第四話「皆でまさかの映画デビュー!?目指せ感動の大傑作!」(GM:今日日)


メインログ | 雑談ログ

【ダブルクロス・プリピュア】
第一話:「私達が正義のヒーロー!?妖精パワーで大変身!」
第ニ話:「縦浜中学文化祭!あっちもこっちも大混乱!?」
第三話:「リボンを探して何千里!離れ小島の大冒険!!」
第四話:「皆でまさかの映画デビュー!?目指せ感動の大傑作!」
第五話:「シザーリオ、因縁に決着を!修学旅行で大激突!!」

“ピュアストライプ”
葛城(かつらぎ)まつり

(PC1:いちま)

キャラシート

“ピュアロココ”
菜花(なばな)かざり

(PC2:缶詰)

キャラシート

“ピュアバブル”
湖東(ことう)まき

(PC3:敗者T)

キャラシート

“ピュアミルフルール”
稲波(いななみ)なみ

(PC4:DT)

キャラシート



【Index】

オープニング1
オープニング2
オープニング3
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4:かざり
ミドルフェイズ5:なみ
ミドルフェイズ6:まき
ミドルフェイズ7:まつり
ミドルフェイズ8:かざり
ミドルフェイズ9
クライマックス1
クライマックス2
エンディング1
エンディング2
マスターシーン

プリプレイ

GM:皆様お揃いのようですので、プリピュアキャンペーン第4話を開始いたします。
GM:まずはPC紹介から。いつも通り、まつりちゃんからお願いします。
葛城まつり:はーい!
葛城まつりキャラシート
葛城まつり:これは成長したキャラシ!
葛城まつり:というわけで改めて、葛城まつりです!少し前に縦浜島に引っ越してきた14歳の中学生!
葛城まつり:趣味は運動と探検、将来の夢は冒険家!
葛城まつり:そしてその正体は……島の平和を守る戦士プリピュアこと、ピュアストライプなの!
GM:な、なんだってー!?
葛城まつり:えへへ……みんなには内緒にしてね!
葛城まつり:前回までの冒険では、新しい封印アイテムを探して無人島に向かったんだけど
葛城まつり:いきなりハウンド達と出くわしちゃうし、森でははぐれるし、お猿さんには泥団子投げつけられちゃって大ピンチ!
葛城まつり:おまけに無人島だと思ってた島も普通に観光地だったし……でも、楽しかったからオッケーかな!
GM:お猿さんは強敵でしたね……。まあ結果オーライ!
葛城まつり:成長ポイントとしては《ジャイアントグロウス》を習得しています。パーティ初の範囲攻撃!
葛城まつり:これで悪い奴らをばしばし倒していくよ~
GM:新たな力……!
葛城まつり:ひとまずそんな感じ!みなぎるパワーで頑張ります!
GM:頑張っていただきましょう。そんなまつりさんのハンドアウトがこちら!
ハンドアウト
PC1:葛城まつり シナリオロイス:雨宮あむ
君は縦浜中学校に通う女子中学生にして、島の平和を守る戦士・ピュアストライプだ。
最近は学校のイベントもハウンドの襲来も収まってなんだか平和……と思っていた矢先。
君の友人である雨宮あむが、映画に出てほしいと熱烈な勧誘を受けた。
気になった君が話を聞くと、あっという間に君まで映画に出る方向へと話が転がっていく。
葛城まつり:あむちゃん!
葛城まつり:映画か~ この前は絵の賞も取ってたのに、あむちゃんは多才ですごいね!
葛城まつり:どんな映画になるのかな~
GM:その辺りはシナリオでのお楽しみということで……。よろしくお願いします。
葛城まつり:よろしくよろしく!
GM:ではお次、かざりちゃん!自己紹介をお願いします。
菜花かざり:はいっ
菜花かざりキャラシート
菜花かざり:菜花かざり(なばな・かざり)、可愛い可愛い女子中学生です。
GM:かわいい~!
菜花かざり:えへへえへへ
菜花かざり:生まれたときから島に住んでる14歳。その正体は平和を守る戦士、プリピュアなのです!
菜花かざり:前回は見知らぬ島(だったんです)でちょっとドキドキの大冒険!
菜花かざり:その結果、最近はカメラをよく持ち歩くようになりました
菜花かざり:いろんな写真を撮って見たいと思います!
GM:ある意味一番順応してたしな……。沢山撮ってね。
菜花かざり:パシャパシャします
菜花かざり:成長は子羊の歌!大変そうな皆の苦労をちょっぴりだけ肩代わりします
GM:ロイスを守れる!堅実な成長ですね。
菜花かざり:友達が想像以上にがんばりやさんだったもので…
菜花かざり:変わったのはそんな感じ!今回もあふれる可愛さでノックダウンです!
菜花かざり:頑張ります!
GM:全てをノックダウンしてやってください。そんなかざりちゃんのハンドアウトはこちら!
ハンドアウト
PC2:菜花かざり シナリオロイス:根間みずき
君は縦浜中学校に通う女子中学生にして、島の平和を守る戦士・ピュアロココだ。
最近は学校のイベントもハウンドの襲来も収まってなんだか平和……と思っていた矢先。
君はクラスメイトである根間みずきから思ってもみない頼みごとを受けることになる。
なんと、君に自分達が撮る映画の主役を演じてほしいというのだ。
菜花かざり:わ、私が主役~~!?
菜花かざり:お芝居からチャンスを掴んじゃいましたかね。えへえへへ。
GM:前回も見事に主役を演じ切りましたからね。今回も期待しております。
菜花かざり:みずきちゃん……目の付け所が良いじゃないですか。ふふふん
菜花かざり:期待に答えます!よろしくおねがいします!
GM:はい、よろしくお願いします。では次にまきちゃん!自己紹介どうぞ。
湖東まき:はい!
湖東まきキャラシート
湖東まき:湖東(ことう)まき。こちらも島では新顔枠の、縦浜中学校二年生です。
湖東まき:画家の祖父に憧れていて、いつか自分もそうなれるよう努力する日々……の傍ら
湖東まき:実は島の平和を守る戦士、プリピュアとしても活動しています。……するようになりました!
GM:ピュアバブル!
湖東まき:なるまでにも紆余曲折あり、なった後も島でてんやわんやだったりしましたが……両方とも頑張っていきたいです。
湖東まき:成長ポイントとしては凍てつく刃を取得。
GM:どんどん支援キャラとしてのレベルが上がっていく。
湖東まき:ちょっぴり火力にも貢献できるようになりました。攻撃寄りの演出の手段を手に入れたとも言えます。
湖東まき:ちょびっとずつ殻を破っていく感じが出せたらいいなと思っています。よろしくお願いします!
GM:どんどん成長していく……。そんなまきちゃんのハンドアウトがこちら。
ハンドアウト
PC3:湖東まき シナリオロイス:河西いくみ
君は縦浜中学校に通う女子中学生にして、島の平和を守る戦士・ピュアバブルだ。
最近は学校のイベントもハウンドの襲来も収まってなんだか平和……と思っていた矢先。
君はクラスメイトである河西いくみから思ってもみない頼みごとを受けることになる。
自分達が撮る映画のパネル作りに協力してほしいというのだ。
湖東まき:ちゃんと得意分野を見て誘ってくれてる感じがして嬉しいなあ
GM:絵の腕を買っての申し出ですからね。まきちゃんの専門分野です。
湖東まき:ちょっとうずうず来ちゃいそうですね
湖東まき:詳しい話を聞かせてもらうぜ
GM:得意分野の話でうきうきするまきちゃんかわいいね。よろしくお願いします。
湖東まき:よろしくお願いします!
GM:では最後になみちゃん。自己紹介をどうぞ。
稲波なみ:は~い
稲波なみキャラシート
稲波なみ:いななみ・なみです!
稲波なみ:縦浜中学校の2年生。島を守る唯一の戦士であるプリピュア、ピュアミルフルールだったのも今は昔。
稲波なみ:今ではお友達と一緒に島の平和を守ってます!
GM:皆と一緒!
GM:ずっとそうであってくれ……。
稲波なみ:このあいだは船を作って失敗してまた作ったり頑張ってこいだりシンショックと戦ったり
稲波なみ:あとおサルさんに襲われたりおサルさんに襲われたりしたよ~ 楽しかったね
GM:思い出におけるお猿さんの比率がデカい。
稲波なみ:ふああ……
稲波なみ:ZZZ……
GM:あ、こら!
稲波なみ:はっ。
GM:起きて!
稲波なみ:成長だ。成長のお話だよね
稲波なみ:《勝利の女神》を取りました。また支援能力を上げる方向だよ~
稲波なみ:1LVでも2バディムなので十分強いと思うよ
稲波なみ:……バディムってなんだろ~?
GM:バディムが何かは分かりませんが、後乗せ支援は大体強い。
稲波なみ:自分の回避にも載せたりも出来るよ 頑張ってたくさん避けます よろしく!
GM:マジでめっちゃ避けるんだよな……。そんななみちゃんのハンドアウトがこちら!
ハンドアウト
PC4:稲波なみ シナリオロイス:根間みずき
君は縦浜中学校に通う女子中学生にして、島の平和を守る戦士・ピュアミルフルールだ。
最近は学校のイベントもハウンドの襲来も収まってなんだか平和……と思っていた矢先。
君はクラスメイトである根間みずきから自分達の映画の手伝いをしてほしいと頼まれる。
聞けば彼女は人手不足で困っているらしい。世話焼きの君には放っておけない話だろう。
稲波なみ:まあ大変。お手伝いするねっ
GM:二つ返事!
稲波なみ:何が足りないのかな 俳優?カメラマン?照明?音声?衣装?
稲波なみ:色々準備しないと
GM:心強すぎる……。よろしくお願いします。
GM:では、ここからはNPCの紹介です。まずは1回分振りにあむちゃん、お願いします。
雨宮あむ:はい!
雨宮あむ:雨宮あむです。最近やってきたばかりの転校生です。
雨宮あむ:怪しいことなんて何もないです 本当です
GM:当人がこういってるということはきっと本当に違いない。
雨宮あむ:普段は美術室で絵を描いたりしています ごく普通の物静かな生徒です。
雨宮あむ:しかしてその正体はダラク様の忠実な部下、シザーリオ。
雨宮あむ:憎きプリピュアどもを倒すべく、生徒として学校に潜入しています。
雨宮あむ:この屈辱……必ず返すぞプリピュア!
GM:貴女の働きには期待していますからね。よろしくお願いします。
雨宮あむ:必ずやダラク様のお役に立ってみせます よろしくお願いします
GM:では、最後に妖精組をさらっと行きましょう。パーピーとウェールシュから。
パーピー:パピはパーピーパピ!今日もパピッとパピパッピーパピ!ふふふふ!
ウェールシュ:ウェールシュルシュ!ルシュはちゃんとあいさつできルッシュルシュっ。ふんふん!
パーピー:よろしくお願いしますパっピ!
GM:二人とも元気いっぱいでえらいですね。よろしくお願いします。
GM:そして最後にリアンとロッシー、挨拶をどうぞ。
リアン:あっ。……よ、妖精のリアン、アン。きょ、今日もまつりのパートナーとしてがんばる、アン。
ロッシー:ロシーがかざりのパートナーのロシーロシ。今日ものんびりがんばるロシ。
リアン:あの、ロシーじゃなくてロッシー……。
GM:二人もよろしくお願いします。では最後にトレーラーの発表です。

トレーラー ♪~~ダブル・クロス・プリピュア!(流れ出すOPテーマ)
「最近ハウンドも出てこないし、なんだか平和ロシ。こんな日がたくさん続いてほしいロシ」
「何言ってルシュ!リボン探しも妖精探しもまだまだ途中ルシュよ!」
「ウェールシュはがみがみ屋さんロシ。ロシ?かざり、どうしたロシ?」
「むむ。なみに、まつりに、まきまで……。何かをお願いされてるみたいルシュ?」
「映画?かざり、映画デビューするロシ?」
「ぬな〜〜〜っ、舞台じゃ飽きたらずルッシュか〜〜〜!?」
「かざりならきっと主役もバッチリロシ。ロシーもおうえんするからがんばるロシ」
「なんでロッシーはそんなに受け入れが早いんルッシュ〜〜!?」
「次回、『皆でまさかの映画デビュー!?目指せ感動の大傑作!』ロシ/ルシュ!」
「来週もまた見てほしいロシ~」
GM:改めまして、プリピュアクロス第4話『皆でまさかの映画デビュー!?目指せ感動の大傑作!』開幕となります。
GM:皆様よろしくお願いします!
稲波なみ:よろしくおねがいします~!
葛城まつり:よろしくお願いします!
湖東まき:よろしくお願いしますー!
雨宮あむ:よろしくお願いします!
菜花かざり:よろしくおねがいします!
サブGM:よろしくお願いしますっ!


OP1:菜花かざり&稲波なみ

GM:今回は二人で合同のOPとなります。お二人は登場侵蝕をどうぞ。
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (31 → 37)
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (39 → 45)


GM:縦浜中学2年B組。
GM:HRが段々と近づき、生徒も揃いつつある朝の教室。そこかしこでおはようの挨拶や他愛のない会話が聞こえてくる。
稲波なみ:かくかくと船をこいでいる。
菜花かざり:教室に入って自分の席に近づくと、鞄につけた可愛いストラップがチャリチャリと音を立てる。
菜花かざり:「おはよう、なみちゃーん。……なみちゃん?」
菜花かざり:顔を覗き込みます
稲波なみ:「ん~?」うとうと。
菜花かざり:「うーん、今日も眠そうですね」
菜花かざり:「昨日は何時に寝たんですか?」
稲波なみ:「わっかざりちゃんだ」
稲波なみ:「おはよう!」
菜花かざり:「おはようございます!かざりちゃんですよっ」
稲波なみ:「昨日はちょっと夜ふかししちゃって……12時くらいまで起きちゃったの」
菜花かざり:「うわぁ~っ。今日じゃないですか」
菜花かざり:「だめですよ。10時までには寝ないと、次の日も眠くなるんですから」
稲波なみ:「うん……気をつけないと……でもね、あのね」
稲波なみ:「秘密基地にね、何飾ろうかなって」
稲波なみ:「いろいろ調べてたら、楽しくなっちゃって」
菜花かざり:「寝付けなかったと」
稲波なみ:「うん……」
菜花かざり:「むむ。楽しんでるならいいかなぁ…むむー」横で結んだ髪をくるくるといじる
稲波なみ:「でもだめだよね、目にも悪いもんね」
菜花かざり:「うん、そうですそうですっ」
菜花かざり:「それに楽しみなら、私達皆で考えるのが良いです」
稲波なみ:「あっ」手を打つ。「それもそうだねえ」
菜花かざり:「ですです」
菜花かざり:「いっぱい寝たほうがアイデアも出ますから、ちゃんと寝てくださいね。お返事っ」
稲波なみ:「はあーい!」手を挙げる。
菜花かざり:「よろしいー」
GM:二人がそんな和やかな会話をしていると、ガラガラっと勢いよく教室の扉が開く。
根間みずき:「おっはよー!」
GM:飛び込んできたのは黒髪をまとめた少女。彼女はそのままカバンも下ろさずに二人の元へと駆け寄ると。
根間みずき:「かざりちゃん!!お願いがあるんだけど!!」
稲波なみ:「おはよ~」挨拶を返して。「おお」
菜花かざり:「うゆ?」首だけで振り向きます
稲波なみ:「どうしたのかな」
GM:とかざりちゃんの両手を取ってグイっと詰め寄る。
菜花かざり:「おはようございます。私ですか?」
菜花かざり:取られます。ハンズフリー。
菜花かざり:「わぁ、近い」
根間みずき:「そう!是非かざりちゃんが良いっていうかかざりちゃんがピッタリっていうか」
根間みずき:「他に候補が浮かばないくらいかざりちゃんにお願いしたいことがあってね!」
GM:嵐のような勢いで捲し立てる彼女の名は根間みずき。君達と同じく2年B組に所属するクラスメイトである。
GM:積極的、というより少々勢いが余っている面もあるが、誰にでも友好的。そして根っからの映画マニアで知られている。
菜花かざり:「えぇ~」内容はわからないが楽しそうです。
稲波なみ:「何だろなんだろ」
菜花かざり:「良いでしょう!そこまで言うのでしたら!」
菜花かざり:むん、と背筋を伸ばします。
菜花かざり:「…………何をするのです?」
菜花かざり:? という顔で首を傾げました。
根間みずき:「よくぞ聞いてくれました!」
根間みずき:バッと芝居がかった勢いで手を片手を広げ。
根間みずき:「私達が撮る映画の主役をやってほしいんだ!!」
菜花かざり:「おぉっ」
菜花かざり:ノリで反応します
稲波なみ:「映画の?」
菜花かざり:「………しゅ、主役ですか!私が!?」
根間みずき:「そう!かざりちゃんが!」
稲波なみ:「かざりちゃんが主役……!」
菜花かざり:「え、えぇ~~~~~!」
菜花かざり:両手を頬に当てて横髪がぴーん!
菜花かざり:「び、びっくりしました。いえ、この間の演劇もお姫様をしましたけど、私が主役?ですか?」
菜花かざり:「映画の!」
根間みずき:「そう!そのこないだの文化祭を見て確信したんだよ!」
菜花かざり:ゆるゆるするほっぺを手で抑えてます。
根間みずき:「あ、いやあのときは私脚本協力くらいでキャスティングには関わってないんだけどね。映画と演劇じゃ勝手も違うしさ」
稲波なみ:「うんうん、あれ素敵だったもんね」手を合わせてにこにこしている。
菜花かざり:「ほうほう」
根間みずき:「でも、でもだよ?代役っていう咄嗟の抜擢をあんなにピッタリこなして見せる順応性!舞台映えする華やかな容姿と立ち振る舞い!」
菜花かざり:「ふ、ふふん」
菜花かざり:天狗さんになりそうな鼻を押さえます
根間みずき:「そして魔女さえ許す慈愛と寛容を嫌味なく心から演じられるその人格!私は確信したよ、かざりちゃんに主役の適性があることを!」
菜花かざり:「褒め過ぎですよ~~~~!」
稲波なみ:「おお~。よくわからないけどたくさん褒められてる」
菜花かざり:にこにこ。
菜花かざり:「いっぱい褒められちゃいました。ふふ、私が主役にバッチリですって!」
菜花かざり:なみちゃんの手を掴んでブンブンします
稲波なみ:ブンブンされる。「うんうん」
菜花かざり:「こほん」おすまし。
菜花かざり:「そこまで言って頂けるならもちろん!協力しましょう!」
菜花かざり:「その主役、お引き受けします!」
根間みずき:「ホント!?やった~~~!!」
稲波なみ:「おお……楽しみ!」
稲波なみ:「でも自分で映画撮るのって、すごい大変そう」
菜花かざり:「あ、そうですよね。動画を撮るのも大変ですもん」
菜花かざり:最近使い始めたデジタルカメラの動画モードを思い出してます。ほわほわ
菜花かざり:「みずきちゃんが撮るんですか?」
根間みずき:「そうだよ~!なんたって私は脚本兼監督権カメラマンだからね!」
稲波なみ:「脚本って、お話を書く人のことだよね」
稲波なみ:「お話もやって、カントクもやって、カメラさんもやるんだ」
稲波なみ:「それってとっても楽しそうだけど、すっごい大変そう」
根間みずき:「そう!まあ正直手が足りないと言えば足りないしまだまだ役者集めもしないといけないんだけど……」
根間みずき:「でもそんなことで立ち止まってちゃ映画は完成しないからね!行動あるのみ、だよ!」
菜花かざり:「おぉ………」ちょっと感心の顔
菜花かざり:「みずきちゃんはほんとに映画が大好きなんですね~」
根間みずき:「もっちろん!!目指すは一流映画監督兼一流脚本家だよ!」
菜花かざり:「わぁ~っ。キラキラしてます!」
稲波なみ:「一流カメラさんはいいんだ」盛り上がる2人の横で小さくこぼす。
菜花かざり:「でも、そんなにいっぺんにしてたら大変でしょう」
菜花かざり:「お芝居の時に裏方も手伝いましたから、何かあったら遠慮せずに言ってくださいね」
根間みずき:「ありがと!まあ裏方も欲しいけど、それよりもまず役者の確保だなぁ」
根間みずき:「まだまだキャストが足りないんだ。やってほしいって子自体は他にも居るんだけど……」
根間みずき:急にハッと何かを思いついたような顔になると。
稲波なみ:「おお~。楽しそうだね」
根間みずき:「なみちゃん!良かったらだけど、なみちゃんも出てくれない!?」
菜花かざり:「おぉ!」
稲波なみ:「おお~、それも楽しそう……」
稲波なみ:「……」
稲波なみ:「……私?」
菜花かざり:「なみちゃんですよ~」ぱち、と両手を合わせます。
根間みずき:「うん!主役の子を支える友達役!」
稲波なみ:「役じゃないよ~」
稲波なみ:「かざりちゃんが主役なんでしょ?」
稲波なみ:「じゃあ役じゃなくて本物だ」
菜花かざり:「確かにそうですねー……」
根間みずき:「そう!だからこそピッタリハマると思うの!」
稲波なみ:「なるほど……そういうことなんだ」
稲波なみ:「うん、私もお手伝いするよ、みずきちゃん!」
菜花かざり:「わ、やったー」
根間みずき:「ありがと~~~!!一気に二人もキャストが決まるなんて、めっちゃ先行き良好だよ~!」
根間みずき:「あ、詳しい話は放課後にしたいから映画部の部室まで来てもらっても良い?」
菜花かざり:「わかりました。他の人達にも挨拶しないとダメですもんね」
菜花かざり:「なみちゃんも大丈夫ですか?」
稲波なみ:「うん、どんな人達と映画を作ることになるんだろう?」
稲波なみ:「わくわくだねえ」
菜花かざり:「はい、どっきどきですねぇー」
稲波なみ:「沢山の人たちの力を合わせて、いいものを作ろうね」
菜花かざり:「もちろんですともっ」
菜花かざり:「私が主役で、なみちゃんも一緒にいてくれるんですから」
菜花かざり:「怖いものなし、ですっ」
稲波なみ:「だよっ」
稲波なみ:「感動の大傑作になるといいなあ」
菜花かざり:おー、となみちゃんと手のひらを合わせました。


GM:ロイス取得のみ可能です。
菜花かざり:「根間みずき ○P協力/N心配」一人で色々やって倒れる友達がいるので心配。
菜花かざり:以上です
稲波なみ:お友だち/菜花かざり/映画でもお友だち!:○/うまくやれるかな、大丈夫かな/ロイス
稲波なみ:クラスメイト/根間みずき/みんなでがんばろうね!:○/ちょっと早口/ロイス
稲波なみ:以上です~


OP2:湖東まき

GM:お次はまきちゃんのOPになります。登場侵蝕をどうぞ。
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (31 → 33)


GM:縦浜中学2年B組。
GM:みずきが二人の元へと駆け寄り、話していたのとちょうど同じころ。まきも自分の席に居た。
湖東まき:(なんだろう。盛り上がってる)ノートやテキストを束ねて持ってとんとんと高さを揃えながら、そちらのほうに顔を向けている。
GM:そんなまきへ、後ろから上ずり気味の声がかかる。
河西いくみ:「あ、あのっ!」
湖東まき:「わっ!?」びくりとして髪の毛が波立つ。
河西いくみ:「わ、あぁっ!?ごめんなさいビックリさせちゃって!」
河西いくみ:慌てながら頭を下げて、君の机の端にゴンと額を打つ。
湖東まき:「あっいやっだいじょぶだいじょぶ……!」
湖東まき:「わああっ」
湖東まき:「落ち着いて!」
河西いくみ:「あうぅっ……。あ、いえ、大丈夫です!ちょっと痛いだけで大丈夫です!」
河西いくみ:「それよりも、あの、湖東さん!」
湖東まき:「は、はい」居住まいを正す。
河西いくみ:「わ、私の先生になってください!」
湖東まき:「はい?」
河西いくみ:そう言って改めて頭を下げる。今回は額は打たなかった。
GM:彼女の名前は河西いくみ。君と同じ2年B組に所属するクラスメイト。
GM:女子の中でも大人しく、主張は少ない方だ。注目を集めるのはたまにドジをやらかしたときくらいだろう。
湖東まき:ぱちぱちと青い目を瞬かせて。「それって、どういうこと?」
河西いくみ:「あ、あの、実は私、映画の裏方を目指してて」
河西いくみ:「映画部にも入ってて、そこで裏方の勉強してて、でもまだ全然なんですけど」
河西いくみ:「それでその、今度映画を撮ることになって、その背景の一部としてパネルを描かないといけなくて」
河西いくみ:「でも、まだ全然初心者でへたっぴだから上手く行かなくて……」
河西いくみ:言いながら自分で凹んできたのか段々と声が小さくなっていく。
湖東まき:「あー……」ちら、とこっそり名札に視線をやって。「でもわたし、河西さんに上手く教えられるかわからないよ」
河西いくみ:「ぜ、全然そんなことないです!だって湖東さん、すっごく絵が上手だから!」
湖東まき:「む」ぴくりとする。
河西いくみ:「描いてるところを見せてもらったり、どういうことを気にして描いてるかとか聞いたり、それだけでも良いんです!」
湖東まき:「むむ」
河西いくみ:「私、絵は全然専門じゃなくて、あ、裏方自体まだまだだから専門じゃないんですけど、だから絵を描いてる人のお話を是非聞きたいんです!」
河西いくみ:「だから、だからその、お願いします!」
湖東まき:「うーん……」きゅっと眉根を寄せて。「ほんとうに、人に教えたこととかないから、ちゃんとできるかわからないけど」
湖東まき:「それでもよければ……」
河西いくみ:「……!」 ちょっと潤みかけていた瞳をぱあぁっと輝かせると。
河西いくみ:「ありがとうございます!よろしくお願いします!!」
河西いくみ:また勢いよく頭を下げる。今度は加減を忘れていたのか、再びごんっと鈍い音がした。
河西いくみ:「あぅっ!?」
湖東まき:「……ほんとうに、期待しすぎないでね……?」
湖東まき:喜ぶ彼女の感情の激しさに、逆に不安になって予防線を張る。


GM:ロイス取得のみ可能です。
湖東まき:河西いくみ 希望/〇不安 で取ります
GM:了解です。ではシーンエンドで。


OP3:葛城まつり

葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (34 → 39)
GM:あっ素早く振ってもらってる。ありがたや……。


GM:縦浜中学2年A組。
GM:3限目の授業が終わった後の昼休み。先生が退室すると同時に教室内の空気が弛緩する。
GM:男子も女子もそれぞれ仲が良いグループで集まって、昼食を広げだす。
葛城まつり:「それでね、走っていった先でもお猿さんがわーっ!て襲ってきて……」
葛城まつり:二段のお弁当箱を前に、時おり身振り手振りを交えながら、この間の島での事を話している。
葛城まつり:もちろん、妖精やプリピュアに関わる内容には適当に誤魔化しを入れているけれど。
雨宮あむ:「そう……野生の猿がいるのね」
雨宮あむ:「危険ではないかしら。駆除した方がいいと思うわ」
雨宮あむ:机の上にはゼリー系の飲料がひとつだけぽつんと乗っている。
葛城まつり:「そうそう!それもすばしっこい上に、思ったより賢くて……」
葛城まつり:「ええっ。駆除……駆除かあ」
葛城まつり:首を傾げる。確かに、皆が訪れる観光地ならそういう対処をするのが普通……という考え方もあるのかもしれないけれど。
葛城まつり:「でも、かわいそうじゃない……?それに、泥だらけになっただけで、怪我したわけじゃないんだよ」
雨宮あむ:「かわいそう?」首を傾げる。
雨宮あむ:「よく分からない感覚ね」キャップを開き、パックからゼリーを吸う。
葛城まつり:「ええ、だって……いきなり押しかけてきた人たちに、住んでる場所から追い出されるってことでしょ?お猿さんたちにしてみればさ」
雨宮あむ:「野生動物にそんな高度な思考能力は無いと思うけれど……」
雨宮あむ:「それに、そんなのは人間がいつもしてきたことじゃないかしら」
葛城まつり:「そうかなあ。かざりちゃんがお友達になってたりしたみたいだったけど……」
葛城まつり:「それに、これは私のワガママなんだけどさ……」ひょい、とミートボールを口に放り込んで。
葛城まつり:「そうやって大人に『ならされた』安全な場所って、ワクワクしないよね」
雨宮あむ:「?」
雨宮あむ:さっぱり分からないという怪訝な顔をする。
雨宮あむ:「まつりはよく、意味の分からないことを言うわね」
葛城まつり:「ううん……やっぱり、そうなのかなあ」
雨宮あむ:30秒もかからず中身を飲み干して、息を吐く。
葛城まつり:「あ……えっと、ごめんね?勝手にいろいろ話しちゃってさ」
葛城まつり:その態度に、「不快にさせてしまったかな」と思って少し申し訳無さそうにする。
雨宮あむ:(……居場所を追われる猿か……皮肉なものだな)
雨宮あむ:和やかな教室の様子を一瞥し、内心で呟く。
雨宮あむ:(もうすぐ、お前達がそうなるというのに)
雨宮あむ:「いい。まつりの話を聞けるのは有益」
葛城まつり:「あ、そう……?へへ、良かった」一転してはにかんで、その言葉を素直に受け止める。
雨宮あむ:「もっと色々と聞かせてほしいと思っている……友達のこととか」
葛城まつり:(……うん、良かった)文化祭の時は、ちょっと気まずい感じになったりもしたけれど。
葛城まつり:次の日に会った時には、つとめていつも通りに挨拶をした。「それきり」になるのが怖かった。
葛城まつり:杞憂だった。ちゃんと返事は返ってきたし、こうして座席が隣同士で一緒に昼食を摂る習慣がなくなることもなかった。
葛城まつり:……結局、絵本はまだ見せてもらっていないのだけれど。
雨宮あむ:対してこちらはまるで気にしていない。そもそも気まずくなったという感覚すら無い。
雨宮あむ:「菜花かざりが野生の猿と友人になったと言っていたけれど、何かそういう特殊能力があるのかしら」
葛城まつり:「友達のこと?うん、いいよいいよ!」誰のことから話そうかな、と口元に手を当てて考え込み。
葛城まつり:「へ、特殊能力……?」
葛城まつり:「それって、エスパーとか魔法みたいなのを言ってる?」
GM:その会話を遮るようにガラガラと教室の扉が音を立てる。
雨宮あむ:「そう言えるかしら。通常、野生動物とは……」音のほうに目を向ける。
葛城まつり:「えへへ、まさか!そんな力なんてある訳ないじゃん~」
葛城まつり:(……って言っておかないと、ウェールシュとかに怒られそうだもんね)
葛城まつり:「……ん?」開いた扉の方を見やる。
GM:そこにいたのは黒髪をまとめ眼鏡をかけた少女。
GM:彼女は誰かを探すように教室内を見回すと、君達を見つけて目を輝かせる。
葛城まつり:「お、こっち見てる。知り合いの子?」
雨宮あむ:「知らないわ」
GM:そして真っ直ぐバタバタ君達の元へと駆け寄って。
根間みずき:「あなた、雨宮さんだよね!?最近転校してきた!」
GM:君達の机に手を付きながらあむちゃんの顔を覗き込む。
雨宮あむ:「そうだけれど。貴方は?」
根間みずき:「あ、ごめん!私は隣のクラスの根間みずき!」
根間みずき:「映画部に所属しててね?あなたに是非私達の映画に出てほしいなってスカウトに来たの!」
雨宮あむ:(プリピュアの関連人物ではなかった筈だが……)記憶を手繰り、
雨宮あむ:「……映画?」
葛城まつり:「へええ、スカウトじゃん!すごいねえ」
雨宮あむ:「すごいの?」
葛城まつり:「そりゃ、誰でもやれる役なら名指しでお願いされたりなんてしないよ。つまり、あむちゃんが特別ってこと」
葛城まつり:「……だよね?」とみずきちゃんの方を見る。
根間みずき:「そう!是非雨宮さんが良いなって!」
雨宮あむ:「なぜ私なのかしら」
根間みずき:「そのクールな顔立ちと雰囲気がイメージにピッタリでね!それに背が高いのもすっごい良い!」
根間みずき:「服を整えれば、絶対その辺の男子なんか足元にも及ばないイケメンになると思うんだ!」
雨宮あむ:「成程、分かった」こくりと頷き
雨宮あむ:「お断りするわ」
葛城まつり:「おお、熱烈……」
葛城まつり:「あっ断るんだ」
根間みずき:「う……やっぱり嫌?男子役」
雨宮あむ:「いいえ。でも、私にメリットが無いもの」
雨宮あむ:「それとも、何かしらの対価や報酬を用意してくれるのかしら」
根間みずき:「そ、それは……」
根間みずき:だらだらと汗を垂らしながら視線が彷徨い。
根間みずき:「……フィルムに姿が残ることが報酬、とか?絶対思い出に残る一作に仕上げるよ!」
雨宮あむ:「興味が無いわね」にべもなく、ぴしゃりとはねのける。
雨宮あむ:「私にとっては無意味よ。やはりお断りさせてもらうわ」
葛城まつり:「ドライだなあ……あむちゃんの欲しい報酬って、やっぱりお金とかなの?」
葛城まつり:落ち込んでいく彼女がいたたまれなくなって、つい口を挟む。
雨宮あむ:「そうね。利益になればそれに限らないけれど、現金は分かりやすい形の報酬ね」
雨宮あむ:実際、現金があれば人間としての活動が円滑になるのは確かだ。
根間みずき:「うぅ……残念無念……。私のお小遣いが残っていれば……」
根間みずき:机に手を付いたまま、がっくりと項垂れる。
雨宮あむ:「……お話はそれだけかしら。私、まつりと話しているのだけれど」
葛城まつり:「あっ……ねえ、根間さん。その映画って、どういう内容なの?」
根間みずき:「お、興味ある!?」 バッと顔を上げる。
葛城まつり:あむちゃんの好奇心のツボは、それなりに付き合いのあるまつりの視点でもよく分からないものだ。
葛城まつり:だから、「もしかしたら、内容次第では興味を持ってくれるかも知れない……」とダメ元で訊ねてみた訳だったのだが。
根間みずき:「私としては、がっつりSFとか撮りたいんだけどやっぱり中学生レベルの機材や技術じゃ本格的なのは難しくってね」
葛城まつり:「あ、そうそう。ちょっと気になったかも……って」
雨宮あむ:ゼリー飲料の裏面の成分表示を読んでいる。
根間みずき:「それに設定や構造に凝り過ぎると観る側を置いてけぼりにしちゃうと思うんだ。私、設定作り出すと止まんなくなっちゃうし……」
根間みずき:「そこで今回は誰でも知ってる話を下敷きにすることで前提を共有しやすくして、その上で舞台を現代に書き換えて撮影をやりやすくするつもりなんだ!」
葛城まつり:「ふんふん……」人が打ち込んでいる夢の話なので真面目に聞こうとしている。7割くらいよく分かっていないが。
根間みずき:「SFかって言われるとちょっと……みたいなとこはあるけど、でもまあ最古のSFとも呼ばれてるし!ジャンル自体はラブコメになるかな?ただのコメディで終わらせる気ないけどね!」
根間みずき:「それと登場人物の数も絞るよ!原作に添うとちょっと役者の確保やキャラ立てが厳しいとこあるし!でも、その分役者にはこだわって……」
根間みずき:そこでふと早口の語りが止まり。
根間みずき:「…………葛城さん!映画出てみない!?」
葛城まつり:「ふんふんふん……えっ」
葛城まつり:「あれっ、私も誘われてる? どうして急に?」
根間みずき:「候補が浮かばなくて悩んでた役があってね、今天啓が降りてきたんだよ!」
根間みずき:「活動的で活発、ちょっと強引なときもあるけどカッコいい!そんな人が欲しかったんだ!」
根間みずき:「それにかざりちゃんとの身長差も良い感じだし!あむちゃんと並んだときの対比も、ってそっちは断られたんだった……」
葛城まつり:「て、天啓……」
葛城まつり:「って、かざりちゃんも出るんだ!?」
雨宮あむ:ぴくりと眉を動かす。
根間みずき:「出るよー!それとなみちゃんももうスカウト済み!」
葛城まつり:「ええっ、そうなんだ!」
根間みずき:「そう!だからメインのキャストは後二人なの!」
根間みずき:「で、どうかなまつりちゃん?やってみない?」
葛城まつり:「ん。そうだね、みんなが出る映画がどんな物になるのか……っていうのは気になるし」
葛城まつり:「それに、なんだか……君みたいなタイプ、好きかもしれない。私」
葛城まつり:「こう、自分のやりたい事がはっきり見えてて、そこに向かって全力で進んでいく感じ」
根間みずき:「と、言うことは……?」 キラキラした期待の目。
葛城まつり:「えっと。私で良ければ、やるよ」
根間みずき:「やった~~~~!!」
葛城まつり:「えへへ……っと、置いてけぼりにしちゃってごめんねあむちゃん」
雨宮あむ:「待って」不意に口を挟む
雨宮あむ:「私も出るわ」
葛城まつり:「自分と話しているから」とみずきちゃんを追い返そうとした彼女を差し置いて話し込んでしまっていた事に気づき、小さく手を合わせ。
葛城まつり:「えっ」
根間みずき:「えっ」
雨宮あむ:「元々私を誘っていたのよね。問題は無いと思うけれど」
葛城まつり:「でも……いいの? さっきは、報酬がなかったらやりたくないって」
雨宮あむ:「フィルムに姿が残ることが何よりの報酬だから。必ず思い出に残る一作に仕上がると思うし」
雨宮あむ:プリピュア達が出演するというのなら、監視の意味で同行しないわけにはいかない。むしろこれは、距離を詰める好機とも言える。
根間みずき:「もっちろん問題ないよ!ていうか棚からぼたもちからおはぎだよ!」
葛城まつり:(さ、さっきは思い出なんて興味ないって言ってたのに!? ……いや、あれ。これって、もしかして……?)
根間みずき:「まさか残りのキャスト二人が一気に決まるなんて!撮影スケジュールが早められるかも……!」
根間みずき:「あ、そうだ!台本とか撮影スケジュールの話は放課後で良い?かざりちゃん達にもそのとき説明する予定でね」
雨宮あむ:「問題ないわ。まつりは?」
葛城まつり:「放課後ね。用事はないし、大丈夫だよ」
雨宮あむ:「決まりね。よろしく頼むわ、」じっと根間さんの顔を見て「……映画部の人」
根間みずき:「根間みずきね!覚えてね!」
根間みずき:「じゃあ放課後に映画部の部室で!文化部の部室棟の一階にあるから!」
雨宮あむ:「そう、根間さん」頷く「覚えたわ」
葛城まつり:「あはは。これからよろしくね、根間さん!」
根間みずき:「私はキャスト決まった分イメージ合わせるために台本調整してくる!!」
GM:そう言うと、来た時同様嵐のように去っていく。
葛城まつり:「……ねえ、あむちゃん」食べ終えた弁当箱を片付けながら。
雨宮あむ:「何かしら?」
葛城まつり:「いや、さっきのさ。勘違いだったら、自意識過剰だな~って笑い飛ばして欲しいんだけど」
葛城まつり:「もしかして、私と一緒の思い出なら報酬になる……って思ってくれてる?」
雨宮あむ:「……よく分かったわね。その通りよ」
雨宮あむ:素直に頷く。
雨宮あむ:「貴方達と一緒なら、私にとってはそれが何より価値ある報酬だから」
葛城まつり:「ええ~……えへへ、嬉しいなあ」
葛城まつり:「じゃあ、あむちゃんにとっての楽しい思い出になるように、私も頑張らないとだ」
葛城まつり:ふにゃふにゃと照れたような笑顔を浮かべてから、ぎゅっと拳を握って引き締める。
雨宮あむ:「ええ。お互いに頑張りましょう」
雨宮あむ:淀みなく言う。ある意味で本心からの言葉だからだ。プリピュアに近付くというダラク様に与えられた使命以上のものは、“シザーリオ”には無い。
雨宮あむ:(映画か……)
雨宮あむ:(生ぬるいハッピーエンドでなければいいが)


GM:ロイス取得のみ可能です。
葛城まつり:雨宮あむ:◯誠意/不安 で取ります
葛城まつり:あそこまで言ってもらえたからには映画に出てよかったって思ってもらいたいな~みたいなあれ
GM:なるほど。ではこれでシーンエンドとなります。


Middle1:全員(シーンプレイヤー:湖東まき)

GM:Middle1:全員(シーンプレイヤー:湖東まき)
GM:合流ですので全員登場となります。皆さん登場侵蝕をどうぞ。
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (33 → 35)
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (39 → 40)
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (45 → 52)
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (37 → 43)


GM:縦浜中学文化部部室棟。
GM:規模は大きくないものの、それぞれ部の名前を掲げた部室が並ぶ簡素な建物。
GM:その一室である映画部部室へと呼びだされた君達は、自然とその部屋の前で合流する形になった。
湖東まき:「あれっ」
菜花かざり:「おやぁ?」
稲波なみ:「おお」
葛城まつり:「あっ、みんな~」
雨宮あむ:「……」
稲波なみ:「これもしかして……」
葛城まつり:「映画、出るんでしょ?実は、私とあむちゃんもスカウトされちゃってさ」
稲波なみ:「おお、やっぱりそうなんだ」
雨宮あむ:「そうなの」
稲波なみ:「あむちゃんも!一緒に頑張ろうねっ」
菜花かざり:「驚きの奇遇ですねぇ」
湖東まき:「へえっ。そうなんだ」
雨宮あむ:「……湖東まき、あなたも出演を?」
菜花かざり:「まきちゃんはどんな役なんですか?」
湖東まき:「わたしは裏方のお手伝いなの。パネルの描き方を教えてって言われて」
湖東まき:肩に掛けた画材入りのかばんを示してみせて。
稲波なみ:「おお~、美術さんだ」
菜花かざり:「お芝居のときにも必要でしたからね~」
葛城まつり:「みんな一緒でやれるの、嬉しいな。文化祭の劇の時は私達、別のクラスだったから」
菜花かざり:「でしたねー。一緒に頑張りましょうねまつりちゃんっ」
稲波なみ:「たしかにそうだねえ」
葛城まつり:「ん、頑張ろ!」ぐっと拳を握りしめて
湖東まき:(みんなは役者さんなんだ……)雨宮さんの方を気にしている。
菜花かざり:おー、とまつりちゃんに拳をコツン
菜花かざり:「あむちゃんも、実はお芝居とか好きだったのですか?」
葛城まつり:「へへ」軽く拳を当て返す。
雨宮あむ:「……ええ、そうよ」
雨宮あむ:「私にとっては、フィルムに姿が残ることが何よりの報酬だから。必ず思い出に残る一作に仕上がると思うわ」
菜花かざり:「おぉ~」
菜花かざり:「クールに見えてロマンチストな一面発見ですね」
稲波なみ:「おおー。なんかオトナっぽい」
菜花かざり:このこのーと横から肘でツンツンしてる
葛城まつり:「ね、ちょっと意外だったかも」
雨宮あむ:肘をさりげなく避けている。
菜花かざり:空振り。
雨宮あむ:「ここで話していても仕方が無いわ。入りましょう」
葛城まつり:「あ、そうだね。中、もういるのかな?」そろっと扉を開けてみようとします。
稲波なみ:「あっそうだねえ。待ちくたびれてるかも」
菜花かざり:「ですね。入ってみましょうか」
菜花かざり:「みずきちゃーん、いますかー?」
菜花かざり:扉を開けるまつりちゃんに続きます
根間みずき:「おっ、来たね皆!」
根間みずき:机に向かっていたみずきが立ち上がり、君達を迎える。
稲波なみ:「おはようございます~」
葛城まつり:「どうもどうも。ここが映画部かあ」興味深そうに部室内を見渡している。
GM:部室には古いテレビとDVDプレイヤー。そして古今東西の様々な映画のDVDに、今まで使われただろう道具の数々。
菜花かざり:「どうも、お招きいただきました~」
湖東まき:「ど、どうも」後ろから入ってきて河西さんを探す。
GM:そして台本と書かれた段ボールの山などが積まれ、雑然とした様相を呈している。
稲波なみ:「結構散らかってる……」
稲波なみ:「まずお掃除からする?」
葛城まつり:「わ、それっぽい……」
雨宮あむ:油断なく室内に視線を走らせている。物陰が多く、動きも制限される。奇襲されれば不利だ。
河西いくみ:「あっ、いらっしゃ……お店じゃないんだからおかしいです、かね?」
稲波なみ:どこから手に入れたのかはたきを持っている。
河西いくみ:みずきの横に座っていたいくみも立ち上がりながら挨拶をしようとして首を傾げている。
湖東まき:自分を招いた当人がいてくれてほっとする。
根間みずき:「ま、映画部の部室ってことは私達の部屋でもあるんだしいらっしゃいでも良いんじゃない?」
菜花かざり:「どこから持ってきたんですかなみちゃん…」
根間みずき:「ともあれ、これでスタッフも無事揃ったしまずは改めて自己紹介しよっか!」
菜花かざり:「はい!」
根間みずき:「私が今回の監督兼脚本兼メインカメラマンの根間みずきだよ!皆スカウト受けてくれてありがとね!」
稲波なみ:「やっぱり仕事が沢山だよねえ」
根間みずき:「で、こっちが大道具兼小道具兼照明兼演出兼まあ諸々の河西いくみちゃん!要は裏方全般って感じかな」
葛城まつり:「あ、もしかして映画部の部員って二人だけ?」
稲波なみ:「もっと多い……」
菜花かざり:「ものすごーく圧縮されてますね」
河西いくみ:「よ、よろしくお願いします!足引っ張らないよう頑張ります!」
葛城まつり:「よろしくね~」
稲波なみ:「うん、よろしくねっ」
菜花かざり:「よろしくおねがいします~」
湖東まき:「よろしくお願いします」
根間みずき:「いやいや、映画部は文化部の中でもまだ部員居る方だよ?今回のスタッフが私たち二人ってだけで」
雨宮あむ:「よろしく」
根間みずき:「というのもね。今我が部は次期大会に向けての部内コンペを控えてるんだ」
稲波なみ:「こんぺ?」
菜花かざり:「誰が一番良いものを作るか、ってやつですか?」
葛城まつり:「へええ、部の中で競い合ってるんだ」
稲波なみ:「ふんふん」
根間みずき:「そういうこと!切磋琢磨することは上達への近道の一つだからね!」
菜花かざり:「ひゃー、すごいですねえ」
雨宮あむ:「そのコンペティションに勝つための作品を撮るということね」
根間みずき:「部内コンペで勝ち上がった作品が大会へと提出される!それは部内での実績として評価されるって訳」
雨宮あむ:「具体的な内容はもう決まっているのかしら」
根間みずき:「その通り!」 ビッとあむちゃんを指さしながら。
根間みずき:「勿論!脚本自体は大体仕上がってるよ。ええとね……」
葛城まつり:「もう配役のイメージがあるって言ってたもんね」
根間みずき:と、彼女が台本を皆へ差し出そうとしたその時。
華蔵閣みれい:「あらあらあらあら…オーホホホ!」
華蔵閣みれい:派手な扇子を持った、華やかな顔立ちと派手な髪型の少女がモデルウォークで近付いてくるよ。
華蔵閣みれい:「みずきさんといくみさん。私に隠れてコソコソヒソヒソと…何をしてらっしゃるのかしら?」
根間みずき:「げっ」 彼女の声が聞こえた瞬間嫌そうに顔を顰める。
菜花かざり:「あっ…すごい綺麗な歩き方。雑誌みたいです」
葛城まつり:「わ、モデルみたいな……」
雨宮あむ:「誰?」
河西いくみ:「ひゃっ」 驚いたように肩を跳ねさせた後、そのまま肩をすくめて恐る恐る振り返る。
稲波なみ:「?どちらさま?」
菜花かざり:「お知り合いのようですが…?」
華蔵閣みれい:「よくぞ聞いてくださいましたわね!」胸を張る。
華蔵閣みれい:「私こそは、人呼んで『縦浜のオードリー・ヘップバーン』…。華蔵閣みれい・ですわっ!」背景で波飛沫が上がるよ。
稲波なみ:「大トリ……?」
根間みずき:「人呼んでじゃなくて名乗ってるだけでしょ。呼ばれてるとこ見たことないし」
雨宮あむ:「……?」
湖東まき:「どっちも知らない……」
雨宮あむ:「オードリー・ヘップバーンは故人のはずでは……?」
稲波なみ:「私も……」
稲波なみ:「そうなの?」
葛城まつり:「なんだかわからないけど、すごい自信だ……!」
華蔵閣みれい:「オーッホッホッホ! みずきさんにいくみさん。もしかして、私の誘いを断って、この方たちと映画を撮るつもりでいらっしゃる?」
稲波なみ:「そうなの?」
菜花かざり:「誘われてたんですか?」
根間みずき:「……誘われたっていうか。私達以外の部員は全員この人陣営なんだよね」
葛城まつり:「ええっ」
湖東まき:「全員」
菜花かざり:「ごっそり」
雨宮あむ:「四面楚歌ね」
稲波なみ:「うん?」
稲波なみ:「じゃあ、みんなで撮ればいいじゃない。だめなのかな」
葛城まつり:「なんでそんな……部内で競い合って成長するためのコンペじゃなかったの?」
河西いくみ:「その、華蔵閣さんは、映画部でもエースというか……華蔵閣さんが出る映画が毎回コンペを通るんです」
華蔵閣みれい:「その通りですの。私、『縦浜のオードリー・ヘップバーン』ですから!」
菜花かざり:「おぉ。すごいんですね」
菜花かざり:「その自信にも納得です」
河西いくみ:「だから、段々皆華蔵閣さんの出る映画に関わろうとするようになったというか、華蔵閣さんの出る映画をどう撮るかになったというか……」
菜花かざり:「あらー……」
稲波なみ:「えーっと」
葛城まつり:「ふんふん」
稲波なみ:「2人はそれがイヤなの?」
根間みずき:「嫌っていうか……幅が狭くなるじゃん。それこそ葛城さんの言った通りコンペの意味がないし」
華蔵閣みれい:「私の製作総指揮に入れば、間違いなく私の美しい姿と素晴らしい演技が撮れると何度も言っておりますのに」
根間みずき:「お断りします!私には撮りたい台本があるんだから、そっちの陣営に混ざってらんないの!」
根間みずき:「というか、今回の私の台本の主役とアンタとじゃ、ぜんっぜんイメージ合わないし!」
葛城まつり:「結果的に良いものができるなら、コンペをやめて皆で撮ってもいいんじゃないかなとも思ったけど」
華蔵閣みれい:「あらあら。だからって、そんな素人集団で、本当に素晴らしい映画が撮れるのかしら?」
葛城まつり:「そっか。根間さんの中にやりたいものが見えてるなら、やっぱり分かれるしかなさそうだね」
稲波なみ:「素人じゃないよ!かざりちゃんはこの間のお姫様、すっごい素敵だったもん」
菜花かざり:ちょっとニコニコしながら前に出ます
菜花かざり:「みれいちゃんと言いましたね」
華蔵閣みれい:「ええ。華蔵閣みれいですわ」
華蔵閣みれい:「あなたが?お姫様?」かざりちゃんをじろじろ見ます。
菜花かざり:「はい!私は、菜花かざりと言います」背筋を伸ばします。
菜花かざり:「今回はみずきちゃんの映画の主役に選ばれました」
華蔵閣みれい:扇子で口元を隠しながらププーーッと笑います。
湖東まき:「ぉおっ。そうだったんだ」
湖東まき:「む」
華蔵閣みれい:「思い出しましたわ。文化祭のクラス演劇で主演をつとめ、たしかに好評を集めていたようだけれど」
稲波なみ:「そうだよ~」自分のことのように誇らしげ。
菜花かざり:「そうです!」胸を張ります
華蔵閣みれい:「たった1回主役をしただけの方に、ずっとエースをつとめている私が負けるわけないのですわ!」
華蔵閣みれい:「好評を集めたのだって、たまたまの偶然なのではなくって?オーッホッホッホ!」
菜花かざり:「ではっ!」
菜花かざり:「偶然かどうか、確かめていただきましょう!」
菜花かざり:「今回の映画作成、私とみれいちゃんがお互い主役なんですから」
菜花かざり:「その結果を比べるなら問題ないでしょう!」
菜花かざり:ふふーん!と自信満々なポーズをします
華蔵閣みれい:「あらあら…本当にそう仰ったこと、後悔なさらないでよ?」
雨宮あむ:(ピュアロココ……案外好戦的だな)
華蔵閣みれい:「コンペの優勝は、私の製作総指揮アンド主演映画…『ローマの祝日in宇宙』に決まってるのですわー!」
稲波なみ:「ローマの祝日」
湖東まき:「in」
葛城まつり:「宇宙……」
菜花かざり:「ふふふ、私達だって…………結局どこなんですか場所?」
華蔵閣みれい:「では御機嫌よう!んオーッホッホッホ!」モデルウォークで立ち去って行きます。
菜花かざり:「ごきげんよう~」手を振ります
稲波なみ:「お互い頑張ろうね~」背中に声を掛ける。
根間みずき:「絶対アンタに負けない映画を撮ってやるから!!首洗って待ってなさいよー!!」
根間みずき:去り際の背中に向けて怒鳴っている。
葛城まつり:「……なんだか、存在感のすごい人だったね」
河西いくみ:「今の映画部の状況も、その存在感もあって、なんですよね……」
河西いくみ:「あんまりにも自信満々だからつい乗っかっちゃうところがあるっていうか……」
菜花かざり:扉からちらりと覗いてみれいさんが立ち去ったのを確認します。
菜花かざり:「………………ふゆぅ~」へなへな
湖東まき:「か、かざりちゃん?」
葛城まつり:「ああっ、かざりちゃんがへなっている」支えようとするよ。
菜花かざり:支えられます
菜花かざり:「緊張しました……たしかにきれいな人ですねえ」
稲波なみ:「うんうん」椅子を用意しながら。「自信ありそうな人だったもんね」
葛城まつり:「まあ、気負いすぎないでよ」ぽんぽんと背中を叩く。
雨宮あむ:「気にすることはないでしょう」何の気なしに言う。
稲波なみ:「え、なんで?」
雨宮あむ:「本当に自分が勝つと確信しているなら、わざわざこうして妨害や引き抜きをしに来る必要も無いもの」
雨宮あむ:「つまり本心では自信が無いということ。恐れているのよ、二人の作品を」
稲波なみ:「おお……!」
菜花かざり:「おぉ~」
菜花かざり:「あっ、みずきちゃんもごめんなさい。ついつい、売り言葉に買い言葉を…」
根間みずき:「ううん!むしろがぜん燃えてきたよ!」
根間みずき:「かざりちゃんもあそこまで言ってくれたんだし、半端な作品は撮れない……いや撮らない!」
根間みずき:「私は私に作れる最高の作品を作って、絶対コンペで勝ってみせる、ってね!!」
稲波なみ:「うんうん、私達も全力で手伝うよ!」
菜花かざり:「です!」
雨宮あむ:「ええ、やるからには勝たなくては」
菜花かざり:「私だって、お姫様をやれたのはなみちゃんや、皆が後押してくれたからなんですから……」
菜花かざり:「それを偶然なんて言わせません!」
葛城まつり:「うん、皆で頑張ろ! それで……」
葛城まつり:「……結局、どういう映画を撮るんだっけ?私達」
湖東まき:「そういえば……?」
菜花かざり:「あっ、それはですね~」
菜花かざり:勧誘の言葉を思い出して
菜花かざり:「…………どんなのを撮るんでしたっけ?」聞いてませんでした
稲波なみ:「かざりちゃんはもう~」
稲波なみ:「まずは、それを教えてもらうところから始めないとね!」


GM:シーンカット、ロイス取得のみ可能です。
葛城まつり:今は保留で~
湖東まき:こちらも保留しておきます
稲波なみ:保の留!
菜花かざり:どうしよっかな~
菜花かざり:「華蔵閣みれい ○Pライバル!/Nついていきたくなるのは分かる」で取得。好敵手!
菜花かざり:以上!
GM:はーい、それではシーンエンド!


Middle2:全員(シーンプレイヤー:菜花かざり)

GM:続けて全員でのシーンです。登場侵蝕お願いします。
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (52 → 53)
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (35 → 42)
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (43 → 52)
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (40 → 44)


GM:ロールに入る前に情報収集判定から行います。
GM:今回の情報収集項目は4つです。それぞれ技能と難易度も込みでこうなります。
リボン探しの状況について:知覚 難易度:5
ハウンドの動向について:知識(レネゲイド) 難易度:6
映画部について:情報(噂話) 難易度:7
自主製作映画『令和のかぐやちゃん』について:情報(噂話)・知識(映画) 難易度:7
湖東まき:こちらで映画部についてかなあ
葛城まつり:リボン探し行こうかしら
菜花かざり:まつりちゃんが社会と知識ダイス大変そうだからリボン行ってもらうのが良いかな
稲波なみ:わたし精神あるしハウンドいこう
菜花かざり:じゃあ令和のかぐやちゃんで
稲波なみ:支援射撃もあるよ~ 欲しい人言ってね
菜花かざり:援護の風もあるよ~
湖東まき:妖精の手もありんす
菜花かざり:充実。
菜花かざり:ともあれ私が一番ダイス低いし難易度高いから自分にかけよう
葛城まつり:こっちは支援大丈夫かなあ
葛城まつり:3dx+1>=5 リボン探し
DoubleCross : (3DX10+1>=5) → 8[3,8,8]+1 → 9 → 成功

湖東まき:こちらも素で
稲波なみ:あっじゃあこっちがやろうか?
稲波なみ:私のほうが侵蝕上がっても困らないし
菜花かざり:あ、じゃあなみちゃんに支援もらおう
稲波なみ:自分に使えないしね かざりちゃんに支援射撃するよ~
稲波なみ:ダイスを+2個してね
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を2(→ 2)増加 (53 → 55)
湖東まき:5dx+2>=7 噂好きの友人を使って映画部
DoubleCross : (5DX10+2>=7) → 10[2,3,9,9,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

稲波なみ:自分はハウンドについて素振り。
稲波なみ:4dx>=6
DoubleCross : (4DX10>=6) → 8[1,3,5,8] → 8 → 成功

菜花かざり:バキューン。では噂話で友人となみちゃんの支援。この友人ってなみちゃんのことでは?
菜花かざり:5dx+2>=7 噂話でかぐや姫
DoubleCross : (5DX10+2>=7) → 6[2,4,4,5,6]+2 → 8 → 成功

湖東まき:スムーズ
菜花かざり:やった~
稲波なみ:ワイワイ
GM:ではこれで全成功ですね。それぞれ開示していきます。
リボン探しの状況について
残念ながら前に見つけた黄緑のリボン以降は気配さえ見つかっていない。
恐らくこの島ではなく他の離島などにあるか、ハウンドが回収してしまったのかもしれない。
ハウンドの動向について
最近はリボン探しや残る妖精探しに集中しているのか、全然襲撃に来ない。
ばったりニーフィとカータに出くわして以来見かけていないし、その分何をしているかも不明。
映画部について
映画を撮りたい生徒が集まっており、年に数度部内コンペや上映会が開かれている。
ただし学校自体の規模もあって部員数は十人前後で、実力と発言力もあって華蔵閣みれいのワンマンになりつつある。
ここ一年ほどは毎回彼女の出た映画が選ばれていたことから、今回も根間みずきと河西いくみの二人以外の部員は全員彼女の映画に協力しているらしい。
自主製作映画『令和のかぐやちゃん』について
根間みずきと河西いくみが現在撮ろうとしている映画のタイトル。かぐや姫を現代に合わせて改変を加えたラブコメディ。
あらすじ:ある日学校の裏手に墜落した隕石。それは月からやってきた宇宙人、かぐやちゃんの乗ったロケットだった!
自分の知識より発展しまくっていた文明に驚きながらも現代をエンジョイするかぐやちゃん。そして彼女に惹かれるイケメン達。
恋模様はどんどん過熱していくけれど、実はかぐやちゃんには隠された秘密があって――!?
GM:以上となります。これを踏まえてロールに入っていきましょう。


GM:浜辺の洞窟の奥、君達の秘密基地。
GM:ドタバタがありつつも説明を受けた君達は、学校を出た後、いつものように秘密基地へと集まっていた。
菜花かざり:「さ、おめしあがれ~」
菜花かざり:木製の丸い菓子皿に個包装のお菓子を盛り付けます
パーピー:「おやつの時間パッピ!」
稲波なみ:「今日はかざりちゃんだ~」
ロッシー:「かざりのおやつロシ~」
湖東まき:「いただきます」両手を合わせる。
稲波なみ:新しく設えたコルクボードの位置を調整している。
葛城まつり:「うーんん……」あぐらをかいて座りながら台本とにらめっこしていた。「あっ、もうそんな時間か」
稲波なみ:ウエットティッシュをみんなに配って渡す。妖精にも。
菜花かざり:「パパが貰ってきたんですが食べきれないので、皆さん食べて食べて~」
葛城まつり:「私も食べる食べる~」受け取ったウェットティッシュで手を拭きながら着席。
ウェールシュ:「手はきちんと拭いてからおやつを食べるルッシュ」ウェットティッシュで手を拭きながら得意げに説明しているよ。
リアン:「……」 尻尾をパタパタさせながらウェットティッシュを引き出そうとして苦戦している。
葛城まつり:「分かってる分かってる。ちゃんと吹いておかないと、食べ物と一緒にばいきんが入っちゃうんだよね」
菜花かざり:ロッシーさんの手を拭いてあげてるよ
菜花かざり:「お腹壊しちゃいますからねー」
葛城まつり:「リアン大丈夫?ほら、手かして」
稲波なみ:「映画撮ったらここに飾ろうね」コルクボードの方を向く。島で撮った写真が一角にあるが、まだまだ少ない。
葛城まつり:そっと横から手を伸ばしてウェットティッシュを抜き取ってあげるよ。
湖東まき:こちらも自分と、膝の上に乗せたパーピーの手を拭いている。
ウェールシュ:「映画?」尻尾がぴよぴよ揺れる。
菜花かざり:「良いですねぇ~」
リアン:「あっ、ありがとアン……」 ちょっと照れながら大人しく拭かれる。
稲波なみ:「あっそうだ、ウェールシュたちには言ってなかった」
パーピー:「ふきふき♪ふき~ふきパピ~パピピ~」鼻歌を歌っているよ。
菜花かざり:「私達、映画撮影に誘われたんですよー」
葛城まつり:(手……?前足……?)リアンを拭いてやりながら、自分で言った台詞に思いを馳せている。
稲波なみ:「私達の活躍が映画になるの」
ロッシー:「映画?映画ってかざりのパパがたまに見てるアレロシ?」
菜花かざり:「アレですアレです。私達が画面に映るんですよ」
菜花かざり:先日、一緒に見た映画の仕草を真似する。
葛城まつり:「そうそう。映画部の人達に、お手伝いを頼まれてね」
ウェールシュ:「ん…んなななな!?」尻尾がピーンとするよ。
稲波なみ:「そう、お手伝いをこれから色々……ウェールシュ?」
ロッシー:「すごいロシ。かざりはなんの役するロシ?」
菜花かざり:「ふふふ、私はですねー」耳をふにふに。
ウェールシュ:プルプル震えてみんなの言葉を聞いています。
菜花かざり:「主役です!かぐや姫様になるんですよ~」
湖東まき:「すごいよねえ」ぱちぱちと拍手。
パーピー:「まきは? まきはお姫様にならないパッピ?」
葛城まつり:「ね、ぜひ出てほしいってスカウトされたんだって。すごいよ~」
ロッシー:「また主役でおひめ様……さすがかざりロシ」
稲波なみ:パチパチと追随する。
湖東まき:「わたしは裏のお手伝いを頼まれたの」
湖東まき:「パネルっていう……背景にする絵の描き方を教えてほしいんだって」
菜花かざり:きゃーきゃーと照れる
ロッシー:「かざりをえらぶとは見る目がある人ロシ」 うんうんとしたり顔で頷いている。
パーピー:「教えるなんてすごいパピ!まきも見る目がある人にえらばれたパピ~!」
菜花かざり:「おぉ、さすが私を選んだ先輩ロッシーさん」
パーピー:両手をぴんと伸ばして喜んでいます。耳がぱさぱさ揺れる。
リアン:「え、と。映画に出るってすごいと思うアンけど……ウェールシュ、どうしたのアン?」
リアン:もそもそとクッキーを頬張りながら恐る恐る聞く。
湖東まき:「ふふ。ありがとう」満更でもなさそうにパーピーを撫でる。
ウェールシュ:「り……」「り……」「り……」線画が太くなっていく。
稲波なみ:「り?」
葛城まつり:「……? なんだか震えてる?」
ウェールシュ:「リボン探しはどうなるっていうルシュか~~~!」
菜花かざり:「わ~~~!」キーン!
稲波なみ:「あっ」
葛城まつり:「ひゃうっ」
稲波なみ:「すっかり忘れてた」
湖東まき:「……!」パーピーの耳を塞いでいる。
パーピー:「パピ~」塞がれて面白くなったのかくすくす笑っている。
リアン:「わぅ……」 しょぼんと耳と尻尾が垂れる。
葛城まつり:「ちゃ、ちゃんとやってるよ……。でも、ほらっ」
稲波なみ:「ウェールシュ、でも大声出しちゃダメだよ」
葛城まつり:縦浜島の白地図を取り出して広げる。「探索済み」を示すマーカーでほとんど真っ赤に塗りつぶされている。
菜花かざり:「この間の島の一件から、新しい発見もありませんからねー」
稲波なみ:「みんなびっくりしちゃった」
稲波なみ:「わー、真っ赤だ」
ロッシー:「そうロシ。ウェールシュはいっつもどなりすぎロシ~」
稲波なみ:「ここ全部回ったの?」
葛城まつり:「うん。この通り……この島の中は、もうほとんど探しちゃったし」
ロッシー:そういうわりには驚いた様子もなくクッキーを齧っている。
葛城まつり:「最近はハウンド達も大人しいから……」
稲波なみ:「うんうん、この間の2人から、ぜんぜん姿を見ないもんね」
菜花かざり:「ハウンドさん達、街の中でも全然見かけませんもんね」
菜花かざり:最初は家の前まで来てたなー、とほわんほわん。
稲波なみ:「もう諦めた……とは思わないけど、なにかわるだくみをしてるのかも」
菜花かざり:「わるだくみ……!」
菜花かざり:「あの人達も映画とか撮ってるのかもしれませんね」
葛城まつり:「それって悪いことなの?」
稲波なみ:「悪くない気がするねえ」
菜花かざり:「悪いことが思いつきませんでした」
ウェールシュ:「ふぐぅ…ふぐぅ…」ふんふん鼻を鳴らす。
ウェールシュ:「たしかに、ハウンド達の動きもわからないし、リボン探しも一通り済ましてしまったルシュ…」
稲波なみ:「リボンを探して見つからないのかもね」
葛城まつり:「やるとしたら、一度行った所をもう一週探してみるか……」
ウェールシュ:ちらっとなみを見上げる。「まあ、みんなが映画を撮りたいというのなら、ちょっとくらい…しても…しなくても…」
葛城まつり:「後は……こないだみたいに、簡単には行けない離島とか?」エアいかだを漕ぐようなポーズ。
稲波なみ:ぱあっと明るくなる。
稲波なみ:「いいの?」
葛城まつり:「おおっ」
菜花かざり:「わぁっ」
ウェールシュ:「リボン探しのために、また離島に行くのはたいへんルシュ」尻尾をぱたぱた揺らす。
湖東まき:こくこくと頷く。
菜花かざり:「大変ですねぇ……」
菜花かざり:「またリボンが見つかった時に頑張るために、楽しいことをしておくのも大事ですよね」指をぴーんと立ててウンウンと頷く
菜花かざり:「それに、コレも一種の人助けですからね」
ウェールシュ:「そうルシュ!べ…別に、みんなの映画が見たいとか気になってるわけじゃないルシュ!」
稲波なみ:「そうだよ。つまり、島を守るってことだもん……」
稲波なみ:「ウェールシュ~!」ぎゅっと抱きつく。
ロッシー:「ウェールシュは素直じゃないロシ。きっとなみがどんな役するか見たいだけロシ」
稲波なみ:「ありがとうね」すりすり。
ウェールシュ:「ふんぐぅ~」顔がぱんぱんになっている。
菜花かざり:「ロッシーさんも楽しみにしててくださいね~」
葛城まつり:「そういえば、そうだ。悪い人をやっつけるだけじゃないもんね、プリピュアって」
リアン:「ん、ん……。島を守るのがおしごとアン、けど。だれかのお手伝いというか、手助けをするのもきっと大事、アン」
パーピー:「みんな、すごいすごいパピ! すごいからおやつたくさん食べていいパピ!」
菜花かざり:「許可が出ました!」
稲波なみ:「あっでも食べ過ぎはダメだよ、晩ごはん食べられなくなっちゃう」
葛城まつり:「そう? うちまで走って帰れば平気じゃない?」
稲波なみ:「そうかなあ……?あ、でも」
稲波なみ:「練習もいっぱい疲れるもんね」
稲波なみ:「映画部の人達も、体力結構大事って言ってたよ」
葛城まつり:「あ、そっちもそうだね」
葛城まつり:「俳優さんみたいにはっきりと声を出す練習法。根間さんに教えてもらったからやってみたけど、かなりお腹が熱くなっちゃった」
菜花かざり:「あ~。劇のときもいっぱい動いてセリフもあって、大変でしたからね」
菜花かざり:「みれいちゃんとかは、普段からやってそうですよね。きれいな声でした」
葛城まつり:「そうそう、動きもあるもんね。台詞を覚えるだけでも大変なのに……」
稲波なみ:「うんうん。私達は初心者だもんね」
葛城まつり:「かざりちゃんは主役だし、台詞もとびきり多いでしょ? かぐや姫……じゃなくて、かぐやちゃんか」
稲波なみ:「華蔵閣さんの方たちは、みんな映画部だもんねえ」
稲波なみ:「お姫様!」
菜花かざり:「はい、かぐや姫ちゃんです!」
菜花かざり:「やってくるのが現代で、昔より楽しい~って楽しむみたいですね~」
葛城まつり:「昔の人を演じるんだよね。そこも、普通の現代人よりも難しそうだなあ」
稲波なみ:「でも昔の人って、誰も知らないじゃない」
菜花かざり:「たしかに」
稲波なみ:「だから、かざりちゃんの好きなようにやってもいいんじゃないかな」
葛城まつり:「おお。そっか、そういう考え方もあるんだ……」
菜花かざり:「イメージで選んでもらいましたしね!台本もそれっぽいです」
菜花かざり:「うん。こちらはラブコメ~って感じです。みれいちゃんがどんなのを撮るかわかりませんけど…」
菜花かざり:「……そういえば、まきちゃんは知ってます?たしかいくみちゃんと知り合いみたいですけど、映画部の他の人とか?」
菜花かざり:芸術系だし繋がりあったのかなー、と思って聴きます
湖東まき:「あっ、うん」なんとなく背筋を伸ばす。
パーピー:一緒に背筋をのばす。
湖東まき:「って言っても、わたしも作業中に話したくらいなんだけど」
菜花かざり:「あ、そうなんですね」
湖東まき:「映画部はぜんぶで十人くらいいて」
湖東まき:「で、河西さんと根間さん以外はみんな華蔵閣さんチームに行っちゃったっていう……その辺りはみんなで聞いた通り、結局コンペで勝つのがあの人のいる組だからなんだって」
菜花かざり:「それらしいこと言ってましたねー」
葛城まつり:「ふんふん。そしたら、向こうが8人くらいなのか」
葛城まつり:「こっちは映画部の2人と、あむちゃんと、ここにいる皆で7人だから……」指折り数えていく。
菜花かざり:「ほぼ互角ですね」
湖東まき:「人数的には、そう」頷く。
パーピー:頷く。
菜花かざり:「と言っても、あちらは本当の部員ですし、色々ノウハウもあるでしょうから」
菜花かざり:「私達がどこまで補えるか、頑張らなきゃですね」
稲波なみ:「うんうん!」
菜花かざり:「映画は素人ですが、みれいちゃんに負けない気持ちで!」
菜花かざり:「みずきちゃんに選んでもらった身として、恥ずかしいことは出来ませんからね~」
菜花かざり:「みなさんもご協力お願いしますね!」
稲波なみ:「うん、たくさんお手伝いするよ!」
湖東まき:「華蔵閣さんは確かに映えるひとだし、河西さんも実力はほんとにあるんだーって言ってたけど」
湖東まき:「かざりちゃんだって負けてないもん。美術スタッフとして支えるよ」拳を握る。
葛城まつり:「うん、任せて!……って言いたいけど」
葛城まつり:「私、映画だけじゃなくて演劇も素人だからさ」
葛城まつり:「舞台経験者のかざりちゃんより、もっといっぱい頑張らないといけないかなって思うし」
葛城まつり:「こっちこそかざりちゃんのこと、先輩として色々頼っちゃうかも」
菜花かざり:「お任せください、ですよ~」
葛城まつり:「ふふ、頼もしい~」
菜花かざり:むん、と胸を張る
菜花かざり:「ともあれ、皆で協力して素敵な映画を撮って」
菜花かざり:「みれいさんに『すごい』って言わせてみせましょうっ」
菜花かざり:「えい、えい、」
菜花かざり:「おーっ」
葛城まつり:「おーっ」
湖東まき:「おーっ」
稲波なみ:「おー……すう……」


GM:シーンカット。ロイス取得のみ可能です。
稲波なみ:保留します~
菜花かざり:保留で~
湖東まき:こちらもまだ保留かな……?
葛城まつり:う~ん まだ後でいいかな 保留!
GM:はーい。では終了!


Master:PC無し

GM:縦浜島の中、邪悪な力の渦巻く荒れた大地。
GM:その中でも、地下に作られた研究用のスペース。そこに二人の人影があった。
トーラ:「――という訳で。これが僕らの新兵器の概要になる」
トーラ:「ダラク様の力を抑え込みプリピュアに更なる力を齎す封印用アイテム――通称"ギフトリボン"」
トーラ:「それを邪悪な力によって染め直し、僕らの力を増幅する装置として作り直した」
トーラ:「名付けて、"ダストカラー"」
GM:机上に置かれたのは禍々しい黒に染まった黒いチョーカー。棘のような装飾が威圧的な雰囲気を増している。
レイダー:「フン。そいつがついに完成したワケだ」あきらかに不機嫌そうな顔で、腕組をしながら聞いている。
トーラ:「そう。だからこそ君を呼んだわけだ」
トーラ:「いくら完成を迎えたとはいえ、あくまで試作段階だからね。着用によってどういった効果が出るかはまだ未知数だ」
トーラ:「なら最初の着用者としては、僕らの中でも特に耐久力に長ける君が適任だろう」
レイダー:「…俺様はこんなものに頼らず、自分の力でプリピュアどもを倒すんだよ!」
レイダー:「テストだかなんだか知らねえが、なんで俺様がこんなものをつけなくちゃいけないんだ!」
トーラ:「そうやって自分だけで暴走した結果どうなったか、忘れた訳じゃないだろう?」
レイダー:「……前回はっ…確かに…俺の手落ちだったかもしれないが……」苦虫を嚙み潰したような顔をする。
レイダー:「…くそ! 今回きりだからな、トーラ!」
レイダー:棘のような黒いチョーカー…ダストカラーを手に取る。
トーラ:「ああ。逆に言えば、これは前回の失敗を取り返すため君に与えられた機会でもあるんだ」
トーラ:「有益な情報、あるいは成果を期待しているよ。レイダー」
トーラ:それだけ言うと、レイダーを見送りもせず研究へと戻る。
レイダー:「…。ちくしょうっ。こんな屈辱…すべてあいつら、プリピュアのせいだ…」闇のなかを歩きながら毒づく。
レイダー:「覚えていやがれプリピュアども!今度こそ必ず、この手で四人まとめて倒してみせる…!」


Middle3:全員(シーンプレイヤー:湖東まき)

GM:再び全員でのシーンになります。皆さん登場侵蝕をどうぞ。
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (44 → 50)
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (42 → 50)
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (52 → 61)
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (55 → 61)


GM:このシーンもまず判定となります。これはどのように映画を撮っているかの判定です。
GM:この判定は映画部部員との対決になっており、勝利するごとに彼らより良い映画に近づいていることになります。
GM:また、今回の判定はかざりちゃん以外の三人が一回ずつ挑戦できます。かざりちゃんはもうちょっと待っててね。
GM:内容はこちら!
撮影判定
大道具:芸術(絵画)
アクションシーン:白兵
コメディシーン:射撃
GM:さて、誰からどれに挑戦しますか?
稲波なみ:誰がどれやろ~
葛城まつり:あっ順番も自由なんだ
稲波なみ:まあ上からでいい気がする
GM:対決だから一個ずつのが分かりやすいかなって
湖東まき:じゃあ大道具をこちらがかな
葛城まつり:じゃあその次にアクションいくね
稲波なみ:コメ!
菜花かざり:みんながんばれー
GM:ではまきちゃんからどうぞ。
湖東まき:あ、エフェクトは構えておいていいやつですか?
GM:良しとしましょう 妖精達も協力してくれるから
湖東まき:ありがたい
湖東まき:では手を借りる準備をしつつ芸術:絵画で
稲波なみ:支援する?
湖東まき:あー
湖東まき:ラウンド一回のやつは複数人の判定に使えるのかな
稲波なみ:白兵射撃は余裕あると思う 勝ちに
葛城まつり:私は侵蝕余裕ありめなのでコンセ入れちゃおうかなの気持ち
湖東まき:成程
湖東まき:じゃあ貰っていいですか!
稲波なみ:はーい!
稲波なみ:支援射撃するよ~ ダイスを+2個してね
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を2(→ 2)増加 (61 → 63)
湖東まき:いただいて改めて芸術:絵画!
湖東まき:4dx+6
DoubleCross : (4DX10+6) → 8[3,3,7,8]+6 → 14

湖東まき:妖精の手も使っちゃうか
稲波なみ:折りに行ってる
湖東まき:使います。8を10にして
湖東まき:1dx+16
DoubleCross : (1DX10+16) → 6[6]+16 → 22

GM:本気すぎる……
葛城まつり:絵に関して手を抜けないまきちゃんは解釈一致みあるし……
パーピー:すごいすごいパピ!
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を4増加 (50 → 54)
湖東まき:こう!
GM:では映画部部員君の判定に行きます
映画部部員:4dx+2>=22
DoubleCross : (4DX10+2>=22) → 10[3,3,6,10]+3[3]+2 → 15 → 失敗

稲波なみ:こいつやば
湖東まき:あぶな
菜花かざり:すごいな君
葛城まつり:がんばってる
稲波なみ:妖精無かったら負けてたじゃん
GM:頑張ったけど無理でした
葛城まつり:妖精必要だったな
GM:まさか正解だったとは……
GM:では次、まつりちゃんの判定です
葛城まつり:はあい、次鋒いきます
葛城まつり:《コンセントレイト》《貪欲なる拳》で白兵判定
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を5増加 (50 → 55)
葛城まつり:7dx@7+5
DoubleCross : (7DX7+5) → 6[1,1,1,2,2,4,6]+5 → 11

葛城まつり:あうっ
稲波なみ:エ~ッ
菜花かざり:ひぇ~~
GM:なんと
湖東まき:ムム
湖東まき:《パーピーの手》いる?
パーピー:パピ!
菜花かざり:柔らかい
葛城まつり:大丈夫ならほしいかも……!
菜花かざり:ちゃんと手を上げてて可愛いね~
パーピー:ふふふ
GM:パーピー大活躍
湖東まき:じゃあ妖精の手!クリティカルしな!
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を4増加 (54 → 58)
パーピー:しなパピ!
葛城まつり:えーと、6が10になって15からか
葛城まつり:1dx@7+15
DoubleCross : (1DX7+15) → 5[5]+15 → 20

GM:またも20の大台に
葛城まつり:ハァ……ハァ……
GM:ではまた映画部部員が判定します
映画部部員:5dx+1>=20
DoubleCross : (5DX10+1>=20) → 10[1,2,4,6,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

菜花かざり:こわいよ
稲波なみ:だからヤバいて
葛城まつり:あっぶない
GM:レベル高くない?映画部
湖東まき:レベル高い
菜花かざり:ここの部員プリピュアやってる?
華蔵閣みれい:私の総指揮がすごいのですわ
稲波なみ:スピンオフ作ったら?
葛城まつり:ハウンド幹部に攻撃当てれそうな一般生徒……
菜花かざり:さすがみれいちゃん
菜花かざり:相手にとって不足なしですね
GM:では最後、なみちゃんの判定!
稲波なみ:はーい 特にエフェクトはない 素振りします~
GM:強者の風格
稲波なみ:3dx10+28
DoubleCross : (3DX10+28) → 6[4,6,6]+28 → 34

GM:強すぎ
ウェールシュ:なみ!すごいルシュ!
稲波なみ:えへへ
葛城まつり:この安定感よ
湖東まき:流石の映画部員も手も足も出まい
稲波なみ:でたら怖い
GM:最後の映画部部員の判定!
映画部部員:5dx+1>=34
DoubleCross : (5DX10+1>=34) → 9[1,3,4,4,9]+1 → 10 → 失敗

葛城まつり:これが普通なんよ
湖東まき:出なかった
GM:そりゃそう
稲波なみ:よかった 普通の人間だ
菜花かざり:ドキドキしましたね
GM:では無事に3つとも判定に勝利!かなり良い映画に近づきました。
稲波なみ:やった~
葛城まつり:厳しい戦いだった……
湖東まき:強敵でしたね
菜花かざり:流石です皆
GM:では、ロールへと移っていきましょう


GM:縦浜中学、映画部部室。
GM:軽い読み合わせやリハを何度か行いつつ数日が過ぎ、今日は衣装が決まったため衣装合わせの日になっていた。
GM:なお映画部の部室は華蔵閣チームと交互に使うことになっている。どうやら今日は外で撮影中のようで、部室に居るのは君達だけだ。
河西いくみ:「い、一応採寸に合わせて用意はしたんですけど……サイズが合わなかったり着心地が悪かったらいつでも言ってください」
菜花かざり:「ありがとうございます、いくみちゃん~」
菜花かざり:そう答えながら出てくると、いつもはサイドでまとめた金髪をサラリと流している。
菜花かざり:かぐや姫モチーフということで、その衣装は豪奢な十二単…ではなく、あくまで時代に合わせて現代ナイズされている。
菜花かざり:奥座敷で着るような重い和服ではなく、場所に合わせれば私服として使えるカジュアルな和装。
菜花かざり:スカートのようになった袴に、合わせを和服に揃えた白のブラウス。
菜花かざり:髪留めには出自を表すように、月の模様があしらわれてる
菜花かざり:「普段こういうの着ないからちょっと新鮮です。どう?似合います?」
菜花かざり:間口の広い袖をつまみながら回ってみる
河西いくみ:「わあ……ピッタリですよ!」
湖東まき:「おおー……」
湖東まき:「すごい。きれいだし似合ってるよ」感心した様子で拍手をする。
菜花かざり:「えへへ」口元を隠すように微笑む。
湖東まき:こちらは作業後ということもあって、いつもの制服の上に絵の具のついたエプロン姿。
菜花かざり:「ありがとう、ありがとう。ドレスよりちょっと大人っぽくていいですね、これ」
菜花かざり:備えられた姿見の前で自分でもチェック
湖東まき:「うんうん。モデルさんみたい」
河西いくみ:「本当なら最初くらい和服が良かったかもなんですけど、和服って生地が良くないと安っぽく見えちゃうので……」
河西いくみ:「これくらい現代に合わせてる方が画面でも見栄えがするし作品にも合うし、良い感じだと思います」
菜花かざり:「へぇ~。パッと着付けするのも難しそうですものね」
湖東まき:「この服も河西さんが作ったの?」
菜花かざり:「そうなのですか?」
根間みずき:「いやぁ、いくみちゃんが作ってたら今頃いくみちゃんの指全部ばんそうこうまみれだよ」
河西いくみ:「う、はい……。流石に手作りは無理なので、部室にあった衣装とか古着屋さんとか私とみずきちゃんのお家からとか……色んなとこから集めました」
菜花かざり:「私物まで!」
湖東まき:「へええ……そうやって調達してるんだ」
菜花かざり:「へー、へーっ。それであんなに。他のも着てみたいですね」うずうず。
根間みずき:「ま、中学生じゃあ使えるお金は限られるからねぇ。時間と労力でカバーしないと!」
菜花かざり:「なるほど!それでも色んな服がありましたけど、皆はどんな衣装を選んだんでしょうね?」
菜花かざり:一番乗りで衣装を合わせた後、更衣用の仕切りに目を向ける
湖東まき:「うん。他のみんなのも楽しみ」
稲波なみ:パッとしきりの一つが開いて。
稲波なみ:「わ~かざりちゃんかわいい!」
稲波なみ:ホワイトシャツにネクタイ、その上から薄手のフード付きパーカー、ブレザー姿にチェック柄のズボン。
稲波なみ:制服姿だが、縦浜中学のものでもない、男子用の制服。
稲波なみ:カチューシャは外して、おかあさんが梳いてくれる長髪はひとつ結びにまとめて。
稲波なみ:ぱん、と両手を合わせてにこにことしている。
稲波なみ:「前とはちがうお姫様だねえ」
菜花かざり:「なみちゃん!」
湖東まき:「おお~……?」まじまじと見る。
菜花かざり:「わー、わー。男の子ですね?」
稲波なみ:「あっそうだ、えーっと」
菜花かざり:近寄って見慣れない制服を色んな角度から見る
稲波なみ:「こう?」ポケットに手を入れて肘を張る。
稲波なみ:「これでいいの?」
湖東まき:「おおっ」
根間みずき:「そう!そんな感じ!」
湖東まき:「なみちゃんじゃなくなった」
菜花かざり:「ワイルドっ」
稲波なみ:「なんか変な感じ……」
稲波なみ:「でも私、かざりちゃんのお友達やるって言うから、そのままでいいのかな?って思ったけど」
稲波なみ:「私もお着替えできて楽しいね」
菜花かざり:「そうですね~。とっても新鮮」
根間みずき:「最初はそのままの方向で考えてたんだけどねー。活発系とクール系二人だと、優しい枠に欠けるかもって気づいてね」
稲波なみ:「優しい枠……?」
菜花かざり:「なるほどー?」わかってません
湖東まき:首を傾げている。
菜花かざり:男子制服の肘とかを珍しそうに触ってます
根間みずき:「それならいっそ友達ポジションも男子で行っちゃうのでアリかなって。ある意味原作からそういうゲームに近いとこあるっていうかなんていうか」
稲波なみ:「みずきちゃん……?」
菜花かざり:「ふむふむ…?活発系はまつりちゃんですかねー」
湖東まき:「どういうゲームなの」
菜花かざり:着替え終わってそうな気配を感じ、更衣の仕切りを見る
葛城まつり:「ん、なんだか不思議な着心地……」呟きながら、しゅっと更衣用のレースを開けて出てくる。
葛城まつり:「わ、かざりちゃんすごくお姫様!なみちゃんも男の子になってる!」
葛城まつり:そういう彼女の装いは、軽く前を開いた上下黒の学ランと、頭上には学生帽。
葛城まつり:元々長くはない髪の結びは解いて、ゆるく後ろに流している。
葛城まつり:目元のあたりにはアイシャドウやアイラインを使って、元よりも彫りを深く見せるようにしてある。
葛城まつり:男子に混じっても遜色ない背の高さも相俟って、ちょっと髪の長い少年に見えなくもない……かもしれない。
葛城まつり:いつもとは違う硬さのある服の動き具合を確かめるように、くるりとその場でターンして。
葛城まつり:「よっと。……どうかな?変じゃない?」
稲波なみ:「おおー……」
菜花かざり:「わ、すごい」
稲波なみ:「男の子みたいだあ」
湖東まき:「わぁ……」
菜花かざり:「みたいですねぇ~」
湖東まき:「なるほど。なるほど」こくこくと頷く。
葛城まつり:「へへ、そう見える?」
湖東まき:指先が虚空に何かの形を描いている。
菜花かざり:「はいっ。学生服ですね、学生服。どんな着心地ですか?帽子もありますー」
河西いくみ:「バッチリです!お化粧はどうですか?違和感あったりとか服に擦れちゃったりとかしませんか?」
稲波なみ:「お化粧してるんだ。オトナっぽい」
葛城まつり:「んーん、してもらってる時はくすぐったかったけど。今は大丈夫!」
菜花かざり:「ほんとです。目とか舞台の人みたいですね」
葛城まつり:「ね、すごいよね。うっかり目元擦ったりしないように気を付けなきゃ」
河西いくみ:「えへへ……このためにお姉ちゃんに教えてもらったので……」
菜花かざり:「素敵なお姉さんですね!」
葛城まつり:「へえ、いいなあ。教えてくれるお姉さんがいるの」
菜花かざり:「あっ。あとで時間あったら私にも教えて下さい」
河西いくみ:「はい!……その分この後一か月くらいお休みの度に一日中お姉ちゃんの買い物に付き合う約束ですけど……」
稲波なみ:「わあ、それも大変だ」
湖東まき:「そ、そんなに」
菜花かざり:「仲いいんですねぇ」しみじみ。
葛城まつり:「へええ、そんなにいっぱいお買い物するんだ……お洒落にかける熱意がすごいや」
河西いくみ:「お化粧は、その、男の子っぽくする方向のばっかり教えてもらったので、菜花さんに似合うかは自信ないですけど……それで良かったら」
菜花かざり:「私、だいたい独学ですからね!教えてもらえると助かります!」
菜花かざり:「コレはもうひとり、あむちゃんの完成度も楽しみですね~」
菜花かざり:ワクワクと覗き込みそうにソワソワします
雨宮あむ:丁度そのタイミングで、着替え用の暗幕を潜るように姿を現す。
雨宮あむ:「……」
雨宮あむ:黒髪を後頭部でひとつに束ね、袖を通しているのはダークブラックのスーツ。シックなデザインに装飾が施され、スリムなシルエットを引き立たせている。
雨宮あむ:背筋のぴんと伸びた立ち姿は完成された芸術品じみており、用意された衣装をまるでオーダーメイドかのように着こなしている。
雨宮あむ:まだこれといって化粧の類を施しているわけではないが、元来の整った顔立ちから、既に中性的でどこか危うげな色香を醸し出している──のだが、
雨宮あむ:当人は何か考えごとでもするかのように、じっと虚空を見つめている。
雨宮あむ:(プリピュア達……やはり定期的に、4人揃ってどこかに消えるタイミングがあるな)
菜花かざり:「おぉ……………」
雨宮あむ:(どこかで作戦会議のようなものを行っているのか……拠点があるのか?だとすれば、或いは妖精もそこに……)
湖東まき:「わっ。雨宮さんはスーツなんだ……」
葛城まつり:「おお!いいな~、大人っぽい」
菜花かざり:「大人です~」
稲波なみ:「わあ……」
根間みずき:「いやぁ、完成度ヤバいね……。絶対似合うと信じた私の目に狂いは無かった……」
雨宮あむ:「……」そこでようやく気付いたように視線を戻す。
雨宮あむ:「問題ないかしら?」
河西いくみ:「こ、これ……失敗したらとかも考えると、下手に私がお化粧しない方が良かったりするんじゃ……」
菜花かざり:「大問題なしです!」
湖東まき:「似合ってるなあ……」まつりちゃんを見た時のような落ち着かない反応は無いが、同じくらい食い入るように見つめる。
稲波なみ:「すごいな……」
菜花かざり:「すごいですね……なんだか着慣れてる大人っぽさがあります」
稲波なみ:「ね~、普段からこういう格好してるのかな?みたいな」
雨宮あむ:「してない」
雨宮あむ:かぶりを振る。
湖東まき:目立つ動きをしないのは気圧された面もあるからだ。それくらい……
湖東まき:「うん、わたしも思った。堂に入ってるっていうのかな」
稲波なみ:「べ、別にしてたらダメとかじゃないよ」
菜花かざり:「してないんですかー。残念」
稲波なみ:「なんか気を悪くしたならごめんね」
葛城まつり:「うん……本当に似合ってるし、馴染んでるって感じ。今回きりなのが勿体ないくらい」
雨宮あむ:「いえ、全く。男装なんて初めてしたわ」
菜花かざり:「まぁ、普通しませんよね」
菜花かざり:「ちなみに、普段はどんなお洋服着てるんですか?」興味の顔。
葛城まつり:「そういえば、あむちゃんの私服姿って私も見たことないかも」
雨宮あむ:「…………」
菜花かざり:(案外ゴリゴリのゴスロリとか?)ほわほわ
雨宮あむ:「普通よ」
雨宮あむ:「あの……」
湖東まき:「ふつう」
雨宮あむ:「シャツ……?とか……」
稲波なみ:「?」
菜花かざり:「シャツ」
湖東まき:「……」
菜花かざり:「意外とラフなんですね」
湖東まき:あんまり頓着してないってことかな……と思っている。
雨宮あむ:「色々……着るわ。気候に合わせて……」
雨宮あむ:「普通よ」
葛城まつり:「あー。確かに、実用性重視?みたいなとこありそう」
菜花かざり:「なるほどー。たまにまつりちゃんも着てるような動きやすい感じとか」
菜花かざり:「ともあれ、皆さん衣装素敵ですねっ。……あっ」
菜花かざり:「あむちゃんからも私になにか感想とかあります?」
菜花かざり:服をひらっとさせる
雨宮あむ:「感想……?」
雨宮あむ:戸惑ったようにじっとかざりちゃんを見つめる。
雨宮あむ:「……」
菜花かざり:「…………」たじたじしつつ褒められ待ち。と顔に書きます
雨宮あむ:「……可愛いわ」
雨宮あむ:「とても……その……」
雨宮あむ:「ひらひらしてる辺り?とか……」
菜花かざり:「ひゃあ!」ぱぁっ。
菜花かざり:「わぁ~っ、ありがとうございます。可愛いですよねー、ドレスみたいで」
菜花かざり:「あむちゃんもそう思いますか~。気が合いますね」
雨宮あむ:「あぁ……うん……」
雨宮あむ:(これで良かったのだろうか……)
雨宮あむ:「似合っているわ。とても」
菜花かざり:「ありがとうございますっ。あむちゃんもとても素敵ですよ~」
菜花かざり:「これなら、ビジュアル面はみれいちゃん達に負けませんね!」
湖東まき:「うん……あ、そうだ」
湖東まき:「折角だし、その格好のみんなで写真とか撮ったらどうかな」
葛城まつり:「あっ、いいなあ」
根間みずき:「お、撮ってみる?丁度カメラもココにあるし!」
根間みずき:そう言いながらビデオカメラを持ち上げてみせる。
稲波なみ:「お~」
稲波なみ:「あ、ねえ、それ、自動で撮るやつにできないかな」
稲波なみ:「みんなと一緒に写りたい!」
菜花かざり:「良いですねっ」
雨宮あむ:「……」あまり姿を記録には残したくないと思いつつ、ここで断るのも不自然と判断して甘んじて受け入れる。
菜花かざり:「じゃあー、みんなで決意表明の記念撮影をして、その後色々話し合いましょう」
菜花かざり:カメラの準備をしてる間に皆の立ち位置を決めていきます
菜花かざり:「オッケーですよ、みずきちゃんっ」
湖東まき:「えっ、あ、そうなっちゃうのか」少しだけ戸惑う。自分が描かれる側になると言うか、“場面”に混ざりこむことに、まだちょっと抵抗があるのだが。
湖東まき:「……ううん、じゃあ、お言葉に甘えて」
葛城まつり:「そうそう、『皆で作った』って思い出の写真なんだから」
河西いくみ:「あっ、えっと……。じゃ、じゃあ」 おろおろと立ち位置に悩んだ後端の方に。
根間みずき:「ちょっと待ってねー、普段タイマー使わないからさ……よし!」
湖東まき:一方でそう切り替えられるくらいにはなった。河西さんと並んで位置につく。
根間みずき:近くの机などを使って上手く位置を固定すると、自分も皆の側へと走り寄って位置に着く。
根間みずき:「3,2,1……はい、チーズ!」
GM:カシャリとシャッター音が部室内へと響いた。


GM:ロイス取得と購入が可能です。
菜花かざり:ロイスはどうしようかな。皆ワイワイしたし、一旦保留!
湖東まき:ふーむ
菜花かざり:きぐるみを買います
葛城まつり:ロイスはまだ保留で。購入は……どうしようかな
菜花かざり:あ、やっぱシューターズジャケットで。
菜花かざり:《援護の風》《ウィンドブレス》。判定+5D、達成値+6。
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を4(→ 4)増加 (61 → 65)
菜花かざり:7dx+7>=13
DoubleCross : (7DX10+7>=13) → 10[1,3,4,4,5,9,10]+4[4]+7 → 21 → 成功

菜花かざり:購入~ 着用で以上
湖東まき:葛城まつり 〇ピンときた/危機感
雨宮あむ 〇ピンときた/少し怖い

稲波なみ:なぞのボディアーマー買うか
湖東まき:かざりちゃんとなみちゃんにも来てたんだけどね 特にと言うことでね
菜花かざり:なるほどね
菜花かざり:ピンときてます
葛城まつり:危機感……
葛城まつり:特にほしいものないしボディアーマーかなあ
湖東まき:購入は戦闘用着ぐるみを狙います。《マシンモーフィング》で。
稲波なみ:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 3[2,3]+1 → 4 → 失敗

葛城まつり:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 8[8]+1 → 9 → 失敗

葛城まつり:失敗。おわり!
湖東まき:2dx+12>=14
DoubleCross : (2DX10+12>=14) → 10[8,10]+3[3]+12 → 25 → 成功

湖東まき:湖東まきの侵蝕率を3増加 (58 → 61)
湖東まき:買って装備して以上!
GM:皆良さそうかな?良いならシーンエンドで。


Middle4:菜花かざり

GM:今回はソロのシーンとなります。かざりちゃん登場侵蝕をどうぞ。
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (65 → 67)


GM:縦浜市、街中。
GM:登場人物4人が街を巡るシーンを撮影する合間。一区切りがついたからと挟まれた休憩中。
根間みずき:「んんん…………」 台本を前に、一人唸っている。
菜花かざり:「はい」ぴと、と冷たい缶が額にくっつく。
根間みずき:「ひゃっ!」 しかめていた眉間に急に冷たいものが触れて肩が跳ねる。
菜花かざり:「差し入れですよー」
菜花かざり:近くのお店のビニールをカサカサと鳴らす
菜花かざり:「なにかお悩みですか?」
根間みずき:「わ、助かる~~!ありがと!」
根間みずき:缶を受け取りつつちょっと溜息をついて。 「そうなんだよ~。ちょっと台本でまとまってないとこがあってね」
菜花かざり:「まぁ~」
菜花かざり:みずきちゃんの肩に手を添えて、丸まった背中を伸ばす
菜花かざり:「どんなお悩みで?お話が詰まってるとかですか?」
根間みずき:「話というよりセリフかな。いや、その後の展開にも関わるから話でもあるかもだけど」
菜花かざり:「ふんふん、セリフですか」
根間みずき:「皆に配った台本さ、まだ途中で途切れてるでしょ?かぐやちゃんに月から迎えが来る手前のとこ」
菜花かざり:「あ、たしかに。竹取物語の、クライマックスの場面ですね」
菜花かざり:「えーと……本当ならおじいさんおばあさんに月の人間なんです、みたいに説明するんでしたっけ」うろおぼえ
根間みずき:「そう!今回の台本だと男子三人にその話をする感じだね」
根間みずき:「まあ宇宙人なのは最初からわかってるから、どっちかというと何故月から地球に来たのかの話がメインになるよ」
菜花かざり:「なーるほど。確かに」
菜花かざり:「じゃあ、地球に『どうして来たのか』の説明に悩んでる……ん、ですか?」
根間みずき:「ううん、そこはバッチリ決まってるよ」
根間みずき:「ええとね、そもそもかぐやちゃんがどういう女の子かって話になるんだけど」
菜花かざり:「ふむふむ」
根間みずき:「すごく明るくて好奇心旺盛、ちょっとお転婆なくらい活発的だけど素直で誰にでも優しい女の子、っていうのは脚本で出来る限り表現したつもり」
根間みずき:「でも、月でのかぐやちゃんはそのかわいらしさのせいで皆に大事にされて、大事にされすぎて、全然外に出してもらえなかったんだ」
菜花かざり:「そうですね。友達になりたいなーって思える可愛い子です」いくつか付箋を貼り付けてる自分の台本をパラパラめくる
菜花かざり:「ありゃま。箱入り娘ってやつですね」
根間みずき:「そう!それにあまりにかわいいせいで高嶺の花って感じで遠巻きにされたり、他の子から嫉妬されちゃったりで友達もなかなか出来なかったの」
菜花かざり:「大変……!」
根間みずき:「そういう、かわいいんだけどかわいいせいで本当の自分を見てもらえない女の子がかぐやちゃんの根っこの設定で」
根間みずき:「だから月を飛び出して地球へと家出して、それでこの話が始まるの」
菜花かざり:「なるほど、なるほど。それでお友達のなみちゃんや、まつりちゃんにあむちゃんとかと出会っていくんですね」
菜花かざり:ペラペラと台本をめくり、途切れてる場面まで。
菜花かざり:「そして、月から迎えが来る、と」
根間みずき:「そう。それで、悩んでるのが……」
根間みずき:「かぐやちゃんは月からの迎えになんて返事をするんだろうって悩んでるんだよね」
菜花かざり:「う~~~~ん、なるほど……」
菜花かざり:むむん、と腕組をして首を捻る。
菜花かざり:可愛いとおだてられて、実際に可愛い女の子。とても大切にして、大切にされすぎる子。
根間みずき:「月からの迎えを嫌がるのか、皆が引き止めてくれることを喜ぶのか、最終的に月に帰るのか、それとも地球に残るのか」
根間みずき:「かぐやちゃんなら何を思って、何を言って、何を選ぶのか。中々しっくり来る答えが浮かばないんだ」
根間みずき:「……かざりちゃんはさ、どう思う?」
菜花かざり:指でなぞる台本の中ではそんな子が、一人の女の子として人と出会い、交流する様が綴られている。
菜花かざり:「………うーん、難しいですねぇ」
菜花かざり:むむ、と先程まで途切れている空白でしかなかった箇所を、何かを浮かび上がらせるようにジーッと眺める。
菜花かざり:「………かぐやちゃんは、多分地球に来て、幸せだったと思います」
菜花かざり:「だから、好きな皆と一緒にいるのが幸せだと思うんですけど」
菜花かざり:「でも、月の皆のことが嫌いだったわけでも……なさそうなんですよねー」
菜花かざり:質問に応えるというよりは、頭の中の「かぐやちゃん」を紹介するように唸っています
根間みずき:「……うん」
根間みずき:「かぐやちゃんは優しいから。月の人たちが自分を大事にしてくれてたこともきっと分かってるんだよね」
菜花かざり:「はい。そう思います」
菜花かざり:「きっと大事だから、『傷つけたくない』って思われてますから」
菜花かざり:台本の、地球に来てから出会った人たちに友達の顔が浮かび。
菜花かざり:月の人たちの文字にパパやママの顔を思い浮かべる。
根間みずき:「だからこそ、難しいんだよねぇ。月に帰ったらまた地球に来れるか分かんないし、地球に残ったら月には帰れないし」
根間みずき:「どっちを取ってもどっちかの人と会えなくなっちゃうかもしれないから」
根間みずき:「そういうときに、かぐやちゃんは何を選ぶのかなって」
菜花かざり:「うん」
菜花かざり:「たしかにコレは、今すぐ決められそうにないですね」
菜花かざり:「みずきちゃんと一緒に私もかぐやちゃんのこと、もうちょっと考えてみたいです。……で、大丈夫ですか?」進捗とかいろいろ。
根間みずき:「あ、もちろん!ていうかすっごい心強い!」
根間みずき:「いやまあ、私が脚本なんだから私が考えて決めるのが筋なんだけどね」
根間みずき:「でも、かざりちゃんってかぐやちゃんとすっごく似てるからさ。そのかざりちゃんの意見はすっごい気になる!」
菜花かざり:「せっかくイメージに合うと言ってくれたんですから、頑張って応えますよ」
菜花かざり:胸を張ろうとして、ちょっと考えて控えめに。両手を胸の前で合わせる。なみちゃんの真似。
菜花かざり:「いつでも頼ってね?」
根間みずき:「………。うん」
根間みずき:「やっぱり、私の目に狂いは無かったね!」
根間みずき:嬉しそうに、そしてどこか満足そうに笑って頷いた。


GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
菜花かざり:ロイスは既にみずきちゃんに協力の姿勢!
菜花かざり:照準器ねらいます。
菜花かざり:2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 3[1,3]+1 → 4 → 失敗

菜花かざり:ダメでした!以上!


Middle5:稲波なみ

GM:お次はなみちゃんのシーンです。登場侵蝕どうぞ。
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (63 → 71)
稲波なみ:たくさんあがっちゃった


GM:縦浜中学、体育館。
GM:街中を利用したシーンが多いものの、人通りのある中では取りづらいシーンもある。
GM:そういったシーンは、自然と比較的周囲の協力が取り付けやすい学校で撮影する形になっていた。
根間みずき:「えっと、ここから落ちてきたボールがあっちにぶつかってそこを通って……」
根間みずき:いくみちゃんと相談しながら書き上げた設計図を手に、体育館のゴール台周辺を見ながらブツブツ何事かを呟いている。
稲波なみ:「すごいねえ、これ」横から設計図を覗き込んでいる。
稲波なみ:「うまくいきそう?」男装姿のまま。
根間みずき:「ふふ、私といくみちゃんで数日間話し合った力作だよ!……上手く行くかはまだ未知数だけど」
根間みずき:「まあでも、無茶な動きは入れてないしちゃんと小道具で修正も入れるつもりだし。きっとどうにかなるはず!」
稲波なみ:「ふんふん……あれ、ここは?」設計図の一角を指差す。
稲波なみ:空白になっている。まだ決まってないのかな。
根間みずき:「えっ」 指さされたところを二度見して。
根間みずき:「……ギミックまだ完成しきってなかったんだった!」
稲波なみ:「わっ大変」ぱん、と手を合わせて。
稲波なみ:「どうする?私で手伝えるかな」
稲波なみ:「あっ、えーっと」
稲波なみ:「僕で手伝えるかな」
根間みずき:「ええと、ここからここにボールを繋げる必要があって、そのためには普通よりボールが跳ねないといけなくて、だからええと」
根間みずき:「なみちゃん、シュートの腕に自信ある!?」
稲波なみ:「Shoot?」
稲波なみ:「うん、出来ると思うよ」
根間みずき:「なら、この位置からあのゴールにシュート決めれる!?元々は場面場面を切り取って撮って繋ぎ合わせるから必要ない予定だったんだけど」
根間みずき:「それだと勢い足りないし、あのゴール台の位置から落下したボールなら多分バウンドの高さが足りると思うんだ!きっと!」
稲波なみ:「やってみるねっ」ボールを持って、ぽんっと投げる。全然届かない。
稲波なみ:「うーん……あっ、ねえ」
稲波なみ:「ヒモって付けちゃダメかな」
根間みずき:「ヒモ?」
稲波なみ:「うん、リボンみたいな……」
稲波なみ:「そうしたら、私絶対うまく出来るよ」
根間みずき:「どうだろ……。カメラに映るとちょっとアレかもだけど……いやでも、そこは編集で消せなくもないし……」
稲波なみ:「釣り糸?とかでもいいから」
根間みずき:「……うん、一回つけてやってみよ!それで上手く行ったら採用すればいいし!」
稲波なみ:「うん、じゃあちょっと見ててね」
稲波なみ:そのあたりにあったビニール紐できゅっと結ぶ。
稲波なみ:(うん、これなら、行ける)
根間みずき:「うん!頑張って!」
稲波なみ:(ミルフルールのときと同じだから)
稲波なみ:そのままヒモの先端を持って、下手で投げ上げるように振るう。
稲波なみ:放物線を描いたボールは、過たずゴール台に吸い込まれて、そのまま落下。大きくバウンドした。
稲波なみ:パッと振り向く。「でしょっ?」
根間みずき:「……すっご~~~~!!」
根間みずき:「行ける!これなら行けるよ!釣り糸でも同じことが出来るならカメラにもほとんど映らないだろうし」
根間みずき:「ここからここさえ繋がればその後の工程は別撮りでも良いし、そしたらそこからは糸の付いてないボール使えるし」
稲波なみ:「おおう」ちょっと押される。
根間みずき:「これで今日のうちにこのシーン撮り切れるよ!なみちゃんありがと~~~!」
根間みずき:ハイテンションのままなみちゃんの手を取って勢い良く上下に振る。
稲波なみ:「あっうんうん、よかったよかった」かくかく揺らされる。
稲波なみ:「みずきちゃん、たくさん抱えてて大変そうだもの」
稲波なみ:「手伝えるところは、いっぱい手伝うよ」
根間みずき:「いやぁ、だからって役者さんに役以外のこと手伝わせちゃうのは……なんてとこもあるけど」
根間みずき:「正直め~っちゃありがたいよ~。文化祭の時とかも大活躍だったしね」
稲波なみ:「あのときは風邪引いちゃったけど、今回はひかないようにするね!」
稲波なみ:「映画の専門?のことは、あんまりよくわからないけど」
稲波なみ:「お芝居とか、お掃除とか、工作とか、あっあとね、差し入れも作ってきてるんだ」
稲波なみ:「あとでみんなで食べようね」
根間みずき:「いやホント、めっちゃ色々やってくれるじゃん~~。ありがと~!」
根間みずき:「私といくみちゃんだと、どうも映画が最優先っていうかそれ以外は抜けがちっていうか以外じゃなくても細部抜けがちっていうか」
稲波なみ:「たくさん抜けてる」
根間みずき:「今ギミック一個抜けてたみたいに、未完成のまま他の事考え始めて忘れちゃう~とかあるんだよね。だから気が付いてくれる子が居てくれるのすごい心強いよ!」
稲波なみ:「うんうん、でも、そうやって」
稲波なみ:「そうやっていろんな事するとね、みんなでやってるんだってすっごい感じられるから」
稲波なみ:「私は好きかな、そういうの」
稲波なみ:「あっ……僕は好きだよ!」
根間みずき:「聖人じゃん……。役までバッチリ意識してくれて……」
根間みずき:「ホントすごいよ……。前々から思ってたけど……」
稲波なみ:「えへへ。役に立ててるといいなあ」
根間みずき:「め~っちゃ立ってるよ。……なんていうかさ」
根間みずき:「さっき言った通り、私って映画は最優先だし常に全力だけど、それ以外はどうも疎かになりがちなとこあってさ」
根間みずき:「そのせいで周りに迷惑かけちゃうときとか、怒られちゃうときも結構あるんだよね。昔から」
根間みずき:「だから、なみちゃんみたいに誰かのためとか皆のためって頑張れるの、すごいと思う」
稲波なみ:「みずきちゃん……」
根間みずき:「今だって、お願いしたのは役者なのに、役者だけじゃない部分までお手伝いしてくれちゃうんだもん」
根間みずき:「ありがとね。ホントに!」
稲波なみ:「うん、わ、僕、頑張るっ!」
稲波なみ:「絶対絶対、いいものにしよ!」
稲波なみ:ひしと手を掴んで、今度はこちらがブンブンと振った。


GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
稲波なみ:-クラスメイト/根間みずき/ほめてくれるのうれしい/がんばりすぎないか心配:○/ロイス
稲波なみ:ボディアーマーに挑戦します
稲波なみ:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 10[1,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

稲波なみ:買えた!あとでまつりちゃんに渡すね


Middle6:湖東まき

GM:次はまきちゃんのシーンとなります。登場侵蝕をお願いします。
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (61 → 71)
湖東まき:ビャッ
GM:ごりっと上がってる……


GM:縦浜中学、美術室。
GM:本来なら美術部の活動場所だが、パネルを描くにあたってペンキなども使用するため特別に許可を得たらしい。
GM:隅を間借りする形で置かれた大きなパネルの前で、下書き用のノートを片手にうんうんと唸るいくみの姿があった。
湖東まき:「これはどこの場面に使うの?」首を伸ばして横から覗き込む。
河西いくみ:「あ、これは冒頭のかぐやちゃんの登場シーン用です!」
河西いくみ:「本当ならパネルよりもっと立体の、ハリボテみたいなのを作りたかったんですけど、それだとちょっと材料の強度と予算の兼ね合い的に難しそうで……」
GM:そう言いながら差し出されたノートには、仮案らしいロケットの絵が大量に並んでいる。
湖東まき:「強度……そんなことまで考えなきゃなんだ」目を丸くする。
河西いくみ:「かぐやちゃんが乗れるロケットってなると、少なくとも私達の背丈くらいないとですから。それを立体物で作るとなると、色々と……」
河西いくみ:「発泡スチロールなら大丈夫かもとは思ったんですけど、あれも着色とか表面の処理とか難しい部分が多かったんですよね……」
湖東まき:「へええ……」
湖東まき:「じゃあ、いま悩んでたのは?」
河西いくみ:「ええと、描くロケットのデザインは決まったんですけど、パネルの大きさに合わせるとどんな大きさになるかなって」
河西いくみ:「こう、ずっと普通のサイズで描いてたので上手く合わせられるか不安で……」
湖東まき:「あ~。わたしもこんな大きさのはあんまり描いたことないかも……」
湖東まき:「背景にするんだもんね。普通の絵のサイズじゃないんだ」
河西いくみ:「そうなんです。ただ、その、不安なところっていうのが」
河西いくみ:「私、ノートに描いてるときとかもそうなんですけど、大きさを調整するのが下手というか、上手くキャンパス内に収めるのが下手というか」
河西いくみ:「描いてる途中で、『あ、これだとはみ出しちゃうな』って気が付くことが多くって……」
河西いくみ:「でもそれを気にして描くと今度は小っちゃくなり過ぎちゃうこともあって。ちょうど良い大きさにするのって、何に気をつけて描けばいいんでしょう……?」
湖東まき:「ううん」腕を組む。
湖東まき:「えっと、それって」
湖東まき:「もののサイズがばらばらになっちゃうってこと……とは、少し違うのかな」
湖東まき:「全体の話?」
河西いくみ:「全体です。例えばその、ロケットの先端の方から描きだしたら下の部分がはみ出ちゃう、みたいな」
湖東まき:「うん。そういうことだったら」
湖東まき:「一番描きたいところから描き始めるのがいいんじゃないかな」
湖東まき:「そうすれば、はじっこの方が少し収まらなくなっても大丈夫じゃない?」
湖東まき:かつての祖父の指導の記憶をなぞる。最初に全体をイメージしたり、大枠を下描きできるようになることはもちろん必要だが、それはそのうちに身についてくると。
河西いくみ:「あ、なるほど!ええと、じゃあ……ロケットとして分かりやすくなるように上の方優先、ですかね?」
河西いくみ:「下の部分はカメラワークによっては映らないと思うし……」
河西いくみ:「あ、でもそれならこのデザインよりこっちの方がロケットらしさはあるかも……?」
湖東まき:「そうなるかな」見せてもらった台本の当該部分を思い出しつつ。
GM:そう言いながらノートをパラパラとめくる。デザイン案と拍子に書かれたそれは、丸々一冊全部手書きのロケットで埋まっていた。
湖東まき:「……おお」
湖東まき:「すごいね。これぜんぶ、今回の映画のために考えたの?」
河西いくみ:「はい!あ、その、最初のほうのは本当に落書きみたいなのなんですけど……」
湖東まき:「熱心なんだ」
湖東まき:描き方のバリエーションという面では、自分にとっても興味深くある多彩さだった。一つ一つを目に焼き付けるようにして。
湖東まき:「わたし、映画って」
湖東まき:「役者さんが演技をやって、それをカメラで撮ればできるんだと思ってた」
河西いくみ:「私もです」 こくこくと頷きながら。
湖東まき:「でも、ぜんぜん違うんだね」
湖東まき:「衣装のこととか、こうやって背景を準備するのとか」
湖東まき:「自分にはできないことだって、それでもどうにかしなきゃいけない」
湖東まき:「うん。やっぱり、すごい」
河西いくみ:「そうなんです!」
河西いくみ:「あの、私、小さい頃に大好きだった映画があって」
河西いくみ:「海外の、ファンタジーの映画で。魔法が沢山出てくる映画なんですけど」
河西いくみ:「私が一番好きだったの、主人公が杖を選ぶシーンなんです」
湖東まき:「魔法がばーってなるシーンとかじゃなくて?」
河西いくみ:「はい。長さとか素材とか柔らかさとか、いろんな違いのある杖がたっくさんある魔法のお店があって」
河西いくみ:「主人公が自分にぴったりの杖を探すために、たっくさんの杖を試すんです。手にとっては振って、手にとっては振ってって」
河西いくみ:「何本も、何十本も試して。ようやく見つけるんですけど、でもそれだってお店にある杖全部を試した訳じゃなくって」
河西いくみ:「だから、あんなにもたっくさんの杖があるのなら、私にピッタリの杖もあるんじゃないかなって。ちっちゃい私はそう思ったんです」
湖東まき:河西さんを見る。
河西いくみ:「そう思ったらワクワクして。自分があのお店に行って、主人公みたいにいくつも杖を振って、ピッタリの杖が見つかったらって何度も想像してました」
河西いくみ:楽しげに語る彼女の瞳は、キラキラと輝いている。夢を見ているかのように。
河西いくみ:「……流石に、今は本当にそんなお店がある訳でも、魔法が使える杖がある訳でも無いんだって分かってますけど」
河西いくみ:「でも、私がそんな夢を見れたのは、あのたくさんの杖を用意してくれた人が居るからなんです」
湖東まき:「……」
河西いくみ:「一本一本違う杖を用意して、主人公が触らないお店に飾るだけの杖も用意して、本当のお店みたいに埃を被せたりして」
河西いくみ:「一瞬しか映らないようなところまで頑張って作り込んだ人が居て、そのお陰であのシーンが出来たんだなって」
河西いくみ:「そう知ったときから、私もそれが出来たら良いな……やりたいなって思うようになったんです」
河西いくみ:「いえあの、まだまだなんですけどね!」 語り込んでたことに気付いて、わたわたと手をわたつかせながら誤魔化すように笑う。
湖東まき:「……ううん」
湖東まき:宙を掻く手を、両手でとって握る。
湖東まき:「すごいよ、河西さん」
湖東まき:間近から真っすぐにその瞳を覗き込んで。
河西いくみ:「ふえ」
湖東まき:「すごく素敵だって思う」
湖東まき:「がんばって。わたしも協力する」
河西いくみ:「……ありがとうございます」 真っ赤になって俯きながら、か細くそう言って。
湖東まき:「絵のこともそうだし。それ以外でも、何かできることがあれば」
河西いくみ:「そ、そんな。たった今こうして教えてもらってますしっ」
河西いくみ:「あっ、じゃあその、単純にちょっと、気になったことなんですけど」
湖東まき:「うん」
河西いくみ:「湖東さんは、どうして絵を描いてるんですか?」
湖東まき:「そうだなあ……」
湖東まき:「や、はっきりしてはいるんだけど」
湖東まき:「わたし、おじいちゃんが画家でね。小さい頃からその絵を見てたの。それが好きだった」
湖東まき:「それで、自分でも描くようになって。ただ」
湖東まき:「おじいちゃんが好きだったのか、おじいちゃんの絵が好きだったのか」
湖東まき:「おじいちゃんとお揃いになりたかったのか、おじいちゃんみたいな絵が自分でも描きたかったのか……」
湖東まき:「最初にどう思ってたのかは、考えてみるとよく分からないかも。気付いたら絵を描くのが自然になってて、それがずっと続いてるって感じ」
河西いくみ:「なるほど……」 こくこくと頷きながら聞き終えて。
河西いくみ:「すごいです。湖東さんも、湖東さんのお祖父さんも」
湖東まき:「まだまだだけどね。わたしから河西さんに教えられることなんて、結局はわたしがおじいちゃんから教わったことだし。さっきのも」
湖東まき:少し恥じらうように笑う。
河西いくみ:「それでもですよ!だって」
河西いくみ:「湖東さんは、最初の理由が思いだせなくなっちゃうくらい昔から、ずっと絵を描き続けてるってことですもん」
湖東まき:「む……」
湖東まき:「……まあ、それも、ずっと迷いなくってわけじゃないけど……」
湖東まき:褒められてなんとなく後ろめたさが湧いてくる。
河西いくみ:「なら、迷っても続けられたってことでしょう?やっぱりすごいです」
湖東まき:「むむむむ」顔を背ける。頬が熱い。
湖東まき:「あ、って言うかごめん、手」
湖東まき:握りっぱなしだった手を慌ててほどいて。
河西いくみ:「あ、いえっ!こちらこそ!」 解かれた手がわたわたと動く。
河西いくみ:「……あの」
湖東まき:「……ええと」
湖東まき:「あっ、はい」
河西いくみ:「あ、わ!お、お先にどうぞ!」
湖東まき:「ご、ごめんね」咳払い。「……じゃあ」
湖東まき:「いや、ぜんぜん大したことじゃないんだけど」
湖東まき:「わたしたち、けっこう、似た者同士なのかも……なんて」
湖東まき:上目で窺う。
湖東まき:たぶん、そんなような気がする。真剣さにあてられて、普段自分がしないような踏み込み方をしたのも。あっさりと自分の夢の由来を語れたのも。
河西いくみ:「……そ、そうでしょうか。だとしたら、なんというか」
河西いくみ:「光栄、です」 えへへと照れたようにはにかむ。
湖東まき:ふにゃりと笑い返す。
湖東まき:「……それで、そちらは」
河西いくみ:「あ、その!ええと、いつかというか、出来ればというか、良ければなんですけど」
河西いくみ:「私も、湖東さんのお祖父さんの絵、いつか見てみたいな、なんて……」
湖東まき:「!」ぱっと目を輝かせて。「うん!」
湖東まき:「もちろん。おじいちゃん、個展だって開いてるんだよ」
湖東まき:「何かの企画で出品することだってあるし、けっこう機会はあると思う」
湖東まき:「わたしの家にも前はあったんだけど……」
湖東まき:「ああ、でも、河西さんの都合さえ合えばこんどおじいちゃんの家行くときに一緒にでも」
湖東まき:少し早口になってまくし立てる。
河西いくみ:「え、あ、良いんですか!?も、もし良ければその、ぜ、ぜひ……!」
河西いくみ:早口にちょっと目を回しつつ、こちらも早口で食いついて。
GM:パレットに乗せられた絵の具がゆっくりと乾いていく中、二人の会話はまだしばらく続くようだった。


GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
湖東まき:河西さんのロイス感情を ○敬意/罪悪感 に変更します。
湖東まき:名前もぜんぜん覚えないでいたことへの後ろめたさ的なものということで……
湖東まき:購入は《マシンモーフィング》してクリスタルシールドを狙います。
湖東まき:3dx+12>=25
DoubleCross : (3DX10+12>=25) → 10[2,5,10]+4[4]+12 → 26 → 成功

湖東まき:あっすごい 装備して以上!
湖東まき:ちがう
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を3増加 (71 → 74)
湖東まき:侵蝕も上げて今度こそ以上!
GM:つよつよ!ではシーンエンドです。


Middle7:葛城まつり

GM:こちらはまつりちゃんのシーンです。登場侵蝕をどうぞ。
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (55 → 59)
葛城まつり:―――
葛城まつり:「わ~、お疲れ様……」
葛城まつり:アクションシーンの撮影が一段落ついた休憩時間。少しへなった様子で座り込む。
雨宮あむ:「……お疲れ様」
葛城まつり:「これ、やっぱり厚くてちょっと動きにくいなあ」分厚い学ランの上着をぺしぺしと触っている。
雨宮あむ:激しいアクション撮影の後だが、ほとんど息も上がっていない。ハウンドとしての身体能力によるものか。
雨宮あむ:「そうかしら」
葛城まつり:こちらは普通に汗をかいている。スポドリを手に、タオルでわしわしと首や腕を拭いていく。
雨宮あむ:「普段のスカートの方が動きづらそうに思えるけれど」
葛城まつり:「あっ平気なんだ、そっちもスーツなのに」
葛城まつり:「そうかな?まあ、枝とかには引っかかりがちだけど」
雨宮あむ:「大きく動けないのはいざという時に困る」
雨宮あむ:息を吐き、撮影機材を見つめる。
葛城まつり:「やっぱ機能性重視なんだ。まあ私もオフの時はスカート履かないなあ」
雨宮あむ:「……」
葛城まつり:「そうだ、こないだ良さそうなアウトドアウェアのお店見つけたんだ。もし今度良かったら一緒に……」言いかけて、その様子に気付いて。
葛城まつり:「……どうかした?」
雨宮あむ:少しだけ瞑目し、そちらに顔を向けないまま
雨宮あむ:「……ひとつ、聞いてもいいかしら」
葛城まつり:「うん、どうしたの?」
雨宮あむ:「……貴方たちは、いつも……」
雨宮あむ:適切な言葉を探しても見つからないとでも言うように、煩わしそうに眉間に皺を寄せる。
雨宮あむ:「どうして、そんなに……」
葛城まつり:すこし不思議そうに首をかしげながら、続く言葉を待っている。
雨宮あむ:「……活発……活動的……」
雨宮あむ:「……元気……笑顔……?」
雨宮あむ:「……なのかしら」
葛城まつり:「どうして……どうして、かあ」
葛城まつり:ふうむ、と口元に手を当てて考え込む。
葛城まつり:「皆の気持ちは、皆に聞かないと分からないけど……私の場合は」
葛城まつり:「急いでるから、かな?」
雨宮あむ:「………………??」
雨宮あむ:眉間の皺が深くなる。
雨宮あむ:「どういうこと?」
葛城まつり:「いつかなりたい自分や、行きたい場所が、ずーっと遠くにあって」
葛城まつり:「だから……早くそこまで行かなくちゃ、って思ってる」
雨宮あむ:「……質問の答えになっていない気がするわ」
雨宮あむ:不可解さは警戒の域に達し、無意識に間合いを図る。
葛城まつり:「ううん、そうなのかなあ……?」
雨宮あむ:(……ピュアストライプ……何を考えている、こいつは……?)
葛城まつり:「将来やりたい事が見えていたら、のんびりしてる暇なんてない!ってならない?」
雨宮あむ:「……それは」
雨宮あむ:己に課せられた使命を思い出す。
雨宮あむ:「……分かるけれど……」
葛城まつり:「だから……私が活動的?なのは、それが理由かなって」
葛城まつり:「あ、あむちゃんも何かあるの?将来の夢とか、そういうの」
葛城まつり:興味を持ったように、遠ざかられた分だけずいと近寄る。
雨宮あむ:一歩引く「別に……人に言うようなことじゃないわ」
葛城まつり:「あ……そっか。ごめんね」あまり言いたくない子だっているよな、と思い直す。
雨宮あむ:「……」スマートフォンの画面、半ば無理やりに送り付けられた集合写真に視線を落とす。
葛城まつり:(……あむちゃんの夢、なんだろう。やっぱり、絵本作家になることだったりするのかな)
雨宮あむ:皆が楽しそうに笑っていた。その中で自分だけが、無機質な表情のままで写っている。
雨宮あむ:「……貴方たちといると……落ち着かない」
葛城まつり:「えっ……やっぱり、気に障っちゃった?」
雨宮あむ:「……分からないわ」かぶりを振る「よく分からない」
雨宮あむ:するべきことがある。果たすべき使命、生まれてきた意味が。
雨宮あむ:なのに、この暮らしを続けていると、ほんの一瞬、それを忘れそうになる瞬間がある。
雨宮あむ:今もそうだ。ただの児戯、任務の一環として始めたはずの撮影に、いつの間にか真剣になってしまっている自分が居た。
雨宮あむ:それがとても恐ろしくて、心がざわついて仕方がない。
葛城まつり:「……あむちゃん?」
雨宮あむ:「……私にも、夢ならある」
雨宮あむ:「貴方と同じ……止まってなんて、いられない」
雨宮あむ:振り払うように身を起こす。このままこの空間に居たくなかった。こうして喋っていたくなかった。
葛城まつり:「そっか、一緒なんだ」その心も知らず、ふふと微笑む。
雨宮あむ:「……」
葛城まつり:「……ね。いつか」
葛城まつり:「夢のこと……あむちゃんが、話してもいいかなって思えるようになったら」
葛城まつり:「私にも、聞かせてほしいな」
雨宮あむ:「一緒なんかじゃ……」言い掛けて、言葉を呑み込む。
雨宮あむ:「…………。……そうね」
雨宮あむ:そう。焦る必要など無い。
雨宮あむ:いつか。
雨宮あむ:いつか必ず、この生活には終わりが来るのだ。
雨宮あむ:私は葛城まつり達を裏切り、地獄に引きずり下ろす。この日々も、全ては無意味な灰に変わるのだ。
雨宮あむ:その時まで、ただ耐えればいいだけだ。余計なことなど考えて、迷う必要など無い。そんなものは、猟犬には不要だ。
雨宮あむ:「……いつか、必ず教えるわ」
雨宮あむ:言い残し、足早にその場を後にする。
葛城まつり:「……そっか。うん、約束ねっ」
葛城まつり:笑みを浮かべて、去っていく彼女の背を見送る。
葛城まつり:……どこか壁を作られている気がする、というのは。気のせいじゃないんだろうけれど。
葛城まつり:隠し事と言うなら、私達だって同じだ。
葛城まつり:プリピュアという秘密を抱えながら皆に接しているし、文化祭の日には彼女を置き去りにするような事もした。
葛城まつり:……それが悪いことだ、とまでは思わないけれど。ほんの少し、罪悪感として心に芽吹いている。
葛城まつり:おとぎ話に出てくるような、正義の味方。日常の中で正体を隠しながら、皆を守るヒーロー。
葛城まつり:今の自分は、まさしくそれなのだろうけれど。
葛城まつり:(ううん。いざやってみると、意外な所が難しい)
葛城まつり:「いつか」と口にした時が来る日を望みながら、そんな事を思った。
サブGM:―――
サブGM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
葛城まつり:ロイスはあむちゃんにはもう取ってるから保留かなあ
葛城まつり:購入はアームドスーツにします
葛城まつり:1dx+1>=15
DoubleCross : (1DX10+1>=15) → 9[9]+1 → 10 → 失敗

葛城まつり:失敗!おわり


Middle8:菜花かざり

GM:お次はかざりちゃんのシーンです。登場侵蝕どうぞ。
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (67 → 75)


GM:縦浜市立公園。
GM:日も沈みかけの少し暗くなる時間。遊んでいた子供たちが帰り始めて、公園は少し寂しいほど静かになっている。
GM:しかし、いくつか備え付けられたベンチの一つにまだ帰ろうとしない一人の少女が居た。
菜花かざり:夕焼けの赤色に照らされながら、クセの付き始めた台本をまた始めから捲る
菜花かざり:今日の撮影場所をおさらいして、読み進めて、途中で止まってる場所まで。
菜花かざり:そこに文字を浮かび上がらせようとするように、ジーッとしばらく見つめたあと、また最初のページ。
菜花かざり:「うーん、かぐやちゃんの気持ちかぁ……」
菜花かざり:トントン、と自分のほっぺたを指で叩きながら、色んなものをないまぜにした息を吐いた
菜花かざり:「………わっ」
菜花かざり:ヒュウ、と。日が沈んだ公園を、広く風が吹き抜けた
菜花かざり:乱れた髪を手ぐしで直して、少し暗くなった空を見上げる
菜花かざり:そこには薄く、黄金色の月が顔を出し始めていた
菜花かざり:(…………あの場所から来た子の、思いかぁ)
菜花かざり:細糸のような前髪の向こうで、同じ色の月が目を覚ます瞳のようにこちらを見ていた
レイダー:しかし、そんな物思いをかき消すような、ガサツな笑い声がかざりちゃんの後ろから響いてくるよ。
菜花かざり:「!?」
菜花かざり:びっくりして背筋を伸ばして、周りをキョロキョロします
レイダー:「……シーッシッシッシッ! まーーたお姫様気取りかぁ、言われたい女?」
レイダー:ベンチのすぐ後ろにある木の上で、大柄の男が寝そべっている。
菜花かざり:「あ。」
菜花かざり:「あ~~~っ!」
菜花かざり:ぴしー!と指を指しますよ
菜花かざり:そう、そこにいたのは以前文化祭でお姫様の台本を読んでいた時にも絡んできた、失礼な人!
菜花かざり:「レイダーさん!」
レイダー:「あァ?」怪訝な顔をする。
レイダー:「名前、お前に教えてたか?」
菜花かざり:「えっ?」
菜花かざり:どんぐり眼。
菜花かざり:何を言っているんでしょう、という前に、そういえば……
レイダー:かざりちゃんがピュアロココであることを…知らないのだ!
菜花かざり:プリピュアと気づかれて、ない…!
菜花かざり:「あ、あー、えーっと」
レイダー:「んん?」じぃっとかざりちゃんを見つめる。
菜花かざり:ぐるぐる。指と目を回す。超高速で思考が回転しているぞ!
レイダー:「そう言われると…どっかで…何か…見たような……?」
菜花かざり:「な、何をおっしゃいますかーっ」
菜花かざり:「前に会った時に言ってましたよ!『このレイダー様がー』ってー」
菜花かざり:「他人の評価なんてどうでもいい、みたいな?そんなことを仰っていました、よ?」
レイダー:「そうだったか?」首を傾げる。「…シーッシッシッ!まあ、そいつは俺様の言いそうなことだ!」
菜花かざり:見たのも当たり前じゃないですかーとあははする。
菜花かざり:「そうですよねぇ~」
菜花かざり:(……あぶなかったー!)
レイダー:「お前とは大違いだなぁ、ちんちくりん」ニヤニヤ笑いながらかざりちゃんを見る。
菜花かざり:「むっ」
菜花かざり:ちんちくりんと言われてぐいと背を伸ばして見上げる。
菜花かざり:身長云々以前に木の上にいる。
レイダー:「えぇ? さっきから聞いてりゃ、今度は月から来た宇宙人を演じるって?」
菜花かざり:「そうですよー。またお姫様です。実績です」
菜花かざり:ふふん。
レイダー:と思いきや、パッと身を翻してベンチに降りてきて、
菜花かざり:横でまとめた髪の毛をシャランラ
レイダー:かざりちゃんが持っていた台本を奪う。
菜花かざり:「あっ!」奪われます
菜花かざり:「か、返してくださいよー」
レイダー:「んだこりゃ。後半、白紙じゃねえか!」ペラペラ勝手に見ている。
菜花かざり:「仕方ないじゃないですかっ。まだどうするかみんなで迷ってるんです」実際は私とみずきちゃんの二人がメイン。うん、みんな。
レイダー:「さっきから、一人でなーーにをメソメソしてやがるかと思えば…」
レイダー:「迷う? 何を迷うんだよ」
菜花かざり:「何、って………」
菜花かざり:「そりゃあ、地球に来て出来たお友達と、月の家族達とか、どっちと一緒に過ごすか、とか……」
菜花かざり:「どっちとも仲がいいんですから。迎えに来た時にどう思うかとか、そういうのですよ」
菜花かざり:「月に戻りたいとか、地球で過ごしたいとか。そういう別の場所に仲のいい相手ができた時の話です」
菜花かざり:レイダーへの説明、というより口に出すことで自分でも何に悩んでるのかを明確にしていく。
レイダー:「仲のいい相手ェ?」やっぱり怪訝そうな顔で首を傾げる。
レイダー:「意味わからん。全くわからねえ」
菜花かざり:「…………まぁ、レイダーさんにはわかりませんか。お仲間とはなんだか仲が悪そうでしたし」
菜花かざり:「─────ということを前に聞きましたし」
菜花かざり:危ない危ない。今の私はノットロココ
レイダー:「……んだぁっ、お前のせいで忘れてた最悪なこと思い出したじゃねえか!」
レイダー:苛立った様子でびしりと指を差す。「いいか!? 聞け、ちんちくりんの言われたい女!」
菜花かざり:「あっ。やぶ蛇……」
菜花かざり:「ひ、ひどい言葉を2つ並べないでください!」
菜花かざり:反論しつつ聞く。礼儀。
レイダー:「このかぐやって女も、お前も、なんだ? 仲の良い奴がいるとかなんとか」
菜花かざり:「良いことじゃないですか。それがなにか?」
レイダー:「皆を寂しがらせちゃう、だの…」「…なんで周りの意見に従わなきゃいけねえんだよ! バーッカじゃねえの?」
菜花かざり:「……えーっ」
菜花かざり:「じゃ、じゃあレイダーさんはどうするっていうんですか」
菜花かざり:「自分の行動とかで、他の人を……困らせたくない人を困らせるとか、そういうとき!」
レイダー:「俺様がやりたいことあるのに口出してくるヤツなんか、ムカつくからな」
レイダー:「納得できるまで殴り合ってやる」バシンと拳を打ち合わせる。
レイダー:「ああ、それがいいんじゃねえか。いいぜ、俺様がこの台本に素晴らしい結末を書いてやるよ」
レイダー:鉛筆を取り出します。
菜花かざり:「あっ、こらっ!何するんですか!」台本を奪おうとします
レイダー:「シーッシッシッシッ!『お前らが俺の生き方を決めるな』って言ってその場の全員をブッ倒す…」
菜花かざり:「そんなかぐや姫聞いたことないですよー!」
レイダー:すごく汚いひらがなの字が勝手に白紙に書かれていく!
菜花かざり:「あっ、あっ、あーっ!そんな強く…!裏写りしちゃうでしょうが!」
レイダー:「そして最強の男を目指す旅に出る! シーッシッシッシッ!」
菜花かざり:「ストロングすぎますよーっ。もっとこう……偶然であって意気投合してみたいな……」
菜花かざり:「あっ、『さ』が『ち』になってます!逆です逆!」
菜花かざり:台本を取り返そうとする動きがスウェーだけでかわされてるよ
レイダー:両手を掲げながらガリゴリ書いてるよ
レイダー:「んだよ、これで満足だろ?」
菜花かざり:「もぉ~~!!」
菜花かざり:ベシベシ。女子中学生のか弱い抗議です
レイダー:「シーッシッシッシッ!最強の台本が出来上がったじゃねえか」
レイダー:ぺしん、と頭に落とすようにして台本を返します。
菜花かざり:「な、何が満足ですか!みんなを殴り倒しただけじゃないですか!」
菜花かざり:「わぷ」
菜花かざり:はねのけようとして、台本だったので大事に胸に抱えます。あぁ、白紙のページに無残な2B鉛筆の筆跡が。
レイダー:「やりたいことやれるようにしたんだ。満足だろ?」ドヤ顔。
菜花かざり:────変身して叩こうかなー。
菜花かざり:思うだけで実践はしません。なぜなら暴力で解決するのは、今まさに目の前のレイダーさんが鉛筆で書きなぐった結末だからです。
菜花かざり:何という知略でしょう。
菜花かざり:代わりに目をジトーっとします
菜花かざり:「………いや、確かに家に帰るとか、どっちを悲しませるとかはなくなりましたけどぉ」
レイダー:「あぁ? まだ文句あるのかよ」
菜花かざり:ないと思ってるんですか。
菜花かざり:「……いえ」ため息「悩んでたのが馬鹿らしくはなりました」
レイダー:「ハッ! どーせお前みたいな女は、人の顔色ばっかうかがってたんだろうが」
菜花かざり:「…………」否定をしないという意味の肯定をします
菜花かざり:「それが、なんですか」
レイダー:「いいか? 俺様はな、俺様をきちんと見ないやつらの他人の評価なんか気にしねえ」
レイダー:「やりたいことを全力でやりきって、めちゃくちゃに評価されるのが一番気持ちいいんだ…っつうのを」
レイダー:「真似してもいいぜ? シーッシッシッシッ」
レイダー:ドヤ顔で見てきます。
菜花かざり:「~~~~~!!!」
菜花かざり:あ、い、う、の形でなにか言おうとして口を開いたあと
菜花かざり:「……こないだも、それで失敗してれば世話ないですけどね」
菜花かざり:つーん。
レイダー:「……アァ~~~~!?」グアーーーッと沸騰します。
菜花かざり:「ただ!」
菜花かざり:「まぁ……………」
菜花かざり:「なんというか……………」
菜花かざり:「………」
菜花かざり:「……参考にはします」
菜花かざり:ぺこり、と少し頭を下げます。お礼の気持の分ぐらい。
レイダー:「…」ちょっと目を丸くしたあと、ニヤッとガサツに笑います。
レイダー:「シーッシッシッシッ! 最悪な事があってムシャクシャしてたが、お前のおかげで一ミリくらいは気分が良くなったぜ」
菜花かざり:「誤差じゃないですか……」
菜花かざり:「……最悪なことって、何かあったんですか?」
レイダー:「別に! 俺様一人でやりたいことを邪魔されてるだけだ」
菜花かざり:「はぁ…?それはなんか、レイダーさんが不機嫌になりそうなことですねえ」
レイダー:「分かってんなら聞くんじゃねえ!」ガミガミします。
レイダー:「これ以上思い出したくないから帰る。じゃあな、ちんちくりん」
菜花かざり:「なんで怒るんですか、もぉ~~っ」
菜花かざり:「あっ、はい、お気をつけて……というか!」
レイダー:振り返ります。
菜花かざり:「"ちんちくりん"じゃありません!かざりです!菜花かざり!」
レイダー:「ハッ」
レイダー:「俺様が認めた人間以外、本当ならどーーーっでもいいが……」
レイダー:「かざりか。覚えてやってもいいぜ。1ミリくらい、気分がいいからな!シーッシッシッ!」
レイダー:ガサツに笑いながら、のしのしと去っていきます。
菜花かざり:その背中を見送りつつ。
菜花かざり:「な、なんて失礼な人ですか~……」
菜花かざり:話してる間にギュッと握りしめてた台本を離します。少しシワになってしまった
菜花かざり:ペラペラと捲ると、乱暴に開かれた後と釘を曲げたようなひらがな達。
菜花かざり:「…………………むむむ」
菜花かざり:一応、一文字ずつ解読するとレイダーさんの言っていた通りの内容が書かれていました。
菜花かざり:かぐやちゃんは強い男を求めてめでたしめでたし。
菜花かざり:「めでたくない……」
菜花かざり:ぱたん、と台本を閉じて仕舞います。代わりに出ていくのはため息。
菜花かざり:そろそろ暗くなってきますし、危ないですし。
菜花かざり:後はお家でのんびり考えましょう。
菜花かざり:「ただ、まぁ」
菜花かざり:「別の方法もあるということは、参考にしておきましょう」
菜花かざり:そう言って家の方向に足を向けて。
菜花かざり:ふと、レイダーさんの振り返った方向にべーっと舌を出します
菜花かざり:「1ミリぐらいだけ、ですけどね!」
菜花かざり:暗くなった夜道を、少し早足で帰りました


GM:シーンカット。ロイス取得のみ可能です。
菜花かざり:「レイダー ○Pどうかと思います/Nホントどうかと思います」
菜花かざり:これで!
GM:はい。ではシーンエンド。


Middle9:全員

GM:次は全員登場になりますので、皆さん登場侵蝕をどうぞ。
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (75 → 78)
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (74 → 81)
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (71 → 78)
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (59 → 69)


GM:このシーンはかざりちゃんに判定をしていただきます。
菜花かざり:私!
GM:技能は芸術:演技。難易度は本来15ですが、ミドル3での判定の成功数*2だけ難易度が下がります。
GM:今回は3回*2の6下がり、難易度9となっていますね。
菜花かざり:やった~!
GM:支援などは自由に可能としますが、代わりに一発勝負です。気合を入れて臨んでください。
菜花かざり:なるほど、では本気を出します。
菜花かざり:《援護の風》《ウィンドブレス》。判定+5D、達成値+6。
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を4(→ 4)増加 (78 → 82)
湖東まき:本気だ
GM:本気モードだ
稲波なみ:本気じゃんッ
菜花かざり:目にもの見せてやります!
葛城まつり:やっちゃえ~
菜花かざり:では芸術演技で!
菜花かざり:12dx+6>=9 
DoubleCross : (12DX10+6>=9) → 10[3,3,3,4,5,5,7,8,9,9,9,10]+4[4]+6 → 20 → 成功

菜花かざり:おりゃー
湖東まき:最強
サブGM:すごいぞ
菜花かざり:おーっほっほ
GM:お見事!ではかざりちゃんは見事な演技でかぐやちゃんを演じきれます。
菜花かざり:やった~


GM:満月が路地を照らす静かな夜。
GM:本来なら中学生である君達が出歩くべき時間ではないが、撮影のためにとそれぞれの両親に許可を取って集まった形だ。
GM:撮るシーンは、物語の大詰め。まだ白紙となっていたかぐやちゃんの元へ月の使者が迎えに来るシーン。しかし――
根間みずき:「ほんっとーーにゴメン!!!」
根間みずき:地に着かんという勢いで頭を下げている。皆、特にかざりちゃんに向けて。
菜花かざり:「ほえ?」顔を上げる。現場の到着や逐一の報告を両親にメッセージで伝えていた
根間みずき:「一応考えはしたし案も出たしまとめもしたんだけど、正直全っ然納得行く出来にならなくて……」
根間みずき:バサバサと幾つか紙の束を取り出す。どれも表紙に仮案と書かれている。
稲波なみ:「わ~いっぱいだね」
根間みずき:「これで行こう!ってとこまでまとまんなかったから、ぶっちゃけ本編的には白紙っていうか……。いや、この中のどれかで撮ること自体は出来るんだけどぉ……」
菜花かざり:「わぁ、コレ全部アイデアなんですか」
葛城まつり:「えっ、じゃあ……ここにあるのは全部、ボツってこと?」
雨宮あむ:「……どうするの?もうスケジュールに余裕は無いのでしょう」
菜花かざり:「ですよね。満月の日って、今日を逃したらもう撮れないですから……」
菜花かざり:夜空に浮かぶ金色の円を見上げる。
湖東まき:「月のパネルを用意するとか……」
稲波なみ:「あっそうか。満月の日ってひと月に一度だけだもんね」
湖東まき:「でもせっかくきれいに出てるもんなぁ」かざりちゃんに倣って夜空を仰いで。
葛城まつり:「まきちゃんなら、そういうのも描けたりする?」
河西いくみ:「そうなんです。しかも、明日はお昼ごろから曇るって予報で言ってて」
河西いくみ:「自然に撮れるタイミングとしては今日がラストチャンスかも……」
菜花かざり:「うーん。でも、コレまでも合わせてきたんですし、本当のお月さまで撮りたいですよね」
湖東まき:「描けなくはないけど、そうだよね」
稲波なみ:「どうしよう?」
葛城まつり:「そうだね。それに、雨が降ったらどうしようもないし……」
葛城まつり:「今からみんなで相談して決める……?」
菜花かざり:「うーん」
菜花かざり:ぱらぱらと仮案の草稿を捲る
菜花かざり:「でも、あまり遅くなるとみんなのおうちの人心配しますよね…」
葛城まつり:「ううん、それはそうだけど……」むむむと身体を傾けながら考え込んでいる。
稲波なみ:「そうかも……ふああ」あくびする。
根間みずき:「……無茶なお願いだと思うんだけどさ」
根間みずき:「かざりちゃんに、アドリブでやってもらうことって出来ないかな……?」
菜花かざり:「あ、アドリブですかっ?」
菜花かざり:「台本読まずに、私が考えて演じる、ってことですよね……?」
稲波なみ:「アドリブって?」
稲波なみ:「おお。難しそう」
根間みずき:「そう。あの、もちろん難しいことだし監督としても脚本としてもやっちゃいけないことなんだけど」
雨宮あむ:「いいの?このシーン、クライマックスなんでしょう」
菜花かざり:「ですよですよ、結末を決めるんなんて……せ、責任重大ですよね」
根間みずき:「うん。分かってる。分かってるんだけど……」
根間みずき:「でも、かざりちゃんなら出来るんじゃないかなって――かぐやちゃんの気持ちが分かるんじゃないかなって思うんだ」
葛城まつり:「でも、ちょっとワクワクするね。この場でどういう物語になるかが決まるって事なんだ」
葛城まつり:「あっ……もちろん、かざりちゃんが大変そうなら無理はしないでほしいけどっ」慌てて付け足す。
菜花かざり:「むぅ~~~」
菜花かざり:言われて、今までずっと「かぐやちゃん」を考え続けたことを思い出す。
菜花かざり:少し深呼吸して、空を仰いで
菜花かざり:金色の月をみる
菜花かざり:「……………」
菜花かざり:「わかりました」ふ、と空気を吐く。
菜花かざり:「やってみます……やってみたいです。みんなも、いいですか?」
菜花かざり:くるりとみずきちゃんと、みんなを見る
葛城まつり:「うん、私はもちろんオッケー」ぐっと親指を立てる。
葛城まつり:「それで、すっごく素敵なシーンにして、華蔵閣さんの事もびっくりさせちゃおう!」
稲波なみ:「うん、かざりちゃんなら大丈夫!」
稲波なみ:「私達に手伝えることなら、何でも言ってね!」
湖東まき:「……わたしも、良いと思う」頷く。
湖東まき:「かざりちゃんの考えたかぐやちゃんが、見てみたい」
雨宮あむ:頷く「……あなたが出来ると言うなら、私も構わない」
雨宮あむ:「共演者として、我々でサポートに回る」
河西いくみ:「わ、私は裏方なので演技や台本に関しては何も出来ませんけど……」
河西いくみ:「でも、その分裏方のお仕事は全力でやって、全力で支えます!」
根間みずき:「……いやホント、ゴメンね。私から誘っておいて、大事なとこで丸投げなんて」
根間みずき:「でも、かざりちゃんならって気持ちに嘘は無いんだ。だから、お願いします」
菜花かざり:「はい。気にしないでください」
菜花かざり:ぎゅ、と両手でみずきちゃんの手を握る。
菜花かざり:「私達、みんなで協力して作っていきましょう」
菜花かざり:「そういうお話でしたもん」
菜花かざり:ふふ、と笑って
菜花かざり:「頼ってもらったからには、頑張っちゃいます」
根間みずき:「……うん!じゃあ、そうと決まったら準備しないと!」
菜花かざり:「はいっ。お月さまもお待ちかねです。急ぎましょう!」
GM:大急ぎでカメラや小道具の設置を終えそれぞれ役者が位置に着き――。
根間みずき:「じゃあ行くよ!アクション!」
GM:みずきの掛け声に合わせ、カメラが回る。月の使者を表すための人形の影が映り、ボイスチェンジャーで声を変えたいくみが台詞を読み上げる。
月の使者:「ようやく見つけましたぞ、かぐや様。」
月の使者:「まさかこのような野蛮な星に不時着されていたとは……。お父様とお母様がどれだけ心配されたことか」
月の使者:「さあ、早く帰りましょう。迎えの船のご用意は出来ています」
月の使者:「皆、貴女様を待っているのですよ」
かぐやちゃん(かざり):「! 月の人たち……あなた達は、私を連れ戻しに来たのね?」
かぐやちゃん(かざり):普段はまとめた髪をおろして、ふんわりとした表情を引き締める。
月の使者:「ええ、もちろんでございます」
月の使者:「お父様は貴女様のために十の捜索隊を派遣されました」
月の使者:「お母様は心配で夜も眠れず。今このときも貴女様のお帰りを待っています」
月の使者:「我等は皆、貴女様が無事月へ戻るためにこうしてお迎えにあがったのです」
かぐやちゃん(かざり):「そんな……そんなことをいきなり言われても、困ってしまいます……」
かぐやちゃん(かざり):伏し目がちに顔を背けて、たおやかに口元を覆う
かぐやちゃん(かざり):「私はこの星で、友人が出来たのです。なのに、月に帰るだなんて……」
かぐやちゃん(かざり):ちらり、と目を向けた先には、いきなり現れた少女を優しく出迎えてくれた友人達がいた
阿部智也(あべ・ともや)(あむ):「かぐや……まさか本当に、宇宙人だったなんて……」
御門志築(みかど・しづき)(なみ):「本当に……帰らなきゃいけないの?」
上間蔵馬(かみま・くらま)(まつり):「そりゃ、お父さんやお母さんが心配するのは分かる……けど……」
上間蔵馬(まつり):「でも、またこっちに来ることだって……!」
月の使者:「いえ。このような事態を繰り返さないようお父様が手配をされています」
月の使者:「今後は屋敷の警備を強化し、かぐや様の外出には必ず護衛が付き添う予定です」
かぐやちゃん(かざり):「そんな……!」よろり。
上間蔵馬(まつり):「警備とか護衛、って……そんなの、かぐやちゃんが望んだのかよ!」
月の使者:「お父様はかぐや様を心配なさっているのです」
かぐやちゃん(かざり):「上間くん……」まつりちゃんの演じる役名を呼ぶ。
月の使者:「もう二度とお姿をくらまされないよう、危険に晒さぬようにと考えられてのことです」
かぐやちゃん(かざり):「阿部くんに、御門くんも、ごめんなさい。いきなり、こんなことになってしまって」
かぐやちゃん(かざり):普段の明るい表情が嘘のように弱った顔をする。
御門志築(なみ):「かぐやちゃん……」
阿部智也(あむ):「かぐや……本当にこれでいいのかい?」
上間蔵馬(まつり):「謝らなくていい!俺は、君に会えてとても楽しかったし……それは、今も変わってないんだから」
かぐやちゃん(かざり):まつりちゃん……上間くんの言葉に笑おうとする。
かぐやちゃん(かざり):「阿部くん……いい、って?」
かぐやちゃん(かざり):あむちゃんを見る。
阿部智也(あむ):「かぐやみたいな元気な子がそんな生活、耐えられるわけがない……」
阿部智也(あむ):「それに、それじゃもう二度と会えないかもしれない……そんなの……僕はそんなの嫌だ」
かぐやちゃん(かざり):「………阿部くんは知らないかもだけど、これでも、月ではずっとそうしてたんですからね?」
かぐやちゃん(かざり):「そ、それに。二度と会えないって決まったわけじゃないですよっ」
かぐやちゃん(かざり):「ちゃんとおとなしくしてたら、またお父様も監視を緩めるかもしれませんし……」
かぐやちゃん(かざり):元気に振る舞おうとしつつ、その声が震えていく
阿部智也(あむ):「それが嫌だから、逃げ出してきたんだろ……!」
かぐやちゃん(かざり):「………!」
かぐやちゃん(かざり):「………そ、そうですよ」
かぐやちゃん(かざり):「でも、だからって、どうすればいいんですか……!」
かぐやちゃん(かざり):「私だって、ずっと地球にいられるなんて……」(いられたら、なんて)「思ってなかったんですから……」
御門志築(なみ):「……僕は、かぐやちゃんは、帰るべきだと思う」
かぐやちゃん(かざり):「御門、くん?」
御門志築(なみ):「お父さんも、お母さんも心配してるんだよ。大事な子供なんだから……」
御門志築(なみ):「だから、僕たちのことは忘れて……」
御門志築(なみ):「忘れて……」言いよどんで。
御門志築(なみ):「……嫌だ」
御門志築(なみ):「やっぱり、そんなの、嫌だよ……」
かぐやちゃん(かざり):「………………」
御門志築(なみ):思わず本当に涙ぐむ。
かぐやちゃん(かざり):背中を押されたような気がして、笑おうとした顔がつられてくしゃりとなる
かぐやちゃん(かざり):「みかど、くん……な、なかないでくださいよ」
かぐやちゃん(かざり):そういうこちらの目も涙が浮かぶ
かぐやちゃん(かざり):「わ、私だって、私だって……嫌ですよ」ぽつり、と静かに呟く
上間蔵馬(まつり):「だったら……!」
かぐやちゃん(かざり):「でも、でも、お父様やお母様を、悲しませたいわけじゃ、ないんです」
かぐやちゃん(かざり):「私を大事に育ててくれて……可愛がってくれて」
かぐやちゃん(かざり):「大事な人、なんです。私を受け入れてくれた御門くんや、阿部くんや……」
かぐやちゃん(かざり):「………上間くん、あなた達と同じように」
上間蔵馬(まつり):「……それが、君の本心なのは分かるよ」
かぐやちゃん(かざり):少し涙を浮かべた瞳で笑い、まつりちゃん……上間くんの方を見る。
上間蔵馬(まつり):「友達として……かぐやちゃんが優しい人だって事は、よく知ってるから……」
かぐやちゃん(かざり):「………だ、だったら」
かぐやちゃん(かざり):「笑って、見送ってくださいよ。ほら、友達って、そういうものなんでしょう?」
上間蔵馬(まつり):「でも……でも、おかしいだろ」
かぐやちゃん(かざり):自分の両手の指を絡ませるように組んで、殊勝に声音を和らげる。
上間蔵馬(まつり):「君が優しいせいで、こんな風に悩まなくちゃいけないなんて……」
かぐやちゃん(かざり):「ふふ、私、実はそれほど優しくないです、よ?」
上間蔵馬(まつり):「……っ」泣きそうな顔を上げて、その指を絡める。
かぐやちゃん(かざり):「ここに来たのも、わがままですし、それで色んな人に迷惑をかけてるんですから…」
かぐやちゃん(かざり):「あっ……」
上間蔵馬(まつり):「……だったら、もう一度わがままを言ったっていいはずだ」
上間蔵馬(まつり):「もし、君がここから一緒に逃げたいって言うなら……」
上間蔵馬(まつり):「俺は、それを手伝うよ」
上間蔵馬(まつり):翠色の瞳でじっと君のことを覗き込みながら、そう吐き出す。
かぐやちゃん(かざり):「……っ!」
かぐやちゃん(かざり):「そ、そんなこと」
かぐやちゃん(かざり):「だめです。そんなこと、そんなこといわれたら」
かぐやちゃん(かざり):「わたし、もっとわがままで、めいわくな、だめなこに、なっちゃいますから」
かぐやちゃん(かざり):声と、指先から震えが伝わる。
かぐやちゃん(かざり):握られたそれを握り返そうとして
かぐやちゃん(かざり):「~~~~……!」
かぐやちゃん(かざり):ふわり、と身を翻す。
上間蔵馬(まつり):「あっ……」それに追いすがることもできず、呆然と見送る。
かぐやちゃん(かざり):丁寧に整えられた金の髪がふわりと川のように君たちの前を遮る。
かぐやちゃん(かざり):自分を引き止めてくれる3人の目から逃げるように振り向いて、月の使者達の用意した乗り物へと向かう
御門志築(なみ):「かぐやちゃ……」手を伸ばそうとして下ろす。
阿部智也(あむ):「かぐや!」
かぐやちゃん(かざり):一歩、二歩。
かぐやちゃん(かざり):(これで、いいんです)
かぐやちゃん(かざり):名前を呼ばれる度に、振り向いてしまいそうになる。
かぐやちゃん(かざり):「ここで過ごしたのは、ほんの少しなんですから」
かぐやちゃん(かざり):「きっと離れてみれば、みんないい思い出になったって笑えますよ」
かぐやちゃん(かざり):「そうです」
上間蔵馬(まつり):「かぐやちゃん……」彼女がそう言うなら、それ以上は何も言えないと思って。涙を浮かべながら、その背を見送る。
かぐやちゃん(かざり):「お父様とお母様は、私の事をかわいがってくれて」
かぐやちゃん(かざり):「阿部くんも、御門くんも、上間くんも、きっと──────もっと素敵な人と出会って」
かぐやちゃん(かざり):「私も、──────私、も」
かぐやちゃん(かざり):ぱた、と。
かぐやちゃん(かざり):後一度踏み出せば届く距離で、足が止まった
御門志築(なみ):「……?」
かぐやちゃん(かざり):(コレで良いはずです)
かぐやちゃん(かざり):(ただの家出でこんなに捜索されるぐらい愛されてて)
かぐやちゃん(かざり):(別れは辛いけど、地球の学校では、友達と離れるのは日常茶飯事で)
かぐやちゃん(かざり):(一ヶ月もすれば、みんな思い出話に出来て)
かぐやちゃん(かざり):「それで……」
かぐやちゃん(かざり):「──────私/かぐやは、それでいいんでしょうか」
月の使者:「どうされましたか、かぐや様」
かぐやちゃん(かざり):カメラが回っている最中に少しだけ、画面外に視線が向いた。
かぐやちゃん(かざり):荷物の置いてあるそこは、まだ後半が白紙の台本─────いや。
かぐやちゃん(かざり):正確には、どこかの誰かが落書きをした台本がある。
かぐやちゃん(かざり):「…………………」
かぐやちゃん(かざり):たった一瞬、カメラに映らない角度でとても不服そうな、あるいはそう見えるような表情を作って。
かぐやちゃん(かざり):目元を拭う。
かぐやちゃん(かざり):「…………………少し待ちなさい」
かぐやちゃん(かざり):かつ、かつ、かつ。
かぐやちゃん(かざり):今しがた、通り抜けた距離を一歩ずつ戻る。
かぐやちゃん(かざり):揺れる髪の毛の影で、その表情は見えない。
かぐやちゃん(かざり):「………上間くん」
かぐやちゃん(かざり):「阿部くん、御門くん」
かぐやちゃん(かざり):3人の名前を呼ぶ。
かぐやちゃん(かざり):「一つわがままを聞いてくれますか」
上間蔵馬(まつり):「……わがまま、って?」
かぐやちゃん(かざり):ぐ、と顔を上げる。
かぐやちゃん(かざり):そこにあるのは大いに不服そうな顔。
かぐやちゃん(かざり):出会ったばかりの頃。宇宙人だと告げる自分の発言が信じられず、ないがしろにされたような……初めての経験に見せた、顔。
かぐやちゃん(かざり):「月に帰るか、地球に残るか」
かぐやちゃん(かざり):「それって、私にとってすごーく大変な問題ですよね」
かぐやちゃん(かざり):「その後の人生に関わるぐらい、大事なことですよね?」
御門志築(なみ):「……う、うん。そうだね?」
かぐやちゃん(かざり):君達3人は知っている。
かぐやちゃん(かざり):この少女が何か不満を言い出す時の声音だ。
阿部智也(あむ):「かぐや……?」
かぐやちゃん(かざり):「じゃあ」
かぐやちゃん(かざり):キッ、と父に雇われた使者と、豪奢な迎えの乗り物を見る
かぐやちゃん(かざり):「………そんな大事なことを本人と話さずに、人伝で命令してくるのって、すっごーく失礼ですよね」
かぐやちゃん(かざり):「だから」
かぐやちゃん(かざり):「私は、お父様に文句を言いに行きます」
かぐやちゃん(かざり):ぴ、と天空に輝く黄金の月を指差して
かぐやちゃん(かざり):「ので」
かぐやちゃん(かざり):「阿部くん。御門くん。上間くん」
かぐやちゃん(かざり):「あなた達も、付いてきてください!」
御門志築(なみ):「えっ」素の声。
上間蔵馬(まつり):「……えっ、いいの?」
阿部智也(あむ):「それアリなの……?」
かぐやちゃん(かざり):「良いんです!」
かぐやちゃん(かざり):「どうせ、私が可愛いからって道中不満にならないようにあーんなに豪華なロケットを用意してるんですから!」
かぐやちゃん(かざり):「だから、地球で知り合った仲のいい友達の貴方達を、家に誘って………」
かぐやちゃん(かざり):「家出をやめても、友達の所に遊びに行くのはやめないって!」
かぐやちゃん(かざり):「言ってやるんです!」
かぐやちゃん(かざり):ふんす!とまるで顔が見えてるように、月の方を睨む
かぐやちゃん(かざり):「どうですか!」
かぐやちゃん(かざり):「付いてくるのか来ないのか、決めてください!」
御門志築(なみ):キョロキョロと2人を見て、頷く。「かぐやちゃんらしいなあ」
上間蔵馬(まつり):「……ふふっ。なんだか」はにかんだ笑みを浮かべる。「いつものかぐやちゃんが戻ってきた感じがする」
阿部智也(あむ):「……言いだしたら聞かないからね、かぐやは」肩を竦める
かぐやちゃん(かざり):「当然です」
かぐやちゃん(かざり):先程までの殊勝な態度を改め、ぐっと胸を張って不遜に構える。
かぐやちゃん(かざり):地球に来る時には虚勢だったそれは、今ではだいぶ慣れた。
かぐやちゃん(かざり):(それはみんなと出会って、『わがままなかぐや』でも受け入れてくれる人たちが居て)
かぐやちゃん(かざり):(『私』を見てもらうためにはきっと、自分のだめな所とか……わがままなところを、見せてもいいんだ、と)
かぐやちゃん(かざり):(…………そう思いますよね、『かぐやちゃん』も)
かぐやちゃん(かざり):他人からの目を気にしないわけじゃなく、それでも。
かぐやちゃん(かざり):自分のしたいことを、言う勇気。
かぐやちゃん(かざり):きっと────最初にロケットに乗って家出をした少女の中にも
かぐやちゃん(かざり):同じものがあったんじゃないかな、と思った。
かぐやちゃん(かざり):「さぁ、みんな!」
かぐやちゃん(かざり):「次は、月へ旅行に行きますよ!」
根間みずき:「……カット!」
GM:かざり――かぐやちゃんが指差す先、満ちた月をカメラが映したのち、満足げなみずきの声が響いた。


GM:シーンカット、ロイス取得のみ可能です。
菜花かざり:「『かぐやちゃん』 ○P尊敬/N共感」行動力がすごいなぁ、ということで尊敬。
葛城まつり:菜花かざり:◯感服/演技だけどドキドキした で取ります
菜花かざり:ドキドキしてる!
湖東まき:菜花かざり ○すごかった/ちょっと残念
湖東まき:役割上一番間近で見られなかったしな~ということで残念
稲波なみ:-主人公/"かぐやちゃん"/すごかったよ~:○/全然思いつかなかった/ロイス
GM:ではこれにてシーンエンド。


Climax:全員

GM:いよいよクライマックスのシーンになります。皆様登場お願いします。
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (69 → 77)
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (78 → 79)
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (82 → 88)
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (81 → 90)


根間みずき:「いやぁ、すごかったよホント~~!全っ然思いつかなかったもん!」
根間みずき:「月に帰らない訳じゃなくて、でも地球を捨てるわけでも無くて、それに自分一人だけで決めちゃうわけでも無くて……。まさにかぐやちゃんらしい答えだった!」
河西いくみ:「み、みずきちゃん。すごかったのは分かるけど今夜だから……」
GM:興奮気味に捲し立てるみずきの片手には、シーンを収めたカメラ。いくみも手に人形を入れた箱を抱えている。
葛城まつり:「うん、よかったよ……本当に……」演技と割り切って泣けるタイプではない。まだ少しぐすぐすとしながら、ほんのり赤い目元を擦っている。
稲波なみ:「急にあんなこと言うからびっくりしちゃった。でもかざりちゃん、かっこよかった!」
菜花かざり:「よ、よかった~っ」
菜花かざり:先程まで演じていた『かぐや』に引きずられてか、ちょっと雰囲気がほにゃほにゃしてる
雨宮あむ:「……ええ。映画としても良いものになったと思う」
湖東まき:「すごかったよ!格好良かった!」すっかり興奮に上気した顔で、かざりちゃんの手をとびつくように取る。
菜花かざり:「えへへ……私に似てる『かぐや』ちゃんがわがままを言い出すなら、あんな感じかなって」
菜花かざり:「わっ」
菜花かざり:まきちゃんに手を包まれて抵抗しない。
湖東まき:「エクセレント!!」そのままぶんぶんと振る。
湖東まき:少し声が裏返っている。
稲波なみ:「エクセレント?」
菜花かざり:「ワ、ワオ、ファンキーだね…?」
菜花かざり:波のように揺れる
葛城まつり:「まきちゃん、なんだか調子がおかしい……?」
菜花かざり:「そ、そんなに良かったと言ってもらえると嬉しいですねっ」
湖東まき:「本当に良かったもの」
菜花かざり:「うふふふ」ほっぺたが緩みます
稲波なみ:「いつもより元気そう……」
稲波なみ:「これで勝てるかな?」
湖東まき:「勝てなきゃ変なくらいだよ」
葛城まつり:「うん、勝てるよ!かぐやちゃんが負けるはずないもん」
湖東まき:「みんなの演技だって本当に良かったし。すごく、本気だ、って感じだった」
稲波なみ:「おお……頑張ろうね……あっ」
根間みずき:「うん!最っ高の演技だったからね!」
根間みずき:「後は私達が最っ高のフィルムに仕上げるよ!」
稲波なみ:「ここから頑張るのは編集で、映像を選んだりするみずきちゃんたちのお仕事だよねっ」
菜花かざり:「はい!頼りにしてます!」
河西いくみ:「はい!菜花さんたちの演技に相応しい傑作にしてみせます」 こくこくと頷いて見せる。
葛城まつり:「わあ、出来上がるのが楽しみ」
稲波なみ:「じゃあ私達は応援しながらゆっくり……」
稲波なみ:「すう……」歩きながらフラフラする。
菜花かざり:「楽しみですね。……実をいうとちょっとだけ、見るのがこそばゆいきが……」
菜花かざり:「あぁっ」フラフラの肩を支えて歩かせる
稲波なみ:支えられながらむにゃむにゃふらふら。
菜花かざり:「また……というか、もう眠い時間ですからね。なみちゃんじゃなくても仕方ないですか……」
菜花かざり:「ふあ」少しだけ口を広げてあくび。
葛城まつり:「そうだね、夜も遅くなっちゃったから……私はまだまだ平気だけど」
湖東まき:かざりちゃんの手を離した後も、ハミングでもしそうな雰囲気で指先をさまよわせている。弾んだ足取り。
雨宮あむ:「……」一団の最後尾を歩きながら、面々の後ろ姿を眺める。
雨宮あむ:ただの監視の一環、必要に駆られて出演しただけの映画だった。
雨宮あむ:だが今はどこかで、撮影が無事に済んで安心している自分がいた。
雨宮あむ:(……何を、馬鹿な)
雨宮あむ:(入れ込みすぎだ)瞑目する。
雨宮あむ:(第一……そうだ。こんな話、上手くいく訳がない)
雨宮あむ:(月に帰ったところで軟禁され、二度と地球に帰れない……友人も同じだ)
雨宮あむ:(いずれ感情に身を任せたことを後悔することになる……そうに決まっている)
雨宮あむ:(それが現実だ。こんな都合の良い物語、あり得ない……)
雨宮あむ:(私なら、こんな物語は認めない……)
雨宮あむ:思考に没頭しそうになった時、その場の誰より早く、覚えのある気配を感じ取り顔を上げる。
雨宮あむ:「……」細めた眼、視線が変わる。中学生としてのそれから、猟犬のものに。
菜花かざり:「んん、あむちゃんも眠くなっちゃいました…?」
菜花かざり:身動ぎした少女の目線を追う。
菜花かざり:夜空と、黄金の月。そして……
レイダー:すぐ近くから、凶悪な邪気が発せられている。
レイダー:プリピュア達はすでに何度か出会っているから、それが誰のものかはすぐに分かるだろう。
稲波なみ:その気配に、ぱっと目を見開く。
菜花かざり:「これは……!」
葛城まつり:「……これって」引き締まった表情になり、皆と目を合わせる。
稲波なみ:「間違いない、これ……」
湖東まき:「……んん?」眉をひそめるようにする。
根間みずき:「ん?どうしたの、皆」
葛城まつり:「あっ、ううん……なんでもない!なんでもないんだけど……」
稲波なみ:「あ~、ちょっと私忘れ物しちゃった!」
稲波なみ:「みずきちゃんたちは先に戻って編集してて!あと一人は怖いから誰かついてきてほしいな」
菜花かざり:「あっ」「えっ、えぇ~、それは大変ですね!」
菜花かざり:「途中で眠ったらしんぱいですしー、ついていってあげましょ~」
稲波なみ:「やった~ありがとう~」
葛城まつり:「わ、私も一緒に行くよ!なみちゃんがうっかり途中で寝ちゃったら、かざりちゃんだけじゃ運べないと思うし!」
湖東まき:「……」気付かなかったふりをして帰っちゃだめかな、とちょっとだけ思う。「じゃあ、わたしも」
菜花かざり:「そ、そうですねー。あと、運んでると、……そう、暗くて危ないので」
菜花かざり:「ライトとかで?照らす必要がありますし?」
菜花かざり:「あむちゃんと、みずきちゃんいくみちゃんは気にせず帰っちゃってください!作業もあるでしょうから!」
稲波なみ:「運んでない人が誰か一人いてほしいかも!って、ことだね」
葛城まつり:「そうそう、また明日ね~!」少し強引に手を振ってばいばいする。
菜花かざり:「完成、楽しみにしてます~!」
湖東まき:「照らすのは任せて……」不承不承。
河西いくみ:「え、ええと、そういうことなら……?」
雨宮あむ:「……そう」四人を一瞥し「それじゃあ、河西さん、根間さん、行きましょうか」
根間みずき:「うん、よく分かんないけど分かった!じゃあまた明日ね!」
葛城まつり:「……よし、行くよっ」3人の影が見えなくなった所で、改めて気配の方角へと走り出す。
菜花かざり:「はい!」走りながら、その手にリボンで包まれた箱を持つ
稲波なみ:「うん……ウェールシュ!」妖精を呼ぶ。
ウェールシュ:「なみ!」声とともに、なみちゃんの手のひらに手のひらサイズの小箱をもたらす。
湖東まき:「せっかく楽しく撮影が終わったのに……仕方ないけどっ」言いながらパーピーから小箱を渡されている。
パーピー:「プリピュアのみんな、戦ってパピ~っ」
菜花かざり:「眠たいですけど、やりましょう!」
菜花かざり:小箱を両手で受け止めて、しゅるりとリボンを解く「──プリピュア・オープンギフト!」
湖東まき:青い小箱を天に掲げる。「プリピュア・オープンギフト!」
稲波なみ:両手で掬うように、小箱を掲げる。「――プリピュア・オープンギフト」
葛城まつり:小箱のリボンを解き、右手をまっすぐと伸ばして空に掲げる。「──プリピュア・オープンギフト!」

湖東まき:ふわりとひとりでに箱が開く。ほどけたリボンがまるく結ばれ、風船みたいにふくらんで、輝く大きな泡となる。
稲波なみ:箱の包みがほどかれ、波打つ紫紺のリボンが、花開くように無数に広がる。
葛城まつり:開いた小箱からシャワーのごとく溢れ出した光が、少女の身体を覆っていく。

湖東まき:最初はひとつ。はじけて無数。ぐるりと渦を描いたそれが、まきの頭から足までを包み込み──
稲波なみ:はらはらと視界を埋め尽くす花弁が、一斉に服として萌えいづる。
葛城まつり:桃色のリボンを振るうにつれ、しゃん、しゃん、しゃん──と鈴のような音色と共に、衣装がプリピュアとしてのものに変化していく。

湖東まき:──四肢の末端から順に割れて、現れるのは海色のドレスの少女。巻いた豊かな青髪に、虹の色彩を灯す絵筆。
稲波なみ:その千花模様に彩られた、紫色の短髪の少女がそこに。
葛城まつり:白地に桃色のストライプが差すようなドレスの装い。新たなリボンでポニーテールを結い直すと、一回りボリュームの膨らんだ髪が風に揺れた。

ピュアバブル:「憧れを織るひらめきの紋様──ピュアバブル!」
ピュアミルフルール:「ココロを巻く慈しみの紋様――ピュアミルフルール!」
ピュアストライプ:「世界を繋ぐ勇気の紋様! ピュアストライプ!」

菜花かざり:右手に小箱を持ちながら、くるりくるりと回転する。
菜花かざり:漏れ出た光が身体を包み、黄色のリボンを模様を描くようにしゅるるんと回すと同時、しゃんしゃんしゃん、と鈴の音が響く。
菜花かざり:音が光に形を与えるように、その姿がドレスに包まれる。髪をくくるリボンは大きく華やかに、手首を飾るようにリボンを結ぶ
ピュアロココ:「きらめき飾る、やさしさの紋様! ピュアロココ!」

ピュアストライプピュアロココピュアバブルピュアミルフルール「ダブルクロス・プリピュア!」


GM:走りながら変身を終えた四人が駆け付けたのは公園。そこには――。
GM:ハウンド幹部、レイダーが君達を待ち受けていた。
ピュアミルフルール:「やっぱり、きみだったんだね――レイダー!」
ピュアロココ:「!」ザ、と足を止めてその姿を認める
レイダー:「ああ、そうだ」大柄な男が、ぎらぎらとした目つきでキミ達を見つめます。
ピュアロココ:「レイダーさん!こんな時間に一体何をするつもりですか…!」
ピュアストライプ:「最近は大人しくしてると思っていたけど……目的は何!?」
レイダー:「目的…目的か」嫌そうに顔をしかめる。その手に、棘のような装飾のついたチョーカーを持っている。
ピュアバブル:「なに、それ……?」
レイダー:「ハッ! お前らを倒す新アイテムらしいぜ。震えるほどムカつくが、命令だ」
ピュアミルフルール:「新アイテム……!?」
レイダー:「こいつの力。試させてもらうとするぜ────」黒いチョーカーを、自らの首に巻く。
ピュアロココ:「何を……?」
ピュアロココ:巻かれていくその動作を警戒しながら見る
ピュアストライプ:「黒いチョーカー……!?あれは、一体……」ぐっと拳を固めて警戒する。
レイダー:「覚醒(めざ)めてやるぜ、"ダストカラー"。衝動のままに、嚙みつくしてやるよ!」
レイダー:雄叫びとともに。黒いチョーカーから溢れる漆黒の邪気がレイダーの全身を包む。
ピュアミルフルール:「……っ!」
シザーリオ:「あれが例の……」少し離れた物陰に身を隠し、レイダーとプリピュア達の様子を眺めている。
シザーリオ:「さて……トーラの玩具がどれほどのものか、見極めさせてもらおうか」
レイダー:「グッ……ガッ……グアァ…………!」苦しみを伴っているような咆哮。そして、紅く変化した瞳がプリピュア達を睨みつける。
レイダー:より重苦しく禍々しい邪気が撒き散らされ、キミ達に押し寄せる!
GM:戦闘を開始します。まずは難易度9の衝動判定から!
ピュアロココ:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 8[3,4,5,8]+1 → 9 → 成功

ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を2d10(→ 15)増加 (88 → 103)
ピュアロココ:きゃあ
ピュアバブル:4dx+8>=9
DoubleCross : (4DX10+8>=9) → 8[2,3,7,8]+8 → 16 → 成功

ピュアバブル:80+2d10
DoubleCross : (80+2D10) → 80+7[1,6] → 87

ピュアミルフルール:ストライプに《支援射撃》!ダイスを+2個するよ
ピュアストライプ:わあい
ピュアバブル:ちがう 90だったので97になります
ピュアストライプ:4dx+1>=9 意志
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 7[2,3,3,7]+1 → 8 → 失敗

ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を2(→ 2)増加 (79 → 81)
ピュアストライプ:ご、ごめん
ピュアミルフルール:そんな……
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を7増加 (90 → 97)
ピュアストライプ:暴走しました
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を2d10(→ 5)増加 (77 → 82)
ピュアストライプ:暴走してる割に軽いな!
ピュアミルフルール:6dx+3>=9
DoubleCross : (6DX10+3>=9) → 9[1,3,6,8,8,9]+3 → 12 → 成功

ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を2d10(→ 16)増加 (81 → 97)
ピュアミルフルール:たくさん上がった
GM:では、今回の戦闘のギミックについての説明に入ります。
GM:今回の戦闘において、レイダーは"ダストカラー"を着用することで強化されています。
GM:具体的にはいくつかのEロイス及びエフェクトが追加されている状態です。
GM:これを解除するためには、"ダストカラー"そのものにダメージを与える必要があります。
GM:処理としては、レイダーに攻撃が命中した際に宣言をすることで、本来レイダーに与えるダメージを"ダストカラー"へ代わりに与えることが出来ます。
GM:この際装甲やダメージ軽減などの処理はレイダーへのものに準じます。要はレイダーの持ってる装甲やダメ軽減分ダメージが下がります。
GM:必要ダメージは100点。そしてこの首輪の解除が今回の戦闘終了条件となります。
GM:皆さん質問はありますか?
ピュアロココ:軽減を超えて100点分叩く!大丈夫です!
ピュアミルフルール:だいじょうぶ!
ピュアバブル:大丈夫だとおもいます
ピュアストライプ:理解したと思います!
GM:OK。では戦闘を開始します。


GM:まずはラウンド1のセットアップから!
レイダー:いっぱいいくよ!
レイダー:まず《フルパワーアタック》Lv7使用します。ラウンド中白兵攻撃の攻撃力+35、行動値0に。
レイダー:そしてEロイス『唯我独尊』使用。使用回数を1回分だけ回復。
レイダー:さらにここでEロイス『殺戒現出』使用します。対象はPC全員。レイダーと〈意志〉で対決になります。
レイダー:レイダーに敗北した場合、PCはバッドステータスの暴走が付与され、またラウンド間あらゆる判定のダイス-3個。
ピュアストライプ:重い~
ピュアロココ:ひぇ~
レイダー:というわけでまずこちらが判定しますね
レイダー:6dx+4
DoubleCross : (6DX10+4) → 10[1,3,6,6,7,10]+2[2]+4 → 16

ピュアミルフルール:回さないでよ!
レイダー:回っちゃった
ピュアバブル:回すじゃん
ピュアロココ:こら~!
ピュアストライプ:つよいじゃん!
ピュアストライプ:こっちも判定してっていいかな
サブGM:みんなも判定してみてね
ピュアバブル:するか
ピュアロココ:ミルフルールに支援したほうが良いかな。セットアップだから援護の風ラウンド1よね。
ピュアストライプ:2dx+1>=16 うおお~絶対負けない
DoubleCross : (2DX10+1>=16) → 8[7,8]+1 → 9 → 失敗

ピュアストライプ:まけちゃった……
ピュアミルフルール:わたしバブルに支援しとこかな
ピュアバブル:もらえればありがたいことこの上なし
ピュアロココ:リアクション女子二人にね。じゃあこっちはミルフルールに支援します
ピュアミルフルール:バブルに《支援射撃》!ダイスを+2個してね
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を2(→ 2)増加 (97 → 99)
ピュアロココ:ミルフルールに《援護の風》《ウィンドブレス》。判定+6D、達成値+9。
ピュアバブル:ありがとう!必ず勝ちます
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を4(→ 4)増加 (103 → 107)
ピュアミルフルール:すごい手厚い
ピュアバブル:6dx+8>=16
DoubleCross : (6DX10+8>=16) → 7[1,1,3,5,6,7]+8 → 15 → 失敗

ピュアミルフルール:そんな……
ピュアロココ:5dx+1>=16 そして素の意志
DoubleCross : (5DX10+1>=16) → 10[4,7,7,10,10]+10[9,10]+3[3]+1 → 24 → 成功

ピュアバブル:ンェ~~~~
ピュアロココ:負けないが
ピュアミルフルール:かざりちゃんすご
ピュアバブル:バディムもないこんな世の中じゃ
ピュアミルフルール:12dx+12>=16
DoubleCross : (12DX10+12>=16) → 10[2,2,2,2,3,4,5,5,8,8,9,10]+4[4]+12 → 26 → 成功

GM:意志が強すぎる
ピュアバブル:ん~~~《妖精の手》!
ピュアバブル:成功しておきます
ピュアミルフルール:おお
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を4増加 (97 → 101)
ピュアミルフルール:だいじね 死活問題だもんね
ピュアロココ:死活ね
ピュアストライプ:じゃあ私だけ失敗ね デバフ-3個覚えておきます
サブGM:よろしくね~
GM:ではPC組もセットアップ使っていきましょう
ピュアストライプ:「ストライプ・ブリッツフォース」《加速装置》。行動値+4します
ピュアミルフルール:まだ使えない!なしです
ピュアロココ:コンボ:【プリピュア・ロココ・フラワー】《光の銃》射程視界の武器を作成
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を2(→ 2)増加 (107 → 109)
ピュアバブル:《先陣の火》。行動値を+15して20に
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を2増加 (82 → 84)
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を2増加 (101 → 103)
ピュアミルフルール:あっそうだ 彼我の距離教えて下さい
GM:あっと、そうでした ちょっと待ってね
レイダー(0)
10m
ストライプ(11)・ロココ(10)・バブル(20)・ミルフルール(8)


GM:そして行動値20のバブルの手番……の前にイニシアチブプロセス。
レイダー:がうがう
ピュアバブル:何~~~
レイダー:《加速する刻》Lv1。行動します。
ピュアロココ:すばやいねぇ~
ピュアミルフルール:やっぱり!
ピュアストライプ:フルパワーアタックしたのに早いなんて!
GM:ではまずはレイダーの手番!
レイダー:がうがう!
レイダー:マイナー。《地を掴む獣》Lv5《完全獣化》Lv3《究極獣化》Lv3《ハンティングスタイル》Lv3。
レイダー:シーン中の判定ダイス+5、受けるダメージを-25、攻撃ダメージ+3D、装甲値+10となり、PC達のエンゲージに戦闘移動します。
ピュアミルフルール:ヤダ~
ピュアロココ:エーン
レイダー:メジャー。《獣の力》Lv9《獣王の力》Lv1《増腕》Lv3《コンセントレイト:キュマイラ》Lv5。
レイダー:プリピュア全員に範囲攻撃してやるぜ!
レイダー:命中判定いきます
レイダー:19dx7+4
DoubleCross : (19DX7+4) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,5,7,7,8]+10[3,6,9]+5[5]+4 → 39

レイダー:まあまあ リアクションどうぞ!
ピュアストライプ:暴走してるのでそのまま受けるよ!
ピュアバブル:いやもう絶対耐えらんないもん
ピュアバブル:エフェクトなしでガードします……
ピュアロココ:4dx-1>=39
DoubleCross : (4DX10-1>=39) → 9[4,8,8,9]-1 → 8 → 失敗

ピュアロココ:だめだー
ピュアバブル:《炎陣》でロココをカバー!
ピュアミルフルール:うーん 《オリジナルツール》なしだと分が悪いかな……
ピュアロココ:バブル!ありがと!
ピュアミルフルール:エフェクト使わなければまだリザレクトできるし 素でドッジします
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を2増加 (103 → 105)
ピュアミルフルール:4dx>=39
DoubleCross : (4DX10>=39) → 4[2,2,4,4] → 4 → 失敗

レイダー:ではダメージ出しますね
GM:どうぞ!
レイダー:4d10+66+3d10 ガード値・装甲値有効
DoubleCross : (4D10+66+3D10) → 12[2,7,1,2]+66+10[5,2,3] → 88

レイダー:諸々有効88ダメージ!
ピュアミルフルール:威力やばいのよ
ピュアミルフルール:もちろん耐えきれません。《リザレクト》!
ピュアバブル:計算するまでもなく死!
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールのHPを1d10(→ 7)に変更 (28 → 7)
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を7(→ 7)増加 (99 → 106)
ピュアバブル:父親のロイスをタイタス昇華して復活します
ピュアロココ:皆ー!
ピュアストライプ:《リザレクト》します
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (84 → 86)
ピュアストライプ:ピュアストライプのHPを2に変更 (29 → 2)
ピュアバブル:HPは12に。
サブGM:では演出をやっていきますね


レイダー:チョーカーから溢れだし、全身を包んでいた邪気は、やがてたてがみや鉤爪のように体に収束して纏いついている。
レイダー:紅く染まり切った瞳は、理性を失った凶悪な獣の色。
レイダー:「ガァッ……」「……ッ、アァアァァァ!!!」衝動に支配され、言葉を失った状態で首輪をかきむしり…
レイダー:獣が跳躍するように、荒々しく跳んで、プリピュア達に殺到。鉤爪を次々にふるって襲い掛かります。
ピュアミルフルール:「フルールリボ……な、何……?」その異様さに、一瞬反応が遅れて。
ピュアミルフルール:「ああっ!」その鉤爪をしとど受ける。
ピュアロココ:「な、なんですかソレ…!?」
ピュアストライプ:「っ……!」ぞわ、と背筋が凍える。本能的に身が竦んで、ギフトの力を上手く制御できないような感覚。
ピュアロココ:まるで理性を放棄したようなその姿に身がすくむ
ピュアバブル:「あ、ぶないっ!」
ピュアバブル:立ち止まるロココを遮二無二突き飛ばす。
ピュアロココ:「わっ、バブル!?」
レイダー:「…ッアアガァアアア!」ピュアバブルに向け、真黒い鉤爪がひらめく!
ピュアバブル:力を使う暇もない。身代わりになって鉤爪をくらい、声も上げられず身を折って吹き飛ぶ。
ピュアストライプ:「しまっ……きゃああっ!」まともに防御することも間に合わず、鉤爪に引き裂かれた。そのまま一気に近くの壁まで吹き飛ばされる。
ピュアロココ:「皆……!」突き飛ばされ、唯一その圏外に逃れていた
ピュアミルフルール:「うう……」よろよろと起き上がりながら。「すごい、力……何より」
ピュアミルフルール:(恐ろしい)と言おうとして、飲み込む。
レイダー:「ァア……」キミ達を見ているのか、見ていないのか。瞳孔が溶けたような紅い瞳は、チョーカーの力に呑まれている証拠。
シザーリオ:「……あれでは野良犬どころか、狂犬だな」その様子を見てひとりごちる。
シザーリオ:「トーラ……やはり信用ならん奴だ」
ピュアロココ:「…………!」ごくり、と喉を鳴らす。空間に線を引くようなその紅の瞳を、恐れながらも真っ直ぐ見た。


GM:では、改めて行動値20のバブルの手番となります。
ピュアバブル:おうさ
ピュアバブル:マイナーなし。メジャーで【バブルキャンバス・シャイニングイメージ】《要の陣形》《天使の階梯》。
ピュアバブル:自分以外の三人に対し、次のメジャーアクションのC値-1、達成値+4します。
ピュアミルフルール:バブル……ありがとう!
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を7増加 (105 → 112)
ピュアロココ:ありがとうバブル!
ピュアバブル:「けほっ……うう」
ピュアバブル:土煙の中、よろめきながら立ち上がる。ドレスも、顔も髪も汚れ、片腕を抑え。一撃で満身創痍の状態。
ピュアバブル:しかし、いつになく決然とした眼差しで、獣のようなレイダーを睨み据える。
ピュアバブル:「いったい……! けど」
ピュアバブル:掌中に現れた虹の絵筆の光が、吹き付ける邪気の闇を淡く掻き消す。
ピュアバブル:「わたしだって、今日は怒ってるんだから……!」
レイダー:「……!」闇夜を裂くような光が、紅い瞳に、微かに柔らかくまたたく。
ピュアバブル:輝く泡に想いを描き、応援する力を込めて、仲間たちのところに送り届けて。
ピュアバブル:「完成した映画も見ないで、負けてられない」
ピュアバブル:「そうでしょ、ストライプ!」


GM:では、次は行動値11でストライプの手番!
ピュアストライプ:はあい
ピュアストライプ:エンゲージはしてるけど武器作らなきゃなのでな。マイナーで《骨の剣》《死招きの爪》
ピュアストライプ:メジャー、《コンセントレイト》《貪欲なる拳》。レイダーを攻撃します
レイダー:きな!
ピュアストライプ:9-3dx+4+4@6 こうのはず!
ピュアストライプ:6dx+8@6
DoubleCross : (6DX6+8) → 10[1,1,2,8,9,10]+10[2,3,10]+5[5]+8 → 33

レイダー:うおし
レイダー:リアクション放棄して《復讐の刃》LV3を使用します。
ピュアストライプ:きゃあ
レイダー:19dx7+4
DoubleCross : (19DX7+4) → 10[1,1,1,2,3,4,4,5,5,5,6,6,6,7,7,8,9,10,10]+6[1,2,3,4,4,6]+4 → 20

レイダー:ぬぬぬ よし お互いにダメージ出しましょう!
ピュアストライプ:いきまーす
レイダー:3d10+30+3d10 装甲有効
DoubleCross : (3D10+30+3D10) → 27[9,9,9]+30+13[8,1,4] → 70

ピュアミルフルール:首輪狙い宣言かしら
ピュアストライプ:あ、そうだ言わなきゃ
ピュアストライプ:ダストカラーを攻撃します!
ピュアストライプ:4d10+25 諸々有効
DoubleCross : (4D10+25) → 29[7,10,7,5]+25 → 54

レイダー:はあい
ピュアストライプ:耐えれないのでリザレクト!
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (86 → 89)
ピュアストライプ:ピュアストライプのHPを3に変更 (2 → 3)
ピュアストライプ:でもってエフェクトぶん
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を11増加 (89 → 100)
ピュアストライプ:一気に100なっちゃった
レイダー:まだまだ生存してます!
GM:では演出をどうぞ!


ピュアストライプ:「はあっ、はぁっ……」乱れる息を整える。まだ身体が震えている。
ピュアストライプ:恐れ知らずなことが、自分の強さだと思っていた。……だけど、これは。
ピュアストライプ:(怖い、よ……怖い)
ピュアストライプ:(あんな……恐ろしい化物が、私を殺そうとして……)
ピュアストライプ:……どくん、と
ピュアストライプ:その感情に呼応するように、胸飾りのリボンが震えたように感じて。
ピュアストライプ:「……あ」目線が合う。物陰に避難して戦いを見守る、臆病なあの子と。
ピュアストライプ:遠目にも分かるほど震えながら、だけど私からは目を逸らしていない、その瞳と。
ピュアストライプ:「……」
ピュアストライプ:虹色に輝く泡が浮かび上がる。その色彩が、恐怖を打ち払ってくれたように感じて。
ピュアストライプ:「大丈夫……大丈夫だよ」そっと胸に手を置く。自分自身に、そして、繋がっている相棒に優しく語りかけるように小さな声で。
ピュアストライプ:「あんなの、平気なんだから……」だって、私は。君が選んでくれた、頼もしい戦士なんだ。
ピュアストライプ:「──うん!私達は、負けない……!」今度ははっきりとした声で、バブルの言葉に応じて。リボンを巻いた拳を構え、レイダーに突撃する。
ピュアストライプ:「行くよっ!プリピュア・ストライプ──!」加速する勢いそのままに、拳を突き出した。狙いはレイダー自身ではなく、首に付けた禍々しいチョーカー。
レイダー:「…ガルァアアア……!」レイダーによるものではない。その戦意に反応を示すように、チョーカーの邪気が爆発的に溢れる。
ピュアストライプ:「ストレートっ!!」その拳打が着弾すると共に、桜色の電撃が、邪気とぶつかり合って夜闇に弾けた。
レイダー:「アァアアア────!」後方に吹っ飛びながら翻り、四足歩行の獣のような体勢で姿勢を整える。
レイダー:盾のように広がった邪気が桜色の光を妨害したものの…チョーカーの棘がいくらか欠け、僅かにヒビが入る。
ピュアストライプ:「今の黒いの……あれが、チョーカーを守ってるんだ」
ピュアストライプ:「そっちを壊せば大人しくなるかと思ったけど、一筋縄じゃいかなさそうだな……!」流れ込んだ邪気がもたらす苦痛を堪えながら、構えを取り直す。
ピュアミルフルール:「うん、でも、ダメージは入ってるよ!」
ピュアミルフルール:「このままみんなで押し切ろう!」
ピュアロココ:「はい!」
ピュアロココ:「一回じゃだめなら、何度でも、です!」


GM:行動値10、ロココの手番です。
ピュアロココ:はーい
ピュアロココ:マイナーなし、メジャーで《Cエンハイ》《天からの眼》《イェーガーマイスター》《マスヴィジョン》。
ピュアロココ:支援はセットアップで使ったので素撃ち!レイダーくんに射撃!
レイダー:きな!
ピュアロココ:11dx6+9
DoubleCross : (11DX6+9) → 10[1,2,3,4,4,5,7,7,8,9,10]+10[1,2,4,5,9]+10[7]+5[5]+9 → 44

ピュアロココ:おりゃ!
ピュアミルフルール:すごいすごい!
ピュアロココ:リアクションもどうぞ!
レイダー:むむ
レイダー:ドッジします!
レイダー:15dx>=41
DoubleCross : (15DX10>=41) → 9[1,2,2,3,4,4,5,6,6,7,8,8,8,9,9] → 9 → 失敗

レイダー:だめだこりゃ ダメージどうぞ!
ピュアバブル:《凍てつく刃》します。ダメージ+1D+6!
ピュアロココ:助かる!
ピュアストライプ:あっ私も《餓狼の爪》するか
ピュアミルフルール:ガンガン入れちゃお
ピュアストライプ:ダメージに+30
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を3増加 (100 → 103)
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を3増加 (112 → 115)
ピュアストライプ:あっちがう +31でした
ピュアロココ:ありがとう二人共!ダメージ!
ピュアロココ:5d10+40+1d10+1d10+6+31
DoubleCross : (5D10+40+1D10+1D10+6+31) → 25[8,2,5,2,8]+40+1[1]+2[2]+6+31 → 105

ピュアミルフルール:やば
ピュアロココ:装甲有効105点。
レイダー:ヒェ
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を12(→ 12)増加 (109 → 121)
ピュアバブル:ヒュウ
ピュアストライプ:つよい
ピュアロココ:コレが友情パワーです
GM:でっかい
レイダー:受けるダメージを-25、装甲値+10があるので…
レイダー:70点通ります ヤバ………
ピュアロココ:あ、首輪狙いです。忘れてた。
ピュアストライプ:めっちゃ入った
レイダー:ど どうにか 生存しました
ピュアロココ:ふぬぬぬ!
ピュアロココ:演出行きます!


ピュアバブル:「何度でも。うん。いけるよ」ロココの言葉に頷いて、小柄な体で大男と向き合う。
ピュアバブル:「あんなの、ぜんぜん怖くない」
ピュアバブル:「だってぜんぜんきれいじゃない。本気だって感じがしない。響かない!」
ピュアバブル:彼の本来の人となりに深く触れたことはないけれど、それでも。
ピュアバブル:「前に会った時のほうがもっと怖かったし、それよりも」
ピュアバブル:「“かぐやちゃん”のほうがずっと本気で、きれいだったんだから!」
ピュアバブル:絵筆を掲げる。ぽん、ぽぽぽんと、大小無数に、輝く泡がレイダーを取り囲む。
ピュアバブル:「プリピュア・バブル──」
ピュアバブル:それらが一斉に彼に取り付いて。
ピュアバブル:「──ストリームッ!」
ピュアバブル:ぎゅ おん!
ピュアバブル:円錐形の大渦巻と化し、彼をその内に巻き込んで回転する!
レイダー:「………!!」
ピュアバブル:泡の輝きが、闇を覆い隠す。否、実際に、減じさせている。
ピュアバブル:まるで洗い流すみたいに。チョーカーを守る邪気を剥ぎ取って。
ピュアバブル:やがて渦が消えたとき、後に残るのは散々振り回され、いくらか威圧感を衰微させたレイダー。
レイダー:その首に装着された、棘のような装飾がついた黒いチョーカーが無防備に晒される。
ピュアストライプ:「今ならっ!プリピュア・ストライプ──」
ピュアストライプ:「──ハート・ホールド!」
ピュアストライプ:ドレスの腰に巻かれたリボンがしゅるりと伸びて行き、レイダーの身体に絡み付いていく。
ピュアストライプ:自分の拳を強く固める時のように、ぐるぐるぐるぐると何度もその巨体に巻き付いて、その動きを封じ込めようと。
ピュアストライプ:そのまま歯を食いしばり、レイダーの抵抗をなんとか僅かな時間押し止める。
レイダー:「…ッ!! ガァ……!」その身を捩ってリボンを引き千切ろうとするものの、何重にも巻き付けられたそれが頑丈に動きを封じ込める!
ピュアストライプ:「っ、なんて強い力……!でも!」
ピュアストライプ:ほんの少しで十分だ。視界の片隅に、彼女が狙いをつけている姿が見えるから。「──行って!ロココっ!」
ピュアロココ:「──はい!」
ピュアロココ:しゅるり、と解かれた両手首のリボンが長くたなびく
ピュアロココ:折りたたまれ、飾り付けるように大輪の花を模す
ピュアロココ:煌々と蓄えた光の粒子で照らすようにリボンが輝き始める
ピュアロココ:花弁の一枚一枚が月の光を受け、輝き、そしてそれは花の中心。
ピュアロココ:ピュアロココが突きつける指先へと、小さく小さく、しかし濃密に集まっていく。
ピュアロココ:(──────レイダーさん)
ピュアロココ:狙いをつける先。
ピュアロココ:洗い流され、リボンで拘束され、しかしその力を緩めようともしない姿。
ピュアロココ:今にも引きちぎられ、暴力の化身と化したようなその存在が解き放たれようとしている
レイダー:牙を剥く。紅い瞳。理性を失い、チョーカーに呑まれた。
ピュアロココ:「…………!」
ピュアロココ:その姿に、少しだけ眉根を寄せる。
ピュアロココ:肌に感じる恐怖。そしてそれ以上に。
ピュアロココ:───あの公園で出会った姿を、無性に思い出してしまう。
ピュアロココ:嫌なことを言って、勝手に人の台本を取り上げて、乱暴な。
ピュアロココ:それでも。
ピュアロココ:目の前のソレとは違う、楽しそうに笑っていた顔。
ピュアロココ
───レイダー:「シーッシッシッシッ! 最悪な事があってムシャクシャしてたが、お前のおかげで一ミリくらいは気分が良くなったぜ」
───レイダー:「別に! 俺様一人でやりたいことを邪魔されてるだけだ」

ピュアロココ:「…………一応。貸しが一つありましたから」
ピュアロココ:指先を向ける。レイダーの装着した、『やりたいことを邪魔された』らしいチョーカーに。
ピュアロココ:そして何より。
ピュアロココ:「"かぐやちゃん"なら、こうしますからね!」
ピュアロココ:ピ
ピュアロココ:  カッ!
ピュアロココ:光の糸。
ピュアロココ:指先から発射された光線が、狙いを過たずその小さなチョーカーのみに命中する
ピュアロココ:ぶわっ、と発射の規模とともに風が発生し、髪を乱しながら結果を見る
ピュアロココ:「どうですか……!」
ピュアミルフルール:「わあ……!」3人の連携に、思わず感嘆の声を漏らす。
レイダー:先のストライプの攻撃で、僅かに入ったヒビが広がり…、チョーカーには、まるで花のように放射状に亀裂が走っている。
レイダー:「…ぐゥ……」しかし、まだ決定的な破壊には至っていない。再び、禍々しい邪気がその身を包もうとしている。
レイダー:「……ッガ、」「ガァアアア…!!」チョーカーを押さえる。再び闇に呑まれていく。
ピュアロココ:「むっ……硬いですね」
ピュアバブル:「でも、もうすこしだよ……!」
ピュアロココ:「はい……!まったく、もう」
ピュアロココ:「とっとと正気に戻ってくださいよ…!」
ピュアストライプ:「うん!これなら、後少しで……!」


GM:では次、行動値8でミルフルールの手番となります。
ピュアミルフルール:はーい。とはいえ軽減が強くて攻撃を通せる気がしないので
ピュアミルフルール:待機します。攻撃に備えるぜ


GM:では、そのまま行動値0のレイダーへ手番が移ります。
レイダー:はーい!さっきと同じやつ!
レイダー:マイナーなしで
レイダー:メジャー。《獣の力》Lv9《獣王の力》Lv1《増腕》Lv3《コンセントレイト:キュマイラ》Lv5。
レイダー:プリピュア全員に範囲攻撃します。
レイダー:19dx7+4
DoubleCross : (19DX7+4) → 10[2,2,2,2,3,5,5,6,7,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9]+10[1,2,2,3,3,5,6,7,7,10,10]+10[1,4,6,8]+10[10]+10[7]+10[9]+1[1]+4 → 65

レイダー:頑張っちゃった
ピュアミルフルール:やば
ピュアバブル:さっきより強いじゃん!
ピュアロココ:こら~!
ピュアロココ:回避。
ピュアロココ:4dx-1>=65
DoubleCross : (4DX10-1>=65) → 9[2,3,9,9]-1 → 8 → 失敗

ピュアバブル:エフェクトなしガードしつつカバーリングの構えです
ピュアロココ:さっきと出目が同じ
ピュアストライプ:暴走しているのでなし!
ピュアミルフルール:ガード。行動放棄してカバーするよ~
ピュアミルフルール:どっちがどっちしようね
ピュアバブル:じゃあこちらは今度はストライプを《炎陣》で
ピュアロココ:助けてミルフルール~
ピュアミルフルール:はーい ではロココを行動放棄カバー!
レイダー:ではダメージ!
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を2増加 (115 → 117)
レイダー:7d10+66+3d10 諸々有効
DoubleCross : (7D10+66+3D10) → 33[4,3,9,2,2,9,4]+66+25[10,5,10] → 124

レイダー:頑張っちゃった
ピュアミルフルール:やばすぎ
ピュアバブル:おバカ
ピュアロココ:こわい
レイダー:諸々有効124ダメージですって
GM:デカすぎるぜ
ピュアミルフルール:レイダーにロイスとります 有為/脅威:○
ピュアバブル:装甲とガードで減らしてちょうど100点抜ける!えーっと
ピュアミルフルール:これを昇華して復活します!
ピュアストライプ:倒れる!レイダーに「◯負けない/恐怖」でロイスを取って昇華、復活します。
ピュアストライプ:ピュアストライプのHPを14に変更 (3 → 14)
ピュアロココ:ストライプ、カバーされてるよ!
ピュアストライプ:あっそうだった 失礼
ピュアバブル:思いを吐き出したところだったのでかざりちゃんのロイスを昇華して復活します。
ピュアロココ:わーい
ピュアストライプ:ロイス取るだけにしときます バブルありがと!
レイダー:では演出をやっていくね!


レイダー:「……ぐ……」身悶えするように体を折ると、チョーカーから再び闇の邪気が溢れだす。
ピュアロココ:「あっ、また……!」
レイダー:「ッアアア……!!」咆哮。再び巨大な闇の鉤爪を纏うと、先ほどよりも素早い動きでプリピュア達に襲い掛かる。
ピュアロココ:「うぅ…もう!」
ピュアロココ:攻撃をしたばかり。その挙動に対応できない
ピュアストライプ:「うああっ、まだこんなパワーが!」
ピュアミルフルール:「……!ロココ!」
ピュアバブル:「……!」自分とストライプを大きな泡で包む。
ピュアミルフルール:リボンを振るい、その体を引き留めようとするが、勢いを止めきれず。
ピュアロココ:「ミルフルール!?」
ピュアバブル:その状態でぶつかりに行く。ストライプへ。攻撃の前に立ちはだかる形で。
ピュアミルフルール:手繰るようにその身を擲ち、ロココの前へ。
ピュアストライプ:「バブル!?」
ピュアミルフルール:バブルと2人で盾となる。
ピュアバブル:耐えられはしない。自分を守る泡が割れ、まともに鉤爪を受けることになるが。
ピュアストライプ:爪に引き裂かれる覚悟を固めた瞬間、彼女を乗せた泡が視界に飛び込んでくるのが見えて。声を上げる。
ピュアミルフルール:「ううう……!」食いしばり耐える。千花がひらひらと散り切れる。
ピュアバブル:その破裂の勢いを利用して、彼女を弾き飛ばし、攻撃の圏外へ逃すことになる。
ピュアバブル:「あうううっ……!」
ピュアストライプ:「っ……!」弾き飛ばされながら、自分を守ってくれた小さな身体を抱きとめる。
ピュアロココ:こちらもミルフルールの背中を受け止める
ピュアミルフルール:「ふう、ふうう……!」
ピュアストライプ:「ありがとう、助かったよ……大丈夫?」
ピュアロココ:「っ……!ありがとうございます、二人共!」
ピュアバブル:「……っ、う、うん。うまくいった」汗の浮く顔で強いて笑う。防げないなら防げないなりに、対応することはできるようになった。
ピュアミルフルール:「立ち止まれない、まだ!」
ピュアミルフルール:「守らせて……だから!攻撃は、お願い!」
ピュアロココ:「!」心配の目を向けようとして、その言葉に再びレイダーを見る。
ピュアロココ:「……はい、お任せください!」
ピュアストライプ:「……ふふ。かっこいいな、それ」どこか覚悟の決まったその笑顔を見て、こちらも微笑みを返して。
ピュアストライプ:顔を上げ、敵へと向き直る。「私も、負けてらんないや」


GM:クリンナッププロセス。ラウンド1が終了します。
GM:そしてそのままラウンド2のセットアッププロセス!
ピュアロココ:なし~
ピュアバブル:なし!
ピュアストライプ:こちらもなし!
レイダー:ふたたび《フルパワーアタック》Lv7使用します。ラウンド中白兵攻撃の攻撃力+35、行動値0に!
ピュアミルフルール:『フルールシャワー・ラッピング』:《オリジナルツール》。
ピュアミルフルール:ラウンド中の射撃達成値を+12します。
ピュアミルフルール:固定値が40になったよ
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を3(→ 3)増加 (106 → 109)
ピュアロココ:すごい


GM:ではイニシアチブが色々と戻って……。行動値10のロココから!
ピュアロココ:はい!
ピュアロココ:マイナーなし、メジャーは同じく《Cエンハイ》《天からの眼》《イェーガーマイスター》《マスヴィジョン》
ピュアロココ:判定時に《援護の風》《ウィンドブレス》。判定+6D、達成値+9します。
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を4(→ 4)増加 (121 → 125)
ピュアロココ:レイダーに射撃!
レイダー:きな!
ピュアロココ:16dx7+6+9
DoubleCross : (16DX7+15) → 10[1,1,2,3,4,5,6,6,6,7,7,7,8,8,10,10]+10[2,2,3,6,6,8,9]+10[1,9]+10[8]+5[5]+15 → 60

ピュアロココ:オラッ!
ピュアミルフルール:すご
レイダー:ぬぬぬぬ
ピュアバブル:ナイス!
ピュアロココ:やる気!元気!かざり!
レイダー:リアクション放棄で《復讐の刃》!
ピュアロココ:ぎゃー!
レイダー:19dx7+4
DoubleCross : (19DX7+4) → 10[1,2,3,3,3,3,3,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,1,2,2,8,9,9,10]+5[3,4,5,5]+4 → 29

レイダー:では 宣言をしてもらったのちダメージをよこしな!
ピュアロココ:よし!ダメージだ!
ピュアロココ:首輪を狙います!
レイダー:3d10+30+3d10 装甲値有効
DoubleCross : (3D10+30+3D10) → 19[4,9,6]+30+19[7,10,2] → 68

ピュアロココ:7d10+40+1d10 装甲有効
DoubleCross : (7D10+40+1D10) → 37[1,4,10,6,2,5,9]+40+3[3] → 80

ピュアロココ:オリャー
レイダー:ギヤ~~~ッ
ピュアミルフルール:勝ってる!
ピュアバブル:ここで勝つのよいなー
レイダー:では……装甲値・ガード値あわせて35減らして
レイダー:45食らって…ダメ!倒れます!復活もなし!
ピュアロココ:やったー!
ピュアロココ:じゃあこちらもロイス昇華なしでノックアウトされましょう
サブGM:はあい では演出なさって!
ピュアロココ:はい!演出!


ピュアロココ:すぅ、と息を吸って、慌てかけた心を落ち着ける
ピュアロココ:たたん、と足を鳴らして、皆より一歩前に出る。
ピュアロココ:「レ、イ、ダ~~~~……さんっ!」
ピュアロココ:「言っておきますけど!」
ピュアロココ:「今の貴方、すごくかっこ悪いですからね!」
ピュアロココ:むん!と肩を張って指を突きつける
レイダー:「…ガァルァアア……」牙を剥いた獣のように、咆哮で応えます。
ピュアロココ:「まぁ、普段がカッコイイというわけでもないですが………ともかく!」
ピュアロココ:「人の評価を気にしないとか言っておいて!」
ピュアロココ:「自分まで見失って、どうしますか!」
ピュアロココ:ビシ、と突きつけた指に再び光が宿る。
ピュアロココ:「プリピュア─────」
ピュアロココ:その指を、空へ。
ピュアロココ:夜を照らすような光が一条、空……いや、月へと昇って
ピュアロココ:「ムーンライト─────」
ピュアロココ:カッ
ピュアロココ:月がひときわ輝く。
ピュアロココ:そして、夜を昼に変えるほどの月色の光の雨が、レイダー……その首輪に向かって殺到する!
ピュアロココ:「シュートーーー!!!」
レイダー:「ッ!! …ッガぁあ……!!」衝動が、その光を越えて、プリピュア達を倒そうと肉体を突き動かす。
ピュアロココ:「っ!」
ピュアロココ:光の雨を叩きつけながら、それでも猛追するレイダーの前に出る
ピュアロココ:「もう………!」
レイダー:「ッアアアア────!!」光の雨が首輪に届き、罅に黄金が満ちる。それと同時、地を駆けて鉤爪をひらめかせる。
ピュアロココ:バブルやミルフルールがそうしたように、前に。
ピュアロココ:そしてストライプのように、黄色いリボンをしゅるるるると両腕に巻いて、体の前にクロスする。
ピュアロココ:「いい加減に、」
ピュアロココ:「しなさい~~!!!」
ピュアロココ:鉤爪が振るわれると同時。
ピュアロココ:吹き飛ばされながら叫んだ
レイダー:爆発。
レイダー:黄金が満ちる。首輪が割れる。
レイダー:「っ………」瞳の紅が、禍々しい邪気がその身から消えていく。
レイダー:チョーカーが外れて、風に乗る。そのまま、こちらは地に倒れます。
ピュアロココ:吹き飛ばされた先、どこかの庭先の植え込みをクッションにしながら、なんとか姿勢を整える
ピュアロココ:「けほ、けほ」
ピュアロココ:いつの間にか解けた金髪を、指で整えつつ。
ピュアロココ:チョーカーが外れたのを見て、ゆるゆると腕を上げる
ピュアロココ:「やった」
GM:光によって半ばから千切れ、レイダーから離れた"ダストカラー"。
GM:破壊されてなお邪気を纏うそれは夜風に吹かれ、誘われるように月夜へと舞い上がる。
GM:――目で追うように見上げれば。いつの間にか月の光を遮る人影がそこに居た。
ピュアロココ:「………え?」
シザーリオ:夜闇から白い手が伸び、風に舞うチョーカーを掴み取る。
ピュアバブル:「……あれって」
ピュアミルフルール:「え?」
ピュアストライプ:「シザーリオ!?」
シザーリオ:「醜態だな、レイダー」
シザーリオ:倒れ伏したレイダーを嘲るように言う。
ピュアロココ:「………」
ピュアロココ:むっ。なんとなく、むっ
シザーリオ:「狂気に身を窶してまでこの有様とは、我らハウンドの名折れだ」
レイダー:「………、ぐ……」意識をほとんど失った状態で、苦悶の声だけを上げる。
シザーリオ:「だがいくら恥知らずの駄犬でも、トーラに利用されこの有様では貴様も浮かばれまい」
シザーリオ:「この僕が花を添えてやろう。貴様の敗北を礎に、プリピュア共の首でな」
ピュアミルフルール:「……!」
ピュアストライプ:「……!そう、次は君が相手ってわけ」
シザーリオ:掌中の“ダストカラー”から、未だ燻る邪気が噴出する。
シザーリオ:溢れ出したそれは公園の遊具に注ぎ込まれ、浸透し、仮初の生命を与える。
ピュアミルフルール:「ロココ、立ち上がって!来るよ!」
ピュアロココ:「うっ! わ、わかりました!」
ピュアバブル:「もうっ、なんて大変な日……!」
シザーリオ:「さあ、覚醒(めざ)めろシンショック!その衝動のまま暴れ尽くせ!」
シーソー型シンショック:「シーーーーーン、ショォーーーーーック!!!」
GM:呼び声に応じるように、シンショックが君達の前へと立ち塞がる。
GM:これよりクライマックス戦闘2を開始します。


Climax2

GM:今回の戦闘終了条件はシンショックの撃破+シザーリオに50点ダメージです。戦闘配置はこちらになります。
シザーリオ(12)・シーソー型シンショック(6)
10m
ストライプ(7)・ロココ(10)・バブル(5)・ミルフルール(8)
ピュアミルフルール:あっシザーリオもいるんだ!
ピュアロココ:一般怪人だけじゃなかった!
ピュアバブル:なんてこと
GM:では、まずはセットアップ!
ピュアロココ:武器はシーン継続のため無し!
ピュアストライプ:ここで加速で先手取っても数減らせそうにないしな……なしで!
ピュアバブル:なし!
シザーリオ:≪サポートデバイス≫+≪ミラーイメージ≫+≪戦いの予感≫
ピュアミルフルール:『フルールシャワー・ラッピング』:《オリジナルツール》。
シザーリオ:シーン間ダイス+7個 ラウンド間感覚ダイス+10 行動値+30 ドッジC値-1
ピュアミルフルール:ラウンド間の射撃達成値を+12。
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を3(→ 3)増加 (109 → 112)
GM:では、まずは行動値42になったシザーリオから!
ピュアミルフルール:シンショックはなし?
GM:今のところなし!
シザーリオ:マイナーで戦闘移動、PCにエンゲージ。
シザーリオ:メジャーで≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪光の舞踏≫+≪さらなる波≫+≪マスヴィジョン≫+≪疾風剣≫
シーソー型シンショック(6)
10m
シザーリオ(12)・ストライプ(7)・ロココ(10)・バブル(5)・ミルフルール(8)
シザーリオ:対象はピュアストライプ!
ピュアストライプ:私!
シザーリオ:25DX7 ドッジダイス-6個
DoubleCross : (25DX7) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,5,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[2,2,3,4,5,6,10,10]+6[3,6] → 26

ピュアストライプ:そういや暴走ってまだ持続してるな……リアクションないです
ピュアバブル:ここはちょっと見で!
シザーリオ:ダメージ!
シザーリオ:3D10+25
DoubleCross : (3D10+25) → 17[8,1,8]+25 → 42

ピュアストライプ:倒れる!今度こそレイダーに取っていたロイスを昇華して復活します。
ピュアストライプ:ピュアストライプのHPを14に変更 (3 → 14)


シザーリオ:片刃の双剣を抜き放つ。空気さえ切り裂かんばかりの白銀の刃が、月光を受けて冷たく輝く。
シザーリオ:「ピュアストライプ……」
シザーリオ:「思い知れ。貴様らの無力さを、今ここで」
シザーリオ:「貴様らに未来はない。ダラク様に盾突いたこと、後悔するがいい!」
シザーリオ:シザーリオの輪郭が揺らめき、掻き消える。そう認識した瞬間には、既にピュアストライプの眼前、刃が振りかぶられている。
ピュアストライプ:「いいや、負けない!私達はっ──」自分を鼓舞するようにそう声をあげようとした次の瞬間、既に懐に入られている。
シザーリオ:「遅い!」
シザーリオ:夜闇に火花が散り、疾風が形を成したが如き剣撃がピュアストライプを打ち据える!
ピュアストライプ:予想を超えた速度に目を見開く。咄嗟に腕を交差して防ごうとするが、
ピュアミルフルール:「速っ――」
ピュアストライプ:「うああっ!」ガードを掻い潜るように、真横から強かに打ち据えられた。そのまま弾き飛ばされ、地に伏せる。
ピュアバブル:「うそっ……」唖然とする。まるで反応できなかった。
ピュアロココ:「っ、ストライプ…!?」
シザーリオ:「ハッ」ストライプを見下ろし、嘲笑う。「この程度か?プリピュア」
シザーリオ:「やはり最初から、この僕が出向いておくべきだったな」
ピュアストライプ:「っ……まだ……!」
ピュアミルフルール:「やっぱり――」奥のレイダーを見やりながら。「強い。とっても……!」
ピュアストライプ:歯を食いしばり、気絶しそうになった意識を繋ぎ止め。地に手をつき、震えながら立ち上がろうとする。
ピュアストライプ:「全然っ!この程度じゃ、ないから!」顔を上げてもう一度、強がるような声を出した。


GM:では次はロココの手番、の前に。
ピュアロココ:おや?
ピュアミルフルール:ムッ
シーソー型シンショック:加速する刻Ⅰ。手番を得ます。
ピュアロココ:はしゃいじゃって!
ピュアバブル:シーソーが……速い!
ピュアミルフルール:バッタン!
シーソー型シンショック:まずはマイナー。魔眼槍Lv5+形状変化:柔Lv3で武器作成、シーン中ガード値+6。
ピュアミルフルール:しなやか
ピュアロココ:跳び箱の前の踏み台
シーソー型シンショック:そしてそのままメジャー。オールレンジLv6+伸縮腕Lv3+巨人の斧Lv4+因果歪曲Lv2+コンセントレイト:バロール。
シーソー型シンショック:判定D+4、射程視界、攻撃力+12、対象範囲(選択)、C値-3。
シーソー型シンショック:対象は当然プリピュア四人!
ピュアロココ:えーん!
ピュアストライプ:動かないタイプかあ
シーソー型シンショック:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[1,2,2,4,4,4,5,6,7,7,9]+10[8,10,10]+10[3,6,9]+10[9]+3[3] → 43

GM:めちゃ回ったな……。各々リアクションどうぞ!
ピュアバブル:ガードします。《氷盾》!
ピュアロココ:回避!
ピュアミルフルール:『フルールウェーブ・カーテン』:《ゲットダウン》でドッジ。
ピュアロココ:4dx-1>=43
DoubleCross : (4DX10-1>=43) → 9[3,4,6,9]-1 → 8 → 失敗

ピュアストライプ:暴走ゆえなし!
ピュアロココ:回避はいつも8。
ピュアミルフルール:5dx10+40>=43
DoubleCross : (5DX10+40>=43) → 10[5,6,7,8,10]+7[7]+40 → 57 → 成功

ピュアロココ:すごい
ピュアミルフルール:ふう
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を2(→ 2)増加 (112 → 114)
ピュアバブル:ヤバ
ピュアバブル:えーっと
ピュアミルフルール:ストライプを守ってあげて!
ピュアバブル:それかな。ストライプに《炎陣》で!
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を4増加 (117 → 121)
ピュアロココ:こっちはロイス無傷!ストライプ庇ったげて!
ピュアロココ:それを更に庇おうかな?
ピュアストライプ:ありがとう~
ピュアミルフルール:おお 新連携だ
ピュアバブル:たぶん今回は弾けるような気もするわ
ピュアミルフルール:なるほど
ピュアロココ:すげぇのだわ。まぁダメージ見てからにしましょう
GM:ではダメージ出します
ピュアバブル:イエス
シーソー型シンショック:5d10+12+12
DoubleCross : (5D10+12+12) → 41[10,9,9,6,7]+12+12 → 65

GM:出目すごくない?君
ピュアロココ:やる気に溢れてるねぇ
ピュアバブル:ウソでしょ
ピュアストライプ:ズルみたいな出目
ピュアミルフルール:マジ?
ピュアロココ:バブル、軽減どう?
ピュアバブル:装甲ガードで44点減らしたのを二倍して41か
ピュアバブル:氷雪の守護まで入れれば耐えられるかもしれないけど微妙なところではある……
ピュアミルフルール:ダメージ高ぶれのうちに新連携しといてもいいかも
ピュアバブル:かも
ピュアロココ:オーケー。
ピュアロココ:では。《子羊の歌》対象のHPダメージを自分に肩代わり。バブルのカバー分のやつも頂きます
ピュアバブル:ごめんね!ありがとう!
ピュアロココ:HP1なので合計して107回ぐらい死ぬ。煩悩一歩手前
ピュアロココ:倒れたレイダーくんのロイスを昇華して11で立ち上がります
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を4(→ 4)増加 (125 → 129)
ピュアロココ:ピュアロココのHPを10増加 (1 → 11)
GM:OK。では演出に行きましょう。


シザーリオ:「来い、シンショック!こいつらに教えてやれ、絶望という現実を!」
シーソー型シンショック:「シィーーーーーン……」 邪気によって命を吹き込まれたシーソー。それがまるで身震いするように大きく震えると。
シーソー型シンショック:ぐにゃりとその形が歪む。それはまるでのたうつ蛇か振り払われた鞭のようにしなり。
ピュアロココ:「っ、シンショックが来ます!」
シーソー型シンショック:「ショォーーーーーック!!」 プリピュア四人全員を狙い大きく薙ぎ払おうとする!
ピュアミルフルール:「フルールウェーブ・カーテン!」
ピュアバブル:「ストライプっ……!」泡のバリアを張ってストライプの前に出る。先ほどと同じく、割られることを覚悟して逃がす構え。
ピュアストライプ:「くっ……」両手を構えて攻撃に備えようとして、足元がよろめく。
ピュアミルフルール:ひらり、と舞うように宙空に身を投げて。リボンを広げて回転するように衝撃を逃がす。
ピュアロココ:「っ、バブル、ストライプ!」立ち上がりながら、人差し指を銃のようにして構える
ピュアロココ:「────ロココ・オーロラ・シュート!」
ピュアバブル:その想定通りにバブルがぐにゃりと歪み、割れかけて。「ロココ……!?」
ピュアロココ:指先から放たれた光がバブル────その泡の盾に吸い込まれる。
ピュアミルフルール:「……!?」
ピュアロココ:内部で乱反射する光が七色を伴って、まるで内側から支えるように光り輝き、光の膜がその強度を支えていく
シザーリオ:「ほう?受け止めたか。だがそれがあと何度出来るかな?」
ピュアロココ:「っ……ぜぇ、何度でも、です!」
ピュアロココ:後一回ぐらいかなぁ、と脱力感を覚える頭で考えます
ピュアミルフルール:「ロココ……!きみ、すごいや!」
ピュアロココ:「ふふん、そうでしょう…!」
ピュアストライプ:「ロココ、バブル……ごめん、ありがとう!」
ピュアバブル:「……!」息を吹き返すみたいに弾み、攻撃を跳ね返した泡を、他人のもののように内側から見た。
ピュアバブル:「……うん。ありがとう」
ピュアバブル:「ほんとうに……さすが」
ピュアロココ:ぶい、と指で応えながら、シザーリオとの戦いを邪魔させないようにシンショックの前に立ちはだかった


GM:では、改めましてロココの手番です。
ピュアロココ:はーい。
ピュアロココ:ではマイナーはなしで、メジャーに《Cエンハイ》《天からの眼》《イェーガーマイスター》《マスヴィジョン》
ピュアロココ:判定に《援護の風》《ウィンドブレス》。判定+6D、達成値+9します。
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を4(→ 4)増加 (129 → 133)
ピュアロココ:対象はシーソーシンショック
GM:判定どうぞ!
ピュアロココ:18dx7+6+9
DoubleCross : (18DX7+15) → 10[1,1,2,3,6,6,6,6,7,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,3,3,4,5,5,5,9]+3[3]+15 → 38

ピュアロココ:リアクションどうぞ
シーソー型シンショック:ガード!
ピュアバブル:《凍てつく刃》!
ピュアロココ:助かる!
ピュアバブル:ダメージ+1D+6します
ピュアロココ:ではダメージ!
ピュアロココ:4d10+40+1d10+1d10+6 装甲有効
DoubleCross : (4D10+40+1D10+1D10+6) → 17[7,3,5,2]+40+8[8]+10[10]+6 → 81

ピュアロココ:81点!
ピュアミルフルール:ものすごい
ピュアバブル:いい感じ
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を3増加 (121 → 124)
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を12(→ 12)増加 (133 → 145)
シーソー型シンショック:デカい、が……。ガード値で11減らしてまだ立ってる!
ピュアロココ:強い…!
ピュアロココ:では演出!


ピュアロココ:はらり、と解けたままの髪を手で束ねる。
ピュアロココ:川の流れるような穏やかな金色の髪がふわり、と後頭部にリボンでまとめられた。
ピュアロココ:(皆疲れてます。長引かせないように、一気に……!)
ピュアロココ:「バブル!泡を貰えますか!」
ピュアバブル:「うんっ……!」
ピュアロココ:「お願いします!おっきいやつ!」
ピュアバブル:応えて、絵筆を一振りする。大きなあぶくが中空から生じ、ロココとシンショックの間できらめく。
ピュアロココ:ぽぽぽん、と咲くように黄色のリボンが小さく花を象る。
ピュアロココ:「ロココ・ビット────」
ピュアロココ:小さな無数の花が衛星のように周り、小さな光をそのあぶくに集める。
ピュアロココ:それは一つずつ拡大されて、とどめて、反射して。
ピュアロココ:泡の内側で大きな光になっていく
ピュアロココ:「─────サテライト・シュート!」
ピュアロココ:カッ!
ピュアロココ:夜を一部昼のように照らして、光の柱がシンショックの身体を打つ!
シーソー型シンショック:「シィィーーーーン!?」
シーソー型シンショック:直撃を受け、その体躯がギシギシと軋むが――。
ピュアロココ:「……どうですか!」
シーソー型シンショック:「……ォォーーーーック!」
シーソー型シンショック:倒れる様子はなく、未だ戦意を保ちながらその巨大な瞳で君達をねめつけている。
ピュアロココ:「………くっ!」
ピュアバブル:「あれで、まだ……!」
シザーリオ:「フン……今ので全力か?」
シザーリオ:「恐るるに足らんな、プリピュア!」
ピュアロココ:「ふぬぬぬ……!もう一度……!」と思った足ががくん、と崩れる。
ピュアミルフルール:「プリピュアは、2人じゃないよ!」
ピュアミルフルール:「私たちも行くよ、ストライプ!」
ピュアストライプ:「うん、やってやろう! ミルフルール!」


GM:行動値8、ミルフルールの手番です。
ピュアミルフルール:マイナーはなし、メジャー『フルールバインド・シュート』:《バリアクラッカー》。シンショックを攻撃!
ピュアミルフルール:5dx+38 ドッジダイス-2個
DoubleCross : (5DX10+38) → 9[1,3,4,8,9]+38 → 47

シーソー型シンショック:ガードが意味をなさないので一応ドッジ!
シーソー型シンショック:5dx>=47
DoubleCross : (5DX10>=47) → 9[3,8,8,9,9] → 9 → 失敗

ピュアストライプ:ダメージにオートで「ストライプ・オルタネーション・アタック」《餓狼の爪》。ダメージ+31します
GM:ダメージどうぞ!
ピュアミルフルール:助かる、ストライプ!
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を3増加 (103 → 106)
ピュアバブル:シンショックこっち来てる……?
ピュアストライプ:あっ そうじゃん!
ピュアミルフルール:あっ
ピュアストライプ:う……打てない!
ピュアミルフルール:そんな……
シザーリオ:おやおや……
ピュアストライプ:先にマグネットムーブしておくべきだった 過失
ピュアバブル:ごめんなさい こちらもストライプとミルフルールが同エンだから行けるだろ~と思ってたんですけど……
シザーリオ:チームワークが聞いて呆れるな!プリピュア!
ピュアロココ:そっか、餓狼の爪は対象も同エン!
ピュアミルフルール:使ってたことに……させてもらったりは……
GM:仕方ないですねぇ……
ピュアストライプ:はわわ ありがとうございます
シザーリオ:ダラク様……何故……!?
ピュアミルフルール:これが絆の力よ、ハウンド!私たち4人と……
ピュアミルフルール:GMの温情との熱い絆なんだから!
GM:ダラク様とGMは別存在なので……
ピュアロココ:ピュアダラク様…
ピュアストライプ:では《マグネットムーブ》でシンショックをこちらのエンゲージに引き寄せ!
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を3増加 (106 → 109)
ピュアバブル:大感謝
ピュアミルフルール:では改めて、ダメージ行くよ!
ピュアストライプ:やっちゃえ!
ピュアミルフルール:5d10+8+31 ガード装甲無効
DoubleCross : (5D10+8+31) → 34[8,7,9,8,2]+8+31 → 73

ピュアミルフルール:これが……私……?
ピュアロココ:パワー…
ピュアストライプ:すごいすごい!
ピュアミルフルール:ううん、ストライプのおかげ!
シーソー型シンショック:73素通し……だが!まだ立ちます!
ピュアバブル:そっちもすごいな
ピュアミルフルール:ええ~っ強い
ピュアストライプ:タフなシーソーだぜ
ピュアロココ:一片が倒れても片方は立ち上がり続けるわけね
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を4(→ 4)増加 (114 → 118)
GM:そして、今回はちょっと変則でそのまま行動値7のストライプの手番!
ピュアストライプ:はあい、ではマイナーが空くので暴走を解除。
ピュアストライプ:メジャーで「プリピュア・ストライプ・ストレートフラッシュ」《コンセントレイト》《貪欲なる拳》《ジャイアントグロウス》
ピュアストライプ:対象はシンショックとシザーリオ!
ピュアミルフルール:《支援射撃》します!
ピュアミルフルール:ダイスを+3個してね
ピュアストライプ:わあい
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を2(→ 2)増加 (118 → 120)
ピュアストライプ:では命中いきます
ピュアストライプ:14dx+4@7
DoubleCross : (14DX7+4) → 10[1,2,2,3,4,4,6,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,2,7,7,8,8]+10[3,9,9,10]+10[1,5,10]+10[10]+2[2]+4 → 56

ピュアミルフルール:『フルールサンシャイン・レース』:《勝利の女神》。
ピュアミルフルール:達成値を+6するね!
ピュアバブル:手厚い!
ピュアストライプ:ありがとう!じゃあ62だ!
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を4(→ 4)増加 (120 → 124)
シザーリオ:≪リフレックス:エンジェルハィロゥ≫+≪神の眼≫ ドッジします
シザーリオ:25DX6>=62
DoubleCross : (25DX6>=62) → 10[1,1,2,2,3,4,4,4,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,2,3,5,5,7,7,8,9,10,10]+10[2,3,4,5,9,9]+10[5,10]+10[8]+2[2] → 52 → 失敗

シザーリオ:おのれ~
ピュアミルフルール:コワ~
ピュアロココ:こっわ
ピュアストライプ:あ……あっぶな!
サブGM:スゴ
ピュアバブル:頑張りやがってよ
GM:ハイレベルすぎる戦い
シーソー型シンショック:崩れずの群れLv1でシザーリオ様をカバーしてガード!
ピュアストライプ:ああっカバーされてしまった
ピュアミルフルール:そんな……!
ピュアストライプ:ダメージいきます
ピュアストライプ:7d10+31+2d10 諸々有効
DoubleCross : (7D10+31+2D10) → 50[9,10,6,5,8,6,6]+31+14[6,8] → 95

ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を10増加 (109 → 119)
シーソー型シンショック:11引いたのが2倍になって……とか言ってる余裕もない!戦闘不能!
ピュアロココ:折れた
ピュアストライプ:やったね
GM:復活も無いです。これで残るはシザーリオのみ!
ピュアミルフルール:わーいわーい!
ピュアバブル:いいよいいよー
GM:ではまとめて演出に移りましょう


ピュアミルフルール:「行こう、ストライプ」くるり、とその場でゆるやかに回る。
ピュアミルフルール:「フルールサンシャイン・レース」様々な色や形の花が、あたり一面に咲き誇る。
ピュアミルフルール:きらり、と太陽の光が強まって。その色をいっとう強く輝かせる。
ピュアミルフルール:それらはふわふわと風に吹かれて。周囲にかぐわしい香りを寄せる。
ピュアミルフルール:その光景と、その香りが。心を落ち着かせて、気持ちが安らぐ。
ピュアストライプ:「うん、ミルフルール!」咲き誇る花の波と一緒に駆け出していく。
ピュアストライプ:迂回するように動いて、シンショックを挟み撃ちにするような位置へ。
ピュアミルフルール:リボンを振るう。それはシンショックへと向かっていって。
ピュアミルフルール:シーソーの板端と、それを受ける地面のタイヤ。ふたつをぐるぐるに縛り付ける。
シーソー型シンショック:「シィィン!?」
ピュアミルフルール:「フルールバインド――」そのまま、上空に飛び上がる。
シーソー型シンショック:結びつけられた側の端をガタガタと揺らすが、リボンはびくともしない。
ピュアストライプ:「プリピュア・ストライプ──!」タイミングを合わせた軽い助走と共に、両足にいかづちが迸る。
ピュアストライプ:ダン!と強かに地を踏みつけて、たなびくピンクのリボンと共に夜空へと舞い上がった。
ピュアミルフルール:飛び上がった最高到達点。目を合わせて頷く。
ピュアミルフルール:そうして急降下する。狙いはシーソーのもう片方――縛られていない方だ。
ピュアミルフルール:「シュート!」勢いを乗せて、力強い着地をお見舞いする。
ピュアストライプ:「シュート!」ギフトのエネルギーを足先へと集中させて、その衝撃は同時にシンショックへと伝わる!
シーソー型シンショック:「ォォーーーーーッッック!!!」
シーソー型シンショック:軋む音が木に罅が入る音へと変わり、そのままベキベキと真ん中から真っ二つになる。
GM:と、同時にキラキラとした光がシンショックを包み――。
シーソー型シンショック:「タダイマ……」
GM:囁き声が響いたかと思えば、後には元の遊具に戻ったシーソーだけがそこにある。
シザーリオ:「チッ……!」その様子を見て、忌々しげに顔を顰める。
シザーリオ:「シンショックなど、所詮はこの程度か……」
ピュアミルフルール:「まだだよ、シザーリオ!」
ピュアミルフルール:リボンを振るう。目くらましだ。本命はその後の。
ピュアストライプ:「プリピュア・ストライプ──」着地の反動をそのまま加速に使い、シザーリオへと迫る。
シザーリオ:「ッ」
ピュアストライプ:ピンクのリボンを巻きつけた拳が、桜色の雷を帯びて。
ピュアストライプ:「──ストレートッ!!」その勢いを乗せたまま、シザーリオを撃ち抜く軌道へと真っ直ぐに振り抜かれる。
シザーリオ:「……!」
ピュアストライプ:「えっ!?」何か壁のようなものにうち当たったその手応えに、目を見開く。
GM:拳を止めたのは邪気によって作られた障壁。
GM:先程シンショックを生み出したダストカラーが、なおも瘴気を溢れさせながら宙を漂っている。
シザーリオ:「……フン……盾程度の役には立つらしいな」
ピュアミルフルール:「これは……!レイダーの……?」
シザーリオ:「余計な真似を……目障りだ、消えろ!」
シザーリオ:剣を打ち払い、邪気を邪気を霧散させる。
ピュアストライプ:「くっ……」続けてもう一撃を放とうとして。腕に痺れが走り、動きを止める。
ピュアストライプ:「でも……これで今度こそ、その道具の力は使えない……!」乱れた息を整えながら、シザーリオを睨みつける。
シザーリオ:「ハッ!元々こんなものに頼る気はない。お前達の相手など、僕一人で十二分に過ぎる」
ピュアミルフルール:「みんなはやらせないよ、これ以上……!」
シザーリオ:「獅子は兎を狩るにも全力を尽くす……その根拠の無い自信、ここで摘んでやろう」


GM:では、最後に行動値5でバブルの手番
ピュアバブル:はい!
ピュアバブル:マイナーは無しの、メジャーで《要の陣形》《天使の階梯》。みんなのC値を-1、達成値を+4します。
ピュアミルフルール:ありがとう、バブル!
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を8増加 (124 → 132)
ピュアロココ:たすかる!
ピュアストライプ:わあい


ピュアバブル:「……根拠の無い自信、なんかじゃない」
ピュアバブル:少し離れたものとして、彼女たちを見ていた。今でも多少はそうだ。だからこそ分かる。
ピュアバブル:絵筆を取る。白い三つのリボンの球を浮かべる。
ピュアバブル:「バブルキャンバス──」
ピュアバブル:ストライプの不屈。ロココの華麗。ミルフルールの凛然たる姿。
ピュアバブル:既にそこにある彼女たちの美質をなぞり、重ね。描かれたバブルがそれぞれのモデルの元へ飛び、金の輝きを伴って弾け、光の輪郭として宿らせる。
ピュアバブル:「シャイニング、イメージッ」
ピュアバブル:少し緊張に上ずった声で、き、とシザーリオを睨みつけて。
ピュアバブル:「あなたなんかに、みんなは負けない」
ピュアバブル:「あなたの知らない強いところを、みんなはたくさん持っているから」
シザーリオ:鮮やかなその輝きを目にし、舌打ちをする。
シザーリオ:「怯えているくせに……どこまでも僕を苛立たせる……!」


GM:クリンナッププロセス。ラウンド1が終了します。
GM:そのままラウンド2のセットアッププロセスに。
ピュアロココ:セットアップなし!
ピュアミルフルール:『フルールシャワー・ラッピング』:《オリジナルツール》。ラウンド中の射撃達成値を+12。
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を3(→ 3)増加 (124 → 127)
ピュアバブル:なし!
シザーリオ:≪サポートデバイス≫+≪ミラーイメージ≫ シーン間ダイス+7個 ラウンド間感覚ダイス+10 ドッジC値-1
ピュアストライプ:「ストライプ・ブリッツフォース」《加速装置》。行動値+8して15に。
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を3増加 (119 → 122)


GM:では行動値が15に上がったストライプから!
ピュアストライプ:はあい。マイナーなしで
ピュアストライプ:うーん ジャイグロはいいか
ピュアストライプ:「プリピュア・ストライプ・ストレート」《コンセントレイト》《貪欲なる拳》でシザーリオを攻撃!
シザーリオ:来い!
ピュアストライプ:バブルの支援を入れて えーと
ピュアロココ:侵蝕高いけど回避怖いので、《援護の風》《ウィンドブレス》。判定+6D、達成値+9で!
ピュアストライプ:あっありがたい
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を4(→ 4)増加 (145 → 149)
ピュアミルフルール:私も投げちゃおう!《支援射撃》します!
ピュアミルフルール:ダイスをさらに3個増やしてね
ピュアストライプ:みんなのちから!
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を2(→ 2)増加 (127 → 129)
ピュアストライプ:ダイス20になって、達成値+13か
ピュアストライプ:20dx+17@6 こう!
DoubleCross : (20DX6+17) → 10[1,1,1,1,2,2,4,4,5,5,5,7,7,7,7,8,8,10,10,10]+10[3,4,5,5,7,8,8,9,9]+10[3,4,5,5,9]+10[6]+10[6]+10[9]+3[3]+17 → 80

ピュアロココ:すごい
ピュアミルフルール:すごいことになった
シザーリオ:なんだとぉ……
サブGM:ぴったりなのもアツい
ピュアバブル:おおー
GM:デッカい!
シザーリオ:≪リフレックス:エンジェルハィロゥ≫+≪神の眼≫ ドッジ!
シザーリオ:25DX6>=80
DoubleCross : (25DX6>=80) → 10[1,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,6,6,7,7,8,8,10,10,10,10]+10[1,2,3,4,5,5,6,7,7,7,10]+10[1,4,5,9,9]+3[3,3] → 33 → 失敗

シザーリオ:おのれ……
ピュアバブル:じゃあ《凍てつく刃》!
ピュアストライプ:わあ~
ピュアミルフルール:全員連携だ
ピュアバブル:ダメージ+1D+6です
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を3増加 (132 → 135)
ピュアストライプ:ではみんなの力を合わせたダメージいきます
ピュアストライプ:10d10+31+6
DoubleCross : (10D10+31+6) → 53[3,9,9,2,3,8,2,9,6,2]+31+6 → 90

ピュアミルフルール:すごいすごい!
ピュアストライプ:諸々有効!
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を5増加 (122 → 127)
シザーリオ:≪空蝉≫
ピュアバブル:?????
ピュアロココ:あっ、こら!
ピュアストライプ:こいつ~~
シザーリオ:HPダメージを0に。
ピュアミルフルール:そんな……!
ピュアストライプ:演出いきます


ピュアロココ:「けほっ……!」皆の攻撃の間に、どうにか立ち上がる。
ピュアロココ:少しだけ震える指をシザーリオに向けて、それに追従するようにリボンの小さな花が飛ぶ
ピュアロココ:「ロココ・ビット……!」
ピュアロココ:細い糸ほどの光の線が格子状に走って、シザーリオの周りを檻としてゆるやかに取り囲む
ピュアロココ:一瞬でもいい、動きを止めれば
ピュアロココ:「バブル、ミルフルール……!」
ピュアミルフルール:「ええ、行こう、バブル!」
ピュアバブル:「わかったっ」
ピュアミルフルール:「フルールアシスト・スプリント!」ひらひらと舞う花、その中から幾筋かの光の帯。
ピュアミルフルール:禍々しいまでに鋭い剣に、纏わりつき、縛り付ける。その先――彼女の攻撃をまっすぐ通すため。
ピュアバブル:絵筆を振り抜く。その軌道上に無数の泡が生じた。
ピュアバブル:それらがぶわりと飛んでいき、シザーリオへと纏わりつき、邪悪な活力を削ぐ枷となる。
ピュアバブル:「プリピュア・バブル・ストリームッ!」
ピュアストライプ:「ありがとう、皆!」
ピュアストライプ:皆が道を作ってくれた。ここで、決めなくちゃ。そんな事を考えながら、走り出して。
ピュアストライプ:「プリピュア・ストライプ──!」
ピュアストライプ:蹴り上げた砂煙が舞い上がるほどの、大きな踏み込み。
ピュアストライプ:皆のサポートがなければ取れないほどの、隙の大きなモーション。
ピュアストライプ:傷だらけの身体を捻りながら、総身の力を絞り出し、そのすべてを拳に乗せて。
ピュアストライプ:「ストレートッッ!!」
ピュアストライプ:淡い桜色の稲妻が、真昼のように眩しく弾けた。
シザーリオ:「図に──」
シザーリオ:シザーリオの全身から、色の無い灰色の邪気が噴出し、纏わりつく泡を吹き飛ばす。
シザーリオ:光の帯に絡まれたままの剣を振るい、尋常ならざる膂力でミルフルールごと周囲の檻に叩きつける。
ピュアミルフルール:「えっ……あああっ!」
シザーリオ:「乗るなぁッ!!」
シザーリオ:ダッキングでストライプの拳を躱し、死神の鎌めいた回し蹴りをその脇腹に叩き込む。
ピュアロココ:「あっ……!」叩きつけられ、解けた檻を突き抜けたミルフルールを、身体ごと受け止める
シザーリオ:瘴気と共に、衝撃波が突き抜ける。
ピュアミルフルール:「けほっ……えほっ!」
ピュアミルフルール:「なんて、力……!」
ピュアストライプ:「きゃああっ──!」軽々と吹き飛ばされた身体が、地に叩きつけられる。
ピュアロココ:「ストライプまで……!」
シザーリオ:「貴様らが戦ってきた相手と僕とでは、格が違う」
ピュアバブル:「……!」むなしく絵筆を握った格好のまま、青色の両目を瞠る。
シザーリオ:双剣を構え直し、プリピュア達を睥睨する。
シザーリオ:「所詮は鍵の穴から天を覗いていただけのこと。貴様らの信じていたものがどれほど無価値か、その身を以て知るがいい」
ピュアストライプ:「っ……う……えほっ……」
ピュアストライプ:「違う……無価値、なんかじゃ……ない」
ピュアストライプ:泥に塗れたまま、ゆっくりと這うように立ち上がろうとする。
ピュアストライプ:「根拠なら……ちゃんと、あるよ」
シザーリオ:「何だと?」
ピュアストライプ:「私達には、こうして……こんな危険な戦いにも、一緒に付き合ってくれる仲間がいて」
ピュアストライプ:「『君にならできる』って……選んで、信じてくれたパートナーがいる」
ピュアストライプ:ぼやける視界の片隅に映るもの。吹き飛ばされてもなお、自分と同じように立ち上がろうとしている仲間達と
ピュアストライプ:この状況にあっても、自分たちの勝利を信じて目を逸らさない4つの視線。
ピュアストライプ:「確かなものがちゃんと、ここにあるんだ」
ピュアストライプ:胸に手を置いて、凛然と宣言する。
シザーリオ:「哀れだな。蒙昧な妖精どもの甘言に誑かされ、炎に向かう蛾のようだ」
シザーリオ:「その戦いが無意味だと言っている。この世の全ては、いずれダラク様のものとなる。既に決まっていることだ」
シザーリオ:「残り少ない自由を安穏と楽しめばいいものを。貴様らがそこまでする義理がどこにある?」
シザーリオ:「他の者を見ろ。貴様らプリピュアの戦いなど知らず、感謝もせずに日々を過ごす者たちを」
シザーリオ:「貴様らも同じようにすればいい。そうすれば、こうして傷付くことも無い」
ピュアストライプ:「……違うよ。皆のためっていうのは、もちろんあるけど」
ピュアストライプ:「私の中にもちゃんと、私の理由があるの」
ピュアストライプ:「……夢があるんだ」
ピュアストライプ:「いつか、誰もまだ知らない世界を冒険して、そこに私の足跡を残すって夢。だから……」
ピュアストライプ:「いつか私が行くその世界を……君達なんかに、めちゃくちゃにさせてあげない!」
ピュアストライプ:シザーリオを睨みつける。よろめく身体に力を込めて、もう一度拳を構える。
ピュアストライプ:ロイス取得。シザーリオ:◯意地/脅威


GM:では、何もなければ行動値12でシザーリオ君の手番ですが……
GM:何もなさそうなのでシザーリオ君どうぞ!
ピュアロココ:ここでジャケットを脱げば同値になりますが、静観します!
シザーリオ:ではメジャーで≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪光の舞踏≫+≪さらなる波≫+≪マスヴィジョン≫+≪疾風剣≫
シザーリオ:対象はピュアミルフルール!
ピュアミルフルール:避けちゃうもんねっ
シザーリオ:25DX7 ドッジダイス-6個
DoubleCross : (25DX7) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,4,5,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,1,1,3,4,4,5,6,6,7,8,10]+3[2,3,3] → 23

ピュアミルフルール:そんな……
ピュアミルフルール:固定値40あるのに……
ピュアロココ:あっ、ダイスが足りない…
GM:上手にメタってる
ピュアバブル:あっそうか……
ピュアミルフルール:ダイス1個もふれません ガード値もないから何もできない
ピュアロココ:援護もさっきしちゃった。ミルフルールー!
ピュアミルフルール:なすがままやられます ダメージ来て!
シザーリオ:ダメージ!
シザーリオ:3D10+25 装甲有効
DoubleCross : (3D10+25) → 21[3,10,8]+25 → 46

ピュアミルフルール:まったく耐えられない!かぐやちゃんへのロイスを切って復活します。
GM:では、演出をどうぞ


シザーリオ:「虫唾が走る……!」
シザーリオ:シザーリオの姿が消失し、文字通りの瞬く間にミルフルールの眼前に迫る。
ピュアミルフルール:「……!」「……フルール……」
シザーリオ:横薙ぎに振るわれた双剣が機先を制し、ミルフルールの腹部に叩き込まれる。
ピュアミルフルール:「ウェーブ……ああっ!」
ピュアストライプ:「!? ミルフルールっ!」
シザーリオ:「よく反応したが、僕を相手には一手遅い」口端を歪める。
ピュアミルフルール:吹き飛び、シーソーの残骸に叩きつけられる。「……その、力を」
ピュアミルフルール:「どうして!みんなが幸せになるように、使えないの、きみは」
シザーリオ:「戯言を。この力はダラク様の為にある。それこそがこの世で最も崇高な使命だ」
シザーリオ:「やはり貴様が一番の手練れだな、ピュアミルフルール」
シザーリオ:「貴様とは一度戦ってみたかった。柱である貴様を失った仲間がどんな顔をするか、想像できるか?」
シザーリオ:嗜虐的な笑みと共に、指先で鈍く光る刃を撫でる。
ピュアミルフルール:「……そんなこと、させるものですか!それに……」
ピュアミルフルール:(私じゃない。柱は、きっと)
ピュアミルフルール:最初会ったときから、ずっと強くなった3人を見る。
ピュアミルフルール:「きみだって、私たちの力なら、きっと!」


GM:では行動値10でロココの手番!
ピュアロココ:うーん、侵蝕的に待機します!皆頑張って!
GM:では行動値8でミルフルール!
ピュアミルフルール:うん、まかせてかざりちゃん!
ピュアミルフルール:マイナーはなし、メジャー『フルールバインド・シュート』:《バリアクラッカー》。
ピュアミルフルール:シザーリオに攻撃するよ!
シザーリオ:来い!
ピュアミルフルール:5dx9+42 ドッジダイス-2個
DoubleCross : (5DX9+42) → 10[1,2,5,9,10]+7[1,7]+42 → 59

ピュアミルフルール:『フルールサンシャイン・レース』:《勝利の女神》!
ピュアミルフルール:達成値を+6して達成値65!
ピュアロココ:すごいぞ~
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を4(→ 4)増加 (129 → 133)
シザーリオ:くっ……
シザーリオ:≪リフレックス:エンジェルハィロゥ≫+≪神の眼≫ ドッジ
シザーリオ:23DX6>=65
DoubleCross : (23DX6>=65) → 10[1,2,2,2,3,3,3,4,4,4,6,6,6,6,7,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,2,5,6,6,7,7,7,8,9,9,10]+10[3,4,4,5,5,7,7,8,10]+10[1,4,6,8]+5[5,5] → 45 → 失敗

シザーリオ:おのれ……
ピュアロココ:横に長いと怖い
ピュアストライプ:命中なら「ストライプ・オルタネーション・アタック」《餓狼の爪》。ダメージ+31します
ピュアミルフルール:わーい!
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を3増加 (127 → 130)
シザーリオ:なんだと……
ピュアミルフルール:ダメージ行くよっ
ピュアミルフルール:7d10+31+8 ガード装甲無視
DoubleCross : (7D10+31+8) → 26[4,2,3,9,1,4,3]+31+8 → 65

シザーリオ:うぎゃーーーっ
ピュアロココ:おぉー
ピュアストライプ:まだなにかあるか……!?
ピュアロココ:やったか…!?
シザーリオ:何もありません 65点ダメージ受けます
ピュアロココ:やってた!
ピュアストライプ:やった~
ピュアバブル:よかった
ピュアミルフルール:これで……!
GM:シンショック撃破に加え、シザーリオに50点ダメージが入りましたので……。
GM:戦闘終了、君達の勝利です!
ピュアミルフルール:やった~!
ピュアロココ:わ~い!
サブGM:おめでと~
ピュアバブル:どうなることかと思ったよー
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を4(→ 4)増加 (133 → 137)
GM:では、最後の演出をどうぞ


ピュアミルフルール:「……」ゆるゆると起き上がり、立つ。
ピュアミルフルール:かざりちゃんの方をちらりと見る。やはり、これ以上は厳しいだろうなと思う。
ピュアロココ:視線の先。こちらも立ち上がろうとして、フラフラとバブルに身体を支えられている
ピュアミルフルール:「シザーリオ……」手に持ったリボンを、ぐるぐると腕に巻き付ける。「来なさい」
ピュアミルフルール:「力が、守るためにあるんだって。きみに教えてあげる!」
シザーリオ:「フン……面白い」
シザーリオ:「守るだと?そんな有様で一体何が守れると言うんだ?」
シザーリオ:「ならばその意思……この力、この刃で断ち切ってやろう!」
シザーリオ:月光を受け、銀の剣が輝く。上段からミルフルール目掛け、致命の刃が断頭台めいて振り下ろされる!
シザーリオ:「終わりだ……!プリピュア!!」
ピュアミルフルール:「フルール・バインド――」
ピュアミルフルール:バチン、と大きな音がする。シュウシュウと煙が包む。
ピュアミルフルール:煙が晴れ、月光を背にしたシルエットが現れる。
シザーリオ:「……!?」何が起きたか理解できず、一瞬遅れて瞠目する。「なっ……」
ピュアミルフルール:「――キャッチ!」リボンを巻き付けた前腕で、その刃を両側から受け止めた。
ピュアミルフルール:「全部だよ!守りたいもの、全部!」
ピュアミルフルール:「みずきちゃん、いくみちゃん……あむちゃん」
ピュアミルフルール:「みんなで作った映画」
ピュアミルフルール:「学校のみんな、おかーさんやおとーさん、島のみんな、妖精たち、それから」
ピュアミルフルール:「ここにいる、みんな!守ってみせるんだから!」
シザーリオ:「貴様っ……」腕を引こうとするが、びくともしない。「僕の剣を……!」
ピュアミルフルール:眼下には咲き誇る花畑。甘い香りがくすぐる。
ピュアミルフルール:「――今よ!」
ピュアストライプ:「──うん。任せて、ミルフルール……!」
ピュアストライプ:ミルフルールがその一撃を受け止めると決めきって、その隙を付ける位置へと駆け込んでいた。
ピュアストライプ:握る拳を夜空に翳す。今にも力の抜けそうな膝に活を入れて、地面を強く踏みしめた。
ピュアストライプ:「プリピュア! ストライプっ……!」
シザーリオ:「──ッ!」
ピュアストライプ:みしり、と地に浅く亀裂が入る。
ピュアストライプ:想いと命を振り絞って迸る。眩いばかりの稲妻が、間近に熱となってシザーリオの肌に感じられて。
ピュアストライプ:「──ストレートッ!!」
ピュアストライプ:次の瞬間、その全てが衝撃そのものとなってシザーリオの身体を撃ち抜いた。
シザーリオ:「く、あぁッ……!」
シザーリオ:拳をまともに受け、地面に轍を刻みながら後退する。
ピュアストライプ:「っ……はあっ……はあ……っ」どちらが攻撃をしたとも判別のつかないほどに消耗している。息を切らして顔を上げる。「どう、だ……っ!」
シザーリオ:「ッ……ぐ……!」摩擦熱で煙を上げる地面。ストライプを睨みながら剣を構え直す。
ピュアミルフルール:「これで、倒れてくれれば……!」
ピュアストライプ:視線は切らさない。お前が諦めるまで、何度でも食らいついてやるとばかりに睨みつけて。
シザーリオ:「ハッ……四人がかりとはいえ、この僕に一撃入れるとは……思ったよりやるらしいな」
ピュアバブル:「…………」ロココに肩を貸しながら、じっとシザーリオを見つめている。睨むというよりは、観察するみたいに。
シザーリオ:「だが……まさかこの程度で勝ったつもりか?」
シザーリオ:薪をくべた炎の如く、シザーリオからは更に強大な邪気が放たれる。
ピュアミルフルール:「むう……!」
ピュアミルフルール:先程のような手が、何度もは通じないだろう。
ピュアロココ:「ま、まだやる気なんですか……!」バブルに支えられながら、驚きの表情を浮かべる。
ピュアストライプ:「……勝ったつもりじゃないけど、守れてはいるつもりだよ」
シザーリオ:「弱い犬ほどよく吠えるものだ。その遠吠えもいつまで持つかな」
シザーリオ:「ならば貴様らの言う守りたいものごと、全て壊してやる……今度こそ消え去れ、プリピュア……!」
ピュアバブル:(……みんなは強い。その強さのありかを、わたしはちゃんと知ってる)
ピュアバブル:(シザーリオの強さは……この子のことは、わたしは……)
シザーリオ:双剣を両手に、プリピュアに向け踏み出そうとして──
ピュアストライプ:「……っ!そうやって脅されたって、諦めないから……!」
GM:緊迫する空気を遮るように、虚空から声が響く。
トーラ:『――――シザーリオ。聞こえるかな』
シザーリオ:「……」ぴたりと足を止める。気分を害したのを隠さない表情。
シザーリオ:「後にしろ」
トーラ:『そういう訳にも行かないんだ。用件が用件でね』
トーラ:『ダストカラーとレイダーを回収して今すぐ帰還してくれ』
シザーリオ:「……何だと?」
ピュアロココ:「この声、前にも聞いた……」皆で初めて戦った時の。
シザーリオ:「今ここでプリピュアを全滅させるよりも、重要な用件か?それは」怒りの滲む声を漏らす。
ピュアストライプ:「まだ見たことのない、ハウンドの幹部……!」
トーラ:『ああ。ダストカラーの元が何か、知らない訳じゃないだろう?』
ピュアミルフルール:「ダストカラーの、元……?」
トーラ:『こちらで観測している数値からしてダメージが蓄積しすぎている。そのままだと君にとって不都合な暴走が起こりかねない』
シザーリオ:「……チッ……」
シザーリオ:舌打ちをして、レイダーに目をやる。
トーラ:『無用な消耗と敵戦力の増加を避けるための判断さ。大人しく従ってくれると僕としても嬉しい』
レイダー:「…ぐぅ……」微かに意識を取り戻したのか、苦悶の声が上がる。とはいえ、深いダメージを負い、動ける状況にはない。
シザーリオ:「今後は未完成の欠陥品を渡すのはやめにしてもらおうか、トーラ」
シザーリオ:「あれならばまだ、本来の奴のほうが……」
シザーリオ:「……チッ」舌打ちをして、返事が来る前に一方的に通信を切る。
ピュアストライプ
シザーリオ:陽炎のようにその姿が消えたかと思うと、次の瞬間には既にレイダーの巨体を軽々と担いでいる。
シザーリオ:「邪魔が入った。命拾いしたな、プリピュア」
シザーリオ:「次に会う時が貴様らの最後だ。残り僅かな平穏を、精々享受しておくことだな」
シザーリオ:「覚えておけ。貴様らはただ、気まぐれで生かされているに過ぎんことをな……」
シザーリオ:そう言い残し、夜闇へと姿を消す。
ピュアバブル:「……行っちゃった……?」
ピュアストライプ:「……っ」睨み返してこそいるが、その事実を否定できる言葉はない。何も言えずに唇を噛む。
ピュアミルフルール:「……うん。大丈夫」
ピュアロココ:「みたい、ですね」
ピュアミルフルール:「私たちは、守れた」
ピュアミルフルール:「大丈夫」言い聞かせるようにつぶやく。
ピュアロココ:「そっか……よかった……」
ピュアロココ:「……ふぁ~~~~」
葛城まつり:「……うん。でも」しゅるりと変身が解ける。うなだれて言う。
葛城まつり:「もっと、強くならないと」
菜花かざり:安堵の息とともに足の力が抜けて、変身が解けるままその場にへたり込む。
湖東まき:「わわっ」ロココと一緒になって膝をつく。
菜花かざり:「わわ、ごめんなさい」
菜花かざり:「レイダーさんに、シザーリオさん。……それに、あの声のトーラって人も、また襲ってきますよね」
菜花かざり:「……ただ、まぁ」
菜花かざり:ぺたんと座った姿勢で月を見上げる。
菜花かざり:「今日は、無事に守りきった私達の勝ちということで」
菜花かざり:「喜びましょう」
稲波なみ:「うん」しゅるしゅるとリボンを解いて、髪が伸びるように広がる。「めでたしだよ、きっと」
菜花かざり:「はい」
菜花かざり:ゆるやかに手を伸ばして、指の間から月の光を見る
菜花かざり:「………映画」
菜花かざり:「楽しみだな」


バックトラック

GM:バックトラックのお時間です。
GM:今回使用されたEロイスは3つ。お好みに合わせて振ったり振らなかったりしてください。
葛城まつり:ふっておこ~
湖東まき:振ります!
葛城まつり:130-3d10
DoubleCross : (130-3D10) → 130-18[6,3,9] → 112

菜花かざり:ふる!
湖東まき:135-3d10
DoubleCross : (135-3D10) → 135-14[8,1,5] → 121

稲波なみ:ふります!
菜花かざり:149-3d10
DoubleCross : (149-3D10) → 149-9[1,2,6] → 140

稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を3d10(→ 21)減少 (137 → 116)
菜花かざり:やば。
葛城まつり:5個あるので等倍で大丈夫そう いきます
葛城まつり:112-5d10
DoubleCross : (112-5D10) → 112-27[6,2,6,5,8] → 85

稲波なみ:念の為2倍しようかな
葛城まつり:帰りました
菜花かざり:残り5個。2倍ふりします
湖東まき:うぬぬ 倍振りで
菜花かざり:140-10d10
DoubleCross : (140-10D10) → 140-68[9,9,3,9,5,4,1,9,10,9] → 72

湖東まき:121-8d10
DoubleCross : (121-8D10) → 121-46[8,9,2,5,3,4,9,6] → 75

稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を8d10(→ 45)減少 (116 → 71)
菜花かざり:まつりちゃん5、私ら3人が3だねぇ
葛城まつり:そのようね
GM:ではそのまま経験点配布になります。
GM:今回はシナリオクリアで10点、いつもの諸々で5点、そしてロイス関連はこちら。
GM:レイダー:堕落の執行者・不滅の妄執・唯我独尊・殺界現出/シザーリオ:堕落の執行者
GM:〆て20点にそれぞれの侵蝕分となります。召し上がれ~
稲波なみ:23もらいます~
菜花かざり:23点~!
湖東まき:23点!
葛城まつり:25点!
葛城まつり:リアンと分けてたべます もぐもぐ
リアン:ぼ、ぼくももらっていいアン……?
葛城まつり:いいんだよ~ いっぱいおたべ
菜花かざり:ロッシーさんには柔らかいところあげましょうね
稲波なみ:ウェールシュにぜんぶあげようかな
リアン:わぁ……(尻尾パタパタ)
湖東まき:お砂糖多めにかかってるところをパーピーにあげよ
ロッシー:やわらかいとこも好きだけど、かたいとこも好きロシ。どっちもはんぶんこするロシ。
ウェールシュ:そ…そんなの嬉しくないルシュ! なんで半分こじゃないルシュっ!
パーピー:わぁ~い甘くておいしいパピ~~!まきと一緒にたべるパピ!
GM:C((23+23+23+25)/3)
DoubleCross : c((23+23+23+25)/3) → 31

GM:GMも31点頂いておきます もぐもぐ
稲波なみ:おいしくたべてね
サブGM:おたべおたべ


ED1/全員

GM:縦浜中学、映画部部室。
GM:ついに迎えたコンペ当日。映画部はもちろん、撮影に協力した君達も当事者の一人として部室に招かれている。
GM:形式は投票制。顧問と客観的な審査のために招かれた生徒たちが面白かった方に投票し、大会へ提出する作品が決まる。
GM:そして今は華蔵閣みれい主導の『ローマの祝日in宇宙』の上映が終わったところだ。
華蔵閣みれい:「オーホホホ!」派手な扇子を持った、華やかな顔立ちと派手な髪型の少女が高笑いをしている。
華蔵閣みれい:「『縦浜のオードリー・ヘップバーン』の名に恥じぬ、素晴らしい作品でしたわね!優勝間違いなしですわ!」
一般生徒1:「スケール大きくてハチャメチャだけど面白かったね~」
一般生徒2:「ね~。常に自信満々って感じの主人公も華蔵閣さんにぴったりだったし」
菜花かざり:「ほんと、すごい映画でした~」パチパチと拍手をしている
菜花かざり:「ローマなのに宇宙って何?と思いましたが、まさかあんなことになるなんて…」
湖東まき:「うーん。衣装とか小道具はさすがに向こうの方が良いかも……」目をすがめて呟いている。
湖東まき:「出来がどうこうよりも、細かい部分に気を配る余裕があるって感じ」
菜花かざり:「おぉ、プロっぽい意見です」
稲波なみ:「すう、すう……あっ」拍手に目を開く。
稲波なみ:「あれ?終わっちゃってる?」
菜花かざり:「寝てるっ」
稲波なみ:「暗くて……」
葛城まつり:「もう、なみちゃんったら……すっごく面白かったのに」少し興奮した様子で目を輝かせている。
菜花かざり:「もー、しっかりしてくださいよなみちゃん~。私達の勝敗が決る大事なコンペですよ~?」
稲波なみ:「大丈夫だよ、向こうがどれだけ面白くても」
稲波なみ:「私たちのも、すっごい面白いんだから」
葛城まつり:「こう、壮大で型に囚われないっていうか……ああいうのを見せられると、好きになっちゃうな。私」
稲波なみ:「ふああ」あくびをする。
葛城まつり:「……あっ、もちろんそうだよ!負けてるつもりなんて、全然ないんだから!」
菜花かざり:「えへ。そうですね。私達頑張りましたし!」
雨宮あむ:(くだらない……)最後までしっかり見ていたが白けた顔をしている。
雨宮あむ:(あのビターエンドが『ローマの休日』の最も見るべき点だというのに……第一、接近した太陽に飛び込んでいくシーンは中々良いと思ったのにその後生きてるなんて台無しだわ……)
湖東まき:「そっちでは起きててね?」
稲波なみ:「う、うん」
菜花かざり:「流石になみちゃんも私達の映画なら起きてますよ~ ……よね?」
稲波なみ:「がんばる……」
葛城まつり:「うとうとしてそうだったら、肩とかゆすったほうがいいかな」
華蔵閣みれい:「オーホッホッホ…。さあて…見せてもらおうじゃありませんの」扇子で仰ぎながら、スクリーンを眺める。
華蔵閣みれい:「素人の集まり、素人女優の主演で、一体どんな映画が撮れたというのかしら…?」
菜花かざり:「なんのー、そちらには負けませんからねー」
根間みずき:「ふふん。かざりちゃんの言う通り」
根間みずき:「いつもならその喧嘩買ってあげるとこだけど。今日はコレがあるからね」
根間みずき:無事にEDまでの撮影・編集を終えた『令和のかぐやちゃん』、そのデータが入ったUSBを掲げて。
根間みずき:「とやかく言うより、見てもらうよ!私達の映画を!」
GM:そして、再び上映が始まる。
御門志築(なみ):「隕石の中から……女の子!?」
かぐやちゃん(かざり):「ついに、ついに……」「ついに私も、地球人です!」
上間蔵馬(まつり):「ねえねえ、月の人ってどんな風に暮らしてるの?うさぎが住んでるって本当? あ、やっぱり地球見とかするの?」
阿部智也(あむ):「さあ見てくれ、君が望んだ絶対に切れないWi-Fiルーターだ!」「これで僕と結婚してくれるね、かぐや!」
かぐやちゃん(かざり):「みんな……ごめんなさい」
かぐやちゃん(かざり):「実は私、宇宙人だったの…!」
御門志築(なみ):「えっそれは最初からみんな……」
上間蔵馬(まつり):「うん、月から来たんでしょ?もちろん、もうみんな知ってるよ」
かぐやちゃん(かざり):「……………思ってたリアクションと」
かぐやちゃん(かざり):「何か、違う!」
阿部智也(あむ):「そんな……かぐやが……!?」
GM:それは、月から来た女の子のお話。
GM:月を飛び出した彼女は、地球で三人の男の子と出会う。
GM:ドタバタのコメディがあったり、それぞれの恋があったり、熱いバトルがあったり。
GM:騒がしくも楽しい日々の中、彼女たちは絆を深める。怒って、泣いて、笑って。
GM:――しかし。女の子には秘密がありました。
GM:月から来た彼女は、月に帰らなければいけないのです。
月の使者:「皆、貴女様を待っているのですよ」
GM:両親が待つ月に帰るか。友達の出来た地球に残るか。
GM:女の子はどちらも選びませんでした。どちらも捨てたくなんて無かったから。
GM:これは、月から来た女の子のお話。これからも、何度でも、月からやってくる女の子の話。
かぐやちゃん(かざり):月に照らされた少女が笑う
かぐやちゃん(かざり):「さぁ、みんな!」
かぐやちゃん(かざり):「次は、月へ旅行に行きますよ!」
GM:笑顔に包まれた女の子のお話が終わり、エンドロールが流れる中。彼女の選択を見守った観客たちもまた笑顔を浮かべていた。
華蔵閣みれい:「………!! っな………」笑顔を浮かべる観客たちの中、ひとりだけ驚愕して目を見開いている。
菜花かざり:「…………ほ」皆の反応を見て、誰にも聞かれぬように少しだけ安心する。
稲波なみ:「わあ……」がんばって起きて(起こされて)最後まで見れた。
湖東まき:拍手。熱っぽい目でスクリーンを凝視したまま。
葛城まつり:「かぐやちゃん……」スクリーンの向こうの友達との別れを惜しむように、そう呟いて。ぱちぱちぱちと拍手をする。
華蔵閣みれい:「なんですの、この作品は…。粗削りだけど、確かに光るもの…いえ、"ピン"とくるものがある…」
華蔵閣みれい:「これが…みずきさんといくみさん、そして…」きみ達を見つめます。
菜花かざり:(試写はしましたけど、皆で見ると更に緊張しますね)控えめに拍手
菜花かざり:「む?」みれいちゃんと目線が合う
華蔵閣みれい:「……ふ」ふるふると頭を振ります。「いえ。なんでもありませんわ」
雨宮あむ:周囲の観客たちの様子を見る。皆映画の結末に満足し、誰もが笑顔を浮かべていた。
雨宮あむ:「……」無言のまま、ただ拍手を重ねた。
菜花かざり:「うふふ、ありがとうございます」
一般生徒1:「め~っちゃ良かったね!ラストのとことか、あたし泣いちゃった!」
一般生徒2:「私も……。かぐやちゃん、かっこ良かったなぁ」
華蔵閣みれい:「まだ何も言ってませんのよ! ちょっとは見所のある作品だったかもしれませんが…」
華蔵閣みれい:「コンペに勝つのは、この私の『ローマの祝日in宇宙』ですわ!」
菜花かざり:「や、上映されるのってドキドキしますね。みれいちゃんは何度も主演やってるんだからすごいです」
菜花かざり:「でも、私達だって負けませんよ?コンペに勝つ自信なら充分です!」
GM:ざわめきも収まらない中、票が集計されていく。その結果は。
映画部顧問:「『ローマの祝日in宇宙』が4票、『令和のかぐやちゃん』が5票」
映画部顧問:「僅差だが、今回の大会提出作品は『令和のかぐやちゃん』に決定だ」
華蔵閣みれい:「んなっ………! なななななな…!!」
菜花かざり:「わっ……!」
葛城まつり:「おお……!やった!勝ってるよ、私達っ!」
稲波なみ:「おお……!すごい、すごいよっ!」
湖東まき:うんうんと頷いている。
菜花かざり:「わぁ~~いっ!」
雨宮あむ:「……」
華蔵閣みれい:「『縦浜のオードリーヘップバーン』たる私の製作総指揮アンド主演映画が負けるだなんて……」
華蔵閣みれい:レースのハンカチを両手で力の限り引っ張りながら、ぶるぶる震えています。
映画部顧問:「どっちも気合の入りっぷりはなかなかだったが、荒いところはもちろんまだまだ多いな」
菜花かざり:皆と手を合わせて喜んでいる
稲波なみ:「みずきちゃん、いくみちゃん、おめでとう!」
映画部顧問:「特に脚本。どっちもやりたい要素を詰め込み過ぎてたな。削ってまとめるのも大事な技術だぞ」
華蔵閣みれい:「くぅっ…」
菜花かざり:「あー……盛り盛りでしたからね」
映画部顧問:「その上で、だ。どっちも主役の少女をメインに撮る映画だった訳だが」
映画部顧問:「内面の作り込み、もしくは作り込んだ内面をどう魅せるか。そこで違いが出たというところだな」
稲波なみ:「そうだったんだ……」
菜花かざり:「あっ、寝てたからわかってなかったんですね…」
映画部顧問:「勿論個々人の好みはあるし、単に華蔵閣チームが根間チームより下手だったという訳でもない」
映画部顧問:「ただ、今回より共感や好感を集めたのは『かぐやちゃん』の方だった、ということだろう」
映画部顧問:「ひとまず講評はここまで。どっちもお疲れ様」
GM:顧問がポンと手を叩くと同時に、押さえつけられていたのが弾けたようにみずきが立ち上がる。
根間みずき:「かざりちゃ~~~~~ん!!!」
菜花かざり:「みずきちゃん!」
根間みずき:「ありがと~~!!勝てたよ~~~~~!!」
根間みずき:「かざりちゃんたちのお陰だよ~~~~~!!!」 勢いのままかざりに抱き着く。
菜花かざり:「勝てました~~~!!」
菜花かざり:「わっ!」
菜花かざり:「もう、そんな事を言って、みずきちゃんだってずっと頑張ってたでしょう?」
菜花かざり:ぽむぽむと抱きしめて背中を叩く
根間みずき:「それでもだよ~~……かざりちゃんが居なかったら、ラストシーンが決まってないんだもん……」
菜花かざり:「えへへへ」
菜花かざり:「改めて見ると、ちょっと恥ずかしくもあったんですけど……」
菜花かざり:「はい。『かぐやちゃん』らしくやらせてもらえて、良かったです!」
根間みずき:「うん、うん!こっちこそ!」
根間みずき:「かざりちゃんに『かぐやちゃん』になってもらえて良かった!」
華蔵閣みれい:そこにコツコツとモデルウォークで近寄っていきます。
華蔵閣みれい:「…ふん。どうやら、今回はあなた達の作品の方が認められてしまったようですわね…」
華蔵閣みれい:「結果は結果。清く正しく美しい『縦浜のオードリーヘップバーン』たるもの、真摯に受け止めますわ」
華蔵閣みれい:さらりと髪をかき上げる。
菜花かざり:「みれいちゃん!」
華蔵閣みれい:「ええ、かざりさん!」
華蔵閣みれい:「あなたの演技…一度きりの奇跡、ではなかったようですわね。悔しいけれど、あれを見せられては、認めるしかないですわ…」
華蔵閣みれい:「……しかし、ひとつ聞きたいですの」
菜花かざり:「!」
菜花かざり:ぴん、と喜びを表すように髪が揺れる。
菜花かざり:「聞きたいこと?なんでしょう?」
華蔵閣みれい:「映画の最後の方、かぐやちゃんが月に帰るか地球に残るかを決断するシーン…」
華蔵閣みれい:「台詞のひとつひとつが、心から生まれているかのような…非常に迫力のあるシーンでしたわ」
華蔵閣みれい:ごくりと生唾を飲む。「いったい、何を考えていれば、あんな演技ができますの…!?」
菜花かざり:「……ううん、何を考えていれば、ですか」
菜花かざり:ふむ、と顎先に人差し指を添えて、思い出すように悩んだ後。
菜花かざり:「……あれは、演技じゃなかったんだと思います」
菜花かざり:「きっと、本当はかぐやちゃんも月に帰って、皆もちょっとだけ悲しむけど、それでもそれが一番悲しむ人が少ないよ、なんて」
菜花かざり:「そんな事を考えていた……ん、だと思います」
菜花かざり:「ただ、それってつまらないじゃないですか」
華蔵閣みれい:「つまらない…?」
菜花かざり:「はい。皆がちょっとずつ悲しいけど、それが一番いい。なんてきっと嘘です」
菜花かざり:「だって、皆が笑ってるのが、絶対一番良いんですから」
菜花かざり:「誰かに言われるままじゃなくて、自分がわがままを言うことで、皆で笑えるかもしれない」
菜花かざり:「あの時、そう思って……"かぐやちゃん"はそう思ったから、言えたんだと思います」
菜花かざり:「だからごめんなさい、演技とかじゃないんですけど」
菜花かざり:「『皆を幸せにしたい』。私もかぐやちゃんもそう考えてたから、言えたんです」
菜花かざり:「…………ええと、参考になりました?」
華蔵閣みれい:「……ええ」扇子でバサッと口元を隠しつつ、不敵に笑います。
菜花かざり:「よかった」へにゃり、と照れたように笑います
華蔵閣みれい:「ふん。あなたのような方が、皆の中心にいたから…。だから」
華蔵閣みれい:「映画が終わった後、みんなすごく幸せそうに笑っていたのですわね」
華蔵閣みれい:「…ふん! この反省は、次回作に生かします! 私は無敵の『縦浜のオードリーヘップバーン』!」
華蔵閣みれい:踵を返す。「いいですこと? 次は負けませんわよ! オーホッホッホ!」
菜花かざり:「あはは、さすがですねぇ」
菜花かざり:「今度は勝負じゃなくて、共演ならいいですよ~」
菜花かざり:とその背中に声を投げる
菜花かざり:「……ふや~」
菜花かざり:みれいさんが立ち去ると同時に、少しの緊張が口から漏れる
菜花かざり:コンペ結果を終えて、部員や審査員の人々も撤収の空気。
菜花かざり:みれいちゃんとの会話を見守ってくれてたみずきちゃんも、他の子達と楽しそうに騒いでいるのを見る
菜花かざり:「…………」
菜花かざり:コッソリ。
菜花かざり:映写機の操作端末を見様見真似で動かす。
菜花かざり:暗幕が取られ、スクリーンに薄くなった映像がちょっとだけ表示される。
菜花かざり:エンドロール前、髪を解いた私……"かぐやちゃん"が、堂々と、楽しそうに。
菜花かざり:「……………」ずっと結果が気になって、ゆっくりとは見れてなかったシーンをじーっと眺める。
菜花かざり:「♪~」
菜花かざり:楽しそうに鼻歌を歌いながら、皆の方に合流した。


ED2/全員

GM:縦浜市、華蔵閣家。
GM:縦浜島でも指折りと言われる広さを持つ華蔵閣邸。
GM:常日頃から映画部の打ち上げによく使われるそこに、今日は君達も招かれている。
華蔵閣みれい:「いつもは、映画部だけで開催してるんですけども…今回の優勝者は、あなた達ですものね」扇子をファサファサ仰ぎながらきみ達を見て言います。
華蔵閣みれい:「せっかくですし、どうぞ楽しんでいって。そして私のすばらしさを改めて知るといいですわ!」
華蔵閣みれい:「ごちそうもたくさん用意してありますのよ。オーホッホッホ!」
華蔵閣みれい:広間に並べられたテーブルには、たくさんの軽食や飲み物が揃えられており、立食パーティのようになっている。
根間みずき:「じゃあ改めまして、かんぱーーーい!」
根間みずき:右手に持ったジュースのグラスを勢い良く掲げる。
葛城まつり:「わーい、かんぱい!」ジュースの入ったグラスを掲げて、近くの友達同士でこつんと当て合う。
稲波なみ:「かんぱーい」両手で持ったグレープジュースのグラスを軽くこつん、と。
菜花かざり:「かんぱーい!」オレンジジュースのグラスを軽く当てる
湖東まき:ちょっと肩をすぼめながらグラスを掲げる。
雨宮あむ:「……」会場の隅、押し付けるように渡されたジュースをちびちびと飲んでいる。
葛城まつり:「それにしても……すっごく広いお家だねえ」ごちそうよりも屋敷の装飾とかにきょろきょろと目が行っている。
稲波なみ:「すごいよねえ」
河西いくみ:「そうなんです。いっつも打ち上げは華蔵閣さんのお家にお邪魔してて……」
菜花かざり:「この人数で打ち上げって、お店とか行くんだと思ってました」
菜花かざり:「やっぱり慕われてるんですねえ、みれいちゃん」
河西いくみ:おずおずと掲げていたグラスからちびちびジュースを飲んでいる。嬉し泣きのせいで目元が赤い。
葛城まつり:「これだけ広いと、どこかに隠し部屋や秘密の通路なんかもあったりするのかな……」心なしかそわそわ。
稲波なみ:「勝手に探検しちゃダメだよ~?」
菜花かざり:四角く切られた小さいサンドイッチを食べてみる。たまご。
菜花かざり:「迷ったら怒られますよ~?」
葛城まつり:「し、しないよっ」びくっとして、誤魔化すようにグラスに口をつける。
華蔵閣みれい:いまは自分の映画チームのメンバーに囲まれて高笑いしています。
稲波なみ:「本当かなあ」といいながら、みんなのお皿に勝手にサラダを取り分けている。
雨宮あむ:勝手に取り分けられたサラダを黙々と食べている。
菜花かざり:チーズが多めの部分をアイコンタクト。
湖東まき:「あっ、ありがとう」
葛城まつり:「どうしてもやりたくなったら、ちゃんとお願いして許可をもらうから……あっ、なみちゃんありがと」
稲波なみ:「はいはい」っと、チーズの部分をとってあげる。
菜花かざり:「へへ、ありがとうございます」
菜花かざり:「こんなに食べ物も用意されてるなんて、執事さんとかいそうですね~」
根間みずき:「ああー、執事じゃないけどお手伝いさんは居た気がするよ」
稲波なみ:「執事とお手伝いさんって違うの?」
河西いくみ:「ええと……格好とか、性別とかが違うんじゃないですか……?」
菜花かざり:「お嬢様に苦言を呈するかどうか、とかですかね?」
菜花かざり:「なるほど」
葛城まつり:「執事さんのほうがなんか、家に一生をかけて仕える!ってイメージあるかも」
稲波なみ:「ふんふん」
稲波なみ:ほわほわと想像している。
葛城まつり:よくわかんないけど、とぼやきながらローストビーフとサラダをもそもそとかき込む。
菜花かざり:ジャムが中央に載せられたロシアンクッキーをかじる。
菜花かざり:「今回男の子の格好した3人なら、執事も似合いそうですね」
湖東まき:ぶどうジュースをちびちびと飲みながら、辺りに視線をさまよわせている。広い空間でよく知らない人たちがにぎやかにしているので少し落ち着かない。
根間みずき:「確かに!そういう話も考えてみようかな~」
湖東まき:「……終わったばっかりなのに、もう次の話?」
稲波なみ:「すごいなあ。どんどん浮かんでくるの?」
菜花かざり:たまに話の輪から出て、別グループが食べているお菓子を分けて貰ってくる。
菜花かざり:「熱心なんですね!」
稲波なみ:トレビスをもくもくしている。
根間みずき:「まあ今回やっと自分の主導で話を考えられたからね……。正直病みつきになりそうっていうか」
稲波なみ:「おお……」
菜花かざり:「おぉ、なるほど」
根間みずき:「合同で作るのももちろん楽しいんだけどね?自分だと思いつかないアイデアを出し合う感じとか」
菜花かざり:「みれいちゃんは脚本も担当でしたっけ。引っ張っていくタイプなんですね」
根間みずき:「でも一から十まで自分で考えるのはやっぱり楽しい……って、今回は十まで考えられなかったけど!」
菜花かざり:「十は任せてもらいましたね!私も楽しかったです」
河西いくみ:「脚本にも関わってるって感じですね。やることがすごく多い人ですし」
菜花かざり:「ははぁ……みれいちゃんの日常をそのまま撮るだけで映画になっちゃいそうですね?」
葛城まつり:「次に部内コンペがあったら、君達の方に来てくれる人も増えるかな。こんなにすごいものが作れる、って示せた訳だし」
根間みずき:「だと良いなぁ……毎回皆に頼るわけにも行かないし」
河西いくみ:「私一人だと、やっぱり小道具は見劣りしちゃったしね……」
稲波なみ:「今回のも良い結果になるといいよね~」
菜花かざり:「本番は大会ですものね~」
菜花かざり:「それに………私は、また頼っていただいても構いませんが」
菜花かざり:「あ、必要でしたら、ですけどね?」
菜花かざり:髪の毛をくるくるといじる
根間みずき:「ふふ~。かざりちゃん、演じる楽しさに目覚めちゃった感じ?」
根間みずき:「もしそうなら、映画部はいつでも新人部員募集中だよ!」
菜花かざり:「えぇ~と……少しだけですが?」
菜花かざり:「普段言えないような台詞を言うのとか…」
菜花かざり:「あっ、でもたまにですよ?たまに!」
菜花かざり:「放課後はやることもありますのでっ」
根間みずき:「そっかそっか。じゃあまた似合う役があったらお願いしちゃうかも!」
菜花かざり:「はいっ。お任せください」
河西いくみ:「あっ、あの!こ、湖東さんも、あ、もし良ければですが」
河西いくみ:「また、絵を教えてもらったり、とか……」
湖東まき:「……!」ぱっと顔を上げる。「うん」
湖東まき:「今回みたいなお手伝いでよければ……いや、ただの練習とかでも」
湖東まき:「わたしも、また何か一緒にできれば楽しい、かも。いろいろ刺激にもなったから」
河西いくみ:「……!はい、ぜひ!」 ぱあぁっと目を輝かせながら頷く。
湖東まき:小さく笑って。
湖東まき:「あ、だけど……」
湖東まき:「……あの。雨宮さんは?」
湖東まき:やや躊躇いがちにしつつ、輪から少し離れている少女に声をかける。
湖東まき:「今回は役者さんで、それもすごく素敵だったけど」
雨宮あむ:「……?」目立たないようにしつつ、常に会場の会話には耳を傾けていた。そちらを見て僅かに怪訝な顔をする。
湖東まき:「今度機会があったら、その」
湖東まき:「一緒に、絵……描いたりしてみない……?」
雨宮あむ:「……どうして?」
雨宮あむ:「目的は?何の為に?」
湖東まき:「……どうしてかって言うと」
湖東まき:「雨宮さんの絵もすごく上手だし。河西さんも、せっかく練習するなら色々な人から教わった方がいいと思うし」
湖東まき:「それに、みんなで一緒に描いたら、新しい発見があるかもしれないな、って」
雨宮あむ:「……」
湖東まき:俯きそうになりながらも、じっと彼女の目を見て言う。
湖東まき:河西さんから指導役を請われ、嬉しく感じる一方で後ろめたさもあった。映画部で顔を合わせた時はより一層だ。以前のコンクールでより評価されていたのは彼女なのだから。
雨宮あむ:「……あなたは、私のことをライバルと呼んでいたはず。それはつまり……絵を描くという行為において、敵として認識しているということ」
雨宮あむ:「敵と一緒に絵を描いて、自ら手の内を晒すことは……あなたにとっては損になるのではないかしら?」
湖東まき:「そうだけど、ちょっと違う、かな」
湖東まき:「わたしの勉強にだってなることだし、それと」
湖東まき:「雨宮さんより上手な絵が描けるようになればそれでいい、ってわけじゃないもの」
湖東まき:「……だから、えっと。一時的な協力、みたいな感じで」
雨宮あむ:「……成程」
雨宮あむ:「他の敵と戦う為に、私から技術を学ぼうということね」
湖東まき:「まあ、そう言えなくもないのかな……?」
雨宮あむ:「単純な技術で言えば、既にあなたの方が上だと思うけれど……分かったわ。そういうことなら理解は出来る」
雨宮あむ:「私にもメリットがあることだから、承諾させて貰うわ」
湖東まき:ほっと安堵する。「……うん。ありがとう」
湖東まき:「あっ。勝手に話しちゃったけど、河西さんもよかった?」
河西いくみ:「あ、はい!もちろん!色んな人から教われるの勉強になりますし……」
湖東まき:再度ほっとする。「じゃあ」
湖東まき:「今後とも……よろしく、お願い、します」
湖東まき:緊張で顔を赤く染めたまま、ぎこちなくお辞儀。
河西いくみ:「こ、こちらこそよろしくお願いします!」
雨宮あむ:「よろしく」顔色を変えないまま、二人に目礼する。
河西いくみ:こちらも勢い良くお辞儀。
葛城まつり:「あむちゃんも、お疲れさま~」彼女らが去った少し後、雨宮さんの傍にふらりと寄ってくる。
雨宮あむ:「……まつり」足音で気付いて「疲れてはいないわ」
葛城まつり:「そうなの?でも、頑張った人にはこうやって挨拶するものなんだよ」
雨宮あむ:「……そうなの?」労いの言葉など、他人に掛けたことも掛けられたことも無かった。
雨宮あむ:「それじゃあ……お疲れ、さま」
葛城まつり:「ふふ。ありがと」にこーと笑う。
葛城まつり:「……ねえ。聞いても良い?今回の、映画撮影のこと」
雨宮あむ:「良いけれど……何かしら」
葛城まつり:「あ、えっとね」
葛城まつり:「あむちゃんにとって、ちゃんといい思い出になったかな……?って」
葛城まつり:「それを、聞きたくて」
雨宮あむ:「思い出……」一瞬怪訝な顔をして「……ああ」
雨宮あむ:>雨宮あむ:「フィルムに姿が残ることが何よりの報酬だから。必ず思い出に残る一作に仕上がると思うし」
雨宮あむ:(あんな出まかせを覚えていたのか……)
雨宮あむ:「……そうね……」
雨宮あむ:「私にとって、何もかも初めてのことだったわ」
雨宮あむ:「脚本は私の趣味ではなかったし。後から気付いた点も多かった」
雨宮あむ:「だから、そうね……」少し考えて
雨宮あむ:「……次に機会があれば、もっと上手くやるわ」
雨宮あむ:「……。……答えになっていないかしら」
葛城まつり:「んん……そういうわけじゃ、ないけれど」
葛城まつり:難しそうな顔をして、少し難しそうに考え込んで。
葛城まつり:「……あむちゃんはさ」
葛城まつり:「その、笑わないよね……と思って」
雨宮あむ:「……」
雨宮あむ:「……?」
雨宮あむ:「それが、何?」
葛城まつり:「だって……私達は、今回の映画撮影が楽しくて、勝てたことも嬉しかったから」
葛城まつり:「でも……あむちゃんが、そういうのを感じてないんだったら」
葛城まつり:「なんだか……それって、置いてけぼりにしてるみたいで」
葛城まつり:「これでいいのかな……って。思っちゃったりして……」
雨宮あむ:「……」まつりの顔をじっと見る。
雨宮あむ:その表情を見ていると、何か得体のしれない、落ち着かない気分が湧いてくる。
雨宮あむ:「……別に……否定の意思を示しているわけじゃない」
雨宮あむ:「元々……笑わないだけよ」
葛城まつり:「……そう、なんだ?」不思議そうにまばたきをする。
葛城まつり:「楽しい時とか、嬉しい時にも?」
雨宮あむ:「……そういうことは……よく分からない」僅かに視線を逸らす。
雨宮あむ:「父、に……褒められた時は、嬉しいけれど」
雨宮あむ:「笑うようなことでは、ないし……」
葛城まつり:「……ううん。そう、かな」
葛城まつり:「でも……そういう時に笑ったりして、自分の気持ちを伝えるのって」
葛城まつり:「素敵、っていうか……ええと……」視線を彷徨わせて、彼女に通じるような言葉を探す。
葛城まつり:「『メリットのある』こと、だよ?」
雨宮あむ:「……そういうもの?」
葛城まつり:「そう思うよ。だって……お父さんだって、あむちゃんが褒められて喜んでるって分かったら」
葛城まつり:「自分が褒めた意味はあったんだな、って分かって、安心できるだろうし……」
葛城まつり:「えっと、そうしたら……あむちゃん自身にとっても、また褒めてもらえる機会が増える、かもしれない……でしょ?」
雨宮あむ:「……」きっとそれは無いだろうと思う。不遜にもダラク様の前で笑うなどすれば、不興を買うに決まっている。
雨宮あむ:「……分かったわ」けれど、頷く。
葛城まつり:いつも論理だって、ドライな損得で価値を測る彼女に伝わるように。慣れない言葉を選びながら話してみる。
雨宮あむ:「まつりがそう言うのなら……今後は努力してみる」
葛城まつり:「あっ……」ぱっ、と表情が晴れやかになって。「ふふ。じゃあ、楽しみにしてるね!」
雨宮あむ:「……それと……」
葛城まつり:にこー、と曇りなく微笑む。
雨宮あむ:「勘違いしないで」
葛城まつり:「……勘違い?」
雨宮あむ:「私は、別に……その……」
雨宮あむ:「……置いてけぼりにされている、だとか……」
雨宮あむ:「そういうことを、感じているわけじゃ……ないから」
雨宮あむ:いつになくたどたどしく口にする。
葛城まつり:「あっ、良かった!……や、ごめんね、気を使わせちゃって」
葛城まつり:「その……自分が楽しくなって、ついつい一人で先に行っちゃうの。昔から、私のよくない癖なんだ」
雨宮あむ:「……いえ。私も……」
雨宮あむ:言い掛けて、はっと口を噤む。
雨宮あむ:(……今……)
雨宮あむ:(……何を言おうとした?僕は……)
雨宮あむ:愕然として、眩暈を覚えるような気がした。
葛城まつり:「だから……うん」
葛城まつり:「もし、どこかで私が……自分で気づかないうちにそうなってたら、教えてくれると嬉しいかも」
葛城まつり:「あむちゃんは冷静で、周りがよく見えてるから……そういうの、すぐ気付きそうだし」
葛城まつり:「友達だからって、遠慮はいらないからね。こう、ビシーッとやってくれていいから!」
雨宮あむ:(……友達……)
雨宮あむ:「……。……ええ……」言葉の内容は殆ど耳に入らず、生返事を返す。
雨宮あむ:「……話はもういいかしら。少し……」
雨宮あむ:息を吐く「……気分が悪くて。風に当たってくるわ」
葛城まつり:「あっ、そうなの……? 付き添いとか、大丈夫?」
葛城まつり:心配そうに覗き込もうとする。
雨宮あむ:「……大丈夫だから。あなたはここにいて」静かに、だがどこか有無を言わせぬ圧のある口調。
雨宮あむ:「……それじゃ」顔を背けるようにして歩き出す。
葛城まつり:「あ……うん。無理しないでね……?」心配そうに、小さく手を振って見送る。
雨宮あむ:動悸がする。パーティの談笑と自分の靴音とが、いやに反響して聞こえる。
雨宮あむ:硬い床の上を歩いているはずが、一歩足を踏み出すごとに、深い沼に足を取られて沈み込んでいくような気がした。
雨宮あむ:(……ダラク様……)
雨宮あむ:救いを求めるように、最も大切な主のことを考えようとする。
雨宮あむ:かつては一片の曇りもなく純粋だったはずのその意識に、今は真水に絵具を溶かしたように、不純なものが入り込んでいる。
雨宮あむ:学校での生活。街の人々の暮らし。映画の撮影。プリピュア達の姿。笑顔──
雨宮あむ:曇っていく。澱が重なり沈殿するように、明瞭だったはずの自分の中身が、得体の知れないものに侵されていくのを感じる。
雨宮あむ:「……プリピュア……」
雨宮あむ:通路の途中で屈みこみ、足を止める。制服の胸元を握り締め、憎悪に表情を歪ませる。
雨宮あむ:「僕に、一体、何をした……」


Master

GM:縦浜島、暗黒の地。
GM:荒れ果て、静まり返った大地。周囲にはいたるところに邪気が渦巻き、瘴気によって侵された植物が歪に生えている。
GM:朽ちた建物だけが残る寂しい光景の中に、複数の人影が立っている。年若い男女に見えるそれらは、それぞれ苦々しい表情であった。
ニーフィ:「……で?しくじった連中が揃いも揃ってどの面下げてる訳?」
カータ:その腰にしがみつくようにして顔を覗かせ、おずおずと他のものを見つめている。
シザーリオ:「そう言う貴様らは人のことを言える成果を上げられているのか?」
レイダー:「その通りだ。てめえらだってこの間逃げ帰ってきたんだろうが」
カータ:「ぴぃっ」顔を引っ込める。
ニーフィ:「はっ。アタシ達は今回新しいリボンを持ち帰ったわよ」
ニーフィ:「以前の離島で見つけたのも合わせてこれで二つ。アンタ達に文句を言われる立場ではないはずだけど?」
シザーリオ:「端役を振られてそれだけ自慢できるのは大したものだな。人の脚を引っ張るのも仕事の内か?」
ニーフィ:「負け犬の遠吠えもここまで来ると笑えるわね。他人の成功を僻むアンタの方が脚を引っ張る側でしょう」
シザーリオ:「プリピュア共の情報収集なら、当然僕もこなしている。与えられた仕事を達成するのは自慢になどならんということだ」
シザーリオ:「吠えるのならばせめて弟の躾でも成してからにすることだな」
カータ:「ぴゃあ…ぼ、僕はなんにも悪いことしてないよ~~~!良い事もしてないけど…」
ニーフィ:「一回黙ってなさい、カータ!」 べしっと弟の頭を叩いて。
カータ:「ぴゃうん!」
ニーフィ:「まあ?シザーリオは確かに仕事が違うでしょうね。手際が悪いのか随分時間がかかってるけど」
ニーフィ:「じゃあ与えられた仕事をしくじって、だんまりしてるアンタ達はどうなの?」
ニーフィ:男二人を睨み上げるようにして。
レイダー:「あぁ?」ギロリと睨み返す。
トーラ:「確かに想定通りの効果は出なかったけれど、それを失敗の一言で表されるのは不本意だな」
レイダー:「失敗作だろうが、あんなもの!」
トーラ:「おや。君の行動に支障を出したのは事実だけど、その分力を与えても居ただろう?」
レイダー:「デカい出力が出たとしても、コントロールできないなら何の意味もねえんだよ」
トーラ:「コントロールできなかったのが"ダストカラー"だけのせいだと言いたいのかな?」
レイダー:「んだとお?」
レイダー:胸倉を掴みかかろうとする。
トーラ:「肉体面の耐久を買って君に実験体を申し込んだのだけど……。重視すべきは精神面だったかな」
トーラ:掴みかかられながらも気にした様子もなく思考を巡らせている。
レイダー:「ふざけんじゃねえ…!」怒りのまま、拳を振りかぶります。
GM:言い争いの声ばかりが響く中、黒いエネルギーが形を成そうとするかのように凝縮されていく。
ダラク様:『―――控えろ』
シザーリオ:「!」即座に跪く。
レイダー:「…ッ!くそ!」トーラを突き飛ばすようにしてから跪く。
トーラ:突き飛ばされてややよろめきながらも膝をつき首を垂れる。
ニーフィ:「……」 今回は周りの様子を見ている側だったので余裕があった。既に跪いている。
カータ:「ぴぇえ」ぺしゃっと頭を両手で覆いながらしゃがみこむ。
ダラク様:『―――報告を』
ニーフィ:「まずは私から。離島の一つにて、再び"ギフトリボン"を発見いたしました」
ニーフィ:「色は薄い青。これで我々が所有するリボンの総数は3となります」
カータ:「ぼ、ぼ、僕ら、だから、がんばっててすごいんです!」
ニーフィ:「目標である過半数の4にもあと1つまで迫りました。その1つも必ず近いうちにお目にかけましょう」
カータ:コクコクと後ろでしきりに頷く。
ダラク様:『度重なる成果、大儀である。次の報告にも期待しよう』
ニーフィ:「有難きお言葉」 深く頭を垂れながら、ひっそりと息をつく。
カータ:「あっあっあっ」ならって、一緒に頭を下げる。
カータ:「うぇええ…お、怒られない…よかったぁ……」小声で零しています。
トーラ:「次は私が。研究中であった、"ギフトリボン"の改造兵器"ダストカラー"が試用段階に入りました」
トーラ:「このために最初に発見された"ギフトリボン"を利用し、闇の力によって汚染。装着することで更なる力を引き出すことを可能としました」
トーラ:「しかし、その力を完全に御することは難しいようで。……この先はテストを実行したレイダーから頼めるかな」
レイダー:「ああ…?」あからさまに苛々した顔でトーラを睨みつけた後。
レイダー:「チッ…、あれは…。装着することで大いなる闇の力を行使することが可能になるが…」
レイダー:「そのぶん、使用している者の理性が完全に失われ、まるで"ダストカラー"の支配下にあるような…戦意だけで動く人形のような状態になります」
レイダー:「…先日、プリピュアの討伐を試みましたが、失敗。ダストカラーの性能の不備によるところが大きいかと」
GM:言い終えると同時、トーラとレイダーの二人を地面へ叩きつけるかのような重圧が襲う。
レイダー:「…ぐあッ……!」有無を言わさず頭を垂れさせるような、見えない質量に身体が地に叩きつけられる。
トーラ:「か、は」 跪いたその姿勢のまま地へ圧しつけられ、白衣が土埃に塗れる。
シザーリオ:「……」地に伏せ苦しむレイダー達の姿を目にし、
シザーリオ:「……お」
シザーリオ:「お待ちください、ダラク様」緊張した声を発する。
レイダー:「くッ……」歯を食いしばる。強く握りしめた拳が怒りに震える。
シザーリオ:言ってから、そのことに自分で驚く。
シザーリオ:「……不規則発言をお許しください。ですが……」
レイダー:(シザーリオが、ダラク様に口出しを……?)驚いた視線を向ける。
シザーリオ:「……今回、僕はレイダーの戦闘を確認し、回収も行いましたが……」
シザーリオ:「今回のレイダーの敗北は、当人の実力によるものでなく、"ダストカラー"の欠陥によるところが大きいと考えられます」
シザーリオ:「そもそも、今回の目的はプリピュアの討伐ではなく、“ダストカラー”の性能テストであり……」
シザーリオ:「また、“ダストカラー”は未だ未完成ながら、その出力自体は確かに有用性を認められるものでした」
シザーリオ:「今回得られたデータがあれば、今後必ずプリピュアの打倒に向けた更に有用な装備が開発できるはずです」
シザーリオ:「……故に……二人の働きは評価に値するものであり……これ以上の罰は、不要かと存じます」
ダラク様:『―――誰が』
ダラク様:『誰が貴様に意見を許した?』
GM:再び瘴気が蠢く。主に異を唱える者を打ち据えようと。
シザーリオ:「ッ……申し訳、ありません」
シザーリオ:(今……何をした?あの二人を庇おうとしたのか?)
シザーリオ:(馬鹿な……そんなことをして、僕に何の得がある……?)
シザーリオ:「僕は、がっ……!」重圧に捻じ伏せられ、床に叩きつけられる。「ぐ、ぁ……!」
ダラク様:『不完全な品で試用に踏み切ったこと。試用を任されながら敗北し試作品を奪われる危険に晒したこと』
ダラク様:『どちらも罰に値する罪である。しかし』
ダラク様:『主の意も解さぬままその行いに口を挟む、己の分を踏み越えた所業』
ダラク様:『何よりも深い大罪だと心得よ』
シザーリオ:「……ッ……」みしみしと骨が軋む音。肺が押し潰され、上手く呼吸が出来ない。
レイダー:「……!」 唖然とその光景を見つめている。
シザーリオ:「申、し……訳……」掠れる声でなんとか声を発する。「ありま、せん……ダラク……様……」
シザーリオ:ただ頭を垂れ、主に許しを請う。
ダラク様:『お前には期待をかけていたが。それ故に少し甘くしすぎたようだ』
ダラク様:『己の分を超えることが無いよう、振る舞いを改めろ』
シザーリオ:「……はい……。この、シザーリオ……堅く銘肝いたします」全身を引き裂かれるような痛みに耐えながら、声を殺して頭を下げ続ける。
GM:その言葉を聞き終えてようやく、体にかかっていた重圧が霧散する。
シザーリオ:「……ッ、は……」
シザーリオ:ようやく解放されるが、まともに動くことも出来ない。その場に蹲ったまま、必死に呼吸を整える。
GM:シザーリオの様子も気に掛けないまま、ダラク様は言葉を続ける。
ダラク様:『次の指令を与える』
ダラク様:『ニーフィ、カータは引き続き捜索を。次なる成果を期待する』
ニーフィ:「かしこまりました」
カータ:「は…は…はひぃっ」
ダラク様:『トーラも変わらず"ダストカラー"の開発を急げ。レイダーも協力せよ』
ダラク様:『貴様らの失敗だ。貴様ら自身で拭って見せろ』
レイダー:「…了解」
トーラ:「ご随意に」
ダラク様:『そして、シザーリオ』
シザーリオ:「……はっ」
ダラク様:『プリピュアに関しての情報収集はもう良い。十分に終えた頃だろう』
ダラク様:『かつての貴様の言葉を果たすときが来た』
シザーリオ:「……!」思わず顔を上げる。「それは……」
ダラク様:『お前一人で、四人のプリピュアを、亡き者に出来ると』
ダラク様:『そう吠えたな?』
シザーリオ:「……はい。確かに申し上げました」
ダラク様:『ならば、叶えてみろ。我が眼前に、プリピュア共の亡骸を並べ』
ダラク様:『妖精と勝利を献上してみせよ』
シザーリオ:「……」
シザーリオ:僅かに瞑目する。
シザーリオ:分かっていたことだ。いずれ来たる時が来た。それだけのこと。
シザーリオ:先の戦いでも、自分は彼女たちを倒す気で戦っていた……そのはずだ。今更なことだ。
シザーリオ:「……確かに、承りました」
シザーリオ:「このシザーリオ、約定を果たし……必ずやプリピュアを亡き者とし、偉大なるダラク様に勝利を献上いたします」
シザーリオ:「……ただ……」
シザーリオ:「……ダラク様。恐れ多くも、一つだけ……質問をお許し頂けないでしょうか」
GM:呼吸一つ分の間が空いて。
ダラク様:『問うてみろ』
シザーリオ:「ありがとうございます」深く頭を垂れ
シザーリオ:「……我々ハウンドは、ダラク様の来たるべき復活に向け、この身、この魂を捧げる所存です」
シザーリオ:「故に……お聞かせ頂きたいのです」
シザーリオ:「ダラク様が復活を果たされた暁には、何を成そうとなされているのか……この世界を、どのようにされるお心算なのか」
シザーリオ:「是非、それを……この不肖の臣下にお教え頂けないでしょうか」
ダラク様:『―――我の復活。それは闇の力の復権を意味する』
ダラク様:『人間が蔓延り、くだらない感情が溢れ、雑多な色に塗れたこの世界を、闇の一色によって塗りつぶす』
ダラク様:『我をこの地へ縛り付けた楔を断ち、その他のあらゆる楔をも絶つ』
ダラク様:『すなわち、世界のあらゆる絆を断ち切り、我等が闇の力によって全てを支配する』
ダラク様:『闇の理想郷へと創り返るのだ』
シザーリオ:「……」
シザーリオ:静かに目を閉じる。
シザーリオ:何もかもを塗り潰す、暗黒の闇。
シザーリオ:それは今も胸の内を苛み続ける、この不快な感覚をもきっと黒という一色へと呑み込んでくれるだろう。
シザーリオ:そうすれば、自分はまた昔のように、何も迷わずに済む。
シザーリオ:純粋な、研ぎ澄まされた刃へと。プリピュアに汚される前のシザーリオへと、戻ることが出来るはずだ。
シザーリオ:それは今の自分にとって、救いであり、福音に思えた。
シザーリオ:「……有難きお言葉をお聞かせ頂き、この身に余る光栄に御座います」
シザーリオ:「このシザーリオ、身命を賭し、ダラク様の素晴らしき理想を果たす嚆矢となって御覧に入れます」
ダラク様:『ああ。我が理想、我らが世界のため。尽力せよ』
ダラク様:『忘れるな。貴様らは何だ』
トーラ:「我等は、ダラク様の忠実なる僕」
レイダー:「我らは、縛られし御身の手足」
ニーフィ:「我らは、妖精を狩る猟犬」
カータ:「我らは、戦士を食らう猟犬」
シザーリオ:「我らは、"ハウンド"」
シザーリオ:「プリピュアを砕くもの」


ダブルクロス・プリピュア:第四話
「皆でまさかの映画デビュー!?目指せ感動の大傑作!」
End

『第三話:リボンを探して何千里!離れ小島の大冒険!!』Prev<| 『第四話:皆でまさかの映画デビュー!?目指せ感動の大傑作!』 |>Next 『第五話:シザーリオ、因縁に決着を!修学旅行で大激突!!』



本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.