナリオ経験点が10点。その他5点に、Dロイスは装着者・破壊の子・達人の3点。Eロイスは3点、FS判定が5点。
GM:以上の26点に浸食経験点を足してください!いくつでしょうか?
鶴喰湊融:31点です!
椋実翔利:29!
百入結衣子:31です!
烏羽岬:31!そしてスーパースペリオルSロイスを取っているので、多分36点になるはず。
GM:31,29,31,36!
GM:計算シマス
経験点(敬称略)
烏羽(クオンタム):36
鶴喰(嗣子):31
椋実(馴染):29
百入(DT):31
GM(ロケット商会):42
GM:計算 カンリョウ
鶴喰湊融:GMありがとうございますっ
烏羽岬:ハイテク!
椋実翔利:計算正解率……99.99%!

マスターシーン:はるか空より彷徨い来たる

《マスター・スカイ》:「……それでは、つまり。“剣”も彼らが保持しているということだね」
三稜鴎:「ま、そういうことだな。どこまで制限を解除してるかは知らんが、あれはかなり強力だと思う」
三稜鴎:「詳しいスペックは――、ミス・スヴェルト。あんたの方が詳しいだろ?」
《スヴェルト》:「……」
《スヴェルト》:「……まあね。こちらも行方を追っていた」
《マスター・スカイ》:「使い手は、きみの知人だろう?」
《スヴェルト》:「……たぶんね」
《スヴェルト》:「……提案がある。面倒なんだけど。あのセルに手出しするのはまだ禁止なの、マスター・スカイ」
《マスター・スカイ》:「その呼び方はやめてほしいな、ミス・スヴェルト」
《マスター・スカイ》:「あの……《ヴリトラ》セルといったか。あのセルに迂闊に手を出すべきじゃない。彼がいるからね」
三稜鴎:「殺せない相手じゃない。いや、殺せないやつなんていない。この世には。違うか?」
《マスター・スカイ》:「違う」
《マスター・スカイ》:「不滅なるものはある。それに……」 手元にある、端末のディスプレイをタップする。
《マスター・スカイ》:「殺してしまっては、二度と元には戻らない。私はそれを恐れている」 写真が表示される。烏羽と江永が買い物をする写真だ。
《スヴェルト》:「……あまり強くはなさそうね」 片手を腰に伸ばす。剣の柄がある。
《マスター・スカイ》:「その価値基準がきみの限界だな、《スヴェルト》。きみはそれでいいと思っているのかもしれないが」
《マスター・スカイ》:「それではおそらく滅び去るだけだろう」
《スヴェルト》:「……そうはならない」
《スヴェルト》:「……マスター・スカイ。会話するのは苦手だし、疲れる。もういいでしょう?」
《マスター・スカイ》:「その名前で呼ばないように。二度目の警告だ」
《スヴェルト》:「……私とやるの? あまり気が進まないわね。あなたの戦闘能力は知っている……たぶん私が勝つわ」
《マスター・スカイ》:「そうだろうね。戦いをするなら、きっとそうなる」
《スヴェルト》:「……」
《スヴェルト》:「面白くないわ。行きましょう、《イングラム》」
GM:その呼びかけに、初めて片隅の影が動いた。
GM:細身だが長身の男だ。無言でスヴェルトの後に続き、部屋を退出していく。
三稜鴎:「……あれは正面からやりたくねぇなあ」
《マスター・スカイ》:「きみが正面からやりたい相手などいるのかね」
三稜鴎:「いないな、確かに」
三稜鴎:「俺はどうする? 仕事があるのか? たとえば――次のマスター・ヴォルトは決まったようなもんだ。そうだろ? またマスター・ヴォルトを暗殺する仕事か?」
《マスター・スカイ》:「きみという札を切るのはまだ少し後だ」
《マスター・スカイ》:「《スヴェルト》には動いてもらう。仮にもメンバーだった《ホット・ショット》が敗北した相手がいるんだ。やる気になるだろう」
《マスター・スカイ》:「《フェザー・タップ》に《鶫》。きっとお眼鏡に叶うはずだ」
三稜鴎:「かもな。……じゃ、俺はしばらく休暇か。仕事があったら呼んでくれ、割安で引き受ける」
GM:三稜鴎も、欠伸をしながら退出する。
GM:マスター・スカイはその後姿を眺めて、椅子に深くもたれかかる。
《マスター・スカイ》:「長い時間が経過した」
《マスター・スカイ》:「あなたは忘れているだろうか?」 天井を見上げて、独白する。誰もいなくなった部屋で。

マスターシーン:あたたかな記憶は恐怖のごとく

雲居春音:「そ、それで!?」
雲居春音:「大丈夫だったんですか、卯花さん! そんなことされて! あの――顎が――」
卯花 数輝:「……うん。まあ、ね」
卯花 数輝:「やっと……喋れるようになってきた……。ううん。ちょっときつかったかな……」
???:「“カレイドソーン”。“モーターウェイ・フォックス”は負傷している。安静にしておいてやれ」
雲居春音:「いや、先生! 普通じゃないですよ! あいつ絶対ヤバいやつでした! 卯花さんが捕まるなんて……!」
???:「潜入捜査だ。彼女が最も適任だった」
???:「事実、《ホット・ショット》による事件は早期に終息させることができた。民間人の被害が少なかったのは幸いだな……」
???:「……街の破壊状況は芳しくないが。非常に。これは頭の痛い問題だ」
雲居春音:「潜入捜査とか! するなら、なんで私に教えてくれなかったんですか!?」
卯花 数輝:「……いいから。雲居さん。私も納得してやったことだから。……それよりも、支部長」
卯花 数輝:「この街には思ったよりも複数のFHセルが混在しています」
卯花 数輝:「私と一緒に捕まった人の中に、うちのスタッフでも、イリーガルでもない人がいました」
???:「民間人、ということではなく? 確実にオーヴァードだと?」
卯花 数輝:「翼と尻尾の持ち主。オーヴァードでしかありえません。写真を――写真を撮りました」
GM:卯花はスマートフォンを差し出す。
???:「見覚えがあるな。以前。あの森で交戦した中に、覆面で顔を隠してはいたが、こういうオーヴァードが――」
雲居春音:「待って」
雲居春音:「私、この……この人の顔」
???:「知っているのか?」
雲居春音:「……き」
雲居春音:「気のせい、かもしれません。あの! なんか……あの……」
雲居春音:「可愛いから、ほら! アイドルの……あの人に似てるなって! NC10の! そうそう!」
雲居春音:「この前、ラジオ局に職場見学に行ったときに見かけたんですよ! NC10のスミカちゃん!」
雲居春音:「いやー職場見学も意外と楽しかったなーって! ははははは! あ、話それちゃってます?」
???:「…………」
???:「きみは話の脱線が激しすぎる」
???:「とにかく、この少女の正体を洗おう。“モーターウェイ・フォックス”。気分が快復したら、支部長室に来てくれ」
卯花 数輝:「はい。了解です」
雲居春音:「あ! 先生、ちょっと待って! まだ夏休みの休暇の話――」
卯花 数輝:「……」
GM:誰もいなくなった室内で、卯花数輝は膝を抱える。
GM:その全身が震えている。
卯花 数輝:「……なんで?」
卯花 数輝:「……なんでいるの? なんで? 私のことを……」
卯花 数輝:「……わかってる」
卯花 数輝:「あなたはきっと忘れていない」

エンディング1:聞き覚えのある旋律を

GM:――雨はまだ降っている。
GM:やむ気配がないのは、まだ梅雨が残っているからか。
GM:きみたちは冷え冷えとした夜明け前、バー『ブリック』に帰還する。
GM:今度は、江永瑞穂も一緒だ。
横嶋洋明:「――ああ! おかえり!」
百入結衣子:「ただいま……それでもって、さ」振り返る。
GM:セルリーダーが出迎える。
百入結衣子:「お帰り、瑞穂」
江永瑞穂:「……はい」 笑顔をこらえ、努めて冷静な表情を保つ。 「ただいま。心配をかけてすみません」
鶴喰湊融:「ただいま戻りました!…江永さんも、一緒です!」にこにこ笑顔で。
椋実翔利:「おう、おかえりおかえり」 江永の肩を気安く叩きながら入る
烏羽岬:「ずっと一緒に帰ってきたのに、なぜ今言うんだ……?」 首をかしげながら室内に入る。
椋実翔利:「区切りだよ。挨拶なんて全部区切りだ。なあ」
百入結衣子:「そうそう。“家”が大事なんだよ、こういうの」
江永瑞穂:「……まあ、そうなんですけど」
百入結衣子:「全員が日常に帰って、初めてオーヴァードの区切りが来る」
江永瑞穂:「ええ。はい。……区切りです。区切り」
烏羽岬:「そういうものか。ならば、僕からも言っておきたいな」
烏羽岬:「おかえり江永。それと、すまなかった」
烏羽岬:「あんな間抜けに、お前ひとりをむざむざ攫われてしまった。無事で何よりだ」
江永瑞穂:「いいの! あいつがすごかったとか、烏羽がダメだったとかじゃないから」
江永瑞穂:「ぜんぶあんなの、遺産のおかげでしょ」
鶴喰湊融:「………」江永さんと鳥羽くんの掛け合いをにこにこしながら見ている。
烏羽岬:江永ならまあ大丈夫だろうと思っていたので、あんまり申し訳無さそうな顔はしていない。
横嶋洋明:「ああ、そうそう! みんな、遺産はどうかな? ほら! “ホット・ショット”が使ってたやつ!」
椋実翔利:「そうそう。道具に頼ってばかりのヤツは遅かれ早かれ自滅する。今回はちょっとアンラッキーでソレに巻き込まれただけだ」
横嶋洋明:「残骸でいいから、回収して……きてたり………あの……」
鶴喰湊融:「………あっ」誰か回収してきてるかなあって顔。
GM:きみたちは抜け目なく回収していてもいいし
GM:していなくてもいい
椋実翔利:「悪い、ついテンション上がってビルブッ崩しちまったんだよな。だからデカい方は無理だったが……」
烏羽岬:「リーダーが装甲車を用意してくれたおかげだな。手荷物に余裕があったからか、もう一つの方は持ち帰ることができた」
烏羽岬:「持ち帰ったというか……椋実が抜け目なく盗んできたんだが」
江永瑞穂:「わぁっ!? う、腕ッ! あんた、ずっとそれ持ってたの!?」
鶴喰湊融:「わ、椋実さんいつのまに」気付かなかった…。
烏羽岬:「急いでいたからな。中身を道端に捨てるのもマナーが悪いだろう」
椋実翔利:「そういうこと。もし使えたら色々便利そうだったしな」
百入結衣子:「盗品を盗んでも、窃盗には変わりはないと思うんだけどなあ」呆れたように。
横嶋洋明:「あー、いいよいいよ。十分だよ! 役に立つから!」
鶴喰湊融:「あのままだとUGNとかが隠蔽処理する際に持ってかれちゃいますしねえ…。これで売れればちょっとは良くなるかなあ」
百入結衣子:「“スレイベギー”に見つかったらまた恨み買うよ、これ」
椋実翔利:「いやー売るのは微妙だろ。コレ"スレイベギー"のブツだからな。オレらで使えるのが一番だ」
鶴喰湊融:「…そうでしたね…」そうだった。薬剤も大分買えないままだ。
椋実翔利:「というか江永、お得意の遺産感知はどうしたよ。やっぱ疲れてんじゃない?」
百入結衣子:「そりゃ、疲れもするでしょ……本当にお疲れ様」
江永瑞穂:「……それ、もう遺産としての機能無くしてるみたいだし」
江永瑞穂:「疲れてるのは、まあ、うん。少しはね……」
椋実翔利:「え、そうなのかよ。なんだよ折角持ってきたのに。ただの汚い手袋じゃねーか」
鶴喰湊融:「あらら…。残骸になっちゃってるんですね。あ、江永さん、もう休むなら用意しますか?」心配そうに見る。
椋実翔利:「捨てとく?」 ゲートを開く
烏羽岬:「どうする? 処分するか、リーダー?」
百入結衣子:「機能がなくても、解析対象にはなるんじゃないかな」
横嶋洋明:「いや! 十分使えるよ。ちょっと待ってね、遺産と癒着してる生体組織の解析するから……あっ、こういうときはあれだ。RNAシンセサイザーほしいな~」
横嶋洋明:※850万くらい
百入結衣子:「……それ、めちゃめちゃ高いやつでしょ」
烏羽岬:「また機材で出費を……鶴喰、許可を出すんじゃないぞ」
烏羽岬:「リーダーがこう言う時は、たいてい"まず必須ではないけどあれば自分が楽しい"という時だからな」
鶴喰湊融:「むうぅ…必要なものなら……出すならどこから出そう…」頭を捻っている。
椋実翔利:「癒着してる生体組織……そこからかー。いやー研究者ってのはすごいな」 ひょいっとゲートに落とし、それを通じてリーダーの研究机に落下させる
江永瑞穂:「絶対それ必要ないでしょ。湊融ちゃん、真面目に取り合わなくていいからね!」
鶴喰湊融:「ええっ…!また騙されるところでした!ひどい!」
横嶋洋明:「おっ、ありがとう! さすが椋実くん!」 デスクに落ちる前に、資料をガサーッとやって片付ける。
百入結衣子:「また散らかしてるし……」避けた資料をまとめて整理する。
椋実翔利:「そうだぞ、リーダーはひどいヤツなんだ……予算に関してはリーダーよりもオレの意向に沿っていた方が、出費は抑えられるぜ」
鶴喰湊融:「もう、フォルダとかクリアファイル使いましょうよ…」いれものを出す。
横嶋洋明:「じゃ、ぼくはしばらくまた研究部屋にこもるから。メイの面倒を誰かよろしくね!」 端末と腕を抱えて奥へと向かう。
鶴喰湊融:「逃げた!もーっ」
烏羽岬:あ、リーダーに一つだけ聞きたい!
百入結衣子:「いや、ダメでしょどっちでも。あたしやろうか……?」出してもらった入れ物に整理しながら。
GM:どうぞ!
烏羽岬:「リーダー」
烏羽岬:「そのメイは、いったいなんなんだ?」
横嶋洋明:「え? あ、メイのこと?」
鶴喰湊融:「百入さんは今の時点で十分働いて頂いてますからね…!」後ろで掛け合いしつつ、その問いに耳を澄ませる。
烏羽岬:「今回、メイは予想を超えて僕らの力になってくれた。力の片鱗を見せただけだろうが……ずいぶん強力に見える」
烏羽岬:「いったい、彼……彼女?は、何者なんだ?」
横嶋洋明:「まったく同感だね。それに烏羽くん、実にいい勘をしている!」
百入結衣子:「そうだね。あんな力もあるなんて思わなかった」
横嶋洋明:「ぼくが見たところ、メイは“金庫”、あるいは、そう――“タイムカプセル”だ」
椋実翔利:「金?」
烏羽岬:「タイムカプセル?」
横嶋洋明:「比喩だよ! 椋実くん! メイは中にあるものを保護する役目を持っていると思われる。そのための自己防御機能だし、そのために暗号を表面に浮かび上がらせている」
百入結衣子:「ガワってことか。あくまで透過は、中身を守るための機能で」
百入結衣子:「その紋様が鍵なわけだ。で、まだ解けてない」
GM:メイの表面を指さす。そこには体の模様のように見える、複雑な何かが描かれている。
鶴喰湊融:「暗号は金庫のダイヤル錠みたいなもの…ってことなんですねえ」ちょいちょい、と指先で触ってみる。
椋実翔利:「ってなら本当に価値があるのは中身ってコトだ」
横嶋洋明:「そう。……大昔に存在した、とある古代文明の模様だ。そこまではぼくにもわかる」
烏羽岬:「金庫というのも比喩か? "亀のサイズに収まる何か"が体内にあるのではなく、重要な何かが中に眠っている?」
烏羽岬:「たとえば……そう。魂とか。人格であったりだとか」
椋実翔利:「メッチャ金になるものとか!」
横嶋洋明:「そういうことだ、烏羽くん」
横嶋洋明:「ぼくの予想では、このエネルギー量からして――ある種の生命体」
横嶋洋明:「それもおそらくはオーヴァードが内包されていると考えている」
椋実翔利:「オーヴァード……まあカネにならんこともないか……」
百入結衣子:「外宇宙からのレネゲイドビーイング?噂レベルには聞いたことがあるけど」
鶴喰湊融:「…金庫、コールドスリープ?」連想ゲームのままに口に出してみる。
百入結衣子:「βレネゲイド、だっけ。京都とか、神戸とかで事例があったって」
横嶋洋明:「……まあ、確実なところはぼくにも断言できないんだけどね」
横嶋洋明:「でも、とんでもなく貴重な代物であることは確かだ。欲しがる人は多いよ」
烏羽岬:「さすが百入。博識だな」
烏羽岬:「情報を売れば、それだけで金になるかもしれないが……まあ、当面先のことだろうな」
鶴喰湊融:「すごいですね~…」百入さんの知識量とメイのそれに対しての感嘆。
烏羽岬:「一番メイを調べているリーダーですら、まだこの状態なのだから」
椋実翔利:「よく知ってるなあ百入。しかし、それならそれで『なんで』の方がオレはちょい気になるぜ。なんでその大事な金庫が雑に落ちてきたんだ」
横嶋洋明:「そういうことだ。……本当にわからないんだよ、ぼくにも。まさかここまでとは思わなかった……」
横嶋洋明:「うん。雑ではなくて、何か意味があるのかもね。今度はそっちの方から調べてみようと思うんだ」
鶴喰湊融:「うーん…同系統の物品とかがあれば、比較参照もできるかもですけれど」
百入結衣子:「本当に金庫なのかな。それ」
百入結衣子:「……爆弾じゃないよね?」
烏羽岬:「……」 気持ち、メイの住処の水槽から離れる。
百入結衣子:「強力な兵器なら、当然ロックも強固にするもの」
椋実翔利:「ある日突然……ドカン! 有り得るかもなあ」
鶴喰湊融:「…金庫ならぬ封印ですか?やだなあ…」触っていた手を離す。
GM:メイは面倒くさそうにきみたちを見上げている。
横嶋洋明:「つまり、場所が問題なのかなあ、とかね。……この近くで一番レネゲイドの豊富な場所をリサーチしている。何か関連があるかもしれない」
横嶋洋明:「それじゃあ、メイがうっかり外に出て行かないよう。見張っていてね。よろしく頼むよ」
烏羽岬:「了解した。夜更かしのし過ぎで昼夜反転しないように、リーダー」
百入結衣子:「警戒しててもすり抜けるもんなあこの子!」
椋実翔利:「ホント気をつける以外どうしようもないけどな!」
鶴喰湊融:「本当なにか対策用意しないと…」疲れた溜息をもらしながらメイを抱え上げる。
烏羽岬:「とりあえずは江永を休ませよう。今日の掃除当番は僕が代わるから、着替えてゆっくり休むといい」
烏羽岬:「食事も満足にとれていなかっただろうしな」
江永瑞穂:「……ありがと。ごめん。悪いんだけど、今日はそうさせてもらうわ……」 ふらふらとソファに腰を下ろす。
烏羽岬:「……UGNには」
江永瑞穂:「着替える前に、10分だけ。寝……る……」 半ば眠り始めている。疲労がたまっているらしい。
烏羽岬:正体はバレなかったか?と聞こうとしたが、口を閉じる。
鶴喰湊融:「…寝具も整えた方がいいかな」
椋実翔利:「そうしろそうしろ。オレはまた寝ずの番してるからよ」 棚からウィスキーを取り出している
百入結衣子:羽織っていたパーカーを瑞穂に掛ける。
烏羽岬:「もうすぐ夜明けだというのに酒か。やれやれ」
烏羽岬:「まあ、いいか。江永は取り戻せたし、遺産も手に入れたし……正体も、一応はバレずに済んだようだしな」
椋実翔利:「ハハハ、明け方の光を感じながら味わう酒と煙草のうまさは子供には早かろう」
鶴喰湊融:「ん。…また、いつも通りだね」柔らかく微笑む。
百入結衣子:「瑞穂が晴音ちゃんに見られたかだけあとで確認しとこっか」
烏羽岬:「雲居も必死だったからな。おそらく大丈夫だと思うが」
椋実翔利:「そういうオマエらも、今夜はよく運動したろ。早く寝とけって。昼夜逆転したらまたガッコがツライぞ」
鶴喰湊融:「…救出される側の、UGN職員は大丈夫でしょうか…」
百入結衣子:「それも明日確認だ。彼女が元気に登校してきてるなら大丈夫」
烏羽岬:「つまりは僕の仕事だな。……椋実の言う通りにするのも癪だが、早めに寝ておくか」
烏羽岬:「寝不足から怪しまれるなんて事になったら、ホットショット以上の間抜けになってしまう」
鶴喰湊融:「…そうですね。今日は、やれることは全部やったんですから。ゆっくりおやすみ、です」鳥羽くんの言葉に苦笑しつつ。
百入結衣子:「あはは。死人に鞭打つのは止めてあげようよ」
烏羽岬:「おやすみ。報告は明日」
烏羽岬:歯を磨きに洗面所に向かう。そのまま自室行きだ。
椋実翔利:「おう、寝ろ寝ろ子供たち。とっととおやすみ」 ウィスキーをグラスに注ぎ始めつつ
鶴喰湊融:「おやすみなさい。…ふわ」目を擦る。「わたしも…ちょっと、寝ます…。書類は明日…」ちょっとふらつきつつ。
百入結衣子:「うん。おやすみ」
鶴喰湊融:「おやすみなさぃ…」ふらふらしつつ鳥羽くんの後ろについていく。
百入結衣子:「……」2人が去ったあと。
百入結衣子:冷蔵庫からレモネードを取り出して、椋実さんの一つ開けて横の席へ。
椋実翔利:「ん」 煙草を咥え、火を点けようとしていたが、止める
椋実翔利:「珍しいな。今夜は不良生徒か?」
百入結衣子:「カヴァーはいつでも不良生徒だけどね」苦笑しつつ。「ちょっと聞きたくって」
椋実翔利:「優等生にはお似合いだぜ。何だ?」
百入結衣子:「“ホット・ショット”ってさ。仲良くはなかったかもしれないけど、曲がりなりにも同じセルだったんでしょ?」
百入結衣子:「それを殺すのってさ。どういう気持ちなの?」
椋実翔利:「意外とセンチメンタルなことを聞くな。……まあ、一言で言えば『スッキリした』だぜ」
椋実翔利:「オマエの言う通りヤツとは別に仲良くなかった。アイツはうるさいし言うことばっかりデカいし」
椋実翔利:「……あ、でも一度だけ夜通し飲み明かしたことはあったな。アホなことばっかり話して。あん時ゃ悪くなかったが、でもそれだって昔も昔の話だ」
百入結衣子:「……」
椋実翔利:グラスを呷る 「オレがぶち殺してやったアイツはさ、オレからオレのSHIDENを奪おうとして、江永を攫って傷付けた」
百入結衣子:「あなたのってところは疑問符がつくけどね」小さく零して。
椋実翔利:「そしたらもう敵だ。オレからオレのものを奪ったり傷付けたりとするヤツは全て敵だ。ブチ抜いて黙らせて、二度とその手が動かないようにする。それがオレのルール」
百入結衣子:「……相手が酌量の余地のないクソ野郎なら、もうただの敵でしかないってことか」
椋実翔利:「自分で自分に決めたルールをキッチリ守れると、気分が良い! ついでに敵もいなくなり、ひとまずオレとオレのものの安全は確保された。だから『スッキリした』だ」
百入結衣子:「……自分のルール、か」
百入結衣子:「それって」
椋実翔利:「そうだなあ。情状酌量の余地があるヤツを殺した時は、こんなにスッキリはしなかった。後を引いたぜ。3日くらい」
百入結衣子:「今の聞かなかったことにするけど……それってさ」
百入結衣子:「たとえ自分の手で殺してなくっても?」
椋実翔利:「……んー」 一度しまった煙草を再び咥え
椋実翔利:「まあ、スカッとはするんじゃないか? ざまあ見ろ! 的な。あんま覚えはねえけど、そういうの」
椋実翔利:「やっぱ自分でやった時の方が達成感があっからなぁー。大事だぜ達成感」
百入結衣子:「……まあ、そっか。翔利はそういう感じだよね」
百入結衣子:「うん、ありがと」レモネードを呷って。「気になったから、ちょっと」
椋実翔利:「おう。何か知らんがオマエが良かったなら良かった」
百入結衣子:「うん。ちょっとした気まぐれ。あたし、元々“猫”だからさ」立ち上がる。
椋実翔利:「おいおい、猫を殺す側だろオマエは。で、もういいのか、不良少女?」 ウィスキーのビンを揺らして
百入結衣子:「うん。不良少女はおしまい」
百入結衣子:「じゃあね。おやすみ。夜警よろしく」パタパタと手を振って、階段を上がっていく。
椋実翔利:「そーか。ならおやすみ。よく寝ろよ優良少女」 見送りつつ、煙草に火を点ける
椋実翔利:「…………ッフー……」 存分に煙を吸い、火のついた煙草が線香めいて立つほど、背もたれによりかかり、首を仰け反らせて
椋実翔利:「ウッマいぜ……」

エンディング2:鶴喰湊融の場合

GM:《黄福》の“YERO”に指定された場所は、公園の外れだった。
鶴喰湊融:指示通り、その場所に立っている。公園の木の影の元に、静かに立っている。
GM:笠鷺自然公園。それなりに広い敷地の、なんの違和感もない――木立の隅。
鶴喰湊融:セルの皆には、どこに誰に呼ばれ出かけているかも伝えてある。…罠であるとは、思いたくないが。
YERO:「――やあ」
GM:正面から声がかけられる。
鶴喰湊融:「ええ、おはようございます…あなたが?」一礼して。
GM:杖に体重をかけて歩く女だ。意外なほど若い――幼さすらある。
鶴喰湊融:見覚えは有りますでしょうか。
GM:見覚えはある。
鶴喰湊融:(…知っている情報からして。書類というより、実際に見聞きしたことのはずだったから)
GM:きみのかつてのセル、《五福》――その研究部門の一つ。
GM:生物学的な分野を統括する《黄》の長。――麦野杏子、と、その当時は名乗っていた。
鶴喰湊融:想定は、していた。なのに、掌に汗が滲むのは、どうしてだろう。
YERO:「ああ。私が“YERO”」
鶴喰湊融:「…麦野さん、あなたが」思わずといったように言葉が零れる。
YERO:「いまは《黄福》セルを主催している――といっても、もうお察しの通り」
YERO:「私一人だよ」
鶴喰湊融:「……他には、誰も」もしかすれば、と。そう思った。
YERO:「殺されたよ。……あれからのことを、聞いておくかい?」
YERO:「きみは賢い。たぶん想像している通りだ」
鶴喰湊融:「そう、ですか……」分かっていたつもりだったのに。「…はい。御願しても、いいでしょうか」
鶴喰湊融:今更、胸が再度締め付けられるような気持ちだった。
YERO:「あれから、……あの夜の一件で、セルは壊滅した。ほとんどが殺された。生き残ったのは、ごくわずか」
YERO:「私やきみのように、『守られた』者だ」
鶴喰湊融:「…………ああ」そうだ。あの、とき…。あの、血と肉と骨がばら撒かれたような。あの一夜。
YERO:「私もチャンバーに入れられている間に――いや。この話はよそう。とにかく生き残った私たちの話だ」
鶴喰湊融:「お願い、します…」分かっていても。声が掠れる。
YERO:「きみのようにセルを去ったものもいたし、当の私も、しばらく呆然としていたよ。何か月単位でね」
鶴喰湊融:そうだろうな、と思う。たった一夜で。なにもかもが根こそぎにされたのだから。
YERO:「それでもやるべきことは理解していたし、同じことを考えている者は周りに数人ほどいた。……思えばあのとき、きみが近くにいなくてよかったよ」
鶴喰湊融:「……何を?」言葉少なに。
YERO:「復讐」
YERO:「だから私たちは新たにセルを立ち上げた。そのためになんでもするつもりだった――なんでもね」
鶴喰湊融:その言葉を聞いた時。過ったのは、納得だった。――あの夜。わたしを立たせ、突き動かしたものだから。
YERO:「私たちは結局、まるでわかっちゃいなかった。戦力を集めて、戦いを挑んだつもりだった。……でも」
鶴喰湊融:「…ま、さか」再度挑んで。今、この人しかもういないということは。
YERO:「再起不能の重傷で済んだ私は、幸運だったのかな。わからない」
YERO:「いまのセルには私一人だ。みんな斬り伏せられてしまったよ」
鶴喰湊融:口を開いて、言葉を出そうとして。何を言おうとしたのかさえ、その言葉の前に消えてしまった。
YERO:「ね。……想像した通りだっただろう?」
鶴喰湊融:「――――ぅ」
鶴喰湊融:「ぅぅ」ぽろ、と。目元が熱くなるのが分かる。
鶴喰湊融:ぎゅ、と目を瞑った。あの夜。あのとき。最後の一滴まで、流しつくすくらいに、泣いたつもりだったのに。
YERO:「泣かないで。鶴喰妹。頼むよ……決心が鈍りそうになる」
鶴喰湊融:「ぅ、ぐ…!ご、ごめん、なさい…」
鶴喰湊融:何に謝っているのか。
鶴喰湊融:泣くことか。それとも、たったひとりで何もかも背負ったつもりになって。本当に、全て終わってしまってから気付いたことにだろうか。
YERO:「謝らないで。お願いだ。私はきみにもっと酷いことをしようとしているんだから」
鶴喰湊融:「………」ぐず、と鼻を啜って。目元をごしごしと擦る。
鶴喰湊融:「なにを、するんですか」赤い目元のまま、それでも視線を合わせて。
YERO:「それも、さっきの答えと同じだ。……復讐」
YERO:「誰かが止めなきゃいけない。あの“剣”の持ち主を」
鶴喰湊融:「…でも、もう戦えないって…。それに、麦野さんまで無茶をしたら…!」
鶴喰湊融:思わず身を乗り出す。
YERO:「私は死ぬだろうね。でも、それでもきみたちを利用して、あれを止めようと思っている」
YERO:「いまは《スヴェルト》セルのリーダーを名乗っているね。……我々のかつてのリーダー。鷹見礼」
鶴喰湊融:「………」息を吸う。「…鷹見さんが」
鶴喰湊融:「あれを?」
YERO:「こからは推測になるけれど。……あのとき彼女が殺されたのを、何人もが目撃している」
鶴喰湊融:「え」
YERO:「おそらく、剣が彼女の体を支配しているのだと思う」
鶴喰湊融:「《虚宿》は…意思を持つ、剣で」
鶴喰湊融:「殺害した、相手、を…」
YERO:「あれにはそういう力があるんだ。たぶんね。……ここから先を聞きたいかな?」
鶴喰湊融:ぎぢ。
YERO:「私はまだ、きみにさせようとしている『酷いこと』を言っていない」
鶴喰湊融:ペンダントを握る手が。白くなるほどに力が籠る。
鶴喰湊融:「……すみません。教えて頂けますか」
YERO:「私たちがあの剣に戦いを挑んだ時、彼女の傍らにもうひとり、見知った顔を見つけた」
鶴喰湊融:つばを飲み込む。
YERO:「きみの兄。“イングラム”鶴喰頼綱」
YERO:「おそらく――その遺体だね」
鶴喰湊融:「――」想像は、した。先の言葉を聞いてから。
鶴喰湊融:「…………。……………ょ」
鶴喰湊融:「よく、も」
鶴喰湊融:あの時。わたしを庇って、護ってくれたあの姿を。それまでに至るまで、共に過ごした時間を。
鶴喰湊融:「赦さない。…絶対に、天と地の誰もが赦そうが…」
鶴喰湊融:「この、わたしだけは」ぎり。唇が切れて、血が流れる。
YERO:「……そうだね。そう言うと思ったよ」
鶴喰湊融:「絶対に…!」よくも。あのひとを汚してくれたな。
YERO:「きみならね。……私を恨んでも構わない。すべてが終わったあとでなら、殺されてもいい。……たぶんその前に死んでいるだろうけど」
鶴喰湊融:「……教えて下さい。何が必要ですか」
鶴喰湊融:「恨むなら」その言葉を聞いて。
鶴喰湊融:「あの日、あの時。ただ守られることしかできず――のうのうと、兄様たちを汚し続けるアレを生かしている自分こそが恨めしいです」
YERO:「……そうか。私は卑怯だから。きみがそう言うなら、何も言わない」
鶴喰湊融:ただ強い視線で麦野さんを見る。
YERO:「必要なものは、タイミングだ」
YERO:「意識の外からの暗殺。それ以外にやつを殺す方法はない、と、私は結論する」
YERO:「肉体を可能な限り損壊して、剣を砕く――それはたぶん、きみにしかできない」
YERO:「きみの剣にしか」
鶴喰湊融:「……“薄墨”、にですか?」
鶴喰湊融:暗殺と言う言葉に、出来るなら、真正面から、後悔させて殺してやりたかったと思いつつ。
YERO:「ああ」
YERO:「普通の方法では破壊できない。きみのセル・リーダーに調べてもらってもいい」
鶴喰湊融:「…いえ、麦野さんが言う事ですから。信用します」無論、他の方法があるならそれに越したことはないけれど。
YERO:「……私がきみの前に姿を現した理由は、結局、こういうことだ」
鶴喰湊融:「ありがとうございます」穏やかに笑う。
YERO:「こういえばきみが動くと思ったから。利用するつもりで接触したんだ。……なのに、なんでだろうね」
YERO:「なんでそんな顔を向けられるんだろう」
鶴喰湊融:「ようやく。――あの日の傷を、後悔に。決着が着けられるから、です」
鶴喰湊融:「…それに。麦野さんが、生きていてくれましたから」微笑む。
YERO:「ああ。……うん。それは……」
鶴喰湊融:「…?なにか…?」
YERO:「辛すぎるよ。ごめん、“太白”。……ごめん」 きみから顔を背ける。
YERO:「救われたような気分になってしまった。私はそれに値しないのに」
YERO:そのままきみに背を向け、ゆっくりと立ち去ろうとする。
鶴喰湊融:「…そんなこと、ないですよ」
鶴喰湊融:「麦野さん」最後に、後姿に声を掛ける。
YERO:「……なんだろう?」
鶴喰湊融:「――また、会えますか?」
鶴喰湊融:淡い期待の籠った声。ずっと、やりたいこととやるべきことが同じだと。そう思って、鎧ってきたのに。
鶴喰湊融:かつての、何も知らないままに。幸福だったときのような、そんな幼い声で。
YERO:「ああ、会いたいね」 「――二人で屈託なく笑って、紅茶でも飲むことができたら、どんなに素晴らしいか」
鶴喰湊融:「じゃあ、約束です」
鶴喰湊融:「また…。今度は、おいしい喫茶店を教えてもらいますから。そこで、会いましょう」
YERO:「……うん」
YERO:「約束だ」
GM:そうして、YEROは去っていく。紫陽花の咲く道を、ぎこちなく辿って行った。
鶴喰湊融:「…よかった」ふわりと柔らかく微笑んだ。断られても、おかしくなかったと思ったから。
鶴喰湊融:此方も、逆方向へ踵を返す。
鶴喰湊融:とつとつと。色違いの紫陽花が咲く小道を歩く。
鶴喰湊融:「兄様」
鶴喰湊融:「湊融は、ようやく」熱っぽい声。
鶴喰湊融:「あなたの仇を討てそうです」大輪の花が咲くように。艶然と笑って。
鶴喰湊融:まるで、恋をしているかのように。楽しそうな足取りで。
鶴喰湊融:今の、家へと帰ってゆく。

エンディング3:椋実翔利の場合

GM:倒壊したビル群は、いまだそのまま放置されている。
GM:UGN主導で整備が行われるのも、まだ先のことだろう。
江永瑞穂:「……けほっ」
椋実翔利:「ん?」 先導していたが、振り返る 「風邪か?」
江永瑞穂:「なにこれ。ひどい。なんかまだ埃っぽいん気がするんですけど……」
江永瑞穂:「そうじゃなくて! 気にならないんですか、これ」
椋実翔利:「ああ、埃か。雨上がったもんなあ。言われてみるとちょいと」
椋実翔利:「オトナだからな。そんな些細なことは気にならなくなるんだよ」
江永瑞穂:「オトナって、鈍感っていう意味じゃないと思うんですけど!」
椋実翔利:「いやいや、オトナは鈍感なもんだよ。だから今のオマエにゃオトナになられちゃ困る」
椋実翔利:「どうだ? 気配とか感じるか?」
江永瑞穂:「えー……、と」
江永瑞穂:「さっぱりですね。遺産の気配は感じないです。もう回収されたか、壊されちゃったか、どっちかだと思います」
椋実翔利:「そうか。やっぱなー」 はっきり言って、そんな所だろうとは思っていた。帰還し、休息を経て、戻ってきたのだ。時間が経っている
椋実翔利:たとえUGNが動かなくとも、FHは事態を把握していたのだから……だがだからと言って、でかいリターンの可能性をただ右から左へ流すのも勿体がない
江永瑞穂:「もう帰りません? 私、今日は地上波初の映画リアルタイムで見ようと思ってたんですけど」
椋実翔利:「ミドルリスク・ハイリターンと踏んで来たワケだが、賭けは負けかね……おっそうなの。別にそんなんオッサンに録画させりゃ良いと思うけど」
江永瑞穂:「録画じゃダメなんです!」
江永瑞穂:「椋実さん、ぜんぜんわかってないですね。ああいうのはリアルタイム性が大事なんですよ」
椋実翔利:「ああ、実況とかするんだっけ。ワカモノだなー。ちなみに何て映画? オレ映画は割と見るんだよね」
江永瑞穂:「やっぱり知らないんですね。今日はみんな大好きイップ――」
槍使い:「――ああ、それだ! 俺も見ようと思ってたんだ。今日はさっさと帰りてえなあ」
椋実翔利:「おお、それか。オレ見たぜ。確か主人公が――」
椋実翔利:「…………」
江永瑞穂:「……誰!?」 すぐに臨戦態勢。尻尾を逆立て、両手に炎が灯る。
椋実翔利:「……いや知ってるわ。オマエ、あれだろ。"スヴェルト"の……」
槍使い:「まあ、そんな感じだ。“スヴェルト”で一番腰と肝臓の悪いメンバー」
椋実翔利:「"ホット・ショット"へ、最後のアツいショットを入れたヤツだ。名前は知んねえけど」
槍使い:「《華槍》柿崎 泰道。よろしくしてくれなくてもいいけどよ、こういうタイミングだし名乗っとくわ」
椋実翔利:「柿崎か。まあホント、アンタの言う通りよろしくできる感じじゃないとは思うけど」
江永瑞穂:「同感ね。ここでやる気なの?」
椋実翔利:「よろしくな。……まあまあ、よせよ江永」
椋実翔利:「映画見るんだろ?」
柿崎泰道:「そうそう、やる気なんてねぇよ。ただ挨拶しておきたくね」
柿崎泰道:「新しいマスター・ヴォルトに」 椋実さんに拍手を送る。
椋実翔利:「………………」
椋実翔利:後ろを見る
柿崎泰道:「背後霊はいねぇぞ――おっと! 事実がどうとか実力不足がどうとか、俺はそういうの知らないからな」
椋実翔利:「……あやっぱオレ? マジで?」
柿崎泰道:「《スレイベギー》セルがそういう宣伝したし、そういうことになったんだよ。世間じゃな。まー、仕方ねえだろ」
椋実翔利:「……あのクソアマ……」
柿崎泰道:「テレビCMでも流しまくれば、否定できるかもしれんがね」
江永瑞穂:「えええ………」
江永瑞穂:「椋実さんが? ……マスター・ヴォルト? ……えええええ……」
椋実翔利:「……ちなみにそれ、どんな特典があるか知ってる? オレが一声かければ《ペルクナス》のメンバーが一同に介して……」
椋実翔利:「"ホブルディ"のクソアマを血祭りに上げてくれるとか……」
江永瑞穂:「馬鹿でしょ、椋実さん」
椋実翔利:「うっせ。分かってるよ江永」
柿崎泰道:「ああ。でも最高の特典が一つあるぞ」
柿崎泰道:「戦う相手にゃ困らねえ」
椋実翔利:「さすがのオレでも悪いことは思いつく。だからせめて良いことを……ああ畜生!」
椋実翔利:「オレはオマエらみたいのとは違うんだよ! 金、酒、力! それだけあればいいってのに!」
柿崎泰道:「へっ。そいつはご愁傷様にな。……これからどうするつもりだ、あんたら?」
椋実翔利:割と本格的に頭を押さえている。いくら椋実でもこの事態がヤバいことは十分に理解できる!
柿崎泰道:「あんたがリーダーなんだろ? このまま《スレイベギー》とやるつもりか? だったらいずれ、俺らとも戦うことになるかもな」
椋実翔利:「……いや待て……今オレマジで考えてる……初めて女の子をブン殴っちまった時並に考えてる……」
椋実翔利:「あの時は確か……」
椋実翔利:「……映画のチケットを買ってたから、慌てて映画館に駆け込んだ……」
江永瑞穂:(絶対ろくな話じゃないと思って耳栓している)
椋実翔利:その江永の肩を叩く 「……帰ろうぜ、江永。映画を見よう」
椋実翔利:「ジンジャーエールでも飲んで、ポップコーンを食べながらさ。そうすれば、嫌な気持ちなんて忘れられるモンだ」
江永瑞穂:「え? なんか言いました? 帰るの?」 耳栓を取る
椋実翔利:「帰るんだよ。あの映画……主人公が途中で腕折ったみたいな演出入るけど」
柿崎泰道:「おー。そうしろ。俺も血圧計って寝るわ」 瓦礫の山から飛び降りる
椋実翔利:「実は敵をハメるための罠で折れてなかった映画をよ!」
江永瑞穂:「…………椋実さん」
椋実翔利:「いやー、あのシーン迫力あったからさ! あの時の敵の驚き顔と来たら!」
江永瑞穂:「私、4回見たんでめちゃくちゃ知ってますけど! そーゆーこと言うのどうかと思います!!!」
椋実翔利:「でも黒幕はキッチリ見抜いてんだよな~~!!」
椋実翔利:「あっそう!? んじゃ帰りまでに目一杯語り合おうぜ! 頭からケツまで全部な!!」
江永瑞穂:「め、面倒くさっ……!」
椋実翔利:「……あっ、そうだええと……柿崎!」 去る前に声をかける
柿崎泰道:「ああん?」
椋実翔利:「オレ、マスターエージェントでも何でもないんですけど~って誤解を解いたら、オマエだけでも見逃してくれる?」
柿崎泰道:「無理だねえ」
柿崎泰道:「あんた、強いからさ」
椋実翔利:「あっははは、まあな!」
椋実翔利:「…………」 深い溜息を吐き
椋実翔利:「帰ろ江永……酒を浴びるように飲みてえよ……」
江永瑞穂:「よくわかんないんですけど」
江永瑞穂:「椋実さんも大変………なんです、かね……?」

エンディング4:烏羽岬の場合

GM:非日常は変化しても、それは日常として続けねばならない。
GM:例えば学校。
GM:その日、放課後を告げるベルが鳴り響くまで、ずっときみは視線を感じていた。
GM:具体的には、同級生――雲居春音からの視線だ。
雲居春音:「………………」
GM:放課後になり、帰りの準備が始まっても、彼女はまだきみを眺めている。
烏羽岬:雲居さんの席は、烏羽のすぐ近くでしょうか?
GM:すぐ近くです。斜め後ろ。
烏羽岬:「……雲居」 教科書をカバンにしまいながら声をかける。
烏羽岬:「さすがの僕でも、そう見つめられると少し照れくさいんだが」
雲居春音:「……えっ?」
烏羽岬:「"えっ?" ではなくて」
雲居春音:「え、いや、いやいやいやいや! 見つめてないから! 見つめてません!」
雲居春音:「烏羽くんの気のせいじゃない? 考えすぎだよ。絶対そう!」
烏羽岬:「その割には、雲居の方こそずいぶん動揺している気がするぞ……」
烏羽岬:「何か用があるなら、遠慮なく言え。というかいつもはそうしているだろう」
烏羽岬:「友人同士、何を気兼ねする必要がある」
雲居春音:「と、友達ね……うん。そう。そうだね。友達だよね……クラスメイトだし?」
烏羽岬:「いっしょに職場見学にも行ったしな」
雲居春音:「内緒でバイトしてる……なかまだし……」
烏羽岬:「バイトの事は学校で言うなよ。誰かに聞かれたらどうする」
雲居春音:「あ。あのー……あのさ。その、バイトの話なんだけどさ……」
烏羽岬:「なんだ?」
雲居春音:「この前、私が会った。烏羽が一緒に歩いてた子……いるでしょ?」
雲居春音:「あの子って……」 「……」 「ほんとは烏羽と、どっ……どういう関係?」
烏羽岬:「ああ。あの時はたしか二人と一緒だった気がするが」
烏羽岬:「髪が長い方か、短い方か?」
烏羽岬:「といっても、二人とも関係は同じだけどな。ただのバイト先の同僚だ」
雲居春音:「髪が長くて、ゴスロリ? っぽい服で……」 「それと……」 「尻尾とか、ちっちゃい羽みたいなアクセサリー? つけてなかった?」
烏羽岬:「ああ。それは江永の方だな」 《完全演技》。
烏羽岬:「……アクセサリについては、僕も正直よくわからん。あいつは僕に対してやたらツンツンしてるんだ」
雲居春音:「江永さん? って言うんだ。他の学校の子……なのかな」
烏羽岬:「百入がいなければ、一緒に帰るなんてまずありえなかっただろう」
烏羽岬:「少なくとも、この学校の制服を着ているところは見たことがないな。なんだ?」
烏羽岬:「江永に興味があるのなら、今度改めて紹介するぞ」
雲居春音:「ふーん……だよね。アクセサリー……そうだよね……。いや、うん、ええと……そうじゃなくて」
雲居春音:「こっ、この辺だと見ない格好だから! かわいいなって!」
GM:《完全演技》ではない。
烏羽岬:めちゃくちゃバレバレ!
GM:きみは彼女が何か隠していることが簡単にわかる。
烏羽岬:「…………そうか?」 素。
烏羽岬:「街中では明らかに浮いていて、僕はあまり好きではないけどな」
雲居春音:「う、うん。そう! 烏羽はそういうセンスわかってなさそーだから仕方ないかな~」
烏羽岬:「三回目」
烏羽岬:「三回目だぞ雲居。どうしたんだ?」
雲居春音:「え?」
烏羽岬:「烏羽"くん"だろう。いつもは」
烏羽岬:「やはり今日のお前はおかしい。いったい何を隠してる?」
雲居春音:「あっ。あ、ああー……ご、ごめん。馴れ馴れしかったっていうか……」
雲居春音:「隠し……」
雲居春音:「隠してないよ! なにも! 秘密にしてることなんて……ないわけじゃないけど……秘密にしたいから秘密なの!」
GM:少し怒っているような言い方だ。
烏羽岬:「わかった、わかった。秘密にしておきたい何かがあるんだな」
烏羽岬:「いいさ。普通の中学生なら、誰にも言えない秘密の一つや二つあるだろ」
雲居春音:「そう! 秘密にしたいの! 烏羽――くんの方こそ! 何か隠してない!?」
烏羽岬:「…………」
烏羽岬:「…………お前なら、いつかは気づくと思っていた」
雲居春音:「え」
烏羽岬:「同じクラスの、すぐ近くの席だ。隠すにも限界があるなんてことは、最初からわかってたさ」
烏羽岬:「……いつだ? いつ気づいた?」
雲居春音:「……ほんとに?」
雲居春音:「ど、ど?ゆーこと?」
烏羽岬:「どうもこうもない。見破られたのなら、覚悟を決めるまでだ」
烏羽岬:そう言って、自分のブレザーの胸元に手を差し入れる。
烏羽岬:「いつ……いつ気づいた?」
雲居春音:「!」 手が背中に回る。任務の際は、そこに武器を携えているのかもしれない。
烏羽岬:「僕が、NC10のサラちゃんのファンだということに」
烏羽岬:先日の職場見学の翌日に入手した、サラちゃんのブロマイドを見せる。
雲居春音:「わっ、わかんないよ! 私が――え゛っ」
雲居春音:「……なんて?」
烏羽岬:「ふざけてるのか!僕が隠してる事でお前が気づくとしたら、これしかないだろう!」
雲居春音:「いやー……」
雲居春音:「うん……」
烏羽岬:「先日の職場見学で、偶然廊下で出会って……くそっ。にわかファンに思われたくないから、隠していたのに……」
雲居春音:「そうだよね! 烏羽はそうだよね~! あははははははは!」
烏羽岬:「ちょっと待て、なんだその笑いは」
雲居春音:「いやー、……ねぇ? ラジオ局見学行った時も意外とノリノリだったんじゃない!」
烏羽岬:「うるさい。僕だって思春期の男子なんだ。女の子に興味を持ったりもする」
雲居春音:「『ぜんぜん気にしてませんけど?』みたいな顔して! あははははは! ……いやー、うん……」
雲居春音:「そうだよね!」
烏羽岬:「そうだよねじゃない。僕の秘密だけ聞いて逃げる気か?」
烏羽岬:「お前の秘密も一つくらい教えろ。等価交換だぞ」
雲居春音:「えっ。あ、秘密……私の秘密……ええっと」
GM:言いかけたとき、教室のドアが開く。
???:「……雲居さん」
GM:一人の男性教師が、顔をのぞかせている。顔色の青白い、やせた男だ。
烏羽岬:「さもないと……ん」 そっちに目をやる。
烏羽岬:烏羽的には見覚えのある先生ですか?
GM:いちおう顔は見たことがあります。初等部の一部授業と中等部を兼務している教師で、理科や生物を担当している。
雲居春音:「あ。錫谷先生」
烏羽岬:「なんだ? 生物で赤点でも取ったのか」
錫谷:「時間だよ、雲居さん。追試だ。はやく来なさい」
雲居春音:「うっ……」
烏羽岬:さも『何があったのかな?』という感じで二人を見つつ、鋭く様子を伺っている。
雲居春音:「あー、まあ……そう。そうなんです……」
烏羽岬:「…………」
雲居春音:「烏羽くん。秘密だからね! これ!」
烏羽岬:「…………本当に?」
雲居春音:「ちょっと……その日、学校休んじゃって……」
烏羽岬:「なんか怪しいな。本当に追試か、雲居?」
GM:これは事実だ。
烏羽岬:www
GM:雲居春音は体調がすぐれないという理由をもとに、学校を休むことが多い。
GM:おそらくはUGNの緊急を要する任務に従事しているのだろう。
烏羽岬:なるほど、成績が飛び抜けて悪いとかではないんですね。
GM:そういうことです。成績自体はむしろいい方。
烏羽岬:(……オーヴァードがそう簡単に体調を崩すとは考えにくい。そもそも、雲居の成績は悪くない)
烏羽岬:(奴もUGNか)
錫谷:「他のみんなも待機している。雲居くんも急いでくれ」
烏羽岬:「わかったよ。追試の追試にならないよう、はやく終わらせてこい」
雲居春音:「はーい。……じゃ、じゃあね、烏羽くん」
雲居春音:「……また明日ね!」
烏羽岬:「……雲居!」
雲居春音:「え?」
烏羽岬:「僕は、お前のことを友達だと思っている」
烏羽岬:「いつか……秘密を言い合える仲になれる事を、祈っている」
雲居春音:「えっ。う、うんっ? そ、それは私もそうだけど……」
雲居春音:「……だね。そうなると、いいね」
GM:雲居春音はぎこちなく笑った。
烏羽岬:「じゃあな。また明日」
雲居春音:「……うん!」
烏羽岬:雲居さんに手を振って、鞄を手に図書室へ向かう。
GM:雲居春音は去っていく。きみはその後姿を見送る。
烏羽岬:宿題をする……わけではない。
烏羽岬:図書室なら、窓ガラス越しに追試をやっている視聴覚室付近が見えるからだ。
烏羽岬:『緊急連絡』 スマホをポケットの中でブラインド打ちする。
烏羽岬:『"カレイドソーン"およびUGNに、僕らの正体が露見した可能性がある』
烏羽岬:『今後の方針について議論の必要あり。采配を頼む、リーダー』
烏羽岬:(……普通か)
烏羽岬:(普通のクラスメイト。普通の友人。難しいものだ)
烏羽岬:「見ていろよ。三稜先生」
烏羽岬:「僕は……絶対に」
烏羽岬:「普通の人間になってみせるからな」

エンディング5:百入結衣子の場合

GM:学校。
GM:いまやその場所は、きみにとって危険な場所になりつつある。
GM:それでもきみは、たまには登校しなければならない――この状況で下手に「いままで通り」を変えると、その途端に足がつく可能性がある。
GM:だが、顔を出してみると、様子が微妙に変わっているように感じた。
GM:どうやら、“季節外れの転校生”が来ているという。それも、二人も。
GM:“季節外れの転校生”――それがまず偶然などではありえないことを、きみはよく知っている。
GM:……そして、その片方は、端的にきみへの接触を図ってきた。
舘原恵那:「……遅いのね、登校」
GM:朝一番、きみが廊下を歩いているところで、彼女は声をかけてきた。
百入結衣子:「朝弱いんだよねー。あれ、もしかして噂の転校生?」驚いた顔を作る。
百入結衣子:「初めまして~。仲良くしてね」
舘原恵那:「……はいはい、初めまして。誰も気にしてないから大丈夫。その口調やめて」
GM:不可視の領域が展開されていることを、きみはすぐに気づいてもいい。
百入結衣子:「口調はいつもこんなんだけどなあ。ああ、そういう感じ?」
舘原恵那:「烏羽が攻撃係なら、私は支援係。こういうのは得意なの。得意にならざるを得なかったともいうけど」
百入結衣子:「痕跡残るから、あんまり好きじゃないんだけど……今度からは裏手の非常階段がいいな」
百入結衣子:「遮音性があって、普通の電波が入りにくいから。よくそこでサボってるよ」
舘原恵那:「了解。次からそうするわ。どうせ長話もするつもりないしね」
舘原恵那:「報告……っていうか、連絡に来たわ」
百入結衣子:「うん。教えて?」
舘原恵那:「《アードゥル》セルは、私が掌握した」
舘原恵那:「三稜鴎と、一部の彼の信奉者は抜けたけどね」
百入結衣子:「……まあ、だろうね。家を大事にするタイプじゃなさそう」
舘原恵那:「今後、そちらのセルとは協力関係を結びたいと考えている」
舘原恵那:「私も三稜鴎のターゲットではあるしね。利害が一致するわけ」
百入結衣子:「うん。あたしに決定権はないけれど、誰も反対しないと思う」
舘原恵那:「そう。じゃあ、伝えてくれたらいい」
舘原恵那:「こうなった以上、《スレイベギー》セルとの関係もたたじゃすまないと思うから」
百入結衣子:「敵の敵は味方、か。わかりやすい構図ではある」
百入結衣子:「岬のお友達だしね。仲良くしておきたいかな」
舘原恵那:「伝えたかったのはそういうこと。……“クロイドン”。私は、あなたにも確認したいことがある」
百入結衣子:「あたしに?何だろ」
舘原恵那:「UGNが、不穏な動きを見せている。市内のFH勢力の調査を始めている」
舘原恵那:「……あなたが……、情報を流しているわけではないと信じてもいいの?」
百入結衣子:「あはは。信用ないなあ」
百入結衣子:「……うん。まあ。言いたいことは、分かるよ」
舘原恵那:「そう簡単に信用する人間こそ、信用できないでしょう」
百入結衣子:「もしもあたしが本気で内偵するなら、ヴリトラは選ばない」
舘原恵那:「……その理由を聞きたい」
百入結衣子:「翔利も岬も湊融も居なかったんだよ。あたしが拾われた時」
百入結衣子:「そんなところ、選ばないでしょ?……って、言ってもまだ信用ないか」
舘原恵那:「……かもね」
百入結衣子:「あなた、あんまり理屈屋じゃないのね」
百入結衣子:「じゃあ、こう言う。“あたしは絶対に戻れない”」
舘原恵那:「ふうん……絶対に?」
百入結衣子:「……うん。絶対に」
舘原恵那:「……いいわ。わかった。いずれにせよ、ここであなたの容疑も潔白も、証明できるわけじゃない。……ただ、聞いてみたかっただけ」
舘原恵那:「会話ってそういうものだから。違う?」
百入結衣子:「そうだね。オーヴァードなんて、いくらでも嘘つきになれる」
百入結衣子:「うん。普通はそういうものだよ、会話って」微笑む。
舘原恵那:「……なんか調子が狂うわ。あなたって。よく言われない? なんていうか――、あ」
舘原恵那:「ごめん。確認したいこと、もう一つあった。……あれ」
GM:舌打ちをして、不可視の領域を解く。そして、きみの背後を指さす。
百入結衣子:「言いかけたことも気になるけど……うん。何?」
舘原恵那:「もう一人の転校生なんだけど。なんなの? あれ、知り合い?」
百入結衣子:「もう一人?」振り向く。
???:「あ! いた! やったね、今日こそ会えるって思ってたんだよね!」
???:「どーも! 謎の転校生、その2です! はじめましてだよね?」
百入結衣子:見覚えはありますか?
GM:まっっっったくないです。
???:「あ、なんかオレ馬鹿っぽい喋り方してる? よく言われる~。ってか昨日、舘原さんに言われた!」
百入結衣子:「……自分で謎とか言っちゃう?」苦笑しながら。
舘原恵那:「……これ。そっちの関係者じゃないの?」
百入結衣子:「知らないよ~。初めましてだよ」
???:「いーのいいの、オーヴァードってのは謎がなきゃ。あ、名前と所属セルくらい自己紹介してもいい?」
百入結衣子:「うん。教えてくれるなら」さほど驚きはなく。
百入結衣子:“季節外れの転校生”――それがまず偶然などではありえないことを、あたしはよく知っている。
???:「うおーっ、オレに興味ある感じ? 舘原さんには“黙れ”って言われるしさ~。ほんと嬉しいよ! 百入さん、天使じゃない?」
百入結衣子:「あはは。お上手、お上手。そのままぜひ色々喋ってね」ニコニコと笑う。
舘原恵那:「よく耐えられる。私、イライラしてるんだけど」
丹村健斗:「はい! じゃあ自己紹介! オレは《スヴェルト》セル所属。《華槍》柿崎師匠の一番弟子!」
丹村健斗:「《フレースヴェルグ》丹村健斗です! どーも、よろしくね!」
舘原恵那:「こういうタイプ、かなり深刻に不愉快なんだけど」
舘原恵那:「……あなたが知ってるセル?」 百入さんをうかがう。
百入結衣子:「ご丁寧にどうも。よろしくね」
百入結衣子:「あ、知らなかった?こないだやりあった仲だよ」
丹村健斗:「《フレースヴェルグ》ってコードネーム、ヤバくない? そんなド直球な名前ある? って思ったけど、うちのリーダーはマジで無頓着だし師匠もテキトーだし……」
舘原恵那:「あーそー。やりあったのね。敵対セルの一つってわけ」 肩耳をふさいでいる。
百入結衣子:「それだけ期待の弟子ってことでしょう。直球なことは悪くないと思うよ」
丹村健斗:「ああ、そう! マジでさー、期待が重いんだよね。セルのみんなの期待が。もうさ……あれよ……」
丹村健斗:「オレ一人で《ヴリトラ》全員殺せるだろ? みたいな空気! 感じるんだよね! いやいやいやいや、それは無理ですよって」
丹村健斗:「言ったわけよ、オレ。だってあれでしょ、マスター・ヴォルトいるんでしょ? 無理だよ~、それは無理。一人じゃ死ぬね」
百入結衣子:「あはは。それは怖いなあ……」
百入結衣子:「マスター・ヴォルト……?」
百入結衣子:「マスター・ヴォルト……?」
丹村健斗:「あ、なんでそこでトボけるかなあ。そっちのセルのリーダー、マスター・ヴォルトなんでしょ? 確か《フェザー・タップ》の椋実……だっけ?」
百入結衣子:「???」
丹村健斗:「噂になってるよ。あの《ホット・ショット》を捻り殺して、マスター・ヴォルトを継いだって」
舘原恵那:「……残念だけど、そういう噂は広まってるみたいね」
百入結衣子:「ホントに……?それは……」
百入結衣子:「……弱ったな」
舘原恵那:「面倒なことになるんじゃない?」
丹村健斗:「ンなこと言って、百入さんも超強いんでしょ。知ってるよ。師匠が『あのセルが楽しみ』って言ってたくらいだもん!」
百入結衣子:「期待されても困るなあ……あたし、サンシタだよ。“ホブルディ”にでも聞いてみてよ」
丹村健斗:「あの人、だいぶおっかねーからさ。もう無理! 他人嫌いです! 基本的にいつも不機嫌です! みたいな空気出してるから」
丹村健斗:「それに比べて百入さん、超かわいいからな~。オレは戦いたくないな~。ねえ、夏休みの予定とか聞いてもいい? ほら、臨海学校あるじゃん?」
百入結衣子:「戦わないって言ってくれるなら、褒められるのも悪くないかなあ」
丹村健斗:「百入さん、あーゆー学校イベント参加しない系? する系?」
百入結衣子:「どうかな……夏休みはバイトもあるし。“お客さん”が少なかったら考えるけど」
百入結衣子:「あ、学校には秘密にしてね。また停学になるから」
丹村健斗:「うおっ! それ、チョー楽しみ! やっぱりさ、こーゆー戦闘マニアセルで戦闘以外に何が楽しみかっつったら」
丹村健斗:「そーゆー、女子とかかわるイベントだと思わない? オレはそう! 絶対参加してほしいな!」
舘原恵那:「……無駄話、そのくらいでいい?」
舘原恵那:「ホームルーム始まるんだけど」
百入結衣子:「うん。考えとく。それまで生きてたらだけどね」
丹村健斗:「大丈夫だよ~、なんなら殺しに行くまでオレが守るし! ……あ、やばい。ホームルームか!」
百入結衣子:「あ、いけないいけない。そろそろ遅刻貯められないんだった」
百入結衣子:「じゃあ、またね。次も戦場以外で会えるといいよね~」
丹村健斗:「うん、マジでそれ! また後で! ……後でじゃなくても、近いうちに!」 片手を振って走っていく。
百入結衣子:「……あのさ」彼が去ったあと。
舘原恵那:「……殺意さえ湧く。……なに?」
百入結衣子:「マスターヴォルトがヴリトラのセルリーダーって噂が立ってる?んだよね」
舘原恵那:「ん? ああ――そうだな」
舘原恵那:「違うの?」
百入結衣子:「違うの?って!」
百入結衣子:「それ、あたしがあいつの部下ってことでしょ!?」
舘原恵那:「い、色々なセルメンバーの関係があると思うけど……」
舘原恵那:「……違うの?」
百入結衣子:「最悪……」
舘原恵那:「いや、あの……」
舘原恵那:「《ヴリトラ》のセルリーダーって、誰なの?」
百入結衣子:「少なくともあのバカ兄貴じゃない!」
舘原恵那:「……はい。わかりました」
百入結衣子:「ばか、ばーか、ばーか……!」苛立ちを隠さぬままに、教室へとずんずんと進む。
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「……何もかも忘れて、海でも行きたい」
GM:窓の外には、薄曇りの空がある。
GM:すぐに晴れ上がるだろう。
GM:不安定になった大気は、夕立の気配をたたえながら――

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■第二話:あなたはきっと忘れていない (終)

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