ミドルシーン2:翳りのヴェールを裂いて
GM:シーンプレイヤーは椋実さん。登場は自由です。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:44->48)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:50->60)
鶴喰湊融:ひぎい
GM:うっ、デカい上がり幅
鶴喰湊融:メモリー取ればよかった……つらい…
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:46->52)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:52->60)
烏羽岬:湊融ちゃん、前回も危なかったものなあ
GM:みんな結構上がった…!
GM:OK!
GM:というわけで、みなさんまずは判定をどうぞ!
鶴喰湊融:アードゥル言ってみましょうか?FH技能も2あるし、まず成功すると思います
鶴喰湊融:あ、肉体判定もアリか
烏羽岬:どうしようかな。行きたいところがあるなら
烏羽岬:そこを最優先でいいと思います
鶴喰湊融:私はどこでも!
椋実翔利:ぶっちゃけ極端に得意ってのはそれこそ襲撃しかないんだよな
烏羽岬:俺も襲撃は得意だぜ!
鶴喰湊融:皆得意じゃないかなあw
鶴喰湊融:財産は14あるので
百入結衣子:財産使用できるものを優先したほうが良さそうですね
鶴喰湊融:使用可能なやつならまず抜けると思います
百入結衣子:2シーンに分けることを考えると
烏羽岬:というか、白兵なら素振りでも24出ちゃう
百入結衣子:ヤベー
鶴喰湊融:偽装情報が湊融かな。財産と社会で行けるから。
GM:あっ!重要なこと言い忘れてた
鶴喰湊融:あ、それなら鳥羽くんが行った方がよさそう…。今回は財産ありに行くのもいいかも
GM:YEROとアードゥルを仲間にすると、NPCカードが手に入ります
鶴喰湊融:おっと
鶴喰湊融:おお!
烏羽岬:それは無視できない!
椋実翔利:なるほどね
烏羽岬:これ、DTさんも言ってますけど
烏羽岬:このシーンしかできないってわけじゃないですよね。あまりは次シーンもできる。
GM:そうです!
烏羽岬:よしよし!
鶴喰湊融:ですね。襲撃は鳥羽くんがまずノーコストで成功できるし、後回しでもいいかもだ
烏羽岬:ならYEROかアードゥルにいこうかな。椋実さん、なんか行きたいのある……?
鶴喰湊融:あ、でも百入さんが偽装情報先にやります…?
椋実翔利:実のところ明確なベクトルがないので
椋実翔利:フローズンリリーに甘えて情報偽装かなーと思ってた
百入結衣子:あたしは3人の成功具合で調整したい
椋実翔利:ここでクリアしときゃ鶴喰ちゃん次休めるし
鶴喰湊融:ありがとうございます…
烏羽岬:あー
鶴喰湊融:んでは湊融がアードゥル言っておく感じでいいのかな
烏羽岬:そうかそうか。湊融ちゃん次高かったらやばいもんなー
椋実翔利:とはいえ社会2の素振りなので素でコケる可能性は全然あるんだよなw
烏羽岬:じゃあこちらでYEROりましょう!ノイマンの精神をお見せします。
鶴喰湊融:ごめんなさい!もっと侵蝕対策するべきなんですが
鶴喰湊融:14点あるから
鶴喰湊融:ファンぶらなければ成功しますよ!
椋実翔利:という点を総合すると、そもそも情報操作は諦めて、セル2枚と捜索範囲の絞り込みを3人で押さえるのがベストだとは思う
鶴喰湊融:了解ですー。じゃあ肉体か精神の絞り込みは、湊融が行った方がいいかな。
椋実翔利:に、なるんですよね。お願いして大丈夫ですか?
椋実翔利:したらこっちは烏羽くんの行かなかったセルの方に行ける
鶴喰湊融:了解です!じゃあ湊融が絞り込み。肉体で行きます!
烏羽岬:烏羽は侵蝕軽いし侵蝕も安めだから、精神でいける絞り込みは烏羽が抜けるかも
烏羽岬:逆に偽装は湊融ちゃんがいないと抜ける気がしない・・
鶴喰湊融:あーw
椋実翔利:最終的に全部クリアする必要はないから
GM:そうです。百入さんさえ発見すればクリア。
烏羽岬:絞り込みだけスルーすれば難易度8か。
椋実翔利:まーそれでも財産使用不可の社会素振りなので危ういけどね……!
烏羽岬:このシーンで2セルと絞り込み+痕跡をやれば、次のシーンでUGNへの包囲+偽装+難易度8のおねいちゃんで3手だから、湊融ちゃんは休めるんだな
鶴喰湊融:じゃあ湊融は偽装の方がいいかな…?フラフラして申し訳ないけど
鶴喰湊融:おっと絞り込み了解
椋実翔利:そうそう。それで失敗したら総掛かりだ
烏羽岬:どのみち、情報操作はスルーする方向になりそうなので
烏羽岬:あとは順番と、自分がやりたいロールの兼ね合いでいいんじゃないかな!
鶴喰湊融:了解です!まあ絞り込み行きますね!
烏羽岬:いけいけ!
烏羽岬:生搾り湊融
GM:どうぞどうぞ
鶴喰湊融:肉体で絞込行きますー
鶴喰湊融:DBで一入って、AIDA込で8d。
鶴喰湊融:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[1,2,2,3,4,5,9,10]+8[8] → 18 → 成功
鶴喰湊融:百入さんのためならえんやこら
烏羽岬:敏腕小学生
GM:お見事!
椋実翔利:鶴喰ちゃんの肉体の絞り!
☆百入結衣子の居場所
《情報:裏社会》難易度40→35 財産使用:×
烏羽岬:ふむ。これまで一度もお話したことがないので、YEROさんに行ってみようかな
烏羽岬:一度もというか、タイマンでは……か
GM:いつでもどうぞでっせ!
烏羽岬:ア!
烏羽岬:す、すっかりボケてた……!これ情報ウェブか!
烏羽岬:知識じゃないじゃん! おかあさんからのお小遣いを期待して素振りします。
烏羽岬:2dx=>8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 6[2,6] → 6 → 失敗
鶴喰湊融:はいフローズンリリーで二点使用!14→12!
烏羽岬:これがカラテよ……
椋実翔利:帰ってママのおっぱいでも飲んでな!
鶴喰湊融:成功させます
GM:OK!
烏羽岬:しました! アードゥルは椋実さんにやってもらったり、あるいは次シーンでやったりしよう。
☆百入結衣子の居場所
《情報:裏社会》難易度35→30 財産使用:×
GM:NPCカードの入手はイベントでやりましょう
椋実翔利:えっ、じゃあオレフラワルドちゃんに切り刻まれてくる……
椋実翔利:☆《アードゥル》セルへの協力要請 行きます
椋実翔利:2dx+2=>8
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 10[6,10]+9[9]+2 → 21 → 成功
鶴喰湊融:すごおい
椋実翔利:完璧過ぎた……これがオトナってもんさ
GM:スッゴォイ…
☆百入結衣子の居場所
《情報:裏社会》難易度30→25 財産使用:×
GM:NPCカードの入手はやはりイベントで
GM:ここまで来たら百入さんもどうぞ
百入結衣子:じゃあこちらは痕跡を残しましょうか。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:60->68)
百入結衣子:結構上がっちゃった
GM:高めで推移したが、これでグッと難易度も下がった
☆百入結衣子の居場所
《情報:裏社会》難易度25→15 財産使用:×
GM:もう射程圏内だ
GM:百入百合子の足取りを追うのは困難だ。
GM:予想の裏を、あるいはその裏を掻いてくる。まずは可能性が比較的低いと思う場所を、確実につぶしこんでいくしかない。
GM:R市。
GM:鷺美沢区。
GM:大小さまざまな工場が立ち並ぶ、工業地帯。中にはすでに運転を停止しているものも少なくない。
鶴喰湊融:百入さんから聞いたこと。UGNという組織から隠れる為にされたレクチャーを思い出す。
江永瑞穂:「さすがに、ここにやってくるとは思えないけど…」
GM:きみと同行しているのは、江永瑞穂だ。
鶴喰湊融:隠れるのに、人がいないところよりも……人が多い地区の方が寧ろ容易い、ということだ。
GM:交渉にあたっている烏丸や椋実よりも、交戦の可能性が高いと判断してのことだ。
鶴喰湊融:「それはそうです。ですが、逆に言うなら…低い、とUGNも判断する可能性があります」
江永瑞穂:「うん。それは確かに……“メイ”は、なんかつまんなさそうにしてるけどね。出るときはあれだけ”つれてけ”みたいに水槽透過してたのに」
江永瑞穂:江永は肩に乗せた亀をつつく
鶴喰湊融:「無論監視はあるでしょうが…薄くなっている、と判断されたり。一時的に退避するのには、悪くないのは確かです」
鶴喰湊融:「……気侭ですねえ、この子は…」溜息。
鶴喰湊融:「…実際、いないならいないとはっきりさせたいのが本音ですね…江永さんにはお手数をお掛けします」
江永瑞穂:「はっきりさせるのは大事だよ! 全然大丈夫。百入さんのことだから、立ち寄ってても痕跡なんて残してないと思うしね」
鶴喰湊融:「敢えて残して、誤誘導とかも狙ってそうなのが百入さんだからなあ……とにかく、やっていきましょう!」
江永瑞穂:「うん。あの……湊融ちゃんってさ」
鶴喰湊融:「はい?」周囲を観察、警戒していた。
江永瑞穂:「百入さんのこと、結構知ってる?」
鶴喰湊融:「………うーん」
江永瑞穂:「あの人、ぜんぜん自分のこと話さないしさ。昔のこととか。どこのセルにいたとか」
鶴喰湊融:「まあ、そうですね。昔のこととか、出身も聞いたことはありません」
鶴喰湊融:「でも…。一緒にいた時。すごく頼りになって、いちばん歴が浅いわたしのことも、みんなのことも気遣ってくれて…」
鶴喰湊融:「すごく、嬉しかったんです。わたしは」
江永瑞穂:「……うん」
江永瑞穂:「私、一番《ヴリトラ》セルに長くいるんだけどね。リーダーが急に『新しいメンバー』って紹介してきて……」
鶴喰湊融:「…じゃあ、二番目…リーダーも入れると三番目?なんですね」
江永瑞穂:「いきなりすぎて驚いたけど、なんか事情があると思って。それだけじゃなくて、なんていうか、すごく……」
江永瑞穂:「辛そうに感じた。なんでも一人でやろうとしてた。いまも……」
江永瑞穂:「一人で何とかしようとしてるんじゃないかって、思う」
鶴喰湊融:「…………百入さんの、数少ない悪いところですね」
鶴喰湊融:「お釣りとかああいう、お金の管理と並ぶくらい悪いところです」
鶴喰湊融:こくこくと頷いている。
江永瑞穂:「それね」 少し笑う
鶴喰湊融:「あのときは本当にびっくりしました……」とおい目をする。
江永瑞穂:「絶対無駄遣いしてるよ。はやくまともなご飯とか食べさせてあげないとね」
鶴喰湊融:「本当ですよ。新参なのに経理するって大丈夫なのかって思ったら、こうなんですもん」
鶴喰湊融:「早く、迎えに行かないと……」
鶴喰湊融:そこで。
鶴喰湊融:躊躇いがちに、口をもう一度開いて。
鶴喰湊融:「家族、なんですから」
GM:結局、工業地帯に百入の姿は見つからなかった。
GM:だが、それは確かな手がかりでもある――
GM:次は烏羽くんです。
GM:《YERO》麦野杏子の居場所は、何重にも偽装されていた。
GM:電子メールを辿り、そこに残された端末を経由し、本人へのメッセージを送って、到達する。
GM:すでに廃業したカラオケ屋の、スタッフルーム。
烏羽岬:念の為、薄暗い裏口から入ってます。バックヤードからそのままスタッフルームへ。
YERO:「やあ」
YERO:杖を片手にした眼帯の女があいさつをする。
烏羽岬:「急な連絡ですまなかった。あなたが《YERO》か」
YERO:「そう。……直接人と会うのは久しぶりでね」
烏羽岬:「こうして会うのははじめてだな。ヴリトラの《鶫》――烏羽だ」
YERO:「湊融くん依頼になるかな。《YERO》。元・《五福》セルの麦野杏子だよ」
YERO:「座ってくれ。以外に片付いているだろう」
烏羽岬:「ああ、ある程度鶴喰からは聞いている。思っていたよりずっと若いな」
GM:室内はまるでオフィスのようだ。個人用の執務室。
YERO:「年齢不詳で通せていたなら、嬉しいよ。それなりに上手くやれたというわけだ」
烏羽岬:「うちはテクノロジーに疎いからな。鶴喰というツテがなければ、永久にあなたの正体は不明のままだったろう……本題に入っても?」
YERO:「――ああ。ぜひそうしてほしい。状況は緊迫しているからね」
YERO:「説明は結構。私の協力が欲しいのもわかる」
YERO:「問題は、どういう条件で、どのように――ということだね」
烏羽岬:「頼みが一つ、それと個人的な質問が一つあるんだが……そうか」
烏羽岬:「当然、状況は把握しているか」
YERO:「それが取り柄だからね」
YERO:「“クロイドン・キャット・キラー”。百入結衣子の行方を探すんだろう?」
烏羽岬:「そうだ。UGNの包囲はいよいよ厳しく、このままでは百入を探すどころか、僕らの方が全滅する」
YERO:「そうだね。そのことが逆説的に、彼女が街を出ていないだろうことを暗示している」
烏羽岬:「協力してくれるのなら、"How"の部分はあなたの好きにしてくれても構わない。零細セルでは、見返りもひとつふたつしか用意できないしな」
YERO:「私の求めるものも、見返りも、ほとんど同じものだ」
YERO:「鶴喰湊融の安全」
YERO:「彼女の剣だけが、唯一、私の復讐を実現できる」
烏羽岬:「自分の欲望に率直なのは非常に好感が持てる。FHとして」
YERO:「そして、彼女は……大事な友人の妹なんだ」
烏羽岬:「友人? ああ……」
烏羽岬:「そこまでは知らなかった。単に昔のセルの仲間だと思っていたが」
烏羽岬:「そうか。大事な友人か」
YERO:「それを理解し、約束してくれるなら、協力は惜しまない。本当なら……」
YERO:「街の外に脱出してほしいんだけどね」
烏羽岬:「2年ほど前の僕なら、同じことをリーダーに提言していただろうな」
烏羽岬:「《ヴリトラ》は家族を見捨てない。脱出するのは百入と合流したあと……全員がそう考えているだろう」
YERO:「……なるほど。大きな変化だ」
YERO:「湊融も、彼女もそこに居場所を見出せているのなら、私は嬉しいよ。……さて、どうする?」
YERO:「条件を守ってくれるかな」
烏羽岬:「当然だ。守る、守らないの次元ではない」
烏羽岬:「セルメンバーとしても、家族としても、友人としても、最年少の鶴喰の安全は最優先で考慮する」
YERO:「ふふ」
烏羽岬:「どうかしたか」
YERO:「その調子なら、きみが『普通』になる日も遠くないかな、と思ってさ。……いいよ、わかった」
YERO:「ドローンとハッキングでやつらを混乱させよう。そして……これだ」
GM:★NPCカードを入手しました。
◆NPCカード:《YERO》麦野杏子
アクション:黄福丹華
シナリオ1回。
リザレクト直後にオートアクションで使用。
ダイスの出目を1~10の好きな値に変更する。
烏羽岬:ええっ強い!
烏羽岬:安定体も見習ってほしい強さ
YERO:「貴重なものなんだ。湊融の身の安全のために有効活用してくれ」
烏羽岬:受け取ります。薬とか使い捨て遺産みたいなものですかね?
烏羽岬:丸薬という情報をゲットしたので、丸薬!
烏羽岬:「了解した。責任をもって預かっておく」
YERO:「では、もう行って。いつ補足されないとも限らない。私も居場所を次に移すよ」
烏羽岬:「少しでもUGNの目を眩ませてくれるなら幸いだ。人数差のせいで、今やまともに身動きが取れない」
YERO:「ああ――質問があるなら、いまのうちに」
烏羽岬:「では一つだけ」
烏羽岬:「鶴喰に選択肢を与えてやりたい、というのは傲慢か?」
YERO:「……妙なことを聞くね。どういう意味かな」
烏羽岬:「《クロイドン・キャット・キラー》や《フェザータップ》はいい。彼らは望んでヴリトラに来たし、そもそも年長者だ」
烏羽岬:「リーダーも江永も僕もそうだ。だが、鶴喰は……幼すぎる」
烏羽岬:「"普通"の生活を送るかどうか、選ぶ権利すらなかったんじゃないか」
YERO:「そうかもしれない」
YERO:「でも、それはたぶん……いまの彼女にはできないだろう」
烏羽岬:「復讐。過去のけじめか」
YERO:「決着が必要じゃないかと思う」
YERO:「それ抜きに未来へ進むと、きっと、いずれは過去に追いつかれる時が来る」
YERO:「復讐を終わらせた後のために、きみが道を示してあげるというのなら、そうするのがいいだろう」
烏羽岬:「ふっ。ふふ」
YERO:「妙なところで笑うな、きみは」
烏羽岬:「すまない。正直なところ、まだあなたを心の底から信用はしていなかったのだが」
烏羽岬:YEROさんにロイスを取ります。
烏羽岬:-協力者/《YERO》麦野杏子/○信頼/食傷/ロイス
GM:なんとロイス!OK!
烏羽岬:「許してくれ。価値観が同じだと分かって、つい心が緩んだ」
烏羽岬:「まったくその通りだ。あなたが鶴喰を想う気持ちは、間違いなく僕ら家族と同じらしい」
烏羽岬:「鶴喰のことは任せろ。改めてよろしく頼む、《YERO》」
YERO:「契約成立、だね」
GM:椋実翔利が《アードゥル》セルの長、“フラワルド”と連絡を取るのは、予想以上に簡単だった。
GM:向こうから接触を図ってきたからだ――指定場所は地下駐車場。
GM:きみが足を踏み入れると、当然ながら、複数の気配が潜んでいるのを感じた。
椋実翔利:盗んだバイクで参上しよう。ヘルメットあれば顔も隠せるし。
舘原恵奈:「……驚いたな」
舘原恵那:舘原恵奈は、駐車場の真ん中に立っていた。
椋実翔利:「え、何に?」
椋実翔利:「オレそんなにバイク似合ってた?」
舘原恵那:「そんなに派手な音を立てて現れるとは思わなかった」
椋実翔利:そばでバイクを止め、ヘルメットを脱ぐ 「いやー、久しぶりに乗ったけどSHIDENに比べるとやっぱ退屈だぜ」
舘原恵那:「理解できないわ……《ヴリトラ》セルというのは、“クロイドン・キャット・キラー”を除いて阿呆の集団なのか?」
椋実翔利:「静かにするのは下手なんだ。小学校の頃から。よく怒られたぜ。ともかく会えて良かった、"フラワルド"」
舘原恵那:「私はあまり会いたくなかった。“太白”が出てくるものと思っていた」
椋実翔利:「つれないぜ。最初に会った時は助けてやったじゃんか」
舘原恵那:「あれを『助けた』と断言するのか? もう少し憚れ!」
椋実翔利:「だからそういうのは昔っから苦手でさあ。実は小学生の頃からと言わず、生まれた時からギャンギャン泣いてたんだよな」
椋実翔利:「生まれた時からだぜ? ならもう、無理だろ。そういう生き物なんだよ人間って」
舘原恵那:「堂々と人間について語りだすな、アホめ……!」
椋実翔利:「じゃもっと興味深い話するか。つまり今の状況についてなんだけど」
舘原恵那:「……フー……それでいい。本題に入ろう」
舘原恵那:「ずいぶんと難題を抱えているようだな」
椋実翔利:「メンバーが一人合流し損ねててね。UGNにも追われてる。悪いことは重なるもんだ」
椋実翔利:「で、とりあえず尻尾巻いて逃げるのはなし。UGNは、再起不能になられちゃ困るが、とりあえず中心メンバーはある程度叩く予定」
椋実翔利:「あとは諸々の事情もあって、ともかくその一名、まーつまりあの……なんちゃらキャット……」
舘原恵那:「“クロイドン・キャット・キラー”だ」
椋実翔利:「……ネコ型シリアルキラー?」
舘原恵那:「わざとやっていないか!? 話が進まん!」
椋実翔利:「そうそれ! ヤツとの合流が今ンとこ第一だ」
舘原恵那:「……だったら、支援してもいい」
椋実翔利:「おっ、話が早くて助かり翔利。実際現状だとニッチもサッチもでさ」
舘原恵那:「助かり……。……」 「UGNの攪乱と、捜索。どちらも我々の得意分野の一つだ……」
舘原恵那:「当然、対価は請求する」
椋実翔利:「叩くのはこっちでやるつもりだ。あと一人が揃えばやれる。その一人を揃えるまでの助けが欲しいってコト」
椋実翔利:「おう、何だ。烏羽関連? ヤツのパンツくらいならいくらでも持ってこれるけど?」
舘原恵那:「アホめ。自ら爆発して無残に死ね」
舘原恵那:「次の戦いに関することだ」
椋実翔利:「(あっ、今のは百入がキレてるのに近いトーンだ……)……悪い悪い。で、何? 次の戦い?」
舘原恵那:「我々《アードゥル》セルには、分裂して離脱した構成員が複数いる」
舘原恵那:「“ヤシュト”三稜鴎を中心とした連中だ。やつらは《スレイベギー》セルに合流した」
椋実翔利:「あの、アレだろ。三稜鴎とかいう連中の、そうそう」
舘原恵那:「我々にとって確実な脅威となる。その戦いに備え、《ヴリトラ》の協力という札を握っておきたい」
椋実翔利:「いいぜ。というかそんなん、こっちとしてもそのつもりだったからな」
椋実翔利:「UGNは脅威だが、潰すべき敵じゃない。ただ食って掛かってきてるから相手しなきゃいけないだけで……」
椋実翔利:「最終的には《スレイベギー》だ。それは《ヴリトラ》としても間違いねーよ。だからそれは約束できる」
舘原恵那:「だろうな。利害は一致すると考えていた」
舘原恵那:「少なくとも、そちらに一方的に倒れられては我々も困る」
舘原恵那:「せめて一矢報いてからだ」
椋実翔利:「おいおい、ケチな考えは止せよ。なんだ一矢報いるって」
椋実翔利:「やるからには完全勝利だろ。万全に手を回して、気に入らない奴はブン殴って殺す!」
舘原恵那:「……呆れたやつだ」 実際呆れている
椋実翔利:「オレ達は悠々生存! 沖縄で談笑! 完全勝利!」
椋実翔利:自分を指差し 「翔利なだけに」
舘原恵那:「やめてくれるか」
舘原恵那:「頭痛がしてくる」
椋実翔利:「お互いに色々大変だもんな」
舘原恵那:「うるさい。お前のことは丹村と同じカテゴリに入れておく……とにかく共闘は成立だ」
舘原恵那:「うまく利用しろ」
椋実翔利:「えっ、それは相当不服で……チッ、まあいいか」
GM:★NPCカードを手に入れました
◆NPCカード:《フラワルド》舘原恵那
アクション:ドクトリンFEEL3
シナリオ1回。
任意のPCの攻撃時、判定直前にオートアクションで使用。
ダイス数を+10する。
椋実翔利:順当な攻撃ブースト!
椋実翔利:ダイス減少にも対抗できそうだ
舘原恵那:「実際にできるのは火力支援だ。必要があれば合図しろ」
椋実翔利:「ああ。多分UGNとのマジ交戦があったら、いくらでも足りねーからな」
椋実翔利:「あとはUGNの撹乱。今ばっかりは甘えさせてもらうぜ。とにかくクロ猫キラーを回収しないと始まんねんだ」
舘原恵那:「……百入、これは相当に苦労しているな……」
舘原恵那:「話は以上だ。撤収する。他に、まだ何かあるか?」
椋実翔利:「いや、特には」 ゲートを開いてバイクを落とし 「お互い長居は無用だろ。上手くやって生き延びようぜ」
舘原恵那:「そうしろ。私も、クラスメイトが消えると少し寂しくなる」
椋実翔利:「オッケー。舘原も寂しがってるってちゃんと伝えとくぜ」
椋実翔利:「んじゃあとはそこそこヨロシクってことで!」 軽く手を振り、バイクに続いて自分もゲートの中に消える
GM:央明館学園、高等部。
GM:夏休みの校舎に人気は少なく、部活動が使用していない教室は静かなものだ。
GM:百入結衣子が侵入するのは、あまりにも容易い。
GM:廊下も教室も静かで、外からの声がよく聞こえている。
百入結衣子:「ま、夏休みだとこんなもんか」窓の外の部活を眺めて。
百入結衣子:感慨にふけっているわけではなく、人の位置を確認している。
百入結衣子:特に、瞬間的に《ワーディング》を貼ると危険が伴うであろう、運動中の生徒の姿を。
GM:吹奏楽部の演奏する音だけがやけに大きく響く。
GM:いつもの音楽室ではなく、グラウンドで演奏している――合唱部か軽音楽部が使う日程だっただろうか。
百入結衣子:教室に立つと、チョークを手にとって。
百入結衣子:終業式から空欄になっている、日直欄に百入、と書き込んで。
百入結衣子:黒板には大きく、猫の絵を書く。
百入結衣子:10dx 〈芸術:絵画〉
DoubleCross : (10R10[10]) → 8[2,4,4,4,5,6,6,6,7,8] → 8
GM:……下手ではない
百入結衣子:普通に猫と分かるだけの絵だ。写実的と言うよりはデフォルメ的。
百入結衣子:描き終えた後に、「……」
百入結衣子:赤いチョークでその上からバツを付けた。
百入結衣子:(UGNにとって、ここは戦いやすい戦場だ)
百入結衣子:(“レリックドライバ”のうち3人が、自然に侵入できる場所)
百入結衣子:「……長居はしたくないかなあ」ぽつりと呟いて、教室を後にする。
GM:教室を出る際、きみの眼に掲示板の隅のプリントが目に留まる。
GM:避難訓練のプリントだ。もう何か月も前のもの――すでに張り替えられたはずではなかったか。
GM:そこに手書きで、見覚えのある筆跡がある。
GM:「お願いだから」と、ただ一言だけ添えられているのがわかった。
百入結衣子:「……それだけは、聞けない」
百入結衣子:「あたしは、これしか出来ないから。今までも、これからも」
百入結衣子:「守り抜いてみせる」
百入結衣子:「だって、あそこはあたしの……」
百入結衣子:ロイスを取得します。
GM:ロイス…!
百入結衣子:-家族/“ヴリトラ”/執着:○/不安/ロイス
GM:シーンに登場した4人は、調達判定が可能です。
鶴喰湊融:はいっ。あ、また水晶の剣したく。
GM:どうぞどうぞ
GM:百入さんには付与できませんので、よろしくどうぞ!
鶴喰湊融:では次は鳥羽くんで!ナイフのうち一本を!
烏羽岬:わーいやったー!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:60->64)
百入結衣子:照準器を。消えて判定します。
椋実翔利:ちょうたつは~
鶴喰湊融:何欲しいです?
百入結衣子:7dx+3>=15
DoubleCross : (7R10+3[10]>=15) → 7[1,2,4,5,5,6,7]+3 → 10 → 失敗
百入結衣子:ダメ!
椋実翔利:特別コレっていうのはないはず。応急手当もう一個取っとくかな
鶴喰湊融:照準機も狙えるとは思う!財産余ってますし
烏羽岬:時間凍結を考えると、応急手当は1人あたり2~3個あると安心なんだよね。湊融ちゃんは今回使わないかもしれないけど
椋実翔利:2dx+3=>8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 10[5,10]+6[6]+3 → 19 → 成功
GM:あきらかに照準器を盗もうとした
椋実翔利:うーん無駄に出目が良い
烏羽岬:照準器買えてるw
鶴喰湊融:うーん。ボデマか、エグザイルが相手だからBCスーツ狙うか、そっか応急もアリだな
鶴喰湊融:じゃあトランク狙って見ましょうか?
烏羽岬:あっえらい!そんなのありましたね!
鶴喰湊融:じゃあ医療トランク!使いべりしない応急手当!
鶴喰湊融:6dx+5=>20
DoubleCross : (6R10+5[10]>=20) → 7[4,4,4,5,6,7]+5 → 12 → 失敗
鶴喰湊融:む。財産8使えば買えるけど…
烏羽岬:うーむ。一度だけ強化素材を狙ってみるか。応急は全体で3個あるから、まあ最低限は足りてるだろう……
烏羽岬:2dx+4=>15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 2[2,2]+4 → 6 → 失敗
鶴喰湊融:やめておこう。湊融以上。
烏羽岬:応急すら買えないゴミ!
GM:OK!
烏羽岬:ロイスはロール中にとったので、以上です。
椋実翔利:まだ先は長いですしね
ミドルシーン4:掲げよ、帝国宝珠はその手にあり
GM:全員登場の合流シーンです。
GM:全員ダイスをお願いします。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:50->52)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:68->71)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:58->65)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:64->74)
椋実翔利:落ち着きマーン
烏羽岬:椋実さん、なんでそんな異常に低いの
鶴喰湊融:どうした湊融くん?!
烏羽岬:うわああ湊融ちゃん!
GM:ミ、ミナトーッ
GM:ともあれOK
GM:白入結衣子がその場所に到着したとき、すでに雨が降り始めていた。
GM:わかば台愛育園。
GM:生成 亜綺羅の育った孤児院だった。
白入結衣子:(……ここが、亜綺羅の……)
GM:消灯時間まではまだ少し早い。
GM:部屋にはまだいくつかの灯りが残っている――だが、その建物とは少し離れた木の下で。
GM:生成亜綺羅は傘もささず、姿も隠さずにそこで立っていた。
生成 亜綺羅:「……結衣子」
白入結衣子:「……やほ」軽く手を振って。
白入結衣子:「……追加の連絡もできない状況なんだと思ってたのに」
生成 亜綺羅:「うん……」
生成 亜綺羅:「来てくれないと思ってた。……なんで? あんな……あれだけのメールで、来てくれたの?」
白入結衣子:「なんでって……そりゃ」
白入結衣子:「仲間じゃない。他に必要?」
生成 亜綺羅:「私……私は……」
生成 亜綺羅:「メールを送ってから後悔してた。結衣子をこんなことに巻き込むなんて……私……結衣子が仲間だって言ってくれたのに……」
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:「私は結衣子みたいに強くない。こんな風に……人を頼ったり……。結衣子みたいに、なんでも自分一人でできるわけじゃない……」
生成 亜綺羅:「軽蔑してる?」
白入結衣子:「ううん。あたしだって、一人じゃ無理だよ」にへらと笑って。
白入結衣子:「頼ってくれないよりは、頼られる方がずっといいな」
生成 亜綺羅:「……結衣子。だったら、これから言うことはぜんぶ無視して。私を撃って、すぐに誰かに通報して。私にはできないから……」
白入結衣子:「……どういう意味?」
生成 亜綺羅:「“アビー・ラバー”を見つけたの」
GM:きみたちが追っているジャームだ。自由に姿を変えることができる、強力な個体。
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:「この孤児院にいる」
白入結衣子:「……最後に見た姿は?」
生成 亜綺羅:「鷲尾麻琴。10歳の少女に擬態してる。……いまも」
生成 亜綺羅:「何人かは、“アビー・ラバー”が動物の血を啜ることを知っている。そして匿っている。それはそうかもしれない」
生成 亜綺羅:「……みんな、あれが人間を襲うなんて知らないから。いまはまだ」
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:「数輝はきっと許さない」
白入結衣子:「それは……そんなこと」
白入結衣子:「……いや。そうだね」
白入結衣子:ジャームとなった姉を匿っていた、少女の最後を想う。
生成 亜綺羅:「……私にはできない」
生成 亜綺羅:「数輝に言うことも、言わないでおくことも。……きっと弱いからだと思う。どうしようもなくて……」
白入結衣子:「……でもさ」
白入結衣子:「あたしに、言うことは出来たんでしょう?」
生成 亜綺羅:「……結衣子にはね。なんでだろう……」
白入結衣子:「人徳の差かな」皮肉めかして笑う。
生成 亜綺羅:「自分で言う?」 無理に笑おうとする。
白入結衣子:「まあ、相手が相手だし?」
白入結衣子:「……いいよ。あたしがやる」
生成 亜綺羅:「……結衣子」
生成 亜綺羅:「“アビー・ラバー”を相手にするなら、一人じゃ無理。切り込み役が必要でしょ」
GM:生成が一歩、足を進めた。そのとき。
卯花数輝:「いいや。その戦闘は許可できない」
白入結衣子:「……数輝。どうして」
卯花数輝:「推理だよ、“シンギンジャイス”。“モーターウェイ・フォックス”」
卯花数輝:「リンクスコール徽章。それに発信機が埋め込まれていることは知っていただろうし、それを無力化する方法も知っていた」
卯花数輝:「だが、それが通過した交通機関にある種の信号を送ることは? ぼくが仕込んだから、そこまでは知らないだろう」
白入結衣子:「隠密部隊に電磁波を出させるの、正気の沙汰じゃない」
卯花数輝:「安心しろ。それはもう回収する。チームは解散だ」
白入結衣子:「……そうだった。仕込みが無駄にならなくてよかったわね」
卯花数輝:「きみたちがぼくの方針に賛成していないことは知っていた」
卯花数輝:「だから対処することにした。……あと32分ほどでUGNの襲撃部隊がやってくる」
卯花数輝:「その前に、“シンギンジャイス”。背任者を処罰しなければ」
白入結衣子:「背任?」
卯花数輝:「“モーターウェイ・フォックス”を無力化し、投獄する。援護しろ」
卯花数輝:「それが終われば孤児院だ。掃除にかかる。殺人を犯す怪物を匿っていたものは、罰を受けるべきだ」
生成 亜綺羅:「……!」 一瞬、白入と数輝を見比べる。
白入結衣子:「……亜綺羅はなにも、背任してないでしょう」
白入結衣子:「孤児院もそう。掃除?それこそ、無力化と投獄で済むのに?」
卯花数輝:「……“シンギンジャイス”。……そうか、そうだな。ぼくは……まだ甘かった。邪悪の一端だ。公平ではなかった」
卯花数輝:「“モーターウェイ・フォックス”も等しく、孤児院の子らと同様に、その命で罪を贖うべきだ。ぼくは……」
卯花数輝:「きみがこんな罪を犯すと、信じたくなかった」 本心から言っている。影が伸び、消えた。攻撃の準備動作。
白入結衣子:「数輝!あんた……!」
卯花数輝:「邪魔をするなら、どいていろ。ぼくはぼく自身を例外にしない」
白入結衣子:「……あなた、弱すぎるのよ」
卯花数輝:「……なんだと?」
白入結衣子:「迷わないんじゃない。迷うことを選べないから、全部決めておかないといけない」
白入結衣子:「例外なく公平?違うでしょう。例外を作る勇気がない」
白入結衣子:「迷える亜綺羅のほうが、ずっと強い」
卯花数輝:「詭弁を。やめろ………ぼくは……強くなった。強いはずだ。なんだって一人でできる。決められる――“シンギンジャイス”!」
白入結衣子:「自分一人で何でも出来るなんて、思い上がらないで!」
卯花数輝:「あのとき、きみは判断するのはぼくじゃないと言ったな! いまは違う! 判断するのはぼくだ! その権限がある!」
白入結衣子:「そうよ!判断するのはあなた!ロジックじゃない!」
卯花数輝:「……ぼくが! ぼくがロジックだ! それが規則だ――ぼくはそれを決める側になった! 従え、“モーターウェイ・フォックス”を処罰する!」 見えない影が伸びるのが、なぜか白入結衣子にはよく見えた。
生成 亜綺羅:「……結衣子」
生成 亜綺羅:「無理しないで」 生成の姿が消えた。
白入結衣子:「……亜綺羅?」
GM:両者が交錯する。
生成 亜綺羅:「これは私の罪。私の問題。数輝のいう通り。でも……」
生成 亜綺羅:「こいつは生かしておけない。きっと結衣子を――みんなが苦しむ」
白入結衣子:(……どうして)
白入結衣子:(どうして、あたし達は……!)
白入結衣子:(■■のような、ものだって。そう、思ってたのに)
GM:どうやら、少しまどろんでいたようだ。
GM:数秒――あるいは数十秒。
GM:百入結衣子は路地裏で目を覚ます。
百入結衣子:「……」
GM:もう日が暮れかけているのがわかる。
GM:周囲に気配は――
GM:一つ。そのせいで目が覚めたのだろう。
百入結衣子:「マズったな。こんなこと、久しく無かったのに」
百入結衣子:作戦活動中にまどろむことも。そして。
百入結衣子:気配の方に向き直る。
三稜鴎:「起こしちまったかい。悪いな?」
百入結衣子:「ううん。起こしてくれてありがとう」
百入結衣子:格上と当たることも。久しくはなかった。
三稜鴎:「いや、心配したぜ」
百入結衣子:「……心配?」
三稜鴎:「そのまま寝てたらどうしようって思ってな」
百入結衣子:「あはは。手間が省けるんじゃない?」
百入結衣子:「ガードを色々すっ飛ばせるよ」
三稜鴎:「いや。ここであんたを俺が暗殺しても、あまり意味がない」
三稜鴎:「やるなら烏羽の目の前で、だな」
百入結衣子:「岬を成長させるため? 悪いけどさ」
百入結衣子:「この町では出来ないんじゃないかな、それ」
三稜鴎:「強気だな」
百入結衣子:「いや?信頼してるだけだよ」
三稜鴎:「烏羽を?」
百入結衣子:「うん……というか、みんなをかな」
三稜鴎:「そいつはいいね。理想的だ。……だったら俺はこれからあんたを追い込むわけだが……」 片手で手招きする。 「どうだ? ひとつ、試してみるか?」
三稜鴎:「一対一。俺の首をとるチャンスだぜ」
百入結衣子:「やりたくないなあ!あたしからしたら、あなたがこっちに来た時点で勝ちなんだもん」
百入結衣子:「これで存分に稼げてるでしょう?一対一はしたくない。そもそも」
百入結衣子:「本当に一対一をやってくれるとも思ってない」
三稜鴎:「利口だな。じゃ、もう十分喋ったし」 片手でナイフを回転させる。
三稜鴎:「全力で逃げろ。俺はできればあんたをいま殺したくないんだ。うっかりさせるなよ」
百入結衣子:銃を構えない。まず、光を当てないことには意味がない。
GM:言った瞬間、傍らの壁が砕ける。
GM:なんらかの攻撃――射撃だろうか?視界が遮られる。
百入結衣子:(噴煙――!)
三稜鴎:「あんた強いしマジで厄介だから、手加減とかできねえんだよな」 声だけが聞こえる。
百入結衣子:光が散乱する。攻性だろうが、光学の欺瞞能力であることに変わりはない。
GM:四方八方から足音が聞こえてくる。もう包囲されているかもしれない。
百入結衣子:(――無理だ)レーザを自身に当てる。
百入結衣子:冷却ではなく起熱。推力に転嫁して、その場を大きく離れようと試みる。
三稜鴎:「さすが。状況判断が卓越してやがる」
三稜鴎:「追え。反撃されたら大人しく死ぬしかないけどな。その時は10秒以内に俺が仇をとる――もっとも」
三稜鴎:「そんなヘマするような相手じゃない」
百入結衣子:(殺すのは拙い……今後に禍根が残る)
百入結衣子:(UGNは無力化しないといけない。殲滅すれば、武断派が増援としてくるだけ)
百入結衣子:(……そろそろ、苦しいかな。“ヤシュト”までを想定してなかったあたしのヘマだ)
百入結衣子:「……大丈夫」自分に言い聞かせるように。
百入結衣子:「うまくやってるから。あたしは、あたしに集中しなきゃ」
マスターシーン:レリックドライバ
塩川誠一:「……で?」
塩川誠一:「情報は集まったか? おい、俺でもうまいことやったんだぞ。雲居もヘマしてねーだろうな」
雲居春音:「うっ……、私がいつもミスってるみたいな言い方やめてください!」
甲斐美冬:「“カレイドソーン”は情報収集が得意ではありませんから……適材適所です」
甲斐美冬:「もちろん私は成功しました。支部長、検閲しますか」
錫谷亮:「その必要はない」
錫谷亮:「“カレイドソーン”も甲斐くんの支援により、情報収集は首尾よく完了したようだ。互いに突き合わせるとしよう」
塩川誠一:「じゃ、俺からだな。“太白”ってやつだ。一番年下の……小学生だな、ありゃあ」
☆《太白》鶴喰湊融 情報:FH、または情報:裏社会 難易度12
FH《スヴェルト》セル所属。モルフェウス/エグザイル。
強力無比な剣の使い手。
雲居春音と同じ「遺産」と思しき刃を操る剣士。
《スヴェルト》セルの渉外・調達を担っており、情報操作に長ける。
小学生のカヴァーながら、その実態は戦いに存在意義を見出す戦鬼である。
状況の支配に長け、チームでの連携攻撃を最も得意とするため、全力を出す前に倒すべきだろう。
塩川誠一:「面倒だから真っ先に落としたい。甲斐がやれ」
甲斐美冬:「拒否します」
塩川誠一:「ああ!? なんっでだよ!?」
塩川誠一:「おめー狙撃以外やらねーって言ってたじゃねえか!」
甲斐美冬:「大物を見つけました。私のターゲットはこっちです」
☆《マスター・ヴォルト》椋実翔利 情報:FH、または情報:裏社会 難易度9
FH《スヴェルト》セル所属。バロール/モルフェウス。
どこにでもいそうな軽い雰囲気の男。自分の所有物を脅かす者でない限り、誰に対してもフランクに接する。
きわめて強欲な性質があり、一度自分のものと決めたものが他人の手に渡ることを極端に嫌う。
間違いなく《スヴェルト》セルにおける切り札の一人であり、マスター・エージェント。
彼さえ撃破すれば《スヴェルト》セルに大きな打撃を与えられるだろう。
少人数で行動しているいまがその機会と思われる。
錫谷亮:「マスター・ヴォルトだな。噂の男だ。《スヴェルト》セルは人材豊富だな」
雲居春音:「……。じゃあ、やっぱり」
雲居春音:「《スヴェルト》セルのリーダーは、このマスター・ヴォルトなんですか?」
雲居春音:「ほかにも……赤い剣使いがいるんでしょう?」
錫谷亮:「どうかな。前回に調べた通りだ。《スヴェルト》セルには、《スヴェルト》のコードネームを持つ女がいる」
錫谷亮:「ややこしいが、その女がリーダーだと考えていた。が……」
塩川誠一:「どうでもいいよ、そんなん。全員倒せばいいってことだろ。雲居!」
塩川誠一:「勿体ぶってないで、そっちの情報もよこせよ。お前のボーイフレンドだからって庇うつもりじゃねえよな!」
雲居春音:「ち、ちちちち、ちがいます! 塩川さんちょっと黙ってて……!」
雲居春音:「……私が調べたのは」
☆《鶫》烏羽岬 情報:FH、または情報:裏社会 難易度9
FH《スヴェルト》セル所属。ハヌマーン/ノイマン。
ナイフ使いのFHチルドレン。
幼少時より殺しの技術を叩き込まれたため、『普通の生活』を送る事に強い興味を抱いている。
セル・リーダーである《剣鬼》に忠実な暗殺者。
元は彼女を殺害するつもりだったが、その強さに魅せられ、忠誠を誓った。
正確無比なナイフの扱いは、攻撃と防御を両立する。
並大抵の攻撃では彼に一撃を与えることすら難しいだろう。
雲居春音:「……そういうことなんですが、あの」
雲居春音:「……うまくいけば、彼と戦わないで済ませることもできるかもしれなくて……」
塩川誠一:「ないな」
甲斐美冬:「ないですね」
錫谷亮:「ありえない」
錫谷亮:「彼を避けて《スヴェルト》と交戦する手段でもあるのか? おおよそ考えづらい。不確定要素が多すぎる」
塩川誠一:「お前のボーイフレンドにゃ悪いがな、雲居。一人残らず殺さなきゃならんだろうよ」
塩川誠一:「刀でも磨いとけ」
雲居春音:「そんな。……でも……」
甲斐美冬:「私は弦を張り替えます。マスター・ヴォルトは私が狙撃します」
錫谷亮:「作戦はおおむね決まってきたな。各自、仮想敵への対処を――む」 スマートフォンが鳴り響く。
錫谷亮:「“モーターウェイ・フォックス”からだ。……『傭兵の協力により“クロイドン・キャット・キラー”を捕捉』」
錫谷亮:「……傭兵?」
塩川誠一:「そりゃ結構だな。急ごうぜ。情報収集に飽きてたころだ……」
塩川誠一:「まずは一人、数を減らそうぜ」
錫谷亮:「待て。この傭兵というのが――」
塩川誠一:「ああ。俺が片っ端から声かけたコネの一人だろ。うまいこと情報収集してくれたぜ……行くぞ! 甲斐、雲居、寝てんじゃねえぞ!」
GM:R市・中央区。繁華街東端。
GM:再開発の影響を受け、いまだに多数の建築途中の物件が並ぶ地区。
GM:百入結衣子は、そこに退避することを余儀なくされていた。
UGN追跡部隊:「逃げ場はないぞ、“クロイドン・キャット・キラー”」
GM:階下から声が聞こえる。
GM:単純に数が多い。物量で脱出経路に蓋をされているようだ。
百入結衣子:「籠城、得意じゃないんだよなあ」
GM:あれだけ執拗に追ってきていた三稜鴎の気配はもうない。
GM:ここにきみが侵入した時点で姿を消していた。
百入結衣子:“リンクスコール”は元来、暗殺部隊だ。少数で進出し、ターゲットのみを打倒し、消える。
百入結衣子:1対多を想定していない。ヴリトラに来てから、少しはそういう手口も覚えたが、
百入結衣子:本職ではないし、何より――
百入結衣子:(“六分儀”は、殲滅するための技だ)
UGN追跡部隊:「……こっちの部屋はクリアだ。封鎖してガスを充填。次に行くぞ」
GM:UGN職員の声は徐々に近づいてくる。おそらく次か、その次にはこの部屋に到達するだろう。
百入結衣子:(窓から出る。狙撃兵を配置するなら、斜向いの2,3箇所)
GM:状況の打開を狙って突破にかかるか、ここで迎え撃つか決める必要がある。
百入結衣子:(狙撃3発と着地一回で4回分。今ならまだ、再生が効く)
UGN追跡部隊:「クリア。次だ! 前三、後五! 行くぞ!」
GM:足音が近い、もうすぐそこだ。次に開けるのはこの部屋のドアだろう。
UGN追跡部隊:「カウント3秒! 2、1――」
百入結衣子:ドアを開けようとした瞬間に、レーザを照射。一時的にドアを凍結させる。
UGN追跡部隊:「!」
百入結衣子:窓を開けて、飛び出す。
UGN追跡部隊:「ここだ! 狙撃班、やれ!」
百入結衣子:狙撃ポイントの一つを逆狙撃。動きを停止させる。
UGN狙撃班:「……!」 一人は止まった。だが、残りは――
百入結衣子:だが当然、全てをカヴァーできるわけでもない。そして彼女の隠密力は、
百入結衣子:先手で知覚することに支えられている。先んじて動きを止め、自らの姿を見せないこと。
百入結衣子:衆人環視の中で、急に消失するものではない。
UGN狙撃班:「ターゲット確認」 ライフルの銃口が三つ。百入結衣子を狙っていた。
GM:しゅっ、と軽い音を立てて銃口が火を噴く。弾丸が百入結衣子に着弾する。
百入結衣子:「んぐっ……!」
UGN突撃班:「ルート27だ! 行け!」 路地の両側から、突撃班が駆けてくる。
百入結衣子:(……ダメだ。下も多い)
百入結衣子:「いい現場指揮官がいるんだね、そっち……羨ましい」
百入結衣子:地面に直撃。受け身をしても限界がある。
百入結衣子:「……つ」よろよろと立ち上がる。
百入結衣子:「あはは。初めてだ、こんなピンチ」
:――ガサガサ
:と音を立てて、コンビニのビニール袋を持った影が路地にぶらりと入ってきます。
:UGNからすれば、なにかの間違いで迷い込んだ一般人に見えるかもしれない。
UGN突撃班:「動くな、お前は包囲されて――」 「警告はいい、目視したら撃て!」 「ターゲットを確認……いや待て」
:歩き方もあまりにも無防備すぎる。
UGN突撃班:「……なんだ?」
:「とっさに」
:「お祝いのケーキを冷蔵庫から引っ張り出してしまったが……」 散歩でもするように堂々と歩いてくる。
UGN突撃班:「民間人か? ど、どうします?」 「……民間人が、こんなところにいるか! 周囲は封鎖してる!」
:「これは置いてくるべきだったかな。まあ、いいか」
:「痛む前にケリをつけよう」 逆光の中から姿を現す。
百入結衣子:「……なんで」
烏羽岬:「どうもこんにちは。《ヴリトラ》です」
烏羽岬:「家族を返してもらうぞ」 一気にダッシュ。
UGN突撃班:「撃て! “クロイドン・キャット・キラー”の増援だッ」 数名が烏羽へ銃を向ける。
烏羽岬:逆光によるエイムへの影響。数の多さを逆手に取った、フレンドリーファイアを誘うポジション。そして、
烏羽岬:今の無駄な雑談で、敵の位置はすべて把握した。
烏羽岬:「鶴喰。椋実。江永――――やれ」
UGN突撃班:「くそっ。ポジショニング修正! パターン変えろ、射線が通らない!」
鶴喰湊融:そうして。位置を直そうとする動き――鳥羽くんを意識しているそこへ。はらり、と。
鶴喰湊融:白い花弁が舞って散る。
鶴喰湊融:「花色は黄。連ねるは花弁一三枚――」
鶴喰湊融:「咲け」その声と共に。突撃班全員を、花弁から発生した殴打が無力化する。
UGN突撃班:「あ」 花弁を見た。逃げようとした。間に合わない。
鶴喰湊融:「――お待たせしました」小柄な影が、ふわりと花弁と共に着地する。
UGN突撃班:「くそ! 撃て! 撃て、撃――てっ!?」 鶴喰湊融を撃とうとした突撃部隊が、炎の炸裂とともに吹っ飛ぶ。
江永瑞穂:「間に合ったみたい。よかった……無事で」
鶴喰湊融:「カバーありがとうございます、江永さん。……うん、よかった」
江永瑞穂:江永は背中の翼を振るって、残った火の粉を飛ばした。
椋実翔利:「お? てか……」 その上空。SHIDENの上に立ち、スマートフォンを耳に当てて
椋実翔利:「今『やれ』っつわれたか? 命令か? 烏羽のクセにド生意気だぜ」
椋実翔利:「だがやろう」
椋実翔利:今まさに強襲が繰り広げられている建物――の、向かい。狙撃部隊の陣取る、建設途中のビル。その上空。
椋実翔利:ゲートが開く。内郭は波打つ暗黒めいて、しかしその合間に光が瞬く。ゲートに直結したSHIDENの砲口より放たれた、計180発の熱光弾。
UGN狙撃班:「警戒!」
椋実翔利:「何をだっての!」
UGN狙撃班:「射撃が……あっ? な、なんだ!?」
UGN狙撃班:「うわっ。うわ、うわあああああ!」
椋実翔利:砲声と共に注ぎ落ちる、純然たる破壊力。当然、完成を見ない構造物など耐えられるワケもなし。
GM:反撃する暇もない。全員建物と一緒に吹き飛ぶ。
椋実翔利:「はい、これでこっちは終了。お疲れさん。相手が悪かったって言って良いぜ」
椋実翔利:残存する者がいないのを確認すると、そのままSHIDENに乗り、皆の元へ向かう。
烏羽岬:「ということだ」
烏羽岬:「お前の数少ない悪癖だぞ、百入。僕らがお前を見捨てて逃げると思い込んで行動していただろう」
GM:突撃班、狙撃班、追跡班ともに反応なし。
百入結衣子:「……なんで」呆然と4人を見て。
GM:付近の人員は全滅したか、撤退したと思われる。
烏羽岬:「なんとも失礼な話だ」 コンビニで買ってきたショートケーキが崩れていないのを確認している。
鶴喰湊融:「本当ですよ。家族を見捨てて、逃げたりしません」
百入結衣子:「ば……馬鹿じゃないの?」
鶴喰湊融:「馬鹿ですって、鳥羽くん」鳥羽くんの方を見つつ。
百入結衣子:「相手はUGNなのよ。ここまで引き付けただけでも、あたし、結構本気だったの」
百入結衣子:「市外に出るのは今しか無かった。分からなかったの!?」
椋実翔利:「少なくともオレがバカなのは、オマエ、めちゃくちゃよく知ってるだろ? なあ?」
椋実翔利:「よっと」 SHIDENから飛び降り 「他三名がどうかはともかく」
百入結衣子:「……他三名を巻き込んだの?」
椋実翔利:「うわっ見ろよあの顔。怖すぎる。助けてくれ」 他三名を見て
烏羽岬:「ここまで物分りが悪い奴だったか……? いや、長い単独行動で疲れているのかな」
烏羽岬:「江永。お前からも何か言ってやれ」
江永瑞穂:「巻き込まれるとか、そんなんじゃありません」
江永瑞穂:「烏羽の言う通り、疲れてるんじゃないですか? 少し休んだ方がいいですね」
百入結衣子:「違う、疲れてなんか……そうじゃなくて」
百入結衣子:「おかしいのは、瑞穂たちの方でしょ」
百入結衣子:「居続けたら全滅する。あなたたちは、UGNの怖さを分かってない」
百入結衣子:「今まである程度コントロールが効いてたからって、油断してるなら間違い」
百入結衣子:「あれは、あたしたちの素性が知れてなかったから。今はそんな甘い状況じゃない」
椋実翔利:「いや、分かってる分かってる。メチャクチャ怖ぇーよ。怒ってるオマエくらい怖ぇ。正面切って相手するなんて本当にバカのやることだ」
百入結衣子:「だったら……!」
椋実翔利:「でもしょうがないだろ。オマエいなかったんだから」
百入結衣子:「何を……何を、言って」
椋実翔利:「必要なんだよ。言われなきゃ分かんねえのか? バカはどっちだバーカ」
椋実翔利:「なんで《ヴリトラ》として、市外に逃げるって選択を取れるかっつってんだよ。なあ?」
椋実翔利:「バーカ」 面白そうに笑う。この機会を逃したらもう言えそうにないからだ
百入結衣子:「だって、あたしが悪くて……!あたししか、止められないなら!」
百入結衣子:「あたしが残るのが一番いいでしょ!?」
鶴喰湊融:「その代わりに、百入さんが犠牲になったら意味がないんです。わたしたちには」
椋実翔利:「そうだそうだ。バカ言うなよバカ」
椋実翔利:「一番いいのは全員無事で沖縄旅行に行くことに決まってんだろうが」
江永瑞穂:「誰も残したりしません。百入さん、一人で抱え込みすぎなんですよ」
烏羽岬:「沖縄旅行はいいな。百入が一人残るという想定よりはだいぶ現実味がある」
百入結衣子:「あたしが悪いの!」
百入結衣子:「あたしが居なければ、こうなってない!」
烏羽岬:「さらに現実味のある話をすると、ケーキが傷んでしまうのだが……」
鶴喰湊融:「じゃあ、皆でどうにかしましょう」
烏羽岬:「百入を落ち着かせるのが先だな」
鶴喰湊融:「鳥羽くん…そうですね。せっかくいいもの買ったんですし。皆で美味しく食べないと」
椋実翔利:「ってかそれ言ったら"ホット・ショット"の件はどうなんだよ。オレがいたから江永が攫われて、それを全員で助けに行ったじゃねーか」
江永瑞穂:「あれは私もドジでした。でも、みんな助けに来てくれた」
椋実翔利:「そうそう。江永もドジだった。ドジ江永に悪椋実だ」
椋実翔利:「あん時だってオマエ、オレをどうしようとか江永を見捨てようとかちっとも考えなかったくせに、なんで自分のことになるとそうなんだよ」
烏羽岬:「待て。あれはそもそも、僕が江永と一緒にいたのに攫われたんだぞ。ほぼ僕のせいだ」
椋実翔利:「じゃあダメ烏羽も追加!」
烏羽岬:「うん。それならいい」
鶴喰湊融:「ふふ、わたしも二人なら大丈夫って任せちゃったから、わたしもダメですね」
椋実翔利:「任せ鶴喰!」
椋実翔利:「あれ、何の話してたっけ……ともかくなあ」
鶴喰湊融:「ありがとうございます」くすくす笑いながら。
椋実翔利:「えーと、つまり……《ヴリトラ》だろ? オマエも」
烏羽岬:「《ヴリトラ》は」
烏羽岬:「チームであり、仲間であり、家族だ。誰かがピンチになれば、例外なくみんなで助ける」
椋実翔利:「そうそう。勝手に抜けようとすんな。許さねえぞ」
江永瑞穂:「百入さんが私たちのことを置いていこうとしても、そうはいきませんから」
鶴喰湊融:「今回みたいに、迎えに行きますよ!」
百入結衣子:「……う」
烏羽岬:「最終的に判断するのはお前だが」
百入結衣子:「……ううう……」
烏羽岬:「お前の居場所は、少なくともここにひとつあるぞ。百入」
百入結衣子:「バカだよ!みんなバカ!ヴリトラってバカの集まりなの!?」
百入結衣子:「ううう……!」
烏羽岬:「(恵那が言いそうな台詞だな……)」
百入結衣子:顔を歪めて泣く。
椋実翔利:「良かったな。オマエのバカも目立たないぞ、バーカ」
百入結衣子:「うるさい……」鼻を啜る。
椋実翔利:「あっはっは、百入が泣いた! 泣いてっぞ! 見ろ見ろ! こんなの初めてだぜ!」
椋実翔利:「録画しよ」 スマホで撮影する
百入結衣子:「やめてよ……」
烏羽岬:「アジトへの撤退が先だ。襲撃部隊からの連絡が途絶えたとなれば、じきに増援が来る」
鶴喰湊融:「何やってるんですかもう……はい、ハンカチです」苦笑しつつ百入さんに。
烏羽岬:「あとケーキも傷む」
椋実翔利:「やめねーよ。罰だ罰」
江永瑞穂:「椋実さん、そこまでにしないと後が怖いですよ。ケーキ食べましょう、ケーキ」
百入結衣子:「うん……」湊融からハンカチを受け取る。
椋実翔利:「えー? でもこういうの、あると盛り上がるんだぜ!」
椋実翔利:「……後で振り返ったりする時にな!」
百入結衣子:「ゴメン……みんな」
烏羽岬:「ああ、そうだ。椋実のそれで思い出した」
烏羽岬:懐から携帯電話を取り出して百入さんに渡す。自分のではない。
烏羽岬:「百入。おまえ、携帯電話を壊しただろう。まったく」
烏羽岬:「もう壊すんじゃないぞ」
百入結衣子:「うん」
百入結衣子:「だいじにする……」
椋実翔利:「よし、んじゃ撤収だ撤収!」 周囲に敵もいない。ゲートを開く
椋実翔利:「帰るとしよう! 我ら《ヴリトラ》のホームにな!」
百入結衣子:「……うん。ただいま」泣き顔のまま、にへら、と笑った。
GM:ロイスのみ可能です。
鶴喰湊融:百入さんに取るしかないので取ります。ラスト!
百入結衣子:-家族/“ヴリトラ”/親愛:○/不安/ロイス に変更して、
百入結衣子:Sロイスにしたいです。
GM:OKです!
鶴喰湊融:わあああ
鶴喰湊融:同僚兼姉 百入結衣子 〇好意/心配 で!
椋実翔利:ロイス変更です ヴリトラ/百入結衣子/有為/○面倒 → ヴリトラ/百入結衣子/○安心/面倒
椋実翔利:変更前の有為ってなんだ……?? まあともかく変更!
鶴喰湊融:あ、あと水晶使ってもいいですか!
GM:水晶もOKです
GM:百入さんにも使ったりアイテム渡したりが可能になりました(言うまでもなく)。
鶴喰湊融:ちょっと自分の火力が不安なので自分のデバウラーでもいいですか…
烏羽岬:じゃあデータ的に改めて、携帯電話をおねいちゃんに譲渡しようかな。使ってね!
椋実翔利:しなしな!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:74->78)
烏羽岬:中古のiPhoneです。Xはまだ高かったので8くらい。
鶴喰湊融:ではデバウラー君に!攻撃力+19になったぞ。以上です
百入結衣子:もらう……
烏羽岬:こっちは以上!
椋実翔利:あ、以上ですぞ
GM:では百入さんもOKかな?
百入結衣子:大丈夫です!
GM:OK!
ミドルシーン5:地を辿る樫の根
GM:情報収集シーン1です。
GM:シーンプレイヤーは椋実さん。登場は自由。最初の項目はこんな感じ。
■情報収集
☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
烏羽岬:ひえー
GM:☆マークは必須項目です。
烏羽岬:もはやおなじみとなったUGN諸君だ
GM:出る人はダイスをどうぞ。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:65->74)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:52->57)
鶴喰湊融:途中登場可ならそうしたいです!
百入結衣子:とりあえず一回はやっておこうかな
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:71->74)
GM:途中登場OKです!
鶴喰湊融:ありがとうございます…!
烏羽岬:勝利の女神も手に入れた僕は無敵……! 切り払いもおねいちゃんカバーもあるし、まだまだいけるぞ
GM:では、各自挑む項目をやっつけてください!
椋実翔利:うーん、因縁的には必中ガールか支部長だが、どっちも必須判定はないんだな
椋実翔利:塩川マッスル行っておくか。どうも匂う
百入結衣子:UGNが2あるのでUGNのみのところを行こうかな
椋実翔利:いやでも9
百入結衣子:とは言えどっちも必須じゃないから、周りの成功度見てかなあ
椋実翔利:……難易度9、普通にキツいな! 財産点もないし……!
椋実翔利:それじゃジェネシフトするね
烏羽岬:ケムダー!?
百入結衣子:ジェネシフトするよりは
百入結衣子:2回出たら?
烏羽岬:そうそう。ソッチのほうがいい気がする
椋実翔利:それもそうだ
椋実翔利:じゃ塩川マッスルに勝負を挑みます
椋実翔利:2dx10=>9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 8[1,8] → 8 → 失敗
烏羽岬:烏羽は相手決まってるので、いつもどおりにいきます。
椋実翔利:ケムダー!(悲鳴)
烏羽岬:5dx+2 カレイドソーンについて。情報:噂話でコネ使用
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[1,2,7,8,9]+2 → 11
GM:烏羽くんはクリア
百入結衣子:ギギリオンを情報:UGNで。消えてやります
百入結衣子:7dx+2>=9
DoubleCross : (7R10+2[10]>=9) → 10[2,3,6,7,9,10,10]+4[1,4]+2 → 16 → 成功
GM:お見事。
GM:では、いまの状況
■情報収集
clear!☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
clear!□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
GM:このシーンは情報収集項目その1がぜんぶ抜けるまで続行するので、
GM:違う、必須情報項目その1がぜんぶ抜けるまで続行するので、1d10を振って再判定が可能です。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:57->62)
烏羽岬:やっと62w
椋実翔利:絶対に追い詰めてやるぜ……しょっぱ川!
椋実翔利:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 8[1,7,8] → 8 → 失敗
椋実翔利:ケムー……(落胆)
烏羽岬:ww
GM:椋実さん……
GM:再挑戦するか、ほかの人が着手するか!
椋実翔利:リベンジ!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:62->70)
椋実翔利:アツくなってきたな
椋実翔利:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[1,5,7] → 7 → 失敗
烏羽岬:椋実!
椋実翔利:ケムッ……(嗚咽)
GM:合計9回ダイスをふって、9,10の出目が一回もない…
GM:運が悪いとはこのことか…
椋実翔利:侵蝕率ダイスの低さに引っ張られてるな
百入結衣子:そろそろ一回出ておこうかな。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:74->79)
GM:どうぞご挑戦を!
百入結衣子:ザンザーラを狙いに行きます。情報はUGN、マイナーは迷彩。
百入結衣子:7dx+2>=9
DoubleCross : (7R10+2[10]>=9) → 10[3,5,6,6,7,8,10]+9[9]+2 → 21 → 成功
椋実翔利:ケムゥ(羨望)
烏羽岬:強い!
GM:さすが
椋実翔利:くそっ、百入ばっかりにイイ顔させてらんねーぜ
■情報収集
clear!☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
clear!□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
clear!□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:70->71)
烏羽岬:ふーむ、そうなると僕が難易度12か。割としんどいな
烏羽岬:ひっくw
椋実翔利:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 3[1,1,3] → 3 → 失敗
烏羽岬:ひっく!
百入結衣子:ひどい……
椋実翔利:ケ゛ム゛ゥ゛ゥ……(号泣)
烏羽岬:僕が出ようか。椋実さんは戦闘で一気に上るし
GM:これはどうしようもない
烏羽岬:みんなよりちょっと低めくらいでちょうどいいでしょう
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:74->79)
椋実翔利:頼めるか、烏羽……
烏羽岬:対象はお前だよ鱗マン!
烏羽岬:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[2,5,7] → 7 → 失敗
鶴喰湊融:出ます!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:78->88)
GM:どうぞ!
鶴喰湊融:キミさあ!!!
椋実翔利:ヒェ
烏羽岬:うげええ
烏羽岬:湊融ちゃん、10が3回出てる
GM:これは厳しすぎる
鶴喰湊融:モーターウェイちゃんに挑戦。
鶴喰湊融:7dx=>12
DoubleCross : (7R10[10]>=12) → 8[4,4,5,5,8,8,8] → 8 → 失敗
鶴喰湊融:財産4点使っちゃいますね。12→8へ。成功。
GM:OK!
百入結衣子:烏羽くんの方にも2使っちゃいましょう
鶴喰湊融:あ、大丈夫ですかGM!
鶴喰湊融:大丈夫なら使いたい
GM:いいですよ!
烏羽岬:おくれください!
鶴喰湊融:では2点追加!8→6で成功!
GM:ではこれで両方clearです
■情報収集
clear!☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
clear!□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
clear!☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
clear!☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
clear!□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
GM:順番に開示していきますね
☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。ブラムストーカー/ノイマン。
所有遺産:真名雁古墳切刃造一号太刀・騒雁
種別コード:鬼切の古太刀
実の兄の《モノクローム・テラー》雲居晴幸を《スヴェルト》セルの鷹見礼によって殺害されている。
その後UGNによって保護され、遺産を継承する形でエージェントとして加入。
数か月前までは練度もレネゲイドの出力も低かったが、複数の戦闘を潜り抜け、飛躍的な成長を遂げた。
その反面、遺産からの浸食が激しく、太刀に意識を奪われるような危険な兆候を示している。
⇒□《カレイドソーン》雲居春音(2)を調査可能になりました。
☆《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。バロール/オルクス。
所有遺産:弔罰符ラジエール
種別コード:海鳴の石板
R市支部の支部長であると同時に、教師というカバーで学園に侵入していた。
相手の妨害と味方の支援に長けたオーヴァードであり、冷酷なまでの判断力で戦闘を指揮する。
敵に重圧を与え、行動を封じる攻撃には特に注意が必要。
旧《リンクスコール》部隊の計画中止から台頭し、自ら実験部隊を企図・志願した。
かつて《アビー・ラバー》と名付けられた強大なジャームに同僚を殺害されており、それに対抗するための力を求めている。
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。エンジェルハイロゥ/バロール。
所有遺産:“虚数帯の整合性”試製振粛用戦闘衣
種別コード:蛇王の外套
かつて隠密チーム《リンクスコール》に所属していたが、チームが解体された後、
自ら志願して《レリックドライバ》に加入したUGNチルドレン。本名は生成亜綺羅。
空間の隙間に踏み込むことで姿を消す、隠密機動の使い手。
着用している外套は、数々の遺産を研究したUGNが対・特殊兵装用に試製した模造遺産。
攻撃・防御ともに隙がなく、阻害不能な高速の戦闘は記録にもほとんど残っていない。
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。キュマイラ/エグザイル。
所有遺産:ガリアの希求者
種別コード:イフリートの腕
各地を転戦してきたオーヴァードの傭兵。UGNに雇用されている。
攻撃能力に特筆すべき点はないが、高い防御力を誇ることで知られる。
――しかし、それらの記録には奇妙な点が見られる。
戦闘映像が《モーターウェイ・フォックス》以上に乏しく、まったく存在しない。あるいは意図的に削除されている。
そのポイントを明らかにしようとするなら、改竄された記録の解析が必要になるだろう。
⇒☆《無支祁》塩川誠一(2)を調査可能になりました。
☆《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。エンジェルハイロゥ/モルフェウス。
所有遺産:プレトゥス・ヴェリョス
種別コード:必中の弓
生え抜きのUGNチルドレン。
精密な観察力に由来する、複雑な機構を持つ物体を作り出す能力を持つ。
その狙撃は的を外したことがなく、回避・防御ともに困難。
さらに一対多の状況にも対応するスペックを持つ。
ただしUGNチルドレンのシンプルな価値観に慣れすぎており、学園生活にまるで順応できていない。
狩人としての在り方に価値を見出し、より強大な獲物を求めている。
GM:以上です。
GM:ヴリトラ・セル拠点――バー「ブリック」
GM:いま、そこには追い詰められているものの、すべてのメンバーがそろった《ヴリトラ》の姿がある。
横嶋洋明:「いや、まったく――お疲れ様だね」
椋実翔利:「ホントだぜ、全く。ようやくスタートラインだ」
横嶋洋明:「百入くんは戻ってきたし、状況もつかめてきた」
百入結衣子:「うん。ただいま」頬には枯らした川の跡をつけて。
烏羽岬:「関係者の協力も大きかった。ゴタゴタが片付いたら、恵那と《YERO》にも礼を言っておかねばな」
烏羽岬:ショートケーキを食べてます。
横嶋洋明:「あと、ケーキもおいしい。状況は良くなっているよ、格段にね」
鶴喰湊融:「謝礼の用意も整えておきますね。…本当に、よかった」こちらはチーズケーキを突いている。
烏羽岬:「リーダーの言う、撹乱フェーズは終了したわけだ……次は」
烏羽岬:「作戦会議の通りに進むと、反撃フェーズだったと思うが」
横嶋洋明:「うん。反撃だ。きっちりお返しするとしよう」
椋実翔利:「そうそう。UGNを、あの"レリックドライバ"どもをボコカスだ」
椋実翔利:「みんな片手間で情報は拾ってんだろ」 こっちはブラウニーを食べている
横嶋洋明:「そうだね。みんなの話を聞こう」
烏羽岬:「片手間どころではなかったがな。雲居はともかく、他のガードが厳しかった」
烏羽岬:「鶴喰が調査費を融通してくれてよかった。僕から報告してもいいか?」
横嶋洋明:「うん。どうぞ、よろしく頼むよ」
椋実翔利:「焦らすなよ。あのガールフレンドのこととかも調べてんだろ?」
江永瑞穂:「ほんとキツかったみたいね……」
烏羽岬:「ああ。ガールフレンドではないが……」
烏羽岬:「《カレイドソーン》は前情報通りだ。刀の遺産――《騒雁》にたびたび意識を奪われかけている」
烏羽岬:「当然あちらにとってもマイナス要素だから、詳細次第では僕らの有利に運べるかもしれない。目下調査中だ」
烏羽岬:「……兄を《スヴェルト》の鷹見礼に殺されているらしい。彼女がスヴェルトに固執しているのも、どうもそれが原因なようだ」
横嶋洋明:「やっぱりそうかあ」
椋実翔利:「カノジョもしんどそうだなあ。遺産からの侵蝕ってのはだいぶ気になる話だ。UGN内でどうにかするってコトには……まあなんないのかね」
椋実翔利:「今はオレらを追い込むのに大変だろうからなあ」
横嶋洋明:「剣の使い手を探して狩っているのかもね、《スヴェルト》は」
椋実翔利:「使い手を……」
百入結衣子:「遺産の研究は、UGNではまだ全然進んでないわ」
鶴喰湊融:「……」
横嶋洋明:「とすると、遺産実験部隊はあくまで戦闘に運用するために?」
百入結衣子:「彼らが存在を知ったのも最近よ。急速に湧いたかのように出てきて、一気に流布したけど、まだ地盤が整ってない」
百入結衣子:「ええ。ヴリトラのほうがまだ進んでると思う」
百入結衣子:「彼らはきっとそうね。戦場が、一番研究って進むでしょう、こういうの」
椋実翔利:「へー。やっぱ詳しいな」
百入結衣子:「ええ。元UGNだからね、あたし」
鶴喰湊融:「えっ。……そうだったんですね………」詳しいなあ、とは思っていたけれど。
烏羽岬:「それは全員わかっていたんじゃないか? 身のこなしも提案する戦法も、FH仕込のものとまるで違うからな」
江永瑞穂:「えっ? そうなんで……、う、うん」
鶴喰湊融:「えっ気付いてたの?!」元々戦法事態真っ当に学んでいない。
江永瑞穂:「思ってました。前から。そうなんじゃないかな~って。うん……」
椋実翔利:「え、マジで? いや、なんか違うなーとは思ってたけどそこまでハッキリとは分かってなかったぜ」
鶴喰湊融:「鳥羽くんも江永さんもすごいなあ」
烏羽岬:「せっかくだから、元UGNの知識を頼りたいんだが。百入」
椋実翔利:「まあたった今、百入の口から言ってもらえてスッキリしたけどな。ちゃんと言えよそういうの」
百入結衣子:「……うん。何?」
烏羽岬:「《無支祁》について何か知らないか?」
烏羽岬:「あらゆるデータが削除されている。素性も、戦闘データも、まったく存在しない」
百入結衣子:「知らないか?って?岬が調べてたんじゃないの?」
烏羽岬:「防御力の高い傭兵――わかったのはそれくらいだな。収穫はなしも同然だ」
椋実翔利:「あ、ついでに言うとオレも調べてた。……が、烏羽の言う通りだ」
百入結衣子:「……そういうケースはある。高度に機密性を持った任務に従事するエージェントなら、あり得るけど」
鶴喰湊融:「傭兵が、ですか?」
椋実翔利:「なーんも分かんなかった。傭兵らしい慎重さと言えなくもないが、そもそもそういうのを実験部隊なんかに組み込むか?」
百入結衣子:「ええ。傭兵ってことは、イリーガルなのよね?」
烏羽岬:「そのはずだ。チルドレンや支部長といった役職持ちではないように見えた」
百入結衣子:「楽観的に見れば、最近に発生したか製造されたレネゲイドビーイング」
鶴喰湊融:「……そんな相手のデータを、態々削除しますか?寧ろ、遺産のデータとしても貴重なものの筈です」
百入結衣子:「悲観的に見れば……どうだろう。もうちょっと探りたいかな」
烏羽岬:「《カレイドソーン》と同じだな。追加調査案件としよう」
横嶋洋明:「そうだね。……どうも気になる」
百入結衣子:「……湊融。あたし」彼女の資料をちらりと見て。
烏羽岬:「報告は以上だ。あと、ケーキがまだ冷蔵庫に二切れ残っているから、食べたい人は傷む前に食べてくれ」 コーヒーを飲む。
百入結衣子:「それが気になるんだけど。聞かせて?」
鶴喰湊融:「…わかりました。では」
鶴喰湊融:「わたしからは、隠密能力者について。とはいっても、実際の戦闘記録は殆ど無かったんですけど…」と、印刷した紙をコルクボードに刺しつつ。
鶴喰湊融:資料も配ってある。
鶴喰湊融:「《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝。本名は生成亜綺羅、エンジェルハイロゥ/バロール。」
鶴喰湊融:「遺産の種別は“蛇王の外套”。戦闘衣ですね。UGN御謹製の模造遺産です」長い正式名称などが載った書類を軽く叩きつつ。
烏羽岬:「隠密……やはりあの時、ボートは無人ではなかった。こいつがいたわけか」 海での戦闘を思い出した。
椋実翔利:「あーなるほどそれで。やっぱちゃんとしてんなあ」
鶴喰湊融:「そうなんでしょうね…存在が掴めない、というのは厄介です」
百入結衣子:「……亜綺羅は」
百入結衣子:首を振って。「“モータウェイ・フォックス”は」
百入結衣子:「一緒だったの。“リンクスコール”……知らないと、思うけど」
百入結衣子:「そういう、隠密部隊があった」
烏羽岬:「お前もそこに?」
百入結衣子:頷く。「あたしが切り込み役で、亜綺羅がとどめ役」
烏羽岬:「二人だけだと、"部隊"と呼称するには少々足りない気がするが……」
烏羽岬:言葉を切って百入の様子を伺う。
百入結衣子:「……3人だったわ」
百入結衣子:「あたしと、亜綺羅と、数輝……卯花数輝」
百入結衣子:「そういうチーム……だった」
百入結衣子:「あの日までは」
GM:《オベリスク・ゴースト》卯花数輝と、
GM:《モーターウェイ・フォックス》生成亜綺羅の交戦は、
GM:おおよそ数秒で決着した。
生成 亜綺羅:「――は」 よろめく。血が滴り、崩れ落ちる。 「ふぅっ……!」
生成 亜綺羅:大きな負傷。わき腹が内側から破られたようになっていた。
卯花数輝:「……」
GM:それを見下ろす卯花数輝は一言も発しない。
卯花数輝:「…… 」
GM:喋ることができなかったからだ。
GM:喉が大きく裂け、くさび型の刃が深々と埋め込まれていた。頸椎まで破壊しているだろう。
白入結衣子:「何で……!」
生成 亜綺羅:「結衣子……」 うずくまりながら、きみを振り返る。
白入結衣子:「何でこんな、バカなこと……!」
生成 亜綺羅:「……あいつは」
生成 亜綺羅:「本気だった。本気で……」
生成 亜綺羅:「……結衣子、逃げて」
生成 亜綺羅:「バカなことをしたから。……私は私の始末をつけないと」
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:震えているのがわかる。人一倍臆病な少女だ。
白入結衣子:「……大丈夫」
生成 亜綺羅:嘔吐しそうなほど怯えている。
白入結衣子:「……大丈夫だよ」力なく笑う。
生成 亜綺羅:「大丈夫じゃない! UGNが……」
白入結衣子:「あたしが、なんとかする」
生成 亜綺羅:「こんなこと、ゆ、許さない。許すはずない……」 傷はふさがろうとしているが、出血が多い。
白入結衣子:指先を、卯花数輝に向ける。
生成 亜綺羅:「な……何をする気?」 身動きがほとんどできない。
白入結衣子:レーザを発射。それはいつものように、相手の動きを、分子運動を止める光ではない。
白入結衣子:分子運動を促す光。すなわちは――灼くための光。
生成 亜綺羅:「……結衣子?」
白入結衣子:押し当てて、遺骸を焼いていく。
白入結衣子:「戦場じゃさ、時間がかかるから、武器を使うほうが数倍速いけど」
白入結衣子:「知らなかったでしょ?こういう事ができるって。誰にも言ってない」
生成 亜綺羅:「ち、違う……そんなことじゃなくて……なにを……してるの?」
白入結衣子:「だから、誰も誰がしたかはわからない。誰もあたしを見ていないから」
白入結衣子:「こいつをあたしにする」襟元の徽章をもぎ取る。
生成 亜綺羅:「そんなこと……」
白入結衣子:自分のものと付け替えた。
生成 亜綺羅:「……なんで? なんでそんなこと……」
白入結衣子:「なんでって……そりゃ」
白入結衣子:「仲間じゃない。他に必要?」
白入結衣子:「ああ、違うか。もう、これですっかりお終いだ」
生成 亜綺羅:「結衣子……」
生成 亜綺羅:「どうするつもりなの? そ、その……徽章……これから……!」
白入結衣子:「ん?貰ってく」
白入結衣子:「残してくと拙いからね。中身は弄るけど」
白入結衣子:「とにかく、これで大丈夫だから」
生成 亜綺羅:「そうじゃなくて! ど、どこに行くの? こんなことをして……UGNに戻れないでしょ……!」
白入結衣子:「白入結衣子は殺された。卯花数輝は居なくなった」
白入結衣子:「生成亜綺羅は、卯花数輝に重症を追わせられたが、撃退した」
白入結衣子:「……どこ行こうかな。そこまでは考えてなかったけど」
白入結衣子:「この腕があれば、まあ、どこかで食べていけると思う」
生成 亜綺羅:「よくない。大丈夫なはずない……」
白入結衣子:「ううん。亜綺羅は大丈夫だから」
生成 亜綺羅:「行かないで。大丈夫じゃない。こんなこと……秘密になんて……」
白入結衣子:「“シンギンジャイス”は死んだ。“オベリスク・ゴースト”は誰にも見つけられない」
生成 亜綺羅:「待って……」 血を失いすぎている。
白入結衣子:「あたしは……そうだな。“クロイドン・キャット・キラー”。今日からは、そう名乗る」
白入結衣子:「……じゃあね、亜綺羅。元気で」
生成 亜綺羅:「結衣子……」
生成 亜綺羅:「置いてかないで」 つぶやくものの、動く力はない。
白入結衣子:(――白入結衣子は死んだ)
白入結衣子:(――“氷の中の存在”はもう居ない)
白入結衣子:(――あたしは……そうだな。名前が要る)
白入結衣子:(あの子が呼んでくれた、結衣子の名前は捨てない。ただ、一つ)
白入結衣子:(白くなくなったあたしに、一つの汚点を付けて)
白入結衣子:(白入から百入へ。百入結衣子。それだけでいい)
百入結衣子:(……これは、想定していなかった、あたしへの罰なのだろう)
百入結衣子:(いつか、この日が来ることを)
江永瑞穂:「……じゃあ、その」
江永瑞穂:「百入さんがその事件……で抜けて、生成さんはいまの《レリックドライバ》に?」
百入結衣子:「……うん。抜けたと、思ってたのに」
椋実翔利:「色々あったんだなあオマエも」 ブラウニーを頬張っている
百入結衣子:「だからさ、こうやってUGNに追われてるのも」
百入結衣子:「きっと、あたしのせいだ。ごめん」
鶴喰湊融:「気にしないで、なんて言えませんけど」
椋実翔利:「だからそれは別にいいって。誰でもあんだろそんなこと」
鶴喰湊融:「それでも。百入さんがいなくたって…あの海底の遺産には、きっとわたし達は触れて居ましたよ」
横嶋洋明:「椋実くんの言う通りだと思うよ。誰にでも過去はある」
鶴喰湊融:「それなら、UGNとはぶつかるわけで。気にし過ぎです……あはは、リーダーや椋実さんの言う通りですね」
百入結衣子:「……うん。誓って言うけど、あたしはUGNと今も繋がってるわけじゃないし」
烏羽岬:「いま僕らが狙われているのは、半分くらい《スヴェルト》と間違われているからだしな」
烏羽岬:「出会うUGN全部がスヴェルト扱いしてくる。困ったものだ……百入は気にしなくていい」
百入結衣子:「……それに、“ヴリトラ”が好き」
百入結衣子:「湊融も、瑞穂も、岬も、リーダーも、メイも…………翔利も」
鶴喰湊融:「…………えへへ。わたしたちも、百入さんが好きですよ!」
横嶋洋明:「嬉しい言葉だねえ、それは。本当に」
椋実翔利:「今オレ入れるかギリギリ迷わなかった?」
百入結衣子:「入れたんだからいいでしょ」
椋実翔利:「……それもそうか! まあ全員揃ってんだ、寛容にしてやろう」
横嶋洋明:「ともあれ、“モーターウェイ・フォックス”が相当に手強いらしいことはわかったよ」
横嶋洋明:「“ザンザーラ”と“ギギリオン”はどうだろう」
百入結衣子:「他のメンバーも侮れないわ」2人の資料を出して。
百入結衣子:「必中にして対多数に対応可能な狙撃手と、こちらの動きを封じる能力を持った優秀な戦闘指揮官」
百入結衣子:「“ザンザーラ”の方は大物食いね。多分、翔利を狙ってくる」
椋実翔利:「ああ、実際"ザンザーラ"のヤツとは一度やったしな。典型的チルドレンって感じではあったが、戦闘的には油断できる所は全然ない」
椋実翔利:「無理もせず、周囲と合わせて潰しに来る。嫌だねまったく」
百入結衣子:「マスターエージェントなんて、格好の首級だもの。それがフェイクでもね」
鶴喰湊融:「椋実さん大人気ですねえ……」苦笑して最近を思い出す。
烏羽岬:「とはいえ、相性は悪くないはずだ。《ザンザーラ》の攻撃精度は高かったから、僕でも避けられるかわからないが……」
椋実翔利:「ッたく余計なことしてくれるぜ、《スレイベギー》……」
烏羽岬:「防御能力はさほどでもない。正面からの撃ち合いなら、口径の大きいほうが勝つ」
横嶋洋明:「うーん……全員揃うと大変だし、各個撃破したいところだ」
横嶋洋明:「江永くん、UGNの支部の位置は?」
百入結衣子:「各個撃破?出来れば最善だと思うけど」
椋実翔利:「期待をかけてくれる。連射性能なら負けないんだがね」
江永瑞穂:「割り出せました。これだけ大規模に動いてたし、割と楽勝だったわ」
江永瑞穂:「いまは全員分散して動いてるみたいだし、うまくやれば各個撃破もできる……と、思います」
江永瑞穂:「メンバーの割り振りは、もう少し調べないといけないけど……」
百入結衣子:「あたし達が集結して、向こうが分散した」
百入結衣子:「海のときとは逆ね。こっちが有利な局面」
椋実翔利:「早めに動きたいな。あっちも焦ってるはずだ」
横嶋洋明:「では、残りの情報収集で必要なピースが集まったら――」
横嶋洋明:「本格的に反撃開始と行こうじゃないか」
烏羽岬:「了解した。三稜先生の動向も気になるしな」
鶴喰湊融:「はい。≪スヴェルト≫が動いているのも不安ですしね」
椋実翔利:「そうそう。UGNは途中なんだ。足を取られてなんかいられないぜ。ズドッと片付けてやろう」
百入結衣子:「あたしもずっとやられっぱなしだったからね……あたしね、これでも」
百入結衣子:「負けず嫌いだから」
烏羽岬:「知っている」
百入結衣子:「え、嘘。知られてた?」
鶴喰湊融:「百入さん、結構ムキになりますよねえ」
百入結衣子:「え、湊融まで!?」
椋実翔利:「まあ、割と分かりやすいよな……ムッとすると手が止まらないっつうか……」
百入結衣子:「嘘!?なんか恥ずかしくなってきた」
烏羽岬:「……ああ、そうだ。あと鶴喰」
鶴喰湊融:?と鳥羽くんの方を向く。
烏羽岬:「ゴタゴタしててすっかり忘れていた。《YERO》に怒られる前に渡しておこう」
烏羽岬:ケースに入った丸薬を渡します。
鶴喰湊融:「麦野さんから?……これは」
烏羽岬:「レネゲイドの侵蝕を抑える薬だそうだ。今回、鶴喰は色々あっただろう」
烏羽岬:「"鶴喰湊融の安全"――それが彼女の求めた、唯一の協力条件だ。お前が持っていてくれ」
鶴喰湊融:「……ありがとう」そう言って受け取る。
鶴喰湊融:「……麦野さん。“黄福丹華”は、貴重なものだったのに…ここまで」ぎゅっと胸元で、薬を抱きしめるように。
烏羽岬:「百入と違って素直でよろしい。そのまま真っすぐ育つんだぞ」
鶴喰湊融:「なにそれ。鳥羽くんだって未成年なのに」
百入結衣子:「今あたし引き合いに出さなくて良くない!?」
烏羽岬:「ふふ」
鶴喰湊融:「今回はまあみんな大変だったから、もうすこし弄られちゃうと思うよ、百入さん」くすくす笑って。
烏羽岬:「……過去との決着は必要だ」 湊融ちゃんを見る。
烏羽岬:「しっかり納得の行く決着をつけなければ、いつかは過去に追いつかれる」
百入結衣子:「……」
鶴喰湊融:「……麦野さんが?」
烏羽岬:「ああ。そう言っていたし、僕もそう思う」
鶴喰湊融:目を閉じて。「うん。――わたしも、ずっとそう思ってる」
鶴喰湊融:「だから、うん。皆の手も借りちゃうかもだけど…ううん。皆で、一緒にいたいから」
鶴喰湊融:「頑張るよ。それだけは、得意なんだ」
GM:ロイス、調達が可能です
鶴喰湊融:ロイスは満タン!調達は欲しいモノある方いますか?
烏羽岬:烏羽は強化素材があればいいくらいかなあ。あとはダブル時間凍結に備えて応急手当を手配するくらい。
百入結衣子:“ギギリオン”に取っておこうかな、話してないけど因縁があることが分かったので。
椋実翔利:ヴリトラ/鶴喰湊融/○頑張れ/不安 これでロイスは満タン
百入結衣子:-敵/“ギギリオン”/親近感/脅威:○/ロイス これで。
烏羽岬:頑張れw
椋実翔利:調達はどうしよっかなー。揃ってはいるんだよな
鶴喰湊融:頑張る!
百入結衣子:照準器狙います。消え判定
百入結衣子:7dx+3>=15
DoubleCross : (7R10+3[10]>=15) → 10[1,2,4,5,6,7,10]+1[1]+3 → 14 → 失敗
百入結衣子:うわダメだ!
百入結衣子:運が悪い
鶴喰湊融:一足りない……!
GM:残念!
椋実翔利:とりあえずこっちは照準器を買っとこう
鶴喰湊融:アームドスーツ狙います。
椋実翔利:3dx=>15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 5[2,3,5] → 5 → 失敗
椋実翔利:ゴミカス! 以上です
鶴喰湊融:7dx+5=>15
DoubleCross : (7R10+5[10]>=15) → 10[2,2,4,7,9,10,10]+8[7,8]+5 → 23 → 成功
烏羽岬:しょうりくん5さい
鶴喰湊融:トラックスーツ買えるww
椋実翔利:むしめがねしかなかった
鶴喰湊融:キーンナイフを装備しておき、その空いたのにアームドスーツ入れます!
鶴喰湊融:以上!
烏羽岬:アンチレネゲイドスーツを狙ってみましょう。エフェクトに対するリアクションのダイスが+1。
GM:すごい…
烏羽岬:3dx+4=>17
DoubleCross : (3R10+4[10]>=17) → 8[3,7,8]+4 → 12 → 失敗
鶴喰湊融:うーん財産使います?
烏羽岬:ダメ! まあ固定値で避けるからいいけどね!
烏羽岬:以上です。
鶴喰湊融:まあまだあるし取っておきますか。以上で。
GM:OK!
ミドルシーン6:天を測る六分儀
GM:情報収集シーンその2
■情報収集2
□《カレイドソーン》雲居春音 知識:考古学(財産使用可能)、または情報:学問 難易度9
☆《無支祁》塩川誠一 知識:電子機器(財産使用可能) 難易度9
GM:項目はこれだけ。
GM:シーンプレイヤーは椋実さん。登場は自由。☆が必須項目です。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:71->80)
GM:浸食率に気を付けて登場をどうぞ。
椋実翔利:うおっと、伸びたなさすがに
烏羽岬:考古学と学問!?
鶴喰湊融:うーん流石に休ませて頂きたく…w
椋実翔利:知識:電子機器 なんて持ってるやつおらんやろ
椋実翔利:……なあスカイキッドくん!
烏羽岬:これは因縁的にも烏羽が行きましょう。ノイマンの精神の高さを見せてやる
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:79->82)
百入結衣子:どっちかが失敗したらあたしも行くね
GM:いい出目だ
椋実翔利:それで頼みます。塩川野郎を抜く!
椋実翔利:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[5,6,7,8] → 8 → 失敗
烏羽岬:8と仲がいいな・・w
椋実翔利:ゲ゛ム゛ダ゛ッ(断末魔)
烏羽岬:雲居さんに行きます。知識考古学。
烏羽岬:6dx=>9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[2,2,6,7,9,10]+8[8] → 18 → 成功
烏羽岬:ケムダ~(m´ρ`)m
百入結衣子:じゃああたしの出番かな。登場します
GM:どうぞどうぞ
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:79->86)
百入結衣子:隠密判定で、無支祁について。
百入結衣子:8dx>=9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 8[1,2,4,5,6,7,8,8] → 8 → 失敗
百入結衣子:うわっ
椋実翔利:やーい百入!
GM:ほんとに今回みんなツキがないな…
GM:だが、ここは抜けるまでやってもらうしかない
椋実翔利:烏羽、頼めるか……?
烏羽岬:うわっおねいちゃん失敗してる!
椋実翔利:気が緩んじゃったんだね
烏羽岬:うせやん……おねいちゃんの侵蝕はカバーに繋がり、つまりパーティ全体の生存率に直結するので
百入結衣子:あ、知識か
百入結衣子:1個振り足します!
烏羽岬:回避ある僕が頑張ったほうがいいな。いってみよう。
烏羽岬:3回くらい回ってくれ!
GM:どうぞ振り足してくだせえ
椋実翔利:あ、振り足し!
百入結衣子:1dx>=9
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 4[4] → 4 → 失敗
百入結衣子:ダメ!
椋実翔利:やーい百入!(2度目)
烏羽岬:じゃあ改めて。再登場して塩マンに行きます。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:82->83)
GM:やる…!
椋実翔利:お前の塩を見せてやれ
烏羽岬:6dx=>9 知識:電子機器。
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[1,4,7,7,8,10]+1[1] → 11 → 成功
烏羽岬:ホッ
GM:ぜんぶ烏羽くんの頭脳におまかせ!
烏羽岬:前回、甲斐さんに撃たれた時もリザレクトで1が出てたし
百入結衣子:さすが……!
烏羽岬:ガッツスキル持ちだな烏羽
GM:では開示しておきます。
☆《カレイドソーン》雲居春音(2) 知識:考古学、または情報:学問 難易度9
彼女が所有する鬼切の古太刀「騒雁」は、古代の遺跡から発見された。
真名雁古墳――R市の北端に位置する遺構で、当時は一切が謎の古代人工物だった。
が、現在の調べでは古墳ではなく、雉目ヶ浜沖で発見された遺跡の一部であると考えられている。
刀が発見された状況から、同様の剣が他に2振り存在していたであろうことが推測されていた。
UGNと古墳発見時に争った旧《五福》セルがその2振りを奪取し、研究していたと思われる。
使い手を浸食し、最終的には取り込んでしまう性質を持つため、扱いには特に警戒を要する――とされている。
☆《無支祁》塩川誠一(2) 知識:電子機器 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。
キュマイラ/エグザイル――(恐らくは偽装。どちらかのシンドロームがウロボロスと思われる)。
所有遺産:なし
種別コード:なし
各地を転戦してきたオーヴァードの傭兵とされていた。だが、以下の通り異常な点が散見される。
(1)UGNに雇用される前の記録がない。
彼が所属していたとされる部隊に記録はあるが、実際の戦闘ログは存在せず、関係者も皆無だった。
(2)イフリートの腕を移植されているはずだが、その手術記録も削除されていた。あるいは、最初から存在していない。
(3)彼の情報を調査する過程でいくつもの妨害を受け、情報ソースとなるデータは直後に削除されるか、連絡が途絶えた。
(4)平常侵蝕率に関するデータが明らかに改竄されている。
――ここから推測されることは、彼が何らかの目的を持ってUGNに入り込んだ「潜伏者」であるということだ。
UGNが《ヴリトラ》セルを《スヴェルト》と誤解し続けている状況も異常だ。
なんらかの形で擬態し、また他者の認識を操るジャームの可能性もある。
あるいは彼を起点に、なんらかの情報操作を行っている者がいるだろう。
この調査結果を《ギギリオン》錫谷亮に告げれば事態の打開を目指せるかもしれない。
GM:以上。
椋実翔利:コイツか……!
横嶋洋明:「さて。情報は出そろったようだね。この手の解析は、烏羽くんが専門なんだが――」
横嶋洋明:「みんな、どうだい?」
烏羽岬:情報量が量なので、ルーズリーフに箇条書きしたものをコピーしてまとめてます。
烏羽岬:「とりあえず、僕が手に入れた情報はこれだ。みんなの方でも収穫や思い当たりがあるなら、都度補足してくれ」
烏羽岬:そう言ってみんなにコピーを配る。
椋実翔利:「……いや、これ以上のことはねーな。コイツ、妙に身元が固いと思っていたが……」
江永瑞穂:「うわっ。こんなに細かいの? っていうか……うん、この塩川ってやつ……」
江永瑞穂:「もうクロ確定じゃない?」
烏羽岬:「ミスリードかもしれない。まあ、それはそれで"誰が何の狙いでそんな事を?"という疑問は出るが」
烏羽岬:「江永の言う通り、現状でもっとも怪しい人物なのは間違いない」
椋実翔利:「少なくとも他の連中についてはここまで後ろ暗いコトはなかったからな」
百入結衣子:「まあ、一番可能性が高いのは、《スレイベギー》の手口でしょう」
椋実翔利:「十中八九。もしかすると《スヴェルト》かもだが、連中の手口と言うには微妙だな」
江永瑞穂:「ジャームかもしれない……のよね?」
烏羽岬:「顎をぶん殴りたい理由がまた一つ増えたわけか……」
百入結衣子:「《スヴェルト》が自分たちの名を借ることはないと思うけど?」
椋実翔利:「ガールフレンドの方。あの太刀、《スヴェルト》に関係してるっぽいんだろ?」
椋実翔利:「鶴喰が接触してたって話もあるし、まあ絶対関係ないとも捨てきれねー。戦いを煽って太刀の侵蝕を進めて……みたいなな」
椋実翔利:「いや、とはいえ《スレイベギー》なのはほぼ間違いないと思うぜ。っていうか《スヴェルト》もどうせつるんでんだから同罪だな同罪」
百入結衣子:「しかし、あれが全部、一つの遺産?」
椋実翔利:「連帯責任。まとめて潰せだ」
横嶋洋明:「可能性としてはあるかもね……“カレイドソーン”の太刀。あれも重要なピースなんだろう」
百入結衣子:「俄には信じがたいけど……リーダー的には、あれも調査を?」
百入結衣子:「というか、湊融の剣って、調べたことあるの?」
横嶋洋明:「……鶴喰くんの剣は、断言してもいいが遺産じゃない。というより……」
横嶋洋明:「少なくとも、現時点では遺産として機能していないといった方が正確かな」
百入結衣子:「……使い手が継承者じゃないってこと?」
横嶋洋明:「いやそこ、ほんと原因はわからないんだけどね。遺産だったかもしれないけど、その性質を失っている。レネゲイドウィルスの年代測定っていうのかな。レネゲイドウィルスには……」
烏羽岬:「バッテリー切れみたいなものだろうか。ああ、使い手の問題という線もあるな」
横嶋洋明:「進化してきた歴史がRNA中に残っている。それを解析することで、」
椋実翔利:「ていうか単純に古いんでパワーがなくなってるとかじゃねーの? どんな機械も古くなりゃ自然に使えなくなるだろ」
百入結衣子:「なるほどね。動かせてるほうが才能ってことか」
横嶋洋明:「ある程度はそのレネゲイドがどのくらい古い起源を持っているのか類推できる。それが鶴喰くんの剣の場合は、ぜんぜん古くないんだよね」
横嶋洋明:「変質したのかもしれないし、みんなの言うように使い手の性質に関わる話かもしれない」
百入結衣子:「まあ、一概に古いほうが強いわけじゃないけどさ……」傍らにおいた銃を撫でて。
烏羽岬:「刀……剣……についてはまだ謎が多そうだな。現状を打破するキーになるとも正直考えにくい」
横嶋洋明:「わかるのはそのくらいかな……“カレイドソーン”の状態は厄介だけどね」
百入結衣子:「少なくとも、薄墨から騒雁をたどるのは難しそうかな」
椋実翔利:「……まあ、ともかく分かんないことは分かる。とりあえず鶴喰の性格が侵蝕されるとか起きるんじゃないならまあいいや」
烏羽岬:「となると、やはり《無支祁》だ」
烏羽岬:「一番僕らにとって話が簡単なのは、彼がジャームだった場合……になるのか?」
椋実翔利:「ジャームであろうとなかろうと、こんな臭いヤツがいるってこと自体チャンスだ」
江永瑞穂:「だと思う。あいつのこと、UGNの支部長だかに教えてやるといいんじゃない?」
椋実翔利:「そうそう。幸い、敵は今分散してるしな」
百入結衣子:「危険な手なんだけど……実際、それは有効だと思う」
百入結衣子:「“ギギリオン”は“アビー・ラバー”というジャームに同僚を殺害されてる」
椋実翔利:「ジャームが憎くないワケがない、そんなのが同僚にいる可能性を無視できるか、ってコトか」
百入結衣子:「それだけじゃない。他者に姿を変える能力を持つジャームよ」
烏羽岬:「ずいぶん詳しいな、百入」
椋実翔利:「憎しみポイント、さらに盛れるってワケだ。……やっぱ"ギギリオン"だな」
江永瑞穂:「話を聞ける状態にできるかはアレなんだけど。とりあえず、あいつらがどういうチーム分けで、どういう配置してるかは掴んだわ」
烏羽岬:「実際、どういうチーム分けなんだ? 江永」
烏羽岬:「話が通じそうで比較的戦闘能力の低いやつが単独行動していればベストなんだが」
江永瑞穂:「“モーターウェイ・フォックス”と“無支祁”と“カレイドソーン”。この三人で一組」
江永瑞穂:「“ザンザーラ”と“ギギリオン”でもう一組ね」
烏羽岬:「……ふむ」 江永の報告を聞いて腕を組む。
百入結衣子:「前衛と後衛できれいに別れてるわね」
横嶋洋明:「“ザンザーラ”と“ギギリオン”は支部に近いポイントに配備されてる」
横嶋洋明:「ここを狙うべきだね。少なくとも、彼らを合流させる理由がない」
烏羽岬:「同感だ。“無支祁”が怪しい以上、前衛チームの方に話し合いに行くというのは悪手に思う」
烏羽岬:「支部長とUGNチルドレンだ。きちんと説得できれば、それなりの対応をしてくれるだろう」
百入結衣子:「そもそも、前衛組の2人に伝えても仕方がないわ」
百入結衣子:「彼女らの元の信頼度は低いでしょう。最初から支部長狙いのほうがいい」
横嶋洋明:「《アードゥル》セル、《YERO》セルにも協力を要請しよう。速攻で無力化するか、合流前に手傷を負わせるだけでも有利にはなるよ」
椋実翔利:「……ただ、"ザンザーラ"が話を聞くかは微妙だ。オレ狙いってんなら引きつける手もあるが、そうなると時間を……合流の猶予を与えちまうな」
椋実翔利:「交戦も見といた方が良い。最悪、"ザンザーラ"さえ寝かせれば支部長と話すことはできるはずだ。支援役だしな」
百入結衣子:「この間は普通に攻撃されたけど?」
椋実翔利:「あ、そうだっけ? まあ本職じゃないだろ、多分」
横嶋洋明:「百入くん。きみの“リンクスコール”徽章が役に立つかもしれない。“アビー・ラバー”の名前を出せば、聞かないわけにはいかないだろう」
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「まさか、持っててよかったって思う日が来るなんてね」
横嶋洋明:「憎悪によるものでもいい。とにかく強制的に対話の流れをつくる。……ポイントは、こっちが先手を打つことだ。先に仕掛けて話を持っていく」
烏羽岬:「賛成だ。あちらのペースにはまるのさえ避ければなんとかなる」
百入結衣子:「分かったわ。あたしがなんとかする」
百入結衣子:「支部長クラスの交渉ドクトリンも、少しは聞いているつもり」
百入結衣子:「……そういうのにうるさいやつが近くに居たからね」
江永瑞穂:「いけそうですね。……がんばりましょう。こんな状況じゃ買い物にもいけないから!」
烏羽岬:「そうだな。ケーキと携帯電話を買うだけでも一苦労だった」
烏羽岬:「学校は無理でも、日用品くらいは普通に買える生活を手に入れたいものだ」
江永瑞穂:「“メイ”もすごい散歩したがってるし……なんだろうね、これ」
百入結衣子:「学校だって無理じゃないよ」
百入結衣子:「きっと。望むなら。いつかね」
GM:テーブルの上では、亀がのたのたと足を動かしている。落ち着きのない様子だ。
烏羽岬:「だそうだぞ、メイ。お前も望むなら散歩できる。そのうちな」
烏羽岬:亀を指先でかるく撫でる。
GM:メイは面倒くさそうに烏羽の指を頭で押し返した。
烏羽岬:「相変わらず失礼なやつだ……まあいい」
烏羽岬:「やるべきことはわかった。倉庫から武器を取ってくるついでに、鶴喰にも事情は伝えておく」
烏羽岬:「僕らのターンといこう」
椋実翔利:「おう。色々懸かった正念場だな。カマそうぜ」
百入結衣子:「そうだね。防戦はおしまいだ」
GM:ロイス取得と調達が可能です。最後の調達。
烏羽岬:調達!
椋実翔利:さすがに手当は足りるだろう……となると
百入結衣子:アームドスーツを狙ってみよう。
百入結衣子:消えて判定します。
百入結衣子:8dx+3>=15
DoubleCross : (8R10+3[10]>=15) → 9[1,1,2,3,3,6,8,9]+3 → 12 → 失敗
烏羽岬:おねいちゃん!
百入結衣子:ダメ!ごめんね湊融……!
GM:なかなか回らぬ…
烏羽岬:仕方がない。ここは兄の威厳というものをしらしめ、湊融ちゃんに好意尊敬純愛でロイスを取ってもらおう
烏羽岬:アームドスーツを狙います。
椋実翔利:もう持ってるって!
烏羽岬:!
烏羽岬:こ、好意尊敬純愛チャンス……
椋実翔利:ブルゲとか狙っておくか。自分では使わなさそうだけど……
烏羽岬:どうしよっかな。照準器かトラックスーツ。
烏羽岬:ブルゲ使える人、湊融ちゃんしかいない?
烏羽岬:いないな!
椋実翔利:一応2R目以降のセットアップが空くケースはあるだろうし
烏羽岬:あっなるほど
椋実翔利:でも照準器が欲しいコールが聞こえたな。買いに行こう
烏羽岬:それなら確かにありだなあ
椋実翔利:照準器!
椋実翔利:4dx=>15
DoubleCross : (4R10[10]>=15) → 8[5,6,6,8] → 8 → 失敗
椋実翔利:カス!
烏羽岬:やーい椋実!
椋実翔利:ロイスはいっぱい。以上です
烏羽岬:じゃあ照準器を狙ってみようかな。
烏羽岬:あ、いや
烏羽岬:トラックスーツにしよう。たまには防具を身に着けたい!
烏羽岬:4dx+4=>22
DoubleCross : (4R10+4[10]>=22) → 9[2,5,9,9]+4 → 13 → 失敗
烏羽岬:ウ~ン(失神)
椋実翔利:やーい全裸!
烏羽岬:全裸で失神したので以上です。
GM:全裸とは……
GM:では、ネクストシーンへ。
GM:次はミドル戦闘です。シーン名の規則性で察されたかと思いますが、クライマックス直前です。
GM:あ、忘れてた。NPCカードも入手してます。ここで。
◆NPCカード:《ヒート・バック》江永瑞穂
アクション:ルドラの巡翼
ラウンド1回。
任意のPCの攻撃時、ダメージ算出直後にオートアクションで使用。
ダメージを+20する。※隠密状態のキャラクターは対象にできない。
GM:前回と一緒ですが、仲間だよ!
椋実翔利:よっ江永!
烏羽岬:仲間(隠密状態を除く)
百入結衣子:隠密いじめ
烏羽岬:今回はちゃんと範囲攻撃で使おうね!
クライマックスシーン:小夜啼鳥の飛翔、あるいは時を縫うクロイドン・キャット・キラー
マスターシーン:レリックドライバ
錫谷亮:「――つまり、これはやつらが?」
塩川誠一:「ああ。間違いねえな。俺の能力でいま聞いた」
塩川誠一:「やられたのはウチの検問部隊だ。派手にやってくれるぜ、まったく」
甲斐美冬:「……ずいぶんと手荒ですね。そこまで追い詰めているということならいいのですが」
甲斐美冬:「無意味すぎる。陽動かもしれません」
雲居春音:「検問を破って逃げないってことは、つまり……」
雲居春音:「……」
雲居春音:「私たちと正々堂々、戦うって意味じゃないですか……!?」
甲斐美冬:「それはないですが」
塩川誠一:「それはないだろうが」
錫谷亮:「それはないが、何か策がある」
錫谷亮:「我々を分断するつもりだったのか……? それにしては……なぜこの先で交戦している……」
錫谷亮:「……情報が足りない。何かの罠だったらどうする……?」
塩川誠一:「罠だろうが罠じゃなかろうが、市街地でドンパチやってんだ!」
塩川誠一:「見過ごせるか? UGNだろ、俺たちは!」
雲居春音:「そ、そうですよ! 被害が大変になったら大変です。誰かが止めなきゃ……!」
甲斐美冬:「……マスター・ヴォルトがいるのは、確かですね?」
塩川誠一:「ンだよ、調べたの俺だからって念押すなよ!」
塩川誠一:「もうどれだけ一緒に戦ってるんだ。ヘマしたらそう言うつーの!」
錫谷亮:「……オーヴァードのテロ行為を止められるのは、オーヴァードだけだ」
錫谷亮:「罠であれ、陽動であれ、……やるしかない」
錫谷亮:「“モーターウェイ・フォックス”。相手に“クロイドン・キャット・キラー”がいた場合、お前に任せる」
錫谷亮:「《レリックドライバ》の存在意義を、示してくれると信じている」
生成 亜綺羅:「…………」
生成 亜綺羅:「……了解」 「……しました」
雲居春音:「そうですよ! 罠でも陽動でも、私たちなら大丈夫!」
雲居春音:「やれます! みんなで一つのチームでしょ!?」
錫谷亮:「統率のとれた集団、という意味ならば同意しよう。そうであってほしい」
甲斐美冬:「私の獲物を邪魔しなければ、はい。チームという表現で大丈夫です」
生成 亜綺羅:「…………」
雲居春音:「えええ……」
塩川誠一:「は! そう落ち込むな、“カレイドソーン”」
塩川誠一:「寄せ集めでも、やることやってりゃいいんだ。UGNのお題目なんだっけ? 正義と秩序のために――だっけ? なあ、“モーターウェイ・フォックス”!」
生成 亜綺羅:「……違う」
生成 亜綺羅:「きっと違う」
生成 亜綺羅:生成亜綺羅は加速する。
塩川誠一:「……いまの、俺が悪いか?」
錫谷亮:「かもな」
生成 亜綺羅:(……結衣子)
生成 亜綺羅:(いつか)
生成 亜綺羅:(いつか、この日が来ることを……私は)
生成 亜綺羅:(待っていたのかもしれない)
GM:クライマックスシーンです。
GM:全員登場をお願いします。登場ダイスをどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:94->99)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:106->114)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:95->102)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:102->107)
椋実翔利:これはもうアゲアゲですな!
GM:OK!
GM:そして、その時がやってくる。
GM:繁華街の路地裏――UGN・R市支部《レリックドライバ》。
GM:FH《ヴリトラ》セル。
GM:両者の遭遇は静かに始まった。
甲斐美冬:「発見しました」
椋実翔利:「見つかったな」
甲斐美冬:「《スヴェルト》セル、以下5名。マスター・ヴォルトもいます」
椋実翔利:「UGN、レリックドライバのお出ましだ。……いるぜ、《無支祁》もだ」
雲居春音:「……烏羽」
椋実翔利:「あとマスターヴォルトなんてやつはいない。土の下を当たってくれ」
鶴喰湊融:「………わたしもちょっと椋実さんの気持ちがわかりますねこれ。ぜんっぜん関係ない名前を持ちだされるの、すっごいイラッとします」
烏羽岬:よう雲居……と、ひょいと手をあげて挨拶しようとして、さすがに自重する。
雲居春音:「……できれば会いたくなかった。でも……」 すでに抜き身の古太刀を背負うように構えている。
烏羽岬:「まあな。……あの海での戦いで《スヴェルト》を名乗ったのは、本当によくなかった」
烏羽岬:「《スレイベギー》を名乗るべきだった」
烏羽岬:「いや、今思えば素直に《ヴリトラ》でよかったのか……? うーむ」
錫谷亮:「どういう意味だ? 別のセル……いや、関係はないな。相手がFHなら」
錫谷亮:「撃破してから尋問すればいい。やるぞ」
百入結衣子:「まあ、あたしたちの意図は関係ないでしょう」
百入結衣子:「携帯、壊さなきゃ良かったなあ。アイドルの密会写真が入ってたのに」
塩川誠一:「あいよ。支部長の命令だ、やることやってからお話ししな」
烏羽岬:「例の情報は」
烏羽岬:「少なくとも百入なら、言うまでもないと思うが……不利な状況で出しても意味がない。苦し紛れの弁解と取られるのがオチだろうな」
烏羽岬:「つまり、まあ、やるしかない。そういう流れだと思う」
生成 亜綺羅:「……」 顔をしかめ、無言で百入さんを見ている。
百入結衣子:「……現状、こっちが不利だと思われてるのは癪なんだけどな」
錫谷亮:「向こうの作戦は関係ない。“クロイドン・キャット・キラー”を叩け、“モーターウェイ・フォックス”。手は抜くな」
鶴喰湊融:「相手はそう思ってますから。まずは、その思い込みを粉砕するとしましょう」
生成 亜綺羅:「……了解」
椋実翔利:「実際、《スヴェルト》のおかげで最初の予定よりはだいぶ不利だろ。だがやるんだ」
椋実翔利:「シャバの空気がうめえってやつ、体感しようぜ」
雲居春音:「何がシャバの空気よ……! これから反省室に叩き込んでやるから!」
百入結衣子:「……あたしも手は抜かないよ」
百入結衣子:「あたしは、ファルスハーツ。“ヴリトラ”セル。“クロイドン・キャット・キラー”」
百入結衣子:「百入結衣子。邪魔するならどいてね……亜綺羅」
百入結衣子:「あたしは、やると決めたら、やる」
生成 亜綺羅:「……わかってる。逃げなかったのは……逃げてくれなかったのは、大事なものがあるから」
生成 亜綺羅:「……私は」
生成 亜綺羅:「……違う。……私も、決着が必要なんだと思う」 その姿が歪む。
雲居春音:「――いくよ、“騒雁”!」 生成の傍ら、雲居の太刀から強力なワーディングが展開される。
GM:衝動判定です。
GM:難易度は9でどうぞ!
烏羽岬:ジャームじゃないのに!
鶴喰湊融:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[4,6,9] → 9 → 成功
鶴喰湊融:あ、成功した。
烏羽岬:7dx+4=>9
DoubleCross : (7R10+4[10]>=9) → 9[4,4,5,6,6,6,9]+4 → 13 → 成功
椋実翔利:ウグー Dロイスのペナルティがー
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(2d10->4,3)した(侵蝕率:107->114)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4(2d10->1,3)した(侵蝕率:99->103)
烏羽岬:よしよし。控えめだ
椋実翔利:5dx-4=>9
DoubleCross : (5R10-4[10]>=9) → 9[2,2,3,6,9]-4 → 5 → 失敗
百入結衣子:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[4,6,7,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功
椋実翔利:ありがとう強化兵
百入結衣子:侵蝕率+12(2d10->6,6)(侵蝕率:114->126)
椋実翔利:102+2d10
DoubleCross : (102+2D10) → 102+10[1,9] → 112
烏羽岬:椋実さん、微妙に成功しそうでヒヤヒヤするな・・w
GM:OK!
GM:戦闘配置は、お互いにとっていつものやつ!こうです。
■クライマックス:
烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[10]
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(10m)
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雲居[9]、生成[17]
錫谷[9]、甲斐[12]、塩川[5]
烏羽岬:いつものだ!
GM:戦闘終了条件:
GM:エネミー5人を1度でも戦闘不能にする
GM:復活エフェクトは持っていません。代わりにロイスを持っていますが、
GM:これはロイス一つにつきHPを+30する効果となっています
烏羽岬:おお
鶴喰湊融:おおー。復活の表現というわけですね
GM:という形です。
GM:では第1ラウンド!人数が多いので、
GM:セットアップは行動値順にいきます
GM:一番早いのは行動値17の生成さんから。
生成 亜綺羅:コンボ:ティファレトの飾り窓。
生成 亜綺羅:戦いの予感+虚無の城壁。行動を+40。ガード値を+12。
烏羽岬:ひょえー
椋実翔利:コーリングシステム作動! スカイキッドに搭乗します
GM:OK。
甲斐美冬:セットアップなし。
百入結衣子:なし。
GM:OK。
錫谷亮:コンボ:集約するシェセル
錫谷亮:空間圧縮を使用。雲居さんをきみたちのエンゲージに移動させる。
鶴喰湊融:クッソ辛い…wなしですが、100を超えたので水晶の剣の効果上昇!+8になります。
鶴喰湊融:鳥羽くんと椋実さんは+6から+8にしておいてね!
烏羽岬:やったー!
GM:OK!
烏羽岬:そんな湊融ちゃんの加護を受けた烏羽は《限界突破》。《勝利の女神》をラウンド2回に。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3した(侵蝕率:114->117)
GM:OK.
錫谷亮:「……いけ」
錫谷亮:黒い本を開くと、ページ片が宙を舞い、足場を作る。
塩川誠一:塩川はなし
雲居春音:「いきますっ」 雲居がその足場を踏み、FHの集団のただなかへ切り込む。
GM:セットアップが終わり、イニシアチブ。これも行動値順なので、
生成 亜綺羅:コンボ:ビナーの白楡。時間凍結を使用します。HP-20。
椋実翔利:ヒッ
烏羽岬:パクり!
鶴喰湊融:ゲエーっ
烏羽岬:おいパクりだぞ椋実!著作権はどうなってる!
GM:手番は生成さんになります。
椋実翔利:で、でも著作権侵害訴えたらオレがソレ以外の罪で投獄されちゃうよお……
生成 亜綺羅:マイナーでコンボ:ホドのシジル。
生成 亜綺羅:陽炎の衣+斥力跳躍。きみたちのエンゲージに接敵します。
生成 亜綺羅:「……“カレイドソーン”。こっちも行くわ」 その姿が掻き消え、一瞬にして移動している。
生成 亜綺羅:百入結衣子なら知っている。空間をある種の“繊維”のように操る。
生成 亜綺羅:生成は空間の歪みを纏うことも、それを伸縮させることもできる。
烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[10]
雲居[9]、生成[57]
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(10m)
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錫谷[9]、甲斐[12]、塩川[5]
GM:現在の位置関係
生成 亜綺羅:メジャーでコンボ:ケセドの飢渇。
椋実翔利:「ッこいつ、オレが構える前に……!?」
生成 亜綺羅:コンセントレイト+見えざる死神+原初の赤:崩壊の一点(&デスストーカー) 対象は百入さん
生成 亜綺羅:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,4,5,6,6,8,8]+3[1,3]+8 → 21
GM:低い!?
烏羽岬:避けろ百入!
百入結衣子:ドッジ。
百入結衣子:5dx>=21
DoubleCross : (5R10[10]>=21) → 7[1,2,5,6,7] → 7 → 失敗
烏羽岬:《勝利の女神》。達成値を+18。
烏羽岬:おねいちゃんのドッジを成功させます。
GM:いや、そうはさせない!
椋実翔利:女神!
烏羽岬:えっ!
錫谷亮:弔罰符ラジエール(海鳴の石板)。
錫谷亮:達成値を-15している。
烏羽岬:この野郎!
鶴喰湊融:キ、キッツい
烏羽岬:これ、女神を石板で打ち消した感じですよね
烏羽岬:打ち消すというか……女神→石板。
GM:そうですね。
烏羽岬:了解!じゃあ女神の侵蝕はあげておこうっと。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:117->121)
GM:お互い判定の直後に打ち合ったので、百入さんの達成値は10になり、
GM:海鳴の石板の使用回数も+1です。残り2回。
百入結衣子:錫谷に親近感/脅威:○でロイスを取って即昇華。
百入結衣子:不利な効果を解除。
烏羽岬:よし……!
百入結衣子:どうせ食らったら死ぬからね……!
椋実翔利:それもそうだ
烏羽岬:女神パワ!
GM:お見事!
GM:では回避成功だ!
生成 亜綺羅:「……さすが」 生成の姿が消えたと同時、すぐに現れる。
生成 亜綺羅:「これじゃ当たらない」
GM:地面を引き裂くような傷跡が生じている。それは確かに百入を巻き込む軌道だったはずだ。
百入結衣子:「――その“遺産”」一歩退いただけだ。躱しきれる軌道ではない。
百入結衣子:今までのように、独りで戦っていたのならば。
百入結衣子:「対策兵装ってとこか。そんなにこれが気に入らない?」リンクスコールの徽章を付けたパーカーを引っ張って。
生成 亜綺羅:「私が、というよりも」
生成 亜綺羅:「……その手のものを脅威に感じている人たちがいるみたい。だから、この“遺産”……」
錫谷亮:「……《リンクスコール》? まさか」 黒い本から舞う紙片が鳥の群れとなり、百入結衣子の回避を阻害しかけていた。
百入結衣子:「自分たちは覆い隠すのにね。それが悪いとは言わないけどさ」指先は亜綺羅ではなく、
百入結衣子:「“覆い隠しているものが入り込んでないか”くらいは、しっかり調べてほしいな」
百入結衣子:錫谷に向いている。紙片が中空で動きを止めた。
錫谷亮:「……何のつもりだ? ……いや。しかし、あれは厄介だ」 百入と、烏羽くんを睨んでいる。
錫谷亮:「連携がとれている」
烏羽岬:「ふむ」 生成の手前の地面に数本の毒針が突き刺さっている。
烏羽岬:事前に仕掛けたトラップ。本気で百入に当てにきたなら、生成をこれで仕留めるつもりだった。
烏羽岬:「隠密使いはやはり厄介だな。手動ではタイミングが分かりにくい」
GM:生成さんの手番は終わり。
GM:イニシアチブです。動く人!
烏羽岬:「見える相手を狙うとしよう。見えない方は、得意な奴に任せる」
椋実翔利:仕掛けます。《時間凍結》。HPを20消費
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:102->107)
GM:OK!
椋実翔利:マイナーで右方へ10m飛行移動。メジャーで攻撃は……
椋実翔利:いや出し惜しみする道理もないか……! 《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》+《因果歪曲》+《パラドックス》。
椋実翔利:対象は《パラドックス》により5体に変更できる。つまりお前ら全員だよ!!
烏羽岬:エンゲージが離れていようと無意味!
GM:ひどいやつだ!
烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[10]―(10m)―椋実[12]
雲居[9]、生成[57]
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(10m)
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錫谷[9]、甲斐[12]、塩川[5]
GM:判定どうぞ~
椋実翔利:15dx7+8-3
DoubleCross : (15R10+8-3[7]) → 10[1,1,2,2,4,4,4,4,5,7,8,8,10,10,10]+10[3,3,5,6,6,9]+10[9]+4[4]+5 → 39
椋実翔利:よし、相応だろ……!
GM:グェーッ リアクションします
生成 亜綺羅:コンボ:神品機密、イェソド。グラビティガード。
塩川誠一:原初の緑:竜鱗。
甲斐美冬:ドッジ。
甲斐美冬:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[1,3,8,9]+1 → 10
甲斐美冬:だめ!
雲居春音:ドッジ。
雲居春音:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,3,5,9] → 9
雲居春音:だめ!
錫谷亮:ドッジ。
錫谷亮:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[1,5,5,7] → 7
錫谷亮:だめ!
GM:なのでカバーリング行動
塩川誠一:崩れずの群れ。支部長をカバーリングします。
錫谷亮:領域の盾+領域の守護者。生成に雲居をカバーリングさせる。
GM:つまり塩川→錫谷、生成→雲居、甲斐は素受け。
GM:ダメージをどうぞ。
椋実翔利:4d10+32+2d10+8
DoubleCross : (4D10+32+2D10+8) → 30[7,10,6,7]+32+12[3,9]+8 → 82
椋実翔利:諸々有効!
GM:ウヒーッ
GM:まずはグラビティガードの成果
椋実翔利:で、江永効果も使う! ダメージ+20!
GM:OK!
生成 亜綺羅:102-4d10
DoubleCross : (102-4D10) → 102-28[5,9,6,8] → 74
生成 亜綺羅:虚無の城壁で62、
生成 亜綺羅:蛇王の外套で55.
生成 亜綺羅:110ダメージ。さっそく痛い。
錫谷亮:隆起する大地
錫谷亮:102-1d10-18
DoubleCross : (102-1D10-18) → 102-1[1]-18 → 83
塩川誠一:竜鱗で40減らして、服の装甲で8減らし、35ダメージ。
塩川誠一:これの倍で70ダメージか
塩川誠一:結構いたい
椋実翔利:ようよう耐えおるわ!
烏羽岬:隆起する大地のダイスが地味に酷くて助かる!
甲斐美冬:こっちは普通に102-8で94ダメージ。
GM:以上かな!
GM:演出をどうぞ!
椋実翔利:『砲撃は4秒。視界最悪になる。暴れろ』
錫谷亮:「……! 防御しろ! 砲撃だ!」
椋実翔利:用意しておいたメッセージをLINEで送ると、即座に路地裏に面したビル上へ転移。《レリックドライバ》の面々を見下ろし、SHIDENの上で両腕を広げる
椋実翔利:移動を優先したために明後日の方角に向けられた砲口は、暗黒。くぐもった爆発音が内部で響き、赤く変形した、銃身だったものだけがパージされた。
椋実翔利:「さあ、好きな所を選んで立てよ!」
塩川誠一:「了解だ、下がってな!」 両腕から全身に、黒い鱗が広がる。
椋実翔利:「どこであろうと……そこがテメーらの墓場になるんだからな!!」
椋実翔利:頭上に、砲口と同じ色をしたゲート群――即ち、レールキャノンに次元直結した跳躍砲口とでも言うべき穴が、次々に開き。
椋実翔利:歪んだバレルがアスファルトに落ち小気味よい音が響いた瞬間、空気擦過で熱エネルギーと化した連射が、豪雨のように降り注ぐ。
雲居春音:「また無茶苦茶な……!」
椋実翔利:超高速高熱射撃の垂直連射。それはさながら――意志持ち荒れ狂う稲妻の如く、《レリックドライバ》全員に襲いかかり、余波で足場が弾け飛ぶ!
烏羽岬:「今のうちだな。しかし」
烏羽岬:「椋実ですら一手遅れるか。やるなUGN……」
生成 亜綺羅:「ぜんぶ弾くのは……無理ね……」 放たれた黒いページ片の鳥を使い、雲居を隠すように空間を引き延ばす。
烏羽岬:自分から土煙の中に潜り込む。
椋実翔利:「……そら4秒! 江永!」
江永瑞穂:「……はい!」
江永瑞穂:「いきま、すっ!」 噴煙の中から炎が噴き出す。路地を這い、UGNを砲撃とともに焼く。
椋実翔利:「ナイス! どうだよ、これが《ヴリトラ》だ! 寝物語に聞いて死ね!」
甲斐美冬:「かなり大きな損害です。反撃できますか、支部長?」
錫谷亮:「離脱者はいない。各自ターゲットを撃破しろ」
椋実翔利:「……ってカッコつけたのに、おいおい。全員戦闘続行可能かよ」
椋実翔利:「さすが精鋭サマだ。一発じゃ物足りないと見える。強欲レース始めっか?」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+13した (侵蝕率:107->120)
GM:イニシアチブなので、鶴喰さんは異世界するかどうか検討してご決断をどうぞ!
鶴喰湊融:ではここで、オートアクション≪異世界の因子≫!椋実さんの時間凍結をコピー。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:103->108)
GM:OK!
鶴喰湊融:そして特にないならそのまま使用します!
GM:どうぞどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:108->113)
鶴喰湊融:鶴喰湊融のHPを-20した(HP:29->9)
鶴喰湊融:で、わたしの手番!
GM:こいーっ
鶴喰湊融:マイナーはなし、オートで薄墨を装備!お前の出番よ!
鶴喰湊融:そしてメジャー≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪ジャイアントグロウス≫≪伸縮腕≫で、奥の3人を殴る!
GM:了解です。判定をどうぞ!
鶴喰湊融:16dx7+8
DoubleCross : (16R10+8[7]) → 10[1,1,1,1,2,4,4,5,5,7,9,9,9,9,10,10]+10[3,3,4,5,5,6,10]+10[10]+10[10]+6[6]+8 → 54
GM:はがが
鶴喰湊融:そして≪剣精の手≫!
烏羽岬:ヨシ!
鶴喰湊融:最後の6を回す!
GM:おごご
椋実翔利:凄ェ! さすが鶴喰ェァ!
百入結衣子:やれーっ
鶴喰湊融:1dx7+58
DoubleCross : (1R10+58[7]) → 2[2]+58 → 60
烏羽岬:これは達成値-15でなんとかなるような数字ではあるまい……!
鶴喰湊融:ちくしょーっ。
GM:きっちりと繰り上がった…石板やめとこ…。
百入結衣子:繰り上がり!
GM:じゃあリアクション!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+16した(侵蝕率:113->129)
塩川誠一:原初の緑:竜鱗。
錫谷亮:ドッジ。
錫谷亮:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[4,7,10,10]+10[9,10]+5[5] → 25
烏羽岬:あぶねえなこいつ!
鶴喰湊融:こわっ!!
錫谷亮:!? でも無理
百入結衣子:なにしてんの
甲斐美冬:ドッジ。甲斐ドッジ!
甲斐美冬:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[5,7,8,10]+8[8]+1 → 19
鶴喰湊融:君も回すね?!
甲斐美冬:甲斐チャンには難しかったか
GM:で、カバーリング
鶴喰湊融:ふー、何もなければダメージ!
塩川誠一:崩れずの群れで、今度は甲斐さんをカバーリング!
GM:支部長死んだらどうしよ…ダメージください
鶴喰湊融:7d10+21+12+2d10 装甲無視!
DoubleCross : (7D10+21+12+2D10) → 48[9,4,9,10,9,6,1]+21+12+20[10,10] → 101
鶴喰湊融:すごい出目でた
椋実翔利:ヒェ……
百入結衣子:ひゅう!
GM:し、し支部長!?
GM:いや死んでない
GM:死んでない…よかった…ダメージは
GM:えー、まず支部長が93ダメージ。
鶴喰湊融:装甲無視です
鶴喰湊融:クリスタライズなので…
GM:あっ
GM:ひどい…
GM:101ダメージです。ヤバイ
烏羽岬:うわすっご!
鶴喰湊融:コイツで100超えるんだな…ダイスって偉大ね
GM:装甲無視を忘れて竜鱗してしまった…202…202ダメージ!?
鶴喰湊融:まあ軽減が無いならそうなりますね…
GM:ダメだ、塩川は戦闘不能になる。5人の戦闘不能の条件のうち、一つを満たしました。
鶴喰湊融:よし。
鶴喰湊融:では演出を。
GM:どうぞ~
鶴喰湊融:ペンダントの鎖と、トップが絡まり合い。一本の大太刀を手に修める。
鶴喰湊融:「――正直な話。先も言いましたが」
鶴喰湊融:「わたしは、非常に頭に来ています。びっくりするくらいです」
鶴喰湊融:「ひとつ。百入さんを追いかけ回していたこと。まあ仕事であるのは理解しますが」
鶴喰湊融:「ふたつ。毎回毎回邪魔して来るせいで、情報屋とかのレートが跳ね上がって経理的に最悪なことです」
鶴喰湊融:「まあ、これも許します。敵ですし」
鶴喰湊融:「――ですが」
鶴喰湊融:「三つ。わたしたちを、あの」ゆらりと、刃を掲げる。それが、死出の白と黒を。赤く赤く染めていき。
鶴喰湊融:「《スヴェルト》の。そのメンバーだと?酷い侮辱だ」
鶴喰湊融:「天が落っこちてきたって、ここまでの侮辱は中々ないぞ」
鶴喰湊融:「咲け。“薄墨”。お前がわたしを主と認めていなかろうが何だろうが」
鶴喰湊融:「お前は、今。わたしの手の中にある……!」
雲居春音:「……あの剣」 “騒雁”が震える。 「先生! それ、やばいかもっ……!」
鶴喰湊融:ぶわりと。
鶴喰湊融:花びらが舞う。
鶴喰湊融:それは、至近の其れを傷つけず、後方の三名のもとへと舞い降りて――
鶴喰湊融:「“八重紅大島”」
塩川誠一:「が」
鶴喰湊融:ざしゅりと。赤色の華を咲かせた。
塩川誠一:「……ぐっ!」 鱗が役に立たない。崩れ落ちる。
百入結衣子:「まあ、湊融的にはそうだよね……“スヴェルト”、お兄さんの仇のセルだもんね」近くの2人に聞こえるように。
塩川誠一:「無理か……! 強すぎるぜ、あの剣」
百入結衣子:「――それと一緒にされたら、怒りたくもなる」
雲居春音:「え、なに!? ど、どーゆーこと!?」
鶴喰湊融:「ふー。はしたないところを、申し訳ありません」ぺこり。
鶴喰湊融:「続きと参りましょうか」
生成 亜綺羅:「……どういうことでも」 背後を一瞥する。
生成 亜綺羅:「手は抜けないわ」
椋実翔利:「はー絶景かな絶景かな。そういえばこのメンツで花見ってのはしてなかったな……」 ポケットに手を突っ込み、始終を上から見届けた
GM:ようやくイニシアチブが終了
GM:手番は生成チャン。
烏羽岬:やっと通常手番w
烏羽岬:まともじゃない
GM:百入さんを狙わざるを得ないンだよね!
生成 亜綺羅:マイナーでコンボ:ホドのシジル。 陽炎の衣のみ。
生成 亜綺羅:コンボ:ケセドの飢渇。コンセントレイト+見えざる死神+原初の赤:崩壊の一点(&デスストーカー)。
生成 亜綺羅:対象は百入さん。
生成 亜綺羅:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,5,7,9,9,9,10]+10[1,4,5,6,7]+10[7]+3[3]+8 → 41
GM:今度は行った!
烏羽岬:ドッジで23以上出せ百入!
百入結衣子:5dx>=41 ドッジ
DoubleCross : (5R10[10]>=41) → 7[1,2,4,6,7] → 7 → 失敗
百入結衣子:駄目!ダメージを!
GM:OK!
生成 亜綺羅:5d10+50
DoubleCross : (5D10+50) → 25[9,6,1,7,2]+50 → 75
GM:諸々有効。
烏羽岬:なんというダメージ
生成 亜綺羅:“ヨハネ18:11”標準式裁決器(ストライクチップ)を用いた射撃で死神とデスストーカーを使っている。
生成 亜綺羅:あとリンクスコール徽章(イレーストレース)も入っていました。ダメージが通れば防具が破壊されます。
百入結衣子:耐えられるわけもなし!“無支祁”に懐旧/猜疑心で取得して昇華復活。
百入結衣子:“最高次の複雑性”試製御渡用戦闘衣(完全熱工学迷彩服)は破壊されました。
GM:ではちょっと演出。
生成 亜綺羅:「……これは」 生成の姿が消えた。瞬間に、百入は気づく。
生成 亜綺羅:「“オベリスク・ゴースト”の能力を転用して……作られた……」 百入さんの服の内側に、影のかぎづめが入り込んでいる。そのままパーカーを引き裂く。
百入結衣子:「……!?」
生成 亜綺羅:「対特殊兵装用兵装。結衣子でも知らなかったでしょう。これがいまのUGN……!」
百入結衣子:「……知りたくもなかったな」呟く。
GM:攻撃終了を告げるように、百入の血が飛ぶ。生成もまた、空間移動で寸断された血痕を残す。
百入結衣子:「死してなお、終わらないって?冗談じゃない」苦痛に顔を歪めながら。
百入結衣子:「死んだら終わりでしょう。全部。だから、そうならないように、あたしたちが」
百入結衣子:「……いや。聞いてはもらえないか」
生成 亜綺羅:「……結衣子がUGNと戦うって決めたなら、理由があるのはわかってる。でも……」
生成 亜綺羅:「……私には、できない。結衣子みたいに強くない……UGNが恐ろしい……!」
百入結衣子:「違う。あたしは、守りたいものを守ってる。それだけ」
百入結衣子:「これまでも……今も。何も、変わらない」
GM:手番は次へ。
GM:椋実さんだ……手加減して……
椋実翔利:よし、動きます。ここまで攻めたら攻め抜きましょう……
椋実翔利:《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》+《因果歪曲》+《パラドックス》 さっきと同じ組み合わせだ
GM:こいっ
GM:あ、パラドックス
GM:待っただ
椋実翔利:お?
烏羽岬:突然田舎者っぽくなった
GM:このままじゃ抱え落ちだ……やるしかねえ!
錫谷亮:コンボ:セベトゥの統制。《時の棺》します。
烏羽岬:おぼぼぼぼ
椋実翔利:ヒハハーッ! 命乞いでもするつもりかギャア~~ッ!?
GM:全滅するわ!
百入結衣子:うっわ
鶴喰湊融:やめてほしい
椋実翔利:鶴喰! かわいらしくおねだりでヤツの棺を遅らせろ!
錫谷亮:黒い本を開き、羽ばたく鳥を密集させる。
椋実翔利:「行くぜ二発目……!」 先程と同様。激烈な連射を、跳躍砲口にて上空から降り注がせる
錫谷亮:「ここしかない……止めたぞ、マスター・ヴォルト!」
錫谷亮:砲撃を膨大な群れが受け止めていく。
椋実翔利:(あの《無支祁》とかいうクソさえブチ殺せば状況は変わるかもしれん……可能なら話をしたいが)
椋実翔利:(あるいは仲間意識ってものがあるんならそれでも……ッ!?)
GM:超密度の肉の壁に等しい。破裂する鳥が、ほかの鳥の衝撃を緩和して連鎖する。
椋実翔利:……激烈な連射、と言うには言えるが、実際それは、一息で160連射。なるほど尋常でない数にはなるが……限りはある。
椋実翔利:「オイオイオイオイ、そんな手段で防ぐのかよ……!」
錫谷亮:「……これほどか。今の手は……」 青ざめた顔で本を握りしめる
錫谷亮:「二度とできない。早く決着を……!」
椋実翔利:「UGN内の動物愛護団体とバードウォッチング愛好会にチクッてやろうか?」
甲斐美冬:「ユニークな発言をする敵ですね」
椋実翔利:笑いながら声をかけ、背筋を落ちる汗を誤魔化す。ここで殺しきれなかった『そいつ』は、もうこちらに弓を向けている……!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+13した (侵蝕率:120->133)
甲斐美冬:「今度はこっちが時間を稼がれてます? ――狙撃します」
GM:手番は甲斐美冬。
甲斐美冬:オートでコンボ:白毫相。オリジナルツール:《射撃》。達成値+12。
甲斐美冬:機械仕掛けの小手が生成され、甲斐の両手を覆う
甲斐美冬:メジャーでコンボ:牛眼睫相。
甲斐美冬:コンセ+ペネトレイト+小さな塵+スピットファイア+パーフェクトコントロール。対象は椋実あsん。
甲斐美冬:椋実さん!
椋実翔利:来いよ!
甲斐美冬:本来はコンボ:方丈相で範囲攻撃するつもりが、単独エンゲージなのでこうだ。いきます。
甲斐美冬:11dx7+45
DoubleCross : (11R10+45[7]) → 10[1,4,4,5,6,6,7,7,7,10,10]+10[3,4,6,7,10]+10[4,8]+10[10]+5[5]+45 → 90
椋実翔利:ヒッッ
椋実翔利:暴走リア不!
GM:絶対外さないぞという強い意志でダメージ出します。
烏羽岬:やべー
GM:11d10+40 装甲無視
DoubleCross : (11D10+40) → 57[3,4,2,7,10,2,8,4,7,9,1]+40 → 97
椋実翔利:こっちはロイスを大事に使う派なのでね! 戦闘不能です
椋実翔利:逆ナンのUGN/"ザンザーラ"/興味/○脅威 これをタイタスにして復活
甲斐美冬:「行きました」 小手に包まれた手が弓を引く――その実際の動作はまるで見えなかった。
甲斐美冬:体が傾き、腕が動いた。そう思った瞬間には、赤い残光を残して矢が抉っている。一度に十は射っただろう。そのすべてが――
甲斐美冬:椋実翔利に着弾している。
椋実翔利:「 」 息をにわかに飲んだ瞬間、熱線が収束した。直撃だ、全てが命中している
甲斐美冬:「まだ動きますか? ……把握しました。これは大物ですね」
椋実翔利:……だが、倒れてはいない。もうもうと立ち込める黒煙、あるいは破壊されたビルの断熱材の舞い散る中、なお立っている。
椋実翔利:「……ああ。受けてやったんだよ。当然だろ」
椋実翔利:「なんせ撃つためにここにいる! 誰が動いてやるか! ……さあ、オレとテメエのどっちが先に止まるか、試してみるか!!」
甲斐美冬:「ですね。そうこなくては」 少し笑ったように見えた。
椋実翔利:「それはそれとしてオレは《マスターヴォルト》じゃないからな!!!」
甲斐美冬:「……戦いらしくなってきました」
GM:手番は次へ。
GM:百入さんだ
百入結衣子:マイナーで『監視者キムラヌート』。これは今決めたコンボであり
百入結衣子:《陽炎の衣》です。隠密状態に。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3した(侵蝕率:126->129)
GM:OK!
百入結衣子:メジャーで『エーイーリーの六分儀』。
百入結衣子:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》《レーザファン》。後衛エンゲージを攻撃。
百入結衣子:倒れているものにはとどめを刺す宣言を。
GM:OK!
GM:手出しのできぬ隠密者…判定をどうぞ!
百入結衣子:13dx@7+5
DoubleCross : (13R10+5[7]) → 10[1,1,2,3,6,6,6,6,7,7,8,10,10]+10[5,7,7,9,10]+10[6,6,8,10]+10[6,9]+6[6]+5 → 51
百入結衣子:よしよし
GM:うおお!燃えろ二人とも!
甲斐美冬:ドッジ。
甲斐美冬:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,3,4,10]+6[6]+1 → 17
甲斐美冬:無理!
錫谷亮:ドッジ。
錫谷亮:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,5,7,10]+8[8] → 18
錫谷亮:無理!
錫谷亮:領域の盾で、甲斐さんに塩川さんをカバーリングさせる。自分は素で受ける。
GM:ダメージを!
百入結衣子:6d10+42+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (6D10+42+3D10+5) → 35[6,6,7,2,8,6]+42+11[5,3,3]+5 → 93
GM:甲斐さんは戦闘不能!
GM:いま計算してましたが、錫谷は斥力障壁にワンチャンをかける。
錫谷亮:93-1d10-18-8
DoubleCross : (93-1D10-18-8) → 93-4[4]-18-8 → 63
椋実翔利:犬チャン……
錫谷亮:だめ……!
錫谷亮:せ、戦闘不能か…
GM:後衛が全滅しました
烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[10]―(10m)―椋実[12]
雲居[9]、生成[57]
百入結衣子:身を晒したまま、指先から無数の光条を引く。
百入結衣子:敵にも味方も、露わに晒すように。
百入結衣子:夥しい数の細線は、一団へと殺到、着弾。
百入結衣子:その狙いの先は、露骨なほどに明白に。
錫谷亮:「まずい。“クロイドン・キャット・キラー”……!」
百入結衣子:その場に崩折れる男を指向している。
甲斐美冬:「カバーします。支部長」
錫谷亮:「わかっている!」 黒いページが宙を舞い、甲斐を押し飛ばし、それを防ごうとする。
百入結衣子:「うん。そこで密集してね」ページに当てて反射軌道を作り、動きを止めて。
百入結衣子:着弾した相手を停止させる。分子運動を停止し、熱を奪い去り、動きを奪い去り。
百入結衣子:何の変哲もない、量産品のショットガンを取り出し、ありったけ叩き込んだ。
錫谷亮:「防御を」 黒いページで壁を作ろうとする。だが、密度が足りない。
錫谷亮:「……」 そして動けない。
百入結衣子:銃弾の熱と衝撃。破壊とともに、対象の時間を再び動かす。
甲斐美冬:「……継戦不能……です」
百入結衣子:「……あたし、別に」その指先は凍りつき始めている。
百入結衣子:「これがないと、撃てないわけじゃないよ」冷却能力のフィードバック。特殊装備はそれを防ぐためのものだ。
錫谷亮:「《リンクスコール》……!」
錫谷亮:「ここで……取り逃がすわけには……!」
百入結衣子:「殺してない。今あなたが庇った人について、話がある」
百入結衣子:「あるいは“アビー・ラバー”……後で話す準備があるから」
錫谷亮:「……ブラフの多い敵だ。構うな、“カレイドソーン”!」
百入結衣子:「邪魔しないで。するなら殺害を優先してもいい」
錫谷亮:「やれ!」
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7した(侵蝕率:129->136)
椋実翔利:「あ? 今の攻撃……まあ百入か。オレが防御を引きつけてやった甲斐があった気がするぜ!」
椋実翔利:「撃ち合いがナシになったのは、悪いな。でもお前らとやり合うのがゴールじゃないんだ」上から目線でものを言っている
甲斐美冬:「……軽口、止まりませんね」
雲居春音:「……りょ、了解っ! もうワケわかんない、けど!」
GM:雲居春音の手番。
雲居春音:マイナーなし。
雲居春音:コンボ:いばらヒメ。いつものやつ。
烏羽岬:すっかりおなじみになったいばらヒメ
雲居春音:コンセ(ノイマン)+コントロールソート+血の宴+鮮血の一撃+ブラッドバーン+フェイタルヒット。対象は同じエンゲージの3人。烏羽・鶴喰・百入。
GM:妨害ありますか!
椋実翔利:《時の棺》。その判定を失敗させます。
GM:そうはいかぬ。
椋実翔利:な、なんだと
雲居春音:コンボ:くくりヒメ。嫌悪アージの《マリシャスブラッド》。
烏羽岬:ひええ
椋実翔利:アージエフェクト!
雲居春音:というわけで攻撃します。椋実さんは浸食率を上げてね!
百入結衣子:《ミスディレクション》。
GM:OK!対象は烏羽くんを選びます。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+10した (侵蝕率:133->143)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5した (侵蝕率:136->141)
雲居春音:14dx7+6
DoubleCross : (14R10+6[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,6,7,7,7,8,8,9]+10[1,2,4,4,7,9]+10[1,7]+10[7]+10[8]+2[2]+6 → 58
GM:勝利の女神もここで乗せずにいつ乗せる、いま載せます。
GM:達成値は76に。
GM:リアクションどうぞ!
烏羽岬:う、ううーん
烏羽岬:居合いを使うとドッジ固定値が36か。勝利の女神で+18しても54。
烏羽岬:まあ届くまい……
烏羽岬:ということで、いつものように省エネドッジします。《切り払い》。
烏羽岬:5dx+24=>58
DoubleCross : (5R10+24[10]>=58) → 8[3,3,3,8,8]+24 → 32 → 失敗
烏羽岬:まあそうですよね!ダメ!
GM:OK…
GM:ではダメージ!
GM:12d10+22 諸々有効
DoubleCross : (12D10+22) → 73[2,5,9,9,7,10,2,3,10,7,8,1]+22 → 95
烏羽岬:絶対死ぬw
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:121->122)
烏羽岬:絶対死ぬので、ロイスを切って復活します。えーと
烏羽岬:椋実さんのロイスを切るかな。兄が頑張っているんだからこちらも頑張らねばなるまい。
椋実翔利:長男なので頑張っている! 長男を見習え!
椋実翔利:「その技は……何度と見たんだよな!」
椋実翔利:……開戦の初撃の折、砲撃を数発、亜空間に『保存』していた。それらは今に至ってもその威力を失うことはなく。
椋実翔利:脅威となると分かっていた、彼女の剣。その踏み込みに合わせて、死角にゲートを開き、放出する!
雲居春音:「……こっちこそッ」 足元に、血が一筋流れている。 あふれ出し、立ち上がり、壁となる。
雲居春音:「そう来るって思った! ……だから、えーと……もういいや!」 古太刀を全力で振りかぶる。
椋実翔利:「……うおっ!? マジかよ! マズい皆……!」
百入結衣子:壁に一発、レーザ光をねじ開ける。砲弾自体は通らぬものの、
百入結衣子:爆風だけ差し込ませる。移動方向を大きく制限。
雲居春音:「うぐ」 体勢が崩れる。大きな茨を出せない。狙いは一方向……それならば、
烏羽岬:「いや、いい椋実。気にするな――――」
百入結衣子:「ごめん!こっちも浅い!岬!」
烏羽岬:「これは受けておきたい」
雲居春音:「烏羽のッ」 振るう刃が血によって禍々しく武装する。何本もの鉤爪が生える。
雲居春音:「バカッ!」 叩き込む。衝撃の瞬間にも刃が生える。
烏羽岬:切り刻まれます。斬撃の勢いでそのまま後ろへ跳び、再生する。
烏羽岬:「……ふむ。これなら問題なさそうだ」 じくじくと傷口を確認する。
烏羽岬:「雲居だけでなく、うちの鶴喰にも関わることだ。暴走した刀の威力がどれほどのものか、今のうちに見極めておきたかったが……」
烏羽岬:「問題なく止められる」
雲居春音:「っ……、ごほっ」 よろめいて咳き込む。 「なんで、まだ立ってくんの……!」
烏羽岬:「《ヴリトラ》だからだ」
烏羽岬:「共に立つ家族がいる以上、僕は決して倒れない」
雲居春音:「……なにそれ……! 家族って、そんなの……そんなの……」
GM:手番はそのまま鶴喰さんへ移ります。
鶴喰湊融:はい。
鶴喰湊融:では前回に続きましてマイナーなし、メジャーで
鶴喰湊融:コンボ:八重紅大島≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪ジャイアントグロウス≫にて同エンの雲居ちゃん生成ちゃんへ。
GM:あ、雲居さんは7点のバックファイアを受けてます。それだけ!
鶴喰湊融:了解!では判定!
GM:OK!
鶴喰湊融:16dx7+8
DoubleCross : (16R10+8[7]) → 10[2,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,7,7,8,9,9]+5[2,3,3,5,5]+8 → 23
烏羽岬:ム!
GM:どうしますかい!
鶴喰湊融:げげ。≪剣精の手≫!
烏羽岬:あっそれがあったか!
鶴喰湊融:最後の5を振り直し!
鶴喰湊融:1dx7+28
DoubleCross : (1R10+28[7]) → 3[3]+28 → 31
鶴喰湊融:ま、まあなんとか繰り上がった…。
烏羽岬:というかもう石板マンが居ない以上、23でも避けられる心配はしなくていいんだな・・w
GM:勝利の女神ありますか?
烏羽岬:1分待ってください!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+14した(侵蝕率:129->143)
烏羽岬:よし!《勝利の女神》します。
烏羽岬:達成値を+18して49に。
鶴喰湊融:ありがとう!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:122->126)
GM:OK!
GM:ではリアクション!
雲居春音:雲居ドッジ。
雲居春音:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,7,9] → 9
雲居春音:無理すぎる。
鶴喰湊融:ふいー、よかった。あ、生成さんはどうでしょう
生成 亜綺羅:ガードでコンボ:聖体機密、ネツァク。グラビティガード+魔人の盾。
鶴喰湊融:やめてほしい。
GM:ダメージをください!
烏羽岬:魔人の盾!?
鶴喰湊融:ではダメージ!
鶴喰湊融:5d10+21+12+2d10 ジャイグロはラスト!装甲無視!
DoubleCross : (5D10+21+12+2D10) → 19[6,2,8,1,2]+21+12+16[9,7] → 68
鶴喰湊融:む、むう…
鶴喰湊融:68点装甲無視です!
生成 亜綺羅:68-4d10-12-40
DoubleCross : (68-4D10-12-40) → 68-23[5,9,1,8]-12-40 → -7
百入結衣子:ヒエッ
鶴喰湊融:なあにそれえ…
椋実翔利:鬼
GM:生成は完全にガードし、
GM:雲居は68ダメージを受けました
烏羽岬:ダイス勝負は互角だけど、魔人の盾のカット率がやっぱりヤバいな・・w
鶴喰湊融:では演出!
GM:演出どうぞ!
鶴喰湊融:「あまり、個人間の事情には手を出すつもりはありませんけれど」
鶴喰湊融:「そんなに言いたいことがあるなら、きちんと話し合う場を設けてもいいと思います――」
鶴喰湊融:「なので。一回ちょっと、話を聞いてもらうためにも」ゆらりと、大太刀が背に隠れ。
鶴喰湊融:「一回、眠って下さいね…!」花弁の旋風と共に、横一文字の刃が走る。
生成 亜綺羅:「……例の太刀。来るよ、“カレイドソーン”……いや」
生成 亜綺羅:「遅いか……」 空間を歪め、壁にして防ぐ。
雲居春音:「っつ……!」 避けきれない。かなり深く斬り裂かれる。
鶴喰湊融:歪んだ空間を断ち斬れない。そのまま刃が流れるのを、強引に能力で制動――
烏羽岬:「気にするな。そのまま行け、鶴喰」
鶴喰湊融:「……いいの?」
烏羽岬:「挟み撃ちにすればいい」 湊融の逆に回り込み、雲居さんにナイフを投擲している。
鶴喰湊融:「了、解!」制動の動きのまま、切り裂いた。
雲居春音:「この剣……!」 切り裂かれながら、空中で姿勢を制御。壁を蹴って復帰する。
雲居春音:「……“剣鬼”のやつと違う。違うけど……なんでこんなに似てるの?」
鶴喰湊融:ぴくりと顔が一瞬動いた。「同郷のものだからですよ、雲居春音」
雲居春音:「同郷って……!」
鶴喰湊融:「わたしのものは、どこかおかしいようですが。貴方のものと、アレの剣は同一の遺跡から出土したものだ」
雲居春音:「何なの? どういうこと? あなたたち何? 誰?」
GM:ということで、手番は烏羽くんへ。
烏羽岬:「ふむ……雲居。それから《モーターウェイ・フォックス》」
烏羽岬:「大勢は決しただろう。武器を収めて、僕らの話を聞く気はないか?」
烏羽岬:「FHからUGNへ。馬鹿げた提案だと思われるかもしれないが、色々と話したい事がある」
生成 亜綺羅:「時間稼ぎなら、付き合うけど……」
烏羽岬:武器は持っていない。素手のままの両手を掲げ、ひらひらさせる。
生成 亜綺羅:「……つまり、そういうこと。私は、やっぱり自分の組織が恐ろしい」 増援の可能性があることを示唆している。
烏羽岬:「そうか。なら、仕方があるまい」 行動します。
烏羽岬:エンゲージがふさがってるのでマイナーはなし。《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《居合い》。
烏羽岬:落とせるか……? 生成さんを殴ります。
GM:どうぞ!
烏羽岬:5dx+12+12+12-5
DoubleCross : (5R10+12+12+12-5[10]) → 6[2,3,4,4,6]+31 → 37
烏羽岬:バディムーヴが欲しい出目
生成 亜綺羅:神品機密、イェソド。グラビティガード。
GM:ダメージをどうぞ。
烏羽岬:水晶の剣が8なので、
烏羽岬:4d10+16+7+7+7+7 こうかな。使用武器は水晶キーンナイフII+1と、キーンナイフIIを4個。装甲を-25。
DoubleCross : (4D10+16+7+7+7+7) → 20[9,5,1,5]+16+7+7+7+7 → 64
GM:守り抜く力…!がんばれ生成!
烏羽岬:出目は平均値だが……!
生成 亜綺羅:64-4d10-12
DoubleCross : (64-4D10-12) → 64-15[10,3,1,1]-12 → 37
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:126->134)
GM:ウゲーッ低め!でも死には至らない。
烏羽岬:さすがに硬いな……!
GM:なんとか生き残ってる。
GM:そして反撃もする。
烏羽岬:!?
生成 亜綺羅:コンボ:マルクトの矮星。
生成 亜綺羅:みんな大好き《鏡の盾》で37点ダメージです。
烏羽岬:ひえー死ぬ
烏羽岬:仕方がない。ここはリーダーのロイスを切りましょう。
烏羽岬:両手をひらひらさせる。武器は持っていない。
烏羽岬:「消える相手が厄介なら、消えていない時を狙えばいい……つまり」
烏羽岬:「もう終わっている。そろそろ効いてきたか?」 生成さんの首元に数本の針。
烏羽岬:椋実が大暴れした時、土煙に紛れて吹き矢を使った。
生成 亜綺羅:「……確かにね」 顔をしかめ、針を引き抜く。
烏羽岬:丹村に使ったものとはまた違うもの。筋弛緩毒を塗った毒針。
生成 亜綺羅:「そういう手。立派に暗殺者ね……!」 壁に手をつく。呼吸が荒い。
生成 亜綺羅:「でも、こっちも……」 何かをたぐるような仕草。
GM:烏羽の周囲の空間が緊縮する。糸状にほつれた“空間”そのものが、烏羽の体を引き裂く。
烏羽岬:「!」
烏羽岬:一瞬遅れて飛び退く。外套の半分と右腕を盛大に切り裂かれた。
生成 亜綺羅:「……お互い、仕掛け細工が得意みたいね」 笑みとも言えない笑みを浮かべた。
烏羽岬:「気が合うかもしれないな。もしUGNで行き場をなくしたら、《ヴリトラ》に来るといい」 かすかに笑いを返す。
GM:ラウンド2.
GM:セットアップから!
GM:何かある人はどうぞ。
GM:こちらはもうナシです。
烏羽岬:うーん、あと二人か。うーん
烏羽岬:限界突破女神は腐るかもしれないな。
百入結衣子:《先陣の火》。行動値を+10。
鶴喰湊融:わたしは無し!
椋実翔利:もはやなにもない
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:141->143)
烏羽岬:よし、なしにします。シナリオ2回だし。
GM:OK
GM:初手は百入さんです。
百入結衣子:マイナーで『監視者キムラヌート』――《陽炎の衣》。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3した(侵蝕率:143->146)
百入結衣子:メジャー『アディシェスの栄誉』。《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。
GM:来るか……ターゲットは誰だ…!
百入結衣子:生成亜綺羅を攻撃します。
GM:OK!判定をどうぞ
百入結衣子:14dx@7+5
DoubleCross : (14R10+5[7]) → 10[1,3,4,5,5,5,5,6,6,8,8,8,9,10]+10[2,2,4,6,10]+3[3]+5 → 28
百入結衣子:むーん
生成 亜綺羅:セットアップでコンボ:ティファレトの飾り窓を使用しています…宣言が遅れました!
生成 亜綺羅:虚無の城壁でガード値を+12。
GM:これはあるぞ…!
GM:うおお!雲居チャン!力を!
生成 亜綺羅:ドッジ!
生成 亜綺羅:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,2,4,10]+4[4]+1 → 15
生成 亜綺羅:!!!!
烏羽岬:あるぞってドッジの方……!?
烏羽岬:うわっ
雲居春音:勝利の女神を使用。
雲居春音:達成値を+18.
椋実翔利:こっ、この野郎
生成 亜綺羅:達成値33で回避しました。
GM:残念ですがこれは回避です…
鶴喰湊融:ではここで、百入さんのロイスをSロイスにしたいのですが、いいでしょうか!
GM:いいですよ!
鶴喰湊融:同僚兼姉 百入結衣子 〇好意/心配→Sロイス 百入結衣子 〇好意/庇護 で、昇華!異世界の因子の回数を回復し。
鶴喰湊融:雲居ちゃんの、≪マリシャスブラッド≫をコピーして、勝利の女神を打消し!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:143->148)
GM:OK!ではこのまま当たると生成さんが吹き飛ぶので、
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6した(侵蝕率:148->154)
GM:雲居さんが行動放棄カバーリングします。
GM:ダメージをください!
百入結衣子:3d10+42+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (3D10+42+3D10+5) → 14[4,8,2]+42+28[9,9,10]+5 → 89
GM:では雲居さんが戦闘不能……の、前に
雲居春音:コンボ:咽び嗤う寒緋
雲居春音:《ラストアクション》+《刹那の勝機》
烏羽岬:まだ立つ!
GM:ラストアクションを止めることもできる。どうしますかっ
鶴喰湊融:て、これ刹那がHP0にするやつか!!
GM:刹那の勝機などなかった!普通にラストアクションです
鶴喰湊融:lvアップでもう一回使える、≪マリシャスブラッド≫!それは打消しだ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6した(侵蝕率:154->160)
鶴喰湊融:フフ、エフェクトlvが上がってしまった……
鶴喰湊融:水晶の剣の対象者は更に+2してね。合計+10だ。
GM:爆上げ…
GM:OK!では処理が終了し、雲居さんは戦闘不能になった。
GM:演出どうぞ!
百入結衣子:「……」無言で指を掲げる。
百入結衣子:凍りつき始めた指が狙うその先は、生成亜綺羅。
生成 亜綺羅:「……速さでの勝負に」 すでに空間をゆがめている。
生成 亜綺羅:「付き合うつもりはないわ」 その姿は空間を折りたたんだ虚像に近い。
百入結衣子:もう片手は自分の心臓へ。熱で増速し、一気に決着をつける構え。
生成 亜綺羅:すでに回避を始めている。
百入結衣子:「決めた瞬間の速さなら亜綺羅のほうが上でしょうけど」
雲居春音:「生成先輩! フォローしますっ」 勝利の女神。血液で作った盾が地面からせり出す。
百入結衣子:「あたしはやりたいときに速くやる」その燐光は盾に吸い込まれた。
鶴喰湊融:「させ、ません!」大太刀。白と黒の刃が、その盾を割る。
雲居春音:「……同じ、系統の剣……それなら!」 飛び出す。百入と生成を遮るように。
鶴喰湊融:「無茶をする……!」流石に射線からどかすのには間に合わない。
百入結衣子:全く同じ軌道で2発目。雲居春音へ叩き込む。
雲居春音:「……っ」 射撃を遮る。体で止める。
百入結衣子:本体の動きを止め、ショットガンを抜き撃ち。
百入結衣子:その機動は、始めて邂逅したときと全く同じように。
生成 亜綺羅:「雲居!」
百入結衣子:「春音ちゃん、ごめんね。少し、止まってて」
雲居春音:「……く、ぐ」 体は倒れようとする。だが、太刀を握った両手が動く。
百入結衣子:「すぐ終わるから……え?」
百入結衣子:「動きは、確実に……!」
雲居春音:「ごほっ」 咳き込むと血が吐き出される。刃から血が逆流していた。
鶴喰湊融:その手――いや。太刀が動いた時に、既に駆け出している。
鶴喰湊融:「手放しなさい!呑まれますよ!」
雲居春音:「“騒雁”……!?」
雲居春音:「なにこれ」 目を丸くして自分の腕を見ている。それが自ら動く。
鶴喰湊融:「………ッ」もう一度。あの。“虚宿”のように。わたしは、剣に誰かを飲ませるのか?
鶴喰湊融:彼女の事は、よく知らない。でも。
鶴喰湊融:「させるか……!」いいひとであることは、あの海で知った。
鶴喰湊融:「“薄墨”ィ!!」刃を振るう。目標は、雲居春音の手にある太刀。
百入結衣子:「湊融……っ!」
雲居春音:「あ」
鶴喰湊融:赤く光る。血の色のように。
鶴喰湊融:それが、逆流する血の流れを断ち。“騒雁”を、巻き上げ、弾き飛ばす。
GM:――ぎきっ、と、異様な音が響いた。
GM:“薄墨”はきみの意思を完全な形で成立させた。
GM:刃は血の糸を引きながら雲居の手から離れた。
鶴喰湊融:「、は、ッ、」息が乱れる。異様なまでに心臓が早鐘を打ち、レネゲイドが騒めいている。
雲居春音:「ごほ」 空咳をして、その場に膝をつく。崩れ落ちる。
雲居春音:「……ごほっ。あ……あ、ありが、と……!」 震えながらつぶやく。戦闘不能。
鶴喰湊融:「は、は、はぁっ………、」荒い息と額から零れる冷や汗。
鶴喰湊融:「まに、合った…。」
百入結衣子:「……湊融。無理、しないで……」
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:146->150)
鶴喰湊融:「だい、じょうぶです。……ちょっと。休みたいですが……」
百入結衣子:「……うん。亜綺羅」
百入結衣子:「もう、あなたが苦しむ必要はない。やられたふりをして」
生成 亜綺羅:「……無理よ」
生成 亜綺羅:「見られているもの。きっと……いえ。間違いなく」
GM:生成の行動。
GM:もう前の手番と違って雲居さんをカバーリングさせられることもない。
生成 亜綺羅:マイナーでコンボ:ホドのシジル。陽炎の衣+斥力跳躍。
GM:下方向に10m移動。
烏羽岬:むっ、離脱した
生成 亜綺羅:メジャーでコンボ:コクマーの象限儀。
生成 亜綺羅:コンセントレイト+見えざる死神(&デスストーカー)+レーザーファン。
生成 亜綺羅:対象は鶴喰・百入・烏羽。
生成 亜綺羅:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[2,4,5,5,6,6,6,8,9,9,9,9]+10[3,4,4,5,10]+10[8]+3[3]+8 → 41
GM:ど、どうだ!
烏羽岬:とりあえず避けようっと。乱れ晴嵐。《切り払い》。
烏羽岬:6dx+24
DoubleCross : (6R10+24[10]) → 8[1,1,2,2,6,8]+24 → 32
鶴喰湊融:ドッジ。
烏羽岬:《勝利の女神》します。回避。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:134->139)
鶴喰湊融:12dx+1=>41
DoubleCross : (12R10+1[10]>=41) → 9[1,2,2,2,4,6,6,6,6,7,8,9]+1 → 10 → 失敗
鶴喰湊融:まあそうね……あたります
GM:烏羽ァ…
GM:速いよ…
百入結衣子:6dx ドッジ
DoubleCross : (6R10[10]) → 7[1,3,4,4,5,7] → 7
烏羽岬:こっちで居合いを使って女神は取っておいてもよかったな……w でもギリギリだからちょうどいいか
百入結衣子:『帝国宝珠、バチカル』。《炎陣》で湊融をカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:150->152)
GM:OK。ダメージを出します。
生成 亜綺羅:5d10+50 諸々有効
DoubleCross : (5D10+50) → 34[8,9,8,6,3]+50 → 84
生成 亜綺羅:「これは、私の」 その姿が掻き消える。
烏羽岬:なんという固定値だ……
生成 亜綺羅:「決着のための――一撃」 不可視の射撃。鉄片の嵐が空間を抜けて殺到する。
百入結衣子:既に前に躍り出ている。攻撃を知覚出来ているわけではない。
百入結衣子:だが、攻撃のタイミングは、幾度となく合わせてきた。
鶴喰湊融:「――ッ」元から知覚不能な上、異様な疲労感…今まで使わなかった筋肉を強引に動かしたような違和感で、動けない。
生成 亜綺羅:いつ放ったものかわからない。戦う前からか。空間の“糸”で固定させていた鉄片と、それに伴う運動エネルギーが解放されている。
百入結衣子:いつ仕掛けるかは、分かる。それを身体で受け止めることも。
烏羽岬:「うむ。攻撃自体はまったく見えないが」
烏羽岬:「お前の呼吸ならさっき見た」
生成 亜綺羅:「……それでも読んでくる。さすがね、結衣子……それに、烏羽岬」
烏羽岬:わずかな攻撃の予備動作を盗み、事前に攻撃範囲外に出ている。
鶴喰湊融:「――百入さん!」
百入結衣子:「……じゃあ、これで」口の端から血を吐かない。既に凍りつき始めている。
生成 亜綺羅:「かわされて、止められた。驚くわ……本当に……」 ため息をつく。よろめく。
烏羽岬:「よせ鶴喰。これも百入流の、過去とのけじめだ」
百入結衣子:防寒装備無しでの攻撃のフィードバックは、全身を氷で蝕んでいる。
鶴喰湊融:「……分かってるけど!それでも……!」身体を受け止める。その冷たさと軽さに、泣きそうになる。
百入結衣子:「見られてても、証明になるよね、亜綺羅」
百入結衣子:「……十分でしょう」それきり倒れて。
百入結衣子:そのまま倒れて復活しません。
鶴喰湊融:そっと横たえる。刃を、なんとか構えなおす。
烏羽岬:「見ろ。戦いにおいて、これほど満足そうな百入の顔を見たことはあるか? 僕はない」
鶴喰湊融:「………こんなの」
生成 亜綺羅:「……そうね」 椋実を振り仰ぐ。
鶴喰湊融:「別の時で見たかった!」
生成 亜綺羅:「あなたがやってくれるの?」
烏羽岬:「百入が起きたら言ってやるといい。そのためにも残りを倒さないとな」
椋実翔利:真剣な表情だ。乱戦を抜けた瞬間から、すでにその砲口は生成を睨んでいる。
GM:手番は椋実さんへ
椋実翔利:《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》 因果歪曲がなくて済むから軽くて助かるぜ!
椋実翔利:対象は生成チャンだ
GM:こいーっ
百入結衣子:CR弾!
椋実翔利:おねいちゃん!
百入結衣子:あとNPCも使って!
百入結衣子:ダイス10個!
鶴喰湊融:アドバイスだ!そうだ恵那ちゃんと江永さんよ!
GM:気づかれたか…
GM:グラビティガードじゃどうしようもない予感が強い
椋実翔利:そうだそうだ、オレに合わせてもらうぞ舘原!
椋実翔利:というわけで、攻撃直前にCR弾を使い、◆《フラワルド》舘原恵那 もここで使用。
GM:OK!
椋実翔利:他はない、いくぞ!
GM:この判定がめっちゃヘボれば回避ワンチャン
椋実翔利:26dx7+8-3
DoubleCross : (26R10+8-3[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,9,10,10]+10[6,7,9,10]+10[2,7,7]+10[5,10]+4[4]+5 → 49
椋実翔利:ヘボったがめっちゃってほとでもない……!
生成 亜綺羅:神品機密、イェソド。グラビティガードだ!
GM:ダメージをどうぞ!
椋実翔利:5d10+32+2d10+10
DoubleCross : (5D10+32+2D10+10) → 26[2,2,9,10,3]+32+7[1,6]+10 → 75
椋実翔利:あ、CR弾で+3して78
GM:OK
椋実翔利:で江永も使います! +20!
GM:グラビティガードでは防ぎきれない数字になりましたが、一応振っておきます。
生成 亜綺羅:98-4d10-12
DoubleCross : (98-4D10-12) → 98-18[8,4,1,5]-12 → 68
GM:denai!
GM:生成も戦闘不能です。演出をどうぞ。
椋実翔利:「百入を止めた所で」
椋実翔利:「ソイツと一緒に戦うオレらあと四人。まだオマエの相手は残ってるぜ! そしてお前は『距離を取った』」
椋実翔利:「……どういうことか分かるだろ!」 その言葉は既に、生成には向けられていない
舘原恵那:『……見えてるし、聞こえてる』
舘原恵那:『余計なこと言わないで。それさえなければ』 ビルの上空から、何かが落ちてくる。それは間違いなく爆撃だ。
舘原恵那:『凄腕の傭兵って言えなくなくもないかもしれない可能性がゼロじゃない』 地面に落ちる前に爆発が始まる。
烏羽岬:「あれは……なるほど。そうか」
烏羽岬:「恵那だな。百入、少し移動するぞ」 倒れた百入を片腕で抱き上げ、物陰へ入る。
鶴喰湊融:「……助かりますね、本当」こちらも鳥羽くんに従い別の物陰へ。
江永瑞穂:「……援護! しますっ」 ビルとビルの隙間を、炎が帯状に走る。うねり、膨張し、生成の防御となる空間を熱で満たす。
椋実翔利:彼女の操る空間解釈能力は、これまでの戦闘でよく見てきた。コイツには『緩急』があると、直感で理解している。
椋実翔利:だから、先の攻撃から未だ時経たぬこの瞬間に、波状での攻撃を実現すれば、
烏羽岬:「しばらく物陰から出ないほうがいいな。ヴリトラの最大火力担当二名と、アードゥルの支援だ」
椋実翔利:「オマエ一人じゃ切り抜けられん!」
生成 亜綺羅:「……まったく、その通り」 空間による遮蔽防御をあきらめている。
烏羽岬:「巻き添えを喰えばオーヴァードでも危うい……敵にとっては災難だった」
椋実翔利:だから、その隙にねじ込む。上空のゲートは一斉に閉じ、生成の頭上へ小さなゲートを一つ。
生成 亜綺羅:「弱点は……これね。熱量……」 空間が熱を帯びており、触れた手が灼ける。
生成 亜綺羅:増してや全身を覆う形で防御することなどできない。
鶴喰湊融:「………本当、どんなオーヴァードだろうと…“無敵”なんて、ありえない」あれ程の手練れであってさえ、だ。
椋実翔利:破滅的な連射を亜空間にて一掴みに束ね、落とす。路地裏を、刹那眩く照らし出す。
椋実翔利:着弾の轟音は雷鳴にも似て、彼女を貫いて倒すには十分な一撃だった。
生成 亜綺羅:「……ああ」 砲撃の中で泣くように笑う。
生成 亜綺羅:「やっと」
生成 亜綺羅:戦闘不能。倒れます。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:143->152)
GM:では、戦闘終了。
GM:先にバックトラックやっておきましょう! このシーンもうちょっと続くので!
鶴喰湊融:なっ…!了解です
GM:これやっておかないと続くシーンがうまくハマらない可能性があるので!
椋実翔利:こわーい
GM:今回のEロイスは、内容は言えませんが4つです。
鶴喰湊融:怖過ぎる
GM:振る人は振ってください!
百入結衣子:謎のEロイス……
鶴喰湊融:振ります!!!
百入結衣子:振る!
鶴喰湊融:160-4d10
DoubleCross : (160-4D10) → 160-16[5,4,5,2] → 144
烏羽岬:とりあえず振りましょう。
烏羽岬:139-4d10
DoubleCross : (139-4D10) → 139-28[8,7,4,9] → 111
百入結衣子:152-4d10
DoubleCross : (152-4D10) → 152-22[7,4,5,6] → 130
烏羽岬:よし。1倍振り。
椋実翔利:152-4d10
DoubleCross : (152-4D10) → 152-19[3,5,1,10] → 133
鶴喰湊融:つ、つら。二倍!!
烏羽岬:111-4d10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-14[1,1,2,10] → 97
百入結衣子:2倍!
鶴喰湊融:144-10d10 頼む……
DoubleCross : (144-10D10) → 144-55[4,8,5,5,5,7,1,10,7,3] → 89
椋実翔利:2倍だこんなん!
鶴喰湊融:よ、よかったー!!
鶴喰湊融:帰還です!3点!
椋実翔利:133-10d10
DoubleCross : (133-10D10) → 133-67[1,8,10,8,9,7,5,3,9,7] → 66
百入結衣子:130-8d10
DoubleCross : (130-8D10) → 130-51[7,5,10,1,8,5,5,10] → 79
GM:みんな快調か…
椋実翔利:ヒ――
GM:百入さんも戻った!よかった!
椋実翔利:よかった……
百入結衣子:ふー……
鶴喰湊融:怖過ぎる…
GM:今回の経験点は10+5+撃破Dロイス7+Eロイス4=26
GM:これに各自の経験点数を足して、おいくつですか?
鶴喰湊融:29点です!
椋実翔利:29!
百入結衣子:34点です。ヴリトラへのSロイスがある。
烏羽岬:Sロイスなし組が29点なので、+2点して31点です
■経験点
烏羽岬(クオンタムさん)31
鶴喰湊融(嗣子さん)29
椋実翔利(馴染さん)29
百入結衣子(DTさん)34
GM(ロケット商会)41
GM:テイク・ズィス!
鶴喰湊融:ありがとうございます!
百入結衣子:ムシャムシャ!
椋実翔利:ムシャムシャ……
GM:ではクライマックス戦闘の続き。きみたちには気になっていることがあるはずだ。
GM:塩川誠一は、うつぶせに倒れている。
椋実翔利:攻撃を終え、上空から彼へ近づく
烏羽岬:「お疲れ。いい一撃だった」
烏羽岬:椋実を出迎える。視線は塩川から外さない。
椋実翔利:「……他の連中にも当然話は通すとして」
GM:近づかれても動かない。
鶴喰湊融:「はい、本当にありがとうございました。………それで、こいつですけれど」刃は、肩にかけるようにして。何時でも動けるように。
椋実翔利:「誰よりコイツだよな。この乱戦の初っ端、壁になって倒れたきり……」
烏羽岬:塩川さんの近くにナイフを一本投げてみたいです。当たらないように、地面かなにかに当たるコースで。
椋実翔利:「狸寝入りだったら……いや、グチャグチャ考察しても仕方ないか」 ガシガシ頭を掻いて
GM:烏羽くんの投げたナイフには反応しない。
錫谷亮:「……なんのつもりだ」
鶴喰湊融:「………動くタイミングはあった。それに、今もトドメはさせていません」いつでも斬りかかれるように。
錫谷亮:「とどめを刺すのか」
烏羽岬:「ふむ。狸寝入りではないな……僕が本気なら今ので間違いなく死んでいる」
椋実翔利:「おっ、おはよう。しかし話は後だ。誰より先にコイツだよ」
百入結衣子:「……状況によってはね」その場でかがみ込んだまま、応える。
錫谷亮:「……“無支祁”が、どうしたというんだ」
鶴喰湊融:「遺産適合者。傭兵。そうでありながら。……全くと言っていいほど、戦闘データさえない」
椋実翔利:「生かしておくのも怖いが、やっぱ拘束しよう。頼めるか?」
百入結衣子:「あたしたちがそうするのか、あなた達自身がそうするのかは、別だけど」自分に手を当て、レーザで温める。
錫谷亮:「話が見えない。なにを言いたい?」
百入結衣子:「……イリーガルが過去の戦闘経歴を一切抹消している」
烏羽岬:「ジャームの可能性がある、ということだ」
百入結衣子:「あなたがそうするよう指示なり処置した?」
錫谷亮:「馬鹿げている」
烏羽岬:「あるいはそれに類する存在。なんにせよ放置はできない」 懐から鉤縄を取り出します。本来なら潜入用に使うもの。
鶴喰湊融:「そもそもの、遺産の移植手術の痕跡も…平常時の侵蝕率データも改ざんされている」
錫谷亮:「そんな大規模なデータの改竄を?」
烏羽岬:塩川さんに近づいて拘束します。一番消耗が軽いので、攻撃されても自分ならば避けられるという判断。
錫谷亮:「誰かが気づくはずだ……そんなことは……」
GM:では、烏羽くんは気づく。
GM:塩川誠一は死んでいる。
GM:干からびて、一滴の血も残っていない。乾燥した死体だ。
鶴喰湊融:「気付いたものは、排除されてきました――≪スヴェルト≫セルに」
烏羽岬:「UGNが……少なくとも、《ギギリオン》が指示を出したわけではないわけだ。ふむ」
烏羽岬:「ふむ」
椋実翔利:「ともかくその辺、これから白黒させようぜ、ってことだ。そいつから色々話を聞いてな」
烏羽岬:もう一度唸る。
鶴喰湊融:「…鳥羽くん?」
錫谷亮:「“アビー・ラバー”とは……」
烏羽岬:「話を聞くのはいいが……この中に降霊術士か蘇生の専門家はいるか?」
鶴喰湊融:「生憎と、レネゲイドビーイングの知り合いはいませんね」
椋実翔利:「あん?」
烏羽岬:鉤縄についたフックを器用に使って、自分では手を触れずに塩川さんの死体を裏返します。仰向けにする。
烏羽岬:「死んでいる」
錫谷亮:「あのとき言いかけた。“アビー・ラバー”の名前を出したな」
烏羽岬:「それも、だいぶ前に」
錫谷亮:「その死に方は……手口が同じだ……!」
百入結衣子:「……そうよね。血を、吸われたみたいに」
椋実翔利:「……おい、ちょっと待て。つまり……どういうことだ?」
《マスター・スカイ》:「……その表現は適切ではないな」
鶴喰湊融:「…………なるほど。なるほど……参りましたね」
鶴喰湊融:「な」
百入結衣子:「あたしは、彼自身が潜入した“アビー・ラバー”だと……え」
椋実翔利:「オレたちは死体を――ッッ!?」
《マスター・スカイ》:「“アビー・ラバー”は転移する」
烏羽岬:「……! 全員下がれ。UGNもだ!」
《マスター・スカイ》:「抜け殻がそうなるんだ」
GM:顔ぐらいはみんな知っていてもいい。
GM:なにしろ巨大セルのリーダーで、マスター・エージェントだ。
鶴喰湊融:「………バロールの寄生虫かなにかで?また随分と詳しい」冷や汗。顔は、抑えている。なにせ、彼が治めるセルから、以前は仕事を貰っていた。
《マスター・スカイ》:「我々のセルが飼っている怪物でね。……役に立つ存在なんだ」
椋実翔利:急旋回して砲口を向ける。口は噤み、その男を睨む
烏羽岬:集団の一番前に出ます。倒れた雲居を守れるような位置でもある。
百入結衣子:「……“スレイベギー”……“マスター・スカイ”?」
鶴喰湊融:気象を、社会を操る怪物。
GM:Eロイス。無限を継ぐ者。
百入結衣子:その場からは動かない。動ける余力がない。
GM:Eロイス。さらなる絶望、がそれぞれ使用されました。
鶴喰湊融:(まずい。最悪だ)
《マスター・スカイ》:「こうして会うのは初めてだが、その呼び名は好きじゃない」
鶴喰湊融:スレイベギー。その主が態々出張ってきた。UGNもヴリトラも消耗しきったところに。
鶴喰湊融:「…では、何とお呼びすれば?」
《マスター・スカイ》:「わかるだろう、《マスター・ヴォルト》。きみには済まないと思っている」
鶴喰湊融:剣は脇構えに近いように。刃を見せず、でもいつでも振えるように。
椋実翔利:「……済まないと思うんならやるんじゃねえよ」
《マスター・スカイ》:「私のことは……ああ」
《マスター・スカイ》:「始まったね」
鶴喰湊融:「なに、が――」
GM:遠くを見つめる。そちらの方角が燃えている。
椋実翔利:「だが、まあ。分かるかと言われれば――」
雲居春音:「うそ」
雲居春音:「支部が!」
椋実翔利:「……UGN支部!」
錫谷亮:「なにを……馬鹿げている……!」
GM:警察病院が燃えていた。
錫谷亮:「UGNに宣戦布告でもするつもりか!? 正気の沙汰ではない!」
烏羽岬:「《スレイベギー》のトップが」
《マスター・スカイ》:「そうはならない。きみたちは少し静かにしていてほしい。用事があるのは彼らなんだ……」
烏羽岬:「わざわざ、UGN支部への放火報告をしにきたのか? 本気とは思えないが」
《マスター・スカイ》:「《ヴリトラ》」
《マスター・スカイ》:「いま、これからきみたちを殲滅する意図で攻撃する」 周囲に魔眼が浮いている。その数が増える。
百入結衣子:「……つ」
椋実翔利:「……はは」
《マスター・スカイ》:「どうなると思う?」 魔眼は雨粒のように増殖している。
鶴喰湊融:「…………大御所御自らですか?」まずい。ただでさえ消耗し切っているのに。
鶴喰湊融:笑えるくらい、勝ち目が見えない。
烏羽岬:「なるほど……」 掌サイズのメモ帳を錫谷さんへ放り投げます。
錫谷亮:「……!?」
烏羽岬:緊急時用にあらかじめ用意しておいたものだ。『"退け。《クロイドン・キャット・キラー》の話を聞け"』とだけ書いてある。
烏羽岬:「本気とは思えないな」 さらに一歩前に出る。
《マスター・スカイ》:「いまのきみたちが相手なら、さほど面倒はない。こちらが勝つ」
《マスター・スカイ》:「だが……」
椋実翔利:「そ……そうそう。『いい』のかよ。そんなことをして」 震えるような半笑いで応える
椋実翔利:「オレたち全員を始末して、いいのか?」
《マスター・スカイ》:「その通り。きみは理解しているらしいな、椋実翔利」
《マスター・スカイ》:「私がきみたちを殲滅しようとすると」
百入結衣子:「翔利?何を?」
横嶋洋明:「……」
鶴喰湊融:「何を…?」
《マスター・スカイ》:「ああ。マスター・スカイが来る」
椋実翔利:「……オッサン」
鶴喰湊融:「リーダー?!………………え、?」
鶴喰湊融:何を、今言ったのだ?
百入結衣子:「マスター・スカイ……?」
横嶋洋明:「全員で逃げた方がいいね」
横嶋洋明:「ぼくはどうも手加減が難しくて……」
椋実翔利:「……その『全員』に、アンタを入れたかったんだけどな」
《マスター・スカイ》:「決着をつけよう。いまなら、勝ち目がある」
鶴喰湊融:「何を…!リーダーも退きましょう!」
《マスター・スカイ》:「三対一だ」
GM:Eロイス。さらなる絶望がさらに2回使用された。
百入結衣子:「……退くよ」
椋実翔利:「よせ鶴喰。分かってるだろ。今だけは無理だ」
百入結衣子:「あたしたち、足手まといになる」
鶴喰湊融:「……でも……!」分かる。
烏羽岬:「リーダー」 一歩下がる。
烏羽岬:「僕は毎回、会議の時にあなたにこう聞いているな」
鶴喰湊融:自分たちは、消耗し切っている。的代わりには成れるかもしれないが。
烏羽岬:「"話は分かった。僕の考えはこうだが、合っているか? リーダー"」
横嶋洋明:「うん」
烏羽岬:「――何があっても、僕らは家族だ」
烏羽岬:「そうだな? リーダー」
横嶋洋明:「そうだね。間違いない」
烏羽岬:「了解した。撤退する」
鶴喰湊融:「そんな………」分かっている。いや。分かっているからこそ。
百入結衣子:「うん。あとで、助けに行けばいい。あたしの時みたいに」状況がまるで異なることを、理解はしている。
横嶋洋明:「……わかってくれて、本当に助かるよ」
烏羽岬:「ありがとう」 二歩下がった。
鶴喰湊融:「………帰ってきて、くださいよ」
横嶋洋明:「江永くんをよろしく。あとは椋実くんから……ああ、うん」
横嶋洋明:「ぼくはしぶとい」 片手を動かす。風がうなりをあげ、頭上から落ちてきた影をはじく。
椋実翔利:「ああ、後は任せとけよ。こっちはキッチリヨロシクするさ」
《スヴェルト》:「……凌がれたか」
百入結衣子:「帰ってこなかったら機材全部壊す」
鶴喰湊融:「う、ぐ」涙が零れそうだった。相手が。完璧な布陣を整えていることも。リーダーが、それを理解しているだろうことも。分かる。
三稜鴎:「ハハ。さすが烏羽、状況判断ができてるな。あっちは順調……さて」
烏羽岬:「……《ギギリオン》! メンバーをまとめろ。動けない者は僕らが手を貸す」
三稜鴎:「命がけになりそうだ」
烏羽岬:「話も、説明も、何もかもが後回しだ。この場を離れろ。……今すぐに!」
錫谷亮:「……わ」
錫谷亮:「わかっている! くそっ! 何がどうなっている……!」
鶴喰湊融:「……帰ってこなかったら、もうお金出しませんからね!……まってるから!!」駆け出す。
江永瑞穂:「リーダー! 烏羽、私……!」
烏羽岬:「裏切るな江永」
烏羽岬:「家族を信じて退け!」
椋実翔利:「そうだ江永! オマエだって分かってるはずだぞ!」
江永瑞穂:「……う」
椋実翔利:戦闘余波をSHIDENで受けつつ 「全部、後だ!」
江永瑞穂:「……り」 「了、解……!」
《マスター・スカイ》:「巫女は逃がす。ああ。卓越した判断だ」
《マスター・スカイ》:「あなたはまた私を裏切るんだな」
横嶋洋明:「……マスター・ヴォルトの試算は正しいよ、カーゾ」
横嶋洋明:「あんなことに巻き込めない」
《マスター・スカイ》:「……考えは変わらないようだ」
《マスター・スカイ》:「私はみんなを見捨てない。きっと帰ってみせるよ、マスター・スカイ」
椋実翔利:……せめてもの義理。あるいは意地で務めたしんがりで聞き取れたのは、そこまでだった。
椋実翔利:あとはもう、戦闘に巻き込まれず、退却するだけで限界だった。こちらに何一つ向けられることのない戦闘音は、むしろ嘲笑にすら聞こえて。
椋実翔利:(リーダーがあんな景気悪い話しやがるから)
椋実翔利:(……いつか、この日が来ることを、そりゃ覚悟してたつもりだったけどよ)
椋実翔利:(覚悟してたよりだいぶ、ムカつくぜ)
マスターシーン:ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク
UGN調整班A:「……発生した懸案は、R市でのテロ行為です」
UGN調整班B:「FHだな。……“レリックドライバ”が駐屯していた地域か」
UGN調整班C:「問題ですね。大規模なFHセル……《スレイベギー》が相手となると、相応の部隊を派遣すべきです」
UGN調整班D:「……いえ」
UGN調整班D:「我々が抱えている問題は一つだけではありません」
UGN調整班D:「より戦力を集中するべき別の地区があります」
UGN調整班C:「しかし」
UGN調整班C:「本件以上に重要な地区は――放置していい問題ではない」
UGN調整班D:「ご冗談を」
UGN調整班D:「不死のジャームの軍勢に占拠された地域。神を名乗る存在の暴走。例の“十三地区”での紛争」
UGN調整班D:「より重大で早期解決を要する事例は多数あります」
UGN調整班D:「優先順位です。その大方針をお忘れなきよう」
UGN調整班A:「……同感だ。彼を支持する」
UGN調整班A:「解決するべき案件はほかにある」
UGN調整班C:「そんな! ……あなたの担当がR市ではないからですか? それともあなたの派閥の意向で」
UGN調整班A:「そういうきみは、《レリックドライバ》の設立に関与していたな。R市への過剰とも思える投資は自衛のためか?」
UGN調整班B:「FHは見逃せないが、内部の腐敗も由々しき問題だな」
UGN調整班C:「そんな! 私は、この問題の重要性を指摘してるだけで……!」
UGN調整班D:「……では、こうしましょう」
UGN調整班D:「この案件については、来週の総合検討で議題に挙げるものとして、より詳細な調査を行うこと」
UGN調整班D:「もちろん、そちらは私が担当します。みなさんの手は煩わせません」
UGN調整班A:「賛成だ。公正な調査を期待する。私は別の案件を2つ抱えている状況だ」
UGN調整班B:「私のチームにも余裕がないわけではないが……、これ以上は現場に負荷がかかりすぎるな。賛成しよう」
UGN調整班C:「……」
UGN調整班C:「……賛成します」
UGN調整班D:(……だろうな)
UGN調整班D:(ここでの反対は、無意味に発言力を消耗するだけだ)
UGN調整班D:(総体としての理想を保持しようとするなら、そうせざるを得ない)
UGN調整班D:「では、私のチームが」 ノートPCを閉じる。会議は終了したという合図だ。
UGN調整班D:「責任をもって調査します」
UGN調整班D:(……前の身分は不自由だったが)
UGN調整班D:(今度はもう少しは楽しめそうだ。陰気な連中と付き合うのは変わりないが……まあ)
UGN調整班D:(新生活はいつも心躍る)
GM:FHセル。《スレイベギー》所属、“アビー・ラバー”。
GM:彼はあの日にすべてを目撃して、学習した。
GM:身分を隠すなら、死んだ存在となることがもっとも効率的だ。
UGN調整班D:(“クロイドン・キャット・キラー”。あなたは本当に賢い)
UGN調整班D:(あなたのようになれたらいいな)