『第四話:いつか、この日が来ることを』(GM:ロケット商会)


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【FHキャンペーン「I'm home」】
第一話:『この世にたった二人きり
第二話:『あなたはきっと忘れていない
第三話:『何があろうと、いつまでも
第四話:『いつか、この日が来ることを』
第五話:『いつも傍にいて、いまもそこにあって
第六話:『それでもまた、もう一度、何度でも
第七話(終):『幸せでありますように、と私は願う。ただ願う。

烏羽 岬(からすば みさき)キャラシート(PC1:クオンタム)
鶴喰 湊融(つるばみ みなと)キャラシート(PC2:嗣子)
椋実 翔利(むくみ しょうり)キャラシート(PC3:馴染)
百入 結衣子(ももしお ゆいこ)キャラシート(PC4:DT)

【Index】

◆Opening
01/烏羽岬の場合
02/鶴喰湊融の場合
03/椋実翔利の場合
04/百入結衣子の場合
◆Middlephase
01/栄誉の日々は遠く
02/翳りのヴェールを裂いて
03/望遠鏡にだって映らない
04/掲げよ、帝国宝珠はその手にあり
05/地を辿る樫の根
06/天を測る六分儀
07/琴がフーガを爪弾けば
◆Climax
Climax/小夜啼鳥の飛翔、あるいは時を縫うクロイドン・キャット・キラー
◆Ending
01/失墜の痕で
02/百入結衣子の場合
03/烏羽岬の場合
04/鶴喰湊融の場合
05/椋実翔利の場合

【Preplay】

GM:FHキャンペーン第四話を開始します。
GM:お互いに成長したスペックを確認するとき!
GM:ということで、順番に自己紹介がてら成長連絡をお願いします。
GM:まずは烏羽岬くんから!お願いいたします!
烏羽岬:あっキャラシ!
烏羽岬キャラシート
GM:べべん!
烏羽岬:230点版の烏羽です。学校にいけなくなっちゃった
烏羽岬:いけなくなっちゃった……
烏羽岬:成長は極めてシンプル。過去様々なノイマン能力者が取得してきた最強エフェクト、《勝利の女神》をLv5で取りました。
烏羽岬:限界突破があるので、100%超えたらラウンド2回誰かに飛ばしたり、自分に使ったりできます。
烏羽岬:達成値+18だぞ!あがめよ!
GM:露骨に強い
烏羽岬:成長は本当にそれだけ! あと、実はいつもやっているのですが
烏羽岬:キーンナイフのフレーバーテキストを変更しています。今回は露骨に対UGNナイフを持ち込みました。
GM:命を刈り取る形をしている
烏羽岬:椋実以下の学歴にはなりたくないので、なんとかして復学したい! 以上です。
GM:OK!そんな烏羽くんのハンドアウトはこれ!
□烏羽 岬
シナリオロイス:《カレイドソーン》雲居春音
きみは同級生である雲居春音と敵対関係に陥った。
「普通」の学校生活はいま急速に遠のきつつある。
特に厄介なのは、彼女が明らかにきみを狙っていることだ。
物資補給のための外出で、きみは彼女と切り結ぶことになる――
そのとき、きみは雲居春音の太刀が異様な進化――あるいは浸食の気配を見せていることを悟る。
これは危険な兆候かもしれない。
GM:なかよくしてね。
烏羽岬:できるか!
烏羽岬:(雲居ちゃん大丈夫かな……)
GM:なかよしの予感!ではネクスト!
GM:鶴喰湊融さん!自己紹介お願いします!
鶴喰湊融キャラシート
鶴喰湊融:はい!
鶴喰湊融:復讐者兼経理兼渉外もやってる元小学生です!
鶴喰湊融:今は渉外難しいけど……
鶴喰湊融:成長は、伸縮腕lv2を取得。あとは、剣精を2にし、白兵を8、調達を遂に5に。
GM:調達が高まっている!
鶴喰湊融:あと、ミドルのデバウラーがキッツいので、キーンナイフを取得しました。
鶴喰湊融:一応、アレトゥーサを切ってから、抑えて運用できるようになった、というイメージ。
GM:淡墨より安くて使いやすい!
鶴喰湊融:便利だなあ!
鶴喰湊融:今回あまり目玉はないですけれど、こんな感じです!
GM:了解!
GM:そんな鶴喰さんのハンドアウトはこちら!
□鶴喰 湊融
シナリオロイス:《剣鬼》鷹見礼
きみは劣勢に陥った《ヴリトラ》セルで、物資の調達に孤軍奮闘している。
こうなった以上、《YERO》の情報攪乱は重要な支援だ。
なんとしても百入結衣子を捜索しなければならない。
他にも協力を要請できそうなセルとして鴎を排斥した新生《アードゥル》の手も借りるべきだろう。
だが、そんなきみの前に無視できない存在が接触してくる。
《スヴェルト》セルの《剣鬼》、鷹見礼。かつてのきみのセルのリーダーだ。
GM:この人とも仲良くしてね……
鶴喰湊融:できるかなあ???
鶴喰湊融:斬りかからないように頑張ります!
GM:ふつうは斬りかかりますね…w
GM:では、そんなわけでネクスト。
GM:椋実翔利さん!スペック紹介をお願いします。
椋実翔利:オレだ!
椋実翔利キャラシート
椋実翔利:"ヴリトラ"セルの最重要人員と言っても過言ではないことは皆さんのご存知の自由人、現代的言い方をすれば無職です。
椋実翔利:表向きはそんなに調子が変わってないけど、なんだかやる気が出ているぞ
GM:ボヘミアンかな?
椋実翔利:割と悩んだ成長の話をすると、前回あと一歩欲しい感の出た《因果歪曲》を思い切って上げきり
椋実翔利:ついでにリミットエフェクト《パラドックス》を取りました。
GM:これ孤独魔眼できなくて強いんですよね…
椋実翔利:エンゲージという範囲にこだわらず5体同時に撃てる! 射程内に敵が収まってくれればいいなあ。
GM:(収まるわ)
椋実翔利:あと地味に射撃を伸ばしたりしたかも……
椋実翔利:じゃないや、伸ばしたのは調達です。まあそれでゲットしたお金は全部自分用に使ったけどネ!(CR弾*4)
椋実翔利:こんな所かな。今回もいっぱい敵を撃ちたいぜ!
GM:殺意がある!
GM:ではそんな椋実さんのハンドアウトはこっち!
□椋実 翔利
シナリオロイス:《ザンザーラ》甲斐美冬
きみは事実を知る者だ。また、この状況できみのエネルギー供給能力を欠くことはセルにとって死を意味する。
籠城戦を強いられる中で、事務処理に追われる鶴喰をカバーするため偵察に出たきみを、
ひとりの射手が狙っていた。《ザンザーラ》甲斐美冬。
どうやら彼女はきみが最も高い戦闘力の持ち主とみて、狙撃するつもりらしい。
きみはUGNとの避けられない対立と、その厄介さを再認識する。
GM:仲良くしすぎないであげてね!
椋実翔利:仲良くしようぜ~
椋実翔利:武器の交換っことかしよ
GM:それは無理(生理的にも)って言ってました
GM:ではネクスト
GM:今回疾走している百入結衣子さん、お願いします!
百入結衣子:パタパタ
百入結衣子キャラシート
百入結衣子:晴れてカヴァーが逃走者になったお姉ちゃん系裏切り者です。
百入結衣子:おうちに帰りたい……
百入結衣子:成長は暴力とかもう考えてない平和を愛するセットアップであり、
百入結衣子:《ミスディレクション》によりターゲットコントロール能力を強化したのと、
GM:虚偽申告が激しい
百入結衣子:《先陣の火》によって行動値増強を。必死に逃げるために……
GM:本当に逃げるためか……!?
百入結衣子:あとは調達を少し上げて、ショットガンスラッグをデフォルト常備化しました。
百入結衣子:もう誰も頼れないので。
百入結衣子:そんな感じです!
GM:何もかも信じられない
GM:そんなももしおさんのハンドアウトは、こちら!
□百入 結衣子
シナリオロイス:生成亜綺羅
きみは過去に追いつかれる時が来た。
GM:…そういうこと!
百入結衣子:そういうことだぜ!
百入結衣子:史上最高のハンドアウト
GM:OK!
GM:ではトレ~ラ~!

FHキャンペーン「I'm home」

■第四話:いつか、この日が来ることを ■トレーラー
誰にでも居場所はある。
流浪の末にたどり着いたのか、這い上がって来たのか、墜ちてきたのか。
あるいは、まだ見つけていないのか、捨てたのか。

ここはFH、《ヴリトラ》セル。
謎めいた卵型の遺産、『メイ』と名付けたそれを巡って起きる事件の連続。
その果てに、きみたちはついにUGNと敵対することになる。

《スヴェルト》セルによって戦力を半減させたとはいえ、彼らの組織力は脅威だ。
R市のメンバーは《レリックドライバ》と呼ばれ、各自が強力な遺産を扱う術を持つ。
セルのアジトは特定されていないものの、きみたちは追い詰められつつある。

特に深刻なのは、メンバーの一人である百入結衣子と連絡がつかないことだ。
街のどこかに潜伏している彼女と一刻も早く合流し、事態を打開する必要がある。

《ヴリトラ》セルの長い一日が始まる。

OP1:烏羽岬の場合

GM:登場ダイスをお願いします。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:39->45)
烏羽岬:出目ヨシ!
GM:OK!

GM:R市。
GM:繁華街の外れ。複雑に交錯する路地裏で。
江永瑞穂:「……烏羽! 何やってんの、急いで!」
GM:きみと江永瑞穂は逃走している。
GM:偵察に出た先で、UGNの捜索網に引っかかってしまったからだ。
GM:背後からいくつもの足音が聞こえてきている。
烏羽岬:「わかっている。足音がするからな」
江永瑞穂:「これ、もしかしたら反対側の通りに出る通路も塞がれてるかも!」
烏羽岬:「やはり、こういう作戦になるとあっちの方が一枚上手だ。百入が心配だな……ん」
烏羽岬:「たしかにそうだ。そこらへんのビル内部を使うか、下水道を伝って抜けるか」
江永瑞穂:「下水道ぅ~? すごい嫌なんですけど!」
烏羽岬:「仕方がない。この状況で正面突破というのは椋実でも2秒で却下する愚策だ」
江永瑞穂:「わかってるけどっ……! 街中ぜんぶがこのレベルなら、ほんと、逃げ場とかあるのって言いたいとこなんだけど!」
烏羽岬:「もうないかもしれない。この街には」
江永瑞穂:「……真顔で真面目なこと言わないでよ」
江永瑞穂:「ふざけたこと言うか、ふざけた顔するかどっちかにして」
烏羽岬:「いいじゃないか。生きていればいくらでもチャンスはある……学校に行くチャンスも、異形の肉体を治すチャンスも」
烏羽岬:「百入が戻ったら、リーダーに市外への移転も進言してみよう」
江永瑞穂:「市外に……でも……」
江永瑞穂:「百入さんは?」
烏羽岬:「どこかに隠れているんだろうな。連絡がつかないのは、足がつかないように携帯を壊したか」
烏羽岬:「戻ってきた時用に新しい携帯電話も購入しておいた。万事問題はない」
江永瑞穂:「だったら、絶対に探し出さないと。街を離れるにしても、百入さんを残していけない。……でしょ?」
烏羽岬:「その通りだ。あいつが死んでいるということはまずありえないしな」
江永瑞穂:「だよね。だったら、いくら厳しくても……あの鬱陶しい連中をなんとかしないと」
烏羽岬:「今日あたり接触できるかもしれない。……お祝いのケーキも買っておけばよかったかな」
烏羽岬:路地を走りつつ、懐から黒い物体をばらまいてます。マキビシだ。
江永瑞穂:「お祝いって。烏羽――」 江永は苦笑して何か言いかけた。それとほぼ同時。
GM:頭上だ。烏羽はその気配を感じとる。何かが降ってくる。
烏羽岬:「お祝いはお祝いだ」 江永さんを突き飛ばします。同時に自分も離れる。
烏羽岬:「つまり、そう」
烏羽岬:「再会の」
雲居春音:「――あ」
雲居春音:「ああああああぁぁぁっ!」 叫び声とも雄たけびともつかない声をあげ、雲居春音が降ってくる。
GM:大きな古太刀を叩きつけるようにぶつけてくる。
GM:防御するか、回避するか。どちらでも十分に間に合うだろう。
烏羽岬:「人生は難しいものだ。こういう再会もある」
烏羽岬:剣技にまっこうから付き合うつもりはない! 初撃は距離をとってかわし、着地地点を狙ってナイフを投擲してます。
雲居春音:「烏羽……!」 振り下ろした刃から、血の茨が走る。鋭い棘が地を這う。
江永瑞穂:「烏羽!」 こっちは距離をとり、血の棘を焼き払う。
烏羽岬:「困ったな。雲居とは色々話したいことがあるんだが」
烏羽岬:「遊んでいる時間がない。すまないが」
雲居春音:「話したい、こと、なんて……」 太刀の柄を握る手が震える。
烏羽岬:「今日は退いてくれ」
烏羽岬:手が震えたわずかな一瞬に接近!
烏羽岬:刀の間合いの内側に入り、ナイフをふるいます。狙いは両腕。
雲居春音:「……な、いっ!? うそっ!」 反応しきれていない。いまなら一撃が入る。そのはずだったが――
雲居春音:「ぐ」 太刀を握る腕が、痙攣するように動いた。烏羽の一撃を瞬時に弾く。
雲居春音:「ごほっ」 咳き込むと刃から爪が生える。飛びのかなければ反撃を食らうだろう。
烏羽岬:「……」 初撃を弾かれた時点で飛び退いています。怪訝な顔で刃から生えた爪を見ている。
烏羽岬:「……新技か? どうもそんなふうには見えない」
雲居春音:「……なにこれ?」 自分でも不思議そうに爪を見る。
雲居春音:「また新しいのが出たわけ? 騒雁、こういうのもっとはや、く、っ!?」 太刀を握った腕がまた痙攣する。
雲居春音:地面を削るような斬撃。茨が生えて烏羽を狙う。
烏羽岬:「雲居。遺産は時に、使用者により深く適合……侵蝕することがあるそうだ」 横っ飛びに回避。壁を駆ける。
烏羽岬:「その形状が想定外なら、戦闘は避けたほうがいい。ともすれば大事に至るぞ」
雲居春音:「うるさい! 烏羽、私だって。私だって、あんたのこと――絶対に……!」
烏羽岬:「学校に行けなくなるぞ」
烏羽岬:「僕を嫌うのはいい……いやよくないが、学校にはちゃんと行け。体調管理をしろ」
雲居春音:「何が学校――ぅわっ!?」 飛びのく。その場を炎が焼いた。
江永瑞穂:「――バカじゃないの!? 喋ってる場合じゃないでしょ! また足止め!」 炎が雲居のいた空間を焼く。
江永瑞穂:「さっさと逃げるからね! ついてこなかったら見捨てるわ!」 翼を炎に変えて、きみの腕を引っ張る。
烏羽岬:「それでも律儀に待っていてくれるのが江永の良いところだな。雲居が来た方角から抜けよう」
烏羽岬:「主力の遺産持ちを配置させていたんだ。他の有象無象はいないだろう」
江永瑞穂:「烏羽がアホだけど冷静で安心したわ。……急いで!」
GM:全力疾走するならば、いまなら雲居を引き離せるだろう。
烏羽岬:そのまま走り去ります。一度だけちらと背後を伺う。
烏羽岬:見るのは雲居さん……と、彼女の刀です。
GM:では、一瞥しただけでわかる。
GM:雲居春音は太刀に自分の血を注ぎ込んで操っている。だが――
GM:いまは刃の柄から、黒ずんだ血が逆に雲居春音の腕に注ぎ込まれているように見えた。
烏羽岬:「…………ふむ」
烏羽岬:「大変だな。遺産使いというのも……」
烏羽岬:「体調管理をしろよ」
烏羽岬:今度こそ走り去ります。

GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得のみ可能です。
烏羽岬:ロ!
烏羽岬:-友人/雲居春音/執着/○脅威/ロイス
烏羽岬:こうかな。日常生活の残滓だから執着だし、命を狙ってくるので間違いなく脅威。
GM:脅威ですね…
烏羽岬:範囲攻撃もしてくるし・・
GM:では、シーン終了!

OP2:鶴喰湊融の場合

GM:登場ダイスをお願いします
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:34->39)
鶴喰湊融:まずまず!
GM:OK!

GM:百入結衣子の足取りが途絶え、一夜が明けた。
GM:彼女が本気で姿を消そうと思ったのなら、それを見つけるのは困難を極める。
GM:おまけに、いまはUGNに包囲されている状況でもある。
GM:鶴喰湊融の情報網も、そのルートはすぐに行き詰まることになった。
鶴喰湊融:分かってはいた。百入さんが、此方ですぐ渡りを付けられるルートは使わないだろうし……
鶴喰湊融:「元々の、隠密行動の練度が違い過ぎるものな…」
GM:独り言の通り。実際のところ、手詰まりではある。たとえば、彼――といっていいのか定かではないが、きみが当てにしていた情報屋“ポートランド”。
鶴喰湊融:それでも、武装などの調達からここに接触していれば。その分の余裕もない、ということでもある。
“ポートランド”:「悪いが、今日は店じまいだなァ」
鶴喰湊融:「ああ、ありがとうございます。お世話になりました」ぺこりと一礼。
GM:猫や鳥などの小動物の姿で依頼人の前に現われる情報屋。
鶴喰湊融:そういう意味では…まだ、百入さんに隠匿を図る余裕がある、とも見做せる。
“ポートランド”:「いまのきみらに情報を売るやつは、まずいないんじゃねえかな」
“ポートランド”:「追われるだろォ、あんたら」
鶴喰湊融:「……分かってはいますが。ああ、それは言いませんよ。貴方に言うと商品にされてしまう」
“ポートランド”:「ま、そういうこった。その人探し……なんだっけ? この動物、マジで記憶力少ないから忘れちまったけど、その姉ちゃん」
“ポートランド”:「そんだけ隠れるのが得意なやつなら、安心しろォ。俺らにゃ見つからん」
鶴喰湊融:「……ありがとうございます」
“ポートランド”:「まァ、なんだ。さっさとこの街を出るのをおすすめするね。相手が悪いよ」
鶴喰湊融:「ええまあ、それが賢いのは分かってはいますがね」
鶴喰湊融:「相手が、逃がしてくれるか、どうか」
鶴喰湊融:UGNだけではない。
鶴喰湊融:他の敵対関係にある、FHセルもだ。
“ポートランド”:「ああ。敵が多いわけか? そりゃご苦労さんだな。恩の一つでも売りたいところだが……あぁ、そうだ」
“ポートランド”:「いいネタが一つあるなァ。聞くかい?」
鶴喰湊融:「……貴方は本当に商売が上手いですね……聞かせて頂きます」
“ポートランド”:「いますぐ飛べ。後ろにだ。――できるだけ大きく、速くな」
鶴喰湊融:その言葉に従い、後ろへ大きく跳躍している。
“ポートランド”:「そう。お上手、だ、な」 ばっ、と、彼自身は間に合わない。
鶴喰湊融:手には刃。砂の偽装をカーテンに、攻撃の方向を見据える。
鶴喰湊融:「……ありがとうございます、代金はきちんと支払いますとも」
《スヴェルト》:「……」
鶴喰湊融:「………………」その姿を見た時に。
GM:ポートランドの姿は吹き飛び、そこに一つの影が立つ。
GM:音も、気配も直前まではなかった。
GM:抜き身の両刃の剣を片手に、壁の上に立っている。
鶴喰湊融:過った感情が、一体なんであったのか。怒りか。殺意か。再会の喜びか。それとも、こんな風になった彼女への哀しみか。
《スヴェルト》:「……鶴喰……鶴喰、湊融だったか」
鶴喰湊融:「……………ああ」本当に。麦野さんの、言った通り。
GM:かつてきみが所属していたセルのリーダー。鷹見礼に違いない。
鶴喰湊融:「鷹見さん……」
GM:あの頃とほぼ変わらない姿。違うのは、片手にまがまがしくも赤い剣を握っていることだ。
鶴喰湊融:そして。その手に握られている、あの刃――
《スヴェルト》:「……“淡墨”。お前が所有者か」
鶴喰湊融:「《虚宿》……」ぎり。手に握る薄墨の刃が震える程に握り締める。
《スヴェルト》:「……ん」
《スヴェルト》:「……どういうことだ?」 鷹見の片方の眉が吊り上がる。
鶴喰湊融:「…………」いつでも反応が出来る様に。また周囲からの襲撃も警戒する。
《スヴェルト》:「お前は鶴喰湊融なのか?」
鶴喰湊融:「……なんだと?」
《スヴェルト》:「鶴喰湊融なのかと聞いている」 頭をつつく仕草。 「はぐらかしているつもりか?」
鶴喰湊融:「……………」ぴき、と。頭に血が上ったのを自覚する。
鶴喰湊融:わざわざ名乗りなど、する必要なぞ無い。相手が薄墨に興味を示している。それは相手に利し、此方の不利となる行動だ。
鶴喰湊融:「――そうだ」
鶴喰湊融:「わたしが。わたしこそが、“太白”。鶴喰、湊融だ……!」
《スヴェルト》:「妙だな、お前」
鶴喰湊融:それでも。認識さえされていない、などという屈辱には耐えられない。
《スヴェルト》:「どうなっている? なぜ無事なんだ?」
鶴喰湊融:「……何のことを言っている?」あの夜のことか?
《スヴェルト》:「我々の所有者は……例外なく……浸食される」
鶴喰湊融:「………なに?」我々。我々と言ったか。
鶴喰湊融:一瞬、ちらりと薄墨を見る。……調整を担当もしていたが、そうしたことがあっただろうか?
《スヴェルト》:「“騒雁”の使い手ももう長くはないだろう。お前はどのくらいそれを使っている? なぜ無事なんだ?」
鶴喰湊融:「……」“カレイドソーン”の鬼切りの名前。近しいものなのだろうか。だが。それよりも――
鶴喰湊融:「知ったことか」
鶴喰湊融:「わたしが自覚していまいが、コイツがわたしを蝕もうが」
鶴喰湊融:「お前のその首を落とすのは――このわたしだ!」
《スヴェルト》:「これはなかなかの……気迫というやつか。そうか」
《スヴェルト》:「詳しく中身を見てみたくなるのは、この体の持ち主がそうだったからか……にわかに興味深くなってきたな」 剣の切っ先をわずかに浮かせる。空気が変わる。
《スヴェルト》:「試してみるか、鶴喰湊融」 いつでも打ち込める。そういう気配だ。
GM:攻撃にかかっても、かからなくても構いません!どちらでもOK!
鶴喰湊融:じり。僅かに摺り足で。脇構えに近い形。
鶴喰湊融:では攻撃します!!
GM:防御はがら空きに見える。どんな演出でもどうぞ!
鶴喰湊融:「――花色は赤」
鶴喰湊融:「舞い散るは血と紅――咲け」
鶴喰湊融:刀身が、わずかに赤く染まり。
鶴喰湊融:宣言したとおりの、首への横一刀が走る!
《スヴェルト》:「ああ」 何気なく首を傾け、 「よくないな。それはおそらく――」 一歩、距離をつめようとした瞬間。
イングラム:「鶴喰湊融」 かっ、と、その一撃が乾いた音とともに、素手で受け止められる。
鶴喰湊融:全身を白い花弁が包み、身体が稼働を始めて――
鶴喰湊融:「ッ」
イングラム:「《五福》所属」
イングラム:「非戦闘員――シンドローム、モルフェウス/エグザイル」
鶴喰湊融:頭で、理解はしていても。それでも。目と、耳で、認識すれば…それが如何に浅いものでしかなかったかが分かる。
イングラム:「既存情報外の未知の武装を使用。損傷するも、防御に成功した」 半ばまで切り裂かれた腕を振るい、鶴喰湊融を吹き飛ばす。
鶴喰湊融:「……よりつな、にいさま」一瞬の呆然と同時、その勢いのまま吹き飛ばされる!
《スヴェルト》:「イングラム。余計なことをするな」 不愉快そうに眉をひそめる。
《スヴェルト》:「負傷している。愚かすぎるぞ。私一人でどうにでもできた」
鶴喰湊融:「――が」強烈な勢いで、壁に叩き付けられ。コンクリートがひび割れる。
鶴喰湊融:ずるずると、身体がアスファルトに墜ちて。
鶴喰湊融:その痛みよりも。
イングラム:「損傷軽微。指示があれば明言を要請……する……」
鶴喰湊融:自分を、まるでただの他人のように扱う兄と、鷹見さんの姿と声が。
鶴喰湊融:どうしようもなく、心に突き刺さってくる。
鶴喰湊融:――頭では、分かっている。戦力差は、先の一対一でも無謀極まるのに、兄までいるのだ。
《スヴェルト》:「馬鹿め。救いがたい木偶だな、イングラム。お前は無駄ばかりだ。無駄な負傷が多すぎる」
鶴喰湊融:無駄だと。ここは撤退しろと。そう冷徹に、刃に宿った記憶がそう告げる。
鶴喰湊融:「――ぅ」
鶴喰湊融:相手にさえされていない。
鶴喰湊融:「――ぅう」刃で地を突く。
《スヴェルト》:「せっかくの同族との交流だ。邪魔をするな」
鶴喰湊融:ぶわりと、心と身体の痛みで動こうとしない足を、花弁が包み――
鶴喰湊融:「――ぅぅううああ!!」だん!
鶴喰湊融:上方へ跳躍。
イングラム:「警告する」
イングラム:「ターゲットが後退――撤退と推測……」
《スヴェルト》:「ん」 首を傾け、そちらを見る。
鶴喰湊融:ビルの壁を、脚の損傷も無視した機動で蹴り飛ばし。
鶴喰湊融:そのまま、何も為せぬままにこの場を去る。
《スヴェルト》:「……引くか。まあ、いい。あれにも興味がわいてきた。いったいどうなっている? ……さて」
鶴喰湊融:その痕に、白い花弁が舞っている。
鶴喰湊融:“太白”の、名前の由来となった、美しいとだれかが褒めたそれが。
《スヴェルト》:「腕を見せろ、イングラム。お前は自己治癒が下手すぎる。馬鹿め。余計な手間をかけさせるな」
イングラム:「……」 黙って腕を差し出す。白い花弁と、去った少女の残影を、その目が追っていた。
GM:ロイスの取得のみ可能です。
鶴喰湊融:シナリオロイス、《スヴェルト》に取得します。
鶴喰湊融:仇敵 《スヴェルト》 殺意/劣等感〇 で。
GM:OK!

OP:“ホブルディ”奥野キリエ

GM:R市。
GM:雉目ヶ浜沖。海中遺跡。
GM:静かな回廊に、抑揚に欠ける男の声が響く。
《マスター・スカイ》:「――かつてここに都市があった」
《マスター・スカイ》:「もう随分と昔の話だ。とても古い時代。絢爛たる空の都市」
《マスター・スカイ》:「シャンバラの峰々が数々の都市を守り、限りない繁栄を享受していた……」
《マスター・スカイ》:「いまでは、この有様だがね」
奥野キリエ:「……マスター・スカイ……、あっ。いや。ボス!」
奥野キリエ:「全域の探索が終わりましたよ。“ガイトラッシュ”のやつが次の命令を待ってます」
奥野キリエ:「あいつ、定期的に血抜きしないと、しまいにゃそこらの遺物をブッ壊しちまうんじゃないですかね」
《マスター・スカイ》:「そうか。早急に次の仕事を与えよう」
《マスター・スカイ》:「だが――ひとまず、ご苦労だったな。“ホブルディ”。まもなく駐屯組が来る。交代で地上に帰還して構わない」
奥野キリエ:「……了解。……でも……あ、いや……その……」
奥野キリエ:「ボス」
奥野キリエ:「何か、いま、……ありました?」
《マスター・スカイ》:「何かというのは?」
奥野キリエ:「その……なんていうか……」
奥野キリエ:「この遺跡のこと、何か思い入れとかあったりするのかと……なんだか、詳しいみたいじゃないですか」
《マスター・スカイ》:「そうだね。これにはなるほど、“思い入れ”がある。その言い回しは的確かもしれない」
《マスター・スカイ》:「私はこの文明の残滓をかき集めてきた。強力なレネゲイドによって制御された、在りし日の遺産だ」
奥野キリエ:「それはつまり、あの『卵』も? ってことですよね。あのクソ《ヴリトラ》の連中がかすめとって、持ち逃げしやがった遺産……」
奥野キリエ:「やつらとUGNをつぶし合わせたってことは、つまり! そろそろ仕掛け時ってわけでしょう?」
奥野キリエ:「私ら、いつでもいけますよ。“フェザー・タップ”、つーか“マスター・ヴォルト”のやつにはイラついてたんだ」
《マスター・スカイ》:「どうかな」
《マスター・スカイ》:「かすめとって……その言い回しは的確ではない。だが……」
《マスター・スカイ》:「……時期ではある。そう考えるしかない頃合いか。……気は進まないが……やむを得ないだろうな」
奥野キリエ:「え。いやいや、あの、待った。すみません」
奥野キリエ:「ええっと……いま、私、気に障るようなこと言っちまいましたか?」
奥野キリエ:「なにか、怒ってます?」
《マスター・スカイ》:「いいや」
《マスター・スカイ》:「悲しんでいるんだよ、“ホブルディ”。私にとっては辛いことだ」
《マスター・スカイ》:「とても……」
奥野キリエ:「辛いって……」
奥野キリエ:「あの……」
奥野キリエ:「ボ、ボスでもそんな風に思うことあるんです……ね? ハハ!」
奥野キリエ:(私はこのとき臆病だった)
奥野キリエ:(愛想笑いみたいな表情と言い方でごまかした)
奥野キリエ:(このとき、私が本当に言いたかったことは――)
奥野キリエ:(ボスにも辛いことがあるなら、少しくらいは自分たちに――)

GM:準備を開始

OP3:椋実翔利の場合

GM:登場ダイスをお願いします!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+3(1d10->3)した (侵蝕率:33->36)
GM:OK!

GM:R市。
GM:繁華街から距離を離れた、いつもならば閑静な住宅街の隙間。
GM:いま、そこに乱雑な足音が響いている。
UGN追跡班:「いたぞ! こっちだ!」
UGN追跡班:「深追いするな、情報によると相手はヤツだ……! 《マスター・ヴォルト》!」
椋実翔利:「……そいつは間違いなく」
椋実翔利:「人違いだよなあ!」
UGN追跡班:「おい、止まれ! 動くな……!」 きみに対して銃を向けている。
UGN追跡班:大した抑止力はないだろうが、ないよりマシだ。少なくとも、遠距離から注意を惹くぐらいのことはできる。
GM:きみは足を止めて迎撃してもいいし、さらに細い路地裏か、逆に車通りのある大通りに出てもいい。
椋実翔利:もちろん足は止めない。ゲートから砲口だけを後方ぬ突き出し、銃を持っている連中を特に意識しつつ、しかし狙いもせずに乱射する
椋実翔利:進路は大通りへ。普段なら避ける方角だが、UGN相手ならこっちの方が相手は動きづらいハズだ
UGN追跡班:「――来た! 下がれ! 下がれッ」
椋実翔利:ドドドドドド!
椋実翔利:猛速で放たれる弾丸は、空気摩擦でほどなくレーザーと化し、辺りにばら撒かれる。
UGN追跡班:「うわっ!」 「どけ、散れ! 的になる!」 「テロリストめ…!」
椋実翔利:「ッたく、オレをテロリストにしてるのはそっちだぜ! 追われなきゃオレもこんなことはしないっての!」
UGN追跡班:「そちらが逃げなければいい話だ! いつまでも逃げ続けることはできないぞ!」
椋実翔利:「あっはっは! 本当に逃げられなくなったら……」
椋実翔利:「……そん時ゃお前らが全滅する時だぜ! 楽しみだよな!?」
UGN追跡班:「くそっ!」 何人かが反射的に後退する。 「いくら貴様でも、我々の支部の精鋭なら……!」
椋実翔利:言いながら、電柱とその背後のブロック塀を砲撃し、なぎ倒す。敵の進路を阻まれるはずだ
UGN追跡班:「うわーっ!? 班長! 撃ってきましたっ」 「見ればわかる。退避だ。もうそろそろ……」
UGN追跡班:「増援が来る」
椋実翔利:「……はーあ。ンなことやってる場合じゃないんだがな。UGNなんて途中に過ぎないんだよ」
椋実翔利:敵の追撃が収まったのを確かめ、歩を緩めて煙草を咥える
椋実翔利:「ったくしゃーない。もうちょい距離取ったら一旦ゲートで帰るか……」
GM:束の間、周囲が静かになる。
GM:そして椋実翔利が足を緩めた瞬間――
甲斐美冬:「……いた」
GM:存在を知らせるような呟きが聞こえた。頭上。民家の屋根の上に、少女がいる。
椋実翔利:煙草の先に、ライターで火を点け
椋実翔利:やはりゲートから砲口だけを出し、声の主に向ける。撃ちはしない
甲斐美冬:「大当たり、のようですね。《フェザー・タップ》――あるいは《マスター・ヴォルト》。あなたを探しました」 片手には弓。
椋実翔利:「ッはあー……」 煙草を手に取り、煙を吐く 「まずさ」
椋実翔利:「オレを呼ぶなら前の方だけでいいんだよな。後のやつはいらねんだわ」
甲斐美冬:「そうですか? わかりました。ごめんなさい」
椋実翔利:「うん。で、矢の前に言葉が届いたのはどんな理屈だ? 停戦とかしてくれる?」
椋実翔利:「なら嬉しいなー。お兄さんは超嬉しいが?」
甲斐美冬:「いえ。停戦はありません。嬉しい出来事ではなくて申し訳ないですが」
甲斐美冬:「個人的な興味からです」
椋実翔利:「おお。逆ナンか……意外なトコから来たな」
甲斐美冬:「ぎゃくなん?」
椋実翔利:煙を吐き 「簡単に言うと、女子に男子が声をかけることだよ。で? オレにどんな興味があるワケ?」
椋実翔利:「あんま焦らされるとオマエんトコの親衛隊が追いついちまう」
甲斐美冬:「ではギャクナンですね。聞きたいのはあなたがなぜ無謀な逃走を続けるのか、ということです」
甲斐美冬:「永遠に逃げられる可能性はゼロだと考えていますが、何か違う計画がありますか?」
甲斐美冬:「逃走で時間を稼げば使用可能になる兵器など、用意しているのでしたら伺いたいです」
椋実翔利:「そうだなあ……今日は真面目に答えるか」 煙草をその辺に捨て、火を踏み消す
椋実翔利:「逃走を続ける理由は、オレがやりたいことがあるから。オレが自由を奪われるのが嫌だから。自由は何にも優先するもんだぜ」
椋実翔利:「だから時間を稼ぐコトが目的じゃないし……もっと言えば、逃げるコトも目的じゃあない」
甲斐美冬:「自由?」
甲斐美冬:「自由が? ……失礼、思わず二度繰り返すほど意外な回答でした」
椋実翔利:「自由さ! つるみたいヤツとつるみ、やりたいコトをやる。それ以上のことはない。そういうモンだろ?」
甲斐美冬:「それは命を懸けるほどの価値がありますか? 私が教示された常識とは違いますが」
椋実翔利:「オレ的にはあるんだよな。まあ何だかんだで、今の《ヴリトラ》は割とキライじゃねえし」
椋実翔利:「この後同じようなもんが手に入るか分かんねえし、何よりそれを誰かに奪われそうってなったら……」
椋実翔利:「オレはそれを許さない。んで結果的に命、懸かっちゃうワケだなあ」
甲斐美冬:「……自由なんて、重荷に過ぎるのに。……ええ。でも、しかし」
甲斐美冬:「……理解はできませんが、把握しました。では、こちらもギャクナンを行った理由を開示します」 空から何羽もの鳥が近づいてくるのがわかる。
椋実翔利:軽薄に笑って 「まあそういうコト。《ヴリトラ》全員揃えて、あれこれ頭悩ましながらも、リーダーの研究でさ、アイツのことも分かったり……」
椋実翔利:「……したらいいんだが……」
甲斐美冬:「単独でマスター・エージェント級と交戦するのは戦力差的にミスマッチと判断しました。すみません」
椋実翔利:「オマエさあ。そういうことやると」
甲斐美冬:ようやく弓を構える。鳥がそれを援護する形をとろうとしている。
椋実翔利:「次からは問答無用で撃たなきゃいけなくなるんだぜ。残念だよなあ、女の子相手に」
甲斐美冬:「いいですね。問答無用」
甲斐美冬:「大物との交戦だけは……少し、心が躍ります」 弓につがえた矢が赤く輝く。
椋実翔利:「出会って5秒でイタすのがお好みか? 軽薄な女」
GM:ここで逃走するか、甲斐さんが射るのを観察するかを選択できます。後者なら攻撃を受けます。
椋実翔利:観察しつつ撃ち返したいかなあ どうせ最終的には逃げるので撃ち返しは演出で
GM:では、相互に射撃する形になります。
甲斐美冬:「いきます」 と、体を傾けて言った瞬間には、もう矢が放たれている。
椋実翔利:コンマ2桁以下の時間、しかし明確に遅れて砲火が迸る。空中で矢とレーザー弾が、互いを掠めてすれ違う
甲斐美冬:ぼっ、と、空気が爆ぜるような音がした。飛ぶ軌跡だけが赤く焼き付く、あまりにも高速の射撃だった。
GM:甲斐自身は、飛来した鳥の群れに守られる形で攻撃を防いでいる。
椋実翔利:気中で白く灼けながら駆ける弾丸は、しかしその護りに着弾したに過ぎない。
椋実翔利:その射撃を受ける。オーヴァードでなければ当然死んでいたであろうそれを。
椋実翔利:「……ッハハハ! 痛え痛え! なるほどな、大体これくらいか!」
甲斐美冬:「……命中。しかし……」
椋実翔利:砲撃は止めないが、またも狙いを定めない無差別射撃だ。彼女は家屋の上に立っている。
甲斐美冬:「損害軽微ですね。次弾装填。――支部長、増援を」
椋実翔利:そして、その無差別の射撃を行いながら、退く。
甲斐美冬:「近隣に被害がでる恐れあり――あ」
椋実翔利:(まだだ、まだオレもUGNも『無茶をする』段階じゃない……!)
甲斐美冬:「退避しました。なるほど。状況によって撤退が可能だったからこその余裕だったようです」
椋実翔利:(あの護りならこの辺りを守った上で、あの女も守れるだろう。だが女のほうが機動すれば、手がおっつかなくなるはず……)
椋実翔利:(……で、そんな中で無理な追撃をするほど、逼迫した状況じゃない! 悠長に増援を呼んでるくらいだからな!)
甲斐美冬:「リーダに動き回られると厄介です。陽動かもしれませんので、“カレイドソーン”のフォローアップを。それから……」
GM:要請を出している甲斐の声が遠ざかる。
椋実翔利:「じゃあなハニー! 次はお望み通り、会って5秒で空の上まで吹っ飛ばしてやるよ!」
甲斐美冬:「あれは事前調査以上の大物ですよ」
椋実翔利:狭い路地の奥へ滑り込む。包囲の手が多い以上、文字通り袋のネズミと化す悪手であるが……
椋実翔利:(……よし、よし。今は100%コントロールできる。これヘマ踏んだらマジで壁の中だからな)
椋実翔利:戦闘状態を脱すれば、ゲートでの帰還が可能だ。これがあるから、椋実は単身、少々無茶のある遠方への偵察を行える。
椋実翔利:「……これもそろそろバレるだろうな。したら手を変えてくるかもしれない」
椋実翔利:「つうか、さっきのアレでゲート自体は見られてたか? ヤだなー……」
椋実翔利:ヘラヘラと漏らしながら、ゲートに足を突っ込み
椋実翔利:「……ったく」
椋実翔利:「百入のアホはどこにいやがんだか」
椋実翔利:その呟きが、一人の男がその場に残した最後の痕跡だった。
GM:ロイスの取得が可能です。
椋実翔利:逆ナンのUGN/"ザンザーラ"/興味/○脅威
GM:OK!

OP4:百入結衣子の場合

GM:登場ダイスをお願いします。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:38->46)

GM:百入結衣子には、忘れがたい記憶がいくつかある。
GM:おそらく、中でもその最大のものは、あの夜の記憶だろう。
GM:百入結衣子がUGNを離反する原因となった夜であり、
GM:白入結衣子が死に、卯花数輝が失踪した夜。
卯花数輝:「――“シンギンジャイス”」
GM:その日、きみはミーティングルームで卯花数輝と相対していた。
GM:“リンクスコール”の三人が言葉を交わすことも最近はほとんど無くなった。
GM:こうして面と向かって作戦内容を打ち合わせるのも、もはや珍しいことだった。
白入結衣子:「……何」
卯花数輝:「状況が変化した。我々の追っているターゲットがついに尻尾を見せた」
GM:このとき、きみたち――いや、近隣の支部全体が、とあるジャームを追っていた。
白入結衣子:「……そう。ようやくか」
GM:ターゲットの名称は《アビー・ラバー》。
GM:人の血を吸って強化される強力なジャームで、他者に姿を変える能力を持つ。
GM:このために、UGNの捜査は難航し、被害も拡大の一途を辿っていた。
卯花数輝:「“リンクスコール”にも出動命令が出た」
卯花数輝:「コンディションに関わらず出撃してもらう、“シンギンジャイス”」
白入結衣子:「……コンディション?そんなの」
白入結衣子:「ずっと最悪よ。これまでも、これからも」
白入結衣子:「それでもやれって言うなら、やる。それだけでしょう」
卯花数輝:「……そうだな。きみはコンディションの如何に関わらず、結果を出し続けてきた」
卯花数輝:「今回も結果を出すだろう。そして、今回で終わる」
白入結衣子:「……終わる?」
卯花数輝:「そうだ」
卯花数輝:「正式なものではないが、私は内示を受けた」
卯花数輝:「支部長へ昇格する。“リンクスコール”は解散となる」
白入結衣子:「……そう。そっか」
卯花数輝:「上層部としては、きみたち二人が同意するなら、私の支部へ所属させることで“リンクスコール”を維持したい考えもあるようだったが――」
卯花数輝:「きみたちは望まないだろう」
白入結衣子:「……よくご存知で。その判断力があるなら」
白入結衣子:「支部長職としても安泰でしょうね」
卯花数輝:「皮肉は結構。私も支部長で満足するつもりはない」
卯花数輝:「この世の悪は強大すぎる。誰かが正しいことをしなければならない。彼らよりも強い意志が必要だ……」
卯花数輝:「しかし、きみたちにはついに理解されなかったようだ」
白入結衣子:「あたしたち、気ままな山猫(リンクス)よ。それとも形なき驟雨(スコール)だったかしら?まあ、どちらでもいいけど」
白入結衣子:「猟犬(ハウンド)志望とは違う。ああ、それとも……枢軸(アクシズ)志望なのかしら」
卯花数輝:「枢軸(アクシズ)になってみせる。たとえ……」
卯花数輝:「たとえきみたちから何を言われようともね。……きみは気づいていないかもしれないが、きみが飲み込んだ言葉は、意識している以上に雄弁に思う」
白入結衣子:「……どういう意味」
卯花数輝:「そのままだ。きみは他人と自己の間に境界線を引きたがる」
白入結衣子:「それは、誰でもそうでしょう」
卯花数輝:「どうかな。度合いの問題だ。きみはそれが顕著すぎると思う」
白入結衣子:「……何が言いたいの?だったら、なにか問題?」
卯花数輝:「それだけだ。最後になるだろうからな。言いたいことは言っておくことにした」
白入結衣子:「……そう」
白入結衣子:「あたしからは、何も贈らない。ただ」
白入結衣子:「いつものようにやる。それが一番、いいでしょう」
卯花数輝:「そうだな。正義と秩序のために戦う限り、我々は仲間だ。――つまりあと一人」
卯花数輝:「“モーターウェイ・フォックス”の姿が見えず、連絡がつかない。きみは行き先を知らないか?」
GM:もちろん、このとき白入結衣子は何も知らなかった。
GM:支部の中にはいないということだけはわかる。
白入結衣子:「向こうが連絡を絶ったのなら、亜綺羅の……あの子の足跡は、誰にも辿れない」
白入結衣子:「あたしたち、そういう部隊でしょう」
卯花数輝:「そうだな。……次の定期連絡時刻までに戻らなければ、緊急事態を宣言する」 そして、きみから顔を背ける。 「用件は以上だ。退出して構わない」
白入結衣子:身を翻して、その場をそそくさと後にして。
白入結衣子:(……亜綺羅)
白入結衣子:(あなたの、居場所は、どこ?)
白入結衣子:「……あたしの、居場所は?」飲み込み切れなかった言葉は、誰にも聞こえることはなく。
GM:では、部屋を退出して歩き出そうとしたとき、きみの携帯電話が着信を告げる。メールだ。
白入結衣子:手にとって、文面を。
GM:確認するならすぐにわかる。生成亜綺羅からのものだ。
GM:文面は短い。
GM:「たすけて」。 位置情報が添付されている。
白入結衣子:「……!」
GM:わかば台愛育園。
GM:生成亜綺羅の育った孤児院だ。彼女はそこから引き取られたと聞いたことがある。
GM:きみならば、誰にも見つからずにそこへ向かうことができるだろう。
白入結衣子:「……」
白入結衣子:(数輝は、すぐには動けない)
白入結衣子:(もう、管理者の側だ。行動一つに、承認が要る)
白入結衣子:(待っていれば、間に合わないし……他のスタッフは論外)
白入結衣子:(あたしは、誰も頼れない)
白入結衣子:フードを目深に被って。その足で外へと飛び出す。
白入結衣子:(――でも、亜綺羅には)
白入結衣子:(頼れる人が、一人、居る)

GM:そして、現在。
GM:白入結衣子は死に、いま、百入結衣子は――

GM:ロイスの取得のみ可能です。この状況だと難しいので、保留としてもかまいません。
百入結衣子:登場者には取ってありますしね……保留で!
GM:OK!

ミドルシーン1:栄誉の日々は遠く

GM:全員登場をお願いします!ダイスをどうぞ!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:36->44)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:39->46)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:46->52)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:45->46)
烏羽岬:ヨシ!
椋実翔利:さっき撃たれたからな
GM:OK!

GM:ヴリトラ・セル拠点――バー「ブリック」
GM:慎重に隠蔽工作を施されたこの拠点を、UGNでもまだ掴み切れていない。
GM:だが、時間の問題ではある。数日、彼らが本気でこの拠点を探すことにだけ集中すれば、いずれは発見されるだろう。
横嶋洋明:「……と、いうわけで」
横嶋洋明:「そうならないように、みんなには陽動と偵察を兼ねて出動してもらったんだけども……」
横嶋洋明:「……百入くん、見つかった? なんか連絡とか……」
烏羽岬:「まったく。何も」 首を振る。
椋実翔利:「ダメだ。ダメダメ。なんもなし」
鶴喰湊融:「“ポートランド”さんのルートでも、無しの礫ですね」
椋実翔利:射撃の傷に包帯を巻きながら 「UGNもマジで動いてるからな。やりづらいったら」
江永瑞穂:「最悪でした。“カレイドソーン”には襲われるし……」
鶴喰湊融:「………」わずかに視線を落とす。
烏羽岬:「椋実は"ザンザーラ"と当たったのか。運が悪かったな」
横嶋洋明:「あー……どうだった? つまりその」
横嶋洋明:「UGNと接敵してさ。実際に交戦した感触」
椋実翔利:「ああ、アッチにとっちゃオレは"大当たり"らしいからな。援軍まで呼ばれた。ゲート使えなきゃ詰みだったぜ」
椋実翔利:「マジだね。マジでオレらを狩りに来てる」
横嶋洋明:「“ザンザーラ”はねえ。ガチガチの生え抜きチルドレンって感じかな。まともにやれば手堅いし手強いよね……」
鶴喰湊融:「……そこまで、ですか」あまりUGNとの交戦経験があるわけではない。
椋実翔利:「"レリックドライバ"みたいなバリバリ動けるヤツらだけじゃない。消耗品の兵隊も動かしてるからな」
椋実翔利:「つまりそれだけ経費を注ぎ込んでも街を掃除したいってことだろ。剥がれるガムの気分だぜ」
烏羽岬:「僕からはひとつ報告がある。"カレイドソーン"――雲居春音の刀の事なんだが」
烏羽岬:「遺産を制御できていないようだった」
鶴喰湊融:「……“カレイドソーン”の遺産が?」
江永瑞穂:「なに、刀? 烏羽、よくそこまで見てたわね…」
烏羽岬:「至近距離だったからな。離れていたとはいえ、江永も少しは見えただろう?」
江永瑞穂:「んー……まあ、そんな感じに見えたかも」
椋実翔利:「……つまり敵が減りそうってことか? 朗報でカウントしていいのか?」
鶴喰湊融:「…どう、でしょうか」
横嶋洋明:「……いくつかの遺産には、持ち主にとって危険なシロモノもあるね」
横嶋洋明:「遺産に体を乗っ取られると、余計に危険な状態になることもある」
烏羽岬:「リーダーの言う通りだ。確実に戦闘不能にできるはずだった一撃を止められた」
烏羽岬:「朗報か否かでいえば、正直逆な気がする。やりづらくなったな」
鶴喰湊融:「……それは、どういう風に?もしかして……剣が勝手に動く、ような?」
椋実翔利:「……時間が取れるんなら、あっちが手を休めることもあるが、今はマジモードだからな。無理してくるってコトか」
烏羽岬:「あんなのを見るのは初めてだ。思わず観察して江永に怒られてしまった……」
江永瑞穂:「そうね、湊融ちゃん。“カレイドソーン”本人の方が驚いてた感じあったわ」
鶴喰湊融:「………ここで共有するべきと思いますので、お伝えします」
鶴喰湊融:「《スヴェルト》と、接触しました」
烏羽岬:「ふむ」 湊融ちゃんを見る。
横嶋洋明:「えええ……!? ここで《スヴェルト》? ひどいな、これは……でもなんでだろう?」
鶴喰湊融:「わたしの“薄墨”に興味があったようです。そしてその際に、カレイドソーンの“騒雁”も、《スヴェルト》――その剣と同類であるようなことを」
鶴喰湊融:「持主は、例外なく。侵蝕されるはずだ、とのことです」
鶴喰湊融:「事実…“カレイドソーン”は、剣に行動を操作された…危機を脱するためとはいえ」
椋実翔利:「へえ。じゃオマエもそのうち、何だ。制御できなくなるのか? 武器を?」
横嶋洋明:「……そうか、どれも剣だ。遺産と何か関係がある……? あー……だからか。鶴喰くんに接触してきたのは、観察……そんな程度のいいもんじゃないか」
鶴喰湊融:「少なくとも、わたしには自覚症状はありません、ね。……おかしくなっていて、それも分からないかもしれないですが」
鶴喰湊融:「そうですね。ただの興味本位……気になる、とかそう言った程度でした」リーダーに。
江永瑞穂:「椋実さんが余計なこと言っても、叱る人がいない……」
鶴喰湊融:「あっさり、見逃されましたし」その言葉の時にだけ。僅かに声が震える。
椋実翔利:「今ン所は変わりないってことか……さすがにここに来る前からおかしくなってたら分かりようがないけど。まー何かあったら言えよ」
烏羽岬:「体調がおかしくなったらすぐに言えよ、鶴喰。痛み止めや、濡らすとひんやりするタオルもあるからな」
江永瑞穂:「湊融ちゃんがおかしくなってるわけないからね!」
鶴喰湊融:「はい。……わたしがおかしくなっていたら、すぐに止めてもらえれば……」
椋実翔利:「おいおい、今別に百入がいても叱られるトコじゃなかっただろ。多分」
鶴喰湊融:「………ありがとう、ございます」ぺこりと頭を下げる。
鶴喰湊融:ささくれだった気持ちが、少し落ち着いたような気がする。
烏羽岬:「UGN側はこの事を……つまり、遺産の侵蝕を知っているのかな」
烏羽岬:「うまくやれば"カレイドソーン"だけでも後方に下げてくれるかもしれん。望み薄だが」
江永瑞穂:「本人が下がる気ないって感じだったけどね」
鶴喰湊融:「…どうでしょうね。変調程度は認識しているかもしれませんが…貴重な戦力を下げるでしょうか」
椋実翔利:「だな。よっぽど危篤にでもなんない限りはだ」
鶴喰湊融:「もしくは、UGN側がよっぽどの余裕が生まれた後、ですね」
横嶋洋明:「んんんんん……待った、つまりこうだね。周りはUGNも含めて敵だらけ。どれだけいるかわからない。……百入くんの手がかりもなかった」
烏羽岬:「そうなる。ここなら安全だ、と考えるのも悠長すぎるだろうな」
烏羽岬:「つまり時間の問題だ。どうする、リーダー?」
横嶋洋明:「いいニュース一つもないね。仕方がない……一つずつ解決していこうか」
椋実翔利:「"YERO"とか"フラワルド"はどうなんだよ。オレらだけじゃそろそろ厳しいぜ」
横嶋洋明:「敵が多すぎるから、味方を増やして忙しくさせよう。……椋実くんの言う通り、《YERO》と《アードゥル》セルに協力を依頼する」
椋実翔利:「だよな? そうなっよな?」 ちょっと嬉しそう
横嶋洋明:「そして百入くんも探しやすくなる。あっちから出てくる隙を作れるかもしれない」
横嶋洋明:「……本人にそのつもりがあれば、ではあるけどね。そこは、まあ、祈るか信じるかしかない」
椋実翔利:「つもりがなくても連れ返してやらあ。アイツがいなきゃ始まらねーよ」
鶴喰湊融:「そうですね。……」一度目を瞑り。「資金などの準備は進めてあります。接触と交渉さえ上手くいけば…」
烏羽岬:「そのつもりが……?」
烏羽岬:「戻ってくる気がないはずがない。僕らは家族だ」
烏羽岬:「つまり、意図的に息を潜めているんだろう。連絡もできないくらいに」
江永瑞穂:「そうね。珍しく烏羽に賛成したくなるわ」
烏羽岬:「……珍しく……」
烏羽岬:「とにかく、接触さえできれば問題ないと思う」
鶴喰湊融:「……鳥羽くん、江永さん……」そちらに、少し驚いた目を向けて。「そうですね。…うん。戻ってこれない状況だから、そうなってるだけなんだ」
江永瑞穂:「うん。百入さんの居場所はここにあるわけだしね」
横嶋洋明:「……百入くんが戻ってきたら。最終的な目的は、UGN戦闘オーヴァード5人を一時的にでも無力化することだ」
椋実翔利:「……"レリックドライバ"だな。とにかくこっちへの攻撃をやめさせなきゃならん」
横嶋洋明:「それができれば、UGNを無力化できるといってもいい。数日間か、そのくらいは。また姿を隠すこともできる」
鶴喰湊融:「はい」頷く。やるべきことがある。それを示して貰えれば、それに向かう事が出来る。
椋実翔利:「後々考えると、ガチで潰すのも考えものだけどな。そうも言ってらんないぜ」
烏羽岬:「武力行使になりそうだな。少しでも交渉で戦力を削げればいいんだが、期待しない方がよさそうだ」
横嶋洋明:「作戦の第一歩はこうだ。味方を増やし、UGNを攪乱しながら、百入くんを探す」
横嶋洋明:「UGNへの反撃は次のステップ。……みんな、ちょっと絶望的な状況だけど、やれるかい?」
鶴喰湊融:「やります」
椋実翔利:「訊くなよそんなこと。それしかないんだから」
烏羽岬:「撹乱フェーズの間は、UGNとの戦闘は必要最低限に抑える。戦闘はあくまで、百入との合流後」
烏羽岬:「そういう認識でいいか、リーダー」
横嶋洋明:「そういう認識で。よろしく頼むよ」
烏羽岬:「了解した。《アードゥル》に関しては任……」
烏羽岬:「……僕はどうも恵那に嫌われているからな。他の人間の方がいいかな」
鶴喰湊融:「鳥羽くん……そこは決めてよ……」苦笑。
椋実翔利:「じゃあオレ行くか? 切り傷以外のものがもらえるか微妙なトコなんだが」
烏羽岬:「自分が無理なら、仲間を頼るのも能力のうちだ」 湊融ちゃんの肩をぽんぽんと叩き、冷蔵庫に飲み物を取りに向かう。
鶴喰湊融:「………ありがと。じゃあ、わたしがやります。渉外は、わたしの仕事なので!」
烏羽岬:「それがいい。椋実が行くと、僕よりヤバいことになる気がする」
椋実翔利:「つっても鶴喰は鶴喰でYEROがあっからな。いざとなったら烏羽に押し付けろよ」
椋実翔利:「どっちにしてもオレの労力は変わんねーし」
鶴喰湊融:「そ、それほどじゃあないんじゃないかな…?」
鶴喰湊融:「はい、了解です!」
烏羽岬:「……まあ、押し付けられるものは押し付けるといい」
烏羽岬:「いつも通りでいいんだ、鶴喰」
烏羽岬:「あまり気にしすぎるなよ」
鶴喰湊融:「…………うん!ありがとう、鳥羽くん」微笑んで返す。

GM:烏羽・鶴喰・椋実さんはロイス取得と調達が可能です。
鶴喰湊融:はい!鳥羽くんと椋実さんに取るぞ。あ、あと水晶の剣もいいですか?
烏羽岬:ううーむ、リーダーにも信頼でとりたいが、湊融ちゃんに庇護で取りたい
鶴喰湊融:リーダーもとりたいが、ちょっと枠が足りぬ……
GM:水晶剣もどうぞー
椋実翔利:ヴリトラ/百入結衣子/有為/○面倒
鶴喰湊融:同僚兼…? 鳥羽岬 〇好意/劣等感 、同僚 椋実翔利 〇信頼/食傷 で!
椋実翔利:いなきゃ始まんないからね
鶴喰湊融:GMありがとう!ではまず椋実さんのレールキャノンに使います。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:46->50)
椋実翔利:ああっ鶴喰がオレのレールキャノンをこんなに逞しく……!
烏羽岬:-リーダー/横嶋洋明/○信頼/隔意/ロイス
鶴喰湊融:攻撃力+6!湊融が100超えたら+8になります
烏羽岬:感謝のロイス。この状況でもいつもどおり仕切ってくれてるリーダーには感謝しかない!
鶴喰湊融:調達は何買おうかな
椋実翔利:ありがてえ……
椋実翔利:うーん、ちょっと強気に出られるラインにはなってきたんだよな……
烏羽岬:購入は中古のiPhoneを狙います。
烏羽岬:2dx+4=>3
DoubleCross : (2R10+4[10]>=3) → 9[7,9]+4 → 13 → 成功

烏羽岬:ゲット! おねいちゃんが帰ってきたら渡そうっと。
椋実翔利:いや、大人しく応急手当キットにしとこ
烏羽岬:(携帯電話です)
鶴喰湊融:む、じゃあボデアマ買っておこう。
椋実翔利:2dx+3=>8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 7[4,7]+3 → 10 → 成功

鶴喰湊融:5dx+5=>12
DoubleCross : (5R10+5[10]>=12) → 9[1,2,3,6,9]+5 → 14 → 成功

椋実翔利:購入購入
GM:OK!
鶴喰湊融:よし買えた!椋実さんにパス!
椋実翔利:サンキュー! 装備!
鶴喰湊融:以上!

GM:R市。
GM:燕ヶ岡ショッピングモール。この区画は旧市街の建物も多く、道は入り組み人通りも多い。
GM:そして、UGNが網を張っていないはずもない。
GM:だが、百入結衣子が見つける方が先だ――隠れる気になった彼女を先に見つけることはできない。
GM:きみは、何度か見た顔を見つける。
GM:《無支祁》塩川誠一。道の端で待ち合わせる素振りを見せながら、通行人に目を配っている。
GM:そのまま傍らを通り抜けてもいいし、それを避けて踵を返してもいい。
GM:もちろん攻撃してもいいだろう。
塩谷誠一:「……」 片手にスマートフォン。見るからに退屈している。
百入結衣子:(防御能力者が単独行動。やれる?)
百入結衣子:(いや、彼の攻撃能力は明らかにできてない、なら……)
百入結衣子:(リスクが大きい)すれ違いざまに、携帯を取り出すかのように無造作に手を振る。
百入結衣子:(知らないままにしておくことの、リスクが)燐光。
塩谷誠一:「……」 顔をあげる。
百入結衣子:レーザを照射して、間髪入れずにナイフを投げつけた。
塩谷誠一:一瞬、驚いたように口を開きかける。
GM:ここで、百入さんは《知覚》で判定をどうぞ。
GM:難易度は
百入結衣子:マイナーは使えます?
生成 亜綺羅:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[1,1,3,3,6,9,9]+2 → 11

GM:マイナーは使えません!リアクションです。
百入結衣子:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[3,6,7,10]+9[9]+1 → 20

GM:すげえっ
GM:では、きみの“借羽”ならば察知できる。
GM:防御能力者は基本的に単独行動をしない。そうしているように見えるとしたら、なんらかのリスクを冒してでもやる価値があったのか、あるいは――
生成 亜綺羅:「……結衣子」
GM:生成亜綺羅が、塩川誠一の立っている路地の傍らに、姿を隠している。
GM:ナイフを投げる直前に気づき、彼女もきみに気づいた。
百入結衣子:ナイフを投げようとした、幻影がかき消える。
塩川誠一:「おい。“モーターウェイ・フォックス”!」
塩川誠一:「いま、いたんじゃねえのか!?」 振り返って怒鳴る。
百入結衣子:《天使の絵の具》により生成した幻影。奥の店先から、フードを目深に被って姿を表す。
生成 亜綺羅:「……」 答えずに、百入結衣子のいたはずの場所を睨んでいる。
百入結衣子:「流石に、そう甘くないか」呟いて、人の通りを眺める。
塩川誠一:「しっかり追えよ。なんのために俺が真昼間からこんなクソ退屈な任務してると思ってんだ」
生成 亜綺羅:「……“クロイドン・キャット・キラー”は、追っても捕まえられない」 それはきみにも聞こえるように言った。そうとしか思えない声だった。
百入結衣子:撤退に全力を傾ければ、市外への脱出は可能だろう。隠密能力者に対応可能な人員は限られる。
塩川誠一:「それでもお前なら捉えられるんじゃねえのかよ……」
百入結衣子:だが、彼女は完全に隠密を徹底しているわけではない。UGN支部の人間と邂逅するたび、時おり仕掛けている。
百入結衣子:人通りの多い場所を徹底し、奇襲的に交錯しては消える。
生成 亜綺羅:「……どちらかが、ミスをすればね。判断を誤ること。“クロイドン・キャット・キラー”も、こっちのそれを誘ってる」
百入結衣子:自分は市内に居る、未だに戦力をこちらに回せ、と示している。
生成 亜綺羅:「彼女が自分から出てくるしかないような状況を、作れれば……」
塩川誠一:「前言ってた作戦か? 通らなかっただろ。あの支部長が『不確定要素が多すぎる』ってよ」
塩川誠一:「“クロイドン・キャット・キラー”は無視して、やつらの巣に的を絞って叩くってよ。俺は発想はいいと思うんだがね」
生成 亜綺羅:「……かもしれない。でも、もうすぐ追い詰められる……」
生成 亜綺羅:「その前に市街に脱出さえされなければ」
GM:付け足した一言は、まぎれもなくきみに向けられたものだ。
GM:なりふり構わず市外に出ろと言っている。
百入結衣子:「……」銃声。
百入結衣子:姿を見せぬまま、白昼に上空へ一発。
塩川誠一:「……おいっ!」
塩川誠一:「マジか、これが向こうのミスってやつじゃねえのか! どこだ!?」
百入結衣子:隠匿もあったものではない。周囲の人間は混乱し、動き出すだろう。
生成 亜綺羅:「……」 ため息をつく。 「それはない。きっと、絶対に」
百入結衣子:明確な拒否の返答。
生成 亜綺羅:「……なんでこんなことを。結衣子……」 空間の隙間に隠れ、この場を離れる。
塩川誠一:「くそ、どけ! 邪魔だ、ただのテロリストの銃声に決まってんだろ! どけって!」
GM:きみはその喧騒にまぎれて離脱できるだろう。いまならば簡単だ。
百入結衣子:当然、もはや姿はない。次の場所へと移らなければならない。
百入結衣子:(この隙に……市外に、脱出してくれてるよね)
百入結衣子:(ゲートがある。包囲を抜けられないわけじゃない。一番脅威の隠密能力者も、釘付けにしてる)
百入結衣子:「大丈夫……きっと、大丈夫」
百入結衣子:「今度は、ちゃんと、逃げてくれる」

GM:ロイス・調達が可能です。
百入結衣子:ロイスは保留!
百入結衣子:調達は応急手当を取っておくかな。消えて判定します。
百入結衣子:6dx+3>=8
DoubleCross : (6R10+3[10]>=8) → 9[1,1,4,5,6,9]+3 → 12 → 成功

GM:消えて判定、当然成功する
百入結衣子:問題なく。以上!
GM:OK!

GM:次のシーンの説明をここに記します。
GM:百入さんと《ヴリトラ》一味がUGNを攪乱しながら合流を目指すシーンです。
GM:できることは、これ!
■合流を目指して
☆百入結衣子の居場所 《情報:裏社会》難易度40 財産使用:×
☆《YERO》セルへの協力要請 《情報:ウェブ》難易度8(1度だけ実行可能。成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が5下がる)財産使用:〇
☆《アードゥル》セルへの協力要請 《情報:FH》難易度8(1度だけ実行可能。成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が5下がる)財産使用:〇
☆捜索範囲を絞り込む 【肉体】または《知識:R市地理》難易度9(成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が5下がる)財産使用:×
☆★UGNの包囲を襲撃する 《白兵》または《射撃》 難易度20(成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が7下がる)財産使用:×
☆★UGNへ偽装情報を流す 《情報:UGN》または《交渉》 難易度15(成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が7下がる)財産使用:〇
★痕跡を残す 自動成功、浸食率1d10上昇(「百入結衣子の居場所」の難易度が10下がる)
烏羽岬:うわっ多い
椋実翔利:なるほどな
鶴喰湊融:めっちゃ多い!!
GM:説明1:☆百入結衣子の居場所 これをクリアすると合流できます
GM:説明2:☆マークは烏羽・鶴喰・椋実がトライ可能な項目
GM:説明3:★マークは百入さんがトライ可能な項目
GM:☆★はどっちも挑戦できるということです。
烏羽岬:なるほどなるほど
百入結衣子:なるほどね
GM:共有メモにはっておこう
鶴喰湊融:わかりやすい!
烏羽岬:まず他ので難易度を下げないと40は抜けないですね。どれにいこうかな~
GM:というわけで、シーン切り替え!

ミドルシーン2:翳りのヴェールを裂いて

GM:シーンプレイヤーは椋実さん。登場は自由です。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:44->48)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:50->60)
鶴喰湊融:ひぎい
GM:うっ、デカい上がり幅
鶴喰湊融:メモリー取ればよかった……つらい…
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:46->52)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:52->60)
烏羽岬:湊融ちゃん、前回も危なかったものなあ
GM:みんな結構上がった…!
GM:OK!

GM:というわけで、みなさんまずは判定をどうぞ!
鶴喰湊融:アードゥル言ってみましょうか?FH技能も2あるし、まず成功すると思います
鶴喰湊融:あ、肉体判定もアリか
烏羽岬:どうしようかな。行きたいところがあるなら
烏羽岬:そこを最優先でいいと思います
鶴喰湊融:私はどこでも!
椋実翔利:ぶっちゃけ極端に得意ってのはそれこそ襲撃しかないんだよな
烏羽岬:俺も襲撃は得意だぜ!
鶴喰湊融:皆得意じゃないかなあw
鶴喰湊融:財産は14あるので
百入結衣子:財産使用できるものを優先したほうが良さそうですね
鶴喰湊融:使用可能なやつならまず抜けると思います
百入結衣子:2シーンに分けることを考えると
烏羽岬:というか、白兵なら素振りでも24出ちゃう
百入結衣子:ヤベー
鶴喰湊融:偽装情報が湊融かな。財産と社会で行けるから。
GM:あっ!重要なこと言い忘れてた
鶴喰湊融:あ、それなら鳥羽くんが行った方がよさそう…。今回は財産ありに行くのもいいかも
GM:YEROとアードゥルを仲間にすると、NPCカードが手に入ります
鶴喰湊融:おっと
鶴喰湊融:おお!
烏羽岬:それは無視できない!
椋実翔利:なるほどね
烏羽岬:これ、DTさんも言ってますけど
烏羽岬:このシーンしかできないってわけじゃないですよね。あまりは次シーンもできる。
GM:そうです!
烏羽岬:よしよし!
鶴喰湊融:ですね。襲撃は鳥羽くんがまずノーコストで成功できるし、後回しでもいいかもだ
烏羽岬:ならYEROかアードゥルにいこうかな。椋実さん、なんか行きたいのある……?
鶴喰湊融:あ、でも百入さんが偽装情報先にやります…?
椋実翔利:実のところ明確なベクトルがないので
椋実翔利:フローズンリリーに甘えて情報偽装かなーと思ってた
百入結衣子:あたしは3人の成功具合で調整したい
椋実翔利:ここでクリアしときゃ鶴喰ちゃん次休めるし
鶴喰湊融:ありがとうございます…
烏羽岬:あー
鶴喰湊融:んでは湊融がアードゥル言っておく感じでいいのかな
烏羽岬:そうかそうか。湊融ちゃん次高かったらやばいもんなー
椋実翔利:とはいえ社会2の素振りなので素でコケる可能性は全然あるんだよなw
烏羽岬:じゃあこちらでYEROりましょう!ノイマンの精神をお見せします。
鶴喰湊融:ごめんなさい!もっと侵蝕対策するべきなんですが
鶴喰湊融:14点あるから
鶴喰湊融:ファンぶらなければ成功しますよ!
椋実翔利:という点を総合すると、そもそも情報操作は諦めて、セル2枚と捜索範囲の絞り込みを3人で押さえるのがベストだとは思う
鶴喰湊融:了解ですー。じゃあ肉体か精神の絞り込みは、湊融が行った方がいいかな。
椋実翔利:に、なるんですよね。お願いして大丈夫ですか?
椋実翔利:したらこっちは烏羽くんの行かなかったセルの方に行ける
鶴喰湊融:了解です!じゃあ湊融が絞り込み。肉体で行きます!
烏羽岬:烏羽は侵蝕軽いし侵蝕も安めだから、精神でいける絞り込みは烏羽が抜けるかも
烏羽岬:逆に偽装は湊融ちゃんがいないと抜ける気がしない・・
鶴喰湊融:あーw
椋実翔利:最終的に全部クリアする必要はないから
GM:そうです。百入さんさえ発見すればクリア。
烏羽岬:絞り込みだけスルーすれば難易度8か。
椋実翔利:まーそれでも財産使用不可の社会素振りなので危ういけどね……!
烏羽岬:このシーンで2セルと絞り込み+痕跡をやれば、次のシーンでUGNへの包囲+偽装+難易度8のおねいちゃんで3手だから、湊融ちゃんは休めるんだな
鶴喰湊融:じゃあ湊融は偽装の方がいいかな…?フラフラして申し訳ないけど
鶴喰湊融:おっと絞り込み了解
椋実翔利:そうそう。それで失敗したら総掛かりだ
烏羽岬:どのみち、情報操作はスルーする方向になりそうなので
烏羽岬:あとは順番と、自分がやりたいロールの兼ね合いでいいんじゃないかな!
鶴喰湊融:了解です!まあ絞り込み行きますね!
烏羽岬:いけいけ!
烏羽岬:生搾り湊融
GM:どうぞどうぞ
鶴喰湊融:肉体で絞込行きますー
鶴喰湊融:DBで一入って、AIDA込で8d。
鶴喰湊融:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[1,2,2,3,4,5,9,10]+8[8] → 18 → 成功

鶴喰湊融:百入さんのためならえんやこら
烏羽岬:敏腕小学生
GM:お見事!
椋実翔利:鶴喰ちゃんの肉体の絞り!
☆百入結衣子の居場所
 《情報:裏社会》難易度40→35 財産使用:×
烏羽岬:ふむ。これまで一度もお話したことがないので、YEROさんに行ってみようかな
烏羽岬:一度もというか、タイマンでは……か
GM:いつでもどうぞでっせ!
烏羽岬:ア!
烏羽岬:す、すっかりボケてた……!これ情報ウェブか!
烏羽岬:知識じゃないじゃん! おかあさんからのお小遣いを期待して素振りします。
烏羽岬:2dx=>8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 6[2,6] → 6 → 失敗

鶴喰湊融:はいフローズンリリーで二点使用!14→12!
烏羽岬:これがカラテよ……
椋実翔利:帰ってママのおっぱいでも飲んでな!
鶴喰湊融:成功させます
GM:OK!
烏羽岬:しました! アードゥルは椋実さんにやってもらったり、あるいは次シーンでやったりしよう。
☆百入結衣子の居場所
 《情報:裏社会》難易度35→30 財産使用:×
GM:NPCカードの入手はイベントでやりましょう
椋実翔利:えっ、じゃあオレフラワルドちゃんに切り刻まれてくる……
椋実翔利:☆《アードゥル》セルへの協力要請 行きます
椋実翔利:2dx+2=>8
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 10[6,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

鶴喰湊融:すごおい
椋実翔利:完璧過ぎた……これがオトナってもんさ
GM:スッゴォイ…
☆百入結衣子の居場所
 《情報:裏社会》難易度30→25 財産使用:×
GM:NPCカードの入手はやはりイベントで
GM:ここまで来たら百入さんもどうぞ
百入結衣子:じゃあこちらは痕跡を残しましょうか。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:60->68)
百入結衣子:結構上がっちゃった
GM:高めで推移したが、これでグッと難易度も下がった
☆百入結衣子の居場所
 《情報:裏社会》難易度25→15 財産使用:×
GM:もう射程圏内だ

GM:百入百合子の足取りを追うのは困難だ。
GM:予想の裏を、あるいはその裏を掻いてくる。まずは可能性が比較的低いと思う場所を、確実につぶしこんでいくしかない。
GM:R市。
GM:鷺美沢区。
GM:大小さまざまな工場が立ち並ぶ、工業地帯。中にはすでに運転を停止しているものも少なくない。
鶴喰湊融:百入さんから聞いたこと。UGNという組織から隠れる為にされたレクチャーを思い出す。
江永瑞穂:「さすがに、ここにやってくるとは思えないけど…」
GM:きみと同行しているのは、江永瑞穂だ。
鶴喰湊融:隠れるのに、人がいないところよりも……人が多い地区の方が寧ろ容易い、ということだ。
GM:交渉にあたっている烏丸や椋実よりも、交戦の可能性が高いと判断してのことだ。
鶴喰湊融:「それはそうです。ですが、逆に言うなら…低い、とUGNも判断する可能性があります」
江永瑞穂:「うん。それは確かに……“メイ”は、なんかつまんなさそうにしてるけどね。出るときはあれだけ”つれてけ”みたいに水槽透過してたのに」
江永瑞穂:江永は肩に乗せた亀をつつく
鶴喰湊融:「無論監視はあるでしょうが…薄くなっている、と判断されたり。一時的に退避するのには、悪くないのは確かです」
鶴喰湊融:「……気侭ですねえ、この子は…」溜息。
鶴喰湊融:「…実際、いないならいないとはっきりさせたいのが本音ですね…江永さんにはお手数をお掛けします」
江永瑞穂:「はっきりさせるのは大事だよ! 全然大丈夫。百入さんのことだから、立ち寄ってても痕跡なんて残してないと思うしね」
鶴喰湊融:「敢えて残して、誤誘導とかも狙ってそうなのが百入さんだからなあ……とにかく、やっていきましょう!」
江永瑞穂:「うん。あの……湊融ちゃんってさ」
鶴喰湊融:「はい?」周囲を観察、警戒していた。
江永瑞穂:「百入さんのこと、結構知ってる?」
鶴喰湊融:「………うーん」
江永瑞穂:「あの人、ぜんぜん自分のこと話さないしさ。昔のこととか。どこのセルにいたとか」
鶴喰湊融:「まあ、そうですね。昔のこととか、出身も聞いたことはありません」
鶴喰湊融:「でも…。一緒にいた時。すごく頼りになって、いちばん歴が浅いわたしのことも、みんなのことも気遣ってくれて…」
鶴喰湊融:「すごく、嬉しかったんです。わたしは」
江永瑞穂:「……うん」
江永瑞穂:「私、一番《ヴリトラ》セルに長くいるんだけどね。リーダーが急に『新しいメンバー』って紹介してきて……」
鶴喰湊融:「…じゃあ、二番目…リーダーも入れると三番目?なんですね」
江永瑞穂:「いきなりすぎて驚いたけど、なんか事情があると思って。それだけじゃなくて、なんていうか、すごく……」
江永瑞穂:「辛そうに感じた。なんでも一人でやろうとしてた。いまも……」
江永瑞穂:「一人で何とかしようとしてるんじゃないかって、思う」
鶴喰湊融:「…………百入さんの、数少ない悪いところですね」
鶴喰湊融:「お釣りとかああいう、お金の管理と並ぶくらい悪いところです」
鶴喰湊融:こくこくと頷いている。
江永瑞穂:「それね」 少し笑う
鶴喰湊融:「あのときは本当にびっくりしました……」とおい目をする。
江永瑞穂:「絶対無駄遣いしてるよ。はやくまともなご飯とか食べさせてあげないとね」
鶴喰湊融:「本当ですよ。新参なのに経理するって大丈夫なのかって思ったら、こうなんですもん」
鶴喰湊融:「早く、迎えに行かないと……」
鶴喰湊融:そこで。
鶴喰湊融:躊躇いがちに、口をもう一度開いて。
鶴喰湊融:「家族、なんですから」
GM:結局、工業地帯に百入の姿は見つからなかった。
GM:だが、それは確かな手がかりでもある――

GM:次は烏羽くんです。
GM:《YERO》麦野杏子の居場所は、何重にも偽装されていた。
GM:電子メールを辿り、そこに残された端末を経由し、本人へのメッセージを送って、到達する。
GM:すでに廃業したカラオケ屋の、スタッフルーム。
烏羽岬:念の為、薄暗い裏口から入ってます。バックヤードからそのままスタッフルームへ。
YERO:「やあ」
YERO:杖を片手にした眼帯の女があいさつをする。
烏羽岬:「急な連絡ですまなかった。あなたが《YERO》か」
YERO:「そう。……直接人と会うのは久しぶりでね」
烏羽岬:「こうして会うのははじめてだな。ヴリトラの《鶫》――烏羽だ」
YERO:「湊融くん依頼になるかな。《YERO》。元・《五福》セルの麦野杏子だよ」
YERO:「座ってくれ。以外に片付いているだろう」
烏羽岬:「ああ、ある程度鶴喰からは聞いている。思っていたよりずっと若いな」
GM:室内はまるでオフィスのようだ。個人用の執務室。
YERO:「年齢不詳で通せていたなら、嬉しいよ。それなりに上手くやれたというわけだ」
烏羽岬:「うちはテクノロジーに疎いからな。鶴喰というツテがなければ、永久にあなたの正体は不明のままだったろう……本題に入っても?」
YERO:「――ああ。ぜひそうしてほしい。状況は緊迫しているからね」
YERO:「説明は結構。私の協力が欲しいのもわかる」
YERO:「問題は、どういう条件で、どのように――ということだね」
烏羽岬:「頼みが一つ、それと個人的な質問が一つあるんだが……そうか」
烏羽岬:「当然、状況は把握しているか」
YERO:「それが取り柄だからね」
YERO:「“クロイドン・キャット・キラー”。百入結衣子の行方を探すんだろう?」
烏羽岬:「そうだ。UGNの包囲はいよいよ厳しく、このままでは百入を探すどころか、僕らの方が全滅する」
YERO:「そうだね。そのことが逆説的に、彼女が街を出ていないだろうことを暗示している」
烏羽岬:「協力してくれるのなら、"How"の部分はあなたの好きにしてくれても構わない。零細セルでは、見返りもひとつふたつしか用意できないしな」
YERO:「私の求めるものも、見返りも、ほとんど同じものだ」
YERO:「鶴喰湊融の安全」
YERO:「彼女の剣だけが、唯一、私の復讐を実現できる」
烏羽岬:「自分の欲望に率直なのは非常に好感が持てる。FHとして」
YERO:「そして、彼女は……大事な友人の妹なんだ」
烏羽岬:「友人? ああ……」
烏羽岬:「そこまでは知らなかった。単に昔のセルの仲間だと思っていたが」
烏羽岬:「そうか。大事な友人か」
YERO:「それを理解し、約束してくれるなら、協力は惜しまない。本当なら……」
YERO:「街の外に脱出してほしいんだけどね」
烏羽岬:「2年ほど前の僕なら、同じことをリーダーに提言していただろうな」
烏羽岬:「《ヴリトラ》は家族を見捨てない。脱出するのは百入と合流したあと……全員がそう考えているだろう」
YERO:「……なるほど。大きな変化だ」
YERO:「湊融も、彼女もそこに居場所を見出せているのなら、私は嬉しいよ。……さて、どうする?」
YERO:「条件を守ってくれるかな」
烏羽岬:「当然だ。守る、守らないの次元ではない」
烏羽岬:「セルメンバーとしても、家族としても、友人としても、最年少の鶴喰の安全は最優先で考慮する」
YERO:「ふふ」
烏羽岬:「どうかしたか」
YERO:「その調子なら、きみが『普通』になる日も遠くないかな、と思ってさ。……いいよ、わかった」
YERO:「ドローンとハッキングでやつらを混乱させよう。そして……これだ」
GM:★NPCカードを入手しました。

◆NPCカード:《YERO》麦野杏子
アクション:黄福丹華
シナリオ1回。
リザレクト直後にオートアクションで使用。
ダイスの出目を1~10の好きな値に変更する。
烏羽岬:ええっ強い!
烏羽岬:安定体も見習ってほしい強さ
YERO:「貴重なものなんだ。湊融の身の安全のために有効活用してくれ」
烏羽岬:受け取ります。薬とか使い捨て遺産みたいなものですかね?
烏羽岬:丸薬という情報をゲットしたので、丸薬!
烏羽岬:「了解した。責任をもって預かっておく」
YERO:「では、もう行って。いつ補足されないとも限らない。私も居場所を次に移すよ」
烏羽岬:「少しでもUGNの目を眩ませてくれるなら幸いだ。人数差のせいで、今やまともに身動きが取れない」
YERO:「ああ――質問があるなら、いまのうちに」
烏羽岬:「では一つだけ」
烏羽岬:「鶴喰に選択肢を与えてやりたい、というのは傲慢か?」
YERO:「……妙なことを聞くね。どういう意味かな」
烏羽岬:「《クロイドン・キャット・キラー》や《フェザータップ》はいい。彼らは望んでヴリトラに来たし、そもそも年長者だ」
烏羽岬:「リーダーも江永も僕もそうだ。だが、鶴喰は……幼すぎる」
烏羽岬:「"普通"の生活を送るかどうか、選ぶ権利すらなかったんじゃないか」
YERO:「そうかもしれない」
YERO:「でも、それはたぶん……いまの彼女にはできないだろう」
烏羽岬:「復讐。過去のけじめか」
YERO:「決着が必要じゃないかと思う」
YERO:「それ抜きに未来へ進むと、きっと、いずれは過去に追いつかれる時が来る」
YERO:「復讐を終わらせた後のために、きみが道を示してあげるというのなら、そうするのがいいだろう」
烏羽岬:「ふっ。ふふ」
YERO:「妙なところで笑うな、きみは」
烏羽岬:「すまない。正直なところ、まだあなたを心の底から信用はしていなかったのだが」
烏羽岬:YEROさんにロイスを取ります。
烏羽岬:-協力者/《YERO》麦野杏子/○信頼/食傷/ロイス
GM:なんとロイス!OK!
烏羽岬:「許してくれ。価値観が同じだと分かって、つい心が緩んだ」
烏羽岬:「まったくその通りだ。あなたが鶴喰を想う気持ちは、間違いなく僕ら家族と同じらしい」
烏羽岬:「鶴喰のことは任せろ。改めてよろしく頼む、《YERO》」
YERO:「契約成立、だね」

GM:椋実翔利が《アードゥル》セルの長、“フラワルド”と連絡を取るのは、予想以上に簡単だった。
GM:向こうから接触を図ってきたからだ――指定場所は地下駐車場。
GM:きみが足を踏み入れると、当然ながら、複数の気配が潜んでいるのを感じた。
椋実翔利:盗んだバイクで参上しよう。ヘルメットあれば顔も隠せるし。
舘原恵奈:「……驚いたな」
舘原恵那:舘原恵奈は、駐車場の真ん中に立っていた。
椋実翔利:「え、何に?」
椋実翔利:「オレそんなにバイク似合ってた?」
舘原恵那:「そんなに派手な音を立てて現れるとは思わなかった」
椋実翔利:そばでバイクを止め、ヘルメットを脱ぐ 「いやー、久しぶりに乗ったけどSHIDENに比べるとやっぱ退屈だぜ」
舘原恵那:「理解できないわ……《ヴリトラ》セルというのは、“クロイドン・キャット・キラー”を除いて阿呆の集団なのか?」
椋実翔利:「静かにするのは下手なんだ。小学校の頃から。よく怒られたぜ。ともかく会えて良かった、"フラワルド"」
舘原恵那:「私はあまり会いたくなかった。“太白”が出てくるものと思っていた」
椋実翔利:「つれないぜ。最初に会った時は助けてやったじゃんか」
舘原恵那:「あれを『助けた』と断言するのか? もう少し憚れ!」
椋実翔利:「だからそういうのは昔っから苦手でさあ。実は小学生の頃からと言わず、生まれた時からギャンギャン泣いてたんだよな」
椋実翔利:「生まれた時からだぜ? ならもう、無理だろ。そういう生き物なんだよ人間って」
舘原恵那:「堂々と人間について語りだすな、アホめ……!」
椋実翔利:「じゃもっと興味深い話するか。つまり今の状況についてなんだけど」
舘原恵那:「……フー……それでいい。本題に入ろう」
舘原恵那:「ずいぶんと難題を抱えているようだな」
椋実翔利:「メンバーが一人合流し損ねててね。UGNにも追われてる。悪いことは重なるもんだ」
椋実翔利:「で、とりあえず尻尾巻いて逃げるのはなし。UGNは、再起不能になられちゃ困るが、とりあえず中心メンバーはある程度叩く予定」
椋実翔利:「あとは諸々の事情もあって、ともかくその一名、まーつまりあの……なんちゃらキャット……」
舘原恵那:「“クロイドン・キャット・キラー”だ」
椋実翔利:「……ネコ型シリアルキラー?」
舘原恵那:「わざとやっていないか!? 話が進まん!」
椋実翔利:「そうそれ! ヤツとの合流が今ンとこ第一だ」
舘原恵那:「……だったら、支援してもいい」
椋実翔利:「おっ、話が早くて助かり翔利。実際現状だとニッチもサッチもでさ」
舘原恵那:「助かり……。……」  「UGNの攪乱と、捜索。どちらも我々の得意分野の一つだ……」
舘原恵那:「当然、対価は請求する」
椋実翔利:「叩くのはこっちでやるつもりだ。あと一人が揃えばやれる。その一人を揃えるまでの助けが欲しいってコト」
椋実翔利:「おう、何だ。烏羽関連? ヤツのパンツくらいならいくらでも持ってこれるけど?」
舘原恵那:「アホめ。自ら爆発して無残に死ね」
舘原恵那:「次の戦いに関することだ」
椋実翔利:「(あっ、今のは百入がキレてるのに近いトーンだ……)……悪い悪い。で、何? 次の戦い?」
舘原恵那:「我々《アードゥル》セルには、分裂して離脱した構成員が複数いる」
舘原恵那:「“ヤシュト”三稜鴎を中心とした連中だ。やつらは《スレイベギー》セルに合流した」
椋実翔利:「あの、アレだろ。三稜鴎とかいう連中の、そうそう」
舘原恵那:「我々にとって確実な脅威となる。その戦いに備え、《ヴリトラ》の協力という札を握っておきたい」
椋実翔利:「いいぜ。というかそんなん、こっちとしてもそのつもりだったからな」
椋実翔利:「UGNは脅威だが、潰すべき敵じゃない。ただ食って掛かってきてるから相手しなきゃいけないだけで……」
椋実翔利:「最終的には《スレイベギー》だ。それは《ヴリトラ》としても間違いねーよ。だからそれは約束できる」
舘原恵那:「だろうな。利害は一致すると考えていた」
舘原恵那:「少なくとも、そちらに一方的に倒れられては我々も困る」
舘原恵那:「せめて一矢報いてからだ」
椋実翔利:「おいおい、ケチな考えは止せよ。なんだ一矢報いるって」
椋実翔利:「やるからには完全勝利だろ。万全に手を回して、気に入らない奴はブン殴って殺す!」
舘原恵那:「……呆れたやつだ」 実際呆れている
椋実翔利:「オレ達は悠々生存! 沖縄で談笑! 完全勝利!」
椋実翔利:自分を指差し 「翔利なだけに」
舘原恵那:「やめてくれるか」
舘原恵那:「頭痛がしてくる」
椋実翔利:「お互いに色々大変だもんな」
舘原恵那:「うるさい。お前のことは丹村と同じカテゴリに入れておく……とにかく共闘は成立だ」
舘原恵那:「うまく利用しろ」
椋実翔利:「えっ、それは相当不服で……チッ、まあいいか」
GM:★NPCカードを手に入れました

◆NPCカード:《フラワルド》舘原恵那
アクション:ドクトリンFEEL3
シナリオ1回。
任意のPCの攻撃時、判定直前にオートアクションで使用。
ダイス数を+10する。
椋実翔利:順当な攻撃ブースト!
椋実翔利:ダイス減少にも対抗できそうだ
舘原恵那:「実際にできるのは火力支援だ。必要があれば合図しろ」
椋実翔利:「ああ。多分UGNとのマジ交戦があったら、いくらでも足りねーからな」
椋実翔利:「あとはUGNの撹乱。今ばっかりは甘えさせてもらうぜ。とにかくクロ猫キラーを回収しないと始まんねんだ」
舘原恵那:「……百入、これは相当に苦労しているな……」
舘原恵那:「話は以上だ。撤収する。他に、まだ何かあるか?」
椋実翔利:「いや、特には」 ゲートを開いてバイクを落とし 「お互い長居は無用だろ。上手くやって生き延びようぜ」
舘原恵那:「そうしろ。私も、クラスメイトが消えると少し寂しくなる」
椋実翔利:「オッケー。舘原も寂しがってるってちゃんと伝えとくぜ」
椋実翔利:「んじゃあとはそこそこヨロシクってことで!」 軽く手を振り、バイクに続いて自分もゲートの中に消える

GM:央明館学園、高等部。
GM:夏休みの校舎に人気は少なく、部活動が使用していない教室は静かなものだ。
GM:百入結衣子が侵入するのは、あまりにも容易い。
GM:廊下も教室も静かで、外からの声がよく聞こえている。
百入結衣子:「ま、夏休みだとこんなもんか」窓の外の部活を眺めて。
百入結衣子:感慨にふけっているわけではなく、人の位置を確認している。
百入結衣子:特に、瞬間的に《ワーディング》を貼ると危険が伴うであろう、運動中の生徒の姿を。
GM:吹奏楽部の演奏する音だけがやけに大きく響く。
GM:いつもの音楽室ではなく、グラウンドで演奏している――合唱部か軽音楽部が使う日程だっただろうか。
百入結衣子:教室に立つと、チョークを手にとって。
百入結衣子:終業式から空欄になっている、日直欄に百入、と書き込んで。
百入結衣子:黒板には大きく、猫の絵を書く。
百入結衣子:10dx 〈芸術:絵画〉
DoubleCross : (10R10[10]) → 8[2,4,4,4,5,6,6,6,7,8] → 8

GM:……下手ではない
百入結衣子:普通に猫と分かるだけの絵だ。写実的と言うよりはデフォルメ的。
百入結衣子:描き終えた後に、「……」
百入結衣子:赤いチョークでその上からバツを付けた。
百入結衣子:(UGNにとって、ここは戦いやすい戦場だ)
百入結衣子:(“レリックドライバ”のうち3人が、自然に侵入できる場所)
百入結衣子:「……長居はしたくないかなあ」ぽつりと呟いて、教室を後にする。
GM:教室を出る際、きみの眼に掲示板の隅のプリントが目に留まる。
GM:避難訓練のプリントだ。もう何か月も前のもの――すでに張り替えられたはずではなかったか。
GM:そこに手書きで、見覚えのある筆跡がある。
GM:「お願いだから」と、ただ一言だけ添えられているのがわかった。
百入結衣子:「……それだけは、聞けない」
百入結衣子:「あたしは、これしか出来ないから。今までも、これからも」
百入結衣子:「守り抜いてみせる」
百入結衣子:「だって、あそこはあたしの……」
百入結衣子:ロイスを取得します。
GM:ロイス…!
百入結衣子:-家族/“ヴリトラ”/執着:○/不安/ロイス

GM:シーンに登場した4人は、調達判定が可能です。
鶴喰湊融:はいっ。あ、また水晶の剣したく。
GM:どうぞどうぞ
GM:百入さんには付与できませんので、よろしくどうぞ!
鶴喰湊融:では次は鳥羽くんで!ナイフのうち一本を!
烏羽岬:わーいやったー!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:60->64)
百入結衣子:照準器を。消えて判定します。
椋実翔利:ちょうたつは~
鶴喰湊融:何欲しいです?
百入結衣子:7dx+3>=15
DoubleCross : (7R10+3[10]>=15) → 7[1,2,4,5,5,6,7]+3 → 10 → 失敗

百入結衣子:ダメ!
椋実翔利:特別コレっていうのはないはず。応急手当もう一個取っとくかな
鶴喰湊融:照準機も狙えるとは思う!財産余ってますし
烏羽岬:時間凍結を考えると、応急手当は1人あたり2~3個あると安心なんだよね。湊融ちゃんは今回使わないかもしれないけど
椋実翔利:2dx+3=>8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 10[5,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

GM:あきらかに照準器を盗もうとした
椋実翔利:うーん無駄に出目が良い
烏羽岬:照準器買えてるw
鶴喰湊融:うーん。ボデマか、エグザイルが相手だからBCスーツ狙うか、そっか応急もアリだな
鶴喰湊融:じゃあトランク狙って見ましょうか?
烏羽岬:あっえらい!そんなのありましたね!
鶴喰湊融:じゃあ医療トランク!使いべりしない応急手当!
鶴喰湊融:6dx+5=>20
DoubleCross : (6R10+5[10]>=20) → 7[4,4,4,5,6,7]+5 → 12 → 失敗

鶴喰湊融:む。財産8使えば買えるけど…
烏羽岬:うーむ。一度だけ強化素材を狙ってみるか。応急は全体で3個あるから、まあ最低限は足りてるだろう……
烏羽岬:2dx+4=>15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 2[2,2]+4 → 6 → 失敗

鶴喰湊融:やめておこう。湊融以上。
烏羽岬:応急すら買えないゴミ!
GM:OK!
烏羽岬:ロイスはロール中にとったので、以上です。
椋実翔利:まだ先は長いですしね

ミドルシーン3:望遠鏡にだって映らない

GM:シーンプレイヤーは椋実さんです。先ほどのシーンの続き。
GM:登場は自由なので、出る方はダイスをどうぞ!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:48->50)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:52->56)
鶴喰湊融:うーん途中登場ってアリですか?
GM:アリですよ!
鶴喰湊融:ありがとうございます!では一度様子見で!
GM:では、とりあえず2名で。
烏羽岬:ウェイウェイ!

GM:できること一覧
■合流を目指して
☆百入結衣子の居場所 《情報:裏社会》難易度15 財産使用:×
☆捜索範囲を絞り込む 【肉体】または《知識:R市地理》難易度9(成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が5下がる)財産使用:×
☆★UGNの包囲を襲撃する 《白兵》または《射撃》 難易度20(成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が7下がる)財産使用:×
☆★UGNへ偽装情報を流す 《情報:UGN》または《交渉》 難易度15(成功すれば「百入結衣子の居場所」の難易度が7下がる)財産使用:〇
★痕跡を残す 自動成功、浸食率1d10上昇(「百入結衣子の居場所」の難易度が10下がる)
GM:百入さんがいないので☆マークだけできます
椋実翔利:あっ、絞り込むは一回だけじゃないんだな、なるほど
GM:そうです!
烏羽岬:あっなるほどね!
烏羽岬:でも考えてみればそうだな。絞り込みってそういうものだよな・・
椋実翔利:襲撃もしまくっていいのか……理屈上は難易度をマイナス以下にもできるんだな
GM:理屈上はね!
烏羽岬:オープンワールドゲーで何度も同じ拠点を潰してアイテム稼ぎするみたい
GM:というわけで好きなやり方で百入さんを探そう
椋実翔利:痕跡も残しまくれるってワケだ 百入色に染まる街
烏羽岬:よし!じゃあ見学室での作戦会議結果を反映し、烏羽は襲撃したいと思います。
椋実翔利:烏羽……襲撃頼む……
烏羽岬:白兵で判定。
烏羽岬:2dx+9+12+3=>20
DoubleCross : (2R10+9+12+3[10]>=20) → 10[7,10]+6[6]+24 → 40 → 成功

烏羽岬:ヤッタヤッタ
椋実翔利:こわっ
椋実翔利:戦闘マシンかよ
GM:ば、ばか高すぎ!
☆百入結衣子の居場所
 《情報:裏社会》難易度15→8 財産使用:×
椋実翔利:よーし じゃあそろそろ居場所……バラしちゃいますか
椋実翔利:素振りだがね! 判定します
椋実翔利:2dx=>8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[7,7] → 7 → 失敗

椋実翔利:ケムダーッ!(悲鳴)
GM:おろろ…
烏羽岬:おげげげげ
GM:浸食ダイス1d10を振るなら、もう1回挑戦してもいいですよ
GM:シーンを切り替えるのは演出上、冗長なので!
烏羽岬:それ、烏羽が挑戦してもいいですか?
GM:いいですよ!
烏羽岬:侵蝕的に椋実さんは高くなりがちだし
烏羽岬:わーい!
椋実翔利:じゃ烏羽が失敗したらまたこっちやろ
GM:どうぞどうぞ振って下せえ
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:56->58)
烏羽岬:ヨシ!
GM:運のいい…!
烏羽岬:で、情報裏社会。素振りします。
烏羽岬:2dx=>8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 8[4,8] → 8 → 成功

烏羽岬:ケムダ~(m´ρ`)m
GM:おみごと
椋実翔利:ケムダー!(歓喜)
GM:では、烏羽・椋実チームがUGNを襲撃し、情報を接収したことにしましょう

GM:――UGNの居場所を見つけるのは、呆れるほどに簡単だ。
GM:街中、どこにでも網を張っている。
GM:烏羽と椋実は、国道沿いで警察を偽装し、検問を行っている数名のUGN支部員を発見した。
GM:攻撃するなら、いつでも奇襲という形で行えるだろう。
椋実翔利:道の脇、茂みに身を隠して、その検問の様子を伺いながら
烏羽岬:「嫌になるな。警察だったりコンビニ店員だったり、どこにUGNの目があるかわからない」 椋実さんといっしょに隠れてます。
椋実翔利:「それが連中の強さでメンドくささってこった。……うーん」
椋実翔利:手指で銃を作り、彼らを指す 「……接近に苦労しそうなら、オレが先に撃って列を乱すが。お前が先に一発入れられるなら、その方が良い」
椋実翔利:「行けるか?」
烏羽岬:「どちらも行ける。意外だな」
烏羽岬:「"俺が派手にやるからその間に突っ込め"一択かと思っていた」
椋実翔利:「おいおい、そりゃその方が楽だが、そればっかりじゃないぜ。ちょい前にも鶴喰とはそんな感じでやったんだ」
椋実翔利:「どうしたって目立たないのはムリだしな。っていうかメンドくさいし。すると連絡とか行って、まあこう……面倒だから」
烏羽岬:「数々の実績がある椋実が言うとさすがに説得力があるな……わかった」
椋実翔利:説明すら面倒になったようだ。それで通じるだろうと思ってもいる
烏羽岬:「僕が行こう。カバーを頼む」
椋実翔利:「任せとけ。……あああと、アレだ。一個だけ」
烏羽岬:「椋実の癖は掴んでいるから、僕ごと当てるくらいでいい。狙いが逸れて時間がかかる方が面倒そうだ……ん?」
椋実翔利:「お前どうせ、殺すの得意なんだし、殺さずにいるのもできるだろ? だからなるだけ殺さんようにしよう」
烏羽岬:「……」
烏羽岬:「…………?」 ずっと検問所の方を見ながら喋っていたが、
烏羽岬:はじめてそこで椋実さんの顔を見て、若干距離を取ります。
椋実翔利:「お?」
烏羽岬:「どうした……? 何かあったのか?」
椋実翔利:「溢れ出るオレの道徳の光に目が眩んだか?」
烏羽岬:「意外なんだ。"ここんところ一方的に殴られてムカつくしまとめて殺そうぜ"、一択だと思っていた」
烏羽岬:「殺すと面倒だからか?」
椋実翔利:「……最初から言ってるようにな、UGNは『途中』だ。本命はその先の《スレイベギー》だ。オレが本当にムカついてまとめて殺したいのはヤツらだ」
椋実翔利:「それ考えると、まああのメインの戦闘メンバーにはしばらく倒れてもらわなきゃならないが……」
椋実翔利:「『この町のUGN』そのものをダメにするのは行き過ぎな気がしてんだよな」
烏羽岬:「まあな。UGNと本格的にやり合うのはリスクも高いし、意味も薄い」
椋実翔利:「連中にも、今回の戦いが終わったら、キッパリオレらみたいなのから目を外して《スレイベギー》を睨んでもらう! そのためには、奴らを死体にせず怪我人に留めた方が都合が良い」
椋実翔利:「ってワケだ。納得行くか?」
烏羽岬:「納得はいく。お前が提案しなければ、僕の方から同じ提案をしようと思っていた……思っていたんだが」
烏羽岬:「《マスターヴォルト》の称号を押し付けられたの、そんなに嫌だったのか」
椋実翔利:「だな。それが一番だ。でもそれだけじゃない」
烏羽岬:「ん」
椋実翔利:「まあ何だ。元々考えてたことではあったんだよ」
椋実翔利:「結局連中を、マスター・スカイとかいって上からこっちを見てる連中の顎を殴ってやんないと気が済まねえってのは」
椋実翔利:「それに色々理由がついてラッキーみたいな……ああなんか話すと長くなんな、詳しいトコはまた今度、酒でも飲みながらにしようぜ」
烏羽岬:「わかった。いや、細かいところはわからないし、未成年だから酒は飲まないが」
烏羽岬:「椋実らしい考えだ」「ということは分かったよ」
烏羽岬:懐に手を突っ込んで武器を確認する。
椋実翔利:「おう、それで良い。オレほど椋実らしい男は存在しないぞ。もしいたら殺すから教えてくれ」
椋実翔利:「……っていうか『マスターヴォルト』って響きを聞いただけでなんか腹立ってきたな……やっぱ一人、二人くらいハデにブッ殺しとくか?」
椋実翔利:「これで実は連射の性能も精度も上がってんだよ。こう、上に飛ばしてさ、バラバラになるまで何発当てられるかとかやってみてーんだよな」
烏羽岬:「思い当たる奴が一人いたけれど、もう死んだな。……始めよう」
烏羽岬:「そういうのはぜひとも次の機会にしてくれ」
椋実翔利:「オーケー、行け行け。ちゃんと避けろよ!」
烏羽岬:そう言って、物陰を伝うように検問所の近くまで行き、
烏羽岬:ニ名-ニ名でバラけている偽警察官の背後から無言で一閃。ナイフではない。
烏羽岬:打撃音のしない鈍器です。ブラックジャックを用意した。
UGN戦闘員:「……!?」
UGN戦闘員:「がっ」
烏羽岬:残りが気が付かないなら、そのままスニークアタックするつもりだが……。
GM:次の獲物にかかることもできる――が、完全には無理だ。残り4名のうち、比較的離れていた2人が反応する。
UGN戦闘員:「嘘だろう!? 《スヴェルト》!?」 なんでここに!
椋実翔利:その頃合いで、検問所上空に大小のゲートが開く。狙っているのは人ではなく、柵であったり車両であったり、道路であったり。
烏羽岬:「いや、《スレイベギー》だ。こんばんは」
UGN戦闘員:「市内で捕捉したんじゃなかったのか!? くそ、まずいぞ!」
UGN戦闘員:「全員あっちに集中してる……!」
椋実翔利:ゲート内側は波打つ闇。だがその合間に、熱を帯びた輝きが瞬き、
UGN戦闘員:「嘘をつくなッ!」 拳銃を構えようとするが――
椋実翔利:ビーム弾が落ちる。戦闘員付近の地面であり、車両であり、そういったものを大雑把に焼いて砕く。
烏羽岬:「嘘じゃない。上、危ないぞ」
UGN戦闘員:「うわぁっ!?」 「な、なんでだ!? マスター・ヴォルトがこっちに!?」
烏羽岬:言いながら、椋実さんの攻撃に乗じて接近。逃さず各個撃破していきます。
椋実翔利:さながらそれは、降り注ぐ稲妻のように。
UGN戦闘員:「じゃあ……いま追い込んでる相手は、いったい誰だ!?」
GM:一人は椋実さんの射撃に巻き込まれて吹っ飛ばされる。
GM:もう二人を片づけるのは、烏羽くんなら容易い。
GM:一人は残してもいいが、倒してしまってもいい。
椋実翔利:「ふんふん、こんなもんか。これは人の被害より施設とかの方が重く見られそうだな」
烏羽岬:あっという間に一人倒します。もうひとりは腹部に一発入れてダウンさせ、首元にナイフを突きつける。
烏羽岬:「喋るな。今のところ殺すつもりはない」
UGN戦闘員:「う」
UGN戦闘員:「ぐ……! なんだ!? なんなんだよ、お前ら!」
烏羽岬:尋問は苦手なので、椋実さんが来るのを待ってます。適材適所!
椋実翔利:ではそこへスイーッとSHIDENに乗ってやってきます
烏羽岬:「だから《スレイベギー》だと……まあいいか」
椋実翔利:ボードから飛び降りる 「お疲れ。えーと……スレイベギーだぜ? か?」
椋実翔利:「名刺は切らせてて申し訳ないが……」
UGN戦闘員:「な、なにがスレイベギーだ! お前のその武器知ってるぞ……!」
椋実翔利:「あっはっは。最強の一振りも有名になっちまったな。まあいいんだ、オレが誰とかそういうのは」
椋実翔利:砲口を腰辺りに突きつける 「オレの経験だと、下半身が全部吹っ飛んでも大体のオーヴァードはギリギリ死なないんだ。まあ結果的に死ぬし、メチャクチャ痛みに苦しむことになるが……」
烏羽岬:「これは善意で言うんだが、脅しではなくこいつは本当にやるぞ」
烏羽岬:「そうなるとお前も面倒だし、僕も面倒だ……素直に情報を吐いてくれ」
UGN戦闘員:「や、やめ……やめてくれ……! お、俺は、そんなこと……」
椋実翔利:「やめてくれ、じゃないんだよ。オレのSHIDENがお前に優しくできるかどうかは、お前次第なんだ。分かってくれるよな?」 戦闘員の顔を覗き込み
UGN戦闘員:「ぐ」 いまにも窒息しそうなほど息をのむ。
UGN戦闘員:「た……たいしたことは知らない、本当だ! あんたらの役に立たない!」
椋実翔利:「それは死にたいって意味でいいのか?」 笑う
烏羽岬:メインの尋問を椋実さんに任せつつ、周囲を警戒してます。それと、百入の手がかりになりそうな何かが置いてないかどうかも。
UGN戦闘員:「違う! は、話す。話します……!」
UGN戦闘員:「あんたたちが、ここに来るなんて予想もしてなかったんだ。俺たちは、完全に……あっち側にいるとばかり……」
烏羽岬:「あっち側……?」
椋実翔利:「だよな。少なくともマジの襲撃は予期してなかった……"レリックドライバ"もいないし」
烏羽岬:「椋実には聞こえていなかったかもしれないが、そうだ。先程もこいつら、"全員あっち側に集中してる"と言っていた」
烏羽岬:「レリックドライバは"あっち側"ということなんだろう。……何が起きている?」
椋実翔利:「なるほど。どっちだろうなあ、あっちって」
UGN戦闘員:「中央区の……繁華街……」
UGN戦闘員:「その一区画に、《スヴェルト》のメンバーの一人を……“クロイドン・キャット・キラー”を追い詰めたって……!」
烏羽岬:「なるほど」
椋実翔利:「今仲間が一人そっちにいるんだが、確認取って良い?」 砲口を改めて腰辺りに押し付ける。ブラフ
UGN戦闘員:「だから、あんたらも当然そっちだろうって……こんなこと……。や、やめろ!」
烏羽岬:「この状況で嘘というのは無いだろう。本当に死ぬし」
UGN戦闘員:「嘘じゃない! 本当だ! 本当に……あいつが……!」
烏羽岬:「この怯え方は本物だ、椋実。仕事でよく見た」
椋実翔利:「そうかね。そうかな。そうかもな。……まあ実際、下手に連絡入れるとキャッチされそうだしな」
烏羽岬:「あいつ……あいつ?」
烏羽岬:「すまないが、なるべく情報は明確にしてくれ。それだけ開放するのが早くなる」
UGN戦闘員:「お、俺も知らない! 傭兵だ!」
椋実翔利:「……UGNが傭兵だと?」
UGN戦闘員:「コードネームは“ヤシュト”! そういうやつが……追い詰めたって……!」
椋実翔利:「……あー」
椋実翔利:「おい、そいつもういいだろ。急ごう」
烏羽岬:ブラックジャックの柄で殴り倒します。
GM:烏羽岬は知っている。そのコードネームは、きみの師の名前だ。
UGN戦闘員:「ぐ、っ…」
烏羽岬:他と同じように気絶させる。
烏羽岬:「まったく同感だ。本当の狙いがどこにあるのか知らないが」
烏羽岬:「先生が出てきた以上、一刻の猶予もない」
椋実翔利:ゲートを開く。鶴喰もいるであろう、アジトへの直行だ
烏羽岬:気絶した戦闘員をそのあたりの茂みに放り投げる。
椋実翔利:「……な? やっぱ《スレイベギー》叩かねえと」
椋実翔利:「気が済まねーってこった」
烏羽岬:「顎をぶん殴る必要があるな」
烏羽岬:ゲートに飛び込みます。
椋実翔利:「分かってくれて嬉しいぜ」 続きゲートに入り、やがて自ず、それは閉じる

GM:烏羽くんと椋実さんはロイスと調達が可能です。
烏羽岬:あと1枠でミドル3か・・・
烏羽岬:めちゃくちゃ椋実さんにとりたい
椋実翔利:いいんだぜ~
椋実翔利:ヴリトラ/烏羽岬/○気楽/脅威
椋実翔利:こっちは取るし
烏羽岬:取ろう。おねいちゃんへのおかえりなさいロイスにしようか迷ってたけど
烏羽岬:前回は全員女子にとったしね。
椋実翔利:調達は~そろそろ強気に行こうかな
烏羽岬:-家族/椋実翔利/○信頼/食傷/ロイス
烏羽岬:これYEROさんと同じ感情だけど、椋実さんへのN感情は食傷以外にないんだよな……w そのままでいいや。
椋実翔利:つかもうぜ! 照準ボール! 照準器調達します
椋実翔利:2dx+3=>15
DoubleCross : (2R10+3[10]>=15) → 10[8,10]+5[5]+3 → 18 → 成功

烏羽岬:うわつよ
GM:照準器まで…!
GM:無敵か!?
椋実翔利:調達の調子が良いな……レールキャノンに装備します
烏羽岬:強化素材を狙います。
椋実翔利:こちら以上
烏羽岬:2dx+4=>15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 10[7,10]+5[5]+4 → 19 → 成功

GM:烏羽くんも強化素材!
烏羽岬:どうだ!俺のほうが1高いぞ椋実!
GM:なんてやつらだ…ダイスたった二つで…
烏羽岬:キーンナイフツヴァイに使っておきます。キーンナイフツヴァイ+1!
烏羽岬:以上です。
GM:OK!
椋実翔利:ヘッ……技能レベルの差に過ぎないじゃねーか。ダイス目は同じ!

ミドルシーン4:掲げよ、帝国宝珠はその手にあり

GM:全員登場の合流シーンです。
GM:全員ダイスをお願いします。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:50->52)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:68->71)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:58->65)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:64->74)
椋実翔利:落ち着きマーン
烏羽岬:椋実さん、なんでそんな異常に低いの
鶴喰湊融:どうした湊融くん?!
烏羽岬:うわああ湊融ちゃん!
GM:ミ、ミナトーッ
GM:ともあれOK

GM:白入結衣子がその場所に到着したとき、すでに雨が降り始めていた。
GM:わかば台愛育園。
GM:生成 亜綺羅の育った孤児院だった。
白入結衣子:(……ここが、亜綺羅の……)
GM:消灯時間まではまだ少し早い。
GM:部屋にはまだいくつかの灯りが残っている――だが、その建物とは少し離れた木の下で。
GM:生成亜綺羅は傘もささず、姿も隠さずにそこで立っていた。
生成 亜綺羅:「……結衣子」
白入結衣子:「……やほ」軽く手を振って。
白入結衣子:「……追加の連絡もできない状況なんだと思ってたのに」
生成 亜綺羅:「うん……」
生成 亜綺羅:「来てくれないと思ってた。……なんで? あんな……あれだけのメールで、来てくれたの?」
白入結衣子:「なんでって……そりゃ」
白入結衣子:「仲間じゃない。他に必要?」
生成 亜綺羅:「私……私は……」
生成 亜綺羅:「メールを送ってから後悔してた。結衣子をこんなことに巻き込むなんて……私……結衣子が仲間だって言ってくれたのに……」
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:「私は結衣子みたいに強くない。こんな風に……人を頼ったり……。結衣子みたいに、なんでも自分一人でできるわけじゃない……」
生成 亜綺羅:「軽蔑してる?」
白入結衣子:「ううん。あたしだって、一人じゃ無理だよ」にへらと笑って。
白入結衣子:「頼ってくれないよりは、頼られる方がずっといいな」
生成 亜綺羅:「……結衣子。だったら、これから言うことはぜんぶ無視して。私を撃って、すぐに誰かに通報して。私にはできないから……」
白入結衣子:「……どういう意味?」
生成 亜綺羅:「“アビー・ラバー”を見つけたの」
GM:きみたちが追っているジャームだ。自由に姿を変えることができる、強力な個体。
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:「この孤児院にいる」
白入結衣子:「……最後に見た姿は?」
生成 亜綺羅:「鷲尾麻琴。10歳の少女に擬態してる。……いまも」
生成 亜綺羅:「何人かは、“アビー・ラバー”が動物の血を啜ることを知っている。そして匿っている。それはそうかもしれない」
生成 亜綺羅:「……みんな、あれが人間を襲うなんて知らないから。いまはまだ」
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:「数輝はきっと許さない」
白入結衣子:「それは……そんなこと」
白入結衣子:「……いや。そうだね」
白入結衣子:ジャームとなった姉を匿っていた、少女の最後を想う。
生成 亜綺羅:「……私にはできない」
生成 亜綺羅:「数輝に言うことも、言わないでおくことも。……きっと弱いからだと思う。どうしようもなくて……」
白入結衣子:「……でもさ」
白入結衣子:「あたしに、言うことは出来たんでしょう?」
生成 亜綺羅:「……結衣子にはね。なんでだろう……」
白入結衣子:「人徳の差かな」皮肉めかして笑う。
生成 亜綺羅:「自分で言う?」 無理に笑おうとする。
白入結衣子:「まあ、相手が相手だし?」
白入結衣子:「……いいよ。あたしがやる」
生成 亜綺羅:「……結衣子」
生成 亜綺羅:「“アビー・ラバー”を相手にするなら、一人じゃ無理。切り込み役が必要でしょ」
GM:生成が一歩、足を進めた。そのとき。
卯花数輝:「いいや。その戦闘は許可できない」
白入結衣子:「……数輝。どうして」
卯花数輝:「推理だよ、“シンギンジャイス”。“モーターウェイ・フォックス”」
卯花数輝:「リンクスコール徽章。それに発信機が埋め込まれていることは知っていただろうし、それを無力化する方法も知っていた」
卯花数輝:「だが、それが通過した交通機関にある種の信号を送ることは? ぼくが仕込んだから、そこまでは知らないだろう」
白入結衣子:「隠密部隊に電磁波を出させるの、正気の沙汰じゃない」
卯花数輝:「安心しろ。それはもう回収する。チームは解散だ」
白入結衣子:「……そうだった。仕込みが無駄にならなくてよかったわね」
卯花数輝:「きみたちがぼくの方針に賛成していないことは知っていた」
卯花数輝:「だから対処することにした。……あと32分ほどでUGNの襲撃部隊がやってくる」
卯花数輝:「その前に、“シンギンジャイス”。背任者を処罰しなければ」
白入結衣子:「背任?」
卯花数輝:「“モーターウェイ・フォックス”を無力化し、投獄する。援護しろ」
卯花数輝:「それが終われば孤児院だ。掃除にかかる。殺人を犯す怪物を匿っていたものは、罰を受けるべきだ」
生成 亜綺羅:「……!」 一瞬、白入と数輝を見比べる。
白入結衣子:「……亜綺羅はなにも、背任してないでしょう」
白入結衣子:「孤児院もそう。掃除?それこそ、無力化と投獄で済むのに?」
卯花数輝:「……“シンギンジャイス”。……そうか、そうだな。ぼくは……まだ甘かった。邪悪の一端だ。公平ではなかった」
卯花数輝:「“モーターウェイ・フォックス”も等しく、孤児院の子らと同様に、その命で罪を贖うべきだ。ぼくは……」
卯花数輝:「きみがこんな罪を犯すと、信じたくなかった」 本心から言っている。影が伸び、消えた。攻撃の準備動作。
白入結衣子:「数輝!あんた……!」
卯花数輝:「邪魔をするなら、どいていろ。ぼくはぼく自身を例外にしない」
白入結衣子:「……あなた、弱すぎるのよ」
卯花数輝:「……なんだと?」
白入結衣子:「迷わないんじゃない。迷うことを選べないから、全部決めておかないといけない」
白入結衣子:「例外なく公平?違うでしょう。例外を作る勇気がない」
白入結衣子:「迷える亜綺羅のほうが、ずっと強い」
卯花数輝:「詭弁を。やめろ………ぼくは……強くなった。強いはずだ。なんだって一人でできる。決められる――“シンギンジャイス”!」
白入結衣子:「自分一人で何でも出来るなんて、思い上がらないで!」
卯花数輝:「あのとき、きみは判断するのはぼくじゃないと言ったな! いまは違う! 判断するのはぼくだ! その権限がある!」
白入結衣子:「そうよ!判断するのはあなた!ロジックじゃない!」
卯花数輝:「……ぼくが! ぼくがロジックだ! それが規則だ――ぼくはそれを決める側になった! 従え、“モーターウェイ・フォックス”を処罰する!」 見えない影が伸びるのが、なぜか白入結衣子にはよく見えた。
生成 亜綺羅:「……結衣子」
生成 亜綺羅:「無理しないで」 生成の姿が消えた。
白入結衣子:「……亜綺羅?」
GM:両者が交錯する。
生成 亜綺羅:「これは私の罪。私の問題。数輝のいう通り。でも……」
生成 亜綺羅:「こいつは生かしておけない。きっと結衣子を――みんなが苦しむ」
白入結衣子:(……どうして)
白入結衣子:(どうして、あたし達は……!)
白入結衣子:(■■のような、ものだって。そう、思ってたのに)

GM:どうやら、少しまどろんでいたようだ。
GM:数秒――あるいは数十秒。
GM:百入結衣子は路地裏で目を覚ます。
百入結衣子:「……」
GM:もう日が暮れかけているのがわかる。
GM:周囲に気配は――
GM:一つ。そのせいで目が覚めたのだろう。
百入結衣子:「マズったな。こんなこと、久しく無かったのに」
百入結衣子:作戦活動中にまどろむことも。そして。
百入結衣子:気配の方に向き直る。
三稜鴎:「起こしちまったかい。悪いな?」
百入結衣子:「ううん。起こしてくれてありがとう」
百入結衣子:格上と当たることも。久しくはなかった。
三稜鴎:「いや、心配したぜ」
百入結衣子:「……心配?」
三稜鴎:「そのまま寝てたらどうしようって思ってな」
百入結衣子:「あはは。手間が省けるんじゃない?」
百入結衣子:「ガードを色々すっ飛ばせるよ」
三稜鴎:「いや。ここであんたを俺が暗殺しても、あまり意味がない」
三稜鴎:「やるなら烏羽の目の前で、だな」
百入結衣子:「岬を成長させるため? 悪いけどさ」
百入結衣子:「この町では出来ないんじゃないかな、それ」
三稜鴎:「強気だな」
百入結衣子:「いや?信頼してるだけだよ」
三稜鴎:「烏羽を?」
百入結衣子:「うん……というか、みんなをかな」
三稜鴎:「そいつはいいね。理想的だ。……だったら俺はこれからあんたを追い込むわけだが……」 片手で手招きする。 「どうだ? ひとつ、試してみるか?」
三稜鴎:「一対一。俺の首をとるチャンスだぜ」
百入結衣子:「やりたくないなあ!あたしからしたら、あなたがこっちに来た時点で勝ちなんだもん」
百入結衣子:「これで存分に稼げてるでしょう?一対一はしたくない。そもそも」
百入結衣子:「本当に一対一をやってくれるとも思ってない」
三稜鴎:「利口だな。じゃ、もう十分喋ったし」 片手でナイフを回転させる。
三稜鴎:「全力で逃げろ。俺はできればあんたをいま殺したくないんだ。うっかりさせるなよ」
百入結衣子:銃を構えない。まず、光を当てないことには意味がない。
GM:言った瞬間、傍らの壁が砕ける。
GM:なんらかの攻撃――射撃だろうか?視界が遮られる。
百入結衣子:(噴煙――!)
三稜鴎:「あんた強いしマジで厄介だから、手加減とかできねえんだよな」 声だけが聞こえる。
百入結衣子:光が散乱する。攻性だろうが、光学の欺瞞能力であることに変わりはない。
GM:四方八方から足音が聞こえてくる。もう包囲されているかもしれない。
百入結衣子:(――無理だ)レーザを自身に当てる。
百入結衣子:冷却ではなく起熱。推力に転嫁して、その場を大きく離れようと試みる。
三稜鴎:「さすが。状況判断が卓越してやがる」
三稜鴎:「追え。反撃されたら大人しく死ぬしかないけどな。その時は10秒以内に俺が仇をとる――もっとも」
三稜鴎:「そんなヘマするような相手じゃない」
百入結衣子:(殺すのは拙い……今後に禍根が残る)
百入結衣子:(UGNは無力化しないといけない。殲滅すれば、武断派が増援としてくるだけ)
百入結衣子:(……そろそろ、苦しいかな。“ヤシュト”までを想定してなかったあたしのヘマだ)
百入結衣子:「……大丈夫」自分に言い聞かせるように。
百入結衣子:「うまくやってるから。あたしは、あたしに集中しなきゃ」

マスターシーン:レリックドライバ

塩川誠一:「……で?」
塩川誠一:「情報は集まったか? おい、俺でもうまいことやったんだぞ。雲居もヘマしてねーだろうな」
雲居春音:「うっ……、私がいつもミスってるみたいな言い方やめてください!」
甲斐美冬:「“カレイドソーン”は情報収集が得意ではありませんから……適材適所です」
甲斐美冬:「もちろん私は成功しました。支部長、検閲しますか」
錫谷亮:「その必要はない」
錫谷亮:「“カレイドソーン”も甲斐くんの支援により、情報収集は首尾よく完了したようだ。互いに突き合わせるとしよう」
塩川誠一:「じゃ、俺からだな。“太白”ってやつだ。一番年下の……小学生だな、ありゃあ」
☆《太白》鶴喰湊融 情報:FH、または情報:裏社会 難易度12
FH《スヴェルト》セル所属。モルフェウス/エグザイル。
強力無比な剣の使い手。
雲居春音と同じ「遺産」と思しき刃を操る剣士。
《スヴェルト》セルの渉外・調達を担っており、情報操作に長ける。
小学生のカヴァーながら、その実態は戦いに存在意義を見出す戦鬼である。
状況の支配に長け、チームでの連携攻撃を最も得意とするため、全力を出す前に倒すべきだろう。
塩川誠一:「面倒だから真っ先に落としたい。甲斐がやれ」
甲斐美冬:「拒否します」
塩川誠一:「ああ!? なんっでだよ!?」
塩川誠一:「おめー狙撃以外やらねーって言ってたじゃねえか!」
甲斐美冬:「大物を見つけました。私のターゲットはこっちです」
☆《マスター・ヴォルト》椋実翔利 情報:FH、または情報:裏社会 難易度9
FH《スヴェルト》セル所属。バロール/モルフェウス。
どこにでもいそうな軽い雰囲気の男。自分の所有物を脅かす者でない限り、誰に対してもフランクに接する。
きわめて強欲な性質があり、一度自分のものと決めたものが他人の手に渡ることを極端に嫌う。
間違いなく《スヴェルト》セルにおける切り札の一人であり、マスター・エージェント。
彼さえ撃破すれば《スヴェルト》セルに大きな打撃を与えられるだろう。
少人数で行動しているいまがその機会と思われる。
錫谷亮:「マスター・ヴォルトだな。噂の男だ。《スヴェルト》セルは人材豊富だな」
雲居春音:「……。じゃあ、やっぱり」
雲居春音:「《スヴェルト》セルのリーダーは、このマスター・ヴォルトなんですか?」
雲居春音:「ほかにも……赤い剣使いがいるんでしょう?」
錫谷亮:「どうかな。前回に調べた通りだ。《スヴェルト》セルには、《スヴェルト》のコードネームを持つ女がいる」
錫谷亮:「ややこしいが、その女がリーダーだと考えていた。が……」
塩川誠一:「どうでもいいよ、そんなん。全員倒せばいいってことだろ。雲居!」
塩川誠一:「勿体ぶってないで、そっちの情報もよこせよ。お前のボーイフレンドだからって庇うつもりじゃねえよな!」
雲居春音:「ち、ちちちち、ちがいます! 塩川さんちょっと黙ってて……!」
雲居春音:「……私が調べたのは」
☆《鶫》烏羽岬 情報:FH、または情報:裏社会 難易度9
FH《スヴェルト》セル所属。ハヌマーン/ノイマン。
ナイフ使いのFHチルドレン。
幼少時より殺しの技術を叩き込まれたため、『普通の生活』を送る事に強い興味を抱いている。
セル・リーダーである《剣鬼》に忠実な暗殺者。
元は彼女を殺害するつもりだったが、その強さに魅せられ、忠誠を誓った。
正確無比なナイフの扱いは、攻撃と防御を両立する。
並大抵の攻撃では彼に一撃を与えることすら難しいだろう。
雲居春音:「……そういうことなんですが、あの」
雲居春音:「……うまくいけば、彼と戦わないで済ませることもできるかもしれなくて……」
塩川誠一:「ないな」
甲斐美冬:「ないですね」
錫谷亮:「ありえない」
錫谷亮:「彼を避けて《スヴェルト》と交戦する手段でもあるのか? おおよそ考えづらい。不確定要素が多すぎる」
塩川誠一:「お前のボーイフレンドにゃ悪いがな、雲居。一人残らず殺さなきゃならんだろうよ」
塩川誠一:「刀でも磨いとけ」
雲居春音:「そんな。……でも……」
甲斐美冬:「私は弦を張り替えます。マスター・ヴォルトは私が狙撃します」
錫谷亮:「作戦はおおむね決まってきたな。各自、仮想敵への対処を――む」 スマートフォンが鳴り響く。
錫谷亮:「“モーターウェイ・フォックス”からだ。……『傭兵の協力により“クロイドン・キャット・キラー”を捕捉』」
錫谷亮:「……傭兵?」
塩川誠一:「そりゃ結構だな。急ごうぜ。情報収集に飽きてたころだ……」
塩川誠一:「まずは一人、数を減らそうぜ」
錫谷亮:「待て。この傭兵というのが――」
塩川誠一:「ああ。俺が片っ端から声かけたコネの一人だろ。うまいこと情報収集してくれたぜ……行くぞ! 甲斐、雲居、寝てんじゃねえぞ!」

GM:R市・中央区。繁華街東端。
GM:再開発の影響を受け、いまだに多数の建築途中の物件が並ぶ地区。
GM:百入結衣子は、そこに退避することを余儀なくされていた。
UGN追跡部隊:「逃げ場はないぞ、“クロイドン・キャット・キラー”」
GM:階下から声が聞こえる。
GM:単純に数が多い。物量で脱出経路に蓋をされているようだ。
百入結衣子:「籠城、得意じゃないんだよなあ」
GM:あれだけ執拗に追ってきていた三稜鴎の気配はもうない。
GM:ここにきみが侵入した時点で姿を消していた。
百入結衣子:“リンクスコール”は元来、暗殺部隊だ。少数で進出し、ターゲットのみを打倒し、消える。
百入結衣子:1対多を想定していない。ヴリトラに来てから、少しはそういう手口も覚えたが、
百入結衣子:本職ではないし、何より――
百入結衣子:(“六分儀”は、殲滅するための技だ)
UGN追跡部隊:「……こっちの部屋はクリアだ。封鎖してガスを充填。次に行くぞ」
GM:UGN職員の声は徐々に近づいてくる。おそらく次か、その次にはこの部屋に到達するだろう。
百入結衣子:(窓から出る。狙撃兵を配置するなら、斜向いの2,3箇所)
GM:状況の打開を狙って突破にかかるか、ここで迎え撃つか決める必要がある。
百入結衣子:(狙撃3発と着地一回で4回分。今ならまだ、再生が効く)
UGN追跡部隊:「クリア。次だ! 前三、後五! 行くぞ!」
GM:足音が近い、もうすぐそこだ。次に開けるのはこの部屋のドアだろう。
UGN追跡部隊:「カウント3秒! 2、1――」
百入結衣子:ドアを開けようとした瞬間に、レーザを照射。一時的にドアを凍結させる。
UGN追跡部隊:「!」
百入結衣子:窓を開けて、飛び出す。
UGN追跡部隊:「ここだ! 狙撃班、やれ!」
百入結衣子:狙撃ポイントの一つを逆狙撃。動きを停止させる。
UGN狙撃班:「……!」 一人は止まった。だが、残りは――
百入結衣子:だが当然、全てをカヴァーできるわけでもない。そして彼女の隠密力は、
百入結衣子:先手で知覚することに支えられている。先んじて動きを止め、自らの姿を見せないこと。
百入結衣子:衆人環視の中で、急に消失するものではない。
UGN狙撃班:「ターゲット確認」 ライフルの銃口が三つ。百入結衣子を狙っていた。
GM:しゅっ、と軽い音を立てて銃口が火を噴く。弾丸が百入結衣子に着弾する。
百入結衣子:「んぐっ……!」
UGN突撃班:「ルート27だ! 行け!」 路地の両側から、突撃班が駆けてくる。
百入結衣子:(……ダメだ。下も多い)
百入結衣子:「いい現場指揮官がいるんだね、そっち……羨ましい」
百入結衣子:地面に直撃。受け身をしても限界がある。
百入結衣子:「……つ」よろよろと立ち上がる。
百入結衣子:「あはは。初めてだ、こんなピンチ」
:――ガサガサ
:と音を立てて、コンビニのビニール袋を持った影が路地にぶらりと入ってきます。
:UGNからすれば、なにかの間違いで迷い込んだ一般人に見えるかもしれない。
UGN突撃班:「動くな、お前は包囲されて――」 「警告はいい、目視したら撃て!」 「ターゲットを確認……いや待て」
:歩き方もあまりにも無防備すぎる。
UGN突撃班:「……なんだ?」
:「とっさに」
:「お祝いのケーキを冷蔵庫から引っ張り出してしまったが……」 散歩でもするように堂々と歩いてくる。
UGN突撃班:「民間人か? ど、どうします?」 「……民間人が、こんなところにいるか! 周囲は封鎖してる!」
:「これは置いてくるべきだったかな。まあ、いいか」
:「痛む前にケリをつけよう」 逆光の中から姿を現す。
百入結衣子:「……なんで」
烏羽岬:「どうもこんにちは。《ヴリトラ》です」
烏羽岬:「家族を返してもらうぞ」 一気にダッシュ。
UGN突撃班:「撃て! “クロイドン・キャット・キラー”の増援だッ」 数名が烏羽へ銃を向ける。
烏羽岬:逆光によるエイムへの影響。数の多さを逆手に取った、フレンドリーファイアを誘うポジション。そして、
烏羽岬:今の無駄な雑談で、敵の位置はすべて把握した。
烏羽岬:「鶴喰。椋実。江永――――やれ」
UGN突撃班:「くそっ。ポジショニング修正! パターン変えろ、射線が通らない!」
鶴喰湊融:そうして。位置を直そうとする動き――鳥羽くんを意識しているそこへ。はらり、と。
鶴喰湊融:白い花弁が舞って散る。
鶴喰湊融:「花色は黄。連ねるは花弁一三枚――」
鶴喰湊融:「咲け」その声と共に。突撃班全員を、花弁から発生した殴打が無力化する。
UGN突撃班:「あ」 花弁を見た。逃げようとした。間に合わない。
鶴喰湊融:「――お待たせしました」小柄な影が、ふわりと花弁と共に着地する。
UGN突撃班:「くそ! 撃て! 撃て、撃――てっ!?」 鶴喰湊融を撃とうとした突撃部隊が、炎の炸裂とともに吹っ飛ぶ。
江永瑞穂:「間に合ったみたい。よかった……無事で」
鶴喰湊融:「カバーありがとうございます、江永さん。……うん、よかった」
江永瑞穂:江永は背中の翼を振るって、残った火の粉を飛ばした。
椋実翔利:「お? てか……」 その上空。SHIDENの上に立ち、スマートフォンを耳に当てて
椋実翔利:「今『やれ』っつわれたか? 命令か? 烏羽のクセにド生意気だぜ」
椋実翔利:「だがやろう」
椋実翔利:今まさに強襲が繰り広げられている建物――の、向かい。狙撃部隊の陣取る、建設途中のビル。その上空。
椋実翔利:ゲートが開く。内郭は波打つ暗黒めいて、しかしその合間に光が瞬く。ゲートに直結したSHIDENの砲口より放たれた、計180発の熱光弾。
UGN狙撃班:「警戒!」
椋実翔利:「何をだっての!」
UGN狙撃班:「射撃が……あっ? な、なんだ!?」
UGN狙撃班:「うわっ。うわ、うわあああああ!」
椋実翔利:砲声と共に注ぎ落ちる、純然たる破壊力。当然、完成を見ない構造物など耐えられるワケもなし。
GM:反撃する暇もない。全員建物と一緒に吹き飛ぶ。
椋実翔利:「はい、これでこっちは終了。お疲れさん。相手が悪かったって言って良いぜ」
椋実翔利:残存する者がいないのを確認すると、そのままSHIDENに乗り、皆の元へ向かう。
烏羽岬:「ということだ」
烏羽岬:「お前の数少ない悪癖だぞ、百入。僕らがお前を見捨てて逃げると思い込んで行動していただろう」
GM:突撃班、狙撃班、追跡班ともに反応なし。
百入結衣子:「……なんで」呆然と4人を見て。
GM:付近の人員は全滅したか、撤退したと思われる。
烏羽岬:「なんとも失礼な話だ」 コンビニで買ってきたショートケーキが崩れていないのを確認している。
鶴喰湊融:「本当ですよ。家族を見捨てて、逃げたりしません」
百入結衣子:「ば……馬鹿じゃないの?」
鶴喰湊融:「馬鹿ですって、鳥羽くん」鳥羽くんの方を見つつ。
百入結衣子:「相手はUGNなのよ。ここまで引き付けただけでも、あたし、結構本気だったの」
百入結衣子:「市外に出るのは今しか無かった。分からなかったの!?」
椋実翔利:「少なくともオレがバカなのは、オマエ、めちゃくちゃよく知ってるだろ? なあ?」
椋実翔利:「よっと」 SHIDENから飛び降り 「他三名がどうかはともかく」
百入結衣子:「……他三名を巻き込んだの?」
椋実翔利:「うわっ見ろよあの顔。怖すぎる。助けてくれ」 他三名を見て
烏羽岬:「ここまで物分りが悪い奴だったか……? いや、長い単独行動で疲れているのかな」
烏羽岬:「江永。お前からも何か言ってやれ」
江永瑞穂:「巻き込まれるとか、そんなんじゃありません」
江永瑞穂:「烏羽の言う通り、疲れてるんじゃないですか? 少し休んだ方がいいですね」
百入結衣子:「違う、疲れてなんか……そうじゃなくて」
百入結衣子:「おかしいのは、瑞穂たちの方でしょ」
百入結衣子:「居続けたら全滅する。あなたたちは、UGNの怖さを分かってない」
百入結衣子:「今まである程度コントロールが効いてたからって、油断してるなら間違い」
百入結衣子:「あれは、あたしたちの素性が知れてなかったから。今はそんな甘い状況じゃない」
椋実翔利:「いや、分かってる分かってる。メチャクチャ怖ぇーよ。怒ってるオマエくらい怖ぇ。正面切って相手するなんて本当にバカのやることだ」
百入結衣子:「だったら……!」
椋実翔利:「でもしょうがないだろ。オマエいなかったんだから」
百入結衣子:「何を……何を、言って」
椋実翔利:「必要なんだよ。言われなきゃ分かんねえのか? バカはどっちだバーカ」
椋実翔利:「なんで《ヴリトラ》として、市外に逃げるって選択を取れるかっつってんだよ。なあ?」
椋実翔利:「バーカ」 面白そうに笑う。この機会を逃したらもう言えそうにないからだ
百入結衣子:「だって、あたしが悪くて……!あたししか、止められないなら!」
百入結衣子:「あたしが残るのが一番いいでしょ!?」
鶴喰湊融:「その代わりに、百入さんが犠牲になったら意味がないんです。わたしたちには」
椋実翔利:「そうだそうだ。バカ言うなよバカ」
椋実翔利:「一番いいのは全員無事で沖縄旅行に行くことに決まってんだろうが」
江永瑞穂:「誰も残したりしません。百入さん、一人で抱え込みすぎなんですよ」
烏羽岬:「沖縄旅行はいいな。百入が一人残るという想定よりはだいぶ現実味がある」
百入結衣子:「あたしが悪いの!」
百入結衣子:「あたしが居なければ、こうなってない!」
烏羽岬:「さらに現実味のある話をすると、ケーキが傷んでしまうのだが……」
鶴喰湊融:「じゃあ、皆でどうにかしましょう」
烏羽岬:「百入を落ち着かせるのが先だな」
鶴喰湊融:「鳥羽くん…そうですね。せっかくいいもの買ったんですし。皆で美味しく食べないと」
椋実翔利:「ってかそれ言ったら"ホット・ショット"の件はどうなんだよ。オレがいたから江永が攫われて、それを全員で助けに行ったじゃねーか」
江永瑞穂:「あれは私もドジでした。でも、みんな助けに来てくれた」
椋実翔利:「そうそう。江永もドジだった。ドジ江永に悪椋実だ」
椋実翔利:「あん時だってオマエ、オレをどうしようとか江永を見捨てようとかちっとも考えなかったくせに、なんで自分のことになるとそうなんだよ」
烏羽岬:「待て。あれはそもそも、僕が江永と一緒にいたのに攫われたんだぞ。ほぼ僕のせいだ」
椋実翔利:「じゃあダメ烏羽も追加!」
烏羽岬:「うん。それならいい」
鶴喰湊融:「ふふ、わたしも二人なら大丈夫って任せちゃったから、わたしもダメですね」
椋実翔利:「任せ鶴喰!」
椋実翔利:「あれ、何の話してたっけ……ともかくなあ」
鶴喰湊融:「ありがとうございます」くすくす笑いながら。
椋実翔利:「えーと、つまり……《ヴリトラ》だろ? オマエも」
烏羽岬:「《ヴリトラ》は」
烏羽岬:「チームであり、仲間であり、家族だ。誰かがピンチになれば、例外なくみんなで助ける」
椋実翔利:「そうそう。勝手に抜けようとすんな。許さねえぞ」
江永瑞穂:「百入さんが私たちのことを置いていこうとしても、そうはいきませんから」
鶴喰湊融:「今回みたいに、迎えに行きますよ!」
百入結衣子:「……う」
烏羽岬:「最終的に判断するのはお前だが」
百入結衣子:「……ううう……」
烏羽岬:「お前の居場所は、少なくともここにひとつあるぞ。百入」
百入結衣子:「バカだよ!みんなバカ!ヴリトラってバカの集まりなの!?」
百入結衣子:「ううう……!」
烏羽岬:「(恵那が言いそうな台詞だな……)」
百入結衣子:顔を歪めて泣く。
椋実翔利:「良かったな。オマエのバカも目立たないぞ、バーカ」
百入結衣子:「うるさい……」鼻を啜る。
椋実翔利:「あっはっは、百入が泣いた! 泣いてっぞ! 見ろ見ろ! こんなの初めてだぜ!」
椋実翔利:「録画しよ」 スマホで撮影する
百入結衣子:「やめてよ……」
烏羽岬:「アジトへの撤退が先だ。襲撃部隊からの連絡が途絶えたとなれば、じきに増援が来る」
鶴喰湊融:「何やってるんですかもう……はい、ハンカチです」苦笑しつつ百入さんに。
烏羽岬:「あとケーキも傷む」
椋実翔利:「やめねーよ。罰だ罰」
江永瑞穂:「椋実さん、そこまでにしないと後が怖いですよ。ケーキ食べましょう、ケーキ」
百入結衣子:「うん……」湊融からハンカチを受け取る。
椋実翔利:「えー? でもこういうの、あると盛り上がるんだぜ!」
椋実翔利:「……後で振り返ったりする時にな!」
百入結衣子:「ゴメン……みんな」
烏羽岬:「ああ、そうだ。椋実のそれで思い出した」
烏羽岬:懐から携帯電話を取り出して百入さんに渡す。自分のではない。
烏羽岬:「百入。おまえ、携帯電話を壊しただろう。まったく」
烏羽岬:「もう壊すんじゃないぞ」
百入結衣子:「うん」
百入結衣子:「だいじにする……」
椋実翔利:「よし、んじゃ撤収だ撤収!」 周囲に敵もいない。ゲートを開く
椋実翔利:「帰るとしよう! 我ら《ヴリトラ》のホームにな!」
百入結衣子:「……うん。ただいま」泣き顔のまま、にへら、と笑った。

GM:ロイスのみ可能です。
鶴喰湊融:百入さんに取るしかないので取ります。ラスト!
百入結衣子:-家族/“ヴリトラ”/親愛:○/不安/ロイス に変更して、
百入結衣子:Sロイスにしたいです。
GM:OKです!
鶴喰湊融:わあああ
鶴喰湊融:同僚兼姉 百入結衣子 〇好意/心配 で!
椋実翔利:ロイス変更です  ヴリトラ/百入結衣子/有為/○面倒 → ヴリトラ/百入結衣子/○安心/面倒
椋実翔利:変更前の有為ってなんだ……?? まあともかく変更!
鶴喰湊融:あ、あと水晶使ってもいいですか!
GM:水晶もOKです
GM:百入さんにも使ったりアイテム渡したりが可能になりました(言うまでもなく)。
鶴喰湊融:ちょっと自分の火力が不安なので自分のデバウラーでもいいですか…
烏羽岬:じゃあデータ的に改めて、携帯電話をおねいちゃんに譲渡しようかな。使ってね!
椋実翔利:しなしな!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:74->78)
烏羽岬:中古のiPhoneです。Xはまだ高かったので8くらい。
鶴喰湊融:ではデバウラー君に!攻撃力+19になったぞ。以上です
百入結衣子:もらう……
烏羽岬:こっちは以上!
椋実翔利:あ、以上ですぞ
GM:では百入さんもOKかな?
百入結衣子:大丈夫です!
GM:OK!

ミドルシーン5:地を辿る樫の根

GM:情報収集シーン1です。
GM:シーンプレイヤーは椋実さん。登場は自由。最初の項目はこんな感じ。
■情報収集
☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
烏羽岬:ひえー
GM:☆マークは必須項目です。
烏羽岬:もはやおなじみとなったUGN諸君だ
GM:出る人はダイスをどうぞ。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:65->74)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:52->57)
鶴喰湊融:途中登場可ならそうしたいです!
百入結衣子:とりあえず一回はやっておこうかな
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:71->74)
GM:途中登場OKです!
鶴喰湊融:ありがとうございます…!

烏羽岬:勝利の女神も手に入れた僕は無敵……! 切り払いもおねいちゃんカバーもあるし、まだまだいけるぞ
GM:では、各自挑む項目をやっつけてください!
椋実翔利:うーん、因縁的には必中ガールか支部長だが、どっちも必須判定はないんだな
椋実翔利:塩川マッスル行っておくか。どうも匂う
百入結衣子:UGNが2あるのでUGNのみのところを行こうかな
椋実翔利:いやでも9
百入結衣子:とは言えどっちも必須じゃないから、周りの成功度見てかなあ
椋実翔利:……難易度9、普通にキツいな! 財産点もないし……!
椋実翔利:それじゃジェネシフトするね
烏羽岬:ケムダー!?
百入結衣子:ジェネシフトするよりは
百入結衣子:2回出たら?
烏羽岬:そうそう。ソッチのほうがいい気がする
椋実翔利:それもそうだ
椋実翔利:じゃ塩川マッスルに勝負を挑みます
椋実翔利:2dx10=>9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 8[1,8] → 8 → 失敗

烏羽岬:烏羽は相手決まってるので、いつもどおりにいきます。
椋実翔利:ケムダー!(悲鳴)
烏羽岬:5dx+2 カレイドソーンについて。情報:噂話でコネ使用
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[1,2,7,8,9]+2 → 11

GM:烏羽くんはクリア
百入結衣子:ギギリオンを情報:UGNで。消えてやります
百入結衣子:7dx+2>=9
DoubleCross : (7R10+2[10]>=9) → 10[2,3,6,7,9,10,10]+4[1,4]+2 → 16 → 成功

GM:お見事。
GM:では、いまの状況
■情報収集
clear!☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
clear!□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
GM:このシーンは情報収集項目その1がぜんぶ抜けるまで続行するので、
GM:違う、必須情報項目その1がぜんぶ抜けるまで続行するので、1d10を振って再判定が可能です。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:57->62)
烏羽岬:やっと62w
椋実翔利:絶対に追い詰めてやるぜ……しょっぱ川!
椋実翔利:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 8[1,7,8] → 8 → 失敗

椋実翔利:ケムー……(落胆)
烏羽岬:ww
GM:椋実さん……
GM:再挑戦するか、ほかの人が着手するか!
椋実翔利:リベンジ!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:62->70)
椋実翔利:アツくなってきたな
椋実翔利:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[1,5,7] → 7 → 失敗

烏羽岬:椋実!
椋実翔利:ケムッ……(嗚咽)
GM:合計9回ダイスをふって、9,10の出目が一回もない…
GM:運が悪いとはこのことか…
椋実翔利:侵蝕率ダイスの低さに引っ張られてるな
百入結衣子:そろそろ一回出ておこうかな。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:74->79)
GM:どうぞご挑戦を!
百入結衣子:ザンザーラを狙いに行きます。情報はUGN、マイナーは迷彩。
百入結衣子:7dx+2>=9
DoubleCross : (7R10+2[10]>=9) → 10[3,5,6,6,7,8,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

椋実翔利:ケムゥ(羨望)
烏羽岬:強い!
GM:さすが
椋実翔利:くそっ、百入ばっかりにイイ顔させてらんねーぜ
■情報収集
clear!☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
clear!□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
clear!□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:70->71)
烏羽岬:ふーむ、そうなると僕が難易度12か。割としんどいな
烏羽岬:ひっくw
椋実翔利:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 3[1,1,3] → 3 → 失敗

烏羽岬:ひっく!
百入結衣子:ひどい……
椋実翔利:ケ゛ム゛ゥ゛ゥ……(号泣)
烏羽岬:僕が出ようか。椋実さんは戦闘で一気に上るし
GM:これはどうしようもない
烏羽岬:みんなよりちょっと低めくらいでちょうどいいでしょう
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:74->79)
椋実翔利:頼めるか、烏羽……
烏羽岬:対象はお前だよ鱗マン!
烏羽岬:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[2,5,7] → 7 → 失敗

鶴喰湊融:出ます!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:78->88)
GM:どうぞ!
鶴喰湊融:キミさあ!!!
椋実翔利:ヒェ
烏羽岬:うげええ
烏羽岬:湊融ちゃん、10が3回出てる
GM:これは厳しすぎる
鶴喰湊融:モーターウェイちゃんに挑戦。
鶴喰湊融:7dx=>12
DoubleCross : (7R10[10]>=12) → 8[4,4,5,5,8,8,8] → 8 → 失敗

鶴喰湊融:財産4点使っちゃいますね。12→8へ。成功。
GM:OK!
百入結衣子:烏羽くんの方にも2使っちゃいましょう
鶴喰湊融:あ、大丈夫ですかGM!
鶴喰湊融:大丈夫なら使いたい
GM:いいですよ!
烏羽岬:おくれください!
鶴喰湊融:では2点追加!8→6で成功!
GM:ではこれで両方clearです
■情報収集
clear!☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
clear!□《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
clear!☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
clear!☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
clear!□《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
GM:順番に開示していきますね
☆《カレイドソーン》雲居春音 情報:噂話、または情報:UGN 難易度8
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。ブラムストーカー/ノイマン。
所有遺産:真名雁古墳切刃造一号太刀・騒雁(そかり)
種別コード:鬼切の古太刀
実の兄の《モノクローム・テラー》雲居晴幸を《スヴェルト》セルの鷹見礼によって殺害されている。
その後UGNによって保護され、遺産を継承する形でエージェントとして加入。
数か月前までは練度もレネゲイドの出力も低かったが、複数の戦闘を潜り抜け、飛躍的な成長を遂げた。
その反面、遺産からの浸食が激しく、太刀に意識を奪われるような危険な兆候を示している。
⇒□《カレイドソーン》雲居春音(2)を調査可能になりました。
☆《ギギリオン》錫谷亮 情報:UGN 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。バロール/オルクス。
所有遺産:弔罰符ラジエール
種別コード:海鳴の石板
R市支部の支部長であると同時に、教師というカバーで学園に侵入していた。
相手の妨害と味方の支援に長けたオーヴァードであり、冷酷なまでの判断力で戦闘を指揮する。
敵に重圧を与え、行動を封じる攻撃には特に注意が必要。
旧《リンクスコール》部隊の計画中止から台頭し、自ら実験部隊を企図・志願した。
かつて《アビー・ラバー》と名付けられた強大なジャームに同僚を殺害されており、それに対抗するための力を求めている。
☆《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝 情報:裏社会、または情報:UGN 難易度12
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。エンジェルハイロゥ/バロール。
所有遺産:“虚数帯の整合性”試製振粛用戦闘衣
種別コード:蛇王の外套
かつて隠密チーム《リンクスコール》に所属していたが、チームが解体された後、
自ら志願して《レリックドライバ》に加入したUGNチルドレン。本名は生成亜綺羅。
空間の隙間に踏み込むことで姿を消す、隠密機動の使い手。
着用している外套は、数々の遺産を研究したUGNが対・特殊兵装用に試製した模造遺産。
攻撃・防御ともに隙がなく、阻害不能な高速の戦闘は記録にもほとんど残っていない。
☆《無支祁》塩川誠一 情報:裏社会 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。キュマイラ/エグザイル。
所有遺産:ガリアの希求者
種別コード:イフリートの腕
各地を転戦してきたオーヴァードの傭兵。UGNに雇用されている。
攻撃能力に特筆すべき点はないが、高い防御力を誇ることで知られる。
――しかし、それらの記録には奇妙な点が見られる。
戦闘映像が《モーターウェイ・フォックス》以上に乏しく、まったく存在しない。あるいは意図的に削除されている。
そのポイントを明らかにしようとするなら、改竄された記録の解析が必要になるだろう。
⇒☆《無支祁》塩川誠一(2)を調査可能になりました。
☆《ザンザーラ》甲斐美冬 情報:UGN 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。エンジェルハイロゥ/モルフェウス。
所有遺産:プレトゥス・ヴェリョス
種別コード:必中の弓
生え抜きのUGNチルドレン。
精密な観察力に由来する、複雑な機構を持つ物体を作り出す能力を持つ。
その狙撃は的を外したことがなく、回避・防御ともに困難。
さらに一対多の状況にも対応するスペックを持つ。
ただしUGNチルドレンのシンプルな価値観に慣れすぎており、学園生活にまるで順応できていない。
狩人としての在り方に価値を見出し、より強大な獲物を求めている。
GM:以上です。

GM:ヴリトラ・セル拠点――バー「ブリック」
GM:いま、そこには追い詰められているものの、すべてのメンバーがそろった《ヴリトラ》の姿がある。
横嶋洋明:「いや、まったく――お疲れ様だね」
椋実翔利:「ホントだぜ、全く。ようやくスタートラインだ」
横嶋洋明:「百入くんは戻ってきたし、状況もつかめてきた」
百入結衣子:「うん。ただいま」頬には枯らした川の跡をつけて。
烏羽岬:「関係者の協力も大きかった。ゴタゴタが片付いたら、恵那と《YERO》にも礼を言っておかねばな」
烏羽岬:ショートケーキを食べてます。
横嶋洋明:「あと、ケーキもおいしい。状況は良くなっているよ、格段にね」
鶴喰湊融:「謝礼の用意も整えておきますね。…本当に、よかった」こちらはチーズケーキを突いている。
烏羽岬:「リーダーの言う、撹乱フェーズは終了したわけだ……次は」
烏羽岬:「作戦会議の通りに進むと、反撃フェーズだったと思うが」
横嶋洋明:「うん。反撃だ。きっちりお返しするとしよう」
椋実翔利:「そうそう。UGNを、あの"レリックドライバ"どもをボコカスだ」
椋実翔利:「みんな片手間で情報は拾ってんだろ」 こっちはブラウニーを食べている
横嶋洋明:「そうだね。みんなの話を聞こう」
烏羽岬:「片手間どころではなかったがな。雲居はともかく、他のガードが厳しかった」
烏羽岬:「鶴喰が調査費を融通してくれてよかった。僕から報告してもいいか?」
横嶋洋明:「うん。どうぞ、よろしく頼むよ」
椋実翔利:「焦らすなよ。あのガールフレンドのこととかも調べてんだろ?」
江永瑞穂:「ほんとキツかったみたいね……」
烏羽岬:「ああ。ガールフレンドではないが……」
烏羽岬:「《カレイドソーン》は前情報通りだ。刀の遺産――《騒雁》にたびたび意識を奪われかけている」
烏羽岬:「当然あちらにとってもマイナス要素だから、詳細次第では僕らの有利に運べるかもしれない。目下調査中だ」
烏羽岬:「……兄を《スヴェルト》の鷹見礼に殺されているらしい。彼女がスヴェルトに固執しているのも、どうもそれが原因なようだ」
横嶋洋明:「やっぱりそうかあ」
椋実翔利:「カノジョもしんどそうだなあ。遺産からの侵蝕ってのはだいぶ気になる話だ。UGN内でどうにかするってコトには……まあなんないのかね」
椋実翔利:「今はオレらを追い込むのに大変だろうからなあ」
横嶋洋明:「剣の使い手を探して狩っているのかもね、《スヴェルト》は」
椋実翔利:「使い手を……」
百入結衣子:「遺産の研究は、UGNではまだ全然進んでないわ」
鶴喰湊融:「……」
横嶋洋明:「とすると、遺産実験部隊はあくまで戦闘に運用するために?」
百入結衣子:「彼らが存在を知ったのも最近よ。急速に湧いたかのように出てきて、一気に流布したけど、まだ地盤が整ってない」
百入結衣子:「ええ。ヴリトラのほうがまだ進んでると思う」
百入結衣子:「彼らはきっとそうね。戦場が、一番研究って進むでしょう、こういうの」
椋実翔利:「へー。やっぱ詳しいな」
百入結衣子:「ええ。元UGNだからね、あたし」
鶴喰湊融:「えっ。……そうだったんですね………」詳しいなあ、とは思っていたけれど。
烏羽岬:「それは全員わかっていたんじゃないか? 身のこなしも提案する戦法も、FH仕込のものとまるで違うからな」
江永瑞穂:「えっ? そうなんで……、う、うん」
鶴喰湊融:「えっ気付いてたの?!」元々戦法事態真っ当に学んでいない。
江永瑞穂:「思ってました。前から。そうなんじゃないかな~って。うん……」
椋実翔利:「え、マジで? いや、なんか違うなーとは思ってたけどそこまでハッキリとは分かってなかったぜ」
鶴喰湊融:「鳥羽くんも江永さんもすごいなあ」
烏羽岬:「せっかくだから、元UGNの知識を頼りたいんだが。百入」
椋実翔利:「まあたった今、百入の口から言ってもらえてスッキリしたけどな。ちゃんと言えよそういうの」
百入結衣子:「……うん。何?」
烏羽岬:「《無支祁》について何か知らないか?」
烏羽岬:「あらゆるデータが削除されている。素性も、戦闘データも、まったく存在しない」
百入結衣子:「知らないか?って?岬が調べてたんじゃないの?」
烏羽岬:「防御力の高い傭兵――わかったのはそれくらいだな。収穫はなしも同然だ」
椋実翔利:「あ、ついでに言うとオレも調べてた。……が、烏羽の言う通りだ」
百入結衣子:「……そういうケースはある。高度に機密性を持った任務に従事するエージェントなら、あり得るけど」
鶴喰湊融:「傭兵が、ですか?」
椋実翔利:「なーんも分かんなかった。傭兵らしい慎重さと言えなくもないが、そもそもそういうのを実験部隊なんかに組み込むか?」
百入結衣子:「ええ。傭兵ってことは、イリーガルなのよね?」
烏羽岬:「そのはずだ。チルドレンや支部長といった役職持ちではないように見えた」
百入結衣子:「楽観的に見れば、最近に発生したか製造されたレネゲイドビーイング」
鶴喰湊融:「……そんな相手のデータを、態々削除しますか?寧ろ、遺産のデータとしても貴重なものの筈です」
百入結衣子:「悲観的に見れば……どうだろう。もうちょっと探りたいかな」
烏羽岬:「《カレイドソーン》と同じだな。追加調査案件としよう」
横嶋洋明:「そうだね。……どうも気になる」
百入結衣子:「……湊融。あたし」彼女の資料をちらりと見て。
烏羽岬:「報告は以上だ。あと、ケーキがまだ冷蔵庫に二切れ残っているから、食べたい人は傷む前に食べてくれ」 コーヒーを飲む。
百入結衣子:「それが気になるんだけど。聞かせて?」
鶴喰湊融:「…わかりました。では」
鶴喰湊融:「わたしからは、隠密能力者について。とはいっても、実際の戦闘記録は殆ど無かったんですけど…」と、印刷した紙をコルクボードに刺しつつ。
鶴喰湊融:資料も配ってある。
鶴喰湊融:「《モーターウェイ・フォックス》卯花数輝。本名は生成亜綺羅、エンジェルハイロゥ/バロール。」
鶴喰湊融:「遺産の種別は“蛇王の外套”。戦闘衣ですね。UGN御謹製の模造遺産です」長い正式名称などが載った書類を軽く叩きつつ。
烏羽岬:「隠密……やはりあの時、ボートは無人ではなかった。こいつがいたわけか」 海での戦闘を思い出した。
椋実翔利:「あーなるほどそれで。やっぱちゃんとしてんなあ」
鶴喰湊融:「そうなんでしょうね…存在が掴めない、というのは厄介です」
百入結衣子:「……亜綺羅は」
百入結衣子:首を振って。「“モータウェイ・フォックス”は」
百入結衣子:「一緒だったの。“リンクスコール”……知らないと、思うけど」
百入結衣子:「そういう、隠密部隊があった」
烏羽岬:「お前もそこに?」
百入結衣子:頷く。「あたしが切り込み役で、亜綺羅がとどめ役」
烏羽岬:「二人だけだと、"部隊"と呼称するには少々足りない気がするが……」
烏羽岬:言葉を切って百入の様子を伺う。
百入結衣子:「……3人だったわ」
百入結衣子:「あたしと、亜綺羅と、数輝……卯花数輝」
百入結衣子:「そういうチーム……だった」
百入結衣子:「あの日までは」

GM:《オベリスク・ゴースト》卯花数輝と、
GM:《モーターウェイ・フォックス》生成亜綺羅の交戦は、
GM:おおよそ数秒で決着した。
生成 亜綺羅:「――は」 よろめく。血が滴り、崩れ落ちる。 「ふぅっ……!」
生成 亜綺羅:大きな負傷。わき腹が内側から破られたようになっていた。
卯花数輝:「……」
GM:それを見下ろす卯花数輝は一言も発しない。
卯花数輝:「…… 」
GM:喋ることができなかったからだ。
GM:喉が大きく裂け、くさび型の刃が深々と埋め込まれていた。頸椎まで破壊しているだろう。
白入結衣子:「何で……!」
生成 亜綺羅:「結衣子……」 うずくまりながら、きみを振り返る。
白入結衣子:「何でこんな、バカなこと……!」
生成 亜綺羅:「……あいつは」
生成 亜綺羅:「本気だった。本気で……」
生成 亜綺羅:「……結衣子、逃げて」
生成 亜綺羅:「バカなことをしたから。……私は私の始末をつけないと」
白入結衣子:「……」
生成 亜綺羅:震えているのがわかる。人一倍臆病な少女だ。
白入結衣子:「……大丈夫」
生成 亜綺羅:嘔吐しそうなほど怯えている。
白入結衣子:「……大丈夫だよ」力なく笑う。
生成 亜綺羅:「大丈夫じゃない! UGNが……」
白入結衣子:「あたしが、なんとかする」
生成 亜綺羅:「こんなこと、ゆ、許さない。許すはずない……」 傷はふさがろうとしているが、出血が多い。
白入結衣子:指先を、卯花数輝に向ける。
生成 亜綺羅:「な……何をする気?」 身動きがほとんどできない。
白入結衣子:レーザを発射。それはいつものように、相手の動きを、分子運動を止める光ではない。
白入結衣子:分子運動を促す光。すなわちは――灼くための光。
生成 亜綺羅:「……結衣子?」
白入結衣子:押し当てて、遺骸を焼いていく。
白入結衣子:「戦場じゃさ、時間がかかるから、武器を使うほうが数倍速いけど」
白入結衣子:「知らなかったでしょ?こういう事ができるって。誰にも言ってない」
生成 亜綺羅:「ち、違う……そんなことじゃなくて……なにを……してるの?」
白入結衣子:「だから、誰も誰がしたかはわからない。誰もあたしを見ていないから」
白入結衣子:「こいつをあたしにする」襟元の徽章をもぎ取る。
生成 亜綺羅:「そんなこと……」
白入結衣子:自分のものと付け替えた。
生成 亜綺羅:「……なんで? なんでそんなこと……」
白入結衣子:「なんでって……そりゃ」
白入結衣子:「仲間じゃない。他に必要?」
白入結衣子:「ああ、違うか。もう、これですっかりお終いだ」
生成 亜綺羅:「結衣子……」
生成 亜綺羅:「どうするつもりなの? そ、その……徽章……これから……!」
白入結衣子:「ん?貰ってく」
白入結衣子:「残してくと拙いからね。中身は弄るけど」
白入結衣子:「とにかく、これで大丈夫だから」
生成 亜綺羅:「そうじゃなくて! ど、どこに行くの? こんなことをして……UGNに戻れないでしょ……!」
白入結衣子:「白入結衣子は殺された。卯花数輝は居なくなった」
白入結衣子:「生成亜綺羅は、卯花数輝に重症を追わせられたが、撃退した」
白入結衣子:「……どこ行こうかな。そこまでは考えてなかったけど」
白入結衣子:「この腕があれば、まあ、どこかで食べていけると思う」
生成 亜綺羅:「よくない。大丈夫なはずない……」
白入結衣子:「ううん。亜綺羅は大丈夫だから」
生成 亜綺羅:「行かないで。大丈夫じゃない。こんなこと……秘密になんて……」
白入結衣子:「“シンギンジャイス”は死んだ。“オベリスク・ゴースト”は誰にも見つけられない」
生成 亜綺羅:「待って……」 血を失いすぎている。
白入結衣子:「あたしは……そうだな。“クロイドン・キャット・キラー”。今日からは、そう名乗る」
白入結衣子:「……じゃあね、亜綺羅。元気で」
生成 亜綺羅:「結衣子……」
生成 亜綺羅:「置いてかないで」 つぶやくものの、動く力はない。
白入結衣子:(――白入結衣子は死んだ)
白入結衣子:(――“氷の中の存在(シンギンジャイス)”はもう居ない)
白入結衣子:(――あたしは……そうだな。名前が要る)
白入結衣子:(あの子が呼んでくれた、結衣子の名前は捨てない。ただ、一つ)
白入結衣子:(白くなくなったあたしに、一つの汚点を付けて)
白入結衣子:(白入(しろ)から百入(くろ)へ。百入結衣子。それだけでいい)
百入結衣子:(……これは、想定していなかった、あたしへの罰なのだろう)
百入結衣子:(いつか、この日が来ることを)

江永瑞穂:「……じゃあ、その」
江永瑞穂:「百入さんがその事件……で抜けて、生成さんはいまの《レリックドライバ》に?」
百入結衣子:「……うん。抜けたと、思ってたのに」
椋実翔利:「色々あったんだなあオマエも」 ブラウニーを頬張っている
百入結衣子:「だからさ、こうやってUGNに追われてるのも」
百入結衣子:「きっと、あたしのせいだ。ごめん」
鶴喰湊融:「気にしないで、なんて言えませんけど」
椋実翔利:「だからそれは別にいいって。誰でもあんだろそんなこと」
鶴喰湊融:「それでも。百入さんがいなくたって…あの海底の遺産には、きっとわたし達は触れて居ましたよ」
横嶋洋明:「椋実くんの言う通りだと思うよ。誰にでも過去はある」
鶴喰湊融:「それなら、UGNとはぶつかるわけで。気にし過ぎです……あはは、リーダーや椋実さんの言う通りですね」
百入結衣子:「……うん。誓って言うけど、あたしはUGNと今も繋がってるわけじゃないし」
烏羽岬:「いま僕らが狙われているのは、半分くらい《スヴェルト》と間違われているからだしな」
烏羽岬:「出会うUGN全部がスヴェルト扱いしてくる。困ったものだ……百入は気にしなくていい」
百入結衣子:「……それに、“ヴリトラ”が好き」
百入結衣子:「湊融も、瑞穂も、岬も、リーダーも、メイも…………翔利も」
鶴喰湊融:「…………えへへ。わたしたちも、百入さんが好きですよ!」
横嶋洋明:「嬉しい言葉だねえ、それは。本当に」
椋実翔利:「今オレ入れるかギリギリ迷わなかった?」
百入結衣子:「入れたんだからいいでしょ」
椋実翔利:「……それもそうか! まあ全員揃ってんだ、寛容にしてやろう」
横嶋洋明:「ともあれ、“モーターウェイ・フォックス”が相当に手強いらしいことはわかったよ」
横嶋洋明:「“ザンザーラ”と“ギギリオン”はどうだろう」
百入結衣子:「他のメンバーも侮れないわ」2人の資料を出して。
百入結衣子:「必中にして対多数に対応可能な狙撃手と、こちらの動きを封じる能力を持った優秀な戦闘指揮官」
百入結衣子:「“ザンザーラ”の方は大物食いね。多分、翔利を狙ってくる」
椋実翔利:「ああ、実際"ザンザーラ"のヤツとは一度やったしな。典型的チルドレンって感じではあったが、戦闘的には油断できる所は全然ない」
椋実翔利:「無理もせず、周囲と合わせて潰しに来る。嫌だねまったく」
百入結衣子:「マスターエージェントなんて、格好の首級だもの。それがフェイクでもね」
鶴喰湊融:「椋実さん大人気ですねえ……」苦笑して最近を思い出す。
烏羽岬:「とはいえ、相性は悪くないはずだ。《ザンザーラ》の攻撃精度は高かったから、僕でも避けられるかわからないが……」
椋実翔利:「ッたく余計なことしてくれるぜ、《スレイベギー》……」
烏羽岬:「防御能力はさほどでもない。正面からの撃ち合いなら、口径の大きいほうが勝つ」
横嶋洋明:「うーん……全員揃うと大変だし、各個撃破したいところだ」
横嶋洋明:「江永くん、UGNの支部の位置は?」
百入結衣子:「各個撃破?出来れば最善だと思うけど」
椋実翔利:「期待をかけてくれる。連射性能なら負けないんだがね」
江永瑞穂:「割り出せました。これだけ大規模に動いてたし、割と楽勝だったわ」
江永瑞穂:「いまは全員分散して動いてるみたいだし、うまくやれば各個撃破もできる……と、思います」
江永瑞穂:「メンバーの割り振りは、もう少し調べないといけないけど……」
百入結衣子:「あたし達が集結して、向こうが分散した」
百入結衣子:「海のときとは逆ね。こっちが有利な局面」
椋実翔利:「早めに動きたいな。あっちも焦ってるはずだ」
横嶋洋明:「では、残りの情報収集で必要なピースが集まったら――」
横嶋洋明:「本格的に反撃開始と行こうじゃないか」
烏羽岬:「了解した。三稜先生の動向も気になるしな」
鶴喰湊融:「はい。≪スヴェルト≫が動いているのも不安ですしね」
椋実翔利:「そうそう。UGNは途中なんだ。足を取られてなんかいられないぜ。ズドッと片付けてやろう」
百入結衣子:「あたしもずっとやられっぱなしだったからね……あたしね、これでも」
百入結衣子:「負けず嫌いだから」
烏羽岬:「知っている」
百入結衣子:「え、嘘。知られてた?」
鶴喰湊融:「百入さん、結構ムキになりますよねえ」
百入結衣子:「え、湊融まで!?」
椋実翔利:「まあ、割と分かりやすいよな……ムッとすると手が止まらないっつうか……」
百入結衣子:「嘘!?なんか恥ずかしくなってきた」
烏羽岬:「……ああ、そうだ。あと鶴喰」
鶴喰湊融:?と鳥羽くんの方を向く。
烏羽岬:「ゴタゴタしててすっかり忘れていた。《YERO》に怒られる前に渡しておこう」
烏羽岬:ケースに入った丸薬を渡します。
鶴喰湊融:「麦野さんから?……これは」
烏羽岬:「レネゲイドの侵蝕を抑える薬だそうだ。今回、鶴喰は色々あっただろう」
烏羽岬:「"鶴喰湊融の安全"――それが彼女の求めた、唯一の協力条件だ。お前が持っていてくれ」
鶴喰湊融:「……ありがとう」そう言って受け取る。
鶴喰湊融:「……麦野さん。“黄福丹華”は、貴重なものだったのに…ここまで」ぎゅっと胸元で、薬を抱きしめるように。
烏羽岬:「百入と違って素直でよろしい。そのまま真っすぐ育つんだぞ」
鶴喰湊融:「なにそれ。鳥羽くんだって未成年なのに」
百入結衣子:「今あたし引き合いに出さなくて良くない!?」
烏羽岬:「ふふ」
鶴喰湊融:「今回はまあみんな大変だったから、もうすこし弄られちゃうと思うよ、百入さん」くすくす笑って。
烏羽岬:「……過去との決着は必要だ」 湊融ちゃんを見る。
烏羽岬:「しっかり納得の行く決着をつけなければ、いつかは過去に追いつかれる」
百入結衣子:「……」
鶴喰湊融:「……麦野さんが?」
烏羽岬:「ああ。そう言っていたし、僕もそう思う」
鶴喰湊融:目を閉じて。「うん。――わたしも、ずっとそう思ってる」
鶴喰湊融:「だから、うん。皆の手も借りちゃうかもだけど…ううん。皆で、一緒にいたいから」
鶴喰湊融:「頑張るよ。それだけは、得意なんだ」

GM:ロイス、調達が可能です
鶴喰湊融:ロイスは満タン!調達は欲しいモノある方いますか?
烏羽岬:烏羽は強化素材があればいいくらいかなあ。あとはダブル時間凍結に備えて応急手当を手配するくらい。
百入結衣子:“ギギリオン”に取っておこうかな、話してないけど因縁があることが分かったので。
椋実翔利:ヴリトラ/鶴喰湊融/○頑張れ/不安 これでロイスは満タン
百入結衣子:-敵/“ギギリオン”/親近感/脅威:○/ロイス これで。
烏羽岬:頑張れw
椋実翔利:調達はどうしよっかなー。揃ってはいるんだよな
鶴喰湊融:頑張る!
百入結衣子:照準器狙います。消え判定
百入結衣子:7dx+3>=15
DoubleCross : (7R10+3[10]>=15) → 10[1,2,4,5,6,7,10]+1[1]+3 → 14 → 失敗

百入結衣子:うわダメだ!
百入結衣子:運が悪い
鶴喰湊融:一足りない……!
GM:残念!
椋実翔利:とりあえずこっちは照準器を買っとこう
鶴喰湊融:アームドスーツ狙います。
椋実翔利:3dx=>15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 5[2,3,5] → 5 → 失敗

椋実翔利:ゴミカス! 以上です
鶴喰湊融:7dx+5=>15
DoubleCross : (7R10+5[10]>=15) → 10[2,2,4,7,9,10,10]+8[7,8]+5 → 23 → 成功

烏羽岬:しょうりくん5さい
鶴喰湊融:トラックスーツ買えるww
椋実翔利:むしめがねしかなかった
鶴喰湊融:キーンナイフを装備しておき、その空いたのにアームドスーツ入れます!
鶴喰湊融:以上!
烏羽岬:アンチレネゲイドスーツを狙ってみましょう。エフェクトに対するリアクションのダイスが+1。
GM:すごい…
烏羽岬:3dx+4=>17
DoubleCross : (3R10+4[10]>=17) → 8[3,7,8]+4 → 12 → 失敗

鶴喰湊融:うーん財産使います?
烏羽岬:ダメ! まあ固定値で避けるからいいけどね!
烏羽岬:以上です。
鶴喰湊融:まあまだあるし取っておきますか。以上で。
GM:OK!

ミドルシーン6:天を測る六分儀

GM:情報収集シーンその2
■情報収集2
□《カレイドソーン》雲居春音 知識:考古学(財産使用可能)、または情報:学問 難易度9
☆《無支祁》塩川誠一 知識:電子機器(財産使用可能) 難易度9
GM:項目はこれだけ。
GM:シーンプレイヤーは椋実さん。登場は自由。☆が必須項目です。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:71->80)
GM:浸食率に気を付けて登場をどうぞ。
椋実翔利:うおっと、伸びたなさすがに
烏羽岬:考古学と学問!?
鶴喰湊融:うーん流石に休ませて頂きたく…w
椋実翔利:知識:電子機器 なんて持ってるやつおらんやろ
椋実翔利:……なあスカイキッドくん!
烏羽岬:これは因縁的にも烏羽が行きましょう。ノイマンの精神の高さを見せてやる
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:79->82)
百入結衣子:どっちかが失敗したらあたしも行くね
GM:いい出目だ
椋実翔利:それで頼みます。塩川野郎を抜く!
椋実翔利:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[5,6,7,8] → 8 → 失敗

烏羽岬:8と仲がいいな・・w
椋実翔利:ゲ゛ム゛ダ゛ッ(断末魔)
烏羽岬:雲居さんに行きます。知識考古学。
烏羽岬:6dx=>9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[2,2,6,7,9,10]+8[8] → 18 → 成功

烏羽岬:ケムダ~(m´ρ`)m
百入結衣子:じゃああたしの出番かな。登場します
GM:どうぞどうぞ
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:79->86)
百入結衣子:隠密判定で、無支祁について。
百入結衣子:8dx>=9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 8[1,2,4,5,6,7,8,8] → 8 → 失敗

百入結衣子:うわっ
椋実翔利:やーい百入!
GM:ほんとに今回みんなツキがないな…
GM:だが、ここは抜けるまでやってもらうしかない
椋実翔利:烏羽、頼めるか……?
烏羽岬:うわっおねいちゃん失敗してる!
椋実翔利:気が緩んじゃったんだね
烏羽岬:うせやん……おねいちゃんの侵蝕はカバーに繋がり、つまりパーティ全体の生存率に直結するので
百入結衣子:あ、知識か
百入結衣子:1個振り足します!
烏羽岬:回避ある僕が頑張ったほうがいいな。いってみよう。
烏羽岬:3回くらい回ってくれ!
GM:どうぞ振り足してくだせえ
椋実翔利:あ、振り足し!
百入結衣子:1dx>=9
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 4[4] → 4 → 失敗

百入結衣子:ダメ!
椋実翔利:やーい百入!(2度目)
烏羽岬:じゃあ改めて。再登場して塩マンに行きます。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:82->83)
GM:やる…!
椋実翔利:お前の塩を見せてやれ
烏羽岬:6dx=>9 知識:電子機器。
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[1,4,7,7,8,10]+1[1] → 11 → 成功

烏羽岬:ホッ
GM:ぜんぶ烏羽くんの頭脳におまかせ!
烏羽岬:前回、甲斐さんに撃たれた時もリザレクトで1が出てたし
百入結衣子:さすが……!
烏羽岬:ガッツスキル持ちだな烏羽
GM:では開示しておきます。
☆《カレイドソーン》雲居春音(2) 知識:考古学、または情報:学問 難易度9
彼女が所有する鬼切の古太刀「騒雁」は、古代の遺跡から発見された。
真名雁古墳――R市の北端に位置する遺構で、当時は一切が謎の古代人工物だった。
が、現在の調べでは古墳ではなく、雉目ヶ浜沖で発見された遺跡の一部であると考えられている。
刀が発見された状況から、同様の剣が他に2振り存在していたであろうことが推測されていた。
UGNと古墳発見時に争った旧《五福》セルがその2振りを奪取し、研究していたと思われる。
使い手を浸食し、最終的には取り込んでしまう性質を持つため、扱いには特に警戒を要する――とされている。
☆《無支祁》塩川誠一(2) 知識:電子機器 難易度9
UGN・R市支部《レリックドライバ》所属。
キュマイラ/エグザイル――(恐らくは偽装。どちらかのシンドロームがウロボロスと思われる)。
所有遺産:なし
種別コード:なし

各地を転戦してきたオーヴァードの傭兵とされていた。だが、以下の通り異常な点が散見される。

(1)UGNに雇用される前の記録がない。
   彼が所属していたとされる部隊に記録はあるが、実際の戦闘ログは存在せず、関係者も皆無だった。
(2)イフリートの腕を移植されているはずだが、その手術記録も削除されていた。あるいは、最初から存在していない。
(3)彼の情報を調査する過程でいくつもの妨害を受け、情報ソースとなるデータは直後に削除されるか、連絡が途絶えた。
(4)平常侵蝕率に関するデータが明らかに改竄されている。

――ここから推測されることは、彼が何らかの目的を持ってUGNに入り込んだ「潜伏者」であるということだ。
UGNが《ヴリトラ》セルを《スヴェルト》と誤解し続けている状況も異常だ。
なんらかの形で擬態し、また他者の認識を操るジャームの可能性もある。
あるいは彼を起点に、なんらかの情報操作を行っている者がいるだろう。
この調査結果を《ギギリオン》錫谷亮に告げれば事態の打開を目指せるかもしれない。
GM:以上。
椋実翔利:コイツか……!

横嶋洋明:「さて。情報は出そろったようだね。この手の解析は、烏羽くんが専門なんだが――」
横嶋洋明:「みんな、どうだい?」
烏羽岬:情報量が量なので、ルーズリーフに箇条書きしたものをコピーしてまとめてます。
烏羽岬:「とりあえず、僕が手に入れた情報はこれだ。みんなの方でも収穫や思い当たりがあるなら、都度補足してくれ」
烏羽岬:そう言ってみんなにコピーを配る。
椋実翔利:「……いや、これ以上のことはねーな。コイツ、妙に身元が固いと思っていたが……」
江永瑞穂:「うわっ。こんなに細かいの? っていうか……うん、この塩川ってやつ……」
江永瑞穂:「もうクロ確定じゃない?」
烏羽岬:「ミスリードかもしれない。まあ、それはそれで"誰が何の狙いでそんな事を?"という疑問は出るが」
烏羽岬:「江永の言う通り、現状でもっとも怪しい人物なのは間違いない」
椋実翔利:「少なくとも他の連中についてはここまで後ろ暗いコトはなかったからな」
百入結衣子:「まあ、一番可能性が高いのは、《スレイベギー》の手口でしょう」
椋実翔利:「十中八九。もしかすると《スヴェルト》かもだが、連中の手口と言うには微妙だな」
江永瑞穂:「ジャームかもしれない……のよね?」
烏羽岬:「顎をぶん殴りたい理由がまた一つ増えたわけか……」
百入結衣子:「《スヴェルト》が自分たちの名を借ることはないと思うけど?」
椋実翔利:「ガールフレンドの方。あの太刀、《スヴェルト》に関係してるっぽいんだろ?」
椋実翔利:「鶴喰が接触してたって話もあるし、まあ絶対関係ないとも捨てきれねー。戦いを煽って太刀の侵蝕を進めて……みたいなな」
椋実翔利:「いや、とはいえ《スレイベギー》なのはほぼ間違いないと思うぜ。っていうか《スヴェルト》もどうせつるんでんだから同罪だな同罪」
百入結衣子:「しかし、あれが全部、一つの遺産?」
椋実翔利:「連帯責任。まとめて潰せだ」
横嶋洋明:「可能性としてはあるかもね……“カレイドソーン”の太刀。あれも重要なピースなんだろう」
百入結衣子:「俄には信じがたいけど……リーダー的には、あれも調査を?」
百入結衣子:「というか、湊融の剣って、調べたことあるの?」
横嶋洋明:「……鶴喰くんの剣は、断言してもいいが遺産じゃない。というより……」
横嶋洋明:「少なくとも、現時点では遺産として機能していないといった方が正確かな」
百入結衣子:「……使い手が継承者じゃないってこと?」
横嶋洋明:「いやそこ、ほんと原因はわからないんだけどね。遺産だったかもしれないけど、その性質を失っている。レネゲイドウィルスの年代測定っていうのかな。レネゲイドウィルスには……」
烏羽岬:「バッテリー切れみたいなものだろうか。ああ、使い手の問題という線もあるな」
横嶋洋明:「進化してきた歴史がRNA中に残っている。それを解析することで、」
椋実翔利:「ていうか単純に古いんでパワーがなくなってるとかじゃねーの? どんな機械も古くなりゃ自然に使えなくなるだろ」
百入結衣子:「なるほどね。動かせてるほうが才能ってことか」
横嶋洋明:「ある程度はそのレネゲイドがどのくらい古い起源を持っているのか類推できる。それが鶴喰くんの剣の場合は、ぜんぜん古くないんだよね」
横嶋洋明:「変質したのかもしれないし、みんなの言うように使い手の性質に関わる話かもしれない」
百入結衣子:「まあ、一概に古いほうが強いわけじゃないけどさ……」傍らにおいた銃を撫でて。
烏羽岬:「刀……剣……についてはまだ謎が多そうだな。現状を打破するキーになるとも正直考えにくい」
横嶋洋明:「わかるのはそのくらいかな……“カレイドソーン”の状態は厄介だけどね」
百入結衣子:「少なくとも、薄墨(こっち)から騒雁(むこう)をたどるのは難しそうかな」
椋実翔利:「……まあ、ともかく分かんないことは分かる。とりあえず鶴喰の性格が侵蝕されるとか起きるんじゃないならまあいいや」
烏羽岬:「となると、やはり《無支祁》だ」
烏羽岬:「一番僕らにとって話が簡単なのは、彼がジャームだった場合……になるのか?」
椋実翔利:「ジャームであろうとなかろうと、こんな臭いヤツがいるってこと自体チャンスだ」
江永瑞穂:「だと思う。あいつのこと、UGNの支部長だかに教えてやるといいんじゃない?」
椋実翔利:「そうそう。幸い、敵は今分散してるしな」
百入結衣子:「危険な手なんだけど……実際、それは有効だと思う」
百入結衣子:「“ギギリオン”は“アビー・ラバー”というジャームに同僚を殺害されてる」
椋実翔利:「ジャームが憎くないワケがない、そんなのが同僚にいる可能性を無視できるか、ってコトか」
百入結衣子:「それだけじゃない。他者に姿を変える能力を持つジャームよ」
烏羽岬:「ずいぶん詳しいな、百入」
椋実翔利:「憎しみポイント、さらに盛れるってワケだ。……やっぱ"ギギリオン"だな」
江永瑞穂:「話を聞ける状態にできるかはアレなんだけど。とりあえず、あいつらがどういうチーム分けで、どういう配置してるかは掴んだわ」
烏羽岬:「実際、どういうチーム分けなんだ? 江永」
烏羽岬:「話が通じそうで比較的戦闘能力の低いやつが単独行動していればベストなんだが」
江永瑞穂:「“モーターウェイ・フォックス”と“無支祁”と“カレイドソーン”。この三人で一組」
江永瑞穂:「“ザンザーラ”と“ギギリオン”でもう一組ね」
烏羽岬:「……ふむ」 江永の報告を聞いて腕を組む。
百入結衣子:「前衛と後衛できれいに別れてるわね」
横嶋洋明:「“ザンザーラ”と“ギギリオン”は支部に近いポイントに配備されてる」
横嶋洋明:「ここを狙うべきだね。少なくとも、彼らを合流させる理由がない」
烏羽岬:「同感だ。“無支祁”が怪しい以上、前衛チームの方に話し合いに行くというのは悪手に思う」
烏羽岬:「支部長とUGNチルドレンだ。きちんと説得できれば、それなりの対応をしてくれるだろう」
百入結衣子:「そもそも、前衛組の2人に伝えても仕方がないわ」
百入結衣子:「彼女らの元の信頼度は低いでしょう。最初から支部長狙いのほうがいい」
横嶋洋明:「《アードゥル》セル、《YERO》セルにも協力を要請しよう。速攻で無力化するか、合流前に手傷を負わせるだけでも有利にはなるよ」
椋実翔利:「……ただ、"ザンザーラ"が話を聞くかは微妙だ。オレ狙いってんなら引きつける手もあるが、そうなると時間を……合流の猶予を与えちまうな」
椋実翔利:「交戦も見といた方が良い。最悪、"ザンザーラ"さえ寝かせれば支部長と話すことはできるはずだ。支援役だしな」
百入結衣子:「この間は普通に攻撃されたけど?」
椋実翔利:「あ、そうだっけ? まあ本職じゃないだろ、多分」
横嶋洋明:「百入くん。きみの“リンクスコール”徽章が役に立つかもしれない。“アビー・ラバー”の名前を出せば、聞かないわけにはいかないだろう」
百入結衣子:「……」
百入結衣子:「まさか、持っててよかったって思う日が来るなんてね」
横嶋洋明:「憎悪によるものでもいい。とにかく強制的に対話の流れをつくる。……ポイントは、こっちが先手を打つことだ。先に仕掛けて話を持っていく」
烏羽岬:「賛成だ。あちらのペースにはまるのさえ避ければなんとかなる」
百入結衣子:「分かったわ。あたしがなんとかする」
百入結衣子:「支部長クラスの交渉ドクトリンも、少しは聞いているつもり」
百入結衣子:「……そういうのにうるさいやつが近くに居たからね」
江永瑞穂:「いけそうですね。……がんばりましょう。こんな状況じゃ買い物にもいけないから!」
烏羽岬:「そうだな。ケーキと携帯電話を買うだけでも一苦労だった」
烏羽岬:「学校は無理でも、日用品くらいは普通に買える生活を手に入れたいものだ」
江永瑞穂:「“メイ”もすごい散歩したがってるし……なんだろうね、これ」
百入結衣子:「学校だって無理じゃないよ」
百入結衣子:「きっと。望むなら。いつかね」
GM:テーブルの上では、亀がのたのたと足を動かしている。落ち着きのない様子だ。
烏羽岬:「だそうだぞ、メイ。お前も望むなら散歩できる。そのうちな」
烏羽岬:亀を指先でかるく撫でる。
GM:メイは面倒くさそうに烏羽の指を頭で押し返した。
烏羽岬:「相変わらず失礼なやつだ……まあいい」
烏羽岬:「やるべきことはわかった。倉庫から武器を取ってくるついでに、鶴喰にも事情は伝えておく」
烏羽岬:「僕らのターンといこう」
椋実翔利:「おう。色々懸かった正念場だな。カマそうぜ」
百入結衣子:「そうだね。防戦はおしまいだ」

GM:ロイス取得と調達が可能です。最後の調達。
烏羽岬:調達!
椋実翔利:さすがに手当は足りるだろう……となると
百入結衣子:アームドスーツを狙ってみよう。
百入結衣子:消えて判定します。
百入結衣子:8dx+3>=15
DoubleCross : (8R10+3[10]>=15) → 9[1,1,2,3,3,6,8,9]+3 → 12 → 失敗

烏羽岬:おねいちゃん!
百入結衣子:ダメ!ごめんね湊融……!
GM:なかなか回らぬ…
烏羽岬:仕方がない。ここは兄の威厳というものをしらしめ、湊融ちゃんに好意尊敬純愛でロイスを取ってもらおう
烏羽岬:アームドスーツを狙います。
椋実翔利:もう持ってるって!
烏羽岬:!
烏羽岬:こ、好意尊敬純愛チャンス……
椋実翔利:ブルゲとか狙っておくか。自分では使わなさそうだけど……
烏羽岬:どうしよっかな。照準器かトラックスーツ。
烏羽岬:ブルゲ使える人、湊融ちゃんしかいない?
烏羽岬:いないな!
椋実翔利:一応2R目以降のセットアップが空くケースはあるだろうし
烏羽岬:あっなるほど
椋実翔利:でも照準器が欲しいコールが聞こえたな。買いに行こう
烏羽岬:それなら確かにありだなあ
椋実翔利:照準器!
椋実翔利:4dx=>15
DoubleCross : (4R10[10]>=15) → 8[5,6,6,8] → 8 → 失敗

椋実翔利:カス!
烏羽岬:やーい椋実!
椋実翔利:ロイスはいっぱい。以上です
烏羽岬:じゃあ照準器を狙ってみようかな。
烏羽岬:あ、いや
烏羽岬:トラックスーツにしよう。たまには防具を身に着けたい!
烏羽岬:4dx+4=>22
DoubleCross : (4R10+4[10]>=22) → 9[2,5,9,9]+4 → 13 → 失敗

烏羽岬:ウ~ン(失神)
椋実翔利:やーい全裸!
烏羽岬:全裸で失神したので以上です。
GM:全裸とは……

GM:では、ネクストシーンへ。
GM:次はミドル戦闘です。シーン名の規則性で察されたかと思いますが、クライマックス直前です。
GM:あ、忘れてた。NPCカードも入手してます。ここで。

◆NPCカード:《ヒート・バック》江永瑞穂
アクション:ルドラの巡翼
ラウンド1回。
任意のPCの攻撃時、ダメージ算出直後にオートアクションで使用。
ダメージを+20する。※隠密状態のキャラクターは対象にできない。
GM:前回と一緒ですが、仲間だよ!
椋実翔利:よっ江永!
烏羽岬:仲間(隠密状態を除く)
百入結衣子:隠密いじめ
烏羽岬:今回はちゃんと範囲攻撃で使おうね!

ミドルシーン7:琴がフーガを爪弾けば

GM:全員登場を推奨します。ミドル戦闘があります。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:83->92)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:80->87)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:88->90)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:86->92)
GM:OK!だいたい横並び!

GM:R市支部――鳶田区警察病院までは、それほど遠い距離ではない。
GM:UGNの包囲網をかいくぐることも、そう難しくはなかった。
GM:問題は――
江永瑞穂:「次、バス停の前で張られてます」
江永瑞穂:「路地裏通りましょう。近道じゃないですけど、監視がない……らしいです」
GM:こうした情報は、《YERO》からもたらされたものだ。
GM:リアルタイムで監視情報が送信されてくる。
烏羽岬:「さすが《YERO》だな。僕らに足りてないものを上手く補ってくれる」
鶴喰湊融:「……やっぱり、情報支援があると大きく違いますね…ありがたく受け取っておきましょう」
江永瑞穂:「……湊融ちゃんは、具合大丈夫?」 さっきの浸食云々の話を聞いてからちょっと不安そう
百入結衣子:「……うん。どうしても、その辺はね」
鶴喰湊融:「ああ、大丈夫です。変な妄想とか、衝動とかもありません」苦笑して。
鶴喰湊融:「事実……わたしが、“薄墨”を、使いこなせていないから、なのは癪ですけど」
百入結衣子:「使いこなせることが飲まれることなら、使いこなせなくていいよ」
烏羽岬:「そうだな。今のままの鶴喰でいてくれ」
椋実翔利:「そうそう。今だって十分戦えてんだし」
鶴喰湊融:「それもそうですね。ああなるのは御免だ」剣に取り込まれた、鷹見さんと兄を思い浮かべる。
椋実翔利:「自分を曲げてまですることでも――」
???:「――いいや。そりゃないね」
百入結衣子:「……」
???:「使いこなせてるとか、使いこなせてないとか、そういう問題じゃない」
鶴喰湊融:「……………」
烏羽岬:「ふむ」 声の方を向く。
???:「うちのボスと同じなら、そんなんじゃすまないはずだ」
???:「……な、そう思うだろ?」
鶴喰湊融:「その物言い」きゅ、と瞳孔が窄まる。
椋実翔利:「……あー」
椋実翔利:「相槌の達人?」 ヘラヘラ
丹村健斗:「っスね。間違いない……と」
鶴喰湊融:「……《スヴェルト》」横殴りは無い方がおかしいとは思ってはいたが…
丹村健斗:「なんだ意外だな。全員いたのか。一人くらいUGNが減らしてくれなかったわけか……どーも、相槌の達人じゃねーよ!」
烏羽岬:「《フレースヴェルグ》。隣のお友達を紹介してくれないか?」
百入結衣子:「減ってたほうがよかった?」
烏羽岬:「それと、なんの用件かも教えてくれるとありがたい」
丹村健斗:「いや、減ってなくてよかったよ。いい特訓になる。あー、こっちの姐さんは俺の先輩」
スティノラ:「《ヴィングトール》スティノラ・ヴァプトン。どうも」
スティノラ:片手に巨大な棍棒を抱えている。
烏羽岬:「大仰なコードネームだ。最近の流行りなのか……?」
丹村健斗:「そうそう。そしてこっちのが俺の同僚!」 後ろを指さす。
丹村健斗:「……まあ、野郎の紹介はどうでもいいや。蒼城草十郎だよ。挨拶するかァ?」
蒼城草十郎:「……そういうところはお前の悪い所だ。きっちり名乗り合うべきかと」
蒼城草十郎:「スヴェルトセル 《アルスヴィズ》蒼城草十郎 以後お見知りおきを」
丹村健斗:「めちゃくちゃスカした雰囲気出しやがってこの野郎」
椋実翔利:「おう。こっちは《ヴリトラ》と愉快な仲間たちだ。自己紹介、一人あたり2秒でいい?」
丹村健斗:「どうしても女性人気を獲得したいようだな! ああ?」
蒼城草十郎:「スカした?それは、こういうことか?」優雅に一礼をする。
烏羽岬:「短い付き合いにならないといいんだが」
椋実翔利:「それ以上話したいんなら後でにしようぜ。サイゼリヤとかで」
丹村健斗:「それ! それだよ! やめろそれ!」
蒼城草十郎:「ふっ、顔の良さでは健斗に負けるからね。安心していいよ」
百入結衣子:「ごめんね、丹村くん。今、あたしたち、茶番に付き合ってるヒマなくって」
百入結衣子:「お茶なら今度にしてくれない?」
丹村健斗:「ぐっ……!」 「しかも茶番って……!」
百入結衣子:「同じ《スヴェルト》同士、仲良くしようよ」皮肉げに。
スティノラ:「実際茶番だろ阿呆ども。悪いな。ちょっとお前らに用事があってね」
スティノラ:「仲良くするわけにゃいかねえんだわ。用事は2つだ」
スティノラ:「ひとーつ。鶴喰湊融。お前どう考えてもおかしいから、戦うとこ見に来た」
スティノラ:「その剣を使ってて浸食されないなんてあり得ない」
鶴喰湊融:「面倒な……」滅茶苦茶忌々しそうな声。
椋実翔利:(おっ、怖い鶴喰だ。これも録音しよっかな)
烏羽岬:「鶴喰は優秀だからな……」 無駄に自信満々な顔。
スティノラ:「ふたーつ。足止め」
スティノラ:「“塩川誠一”の正体に気づいたんだろ?」
百入結衣子:「ううん。気づいてなかった」
百入結衣子:「あなた達が糸を引いてるかは確信できてなかった」
丹村健斗:「ぜったい嘘ですよ、姐さん!」
丹村健斗:「……あ、そっち? 余計なこと言わなきゃよかった」
蒼城草十郎:「嘘でも本当でも、やる事は変わらないけどね」
椋実翔利:「ま、怪しすぎっなーってのは分かってたけどな!」
スティノラ:「そう。あたしたちがやることは変わらない。……要するに、お前らにまっすぐ“ギギリオン”のところにでも駆け込まれたら困るんだよな」
蒼城草十郎:「どっちにしろ、二つ目を実践すれば、おのずと一つ目も達成されるというわけだしね」
鶴喰湊融:「……随分上手くやったものだ、とだけは言っておいてやる。お前たちが出てきたことで想像は出来た」苛立った声。
烏羽岬:「UGNと違って、FHはこういう時に厄介だな。誰もが自分本位だから説得が通じない」
スティノラ:「おまけにお前らの修行にもなる一石二鳥だ」
百入結衣子:「ひとつ、厄介じゃないことがあるよ」
百入結衣子:「加減が要らない」
椋実翔利:「違いねえ」
烏羽岬:「それもそうだ。存分に困ってもらおう」
烏羽岬:「うちの末妹を怒らせた罪もセットでな」
鶴喰湊融:「それはありがたいですね。……アレの手駒なら、減らすに越したことはない」
丹村健斗:「あんなこと言われてるぜ、蒼城」
蒼城草十郎:「初対面なのに厳しいことだね」
蒼城草十郎:「それとも健斗、あの、お嬢さん方を怒らせるようなことをすでにしてたかい?」
丹村健斗:「してるわけないじゃん! 明朗快活で有名な丹村健斗だぜ!」
百入結衣子:「あんたたちが、今、してるの!」
烏羽岬:「話はここまでにしよう。時間が惜しい」
烏羽岬:「お手並み拝見だ」
丹村健斗:「……違いない。さっさとやるか」 長剣を抱えて抜き放つ。
丹村健斗:「蒼城、お手並み拝見させてやれよな」
蒼城草十郎:「健斗もな。君の得意は攻撃だけなんだし」
蒼城草十郎:「俺を失望させないようにね」
丹村健斗:「一言多いんだよ!」
蒼城草十郎:「まぁ、終わったら、サイゼリアでお茶でもしよう」
蒼城草十郎:腰の後ろに吊るした柳葉刀をゆっくりと引き抜く。
蒼城草十郎:燐光めいた黄白の淡く不気味な輝きを放つ、刃から柄までの全てが骨で出来たような白い刀であった。
GM:ミドル戦闘が開始されます。
GM:戦闘ルールの説明。蒼城草十郎と丹村健斗の二人と戦います。
烏羽岬:スティノラさんがいない!
百入結衣子:棍棒花子は……?
鶴喰湊融:後ろで見てるのかな…二話の鷗先生みたいに
GM:棍棒花子が戦ったら特訓にならないので戦いません
烏羽岬:棍棒花子w
GM:この二人はPCと同じHPを持ち、リザレクトを1回だけ行います。
GM:2回目のリザレクトを行うと瞬間退場で撤退します。
GM:そのあたりのオーバーキル火力値を考えて攻撃することをおすすめします。
GM:戦闘の位置関係はこうです。
■ミドル戦闘:
    蒼城[9]、丹村[9]

         10m

 烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[9]
GM:いつものやつ。
椋実翔利:親の顔より見た位置関係
GM:というわけで戦闘を開始しましょう。
GM:第1ラウンド。
GM:セットアップ。何かある人!
椋実翔利:コーリングシステム! スカイキッドに搭乗します。
鶴喰湊融:なしです。
丹村健斗:丹村はなし
蒼城草十郎:コンボ:虎追 《原初の黄:クロックフィールド》同エンゲージの味方の行動値+5 
烏羽岬:迷うけどなしかな。限界突破はクライマックスで使う!
烏羽岬:こ、この野郎!
椋実翔利:ゴッ、ゴミ野郎……!!
鶴喰湊融:げ、げええ
GM:イェーイ!さすが蒼城くん!
百入結衣子:《先陣の火》。行動値を+5。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:92->94)
丹村健斗:「蒼城。速攻いくぞ……って、うわっ」
丹村健斗:「百入さん、俺らより速ぇんじゃねえの……!」
蒼城草十郎:「やるね。紙一重であちらが先か」
GM:というわけで、イニシアチブを挟んで第一手番。
GM:百入さんの手番です。
蒼城草十郎:「良い修行になるよ」
百入結衣子:レーザに熱量をもたせて着弾。エネルギーで全身の神経を加速。
烏羽岬:「これまで見せなかった手か。百入の信頼度が一つ上がったということかな」
百入結衣子:マイナーで迷彩使用。メジャーで『エーイーリーの六分儀』。
百入結衣子:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》《レーザファン》。敵エンゲージに範囲攻撃。
蒼城草十郎:「こちらとしては脅威度が一つ上がったけどね」
GM:OK!どうぞ!
百入結衣子:12dx7+5
DoubleCross : (12R10+5[7]) → 10[1,3,4,5,5,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,5,5,6,9]+4[4]+5 → 29

丹村健斗:「ちぇっ。手加減ゼロだな、嬉しいね!」
丹村健斗:ドッジできないのでガードします。
蒼城草十郎:ドッジします。
蒼城草十郎:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[3,8,9,9,10]+1[1]+1 → 12

蒼城草十郎:そして《崩れずの群れ》
GM:これが用心棒のセンセイだ!
椋実翔利:しっ……死ね!
蒼城草十郎:丹村君をカバーします。
百入結衣子:性根が汚い
烏羽岬:そ、そういうタイプか……!
鶴喰湊融:キツイ…w
百入結衣子:3d10+3d10+5+39 装甲有効
DoubleCross : (3D10+3D10+5+39) → 26[9,10,7]+19[6,6,7]+5+39 → 89

GM:ミドルでこれはおかしいでしょ
丹村健斗:「悪ィね、無理」
蒼城草十郎:迷うことなく丹村健斗の前に歩み出る。
蒼城草十郎:「期待は最初からしてないよ」
百入結衣子:手をかざすと、レーザーが射出される。もはやそれは、味方へと隠すこともない派手な乱舞。
百入結衣子:着弾した対象の、分子運動を停止させる光。
丹村健斗:「ちょっとはしろよ! 俺だってそのうち師匠みたいに……おっと。もう来てる」
蒼城草十郎:「…………」直撃。動きが止まる。
百入結衣子:停止した時間の中で潜り込み、乱射。彼女のやっていることは、ただそれだけだ。
丹村健斗:「……動けなくなるのか。なるほど。こいつは対処キツいわけだ……」
蒼城草十郎:(出処もまるで見えないし、口すら動かないか)
百入結衣子:着弾の熱が、再び彼の世界を動かす。無数の銃創とともに。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7した(侵蝕率:94->101)
蒼城草十郎:(でも、複数回殺す技ではない。どんな火力であっても、これは)
蒼城草十郎:(1回だけ死ぬだけの技だ)
蒼城草十郎:穴だらけになって吹き飛ぶ。
蒼城草十郎:戦闘不能になります。ので《無限の血肉》で復活します。
蒼城草十郎:1D10
DoubleCross : (1D10) → 10

蒼城草十郎:血が逆再生するかのように体に巻き戻り即座に起き上がる。
蒼城草十郎:「さぁ、こっちのターンかな?」
丹村健斗:「起きるの速ぇな。へっ。先に活躍したいってか?」
椋実翔利:「……マズいな。これはマジで」
椋実翔利:「足止めを食らうぞ」
百入結衣子:「オーヴァードが足止めに徹されるとな……!」苛立つように。
GM:蒼城くんの手番です。
蒼城草十郎:「健斗は向こうの手を知ってるからね。俺にも体験させてくれ」
丹村健斗:「別にいいぜ。せいぜいコケるなよ」
烏羽岬:「前回も思ったが、さすが《スヴェルト》だな。層が厚い」
鶴喰湊融:「………合流は、避けられませんねコレは」
蒼城草十郎:「君のように翼がついてない走るコードだから、その心配は最もだ」
蒼城草十郎:まずはエンゲージ
蒼城草十郎:コンボ:虎翼 《コンセントレイト:エグザイル》+《爪剣》+《原初の赤:獅子奮迅》+《死神の爪》
蒼城草十郎:対象は敵エンゲージ範囲全員だ。リア不
百入結衣子:《ミスディレクション》。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:101->106)
百入結衣子:対象を一人に再選択してください。
烏羽岬:うわあこっちきた!
烏羽岬:百入!百入!
蒼城草十郎:では、GMのお許しもでましたし、せっかくのリア不 烏羽君を
蒼城草十郎:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[1,2,4,6,6,7,7,7,10]+10[3,5,6,9]+3[3]+7 → 30

烏羽岬:くそがーw
烏羽岬:切り払い……切り払いさえ使えれば確実に避けられるのに……!
烏羽岬:リア不なので喰らいます。
蒼城草十郎:烏羽君はFHエンブレムを所持していますか?
椋実翔利:地獄のような問いかけ
烏羽岬:して・・いる!白兵+3の刻銘を持ってますね。
烏羽岬:持ってると見逃してくれたりするのかなあ
蒼城草十郎:ではエンブレム 同僚殺しの効果で ダメージ+10されます。
烏羽岬:くそがー!
蒼城草十郎:で、エンブレム玩具使いの効果でダメージ+3
蒼城草十郎:4d10+16+10+3
DoubleCross : (4D10+16+10+3) → 20[9,7,2,2]+16+10+3 → 49

烏羽岬:+10なしで防具があってもほどよく死ぬ程度のダメージなのがまた上手いなあ・・w
烏羽岬:リザレクトします。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:92->94)
蒼城草十郎:ヒュンヒュンと小気味良い音を立てて柳葉刀が手の中で回る。
蒼城草十郎:回していた刃を止める。
蒼城草十郎:そして、腕を交差させ体を沈めると、発条が仕掛けられたかのように地を蹴って宙を舞う。
蒼城草十郎:旋子転体の姿勢で天地を逆転させながら、眼下の標的たちを見定める。無意識に上がる唇の端。
蒼城草十郎:刹那、剣光が迸る。白刃が長大な軌跡を描き、一刀のみで地面を抉り削った。三日月が目の前に降ってきた と錯覚させる絶撃であった。
蒼城草十郎:肉体に刃は触れてもいない。斬ったのは地に映る影。斬られた影に在りえざる亀裂が走り、同時に影の主である肉体に裂傷が刻まれた。
蒼城草十郎:「オーヴァードの影は、レネゲイドの影響を強く受けますので、このような技も生まれます」
蒼城草十郎:「おや?」手応えの違和感を感じ取る。4人纏めて切ったはずではあるが…
百入結衣子:「視線で分かるよ、そういうの」レーザを照射して、影の向きを無理くりに捻じ変えた。
百入結衣子:「どこ見てるかとか、女子は気付いてるから」
蒼城草十郎:「そうでなくては、面白くない。貴方の手も二つ知れました」
蒼城草十郎:「そして、フレースヴェルグももう飛び立っていますので」
烏羽岬:「助かるな。相手の手の内が分かれば分かるほど、こちらのプランも立てやすい」 左腕を斬られた。
丹村健斗:「バレてるってさ。大口叩いてしくじったもんだ……」
GM:丹村の手番
百入結衣子:「ごめんね。流石に全部は無理だった」
丹村健斗:「真打ち、いくよ」
蒼城草十郎:「真打を見習うべきじゃなかったよな」
烏羽岬:「3/4をそらしただけでも大したものだ。その調子で頼む」
GM:マイナーでコンボ:尾羽を震わす
丹村健斗:猛毒の雫+イオノクラフト。邪毒LV6を付与してPCたち全員とエンゲージします。
■ミドル戦闘:
    蒼城[14]、丹村[14]
 烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[14]
丹村健斗:メジャーでコンボ:捷径にして捷路なり
丹村健斗:コンセントレイト:ブラックドッグ+アタックプログラム+アームズリンク+ライトニングリンク+バリアクラッカー
烏羽岬:ば、バリアクラッカー!
丹村健斗:ターゲットは椋実さん
椋実翔利:見る目があるね!
丹村健斗:8dx7+18
DoubleCross : (8R10+18[7]) → 10[4,5,7,8,9,9,10,10]+10[5,6,7,8,9,10]+10[4,4,8,9]+10[5,8]+4[4]+18 → 62

烏羽岬:こっちに来れば回避……回……
烏羽岬:こっちにこなくてよかった
GM:アイヨッ!ドッジのみ可能
椋実翔利:3dx=>62
DoubleCross : (3R10[10]>=62) → 9[3,6,9] → 9 → 失敗

椋実翔利:すまん烏羽……お前だったら避けられただろうに
GM:カバーリングありますか?
椋実翔利:リザれるから大丈夫! 百入100%超えてるし……!
GM:ではダメージ。
丹村健斗:8d10+20 装甲無視、邪毒LV6を付与
DoubleCross : (8D10+20) → 50[3,5,7,9,8,1,7,10]+20 → 70

椋実翔利:当然死ぬ! リザレクトします
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+6(1d10->6)した (侵蝕率:87->93)
椋実翔利:よし……許容範囲
丹村健斗:「捷径……捷路!」 地を蹴る。蛇が這うような、地面を滑る歩法。箭滑歩。
丹村健斗:白い長剣が震えながら突き刺さる。刺突の回数は八つ。影も残さない。
丹村健斗:突き抜けると、灼けるような痛みが血管を巡る。
椋実翔利:NPCカード、《YERO》麦野杏子を使用し、先のリザレクトダイスを1に変更します。
椋実翔利:HPは1、侵蝕率は88になる
丹村健斗:「……ってな感じでね」 飛び離れる。 「師匠直伝、プラス俺のオリジナルの猛毒。なかなか効くだろ」
椋実翔利:「ッはは! いや全く……痛えな。それに鋭い。や、別にオレ武客とかじゃねーから分かんねえけど」
椋実翔利:「狙いに迷いがないってのは分かったぜ、このクソガキが」
丹村健斗:「喋れるね。すごい根性……いや、なんだ、めちゃくちゃタフだな」
蒼城草十郎:「失礼。相手が女性ならもう少し迷うのですが」
鶴喰湊融:「……椋実さん!これを!」あの毒は一度見ている。その劇性も。
丹村健斗:「そうそう! レディには優しい!」
鶴喰湊融:預かった丸薬を投げ渡します。
椋実翔利:再生した後も、刺された痕が異様に熱い。毒を内に入れられた。
蒼城草十郎:「こちらの手を上手く凌がれているな。いや、強い」丹村健斗の背中を守る様に佇む。
椋実翔利:丸薬を見ずにキャッチし、口に放り込んで噛み砕く 「……っ苦ッッが!! ハアァ!? 苦っが!?」
鶴喰湊融:「味は赦して下さいね!本当に!」
丹村健斗:「なー、強いだろ。勝てたら、こいつは一段階壁を超えるぜ……!」 長剣を一振りし、姿勢を低くする。次の蒼城の攻撃のためだ。
椋実翔利:「ああもう、刺されるし毒は熱いしクスリは苦いしクスリは苦いしクスリは苦……あああ!」 頭を掻きむしり
烏羽岬:「良薬口に苦しという。あの椋実のリアクションは効いているということだろうな」
椋実翔利:「苦っが!! 殺す!!!」
烏羽岬:「本当に苦そうだ」
鶴喰湊融:「……その分効果は確かなんだよ…?」
GM:手番はネクスト。椋実さんです。
椋実翔利:マイナーアクションで後方5mに飛行移動。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》 対象は蒼城
丹村健斗:「解毒剤!? いや……違うな。もっとヤバイもんだ。再生能力を抑制してるのか? すげーな、あの薬。俺よりはるか上のソラリスだわ」
椋実翔利:さらにCR弾も使う!
GM:気づかれたか……!蒼城くんが無限にカバリングするから、丹村を狙っても無意味ということに!
椋実翔利:そういうこと! 現HP10だしな!
百入結衣子:狙っても無意味どころかそっちのほうが害悪だろ……!
椋実翔利:13dx8+6
DoubleCross : (13R10+6[8]) → 10[1,3,4,4,4,4,5,5,6,7,9,9,10]+10[4,8,10]+4[2,4]+6 → 30

蒼城草十郎:ドッジします。
蒼城草十郎:5DX+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[1,6,9,10,10]+8[4,8]+1 → 19

椋実翔利:まわすな
GM:これはヒットだ。ダメージをどうぞですね
椋実翔利:4d10+20+6+4
DoubleCross : (4D10+20+6+4) → 25[6,9,2,8]+20+6+4 → 55

蒼城草十郎:《リザレクト》
蒼城草十郎:1D10
DoubleCross : (1D10) → 5

GM:リザレクト1回目!
椋実翔利:ガン、とSHIDENのレバーを蹴ると、砲口に収束していた光が、赤く燃えるように変色し始める。
椋実翔利:「スヴェルト野郎、折角ノコノコ顔を出して……苦っが……顔を……あああ!!」
丹村健斗:「なんだこいつ」
椋実翔利:「弾けて死ね!!」 もう一度レバーを蹴ると同時、辺り一体に大小の魔眼を展開。
椋実翔利:砲口から連射される赤いビーム弾は、魔眼に触れるたび速度を増しつつ角度を変え、一帯の建造物を掠め焼きながら、
椋実翔利:あるタイミングで、蒼城を全方位から逃げ場なく撃ち貫く。
蒼城草十郎:「台詞の割には……冷静ですね。狙いが健斗ではなく俺だ」称賛の笑みを浮かべる。
蒼城草十郎:「げぐっ……流石はマスターヴォルト」
蒼城草十郎:弾け死んで体を再構成させる。
椋実翔利:「死に傷くらいながら冷静に喋るやつがよく言うぜ……あと」
烏羽岬:「禁句を……」
蒼城草十郎:「技術が名に追いついていますよ。素晴らしい」
椋実翔利:「マジでその名前で呼ぶな。《スヴェルト》は事情知りだろ。これ以上ブチ殺される理由を積んだって、ホントに死ねるのは一回だけだぞ? あ?」
椋実翔利:「……苦っが……」
蒼城草十郎:「しかし…」
蒼城草十郎:「失礼ながら、自業自得では?」
蒼城草十郎:リフボートを柳葉刀で指して言う。
椋実翔利:「ああ?」
百入結衣子:「あんた達がここに立ったことがね」
丹村健斗:「蒼城、お前、真面目に言いすぎるんだよ……」
百入結衣子:「問答でも時間を稼ごうって?いい加減に消えて」
丹村健斗:「それ以上煽っても挙動はブレないだろうよ。攻め手を変えようぜ」
蒼城草十郎:「そのようだ。真摯でいるつもりなのだが、相手を怒らせるのは良くないな」
GM:手番は鶴喰さんへいきます。どうぞ!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:88->93)
蒼城草十郎:「そうだな。責め手を増やす。では、健斗 お前の師匠直伝の技をもらい受けるとしようか」
鶴喰湊融:はい!ではマイナーなし、メジャーコンボ:突羽根:≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫で蒼城君へ攻撃します。
蒼城草十郎:《異世界の因子》バリアクラッカーコピーします。
鶴喰湊融:げえっ
椋実翔利:ぜったいにころす
丹村健斗:「器用なやつ……好きにしろよ、もう」
GM:とはいえ蒼城くんが行動できるわけではないので、
GM:湊融チャンはそのまま攻撃どうぞ!
烏羽岬:いけー湊融ちゃん!
鶴喰湊融:と、使用武器は100未満なので、装備していたキーンナイフ。あと、オートでウェポンケースよりアームドスーツ装備!
鶴喰湊融:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,2,4,4,5,5,6,7,7,7,8,9]+10[1,6,6,8,9]+10[6,9]+10[9]+2[2]+8 → 50

スティノラ:「――“薄墨”はなしか。当てが外れたな――」
鶴喰湊融:これなら剣精は要らないな。
蒼城草十郎:ドッジ
GM:蒼城くんはリアクションどうぞ!
蒼城草十郎:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[1,2,4,4,9]+2 → 11

鶴喰湊融:何もなければダメージ!
蒼城草十郎:どうぞ!
GM:どうぞ!
鶴喰湊融:6d10+5+3 装甲-5点で計算。
DoubleCross : (6D10+5+3) → 37[6,6,5,9,3,8]+5+3 → 45

鶴喰湊融:何か出目いいな…45点装甲5点無視です。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4した(侵蝕率:90->94)
蒼城草十郎:《リザレクト》1d10
蒼城草十郎:1D10
DoubleCross : (1D10) → 6

椋実翔利:「っはー……苦いの落ち着いてきたらアイツへの腹立ちが増してきたぜ」
GM:リザレクト2回目
GM:退場となりますので演出をどうぞ!
椋実翔利:「鶴喰! ソイツ逃がすな! 斬れ!」
鶴喰湊融:「じゃあ、わたしが」手に絡ませた、ペンダントの鎖を振るえば。
鶴喰湊融:その手に、刃が握られている。
鶴喰湊融:脚を抜くようにして蒼城草十郎の元へ滑るように。
蒼城草十郎:「健斗、よく見てくんだよ」
鶴喰湊融:「――面倒なので。そろそろ引込んでいるといい」
蒼城草十郎:「それを待っていました。第一の目的ですので」
蒼城草十郎:「面倒をした甲斐がありましたね」
鶴喰湊融:正面からの唐竹。逆袈裟。そこからの――
鶴喰湊融:「そう。――じゃあ、これが土産ね」首を刈る一文字。
丹村健斗:「俺の兄弟子か何かのつもりか、お前は。でも、まあ……」
蒼城草十郎:全力で回避をしようとはする。相手の剣速より遥かに遅い。
丹村健斗:「やるね、“太白”。剣に使われてるやつじゃない。ますますミステリーは増えたな……」
鶴喰湊融:白い花弁が、はらりと舞った。
丹村健斗:「なんなんスか、この子?」
蒼城草十郎:「がふっ」喉を斬られてヒューヒューと音を立て崩れる。全く見えなかった「だが、これも」
蒼城草十郎:「一度だけ殺す技だ。……健斗とは違う」
スティノラ:「私が知るか。……2度目だ、“アルスヴィズ”」
スティノラ:「引っ込め」
蒼城草十郎:「まだ…駄目ですか?」力なく立ち上がり「駄目ですよね」
スティノラ:「ジャーム化したメンバーの処理は面倒なんだよ」
鶴喰湊融:追撃――は。無理か。あっちも出てくる。そうなれば、余計に時間が掛かる。
蒼城草十郎:「皆さん、こんなに早く撤退するのは久しぶりです。どうか、次もまた会えるように」
蒼城草十郎:《瞬間退場》
蒼城草十郎:「健斗 そういう事だから、先に帰るよ」
丹村健斗:「どいてろどいてろ。女子人気が分散しちまう」
椋実翔利:「野郎、ドクソナメたことを……!!」 離脱の動きに合わせて追撃のビーム弾を放つが、密度が足りない
丹村健斗:「あとは俺がやっちまう……ぜ!」
烏羽岬:「まず一人。一応聞いておくが、《フレースヴェルグ》――《スティノラ》」
烏羽岬:「このあたりで退くつもりはないか? 時間が惜しい」
丹村健斗:「そりゃまあ、こんだけドタバタやったらもうすぐUGNも来るだろうし」
丹村健斗:「大変なことになっちまうかもな! ……もう少し付き合いなよ!」
百入結衣子:「くどい」吐き捨てるように。
GM:手番は烏羽くんへ。
烏羽岬:エンゲージは全員同じか。マイナーはなし。
丹村健斗:「嫌われてるなあ、すげー悲しいよ。でも、そんな本気の百入さんとやれるのは嬉し……って、そっちか! 中学生!」
烏羽岬:「ああ。出し惜しみはしないでいこう」 腕をクロスし、
烏羽岬:無数のナイフを投擲します。路地に跳ね返って丹村くんに収束し、あるいは回避を封じる。
烏羽岬:《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《居合い》。丹村くんを狙います。
烏羽岬:4dx+9+10+12+3-4
DoubleCross : (4R10+9+10+12+3-4[10]) → 10[2,3,8,10]+6[6]+30 → 46

GM:ドッジダイスが2個あることを忘れていたので、今度は振ります
丹村健斗:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[3,8]+1 → 9

GM:無理!ダメージください
烏羽岬:良かった……!回避エフェクトマンではない
烏羽岬:5d10+28+6+1 キーンナイフIIを四本使用。装甲-20です。
DoubleCross : (5D10+28+6+1) → 27[6,9,1,1,10]+28+6+1 → 62

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:94->102)
GM:死亡!リザレクト!
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:HP8になりました。
GM:演出をどうぞ!
烏羽岬:コンバットナイフ二刀流。抜き打ちではなく、珍しく真正面から斬りにいく。
烏羽岬:「意外に思うかもしれないが、僕も強いやつと戦うのは割と好きなんだ」
烏羽岬:「自分に不足しているものが分かる――――」
烏羽岬:「からな」  鳩尾に蹴り。
丹村健斗:「話がわかる。同感だ」
烏羽岬:ブーツの爪先に毒針を仕込んでおいた。深々と腹部をえぐる。
丹村健斗:「その攻撃は」 ナイフをかわそうとしても、毒針は食らう。 「どうしようもないね……! 俺が隙だらけって、よく言われるよ……!」
GM:蹴られた方向に吹き飛びながら、距離を取り、同時に傷を修復する。咳き込んで血を吐けば毒が排出される。
丹村健斗:「強いな、中学生。“鶫”か。でも……」
丹村健斗:「そっちのおっさんには毒が回った」
椋実翔利:「…………」
GM:全員の手番終了でクリンナップ。
椋実翔利:「……えっ!? オレのこと!?」
椋実翔利:邪毒ダメージで死にまーす
烏羽岬:「おっさん…………」 同情の目
GM:18点ダメージをどうぞ~
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:93->95)
烏羽岬:ヨシ!
椋実翔利:よしよし……!
鶴喰湊融:「……黄福丹華は、きちんと効いてますね。よかった」
丹村健斗:「おっさんだろ。相当効くはずだぜ、なにしろ俺の特製……ああ……なんだ? やけにタフだな……!」
椋実翔利:「ああ、アレなきゃもっとヤバいことに……いや、だからって今ヤバくないワケじゃないんだがよ……」
椋実翔利:SHIDENの上、膝をつきながら、先程刺された箇所を押さえる。燃え上がるような痛み。
GM:クリンナップから、第2ラウンド。セットアップです。何かある人~
烏羽岬:なしなし!
鶴喰湊融:なしです!
GM:丹村は無し
椋実翔利:「あとな、へへ……言われて分かったんだが、別にオレ、メチャクチャ若いからさ。オッサンつわれても全然気になんねえな」
椋実翔利:ないよ~
百入結衣子:ない!
椋実翔利:「こういうときもっとムカつくもんだと思ってたぜ。……《マスターヴォルト》のがよっぽどだ」
GM:OK。では手番は椋実さんです。
烏羽岬:「江永! 周囲の警戒を頼む」
烏羽岬:「《フレースヴェルグ》の言う通り、これだけエフェクトを使えばどんな間抜けでも気づく。下手をすれば囲まれるぞ」
江永瑞穂:「言われなくてもやってるわ!」 声だけが聞こえる。
烏羽岬:自分もすでに半分くらい索敵警戒に移行している。
江永瑞穂:「近づいてる! あいつら……UGN! もう合流してる、まずい!」
椋実翔利:マイナーなし、メジャーでレールキャノンを使った素射撃します。対象は丹村クソ野郎この野郎毒野郎です
烏羽岬:椋実ラップ
江永瑞穂:「作戦失敗ね……! このままだと接触するわ!」
GM:どうぞ!
椋実翔利:7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 8[3,4,4,5,6,7,8]+6 → 14

丹村健斗:丹村ドッジ!
丹村健斗:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[9,9]+1 → 10

丹村健斗:あががががが
椋実翔利:怖い怖い
丹村健斗:このバカめ…!素殴りでやられる…!
GM:ダメージをどうぞ
椋実翔利:あっ、また強化兵の効果忘れてた……一番大事な所だろ!
椋実翔利:2d10+2d10+20+6
DoubleCross : (2D10+2D10+20+6) → 11[8,3]+11[10,1]+20+6 → 48

烏羽岬:素撃ちでこれw
椋実翔利:エフェクトでダメージほとんど積まないからな
鶴喰湊融:つよい
丹村健斗:リザレクト。
丹村健斗:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

GM:2回目のリザレクトなので退場です。演出をどうぞ。
椋実翔利:苦しげに屈んだまま、自分の身体で隠した背後の操縦盤を弄る。
椋実翔利:(UGNが『途中』なら、こいつらはその『途中』のさらに『途中』だ……最終的にはブッ叩き折ってやるが)
椋実翔利:(今じゃない。……砲角よし) 「……ッたくマジで……エグいことするぜ若いのは」
椋実翔利:「《スヴェルト》は格闘家みたいな連中の集まりだろ? 正々堂々、なんだ、鶴喰とか烏羽みたいにさ、キレーに戦ってみろよな」
丹村健斗:「無理すんなよ。寝てなって。それが入ったら数十秒程度じゃ抜けないぜ」
椋実翔利:「こう」 砲撃操作。射撃強化の魔眼もない。純粋な一撃。照準は丹村の下半身
丹村健斗:「俺はキレーとか汚いとか興味ないんだ。強いも弱いもそれほど興味がない。重要なのは、どう戦うかってこと」
椋実翔利:焼けきらない、赤熱した金属弾が的中する 「……こんな感じでよ」
丹村健斗:「戦いのパズルは楽し――あっ!?」
丹村健斗:吹き飛ぶ。背後の建物の壁を砕き、粉塵の向こうへ。
GM:丹村健斗、離脱。
椋実翔利:「……フーッ……やれるもんだなオレも……」
烏羽岬:「口上の途中だというのに、容赦がない……まあ、いちいち付き合う必要もないか」
スティノラ:「いや、強いもんだな」
百入結衣子:「それで?あなたも来るの?」
鶴喰湊融:「……UGNもそろそろ来るでしょうが、一緒に戦ってくださるので?」
スティノラ:「“薄墨”だけじゃなくて、ほかのメンバーもこれだけやる。予想外だ……」
スティノラ:「いや、無理」
スティノラ:「“薄墨”はリーダーの獲物だ。帰るよ。お前らが――」
スティノラ:スティノラが後方へステップする。その体がネズミのように小さくなる。
スティノラ:「生きてたら、また会おう」
スティノラ:「……時間稼ぎは終わりだ」
GM:スティノラも瞬間退場。
烏羽岬:「……すぐ次が来る。椋実、手当を急いだ方がいい」
鶴喰湊融:「……オルクスか?とにかく、UGNに備えないといけませんね」面倒そうな苛立ちを浮かべつつ。
江永瑞穂:「もうすぐそこまで来てる。避けられない。……負傷してるなら、すぐ治して!」
椋実翔利:「ああ、まあ何だ、結果はオーライだ……治療の準備もしてたしな」
百入結衣子:「……もう、避けるつもりはないよ」
椋実翔利:「あのバカの毒で無闇に引っ掻き回されずに済んだ……丸薬のおかげだ。イケるイケる」
百入結衣子:「やろう……それしかないのなら、あたしは迷わない」
椋実翔利:深く息を吸って、ゆっくりと吐く。呼吸を落ち着かせながら、手早く治療キットで応急手当を進めていく。
烏羽岬:ワイヤーを使ってトラップを作ってます。
鶴喰湊融:「……麦野さんの腕が鈍っていないようで、よかった。ええ」「いつまでも、盾とやらに付き合ってはいられません――」
鶴喰湊融:こちらもトラップの外見偽装などを手伝いつつ。
烏羽岬:「プランは台無し。三稜先生は姿を見せない。相手はフルメンバーの《レリックドライバ》で、怪しすぎる《無支祁》も居る……ふむ」
烏羽岬:「終わったらみんなでお祓いにでも行くか」
鶴喰湊融:「ふ。お賽銭は弾まないといけないかも」
百入結衣子:「何にせよ、禊いでからだ。湊融は賽銭払いすぎないでよ?」
百入結衣子:「向こうの人数分の六文銭はとっといてね」
鶴喰湊融:「わかってますよ!きっちり支払いますとも」
椋実翔利:「いや、つっても賽銭って神社の人間の生活費になんだろ」
江永瑞穂:「椋実さんがまた余計なことを……」
椋実翔利:「じゃあそのぶんで酒……うまいもんでも食いに言った方が良くね? 違うか?」
椋実翔利:なーんてことを話しつつ応急手当キットを使わせてください!
GM:応急手当キットは好きなだけどうぞ!
烏羽岬:20点確保するんだよ!
椋実翔利:まず自前1個め
椋実翔利:2+2d10
DoubleCross : (2+2D10) → 2+11[4,7] → 13

椋実翔利:もう1個!
椋実翔利:13+2d10
DoubleCross : (13+2D10) → 13+15[6,9] → 28

鶴喰湊融:あ、アームドスーツを脱いで、ウェポンケースに再度仕舞ってもいいですか?
椋実翔利:OK。最大値
百入結衣子:じゃああたしのは岬にパス!
GM:いいですよ!
鶴喰湊融:ありがとうございます!
烏羽岬:あっそうか、僕も瀕死なの忘れてた
烏羽岬:じゃあつかお!
烏羽岬:2+2d10
DoubleCross : (2+2D10) → 2+18[9,9] → 20

烏羽岬:運を使い果たした気がする……
GM:すごい手当だ
烏羽岬:「…………ふむ」 みんなの会話を聞きながら小さく頷く。
烏羽岬:「前回の水着といい、いま言うべき事ではないと思うんだが……」
椋実翔利:「あん?」 なんとか傷の手当を終え、鎮痛剤を打っていた
烏羽岬:「《ヴリトラ》に来てよかったよ」
椋実翔利:「なんだ突然。死亡フラグか?」
鶴喰湊融:「…………ふふふ。わたしもです」にこりと笑って、その言葉に頷く。
椋実翔利:「2本目か?」
鶴喰湊融:「え、えええ…?いい感じだったじゃないですか!」
百入結衣子:「……じゃあ3本。あたしもだよ」
江永瑞穂:「4本目は私ね」
江永瑞穂:「椋実さん、5本目取らないとなくなっちゃいますよ」
椋実翔利:「おいおいおい、そりゃないぜ。なら5本目だ。オレだけハブるのはナシだろ」
百入結衣子:「取らないならあたし貰っちゃうよ?あたしね、この戦いが終わったら……」
百入結衣子:「あーあ。先越された」
江永瑞穂:「やめてください! それ物騒ですから!」
椋実翔利:「一人で2本! オレ以上の欲張りがいたもんだ!」
百入結衣子:「ファルスハーツだからね。UGNじゃない」
百入結衣子:「欲望に生きてナンボなんでしょう?」
椋実翔利:「違いない。FH似合ってるぜ百入」
百入結衣子:「そりゃどうも。お兄ちゃんには敵わないけど」
烏羽岬:「くっくっ。はははは」
百入結衣子:「な、何よ。変なこと言ってないでしょう」
百入結衣子:「お兄ちゃん呼び、そんなに変?」
鶴喰湊融:「ふふ、ごめんなさい、わたしも…ちょっと…!」くすくすつられて笑っている。
椋実翔利:「あっはっは、何だ何だ! どいつも気を緩めやがって!」
烏羽岬:答えず、心底嬉しそうに笑ってます。
百入結衣子:「……もう!真面目にやってよ!」
百入結衣子:「あはは、あははははっ!」

GM:ロイスのみ可能ですが、何かありますか?
烏羽岬:なし!ロイスはいっぱい。
鶴喰湊融:ロイス満タン!
椋実翔利:フルチャージだぜ
百入結衣子:なし!
GM:OK!

クライマックスシーン:小夜啼鳥の飛翔、あるいは時を縫うクロイドン・キャット・キラー


マスターシーン:レリックドライバ

錫谷亮:「――つまり、これはやつらが?」
塩川誠一:「ああ。間違いねえな。俺の能力でいま聞いた」
塩川誠一:「やられたのはウチの検問部隊だ。派手にやってくれるぜ、まったく」
甲斐美冬:「……ずいぶんと手荒ですね。そこまで追い詰めているということならいいのですが」
甲斐美冬:「無意味すぎる。陽動かもしれません」
雲居春音:「検問を破って逃げないってことは、つまり……」
雲居春音:「……」
雲居春音:「私たちと正々堂々、戦うって意味じゃないですか……!?」
甲斐美冬:「それはないですが」
塩川誠一:「それはないだろうが」
錫谷亮:「それはないが、何か策がある」
錫谷亮:「我々を分断するつもりだったのか……? それにしては……なぜこの先で交戦している……」
錫谷亮:「……情報が足りない。何かの罠だったらどうする……?」
塩川誠一:「罠だろうが罠じゃなかろうが、市街地でドンパチやってんだ!」
塩川誠一:「見過ごせるか? UGNだろ、俺たちは!」
雲居春音:「そ、そうですよ! 被害が大変になったら大変です。誰かが止めなきゃ……!」
甲斐美冬:「……マスター・ヴォルトがいるのは、確かですね?」
塩川誠一:「ンだよ、調べたの俺だからって念押すなよ!」
塩川誠一:「もうどれだけ一緒に戦ってるんだ。ヘマしたらそう言うつーの!」
錫谷亮:「……オーヴァードのテロ行為を止められるのは、オーヴァードだけだ」
錫谷亮:「罠であれ、陽動であれ、……やるしかない」
錫谷亮:「“モーターウェイ・フォックス”。相手に“クロイドン・キャット・キラー”がいた場合、お前に任せる」
錫谷亮:「《レリックドライバ》の存在意義を、示してくれると信じている」
生成 亜綺羅:「…………」
生成 亜綺羅:「……了解」 「……しました」
雲居春音:「そうですよ! 罠でも陽動でも、私たちなら大丈夫!」
雲居春音:「やれます! みんなで一つのチームでしょ!?」
錫谷亮:「統率のとれた集団、という意味ならば同意しよう。そうであってほしい」
甲斐美冬:「私の獲物を邪魔しなければ、はい。チームという表現で大丈夫です」
生成 亜綺羅:「…………」
雲居春音:「えええ……」
塩川誠一:「は! そう落ち込むな、“カレイドソーン”」
塩川誠一:「寄せ集めでも、やることやってりゃいいんだ。UGNのお題目なんだっけ? 正義と秩序のために――だっけ? なあ、“モーターウェイ・フォックス”!」
生成 亜綺羅:「……違う」
生成 亜綺羅:「きっと違う」
生成 亜綺羅:生成亜綺羅は加速する。
塩川誠一:「……いまの、俺が悪いか?」
錫谷亮:「かもな」
生成 亜綺羅:(……結衣子)
生成 亜綺羅:(いつか)
生成 亜綺羅:(いつか、この日が来ることを……私は)
生成 亜綺羅:(待っていたのかもしれない)

GM:クライマックスシーンです。
GM:全員登場をお願いします。登場ダイスをどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:94->99)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:106->114)
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:95->102)
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:102->107)
椋実翔利:これはもうアゲアゲですな!
GM:OK!

GM:そして、その時がやってくる。
GM:繁華街の路地裏――UGN・R市支部《レリックドライバ》。
GM:FH《ヴリトラ》セル。
GM:両者の遭遇は静かに始まった。
甲斐美冬:「発見しました」
椋実翔利:「見つかったな」
甲斐美冬:「《スヴェルト》セル、以下5名。マスター・ヴォルトもいます」
椋実翔利:「UGN、レリックドライバのお出ましだ。……いるぜ、《無支祁》もだ」
雲居春音:「……烏羽」
椋実翔利:「あとマスターヴォルトなんてやつはいない。土の下を当たってくれ」
鶴喰湊融:「………わたしもちょっと椋実さんの気持ちがわかりますねこれ。ぜんっぜん関係ない名前を持ちだされるの、すっごいイラッとします」
烏羽岬:よう雲居……と、ひょいと手をあげて挨拶しようとして、さすがに自重する。
雲居春音:「……できれば会いたくなかった。でも……」 すでに抜き身の古太刀を背負うように構えている。
烏羽岬:「まあな。……あの海での戦いで《スヴェルト》を名乗ったのは、本当によくなかった」
烏羽岬:「《スレイベギー》を名乗るべきだった」
烏羽岬:「いや、今思えば素直に《ヴリトラ》でよかったのか……? うーむ」
錫谷亮:「どういう意味だ? 別のセル……いや、関係はないな。相手がFHなら」
錫谷亮:「撃破してから尋問すればいい。やるぞ」
百入結衣子:「まあ、あたしたちの意図は関係ないでしょう」
百入結衣子:「携帯、壊さなきゃ良かったなあ。アイドルの密会写真が入ってたのに」
塩川誠一:「あいよ。支部長の命令だ、やることやってからお話ししな」
烏羽岬:「例の情報は」
烏羽岬:「少なくとも百入なら、言うまでもないと思うが……不利な状況で出しても意味がない。苦し紛れの弁解と取られるのがオチだろうな」
烏羽岬:「つまり、まあ、やるしかない。そういう流れだと思う」
生成 亜綺羅:「……」 顔をしかめ、無言で百入さんを見ている。
百入結衣子:「……現状、こっちが不利だと思われてるのは癪なんだけどな」
錫谷亮:「向こうの作戦は関係ない。“クロイドン・キャット・キラー”を叩け、“モーターウェイ・フォックス”。手は抜くな」
鶴喰湊融:「相手はそう思ってますから。まずは、その思い込みを粉砕するとしましょう」
生成 亜綺羅:「……了解」
椋実翔利:「実際、《スヴェルト》のおかげで最初の予定よりはだいぶ不利だろ。だがやるんだ」
椋実翔利:「シャバの空気がうめえってやつ、体感しようぜ」
雲居春音:「何がシャバの空気よ……! これから反省室に叩き込んでやるから!」
百入結衣子:「……あたしも手は抜かないよ」
百入結衣子:「あたしは、ファルスハーツ。“ヴリトラ”セル。“クロイドン・キャット・キラー”」
百入結衣子:「百入結衣子。邪魔するならどいてね……亜綺羅」
百入結衣子:「あたしは、やると決めたら、やる」
生成 亜綺羅:「……わかってる。逃げなかったのは……逃げてくれなかったのは、大事なものがあるから」
生成 亜綺羅:「……私は」
生成 亜綺羅:「……違う。……私も、決着が必要なんだと思う」 その姿が歪む。
雲居春音:「――いくよ、“騒雁”!」 生成の傍ら、雲居の太刀から強力なワーディングが展開される。
GM:衝動判定です。
GM:難易度は9でどうぞ!
烏羽岬:ジャームじゃないのに!
鶴喰湊融:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[4,6,9] → 9 → 成功

鶴喰湊融:あ、成功した。
烏羽岬:7dx+4=>9
DoubleCross : (7R10+4[10]>=9) → 9[4,4,5,6,6,6,9]+4 → 13 → 成功

椋実翔利:ウグー Dロイスのペナルティがー
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+7(2d10->4,3)した(侵蝕率:107->114)
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+4(2d10->1,3)した(侵蝕率:99->103)
烏羽岬:よしよし。控えめだ
椋実翔利:5dx-4=>9
DoubleCross : (5R10-4[10]>=9) → 9[2,2,3,6,9]-4 → 5 → 失敗

百入結衣子:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[4,6,7,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

椋実翔利:ありがとう強化兵
百入結衣子:侵蝕率+12(2d10->6,6)(侵蝕率:114->126)
椋実翔利:102+2d10
DoubleCross : (102+2D10) → 102+10[1,9] → 112

烏羽岬:椋実さん、微妙に成功しそうでヒヤヒヤするな・・w
GM:OK!
GM:戦闘配置は、お互いにとっていつものやつ!こうです。
■クライマックス:

   烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[10]
        |
      (10m)
        |
     雲居[9]、生成[17]
   錫谷[9]、甲斐[12]、塩川[5]
烏羽岬:いつものだ!
GM:戦闘終了条件:
GM:エネミー5人を1度でも戦闘不能にする
GM:復活エフェクトは持っていません。代わりにロイスを持っていますが、
GM:これはロイス一つにつきHPを+30する効果となっています
烏羽岬:おお
鶴喰湊融:おおー。復活の表現というわけですね
GM:という形です。
GM:では第1ラウンド!人数が多いので、
GM:セットアップは行動値順にいきます
GM:一番早いのは行動値17の生成さんから。
生成 亜綺羅:コンボ:ティファレトの飾り窓。
生成 亜綺羅:戦いの予感+虚無の城壁。行動を+40。ガード値を+12。
烏羽岬:ひょえー
椋実翔利:コーリングシステム作動! スカイキッドに搭乗します
GM:OK。
甲斐美冬:セットアップなし。
百入結衣子:なし。
GM:OK。
錫谷亮:コンボ:集約するシェセル
錫谷亮:空間圧縮を使用。雲居さんをきみたちのエンゲージに移動させる。
鶴喰湊融:クッソ辛い…wなしですが、100を超えたので水晶の剣の効果上昇!+8になります。
鶴喰湊融:鳥羽くんと椋実さんは+6から+8にしておいてね!
烏羽岬:やったー!
GM:OK!
烏羽岬:そんな湊融ちゃんの加護を受けた烏羽は《限界突破》。《勝利の女神》をラウンド2回に。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+3した(侵蝕率:114->117)
GM:OK.
錫谷亮:「……いけ」
錫谷亮:黒い本を開くと、ページ片が宙を舞い、足場を作る。
塩川誠一:塩川はなし
雲居春音:「いきますっ」 雲居がその足場を踏み、FHの集団のただなかへ切り込む。
GM:セットアップが終わり、イニシアチブ。これも行動値順なので、
生成 亜綺羅:コンボ:ビナーの白楡。時間凍結を使用します。HP-20。
椋実翔利:ヒッ
烏羽岬:パクり!
鶴喰湊融:ゲエーっ
烏羽岬:おいパクりだぞ椋実!著作権はどうなってる!
GM:手番は生成さんになります。
椋実翔利:で、でも著作権侵害訴えたらオレがソレ以外の罪で投獄されちゃうよお……
生成 亜綺羅:マイナーでコンボ:ホドのシジル。
生成 亜綺羅:陽炎の衣+斥力跳躍。きみたちのエンゲージに接敵します。
生成 亜綺羅:「……“カレイドソーン”。こっちも行くわ」 その姿が掻き消え、一瞬にして移動している。
生成 亜綺羅:百入結衣子なら知っている。空間をある種の“繊維”のように操る。
生成 亜綺羅:生成は空間の歪みを纏うことも、それを伸縮させることもできる。
   烏羽[6]、鶴喰[7]、椋実[12]、百入[10]
     雲居[9]、生成[57]
        |
      (10m)
        |
   錫谷[9]、甲斐[12]、塩川[5]
GM:現在の位置関係
生成 亜綺羅:メジャーでコンボ:ケセドの飢渇。
椋実翔利:「ッこいつ、オレが構える前に……!?」
生成 亜綺羅:コンセントレイト+見えざる死神+原初の赤:崩壊の一点(&デスストーカー) 対象は百入さん
生成 亜綺羅:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,4,5,6,6,8,8]+3[1,3]+8 → 21

GM:低い!?
烏羽岬:避けろ百入!
百入結衣子:ドッジ。
百入結衣子:5dx>=21
DoubleCross : (5R10[10]>=21) → 7[1,2,5,6,7] → 7 → 失敗

烏羽岬:《勝利の女神》。達成値を+18。
烏羽岬:おねいちゃんのドッジを成功させます。
GM:いや、そうはさせない!
椋実翔利:女神!
烏羽岬:えっ!
錫谷亮:弔罰符ラジエール(海鳴の石板)。
錫谷亮:達成値を-15している。
烏羽岬:この野郎!
鶴喰湊融:キ、キッツい
烏羽岬:これ、女神を石板で打ち消した感じですよね
烏羽岬:打ち消すというか……女神→石板。
GM:そうですね。
烏羽岬:了解!じゃあ女神の侵蝕はあげておこうっと。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:117->121)
GM:お互い判定の直後に打ち合ったので、百入さんの達成値は10になり、
GM:海鳴の石板の使用回数も+1です。残り2回。
百入結衣子:錫谷に親近感/脅威:○でロイスを取って即昇華。
百入結衣子:不利な効果を解除。
烏羽岬:よし……!
百入結衣子:どうせ食らったら死ぬからね……!
椋実翔利:それもそうだ
烏羽岬:女神パワ!
GM:お見事!
GM:では回避成功だ!
生成 亜綺羅:「……さすが」 生成の姿が消えたと同時、すぐに現れる。
生成 亜綺羅:「これじゃ当たらない」
GM:地面を引き裂くような傷跡が生じている。それは確かに百入を巻き込む軌道だったはずだ。
百入結衣子:「――その“遺産”」一歩退いただけだ。躱しきれる軌道ではない。
百入結衣子:今までのように、独りで戦っていたのならば。
百入結衣子:「対策兵装ってとこか。そんなにこれが気に入らない?」リンクスコールの徽章を付けたパーカーを引っ張って。
生成 亜綺羅:「私が、というよりも」
生成 亜綺羅:「……その手のものを脅威に感じている人たちがいるみたい。だから、この“遺産”……」
錫谷亮:「……《リンクスコール》? まさか」 黒い本から舞う紙片が鳥の群れとなり、百入結衣子の回避を阻害しかけていた。
百入結衣子:「自分たちは覆い隠すのにね。それが悪いとは言わないけどさ」指先は亜綺羅ではなく、
百入結衣子:「“覆い隠しているものが入り込んでないか”くらいは、しっかり調べてほしいな」
百入結衣子:錫谷に向いている。紙片が中空で動きを止めた。
錫谷亮:「……何のつもりだ? ……いや。しかし、あれは厄介だ」 百入と、烏羽くんを睨んでいる。
錫谷亮:「連携がとれている」
烏羽岬:「ふむ」 生成の手前の地面に数本の毒針が突き刺さっている。
烏羽岬:事前に仕掛けたトラップ。本気で百入に当てにきたなら、生成をこれで仕留めるつもりだった。
烏羽岬:「隠密使いはやはり厄介だな。手動ではタイミングが分かりにくい」
GM:生成さんの手番は終わり。
GM:イニシアチブです。動く人!
烏羽岬:「見える相手を狙うとしよう。見えない方は、得意な奴に任せる」
椋実翔利:仕掛けます。《時間凍結》。HPを20消費
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+5した (侵蝕率:102->107)
GM:OK!
椋実翔利:マイナーで右方へ10m飛行移動。メジャーで攻撃は……
椋実翔利:いや出し惜しみする道理もないか……! 《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》+《因果歪曲》+《パラドックス》。
椋実翔利:対象は《パラドックス》により5体に変更できる。つまりお前ら全員だよ!!
烏羽岬:エンゲージが離れていようと無意味!
GM:ひどいやつだ!
   烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[10]―(10m)―椋実[12]
     雲居[9]、生成[57]
        |
      (10m)
        |
   錫谷[9]、甲斐[12]、塩川[5]
GM:判定どうぞ~
椋実翔利:15dx7+8-3
DoubleCross : (15R10+8-3[7]) → 10[1,1,2,2,4,4,4,4,5,7,8,8,10,10,10]+10[3,3,5,6,6,9]+10[9]+4[4]+5 → 39

椋実翔利:よし、相応だろ……!
GM:グェーッ リアクションします
生成 亜綺羅:コンボ:神品機密、イェソド。グラビティガード。
塩川誠一:原初の緑:竜鱗。
甲斐美冬:ドッジ。
甲斐美冬:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[1,3,8,9]+1 → 10

甲斐美冬:だめ!
雲居春音:ドッジ。
雲居春音:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,3,5,9] → 9

雲居春音:だめ!
錫谷亮:ドッジ。
錫谷亮:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[1,5,5,7] → 7

錫谷亮:だめ!
GM:なのでカバーリング行動
塩川誠一:崩れずの群れ。支部長をカバーリングします。
錫谷亮:領域の盾+領域の守護者。生成に雲居をカバーリングさせる。
GM:つまり塩川→錫谷、生成→雲居、甲斐は素受け。
GM:ダメージをどうぞ。
椋実翔利:4d10+32+2d10+8
DoubleCross : (4D10+32+2D10+8) → 30[7,10,6,7]+32+12[3,9]+8 → 82

椋実翔利:諸々有効!
GM:ウヒーッ
GM:まずはグラビティガードの成果
椋実翔利:で、江永効果も使う! ダメージ+20!
GM:OK!
生成 亜綺羅:102-4d10
DoubleCross : (102-4D10) → 102-28[5,9,6,8] → 74

生成 亜綺羅:虚無の城壁で62、
生成 亜綺羅:蛇王の外套で55.
生成 亜綺羅:110ダメージ。さっそく痛い。
錫谷亮:隆起する大地
錫谷亮:102-1d10-18
DoubleCross : (102-1D10-18) → 102-1[1]-18 → 83

塩川誠一:竜鱗で40減らして、服の装甲で8減らし、35ダメージ。
塩川誠一:これの倍で70ダメージか
塩川誠一:結構いたい
椋実翔利:ようよう耐えおるわ!
烏羽岬:隆起する大地のダイスが地味に酷くて助かる!
甲斐美冬:こっちは普通に102-8で94ダメージ。
GM:以上かな!
GM:演出をどうぞ!
椋実翔利:『砲撃は4秒。視界最悪になる。暴れろ』
錫谷亮:「……! 防御しろ! 砲撃だ!」
椋実翔利:用意しておいたメッセージをLINEで送ると、即座に路地裏に面したビル上へ転移。《レリックドライバ》の面々を見下ろし、SHIDENの上で両腕を広げる
椋実翔利:移動を優先したために明後日の方角に向けられた砲口は、暗黒。くぐもった爆発音が内部で響き、赤く変形した、銃身だったものだけがパージされた。
椋実翔利:「さあ、好きな所を選んで立てよ!」
塩川誠一:「了解だ、下がってな!」 両腕から全身に、黒い鱗が広がる。
椋実翔利:「どこであろうと……そこがテメーらの墓場になるんだからな!!」
椋実翔利:頭上に、砲口と同じ色をしたゲート群――即ち、レールキャノンに次元直結した跳躍砲口とでも言うべき穴が、次々に開き。
椋実翔利:歪んだバレルがアスファルトに落ち小気味よい音が響いた瞬間、空気擦過で熱エネルギーと化した連射が、豪雨のように降り注ぐ。
雲居春音:「また無茶苦茶な……!」
椋実翔利:超高速高熱射撃の垂直連射。それはさながら――意志持ち荒れ狂う稲妻の如く、《レリックドライバ》全員に襲いかかり、余波で足場が弾け飛ぶ!
烏羽岬:「今のうちだな。しかし」
烏羽岬:「椋実ですら一手遅れるか。やるなUGN……」
生成 亜綺羅:「ぜんぶ弾くのは……無理ね……」 放たれた黒いページ片の鳥を使い、雲居を隠すように空間を引き延ばす。
烏羽岬:自分から土煙の中に潜り込む。
椋実翔利:「……そら4秒! 江永!」
江永瑞穂:「……はい!」
江永瑞穂:「いきま、すっ!」 噴煙の中から炎が噴き出す。路地を這い、UGNを砲撃とともに焼く。
椋実翔利:「ナイス! どうだよ、これが《ヴリトラ》だ! 寝物語に聞いて死ね!」
甲斐美冬:「かなり大きな損害です。反撃できますか、支部長?」
錫谷亮:「離脱者はいない。各自ターゲットを撃破しろ」
椋実翔利:「……ってカッコつけたのに、おいおい。全員戦闘続行可能かよ」
椋実翔利:「さすが精鋭サマだ。一発じゃ物足りないと見える。強欲レース始めっか?」
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+13した (侵蝕率:107->120)
GM:イニシアチブなので、鶴喰さんは異世界するかどうか検討してご決断をどうぞ!
鶴喰湊融:ではここで、オートアクション≪異世界の因子≫!椋実さんの時間凍結をコピー。
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:103->108)
GM:OK!
鶴喰湊融:そして特にないならそのまま使用します!
GM:どうぞどうぞ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:108->113)
鶴喰湊融:鶴喰湊融のHPを-20した(HP:29->9)
鶴喰湊融:で、わたしの手番!
GM:こいーっ
鶴喰湊融:マイナーはなし、オートで薄墨を装備!お前の出番よ!
鶴喰湊融:そしてメジャー≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪ジャイアントグロウス≫≪伸縮腕≫で、奥の3人を殴る!
GM:了解です。判定をどうぞ!
鶴喰湊融:16dx7+8
DoubleCross : (16R10+8[7]) → 10[1,1,1,1,2,4,4,5,5,7,9,9,9,9,10,10]+10[3,3,4,5,5,6,10]+10[10]+10[10]+6[6]+8 → 54

GM:はがが
鶴喰湊融:そして≪剣精の手≫!
烏羽岬:ヨシ!
鶴喰湊融:最後の6を回す!
GM:おごご
椋実翔利:凄ェ! さすが鶴喰ェァ!
百入結衣子:やれーっ
鶴喰湊融:1dx7+58
DoubleCross : (1R10+58[7]) → 2[2]+58 → 60

烏羽岬:これは達成値-15でなんとかなるような数字ではあるまい……!
鶴喰湊融:ちくしょーっ。
GM:きっちりと繰り上がった…石板やめとこ…。
百入結衣子:繰り上がり!
GM:じゃあリアクション!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+16した(侵蝕率:113->129)
塩川誠一:原初の緑:竜鱗。
錫谷亮:ドッジ。
錫谷亮:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[4,7,10,10]+10[9,10]+5[5] → 25

烏羽岬:あぶねえなこいつ!
鶴喰湊融:こわっ!!
錫谷亮:!? でも無理
百入結衣子:なにしてんの
甲斐美冬:ドッジ。甲斐ドッジ!
甲斐美冬:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[5,7,8,10]+8[8]+1 → 19

鶴喰湊融:君も回すね?!
甲斐美冬:甲斐チャンには難しかったか
GM:で、カバーリング
鶴喰湊融:ふー、何もなければダメージ!
塩川誠一:崩れずの群れで、今度は甲斐さんをカバーリング!
GM:支部長死んだらどうしよ…ダメージください
鶴喰湊融:7d10+21+12+2d10 装甲無視!
DoubleCross : (7D10+21+12+2D10) → 48[9,4,9,10,9,6,1]+21+12+20[10,10] → 101

鶴喰湊融:すごい出目でた
椋実翔利:ヒェ……
百入結衣子:ひゅう!
GM:し、し支部長!?
GM:いや死んでない
GM:死んでない…よかった…ダメージは
GM:えー、まず支部長が93ダメージ。
鶴喰湊融:装甲無視です
鶴喰湊融:クリスタライズなので…
GM:あっ
GM:ひどい…
GM:101ダメージです。ヤバイ
烏羽岬:うわすっご!
鶴喰湊融:コイツで100超えるんだな…ダイスって偉大ね
GM:装甲無視を忘れて竜鱗してしまった…202…202ダメージ!?
鶴喰湊融:まあ軽減が無いならそうなりますね…
GM:ダメだ、塩川は戦闘不能になる。5人の戦闘不能の条件のうち、一つを満たしました。
鶴喰湊融:よし。
鶴喰湊融:では演出を。
GM:どうぞ~
鶴喰湊融:ペンダントの鎖と、トップが絡まり合い。一本の大太刀を手に修める。
鶴喰湊融:「――正直な話。先も言いましたが」
鶴喰湊融:「わたしは、非常に頭に来ています。びっくりするくらいです」
鶴喰湊融:「ひとつ。百入さんを追いかけ回していたこと。まあ仕事であるのは理解しますが」
鶴喰湊融:「ふたつ。毎回毎回邪魔して来るせいで、情報屋とかのレートが跳ね上がって経理的に最悪なことです」
鶴喰湊融:「まあ、これも許します。敵ですし」
鶴喰湊融:「――ですが」
鶴喰湊融:「三つ。わたしたちを、あの」ゆらりと、刃を掲げる。それが、死出の白と黒を。赤く赤く染めていき。
鶴喰湊融:「《スヴェルト》の。そのメンバーだと?酷い侮辱だ」
鶴喰湊融:「天が落っこちてきたって、ここまでの侮辱は中々ないぞ」
鶴喰湊融:「咲け。“薄墨”。お前がわたしを主と認めていなかろうが何だろうが」
鶴喰湊融:「お前は、今。わたしの手の中にある……!」
雲居春音:「……あの剣」 “騒雁”が震える。 「先生! それ、やばいかもっ……!」
鶴喰湊融:ぶわりと。
鶴喰湊融:花びらが舞う。
鶴喰湊融:それは、至近の其れを傷つけず、後方の三名のもとへと舞い降りて――
鶴喰湊融:「“八重紅大島”」
塩川誠一:「が」
鶴喰湊融:ざしゅりと。赤色の華を咲かせた。
塩川誠一:「……ぐっ!」 鱗が役に立たない。崩れ落ちる。
百入結衣子:「まあ、湊融的にはそうだよね……“スヴェルト”、お兄さんの仇のセルだもんね」近くの2人に聞こえるように。
塩川誠一:「無理か……! 強すぎるぜ、あの剣」
百入結衣子:「――それと一緒にされたら、怒りたくもなる」
雲居春音:「え、なに!? ど、どーゆーこと!?」
鶴喰湊融:「ふー。はしたないところを、申し訳ありません」ぺこり。
鶴喰湊融:「続きと参りましょうか」
生成 亜綺羅:「……どういうことでも」 背後を一瞥する。
生成 亜綺羅:「手は抜けないわ」
椋実翔利:「はー絶景かな絶景かな。そういえばこのメンツで花見ってのはしてなかったな……」 ポケットに手を突っ込み、始終を上から見届けた
GM:ようやくイニシアチブが終了
GM:手番は生成チャン。
烏羽岬:やっと通常手番w
烏羽岬:まともじゃない
GM:百入さんを狙わざるを得ないンだよね!
生成 亜綺羅:マイナーでコンボ:ホドのシジル。 陽炎の衣のみ。
生成 亜綺羅:コンボ:ケセドの飢渇。コンセントレイト+見えざる死神+原初の赤:崩壊の一点(&デスストーカー)。
生成 亜綺羅:対象は百入さん。
生成 亜綺羅:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,5,7,9,9,9,10]+10[1,4,5,6,7]+10[7]+3[3]+8 → 41

GM:今度は行った!
烏羽岬:ドッジで23以上出せ百入!
百入結衣子:5dx>=41 ドッジ
DoubleCross : (5R10[10]>=41) → 7[1,2,4,6,7] → 7 → 失敗

百入結衣子:駄目!ダメージを!
GM:OK!
生成 亜綺羅:5d10+50
DoubleCross : (5D10+50) → 25[9,6,1,7,2]+50 → 75

GM:諸々有効。
烏羽岬:なんというダメージ
生成 亜綺羅:“ヨハネ18:11”標準式裁決器(ストライクチップ)を用いた射撃で死神とデスストーカーを使っている。
生成 亜綺羅:あとリンクスコール徽章(イレーストレース)も入っていました。ダメージが通れば防具が破壊されます。
百入結衣子:耐えられるわけもなし!“無支祁”に懐旧/猜疑心で取得して昇華復活。
百入結衣子:“最高次の複雑性”試製御渡用戦闘衣(完全熱工学迷彩服)は破壊されました。
GM:ではちょっと演出。
生成 亜綺羅:「……これは」 生成の姿が消えた。瞬間に、百入は気づく。
生成 亜綺羅:「“オベリスク・ゴースト”の能力を転用して……作られた……」 百入さんの服の内側に、影のかぎづめが入り込んでいる。そのままパーカーを引き裂く。
百入結衣子:「……!?」
生成 亜綺羅:「対特殊兵装用兵装。結衣子でも知らなかったでしょう。これがいまのUGN……!」
百入結衣子:「……知りたくもなかったな」呟く。
GM:攻撃終了を告げるように、百入の血が飛ぶ。生成もまた、空間移動で寸断された血痕を残す。
百入結衣子:「死してなお、終わらないって?冗談じゃない」苦痛に顔を歪めながら。
百入結衣子:「死んだら終わりでしょう。全部。だから、そうならないように、あたしたちが」
百入結衣子:「……いや。聞いてはもらえないか」
生成 亜綺羅:「……結衣子がUGNと戦うって決めたなら、理由があるのはわかってる。でも……」
生成 亜綺羅:「……私には、できない。結衣子みたいに強くない……UGNが恐ろしい……!」
百入結衣子:「違う。あたしは、守りたいものを守ってる。それだけ」
百入結衣子:「これまでも……今も。何も、変わらない」
GM:手番は次へ。
GM:椋実さんだ……手加減して……
椋実翔利:よし、動きます。ここまで攻めたら攻め抜きましょう……
椋実翔利:《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》+《因果歪曲》+《パラドックス》 さっきと同じ組み合わせだ
GM:こいっ
GM:あ、パラドックス
GM:待っただ
椋実翔利:お?
烏羽岬:突然田舎者っぽくなった
GM:このままじゃ抱え落ちだ……やるしかねえ!
錫谷亮:コンボ:セベトゥの統制。《時の棺》します。
烏羽岬:おぼぼぼぼ
椋実翔利:ヒハハーッ! 命乞いでもするつもりかギャア~~ッ!?
GM:全滅するわ!
百入結衣子:うっわ
鶴喰湊融:やめてほしい
椋実翔利:鶴喰! かわいらしくおねだりでヤツの棺を遅らせろ!
錫谷亮:黒い本を開き、羽ばたく鳥を密集させる。
椋実翔利:「行くぜ二発目……!」 先程と同様。激烈な連射を、跳躍砲口にて上空から降り注がせる
錫谷亮:「ここしかない……止めたぞ、マスター・ヴォルト!」
錫谷亮:砲撃を膨大な群れが受け止めていく。
椋実翔利:(あの《無支祁》とかいうクソさえブチ殺せば状況は変わるかもしれん……可能なら話をしたいが)
椋実翔利:(あるいは仲間意識ってものがあるんならそれでも……ッ!?)
GM:超密度の肉の壁に等しい。破裂する鳥が、ほかの鳥の衝撃を緩和して連鎖する。
椋実翔利:……激烈な連射、と言うには言えるが、実際それは、一息で160連射。なるほど尋常でない数にはなるが……限りはある。
椋実翔利:「オイオイオイオイ、そんな手段で防ぐのかよ……!」
錫谷亮:「……これほどか。今の手は……」 青ざめた顔で本を握りしめる
錫谷亮:「二度とできない。早く決着を……!」
椋実翔利:「UGN内の動物愛護団体とバードウォッチング愛好会にチクッてやろうか?」
甲斐美冬:「ユニークな発言をする敵ですね」
椋実翔利:笑いながら声をかけ、背筋を落ちる汗を誤魔化す。ここで殺しきれなかった『そいつ』は、もうこちらに弓を向けている……!
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+13した (侵蝕率:120->133)
甲斐美冬:「今度はこっちが時間を稼がれてます? ――狙撃します」
GM:手番は甲斐美冬。
甲斐美冬:オートでコンボ:白毫相。オリジナルツール:《射撃》。達成値+12。
甲斐美冬:機械仕掛けの小手が生成され、甲斐の両手を覆う
甲斐美冬:メジャーでコンボ:牛眼睫相。
甲斐美冬:コンセ+ペネトレイト+小さな塵+スピットファイア+パーフェクトコントロール。対象は椋実あsん。
甲斐美冬:椋実さん!
椋実翔利:来いよ!
甲斐美冬:本来はコンボ:方丈相で範囲攻撃するつもりが、単独エンゲージなのでこうだ。いきます。
甲斐美冬:11dx7+45
DoubleCross : (11R10+45[7]) → 10[1,4,4,5,6,6,7,7,7,10,10]+10[3,4,6,7,10]+10[4,8]+10[10]+5[5]+45 → 90

椋実翔利:ヒッッ
椋実翔利:暴走リア不!
GM:絶対外さないぞという強い意志でダメージ出します。
烏羽岬:やべー
GM:11d10+40 装甲無視
DoubleCross : (11D10+40) → 57[3,4,2,7,10,2,8,4,7,9,1]+40 → 97

椋実翔利:こっちはロイスを大事に使う派なのでね! 戦闘不能です
椋実翔利:逆ナンのUGN/"ザンザーラ"/興味/○脅威 これをタイタスにして復活
甲斐美冬:「行きました」 小手に包まれた手が弓を引く――その実際の動作はまるで見えなかった。
甲斐美冬:体が傾き、腕が動いた。そう思った瞬間には、赤い残光を残して矢が抉っている。一度に十は射っただろう。そのすべてが――
甲斐美冬:椋実翔利に着弾している。
椋実翔利:「 」 息をにわかに飲んだ瞬間、熱線が収束した。直撃だ、全てが命中している
甲斐美冬:「まだ動きますか? ……把握しました。これは大物ですね」
椋実翔利:……だが、倒れてはいない。もうもうと立ち込める黒煙、あるいは破壊されたビルの断熱材の舞い散る中、なお立っている。
椋実翔利:「……ああ。受けてやったんだよ。当然だろ」
椋実翔利:「なんせ撃つためにここにいる! 誰が動いてやるか! ……さあ、オレとテメエのどっちが先に止まるか、試してみるか!!」
甲斐美冬:「ですね。そうこなくては」 少し笑ったように見えた。
椋実翔利:「それはそれとしてオレは《マスターヴォルト》じゃないからな!!!」
甲斐美冬:「……戦いらしくなってきました」
GM:手番は次へ。
GM:百入さんだ
百入結衣子:マイナーで『監視者キムラヌート』。これは今決めたコンボであり
百入結衣子:《陽炎の衣》です。隠密状態に。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3した(侵蝕率:126->129)
GM:OK!
百入結衣子:メジャーで『エーイーリーの六分儀』。
百入結衣子:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》《レーザファン》。後衛エンゲージを攻撃。
百入結衣子:倒れているものにはとどめを刺す宣言を。
GM:OK!
GM:手出しのできぬ隠密者…判定をどうぞ!
百入結衣子:13dx@7+5
DoubleCross : (13R10+5[7]) → 10[1,1,2,3,6,6,6,6,7,7,8,10,10]+10[5,7,7,9,10]+10[6,6,8,10]+10[6,9]+6[6]+5 → 51

百入結衣子:よしよし
GM:うおお!燃えろ二人とも!
甲斐美冬:ドッジ。
甲斐美冬:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,3,4,10]+6[6]+1 → 17

甲斐美冬:無理!
錫谷亮:ドッジ。
錫谷亮:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,5,7,10]+8[8] → 18

錫谷亮:無理!
錫谷亮:領域の盾で、甲斐さんに塩川さんをカバーリングさせる。自分は素で受ける。
GM:ダメージを!
百入結衣子:6d10+42+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (6D10+42+3D10+5) → 35[6,6,7,2,8,6]+42+11[5,3,3]+5 → 93

GM:甲斐さんは戦闘不能!
GM:いま計算してましたが、錫谷は斥力障壁にワンチャンをかける。
錫谷亮:93-1d10-18-8
DoubleCross : (93-1D10-18-8) → 93-4[4]-18-8 → 63

椋実翔利:犬チャン……
錫谷亮:だめ……!
錫谷亮:せ、戦闘不能か…
GM:後衛が全滅しました
   烏羽[6]、鶴喰[7]、百入[10]―(10m)―椋実[12]
     雲居[9]、生成[57]
百入結衣子:身を晒したまま、指先から無数の光条を引く。
百入結衣子:敵にも味方も、露わに晒すように。
百入結衣子:夥しい数の細線は、一団へと殺到、着弾。
百入結衣子:その狙いの先は、露骨なほどに明白に。
錫谷亮:「まずい。“クロイドン・キャット・キラー”……!」
百入結衣子:その場に崩折れる男を指向している。
甲斐美冬:「カバーします。支部長」
錫谷亮:「わかっている!」 黒いページが宙を舞い、甲斐を押し飛ばし、それを防ごうとする。
百入結衣子:「うん。そこで密集してね」ページに当てて反射軌道を作り、動きを止めて。
百入結衣子:着弾した相手を停止させる。分子運動を停止し、熱を奪い去り、動きを奪い去り。
百入結衣子:何の変哲もない、量産品のショットガンを取り出し、ありったけ叩き込んだ。
錫谷亮:「防御を」 黒いページで壁を作ろうとする。だが、密度が足りない。
錫谷亮:「……」 そして動けない。
百入結衣子:銃弾の熱と衝撃。破壊とともに、対象の時間を再び動かす。
甲斐美冬:「……継戦不能……です」
百入結衣子:「……あたし、別に」その指先は凍りつき始めている。
百入結衣子:「これがないと、撃てないわけじゃないよ」冷却能力のフィードバック。特殊装備はそれを防ぐためのものだ。
錫谷亮:「《リンクスコール》……!」 
錫谷亮:「ここで……取り逃がすわけには……!」
百入結衣子:「殺してない。今あなたが庇った人について、話がある」
百入結衣子:「あるいは“アビー・ラバー”……後で話す準備があるから」
錫谷亮:「……ブラフの多い敵だ。構うな、“カレイドソーン”!」
百入結衣子:「邪魔しないで。するなら殺害を優先してもいい」
錫谷亮:「やれ!」
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+7した(侵蝕率:129->136)
椋実翔利:「あ? 今の攻撃……まあ百入か。オレが防御を引きつけてやった甲斐があった気がするぜ!」
椋実翔利:「撃ち合いがナシになったのは、悪いな。でもお前らとやり合うのがゴールじゃないんだ」上から目線でものを言っている
甲斐美冬:「……軽口、止まりませんね」
雲居春音:「……りょ、了解っ! もうワケわかんない、けど!」
GM:雲居春音の手番。
雲居春音:マイナーなし。
雲居春音:コンボ:いばらヒメ。いつものやつ。
烏羽岬:すっかりおなじみになったいばらヒメ
雲居春音:コンセ(ノイマン)+コントロールソート+血の宴+鮮血の一撃+ブラッドバーン+フェイタルヒット。対象は同じエンゲージの3人。烏羽・鶴喰・百入。
GM:妨害ありますか!
椋実翔利:《時の棺》。その判定を失敗させます。
GM:そうはいかぬ。
椋実翔利:な、なんだと
雲居春音:コンボ:くくりヒメ。嫌悪アージの《マリシャスブラッド》。
烏羽岬:ひええ
椋実翔利:アージエフェクト!
雲居春音:というわけで攻撃します。椋実さんは浸食率を上げてね!
百入結衣子:《ミスディレクション》。
GM:OK!対象は烏羽くんを選びます。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+10した (侵蝕率:133->143)
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+5した (侵蝕率:136->141)
雲居春音:14dx7+6
DoubleCross : (14R10+6[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,6,7,7,7,8,8,9]+10[1,2,4,4,7,9]+10[1,7]+10[7]+10[8]+2[2]+6 → 58

GM:勝利の女神もここで乗せずにいつ乗せる、いま載せます。
GM:達成値は76に。
GM:リアクションどうぞ!
烏羽岬:う、ううーん
烏羽岬:居合いを使うとドッジ固定値が36か。勝利の女神で+18しても54。
烏羽岬:まあ届くまい……
烏羽岬:ということで、いつものように省エネドッジします。《切り払い》。
烏羽岬:5dx+24=>58
DoubleCross : (5R10+24[10]>=58) → 8[3,3,3,8,8]+24 → 32 → 失敗

烏羽岬:まあそうですよね!ダメ!
GM:OK…
GM:ではダメージ!
GM:12d10+22 諸々有効
DoubleCross : (12D10+22) → 73[2,5,9,9,7,10,2,3,10,7,8,1]+22 → 95

烏羽岬:絶対死ぬw
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+1した(侵蝕率:121->122)
烏羽岬:絶対死ぬので、ロイスを切って復活します。えーと
烏羽岬:椋実さんのロイスを切るかな。兄が頑張っているんだからこちらも頑張らねばなるまい。
椋実翔利:長男なので頑張っている! 長男を見習え!
椋実翔利:「その技は……何度と見たんだよな!」
椋実翔利:……開戦の初撃の折、砲撃を数発、亜空間に『保存』していた。それらは今に至ってもその威力を失うことはなく。
椋実翔利:脅威となると分かっていた、彼女の剣。その踏み込みに合わせて、死角にゲートを開き、放出する!
雲居春音:「……こっちこそッ」 足元に、血が一筋流れている。 あふれ出し、立ち上がり、壁となる。
雲居春音:「そう来るって思った! ……だから、えーと……もういいや!」 古太刀を全力で振りかぶる。
椋実翔利:「……うおっ!? マジかよ! マズい皆……!」
百入結衣子:壁に一発、レーザ光をねじ開ける。砲弾自体は通らぬものの、
百入結衣子:爆風だけ差し込ませる。移動方向を大きく制限。
雲居春音:「うぐ」 体勢が崩れる。大きな茨を出せない。狙いは一方向……それならば、
烏羽岬:「いや、いい椋実。気にするな――――」
百入結衣子:「ごめん!こっちも浅い!岬!」
烏羽岬:「これは受けておきたい」
雲居春音:「烏羽のッ」 振るう刃が血によって禍々しく武装する。何本もの鉤爪が生える。
雲居春音:「バカッ!」 叩き込む。衝撃の瞬間にも刃が生える。
烏羽岬:切り刻まれます。斬撃の勢いでそのまま後ろへ跳び、再生する。
烏羽岬:「……ふむ。これなら問題なさそうだ」 じくじくと傷口を確認する。
烏羽岬:「雲居だけでなく、うちの鶴喰にも関わることだ。暴走した刀の威力がどれほどのものか、今のうちに見極めておきたかったが……」
烏羽岬:「問題なく止められる」
雲居春音:「っ……、ごほっ」 よろめいて咳き込む。 「なんで、まだ立ってくんの……!」
烏羽岬:「《ヴリトラ》だからだ」
烏羽岬:「共に立つ家族がいる以上、僕は決して倒れない」
雲居春音:「……なにそれ……! 家族って、そんなの……そんなの……」
GM:手番はそのまま鶴喰さんへ移ります。
鶴喰湊融:はい。
鶴喰湊融:では前回に続きましてマイナーなし、メジャーで
鶴喰湊融:コンボ:八重紅大島≪コンセントレイト:モルフェウス≫≪カスタマイズ≫≪クリスタライズ≫≪ジャイアントグロウス≫にて同エンの雲居ちゃん生成ちゃんへ。
GM:あ、雲居さんは7点のバックファイアを受けてます。それだけ!
鶴喰湊融:了解!では判定!
GM:OK!
鶴喰湊融:16dx7+8
DoubleCross : (16R10+8[7]) → 10[2,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,7,7,8,9,9]+5[2,3,3,5,5]+8 → 23

烏羽岬:ム!
GM:どうしますかい!
鶴喰湊融:げげ。≪剣精の手≫!
烏羽岬:あっそれがあったか!
鶴喰湊融:最後の5を振り直し!
鶴喰湊融:1dx7+28
DoubleCross : (1R10+28[7]) → 3[3]+28 → 31

鶴喰湊融:ま、まあなんとか繰り上がった…。
烏羽岬:というかもう石板マンが居ない以上、23でも避けられる心配はしなくていいんだな・・w
GM:勝利の女神ありますか?
烏羽岬:1分待ってください!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+14した(侵蝕率:129->143)
烏羽岬:よし!《勝利の女神》します。
烏羽岬:達成値を+18して49に。
鶴喰湊融:ありがとう!
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+4した(侵蝕率:122->126)
GM:OK!
GM:ではリアクション!
雲居春音:雲居ドッジ。
雲居春音:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,7,9] → 9

雲居春音:無理すぎる。
鶴喰湊融:ふいー、よかった。あ、生成さんはどうでしょう
生成 亜綺羅:ガードでコンボ:聖体機密、ネツァク。グラビティガード+魔人の盾。
鶴喰湊融:やめてほしい。
GM:ダメージをください!
烏羽岬:魔人の盾!?
鶴喰湊融:ではダメージ!
鶴喰湊融:5d10+21+12+2d10 ジャイグロはラスト!装甲無視!
DoubleCross : (5D10+21+12+2D10) → 19[6,2,8,1,2]+21+12+16[9,7] → 68

鶴喰湊融:む、むう…
鶴喰湊融:68点装甲無視です!
生成 亜綺羅:68-4d10-12-40
DoubleCross : (68-4D10-12-40) → 68-23[5,9,1,8]-12-40 → -7

百入結衣子:ヒエッ
鶴喰湊融:なあにそれえ…
椋実翔利:鬼
GM:生成は完全にガードし、
GM:雲居は68ダメージを受けました
烏羽岬:ダイス勝負は互角だけど、魔人の盾のカット率がやっぱりヤバいな・・w
鶴喰湊融:では演出!
GM:演出どうぞ!
鶴喰湊融:「あまり、個人間の事情には手を出すつもりはありませんけれど」
鶴喰湊融:「そんなに言いたいことがあるなら、きちんと話し合う場を設けてもいいと思います――」
鶴喰湊融:「なので。一回ちょっと、話を聞いてもらうためにも」ゆらりと、大太刀が背に隠れ。
鶴喰湊融:「一回、眠って下さいね…!」花弁の旋風と共に、横一文字の刃が走る。
生成 亜綺羅:「……例の太刀。来るよ、“カレイドソーン”……いや」
生成 亜綺羅:「遅いか……」 空間を歪め、壁にして防ぐ。
雲居春音:「っつ……!」 避けきれない。かなり深く斬り裂かれる。
鶴喰湊融:歪んだ空間を断ち斬れない。そのまま刃が流れるのを、強引に能力で制動――
烏羽岬:「気にするな。そのまま行け、鶴喰」
鶴喰湊融:「……いいの?」
烏羽岬:「挟み撃ちにすればいい」 湊融の逆に回り込み、雲居さんにナイフを投擲している。
鶴喰湊融:「了、解!」制動の動きのまま、切り裂いた。
雲居春音:「この剣……!」 切り裂かれながら、空中で姿勢を制御。壁を蹴って復帰する。
雲居春音:「……“剣鬼”のやつと違う。違うけど……なんでこんなに似てるの?」
鶴喰湊融:ぴくりと顔が一瞬動いた。「同郷のものだからですよ、雲居春音」
雲居春音:「同郷って……!」
鶴喰湊融:「わたしのものは、どこかおかしいようですが。貴方のものと、アレの剣は同一の遺跡から出土したものだ」
雲居春音:「何なの? どういうこと? あなたたち何? 誰?」
GM:ということで、手番は烏羽くんへ。
烏羽岬:「ふむ……雲居。それから《モーターウェイ・フォックス》」
烏羽岬:「大勢は決しただろう。武器を収めて、僕らの話を聞く気はないか?」
烏羽岬:「FHからUGNへ。馬鹿げた提案だと思われるかもしれないが、色々と話したい事がある」
生成 亜綺羅:「時間稼ぎなら、付き合うけど……」
烏羽岬:武器は持っていない。素手のままの両手を掲げ、ひらひらさせる。
生成 亜綺羅:「……つまり、そういうこと。私は、やっぱり自分の組織が恐ろしい」 増援の可能性があることを示唆している。
烏羽岬:「そうか。なら、仕方があるまい」 行動します。
烏羽岬:エンゲージがふさがってるのでマイナーはなし。《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《居合い》。
烏羽岬:落とせるか……? 生成さんを殴ります。
GM:どうぞ!
烏羽岬:5dx+12+12+12-5
DoubleCross : (5R10+12+12+12-5[10]) → 6[2,3,4,4,6]+31 → 37

烏羽岬:バディムーヴが欲しい出目
生成 亜綺羅:神品機密、イェソド。グラビティガード。
GM:ダメージをどうぞ。
烏羽岬:水晶の剣が8なので、
烏羽岬:4d10+16+7+7+7+7 こうかな。使用武器は水晶キーンナイフII+1と、キーンナイフIIを4個。装甲を-25。
DoubleCross : (4D10+16+7+7+7+7) → 20[9,5,1,5]+16+7+7+7+7 → 64

GM:守り抜く力…!がんばれ生成!
烏羽岬:出目は平均値だが……!
生成 亜綺羅:64-4d10-12
DoubleCross : (64-4D10-12) → 64-15[10,3,1,1]-12 → 37

烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+8した(侵蝕率:126->134)
GM:ウゲーッ低め!でも死には至らない。
烏羽岬:さすがに硬いな……!
GM:なんとか生き残ってる。
GM:そして反撃もする。
烏羽岬:!?
生成 亜綺羅:コンボ:マルクトの矮星。
生成 亜綺羅:みんな大好き《鏡の盾》で37点ダメージです。
烏羽岬:ひえー死ぬ
烏羽岬:仕方がない。ここはリーダーのロイスを切りましょう。
烏羽岬:両手をひらひらさせる。武器は持っていない。
烏羽岬:「消える相手が厄介なら、消えていない時を狙えばいい……つまり」
烏羽岬:「もう終わっている。そろそろ効いてきたか?」 生成さんの首元に数本の針。
烏羽岬:椋実が大暴れした時、土煙に紛れて吹き矢を使った。
生成 亜綺羅:「……確かにね」 顔をしかめ、針を引き抜く。
烏羽岬:丹村に使ったものとはまた違うもの。筋弛緩毒を塗った毒針。
生成 亜綺羅:「そういう手。立派に暗殺者ね……!」 壁に手をつく。呼吸が荒い。
生成 亜綺羅:「でも、こっちも……」 何かをたぐるような仕草。
GM:烏羽の周囲の空間が緊縮する。糸状にほつれた“空間”そのものが、烏羽の体を引き裂く。
烏羽岬:「!」
烏羽岬:一瞬遅れて飛び退く。外套の半分と右腕を盛大に切り裂かれた。
生成 亜綺羅:「……お互い、仕掛け細工が得意みたいね」 笑みとも言えない笑みを浮かべた。
烏羽岬:「気が合うかもしれないな。もしUGNで行き場をなくしたら、《ヴリトラ》に来るといい」 かすかに笑いを返す。
GM:ラウンド2.
GM:セットアップから!
GM:何かある人はどうぞ。
GM:こちらはもうナシです。
烏羽岬:うーん、あと二人か。うーん
烏羽岬:限界突破女神は腐るかもしれないな。
百入結衣子:《先陣の火》。行動値を+10。
鶴喰湊融:わたしは無し!
椋実翔利:もはやなにもない
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:141->143)
烏羽岬:よし、なしにします。シナリオ2回だし。
GM:OK
GM:初手は百入さんです。
百入結衣子:マイナーで『監視者キムラヌート』――《陽炎の衣》。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+3した(侵蝕率:143->146)
百入結衣子:メジャー『アディシェスの栄誉』。《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》。
GM:来るか……ターゲットは誰だ…!
百入結衣子:生成亜綺羅を攻撃します。
GM:OK!判定をどうぞ
百入結衣子:14dx@7+5
DoubleCross : (14R10+5[7]) → 10[1,3,4,5,5,5,5,6,6,8,8,8,9,10]+10[2,2,4,6,10]+3[3]+5 → 28

百入結衣子:むーん
生成 亜綺羅:セットアップでコンボ:ティファレトの飾り窓を使用しています…宣言が遅れました!
生成 亜綺羅:虚無の城壁でガード値を+12。
GM:これはあるぞ…!
GM:うおお!雲居チャン!力を!
生成 亜綺羅:ドッジ!
生成 亜綺羅:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,2,4,10]+4[4]+1 → 15

生成 亜綺羅:!!!!
烏羽岬:あるぞってドッジの方……!?
烏羽岬:うわっ
雲居春音:勝利の女神を使用。
雲居春音:達成値を+18.
椋実翔利:こっ、この野郎
生成 亜綺羅:達成値33で回避しました。
GM:残念ですがこれは回避です…
鶴喰湊融:ではここで、百入さんのロイスをSロイスにしたいのですが、いいでしょうか!
GM:いいですよ!
鶴喰湊融:同僚兼姉 百入結衣子 〇好意/心配→Sロイス 百入結衣子 〇好意/庇護 で、昇華!異世界の因子の回数を回復し。
鶴喰湊融:雲居ちゃんの、≪マリシャスブラッド≫をコピーして、勝利の女神を打消し!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+5した(侵蝕率:143->148)
GM:OK!ではこのまま当たると生成さんが吹き飛ぶので、
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6した(侵蝕率:148->154)
GM:雲居さんが行動放棄カバーリングします。
GM:ダメージをください!
百入結衣子:3d10+42+3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (3D10+42+3D10+5) → 14[4,8,2]+42+28[9,9,10]+5 → 89

GM:では雲居さんが戦闘不能……の、前に
雲居春音:コンボ:咽び嗤う寒緋
雲居春音:《ラストアクション》+《刹那の勝機》
烏羽岬:まだ立つ!
GM:ラストアクションを止めることもできる。どうしますかっ
鶴喰湊融:て、これ刹那がHP0にするやつか!!
GM:刹那の勝機などなかった!普通にラストアクションです
鶴喰湊融:lvアップでもう一回使える、≪マリシャスブラッド≫!それは打消しだ!
鶴喰湊融:鶴喰湊融の侵蝕率を+6した(侵蝕率:154->160)
鶴喰湊融:フフ、エフェクトlvが上がってしまった……
鶴喰湊融:水晶の剣の対象者は更に+2してね。合計+10だ。
GM:爆上げ…
GM:OK!では処理が終了し、雲居さんは戦闘不能になった。
GM:演出どうぞ!
百入結衣子:「……」無言で指を掲げる。
百入結衣子:凍りつき始めた指が狙うその先は、生成亜綺羅。
生成 亜綺羅:「……速さでの勝負に」 すでに空間をゆがめている。
生成 亜綺羅:「付き合うつもりはないわ」 その姿は空間を折りたたんだ虚像に近い。
百入結衣子:もう片手は自分の心臓へ。熱で増速し、一気に決着をつける構え。
生成 亜綺羅:すでに回避を始めている。
百入結衣子:「決めた瞬間の速さなら亜綺羅のほうが上でしょうけど」
雲居春音:「生成先輩! フォローしますっ」 勝利の女神。血液で作った盾が地面からせり出す。
百入結衣子:「あたしはやりたいときに速くやる」その燐光は盾に吸い込まれた。
鶴喰湊融:「させ、ません!」大太刀。白と黒の刃が、その盾を割る。
雲居春音:「……同じ、系統の剣……それなら!」 飛び出す。百入と生成を遮るように。
鶴喰湊融:「無茶をする……!」流石に射線からどかすのには間に合わない。
百入結衣子:全く同じ軌道で2発目。雲居春音へ叩き込む。
雲居春音:「……っ」 射撃を遮る。体で止める。
百入結衣子:本体の動きを止め、ショットガンを抜き撃ち。
百入結衣子:その機動は、始めて邂逅したときと全く同じように。
生成 亜綺羅:「雲居!」
百入結衣子:「春音ちゃん、ごめんね。少し、止まってて」
雲居春音:「……く、ぐ」 体は倒れようとする。だが、太刀を握った両手が動く。
百入結衣子:「すぐ終わるから……え?」
百入結衣子:「動きは、確実に……!」
雲居春音:「ごほっ」 咳き込むと血が吐き出される。刃から血が逆流していた。
鶴喰湊融:その手――いや。太刀が動いた時に、既に駆け出している。
鶴喰湊融:「手放しなさい!呑まれますよ!」
雲居春音:「“騒雁”……!?」
雲居春音:「なにこれ」 目を丸くして自分の腕を見ている。それが自ら動く。
鶴喰湊融:「………ッ」もう一度。あの。“虚宿”のように。わたしは、剣に誰かを飲ませるのか?
鶴喰湊融:彼女の事は、よく知らない。でも。
鶴喰湊融:「させるか……!」いいひとであることは、あの海で知った。
鶴喰湊融:「“薄墨”ィ!!」刃を振るう。目標は、雲居春音の手にある太刀。
百入結衣子:「湊融……っ!」
雲居春音:「あ」
鶴喰湊融:赤く光る。血の色のように。
鶴喰湊融:それが、逆流する血の流れを断ち。“騒雁”を、巻き上げ、弾き飛ばす。
GM:――ぎきっ、と、異様な音が響いた。
GM:“薄墨”はきみの意思を完全な形で成立させた。
GM:刃は血の糸を引きながら雲居の手から離れた。
鶴喰湊融:「、は、ッ、」息が乱れる。異様なまでに心臓が早鐘を打ち、レネゲイドが騒めいている。
雲居春音:「ごほ」 空咳をして、その場に膝をつく。崩れ落ちる。
雲居春音:「……ごほっ。あ……あ、ありが、と……!」 震えながらつぶやく。戦闘不能。
鶴喰湊融:「は、は、はぁっ………、」荒い息と額から零れる冷や汗。
鶴喰湊融:「まに、合った…。」
百入結衣子:「……湊融。無理、しないで……」
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:146->150)
鶴喰湊融:「だい、じょうぶです。……ちょっと。休みたいですが……」
百入結衣子:「……うん。亜綺羅」
百入結衣子:「もう、あなたが苦しむ必要はない。やられたふりをして」
生成 亜綺羅:「……無理よ」
生成 亜綺羅:「見られているもの。きっと……いえ。間違いなく」
GM:生成の行動。
GM:もう前の手番と違って雲居さんをカバーリングさせられることもない。
生成 亜綺羅:マイナーでコンボ:ホドのシジル。陽炎の衣+斥力跳躍。
GM:下方向に10m移動。
烏羽岬:むっ、離脱した
生成 亜綺羅:メジャーでコンボ:コクマーの象限儀。
生成 亜綺羅:コンセントレイト+見えざる死神(&デスストーカー)+レーザーファン。
生成 亜綺羅:対象は鶴喰・百入・烏羽。
生成 亜綺羅:12dx7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[2,4,5,5,6,6,6,8,9,9,9,9]+10[3,4,4,5,10]+10[8]+3[3]+8 → 41

GM:ど、どうだ!
烏羽岬:とりあえず避けようっと。乱れ晴嵐。《切り払い》。
烏羽岬:6dx+24
DoubleCross : (6R10+24[10]) → 8[1,1,2,2,6,8]+24 → 32

鶴喰湊融:ドッジ。
烏羽岬:《勝利の女神》します。回避。
烏羽岬:烏羽岬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:134->139)
鶴喰湊融:12dx+1=>41
DoubleCross : (12R10+1[10]>=41) → 9[1,2,2,2,4,6,6,6,6,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

鶴喰湊融:まあそうね……あたります
GM:烏羽ァ…
GM:速いよ…
百入結衣子:6dx ドッジ
DoubleCross : (6R10[10]) → 7[1,3,4,4,5,7] → 7

烏羽岬:こっちで居合いを使って女神は取っておいてもよかったな……w でもギリギリだからちょうどいいか
百入結衣子:『帝国宝珠、バチカル』。《炎陣》で湊融をカバー。
百入結衣子:百入結衣子の侵蝕率を+2した (侵蝕率:150->152)
GM:OK。ダメージを出します。
生成 亜綺羅:5d10+50 諸々有効
DoubleCross : (5D10+50) → 34[8,9,8,6,3]+50 → 84

生成 亜綺羅:「これは、私の」 その姿が掻き消える。
烏羽岬:なんという固定値だ……
生成 亜綺羅:「決着のための――一撃」 不可視の射撃。鉄片の嵐が空間を抜けて殺到する。
百入結衣子:既に前に躍り出ている。攻撃を知覚出来ているわけではない。
百入結衣子:だが、攻撃のタイミングは、幾度となく合わせてきた。
鶴喰湊融:「――ッ」元から知覚不能な上、異様な疲労感…今まで使わなかった筋肉を強引に動かしたような違和感で、動けない。
生成 亜綺羅:いつ放ったものかわからない。戦う前からか。空間の“糸”で固定させていた鉄片と、それに伴う運動エネルギーが解放されている。
百入結衣子:いつ仕掛けるかは、分かる。それを身体で受け止めることも。
烏羽岬:「うむ。攻撃自体はまったく見えないが」
烏羽岬:「お前の呼吸ならさっき見た」
生成 亜綺羅:「……それでも読んでくる。さすがね、結衣子……それに、烏羽岬」
烏羽岬:わずかな攻撃の予備動作を盗み、事前に攻撃範囲外に出ている。
鶴喰湊融:「――百入さん!」
百入結衣子:「……じゃあ、これで」口の端から血を吐かない。既に凍りつき始めている。
生成 亜綺羅:「かわされて、止められた。驚くわ……本当に……」 ため息をつく。よろめく。
烏羽岬:「よせ鶴喰。これも百入流の、過去とのけじめだ」
百入結衣子:防寒装備無しでの攻撃のフィードバックは、全身を氷で蝕んでいる。
鶴喰湊融:「……分かってるけど!それでも……!」身体を受け止める。その冷たさと軽さに、泣きそうになる。
百入結衣子:「見られてても、証明になるよね、亜綺羅」
百入結衣子:「……十分でしょう」それきり倒れて。
百入結衣子:そのまま倒れて復活しません。
鶴喰湊融:そっと横たえる。刃を、なんとか構えなおす。
烏羽岬:「見ろ。戦いにおいて、これほど満足そうな百入の顔を見たことはあるか? 僕はない」
鶴喰湊融:「………こんなの」
生成 亜綺羅:「……そうね」 椋実を振り仰ぐ。
鶴喰湊融:「別の時で見たかった!」
生成 亜綺羅:「あなたがやってくれるの?」
烏羽岬:「百入が起きたら言ってやるといい。そのためにも残りを倒さないとな」
椋実翔利:真剣な表情だ。乱戦を抜けた瞬間から、すでにその砲口は生成を睨んでいる。
GM:手番は椋実さんへ
椋実翔利:《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《ブルータルウェポン》 因果歪曲がなくて済むから軽くて助かるぜ!
椋実翔利:対象は生成チャンだ
GM:こいーっ
百入結衣子:CR弾!
椋実翔利:おねいちゃん!
百入結衣子:あとNPCも使って!
百入結衣子:ダイス10個!
鶴喰湊融:アドバイスだ!そうだ恵那ちゃんと江永さんよ!
GM:気づかれたか…
GM:グラビティガードじゃどうしようもない予感が強い
椋実翔利:そうだそうだ、オレに合わせてもらうぞ舘原!
椋実翔利:というわけで、攻撃直前にCR弾を使い、◆《フラワルド》舘原恵那 もここで使用。
GM:OK!
椋実翔利:他はない、いくぞ!
GM:この判定がめっちゃヘボれば回避ワンチャン
椋実翔利:26dx7+8-3
DoubleCross : (26R10+8-3[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,9,10,10]+10[6,7,9,10]+10[2,7,7]+10[5,10]+4[4]+5 → 49

椋実翔利:ヘボったがめっちゃってほとでもない……!
生成 亜綺羅:神品機密、イェソド。グラビティガードだ!
GM:ダメージをどうぞ!
椋実翔利:5d10+32+2d10+10
DoubleCross : (5D10+32+2D10+10) → 26[2,2,9,10,3]+32+7[1,6]+10 → 75

椋実翔利:あ、CR弾で+3して78
GM:OK
椋実翔利:で江永も使います! +20!
GM:グラビティガードでは防ぎきれない数字になりましたが、一応振っておきます。
生成 亜綺羅:98-4d10-12
DoubleCross : (98-4D10-12) → 98-18[8,4,1,5]-12 → 68

GM:denai!
GM:生成も戦闘不能です。演出をどうぞ。
椋実翔利:「百入を止めた所で」
椋実翔利:「ソイツと一緒に戦うオレらあと四人。まだオマエの相手は残ってるぜ! そしてお前は『距離を取った』」
椋実翔利:「……どういうことか分かるだろ!」 その言葉は既に、生成には向けられていない
舘原恵那:『……見えてるし、聞こえてる』
舘原恵那:『余計なこと言わないで。それさえなければ』 ビルの上空から、何かが落ちてくる。それは間違いなく爆撃だ。
舘原恵那:『凄腕の傭兵って言えなくなくもないかもしれない可能性がゼロじゃない』 地面に落ちる前に爆発が始まる。
烏羽岬:「あれは……なるほど。そうか」
烏羽岬:「恵那だな。百入、少し移動するぞ」 倒れた百入を片腕で抱き上げ、物陰へ入る。
鶴喰湊融:「……助かりますね、本当」こちらも鳥羽くんに従い別の物陰へ。
江永瑞穂:「……援護! しますっ」 ビルとビルの隙間を、炎が帯状に走る。うねり、膨張し、生成の防御となる空間を熱で満たす。
椋実翔利:彼女の操る空間解釈能力は、これまでの戦闘でよく見てきた。コイツには『緩急』があると、直感で理解している。
椋実翔利:だから、先の攻撃から未だ時経たぬこの瞬間に、波状での攻撃を実現すれば、
烏羽岬:「しばらく物陰から出ないほうがいいな。ヴリトラの最大火力担当二名と、アードゥルの支援だ」
椋実翔利:「オマエ一人じゃ切り抜けられん!」
生成 亜綺羅:「……まったく、その通り」 空間による遮蔽防御をあきらめている。
烏羽岬:「巻き添えを喰えばオーヴァードでも危うい……敵にとっては災難だった」
椋実翔利:だから、その隙にねじ込む。上空のゲートは一斉に閉じ、生成の頭上へ小さなゲートを一つ。
生成 亜綺羅:「弱点は……これね。熱量……」 空間が熱を帯びており、触れた手が灼ける。
生成 亜綺羅:増してや全身を覆う形で防御することなどできない。
鶴喰湊融:「………本当、どんなオーヴァードだろうと…“無敵”なんて、ありえない」あれ程の手練れであってさえ、だ。
椋実翔利:破滅的な連射を亜空間にて一掴みに束ね、落とす。路地裏を、刹那眩く照らし出す。
椋実翔利:着弾の轟音は雷鳴にも似て、彼女を貫いて倒すには十分な一撃だった。
生成 亜綺羅:「……ああ」 砲撃の中で泣くように笑う。
生成 亜綺羅:「やっと」
生成 亜綺羅:戦闘不能。倒れます。
椋実翔利:椋実翔利の侵蝕率を+9した (侵蝕率:143->152)
GM:では、戦闘終了。

GM:先にバックトラックやっておきましょう! このシーンもうちょっと続くので!
鶴喰湊融:なっ…!了解です
GM:これやっておかないと続くシーンがうまくハマらない可能性があるので!
椋実翔利:こわーい
GM:今回のEロイスは、内容は言えませんが4つです。
鶴喰湊融:怖過ぎる
GM:振る人は振ってください!
百入結衣子:謎のEロイス……
鶴喰湊融:振ります!!!
百入結衣子:振る!
鶴喰湊融:160-4d10
DoubleCross : (160-4D10) → 160-16[5,4,5,2] → 144

烏羽岬:とりあえず振りましょう。
烏羽岬:139-4d10
DoubleCross : (139-4D10) → 139-28[8,7,4,9] → 111

百入結衣子:152-4d10
DoubleCross : (152-4D10) → 152-22[7,4,5,6] → 130

烏羽岬:よし。1倍振り。
椋実翔利:152-4d10
DoubleCross : (152-4D10) → 152-19[3,5,1,10] → 133

鶴喰湊融:つ、つら。二倍!!
烏羽岬:111-4d10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-14[1,1,2,10] → 97

百入結衣子:2倍!
鶴喰湊融:144-10d10 頼む……
DoubleCross : (144-10D10) → 144-55[4,8,5,5,5,7,1,10,7,3] → 89

椋実翔利:2倍だこんなん!
鶴喰湊融:よ、よかったー!!
鶴喰湊融:帰還です!3点!
椋実翔利:133-10d10
DoubleCross : (133-10D10) → 133-67[1,8,10,8,9,7,5,3,9,7] → 66

百入結衣子:130-8d10
DoubleCross : (130-8D10) → 130-51[7,5,10,1,8,5,5,10] → 79

GM:みんな快調か…
椋実翔利:ヒ――
GM:百入さんも戻った!よかった!
椋実翔利:よかった……
百入結衣子:ふー……
鶴喰湊融:怖過ぎる…
GM:今回の経験点は10+5+撃破Dロイス7+Eロイス4=26
GM:これに各自の経験点数を足して、おいくつですか?
鶴喰湊融:29点です!
椋実翔利:29!
百入結衣子:34点です。ヴリトラへのSロイスがある。
烏羽岬:Sロイスなし組が29点なので、+2点して31点です
■経験点
烏羽岬(クオンタムさん)31
鶴喰湊融(嗣子さん)29
椋実翔利(馴染さん)29
百入結衣子(DTさん)34
GM(ロケット商会)41
GM:テイク・ズィス!
鶴喰湊融:ありがとうございます!
百入結衣子:ムシャムシャ!
椋実翔利:ムシャムシャ……
GM:ではクライマックス戦闘の続き。きみたちには気になっていることがあるはずだ。
GM:塩川誠一は、うつぶせに倒れている。
椋実翔利:攻撃を終え、上空から彼へ近づく
烏羽岬:「お疲れ。いい一撃だった」
烏羽岬:椋実を出迎える。視線は塩川から外さない。
椋実翔利:「……他の連中にも当然話は通すとして」
GM:近づかれても動かない。
鶴喰湊融:「はい、本当にありがとうございました。………それで、こいつですけれど」刃は、肩にかけるようにして。何時でも動けるように。
椋実翔利:「誰よりコイツだよな。この乱戦の初っ端、壁になって倒れたきり……」
烏羽岬:塩川さんの近くにナイフを一本投げてみたいです。当たらないように、地面かなにかに当たるコースで。
椋実翔利:「狸寝入りだったら……いや、グチャグチャ考察しても仕方ないか」 ガシガシ頭を掻いて
GM:烏羽くんの投げたナイフには反応しない。
錫谷亮:「……なんのつもりだ」
鶴喰湊融:「………動くタイミングはあった。それに、今もトドメはさせていません」いつでも斬りかかれるように。
錫谷亮:「とどめを刺すのか」
烏羽岬:「ふむ。狸寝入りではないな……僕が本気なら今ので間違いなく死んでいる」
椋実翔利:「おっ、おはよう。しかし話は後だ。誰より先にコイツだよ」
百入結衣子:「……状況によってはね」その場でかがみ込んだまま、応える。
錫谷亮:「……“無支祁”が、どうしたというんだ」
鶴喰湊融:「遺産適合者。傭兵。そうでありながら。……全くと言っていいほど、戦闘データさえない」
椋実翔利:「生かしておくのも怖いが、やっぱ拘束しよう。頼めるか?」
百入結衣子:「あたしたちがそうするのか、あなた達自身がそうするのかは、別だけど」自分に手を当て、レーザで温める。
錫谷亮:「話が見えない。なにを言いたい?」
百入結衣子:「……イリーガルが過去の戦闘経歴を一切抹消している」
烏羽岬:「ジャームの可能性がある、ということだ」
百入結衣子:「あなたがそうするよう指示なり処置した?」
錫谷亮:「馬鹿げている」
烏羽岬:「あるいはそれに類する存在。なんにせよ放置はできない」 懐から鉤縄を取り出します。本来なら潜入用に使うもの。
鶴喰湊融:「そもそもの、遺産の移植手術の痕跡も…平常時の侵蝕率データも改ざんされている」
錫谷亮:「そんな大規模なデータの改竄を?」
烏羽岬:塩川さんに近づいて拘束します。一番消耗が軽いので、攻撃されても自分ならば避けられるという判断。
錫谷亮:「誰かが気づくはずだ……そんなことは……」
GM:では、烏羽くんは気づく。
GM:塩川誠一は死んでいる。
GM:干からびて、一滴の血も残っていない。乾燥した死体だ。
鶴喰湊融:「気付いたものは、排除されてきました――≪スヴェルト≫セルに」
烏羽岬:「UGNが……少なくとも、《ギギリオン》が指示を出したわけではないわけだ。ふむ」
烏羽岬:「ふむ」
椋実翔利:「ともかくその辺、これから白黒させようぜ、ってことだ。そいつから色々話を聞いてな」
烏羽岬:もう一度唸る。
鶴喰湊融:「…鳥羽くん?」
錫谷亮:「“アビー・ラバー”とは……」
烏羽岬:「話を聞くのはいいが……この中に降霊術士か蘇生の専門家はいるか?」
鶴喰湊融:「生憎と、レネゲイドビーイングの知り合いはいませんね」
椋実翔利:「あん?」
烏羽岬:鉤縄についたフックを器用に使って、自分では手を触れずに塩川さんの死体を裏返します。仰向けにする。
烏羽岬:「死んでいる」
錫谷亮:「あのとき言いかけた。“アビー・ラバー”の名前を出したな」
烏羽岬:「それも、だいぶ前に」
錫谷亮:「その死に方は……手口が同じだ……!」
百入結衣子:「……そうよね。血を、吸われたみたいに」
椋実翔利:「……おい、ちょっと待て。つまり……どういうことだ?」
《マスター・スカイ》:「……その表現は適切ではないな」
鶴喰湊融:「…………なるほど。なるほど……参りましたね」
鶴喰湊融:「な」
百入結衣子:「あたしは、彼自身が潜入した“アビー・ラバー”だと……え」
椋実翔利:「オレたちは死体を――ッッ!?」
《マスター・スカイ》:「“アビー・ラバー”は転移する」
烏羽岬:「……! 全員下がれ。UGNもだ!」
《マスター・スカイ》:「抜け殻がそうなるんだ」
GM:顔ぐらいはみんな知っていてもいい。
GM:なにしろ巨大セルのリーダーで、マスター・エージェントだ。
鶴喰湊融:「………バロールの寄生虫かなにかで?また随分と詳しい」冷や汗。顔は、抑えている。なにせ、彼が治めるセルから、以前は仕事を貰っていた。
《マスター・スカイ》:「我々のセルが飼っている怪物でね。……役に立つ存在なんだ」
椋実翔利:急旋回して砲口を向ける。口は噤み、その男を睨む
烏羽岬:集団の一番前に出ます。倒れた雲居を守れるような位置でもある。
百入結衣子:「……“スレイベギー”……“マスター・スカイ”?」
鶴喰湊融:気象を、社会を操る怪物。
GM:Eロイス。無限を継ぐ者。
百入結衣子:その場からは動かない。動ける余力がない。
GM:Eロイス。さらなる絶望、がそれぞれ使用されました。
鶴喰湊融:(まずい。最悪だ)
《マスター・スカイ》:「こうして会うのは初めてだが、その呼び名は好きじゃない」
鶴喰湊融:スレイベギー。その主が態々出張ってきた。UGNもヴリトラも消耗しきったところに。
鶴喰湊融:「…では、何とお呼びすれば?」
《マスター・スカイ》:「わかるだろう、《マスター・ヴォルト》。きみには済まないと思っている」
鶴喰湊融:剣は脇構えに近いように。刃を見せず、でもいつでも振えるように。
椋実翔利:「……済まないと思うんならやるんじゃねえよ」
《マスター・スカイ》:「私のことは……ああ」
《マスター・スカイ》:「始まったね」
鶴喰湊融:「なに、が――」
GM:遠くを見つめる。そちらの方角が燃えている。
椋実翔利:「だが、まあ。分かるかと言われれば――」
雲居春音:「うそ」
雲居春音:「支部が!」
椋実翔利:「……UGN支部!」
錫谷亮:「なにを……馬鹿げている……!」
GM:警察病院が燃えていた。
錫谷亮:「UGNに宣戦布告でもするつもりか!? 正気の沙汰ではない!」
烏羽岬:「《スレイベギー》のトップが」
《マスター・スカイ》:「そうはならない。きみたちは少し静かにしていてほしい。用事があるのは彼らなんだ……」
烏羽岬:「わざわざ、UGN支部への放火報告をしにきたのか? 本気とは思えないが」
《マスター・スカイ》:「《ヴリトラ》」
《マスター・スカイ》:「いま、これからきみたちを殲滅する意図で攻撃する」 周囲に魔眼が浮いている。その数が増える。
百入結衣子:「……つ」
椋実翔利:「……はは」
《マスター・スカイ》:「どうなると思う?」 魔眼は雨粒のように増殖している。
鶴喰湊融:「…………大御所御自らですか?」まずい。ただでさえ消耗し切っているのに。
鶴喰湊融:笑えるくらい、勝ち目が見えない。
烏羽岬:「なるほど……」 掌サイズのメモ帳を錫谷さんへ放り投げます。
錫谷亮:「……!?」
烏羽岬:緊急時用にあらかじめ用意しておいたものだ。『"退け。《クロイドン・キャット・キラー》の話を聞け"』とだけ書いてある。
烏羽岬:「本気とは思えないな」 さらに一歩前に出る。
《マスター・スカイ》:「いまのきみたちが相手なら、さほど面倒はない。こちらが勝つ」
《マスター・スカイ》:「だが……」
椋実翔利:「そ……そうそう。『いい』のかよ。そんなことをして」 震えるような半笑いで応える
椋実翔利:「オレたち全員を始末して、いいのか?」
《マスター・スカイ》:「その通り。きみは理解しているらしいな、椋実翔利」
《マスター・スカイ》:「私がきみたちを殲滅しようとすると」
百入結衣子:「翔利?何を?」
横嶋洋明:「……」
鶴喰湊融:「何を…?」
《マスター・スカイ》:「ああ。マスター・スカイが来る」
椋実翔利:「……オッサン」
鶴喰湊融:「リーダー?!………………え、?」
鶴喰湊融:何を、今言ったのだ?
百入結衣子:「マスター・スカイ……?」
横嶋洋明:「全員で逃げた方がいいね」
横嶋洋明:「ぼくはどうも手加減が難しくて……」
椋実翔利:「……その『全員』に、アンタを入れたかったんだけどな」
《マスター・スカイ》:「決着をつけよう。いまなら、勝ち目がある」
鶴喰湊融:「何を…!リーダーも退きましょう!」
《マスター・スカイ》:「三対一だ」
GM:Eロイス。さらなる絶望がさらに2回使用された。
百入結衣子:「……退くよ」
椋実翔利:「よせ鶴喰。分かってるだろ。今だけは無理だ」
百入結衣子:「あたしたち、足手まといになる」
鶴喰湊融:「……でも……!」分かる。
烏羽岬:「リーダー」 一歩下がる。
烏羽岬:「僕は毎回、会議の時にあなたにこう聞いているな」
鶴喰湊融:自分たちは、消耗し切っている。的代わりには成れるかもしれないが。
烏羽岬:「"話は分かった。僕の考えはこうだが、合っているか? リーダー"」
横嶋洋明:「うん」
烏羽岬:「――何があっても、僕らは家族だ」
烏羽岬:「そうだな? リーダー」
横嶋洋明:「そうだね。間違いない」
烏羽岬:「了解した。撤退する」
鶴喰湊融:「そんな………」分かっている。いや。分かっているからこそ。
百入結衣子:「うん。あとで、助けに行けばいい。あたしの時みたいに」状況がまるで異なることを、理解はしている。
横嶋洋明:「……わかってくれて、本当に助かるよ」
烏羽岬:「ありがとう」 二歩下がった。
鶴喰湊融:「………帰ってきて、くださいよ」
横嶋洋明:「江永くんをよろしく。あとは椋実くんから……ああ、うん」
横嶋洋明:「ぼくはしぶとい」 片手を動かす。風がうなりをあげ、頭上から落ちてきた影をはじく。
椋実翔利:「ああ、後は任せとけよ。こっちはキッチリヨロシクするさ」
《スヴェルト》:「……凌がれたか」
百入結衣子:「帰ってこなかったら機材全部壊す」
鶴喰湊融:「う、ぐ」涙が零れそうだった。相手が。完璧な布陣を整えていることも。リーダーが、それを理解しているだろうことも。分かる。
三稜鴎:「ハハ。さすが烏羽、状況判断ができてるな。あっちは順調……さて」
烏羽岬:「……《ギギリオン》! メンバーをまとめろ。動けない者は僕らが手を貸す」
三稜鴎:「命がけになりそうだ」
烏羽岬:「話も、説明も、何もかもが後回しだ。この場を離れろ。……今すぐに!」
錫谷亮:「……わ」
錫谷亮:「わかっている! くそっ! 何がどうなっている……!」
鶴喰湊融:「……帰ってこなかったら、もうお金出しませんからね!……まってるから!!」駆け出す。
江永瑞穂:「リーダー! 烏羽、私……!」
烏羽岬:「裏切るな江永」
烏羽岬:「家族を信じて退け!」
椋実翔利:「そうだ江永! オマエだって分かってるはずだぞ!」
江永瑞穂:「……う」
椋実翔利:戦闘余波をSHIDENで受けつつ 「全部、後だ!」
江永瑞穂:「……り」 「了、解……!」
《マスター・スカイ》:「巫女は逃がす。ああ。卓越した判断だ」
《マスター・スカイ》:「あなたはまた私を裏切るんだな」
横嶋洋明:「……マスター・ヴォルトの試算は正しいよ、カーゾ」
横嶋洋明:「あんなことに巻き込めない」
《マスター・スカイ》:「……考えは変わらないようだ」
《マスター・スカイ》:「私はみんなを見捨てない。きっと帰ってみせるよ、マスター・スカイ」
椋実翔利:……せめてもの義理。あるいは意地で務めたしんがりで聞き取れたのは、そこまでだった。
椋実翔利:あとはもう、戦闘に巻き込まれず、退却するだけで限界だった。こちらに何一つ向けられることのない戦闘音は、むしろ嘲笑にすら聞こえて。
椋実翔利:(リーダーがあんな景気悪い話しやがるから)
椋実翔利:(……いつか、この日が来ることを、そりゃ覚悟してたつもりだったけどよ)
椋実翔利:(覚悟してたよりだいぶ、ムカつくぜ)

マスターシーン:ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク

UGN調整班A:「……発生した懸案は、R市でのテロ行為です」
UGN調整班B:「FHだな。……“レリックドライバ”が駐屯していた地域か」
UGN調整班C:「問題ですね。大規模なFHセル……《スレイベギー》が相手となると、相応の部隊を派遣すべきです」
UGN調整班D:「……いえ」
UGN調整班D:「我々が抱えている問題は一つだけではありません」
UGN調整班D:「より戦力を集中するべき別の地区があります」
UGN調整班C:「しかし」
UGN調整班C:「本件以上に重要な地区は――放置していい問題ではない」
UGN調整班D:「ご冗談を」
UGN調整班D:「不死のジャームの軍勢に占拠された地域。神を名乗る存在の暴走。例の“十三地区”での紛争」
UGN調整班D:「より重大で早期解決を要する事例は多数あります」
UGN調整班D:「優先順位です。その大方針をお忘れなきよう」
UGN調整班A:「……同感だ。彼を支持する」
UGN調整班A:「解決するべき案件はほかにある」
UGN調整班C:「そんな! ……あなたの担当がR市ではないからですか? それともあなたの派閥の意向で」
UGN調整班A:「そういうきみは、《レリックドライバ》の設立に関与していたな。R市への過剰とも思える投資は自衛のためか?」
UGN調整班B:「FHは見逃せないが、内部の腐敗も由々しき問題だな」
UGN調整班C:「そんな! 私は、この問題の重要性を指摘してるだけで……!」
UGN調整班D:「……では、こうしましょう」
UGN調整班D:「この案件については、来週の総合検討で議題に挙げるものとして、より詳細な調査を行うこと」
UGN調整班D:「もちろん、そちらは私が担当します。みなさんの手は煩わせません」
UGN調整班A:「賛成だ。公正な調査を期待する。私は別の案件を2つ抱えている状況だ」
UGN調整班B:「私のチームにも余裕がないわけではないが……、これ以上は現場に負荷がかかりすぎるな。賛成しよう」
UGN調整班C:「……」
UGN調整班C:「……賛成します」
UGN調整班D:(……だろうな)
UGN調整班D:(ここでの反対は、無意味に発言力を消耗するだけだ)
UGN調整班D:(総体としての理想を保持しようとするなら、そうせざるを得ない)
UGN調整班D:「では、私のチームが」 ノートPCを閉じる。会議は終了したという合図だ。
UGN調整班D:「責任をもって調査します」
UGN調整班D:(……前の身分は不自由だったが)
UGN調整班D:(今度はもう少しは楽しめそうだ。陰気な連中と付き合うのは変わりないが……まあ)
UGN調整班D:(新生活はいつも心躍る)
GM:FHセル。《スレイベギー》所属、“アビー・ラバー”。
GM:彼はあの日にすべてを目撃して、学習した。
GM:身分を隠すなら、死んだ存在となることがもっとも効率的だ。
UGN調整班D:(“クロイドン・キャット・キラー”。あなたは本当に賢い)
UGN調整班D:(あなたのようになれたらいいな)

エンディング1:失墜の痕で

GM:炎上したR市支部は、いまだに燃え上がっている。
GM:この場所からなら、それが見える。
GM:雑居ビルの屋上で、UGNの4人と、FHの5人はそれを見ていた。
雲居春音:「……えーと」
GM:重苦しい沈黙を破たのは雲居春音だった。
鶴喰湊融:どこか虚脱したような表情で燃え上がる支部を見つめている。涙の痕。剣はペンダントに戻し。
雲居春音:「何がどうなってるのか……っていうか、烏羽たちが《ヴリトラ》っていうセルの人だっていうのはわかったけど」
雲居春音:「み、みんなそうなの?」
烏羽岬:「UGNメンバー以外は、全員そうだ」
烏羽岬:「言っただろう。僕の"バイト先"の仲間だと」
雲居春音:「え……じゃ、じゃあ……あの」  「塩川さんは?」
椋実翔利:「ああ。FH、《ヴリトラ》セル。総勢6名……と1匹。1人はあっちだが、他は全員揃ってるぜ」
雲居春音:「塩川さんはどうなっちゃったの!? なんで!?」
椋実翔利:「そら見ての通りだろ。いや実際よくわかんねーけど、それは」
百入結衣子:「……多分、最初から居なかった」
烏羽岬:「《無支祁》については情報を整理する必要があるな……だいたいの推論は出来ているが」
烏羽岬:「《ギギリオン》も、既に分かっているんじゃないか」
椋実翔利:「こっちにもそっちにも詳しいヤツがいるだろ」
錫谷亮:「……ああ」
百入結衣子:「成り代わっていたのなら、“既に死んでいた人間”に成り代わるのが手っ取り早い」
錫谷亮:「“アビー・ラバー”。そういうジャームだ」
百入結衣子:「足がつかないから。そうでしょう?」
生成 亜綺羅:「……そうね。そういう……死んだ人間に成り代わる能力を持ったジャーム……」
鶴喰湊融:「……オーヴァードの覚醒に、肉体の死は有り触れた理由ですものね」
鶴喰湊融:「元々、疑い辛い……」
雲居春音:「……」 鶴喰さんを、そしてその剣をちょっと見つめて、首を振る。 「あ、あの、だったら」
雲居春音:「なんで? FHのセルの……リーダー同士が」
雲居春音:「あんなふうに、戦ったの? マスター・スカイが二人いた? っていうこと?」
雲居春音:「もうその辺から頭がパンクしそうなんですけど……!」
百入結衣子:「あたし達も全部知ってるわけじゃないけど、FHが一枚岩でないことは知ってるでしょう」
雲居春音:「う……うん……まあ……」
百入結衣子:「“ヴリトラ”と“スレイベギー”は、最近は対立状態にあったわ」
百入結衣子:「元々は、あたし達が下請けのようなものだったのだけどね。切り捨てられたの」
鶴喰湊融:「元々、欲望という名前でやりたいことをやる、という組織ですからね。セル同士の敵対、合従連衡はよくあることです」
甲斐美冬:「把握しました。より小さな“ヴリトラ”セルのリーダーが、実は本当のマスター・スカイだったと」
百入結衣子:「うん。あたしたちも知ったのはさっき……いや」
鶴喰湊融:ちらりと椋実さんを見る。彼だけが、事情を聴いていたのだろう。
烏羽岬:「UGNチルドレンは冷静で助かるな」
生成 亜綺羅:「……全員が全員、こうってわけじゃないけどね。……でも、それ」
生成 亜綺羅:「よくわからないわ。なんで《スレイベギー》のリーダーもマスター・スカイを名乗っていたの?」
生成 亜綺羅:「何があったらそうなるの?」
烏羽岬:「僕らにもわからない。わからない事が多すぎる」
椋実翔利:煙草に火を点けて、煙を吐く
烏羽岬:「雲居より冷静な自信はあるが、正直なところ、頭がパンクしそうだ」
鶴喰湊融:「……………椋実さん」
雲居春音:「ひどっ!」
百入結衣子:「……継承か、挑発か。本当のところはあたしたちにもわからない」
椋実翔利:「……江永、話すぞ」
江永瑞穂:「……うん」
百入結衣子:「話す気があるなら、お願い」
椋実翔利:「まあ、つってもオレがリーダーから聞かされたのも、そんな大した話じゃねえ。もっと大事なことがあるなら、オマエの口からも言えよな」
江永瑞穂:「大丈夫です。昔の話、あんまり覚えてなくて……」
江永瑞穂:「椋実さんの話を少し補足できるかもしれない、くらいです」
百入結衣子:「昔?あたしが入る前ってこと?」
烏羽岬:「それでいい。情報を共有することが重要だ」 屋上給水塔の壁によりかかって、自分の傷の手当をしながら話を聞く。
椋実翔利:煙草を吐き捨て、火を踏み潰す 「オレが知ってるのは二つ。マスター・スカイは元々、うちらのリーダー、横嶋洋明を指す名で……」
椋実翔利:「それを、"スレイベギー"の現マスター・スカイに『譲った』こと。そんときの詳しい流れとかは分からんが、その瞬間はどっちも合意してたんじゃないか?」
百入結衣子:「マスター称号の譲位自体は、そこまで珍しいことではないらしいけど……」
椋実翔利:「もう一つは、その後にオッサンは江永を連れて、《スレイベギー》から姿を隠したってこと。その後にできたんだな、《ヴリトラ》は」
江永瑞穂:「……うん」
江永瑞穂:「あんまり……覚えてないんだけど」
鶴喰湊融:「江永さんが…」虚脱感は変わらない。それでも、思考を考えるべきことに回す。
椋実翔利:「……《スレイベギー》の、マスター・スカイの狙いは、オッサンと江永だ。だからなあ、オッサンは言ってたんだよ」
烏羽岬:「隠居した仙人のようだな……」
椋実翔利:「『いざとなったら、これを使って取引をする』『ぼくを囮にするだけでも、十分に《スレイベギー》を動かせるだろう』」
椋実翔利:「『そうなったら、ぼくも無事ではいられないかもしれない』……ってな。で、今、見事にそうなってるワケ」
鶴喰湊融:ぎり、と。歯と拳をきつく噛み締め握る。
江永瑞穂:「……私は」
百入結衣子:「……」
江永瑞穂:「……私は、なんなの?」
江永瑞穂:「リーダーが私を守ろうとしてくれたなら……私はどういう存在なの?」
椋実翔利:「今のマスター・スカイは、巫女、とは言ってたな。多分それがオマエのことだろ」
椋実翔利:「でもそれ以上のことは聞き取れなかった。分かるのは、それと……」
椋実翔利:「……あの野郎がまだきっと、お前を狙ってくるってことだ」
烏羽岬:「例の海中遺跡にもあったな。"巫女の座"と呼ばれるエリアが」
鶴喰湊融:「………巫女?それは……アレトゥーサが、あのとき。《巫女の座》と接続しなくては復旧できない、と…」
江永瑞穂:「……そうね」
江永瑞穂:「そうかもしれない……」
烏羽岬:「そうだ。江永は遺跡に見覚えがあると言っていたが、何かしらのつながりがあるんだろう」
百入結衣子:「それ以上は、あたし達には分からないか。ヴリトラは遺産の調査セルだけど」
百入結衣子:「調査してたのはリーダーだ」
鶴喰湊融:「実質研究者は、リーダーだけでしたものね……」
錫谷亮:「……把握した」
錫谷亮:「重要なのは、きみたちがいま、《スレイベギー》セルと交戦状態にあるということだ」
烏羽岬:「そうなる。ついでに言えば」
烏羽岬:「UGNと敵対する意思はない。メリットが皆無だからな」
烏羽岬:「学校にも行けなくなるし」
百入結衣子:「ええ。それと、“スヴェルト”ともね」
百入結衣子:「あなた達と邂逅する前にも、足止めを食らったわ。構成員の情報も知る限り提供できる」
錫谷亮:「……思っていたより話が早そうだ。停戦を提案する」
錫谷亮:「我々は戦力を損耗し、現在、戦力復旧のめどが立たない」
錫谷亮:「きみたちと交戦している余裕はない。ともに《スレイベギー》と敵対しているなら、つぶし合いは避けるべきだ」
雲居春音: 「うそ!? 支部長、それほんとですか!?」
甲斐美冬:「妥当な判断だと思います。多面作戦は不可能です」
鶴喰湊融:「……わたしは受けてよいと思いますが、皆さんは?」
百入結衣子:「条件がある」
錫谷亮:「……と、いうと?」
百入結衣子:「“モーターウェイ・フォックス”に懲罰を検討しているならそれを撤回して」
百入結衣子:「あたしからはそれだけ」
錫谷亮:「……」
錫谷亮:「そのつもりはない。条件はクリアだな」
生成 亜綺羅:「……」
烏羽岬:「椋実はどうだ? 反対する理由もないと思うが」
錫谷亮:「ほかに、条件のある者はいるか? “フェザー・タップ”の軽口は無視するつもりだが」
烏羽岬:「椋実……」 少し気の毒そうな目を向ける。
百入結衣子:「“フェザー・タップ”のだって」くすりと笑う。
椋実翔利:「ああ、今の百入のマネして、なんか良い感じに酒とか調達する算段立てられねえなあと思っていたが」
鶴喰湊融:「ふふ、よかったですね。ヴォルト呼びはしないでくれる様です」
椋実翔利:「無視されるっぽいのでやめとこう。良いぜ。こんなトコで時間かけるのも惜しいしな」
椋実翔利:「まったくだ! オレは"フェザータップ"! マスターエージェントの称号は、注目をこっちに寄せるためにアイツらが勝手に押し付けてきたの! 覚えとけよ!」
百入結衣子:「……瑞穂は?」
江永瑞穂:「……うん」 一瞬、雲居を見てからうなずく。 「いいわ」
江永瑞穂:「賛成です。早く、リーダーを助けてあげなきゃ……って、あっ」
GM:江永の肩でメイが大きく口を開けた。欠伸をするように。
烏羽岬:「戦闘能力だけを見れば、決して似合わない名前ではなかったと思うんだが……江永?」
烏羽岬:「どうした」
GM:退屈そうに身を伏せ、寝るように半ば目を閉じる。
江永瑞穂:「いや、メイが。なんか、急に動くから……うん……」
江永瑞穂:「亀って欠伸するもの? なんかすごい人間っぽいっていうか……はい。なんでもないです」
椋実翔利:「同意のサインだろ。これでこっちは全員一致ってワケだ」
錫谷亮:「亀はどうでもいい。こちらも意見は一致している。“カレイドソーン”、問題ないな」
雲居春音:「……うん」
雲居春音:「……ない。です」
烏羽岬:「雲居」
雲居春音:「……なに?」
烏羽岬:「何度も言っているが、どうもお前は嘘が下手だな」
烏羽岬:「何か言いたいことがあるなら、言ったほうがいい。どんな小さなことでもいいんだ」
雲居春音:「はいはい。そーですね! 烏羽は嘘が上手だから! じゃあ言わせてもらうけど!」
雲居春音:「烏羽と手を組むのってなんか腹立つし、私だけ誤解しててすごいアホみたいだったし! でも、なんか、嬉しいです!」
雲居春音:「戦わなくて済むって思ったら嬉しいの! 以上! おわり!」
百入結衣子:「……ふふ。あはは」
烏羽岬:「……くっくっ」
鶴喰湊融:くすり、とその物言いに静かに笑う。…確かに、よかった。
椋実翔利:「ああ、まったく良かったな"カレイドソーン"!」
椋実翔利:「友好の証にうちの烏羽をくれてやるぞ! 好きにしろ!」
雲居春音:「うるさい! ……です!」
烏羽岬:「言うまでもないが、あいつの軽口は無視していいからな」
錫谷亮:「……まあ、いいか。……とにかく、よろしく頼む。そちらの代表者は? 誰だ?」
烏羽岬:「……」 他メンバーの顔を見る。
鶴喰湊融:「…………………リーダー今いませんし、誰ですか?」
百入結衣子:「あ、どうしよう。加入順?瑞穂やる?」
江永瑞穂:「えっ!? わ、わた……っ! 無理ですよ!」
江永瑞穂:「湊融ちゃんぐらいしか思いつきません!」
椋実翔利:「そうだよな、ここは最年長のオレが……おや?」
鶴喰湊融:「えっっなぜわたし!?経歴も年齢も一番浅いんですが!?」
烏羽岬:「百入……と言いたいが、百入にはただでさえ元UGN関連のツテで動いてもらうからな」
烏羽岬:「一人にタスクを集中しすぎるのはよくない。百入と椋実は除外しよう」
椋実翔利:「オレなんもタスクないよ?」
烏羽岬:「知っているが?」
鶴喰湊融:「そこでどうして椋実さんが墜ちるのか」
錫谷亮:「……もういい。代表者なしならそれで構わない」
百入結衣子:「戦闘指揮なら岬かな。岬の指揮なら信頼できる」
椋実翔利:「???」 笑ったまま烏羽の発言に何か比喩表現があるのかを考えている
鶴喰湊融:「あ、それはそうですね。鳥羽くんの指揮なら安心です」
椋実翔利:「おっ、そうそう! うちの代表者はリーダーだからさ! この、何だ? 椅子を空けとく的な?」
錫谷亮:「停戦協定だ。しばらくの間、遺恨はなしで接触するとしよう」
烏羽岬:「僕としては鶴喰だと思っていたが……タスクの集中という面では、鶴喰も忙しいからな」
甲斐美冬:「よろしくお願いします」 唐突に頭を下げる。
烏羽岬:「暫定的に僕が代表者を務めよう。リーダーではなく、代表窓口としてくれ」
生成 亜綺羅:「……よろしく」
鶴喰湊融:「こちらこそ、どうかよろしくお願いいたします。…名乗りとかもした方がいいのかな?」
雲居春音:「烏羽が!? や、まあ……いいけど……」
椋実翔利:「おお、よかったよかった。んじゃ面倒事は全部烏羽に任せよう」
雲居春音:「じゃあ、うん。あの。よろしく……お願いします」
烏羽岬:「不満かもしれないが、ひとまずは我慢してくれ。連絡先は後で共有する」
百入結衣子:「よろしくね」手をひらひらと振った。
椋実翔利:「よろしく。《スレイベギー》ブチ潰すまでな」
椋実翔利:「ずっと言ってるけど、ここはまだ『途中』だぜ」
烏羽岬:「言っていたな。顎をぶん殴るんだろう」
百入結衣子:「顎だけじゃあ足りないなあ」
鶴喰湊融:「あ、じゃあ肋も何本か折る感じで?」
百入結衣子:「目も歯も全部行きたいところだ」
雲居春音:「物騒……」
椋実翔利:「ああ。オッサン助けて、江永のこともハッキリさせて、あの連中の顎を……」
椋実翔利:「……ウチの女勢、怖っ……」
烏羽岬:「百入も鶴喰も、普段は優しい奴なんだ。誤解しないでくれ」 UGN勢に弁解する。
甲斐美冬:「把握しました。普段は優しい」
烏羽岬:「そうだ。理解が早くて嬉しい」
生成 亜綺羅:「……どうでしょうね」 肩をすくめた。
百入結衣子:「ちょっと!?」
生成 亜綺羅:「だって……結衣子」
生成 亜綺羅:「喧嘩っ早いもん。昔から」
百入結衣子:「そういう事言う!?」
鶴喰湊融:「ああ…ちょっとわかります」頷く。
百入結衣子:「湊融まで……!もう!」
鶴喰湊融:「普段即断即決で頼りになるんですけど、わあ」怒られた、とちょっと小さくなる。
烏羽岬:「……」 小さく肩をすくめて、それきり遠くを見てます。先程の路地の方向を。
生成 亜綺羅:「ふふ」 「……良かった。本当に……」 「良かった」
百入結衣子:「もう!あたし、全然考えてもなかった……!」
百入結衣子:(いつか、こんな日が来るなんて……本当に)
百入結衣子:(本当に、考えられなかったんだよ)

エンディング2:百入結衣子の場合

GM:央明館学園・高等部。
GM:夏休みが終わりかけ、始業の日も近い。
GM:部活動の声に混じり、文化祭を準備する生徒たちもいる。日差しは依然として強い。
GM:そんな午後の教室に、百入結衣子と生成亜綺羅、そして甲斐美冬はいた。
甲斐美冬:「……把握しました」
甲斐美冬:「二人はかつて同じチームだったわけですね?」
百入結衣子:「あはは!落書き残ってるんだ」黒板を見て。
百入結衣子:「うんまあ、そういうことだね」×のついた猫の絵。
生成 亜綺羅:「まあね……」 こっちは自分で張り付けた避難訓練のプリントをはがす。
生成 亜綺羅:「そんなに長い間活動してたチームってわけじゃないけどね」
百入結衣子:「まあそうだね……結構短かったよね」黒板消しを手に。
甲斐美冬:「興味深いですね」
百入結衣子:日直欄だけを消す。
甲斐美冬:「“モーターウェイ・フォックス”だけではなく、百入まで、というのは」
甲斐美冬:「遺産に適応する素質があったんですね」
百入結衣子:「まあ、そう珍しくもないよ」
百入結衣子:「遺産の数が、加速度的に増えてる。これはリーダーが前に言ってたんだけどね」
生成 亜綺羅:「……UGNでも遺産の量産が計画されてるしね」
百入結衣子:「“増加した遺産の側が、適合者を生み出し始めてるんじゃないか”って」
生成 亜綺羅:「美冬の弓矢とか」
百入結衣子:「神代の遺産が全部現代に発生するわけないもんね。レプリカの数も相当でしょう」
甲斐美冬:「……そうですね」
甲斐美冬:「きっと偶然です。私たちはすべての事象に必然性を求めすぎる傾向がありますね」
甲斐美冬:「俯瞰して内省します」
百入結衣子:「ああ、そっちのほうがらしいかな?」
百入結衣子:「運命だったのかも。どう?普通っぽい?」
生成 亜綺羅:「UGNチルドレンって、……」
生成 亜綺羅:「……いいんだけど。別に。極端なんだよね……」
生成 亜綺羅:「結衣子や美冬でも、“普通”に憧れたりするの?」
百入結衣子:「うん、まあ……無いことはないよ?」
甲斐美冬:「そうなんです?」
百入結衣子:「昔はね……それこそリンクスコールに入った頃は」
百入結衣子:「あたし、“できるだけ大きな戦場で死ぬ”のが夢だった」
生成 亜綺羅:「最初に聞いたとき、ゾッとしたわ……」
百入結衣子:「あはは、ごめんね……誰にも知られず死にたくないって。そればかり考えててた」
甲斐美冬:「ああ。少し、部分的になら把握できます」
百入結衣子:「今はね……そうだな」
百入結衣子:「“普通”を与えてあげたい、って感じかな」
生成 亜綺羅:「……すっごい、意外」
百入結衣子:「岬にも、湊融にも、瑞穂にも」
百入結衣子:「え?そう?」
生成 亜綺羅:「あ。そういう意味じゃなくて。結衣子って……なんていうか……」
生成 亜綺羅:「完成されてて、成長っていうか、変化する必要がないんじゃないかって思えた」
生成 亜綺羅:「……そんなことないんだね」
百入結衣子:「必要だから変わるものじゃないでしょう、人間って」
生成 亜綺羅:「……そうね」
百入結衣子:「周りの環境が、勝手に変えていく。あたし達はそれに流される……けど」
百入結衣子:「別に流れに身を委ねるのも、悪くないときもあるって思える」
百入結衣子:「まあ、今あたし達を送ろうとしてる滝壺は絶対爆破して涸らすけど」
甲斐美冬:「それなら」
甲斐美冬:「また変化の可能性がありますね。状況が変わりました」
百入結衣子:「……状況?」
生成 亜綺羅:「……みたいね。百入がいることだし、《ヴリトラ》に伝わる前提で話すけど……」
生成 亜綺羅:「UGNからの増援は否決されたわ。こっちの戦力だけでテロの拡大を可能な限り抑えろって」
百入結衣子:「……情報操作の手が入ってるのかも」
百入結衣子:「戦力が50%になって、増援を派遣しないのは通常の判断ではありえない」
生成 亜綺羅:「ええ。たぶん……じゃなくて、もう確実に。UGN上層部にも《スレイベギー》の手が入ってる。しかもそれは」
生成 亜綺羅:「……あの“塩川誠一”の体を使っていた“アビー・ラバー”だと思う。マスター・スカイの発言を考えると、そうとしか推測できない」
百入結衣子:「……『“アビー・ラバー”は転移する』、か」
甲斐美冬:「あの手のジャームはこのケースが初めてではありませんし、少し調べてみました」
甲斐美冬:「ほかに転移先の肉体をストックしておいて、死亡をスイッチに転移する仕組みのようです」
甲斐美冬:「転移先候補として、UGN職員の肉体にウィルスのように潜伏していた可能性があります」
百入結衣子:「……ストックを全部潰すってのも難しそうだ」
生成 亜綺羅:「……以前の事件を洗いなおす必要があるかもね」
百入結衣子:「誰がそうかも分からないし、転移前は潰していい状態になってないってことだ」
生成 亜綺羅:「……不死身で無敵のジャームなんて、いない」
百入結衣子:「ええ。“無敵”はありえない」
百入結衣子:「変化する必要がないもの、は存在しない。必ず変わりゆく」
生成 亜綺羅:「うん……」
百入結衣子:「あたしたちが、その道行きを死にする」
生成 亜綺羅:「今度は逃げない。……私も。あの事件を終わらせたい」
百入結衣子:「あたしたち、でしょう?」
百入結衣子:両手を差し出す。「あたしと亜綺羅は元チームだし、」
百入結衣子:「亜綺羅と美冬は今、チームだ」
生成 亜綺羅:「あ……」
甲斐美冬:「同感です。“モーターウェイ・フォックス”は個人主義の傾向が強すぎますね」
生成 亜綺羅:「……」
生成 亜綺羅:「そうね」 両手を差し出す。
百入結衣子:「それでもって、あたしと美冬も最強ペアだから!」
生成 亜綺羅:「美冬には個人主義どうこう言われたくないけど」 百入の手を握る
百入結衣子:「ほら、美冬もおいでおいで!」
甲斐美冬:「把握しました。こうですね?」 こちらも両手を差し出し、互いの手を握る。
百入結衣子:「よし、一緒に頑張ろ!えい、えい、おー!」
甲斐美冬:「エイエイオー! です」
生成 亜綺羅:「……お、おー……」

エンディング3:烏羽岬の場合

GM:FH《ヴリトラ》セル。そのアジト、バー「ブリック」は町はずれの住宅街、されにその外れにある。
GM:一見したところでは、アパートにも見える――その実態は、いくつかのテナントを擁していた貸しビルであり、
GM:いまはそれらが撤退した跡地でもある。《ヴリトラ》はそこにいた。
烏羽岬:貸しビルのすぐ外。バーの入り口前に立ってます。
烏羽岬:別に掃除をするわけでもない(当番だったので朝やった)し、誰かを待っているわけでもない。
烏羽岬:しげしげとバーの扉やビル全体を眺めている。
江永瑞穂:「……あのさ」
GM:と、声をかける江永瑞穂の接近を、
GM:もちろん烏羽岬はすでに感じ取っていただろう。
烏羽岬:「どうした?」
烏羽岬:「学校なら今日は休みだから、心配しなくていいぞ。どのみち身体も休めないといけないし」
江永瑞穂:「……どうしたって。こっちが聞きたいんですけど?」
烏羽岬:「ん」
江永瑞穂:「すっごい廃墟好きな人か、不審人物に見えるから、中入ったら?」
烏羽岬:「廃墟は嫌いではないから、あながち外れというわけでもないんだが……」
烏羽岬:「僕は、リーダーの事を何も知らないな」
江永瑞穂:「……そう?」
烏羽岬:「少なくとも、僕はそう思っていたところだ。このバーにしてもそうだろう」
烏羽岬:「貸しビル廃墟……を偽装したアジト。その一角の古びたバー」
烏羽岬:いつものように扉を開けて、中に入る。
江永瑞穂:「あー……まあね。リーダー、自分のこと全然話さないタイプだし、うちのメンバーだって詮索する方じゃないしね……」 烏羽に続く。中に入る。
烏羽岬:「そうだ。リーダーの能力はおろか、なぜ遺産を研究しているのかも、なぜこのバーを選んだのかも詮索しなかった」
烏羽岬:「それが家族のあり方だと思っていたんだな。不必要に首を突っ込むのは良くないと」
烏羽岬:「もう少し詮索するべきだったんだろうか? 家族として」
江永瑞穂:「……不必要じゃなかったかもしれないって意味?」
烏羽岬:「わからない。ただ、僕はヴリトラの一員である事に誇りを持っていた」
烏羽岬:「僕の知らない秘密が出てきて、すねているだけなのかもしれない」
江永瑞穂:「……私は」
江永瑞穂:「私は江永瑞穂。《ヴリトラ》セルの“ヒート・バック”」
烏羽岬:「うん。そうだな」
江永瑞穂:「小さい頃の記憶がぜんぜんない。物心ついたときから、この羽と尻尾があって」 傍らのスツールに座る。
江永瑞穂:「……そのときからリーダーと一緒にいた」
烏羽岬:「江永の人生は、すなわち、リーダーと共に過ごした日々か」
烏羽岬:自分も別のスツールに腰掛ける。
江永瑞穂:「たぶんね。そういうこと。……リーダーは、ここがきみの家だって言って。そのときから私の家は《ヴリトラ》セル」
江永瑞穂:「あんたは、烏羽?」
烏羽岬:「僕?」
江永瑞穂:「自分の話してよ。自己紹介、ちゃんとされたことない気がしてきたわ」
烏羽岬:「…………それもそうだな…………」
江永瑞穂:「私、先輩でしょ。先・輩!」
烏羽岬:「どちらかというと口うるさいクラスメイト……いや」
烏羽岬:首を振る。「大したものでもないけどな。《アードゥル》で暗殺者として育てられたFHチルドレン。それが烏羽岬だった」
烏羽岬:「あらゆる普通の日常から切り離され、殺しの術を徹底的に叩き込まれ」
江永瑞穂:「……うん」
烏羽岬:「……くっく。そう、あのときは、そうだったな……《ヴリトラ》のリーダーと、そのリーダーが連れた娘を殺せという依頼を受けたんだ」
江永瑞穂:「最悪ね! その依頼!」
烏羽岬:「本当に最悪だ。そして馬鹿げていると思う」
江永瑞穂:「なんで仕事しなかったの?」
烏羽岬:「彼がマスター・スカイだと知らなかったからかな。今殺さなくてもいつでも殺せる。少し観察しよう、と思ったのもあるが」
烏羽岬:「やっぱり、一番はお前だろうな」
烏羽岬:「異形を治療して普通になる。僕の理想と同じだったから、興味が湧いた」
江永瑞穂:「……普通って」
江永瑞穂:「普通ってなんだろうね。ホントになれるのかな」
烏羽岬:「なれる」 断言する。 「今思えば、リーダーがそれを実践してくれていた」
烏羽岬:「強大なマスターエージェント。僕らの知らない過去。……きっと、海中遺跡ともなんらかのつながりがある」
江永瑞穂:「……そうだね」
烏羽岬:「間違いなく違う世界の住人だった。でも、僕らにとってはただの頼りになるリーダーで、頼りないおじさんだっただろ」
烏羽岬:「そういう事だと思う。彼が普通になれたんだから、僕らがなれない道理もない」
江永瑞穂:「あれくらい、だらしなくて、気弱で、フツーっぽいFHのリーダーなんて……私はほかに知らない」
烏羽岬:「僕もだ。正直言ったところ、この人は本当にリーダーをやれるのかと思っていた。最初だけな」
烏羽岬:「間違いなくリーダーだ。もちろん、今も」 空席に目をやる。
江永瑞穂:「……リーダーが帰ってきたら」
江永瑞穂:「ちゃんと自己紹介させましょう」
烏羽岬:「それは」
烏羽岬:「それは……いいな。いい考えだ」
烏羽岬:「いろいろ聞こうか。なんでバーを選んだのかとか。なぜ江永を連れ出したのかとか」
江永瑞穂:「そう、それよ! なんで私を連れだしたのかも。ぜんぶ言わせてやる」
江永瑞穂:「手加減しないから……!」
烏羽岬:「これまでの武勇伝も聞きだそう。あと、今回の戦いの詳細も」
烏羽岬:「僕は学習した。今後は、家族のことをもっと積極的に知っていく」
烏羽岬:「"知っていれば別の可能性があったのか"――そういう後悔はもうしたくない」
江永瑞穂:「……いいわ。それ」
江永瑞穂:「協力してあげる」
烏羽岬:「ありがたいな」
烏羽岬:スツールから立ち上がる。「全員だぞ。江永」
江永瑞穂:「そうね」
江永瑞穂:「みんなに自己紹介させてやるわ」
烏羽岬:「ああ。そして……」
烏羽岬:「百入も鶴喰も椋実も。リーダーも、僕も、お前も」
烏羽岬:「手に入れるんだ。自分が願った日常を」
烏羽岬:「………………」
烏羽岬:「そうだな? リーダー」
烏羽岬:そう空席に呼びかける。
GM:――《ヴリトラ》セルに空席が一つ。
GM:リーダー“パタンジャリ”の不在。その席のテーブルを、メイがゆっくりと横切っていた。

エンディング4:鶴喰湊融の場合

GM:R市燕ヶ丘駅前。
GM:ビッグベリーバーガー。2F禁煙席。
雲居春音:「……お待たせ!」
鶴喰湊融:「いいえ、左程待ってもいませんよ」
GM:雲居春音はトレイにコーラとチキン照り焼きバーガーを載せてやってきた。
鶴喰湊融:こちらも左程こういうところで食べたことはない。ノーマルなチーズバーガーセット。
鶴喰湊融:「…でもよかったんですか?この程度なら、わたしが出しましたのに」お金は今回余っているから、何とかできる。
雲居春音:「ええっ!? いや、そんなのどう考えてもおかしいでしょ! むしろ私がごちそうするよ!」
雲居春音:「鶴喰ちゃ……さん、小学生なんだし」
鶴喰湊融:「えっ。でも鳥羽くんや椋実さん、リーダーのお金はわたしが出して……」
鶴喰湊融:「呼びやすい方でいいですよ」苦笑。
雲居春音:「……マジで!?!?」
鶴喰湊融:「はい、一応経理担当なので」
雲居春音:「なんで小学生にお金払ってもらってんの!? 経理!? はあ!?」
雲居春音:「鶴喰ちゃん。辛かったね……」
鶴喰湊融:「?わたし、戦闘方面や他の面だと微妙なので、憶えまして…。なので、いつでも言って貰えれば用意しますよ?」
雲居春音:「……不健全……! これがFH……!」
鶴喰湊融:「そ、そうなんですか。良くなかったのかな……」
雲居春音:「うん。烏羽にもちゃんとお金稼がせないとだめだよ! 気を付けて……って違う! 今日はそういう話をしにきたんじゃない!」
鶴喰湊融:「あ、ごめんなさい。どうも脱線しちゃいまして」ぺこり。
雲居春音:「うん。今日はね、つまり……」
雲居春音:「謝りに来ました。――ごめんなさい!」 頭を下げる。
鶴喰湊融:「えっ」びっくりして目を見開く。
鶴喰湊融:「あ、頭を上げてください。貴方は己の仕事をしただけです。それも、偽装情報で誘導されていたんですから」
雲居春音:「いや、なんか私、誤解してたみたい! 鶴喰ちゃんのこと、私の……お兄ちゃんの仇だって」
鶴喰湊融:わたわたと手を振って慌てている。
鶴喰湊融:「あ………そっち、ですか。…いいんですよ」
鶴喰湊融:「似た太刀を持っていて、FH。酷く分かりやすいですしね」苦笑している。
雲居春音:「あの……もし答えづらかったり、立ち入ったようなこと聞かれたくなかったら、聞かなかったことにしていいんだけど」
鶴喰湊融:「何ですか?」
雲居春音:「鶴喰ちゃんも、《スヴェルト》の……あいつ。あの“剣鬼”と、何かあったの?」
鶴喰湊融:「…………。あまり、食事が美味しくなる話じゃあないですけれど、それでも良ければ」
雲居春音:「……うん。……聞いておきたい。それって……」
雲居春音:「私にも関係のある話かもしれないし。“剣鬼”に関する話なら。……お願いします」
鶴喰湊融:「聞いてらっしゃるとは思いますが、わたしの“薄墨”。あなたの“騒雁”。…もう一本。”虚宿”という剣がありました」
雲居春音:「……そうだね。三つとも、遺跡から発見された武器だって聞いてる」
鶴喰湊融:「“薄墨”と、“虚宿”は。わたしが以前いたセル――《五福》が所持しており。研究対象となっていて」
鶴喰湊融:「そうして、貴方が“騒雁”にそうされたように……“虚宿”は、侵蝕し、暴走」
鶴喰湊融:「…いえ、アレにとってはそれが本来の有り様なのかもしれませんが。ともあれ、それで」
鶴喰湊融:「《五福》セルは、僅かな人員を残して、全滅しました」
雲居春音:「……ぜっ」
鶴喰湊融:「わたしの、兄も含めて」
雲居春音:「全滅? セル一つ全滅にするような武器……いやいや、待って」
雲居春音:「鶴喰ちゃんのお兄ちゃんも? その……」
雲居春音:「あの剣のせいで?」
鶴喰湊融:「そうですね」静かに微笑む。
鶴喰湊融:「そうして、“虚宿”は。今」
鶴喰湊融:「《スヴェルト》。そう名乗り、同名のセルを率いています」
雲居春音:「……だったら」
鶴喰湊融:静かに微笑んだまま、言葉を待つ。
雲居春音:「やらなきゃいけないことは、私と同じわけだ」
雲居春音:「《スヴェルト》を斬る」
鶴喰湊融:「そうですね。…貴方の経歴を聞いた時」
鶴喰湊融:「少し、わたしは。安堵しました」
鶴喰湊融:「“ああ、わたしだけではないのだ”と。…勝手な同情ですけれど」
雲居春音:「……それはね、うん」
雲居春音:「私も少しそう思った」
雲居春音:「あいつと……《スヴェルト》と戦うのは、少なくとも一人じゃないってこと」
鶴喰湊融:「ふふ。……何でしょうね、なぜか。貴方とわたしは違うのに…嬉しいです」
雲居春音:「じゃあ、目的は同じだね。……《スヴェルト》のこと、ほかになんでも。倒すためにできることがあったら言ってね」
鶴喰湊融:「ええ。…勿論、わたしが出来ることであれば。貴方もわたしに」
鶴喰湊融:「………」静かに、セットで購入したコーヒー(ミルク入り)を呑む。
雲居春音:「情報交換は必要かもね。私が出くわしたことあるのは、槍使いの人と、ニムラとかっていう人だけだけど」
鶴喰湊融:「ああ、そうだ。一つ。重要な情報をお伝えしておりませんでした…、そうですね、メンバーもそうですが」
鶴喰湊融:「“虚宿”だけの特殊機能なのかどうかは、分かりませんが。スヴェルトセルに…《イングラム》というメンバーがいます」
雲居春音:「《イングラム》? 私の知らない人だ」
鶴喰湊融:「わたしの、兄です。殺されたはずなのですが。………なので、そのひとは。わたしが相手をさせて頂きたく」
雲居春音:「あ、兄……って」
雲居春音:「お兄ちゃんなの!? なんで!?」
鶴喰湊融:「侵蝕し、取り込まれた人間を操作しているのか。それは分かりません」
鶴喰湊融:「ただ」
鶴喰湊融:「わたしが、やります」血の底から、響くような声。
雲居春音:「ん……わかってる」
鶴喰湊融:「……ありがとう、ございます」表情を戻す。
雲居春音:「それがいい、気がする」
鶴喰湊融:「……ありがとう」
鶴喰湊融:感謝の言葉を繰り返す。…決着を、己に渡してくれようとしてくれた。それだけで、本当に嬉しい。
雲居春音:(……でも……) 少し考えるような表情。
雲居春音:(なんでだろう。私は……私のときは、お兄ちゃんが《スヴェルト》に斬られて。剣を握って……無我夢中だった)
雲居春音:(……鶴喰ちゃんはどうして助かったんだろう?)

エンディング5:椋実翔利の場合

GM:《ヴリトラ》セル、バー「ブリック」。
GM:その日の夕暮れ、椋実翔利は一人でそこにいた。
GM:YEROからメッセージが届いたからだ。“パタンジャリ”から預かっているものがあると。
YERO:「――要するにね」
GM:通信機からYEROの声が聞こえる。
YERO:「“フェザー・タップ”、あなたに伝言があるということだ」
椋実翔利:「おう。なんだなんだ」 部屋の片隅で、SHIDENをがちゃがちゃと弄りながら、通信に応じている
椋実翔利:「この期に及んで伝言を、しかもオマエになんてなあ。準備万端なのが腹立つぜ」
YERO:「あなた宛てだから、個別に伝えようと思って。必要ならほかのメンバーにも言ってくれ」
椋実翔利:「まあ、それは聞いてから考える。多分言うだろうけどな。それで?」
YERO:「私はあなたの過去についてロクに知らないから、気に障るような内容だったら失礼。マスター・ヴォルトの話だよ」
椋実翔利:スマホを肩と顔で挟みながら聞いている 「どんなだよ。メモとか必要? んっ、ここ固いな……」
椋実翔利:「ああ」
椋実翔利:手を止める 「そっち系か。なるほどね。聞かせてくれ」
YERO:「では。……かつて《ケサル=ハン》というセルがあった」
YERO:「《マスター・スカイ》ツェフド・ヤジュラフ、その腹心のカーゾ・リンツォ、それからのちにマスター・ヴォルトと呼ばれる男」
椋実翔利:端末を手で持ち直し、作業途中のSHIDENに背を預ける
YERO:「そのうちマスター・ヴォルトは離脱して、自分のセルを立ち上げたようだね。その辺りの事情はよく知らないが――」
YERO:「とにかく彼の遺産がある。きみの持ってるごつい武器のことだけじゃない」
椋実翔利:(ツェフドってのがオッサンで、カーゾってのが今のマスタースカイだよな……) と脳内で整理しつつ
椋実翔利:「……遺産だって?」
YERO:「奥の研究室を見てくれだってさ。ロックは解除してある」
GM:《ヴリトラ》セルのメンバーは知っている。
GM:横嶋洋明が使っていた研究室には「奥」があり、リーダーが専用の作業室として使っていた……はずだ。
椋実翔利:立ち上がり、淀みない足取りで研究室に立ち入る
椋実翔利:「具体的に何だってのは? 聞いてたりすんのか?」
GM:では、きみが入室すると光が灯る。
椋実翔利:「いやオレ、遺産のことも機械のことも正直よくわかんねえし……」
YERO:「さあ。私にはよくわからないんだが――」
椋実翔利:「あ、この遺産ってのはオーヴァードの遺産のことでな。その、なんつうか。死ぬ時残す遺産とは違って……」
アレトゥーサ:「ようこそ、アドミニストレーター椋実」
アレトゥーサ:「管理者権限で起動しました」
椋実翔利:ごちゃごちゃ言いつつ、片付いていない研究室を乱暴に蹴散らしながら先に進もうとして
椋実翔利:硬直する 「あ?」
YERO:「……なるほど」
椋実翔利:「……は? 何?」
椋実翔利:「VTuber?」
YERO:「マスター・ヴォルトの遺産だ」
YERO:「その部屋にあるすべての機材が、きっとそうだ」
YERO:「それにアクセスするためのユーザー・インターフェースが……」
アレトゥーサ:「指示を受け付けています」
椋実翔利:「……オマエか。つまり、えーと……コントローラー。操作系ってことか」
椋実翔利:「あってる、アレトゥーサ……でいいのか?」
アレトゥーサ:「はい。私はアレトゥーサ。あなたたちアドミニストレーターを補佐します」
アレトゥーサ:「必要な情報がありましたら、ご要望ください。データベースは正常に稼働中です」
椋実翔利:「……で、オマエと、ここにある機械全部が、マスターヴォルトの遺産……えーと、マスターヴォルトが作ったものってことで合ってるのか?」
アレトゥーサ:「はい」
アレトゥーサ:「後半は違います」
椋実翔利:辺りを見渡す。無骨で感情のない機械の山々だが
アレトゥーサ:「私はシャンバラ第一の峰の管理用ユーザー・インターフェースです」
椋実翔利:「……スッゲ……」 それが宝の山であることは否応なく分かる
椋実翔利:しばし目を輝かせていたが、彼女の言葉に意識を引き戻す 「シャンバラ、第一の峰……」
椋実翔利:「えーと、ちょっと待ってくれ。あの海底にいたアレトゥーサは第三の峰とか言ってたな。で、オマエは第一の峰……」
アレトゥーサ:「はい。私たちは七つの峰の防衛兵器です」
椋実翔利:「全部で7つ! そうそう、そんな感じで情報を出してくれ」 指差しつつ
椋実翔利:「……えー、つまりあれか。お前がそうやって言うってことは」
YERO:「そんな曖昧な指示でデータ出せるような仕様じゃないと思うよ……」
椋実翔利:「分かってる! 機械ってのは融通が利かないからな……えーと……」
椋実翔利:「……分かった。一番簡単なこと、聞こう。一番簡単っつうか、大事というか、実際気になってることっていうか」
椋実翔利:「……シャンバラって、何?」
アレトゥーサ:「都市です」
アレトゥーサ:「かつて高高度に存在しました」
椋実翔利:「空の上ってことだよな。だけど今は落ちてて……それを防衛している7つの内、一つは海に、もう一つはここに。マスターヴォルトの遺産……」
椋実翔利:「……いやつうか、何で墜ちたの? かつて高高度に存在したは、まあいいよ。現代人もビル作るし」
アレトゥーサ:「エラー。申し訳ありません。都市壊滅時のデータは存在しません」
アレトゥーサ:「中枢損壊時のログをお探しですか?」
椋実翔利:「あ、そう。まあ壊滅したんだからそうなっちゃうよな。ログも残んないか。んじゃさっき誤魔化したトコ聞こう」
椋実翔利:「あ、それがあると嬉しいんだよな! あるか? ほら見ろよ《YERO》!」
YERO:「ええー……」
椋実翔利:「結構ファジーに受け答えできるぞ! 古代スゲーな!」
YERO:「なんか納得いかないぞ……どうなってるんだ、このインターフェース?」
アレトゥーサ:「中枢損開示のエラーは、中枢制御棟に存在します。座標を表示します」
GM:モニターらしきプレートに光が灯る。
GM:この街の地形らしきもの。そこに赤く光るポイントが表示された。
椋実翔利:「あっこれモニターか! 中枢制御棟とかいうのの場所は分かってんだな! よしよし……」
GM:この街の住民にはよく知られている場所だ。
GM:真名雁古墳と呼ばれている。
椋実翔利:「……あっ、割と近くね? これならSHIDENすっ飛ばしてすぐ行けるぜ。えーと……」
椋実翔利:「…………」
YERO:「ああ。これは大変だね」
YERO:「徒歩で行ける距離だが、同時に途方もなく困難なポイントといえるだろう」
椋実翔利:「……つうかその古墳って、鶴喰の剣とか、烏羽のガールフレンドの剣とか出てきた場所で」
椋実翔利:「《スヴェルト》の連中にも縁がある場所だったはずで……困難ってのはつまり?」
YERO:「私が何を目的にFHをやっているのか、覚えていると思うけど」
YERO:「《スヴェルト》の連中の居場所はとっくに割り出していた。問題なのは、そこに切り込む戦力……きみたちの状況的リソースだったわけだが」
YERO:「この真名雁古墳が彼らの巣だ」

FHキャンペーン「I'm home」
■第四話:いつか、この日が来ることを ――了

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