ミドルフェイズ7
GM:次は情報収集シーン、全員登場になります。皆さん侵蝕をどうぞ。
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (50 → 57)
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (70 → 79)
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (56 → 65)
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (50 → 57)
GM:翌日、放課後で人が少なくなった教室。
GM:それぞれ妖精との対話を終えた四人は、それぞれが自身の出した結論を話すために自然と集まっていた。
菜花かざり:かちゃん、と教室前後の鍵を内から閉めて、ガタガタと開かないことを確認する。
菜花かざり:「さて、密室です。」
湖東まき:「げ、厳重だね」少し緊張した面持ち。
稲波なみ:きょろきょろとして。「ふふっ」
葛城まつり:「いいね、秘密会議って感じ」
稲波なみ:「なんか秘密会議みたいで……ね」
葛城まつり:「お、気が合った。なみちゃんもそういうトコあるんだなあ」にやにやしている。
稲波なみ:「うん。みんなでなんかこうやってやるの、楽しくない?」
菜花かざり:「お家に集まるのともちょっと違ったワクワクがありますね」
稲波なみ:「ね~……だから……」
稲波なみ:「……」
稲波なみ:「すう……」
葛城まつり:「そうだねえ。でも」ちらっと気にするように扉の外を見やり
菜花かざり:「てい」なみちゃんを揺する
葛城まつり:「勝手に鍵閉めてるの、もし先生に見つかったら怒られそうだな。ゆくゆくは別の場所も開拓したいかも……」
稲波なみ:「わわっ」
菜花かざり:「です。あんまり遅いと先生が見回るかもですので、ゆるーく時間制限もあるのです」
菜花かざり:「なので寝ている時間はありませんですよ、なみちゃん。」
湖東まき:「えっ。寝てたの」
葛城まつり:「え、嘘。寝るの早いね……?」
稲波なみ:「うん。おはよう……?」
稲波なみ:「ごめんね、何の話だっけ」
菜花かざり:「ゆったりとお話できないので、本題に入りましょう。というお話です」
菜花かざり:「つまりは、プリピュアについてですね」
稲波なみ:「あ、そっか。そうだよね」
湖東まき:おずおずと頷く。
菜花かざり:「そうなのです。各自、あのあと妖精さんと一緒にお話をされた感じ……ですよね?」
菜花かざり:「それを踏まえての決意とか話しておくと良いんじゃないでしょうかー、な主旨でございます」
葛城まつり:「えっと、じゃあ私達から行こうかな?」横目にリアンを見やりつつ。
リアン:「う、うん!」
菜花かざり:「積極的!どうぞ、まつりちゃんとリアンさん。」
葛城まつり:「えっとね。昨日みたいに普通の人達が傷つけられるのも、守り神様が悪いことに利用されるのも」
葛城まつり:「私も、リアンも、見過ごせないなって思ってる」
葛城まつり:「それと……これは個人的な気持ちなんだけど」
葛城まつり:「魔法の力で。この島のみんなを助ける。秘密のヒーローで、伝説の戦士」
葛城まつり:「そんなすっごいポジション、他の人には譲りたくないかな」
稲波なみ:「えっと、じゃあ」
稲波なみ:「プリピュア、やってくれるってこと?」
葛城まつり:リアンの気持ちを慮っていたうちは口にしなかった本音を告げて。
葛城まつり:「うん。私は……私達は、やるよ。プリピュア」
菜花かざり:「おぉー」
稲波なみ:ぱあと顔を輝かせる。
稲波なみ:「聞いた?ウェールシュ!」
稲波なみ:「やってくれるって!」
ウェールシュ:「聞いたルシュ!!」
ウェールシュ:「これで…なみは…一人で闘わずに済む……」喜びでぷるぷると震える。
葛城まつり:「ふっふふ、二言はないよ。これからよろしくね、先輩?」
リアン:「が、頑張るアン!」
稲波なみ:「先輩……先輩かあ……えへへ」
稲波なみ:「な、なんか照れるね」
ウェールシュ:「ふふふ!なみの言うことをしっかり聞くルッシュよ!」
葛城まつり:「でも、私に戦い方とか教えてくれたしなあ」
葛城まつり:「はーいっ」
葛城まつり:微笑みながら応じて、残る二人に視線を向ける。
菜花かざり:「あとは私とまきちゃんですか」視線をパチパチと受けながら。
菜花かざり:「……まきちゃん先行きます?」
湖東まき:「……」ぼうっとした様子で、決意を示したまつりちゃんを見つめていたが。
湖東まき:「はぇっ」
湖東まき:声を掛けられて一拍後に我に返る。
稲波なみ:「……やっぱり、危ないからいやかな」
湖東まき:「あ、えっと」
パーピー:「まき…」顔を上げる。
湖東まき:「……」
湖東まき:「あ、あのっ!」
稲波なみ:「うん?」
湖東まき:「わ、わたし」
菜花かざり:「はい。……まきちゃんがやりたい方でいいと思いますよ。まつりちゃんも既に乗り気ですしね」
パーピー:「ぱっ、パピとまきはたくさん話し合ったパピ!」
パーピー:「だから…、みんなにも、まきの話を聞いてほしいパピ」まきちゃんの頭にふよふよと飛ぶ。
稲波なみ:「大丈夫だよ」
稲波なみ:「ちゃんと聞くよ。聞かせてね」
湖東まき:「…………わたし」
湖東まき:ぐ、と膝の上の手に力を込める。
湖東まき:「おじいちゃんがいて。画家を、やってて」
湖東まき:「……小さい頃から、ずっと、おじいちゃんみたいな素敵な絵を描きたい、って思ってた」
湖東まき:「だから……絵の練習を、頑張りたいって思ってて……」
菜花かざり:「まきちゃんはおじいちゃんのこと、大好きなんですね」
湖東まき:小さく頷く。
湖東まき:「……もし。プリピュアになったとしても、考えちゃうと思うの」
菜花かざり:「絵のこと、ですか?」
湖東まき:「……」
湖東まき:「この時間を、いつか後悔するんじゃないか、って」
稲波なみ:「……」
湖東まき:「だから……」
湖東まき:「みんなのやってることが、大事なのは分かる。すごいと思う」
湖東まき:「でも……わたしは、プリピュアにはなれない」
パーピー:まきちゃんの髪に頬を摺り寄せる。
湖東まき:「ごめんなさい」
湖東まき:頭を下げる。
パーピー:「パピからも、ごめんなさいパピ」一緒に頭を下げる。
稲波なみ:「……」立ち上がる。
稲波なみ:まきちゃんの頭を掴んでぐいっと戻す。
湖東まき:「っ……」
稲波なみ:「あやまることじゃないよ」
稲波なみ:「湖東さんは、大事にしてることがあって、それを大事にしたいって言ったんでしょ?」
湖東まき:「……うん」
稲波なみ:「だったら、わたしは応援するよ」
稲波なみ:「あ、あのね、だから……その」
稲波なみ:「わたし達のことも、応援してくれないかな」
湖東まき:「……」
稲波なみ:「わたし達と出会って、後悔してるって言われたら悲しいから」
稲波なみ:「あの洞窟の船でお掃除して。ご飯を食べて。みんなでおしゃべりして」
稲波なみ:「あと今、こうやってみんなでお話したことも」
稲波なみ:「よかったな~って思ってほしいの」
菜花かざり:「ふふ、そうですよー。まきちゃん」
菜花かざり:「皆、それぞれやりたいことを大事にして、他の人も応援する。」
菜花かざり:「そんな感じで良いじゃないですかー」
葛城まつり:「……自分の行く道は、自分の気持ちだけが教えてくれる」
葛城まつり:おもむろに、胸に手を当てて呟く。
葛城まつり:「私のおじいちゃんの口癖だったらしいの。一度も会ったことはないんだけどね」
葛城まつり:「まきちゃんがそう思うんだったら、そうするのが一番いいし」
葛城まつり:「私だって、自分がこうしたいと思ったからそうした」
葛城まつり:「一人ひとり、目指す景色が違うってだけ。謝る事でも、悲しむ事でもないってば」
湖東まき:「みんな」集った一人一人の顔を見つめて。
湖東まき:その瞳が揺らぎ、ぽろぽろと涙が零れ出す。
湖東まき:「ごめん。……ごめんね」
菜花かざり:「あー、あー。ほら、泣かないでください?大丈夫ですよー」
稲波なみ:「えっ」
葛城まつり:「もう、謝る事じゃないって……」困ったように笑う。
稲波なみ:「泣かないでよ~~~」
菜花かざり:ハンカチを取り出して拭う。
湖東まき:「ううぅぅ」
菜花かざり:「よしよし。それに私、絵の練習って素敵だと思いますよ?新しい世界を作るってことですし」
湖東まき:拭われるままに任せながら。
葛城まつり:「自分の夢のことなんだから、胸張っていこうよ。ね?」
菜花かざり:「そんなに泣かれたら、この後私が断る場合に言いにくいじゃないですか~」
菜花かざり:ちょっと冗談めかしていう。
稲波なみ:「えっ」
稲波なみ:「かざりちゃんも……?」
湖東まき:「だっ、て」
湖東まき:「やる気でしょ、かざりちゃん」
湖東まき:「わかってるもん……」
菜花かざり:「あはっ」
菜花かざり:「あはー……」
菜花かざり:まいったなー、とほっぺをかく。
菜花かざり:「わかっちゃいますか。むう」困ったような笑顔。
菜花かざり:「はい、やる気です。やろうかなーって思ってます」
稲波なみ:「えっと、やる気でしょに分かっちゃいますかってことは……」
稲波なみ:「あ、やるってことだよね?」
菜花かざり:「なるつもりです。プリピュア。」なみちゃんに笑いかける。
菜花かざり:「……ホントは。」
稲波なみ:「えへへ」
菜花かざり:「昨日の時点でまだ乗り気じゃなさそうなお二人が断った事を考えて、安心してください!ってかっこつけるつもりだったんですけどねぇ?」
菜花かざり:「まつりちゃんに良い所、持っていかれちゃいました」
葛城まつり:「あはは……そりゃ悪いことしちゃったな」
菜花かざり:「ホントですよう」つん、と唇を尖らせる。
葛城まつり:「ともあれ、これで3人か。なかなか頼もしいんじゃない?」
稲波なみ:「まつりちゃん、かざりちゃん、よろしくねっ」
菜花かざり:「だから、安心してくださいね。まきちゃん」
菜花かざり:涙を拭った顔を真正面から見る。
菜花かざり:「カッコつけが不発に終わっちゃったので、まきちゃんにすごい所を見てもらうことにしますからっ」
菜花かざり:「見惚れちゃったら、絵にしてくださいね?」
菜花かざり:ぱちり、と片目を閉じる。ウィンク。
湖東まき:「……うん」
湖東まき:赤くなった目を上向ける。
湖東まき:「する。……応援」
湖東まき:「絵にも……たぶん」
湖東まき:「すっごく、綺麗だったから。昨日の……まつりちゃんも、なみちゃんも」
稲波なみ:「本当に?絶対見せてよ~!」
稲波なみ:「わたし、すごい楽しみにしてる!」
葛城まつり:「おっ」すこし目を見開いて。「ふっふふ、照れちゃうな」
葛城まつり:「うん、楽しみにしてる」
菜花かざり:「あっ、先に変身したからってずっこですよ、ずるっこ!」
葛城まつり:「怒んないでよ~」
菜花かざり:「……とまぁ、その印象を乗り越えるというモチベーションを頂いた所で。」
稲波なみ:「モチ?」おもちを想像している
菜花かざり:「まきちゃん。まつりちゃん。……そして、なみちゃん。」
菜花かざり:「よろしくおねがいしますね、これから。」
稲波なみ:ふるふると振り払って。
稲波なみ:「うん、よろしくね、みんな!」
湖東まき:「……よろしく、おねがいします」
湖東まき:「わたしも、お手伝いできることは、するから」
葛城まつり:「うん、チームだもんね。私のことも、どんどん頼ってくれていいからね」
ウェールシュ:「ふむむ」腕組みして訳知り顔で頷く。「話がまとまって良かったルッシュ…。しかし!」
ウェールシュ:「プリピュアとしての本題はここからになるルッシュ!」
稲波なみ:「本題って?」
菜花かざり:「………その本題、なんでなみちゃんが知らないんです?」
ウェールシュ:「プリピュアの皆に探してもらいたいものがあるルシュ。これはなみにはまだ話してなかったルシュ…」
湖東まき:「探しもの……」
稲波なみ:「えっ初めて聞いたよ……?」
ロッシー:「え、まだだったロシ?」
葛城まつり:「えっ、捜し物……?」
ウェールシュ:「ふぬぬ…。なみ一人だと、シンショックと戦うことで手一杯で、話すタイミングが……」
葛城まつり:「私も初耳だなあ」
ウェールシュ:「……まあともかく!聞くルッシュ!」
ウェールシュ:「この島の守り神が封印され、ぼくら妖精が生まれたことは前にも話したルシュ」
ウェールシュ:「その封印は、7つのアイテムによって成り立っているルッシュ」
ウェールシュ:「ぼくら妖精も7人。ひとつのアイテムに、それを見守るひとつの妖精」
稲波なみ:「えっ7人?」
稲波なみ:「ウェールシュと、リアンと、ロシュと、パーピーで」
稲波なみ:「うん。4人だよね?」
葛城まつり:「えーと、じゃあ……まだ会ってない子が3人いるの?」
ロッシー:「そうロシ。まだ島のどこかに3人のロシーたちの仲間が居るはずロシ」
ウェールシュ:「そうルシュ。…少し前まで、ぼくらは、アイテムとともに眠りについていたルシュ」
ウェールシュ:「ハウンドたちによって封印が危機にさらされたことで、ぼくら四人の眠りが覚めたルシュ」
リアン:「だから、ほかのみんなも起きてるはずアンけど……」
菜花かざり:「後の3人も、プリピュアを探しているんでしょうか…?」
リアン:「まだ、会えたりはしてないんだアン……」
パーピー:「どこかでまだ寝てるかもしれないパピ」
湖東まき:「へええ……」
稲波なみ:「その、ほかの妖精さんを探してほしいってこと?」
葛城まつり:「いるとしたら、この島のどこかなのかな」
ウェールシュ:「残りの妖精と、…実は」
ウェールシュ:「ウェールシュたちが目覚めたとき、ぼくらが守っていたアイテムが、どこにあったか分からなくなってしまったルシュ……」
稲波なみ:「えっ」
稲波なみ:「大変じゃない」
稲波なみ:「なんで教えてくれなかったの……?」
ウェールシュ:「うぇへん!うぇほん!」
稲波なみ:「ウェールシュ~!」
ウェールシュ:「物事にはいろいろな順番があルっシュ!」
葛城まつり:「4人が守っていたアイテムって、それぞれ1つずつ……だよね?」
リアン:こくこくと頷いて。 「それと、まだ見つかってない3人の分を合わせて全部で7つ、だアン」
菜花かざり:「じゃあ探すのは7つのアイテムと、3人の妖精さん、ってことですね」
ロッシー:「ロシーたちも数百年寝てたロシから、どっか行っちゃったみたいロシ」
パーピー:「アイテムはすごいパピ!魔法の力がこもってて、妖精をパワーアップさせてくれるものパピ!」
パーピー:「うまくつかえば、プリピュアの皆に頼らなくても、パピたち妖精だけで闘えるようになるかもしれないパピ」シャドーボクシング。
湖東まき:「ほええ……」
稲波なみ:「えっ」
葛城まつり:「ええっ、すごい……」
稲波なみ:「そんなことできるんだ……」
菜花かざり:「すごい……すごいけど」
菜花かざり:「さっきから、なみちゃんが一番驚いてるんですけど……」
稲波なみ:「だって初めて聞くもん……」
リアン:「……その、ウェールシュは」
リアン:「なみに話したらアイテムを探すために必死になって、本当に寝る時間も無くなっちゃうルシュって」
菜花かざり:「ぐうの音も出ません!」
ウェールシュ:「むむむ…」
リアン:「まだ時期を待つルシュって言ってたアン」
稲波なみ:「そんなことは……」
稲波なみ:「……」うつらうつら
菜花かざり:「……」ぶに。ほっぺをつまむ。
葛城まつり:「あっまた寝てる……やっぱり、寝不足なんだ」
菜花かざり:「確かに。」
稲波なみ:「はうっ」
菜花かざり:「この様子じゃ、『見つければ一人だけで戦う必要もなくなる』なんていって、無理してそうです…」
湖東まき:(やっぱり一人じゃ大変だったんだ……)密かに後ろめたい思いを感じつつ。
ウェールシュ:「そ…それに。シンショックの対処も同じくらい重要だったルシュ」
ウェールシュ:「ハウンド達も、他の3人の妖精と7つのアイテムを探してるはずルシュ」
ロッシー:「ロシーも追いかけられたロシ。多分つかまえて封印の邪魔するつもりロシ」
ウェールシュ:「やつらに先を越されないためにも、みんなに探してほしいルシュ~!」
稲波なみ:「そう言われても~……」
稲波なみ:「ものを探すのってどうしたらいいんだろう」
湖東まき:「なんだか……妖精のみんなって、不思議な力でお互いの居場所が分かったりするのかと思ってたんだけど」
湖東まき:「そういうことってできないの?」
菜花かざり:「です、ねぇ。私がロッシーさんと出会ったのも偶然でしたし?」
パーピー:「うう~~ん」ぐっと体に力を入れる。
パーピー:「………できないパピ」
リアン:「……」 目線を落とす。
ロッシー:「分かんないロシ」
ウェールシュ:「み…皆で島を探しまくルシュ!」
葛城まつり:「ハウンド、だっけ。あの悪い人達にもう捕まってるって可能性はあるのかな?」
湖東まき:「そ、そっか」
ロッシー:「それも、あるかもしれないロシ……」
ウェールシュ:「むぅ…。これまで出会ったハウンドからは、そういう言葉を聞きはしなかったルシュが…」
ウェールシュ:「隠してる可能性もあるルシュ」難しい顔。
葛城まつり:「もしそうなら、戦って助け出す事も必要か」
ウェールシュ:「まあ…それは最悪の可能性!まだ島の中で寝てることを信じるルシュよ!」
菜花かざり:「んー、はい、そうですねぇ。」
稲波なみ:「きっと眠いだけだよ」
リアン:「そ、それに……妖精同士は無理でも、アイテムの気配は探れるアン」
菜花かざり:「ですね。あの襲ってきたお二人も、まつりちゃんが変身したことは予想外だったみたいですし」
稲波なみ:「眠……」舟を漕ごうとして首を横に振る。
リアン:「だからそっちとか、後はハウンドのこととか。分かることから調べてみたいアン」
葛城まつり:「ん、そうだね。今までちゃんと捜索をしたこともなかった訳だし」
菜花かざり:「はい。探してみるということで問題ないかと?」
稲波なみ:「うん。4人の力を合わせれば、きっとできるよ」
湖東まき:「そう……だよね。わかった」
葛城まつり:「うん、頼りにはしてるけど……」心配そうになみちゃんを見る。「ほんとに眠いときは、無理せず休んでね?」
稲波なみ:「うんっ、眠らないように頑張るね」
葛城まつり:「お互い助け合っていこう。力を合わせるってのは、そういうことだから」
ウェールシュ:「ふむ!話は決まり……」きらんと目が光る。「縦浜島捜索隊、出発ルシュ~~!」
GM:―情報収集開始―
GM:情報収集項目について開示します
情報収集項目
・ハウンドについて:知識(レネゲイド)・情報(噂話) 難易度:6
・シンショックについて:知識(レネゲイド) 難易度:6
・封印アイテムについて:知覚・RC 難易度:6
GM:またこれらの情報を収集することで、新たに項目が開示される場合もあります。
菜花かざり:ではでは。まずは封印アイテムについて、知覚で判定します。
菜花かざり:5dx+1>=6
DoubleCross : (5DX10+1>=6) → 9[2,4,6,7,9]+1 → 10 → 成功
菜花かざり:成功ロシ~
稲波なみ:シンショックについて、精神素振り。
稲波なみ:5dx>=6
DoubleCross : (5DX10>=6) → 10[2,5,7,10,10]+9[3,9] → 19 → 成功
葛城まつり:ハウンドについて、情報:噂話で。コネを使用します
稲波なみ:めちゃ知ってルシュ~!
ウェールシュ:すごいルシュ!
葛城まつり:4dx+1>=6
DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 9[4,7,8,9]+1 → 10 → 成功
菜花かざり:みんなすごーい
パーピー:すごいパピ~
葛城まつり:さすがのチームワークね
GM:皆情報収集が上手い……では開示していきます
・ハウンドについて
推定数か月前に縦浜島に現れた集団。
ダラク様と呼ばれる存在の復活を目的とし、妖精と彼らの使う封印器具を探している。
そのため妖精及び彼らが力を貸すプリピュアとは敵対状態にある。
目的のためであれば周囲や民間人に被害を出すことも厭わない。
現在確認されているメンバーは、レイダー・ニーフィ・カータの三人。
→新たな項目:ハウンドの動向についてが解放
・シンショックについて
ハウンドに所属する幹部たちが生み出す怪物。
物質などに彼らの放つ邪気を注ぎ込むことで、それらを元にした怪物となり動き出す。
幹部の操作や指示の通りに動くが、それぞれ個別に衝動のようなものを持ちそれに従い動く様子も見られる。
・封印アイテムについて
封印器具のうちの一つがどうやら島の居住区のどこかにあるらしい。
細かく捜索するためには実際に居住区を巡り確認する必要があるだろう。
GM:残りは新しく開示された・ハウンドの動向について:知識(レネゲイド)・情報(噂話) 難易度:8になります
湖東まき:じゃあそれに挑戦しましょう
パーピー:ふぁいとパピ!
湖東まき:情報:噂話で 唯一の社会3の力を見るがいいわ~っ(コネはない)
湖東まき:3dx+2>=8
DoubleCross : (3DX10+2>=8) → 10[3,9,10]+4[4]+2 → 16 → 成功
湖東まき:友人なんて必要ないのよ
パーピー:まきはすごいパピ~~~!
湖東まき:えへへ
GM:お見事。では開示します。
・ハウンドの動向について
彼らの残す邪気の気配から推測するに、島の中心が本拠地とみられる。
しかし具体的な場所は秘匿されているようで捕捉しきれない。
そして現在街へと新たな邪気が近づきつつある。
妖精内で確認したところ、既に目撃されている三人とはまた別の気配らしい。
GM:―情報収集終了―
葛城まつり:「わ~っ!花畑だ!」
菜花かざり:「わぁ~っ!」
菜花かざり:「綺麗に咲いてますねぇ」
葛城まつり:皆に案内されるように人気のない道を歩いていたが、開けた場所に出ると同時ひとり駆け出した。
稲波なみ:「キレイだよね~ここ」
稲波なみ:「あっ走ると危ないよ~」
葛城まつり:「平気平気~!」少し先で振り返って手を振っている。
菜花かざり:「あんまり踏み荒らしたら大変だからか、遠足でもあまり来ない場所なんですよねー」
菜花かざり:「まきちゃんも綺麗だと思いません?風景画の際にはぜひ。」
湖東まき:「うん……こんなところもあったんだ」右に左に頭を巡らせてついていく。
湖東まき:「蜂とかいない……?」
菜花かざり:「巣に近づかなかったら刺さないので大丈夫ですよ~」
稲波なみ:「うん。遠くから見てれば大丈夫」
菜花かざり:「というわけでまつりちゃんも気をつけてくださいね~!」
葛城まつり:「大丈夫大丈夫~」ぱしゃぱしゃと屈みこんで写真を撮っている。
葛城まつり:「さっきちょっと肩に止まってたけど、すぐどっか行ったし」
菜花かざり:「うーん、タフネス。ほんとに気をつけてくださいねー?」
稲波なみ:「まつりちゃんってば!」
湖東まき:「ひぇっ」慌てて自分の肩も確認する。
菜花かざり:スマートフォンでパシャリ。
菜花かざり:「大丈夫大丈夫、付いてませんよまきちゃん」
稲波なみ:「……」
稲波なみ:その花畑の一角。踏み荒らされたかのようになっているところを見る。
菜花かざり:「どうしました?なみちゃん」
稲波なみ:「……うん。ここ」
葛城まつり:「ん、何かあった?」
稲波なみ:「前にね、シンショックが出て、暴れて」
葛城まつり:その様子に気が付いてとことこと戻って来る。
稲波なみ:「荒らされちゃったんだ」
湖東まき:「……」わずかに眉を顰める。「せっかく綺麗な場所なのに」
菜花かざり:「……むう。こんな所でも戦ってたんですね。」
葛城まつり:「ははあ、そういう……」
稲波なみ:「うん。シンショックは、どこにでも現れて」
稲波なみ:「衝動のままに暴れるんだ」
稲波なみ:「こうやって、周りに被害が出てもお構いなく」
葛城まつり:「自分の足跡を残したい気持ちはわかるけど、こういうのはいただけないなあ。ただの乱暴だ」
菜花かざり:「こんな綺麗なお花畑でも、シンショックってオバケになっちゃうんですね」眉をひそめる。
葛城まつり:「このまえ戦ったのは、なんか樹……?みたいなやつだったけど」
稲波なみ:「うん。えーっとね」
葛城まつり:「他にもいろいろあるのかな。タイプが」
菜花かざり:「植物だけじゃないんですよね?」
稲波なみ:「ハウンドの人たちが、ものに悪い気を込めると」
稲波なみ:「なんでもシンショックになっちゃうんだ」
湖東まき:「なんでも……」
葛城まつり:「なんでも、か……」
葛城まつり:「あいつら……ハウンドって言ったっけ」
菜花かざり:「お家とかが変えられちゃったら大変ですね…」
菜花かざり:「シンショックさんに命令を出してましたよね。」
葛城まつり:「あいつらがシンショックを生み出して、いろんな場所で暴れさせてて」
葛城まつり:「それが、この島の守り神を復活させて悪い事に使おうとしてる……って事は」
葛城まつり:「もしかして、その神様をシンショックにしようとしてたりするのかな」
菜花かざり:「守り神さんっていうぐらいですからねぇ」
稲波なみ:「……そうなの、ウェールシュ?」
ウェールシュ:「む~~~~」難しい顔をしている。
稲波なみ:眉間をうにうにする。「分かんないって」
菜花かざり:「わかんないですかー」
ウェールシュ:「うぬぬ」うにうにされる。
リアン:「あ、でも」
ウェールシュ:「ウェールシュにも分かんないことはあるルッシュ!」
リアン:「カータやニーフィは、ダラク様を復活させるっていっつも言ってるアン」
ウェールシュ:「あ!そう言ってルッシュ」
葛城まつり:「ダラク様……?」
菜花かざり:「その方が守り神さん……とか、なんでしょうかね?本人たちに聞かないとわかんなそうですが。」
葛城まつり:「今度会ったら聞いてみるかなあ。答えてくれるか分かんないけど」
稲波なみ:「そのダラクっていうのの復活を止めなきゃいけないってことだね」
湖東まき:「復活させたい……ってことは」
湖東まき:「今はそのダラク様っていうのはいなくて、シンショックを暴れさせたりするのも復活させるためなのかな」
ウェールシュ:「そう考えるのが自然ルッシュ」ふんふんと頷く。
菜花かざり:「かも、ですかね?力も強そうですし」
稲波なみ:「じゃあ、ハウンドの幹部をやっつけなきゃだよね」
稲波なみ:「あれがシンショックを作ってるし……」
菜花かざり:「えぇ。守り神さんか、ダラクさんかはわかりませんが、封印されるぐらいならすごい人だったみたいですし」
葛城まつり:「幹部……って、前に会った二人以外にもいるの?」
稲波なみ:「うん。あと、レイダーっていう、大きい男の人」
稲波なみ:「ハウンドの幹部は、その3人だよ」
ロッシー:「あ、多分それがロシーを追いかけまわしてたやつロシ」
菜花かざり:「あ、私多分、その人にお会いしたかもです」挙手。
葛城まつり:「3人か。けっこう人手不足なんだなあ」
菜花かざり:「ですよねロッシーさん。怖かったですね~」
葛城まつり:「えっ……会った事あるの?大丈夫だった?」
ロッシー:「ギリギリだったロシ。かんいっぱつだったロシ」
菜花かざり:「ロッシーさんを探してたみたいなんですけど……嘘ついて隠しちゃいました」てへへ。
ロッシー:「かざりが居なかったら捕まってたロシ。かざりはロシーの恩人ロシ」
菜花かざり:「ふふんふん。いっぱい褒めてくださいね」
葛城まつり:「わ。かざりちゃんも意外と肝っ玉だよね」
菜花かざり:「必死だっただけなのです。あの後ドキドキしてましたもの」
菜花かざり:「あ、それで思い出しました」人差し指を立てる。
稲波なみ:「あ、危ないことを……も~……」
菜花かざり:「なみちゃんには言われたくありませーん」
湖東まき:「大人の男の人なんでしょ? わたしだったら言いなりになっちゃってたかも……」
稲波なみ:「む~……」
稲波なみ:「それで、思い出したことって?」
菜花かざり:「私もあとちょっとで危なかったですよ~」
菜花かざり:「っとと、そうでした。」
菜花かざり:「封印のためのアイテムを探すとのことでしたが、それならやっぱり、人の多く住んでるところなんじゃないかな~、って思うんですよ」
菜花かざり:「ロッシーさんが私のところに逃げ込んだみたいに、他の妖精さんも相棒とか、身を隠すためにどこかのお家に逃げ込んでないかな~?って」
稲波なみ:「妖精も、人が居ないと寂しいの?」
葛城まつり:「プリピュアになる子を探すんだったら、確かに人が多い場所の方がいいかも」
パーピー:「さみしいパピ~」
ウェールシュ:「フン!パーピーは子供ルシュ!」
ロッシー:「人といっしょに居る方が楽しいロシ~」
リアン:「あう、一人はちょっと、さみしいアン……」
稲波なみ:「ウェールシュは寂しくないの……?」
ウェールシュ:「ロッシーとリアンまで…」「…ぬっ、ぬぬぬ…」
ウェールシュ:「まあ、確かに、妖精は人のいるところに行くことが多いルシュ!」
菜花かざり:「そうですか!想像が間違って無くてよかったです!」
ウェールシュ:「街の中とか…そっちを探してみるのも良いと思うルシュ!」
湖東まき:「街の中、かぁ」
稲波なみ:「寂しいか寂しくないか言ってよ~」
葛城まつり:「妖精は普通の人には見えないから、捜索届を出す訳にもいかないしなあ。みんなで探し回るしかないか」
菜花かざり:「ですねぇ。頑張りどころですか」
菜花かざり:「……そういえばなんですけど、ロッシーさん。前にあの人達のよくない気配~とか言ってませんでしたっけ?」
菜花かざり:「そんなかんじでビビビ~、っとなにかわかったりします?」
葛城まつり:言葉とは裏腹に、ちょっと楽しそうに言う。
稲波なみ:「そんな事出来るの?」
ロッシー:「んんん……。ちょっと待つロシ……」
菜花かざり:「私があの時駆けつけたのも、そう言われたからなんですよ~」
ロッシー:目を閉じてむむ~っと唸りだす。
菜花かざり:「まきちゃんも一緒に来てましたし、そちらもですかね?」
パーピー:「シンショックの放つ悪い気を感じることはできるパピ!」
パーピー:「いまはねー」ロッシーと一緒にむむ~っと唸り出す。
ロッシー:「あ」
パーピー:「ひゃ!」
菜花かざり:「おお?」
パーピー:「ロッシー」ぷるぷるとする。「ロッシーも、なにか感じるパピ?」
ロッシー:「ええと、何かこう、封印器具っぽい空気がしたような」
ロッシー:「そんな気がしたロシけど、別ので分かんなくなっちゃったロシ」
菜花かざり:「おぉー! ……おぉ?」
ロッシー:「多分街の方からだったと思うロシ。多分」
湖東まき:「別のって……パーピーも?」
パーピー:「そうパピ。はじめて感じる気配パピ…」首を傾げる。
葛城まつり:「シンショック……じゃないんだよね?」
パーピー:「じゃない気がするパピ」
ロッシー:「多分違うロシ。それよりもっと強くて悪い感じがしたロシ」
葛城まつり:「ふむむ……どうしよう。そっちも調べに行ってみる?」
菜花かざり:「強くて悪い?……あっ、さっき言ってた3人の方々かもしれませんね」
菜花かざり:「そうですね。街の方でなにか起きたら大変です!」
稲波なみ:「うん。悪い気配なら、なんとかしなきゃだよ」
湖東まき:「き、気を付けようね……?」
パーピー:「まきはパピが守るパピー!」
ウェールシュ:「じゃあ、さっそく街中へ移動ルシュ!」
GM:シーン終了です。ロイス取得と購入が可能です。
湖東まき:ロイスは……まだ保留!
稲波なみ:ロイスは保留で応急手当狙います
稲波なみ:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 3[1,3] → 3 → 失敗
稲波なみ:全然ダメ 医者の娘なのに……
菜花かざり:ロイス保留のシューターズジャケット
菜花かざり:1dx>=13
DoubleCross : (1DX10>=13) → 5[5] → 5 → 失敗
葛城まつり:あたしもロイス保留で。応急買ってみます
菜花かざり:だめだめでした。しっぱい。
葛城まつり:2dx+1>=8 応急
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 9[4,9]+1 → 10 → 成功
葛城まつり:わあい買えた。以上です
湖東まき:購入は戦闘用着ぐるみを狙います。まだプリピュアではないので妖精パワーの《マシンモーフィング》で……
パーピー:パピパワー!
湖東まき:2dx+8>=14
DoubleCross : (2DX10+8>=14) → 10[6,10]+7[7]+8 → 25 → 成功
湖東まき:さすがパーピー
パーピー:まきとパピは最強パピ~~~ッ
菜花かざり:すごいロシ~
湖東まき:たぶん変身した時のコスチュームが不思議なちからで強化されたりした 以上です!
GM:はーい、ではシーンカットです。
クライマックス
GM:それではクライマックスシーンとなります。全員登場です。
GM:皆様登場侵蝕をお願いします。
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (82 → 83)
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (69 → 79)
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (69 → 78)
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (66 → 73)
GM:時間はすこし巻き戻り、街中にて。
菜花かざり:「あれ?」両手をつなぎながら。
菜花かざり:「誰か、倒れてませんか?」
稲波なみ:「うん?」
葛城まつり:「うーん、中々見つかんないなあ。そろそろリアン達と合流して報告……ん?」
湖東まき:「えっ」
菜花かざり:あれ、と繋いだままの手で指差す。
稲波なみ:「わわっ」ぐいっと引っ張られながら。
葛城まつり:「ほんとだ。大丈夫かな」言いながら、ばっと駆け出している。
稲波なみ:「え、あ、ほんとだ……!かざりちゃん、よく気づくね」
稲波なみ:「わわ!」そのまま引っ張られるように後を追う。
菜花かざり:「伊達になみちゃんが眠るのを阻止してませんわわわっ」引っ張られる。とたとた
湖東まき:「きゅ、救急車……って感じでもない……?」
葛城まつり:「もしもし、大丈夫ですか? えっと、脈と呼吸は……」繋いでいた手を解いて、倒れている人の介抱をしようとする。
葛城まつり:「んん、怪我とかじゃないみたいだけど……」
湖東まき:「あの、これ」
稲波なみ:「……違う。これ……」
菜花かざり:「おぉ、手慣れてます。えーと、私達もなにか…?」
湖東まき:「この前の森の中と同じような……」
葛城まつり:「え……あっ」
湖東まき:遅れて追い付きながら周囲を見回す。
葛城まつり:立ち上がり、周囲を見渡して。
稲波なみ:「シンショック……!」
菜花かざり:「あっ!」前方を指差す
菜花かざり:「なんか……なにかいます!」
葛城まつり:「ほんとだ……あっちにも倒れてる人が」顔をゆがめる。「妖精のみんなが言ってた、もう一つの気配の仕業かも」
菜花かざり:「それに、あっちにもっ」屋根の間から電柱がひとりでに動いてるのが見える。
電柱型シンショック:「ショーーーックックック!!」
電柱型シンショック:見上げた先には、不気味な笑い声を漏らす電柱の姿。
葛城まつり:「……なるほど。今度は電柱をシンショックにしたんだ?」
湖東まき:「ど、どうしようっ」
稲波なみ:「と、とにかく、変身だよっ!」
葛城まつり:「早くリアン達と合流しないと、かな」
稲波なみ:「ウェールシュ……!」
稲波なみ:「ウェールシュは……?」
ウェールシュ:「……シュ……」見上げる方から微かに声がする。
葛城まつり:「まきちゃんは……どうする? 一緒に来る?」
葛城まつり:変身能力のない彼女がこういう現場に同行する事を気にかけるそぶり。
湖東まき:「い、一緒にって」迷う。こんなに突然間近に現れるとは思っていなかった。
ウェールシュ:「…シュ!来ちゃダメルシューーーー!」
稲波なみ:「……えっ」
稲波なみ:「ウェールシュ……!」
湖東まき:「ま、前みたいに……倒れてる人を逃がすとかならできるかもしれないけど……」
湖東まき:「ええっ?」
パーピー:「まきーー! 逃げてパピーーーーーー!」
湖東まき:「パーピー!」
GM:電柱型のシンショック、その網のように絡まれた電線の中。
GM:そこに妖精達がまとめて捕らえられているのが見える。
ロッシー:「かざりぃー、逃げるロシぃー」
菜花かざり:「ロッシーさん…!」
ロッシー:「ロシーたちがつかまっちゃったら、変身できないロシぃー」
リアン:「ぁ、う」
リアン:皆が逃げるよう声をかけているのを聞いて、口を開こうとして。
リアン:「……まつりぃ……」
葛城まつり:「……リアン」そちらを見上げる。
リアン:ただ弱弱しく名前を呼ぶことしか出来ない。
葛城まつり:「……」すう、と深呼吸をする。自分自身を落ち着けるように。
葛城まつり:「みんな」3人を見渡す。
葛城まつり:「私、ここで逃げるのはナシだと思う」
稲波なみ:「えっ……でも」
稲波なみ:「じゃあ、どうするの?」
稲波なみ:「わたし達、妖精の力で変身できなきゃ、シンショックは倒せないよ」
葛城まつり:「分かってる。ウェールシュ達もああ言ってる……だから、無茶かもしれないけど」
葛城まつり:「助けに行くの」
葛城まつり:「リアン達の所に辿り着けさえすれば、そのままプリピュアに変身できる」
湖東まき:「助けに行く、って」
湖東まき:「あ、あれを?」
葛城まつり:「うん」
葛城まつり:「やるよ。私は、たとえ一人だってやる」
葛城まつり:「一緒に戦うって、約束したんだ」
葛城まつり:半ば自分に言い聞かせるように、言葉を紡いで。
葛城まつり:「……だけど」
葛城まつり:「みんなが手伝ってくれたら、とっても心強いかな」
稲波なみ:くすりと笑う。「一緒にやるって言ったでしょ」
稲波なみ:「一人だと危ないよ~?」
菜花かざり:「むう」
菜花かざり:「むう~~~……!」
菜花かざり:「まったく、しょうがありませんねぇ。まつりちゃんに頼られたならしょうがありません」
菜花かざり:「それなら、頼られてあげます。まったく、しょうがありませんが」
菜花かざり:「私も行きますよ」
湖東まき:「……」
湖東まき:「こ……んな状況で」
湖東まき:「約束通りお任せ、なんてできないもん……!」
湖東まき:「わたしもやる! さ、作戦とかあるの!?」
葛城まつり:「ふふ」それぞれの言葉を受けて、静かに微笑む。「みんな、ありがと」
シザーリオ:「……?」邪気の中でも倒れない、四人の少女に目を向ける。「あれは……」
稲波なみ:ざ、と。シンショックの前に、一人の少女が立つ。
稲波なみ:「きみ達の思い通りにはさせない!」
稲波なみ:「ウェールシュを……妖精たちを離して!」
シザーリオ:「貴様……」
シザーリオ:凍て付くような視線がなみを射抜く。
シザーリオ:「そうか。貴様がピュアミルフルールか」
稲波なみ:「……きみは……!」
稲波なみ:「ハウンドの新しい幹部なの……?」
稲波なみ:その視線に、少し身が竦む。
シザーリオ:「その通り」
稲波なみ:なんだか、今まで戦ってきた幹部たちよりも、どこか。
シザーリオ:「だが、あんな連中と一緒にされては屈辱だな」
稲波なみ:恐ろしい。それは、変身できないからだけだろうか。
シザーリオ:「僕はダラク様の忠実なしもべ、シザーリオ」
シザーリオ:「ダラク様の寵愛を賜る、真の猟犬は僕一人だ」
稲波なみ:「シザーリオ……!」
シザーリオ:「如何にプリピュアといえど、変身も出来ない貴様に何ができる?」
シザーリオ:「新たなプリピュア……ピュアストライプというのは」残る三人を見据え「どいつだ?」
稲波なみ:「違う、変身できるか、出来ないかじゃないよ」
稲波なみ:「人を大事に思える気持ち」
稲波なみ:「深い絆で繋がっていられるかどうか。それがプリピュアなんだよ」
稲波なみ:「だから、わたし達4人、みんなプリピュアなんだ」
稲波なみ:「何も出来なくなんてない」
シザーリオ:「絆だと?くだらない……!」
シザーリオ:「それで何が出来ると言うんだ?群れるしか能がない人間どもめ」
シザーリオ:「茶番もここで終わりにしてやる。やれ、シンショック!」
菜花かざり:「ッ! 来ます!皆!」
電柱型シンショック:「シーーーン、ショーーーーーック!」
電柱型シンショック:ざわざわと電線が地上のなみ目掛け伸びていく。
菜花かざり:「よけてください!」
稲波なみ:「!」その言葉と同時に、走り出している。
菜花かざり:その動作をひと足早くみとめ、皆に伝える
稲波なみ:変身前の子供の力では、避けきれない――見てからでは。
稲波なみ:だけど。来る前に、安全なところまで身を翻して。
稲波なみ:「ありがとう、かざりちゃん!」
菜花かざり:「オッケーです!」
菜花かざり:プリピュアとして先輩で、専念すれば避けることが出来る。
菜花かざり:だから、なみちゃんが注意を集めるその間に。
菜花かざり:「……まきちゃんまつりちゃん!お願いします!」
菜花かざり:シンショックが攻撃に移った後のタイミングを見計らって合図を出す
シザーリオ:「ッ、避けた……!?」
シザーリオ:「何をしている、愚図!さっさと捕らえろ!」
シザーリオ:怒りも露わに、シンショックに檄を飛ばす。
電柱型シンショック:「ォオォオオオ」 慌てたように電線を更に前へと伸ばす。
電柱型シンショック:それに合わせて体勢も前屈みになり、一歩二歩とゆっくり歩みを進めようとしてーー。
葛城まつり:かざりの指示通り。なみが注意を惹き付けている隙に、二人でシンショックの傍まで移動している。
湖東まき:(……すごい。こんな狙い通りに)
湖東まき:一瞬だけ、こんな作戦を立てた彼女への感心を脳裏に過らせながら。
湖東まき:「まつりちゃん──これ!」
湖東まき:投げ渡すのは、太いロープの片端。
湖東まき:島にはちょっとした港があって、絵に描くのに良い場所を探す過程で、そこを訪れたことがあって。
湖東まき:それはちょうど、このすぐ近くだ。いつも決まった場所に投げ出されていたこれも、本当はきっと持ち主がいるのだろうけど、今は心の中で頭を下げておく。
湖東まき:「こっちは、良し……!」
葛城まつり:「ありがと!」一目でその意図を理解する。笑みを浮かべて受け取りながら、間近に立つシンショックの巨躯を見上げる。
電柱型シンショック:視点が高すぎる故に足元の二人に気付いていない。
葛城まつり:「ふふ。……標高、20メートルってとこ?」
葛城まつり:膝を深く折り曲げ、コンクリートの地面を踏みしめる。
葛城まつり:「私達に立ちはだかるには、全然」ロープを握り締める手に、力を込めて。
葛城まつり:「──小さい、ねっ!!」動き出すシンショックの方向とは真逆へ。まきが足元に括りつけたロープを、全身を使って引っ張り抜く。
電柱型シンショック:「ォオ!?」 ピンと張ったロープに、進もうとしていた根本が引っかかる。
電柱型シンショック:元より前屈みになっていた上に、足元も細くて踏ん張りも効かない。必然的に。
葛城まつり:「っ、りゃああああ!!!」
葛城まつり:気合いの声と共に振り絞った少女達の力が、長大なその身体の足元を掬う。
電柱型シンショック:「ショォォオォオオック!?」 ぐらりと長い全身が揺らいで、前方へと倒れ込む!
シザーリオ:「……莫迦な、こいつら……」
シザーリオ:「変身もせずにシンショックを……!」
稲波なみ:「やった……!作戦通りっ!」
菜花かざり:「やりました!」小さくガッツポーズ。
ウェールシュ:「うわわわ~~っ!」同時に、ポーンと投げ出される!
稲波なみ:「ウェールシュ!」ぱしっ
ウェールシュ:「なみ!」
稲波なみ:「う~……ウェールシュ~~~」
ウェールシュ:「な…なななに泣いてルシュ!泣いちゃダメルシュ~!」
稲波なみ:「な、泣いてないよ~!」
稲波なみ:「泣いて……」
稲波なみ:「うう~」
稲波なみ:「よかった~……」
ウェールシュ:「…んむ、むむむ…」頬を染める。
ロッシー:「かざりぃ~~~~」 放り出された勢いのまま、ヘロヘロと飛んでくる。
菜花かざり:「ロッシーさん、キャッチ!です!」
菜花かざり:「無事ですか?お怪我は?」
ロッシー:「ロシ、大丈夫ロシ」 スポンと腕に収まって。
ロッシー:「すごかったロシ。変身だってしてないのに、シンショックに勝っちゃったロシ」
ロッシー:「ロシーたちが思ってたよりずっと、かざりたちは強いロシ!」
菜花かざり:「えへへ」頭を撫でる。
菜花かざり:「たまたまです。偶然です。でも、」
菜花かざり:「頼られたなら頑張らなきゃなー、って思ったら、やれちゃいました」
菜花かざり:「ロッシーさんの。それと、皆さんのお陰ですよ」
ロッシー:「それに、かざりの指示のおかげロシ」
ロッシー:「ロシーはちゃんと聞いたロシ」
菜花かざり:「ふふっ」ゆるくまなじりを下げて「ロッシーさんは本当に、褒め上手さんですね」
リアン:「ひゃああぁあぁ……」
リアン:ころころと丸まった状態で放り飛ばされる。
葛城まつり:「リアンっ」抱き締めるように受け止める。
リアン:「あぁあ、ぁ?」 丸まったまま、まつりの顔を見上げる。
リアン:「ま、まつりぃ……」
葛城まつり:「大丈夫? 怪我とかしてない?」抱え上げて、ひどい傷がないか確かめて。
リアン:「し、してないアン」
リアン:「……ま、まつりぃ……」 落ち着いたとたんにうるうると瞳が潤んでいく。
葛城まつり:「ふふ、よかった」安堵混じりに微笑む。
葛城まつり:「うん。まつりだよ」
葛城まつり:「プリピュアで、君の相棒で」
葛城まつり:「君と一緒に戦うって約束した、葛城まつりだ」
リアン:ポロ、と最初の一粒が零れ落ちて。
リアン:「ありがとアン~~~!こわかったアン~~~~~!」
葛城まつり:「……うん」もう一度、優しく抱きしめる。
リアン:決壊したようにわんわんと泣き始める。
葛城まつり:「大丈夫。もう、大丈夫だから」
シザーリオ:「ち……小賢しい……!」忌々し気に吐き捨てて
シザーリオ:「まあいい。この程度、番狂わせの内にも入らない」
シザーリオ:「如何にプリピュアといえど、たかが二人で僕のシンショックに勝てると思うなよ」
シザーリオ:不敵な笑みを共に、再びシンショックに邪気を注ぎ込む。
シザーリオ:「筋書きは変わらない。プリピュアも妖精も、ここで始末する……!」
シザーリオ:「起きろ、シンショック!奴らを叩き潰せ!」
電柱型シンショック:「……ォォオォオオ!」 雄たけびと共に、シンショックが立ち上がる。
電柱型シンショック:更にその身に纏うオーラがより強く、よりまがまがしく変貌していく!
GM:衝動判定です。難易度は9!
葛城まつり:3dx+1>=9 意志!
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 8[1,4,8]+1 → 9 → 成功
葛城まつり:葛城まつりの侵蝕率を2d10(→ 8)増加 (83 → 91)
稲波なみ:5dx+3>=9
DoubleCross : (5DX10+3>=9) → 9[7,7,7,8,9]+3 → 12 → 成功
湖東まき:プリピュアではないけど判定!
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を2d10(→ 12)増加 (78 → 90)
湖東まき:3dx+6>=9
DoubleCross : (3DX10+6>=9) → 7[3,7,7]+6 → 13 → 成功
菜花かざり:3dx+1>=9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 10[2,7,10]+8[8]+1 → 19 → 成功
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を2d10(→ 6)増加 (73 → 79)
菜花かざり:意思が強い
湖東まき:79+2d10
DoubleCross : (79+2D10) → 79+13[6,7] → 92
稲波なみ:固定値6ヤバ
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を13増加 (79 → 92)
葛城まつり:「……ねえ、リアン」腕の中で泣きじゃくる彼に、声をかける。
葛城まつり:「君達の他にも、まだ助けなきゃいけない人達がいるんだ」
リアン:「……う、ん」 何度もしゃくりあげて、涙を拭って。
葛城まつり:「また、力を貸してほしい」
リアン:まだ潤んではいるものの、真っ直ぐにまつりの目を見つめ返して。
リアン:「……うん!」
リアン:頷くと同時に、まつりの手元にあのときと同じ小箱が現れる。
葛城まつり:「ありがと!」受け取り、シンショックの方へと向き直る。
葛城まつり:「プリピュア・オープンギフト!」
葛城まつり:鍵となる言葉を発する。箱を開くと同時、溢れ出した光が全身を覆った。
葛城まつり:桃色のリボンを振るい、軽やかな音色と共に装いを変えていく。
葛城まつり:白地に桃色のストライプが差すようなドレスの装い。ボリュームの膨らんだポニーテールが風に揺れて、
ピュアストライプ:「世界を繋ぐ勇気の紋様! ピュアストライプ!」
ピュアストライプ:高らかに、名乗りを上げた。
稲波なみ:「……ねえ、ウェールシュ」くっと、涙を拭って。「あのね」
ウェールシュ:「…む?」
稲波なみ:「わたし、泣いてたよ。でもね」
稲波なみ:「悲しくて泣いてたんじゃないもん」
ウェールシュ:「…? 違うルシュ?」
稲波なみ:「うん。これはね、嬉しくて泣いてたんだ」
稲波なみ:「ウェールシュが……リアンや、みんなが無事に戻ってきて」
稲波なみ:「それから」
稲波なみ:「これから、みんなで戦えることが。一人じゃないことが」
稲波なみ:「とっても嬉しいの」
ウェールシュ:「………」なみを見上げる。「…なみ」
稲波なみ:「……うん」
ウェールシュ:「もう、なみは一人じゃないルシュ。困ったことがあっても、一緒にいる仲間に頼ることができるルシュ」
ウェールシュ:「……で、でもまあ」
ウェールシュ:「これからもウェールシュのことはどんどんと頼っていいけどルシュ………」
ウェールシュ:つーんっと、顔を背けながら言う。
稲波なみ:「ウェールシュ~!」ぎゅっと抱きしめて。
ウェールシュ:「はうわ~!」バタバタする。
稲波なみ:「一緒に頑張ろうねっ」
稲波なみ:「……お願い!」
ウェールシュ:「も…もちろんルシュ!なみはぼくがいなくちゃダメなんだから!」
ウェールシュ:「さあ、いくルシュ!」
稲波なみ:「うん、行くよ!」
ウェールシュ:こちらの手元にも、まつり達と同様にリボンで飾られた、紫色の小箱が現れる。
稲波なみ:それを受け取って、まつりの元へ走り出す。
稲波なみ:「プリピュア・オープンギフト!」
稲波なみ:リボンがほどかれていく。
稲波なみ:箱の中から、華やかな彩り。それが溢れて止まらない。
稲波なみ:なみを包む、真っ白な装い。元の衣は光にほどかれて。
~~~❀:
稲波なみ:手をかざす。その手に、紫色のリボンがある。
稲波なみ:眼をキッと。その瞳に、固い決意の色がある。
~~~❀:
稲波なみ:くるくる。甲を返すように回すと、紫紺の渦を描いて。
稲波なみ:ひらひら。渦から花びらが舞う。白い胸当てと、パフスリーブが生まれた。
~~~❀:
稲波なみ:ひゅん、とリボンが振るわれ、波打つ。紫の蔦が揺れる。
稲波なみ:さあっ、と。花開くように、色が移る。服が彩られる。
~~~❀:
稲波なみ:リボンを左右にぱたと振る。手元に絡み、紫のロンググローブを構成する。
稲波なみ:からだをくるりっと一回転。花柄をあしらい、波打つコルセットを纏う。
~~~❀:
稲波なみ:ふ、と笑う。茶色がかった長髪が、光って靡いて。
稲波なみ:に、と目を細める。美しい紫色の短髪がそこにある。
~~~❀:
稲波なみ:さら、と髪を梳く。きゅ、と花を模すような紫のリボンが生まれる。
稲波なみ:とん、と胸を叩く。ぱら、と花を象るような紫のリボンが萌え出づる。
~~~❀:
稲波なみ:はらはらと視界を埋め尽くす花弁が、衣装の各所に彩られて。
稲波なみ:きらきらと陽光に輝き照らす宝石が、リボンの中心に収まる。
~~~❀:
稲波なみ:「ココロを巻く慈しみの紋様――」
稲波なみ:紫色の花びらが無数に舞う。描き出すは千花模様。
稲波なみ:手に持つリボンを宙に舞わせる。戦いの構え。
稲波なみ:今はココロが、どこか舞いあがる。一人ではないから。
ピュアミルフルール:「――ピュアミルフルール!」
GM:ー戦闘配置ー
電柱型シンショック[5]
10m
ストライプ[7]・かざり[10]
まき[10]・ミルフルール[8]
GM:戦闘を開始します。
GM:まずはセットアップから。敵には特に何もありません。
葛城まつり:ないです。
ピュアミルフルール:なし!
湖東まき:プリピュアではないけどブルーゲイルを使用。行動値を5→10に!
菜花かざり:まだ変身してないけど《光の銃》射程視界の武器を作成
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を5増加 (92 → 97)
菜花かざり:菜花かざりの侵蝕率を2(→ 2)増加 (79 → 81)
シザーリオ:「ピュアミルフルール……それに、ピュアストライプ」
シザーリオ:戦士へと変貌を遂げた二人の少女を、高みから見下ろす。
ピュアミルフルール:ストライプの隣に降り立ち、リボンを構える。
ピュアミルフルール:「ハウンド!きみ達の野望は、わたし達が止めます!」
ピュアストライプ:「初めましてかな、ハウンドの幹部さん」
ピュアストライプ:「私がピュアストライプ。君の探してた、新しいプリピュアだ」
シザーリオ:「挨拶などいらん。すぐに『さようなら』になる」
シザーリオ:「情報通りだな。フン、ニーフィめ……この程度の相手に、何を手こずっている?」
シザーリオ:「一人増えたところで、何か変わったとでも思ったか?ピュアミルフルール」
ピュアミルフルール:「……ううん」にっと笑う。
シザーリオ:「カータすら倒せなかったお前が、この僕に敵うと思うか?」
ピュアミルフルール:「勝てるよ。もう一人じゃないんだ」
ピュアミルフルール:「それにね。言ったでしょ」
ピュアミルフルール:「みんなが、プリピュアだって!」
シザーリオ:「……何?」
シザーリオ:怪訝に、眉間に皺を寄せる。
菜花かざり:「──えぇっ!」
菜花かざり:「一人じゃありませんしっ」ぎゅ、とロッシーさんを抱く腕に力を込めて。
菜花かざり:「もう一人、でもありませんっ!」
菜花かざり:「……ロッシーさんっ!」
ロッシー:「ロシ!」 ポンと軽い音とともに、黄色い小箱が出現する。
ロッシー:「かざりも変身ロシ!」
菜花かざり:「はいっ!」その小箱を受取る。
菜花かざり:「行きますよっ!」
~~~❁:
菜花かざり:そう決めて、小箱を目の前に掲げる。そしてリボンに指をかけて。
菜花かざり:空間はポップな絵柄で満たす不思議な光で満たされる。
菜花かざり:いつの間にか身にまとうのは、オーロラじみた七色のワンピース。
菜花かざり:まとめた髪がほどけて。広がる波のようにシルエットを広げていく。
菜花かざり:決まった形を持たない、流動する変化の予兆。
~~~❁:
菜花かざり:「プリピュア・オープンギフト!」
菜花かざり:小箱に結ばれたリボンをしゅるり、とたおやかに解き放つ。
菜花かざり:溢れ出すのはまばゆい光。
~~~❁:
菜花かざり:右手に小箱、左手にリボンを持ったままバレエのようにくるくると回転。
菜花かざり:意思を持つようにうねり回るリボンが身体に振れると同時。
~~~❁:
菜花かざり:シャンッ、シャンッ、シャンッ!
菜花かざり:明るく軽快な鈴の音が光に形を与えていく。
菜花かざり:腰回りを確かに覆うコルセット。
菜花かざり:夢のように複数のフリルの層を持つフレアスカート。
菜花かざり:両足に泡のように光が弾けて、花の意匠を持つオーバーニー。
菜花かざり:足首にリボンの結ばれた黄色のシューズ。
~~~❁:
菜花かざり:両腕に巻き付いたリボンが形を変えて、ロング手袋。
菜花かざり:両手首にシュルリ、と綺麗に花の形にリボンを止める。
~~~❁:
菜花かざり:ぱん、ぱんっ、ぱぱぱんっ
菜花かざり:リズムに乗るように手拍子。その動きは光の帯を緩やかに動かす。
菜花かざり:手の音に合わせて、光はアクセサリーとして身体を飾って。
~~~❁:
菜花かざり:ドレスアップの仕上げは、腰の後ろに大きくリボン。
菜花かざり:湧き上がる光は髪を包んで、生来の色をさらに明るく鮮やかにした黄金。
菜花かざり:柔らかくリボンが髪をまとめ上げてサイドテール。
~~~❁:
菜花かざり:きゅんっ、きゅんっ、きゅるるんっ
菜花かざり:優しく抱かれるように穏やかな表情。そのまつげが高く張る。
菜花かざり:穏やかな表情の目を開ければ、強く意思を感じる瞳。
菜花かざり:星型のハイライトが一瞬、キラリと輝く。
菜花かざり:ぱちり、とウィンクと共に星がはじけて。
~~~❁:
菜花かざり:「きらめき飾る、やさしさの紋様──」
菜花かざり:しゅるるるんっ
菜花かざり:髪の毛に指を通し滑らかに滑らせると、キラキラと光の粒子が溢れ出す
菜花かざり:両手で作った長方形。カメラのように覗き込んで。
~~~❁:
菜花かざり:きらりんっ。
菜花かざり:湖と太陽の色をした瞳が輝き出す
菜花かざり:くる、くる、くるり。
菜花かざり:ドレスアップした自分を見せつけるように。
菜花かざり:ダンスのように回り回って。
菜花かざり:しゃららら、らんっ
ピュアロココ:「──ピュアロココ!」
ピュアロココ:誰もが見惚れずにはいられない笑顔を共に、名乗りを上げる。
シザーリオ:「……!」怜悧な美貌に、明確な驚愕の色が浮かぶ。
シザーリオ:「三人目の……プリピュアだと……!?」
ピュアロココ:ざっ、と空中からピュアミルフルールとピュアストライプの隣に立つ。
ピュアロココ:「えぇっ!私達が来ましたからには!」
ピュアロココ:ピシッ、と形の整った爪の人差し指を向けて
ピュアロココ:「貴方の好きにはさせませんっ!」
シザーリオ:「チ……!生まれたての子犬が増えたところで、何が出来る!」
シザーリオ:「やれ、シンショック!」
電柱型シンショック:「シンショォオーーーック!」
電柱型シンショック:初めのイニシアチブにて加速する刻Lv1
電柱型シンショック:即座に行動します。
電柱型シンショック:マイナーアクションにて形状変化:柔Lv3+ポルターガイストLv1
電柱型シンショック:シーン中ガード値+6、インプラントミサイルを破壊しシーン中攻撃力+12
電柱型シンショック:メジャーアクションにてアタックプログラムLv2+コンセントレイトLv3+妖の招きLv4+異形の祭典Lv3
電柱型シンショック:達成値+4、対象:4体、対象を自身の居るエンゲージに移動
電柱型シンショック:対象は勿論PC達4人、判定行きます。
電柱型シンショック:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,2,3,3,4,4,4,5,5,7,8]+10[6,7]+1[1]+4 → 25
ピュアストライプ:ドッジします。
ピュアストライプ:6dx>=25
DoubleCross : (6DX10>=25) → 9[2,6,7,8,8,9] → 9 → 失敗
ピュアロココ:避けてみよう
ピュアミルフルール:『フルールウェーブ・カーテン』!
ピュアミルフルール:《ゲットダウン》でドッジ。
ピュアロココ:3dx-1>=25
DoubleCross : (3DX10-1>=25) → 10[5,9,10]+6[6]-1 → 15 → 失敗
ピュアロココ:が、がんばってた。
湖東まき:まだプリピュアではないけど《氷盾》ガード!
ピュアミルフルール:4dx+21>=25
DoubleCross : (4DX10+21>=25) → 10[4,9,10,10]+10[9,10]+5[5]+21 → 46 → 成功
湖東まき:超避けてる
ピュアロココ:固定値無しで避けてる
ピュアストライプ:つよすぎ
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を2(→ 2)増加 (90 → 92)
湖東まき:《炎陣》でピュアストライプをカバーします。
湖東まき:諸々のエフェクトの前にオートで変身!
GM:OK、ではダメージロール行きます。
電柱型シンショック:25+3d10
DoubleCross : (25+3D10) → 25+21[2,9,10] → 46
湖東まき:ガードと装甲で27減らして19、2倍して38
ピュアロココ:リザレクトします!
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (81 → 82)
ピュアロココ:ピュアロココのHPを23減少 (24 → 1)
湖東まき:リザ圏内ではあるんだけどここで倒れるのヤだな……!
湖東まき:《氷雪の守護》使います。
湖東まき:38-3d10
DoubleCross : (38-3D10) → 38-25[9,7,9] → 13
ピュアロココ:めちゃくちゃ軽減する
湖東まき:HP13になって生存!
パーピー:すごいパピッ
湖東まき:湖東まきの侵蝕率を7増加 (97 → 104)
ピュアミルフルール:オート使った時点で侵蝕上昇するから
ピュアミルフルール:LV上がった状態で守れるんじゃ?
湖東まき:あ、オートはそうなんですっけ
ピュアミルフルール:ガッツリ守ろ~
ピュアロココ:守護!
湖東まき:えーとじゃあ
GM:そのはずですし、効果のダイス1個振り足して良いですよ
ピュアミルフルール:氷盾の時点で超えるからまずそこが14点ダメージになって
ピュアミルフルール:倍の28を-25したところに
ピュアミルフルール:氷雪の追加-1d10?
湖東まき:なるほど
湖東まき:では氷雪の守護分の追加を
湖東まき:3-1d10
DoubleCross : (3-1D10) → 3-9[9] → -6
ピュアミルフルール:つよ~
ピュアロココ:無傷に見えるんじゃが
湖東まき:無傷になっちゃった
ピュアロココ:つよい。
湖東まき:侵蝕率は変わらず104!
ピュアストライプ:初変身無敵タイムよ
GM:……つまり、この攻撃で引き寄せられるのってかざりちゃんだけか。
シザーリオ:おのれプリピュア……!
ピュアロココ:初変身に初変身が重なったため上書きされました。
ピュアロココ:そのようね。
湖東まき:ご、ごめんねかざりちゃん
ピュアミルフルール:攻撃で決めるのよ!
ピュアロココ:いいの。私が可愛いばっかりに。
GM:―戦闘配置―
電柱型シンショック[5]
ロココ[10]
10m
ストライプ[7]・まき[10]・ミルフルール[8]
パーピー:「……まきっ」ふわふわと寄って、まきの前に浮かぶ。
湖東まき:「……あっ」
パーピー:「まきのことは、パピが守るパピ!」
湖東まき:三人を見上げ、路地に尻餅をついて放心していた。我に返る。
湖東まき:「う……うん。でも」
湖東まき:「大丈夫、なんだよね……?」
湖東まき:再び視線を戻す。聳え立つシンショックは、先程よりもさらに威圧感を増して見える。
パーピー:「……今回のシンショックと、あいつは、いつもよりすっごく強くて怖そうパピ」
パーピー:「だから…ほんとは、大丈夫かわかんないパピ…」
パーピー:まきに背を向けたまま、庇うように手足を広げている。
湖東まき:「…………」
湖東まき:(……悩んでも仕方ない。やれるだけのことはやったんだもん)
湖東まき:(いや……それは、嘘、だけど)
湖東まき:(だからって、わたしが何かして、どうにかできるなんて……)
パーピー:「…まき」
湖東まき:「なに……?」
パーピー:「パピは、いま、パートナーがいない分、パピが頑張ろうと思うパピ」
パーピー:「パピが戦うの!だから」
パーピー:「だからね、パピが…まきに頼っちゃいそうだけど…頼らないからっ」
パーピー:「パピのこと、見てて!パピのこと応援してパピ!」
パーピー:小柄な体で、全身を広げるようにして、まきを庇っている。
湖東まき:「パーピー……」
湖東まき:「わたしは」
電柱型シンショック:「シンショーーーーーック!!」
電柱型シンショック:その言葉を遮るように叫びが響く。そして。
電柱型シンショック:奔流のように電線が四人へと殺到する!
パーピー:「っ!」ぎゅっと目をつぶる。
ピュアミルフルール:「フルールウェーブ・カーテン!」
ピュアミルフルール:その電線の一本を包むように、リボンが広がり。
ピュアミルフルール:カーテンのように幕を。自分への攻撃を完全に遮断する。
ピュアミルフルール:今まではそれでよかった。
ピュアミルフルール:自分を守るために、そうして。
ピュアミルフルール:遅れて気づく。「みんな……!」
ピュアロココ:「まっかせてくださいミルフルール!私だって…!」
ピュアロココ:変身前のように、その動作をいち早く察知して。
ピュアロココ:「あら?」グッ、と踏み出した身体が、思ったより勢いよく飛ぶ
ピュアロココ:「あれ、あれ~~~!?」
ピュアロココ:プリピュアとして強化されたパワーについていけず!盛大にジャンプ!
ピュアミルフルール:「ロココ……!」
ピュアロココ:「わっ!」無防備になった身体を捉えるように電線が巻き付く
ピュアロココ:「わ~~~~~っ!?」
ピュアロココ:そのままぐおんぐおんと振り回されている!
ピュアロココ:「すごっ、大丈夫、大丈夫ですけど大丈夫ではありません~!」
湖東まき:「……!」ピュアロココのそのさまを見て息を呑む。
ピュアストライプ:「っと、多いな……!」多数の電線が目の前に迫り、僅かに顔をしかめる。
ピュアストライプ:それらを躱すべく動こうとして──不意に、足を止めた。振り返る。
ピュアストライプ:背後には、プリピュアの力を纏っていない彼女たちがいる。
ピュアストライプ:それがシンショックの攻撃を直に身に受ければ、どうなるか。
パーピー:「……っ!」目をつぶったまま、まきを庇おうとしている。
ピュアストライプ:「まきちゃん!パーピー!」
ピュアストライプ:逃げて、と叫ぶには既に遅い。
ピュアストライプ:そしてそれ以上、迷う余地もない。パーピーの前に仁王立ちになって、両手を開いて構える。電線を掴んで受け止めようと。
湖東まき:「──っ」立ちはだかった彼女の背中に、電線に捕らわれたかざりちゃんの姿が重なる。
ピュアストライプ:「っ……!」眼前で迸る電流に、目を瞑りそうになる。だけどそこを動こうとはしない。
湖東まき:「パーピーっ」
パーピー:「へあっ」
湖東まき:上擦る声が喉から漏れ出す。
湖東まき:「あの」
湖東まき:「あの箱、出してっ」
パーピー:珍しい声色で話しかけられて、こっちも上擦った声を上げる。
パーピー:「まき……箱って……」目を見開いて、振り向く。
パーピー:「へっ、変身、するパピ!?」
湖東まき:開いた掌をそこに突き出している。
湖東まき:「わたしも、やる!」
パーピー:「まき……!」
パーピー:ポンッと軽い音とともに、その手の上に、青色の小箱が出現する。
パーピー:「まき、リボンを解いてパピ!まきの変身、パピに見せて!」
湖東まき:「うんっ」
パーピー:「唱えるパピ!『プリピュア・オープンギフト』って!」
湖東まき:小箱に指をかけ、その戒めを解きながら叫ぶ。
湖東まき:「プリピュア・オープンギフト!」
湖東まき:──輝きが溢れ出る。リボンを引き抜いた姿勢のまま、少女の全身が白く染まる。
湖東まき:最初に変化が訪れたのは、両手。
湖東まき:ぽん、とあぶくの弾ける音。腕先に集っていた光が散ると、薄手の手袋がそこにある。握られたリボンがするりと抜け出し、それぞれの手首に結わえられた。
湖東まき:ぽん、と両足。折り返しの付いた青いショートブーツ。細い足は白のタイツに包まれ、すねからひざまでの輪郭を辿って、
湖東まき:直後に腰で光が弾け、傘型のスカートが花開く。大海を思わせる色彩の生地に、鏤められるは大小の泡模様。
湖東まき:胸元には大きなリボンが凛と威勢よく姿を示し、新たに生じたフリル付きのケープが、それを上から優しく覆う。あるかなしかの風がそよいで、布地がひとたびふわりと揺れた。光によって織り上げられる、正義のヒーローのコスチューム。
湖東まき:そして、変化は頭にも及んだ。
湖東まき:まるで海中に日が射すかのごとく、黒髪が鮮やかな青に染まる。光を取り込んだ髪はかさを増し、二つ結びは渦を巻いて伸びて、先端が膝の裏まで届く。
湖東まき:最後に──ぽぽぽぽぽん!
湖東まき:額の上。五つの輪が並ぶ形状のティアラが飾られ、冴え冴えとした銀のきらめきを放った。
湖東まき:「……憧れを織るひらめきの紋様」
湖東まき:まなこを開く。心は決めた。蒼玉の瞳に意志が灯る。
湖東まき:ぶわり、と足元から泡が湧き出す。それらは天に掲げた両手の上に集い、一つの大きな果実となって膨らみ、やがてぱちんと音を立てて弾けて。
湖東まき:その刹那に零れた星のような輝きを、過たず、杯の形に成した手が受け止める。
湖東まき:てのひらを握りこむ。胸元に押し当てる。今この瞬間だけの火花をそこに、もう片手を正面へと差し伸べ。
湖東まき:名乗りを上げる。
ピュアバブル:「ピュアバブルっ!」
シザーリオ:「…………」
シザーリオ:現れた四人目の戦士を目に、ひどく顔を歪める。
シザーリオ:「……また増えた……!」
パーピー:「……ふへへっ」思わず笑いが零れる。「きれいパピ…」
ピュアバブル:「そ、そう……なの……?」言われて、自分の衣装に目を落としかけて。
ピュアバブル:「いや、それよりもっ」
電柱型シンショック:電線がもう目の前まで迫っている。その先端が、ストライプへと触れかけて――。
ピュアバブル:──刹那、透明な膜がその到達を阻む。
ピュアバブル:視点を離せば、その形が見て取れる。
ピュアバブル:泡だ。ピュアストライプにピュアバブル、そしてパーピーを包み込むそれが、押し寄せる電線の圧力に抗い……
ピュアバブル:……けれど、締め上げられて歪み、ばちんと弾けて。
ピュアバブル:──さらに無数の泡に分裂して湧き上がり、火花を散らす鋼線を押し返す!
電柱型シンショック:「ショォォオォック!?」 圧力に戸惑いながらも、電線が押し返される。
ピュアストライプ:「えっ──」予期していた衝撃が来ない。そのかわり、目の前には幻想的な泡沫が広がって、攻撃を押し返している。
シザーリオ:「莫迦な、防いだだと……!?」
ピュアストライプ:「まきちゃん……?」振り返り、姿を変えた少女を見る。「変身、したの?」
ピュアロココ:「すっ────」空中で左右に振られながら、全体を見る視点でその様を見て「──ごい、です!バブル!」
ピュアミルフルール:振り返り、ストライプを守った美しい泡を見る。「バブル!」
ピュアバブル:「……こっ」
ピュアバブル:「今回だけ、だからっ……!」
ピュアミルフルール:「うん、わたしね、それでも!」にっと笑う。「すっごく、すっごく、嬉しい!」
ピュアミルフルール:「一緒に戦おう、バブル!」
ピュアバブル:「……うん!」
ピュアバブル:精一杯強がった言葉の残滓を、ひとたび首を振って払いのけ。
ピュアバブル:き、と敵を見据える。
シザーリオ:「く……」
シザーリオ:忌々し気に四人を睨む。
シザーリオ:「プリピュアが、四人、だと……!?こんな……!」
電柱型シンショック[5]
ロココ[10]
10m
ストライプ[7]・バブル[10]・ミルフルール[8]
GM:次は行動値10でピュアロココとピュアバブルの手番です
GM:どちらが先に動くかは相談のうえでどうぞ!
ピュアロココ:メジャー支援があるのでバブルにお譲りしましょう
ピュアバブル:譲り受けます!
ピュアバブル:まずはマイナーで戦闘移動、シンショックのエンゲージに移動。
電柱型シンショック[5]
ロココ[10]・バブル[10]
10m
ストライプ[7]・ミルフルール[8]
ピュアバブル:メジャーで《天使の階梯》《要の陣形》。ストライプ・ロココ・ミルフルールを対象に、次のメジャーアクションのC値を-1、達成値を+4します。
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を8増加 (104 → 112)
GM:そのまま演出どうぞ!
ピュアバブル:(わたしの、力──)
ピュアバブル:半ば呆然と、押し返され跳ね戻る電線を見る。
ピュアバブル:(わたしの力は──違う。もっと)
ピュアバブル:(『リボン、出せる?思い描くの』)
ピュアバブル:その言葉を覚えている。
ピュアバブル:直感に従うまま、掌を突き出す。ひらめく青いリボンがそこに生じ、螺旋に巻きながら棒状に伸びる。形作られるのは、先端に七色の色彩を灯す絵筆。
ピュアバブル:(『リボンに願いを込めて、その形を思いのままに!』)
ピュアバブル:もうひとつ。
ピュアバブル:新たなリボンが宙にはためき、両端がひとりでに結ばれて、泡のような球状に膨らむ。白い輝きに染められて、描かれるものを待つキャンバスに。
ピュアバブル:(かざりちゃん)
ピュアバブル:(こんなわたしのことを気にしてくれてありがとう)
ピュアバブル:(なみちゃん。ずっと一人で戦わせててごめんね。今はわたしも力になる)
ピュアバブル:(まつりちゃん。あなたの変身が、とても綺麗だったから)
ピュアバブル:絵筆を振るう。
ピュアバブル:「バブルキャンバス──」
ピュアバブル:(あなたたちのことを、そばで見て描きたい、って思った)
ピュアバブル:描き出されるのは、悪に立ち向かい、輝きを放つ三人の少女の姿。
ピュアバブル:「──シャイニングイメージ!」
ピュアバブル:白い泡のリボンに描かれた彼女たちの姿が、そのまま現実に力を及ぼす。
ピュアバブル:煌く粒子が周囲に集い、本来以上の力を引き出す。それは描き手が、題材としたもののうちに見出した輝き。
ピュアバブル:「……みんな。頑張って!」
パーピー:「わわわわっ……きらきらしてるパピ!」目を輝かせる。「すごいパピ!」
GM:では、続けてピュアロココの手番です
ピュアロココ:では手番。
ピュアロココ:マイナーなし。メジャーで《Cエンハイ》《天からの眼》《イェーガーマイスター》。対象は電柱シンショックさん!
ピュアロココ:判定前に《援護の風》。判定+3Dします。
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を2(→ 2)増加 (82 → 84)
ピュアロココ:では判定。バブルの支援も入れまして~…
ピュアロココ:11dx6+3+4
DoubleCross : (11DX6+7) → 10[2,4,4,4,4,5,6,7,9,10,10]+10[1,3,5,5,6]+1[1]+7 → 28
ピュアロココ:り、リアクションどうぞぅ!
ピュアバブル:《妖精の手》
ピュアバブル:振り足しどうぞ!
ピュアロココ:バブルー!
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を4増加 (112 → 116)
ピュアロココ:1dx6+37
DoubleCross : (1DX6+37) → 2[2]+37 → 39
ピュアロココ:惜しい。
GM:では改めてリアクション。シンショックはガードします。
ピュアロココ:ではダメージ。
ピュアロココ:4d10+15+1d10
DoubleCross : (4D10+15+1D10) → 18[3,2,3,10]+15+1[1] → 34
ピュアロココ:出目がとことんふるいません!装甲ガード有効です!
GM:11点減らして23ダメージ!まだ軽症!
GM:演出どうぞ!
ピュアロココ:はい!
ピュアロココ:
ピュアロココ:「バブル……!」
ピュアロココ:眼下の少女が筆を振るうと同時、力が湧いてくる。
ピュアロココ:扱いきれない、慣れないパワー。それをちゃんと使いこなす、イメージ。
ピュアロココ:誰かからの期待に、背を押される感覚。
ピュアロココ:「私も、負けていられません!」
ピュアロココ:ぐぉ!とみなぎる力で巻き付く電線を弾いて、拘束から解放。
ピュアロココ:そのまま波打つ電線を足場にタ、タ、タンッと距離を詰める
ピュアロココ:「ストライプ、ミルフルール、バブル!ちゃんと見ていてくださいね~!」
ピュアロココ:ぱちーん、と片目をつむって、普段は絶対できない電線の綱渡り。
ピュアロココ:リボンを華麗に操ること。器用に身体を使うこと。誰かのためになるようなこと。
ピュアロココ:私だったらどうしよう?そんな事を考えて。
ピュアロココ:「プリピュア!」
ピュアロココ:両腕のリボンの花を解いてその帯を伸ばしていく。
ピュアロココ:その黄色の帯は走る間に折り重なり、いくつものアーチで作られる花をかたどる。
ピュアロココ:(『リボンに願いを込めて、その形を思いのままに!』、なら!)
ピュアロココ:──見てもらおう。きっと、それだけでいい。私らしくやるのなら。
ピュアロココ:リボンの花が黄金色に輝く。
ピュアロココ:「ロココ・フワラー・バースト!」
ピュアロココ:カッ!
ピュアロココ:くるくると回るリボンの花から照射された、何本もの光の帯。
ピュアロココ:乱射するようなそのうちのいくつかが、電柱シンショックの身体へとぶつかる!
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を8(→ 8)増加 (84 → 92)
電柱型シンショック:「ォオォオオ……」 呻きはするものの、大きなダメージにはまだ至っていない。
GM:では、次はピュアミルフルール!
ピュアミルフルール:はい!
ピュアミルフルール:マイナーなし、メジャー『フルールバインド・シュート』:《バリアクラッカー》。
ピュアミルフルール:シンショックを攻撃。
ピュアミルフルール:4dx9+23
DoubleCross : (4DX9+23) → 10[2,4,5,9]+6[6]+23 → 39
ピュアミルフルール:ガード不可、ドッジダイス-2個です。
GM:ガードできないならドッジするか……。
電柱型シンショック:9dx>=39
DoubleCross : (9DX10>=39) → 10[1,1,1,3,4,5,7,8,10]+7[7] → 17 → 失敗
GM:当たります。ダメージどうぞ!
ピュアミルフルール:4d10+8 ガード装甲無視
DoubleCross : (4D10+8) → 34[9,9,9,7]+8 → 42
GM:42点素通し!まだ立っています。
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を4(→ 4)増加 (92 → 96)
ピュアミルフルール:「みんな、すごいな……! 初めてなのに」
ピュアミルフルール:「ねえ、ウェールシュ」
ピュアミルフルール:指先に、ふっと光の球が灯る。それはよく見れば、
ピュアミルフルール:シュルシュルと毛糸球をかたどった、リボンの塊。
ピュアミルフルール:「今のわたしなら、どこまでもやれると思わない?」
ウェールシュ:「フン!そんなの」「当たり前ルシュ!」
ピュアミルフルール:それが箱開くように解かれて。
ピュアミルフルール:くすりと笑う。イメージする。
ピュアミルフルール:泡だ。
ピュアミルフルール:分かたれ、弾けるもの。
ピュアミルフルール:リボンを形成していく……一本ではない。
ピュアミルフルール:くるくると、指輪のように十指に巻かれ。
ピュアミルフルール:「フルールバインド――」
ピュアミルフルール:茎伸びるように一斉にシンショックへと放たれる。
ピュアミルフルール:枝分かれ、花開き。更に枝分かれ、花開いていき。
ピュアミルフルール:「シュート!」
ピュアミルフルール:タペストリーのように広がり、無数の花の、蔦の群れとして、絡みつく!
ピュアミルフルール:「今よ……ストライプ!」
GM:ではお次、ピュアストライプの手番です。
ピュアストライプ:はい。
ピュアストライプ:マイナーで《骨の剣》《死招きの爪》《イオノクラフト》、素手データを変更しつつシンショックにエンゲージ。
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を7増加 (91 → 98)
電柱型シンショック[5]
ストライプ[7]・ロココ[10]・バブル[10]
10m
ミルフルール[8]
ピュアストライプ:メジャー、《コンセントレイト》《貪欲なる拳》対象シンショック。
ピュアストライプ:9dx+2+4@6 命中
DoubleCross : (9DX6+6) → 10[1,2,2,5,5,5,7,9,10]+10[2,3,9]+3[3]+6 → 29
電柱型シンショック:ガード。電磁障壁Lv1も使用します。
ピュアストライプ:3d10+25 諸々有効
DoubleCross : (3D10+25) → 17[7,7,3]+25 → 42
GM:11+4d10
DoubleCross : (11+4D10) → 11+28[6,6,7,9] → 39
ピュアストライプ:ぜ、全然通ってない
GM:出目良いな……差し引き3点分食らいます。
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を5増加 (98 → 103)
GM:演出どうぞ。
ピュアストライプ:「オッケー!」ミルフルールの声に応じて、駆け出している。
ピュアストライプ:ブーツに纏う桜色の電光と共に、動きを戒められた電柱型シンショックの側面を駆け上がって。
ピュアストライプ:固めた拳の上に、幾重にもピンクのリボンが折り重なって。それをシンショックの頭上から、思い切り打ち付ける。
ピュアストライプ:電光が弾けると同時。鈍く、砕けるような音がした。
電柱型シンショック:「ショォオオオオーーーック!!」
電柱型シンショック:電線への供給を担っていた機械部が破損する。バチバチとなっていた火花がたちまち静まり返った。
ピュアストライプ:「うっ」表情を僅かに歪めて、咆哮と共にしなる巨体を蹴りつけ距離を取る。「痛っ、たいな……!」
ピュアストライプ:以前と同じようには撃ち抜けなかった感覚。自分の手の甲を擦りながら。
シザーリオ:「ッ……プリピュア……!」
シザーリオ:忌々しげにストライプを、面々を睨む。
シザーリオ:「……分かって、いるのか……?その力を手にしたからには、元の日常には戻れんぞ……!」
ピュアストライプ:「ふうん。心配してくれてるの?」声をかけてきた方を見やる。
ピュアストライプ:「元の日常には戻れないって……そりゃ、ミルフルール達のやってる事が大変なのは分かってるけどね」
ピュアストライプ:「その日常をめちゃくちゃにしてるの、君達でしょ」
シザーリオ:「プリピュアなど、妖精に利用され、戦い続けるだけの哀れな駒だ」
シザーリオ:「そしていずれ、我らハウンドの手によって倒される」
ピュアストライプ:「利用?それは違うかな」
ピュアストライプ:「私は、ちゃんと私の意思でこうしてる。リアンだってそうだし、他の皆もそう」
シザーリオ:「……愚かな。せめて穏やかに、ダラク様復活までの猶予を過ごせばいいものを……」
ピュアストライプ:「あいにく。私ってやつは、危なっかしい非日常が大好きなのさ」
ピュアストライプ:微笑みながらそう言って。
ピュアストライプ:「それに……それを言うなら、君の方こそ」
ピュアストライプ:「そのダラク様ってのは、本当に君が尊敬できるような人なの?」
シザーリオ:「……」
シザーリオ:「……何だと?」
ピュアストライプ:「自分を復活させるために、色んな人を巻き込んで、沢山の人を傷つけてる」
ピュアストライプ:「私が知ってるのは、そんな話ばっかりだ」
シザーリオ:「……。……そうか。危険な非日常が好きか」
ピュアストライプ:「正確には、それを乗り越えるのが好きかな」
シザーリオ:「莫迦な子供が、踏み込んではならない場所に踏み込んだな」
シザーリオ:燃えるような怒気を露わにして。
シザーリオ:「竜の顎下に触れた者の、その末路を知れ!」
シザーリオ:「やれ、シンショック!遊びは終わりだ!」
GM:シンショックの手番に入ります。
電柱型シンショック:マイナー無し。
電柱型シンショック:メジャーはアタックプログラムLv2+コンセントレイトLv3+MAXボルテージLv3+ジャイアントグロウスLv3
電柱型シンショック:達成値+4、攻撃力+10、対象:範囲(選択)、攻撃力+2D
電柱型シンショック:自身のエンゲージに居る3人を攻撃します。
電柱型シンショック:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,2,2,3,4,4,4,7,9,9,9]+10[1,5,10,10]+10[8,9]+10[6,10]+1[1]+4 → 45
ピュアバブル:《氷盾》ガード!
ピュアロココ:なんとドッジダイスがありません。ガードです。
ピュアストライプ:ガードします!
GM:では、ダメージロール!
電柱型シンショック:35+2d10+5d10
DoubleCross : (35+2D10+5D10) → 35+18[8,10]+32[4,7,10,8,3] → 85
ピュアストライプ:あっでかい 全然耐えない
ピュアバブル:こっちも無理だった
ピュアロココ:私は当然無理。
ピュアロココ:リザレクトします
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (92 → 93)
ピュアバブル:ピュアバブルの侵蝕率を2増加 (116 → 118)
ピュアロココ:HP1で復活。
ピュアミルフルール:みんな……!
ピュアストライプ:家族のロイスを切って復活します
ピュアバブル:倒れて、父親のロイスを切って復活!
ピュアバブル:ピュアバブルのHPを2増加 (10 → 12)
GM:演出に入ります
電柱型シンショック:電流の途絶えた電線が、ざわりと蠢き始める。
電柱型シンショック:失った火花を補うかのように禍々しいオーラが立ち上り、その強度を増強する。
電柱型シンショック:そして自身の周りに集まった3人を薙ぎ払い、打ち据えるために。長大な電線達が風切音を発しながら暴れまわる!
電柱型シンショック:「シン、ショーーーーーック!!」
ピュアストライプ:「っわ、ほんとにパワーアップした!」
ピュアロココ:「! ……ストライプ!バブル!」目で追いつつも、その動きについていけない。
ピュアバブル:「わぁあっ!」此度も泡で防御しようとするが、防ぎ切れずに吹き飛ばされる。
ピュアロココ:「っ、きゃっ!」でたらめに振り回される電線に打ち据えられて、家の塀に激突する。
ピュアストライプ:無数の電線を受け止めようとするが、あえなく弾き飛ばされる。
ピュアミルフルール:「バブル、ロココ、ストライプ……!」
シザーリオ:「どうしたプリピュア……この程度か?」
ピュアストライプ:「ぐっ……この前のやつより、ずっと強い」
ピュアストライプ:泥に汚れた膝をはたきながら、立ち上がる。
ピュアロココ:「痛……い、ような痛くないような!いえ、痛く、ありませんので!全然っ」
ピュアロココ:「負けるつもりも、ありません!」
ピュアバブル:「う、うぅぅ」ふらつきながら立つ。「わたしも……まだ、やれる」
ピュアストライプ:「皆、頼もしいね……もちろん、私も」口元で笑みを作る。「これくらいの方が、燃えるかな」
GM:クリンナッププロセスを挟み、ラウンド1が終了。ラウンド2に移行します。
GM:まずはラウンド2のセットアッププロセス。エネミーは何もありません。
ピュアロココ:こちらもなしです
ピュアストライプ:ないです
ピュアバブル:無!
ピュアミルフルール:なしです
GM:ではセットアップは終了。
GM:行動値10のバブルとロココ、どちらか行動どうぞ!
ピュアバブル:こちらはブルゲ切れたので行動値5なのだ
ピュアロココ:そのようなので私の行動です
ピュアロココ:マイナーなし、メジャーで《Cエンハイ》《天からの眼》《イェーガーマイスター》。対象は電柱シンショックさん
ピュアロココ:《援護の風》。判定+3D。
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を2(→ 2)増加 (93 → 95)
ピュアロココ:判定。
ピュアロココ:12dx7+3+4
DoubleCross : (12DX7+7) → 10[4,4,4,5,5,5,6,8,8,8,9,10]+10[2,3,3,5,10]+3[3]+7 → 30
ピュアロココ:きっかり!
電柱型シンショック:ガード。
ピュアロココ:4d10+15+1d10
DoubleCross : (4D10+15+1D10) → 32[10,8,7,7]+15+8[8] → 55
ピュアロココ:装甲有効の55点。
GM:ガード11削って44通し。まだギリギリ立っています。
ピュアロココ:ピュアロココの侵蝕率を8(→ 8)増加 (95 → 103)
ピュアロココ:では演出。
ピュアロココ:
ピュアロココ:「ミルフルールは、いつもこんなのを一人でやってたんですね」
ピュアロココ:ぺっ、ぺっ、と口の中の砂をはきだす。
ピュアロココ:「そして、ストライプを危険な非日常に一人だけ、置いていくわけにもいきませんので!」
ピュアロココ:しゅるり、と乱れた髪の毛のサイドテールのリボンをほどき、ロングヘアが綺麗に落ちる。
ピュアロココ:「なにより、」
ピュアロココ:今度は両手で頭の左右に持ち上げた髪が、自然とリボンでくくられる
ピュアロココ:「バブルだって怖いはずなのに、尻込みするわけにもいかない、というわけで!」
ピュアロココ:ダッ!と駆け出す。
ピュアロココ:シュルシュルと伸びるリボンの帯は、今度は大きな一つではなく、細かな花飾りをいくつも作っていく。
ピュアロココ:この距離では大きく作ったら邪魔になる。だから、参考にするのは桃色の光る接近の動き。
ピュアロココ:「でぇぇぇいっ!プリピュアーーー!」
ピュアロココ:タンッ、と踏み切って、体ごとぶち当てるようなドロップキック。
ピュアロココ:電柱の身体にわずかに傾けさせる衝撃、そして
ピュアロココ:小型の花飾りからの、無数の光の照射
ピュアロココ:「ロココ・ビット・シュート!」
ピュアロココ:威力は抑え、しかし的確に狙いをつけた光の帯が、1点を狙うように殺到する!
電柱型シンショック:電線によって防御の網を張ろうとして、しかし1点に集中した光にすり抜けられる。
電柱型シンショック:「ショォォオォック!?」
電柱型シンショック:直撃を受け、その状態が大きく揺らぐ。―――が、辛うじて倒れるには至らない。
ピュアロココ:「まだダメですか!?」
ピュアロココ:キックの姿勢から踏み切って、ツインテールを振りながら空中をくるくると回る。
ピュアロココ:驚きながら、その視界には無意識に。
ピュアロココ:次の攻撃に移る仲間を見ている。
GM:では、行動値8のミルフルール!
ピュアミルフルール:マイナーなし、メジャー《バリアクラッカー》。シンショックを攻撃。
ピュアミルフルール:4dx+19
DoubleCross : (4DX10+19) → 9[2,5,7,9]+19 → 28
ピュアミルフルール:ガード不可、ドッジダイス-2個です
電柱型シンショック:一応ドッジ!
電柱型シンショック:11dx>=28
DoubleCross : (11DX10>=28) → 10[2,2,3,6,7,7,8,8,8,10,10]+10[9,10]+7[7] → 27 → 失敗
ピュアミルフルール:こわすぎ
ピュアストライプ:あっぶな
GM:マジ?
ピュアバブル:めちゃ頑張ってる
ピュアロココ:どういうこと。
ピュアストライプ:《餓狼の爪》。そのダメージに+31します
ピュアミルフルール:ヤバ
ピュアロココ:固定値のミルフルール一人だと危なかった敵じゃん
ピュアストライプ:ピュアストライプの侵蝕率を3増加 (103 → 106)
ピュアミルフルール:命中は命中!ダメージ入れます
ピュアミルフルール:3d10+39 ガード装甲無視
DoubleCross : (3D10+39) → 14[5,2,7]+39 → 53
シザーリオ:電磁反応装甲とかあるだろ!がんばれ!
ピュアミルフルール:ピュアミルフルールの侵蝕率を4(→ 4)増加 (96 → 100)
GM:……そのダメージは、耐えません!撃破!
ピュアミルフルール:やった!
ピュアストライプ:やった~
シザーリオ:シンショックーー!
ピュアロココ:やった~!
ピュアバブル:勝利!
GM:復活もなし。演出をどうぞ。
ピュアミルフルール:電線のように、両手からリボンの輝線が伸びる。
ピュアミルフルール:空中に模様を描くように、踊るように両手を振って。
ピュアミルフルール:編まれていく。織り込まれていく。一つの強靭なリボンへと。
ピュアミルフルール:太いロープのように、シンショックの足元に絡みついた。
ピュアミルフルール:(私だけは、こんなの、絶対、思いつかなかったけど)
ピュアミルフルール:ロココの光の帯にバランスを崩したその柱を転ばせる。
ピュアミルフルール:(みんなが教えてくれる!)
ピュアミルフルール:そのままリボンを掴んで、ただ、力の限り。
ピュアミルフルール:「っ、りゃああああ!!!」
ピュアミルフルール:すくい上げるように投げ上げる。
ピュアミルフルール:そして、その勢いのまま。
ピュアミルフルール:叩きつける――地面へ……ではない。
ピュアミルフルール:その先には一人の少女があるから。
ピュアストライプ:「ナイス、ミルフルール!」着地点で、落ちてくるその巨影を待つ。拳を固める。「後は任せて!」
ピュアストライプ:……考えていた。あの体躯を撃ち抜けなかった、さっきの自分に何が足りなかったのか。
ピュアストライプ:自分の拳を見つめた時に、ふと気づいた。
ピュアストライプ:生み出されるピンクのリボンは、一本ではなく二本──鮮やかな濃いピンクと、どこか自己主張の希薄な薄いピンク。きっとそれは
ピュアストライプ:"二人"がそれぞれに想いを込めて紡いだ、それゆえの二条。
ピュアストライプ:それらがまつりの拳の上に重なって、二本線(バイカラー)の縞模様(ストライプ)を織り成している。
ピュアストライプ:(うん、分かってるよ)
ピュアストライプ:一色だけでは描けない紋様。
ピュアストライプ:(私達は、一緒に戦ってる)
ピュアストライプ:二人の想いが重なってはじめて、私はプリピュアになれる。だから、
ピュアストライプ:「──行くよ、リアンっ!」傍らの相棒に、声をかけながら。
リアン:「……うん」
リアン:「行くアン、まつりーー!!」
ピュアストライプ:「プリピュア! ストライプ──」
ピュアストライプ:深く息を吸う。濃淡の入り混じったピンクの光が渦を巻いて、
ピュアストライプ:「ストレートッ!!!」
ピュアストライプ:拳打と共に弾けた。
電柱型シンショック:「オオオオォオォォォ・……」
電柱型シンショック:正面から拳を受け、その顔面がギシリと歪んだのち――。
電柱型シンショック:七色の光へと変換され弾けるようにして散っていく。
電柱型シンショック:囁くような「タダイマ……」の声が周囲に響いていた。
シザーリオ:「……莫迦な……!」その光景に瞠目する。
シザーリオ:「この僕のシンショックが……!」
ピュアストライプ:「……!」轟音のあとの静寂。その声を聞いて、僅かに目を見開く。
ピュアバブル:「や、やったっ……!」
ピュアロココ:「やりました…!」
ピュアミルフルール:「……ふう」息をついて。
ピュアミルフルール:「やったね、みんな」
ピュアストライプ:「ふふ。みんな、お疲れ様……と、言いたいけど」
ピュアストライプ:残ったシザーリオを見上げる。
シザーリオ:「……。……成程な」
シザーリオ:消えゆく七色の光から、プリピュアに視線を移す。
シザーリオ:「……これがプリピュアの力か……確かに、吠えるだけのことはあるらしい」
シザーリオ:「だが、それもここで終わりだ」
シザーリオ:腰から、二振りの双剣を抜き放つ。白銀の刀身が、光を反射してぎらりと輝く。
ピュアロココ:「むっ。貴方も戦うつもりですか?」
ピュアバブル:びくりと身構える。
ピュアミルフルール:「みんな、気をつけて!」
シザーリオ:「目覚めたての今の内に、芽は摘んでおく」
ピュアミルフルール:「ハウンド幹部の力は……シンショックよりもずっと上よ!」
シザーリオ:「ダラク様の邪魔立ては、させない──!」
ピュアストライプ:「でも、いつかは戦わなきゃいけない」
ピュアストライプ:「みんな、後もうひと踏ん張りだ」
シザーリオ:ほんの一瞬。シンショックとは比較にならない、膨大な邪気が解き放たれようとした、その時。
トーラ:『―――シザーリオ』
トーラ:静かな男の声が周囲に響き、その動きを制止する。
シザーリオ:「!」
シザーリオ:ぴくり、と、刃を持つ手が止まる。
ウェールシュ:「これは…初めて聞く声ルシュ…!?」
シザーリオ:「……トーラか。くだらん用事なら後にしろ」
ピュアロココ:(レイダーって人とも違う…!)「他の幹部さん…ってことですか!?」
トーラ:『仕事中だろうにすまないね。緊急の用件なんだ』
トーラ:『ダラク様から召集がかかった』
シザーリオ:「……! ダラク様から……?」
トーラ:『ああ。総員任務よりもこちらを優先、直ちに帰還せよとの仰せだよ』
シザーリオ:「…………。……分かった。すぐ戻る」
シザーリオ:四人のプリピュアを見下ろし。
シザーリオ:「……事情が変わった。今日のところは見逃してやる」
ピュアストライプ:「……そんなに大事なんだ。ダラク様の命令」
シザーリオ:「今倒さずとも、お前達の働きなどすべて無意味というだけだ」
シザーリオ:「結末は変わらん。貴様らは敗北し、僕とダラク様が勝利する」
シザーリオ:「それまで精々、この舞台で踊るがいいさ」
ピュアストライプ:「ふっふふ。言ってくれるね」
ピュアストライプ:「だけど、きっと君の予想通りには行かないよ。今日がそうだったみたいにね」
シザーリオ:「筋書きを描くのは、僕だ。演者の分際で吠えるな、ピュアストライプ」
シザーリオ:「楽しみにしていろ。僕がこの手で、貴様らに相応しい結末を用意しておいてやる」
シザーリオ:不吉な言葉を残して、その姿は煙のように掻き消える。
ピュアバブル:「…………か、帰っちゃったの?」両手で武器のように絵筆を構えたまま、こわごわと周囲の様子を窺う。
ピュアロココ:「……………」同じく周囲を伺って。
ピュアロココ:「はぁ~~~」ペタン、とその場にへたり込む。
ピュアミルフルール:「うん。助かった、って感じかな」
ピュアロココ:「いやあ、どうなることかと思いました」
ピュアミルフルール:「でもね。またあの子が来たって、わたしは負けないよ」
ピュアミルフルール:「みんながいるんだもん」
ピュアストライプ:「うん。私だって、負けるつもりはなかったよ。でも……」
ピュアストライプ:「……これから幹部全員と戦う事になるなら、もっと特訓とかした方がいいのかもね」
ピュアストライプ:「バブルは今回だけらしいから、次は3人で何とかしなきゃだし」
ピュアバブル:「う。うん……」気まずげにしつつも否定はしない。
ピュアミルフルール:「特にロココはね~」冗談めかして。
ピュアロココ:「わ、私ですかぁ!?」
ピュアミルフルール:「力が強すぎて、うまく動けなかったでしょ」
ピュアロココ:えー、と抗議するような顔。
ピュアミルフルール:「普通に運動するのと、感覚が違うからね」
ピュアロココ:続く言葉にうぐ、と言葉をつまらせて。
ピュアロココ:光が弾けるように、プリピュアの衣装が制服に戻る。
ピュアロココ:「確かにそうですけど……ストライプはきっちりできましたしね…」
菜花かざり:「って、あ。戻っちゃった」
ピュアミルフルール:シュルシュルとリボンが解けるようにして。
菜花かざり:「気を抜いたからですかね。確かにこれじゃ、私が一番慣れてませんね」
稲波なみ:元の姿を取り戻す。「ううん。戦いが終わったからね」
ピュアストライプ:「あ、そうだった。変身を解かないと……えっと」
稲波なみ:「プリピュアの力は、島を守るためにあるんだから」
菜花かざり:立ち上がってぴょんぴょんと跳んでみても、さっきのようにでたらめなジャンプ力はない。
ピュアバブル:「ほあ」二人の様子を目を丸くして見ているさなか、こちらもぱちんと泡の弾けるように姿が戻る。
湖東まき:「あっ。なるほど……」
稲波なみ:「勝ったら、そこで変身はおしまい」
ピュアストライプ:どうやるんだっけ……という顔で、足でとんとんと地面を叩きながら。深く息を吐いて、
菜花かざり:「なるほどー」「つまり、私が一番判断が早いんですね」冗談めかす。
湖東まき:「……」掌を見つめる。なんだって実現できそうだった力の感触は既に無い。
葛城まつり:髪と腰のリボンが解けながら、ドレスが光に包まれる。そうして、元の姿に戻る。
葛城まつり:「んーっ」手足をぐっと伸ばす。
葛城まつり:「傷の痛みとかはちょっと残るかな、これ……」節々に違和感を覚えつつ言う。
菜花かざり:「言われてみると…確かに……?」普段より運動したから身体がびっくり。してる気がする。
菜花かざり:「確かにこれを続けてたら、なみちゃんみたいにすぐ寝ちゃうこともあるかもですね」
稲波なみ:「わたしそんなに寝てるかなあ」
稲波なみ:「普通だよ」
湖東まき:「ふつうの人は歩きながら寝たりしないよお」
葛城まつり:「うん、あれはびっくりしたね……」
稲波なみ:「ごめんね、今度からはちゃんと座るね」
菜花かざり:「わー、それなら安心ー……って、家まで持たせましょう。家まで」
稲波なみ:「そっか。それもそうだね」
稲波なみ:「家。帰ろっか?」
稲波なみ:「ウェールシュ~」
稲波なみ:「おいで~」
ウェールシュ:「………なっ」
ウェールシュ:「何を能天気に呼んでルッシュか~~~!!」プンプンしながら先頭をきって飛び込んでくる。
稲波なみ:「わぶっ……」受け止めて。「どうしたの?」
稲波なみ:「なんで怒ってるの?」
ウェールシュ:「ぬなっ! よっ…四人の初勝利の喜びを分かち合おうとそこで待ってなど……」プルプルする。
ウェールシュ:「なんでもないルッシュ! ほらっ! 他の妖精達も来るルッシュ!」
稲波なみ:「……あっ」
稲波なみ:「そうじゃん!そうだよ!」
稲波なみ:「8人の初勝利だよ!」
ウェールシュ:「よにっ…はちにっ…」目を白黒させている。
葛城まつり:「お祝いしちゃう?」
葛城まつり:「ほら。あそこのカフェで、みんなで甘いもの食べてさ」
稲波なみ:「うん、うん、行こうね!」
ロッシー:「かざり~~~」 ふわふわながらも真っ直ぐかざりへと飛んでいく。
菜花かざり:「ロッシーさんもおいでおいでー」キャッチ。勢いでくるっと一回転。
ロッシー:「ロシーはしっかり見たロシ。一番、キラキラピカピカだったロシ」
ロッシー:「ばっちりの初変身だったロシ~」 いつものようなふんわりとした口調だが、興奮したように声が弾んでいる。
菜花かざり:「あはは、一杯もいっぱい、精一杯でしたからね」ロッシーの頭をよしよしとかいぐりまわす。
パーピー:「まき~~~~っ」まきの頬に自分の頬を擦り寄せる。
湖東まき:「わわわわ」戸惑いながらもされるに任せる。
パーピー:「パピ、パピねっ、感動したパピ!まきはとっても優しいパピっ」
湖東まき:小さい体をそっと両手で支えて。
湖東まき:「う、うん。みんなもパーピーも、なんとか無事でよかった」
パーピー:「うん! ふふふふっ、まきとお友達になれてよかったパピっ」
湖東まき:「……」相好を崩し、その頭を撫でる。
リアン:「まつり……」 乗り遅れたようにそわそわと、まつりへと近寄る。
葛城まつり:「ふふ。遠慮しなくていいのに」
葛城まつり:「ほら、おいで」開いた右手を差し伸べる。
リアン:「~~~!!」 ぱあっと瞳を輝かせ、その右手へと飛びつく。
リアン:「かっこよかったアン!強くて、真っ直ぐで、シザーリオにだって全然怖がらなくて」
リアン:「ぼくの名前も、読んでくれて……すっごくすっごく、嬉しかったアン!」
リアン:ぶんぶんと大きめな尻尾が回転するように揺れている。
葛城まつり:「……お」少し、驚いたように目を見開いて。
葛城まつり:「かっこいい、か。……ふふ、うれしいな。それ」
葛城まつり:「お父さんもお母さんも、先生も。私のそういう所、危なっかしくて向こう見ずだって言うのさ」
葛城まつり:「そんな風に褒めてもらったの、初めてで……うん」思いを伝えるように、ぎゅっと抱き寄せて
葛城まつり:「だから、とっても嬉しい」
葛城まつり:幼い子どものような笑みを浮かべた。
GM:バックトラックに入ります。
GM:今回はEロイスは無し。皆さんそれぞれロイスに合わせて振って下さい。
葛城まつり:はーい。1倍でいきます
菜花かざり:はーい。1倍で。
葛城まつり:106-5d10
DoubleCross : (106-5D10) → 106-26[4,1,4,7,10] → 80
菜花かざり:103-6d10
DoubleCross : (103-6D10) → 103-39[8,7,2,2,10,10] → 64
葛城まつり:5点ニャン
菜花かざり:4点。
湖東まき:118の残5……ぬーん
湖東まき:いや2倍にしとこ
稲波なみ:1倍振りします
湖東まき:118-10d10
DoubleCross : (118-10D10) → 118-50[5,4,6,2,8,4,7,1,7,6] → 68
湖東まき:3点~
稲波なみ:稲波なみの侵蝕率を6d10(→ 24)減少 (100 → 76)
GM:では次に経験点配布です。
稲波なみ:5点で帰還
GM:まずはいつもの諸々を合わせて5点。
GM:そしてシナリオの目的、プリピュアとなって島の平和を守るを達成して頂きましたので
稲波なみ:みんな変身してよかったわね
GM:今回はそこに10点配布します。15点+ロイス分それぞれ受け取ってください!
菜花かざり:19点~!
稲波なみ:20点!
湖東まき:18点!
葛城まつり:20点!
サブGM:おめでと~!
菜花かざり:ありがと~!
GM:皆さん受け取っていただいて、次までの成長に使ってくださいね~
菜花かざり:はぁーい
稲波なみ:たくさん寝て育ちます
葛城まつり:はあい
湖東まき:残さず食べます