『一夜二人転:壬生墨佳/嬬恋七瀬 第三夜』(GM:今日日)
メインログ
|
雑談ログ
前回セッション
:
『Who is this? What is she?』
壬生
(
みぶ
)
墨佳
(
すみか
)
(PL:DT)
キャラシート
嬬恋
(
つまごい
)
七瀬
(
ななせ
)
(PL:すきゃっと)
キャラシート
GM
:では二人転三夜目、始めて参りましょう。
GM
:嬬恋さんからキャラシと自己紹介をお願いします。
嬬恋七瀬
:はい!
嬬恋七瀬
:
キャラシート
嬬恋七瀬
:嬬恋七瀬(つまごいななせ)です。17歳のUGNエージェント。
嬬恋七瀬
:カヴァーは高校生とホストとホステス。男女問わず様々な相手とお付き合いをしてきましたが
嬬恋七瀬
:最近本命の恋人が出来たという噂があります。本当かな……
嬬恋七瀬
:自分の容姿と戦闘能力に自信を持っており、それが通じないとメンタルが崩れる……
嬬恋七瀬
:というお話だったんですが最近そうでもないかもしれません
嬬恋七瀬
:性能的にはピュアブラックドッグで火力を出します。
嬬恋七瀬
:今回は少し変わった関係性でのお話ということでどうなるのか全然分かりません
嬬恋七瀬
:怖い……よろしくお願いします!
GM
:はい、よろしくお願いします。
GM
:それではお次、壬生さん。自己紹介お願いします。
壬生墨佳
:はい!
壬生墨佳
:
キャラシート
壬生墨佳
:壬生墨佳(みぶすみか)です。18歳のUGNチルドレン。
壬生墨佳
:戦闘以外は万能の天才を嘯く、情報処理要員です。
壬生墨佳
:容姿と能力に自信を持ち、気取った言い回しを好む傾向にありますが
壬生墨佳
:崩れるとグズります。最近よくそうなってるかも
壬生墨佳
:シンドロームはバロール/ブラックドッグ/モルフェウスのトライブリード。
壬生墨佳
:イージーエフェクトがたくさんあったり残った点で死神やカバーしたりします。
壬生墨佳
:今回は関係性変わったからどうなるか分かりません
壬生墨佳
:よろしくおねがいします!
GM
:はい、よろしくお願いしますー。
GM
:今回のシチュエーションは事前打ち合わせの下、異常なしに決定。
GM
:原因はスタンダードにジャームで行こうと思います。
嬬恋七瀬
:はーい
壬生墨佳
:押忍
GM
:任務でジャームを追ってたら攻撃を受けたので、お互い異常が無いか確認しつつ後を追うという流れでどうでしょう。
嬬恋七瀬
:全てを理解しました
壬生墨佳
:はあい
GM
:OK、それでは開始いたします。
【オープニング】
GM
:まずはOP、お二人とも登場侵蝕をどうぞ。
壬生墨佳
:侵蝕率+1(1d10->1) (侵蝕率:36->37)
嬬恋七瀬
:36+1D10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+4[4] → 40
GM
:十一地区:郊外
GM
:付近にて高濃度レネゲイド反応が反応されたため、君達は捜索及び有事の場合の対処のために駆り出されていた。
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「……あ、あの、あのさ」
嬬恋七瀬
:「ん?何かいたか?」物陰に目をやりながら相棒に声を掛ける。
嬬恋七瀬
:中性的な整った顔立ち。だが、派手な髪色とアクセサリが見る者に刺々しい印象を与えている。
壬生墨佳
:「いや、そうじゃなくて……その」横髪を指先で弄ぶ。
壬生墨佳
:「任務中は普通に……っていうか」
壬生墨佳
:「……いつも通りにしないか」
嬬恋七瀬
:「…………?」
嬬恋七瀬
:眉を顰める。
嬬恋七瀬
:「普通に……って」
嬬恋七瀬
:「何がだよ?何かおかしな事でもあったか?」
壬生墨佳
:「……いや、そうじゃなくて」
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「……やっぱいい」
壬生墨佳
:「任務だろ、任務。さっさと終わらせようぜ」
嬬恋七瀬
:「……はぁ?」
嬬恋七瀬
:「何自分で言い掛けといて自分で不機嫌になってんだよ?」
嬬恋七瀬
:「何かあるならはっきり言えよな」
壬生墨佳
:「なってない」
嬬恋七瀬
:「なってんだろ」
壬生墨佳
:「なってないから」
嬬恋七瀬
:「なってるだろって!何なんだよ!?」
壬生墨佳
:「なってないって言ってるだろ!」
嬬恋七瀬
:「はぁ~……?」じろじろと不可解そうに顔を見る。
壬生墨佳
:「……違う、ごめん」
壬生墨佳
:「本当に何でもないから。不調とかでもない」
壬生墨佳
:「僕が任務に集中できてなかっただけ」
嬬恋七瀬
:「……何なんだよ。らしくな……くはないけど……」
嬬恋七瀬
:「まあ、とりあえずいいや。まず仕事終わらせようぜ」
壬生墨佳
:「……うん」
嬬恋七瀬
:「どうせまた飛ぶトカゲとかだろ?早く絶滅しないかな……」上空を見上げたりしている。
GM
:見上げた先、靄のような何かが視界の端に霞める。
嬬恋七瀬
:「?」
RB:ガウス
:「……」
壬生墨佳
:「あれも高濃度のレネゲイドではあるが……なんだ?居た?」
嬬恋七瀬
:「ああ。何か……いた気がする」
壬生墨佳
:「気がするじゃ困るんだけどな」と言いつつ見上げて。
RB:ガウス
:靄のようなガスのような、不透明な気体の集合体。
RB:ガウス
:よく注意を払えば、それ自体からレネゲイドの気配が放たれていることが分かる。
嬬恋七瀬
:「……高濃度のレネゲイド……」
嬬恋七瀬
:「……って目で見えんの?」
壬生墨佳
:「……いや、というよりは」
壬生墨佳
:「目で見えるものが、高濃度のレネゲイドを帯びているって考えのほうが正しいだろ」
嬬恋七瀬
:「どっちでもいいよ。とにかく探し物はアレってことだろ?」
嬬恋七瀬
:腰からトイガンを抜き、構える。
壬生墨佳
:「そういう
起源
(
オリジン
)
のレネゲイドビーイングか……」
壬生墨佳
:「攻撃排除ってのも、芸がないと言うか、短絡的だと思うが」
壬生墨佳
:「まあ、一発くらいいいんじゃないか」
壬生墨佳
:「反撃が来るようならこっちで抑える」
嬬恋七瀬
:「仲良くお話できそうにも見えないしな。じゃ、遠慮なく」
嬬恋七瀬
:銃身から電光が走り、電荷を帯びた弾丸が、ガス塊を掠めるように放たれる。
RB:ガウス
:自身を掠めた弾丸に対し、ふわりと漂うだけだった気体が縮み上がるように大きく揺らぐ。
RB:ガウス
:直後、反撃の意図を持ってかその体積を膨れ上がらせると、君たちへ向けて殺到する!
壬生墨佳
:「……そういうタイプかよっ……と!」
壬生墨佳
:指を鳴らす。ヤニが生成され、急速に固化。琥珀へと変じる。
壬生墨佳
:それは擦過で起電し、静電気の盾となる。
壬生墨佳
:大部分の進出を防ぐが、それでも一部。
壬生墨佳
:止めきれなかった気体が、二人の肌を掠める。
壬生墨佳
:「チッ……!」
嬬恋七瀬
:「っと……相性悪いな」
嬬恋七瀬
:気体に銃口を向け、次弾の準備に入る。
嬬恋七瀬
:「さっさと仕留めないとヤバいかもな」
壬生墨佳
:「ああ。決めてくれ」
RB:ガウス
:琥珀から逃れ、二人の肌をかすめた機体が集合し再び靄が出来る、と思いきや。
RB:ガウス
:そのまま、風に乗るようにして気体が流れていく。
嬬恋七瀬
:「……あれっ?」
壬生墨佳
:「……やられたな。逃走の布石か、今のは」
嬬恋七瀬
:銃口を下げて。「死ん……いや……逃げた……?」
嬬恋七瀬
:「また探すの?ダルそうだな~……」げんなりした顔をして。
嬬恋七瀬
:「怪我無いよな?」
壬生墨佳
:「ああ、毒のたぐいでは無さそうかな」
壬生墨佳
:「そっちは?」
嬬恋七瀬
:「ん、全然。痛みも無いし……」
嬬恋七瀬
:「でも、攻撃してきたからには何も無いわけないよな」
壬生墨佳
:「ああ。そんな甘い予測が通るとは思ってない」
壬生墨佳
:「毒でもないってことはだ。何がしかの異常が発生すると見てしかるべきだろ」
壬生墨佳
:「症例にだって、枚挙にいとまがないんだからな」
嬬恋七瀬
:「でも、戻って検査なんてしてたらホントに逃げられるしな……」
嬬恋七瀬
:「追い掛けながら、自分達で探るしかないか」
壬生墨佳
:「ああ……待ってろ」タブレットを取り出す。
壬生墨佳
:「過去のこの手の事件のデータベースがある」
壬生墨佳
:「ここから、僕らの該当する症例を探って、対策する」
嬬恋七瀬
:「そんなのまであんの?」覗き込み「流石この街だな……」
壬生墨佳
:「僕らは情報支部員だからな。必ず真実を突き止められるだろ」
嬬恋七瀬
:「じゃ、やるか。相棒」
壬生墨佳
:「ああ、やろう。相棒」
GM
:OP終了、ロイスのみ可能です
嬬恋七瀬
:RB:ガウス 尽力/〇謎 で以上です
壬生墨佳
:-無/発生症状/尽力:○/執着/ロイス
GM
:あ、間違えてる。購入も可能でした
嬬恋七瀬
:1DX>=15 ボルトアクションライフル
DoubleCross : (1R10[10]>=15) → 5[5] → 5 → 失敗
壬生墨佳
:ボルアク狙お
嬬恋七瀬
:以上!
壬生墨佳
:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[1,6] → 6
壬生墨佳
:ダメ!以上!
【ミドルフェイズ】
GM
:お次はミドル、お二人とも登場お願いします。
嬬恋七瀬
:嬬恋七瀬の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:40->44)
壬生墨佳
:侵蝕率+2(1d10->2) (侵蝕率:37->39)
GM
:ハプニングチャートはチョイスで1に固定。知り合いに遭遇して頂きます。
GM
:FS判定についてはこちら。
使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4
財産点使用可能。
GM
:ただし今回はチャートの影響で判定が意志に変更されています。
嬬恋七瀬
:ジェネシフトしちゃお
嬬恋七瀬
:44+4D10
DoubleCross : (44+4D10) → 44+23[6,4,4,9] → 67
嬬恋七瀬
:3DX>=6 意志で判定
DoubleCross : (3R10[10]>=6) → 10[1,6,10]+7[7] → 17 → 成功
嬬恋七瀬
:意志つよつよ
壬生墨佳
:あたしもジェネる!
壬生墨佳
:侵蝕率+12(3d10->4,2,6) (侵蝕率:39->51)
壬生墨佳
:3dx+1>=6
DoubleCross : (3R10+1[10]>=6) → 8[1,4,8]+1 → 9 → 成功
壬生墨佳
:オッケー
GM
:お見事。では進行値がそれぞれ1で2まで到達。
嬬恋七瀬
:「……こんなにあんの?症例って……」ずらりと並んだ一覧に嫌そうな顔をする。
壬生墨佳
:「……順番に探るぞ」
壬生墨佳
:「まずは、僕らが体験してるやつだ」
壬生墨佳
:手を出す。
壬生墨佳
:「ほら。握れって」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……は?何で?」
壬生墨佳
:「“体の一部が離れなくなる”」
・
『一夜二人転:壬生墨佳/嬬恋七瀬』
・
『一夜二人転:高井戸庵/小竹木龍之介』
・
『一夜二人転:志木倫堂/灰島火撫』
・
『一夜二人転:セーナ・ラグヴァラン/香具矢大吾』
壬生墨佳
:「症例の一つだろ」
壬生墨佳
:「一度接触を経ないと分からないだろこれ」
嬬恋七瀬
:「いや、今離れなくなってないんだから違くね……?」
嬬恋七瀬
:「ていうか、仮にそうだとして……本当にまた離れなくなったらどうすんだよ」
壬生墨佳
:「だからその可能性潰しをするんだろ」
壬生墨佳
:「問題ないだろ?」
壬生墨佳
:「既にやってんだからさ。こなせるだろ別に」
壬生墨佳
:「不明のまま放置するほうがまずい」
嬬恋七瀬
:「……。あ、そ」
嬬恋七瀬
:やや納得いかない顔をしつつも。
嬬恋七瀬
:差し出されたその手に触れ、恐る恐る握る。
壬生墨佳
:ぐっと握って。
壬生墨佳
:それも一瞬。ぱっと離す。
壬生墨佳
:「クリア」
嬬恋七瀬
:(こいつマジで……)
壬生墨佳
:「次、“年齢変化”」
・
『一夜二人転:黒瀬直/クレア・プロヴィデンス』
・
『一夜二人転:豊島政則/矢ヶ崎藍華』
・
『一夜二人転:嬬恋七瀬/彩谷千映理』
・
『一夜二人転:木虎ツグミ/ミアセラ・ヴェステライネン』
・
『一夜二人転:真堂啓介/パイライト』
・
『一夜二人転:雨宮さざめ/緒環伸』
・
『一夜二人転:白萩雪/三井只人』
・
『一夜二人転:入間誠時/鼎良臣』
・
『一夜二人転:緒環伸/加茂下御喜』
・
『一夜二人転:木虎ツグミ/嬬恋七瀬』
・
『一夜二人転:速水やどり/天城康介』
・
『一夜二人転:広木雅斗/レミナ・ローレンス』
・
『一日二人転:芝石花/永倉文吾』
壬生墨佳
:「肉体的には変わってないように見えるけど」
壬生墨佳
:「精神も込みだ。君、幼くなったり、大人になったりしてる?」
壬生墨佳
:「自分を幾つと認識してる?」
嬬恋七瀬
:「ええ……?」
嬬恋七瀬
:「そんなん自分で分かるか……?自認では高3だけど……」
嬬恋七瀬
:「お前は?」
壬生墨佳
:「大丈夫。同学年だ」
壬生墨佳
:「ここもクリアか。場合によっては増えることもあるけど」周囲を見渡す。
・
『一夜二人転:志奈乃鹿折/楠一重』
・
『一夜二人転:夏目靖章/彩谷千映理』
壬生墨佳
:「その様子もない」
嬬恋七瀬
:「増えるの……?」
嬬恋七瀬
:後輩とその恋人を思い出し
嬬恋七瀬
:「増えるか……」
壬生墨佳
:「増えてたろ、千映理とか……」
壬生墨佳
:「次、“記憶喪失”」
・
『一夜二人転:楊原あざみ/速水やどり』
・
『一夜二人転:壬生墨佳/嬬恋七瀬-第二夜』
・
『一夜二人転:姫都幹久/霧里見理美』
・
『一夜二人転:霧氷院ヒビキ/霧氷院真澄』
・
『一夜二人転:天城康介/楊原あざみ』
・
『一夜二人転:辰巳十三/琴城星羅』
壬生墨佳
:「少なくとも嬬恋七瀬のことを忘却しちゃいない」
壬生墨佳
:「そっちもそうだろ。それから」
壬生墨佳
:「UGN。第十一支部。“オーガン”。“魔女狩り”。“高濃度レネゲイド調査任務”」
壬生墨佳
:「聞き覚えのない単語あったか?」
嬬恋七瀬
:「いや。大丈夫」
嬬恋七瀬
:「忘れるのも忘れられるのも、もう御免だね」
壬生墨佳
:「オッケー。ここもクリア」
壬生墨佳
:「それから次……」
壬生墨佳
:「次は……」
壬生墨佳
:「おね……」
壬生墨佳
:「……」
嬬恋七瀬
:「……?どうした?」
嬬恋七瀬
:「まさか……やっぱ失くしてたか?記憶」
壬生墨佳
:「いやそうじゃなくて……」
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「……“関係性の誤認”」
・
『一夜二人転:朝霧鏡花/鳩山依鈴』
・
『一夜二人転:黒瀬直/真堂光磨』
・
『一夜二人転:壬生墨佳/彩谷千映理』
・
『一夜二人転:陶妙算/志木倫堂』
・
『一夜二人転:百合島柊/琴城星羅』
・
『一夜二人転:羽鳥七海/姫都幹久』
壬生墨佳
:「互いを姉妹に思うとか、そういうの」
嬬恋七瀬
:「へえ……そんな症例まであんの?」
壬生墨佳
:「……あるんだよ……」どこか遠い目。
壬生墨佳
:「しかし、これ、問題はだ」
壬生墨佳
:「僕らで相互に確認をとっても、判別しようがない」
壬生墨佳
:「互いにそう思い込んでたらわからないだろ、これ」
嬬恋七瀬
:「確かにな……記録を当たるか他人に確認しないと駄目なわけだ」
壬生墨佳
:「……僕の認識を話すぞ」
壬生墨佳
:「君は相棒で」
壬生墨佳
:「で、……」
壬生墨佳
:「……恋……人」
壬生墨佳
:「……この認識で、合ってるよな」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……ああ……うん……」
嬬恋七瀬
:「…………合ってる」
嬬恋七瀬
:頬を上気させて頷く。
壬生墨佳
:「……誰にも言ってない」
壬生墨佳
:「合ってる?」
嬬恋七瀬
:「……合ってる……けど……」
嬬恋七瀬
:「……確認しようが無くない?これ……」
壬生墨佳
:「……そうだな……」
嬬恋七瀬
:「……とりあえず保留でいいんじゃね……?」
壬生墨佳
:「そうだな、誰か来てから……」
嬬恋七瀬
:被害者の欄に目をやる。「うわ、これ日本支部エージェントまで被害に遭ってるじゃん。大変だ……」
嬬恋七瀬
:「意外に症例も多……」
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「遭遇したやつから話すって」
壬生墨佳
:「……言ったろ」
嬬恋七瀬
:「関係性の誤認……」
嬬恋七瀬
:「あ~……ああ……あー……」
嬬恋七瀬
:「あの時か……」
嬬恋七瀬
:「いや……うん……」
嬬恋七瀬
:「大丈夫……忘れたから……」
嬬恋七瀬
:極めて気まずそうな顔で目を逸らす。
壬生墨佳
:「いいだろもうさ!」
壬生墨佳
:「僕と千映理がアレしてたやつの話は!」
GM
:丁度その時、聞きなれた声が聞こえてくる。
木虎ツグミ
:「オモチちゃん、すっごくかわいかったです……また遊びに行っても良いですか?」
彩谷千映理
:「もちろんだよー。オモチちゃんも楽しそうにしてたしねえ」
嬬恋七瀬
:「あれっ……ツグミ……と彩谷?」
嬬恋七瀬
:「……何でいんの?」
彩谷千映理
:「あ、先輩ズ」
壬生墨佳
:「先輩ズって……」
木虎ツグミ
:「あれ、壬生先輩に嬬恋先輩!こんにちは!」
嬬恋七瀬
:「何してんだ?こんなとこで」
彩谷千映理
:「オモチちゃんをモフろうの会の打ち上げ的な……」
木虎ツグミ
:「今日は彩谷先輩のおうちにお呼ばれしてて、その帰り道です!」
嬬恋七瀬
:「ええ~……何楽しそうなことしてんだよ……いいなー……」まだ写真しか見たことがない。
壬生墨佳
:「とりあえず今は任務に集中してくれ……あ、そうだ」
壬生墨佳
:「ツグミ、千映理。聞きたいんだけど」
彩谷千映理
:「またうち呼ぶしその時まで楽しみにしててよ……で、二人は?」
木虎ツグミ
:「はい。どうしました?」
壬生墨佳
:「任務中。……あのさ、僕とこいt……七瀬って」
壬生墨佳
:「どういう関係?」
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:「いや、あの、言い方変だなこれ……えっと」
嬬恋七瀬
:「同僚……っていうか、相棒……だよな?」
木虎ツグミ
:「はい!それとええと……」 言っていいことかな~と二人の様子を窺う。
彩谷千映理
:「まあ、相棒なのは間違いないかなー」
壬生墨佳
:「その、例えばだよ……例えば」
壬生墨佳
:「……」思案して言葉を選んでいる。
壬生墨佳
:「例えばだよ」
嬬恋七瀬
:「……」ややハラハラしながら様子を見ている。
壬生墨佳
:「恋人だ、って言ったら、異常なことに聞こえる……?」
壬生墨佳
:言葉を選んだつもり。
彩谷千映理
:「……」
木虎ツグミ
:「……ええと……?」
嬬恋七瀬
:「おっ前……!」
嬬恋七瀬
:「全ッ然誤魔化せてないからな!?それ!!」
彩谷千映理
:「…………」
壬生墨佳
:「はあッ!?」
壬生墨佳
:「そういう事言うな!誤魔化せてないとか!」
嬬恋七瀬
:「お前アレだろ!?『これは友達の話なんだけど~』ってバレバレの相談するタイプだろ!?」
壬生墨佳
:「言ったほうがよりアレだろ!バカなのか!?」
壬生墨佳
:「余計なことしかしないな君は!」
木虎ツグミ
:「あの、ええと。異常って風には聞こえませんけど」
嬬恋七瀬
:「はぁ!?もう言った時点で終わってるだろ!これ以上余計なことなんて無い!バカは壬生の方だろ!」
木虎ツグミ
:「お付き合いし始めた、んですか?」
嬬恋七瀬
:「バカバカ!バーカ!」
壬生墨佳
:「バカっていうほうがバカだろバーカ!」
彩谷千映理
:《インスピレーション》を使っていいですか?
壬生墨佳
:www
GM
:許可します
壬生墨佳
:バカ!
彩谷千映理
:使います
嬬恋七瀬
:許可された……
彩谷千映理
:この二人、付き合ってますか?
GM
:付き合ってます
彩谷千映理
:わかりました、ありがとうございます
彩谷千映理
:「……おめでとう、二人共」なにやらしんみりとした顔で
彩谷千映理
:「そっかー、なるほどね」
嬬恋七瀬
:「ほらぁ!」後輩を指差して
嬬恋七瀬
:「こうなるじゃん!」
壬生墨佳
:「ほらじゃないだろ!」
壬生墨佳
:「自分のミスを棚上げするな!」
嬬恋七瀬
:「元々お前のミスだろ!?」
彩谷千映理
:「なるほど、そっかー……やー、感慨深いなあ」
壬生墨佳
:「感慨にふけるな!」
嬬恋七瀬
:「しみじみされてるしよ~!」
木虎ツグミ
:「あ、やっぱりそうなんですね……おめでとうございます!」
壬生墨佳
:「やっぱりとか言うな!」
木虎ツグミ
:「え、あ、ごめんなさい……」
壬生墨佳
:「ツグミは悪くないけど!と、とにかく、クリアだクリア!」
壬生墨佳
:「関係性誤認はない!タイプ表もない!」
嬬恋七瀬
:「タイプ表って何だよ!?」
壬生墨佳
:「知らなくていい!」
彩谷千映理
:「タイプ表……」
彩谷千映理
:「服の下とか大丈夫?」
壬生墨佳
:「なんともない!」
壬生墨佳
:「他の症状!次調べるぞ!」
嬬恋七瀬
:「はー……次次!次は!?」
壬生墨佳
:「次は……」
壬生墨佳
:「次は……“相手が最愛の人に見える”」
・
『一夜二人転:黒瀬直/千鳥咲夜』
・
『一夜二人転:緒環伸/真神コルト』
壬生墨佳
:「……」
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:スパーン!
壬生墨佳
:「うるせー!」タブレットを床に叩きつけた。
嬬恋七瀬
:「壬生!?」
彩谷千映理
:「スミちゃん先輩!?」
木虎ツグミ
:「み、壬生先輩!?」
GM
:では、第二ラウンドに入ります、
GM
:ハプニングチャートは4の二人で協力して作業に当たるに固定。
GM
:進行判定の前に二人とも難易度5の≪意志≫判定を行い、成功した場合ラウンド中の判定ダイスを+5個します。
壬生墨佳
:ジェネる!
壬生墨佳
:侵蝕率+16(3d10->3,7,6) (侵蝕率:51->67)
壬生墨佳
:4dx+1>=5
DoubleCross : (4R10+1[10]>=5) → 8[3,6,6,8]+1 → 9 → 成功
嬬恋七瀬
:67+4D10 ジェネり
DoubleCross : (67+4D10) → 67+27[8,9,8,2] → 94
嬬恋七瀬
:高いな……
壬生墨佳
:コネ使ってUGNで振ります
GM
:興奮してますねえ
嬬恋七瀬
:4DX>=5
DoubleCross : (4R10[10]>=5) → 3[1,2,3,3] → 3 → 失敗
嬬恋七瀬
:ゲ~ッ
壬生墨佳
:ひっく
嬬恋七瀬
:意志よわよわ
壬生墨佳
:10dx+5>=9
DoubleCross : (10R10+5[10]>=9) → 8[1,2,4,5,5,5,6,7,8,8]+5 → 13 → 成功
嬬恋七瀬
:5DX+2>=6 コネ使ってUGN
DoubleCross : (5R10+2[10]>=6) → 9[2,5,9,9,9]+2 → 11 → 成功
嬬恋七瀬
:成功!
GM
:お見事、それではこれで4/4でFS判定無事クリアです。
嬬恋七瀬
:後輩組と別れて、一息ついて。
嬬恋七瀬
:「……で……次は?」
壬生墨佳
:「“入れ替わり”……ありえない。クリア」
・
『一夜二人転:加茂下御喜/陰山魂魄』
壬生墨佳
:「“幽体離脱”……これもない。クリア」
・
『一夜二人転:姫都幹久/喜多川未知留』
壬生墨佳
:「“小さくなる”……見りゃ分かる。クリア」
・
『一夜二人転:望月棗/朝霧鏡花』
・
『一夜二人転:君臣ユウ/羽鳥七海』
壬生墨佳
:「“動物化”……これもなさそうだな。クリア」
・
『一夜二人転:佐倉井ほたる/流条旦生』
・
『一夜二人転:黒瀬直/上理士』
嬬恋七瀬
:「ほんとに色々あるな……」
壬生墨佳
:「明らかにないのはこのへんか。次は……」
壬生墨佳
:自分の頬をつねる。
壬生墨佳
:「どう?」
嬬恋七瀬
:「……どうって?」
壬生墨佳
:「何ともないか。じゃあ、“感覚共有”もクリア」
嬬恋七瀬
:「ああ、成程ね」
・
『一夜二人転:御鳴鳴唯/天城康介』
・
『一夜二人転:速水やどり/春日雪』
壬生墨佳
:パチン、と指を鳴らす。
壬生墨佳
:琥珀が手のひらに。
壬生墨佳
:「能力も問題なく使えるな。そっちは?」
嬬恋七瀬
:「ん」指先からパチパチと音がして、小さな電流が走る。
嬬恋七瀬
:「特に変わった感じは無いかな」
壬生墨佳
:「じゃあ、“能力交換”の線もなし。クリア」
・
『一夜二人転:百代まりあ/鞘町こはな』
・
『一夜二人転:鼎良臣/代永瑠璃子』
壬生墨佳
:「“恐怖の対象が出現”。これも無さそうだから、次」
嬬恋七瀬
:「そんなのまであるのか……」
壬生墨佳
:「“体調不良”。“眠くなる”。“やる気を失う”。どう?なんか身体異常ある?」
・
『一夜二人転:晩翠凍衿/天花寺アスカ』
・
『一夜二人転:白南風白蘭/■■コノハ』
・
『一夜二人転:緒環伸/春日雪』
・
『一夜二人転:黒瀬直/薬師院小夜子』
嬬恋七瀬
:「うーん……」
嬬恋七瀬
:「何か、微妙な症状だな……」
壬生墨佳
:「僕も目に見えて不全はないんだよなあ」
壬生墨佳
:「これ、本当に何が起きてるんだ?」
嬬恋七瀬
:「体調は悪くはないかな。やる気は、まあ……普通」
嬬恋七瀬
:「ちょっと眠いけど……まあ昨日遅かったし……普通かな」
壬生墨佳
:「まあ、特記されるってことは」
壬生墨佳
:「他から見て明らかに顕著にってことだろうしなあ」
壬生墨佳
:「これもクリアかな。次は……」
壬生墨佳
:「……ふふ」
嬬恋七瀬
:「? 何だよ?」
壬生墨佳
:「“泥酔”。これ任務中飲酒の言い訳じゃないのか?」
・
『一夜二人転:ミチカ/代永瑠璃子』
・
『一夜二人転:琴城星羅/白井くくり』
壬生墨佳
:「いやさ、ちょっと思い出して」
嬬恋七瀬
:「あー……あったよな」
嬬恋七瀬
:「敵に受けたわけじゃなかったけどな」
壬生墨佳
:「本当だよ。大変だったよな……」
壬生墨佳
:「まあ、でもだ」
壬生墨佳
:「あそこで相棒になれた」
嬬恋七瀬
:「うん。メチャクチャ怒られたけど……」
嬬恋七瀬
:「でも、いい思い出だ」
壬生墨佳
:「そうだな……まあただ今は素面だな僕らこれ」
壬生墨佳
:「クリア、と」
壬生墨佳
:「“異常に暑かったり寒かったり”は?」
・
『一夜二人転:百代まりあ/胡緑蘭』
壬生墨佳
:「いや今日は普通にそこそこ寒いけどさ……」
壬生墨佳
:「異常ってほどじゃないもんな」
嬬恋七瀬
:「うん。別にこの時期普通……寒いなら貸すか?上着」
壬生墨佳
:「大丈夫。平気」
嬬恋七瀬
:「ん。次は?」
壬生墨佳
:「“感情や衝動の増幅”。これもまあ、無さそうかな」
・
『一夜二人転:佐倉井ほたる/斑鳩想』
・
『一夜二人転:入間誠時/真広芽依佳』
・
『一夜二人転:辰巳十三/千鳥咲夜』
・
『死と救済』
・
『一夜二人転:獅子堂奈乃/八十方織間』
壬生墨佳
:「これだけ落ち着いて喋れてるならそうだろ」
壬生墨佳
:「これだってさ、経験済みだろ、僕らはさ」
壬生墨佳
:「ほら。BNホテルの」
嬬恋七瀬
:「ああ、そうだよな」
嬬恋七瀬
:「あれは増幅っていうか……別のを植え付けられる感じだったけど」
壬生墨佳
:「まあでも、そうでないことは分かる。クリアだ」
壬生墨佳
:「……次か」
壬生墨佳
:「“本音が漏れる”」
・
『一夜二人転:日馬美礼/白南風白蘭』
・
『一夜二人転:灰原シノ/天羽善香』
壬生墨佳
:「これ、どう試せばいいんだ?」
嬬恋七瀬
:「へー……本音ね……」
嬬恋七瀬
:「でも別に、今全部漏れてるわけじゃないだろ?多分……」
壬生墨佳
:「いま嘘付いてるってことか?」
嬬恋七瀬
:「違うけど……言わなくていいことだってあるだろ」
嬬恋七瀬
:「壬生だってそうだろ?」
壬生墨佳
:「どうなんだろうな……最近分かんなくなってきたな」
壬生墨佳
:「いや、分かってるよ。情報の取り扱いに着実を期さなきゃいけないってことはさ」
壬生墨佳
:「ただ、何ていうかさ……」
嬬恋七瀬
:「何ていうか……何だよ?」
壬生墨佳
:「なんか、君さ……怒るじゃない」
壬生墨佳
:「僕がそうすると……」
壬生墨佳
:「何でも言いあえたほうがいいのかなあって気はする」
嬬恋七瀬
:「怒るって……」
嬬恋七瀬
:「そりゃ本音を隠されるのは嫌だけど……あー……」
嬬恋七瀬
:「……何か、こっちまで分かんなくなってきたな……」
壬生墨佳
:「まあでも、逆に考えればだ」
壬生墨佳
:「例えそうでも困らない症例は、無視していいはずだ」
壬生墨佳
:「悪影響も及ぼさないんだからな」
嬬恋七瀬
:「ま、結局のところはそうだな……」
壬生墨佳
:「……あと2個か」
嬬恋七瀬
:「やっとか。何と何?」
壬生墨佳
:「……1つ目が“性別変化”」
・
『一夜二人転:日高ぼたん/砂岡美薗』
・
『一夜二人転:神余清愛/春日魅乗』
・
『一夜二人転:七赤/小泉千浪』
壬生墨佳
:「……」
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:「起きてないんだよな?」
嬬恋七瀬
:「無いっての……!」
嬬恋七瀬
:「見れば分かるだろ!」
壬生墨佳
:「いやだって君さあ」
壬生墨佳
:「ホストもキャバ嬢もやるじゃん」
嬬恋七瀬
:「出来ることはやっといて損無いだろ」
壬生墨佳
:「まあそうだけどさ……とにかく変化がないなら最後」
壬生墨佳
:「“異常に魅力的に見える”」
・
『一夜二人転:卜部巽/茶川閂』
・
『一夜二人転:天花寺アスカ/東雲芽衣』
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「どうなんだよ」
嬬恋七瀬
:「……どうって……」壬生に目をやる。
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:「だから……そのさ」
壬生墨佳
:「僕が魅力的に見えるかって聞いてるの」
嬬恋七瀬
:「それは……」
嬬恋七瀬
:顔をじっと見て、しばらく考え込んで。
嬬恋七瀬
:「……別に……いつもと変わらないけど……」
壬生墨佳
:「そっか」
壬生墨佳
:「じゃあクリアなんじゃないか全部」
壬生墨佳
:どこか苛立ったような語調で。
嬬恋七瀬
:「……何キレてんだよ?」
壬生墨佳
:「キレてないし」
壬生墨佳
:「感情増幅はないって結論だったろ」
嬬恋七瀬
:「明らかにイライラしてるじゃん」
壬生墨佳
:「してない」
壬生墨佳
:「本当にしてないから」
嬬恋七瀬
:「してんだろ!?何なんだよ!?」
壬生墨佳
:「……」
嬬恋七瀬
:「意味分かんねー……本音が漏れる能力でも喰らっとけばよかったのに」
壬生墨佳
:「……本音が漏れる、食らってないのは確かかもな、これ」
壬生墨佳
:「……イライラはしてたけど」
壬生墨佳
:「君にじゃないから気にしなくていい」
壬生墨佳
:「僕自身にだから」
嬬恋七瀬
:「はあ?何なんだよ急に……?これが異常か……?」顔を寄せて、じっとその姿を見て。
壬生墨佳
:目を逸らす。
嬬恋七瀬
:「別に……いつも通り可愛いけど……」
嬬恋七瀬
:「異常って感じは無い……壬生は?」
壬生墨佳
:「……いつもより」
壬生墨佳
:「魅力的に、見えるかもしれない……」
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:「その、僕、最初」
壬生墨佳
:「いつもと変わらないっていうのが、魅力的に見えないってことかよって思って」
壬生墨佳
:「そんなことを思う自分にムカついたというか……」
壬生墨佳
:「なんか、なんかだってさ、それ」
壬生墨佳
:「すごい嫌な女じゃん」
壬生墨佳
:「そういうのヤなのに……」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……え、そうか?」首を傾げる。
嬬恋七瀬
:「普通だと思うけど……」
壬生墨佳
:「普通?」
嬬恋七瀬
:「いや……だから……」
嬬恋七瀬
:「だから~……」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……好き……なんだよな……?ボクの事……」
壬生墨佳
:「……そうだよ!悪い!?」
嬬恋七瀬
:「わっ……悪いなんて言ってないだろ!?」
壬生墨佳
:「じゃあ何だって言うんだよ」
嬬恋七瀬
:「いや、だから……好き……な、相手に……魅力的に見てもらいたい……って」
嬬恋七瀬
:「そうやって思うのは……別に、普通だろって話」
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「……そういうものなんだ」
壬生墨佳
:「……ごめん、僕、全然分かってなかった」
壬生墨佳
:「……教えて。これから」
嬬恋七瀬
:「……そうだよ」目を逸らして
嬬恋七瀬
:「……。……言っとくけどな」
嬬恋七瀬
:「……ボクは壬生のこと、いつも可愛いと思ってるからな」
嬬恋七瀬
:「……好きなんだから」
壬生墨佳
:「……うん」
壬生墨佳
:「……嬉しい」
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「……」
壬生墨佳
:「……?」
壬生墨佳
:「……あれ」
壬生墨佳
:「じゃあ異常は?」
壬生墨佳
:「全部違ったけど……」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……?」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……新種?」
壬生墨佳
:「……いや……あのさ」
壬生墨佳
:「僕、考えたくない可能性が……」
壬生墨佳
:「……」
嬬恋七瀬
:「何だよ……?」
嬬恋七瀬
:「そんなにヤバいのか」
壬生墨佳
:「……めちゃめちゃヤバい」
嬬恋七瀬
:「……」ごくりと生唾を呑む。
壬生墨佳
:「別に、本当に、特に」
壬生墨佳
:「何もなかったってパターンは……?」
壬生墨佳
:「ただ勝手に騒いで……」
壬生墨佳
:「何も……」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……それ……」
嬬恋七瀬
:「ボクら……」
壬生墨佳
:「言わないで」
嬬恋七瀬
:「……バカじゃん」
壬生墨佳
:「言わないでって言ったのに……!」
壬生墨佳
:「そうだよ!」
壬生墨佳
:「僕ら、バカじゃん!?」
嬬恋七瀬
:「……嘘でしょ……?」
壬生墨佳
:「も~~~~~!」
壬生墨佳
:「も~~~~~!」
嬬恋七瀬
:「……」顔を覆う。
嬬恋七瀬
:「彩谷たちには……」
嬬恋七瀬
:「何か……適当な異常だったことにしとこうぜ……」
壬生墨佳
:「うん……」
壬生墨佳
:「僕らだけの秘密ってことで……」
嬬恋七瀬
:「だな……」
嬬恋七瀬
:(……何か……)
嬬恋七瀬
:(どうせまた後でバレる気もするけど……)
GM
:ロイス・購入をどうぞ。次がクライマックスになります。
嬬恋七瀬
:無 安堵/〇恥辱
壬生墨佳
:-無/発生症状/尽力:○/執着/ロイス
壬生墨佳
:これN恥辱にしてタイタスにします
壬生墨佳
:購入はボルアク!
壬生墨佳
:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[4,5,9] → 9
壬生墨佳
:ダメ!おわり!
嬬恋七瀬
:3DX>=15 ボルアク
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 10[4,10,10]+2[1,2] → 12 → 失敗
嬬恋七瀬
:財産足りない!以上!
【クライマックス】
GM
:クライマックスです。お二人とも登場どうぞ!
嬬恋七瀬
:嬬恋七瀬の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:94->97)
壬生墨佳
:侵蝕率+5(1d10->5) (侵蝕率:67->72)
GM
:羞恥に悶えたりもしたが、君たちは無事レネゲイド反応を追跡し。
GM
:RB:ガウスと呼称された気体状のジャームを発見した。
嬬恋七瀬
:「……やっと見つけた……!」
壬生墨佳
:「君に恨みはないが……というか意思もあるかも知らないけど」
嬬恋七瀬
:「お前、よくも……!」
嬬恋七瀬
:「よくも……」
嬬恋七瀬
:「……」
壬生墨佳
:「消えて貰うからな……痕跡残さず」
嬬恋七瀬
:「何もしてないけど……!」
壬生墨佳
:「あんなにも邪悪な症状を引き起こして!」
壬生墨佳
:「そういうことになったからな!」
嬬恋七瀬
:「そ……そうだ!」
嬬恋七瀬
:「絶対許さないからな……!」
RB:ガウス
:「……」
RB:ガウス
:意志が希薄なのか、発声技術が無いのか。答えは返らない。
RB:ガウス
:ただ君たちの戦意に反応するようにその体積が膨れ上がっていく!
嬬恋七瀬
:「これ以上被害に遭う人が出る前に……ここで倒す!」
壬生墨佳
:「……絶対に被害は出させない!」
GM
:衝動判定、難易度は9です。
嬬恋七瀬
:4DX>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[1,1,2,8] → 8 → 失敗
嬬恋七瀬
:ギャー
壬生墨佳
:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[2,3,7,9]+1 → 10 → 成功
壬生墨佳
:ワンナイトフィーバーの効果を受けます。侵蝕100に。
嬬恋七瀬
:こちらも効果受けて100に。
GM
:OKです。エンゲージは以下の通り。
RB:ガウス
↑
10m
↓
嬬恋・壬生
GM
:それではセットアッププロセスから。
RB:ガウス
:≪アクセル≫+≪ミラーコート≫
RB:ガウス
:行動値+6、シーン間ドッジダイス+3個
嬬恋七瀬
:≪怨念の呪石≫で暴走
嬬恋七瀬
:嬬恋七瀬の侵蝕率を+3した(侵蝕率:97->100)
嬬恋七瀬
:あ、103です
壬生墨佳
:なし
GM
:ではイニシアチブ。アクセルによって16になったRB:ガウスから。
RB:ガウス
:マイナーは≪主の恩恵≫+≪オリジン:レジェンド≫
RB:ガウス
:メインプロセス間判定ダイス+4個、精神判定の達成値+6
RB:ガウス
:メジャーで≪コンセントレイト:ソラリス≫+≪エクスプロージョン≫+≪流血の胞子≫+≪幻惑の光≫
RB:ガウス
:射程視界 範囲選択 命中で邪毒6・放心付与 4回まで。対象は壬生さんと嬬恋さん両方
RB:ガウス
:11DX7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,1,1,2,2,5,7,8,9,9,10]+10[2,4,8,8,10]+4[2,4,4]+6 → 30
嬬恋七瀬
:暴走リア不!
壬生墨佳
:ガード。《砂の結界》《電磁障壁》《魔人の盾》。
壬生墨佳
:七瀬をカバー。
RB:ガウス
:8+4d10
DoubleCross : (8+4D10) → 8+20[6,10,1,3] → 28
壬生墨佳
:28-4D10-30
DoubleCross : (28-4D10-30) → 28-21[2,1,9,9]-30 → -23
壬生墨佳
:完全無傷です
嬬恋七瀬
:堅い!
壬生墨佳
:侵蝕率+8 (侵蝕率:100->108)
RB:ガウス
:向こう側さえ透けるような希薄なガスがその密度と体積を増していく。
RB:ガウス
:そして恐らく有害だろうその身をもって、君達を害するべく襲い掛かる!
壬生墨佳
:琥珀の盾を周上に展開。
壬生墨佳
:その用途は盾ではない。
壬生墨佳
:檻だ。
壬生墨佳
:自分と相手を閉じ込め、逃さずに守るための。
壬生墨佳
:自分はガスを浴びるが。
壬生墨佳
:「ふ、ふふ……はは!」
壬生墨佳
:「なんだよ……ただ、吸い込んだ量が少なかっただけで」
壬生墨佳
:「普通の有毒ガスじゃないか。バカみたいだ」
嬬恋七瀬
:「良かったんだか悪かったんだか……」
嬬恋七瀬
:「でもまあ、流石壬生」信頼のもと、遣るのは一瞥のみ。弾丸への荷電に集中する。
壬生墨佳
:「であれば、対処も心得てるとも」
壬生墨佳
:手番やります。メジャー《死神の瞳》。
壬生墨佳
:4dx+21
DoubleCross : (4R10+21[10]) → 4[1,2,4,4]+21 → 25
壬生墨佳
:うわ出目低いな……
RB:ガウス
:リアクションは≪神の眼≫+≪御使いの声≫、11dxでドッジします
RB:ガウス
:11dx=>25
DoubleCross : (11R10[10]>=25) → 10[1,2,3,4,6,6,9,9,10,10,10]+10[6,6,10]+5[5] → 25 → 成功
壬生墨佳
:こいつ……!
RB:ガウス
:うそお
嬬恋七瀬
:うわっ
壬生墨佳
:無を昇華します
嬬恋七瀬
:無を……
壬生墨佳
:無を使えば出来ますよ
壬生墨佳
:1d10+25
DoubleCross : (1D10+25) → 2[2]+25 → 27
壬生墨佳
:これで上回り!
壬生墨佳
:命中で次に与えるダメージを+7d10。
壬生墨佳
:侵蝕率+3 (侵蝕率:108->111)
壬生墨佳
:琥珀の檻の中、静電の渦が巻き。
壬生墨佳
:気体を中心へと定着させる。
壬生墨佳
:中心方向へと負荷をかけ、一つのコアのように“捏ねる”。
RB:ガウス
:バチバチと小さく火花を鳴らしながら、不定の筈の体が縛られていく。
壬生墨佳
:「じゃ、任せるよ。僕の相棒」
嬬恋七瀬
:「ああ、任された」
嬬恋七瀬
:手番貰います。マイナー無し、メジャー≪セレリティ≫
嬬恋七瀬
:即座に2回メジャーアクションを行います
嬬恋七瀬
:嬬恋七瀬の侵蝕率を+5した(侵蝕率:103->108)
嬬恋七瀬
:≪コンセントレイト:ブラックドッグ≫+≪アームズリンク≫+≪クレイジードライブ≫
嬬恋七瀬
:対象ガウス
嬬恋七瀬
:当たってくれ!
嬬恋七瀬
:8DX7
DoubleCross : (8R10[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,8,10]+10[1,7]+2[2] → 22
嬬恋七瀬
:避けないで!
RB:ガウス
:どうかなあ……≪神の眼≫+≪御使いの声≫
RB:ガウス
:11dx=>22
DoubleCross : (11R10[10]>=22) → 9[4,4,4,6,7,7,7,7,7,8,9] → 9 → 失敗
RB:ガウス
:今回は無事命中!
嬬恋七瀬
:やったね
嬬恋七瀬
:ダメージ!
嬬恋七瀬
:3D10+8+24+2D10+7D10
DoubleCross : (3D10+8+24+2D10+7D10) → 10[3,1,6]+8+24+12[7,5]+45[2,7,8,7,8,6,7] → 99
RB:ガウス
:99点素通しして、充分死亡!なので最後に
RB:ガウス
:≪鏡の盾≫でダメージ40点反射!
嬬恋七瀬
:ウギャ~~
嬬恋七瀬
:倒れるとEDに響くので
嬬恋七瀬
:無を昇華して復活します
嬬恋七瀬
:
嬬恋七瀬
:銃身から蒼白の電光が漏れ、周囲を照らし出す。
嬬恋七瀬
:「悪いな。本当に無害ならともかく……」
嬬恋七瀬
:「人に害を及ぼすなら、放っておけない」
嬬恋七瀬
:「ボクらはそういう仕事だからね」
嬬恋七瀬
:限界まで電荷を帯び、光球と化した弾丸が放たれる。
嬬恋七瀬
:それは半ば固体化したガス塊を捉え、瞬間、銃弾ごと炸裂。
嬬恋七瀬
:爆発的な放電現象。巨大な雷が、気体の身体とレネゲイドを焼き尽くす。
RB:ガウス
:「……」 悲鳴は無く。断末魔も無く。
RB:ガウス
:ただ弾けた気体の一部が嬬恋へと飛んでくる。
嬬恋七瀬
:「う、わ!?」
嬬恋七瀬
:攻撃後の隙を突かれ、思い切り気体を浴びる。
壬生墨佳
:「おい七瀬!?」
RB:ガウス
:最後の反撃のように、その体へと染み込み蝕んで。
RB:ガウス
:電撃に焼かれた本体は、一欠けらも残ることなく消滅する。
嬬恋七瀬
:「げほっ、ゴホッ……!」
嬬恋七瀬
:蹲り咳き込む。
壬生墨佳
:「おい、大丈夫かよ……」
壬生墨佳
:「ゲホッ、ゴホッ」
壬生墨佳
:「……ああ」
壬生墨佳
:「僕も浴びてたな」
嬬恋七瀬
:「まあ……本体は消えたみたいだしな」
嬬恋七瀬
:「残りもすぐ消えるだろ……大半は壬生が防いでくれたし」
壬生墨佳
:「だといいけどなあ……まあこれで」
壬生墨佳
:「言い訳は聞きそうだ。重篤な神経毒使いであったわけだから」
壬生墨佳
:「譫妄の作用を否定できない」
壬生墨佳
:「だからきっと、困難な任務だったんだよ」
嬬恋七瀬
:「うん……困難ではあったな……?」
嬬恋七瀬
:「とにかく……これで任務完了だな」
嬬恋七瀬
:「お疲れ、相棒」
壬生墨佳
:「ああ。お疲れ様、相棒」
GM
:バックトラック!
GM
:ワンナイトフィーバーの減少分で帰ってこれるので省略ですね。
GM
:経験点は3点ずつ、お納めください。
嬬恋七瀬
:わーい いただきます
壬生墨佳
:ムシャムシャ!
【エンディング】
GM
:十一地区、公園
GM
:支部への報告を済ませた君達は、ごくささやかな戦勝祝いとして
GM
:コンビニで買った商品を手に公園へと足を運んでいた。
嬬恋七瀬
:「何か……無駄に疲れたな今日は……」コーヒーを片手にベンチに腰掛けて。
壬生墨佳
:「じゃ、改めて」ベンチに座り込み、ココアの缶のタブを開けて。
壬生墨佳
:「お疲れ」缶を持った手を伸ばす。
嬬恋七瀬
:「……お疲れ」こちらも手を伸ばす。
壬生墨佳
:コツ、と軽く缶同士がぶつかって。
壬生墨佳
:「考えすぎだったな。なんか」
嬬恋七瀬
:「いやホントにな……」
嬬恋七瀬
:「全力で空回りしてたな」
壬生墨佳
:「先入観も考えものと言うか……」
壬生墨佳
:「まあでもなんかさ、こういうこと、あんま言うべきじゃないかもだけど」
嬬恋七瀬
:「何か……」神妙な顔。「こんなんばっかりな気がするな、ボクら」
壬生墨佳
:「楽しくはあった」
壬生墨佳
:「こんなんばっかな気もするけどさ、僕ら」
壬生墨佳
:「存外悪くはない気分なんだよね」ココアを一口飲んで。
嬬恋七瀬
:「……そうかもな」笑って。
嬬恋七瀬
:「大変なことばっかりだけど……」
嬬恋七瀬
:「でも、壬生といると楽しいよ」
壬生墨佳
:「うん。僕も七瀬と居ると楽しいや」
嬬恋七瀬
:「なら、良し」
嬬恋七瀬
:コーヒーを口に運び「……そういえば……」
嬬恋七瀬
:「何だったんだ?アレ」
壬生墨佳
:「うん?」
嬬恋七瀬
:「いや、何か……」
嬬恋七瀬
:「今日、最初のほう不機嫌だったじゃん」
嬬恋七瀬
:「任務に集中できない、とかって」
壬生墨佳
:「……ああ。大したことじゃないよ。たださ」
壬生墨佳
:「なんか、七瀬がいつもと全然変わんないように見えたから」
壬生墨佳
:「拗ねてただけ」
壬生墨佳
:「何も変わんないのかよって。そんだけだからさ」
壬生墨佳
:「忘れてくれていいよ」
嬬恋七瀬
:「変わんないって……?」
嬬恋七瀬
:「変わんないだろ、そりゃ」
嬬恋七瀬
:「……何かあったっけ?今日……」
壬生墨佳
:「今日がじゃなくてさ……その」
壬生墨佳
:「……」ココアの缶を置く。
嬬恋七瀬
:「……?」
壬生墨佳
:「恋人になったんだろ。だから……こう……」
壬生墨佳
:「……ちょっと、浮かれてたんだよ」
壬生墨佳
:「なんか、今後は、変わるのかもってさ……」
壬生墨佳
:「そんだけだから」
壬生墨佳
:「そんだけだから。忘れて」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……あ、そ、そう……」
嬬恋七瀬
:「……そう……」
嬬恋七瀬
:「……なんか……」
壬生墨佳
:「……何」
嬬恋七瀬
:「そういう普通の……」
嬬恋七瀬
:「女の子、っぽいこと……考えられるんだな……お前……」
壬生墨佳
:「はあ!?」
壬生墨佳
:「人のことなんだと思って……!」
壬生墨佳
:「この……!」
壬生墨佳
:「この……!」
嬬恋七瀬
:「いやだって……!」
嬬恋七瀬
:「これ悪いのボクか!?」
嬬恋七瀬
:「家は追い出されるし……!相棒のほうがいいって言われるし……!」
嬬恋七瀬
:「いや後者は嬉しかったけど……これ悪いのボクなの!?」
壬生墨佳
:「……僕だってさ」
壬生墨佳
:「普通に、女の子をやってるつもりなんだよ」
壬生墨佳
:「白馬の王子様に憧れるような……それをさ」
壬生墨佳
:「君がやってくれるんじゃないのかよ」
壬生墨佳
:「魔法をかける側の役だけじゃなくて……」
壬生墨佳
:「そう望んじゃ、いけないってのかよ」
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:「……ココア」
嬬恋七瀬
:「缶。それ。どかして」
壬生墨佳
:「? うん」
壬生墨佳
:言われるがままに、地面に置く。
嬬恋七瀬
:「……」息を吐いて。
嬬恋七瀬
:身を寄せ、背に手を回して抱き寄せる。
壬生墨佳
:「きゃっ」
嬬恋七瀬
:「……ごめん」
嬬恋七瀬
:「……知ってたよ。ホントはさ。壬生はそういうところあるって」
嬬恋七瀬
:「それも含めて、好きになったんだから」
壬生墨佳
:「……うん」
嬬恋七瀬
:「でも、ボクにそういうのを期待してくれるとは思ってなくて……」
嬬恋七瀬
:「……何だろな。その……びっくりした」
嬬恋七瀬
:「でも、今……めちゃくちゃ嬉しい」
壬生墨佳
:「……うん」しなだれかかるようにして。
壬生墨佳
:「僕だって、驚いてる。僕に」
壬生墨佳
:「自分が、こんな風になるなんて、思ってなかったんだ」
嬬恋七瀬
:「……望んじゃいけない、わけないだろ」
嬬恋七瀬
:「最初から言ってるだろ。壬生が望むものになってやるって」
嬬恋七瀬
:「あの時とは、意味も、気持ちも違うけど……」
嬬恋七瀬
:「でも、やっぱり。何でもしてやりたいんだよ」
嬬恋七瀬
:「……好きなんだから」
壬生墨佳
:「……僕だって、まださ」
壬生墨佳
:「自分が、本当に、七瀬に」
壬生墨佳
:「何を望んでるかも、ちゃんと分かってるわけじゃないんだけど」
壬生墨佳
:「……一つだけ、いい?」
嬬恋七瀬
:「……うん」
壬生墨佳
:「……しばらくさ」
壬生墨佳
:「このままで居てよ」
壬生墨佳
:手を伸ばして、指を絡めるように握る。
壬生墨佳
:それを離さなくするような、超常の力など、ここにはなにもない。
壬生墨佳
:ただ、そうしたいと思う意思があるだけで。
壬生墨佳
:その手は、しばらく離れることはない。
嬬恋七瀬
:「……」
嬬恋七瀬
:抱き寄せる手に力を籠めて、もっと近くに身を寄せる。
嬬恋七瀬
:その存在を確かに感じ、深く深く刻み込むように。
嬬恋七瀬
:何があろうと、もう二度と忘れることのないように。
嬬恋七瀬
:その手を握り返す。
嬬恋七瀬
:「……言っとくけどな」
壬生墨佳
:「……うん」
嬬恋七瀬
:「今日、ずっと……意識してるの自分だけかよって、モヤモヤしてたと思うけどな」
嬬恋七瀬
:「これまでずっっっとそれだったんだからな、ボク」
嬬恋七瀬
:「……ちょっとは思い知ったか」
壬生墨佳
:「……わざとやってたのかよ。意地悪しないでよ」
壬生墨佳
:「そういうの、心臓に悪いからやめてほしいもんだ」
嬬恋七瀬
:「別にわざとじゃないけどさ……でも」
嬬恋七瀬
:「ちゃんと言えよ、そういうの」
嬬恋七瀬
:「隠し事は無しだし、ちゃんと頼れよな」
嬬恋七瀬
:「恋人で、相棒なんだろ?ボクらさ」
壬生墨佳
:「……うん。きっと。これからも」
壬生墨佳
:「そうありたい」
壬生墨佳
:「これが、偽らざる、僕の、想い」
嬬恋七瀬
:「……それなら」
嬬恋七瀬
:抱き締める肩越しに、柔らかな笑みを零し。
嬬恋七瀬
:「一緒だ」
GM
:一夜二人転:壬生墨佳と嬬恋七瀬の場合—三夜目—
GM
:全行程終了、お疲れさまでした!
壬生墨佳
:お疲れさまでした……!
嬬恋七瀬
:お疲れ……さまでした…………