『揺れるデイ・アフター・ウォー』


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SIDE:LAW SIDE:CHAOS
PC1-① 朝倉侑生(PL:めかぶ) 平賀迅(PL:馴染)
PC1-② 滝瑞果(PL:珪素) 柳武歩(PL:CAT)
PC2 芙蓉堂太一(PL:さささ) 霧灯夢二(PL:猫口@)
PC3 ロコ・ロコ・ベントゥーラ(PL:ぺんさん) エリス・トリオン(PL:アスハル)
PC4 夏川ミナ(PL:Quantum) 羽石夏澄(PL:優水)

【トレーラー】
 アカデミア開校記念式典祭を目前に控えたある日のこと。
生徒会長・雲雀宏一が瀕死の重傷を負った。
運営委員会(カウンシル)との議会の最中、仮面を付けた生徒による爆破テロが起きたのだ。
事態を重く見たカウンシルは“廃校”か、“更生プログラム”の適用かの二択を全生徒に迫った。
“廃校”を免れるため“更生プログラム”を受け入れた風紀委員はそれを破った学生たちを取り締まる。
時間通りの試験、時間通りの友情、時間通りの恋。これで非行はなくなった。
分量通りの予習、分量通りの遊び、分量通りのキス。これで自由はなくなった。
……番長連を中心とした陣営がそれに反発するまで、そう時間はかからなかった。
生徒会はトップを失ったことで、風紀委員陣営と番長連陣営との間で分裂を始める。
抗争の中、事件の真相を知る少女“フィーネ”の確保命令を“学長”クラインが風紀委員陣営へと下した。
それを知った番長連陣営も少女の確保へと動き出す。

ダブルクロスThe 3rd Edition『揺れるデイ・アフター・ウォー』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。さあ、存分に覇を競え。


【Index】

LAW/プリプレイ
LAW/オープニング1:朝倉侑生&滝瑞果
LAW/オープニング2:芙蓉堂太一
LAW/オープニング3:ロコ・ロコ・ベントゥーラ&夏川ミナ
CHAOS/プリプレイ
CHAOS/オープニング1:平賀迅&柳武歩
CHAOS/オープニング2:霧灯夢二
CHAOS/オープニング3:エリス・トリオン&羽石夏澄
マスターシーン1
LAW/ミドルフェイズ1
CHAOS/ミドルフェイズ1
開始イベント/ミドルフェイズ1
LAW/ミドルフェイズ2-1
CHAOS/ミドルフェイズ2-1
LAW/ミドルフェイズ2-2
CHAOS/ミドルフェイズ2-2
組み合わせ決定/ミドルフェイズ2
対決イベント:殲滅戦/ミドルフェイズ3
対決イベント:情報戦/ミドルフェイズ4
対決イベント:追跡戦/ミドルフェイズ5
対決イベント:奇襲戦/ミドルフェイズ6
組み合わせ決定/ミドルフェイズ7
LAW/ミドルフェイズ7
CHAOS/ミドルフェイズ7
対決イベント:近接戦/ミドルフェイズ7
LAW/ミドルフェイズ8
CHAOS/ミドルフェイズ8
対決イベント:交渉戦/ミドルフェイズ8
LAW/ミドルフェイズ9
CHAOS/ミドルフェイズ9
対決イベント:総力戦/ミドルフェイズ9
決戦イベント/ミドルフェイズ10
CHAOS/ミドルフェイズ11
LAW/ミドルフェイズ11
ミドルフェイズ11
マスターシーン2
マスターシーン3
ミドルフェイズ12
ミドルフェイズ12[a]
ミドルフェイズ12[b]
ミドルフェイズ12[c]
クライマックス(戦闘前[I])
マスターシーン4
クライマックス(戦闘前[II])
クライマックス戦闘[I]
クライマックス戦闘[Ⅱ]
クライマックス戦闘[Ⅲ]
クライマックス戦闘[Ⅳ]
クライマックス戦闘[Ⅴ]
バックトラック
エンディング1:ロコ・ロコ・ベントゥーラ&夏川ミナ&羽石夏澄
エンディング1:ロコ・ロコ・ベントゥーラ&夏川ミナ
エンディング1:羽石夏澄
エンディング2:芙蓉堂太一&霧灯夢二&平賀迅
エンディング2:芙蓉堂太一
エンディング2:霧灯夢二
エンディング3:エリス・トリオン&夏川ミナ&滝瑞果&平賀迅
エンディング3:エリス・トリオン
エンディング4:平賀迅&柳武歩&夏川ミナ
エンディング4:平賀迅&夏川ミナ
エンディング4:柳武歩&霧灯夢二
エンディング5:朝倉侑生&滝瑞果
グランドエンディング
経験点配布
マスターシーン5

GM@LAW:それでは、『揺れるデイ・アフター・ウォー/SIDE:LAW』を開始します。
夏川ミナ:ぴよぴよ!
朝倉侑生:ぱやぱや
ロコ:うおー
芙蓉堂太一:ぽよぽよ
滝瑞果:ぷくぷく

【LAW/プリプレイ】

GM@LAW:まずは自己紹介からしてもらいましょう。PC1-①である朝倉くんから。
朝倉侑生
キャラシートURL(PL:めかぶ)
朝倉侑生:朝倉侑生(あさくら・ゆうき)です!Aランク、中等部二年生。風紀委員。
朝倉侑生:銀河界ナンバーワン!弟にしたい系アイドル中学生★
GM@LAW:キャーッ
朝倉侑生:を目指し頑張っています。自分が目立つことが大好き!
朝倉侑生:これまでの登場セッションは『ポスト・レヴ/新星のアカデミア』 『アカデミアの休日 ~遠い国から来た王女~』 『アカデミアの演劇』
朝倉侑生:関連のあるPCは、Rファイトチームの若槻かずさ、風魔悟、エリス・トリオン(カオス側PC3)、一文字命。
GM@LAW:かっ関連PC!
朝倉侑生:特に一文字命先輩とはいろいろあったので初期ロイスにしています。
朝倉侑生:この辺は特に説明なく会話に出すぞ!よろしくね。
GM@LAW:いろいろあったね……
朝倉侑生:それと生徒会のフブキくんとは『演劇』で、ロウ側PC3の芙蓉堂くんとPC5のミナちゃんとは『休日』でご一緒しております。
朝倉侑生:シンドロームはエンジェルハイロゥとハヌマーン。シーン攻撃と範囲攻撃をたくさんする。
朝倉侑生:そんな感じです!質問があったらたくさんしてね★
GM@LAW:よろしくお願いします!そんな朝倉くんのハンドアウトはこちら。
【PC①-1(朝倉侑生)用ハンドアウト】
ロイス:平賀迅(ひらが・じん) 推奨感情 P:執着/N:敵愾心
 キミはオーヴァード・アカデミアに通う小悪魔系男子中学生だ。
アカデミア開校記念式典祭の準備と並行して行われた議会に、キミは生徒会の滝瑞果やフブキ・マルヤマとともに参加していた。
だが、そこで爆破テロ事件が起き、キミの親しい友人であるフブキは生徒会長をかばって重傷を負ってしまう。
しかも、報道でその犯人であるとされていた平賀迅という人物はいまだに逃亡中であるという。
キミは親友を襲った犯人に罪を償わせるため、風紀委員として自ら行動を開始することにした。
GM@LAW:大変なことになるようです。
朝倉侑生:悪いやつは許せないぜ~
GM@LAW:正義のもとに悪を誅戮してきましょうねっ!
GM@LAW:それでは次はPC1-②の滝さんお願いします。
滝瑞果キャラシートURL(PL:珪素)
滝瑞果:滝瑞果(たき みずか)です。生徒会のA級スペシャリストで、高等部二年生。
滝瑞果:『革命』シーズンには影も形もなかった生徒会役員ですが、第1話にあたる『初恋』の時点で投獄されていたため、登場しませんでした。
滝瑞果:つまり、投獄されるような奴だということです。美少女のエロスに目がない、変態です。
GM@LAW:投獄されている生徒は登場できないんじゃ
滝瑞果:あと、一応明言しておきますけど、レズでもないです
GM@LAW:だいじですね
滝瑞果:ただ、美少女がエロいことになってるのが好き!とんでもない変態ヤローだぜ!
滝瑞果:初登場セッションは『輝けるブラン・ニューデイズ』
滝瑞果:さらに、因縁のライバルであるエリスくんが大変なことになる『アカデミアの亡霊/vsオリジネーター』
滝瑞果:そして、生徒会全員集合の豪華セッション『アカデミアの独裁者』
滝瑞果:王女回とかドレス回とか水着回とか
滝瑞果:一回も出れてねーんだけど!?どういうことだよ!!
滝瑞果:全然CG差分が埋まってない!エロ友人ポジションとして悲しみしかない!
滝瑞果:そんな悲しみを力へと変え
滝瑞果:圧倒的極悪ジョック遺産必中の弓による固定値ブーストに、Aランクスペシャリストの固定値ブースト、さらに《スキルフォーカス》の固定値ブーストで
滝瑞果:敵の攻撃をバンバン《カウンター》しまくり、妨害しまくります。アグロ的妨害キャラ!
GM@LAW:ひっでえ
滝瑞果:取り憑かれている遺産の名称は『周転円』。極めて変則的な軌道の射出攻撃によって戦闘する能力者です。
滝瑞果:そして、変態!重要なのでもう一度言います!よろしくおねがいします。
GM@LAW:よろしくお願いします!ハンドアウトを見ていきましょう。
【PC①-2(滝瑞果)用ハンドアウト】
ロイス:朝倉侑生(あさくら・ゆうき) 推奨感情 P:連帯感/N:不安
 キミはオーヴァード・アカデミアに通う変態系生徒会役員だ。
アカデミア開校記念式典祭の準備と並行して行われた議会に、キミは同じ生徒会のフブキ・マルヤマや風紀委員の朝倉侑生とともに参加していた。
だが、そこで爆破テロ事件が起き、キミの親しい友人であるフブキは生徒会長をかばって重傷を負ってしまう。
しかも、報道でその犯人であるとされていた平賀迅という人物はいまだに逃亡中であるという。
キミは親友を襲った犯人に罪を償わせるため、風紀委員に協力して自ら行動を開始することにした。
GM@LAW:やはり大変なことになるようです
滝瑞果:フブキくん……!
滝瑞果:『アカデミアの独裁者』を読んでいただければわかるように
滝瑞果:フブキくんは、後輩でありながら滝さんが唯一尊敬する生徒会役員でもある!
滝瑞果:許せない!
GM@LAW:会長が尊敬されてない……
滝瑞果:今回ばかりは真面目にやるかもしれない……!頑張ります!
GM@LAW:とにかくそんな感じ!頑張って!
GM@LAW:お次はPC2!芙蓉堂君!
芙蓉堂太一キャラシートURL(PL:さささ)
芙蓉堂太一:芙蓉堂太一(ふようどうたいち)、Aランクサポーター。高等部二年生。情報屋。
芙蓉堂太一:なのですが、なんだか今回はカヴァーが優等生です。伊達眼鏡です。最近勉強とか頑張ってるらしいよ。
GM@LAW:伊達!
芙蓉堂太一:基本面白いことには首突っ込みたがりな性格で、みんなのことも一方的に知ってたりすると思います!
芙蓉堂太一:形から入るタイプなので……
芙蓉堂太一:登場セッションは『激闘のアカデミア!~7人の暗黒裏番長編~』 『アカデミアの休日 ~遠い国から来た王女~』 『冬と学園と赤い糸』 『シナクラ:初恋の行方』
芙蓉堂太一:朝倉くん、夏川さん、あとカオス側の羽石さんと霧灯くんとは同卓したことがありますね。今回もよろしくお願いします! あとロコくんとはNPCでニアミスしてたかな。
GM@LAW:両陣営に顔が広いというわけね
芙蓉堂太一:休日で登場した王女様とちょっといい感じになったりなんか文通してたりとかもするらしいです。この辺テストに出ます。
GM@LAW:赤線引いておこう
芙蓉堂太一:シンドロームはハヌマーンピュア。Dロイス超血統持ちですごい援護の風が打てるし、今回は限界突破取ったので1ラウンド2回打てるようになったぜ!
GM@LAW:ヒエーッ
芙蓉堂太一:基本ダイス数増やしてC値下げるくらいしかできない弱小純支援だよ。お手柔らかによろしくね!
芙蓉堂太一:あとはインクリボンとかゲットしたので、ミドルはガンガン頑張っていきます。
芙蓉堂太一:そんな感じで、ガンガン体制に阿っていこうね!
芙蓉堂太一:以上です。
GM@LAW:殊勝な心がけです!そんな芙蓉堂くんのハンドアウトがこれだ。
【PC②(芙蓉堂太一)用ハンドアウト】
ロイス:フィーネ 推奨感情 P:好意/N:猜疑心
 キミはオーヴァード・アカデミアに通う凄腕の情報屋だ。
ある日、キミはフィーネと名乗る謎めいた雰囲気の幼い少女と出会った。
「この世界のことをもっと知りたい」と熱く語り、情報屋であるキミの話をなんでも興味津津に聞く彼女だったが、
どうも生徒会長暗殺未遂事件について何か知っているような口振りだった。
キミが詳しく話を聞こうとした時、番長連に追われていた様子の彼女は怯えてそのまま逃げ去ってしまう。
ただの重要参考人である以上の意味を感じたキミは、風紀委員に協力して彼女を危険から救い出すことにした。
GM@LAW:謎の少女が出てくるようです
芙蓉堂太一:おのれ番長連!
芙蓉堂太一:守らねばならない!
GM@LAW:守りたまえ!
GM@LAW:次はPC3!ロコくんの自己紹介!
ロコノ介キャラシートURL(PL:ぺんさん)
ロコノ介:ででーん
ロコノ介:やっほー。無所属一年のロコロコだよー。
ロコノ介:何処にでもいる普通の高校生さ。ちょっと人と違うところが有るとすれば、それは僕がSSランクオーヴァードって事かな?
GM@LAW:だいぶちがう……
ロコノ介:と、言うことで。学園に一桁くらいしかいないと思うSSランク持ちの生徒だよ。しかもそれを公言してるんだから、結構名前は知られてるんじゃないかなあ。
ロコノ介:性格は全体的に軽いようなそうではないような。でもちょっとしおらしいところもあるような。そんなやつだよ。
ロコノ介:登場セッションはこれ一つ!『輝けるブラン・ニューデイズ』
GM@LAW:一つ!
ロコノ介:何を隠そうこのデイがつくシリーズで初めてPC1をやったやつだよ。うおー!すごいんだぞ!
ロコノ介:何分一つにしか出てないから面識がある人も少ない。しかしその全員がデイアフターウォーに出てるぞ!ミナちゃん!滝先輩!羽石さん!すごい奴らが勢揃いだぜ。
GM@LAW:すごいぜ
ロコノ介:性能的にはダイスと攻撃力を増やすシンプルな支援型だよ。あとイニチアシブに範囲全員を行動させたりも出来る。
GM@LAW:お前のようなシンプルがあるか
GM@LAW:お前な……お前……
ロコノ介:HR導入のお陰で《戦場の魔術師》を取れたので、自分の再行動分も有効活用できるように成ったよ。
ロコノ介:レベルも上げたからミドルからちょいちょい撃てるといいなと思ってるよ。攻撃はできないから皆頑張ってくれよな!
GM@LAW:やめろよな……ホント……
ロコノ介:あと校則が厳しくなって色々変わったり変わらなかったりしてるよ。アイコンとかな。
ロコノ介:そんな感じ!初対面の人が多そうだけど、仲良く出来るといいねぇ~
GM@LAW:オッケー!ハンドアウトの紹介に移るぜ。
【PC③(ロコ・ロコ・ベントゥーラ)用ハンドアウト】
ロイス:“学長”クライン・ネバーエンズ 推奨感情 P:尊敬/N:恐怖
 キミは学園でも数少ないSSランクオーヴァードの一人で、風紀委員陣営に属する精鋭でもある。
アカデミアで強引に改革を推し進める学長のクライン・ネバーエンズはキミもよく知る人物だ。
中枢評議会のメンバーで、アカデミアの創始者の1人でもある彼は厳しくも高潔な人物である。
今回の改革も性急すぎるにしても、何かしら理由あってのことに違いない。
それに、キミの友人である夏川や滝に危険が及びかねないとあっては、放っておくわけにもいくまい。
キミはクラインが風紀委員陣営に下した指示通りに、少女の奪還に向けて他のメンバーとともに動き出すことにした。
GM@LAW:動き出す……
ロコノ介:そう、SSランクだからめったに動かないの。
ロコノ介:でも今回は一大事だから動くよ。
GM@LAW:そう、一大事なのだ
ロコロコ:あと名前がロコノ介のままだったから戻すわ。
GM@LAW:それは戻してくださいw
ロコロコ:クラインさんはSSランク認定してくれたしいい人だと思う。SSランクアンテナがそう言ってる。
ロコロコ:ロイスは尊敬表かな~。なんやかんや学園作ってくれたのはこの人だし、そのおかげで楽しいしね。
ロコロコ:というスタンスで行きます。
GM@LAW:OK!ではそんなかんじでよろしくね!
GM@LAW:最後!PC4はお待ちかね!夏川さん!
夏川ミナ:んい!
夏川ミナキャラシートURL(PL:Quantum)
夏川ミナ:なつかわミナです!
夏川ミナ:16さいです!
夏川ミナ:そういう風紀委員会所属の高等部一年生です。身長155cm、胸は控えめなかわりに脚がキレイ。
夏川ミナ:今回の9PCに対しては、実は全員面識があるという驚きの結果となっています。
夏川ミナ:あったよね……?
GM@LAW:恐ろしい子……
夏川ミナ:うん、あるある。
夏川ミナ:思えば『輝けるブラン・ニューデイズ』で初登場。パンツの色を聞かれて普通に答えるという常識の無さをみせつけ、
夏川ミナ『アカデミアの休日』では芙蓉堂くん&侑生くん(&クリームソーダ)と出会って人間性を獲得し、
夏川ミナ『ワン・モア・デイ』で平和な学生生活の尊さを、『赤い糸』で恋愛は楽しい事ばかりではない事を学びました。
夏川ミナ:あとは風紀委員NPCとして登場したり、『喝采のアカデミア』ではアイドルとして握手会に出たりしています。
夏川ミナ:口数少ないロボットのような子でしたが、少しは人間らしくなったのではないかと思います!
GM@LAW:人間っていいな
夏川ミナ:でん でん でんぐり返って DIE DIE DIE
夏川ミナ:えーと、性能はエンハイ/ハヌマーンで、《戦いの予感》で行動値58になってから《スピードスター》を使うだけです。
夏川ミナ:成長はコンセを上げて、迷いに迷った末に《リミットリリース》を取得。
夏川ミナ:「攻撃します」「破壊します」など、無味乾燥だったコンボ名に、とてもかっこいいコンボが加わりました。
夏川ミナ:人間っていいな!
GM@LAW:かっこいい
夏川ミナ:そんなかんじです。学園の存続のため、全力を尽くしたいと思います。宜しくお願いいたします。
GM@LAW:します!ではハンドアウトをば。
【PC④(夏川ミナ)用ハンドアウト】
ロイス:“サイレント・ノイズ”ベアトリス・ハックマン 推奨感情 P:信頼/N:隔意
 キミは無感情でクールな風紀委員で、番長連との抗争に参加する精鋭の一人でもある。
風紀委員長であるベアトリス・ハックマンはアカデミアを廃校から救い、生徒たちの居場所を守るため苦渋の決断の末に
“更生プログラム”を受け入れていた。だが、番長連陣営の軽率な蜂起によってそれも危うくなっている。
キミは、ベアトリスの苦悩を知っている。最近は可愛いものに興奮して発狂することも無くなったほどなのだ。
危険な番長連陣営を黙らせるため、キミは他のメンバーとともに少女の奪還に向けて動き出すことにした。
GM@LAW:よく知る人がシナリオロイスです
夏川ミナ:知ってる……こんな人だったっけ!?
夏川ミナ:こんな人だったかも
GM@LAW:ちゃんとサプリ見ました?
夏川ミナ:すみません、予習不足だったようです。ベアトリスハックマンはこういう人!
夏川ミナ:サプリにも書いてある!
GM@LAW:とにかくどうにか何とかせよというわけです。邪悪な番長連陣営を浄化しましょう!
夏川ミナ:了解です!番長連陣営は根絶やしにして、平和な学園生活!
夏川ミナ:秩序!闘争!
GM@LAW:これで全員の自己紹介が終了。
GM@LAW:PC間ロイスについては、PC1-1→1-2→2→3→4→1-1という感じで取って下さい。
GM@LAW:会ってからでもいいけど、忘れないようにね!
滝瑞果:はーい
ロコロコ:なっちゃん!
芙蓉堂太一:はーい
朝倉侑生:うす!
夏川ミナ:侑生君だ!
ロコロコ:傷つける訳にはいかない是~ってスタンスだしPは庇護かな~
滝瑞果:ロコロコは最初から取ってたほうがいいか。
滝瑞果:友人/ロコ・ロコ・ベントゥーラ/友情:○/不安/ロイス
朝倉侑生:瑞果ちゃんには会ってから取る!
ロコロコ:Nは疎外感にしよーっと。なんかアイドルとかになっちゃって、遠くに行っちゃったみたいだよ。
ロコロコ:ってことで
滝瑞果:強すぎるやつが参戦してしまうことが不安だぜ!
芙蓉堂太一:ロコくんには感服/隔意とかかな
滝瑞果:あれ、PCロイスロコロコじゃなかったw
GM@LAW:あ、滝さんは芙蓉堂君ですね……!
滝瑞果:芙蓉堂くんか……!会ってから取りますw
ロコロコ:トモダチ!/夏川ミナ/P:庇護○/N:疎外感/ロイス
ロコロコ:こんな感じで行こう
夏川ミナ:侑生くんにも最初から取っておこうかなあ。
夏川ミナ:-お友達/“メテオール”朝倉侑生/○信頼/疎外感/ロイス
夏川ミナ:最近あいつ、おっぱい大きい彼女のところばっかいってて付き合い悪いんだよー
朝倉侑生:ちげーし!そんなことねーし!
GM@LAW:それでは、トレーラーを貼っておきましょう。
ロコロコ:ぺたぺた
【トレーラー】
 アカデミア開校記念式典祭を目前に控えたある日のこと。
生徒会長・雲雀宏一が瀕死の重傷を負った。
運営委員会(カウンシル)との議会の最中、仮面を付けた生徒による爆破テロが起きたのだ。
事態を重く見たカウンシルは“廃校”か、“更生プログラム”の適用かの二択を全生徒に迫った。
“廃校”を免れるため“更生プログラム”を受け入れた風紀委員はそれを破った学生たちを取り締まる。
時間通りの試験、時間通りの友情、時間通りの恋。これで非行はなくなった。
分量通りの予習、分量通りの遊び、分量通りのキス。これで自由はなくなった。
……番長連を中心とした陣営がそれに反発するまで、そう時間はかからなかった。
生徒会はトップを失ったことで、風紀委員陣営と番長連陣営との間で分裂を始める。
抗争の中、事件の真相を知る少女“フィーネ”の確保命令を“学長”クラインがキミたち風紀委員陣営へと下した。
それを知った番長連陣営も少女の確保へと動き出す。
アカデミアのため、風紀を守る時だ。

ダブルクロスThe 3rd Edition『揺れるデイ・アフター・ウォー SIDE:LAW 』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。さあ、存分に覇を競え。
GM@LAW:というわけで、『揺れるデイ・アフター・ウォー/SIDE:LAW』開幕です。

【LAW/オープニング1:朝倉侑生&滝瑞果】

GM@LAW:まずはPC1-①、PC1-②の合同オープニング。
GM@LAW:登場をお願いします。
朝倉侑生:1d10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 1[1]+30 → 31

滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+5(1D10->5)した (侵蝕率:35->40)

GM@LAW:【アカデミア 大講堂】
GM@LAW:ここでは学園島運営機関(カウンシル)役員らとの面談のための、会場準備がなされているはずだったのだが、
GM@LAW:現在は生徒会役員と、警備担当の風紀委員のみならず、
GM@LAW:「こんなに人が集まってるってことは誰かの誕生日パーティーなんじゃない?」と言い出すような無関係の生徒がまじりこみ、
GM@LAW:パーティ会場めいた喧騒を見せている。
フブキマル:パン!パンパーン!フブキ君が手に持ったクラッカーを、雲雀会長に向かってパパーンとやります。
フブキマル:「いえーい!雲雀会長ー!誕生日おめでとうございまーす!」
【高等部一年 生徒会役員 “Gコール” フブキ・マルヤマ】
滝瑞果:「何やってんのフブキくん」
フブキマル:「なにって滝先輩、誕生日のお祝いっすよー。」
フブキマル:「皆言ってるっすよ!今日は誰かの誕生日パーティーだって!」
滝瑞果:「どうしてそれを素直に受け止めちゃうかなー!片付けめんどいよ~~」
【高等部ニ年 生徒会会計 “トラクトリックス” 滝瑞果】
フブキマル:「壇上に登るのは雲雀会長なんすから、雲雀会長の誕生日に違いないっすよ!おめでとうございます会長ー!」
エリス・トリオン:フブキくんを背後から蹴る「違えーよ、馬鹿。紛らわしいことすんな」
フブキマル:「うぎゃー!」
エリス・トリオン:「どいつもこいつも浮かれやがって・・・つかなんで準備中なのに関係ねえやついるんだよ」
【高等部ニ年 生徒会役員 “ジラクジギル” エリス・トリオン】
フブキマル:「違う……あっ!もしかしてサプライズパーティーだったっすか……!?失礼しました!」
雲雀宏一:「え?違うの?祝われて気分いいからてっきり……」お誕生日会みたいな帽子をかぶってジュースを飲んでいる。
雲雀宏一:「みんなが僕のライブに集まってくれたものだと……」
【高等部三年 生徒会長 “昼行灯” 雲雀宏一】
フブキマル:「ち、違うんです雲雀会長!これは誕生日パーティーじゃないっす!えっと……なんかとにかく集まりです!今のは空砲なんで!気にしないでください!」
滝瑞果:「テメーはテメーでなんなんだよ!?」
滝瑞果:会長に空き缶を投げつけます。
エリス・トリオン:「おいこら風紀委員ども! 仕事しろ!」
エリス・トリオン:その辺の風紀委員に文句つけにいきます
雲雀宏一:「あ痛っ!暴力はいけない!」
滝瑞果:「お前も投獄してやろうか~~!」会長にヘッドロックをかけに行きます。
滝瑞果:生徒会役員の仕事は、会長をどうにかすることなので、大事な仕事なのだ。
雲雀宏一:「やめて!僕はいいけどジュースがこぼれる!ジュースだけは助けてくれ!」
雲雀宏一:「この報告書にこぼれたらどうしてくれるんだ!まったく!」
フブキマル:「わかりました!任せてください!会長がどうなってもジュースだけは守り抜きます!」ビシッ
滝瑞果:「報告書?またあたしの知らないとこで妙な事件ばっかり……」内容を覗き込みます。
フブキマル:そう言ってヘッドロックをかけられている会長の腕を決めてジュースをふんだくろうとします
GM@LAW:報告書は、過去の事件に対するものですね。あんまりにも色々あるせいで説明を求められている。
滝瑞果:(あまりにも色々ありすぎる……)
エリス・トリオン:「おい風紀委員! 出入りくらいしっかり見張れ」と、近場の小柄で年下そうな風紀委員にガンをつける
朝倉侑生:「は~?ちょっと高等部だからってちゅーがくせいいじめるのやめてくれな…」
エリス・トリオン:「ん? テメェ……」
エリス・トリオン:見覚えがある気がする。目を細める。
朝倉侑生:「……エリスくんじゃん!何その顔!」
エリス・トリオン:「……Rファイトん時の。」
エリス・トリオン:「朝倉か。なんだテメェ、中等部の癖にこんなとこで物見遊山かよ。帰れ帰れ」
朝倉侑生:「風紀委員だからいるんだっつーの!うわひっどい!最低だよ最低!」
朝倉侑生:「エリスくんこそ何してんの?ご飯ほしいの?」
【中等部二年 風紀委員 “メテオール” 朝倉侑生】
エリス・トリオン:「はぁ? てめえが風紀委員? 風紀委員はちっこいガキしかいねえのかよ……」
エリス・トリオン:「てめぇこそしっかり見ろや! オラ、こちとら生徒会サマだ、従え風紀委員」
エリス・トリオン:バッジを見せびらかす
ベアトリス・ハックマン:「ふむ……なかなか可憐で……ふふ……よし、入ってよし」出入り口では風紀委員長がしっかりと警備をしているぞ。
【高等部三年 風紀委員長 “サイレントノイズ” ベアトリス・ハックマン】
朝倉侑生:「権力をふりかざすのはどーかと思いま~~す」バッジに向かってパンチを繰り返す。届かない。
滝瑞果:「ちょっと男子ー!何騒いでんのよー!」
滝瑞果:会長を絞め落としたので注意しにやってきます
エリス・トリオン:「やめろコラ! ガキ!」
朝倉侑生:「あ、生徒会の人だ」
フブキマル:「のよーのよー!」滝先輩の後ろをわきゃわきゃさわいでついていくよ。手にはジュース!
エリス・トリオン:「おいフブキ! それと産業廃棄物! 今すぐこの下っ端風紀委員と、あそこの色バカ止めてこい!」と、ベアトリスを指差す
滝瑞果:「あっ、朝倉侑生!」
フブキマル:「あっゆうき!おっすっす!」
滝瑞果:「ちょっとダメだよ朝倉!こんな雑菌に近づいたら!汚れる!」侑生くんを抱えて
フブキマル:「ゆうきは下っ端っすか!それとも色バカのどっちっすか!」
滝瑞果:エリスくんから2m圏外くらいのところにヒョイと出したいです
朝倉侑生:「きゃー」ヒョイと出されます。
エリス・トリオン:「だから……だぁーくそ! いいか? フブキ。あそこの。ベアトリス・ハックマンを。締め落とす。誰も部屋に入れない」
雲雀宏一:「ビンゴまだなの?」
エリス・トリオン:「OK? 分かったか? 復唱しろ」
滝瑞果:「あっもう気絶から復帰してやがる!」会長を確認!
フブキマル:「あそこの。ベアトリス・ハックマンを。絞め落とす。誰も部屋に入れない。」
フブキマル:「OK?わかったか?」
エリス・トリオン:「じゃあ実行してこい!」
エリス・トリオン:「つか、なんだてめぇら」
エリス・トリオン:「知り合いかよ」
フブキマル:「おっす!任せてくださいっすよー!生徒会の居心にかけてやり抜いてみせます!」ビシ!
エリス・トリオン:フブキ・滝・朝倉に。
朝倉侑生:「ボクとフブキくんは最近友達になって~」
滝瑞果:「あたしたち仲良しだよねーっ♪」侑生くんを抱えながら(知り合いではない)
ベアトリス・ハックマン:「き、危険物を持っていないか確認しないと……これは風紀委員だから仕方ない……」
フブキマル:「はい!この前色々あって!なー!」と、ベアトリスさんの前で銃身を僅かに落とし、脇を締め、両手を僅かに広げながら答えます
滝瑞果:「今日は風紀委員長が代わりに変態行為してくれるから楽だなー」
朝倉侑生:「仲良しこよし~♪」とりあえずおねーさんに合わせている。
エリス・トリオン:「朝倉、分かってるか知らねえがそこに立ってるのは喋る生ゴミだ」
エリス・トリオン:「そのまま脳天を撃ち抜いてゆっくりと離れろ。心臓に三発トドメすんのも忘れるな」
滝瑞果:「ハァー?喋る排気ガスには人間が生ゴミに見えるんですか?こいつが喋ることで会場の空気が汚れる!」
雲雀宏一:「あっ電話だ」
朝倉侑生:「ボク基本的に女の子の味方だから~」
滝瑞果:「大気の汚れは風紀の汚れだよ朝倉侑生くん!」
雲雀宏一:「もしもし?ああ山縣くん?今いいとこなのに、どこで油を売ってるんだい?」
フブキマル:ザッ!ザッザッ!ザッ!ビーちゃんの隙を伺いながら、細かく動いて出入り口を塞いでいる。
ベアトリス・ハックマン:「な、こいつ出来る……!」
エリス・トリオン:「てめぇら……!」
雲雀宏一:「え?カウンシルの方々を迎えに行った?あと10分位でこっちに?」
雲雀宏一:「こっちの準備?そりゃバッチリ……バッチ……」
滝瑞果:「なにが『今いいとこ』だったんだこいつ……遊んでるようにしか見えなかった」
雲雀宏一:「……」
雲雀宏一:「やっべ」
朝倉侑生:「やっべって言った」
フブキマル:「今の俺の背には……エリス先輩の期待と誇りがかかってるっす……そう簡単にやられるわけには……いかねーっすよー!」
雲雀宏一:「山縣くん!できるだけ時間を稼いで!なんか変な道に案内して!」
朝倉侑生:「フブキく~~ん、そろそろこっち戻っておいで~~」
雲雀宏一:「君にしかできない!任せたよ!」
雲雀宏一:電話を切る。マイクを取る。「さて、諸君」
フブキマル:「もどっていいか……わからないっす!どうっすか先輩!」
雲雀宏一:「アカデミアの危急存亡の秋だ。諸君らの働きに全てがかかっている」
雲雀宏一:「片付けて!はやく!急いで!ほんとにヤバい!」
エリス・トリオン:「うっせー! しばらく朝倉の後ろについてろ!」
滝瑞果:「今更おせーぞクソ会長!」下から怒鳴ります。
エリス・トリオン:「それくらいで滅ぶなら滅べクソ会長」
雲雀宏一:「やる前から諦めるんじゃない!人間やれば出来る!!!」
滝瑞果:「っていうか、これだけの人を誘導すんのだって、亜鷺ちゃんなしじゃやべーぞ……」
滝瑞果:「侑生くん、なんかパッと片付く感じにできない?」
滝瑞果:まだなんとなく抱えたままだ。
フブキマル:「わかりました!今すぐ片付けてゆうきの後ろにつきます!」フブキがハックマンさんに襲いかかるのだ。飛びつき三角!
エリス・トリオン:「おい滝瑞果オブクソ頭でっかち」
朝倉侑生:「難しーこと言うな~」もちろん抱えられたままだ。
エリス・トリオン:「こう言う時こそ会計様のおよろしい頭脳の出番じゃねえのかコラ」
ベアトリス・ハックマン:「うぐっ」
ベアトリス・ハックマン:「やめろ……このっ!」振動波で吹き飛ばす。
滝瑞果:「さすが知能/Zeroの男は自分の無力を認めるのが早いですなァ~」
フブキマル:「うぎゃーっ!」吹き飛ばされるフブキ!ぶちまけられるジュース!
滝瑞果:「まあ地道に誘導してくしかないんじゃない?フブキくん!」
滝瑞果:「ほら、ベアトリス先輩にそこ開けてもらって!風紀委員と一緒に退出誘導しよう」
フブキマル:「くっ……やはり風紀委員長は伊達じゃないっす……!つ、強すぎるっす……!」
ベアトリス・ハックマン:「いまはそれどころではあるまい。部外者の誘導は風紀委員で行う」
フブキマル:「片付けなくてもいいんすか!」ビシ!
ベアトリス・ハックマン:「生徒会は会場設営準備を」
滝瑞果:「そっちもめんどいんだよな~~!」しぶしぶ侑生くんを地面に下ろす。
朝倉侑生:その手をパッとつかむ。
滝瑞果:「おや」
朝倉侑生:「おねーさん、…瑞果ちゃん?」クリッとした目で顔を覗き込みます。
滝瑞果:「はいはい、生徒会の滝瑞果だよ。なんですか」
朝倉侑生:「んーんー、ボクのこと、知っててくれてたんだなって。ありがと★」
滝瑞果:「どきーん!」一昔前の少女漫画みたいなタッチで胸を抑えてドキーン★とします
滝瑞果:「やられた~~」バターン
滝瑞果:仰向けに倒れてみせる。
朝倉侑生:「ちょっと~、それ本気じゃないでしょ~」
雲雀宏一:「そこの会計!サボってるんじゃありません!」
雲雀宏一:「キビキビ働け!」
エリス・トリオン:「てめーはそれ以上喋んな!」トビゲリ!
滝瑞果:「あっこのクソ野郎……!死ね!!」憤怒の形相で復活!雲雀会長をボコりに行きます!
雲雀宏一:「グブッ……顔はやめて!顔だけは!」
エリス・トリオン:「フブキ! とりあえず椅子と机だけ並べて出しとけ!」
滝瑞果:「フブキくん!10分以内は物理的に無理だから、謝る用意はしてて!」
フブキマル:「うおおお……誘導はよくて生徒会が会場設営で滝先輩がゆうきにやられたと思ったら会長がエリス先輩にやられて滝先輩が追い打ちを」
フブキマル:「……オッス!わかりました!椅子と机を並べて出します!」
朝倉侑生:「ちぇー、効かなかったし。取り残されたし」唇をとがらせて生徒会の様子をしばらく眺めてから。
朝倉侑生:「いーもん。ボクも仕事にもーどろー」くるりと踵を返します。
エリス・トリオン:朝倉くんを霧の手で引き戻します。「てめーはこっちだ朝倉。別に一人くらい減っても問題ねえだろ」
朝倉侑生:「ぬえ」
フブキマル:なんか壇の下のとこから机とイスを出して、そのままドミノのように並べていきます
朝倉侑生:「えー!横暴だよオーボー!力仕事したくないよー!」
ベアトリス・ハックマン:「ああ、朝倉は会場内の警備を頼む。我々は外の警備に当たろう」
エリス・トリオン:襟首をつかんで連れて行く。「手数が足りねえ。とりあえずフブキのやること修正してくぞ」
エリス・トリオン:「なんであいつあれでブラックドックかオリジン:サイバーじゃねえんだ・・・?」 フブキ君を見ながら
滝瑞果:「もー、仕事のスピードだけは早いんだけどなあ」並べられた机を流れ作業的に開いて設営していきます。
フブキマル:「あっ!ゆうきも手伝ってくれるんすか?助かるっす!」
朝倉侑生:「むぎー!あとでジュース10本!」手足をバタバタさせながら連れてかれます。
フブキマル:「無敵の生徒会にゆうきが加わってくれれば一事が万事鬼に金棒っすよー!一緒に頑張って終わらせるっす!うおー!」
エリス・トリオン:「テメーは椅子と机を渦巻き状に並べてんじゃねえよ! なんのオブジェだ!」
GM@LAW:というところで、一度シーンを移しましょう。
GM@LAW:移すからな!

GM@LAW:【アカデミア 大講堂】
GM@LAW:ここでは運営委員であるカウンシルと、生徒側代表である生徒会との会議の場が持たれていた。
GM@LAW:定刻より役員の到着が遅れながらも、無事に開催できているようだ。
GM@LAW:カウンシル議員たちが提示したスライドに、事件の様子が映し出される。
カウンシル議員:「ここ最近、アカデミアで頻発している仮面による事件だが……あまりにも凶悪性を増していると思われる」
GM@LAW:Rファイト会場での戦闘。
GM@LAW:ピラミッドに突っ込む飛行船。
GM@LAW:豪華客船に撃ち込まれる砲弾。
GM@LAW:アカデミアタワーを駆けのぼる鹿。
GM@LAW:様々な事件のスライドが流れていく。
カウンシル議員:「取り返しのつかない事態が起きる前にだな、校則を強化するなど、何らかの自治対策が必要なのではないか?」
雲雀宏一:「……お言葉ですが」とぼけた顔をした、眼鏡の男が応える。
雲雀宏一:「現段階で発生する事件は、全て生徒の手によって対処可能な範囲に留まっています」
雲雀宏一:「いたずらに規則を強めるよりも、生徒たちの自主性を尊重するべきだと私は考えます」
【高等部三年 生徒会長 “昼行灯” 雲雀宏一】
カウンシル議員:「しかしだね……」
GM@LAW:議員を手で制する男がいる。
GM@LAW:荘厳な雰囲気をした、褐色肌の男。
クライン・ネバーエンズ:「つまり君は、現状のままで万事問題がないと言い切るのだな?」
【学園島運営委員長 クライン・ネバーエンズ】
雲雀宏一:「その通りです。クライン委員長。すでに問題なく解決した事案の話よりも」
雲雀宏一:「我々はもっと建設的な議題について議論を尽くすべきではありませんか?」
雲雀宏一:「そう、例えばですね。学園島の水族館で、ラッコの赤ちゃんが生まれたニュースなどは?」
カウンシル議員:「貴様!ふざけているのか……!」
カウンシル議員:「これはアカデミアの今後の運営に関わる、非常に重要な会議だ!それを貴様……ふざけている場合か!」
エリス・トリオン:影になる位置で、こっそり姿勢を崩して立っている
クライン・ネバーエンズ:「手を借りずとも、十分に事件には対処できると言うことか。それならばそれもよい、そう余は思うがね」
クライン・ネバーエンズ:「生命の誕生、それは実に喜ばしいことだ。あとで祝いの電報でも贈ることとしよう」
カウンシル議員:「しかし議長……この事件などは由々しき問題でですね……特にこれ、使途不明の予算が……」
雲雀宏一:「えっ予算の話もすんの……?」
滝瑞果:殺すぞ、みたいな目で会長を見てますね
雲雀宏一:後ろを向く。(ヘルプ。滝君ヘルプ)つぶらな瞳で見る。
GM@LAW:その時、議場の扉が開く。
GM@LAW:光が射し、人影を照らす。
GM@LAW:いつの間にか講堂の入り口に一人の生徒が立っている。
GM@LAW:長身で体躯がよく、どことなく魔術師じみた雰囲気で、平賀迅じみた男だ。
カウンシル議員:「何だねキミ。議会の最中だぞ」
GM@LAW:男が顔を上げると、その顔は仮面で覆われている。
滝瑞果:「……!待った!皆さん下がってください!」
滝瑞果:異常事態を認識!自慢の防御能力で止めに行くぞ。
GM@LAW:生徒の姿は一瞬掻き消え、会議机の中心に立つ。
GM@LAW:仮面が、光を放つ。
雲雀宏一:「あれは……!危ない!!」
滝瑞果:「嘘だろ……!」入り口に狙いをつけるが、すでに射線にいない!
エリス・トリオン:「!」 影から動く!
フブキマル:「えっ!」黙ったまま後ろに下がっている。会長と一緒に。
滝瑞果:「フブキくん!防御を――」
雲雀宏一:雲雀宏一は男に駆け寄る。
GM@LAW:生徒の体から大きな爆発が発生する!
エリス・トリオン:「てめぇら、今すぐ下が」
GM@LAW:講堂は噴煙に包まれる。
GM@LAW:噴煙が晴れる。
カウンシル議員:「議長!ご無事ですか!」
クライン・ネバーエンズ:「……余はよい。それより、彼を」
GM@LAW:爆発を受けた雲雀宏一は、焼け焦げた体から血を流し倒れている。
エリス・トリオン:机や部屋の人々を覆うように、霧が展開している。
フブキマル:「か、会長ー!会長ー!し、しっかり!しっかりしてくださいっす!」その霧の中、血だらけの会長を抱えて、床に座り込んでいます。
エリス・トリオン:『……日和って――じゃ、ねえ!』
滝瑞果:「待った。こんな、……こんな事、あるのか」
エリス・トリオン:霧の中から響くように、僅かに濁った声が届く。『敵は、……処、だ……!』
滝瑞果:自分の反応速度でも追いつけず、エリスの防御能力でも防ぎきれない。
滝瑞果:こんな出鱈目な強さが。
フブキマル:「誰か……!先輩!誰かー!救急車!救急車呼んでくださいっす……!会長が……会長がー!」
滝瑞果:さらに……
滝瑞果:「あのさ、フブキくん……」
フブキマル:自分の制服で、会長の傷を必死に抑えてます
滝瑞果:「言ったとおりに……攻撃、避けたの?今……」フブキくんの負傷を見る。
エリス・トリオン:犯人はまだいますか?
GM@LAW:まだその場に立っています。輪郭は揺らぎかけていますが。
GM@LAW:どことなく魔術師じみた雰囲気で平賀迅じみた男だ。
エリス・トリオン:『――、す』 周辺の霧が、鈍い動きで収束する。謎の生徒めがけて!
エリス・トリオン:ばたばたばたっ
エリス・トリオン:虚空から零れ落ちた大量の血が、テーブルを濡らし軌道を伝える。
GM@LAW:ふわりと輪郭が不安定になり、窓際に退避している。
朝倉侑生:「逃げれると」
エリス・トリオン:『ソ、がッ……!」
朝倉侑生:「思わないでよね!」
朝倉侑生:会場の外から躍り出る。生み出された光の矢が、螺旋を描くようにして男に向かって放たれる!
GM@LAW:光の矢は、男の仮面に吸い込まれるように伸びていき、
GM@LAW:仮面が攻撃を受け砕ける。男は衝撃で窓に叩きつけられ、突き破り、
GM@LAW:落下していく。
朝倉侑生:そのまま男を追おうとして、
滝瑞果:「フブキくん……、ちょっと、フブキくん!」
朝倉侑生:視界に入ったフブキくんを見て息を呑む。
滝瑞果:フブキと会長の側を守っていた。エリスが深刻な負傷を受けた以上、そうせねばならない。
朝倉侑生:「フブキくっ……な、その」
フブキマル:「避けてないっす!防御しろって言われたんで、会長をかばおうとして、えっと……」
朝倉侑生:「怪我、どーしたの…」
フブキマル:「あれ?」
エリス・トリオン:「…………クソ、が……ッ」半身のみ実体化する。落ちていた窓を睨み、その後フブキくんを見る
朝倉侑生:呆然と立ち尽くし、フブキくんを見つめます。
フブキマル:そこで初めて自分の体を見る。会長と同じように焼けた肌。突き刺さった床の破片。
滝瑞果:「いいから、フブキくん……大丈夫。気にするなよ……」
滝瑞果:「頼む……」
エリス・トリオン:至って普通の爆発に見えた。
フブキマル:制服は胴の中程から破れている。会長の傷を押さえているのは、その切れはしだ。
フブキマル:「……先輩。ゆーき。なんか」
フブキマル:「すっげー痛いっす」そのまま三人の方を向きながら、ぱたんと横に倒れます
朝倉侑生:「フブキくん!」
カウンシル議員:「救護班を呼べ!誰か!」
滝瑞果:「……………」座り込んだまま、片手で自分の顔を覆っている。
エリス・トリオン:半身を霧化させたまま、影田くんや山縣さんたちに連絡を入れる
朝倉侑生:「だ、大丈夫だよね!ねえ?ちょっと…ねえ、だってボクらオーヴァードで……」
朝倉侑生:「……フブキくん、フブキくん!ねー、ねえ!」駆け寄って、おろおろと顔を覗き込みます。
滝瑞果:「…………………ふざけてるな……」
滝瑞果:「ふざけすぎだ……ふざけすぎだ……」
エリス・トリオン:二人に檄を飛ばそうとするも止めて、部屋に追撃がこなさそうなことを確認した後、外に出ていく
フブキマル:「あ、ゆーき……ひどい顔……してるっす……」
フブキマル:「心配してる、っすか?」
朝倉侑生:「な、……あ。当たり前、じゃん」
フブキマル:「当たり前じゃないっす……!」
朝倉侑生:「ボクだって、心配くらい、するよ…そりゃ」
フブキマル:「だって、後輩に心配されるって……なんか、かっこわるいっす……!」と言って体を起こそうとするけど
朝倉侑生:「ちょ、ダメだって!」慌てて背中を支えます。
フブキマル:「あっ」自分の血で滑ってうまくいかない。どんどん血が出てくる。痛い。
朝倉侑生:「うわ、うわ……どーしたらいいんだろ、どーしたらいいのかな」
フブキマル:「わかんない……俺も、こんな血が出るの、初めて……」
朝倉侑生:「バカ!」
フブキマル:「先輩……先輩ならわかるかな……会長は……?」
朝倉侑生:「も、いーよ。もーいいから」
フブキマル:「どうすれば……いいんだろう……先輩……教えて……」
朝倉侑生:「救護隊来るから。そしたら、大丈夫だから」
フブキマル:「ゆーき……大丈夫……そっか……」
フブキマル:「ごめんなんか……目が霞んで……。起きたらちゃんと……かっこいいとこ……」
朝倉侑生:「…いいってば」
フブキマル:「……」その言葉を最後に、体に入ってた力がふっと抜けるよ。
朝倉侑生:「…そんなの。忘れててよかったのに」
朝倉侑生:「そんなの、そんなことで……。こんな、」血で手のひらが濡れる。
朝倉侑生:「……大バカだよ、こんなの」
GM@LAW:救護班が到着し、重傷者二人に駆け寄る。
滝瑞果:「……」左手を開く。こちらの腕にも爆発の余波で細かい破片が刺さって、血が伝っている。
滝瑞果:「………………」だが、何も言わない。フブキや会長を振り返りもしない。
滝瑞果:奥歯を噛んで、血にまみれた消しゴムを床に叩きつけ、その場を後にします。

GM@LAW:【集中治療保健室】
GM@LAW:雲雀宏一とフブキ・マルヤマは、集中治療保健室に運び込まれていた。
GM@LAW:フブキ・マルヤマについては、しばらくここで治療を受けることとなる。
GM@LAW:雲雀宏一については、学園島の設備では不十分と判断され、学園島外部の医療機関への輸送が決定した。
GM@LAW:それまでの間、一時的に集中治療保健室に置かれている状態だ。
GM@LAW:ベッドの傍らでは、少女がさめざめと涙を流している。
神門美典:「雲雀会長ぉ……フブキくん……私たちこれからどうすればいいんですか……」
【高等部二年 生徒会長代行 神門美典】
神門美典:「私、生徒会長の真似はできても、会長が居なくなっちゃったら、どうすればいいかなんて分かりません……」
滝瑞果:「……」美典ちゃんを一瞥するが、声をかけることはできない。
滝瑞果:「……………。あのさ……侑生くん」
滝瑞果:「ありがとね」
朝倉侑生:むすっとした顔で立ち尽くしていた。
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「…え」
滝瑞果:少し笑う。「フブキくんがああなった時、一番心配してくれたからさ……」
朝倉侑生:「そんなの別に、ボク……。………んと」
朝倉侑生:「フブキくん、前に、ボクにかっこいーとこ見せるからなんて言ってたことあってさ」
朝倉侑生:「そんなの、その場の勢いで言ってるだけだと思ってたのに。……なんか、ばかだよね。ほんとに」
滝瑞果:「まーね。フブキくんの場合、やるんだよ」
滝瑞果:「言ったことは本当にやる」
朝倉侑生:「……そーいうとこが好き?」
滝瑞果:「そだね」
滝瑞果:「だからまあ、良かったよ!良かった!これはこれで、さ!」
滝瑞果:伸びをする。
滝瑞果:「会長もギリギリ助かったし!フ!このくらいがいい薬だよな!」
朝倉侑生:「……」
滝瑞果:「フブキくんだって、まあ大丈夫っしょ!」
滝瑞果:「生徒会は2人欠けちゃったし1人はゴミみてーな奴しかいないから、ちょっと変わるかもだけどさ」
滝瑞果:「まあそれくらいは勘弁してくれよな~」
朝倉侑生:「……まー、ちょっとだけなら、我慢してあげなくもないかな~」
神門美典:「私に……私にできることは……」
山縣亜鷺:「美典さん……」もう一人の少女が支える。
山縣亜鷺:「……すみません、私があの場にいれば……いえ、詮無いこととは分かってはいるのですけど……」
【高等部二年 生徒会副会長 “カガミクリゲ” 山縣亜鷺】
影田:「……」
【生徒会副会長 影%縺ソ繧ォ繝ユ繖】
影田:「影田です」
神門美典:「うん、落ち込んでちゃダメだよね!これから私がしっかりしないと!」
神門美典:「今後はちゃんと、皆の話も聞いて、ちゃんと判断します!」
山縣亜鷺:「ええ。私達もお手伝いしますから」曖昧げに笑う。
朝倉侑生:「あは。生徒会、しっかーり変わりそうだね~」
神門美典:「まずはニュース!市井の声を聞きましょう!」リモコンを操作してテレビの電源をつける。
滝瑞果:「そうだね。……だから、大丈夫だ」どことなく他人事めいて呟く。
GM@LAW:TVでは報道部によるニュースプログラムが流れている。
朝倉侑生:そんな横顔を盗み見る。何か言おうとして、言うことが思いつかなくてやめる。
報道部部員: 『報道部からの臨時ニュースです。議会爆破テロ事件の犯人が判明しました』
山縣亜鷺:「……!」
報道部部員:『犯人とされる生徒の名前は平賀迅。アカデミア広域指名手配が発令されています』
滝瑞果:「……」横目で手配写真を見る。
朝倉侑生:「え。わかったの?誰だか?」
滝瑞果:あの時、自分は現場に居合わせた。その時に感じた雰囲気は覚えている。
GM@LAW:顔写真が映ります。あなたたちが見かけた顔とよく似ている。
滝瑞果:(……平賀迅)
報道部部員:『今回の凄惨な犯行の容疑者である平賀迅はまだ逃走を続けています。容疑者を発見した生徒は速やかに風紀委員まで通報をするようにしてください』
朝倉侑生:(……この人、前に見たこと。ある)
報道部部員:『罪は必ず清算されなければいけませんね。凄惨だけに』
滝瑞果:彼の名は知っている。ただ、ここまでの事を起こす奴だったと……そして、どれほどのレベルの『強さ』だったと、知らなかっただけだ。
報道部部員:『それでは次のニュースです。次は可愛いラッコの赤ちゃんについてのニュースです――』
滝瑞果:「あー、お腹減っちゃったな!」笑う。
山縣亜鷺:「……これ、は……」
朝倉侑生:ベアトリスさんと、ミナちゃんと一緒に任務に赴いたとき。ミナちゃんに呼びかけてて、それで、…。
滝瑞果:「ちょっとコンビニ行ってくるよ」
朝倉侑生:「……あ、瑞果ちゃん」
朝倉侑生:「…………気をつけて」
滝瑞果:「瑞果ちゃん?」ポケットに左手を入れたまま、振り返る。
滝瑞果:「……ふっ、馴れ馴れしいぞ。ゆーきくん★」
朝倉侑生:「てへり★」ウインク返し。
朝倉侑生:ひらひら手を振って瑞果ちゃんを見送ります。
滝瑞果:風紀委員/朝倉侑生/連帯感/恐怖:○/ロイス
滝瑞果:病室を去ります。
朝倉侑生:「……さって。ボクは、どーしよーかな……」
朝倉侑生:「…見ててね。って、言ったじゃん」
朝倉侑生:「つまんないの」
朝倉侑生:ぷらぷら足を揺らし、空を仰ぎます。

GM@LAW:では、PC1たちのオープニングは終了。
GM@LAW:シナリオロイスの取得をお願いします。
滝瑞果:取った!今回はあまり変態らしいところが見せられず申し訳ない
朝倉侑生:まずはシナリオロイス! 犯人/平賀迅/好奇心/猜疑心:○/ロイス
朝倉侑生:PC間ロイス! 生徒会/滝瑞果/連帯感/不安:○/ロイス
朝倉侑生:以上です。

【LAW/オープニング2:芙蓉堂太一】

GM@LAW:OK!では、PC2のオープニングに。
GM@LAW:登場をお願いします。
芙蓉堂太一:おいす!
芙蓉堂太一:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+3[3] → 36

GM@LAW:時系列としては、PC1のオープニングの少し後ですね。
GM@LAW:更生プログラムが適用されつつあるくらい。
芙蓉堂太一:なるほど

GM@LAW:【学園島 空港】
GM@LAW:遠目には大きな航空機が鎮座している。外国まで飛んでいけるかもしれない。
芙蓉堂太一:では、糸目で似合わない眼鏡を掛けた少年がぼんやりとそんな飛行機を眺めている。
芙蓉堂太一:なんとなくぶらぶらと歩いてここまで来た、という感じですね。
芙蓉堂太一:(……どこまで行くのかな。あれ……)などと考え事をしつつ。
GM@LAW:では、そうやって当て所なく歩くあなたの前。
???:「わあーっ……!」
???:目を輝かせ、飛行機を食い入る様に見つめる少女の姿がある。
???:スケッチブックを抱えた、金髪で白い肌の少女だ。歳は10歳位だろうか?
芙蓉堂太一:そちらの方を見やります。見覚えはないですよね?
少女:「うわー!何あの鳥!白い!おっきい!」
GM@LAW:あ、ないですね!
芙蓉堂太一:まあそれはそうだ。
少女:「飛んでる!はばたかないのね、なんだろう、あの鳥!」スケッチブックを取り出すと、猛烈な勢いで書き込み始める
芙蓉堂太一:(初等部の生徒かな……?)
少女:キョロキョロする。「あ、人!人だ!おーい!そこの人!」
芙蓉堂太一:「へ」こちらもキョロキョロしてから。「僕?」
少女:かじりつきかけていた金網から飛び降り、芙蓉堂君のもとに駆け寄る。「うん!」
少女:「ねえ、ねえ、あれって何?」飛行機を指差す。
芙蓉堂太一:「あれ? 飛行機のこと? あー、型番とかまではわかんないな」
少女:「ヒコーキ!」スケッチブックに書き込む。「型番って?学名みたいなもの?」
少女:「ね、ね、ヒコーキ詳しい?ヒコーキってどんな餌を食べるの?」
芙蓉堂太一:「学名……っていうか、整理番号みたいな」
芙蓉堂太一:「え? た、食べないよ! もしかしてそこの根本わかってなかったの?」
少女:「あと、あの羽!他の鳥と違うけどどうやって飛んで……」
少女:「食べないの!?すごい!」
少女:「すっごい!面白い生態なのね!」
芙蓉堂太一:「生……あーっと」どこから説明すればいいのかなーと頭を悩ませる。
芙蓉堂太一:「まずね、あれ鳥じゃないんだよね。乗り物。人が作ったやつ。金属でできてるの」
少女:「あ、そうなんだ。キカイなのね、なるほどなるほど。ふむふむ」
少女:「……えっ」
少女:「キカイが空を飛ぶの!?」
芙蓉堂太一:「機械はわかるんだ」
少女:「えっすごいすごい!どうやって飛ぶの!?」
芙蓉堂太一:「飛ぶよー。えーっと、どうやってるのかな。なんか揚力がどうとか……」なんでこんなとこでこんな子の相手してるんだろうなーと思いながら。
芙蓉堂太一:(まあ、情報屋もそろそろ店じまいした方が身のためっぽいし、ヒマなんだよね……)
少女:「へえー!すごい!あなた、なんでも知ってるのね!」
フィーネ:「あ、あたしね、フィーネ!あなたは?」
【謎の少女 フィーネ】
芙蓉堂太一:「僕? 芙蓉堂太一。情……うーん、まあ、アカデミア高等部二年」
【高等部二年 情報屋(休業中) “ア・リトル・バード” 芙蓉堂太一】
フィーネ:「タイチ!タイチね!」
フィーネ:「ね、あなたのこと、描いてもいい?ダメ?」
芙蓉堂太一:「おっといきなり下の名前で来るか」
芙蓉堂太一:「えー? いいけど、もっと描きがいのある人いるんじゃないの?」
フィーネ:「うん、目とか面白そうだし!」
フィーネ:「あたしね、いっぱい描きたいの!」
芙蓉堂太一:「面白い……」うにーと吊り上げてみる。
フィーネ:「おお……」スケッチブックにその姿を手早く描いていく。
フィーネ:「それでね、あたしね、いっぱい描いて、もっとこの世界のこと、たくさん知りたいの!」
芙蓉堂太一:「へえ……」
芙蓉堂太一:「ああ、それはなんかわかる。知りたいよねえ、いろんなこと」
フィーネ:「うん。ねえ、ねえ、タイチはヒコーキ以外のことも色々知ってるの?」
芙蓉堂太一:「むしろ飛行機以外の方が良く知ってるよー。購買部のパンの人気ベスト10とか、寮から校舎への近道とか」
フィーネ:「パン!あたし、知ってるわ!」スケッチブックに描く。
フィーネ:「美味しい食べ物なんでしょ?食べてみたいの!」
芙蓉堂太一:「食べたことないんだ!?」
フィーネ:「うん!だからね、いっぱい食べて、いっぱい知りたい!」
芙蓉堂太一:(なんか、世間知らずの初等部の子かと思ってたけど、なんか、さすがにおかしいぞ……?)
フィーネ:「あ、ねえねえ!あれ!あれ何ー?」近くの建物、街頭のモニタを指差す。
フィーネ:「なんか光ってる!」グイグイと腕を引っ張ります。
芙蓉堂太一:「えー? あれは……」モニタを見上げる。
芙蓉堂太一:「モニタだね。うーんと、宣伝とか番組とかが映るんだよ」
フィーネ:「それもキカイ?すごいすごい!」またスケッチブックに書き込んでいく。
フィーネ:「あっ、描いてるあいだに替わっちゃう!」
フィーネ:「むー……」
芙蓉堂太一:「そりゃそうだよ、動画だもん」
フィーネ:「ドーガ!ドーガは強敵なのね!」
GM@LAW:モニターでは連日のように、テロ事件の報道がなされています。
報道部部員:『爆破テロ事件の犯人と目される平賀迅容疑者は、未だに逮捕されていません』
芙蓉堂太一:「ふうん。まだ逃げてるんだ」ぽつりと。
報道部部員:『爆破テロ犯人が未だに捕まらずにのさばっている!半人前の私なんかからしたら恐怖ですよ!恐怖!はんにんだけに!』
報道部部員:『この顔です!これを見かけたら、すぐ風紀委員に通報してくださいね!』
フィーネ:モニタを見上げる。
フィーネ:「……あの人、悪くないのに」
芙蓉堂太一:「……え?」
芙蓉堂太一:慌ててフィーネの顔を見る。
芙蓉堂太一:「なに、何か知ってるの?」
フィーネ:「え?うん、私ね、知ってるよ!」
GM@LAW:では、そこで
GM@LAW:何人かの足音が聞こえる。誰かがやってくる音。
フィーネ:「!」
フィーネ:「あ、ごめんね!あたし、逃げなくちゃ!」
芙蓉堂太一:「それなら知ってることを風紀にでも……?」
フィーネ:「タイチ、またどこかで会おうね!また、いっぱい教えてね!」
芙蓉堂太一:「えっ、ちょ、逃げるって」
フィーネ:手を振りながら去っていく。
芙蓉堂太一:片手を伸ばした変なポーズのままで取り残される。
芙蓉堂太一:(逃げる? なんで? あんな小さい子が? 誰から?)
GM@LAW:追手は芙蓉堂君を見かけて止まります。
GM@LAW:銀の髪をたなびかせる、中性的な人物。片手には槍を構え、
GM@LAW:馬に騎乗している。
男装番長:「そこな君。少し尋ねたいことがあるのだが。このあたりで、スケッチブックを抱えた少女を見かけなかっただろうか」
【番長連 男装番長】
馬面番長:「ヒヒーン!」
【番長連 馬面番長】
芙蓉堂太一:(……番長連!)
芙蓉堂太一:「え、ええ、さっき見かけましたけど……」
芙蓉堂太一:「あっちの方に行っちゃいました」微妙に違う道を指す。
男装番長:「む。そうか、情報提供感謝する!」
男装番長:「行くぞ馬面番長!男の身を乗せるのは辛いかもしれないが今しばらく辛抱してくれ!」
芙蓉堂太一:「いえいえ。お気をつけてー」手をひらひらさせる。
馬面番長:「ヒヒ~ン」
芙蓉堂太一:(……逃げてるって言ってたし、まあこれでいいのかな……?)
男装番長:「抵抗するようなら多少手荒でも構わん!確実に奴らより先に押さえる!」
芙蓉堂太一:(……あ、これで良かった感じだ)
芙蓉堂太一:「あの、何したんです? あの子。参考までに」
男装番長:「ああ。私も詳しくは知らないがね。どうにも、爆破テロ事件の重要な参考人らしい」
芙蓉堂太一:「参考人……」
男装番長:「あれを抑えれば、この支配体制を崩す重要な手掛かりとなるはずだ。威信にかけても……」
芙蓉堂太一:(なるほど、それで番長連が追ってると。ふーん)
男装番長:「では御免!ことは一刻を争うのでな!」
芙蓉堂太一:「あーっと、もうひとつ! あの、奴らっていうのは?」
男装番長:「決まっているだろう!」振り向かずに応える。「体制側の連中だ!」
馬面番長:「ヒヒーン!」
芙蓉堂太一:「はー……」こりゃ大事だと思いながら「あー、じゃあ、学園の自由と治安のため、頑張ってくださいね」笑顔!
GM@LAW:二人の番長は駆け去っていきます。
GM@LAW:二人?うーん。まあそういうことです。
GM@LAW:で、追いかけるようにもう一人の少年が現れます。
GM@LAW:マイクを片手に持った少年。
高井スカイ:「……ぜえ、ぜえ」
【番長連 フリースタイル番長 高井スカイ】
高井スカイ:「……駿馬のスピードで 駆け出すは男装番長 宿命のビートで ライム吐くはフリースタイル番長」
芙蓉堂太一:「あ、ごめん。僕ラップできないんで……今日はなんか入れ替わり立ち代わりすごいなあ……」
高井スカイ:「俺のラップにゃ 誰も追いつけねえが 俺はラップ遅れ 馬にゃ追い付けねえさ」
高井スカイ:「……ハア、ハア……」
芙蓉堂太一:「そりゃ追いつけないよね」
高井スカイ:「ウェイヨー」
GM@LAW:そのままよたよたと先行した番長を追いかけていきます。
芙蓉堂太一:「うん、そりゃ追いつけない。だって違う道を教えたんだしさ」肩を竦める。
芙蓉堂太一:(さて、僕のやることは、さっきの子を確保して……まあ、風紀に保護させることかなあ)
芙蓉堂太一:テロの様子を思い出す。雲雀会長には一応恩がなくはないのだ。
芙蓉堂太一:(あの感じだと何されるかわかんないし。今のご時世で番長連にっていうのはちょっと危険かもね)
芙蓉堂太一:(何か得点になるかもしれないしねー。強いものには巻かれていかないとね!)
芙蓉堂太一:と、フィーネが去った方向へと歩き出します。

GM@LAW:シーンを終了します。シナリオロイスの取得があればどうぞ。
芙蓉堂太一:シナリオロイス、フィーネに○好意/猜疑心で取得します。

【LAW/オープニング3:ロコ・ロコ・ベントゥーラ&夏川ミナ】

GM@LAW:PC3・PC4の合同OPを開始します。
GM@LAW:登場をお願いします。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:35->45)
夏川ミナ:もう!いきなり!
ロコロコ:1d10+29
DoubleCross : (1D10+29) → 10[10]+29 → 39

ロコロコ:ウギャーっ
ロコロコ:貴様・・ダイスの分際で俺に逆らう気か!

GM@LAW:【風紀委員会 居室】
GM@LAW:学園都市の一角にある風紀委員長室。
GM@LAW:君たちは今回の仕事を行なう特別精鋭チームとして、委員会の内外から集められている。
夏川ミナ:ぴしっと背筋を伸ばし、今回集められた精鋭チームの名簿を確認したりしています。
【高等部一年 風紀委員 “ジェミニ -5th”夏川ミナ】
ロコロコ:「特別。精鋭。うーん。SSランクらしい響きだ。少しだけ気分がいいね。」
【高等部一年 SSランク “壁の目”ロコ・ロコ・ベントゥーラ】
ベアトリス・ハックマン:「集まっていただき感謝する、諸君」張りつめた顔の、軍人然とした少女が応対する。
【高等部三年 風紀委員長 “サイレントノイズ”ベアトリス・ハックマン】
GM@LAW:遅れて、荘厳な雰囲気をした褐色肌の男がやってくる。
GM@LAW:男は静かな笑みを浮かべている。
クライン・ネバーエンズ:「13時04分28秒……。申し訳ない。約束の時間より4分28秒の遅刻だ」
【オーヴァードアカデミア 学長 クライン・ネバーエンズ】
ロコロコ:夏川さんに手でもふろうかと思ったけど、そういう雰囲気じゃないかな。ということで口をつぐみ、真面目な顔でクライン山を見るよ。
クライン・ネバーエンズ:懐から取り出した懐中時計を、再びしまい込む。
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:本格的な話がはじまってシンとする前に、ロコロコくんの方にさりげなく歩み寄っていきます。隣に立つ。
夏川ミナ:やっぱり、知っている顔といっしょに仕事ができるのは嬉しい。そう思うのだ。
ロコロコ:じゃあ軽く微笑んでその顔を見てから、もう一回きりっとしようかな。
ベアトリス・ハックマン:「私から説明しよう。クライン学長からの勅命が下った」
ベアトリス・ハックマン:「今回の任務の目的は、アカデミアにいる“フィーネ”という少女の確保だ」彼女は表情を崩さずに告げる。
ベアトリス・ハックマン:「ターゲットについての情報は少ないが……年若い少女だ。スケッチブックを持っていたらしい」
ベアトリス・ハックマン:「彼女はアカデミアの存続を揺るがす危険な存在であるそうだ。これを迅速に確保し、我々で保護しろ」
夏川ミナ:「存続を?」 思わず声が出る。
ベアトリス・ハックマン:「そう聞いているが、“ジェミニ”。発言は許可を得て行うように」
夏川ミナ:「はい。失礼いたしました」
夏川ミナ:(……アカデミアの、存続を?)
ベアトリス・ハックマン:「番長連陣営との抗争状態にある現状はお前たちも知っての通りだろう。これ以上の混乱は防がねばならない」
ベアトリス・ハックマン:「また、少女は例の爆破テロ事件についても重要な参考人であるらしい」
ロコロコ:ロコの頭には羽石さんや有名な餓狼番長、エリーゼ先輩の顔が浮かんでいるよ
ベアトリス・ハックマン:「指名手配中の犯人もまだ捕まっていない現状だ。彼らに渡ればどうなることか……」
ベアトリス・ハックマン:「その少女はなんとしても、風紀委員陣営で確保せねばなるまい」
ロコロコ:羽石さんが少女に手袋を編んだりするところを思い浮かべているよ。
夏川ミナ:いつものようにメモは取らない。情報漏えいの危険がある。
ベアトリス・ハックマン:「それから、この任務は過酷であることが想定される。活動補助剤の確保を具申し、承認を得た」
夏川ミナ:委員長の話はすべて、頭に記憶する。
ロコロコ:過労死するソラリス調理員達の姿を思い浮かべているよ。
ベアトリス・ハックマン:「摂取しておくように。また、協力者が現れた場合、提供するだけの量がある」
GM@LAW:スペリオルミックス×5を入手しました。
ロコロコ:やったっ!
夏川ミナ:ひえーっ
ロコロコ:沢山のもう
ベアトリス・ハックマン:「即座に使用しておくように。次のシーンではPC5人ともに適用状態で進行していい」
夏川ミナ:私とロコロコくんで2個ずつのんで、残りの1個はじゃんけんで決めましょうか
ロコロコ:いいぜ!おまえチョキで俺パーな!
ロコロコ:負けた……
ベアトリス・ハックマン:「私からは以上だ。何か質問は?」
ロコロコ:ぴっと手を上げるよ
夏川ミナ:こちらも、ぴっと手を挙げる。
ベアトリス・ハックマン:「発言を許可する。“壁の目”」
ベアトリス・ハックマン:「“ジェミニ”はそれの後に許可する」
夏川ミナ:手を下ろして、隣のロコロコくんを見上げる。
ロコロコ:「情報が少ないということだけど。その少女というのは学園の生徒ではないのかい?生徒なのに、学年も寮もわからない?どちらなのかな。」
ベアトリス・ハックマン:「少なくとも学園生徒であると、特定できているわけではない。そうではない可能性も含めて調査しているところだ」
ベアトリス・ハックマン:「その調査も含めた依頼であると理解してもらいたい。こちらも番長連の対応に、多くの人材供出を強いられているゆえな」
ベアトリス・ハックマン:「まったく、クライン学長の温情がなければ、学園自体が廃止されるところだったというのに……奴らは……」
ロコロコ:「了解。もしかしたら先生かもしれないのか。だとしたら随分若作りが上手い人になるなあ。」
ベアトリス・ハックマン:「すまない。忘れてくれ。お前たちに言っても詮のないことだったな」
ロコロコ:「忘れるよ。SSランクの僕からは以上さ。」
夏川ミナ:「……」 ここのところ険しい顔が増えたビーちゃんをじっと見つめている。
ベアトリス・ハックマン:「では“ジェミニ”。質問内容は?」
夏川ミナ:「“ジェミニ”夏川ミナです。ということは――」
夏川ミナ:「“アカデミアの存続を揺るがす”」
夏川ミナ:「ここも、具体的にどのような能力や影響力があるのかは未だ不明という認識でよろしいでしょうか」
ベアトリス・ハックマン:「ああ。少女を確保すれば自ずと分かるだろう、と」
夏川ミナ:「――仮に、番長連に渡した瞬間にカタストロフが起こるような危険な能力者だったような場合」
夏川ミナ:「そして、我々が少女の保護に失敗し、番長連に対象を確保されそうになった場合」
夏川ミナ:「やむを得ないケースは、ターゲットの殺害までも考慮に入れた方が良いでしょうか」
夏川ミナ:敵に重要気密を渡すくらいならば破壊せよ、というのはUGNの養成所で教わった。
ベアトリス・ハックマン:「……学長」
ロコロコ:わお。物騒な言葉がミナちゃんから出たことにちょっと驚くよ。
クライン・ネバーエンズ:「……今のアカデミアは闘争の渦中にある。それは、余も憂うところだ」
クライン・ネバーエンズ:「万一そういった自体になった場合には、現場の判断を支持しよう。君たちは現役のUGNの戦士だ」
クライン・ネバーエンズ:「だが、あくまで確保が目的だ。最終的な手段と心得てもらいたい」
夏川ミナ:「“ジェミニ”、承知しました。質問は以上です」
クライン・ネバーエンズ:「もっとも、余は、諸君らに期待している。そのような自体にはならないと」
クライン・ネバーエンズ:「なにせ擁するは“壁の目”だ。久しいものだな。息災にて再開できてなによりだ」
ロコロコ:これは答えてもいいのかな?と、ハックマンさんにアイコンタクトするよ
ベアトリス・ハックマン:頷く。
ロコロコ:「はい。出来ればもう少し、平和な時期に会えれば良かったんですが。」
ロコロコ:「期待に添えるようにがんばりますよ。僕もここが気に入ってますから。」
クライン・ネバーエンズ:「ああ。余も常にアカデミアの発展を願っている。そのためならば、余はどのようなことでもするつもりだ」
クライン・ネバーエンズ:「諸君らには、学園都市の秩序を維持するために奮起してもらいたい」拳を握る。
クライン・ネバーエンズ:「戦いぶりを見せてくれ、朋よ」
ベアトリス・ハックマン:「では、これより任務に移行せよ。現場の裁量で判断・行動するように」
ベアトリス・ハックマン:「報告は怠るな。何か異常があれば、すぐに知らせることだ」
ベアトリス・ハックマン:「全隊敬礼!」
夏川ミナ:かかとを鳴らしてビシッ、と敬礼します。
ロコロコ:ミナちゃんの敬礼を見よう見まねで再現するよ。カツッ!ビシッ!
クライン・ネバーエンズ:満足気に笑みを見せ、敬礼を返す。
ベアトリス・ハックマン:「では解散!」
ロコロコ:ふう、と息を付いて、制服の襟をぐいぐいと広げたりするよ。息が詰まるのだ。
ロコロコ:それからみなちゃんにちょっと話しかける。
夏川ミナ:窓の外を見ながら、配布されたスペリオルミックスをストローで飲んでます。
ロコロコ:「やあやあ。久しぶりだね夏川くん。なんだか大変なことになっちゃったね。」
夏川ミナ:「ロコロコさん」
夏川ミナ:ぺこりとお辞儀する。
夏川ミナ:「おひさしぶりです。個人的には、もう少し平和な状況で再会したかったです」
ロコロコ:「そうだねえ。お茶会もまたやりたかったんだけど。暫くは無理そうだ。」
夏川ミナ:「はい。こういう状況ですから、夏澄ちゃんとも最近遊べていませんし……」
夏川ミナ:「残念です」
夏川ミナ:「あれから色々私も成長して、おいしいクリームソーダを飲めるお店や、カラオケや、かわいいぬいぐるみが売っているお店を見つけましたので」
夏川ミナ:「ロコロコさんを案内したかったです」
ロコロコ:「おおー。いいね。カラオケは経験有るけど、クリームソーダが飲めるお店はチェーン店しか知らないし、かわいいぬいぐるみは羽石くんのとこでしか見たことないや。」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:今回の事件や番長連との抗争で思うことはいっぱいある。
夏川ミナ:ただ、何から話せばいいのか。ロコロコさんにそういう話をしてしまっていいものか、ちょっと逡巡する。
ロコロコ:「あー……やっぱり夏川くん、少しピリピリしてるかい?」
夏川ミナ:「む」
夏川ミナ:「いえ。私はいつも通り……いつも通り、の、つもりです」
夏川ミナ:「客観的に見て、ピリピリしているでしょうか」
ロコロコ:「うん。あんな物騒なこと言うなんてビックリさ。SSランクが豆鉄砲を食らったような顔しちゃったよ。」
夏川ミナ:「ロコロコさんは」
夏川ミナ:「例えばあの時、“番長連に渡すくらいなら殺せ”と言われたら、どうされましたか」
夏川ミナ:「実際に、指示に従いましたか?」
ロコロコ:「ええ?殺せないよ。SSランクとは言え、僕たちは学生。未成年の殺人と飲酒、喫煙は法律で禁止されてるからね。」
ロコロコ:「夏川くんはどうした?僕とは違う意見だったりするのかな。」
夏川ミナ:「私は」
夏川ミナ:「私は……私なら、以前の、チルドレン時代の私であれば」
夏川ミナ:「そう命じられれば、命令通りに殺害していたと思います」
夏川ミナ:スペリオルミックスをストローで吸う。窓の外に遠い目を向ける。
夏川ミナ:「チルドレンは意志持たぬ剣、盾、道具であれ。そう教わりましたので」
ロコロコ:「そっか。同じUGNなのに。アカデミアとは教育方針が違うんだねえ。」
ロコロコ:「まあ、そんな思い詰めて考えないことさ。郷に入っては郷に従え。少なくとも、ここにいる間はね。」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「殺せ、と言わないでほしい。さきほど質問したときは、そう思いました」
夏川ミナ:「そんな事したくない。でも、命令されたらどうすればいいのだろう。そう思いました」
夏川ミナ:「今回はよかったですが……正直、そういう命令が来た時の事を考えると、とても怖いです」
夏川ミナ:ロコロコ君の腕を不安げに掴む。
ロコロコ:「やりやくないなら、やらなきゃいいさ。言い訳なんて幾らでもできるよ。」
夏川ミナ:「それでいいのですか?」
夏川ミナ:「命令に背いたら、あとで処分を受けたり、アカデミアを追い出されたりは……」
ロコロコ:「しないよ。特に今回は。僕の能力知ってるだろ?背中を押されたとでも言えば、誰も責めやしないさ。」
夏川ミナ:「あ」
夏川ミナ:「なる、ほど」
夏川ミナ:「いえ、それだとロコロコさんに叱責が……いや、でも、確かにおっしゃる通り、言い訳はいくらでも……」 うんうんと唸る。
ロコロコ:「はっはっは!真面目だなあ、夏川くんは。大丈夫、僕はSSランクさ。ちょっと怒られたくらいでへこたれないよ。」
夏川ミナ:「ふふふ」
ロコロコ:「でも、そうだね。こうして掴まれるのはあまり良くないかな。」と言ってやんわりとミナちゃんの手を退けるよ。
夏川ミナ:「む、申し訳ありません」
夏川ミナ:「少し、気が楽になりました。誰にも相談できなかったものですから」
ロコロコ:「うん。あのままじゃ、僕を振り回して戦うことになってたからね。SSランクの使い方としては推奨されないよ。」
夏川ミナ:「ふふふふふ」 ころころと笑う。
夏川ミナ:「ロコロコさん、大停電事件のときと比べて随分と冗談が増えたように感じます」
ロコロコ:「そうかな?先輩の影響かもね。こういうときこそ、ゆるくゆるくさ。」
ロコロコ:「夏川くんも、色々と増えたみたいでよかったよ。遊び場とか、表情とか、持ち歌とか。」
夏川ミナ:「!」 目を丸くする。
夏川ミナ:「そうです。アイドル……Undineでコマーシャルに出たり、ライブに出たりしました」
ロコロコ:「見てた見てた。ついには一位になっちゃうんだもんな。友人として鼻が高いよ……と。」
ロコロコ:「アイドルの話をしたいところだけど……それはあとに取っておこうか。どうせなら滝先輩も混ぜてやろう。きっといい反応してくれるし。」
夏川ミナ:「あ」
夏川ミナ:「そうですね。その通りです」
夏川ミナ:「滝さんにも、Undineの話をいっぱい聞いていただきたいです」
ロコロコ:「生徒会も一緒に動くみたいだからね。面識がある僕達から行ったほうが、きっと向こうも喜ぶ。お土産もある。楽しい話になりそうだ。」スペリオルミックスの入った袋を揺らして。
ロコロコ:という感じでタッキーのもとに向かいたく存じるマンだよ
夏川ミナ:「はい。そういう事であれば、早速生徒会室へ向かいましょう」
夏川ミナ:「いつも通りなら、滝さんもいらっしゃるはずです」
夏川ミナ:ロコロコくんの前をとことこと歩いていくが、ふいに立ち止まって振り向く。
夏川ミナ:「ロコロコさん」
ロコロコ:「なんだい、夏川くん」
夏川ミナ:「……また戻れるでしょうか?」
夏川ミナ:「こんなピリピリした、堅い雰囲気ではなくて」
夏川ミナ:「キラキラしたアカデミアに、また戻れるでしょうか?」
夏川ミナ:不安を表に出さないようにしても、どうしても出てしまう。
夏川ミナ:不安そうな顔でロコロコ君をじっと見つめる。
ロコロコ:「勿論。」
ロコロコ:「なんたって、僕たちはSSランクだからね。」
夏川ミナ:「……」 こくんと頷く。 「はい」
ロコロコ:深く微笑んでから、再び歩き始めるよ。

GM@LAW:では、シーンを終了しましょう。
GM@LAW:シナリオロイスの取得があれば!
ロコロコ:シナリオロイスだけ取る!
ロコロコ:恩人/“学長”クライン・ネバーエンズ/P:尊敬○/N:恐怖/ロイス
ロコロコ:推奨ロイス通り。結構これでも尊敬してるんだぜ。
夏川ミナ:-風紀委員長/“サイレント・ノイズ”ベアトリス・ハックマン/○信頼/隔意
夏川ミナ:隔意というか、なんだろう……寂しい……
夏川ミナ:はやく元のビーちゃんに戻ってほしい・・・
夏川ミナ:ともあれ以上です!
GM@LAW:はい!ではLAW陣営のOPはこれで終了。
GM@LAW:合同ミドルまで、CHAOS陣営のOPを高みの見物するなどしてお待ち下さい。
滝瑞果:よっしゃー!
夏川ミナ:高みの見物のはじまりじゃー!
ロコロコ:おうおう!

【CHAOS/プリプレイ】

GM@CHAOS:それでは、『揺れるデイ・アフター・ウォー/SIDE:CHAOS』を始めていきたいと思います!
霧灯夢二:ひゃー!
GM@CHAOS:まずはPCの自己紹介からです。
GM@CHAOS:最初はPC①-1、平賀迅くんからにしましょう。
GM@CHAOS:よろしくお願いします。
GM@CHAOS
キャラシートURL(PL:馴染)
平賀迅:ウス!平賀迅です。アカデミア高校いちねんせいです。
平賀迅:無所属の根無し草ですが、『私刑屋』と称した何でも屋をやっています。
GM@CHAOS:物騒な名前の何でも屋がいたもんだ
平賀迅:看板はおっかないですが、実情は割とどこにでもある何でも屋のようで、平賀の独断正義に反しない限りなんでもやります。ソシャゲの周回もやる。
GM@CHAOS:便利ですね。一人雇いたい。
平賀迅:また、アカデミアに来る前になんだかいろいろな経歴があり、頭の中にいろんな知識がギッシリ詰め込まれていますが、そこまで活用されることはありません。
GM@CHAOS:残念・・・
平賀迅:知識はあるだけでは活かされないのだ……
平賀迅:基本的に誰に対しても不遜に接するタイプで、大きな勢力からも距離を取るように振る舞っていますが、何だかんだで番長連と親しく風紀には睨まれてるような、そんな感じです。
平賀迅:性能面だと、縮地とバクスタによるSランクアタッカーです。間隙の魔術師や援護の風もある!
平賀迅:アタッカーの返上を真面目に考えています。
平賀迅:大体そんな感じかな? よろしくお願いします!
GM@CHAOS:完全に魔法剣士!
GM@CHAOS:ちなみに過去の登場セッションは……二回?
平賀迅:PCとしては二回です!
平賀迅:初出は『進み征くワン・モア・デイ』で、いろいろしました。一生夢見て過ごそうぜって誘惑もされたけど意地八割でそれを蹴飛ばしました。
GM@CHAOS:えらい。
平賀迅『遥かなるドゥームズ・デイ~勃発!裏Rファイト~』でも、たたかったりしました。アカデミアを潰して望みを叶えようぜって誘惑もされたけど、意地半分でそれを蹴飛ばしました。
GM@CHAOS:えらい。
GM@CHAOS:ん、PCとしてはってことは、NPCとしての登場もある?
平賀迅:そう。『喝采のアカデミア ~百花繚乱アイドルチャート~』では、EDに出てきて告白しました。
平賀迅:えらい。
GM@CHAOS:許せねえ
平賀迅:えらい……えらいこっちゃ……
GM@CHAOS:自業自得や
平賀迅:仕方ない……そうするしかなかった……そうするしかなかったんだ……
平賀迅:爆破させるしか……
GM@CHAOS:では、目下のところ犯人と目されている平賀くんのハンドアウトも見ていきましょう
【PC①-1(平賀迅)用ハンドアウト】
ロイス:朝倉侑生(あさくら・ゆうき) 推奨感情 P:執着/N:敵愾心
 キミはオーヴァード・アカデミアに通う、魔術師にして私刑屋の青年だ。
友人の柳武歩とともにキミはアカデミア開校記念式典祭の準備に参加していた。
だが、ある日突然、生徒会長暗殺未遂の犯人として全校に指名手配されてしまう。
爆破テロ現場の監視カメラに仮面を付けて犯行に及ぶキミの姿が映っていたというのだが、キミには全く身に覚えがない。
しかし、このままでは風紀委員に拘束されるのも時間の問題だろう。
キミは番長連に協力し、濡れ衣を晴らすため自ら行動を開始することにした。
GM@CHAOS:身に覚えないんやないか
平賀迅:はっそうだぜおれは悪くないぜ
GM@CHAOS:このままうっかり出頭してたら危うく絞首刑ですよ
平賀迅:まったくだ!濡れ衣だよ!チクショウ!こんな所で捕まってたまるか!
平賀迅:どうせ捕まるならいわれのある罪状で頼むよ!
GM@CHAOS:それもそれでどうかなぁ。
平賀迅:そういう訳で自己保身を中心に真相の究明も目指してひた走ります。
GM@CHAOS:シナリオロイスは朝倉侑生。
平賀迅:朝倉侑生……知っている……風紀委員で……
GM@CHAOS:なんかよく分かりませんが、キミを恨んで命を狙ってきます。
平賀迅:ミナと服を……!
平賀迅:ちくしょう!敵愾心だ!
GM@CHAOS:シナリオロイスにはなってませんが、滝瑞果という女子生徒も同様です。
GM@CHAOS:よくよく恨みを買う人ですね。
平賀迅:正義の代償というやつなのだぜ
GM@CHAOS:じゃあ、しょうがないな。
平賀迅:しょうがない
平賀迅:……しょうがなくない!濡れ衣だってば!
GM@CHAOS:とりあえずハンドアウトについてはそんな感じ!事件究明のために、風紀委員どもをボコボコにしてやってください!
平賀迅:おうよ!全員あの生徒会のアイツの後を追わせてやるぜ!
GM@CHAOS:恨まれてる理由、明白だなぁ
平賀迅:違う!真相究明!がんばります!
GM@CHAOS:では、次!
GM@CHAOS:PC①-2
GM@CHAOS:柳武歩さん。よろしくお願いします!
柳武歩キャラシートURL(PL:CAT)
柳武歩:アカデミア二年!同じく無所属、柳武歩!
柳武歩:地元じゃ無敵の元ヤンキー 信じた仲間に闇討ちされて
柳武歩:なんとか命は拾ったものの なっちまったよオーヴァード
柳武歩:アカデミアには、失意のどん底で逃げるようにやって来ましたが
柳武歩:あの雲雀宏一に助けられたことで希望を見出し
柳武歩:その後、二つのセッションを経て立ち直った形です。
GM@CHAOS:格好良い!浪花節だ!
柳武歩:初登場セッションは『進み征くワン・モア・デイ』
GM@CHAOS:おお。URLまで
柳武歩:誘惑を断ち切ったりトラウマと戦ったりドレスを着てダンスを踊ったりしたやつ!
GM@CHAOS:色々なのだ
柳武歩:そして『遥かなるドゥームズ・デイ~勃発!裏Rファイト~』に登場。
柳武歩:GMすかいはい神に設定を拾って頂き、過去のトラウマにケリが付きました。
柳武歩:友達(長牧彼方/シュラ)も増えたよ。やったね!
GM@CHAOS:貴重な女友達!
GM@CHAOS:そんな歩ちゃんも今回はめでたくPCヒロイン(ヒロインではないかも)
柳武歩:どっち!
GM@CHAOS:歩ちゃん次第です
GM@CHAOS:未来を選ぶのはキミだ!
柳武歩:そ、そうか…
柳武歩:関連PCとしては、ロウ陣営のミナちゃん、カオス陣営の平賀くん、霧灯くんとは一緒に死闘を潜り抜けた仲!
柳武歩:あと、生徒会…というより、会長の手伝いを時々している設定なので
柳武歩:生徒会面子である滝さん、エリス君とは面識あるんじゃないかな。
GM@CHAOS:そう生徒会のお手伝いなのだ
柳武歩:PC性能としては屑のCランクゆえ、3種のリミットエフェクトを活かして殴る事しかできない。すまない。
GM@CHAOS:怖い…
柳武歩:成長も白兵が1→4、調達が1、コンセが3レベル、剣精の手が2レベルになっただけですまない。
GM@CHAOS:堅実すぎて怖い…
柳武歩:そんな感じかな!
GM@CHAOS:はーい。それではそんな歩ちゃんのハンドアウトを確認だ!
【PC①-2(柳武歩)用ハンドアウト】
ロイス:平賀迅(ひらが・じん) 推奨感情 P:連帯感/N:不安
 キミはオーヴァード・アカデミアに通う、不良学生兼生徒会のお手伝いだ。
友人の平賀迅とともに、キミはアカデミア開校記念式典祭の準備に参加していた。
だが、ある日突然、その平賀が生徒会長暗殺未遂の犯人として全校に指名手配されてしまう。
彼は全く身に覚えがないというが、このままでは彼が風紀委員に拘束されるのも時間の問題だろう。
平賀迅のことをどこまで信じていいか分からない。
だが、キミは彼に協力して濡れ衣を晴らすために行動を開始することにした。
GM@CHAOS:キミの友人の平賀迅がなんと指名手配されてしまいました
柳武歩:なにやってんだあいつ
GM@CHAOS:このまま放っておいてもいいし、風紀に突き出してもいい。それはキミの自由だ
柳武歩:助けるしかねえなあ!
GM@CHAOS:おっと第三の選択肢
GM@CHAOS:シナリオロイスはそんな平賀迅くん。好きな感情で取るとよいでしょう
柳武歩:既に設定済みよ。○P:尽力/N:隔意
GM@CHAOS:はっ早い
GM@CHAOS:では、頑張って助けてあげてください
柳武歩:やるぞ!遥かなるドゥームズデイのエンディングでは、特に力になれなかったからな!
GM@CHAOS:次!
GM@CHAOS:PC②、霧灯夢二くん!お願いします!
霧灯夢二:はい!
霧灯夢二キャラシートURL(PL:猫口@)
霧灯夢二:アカデミア高等部1年生!無所属の霧灯夢二です!
霧灯夢二:オーヴァード化してから絵を具現化する能力を手に入れたせいで、
霧灯夢二:絵が描けなくなり、画家への夢を一度諦めるも、
霧灯夢二『進み征くワン・モア・デイ』にて夢を再び追う事を決心したり、
霧灯夢二『シナクラ:初恋の行方』にて男子生徒と顔が近くなったりしました。
霧灯夢二:知り合いはLAW陣営では夏川さん、芙蓉堂君。
霧灯夢二:CHAOSでは柳武さん、平賀くん、くらいかな?
GM@CHAOS:アカデミアでは貴重なシナクラ経験者ですね
霧灯夢二:そうなのだ…我の他にあと二人しかおらぬ…
霧灯夢二:柳武さんや平賀くんはもちろん、エリスくんや羽石さんとも仲良くしていけたらなと思ってます。
霧灯夢二:あと、敵方ですが、芙蓉堂君とちょっと話したいなと思ってます。
霧灯夢二:性能はバロ/ウロ《無形の影》何でも屋!
GM@CHAOS:万能!
霧灯夢二:《無形の影》にAランク:スペシャリストを乗せることでどんな判定もそこそこのダイスと固定値で回すことが出来ます。
霧灯夢二:今回は成長として新エフェクトを取りました。《時の棺》。
霧灯夢二:順当!
GM@CHAOS:ゲーッ!なんてものを!
霧灯夢二:フヘヘヘ……あとは調達を4→6に上げました。
GM@CHAOS:順当な成長ですね
霧灯夢二:手堅く生きるのだ
GM@CHAOS:さすが編集部部長
霧灯夢二:こんな感じでみんなと仲良くやっていけたらいいなと思ってます。
霧灯夢二:あと、重要なことを
GM@CHAOS:何かしら
霧灯夢二:見た目は145cmの童顔の少年です。
GM@CHAOS:そこ!?
霧灯夢二:以上、よろしくお願いします!
GM@CHAOS:はーい!では、ハンドアウトだ!
【PC②(霧灯夢二)用ハンドアウト】
ロイス:フィーネ 推奨感情 P:好意/N:不安
 キミはオーヴァード・アカデミアに通う編集部の部長だ。
ある日、キミはフィーネと名乗る謎めいた雰囲気の幼い少女と出会った。
「この世界のことをもっと知りたい」と熱く語る彼女は、大きなスケッチブックを抱えキミにあれこれ尋ねながら学園中の物をスケッチしていた。
しかも、彼女はどうも生徒会長暗殺未遂事件について何か知っているような口振りだった。
キミが詳しく話を聞こうとした時、風紀委員たちに追われていた様子の彼女は怯えてそのまま逃げ去ってしまう。
ただの重要参考人である以上の意味を感じたキミは、番長連に協力しながら彼女を危険から救い出すことにした。
GM@CHAOS:フィーネという謎の少女と仲良くなる導入です。
霧灯夢二:謎の…少女!
霧灯夢二:助けなきゃ田ゼ
GM@CHAOS:フィーネは金髪で肌の白い幼女で、普通なら知ってそうなことでも分からない変わった子です。
GM@CHAOS:シナリオロイスはそのフィーネ。
GM@CHAOS:彼女が風紀委員陣営の手に渡るのをなんとしても阻止してあげてください。
霧灯夢二:絶対阻止ー!
霧灯夢二:キリキリ働くのだぞ番長連!
GM@CHAOS:働かせる気、全開だな!
霧灯夢二:ではフィーネちゃんには○親近感/隔意でシナリオロイスを取得しましょうか。
GM@CHAOS:はーい。オーケーですよ
GM@CHAOS:では、そんな感じでお願いします
霧灯夢二:お絵かきする人には親近感を抱くけど、自分は絵を残すことが出来ないという事で隔意ですね。
霧灯夢二:宜しくお願いします!
GM@CHAOS:次!
GM@CHAOS:PC③、エリス・トリオンくん!よろしくお願いします!
エリス・トリオン:はいさい!
GM@CHAOSキャラシートURL(PL:アスハル)
エリス・トリオン:高等部二年。生徒会においてその人あり(なの)と言われた不良学生であり、その評判に違わず今セッション唯一の裏切り者となりました。
エリス・トリオン:もとは外国のスラム出身で、安定した飯と家と寝床を求め、そうだUGN行こうと一念発起した結果、なんやかやしてアカデミアにまで辿りついた経歴があります。
エリス・トリオン:登場セッションは『ポスト・レヴ/新星のアカデミア』にて対ディオゲネスクラブ組織・アウトサイダーズ(仮)に勧誘され
GM@CHAOS:勧誘しました
エリス・トリオン:されたのだ
エリス・トリオン『アカデミアの独裁者』でシン・生徒会長に喧嘩売ってクビにされたりしていました。そんなばっかかよ。
エリス・トリオン:あと水増しすると、『アカデミアの亡霊/vsオリジネーター』 『輝けるブラン・ニューデイズ』でもちょろっとNPCとして登場しています。
GM@CHAOS:よくよく寝返るやつだ。
エリス・トリオン:ほんまそれな
GM@CHAOS:NPC!そんな出番も!
エリス・トリオン:知り合いは、カオスでは羽石さんと柳武さんがだいたい顔見知り程度。
エリス・トリオン:ロウ陣営に滝・朝倉くん・ミナちゃん(顔見知り程度)、生徒会面子が居ます。
エリス・トリオン:なので、ほぼ初見ながらカオスの皆さんとは積極的にナカヨシになって色々と煽っていきたいと思います。
GM@CHAOS:羽石さんとは一応亡霊事件の時に顔を合わせていましたね。
エリス・トリオン:亡霊事件の時に同行してた縁デスネー
エリス・トリオン:えげつない能力とかは見てるので、覚えていたのでしょう
GM@CHAOS:嫌な覚え方だなぁ。
エリス・トリオン:能力ですが、今回アカデミアが内乱状態になったことで、ワムウと戦った時のシーザーめいて能力運用がスラム時代のものに戻っており、
エリス・トリオン:もともとはエンゲージ支配と遠隔カバーリングによる霧化能力を活かしたSランクディフェンダーでしたが、今回、なんとささやかながら攻撃能力を得ております
GM@CHAOS:ついにアタッカー能力まで!
エリス・トリオン:これで存分にLAWの・・・ゲフンゲフン。犯人を殺してやれます
GM@CHAOS:犯人?はて……。
エリス・トリオン:そんな感じです
GM@CHAOS:はーい。では、ハンドアウトだ!
【PC③(エリス・トリオン)用ハンドアウト】
ロイス:“学長”クライン・ネバーエンズ 推奨感情 P:尊敬/N:恐怖
 キミは不良学生兼生徒会役員で、番長連陣営に属する精鋭の一人だ。
アカデミアで強引に改革を推し進める学長のクライン・ネバーエンズはキミもよく知る人物だ。
中枢評議会のメンバーで、アカデミアの創始者の1人でもあるクラインは高潔だが厳しい人物である。
だが、今回の彼による改革はあまりにも性急にすぎ、何かしら裏があるように思えた。
彼の思惑を探るためにも、キミは少女の奪還に向けて、番長連陣営の他のメンバーとともに動き出すことにした。
GM@CHAOS:シナリオロイスはクライン。偉い人です。
GM@CHAOS:どのくら偉いかというとかなり偉い。
エリス・トリオン:そーんなーのーじょーおーしーきー
GM@CHAOS:ぽんぽこりん……
エリス・トリオン:畏怖/不信:○  で取っときますかね
エリス・トリオン:俺は権力には弱い男だ
GM@CHAOS:わーい、弱者
GM@CHAOS:そんなこんなでキミは番長連陣営の一員として戦うことになる
エリス・トリオン:言っとくが、俺はテメーらの味方になったわけじゃねえロールでやっていこうかと思います
エリス・トリオン:ひさびさのセッションですが走りすぎないように気をつけます。
GM@CHAOS:またそんなツンデレな
エリス・トリオン:そんなわけで、よろしくお願いします!
GM@CHAOS:はーい。よろしくお願いします!
GM@CHAOS:それではラスト!
GM@CHAOS:PC④!羽石夏澄さん、よろしくお願いします!
羽石夏澄:ヘーイ!
羽石夏澄キャラシートURL(PL:優水)
羽石夏澄:乙女でウォーモンガー!三度の飯よりときめきとバトルが好き!羽石夏澄です!
GM@CHAOS:強そう!
羽石夏澄:所属は番長連。窒息番長などとも呼ばれており、相手の呼気を塞ぐ領域を自在に操り、ときには弾丸のように、ときには矢のようにして戦います。
GM@CHAOS:応用性のある能力だ
羽石夏澄:アカデミアに来たばかりの頃は能力で人を傷つけていたことで思い悩み、暗い性格でしたが、その頃ロコくんと話したことにより自分を肯定、その結果として闘うことに道を見つけ出しました。
羽石夏澄:初登場は『輝けるブラン・ニューデイズ』。ロコくん相手にドギマギしたりしながら、なんかわるいやつをやっつけました。
GM@CHAOS:希望の道だ!
GM@CHAOS:やっつけられました
羽石夏澄:そして、『アカデミアの亡霊/vsオリジネーター』では、いいこにしちゃうおばけとたたかいました。
GM@CHAOS:そんな可愛らしいお化けがいたのだなぁ
羽石夏澄:自分のことはいいこの範疇には入らないと考えており、そのことで悩んだりします。
GM@CHAOS:苦悩……
羽石夏澄:また、本編とは特に関係なくマスターブレイドとかいうひとと楽しくデュエルしました。
羽石夏澄:マスターブレイ子とかいう胡乱な存在はよく知らない
GM@CHAOS:誰だろう
羽石夏澄『冬と学園と赤い糸』 そして、こちらでロコくんに思いを伝え、ミナちゃんとラヴラ…ともだちになりました。
GM@CHAOS:大事件!
羽石夏澄:ロコくんとは付き合うでもなく、しかし恋とはまた違った形で「大好き」を持ち続けることにしたとか。
羽石夏澄:そんなかんじですが、なんと知り合いの9割がLAW陣営。
GM@CHAOS:切なさ……。
GM@CHAOS:切なさをバネに一人残らず血祭りにあげてしまえ!
羽石夏澄:前述のロコくんとミナちゃんだけでなく共に戦った滝さん、芙蓉堂くんまでも…
羽石夏澄:バトルとなったらガチで行きます!
GM@CHAOS:やったー!
羽石夏澄:CHAOSではエリスくんぐらいしか接点がありませんが、みんなと仲良くしたいです!
GM@CHAOS:仲が良いのが一番ですな
羽石夏澄:あ、後成長ではラストアクションとりました。いえーい。
GM@CHAOS:倒れながら撃ってくる!
羽石夏澄:あとはRCもあげたよ!よろしくね!
GM@CHAOS:はーい。それではそんな羽石さんのハンドアウトだ!
【PC④(羽石夏澄)用ハンドアウト】
ロイス:“鉄拳番長”無道ささき 推奨感情 P:信頼/N:隔意
 キミは恋するウォーモンガー系女子高生番長で、風紀委員との抗争に参加する精鋭の一人だ。
総番長である無道ささきは激しい闘いになることを知りながらも、生徒たちの自由を守るために蜂起した。
だが、自ら最前線で闘うささきは敵対する風紀たちからの理解を得られず、常に必死の抵抗を受けて日に日に傷付いていた。
キミはささきの苦悩を知っている。最近はほとんど昼寝もしていないほどなのだ(夜は寝ている)。
無理解な風紀委員陣営を黙らせるため、キミは他のメンバーとともに少女の奪還に向けて動き出すことにした。
GM@CHAOS:傷つく総番長のためにキミは立ち上がる!いざ、戦いの道へと!
羽石夏澄:ささきせんぱい…!昼に寝られないなんて!
羽石夏澄:あの人は寝られないと大変なんだぞ!
GM@CHAOS:そう、大変なのです
羽石夏澄:ささきせんぱいが優しいのは知ってる…それでも闘うしか…そう
羽石夏澄:自由のために…!
GM@CHAOS:そんな感じでアカデミアの自由のために頑張ってあげてください
羽石夏澄:がんばります!
GM@CHAOS:では、PCの自己紹介はこれで終了!
GM@CHAOS:最後にPC間ロイスを取得して、セッションに入っていきましょう
柳武歩:ヘーイ
GM@CHAOS:PC間ロイスはPC①-1→①-2→②→③→④→①-1という順番でお願いします
平賀迅:歩ちゃんにだな
霧灯夢二:エリスくんにだな
羽石夏澄:平賀くん!
GM@CHAOS:平賀くんは歩ちゃんに、歩ちゃんは夢二くんに、夢二くんはエリスくんに、エリスくんは羽石さんに、羽石さんは平賀くんにだ
霧灯夢二:感服/○不信感 生徒会からただ一人反目した度胸に感服、けど不信感もありますと言う感じで。
柳武歩:霧灯くんの力は知ってますからね。○P:信頼/N:恐怖で取ろう。
エリス・トリオン:羽石さんへは 有為:○/隔意  かな。間違いなく役に立つが、ウォーモンガーはちょっと。
平賀迅:こういうのN感情めっちょ迷いますよね 友人/柳武歩/○信頼/隔意 で取ります。流れによっては変わるかも
GM@CHAOS:まあ、その辺はセッションが始まってから変えてもよいです
羽石夏澄:ふーむ。 協力者/平賀迅/憧れ:○/隔意/かな…?
GM@CHAOS:ほう、憧れ
羽石夏澄:なんかかっこいい
平賀迅:まあな
霧灯夢二:ほんわりしている
GM@CHAOS:割とざっくりした理由でしたw
柳武歩:なんかかっこいいw
エリス・トリオン:根本的に同じタイプ・・・
GM@CHAOS:では、これでPC間ロイスは全員取り終わりましたね
GM@CHAOS:それではトレーラーを読み上げたら、いよいよセッションに入っていきたいと思います
【トレーラー】
 アカデミア開校記念式典祭を目前に控えたある日のこと。
生徒会長・雲雀宏一が瀕死の重傷を負った。
運営委員会(カウンシル)との議会の最中、仮面を付けた生徒による爆破テロが起きたのだ。
事態を重く見たカウンシルは“廃校”か、“更生プログラム”の適用かの二択を全生徒に迫った。
“廃校”を免れるため“更生プログラム”を受け入れた風紀委員はそれを破った学生たちを取り締まる。
時間通りの試験、時間通りの友情、時間通りの恋。これで非行はなくなった。
分量通りの予習、分量通りの遊び、分量通りのキス。これで自由はなくなった。
……番長連を中心とした陣営がそれに反発するまで、そう時間はかからなかった。
生徒会はトップを失ったことで、風紀委員陣営と番長連陣営との間で分裂を始める。
そんな中、事件の真相を知る少女“フィーネ”の確保命令を“学長”クラインが風紀委員陣営へと下した。
それを知ったキミたち番長連陣営も少女の確保へと動き出す。
アカデミアのため、自由を守る時だ。

ダブルクロスThe 3rd Edition『揺れるデイ・アフター・ウォー SIDE:CHAOS 』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。さあ、存分に覇を競え。
GM@CHAOS:それではセッションを始めていきたいと思います!
GM@CHAOS:よろしくお願いしまーす!
平賀迅:よろしくお願いします!
霧灯夢二:宜しくお願いします!
羽石夏澄:よろしくおねがいしまっす!
柳武歩:よろしくおねがいしますー!

【CHAOS/オープニング1:平賀迅&柳武歩】

GM@CHAOS:まずはオープニングフェイズから。
GM@CHAOS:最初のシーンは平賀くんと歩ちゃんのOPです。
GM@CHAOS:2人はダイスを振って侵蝕率を上げてください。
平賀迅:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 10[10]+40 → 50

GM@CHAOS:一気に上がりましたな
平賀迅:もうダメだ
GM@CHAOS:早い
柳武歩:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 10[10]+36 → 46

柳武歩:ええ…
GM@CHAOS:ダメだなこれは
GM@CHAOS:自主しましょう
柳武歩:終わった…
GM@CHAOS:自首してる場合か!
柳武歩:はい
平賀迅:そしてアカデミアに平和が訪れ
平賀迅:ないぜ!
GM@CHAOS:それではまずはシーンの描写から。
GM@CHAOS:【放課後の学園】
GM@CHAOS:爆破テロ事件以来、規則は急激に厳しくなりましたが、それでも学校行事は行われます。
GM@CHAOS:キミたち2人は開校記念式典祭の準備の手伝いに参加していました。
GM@CHAOS:手伝いにはキミたちの友人である三崎優とシュラもおり、四人で一グループになっています。
平賀迅:後輩!
GM@CHAOS:記念式典祭では学長による挨拶が予定されており、その会場のセッティングなどをしなければならないというわけなんですね
GM@CHAOS:さらに、その他にも部活や委員会がたくさんの屋台を並べたり、水着コンテストRファイトや花火大会などが予定されています
GM@CHAOS:キミたち四人の班の仕事はですね、地面を掘って温泉を見つけることです
平賀迅:温泉!
平賀迅:……?
柳武歩:どういう仕事だ
GM@CHAOS:温泉が湧けば気持ちよく、開校記念式典祭も盛り上がるだろう。
GM@CHAOS:そういった考えからの発案です。
平賀迅:なるほどね
柳武歩:わからないけどわかりました
三崎優:「さあ、スコップを持ってきびきび頑張ってくださいね、先輩。……まさかか弱い女の子に肉体労働をさせるつもりじゃありませんよね?」
GM@CHAOS:小柄でボブ髪型の後輩めいた風貌をした少女が言う。
【高等部一年 “後輩番長” 三崎優】
平賀迅:「……後輩にあるまじき不遜だな、優! 言われなくともやっている。見ろ、この有様を」
平賀迅:泥に汚れた自分のシャツを示す(上着とネクタイは外している)。顔も汚れてます
【高等部一年 私刑屋 “フロムザブルー” 平賀迅】
三崎優:「わあ、泥だらけ。あまり私に近付かないでくださいね、先輩」ちょっと距離を置く。
シュラ:「チッ、面倒くせえ。なんでオレがこんなことを。……生徒会ってのはいつもこんなことばかりやってんのか、歩?」
GM@CHAOS:額に大きく裂けた傷跡のある赤髪の少女だ。
【不良 生徒会手伝い SSランク シュラ】
平賀迅:「元はと言えば君の指示に従って掘り進めた結果地下設備のコンクリートにぶつかったのが原因だろうが……!」
柳武歩:「まあ……こんな事やったり、やらなかったりだよ」
柳武歩:やや浮かない顔でスコップを振るっている。
【高等部二年 生徒会手伝い “ランブルスネイク” 柳武歩】
平賀迅:「……近づかなくて良いからタオルとか適当に濡らして絞って持ってきてくれ。私も好きでこんなんになってるのじゃない。あと飲み物も!」
三崎優:「はいはい、濡れタオルと飲み物ですね。分かりました、先輩」
シュラ:「こんなことならおとなしく牢屋に入ってた方がよかったかもな。ここじゃタバコも吸えねえ」
平賀迅:「……こんな事やったり、やらなかったりか。生徒会手伝いというのも難儀だな」
平賀迅:「私はこんな仕事、好んで選びはしないぞ」 優がいなくなったのでちょっとサボる態勢に入る
シュラ:「……元気ねえな、歩」
柳武歩:「俺も警備に参加しとけばよかったと思って……つっても、生徒会の連中が守っててダメだったんならたぶん居ても意味ねえけど」
柳武歩:危篤状態の雲雀宏一が心配なのだ。
平賀迅:「あまり気に病むな。とりあえず生きてはいるんだ。なら何とかなろう」
シュラ:「……あんなやつでもいなくなれば寂しがられるんだな」
柳武歩:「まあな。できる事もねーし、せいぜい手伝い頑張るくらいだ。あ、サボんなよ平賀」
柳武歩:「当たり前だろ。お前がいなくなったら俺は寂しいぞ」こちらはシュラに向けて、笑いながら。
平賀迅:「サボりじゃない。休憩だ……そう、私の独断正義に則った、正当休憩!」 両手を挙げる
シュラ:「そういうこと言ってんじゃねえよ。クソ、すっかり昔の調子を取り戻しやがって」
GM@CHAOS:と、そこで戻ってきた三崎が平賀くんの首元に冷えたペットボトルを当てる。
平賀迅:「良い事じゃあないか」 目を細める 「あんな事があっても元に戻れるなど……ッヒ!」 飛び退く
三崎優:「はい、じゃあ、十分に休憩しましたね?」
三崎優:「おかげで冷えたポカリを飲む時間は無さそうですね、先輩」
平賀迅:「全く、甲斐甲斐しい後輩はこういう時の行動は速くて正確なんだからな……!」 ペットボトルを受け取り
柳武歩:「はは。平賀が“ッヒ!”って言うの初めて聞いた」おかしそうに笑う。
平賀迅:「馬鹿を言え。後輩の好意を無駄にするものじゃないあ」 開けて、中身を半分ほど一息で飲む
シュラ:「どうでもいいけどよ、こんなとこに本当に温泉なんかあるのかよ……」
平賀迅:「……ふう。そりゃ私だってそういう声を出したりもするさ。人と同じ声帯があるんだし」
三崎優:「ところで先輩」すっと顔を近付ける。
三崎優:「風紀委員の子とは最近どうなんですか?」
平賀迅:「……」 顔を少し遠ざけ、それから一歩引き 「……休憩時間は終わりだったな?」
柳武歩:「誰が言ったんだよそもそも、こんなとこに温泉が湧くとか……」ぴくり、と会話に耳を傾ける。
三崎優:「後輩の好意にお駄賃くらいくれてもいいと思いますが」
GM@CHAOS:三崎は悪戯っぽくほほ笑む。
柳武歩:(グイグイ行くなこいつ……)完全に手が止まっている。
平賀迅:「チッ、この後輩は……」 首の後ろを掻く 「……今は『待ち』だよ。それで十分だろこの野郎」
シュラ:「確か生徒会長代行だったか、その辺だろ。なんでこんな時に温泉なんてなぁ……ン、どうした、歩?」
柳武歩:「え?ああ、いや。なんでもないなんでも」作業を再開する。
三崎優:「ふーん。『待ち』ってことはつまり……。先輩、思ったより度胸あるんですね。見直しました」
平賀迅:「……いや、そんなんじゃないさ。今思い返すとあれは、私は……」 複雑な表情をして、頭を掻き
柳武歩:「……」また手が止まっている。
シュラ:「こうなったらエフェクトを使ってパーっと掘っちまうか……」
平賀迅:首を振ってシャベルを持ち直す 「……さて、さて! 楽しい労働に戻るとするか。おい歩! さっきサボるなつったのは君だろう!」
柳武歩:「ふぇ?さ、サボってねえし!」あわててガシャガシャ地面を掘り返す。
三崎優:「はいはい、作業再開ですね。……答え、返ってくるといいですね、先輩」
平賀迅:「優! ここ掘って温泉が出なかったらいよいよ君も動員だ! 汚れたくなけりゃジャージとか準備しておけよ! 応援の人員でも良いぞ!」
三崎優:「はあ、結局私もやるんですね。そうならないように先輩の頑張りに期待してます」
GM@CHAOS:では、そこで
GM@CHAOS:チャイムが鳴り、準備をしていた生徒たちに一斉に緊張が走る。
平賀迅:「これは君のための忠言だが、おそらく準備をしておいて無駄になる事は……」 チャイムを聞き言葉を止める
一般生徒(内灘幸一郎):「ヒッ!チャイムだ!チャイムが鳴ったぞ!」震え出す。
一般生徒(進藤労務):「奴らが……風紀委員が来る……!」失禁する。
風紀委員:「チャイムが鳴った!課外活動の時間は終わりだ!」
GM@CHAOS:警棒を振り鳴らしながら風紀委員が現れる!
柳武歩:だるそうに溜息をつく。
風紀委員:「全員5分以内に学生寮に移動して25分以内に食堂で夕食、その後で5分の移動時間の後に25分以内に入浴だ!」
平賀迅:「……風紀か。助かったと言えば助かったが」 シャベルを地面に差し、しかしなんとも気に入らないという様子
シュラ:「あーあ、クソどもが」
三崎優:「今日はここまで、みたいですね」
柳武歩:「もうちょい目途つくまでやってもいいんだけどなー」
平賀迅:「さっ帰ってざっと浴びて、夜は保存食で済ませるかな。こんな状態で食事なんてたまったものじゃない」
風紀委員:「そこ!話をしない!課外活動の時間を過ぎたら、私語は禁止だ!」
風紀委員:「更生プログラムを守らない生徒には懲罰が下される!早く移動するように!」
柳武歩:「へーへーへー」
柳武歩:眉間に皺をよせ、あからさまに不機嫌そうな態度を出す。
平賀迅:「私語なんてとんでもない!我々は将来のための有意義な話し合いをしていただけだ!」 言い捨てつつ、これ以上何か言われないようにその場を後にしようとする
GM@CHAOS:と、その時。
GM@CHAOS:街頭モニタの映像が臨時ニュースへと切り替わります。
報道部員: 『報道部からの臨時ニュースです。議会爆破テロ事件の犯人が判明しました』
三崎優:「あれは……?」
平賀迅:「うん? ニュース……」
報道部員:『犯人とされる生徒の名前は平賀迅。アカデミア広域指名手配が発令されています』
柳武歩:「……あ?」映し出された映像に目を見張る。息を呑む。
平賀迅:「…………」
報道部員:『今回の凄惨な犯行の容疑者である平賀迅はまだ逃走を続けています。容疑者を発見した生徒は速やかに風紀委員まで通報をするようにしてください』
報道部員:『犯した罪は必ず清算されなければいけませんね。凄惨だけに』
平賀迅:「……はあ」 事態を咄嗟には飲み込めない様子
報道部員:『なんつって』
報道部員:『それでは次のニュースです。次は可愛いラッコの赤ちゃんについてのニュースです』
報道部員:『見てください、この可愛らしい肉球――!』
平賀迅:「……犯人。犯人。私がか。私がか?」 少しずつ事態を理解し始め
三崎優:「あー、えっと」
柳武歩:ニュースから目を離し、周囲の、特に風紀委員の動きを注視する。
シュラ:「おいおい……」
風紀委員:じっとニュースを見ている。
風紀委員:「…………オーウ」
GM@CHAOS:全員の視線が平賀くんに集まる。
平賀迅:「無駄と分かっていても、人間、やらなきゃいかん事がある」 片手をポケットに突っ込み、いっそ落ち着き払って
風紀委員:「逮捕!懲罰!粛清!」
平賀迅:「何かの間違い――クッソ、言うヒマもないか!」
GM@CHAOS:風紀委員たちが一斉に平賀くんに向かっていく!
風紀委員:「暴行!拉致!監禁!」
平賀迅:演出《縮地》でその場を離れても良いですかね!
GM@CHAOS:いいですよ!行き先は?
平賀迅:えっ、とりあえず上の方……?
柳武歩:アバウトw
平賀迅:屋上とか。で、そこから更に遠くに飛ぶのがセオリーです
柳武歩:じゃあ手にしていたスコップで、土を巻き上げます。
平賀迅:でもエネルギー切れとか起こすかもしれないなあ。重労働後だし
柳武歩:少しでも隙を作る!
三崎優:「私たちは無関係だから、捕まえるならあの人だけを捕まえてくださーい!」涙ながらに叫ぶ。
平賀迅:「……済まん歩! 優、後で覚えてろお前!」
平賀迅:歩が作り出した隙に、稲妻の音と光と共にその場から姿を消す
シュラ:「おい、歩!やめとけ!てめえまで捕まる!」慌てて肩をつかむ。
風紀委員:「あっちに行ったぞ!追え!捕まえろ!」
柳武歩:「まあ、そうだよな」
柳武歩:スコップを追う風紀委員の足元に投げつける。
GM@CHAOS:風紀委員たちは学園のなるべく高いところを目指して駆け出す!
GM@CHAOS:が、そのスコップに引っかかって数人が転ぶ!
風紀委員:「貴様、我々に逆らうつもりか!ならば、貴様から懲罰だ!」
シュラ:「歩、やめろって!」
三崎優:「……歩さん、あなたはどうしたいんですか?」
柳武歩:「俺?俺は、そうだな」
柳武歩:じりじりと後ずさり、壁を背にする。
三崎優:「先輩を、助けたい?」
柳武歩:「ああ。今度こそ役に立てる機会みてーだからな!」
柳武歩:《異形の歩み》壁を垂直に登って行く。
三崎優:「だったらあなたがやるべきなのは、こんなところで小競り合いをして捕まることじゃありません!」
三崎優:「それに、たぶんチャンス、今が最後ですよ。……でなきゃきっと風紀委員の子に取られちゃいます」
柳武歩:「ああ?」
三崎優:「先輩ブレイカー、起動」手甲が輝きを放つ!
シュラ:「さっさと行けって言ってんだよ、そいつは!」
シュラ:「気に入らねえが、このクソどもはオレたちが引き受ける!」
柳武歩:「よ、余計なこと言うなよ!だったら!」少しバランスを崩しながらも、壁を登り切って姿を消す。
GM@CHAOS:シュラの瞳が紅く染まり、無数の鉄片が肉体から射出される!
シュラ:「お前のやりたいことやって来い、歩!」
柳武歩:「……恩に着るぜ!シュラ!」去る前に、それだけ言い残す。
GM@CHAOS:吹き飛ぶ風紀委員たちを尻目に、歩は姿を消した!
GM@CHAOS:では、場所を移して、なんか高いところ。
平賀迅:「……馬鹿め。巻き込まれに来てどうする」 やってきた歩を一瞥もせずに言う。屋上のフェンスに腰掛け、《地獄耳》で周辺の様子を伺っていた
柳武歩:息を切らせながら走り込んでくる。
柳武歩:「バカだよ。俺は頭悪いんだって」
GM@CHAOS:時計塔の上。そこからは学園都市を見下ろすことができる。
柳武歩:「でもよ。かいちょをあんな目に遭わせて、しかもお前に罪なすりつけるような奴は」
柳武歩:「きっちり表に出してワビ入れさせねえと気が済まねー!」
GM@CHAOS:だが、先ほどまで晴れていた空は徐々に曇り始め、今にも雨が降り出しそうだ。
平賀迅:ちらりと歩を見て 「……少しも疑わないんだな」
柳武歩:「……当たり前だろ」呼吸を整えながら歩いて近づく。
GM@CHAOS:下ではいまだに風紀委員たちがあなたたちを探し回っている声やサイレンの音が聞こえる。
柳武歩:「知らないヤツならわかんねーかもしれねえけどよ。どう考えてもお前じゃねえ、お前の仕事じゃねえ」
平賀迅:「そうか」 目を閉じる 「それが分かるんなら歩、君はバカじゃないし、今私を追い回してる連中よりは頭も良いぞ。誇れ」
柳武歩:口角を上げ、目を輝かせる。
GM@CHAOS:雨がポツリポツリと降り始め、学園都市の街の姿を濡らしていく。
平賀迅:「あのニュースと課外活動終了時間が重なってたのが痛いな。そこら中に風紀の連中がいる。私の小技程度じゃあ補足できない奴も計算に含めると……」
柳武歩:「力になってくれる奴も探せばきっと居るさ。番長連中とも付き合いあんだろ、平賀は」
平賀迅:「……一番良くないのは動きを止める事、か。電池もあまり持ってないんだよな」
平賀迅:「ああ、そのつもりだ。正直、最近の番長連は見てて不安になるくらいだが……他に寄る辺もなし」
平賀迅:「いや、不安に感じるのは、このアカデミア、そのものの今後か。どうも元凶は私らしいがね!」
柳武歩:「不安なのか。さすがに」
平賀迅:「なぜ私なのかを考えていた」
GM@CHAOS:雨脚は徐々に強まる。軒下から一歩でも出れば、キミたちは瞬く間にずぶ濡れになるだろう。
柳武歩:「……考えても、わかんねーモンはわかんねえと思う」
平賀迅:「生徒会長を襲って、その罪をなすりつけるなら、名の知れぬ誰かでも良いじゃないか。何故あえて、それなりに顔が知られてて、ディオゲネスクラブの事件解決に貢献した事もある私を選んだのか、とね」
平賀迅:「道理だ。自意識過剰だったかもな。あるいはまさしく、君の言うとおり、不安だったのか」
柳武歩:「それを調べるのもやんなきゃな…苦手分野だけど」
平賀迅:「よし、当座の方針は定まった。こうなると楽だ。そのために動けば良いんだからな」
平賀迅:スコップをその場に放り、立ち上がって手を差し伸べる 「手を」
柳武歩:「え?」一瞬面喰ったが、上着の袖で手を拭いて差し出す。
平賀迅:その手を掴む 「番長連まで一飛びする。あまり非戦闘時に、しかも長距離に使った事はないが、まあできるだろ。前は上手く行った」
柳武歩:「博打かよ」俯いて頭を掻く。
平賀迅:「失敗すれば、この場で待ってるのと似たような末路を辿るだけだ。……安心しろ、以前ミナとここに来た時は上手く行ったし」
柳武歩:「……任せる」
平賀迅:「よし。――私は青天が好きだ。雷なるこの身を存分に誇示できるからだ。まさしく青天の霹靂という具合に」
平賀迅:「しかし今は、業腹ながらこの雨天が愛しい。雷なるこの身が……よく紛れるから」 そう言って、短く息を吸い
平賀迅:「行くぞ」
平賀迅:演出《縮地》と《間隙の魔術師》で、二人で移動したいです!
GM@CHAOS:オーケー!演出なら侵蝕率は上げなくてもよい!
柳武歩:「おう!」
GM@CHAOS:キミたちの目の前で稲光が鳴る。
平賀迅:その稲光が轟く瞬間、二人の身体が雷に変じ、閃光と轟音を発して番長たちの拠点に向かう
柳武歩:(余計な事は考えんな。やるべき事は、一個だ)
柳武歩:平賀迅の熱を掌に感じながら、自分に言い聞かせる。
GM@CHAOS:暗雲を引き裂く二筋の雷鳴が、学園都市の上空を駆けた。
GM@CHAOS:シーン終了!
GM@CHAOS:まだ登場はしていませんが、平賀くんは襲い来る刺客・朝倉侑生にシナリオロイスを取っておくとよいでしょう
平賀迅:風紀/朝倉侑生/執着/○敵愾心 取ります!敵愾!
GM@CHAOS:敵愾!ぶっ飛ばしてやれ!
平賀迅:死ィーッ!
GM@CHAOS:歩ちゃんはもう平賀くんにロイスを取っているので、オーケーですね
柳武歩:あいあい。変更も無いデス
GM@CHAOS:では、改めてこのシーンは終了。

【CHAOS/オープニング2:霧灯夢二】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:夢二くんのOPです
霧灯夢二:出ます!
GM@CHAOS:夢二くんはシーンに登場して侵蝕率を上げるとよいでしょう
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:35->39)
GM@CHAOS:【編集部 部室】
霧灯夢二:以前は部員達の声と作業音で満たされた空間も、今は閑散としている。
GM@CHAOS:さほど広くない部室にはパソコンデスクの他に、雑誌や本、原稿などがうず高く積まれている。
霧灯夢二:いつもならば編集部員が和気藹々と編集作業をしている机には誰もいない。
霧灯夢二:きい、きい、と椅子が軋む音が部屋の奥から聞こえる。
霧灯夢二:部屋の最奥、編集部長デスクの椅子に身を沈ませている男子生徒が一人。
霧灯夢二:ぼんやりと【否認】というスタンプの押された記事を見つめている。
【高等部一年員 編集部部長 “ハルシネイター” 霧灯夢二】
GM@CHAOS:他にも机の上に目立つのは雑誌原稿の修正箇所や差し替えを示す指示文書だ。全て風紀委員の検閲によるものである。
霧灯夢二:記事を放りだし、立ち上がって本棚へ歩いていく。
霧灯夢二:そこには今まで発行した雑誌が並んでいる。
霧灯夢二:『謝冬祭、この冬お勧めのデートスポット!』
霧灯夢二:『Rファイトの疲れを癒す…リラクゼーション施設ベスト20』
霧灯夢二:『この夏はこれで決まり!衣装部合同水着ファッション特報!』
霧灯夢二:『君はどのアイドルが好き?アカデミアアイドルランキング最終結果発表!』
霧灯夢二:懐かしむように雑誌の背を指でなぞっていく。
GM@CHAOS:それらの記事は今刊行しようと思えば、写真を全て塗り潰し、文章はほぼ全面改稿で穏当な語句に置き換えるのを余儀なくされる。
霧灯夢二:ふぅとため息を吐く。今まで積み上げてきたものは何だったのだろう。
霧灯夢二:絵を失った次は、この編集部も失うというのか。
霧灯夢二:机に振り返る。唯一【是認】のスタンプが押された記事に目を落とす。
霧灯夢二:『平賀かな? 疑い持ったら 110番 アカデミア風紀委員』
霧灯夢二:という謳い文句とともに平賀の顔写真が大きく張り出された記事だ。
霧灯夢二:「………くだらん。」
霧灯夢二:(平賀が、こんなことをするはずがない)
霧灯夢二:くしゃくしゃと記事を丸めてぽいっとゴミ箱に捨てる。
霧灯夢二:定められた課外活動の刻限が徐々に迫っている。取材などしても、記事になることはまずないのだが…。
霧灯夢二:それでも、霧灯夢二は編集部の部長である。
霧灯夢二:(外に出るか。)取材用のメモとペンを持って部室のドアを開け、外へ。
GM@CHAOS:日が沈めば、部室にいることさえ咎められる。編集部としての活動をするなら今しかない。
霧灯夢二:“更生プログラム”が始まってから、霧灯夢二の世界は色を失ってしまったかのようだ。
霧灯夢二:記事を持って行っては検閲の嵐。それに気力が萎え、徐々にやめていく部員たち。
GM@CHAOS:キミがアカデミアを取材して回るとですね、生徒たちは取り締まられるのを酷く恐れているようで、事件らしい事件は全く起きていません。
GM@CHAOS:他の生徒を密告することはあっても、自分から何か積極的な行動を起こそうという生徒はほとんどいないようです。
霧灯夢二:「……そうか、平和そのものか。」
霧灯夢二:そりゃあ、そうだろう。時間通りの試験、時間通りの課外活動、時間通りのデート……
霧灯夢二:事件など起こり得る余地などない。
霧灯夢二:ああ、世界が灰色に見える。燃え尽きてしまった灰のように。
霧灯夢二:憮然とした顔で通りにあるベンチに腰掛ける。
GM@CHAOS:それではですね、そんなキミが市街区にあるアカデミア大観覧車の前を何気なく通りがかると
GM@CHAOS:そのベンチからは、緩やかに回る大観覧車の様子が見えます。
少女:「うわー!何あれ!おっきくて丸い!お花?でも花びら動いてる……すごいすごい!」
少女:スケッチブックに猛烈な勢いで書き込む少女の姿がある。
霧灯夢二:「………。」その少女を眺める。
GM@CHAOS:小柄な金髪の少女はキミのそばで元気良くはしゃいでいる。
霧灯夢二:風紀委員に怯えびくびくとして過ごす生徒の中にあって、元気よくはしゃぐ彼女だけが色づいて見えた。
少女:キョロキョロする。「あ、人!ねえねえ!そこの人!」
霧灯夢二:「…何だ?」身長は同じくらいでしょうか
GM@CHAOS:そうですね。だいたいキミと同じくらいか、彼女の方が少し小さいくらいですね。
少女:「ねえねえ、あれって何?」観覧車を指差す。
霧灯夢二:「あれか?あれは観覧車だ。」(見ない顔だな…?)
少女:「観覧車?ランの仲間?でも、他のランとは全然花びらの形違うのね!」
霧灯夢二:小等部の生徒だろうか、と一人頭の中でごちながら
少女:「大きさもすっごい大きいし!ねえ、あれどうやったらあんなにおっきく育つの?」
霧灯夢二:「ああ、あれはお花じゃないんだ。機械で動いているんだよ。」
少女:「キカイ!あれもキカイなんだ!」目を輝かせる。
少女:「ねえ、あのキカイはぐるぐる―って動いて、何をしてるの?」
霧灯夢二:時間通りじゃない私語など、いつ振りだろう。口を動かすのが楽しくなってきた。
霧灯夢二:「ぐるぐるーって回って、そうだな…高いところから下の光景を見たことはあるか」
少女:「高いところから?あたし、鳥じゃないよ!お空は飛べない!」
霧灯夢二:「そうだよな。でもあの機械があればお空から世界が見れるんだ。」
少女:「ええっ!そうなの!すごい、すごい!」
霧灯夢二:「ほら、あのゴンドラ…人が中に入っているだろう?」
少女:「ほんとだ!ねえ、あれ、カンランシャって、あたしにも使えるの?」
霧灯夢二:「うん。使い方を教えようか?」
少女:「うん!教えて、あ、あたしね、フィーネ!あなたは?」
霧灯夢二:「霧灯、霧灯夢二。」にっと笑う。
フィーネ:「ユメジ!ユメジね!」
【謎の少女 フィーネ】
フィーネ:「あ、そうだ、ねえ、どうやって使うの?」
霧灯夢二:「まずは列に並んで順番を待つ。チケットを買って係員に渡して、ゴンドラ…」
霧灯夢二:「あの大きい丸にくっついている丸い乗り物だ。」
霧灯夢二:「あれに乗り込む。」
フィーネ:「チケット!チケットを買えばいいのね!」
霧灯夢二:「そうだ。列はあっちだな。」
フィーネ:「買うのも知ってる!お金を出せばいいのね!」
フィーネ:スケッチブックを開く。お金をスケッチしたページを取り出す。
霧灯夢二:「よく描けてる。」
フィーネ:「えへへ。あたし、もっとこの世界のことたくさん知りたいの!」
霧灯夢二:(しかし、知っていることと知らないことが両極端だな、この子は。)
フィーネ:「だからいっぱい描いて、いっぱい知るの!」
霧灯夢二:「知りたい?」
フィーネ:「うん!」
フィーネ:「あっ!ユメジのことも描いてもいい?」
霧灯夢二:「えっ、俺を?」
フィーネ:「ダメ?」
霧灯夢二:「駄目じゃない。いいよ。」
霧灯夢二:「ええと、顔を向けてたらいいか?」
フィーネ:「うん!」サラサラと描き進めていく。
霧灯夢二:自分がモデルになるのは慣れていないので、しどろもどろになる。
フィーネ:「うーん、上手くかけない……」
霧灯夢二:「……どんな感じだ?」
フィーネ:「うん」スケッチブックを差し出す。どこかずれている。
GM@CHAOS:上手く描き進めてはいるのですが、どうにも人体を描き慣れていないようなタッチですね。
GM@CHAOS:それでも、精一杯丁寧に描こうとしているのは伝わる。
霧灯夢二:「人間を描くのは難しいからな。…そうだ。」
霧灯夢二:「自分の顔、触ってごらん。」
フィーネ:「うん、人って大変……面白いけど……顔?」
フィーネ:ペタペタと触る。
霧灯夢二:「ほら。」自分の頬を両手で触れる「けっこう凸凹してるだろう?」
フィーネ:「ほんとだ!でこぼこしてる!すごいすごい!」
霧灯夢二:「ほらそうすると、ここに影が出来るだろう。」
フィーネ:「影!影を描けばいいのね!」
フィーネ:霧灯くんの顔もペタペタ触る。「ほんとだ!ユメジもでこぼこしてる!」
フィーネ:「だからここに影ができるのね!」
霧灯夢二:という感じに出来るだけ伝わるように人体の特徴や書き方のコツを教えます。
霧灯夢二:「そう、そう。」フィーネの冷たい手に反応して肩が跳ねる。くすぐったそうに体を捩る。
フィーネ:「あ、動いちゃダメ!難しいの!」
霧灯夢二:「ん、ごめん……」
フィーネ:「あ。チケット!チケット忘れてた!」パッと手を離して売り場に駆け出す。
霧灯夢二:「おっと、そうだった。」なんだか危なっかしいので後ろを着いていく
フィーネ:すぐに戻ってきて振り返る。「ねえ、あれ、あれ何!おいしそう!」
霧灯夢二:「…?チケットは?」
フィーネ:「あ、そうだ!チケット!」
GM@CHAOS:アカデミア大観覧車のそばではアフロたこ焼き屋台が出ており、彼女はそれを指さしていたようだ。
GM@CHAOS:と、その屋台に貼られたチラシが目に付く。
フィーネ:チラシを覗き込んでいる。
霧灯夢二:「どうした?」
GM@CHAOS:『平賀かな? 疑い持ったら 110番 アカデミア風紀委員』という指名手配記事だ。
霧灯夢二:「………。」
店員アフロ:「へいらっしゃい!いやー、世の中には悪い奴もいたもんだねえ」
フィーネ:「……この人、悪くないよ!」
霧灯夢二:「!」チラシに落としていた視線を上げ、フィーネを見る
霧灯夢二:「何か、知っているのか?」
霧灯夢二:フィーネさんの手を握り、平賀のことについて聞こうとする。
フィーネ:「え?うん、私ね、知ってるよ!」
GM@CHAOS:では、その時。
GM@CHAOS:遠くの方から足音と誰かを探すような声が聞こえてくる!
フィーネ:「!」
霧灯夢二:「なんだ?」
フィーネ:「あ、ごめんね!あたし、逃げなくちゃ!」握られた手をパッと離す。
GM@CHAOS:風紀委員じみた規則正しい軍靴の音がまるで誰かを追いかけるかのように響く!
霧灯夢二:「あっ…」待ってくれ、という声が軍靴の音にかき消される。
フィーネ:「ユメジ、また会おうね!今度、カンランシャ乗ろうね!」彼女は手を振りながら去っていく。
霧灯夢二:「……」呆然と、フィーネを見送る。
GM@CHAOS:夢二の手には買いかけだった観覧車のチケットだけが残る。
GM@CHAOS:少女が去ると、入れ替わるようにして風紀委員たちがやってくる。
???:「フィーイーネちゃーん?どこに居ますかー?」
三吹いのり: 癖のある黒髪をポニーテールに縛り、頬にはそばかすのある少女。
【高等部三年 風紀委員 三吹いのり】
霧灯夢二:「……」(風紀委員か……)
仁木洋美:「先輩!ターゲットは逃げてるみたいなんですから、呼んでも出てきてくれないと思います!」腕章をつけた、小柄な少女。
【風紀委員 兼 演劇部 仁木洋美】
若槻常陸:「そういえばそうだねえ。洋美ちゃんはかしこいよ」車椅子に乗った、にこやかな少女。
【高等部三年 風紀委員 SSランク “プレシオジテ” 若槻常陸】
仁木洋美:「えへへ、かしこいなんてそんな……」
霧灯夢二:そそくさとその場を去ろうとする。
三吹いのり:「そ、そっか。そうだよね。じゃあ、道行く人に聞いてみたほうがいいよね」
三吹いのり:「すいませーん!そこの僕、ちょっとお話し聞いてもいいかなー?」
霧灯夢二:立ち止まり、振り返る「何か?」
三吹いのり:「あのね、このあたりで、小さな女の子見なかった?金髪で白い子で、僕くらいの背たけの女の子なんだけど」
霧灯夢二:「…ええ、あっちの方に行きましたね。それと、」見当違いの方向を指さす。
霧灯夢二:そして自分の制服の右胸にある黄色いラインを指さす。
霧灯夢二:こう見えても高等部だ、と主張するように
三吹いのり:「え、あ……」
三吹いのり:「ご、ごめんね!申し訳ないことを……!教えてくれてありがとうね!」
若槻常陸:「いのりんちょっとそういうとこあるよね。そそっかしいもんだよ」
三吹いのり:「う、面目ない……」
仁木洋美:「とにかく!方向がわかったなら早く追いかけましょう!」
霧灯夢二:「じゃ、俺はこれで……」嘘はすぐに露見する。バレないうちに風紀委員から身を隠すのが得策だろう。
仁木洋美:「今のままの学園じゃ演劇なんてできないし、少しくらい乱暴な手を使ってでも例の少女を捕まえて事件を終わらせないと……!」
若槻常陸:「あ、ありがとうねえ」霧灯君に手を振る。
霧灯夢二:(……)仁木さんの言葉を頭の中で反芻しつつ、その場を後にする
GM@CHAOS:風紀委員の少女たちはキミとは逆方向へと去って行くぞ。
霧灯夢二:(例の少女、フィーネ。事件のことについて何か知っていたようだ。)
霧灯夢二:(平賀が犯人でない証拠も、持っているかもしれない。)
霧灯夢二:(なら、風紀委員よりも早くあの子を確保出来れば…。)
霧灯夢二:足を動かす。宿舎に帰るためでも、部室に戻るためでもない。
霧灯夢二:番長連の勢力に与するために。
GM@CHAOS:キミのポケットにはまだ使いそびれた観覧車のチケットが残っている。あの時の少女は確かに、アカデミアのどこかにいるのだ。
霧灯夢二:「番長連、なんてのは自分とは相いれないと思っていたが」
霧灯夢二:「まさかこんな形で会いに行くことになるとはな」
GM@CHAOS:では、シーン終了!

【CHAOS/オープニング3:エリス・トリオン&羽石夏澄】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:羽石さんとエリスくんのOPです。
GM@CHAOS:侵蝕率を上げてシーンに登場するとよいでしょう。
エリス・トリオン:よーいやさー
エリス・トリオン:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 4[4]+34 → 38

羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:40->50)
GM@CHAOS:キミたち2人は番長連の詰め所の入り口にいる。
エリス・トリオン:詰め所・・・
GM@CHAOS:何やら大規模な作戦行動があるということで、無道ささきから呼び出されたのだ。
GM@CHAOS:抗争が始まってから詰め所は安全対策のために改装が行われ、入り口から総番長室までの間が数百メートルほど延長されてすごい大変。
GM@CHAOS:案内がなければたどり着くのも困難だ。
羽石夏澄:どことなく不安そうな表情のまま、地面を足で擦る。
【高等部一年 番長連 “息止まり” 羽石夏澄】
エリス・トリオン:「……きったねえアジトだ。里が知れる」
【高等部二年 生徒会役員 “ジラグジキル” エリス・トリオン】
GM@CHAOS:さらにその間には無数のブービートラップも仕掛けられており、侵入者を容赦なく阻む。ベトナム戦争の経験が活きているのだ。
風魔悟:「そう言うなよ、生徒会役員さん。こっちは予算が少ない中やりくりしてんだ。」
GM@CHAOS:と、そんなキミたちの前に背の高い青年が立っている。
【高等部二年 番長連 魔法番長 “ウィザード” 風魔悟】
GM@CHAOS:今回の案内役だ。
風魔悟:「俺のおやつも、ほら、ここまで予算削減だ。」飴玉一つ手の中で転がし、口の中へ放る。
羽石夏澄:「あっ、ふーまくん、おつかれさまです」ぺこっ
エリス・トリオン:「こりゃ、いつかの自称魔法使いサマ。ハ、元気そうで何より」
風魔悟:「お疲れ様、羽石さん。」にこりと柔らかい笑顔を返す。
風魔悟:「エリスも、相変わらずだな。」
エリス・トリオン:「ここんとこ、学校が過ごしやすくて仕方ねえ」
羽石夏澄:「案内、助かります。私、まだぜんぜん慣れてなくって…」額の絆創膏を示して
風魔悟:「………じゃ、案内しよう。」エリスの様子に僅かに目を細める。
GM@CHAOS:キミたちはそうして風魔の案内で、時折飛び出す竹槍を避けながら数百メートル続く廊下を歩きだす。
風魔悟:「しょうがない。俺も覚えるのに大分時間がかかった。」羽石さんに
風魔悟:「おっと、そこは足元にトラップ。」ひょいとジャンプ。
エリス・トリオン:「カミカゼかよ。お前らの趣味か? 日本人」竹槍を器用に避けていく。
GM@CHAOS:風魔の言うとおり、足元から射出されたオーヴァード殺人光線が空を切る。
風魔悟:「趣味でこんな戦争染みたことするかよ。」
羽石夏澄:「ひゃわわっ」よろけながらもジャンプして避ける
エリス・トリオン:「……さっきから」廊下からスライドして出てきたオーヴァード殺人光線砲を睨みつける。
エリス・トリオン:「鬱陶しい」 砲身が内部から爆発し、使用不能に。
オーヴァード殺人光線砲:「ウワーッ!?」爆発四散!
風魔悟:(気が立ってるな。)苦笑して
風魔悟:「エリス。それで…」
羽石夏澄:「あわわっ、だめですよエリスさん?!一応ほら、がいぶからのしんにゅーをこう!防衛!」
風魔悟:「お前、なんでこっちに付いたんだ?」
エリス・トリオン:「黙ってろ脳みそふわふわウォーモンガー。良いこと教えてやる。殺られる前に殺れ、だ」
エリス・トリオン:「あァ? 決まってんだろ。あんのクソみてーな更生プログラムに俺が付き合うとでも思ってんのか?」
羽石夏澄:「私の脳みそなんて食べてもおいしくないです!」
GM@CHAOS:頭上の戸が開き、降ってきた熱湯が危うくキミたちの体に当たりそうになる。
風魔悟:「フッ、道理だ。お前がきちんと椅子に座って授業受けてるところなんて、想像できないからな。」
風魔悟:光速のアッパー!拳圧で熱湯を吹き飛ばす。筋肉の傘だ。
エリス・トリオン:「どういう発想だ」羽石さんに。「……この馬鹿はともかく、テメーこそ、体制に付かなくていいのか?」
GM@CHAOS:熱湯は吹き飛び、一瞬で蒸発する!
風魔悟:「俺か?俺は…そうだな。」
羽石夏澄:「ふわふわって言ったらオムレツですよ…あ、ふーまくんありがとうございます!」ぱちぱち
エリス・トリオン:「優等生にゃ、あっちのが過ごしやすいと思うぜ」
風魔悟:「……更生プログラムが始まってから、学園がなんていうか…暗くなっちまった。」
風魔悟:「こんなのは、もう俺の知ってるアカデミアじゃない。」
風魔悟:「だから、元に戻す。」
風魔悟:「魔法使いはな、ハッピーエンドと甘いおやつ、それに、」
風魔悟:「みんなの笑顔が好物なのさ。」
風魔悟:ふっと笑ってエリス君を見る。きっと賛同はしてくれないだろう。
羽石夏澄:うんうん、という様子で頷いている
GM@CHAOS:そこで壁の一部が音も無く開き、羽石さんに向けて数本の矢が放たれたりもするのだ。
エリス・トリオン:「てめーこそ、相変わらず、反吐が出るような台詞しかはかねえな」
羽石夏澄:領域を展開して矢をはたき落す。
風魔悟:「反吐が出るような台詞、ご清聴いただきありがとう。生徒会役員さん。」
エリス・トリオン:羽石さんの”領域”を横目で観察している。「だが、一個だけ賛同してやることがある」
GM@CHAOS:矢は羽石に一本も当たることなく、パタパタと落ちていく。
エリス・トリオン:「今のここは、アカデミアじゃあねぇ」
エリス・トリオン:「気付いた時ァ、笑えて仕方なかったよ」
エリス・トリオン:「先の見えない闘争、抗争、ゲリラにレジスタンス」
羽石夏澄:「……」とんとん、とつま先で地面を叩く
エリス・トリオン:「全く以って息がしやすくて仕方ねえ。このまま元に戻さなかったら、俺は王にだってなれるぜ」
風魔悟:「エリス。…戻すのはいいが、やりすぎんなよ。」
エリス・トリオン:「ハ。……そんでもって? てめぇらのボスは何をお望みなんで?」
GM@CHAOS:では、そうこうしているうちにキミたちは総番長室の前にたどり着く。
GM@CHAOS:総番長室の扉は複雑なパズルを解くことで初めて解放される仕組みになっているが、番長連のメンバーで解ける者がいないため現在は常時解放状態である。
風魔悟:「大きい作戦があるそうだ。それに、エリスと羽石さんの力が必要らしい。」
羽石夏澄:「……大きい、さくせん」
風魔悟:ぎぃ、と扉を開ける。
風魔悟:「エリス、羽石さん。」
エリス・トリオン:「ほらみろ、作戦って言葉にゆるふわ女が拒絶反応示してんぞ。」
風魔悟:エリスの言葉に苦笑しながら二人に振り返る。「アカデミアを頼んだぜ。」
羽石夏澄:こく、と風魔くんに頷きます。
エリス・トリオン:「…………」親指を立て、「てめーが死ぬ気でやれ」下に向ける
エリス・トリオン:では部屋の中に入りましょうか
風魔悟:手を振って二人を見送りつつ、入口に戻っていく。
風魔悟:案内が必要な番長は何人もいるのだ。
GM@CHAOS:部屋の奥、総番長デスクには無道ささきが腰かけている。
羽石夏澄:きゅ、と拳を握りしめて、足を踏み出す。
羽石夏澄:「…ささきせんぱい。羽石です」
GM@CHAOS:キミたちの姿を見ると、彼女はかすかにほほ笑む。その目の下には酷い隈が出来ている。
無道ささき:「夏澄、よく来てくれた」
【高等部三年 番長連総番長 “鉄拳番長” 無道ささき】
エリス・トリオン:「ゴキゲン麗しゅう、総番長殿」
GM@CHAOS:ささきは立ち上がって、羽石さんをハグする。
羽石夏澄:「ひゃ、わっ、せ、せんぱい…」
無道ささき:「……それに生徒会役員、エリス・トリオン。歓迎しよう!」
羽石夏澄:不意打ちだったので少し赤くなってるぞ
エリス・トリオン:「そりゃどーも」
GM@CHAOS:羽石さんの体を離すと、エリスに手を差し出す。包帯の巻かれた手は赤く血がにじんでいる。
エリス・トリオン:右手を差し出す。正確には、霧の中に浮かぶ手袋を。
エリス・トリオン:常に霧化しているのだ。
無道ささき:「……もしかして怪我してるのか」手袋を握りながら言う。
エリス・トリオン:「警戒してるのさ、今はどうあれ、もとは敵地だ」
無道ささき:「なるほどな。いい判断だ」
エリス・トリオン:「ご安心を、あんたよりは重傷じゃあない」
無道ささき:「そうか、ならよかった。今回の作戦は負傷者を戦列に加えられるようなものではないんだ」
羽石夏澄:「…せんぱい…」包帯。滲む血。酷いクマ。視線を思わず落とす。
無道ささき:「よし、じゃあ、早速で悪いけど作戦についての話をさせてもらおう!」
羽石夏澄:「……はい。…羽石夏澄、頑張ります!」
無道ささき:「夏澄。あたしなら大丈夫だ。このぐらいで負けやしなウワッ眠い!いさ」
無道ささき:「うん。その意気だぞ!」
エリス・トリオン:「既に負けそうじゃねーか。眠気に」
羽石夏澄:「いえ、いつもだったら眠いという前に寝てるんですよ…」
無道ささき:「空耳だ、バカもの!」眠気がなくなる薬とラベルに書かれた錠剤をがぶ飲みしながら言う。
エリス・トリオン:「起きろよ、学生」
無道ささき:「静粛に!作戦概要について説明する!」
無道ささき:「……お前たちに集まってもらったのは“フィーネ”という名の、ある少女を確保するためだ」
無道ささき:「風紀委員陣営は既にその少女の確保のために動き出している」
羽石夏澄:「フィーネさん、ですか…?」
羽石夏澄:「え、確保…って…なんだか、おだやかじゃないですね…?」
無道ささき:「ああ。今のところは名前と外見的特徴以外が一切不明。だが、」
無道ささき:「どうやらその少女は先頃アカデミアで起きた爆破テロ事件の重要参考人であるようだ」
エリス・トリオン:「噂のナントカって自称魔術師じゃなく、か?」
無道ささき:「犯人とはまた別、という話だな。なんでも事件についてなんかを知っているらしい」
エリス・トリオン:「ぼんやりしてんな……大丈夫かお前ら」
羽石夏澄:「……んんん……犯人とは別…事件について知ってる…」
羽石夏澄:「なんだか事件の匂いがしますね!」
無道ささき:「いや、情報はまだ不足しているが、我々が動く価値はあるぞ」
エリス・トリオン:「この期に及んで匂いしか感じねえのかてめぇは」
無道ささき:「なぜなら風紀委員どもが既に動き出していることがその証拠だ」
エリス・トリオン:「体制に屈した優等生どもか。最低限、嫌がらせにゃなる、と」
羽石夏澄:「犯人を捕まえれば終わりじゃないってことですよ」
無道ささき:「そう。それに、更生プログラムの施行も、元はといえばあの爆破テロ事件がきっかけだ。事件の真相を明らかにすることができれば学園都市の現状も変えることができるかもしれない」
羽石夏澄:「風紀委員……」ミナちゃんのことを思い出します。
GM@CHAOS:と、そこでささきは室内のモニタに目を向ける。
GM@CHAOS:そこには、学生向けコンテンツの一環として、学長クラインによる挨拶の映像が流れている。
エリス・トリオン:「風紀委員……風魔はこっち。一文字と朝倉は、まああっちについてるだろうな」 ぼそりと小声で
無道ささき:「もちろん風紀委員やあちら側に付いた生徒会とは事を構えることになるだろう。それについては覚悟してもらうしかないな」
クライン・ネバーエンズ:『余はクライン・ネバーエンズ。このオーヴァードアカデミアの学長である』
無道ささき:「……!」
クライン・ネバーエンズ:『更生プログラムは、決して諸君らを害するものではない。施行以来、学内での非行率も急激に低下している』
無道ささき:「クラインめ……!」
エリス・トリオン:「クライン・ネバーエンズ……」
クライン・ネバーエンズ:『オーヴァードアカデミアの発展を、健全で平和な学園生活を、余は切に望むものである』
羽石夏澄:じっ、とモニターの男を見つめる。
羽石夏澄:「健全で、平和」
クライン・ネバーエンズ:『先日のような痛ましい事件を、繰り返してもよいものであろうか。当然、否である!』
羽石夏澄:「……ふふ。」自嘲気味に笑う。
無道ささき:「そんなの束縛と不自由を言い換えただけだ、夏澄」
クライン・ネバーエンズ:『善良なる模範生徒諸君!学園島の秩序を維持するため、諸君ら朋の範たる姿を、そしてあと一息の奮起を、余に示しては貰えないだろうか!』
クライン・ネバーエンズ:『繰り返す。更生プログラムは、決して諸君らを害するものではない――』
エリス・トリオン:「……」先日の事件。霧のままの右腕。倒れた馬鹿と、それを前に固まっていた間抜けを思い出す。
エリス・トリオン:「だ、そうだ。有難い学長殿の言葉だぜ。従った方が良いんじゃねえか?」
エリス・トリオン:からかうように、壁に身を預ける。
無道ささき:「あれじゃあ生徒を支配しているのと一緒だ!あたしはあんなのは認めないぞ!」
羽石夏澄:「…そうですね、とても善意に満ち満ちていて素敵です」肩をすくめて。
羽石夏澄:「その善良さに、息を止められている人のことなんて、どうでもいいんですよね…きっと」
羽石夏澄:「いえ、…生徒だって、認めてないんじゃないでしょうか」
羽石夏澄:唇を噛む。
羽石夏澄:学園島に来る前のことを思い出す。
エリス・トリオン:「話が分かるかと思ったが、そうでもねえ。……ま、現に闘争が起きてる以上」
GM@CHAOS:画面が切り替わり、瓦礫と化した廃ビルとそれに埋もれた鬼の面が映る。更生プログラムの成果として、破壊に成功したディオゲネスクラブの本拠地の一つの様子だ。
エリス・トリオン:「アイツが撒いてるのは毒の水だけだ」
GM@CHAOS:そうしたニュース映像やクラインの演説がモニタでは繰り返し流されている。
エリス・トリオン:「おいおい……」流石にそれには意外そうな笑みを隠せない。
エリス・トリオン:「(商売あがったりじゃねえか、リーダー)」
無道ささき:「こんなものがなんだ!風紀め!まんまとあんなヤツの口車に乗せられやがってー!」
羽石夏澄:埋もれた鬼の面を見て、寂しそうに俯く。
羽石夏澄:「…守るために力を振るうことさえ、許されないんだ」ぽつりと呟く。
無道ささき:「いいか!ヤツら風紀委員陣営に少女を奪われ、事件の証拠を隠滅される前に、必ずこちらが確保するんだ!」
エリス・トリオン:「(つーことはリーダーもあっち側か)」
無道ささき:「ウッ、眠い。だが!」手の甲にナイフを突き刺す。
エリス・トリオン:「ハ。面白くなってきやがった」
無道ささき:「例の少女についてはアカデミアにとって危険な存在だという話も出ているようだが……どこまで真実なのかは不明だ」
エリス・トリオン:「つか、怪我してんのそういう理由かよ!」
エリス・トリオン:「外で診て貰ってこいよ。今ならクソ眼鏡とのセット価格で安くしてもらえんぜ」
羽石夏澄:「うう…ささきせんぱい…私に回復のエフェクトが使えれば…」
無道ささき:「あたしが寝るわけにはいかないからな。他の番長連のみんなを守るためにも……」シリアスな顔をする。
羽石夏澄:「…でも。今することはわかりました。フィーネさんの保護、ですね」
エリス・トリオン:「コメントし辛ぇから話を先に進めんぞ」
エリス・トリオン:「そいつが今どこにいるのかは掴んでんのか?」
無道ささき:「例の少女の居場所については現在捜索中だ。発見し次第お前たちに連絡をするから、他のメンバーたちと合流して向かってほしい」
羽石夏澄:「…わかりました」
無道ささき:「さっきも言ったが、おそらく風紀委員陣営とも戦闘になる可能性が高い。頼んだぞ、お前たち」
羽石夏澄:「………はい」
羽石夏澄:(…わかってる、夏澄。バトルで手を抜くなんて、しない)
エリス・トリオン:「ハ。あァ、安心しとけ。他はともかく、生徒会の奴らなんざ敵になんねぇよ」
無道ささき:「うん。頼もしいぞ、エリス・トリオン」
無道ささき:「あ、それから、これは救援物資だ。風紀委員の倉庫を襲撃して手に入れた。有効に使ってほしい」
羽石夏澄:「……誰であろうと、全力で…戦いますから」
GM@CHAOS:そう言ってささきはキミたちにスペリオルミックスを5つ渡します。
エリス・トリオン:めっちゃ貰った
羽石夏澄:やった
エリス・トリオン:「本格的にゲリラ活動やってんな。次あったら呼べよ」
GM@CHAOS:これはこのシーンで使用可能ですし、ここで登場していないPCも使用したことにして次シーンから効果を適用することができます。
エリス・トリオン:飲みます
羽石夏澄:遠慮なく使います。
エリス・トリオン:馬鹿な。全部俺のものでは
GM@CHAOS:効果重複しねえってルールブックに書いてあんだろ!
羽石夏澄:複雑そうな顔で受け取る。
エリス・トリオン:重複する効果を使っちゃいけないとも書いてない……!
GM@CHAOS:ハッ、そうとは
無道ささき:「よし、それじゃあ、連絡があり次第すぐに出撃できるように準備しておいてくれ」
無道ささき:「あたしは他の番長連のメンバーたちの戦況を確認してこよう」
GM@CHAOS:そう言ってささきは総番長室を出て行く。
無道ささき:「ギャー!何だこの罠は!」
GM@CHAOS:扉の向こうで悲鳴が聞こえて静かになる。
羽石夏澄:「……」
エリス・トリオン:「死んだか。これで戦況は更に泥沼になるな」
羽石夏澄:「…えーと。がんばりましょうね、エリスさん!」
エリス・トリオン:「……ああ。そうだな。てめーの働きに期待してるぜ」
羽石夏澄:「はい!任せてください!」
GM@CHAOS:テーブルの上には作戦の資料が広げられており、詳細なデータは少ないが風紀委員陣営の生徒たちの写真が置かれていたりはする。
エリス・トリオン:具体的には誰とか、誰とか?
エリス・トリオン:「見知った面子ばかりいやがる」
羽石夏澄:その言葉を聞いて、テーブルの上に目をやる。
GM@CHAOS:不鮮明ながらも、生徒会役員の山縣亜鷺やSSランクオーヴァードのロコ・ロコ・ベントゥーラなどの写真が置かれています。
羽石夏澄:息を呑み込む。
GM@CHAOS:アイドル活動が不謹慎だということで、あちこちにモザイクがかけられた衣装姿の夏川ミナの写真もある。
羽石夏澄:「…………」テーブルの上に手を置き。指を立てる。
羽石夏澄:そして、囁くように、
エリス・トリオン:「どうした。親友だの恋人だのでもいたか?」
羽石夏澄:「…大好きですよ、ロコくん。大好きだよ、ミナちゃん。だから」
羽石夏澄:「…楽しく、戦いましょうね。そして、全部終わったら… また、お茶会しましょう」
羽石夏澄:顔を上げて、
羽石夏澄:「まあ、そんなところですね」
羽石夏澄:にっこりと、笑った。
エリス・トリオン:「……ハ、ハハ!」 その表情に、声を上げて笑う。
エリス・トリオン:「いいぜ。腹ァ据わってる奴は嫌いじゃねえ。どっかの馬鹿共に見習わせてやりてえ」
エリス・トリオン:ボボ、と左の掌の中に火花を熾す。
羽石夏澄:「ここまで来たら、やるっきゃないです、全力で」手を組み、腕を伸ばす。
羽石夏澄:「ふふっ」
羽石夏澄:(…だって。私が私でいることを許してくれた人たちだから)
羽石夏澄:(なら、私は、あなたたちが許した私を守る)
羽石夏澄:「それじゃ、行きましょうか。」踵を返し、部屋の出口へと。スカートがはためく。
エリス・トリオン:「ああ、幸い、総番長殿の貴い犠牲のお陰で、道は開いてるだろうしな」
エリス・トリオン:(……せいぜい、目を掛けてやった奴らだ)す、と表情が消える。
エリス・トリオン:(あんまり失望させんなよ、さもなきゃ)
エリス・トリオン:「……きれいさっぱり、俺の手で滅ぼしてやる」
GM@CHAOS:では、キミたちが戦いの場でへと赴いたところでシーン終了!
GM@CHAOS:これでエリスくんと羽石さんのOPは終了!
GM@CHAOS:次からはいよいよミドルフェイズだよ!
エリス・トリオン:ヤッター
羽石夏澄:シナリオロイスは “鉄拳番長”無道ささき 信頼:○/不安/ロイス で取得します!
エリス・トリオン:シナリオロイス  学長/クライン・ネバーエンズ/畏怖/不信:○/ロイス
PC間ロイス   共闘者/羽石夏澄/有為:○/脅威/ロイス    で取得するぜ

GM@CHAOS:了解しました!
GM@CHAOS:ロイスを取り終わったら改めてシーンを終了するよー。

【マスターシーン】

GM@CHAOS:学園島の空に暗雲が立ち込めていた。
GM@CHAOS:黒雲の狭間に浮かび学園都市を睥睨するのは巨大な空中母艦だ。
GM@CHAOS:アカデミアは、永劫に続く闘争の中で一つの終末点へとたどり着いた。
GM@CHAOS:決して行き着いてはいけないその未来へと、行き着いてしまったのだ。
GM@CHAOS:――体制側の生徒たちが鳴らすサイレンの音が響く。
GM@CHAOS:その中を、1人の少女が廃教室に駆け込んでくる。
GM@CHAOS:お淑やかで過尽力げな少女の制服はあちこちが裂けている。
GM@CHAOS:ライフルを下げたその少女は散乱した机と椅子を避けて進み、窓のそばに座り込んだ。
【反逆者 山縣亜鷺】
山縣亜鷺:「……はあっ、はあっ……ここまで来れば……まだ、何とか……」
山縣亜鷺:「逃げ切れていると、いいのですけど」
GM@CHAOS:窓の外を軍用学生ヘリが横切り、サーチライトが教室の中を一瞬だけ照らす。
GM@CHAOS:少女は慌ててしゃがみ込む。
山縣亜鷺:「……っ」体を強張らせ、息を潜める。
GM@CHAOS:プロペラ音が過ぎ去り、少女は安堵の溜め息を吐いた。
山縣亜鷺:「ふう。行ってくれたようですね……」
GM@CHAOS:少女――山縣亜鷺は膝の上に抱えた傷だらけのアルバムを辛そうな表情で見つめる。
山縣亜鷺:「こんな時、あなたが居てくれれば……。一体、どこに行ってしまったのか……」
山縣亜鷺:「支える人も居なくて、支えて貰う人も居なくて。私は、どうすればいいのか……」
山縣亜鷺:「……いえ、亜鷺が弱音を吐いてる場合じゃないですよね」
山縣亜鷺:「まずは皆さんと合流を――」
GM@CHAOS:その時、爆風によって教室の扉が吹き飛ばされる!
GM@CHAOS:体制側の執行部生徒たちが一斉になだれ込んでくる!
山縣亜鷺:「……!」
GM@CHAOS:執行部生徒たちは、少女にライフルを向けて警告する。
執行部生徒:「大人しくしろ。体制に反旗を翻す愚か者め」
山縣亜鷺:「もう、追いついてくるなんて……!」
執行部生徒:「投降するならばよし。さもなければ、」
執行部生徒:「ここで始末させてもらう」
山縣亜鷺:「どちらにせよ、行き先は変わらないんでしょう!でも」
山縣亜鷺:「私はまだ、やることがあるんです。こんなところで、やられません……!」
執行部生徒:「撃て!」
GM@CHAOS:少女はライフルに手をかけるが、それよりも早く執行部生徒たちが発砲する!
GM@CHAOS:数発の銃声が廃教室に響く。
GM@CHAOS:少女の手からアルバムが落ちて開き、楽しげな数人の男女が映る写真の上に飛び散った血が跳ねた。

GM@CHAOS:――校舎屋上。
GM@CHAOS:崩れかかった屋根に、欠けた月の光が注ぐ。
GM@CHAOS:日本刀を下げた学ラン姿の少女が、マントを翻しながら歩を進めていた。
GM@CHAOS:その姿を認めると、執行部生徒たちは檻を開け放って撤退する。
GM@CHAOS:檻の中から現れたのは紅い単眼だけをぎらつかせる人型をした触手の塊だ。体は端から崩壊して輝く粒子へと変じている。
若槻かずさ:「GRRRRRRRR……!」
【特別調整体一号】
GM@CHAOS:学帽の少女はそれを見ると強く唇を噛む。
若槻常陸:「……っ」
若槻常陸:「……かずさ」
GM@CHAOS:少女は怪物を睨んだまま懐から仮面を取り出す。縦半分に割れた獣の意匠の面だ。
GM@CHAOS:少女は自らの端正な顔をその醜い獣の面で覆った。
【牡羊座の仮面 若槻常陸】
若槻常陸:「来て、アリエス。――かずさ。今、楽にしてあげるからね」
GM@CHAOS:急激に増幅されたレネゲイドが空に渦巻く!
GM@CHAOS:日本刀を抜き放った少女は触手の怪物へと突っ込む!
若槻かずさ:「ARGHHHHHHHHHH!!」
GM@CHAOS:怪物は二本の触手をハサミのように変形させるとそれを迎撃した!
GM@CHAOS:白刃と黒の触手が月夜に交差する!

GM@CHAOS:――UGN本部の独房。清潔なベッドの上で、ゴスロリ拘束衣の少女が目を覚ました。
GM@CHAOS:少女は白い肌に脂汗を流し、磁器人形のような瞳も大きく見開かれている。
天龍寺マヤカ:「……暗黒の未来が近付いている」
GM@CHAOS:少女は起き上がると独房の壁へと向かう。
【元ディオゲネスクラブ 元山羊座の仮面 趣味:占い 天龍寺マヤカ】
天龍寺マヤカ:「アカデミアに向かわなければ」
GM@CHAOS:少女の姿が消え、再び現れる。
天龍寺マヤカ:「一刻も早く。彼らに伝える必要がある」(消える)
天龍寺マヤカ:「このままでは取り返しのつかないことになる」(壁にぶつかる)
天龍寺マヤカ:「そうなる前に早く」(消える)
天龍寺マヤカ:「世界が最悪の結末を迎えないように」(壁にぶつかる)
天龍寺マヤカ:「なんとしてでも」(消える)
天龍寺マヤカ:「なんとしてでも……固いなぁ、これ」(壁にぶつかる)
天龍寺マヤカ:「固いよ、これ」(消える)
天龍寺マヤカ:「ウーン、無理」(現れる)
GM@CHAOS:サクッと諦めた少女は祈るように手を組んで斜め上を見上げる。
天龍寺マヤカ:「いいえ。彼らを信じましょう」
天龍寺マヤカ:「彼らならばきっと、悪しき未来から世界を守ってくれる……!」
天龍寺マヤカ:「やることないなぁ。占いでもしよっと」
天龍寺マヤカ:「おっ、大吉」
天龍寺マヤカ:「あっ、また大吉」
天龍寺マヤカ:「楽しいなぁ、これ。楽しい」
天龍寺マヤカ:「ウヘヘヘヘヘ……」
GM@CHAOS:独房の扉の外を、ストレッチャーを運ぶUGNエージェントたちが慌てた様子で駆けていく。
GM@CHAOS:ストレッチャーの上に寝かせられているのは生徒会長・雲雀宏一だ。
UGNエージェント:「患者の容体は依然危険なままだ!至急、手術の準備を!」
UGNエージェント:「クライン議長からの報告は!?オーヴァードアカデミアでいったい何が起きている!」
GM@CHAOS:ストレッチャーの上で雲雀はただ苦しげな声をあげるのみだった。

【LAW/ミドルフェイズ1:開始イベント】

GM@LAW:ミドルフェイズ1に入ります。
ロコロコ:シューッシュッシュ!
GM@LAW:PCは全員登場して下さい。なお、前述の通り、
GM@LAW:スペリオルミックスについては、全員適用状態で開始して構いません。
ロコロコ:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 3[3]+39 → 42

滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+3(1D10->3)した (侵蝕率:40->43)
夏川ミナ:ほほー!
滝瑞果:コピペで失礼するぜ!
滝瑞果:あっじゃあ42です
ロコロコ:おっと!じゃあ-1で41だぜ!
朝倉侑生:1d10+31-1
DoubleCross : (1D10+31-1) → 1[1]+31-1 → 31

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+4(1d10-1->5-1)した(侵蝕率:45->49)
芙蓉堂太一:36+1d10-1
DoubleCross : (36+1D10-1) → 36+3[3]-1 → 38

朝倉侑生:下限1なので現在侵蝕率32です。
夏川ミナ:ジュースおいしい
GM@LAW:【風紀委員会 詰所】
GM@LAW:あなたたち5人は、ここに集められています。
ロコロコ:ぎゅうぎゅう
GM@LAW:清潔ながら殺風景な部屋だ。以前転がっていたビーちゃん人形などかけらもないし、
GM@LAW:当然、胡乱なトラップなぞあるはずもない健全な建屋だ。
夏川ミナ:何か飲み物が入ったポットとかもない……?お茶とか……
GM@LAW:経口補水液とレーションは好きに取れます。
夏川ミナ:軍隊じゃん
GM@LAW:なお、名目上は、生徒会と風紀委員会は運営委員会の直轄組織という扱いであり、
GM@LAW:まとめて風紀維持機能としての運用がなされています。
夏川ミナ:「どうぞ」 とりあえず、経口補水液の500mlペットボトルを皆さんに配ってます。1年生。下っ端だ。
ロコロコ:じゃあ僕はレーションを配ろうかな。同じ一年生だし。
ベアトリス・ハックマン:「作戦概要については連絡の通りだ。偵察委員からの報告次第、現場に急行する準備を整えておけ」
芙蓉堂太一:「どうも、ありがとう」受け取る。似合わない眼鏡をかけて優等生然としつつも、少し緊張している。
ロコロコ:個包装が無地で寂しいので『SSランク』とサインしてから渡すよ。
滝瑞果:全然気にせず飲んでます。レーションもパクパク食べてる。
滝瑞果:「おいしーい」
朝倉侑生:「お水おいしーい」
芙蓉堂太一:(……まさか僕が風紀に駆り出されるとは思わなかったな)周りの生徒の様子を観察している。
夏川ミナ:「番長連との戦闘可能性。そういうことですね」 レーションは食べずに胸ポケットにしまう。
朝倉侑生:中等部生だけど何も気にせず、ニコニコしながら椅子に座っています。
ベアトリス・ハックマン:「そういうことだ。こちらからもバックアップはかける。戦力を割けないのが痛いところだが」
ベアトリス・ハックマン:「具体的には、私がNPC効果を保有している。具申があればその時に一つを選択し要請しろ」
夏川ミナ:「NPC効果」
夏川ミナ:目をパチクリさせる。
ロコロコ:「よいしょ。戦力が少ない?さっき居た、沢山の風紀委員の子たちは来れないのかな。残念。」
GM@LAW:ベアトリス・ハックマンは、NPC効果を保有しています。シナリオ中一回、使用することが可能です。
GM@LAW:効果は以下の3つから一つ選択。いつでも使用可能です。
「・チームの全員のHPを最大まで回復する」
「・チームの全員の侵蝕率をマイナス10する」
「・任意のイベントキーワード1つを入手する」
GM@LAW:イベントキーワードについては後述します。
ベアトリス・ハックマン:「ここのところ、番長連の動きも活発になっている。そちらの押さえを減らすわけにもいかん」
ロコロコ:「なるほど。あちこちで騒いでるみたいだし、仕方ないか。単位とか大丈夫なのかなあ。」
夏川ミナ:「番長連……」
滝瑞果:「……ロコロコこそ」経口補水液を飲みながら。
滝瑞果:「大丈夫?」
夏川ミナ:「滝さん?」 滝さんとロコロコくんを交互に見る。
ロコロコ:「ん?何がだい滝先輩。単位なら平気だよ。なにせ僕はSSランクで、プログラムにちゃんと従ってるからね。」
ベアトリス・ハックマン:「……無線か。こちら“サイレントノイズ”……了解した。すぐに向かわせる」
滝瑞果:「……や」立ち上がる。
ロコロコ:「ほら、髪型も変えたし。今回の活動も単位には影響でないって言われてるからさ。」
滝瑞果:「ロコロコは、こういうとこには出てこないと思ってたから、意外でさ」
ベアトリス・ハックマン:「港湾部で、例の少女が発見されたと報告が入った。総員、速やかに現場に急行、目標を確保しろ」
芙蓉堂太一:「ああ、見つかったのか。じゃあ探しに行かなきゃね」また前みたいにふわふわしてるのかなあ、と思いながら。
GM@LAW:ということで、出撃準備なり駆けつけたりしながら歓談下さい。
ロコロコ:「はは!たしかに。僕も出るつもりはなかったんだけど。」
朝倉侑生:「ねーねー。ねーねーねーねー」太一くんの袖を引っ張る。
芙蓉堂太一:「ん、んん?」
朝倉侑生:「あそこの人誰?」ロコくんを指差してこそこそ聞きます。
ロコロコ:「滝先輩も夏川君も大変になりそうだからね。ちょっと助けてあげようかと思って。」
芙蓉堂太一:「ああ、ロコロコくんね。彼は凄いよ。なんせSSランクだ」小声で。
夏川ミナ:「(そう、SSランクのすごい人と私は友達なのです)」内心自慢しながらノートパソコンのキーを叩く。
夏川ミナ:「港湾部の情報が錯綜しています。今ポイントを絞り込んでいますので、皆さんは少々お待ちを」
芙蓉堂太一:「僕もサポーターだから近いけど、彼の力にはちょっとかなわないなあ」
朝倉侑生:「へー。太一くんがそんなに素直に認めるなんて、よっぽどすごいんだねー」フムフムとうなずく。
ロコロコ:「それを言うなら、滝先輩のほうが心配だよ。こんな状況じゃ、女の子に声もかけられないじゃない。突然限界が来て、襲いかかったりしないかい?」
滝瑞果:「……ふ、何言ってんだよロコロコ。あたしを誰だと思ってる」
滝瑞果:「マジなところとマジじゃないとこは、ちゃんと線引きしてるさ……」左腕の“周転円”が瞬く。
ロコロコ:「そっか。じゃあ尚更助けなくちゃだね。」
芙蓉堂太一:(……というか、錚々たるメンバーだな、ここ)周りを見渡しながら。
朝倉侑生:「………」唇を尖らせる。
夏川ミナ:「でも、心配ですよ」 ぴたりと手を止める。
夏川ミナ:「滝さんもケガをされてました」
夏川ミナ:「お怪我は大丈夫ですか、滝さん。コンディションが万全になるまではこちらでお休み頂いても」
滝瑞果:「え?いやいや、こんなのケガの内に入んないって?」
滝瑞果:「もーミナちゃんったら、可愛いんだからっ!」抱きつく。
芙蓉堂太一:「朝倉くんに夏川さんは一緒に戦ったことがあるし、生徒会からは滝さん。で、SSランクのロコロコくん、と」
夏川ミナ:「う、わ」 抱きつかれる。
芙蓉堂太一:「うーん、これはサポートしがいがあるねえ」
朝倉侑生:「でもさ。これちょっと、ボクら置いてけぼりじゃない?」
夏川ミナ:「そ、そう……そうです」 赤面しながら《ウサギの耳》で侑生くんのボヤきを聞きつけている。
芙蓉堂太一:「なら自己紹介しに行けばいいんじゃない?」立ち上がる。
夏川ミナ:「チームとして……自己紹介。自己紹介が必要ではないでしょうか?」
朝倉侑生:「そーだよー」経口水をブンブン振ります。「ボクらは仲間に入れてほしーなっ」
ロコロコ:「おっと。そうだね。じゃあ僕から行こうか。」と手を上げて
滝瑞果:「でも、侑生くんはあたしなんかより全然有名じゃーん。よっ天才子役!」囃し立てます。
滝瑞果:ミナちゃんからはもう手を離して、椅子に座っている。
朝倉侑生:「えっ、んー、まあ…そうとも言うけど~?えへへ」喜んでいます。
ロコロコ:「ロコロコ・ベントゥーラだよ。一年生。普段はフリーだけど、伝手があってこっちに来てる。」
ロコロコ:「ちなみにランクはSSランクだよ。かくいう僕もなかなかの有名人……っておーい。聞いてるー?」と朝倉くんに手を振りながら。
夏川ミナ:自己紹介に合わせ、みんなに見えるようにノートパソコンにロコロコ君のプロフィールを表示している。
夏川ミナ:【ロコロコ・ベントゥーラ】【広域戦略支援型】【SSランク】【出力:極めて高い】
朝倉侑生:「ん?うーん、…これからたくさん知るからね、ロコくん★」ウインク。
滝瑞果:「ばきゅーん!うわぁ~っ!」ロコロコの横で勝手に倒れたりします。
芙蓉堂太一:「よっ、さすがー」ぱちぱち拍手していたり。
ロコロコ:「はっはっは!朝倉くんは夏川くんと知り合いかな?で、滝先輩と仲良し。」
朝倉侑生:「そー。ここの芙蓉堂太一くんも、ボクとミナちゃんの友達ー」
夏川ミナ:「はい。朝倉侑生には色々とお世話になって……滝さんと?」
滝瑞果:「芙蓉堂も有名だもんなあ。知り合い多いし」
芙蓉堂太一:「あ、ども。芙蓉堂太一です。情報屋……はまあ、お休み中だけど。みんなのことはだいたい知ってる」
朝倉侑生:「こないだ仲良くなったんだよね~」ミナちゃんにこそこそする。
芙蓉堂太一:「ふふー。人脈には自信あるよ。あとサポートね」
ロコロコ:「へえ。芙蓉堂……先輩?も有名な人なんだね。なんだか僕だけ取り残されてる気がするなあ。」
滝瑞果:「……ミナちゃんは?」
夏川ミナ:「いつのまに……」
夏川ミナ:【芙蓉堂太一】【戦術支援型】【Aランクサポーター】【出力:中、射程・行動速度に優れる】
滝瑞果:「っていうか、さっきから……なんか!」
夏川ミナ:「?」
滝瑞果:「皆と知り合いっぽい感じ出してない!ミナちゃん!」
滝瑞果:指差す。
滝瑞果:「あたしの見てない間に……いつの間に!」
ロコロコ:「たしかに。もしかして全員と知り合い?」
芙蓉堂太一:「そういやそうだよね。この子なんだかんだ顔が広いんだ」
夏川ミナ:「あ、はい、ええと」
朝倉侑生:「超意外だねえ」
夏川ミナ:「そうですね。考えてみると、全員お知り合いでした」
夏川ミナ:「ええと……夏川ミナです。風紀委員を勤めていて……それで、クリームソーダが好きで……」 今更自己紹介する。
滝瑞果:「はー……ロコロコよぉ」
滝瑞果:片手で目を覆ってロコロコに寄りかかります。
滝瑞果:「あたしゃ嬉しいよ」
ロコロコ:「ふふ。たしかに。」
滝瑞果:「あのミナちゃんがなあ。こんなに友達が多くなって」実際保護者視点なのだ!
夏川ミナ:「そう、そうなのです。アイドルにもなりました」
朝倉侑生:「ずるい」
夏川ミナ:「私も、いっぱいアカデミアで成長したのです」
滝瑞果:「買ったよ~~!アルバム3つ買ったよ!!!!」
滝瑞果:「1つはジャケット写真舐めすぎてとてもお見せできる状態じゃなくなってるからね……」
芙蓉堂太一:「ああ、あの時はいろいろと稼が……楽しませてもらったね」
ロコロコ:「大きくなったものだよねえ。そう、それにアイドル。僕も買ったよ。握手会には、ちょっと恥ずかしくていけなかったけどね。」
滝瑞果:「自慢じゃないがね……フフ……」
夏川ミナ:「おお」
夏川ミナ:てれてれと笑顔を見せる。
夏川ミナ:「それは……その、非常に嬉しいです。滝さんは憧れの人ですから」
夏川ミナ:「憧れの人に成長を見ていただけるというのは……とても。はい。」
滝瑞果:「ヘヘ……もっと見てもらいたいと思わないかい……おっと」
滝瑞果:レーションで自分の口をふさぐ。
滝瑞果:(侑生くんの)(紹介して)手振りで示す。
朝倉侑生:「なんでボクを差し置いて……ボクのがずっと言ってたのに…何故…」隅でふてくされてる。
芙蓉堂太一:「朝倉くんはさー、じゃあ今回の任務がんばればいいんじゃないの?」
夏川ミナ:「はっ」 侑生君が不満そうなのを見て、あわてて侑生君のデータを表示する。
朝倉侑生:「んー、そーーなんだけど、それはそれでこれはこれなのー!」
芙蓉堂太一:「結構重要って話じゃん。クリアしたらきっとポイント稼げるよー。有名人よー」
夏川ミナ:【朝倉侑生】【広域殲滅型】【Aランクアタッカー】【出力:高、有効射程距離:極めて広い】【ルックス良し】
芙蓉堂太一:「その辺の感覚、よくわかんないんだよねー。まあ、僕はせいぜい優等生させてもらいますけど」
夏川ミナ:「そうですよ、朝倉侑生。今回の任務をクリアすれば、このデータに“アカデミア1の有名人”も加わりますよ」
朝倉侑生:「太一くんが優等生なのもよくわかんないけど~。…んむむ」
朝倉侑生:「…じゃーっ、ぜーったい、皆で任務クリアだよ~!」
滝瑞果:「……そうだね」口の端で笑う。
ロコロコ:「そうだね。皆でアカデミア1位タイの有名人になろうじゃない。」
芙蓉堂太一:「オッケー」ふとフィーネの笑顔を思い出す。勝手に道具にしているようで、少し心が痛む。
夏川ミナ:「承知しました」 言いながら、ノートPCに滝さんのデータも出している。
夏川ミナ:【滝瑞果】【高精度射撃型】【Aランクスペシャリスト】【行動阻害力が極めて高い】【投獄経験あり】
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:【滝瑞果】【高精度射撃型】【Aランクスペシャリスト】【行動阻害力が極めて高い】
夏川ミナ:「滝さん、ロコロコさんと組むのは久しぶりです。どうぞよろしくお願いします」
滝瑞果:「はっはっはっは」投獄経験者
朝倉侑生:「ボクらは初めてだから、よりよろしく★」太一くんの腕に自分の腕を絡めながら。
ロコロコ:「うん。よろしく。……さて。」
ロコロコ:「そろそろ時間かな。」
GM@LAW:チャイムが鳴り響く。出撃命令の合図。
夏川ミナ:「……。」 腰も重く立ち上がる。
ロコロコ:「さて、じゃあ規則通りに。やっていこうか。」
GM@LAW:では、そろそろ場面を移しましょう。

【CHAOS/ミドルフェイズ1:開始イベント】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:ここからはミドルフェイズに入ります。
GM@CHAOS:PCは全員登場です。
霧灯夢二:よし!出ます!
平賀迅:1d10-1
DoubleCross : (1D10-1) → 5[5]-1 → 4

柳武歩:おうさ。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:39->48)
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:50->55) ひく1!
エリス・トリオン:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 10[10]+38 → 48

平賀迅:50->54
霧灯夢二:あ、もうスペリオルミックスの効果を適用しててもいいでしょうか
柳武歩:1d10+46-1
DoubleCross : (1D10+46-1) → 9[9]+46-1 → 54

エリス・トリオン:うわ。ひく1。
霧灯夢二:まだ飲んでないからダメかな
GM@CHAOS:あ、前回のシーンで言ったとおり
GM@CHAOS:皆さんも全員スペリオルミックスの効果を適用した状態で登場して大丈夫です!
霧灯夢二:わかりました。ではここから-1して現在47です。
柳武歩:羽石さんと平賀君と歩が54、霧灯君47、エリス君47
GM@CHAOS:ちょい離れてますな。
GM@CHAOS:キミたち5人は番長連のアジトにいます。
羽石夏澄:アジト!
エリス・トリオン:OPでいた場所?
GM@CHAOS:ですね。
平賀迅:私もあの後番長連の庇護下に入れたって事で良いんですね。なんか働くよう言われたりはするんでしょうか
GM@CHAOS:いつもの番長連の詰め所です。
GM@CHAOS:平賀くんや歩ちゃん、夢二くんもあの後で番長連陣営に合流し
GM@CHAOS:今回の作戦任務の一員として参加することになりました
エリス・トリオン:じゃあ近くの棚の上に腰掛けてなんか不参入ムーヴしてます
GM@CHAOS:作戦概要については既に聞いていることにしてもらって構いません。
平賀迅:一宿一飯のというやつだな。断れまいし断るまい
平賀迅:承知しました
羽石夏澄:手を後ろで組んでぶらぶらさせてます
エリス・トリオン:皮肉げな笑みは絶やしていないが、まあ視線は平賀君に向いている
霧灯夢二:「………」フィーネ、と手帳に書いて押し黙っている。
平賀迅:腕を浅く組んで目を閉じ、壁に背を預けている。指で自分の腕を叩きつつ
GM@CHAOS:トランシーバーを耳にしていた無道ささきは慌てたような声を出す。
無道ささき:「むむむ」
無道ささき:「アカデミアの港で例のフィーネとかいう少女が見つかったらしい!」
柳武歩:「霧灯が会ったって子か」
無道ささき:「ああ、そうだ。全員すぐにそちらに向かってくれ!平賀や柳武も頼んだぞ!」
霧灯夢二:「……そうだ。まさかこんな形で関わってくるとはな。」
羽石夏澄:「フィーネさん。今回の…手がかりを持ってる子、ですね」
羽石夏澄:そんなことを言いながら、他のメンバーの顔を眺めている。
平賀迅:「頼まれた。匿ってもらた恩は返すとも」
霧灯夢二:「ふむ……了解した。俺としてもその少女に些か興味がある。」
エリス・トリオン:「てめーは待機か? 総番長殿」
無道ささき:「あたしは他の隊への指示出しもあるからな。でも、協力はするぞ!」
GM@CHAOS:というわけで、このシナリオを通してキミたちは無道ささきのNPC効果をシナリオ中一回まで使用することができます。
エリス・トリオン:ほう
羽石夏澄:おー
柳武歩:ふむ
GM@CHAOS:効果は次のとおり
「・チームの全員のHPを最大まで回復する」
「・チームの全員の侵蝕率をマイナス10する」
「・任意のイベントキーワード1つを入手する」
GM@CHAOS:この三つのうちから一つ選んで好きなタイミングで使用可能です
霧灯夢二:うおー、どれも重要そうだ。
柳武歩:ウワー迷う
平賀迅:イベントキーワードか……
エリス・トリオン:なるべく三つ目に使いたいなあ
平賀迅:PvP要素っぽいな
GM@CHAOS:最後のイベントキーワードというものについては次のシーンで改めて説明したいと思います
霧灯夢二:はーい
柳武歩:了解です
平賀迅:ウス
エリス・トリオン:「そうかい。せいぜい期待させてもらうぜ」
GM@CHAOS:というわけでキミたちは出動する準備をしながら好きに話したりするとよいだろう。
柳武歩:(なんか見た目フワフワしてんな…ホントに番長なのかよ、この子)羽石さんと目が合って曖昧に笑う。
羽石夏澄:目があった柳武さんに、ふわりと笑いかける。
羽石夏澄:バックに花とかが舞う感じで。
柳武歩:「うおっ、まぶしい」
平賀迅:「なんだ、歩。いきなり素っ頓狂な声を出して」
柳武歩:「あ、いや別に……ちょっと力の差を感じて」
羽石夏澄:とてとてと柳武さんの方に歩いていきます。
羽石夏澄:「えっと、ちゃんと挨拶してませんでしたよねっ。こんにちは!羽石夏澄です!」ぺこりとお辞儀をする。
柳武歩:「あ、おう。二年の柳武歩だ。よろしく」
羽石夏澄:「二年!あ、じゃあ、せんぱいさんですね!やなたけせんぱい、よろしくお願いします!」
霧灯夢二:(エリス・トリオン…生徒会役員に、羽石夏澄…番長の一人か。)
平賀迅:壁から背を離し、隅のガラクタ置き場めいた所に突っ込まれていた武器を一つ手に取る
エリス・トリオン:「そこの賞金首を仲間に加えるにゃ、俺はまだ反対なんだ」
平賀迅:「私か? いい加減言い飽きたが、私はやってない。濡れ衣なんだ……賞金首ってのは事実だが」 エリスくんに
柳武歩:「エリスの言う事は気にすんなよ。こいつはいちいち棘のある言い方すんだ」と、平賀くんに
エリス・トリオン:「んなこと知るかよ。どちらにしろテメーは今、注目度ナンバー1だ」
エリス・トリオン:「餌だの囮だの、他に有効な使い道があんだろうが」
エリス・トリオン:「元会長の使いっパシリは黙ってろ。つーか、なんでテメーがこっちにいるんだよ?」
柳武歩:「それこそこっちの台詞だっつの。生徒会はどうしたんだよ」露骨に眉をしかめる。
エリス・トリオン:「役に立たねえから置いてきたんだよ」
羽石夏澄:そして、平賀くんの方も見て、こて、と首を傾げます。
霧灯夢二:「餌に使うには少し獰猛すぎるさ。」
平賀迅:「フフ、確かにそうだがね。夢ニの言うとおり、餌や囮にするには私はちょっと手強いからな?」
霧灯夢二:「失礼、紹介が遅れた。霧灯夢二、編集部部長だ。」
平賀迅:「私の機動力を知っていれば、ただ隙を晒した私を見て無神経に手を伸ばすような事はしないだろう。そして私の事を、風紀が知らない訳がない――」
羽石夏澄:挨拶を聞いて、くる、と体ごと回転して霧灯くんの方を向いて、お辞儀をする。ほんの少しスカートが浮く。
平賀迅:「……よし、よし。ちゃんと動きそうだ。闇デリバリー部にコネがあって助かった。とりあえず荒事もやっていける」
エリス・トリオン:「……チッ。魔術師だの魔法使いだの名乗る奴は、どうしてこうもいけすかねえかな」
霧灯夢二:「お前には何もかもがいけ好かないように見えてるのか?エリス先輩。」
平賀迅:「おっと、定番の前口上、知ってもらえていて嬉しいね、エリス・トリオン。……そちらのお嬢さんは、改めて。平賀。平賀迅だ。魔術師をやっている。今は指名手配犯」 今度は夏澄ちゃんに向けて
平賀迅:「あとは高校生だったり、私刑屋だったり、温泉掘りだったり……」
羽石夏澄:「はいっ!平賀さん!お噂はかねがねっ」
平賀迅:「噂。……噂か。とりあえず生徒会長はやってない事だけは明言しておこう。よろしく」
霧灯夢二:「今からは協同して動くんだ。棘のある言動は控えた方がいいと思うがね。」腕を組んで呆れたように
霧灯夢二:「今後のためにも」
柳武歩:「霧灯は分かってるな~。頼りになるぜ」ここぞとばかりに味方する。
エリス・トリオン:「あァん? ガキが生意気なこと言ってんじゃねえよ……例のガキの目撃者だったか?」
エリス・トリオン:「編集部? 非戦闘員は引っ込んでた方が良いぜ」
羽石夏澄:「んーーー…」トゲトゲした雰囲気の面々を見て
羽石夏澄:「あの、みなさん、ですね。こういう時は思い切ってやっちゃうのがいいと思うんですよ」
羽石夏澄:人差し指をぴん!と立てて。
平賀迅:「やる?」
霧灯夢二:「……」言い返そうとしたところで口をつぐむ
羽石夏澄:「はい!こう、思いっきり力の限り!ぜーんぶさらけ出してぶつかり合うのがいいです!」軽くシャドーボクシングをしながら
柳武歩:「羽石は……けっこう、見た目より大胆なのな。気が合いそうだ」くすりと笑って肩をすくめる。
エリス・トリオン:「…………」 呆れたように唇の端を歪める。
霧灯夢二:「……仲裁したいのかケンカを助長したいのかどっちなんだ。」手を額に付け、ため息を吐く。
柳武歩:「力向ける先は、とりあえず港?だっけか。そっちにしねーとな」
エリス・トリオン:「一番危険思想なのはテメーじゃねえか」
平賀迅:「フフ、つまり、こうだろう? 河原で殴り合って、倒れると……なぜか友情が芽生える!」
柳武歩:「マンガか!」
霧灯夢二:「平賀、今度は何を読んだ。」
羽石夏澄:「そう!それです!」ズビシ!と平賀くんに人差し指を向けて同意を示す!
平賀迅:「ほら、見ろ! 私が正しい」 歩と夢ニに軽くドヤる
柳武歩:「通じちまったよ…」頭を抱える
平賀迅:「しかし今はリソース配分の面で賛同はしかねるな。いがみ合う事と同程度にはね」 ベルトに高速振動ブレードを固定しつつ
柳武歩:「りそうす」
平賀迅:「エネルギーとかそういうの」
柳武歩:「おお、それか」
羽石夏澄:「あ、とんかつにかけるやつじゃないんですね」
柳武歩:「間違えるよなー」うんうんうなずく。
エリス・トリオン:「この建物をふっ飛ばす気か。……つか、なんだこの空気」
平賀迅:「ウスターソース。ちなみにソイソース……しょうゆも合うぞ」
霧灯夢二:「そう、喧嘩で友情を芽生えさせるのもいいが、とりあえずそのエネルギーを港のように向けてもらわないとな。」
羽石夏澄:「おおー」
霧灯夢二:「こういう空気は、合わないか?」エリスくんに
羽石夏澄:「今度ためしてみます!」「…それで、そうか、港ですね!」
エリス・トリオン:「……足手纏いにさえならなきゃ、文句はねえよ」
平賀迅:「そう、ピリピリするのは現地についてからで良いって事だ。人間、やる時だけやればいい。少なくともここは安全だし」
柳武歩:「っしゃ。そうと決まったら行くか」
エリス・トリオン:「だが、……俺は、もう二度と、日和る気はねえ」
霧灯夢二:「……。」エリスくんの瞳に宿る危険な光を見る。
羽石夏澄:「………」首を少しかしげてエリスくんをじっと見ます。
柳武歩:「ふーん」腕組みして溜息をつく。
エリス・トリオン:一瞬、翳らせた瞳を前髪で隠す。「……準備は出来たんなら、さっさと行くぞ」
平賀迅:「……そうか、つまり」 馴れ馴れしくエリスくんに歩み寄り、肩を叩く
平賀迅:「言うだけ頼れるって事だな! 喜ばしい!」
エリス・トリオン:「想像以上にウゼェな! なんだテメェ!」
エリス・トリオン:組まれた肩を振り払う。
柳武歩:「はっは。一本取られてやんの」
羽石夏澄:「……ふふー」
平賀迅:「知ってるだろう。魔術師、平賀迅。アカデミア高等部一年。私刑屋」
平賀迅:「そして今は指名手配犯だ」
羽石夏澄:「…うん、なんか、平賀さんははんにんじゃない気がしますね」
平賀迅:「……正直、番長連に恩義はあれど肩入れするつもりはない。だがそのフィーネって娘が真実の糸口であるなら」
柳武歩:「だろ?」
平賀迅:「それを得るために頼れる何だって頼るさ。トゲトゲしい先輩だろうとね」
平賀迅:懲りずに今度は背を叩く
エリス・トリオン:「……後輩かよ! いいから触んな! ビリビリすんだよテメェ!」
エリス・トリオン:「でけえタッパしやがって……!」
平賀迅:「おや、エリス先輩殿は敏感肌だったか。……いや、エフェクトのせいかね。まあいい」 くつくつ笑いながら離れて
羽石夏澄:「はい。なんか、私、大丈夫そうな気がしてきました」
平賀迅:「ああ、ちなみに私は先輩とか後輩とか気にしないので、そちらも気にしなくて良いからな」
柳武歩:「エリスおめー、こん中で二年は俺とお前だけなんだからな。度量広いとこ見せろや」
柳武歩:おまけのように背中の同じ箇所を叩く。
エリス・トリオン:「使いっぱ女も黙ってろ! なんだテメェら! 知り合いか!」
羽石夏澄:くすくすと笑っている。
平賀迅:「ああ、歩は頼れる友人だ。そう、こちらでも私は先輩とか後輩とか気にしていないぞ。度量の広さ!」
霧灯夢二:「残念ながら平賀と柳武と俺は知り合いだよ、エリス先輩。」わざとらしく先輩を強調する。
柳武歩:「……まあ、色々あってな」ちょっとさびしそうな表情で応じる。
エリス・トリオン:「なんだそりゃ……訳分からねえ繋がりしやがって」
平賀迅:「そう、夢ニと歩とは、前に事件があって、それでね。二人が頼れるのも私は保証しよう。だからエリス大先輩と、夏澄か。安心して頼ると良い。私も頼る」
エリス・トリオン:「まさか、そこのふわふわ女も顔見知りとか言わねえだろうな」
羽石夏澄:「はい、頼らせていただきますっ!戦うの以外は私、からきしですから!」
エリス・トリオン:「そこは違うのかよ……」
柳武歩:「羽石は初だよ…でもなんか、すぐ仲良くなれそうな感じだな」
霧灯夢二:「さてさて。自己紹介が終わったところで、行くとするか。」
霧灯夢二:スケッチブックを取り出す。
平賀迅:「そうしよう。この人数なら足だな。さて、何事もなく確保できれば良いんだが」
羽石夏澄:「はいっ!みなさん、よろしくお願いしますね?」両手を広げてくるりと1回転する。
エリス・トリオン:「邪魔する奴は、全員消し飛ばす」
柳武歩:「おっと、そうだ、急ぐんだった」こちらもみんなと一緒に部屋を出よう。
エリス・トリオン:生徒会と、Sランクディフェンダーのバッジをきらめかせながら
GM@CHAOS:では、この場面はここまでにして、全員で港へと向かうことにしましょう。
平賀迅:しましょう
柳武歩:ラジャー
霧灯夢二:OK!
羽石夏澄:はーい!
エリス・トリオン:OK

【開始イベント/ミドルフェイズ1】

GM@CHAOS:チームにもたらされた報告のとおりに、アカデミアの港にはターゲットの少女の姿があった。
GM@CHAOS:港には学園島と本土を繋ぐ連絡船や豪華客船(修理中)が停泊しており、目標であるフィーネは船を見上げるようにして立っている。
GM@CHAOS:そして、彼女を挟むようにしてキミたちと対峙する別の組織の人間たちがいた。
フィーネ:「うわーっ大きい!これがフネ?いっぱいある!あ、あれ一番おっきい!」
フィーネ:「あれ、でも壊れてる?一番おっきいのに!おもしろーい!」スケッチブックに筆を走らす。
夏川ミナ:「ターゲットを確認。それと」
エリス・トリオン:「――あれがターゲットかァ?」
芙蓉堂太一:「……フィーネ」
夏川ミナ:「――エンカウント。番長連グループを確認しました」
ロコロコ:「わ。出会っちゃったねえ。」
羽石夏澄:「はい。見つけちゃいましたね。うん。…ふふ」
滝瑞果:「エリス……!」フィーネではなく、その向こうを見ている。歯ぎしりする。
霧灯夢二:「フィーネと…ミナ?生徒会役員まで。」
フィーネ:「あ、人!ねえ、ねえ、あなたたちは……あ、」
フィーネ:「タイチ!ユメジも!」両手を振る。
フィーネ:「こんなところでどうしたの?人もいっぱいいるし……」
エリス・トリオン:「ったく……どっかで見た顔がゾロゾロと」
柳武歩:「げ、滝……つか、夏川チャン……来てんのか」平賀迅を気にする。
平賀迅:「……あと数十秒早かったら、か」 バツ悪そうにLAWの面々を確かめる。一瞬ミナちゃんで視線が止まり、少し眉をひそめ
ロコロコ:「やっほー。羽石さーん。元気かーい?」
ロコロコ:と、羽石さんに手を振る
芙蓉堂太一:「羽石さんに霧灯くん……に、うわあ、あっちもすごい面子」
平賀迅:それからロコロコさんに視線を注ぐ 「……マジか」
朝倉侑生:「…ん~~」平賀という男とミナちゃんが知り合いであることを知っている。ミナちゃんの横顔を一瞬見る。
羽石夏澄:「やっほーですロコさん!元気してますよー!そちらもお元気そうで何よりですっ」手を振り返す
平賀迅:「知り合いか、っていうか軽いな……!」 夏澄ちゃんを見て苦笑し
夏川ミナ:「エリス・トリオン。柳武歩。夢二」 複雑そうな顔をしている。
羽石夏澄:「…それに、ミナちゃん!」
夏川ミナ:「……夏澄ちゃん……迅。みんな……」
滝瑞果:「平賀迅が」「……いるのか」少し狼狽える。周囲を……仲間を気にする。
滝瑞果:口元に手を当てて、考える。(平賀迅が……もし、あの犯人だったら……)
滝瑞果:(どうする……)
羽石夏澄:「…滝せんぱいも」
エリス・トリオン:無造作に霧灯くんの手を掴み
霧灯夢二:「フィーネ!」と飛び出しそうになるが
エリス・トリオン:「おい絵描き。テメー知り合いなんだろ。さっさと言葉巧みに誘って、連れていくぞ」
霧灯夢二:エリスくんに手を掴まれて引き戻される。
エリス・トリオン:霧灯くんを背後に、半身を霧化させたまま歩みを進める
霧灯夢二:「じゃあ、先輩は言葉巧みにあの風紀委員陣営をどうにかして撤退させてほしいな?」
芙蓉堂太一:「霧灯くんもあの子の知り合い、か。面倒だなあ……」
霧灯夢二:「芙蓉堂先輩か……」
柳武歩:「ああもう……これ、奪い合いになんのかよ…!」舌打ちして顔をしかめる。
ロコロコ:「そっちもこの子を探しに?いやあ、奇遇だねえ。」
ロコロコ:「こっちにひく気はないけど。そっちはどうだい羽石さん。」
羽石夏澄:「もちろん、ひく気はありませんよー!こういう時は私がどうするか、」
羽石夏澄:スカートがふわりと舞い上がる。
羽石夏澄:「ご存知ですよね、ロコさん!」
ロコロコ:「ああ!だから聞いた!」
ロコロコ:「僕も遠慮はしないよ。そのほうが、羽石さんも嬉しいだろうからね。」
羽石夏澄:「はい!是非、遠慮せずにお願いします!…全部終わったら」
羽石夏澄:「またみんなでお茶しましょー!!」
ロコロコ:にっと笑みを返す。
柳武歩:羽石夏澄とロコロコのやりとりを、少し不思議そうに見守っている。
滝瑞果:「マジになるのは、やめろよ」独り言に近いが、
滝瑞果:平賀迅に向けて言っている。
滝瑞果:「……頼む」
夏川ミナ:「……滝さん」 《ウサギの耳》で滝さんの声を聞いている。
霧灯夢二:双方の陣営を見る。真剣に、勝負するつもりなのだろう。
夏川ミナ:もう、この流れは何をしても止められない。そう感じている。
エリス・トリオン:誰の目も見ていない。ただ、フィーネへの交渉が成功するか
エリス・トリオン:それだけに気を配っている
フィーネ:「ねえ、だから、みんな何してんのー?」
芙蓉堂太一:「君を誰が連れて行くのか、決めようとしてるんだよ、フィーネ」
フィーネ:「えーっ!?連れてくの!?」
霧灯夢二:「フィーネ、少しだけ身を隠してくれ。」
霧灯夢二:「危なくないところへ。」
霧灯夢二:「出来れば、こっち側へ!」
フィーネ:「ユメジは隠れろって言うし……あたし、どっちを信じればいいのか分かんないよ!」
エリス・トリオン:霧灯とフィーネを覆い隠すように、風紀委員側に背を向ける。
GM@CHAOS:では、そこで番長連陣営に無道ささきから、風紀委員陣営にベアトリスからの通信が入ります。
無道ささき:『おい、お前たち!女の子はなんとしてもあたしたちが奪回するんだ!みんな、攻撃を仕掛けろ!』
ベアトリス・ハックマン:『敵に標的を確保されるわけにはいかない!全員、総攻撃だ!』
夏川ミナ:「…………っ」
夏川ミナ:「“ジェミニ”、…………了解」
平賀迅:「ま、こうなる事は分かっていた。ぐちゃぐちゃ言っても仕方ない。不幸な出会いだ」 首を振り、剣に手をかけ
霧灯夢二:「……やるしか、ないか。」
柳武歩:「せめてちっとでも早く終わらす……!」歯を食いしばる。
芙蓉堂太一:「結局こうなるよねえ……」
羽石夏澄:「それじゃ、みなさん」
羽石夏澄:「よろしくおねがいします!」はじけるような笑顔で。
ロコロコ:「はっは。思った通りだ。ご命令とあらば!」
平賀迅:「だが、一つだけ確かめておこう。……フィーネ!!」
芙蓉堂太一:「あーあ、羽石さんもご機嫌だ……っと」平賀くんの方を見る。
平賀迅:「君は、今、どうしたいんだ!」
フィーネ:「どうしたいって……!」
フィーネ:「わかんないよ……!あたし隠れてなきゃだし、どっちに行けばいいのかなんて……!」
平賀迅:「分からない、か。誰だってそうだ。自分が何をしたいのかなんて分かるやつは、意外と少ない」
平賀迅:「しかし、それでは何もかもを逸してしまうんだ。ま、覚えて置きたまえ。……さて」
平賀迅:「どうせ引かないだろ。やるか」 僅かに身体の向きを傾げる
エリス・トリオン:「――夏川ミナ。風紀委員。ロコ・ロコ・ベントゥーラ。SSランク。芙蓉堂太一。情報屋。」
ロコロコ:「SSランクだよー。」
エリス・トリオン:「朝倉侑生。風紀委員。滝瑞果。生徒会員」
エリス・トリオン:「アジトで確認した通りか。……おい、フィーネ」
エリス・トリオン:「どうすればいいかは後で考えりゃいいが――とりあえず、ちょっとその場に伏せてろ」
エリス・トリオン:「すぐに終わる」
フィーネ:「ふ、伏せる?こう?」スケッチブックを防災頭巾のように頭に掲げている。
エリス・トリオン:「それでいい。聞きわけの良いガキは嫌いじゃねえぜ」
GM@CHAOS:目標の少女を確保するには、眼前の敵を倒すしかない。ついに、戦いの火蓋が切って落とされた。
GM@CHAOS:では、ミドル戦闘を開始します。
GM@CHAOS:戦闘はPC同士による5on5です。
GM@CHAOS:戦闘は通常通り行動値順に行動してもらいますが
GM@CHAOS:もし両チームで行動値が同じだった場合にどちらから行動するかを決めるために
GM@CHAOS:各チームの代表者1人は〈情報:アカデミア〉による判定を行なってもらおうと思います
夏川ミナ:ひえー
柳武歩:だ、代表者
夏川ミナ:情報屋!情報屋がいるぞ!
ロコロコ:これは大事だ
GM@CHAOS:ラウンド進行時、セットアップの行動および行動値が同じ場合は、この対決に勝利したチームが先に行動することになります
滝瑞果:情報に強い男が一人しかいない
芙蓉堂太一:ひゃー
朝倉侑生:みんな社会低いなあw
GM@CHAOS:この判定は情報収集として扱い、情報収集にボーナスを得るエフェクトやアイテムを使用できます
霧灯夢二:ふむふむ…
GM@CHAOS:財産点は使用できますが、マイナーアクションは行なえません
滝瑞果:タイミングは行動値が被ったその時ですか?
滝瑞果:例えば防具を捨てるなどして行動値が同じになった時は
GM@CHAOS:いや、ラウンド進行の開始前である今やってもらいます
滝瑞果:そのイニシアチブで判定する感じですかね
エリス・トリオン:セットアップの更に前に決めて
エリス・トリオン:そのラウンド間、適用って感じですかね
GM@CHAOS:で、勝利した場合は今回の戦闘中は一律で勝利した側が優先して行動です
エリス・トリオン:ああ、戦闘中共通化
エリス・トリオン:重要だ
芙蓉堂太一:エフェクトの使用回数はどういう扱いになりますか?
ロコロコ:私も気になっていた。
霧灯夢二:援護の風とか無形の影とかですね
GM@CHAOS:ラウンドとは別なので、ラウンド中1回のものは回復するとして構いません。
芙蓉堂太一:了解です。
霧灯夢二:わかりましたー
GM@CHAOS:1シナリオ1回とかは通常とおり消費されます。
GM@CHAOS:というわけで両チームとも、情報対決をする代表者は名乗りを挙げてください!
霧灯夢二:するぜ!
芙蓉堂太一:行っていいでしょうかっ
滝瑞果:では私が!(大蔵卿)
GM@CHAOS:あ、ちょい待って
ロコロコ:待っただぜ
夏川ミナ:芙蓉堂殿で!
滝瑞果:私では不服だというのですか!
滝瑞果:あ、いえ芙蓉堂くんにしてくださいw
夏川ミナ:(滝さんをずりずり舞台袖に引きずる)
GM@CHAOS:情報対決に入る前にこの戦闘の終了条件について説明しましょう
柳武歩:そ、それだ
エリス・トリオン:そこだよベネット
霧灯夢二:それだ
GM@CHAOS:今回のミドル戦闘には終了条件が用意されておりまして
夏川ミナ:勝利条件:敵の全滅
GM@CHAOS:1ラウンド目が終了するか、もしくはどちからのチームのPCが1人戦闘不能になった時点でミドル戦闘は終了となります。
滝瑞果:1人が!
滝瑞果:き、厳しい……!
霧灯夢二:ひー!
エリス・トリオン:戦闘不能?
平賀迅:ほほう、面白いやつなのです
エリス・トリオン:リザレクトじゃなくて?
羽石夏澄:うごご
エリス・トリオン:あ、違うや
GM@CHAOS:《リザレクト》は戦闘不能状態になった時にするものですからね!問題なし!
エリス・トリオン:誰か一人がHP0になったら終わりってことですね
夏川ミナ:1人!?
GM@CHAOS:イエス!
夏川ミナ:あっなるほどなるほど
GM@CHAOS:相手を戦闘不能にすることにできた側のチームは次の情報収集シーンでボーナスを得ることができます。
夏川ミナ:あれっ、誰か死んでもリザったら続行ですよね
夏川ミナ:誰かが倒れたままになったらそこで終了。
GM@CHAOS:いや、戦闘不能になった時点で終了なので、HPが0になったらそこで終わりですね。
夏川ミナ:お、おおう……了解です
エリス・トリオン:そこでなんかイベントが入る感じですかね
エリス・トリオン:そういう想定をしても?
GM@CHAOS:そんな感じですね。
エリス・トリオン:ういういう
GM@CHAOS:では、まずは情報収集対決からいきましょう
GM@CHAOS:各チーム、代表者は前へ!
芙蓉堂太一:はい
霧灯夢二:はい!
GM@CHAOS:判定は〈情報:アカデミア〉で行ってください!
霧灯夢二:情報:アカデミアで判定します。コネ:学園通の友人使用。
芙蓉堂太一:まずオートで《援護の風》使用します。ダイス数8個増加。侵蝕値2上昇。
霧灯夢二:ラッキーメダル:ホワイトの効果も使用。
芙蓉堂太一:〈情報:アカデミア〉で判定。〈コネ:学園通の友人〉使用します。
霧灯夢二:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 8[1,7,8]+4 → 12

霧灯夢二:うーむ、これは…
芙蓉堂太一:15dx+2
DoubleCross : (15R10+2[10]) → 10[2,2,2,2,3,4,5,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[6,10]+7[7]+2 → 29

霧灯夢二:勝負にならねえwww
芙蓉堂太一:ふははは
滝瑞果:我々LAW陣営は人材の質が違うのですよ
ロコロコ:回ったなあ
夏川ミナ:コンセないのにw
GM@CHAOS:では、情報戦は芙蓉堂くんが制する!敵陣のデータなどを効率よく揃えることができるぞ!
GM@CHAOS:では、行動値が同じ場合はロウ側が優先でいくぞ!
霧灯夢二:「参った……芙蓉堂先輩が相手だとすると…。」
芙蓉堂太一:「オッケー、相手の情報は全部頭に入ってる。みんな、よろしく頼むよ!」
霧灯夢二:「こちらの情報は全て筒抜け、か。」
ロコロコ:「おー。さすが情報屋さんだ。たよりになるなあ。」
滝瑞果:「全てか」
滝瑞果:(そんなわけがない。)口には出さずに思う。
霧灯夢二:フィーネをちらりと見る。「フィーネがケガしない程度に手加減してくれるといいんだが。」
霧灯夢二:そう言って、朝倉くんと夏川さんを見る。
エリス・トリオン:「チッ……」
平賀迅:「気にするな。新鮮な情報なら」
平賀迅:「今からとくと手に入る」
羽石夏澄:「さて、じゃあぶっぱする準備と行きますか」手を組んで前に伸ばす
GM@CHAOS:ここからはラウンド進行の開始だ!
GM@CHAOS:1ラウンド目。
GM@CHAOS:まずはセットアップから。セットアップは行動値順に宣言をお願いします。
GM@CHAOS:行動値は順に朝倉くんが20、ミナちゃんが18、夢二くんが9、ロコくんが8、滝さん歩ちゃんが7、羽石さん平賀くん芙蓉堂くんが6、エリスくんが3だ。
平賀 柳武 霧灯 エリス 羽石

        5m

朝倉 滝 芙蓉堂 ロコ 夏川
GM@CHAOS:エンゲージはチーム全員が同エンゲージで、エンゲージの距離は5メートルです。
朝倉侑生:《スピードスター》使用します。侵蝕率3上昇。ラウンド間の攻撃力+20。
GM@CHAOS:演出もあればしていいし、なければ次の人に回すといい!
朝倉侑生:なし!
GM@CHAOS:では、さくさくとミナちゃんから順に!
夏川ミナ:「…………。」
夏川ミナ:「――“ジェミニ”」
夏川ミナ:「起動。行きます」  《スピードスター》。次の攻撃の攻撃力を+18。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+3した(侵蝕率:49->52)
GM@CHAOS:夢二!
霧灯夢二:なし
霧灯夢二:演出も無し!
GM@CHAOS:ロコ!
ロコロコ:《常勝の天才》。自分を除くLAW陣営全員の攻撃力、ラウンド間を+28します。
ロコロコ:侵蝕値は6上がって47に。
ロコロコ:「よし、じゃあ皆やっちゃって。ほどほどにね!」パンパン、と手をたたくと、なんだか皆自信が溢れてなんでも出来る気がしてくるよ。
ロコロコ:おわり
滝瑞果:(――まだだ。まだだぞ)
滝瑞果:ポケットに左手を入れたまま。
滝瑞果:(先に撃つのだけはダメだ。いつも通りだ……それでいい)
滝瑞果:自然体で立っているように見えるが、明確に緊張している。
滝瑞果:セットアップ行動なし。
GM@CHAOS:では、続いて歩ちゃん!
柳武歩:「やばいのは夏川チャンと、滝か…?小っちゃいの、中等部じゃねえかよ。こんなとこ出てくんなっつの」
柳武歩:セットアップ行動なしです
GM@CHAOS:芙蓉堂!
芙蓉堂太一:「あとはまあ、みんなに頑張ってもらって、と……」
芙蓉堂太一:なしです!
GM@CHAOS:羽石平賀が同値!
羽石夏澄:なし!演出もなし!
平賀迅:「……」 姿勢は崩さず、ロコくんの言動をしっかりと見据えて
平賀迅:(あれが……か) 彼が行動を終えると、
平賀迅:「……ん、ちっちゃいの? 夢ニは高等部だろ。物覚えの悪いヤツめ」 気取られないよう、歩の発言に対し軽口で返す
平賀迅:行動はないです
GM@CHAOS:最後にエリス!
エリス・トリオン:なしです!
エリス・トリオン:いつものように霧化して全体に広がろうとするが・・・
エリス・トリオン:霧化した右腕が不調を訴える。「……ッ」
GM@CHAOS:では、セットアップはこれで終了。
夏川ミナ:「やりましょう。交渉する余地はなさそうです」 目が入学当時のそれに戻っている。
エリス・トリオン:「おい、テメーら!」
エリス・トリオン:「構えろ! 真っ先に、あの一番小さい犬ころが来ンぞ!」
柳武歩:「ああ!?」
霧灯夢二:「分かってる!」柳武さんをちらりと見る。
羽石夏澄:「おーけー、ですっ!」
滝瑞果:「エリス、テメーは……!」苛立つ。情報を明かされたことにではない。
エリス・トリオン:滝さんのほうを一瞬、ちらりと見て 「……」 見下すように鼻を鳴らす。
エリス・トリオン:すぐに侑生君の方に向き直る
GM@CHAOS:まずは行動値20のユウキくんの番からです。
芙蓉堂太一:その前にイニシアチブで行動したいです。
GM@CHAOS:イニシアチブがある人はどうぞ
芙蓉堂太一:イニシアチブで《スピードフォース》使用。メインプロセスを行います。侵蝕率4上昇。
GM@CHAOS:では、行動をどうぞ
芙蓉堂太一:マイナーなし。
芙蓉堂太一:メジャー、コンボ『ガラスの群来鳥』。《風の渡し手》《エンジェルヴォイス》を朝倉くん、滝さん、夏川さんに使用します。ダイス数5個増加。C値-1。侵蝕率7上昇。
GM@CHAOS:コンボ名がある!格好良い!
朝倉侑生:そんなにいいんですか!ありがとうございます!
GM@CHAOS:もし演出があればどうぞ
芙蓉堂太一:「情報は、常に更新される」ざ、と手を振ると透明の鳥の群れが空中に現れる。
芙蓉堂太一:「こんな風にね。『誰が』来るのかわかっても、『どう』来るのかわからなきゃ、意味ないでしょ?」笑う。
芙蓉堂太一:鳥の群れが声高く歌を歌う!
芙蓉堂太一:以上!
GM@CHAOS:では、改めて行動値20のユウキくんの番!
朝倉侑生:マイナーアクションで後退します!5m下がります。
GM@CHAOS:了解です。
朝倉侑生:鳥の群れが羽ばたく先にいる。気づいたらそこにはいなくて、気づいたら、港の入り口の階段を駆け上がっている。
朝倉侑生:「あは。みんな、見た?」
朝倉侑生:メジャーアクション!《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《破壊の光》《滅びの光》。範囲攻撃します。
朝倉侑生:対象はカオス陣営五人!
朝倉侑生:命中判定だぜ!
芙蓉堂太一:オートでコンボ『背中を押す風』。《援護の風》を朝倉くんに使用します。ダイス数8個増加。侵蝕率2上昇。
朝倉侑生:マジでか!ありがとう!
朝倉侑生:22dx@7+1
DoubleCross : (22R10+1[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,6, 7,7,8,9]+10[1,8,8,9]+4[1,2,4]+1 → 25

朝倉侑生:ひくい
夏川ミナ:ぐおお
GM@CHAOS:では、カオス陣営の5人はリアクションをどうぞ!
夏川ミナ:肉体8もあるやつがいる!
羽石夏澄:まずはドッジ
羽石夏澄:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 10[10]+4[4]+1 → 15

羽石夏澄:なんか回ったけどダメ!
エリス・トリオン:ドッジ
エリス・トリオン:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,1,3,9] → 9

エリス・トリオン:むり
霧灯夢二:避ける!ドッジ!
霧灯夢二:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

霧灯夢二:雑魚め!
柳武歩:ワンチャンドッジだなー
柳武歩:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[2,7,9,10]+1[1]+1 → 12

柳武歩:ダメ!
平賀迅:んー、これはドッジ。自分に《援護の風》でダイス+2
平賀迅:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 8[1,3,3,3,4,5,6,7,8,8]+1 → 9

平賀迅:無理無理!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+2した(侵蝕率:54->56)
霧灯夢二:柳武さんを行動放棄カバー
エリス・トリオン:羽石さんを行動放棄カバー
羽石夏澄:ありがとう…!
GM@CHAOS:全員ドッジは失敗ですね。
柳武歩:男子陣やさしい
GM@CHAOS:では、ユウキくんはダメージをどうぞ。
平賀迅:眩しそうに目を細めて朝倉侑生を見る
朝倉侑生:3d10+48+11
DoubleCross : (3D10+48+11) → 16[7,1,8]+48+11 → 75

朝倉侑生:ガード値・装甲値ともに有効です!
羽石夏澄:フフッ
霧灯夢二:な、なんだそれ…
GM@CHAOS:ミドル戦闘のダメージじゃねえぞ!?
霧灯夢二:倍の150ダメージ喰らって死にます
柳武歩:ア…ア
エリス・トリオン:150ダメージ喰らって死ぬwwww
滝瑞果:PCが受けていい桁じゃない
夏川ミナ:150ww
平賀迅:うーん、HPがあと2倍あれば耐えられたんだけどなー!惜しいなー!
GM@CHAOS:朝倉くんは自由に演出をどうぞ!
朝倉侑生:味方も、敵も、全員の顔が見える。頭を隠す少女も見える。
朝倉侑生:こちらを見る平賀くんの顔。あの時の人物なのかは知らない。フブキくんの受けた傷とか、流れる血とか、頭をよぎる。
朝倉侑生:「(――なんか、ばかみたい)」
朝倉侑生:「(皆、かっこつけてさ。学校でさ、こんな…戦争みたいなこと、して)」
朝倉侑生:だから。
朝倉侑生:「悪いけど、ぜんぶぜんぶぜーーんぶ、無駄なんだって、教えてあげるよ!」
朝倉侑生:空高く真白い光の球が生まれ、渦巻いて、もがくように弾け飛ぶ。
朝倉侑生:光の矢の雨が、降る、降る、降り落ちる!
エリス・トリオン:「――――ッ」
朝倉侑生:みんな攻撃を食らうがいいわ!
霧灯夢二:「!」
柳武歩:「おい、ウソだろおい、まだ何も……」
エリスの言葉を聞いても、なお夏川ミナの方を注視していたせいで回避が間に合わない。
せめて眩しさを遮るように手をかざす。

エリス・トリオン:近場の羽石さんの頭を掴んで、地面に押し付ける。
夏川ミナ:「……下がりましょう。これで決着が付きます」 既に後方へ跳んでいる。
羽石夏澄:「わ、すご――きゃっ!?」見惚れるようにしたところを押し付けられる。
霧灯夢二:咄嗟に柳武さんを押す。
平賀迅:大して身構えもせずに攻撃を受け止める。一瞬、回避しようかとも思ったが、思っただけだ
柳武歩:「霧灯!?」
エリス・トリオン:周囲を見回す。――この火力の下は、彼ではない。
滝瑞果:その場を一切動かない。見ている。ただ、平賀迅の動きに集中している。
エリス・トリオン:空を巡る周囲の鳥と、地面でただ突っ立ってるだけのように見える男子生徒。
霧灯夢二:「が、はっ……!」
エリス・トリオン:「成程。そういう構成かよ……」  爆撃に飲み込まれながら呟く
朝倉侑生:「いたそー。やだなー」ぼそっとつぶやく。
GM@CHAOS:では全員、ダメージの処理をどうぞ
平賀迅:リザレクトしよう
平賀迅:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+6した(侵蝕率:56->62)
霧灯夢二:リザレクトします
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:47->55)
エリス・トリオン:リザ!
エリス・トリオン:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 5[5]+47 → 52

滝瑞果:「油断するな」
滝瑞果:「油断……するな、侑生くん」呻くように呟く。
GM@CHAOS:そして、ユウキくんがミドル戦闘の終了条件を満たしたことで、ここでイベントが発生します。
ロコロコ:「うわ、派手だなー。正に、目を奪われるってやつだねえ。」光に目を細めて、攻撃後の惨状を見ています。
フィーネ:「あ、あれ」朝倉侑生の攻撃で、地形の開けた先を見やる。
夏川ミナ:「(どうすれば……捕獲して尋問を?夏澄ちゃん達を?そんな……)」
フィーネ:「あれ何?三角がいっぱい!すごいすごい!」ピラミッド地帯を指差す。
朝倉侑生:「…早く!あの子!」
エリス・トリオン:「……っゲホ! ッ、ゲホ、づ……」爆撃の煙に混じって、霧が再び人型を取る。
フィーネ:「面白そうー!いま落っこちたお星さまも拾えるかもだし、あたし、あっち行くね!」
エリス・トリオン:抑えていた羽石さんを、背に庇っていたフィーネを見て……
フィーネ:「なるべく隠れてなきゃだし!じゃあね!」
柳武歩:「霧灯お前っ、無茶すんなよ……!」傷ついた霧灯くんの身体を抱きかかえて支える。
GM@CHAOS:フィーネはそういうとそのまま去っていく。
エリス・トリオン:「なっ……!」
夏川ミナ:「! いけない。ターゲット!」
芙蓉堂太一:「フィーネ!」小鳥を飛ばそうとするが、間に合わない。
エリス・トリオン:「なんだあいつァ! クソッ、てめーら寝てんな! 追いかけろ!」
羽石夏澄:「あうー…!ぷはっ!」顔を地面から剥がす。
羽石夏澄:「えっえっ?あ!はい!」
GM@CHAOS:遅れて、再び無道ささきとベアトリスからの通信が入る。
ロコロコ:「……と言っても、どうするかな。委員長からは攻撃しろって言われてるし……」
朝倉侑生:「あっもー!皆もっとちゃんとやられててよ!」カオス陣営に怒っている。
エリス・トリオン:急かすが、今のこちら側の状況ではロウ側に後れを取るのは明らかだ。歯噛みする
平賀迅:「今のは朝倉侑生の殺人光線を……ゴホッ。落ちた星だと。ロマンチックな事だな、子供ってのは」 受けた傷を再生させつつ
夏川ミナ:「……」 流石に、この状況で無防備に背を向けてフィーネを追うのは危なすぎる。動けない。
無道ささき:『おい、目標の少女は逃げ出したぞ!風紀委員陣営の奴らはひとまず放置して、すぐに少女を追いかけるんだ!』
羽石夏澄:「あー、もう、いいところだったのに…」口を尖らせる。
羽石夏澄:「でも、そーですね。今は、あの子のことが大事。行きましょう」
霧灯夢二:「じゃあ、撤退だな…。」
ベアトリス・ハックマン:『ターゲットは逃走。ここでこれ以上時間を費やすのは得策ではない。すぐにターゲットを捜索して確保に移れ』
滝瑞果:「早いな。だけど、良かった……今のは、良かった」
滝瑞果:「本当に、逃げ足の早いヤツだ。やめよう。ここは引こう……」
夏川ミナ:「…………滝さん。あなたは」
夏川ミナ:「…………。」 ぶんぶんと首を振る。今は雑談どころではない。
ロコロコ:「おーい。行こう、皆。朝倉くんのおかげで、あっちは怪我してるみたいだし。今ならこっちのほうが早く追いつけるかも!」
ロコロコ:と、皆の肩をぽぽんと叩いてからフィーネちゃんを追うかな。
芙蓉堂太一:「撤退かあ。ちょっと全力出しすぎたかな。もったいなかったかも」
芙蓉堂太一:「まあ、でも……僕は、がんばるしかないし」
滝瑞果:こちらも、殿を務めながらこの場を撤退する構えだ。左手はポケットに突っ込んだまま。
夏川ミナ:「はい、行きましょう。重要ターゲットを追います」 様子のおかしい滝さんをちらちらと伺いながら。
朝倉侑生:「………」顔をしかめてカオス陣営達を眺めている。
霧灯夢二:「フィーネは無事か?彼女は…ピラミッド地帯に行った…のか……?」
霧灯夢二:息も絶え絶えに柳武さんに
柳武歩:「みてーだな。とりあえず追うしかねえ!っつうか、お前の治療もだよ霧灯!」
霧灯夢二:「足手まといになって、すまん。」
柳武歩:「バカいうな。助かったよ」
エリス・トリオン:「ビリビリ野郎、足には自信あんだろ! 追え!」
平賀迅:「キンキン言うなよ、エリス。君には視力がないのか。今の攻撃を受けてすぐ走れってのは無茶だ」
エリス・トリオン:「くっそ・・…!」何か揶揄しようかと思ったが、あの火力は甚大なのは分かっていた。
エリス・トリオン:「仕方ねえ、一旦退くぞ。ここで」
平賀迅:こちらも他の面々が引くのを待っている。肉体的に無茶が利くのは自分だとわかっているのだ。いざとなったら逃げられるし。
柳武歩:「……夏川チャン!」去り際に振り返り、夏川ミナへ向かって声を振り絞る。
夏川ミナ:「……………………柳武歩」
柳武歩:「平賀のこと、信じてくれよ。それだけ!」
夏川ミナ:「ぇ」
柳武歩:霧灯夢二に肩を貸して駆け出す。
夏川ミナ:「どういう……なぜ?なぜ貴方がそんなことを?あなたは何か知って、」
夏川ミナ:「柳武歩!」
平賀迅:「……歩め。いらん事を言う」
エリス・トリオン:「おい、《トラクトリックス》」
エリス・トリオン:殿同士で向かい合いながら、滝さんに声を掛けようか
滝瑞果:「なんだよ。《ジラクジギル》」顔は向けない。
エリス・トリオン:「テメーは引っ込んでろ。」
エリス・トリオン:「向いてねえんだよ、お前には、こういうのは」
滝瑞果:「は?」嘲笑う。
滝瑞果:「なあ、おい……お前がさ」
滝瑞果:「あたしの何を知ってるってんだ?」
滝瑞果:立ち去ります。
エリス・トリオン:いなくなった滝さんに「……馬鹿が」
羽石夏澄:「仕切り直し、ですね。じゃあ、」去る前に、風紀委員チームの方を向いて
羽石夏澄:「今の攻撃!すっごくすごかったです!またやりましょうね…今度は負けませんから!!」
羽石夏澄:高台の朝倉くんを見る目はきらきらと輝いている。
ロコロコ:楽しそうな羽石さんをみて、またねーとだけ手をふるよ。
朝倉侑生:「そーいうことじゃないんだけどな~」羽石さんに苦笑する。
羽石夏澄:ロコくんにも手を振る。
朝倉侑生:「ま、でも、おねーさんくらいの方がいいよね。後腐れなくて……朝倉侑生だよ~★」手は振り返しておきます。
羽石夏澄:「あさくらくん!覚えておきますねー!」
平賀迅:「あまり買いかぶるなよ。今の朝倉侑生の攻撃、本人の分はどれくらいだったか分かったものじゃない。相手はあのロコ・ロコ・ベントゥーラと……あとなんか情報屋だ。情報屋はともかく、あっちの方は知ってるだろ」
羽石夏澄:「…うん。もちろん。芙蓉堂さんも、ロコさんも、」
エリス・トリオン:生徒会陣営との間の空に、一瞬で消える炎の壁を作る。
羽石夏澄:「ほんっとーに……すごいんですよ」
平賀迅:「……芙蓉堂か。覚えた」
芙蓉堂太一:「お、覚えてもらえて嬉しいね」《蝙蝠の耳》で平賀くんの声を聞き取る。
エリス・トリオン:横のミナちゃんを見るが、こちらもこちらで何かしら葛藤を抱えているらしいのを見て肩を竦める
エリス・トリオン:「…………さっさと終わらせてやる」
エリス・トリオン:《炎の理》を使います。
夏川ミナ:「夏澄ちゃ……夏澄ちゃん!」
夏川ミナ:《ウサギの耳》で全ての会話を聞いている。
夏川ミナ:どうしようもない程にすれ違いが多くて、もう二度と以前のアカデミアには戻れないんじゃないかとすら感じる。
夏川ミナ:「夏澄ちゃん……!あなたは!」
夏川ミナ:「あなたは、今たのしいですか!」
羽石夏澄:「ミナちゃん」
羽石夏澄:その、叫びに。少しだけ困ったような、笑みになって。
羽石夏澄:「ミナちゃん。あなたと、全力で戦えるのは、…とっても、嬉しいよ!…でも!」
羽石夏澄:「でも、ね!」
エリス・トリオン:火力を増し、両陣営を分断する
夏川ミナ:「……っ」
羽石夏澄:「私は、元の、誰もが!楽しく!…自由に!笑いあえる…!!」
ベアトリス・ハックマン:『何をしている!即時撤退と言ったはずだぞ!命令が聞けないか!』
無道ささき:『おい、ぼやぼやするな!次の戦闘準備も必要だ!すぐに撤退しろ!』
朝倉侑生:「そりゃ無理だよ。だってもともと、友達だもん」
朝倉侑生:ぼやきながら撤退していきます。「会ったら、話が弾んじゃうよ。そりゃ」
夏川ミナ:「……“ジェミニ”、了解」 夏澄ちゃんの言葉を最後まで聞く事なく撤退します。
夏川ミナ:「私は…………」 「…………非常に、辛いです…………」 みんなの後を追う。
羽石夏澄:「……! ……!!」
エリス・トリオン:「……」両陣営の長の声に、苛立ちを更に深める。
羽石夏澄:声は、届かないまま、消える。
平賀迅:撤退していくミナちゃんの背中をちらりと目で追って
エリス・トリオン:憎悪ギリギリの表情を押し殺し、「……おい、長もこう仰せだ。退くぞ」
エリス・トリオン:といって、火の壁を維持しながら消える。
羽石夏澄:「…ごめんね」「大好きだよ、ミナちゃん…」ぽつりと言って、踵を返す。
柳武歩:不甲斐なさに唇を噛み、地面を見つめながら、その場を後にする。
平賀迅:「……」 自分の分のやかましいトランシーバーをブレードで両断する
平賀迅:「……おっと、凶悪な風紀委員の攻撃によって臨終したようだな。やれやれ、ツイてないツイてない」
エリス・トリオン:「……」やや片目を上げる。「やるじゃねえか」 と平賀に
平賀迅:「フ、何か言われたら証言を頼むよ」 薄く笑い
GM@CHAOS:では、分断されたキミたちが各自撤退したところでこのシーンは終了するぞ!

GM@CHAOS:最後に、購入判定とロイスの取得が可能だぞ
ロコロコ:う~!ロイス~!
ロコロコ:悩み~!
夏川ミナ:ロイス!?
GM@CHAOS:保留でもいいよ!
ロコロコ:ロイス枠は七しか無いんだぞ!わかっているのか!
朝倉侑生:みんなボクにとって!
夏川ミナ:なんてストレートな要求だw
平賀迅:ロイスは保留。購入は~
滝瑞果:敵/エリス・トリオン/連帯感/恐怖:○/ロイス
羽石夏澄:取りたいけど…!まだ保留かな!
GM@CHAOS:そんな……7つしかないなんて……
霧灯夢二:ロイス保留!
夏川ミナ:恐怖
朝倉侑生:ロイスは保留!
夏川ミナ:ふん、どいつもこいつも保留保留保留!騎士としての誇りはないのか!
ロコロコ:ほりゅうすっか~!
柳武歩:羽石さんに取ろう。仲間/羽石夏澄 ○P:好感/N:恐怖
羽石夏澄:わーい
夏川ミナ:おお、いった・・・
エリス・トリオン:間抜け/滝瑞果/隔意:○/不安/ロイス
夏川ミナ:-夏澄ちゃん/“息止まり”羽石夏澄/○友情/羨望 初期ロイスのこれをN羨望表にします。
羽石夏澄:ミナちゃん…
芙蓉堂太一:ロイスはまだ保留……UGNボディアーマー狙います
芙蓉堂太一:5dx+2=>12 UGNボディアーマー
DoubleCross : (5R10+2[10]>=12) → 9[3,7,7,8,9]+2 → 11 → 失敗

芙蓉堂太一:財産点1使用してゲットします
朝倉侑生:1dx+1>=12 UGNボディーアーマー狙います。
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 9[9]+1 → 10 → 失敗

朝倉侑生:えっあっ奇跡!? 財産点2点支払って購入します。
平賀迅:クソ風紀ボウズに焼かれたから応急手当キットでも買うかな!
平賀迅:2dx=>8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[2,7] → 7 → 失敗

平賀迅:1か……ならいいや。失敗で
夏川ミナ:どうしようかな・・・ボディアーマー。
夏川ミナ:1dx+1=>12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 7[7]+1 → 8 → 失敗

夏川ミナ:はいだめ!
夏川ミナ:ううーっ、呼びかけてくれた歩ちゃんに取ろうかな・・・どうしようかな・・・!
夏川ミナ:絶対に憎むべきボスがいるだろうから、そいつには1枠開けておいて……1枠しかない……!
霧灯夢二:うーん、大槌購入します。
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》使います。
霧灯夢二:4dx+6>=14
DoubleCross : (4R10+6[10]>=14) → 10[2,7,8,10]+4[4]+6 → 20 → 成功

霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:55->56)
霧灯夢二:購入!装備!
エリス・トリオン:購入はリアクティブシールド(目標値18)。  コネ手配師使用
エリス・トリオン:あ、いや嘘
エリス・トリオン:クリスタルシールド狙います
エリス・トリオン:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 9[1,1,2,3,6,9]+6 → 15

エリス・トリオン:財産点10使用。買います
夏川ミナ:迷いがない……!
エリス・トリオン:言っておくが私の財産点はまだ先がある
エリス・トリオン:あ、違う
エリス・トリオン:ホワイトメダルの分で調達値+1されてました。財産点9使用です
滝瑞果:しょうがねーなー。あたしがボディアーマー買ってやろう
滝瑞果:2dx>=12
滝瑞果:ウワッ買えちゃう!でもここで財産点使ってしまっていいものか……!
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[5,10]+1[1] → 11 → 失敗

滝瑞果:いや、いざという時のために財産点は保存しておきます。購入失敗で。
柳武歩:応急手当キットを買うよ。ラッキーメダルWH一体化
柳武歩:4dx+2=>8
DoubleCross : (4R10+2[10]>=8) → 10[5,8,8,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

柳武歩:買えた買えた。まあこれは庇ってくれた霧灯君に渡すべきだろう
ロコロコ:んー
ロコロコ:拳銃かなー。
ロコロコ:拳銃買いまーす
ロコロコ:能力訓練!
ロコロコ:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 4[3,4]+3 → 7

ロコロコ:ちっ!使えないダイスだ。お魔絵はリストラしてやる。
ロコロコ:えっお前でお魔絵になるのかお前
GM@CHAOS:だ、ダイスー!
羽石夏澄:うーん、応急手当買っておくか
羽石夏澄:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 10[5,8,10]+3[3] → 13 → 成功

羽石夏澄:エリスくんにパス!
エリス・トリオン:わあい! 有難く貰います!
霧灯夢二:以上!
柳武歩:こちらも以上!
夏川ミナ:以上かな・・・!以上です。
霧灯夢二:あ、の前に応急手当使ってもいいですか
GM@CHAOS:応急手当は使用して構いません
霧灯夢二:使います
霧灯夢二:8+2d10
DoubleCross : (8+2D10) → 8+4[3,1] → 12

霧灯夢二:う、うむ…
エリス・トリオン:そして使う!
エリス・トリオン:5+2d10
DoubleCross : (5+2D10) → 5+9[1,8] → 14

エリス・トリオン:umu
柳武歩:これはたぶん歩が雑に包帯を巻いたりガーゼを貼ったりしたんだな…
GM@CHAOS:では、全員終わったようですので、シーンを終わりますよ!
朝倉侑生:うす!
滝瑞果:イエス!
芙蓉堂太一:はーい
ロコロコ:イエア
夏川ミナ:おおー
平賀迅:ういさー
柳武歩:はい!
霧灯夢二:はい!
エリス・トリオン:イエッサ
羽石夏澄:はい!

【LAW/ミドルフェイズ2-1:情報収集シーン】

GM@LAW:では、ミドルフェイズ2。情報収集シーンです。
GM@LAW:全員登場をお願いします。
朝倉侑生:1d10+44-1
DoubleCross : (1D10+44-1) → 8[8]+44-1 → 51

滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+6(1D10-1->7-1)した (侵蝕率:42->48)
ロコロコ:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 7[7]+47 → 54

芙蓉堂太一:1d10+53-1
DoubleCross : (1D10+53-1) → 2[2]+53-1 → 54

ロコロコ:-1が入って53だ!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:52->60)

GM@LAW:シーンを始める前に、本セッションのミドルフェイズの構成について説明します。
ロコロコ:はい。
夏川ミナ:ウェイ!
GM@LAW: 本シナリオのミドルフェイズは
・ミドルフェイズ冒頭の【開始イベント】、
・「イベントキーワード」を得るための【情報収集シーン】
・「イベントキーワード」により発生する【対決イベント】
GM@LAW:の順に進行します。
GM@LAW:【開始イベント】は先日のシーンですね。5on5の直接対決。
GM@LAW:【情報収集シーン】では通常の情報の他に、「イベントキーワード」の入手が可能です。
ロコロコ:ほう
GM@LAW:「イベントキーワード」は入手していると、各【対決イベント】が有利になったりし得るものです。
GM@LAW:【対決イベント】では、登場した両チームのPCが各イベントごとに決められた判定などを行なって、勝敗を決することになります。
GM@LAW:【対決イベント】には原則として登場人数が指定されており、チームで選んだPCしか登場することはできません。
GM@LAW:対決が終了したら、勝利数をカウントし、記録します。
GM@LAW:またイベントごとに、勝利することで何らかのボーナスが設定されている場合もあります。
GM@LAW:対決イベントのラインナップを公開します。
1stステージ
「1on1 追跡戦・???」
「1on1 殲滅戦・???」
「1on1 奇襲戦・???」
「2on2 情報戦・???」
2ndステージ
「2on2 交渉戦・???」
「3on3 近接戦・???」
Finalステージ
「5on5 総力戦・???」
GM@LAW:なお、各ステージにおいて、PCの登場は1回までです。
GM@LAW:5人全員がどこかの対決イベントに割り振られる感じですね。
滝瑞果:なるほロ
GM@LAW:なお、同じチームのPCは基本的に得た情報の内容や「イベントキーワード」は共有して構いません。
ロコロコ:敵チームとは……だめ!
GM@LAW:こんなところかな。質問があればどうぞ。
夏川ミナ:今んとこだいじょうぶです!
ロコロコ:今のところは特に。
滝瑞果:問題なしです
芙蓉堂太一:大丈夫かとー
朝倉侑生:です!
GM@LAW:・すべての【対決イベント】が終了したところで、【決戦イベント】へと移行します。
GM@LAW:各【対決イベント】の勝利数の合計が多いチームは、有利な状況で【決戦イベント】を開始することができます。
GM@LAW:また、合計で負けていてもイベントに勝利した数が多いほど、【決戦イベント】に優位に働きます。
GM@LAW:以上です!では、シーンを開始していきましょう。
夏川ミナ:していくぜー!
ロコロコ:GO!
GM@LAW:シチュエーションとしては、学園に散って情報を集めつつフィーネを探すイメージですが
GM@LAW:どっかで集合したいぜ!などあればそれでも構いません。
ロコロコ:ふんふん
ロコロコ:まあ一旦ばらーっとちったあと落ち合う感じでいいんじゃない?
ロコロコ:それかさっき見学室で言ってた組み合わせで動いてるか。
夏川ミナ:落ち合うなら、ちょっと早めに戻っちゃって滝さんとお話したいかなー
GM@LAW:ロコ君、購入判定の前借りがしたければ今してもいいですよ
ロコロコ:おっ。じゃあ試してみるか。
ロコロコ:でも買えるか微妙なんだよなー。頼むぜダイス!ラッキーメダル!
ロコロコ:拳銃狙います。
ロコロコ:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 3[2,3]+2 → 5

ロコロコ:全然駄目!使えないダイスだぜ
夏川ミナ:5はひどいなあw
芙蓉堂太一:どうしよう、こちらで購入して、ロコくんに渡してもらった形にしてもいいですが
ロコロコ:!
ロコロコ:それだ!
芙蓉堂太一:よし、じゃあやりますか。拳銃購入させてください。
GM@LAW:どうぞ!
芙蓉堂太一:判定しまっす
芙蓉堂太一:5dx+2=>10
DoubleCross : (5R10+2[10]>=10) → 5[1,3,4,4,5]+2 → 7 → 失敗

芙蓉堂太一:なーにーー
滝瑞果:ひどすぎるw
ロコロコ:馬鹿な……
芙蓉堂太一:うぐぐ、財産点はあるけど……どうしましょうロコくん!
ロコロコ:無敵のLAW陣営、まさかの弱点だ
ロコロコ:流石に財産は取っておこう……情報収集があるし……
朝倉侑生:ボクもやりたい!
ロコロコ:たのんだ!
GM@LAW:やりたまえやりたまえ
芙蓉堂太一:おねがいしやす!
朝倉侑生:1dx+1>=10
DoubleCross : (1R10+1[10]>=10) → 6[6]+1 → 7 → 失敗

GM@LAW:きみたち
朝倉侑生:無理だった
芙蓉堂太一:これは……
滝瑞果:しょうがねえなあ……私が買えば文句ないだろう
GM@LAW:いいですよw
滝瑞果:2dx>=10 キャオラッ
DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 8[3,8] → 8 → 失敗

滝瑞果:アバーッ!?
夏川ミナ:wwwwww
朝倉侑生:これはwww
夏川ミナ:本当にだめですね貴方達
夏川ミナ:私が買います。感謝してくださいね、芙蓉堂太一
夏川ミナ:ダイスボーナスもついて無敵です。
滝瑞果:なっ夏川様!幹部の貴女が出るほどでは
夏川ミナ:2dx+1=>10
DoubleCross : (2R10+1[10]>=10) → 9[4,9]+1 → 10 → 成功

朝倉侑生:おおーーー!!!
滝瑞果:ウワーッ!
夏川ミナ:ほ、ほら!楽勝でした!
芙蓉堂太一:うおおお
ロコロコ:流石ミナエル……!
ロコロコ:天使だ……
芙蓉堂太一:夏川様ー!!
朝倉侑生:女神!女神様や!
滝瑞果:ミーナ!ミーナ!ミーナ!ミーナ!(サイリウムを振る群衆)
夏川ミナ:どっちに渡せばいいんだろうこれ、ロコロコくんかなw
夏川ミナ:ロコロコくんが成功したに違いない!ロコロコくんに渡します。
ロコロコ:じゃあ僕!
芙蓉堂太一:やったぜー
ロコロコ:そしてあとで芙蓉堂くんに渡す!
ロコロコ:じゃあ情報収集かな……。長かったな……。
ロコロコ:それとも先にロールする?
芙蓉堂太一:いただきます……
ロコロコ:ロール先のほうがいいか!情報が出てきてそれどころじゃなくなるかもしれないし。
ロコロコ:じゃあ男子会からやろうぜ!
芙蓉堂太一:オッケー!
ロコロコ:ピラミッド辺うろついてようか。
朝倉侑生:ほいさ!
芙蓉堂太一:はーい

GM@LAW:【学園島 大ピラミッド地帯】
朝倉侑生:「フィーネって子、見つからなかったねえ」髪先をいじりながらプラプラ歩いてます。
芙蓉堂太一:「うーん、こっちに行ったと思ったんだけどな……」きょろきょろと辺りを窺いながら。
朝倉侑生:「…ね。太一くん、その眼鏡いつからかけてるの?」
芙蓉堂太一:「んー、紛争が始まるちょっと前かなあ。似合う?」
ロコロコ:こちらも昔気球が突っ込んだ穴が塞がってるのを見て、おーとか言ってます。
朝倉侑生:「うさんくさーい」
芙蓉堂太一:「うさんくさいかー。素行良さそうに見えないー?」ちょっとしょんぼり。
芙蓉堂太一:「やっぱり下心があるといけないのかなあ」
朝倉侑生:「むー、そもそも太一くんが風紀委員の味方してくれるなんて、思ってなかったから」
朝倉侑生:「……下心、あるんか~い」ツッコミ。
芙蓉堂太一:「……まあねえ。僕はさ、ほら、行きたいところがあって……ってまあ、ぶっちゃけるとティエラなんだけど」
朝倉侑生:「あは」笑います。「なになに、進展あったの?内緒話?なになになに?」
芙蓉堂太一:「進展はないよー。僕がひとりでがんばろうとしてるだけ」
芙蓉堂太一:「そのためには、アカデミアで上手いことやって、点稼いで、それで、ってのが一番近道かなって思ってさ」
朝倉侑生:「……って、こと、は」
朝倉侑生:「王女様に会うために、マジメになろーって…、それで今、こーして、ここにいるの?」
芙蓉堂太一:「そういうこと。……思ったより大事になっちゃってびっくりだけどねえ」
朝倉侑生:「うわ~~~、超純情~~!うっわ~!青春~!」
朝倉侑生:「あは…、太一くん、ほんっとー、意外とピュアだよね~。あはは」
芙蓉堂太一:「あはは。もうなんとでも言ってよ。……で、朝倉くんは、なんかあったの?」
朝倉侑生:「ん?ボクはね~…」言いあぐねる。「…んー、まあ太一くんなら大体知ってそうだし、いっか」
朝倉侑生:「こないだ友達になったフブキくんって子がいてさー。こないだ、会長と一緒に、殺されかけちゃった子」
芙蓉堂太一:「……ああ。あの事件の……」
朝倉侑生:「うん。あ、でも誤解しないでね~?だから指名手配の犯人をやっつけよー!とか、そーいう人間じゃないよ?ボクは」
芙蓉堂太一:「まあねー、そういうシンプル熱血は似合わないよね」うんうん、と頷く。
朝倉侑生:「フブキくんがどーこーっていうよりかさ。それよりもさ。気づいたら色々巻き起こってたのが、なんか」
朝倉侑生:「更正プログラムとか、学園のソンボーとか自由とかさー。なんか、そーいうの、ムカつくよね!」
芙蓉堂太一:「……朝倉くんはねー、そういうところでムカつけるの、強いよね」
朝倉侑生:「んむ?好きになっちゃった?」
芙蓉堂太一:「僕なんかはあるものを適当に利用しちゃおうって思ってるだけだもんね。疑問を持てるのは……偉いよ」
芙蓉堂太一:「やー、どうしよう! 二股になっちゃうよねー」へらへらと笑う。
朝倉侑生:「あっは!きもちわるーい~~」けらけらと笑い返す。
ロコロコ:ではそのあたりで辺りをうろつくのをやめて二人に近づいていこう。
ロコロコ:「はっはっは。楽しそうだねふたりとも。」
朝倉侑生:「ロコくんも混ざる~?」
芙蓉堂太一:「お、ロコロコくん。首尾はどうよ」
ロコロコ:「どろどろ~。」と、溶けるふりをして。「ん。やっぱりこの辺にはもういないみたいだねえ。」
ロコロコ:「別れた滝先輩たちも気になるし。ここは引き上げたほうが良さそうかな。」
芙蓉堂太一:「やっぱりかあ。一度合流だね」ふう、と息をつく。
朝倉侑生:「番長連のひとたちに見つかってませんよーにー」ぷらぷら両手を振り回す。
芙蓉堂太一:「……どうなるのがいいんだろうね、あの子にとっては」ぽつりと。
ロコロコ:「どうかな。でも僕達にとっては、僕達の方に来てもらったほうがいいよ。」
ロコロコ:「敵の進捗も、斥候とかが居れば分かるんだろうけどねえ。あ、そうだ。戻る前に。芙蓉堂先輩、はいこれ。」と言って、芙蓉堂先輩に何かを差し出すよ。
芙蓉堂太一:「まあそうだ。そりゃそうなんだけど……なんか変な事言ったな、僕」
芙蓉堂太一:「え?」受け取りましょう。
朝倉侑生:「ん?」
ロコロコ:では黒光りする拳銃が先輩に手渡されるよ。銃弾も入ってる。安全装置を上げないように気をつけてね。
芙蓉堂太一:「わ、わわわ、銃じゃん!」そーっと取り扱う。
朝倉侑生:「うわあ」思わず半笑いになる。
朝倉侑生:「なーにそれ。ロコくんの私物?」
ロコロコ:「さっき風紀委員の詰め所で拾ったんだ。サポーターらしいけど、僕と一緒ならそれだけで一流になれるから。」
芙蓉堂太一:「……」銃とロコロコくんを交互に見て。「僕は……」
芙蓉堂太一:「……いや、なんでもない。そうだね。使う時が来るかもしれない」しっかりと握り締める。
ロコロコ:「そうそう。どこで襲われるかもわからないからね。備えあれば憂い無しだよ。」
芙蓉堂太一:(……本当は、自分で人を傷つけるのは、やりたくない。そう思ってたけど)
芙蓉堂太一:(決めたじゃないか。目的のためなら、何を捨てたって構わない)
芙蓉堂太一:「うん。大事にする。ありがとね!」にこにこと笑う。
ロコロコ:「どういたしまして。まあ、半分は僕のためなんだけどね。」
ロコロコ:「自分に力は使えないからさ。嫌かもしれないけど、一緒に居る人が闘えないと、困っちゃうんだ。」
芙蓉堂太一:(……でも、僕はこの銃で、一体誰を撃つことになるんだろう……?)
芙蓉堂太一:「なるほどね。SSランクにもそういう悩みがあるわけだ。覚えとくよ」
朝倉侑生:「…ちなみにさー、なんでロコくんは風紀委員の味方することにしたの?」首を傾げます。
ロコロコ:「お願いするよ。でも、この戦いが終わるまでね!その後まで覚えられてると、他の人に売られちゃいそうだ。」
ロコロコ:「ん?ああ。単純な理由だよ。」
ロコロコ:「友達が多いからさ。一緒に何かするなら、そのほうがいいじゃない。」
朝倉侑生:「…え~?なーにそれ」ケラケラと笑う。「変なのー、なーに、それー」
芙蓉堂太一:「ふーん。なーるほどねえー。理由もいろいろだ」
朝倉侑生:「友達とのケンカじゃないんだからさ~。あはは!おもしろーい」
ロコロコ:「そんな変かなあ?SSランクの割に、身近で好感が持てるいい理由だと思ったんだけど。うーん。」
ロコロコ:「ああ、そういうことか。なるほど。」
ロコロコ:「僕は最後には、そうなるんじゃないかと思ってるからなあ。そのせいかもね。」
ロコロコ:「会長は倒れちゃったし。生徒会の子も大変で、学園皆がいがみ合ってるけど。」
ロコロコ:「やっぱりそういうの、似合わないじゃない。だから最後には喧嘩して仲直りできる。と、僕は思ってるよ。」
芙蓉堂太一:「ちょーっと物騒なケンカだけどね」拳銃に目を落とし。「でも、そうなるに越したことはないよねえ」
朝倉侑生:「わー!」目が輝く。「ボクもそーいうのだったら、良いと思うなっ!賛成賛成っ!」
芙蓉堂太一:「僕だって、ギスギスしたまんまがいいと思ってるわけじゃない」
ロコロコ:「そうそう。でも皆、シリアスだからさ。身近な人が巻き込まれてない僕くらい、何時もどおりでいないとね。」
朝倉侑生:「いっつもどーりかあ」首をかしげる。
朝倉侑生:「だいじょーぶかなあ、あの二人」
ロコロコ:「皆が戻り方を忘れちゃわないようにね。」
ロコロコ:「平気だよ。二人だけでダメなら、僕達が助けてあげればいいさ。」
芙蓉堂太一:「かーっこいいー」口笛を吹く。
朝倉侑生:「ロコくん良い事言う~」ぱちぱち。
ロコロコ:「はっはっは。でもその時は、先輩も助けてくださいね。二人の事をよく知れば、助けるのも簡単になるんですから。」
芙蓉堂太一:「そだね。僕も自分のことばっかりじゃなくて、少しは人のこと見てあげないと、かな」
朝倉侑生:「太一せんぱ~い。あはは!似合わなーい。あはは」
ロコロコ:「僕から見たら様になってるけどなあ。付き合いが長いと違うんだね。」
ロコロコ:「と、それじゃ早速見に戻りましょうか。噂の二人の様子をね。」と言って、合流場所に向かって二人を先導するよ。
朝倉侑生:「はいはーい★」
芙蓉堂太一:「うん、行こう行こう」

滝瑞果:では、少し時系列が戻って
滝瑞果:先程の遭遇戦の直後辺りで話させてもらっていいでしょうか。
夏川ミナ:撤退しろーって言われたちょっとあとですね
滝瑞果:そうです。滝さんは殿だったので、
滝瑞果:ミナちゃん達が撤退し終わった後で、のろのろとその後を追いかけています。
夏川ミナ:いいですね!じゃあ、安全地帯まで逃げてきたあたりでペースを落としましょう。
滝瑞果:「……」特に、急いで追いかけていたわけではないが、
滝瑞果:顎から雫が落ちる。汗でびっしょりだ。
夏川ミナ:「滝さん」 《ウサギの耳》で周囲の追っ手を探っていた。
夏川ミナ:ハンカチを渡します。夏澄ちゃんと一緒に買いにいった、かわいい花柄のやつだ。
滝瑞果:「……あ、なに?」
夏川ミナ:「もう大丈夫です。追っ手が来る気配はありません」
滝瑞果:「ハンカチ…………あっ」少しボーッとしていたが、
滝瑞果:「へ、へへへ!いいのかな~~!ミナちゃんのハンカチを、あたしに渡しちゃってさ!」
夏川ミナ:「はい、いいのです。滝さんだから渡すのです」
滝瑞果:「うん、ありがとう……ちょっと、ごめん、マジで借りるね」
滝瑞果:顔の汗を拭う。
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:何から話そうか考えるような素振りをしながら、そばを離れない。
滝瑞果:「……ミナちゃん」
夏川ミナ:「滝さん。いくつか質問をしてもよろしいですか?」
夏川ミナ:ほぼ同時に言う。
夏川ミナ:「はい」
滝瑞果:「ごめん、……ごめん、じゃあ、あたしから言うわ」
滝瑞果:「戦わなくてもいいんだよ」
滝瑞果:「別に、UGNの任務じゃないんだ……相手だって、その、香澄ちゃんとか、いるじゃん……」
滝瑞果:「ミナちゃんだって、それは辛いでしょ」
夏川ミナ:「今日の下着の色は……え?」
夏川ミナ:「…………。」
夏川ミナ:「そうですね。辛いです」
夏川ミナ:「昨日までのお友達とどうして戦わなければならないのか、未だに悩んでいます」
夏川ミナ:「どうして。戦わないといけないのでしょうね」
滝瑞果:「ミナちゃん……ミナちゃんって、すごく真面目で、そういうのすげー偉くて、エロいなって思うんだけど」
滝瑞果:「今回ばっかりは、いいよ。やめたほうがいい」
滝瑞果:「どうして戦うとか、皆のために頑張るとか、そういうのは」
滝瑞果:「全部次に回したほうがいい」
夏川ミナ:「……“マジに”」
夏川ミナ:「“ならないほうがいい”?」
滝瑞果:「……ちょっと違うかな……」
滝瑞果:「あ、ミナちゃんの……質問、聞いていいかな。下着の色のことだっけ?」曖昧に笑う。
夏川ミナ:「私ですか。そうですね」
夏川ミナ:「ずっと気になっていた事がありました」
滝瑞果:「いいよいいよ。なんでも聞きなさい」
夏川ミナ:「……」 目を閉じる。
> 滝瑞果:「ミナちゃん!」嵐の中で叫ぶ。 「任務じゃないからな!!」
> 滝瑞果:「真面目に相手してやるな、そんなやつ!」
夏川ミナ:「……。……」
> 滝瑞果:「マジなところとマジじゃないとこは、ちゃんと線引きしてるさ……」
夏川ミナ:「滝さん、どうして」
夏川ミナ:「マジで戦う事を、そこまで否定されるのですか」
夏川ミナ:「否定、というか……」
夏川ミナ:「ひどく恐れていらっしゃるように見えます」
夏川ミナ:「前回も。今回も。ずっとです」
滝瑞果:「……ミナちゃん、アカデミアで」その場に座って、話し始める。
滝瑞果:「アカデミアで、一番強いオーヴァードって誰だと思う」
夏川ミナ:「強いオーヴァードですか」 ぺたりとその場に座る。
夏川ミナ:「…………。杓子定規な答え方しかできませんが」
夏川ミナ:「SSランクの中でもとりわけ強い人物、ロコロコさんだと思います」
夏川ミナ:「広域に渡る能力、出力、判断力。弱点たる自己防衛能力すら、その出力でカバーできるはず……」
滝瑞果:「ロコロコか……あいつは確かにすっごい能力だけど、一人で戦えるやつじゃないからな……」
滝瑞果:「あたしの考えだと、普通に……ささきちゃんか、ディオゲネスの“マスターブレイド”辺りだって思うんだけどさ」
滝瑞果:「そいつらの強さはイメージできる?ミナちゃん。アカデミア最強の連中と戦った時」
滝瑞果:「どういう感じかっていうの」
夏川ミナ:「正直に言えば、恐ろしいと思います」
夏川ミナ:「強さは……強さのイメージは……」
夏川ミナ:「漠然としたものしかありません。ただ、1対1で倒すには相当の策を練って、それが上手く当たらなければならないだろうという事くらいです」
滝瑞果:「そっか、結構意外だな……あたしは大体分かる。ぶつかればどの程度戦えて、どの程度負けるのか」
滝瑞果:「……でも、“ある程度”」左手を握りしめる。
滝瑞果:「止められたはずだったんだよ」
滝瑞果:「負けるにしても、時間を稼いだり、凌ぐなりして――」
滝瑞果:「――会長や、フブキくんは、守れるくらいのことは想定してた」
滝瑞果:「へっへっへ……どう思う?ミナちゃん。あたしと……あたしと、エリスがいたんだぞ」
夏川ミナ:「滝さん。襲撃事件の事なら、あれは滝さんのせいではありません」
滝瑞果:「分かってる!」
滝瑞果:「あたしと、エリスがいたんだぞ!」
滝瑞果:「ミナちゃん……マジの、話なんだよ」項垂れたまま、並んで座るミナの肩に手を置く。
滝瑞果:「これまでイメージしてた、“アカデミアの最強”なんか」
滝瑞果:「――全然、次元が違う。今度の敵ばっかりは、本当に、やばいんだ」
夏川ミナ:「……次に回したほうがいい、とおっしゃいました」 置かれた手を握る。
夏川ミナ:「やばいのは、分かりました」
夏川ミナ:「いつもと空気が違うのも、感じています」
夏川ミナ:「でも、だからこそ、ここで戦わないと」
夏川ミナ:「滝さん」
夏川ミナ:「ここで!戦わないと!」
夏川ミナ:「次が来ないかもしれないんです!滝さん!」
滝瑞果:「……っ……」
滝瑞果:「いいよ……別に……」
夏川ミナ:「え?」
滝瑞果:「なんて名前だったっけ……フィーネだっけ?」
滝瑞果:「その子のことだって、どーーぉっでもいい」
滝瑞果:「番長がひっ捕らえてくれて全然かまわないし、島からもう逃げてってくれたほうがありがたいよ……フフ」
滝瑞果:「さっき、平賀迅がいただろ……」
滝瑞果:「あいつが、あの時の、犯人なら」
滝瑞果:「本当に……本当の、本当の、本当に、あたしが、マジになっても」
滝瑞果:「ミナちゃんが。死んでたかもしんないんだ」
夏川ミナ:「滝さんは、どっちなのですか?」
夏川ミナ:「誰かが死ぬ事を恐れていらっしゃるのか。自分が死ぬ事を恐れていらっしゃるのか……」
滝瑞果:「どっちも怖くないやつなんているのか?」
夏川ミナ:「たまに、います。自分が道具だと教わった人間とか」
滝瑞果:「……道具は道具だよ。兵器は兵器だ」立ち上がる。
滝瑞果:「人間は人間だよ。どれも、代わりにはなれない」
夏川ミナ:「そうですね。それはアカデミアに来てよくわかりました」
滝瑞果:「ミナちゃんは、アカデミアが好き?どうして戦おうって思うの?」
夏川ミナ:「どうして……そうですね」
夏川ミナ:「最初はぼんやりとしていました。事件が起こったから、所属している風紀委員会の指示に従おうと」
夏川ミナ:「その後、少し憤慨しました」
滝瑞果:「……そうなの?」
夏川ミナ:「はい。平賀迅は私の友人ですから」
夏川ミナ:「彼が襲撃犯なら――気障な予告状の一つでも叩きつけてこないと、話が合いません」
夏川ミナ:「犯人なわけがない。潔白を証明してやろうと思いました」
滝瑞果:「…………」
夏川ミナ:「でも、さっきまでは後悔していました」
夏川ミナ:「友人達と戦うのは、辛い。滝さんの言うとおり身を引こうかと、ついさっきまで思っていました」
夏川ミナ:「滝さん」 肩に手を置く。
滝瑞果:肩はまだ、緊張でこわばっているのが分かる。
滝瑞果:先程の戦いで、滝瑞果は一切動かなかった。
滝瑞果:全神経を集中して、平賀迅が何かを仕掛けてこないかだけを観察していた。
夏川ミナ:「滝さん。私は、アカデミアを取り戻します」
夏川ミナ:「みんなが笑って、莫迦な事をして、毎日騒ぎが起こって、でも最後には元通り。そんなアカデミアを取り戻すために戦います。」
滝瑞果:「ああ……ああ」頷く。
滝瑞果:「ミナちゃんが、そう言ってくれるようになって、あたしは本当に……よかった」
滝瑞果:「アカデミアも、きっと喜んでるよ」
夏川ミナ:「足りません」
夏川ミナ:「私は我儘になってしまいました。滝さんにも喜んで頂きたいです」
夏川ミナ:「滝さんに……また以前のように笑って頂くためにも、犯人を必ず倒します」
滝瑞果:「ミナちゃん。ミナちゃんは、やっぱり……」
滝瑞果:「すっごくいい子だよ」顔を見せないまま言う。
滝瑞果:「こんないい子を、死なせたりしないからな」
滝瑞果:「その時が来たら、絶対ーーマジに、守るから」ミナちゃんを抱きしめて、頭の後ろをポンポンと叩きます。
夏川ミナ:「ふ。ふふふふ」 くすぐったそうに笑う。
夏川ミナ:昔の自分なら、“自分の代わりになるチルドレンや風紀委員はいくらでもいるので、不要”とか言っていたかもしれない。
夏川ミナ:丁度、滝さんと出会った頃の自分なら。
夏川ミナ:「ありがとうございます、滝さん」
夏川ミナ:「誰も欠けずに帰りましょうね。日常生活に」
滝瑞果:「……どうかな」
滝瑞果:「あの時、あたしとエリスでも防げなかったんだ。けれどさ……もしも」
滝瑞果:「考えちゃうんだよ」
滝瑞果:「あたしが、ふざけてなくて……最初からマジだったら、どうにかできたんじゃないのかって」
滝瑞果:「……マジなやつが怖い理由、まだ答えてなかったっけ?」
夏川ミナ:目をパチクリとさせる。 「はい」
滝瑞果:少しかがんで、ミナちゃんに目線を合わせる。
滝瑞果:「人間と、人間が、マジで戦うと」
滝瑞果:「死ぬからだよ」
夏川ミナ:「死にますね」
夏川ミナ:「…………。」
滝瑞果:「……ふへへへへへ、なーんて」
夏川ミナ:「困りました。“もう誰も絶対死なせません”などと無責任な事は言えませんし」
滝瑞果:「大丈夫大丈夫!なんとかなるって!ミナちゃんは、いつもどおりぶっ飛ばしちゃってよ」
滝瑞果:「全然……全然、マジになる必要なんかないって」
夏川ミナ:「むう」
夏川ミナ:「どうも、滝さんを無理させている気がします」
滝瑞果:「無理してるに決まってるじゃん」
滝瑞果:「今日はまだ誰のスカートの下にも潜ってない」
夏川ミナ:「ふふふ」
夏川ミナ:「滝さん。私は、滝さんのお友達でいたいです。対等なお友達でいたいです」
滝瑞果:「へっへっへっへ」
夏川ミナ:「頼りないかもしれませんが、辛くなったら頼ってくださいね。スカートに潜って頂いてもいいですし、悩みも聞きますから」
夏川ミナ:「もちろん、スカートに潜ろうとしたら全力で迎撃しますから、お覚悟を」
滝瑞果:「大丈夫。随分言った。それに、何だかんだ言って、あたしは守る相手がいたほうがいいんだ」
滝瑞果:「ミナちゃんがいるほうが、きっとあたしも上手くできる」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「私も、滝さんがいれば、きっと上手く出来ると思います」
滝瑞果:「そうだよな……あたしたちは、あの“クエスチョン”のテロだって、どうにかしたよな」
滝瑞果:「誰も死なせずにやれたよな」
夏川ミナ:「はい。私達は最強の治安維持部隊です」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「ふぁいとーーーーー!」 急に大声を出す。
夏川ミナ:「おおーーーーー!」
滝瑞果:「うおい!」ビクッと身体を震わせる。
滝瑞果:「えっ、あ?何??」
夏川ミナ:「アイドルの時に……はあっ、はぁ……こうやって気合を入れて、弱気を吹き飛ばすのです。滝さんも、やりましょう!」
夏川ミナ:「ふぁいっとーーーー!」
夏川ミナ:叫びながら滝さんの手を取って、とっくの昔にみんなが去っていった方に歩き出します。
夏川ミナ:「ふぁ!い!とおーーーーーー!」
滝瑞果:「えっへ……こんな時に、マジかよ……」
滝瑞果:「もう、フブキくんみたいじゃん、ミナちゃん……」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「おおーーーーー!」
夏川ミナ:「おおーーーっ!」
滝瑞果:「ふぁいっ、とーーーーー!」
夏川ミナ:「うぉうおーーーー!」
滝瑞果:ミナに手を引かれるように、走っていく。
滝瑞果:後輩/夏川ミナ/庇護/恐怖:○/ロイス

【CHAOS/ミドルフェイズ2-1:情報収集】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:次はミドル2シーン目。
GM@CHAOS:情報収集と作戦立案のシーンになります。
GM@CHAOS:PCは全員登場だ。
平賀迅:1d10-1
DoubleCross : (1D10-1) → 9[9]-1 → 8

GM@CHAOS:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
平賀迅:62->70 キッツいな!
柳武歩:1d10-1
DoubleCross : (1D10-1) → 5[5]-1 → 4

羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:54->63)
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+3(1d10->4)-1した(侵蝕率:56->59)
柳武歩:足して、58です
柳武歩:平賀くんきっついな!
エリス・トリオン:1d10+52-1
DoubleCross : (1D10+52-1) → 4[4]+52-1 → 55

GM@CHAOS:皆さんぼちぼち上がってきていますね
エリス・トリオン:平賀くん、やっぱり緊張してるのか狙われてるのか
平賀迅:これもLAW陣営の陰謀なんだ
柳武歩:ゆるせないぜ
GM@CHAOS:ゆっ許せないぜ!
霧灯夢二:LAW陣営は倒すしかないぜ
GM@CHAOS:それでは、シーンの初めにミドルフェイズの進行について説明をしておきましょうか
柳武歩:聞こう。
GM@CHAOS:ロウ陣営のセッションを見ていた人は繰り返しになってしまいますが、聞くがいい
羽石夏澄:おねがいします!
霧灯夢二:あなたは…カオス陣営GM仮面!
平賀迅:ほほう、面白いやつなのです
GM@CHAOS:まず、本シナリオの構成は大きくいくつかに分かれています。3つとか4つとかそれぐらいだ
最初にミドルフェイズ冒頭の【開始イベント】!
GM@CHAOS:これはこの間の5対5の直接戦闘ですね
GM@CHAOS:顔合わせの役目を果たしたり、先攻後攻のじゃんけん代わりでした。
次に「イベントキーワード」が手に入ったりする【情報収集シーン】
GM@CHAOS:それがまあこのシーンです
GM@CHAOS:イベントキーワードとは何か?
GM@CHAOS:それについては次の項目で一緒に説明しましょう
三つめに「イベントキーワード」に関連して発生する【対決イベント】
GM@CHAOS:この対決イベントは実際にキミたちカオス陣営がロウ陣営のPCたちと
GM@CHAOS:戦闘をしたり判定対決をしたりして勝敗を決してもらいます
GM@CHAOS:前述のイベントキーワードの手に入れていると、この対決イベントでちょっと有利になったりどんな対決をしたりするかが事前に分かったりする
GM@CHAOS:要するに合戦のための戦支度や敵陣の情報収集のためのアクションをシステム的に表したものがイベントキーワードなのだ
GM@CHAOS:また、【対決イベント】には原則として登場人数が指定されており、先にチームで選んだPCしか登場することはできない
GM@CHAOS:なんかガード役が必要っぽいから途中からエリスくんを登場させてメイン盾にしようとかそういうことはできないのだ
霧灯夢二:ガードベントは使えないか…
エリス・トリオン:くそう
GM@CHAOS:一戦ごとに対決の勝利数を記録し、この対決イベント全体での勝敗を決める!
GM@CHAOS:対決イベントは大きく三つのステージに分かれており、ラインナップは次のとおり!
1stステージ
「1on1 追跡戦・???」
「1on1 殲滅戦・???」
「1on1 奇襲戦・???」
「2on2 情報戦・???」
2ndステージ
「2on2 交渉戦・???」
「3on3 近接戦・???」
Finalステージ
「5on5 総力戦・???」
GM@CHAOS:対決で全部で七つ!つまり四つ以上勝利した方が対決イベントを制する!
霧灯夢二:なるほど…
羽石夏澄:ふーむむ
エリス・トリオン:殺せばいい
平賀迅:そうだぜ殺すのだぜ
エリス・トリオン:混沌こそが王を生むのだ
GM@CHAOS:そして各ステージごとにPCはどれか一つの対決にしか出場することはできない。考えて出場選手を選ぶといい
霧灯夢二:考えよう!
GM@CHAOS:この対決イベントが終了すると
柳武歩:ヘーイ
いよいよ最終決戦となる「決戦イベント」へと移行する!
GM@CHAOS:対決イベントで勝利した陣営が非常に有利な状態でこの決戦イベントに進むことができるぞ!
エリス・トリオン:質問ですが
GM@CHAOS:はいはい
エリス・トリオン:対決イベントの、なんというかメタ的なシーン進行はどうなるんですかね
エリス・トリオン:片方陣営が同じイベントキーワード出す→対決イベントが発生→選手を選ぶ →選手同士で合う時間で別個シーン?
GM@CHAOS:イベントキーワードはあくまでも有利な修正が得られたり、対決の内容の判別に便利なだけのものでして
GM@CHAOS:所持がイベントの発生には必須ではない
GM@CHAOS:なので、このシーンの終わりにでも皆さんに話し合ってもらいまして
GM@CHAOS:まずは1stステージのどの対決に誰が出るかを決めてもらいます
GM@CHAOS:ロウ陣営でも同じように出場者を秘匿回線で決めてもらいまして
GM@CHAOS:あとはGMの方で対戦者の日程を調整して対決を行います
エリス・トリオン:なるなる
柳武歩:なるほどー。イベントキーワードを出すにはどんな判定をするのかしら。
霧灯夢二:ほうほう…
GM@CHAOS:イベントキーワードの入手はこのシーンでの情報収集にかかっています
エリス・トリオン:む
エリス・トリオン:チャンスは1シーンだけ?
GM@CHAOS:1stステージのものに関してはこのタイミングしかないです!
エリス・トリオン:ういさー
柳武歩:失敗したら、どれで判定するかわからないまま対決に挑む事になるわけね
羽石夏澄:なるほどなるほど
エリス・トリオン:遭遇戦コワイ
羽石夏澄:がんばらないと
GM@CHAOS:そういうことです
霧灯夢二:こわいー
GM@CHAOS:あっ、あと対決イベントには勝利するとボーナスが得られるものもあるので、そこで手に入ることもあります
GM@CHAOS:イベントキーワードを入手すると先ほどの「3on3 近接戦・???」の後ろの???が埋まるようなシステムです
GM@CHAOS:あと、どうしてもイベントキーワードがほしい時は無道ささきのNPC効果を使う手もある
平賀迅:そう、それがあるのだ
GM@CHAOS:他に説明してないことあったかなぁ
霧灯夢二:うむむむ
霧灯夢二:こちらは大丈夫です。
柳武歩:情報収集の項目は共有メモにあるやつですか?
GM@CHAOS:あっ、あと対決イベントで敗北したとしても、勝利数が多ければその分だけ有利にはなるので頑張ってください
GM@CHAOS:情報収集項目は判定をするときになったら出します!
柳武歩:あい。オーケーです
GM@CHAOS:だいたい説明はこんなところかなぁ
GM@CHAOS:何か質問とかはありますか?
エリス・トリオン:今のところなし! 早く俺の斧で首をはねたい!
柳武歩:殺意、抑えて
平賀迅:とくにないです!
GM@CHAOS:斧がほしいのであれば、購入判定が必要です
柳武歩:ないです
羽石夏澄:あの、対決イベントの共有メモ、総力戦のところが???になってないんですが大丈夫なんでしょうか…!
GM@CHAOS:あ、あれはバグです!こっそり直します!
羽石夏澄:わかりました!見なかったことにします!
GM@CHAOS:では、さっそく情報収集項目をお伝えしましょう
柳武歩:お願いします。
霧灯夢二:お願いします!
GM@CHAOS:情報収集項目は次のとおり
情報収集項目
・フィーネについて〈情報:アカデミア〉難易度7
・フィーネの隠れ家について〈情報:噂話〉難易度8
・クライン・ネバーエンズについて〈情報:UGN〉難易度9
・学園抗争の戦況について(番長連)
〈情報:アカデミア〉難易度10
〈情報:UGN〉難易度12
GM@CHAOS:項目はこの五つ
GM@CHAOS:学園抗争の戦況については番長連陣営と風紀委員陣営で出てくる情報がちょっとだけ違います。
霧灯夢二:四つですよね
平賀迅:学園抗争の戦況が情報アカデミアで出るのと情報UGNで出るのと二種類って事でしょうか
GM@CHAOS:ですです
霧灯夢二:ああ、そういう事でしたか、すいません。
GM@CHAOS:調べる技能によって出てくる情報と手に入るイベントキーワードが異なります。
柳武歩:おお、出る内容が違うのか
羽石夏澄:ふむふむ
GM@CHAOS:もしこの項目以外の情報を調べたいという場合はその場でGMがでっち上げますので、言ってください。
GM@CHAOS:ミナちゃんの個人情報とかね。
平賀迅:!
GM@CHAOS:ただしその時はイベントキーワードは入手できないおそれがありますので、お気を付けください。
夏川ミナ:それでっちあげんの!
霧灯夢二:個人情報はめっちゃ気になりますが押さえておきます。
エリス・トリオン:滝さんの下着の色とかも・・・?
GM@CHAOS:そう、GMの手にかかればでっち上げ放題なのだ
夏川ミナ:あっ、それは気になる
夏川ミナ:キャラ背景と同じライムグリーンだといいなー
GM@CHAOS:こら、夏川!PLじゃない人は入ってこない!
夏川ミナ:こっち見学じゃなかった・・・
GM@CHAOS:勝手に入ってこられると下着の色をでっち上げることができないじゃないですか
GM@CHAOS:では、判定をしたい人から情報収集に挑戦するとよいでしょう
霧灯夢二:行きます!・学園抗争の戦況について(番長連)〈情報:アカデミア〉難易度10!
霧灯夢二:こっちを振ります!
GM@CHAOS:高めのやつを!
霧灯夢二:《紡ぎの魔眼》使用。さらにラッキーメダル:ホワイトとコネ:学園通の友人を加えて…
霧灯夢二:6dx+3ですね。
GM@CHAOS:なんかいっぱい使ってる……!
霧灯夢二:6dx+3>=10
DoubleCross : (6R10+3[10]>=10) → 9[3,4,6,6,8,9]+3 → 12 → 成功

霧灯夢二:成功!
GM@CHAOS:くっ、成功しおったか!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:59->60)
柳武歩:さすがだよー
平賀迅:これが編集の力だ
エリス・トリオン:流石だ! では私も振る・・・が
GM@CHAOS:が?
エリス・トリオン:振るのは判定ではない!エンブレム《グリーディ》だ!
エリス・トリオン:生徒会を出奔したことで得たこのエフェクトで、財産点をひみつの方法で増やします
エリス・トリオン:2d10+5
DoubleCross : (2D10+5) → 10[3,7]+5 → 15

GM@CHAOS:なんと!許せないが、使用を許可しよう!
エリス・トリオン:フォハハハハハ
エリス・トリオン:金持ち
柳武歩:金持ちだ…
GM@CHAOS:期待値どおり!やりおる!
エリス・トリオン:そして得た力で、UGN12を振ります
GM@CHAOS:やれるものならやってみろ……!
エリス・トリオン:ホワイトメダルで1増やして、
エリス・トリオン:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 10[1,1,10]+8[8]+4 → 22

霧灯夢二:スゲー!
GM@CHAOS:ゲーッ!?高い!
柳武歩:あわわ…
エリス・トリオン:すごく分かった
GM@CHAOS:これでは下着の色まで分かってしまうかもしれない
エリス・トリオン:これはもう、敵さんの戦力など丸わかりでは
平賀迅:金は、持っているだけで使わなくても力を発揮する。みんな知ってるね
エリス・トリオン:マジかよ
柳武歩:戦況はエリス・トリオンが全て把握した…
柳武歩:勝ったな…
エリス・トリオン:というわけでクリアです
GM@CHAOS:では、他の人はどうしますか
柳武歩:じゃあ自分は・クライン・ネバーエンズについて〈情報:UGN〉難易度9
GM@CHAOS:この情報も比較的高い!
柳武歩:ラッキーメダル・WHを取り込み一体化!(器物使い)で+3dだ
柳武歩:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[5,6,7,8,10]+8[8]+1 → 19

柳武歩:わー
GM@CHAOS:つ、強い……!
GM@CHAOS:このままでは全て突破されてしまう……!
平賀迅:ククク……
平賀迅:それはどうかな……?
柳武歩:おいww
GM@CHAOS:フラグが立った
平賀迅:では次は私めが
平賀迅:この社会弱者平賀が! ・フィーネについて〈情報:アカデミア〉難易度7 を調査しようと言うのだーッ!
GM@CHAOS:おお、お前は四天王の中でも一番の社会弱者
平賀迅:四天王の中でも一番の社会弱者、すごく情けない
平賀迅:侵蝕率が侵蝕率だからな、援護の風はケチらせてもらう!
平賀迅:2dx+1=>7
DoubleCross : (2R10+1[10]>=7) → 8[3,8]+1 → 9 → 成功

平賀迅:どうも、PC1です
霧灯夢二:平賀くん!頼れるー!
柳武歩:しびれるぅ!
エリス・トリオン:PC1~
エリス・トリオン:この気障野郎~
GM@CHAOS:や、やりやがった……!
平賀迅:ヘッヘッヘ
羽石夏澄:やったぜ!
羽石夏澄:じゃあ最後は私が!・フィーネの隠れ家について〈情報:噂話〉難易度8を振るぜーっ
羽石夏澄:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 8[3,4,8,8] → 8 → 成功

GM@CHAOS:やれるものならばやってみるがいい!
羽石夏澄:よし、よし!
GM@CHAOS:あーっ!
霧灯夢二:強い!
平賀迅:やってやったぜ!
GM@CHAOS:ぜ、全成功しおった!困る!
霧灯夢二:これが…カオス陣営の結束…力だ!
柳武歩:絆の力…!
GM@CHAOS:それでは順番に情報収集の内容を公開していきましょう
エリス・トリオン:もはや勝ったも同然・・・
平賀迅:カオスのKはキズナのKというわけね
羽石夏澄:Kaosu
柳武歩:Cだろ!
霧灯夢二:カオスの頭文字はCだよ…
エリス・トリオン:キズナイーバーだ
GM@CHAOS:まずは・学園抗争の戦況について(番長連)〈情報:アカデミア〉のものから
・学園抗争の戦況について(番長連)〈情報:アカデミア〉
番長連陣営による自由を手にするためのゲリラ戦は一部の風紀委員に任務を放棄させるなどある程度の戦果を挙げている。それだけでなく以前開発した自律稼働型の仮面を使って戦況を混乱させようとしたカルペ・ディエムに手傷を負わせることにも成功している。
今回のチーム戦においても、相手側の動向を探っていくことで、PC1人に対して遠距離から狙撃や強襲を仕掛けて妨害をすることができる。
イベントキーワード「1on1 奇襲戦・バックスタブ」を入手する。
GM@CHAOS:というわけで「1on1 奇襲戦・バックスタブ」は直接戦闘がメインになります。
GM@CHAOS:情報は以上。
GM@CHAOS:次!
GM@CHAOS:同じく今度は〈情報:UGN〉によるもの
・学園抗争の戦況について(番長連)〈情報:UGN〉
風紀委員の管理体制は生徒の自由を奪うだけでなく、攻撃による無関係の生徒への被害も出している。ディオゲネス・クラブへの攻撃に巻き込まれ、実際に剣道部主将の御剣玄弥が負傷しており、許せない。
今回のチーム戦においても、相手側のPCたちを狙って、直接襲撃を仕掛けて戦力を削ることができる。
イベントキーワード「3on3 近接戦・直接攻撃」を入手する。
エリス・トリオン:わー許せないわー
エリス・トリオン:善良な剣道家を攻撃とか、ないわー
霧灯夢二:くっ、赦せない…
霧灯夢二:御剣先輩はあんなにいい人なのに
羽石夏澄:許せないぜ
柳武歩:この仇はかならず…
GM@CHAOS:そんなわけで「3on3 近接戦・直接攻撃」は複数人PCでの攻撃し合い、ダメージの出し合いがメインだ。
平賀迅:風紀こそが悪だと知ったのだ
柳武歩:だ、ダメージの出し合い…
GM@CHAOS:次!
・クライン・ネバーエンズについて
UGN中枢評議員の1人であり、穏健派の重鎮。オーヴァードアカデミアの創始者の1人でもある。中枢評議員だけあって戦闘能力も高く、その力は単騎で一個師団に匹敵するとされる。
また、彼がアカデミアに来たのと同じか少し後くらいから、学園都市の郊外で謎の兵器群や少女を見かけるようになったという噂がある。
イベントキーワード「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」を入手する。
平賀迅:殲滅戦か……これはね
GM@CHAOS:そんなわけで「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」は名前からも分かるとおり範囲攻撃やシーン攻撃ができるとちょっと便利かもしれません。
GM@CHAOS:次!
・フィーネについて
好奇心旺盛で明るく元気いっぱいな11歳くらいの外見の少女で、オーヴァード。風紀委員や番長連に追われながらも、スケッチブックを片手に学園島のあちこちを走り回っている。そのせいか、学園のいたるところに彼女の痕跡が残っているようだ。
イベントキーワード「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」を入手する。
GM@CHAOS:というわけで「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」は情報収集能力に長けた者が有利になる!2対2なので支援能力の使いどころもあるかもにゃ!
GM@CHAOS:最後だ!
・フィーネの隠れ家について
フィーネは学園のあちこちを歩き回っているが、今は主に学園都市のスラム街にある廃屋を隠れ家にしているようだ。それ以前には、学園島の内外にフィーネという少女が存在した記録はない。
イベントキーワード「1on1 追跡戦・アジトへの道」を入手する。
GM@CHAOS:チェイスです。【肉体】や〈運転:〉技能があるといいかもしれない!
GM@CHAOS:というわけで情報は以上!
エリス・トリオン:スラム街
GM@CHAOS:強盗やひったくりに遭う危険性があるので、あまり行くのはオススメしません。
平賀迅:これはもはやLAWサイドのケジメ案件では?
霧灯夢二:腕っぷしの強い人が行くっきゃないね
GM@CHAOS:そんなわけでこの情報をもとに話し合ったりきゃっきゃうふふしたりするとよいでしょう。
平賀迅:場所はOPと同じく番長詰め所にしましょうか
GM@CHAOS:シャワールームとかでもいいですよ
霧灯夢二:シャワールームだと狭いでしょ!
柳武歩:男女一緒に話せないでしょ!
GM@CHAOS:くっ、確かに実用的ではないか……!
平賀迅:戦地みたいに男女共用で簡素なパーティションで仕切られているだけなのかも……
霧灯夢二:どんだけシャワールーム推しなの
柳武歩:普通に詰め所でいいですヨー

GM@CHAOS:キミたちは再び番長連の詰め所に戻ってきた。
平賀迅:「結局、あのフィーネというのが何なのかについてだ」 詰め所に置いてあった木箱にどっかり腰を下ろす
柳武歩:「直接会って話したの、霧灯だけだしな」
柳武歩:霧灯夢二の傷口を、消毒液のついた脱脂綿でゴシゴシしている。
霧灯夢二:「どうだ?なにか掴めたか?…いたっ!」外見相応の悲鳴を上げる。
GM@CHAOS:番長連のアジトは殺風景ではあるが、手当のための道具などはしっかりと準備されているのだ。
柳武歩:「あ、悪い……つい自分基準でやっちまうんだよなこういうの」
平賀迅:「やれやれ、優しくしてやれよ」 腰を下ろした木箱の隙間に手を突っ込み 「うん、恐らく……よし」
平賀迅:小さな紙片を取り出す 「掴めた。今から読む」 で、情報判定で分かった事をざっと話します
羽石夏澄:「なんだか、ふわふわした感じの子でしたね、フィーネちゃんさん」壁にもたれかかって首をかしげる
霧灯夢二:「そう、ふわふわしてて、どこか不思議な子だ。」
GM@CHAOS:モニターの記録映像に11歳くらいの容姿をした金髪で肌の白い少女の姿が映されている。
平賀迅:「行動方針もふわふわだ。追われながら、本当にあちこち見て回っていて……」
羽石夏澄:「…でも、住んでるところは、結構ガチみたいです」
平賀迅:「ガチな住んでる所? 豪華客船とかか?」
羽石夏澄:「あの子、スラム街に住んでるみたいなんですよ。今。住んでるっていうか隠れ家?みたいですけど…」
羽石夏澄:「ああ見えて、結構『やる』のかもしれません」
GM@CHAOS:モニターの記録映像にスラム街めいた廃屋の姿が映されている。
霧灯夢二:「スラム街…。」
柳武歩:「こんな状況でガッコのあちこちフラフラして、スラムに居んのか。確かに只者じゃないのかもな」
柳武歩:霧灯夢二の傷口に包帯をギリギリ巻いている。
羽石夏澄:「…それに…以前には、いなかったみたいなんですよね。学園の中にも、外にも」
霧灯夢二:「それか、姿を隠すところがそこしかな…いたっ、いたい!」
柳武歩:「あ、悪い……つい自分基準でやっちまうんだよなこういうの」
平賀迅:「……隠れ住む知性があるのか、あれは。てっきり放浪する妖精のようなレネゲイドビーイングだと……」
霧灯夢二:ぐすっ、と鼻を鳴らし、目元を擦る。
羽石夏澄:「れねげいどびーいんぐ… …どうですか、霧灯くん。お会いしての印象としては」
霧灯夢二:「あ、ああ、その可能性もある。」
霧灯夢二:「話してみて思ったんだが、あの子の知識はどこか偏っているんだ。」
柳武歩:「偏ってる?」
霧灯夢二:「花や動物のことは知っていても、人工物となるととんと見当がつかない…。」
霧灯夢二:「そんな様子だった。」
平賀迅:「知識の偏りか。アカデミアでは珍しくないとも言えるが……」
霧灯夢二:「観覧車を大きい花と勘違いする少女がいると思うか?」
平賀迅:「確かにそれは奇妙だ。ミナみたいなチルドレンだったら逆傾向だろうし」
平賀迅:「……付け加えよう。奇妙な上に詩的だな」
羽石夏澄:「なるほど。本当に妖精さんみたいな子なんですね」
霧灯夢二:くくっと笑い「確かに。」
羽石夏澄:「いいなあ。私も、こう、にんむ?みたいなのとは別でお話ししてみたいです」
霧灯夢二:「……うん、久々に人間と会話している気分になった。」
霧灯夢二:「今のアカデミアじゃ、考えられないくらい明るい子だったな。」
柳武歩:「……」編集部の状況を思って、何とも言えない表情を作る。
平賀迅:「そこまで来ると、自分で言った事ながら、妖精って表現もあながち間違っちゃいないのかもしれないな」
エリス・トリオン:「今のアカデミア、ね」
エリス・トリオン:「あちらさんもまあ、ずいぶんと楽しそうにしてんぜ?」
エリス・トリオン:と、口を挟みながら、扉から入ってきます
柳武歩:「エリス。お前どこ行ってたんだ?」
羽石夏澄:「あ。おかえりなさい。ケガ、だいじょうぶですか?」
平賀迅:「おや、お帰り」 顔だけ向ける 「見てきたような口ぶりだな」
エリス・トリオン:「校内の散歩さ。模範的な学生らしくな」
エリス・トリオン:ばさっと、風紀委員陣営から掠め取ってきた戦闘記録をの束を机の上に投げる。
霧灯夢二:「……よくここまでの情報を。」
GM@CHAOS:そこにはディオゲネスクラブへの攻撃報告に混じり、やむを得ない犠牲として剣道部主将などに負傷者が出てしまった旨が記載されている。
霧灯夢二:「……一般生徒に被害が出ているのか」
エリス・トリオン:「色々と巻き込んで押さえつけて、ゴキゲン絶頂なもんだ」他にも、化学室の瓶やら、購買の引換券やら誰かの財布やら
霧灯夢二:苦々しい顔になる
柳武歩:「手癖の悪い奴だな!」言いながらも、わかりそうな資料にざっと目を通す。
平賀迅:立ち上がってそれを覗き込む 「ま、出すだろう。ああいう過剰秩序というのはそういうものだ」
エリス・トリオン:持ち込んで物色している。「ま、お気楽なアカデミア生徒にゃ、ちっとばかり手に余る」
霧灯夢二:「窃盗は“以前の”アカデミアから禁止されてるはずだぞ。」
羽石夏澄:とことこと机に向かい、資料を覗き込む
霧灯夢二:「そもそも法律違反だ。」
平賀迅:「日本の戦中のようなものさ。大いなる目的のために小さな悲鳴は黙殺される。……これだけのもの、本当によく」
エリス・トリオン:「今の校内で持ち歩いてちゃいけねえもんを、“親切”で渡してもらっただけさ」
羽石夏澄:「……やな感じですね」 剣道部主将が負傷した件を見て、眉をしかめる。
霧灯夢二:「………」押し黙ってソファーに身を預ける。やっと治療が終わったのだ。
エリス・トリオン:「俺からしてみりゃ、隙だらけだが……」
エリス・トリオン:「その分、押さえ付けてる側は侮れねえぞ」
霧灯夢二:「ああ、その件に関する情報は…」
エリス・トリオン:「さっきのアホくせー戦闘、忘れたわけじゃねえだろ」
エリス・トリオン:「ん?」
霧灯夢二:書類の山から一枚の紙を取り出し「これか……」
霧灯夢二:「朝倉侑生、滝瑞果、芙蓉堂太一、ロコロコ・ベントゥーラ、夏川ミナ。」
霧灯夢二:「錚々たる面子だな。」
平賀迅:「……ロコ・ロコ・ベントゥーラ」 苦々しい面持ち 「ソイツが出てくるとは思わなかった」
柳武歩:「知ってんのか?」
平賀迅:「噂だけだが。本人も隠しちゃいないが、SSランク学生だよ」
羽石夏澄:「…?」平賀くんの方を見る。
柳武歩:「SS……シュラとはまた全然違うタイプだな。そういや、羽石も知り合いっぽかったよな」
柳武歩:「あいつそんなに危ねえのか?」
平賀迅:「能力については詳しくないが、嘘か真実か噂だけなら嫌ってほど聞いた。『不動の勝者』『波濤を阻む者』『カエサリオン』……」
霧灯夢二:「エリス先輩から見て、どうだった?」
霧灯夢二:先ほどの戦闘で何か思うところのありそうなエリス先輩に聞いてみる
エリス・トリオン:「SSランクの“支援”ってのは、クソみてーにタチが悪ィ奴ばっかりだな」
エリス・トリオン:吐き捨てるようにつぶやいてから、
エリス・トリオン:「……みりゃ分かんだろ。“先に動く奴を強化して、出会い頭にまとめてぶっとばす”ことに特化してる」
エリス・トリオン:「支援二人、先行範囲一人、最終防御一人・・・」
エリス・トリオン:「配分的に、あの手甲のチビも、範囲か連続攻撃か速攻か、そんな能力者じゃねえのか?」
平賀迅:「その通りだ。速く、重く、強い。なるほど、本気のメンバーといった所だな」
霧灯夢二:「まさしく、その通りだ。」
柳武歩:「夏川チャンが強いのは知ってた。けど、それだけじゃなかった……」
羽石夏澄:「………」目を伏せる。
平賀迅:「……察するに、あの滝瑞果というのが、最終防御というのか。彼女だけはイマイチよく分からなかったが……」
エリス・トリオン:「性格は地獄のゴミクズのカスの生ゴミみてーな女だが、相手にするとクソめんどくせーんだよ」
平賀迅:「とはいえ、五人をまとめて見るならば、攻めに鋭すぎる組み合わせではある。少し歯を食いしばって、攻撃の起点……朝倉侑生と、」
平賀迅:「……ミナ。夏川ミナを、どうにかすれば、何ともなる」
エリス・トリオン:「つっても、あいつは本調子じゃねえし、“対策”は用意してる」羽石さんをちらりと見る
???:「僕の能力にも評価が欲しいところだなぁ。けっこうやるでしょ?僕。」
柳武歩:「……」
???:エリスくんの背後から声がかかる。
エリス・トリオン:「!」
平賀迅:「なるとも」 自分に言い聞かせるように 「……で、その瑞果という彼女も、対策は済みと。その辺はエリスが言うなら良いだろう」
絵の芙蓉堂太一:「や。」芙蓉堂太一がそこに立っている。
エリス・トリオン:霧化して片手で瓶を掴む。「……てめえl!?」
柳武歩:「うお!?」
羽石夏澄:「ふ、芙蓉堂さん?!」
絵の芙蓉堂太一:正確に言えば、芙蓉堂太一のスケッチ画だ。
平賀迅:「落ち着け、エリス。……歩! お前は何驚いてるんだ」
エリス・トリオン:「あァ!?」
柳武歩:「あ。悪い。つい……」赤面しつつ着席する。
霧灯夢二:「驚かせてすまない。エリス先輩。」
エリス・トリオン:やや遅れて、平面であることに気付く。「てめぇか、絵描き……!」
霧灯夢二:「御明察。」
羽石夏澄:「わ。すごい、すごい、どうなってるんですかこれ!」目をキラキラ輝かせる
絵の芙蓉堂太一:絵の白い鳥が芙蓉堂太一の手に集まり、やがて一枚の紙片になる。
絵の芙蓉堂太一:「こっちもこっちで負けていないみたいだよ。」
エリス・トリオン:「一芸(ワンオフ)型の能力者かよ。なんのシンドロームだてめぇ・・・・・・」
霧灯夢二:「ふふ、俺がただのガキじゃないことは分ってくれたかな、エリス先輩。」
霧灯夢二:紙片を受けとりながら。
柳武歩:「霧灯は割と何でもできるし、戦闘なら火力倍近くまで上げてくれるからな」
エリス・トリオン:「生意気言いやがる。見かけだけじゃねぇと良いがな」
羽石夏澄:「おおー。」
霧灯夢二:「番長連陣営はその攻勢に対してゲリラ戦法で対処。数人の風紀委員を退けている。」
霧灯夢二:紙片を机に放る
霧灯夢二:「あの“カルペ・ディアム”に手傷を負わせた、という話もあるぞ。」
平賀迅:「反体制の清く正しい戦い方だな。だがそれが盤面を引っくり返す事だってある」
エリス・トリオン:「まだ捕まってねえのかよ、あの脳内お花畑女」
霧灯夢二:「番長連は番長連で、侮れない戦力を有しているからな。」
平賀迅:「ディオゲネスクラブの有力メンバー……だったか? 少なくともあれが火事場泥棒のような真似は働けないということか」
柳武歩:「十分だな。この上あいつらまで相手してらんねえや」
羽石夏澄:「ふふーん。人の気持ちをわるいことに使うからです!じごうじとく!」
エリス・トリオン:「学長殿も形無しだ」
GM@CHAOS:モニタの記録映像には無機物めいた仮面兵士たちを統率しつつも思わぬ反撃に遭うカルペ・ディエムの姿が映る。
柳武歩:「学長……あ、そうだ」また立ち上がる。
柳武歩:「関係あっかどうかわかんねーけど、あのクラインとかいうの。前にシュラがちょっと気にしててよ」
柳武歩:クライン・ネバーエンズの情報について話します。
霧灯夢二:「謎の兵器…?」
柳武歩:「おお。あいつが来たころから、ガッコの外によくわかんねー兵器がゴロゴロしてんだよ」
平賀迅:「……ハ。それで穏健派の重鎮とは笑わせるな」
エリス・トリオン:「……クライン。あいつか」
平賀迅:「アカデミア創設者で、穏健派の重鎮が、出張ってきたらこのザマか? それとも齢を食って耄碌したか。何だか知らんが、まったく」
霧灯夢二:「それと、謎の少女…フィーネ……。」顎に手を当てる。
平賀迅:「何だ、エリスも知ってるのか。私は顔と声しか知らん」
エリス・トリオン:「生徒会だからってだけだ。それ以上は知らん」
柳武歩:「本人もメチャクチャ強いって話だ。まさか直接番長連を潰しにはこねーだろうけど」
エリス・トリオン:「つーか、中枢評議会の情報なんざ、UGN内でもトップシークレットだろが」
平賀迅:「そうか。……何にせよ胡散臭い話だ。アカデミアがこうなったのは、結局アイツが出張ってきたからだからな」
GM@CHAOS:モニタの記録映像に褐色肌をした五十絡みの長躯の男の姿が映る。
羽石夏澄:「なんていうか…こう。オーラありますよね。くろまくオーラ!」
平賀迅:「いや、更に元を質せば私が……私にそっくりの奴が、生徒会長をやったからだが」
羽石夏澄:手を大げさに広げて背を伸ばす。
エリス・トリオン:「てめーがそう言うと、罪の擦り付けみてーに見えるからやめとけよ?」からかう
平賀迅:「同意するよ。この手の世界で偉いヤツなんて九割方後ろ暗い所があるもんだ」
柳武歩:「平賀……は」言いかけて、言葉を選ぶ。
GM@CHAOS:モニタの記録映像に平賀迅めいた男が議会を爆破する様子が映る。
平賀迅:「……気をつけよう」 手を組みながら、記録映像を睨む
柳武歩:「大丈夫なのか」
柳武歩:言外に、ケガの具合よりも夏川ミナと敵対することになってしまった状況を尋ねている。
平賀迅:「大丈夫だ」 映像を睨みながら 「こうなった以上、およその事は覚悟の上。何日か心を準備する期間もあったんだ。甘えも泣き言もない」
柳武歩:「そっか。強いな」
平賀迅:「私は私の正義に妥協しない。この手で全て明かす。そのためにここにいるんだ」
平賀迅:「……しかし、コイツはダメだな!」 平賀迅めいた男を指差し 「なんだこのテロ方法は。まるでなってない」
霧灯夢二:「突っ込むのはそこなのか……」呆れ顔で
平賀迅:「ああ。私を名乗るなら、雷が一つ落ちた瞬間に全て決着がついているくらいはやってほしいものだ。まったく!」
柳武歩:「それ、真犯人っぽいからやめろ」ちょっと笑いながら。
霧灯夢二:「なんというか…全然平気そうだなお前は。」
霧灯夢二:「まったく、ちょっと心配した俺がバカみたいじゃないか。」ふっと笑う。
GM@CHAOS:画面下のワイプではその後のニュース報道も流されており報道部員が「明らかに平賀迅」「スゴイヤバイ」などとまくし立てている。
平賀迅:「……ま、もっと踏み込んで言うならだ。私を知る者であればこれが私のやり方じゃないって事は分かるだろう。私がこんな事やるようなヤツでもないって事も」
羽石夏澄:画面と、平賀くん本人を交互に見比べています。
平賀迅:「だから風紀とやり合うからって、たとえば命とか、ミナとか……その辺の知り合いが本気でこっちに来る事はないだろう」
GM@CHAOS:羽石さんにはパッと見では非常に似ているように見えるかもしれない。
平賀迅:「で、大して知らない奴なら、私が何か躊躇う理由は何もない……どうだ? こっちの方がイケてるだろう?」 自分の顔を指して
エリス・トリオン:「手甲のガキとも知り合いなのかよ、てめーら」
GM@CHAOS:そこでモニタの映像が切り替わり、風紀委員・夏川ミナの過去の戦闘記録が映る。攻撃を繰り出す場面や、被弾して肌を切り裂かれている様子などだ。
羽石夏澄:「…ふふっ」平賀くんの言葉に思わず笑みをこぼします。
霧灯夢二:「まあな。一緒に戦ったこともある。」
エリス・トリオン:「最近みょーにあっちこっちで見る顔じゃあるが……ん?」 そういやどっかで話した顔な気もする
羽石夏澄:「ミナちゃんは親友ですよ。だいしんゆう!」
エリス・トリオン:誰だよ編集してるのw
平賀迅:「知り合いも知り合いだ。先日告白もしたぞ」 ぽろっと
羽石夏澄:「ふえっ」
羽石夏澄:「こくはく」
平賀迅:「……」
霧灯夢二:飲んでた紅茶を吹き出しかける。
柳武歩:「お前それ、この前他言無用って」
羽石夏澄:「みみみミナちゃんが…ここ、こくはく…され……!」
エリス・トリオン:「告白ねえ。お気楽な学生サンは日常を謳歌して何より……」
平賀迅:「……何を聞き間違えたんだ」
エリス・トリオン:「ハァ? ーーハァ!?」
平賀迅:「知り合いも知り合いだ。先日……先日に……ええと……」 顔を押さえ唸る
羽石夏澄:「すごい…お祝いしないと…」手を合わせて指をクルクルしている
霧灯夢二:「ゲホッ、ゴホッ!………聞いてないぞそれは。」
平賀迅:「……」 赤面しながら、目を伏せ、泳がせて 「……うん……」
柳武歩:騒がしく盛り上がる仲間たちの中で、一人だけ強く胸を締め付けられるような気持ちになる。
平賀迅:「……だが、だが、そうだ! 違う!」 座っていた木箱を蹴るように立ち上がり
平賀迅:「撤回! 撤回するつもりなんだ! あんなのは!」
エリス・トリオン:「お前……この状況で、いや直前か? でお前……」 いわく言い難い表情ではあるが、笑みを堪えている
柳武歩:「……撤回?」
羽石夏澄:「へっ」
平賀迅:「そうだよ! ……分かるだろ? こんな状況だ。私はすっかり秩序を乱した者として有名人。仮に全部落ち着いて元通りになったとしても……」
霧灯夢二:「……?」ちらりと柳武さんを見る。どこか声色が変わってるような気がする。
羽石夏澄:「……そんな、」
平賀迅:「……風紀委員である彼女と私は、どうだ?」 また木箱に座り込む
平賀迅:「外面、世間体の話だ。……私は私の独断する正義を貫く。だがそれをUGNチルドレンである彼女に強要するつもりはない」
平賀迅:「そもそも……あの告白も、気の迷いというか……総合的に思い返すと、とんでもなく恰好悪かったし……」 だんだん声量が落ちていく
柳武歩:「……そんなの夏川チャン次第じゃん」
霧灯夢二:「…………」はぁ、とため息を吐き、平賀くんに文句の一つでも言ってやろうとした矢先、
羽石夏澄:柳武さんを見る。
霧灯夢二:柳武さんの言葉に押し黙る。
平賀迅:「ああくそ、思い出すと耐えられ……うん?」
柳武歩:「カッコ悪いって話なら、周りの事気にする方がカッコ悪い。文句言う奴がいたら片っ端からブッ飛ばしてやるよ」
柳武歩:「こんな戦いさっさと終わらせて、敵味方じゃなく夏川チャンと会って、それからだろ!」
平賀迅:「……」 伏せていた顔を上げ 「……ああ、いや、確かに、そうだが」
平賀迅:驚きと怪訝が半々になったような表情 「……怒ってるのか?」
柳武歩:ふと我に返る。
柳武歩:「別に……」
柳武歩:「ごめん。ちょっとそのへんの様子見てくる」
柳武歩:席を立ち、詰所の出口へ向かう。
羽石夏澄:「あっ……」
平賀迅:「ああ……」
平賀迅:「……?」 怪訝な表情
霧灯夢二:「あ……」
羽石夏澄:柳武さんを追おうとしてから、平賀くんの方を向いて。
羽石夏澄:「……なんか。…ちょっと、がっかりです」
平賀迅:「え」
羽石夏澄:それだけ言って、柳武さんを追いましょう。
平賀迅:怪訝というより、困惑、意味が分からないという表情で目を瞬かせ、夢ニくんとエリスくんを見る
霧灯夢二:「確かに、一度した告白を撤回する方が格好悪いな。」やれやれとため息を吐き
エリス・トリオン:「……ハハハ! 全く運の無ぇこったな平賀!」
エリス・トリオン:「コクった相手が、よりによって前線(ココ)に来るかよ」
平賀迅:「……うむ、何か……」 釈然としない表情で 「……よくないことを言ったらしい」
平賀迅:ため息を吐き 「私も、ちょっと頭を冷やす。……関係ない話で空中分解させてしまって済まん」
平賀迅:立ち上がると、そのまま詰め所を後にします
エリス・トリオン:「はぁん? まあ、好きに悩めよ、ヘタレ男」
GM@CHAOS:後にはエリスと霧灯の2人が残される。
エリス・トリオン:「上手くいかなきゃ、傍で見ててクソほど笑ってやるよ」
霧灯夢二:「……さて。」資料をもう一度漁る。これからの戦略を練るつもりだ。
霧灯夢二:「問題は山積みだぞ。どうあってもこの5人とは闘わないといけなさそうだからな。」
霧灯夢二:「エリス先輩の見立て通り、一筋縄でいかなそうだ。」
霧灯夢二:スケッチブックに筆をさらさらと走らせ、
絵のLAW陣営:小さいコマを造る。描かれているのはLAW陣営の面々だ。
エリス・トリオン:「誰が仕組んだのかしらねえが、大した構成だぜ。秩序陣営サマサマってとこだ」
エリス・トリオン:「小器用なこったな」
エリス・トリオン:そして、滝さんの駒を見て、わずかに浮かべていた笑みを消す。
霧灯夢二:「そこまで何でもできるわけではないさ。一芸特化タイプだからな。」
エリス・トリオン:「……ったく、なんで出てくるかね、あいつは」
霧灯夢二:「……滝瑞果。」
霧灯夢二:「気になるのか?もしかして平賀のように告白したとか?」
エリス・トリオン:よろめく
エリス・トリオン:霧化できず、棚に頭をぶつける。
霧灯夢二:「図星か?」
エリス・トリオン:「冗ッ談でも二度とそういうことは口にすんじゃねえ」
霧灯夢二:「おや、違ったか。」
エリス・トリオン:「内側から焼き尽くすぞテメェ!」
エリス・トリオン:「……絵描き。お前はどう見てる? フィーネでも秩序の奴らでもねえ」
エリス・トリオン:「“犯人”の狙いだ」
霧灯夢二:「……」真剣な目になる
エリス・トリオン:「この五人がクソウゼェなのは確かだ。だが、後先考えずガチでやりゃあ潰せねえことはねえ」
エリス・トリオン:「いいか。お前は多少、遠そうだから言っとくがな」
エリス・トリオン:「この“紛争状況”が、平賀迅……を騙った誰かしらの狙いなら」
霧灯夢二:「……物事には必ずベクトルがある。」
エリス・トリオン:「一番危険なのは、俺たちだぜ」
霧灯夢二:「事象や事件の裏側には必ず損をする奴と得をする奴がいるはずだ。」
霧灯夢二:「例えば、この紛争状況の場合、損しているのは……」すっとカオス陣営とロウ陣営の駒を一か所に集める。
霧灯夢二:「エリス先輩の言う通り、俺達だ。」
エリス・トリオン:「そうだ。安全でいうなら、まず」
エリス・トリオン:ロウ陣営の背後を指さす「秩序に甘んじて、通常通り行動してるやつら」
エリス・トリオン:「次に、秩序の維持のために働く風紀委員と、その抵抗してる番長陣営の木っ端ども」
エリス・トリオン:「結局はそいつらも“紛争状況を維持する”に一役買ってるだけだからな」
霧灯夢二:「……得をしているのは、誰か。」
エリス・トリオン:「一番安全な奴……んなわきゃねえ」
絵の偽平賀迅:些か悪そうな顔の平賀迅の駒が机の上に生み出される
エリス・トリオン:「あるいはこの先に、得をするのかもしれねえ」
エリス・トリオン:「たとえば秩序がすべて支配するとか。全体が混沌に飲み込まれるとか」
エリス・トリオン:ばらばらと両社の駒をかき回し、積み上げて
エリス・トリオン:「その上に、誰かが立つ」指をその頂点に置く。
エリス・トリオン:「……仮定も仮定だがな」
絵のクライン:褐色肌の年配の男の駒を造りだし、手の中で弄ぶ。
霧灯夢二:「そう、情報が足りないな。」
エリス・トリオン:「“本物の平賀迅”は傍にある」
エリス・トリオン:「フィーネとやらは知らねえが、誰かの思惑やら情報があるんなら、間違いなくあいつの傍に寄って来る」
エリス・トリオン:「だから、ここが一番危険なんだよ」
霧灯夢二:「……確かに。」頷く
エリス・トリオン:「繰り返すが、秩序側で普段通りに暮らしてるやつらが一番安全のハズなんだ。多少の生き辛さは伴うがな」
エリス・トリオン:「……フブキもぶっ倒れたんだ。俺が出てきゃ、通常業務に掛かり切りになってるはずだ」
エリス・トリオン:「まして変態女が前線に出てバカやってやがる……問題はねえ。そのはずだ」 後半はぶつぶつと、自分に言い聞かせるように。
霧灯夢二:「……芙蓉堂先輩がこっちに付いてくれたら全て暴けたかもしれないのに。」
エリス・トリオン:「てめーも、身の安全がほしかったらあっちに付くことをオススメするぜ」
エリス・トリオン:切り替えて、からかうように。
霧灯夢二:「俺は身の安全より、こっちの安全が惜しくてね。」ペンをこんこんと指さす。
霧灯夢二:「……もし、生徒が一丸になっていたら。」
エリス・トリオン:「は、反体制運動の記事でもバラまくか?」
霧灯夢二:「朝倉侑生も、滝瑞果も、芙蓉堂先輩も、ロコ・ロコ・ベントゥーラも、ミナも。」
霧灯夢二:「みんなが集まって協力してくれたら、こんな状況すぐ打開できるのにな。」
霧灯夢二:「と思うのは、俺が夢想家だからかな。」
霧灯夢二:夏川ミナの駒を撫でる。
エリス・トリオン:「……集まって協力してくれなくても、まとめる方法ならあるぜ」
エリス・トリオン:「騙くらかして、翻弄して、利用してやりゃいいんだよ」
エリス・トリオン:「で、俺らで犯人ぶっ倒しゃ、あいつらは屈辱に震えながら俺たちに這いつくばって感謝せざるをえねえ」
霧灯夢二:「……」目を瞠る
霧灯夢二:「流石、先輩。俺とは発想が違う。」
エリス・トリオン:「尊敬したか?ま、それは俺の理想だ。てめーだって、せっかく絵描きなんだ。まして実体化能力と来てる」
エリス・トリオン:「てめーの理想図くらい描いて、実体化させてみせろよ」
霧灯夢二:「…そう、だな。」立ち上がる。
エリス・トリオン:「ハ! 俺は、んな陰気な能力はごめんだがな」
霧灯夢二:「ペンは剣よりも強い、という事を証明してやろうか。」スケッチブックを持って、詰め所を出ようとする。
霧灯夢二:情報を収集しに行くのだろう。
霧灯夢二:霧灯には霧灯の戦い方がある。
エリス・トリオン:ではこちらも背中を向けて、窓の隙間から霧化して出ていく
GM@CHAOS:2人が去ると、高く積み上がっていた駒が崩れた。たくさんの兵たちが音を立てて机の上に散らばった。
霧灯夢二:「……ありがとう、先輩。」その背中に言い、詰め所を出ていく。

【LAW/ミドルフェイズ2-2:情報収集シーン】

GM@LAW:それでは、シーンを再開しましょう。
GM@LAW:情報収集シーンの続きからですね。
ロコロコ:おっす
GM@LAW:続きからと言うか、君たちまだ情報収集は全くしてない!
夏川ミナ:拳銃を買って、話しただけだw
朝倉侑生:青春ですなー
芙蓉堂太一:しよう!
GM@LAW:情報収集項目は以下の5つです。
滝瑞果:今日は頑張って働くゾ
・フィーネについて〈情報:アカデミア〉難易度7
・フィーネの隠れ家について〈情報:噂話〉難易度8
・クライン・ネバーエンズについて〈情報:UGN〉難易度9
・学園抗争の戦況について(風紀)
〈情報:アカデミア〉難易度10
〈情報:UGN〉難易度12
GM@LAW:なお、学園抗争の戦況については
GM@LAW:判定する情報によって、得られる結果が異なるため
GM@LAW:合計5つのカウントとなっております。
滝瑞果:すみません、個人的に調べたい項目として
滝瑞果:平賀くんの経歴とか戦力の程とかを知りたいんですけど
滝瑞果:これは既にLAW陣営に周知されてるとかでもいいんでしょうか
夏川ミナ:滝さん、超絶気にしてましたもんね
GM@LAW:構いません。キャラシートに書いてる情報というか、
夏川ミナ:調べさせてあげたい・・・!
滝瑞果:マジで何者なのか怖すぎる!
GM@LAW:調べたら知りうる情報は展開されていて大丈夫です。
GM@LAW:要はランクとか、能力概要とかその辺ですね。
滝瑞果:じゃあこの判定では安心して情報収集できるということか……!
GM@LAW:で、判定についてなんですが
GM@LAW:今回の情報項目については、成功すると情報だけでなく、イベントキーワードの入手が可能です。
夏川ミナ:あいことば!
滝瑞果:なんだろう……
滝瑞果:「老人」とか「科学者」とかかな?
朝倉侑生:このシーンで全部成功しないとだめなやつですか?
GM@LAW:注意として、情報収集でイベントキーワードの入手が可能なのは、この1シーンのみです。
芙蓉堂太一:なんと
GM@LAW:取りこぼすと、その分カオス陣営と差がついたりすることもあるでしょう。
滝瑞果:全力で挑まないといけない……!
夏川ミナ:ひょえー
夏川ミナ:財産残しておいてよかった・・・
GM@LAW:情報内容自体は、後で再挑戦の機会を設けます。ただしイベントキーワードは手に入らない。
GM@LAW:なお、ベアトリスのNPC効果で1つ入手することも可能であることを覚えておいてもいい。
GM@LAW:どの効果を使う場合もシナリオ1回なので使い所は注意が必要ですが。
GM@LAW:なお、武勇の誉れ高きLAW陣営の皆様は、【開始イベント】においてCHAOS陣営を打倒しているため
GM@LAW:この情報収集判定に+2個のダイスボーナスが付きます。
朝倉侑生:わー、わー
芙蓉堂太一:おお
夏川ミナ:あ、あぶねぇー
ロコロコ:やった
GM@LAW:では、どこを狙うかの相談しつつ順次の挑戦をお願いします。
滝瑞果:私は情報雑魚なので、できれば難易度低いほうが安心……なのですが
芙蓉堂太一:一応援護の風とAランクサポーター(他人に)とインクリボン(自分に)があります
滝瑞果:「学園通の友人」をかろうじて保有しています。
夏川ミナ:インクリボン!セーブができる!
芙蓉堂太一:ato
滝瑞果:〈情報:アカデミア〉に限ってはダイス4個で触れる……かろうじて……
ロコロコ:俺もアカデミア得意なんだよなー。
芙蓉堂太一:あと学園通の友人とUGN幹部があります
ロコロコ:皆そうかもしれないけど。
夏川ミナ:60%でダイスボーナスがついているので、ちょっとだけ強いです。UGNもアカデミアも6dx+1で振れます。
ロコロコ:アカデミアならダイス4つ、ボーナスついて6の+6でできる。
芙蓉堂太一:自分はUGNを狙うのがいいかなーと思ってます
朝倉侑生:得意な人に得意な項目を開けてってもらって
GM@LAW:あ、もちろん、メジャー支援も可能です。自身の判定手番は喪失しますが。
芙蓉堂太一:ボーナス込みで9d+4振れるので
夏川ミナ:超つよいw
朝倉侑生:芙蓉堂くんに一番難しいUGNのやつをお願いしたいです!
滝瑞果:じゃあ、もちろん芙蓉堂くんは一番難しい、戦況のUGNを振ってもらいたい……!
芙蓉堂太一:いきますー
ロコロコ:ですねー。
芙蓉堂太一:インクリボンは温存で大丈夫かな……
夏川ミナ:じゃあ私は10のアカデミアか、9のUGNかなー。
夏川ミナ:ここはイベントキーワードもあるし、全力でいきましょうぜ!
夏川ミナ:(インクリボンの効果忘れた)
ロコロコ:んー
滝瑞果:ロコロコはアカデミア4あるので
芙蓉堂太一:援護欲しかったら言ってくださいな! びゅんびゅん吹かすよ!
滝瑞果:10のアカデミアをロコロコに振ってもらって
ロコロコ:そうだね。10のやつ行くかな。
滝瑞果:9のUGNをミナちゃんに振ってもらうことにしましょう
芙蓉堂太一:(インクリボンはコネ使う時に+2dですね)
夏川ミナ:ロコロコ君アカデミア4もあるの・・これがSSランクか
滝瑞果:我らクソザココンビはアカデミア7と噂話8を分担しましょう
夏川ミナ:いいでしょう!実際固定値がないので、固定値が強い人に難易度高いやつをお願いしたいです。
ロコロコ:10点は能力値に振るのが僕のポリシーです
朝倉侑生:ゲヒヒ!了解でやんすオヤビン!
滝瑞果:ただ、噂話8が鬼門だな……!だから、そうだ
滝瑞果:ここに、芙蓉堂くんの《援護の風》をもらう!どうだ
芙蓉堂太一:おっけー!
滝瑞果:で、私は〈情報:アカデミア〉2がある!
ロコロコ:ただゆうきくん、ミナちゃんともに情報が弱い気がするので
朝倉侑生:おお
滝瑞果:だから私がアカデミア7のフィーネについてを振る
ロコロコ:どうしよう
滝瑞果:フィーネの隠れ家については朝倉くんが調べてもらって、芙蓉堂くんの《援護の風》に支援
夏川ミナ:ミナは財産2あるから、6dx+1で難易度9は抜けると信じたいなあ
GM@LAW:もちろん財産Pは使用可能でございます
滝瑞果:残り3人で不安要素があるとか、《援護の風》を回して欲しい人が他にいるのなら
ロコロコ:じゃあ難易度9のをミナチャンに任せますか。
滝瑞果:仰ってください
ロコロコ:サポーターAを誰かに飛ばしますか?
滝瑞果:じゃあサポーターAをミナちゃんに飛ばせばいいんじゃないですか?
ロコロコ:飛ばしてもらいますか?芙蓉堂くんに。
芙蓉堂太一:こちらはいいですよー
夏川ミナ:援護の風が侑生くんにとぶなら、サポーターを滝さんか私にほしいですねw
朝倉侑生:ミナちゃんにサポーターでいいのではないでしょうかー
夏川ミナ:じゃあ、おくれ!
滝瑞果:私は多分大丈夫
芙蓉堂太一:ではそれでいきましょうか びゅんびゅん!
滝瑞果:ダイス4個に加えて、財産1と技能2があるので
GM@LAW:判定するがよい
滝瑞果:7は抜ける
ロコロコ:サポーターA、二人に飛ばしたら?
滝瑞果
・フィーネについて〈情報:アカデミア〉難易度7【滝】
・フィーネの隠れ家について〈情報:噂話〉難易度8【朝倉:援護の風】
・クライン・ネバーエンズについて〈情報:UGN〉難易度9【ミナ:サポーターA】
・学園抗争の戦況について(風紀)
〈情報:アカデミア〉難易度10【ロコロコ】
〈情報:UGN〉難易度12【芙蓉堂】

ロコロコ:できないっけ。
芙蓉堂太一:できなかったような
ロコロコ:シーン1回か!シナリオ三回のやつじゃなかった。
朝倉侑生:とりあえず振ってみようぜ!
ロコロコ:それで行きますか。
滝瑞果:じゃあ振っていいですか?
芙蓉堂太一:どぞ!
朝倉侑生:お願いしますー
滝瑞果:4dx+2>=7 ・フィーネについて〈情報:アカデミア〉
DoubleCross : (4R10+2[10]>=7) → 8[1,4,5,8]+2 → 10 → 成功

ロコロコ:とりあえず支援抜き組はふろうか。
夏川ミナ:じゃあ芙蓉堂くんに、いい感じの情報を教えてくれそうなカモを教えて貰った事にしようかな。
滝瑞果:よし、財産使わず成功
朝倉侑生:おー。すごい!
夏川ミナ:つよいぜ!
ロコロコ:能力訓練使います
ロコロコ:6dx+4+1+1 学園抗争の戦況について、アカデミアの方
DoubleCross : (6R10+4+1+1[10]) → 10[1,3,5,8,10,10]+6[1,6]+6 → 22

ロコロコ:いえーい
夏川ミナ:めっちゃつよいわ
朝倉侑生:すごい
芙蓉堂太一:すごい
ロコロコ:余裕のよっちゃんイカ
GM@LAW:SSランクヤベえ
朝倉侑生:太一くんもどぞ!
滝瑞果:無敵すぎるのでは
夏川ミナ:まさか黒幕……
芙蓉堂太一:では学園抗争の戦況について(風紀)〈情報:UGN〉で振ります。コネ使用。
芙蓉堂太一:9dx+4=>12
DoubleCross : (9R10+4[10]>=12) → 7[1,3,3,6,6,6,6,7,7]+4 → 11 → 失敗

芙蓉堂太一:財産点1使用して成功に。
滝瑞果:あ、あぶねえー!
朝倉侑生:ちょっとドキッとしましたね!
滝瑞果:いや危なくなかった、芙蓉堂くん財産9あったわ
芙蓉堂太一:ダイス数ってあてにならないね!
ロコロコ:出目悪いな?
滝瑞果:さすがは王族とのコネがあると違いますなあ!
夏川ミナ:サポーター サポーターをください!
夏川ミナ:サポーターをくれないとおうちにかえれないんです
芙蓉堂太一:はい! 夏川さんにAランク:サポーター使用。ダイス数+2個!
夏川ミナ:わーいわーい!
芙蓉堂太一:侵蝕値2上昇!
夏川ミナ:クライン・ネバーエンズについて〈情報:UGN〉難易度9をUGNでふります。コネ:UGN幹部使用。
夏川ミナ:えーと、社会1のダイスボーナス1。勝利ボーナス2、コネ2、サポーターで8個かな。
夏川ミナ:8dx+1=>9
DoubleCross : (8R10+1[10]>=9) → 9[2,2,4,5,7,9,9,9]+1 → 10 → 成功

夏川ミナ:あぶなっ!成功です。
朝倉侑生:おー!すばらしー
滝瑞果:よしよし!
芙蓉堂太一:そして朝倉くんには《援護の風》使用。ダイス数+8個。侵蝕値2上昇。
朝倉侑生:わー、わああ
朝倉侑生:これでおうちにかえれます!
朝倉侑生:〈情報:UGN〉でフィーネの隠れ家について。ダイス数が8個増えます。
朝倉侑生:11dx>=8
DoubleCross : (11R10[10]>=8) → 10[1,4,5,5,6,6,7,8,9,9,10]+10[10]+1[1] → 21 → 成功

朝倉侑生:やったー
芙蓉堂太一:回った!
夏川ミナ:すげえ!
GM@LAW:おっと、全員成功のようですね。優秀だ……
GM@LAW:順次公開します。
・フィーネについて
好奇心旺盛で明るく元気いっぱいな11歳くらいの外見の少女で、オーヴァード。風紀委員や番長連に追われながらも、スケッチブックを片手に学園島のあちこちを走り回っている。そのせいか、学園のいたるところに彼女の痕跡が残っているようだ。
イベントキーワード「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」を入手する。
夏川ミナ:オーヴァードか・・・
GM@LAW:「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」は情報収集能力が必要とされる対決になります。
夏川ミナ:ひええー
ロコロコ:じゃあ殴っても問題ないな
芙蓉堂太一:なるほど
GM@LAW:2人登場可能であるため、支援能力の効果も見込まれるやもしれません。
・フィーネの隠れ家について
フィーネは学園のあちこちを歩き回っているが、今は主に学園都市のスラム街にある廃屋を隠れ家にしているようだ。それ以前には、学園島の内外にフィーネという少女が存在した記録はない。
イベントキーワード「1on1 追跡戦・アジトへの道」を入手する。
GM@LAW:「1on1 追跡戦・アジトへの道」はチェイスとなる可能性が高いでしょう。
GM@LAW:【肉体】や〈運転〉が重要となるかもしれません。
朝倉侑生:肉体派・・・?
夏川ミナ:運……転……?
芙蓉堂太一:肉体……
GM@LAW:きみたちすごいな
滝瑞果:……??
芙蓉堂太一:僕が一番肉体高いってどういうこと
ロコロコ:うける
夏川ミナ:芙蓉堂・マッスル・太一
滝瑞果:【にくたい】ってなに?(ガラス玉のように無垢な目)
GM@LAW:筋トレしろ筋トレ!次!
芙蓉堂太一:マッスル(申し訳程度の)
夏川ミナ:つぎつぎ!
・クライン・ネバーエンズについて
UGN中枢評議員の1人であり、穏健派の重鎮。オーヴァードアカデミアの創始者の1人でもある。中枢評議員だけあって戦闘能力も高く、その力は単騎で一個師団に匹敵するとされる。
また、彼がアカデミアに来たのと同じか少し後くらいから、学園都市の郊外で謎の兵器群や少女を見かけるようになったという噂がある。
イベントキーワード「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」を入手する。
GM@LAW:「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」は敵を倒す事になる気がします。
GM@LAW:たくさんの敵に攻撃できると有利な気がしますね。
朝倉侑生:殲滅!
芙蓉堂太一:ほほー
夏川ミナ:これは私か侑生にいちゃんだ!
ロコロコ:ゆうきくんだなあ
朝倉侑生:ミナちゃんもいるでよ
滝瑞果:適任が多い
ロコロコ:シーン攻撃でいいんじゃない
朝倉侑生:続きは相談室で!
ロコロコ:あとはなんだろう
・学園抗争の戦況について(風紀)〈情報:アカデミア〉
 更生プログラムにもとづいた学園の秩序管理は、風紀維持部隊の攻撃によってディオゲネスクラブの拠点の一つを壊滅に追い込むなど見事に功を奏している。マスターブレイドは以前開発していた自律稼働型の仮面で反撃を試みたが、手傷を負って消息を絶ったようだ。
今回のチーム戦においても、相手側の動向を探っていくことで、PC1人に対して遠距離から狙撃や強襲を仕掛けて妨害をすることが可能だ。
イベントキーワード「1on1 奇襲戦・バックスタブ」を入手する。
GM@LAW:「1on1 奇襲戦・バックスタブ」は直接戦闘になるおそれが極めて高いです。
GM@LAW:非戦闘型が出ると悲惨かもしれませんね。
GM@LAW:さいご!
GM@LAW:こちらが正!
GM@LAW:改めて最後の情報をば。
・学園抗争の戦況について(風紀)〈情報:UGN〉
 番長連陣営のゲリラ活動は過激になってきており、無関係の生徒にも被害が出始めている。風紀への攻撃に巻き込まれた此花リリーちゃんが実際に負傷しており、許せない。今回のチーム戦においても、相手側のPCたちを狙って、直接襲撃を仕掛けて戦力を削ることが可能だ。
イベントキーワード「3on3 近接戦・直接攻撃」を入手する。
GM@LAW:ゆるせないです。
GM@LAW:2ndステージの「3on3 近接戦・直接攻撃」は複数人PCでの攻撃し合い、ダメージの出し合いがメインです。
GM@LAW:ダメージディーラーが頼りになることでしょう。
GM@LAW:情報は以上になります。
夏川ミナ:ひえー
ロコロコ:ロール!
ロコロコ:いいか!
夏川ミナ:いいよ!
芙蓉堂太一:おうさ!
滝瑞果:場所は風紀委員会詰所ですかね
夏川ミナ:殺風景なところですね。
朝倉侑生:ですね!詰め所で合流しましょう

GM@LAW:【風紀委員会 詰所】
滝瑞果:じゃあ、滝さんは一人そこに残って、真面目な顔で調べ物をしてます。
ロコロコ:では、滝さんが調べ物してるところにひょこひょこ戻ってこようかな。
ロコロコ:「やっはっはー。お帰りだぞー。SSランクのお帰りだぞー。」
朝倉侑生:ロコくんの後ろにひょこひょこついて来ているよ。
芙蓉堂太一:同じく。道々飛ばしていた透明の小鳥が集まって来たため、羽ばたきの音がうるさい。
滝瑞果:「……よう、ロコロコ」
朝倉侑生:「ボクらもいるよ~」頭に小鳥を乗せている。
芙蓉堂太一:「どーも、ただいま」
滝瑞果:「何か分かったみたいだね」
滝瑞果:普通にパソコンのモニタに向かっている。
ロコロコ:「色々歩き回ったし、僕はSSランクだからね。あれ、一人かい?夏川くんは?」
夏川ミナ:「ここです」 扉を開けて入ってくる。
滝瑞果:「……前もこんなことあったっけ?口元が寂しいな……」
朝倉侑生:「なーんの話~?」言いながら、椅子にぴょこんと座ります。
ロコロコ:「あったよ。ああ、そういえばあの時、滝先輩の口元には……」
ロコロコ:「まあ、言わないでおこうか。前にね。事件に巻き込まれた時の話さ。」
夏川ミナ:「そうおっしゃると思いましたので、これを」
夏川ミナ:こっそり制服のジャケットの中に忍ばせていたビニール袋から、どら焼きを1個ずつみんなに手渡す。
夏川ミナ:「夏澄ちゃんの……アレと比べて、滝さんのお口に合うかわかりませんが」
夏川ミナ:「委員長にはないしょですよ」
滝瑞果:「……」受け取る。
夏川ミナ:椅子に座ってどら焼きを食べながら、みんなの話に耳を傾ける構え。
芙蓉堂太一:「いいねえ。こっそり食べるおやつは最高ー」
朝倉侑生:「わーい!どら焼きだ~!ボク、甘いもの大好き★」
滝瑞果:「ありがとう。……ミナちゃん、本当に変わったよね」
夏川ミナ:「時間が経ちましたので」 ちょっと自慢げに応じる。
滝瑞果:「フィーネちゃんの調べ物は、終わったよ」
夏川ミナ:「件の、重要人物ですね。いかがでしたか」
滝瑞果:「風紀委員と番長のどっちにも追っかけられて、学園島の色んなとこをドタバタしてるみたい」
滝瑞果:「探せば痕跡は見つかるんじゃないかな?それこそ何か食べた跡とか、スケッチしたクレヨンの欠片でも、なんでも」
滝瑞果:「ま、そんな感じ」どこかぞんざいだ。調査資料のフラッシュメモリも、テーブルの上に無造作に放られている。
ロコロコ:「細かい仕事になるねえ。SSランクの僕には向かないかな。」もぐもぐどら焼きをかじって。
夏川ミナ:「そうですね。こんな時に夢二がいれば、編集部のカンで調査を進めてくれるのですが……」
朝倉侑生:「はーいはいはい!」片手をピンと挙げる。頭の上に小鳥を乗せている。「ボク、あの子の居場所、見つけたよ!」
夏川ミナ:「おお」
滝瑞果:「さっすが、侑生くん」
ロコロコ:「すごいなあ。一緒にいたのに、いつ調べたのか気づけなかった。」
朝倉侑生:「すっごい、治安悪そうな場所に住んでたよ。エリスくんがいそーなとこ」
滝瑞果:「ゴミ袋の中とか?」
朝倉侑生:「あっはっは!今度言ってあげよ~!」
夏川ミナ:「エリス・トリオンはそんなところに住んでいるのですか」
ロコロコ:「エリス君?ゴミ袋?うーん。ネズミの名前かな。」
芙蓉堂太一:「治安悪いっていったらスラム街?」
朝倉侑生:「そー、そのスラム街。でも、他のとこに住んでたとか、そーいう情報は見つからなかったよ。変な感じー」
夏川ミナ:話を聞きつつ、侑生くんの頭の上でもぞもぞしている小鳥に目をやっている。
芙蓉堂太一:「……そんなとこまで追われてるのか」少し考える。
ロコロコ:「あいや、違う違う。さっき、番長側に居た先輩か。折角情報もらってたのに、忘れかけてたな。そんなとこに住んでるんだねえ。」
滝瑞果:「いいよ先輩なんてつけなくて……どっちかというと現行人類に進化する前の先輩だよ」
夏川ミナ:「まるで――突然アカデミアに湧いたかのようですね。フィーネという少女」
夏川ミナ:「入国……島?経路は限られているというのに」
滝瑞果:「そうだね」
滝瑞果:「…………まるで、あたしらを対立させるために出てきたみたいだよな」皮肉げに笑う。
夏川ミナ:「…………。」
夏川ミナ:どらやきを齧る。
芙蓉堂太一:「僕ら、それにまんまと乗っかってると?」
ロコロコ:「うーん。でも、人は温泉みたいに、掘ったら湧いてくるわけじゃないしなあ。」
夏川ミナ:「はい。人間は、人間です」
ロコロコ:「掘ったら湧いてくる……?うーん」
芙蓉堂太一:「……おかしな子だったよ。なんにも知らないんだ。それこそ、湧いてきたって言っても不思議じゃない感じ」
芙蓉堂太一:「そのくせ、平賀迅のことは知ってた。なんなんだろうな」
滝瑞果:「芙蓉堂は、どういう会話をしたの?会ったことあるんでしょ」
ロコロコ:「うーん……掘る……掘る……」
芙蓉堂太一:「うん。飛行機のこと鳥と勘違いしてたり、僕のこと絵に描こうとしたり」
芙蓉堂太一:「平賀迅のこと『あの人、悪くないのに』って言ってた」
夏川ミナ:「飛行機を鳥に」
夏川ミナ:「それは、あまりにも一般常識に欠けてはいないでしょうか」
朝倉侑生:「太一くんのこと絵に描くのは、いーじゃん、別に」一人で笑っている。
芙蓉堂太一:「そういう子だったんだよねー。えらくふわふわしてて、元気でさ」
ロコロコ:「昔の人なのかなあ。子供に見えて、僕達の先輩だったりして。」
朝倉侑生:「そんな子があそこに住んでるの、危険だよ、キケン」足をぷらぷら揺らす。
滝瑞果:「どうかな。逃げる自信があるのかもよ」
夏川ミナ:「はい。番長連に渡さないという目的を抜きにしても、保護したいところですが」
滝瑞果:「侑生くんにミナちゃんに……それに、香澄ちゃんや歩ちゃんまで構えてるあの状況で」
朝倉侑生:「ふーん…」瑞果ちゃんの意見に唇をとがらす。
滝瑞果:「……簡単に逃げられる奴って、そうはいないからね」
夏川ミナ:「それもそうですね」 気がついたら逃げられていた事を思い出す。
朝倉侑生:「結局見つからなかったもんねえ」
ロコロコ:「そうだね。ちょっと足を伸ばして見たけど、捕まらなかった。」
滝瑞果:「そこが、嫌なんだよ……」頭を振る。
滝瑞果:「今のところ、あの子がやったのは、あたしらを潰し合わせただけだろ」
朝倉侑生:「……」ちらっと瑞果ちゃんを一瞥する。何か言いかけて、やめる。
芙蓉堂太一:「どちらにせよただ者じゃない……そうだ、番長連」ぱちりと指を鳴らすと、飛んでいた小鳥が空中に消える。
朝倉侑生:「あ!」頭の上の小鳥も消える。一緒に学園を調べ回っていた仲良し小鳥…
滝瑞果:仲良し小鳥が!
夏川ミナ:「あっ、鳥」
芙蓉堂太一:「あっちの活動はだいぶ激しくなってるみたいだ。無関係の生徒まで被害に遭ってる」
ロコロコ:「ありゃ。それはいけないなあ。」
ロコロコ:「僕が見てきた限りだと、風紀維持は上手く行ってそうだったけどな。」
ロコロコ:「ほら、ディオゲネスのマスターブレイド。彼にも傷を負わせたらしいよ。中々やるよねえ。」
芙蓉堂太一:「……最悪、あっちが余計なことをするなら、直接こっちから襲撃することも考慮に入れた方がいいのかも、ね」浮かない顔で。
滝瑞果:「いや、それも普通にあるよ、ある」うんざりしたように
滝瑞果:「人間は人間なんだから、狙ったやつだけをやれないって」
夏川ミナ:「マスターブレイドに手傷を負わせたなら大金星です。多少の被害は……」
夏川ミナ:「……」 ちょっと考える。
滝瑞果:「……こっちだって無関係の子をやってるかもしれないじゃん。戦ってんだからさ」
夏川ミナ:「……多少の被害は、許容範囲内と言える、かもしれません」
芙蓉堂太一:「此花リリー。結構目立つ子だから誰か知ってるかもね。彼女が負傷したって」
夏川ミナ:「知っています」 恋愛通で有名なので、個人的にマークはしていた。
夏川ミナ:「えっ負傷」
ロコロコ:「あら。」
滝瑞果:「……リリーちゃんがな……あの子、オーヴァードだっけ」
滝瑞果:「女の子だからな。顔に傷残ったら、かわいそうだよな。……友達もたぶん辛いよな」
朝倉侑生:「瑞果ちゃんのせいじゃなーいよ」
芙蓉堂太一:「この話が知れ渡れば、あっちの士気はくじけるかもしれない」薄く笑う。
滝瑞果:「あたしのせい?……」知らず知らずに俯いていた顔を上げて、侑生くんを見る。
ロコロコ:「戦いはしているけど、それを守るのも僕達風紀の仕事だからなあ。極力避けたいね。」
夏川ミナ:「悪巧みをさせると、芙蓉堂太一はピカイチですね。ちょっと尊敬します」
朝倉侑生:「だってそーいう顔してるんだもん。ちーがうよ?」指をくるくる回す。
滝瑞果:「いや、あたしは……」
滝瑞果:「……あたしは」否定しようとして、額に手を当てる。本当にそうだったのか、と思う。
朝倉侑生:「悪い役回りは、こーいう、太一くんみたいな人に押し付けちゃえばいいんだよ」
芙蓉堂太一:「作戦だよー。別に僕だってやりたいわけじゃない」
朝倉侑生:「え~~?そーかな~?」
夏川ミナ:「そうでしょうか」 首をかしげる
滝瑞果:「……そう、だね。フフフ!実際、芙蓉堂の考えはいい線行ってるよ」
滝瑞果:「向こうだって人間なんだから、罪悪感だってある」
滝瑞果:「自分たちのやってることが『やりすぎ』だって思えば……戦わずに済む、かも」
夏川ミナ:「流れる血が少なくて済むのは良い事ですね」
朝倉侑生:「あいつらの悪い噂を流すの~?そんなこと、ボクにできるかな~♪」
ロコロコ:「どこまでで、やりすぎだって思ってくれるかなあ。」
滝瑞果:「リリーちゃんの両足がなくなったとかかな」
朝倉侑生:「こわっ」
滝瑞果:「でも、そういうのをやりすぎるのも、却ってよくないんだ……却って」真剣に呟く。
滝瑞果:「逆に、こっちの……風紀のほうが」
ロコロコ:「それで止まらなかった時が怖いもんね。」
滝瑞果:「自分たちが『正しい』って思っちゃうんだな……相手がこれだけやったなら、こっちも、って」
芙蓉堂太一:「そだね。そこのバランスが難しい……っていうか、別にやらないからね? 一応さ」
ロコロコ:「もうやっちゃったんだから仕方ないって思われたら、どんどん激しくなってくかも。」
芙蓉堂太一:「……僕だって、悪役になりたいわけじゃないんだ」
芙蓉堂太一:「ただ、さ。滝さん。僕はこんなこと考える程度にまだ余裕があるわけ」
滝瑞果:「うん?」
芙蓉堂太一:「朝倉くんの言う通り、押し付けたいことがあったら、多少ならカバーできるよってこと」
夏川ミナ:「そ、そうです」 負けじと手を挙げる。
夏川ミナ:「カバーはできます。私だって出来ます」
朝倉侑生:「あはは!よっ、めざせ優等生!品行ホーセー!」
滝瑞果:「いや、心配かけちゃって悪いね……ほんとにさ」
芙蓉堂太一:「見てらんないよ。そんな雑に情報扱うのさ」放られた資料を指差す。
滝瑞果:「……あのさ、じゃあ聞くけど」
滝瑞果:「平賀迅についてどこまで知ってる?平賀はどこから来て、どういう能力者なのかな」
滝瑞果:机に放ったフィーネについての情報ノルマは最初の5分で調べ終えている。他のメンバーが戻ってくる間に調べていたのは、
滝瑞果:平賀迅の情報だけだ。
朝倉侑生:「あ、ボクもそれ知りたーい」言いながら、太一くんとミナちゃんの様子を見る。
ロコロコ:「さっきの戦いで聞いた話だと、Sランクのアタッカーだったっけな、芙蓉堂先輩。」
夏川ミナ:何か言おうとするものの、黙り込む。芙蓉堂くんの方が公平な評価を下してくれるはずだ。
滝瑞果:「それは知ってる。というか、Sランクだから名前も知ってるし、事件記録も見てるし」
滝瑞果:「……誰かを護衛する時の、仮想敵の一人でもあった。Sランクだからな。当たり前だ」
芙蓉堂太一:「平賀迅。魔術師を名乗る私刑屋。そこまではまあ一般情報だけども……」
芙蓉堂太一:「彼は膨大な知識を継承している。魔術結社とやらの代々のボスの知識なんだってさ」さらりと言ってのける。
夏川ミナ:「それは」
夏川ミナ:「それは、初耳です。そうなのですか」
ロコロコ:「魔術結社?そんなの21世紀にあったんだ。たまげたなあ。」
芙蓉堂太一:「……らしいよ。UGNの方で調べたからねえ」
朝倉侑生:「漫画みたいだねえ」
滝瑞果:「……それは、マジ話だよな?芙蓉堂」
芙蓉堂太一:「僕が冗談でこんなネタ流すと思う?」
ロコロコ:「どうだい、朝倉くん。芙蓉堂先輩とは長いみたいだけど。」
朝倉侑生:「うーん?太一くんが嘘言うときはねー、もーちょっとニヤニヤしてると思うー」
滝瑞果:「わかるわかる」侑生くんに同意する。
朝倉侑生:「ねー」
滝瑞果:「ミナちゃんが知らないってことは、UGNですら『外』の知識か――」口元に手を当てる。
ロコロコ:「ニヤニヤしてる時は嘘つきか。覚えとこう。」
芙蓉堂太一:「あはは、弱みを握られちゃった」
夏川ミナ:「あ。あと、ですね」
夏川ミナ:「先程の“湧いた”で思い出しました。クライン・ネバーエンズ学長……絡みの事も芙蓉堂太一に聞きたいのです」
夏川ミナ:「学長がアカデミアに入って以来、郊外……沿岸部や密林地帯でおかしな物の目撃事例が増えているそうです。ご存知ありませんか?」
夏川ミナ:「謎の兵器群や、謎の少女を見かけたという報告がいくつかあるとのことなのですが」
滝瑞果:「知らなかった。最近ゴタゴタしてたせいかもね……」
夏川ミナ:タブレット端末を操作して報告書を出す。
芙蓉堂太一:「見かけたって話は聞いたけど、そのタイミングの話は初耳だ」
滝瑞果:「でも、因果関係的には逆の可能性もあるよね」
滝瑞果:「学園全域で妙なことが起こっていたから、学長連中が調査のために来たとかさ」
芙蓉堂太一:「やっぱり夏川さん、情報屋向きなんじゃないの?」
夏川ミナ:「もし風紀委員会がなくなったり、解雇されたりしたら、やってみましょうか」
夏川ミナ:さらりと言う。
ロコロコ:「ドラ焼きのことがあるからなあ。意外とありえる将来かも。」
夏川ミナ:(……いまの風紀委員会はどこか息苦しいですし) 口には出さない。
朝倉侑生:「ねー、それでー?太一くんは何か知ってるの?その、目撃談について」
夏川ミナ:「私が調べた限りでは詳細情報は皆無でした。芙蓉堂太一ならあるいは、と思ったのですが」
ロコロコ:「誰に使わせて、使うつもりなんだろうな。」
芙蓉堂太一:「僕もわかんないよ。ただ、もしその兵器群ってやつが実際にこっちに向けて作動したらと思うと怖いよね」
滝瑞果:「いや、わかってることは十分あるよ」
滝瑞果:頭を掻く。「……『謎』ってことがわかってる」
夏川ミナ:「たしかに」
ロコロコ:「確かに。クエスチョンだね。」
夏川ミナ:うーんと腕を組む。
滝瑞果:「芙蓉堂でわかんないってことは、番長連も風紀委員も、運営だって、公式には所有権を主張してないんでしょ?」
滝瑞果:「勝手にぶっ壊しちゃっても、誰も文句は言えないってことじゃん」
滝瑞果:「こっちに向けて作動するのが怖いなら、ぶっ壊しちゃえばいいんだよ。兵器は兵器なんだし」
滝瑞果:「誰かが死ぬわけじゃない」
ロコロコ:「流石滝先輩!こういう時は冴えてるなあ。謎かけじゃかなわないや。」
夏川ミナ:「……どこの陣営でもない。公式には、どこにも属していない」
夏川ミナ:「フィーネ少女の件といい、どうも抗争と並行して何かが起こっているような気がしてなりません」
ロコロコ:「見かけ次第やっちゃおうか。一般の人も巻き込まれてるんだ。兵器だって、巻き込まれても不自然じゃない。」
夏川ミナ:「というより、むしろ」
夏川ミナ:「抗争は、その“何か”の副産物に過ぎないのでは。そんな気もしてきますね。穿った見方ですが」
朝倉侑生:「瑞果ちゃん、誰かがケガするの嫌なんだね~」にまにまする。
朝倉侑生:「もー、よくわかんないよ~、皆難しーことばっかり言うんだもーん」足をバタバタさせています。
滝瑞果:「……」複雑な表情で押し黙る。
滝瑞果:「侑生くんさ」
滝瑞果:「ぶっ壊せる?」
朝倉侑生:「ん?」
朝倉侑生:「……」
滝瑞果:「いや、侑生くんも、モヤモヤしてるみたいだから」
朝倉侑生:「片付けるのは、できないけど」
滝瑞果:「兵器をぶっ飛ばせば、ストレス解消になるかな~……って」
滝瑞果:「思ったんだけど」
夏川ミナ:「ストレス解消」 目をぱちぱちする。
夏川ミナ:「なるのですか」
朝倉侑生:「派手に、ぶっ壊すのはねーー、できちゃうんですよ~」
朝倉侑生:「なるのですよ~」
夏川ミナ:「なるのですね」
朝倉侑生:「あは、やっていいなら、やるよ!超目立てそーだし!」
滝瑞果:「ふっふふ……じゃあさ、ベアトリス先輩には内緒にしとくから。やっちゃいなよ」
朝倉侑生:「お任せあれ★」冗談めかした敬礼ポーズを決めます。
芙蓉堂太一:(……兵器群を吹き飛ばしたら、向こうへの示威行為になるかもしれないよな……)などと考えつつ、口には出さない。
夏川ミナ:「派手にやれば、番長連への示威行為にもなりますしね」 ストレートに口に出す。
芙蓉堂太一:「あ、言っちゃった」
滝瑞果:「あと、ビーちゃんのお仕事といえばフィーネちゃんの追跡だけど」
滝瑞果:「ロコロコやる?」
ロコロコ:「うーん。僕は年上の女性が好みだからなあ。」
夏川ミナ:「そうなのですか」
朝倉侑生:「そこなの?」笑っている。
滝瑞果:「まー、あたしも嫌だけど誰かがやんなきゃいけないだろ」
ロコロコ:「でも、一人で何かするのも寂しいし。滝先輩が小さい子に踏まれたいってなら、お手伝いするよ。」
滝瑞果:「そうそう、あと小さい子にも踏まれたいしね。ノイマン組で、風紀のお仕事はやるとしてだ」
滝瑞果:「芙蓉堂は芙蓉堂で動いてもらう」
芙蓉堂太一:「オッケー。任せて」
朝倉侑生:「そしたら……、ミナちゃんは?お留守番?」
滝瑞果:「で、ミナちゃんは……」見る。
滝瑞果:「どうしたい?」
夏川ミナ:「私は遊撃隊……隊?として動きましょう。聴力には自信がありますから、適宜状況判断します」
夏川ミナ:「危ういところへ増援に。あるいは、火急を要する状況へ。臨機応変に動きます」
夏川ミナ:「これでも、ゾディアックウェポンの一つを預かるUGNチルドレンですので」 胸を張る。
朝倉侑生:「わあ、すごい、ミナちゃんがプロみたーい」
滝瑞果:「じゃあ決まりだ」
夏川ミナ:「みなさん、くれぐれもお気をつけて。保健室は3時間待ちらしいです」
夏川ミナ:「ほんとうに、お気をつけて」
ロコロコ:「そっちもね、ミナくん。なにせSSランクの僕と離れるんだから。」
芙蓉堂太一:「夏川さんもね。さーて、せいぜい頑張らなきゃねっと」伸びをする。
芙蓉堂太一:(みんながみんな、なんかモヤモヤしてる。ストレス解消ってのもあれだけど、『成果を出す』ことって大事かもね)
朝倉侑生:「打ち上げはカレー屋さんに行こうね~!お仕事お仕事!」立ち上がります。
GM@LAW:そうして、彼らはそれぞれの戦いへと散っていく。

【CHAOS/ミドルフェイズ2-2:情報収集】

GM@CHAOS:一方、番長連の詰め所の外。そこには、部屋を飛び出してきた柳武歩の姿があった
柳武歩:「あー……何でこうなるんだ」
柳武歩:大股で歩きながら、ぐしゃぐしゃと前髪をかきむしっている。
柳武歩:「何にイラついてんだ俺は」
羽石夏澄:その後ろから、とたた、と小さくかけてくる足音。
羽石夏澄:「せん、ぱ……はぁ、はぁ」
柳武歩:「……羽石か」立ち止まる。
羽石夏澄:歩さんが立ち止まったのを確認してこちらも立ち止まる。
羽石夏澄:膝に手をついて、肩で息をしている。
羽石夏澄:「もー…、…はぁ、せんぱい、あるくの、はや…」
羽石夏澄:※歩幅が小さい&肉体1
柳武歩:「ん、悪い。まあそんな焦んなくたって、すぐ戻るつもりだったけど」
羽石夏澄:「もー。そーゆーもんだいじゃないんですよっ」ずびし!と指を突きつける。
柳武歩:「!?」突然指を突きつけられて、たじろぐ。
羽石夏澄:「さっきのやなたけせんぱい見てたらそうそうほっとけないです!」
柳武歩:「お、おお……?そんなに心配かけたか。悪い」
柳武歩:決まり悪そうに首の裏を擦る。
羽石夏澄:「…私は、平賀くんとちゃんとお話しするのも、やなたけせんぱいとお会いしたのも今回が初めてですけど」
羽石夏澄:「さっきの平賀くんはないと思います」すこしむくれて。
柳武歩:「んん。そうか」
柳武歩:「いやでも、まあ、俺が口挟むことでも無いかも……とは思う」
羽石夏澄:「ん…?んんー…?」首をかしげて
羽石夏澄:「…口を挟みたいだけのことがあったんですよね?」
柳武歩:「え」ギョッとして表情が固まる。
羽石夏澄:「私も、ひとこと、ものもうそーと思ってました。ミナちゃんのこと、私も大好きだから、だまってられなくて。…でも」
羽石夏澄:「せんぱい、それだけじゃ、ないですよね?」
柳武歩:「何がだよ?お前まで変な事言い出すんじゃねーだろうな」
柳武歩:慌てて目を逸らす。
羽石夏澄:じっと、歩さんを見つめている。
柳武歩:「話聞いてなかったのか!?平賀の目当ては夏川チャンなんだって」
羽石夏澄:「はい。びっくりしました」
羽石夏澄:「…ミナちゃん。ずっと、恋にも興味を持っていて。…きっと、憧れてて」
羽石夏澄:「だから、…なんだか、嬉しくて。でも、平賀くんてば、あんなこと言うから…」
柳武歩:「そうそう。そういう事だよ。夏川チャンに悪いからだ」
羽石夏澄:「………たしかに、せんぱい、そう言いましたけど、でも」
羽石夏澄:「『撤回』の話が出る前から…なんだか、…しんどそうでした」
柳武歩:「っ……」
羽石夏澄:「……せんぱい。私、好きな人がいるんですよ」
柳武歩:思わず羽石さんの方へ向き直る。
羽石夏澄:腕を後ろに組んで、空を見上げる。
羽石夏澄:「さっき、せんぱいもお会いしましたよね?SSランクの、彼です」
柳武歩:「あいつ……?じゃあ羽石、敵同士になって」
柳武歩:先ほどの、どこか不思議なやり取りを思い出す。
羽石夏澄:「ふふふ。」
羽石夏澄:「敵同士、っていうけど。私は敵だなんて思ってませんよ。」
羽石夏澄:「『戦う相手』。…それだけです」首を軽く傾けて微笑む。
柳武歩:「羽石……」
柳武歩:その微笑みも、想いを素直に口に出せることも、眩しく見える。
羽石夏澄:「…私は、きっと彼とお付き合いすることはないでしょう」遠くの方に視線を移して。
羽石夏澄:「それでも、私は彼に想いを伝えたし、これからも、ずっと大好きだと思います」
柳武歩:「そう、なんだ。辛くねーのか」
羽石夏澄:「…んん……」少し口ごもる。
羽石夏澄:「なんだろう…私は、自分でそれを選んだから」
羽石夏澄:「…付き合うことなく。ずっと、大好きなまま。大切なまま。それでもいいんだって、わかったから」
羽石夏澄:「…だから、大丈夫なんです。…でも」
羽石夏澄:「……自分で、選べなかったら…きっと、それはとっても辛い」
柳武歩:もう一度、まじまじと羽石さんを見つめる。
柳武歩:この子はとても強い、と思う。
柳武歩:自分の気持ちを認められずに、イライラして当り散らしている自分とは違う。
柳武歩:「……そっか」
柳武歩:羽石さんへのロイス感情を変更したいです
柳武歩:羽石夏澄 ○P:好感/N:恐怖 → ○P:敬意/N:恐怖 に
羽石夏澄:ひゃー
羽石夏澄:「…はい。……なので、あの」
羽石夏澄:「………できることは、できるかぎりやりましょう、せんぱい」
羽石夏澄:「自分で選べる『自由』のために、私たちはここにいるんですから」
柳武歩:「……うん」
柳武歩:微笑んで頷く。
羽石夏澄:にっこりと、わらう。
平賀迅:それじゃあそこへ、カツカツと足音が近付いてくる
羽石夏澄:背中を反らして、そちらを見ます。
平賀迅:「ん」 角を曲がってみたいな感じで姿を現す。釈然としない表情を浮かべていたが、二人を認めると足を止め
平賀迅:「あー……」 少し気マズそうにして頭を掻く
平賀迅:「……よう、なんだ。こんな所にいたのか」
柳武歩:ポケットに手を突っ込んだまま、俯いて無言でいる。
羽石夏澄:「はい。がーるずとーく!ってやつです」
平賀迅:「ガールズトーク」
平賀迅:「そういう事なら私は入らない方が良いか……それとももう終わって?」
羽石夏澄:「ほら、やなたけせんぱい」軽く裾を引く
柳武歩:「……平賀」
柳武歩:顔を上げ、呼びかける。
羽石夏澄:「ふふ、私は満喫しましたので、だいじょーぶです」
平賀迅:「何だ? 何か言いたい事があるなら、なんでも言ってくれ。最初会った時も、確か言ったろ」
平賀迅:「私なりに気をつけたてはいるが、不足する事も自覚してるんだ。だから、何かあれば言ってもらえれば有り難いんだ。何だってね」
平賀迅:と言いつつ、さっきがさっきなのでさすがにちょっと緊張というか警戒というかしている
柳武歩:「いや……」手を振る。
柳武歩:「かんしゃく起こして悪かったよ。怒鳴るようなことじゃなかった」
羽石夏澄:「だいじょーぶです、せんぱいが怒鳴らなかったら私が怒鳴ってました!」ぐっっと腕まくり
平賀迅:「そう、か」 落ち着いてるのを見ると、少し緊張が解かれる 「まあ、誰だってそういうことは、ある。ただでさえこんな状況だし」
平賀迅:夏澄ちゃんの言葉を受けて 「……うむ。どっちにしても怒鳴られていたらしいな」
柳武歩:「まあな。告白しておいて撤回ってのはホント、無しだよ。ホント最悪だよな」
柳武歩:羽石さんに笑いかける。
羽石夏澄:「ですよー。ふふ」
羽石夏澄:「ちゃんと、ミナちゃんにはせーじつに!向き合ってあげてくださいね?お願いですよ?」上目遣い
平賀迅:「う、む」 目元を押さえて
平賀迅:「……分かったよ。分かった。でもな、本当にあの時は……いや」 首を振る
平賀迅:「誠実に、向き合う。分かった、分かってる。そのつもりだとも、元より!」
羽石夏澄:「うんうん。それなら安心です」
平賀迅:ちょっと語調が強くなり、それから咳払い
柳武歩:「なら、許してやるか」
平賀迅:「許してもらえてありがたいよ、本当に……では、戻るか。今頃エリスと夢ニが情報をまとめてる頃だろ」
柳武歩:「おう。しかしインテリ組について行けっかな……」苦笑しながら、元来た道を歩き出す。
羽石夏澄:「はーい。」片手を元気よく上げて、小さい歩幅でふわふわ歩いて戻ります。
平賀迅:「分かりやすく伝える所までがインテリだよ。分からん事があったら聞け。教えてやるとも。いつものようにな」 先導するように歩き出します
柳武歩:前を行く、平賀迅の背を見ながら思う。
柳武歩:自分の気持ちを誤魔化すことをやめた方が、ずっと楽だし、優しくなれる。
柳武歩:この気持ちは、なにも禁止されているわけじゃない。
柳武歩:誰にも言わなくても、自分だけは認めてもいいんだろう。
柳武歩:ロイス感情を変更します
柳武歩:平賀迅  ○P:尽力/N:隔意 → ○P:好き/N:隔意
GM@CHAOS:では、三人は再び番長連の詰め所へと戻る。

エリス・トリオン:では調達します
柳武歩:ゴーゴー!
エリス・トリオン:手配師を使用し、戦闘用着ぐるみを狙う
エリス・トリオン:ホワイトメダルも使って、
エリス・トリオン:6dx+7>14
DoubleCross : (6R10+7[10]>14) → 8[1,5,5,6,6,8]+7 → 15 → 成功

柳武歩:ヒュウー!
エリス・トリオン:よし!成功
平賀迅:きぐるみ・トリオン
柳武歩:エリぐるみ
エリス・トリオン:眉毛に茨の刺青を入れた女の子のキグルミを
エリス・トリオン:装備! 更に行動値が下がったぞい
霧灯夢二:調達します。アルティメイド服。
霧灯夢二:んー、《無形の影》を使って判定。手配師も使います。
霧灯夢二:あ、やっぱなし
霧灯夢二:あ、紬の魔眼はもう使っちゃったんだ…
霧灯夢二:やっぱり《無形の影》使います。
柳武歩:ガンバ!
霧灯夢二:8dx+9>=20
DoubleCross : (8R10+9[10]>=20) → 10[2,4,5,5,6,9,10,10]+9[4,9]+9 → 28 → 成功

柳武歩:さっすがー
霧灯夢二:成功、羽石さんに渡します。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+4した(侵蝕率:60->64)
羽石夏澄:ありがとうございます!!
平賀迅:さすがメイド服について右に出る者はない
羽石夏澄:メイド服マイスター
羽石夏澄:早速装備
平賀迅:応急手当キットを買います
エリス・トリオン:なるほど、PL補正があるとは・・・・・
平賀迅:2dx+6=>8
DoubleCross : (2R10+6[10]>=8) → 1[1,1]+6 → 7 → ファンブル

平賀迅:よし
GM@CHAOS:ふぁ、ファンブル
平賀迅:ここで悪い目を使っておきました。覚悟しておけよ風紀のクソども!
エリス・トリオン:わお、100分の1
エリス・トリオン:たぶん保健室に侵入したら出歩いてたら見つかったんだね・・・
GM@CHAOS:まあ、うろついてたら通報されます。
平賀迅:なんてこった……
平賀迅:盲点……
GM@CHAOS:普通の人間は指名手配慣れしていませんからね。仕方ない。
柳武歩:エリス君相談室チェックよろ!
羽石夏澄:じゃあ私も応急手当てを
羽石夏澄:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 9[3,7,8,9] → 9 → 成功

羽石夏澄:平賀くんにお渡しします
GM@CHAOS:おお。素晴らしい。
平賀迅:う、ありがたいけどこれはエリスくんに使ってもらおうかな
羽石夏澄:おっと
羽石夏澄:じゃあエリスくんに!
柳武歩:自分も応急手当キットを買う。《器物使い》!"ラッキーメダル・ホワイト"ッ!
GM@CHAOS:ガード役ですからねえ。HPは大事だ。
柳武歩:5dx+2>=8
DoubleCross : (5R10+2[10]>=8) → 9[1,2,4,9,9]+2 → 11 → 成功

エリス・トリオン:これが・・・人の温かみ・・・・。
GM@CHAOS:お見事!
柳武歩:エリス君の腹にブチこむぜッ
エリス・トリオン:では羽石さんの分から使います
エリス・トリオン:14+2d10
DoubleCross : (14+2D10) → 14+14[4,10] → 28

柳武歩:いい数字だ!
羽石夏澄:すごい
エリス・トリオン:あっ ほぼ全快した
GM@CHAOS:いい感じ!
霧灯夢二:おおー
柳武歩:ちゃんと治療したんだな羽石さん…
霧灯夢二:女子力の差…
エリス・トリオン:じゃあ、柳武さんの分はあとに取っておきます
エリス・トリオン:羽石さん、怪我慣れしてそうですよね
GM@CHAOS:怪我慣れw
羽石夏澄:してるしてるー
エリス・トリオン:割と普段から生傷とか負ってそうだし・・・
羽石夏澄:お裁縫とかで指刺しまくるしね
エリス・トリオン:かわいい・・・
GM@CHAOS:では、これで購入判定は全員終わりましたかね?
柳武歩:おわった!
エリス・トリオン:終わりましたー
エリス・トリオン:ロイスもまあ、まだいいかなあ
羽石夏澄:おわりました!
霧灯夢二:ロイスは保留で
GM@CHAOS:ロイスの取得や感情変更がある人もしてよい
柳武歩:私もロイスはやったからよし。
柳武歩:まだエリス君だけとってない
柳武歩:機会を見て取ろう…
平賀迅:購入終了。ロイスも保留ですね
GM@CHAOS:オーケーです。
GM@CHAOS:どうしましょう。作戦会議が終わったっぽいロールします?
エリス・トリオン:柳武さん温存しても大丈夫ですので! 5人PTだし・・・
エリス・トリオン:もう次は対戦シーンになるんでしたっけ?
GM@CHAOS:はい。次は各々の対決イベントに移ります
霧灯夢二:終わったっぽいロールしますか?

GM@CHAOS:番長連の詰め所に戻ってきたキミたちは今後の方針についての話し合いを終えたところだ。
羽石夏澄:じゃあ、会議が終わったぽい雰囲気の中でエリスくんの治療をします
エリス・トリオン:「ちっ」じゃあ、隠してたのに見破られたのでちょっと不機嫌になりながら大人しく治療を受けます。
平賀迅:一旦出て、戻ってきたらもういつもと変わらない様子です。平然として壁にもたれかかって、ブレードの調子を見ている
霧灯夢二:机には学園の地図が広げられており、要所要所に番長連陣営の駒が配置されている。
柳武歩:こちらは難しい顔をして学園の地図と人員の配置先をなんとか覚えようとしている。
羽石夏澄:少しばかり不器用に、だけど手際よく手当をしていきます。
エリス・トリオン:「もう十分だっつの……つか、妙に手慣れてんな」
羽石夏澄:「それは、まあ。いっぱいケガしますからねー」
平賀迅:「そんなにするのか、ケガ。やっぱり番長だと荒事も多いからか?」
羽石夏澄:「えっと、確かに戦いでのケガも多いですけど、」手を広げて
羽石夏澄:「お裁縫とかやってると、どうしてもやっちゃうんですよね」
平賀迅:「裁縫。はあ……なるほど。それで」
エリス・トリオン:「裁縫ってタマかよ、てめー」
エリス・トリオン:「っとに、良く分かんねえ奴だな……」
羽石夏澄:「ふふーん。編み物もよくしますよ!かぎ針編みがすきです!」
羽石夏澄:とくいげ
柳武歩:「別にいいだろうが、誰が裁縫したって」
エリス・トリオン:「だったらテメーもやんのかよ?」 歩ちゃんに
柳武歩:「やらない……というかできねえけど」
平賀迅:「へえ、裁縫に編み物に、それでそうやって怪我の手当も得意で……」
平賀迅:「……」 口に手を押さえて止める。軽率な発言に慎重になっているのだ
霧灯夢二:「あー、みんな。場所は覚えたか?」コマを弄っている。
平賀迅:「んっ! 場所か。覚えた覚えた」 机に歩み寄る
羽石夏澄:「ふふふ。すごいでしょう!ほめてもいいんですよ?」平賀くんの言葉を受けて。
平賀迅:「元々空からの地形は見慣れてるからな。バッチリだ」
羽石夏澄:「なーんて。好きでやってるんですけどね!」
平賀迅の駒:「そうか、流石は私だな。」
エリス・トリオン:「は、まあ役に立つってとこは認めてやるよ」
羽石夏澄:「あ、場所のほうは覚えましたよ。ふふー。楽しみです」
平賀迅の駒:地図の上にいる平賀迅の駒が声を上げる
平賀迅:「好きで……なんか、そういう所もだな」
平賀迅:「母親っぽい」
羽石夏澄:「ぇ」
平賀迅:「うむ、任せておけ私。私がこの盤上でチコマカして判明した事は必ずや役に立つだろう」 自分の駒の手を指でつまんで握手らしき事をしている
羽石夏澄:ぼっ、と顔が赤くなる。
柳武歩:「あー、もうちょい待ってくれ……頭こんがらかるなぁこれ」地図を逆さにしたりしていたが
柳武歩の駒:「おいおい、大丈夫か?」地図とにらめっこしている柳武さんに声をかける。
柳武歩:「……平賀」
羽石夏澄:後ろを向いてほっぺを両手で押さえている。
霧灯夢二:「……平賀。お前って奴は…。」
平賀迅:「?」 握手しながら首を傾げ女性陣に向け 「……」
平賀迅:「……不適切な発言があったか?」
柳武歩:「不適切っつか、不用意……?」自分の駒をつつきながら、ちょっと憮然とした表情で。
エリス・トリオン:「母親! ママの下が恋しいかい?」
エリス・トリオン:普通にからかう。割と察しが悪いぞ。
霧灯夢二:「………。」こいつもか。と言いたげに眉間を指で押さえる。
羽石夏澄:「…あー……なんていうか………これは天然ですね。うん。はい。不意打ちでした」
平賀迅:「……」 「……まさか! ただ属性を並べたら、そういう形容が適切かと思っただけだ」
柳武歩:「……気を付けろよ羽石」
羽石夏澄:「はい、ほんとーに気をつけます!」ぺたぺたと自分の顔を触りながら。
羽石夏澄の駒:本人に倣って頬を手で押さえている。
平賀迅:「だが、何だかこう……ふむ、母親というのは歳を食ってるイメージでよろしくなかったか?」
平賀迅:「……新妻……?」 指先で器用にコマの自分の服装を整えながら
羽石夏澄:「いえいえ、大人に見られるのはわるくn……ぺふっ?!」投げ込まれた新たなワードにつんのめる。
柳武歩:「平・賀」握っている駒にギリギリと力がこもる。
霧灯夢二:「平賀、前から言っているんだが………。お前の発言は誤解を招く。」
平賀迅:「まあ、動きについては……歩はちょっと補習っぽいが、だいたい大丈夫だろ。それより想定される……」 コマに興味を失い向き直った所で
エリス・トリオン:あ、じゃん羽石さんごちんと後頭部にぶつかられる
エリス・トリオン:羽石さんにぶつかられる「づふっ!」
霧灯夢二:「ほら、負傷者が増えた。」
平賀迅:目を瞬かせ 「……すまない」
柳武歩:「あーあー、大丈夫か羽石…!」
エリス・トリオン:全快したと思ったら1ダメージ食らった感がある
羽石夏澄:「あ、あわわ!エリスさんだいじょうぶですか!」わたわた
エリス・トリオン:「痛っ……――痛ってえな……!? 石頭かてめぇ……!」
羽石夏澄:「あ、はい!なんとか!」
羽石夏澄:「えっ!頭の攻撃力がそんなにあったのは初めて知りました!」
柳武歩:「ちゃんと避けろよな。エリス」羽石さんの頭を撫でている。
エリス・トリオン:「しっかりじゃあこれを機にしっかり覚えとけテメエ……!」
エリス・トリオン:仕返しに羽石さんにアイアンクローかまそうとするが、歩ちゃんに遮られている
平賀迅:「……話していいかな、私は」
霧灯夢二:「ああ、作戦については話していい。」
柳武歩:「あ、おう。ソーテイがなんだって?」エリス君の魔手をディフェンスしながら尋ねる。
羽石夏澄:なでられてちょっと表情を緩める。
エリス・トリオン:「くっそ、だから集団行動は嫌なんだ……」
エリス・トリオン:「周り全部敵の方がまだ分かりやすいってのに」ギャーギャー言いながら愚痴ってる
平賀迅:「想定される相手だ。風紀の……恐らくぶつかる事になる」
平賀迅:「さっきちょろっと話したが、有耶無耶になったからな。認識は共通させた方が良い」
柳武歩:「……」ゆるんでいた表情を引き締める。
エリス・トリオン:「言っとくが、間違っても正面から当たんじゃねえぞ、アホクセー」
平賀迅:「もちろん! 交戦にならないくらいが色々な意味で一番だ。正面戦闘なんて考えたくもない。何体ジャームが出る」
平賀迅:「……が、楽観もしてられんだろ。とりあえず滝という奴のことは聞いた。防御能力だったかで」
平賀迅:「朝倉侑生は、見た。ミナについては……全員知っている、か?」
柳武歩:黙って頷く。
霧灯夢二:頷く
羽石夏澄:「……はい」
エリス・トリオン:「滝に関しちゃ、俺と、」
エリス・トリオン:「こいつがマッチアップだ。もしやりあうならな」と、
エリス・トリオン:羽石さんの鼻先に指をつきつける
羽石夏澄:「ふえ」
平賀迅:「対策はできていると。逆に言えば、私と歩と夢ニでは勝ち目は……」 言いかけ
エリス・トリオン:「……てめー、何のために俺が連れてたと思ってんだよ」
平賀迅:「……いや、聞いても分からないか。そもそも互いの技量をあまり正しくは把握していないからな」
羽石夏澄:「えっ、それは、ばんちょーですし?」
柳武歩:「まあ、エリスがやれるってんなら勝算あんだろーな」
エリス・トリオン:「おま……いや、お前はそういう奴か……」
エリス・トリオン:「生徒会の手口は俺が一番知ってる。逆にあいつらは俺の”もともとのやり口”は知らねえ」
平賀迅:「もともとのやり口?」
羽石夏澄:「………もともとの」ふっ、と、昔のことを思い出す。
霧灯夢二:「それは、ジャームが出ないやり口なんだよな?」
霧灯夢二:平賀君の話を踏まえ、けん制するように言う。
柳武歩:「ああ。それ、気になってたんだけどよ」
柳武歩:「かいちょから聞いてたのと随分違うじゃんか、お前の能力……霧で防ぐんじゃなかったのか?」
エリス・トリオン:「合わせてやってたんだよ、甘ったるいアカデミアにな」
羽石夏澄:「………」少しいつもより昏い目で、エリスくんを見ている。
エリス・トリオン:「シンドローム的には変わっちゃいねえ」
エリス・トリオン:「ただ、やり方があるってだけだ」 と、手もとの瓶を揺らす
エリス・トリオン:「昔よりは使いやすくなってるしなあ。アカデミア様様だぜ」化学準備室のラベルが張ってある。
平賀迅:「……止めはしないが、夢ニの質問には首を縦に振っておいてもらいたいね」
柳武歩:瓶に視線を落とす。「同感」
エリス・トリオン:「…………ハッ、お優しいこって」
羽石夏澄:「……傷つく人は、必ず出ます」ぽつりと言う。
エリス・トリオン:「問題ねえよ。見目が悪いからなァ、生徒会に入る時に自重させられただけさ」
霧灯夢二:「……ならいいさ。先輩のやることには、口を挟まない。」
平賀迅:「分かった。そう言うんなら反対しない。見目の悪さは……今更だしな」 今いる荒れた詰め所を見渡して
平賀迅:「ジャームってのは不可逆の変質だ。傷とは違う……傷は消えないなんてよく言うが、なんだかんだで塞がり、癒えはするものだ」
平賀迅:「強い言葉を使うなら、死と同等。……越えさせちゃならんよ、そこだけはね」
エリス・トリオン:「とにかく、滝に対してはそういう訳だ……今更ビビってんじゃねえぞ、ふわふわ女」
羽石夏澄:「ビビる?」顔を上げる。
エリス・トリオン:「死にそうな顔してんぞ。怖れ知らずがテメーのパーソナリティだろうが」
羽石夏澄:「……エリスさん、あなたが昔何をしてたかは、私にはわかりません。…でも。ただ」
羽石夏澄:「…私が、アカデミアに来て、変わったから。……それが元に戻ったら…」
羽石夏澄:「『アカデミアのやり方』を捨てたら…」
羽石夏澄:「きっと、人は死ぬし、私もジャームになるだろうなって。…そう、思っただけです」
柳武歩:神妙な顔をして聞いていた。ジャームそのものを、実際に目にした事はない。
それでも、このアカデミアで学んだ知識でも、それが“仮面の装着者”などよりずっと壮絶な結末を迎える事は知っている。

羽石夏澄:「…それと」
羽石夏澄:「『怖れ知らず』なんかじゃありません」寂しげに笑う。
羽石夏澄:「私は、恐怖には、人一倍詳しいんですよ」
エリス・トリオン:「…………」 羽石さんを値踏みするようにじっと見据える。
羽石夏澄:「……すみません、変な話をしました」
平賀迅:(詳しい……)
柳武歩:「いいよ。……そんな事にはさせねーからな」ぽんぽんと羽石さんの肩を叩く。
エリス・トリオン:「……だから、甘っちょろいんだよ」
羽石夏澄:「ありがとうございます、せんぱい…」歩さんに寄りかかる。
エリス・トリオン:「……だが、ハ。好きにやりゃいいさ」
平賀迅:「ああ。甘さってのは大事だ。余裕、慈悲、可能性……」
平賀迅:「それで足元を掬わるのは救われないが、それを忘れない事は大事な事だとも」
平賀迅:「こんな状況だからこそ、きっとな」
エリス・トリオン:「てめーらのその甘さで、“どうにか”出来なくなったら」
羽石夏澄:「…はい」
エリス・トリオン:「そんときゃ、俺がどうにかしてやるさ」
霧灯夢二:「“どうにか”出来なくなったら、それはこのアカデミアが元のアカデミアに戻れなくなった時だ。」
平賀迅:「……ハハ。聞いたか! なんて甘い先輩だよ」
羽石夏澄:「………ふふ。ええ。……みんな、優しいですね。」
霧灯夢二:「俺は、そう思う。風紀も、番長連も、皆甘さを持ってるから迷っているし、」
霧灯夢二:「甘さを持っているから、まだ戻れる場所で立ち止まっている。」
エリス・トリオン:「そうさ。戻れることは大切だ。理想としちゃ、一切の爪痕なくこの事件を解決することだ」
平賀迅:「ああ。折角だ。シビアなのは当然として、それでもポケットに砂糖菓子くらいは入れていこう」
平賀迅:「って事で、私は甘いエリス先輩の真似でもしにいくかな」 ブレードをベルトに固定
柳武歩:「出がけの景気づけに、乾杯でもすっか」
平賀迅:「ほう、乾杯。いいじゃないか。飲み物は何かあったか」
霧灯夢二:「ん、水しかないがな。」ミネラルウォーターの入ったペットボトルを掲げる。
羽石夏澄:「ふふー。いいですね、かんぱい!」
平賀迅:「十分! では何に乾杯する?」 ペットボトルを手にして
柳武歩:「……ポケットの砂糖菓子に?」
エリス・トリオン:「シケってんな。……ったく、酒でもありゃ丁度いいんだがな」
羽石夏澄:可愛らしいうさぎが描かれたケースに入ったペットボトルを掲げる。
柳武歩:ニヤリと笑って、ペットボトルを掲げる。
平賀迅:「ロマンチストめ。それで行こう」 掲げ
エリス・トリオン:「心底アホしかいねえな。まったく頼りになる後輩どもだぜ」視線を合わせず、コップの縁を持って軽く浮かす
平賀迅:「愛すべき甘さ、砂糖菓子に!」 皆のボトルとエリスくんのコップに軽く打ち付ける
霧灯夢二:「悪態をつきながらも付き合ってくれてありがとう、エリス先輩。乾杯。」
霧灯夢二:ボトルを皆のボトルとコップに打ちつける
羽石夏澄:「あまいものは大好きですよ!かんぱーい!!」
柳武歩:「っしゃあ!あとは目いっぱいやるしかねえ!」
エリス・トリオン:「……Prosit.」小さく
GM@CHAOS:コップやボトルがぶつかり合い、不揃いな音が鳴る。
GM@CHAOS:シーン終了!

GM@CHAOS:というわけで、シーンが終わりましたので最後に。
GM@CHAOS:この場で1stステージの対戦相手を発表します!

【対決イベント】1st ステージ

「1on1 追跡戦・アジトへの道」
 LAW陣営:芙蓉堂太一
     VS
 CHAOS陣営:平賀迅
GM@CHAOS:最初に戦ってもらうPCはこいつらだ!
「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」
 LAW陣営:朝倉侑生
     VS
 CHAOS陣営:羽石夏澄
GM@CHAOS:次の組み合わせはこの2人だ!
「1on1 奇襲戦・バックスタブ」
 LAW陣営:夏川ミナ
     VS
 CHAOS陣営:柳武歩
GM@CHAOS:ここは面白い戦いになりそうだ!
「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」
 LAW陣営:ロコ・ロコ・ベントゥーラ&滝瑞果
     VS
 CHAOS陣営:エリス・トリオン&霧灯夢二
GM@CHAOS:最後の2on2!これは意外な組み合わせだったかもしれない!

GM@CHAOS:というわけで皆さんの会議の結果を受けまして、対決イベントの組み合わせが決まりました!
夏川ミナ:わーわーわー!
GM@CHAOS:1stステージはこの組み合わせでやっていきます!
滝瑞果:わーい!
霧灯夢二:がんばる!
平賀迅:死ャーッ!
朝倉侑生:よろしくお願いしますー
羽石夏澄:やるぞ!
芙蓉堂太一:うおー!
GM@CHAOS:死力を尽くして戦い合うがいい!

【対決イベント:殲滅戦/ミドルフェイズ3】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:対決イベントの最初のシーンです
GM@CHAOS:イベントは「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」
GM@CHAOS:登場するPCは朝倉くんと羽石さん!
羽石夏澄:いえーい!
朝倉侑生:うえーい!
GM@CHAOS:侵蝕率を上げてシーンに登場するがいい!
朝倉侑生:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 2[2]+51 → 53

羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:63->72)
羽石夏澄:たかくない?
朝倉侑生:スペリオルミックスの効果で、侵蝕率52です。
GM@CHAOS:羽石さん、上がるなー。
GM@CHAOS:一方、ユウキくんは控えめ。
GM@CHAOS:まずはルール説明からいきましょうか
羽石夏澄:はい!
朝倉侑生:ほい!
GM@CHAOS:このイベントは、フィーネを謎の兵器群から守り、どちらのチームが彼女の信頼を得られるかを競うものとなります。
羽石夏澄:まもる!
GM@CHAOS:シーンにはなんかいっぱいトループが出てくるので、キミたちはそれをやっつける。
朝倉侑生:ぼこる!
羽石夏澄:やっつける。
朝倉侑生:ぼこ…まもる!
GM@CHAOS:オレ、ニク、喰ウ。
羽石夏澄:(おにくをさしだす)
GM@CHAOS:このイベントではラウンド進行による戦闘をやってもらいます。
朝倉侑生:もぐもぐ
GM@CHAOS:あっ、僕のお肉
GM@CHAOS:謎の兵器群トループのHP1=1体と換算し、トループを全滅させた時点で、より多くの数のトループを倒していたPCが勝利する。
羽石夏澄:つまり、ダメージ勝負…?
GM@CHAOS:ただしトループごとに設定されている上限以上のダメージを与えた場合でも、その数値は勝利条件の数値には換算されない。
GM@CHAOS:ただしトループごとに設定されているHP上限以上のダメージを与えた場合でも、その数値は勝利条件の数値には換算されない。
羽石夏澄:なるほど。
GM@CHAOS:あくまでも倒した数での勝負なのだ。
GM@CHAOS:一体の敵だけに2億ダメージとか与えても、最大HPまでしかポイントにならないから大部分は無駄になるというわけ。
GM@CHAOS:ちなみにこのラウンド進行中は、相手チームのPCを攻撃したり、相手チームのPCの判定にリアクションすることはできない。
GM@CHAOS:殺し合いはまた別の機会にやってもらうぜ!
羽石夏澄:はーい!
朝倉侑生:そーい!
GM@CHAOS:最後にイベントキーワードを入手している場合のボーナスについて!
GM@CHAOS:イベントキーワードを入手しているチームのPCはイベントの開始時に2d10を振ってその出目を最終的な撃破数に加算することができる!
羽石夏澄:おお
朝倉侑生:おおー
GM@CHAOS:格好良い演出でトループを蹴散らしたりしながら現れるとよいでしょう
羽石夏澄:かっこいい演出
朝倉侑生:カワイイ演出?
GM@CHAOS:ど、どっちでもいいよ
GM@CHAOS:今回の対決イベントについての説明は以上!
GM@CHAOS:エネミーの配置などについてはまたラウンド進行の開始時に説明しましょう
羽石夏澄:ほいさー!
GM@CHAOS:アナザーGMからの補足やPLからの質問などは何かありますか?
朝倉侑生:うしゃー!
朝倉侑生:エネミーは攻撃してきますか?
GM@CHAOS:してきます!
朝倉侑生:やっぱり
GM@CHAOS:撃破数自体には関係ないですが、攻撃を喰らって戦闘不能になったらキミたちの侵蝕率はガンガン上がるぞ!
GM@CHAOS:では、質問もなさそうなので早速対決イベントに移っていきましょう!
朝倉侑生:はーい
GM@CHAOS:それでは、シーンの描写をしていきましょう。
GM@CHAOS:学園都市の郊外で活動しているという報告があった謎の兵器群。
GM@CHAOS:ユウキくんはそれを探して学園の外れをさまよい歩いていた。
GM@CHAOS:抗争の影響もあってか、人通りも少なく周囲は実に静かだ。お昼寝にはもってこいだろう。
朝倉侑生:風紀委員の腕章をつけて、トレードマークの大きめのカーディガンはプログラムに反するので着ていない。
朝倉侑生:風紀委員なので、校則通りに制服をきちんと着て、唇をとがらせて、一人歩いている。
朝倉侑生:「……だいじょーぶなのかな、瑞果ちゃん。ミナちゃんも、平賀って人と知り合いなの…その辺、詳しく聞けてないし」
GM@CHAOS:キミもいまだに報告にあったような機械兵器のようなものは発見できていない。
朝倉侑生:周りに人がいないので、ぼやいている。
朝倉侑生:「太一くんとロコくんはだいじょーぶかなー。男の子心配したってどーにもならないし……」
朝倉侑生:「………人の心配ばっかしてる場合じゃなくないー?」
朝倉侑生:「……ボク、何してんのかな」
朝倉侑生:「これでいーのかなー?」首をかしげる。
朝倉侑生:「前に進んでるのかな、何か。今、こーしてることが…何か……」むん、と眉を寄せる。「……わっかんないや」
朝倉侑生:「ミコせんぱいならどーすんだろ。こーいうとき」
朝倉侑生:「今、どーしてるかな。まあ、どーせ寝てるかな。寝てるといーな」
朝倉侑生:「寮にいてさ。DVDとか見てて。誰の心配もしてないで。こないだみたいにさ、誰かのために大ケガなんかしちゃってさ」
GM@CHAOS:風紀委員の大勢は治安維持活動に駆り出されている。キミの先輩の一文字命もそちらにいるか、もしくはサボって寝ているかもしれない。
朝倉侑生:「ボクのこととか忘れちゃって」
朝倉侑生:「………」
朝倉侑生:「………。あーっ、もう!」頭をブンブンと横に振る。「もー!もーーっ!ミコせんぱいのばか!」
朝倉侑生:「もー!知らないよ、もー、難しいこととか、世界平和とか、どーでもいいっつーの本当……」一人で勝手に怒り出したところで、
朝倉侑生:「……あれ」学園にはそぐわない、それらの気配に気づく。
GM@CHAOS:では、その時だ。
GM@CHAOS:キミは遠くの方で軋む大きな機械のようなものの気配を察知する!
朝倉侑生:「うわ。本当にいるんだ。外国みたい」
朝倉侑生:「…外国だ、ここ」
朝倉侑生:「じゃなくて。あれだ!あれ!」走り出します。「……もーーっ、やって、やる!」
GM@CHAOS:一方、アカデミア郊外の別の場所。
GM@CHAOS:学園都市の郊外で活動しているという報告があった謎の兵器群。
GM@CHAOS:羽石さんはそれを探して学園の外れをさまよい歩いていた。
羽石夏澄:「ふんふんふふーん♪」鼻歌も禁止されているが特に気にした様子はない。
GM@CHAOS:抗争の影響もあってか、人通りも少なく周囲は実に静かだ。戦いにはもってこいだろう。
羽石夏澄:「きなくさい兵器ぐん!ふふー、思う存分やれそうですねー」肩をぐるぐる回している。
GM@CHAOS:ただ、キミもいまだに報告にあった機械兵器のようなものを発見することはできていない。
羽石夏澄:「……」ふ、と立ち止まる。静かな、学園の外れ。
羽石夏澄:思い出す。空気を切る、澄んだ音。
羽石夏澄:勿論そんな音は聴こえない。ふるふると首を振って、手を後ろで組んで、またふらふらと歩き出す。
羽石夏澄:「……わるものがいて、事件が起こって。」
羽石夏澄:「…わるものがいなくなったらどうなるんだろう、って思ってたけど」
羽石夏澄:「こう、なっちゃうんだなあ……」
羽石夏澄:戦う相手がいて。戦っていい相手がいて。お互いにそれを良しとして。
羽石夏澄:その『混沌』こそ、今は亡き『秩序』。
羽石夏澄:「……はー。もっと、…もっと楽しい戦いがしたい、なあ…」
GM@CHAOS:では、その時!
GM@CHAOS:キミのすぐ近くから機械が軋むような思いのほか大きな音が聞こえてくる!
羽石夏澄:「――あー、」
羽石夏澄:ふわり。三つ編みがうかぶ。
羽石夏澄:空間に、歪な領域が生じる。
羽石夏澄:「……うるさいな」
羽石夏澄:ガ ゴ ン 。
羽石夏澄:大きな塊が、軋み、崩れるような音。
GM@CHAOS:その先で聞こえるのは少女の声のようだ。
羽石夏澄:「…ん、…あ。」
羽石夏澄:「もー。おてんばな妖精さん、はっけん!です」
GM@CHAOS:2人が向かった先。
GM@CHAOS:アカデミア郊外の一画。そこに打ち捨てられていたテレビモニターの前に、少女が佇んでいる。
GM@CHAOS:モニター画面に映っているのはきらびやかな衣装姿の女生徒だ。
GM@CHAOS:テレビのスピーカーからはノイズ混じりの歌声が流れる。
春海明日香:『♪お願い神さ―― 願いを――私だけ肝心な……』
春海明日香:『♪……い神様 この恋だけはきっと――』
春海明日香:『♪祈りをこめ…… ダイスを―― One m…… chance……』
GM@CHAOS:少女は夢中でその映像に見入っているようだ。
フィーネ:「おーねーがいーかーみーさまー♪ふーふふんふんふーん」
フィーネ:「肝心なとこでふんふふーん♪」
フィーネ:「ドーガは強敵だから、描くんじゃなくて歌えばいいのね!破れたり!」
フィーネ:「これがロックンロールなのね!あれ、でも」
フィーネ:「ベイベー!って言わない!ロックンロールじゃないのかな?」
GM@CHAOS:では、その時。
GM@CHAOS:少女のすぐそばに大きな激突音を立てて、硬い何かが落ちる。
フィーネ:「あ!音!」
GM@CHAOS:しかもそれは一体ではない。次々と、無数に、少女の周りに姿を現す。
謎の兵器群(小):「シシシ……」
謎の兵器群(大):「ビビーッ」
フィーネ:「な、何!?この人たち!」
フィーネ:「人?人かなあ」
GM@CHAOS:機械兵器たちは巨大な爪や鋭利なブレードを振りかざす!
謎の兵器群(大):「ビビビ!」
GM@CHAOS:洗練されたそのデザインは機械工学の極致とも言えるが、搭載された兵器はあまりにも危険だ!
フィーネ:「う、うう、あれとっても描きたいけど……」
フィーネ:「逃げないと!あ!あれ?」
フィーネ:「囲まれてる!すごいすごい!」
フィーネ:「すごいけど、どうしよう!」
GM@CHAOS:そう、既に機械兵器たちは少女を取り囲むように布陣している!
GM@CHAOS:もし彼女がまともに機械兵器たちの攻撃を喰らえばひとたまりもないだろう!
フィーネ:「うう……キカイさんもしかして、こっち狙ってる……?」
フィーネ:「どうしよう……」ブレードをスケッチブックに描いている。
GM@CHAOS:いかな洗練されたユーザーに幸福感をもたらす美しいデザインといえど、その刃の殺傷力は並大抵のものではないだろう!
フィーネ:「痛いかな……あ、剣ってうねうねって模様があるんだ……」
GM@CHAOS:そのユーザビリティーとデザイン性を追究した研ぎ澄まされた刃が少女の喉元にせまる!
羽石夏澄:2d10
DoubleCross : (2D10) → 6[5,1] → 6

朝倉侑生:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[5,7] → 12

GM@CHAOS:では、羽石さんは6体、ユウキくんは12体のエネミーを吹き飛ばす!
羽石夏澄:ぴし。少女を狙う兵器の一体にヒビが入る。
謎の兵器群(小):「シ……
羽石夏澄:ヒビは一瞬のうちに広がり、
羽石夏澄:がらんがらんと、音を立てて塊は崩れ落ちる。
GM@CHAOS:機械兵器の一体が瞬時に崩壊する!
羽石夏澄:その向こう側に立つのは、淑やかでおっとりとした雰囲気の少女だ。
羽石夏澄:フィーネを認めると、微笑んで「こんにちは」と告げる。
フィーネ:「あ、人!」
フィーネ:「こんにちはー!」
羽石夏澄:「はい。人ですよー。と言ってもオーヴァードですけど。」手を振る。
羽石夏澄:「フィーネちゃんさんですよね?すごい、愛嬌あります!」
羽石夏澄:度胸と言いたかったのだが、特に気づいていない。
フィーネ:手を振り返す「ありがとー!今ね、あたしね、この人?に襲われそうだったの!」
フィーネ:「そう、あたし、フィーネ!アイキョー?」
羽石夏澄:「うんうん。危なかったです。というか、げんざいしんこーけーであぶないです、けど!」振り向きざまに空気が流れ、少し距離のある兵器が崩れる。
フィーネ:「あたしただ、歌ってただけなのに……あ、ホントだ!まだいっぱいいる!」
GM@CHAOS:羽石の動作で、また数体の兵器が消滅する。
羽石夏澄:「えっとですね、襲われそうになりながらお絵描きしてるの、すごいなーって、おもったんです!」
GM@CHAOS:と、少女が説明しているとさらにその背後から別の機械兵器が襲いかかる。何しろ無数なのだ。このままでは危ない。
フィーネ:「うん、あたし、いっぱい描きたいの……あっわっ」
羽石夏澄:「っ――」(だめ、コントロールが間に合わない…!)
朝倉侑生:ドガ ガ ガガガガガガガッ!
朝倉侑生:爆撃。二人の少女を中心とした放射状に、光の矢が振り落ちる。
羽石夏澄:「これ……」
GM@CHAOS:光の矢に射抜かれ、十数体の兵器が爆散する!
朝倉侑生:「あっは」ピストル状にした指先を天に突きつけて、そこに立っている。小柄な少年。
フィーネ:「あ、星!あたしこれ見たよ!」
朝倉侑生:「なーに、この状況?」
羽石夏澄:「あさくらくん!!」
フィーネ:「すごいよ、星が落っこちるの!でも、さっきは、拾えなかったの!」
朝倉侑生:「やっほ~。フィーネちゃんと、…夏澄ちゃん」
羽石夏澄:「ほんと、すごいですね… あれ、多分拾えないですよ。拾ったら壊れちゃいます」
羽石夏澄:「やっほ?、です!」
フィーネ:「やっほー!」
フィーネ:「やっほーってなんだろう?」
朝倉侑生:「やっほーとか言ってる場合じゃなくない?」
羽石夏澄:「ふふっ。あさくらくんが言ったんですよー」スカートがふわりと浮く。
謎の兵器群(大):「ビッビッビ……」
謎の兵器群(小):「シーシー」
朝倉侑生:「てへー。そうだったかな~?」わざとらしく首を傾げる。周囲に目を向ける。
GM@CHAOS:機械兵器たちはキミたちにも敵対する意志を見せているようだ!
フィーネ:「あ、ねえねえ!この人たちをなんとかしてよ!それからゆっくりお話しよう!」
フィーネ:「人?人かなあ」
羽石夏澄:「機械ですねえ」
羽石夏澄:「私も、さんせーです!ゆっくりお話したいですし!」
羽石夏澄: 「ねっ、あさくらくん!」
朝倉侑生:「うーん、ひとつ提案があって」
朝倉侑生:「ボクがこの子を連れて安全なところに非難するから、夏澄ちゃんがここをどーにかしてくれる!どう?」
GM@CHAOS:ユウキくんの足元では投棄されたテレビモニターがいまだにアイドルのライブ映像を流し続けている。
羽石夏澄:「んー…それはそれでミリョク的な提案ではあるんですけど」組んだ腕を前に伸ばしてストレッチする。
羽石夏澄:「しょーじき、私一人じゃこの子、守りきれないと思うんですよね」
朝倉侑生:「ちぇ。なんで、この子、狙われてるんだろーね」
羽石夏澄:「ほんとのことをしってるから、ですよ、きっと」
GM@CHAOS:そこで、一流の職人が作り上げたがごとき完成度の高い流線型の兵器ボディーが搭載火器を唸らせてキミたちやフィーネを狙う!
朝倉侑生:「そっか。そしたら」
フィーネ:「奇跡の力くださいー♪ふーふんふー……」
GM@CHAOS:ゆっくりと会話をしている暇はなさそうだ!
朝倉侑生:「ゆっくり、お話しなくちゃね!」
フィーネ:「わ、あのかっこいいやつ来るよ!」
羽石夏澄:「そういうこと、です!」領域が流れ、空気をかき乱す。
GM@CHAOS:無数の機械兵器たちは一斉にキミたちに飛びかかる!
GM@CHAOS:というわけで戦闘を始めていきましょう!
GM@CHAOS:エネミーは謎の兵器群(小さい)が6トループと謎の兵器群(大きめ)が1トループ。
GM@CHAOS:行動値は小さい方が8で、大きい方が7です。
GM@CHAOS:エンゲージはユウキくんと羽石さんが同一。
GM@CHAOS:フィーネも便宜的にキミたちと同エンゲージ扱いとしますが、今回は攻撃の対象にはなりません。
羽石夏澄:よし!張り切って守るぞ!
朝倉侑生:うおー
GM@CHAOS:キミたちのエンゲージから左に5メートルの位置に謎の兵器群(小さい)1、2、3のトループが。
GM@CHAOS:また、右に5メートルの位置に謎の兵器群(小さい)4、5、6のトループが存在します。
GM@CHAOS:さらにキミたちから上に5メートルの位置に謎の兵器群(大きめ)がいる。
GM@CHAOS:もし小のトループのエンゲージからここに移動する場合は10メートル必要だ。
                    謎の兵器[大](7)

                      5m

謎の兵器[小](8)×3  5m  朝倉(20)・羽石(3)  5m  謎の兵器[小](8)×3
GM@CHAOS:あっ、分かりやすっ
GM@CHAOS:エネミーの配置については説明は以上。
GM@CHAOS:何か質問などはありますか?
朝倉侑生:特にないです!
羽石夏澄:たぶんだいじょうぶです!
GM@CHAOS:オーケー!
GM@CHAOS:では、朝倉侑生VS羽石夏澄!早速第一回戦の対決イベントを始めていきましょう!
GM@CHAOS:ラウンド進行を開始します。
GM@CHAOS:1ラウンド目。
GM@CHAOS:セットアッププロセス。行動値順に宣言をお願いします。
GM@CHAOS:まずはユウキくんから。
朝倉侑生:《スピードスター》使用。このラウンドで行う攻撃の攻撃力が+20です。
朝倉侑生:侵蝕率3上昇。演出なし!以上。
GM@CHAOS:了解です。
GM@LAW:エネミーはすべてなし。
GM@CHAOS:最後に行動値3の羽石さん。
羽石夏澄:こちらもセットアップなしです。
GM@CHAOS:では、セットアップはこれで終了。
GM@CHAOS:イニシアチブに移ります。
GM@CHAOS:まずは行動値20のユウキくんの行動から。
朝倉侑生:へい!まずはマイナーアクション。後方に15m移動します。
GM@CHAOS:下がった!
朝倉侑生:メジャーアクション。コンボ『黄金の畑とキツネの秘密』!
                 謎の兵器[大](7)

                   5m

謎の兵器[小](8)×3  5m  羽石(3)  5m  謎の兵器[小](8)×3
            
                   15m
            
                  朝倉(20)
朝倉侑生:《滅びの光》《空を断つ光》《光の手》《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》。シーン攻撃、対象は兵器全員!
GM@CHAOS:シナリオ回数エフェクトを切ってきたか……!
朝倉侑生:ここで切らないでどこで切る!
GM@CHAOS:やる……!
朝倉侑生:命中判定いきますー
GM@CHAOS:どうぞ!
朝倉侑生:9dx@8+1
DoubleCross : (9R10+1[8]) → 10[3,7,7,7,9,9,10,10,10]+6[1,2,4,6,6]+1 → 17

朝倉侑生:ひくいwwww
GM@CHAOS:いや、C値8だとこんなもんです!
GM@LAW:リアクションします。
謎の兵器群(大):大きめのはガードします。
謎の兵器群(小):小さめのは全員、《イベイジョン》。
謎の兵器群(小):回避値は10なので命中します。
GM@CHAOS:では、攻撃は全員命中です。
朝倉侑生:ダメージいきます!
GM@CHAOS:ユウキくんはダメージをどうぞ
朝倉侑生:2d10+14+20
DoubleCross : (2D10+14+20) → 13[9,4]+14+20 → 47

朝倉侑生:ガード値と装甲値有効、47点のダメージです。
GM@LAW:まず、小さめについてですが
GM@LAW:HP0になります。HP20で装甲はなし。
羽石夏澄:ぎゃー
朝倉侑生:ワーイ
GM@CHAOS:小トループの6体はこれで全滅だ。
GM@LAW:大きめはガード値3+装甲値8で軽減し、36点のダメージを受ける。まだ健在。
GM@CHAOS:大トループだけは残ります。
朝倉侑生:つよそう…
GM@LAW:この攻撃での撃破数は156となります。
朝倉侑生:演出いきます!
GM@CHAOS:カモン!
朝倉侑生:キラキラ。光が生まれる。真白い光。小さな光が髪の毛に絡まり、揺れる。
朝倉侑生:倒れた機械兵器の上を軽い足取りで登って、なるべく、広く景色が見られるところへ。
朝倉侑生:「(――守る。だって)」夏澄ちゃんを一瞥。「(…初めて会ったみたいな、何にも知らない女の子のこと)」
朝倉侑生:「(よく言うよ。そんなこと。せんぱいじゃないんだから。……全く)」
朝倉侑生:すう、と深呼吸。
朝倉侑生:「そんな人ばっかで――」
朝倉侑生:「ムカつく!」」
GM@CHAOS:機械兵器たちは危険を察知したのか一斉に回避行動を取る!だが――!
朝倉侑生:ガガガガガガガガガ! それより早く、誰より早く、光の矢は襲い掛かる!
謎の兵器群(小):「シシ……!」
謎の兵器群(大):「ビーッ!」
GM@CHAOS:光の矢は飛び回る機械兵器の群れを過たず貫いていく!
朝倉侑生:「はっ……あははっ!」
GM@CHAOS:一帯を覆い尽くしていた機械兵器の群れが次々に爆散する!
フィーネ:「わああ……」
羽石夏澄:眩しそうに目を細めて、その光景を見ている。
謎の兵器群(小):「死……」砕けて散る。
謎の兵器群(小):細かなブロック体が寄り集まり、大型甲虫群のような姿を構成していた。
GM@CHAOS:小型の機械兵器は一体残らず粉々に砕け散る!
謎の兵器群(大):「ビビ……ビビ、ビ」
謎の兵器群(大):剣を携えた騎士鎧のような姿をしていた兵器群も、一部が細かな破片に変じ吹き飛ぶ。
朝倉侑生:「……は。つまんない。何か」
フィーネ:「すごいすごい!」飛び跳ねる。
朝倉侑生:「まだ、壊れてないね~?」大きめ機械兵器を見つめます。
GM@CHAOS:残った大きな機械兵器は忌々しげにユウキくんを睨む。
朝倉侑生:演出は以上!
GM@CHAOS:では、ユウキくんの行動はこれで終了。
GM@CHAOS:次は行動値7の大きめトループの番。
    謎の兵器[大](7)

      5m

     羽石(3)

      15m

     朝倉(20)
GM@LAW:うーむ、ランダムに対象を選ぼうと思いましたが
GM@LAW:朝倉くんまでは届かない。羽石さんを狙うしかないな。
謎の兵器群(大):「ビビーッ!」
羽石夏澄:きやがれーッ
謎の兵器群(大):マイナー《オリジン:コロニー》《イオノクラフト》。
謎の兵器群(大):バッドステータスへの耐性をつけるとともに、羽石さんまでエンゲージ。
謎の兵器群(大):細かな破片が寄り集まり、磁力を帯びたかのように機体を浮かせて飛ばす。
謎の兵器群(大):メジャー《アタックプログラム》《スパークウェッジ》。羽石さんを攻撃。
謎の兵器群(大):8dx+12
DoubleCross : (8R10+12[10]) → 10[4,5,5,5,7,9,9,10]+2[2]+12 → 24

羽石夏澄:ひええ
羽石夏澄:だめもとドッジします
GM@LAW:命中した場合、次の攻撃において
羽石夏澄:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[2,9]+1 → 10

羽石夏澄:えっ
GM@LAW:このエネミーを狙わないと、15点のダメージを与えます。
羽石夏澄:ああ。うん。
GM@LAW:要は単機残った時点で無意味なわけですが。
GM@LAW:では、ダメージ!
謎の兵器群(大):3d10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 11[2,6,3]+11 → 22

GM@LAW:装甲有効!
羽石夏澄:装甲で減らして、12ダメージ。
羽石夏澄:14HPで立ってる!
GM@CHAOS:硬いな!
謎の兵器群(大):剣閃が閃く。鋭さと正確性には優れるが、
謎の兵器群(大):あくまでもプログラムされたような、無機質な一撃。
羽石夏澄:無表情で、その一撃を受ける。
羽石夏澄:「…こほ」
羽石夏澄:はらりと、三つ編みを束ねるリボンが落ちる。
フィーネ:「あっわっ……大丈夫……?」
羽石夏澄:「……ええ。大丈夫です」
羽石夏澄:(なんだろうね、これ)
羽石夏澄:(ぜんぜん。戦ってる、感じがしない)
朝倉侑生:「うわっ、いたそ……。うわ」
羽石夏澄:「なーんの気持ちも乗ってない、こうげきなんて」
羽石夏澄:「……ほんっっっと。うるさいだけです」剣を持つカタマリを睨む。
GM@CHAOS:では、行動値3の羽石さんはよいところで自分の行動に移るとよい!
羽石夏澄:はーい
朝倉侑生:「夏澄ちゃん、ごめっ……。………」一人、言いかけて黙る。
羽石夏澄:三つ編みの束が、ほどけていく。
羽石夏澄:風がない場所で、舞い上がる髪。
羽石夏澄:行動します。
GM@CHAOS:どうぞ!
羽石夏澄:マイナーは特になし。
羽石夏澄:メジャー。《雨粒の矢》+《塞がれた世界》+《スキルフォーカス》。判定前に能力訓練:精神を使用。
GM@CHAOS:上げてきた!
羽石夏澄:攻撃対象は当然大きめのやつ
GM@CHAOS:来い!
羽石夏澄:5dx+20
DoubleCross : (5R10+20[10]) → 9[4,7,8,9,9]+20 → 29

羽石夏澄:あー、惜しい
GM@CHAOS:なかなか高い!
GM@CHAOS:エネミーはリアクションをお願いします。
謎の兵器群(大):ガード!
GM@CHAOS:では、攻撃は命中。
GM@CHAOS:ダメージをお願いします。
羽石夏澄:4d10+19 ウォーモンガーでダメージダイスは+1だ
DoubleCross : (4D10+19) → 15[1,5,4,5]+19 → 34

羽石夏澄:うーん!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+12した(侵蝕率:72->84)
謎の兵器群(大):ガード装甲で11点軽減しますが、その攻撃でHP0になります。
GM@CHAOS:落ちた!
謎の兵器群(大):最大HPは50点。残HPは14点でした。
羽石夏澄:ぐぬぬ
GM@LAW:撃破数カウントも14点となります。
羽石夏澄:空間が歪む。領域が圧縮される。
羽石夏澄:それは、ハリガネをぐしゃぐしゃに丸めたような、いびつな質量。
謎の兵器群(大):「ビ、ビ、ビ」
羽石夏澄:「……『戦う』ことをしないのなら」
羽石夏澄:その質量を、ぶつける。
羽石夏澄:作っては、ぶつける。
羽石夏澄:作っては、ぶつける。
羽石夏澄:紙を丸めては投げ捨てる子供のように。
謎の兵器群(大):「……」物言わぬまま、破片がさらに破片と化していき、
謎の兵器群(大):やがて見えないほどになる。
朝倉侑生:「………」それを見ている。
GM@CHAOS:機械兵器は粉々の破片と化す!
羽石夏澄:その、破片の後を、ぐしゃりと、踏み潰す。
羽石夏澄:「黙っててください」
GM@CHAOS:一瞬だけ火花が散り、それすらも消え去る。
フィーネ:「わ……」
GM@CHAOS:エネミーはこれで全滅。
GM@CHAOS:戦闘は終了だ!
GM@CHAOS:最終的な撃破ポイントは……
GM@CHAOS:ユウキくんが168点!羽石さんが20点!
朝倉侑生:大人げねえ
GM@CHAOS:よってこの対決イベントはユウキくんの勝利!
SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 柳武歩
2ndステージ
??? 「2on2 交渉戦・???」 ???
??? ???
??? 「3on3 近接戦・???」 ???
??? ???
??? ???
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・???」 SIDE/CHAOS
朝倉侑生:大人げねえ……
羽石夏澄:おめでとう!
GM@CHAOS:喜んでいいんだよ!
朝倉侑生:有限実行だオラー!
GM@CHAOS:うおー!
GM@CHAOS:そんなわけで最後にちょっとだけフィーネの演出を
GM@CHAOS:戦いが終わるとフィーネがキミたちの方に駆け寄って行く。
フィーネ:朝倉くんの手を握る。
フィーネ:「あなた、すっごく強いんだね!それに、とっても格好良い!」
朝倉侑生:「……」
フィーネ:ぶんぶんと手を振る。
朝倉侑生:「…え、あ」
朝倉侑生:「……そっかなー。全然そんなことないと思うけど~」
フィーネ:「だって、星がばあーって!ばあーっだよ?」
朝倉侑生:「そう?…カッコよかったの?」目線を合わせる。
フィーネ:「うん!」
朝倉侑生:「ボクのこと、見てくれて、ありがと」
羽石夏澄:しばらく背を向け、俯いていたが、
羽石夏澄:振り返り、顔を上げると、ぱっと咲くような笑顔で、
羽石夏澄:「すごかったですよ、あさくらくん!」
朝倉侑生:「……」
羽石夏澄:「ふふふ。私、昔っからとろくって」
羽石夏澄:「こーいうとき、だめですね」こつん、と自分の頭を叩く。
朝倉侑生:夏澄ちゃんを見る。
朝倉侑生:GM!ここで勝者の特権として
朝倉侑生:購入判定に挑んでみてもいいですか?
GM@CHAOS:OK!認めましょう!
GM@CHAOS:もちろん、羽石さんもあとからできるぞ。
朝倉侑生:応急手当キットを購入目指します。
朝倉侑生:2dx+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[6,8]+1 → 9 → 成功

朝倉侑生:買えた!よかった。羽石さんに渡します。
GM@CHAOS:!
羽石夏澄:目をパチクリ!受け取ります。
GM@CHAOS:そ、そんな!そいつは敵だぞ!いいのか!
朝倉侑生:「だめなんかじゃ、ないよ」夏澄ちゃんを見上げる。
羽石夏澄:「ふぇ」
朝倉侑生:「…女の子なんだから~、だーめだよ?ケガしちゃ、危ないよ」消毒セットを渡す。押し付けるように渡す。
羽石夏澄:「え、えっ」戸惑いながらも押し付けられます。
朝倉侑生:「ほんと、……すぐ守るとかさー、あんま言っちゃダメなんだよ~。危ないんだからさ~」目を合わせない。
羽石夏澄:「……むぅ」少し口を尖らせる。
朝倉侑生:「あは」それを聞いてちょっと笑う。
朝倉侑生:「ケガ、ごめんね。…ごめんって言うのも変だけど……ボクが言いたいだけなんだけど」
羽石夏澄:「…いいんです。……いいんですよ」
朝倉侑生:「「うん」
羽石夏澄:「……私、」目を逸らす。
羽石夏澄:「………もう少し、この辺りを見て回ってきます。…おくすり、ありがとうございました」
羽石夏澄:踵を返して、逃げるように駆け出す。
フィーネ:「あっ……」
朝倉侑生:「うん。……うん」
フィーネ:「ごめんなさい!」去る背中に頭を下げる。
フィーネ:「あたし、もっとこの世界の色んなことを知りたいから!」
朝倉侑生:「…フィーネちゃんが謝る必要はないじゃーん」
朝倉侑生:「………」
羽石夏澄:(だって 仕方ないんだもん)背に、少女の声を受けて、走る。
フィーネ:「ううん。まだ、あの人と。一緒に行けないの」
フィーネ:「いい人だと思うけど、あたし、やっぱ隠れてないと」
朝倉侑生:「…ボクとは、来てくれるの?」
羽石夏澄:(危ないことしか、私には、できないんだもん)
羽石夏澄:そのまま姿が遠くなって退場したい。
GM@CHAOS:OKです。
フィーネ:「う、うーん……まだ分かんない。けど、あ、そうだ!」
朝倉侑生:「ん?」
フィーネ:スケッチブックに、大きく文字列を書き込む。「これ!」
朝倉侑生:「何?なになに?」
フィーネ:「あのね、これ!あたしのアイディー!」
GM@CHAOS:これは流行に敏感なユウキくんなら気付くかもしれません。どうもLINEのIDのようです。
朝倉侑生:「……ID」
フィーネ:「これをトウロク?すると、ラインってやつでおしゃべりできるんだって!」
朝倉侑生:「ライン!!」愕然とする。
朝倉侑生:「機械を人とか言っちゃう子が!!」
朝倉侑生:「ライン!?」
フィーネ:「あれ?まちがえた?」
朝倉侑生:「スマホ持ってるの!?」
GM@CHAOS:彼女がスマホを持っているかどうかは分かりませんが、ユウキくんは勝利ボーナスとしてイベントキーワード「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」を入手します。
GM@CHAOS:これはフィーネと直接交渉しつつ様々な技能で判定を行って信頼を勝ち取ってもらうイベントだ。有効に使ってくれ!
朝倉侑生:「この…スマホっていうのは、なんかこう…四角いやつ!薄くて…キョトンとしないの~!」バタバタします。
フィーネ:「???」
朝倉侑生:「はーっ、はーっ」
朝倉侑生:とりあえずIDは覚えます。メモします。
GM@CHAOS:無事にメモできました。
朝倉侑生:「………えっと。フィーネちゃん、隠れられる?だいじょーぶ?」
フィーネ:「うん!大丈夫。あ、あたしに何か用事がある時は使ってね!」
フィーネ:「あたしもねー、一回使ってみたいし!」
朝倉侑生:「じゃ、いーこと教えてあげるよ」
朝倉侑生:スケッチブックに、自分のLINEのIDを書いてあげたいです。
GM@CHAOS:おお、いいでしょう。
フィーネ:「あたし、今の姿になれてよかったなー。なんだか色々狙われちゃって大変だけど……いーこと?」
フィーネ:「いーことって?」
朝倉侑生:「え、今の姿って……ううあう」勢いに押される。
朝倉侑生:「ボクのID!キミと同じ、LINEのID。これで、ボクとつながれるから」
フィーネ:「おお」
フィーネ:「すごい!すごいすごい!」
朝倉侑生:「今みたいに危ないときは、呼んでいーよ。こっそり助けてあげる」
朝倉侑生:「他の人には内緒だよ★」ウインク。
フィーネ:「ナイショ!これ、ナイショ話?わーいわーい!やってみたかったの!」
フィーネ:「ありがとー!またね!」掲げたスケッチブックをぶんぶんと振りながら、駆け出していく。
朝倉侑生:「ばーいばーい」手を振る。
フィーネ:「ばいばい!」手を振ってスケッチブックを取り落とす。
フィーネ:あわてて拾い上げながら駆け去っていった。
朝倉侑生:「だいじょーぶかなあ」それを見送る。
朝倉侑生:「…なんつって」
朝倉侑生:「逃がしちゃった。あっはー。おっこられるー、バレたらおっこらーれるー」
朝倉侑生:「おっこられてーもー、いーもん。べっつに~」くるりと踵を返します。
朝倉侑生:「(…世界平和とか。謎の少女とか。兵器とか。いーもん。どーでも)」
朝倉侑生:「(そんなことより、……)」浮かぶのは、フブキくんとか。さっきの、夏澄ちゃんとか。
朝倉侑生:「………ふんだ!そーんなの、知らないもーん」ブンブンと首を横に振って、その場を離れていきます。
GM@CHAOS:では、ユウキくんが踵を返して去って行ったところでシーン終了だ。
GM@CHAOS:羽石さんは購入判定が可能だ!
GM@CHAOS:それから2人ともロイスの取得や感情変更があればどうぞ!
羽石夏澄:はい!そのまえにいただいた応急手当てを使います。
羽石夏澄:2d10+14
DoubleCross : (2D10+14) → 12[10,2]+14 → 26

羽石夏澄:ちょうど全快!
朝倉侑生:よかったー!ありがとー!
GM@CHAOS:あとは購入やロイスがあればどうぞー。
朝倉侑生:んんん…!迷う!ロイス…どうしようかなあ。
GM@CHAOS:迷え、迷え
羽石夏澄:うーむ…ロイス…まだ何かありそうなんだよな
GM@CHAOS:まあ、まだ何シーンか対決場面はあるので、取っておくのもありです。
羽石夏澄:ロイスはとっておきます。
羽石夏澄:で、購入。リアクティブシールドを狙います。
GM@CHAOS:どうぞどうぞ
羽石夏澄:5dx>=18
DoubleCross : (5R10[10]>=18) → 8[1,2,3,3,8] → 8 → 失敗

羽石夏澄:ワンチャンなかった!
羽石夏澄:以上です。
GM@CHAOS:む、残念!
GM@CHAOS:ユウキくんはどうします?
朝倉侑生:フィーネちゃんに取得します!
GM@CHAOS:フィーネに!なるほど!
朝倉侑生:ふしぎな子/フィーネちゃん/庇護/脅威:○/ロイス
朝倉侑生:これで!
GM@CHAOS:了解です。
GM@CHAOS:では、2人とも終わったので、このシーンは改めて終了としましょう。
羽石夏澄:はーい。
朝倉侑生:ありがとーございましたー!

【対決イベント:情報戦/ミドルフェイズ4】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:滝さん、ロコくん、夢二くん、エリスくんが登場だ。
GM@CHAOS:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:64->67)
ロコロコ:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 6[6]+53 → 59

滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+9(1D10-1->10-1)した (侵蝕率:48->57)
GM@CHAOS:おしい
エリス・トリオン:1d10+55-1
DoubleCross : (1D10+55-1) → 8[8]+55-1 → 62

エリス・トリオン:1d10+55-1
DoubleCross : (1D10+55-1) → 4[4]+55-1 → 58

エリス・トリオン:あ、二回入ってしまった
エリス・トリオン:一度目の方で
ロコロコ:-1が入るから58かな。
GM@CHAOS:先の方を採用するとよいじゃろう。
エリス・トリオン:ういさー

GM@CHAOS:このシーンの対決イベントは「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」!
GM@CHAOS:まずは簡単にルール説明をしていきましょう
霧灯夢二:はい!
GM@CHAOS:このイベントは、フィーネが学園に残した痕跡を解析し、どちらのチームが先に彼女の情報にたどり着くかを競うものとなります
GM@CHAOS:具体的に何をしてもらうかというと、ラウンド進行を行いながらの情報収集判定だ。
ロコロコ:ラウンド進行
エリス・トリオン:ラウンドとは・・・
GM@CHAOS:判定する順番を決めるために一応ラウンド進行を導入するというわけなのだ
ロコロコ:おうよ
霧灯夢二:おうおう
GM@CHAOS:登場したPCは行動値順に、指定された〈情報:〉や〈知識:〉の判定を行なって、チームごとに達成値を算出して加算していく。
GM@CHAOS:そして、先に合計達成値が45に到達したチームの勝利だ!
GM@CHAOS:PCたちは行動値順に交互にメインプロセスを行ない、メジャーアクションで情報収集判定をする。
GM@CHAOS:メジャーアクションを使って情報収集の判定の代わりにエフェクトを使用することも可能だ。
GM@CHAOS:判定に使う技能はイベントの進行に合わせて変わっていくこともあるので、気を付けるんだぞ。
霧灯夢二:気を付けよう。
エリス・トリオン:財産点は使えますか?
滝瑞果:あなた全部できるじゃないですか
滝瑞果:気を付けようって
GM@CHAOS:財産点の使用は可能です!
エリス・トリオン:ヤッター
霧灯夢二:やったー
GM@CHAOS:最後にイベントキーワードを所持している場合のボーナスについてですが
エリス・トリオン:LAW側の人にもこの情報を共有してあげよう!
夏川ミナ:なめやがって!
滝瑞果:許せねえ!
GM@CHAOS:イベントの開始時にアイテム「クレジットデータ」を入手できます。効果は基本ルルブ2の194P参照。
霧灯夢二:わーお
霧灯夢二:二人ともデスカ?
ロコロコ:なんだろう
滝瑞果:Credit Data……
ロコロコ:やった~財産だー
霧灯夢二:財産+5点されるアイテムですね。
GM@CHAOS:このアイテムは使用することで財産ポイントを5点入手することができます。
エリス・トリオン:チッ……ほら、共有して良かったですね!
GM@CHAOS:アイテムの状態でならば受け渡しが可能ですが、効果を使って換金してしまうと受け渡しができなくなるので要注意だ。
GM@CHAOS:このアイテムはイベントの開始前に使用するタイミングを設けますので、そこで使ってもいいし、持ち越して次のシーン以降で使ってもいい。
GM@CHAOS:各チームで一つずつ入手できるので、使用する場合はどちらのPCが使うか決めるとよいでしょう。
霧灯夢二:はーい。
エリス・トリオン:チーム一つかー
GM@CHAOS:チーム1つです。
GM@CHAOS:あ、あと補足として、財産点は使用する技能が〈情報:〉の時は使えますが、〈知識:〉だと使用不可なのでそこもご注意ください。
エリス・トリオン:む、そうなのか。分かりました~
GM@CHAOS:説明はこんなところかな。
滝瑞果:財産点は【社会】と相性が良い
GM@CHAOS:何か質問とかはありますか!
GM@CHAOS:もしくはアナザーGMからの補足はありますか!
霧灯夢二:最大達成値に制限とかありますか?
GM@CHAOS:ない!無限です!
霧灯夢二:了解です。
GM@CHAOS:2億でも3億でもどんどん狙ってください!
GM@CHAOS:他になんかないかー
GM@CHAOS:なければさっそく対決イベントを始めていくとしましょう!
ロコロコ:そういえばこれは先に彼女の情報にたどり着けるかどうかを競うものですけど
GM@CHAOS:はいはい
ロコロコ:インスピでその情報くださいって言ったらクリアしたことになったりします?
GM@CHAOS:ふむ。
霧灯夢二:ひぇえ、インスピがあった…
ロコロコ:フィーネちゃん、どこに居るのー?
GM@CHAOS:まず結論から言うと、今回の対決イベントは雑多な情報を集めて、そこからフィーネの情報にたどりつくというものなので
GM@CHAOS:「フィーネの居場所を知りたい」という効果で使用した場合、GMの方からはその時のフィーネの居場所をお答えしますが
GM@CHAOS:それで対決イベントがクリアにはなりません。
ロコロコ:なるほどマン
GM@CHAOS:それとは別口として
GM@CHAOS:対決イベント内でメジャーアクションを使用して《インスピレーション》を使用した場合のデータ的な効果として
GM@CHAOS:「その情報収集判定の達成値が15だったこととする」としましょう。
滝瑞果:15……
ロコロコ:いえいえー
滝瑞果:妥当な判定だと思います。それでやりましょう
ロコロコ:了解でーす
GM@CHAOS:こっから財産ポイントを使用すると15からまた上がっていく感じ。
GM@CHAOS:他になんかご質問は!
エリス・トリオン:あ、カード使用にメジャーアクションとかは必要ないですよね?
GM@CHAOS:イベントの開始前であればオートで使用可能です。
エリス・トリオン:イベント中で使う場合はメジャーを一回捨てる必要があると
GM@CHAOS:取っておくことにしたけど、やっぱ使おうとなった場合はメジャーアクションを使ってください。
エリス・トリオン:いえさー
GM@CHAOS:で、いいですよね、アナザーGM?
GM@LAW:そういうこと!
GM@CHAOS:なのです
エリス・トリオン:了解!
霧灯夢二:じゃあ開始前に使っちゃいます。
GM@CHAOS:他に質問はあるか!
GM@CHAOS:なければ始めるぜ!
エリス・トリオン:どうぞー
ロコロコ:うおー
霧灯夢二:財産10→15 にしておきます。どうぞ!
滝瑞果:クレジットデータを使用します。財産点は1→6。
GM@CHAOS:OK!では、お互いにボーナスは使用済みになる。
GM@CHAOS:では、早速イベントを始めますか!
霧灯夢二:よっしゃー!
ロコロコ:いえーい
GM@CHAOS:学園都市のあちこちを興味津津な様子で歩き回っているフィーネは逃亡の過程で、アカデミアに様々な痕跡を残している。
GM@CHAOS:少女の姿を目撃した生徒も多いだろう。
GM@CHAOS:情報を解析することができれば、フィーネの手掛かりにたどりつくことができるかもしれない。
GM@CHAOS:キミたちは、情報を収集するために学園都市へと繰り出すことになった。
エリス・トリオン:あったなあ、学園都市……
GM@CHAOS:では、対決イベント、情報戦!
GM@CHAOS:ラウンド進行を開始していきましょう!
GM@CHAOS:1ラウンド目!
GM@CHAOS:最初に判定に使用できる技能は〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉です!
GM@CHAOS:たぶんないと思いますが、セットアップで何か行動する人は最初にどうぞ!
エリス・トリオン:なし
霧灯夢二:なし!
滝瑞果:無論、ありません。
ロコロコ:ナイマン
ロコロコ:ノイマンだけに
GM@CHAOS:なるほどな
GM@CHAOS:では、イニシアチブに移る!
GM@CHAOS:まずは行動値9の夢二くんの番から!
霧灯夢二:はい!
霧灯夢二:マイナーなし
霧灯夢二:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》。オートで《紡ぎの魔眼》を使い…
霧灯夢二:コネ:噂好きの友人を使ってダイスを増やし、さらにアイテム:ジョーカーを使います。
滝瑞果:大盤振る舞い!
霧灯夢二:達成値+5!
GM@CHAOS:ジョーカー!そんなものまで!
霧灯夢二:振ります!
霧灯夢二:エクストリーム!
ロコロコ:東京ちゃんお願いします!
滝瑞果:あんこく東京――っ(デバフ)
霧灯夢二:な、なにかしてくるのか
霧灯夢二:やるぞ!
霧灯夢二:11dx7+11
DoubleCross : (11R10+11[7]) → 10[2,5,6,6,7,7,7,8,8,9,10]+ 10[2,4,5,5,7,10,10]+10[1,4,9] +10[9]+4[4]+11 → 55

霧灯夢二:あ、終わった。
滝瑞果:と、東京~~~!?
GM@CHAOS:はああああああ!?
ロコロコ:終わったw
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:67->74)
エリス・トリオン:www
霧灯夢二:や、やったぜ!
エリス・トリオン:馬鹿が
エリス・トリオン:霧灯くんの出身地が東京であるとも知らずに
GM@CHAOS:まずですね、達成値15の時点でイベントが発生し
霧灯夢二:そうだったの
エリス・トリオン:さあ・・・わたし初めて聞いたよかずさ
GM@CHAOS:ここからカオス陣営の判定に使用する技能が〈知識:レネゲイド〉に切り替わります
GM@CHAOS:そして達成値30の段階で再びイベントが発生し
GM@CHAOS:判定に使用する技能が〈情報:アカデミア〉に変わる!
滝瑞果:あまりのダメージ量に形態をすっ飛ばして死んでいくボスを見る気分だ
GM@CHAOS:そして達成値45に到達したので!
GM@CHAOS:対決イベントの勝利条件は達成となる!
ロコロコ:やったー!
霧灯夢二:おわったー!
GM@CHAOS:GMも予想外でしたが!今回の対決イベントはカオス陣営の一勝です!
SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 × 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 柳武歩
2ndステージ
??? 「2on2 交渉戦・???」 ???
??? ???
??? 「3on3 近接戦・???」 ???
??? ???
??? ???
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・???」 SIDE/CHAOS
エリス・トリオン:代わりに夢くんの侵蝕が危険域に
滝瑞果:次の判定でもそいつを濫用できると思うなよ……!
GM@CHAOS:カオス陣営は全体的に侵蝕値が危ないですね。
エリス・トリオン:カオスだからなあ
霧灯夢二:クヒヒ、侵蝕を使うのは楽しいなァ…!

GM@CHAOS:では、シーンの描写をしていきましょう。
GM@CHAOS:喫茶ワーテルロー。
GM@CHAOS:ムーディーなジャズがかかった落ち着いた雰囲気の喫茶店。
GM@CHAOS:ただし今は規制が強化された影響で店内の音楽は童謡が主だ。
GM@CHAOS:規制が強化された影響でヒゲを剃り落したダンディな店主がカウンターの向こうでコップを磨いている。
ロコロコ:「ふんふんなるほど、やっぱりあの子はここに来てたんだね。話してくれてありがとう。これはお礼だよ、とっといて。」と言って、道を行く生徒にSSランク名刺を渡したりしながら
ロコロコ:喫茶店まで来ようかな。
GM@CHAOS:情報を集めるために出かけた滝とロコはそんな店内にやってきていた。
ロコロコ:「いやー、懐かしい曲が流れてるなあ。僕はアメリカ育ちだから、初めて聞くけど。」
滝瑞果:「信用できないな」水のグラスをストローでかき混ぜながら言う。
ロコロコ:「ん。さっきの子?」
滝瑞果:「更生プログラムがだよ」笑う。
滝瑞果:「まるっきり悪ふざけだと思わないか?まるで――」
滝瑞果:「意図的に、人を苛立たせようとしてるみたいな」
ロコロコ:「ああ、そっち。そうだね、ミルクも頼めなくなってる。」
ロコロコ:「カルシウムが取れないと人はイライラするらしいからね。SSランクの僕だってそうさ。」
ロコロコ:「ああ、そういうわけでもないのか。見てこれ。サプリメント。カルシウム配合だってさ。」メニューを滝先輩に見せたりする。
滝瑞果:「……ロコロコ」
滝瑞果:「怒ってたりする?」
ロコロコ:「え?なんで急に。」
滝瑞果:「やっぱり、何度考えても、ロコロコが出てくるなんて」
滝瑞果:「あたしは、よっぽどのことだと思うからさ」
ロコロコ:「それは確かに。なんたって僕はSSランクだからね。」
ロコロコ:「でも知ってるかい?滝先輩。驚くことに、僕の他にも何人かSSランクがいて」
ロコロコ:「なんだか皆も、2つに分かれて争ってるらしいんだよね。」
滝瑞果:「そうかもね。自分が凄い力を持ってる時……」左手を見る。
滝瑞果:「使わないやつと、使うやつがいるさ。使うやつが戦ってるやつなんだろ」
ロコロコ:「僕は最初、使わないでおこうかなと思ったんだけどさ。そういう話を聞いちゃうとね。」
ロコロコ:「知らないところで僕と同じくらい強い人が戦って、友達が大変な目にあうのも嫌じゃない。」
滝瑞果:「ふーん……ロコロコ」ストローに口をつける。
滝瑞果:「他人事だって思ってる?」
ロコロコ:「鋭いね、滝先輩。」
ロコロコ:「実はあんまり、実感はないかな。戦ってるっていうけど」
滝瑞果:「リリーちゃんがさ、番長の攻撃で、怪我したじゃん?」
ロコロコ:「さっき出た話だね。」
滝瑞果:「そういう、無関係の生徒を巻き込むみたいな悪いやつがいたから巻き添えが出たのかな」
滝瑞果:「んなわけねーよな」
滝瑞果:「誰も無関係のやつを巻き込みたいとか、思ってねーよ。ロコロコ……どうなんだよ」
滝瑞果:「お前の、能力はよ」
ロコロコ:「危なくないのかって?」
ロコロコ:「そりゃ、危ないよ。アカデミアに来たのだって、それが理由さ。」
滝瑞果:「……ほー。そりゃ初耳だ。今回は勝算はあるのかよ」
ロコロコ:「まあね。色々わかってきたけど、結局は僕の力は、背中を押すだけなんだ。」
滝瑞果:「……それで?」
ロコロコ:「いや、逆かな。皆、踏み出したいと思ってる一線がある。その一線を、ちょいと」
ロコロコ:「内に寄せられる。そういう力さ。」
滝瑞果:「さっきの、巻き添えの話だ……」ロコは分かるだろうが、少し苛立っている。
滝瑞果:「例えば、敵を攻撃したいと思っている奴がいて……敵の近くに、一般生徒がいるとする」
滝瑞果:「『このまま攻撃したら巻き込んじゃうかな?』って思う心も迷いだ。……仮に、それを断ち切って」
滝瑞果:「望みどおり、敵をやっつけたとして」
滝瑞果:「巻き込んだのも含めて『そいつのやりたかったこと』か?……ロコロコ」
ロコロコ:「そう思わないから質問してるんでしょ、滝先輩。」
滝瑞果:「そうだよ。お前の能力について一番知ってるのはお前の方だからな」
滝瑞果:「レネゲイド能力は本人の奥底の精神だって言ったやつがいる」
滝瑞果:「お前が認識することは、ある程度真実なんだろう」
ロコロコ:「僕の能力については、そうだろうね。うーん。質問の答に成るかわからないけど。」
ロコロコ:「はいかいいえかに関わらず、そういうことは出来ちゃうね。」
滝瑞果:「じゃあ、質問を変えようか」
滝瑞果:「マジに洒落にならない事態になった時、ロコロコは、どこまで他人事でいられる?」
滝瑞果:「この戦いで危険なのはお前の能力に限ったことじゃない。けどな、ロコロコ――お前の能力だけが、決定的に違うところがひとつある」
滝瑞果:「本人がマジにならないままで」
滝瑞果:「周りの奴らだけを『マジ』にできるってことだ」
ロコロコ:「今日の滝先輩は、なんだか怖いな。」
滝瑞果:「そうか?あたしは……あたしは、いつも通りだよ」
ロコロコ:「……クエスチョンの時が、そうだったけど。」
ロコロコ:「たぶん、他人事のままじゃ居られないよ。自分で殴りに行くくらいにはマジに成る。」
滝瑞果:「誰を殴る」
ロコロコ:「僕をマジにさせた奴。」
ロコロコ:「滝先輩はどうなんだい。洒落にならないことが起きたら――」
GM@CHAOS:と、その辺りで少しずつ店内に人が増え始めたようだ。
GM@CHAOS:するとキミたちのもとにクラシックなメイド服姿で大きなメガネをかけた気の弱そうな店員がやってくる。
かわいい店員:「す、すみませんっ!お客様っ!」
滝瑞果:「やあ、何も悪くないよ。君のメガネ洗浄液――」
ロコロコ:「うわっと。その通り、僕はお客様。しかもSSランクだよ。何がすまないんだい?」
滝瑞果:「……おっと」片手を挙げて挨拶したところで口をふさぐ。
ロコロコ:「もしかして声をかけずにはすまないってことかな。そりゃそうだ。なにせ僕はSSランクだからね。」
かわいい店員:「へ、メガネ……?あ、ら、ランクとかはどうでもいいんですがっ!て、店内が混み合ってきましたので、合席にさせていただいてもよろしいでしょうかっ!」
滝瑞果:「別にいいよな?」ロコに聞く。
ロコロコ:「見かけたら、思わず声をかけたく成るのもわかる……。ってありゃ。そういうことか。滝先輩がいいなら、かまわないよ。」
ロコロコ:「と言っても、いつまで居るかはちょっとわからないけど。」
かわいい店員:「あ、ありがとうございますっ!お客様、こちらのお席へどうぞっ!」
GM@CHAOS:かわいい店員は入り口の方にいる2人組の客に声をかけてキミたちの席へと案内する。
お客様:「――ったく。こんな寂れた店で満員か? 世も末だなァ、おい」
霧灯夢二:「…前来た時とは雰囲気が随分変わったな。音楽のせいか?」
滝瑞果:「……」立ち上がる。
滝瑞果:「悪いけどロコロコ、もう帰るわ」
ロコロコ:「あら。デートはお開きか。悲しいね。これからが本番なのに。」
エリス・トリオン:文句を垂れながら案内されてくる。「ハ、お遊戯会でもしてんのか?笑うっつの」
エリス・トリオン:「ん? おい、おいおいおいおいおォーーーい」口の端を釣り上げる
エリス・トリオン:「これはこれは。天下の生徒会会計様とSSランク殿が、逢引かう?」
エリス・トリオン:「この非常時に、良い御身分なこったな」
滝瑞果:ギロリと睨みつけるだけで、言葉を返さない。
霧灯夢二:「…こんなところで鉢合わせるとはな。」
滝瑞果:変わらず険悪ではあるが、普段の態度とは全く違う。
滝瑞果:「ロコロコも帰るぞ」
滝瑞果:「霧灯が来たってことは、こいつらも同じ痕跡を追ってたってことだ」
ロコロコ:「帰るっていうか今から行くというか。」
滝瑞果:「芙蓉堂抜きで先を越せる相手じゃない」
ロコロコ:「ああ、たしかに。もしかして、あっちは帰りなのか。なら僕達も帰りだね。」
エリス・トリオン:「丁度いい。そう急いでくれんなよ、傷つくぜ」
エリス・トリオン:推測を否定しない。優越感を覗かせる笑み。「仲良くやれるはずだぜ? 俺たちは」
滝瑞果:ポケットに手を入れたまま、肩越しにエリスを睨む。「テメェーと」
エリス・トリオン:さりげなく、満員の店内の通れる道を塞ぐ位置取りをしよう
滝瑞果:「話すことがあるとでも思ってんのか」
ロコロコ:「うーん確かに。傷ついてるようにみえる。」と、夢二君の手に雑に巻かれた包帯などを見ながら。
霧灯夢二:「交戦の意図は無い。エリス先輩にその意図があったら止める。」挑発的なエリスくんの様子を見てロコロコくんに。
滝瑞果:「知ってるよ!こんなところで始めたら、周りが巻き添えだ」
滝瑞果:『巻き添え』のところを強調するように言う。
エリス・トリオン:「分かってんじゃねえか。それとも、テメーらのおよろしいアタマに合わせて話してやろうか」
エリス・トリオン:「〝大人しく足止めされてろ〟。――だ」
滝瑞果:「どうも、使い走りに慣れきった飼い犬野郎は熱心なことだな……」
滝瑞果:「フィーネ捕獲とやらによ。勝手にやってろ」
ロコロコ:「番長の人に頼まれてるなら、勝手でもないんじゃないかな。」
ロコロコ:「従ってやってろ?そのまま従ってろでいいのかな。」
エリス・トリオン:「ハ……」笑みを消す。「秩序様らしからぬ態度なことで」
エリス・トリオン:「捨てられたサーカスのクマ公みたいな顔してんぜ」
ロコロコ:「できればこっちに従ってほしいけどね。」
ロコロコ:見たことあるんだなあとぼんやり思います
ロコロコ:「それで、夢二先輩。そっちはどんなことがわかりました?」
霧灯夢二:「……え、」滝さんとエリスくんの険悪な様子をじっと見ていたが、
エリス・トリオン:どっかと椅子に深く座る
霧灯夢二:「………。」どこまで明かしてよいものか思案する。
霧灯夢二:「こちらは、フィーネの手がかりを得た。とだけ言っておこう。」
ロコロコ:「それだけかー。うーん。SSランクがフレンドリーに話しかければ、気を許して話してくれると思ったのに。失敗かあ。」
滝瑞果:「さすが編集部部長だな。うまくやってるよ」
エリス・トリオン:「クソ真面目に答えやがって」
霧灯夢二:「……」こちらも椅子に座る。
滝瑞果:「霧灯。お前さ……」
霧灯夢二:「ああ、ちょっとまじめな話をする。」エリスくんに。
霧灯夢二:「……?」
滝瑞果:「……いや、いい。真面目な話があるんだろ」
滝瑞果:「あたしは不真面目なやつだからさ」いつもと違い、不機嫌そうに呟く。
霧灯夢二:「……お気遣い、ありがとう。」
エリス・トリオン:「……チッ。ま、せいぜい、おもしろおかしく語れよ」
霧灯夢二:「フィーネの話だ。」
霧灯夢二:「フィーネがこの状況の引き金になった事件について何か知っているのは、そちらも掴んでいると思う。」
ロコロコ:「先輩から、そういう話は聞いてるね。」
霧灯夢二:「それによって真相が明かされたとして、だ。」
霧灯夢二:「その情報によって交渉の余地が生まれる可能性がある。この“戦争”を終わらせる…」
霧灯夢二:「和睦、といったところか。」
霧灯夢二:「元より、好き好んでこんな戦争状態に突入したわけではないだろう?」
霧灯夢二:滝さんとロコロコくんを見る。
ロコロコ:「んー。そりゃそうだけど。」
ロコロコ:「その真相ってのにもよるし、あの子の言葉を信じる人がどれだけ居るのかにもよるからなあ。」
滝瑞果:「……あのさ、霧灯」
滝瑞果:「悪い。何言ってんの?」
滝瑞果:「和睦とか、戦争を終わらせるとか、それは本気でやりたいと思って言ってんのか?」
霧灯夢二:「……。」気圧される。
霧灯夢二:((交渉に至るには、いささか早すぎたか))
滝瑞果:「本気なのか」
霧灯夢二:でも、これだけは言わなければ。
霧灯夢二:「本気だ。この学園を、元に戻したい。」
滝瑞果:「そっちが本心だな。そうだろ」
滝瑞果:「『和睦』じゃないよな?」
滝瑞果:「『元に戻したい』がお前の願いだ。……ウソをつくなよ」
エリス・トリオン:「楽しそうだな」 
滝瑞果:「本当に、戦争をやめたいなら」顔を近づける。
滝瑞果:「今、そうしろ」
霧灯夢二:「……!」
滝瑞果:「フィーネがどうとか、待つまでもないだろ」
ロコロコ:「まあまあ、少し落ち着きなよ滝先輩。ほら、夢二先輩怖がってるじゃない。」と、少し滝先輩を遠ざけたい
エリス・トリオン:片手を広げて、滝さんとの間に割り込もうかな
滝瑞果:極めて不快そうに、割り込んだ手を見る。
エリス・トリオン:同時に、背中から回した親指で、霧灯の背中をどす、と突く。ビビんな、と。
エリス・トリオン:「おおきな力で抑えつけて、H2OとNaCLしか出ない店を大盛況にするのは、楽しいかい?」
霧灯夢二:「エリス先輩…わかってる……わかってるから……。」顎に垂れた冷や汗を拭いながら
滝瑞果:「テメーは楽しそうだな。」
滝瑞果:「ニヤニヤしやがって」
エリス・トリオン:「ああ、当たり前だろ。故郷に帰ってきた気分だよ」
ロコロコ:「ここにサーカスの熊は居ないけどね。」
エリス・トリオン:「火の粉みてえな紛争、水面下の暗闘、思う通りに勧められねえ憤懣に満ち満ちた世界」
エリス・トリオン:「いっつも絡んでくる馬鹿も、憎悪に瞳濁らせて、ああ全く、息がしやすくて仕方ねえ」
霧灯夢二:ぎゅっと机の下で拳を握る。
ロコロコ:「えーっと。もう足止めはいいかな?言いたいことも言ってもらったと思うし。滝先輩、調子悪いみたいだから。帰らないと。」
滝瑞果:「……自分だけが」
滝瑞果:「こういう戦争に向いてるって言いたいのか?クソ野郎」
エリス・トリオン:「テメーらとは育ってきた環境が違うんだよ。――そこのSSランクは気ィ使ってるみたいだがな」
滝瑞果:「クク、クククククククククク」
滝瑞果:「育ってきた環境が」「違う?」
滝瑞果:「いいよロコロコ。面白いことを聞けた。……帰ろう」
ロコロコ:「うん。そうしよう。大丈夫?おっぱいもむ?」と、おどけて、客をかき分けて出ていこうとするよ。
エリス・トリオン:「――なあ会計殿。お前、今、何考えてる?」
エリス・トリオン:「反乱因子をぶっ潰すことか? 違うだろ」
滝瑞果:「……」
エリス・トリオン:「逃げんなよ」  と、先んじて滝さんの手首を掴もう
滝瑞果:「ッテメーこそ!!!」掴まれたまま振り返り、エリスの胸ぐらを掴む!
滝瑞果:「逃げてんじゃねェーぞクソ野郎!!ああ!?」
滝瑞果:「誰のせいでこうなったと思ってんだ!!」
エリス・トリオン:「…………」笑みを消す。前髪の隙間から、真っ直ぐに滝さんを見据える。
滝瑞果:「誰が会長を守れなかったんだよ!?言ってみろよ!!」
エリス・トリオン:「分かってんじゃねえか」  もう一度繰り返す。
エリス・トリオン:「俺様があの時、首尾よく会長とフブキを守ってりゃ、こうならなかった」
滝瑞果:胸ぐらを掴む手に力を込める。
エリス・トリオン:「アカデミアが、こんな生ゴミの、反吐塗れのクソみてーな、状況になってなかった」
滝瑞果:さらに苛立っている。『俺達が』と言わなかったからだ。
エリス・トリオン:「俺が日和らなかったら」
滝瑞果:(――あたしがマジだったら)
エリス・トリオン:「最初っから、こんな状況になってなかったんだよ」
エリス・トリオン:「俺は、戻すぜ。そいつら、平和ボケの自由主義のアホどもの世界に」
エリス・トリオン:「――何を捨てても、だ。お前はどうだ? どうなんだ? 滝瑞果。《トラクトリックス》!」
エリス・トリオン:胸倉を掴み返す。
滝瑞果:「何を捨てても、とか、軽々しく、言うんじゃねえぞ」
エリス・トリオン:「てめーのその頭は、遺産は何のためにある! こんなとこで管巻いて、周りに気ィ使わせて!」
エリス・トリオン:「言葉が弱ぇーんだよ! 雑魚が!」
滝瑞果:「戦ってどうする!あたしらをブッ潰してどうする!その先の誰をどこまでどの程度ぶっ潰せば終わるんだよ!!」
滝瑞果:「やってられねーよ!!クソどうでもいい!あたしは……」
滝瑞果:「ミナちゃんもロコロコも死なせたくねーんだよ!なんで戦ってるんだよ畜生!」
エリス・トリオン:「――んなこともわからねーなら、てめーはそこまでの女だってこった」
GM@CHAOS:周りの客たちが驚いた様子でキミたちに視線を送る。
エリス・トリオン:「だったらこんなとこまで出てくんなっつうの……!」
滝瑞果:「……」押し黙って、胸倉から手を外す。
ロコロコ:「ごめんね皆。心配しないで。すぐに終わるから。」
GM@CHAOS:周りの客たちは「SSランクがそう言うなら……」と渋々納得する。
霧灯夢二:二人を止めようとして、でも止められなくて、ただそのやり取りを見ている。
エリス・トリオン:「テッメェ……ックソ、頭沸いてんじゃねえのか……!」
エリス・トリオン:「こっちが降参すれば良い? 逆だ! てめえらが勝てる訳ねえだろ、ここはアカデミアだぞ!?」
エリス・トリオン:「そっちにどんだけ戦力を整えたところで、泥沼になるに……!」更に言い募ろうとする。
霧灯夢二:ばさ、ばさと羽音が店内に響く。
絵のアーリマン:二人の間に割って入るように、単眼の羽を持った怪物がふわりと飛んでいき、霧灯の手に収まる。
かわいい店員:「ひゃー!なんです、これ!」
霧灯夢二:絵画の怪物の手に握られていた紙片を読み取り「エリス先輩。」
エリス・トリオン:「あァ!?」 めっちゃ怒ってる感じで振り向く。
霧灯夢二:「情報が手に入った。もう、ここまでにしよう。」
霧灯夢二:「それ以上ヒートアップすると人目につく。」
ロコロコ:「僕達も行こう、滝先輩。このまま続けてたら、ベアトリスさんに文句言われちゃうよ。」
霧灯夢二:「………滝先輩。」
滝瑞果:「……悪かった」
滝瑞果:誰に言うでもなく呟いて、ロコロコの後に続く。
霧灯夢二:「ごめんなさい、嘘をついて。」
滝瑞果:「人だけは……死なせるなよ。霧灯」
滝瑞果:振り返らずに言う。「頼む……」
霧灯夢二:「そんなことしないし、誰にもさせない。」
エリス・トリオン:「ビビって……」 その声色に更に苛立とうとするが、「――ッ」なんとか押し黙る。
エリス・トリオン:ばっと、机の上に残っている水と塩を掴んで
エリス・トリオン:あんが、と大口をあけて全員分ガブ飲みする。
ロコロコ:「滝先輩。」
ロコロコ:「さっきのは、僕の力じゃないからね。」
滝瑞果:「……そんなの、分かんねーよ」
滝瑞果:「分かんないって……」
ロコロコ:肩だけ竦めて、そのまま店から去ります。
GM@CHAOS:2人が去ると、店にはエリスと夢二だけが残される。
霧灯夢二:二人が去った後、大きなため息を吐く。
エリス・トリオン:「……クッソ」
エリス・トリオン:「店員! 水あるだけ持ってこい! 」
かわいい店員:「か、かしこまりましたっ!」
霧灯夢二:「…現実は、描いた通りにはならないな。」自嘲するようにつぶやく
エリス・トリオン:「くっそ、かったりィな……!」 がしがしと頭を掻く!
霧灯夢二:「……エリス先輩。」
エリス・トリオン:「なんだあの馬鹿は! くそ・・・あの・・・馬鹿! どんだけダメージ受けてんだよ!」
霧灯夢二:「…俺から見たらどっちもどっちだよ、先輩。」
エリス・トリオン:「んだとコラ! っ、クッソ……!」
エリス・トリオン:図星であることは分かるので、水を浴びるように飲む。
エリス・トリオン:というか、浴びる。
霧灯夢二:「二人とも事件の現場にいて、二人とも会長や役員を守れなくて……」
かわいい店員:「お、お客様っ!て、店内での水浴びは困りますっ」
霧灯夢二:「二人とも、それを悔やんでる。」
エリス・トリオン:濡れ鼠になり、霧化して戻ると、あら不思議。いつもの姿に戻ります。
エリス・トリオン:「……相変わらず、テメーらは好意的な解釈してくれんな」
かわいい店員:「ううっ……それでしたらいいですけど……」落ち込みながら自分の肩を抱くようにする。
エリス・トリオン:「耳触りが良いからああ言っただけだ。落とし前つけさせる以外に、考えちゃいねーよ」
エリス・トリオン:「プライドの問題だ」
エリス・トリオン:「……てめーら馬鹿どもを焚きつけて、躍らせて」
エリス・トリオン:「共倒れになったてめーらを、喜んで収穫しにきた黒幕を、横からぶっ飛ばす」
エリス・トリオン:「最初っから俺の狙いはそれだ……ってのに。クソッ、――――だーくそ!」
かわいい店員:「なんの話をしてるんですか、もう……」濡れた床を拭いている。
霧灯夢二:「……本気で言ってるのか、それ。」
エリス・トリオン:「逆に聞くがな、俺と滝を突破して会長とフブキをやった犯人が」
エリス・トリオン:「特に何の思惑もねえ、たまたま平賀によく似た通りすがりの爆弾魔だっつう可能性の方が」
エリス・トリオン:「ありえねえだろ」
霧灯夢二:「俺が言ってるのは、俺達が共倒れになる、ってところだ。」
霧灯夢二:「そうなる前に、学園を元に戻すために戦ってんだろ。」
エリス・トリオン:「良いことを教えてやる」
エリス・トリオン:「真面目な人間の善意ってのは、良い食い物になる」
霧灯夢二:立ち上がり、座っているエリスくんの襟を掴む
霧灯夢二:「お前は…!」
霧灯夢二:「状況を引っ掻き回したいのか、この状況にイラついてるのか、」
エリス・トリオン:「落ちつけよ、絵描き殿」
霧灯夢二:「怒ってるのか、嘲笑っているのか!」
霧灯夢二:「本当のことを、言えよ!」
エリス・トリオン:「俺が言ってんのは、ただの経験論だ」
エリス・トリオン:「…………」目を細める。
エリス・トリオン:「悪かったよ」両手を上げる。「考えてみりゃ、おまえが一番真っ当な理由でこっちについてる」
霧灯夢二:「……っ」手を離す。
エリス・トリオン:「撤回はしねえ。日和ってる、平和ボケの善行フリークどものアカデミア」
エリス・トリオン:「俺が故郷から抜け出して死ぬ気で辿りついたのが、そこだ」
エリス・トリオン:「それを俺は、まあ高く評価してる。屋根と、飯と、綺麗なベッド――学生のギムってのは面倒だがな」
エリス・トリオン:霧灯くんを、目を細めて見つめる。眩しそうに。
霧灯夢二:「本音だな?それ。」
エリス・トリオン:「疑うなよ。てめーは後腐れがなさそうだからな」
エリス・トリオン:「こんな状況でもない限り、関わりゃしねーと思ったのさ」
エリス・トリオン:「編集部、生徒会で議題に上がったことは一度もねえような弱小部だしな」
霧灯夢二:エリスくんを見つめた後、ぐしぐしと目元を袖で拭う。
霧灯夢二:「悪かったな、弱小部で。」
エリス・トリオン:「男が泣くな、気持ち悪ィ」 歯に衣着せぬ。
霧灯夢二:「うるさい。」
霧灯夢二:再び目元をぬぐった後「……まだだ、まだやりようはある。」
霧灯夢二:「あっち側にも、この状況を快く思ってない人間がいる。」
エリス・トリオン:「つまり。善意は、当然の摂理として、悪意に弱い。このまま、普通に頑張っただけじゃ、」
霧灯夢二:「そう、だめだ。」
エリス・トリオン:「操られる。てめえは、本来なら、その部分の生徒だ」
霧灯夢二:「ならばこちらも悪意を持ってこの状況を作り出したクソ黒幕野郎を暴いてやる。」
エリス・トリオン:「だが備えることは――」と言い掛けて、やめる。
霧灯夢二:「悪意を持って事実をアカデミア中に広めてやる。このペンでな。」
エリス・トリオン:「……良い顔になったじゃねえか」
霧灯夢二:「目には目を、歯には歯を、悪意には悪意を。」
霧灯夢二:にっと笑う。
エリス・トリオン:「付け焼刃だが、ないよりゃマシだろ」
エリス・トリオン:じゃあ、霧灯くんよりずっと悪そうな顔が板に付いた表情で笑い返す。
エリス・トリオン:そして席を立とう。
霧灯夢二:こちらも席を立ちます。
GM@CHAOS:そんなわけで、対決イベントに勝利した2人はイベントキーワード「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」を手に入れることができます。
霧灯夢二:やったー!
GM@CHAOS:これはフィーネと直接交渉しつつ様々な技能で判定を行って信頼を勝ち取ってもらうイベントだ。有効に使ってくれ!
エリス・トリオン:LINEアドレスが書いてあったのか・・・w
霧灯夢二:LINEアドレス、ゲットだぜ!
GM@CHAOS:また別の連絡手段かもしれませんしw
エリス・トリオン:(…………) 出ていく寸前に、空を見る。自分の行動に後悔はない。
エリス・トリオン:受け身の状態では、間違いなく事態の打開はできないと思った。
エリス・トリオン:その分、だが、背負ってしまったリスクがある。
エリス・トリオン:先ほどの滝さんの姿を思い出す。フブキ君の姿も。
エリス・トリオン:空を見る。生徒会棟の方を見る。
エリス・トリオン:「……無事でいろよ」
エリス・トリオン:そう呟いて、ワーテルローを後にする

GM@CHAOS:では、シーン終了!
GM@CHAOS:購入判定やロイスの取得などがある方はどうぞ!
エリス・トリオン:購入判定!
霧灯夢二:エリスくんにロイスを
ロコロコ:んーんーんー
ロコロコ:ロイスは、まだ!
滝瑞果:購入は、ボルトアクションライフル!ロイスはもう取ってる!
エリス・トリオン:ロイス7個目!
エリス・トリオン:もうここまでした以上、霧灯くんに取る
滝瑞果:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 5[3,5] → 5 → 失敗

ロコロコ:ボデーアーマーでも買っておくかなあ。
滝瑞果:財産使ってもダメ!以上
GM@CHAOS:残念!
ロコロコ:能力訓練!
ロコロコ:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 8[4,8]+3 → 11

ロコロコ:惜しい
GM@CHAOS:惜しい!
ロコロコ:以上
霧灯夢二:同行者/エリス・トリオン/○誠意/憤懣/ロイス
霧灯夢二:手配師とラッキーメダル:ホワイトを使ってリアクティブシールドを購入します。
エリス・トリオン:“後輩”/霧灯夢二/教導:○/不安/ロイス
霧灯夢二:あ、じゃあ
霧灯夢二:エリスくんへのロイスを先輩としておきます。
エリス・トリオン:ヤッター
エリス・トリオン:このセッションの間に悪いことをいっぱい教えてあげよう
エリス・トリオン:同じく、リアクティブシールド購入
霧灯夢二:わーい優しい先輩
霧灯夢二:5dx+7>=18
DoubleCross : (5R10+7[10]>=18) → 10[2,3,6,7,10]+5[5]+7 → 22 → 成功

霧灯夢二:成功!エリス君に渡す!
エリス・トリオン:4dx+7
DoubleCross : (4R10+7[10]) → 8[2,4,8,8]+7 → 15

エリス・トリオン:財産3点使って購入! やったー貰う!
エリス・トリオン:リアクティブシールド二丁
エリス・トリオン:さいきょう  おれ   さいきょう
GM@CHAOS:クリスタルシールドは……?
霧灯夢二:最強ロボエリストリオンの誕生だ!
霧灯夢二:クリシーは…誰かに譲ろう!
霧灯夢二:羽石さんとか!ね!
エリス・トリオン:羽石さんに上げよう
エリス・トリオン:今度はリアクティブアーマーとか狙おうー
エリス・トリオン:まだ財産は一杯あるし
霧灯夢二:金持ちはいいですなホホホ
霧灯夢二:以上!
GM@CHAOS:では、皆さん購入も終わったようですので、改めてこのシーンは終了しましょう。
エリス・トリオン:長々とすみません! ありがとうございました
ロコロコ:うぇいよー!
滝瑞果:お疲れ様でした!
霧灯夢二:おつかれさまでした!

【対決イベント:追跡戦/ミドルフェイズ5】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:登場するPCは芙蓉堂くんと平賀くん!
GM@CHAOS:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
平賀迅:1d10-1
DoubleCross : (1D10-1) → 7[7]-1 → 6

芙蓉堂太一:1d10+58-1
DoubleCross : (1D10+58-1) → 3[3]+58-1 → 60

平賀迅:70->76
芙蓉堂太一:よ、よしちょうど
GM@CHAOS:やるじゃねえか

GM@CHAOS:このシーンの対決イベントは「1on1 追跡戦・アジトへの道」!
GM@CHAOS:まずは対決のルールからご説明しましょう
GM@CHAOS:このイベントでは、フィーネが隠れ家として使用しているアジトに、どちらが先にたどり着くかを競い合うことになります
平賀迅:かけっこ
GM@CHAOS:チェイス!
GM@CHAOS:対決はラウンド進行となり、毎ラウンドに【肉体】か〈運転:〉で判定を行なう
GM@CHAOS:その達成値を加算して算出していき、3ラウンド目の終了時点での達成値が高い方が勝利となる!
GM@CHAOS:このラウンド進行では、相手チームのPCを攻撃したり、相手チームのPCの判定にリアクションすることはできない
GM@CHAOS:また、様々な道を通ることでラウンドごとにシーンの状況が変化するぞ
平賀迅:なるほど
芙蓉堂太一:ふむふむ
平賀迅:障害物競走
GM@CHAOS:セットアップの前に、ダイスを振ることで道路状況をランダムに決定します
GM@CHAOS:今回はこのために道路状況チャートをご用意しました。
GM@CHAOS:チャートは次の通りです。
1~2:真っ平らなサーキットに来た。【肉体】か〈運転:〉で難易度7の判定に成功するとこのラウンドの判定に【行動値】の値を足すことができる。
3~4:教会や海底スタジアムの残骸が見える浜辺に出る。〈意志〉で難易度8の判定に成功すれば砂浜に埋まった機雷を使って急加速できるため、次の判定のC値-1。ただし失敗すると爆発に巻き込まれてC値+1。
5~6: 荒廃したデスロードだ。〈運転:〉判定の出目が15以下の場合、その判定に技能の値を足すことができない。
7~8:アカデミア巨大迷宮に入り込んでしまう。〈知覚〉で9の判定に失敗すると、このラウンドの判定に-2dのペナルティを受ける。
9~10:野良アフロの群れだ。〈回避〉で難易度10の判定に失敗すると2d10のHPダメージ。もしこのダメージで戦闘不能になった場合、このラウンドでの判定を行うことができない。
平賀迅:げっ
GM@CHAOS:ダイスを振って1d10でこれを決定します。
芙蓉堂太一:全体的にすごい
GM@CHAOS:もし同じのが出た場合は振り直しでいこう。
GM@CHAOS:特に必要になってくることはないでしょうが、便宜的にPC同士の距離は5メートルとしましょう。
平賀迅:必要になってくることはないだろうけどねー
GM@CHAOS:最後にイベントキーワードを持っている場合のボーナスについて。
GM@CHAOS:イベントキーワードを持っているチームのPCはこの対決イベントの中で一度だけ道路状況チャートによる自分への効果を無効にすることができます。
平賀迅:なるほど
芙蓉堂太一:ふーむ
GM@CHAOS:この効果は任意のタイミングで使用が可能なので、便利にお使いください。
GM@CHAOS:説明はこんなところかな
GM@CHAOS:何かご質問などはありますでしょうか?
芙蓉堂太一:ちなみにエフェクトの使用は可能でしょうか
GM@CHAOS:エフェクトの使用は可能です!ただしメジャーアクションで使用すると、そのラウンドは判定ができなくなりますのでご注意を。
芙蓉堂太一:了解です!
平賀迅:イージーエフェクトの《地獄耳》やら《イオノクラフト》やら《縮地》やら色々使えそうなのはあるんですが、その辺を判定に際して支払ったらボーナスとかつくでしょうか
GM@CHAOS:なんか色々持ち出してきた!
GM@CHAOS:ルルブを確認するので少々お待ちを。
平賀迅:その時々、使い方次第ってんならそれでもよいですよ!
芙蓉堂太一:こちらもそれは聞きたかった!
GM@LAW:とりあえず状況次第とさせて下さい!
平賀迅:はーい
GM@LAW:時々で判断します。
芙蓉堂太一:都度了解を取る形ですね。わかりました。
平賀迅:私からは以上です。なんとかなるさ
GM@CHAOS:そのシーンの状況と演出次第です。
芙蓉堂太一:こちらも以上です。
GM@CHAOS:オーケー!
GM@CHAOS:それではさっそく対決イベントに移っていきましょう!

GM@CHAOS:では、簡単にシーンの描写だけ。
GM@CHAOS:フィーネの隠れ家がスラム街にあるという情報を得たキミたちは、その場所を目指してアカデミアの街中を疾駆していた。
GM@CHAOS:もし相手チームよりも先にフィーネのアジトに到着することができれば、その手がかりを独占できるだろう。
GM@CHAOS:学園都市の路地。キミたちはお互いに目的地へと向かう相手の気配を察知することができてもいいし、できなくてもいい。
平賀迅:(……電池のストックも少ないし、目立つ真似は慎むべきとなると、やはり稲妻の落ちるようにはいかないだろうな)
平賀迅:路地の一角、目立たない影に身を潜め、《地獄耳》で周囲を探っている
芙蓉堂太一:(……うーん。参った。どこで間違えたかなあ。そつなくやるつもりがめちゃくちゃ大事になってるよ)
平賀迅:(風紀が動いている可能性も考えればうかうかともしていられない……)
芙蓉堂太一:ではこちらは路地に歩いてやってきます。《蝙蝠の耳》でサーチしながら。
平賀迅:(陸の道を、最短で、最速で……っ)
GM@CHAOS:では、お互いに自分の目的地の方に近付いていく足音があることには気が付くでしょう。
平賀迅:ついでに、足元の下水溝から飛び出してきたオーヴァードネズミを剣で突き返す
平賀迅:「っ何だ、この……!」
オーヴァードネズミ:「ヂューッ!?」
平賀迅:「そら引っ込んでいろ」
平賀迅:「食い物なら持ち合わせはない」 ぐいぐい
オーヴァードネズミ:「ヂューッ!ヂューッ!」抗議するように手足をばたつかせる!
芙蓉堂太一:足を止める。周囲を見渡す。ふと声を耳にして、にっと笑う。
芙蓉堂太一:(ああ、でも、ひとつ運が良かった……いや、まだどうかわからないけど)
平賀迅:それと同時に、止まった足音の方へぐるりと視線を向ける
芙蓉堂太一:(もしかしたら、一番会いたかった人と会えたかもね?)
平賀迅:「……」 目を細め、剣に込めていた力を抜き
GM@CHAOS:キミたちはお互いの位置を確かに認識する!
平賀迅:「……インターネットって知ってるか?」
平賀迅:「足を使う情報屋なんて、今どき時代錯誤だ」
平賀迅:「だからそこで、休んでいる事だ……」
芙蓉堂太一:「あいにく、今休業中でして。いろいろ厳しいからね」
平賀迅:「……な!」 ネズミをほっぽって駆け出す!
オーヴァードネズミ:「ヂューッ……!?」くるくる回りながら飛んでいく!
芙蓉堂太一:「……っと。脚にはあんまり自信がないんだよね……」
芙蓉堂太一:ネズミを掴んで地面に置いてやると、追いかけるように駆け出す。
芙蓉堂太一:「だから、そのために、僕の力はある」
オーヴァードネズミ:「ヂュッ!」礼を言うように前足を振る。
GM@CHAOS:駆け出すキミたちより少し先の交差点に立ったガスマスクの男こそは“硬式旗振り部”部長のフラッグチェッカーだ。
GM@CHAOS:フラッグチェッカーはレースの予兆めいて大きく旗を振り、そして。
フラッグチェッカー:「……Good luck」
GM@CHAOS:ガスマスクの奥からくぐもった声が聞こえ、勢い良く旗が振り下ろされる!
GM@CHAOS:対決イベントの開始だ!
GM@CHAOS:では、追跡戦のラウンド進行を始めます!
GM@CHAOS:まずはセットアップの前に道路状況チャートを決定しましょう。
GM@CHAOS:ダイスを振ってもらう人をダイスで決めるか
GM@CHAOS:あ、じゃあ、行動順の決定から先にやりますか
GM@CHAOS:2人とも行動値が同じ6ですのでどちらから判定してもらうか
GM@CHAOS:開始イベントの時と同じように〈情報:アカデミア〉による判定で決めてもらいましょう
平賀迅:情報!
GM@CHAOS:この判定は情報収集として扱い、情報収集にボーナスを得るエフェクトやアイテムを使用できる
平賀迅:ならば見せてやろう、この平賀迅の社会力を!
芙蓉堂太一:なっなんと
GM@CHAOS:財産点は使用できるが、マイナーアクションは行なえない!
GM@CHAOS:達成値が同じ場合は何度でもやり直す!
平賀迅:振ります!
GM@CHAOS:さあ、お二人とも判定を!
芙蓉堂太一:では学園通の友人を使わせていただこう!
平賀迅:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 10[5,10]+7[7]+1 → 18

GM@CHAOS:おおー!高い!
芙蓉堂太一:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,2,3,6,8,9,10,10]+7[1,7]+2 → 19

芙蓉堂太一:あぶねええ
平賀迅:くっ……さすが情報屋
平賀迅:いい勝負だったぜ
GM@CHAOS:芙蓉堂ー!
芙蓉堂太一:お前こそ非情報屋にしてはいい出目だったぜ
GM@CHAOS:では、先攻芙蓉堂!後攻平賀!
GM@CHAOS:道路状況チャートも芙蓉堂くんからスタートで交代で振ってもらいましょう!
GM@CHAOS:さあ、1d10をどうぞ!
芙蓉堂太一:はい!
芙蓉堂太一:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

3~4:教会や海底スタジアムの残骸が見える浜辺に出る。〈意志〉で難易度8の判定に成功すれば砂浜に埋まった機雷を使って急加速できるため、次の判定のC値-1。ただし失敗すると爆発に巻き込まれてC値+1。
平賀迅:機雷なんて大キr
GM@CHAOS:というわけで市街の路地で駆け出したキミたちは浜辺へとたどり着いた!
平賀迅:やってやるぜ!
芙蓉堂太一:?
芙蓉堂太一:うおー
GM@CHAOS:海岸からは教会や海底スタジアムの残骸が見える!
GM@CHAOS:そして、砂浜に埋まった機雷群も……!
平賀迅:(こんな所まで抗争の戦場になったのか、それとも風紀の手回しか……)
芙蓉堂太一:(うわ、危ないとこに来たよ……。でも、もしかして、上手くやれば?)
平賀迅:(海岸散歩は、治安を乱す。……言いかねないな!) 足元を電気的に強化したり演出短距離イオノクラフトしたりしながら走っています
GM@CHAOS:というわけでキミたちには機雷を見事に使いこなすことができるか、〈意志〉で難易度8の判定をしてもらう!
GM@CHAOS:しかも機雷かと思われたそれらは……なんと地雷である!
GM@CHAOS:より危険性が増している!
GM@CHAOS:〈意志〉判定はいつでもどうぞ!
芙蓉堂太一:ではいきます
芙蓉堂太一:3dx+2=>8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 9[2,3,9]+2 → 11 → 成功

芙蓉堂太一:うっしゃ!
GM@CHAOS:ゲッ!成功しやがった!
平賀迅:うーん、意志か……
平賀迅:《地獄耳》で地雷の所在や何やらを把握したり、《イオノクラフト》で角度的な調整を行うことで有利に地雷利用を試みることはできますか?
GM@CHAOS:《イオノクラフト》はあくまでも戦闘移動するというデータのエフェクトなのでここでは特に効果がありません。
GM@CHAOS:《地獄耳》は……使えてもおかしくないかなぁ。
GM@CHAOS:OK!《地獄耳》を使用するなら達成値に+1のボーナスを差し上げましょう!
平賀迅:やった!ありがとうございます
平賀迅:んじゃ《地獄耳》しつつ振ります
GM@CHAOS:来い!
平賀迅:いや……
GM@CHAOS:振らない?
平賀迅:ここで《援護の風》も自分に使います。+2D
GM@CHAOS:何!?
平賀迅:5dx+1=>8
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 10[2,4,9,10,10]+5[3,5]+1 → 16 → 成功

平賀迅:成功
GM@CHAOS:難なく成功させやがった!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+2した(侵蝕率:76->78)
GM@CHAOS:では、2人とも次の判定のC値?1だ!
平賀迅:成功というよりは失敗が重すぎるからね……!
芙蓉堂太一:こわいよね
GM@CHAOS:キミたちのそばで次々と機雷……いや、地雷が爆発していく!
GM@CHAOS:というわけでサクッとラウンド進行に入っていきましょう!
GM@CHAOS:1ラウンド目のセットアップから!
GM@CHAOS:もし何か行動があればどうぞ!
平賀迅:ないぜ!
芙蓉堂太一:なしです
GM@CHAOS:では、イニシアチブ!
GM@CHAOS:まずは行動値6で先攻を取った芙蓉堂くんから!
GM@CHAOS:判定は【肉体】か〈運転:〉だ!
芙蓉堂太一:GM、イージーエフェクト《空の楽器》で相手を妨害するという体でボーナスを得ることはできますか?
平賀迅:わるいこ!
芙蓉堂太一:がおー
GM@CHAOS:このイージーエフェクト、使用タイミングがメジャーアクションなので、このラウンドのメジャーアクションを消費するのであれば許可します。
芙蓉堂太一:あああーそうか! すみませんなしで
GM@CHAOS:OK!
芙蓉堂太一:意味ないじゃん!
芙蓉堂太一:あ、あと確認なのですが、次の判定のC値-1はこれから行う判定ということでいいですよね?
GM@CHAOS:イエス!ここの判定のC値が?1になる!
芙蓉堂太一:ありがとうございます!では【肉体】で判定します。
芙蓉堂太一:そしてオートで《援護の風》使用します。ダイス数+8個。侵蝕値2上昇。
GM@CHAOS:すごい増える!
芙蓉堂太一:11dx9
DoubleCross : (11R10[9]) → 10[1,1,2,2,4,5,7,7,8,9,10]+10[8,9]+1[1] → 21

芙蓉堂太一:よし
GM@CHAOS:ゲッ!クリティカルした!
平賀迅:2回転か……
GM@CHAOS:では、芙蓉堂くんの達成値はまず+21!
芙蓉堂太一:地雷様様!
GM@CHAOS:演出入れます?先に判定してもらいます?
芙蓉堂太一:あ、先にどうぞ
GM@CHAOS:では、次は後攻の平賀くんの番!
平賀迅:OK、行きましょう。援護の風はもう使えないですよね
GM@CHAOS:ですね。このラウンドでは使えません。
平賀迅:んじゃ振ります
平賀迅:9dx9
DoubleCross : (9R10[9]) → 8[1,2,3,3,3,6,6,7,8] → 8

平賀迅:うっぐ
GM@CHAOS:お、惜しい!
平賀迅:よろしくないな……! 特に打つ手はありませんので以上です
GM@CHAOS:達成値は+9!
GM@CHAOS:では、このラウンドの判定はこれで終了!
GM@CHAOS:まずは芙蓉堂くんが一歩リードだ!
平賀迅:地雷が次々爆発する様は、魔術知覚で感覚している。敢えて避ければ余計な時間を食う。むしろ、これは
平賀迅:「こう使うもの……か!」 脚や体幹を電流で強化し、爆風を捌きつつ直進する
GM@CHAOS:平賀は爆風を我が物のように使い、前進する!
芙蓉堂太一:(……体力もコンパスも負けてる……上に同じ戦法まで使われたら勝ち目はない、けど!)
芙蓉堂太一:そのまま地雷原に突っ込む。爆風を受けて吹っ飛ばされそうになり……。
芙蓉堂太一:(爆風も風だ。僕の得意分野じゃないか……ってとこ!)
GM@CHAOS:巻き起こる爆風!
芙蓉堂太一:周囲に風を吹かす。透明な翼の形になった風は、爆風を受けてさらに舞い上がる。
芙蓉堂太一:そのまま前進、着地。少しは距離を稼げただろうか。
平賀迅:少し爆風が収まった所で、知覚の端に"相手"が引っ掛かった
GM@CHAOS:爆風をコントロールし、芙蓉堂の体が浮き上がった!平賀の前へと躍り出る!
平賀迅:「……風使いか。なるほど」
GM@CHAOS:では、第二ラウンド!
平賀迅:「これは私も、気を入れなければな」 瞳で微かに雷雲めいて瞬く
GM@CHAOS:ここでは平賀くんに道路状況チャートを振ってもらおう!
平賀迅:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

1~2:真っ平らなサーキットに来た。【肉体】か〈運転:〉で難易度7の判定に成功するとこのラウンドの判定に【行動値】の値を足すことができる。
GM@CHAOS:直進道路だ。見渡す限りの直線!いくらでもスピードを上げることができるぞ!
GM@CHAOS:引き続き先攻の芙蓉堂くんから判定をしてもらおうか!
芙蓉堂太一:本チャンの判定と難易度7の判定はまた別ということで合ってますか?
GM@CHAOS:別です!
GM@CHAOS:ここでもまた難易度7の判定をしてもらいます。
芙蓉堂太一:了解です。振りまーす。
芙蓉堂太一:3dx=>7
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 7[2,3,7] → 7 → 成功

芙蓉堂太一:うし
GM@CHAOS:成功してるー!?
GM@CHAOS:ダイス目いいな、キミ!
GM@CHAOS:では、続いて平賀君も判定を!
平賀迅:9dx=>7
DoubleCross : (9R10[10]>=7) → 10[1,3,6,6,6,6,9,9,10]+5[5] → 15 → 成功

平賀迅:振るまでもないね!
GM@CHAOS:こちらは余裕で成功だ!
芙蓉堂太一:ぬー!
GM@CHAOS:では、この効果を受けて第二ラウンドに入っていこう!
GM@CHAOS:セットアップはやはりないかな?
平賀迅:セットアップなどない!
芙蓉堂太一:なし!
GM@CHAOS:では、再び芙蓉堂くんの番から!
芙蓉堂太一:ではまたオートで《援護の風》使用します。ダイス数+8個。侵蝕値2上昇。
GM@CHAOS:増やした!
芙蓉堂太一:振ります
GM@CHAOS:どうぞ!
芙蓉堂太一:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[2,2,2,3,4,5,5,6,9,10,10]+6[3,6] → 16

GM@CHAOS:よくクリティカルするな!
平賀迅:また回しおって!
芙蓉堂太一:あ、そうか行動値分+6ですね。22か。
GM@CHAOS:ボーナスの効果も足して+22!
GM@CHAOS:では、次は平賀くんの番だ
平賀迅:うむ
平賀迅:ところでさっき、見渡す限りの直線、って言いましたよね
GM@CHAOS:言いましたね。
GM@CHAOS:嫌な予感がするな。
平賀迅:ここで《縮地》を使えば……かなり距離(判定補正)を稼げるのでは……?
GM@CHAOS:道理ではある……!
平賀迅:もちろん演出ではない!ちゃんとシナリオ中の回数を消費しますよ。
GM@CHAOS:それはもちろんです。
GM@CHAOS:そうですね。確かにGMの言ったとおりコースの状況も適している
GM@CHAOS:では、このラウンドで《縮地》を使用した場合、先ほどの道路状況チャートの効果で得られたボーナスの値を倍にするというのでどうでしょう
平賀迅:うし、十分です!ありがとうございます
GM@CHAOS:つまり、平賀くんが得られるボーナスが6だったので、《縮地》を使用すれば、それが12になる。
GM@CHAOS:問題なければこれで使用するかどうかを判断してください。
平賀迅:じゃあ判定に《縮地》を使用します
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+2した(侵蝕率:78->80)
GM@CHAOS:了解です!
平賀迅:侵蝕率……80!
GM@CHAOS:上げてきた!
平賀迅:では判定しましょう。自分に《援護の風》しつつ行きます
GM@CHAOS:どうぞ!
平賀迅:12dx+12
DoubleCross : (12R10+12[10]) → 10[2,3,3,3,5,5,5,8,8,10,10,10]+8[3,8,8]+12 → 30

平賀迅:よし
GM@CHAOS:回ったー!?
GM@CHAOS:平賀くんの達成値に+30!
GM@CHAOS:ええと、これで合計は
GM@CHAOS:芙蓉堂くんが43!平賀くんが38!
GM@CHAOS:その差は僅差にまで縮まる!
芙蓉堂太一:どこまでも真っ直ぐなサーキット、風で背中と足を押しながら走っていく。
芙蓉堂太一:(この調子ならもうちょっと引き離せるはず……。よし、行くぞ!)
芙蓉堂太一:が、ふと背後の気配に気づき、ちらりと後ろを見る。
平賀迅:(サーキット……人影は、なし。いや、よしんばいた所で、こんな状況)
平賀迅:(見られても良い。あいつに……先んじる!)
平賀迅:ポケットの中、粗悪品の乾電池を握り潰す。辺りに紫電の火花が散り、電流強化した脚に、全身に、呪紋めいて纏わりつく。
平賀迅:「……!」
平賀迅:刹那、サーキットに稲妻が走った。轟音と閃光が大気を揺るがす。電気の火花を纏う平賀の身体は、芙蓉堂太一のすぐ背後にまで迫った。
平賀迅:が、ゴホ、と咳込み、姿勢を崩して減速する。再び距離は開くだろう。
平賀迅:それも、先程までよりもずっと小さなものだろうが。
平賀迅:「……フ」 後方を伺った芙蓉堂くんに、挑戦的に笑んで見せる
芙蓉堂太一:(……ッ、マジで!? ずるいよねそれ、脚も長くてエフェクトまでってさ! くそー!)走る!
GM@CHAOS:では、第二ラウンドはこれで終了!
GM@CHAOS:最後となる第三ラウンド!
GM@CHAOS:芙蓉堂くんに道路状況チャートを振ってもらおう!
芙蓉堂太一:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

5~6: 荒廃したデスロードだ。〈運転:〉判定の出目が15以下の場合、その判定に技能の値を足すことができない。
GM@CHAOS:キミらヴィークルに乗ってないから関係ないやん!
芙蓉堂太一:てへ
平賀迅:まあな!
GM@CHAOS:関係ないペナルティなので判定も省略させてもらう!
GM@CHAOS:では、キミたちが疾駆していると周囲の景色が変わってくる。
GM@CHAOS:辺りは一面の荒野に変わり、荒れた大地を走るのは重武装のトレーラー!
GM@CHAOS:照りつける日差しがキミたちの体力を奪い、ギターからは炎が噴き上がる!
GM@CHAOS:目指すフィーネの隠れ家まではあと少しだ!
GM@CHAOS:荒くれ者の戦闘集団たちが疾駆するキミたちを囃したてる!
GM@CHAOS:第三ラウンド目、たぶんないかもしれないがまずはセットアップから!
芙蓉堂太一:なし!
平賀迅:ないさ!
GM@CHAOS:では、イニシアチブ!先攻の芙蓉堂くんの判定からだ!
芙蓉堂太一:GM、待機して判定を後に回すことはできますか?
GM@CHAOS:待機することは可能です!
芙蓉堂太一:ありがとうございます。では待機させてください。
GM@CHAOS:では、次は後攻の平賀くんの番です。
平賀迅:うむ
平賀迅:ところでさっき、辺りは一面の荒野、って言いましたよね
GM@CHAOS:言いました。
平賀迅:荒野……荒れた地面……躓いたり……巨大オーヴァードアリジゴクに飲まれたり……ピラミッドに呪われたり
GM@CHAOS:荒れた砂漠地帯です。遠くの方では砂嵐が巻き起こっています。
平賀迅:この《イオノクラフト》でメインプロセスの間飛行状態になり、判定を行えば、そんな危険を回避する事ができ、なんらかの優位を得られるのでは……?
GM@CHAOS:《イオノクラフト》はあくまでも飛行状態で戦闘移動するというデータのエフェクトであり、そういった演出的な効果はないというのがGMの見解です。
GM@CHAOS:なので、すみませんが、今回はボーナスはなしで!
平賀迅:ダメかあ
平賀迅:わかりました。じゃあ振っていくだけだな!
平賀迅:自身に《援護の風》使用
GM@CHAOS:腕の見せ所だぜ!
平賀迅:ん、さっきの《援護の風》ぶん増やしてないですね。あとで二回分増やします
GM@CHAOS:OKです。
平賀迅:12dx
DoubleCross : (12R10[10]) → 9[1,1,2,3,3,3,3,6,7,7,9,9] → 9

平賀迅:クッソ
平賀迅:ここで回らんのか……!手のうちようはありません。以上です
GM@CHAOS:く、回らない……!
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+4した(侵蝕率:80->84)
GM@CHAOS:では、次は芙蓉堂くんの番!
芙蓉堂太一:またしてもオートで《援護の風》使用します。ダイス数+8個。侵蝕値2上昇。
GM@CHAOS:使ってきたか!
芙蓉堂太一:いきます
芙蓉堂太一:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 9[1,1,1,3,3,4,5,5,6,7,9] → 9

芙蓉堂太一:うおおおこええええ
平賀迅:やーい!回ってねーでやんのー!
芙蓉堂太一:う、うるせー!
GM@CHAOS:回らない!
平賀迅:おまえんちおーばけやーしきー!
芙蓉堂太一:毎日が遊園地!
GM@CHAOS:では、最終的な達成値合計は……
GM@CHAOS:芙蓉堂くんが52!平賀くんが47!
GM@CHAOS:芙蓉堂くんの勝利だ!
芙蓉堂太一:やったー!!!
GM@CHAOS:では、重武装車両が横転して炎上爆発する中を2人は駆け抜ける!
GM@CHAOS:キミたちのすぐそばに炎上する重武装車両が横たわる!
平賀迅:「……!」 その間隙を抜けようとして、しかし無理を悟り、剣を抜く
芙蓉堂太一:一瞬早く車両をかわす。迫りくる熱を風で吹き飛ばしながらひたすらに走る!
平賀迅:「ッチ、こんな所で!」 車両に向けて居合抜きからの払い上げる斬撃。軌跡に電流が走る
GM@CHAOS:雷鳴が燃え上がった焔を二つに裂く!
芙蓉堂太一:その音にぞっとしながらも振り返らない。足を前へ、前へ。
GM@CHAOS:両断された車両の隙間から覗くのは先行する芙蓉堂の後ろ姿だ!
平賀迅:それで油断する事なく、周囲を警戒。先に走っていった芙蓉堂くんはもう仕方ない。今から追って追いつけるものでもなし
平賀迅:(……武器を抜くという選択肢がなければ、あるいは無茶をできたかもしれん、か。まったく、因果な事だ。Sランクアタッカーめ)
芙蓉堂太一:前へ。前へ。前へ。目的地へ。止まったら最後、脚は震え、喉はからからに乾くだろう。
芙蓉堂太一:だが。
芙蓉堂太一:(……はは。意外と……気持ちいいな。こういうのも、さ)
GM@CHAOS:先を走る芙蓉堂くんはやがて一軒の荒れた廃屋の前へとやってくる。
GM@CHAOS:ここが目指していたフィーネの隠れ家だ。
GM@CHAOS:しかし、少女が使っていたであろうアジトは既にもぬけの殻になっている。
GM@CHAOS:既に別の隠れ家に移動したようだが、そこには毛布や綺麗なガラス玉のような小物、それにアカデミアの街並みを描いたスケッチなどがたくさん残されている。
GM@CHAOS:芙蓉堂くんはその中に、次の移動場所について書き残したメモを見つけることができた。
芙蓉堂太一:おお
GM@CHAOS:というわけで勝利ボーナスとしてFinalステージの「対決イベント:5on5 総力戦・???」で発生する判定で任意の技能を使用することができるようになります。
芙蓉堂太一:うひゃあ
GM@CHAOS:総力戦のルールについてはまたその時にご説明しますが、この効果は覚えておくとよいでしょう。
芙蓉堂太一:覚えた!
SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 × 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 × 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 柳武歩
2ndステージ
??? 「2on2 交渉戦・???」 ???
??? ???
??? 「3on3 近接戦・???」 ???
??? ???
??? ???
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・???」 SIDE/CHAOS
芙蓉堂太一:ではメモを持ってアジトを出ていきましょう。息はまだ切れているし、足元も心もとない。
芙蓉堂太一:(まあでも、結構な情報がゲットできたんじゃないかなあ、これ。疲れた甲斐があったってもんだよね)にんまり。
平賀迅:では、そんな芙蓉堂くんの頭上が不穏に瞬く
芙蓉堂太一:「……え?」不審げに頭上を見上げ……。
平賀迅:次の瞬間、ピシャン、という苛烈な雷音と閃光と共に、鋭い稲妻が芙蓉堂くんの前方、何もない地面へ落ちる
芙蓉堂太一:「う、わ、うわわ!?」よろよろと一歩後ずさる。
平賀迅:刹那の後、そこに立っているのは一人の制服の男子だ。膝をついていたような姿勢から、全身にまとわりつく電流の火花を払うように制服をはたきながら、背を向けたまま、ゆっくりと立ち上がる
平賀迅:「……全く。全く! これだから粗悪な電池は嫌なんだ。電圧は不安定だし、材料も安い」
芙蓉堂太一:「は、はは……。平賀迅くん。雷使い。こういう感じはデータだけじゃやっぱりわからない……」
平賀迅:「魔術のコツはな。使うべき時は高級な素材も惜しみなく使う事なんだ。やれやれ、反体制側は魔術師には合わないね」
芙蓉堂太一:メモをポケットに急いでしまい込む。腰に吊るした拳銃の重さを思う。まだ、使うべき時ではない。
平賀迅:「そっちなら」 首を回し、芙蓉堂くんを見る 「物資には困らないのかな? うん?」
芙蓉堂太一:「だとしたらどうするの? こっち来るのかな。指名手配中なのに?」
平賀迅:「フフ、その通りだよ。こちとら指名手配犯。今ではアカデミアでもっとも有名な一般学生だ。当然、そちらには行けん」
平賀迅:「芙蓉堂太一。情報屋。さすが、専門家。無闇に商材を出しはしないか」 ゆっくりと向き直る
芙蓉堂太一:「そりゃそうだよねえ。だけど……だからかな。平賀くん。僕は君と話がしたかった」
平賀迅:ブレードは体の左側面にベルトで固定している。そちらを彼に向けないよう右側から正面へ
芙蓉堂太一:両手を上げる。手にはもちろん何も持っていない。
平賀迅:「へえ、気が合うじゃないか。私も君とは少し話したかった」 微笑し、小首を傾げる
平賀迅:「どちらから話そうか? それと、わざわざ非武装を主張しなくても大丈夫だ」
平賀迅:「持っていれば、分かるよ」
芙蓉堂太一:「そうだね、こっちの話は多分短いよ。先にさせてもらえると嬉しいな」微かに冷や汗が流れるのを感じる。
平賀迅:「ならば先に聞こう。安心してくれ。邪魔は入らない。私たちをその気で探そうとしない限りはね」
平賀迅:《不可視の領域》を一帯にさりげなーく展開していた空気です。野良アフロの群れに囲まれても嫌だしね
芙蓉堂太一:「オッケー、単刀直入に。君は、本当にやったの?」
平賀迅:「やっていない。……生徒会長を、の事で良かったな?」
芙蓉堂太一:「他に何か余罪があるなら聞くけど?」
芙蓉堂太一:「なるほど、なるほどね。まあ、そう答えるだろうけど、うーん」しばし考える。
平賀迅:「風紀に睨まれるような事ならいくらでも! しかし道義に反した真似をしたつもりはないよ。幸い、番長連には認められているしね」
平賀迅:「ま、わざわざはいオレがやりました、という真犯人はどっちかというと少数派だろうさ。……他に何か聞きたい事は?」
芙蓉堂太一:「そこなんだよね。君たちのチームには僕の知り合いもいる。彼らが君を認めているわけで……ふむ」
芙蓉堂太一:「聞きたいというか、言いたいね。僕は真相が知りたい」
平賀迅:「それは」 表情が少し締まる 「私もまったく同意見だ」
芙蓉堂太一:「『重要参考人』のフィーネは君を悪くないと言っていた。それで、君のその態度だよ。テロリストっていうにはなんか普通。こそこそも堂々としすぎてもいない」
芙蓉堂太一:「ま、ただの勘だけどね。賭けに負けたらえらいことだよ。でも、乗ってみたいと思った」
平賀迅:「……そちらでも、フィーネは私の事を悪くない、と言っていた事は、把握しているのか」
芙蓉堂太一:「ああ、うん。どこにでも顔を出す子みたいだね」
平賀迅:辺りを見回し 「そして、地雷原やデスロードを乗り越えてこんな所まで来るくらいには、フィーネのことを重要視しているのに、指名手配の汚名は雪がれずにいる」
芙蓉堂太一:「そういうこと」
平賀迅:「……やはり、狙いは……考え過ぎとは思うが、しかし……」 目線を落とす
芙蓉堂太一:「言っとくけど、別に内通をしようとかそういうやつじゃないよ。君のことはちゃんと報告する。早めにここを離れた方がいいと思う」
芙蓉堂太一:「心当たり、あるんだ?」
平賀迅:「……荒唐無稽の話だ。この世界に夢のような魔術なんてものがないようにね」
平賀迅:「……さて! 次は私の番だな。早めにここを離れた方が良いと言ったって、そうは行かない。当然だろ?」
平賀迅:「君が問い、私が答えた! なら私もまた問い、君も答えるべきだ。情報屋なら道理だろ? いや、今は休業だとか言っていたか……」
芙蓉堂太一:「やれやれだよ。ま、いい目だけ見るわけにもいかないっと」
平賀迅:「そんなに無理を言うつもりはないよ。簡単な事だ」
平賀迅:で、GM
GM@CHAOS:はい。
平賀迅:ここでSIDE:CHAOSとSIDE:LAWの情報判定の結果を、双方合意が取れたら交換しても良いですかね?
平賀迅:具体的には 学園抗争の戦況について のお互いの部分になりますね。別にそれそのものにメッチャ大きな効果はないと思いますけど……
GM@CHAOS:なるほど。
平賀迅:あ、ムリだったらムリだったで全然構いません。他にもネタはあるし……
GM@CHAOS:分かりました。許可しましょう。ただし。
GM@CHAOS:キミたち自身も話していたとおりあまり悠長に会話していられる状況ではないので、交換できる情報収集の結果はお互いに1つずつのみです。
平賀迅:なるほど……分かりました
GM@CHAOS:この条件でいいのでしたら、トレードオフしても構いません。
平賀迅:「……戦況の全貌を掴みたい。少しでもだ。私たちの側と、君たちの側と、見えているものは違うだろう」
平賀迅:「番長連は、結局どれだけ暴れている?」
芙蓉堂太一:「そういうことか。それなら僕も知りたいところだね」
平賀迅:「いいだろう。知る限り教えてやるさ。風紀委員の悪行の数々……調査済みだ。私が調べたんじゃあないがね!」
芙蓉堂太一:「悪行とはひどいなあー」眼鏡を上げながら。
芙蓉堂太一:「君たちだって一般生徒に被害を出してるって話じゃないか。此花リリーちゃん。知ってる? かわいそうに、巻き込まれて怪我をしたってさ」
平賀迅:「……一般生徒に被害か。ゲリラ活動が過激にもなれば、そうもなる」
平賀迅:「しかしそっちは無関係な生徒、剣道部主将だぞ? 御剣玄弥! 本物を直接見た事はないが、たいそう人格者と聞く」
平賀迅:「まあ、文化も頭ごなしに否定する風紀体制にしてみれば、スポーツだって似たようなものなのかもしれないが……」
芙蓉堂太一:「おっ、それを言うなら彼女は無力なか弱いCランク生徒だよ。ひどくないとでも?」
芙蓉堂太一:「……なんてね。結局被害を出してるのは同じってことだろ」
平賀迅:「ひどいな」
平賀迅:「本当にひどい」
平賀迅:「……この戦いは、何なんだろうな、まったく」
平賀迅:腕を組み、横を見る 「……明言しておこう。私は確かに、番長連の麾下にある。その庇護を受け、総番長に力を貸していることは、まったく否定するつもりはない」
平賀迅:「だがそれも、君が最初に言った通り。風紀の下にノコノコ顔を出せば、あらゆる尊厳を奪われる事が容易でなく想像できるからだよ」
平賀迅:「君はどうだ? 心底から風紀に賛同して活動しているのか?」
芙蓉堂太一:「んー? ふふ、僕はねえ……」
芙蓉堂太一:「……僕は……」似合わない眼鏡。腰の重たい拳銃。
芙蓉堂太一:一緒に歩いた街が、徐々に姿を変えて。自分だけはのうのうと。
芙蓉堂太一:「……ちょっと、わかんないや。パスしていい? それ」
平賀迅:「フン」
芙蓉堂太一:俯いて少しだけ笑った。
平賀迅:「好きにしたまえ。決めるのは君だ」
芙蓉堂太一:「……そうだね」
平賀迅:「……」 空気の重さを察し、首を振る
平賀迅:「あと、そうだ。最後に一つ。依頼をしたい。情報屋である、芙蓉堂太一にだ」
芙蓉堂太一:「え? 何だろ。内容によるけども」顔を上げる。
平賀迅:「私が生徒会長殺人未遂の犯人である証拠は、何だ?」
平賀迅:「私が指名手配犯にせよと指示したのは、誰だ?」
平賀迅:「……私を陥れたのは、誰だ」
平賀迅:「それを調べてくれ。こればかりは、風紀内部からの方が手っ取り早いだろう?」
芙蓉堂太一:「証拠を挙げるなら、監視カメラ映像と目撃者。確かに君らしき人が映ってた。君も見たでしょ?」
平賀迅:「見た。テレビでよく流れてるしな」
芙蓉堂太一:「指示のルートは確かにわからない……。うん、興味が湧いてきたな」
平賀迅:「あんなちっともスマートじゃないやり方で……という個人の恨み言はさておき」 自身の側頭を小突き
平賀迅:「過去の事件……プロム、いや豪華客船と言った方が良いか。とにかくそこで起こった事件で、中核に絡んでいるんだよ。仮面。人の声や外見を模す仮面がね」
平賀迅:「そしてそのせいで、何の罪もない生徒が謂れなき誹りを受けた前例もある。……ミナに聞けば分かるはずだ」
芙蓉堂太一:「ああ、なるほどね。仮面か……あんまりいい思い出ないな」
平賀迅:「良い思い出がある奴の方が少なかろうさ。……で。もちろんミナは、きちんとそのことを報告しているはずだ。……だってのにただ外見が似ていただけで、指名手配までぶち上げるのは、まったく道義にもとる……」
芙蓉堂太一:「いいよ。引き受けたくなってきた。ただし、対価がいるけどね」
平賀迅:「……対価。情報か」
芙蓉堂太一:「や、今回はちょっとスペシャルに」
芙蓉堂太一:「喫茶店『ワーテルロー』のカフェオレを一杯奢ってくれること」
平賀迅:「スペシャル?」
平賀迅:「……フ」 薄く笑う
平賀迅:「知らないのか情報屋? 今、あの店、水と塩しか出てないんだぞ。裏メニューで砂糖があるって話は聞いているが……」
平賀迅:「カフェオレ! そいつはかなりの困難だ」
芙蓉堂太一:「知らないわけないじゃない」
平賀迅:「……今のアカデミアではね」
芙蓉堂太一:「そう、今は難しい」
平賀迅:「……フフ、ハハ! 何だ何だ、さっきの私の質問をパスしたしょぼっくれた顔で、そんな事を!」
平賀迅:「いいとも、いいとも。」
平賀迅:くつくつ笑いながら歩み寄る 「いいとも、いいとも。その対価、必ずや"私が"払い届けよう」
芙蓉堂太一:「よろしく頼むよ」ああ、言っちゃったなあ、という顔。
平賀迅:「……太一」 歩み寄り、軽く肩を叩いて
平賀迅:「正しいことをしてくれよ」
芙蓉堂太一:「……!」
平賀迅:何もなければそのまま稲妻になってここを後にします
芙蓉堂太一:その言葉に打たれたようになって平賀くんを見送る。
GM@CHAOS:芙蓉堂くんがその稲光を見送ったところでシーン終了だ!
GM@CHAOS:最後に購入判定とロイスの取得だけ可能だぞ!
平賀迅:オレ 応急手当キット カウ。やっぱ横着はよくないぜ……
GM@CHAOS:HPの大切さが身にしみたことでしょう。
平賀迅:3dx+6=>8
DoubleCross : (3R10+6[10]>=8) → 9[2,4,9]+6 → 15 → 成功

平賀迅:即使います!
GM@CHAOS:余裕で成功!
平賀迅:2d10
DoubleCross : (2D10) → 16[10,6] → 16

GM@CHAOS:余裕で回復!
芙蓉堂太一:じゃあボルトアクションライフルを
平賀迅:HPは22に
芙蓉堂太一:6dx+2=>15
DoubleCross : (6R10+2[10]>=15) → 10[4,5,8,10,10,10]+7[5,5,7]+2 → 19 → 成功

芙蓉堂太一:うお 買えた
GM@CHAOS:高い!素晴らしい!
芙蓉堂太一:そしてロイスを平賀くんに取得します。○感服/猜疑心で。
平賀迅:まあ、これは取ります。○有為/猜疑心
GM@CHAOS:おおー。
GM@CHAOS:キミら疑いすぎやろ
平賀迅:そらそうよ
芙蓉堂太一:ねー
GM@CHAOS:せやな
GM@CHAOS:では、ロイスも取り終わったので、このシーンは改めて終了だ!

【対決イベント:奇襲戦/ミドルフェイズ6】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:次の対決イベントは「1on1 奇襲戦・バックスタブ」!
GM@CHAOS:組み合わせはミナちゃんVS歩ちゃんだ!
GM@CHAOS:2人は侵蝕率を上げてシーンに登場するがいい!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+0(1d10-1->1-1)した(侵蝕率:60->60)
柳武歩:1d10+58-1
DoubleCross : (1D10+58-1) → 1[1]+58-1 → 58

夏川ミナ:む。1ですね
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+1した(侵蝕率:60->61)
柳武歩:こちらも、59ですね
夏川ミナ:おそろいだ!
GM@CHAOS:2人ともおだやか
柳武歩:ナカヨシ!
GM@CHAOS:和んでる場合かー!

GM@CHAOS:では、まずは今回の対決のルールについて説明をしましょう。
柳武歩:お願いします
GM@CHAOS:このイベントは、相手チームに強襲や狙撃による奇襲攻撃を仕掛けて妨害工作を行なうことになります。
GM@CHAOS:対決はエンゲージが離れた状態でのラウンド進行です。先に相手チームのPCを戦闘不能にした側が勝利する。
夏川ミナ:ほあー
GM@CHAOS:お互いのPCは別エンゲージで、エンゲージの距離は20メートルとする。
GM@CHAOS:また、1ラウンド目の最初にどちらのPCが相手に奇襲を仕掛けられるかを判定してもらうために〈知覚〉による対決を行ってもらいます。
GM@CHAOS:この対決に勝利したチームのPCは行動値に関係なく1ラウンド目に先に行動することができます。
夏川ミナ:ひえー
柳武歩:知覚(白目)
GM@CHAOS:2ラウンド目は通常通りに行動値順での処理となるぞ。
GM@CHAOS:また、イベントキーワードを持っている側のチームはこの対決の際に〈知覚〉判定に+2dのボーナスを得ることができる。
GM@CHAOS:ルール説明はだいたいこんなところですかね。
夏川ミナ:ほうほう
GM@CHAOS:何か質問などはありますでしょうか
柳武歩:了解デス…
夏川ミナ:ないでーす!
GM@CHAOS:よし、それでは早速対決イベントに移っていくとしましょう!
GM@CHAOS:では、対決のためのラウンド進行を始めていきたいと思います。
夏川ミナ:うぇい!
柳武歩:はいっ
GM@CHAOS:まず最初に先攻後攻を決めるための〈知覚〉対決をしてもらいます。
GM@CHAOS:判定は素の行動値の高いミナちゃんからでお願いします。ちなみに達成値が同じ場合も行動値の高いミナちゃんの勝利だ。
夏川ミナ:えーと、ダイスボーナスは合計+2個でいいんですよね。
GM@CHAOS:ですね。
夏川ミナ:了解です。じゃあ侵蝕ボーナスと合わせて、
夏川ミナ:11dx+1
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[1,1,3,3,3,4,4,10,10,10,10]+4[2,2,3,4]+1 → 15

夏川ミナ:こんなものか……!
GM@CHAOS:達成値は15!さすがのダイス数だ。
GM@CHAOS:では、次は歩ちゃん、判定をどうぞ!
柳武歩:うおおおお
柳武歩:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,1,4,9,9] → 9

GM@CHAOS:惜しい……!
GM@CHAOS:では、1ラウンド目はミナちゃんの先攻で開始するぞ!
夏川ミナ:ふーっ
夏川ミナ:はーい!
夏川ミナ:あ、もう行動していい感じですか?
夏川ミナ:こう……セットアップとかは……?
GM@CHAOS:OK!1ラウンド目、まずはセットアップから!
GM@CHAOS:行動値18のミナちゃんからどうぞ!
夏川ミナ:《スピードスター》。次のダメージを+18して……くそ……痛いけど、仕方ない
夏川ミナ:このラウンド間リアクション不能。
夏川ミナ:殴り合いだぜベネット!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+5した(侵蝕率:61->66)
GM@CHAOS:あー!そっか、リアクション不能!攻撃を受けた時がきつい!
GM@CHAOS:歩ちゃんもセットアップがあればどうぞ!
柳武歩:ないです…
GM@CHAOS:では、セットアップはこれで終了!
GM@CHAOS:イニシアチブに移ります。
GM@CHAOS:奇襲判定で先攻を取ったミナちゃんの行動から。
夏川ミナ:よし……
夏川ミナ:マイナーで戦闘移動します。23m移動できるので、歩ちゃんに接敵。

GM@CHAOS:勝利を得るためには、相手を蹴落とさなければいけない。そのためには正面から叩くだけでなく、奇襲を仕掛けて一気に弱体化を図るのも1つの方法だ。
GM@CHAOS:キミたちは哨戒任務中に港に停泊している豪華客船で敵のエージェントに出くわした。
GM@CHAOS:交戦の末に、お互いの味方兵士は負傷して戦線を離脱。
GM@CHAOS:戦える状態にあるのはキミたち2人だけになっていた。
GM@CHAOS:複雑に入り組んだ豪華客船の船内。そのどこかに必ず相手が潜んでいる。
GM@CHAOS:歩が警戒しながらひらけたダンスホールの様子を窺うと、そこには人の気配はない。
GM@CHAOS:ダンスホールの窓から見渡せるはずの地平線は雨と霧にけぶって見通せない。
柳武歩:(……どっかでぶつかるような気はしてたけどよ。夏川チャン)
柳武歩:(はえーよ)
柳武歩:ダンスホールの中、夏川ミナと二人で手を繋いで踊った記憶が蘇る。溜息をこらえる。
柳武歩:喧嘩屋として、歩は強い相手を見れば無意識に戦う事を想像する。
柳武歩:自分ならどう戦い、どうすれば勝てるかを考える。
柳武歩:だが、夏川ミナと戦う想像など一度もしたことはない。
柳武歩:それでも。
柳武歩:羽石夏澄も、エリス・トリオンも、霧灯夢二も、平賀迅も、皆それぞれの場所で戦っている。
柳武歩:自分だけがこの役割を放棄するわけにはいかない。
柳武歩:周囲を警戒し、慎重に歩みを進めていく。

夏川ミナ:(…………いる)
夏川ミナ:ダンスホールの真上に位置するスタッフ控室。《ウサギの耳》で、ホールに反響する僅かな足音を捉えた。
夏川ミナ:15秒間、たった一人の作戦会議を行う。
夏川ミナ:(柳武歩。白兵型ランクC)
夏川ミナ:(動きは悪くない)(反撃された場合、こちらが危うい)(一撃で戦闘不能に追い込む必要がある)
夏川ミナ:全開モードの“ジェミニ”は、その圧倒的出力で相手を粉砕する……が、弱点もある。
夏川ミナ:大きすぎる。
夏川ミナ:目立ちすぎる。
夏川ミナ:あまりにも奇襲に向いていない。
夏川ミナ:装者からのレネゲイド供給が途絶えれば、30秒とせずに機能を停止し、小型手甲に戻ってしまう。
夏川ミナ:(……………………30秒)
夏川ミナ:(ギリギリですが、この手しかない。やります)
夏川ミナ:……大型手甲を展開し、立ち上がる。戦闘開始。
GM@CHAOS:では、ミナちゃんのメジャーアクションをどうぞ!
夏川ミナ:『攻撃します』。《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》。
GM@CHAOS:いつでも判定をどうぞ
夏川ミナ:オートでゾディアックウェポンを装備して、
夏川ミナ:9dx7+6
DoubleCross : (9R10+6[7]) → 10[1,2,3,4,6,8,8,8,9]+10[2,3,4,9]+3[3]+6 → 29

夏川ミナ:いけ、る!
GM@CHAOS:高い!
柳武歩:殺意…
柳武歩:ドッジします。
GM@CHAOS:柳武さんはリアクションを!
柳武歩:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[5,6,7,10]+1[1]+1 → 12

GM@CHAOS:回ったが……足りない!
夏川ミナ:よ、し!
夏川ミナ:とりあえずダメージを出します。
夏川ミナ:1d10+3d10+11+18
DoubleCross : (1D10+3D10+11+18) → 4[4]+6[2,2,2]+11+18 → 39

夏川ミナ:ひっく!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+6した(侵蝕率:66->72)
GM@CHAOS:では、柳武さんはダメージの処理をするといい!
柳武歩:死にました!
柳武歩:リザレクト!
柳武歩:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 6[6]+59 → 65

柳武歩:HP6で復活
GM@CHAOS:柳武さんはこの攻撃で戦闘不能!
GM@CHAOS:ミナちゃんは演出があればどうぞ!
夏川ミナ:ドガン!――――ドガッ! ――――ガン! ――――ドン!
夏川ミナ:歩ちゃんの頭上。規則正しくダンスホールの天井がノックされ、ヒビが入る。
夏川ミナ:天井をブチ割っての奇襲!あの図体ならそれしかない!
夏川ミナ:あと数秒。歩ちゃんは迎撃してくれてもいいし、ダンスホールから逃亡してもいいです。
柳武歩:「!!」
柳武歩:反応が遅れた。咄嗟に床に手を着き、鉄パイプを生成する。(演出《インフィニティウェポン》)
柳武歩:かつてのトラウマの形。今は手に馴染んだ愛用の武器だ。
夏川ミナ:天井がブチ割れます。影が落ちてくる。二つ。
夏川ミナ:“ジェミニ”。
夏川ミナ:“30秒間の自立駆動モード”の限界を迎え、小型手甲モードに戻ろうとしている。
夏川ミナ:「――――――!」 同時に、歩ちゃんの死角から飛び出す。素手!
夏川ミナ:狙うは急所!鎖骨、脇腹、喉、鳩尾!
夏川ミナ:「――――はああああッ!」
夏川ミナ:(当た――――れ!) 貫手を叩き込む! 
柳武歩:手にした鉄パイプを、頭上へ向かって振り上げようとしていた瞬間だった。
柳武歩:回避も防御もままならない。無防備に打撃を食らう。
柳武歩:「が……はっ!!」
柳武歩:ホールの床に鉄パイプが転がり、ガラン、と大きな音を立てた。
柳武歩:それを追うように歩の身体も転がって、止まる。
夏川ミナ:反射的に鉄パイプを遠くに蹴り飛ばす。“ジェミニ”は少し離れたところだ。再装着できない。
GM@CHAOS:ミナの目の前には無防備に倒れ伏す歩の姿がある。
夏川ミナ:「つ」 右手を痛めた事に気づく。やはり、格闘家の真似事などすべきではない。
夏川ミナ:しかし、これしかなかった。
夏川ミナ:柳武歩と話すには。
夏川ミナ:「柳武歩」
夏川ミナ:「順序が逆になってしまったのですが、話を聞いて頂けますか」
柳武歩:「ははっ……」
柳武歩:うつ伏せの状態から顔だけを横に向けて、笑う。
柳武歩:「やっぱ、つえーな。夏川チャン……」
夏川ミナ:「正規チルドレンで、Aランクで、風紀委員で、アイドルですから」
柳武歩:「……うん」
柳武歩:身体を起こそうとして手を滑らせ、また倒れ伏す。
柳武歩:「悪い。このまんまでもいいかな。ちょっと疲れた」
夏川ミナ:「はい。ありがとうございます」 こちらは立ったまま。
夏川ミナ:「柳武歩」
夏川ミナ:「番長連と風紀委員、どちらが正しいか考えた事はありますか」
柳武歩:「あるよ」
柳武歩:「……というか、今このガッコで。考えた事ない奴、居ねえんじゃねえかな」
夏川ミナ:「それもそうです」
夏川ミナ:実際、自分もずっと考えていた。
夏川ミナ:「柳武歩は、答えは出ましたか?」
柳武歩:しばらくの沈黙の後に返答する。
柳武歩:「聞かれたらブッ飛ばされるかもしれないけど、俺はどっちも正しいと思ってる」
夏川ミナ:「どっちもですか」
柳武歩:「うん。今の風紀のやり方は。ガッコは守ってても、生徒は守ってねーから」
柳武歩:「そういう意味じゃ番長連の方が正しい。でも」
柳武歩:「……どんな形でもこのガッコが無きゃ困る奴、いっぱい居るからな」
夏川ミナ:「…………。居ますね」 友人、親友の事を思いだす。
柳武歩:「だから、ガッコを守るために動くのも、それも正しい。やり方は気に入らねえけどさ」
夏川ミナ:「でも、どちらかにつかないといけない」
柳武歩:鼻で笑って、傷の痛みに顔をしかめる。
夏川ミナ:「だから、どちらかといえば番長連に。そういうことですね」
柳武歩:「そーだよ。何でだかわかるか?」
夏川ミナ:「……風紀陣営のおやつが水と塩だから」
夏川ミナ:「では、ないのでしょうね。何故でしょう」
柳武歩:「うっ、フッ……笑わすな夏川チャン。腹いてえんだから」
柳武歩:「平賀は犯人じゃない」
柳武歩:「でも風紀はそういう前提で動いてる。そうだろ」
夏川ミナ:「はい」
柳武歩:「だからだよ」
夏川ミナ:「平賀迅は犯人であり、しかもクライン学長とその護衛を単騎で蹴散らせるだけの力を持っている」
夏川ミナ:「危険だ。見つけ次第討伐しよう……そういうことに」
夏川ミナ:「迅を擁護するために?」
柳武歩:「……そういうこと」
夏川ミナ:「ううむ、なるほど」
夏川ミナ:「なるほど……そういう動機で参戦する人も居るという事ですね」
夏川ミナ:「ううむ」
夏川ミナ:「困りました」
柳武歩:「困る?なんでだ」
夏川ミナ:「はい。私、今回の戦いは仕組まれたものだと思っていまして」
夏川ミナ:「風紀と番長連で争っている場合ではない。なら、戦いを止めるにはどうするのが手っ取り早いかをずっと考えていました」 
夏川ミナ:「結論としては、どちらの陣営も壊滅させればとりあえず戦いは止まるだろうというところに落ち着きまして」
夏川ミナ:「どのタイミングで協力者を募り、事を起こすか考えていました」
柳武歩:「お……」
夏川ミナ:「しかし……ううむ、みんなそれぞれ動機が違っては、なかなか……」
柳武歩:「おっかねえ事言うなあ夏川チャン」
夏川ミナ:「おっかねえでしょうか」
柳武歩:「おっかねーよ!風紀も番長も両方敵に回すって言ってんだぞ、それ」
夏川ミナ:「そうなります。でも、思いませんか」
夏川ミナ:「……風紀も番長も知った事じゃない!」
夏川ミナ:「私たちは!アカデミアを取り戻したいだけなんだ!」
夏川ミナ:「みたいな事を」
柳武歩:「く、ははっ…ははははは」
夏川ミナ:「風紀陣営が勝った未来も、番長陣営が勝った未来も、私が求めるアカデミアとは違う……ように、思えてならないのです」
夏川ミナ:「……笑われました」 やや憮然とする。
柳武歩:「いや、ごめん。夏川チャンらしい。そんなこと考えてたんだな」
夏川ミナ:「はい。考えていました」
柳武歩:「平賀の事、犯人だとは思ってない……よな」
柳武歩:確認するように尋ねる。
夏川ミナ:「あなたなら多分分かってくれると思いますが」
夏川ミナ:「彼が犯人なら、襲撃前に気の利いた……それも、無駄に気障で回りくどい言い回しの……予告状でも出してこないと、話が合いません」
夏川ミナ:「よって、迅は犯人ではありません。スケープゴートにされた哀れな男子生徒だと結論します」
柳武歩:「……そんだけ?」
夏川ミナ:「そんだけです……いえ」
夏川ミナ:「あとは……滝瑞果先輩とエリス・トリオンをはじめとする護衛の彼らを蹴散らせるほどの力は、彼にはないはずです」
夏川ミナ:「あったら、過去の戦いはもっと楽だったはずです」
夏川ミナ:「……? 出し惜しみしていたとしたら、全力で殴りますけど」 付け加える。
柳武歩:「……そういう事じゃなくて」
夏川ミナ:「?」
柳武歩:床を見つめながら、呟くように言う。
柳武歩:「信じたいとか心配とか、そういうのはねえの」
夏川ミナ:「ぬ」
夏川ミナ:「ぬ、む……ん」
夏川ミナ:平賀迅の事を考えると、反射的にアイドル事件の後に告げられた言葉が蘇ってしまう。
> 平賀迅:「なぜなら私は、君のことが好きで、好きで」「……恋愛関係になりたいと……そう思っているからだ」
夏川ミナ:その言葉ばかりが思考に絡みついて、ノイズになって、正常な判断ができなくなってしまう。
夏川ミナ:「わかりません。本当によくわかりません」
夏川ミナ:「事件の後、一度も話してはいませんから。真偽を問う事もできません」
夏川ミナ:「多分……心配なのだろうとは、思い……ます」
夏川ミナ:「…………なぜ?」
柳武歩:「いや……心配してんなら、いいんだ」
柳武歩:「夏川チャンは好きなようにやってみりゃいいんじゃねえか」
夏川ミナ:「そうします。まだ、第三の敵が存在するのかどうかという裏付けも取れていません」
夏川ミナ:「私は……多分、恋をしています」
夏川ミナ:「アカデミアに」
夏川ミナ:「大好きなアカデミアを取り戻すために、私はあらゆる手を使います」
夏川ミナ:わかっている。先生が言った「恋愛をしろ」というのは、きっとこういう事ではない。
夏川ミナ:一生を添い遂げられるヒトを探せということだということは、わかる。
夏川ミナ:でもそれ以上に、今この瞬間は、楽しかった頃のアカデミアを取り戻したいのだ。
夏川ミナ:「……私が」 施設では、どう動いてどう戦ってどう殺すかを叩き込まれた。
夏川ミナ:変われたのは、アカデミアのおかげだ。
夏川ミナ:「私が人間であるために。アカデミアは必ず取り戻します」
柳武歩:ごろりと仰向けに寝転がって、笑みを浮かべる。
柳武歩:「聞いた。けど、一旦忘れるよ。もしかしたら何かの拍子に急に思い出すかもな」
GM@CHAOS:では、今回の対決イベントはミナちゃんの勝利!
GM@CHAOS:勝利したPC側のチームは、相手の戦線に被害を与えることができたということで相手チームが持っているイベントキーワード「3on3 近接戦・直接攻撃」を奪うことができます。
柳武歩:「夏川チャン、先に出なよ。一緒に出てって、誰かに見られたらおかしいからさ」
GM@CHAOS:奪ってもいいし、奪わなくてもいいよ。
夏川ミナ:「そうですね」 というか、この会話も聞かれていたらまずい。
夏川ミナ:そいつも口止めに始末しなくてはならない……が、恐らくそれはないだろう。
夏川ミナ:「目当てのモノは手に入れました。こちらの損害は4人、番長連の損害があなたを含めて5人……」 ひらひらとUSBメモリを振る。
夏川ミナ:番長連が画策している大規模作戦行動の予定表が入ったメモリ。作戦目標は達成した。
夏川ミナ:「今回は、私達の勝ちです。それでは」
夏川ミナ:ぺこりと頭を下げてホールを出ていきましょう。
GM@CHAOS:では、ミナが去り、ホールには歩が1人で残される。
柳武歩:ホールの天井を見つめている。
柳武歩:点灯していないシャンデリアが物悲しく揺れている。
柳武歩:風紀委員が正しいか、番長連が正しいかなんてことを考えている間に、
柳武歩:夏川ミナはそれよりも一歩先のことを考えていた。
柳武歩:「……かなわねえな。やっぱり」
柳武歩:仰向けに寝転がったまま、歩は腕で顔を覆った。
GM@CHAOS:ホールの窓から見える景色はまだ雨に濡れていた。

GM@CHAOS:では、シーン終了。
GM@CHAOS:購入判定やロイスの取得が可能だよ!
夏川ミナ:歩ちゃんに取ります。
GM@CHAOS:貴重なロイスを!
柳武歩:ミナちゃんに最後のロイスを取るよ
夏川ミナ:-ライバル/柳武歩/○対抗心/劣等感/ロイス
柳武歩:夏川ミナ ○P:憧憬/N:羨望
夏川ミナ:質問の内容を分かってて明らかにはぐらかしたので、まっすぐな歩ちゃんに劣等感。
夏川ミナ:そして色々な意味で対抗心!
GM@CHAOS:対抗心!
柳武歩:あ、すいません
柳武歩:○P:憧憬/N:敗北感
柳武歩:こうだな。
GM@CHAOS:おお。
GM@CHAOS:歩ちゃんなー。尊みがなー。
GM@CHAOS:ロイスは終わったかな?
柳武歩:はいはい
GM@CHAOS:購入などはありますでしょうか
夏川ミナ:あっ
夏川ミナ:します。UGNボディアーマー。
夏川ミナ:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 4[4,4]+1 → 5 → 失敗

夏川ミナ:だめ!
GM@CHAOS:残念!ピュアソラになって出直すがいい!
柳武歩:ラッキーメダルWH一体化応急手当キット購入!
柳武歩:6dx+1>=8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 10[2,6,6,8,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

柳武歩:買えた。使います!
GM@CHAOS:おお。素晴らしい
GM@CHAOS:どうぞどうぞ
柳武歩:2d10+6
DoubleCross : (2D10+6) → 9[3,6]+6 → 15

柳武歩:いまいち。
柳武歩:以上です!
GM@CHAOS:まあ、おおむね期待値です。
GM@CHAOS:はーい。では、改めてこのシーンは終了しましょう!
GM@CHAOS:それでは1stステージの対決はこれで全て終了!
SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 × 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 × 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 × 柳武歩
2ndステージ
??? 「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」 ???
??? ???
??? 「3on3 近接戦・直接攻撃」 ???
??? ???
??? ???
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・???」 SIDE/CHAOS

GM@CHAOS:次からは2ndステージへと移るぞ!
GM@CHAOS:2ndステージの対決は次の二つだ!
GM@CHAOS:まずは「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」!
GM@CHAOS:これは1stステージの勝利ボーナスとして手に入ったイベントキーワードによるものだ。
GM@CHAOS:フィーネと直接交渉をしたり彼女に色々な知識を教えてあげたりあるいは歌やダンス……
GM@CHAOS:そういった対決で彼女の信頼を勝ち取る2on2形式の対決になる。
GM@CHAOS:次に「3on3 近接戦・直接攻撃」!
GM@CHAOS:こちらは3on3によるシンプルなダメージの出し合いだ。
GM@CHAOS:攻撃役やダメージを加速させたり逆にダメージを軽減できるPCは活躍できるだろう。
GM@CHAOS:素手パンチぐらいしか攻撃手段がないPCは逆に活躍の機会が減ってしまうかもしれない。
GM@CHAOS:こうした情報をもとにPLの皆さんは対決イベントに出場するPCを選出してください!
GM@CHAOS:選び出されたメンバーをもとに次の対決イベントの日程も調整していくぞ!
GM@CHAOS:それでは、存分に戦い合え!

【組み合わせ決定/ミドルフェイズ7】

SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 × 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 × 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 × 柳武歩
2ndステージ
滝瑞果 「3on3 近接戦・直接攻撃」 平賀迅
ロコロコ エリス・トリオン
夏川ミナ 羽石夏澄
朝倉侑生 「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」 柳武歩
芙蓉堂太一 霧灯夢二
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・???」 SIDE/CHAOS

【対決イベント:近接戦/ミドルフェイズ7】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:次の対決イベントは「3on3 近接戦・直接攻撃」!
GM@CHAOS:シーンに登場するのは滝さん、ロコくん、ミナちゃん、平賀くん、エリスくん、羽石さんの6人だ
GM@CHAOS:まずは全員侵蝕率を上げてシーンに登場してください
エリス・トリオン:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 4[4]+62 → 66

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+1(1d10-1->2-1)した(侵蝕率:72->73)
平賀迅:1d10-1
DoubleCross : (1D10-1) → 5[5]-1 → 4

夏川ミナ:また1!
ロコロコ:1d10+58-1
DoubleCross : (1D10+58-1) → 9[9]+58-1 → 66

平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+4した(侵蝕率:84->88)
ロコロコ:おっとたけえ
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+8(1D10-1->9-1)した (侵蝕率:57->65)
エリス・トリオン:忘れてた。ひく1
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:84->92)
夏川ミナ:夏澄ちゃん!!?
ロコロコ:うう~。もう66まで上がってしまった。
羽石夏澄:ふふふ
ロコロコ:とおもったらカオスの人達やべえ
平賀迅:ククク
平賀迅:ついてこれるか……!
GM@CHAOS:やばいぜ

GM@CHAOS:では、まず初めに対決イベントのルールを説明しておきましょう
GM@CHAOS:このイベントは、お互いに相手チームのPCに襲撃を仕掛けて戦闘を行なうことになります
GM@CHAOS:ただし戦闘といってもラウンド進行で普通の戦闘をするわけではなく
GM@CHAOS:攻撃の判定を行って、3人全員で算出したダメージの合計が高かった側のチームが勝利となります!
GM@CHAOS:そのダメージからはガード値と装甲を差し引いて最終的な値を算出する!
滝瑞果:誰を狙って戦闘不能にするとかではなく、あくまで相手の陣営単位に攻撃をした、という体裁になるわけですね
GM@CHAOS:ですです
エリス・トリオン:ダメージ値のみ? 達成値とか、範囲攻撃かどうかは関係ない?
GM@CHAOS:手順としてはラウンド進行扱いでPCたちは行動値順に全員が攻撃の判定を行ってもらう。
GM@CHAOS:その後で同じようにPC全員がガードの処理を行い、最終的な総ダメージ値が勝っていた側の勝利となる。
GM@CHAOS:達成値は単純にダメージロールの値に関わってきますが、今回は命中には関係ありません。
エリス・トリオン:自動命中というわけね
GM@CHAOS:また範囲攻撃であるかどうかもこのイベントでは影響を及ぼしません。
GM@CHAOS:まあ、ダイス目が全て1だったりしたら普通にファンブルで自動失敗なのでそこはお気を付けて。
GM@CHAOS:戦闘に関しては6人全員が同エンゲージで開始です。
GM@CHAOS:また、イベントキーワードを持っている場合のボーナスとして、チーム内の1人のPCがダメージロールをする際に一度だけ+3dすることができます。
エリス・トリオン:おおう
ロコロコ:やったー
GM@CHAOS:カオス陣営はイベントキーワードを失ったので、今回この効果を得られるのはロウ陣営だけですね。
平賀迅:判定の具合見て、必要だと感じたらイベントキーワードを途中で獲得してそれを使うってのは可能です?
GM@CHAOS:それも可能です!
滝瑞果:カオス陣営は、羽石さんの侵蝕を下げるのに切り札を使った方がいいんじゃないのォ~?
平賀迅:ウス
ロコロコ:それな
夏川ミナ:夏澄ちゃんを危ない目にあわせないで!
平賀迅:羽石さんなら大丈夫!本人もニコニコしてるし!
ロコロコ:後質問なんですけど、これって待機とかって出来ます?
GM@CHAOS:待機は可能です!
ロコロコ:ラウンド進行だからできるという散弾ね
ロコロコ:理解だぜ
GM@CHAOS:他に何か質問などはありますでしょうか
エリス・トリオン:あ、すみません
GM@CHAOS:はいはい
エリス・トリオン:開始前に、持っているクリスタルシールドを羽石さんに渡しときたいです
GM@CHAOS:ああ。それくらいでしたら可能ですよ。
羽石夏澄:やった!ではいただいておきます!
エリス・トリオン:わたす!
GM@CHAOS:アナザーGMからは補足や意気込み、抱負などはありますか?
GM@LAW:ひわっ
羽石夏澄:あ、全員が攻撃判定を行う、とありますがメジャー支援は可能なんですかね?
GM@LAW:支援に手番を使っても構いません。
羽石夏澄:了解です!
GM@CHAOS:それでは他に質問がないようですので、説明はいったん以上としましょう
GM@CHAOS:もしまた何か聞きたいことが出てきたらその時はいつでも聞いてください

【LAW/対決イベント:近接戦】

GM@LAW:【風紀委員会 詰所】
GM@LAW:滝瑞果、夏川ミナ、ロコ・ロコ・ベントゥーラの3名は、招集を受けていた。
夏川ミナ:ぴしっと背筋を伸ばしてます。
滝瑞果:やや元気がなさそうに座っている。
ベアトリス・ハックマン:「ご苦労。これまでの戦局については報告を受けている」
ロコロコ:こっちもきっちり座っているぞ。SSランク!
GM@LAW:眼光鋭く、整った居住まいで座している風紀委員長。
ベアトリス・ハックマン:「概ね優勢に進んでいると言ったところか。これも貴君らの働きの結実と言えるだろう」
ロコロコ:「はっはっは。SSランクがいますからね。」と言っているが、ロコノ介が出張った情報戦はボロ負けなのだ。
ベアトリス・ハックマン:「だが、あくまで暫定的なものだ。趨勢を決定づけているとは言い難いものだ。困ったことにな」
ベアトリス・ハックマン:「思いの外、彼女らも頑迷なようだ。何がそこまでさせるのやら……」
夏川ミナ:「番長連、実際侮れませんね。こちらの陣営の負傷者も増えています」
夏川ミナ:ぺらぺらと本日の保健室行きリストをめくっている。
ベアトリス・ハックマン:「そこでだ」
ロコロコ:保健室で何かするのかな?
ベアトリス・ハックマン:「この時を好機とし、奴らの戦力を削る」
夏川ミナ:「大攻勢……いや」 集められた人数を見る。
夏川ミナ:「少数精鋭による奇襲を?」
ベアトリス・ハックマン:「そうだ。番長連の本拠に、総攻撃を掛ける……動きを見せる」
滝瑞果:「……」
ベアトリス・ハックマン:「実際には攻めんよ。奴らは堅固な罠を敷いているらしい。徒に攻め込めば損耗は図り知れん」
夏川ミナ:「なるほど。嫌でもあちらの動きは乱れる……良き策と存じます」
ベアトリス・ハックマン:「噂によれば、味方さえ対処に苦慮するほどのようだ。だから攻め落とすことを狙うのではなく」
滝瑞果:「確かに」
滝瑞果:「消耗しないのはいいよな……」
ベアトリス・ハックマン:「手薄になったここを攻めさせる。釣り出すというわけだ」
ベアトリス・ハックマン:「向こうも少数の精鋭を送ることだろう。恐らくはだが」
滝瑞果:「……えっと、釣り出して、それで」小さく手を挙げる。
滝瑞果:「ベアトリス先輩は、どうするつもりなんですかね……」
ベアトリス・ハックマン:「決まっているだろう」
ロコロコ:「おっ。もしかして一緒に戦ってくれるのかな。」
ベアトリス・ハックマン:「叩き潰す」
ロコロコ:「当たってしまった」
ベアトリス・ハックマン:「私は包囲側だ。そうでなくては、こちらを空けたようには見せれんだろう」
滝瑞果:「……。変なこと言ってたら、その、謝りますけど……」
滝瑞果:「それは、ベアトリス先輩がそうしたいと思ってるってことでいいんですよね……」
ベアトリス・ハックマン:「無論だ。そうしなければならないと考えている」
滝瑞果:「……分かりました」それ以上追求はしない。ミナとロコの返答を待つ。
ロコロコ:「それは残念。風紀委員長の勇姿を見たかったな。」
ベアトリス・ハックマン:「直接の戦術判断は3人に任せる。異論のある者は?」
夏川ミナ:「心配無用とは思いますが、ビー……委員長がやられれば士気に影響が出る事は間違いありません」
夏川ミナ:「くれぐれもお気をつけて。特に異論はありません」
ロコロコ:「僕も夏川くんと同じかな。異論はありませんとも。仰せのままに。」
夏川ミナ:「……。」ちらりと滝さんの様子を横目で伺って、すぐに戻す。
ベアトリス・ハックマン:「後任を今のうちに決めておくほうが安全かもしれないな」冗談めかすが、声色は笑っていない。
ベアトリス・ハックマン:「では、私は編隊に回る。備えをしておくように」
夏川ミナ:「了解しました」
GM@LAW:そう言って彼女は詰所を去ります。
ロコロコ:「保健室以外で会いましょうねー」
滝瑞果:「……」横目で、その後姿を見送る。
夏川ミナ:「さっそく私達も行きましょう。奇襲に適した潜伏ポイントは、スカウト部隊がピックアップ済みです」
滝瑞果:「……ミナちゃん」
滝瑞果:「無理してやらなくてもいいんだぜ」
滝瑞果:椅子に座って俯いたまま、声をかける。
滝瑞果:「誰かから見張られてるわけじゃない。……ズルしてもいいんだ」
ロコロコ:「……」滝先輩越しにミナチャンの反応を見るよ。
夏川ミナ:目をぱちくりしている。
滝瑞果:「っていうか、行かないでくれ……ミナちゃんが、あいつらを殴りたいとか、思ってないなら」
夏川ミナ:「殴りたいとは思っていません……思っていませんが」
夏川ミナ:「以前のアカデミアを取り戻すために、ある程度は番長連との戦いは必要だと判断しています」
夏川ミナ:「裏で糸を引く第三者が必ず居るはず。彼らを燻り出すには、戦いを演じる必要がある。そう考えました」
滝瑞果:「……第三者。裏で糸を引く、ね……フ、フフフフ……」
滝瑞果:「ロコロコはどう思うんだよ」
ロコロコ:「僕?んー……。」
ロコロコ:「殴りたいかどうか?それとも、裏で云々の方?」
滝瑞果:「どっちもだよ。答えたくないなら、それでもいい」
ロコロコ:「殴りたいわけじゃない。けど、負けたいわけでもない。」
ロコロコ:「裏で糸引く人が居たら、単純でいいなあと思うけど。絶対居るとは言い切れない。でも、居るとして」
ロコロコ:「負けた方は会えないでしょ。だから、一応勝っておく。」
滝瑞果:「……だから、そうなるからさ……」歯切れが悪い。
ロコロコ:「もしも居ないなら……その内落ち着くさ。」
滝瑞果:「ミナちゃんにも、ロコロコにも、あまり、そういう……」
滝瑞果:「黒幕とか、考えないでほしかったっていうか……」
夏川ミナ:「ちょっと、その気持ちはわかります」
ロコロコ:「そんなこと言うなら、僕は滝先輩に元気でいてほしかったよ。」
ロコロコ:と、肩をすくめます。
滝瑞果:「なんか、誰が悪いとか、誰が元凶だとか、そういうのだよ」
夏川ミナ:「私も滝さんには、いつもけらけら笑ってセクハラしていてほしかったです」
滝瑞果:「聞いてもらえるかわかんないけど」
滝瑞果:「もう、そういうの……やめない……?」
夏川ミナ:「いま、やめられるのでしょうか」 ロコロコくんを見る。
ロコロコ:「やめようと思えば、やめれると思うよ。例えば、戦いに行くふりをして、サーッと相手の方に寝返っちゃうとか。」
ロコロコ:「向こうは自主性を重んじているらしいからね。僕たちは戦いたくないでーす!って言えば、許してくれるんじゃないかな。」
滝瑞果:「虐殺しちゃう兵隊がいるんだよ」
滝瑞果:「戦争するとさ、絶対、どんな訓練した軍隊でも、殺しちゃうやつがいるんだよね」
滝瑞果:「でも、そいつだって、物凄い悪人だから、そういうことしてるってわけじゃ、ないわけ」
ロコロコ:「聞いたことあるなあ、それ。」
夏川ミナ:「はい。敵への恐怖心。反撃を封じたいがあまり、殺す……という話は聞きますね」
滝瑞果:「言うんだよな……。悪い上層部の命令に従ったからとか、民間人が凄い悪人だと思いこんでたから、殺したとか」
滝瑞果:「世間も、そういう理由で『悪いやつに操られてたんだろう』って、許しちゃうこともあるわけ」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「違うだろ」
ロコロコ:「悪いやつなんていなくても」
ロコロコ:「酷いことは起きるか。」
滝瑞果:「どんなに、絆とか、正義とか、代わりに誰かがやっただとか、止められなかったとか、マジなことを並べ立てたって」
滝瑞果:「殺したのはそいつなんだよ。」
滝瑞果:「ロコロコ。ミナちゃん。……いくら裏に悪いやつがいて、それがあたしたちを戦『わせて』いたとしても」
滝瑞果:「戦ってるのはお前たちなんだぞ」
夏川ミナ:「ふうむ。確かに、その通りです」
ロコロコ:「言葉にされると、結構重いな。」
ロコロコ:「怖くなってきた。」
滝瑞果:「あたしみたいな……ふざけたやつが言っても」
滝瑞果:「ヘヘ。説得力がないかな……」
ロコロコ:「いや、結構ぶるっと来たよ。」
夏川ミナ:「いえ。滝さんはここぞという時には真面目で頼れる方ですから、確かな説得力があります。それは私が保証します」
夏川ミナ:「その上で、なのですが」
夏川ミナ:「やはり私は戦おうと思います」
滝瑞果:「……うん」
夏川ミナ:「自分からアクションを起こさねば、何も変えられない。人生においてそれは絶対不変の真実だと思いますから」
夏川ミナ:「……滝さんの想いをフイにしてしまうようで、申し訳ありません」 頭を下げる。
滝瑞果:「いいよ。ロコも……やっぱそうするよな」
ロコロコ:「いや、悩んでるよ。」
ロコロコ:「意外と、気楽だったからな。僕は強いから。しっかりしてれば、死にも殺しもしないだろうと思ってたけど。」
ロコロコ:「あんまり滝先輩が真剣なもんでね。怖くなってきてる。」
ロコロコ:「あと、なんだろうな。違和感があるっていうか。」
滝瑞果:「そうかな。あたしは……」
ロコロコ:「戦ってるのは、たしかに僕らだけど」
滝瑞果:「……いつも通りだよ」
ロコロコ:「滝先輩は、お前らっていうんだなって」
ロコロコ:「わたしらじゃないの。」
滝瑞果:「そうかな。そんなこと言ったかな……フフフフ」
滝瑞果:「あたしは、別だって、あたしはそう思ってるわけか」
滝瑞果:「そんなはずはなかったんだけどな……」
ロコロコ:「勘違いだったかな?でも、そこがより、怖かったのかも。」
滝瑞果:片手で、ぐしゃりと顔を覆う。
滝瑞果:「……あたしは、アカデミアの学生だ」
滝瑞果:「皆と同じで、その場のノリでバカやって、愉快な感じのアホでさ……!」
滝瑞果:「そうだろ、ロコロコ……!」
滝瑞果:「……そうだよな!?」
ロコロコ:「僕の知ってる滝先輩はね。」
ロコロコ:「でも、僕は知ってることしか知らないから。」
ロコロコ:「決めるのは滝先輩だよ。」
滝瑞果:「……やるよ」
滝瑞果:「ミナちゃんやロコロコが危ない現場に飛び込むなら、あたしはそれを守ってやりたい」
滝瑞果:「絶対、2人が死ぬところなんて見たくない。あたしの能力なら、守れるから」
夏川ミナ:「私も死にたくありません。まだ経験してない事がいっぱいありますから」
滝瑞果:「これまでもそうだった……。平賀迅がいた時も、エリスのクソ野郎が出てきたときだって。絶対、守るつもりでいたんだ」
夏川ミナ:「滝さんが守ってくださるのは頼もしいですし、嬉しいです」
滝瑞果:「そういうもっともらしい、マジな理由をつけて――」
滝瑞果:「戦ってやるよ。ロコロコ。それでいい」
ロコロコ:「いいのかい?僕達のためだとしても、闘うのは滝先輩だよ。」
ロコロコ:「今のは受け売りね。愉快な感じの先輩の。」
滝瑞果:「そうだよ。結局はあたしだって、自分勝手なバカなんだ」
滝瑞果:「それに、分かってるんだ……」
滝瑞果:「あたし一人が今更何言ったって、戦争なんか止まんないよ」
ロコロコ:「それなら、とっくに止まってるもんねえ。」
ロコロコ:「誰が言ったら、止まるのかなあ。」
ロコロコ:「やっぱり、一番偉い人かなー。」
滝瑞果:「……先に行くよ」
滝瑞果:頭を振って、先に立って歩いて行く。
滝瑞果:「ああ、でも、もしかしたら」
滝瑞果:「このまま逃げちゃうかも」
ロコロコ:「それ、マジ?」
滝瑞果:答えずに、静かに歩いて去ります。
夏川ミナ:「無理に止めることはしませんが」
夏川ミナ:「滝さんが居ないと、寂しいです」 遠ざかる背中に声をかける。
夏川ミナ:「逃げちゃうのでしょうか」
ロコロコ:「そうなったら、僕も逃げようかな。」
夏川ミナ:「えっ」
夏川ミナ:「それでは、駆け落ちのようになってしまいます」
ロコロコ:「三人なら駆け落ちじゃなくなるよ。」
ロコロコ:「ははっ!冗談さ。SSランク・ジョーク!でも、少し安心したな。」
ロコロコ:「滝先輩も、ちょっとは逃げようと思ってたんだ。そこは安心。」
夏川ミナ:「安心ですか?」
夏川ミナ:「逃げようと思っていた事が?」 首をかしげる。
夏川ミナ:そして反対側に傾げる。
ロコロコ:「随分、気に病んでたみたいだからさ。色々と。僕達にやめろって言っといて、本人には、やめる気がないのかと。」
夏川ミナ:「ああ……」
夏川ミナ:「なるほど。そういう意味でしたら、わかります」
夏川ミナ:「“嫌ならやらなくてもいいんだぜ”……あるいは、滝さん自身が誰かに言って貰いたい言葉だったのかもしれませんね」
ロコロコ:「あんな張り詰めてるの見たら、中々言えないけどねえ。」
夏川ミナ:「はい。滝さん、今回の事件では全く笑っていません」
ロコロコ:「そうだねえ……。」
ロコロコ:「ねえ、夏川くん。夏川くんはアカデミアに来る前、どんな子だった?」
夏川ミナ:「私ですか」
ロコロコ:「うん。夏川くん。」
夏川ミナ:「そうですね。施設で育ったチルドレンでしたので、人間性には欠けていたと思います」
夏川ミナ:「任務完遂のためにどう動き、どう戦い、どう倒し、どう殺すかだけを考えていた……気が……します」
夏川ミナ:まだ半年かそこらしか経っていないのに、随分と昔の事のように感じる。
ロコロコ:「その頃から比べると、随分変わったように、僕には見える。あってるかな?」
夏川ミナ:「はい。そこは我ながら、かなり成長し16歳の女性らしくなったのではないかと思っています」
夏川ミナ:「ロコロコさんから見ても変わったと言って貰えるなら、どうやら自意識過剰ではないようです。嬉しいことです」
ロコロコ:「うん、なった。かなりなってるよ。そうだよね。半年でも、随分変わる。」
夏川ミナ:「はい。 ……?」 首を傾げる。
夏川ミナ:「なぜ今、私の話を?」
ロコロコ:「そんな所に、滝先輩は、一年半以上居たんだよなあ。」
夏川ミナ:「あ」
夏川ミナ:そうだった。滝さんは先輩で、私よりずっと長くいたんだった。
ロコロコ:「どんな人だったんだろうな。滝先輩は。」
ロコロコ:「ここに来るまえ。」
ロコロコ:「何時もどおりは、何時のいつも通りなんだろうな。」
ロコロコ:「少し怖くなってるよ、僕は。それだけ知っていてほしかった。」
夏川ミナ:「なるほど。少し嬉しいです」
夏川ミナ:「滝さんがどうなるか、滝さんにどう接すればいいのか……怖いのは私だけではなかったのですね」
ロコロコ:「うん。SSランクの僕も怖い。でも、怖がってばかりじゃいられないからね。」
夏川ミナ:「はい。まずは行動し、前に進みましょう。今回もきっとなんとかなります」
夏川ミナ:「なにせこっちにはSSランクがいますので」
夏川ミナ:朝倉侑生のようにウインクして、ばきゅんと指ピストルをうつ真似をする。
ロコロコ:「ははっ!うん。それだ。」
ロコロコ:「そういうとこが変わったよ。うん。」
ロコロコ:と言って、滝先輩の後を追いかけようかな。
夏川ミナ:椅子をきっちり並べなおして、ロコロコくんの後を追います。

【CHAOS/対決イベント:近接戦】

GM@CHAOS:番長連の詰め所。総番長室。
GM@CHAOS:平賀、エリス、羽石の三人は再び総番長室へと集められていた。
無道ささき:「三人ともよく来てくれた!」
エリス・トリオン:「これはこれは総番長殿」
GM@CHAOS:無道ささきは包帯の巻かれた握り拳を振り上げて言う。
エリス・トリオン:「今日も壮健そうで何よりだ」
無道ささき:「お前たちも聞いているかもしれないが、今の抗争の趨勢はどうにも芳しくない」
平賀迅:「ああ。外を出歩いてれば嫌でも分かる。人はいるのに活気はない。そのくせ敵意は煮詰まっている」
平賀迅:「苦しいところだな」 壁(定位置)に背を預けています
羽石夏澄:二人の後方に立っている。いつもの闊達さはない。
無道ささき:「うむ。そこでだ、我々番長連としてはここで一度風紀委員どもに対して攻勢に出ることにした」
平賀迅:「攻勢。何か策でも?」
無道ささき:「よくぞ聞いてくれた!」
羽石夏澄:「………」顔をしかめている。居心地の悪い、敵意。総番長は、こんな人だっただろうか。
無道ささき:「まずは平賀。お前が打って出る。そうすると釣られて敵も出てくる」
無道ささき:「そこをトリオンと羽石で一網打尽」
無道ささき:「あたしたちの攻撃によって敵に打撃を与えることができれば、士気も上がるしいいことづくめというわけだ!」
エリス・トリオン:「くふっ」 思わず忍び笑いする。
平賀迅:「……」 口角を歪めて薄く笑う
無道ささき:「む、何か意見でもありそうな笑みだ」
平賀迅:「いや、笑っては失礼か。まあ、筋道は通っているし、有効でもあるだろうね」
エリス・トリオン:「い――いえェ? 」両手を上に向けて開く。
無道ささき:「……平賀は危険だがな」
エリス・トリオン:「ま、あいつらが個人的に気に食わなくなってきたところだ」
エリス・トリオン:「ここいらで鼻っ柱潰すのも楽しそうだ」
平賀迅:「そう思うなら先に一言断っておいてくれてもいいんだぞ、総番長。……ま、私としては異論はない」
無道ささき:「……あたしたちも四の五の言っていられなくなったということだ、平賀。だが、そう言ってくれると助かる」
羽石夏澄:「………………せんぱ……『総番長』」
羽石夏澄:「ひとつ。言っておきます。」
無道ささき:「む、何だ、羽石」
羽石夏澄:「私は『今のあなた』や『番長連』のために、ではなく、私自身のために戦っています」
羽石夏澄:「…それを、わすれないでもらいたいな、と思いました。…戦場を与えてくれたことには感謝しています」
無道ささき:「それは……うん。あたしも分かっているつもりだ」
無道ささき:「元々番長連は個人主義の集まりだ。嫌になったらいつでも辞めてくれていい」
無道ささき:「さて、作戦については以上だが、敵も同じように反攻作戦を考えている可能性もある」
無道ささき:「もし敵に動きがあった場合はそれに対応して柔軟に動いてもらうことになるだろう。よろしく頼んだぞ!」
羽石夏澄:「…………はい。」
エリス・トリオン:「サーイエッサー。総番長殿。ところで、改めて聞きてェんだが」
無道ささき:「なんだ?」
エリス・トリオン:「いや、なに。大層なことじゃァねぇんだが」
エリス・トリオン:「指揮官殿の、最終目的を聞かせていただきたくてね」
無道ささき:「……風紀委員どもの支配から学生たちを解放する。それだけだ」
エリス・トリオン:「たとえば、そうさな。ベアトリス・ハックマンの排除とかか?」
無道ささき:「それは……」
エリス・トリオン:「ここにいる魔術師殿は敵の目標だ。あいつが出てくる可能性もあるぜ」
無道ささき:「もちろん必要なら、ベアトリスも叩きのめすつもりだ」
エリス・トリオン:「……成程。不躾な質問、失礼しました」
エリス・トリオン:「指揮官殿もお疲れのようだ。そろそろひと眠りしたらどうだ?」
平賀迅:「ハハ、何だその言葉遣い。隠し芸か?」
エリス・トリオン:「ハ、謹厳実直な皆々様を、見習おうと思ったのさ」
無道ささき:「……いや、いい。番長連のみんなも頑張ってるんだ。ここであたしが寝るわけにはいかない」困ったように笑いながら言う。
羽石夏澄:「…いえ。少し休んでください、総番長。」
無道ささき:「あたしなら大丈夫だ。無敵の無道ささきだぞ!」
羽石夏澄:「亡霊事件の時に危険な状態になったのをお忘れですか」
無道ささき:「……う、そ、それは」
羽石夏澄:「…私が好きな『アカデミア』には、あなたもいてくれないと困ります。どうかご自愛を」
無道ささき:「わかった。寝ないけどちょっとだけ休む」
平賀迅:「では休む前に私からも一つ」
無道ささき:「聞こう、平賀」
平賀迅:「現戦況において、番長連も『風紀委員と同じく』一般生徒に対して被害を出していることは、当然……いや、把握しているよな?」
平賀迅:「どう思う、その辺り」
無道ささき:「それは……その、えっと、あれだ、ふかふかの……」
平賀迅:「不可抗力」
無道ささき:「う」
無道ささき:「そう!それが言いたかった!」
羽石夏澄:それか!という顔で平賀くんを見ている
エリス・トリオン:「……」バカばっかりだ、という視線で番長陣営ズを見ている
平賀迅:「なるほど。しかし……それは押さえるように周知徹底した方が良いぞ。狭く見れば勝つために必要な事かもしれないが」
無道ささき:「……何を引き起こす?」
平賀迅:「そんな風紀と同じやり方で戦って、勝った所で、結局頭がすげ替わるだけだ。学生の番長に向ける目は、風紀へのそれとさして変わらなくなるだろうよ」
平賀迅:「……ま! 個人が自由自由に動いた結果として被害が出てる番長連の方が幾分マシとは思うがね。それでもだ。考えておくといい」
無道ささき:「それだけで済むのなら……。いや、うん。わかった」
平賀迅:「アカデミアを不用意に傷つけたくない。それだけだ」 壁から背を離し、傍の木箱に差しておいた剣を取る
無道ささき:「なるべき周りに被害は出さないように気を付けろろあたしの方からも話しておこう」
エリス・トリオン:「……お優しいことで」
平賀迅:「そう言ってくれて嬉しいよ。じゃ、行くか?」 羽石さんとエリスくんに
羽石夏澄:「…はい。…行きましょうか」
エリス・トリオン:「あァ。こちとら準備はいつでも万端だぜ」
無道ささき:「あたしだって暴力が好きなわけじゃないんだぞ、トリオン!ぶつぞ!」
平賀迅:「おお、好きじゃないと言って二秒で暴力で訴えようとしているぞ」
エリス・トリオン:「おお怖ェ。目障りな奴はさっさと退散させて貰うとするぜ」
無道ささき:「ハッ、所詮はこれがあたしの本質だというのか……」打ち震える。
平賀迅:「思考と発言の破綻は疲労蓄積の証だ。夏澄の言うとおり、休むことを検討しておくといい」
平賀迅:「君一人寝こけた所で機能の止まる番長連でもないだろう」 その場を後にしつつ、ひらひら手を振る
無道ささき:「恐怖……暗黒……」
羽石夏澄:軽く頭を下げ、平賀くんを追う。
GM@CHAOS:ささきはそのまま茫然と打ち震えながらキミたちを見送る。
エリス・トリオン:じゃあ部屋を出ると、二人を待って真っ先に扉を閉めよう。
エリス・トリオン:「ありゃ、駄目だな」
羽石夏澄:「…ささきせんぱい、ですか?」
平賀迅:「直截だね。……しかし同感だ」
エリス・トリオン:「ベアトリスも似たようなもんだとして、アレに任せてりゃ、アカデミアはじきに紛争地帯だぜ」
羽石夏澄:「…なんか。あんな人じゃなかったんですけどね」
エリス・トリオン:「学生どもにゃ、この空気はキツすぎるのさ」
平賀迅:「落とし所ってものを考えていないからな。結局。兵力が尽きるまでやるしかなくなってくる」
平賀迅:「いや、私はむしろ、前とそんなに変わっていないな、と感じたよ。少し安心したくらいだ」
平賀迅:「エリスの言う通り、慣れない空気で言動が辛辣になるのは仕方ないことだ。総番長、つまり……事実上の指揮官ともなれば、そのプレッシャーはヒラの数倍にもなるだろうとも」
羽石夏澄:悲しげな表情になる。
平賀迅:「その点を踏まえれば、むしろ風紀の方が今へうまく適応できていそうに思えるね。ミナみたいなチルドレンに、ベアトリスだってUGNの血の子だろ?」
羽石夏澄:「自由を守るって言って…自分が、いちばん、しばられてるじゃないですか…ささきせんぱい…」
エリス・トリオン:「つか、てめーらもだ。自覚あんのか?」
平賀迅:「守るってのはそういう事だ……うん、私も?」
エリス・トリオン:「特に、ふわふわ女。明らかに侵蝕アガってんぞ」
羽石夏澄:「………」うつむく。
エリス・トリオン:「揺れすぎなんだよ。ったく、一番適応できてんのかと思えば……」
羽石夏澄:「……そりゃ。キツい、ですよ」
羽石夏澄:「だって。こんなの、『戦い』でもなんでもない」
羽石夏澄:「ただ、壊して、傷つけて。それだけです」
羽石夏澄:「………ディオゲネスのひとたちとは違う」
羽石夏澄:「みんな、戦う気がないのに、戦ってる」
エリス・トリオン:「大した違いがあるのか? 害を与えてくる奴ァ、俺は楽しげにしようがしてなかろうが勘弁だがな」
羽石夏澄:「何のためでもない。」
エリス・トリオン:「戦意あからさまな奴の方が、厄介だろうが」
羽石夏澄:「…そんなこと、ないです」
羽石夏澄:「戦意がある人なら、それは対等です」
平賀迅:「……夏澄。君の考えは理解できる。だが、あまり目の前にない戦いを美化しない方が良い。いや、するな」
エリス・トリオン:「…………対等、ね。テメーはそれがお望みなわけだ」
羽石夏澄:「……無害な人を、ただ傷つけるのは……ただの『破壊』です」
平賀迅:「戦う気は、あるだろう。風紀は秩序を守るため、番長連は自由を勝ち取るため。それを軽視するのは……んん」 少し言葉を選び 「あまり望ましくない」
平賀迅:「あるいは君は、もっと崇高な、あるいは純粋な戦いを知り、場合によっては愛しているのかもしれない。それはそれで、個人の趣味だ。口を出すつもりはないが……」
平賀迅:「……それと、目の前の戦いを見比べるのは、やめたほうが良い。その気持ちは永遠に晴れないぞ」
羽石夏澄:「……『秩序』、『自由』……私も、最初はそう思っていました」
平賀迅:「今は違うのか?」
羽石夏澄:「いいえ、最初は本当にそうだったかもしれません。でも、今は…」
羽石夏澄:「はい。…さっき、ささきせんぱいと話していて、…強く感じました」
羽石夏澄:「これは、もう自由を取り戻す戦いじゃない。『敵を滅ぼす』戦いなんだ、って」
エリス・トリオン:「だから、言ったろうが」
エリス・トリオン:「あいつは『駄目だ』。」
エリス・トリオン:「……テメーの主義主張は全く理解できねえ」
エリス・トリオン:「だがとにかく、テメーもこの状況に死ぬほど向いてねえのは良く分かった」
エリス・トリオン:そこで、通りがかりの教室から、ガラガラとクリスタルシールドを引っ張り出してくる。
エリス・トリオン:「これ持ってろ」風紀委員陣営の戦闘員が使っていたものの鹵獲品だ。
羽石夏澄:「…あ」
羽石夏澄:「…はい。…ありがとうございます」
エリス・トリオン:「戦いたくねえ奴に好き勝手動かれても迷惑なんだよ。戦場でたらそれ持って後方から術カマしてろ」
羽石夏澄:「むう。戦いたくないわけじゃ、ないですよ?」両手で不器用にシールドを持ちながら口を尖らせる。
エリス・トリオン:「なんで盾持ってて危なっかしそうなんだよテメェは・・・才能かよ・・・」
平賀迅:「フフ、用意も面倒見も良い事だなエリス先輩! ちゃんと手立てを用意してるだなんて」
羽石夏澄:「そうですね、エリスせんぱいはやたら優しいです」
エリス・トリオン:「どいつもこいつも、戦争してる癖に隙だらけなんだよ。お陰で戦利品が余って仕方ねえ」
エリス・トリオン:「マジでこのまま王国作ってやるか……どうせ紛争地帯になるんなら……」
平賀迅:「……そうだな、夏澄。私もハッキリさせておこう。ちょっと聞いてくれ」
羽石夏澄:「む。聞きます」
羽石夏澄:クリスタルシールドを体の前で抱えながら平賀くんを見上げる。
平賀迅:「私は君の意見を理解できるが、それは間違っていると思う。君は現状を指して『敵を滅ぼす』戦いになってしまったと言ったが……」
平賀迅:「この戦いは最初っから『自由のために、敵を滅ぼす』ものだ。変わっちゃいない。だが戦い続ければ、なるほど確かに『自由のために』はいずれ失われるだろう」
平賀迅:「それがきっと、オーヴァードがジャームになるって事だ。そうなれば、手遅れだ。もう元には戻らない」
平賀迅:「だがまだ手遅れじゃあない。総番長は、頑張っている。あの頑張りは遠からず折れるとは思うが……大丈夫な内に、私たちが決着をつければいい」
平賀迅:「……君はどうしたい? どう、決着を着けたい。戦いを終えて、どうしたい?」 見上げる羽石さんの目を見る
羽石夏澄:じっと、平賀くんの目を見る。
羽石夏澄:「私が行きたいのは、目指しているのは、『元のアカデミア』です」
羽石夏澄:「ほんとうのところ。風紀のひとたちをやっつけたところで、それが戻ってくるとは思えません」
平賀迅:短く相槌を打ちながら聞く
羽石夏澄:「それは、…きっと、私たちが今戦ってる、風紀のひとたちも…同じなんだと思います」言葉を選びながら、話す。
羽石夏澄:「……私には『壊したり傷つけたりすること』しかできないけど、」
エリス・トリオン:「風紀をぶっ倒すのは、方向性としちゃ悪くないがな」
羽石夏澄:「…なにか…この先に。風紀のひとたちとの戦いの先に。道筋があるなら」
羽石夏澄:「私は、彼らを……、」言いかけて、躊躇う。
エリス・トリオン:「――殺しに行く」
羽石夏澄:「――、」
エリス・トリオン:渇いた声で。「そうだろ? 俺らの勝ち筋はそれしかねえ」
エリス・トリオン:「テメーが良いヒントをくれたぜ、ふわふわ女」
羽石夏澄:「えりす、せんぱ」
エリス・トリオン:「あいつらは『戦いたくなんかない』」
エリス・トリオン:「壊すしかできねえ? 結構じゃねえか」
エリス・トリオン:「あいつらの『戦意』を壊せ。馬鹿どもの掲げる、クソくだらねえ『正義』を殺せ」
羽石夏澄:目を瞬かせる。
平賀迅:内心で胸を撫で下ろしつつ、安堵の息を吐く 「まったく」
羽石夏澄:「………もう。言い方がいじわるです」
エリス・トリオン:「俺は最初っからそのつもりだっつの」
エリス・トリオン:「戦って倒したところで、あのクソ馬鹿間抜けサークル円環女を思い知らせたことにはならねぇからな」
羽石夏澄:「クソ馬鹿間抜けサークル円環女」
エリス・トリオン:「つか、それこそ風紀ぶったおした後はテメーの出番だからな、カミナリ男」
平賀迅:「うん、風紀を倒した後に?」
エリス・トリオン:「自分で言ったろうが! テメー周りの真実を晴らさなきゃ、俺らが勝ったところで、首がすげ変わるだけだ」
羽石夏澄:「………しんじつ」
羽石夏澄:「そっか、そうでした」
平賀迅:「ああ、その話か。いや何、『倒した後』だなんて言うから思い至らなかったんだよ」
平賀迅:「その事ならもう動き始めてはいるからね。結果が出るかは、まあ、難しいとは思うが……」 先日遭遇した情報屋の事を思い浮かべつつ
平賀迅:「そう、真実。だがそのためにも、今は我々だ」
羽石夏澄:「はい」
平賀迅:「どうせベアトリスは早々折れんだろ。だったらこの場を持たせるために、我々が出て、風紀を少しでも叩く。その攻勢を鈍らせる。そうすれば現状は維持される。最悪の状態から、少しでも遠ざかる事ができるだろ」
平賀迅:「多くの者が戦い、傷つき、摩耗するが、折れはしない現状だ。そのために今は励むとしよう。望む決着を得るために」
平賀迅:「私たちで、な!」 馴れ馴れしく、ちょっと痛いくらいに羽石さんとエリスくんの肩を叩く
羽石夏澄:「…はい!」
エリス・トリオン:「だから、馴れ馴れしいんだよ後輩!」
羽石夏澄:表情を崩す。
平賀迅:「ハハハ、一人押し黙って同じところで煮詰まるよりずっと良いだろ!」 返事をしながら先に歩き出す
羽石夏澄:「なんとかしましょうね、『みんなで』、『戦って』!」
エリス・トリオン:「当事者が一番呑気なんだから、やってらんねえな」
羽石夏澄:シールドを抱えながら、平賀くんの後を追う。
羽石夏澄:――なんとなく、道筋が見えた気がした。今、戦う、意味も。
エリス・トリオン:(……戦意を殺ぐ。)
エリス・トリオン:(ふわふわ女にゃ、ああ言ったが――ただ強いだけじゃ、意味がねえ)
エリス・トリオン:「せいぜい手加減してやるよ」 一瞬、笑みを浮かべる。
エリス・トリオン:さらさらと、歩む足元にきらきらと輝く塵が舞う。
平賀迅:先頭を歩きながら、その口元から笑みが消えるのが分かる。
平賀迅:(そうとも、真実だ)
平賀迅:戦いを止める事なんて、決着をつける事なんて、簡単だ。風紀へ従属すればいい。窮屈な秩序にも、人は慣れるだろう。結局それが、誰も傷付かない方法である。
平賀迅:平賀の知識は知っている。度の過ぎた自由は無秩序・混乱、あるいは苦痛の裏返し。平和な自由など、近現代になってようやっと手に入れられた玩具にすぎない。
平賀迅:さっきの夏澄にだって、きっと普段の自分であれば、総番長と同じように、少し休め、と言ったかもしれない。戦いをやめろ、とすら言ったかもしれない。
平賀迅:だが、それでは駄目だ。
平賀迅:(このオーヴァードアカデミアで、私は、私だけは、)
平賀迅:(風紀に屈することは"できない")
平賀迅:夏澄にかけた言葉、あれに嘘はないし、彼女の表情が明るくなったのは、一人の人間としては嬉しかったが。
平賀迅:(……戦いを止められては、困る)
平賀迅:自分の中に渦巻く、善意や良心とは反対に位置する情動を無視できるほど、愚鈍でもいられない。
平賀迅:(戦い続けなければならない)
平賀迅:……後続する二人に悟られぬよう、意図して口元に笑みを浮かべ、それから歩調を合わせるよう、自然に速度を緩めていく。三人で、戦うために。
GM@CHAOS:では、キミたちが戦場へと向かったところでそちらに場面を移そう。

【対決イベント:近接戦/ミドルフェイズ7】

GM@LAW:では、各陣営のブリーフィングが終了したところで、近接戦の対決イベントに入りましょう。
GM@LAW:【学園島 第三時計台】
GM@LAW:風光明媚なデートスポットの一つであったはずの時計台周辺。
GM@LAW:しかし、更生プログラムの適用下では、カップルの姿を見かけることはなく。
GM@LAW:今、そこに集うものは、相手を討ち果たさんとする生徒たちだけだ。
モブ風紀部隊:「「治安!粛清!」」
モブ番長部隊:「「自由!独立!」」
GM@LAW:凄絶な魂の叫び。
モブ風紀部隊:「「ドゴー!」」
モブ番長部隊:「「ドゴー!」」
GM@LAW:響き渡る怒号。
GM@LAW:戦いは激化し、泥沼化の一途を辿りつつある。
GM@LAW:平衡は容易には崩れることはないだろう。新たな闖入者の到来でもなければ。
平賀迅:怒号響く頭上から、落雷の音が轟いた。風紀部隊の範囲攻撃を使いそうな顔をしたモブが斬られる。
範囲攻撃顔のモブ風紀委員:「ぐ……な、何!?」
平賀迅:「……まったく、よくよく暴れているな」斬られた後に立っているのは、刃の薄い剣を携えた平賀である。時計台を見上げながらぼやき、辺りを見渡す
モブ風紀部隊:「や……奴だ!平賀迅!」「凶悪犯!」「最優先風紀化対象!」
平賀迅:「何が風紀化だ。だが好都合。……そら、来い! 稲妻を捉えられるというのなら!」
モブ番長部隊:「平賀迅!」「頼もしい援軍だ!」「よっ凶悪犯!」
平賀迅:自分がここに視線が集中すれば、風紀の戦線は乱れる。派手に闖入することこそ番長連の戦線にとってもっともプラスになる事を、平賀は重々承知している。
夏川ミナ:ではそこで、校舎の上空から小柄な影が降ってくる。
夏川ミナ:小柄なのに腕部だけが不自然に大きい。 ――インパクト。
夏川ミナ:小規模なクレーターを作りながらモブ番長部隊の一角を吹き飛ばす。
夏川ミナ:「“ジェミニ”、参上しました」
一角のモブ番長:「うおお……な、何だ!?」
平賀迅:「……来たか。相変わらず、良く目立つ」 番長たちはそのインパクトに危機感を覚え、退いていくだろうか。であれば自分が、自分たちが向かっていかなければならないだろう。そちらへ歩を向ける
モブ風紀部隊:「ジェミニ……!」「やれ!平賀を取ってくれ!」
夏川ミナ:「平賀…………」「迅」
モブ番長部隊:「なんだあの腕は……!」「化物か……頼む平賀!」
平賀迅:「そうとも、平賀迅だ。下の名前で呼んでくれても構わないよ? 私はさして、変わっていない」 薄く笑みすら浮かべて
平賀迅:「付け加えるなら……」 「私だけでもない」
羽石夏澄:風紀部隊の一部の生徒たちが次々に倒れ伏していく。
羽石夏澄:倒れた生徒たちを踏まないように、つま先歩きで、辿々しく歩む女生徒。
羽石夏澄:いつもは三つ編みに結わえられている髪は、ばらばらにふわふわと舞っていた。
羽石夏澄:「……うん。やりましょうか」誰ともなく、呟く。
滝瑞果:時計台から遠く、学舎の光の間に瞬くように
滝瑞果:大きな、黒いリング状の影がある。一見すれば目の錯覚のように見えるが、そうではない。
滝瑞果:この位置からでも平賀迅を狙えるということだ。
滝瑞果:そして、狙いをつけながら、近づいてきている。この場に。
エリス・トリオン:では、その狙いを乱すように、戦線に霧が広がる。
エリス・トリオン:戦場を悠々と歩む、煤けた灰髪の生徒。その背後には霧によって拘束した、規則外物品没収担当の風紀委員を釣り上げている。
エリス・トリオン:「チッ。しけてやがる」
エリス・トリオン:手元でパラパラと奪い取った没収品を物色し、捨てる。誰かの手帳から、プレミア付きの元アイドル生徒のブロマイドが覗いた。
滝瑞果:――パン!
滝瑞果:そこに正面から弾丸が打ち込まれる。軽い消しゴムだ。
エリス・トリオン:ぼう。霧に触れたそれが燃え上がり、軌道を操る間もなく溶け消えた。
エリス・トリオン:「おい、先行しすぎんなよ猪ども。――エサに食い付いたな、雑魚共」
滝瑞果:『黒いリング』まで会話が届く距離ではない。今の一撃は、苛立ちや非難の意志だ。
ロコロコ:そんなやり取りを尻目に、端の方で傷ついた風紀委員君をズルズル物陰に引っ張っていきます。
ロコロコ:「ふう。これで全員かな?SSランクと言えどつらい仕事だね。筋肉痛が心配だ。」
ロコロコ:「かわりに、巻き込む心配は減ったけど。」
ロコロコ:グーッと伸びをして、物陰からでていく。それからカオスの皆さんを見て一言
ロコロコ:「よし、じゃあ、やろっか。」
平賀迅:「おいおい、剣呑極まりないな。良いんだぞ? そちらが『これは勝てない』と退いてくれても」
ロコロコ:「そんなことしたら怒られちゃうよ。味方にも敵にも。」
GM@LAW:モブ生徒たちは彼我の実力差を悟ってか、いつの間にか散り散りと下がりつつある。
GM@LAW:この場での主たる戦力は、3人と3人。
夏川ミナ:「はい。それは少々、格好悪いですから」
ロコロコ:「ね。」
羽石夏澄:「…そっか。やる気なんですね」
羽石夏澄:少し寂しそうに笑って。
羽石夏澄:「なら、戦いましょう。止まれないなら。せめて。」右手を差し伸べる。
GM@LAW:対決を開始します。
LAW:
夏川[18] 滝[7] ロコ[8]
CHAOS:
平賀[6] 羽石[3] エリス[2]
GM@LAW:まずはセットアップの宣言から。行動値順にどうぞ。
夏川ミナ:となると、私ですね
ロコロコ:たのんだ
夏川ミナ:《戦いの予感》《スピードスター》。
夏川ミナ:行動値が48になって、ラウンド間の攻撃力が+48です。
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+7した(侵蝕率:73->80)
夏川ミナ:「オーバードライヴ――――加減は無しです」
ロコロコ:滝右衛門!
滝瑞果:あれ、ロコが先じゃないですか
夏川ミナ:ほんとだw
ロコロコ:ごめん俺だったわ。《常勝の天才》!対象は味方二人だオラー。ラウンド中攻撃力+28だオラー。
滝瑞果:もちろん私は何も行動がないです。お先にどうぞ。
滝瑞果:アヤッター!
夏川ミナ:ひどいなこの数字……
平賀迅:セットアップなし!
エリス・トリオン:セットアップなし
羽石夏澄:なし!
GM@LAW:では行動に移っていきましょう。
夏川ミナ:最速は行動値48の私っぽいですが、
夏川ミナ:待機します。
夏川ミナ:なぜなら、次の手番のやつがバフをくれるからだ!
ロコロコ:次は俺だ!《戦場の魔術師》《アドヴァイス》《弱点看破》!対象は自分を含めた味方3人だー。
ロコロコ:次のメジャーダイス+7、C-1、ラウンド中攻撃力+12!さっきのと合わせると+40!キリが良いね!侵蝕値は10上昇で82だよ。
ロコロコ:ネクスト!
ロコロコ:「それじゃあ二人共、手筈通りに!」手とかを上げて二人に合図を送ったりするよ。
夏川ミナ:「おまかせを」 身を沈め、矢を番えるように右腕を大きく引く。
平賀迅:待機します
滝瑞果:ミナの初撃への妨害を阻むようにして、
滝瑞果:遠くから、流星群めいて無数の飛来物が飛び、牽制する。
滝瑞果:「(x^2+y^2-1)^3=x^2*y^2」!使用エフェクトは《スキルフォーカス》。
滝瑞果:達成値は技能10+武器10+エフェクト6+ランク3+エンブレム3=32だ
滝瑞果:9d9+32
DoubleCross : (9D9+32) → 35[5,3,8,4,1,2,2,8,2]+32 → 67

滝瑞果:ダメージは武器11+常勝28+看破12+エンブレム1D10=51+1D10
滝瑞果:7d10+51+1d10
DoubleCross : (7D10+51+1D10) → 29[8,9,2,2,1,6,1]+51+6[6] → 86

GM@LAW:dxで達成値を振り直して下さい!
滝瑞果:あ、すいません!
滝瑞果:9dx9+32
DoubleCross : (9R10+32[9]) → 10[2,3,4,5,5,7,8,9,10]+8[6,8]+32 → 50

滝瑞果:6d10+51+1d10
DoubleCross : (6D10+51+1D10) → 41[10,5,8,1,9,8]+51+8[8] → 100

滝瑞果:こっちが正しいダメージです。
GM@LAW:上がってるじゃねえか!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2した (侵蝕率:65->67)
現在のダメージ/ LAW:100 CHAOS:0
滝瑞果:――――カカカカカカッ!!
滝瑞果:直接、番長陣営の者を狙って当てない――というより、意図して外しているような軌道だが。
滝瑞果:緻密な計算で「その場から動かさない」弾道を狙って撃っていることが分かる。
夏川ミナ:(30。29……) 動かずカウントを続ける。滝さんの支援射撃――支援砲撃の中、クリティカルな一撃を叩き込む為に。
平賀迅:「……」 眉をひそめる。先の狙撃、らしきものをエリスが防いだのは感じていた。大した精度。だからこそ、それだけで捨て鉢に乱射をしてくるのは不自然だ
平賀迅:という事で改めて待機
羽石夏澄:では、
羽石夏澄:マイナーはなしで、メジャーで《雨粒の矢》を使用。能力訓練:精神を判定前に使用。
羽石夏澄:6dx+14
DoubleCross : (6R10+14[10]) → 8[1,2,5,5,8,8]+14 → 22

羽石夏澄:ダメージ。ウォーモンガーで+1d10。
羽石夏澄:4d10+10
DoubleCross : (4D10+10) → 24[5,6,3,10]+10 → 34

羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+3した(侵蝕率:92->95)
現在のダメージ/ LAW:100 CHAOS:34
羽石夏澄:目の前の戦いが、どこか遠い世界のもののように感じる。
羽石夏澄:(『戦いましょう』なんて、自分で言っておいて、)口の端が歪む。
羽石夏澄:(…なんだ、私、やっぱり何も、変わってない)後ろ側の世界から、恐怖という感情が忍び寄るのを感じる。
羽石夏澄:(エリス先輩はああ言ったけど、)
羽石夏澄:風紀陣営の助っ人を見渡す。かつて共に戦って、笑いあった、友人たち。
羽石夏澄:(――やっぱり、こわい。)だって私は今、
羽石夏澄:滝先輩を見る。ミナちゃんを見る。…そして、ロコさんを見る。
羽石夏澄:(彼らにとって、『敵』なんだから)
羽石夏澄:領域を展開する。広がった不可視のものは、収束することなく広がり、
羽石夏澄:あてどなく破壊する。
羽石夏澄:それは、見た目こそ強力だが、
羽石夏澄:敵に有効打を与えられない、とても、弱々しい一撃だった。
エリス・トリオン:では私か
GM@LAW:君だ!
エリス・トリオン:《ウルトラボンバー》。三人に攻撃します
エリス・トリオン:2d
DoubleCross : (2D6) → 3[1,2] → 3

GM@LAW:d10!
エリス・トリオン:あ、振り直します?
GM@LAW:じゃないdx!
エリス・トリオン:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[3,10]+3[3] → 13

エリス・トリオン:おお
エリス・トリオン:2d10+20
DoubleCross : (2D10+20) → 10[8,2]+20 → 30

エリス・トリオン:で、じゃあ
現在のダメージ/ LAW:100 CHAOS:64
エリス・トリオン:霧化した腕が、戦場の中心に突っ込み
エリス・トリオン:構え、待っていたミナちゃんの首元を掴む。
夏川ミナ:「!」
エリス・トリオン:「――誰かと思えば、いつかの節穴のガキじゃあねえか」
夏川ミナ:「エリス・トリオン……!」
エリス・トリオン:「丁度いい。もう一回言ってやる。あの馬鹿連れて、さっさと退け」
夏川ミナ:「ジラクジギル……参考までにお伺いします」 無駄を承知で蹴りを放ちながら聞く。
夏川ミナ:「“嫌だと言ったら?”」
エリス・トリオン:「見せてやる。」
エリス・トリオン:「力が云々じゃねえ――背後にSSランク連れるのは良いモンだからな――」
エリス・トリオン:「てめぇらに“この状況と戦う資格”がねぇってことを」
エリス・トリオン:「見せてやる」
エリス・トリオン: 周囲に居る人間で、オーヴァード注視力を持つ人間は気付くだろう。
エリス・トリオン:霧の中に、きらきらと輝く、白い粒子が混じっていることに。
夏川ミナ:(――――しまった)
エリス・トリオン:鍵要らずの歩み。周りの人間の、装甲、制服。髪、それらの隙間にまで入りこみ、沁み込でいく――霧。
エリス・トリオン:「見せてやる。希望に満ちた顔しやがって」
エリス・トリオン:「本当の“悪意”ってやつを、見せてやるさ」
エリス・トリオン:ロコロコと、滝さんが居るであろう方向に、一瞬目を向け――片手で隠し持っていたライターに火をつける。
夏川ミナ:(粉 塵)
夏川ミナ: (爆――――)
エリス・トリオン:それを、ぴぃんと真上に弾き――開いた大口に、飲み込んだ。
エリス・トリオン: ――轟!
エリス・トリオン:まばゆいほどの白光を伴った炎熱が、その場で荒れ狂った。
エリス・トリオン:「ハハ! ハハ、ハハハッハハハァーーーーーッ!」
エリス・トリオン: 喉まで焼けた声が、哄笑を形作り――すぐに鎮まる。
エリス・トリオン: 地面に落ちて割れた瓶。ラベルはMg――マグネシウム。
エリス・トリオン:ただの火薬では湿気るだけだ。霧と反応して燃焼物となる、金属粉塵である。
エリス・トリオン:「ちったあ頭働かせりゃ分かるだろ――自烙、自嫌」
エリス・トリオン:ウルトラボンバーの効果でリザレクトします
エリス・トリオン:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

エリス・トリオン:合わせて13上昇
エリス・トリオン:「最初っから、自爆能力者のコードネームだ。昔は酒(アルコール)でやってたんだがな」
エリス・トリオン:霧が晴れ、炎と煤塗れになった身体で、風紀チームの三人を見下す。
エリス・トリオン:「ちったぁ、理解できたか? 頭お花畑の、ボンクラども」
夏川ミナ:(自分も、とうてい無事では済まないはずなのに)
夏川ミナ:「……賞賛に値します。ジラクジギル」 ジェミニでガードしたが、制服はあちこち焦げ落ちている。
エリス・トリオン:「……」舌打ちする。自爆の火力は莫大だが、それはあくまでレネゲイドの伴わない〝ただの炎〟だ。
エリス・トリオン:強力なオーヴァードには通常兵器以上の効果は無い。
エリス・トリオン:「エリートが。潔く折れろっての」
平賀迅:フーッ。それじゃ行くか。《一閃》《コンセントレイト:ハヌマーン》、セルフ《援護の風》。また移動に伴い《縮地》。これで二回目!
平賀迅:12dx8+3
DoubleCross : (12R10+3[8]) → 10[2,3,3,4,4,5,6,7,7,7,10,10]+10[3,10]+ 10[10]+1[1]+3 → 34

平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+8した(侵蝕率:88->96)
平賀迅:……時計台前。見慣れてはいるが、それでも少しだけ特別な空間に――夏澄とエリスの攻撃で瞬く間に荒れ果てたそこに、視線を横切らせる。
平賀迅:夏澄の野放図な破壊に、あるいはエリスの激烈な爆炎に押されてか、忌々しくも辺りから雑魚ははけていた。
平賀迅:背から目線を感じる。期待。『敵』を、自分ならば倒してくれるのではないか、という期待。
平賀迅:身勝手とは言うまい。彼らもまたこの戦いで摩耗している。その縋る希望となるために、戦いを続けさせるために、自分は、ここにいる。
平賀迅:エリスの起こした爆炎が晴れていくのを見つめ、片手で持った剣を足元へ差し出す。刃を返しながら脇へ引く。挙動の一つ一つに、電荷の火花が付き纏う。
平賀迅:ポケットの中のもう片手が握られ、その中の乾電池が潰される直前、
平賀迅:「……そこか」
平賀迅:目線は、目の前の惨状から、先程から絶え間なく降り注ぐ飛来物群の発生源の中心へ。
平賀迅:全身が稲妻と化し、コンマ数瞬。黒いリングの眼前に、その姿はある。大雑把な斬撃が走る。
滝瑞果:「…」
平賀迅:元より着弾を目安とした盲(めくら)の跳躍。当てる事を強く意識してはいない――無論、当たるのであればただですまない一撃を、放つ!
平賀迅:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 11[2,2,4,3]+32 → 43

平賀迅:「……君が」
平賀迅:「滝瑞果、か。港湾で、顔は見たが。なるほど」
滝瑞果:――ギン!
滝瑞果:振り下ろした剣は、異様な金属音に衝突する。だが、衝撃で滝の身体は強く弾かれ、体勢を崩す。
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「マジになるなよ」
滝瑞果:最大の脅威……とされる者の、突然の強襲に、意外なほどに動じていない。下がり、ポケットに再び手を入れただけだ。
平賀迅:「……マジに? なるな?」
平賀迅:「それは自分に言い聞かせているのか? それとも私に言ったのか?」
平賀迅:「私はマジだよ。最初っから。風紀委員が私を指名手配した時からね」
滝瑞果:「お前にだよ……そっちがマジになるようだと、あたしもそうしなきゃいけない」
滝瑞果:「ミナちゃんは……お前がやったことじゃないって言ってるぞ」
平賀迅:「……そうか」 浅く息を吐き 「その通りだとも。私はやっちゃいない」
平賀迅:「私がやるなら、もっとスマートにやるさ。爆殺なんてガラじゃない。私の能力をこうやって見たら、そいつは分かるんじゃないか?」
滝瑞果:「そうかもしれない。って、いうか……」
滝瑞果:「ミナちゃんが言うなら、多分そうなんだろうな。あたしはミナちゃんのこと信じてるからな……」
滝瑞果:「でもお前が犯人であってほしいと思っている」
滝瑞果:会話を続けようとしているのは、その分攻撃の機会を削ぐためだ。
平賀迅:「……うん。なるほど。分かるよ」
滝瑞果:互いに攻撃し続ければ、オーヴァードはそれだけで消耗していく。
平賀迅:「君みたいなのがいるから、私はマジでやらなきゃならないんだ」
平賀迅:「生贄になどなってはやらん」
滝瑞果:「……例えば、お前はやらないんだろうな。確かに、見ていても分かる」
滝瑞果:「でも、一度も不安になったことはないのかよ?……平賀迅」
平賀迅:「不安?」
滝瑞果:「『お前じゃなかったら』やるんじゃないのか――」
滝瑞果:ゆっくりと歩きながら平賀迅の側面に回ろうとしているが、隙は見えない。
滝瑞果:「どこかの魔術結社の」
滝瑞果:「知識の器だったそうだな」
平賀迅:「……フフ、ちなみに、過去形でもないぞ」
平賀迅:「まともに使えやしないがね」
滝瑞果:「でも、言った通りの意味でさ……そっちが犯人だったとしたら、まずいんだ」
滝瑞果:「『お前が』犯人だったら、少なくとも……要求を汲んで、交渉することだってできた」
平賀迅:「……交渉、交渉か」
平賀迅:「恐るべき冷徹さだな。交渉。曲がりなりにも学園の頭を叩いたテロリズムを相手取って?」
滝瑞果:「お前はミナちゃんが信じている相手だ」
滝瑞果:「いや……仮に、そうじゃなくてもだよ」
滝瑞果:「そうだろ?こんな、バカなだけの学生を、いきなり……あんなマジに、殺そうとするなんて」
滝瑞果:「……そいつが、どこの誰だろうと」
滝瑞果:「よっぽどだろ……」
滝瑞果:「あたしたちがどう思おうと、よっぽどの理由があるんだよ」
平賀迅:「……そうだな。私もそう思うよ」
平賀迅:「最初っから考えていたんだ。『何故私だったのか』とね」
平賀迅:「私を装うにしては、やり口が杜撰に過ぎる。この能力を、あるいは私のことをわかっていれば、あれは私じゃないとすぐに分かる」
平賀迅:「せめてウロボロス・シンドロームのオーヴァードでも連れてこいという話だ。あれは確か他のオーヴァードのエフェクトを真似る力があるとかいう話だったからな」
平賀迅:「……だが現実はこうだ。私は指名手配犯。風紀委員は圧制を敷き、抗う番長連と紛争状態」
滝瑞果:「……」ポケットの中で拳を握る。
平賀迅:「理由なんて、必要じゃあない」
平賀迅:「そんなものは、真実を見つけた後にそいつを引っ張れば、土の中から出てくるだろうよ」
平賀迅:「イモと同じだな、イモと!」
滝瑞果:「真実ね……フ……」
滝瑞果:「結局、そうなんだよな。真実でも戦う理由でも……なんでもいいけど」
滝瑞果:「結局、どこでも同じだ。みんな殺し合うわけだ」
滝瑞果:「アカデミアも……一皮むけばそうだったのかもなあ」
エリス・トリオン:「何手間取ってやがる!」下から叫ぶ。「さっさと、そのグレた馬鹿女を叩き落とせ!」
平賀迅:「……」 そう言った滝さんの様子に、少し表情が張り詰める。そこへエリスくんの声がかかり、構えにも隙が生じる
平賀迅:「滝瑞果。瑞果! 一皮剥けば、って、それは真実だろうが……そうだな」
平賀迅:「皮は、厚い所と薄い所、硬い所と柔らかい所があって……しまったな、さっき自分でイモとか言ったから引きずられてるが」
平賀迅:「……しかし、どんな皮も、強靭な刃物と腕力で切られる事はあるって事だ」
滝瑞果:「そういう力のあるやつがいる」
滝瑞果:「平賀迅……」やや遠巻きに距離を取って、平賀を見る。
滝瑞果:「あの日の敵はお前より強いぞ」
滝瑞果:「戦ったら、死人が出る」
平賀迅:「……馬鹿な事を」
平賀迅:「戦わなければ私は死んだも同然だ。今の風紀に捕らえられてどうなるか、分かったものじゃない」
平賀迅:「……今の風紀は間違ってる」
平賀迅:「だが番長連も間違っている」
平賀迅:「私は私の独断する正義に従う。……死を背後にした戦いになるのだから、それをやめろだと?」
平賀迅:「私は戦わなくても死ぬんだ」
滝瑞果:「……そうだ。『死んだも同然』と『死んだ』は全然違う。……知識の器のくせに、わかってないな」
滝瑞果:「アカデミアから逃げろ」
滝瑞果:「……皆にそう言ってるのに、全然わかってくれない。フフフ……やっぱ、人望がないのかな、あたし」
滝瑞果:遠くの戦況を見る。
平賀迅:「ハ! 分かってないのは君だ」
平賀迅:「結局、逃げたくないんだよ。死が最も恐ろしいものだなんて、思っちゃいないんだ」
平賀迅:「人は尊厳のためにも戦いうる。見た事なくても、日本史の授業で習うだろ?」
平賀迅:「……サボりも限界だな。こうして君を足止めできたし、番長連には顔が立ったろ」 顔を戦場へ向ける
滝瑞果:「そうかい。でもプライドを擽って動かすこともできる」
滝瑞果:「足止めしていたのはそっちだけじゃないぜ。ミナちゃんの活躍を見ろよ」
平賀迅:「……ミナ」
平賀迅:「そうだな。君とサボれて良かった」
滝瑞果:そう言いながらこちらも、夏川ミナを注視している。
平賀迅:「ミナが私を信じていたと、聞けたからね。嬉しかった」 口元に笑みを浮かべ
平賀迅:「……じゃあな。落ち着いたらもう一度、自分が何をしているか、見直してみると良い」
平賀迅:「アカデミアから逃げろって言ってるのに、みんな逃げてくれない、か。ハハ……!」 壁を蹴って離脱します
現在のダメージ/ LAW:100 CHAOS:107
夏川ミナ:《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》。感覚白兵で殴ります。
夏川ミナ:ロコロコ君の支援でダイス+7のC値-1なので
ロコロコ:そうだぞ
夏川ミナ:17dx6+6
DoubleCross : (17R10+6[6]) → 10[1,1,1,3,4,4,5,6,7,7,8,8,9,10,10,10,10]+ 10[2,3,4,4,7,8,9,9,10,10]+10[2,8,8,8,9,10]+ 10[1,4,7,8,9]+10[1,2,7]+4[4]+6 → 60

夏川ミナ:で、ダメージ。
GM@LAW:ヤベェー
ロコロコ:つえー
ロコロコ:キーワードボーナス!
滝瑞果:キャーミナチャーン!
ロコロコ:ダメージダイスを三つ加えな!
夏川ミナ:ダメージ。ゾディポン11の、スピードスター48の、ロコ太郎支援が40。
夏川ミナ:7d10+1d10+3d10+11+48+40
DoubleCross : (7D10+1D10+3D10+11+48+40) → 36[6,5,8,4,3,3,7]+10[10]+12[7,1,4]+11+48+40 → 157

GM@LAW:うむ!
現在のダメージ/ LAW:257 CHAOS:107
夏川ミナ:「夏澄ちゃん!」 顔は向けず、大声で親友の名を呼ぶ。
夏川ミナ:「“お互いを全力でぶつけ合うと気持ちいい”……夏澄ちゃんが教えてくれたことです!」
夏川ミナ:「私は!もとのアカデミアを取り戻すために、」
夏川ミナ:「番長連も!風紀も!全部まっさらにして、もとのアカデミアを取り戻すために――」
夏川ミナ:「全力、を!ぶつけます!」
羽石夏澄:ちら、と視線を声の方に向ける。
羽石夏澄:俯いて、きゅっと口を結ぶのみ。
夏川ミナ:一直線に跳ぶ。狙いは一点。
夏川ミナ:防御の要。チームの要。Sランクディフェンダー……
エリス・トリオン:「チィッ」
夏川ミナ:「エリス、トリオンッ!」 高速振動を纏った豪腕で、霧を削り取る。右!
エリス・トリオン:羽石はあからさまにやる気がない。平賀もまだ力を隠している。正しい選択だ。
エリス・トリオン:ただ――それが全力だった所で、どうだったか。あのSSランクは、自分で殴らない分より支援に特化しているようだ。
エリス・トリオン:「越えられるかよ!」
夏川ミナ:「もちろん」 左右のラッシュで畳み掛ける。だけではなく。
エリス・トリオン:「テメェごときに! この悪意の霧を!  《ジラクジギル》を――!」
夏川ミナ:「……“踏み”越えます!」 スカートだから禁止していた“足甲”も装着している。蹴り!
エリス・トリオン:ガードします! 素ガード!
GM@LAW:では、ここで両陣営のガード値を算出しましょう。
GM@LAW:エフェクト等ある方は宣言をお願いします。
夏川ミナ:フック、ストレート、アッパー、ローキック、回し蹴り、かかと落とし、ハイキック。ソバット、裏拳、ストレート!
夏川ミナ:ゾディアックウェッポンのガード値を宣言します。3!
ロコロコ:僕はなんにもないです
滝瑞果:ない!
エリス・トリオン:リアクティブシールドの効力を発動! ガード値6+1d。 更に、装甲が12点!
エリス・トリオン:18+1d
DoubleCross : (18+1D6) → 18+3[3] → 21

エリス・トリオン:クソだぜこいつ
GM@LAW:1d10!
平賀迅:高速振動神の威光にひれ伏すが良い! この燦然と輝くガード値2!
エリス・トリオン:一撃ごとに、爆炎が、霧の山脈が、振動に消し飛ばされる。
羽石夏澄:素ガード!メイド服とクリスタルシールドで22!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+6した(侵蝕率:80->86)
エリス・トリオン:(SSランクじゃねえ。朝倉でもねえ。当然、あの馬鹿でもねえ!)『ガッ――』
エリス・トリオン:(こいつが、こんなチビっこいガキが――そっちのキーか……!)
エリス・トリオン:18+1d10
DoubleCross : (18+1D10) → 18+2[2] → 20

エリス・トリオン:hetta
エリス・トリオン:「くそ、が、っ……!」  胴体の半分近くを踏み抜かれながら、忌々しげに夏川を見上げる。
エリス・トリオン:或いは、手加減などしなければ。
エリス・トリオン:この、怖いものなどないかのような、彼の渾身の霧の山脈を、ただの素の意志力で乗り越えてくるような強靭な少女を――内側から焼きつくしてやれれば――
エリス・トリオン:――それでは、本末転倒も良い所だ。
エリス・トリオン:「おいカミナリ! 真空! ――さっさと退くぞ!」
羽石夏澄:ハッと顔を上げる。
夏川ミナ:(風紀も……番長連も、絶対じゃない。道標の一つに過ぎない)
夏川ミナ:「そうだ。私が歩む道は、私が決めます」
エリス・トリオン:「……何もかも乗り越えてきましたみたいな顔しやがって」  消し飛ばされ、掠れる声で。
夏川ミナ:「はい。乗り越えてきましたから」
羽石夏澄:その瞬間、目に映った、夏川ミナの姿、が
羽石夏澄:――あまりに眩しくて。
平賀迅:雷が落ち、エリスくんとミナちゃんの間に介入する
平賀迅:「フフ、名前で呼んでくれよ。それだとほら、雷番長とか反応してしまうかもしれないだろ?」
エリス・トリオン:「恵まれっ子(ギフテッド)め、クソガキが」
羽石夏澄:夏川ミナへのロイス感情を反転します。嫉妬を表に。
エリス・トリオン:「どこまでその眼を曇らせずにいられっか、楽しみなもんだ」
エリス・トリオン:「うるっせえ! テメーなんぞビリビリで十分だ」
羽石夏澄:「……」すっと、熱が引いたように、表情を失った顔で、そこに立つ3人を一瞥すると。
羽石夏澄:踵を返して、そのまま、走り去る。
エリス・トリオン:右手でライターをつけようとして、その手をまた蹴り飛ばされる。
夏川ミナ:「今回は我々の勝ち」
平賀迅:「……さて、引け引け! ここは風紀に譲ってやる! 背中は守ってやるが、これから風紀に向かうバカは知らんぞ!」
夏川ミナ:「――と、いうことで」 ウインクする。
エリス・トリオン:イッラァ、という顔をする。
エリス・トリオン:消えかけの身体に、怒りの四つ角だけが霧の形で浮かぶ。
エリス・トリオン:「し! つ! け! ぇ!」平賀くんの肩を叩き、その周辺に走る稲妻を借りて着火!
エリス・トリオン:マグネシウム炎特有の、輝く白光が目くらましとなる!
夏川ミナ:「ぅ……む!」 咄嗟に飛び退く。これ以上の追撃は無理だ。
平賀迅:「おっと」 その閃光から自分の目を庇いつつ
平賀迅:「……ミナ!」
平賀迅:「無事であってくれ。君の言った『元のアカデミア』に、君がいないのは意味がない」
夏川ミナ:きょとんとする。言われてみると、確かにそうだ。
夏川ミナ:「はい。最大限、努力しますので――――」
夏川ミナ:「あなたも。迅」 小さく手を振る。
平賀迅:フ、と薄く笑い、ポケットの中で電池を握り潰し……かけ
平賀迅:「……瑞果の事は気遣ってやれ。夏澄は、私……じゃ頼りないが、歩も気を使ってくれるだろ。任され、」
平賀迅:「ろ!」
平賀迅:今度こそ全身を稲妻と化し、その場を後にする
夏川ミナ:一瞬の雷光が視界から消えても、しばらく手を振り続ける。
夏川ミナ:「みんなで日常に戻ります。約束ですよ」
ロコロコ:「うーん。全力を出したけど。今度は羽石さんが、乗り気じゃなかったか。」敵方が去った方を眺めて。
ロコロコ:それから、辺りを見渡す。終わってみればこちらの被害は殆どない。取り返しのつかない物は、夏川くんの制服くらいか。
ロコロコ:「ふっ。予想より逞しい花だったかな。僕たちは。」
ロコロコ:向こうも、傷ついた人は居る。でも、いずれ癒える。取り返しがつかないものは、一つもない。
ロコロコ:「これからも、そうしてかなきゃねえ。なんたって僕は、SSランクだからな。」
ロコロコ:「外と中では違うんだぞ。」
与ダメージ総量/ LAW:210 CHAOS:107
GM@LAW:近接戦は、LAW陣営の勝利となります。

SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 × 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 × 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 × 柳武歩
2ndステージ
滝瑞果 「3on3 近接戦・直接攻撃」 × 平賀迅
ロコロコ エリス・トリオン
夏川ミナ 羽石夏澄
朝倉侑生 「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」 柳武歩
芙蓉堂太一 霧灯夢二
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・???」 SIDE/CHAOS

GM@LAW:シーン終了。ロイス・購入あればどうぞ。
夏川ミナ:うーむ!ロイス……うーむ!
夏川ミナ:うーむ……!
平賀迅:アッそういえばそんなのもあったのか!
滝瑞果:まずは私が照準器だ。ここで買えれば儲けものだぜ
滝瑞果:3dx>=15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 10[1,7,10]+9[9] → 19 → 成功

平賀迅:ロイスは保留。購入はー
滝瑞果:アヤッター!
滝瑞果:アヤ!アヤ!
ロコロコ:なにがいーかなー
夏川ミナ:アヤキはえらいね~!
羽石夏澄:うーん。
羽石夏澄:ロイスは保留します。
エリス・トリオン:応急手当買います
エリス・トリオン:4dx+6
DoubleCross : (4R10+6[10]) → 9[1,2,3,9]+6 → 15

夏川ミナ:強化素材買ってもなあ。ガード値もあるし、ボディアーマーを狙ってみます。
夏川ミナ:3dx+1=>12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 10[3,5,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

夏川ミナ:強化素材買えた……
夏川ミナ:まあ、いいや。装備します。
エリス・トリオン:前に歩ちゃんに貰ったのを合わせて二つ!
エリス・トリオン:使っても良いでしょうか?
夏川ミナ:ロイスは無し、うーむ、なし!
夏川ミナ:エリス君リザレクトしましたしねw
ロコロコ:車でも買おうかな……
エリス・トリオン:あと、心のロイスに夏川ミナちゃんを・・・
夏川ミナ:車
平賀迅:これはブルーゲイルだな
平賀迅:3dx+6=>20
DoubleCross : (3R10+6[10]>=20) → 10[6,6,10]+5[5]+6 → 21 → 成功

エリス・トリオン:!?
夏川ミナ:すごい!
平賀迅:おお、買えたぜ
ロコロコ:レネゲイドチェッカー狙ってみよう
平賀迅:なんで購入判定みんな調子良いんだ
羽石夏澄:ブルーゲイル私も狙ってみよう
羽石夏澄:5dx>=20
DoubleCross : (5R10[10]>=20) → 8[1,4,5,6,8] → 8 → 失敗

羽石夏澄:うむ。
ロコロコ:11dx9+3>=16
DoubleCross : (11R10+3[9]>=16) → 10[1,1,4,4,5,5,6,8,9,10,10]+7[3,6,7]+3 → 20 → 成功

ロコロコ:よし、買えた。
ロコロコ:これからロコノ介はサングラスをかけてシーンに登場し始めます。
夏川ミナ:芸能人ww
エリス・トリオン:yoyuu aru noga haratatu www
ロコロコ:ここは羽石さんに取るかな
GM@LAW:みんな終わったかな
ロコロコ:トモダチ!/羽石夏澄/P:親近感/N:不安○/ロイス
ロコロコ:取りました!終わりです!
GM@LAW:では、本日の進行はここまで。長いことお疲れ様でした。
夏川ミナ:GMもおつかれさまでした!

【対決イベント:交渉戦/ミドルフェイズ8】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:対決イベントは「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」!
GM@CHAOS:登場するPCはユウキくん、芙蓉堂くん、歩ちゃん、夢二くんだ!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:74->83)
GM@CHAOS:全員侵蝕率を上げてシーンに登場するとよいでしょう。
芙蓉堂太一:1d10+66-1
DoubleCross : (1D10+66-1) → 8[8]+66-1 → 73

柳武歩:1d10+65-1
DoubleCross : (1D10+65-1) → 4[4]+65-1 → 68

芙蓉堂太一:ぎゃ
朝倉侑生:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 3[3]+67 → 70

GM@CHAOS:まずは対決の内容を説明しておくとしましょう。
GM@CHAOS:このイベントはPCたちがフィーネに連絡を取り、交渉で彼女を安心させて信頼を勝ち取るのを競うイベントです。
GM@CHAOS:PCたちには指定された技能による対決を行なってもらいます。対決はPC2人の達成値の合計で行う。
GM@CHAOS:また、判定を行わずにエフェクトを使用することも可能です。
GM@CHAOS:先に三回対決に勝利した側が、このイベントで勝利となります!
GM@CHAOS:もし達成値が同じ場合には引き分けとし、再度対決を行なうこととする!
GM@CHAOS:判定に使用する技能は、交互にダイスを振って次のチャートから決定する。
交渉戦チャート
1~2:任意の〈芸術:〉
3~4:〈知覚〉
5~6:任意の〈知識:〉
7~8:〈調達〉
9~10:〈交渉〉
霧灯夢二:ほほう…
GM@CHAOS:また、イベントキーワードを持っている場合、技能を決定する際に一度だけチャートから任意の技能を選択することが可能になります!
GM@CHAOS:判定は交互に行ってもらうので、イベントの開始時にチームの代表者1人に〈情報:アカデミア〉で対決をしてもらい
GM@CHAOS:勝った方に先行後攻を選んでもらい、チャートを振るのも勝ったチームからのスタートでいきます。
GM@CHAOS:説明はだいたいこんなところですかね。
GM@CHAOS:何か質問などはありますでしょうか?
柳武歩:技能が調達や交渉の時、財産点は使用できますか?
霧灯夢二:1ラウンドに1回系のエフェクトの扱いはどうなるでしょうか?
GM@CHAOS:財産点の使用はこの対決ではなしでいきます!
GM@CHAOS:1ラウンドに1回使用可のエフェクトは一度の対決につき一回のみ使用可能とします。
GM@CHAOS:なので、次の技能に切り替わると、また使用可能になる。
GM@CHAOS:他に何か質問などはありますかー?
霧灯夢二:こちらはOKです。
芙蓉堂太一:こちらは大丈夫です
柳武歩:OKです。
朝倉侑生:大丈夫です!
GM@CHAOS:オーケー!では、さっそく対決を始めていきましょう!

【LAW/対決イベント:交渉戦】

GM@LAW:【風紀委員陣営詰所 通信室】
GM@LAW:ここには朝倉侑生と芙蓉堂太一の姿がある。
GM@LAW:薄暗い部屋、あなた達の眼前には大型のサーバがずらりと並んでおり、
GM@LAW:せわしなく稼働を続けている。空調により、部屋自体も常に涼しいくらいの温度に保たれている。
朝倉侑生:パイプ椅子に腰掛けて、英単語帳をぱらぱらと捲っています。
芙蓉堂太一:(……参ったなあー。勢いでいろいろと動いちゃったけど)立って腕を組み、ぼんやりと考え事をしている。
芙蓉堂太一:(それで、どうするんだ。あっちと繋がって、あんな約束して、守れるの……?)ひたすら考え込む。眼鏡が少しずり落ちている。
GM@LAW:机にはプロジェクションマッピング技術により、現在の学園島の戦況が映し出されている。
GM@LAW:少々型落ちの施設だが、風紀委員陣営の統括司令には十分な性能がある設備だ。
朝倉侑生:「それでね。明日単語テストでさ~。ボク覚えるの苦手だから、もーやんなって……」
朝倉侑生:「…聞いてる~?たーいちくん」ぴょこんと顔を覗き込みます。
芙蓉堂太一:「……うえっ!?」慌てて声を上げ、眼鏡をずり上げる。
芙蓉堂太一:「あっ、ごめん。聞いてた聞いてた。漢字テストね……」
朝倉侑生:「違うよ!」プンスカする。
朝倉侑生:「もー、何考えてたのかわっかんないけど、ど~したの、珍しくまじめな顔しちゃって」
芙蓉堂太一:「あれっ」単語帳に目を落とし。「……ごめん……」
朝倉侑生:「…どーしたの?」
芙蓉堂太一:「や、なんか、いろいろ行き詰っててさ……」
芙蓉堂太一:「…………」
朝倉侑生:「………」首を傾げる。
芙蓉堂太一:「朝倉くんさ、例のテロの犯人をやっつけようと思ってるわけじゃない、みたいなこと言ってたじゃない。前」
朝倉侑生:「ん、ん。言ったかも」
GM@LAW:画面には休憩を促すメッセージが表示され、リラクゼーション効果のある風景の画像と音声が投射されている。
芙蓉堂太一:「それって実際さ。平賀迅と会ったら、どうする。こないだみたいに」
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「それは。……」表情を見る。太一くんが会ったってこと?と、言いかけて黙る。
朝倉侑生:「ん~、こないだはさー。この人が犯人なのかなんて、知らねーよって思ったんだよねえ」
芙蓉堂太一:「ふむ」
朝倉侑生:「わかんないもん。本当のことなんか、何にも」唇をとがらす。「だから、実際に会っても、きっとそう思うだろうねえ」
芙蓉堂太一:「……僕もそう思った。で、自分の勘とフィーネの言葉を優先したんだ」
朝倉侑生:「…。そう」
芙蓉堂太一:「更生プログラムよりも、優等生になれるかも?って気持ちよりも」
芙蓉堂太一:「だからさ、朝倉くん。僕は本当のことを知りたい」
朝倉侑生:「…王女様に、会いたいんじゃないの?」
芙蓉堂太一:「会いたいよ。会いたいに決まってる」
朝倉侑生:「そっか」笑う。「それでも、なんだね」
芙蓉堂太一:「うん、全部切り捨てられなかったんだ。いらないって思ったのに。結局、好奇心は僕の一部なんだって、そう思う」
朝倉侑生:「あはは!太一くんって、好奇心オーセーだから情報屋やってるの?」
芙蓉堂太一:「当たり前じゃん。それ以外にある? 必要なもの」
朝倉侑生:「知らないよ!それ、太一くんじゃないと分からないって。あはは!」ケラケラ笑います。
芙蓉堂太一:「うーん、他の人もそうなら話は楽なんだけどなあー」
芙蓉堂太一:ため息をつく。
朝倉侑生:「んー、そうだねえ。皆、びっくりするくらい、色んな事考えてるもんね~」
芙蓉堂太一:「だよね! ピリッピリしちゃってさ。……ま、僕がいろいろ甘く見てたのもあるんだけど」
芙蓉堂太一:「……朝倉くんは、何考えてるの」
朝倉侑生:「ん?」きょとんとします。
朝倉侑生:「ボクはねー、明日の英単語テスト、めんどくさいなーって考えてたよ?」
芙蓉堂太一:「……それだけ?」がくっと肩を落とす。
朝倉侑生:「マジメな話だよ~!」唇を尖らす。「太一くんも授業はちゃんと出てるでしょ?最近いない人増えてるけどさー」
芙蓉堂太一:「そりゃ出てるけどさ……英単語かあ……」くすりと笑いだす。
芙蓉堂太一:「はは、ははは。朝倉くんは凄いなあ。ほんと敵わないよ」
朝倉侑生:「えへ♪」雑誌の表紙用ポーズをキメて応える。
芙蓉堂太一:「ほんとに……ほんとにさあ」はあ、と息をつき。
芙蓉堂太一:「……ちょっと楽になった」
朝倉侑生:「そっか。そしたら、うれしいな」目を細めます。「……んー。んっとね」
朝倉侑生:「いろいろ、甘く見てたいんだよね。ボク。だから、太一くんも仲間になってよ」
芙蓉堂太一:「仲間」目を薄く開ける。
朝倉侑生:「そう!学生であることを忘れない仲間!」ビシリと指を突きつける。
朝倉侑生:「活動内容はね、えっとねー、状況を、甘く見る!ピリピリしない!」
芙蓉堂太一:「………」
芙蓉堂太一:「僕はさー。僕は」頭を掻く。
芙蓉堂太一:「裏でこそこそ動こうとしてたんだ。向こうとワタリつけて、あちこちで暗躍?とかできればって思ってたんだよ。朝倉くん」
芙蓉堂太一:「それを……そうか。そういう……そういうのも……」
朝倉侑生:「えっ!」噴出すようにして笑う。「あははっ!超カッコいーけど、今言っちゃダメだよそれ!」
芙蓉堂太一:「うん。ダメだね。ダメだ。僕もう全然ダメだよ」
朝倉侑生:「あはははっ、でも、いーじゃん、やりなよ!それ。ボク、秘密にするからさ!超カッコいー!」
芙蓉堂太一:「あーっ、くそっ、もうほんといいとこねえ! 中学生に毒気抜かれたよ!」椅子を引っ張り出して座る。
朝倉侑生:「あははははっ!あははは!」笑っている。
芙蓉堂太一:「……どーも。そんなんでいいんならさ。仲間、なるよ。情報屋と兼任だけどさあ」
朝倉侑生:「あはっ。いーよ、活動内容はね~、いつも通りにするってことだから」笑いすぎて浮かんだ涙をこすりつつ。
芙蓉堂太一:「うん。いつも通り。いつも通りの僕で、ね」笑う。
朝倉侑生:「うんうん。それじゃー太一くん★」冗談めかした仕草で。「ボクらの活動いちばんめ、そろそろやっちゃおーか★」
芙蓉堂太一:「オッケーオッケー。やりましょうか」ぱん、と手を叩く。
GM@LAW:休憩終了を告げる、物々しいアラームが鳴り出す。
芙蓉堂太一:(いつも通りの僕か)
芙蓉堂太一:(フィーネ。君はこの世界のことたくさん知りたいって言ったけど……僕もそうなんだ)軽く頷き、機械に向かう。
朝倉侑生:英単語帳に目を落とす。
朝倉侑生:「(まー、この活動、問題がひとつあってさ)」
朝倉侑生:「(授業受けて。寮に帰って。寝ようとすると。うっかり忘れちゃいそうになるんだよね)」
朝倉侑生:「(許してくれるかなー。フブキくん)」
朝倉侑生:ちょっとだけ笑うと、機械に向き直ります。

【CHAOS/対決イベント:交渉戦】

GM@CHAOS:番長連の詰め所にある通信室。
GM@CHAOS:歩と夢二はそこにいた。
GM@CHAOS:キミたちの目の前では巨大な通信装置がギコギコと音を立てながら駆動しており、色とりどりのランプが明滅したり次々とパンチテープを吐き出したりしている。
柳武歩:落ち着かなさげにあちこちの機械を見て首を捻る。
霧灯夢二:机の上にはアカデミア島の地図があり、その上にいくつもの駒が乗っている。
柳武歩:「何の機械なんだよ……」
霧灯夢二:平賀、羽石、エリスの駒は時計塔の位置にある。三人は、大がかりな作戦行動に赴いたらしい。
霧灯夢二:それを見つつ、ため息を吐く。
GM@CHAOS:巨大なフロッピーディスクが飛び出し、書き込みが終わったことを示す。これらは番長連が誇る最新鋭の通信設備だ。
柳武歩:「うわっなんか出てきた……コレどうしたらいいんだ?なあ、霧灯?」
霧灯夢二:「………」
霧灯夢二:「あ、ああ。それはパソコンのここに入れて…。」
霧灯夢二:と説明します。
GM@CHAOS:ウィーンウィーンと小型のパラボラアンテナが回り出す。どうやら正しい操作だったようだ。
柳武歩:(いまいち意味がわかんねえなこれ)
柳武歩:「大丈夫かよ、霧灯。なんかボーっとしてんぞ」
霧灯夢二:「……ん。いや…。」
霧灯夢二:「ただ、向こうの三人が心配になっただけさ…。」
GM@CHAOS:白黒の画面には丸いレーダーのような表示が映されている。学園の抗争の状況を示しているに違いない。
柳武歩:「……」
柳武歩:なんとなく腹筋をさする。
柳武歩:夏川ミナとの交戦で負傷したものの、素拳で打たれただけだ。
柳武歩:もう跡も残っていない。
柳武歩:「うん……無茶してなきゃいいけどな」
霧灯夢二:(「人だけは……死なせるなよ。霧灯」滝先輩の言葉を反芻する。)
霧灯夢二:「戻れるのかな。」
柳武歩:「戻る?」
霧灯夢二:「元のアカデミアに。」
柳武歩:「ああ、それか」手近な椅子に腰を下ろす。
柳武歩:「……難しいよな。例えば、真犯人が見つかったとしても…それでガッコが元に戻るのかどうかっつうと」
霧灯夢二:「………。」
柳武歩:「風紀が今のまんまだったら、霧灯の、あれだよ。編集部もまともに活動できねーし」
霧灯夢二:「真犯人は絶対見つけ出す。真犯人を暴いて、アカデミア中に知らしめてやる。」
霧灯夢二:「けど、その先。」
霧灯夢二:「言った通りだ。風紀があのまんまだったら。俺に出来ることはあるのかな。」
柳武歩:「……」
柳武歩:「みんな色々考えてんだな……」
柳武歩:頬杖をついて、少し遠い目をする。
霧灯夢二:「柳武は?」
柳武歩:「んー?俺は、目の前の事しか考えられないっていうか」
柳武歩:「平賀のニセモノとっ捕まえて、ワビ入れさせる事だけ……に、絞ってたかも」
柳武歩:「それじゃ解決しないこともいっぱいあるのにな」
霧灯夢二:「…それで、いいんじゃないか。」
柳武歩:「ん。いいのかな」
霧灯夢二:「俺だって、前の事件の時は、」
霧灯夢二:「アカデミアの危機だとか、そんなこと微塵も考えてなかった。」
霧灯夢二:「ただ単に、俺が“イカロス”にムカついただけだ。」
柳武歩:「霧灯はあれだ。意外と熱血」くすりと笑う。
霧灯夢二:「……」照れて頭を掻く
霧灯夢二:「ともかく!思うが儘、やりたいことをやっていい、と俺は思う。」
霧灯夢二:「間違ってたらきっと誰かが引っ張って正しい道に戻してくれる。」
霧灯夢二:「それが、アカデミアだ。」
柳武歩:「なんかそれ……えらく、勝手だなー!」おかしそうに笑っている。
霧灯夢二:「そう、俺は勝手な男だ。」
霧灯夢二:「平賀やエリス先輩には負けるけどな。」
柳武歩:「ふ、確かに。あのレベルになるのは難しい」
柳武歩:「でも、俺も勝手にやっちまう方だからな。もしかしたらそれで失敗するかもしれないけど……」
柳武歩:「同じ失敗するんでも、何もできないままビビって失敗するよりいい」
霧灯夢二:「そう、その意気だ。」
霧灯夢二:「勝手にやりたいことをやろう、柳武。」
霧灯夢二:「勝手に平賀の偽物見つけて、勝手に詫び入れさせて、」
霧灯夢二:「勝手にアカデミアを元に戻してやろう。」
柳武歩:「おお。やっちまうかァ!」
霧灯夢二:フィーネの連絡先のメモを取り出す。
GM@CHAOS:メモに書かれた番号を打ち込むと通信装置がガタガタと鳴動し出す。
GM@CHAOS:やがて白黒のモニターが起動する。
GM@CHAOS:では、この辺りで場面を移すとしましょう。

【対決イベント:交渉戦/ミドルフェイズ8】

GM@CHAOS:フィーネのアドレスが判明している以上、彼女に連絡を取って、会話をすることも可能だ。
GM@CHAOS:キミたちが向き合ったモニタ越しに、少女の姿が映る。
フィーネ:〈あ、やっほー!見えるー?〉頭頂部と額が映り込んでいる。
霧灯夢二:「フィーネ、もうちょっと下を映して。」マイクに話しかける
GM@CHAOS:と、どうやらフィーネに通信を試みたのはくしくも両陣営が同じタイミングだったようだ。
柳武歩:「近い近い近い」こちらも霧灯君の後ろから覗き込むようにして話しかけている。
GM@CHAOS:画面にはフィーネだけでなく相手陣営の2人の姿も映っている。
フィーネ:〈ユメジ!やっほー!やっぱこのキカイ、すごいのね!下?下……えいっ〉
芙蓉堂太一:「おや。あっちにもお客さんだ」
フィーネ:ディスプレイをぶんぶん揺らす。カメラの画像が高速で上下に振動する。
朝倉侑生:「バッティングというやつだね」ふむふむと頷く。
霧灯夢二:「おっと、芙蓉堂先輩に朝倉侑生。こんにちは。」カメラ越しに手を振る。
フィーネ:〈あー!タイチも!〉至近距離から覗き込む。瞳が大写しになる。
芙蓉堂太一:「どーも、フィーネ。今眼科検診じゃないよ」
柳武歩:「あっ、この前の中坊!」
朝倉侑生:「あの子ちょっとカワイくない?ボクとキャラ被ってない…?」夢二くんに敵対心を燃やしつつ。
芙蓉堂太一:「っと、霧灯くんに……柳武さんかあ。こないだぶりだねえ」
柳武歩:「気を付けろ霧灯。あんま前に出過ぎんなよ。カメラ越しに攻撃してくるかもしんねーぞ」
柳武歩:先に一瞬で壊滅させられた経験から、朝倉侑生をかなり警戒しているのだ。
朝倉侑生:「朝倉侑生だよ★覚えてね★」両手をひらひらと振っている。
フィーネ:〈あ、この辺がちょうどいいのね!分かってきた!〉顔全体が映る位置まで調整する。
霧灯夢二:「カメラ越しに攻撃出来たらとっくにされてる。」
芙蓉堂太一:「キャラはそんなかぶってないから安心だよ。……安心できないのは実力かなー」
柳武歩:「そっ、そうか!」
朝倉侑生:「ちなみに太一くんは二人と友達?」
霧灯夢二:「そこまで警戒することはないさ。あくまで、ゆるーく。穏やかに交渉しよう。」
フィーネ:〈人がいっぱい居る……もしかして、あたしって人気者?〉
芙蓉堂太一:「霧灯くんとはある意味ライバル。柳武さんとはほぼ初対面」
霧灯夢二:「ちょっとした人気者だな。」くすりと笑ってフィーネに
朝倉侑生:「ほうほう」
柳武歩:「柳武歩だ。ナメんなよ!」画面に向かってシュッシュッとジャブを出している
霧灯夢二:「柳武。」拳を掴んで下げさせる
芙蓉堂太一:「そう、人気者だね。引っ張りだこってやつ」フィーネに笑いかける。
柳武歩:「あれ、こういうのは要らねえの?そうか」
朝倉侑生:「えー、こわ~い」隅でぶりっこをしている。
芙蓉堂太一:「わー怖い。カメラ越しに攻撃されちゃうよー」柳武さんにわざとらしく。
柳武歩:「あっ、バカにしてんなてめえら!?」
霧灯夢二:「柳武!」
柳武歩:「はい」大人しくする。
フィーネ:〈攻撃できるの!ど、どうしよう〉
霧灯夢二:「し、しないしない!」
フィーネ:〈捕まっちゃうかも!困るよ!……しない?ホントにしない?〉
霧灯夢二:「しないよ。今日はフィーネと話したくて電話を掛けたんだ。」
フィーネ:〈よかった!捕まったら自由に島の中を出歩けなくなっちゃうもん!そしたらね、あのね、〉
フィーネ:〈あれ!あの、島によく来るやつ!えっと、フネ!1回ね、あれに乗りたいの!〉
芙蓉堂太一:「船?」
フィーネ:〈うん!あのおっきいやつ。海に行けるんでしょ?見たいの!夢!〉
朝倉侑生:「ボクたちが夢を叶えてあげたいな★」ウインク。
フィーネ:〈ホントに!〉ウインクを真似して失敗する。
柳武歩:「船に乗れりゃいいのか?なら俺らでなんとかするって」慌てて言う。
フィーネ:〈あ、でもね、外出ると捕まっちゃうかもだから、えっとね〉
フィーネ:〈ちょっとお話するだけ!島でずっと一人だったから、色々お話はしたいの!〉
霧灯夢二:「そっか。一人だったんだ。」
芙蓉堂太一:「話ならいくらでもするよ」
霧灯夢二:「じゃあ、いっぱいお話ししような。」
フィーネ:〈ホントに!わーいわーい!〉
柳武歩:「うん。一人は……よくねえな」
GM@CHAOS:さて、では、ここから対決イベントを開始していきましょう!
GM@CHAOS:と、その前にちょっとだけ先行後攻ルールの整備を。
GM@CHAOS:『先攻』はチャートを振り、決定された技能で判定を先に行います。『後攻』は相手の出目を見て判定ができる代わりに、チャートの決定権はない。
GM@CHAOS:つまりイベントキーワードの効果を使用できるのもチャートの決定権がある先攻の場合のみだ。
GM@CHAOS:この先攻後攻を交互に入れ替えて進行していきます。
GM@CHAOS:そのことを踏まえて、まずは〈情報:アカデミア〉による対決をしてもらうぞ!
GM@CHAOS:代表者となるPC1名は前に出るがいい!
霧灯夢二:頑張れ、柳武さん!
GM@CHAOS:投げた!
柳武歩:やるぜ!
芙蓉堂太一:僕振っていいですかね
朝倉侑生:いけー、太一!
朝倉侑生:もちろんだぜ!
芙蓉堂太一:いくー
芙蓉堂太一:あ、コネ系のアイテムは使用可でいいでしょうか
GM@CHAOS:コネや情報収集に使用できるアイテムは使用可!
芙蓉堂太一:了解です!
柳武歩:行動値順だと振るのは俺からかな
芙蓉堂太一:ですね
GM@CHAOS:そうですね。歩ちゃんから振ってもらおうかな
柳武歩:行きます。侵蝕ボーナスと、あと器物使いでラッキーメダル:WHと一体化
柳武歩:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 6[2,4,5,5,5,6]+2 → 8

柳武歩:ぐはっ
霧灯夢二:ぐおー
GM@CHAOS:む、回らぬ!
芙蓉堂太一:では、学園通の友人使用で振ります
GM@CHAOS:では、続いて芙蓉堂くん!
芙蓉堂太一:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,3,5,8,8,9,10,10]+1[1,1]+2 → 13

芙蓉堂太一:よっし
GM@CHAOS:クリティカった!
霧灯夢二:流石情報屋…
GM@CHAOS:それでは勝利した芙蓉堂くんは先行後攻好きな方を選ぶといい!
朝倉侑生:イエーイ!太一イエーイ!
芙蓉堂太一:イエーイ
芙蓉堂太一:では後攻でいきます
GM@CHAOS:オーケー!
GM@CHAOS:それでは先攻歩夢二チーム!後攻ユウキ芙蓉堂チームで始めていきましょう!
GM@CHAOS:まずは第一ラウンド!
GM@CHAOS:先攻の2人のどちらかは1d10を振って対決に使用する技能を決定してください!
GM@CHAOS:振るのは歩ちゃんでも夢二くんでもいいよ
柳武歩:イベントキーワードの技能選択効果を使います
霧灯夢二:ここでイベントキーワードの効果を使います
霧灯夢二:被った
GM@CHAOS:マジですか!?いきなり!?
柳武歩:ガンガン戦う!
GM@CHAOS:では、任意の技能を選択してください
霧灯夢二:任意の〈知識:〉で!
GM@CHAOS:〈知識:〉で来たか!
GM@CHAOS:オーケー!それでは第一ラウンドの対決は〈知識:〉判定によって行う!
GM@CHAOS:判定は先行の歩夢二ペアから!
GM@CHAOS:分かりやすくやるなら行動値順に夢二くんから振るといいし、支援があるなら逆にしてもいい
柳武歩:支援なんてねェし!
霧灯夢二:やります!
GM@CHAOS:どうぞ!
霧灯夢二:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》オートで《紡ぎの魔眼》!
GM@CHAOS:全力だ!
霧灯夢二:〈知識:雑学〉で判定
霧灯夢二:10dx7+7
DoubleCross : (10R10+7[7]) → 10[1,1,2,3,4,6,7,7,8,9]+10[1,6,7,10]+5[2,5]+7 → 32

霧灯夢二:ぬぬぬ、こんなところか
GM@CHAOS:ゲーッ!?高い!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:83->90)
柳武歩:こちらも<知識:雑学>で判定します。使える物はなし。
GM@CHAOS:どうぞ!
柳武歩:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 2[1,2] → 2

柳武歩:ひどい
GM@CHAOS:2ってキミ
GM@CHAOS:だが、これで達成値は2人合計で32だ!
霧灯夢二:34だよ!
GM@CHAOS:そう、34!
柳武歩:だね!
GM@CHAOS:では、次は後攻のユウキ芙蓉堂チーム!
GM@CHAOS:判定は任意の〈知識:〉によるものになる!
朝倉侑生:へい!じゃあ行動値順にやりますか
芙蓉堂太一:どぞ!
GM@CHAOS:行動値の高いユウキくんからしてもいいし、先に支援をさせてこき使ってもいい
朝倉侑生:〈知識:メディア〉で判定します。
GM@CHAOS:そんなの持ってんの!
朝倉侑生:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[1,7,9]+1 → 10

GM@CHAOS:10!高い!
朝倉侑生:実は固定値持ってるんですよ。元子役なので。
GM@CHAOS:さすが元アイドル……
GM@CHAOS:では、次は芙蓉堂くんの番!
芙蓉堂太一:では、こちらは支援。《風の渡し手》《エンジェルヴォイス》使用します。
GM@CHAOS:んん!?ここで支援!?
芙蓉堂太一:自分と朝倉くんの次のメジャーアクションのダイスを+5個、C値-1します。
GM@CHAOS:あ、なるほど!次を確実に取りに来たか!
芙蓉堂太一:侵蝕値7上昇。
GM@CHAOS:では、ユウキ芙蓉堂ペアの達成値はユウキくんの分の10で終了!
GM@CHAOS:第一ラウンドはカオス陣営の勝利だ!
交渉戦12345
SIDE:LAW ×    
SIDE:CHAOS     

霧灯夢二:「そういえばフィーネは、お花に関して詳しかったね。」
柳武歩:「花……?」
フィーネ:〈お花?うん!キレイなんだよ!〉
霧灯夢二:「この島を歩き回ったって言ってたけど、どんなお花があったかな?」
フィーネ:〈えっとね、色んなの!大きいのとか、赤いのとか、踊るのとか!いっぱい!〉
柳武歩:「踊るの……!?」
フィーネ:〈あ、見る?〉カメラ越しにごそごそする。
霧灯夢二:「見てみたいな。」
フィーネ:〈お花はねー、いっぱい描いたの!〉スケッチブックをカメラに突き出す。
フィーネ:〈あ、このお花ね、すごいんだよ、これ!〉
フィーネ:〈種をびゅーんってやって、あのね、イカをやっつけるの!〉
柳武歩:「イカを……!?」
霧灯夢二:「おお、すごい。よく描けてるね。」
朝倉侑生:「太一くん、何の話してるかわかる?」こそこそ聞く。
芙蓉堂太一:「や、全然わかんない……何? 新種?」
芙蓉堂太一:こそこそと。
フィーネ:〈あ、あのね、イカっていうのはね、森で見たんだけど、〉別のページを見せる。
フィーネ:〈うねうねーってしてるやつだよ!〉イカのスケッチを見せる。
霧灯夢二:「この間見た時より上手になってて驚いたよ。」
霧灯夢二:「とっても素敵なイカとお花だ。」
霧灯夢二:そう言ってにっと笑いかける。
柳武歩:歩には、子供の喜びそうな話題なんてわからない。ましてこのフィーネという少女の発言は意味不明だ。
(けど、霧灯はちゃんと聞いてやってる……)

フィーネ:〈えへへ!影もつけたの!〉笑み返す。
霧灯夢二:むにっと人差し指を頬に当てる。「影も上手。」
朝倉侑生:「ボクにも見せてくれる~?」わざとらしく会話に割り込む。
フィーネ:〈うん!はい!〉スケッチブックをちょっとだけ横にずらす。画面共有なので無意味ではある。
朝倉侑生:「ありがとう~★」スマイルを決める。「……うーん、出遅れたねえ」
GM@CHAOS:というわけでこのまま先攻後攻を入れ替えて第二ラウンド!
GM@CHAOS:ユウキ芙蓉堂組は1d10を振ってチャートを決定するといい!
芙蓉堂太一:イベントキーワードの効果を使用したいです
GM@CHAOS:む、了解です!
GM@CHAOS:では、任意のチャート結果を選択するがいい!
芙蓉堂太一:〈交渉〉でお願いしたい!
GM@CHAOS:OK!では、第二ラウンドは〈交渉〉技能での対決になる!
GM@CHAOS:判定はユウキ芙蓉堂ペアから!
朝倉侑生:行動順でいきたいですがその前に!
GM@CHAOS:その前に!?
芙蓉堂太一:オート支援、《援護の風》と《Aランク:サポーター》を朝倉くんに使用します。
GM@CHAOS:おお!?全力だ!
芙蓉堂太一:ダイス数10個増加、侵蝕値4上昇。
朝倉侑生:で、前ラウンドの支援もはいりますから、合わせてダイス15個増加、C値?1。で、
GM@CHAOS:すごいダイス数!
朝倉侑生:17dx@9
DoubleCross : (17R10[9]) → 10[2,2,2,3,4,4,4,5,5,5,5,5,6,7,7,8,10]+7[7] → 17

GM@CHAOS:達成値は17になる!
朝倉侑生:まあこんなものよ
GM@CHAOS:続けて芙蓉堂くんの番!
芙蓉堂太一:はい。先ほどの支援でダイス数5増えてC値-1。
芙蓉堂太一:12dx9
DoubleCross : (12R10[9]) → 10[2,3,3,5,5,6,7,7,7,8,10,10]+10[7,9]+5[5] → 25

GM@CHAOS:おおー!
朝倉侑生:おー!!
芙蓉堂太一:やったぜ
GM@CHAOS:では、2人合計で達成値42!
GM@CHAOS:これを受けて次は後攻のカオスチーム!
柳武歩:自分から行きます。例によって器物使いラッキーメダルWH使用
GM@CHAOS:おお。便利だ
柳武歩:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[1,2,3,5,5,8]+1 → 9

GM@CHAOS:達成値は9!
霧灯夢二:うーん、厳しそうだな。
GM@CHAOS:次は芙蓉堂くん!
霧灯夢二:素で振ります。
GM@CHAOS:ほほう
霧灯夢二:一応ホワイトメダル使います。
霧灯夢二:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[1,5,9]+1 → 10

GM@CHAOS:まちがえ
GM@CHAOS:夢二くんの達成値は10!
GM@CHAOS:合計で19!
GM@CHAOS:第二ラウンドの対決はロウチームの勝利だ!
芙蓉堂太一:イエー
朝倉侑生:ヨー!
交渉戦12345
SIDE:LAW ×   
SIDE:CHAOS ×   

芙蓉堂太一:「そういえばさー、フィーネ。こないだは僕の顔描いてくれてたみたいだけどさ」話が一段落したところで割り込む。
フィーネ:〈タイチの顔?うん、描いたよ!〉スケッチブックを捲くる。
芙蓉堂太一:「また描いてくれる気はない? 今度はもうちょっとゆっくり。あ、どうせだし朝倉くんとかも」
朝倉侑生:「ボクも仲間にいれて★」立てた人差し指を口元に当てて微笑む。
フィーネ:〈また?うん、いいよ!面白いもん!アサクラ?あ、お星様の人?〉スケッチブックをまた捲り白紙のページを探す。
フィーネ:〈アサクラっていうのね!あのね、あたし、フィーネ!〉
フィーネ:〈じゃあね、アサクラも描く!〉
朝倉侑生:「知ってるよ~、フィーネちゃん」
芙蓉堂太一:「朝倉くんなんか絶対イラスト映えするってー」と言いつつ、
朝倉侑生:「アサクラよりねー、ユーキがいいな。ユーキって呼んで?」
フィーネ:〈ユーキ!わかった!〉
フィーネ:〈でも、タイチとユーキ、目のおっきさとかぜんぜん違うね。おんなじ人なのに……〉
芙蓉堂太一:「じゃ、よろしく」そして、思い切り目尻を引っ張り、頬を膨らませて、変顔!
フィーネ:〈わ、わ!何!何それ!〉
芙蓉堂太一:「あ、ほら朝倉くんも、変顔でもキメ顔でもなんでもいいから、ウケそうなやつ!」
柳武歩:「……」目をそらして肩を震わせている。
フィーネ:〈変なのー!変なのだー!すごいすごい!とっても変!〉
朝倉侑生:「え?あ?え?」太一くんを見て目を白黒させてから
朝倉侑生:「じゃあ……こう★」ウインクをバチン★とキメると星のエフェクトが舞います。
芙蓉堂太一:「ほーら、早く描かないと顔が変わるぞー」うにうに。
フィーネ:〈あー!星ー!〉キャッチしようとして画面をぺたりと触る。
フィーネ:〈あ、これ取れないんだった……あ、わ、わ、待ってよタイチ!〉
フィーネ:〈今描くから!待ってー!〉
霧灯夢二:(うーん、流石芙蓉堂先輩。情報屋なだけあって人の心にするりと入り込む。)
芙蓉堂太一:(うん、なんか上手くいったっぽい、けど、けど、朝倉くんの絵と並ぶとなんかアレだなー!!)
GM@CHAOS:では、そんなところで第二ラウンドはロウ陣営の勝利だ!
GM@CHAOS:では、先攻後攻を入れ替えて第三ラウンド!
GM@CHAOS:先攻の歩夢二チームは交渉戦チャートを振るがいい!
霧灯夢二:じゃあ振ります!
GM@CHAOS:どうぞ!
霧灯夢二:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

霧灯夢二:うげ
GM@CHAOS:任意の〈芸術:〉!
GM@CHAOS:第3ラウンドは〈芸術:〉判定による対決となる!
GM@CHAOS:まずは先攻のカオスチームから判定をどうぞ!歌でもダンスでも何でもするがいい!
霧灯夢二:じゃあ芸術:文芸で判定します。
霧灯夢二:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》オートで《紡ぎの魔眼》!
GM@CHAOS:そんな技能が!しかも本気だ!
霧灯夢二:10dx7+7
DoubleCross : (10R10+7[7]) → 10[1,2,3,4,5,6,8,9,9,10]+10[8,8,9,10]+ 10[2,3,3,7]+10[9]+2[2]+7 → 49

霧灯夢二:オラー!
柳武歩:さっすが!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+4した(侵蝕率:90->94)
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:94->95)
GM@CHAOS:た、高えー!?
GM@CHAOS:次は歩ちゃん、どうぞ!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+2した(侵蝕率:95->97)
柳武歩:ええと…<芸術:ダンス>で判定します
GM@CHAOS:オーケー!
柳武歩:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,9,9,10]+8[8] → 18

GM@CHAOS:あ、すごい!回った!
GM@CHAOS:これで達成値は合計して67!
GM@CHAOS:なかなかの数字だ!
GM@CHAOS:それに対して後攻のロウチーム!
GM@CHAOS:行動値の高いユウキくんから判定してもいいし、先に支援をさせてもいい
朝倉侑生:支援とかない
朝倉侑生:素振りします。〈芸術:ボク〉で判定します。
朝倉侑生:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 9[2,2,3,5,7,7,7,8,9,9] → 9

朝倉侑生:以上です。
GM@CHAOS:なかなかの芸術度の高い自分らしさだが、クリティカルはせず!
GM@CHAOS:続いて芙蓉堂くんの番!
芙蓉堂太一:支援します。《エンジェルヴォイス》を自分に。次のメジャーアクションのダイス数5個増加。C値-1。侵蝕値4上昇。
GM@CHAOS:や、やる気だ……!
GM@CHAOS:では、ロウチームの達成値はユウキくんの9で終了!
芙蓉堂太一:以上!
GM@CHAOS:第3ラウンドの対決はカオス陣営の勝利だ!
交渉戦12345
SIDE:LAW ××  
SIDE:CHAOS ×  

GM@CHAOS:では、演出があればどうぞ
柳武歩:(ええっと…なんか……俺もなんかしねーと)
霧灯夢二:「フィーネ、アカデミアにはもーっとたくさん面白いことがあるんだ。」
フィーネ:〈面白いことって?何?何があるの?〉
霧灯夢二:「今は、どうもみんな落ち着かなくて全部は見せれないけど…」
フィーネ:〈あたし、たくさん見たい!〉
霧灯夢二:「例えば…そうだな、プロムとか。」
フィーネ:〈あ、あたし、知ってる!果物でしょ!〉
フィーネ:〈描いたよ!えっと、どこだっけ……〉スケッチブックをめくりだす。
霧灯夢二:「ちょっと違うんだな。フネの中でダンスするんだ。」
フィーネ:〈あ、違うの?ダンス!フネの中で?えー!そんなこと出来るの!〉
フィーネ:〈すごいすごい!見たいなー!〉
霧灯夢二:「……」ちらりと柳武さんを見て、手を取る。
霧灯夢二:「俺はダンス上手くないから、ちゃんとリードしてくれよ。」
柳武歩:「え……ええ!?」
霧灯夢二:「ダンスっていうのは…」
霧灯夢二:スマホから音楽を流し、踊り始める。
柳武歩:一瞬戸惑い、すぐに覚悟を決める。
柳武歩:(格式張った順番を意識すると却って上手くいかない)(力を抜いて)
柳武歩:(音に合わせて散歩するくらいの気持ちで…だったよな)
柳武歩:身体を揺らすように、ステップを踏んで。
霧灯夢二:「音楽に合わせてこうやって……」柳武さんにリードされながらステップを踏む
柳武歩:最後にくるりとターンをして、フィーネに向かってお辞儀をする。
柳武歩:「こ、こんな感じ……」
フィーネ:〈……〉
フィーネ:〈……お、おお〉遅れて感嘆する。
フィーネ:〈すっごい!すごい、すっごい!〉
霧灯夢二:柳武さんににっと笑顔を向ける
フィーネ:〈わ、あ、描くの忘れちゃった!〉
柳武歩:「ははは……」照れ笑いを返す。
フィーネ:〈あのくるーってやつ!〉画面の向こうでくるっと回る。
フィーネ:〈あれ、これ、むずかしい!〉バランスを崩しよろめく。
霧灯夢二:「あはは、絵もダンスも、何事も練習だね。」
柳武歩:「あぶねーぞ!無理すんなよ!」
フィーネ:〈そっか!練習すればいいのね!〉
フィーネ:〈じゃあね、あたしね、いっぱい練習して、フネで踊りたいな!〉
芙蓉堂太一:「えー、何アレ」朝倉くんに「ずっるいよなあ。僕らも踊るー?」
朝倉侑生:「ボクらが手と手を取り合ったら、お笑いになっちゃうでしょ!」
芙蓉堂太一:「まったくだ」
朝倉侑生:「もーっ、何この空気!ボクら、何してんの!」
柳武歩:(教わった事、役に立ったよ。平賀)ほっとして胸をなでおろす。
GM@CHAOS:そんなわけで第3ラウンドはカオス陣営の勝利!あと1勝すればカオス陣営が対決イベントを制する!
GM@CHAOS:そのまま先攻後攻を交代して第4ラウンド!
GM@CHAOS:ユウキ芙蓉堂組は1d10を振って交渉戦チャートを決定するんじゃ!
朝倉侑生:ここはボクが出る!
芙蓉堂太一:いけー
朝倉侑生:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

GM@CHAOS:再び任意の〈芸術:〉!感覚が高いと有利だ!
GM@CHAOS:判定は先攻のロウチームから!
GM@CHAOS:行動値の高いユウキくんから振ってもいいし、芙蓉堂くんに全てを任せてもいいよ
芙蓉堂太一:ではオートで支援。《援護の風》を朝倉くんに。ダイス数8個増加。侵蝕値2上昇。
GM@CHAOS:や、やるー!
朝倉侑生:そして振ります。〈芸術:歌〉で振ってみよう
GM@CHAOS:おお
朝倉侑生:18dx
DoubleCross : (18R10[10]) → 9[1,1,2,3,3,3,4,5,5,6,6,6,7,7,8,9,9,9] → 9

朝倉侑生:うわあごめん…
芙蓉堂太一:だいじょぶ!
GM@CHAOS:む、残念!達成値は9で止まる!
GM@CHAOS:続けて芙蓉堂くんも判定をどうぞ!
芙蓉堂太一:はい。先ほどの支援でダイス数5個増加、C値-1です。
芙蓉堂太一:あっと、〈芸術:音楽〉で振ります
芙蓉堂太一:9dx9
DoubleCross : (9R10[9]) → 10[1,1,2,2,5,6,6,7,9]+3[3] → 13

GM@CHAOS:了解!キミもか!
GM@CHAOS:達成値13!合計して22だ!
GM@CHAOS:では、後攻のカオスチーム!
霧灯夢二:歩ちゃん!先に振ってください!
柳武歩:<芸術:歌>で対抗してみる…!
GM@CHAOS:歌!そう来るか!
柳武歩:ぬおらー
柳武歩:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,5,6,10]+2[2] → 12

GM@CHAOS:回った!
柳武歩:っしゃあ!
霧灯夢二:お、これはいいぞ
GM@CHAOS:達成値は12!
霧灯夢二:じゃあ〈芸術:文芸〉で勝負!オートで《紬の魔眼》!
GM@CHAOS:続けて夢二くんの番!
霧灯夢二:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,2,3,5,5,6,10]+7[7]+4 → 21

霧灯夢二:よっし!
柳武歩:やったー!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1した(侵蝕率:97->98)
GM@CHAOS:おお!?すごい!
GM@CHAOS:合計で達成値は33!
GM@CHAOS:第4ラウンドはカオス連合の勝利だ!
交渉戦12345
SIDE:LAW ×××-
SIDE:CHAOS ×-

GM@CHAOS:というわけでキミたちは好きに歌ったりするといい!
柳武歩:「ええと……そんで、あとは」
柳武歩:フィーネの注意を惹くための行動。思いつく選択肢は少ない。
柳武歩:ひとりぼっちのフィーネがアイドル番組を見ていたらしい事は、番長連に報告が上がっている。
柳武歩:「え……ええい!ほら、これ知ってるだろ!おーねーがいー神様ー!」
柳武歩:友人の長牧彼方が所属していたアイドルユニット"DreamTears"の持ち歌「神様のダイス」
フィーネ:〈!〉
柳武歩:何度も、アカペラでも繰り返し聞かされたために、すっかり覚えてしまっている。
フィーネ:〈知ってる!あたしね、知ってるよ!〉
柳武歩:「知ってるか!じゃあ、一緒に歌うか!」
フィーネ:〈うん!〉
柳武歩:「♪お願い神様ー、この恋だけは、きっと出るはずクリティカルー」
柳武歩:拙いながらも、フィーネと声を揃えて一緒に歌う。
柳武歩:「♪祈りをこめて ダイスを振るよ One more chance!」
フィーネ:〈いーのーりをーこめーてー ふふふーんふーふーふふーん わんもあちゃーす!〉
芙蓉堂太一:「風紀委員ー。禁止音楽やってるよこの人たち。悪いねー」朝倉くんに。
朝倉侑生:「そーいえばそーだねえ。風紀委員の目の前だぞー、悪いわるーい」
芙蓉堂太一:ブリリアントライブバトル。もちろんちゃんと追いかけていた。Undineをちょっと贔屓にしていた。知り合いが二人もいたからだ。
芙蓉堂太一:決して篠沢蒼のファンだったとかそういうことはないぞ。
フィーネ:〈え、だ、ダメなの……?〉
フィーネ:〈捕まっちゃう……?〉
霧灯夢二:「なに、たまたまお話していた言葉とリズムと音程が禁止音楽に似通っていただけのことだ。」
霧灯夢二:「捕まることは無いよ。……フィーネ。」
霧灯夢二:少し真剣な口調で話しかける。
フィーネ:〈そうなの?大丈夫?〉
霧灯夢二:「うん。……一人ってどんな感じだ?寂しいとか、思ったりすることは無いか?」
フィーネ:〈えっとね、さみしいけど、いろんなもの見て、お絵描きしたり〉
フィーネ:〈こうやって、お話して、知らないことをいっぱい教えてもらったりするから〉
フィーネ:〈楽しいよ!あ、でも〉
フィーネ:〈外は、捕まえようとする人がいっぱい居るから、あんまりお出かけできないの〉
霧灯夢二:「そっか……。」
フィーネ:〈もっと色んなとこに行きたいのに……〉
柳武歩:「……」
霧灯夢二:「フィーネ。俺の友達に、今一人になりかけている奴がいる。」
霧灯夢二:「ほんとうのひとりぼっちだ。どこかに行ったりすることも、自由にお話しすることも出来なくなるかもしれない。」
フィーネ:〈たいへんだ。それはたいへんだよ!〉
霧灯夢二:「俺は…そうなることを避けたい。助けたい。」
霧灯夢二:「フィーネが知っていることを話してくれれば、助けられるかもしれない。」
フィーネ:〈知ってること?あたしの?〉
霧灯夢二:「うん。友達…この男について、だ。」平賀の顔写真をカメラに
フィーネ:〈この人、ユメジの友達なの?〉
朝倉侑生:「……」太一くんを思わず見る。
霧灯夢二:「うん。友達だ。」
柳武歩:「俺からも頼む。ちょっとした事でもいいんだ」
柳武歩:「……大事な奴なんだよ」
芙蓉堂太一:「……」顎に手を当て、じっと様子を見ている。
霧灯夢二:「ちょっとだけでいい。俺達の元へ来てくれないか。」
霧灯夢二:「……頼む。」
フィーネ:〈ユメジたちのとこ?〉
霧灯夢二:「そうだ。」
フィーネ:〈うん、ユメジたちのとこなら、いろんなこと教えてくれるし、とっても面白そうだけど……〉
フィーネ:〈ううん、でもやっぱり隠れてないとダメだと思うから、外出るのは、ちょっと怖いかも。ごめんね〉
フィーネ:〈でもね、あたしね、ユメジたちを助けたいのはほん――〉
GM@CHAOS:そこでフィーネのアカウントが通信からログアウトする。しかし、途切れる前の彼女の声色は確かに好意的な響きを含んでいた。
GM@CHAOS:というわけで勝利した歩と夢二は、「対決イベント:5on5 総力戦・???」の判定の際に達成値に+3のボーナスを得ます!
GM@CHAOS:さらに、決戦イベントでフィーネのNPC効果を受けることができるようになる!
霧灯夢二:おおっ!
朝倉侑生:な、なにー!
芙蓉堂太一:うええー
柳武歩:なるほど
■フィーネのNPC効果
・決戦イベントのシーン中1回、任意のキャラクターの判定の直後に使用する。その判定の達成値に+5する。この効果は、「対決イベント:2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」に勝利した側のPCしか使用できない。
GM@CHAOS:便利に使ってください
霧灯夢二:おおー
柳武歩:よかった…

霧灯夢二:「………フィーネ。」
柳武歩:「フィーネが……外に出るのが怖いなら、俺たちが迎えに行けばいいんじゃねえか」
芙蓉堂太一:ふう、と息をつく。また確実な情報を得ることはできなかった。
霧灯夢二:「そう、かもしれないな。」
霧灯夢二:こちらも息をつく。
芙蓉堂太一:(……って、だからダメなのかな。僕は。だから今回上手くいかなかったのかな……)
霧灯夢二:「芙蓉堂先輩。朝倉侑生。」
朝倉侑生:「……ん?」
芙蓉堂太一:「……いい説得だったよね、霧灯くん。さすが」
霧灯夢二:「……」少し照れて頭を掻く
霧灯夢二:「俺は」
霧灯夢二:「いや、」柳武さんを見る「俺達は平賀が無実である証拠と真犯人を探す。」
霧灯夢二:「見つけたら編集部で号外を出すから、ぜひ手にとって読んでくれ。」
芙蓉堂太一:(平賀くん、僕のことはあちらにバラしてはないのかな)
朝倉侑生:「…皆、信じてるの?そっち」
朝倉侑生:「平賀迅は犯人じゃないって」
芙蓉堂太一:「ちなみにそれ、大丈夫? 物資あるの? そっちは」
柳武歩:「信じてるよ。あいつの事を知ってる奴なら」
霧灯夢二:「無かったらチラシの裏にでも印刷して配るさ。」
芙蓉堂太一:「ジャーナリスト魂だね。僕にはないやつだ」
朝倉侑生:「そっか」歩ちゃんの表情を見て悪戯っぽく笑う。「すっごい、信じてる~って顔してるもん」
柳武歩:「な、何がだよ!」一気に頬が熱くなる。
霧灯夢二:「こんなことするのは最初で最後だ。本来なら報道部の領分だぞ。」
朝倉侑生:「あは。おねーさんカワイイね~」
芙蓉堂太一:「最後になるといいね」少し寂しく笑う。「ほんとに。含みなく。最後になるといい」
柳武歩:「な……ガッ、この……」
霧灯夢二:「……最後になるといいな。」にっと笑う
朝倉侑生:「それじゃーね、ばーいばーい」手を振ります。
朝倉侑生:「あ、そーだ。授業には、ちゃんと出なきゃダメだよ~。風紀委員とのお約束!」
霧灯夢二:手を振りかえす。
柳武歩:「待て朝倉!てめー何だその笑いは!コラァ!」
朝倉侑生:「あはははっ!」
芙蓉堂太一:「また、会おう。二人とも。どんな場かはわかんないけどさ」
霧灯夢二:「ほら、抑えろ柳武!」
柳武歩:「がるるるる…!」
芙蓉堂太一:「さっきのダンス、楽しかったよ。いいもの見られてありがとね」
柳武歩:「う、うるっせえなー!くそ!糸目で眼鏡の奴にはろくな奴がいねえ!」
芙蓉堂太一:「あっはっは!」
霧灯夢二:「じゃあ、また………言いふらすなよ。」芙蓉堂先輩に釘を刺す
朝倉侑生:「ボクあのおねーさん好きだなー、歩ちゃんだっけ、覚えた★」一人で笑っています。
GM@CHAOS:では、そんなところで通信が切れてお互いの声が聞こえなくなる。

GM@CHAOS:シーン終了!
GM@CHAOS:購入判定とロイスの取得が可能だよ!
霧灯夢二:ロイス取得!
霧灯夢二:友達/柳武歩/○連帯感/不安/ロイス
柳武歩:やったぜ
霧灯夢二:そして購入はどうしよっかな…
柳武歩:ロイスは埋まっているのだ
朝倉侑生:ロイスは保留します。
芙蓉堂太一:ロイス、朝倉くんに○感服/劣等感で取得したいです。
霧灯夢二:応急手当買います。
GM@CHAOS:感服してる!仲間にされロイスだ!
朝倉侑生:いいのかい!
霧灯夢二:ラッキーメダル:ホワイトを使い判定
芙蓉堂太一:あの流れだとやっぱり取りたくて
霧灯夢二:3dx+7
DoubleCross : (3R10+7[10]) → 10[4,9,10]+3[3]+7 → 20

霧灯夢二:よし。あとでエリス君に渡そう。
GM@CHAOS:高い!
柳武歩:まだ全回復してないので、こっちも応急買っておこう
柳武歩:器物使いラッキーメダルWH
柳武歩:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[3,4,8,9,10]+6[6]+2 → 18

GM@CHAOS:出目がよい
柳武歩:無駄に高い。即使います!
GM@CHAOS:やったぜ
柳武歩:2d10+15
DoubleCross : (2D10+15) → 8[6,2]+15 → 23

柳武歩:んん。全快せず
柳武歩:以上!
GM@CHAOS:惜しい
芙蓉堂太一:では照準器狙います。
霧灯夢二:以上!
GM@CHAOS:命中を上げる作戦ですな
芙蓉堂太一:7dx+2=>15
DoubleCross : (7R10+2[10]>=15) → 9[1,1,2,6,7,8,9]+2 → 11 → 失敗

GM@CHAOS:残念!
朝倉侑生:応急手当狙います。
芙蓉堂太一:ううーん いいや、諦めよう
朝倉侑生:2dx+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 6[5,6]+1 → 7 → 失敗

GM@CHAOS:ファイト!
GM@CHAOS:あと1!
朝倉侑生:財産ポイント支払って買います。
GM@CHAOS:おお。ここで財産点を
朝倉侑生:残り財産ポイント0!1点支払って購入です。
朝倉侑生:使うかわかんないけど…
GM@CHAOS:お見事!
GM@CHAOS:いやー、なんとなく使う機会がきそうな気はしますね
GM@CHAOS:では、これで全員が終わりましたので改めてシーン終了だ。
GM@CHAOS:ここまでの対決イベントはこれにて全て終了!
GM@CHAOS:次はいよいよFinalステージ「5on5 総力戦・少女の居場所」に続くぞ!

SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 × 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 × 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 × 柳武歩
2ndステージ
滝瑞果 「3on3 近接戦・直接攻撃」 × 平賀迅
ロコロコ エリス・トリオン
夏川ミナ 羽石夏澄
朝倉侑生 × 「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」 柳武歩
芙蓉堂太一 霧灯夢二
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・少女の居場所」 SIDE/CHAOS

【対決イベント:総力戦/ミドルフェイズ9】


GM@CHAOS:次のシーン!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+4(1d10-1->5-1)した(侵蝕率:95->99)
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した (侵蝕率:67->76)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:86->89)
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:98->105)
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+4した(侵蝕率:96->100)
GM@CHAOS:というわけで次はいよいよ最後の対決イベントです!
GM@CHAOS:行ってもらうのはFinalステージ「5on5 総力戦・少女の居場所」!
GM@CHAOS:このイベントでは、フィーネの居場所を突き止めるため、各陣営のPC全員がフィーネを探して競うことになる
GM@CHAOS:対決方法はシンプル!
GM@CHAOS:フィーネの居場所を見つけるために、PC全員は任意の〈情報:〉技能で判定を行なってもらい一番達成値が高かったPCがいるチームが勝利!
GM@CHAOS:ただしここに今までの勝利ボーナスが関わってきて
GM@CHAOS:「1on1 追跡戦・アジトへの道」で勝利したロウ陣営は、チームの中で誰か1人が判定する際に〈情報:〉だけでなく好きな技能で判定を行なうことができます
GM@CHAOS:また、「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」で勝利したカオス陣営は全員が判定に達成値+3のボーナスを得られます
GM@CHAOS:PCは全員、行動値の高い順に判定を行ない、組み合わせと達成値を宣言してもらう
GM@CHAOS:ただしこの判定には財産点を使用することはできない
GM@CHAOS:また、〈情報:〉判定を行わず、メジャーアクションで支援を行なうことも可能とする。
GM@CHAOS:すべての達成値が確定したら、勝者を決定する。同値の場合、決着がつくまで繰り返してもらいます。
GM@CHAOS:説明は以上!
GM@CHAOS:何か質問などはありますでしょうか?
エリス・トリオン:財産点は?
GM@CHAOS:財産点は使用不可!
エリス・トリオン:ゲッ
夏川ミナ:>ロウ陣営は、チームの中で誰か1人が判定する際に〈情報:〉だけでなく好きな技能で判定を行なうことができます
これはエフェクトとか装備の効果は乗りますか?使えない技能とか、これは適応されないぜってやつとかありますか?

GM@CHAOS:その技能で使用できる効果のものであれば、エフェクトやアイテムの効果も適用されます。
霧灯夢二:あ、その点に踏み込んで確認しておきたいんですけど、
GM@CHAOS:はいはい
霧灯夢二:例えば滝さんが射撃技能で判定し、判定に必中の弓を使ったとします
GM@CHAOS:はい。
霧灯夢二:この場合必中の弓の達成値上昇は載りますか?
霧灯夢二:必中の弓の説明には「射撃攻撃の達成値に+10する」とありますので
霧灯夢二:情報収集の場合載るかどうかの判定を仰ぎたいです。
GM@CHAOS:さきほど財産点を使用不可と言ったように、これはあくまでも情報収集判定ではなくフィーネを探すための〈情報:〉技能による判定と扱いますので
GM@CHAOS:必中の弓による遺産の効果も適用されると判断します。
霧灯夢二:わかりました。ありがとうございます。
GM@CHAOS:他に何か質問は!
GM@CHAOS:なければ説明コーナーはこの辺で切り上げましょう。また何か出てきたらその時に聞いてください
ロコロコ:あ、質問質問!
GM@CHAOS:聞こう!
ロコロコ:これって判定せずに相手を攻撃とかできますか?
GM@CHAOS:できません!キミたちは少女の身柄を捜索するだけ!遭遇したりはしない!
ロコロコ:遭遇しないってことは、敵陣営を対象にエフェクトを使ったりもできない感じでしょうか。
GM@CHAOS:あー、そこは微妙なとこですね。
GM@CHAOS:攻撃は不可。相手の判定になんらかのリアクションをするのは可でいきましょう。
ロコロコ:アイアイサー
GM@CHAOS:あとでDTさんに怒られて裁定が覆ったらその時はごめんな。
ロコロコ:いいってことよ。
GM@CHAOS:じゃあ、またなんか質問が出てきたらいつでも聞いてください。

【LAW/対決イベント:総力戦】

GM@CHAOS:PCは全員登場です。
GM@CHAOS:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
朝倉侑生:1d10+69-1
DoubleCross : (1D10+69-1) → 8[8]+69-1 → 76

ロコロコ:1d10+82-1
DoubleCross : (1D10+82-1) → 2[2]+82-1 → 83

ロコロコ:ベーネベーネー
芙蓉堂太一:1d10+90-1
DoubleCross : (1D10+90-1) → 1[1]+90-1 → 90

芙蓉堂太一:91ですね
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した (侵蝕率:67->76)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:86->89)

GM@CHAOS:フィーネの行方を捜して激突を繰り返してきたキミたちは、彼女の居場所まで、あと一歩のところまで来ている。
GM@CHAOS:キミたちはこれから少女を確保するための最後の捜索に乗り出すところだ。
GM@CHAOS:その打ち合わせのため、キミたちは風紀委員のブリーフィングルームへと集まっていた。
夏川ミナ:ベアトリス委員長はいますか?
GM@CHAOS:いてもいいし、いなくてもいい
GM@CHAOS:なんか喋らせると大変なので、出さないルートを推奨したいところではあります。
夏川ミナ:じゃあいないようなので、駄菓子部から横流ししてもらったジュースをくばってます。
GM@CHAOS:キミたちの目の前には大型のモニタがあり、学園都市全域のマップが表示されている。これからキミたちが捜索へと向かう先だ。
夏川ミナ:「糖分補給は重要です。どうぞ」
ロコロコ:「ありがとありがとー。僕達は随分頑張ったからねえ。」
朝倉侑生:「おーねーがいーかーみーさまー♪」隅でダンスを太一くんに披露している。
芙蓉堂太一:「おー、いい感じいい感じ」ぱちぱち。
ロコロコ:「疲れててもおかしくない。そして糖分は疲労に効くんだよ。」ちゅーちゅー。
滝瑞果:「ありがとミナちゃん。いやー久しぶりのおやつだな」
ロコロコ:「朝倉君はまだまだ元気みたいだねえ。僕達よりも若いからかな。」と、踊る朝倉くんを見て。
芙蓉堂太一:では、ロコロコくんの方を見て、荷物を持ってそちらに歩いていきます。
芙蓉堂太一:「や、お疲れ。ロコロコくん」
ロコロコ:「どうもどうも、芙蓉堂先輩。その荷物は?」
芙蓉堂太一:「うん。ちょっと渡したいものがあってさ。まずこれ」腰から拳銃を外して差し出す。
芙蓉堂太一:「これね。なんかもっとすごい武器見つけちゃってさ。ふたつ持っててもあんまり意味ないし」肩に担いだボルトアクションライフルをちらりと見せる。
ロコロコ:「おや、返品かい?まあ、クーリングオフはまだ間に合うからね。」
ロコロコ:「何だ、そういうことか。確かにいらなさそうだ。」
芙蓉堂太一:「……んーと、そうだな。何から話そうかな」少し考える。
芙蓉堂太一:「君の話がいいかな。あのさ。僕は情報屋なんてやってるから、SSランクの生徒の能力のことはざっとは知ってるつもりなんだ」
ロコロコ:「はっは。その中でも、僕は有名だからねえ。だよね?自分で名乗ってるし。」
芙蓉堂太一:「僕の力にもちょっと似てるけど、もっと強い。背中を押すだけじゃない。躊躇を失くすことができる、だっけ。すごいよね」
滝瑞果:「……」芙蓉堂の言葉を聞いてはいるが、口は挟まない。
芙蓉堂太一:「で、今度は僕の話。僕、人に攻撃するのはしないつもりだったんだ。よくある話だけど、人に怪我させちゃってさ」
滝瑞果:ロコの能力を見てどう感じるか、その幅は人によってあまりに広いと分かっている。
ロコロコ:「芙蓉堂先輩のは、物理的にだから、比較していいのかわからないけどね。」
芙蓉堂太一:「ま、そうなんだよね」その辺から椅子を引っ張って座ろう。
芙蓉堂太一:「君の力は、そんな僕にも、その時が来ればきっと躊躇なく攻撃をさせることができる」
ロコロコ:「そうだね。躊躇してれば、できるんじゃないかな。」
芙蓉堂太一:「うん。めちゃめちゃ迷った。今も迷ってる。けど、でも、まあ」
芙蓉堂太一:「この武器を選んだのは僕だから。安全装置を外すのは僕になると思う。きっかけがなんだろうと」
芙蓉堂太一:「だから、拳銃は返す」
ロコロコ:「わかった。受け取っておくよ。」
朝倉侑生:「ふんふふーん」ステップを踏む。
芙蓉堂太一:「それだけ。なんていうのかな。決意表明の壁になってもらいたかったんだよね」笑う。
ロコロコ:「ちゃんと超えて貰えたかな?」
芙蓉堂太一:「多分ね。ま、状況は甘く見ることにしたし。なんとかなるでしょ」脚を組む。
夏川ミナ:「“ロコロコくんの力を借りなくとも、やるときが来たら自分でやるぜ”ということですか」
ロコロコ:「そうか。もしも、撃つ事を選んだ時。それでも手が震えたら、僕の出番だから。遠慮なく言ってね。先輩。」
芙蓉堂太一:「オッケー後輩。そこは頼りにしてる」
ロコロコ:「ふーん。甘く見ることにした、か。」
ロコロコ:「でも、一番甘く見てるのは僕だろうなあ。」
ロコロコ:滝先輩と話したことを思い出して「ああ言われて、また考えてみたけれど。やっぱり僕がいて、手遅れになるなんて想像できないし。」
ロコロコ:「魔術結社の総長さんも。僕達より強いなんて、思えないもんな。」と、誰にでもなくつぶやきます。
朝倉侑生:「ワンモアチャンス!」一人、隅でポーズを決め終わる。
滝瑞果:「すごいすごーい!」今度はこっちが拍手してます。
芙蓉堂太一:朝倉くんの方を見て、ぱちぱちと拍手。
朝倉侑生:「えへ★」ひとしきりポーズをキメて答える。
朝倉侑生:「ねっミナちゃん、見てた?見てた? どう?」とてとてと寄っていきます。
夏川ミナ:淡々と配給袋にレーションを入れてます。
夏川ミナ:「はい、見ていました。かなりの再現度だと思います」
夏川ミナ:「振り付けをどこで覚えたのですか?」
朝倉侑生:「皆真似してたしー、いろんなところで流れてたしー、それ見てたら覚えちゃった」
朝倉侑生:「あ、最近はぜんぜん見なくなっちゃったけどね」首をかしげる。
夏川ミナ:「そうですね」 真似して首をかしげる。
夏川ミナ:「私達のステージもちょくちょく放送されていたのに、寂しいです」
夏川ミナ:「すごかったのですよ。みんなの歓声とか、拍手とか、握手会とかおでん缶のコマーシャルとか……」
朝倉侑生:「もーっ、やだやだー!ミナちゃんがボクを置いてボクのやりたいことをやっているー!」
朝倉侑生:「ずるいー!もー!ずるいー!」ぷりぷりと両手を振っている。
夏川ミナ:「ふふふ、いいでしょう」
夏川ミナ:「そういえば、アルマテーラさまの護衛などが優先されて、改めて聞いたことはなかったですが」
夏川ミナ:「朝倉侑生のやりたいこととは何なのですか?」
朝倉侑生:「ん?」
芙蓉堂太一:一瞬出た名前にぴくりと反応するが、それ以上の動きはしない。
朝倉侑生:「……んーーー」首をかしげる。「改めてそんなこと聞かれるって、けっこーびっくり」
夏川ミナ:「そうなのですか」
夏川ミナ:「もしかすると、失礼なことを聞いてしまったでしょうか」
朝倉侑生:「ううん」首を横に振る。「んんとね。じゃー、逆に聞くけど、ミナちゃんのやりたいことって?」
夏川ミナ:「む」「私ですか」
朝倉侑生:「うむうむ」
夏川ミナ:ロコロコ君の時といい、自分のことをこうも聞かれるなんて珍しい日だな、と少し考える。
夏川ミナ:「そうですね。改めて言語化しようとすると、難しいです。最初はUGNからの命令通りに学生生活を謳歌するつもりだったのですが」
夏川ミナ:「やりたい事……今は、恋愛もしたいですし、カラオケにも行きたいですし、喫茶店でクリームソーダも飲みたいですし、アイドルもやりたいです。いろいろです」
朝倉侑生:「友達もたくさん増えたし?」
夏川ミナ:「そうそう、そうです」
夏川ミナ:「見て下さい。LINEの友達リストがこんなにスクロールできます」 スマホの画面を誇らしげに見せる。
朝倉侑生:「すごーいすごーい。ミナちゃんのくせに~」
夏川ミナ:侑生くんを筆頭に、平賀迅、柳武歩、霧灯夢二、羽石夏澄、ロコロコ、滝瑞果、芙蓉堂太一……などずらりと並んでいる。
夏川ミナ:「ふふん」
夏川ミナ:「……? それで、なぜ私のやりたい事を?」
朝倉侑生:「……」一覧を見て目を細める。
朝倉侑生:「んーーー。ミナちゃんとボクは全然違うなっていうか……」
夏川ミナ:「?」
夏川ミナ:同じくらいの背の高さをさらりと比較して首を傾げる。
朝倉侑生:「……ボクの話はいいのーっ!えーと、ボクは皆のトップアイドルになりたかったんだよ★」わざとらしく首をかしげる。
夏川ミナ:「なるほど。そういえば、アカデミアに入る前は天才子役として名を馳せ」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「なりた“かった”? 今は違うのですか?」
朝倉侑生:「そーそー、双子のおねえちゃんとねー、天才的演技と言われ……」
朝倉侑生:「……ん?え?あっ違うよ、言葉のアヤ!」慌てる。「なりたいなりたい、今だってなりた……」
朝倉侑生:「………本当だよ?」
夏川ミナ:「本当に?」
夏川ミナ:わざわざ付け足したのが気になって、思わず聞いてしまう。
朝倉侑生:「………。……わーーっ!」誤魔化します。
朝倉侑生:「そ~んなことより、瑞果ちゃんはどう~?やりたいこととか、あるの~?」話を逸らしに行きます。
夏川ミナ:「む」
滝瑞果:「えっ、あたし?」振られるとは思っていなかったので、目を丸くする。
夏川ミナ:「私も気になります。セクハラとは別に滝さんがやりたいことは何なのでしょう」
朝倉侑生:「そーそー!今制限されてること、いっぱいあるじゃん。我慢してるでしょー?」
滝瑞果:「う~~ん、なんだろうなあ」背中を逸らすようにパイプ椅子にもたれて、天井を見る。
滝瑞果:「やりたくないことならあるんだけどな……」
滝瑞果:「……でも、そうだな……やっぱ」
滝瑞果:「……………」
滝瑞果:「……おっぱいが揉みたい」
朝倉侑生:「………」
朝倉侑生:「……風紀ッ!」太一くんを殴ります。
滝瑞果:「大小とか関係なしに……美少女のおっぱいがいい……マジだよ」
芙蓉堂太一:「ぐわっ」
芙蓉堂太一:「えっ、なんで今僕殴られたの!?」頬を押さえながら。
夏川ミナ:ぶん殴られる芙蓉堂くんを目で追う。
ロコロコ:「位置が良かったのかなあ。」ぼんやり。
朝倉侑生:「ボクのキャラ的にそーいうネタは天敵!天敵なの!」
夏川ミナ:「理解不能です」 救急箱をもってくる。
滝瑞果:「いや悪かった。悪かったよ。あたしは、エロが嫌いな子には振らないんだ……本当だよ?」
朝倉侑生:「人の真似すんのやめてくれる!?」
芙蓉堂太一:「意外とマジで殴ったよねこれ。いてて」
朝倉侑生:「もー、瑞果ちゃん、落ち込んでるんじゃなかったの~?いつもどーりじゃん」
夏川ミナ:「滝さんはそういうところは紳士的ですね。女性ですが」
滝瑞果:「そう?いや、あたしはいつも、いつも通りだよ……」
朝倉侑生:「…じゃー、やりたくないことって?」
滝瑞果:「……そういうの、あまり踏み込んでくるもんじゃないな~」
滝瑞果:ぐっ、と勢いをつけて、逸らしていた背を丸める。
滝瑞果:「みんなやる気になってるところじゃんか」
朝倉侑生:「だって、本当は言いたいって顔してるんだもん」
滝瑞果:「そうかな?……」片手で顔を抑える。
滝瑞果:「……いや、だからだよ。言わないようにしてるってことじゃんか。それに意味がない」
朝倉侑生:「意味?」
滝瑞果:「皆みたいに大事な理由があるわけでもない……我がままだから」
朝倉侑生:「んーーー」太一くんと、ロコくんと、ミナちゃんの顔を見る。「それでもいーじゃんね」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「いーじゃんね」
夏川ミナ:追従するように頷く。
朝倉侑生:「ね★」
滝瑞果:「えっとね」やや力のない笑顔で続ける。
朝倉侑生:「だって、聞きたいって顔してるんだもん。皆……」言いながら、滝さんを見る。
滝瑞果:「あたし、人が死ぬのが嫌なんだよね」
朝倉侑生:「うん」
滝瑞果:「戦争になっちゃうのが嫌なんだよ。でも、それは……そういうのは」
滝瑞果:「……意味が無いってわかった」
朝倉侑生:「んっと。もー、いまさら止められないってこと?」
滝瑞果:「うん」
朝倉侑生:「うん。そーだね。そーだねえ」
滝瑞果:「だから……その、意味がないなら、なんとか今まで通りな感じでさ……」
滝瑞果:「やれればいいかな、って、えっと……思ったんだけど」
朝倉侑生:「……」
滝瑞果:侑生くんを見る。「やっぱ、無理してるように見えたってことかね……」
朝倉侑生:「……」首をかしげる。
朝倉侑生:手を伸ばす。両手を伸ばして、瑞果ちゃんの両頬をつねる。
滝瑞果:「うにゅ」
滝瑞果:「にゃんみゃ」
朝倉侑生:「えいえい」
朝倉侑生:手を離す。
滝瑞果:「痛いです」真顔
夏川ミナ:「楽しそう」
朝倉侑生:「混ざる?」
朝倉侑生:「混ざれ!」
夏川ミナ:遠慮がちに滝さんの頬をむにむにとする。
滝瑞果:「ちょっとミナちゃんやめめめめ」
朝倉侑生:「あはっ、あははっは!かわいー!」
夏川ミナ:「こういう滝さんははじめて見たので、新鮮です」
朝倉侑生:「だってさー、女の子がかなしー顔してたら、よくないもん」
芙蓉堂太一:「あっはは、いい光景ー」その様子をじっと見ている。
ロコロコ:「うん。でも、男子は混ざりづらいねえ、これ。」
ロコロコ:「かわいい子ばっかだ。」
芙蓉堂太一:「発端は男子だけどな」
ロコロコ:はっはっは!
夏川ミナ:「お二人もムニムニすればいいのに」
滝瑞果:「あたしだって分かってるよ」
滝瑞果:「っていうか、それは……侑生くんが一番良くわかってるでしょ」
滝瑞果:「だからこう、人が努力してるのに……そういう……」
朝倉侑生:「………」ふざけた表情をするのをやめる。
朝倉侑生:「ボクはオーヴァードなんかになりたくなかったよ」
朝倉侑生:「アカデミアなんかに来たくなかった」
ロコロコ:「おお」
滝瑞果:「……」
ロコロコ:「ごめん、ちょっと驚いて。」
朝倉侑生:「いーよ!言うつもりなかったし、言ったことなかったし!」
芙蓉堂太一:「……」目を薄く開けている。
朝倉侑生:「みーんな、ボクのことなんか何にも知らないんだもん!ムカついたよね、今までの努力ってなんだったの?って思ったし」
滝瑞果:「そりゃ、そうだよ……」笑う。
朝倉侑生:「ちっちゃい頃から芸能活動してたのにさー。ねー」こっちも笑う。
滝瑞果:「皆オーヴァードだから、普通の暮らししてた奴の方が少ないんだ」
朝倉侑生:「……だからさ。やれる事、やるしかないんだよ」
滝瑞果:「今なら――」
朝倉侑生:「……」
滝瑞果:「今なら本土にだって帰れると思う。プログラムに沿えないから退学したって理由は十分つくよ」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「…………侑生くんがやりたいことがあるんだよな?」
朝倉侑生:「………何度も考えたよ。マジで、やろーかなって、思ったよ」
朝倉侑生:「でもさ」
朝倉侑生:「だって。ボク、風紀委員だもん」
朝倉侑生:「中途半端にいなくなるの、カッコ悪いし」
滝瑞果:「今も……諦めてないんだよね?」
滝瑞果:「カッコイイことを」
朝倉侑生:「当たり前じゃん!」
朝倉侑生:「っていうかさー、どーせ知られてないならさ、皆に知られるまでやらなきゃでしょ~」
朝倉侑生:「……。で、ボクはこんな感じだけどさ」
朝倉侑生:「瑞果ちゃん。どーしよーね?」
滝瑞果:「あたしは……あたしは、言っちゃっていいのかな……」
滝瑞果:「……侑生くんのそういうところは、本当にすげーって思う。尊敬できる。……そういう、一本通った芯みたいなのがあたしにはない」
滝瑞果:「ミナちゃんだって、本当に……ここで引かない、守りたいものがある子に育ってくれたのが、めちゃくちゃ嬉しくてさ……」
滝瑞果:「でも、だから……」
滝瑞果:「……怖いんだよ。そう、怖いんだ」
朝倉侑生:「…」
滝瑞果:「そういう風に戦っていけるのは、本当に素晴らしいことだと思う。私ですらそう思うんだ」
滝瑞果:「だから、もしも……もしもだよ?その先がどうしようもない血みどろで、崖の下に落っこちていくような破滅なら」
滝瑞果:「自覚がないまま止められないようになっているのかもしれない。……って、思う」
滝瑞果:「気のせいだ……たぶん、あたしの考え過ぎで、気のせいなんだけどさ……」
朝倉侑生:「ネガティブだね~」笑う。
朝倉侑生:「……ボク、別にさ。瑞果ちゃんに『前向きだぜ~、戦うぜ~!』なんて言ってほしーわけじゃないし」すねたように唇を尖らす。
滝瑞果:「……でも、ウンザリしたでしょ。こういう……あたしが、こんな風になってるのさ!」
滝瑞果:「つーか、こういうキャラじゃないんだって、あたし……!根拠もなくメソメソしやがって!」
朝倉侑生:「それでいーんじゃないって思うけどさ…。んんー……」
朝倉侑生:困ったようにロコくんを見る。
滝瑞果:「だから、いいんだよ!あたしのことは気にしないでいい。……誰にだって正義があるさ。そいつの赴くまま戦うんだ」
滝瑞果:「そうだろ」
ロコロコ:「僕はメソメソしてる滝先輩、見たくないけど。」
ロコロコ:「だからって、それが悪いって言うわけじゃない。」
滝瑞果:「いーや、悪いね!」指差す。
滝瑞果:「見たくないってのは、悪いってことだ」
滝瑞果:「こんなアカデミアは見たくないからみんな戦うんだろ」
ロコロコ:「出来事は悪い。でも、そうなる滝先輩は悪くない。」
滝瑞果:「……いつも難しい言い回しすんなロコロコ……!でもまあ、なんとなく、分かるよ」
滝瑞果:「あたしや皆がくよくよ考える事自体は悪くはないってことだ」
芙蓉堂太一:「あのさ」手を上げる。「僕も発言していーい?」
朝倉侑生:「どーぞ~」
芙蓉堂太一:「僕、別に正義とかそんなにないよ。だいたい私利私欲」
ロコロコ:「どうぞどうぞ。二人目の先輩の意見だ。」
芙蓉堂太一:「……ま、そのおかげでもう状況に引っ掻き回されてさ。めちゃくちゃ格好悪いわけ」
芙蓉堂太一:「多分、滝さんに格好悪さ勝負挑んでも勝てると思うよ」にこにこと笑っている。
ロコロコ:「それ遠回しに、滝先輩が格好悪いって言ってないかい?」
芙蓉堂太一:「あれ? そうなる? かも?」首を傾げる。
滝瑞果:「そう言ってんだよ!自覚しろ!」消しゴムを投げつける。
芙蓉堂太一:「ふげ」
朝倉侑生:「あっはっは!}
ロコロコ:「僕は見たくないって思ってるけど、かっこいいなとも思ってるよ。僕は悩めないから。」
朝倉侑生:「ボクはかわいーなって思う~」
滝瑞果:「分かってる。ロコロコ……本当なら、お前が……」
滝瑞果:普段の自分を思う。
滝瑞果:「お前があたしであるべきだった」
芙蓉堂太一:「いいじゃん。好きにやんなよ。最低値が僕と思えば気も楽になんない?ってそう言おうと思ったんだよー」
滝瑞果:「……あたしが怖いのは、力の限界を思い知らされたからだ。これまでは、ふざけて……」
滝瑞果:「……ふざけていた。」
滝瑞果:「アカデミアは何度もヤバイ目にあってきたけど、なんだかんだでなんとかなった」
滝瑞果:「どんな奴が出てきても、心の奥底でナメたところがあったんだよ。……や、そうじゃなきゃいけなかったな」
ロコロコ:「そう……だね。そうかもしれない。僕も、ヤバイと思ったけど、なんとかなって、今は。」
ロコロコ:「崖があっても、飛べるって思ってる。」
滝瑞果:「――どうしてそう思う」
ロコロコ:「僕は負けたけど、僕たちは負けたことがないから。」
滝瑞果:「ロコロコ。……ロコロコ。フッフフフフ」
ロコロコ:「僕もね、わかってる。これはただの気のせいで」
ロコロコ:「なんの根拠にもなってない。」
滝瑞果:「そうだよ。今わかった。あたしもそうだった」
ロコロコ:「滝先輩が、メソメソしてるのと同じで、どうしようもないんだ。」
滝瑞果:「あたしも、負けたことはある。……けれど」左手を見る。
ロコロコ:「……けれど?」
滝瑞果:「フブキくんがいて、亜鷺ちゃんがいて……会長と、あと喋るゴミ野郎と、影……………」
滝瑞果:「生徒会は負けたことなかったんだ」
滝瑞果:「だから自信満々でいられた。だからだ……だからなんだ」
滝瑞果:「……生徒会が負けたからなんだ」
ロコロコ:「生徒会は、僕達よりも強かった。」
ロコロコ:「滝先輩は、そう思ってるんだ。」
滝瑞果:「悪いね」
ロコロコ:「悪くない。そう思われたくはないけれど。」
滝瑞果:「でも、あたしにとって多分それ以上はない。ここにいる皆とどんだけ信頼しあって、皆が強くて」
滝瑞果:「支え合う理想的なチームだったとしても、あたしにそれ以上はない」
ロコロコ:「生徒会は負けたのか。」
ロコロコ:「初めて知ったよ。」
滝瑞果:「……喧嘩売ってんのか?」
ロコロコ:「ごめん。でも、そう思ってなかったから。」
滝瑞果:「そいつは」
滝瑞果:「生徒会が負けなくても、アカデミアはこういう風になるのが当然だったって思ってるってことだよな?」
滝瑞果:「会長もフブキも、守れなくて当然の連中だったと」
ロコロコ:「まだ誰も死んでない。」
滝瑞果:「当たり前だろ!!!」
滝瑞果:ロコの胸ぐらを掴む。
滝瑞果:「死んだらそれは、本当の終わりだ!!」
滝瑞果:「悪い、ちくしょう、でも」
滝瑞果:「負けとか勝ちとかじゃねェーんだよ!?その違いが分かるか!?」
滝瑞果:「終わりだ!!」
ロコロコ:「わからない。傷つけられたら負けなら、ずっと前にだって生徒会は負けてる。」
滝瑞果:「『死ぬまでやる』のが当然か?お前の世界は。……トチ狂った時のクエスチョンと同じか?」
滝瑞果:「死んでないから負けじゃない。……なら、部隊が全滅するまで戦うってことだな?」
滝瑞果:「お前の能力ならそういうことができる」
ロコロコ:「するわけ無いだろう、そんなこと。相手が殺す気で来て、死んでないなら、生徒会は負けてない。」
滝瑞果:「悪い……ひどいこと言ったよ。だから、やめとこうって言ったんだ……な?侑生くん……」
滝瑞果:手を離して、また椅子に座る。
朝倉侑生:「オーヴァードってやだねー」
滝瑞果:「そうなんだよ……死ぬとか生きるとか、簡単にそういう話ができちゃう」
朝倉侑生:「学校なのにね。ここ」
滝瑞果:「何がやだって、あたしはそれが一番やだな……」
ロコロコ:「……こっちこそごめんよ。そんな怒ると思ってなかった。」
ロコロコ:「でも、そう思ってる奴がいるってのは、言っておく。」
滝瑞果:「言っておく?」
ロコロコ:「僕はまだ、僕達が負けたと思ってない。負けるとも思ってない。」
朝倉侑生:「そこまでにしときなよ~」話に割り込む。
朝倉侑生:「二人とも、折れる気ないでしょ~?また喧嘩になっちゃうよ~。この話に着地点とかないねえ」
ロコロコ:「それも考慮に入れて、悩んでほしい。僕には多分、最後までできないから。」
滝瑞果:「……分かってる。だからロコ、お前が普段のあたしだ」
ロコロコ:ふ。と、ため息を付いて。
ロコロコ:「ごめんね、朝倉くん。年下なのに気を使わせて。」
滝瑞果:「それをやってくれ。負けると思ってない、皆を不安にさせない奴を」
芙蓉堂太一:「僕も使ったよ。まあ、ちょっと間違えたけどさー」投げられた消しゴムを軽く滝さんに放る。
滝瑞果:「ん」片手でキャッチする。
ロコロコ:「うん。やらせてもらうよ。できることをやるしか、ないからね。」
芙蓉堂太一:(でもさ。滝さん。格好悪いって、僕はそんなに悪いとは思ってないんだよ)
朝倉侑生:「ボクより今まで困った顔して聞いてたミナちゃんに謝ってあげて★」
芙蓉堂太一:(格好悪くなきゃできないことって、きっとあると思う。そう思うんだ)
ロコロコ:「ごめんね夏川くん。本当は一番、滝先輩と話したいのにね。」
夏川ミナ:「いえ。皆さんの話が聞けて楽しかったです」 口を挟まず横に座っていた。
朝倉侑生:「聞くだけでいーの?」
滝瑞果:「楽しくない話だったろ」笑う。
夏川ミナ:「そうでもないです。外から観察していると、いろいろな発見があって楽しかったです」
夏川ミナ:「朝倉侑生は自由奔放に見えて気を使う人なのだとか、芙蓉堂太一はどんな時でもマイペースなのだなとか」
夏川ミナ:「ケンカはよくないですが、聞いていて楽しかったと思います」
滝瑞果:「あ、あたしは……」声にやや不安が混じる。
滝瑞果:「ミナちゃんの思ってたみたいな奴じゃなかったよな。……ごめん……」
ロコロコ:「滝先輩のときと同じだ。僕への感想がない。」
朝倉侑生:「あははははっ!ロコくん、あははははっ!」
芙蓉堂太一:「夏川さんにマイペースって言われるって相当だよね」
朝倉侑生:「ロコくんは、いつもどーりなんじゃないの~?」
ロコロコ:「やっぱりいつもと違うことをするべきか……。朝倉君みたいに踊ってみようかな。」
ロコロコ:「わんもあちゃーんすー」
朝倉侑生:「あははははキモーイ」
ロコロコ:3dx 〈芸術:ダンス〉
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[2,7,8] → 8

ロコロコ:「む。結構上手くできたと思ったのにな。」
GM@CHAOS:では、ロコくんは地味に上手くダンスを踊ることができるだろう。
芙蓉堂太一:「ちゃんと踊れてるのが逆になんかアレだよね」
GM@CHAOS:そこで任務開始の交響曲が鳴り、出撃を促す。
朝倉侑生:「はー笑った……」鳴り響く交響曲になんとなく顔を上げる。「あれえ、もう時間?ろくな打ち合わせできなかったね~。あっはっは」
夏川ミナ:「時間です。行きましょう」 立ち上がる。
芙蓉堂太一:「ま、それぞれベストを尽くしましょうー、でいいんじゃないの?」
ロコロコ:「はっはっは。ま、勝てば官軍ってね。」
滝瑞果:ミナちゃんの後ろ姿を見て、振り払うように首を振って、立つ。
朝倉侑生:「勝たなくてもいーよ~。負けるのも嫌だけどさ~」
朝倉侑生:立ち上がる。「とりあえず、やる事はするよー」
夏川ミナ:「滝さん」 部屋を出ようとしてふいに立ち止まる。
滝瑞果:「ん?何?」明るく答えます。
夏川ミナ:「思っていたよりも、滝さんは色々な顔をする人だということがわかりました」
夏川ミナ:「ですから大丈夫です。セクハラしている滝さんも、怒っている滝さんも落ち込んでいる滝さんも、私にとっては同じ滝さんです」
夏川ミナ:「キラキラしている憧れの人です」
滝瑞果:「……そういう」恥ずかしそうに顔を背ける。
滝瑞果:「そういう、気を使わなくて、いいから……」
夏川ミナ:「安心してください。ただの本音です」
滝瑞果:「……」
夏川ミナ:「それでは」 一人ひょいひょいと部屋を出て行く。
GM@CHAOS:では、キミたちがブリーフィングルームを出たところで対決イベントへと移ろう。

【CHAOS/対決イベント:総力戦】

GM@CHAOS:PCは全員登場です。
GM@CHAOS:侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+4した(侵蝕率:96->100)
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+4(1d10-1->5-1)した(侵蝕率:95->99)
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:98->105)
エリス・トリオン:1d10+78
DoubleCross : (1D10+78) → 8[8]+78 → 86

柳武歩:1d10+68-1
DoubleCross : (1D10+68-1) → 10[10]+68-1 → 77

エリス・トリオン:また忘れてた。ひく1!

GM@CHAOS:フィーネの行方を捜して激突を繰り返してきたキミたちは、彼女の居場所まで、あと一歩のところまで来ている。
GM@CHAOS:キミたちはこれから少女を確保するための最後の捜索に乗り出すところだ。
GM@CHAOS:その打ち合わせのため、キミたちは番長連のブリーフィングルームへと集まっていた。
GM@CHAOS:キミたちの目の前には大型のモニタがあり、学園都市全域のマップが表示されている。これからキミたちが捜索へと向かう先だ。
霧灯夢二:「そっちはどうだった?…ってエリス先輩。また怪我してるじゃないか。」
エリス・トリオン:「黙ってろ。気に食わねえ奴がいた」
柳武歩:ベビーチョコ(一粒ずつ)をみんなに配っている。
エリス・トリオン:霧化によって隠してもいない。自爆の反動による火傷が、右腕を中心に広がっている。
エリス・トリオン:「あれが、お前のお相手かよ? 見る目ねぇぜ」と、平賀くんを見遣る
霧灯夢二:応急手当キットを開きつつエリスくんの傍へ。
柳武歩:「お前、あんま無茶すんなよな……」火傷を見て顔をしかめる。
エリス・トリオン:「よこせ」と乱暴に霧灯くんからキットを奪い取る。
エリス・トリオン:自分の分も含めて、二回分の応急手当キットを使いたい。
エリス・トリオン:よろしいですか?
GM@CHAOS:OKです!
エリス・トリオン:9+4d10
DoubleCross : (9+4D10) → 9+21[10,4,6,1] → 30

エリス・トリオン:全回復! 〝元々のやり口〟と言った通り、慣れているのだ。
平賀迅:「お前のお相手って言われると、なんだかもうペアを組んでいるようなんで、そいつはまだだとは言っておくよ」 チョコを指で弄びつつ
平賀迅:「価値観もそれぞれだし、まあいいじゃないか。あの目の強さ! 魅力的だったろ?」
エリス・トリオン:「俺ァ、もっと弱々しそうな方が好みなんでね」
平賀迅:「フフ、まあその辺りは好き好きだな。大人しいのが良いってのも、分かる。ああ分かるとも」 チョコを口の中に放り込んで噛む
羽石夏澄:「……」部屋の隅で、足を曲げて座っている。
柳武歩:「……羽石も平気か?何か顔色悪くねえか」
羽石夏澄:「私、は」手の中のチョコレートを見る。
羽石夏澄:「……私はへーきです、ょ…」顔を上げて笑顔を作ろうとする、が、形にならない。
柳武歩:「……」無言で、羽石夏澄の側に居る。
エリス・トリオン:「フィーネ、ねえ……」捜索先のマップを見上げる。「――本当にここまでして探す価値があんのか?」
平賀迅:「気持ちは分かる。女の子一人を取り巻く騒ぎにしては、現状はちょっと大きすぎるな」
霧灯夢二:「……今のところ、平賀の無実を証明する手がかりになるとは思う…。」
霧灯夢二:「………。」
柳武歩:「ああ……何か知ってんのは間違いなさそうだし、それに」
柳武歩:「あの子一人で置いとけねーよ。な?」
霧灯夢二:「いや、俺個人の意見を言うなら、」
平賀迅:「しかし普通は知り得ない事を知っていた。夢二や歩のように私の無罪を『信じる』のではなく、私の無罪を『知って』いるのだ」
平賀迅:「となれば看過はできない。知識ってのは積み重ねだ。私の無罪を知っている、その事実の下に更なる知識がある事は間違いないだろうからな」
平賀迅:「歩の意見にも、うん、一応同意しておこうか。……夢二は、何か?」
エリス・トリオン:「その言動自体が、”あっちとこっちを争わせるための餌”だとしたらどうする?」
霧灯夢二:「エリス先輩の言っていることももっともだ。」
霧灯夢二:「そうだ、罠かもしれない。けど…」
エリス・トリオン:「思わせぶりなことだけ言って逃げ回って、引っ掻き回している楽しんでる愉快犯の可能性は?」
エリス・トリオン:「そもそも俺ァ、ベアトリスと総番長だって……何だよ? 絵描き」
霧灯夢二:「俺はあの子を信じたい。」エリスの言葉に反駁するように声を上げる。
霧灯夢二:「どうしてこう思ったか分らない。絵描き同士のシンパシーか、単にあの子の境遇をどうにかしたいと思ったのか。」
エリス・トリオン:「本人に自覚のねえ嘘つきだって居る」
霧灯夢二:「けど、助けたいと思った。」滝先輩の時のように、上辺だけで話すのはやめだ。
エリス・トリオン:切り落とすように言い放ち、「……それでもか?」
霧灯夢二:「罠だったとしても、食い破ればいいんだろう?」
霧灯夢二:「罠だったとしても、そこから得られる情報もあるだろう?」
エリス・トリオン:「……テメーの歯じゃ、折れるだけだろうよ」
エリス・トリオン:吐き捨てるように言い放ち、背後のクッションにどっかと座る。
エリス・トリオン:「ハ! いいさ。協力してやる。どのみちこっちに選択肢はねぇ」
エリス・トリオン:「あいつが〝無実の証拠〟なら風紀にゃ渡せねえし、〝有罪の証拠〟ならこいつをぶちのめせば良い」
エリス・トリオン:平賀くんを指さす。「ハズレだったら、無辜のショウジョを一人護れるって寸法だ」
平賀迅:「ハハ! フィーネには是非素直に喋ってほしいものだな。嘘言で陥れられたらたまらないね」
柳武歩:「有罪は無いって言ってんだろ」釘をさす。
平賀迅:「ま、エリスの言う通りだ。そうとも、もはや選択肢はないんだ。罠かもしれない、裏に何かあるかもしれない……と思って、動きを鈍らせて、機を逸してやることもない」
霧灯夢二:ふぅと一息ついて、頷く。
平賀迅:「夢二の言う通り、罠だとしたらそれを力で破るも良し。まあ、そこまで強引でなくとも、最悪の……最悪の事態がいざ目の前に迫ったとなれば、その時に踏み止まる手立てを考えてやっても良い」
霧灯夢二:「最悪の事態、か。」
平賀迅:「最悪の事態だ。有り得るぞ。何せ番長連は『負けることができない』からな」
エリス・トリオン:「紛争が、虐殺になるだけさ」
エリス・トリオン:「大して変わらねえよ」
柳武歩:「ホントにもう、喧嘩じゃねえんだな……」
柳武歩:少し憂鬱そうな表情を作る。
平賀迅:「自由を守る、圧力に屈しないと立ち上がった以上、屈する事はできないと、多くの者が思っている。『負けられない』連中だ。……あまり時間はない」
エリス・トリオン:「ああそうだよ」と歩ちゃんの言動を受けて、苛立たしげに横を見る。
エリス・トリオン:「向こうがどう思ってるか知らねえが、いつものお遊戯じみた小競り合いじゃねえんだ。」
エリス・トリオン:「――それが嫌だってんなら、さっさとおうちに帰って寝てろ、ふわふわ女」
羽石夏澄:びく、と肩を震わせて、膝を抱える。視線は地に落ち、エリスを見上げられない。
柳武歩:「エリス、そういう言い方やめろ」
柳武歩:「何があったのか知らねえけど。ヘコんでる時にお前のソレ、効きすぎんだろ」
羽石夏澄:「…いいんです。やなたけせんぱい」
羽石夏澄:「きっと、エリスせんぱいの言う通りなんです」
エリス・トリオン:「うるっせえ! ったく、何だよさっきの醜態は……!」
柳武歩:「羽石……?」
羽石夏澄:「私は、本気で、命を投げ出しても良いって、殺したり殺されるギリギリでも、笑って戦って、そういうのが好きなんだ、って。ずっと思ってたけど」
羽石夏澄:「きっと……『お遊戯』だったんです、全部」
羽石夏澄:「だから…こんな肝心な時に、全然…使い物にならない…」
エリス・トリオン:「…………ッ!」
エリス・トリオン:ずかずかと歩み寄って、胸元を掴み上げようとし、
柳武歩:羽石さんの肩に手を置く。
エリス・トリオン:「…………づ、ふぅっ……!」止める。
柳武歩:「あのな羽石。全部否定しちまうことないんだぞ」
平賀迅:「自制できたな。偉いぞ、エリス」 頬杖をつく 「危うく電池をこんな所で一つ潰す所だった」
エリス・トリオン:「うるっせぇっての……」
羽石夏澄:近づいてきたエリスには反応せず、歩に視線を向ける。
柳武歩:「なんか一つ、うまく行かなかっただけで、今までの気持ち全部嘘だったみたいに思わなくていい」
エリス・トリオン:「何が悪ィんだよ……」
羽石夏澄:ゆるくまばたきをして、応える。
エリス・トリオン:「……お前は」どっかと床に座る。視線を合わせる。
エリス・トリオン:「“どっち”が怖いんだ」
羽石夏澄:逸らそうとしていた視線が合う。瞬きが早くなる。
エリス・トリオン:「傷つけられるのが怖いのか」
エリス・トリオン:半ば信じられない、という表情で。「……傷つけるのが怖いのか」
羽石夏澄:「………つけるのが」かすれた声。囁くような空気の流れ。
羽石夏澄:「…傷つけるのが、こわい…」
羽石夏澄:目を伏せる。今もまだ目覚めない、かつての友人。
エリス・トリオン:「…………………」奥歯を噛み締め、腕を組み、天井を見上げ、「~~~~~~ッ」首を振る。
エリス・トリオン:「お前…………」
エリス・トリオン:「なんだそりゃ……」額に手を当てる。
霧灯夢二:「やめてもいい。全て投げ出して。ここでやめてもいい。」
霧灯夢二:「羽石がそうしたいのなら、そうすればいい。そういう自由もある。」
霧灯夢二:「なぁ、羽石は一体どうしたいんだ。どうしてこの戦いに身を投じた。」
羽石夏澄:投げかけられた声の方、小柄な少年の方を見る。
羽石夏澄:「じゆう…」
霧灯夢二:「俺は、至極個人的な理由だ。元のアカデミアに戻って欲しい。」
霧灯夢二:「みんな自由に、それぞれの理由で戦ってるんだ。」
羽石夏澄:「私は…」
羽石夏澄:「……私は……怖かったんです。私が、ここにいちゃ、いけなくなるのが」床を見ながら、ぽつぽつと、話し出す。
羽石夏澄:「私は、人を傷つけてしまう。何かを壊してしまう。…それが、ずっと辛かったし、怖かった」
羽石夏澄:「でも、そんな私でも役に立てるって、言ってくれた人がいました。」
羽石夏澄:今は敵対しているひと。大切な、
柳武歩:「……」無言で聞いている。目の前の少女は、部分的にだが自分とよく似ている。
エリス・トリオン:「……資格。」
エリス・トリオン:「自分が、ここにいていいと」
羽石夏澄:「戦うこと。…それが、私の居場所になりました。わるものがいて、やっつける。それに、私がここにいても良い理由がありました」
羽石夏澄:「――そう」「資格」
エリス・トリオン:羽石さんを視線を見交わす。
エリス・トリオン:「……だったら」
エリス・トリオン:「言ってやる。その誰かしらの言ったことは、――クソ下らねえ、間違いだ」
羽石夏澄:「え」
エリス・トリオン:言葉を荒げてはいない。あくまで語調は静かに。
エリス・トリオン:「“誰かを傷つけることしか出来ない”から“悪い者をやっつけることで、そこにいられる”」
エリス・トリオン:「それでこうやって、“誰かを傷つける恐怖”から逃れられてねえ以上、そいつの言ったことはただの対症療法だ」
エリス・トリオン:「なあ、おい、テメーら」 真後ろに背を逸らして、三人に問う。
羽石夏澄:「でも、私、今までは……」「今までは、平気で、」「……」だんだん声が小さくなる。
エリス・トリオン:「アカデミア(ここ)は、そんな場所か?」
柳武歩:「あ?」
エリス・トリオン:「有害な物は、皆の役に立たなきゃいけないか?」
エリス・トリオン:「悪い子供は、もう居られないような場所か?」
エリス・トリオン:「罪を犯した奴は、二度と所属を許されないか?」
平賀迅:首を傾げる 「そんな事はない……と断言してしまうと、それはそれで不正確とは思うが」
霧灯夢二:首を横に振る。
平賀迅:「ま、学籍を追われるような罪なんて、そりゃよっぽどだろうな。仮面を被って……いや、仮面を被った奴ですら残留している者も少なくないし」
平賀迅:「追放されるとしたら、やはりジャームか、深遠で明確な悪意を持った者か」
エリス・トリオン:「だ、そうだ。――そんなだから、俺みたいなのに食い荒らされるってのになァ」
柳武歩:「どんな罪も許されねーなら、俺なんかとっくにここには居られねえもんな」
霧灯夢二:「エリス先輩が言うと、説得力が違うな。」ふっと笑いながら。
エリス・トリオン:「黙れよ、不良編集部」
平賀迅:「何にせよ、夏澄。君はそんなタマじゃない」
エリス・トリオン:「つまり、だ。そんな理由でここで役に立たなきゃいけないと思ってるなら、それは大きな間違いだ、」
エリス・トリオン:「帰って部屋で編み物でもしてろ。それで十分、資格を買って釣りが来るだろうさ」
羽石夏澄:目を瞬かせて、口を開いては、閉じている。
エリス・トリオン:本気で提案している。
エリス・トリオン:「戦力なんざ今更不利なのは変わらねえ。不調のトラクトリックス一人、対策するまでもねえ」
羽石夏澄:「む…」
羽石夏澄:「……でも」
羽石夏澄:「でも私、何もしないのは、いや、です」
エリス・トリオン:「――ここに、お前が必要な理由は何一つねえ」
エリス・トリオン:「それでも何かしたいってんなら――」
エリス・トリオン:「つまり、そうだ。それがお前の“感情(ホンネ)”ってわけだ」
平賀迅:溜息を一つ吐く
羽石夏澄:「…戦いたい。戦いたいです。」それが、口から飛び出て。それから、言葉を選ぶように。
羽石夏澄:「こんな、つらい、息苦しいような空気、吹き飛ばしちゃうような、」
羽石夏澄:「そう…楽しい戦いは、確かに、あったんです」
エリス・トリオン:「だったら、その為に戦え」
羽石夏澄:「……はい。」
エリス・トリオン:「何も悪いことはねえんだよ。テメェの望む、テメェの好きな戦いが出来る世界を取り戻せ」
羽石夏澄:「はい。……今のこんなアカデミアなんて、ぶっとばします」真顔で頷く。
柳武歩:力強く答える羽石さんの姿を見て姿勢を崩し、額の汗をぬぐう。
柳武歩:「……あー、緊張した。エリスは無駄に口悪いんだよな…何回か殴って止めようと思ったっつの」
エリス・トリオン:「ハァ? ふざけんな。何百年ぶんの気ィ使ったってんだよ」
柳武歩:「気ィ使ってたんだってさ。羽石」
エリス・トリオン:「猫撫で声で甘やかされてェならそれらしい相手欲しがれっての」
羽石夏澄:「はい。エリスせんぱいはやさしいです」にこ、と自然に笑って歩に応える。
柳武歩:「な!」笑って返す。
エリス・トリオン:「……気色悪ッりィ! 」
エリス・トリオン:立ち上がり、背中を掻きながら遠ざかる。
霧灯夢二:「まぁまぁ、丸く収まったならいいじゃないか。」
平賀迅:――羽石さんの言葉を聞き、表情を見て、ひとまずは良かったと思う。だがその『良かった』も三通りだ。
平賀迅:『一個人として、夏澄が心を決められて良かった』『ミナの友人である夏澄が失われる方角へハンドルを切らずに良かった』『風紀委員に対するメンバーが減らなくて良かった』
平賀迅:(……当然の情動だ。当然のな。これが)
平賀迅:後ろめたさはない。自分は、自分だけは、諦められないのだから。そんな事を漠然と考えながら、隠し持っていたブラックサンダーを齧る。
霧灯夢二:「……」平賀に目を向ける。「どうした。」
柳武歩:「……?」つられて視線を向ける。
平賀迅:「いいや。趨勢を見守るのに心臓が一杯一杯で、今ようやく安堵した所さ」
羽石夏澄:「ごしんぱいおかけしました」ぺこりと平賀に向けて頭をさげる。
霧灯夢二:「遠い目をしてたぞ。今。」自分の目の辺りを指さす。
平賀迅:「夏澄が心配だったのは私もだからね。ミナだって心配していたし……」
平賀迅:「ああいや、頭を下げるような事じゃあないさ」 手を振って笑って見せる
霧灯夢二:「……。」
平賀迅:「遠い目……遠い目か。遠い目というと、アレだな。目と目の間隔が離れすぎていて、『目が遠い』……」
平賀迅:「……アホな事を言わせるんじゃない」 夢二くんの頭をポンと叩く
エリス・トリオン:「何だまたふざけてんじぇねえよ……寝てていいか?」  慣れぬことをしたせいか、疲労の色が濃い。
霧灯夢二:「アホな事を勝手に言ったのはそちらだろう。」
エリス・トリオン:開いてるソファの一つを占領し、仰向けに寝転がる。
霧灯夢二:ぼすんと、頭を叩かれながら
平賀迅:「ああ、休め休め! 先はもう短いだろうが、その分全力でエンジンを回さんきゃならんだろうからな。時間が来たら優しく起こしてやろう」
霧灯夢二:「この際だ、お前も何か思うところがあったら言ったらどうだ?」
平賀迅:「水を稲妻にして、耳の中に打ち込む感じでどうだ。超高速寝耳に水!」
柳武歩:「痛そう!」
エリス・トリオン:「寝覚めに男の顔なんざ見たくねえし、あと死ね」と、近場の枕を頭に被せる。
羽石夏澄:くすくすと笑っている。
霧灯夢二:「……お前は饒舌だが、無口だ。」
柳武歩:「……!」霧灯の切り出しに、目を丸くする。
平賀迅:「……」 夢二くんの言葉に、ぴたりと表情が固まる
羽石夏澄:口を閉じる。
平賀迅:「……魔術師だからね。余計な事は喋らない。ほら、呪文を詠唱したりするだろ? 魔術師の発言は力あるものなんだ」
平賀迅:「しかし舌は回さねば鈍る。だからこのようにどうでもいい事はいくらでも喋る訳だよ」
霧灯夢二:「余計じゃない。」
霧灯夢二:「お前の考えていること、思っていることを知りたいんだ。」
柳武歩:「……俺も聞きたい」ポケットに手をつっこんで、控えめに言う。
柳武歩:「今まで、俺の事情は色々聞いてもらったけど、平賀のことはちゃんと知らない気がする……から」
羽石夏澄:「………」意外そうな顔で、霧灯と歩を見る。
平賀迅:「……きっと余計で、難しい話になるぞ」
柳武歩:「いいよ。話してくれるなら、それでも構わない」
霧灯夢二:頷く。
平賀迅:「思う所と言われると、結局の所は『なぜ私なのか』だ。なぜ私を犯人に仕立て上げて、捕えようとしているのか」
平賀迅:「この状況を作り出すだけなら、わざわざ『犯人』を明確に指名手配する必要なんてなかったはずだ。私が指名手配される前から、風紀の強引な統制はもう始まってたろ?」
柳武歩:「確かに、そうかも」
平賀迅:「私に何かの原因があるんだよ。いや、もちろん、私のアカデミアに来てからの行いが犯人の恨みを買ったって可能性もゼロじゃあないが……」
霧灯夢二:「前科でも、あるのか?」
柳武歩:少し緊張して腕組みをする。
平賀迅:「ハハ、前科! 不正確だが、言い得て妙だな。……君らも何となく察してるだろ。もしこの事態を引き起こした『犯人』……『黒幕』なんてものがいるとしたら、それを巨大な陰謀者……あー、分かりやすく言うなら」
平賀迅:「そいつが持っているのは単なる戦闘力だけじゃない。強大な社会力。組織を動かす力だ。あのいけ好かない男か、ディオゲネスクラブの大物だかは分からないが……」
平賀迅:「で、そういう奴なら私の前科も知っているだろうし、そいつを目当てにして、ってセンも、まあなくはないだろうな、とずっと考えていたんだよ」
平賀迅:「そう、ずっと『なくはない』だ」
平賀迅:「馬鹿馬鹿しいと思いながら、可能性を捨てきれない」
平賀迅:「……ここにな」 自分の頭を軽く叩き 「知識が詰まっているんだ」
柳武歩:「……知識?」
霧灯夢二:「………」
平賀迅:「知識。数百年ぶんの人生……たくさんの人間が受け継いできた知識」
柳武歩:「んん。何だそれ、どういう……?」
羽石夏澄:「でーたべーすみたいになってるってことですか?」
平賀迅:「……そういう組織が、そういう技術があったんだよ。代々、年を取ると、そいつの頭の中全部を若い人間に転写するんだ」
平賀迅:「そうそう、それそれ。つまり、歩の頭の中身を全部……別の3歳児の頭に移し替えて」
平賀迅:「記憶や人格は全部歩の、三歳児を作る。そういう技術があったんだ」
羽石夏澄:「すごい」
エリス・トリオン:「そりゃ、随分と好き者なこった」枕を僅かにずらして口を挟む。
柳武歩:「は……えっと、じゃ、じゃあ平賀の中には爺さんとかひい爺さんいっぱい居るのか?」
平賀迅:「そう! 正しい理解だ、歩。すごい技術だ。そうして長い間生きていた奴の新しい体に、私はなるはずだったんだが」
柳武歩:「はず、だった」
平賀迅:「UGNに割って入られて、その記憶の引っ越しは失敗した。人格とか経験とかそういうものはすっかり消えて、代々の知識だけが残った」
平賀迅:「だからこう、思い出そうとすれば……」 目を閉じ、眉をしかめ 「……江戸時代の……町並みとか……見えなくも、ない」
柳武歩:「江戸時代……!?」息を呑む。想像の及ばない世界だ。
平賀迅:「……んだが、結局不完全なんで、自由自在に思い出せる訳じゃあない。死ぬほど疲れる」 目を開け、げっそりした表情になる
平賀迅:「つまり、メチャクチャ分厚い辞書があるんだけど、順序はバラバラ、索引もない、そういうものが私の頭の中にはある」
平賀迅:「で、その中には、さっき話した『記憶全てを他人に移す』技術も当然ある訳だな」
平賀迅:「エリスの言う通り、そんな事をするのは相当の好き者だ。だが現実にそういう事をやりたがっていたのが、私の祖父であり、その祖父であり、あるいはその祖父だった」
柳武歩:「ん、んん……なんか確かにそれは、考えただけで疲れる」
平賀迅:「……オーヴァードには他人の記憶に潜行できる能力を持つ者もある。そういう奴が時間をかけて探ったら、その技術も手に入れる事ができるかもしれない」
羽石夏澄:「その、祖父であり、その祖父であり…って、つまり、同じ人…なんですよね、それは」
霧灯夢二:「……途方もない話だ。」
平賀迅:「フフ、そうだ。夏澄は察しが良いな。ともかくそいつは、どこまで行っても生きる事にすがり続けた訳だ……もう消えてなくなったがね」
羽石夏澄:「そのひとの、今まで蓄えた『知識』だけが…平賀くんの中にあるんですね…」
羽石夏澄:想像もつかない、と思う。
平賀迅:「で、今話した事はUGNのデータベースをちょっと探れば出てくるからね、それを目当てにしたんなら、まあ納得がいく、って所だ。もちろん、だからって容認はしないが」
柳武歩:「知識を持ってるだけで、平賀はやっぱり平賀なんだよな……?」恐る恐る尋ねる。
平賀迅:「そう、知識だけだ。ま、荒唐無稽な話だし、私も全貌は未だに把握しちゃいないが……」
平賀迅:「……」 薄く笑って 「……さあて、もしかしたら脳の隅に眠る私の祖父がある時私の人格を乗っ取って……なんてホラーもあるかもしれないが」
柳武歩:「やだよ、そんなの」
柳武歩:けっこう本気で怯えている。
平賀迅:「私は私だとも。平賀迅は、知識の継承の前後で連続性を保っている。これは間違いない」
エリス・トリオン:「犯人はそれが狙いってか? アホらしい」
平賀迅:「……といっても、別にその知識を頭のなかに打ち込まれる前の私を君も知ってる訳じゃなかろうし、それはさして問題じゃないが……」
エリス・トリオン:「コトをでかくしすぎだ。テメー一人、拉致れば済む話だろが」
平賀迅:「アホらしいだろ? だが私はその可能性を捨てきれない。だってだね」
平賀迅:「……そうじゃなきゃあ、私は本当に、偶然に、たまたま、架空の"犯人"に仕立て上げられた事になるだろ」
平賀迅:「その方が数倍アホらしい」
羽石夏澄:「何らかの理由をもって、平賀くんが狙われている。そう考えるのが自然…」
柳武歩:「そっちの方が嫌だな……」
エリス・トリオン:「適度に名が売れてて、適度に実力があって、適度に信頼がなかったんだろ」
平賀迅:「……私一人拉致すればってのも、確かに分かるよ。だがここはアカデミアだ。UGN内部でも一部の者しか知らず、管理は堅牢、監視は重大。そこから人一人を島外に浚うのも、結構手間だ」
平賀迅:「犯人に仕立て上げれば、堂々島外に連れ出せる訳だしな」
平賀迅:「……偶然ではなく"適格"か。それもある線ではある……」
霧灯夢二:「お前が遠い目をしてたのは」
霧灯夢二:「時々辞書を引いてしまうからか?」
平賀迅:「……だから言ったろう! 『馬鹿馬鹿しいと思いながら、可能性を捨てきれない』とね!」
平賀迅:「……フフ。よせよ夢二」
エリス・トリオン:「……つまり犯人が、体制の目を出し抜くより、体制になっちまう方が簡単な奴ってことか」
平賀迅:「私もあんまり、見たくはないんだ。見たくないものもたっぷり詰まっているし、何だかズルい気がするからね」
エリス・トリオン:「アホらしい、が、まあその仮定の上でなら筋は通ってる」
柳武歩:全部完全に理解できたわけじゃない。
柳武歩:でも、平賀迅という男の、どこか距離を掴みかねる理由の一つは分かった気がする。
柳武歩:「……ますます、真犯人探しは絶対だ。それもう、抗争が終わるかどうかだけの問題でもないや」
平賀迅:「しかし結局、見てはしまうんだな。頼れるからな。使える物、すべて使わないのは不誠だろ。まあ、疲れるが……」
エリス・トリオン:「やけにガチくせえのはそのせいか」
霧灯夢二:「………言ってくれてありがとう、平賀。それと、すまない。」
霧灯夢二:「言いにくいことを訊いてしまって。」
平賀迅:「構わんよ。説明がな、ほら。面倒なだけだ。別に言いたくないもんじゃない……実際に頼られたって、何でも答えられる訳じゃあないしね」
平賀迅:「多少の人生相談とかには役立てられるかもしれないが、自分の恋愛だってどうにもできないし……」
羽石夏澄:「そりゃ、恋愛にマニュアルはありませんから」
柳武歩:「……」
平賀迅:羽石さんの言葉には曖昧に笑って返す
平賀迅:「……ああ。で、そうだな。ガチってのも、その通りだよ」
平賀迅:「さっきエリスが言った通り、このアカデミアにおいては、よほどの悪意を秘めた者や、不可逆に変質した者でなければ、大概の罪は許される」
平賀迅:「しかしそれは、逆に言えば『そんなものはどうでもいい』とアカデミアが考えているからだ。深い悪意がなければ、取り除かなくて良い。不可逆のジャームでなければ、戻ってこられるだろうと」
平賀迅:「……私の罪をアカデミアがどう思っているかは、分からないからね。マジさ、私は」
柳武歩:「……大丈夫だよきっと。このガッコは、あれだ。懐が広いってやつ」
平賀迅:「……やれやれ、話し過ぎたな! ま、こんな事は忘れてくれて構わんよ。元のアカデミアを取り戻す! それも私の大きな目的の一つなんだから」
霧灯夢二:「…饒舌になってくれて嬉しかったよ、平賀。」
霧灯夢二:「これで、全員隠し事なし。すがすがしい状態で次の段階に移れるな。」
エリス・トリオン:「今の時点じゃ仮定しかできねえ」
エリス・トリオン:「ま、俺としちゃお前周りに陰謀が集中してりゃ有難ェがな。手間が省ける」
平賀迅:「人をデコイみたいに言ってくれる」 イスにもたれかかり、放って置かれていたブラックサンダーをようやく食べきる
霧灯夢二:「そう、仮定しかできない状態だ。これでようやく最初の話題に戻るが…」
霧灯夢二:「フィーネを保護して、話を聞いてみよう。罠にしろ手がかりにしろ、何かしら知ることは出来るはずだ。」
エリス・トリオン:「結局、そこに戻るか……」
平賀迅:「ああ。そろそろしっかりと捕まえ……保護……したいところだ。あまり長くは持たないだろうからな」
霧灯夢二:「5人で手分けして探そう。」
霧灯夢二:「もしフィーネに会ったら俺の名前を出してもらえればいいと思う。」
GM@CHAOS:そこで任務開始のブザーが鳴り、出撃を促す。
柳武歩:「俺も顔だけは合わせたけど、まあ、霧灯のが確実だな」
平賀迅:「そうするよ。風紀が足を鈍らせてくれることを祈るだけだな」
平賀迅:ブザーを見上げ、立ち上がる 「急かしてくれるね。だが今は、急かされるとするか」
霧灯夢二:こちらも立ち上がる「怪我はもういいか、エリス先輩?」
霧灯夢二:「なんなら二人分働くが。」
エリス・トリオン:「てめーに心配されるほど堕ちちゃいねえよ」
霧灯夢二:「それは失礼。」
羽石夏澄:手を組んで伸びをしながら立ち上がる。
エリス・トリオン:手元のマグネシウム瓶を揺らす。「『残弾』も補給した。欲を言やあ酒が欲しいがなぁ」
羽石夏澄:「……やるだけやってみましょう」
霧灯夢二:扉から外へ出ていく。
柳武歩:立ち上がったものの、部屋を出ずにその場に留まっている。
羽石夏澄:エリスの方を見て。
エリス・トリオン:扉から出ていく。
羽石夏澄:「…それじゃ。ありがとうございました。行ってきますね、せんぱい」にっこりわらう。
羽石夏澄:ロイス!
エリス・トリオン:「……ああ? まあ、せいぜい良い火力になれ」
平賀迅:「しかし情報収集か、いっそアレに連絡をつけられれば……って、そういやあ壊してたな、全く」 トランシーバーの残骸を片手に、新しいものをゴソゴソと探している
羽石夏澄:せんぱい/エリス・トリオン/いいひと:○/ちょっとこわい/ロイス でとっておきます。
柳武歩:「……平賀」探し物をしている背中に呼びかける。
エリス・トリオン:ロイス変更 手のかかる後輩/羽石夏澄/庇護:○/同情/ロイス
平賀迅:「ん、何だ? 歩も壊したか? 二つもあるかな……」 ごそごそ
柳武歩:「いや、別に壊れてない。それより、さっきの話」
エリス・トリオン:同情じゃないか。共感だな
エリス・トリオン:後輩/羽石夏澄/庇護:○/共感/ロイス
平賀迅:「ん、さっきの話?」 顔を向ける 「何だ。知りたい事でもあるのか?」
柳武歩:「あ……さっきの、つっても今さっきの話じゃなくて、ええと」落ち着かなさげに瞬きを繰り返す。
柳武歩:「夏川チャンのこと」
平賀迅:「ミナの事?」 首を傾げ
柳武歩:「うん。目の強さが好きなのか」
平賀迅:「……え。うん? 何だ、いきなり……いや、まあ、好きな所の一つでは、あるかな」
柳武歩:「他には?」
平賀迅:「……何だ、いきなり」 落ち着きなく繰り返し
平賀迅:「彼女の好きな所? 他に? んん……そうだな」
平賀迅:「あれで結構感情的な所とか、見ていておお、と思うし、あと何でも挑戦する所なんかは、結構シンパシーを感じる……」
柳武歩:下を向いたまま、無言で聞いている。
平賀迅:「アイドルやってたの、知ってるだろ? あんな事普通やるものかよ。でも実際、見事にやってのけて、ランキングの1位にまでなって」
柳武歩:「……うん」
平賀迅:「きっと真面目に打ち込んだんだろうなと、いや、私は想像するしかできないが……表情だって、明るくなって、ああいう顔もできるんだなって思って……フフ」
柳武歩:「…………うん」
平賀迅:「みっともないよな。それで私はメチャクチャ焦って、あんなクソみたいな告白をしてしまった」
平賀迅:「別に、誰かがライバルになるだなんて思ってはいなかったんだ。私が彼女を振り向かせればそれで勝ちだと。相対値じゃなく絶対値の勝負だと思ってたのに」
平賀迅:「あれで、ミナの事をたくさんの学生が知ったと思って、負けるかもしれないと狼狽えて、先走った。彼女の話も聞かないで……まったくバカな奴だ」
平賀迅:「……そう、心乱されるんだよな」
柳武歩:「………………」
平賀迅:「どこが好きっていうより、そういうものなんだ」
柳武歩:「うん……わかるよ」
平賀迅:「初めて直接見て話したのは、あのプロムでの事件の時だ」
平賀迅:「最初は警戒して、油断せず注意し続けてたんだが、それがいつの間にか、まあ……」
平賀迅:「好意ってものになっていたんだろうとも」
平賀迅:「……私の知識に『恋』はないから、断言はできないが、まあそういう事なんだろう……」
平賀迅:「…………」 赤くなった頬を掻き、顔をそむける 「何語ってんだ、私は……」
柳武歩:「……いいじゃん」
平賀迅:「……いいって、何が」
柳武歩:「夏川チャンのことよく見てるし、真摯に向き合えそうだなって」
平賀迅:「そりゃあ、そうだろうとも。ミナはまあ、あれは並大抵の事じゃあ恋愛的なニュアンスで誰かに傾くって事はないだろ。そのためにはよく見て、真面目にならねば」
柳武歩:「ははは。強敵だ」
柳武歩:顔を上げ、歯を見せて笑う。
平賀迅:「そも私だって、恋とかそんなのは全然だし……中学は行ってないし、小学校は男同士で遊ぶことしか考えてなかったし」
柳武歩:「じゃあ、初恋だ」
平賀迅:目を丸くして 「……あ、ああ」
柳武歩:「……叶うといいな」
平賀迅:「……う、うむ。叶えたいものだが、ほら、それにしたってこの状況をどうにかしなければ何もならないからな」
平賀迅:「手伝ってくれよ。歩。頼りにしてるんだ」
平賀迅:「君という友人を、誰より」
柳武歩:「任せろよ」
柳武歩:「前にも、言ったじゃん。応援してるって」
平賀迅:「ああ。だから今はそのために……っと」 積み上げられたガラクタの底からトランシーバーを引っ張り上げ
平賀迅:「あったあった。そのために、フィーネ。そしてアカデミアだ。そこを直さなきゃ、コースに戻る事すらできやしない」
柳武歩:「おう。行くか……って、もうみんな先行ってんだった、急がないと」
平賀迅:「そうだな。いい加減にしないと二度目のブザーが鳴るぞ。きっと二人で怒られる」 軽く歩ちゃんの背中を叩き
平賀迅:「行こう」
柳武歩:平賀君の後ろに続いて、部屋を出る。
柳武歩:(……わかってた)
柳武歩:(最初からわかってた事だから)
柳武歩:(何も変わらない。やる事は何も変わらない)
柳武歩:表情を変えずに、一人廊下を歩いていく。
GM@CHAOS:では、キミたちがブリーフィングルームを出たところで対決イベントへと移ろう。

【対決イベント:総力戦/ミドルフェイズ9】

GM@LAW:質問に対する裁定の変更を発行します。
>夏川ミナ:>ロウ陣営は、チームの中で誰か1人が判定する際に〈情報:〉だけでなく好きな技能で判定を行なうことができます
>これはエフェクトとか装備の効果は乗りますか?使えない技能とか、これは適応されないぜってやつとかありますか?
>GM@CHAOS:その技能で使用できる効果のものであれば、エフェクトやアイテムの効果も適用されます。
>霧灯夢二:あ、その点に踏み込んで確認しておきたいんですけど、
>GM@CHAOS:はいはい
>霧灯夢二:例えば滝さんが射撃技能で判定し、判定に必中の弓を使ったとします
>GM@CHAOS:はい。
>霧灯夢二:この場合必中の弓の達成値上昇は載りますか?
>霧灯夢二:必中の弓の説明には「射撃攻撃の達成値に+10する」とありますので
>霧灯夢二:情報収集の場合載るかどうかの判定を仰ぎたいです。
>GM@CHAOS:さきほど財産点を使用不可と言ったように、これはあくまでも情報収集判定ではなくフィーネを探すための〈情報:〉技能による判定と扱いますので
>GM@CHAOS:必中の弓による遺産の効果も適用されると判断します。
GM@LAW:こちらについてですが、適用されないと変更します。
GM@LAW:あくまでも判定技能の変更であり、攻撃とは扱いません。
滝瑞果:すると、同様に
GM@LAW:同様に、「攻撃を行う」エフェクトの使用も不可とします。
滝瑞果:「攻撃する」という表記のエフェクトなどについても使用不可となりますか?
GM@LAW:そういうことです!
GM@LAW:攻撃を行わないエフェクトであれば問題ありません。
GM@LAW:ダイスを増加させるであったり、判定に使用する技能を変更するなどのエフェクトですね。
GM@LAW:もう一つの方も訂正をば。
ロコロコ:おうさ
>ロコロコ:これって判定せずに相手を攻撃とかできますか?
>GM@CHAOS:できません!キミたちは少女の身柄を捜索するだけ!遭遇したりはしない!
>ロコロコ:遭遇しないってことは、敵陣営を対象にエフェクトを使ったりもできない感じでしょうか。
>GM@CHAOS:あー、そこは微妙なとこですね。
>GM@CHAOS:攻撃は不可。相手の判定になんらかのリアクションをするのは可でいきましょう。
GM@LAW:こちらについてですが、全て一律不可とさせてください。
GM@LAW:全く独立して、別々の場所で判定(=捜索)を行っているような感じとお考えをば。
GM@LAW:直接なんやかんややりあうのはこのあとの決戦イベントまで溜めておいてもらう!
GM@LAW:そっちで存分にやりなさい!
ロコロコ:イイデショウ
滝瑞果:はいはい
GM@LAW:それでは、実際の対決に移っていきましょう。
ロコロコ:移る
GM@LAW:みんな登場は済んでいますし、改めてルールを説明します。
GM@LAW:Finalステージは「5on5 総力戦・少女の居場所」。
GM@LAW:フィーネの居場所を突き止めるため、各陣営のPC全員がフィーネを探して競うことになります。
GM@LAW:PCは任意の〈情報:〉技能で判定を行なってもらい、一番達成値が高かったPCがいるチームが勝ち!
GM@LAW:判定をせず、手番を使って支援をすることも可能だ。
GM@LAW:なお、各陣営には過去の対決イベントで得た恩恵を得ています。
GM@LAW:「1on1 追跡戦・アジトへの道」で勝利したロウ陣営は、チームの中で誰か1人が判定する際に〈情報:〉でなく好きな技能で判定を行なうことができる。
ロコロコ:うおー特権!
GM@LAW:この判定は攻撃とは扱わず、攻撃する旨のエフェクトや効果は使用できず、適用されない。
GM@LAW:「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」で勝利したカオス陣営は、全員が判定に達成値+3のボーナスを得られる。
霧灯夢二:わーい!
GM@LAW:判定は行動値順。相手陣営に干渉することは不可!財産点使用不可!
GM@LAW:万が一同値だった場合はもう一度全員で判定をしてもらう!
GM@LAW:以上です。なにか新しく質問ありますでしょうか。
ロコロコ:待機とかはできますよね。
GM@LAW:待機はできます!通常のラウンド進行に順じるかたち。
霧灯夢二:万が一同値だった場合、ラウンドは次のラウンドに移りますか。
GM@LAW:ラウンドは次に移るとします。
霧灯夢二:わかりました。ありがとうございます。
柳武歩:行動値が同じPCはどっち陣営が先に振るか決まってましたっけ
GM@LAW:今、暫定的にchoiceを使って決めます。出たほうが先と裁定します。
GM@LAW:choice[LAW,CHAOS]
DoubleCross : (CHOICE[LAW,CHAOS]) → CHAOS

GM@LAW:同値の場合はカオス陣営が先と扱います。
柳武歩:了解です。
ロコロコ:理解
霧灯夢二:了解しました!
平賀迅:分かりましてー
GM@LAW:それでは、対決に入りましょう。

GM@LAW:セットアップの処理から始めましょう。ある方は宣言をば。
ロコロコ:なーし
芙蓉堂太一:ありません
柳武歩:ないよ
滝瑞果:ナイデス!
朝倉侑生:ありませんです
平賀迅:そんなものはない!
羽石夏澄:なしです
霧灯夢二:なし!
夏川ミナ:ないはずです
エリス・トリオン:なし
GM@LAW:では行動値順に行きませう!
GM@LAW:朝倉くんから!
朝倉侑生:へーい!
朝倉侑生:待機します!
GM@LAW:次!ミナちゃん!
ロコロコ:待機だ待機だ!
夏川ミナ:待機します
GM@LAW:では次!霧灯くん!
霧灯夢二:こちらも待機
GM@LAW:次はロコくん!
ロコロコ:《アドヴァイス》をミナちゃんに。
ロコロコ:ダイス+7、C値-1です。侵食値は4上がる。
ロコロコ:87になったね。だいぶやべーなー。
ロコロコ:あ、次の人いいですよ!
GM@LAW:OK!次は柳武さん!
柳武歩:振ります。器物使いラッキーメダルWH一体化
柳武歩:《情報:アカデミア》で。
柳武歩:6dx+2+3
DoubleCross : (6R10+2+3[10]) → 9[4,5,5,6,6,9]+5 → 14

LAW/0 CHAOS/14
GM@LAW:では次は滝さん!
滝瑞果:3dx+2 〈情報:アカデミア〉
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[2,8,9]+2 → 11

滝瑞果:あっしまった!
滝瑞果:コネ持ってたんですが、後から2つ振り足すことってできますか
GM@LAW:いいでしょう!ふりたしたまえ!
GM@LAW:そういえば行ってなかったけどコネは使っていいです!
滝瑞果:2dx+2 「学園通の友人」分
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 4[3,4]+2 → 6

滝瑞果:ゆ、友人――っ!!
滝瑞果:終わりです。
LAW/11 CHAOS/14
GM@LAW:次は平賀くん!
平賀迅:フーッ
平賀迅:<情報:アカデミア>で……振らせてもらうぜ!見ていろよ!
平賀迅:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[4,5,8,10]+1[1]+1 → 12

平賀迅:フッ……
平賀迅:以上です
GM@LAW:どんどん行こう!芙蓉堂くん!
芙蓉堂太一:はいさー
芙蓉堂太一:《エンジェルヴォイス》をミナちゃんに。C値-1、ダイス数5個増加。侵蝕値4上昇。
芙蓉堂太一:以上です。
GM@LAW:次は羽石さん!
羽石夏澄:はい!
羽石夏澄:<情報:アカデミア>で、学園通の友人のコネを使用します。
羽石夏澄:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[3,4,4,7,9,10,10]+7[6,7]+1 → 18

羽石夏澄:以上です!
GM@LAW:では次はエリスくんだ!
エリス・トリオン:はいさい
エリス・トリオン:情報:UGN でメダル白使用
羽石夏澄:すみません、先ほどの、情報ボーナスで+3でした!
エリス・トリオン:5dx+3+1+3
DoubleCross : (5R10+3+1+3[10]) → 8[4,4,5,6,8]+7 → 15

エリス・トリオン:クソだぜこいつ
LAW/11 CHAOS/21
GM@LAW:では現状はこう!
GM@LAW:ここからが真の勝負となる予感がする……待機組の行動に移っていこう。
GM@LAW:行動地の逆順となり、霧灯君の手番。
霧灯夢二:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》で判定します。
平賀迅:《援護の風》を使う!+3D!
霧灯夢二:コネ:学園通の友人使用。さらにオートで《紡ぎの魔眼》。
霧灯夢二:行きます!
霧灯夢二:17dx7+8
DoubleCross : (17R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,4,5,7,7,8,8,9,9,9,10]+ 10[2,2,3,4,5,7,7,9]+10[7,8,9]+5[2,4,5]+8 → 43

霧灯夢二:うーん…こんなところか…!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:105->112)
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+2した(侵蝕率:100->102)
LAW/11 CHAOS/43
GM@LAW:では、ミナちゃんの待機手番に入ろう!
夏川ミナ:CHAOSは43+21で64……?
ロコロコ:頼んだよ、ミナエル!
夏川ミナ:とりあえず、勝者の特権! ロウ陣営とっておきの判定変更をしたいです。白兵判定。
ロコロコ:ノーノー!見るのは最大達成値だけやで!
夏川ミナ:ゾディアックウェポンは装備無しです。
夏川ミナ:あっそういうことか。じゃあ43ですね
夏川ミナ:ということで、判定変更OKでしたら振ります。コンボ『攻撃します』 《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》。
芙蓉堂太一:オート《援護の風》をミナちゃんに。ダイス数8個増加。侵蝕値2上昇。
GM@LAW:変更OKです!判定をどうぞ。
夏川ミナ:10+7+5+8dx6+9
夏川ミナ:む、だめなのか
夏川ミナ:たしざんしよう
ロコロコ:みたいやな
夏川ミナ:30dx6+9
DoubleCross : (30R10+9[6]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,5,6,7, 7,8,8,9,9,9,9,10,10]+10[3,4,4,5,5,5,7,8,8,9,9]+ 10[2,3,7,8,10]+5[2,4,5]+9 → 44

夏川ミナ:!!!!
GM@LAW:おお……!
ロコロコ:ひえーっ
芙蓉堂太一:おおおお
ロコロコ:ドッキドキやな!
朝倉侑生:イエーイ!イエーーイ!
滝瑞果:ミナちゃーん!!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+4した(侵蝕率:89->93)
芙蓉堂太一:ナイス!!!
夏川ミナ:こ、これだけ振って44なのか・・・危なすぎる
朝倉侑生:もっと胸張って!
LAW/44 CHAOS/43
芙蓉堂太一:胴上げだー
GM@LAW:では、総力戦はLAW陣営の勝利!
朝倉侑生:イエーイ
芙蓉堂太一:おー!!
霧灯夢二:うおーん!うぎゃー!
柳武歩:うぐううう
ロコロコ:うおーっ!うオーっ!
エリス・トリオン:ハハハハ
GM@LAW:対決イベントの総合結果は5-2!LAW陣営の勝利です。
滝瑞果:アヤッター!
エリス・トリオン:勝者はよく鳴く
平賀迅:やれやれ……ここは譲っておいてやるとしよう(譲りのプロ)
ロコロコ:うおーうおー
芙蓉堂太一:ちゅんちゅん
朝倉侑生:オギャーオギャー

SIDE:LAW
対決イベント
SIDE:CHAOS
1stステージ
朝倉侑生 「1on1 殲滅戦・謎の兵器群」 × 羽石夏澄
滝瑞果 × 「2on2 情報戦・学園に残る痕跡」 霧灯夢二
ロコロコ エリス・トリオン
芙蓉堂太一 「1on1 追跡戦・アジトへの道」 × 平賀迅
夏川ミナ 「1on1 奇襲戦・バックスタブ」 × 柳武歩
2ndステージ
滝瑞果 「3on3 近接戦・直接攻撃」 × 平賀迅
ロコロコ エリス・トリオン
夏川ミナ 羽石夏澄
朝倉侑生 × 「2on2 交渉戦・フィーネの連絡先」 柳武歩
芙蓉堂太一 霧灯夢二
Finalステージ
SIDE/LAW 「5on5 総力戦・少女の居場所」 × SIDE/CHAOS
ロコロコ:演出とか……するかい?
夏川ミナ:どういう演出になるんだろうこれ
芙蓉堂太一:木を薙ぎ払ったらそこにフィーネが!
ロコロコ:ロコのすけと太一えもんがアドバイス!
ロコロコ:美奈ちゃんが見つける
ロコロコ:ミナ
夏川ミナ:それでいきましょう

GM@LAW:【学園島 スラム街】
GM@LAW:風紀委員陣営、番長陣営はそれぞれ分散し、フィーネの隠れ家を捜索している。
GM@LAW:その探索地域の一つがこのスラム街だ。
夏川ミナ:風紀メンバーとLINEやエフェクトで連絡を取りながらスラム街をうろついてます。
夏川ミナ:「衛生状況が良いとは言えませんね」 駆け抜けていく巨大ネズミを横目で追う。
ロコロコ:『人の目を気にせず、夏川くんのやりやすいようにやるんだよ。あちらも、形振りかまったりはそうしないだろうからね。』LINEからぴこん!とメッセージ
ロコロコ:それに続いて、目撃証言だとか、それを元にどこを探すのが効果的かとか、具体的なアドヴァイスも飛んで来るよ。
ロコロコ:PLがそういうのわかんないからできないけど、ロコはノイマンだからきっと的確だよ。
夏川ミナ:「やりやすいように……」
芙蓉堂太一:透明の小鳥が飛んできて肩に停まる。
芙蓉堂太一:『どうも夏川さんのいる方面で目撃談が多いよ。念入りに探してもらえるかな?』
夏川ミナ:「この鳥、喋れたのですね」
芙蓉堂太一:(援護の風と、イージーエフェクト・空の楽器のイメージ)
夏川ミナ:基本的に、鳥が飛ぶ時はいつも近くに芙蓉堂太一がいたので、これはこれで新鮮だ。
夏川ミナ:聞き込みは時間がかかる。かといって、ぐずぐずしていれば番長連に先を越される可能性もある。
夏川ミナ:そもそもこのスラム街、どんな人間が住んでいるのかもよくわからない。
夏川ミナ:「うん」
夏川ミナ:「フィーネさん。いらっしゃいますかー」 結局、物陰に声をかけながら歩き回る事にした。
夏川ミナ:「フィーネさーん」
夏川ミナ:腰の高さくらいのゴミ箱を開けたり、しゃがみこんでドラム缶の中を覗いたりする。
GM@LAW:では、夏川さんは目の前の瓦礫の山に気づくでしょう。
GM@LAW:そこからスケッチブックが覗いている。
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「……?」 回り込みます。
夏川ミナ:「こんにちは?」
GM@LAW:瓦礫に埋もれる中。隙間に生まれた空洞に、金髪の小さな少女が挟まっている。
フィーネ:「あ!人!人だ!ねえねえ!」
夏川ミナ:「はい、人です」
フィーネ:「これ、どかせる?お家作ってたらくずれちゃった!どうしよう!」
フィーネ:「あ、こんにちは!」
夏川ミナ:「なんでしょう。答えられる範囲でしたら、お答えします」
夏川ミナ:「はい。こんにちは」
夏川ミナ:「家?ここに住むつもりだったのですか?」
フィーネ:「うん。おんなじところにいたら、すぐ見つかっちゃうから」
フィーネ:「じぶんでおうち作ろうと思って、石とか、木とか、あつめたの!」
夏川ミナ:「そうなのですか。でも、石とか木の家ではちょっと寒いかもしれませんよ」
夏川ミナ:「私と一緒に来ますか? 任務のついで程度ですが、暖かいお茶の出るお部屋に案内出来ると思います」
フィーネ:「ほんと!お茶!知ってる!お茶って、茶色いんでしょ!」
夏川ミナ:しゃがんで目線を合わせている。
フィーネ:「茶色だからお茶っていうんでしょ?」
フィーネ:「あ、でも……うーん……」
夏川ミナ:「そうですね。ただ、私個人としては緑色のお茶の方が美味しいと思います」
夏川ミナ:「お茶はおきらいですか」
フィーネ:「緑もあるの!?お緑じゃない!」
フィーネ:「あ、ううん。きらいじゃないけど……うーん……」
夏川ミナ:「はい。でも、お茶と言うんです。不思議なことに」
フィーネ:「……うーん……うん。」
夏川ミナ:「なにか心配事が?」
フィーネ:「そうだよね。逃げても逃げても、もうしかたないよね。見つかっちゃうもん」
夏川ミナ:「逃げたいのですか。ええと」
夏川ミナ:「私はミナです。夏川ミナ。お名前は?」
フィーネ:「あ、あたしね、フィーネ!」
夏川ミナ:(やっぱり)
夏川ミナ:「フィーネちゃんですか。逃げたいのですか?」
フィーネ:「逃げたいっていうか……あのね、あたしね、」
フィーネ:「いろんなものをいっぱい見て、いっぱいかきたいの!」
フィーネ:「だから、逃げたいんじゃないけど、捕まっちゃうのはやなの」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「フィーネちゃん。これからミナは、二つほど提案をしようと思います。よろしいですか?」
フィーネ:「2つ?」首を傾げながら、こくこく頷く。
夏川ミナ:「まず一つ。捕まっちゃうのが嫌なら、私と一緒に逃げてしまいましょう」
夏川ミナ:「私があなたのボディガードになります。追っ手は私が倒します」
夏川ミナ:「アカデミアは厳戒態勢ですが、いろいろなものを見に行きましょう。これが一つ目です」
フィーネ:「そんなこと出来るの!すごいすごい!」
フィーネ:「いろんなもの見れるね……あ、そうだ」
フィーネ:「2つ目!2つもあるの?」
夏川ミナ:「出来てしまうのですよ」
夏川ミナ:「はい」
夏川ミナ:「あります。二つ目なのですが……」
夏川ミナ:「実はわたしは、あなたを捕まえにきた風紀委員の一人です」
フィーネ:「えっ」
フィーネ:「ど、どうしよう!逃げないと!」
フィーネ:「う……でも出れないよ……」
フィーネ:「どうしよう」
夏川ミナ:「はい。正直私としても、あなたを連れて色々なものを見にいきたいです」
夏川ミナ:「あなたを連れて帰らないといけない。しかし、貴方が嫌がることはしたくない。アンヴィバレントな状況です」
フィーネ:「あんびー……???」
夏川ミナ:「モニャモニャしています」 言い直す。
フィーネ:「モニャモニャ……?」
夏川ミナ:「……ちょっと、頭に気をつけて下さいね」 瓦礫をどけていく。
フィーネ:「わっ」
フィーネ:「わっ、すごい!すごいすごい!あなた、とっても力持ちなのね!」
フィーネ:「あたしが頑張っても、ぜんぜんどかせなかったのに!」
夏川ミナ:「はい。この程度、私にとっては葉っぱか枯れ木のようなものです」
夏川ミナ:「どうでしょうフィーネちゃん。崩れたおうちをどかした恩に免じて、一度だけ風紀委員の陣営に来て頂けませんか?」
夏川ミナ:「やっぱりここに居たくない!と感じたら、その時はミナがあなたを連れて脱走します」
夏川ミナ:「いろいろなものを見にいきましょう」
フィーネ:「うん。分かった。ありがとうはありがとうで返さないとだから。ミナについていくよ」
フィーネ:「そのほうが、いい気がする」
夏川ミナ:「ありがとうございます。フィーネちゃん」
GM@LAW:少女は白くか細い手を伸ばす。
夏川ミナ:きゅっと手を握る。
夏川ミナ:はぐれないように、かつ番長陣営に見つからないよう、頭上の透明な小鳥に誘導されながら歩いていきたいです。

GM@LAW:シーンを終了します。
GM@LAW:ロイス・購入が可能。必要な方はどうぞ。
ロコロコ:ぬーぬー
エリス・トリオン:強化素材
ロコロコ:ブルーゲイル狙います。
エリス・トリオン:あ、駄目だ
エリス・トリオン:強化素材って常備化品限定なのか……!
柳武歩:そうなんだ!?
エリス・トリオン:今知った
ロコロコ:4dx+3 能力訓練ー
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 8[4,5,6,8]+3 → 11

ロコロコ:だめだー
ロコロコ:おわり
芙蓉堂太一:照準器狙います。
夏川ミナ:ブルーゲイルを狙ってみます。
芙蓉堂太一:7dx+2=>15
DoubleCross : (7R10+2[10]>=15) → 9[5,5,6,6,8,9,9]+2 → 11 → 失敗

夏川ミナ:3dx+1=>20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 10[5,8,10]+5[5]+1 → 16 → 失敗

夏川ミナ:惜しい。終わりです
芙蓉堂太一:うーん、まあいいか。以上。
平賀迅:ブルーゲイル
霧灯夢二:うーん、ヘヴィマシンガン買います
羽石夏澄:ブルーゲイルを
平賀迅:4dx+6>=20
DoubleCross : (4R10+6[10]>=20) → 8[5,6,6,8]+6 → 14 → 失敗

平賀迅:無理。以上!
羽石夏澄:7dx>=20
DoubleCross : (7R10[10]>=20) → 9[1,2,3,6,7,8,9] → 9 → 失敗

柳武歩:同じくブルーゲイル
エリス・トリオン:うーん、行動値が足りないんだよな・・・
羽石夏澄:ダメ!以上
柳武歩:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 6[1,2,6,6,6,6]+2 → 8

霧灯夢二:4dx+6>=24
DoubleCross : (4R10+6[10]>=24) → 9[1,5,7,9]+6 → 15 → 失敗

柳武歩:だめ!
ロコロコ:滝えも~ん。ブルーゲイル買ってよ~。
霧灯夢二:財産9使って買います
エリス・トリオン:ブルーゲイル買おうか?
柳武歩:以上!ロイスも変更なし。
柳武歩:買えるのかいエリスん!
エリス・トリオン:ブルーゲイル買います
霧灯夢二:以上!
エリス・トリオン:5dx+7
DoubleCross : (5R10+7[10]) → 8[1,1,2,2,8]+7 → 15

エリス・トリオン:なんだこの出目
エリス・トリオン:財産5点使って買います
柳武歩:ヒュウー
エリス・トリオン:誰が欲しい?
ロコロコ:はいはーい
柳武歩:ヒラガマン?
エリス・トリオン:ギフテッド野郎にはやらん
霧灯夢二:羽石さんはどうです?
平賀迅:ですね。私は既に持ってますんで!
エリス・トリオン:ああ、そっすね
ロコロコ:うわーん。滝えもーん。エリスくんがいじめるよー。
柳武歩:あ、そうか
朝倉侑生:アカデミアにロイスを取得したいです。感情は憤懣:○/恥辱。
エリス・トリオン:羽石さんに渡そう
羽石夏澄:あ、じゃあほしいです
GM@LAW:アカデミア!
羽石夏澄:ありがたく!
朝倉侑生:本音を言ったので!
朝倉侑生:購入判定はなし、で以上です。
滝瑞果:3dx>=20 ブルーゲイル
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 8[1,7,8] → 8 → 失敗

滝瑞果:だめ!
ロコロコ:しっぱいなのだ

【決戦イベント/ミドルフェイズ10】

GM@LAW:次のシーンは決戦イベントとなります。
ロコロコ:ダーッ!
GM@LAW:まずはMAPにご注目ください
ロコロコ:なんかある
芙蓉堂太一:わっ
柳武歩:ええっ
羽石夏澄:マップだ
夏川ミナ:これは・・・
霧灯夢二:おおっすごい!
GM@LAW:決戦イベントは、PC同士によるフィーネの奪い合いになります。
GM@LAW:マップ上にある各チーム拠点に、フィーネを連れてきた陣営が勝利となります。
ロコロコ:ふむふむ
GM@LAW:マップはブロックごとに分かれ、ラインで繋がったブロックにのみ移動することができます。
ロコロコ:ふむ
GM@LAW:ブロックごとにエンゲージが形成されると思いねえ
ロコロコ:理解した
GM@LAW:マップの1ブロックの距離はそれぞれ[10メートル]です。
夏川ミナ:縮地・・・
GM@LAW:1ブロック離れるごとに[20メートル]、[30メートル]となるぞ。
平賀迅:投降するなら今のうちだぞ!
GM@LAW:なお、マップの直線状のみが
GM@LAW:視界の届きうる範囲です。
柳武歩:そうなるよなw
GM@LAW:エフェクトの射程などに影響しますね。
ロコロコ:なるほど。
芙蓉堂太一:ふーむ
エリス・トリオン:飛車方向が『視界』なわけね
ロコロコ:ラインでつながってなくても、直線状なら視界?
滝瑞果:面白いなあ……!
GM@LAW:つながっているところのみです!
GM@LAW:で、斜めはMAPだとまっすぐに見えませんが
GM@LAW:真っ直ぐだと思ってくださいw
ロコロコ:ふむ
滝瑞果:あ、斜めも大丈夫なの?
ロコロコ:ではラインで繋がっているところしか視界は届かないのだな。
夏川ミナ:つまり、7-18から2-16まで縮地できるってことですね
夏川ミナ:12-16だ。
平賀迅:なんかすごいこっち見られてない?
柳武歩:そりゃそうじゃ
エリス・トリオン:柳武キド博士!
GM@LAW:開始状況について説明します。
滝瑞果:あ、すいません、一番左上のマスですけど
GM@LAW:はい!
滝瑞果:これって、上下方向には直線つながってないと見ていいんですよね?
GM@LAW:つながってないです!
滝瑞果:番長側の右下マスは、これ一番上までつながってますが
滝瑞果:その点で完全な対称ではないと見ていいですか
GM@LAW:ちょっと待ってください
GM@CHAOS:すみません!記述ミスである可能性があるので、確認して後日回答します。
滝瑞果:分かりましたー
GM@LAW:すみません、改めて開始状況について!
▼開始状況について
対決イベントで勝ち越した陣営……LAW陣営については、「フィーネの隠れ家」が初期配置になります。
また、フィーネを連れているPC(後述)を除き、初期配置の時点で1ブロック移動してよいです。
エリス・トリオン:つよい
▼開始状況について
対決イベントの合計勝利数が少ない陣営……CHAOS陣営については、各チーム拠点が初期配置になります。
ただし、対決イベントに勝利した数だけブロックを移動でき、その地点を初期配置とすることができます。
GM@LAW:今回で言うと2ブロック分ですね。
▼フィーネを連れているとは何か?
フィーネはエキストラとして扱われ、決戦イベント開始時点では、LAW陣営と一緒にいます。
LAW陣営は誰が彼女を連れているかを、ラウンド進行開始前に決定しておくこと。
「フィーネを連れている」状態のPCが移動すると、フィーネも同時に移動します。
▼フィーネを奪う
フィーネを連れているPCを対象に〈白兵〉か〈知覚〉での対決に勝利することで、彼女を奪うことができます。
また、フィーネを他のPCに渡すのはメジャーアクションとする。
▼フィーネが自由になる
フィーネを連れているPCがマイナーアクションで彼女を放棄するか、戦闘不能になったりシーンから退場した場合、フィーネはその場所に、誰にも確保されずにいることになります。
その場合、いずれかのPCが、フィーネのいるブロックまで移動した後、フィーネを確保することを宣言することで、以後そのPCがフィーネを連れていることになります。
▼シーンからの退場
決戦イベントでは、侵蝕率が100%を超えた状態で戦闘不能になった場合、自動的にシーンから退場となります。
また、《リザレクト》を使用した結果として侵蝕率が100%を超えた場合も、そのままシーンから退場となります。
戦闘移動を行うことで、PLの任意でシーンから退場することも可能です。
▼行動順の決定
各ラウンドの開始前に、各チームの代表者1人は〈情報:アカデミア〉による判定を行ないます。
ラウンド進行時、セットアップの行動および行動値が同じ場合は、この対決に勝利したチームが先に行動する。
この判定は情報収集として扱い、情報収集にボーナスを得るエフェクトやアイテムを使用できます。
財産点は使用可能。達成値が同じ場合、決着がつくまで判定をやり直してください。
GM@LAW:これは開始イベントの時と同様のルールですね。
GM@LAW:決戦イベントはラウンド進行で行います。相手陣営への攻撃・妨害も自由だ。
GM@LAW:ただし射程には気をつけよう。
ロコロコ:理解しました
エリス・トリオン:移動力は
エリス・トリオン:実際の戦闘移動・全力移動・どっち依存になりますか?
GM@LAW:行う移動方法に依存します。
エリス・トリオン:フィーネを連れていくことで
エリス・トリオン:移動力にペナルティなどは生じますか?
GM@LAW:生じません。
平賀迅:移動力ですけど、ブロック単位なら10メートル単位切り上げって感じですかね? 移動力10以下なら1ブロック、11以上なら2ブロック、21以上なら~って感じで
エリス・トリオン:ええっと、もうひとつ
エリス・トリオン:エンゲージ(=同ブロック内に敵がいる場合)を切るのも、通常のラウンド進行自由ですか?
エリス・トリオン:つまり全力移動しないと切れないのか
GM@LAW:切り捨てとします。ただし、最低1ブロックの移動は保証されます。
ロコロコ:キリステ
平賀迅:おお、それはまた。了解です
GM@CHAOS:なので、戦闘移動距離が10メートル以下でも全く移動できないということはないというわけです。
GM@CHAOS:エンゲージからの離脱についても通常の戦闘と同様です。
ロコロコ:ライン間の距離についてなんですけど
ロコロコ:ブロック間?
ロコロコ:まあいいや。
GM@CHAOS:ただ離脱の細部については開始までに調整しますので、回答はもう少々お待ちを。
GM@CHAOS:はいはい
ロコロコ:斜めのところはどんな感じのブロック数なんでしょう。
GM@CHAOS:斜めであっても1ブロックとカウントします!
ロコロコ:例えば隠れ家から斜め右下のマスの距離は、縦で3つっぽいから3ブロック離れてる?
GM@CHAOS:いや、ラインの数で考えてもらっていいです。
ロコロコ:ラインの数!
柳武歩:ブロックっていうのは黒い四角が一個のブロックなんですよね
柳武歩:升目じゃなくて
ロコロコ:ってことは一部ロック分離れてるってこと
GM@CHAOS:ですです。
ロコロコ:ライン一個で10m的な?
GM@CHAOS:なので、隠れ家から一番右下のブロックまでは2ブロック分離れている。
ロコロコ:理解しました
GM@CHAOS:よかったです。
ロコロコ:後もう一つ。他のPCにフィーネちゃんを渡すのがメジャーアクションということですが
ロコロコ:受け取る方は特に何もしなくていい感じでしょうか。
GM@CHAOS:受け取る側は何もする必要はないです!
ロコロコ:なるほど了解です
平賀迅:フィーネを確保してる状態で、《間隙の魔術師》でフィーネだけ視界の範囲まで移動させる事は可能ですか?
GM@LAW:フィーネは常に確保している人間と同時に動くので
GM@LAW:フィーネだけを独立させて動かすのは不可とします。
平賀迅:分かりました
ロコロコ:確保している人間を間隙の魔術師で移動させれば、一緒にフィーネちゃんも動くのねん
GM@CHAOS:イエスです。
GM@LAW:一応、説明としてはこんなところです
GM@LAW:質疑に対する解答は暫定とさせてください。
GM@LAW:協議の上、次回開始時までに正式に回答します
GM@CHAOS:何か質問があれば今のうちにどしどし応募してくれよな!
エリス・トリオン:一度で進めるブロック数に限界あります?
GM@LAW:協議中です!
GM@CHAOS:今のところは特に制限は設けていないが、もしかすると少しぐらい調整が入るかも!
エリス・トリオン:エンゲージが通常通りということは、敵がいるコマを素通りすることは出来ないということですね
GM@CHAOS:そうなります!
エリス・トリオン:あ、あとラウンド進行ということは
エリス・トリオン:セットアップエフェクトも使用可能?
GM@CHAOS:セットアップはもちろん使用可能です。
GM@CHAOS:他に何か質問はあるかー。
GM@CHAOS:なければここまでにするぞー。
エリス・トリオン:あ、質問
エリス・トリオン:イージーエフェクト《鍵要らずの歩み》でボーナス入りません?
GM@CHAOS:戦闘ですので、イージーエフェクトは使用不可です!
エリス・トリオン:悲しい物語だぜ
柳武歩:あ、一応聞いておこうかな…
柳武歩:フィーネを奪う判定に《剣聖の手》は使えますか
GM@CHAOS:時間もあれなんで持ち帰って検討してきます!
柳武歩:はい!

※協議の結果、以下のようなルールで執り行います。以前の結果と異なる場合はこちらを参照して下さい。
▼戦闘MAP
以下の通り。
・MAPはブロックとラインで構成されており、キャラクターはブロックにのみ存在できる。
・ラインのつながったブロックにのみ、移動を行うことが出来る。
・ブロック間の距離は一つにつき10m。
・1つのブロックは1つのエンゲージとして扱う。
・射程:視界の届く範囲は、ラインの直線上で結ばれたブロックのみとなる。
▼勝利条件
マップ上にある各チーム拠点(風紀委員居室/番長連詰所)への、フィーネを連れたPCの到達。
▼初期配置
・対決イベントで勝ち越した陣営(LAW陣営)
→フィーネの隠れ家を初期配置とする。フィーネを確保した状態で開始できる。
 「フィーネを連れている」PC以外は、ここから1ブロックまで移動した場所に初期配置してもよい。

・対決イベントで負け越した陣営(CHAOS陣営)
→番長連詰所を初期配置とする。
 ここから[対決イベントでの勝利数=2]ブロック以内まで移動した場所に初期配置してもよい。
▼フィーネを連れている
・フィーネはエキストラとして扱われ、決戦イベント開始時点では、LAW陣営と一緒に居る。
・LAW陣営は誰が彼女を連れているかを、ラウンド進行開始前に決定しておくこと。
・「フィーネを連れている」状態のPCが移動すると、フィーネも同時に移動する。連れての移動に際してペナルティはない。
▼フィーネを奪う
・フィーネを連れているPCを対象に〈白兵〉か〈知覚〉での対決に勝利することで、彼女を奪うことができる。
・この対決は奪う側がメジャーアクション、守る側がリアクションとして扱う。
・エフェクトは使用可能。ただし「攻撃を行う」などの記述のものは不可。
・また、フィーネを連れているPCは、メジャーアクションを消費することでフィーネを他のPCに渡す事ができる。
・フィーネを奪う、渡す行動は同ブロック内でのみ行える。
▼フィーネが自由になる
・フィーネを連れているPCがマイナーアクションで彼女を放棄するか、戦闘不能になったりシーンから退場した場合、フィーネはその場所に、誰にも確保されずにいることになる。
・その場合、いずれかのPCが、フィーネのいるブロックまで移動した後、フィーネを確保することを宣言することで、以後そのPCがフィーネを連れていることになる。
▼シーンからの退場
・決戦イベントでは、侵蝕率が100%を超えた状態で戦闘不能になった場合、自動的にシーンから退場となる。
・また、《リザレクト》を使用した結果として侵蝕率が100%を超えた場合も、そのままシーンから退場となる。
・戦闘移動を行うことで、PLの任意でシーンから退場することも可能。
▼行動順の決定
・各ラウンドの開始前に、各チームの代表者1人は〈情報:アカデミア〉による判定を行う。
・ラウンド進行時、セットアップの行動および行動値が同じ場合は、この対決に勝利したチームが先に行動する。
・この判定は情報収集として扱い、情報収集にボーナスを得るエフェクトやアイテムを使用できる。
・財産点は使用可能。達成値が同じ場合、決着がつくまで判定をやり直すこと。
▼移動について
・移動ブロック数は[戦闘移動or全力移動]距離の切り捨てとする。例:戦闘移動距離25m=2ブロック移動可能。
・移動距離が10m未満でも、最低1ブロックは移動可能。
・1回の行動(=1メインプロセス)で1人のPCが行える最大の移動距離は3ブロックとする。
・離脱については通常の離脱ルールに準じる。
▼ボーナスについて
■近接戦ボーナス(LAW陣営獲得)
・決戦イベントで一度だけ敵とエンゲージしていてもマイナーアクションで戦闘移動をすることができ、移動中にエンゲージしても移動を終了しなくてもよくなる。

■交渉戦ボーナス(CHAOS陣営獲得)
・決戦イベントのシーン中1回、任意のキャラクターの判定の直後に使用する。その判定の達成値に+5する。
▼個別のエフェクトについて
・イージーエフェクトによるボーナスはつかない。
・フィーネを奪う判定に、《剣聖の手》は使用できない。

GM@CHAOS:いよいよ決戦イベントです。
GM@CHAOS:まずは前回ご説明したルールの修正点や質問などと含めておさらいをしておきましょう。
GM@CHAOS:マップに関するルールは次の通り。
GM@CHAOS:・MAPはブロックとラインで構成されており、キャラクターはブロックにのみ存在できる。
GM@CHAOS:拠点以外の各ブロックには便宜的に1から12までの番号を付してあります
GM@CHAOS:・ラインのつながったブロックにのみ、移動を行うことが出来る。
GM@CHAOS:・ブロック間の距離は一つにつき10m。
GM@CHAOS:・1つのブロックは1つのエンゲージとして扱う。
GM@CHAOS:・射程:視界の届く範囲は、ラインの直線上で結ばれたブロックのみとなる。
GM@CHAOS:勝利条件はマップ上にある各チーム拠点(風紀委員居室/番長連詰所)への、フィーネを連れたPCの到達です。
GM@CHAOS:修正の入った移動についてですが
GM@CHAOS:・移動ブロック数は[戦闘移動or全力移動]距離の切り捨てとする。
GM@CHAOS:例えば戦闘移動距離が25mなら2ブロック移動可能という感じです
GM@CHAOS:ただし移動距離が10m未満でも、最低1ブロックは移動可能。
GM@CHAOS:ここまでは前回の説明と同じですが
GM@CHAOS:・1回の行動(=1メインプロセス)で1人のPCが行える最大の移動距離は3ブロックとする。
GM@CHAOS:・離脱については通常の離脱ルールに準じる。
GM@CHAOS:という部分が追加されていますので、ご注意ください
GM@CHAOS:さらに対決イベントで手に入れたボーナスでこのシーンで使用可能なものとして
GM@CHAOS:■近接戦ボーナス(LAW陣営獲得)
・決戦イベントで一度だけ敵とエンゲージしていてもマイナーアクションで戦闘移動をすることができ、移動中にエンゲージしても移動を終了しなくてもよくなる。

GM@CHAOS:■交渉戦ボーナス(CHAOS陣営獲得)
・決戦イベントのシーン中1回、任意のキャラクターの判定の直後に使用する。その判定の達成値に+5する。

GM@CHAOS:この二つがありますので、便利にお使いください。
GM@CHAOS:最後に、前回出た質問への回答をさせていただくと
GM@CHAOS:・決戦イベント中はイージーエフェクトの使用によるボーナスはつかない。
GM@CHAOS:・フィーネを奪う判定に、《剣聖の手》は使用できない。
GM@CHAOS:となります。ご理解ください。
GM@CHAOS:さて、ルールの説明はこんなところですね。
GM@CHAOS:また何か不明点が出てきた際は随時質問してください。
ロコロコ:初期配置についてのルールをもう一回貼ってくれると親切な気がするぜ!
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:PCの初期配置についてですが
GM@CHAOS:ロウ陣営はフィーネの隠れ家を初期配置とする。フィーネを確保した状態で開始できる。
GM@CHAOS:「フィーネを連れている」PC以外は、ここから1ブロックまで移動した場所を初期配置してもよい。
GM@CHAOS:番長連陣営は番長連詰所を初期配置とする。
GM@CHAOS:ここから各PCが対決イベントでの勝利数、つまり2ブロック以内まで移動した場所を初期配置にしてもよい。
GM@CHAOS:といった感じです。
GM@CHAOS:なんか防具や回復アイテムを融通したいとかがあったら開始前にその機会を設けるのでやってください。
GM@CHAOS:では、決戦イベントを始めていきましょう!

【決戦イベント/ミドルフェイズ10】

GM@CHAOS:PCは全員登場です!
GM@CHAOS:ダイスを振って侵蝕率を上げてください!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:112->119)
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:93->102)
芙蓉堂太一:1d10+97-1
DoubleCross : (1D10+97-1) → 4[4]+97-1 → 100

朝倉侑生:1d10+76-1
DoubleCross : (1D10+76-1) → 8[8]+76-1 → 83

平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+5(1D10-1->6-1)した(侵蝕率:102->107)
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した (侵蝕率:76->83)
柳武歩:1D10+77-1
DoubleCross : (1D10+77-1) → 3[3]+77-1 → 79

エリス・トリオン:1d10+85-1
DoubleCross : (1D10+85-1) → 2[2]+85-1 → 86

羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+4(1d10-1->5-1)した(侵蝕率:99->103)
ロコロコ:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 10[10]+87 → 97

ロコロコ:うげっ
GM@CHAOS:では、まずは最初にアイテムの受け渡しがある場合はここで宣言をお願いします。
GM@CHAOS:もしロイスの整理などがある場合も今のうちにどうぞ。
エリス・トリオン:はいさい
羽石夏澄:クリスタルシールドを平賀くんに渡します。
平賀迅:受け取りました
エリス・トリオン:ブルーゲイルの所有者は・・・もう良かったか
GM@CHAOS:アイテムの受け渡しはもうよろしいですか?
柳武歩:すみませんが少々お待ちを…
GM@CHAOS:40分くらいまで待ちます!
霧灯夢二:お待たせしてすいません。こちらは大槌を柳武さんに渡します。
柳武歩:受け取ります
ロコロコ:渡せるもんなら!
GM@CHAOS:あとはOKですか?
霧灯夢二:以上です!
ロコロコ:こっちはないでーす
GM@CHAOS:了解です。
羽石夏澄:OKです!
エリス・トリオン:OKです!
GM@CHAOS:では、そうですね。
GM@CHAOS:開始前に作戦会議室で各PCの初期配置を宣言してもらいましょうか
GM@CHAOS:あとロウ陣営は誰がフィーネを連れているかもお願いします。
GM@CHAOS:初期配置が決定しました。
GM@CHAOS:カオス陣営は全員が8番からスタート。
GM@CHAOS:あ、違う!
ロコロコ:2番!
GM@CHAOS:それ!
GM@CHAOS:カオス陣営は全員が2番からスタート。
GM@CHAOS:ロウ陣営はミナちゃんとロコくんが8番に移動。
GM@CHAOS:ユウキくん、滝さん、芙蓉堂くんがフィーネの隠れ家が初期配置。
GM@CHAOS:フィーネを連れているPCは芙蓉堂くんです。
エリス・トリオン:芙蓉堂!
GM@CHAOS:決戦イベントはこの初期配置で開始していきたいと思います。

GM@CHAOS:それではラウンド進行の開始前に行動値が同値だった場合の優先権を対決で決めておきましょう
GM@CHAOS:まずは1ラウンド目の優先権を
GM@CHAOS:各チームの代表者1人は〈情報:アカデミア〉による判定を行ってください
エリス・トリオン:私がゆきます
GM@CHAOS:トリオン!
芙蓉堂太一:では出ます
エリス・トリオン:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 5[1,1,3,3,5]+2 → 7

芙蓉堂太一:学園通の友人使用してダイス2個増加します。
芙蓉堂太一:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[1,2,2,4,5,6,7,9,9,10]+9[9]+2 → 21

芙蓉堂太一:あ、回った
GM@CHAOS:芙蓉堂くんがすごい上回った!
GM@CHAOS:では、1ラウンド目は行動値が同じ場合はロウ陣営に先に行動してもらいます!
ロコロコ:うおー
GM@CHAOS:では、ラウンド進行開始前の処理はこれで全て終了しましたので
GM@CHAOS:少しシーンの描写をしたらいよいよ決戦イベントを開始していきましょう!
GM@CHAOS:フィーネのもとにたどり着いた風紀委員陣営の精鋭たちは、少女のか細い手を取ると隠れ家を出た。
GM@CHAOS:あとはチームの拠点に戻れば、番長連陣営も手出しができなくなる。
GM@CHAOS:だが、相手もここが最後のチャンスだと分かっている以上、フィーネを奪うために姿を現すはずだ。
GM@CHAOS:今、アカデミアの二大陣営による戦いの最終幕が開かれる。
GM@CHAOS:というわけでラウンド進行を開始します!
GM@CHAOS:1ラウンド目!
GM@CHAOS:まずはセットアッププロセスから。
GM@CHAOS:行動値順に宣言をお願いします。
朝倉侑生:《スピードスター》使用します。演出なし。以上です。
夏川ミナ:ありません。
GM@CHAOS:ほほう。
ロコロコ:ない
GM@CHAOS:次は夢二くん!
霧灯夢二:なし
GM@CHAOS:では、滝さん!
滝瑞果:何もありません!
GM@CHAOS:歩ちゃん!
柳武歩:なし!
GM@CHAOS:芙蓉堂くん!
芙蓉堂太一:なしです
GM@CHAOS:平賀くん!
平賀迅:ブルーゲイル使用。行動値+5
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+5した(侵蝕率:107->112)
GM@CHAOS:行動値を上げてきた!?
平賀迅:分かってるだろ? 止まれねえのさ……!
GM@CHAOS:次は羽石さん!
羽石夏澄:なしで!
GM@CHAOS:最後はエリスくん!
エリス・トリオン:《ファンアウト》。アカデミア該当範囲を、白煙混じりの霧が覆っていく……
エリス・トリオン:侵蝕+4。
平賀迅:まず平賀、移動します。その移動に《縮地》を使用し8へ
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+2した(侵蝕率:112->114)
GM@CHAOS:平賀くんが一気に移動を……!
平賀迅:で、歩ちゃんと夢二くんの移動に《間隙の魔術師》をそれぞれ使用します。移動先、8で良いですね?
柳武歩:OK
霧灯夢二:OKです。
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+10した(侵蝕率:114->124)
羽石夏澄:私はこのままで。
GM@CHAOS:了解です!
柳武歩:あ、ちょっと待ってくださいな
GM@CHAOS:お?
GM@CHAOS:何か変更がありました?
柳武歩:すみません!OKです
GM@CHAOS:OK!
エリス・トリオン:大丈夫ですごめんなさい
GM@CHAOS:では、セットアップはこれで終了!

GM@CHAOS:イニシアチブに移ります。
GM@CHAOS:何もなければまずは行動値20のユウキくんの行動からです。
朝倉侑生:ちょっとまってね
GM@CHAOS:待つ
朝倉侑生:すごくちょっとまってね!ごめんなさい
GM@CHAOS:では、22時30分までに行動を決定してください。
朝倉侑生:すみません!決まりました。
朝倉侑生:時間を使ってしまってすみません
朝倉侑生:マイナーアクションなし。
朝倉侑生:メジャーアクション。コンボ『夜空の星とバラの花』。RC攻撃します。
GM@CHAOS:一応組み合わせを聞いてもいいですか!
朝倉侑生:対象は夢二くん、歩ちゃん、平賀くん。《滅びの光》《破滅の天使》《スターダストレイン》
《光の手》《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》。

朝倉侑生:侵蝕率17上昇。
朝倉侑生:にゅ、入力しててん!
ロコロコ:ててん
GM@CHAOS:本気出してきたか!
朝倉侑生:命中判定しますね
朝倉侑生:11@8+2 カバーリング不可です。
朝倉侑生:まちがえたw
ロコロコ:ぬけているのだ
朝倉侑生:11dx@8+2 カバーリング不可です。
DoubleCross : (11R10+2[8]) → 10[1,1,2,3,3,3,4,4,5,9,9]+10[9,10]+ 10[2,8]+6[6]+2 → 38

GM@CHAOS:達成値は38!
朝倉侑生:また、どんなエフェクトやアイテムによっても達成値を下げられず、失敗もできないぞ
GM@CHAOS:平賀くん、歩ちゃん、夢二くんはリアクションをどうぞ
柳武歩:リアクション不可やからね
平賀迅:変顔でもすればいいんですかね!?
ロコロコ:いいぞ。
GM@CHAOS:リアクション不可だっけ
朝倉侑生:できません
朝倉侑生:たぶん…
朝倉侑生:ダメージだしますね
GM@LAW:いや、リアクションは出来ますよ
柳武歩:おや
GM@LAW:朝倉くんの判定が邪魔されないだけ
平賀迅:……あ、ほんとだ
GM@CHAOS:待ってね!今ルルブめくってる!
平賀迅:リアクション自体はできるのか。ヘッ!
柳武歩:本当だ。失礼しやした
平賀迅:ガードしましょう。テメー、クリスタルシールドパイセンナメんなよ
霧灯夢二:ドッジ。
GM@CHAOS:うん。リアクション不可の効果はないですね?
柳武歩:ドッジ
GM@CHAOS:では、三人はリアクションをお願いします。
柳武歩:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 7[1,3,3,6,7]+1 → 8

霧灯夢二:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 4[1,1,3,4] → 4

平賀迅:ガード!
GM@CHAOS:歩ちゃんと夢二くんはドッジ失敗!
GM@CHAOS:ユウキくん、ダメージロールをどうぞ!
ロコロコ:ころせゆうきー
ロコロコ:ころせころせころっせおー
朝倉侑生:ルールちゃんと把握してなくてごめんなさい
ロコロコ:いいよ。
朝倉侑生:ダメージ出しますね
ロコロコ:皆も覚えてない。
平賀迅:いや、今回把握してんかったのこっちだから!
朝倉侑生:4d10+4+20 装甲値・ガード値有効です。
DoubleCross : (4D10+4+20) → 26[5,3,10,8]+4+20 → 50

GM@CHAOS:50点ダメージ!
GM@CHAOS:三人はダメージの処理をどうぞ!
霧灯夢二:そのまま昇天します。退場!
平賀迅:無理ですね。戦闘不能
柳武歩:《リザレクト》
柳武歩:1d10+79
DoubleCross : (1D10+79) → 4[4]+79 → 83

GM@CHAOS:了解です!
GM@CHAOS:では、朝倉くんが切り札を切り、これで平賀くんと夢二くんはシーンから退場だ!

GM@CHAOS:まず最初の場面の状況から描写していきましょうか
GM@CHAOS:風紀委員陣営のミナとロコは先行してフィーネの隠れ家を飛び出す。
GM@CHAOS:と、そこにアカデミア中を霧が覆い始める。
ロコロコ:「うーんこの霧。出方に人為的な気配を感じるぞー。」
ロコロコ:てってこ道を歩きながら。
平賀迅:じゃあ、そこに雷が三つ落ちます
夏川ミナ:「霧の出処の見当はつきますね。十中八九、彼の仕業かと」
ロコロコ:「流石夏川くん。じゃあこの雷は?」
GM@CHAOS:では、そんな2人のすぐそばで雷鳴が轟く。
夏川ミナ:「もちろん、真犯人(偽)の仕業と推測します」
ロコロコ:「紛らわしい呼び方だなーそれ。」
平賀迅:「……自分を含めた、三人同時の転移。いや、上手くいくとは、思っていたが……」 雷の落ちた方角から、声と足音がする
平賀迅:「やった事がないことができると、嬉しいものだな?フフ」
平賀迅:片手で風紀の紋の入った巨大盾を持っている
夏川ミナ:「備品がパクられています」
GM@CHAOS:落雷が消えた場所から姿を現したのは番長連陣営の平賀、柳武、霧灯の三人だ。
ロコロコ:「流石偽真犯人。悪者だ。」
平賀迅:「パクッたのはエリスだ。あっちの方が悪者だ。……フィーネは確保、できたようだな」
柳武歩:「……」無言で眼前のロコロコ・ベントゥーラと夏川ミナを見つめる。
霧灯夢二:スケッチブックとペンを持った少年がその後ろから歩いてくる。
夏川ミナ:敵陣営の知り合い(全員だ)に無表情でパタパタと手を振ります。
ロコロコ:「やあやあ。皆久しぶり?元気そうだねえ。いや、そうでもないのかな。」
平賀迅:「どちらかというと、そうでもないさ。分かってるだろ?」
平賀迅:「長い間戦いが続いて、緊張状態が続いてる。身体は休めても、精神(こころ)は休まらない日が続いている」
霧灯夢二:「………。」ミナとロコロコの姿を認めた後、フィーネの姿を探す。
ロコロコ:「そりゃあね。こんな状況で元気たくさんの人は居ないよ。」
平賀迅:「今のムリな三人転移も、ここを逃せばいよいよ後がないと分かってこそだ。真実を掴むための端緒であるフィーネが風紀の手に渡り、君たちの拠点に渡れば、もはや手出しができない」
GM@CHAOS:霧灯はだがフィーネの姿を見つけることはできない。
平賀迅:「……真実は永遠に葬られるかもしれない。そりゃ必死にもなる」
霧灯夢二:「頼む、フィーネと話をさせてくれ。無理な願いは承知だが……。」
平賀迅:「私は、特に。私だけはね」
柳武歩:「渡してくんねーか。今の風紀には任せられねえから言うんだ」
霧灯夢二:「平賀の言う通り、真実の一端が分かるかもしれないんだ。」
霧灯夢二:「少しの間でもいい。その後、フィーネに害が及ばないことを約束してくれるのなら……」
夏川ミナ:「困りました。こうも真摯に出られると、無碍に断るのも心苦しいですね。ロコロコさん」
ロコロコ:「そうだねえ。ちょっと心を動かされちゃうよ。」
夏川ミナ:「はい。困ります」
平賀迅:夢二くんと同じく、辺りを見回した後、嘆息する
平賀迅:「いや――」
平賀迅:「いいや。ここにフィーネがおらず、ここに君たちしかおらず、そして先程、私が稲妻を轟かせたのなら」
霧灯夢二:言葉を切る
平賀迅:「既に捕捉されてるだろ。彼は手心を加えまい」
朝倉侑生:指先にひとつ、昼の月みたいに真白い光が生まれる。
柳武歩:「……!」身構える。いざとなれば自分は盾になってでも、と考える。
朝倉侑生:「……こっち見たかな」
平賀迅:「賭けは負けだ。ま、最初から分が悪すぎていたとは承知の上だが、悪いな。付き合わせた」 肩をすくめ、二人に振り返る
平賀迅:その光から、目を逸らすように
朝倉侑生:「まあいーや」
朝倉侑生:柔らかな白い光は、上空へと光の尾を引いていく。
柳武歩:「構わねえよ……最初から、自分で決めたことだ」
霧灯夢二:「まさか……!」咄嗟に平賀くんをかばおうと駆け出す
霧灯夢二:が、
朝倉侑生:凝縮し、次の瞬間、黄金を帯びて爆発する。視界が奪われる程の眩しい光が襲う!
朝倉侑生:大きな薔薇が咲くように、光が迸る。流星が降り落ちる。
朝倉侑生:無数の光の矢が、穿つ、穿つ、穿つ!
GM@CHAOS:平賀、柳武、霧灯の頭上から流星群のごとき光の矢が降り注ぐ!
平賀迅:盾でその光から影を作り阻もうとするが、ヒビ割れた盾の隙間をすり抜けるように、光は差してくる
柳武歩:「んっ……ぐ……!」駆け出そうにも、身動き一つとれず全身を撃たれていく。十分に警戒していたのに。
平賀迅:「つ……ッ!」 で、戦闘不能相当のダメージを負う感じで、こう
霧灯夢二:その手は届かない。目の前で、平賀と柳武が光に穿たれる。そして、自分も。
平賀迅:「……は、ッ。ごほッ、ちッ、駄目だ。使い過ぎた。再生が追いつかん」
霧灯夢二:膝をつき、空を見上げる。
平賀迅:「……戻れなくなる! 引くぞ!」 霧に対して電流を放ち、夢二の肩を抱いて
霧灯夢二:「畜生。ダメか、畜生………」
GM@CHAOS:霧灯の見上げる頭上には逆光になった少年の姿がある。
朝倉侑生:「…ばーん」小さく言う。ピストル状にして伸ばした手を下ろす。
平賀迅:「ああ、駄目だ。だが生きている。安全圏まで退くぞ」
柳武歩:「先に戻ってくれ。二人とも」
滝瑞果:「よくやった。侑生くん」
滝瑞果:照準を合わせていた小さな黒い円が収縮し、構えを解く。
平賀迅:「……済まんな」 盾で追撃を警戒しつつ、
滝瑞果:「……これでいい。全員追い払ったな」
朝倉侑生:「…んー、歩ちゃんはまだやる気あるっぽーい」
柳武歩:二人が退路を確保できるよう、通路を塞ぐように立つ。
平賀迅:「……分かっちゃいたとも。クソッ。愚か者と笑わば笑えよ」
滝瑞果:「……マジかよ」
滝瑞果:(どういう執念だ)
平賀迅:「まだ、終わりじゃない。糸は繋がっている。生きてさえいれば……」 そのまま姿を消します
霧灯夢二:悔しそうに地面を叩いたあと、意識を失う。そのまま平賀に身を預ける。
柳武歩:「いいぜ。全部俺に持って来い!撃ってくりゃいいじゃねえか!」
柳武歩:「何発だって受けてやるよ!」
朝倉侑生:歩ちゃんの叫ぶ表情を見つめる。
朝倉侑生:「…言ったとーり、全力出したからねー。もーボク、あとは使い物にならないからー」
朝倉侑生:滝さんだけに聞こえる声で言います。
GM@CHAOS:平賀迅の言葉は近くにいたミナとロコだけでなく離れて彼らを観察していたユウキと滝の耳にも入るだろう。
滝瑞果:「わかってる。本当、ありがとう……」
朝倉侑生:「んーん、……あは。ボク、悪役とか、得意だと思ってるからー」
滝瑞果:「だから、そーいうとこだよ……ハハッ」
朝倉侑生:「えへん★ だから、正義の味方的なやつはねー。ミナちゃんとロコくんにおーまかせー」
滝瑞果:「なんで憎まれ役とかやろうとするかな……一番、目立ちたいはずなのにさ……」
滝瑞果:侑生くんの頭を撫でて、休ませてやります。
朝倉侑生:「わ」
朝倉侑生:「………」何かを言いかけ、困った顔をちょっとして、そのまま大人しくします。
GM@CHAOS:では、平賀迅と霧灯夢二はこれで撤退!
朝倉侑生:「(あとは)」遠くを一瞥する。
朝倉侑生:「(……おまかせだよ。本当に)」
GM@CHAOS:ユウキくんの行動はこれで終了!
GM@CHAOS:次は行動値18のミナちゃんの番!
芙蓉堂太一:待った!
GM@CHAOS:なぬ!
芙蓉堂太一:その前にイニシアチブで《スピードフォース》使用。メインプロセスを行わせてください。侵蝕値4増加。
GM@CHAOS:割り込んできたか!
GM@CHAOS:では、先に芙蓉堂くんの行動だ!
芙蓉堂太一:ありがとうございます。
芙蓉堂太一:ではマイナーアクション、戦闘移動でフィーネと一緒に1移動して8番に。
芙蓉堂太一:メジャーアクションで夏川さんにフィーネを渡します。
芙蓉堂太一:以上で手番終了。
GM@CHAOS:おお。では、これでフィーネを連れているPCはミナちゃんへと変更になります。

ロコロコ:「や。先輩。同伴ありがとう。」
芙蓉堂太一:「参ったー。今回なんでこんなに走ってばっかりかなー」フィーネの手を引き、ぱたぱたと二人の元にやって来る。
芙蓉堂太一:朝倉くんの攻撃に紛れ隠れ家を出発したのだ!
フィーネ:「タイチー!こっちいけばいいの?どこまで行くのー?」
芙蓉堂太一:「こっちこっち。僕はまあ、受け渡し担当だからね。強いお姉さんが守ってくれるよ」
芙蓉堂太一:「ね」夏川さんの方を見てにこりと。
フィーネ:「お姉さん?」
ロコロコ:「僕じゃないからね。それじゃ、後はよろしく、夏川くん。」
芙蓉堂太一:「そ。夏川さん、バトンタッチ」フィーネの小さな手を差し出す。
夏川ミナ:「おまかせください。バトンタッチです」
フィーネ:「バトンタッチ!バトンタッチ?」
フィーネ:「バトンタッチって?」
夏川ミナ:「フィーネちゃんバトンをタッチして、交代することですね」
芙蓉堂太一:「んーと、僕はあんまり頼りにならないから、もっといけてる人にこれから連れてってもらうの」
芙蓉堂太一:「ばたばたしてあれだけどさ。ちょっと我慢して」
フィーネ:「いけてる人?あ、そうか!」
フィーネ:「とっても力持ちだもんね!」
芙蓉堂太一:「そうそうー」ふう、と額の汗を拭う。
芙蓉堂太一:ふと、雷が地面を焦がした跡を見る。(平賀くん、か)
芙蓉堂太一:(まあでも、こっちで真実解明が先だよね。悪いけど、行かせてもらうよ)
芙蓉堂太一:「というわけで、僕はここで休憩っと」その辺に寄り掛かる。
ロコロコ:「その間、君の相手はSSランクの僕が努めよう。はっはっは。かかってこい!」シュッシュ!へにゃっとしたシャドーボクシングで威嚇だ
ロコロコ:歩ちゃんをね。
夏川ミナ:「ちょっと走る事になりますね。おんぶされるのと、一緒に手を繋いで走るのと、どっちがいいですか?」
夏川ミナ:朝倉侑生の制圧射撃が途切れると同時に走り出すつもりだ。
フィーネ:「おんぶ……!」
フィーネ:「おんぶ!おんぶがいい!」
夏川ミナ:「わかりました。はい」 フィーネちゃんをしっかりとおんぶする。 
GM@CHAOS:では、このまま行動値18のミナちゃんの番へと移りましょう!
ロコロコ:そうだ。GM質問なんですが
GM@CHAOS:何の質問でしょう!
ロコロコ:フィーネちゃんを連れているPCがメジャーアクションで隠密とかって出来るんでしょうか。
GM@CHAOS:うーん。
GM@CHAOS:フィーネを連れている場合は隠密は不可としましょう。2人分を他人から隠れきるの難しいでしょうから。
ロコロコ:わかった
ロコロコ:ではミナちゃん予定通り!
GM@CHAOS:どう動くつもりだ!
夏川ミナ:歩ちゃんがいるので、8から離脱するのはメジャーしかないんですよね
夏川ミナ:LAW勝利ぶんの特殊効果以外は
GM@CHAOS:ですね。エンゲージは封鎖された状態です。
ロコロコ:使え使えー
夏川ミナ:では特殊効果使います。
>・決戦イベントで一度だけ敵とエンゲージしていてもマイナーアクションで戦闘移動をすることができ、移動中にエンゲージしても移動を終了しなくてもよくなる。

GM@CHAOS:ボーナスを使うかもしくは何らかのエフェクトなどを使うかです。
GM@CHAOS:む、了解です!
GM@CHAOS:では、ロウ陣営の勝利ボーナスはここで使用することとします!
夏川ミナ:戦闘移動で23m、全力移動で46m移動可能なので
夏川ミナ:3ブロック移動して12番まで動きます。
GM@CHAOS:了解です!
GM@CHAOS:では、ミナとフィーネが一緒に12番のブロックまで移動します!

夏川ミナ:フィーネちゃんを背負って飛ぶように駆ける。両手は塞がっているが、その分速度は出る。
夏川ミナ:「私に軽功の心得があれば、壁を走ったり色々面白いことができたのですが」
フィーネ:「わあー!すごいすごーい!」
夏川ミナ:「ごめんなさいフィーネちゃん。今はこれが精一杯です」
ロコロコ:あ、先に言っておくと僕は待機します。
ロコロコ:さっきのシャドーボクシングで歩ちゃんをその場で牽制し続けます。
柳武歩:「……」
夏川ミナ:ジェットコースターのような勢いで障害物をすり抜けながらその場を後にします。
柳武歩:遠く離れていく夏川ミナの姿を見つめるしかない。目の前に二人、射手も二人。割って入るような隙はない。
フィーネ:「えー!すっごいよこれー!景色がばあーっと!ばあーっと!」
柳武歩:「はは……」自嘲的な笑みを浮かべる。
柳武歩:「また、何もできねえのな。俺は」
柳武歩:戦うだけなら目の前の二人は倒せるかもしれない。でもその間にさらに距離が離れるだけだ。
GM@CHAOS:では、ミナちゃんの行動はこれで終了!
滝瑞果:私も次の手番先に動けますが、待機です。
GM@CHAOS:次は行動値8のロコくんの番!
滝瑞果:ミナちゃんの行動まだ終わってなかったw
GM@CHAOS:あれ、ロコくんって行動値8ですよね?
ロコロコ:改めて僕は待機
ロコロコ:寂しそうな歩ちゃんに向かって拳を構え続けます
GM@CHAOS:では、改めて行動値7の滝さんの番!
滝瑞果:私はやっぱり待機はやめて
GM@CHAOS:ほう
滝瑞果:移動します。戦闘移動11mで、5に移動。
滝瑞果:その後全力移動22mで2に移動します。これで3マス。
GM@CHAOS:エリスくんと羽石さんのところに!
GM@CHAOS:では、これでこのエンゲージも封鎖されます

滝瑞果:芙蓉堂くんが光線に紛れてフィーネを運んだ……ことを見届けた後。
滝瑞果:滝瑞果もその場から姿を消している。先程の戦闘で確認された戦力は、平賀迅、霧灯夢二、柳武歩。
滝瑞果:他の戦力の場所の「あたり」を付けて、計算した。
滝瑞果:「……いたな。これで2人」
滝瑞果:「やったな。番長のコマは全部見えた」
GM@CHAOS:では、滝さんの計算通り、その地点には番長連陣営の残る戦力――エリス・トリオンと羽石夏澄がいる!
エリス・トリオン:「…………」陰鬱そうな表情で、霧を撒いているエリスが監視カメラの上に立っている
エリス・トリオン:先ほどの顛末は見ていた。「だろうな」
エリス・トリオン:初見なのは『炎』だけだ。霧の限界範囲は滝には見切られている。
羽石夏澄:監視カメラの下。やや緊張した面持ちで、成り行きを見ていた。
滝瑞果:「お前らの負けだ」宣告する。そのために来た。
エリス・トリオン:ならば当然、そのカバー範囲外から仕掛けてくるだろう――そこにおびき寄せてくるだろうとは。
滝瑞果:「今が、最小限の被害だ……負けてることを認められれば」
羽石夏澄:「…知りません」
羽石夏澄:「負けてるなんて、認められないです、滝せんぱい」
エリス・トリオン:「…………」嘆息し、目を閉じる。特に何も応えない。
滝瑞果:「ふふっ……だからさぁ」
滝瑞果:「やーめーなーよ、香澄ちゃん」
羽石夏澄:「なんでですか」
滝瑞果:少し考える。先程、朝倉侑生に聞かれたことを。
滝瑞果:「人が死ぬのが嫌だからに決まってんじゃん」
滝瑞果:「『まだ大丈夫』ってずっと思ってると、死んじゃうよ?」
羽石夏澄:「……」少し寂しそうに笑う。
羽石夏澄:「ぜんっぜん、」
羽石夏澄:「大丈夫なんかじゃ、ないですね」
羽石夏澄:「でも、何もしないで『死ぬ』よりは…」
羽石夏澄:「私は、死んでも戦いますよ?」
GM@CHAOS:では、滝さんの行動はこれで終了!
GM@CHAOS:次は行動値7の歩ちゃんの番!
柳武歩:待機します
GM@CHAOS:では、そのまま行動値3の羽石さんの番!
羽石夏澄:はい。
羽石夏澄:マイナーなし。コンボ『ターミナル』《雨粒の矢》+《塞がれた世界》+《完全なる世界》+《スキルフォーカス》+《確定予測》。これに能力訓練:精神を乗せます。
GM@CHAOS:ここで全力を出すか!?
GM@CHAOS:OK!頼んだぞ!
羽石夏澄:対象は…視界ラインは、8まで繋がってるんですよね?
GM@CHAOS:はい。一直線にシーン攻撃の対象にすることができます
羽石夏澄:OK。ならば、ロコくん、芙蓉堂くん、滝さんを対象にします。
GM@CHAOS:それでは命中判定をどうぞ
ロコロコ:うおーこい
羽石夏澄:ちょっとまってね!
羽石夏澄:12dx+22 こうだ!リアクションC値+2!
DoubleCross : (12R10+22[10]) → 10[2,2,3,4,5,5,5,6,6,8,9,10]+10[10]+5[5]+22 → 47

滝瑞果:よけられねえぜ!
GM@CHAOS:達成値は47!
滝瑞果:3dx12+1
DoubleCross : (3R10+1[12]) → 8[4,5,8]+1 → 9

GM@CHAOS:確定予測が入っているのでリアクションC値+2だ!
GM@CHAOS:三人ともリアクションをどうぞ!
ロコロコ:避け欄ねえ
芙蓉堂太一:うう、ドッジ
ロコロコ:ドッジは失敗するまるだねえ
ロコロコ:3dx@12
DoubleCross : (3R10[12]) → 7[4,5,7] → 7

芙蓉堂太一:5dx12+2=>47
DoubleCross : (5R10+2[12]>=47) → 9[2,4,7,9,9]+2 → 11 → 失敗

GM@CHAOS:攻撃は全て命中!
ロコロコ:ダメージロールの前に、行動放棄して太一先輩をかばうよー
芙蓉堂太一:わお
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:羽石さんはダメージロールをどうぞ!
羽石夏澄:6d10+36
DoubleCross : (6D10+36) → 25[2,6,4,4,6,3]+36 → 61

ロコロコ:うぎゃああああー!
ロコロコ:122ダメージを受けてどろどろに成ります。
滝瑞果:リザレクトだ!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:83->88)
ロコロコ:仕方ない。リザレクトするか。
ロコロコ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5

ロコロコ:102になった!
GM@CHAOS:では、ロコくんはこれで退場となる!
ロコロコ:えっ!
ロコロコ:そうなの
エリス・トリオン:なんでそこ把握してないのw
ロコロコ:リザレクトで100になったら退場か
ロコロコ:では芙蓉堂先輩、後は任せた
GM@CHAOS:リザレクト結果で侵蝕率が100パーを超えた場合もシーンからは退場です!
芙蓉堂太一:まかされた
ロコロコ:ぐわあくるしいどくだよ
滝瑞果:2が出れば場に残れた分、賭けとしては正しかった

GM@CHAOS:では、羽石さん、攻撃の演出をどうぞ!
羽石夏澄:大きく周りの空気が流動する。
羽石夏澄:空気?…いや、領域だ。
羽石夏澄:バラバラの髪がぶわっと舞い上がり、スカートもまた、大胆なほどに持ち上がる。
羽石夏澄:両腕を広げて。笑みを見せながら。
羽石夏澄:「私はみんな、大好きですよ。滝せんぱいも。芙蓉堂さんも。ロコさんも、ミナちゃんも。…ゆーきくんも」
羽石夏澄:「そんなみんなが、私といてくれたから。私がいてもいいって、教えてくれたから」
羽石夏澄:「だから、私は戦うんです。…今の学園では、私は生きられないから」
羽石夏澄:領域が捻れ。槍のような透明の氷柱となる。
羽石夏澄:「負けるってわかってても――」
エリス・トリオン:「テメーらにゃ理解出来ねえよ。トラクトリックス」その光景を横に、不意に告げる。
羽石夏澄:「止まるわけには、行きません!!」両手をばっと組み、銃を撃つように振り上げる!
エリス・トリオン:「こいつは、俺達より強い」
滝瑞果:「どうかな――」絶息する。「ぐひゅっ」
GM@CHAOS:羽石の放った領域の軍勢が滝、ロコ、芙蓉堂の三人を飲み込まんとする!
ロコロコ:「うーん、これは……。シュッ!」急に向きを変え、芙蓉堂先輩にボクシング!突き飛ばすぞ!
芙蓉堂太一:「ぐぼ」吹っ飛ぶ。
羽石夏澄:「――“いきどまり”で、しずかに、眠っていてください」
GM@CHAOS:では、芙蓉堂くんのすぐ目の前に見えない領域の群れが押し寄せ、ロコを飲み込む!
ロコロコ:「うぐぐっ……んが……っ!」
ロコロコ:(ううーむ、羽石さんに包まれていると思えば、この苦しみも喜びに……)
芙蓉堂太一:「え、え、え? あ」尻もちをついて息を呑む。「ロコロコくん」
ロコロコ:(変わらないなあ。すごい苦しいぞ。こりゃダメだ。)
ロコロコ:後は頼んだ、とばかりに親指を立ててそのまま倒れます。風紀担架で運ばれていくことでしょう。
GM@CHAOS:では、ロコ・ロコ・ベントゥーラはこれで撤退!シーンから退場となります!
滝瑞果:こちらは問題なく立ち上がる。ボロボロだが、先程平賀迅と「やりあわなかった」事が生きている。
芙蓉堂太一:(頼まれた、けど)立ち上がって柳武さんを見る。
芙蓉堂太一:「や、二人きりだね」へらへらと笑ってみせた。
柳武歩:遠く自陣営の拠点を目を細めて眺める。透明な攻撃は歩の立っている位置をきれいに避けていった。
柳武歩:既に大勢は決した。それでも、あの後輩は戦い続けている。
柳武歩:「……すぐ一人になる」
羽石夏澄:目を細めて、歩の方を見る。
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+17した(侵蝕率:103->120)
GM@CHAOS:では、これで羽石さんの行動は終了!
GM@CHAOS:続けて行動値2のエリスくんの番!
エリス・トリオン:はいさい!
エリス・トリオン:GM、質問がございます
GM@CHAOS:何でしょう
エリス・トリオン:メジャー放棄して情報収集判定したいんですけど、可能ですか?
GM@CHAOS:メジャーアクションを使用しての情報収集自体は可能とします。ただし
エリス・トリオン:だし
GM@CHAOS:事前にこのシーンの情報収集項目を用意しているわけではないので、調べたい情報に合った技能で判定してもらって達成値に応じて情報が出る形式になるのと
GM@CHAOS:事前に用意していないということから、今回の事件に関する決定的すぎる情報まではこの判定では出てこない
GM@CHAOS:ということは先に申し上げておきましょう。
GM@CHAOS:それでよければどうぞ!
GM@CHAOS:では、エリスくんの行動はどうしますか?
エリス・トリオン:謎の兵器群について。情報:UGN で振りたいです
エリス・トリオン:マイナー放棄。メジャーで情報収集。
GM@CHAOS:その情報であれば、〈情報:UGN〉で調べることは可能です。
GM@CHAOS:では、判定をどうぞ。
エリス・トリオン:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 6[1,1,2,5,6]+4 → 10

エリス・トリオン:お前ほんと回らねえよなあ……
エリス・トリオン:項目なんか出ますか。必要なら財産点使いますけど
GM@CHAOS:OK。その達成値ならある程度の情報は分かります。
■謎の兵器群について
少し前からアカデミアに現れるようになった謎の兵器群は全て何者かのエフェクトによって造られたものである。
GM@CHAOS:現状で分かるのはここまで!
エリス・トリオン:ういうい。では軽く演出を。
エリス・トリオン:「……どいつもこいつも、熱いこった」
エリス・トリオン:羽石さんの攻撃で一時的に周りが静まりかえっている。
エリス・トリオン:霧の中、監視カメラ街灯の上から戦況を見下ろす。状況は悪くなる一方だ。
エリス・トリオン:番長側も、風紀側も、消耗は著しい。
エリス・トリオン:夢二達に言った通り、フィーネが捕まったところで状況がすぐに解決するとは思っていない。
エリス・トリオン:(……そもそも、解決すべき状況があるのかね)
エリス・トリオン:(……そうなっても。俺が失うものは何もねえ。元に戻るだけだ)
エリス・トリオン:まあいい。好きにやるとしよう。羽石夏澄のように、だ。
エリス・トリオン:霧を撒く間、羽石と朝倉が出会ったという、兵器群の欠片を集めている。
エリス・トリオン:「……成程」 口の端を歪めると、それをポケットに仕舞い。
エリス・トリオン:「おら。気張れよ、てめーら」 と、再び状況の観測に戻る。
GM@CHAOS:では、エリスくんの行動はこれで終了!
滝瑞果:「……」エリスの行動を、横目で不愉快そうに見るだけだ。
滝瑞果:戦闘を挑む理由はない。
GM@CHAOS:次は待機組。
GM@CHAOS:行動が遅い側からの処理になりますので
GM@CHAOS:先に歩ちゃんの行動からです
柳武歩:ういす
柳武歩:イニシアチブで大槌を放棄します
GM@CHAOS:捨てた!
柳武歩:マイナーで《インフィニティウェポン》。侵蝕2増加し85
柳武歩:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《カスタマイズ》《伸縮腕》対象は朝倉くん。
GM@CHAOS:ユウキくんを落としに来たか!
朝倉侑生:こわい
GM@CHAOS:では、命中判定をどうぞ!
柳武歩:生成した武器と、器物使いで一体化しダイス+3。
柳武歩:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,1,2,4,5,5,6,6,6,8,9,9]+10[1,8,8]+2[1,2]+ 4 → 26

GM@CHAOS:命中の達成値は26!
朝倉侑生:ドッジできます?ドッジします。
GM@CHAOS:ユウキくんはリアクションをどうぞ!
朝倉侑生:4dx 回避ー
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[7,7,8,9] → 9

朝倉侑生:無理ー
GM@CHAOS:攻撃は命中!
柳武歩:ダメージ出します
GM@CHAOS:歩ちゃん、ダメージロールをどうぞ!
柳武歩:3d10+21
DoubleCross : (3D10+21) → 11[5,1,5]+21 → 32

朝倉侑生:死にます。シーンから退場しますー
GM@CHAOS:ユウキくんは戦闘不能になったことでこれでシーンからの退場が決定となる!

GM@CHAOS:歩ちゃん、演出をどうぞ!
柳武歩:「お前には教わってばっかだな、羽石……」
柳武歩:掌に鉄パイプを生成し、威圧するようにぐるぐる回す。
柳武歩:「勝てようが勝てなかろうが……やれるとこまでは、全力でやんなきゃだよな」
柳武歩:夏川ミナのロイス感情を変更します
柳武歩:○P:憧憬/N:敗北感 → ○P:憧憬/N:対抗心 に。
GM@CHAOS:おお!
柳武歩:それから、平賀迅をSロイスに指定します
GM@CHAOS:Sロイス!ここで!!
柳武歩:「いくぞオラァ!歯ぁ食いしばれよ!当たると痛ぇぞ!」
柳武歩:芙蓉堂太一に向かって叫ぶ。
芙蓉堂太一:「!」一瞬身を竦める。
柳武歩:振り下ろした鉄パイプが延長する。言葉とは裏腹に、狙う先は朝倉侑生だ。
柳武歩:「こんなもんは八つ当たりだけどよ。さんざやられたんだ、一発くらいは返さねえとな!」
芙蓉堂太一:「えっ」手を顔の前にかざしたポーズのままで硬直。「ず、ずるくない!?」
朝倉侑生:「――」立ち尽くしている。
柳武歩:変形した鉄パイプが蛇のようにうねりながら襲いかかる。
朝倉侑生:「――あは」自分に向かって振りかざされるそれを見る。笑う。回避行動は間に合わない。
GM@CHAOS:うねる鉄パイプはユウキくんの体に突き当たる!
朝倉侑生:「こんないたいけな中学生に…ッあぎっ!」殴打!脇腹からの痺れるような衝撃、そのまま吹っ飛ばされる!
朝倉侑生:「(そっか。こーいう気持ちか)」
朝倉侑生:「(なきそー)」
GM@CHAOS:これで朝倉侑生は撤退!シーンからは退場です!
朝倉侑生:「……あは。ほんとしんどい」呟いて、そのまま目を閉じる。立ち上がれない。
GM@CHAOS:では、歩ちゃんの行動はこれで終了!
GM@CHAOS:1ラウンド目はこれで終了です!
GM@CHAOS:引き続き2ラウンド目に入りましょう!
GM@CHAOS:開始前に、まだ同行動値のPCが残っていますので、代表者1人に〈情報:アカデミア〉で対決してもらいましょう
GM@CHAOS:さて、誰が判定をしますか
芙蓉堂太一:やります
エリス・トリオン:おれで
GM@CHAOS:では、判定をどうぞ!
エリス・トリオン:お先にどうぞ
芙蓉堂太一:学園通の友人使用。ダイス2個増加。
芙蓉堂太一:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,5,7,10]+6[6]+2 → 18

エリス・トリオン:フォハハ!
GM@CHAOS:相変わらず高えな!
エリス・トリオン:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[2,4,4,6,10]+8[8]+2 → 20

GM@CHAOS:越えたー!?
芙蓉堂太一:!!
エリス・トリオン:いやまあ、分かるよね
エリス・トリオン:だって勝っても意味のない判定だもん
エリス・トリオン:そりゃ俺のダイスだもん。回るよ
GM@CHAOS:では、2ラウンド目はカオス陣営の優先行動でいきます!
GM@CHAOS:それでは、2ラウンド目!
GM@CHAOS:まずはセットアップから!
夏川ミナ:無しです
柳武歩:ないよ
GM@CHAOS:ミナちゃんから順に行動値順にどうぞ!
GM@CHAOS:次は滝さん!
滝瑞果:ないです!
GM@CHAOS:芙蓉堂くん!
芙蓉堂太一:なし!
GM@CHAOS:羽石さん!
羽石夏澄:ありません…!
GM@CHAOS:エリスくん!
エリス・トリオン:では極大消滅波を・・・
エリス・トリオン:冗談です。ありません。
GM@CHAOS:覚えてからきなさい
GM@CHAOS:では、セットアップはこれで終了!
GM@CHAOS:イニシアチブ!
GM@CHAOS:まずは行動値18のミナちゃんから!
GM@CHAOS:攻撃してもいいし、移動してもいい!キミの自由だ!
夏川ミナ:マイナー戦闘移動。フィーネちゃんを連れて風紀委員居室へ移動します。
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:あ、メジャーアクションは開いてますが何かしておきます?
夏川ミナ:いえ、特に何もありません。ひとりだとフィーネちゃんを残して隠密するか、フィーネちゃんを攻撃するくらいしかできないし。
GM@CHAOS:例えばさっきのエリスくんみたいな簡単な情報収集なら許可する可能性もありますし
GM@CHAOS:普通にゴールするならそれでもいい!
夏川ミナ:じゃあ、せっかくなので情報収集します。
GM@CHAOS:了解です!
GM@CHAOS:では、何について調べますか?
夏川ミナ:ああ、何調べたいか宣言しないといけないんですね
夏川ミナ:何にしようかな・・・
夏川ミナ:じゃあ、フィーネちゃんについて調べたいです。この子が一体何者なのか、この後どうなるのか。
夏川ミナ:技能は何で振ればいいですか?
GM@CHAOS:そうですね。フィーネについてでしたら
GM@CHAOS:〈情報:アカデミア〉でお願いします。
夏川ミナ:コネ:学園通の友人を使ってダイス+2。で、アカデミアで振ります。
夏川ミナ:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 5[1,2,4,4,5,5]+1 → 6

GM@CHAOS:その達成値でしたら、そこまで深くなくとも彼女についてある程度のことは分かるでしょう
■フィーネについて
フィーネは人為的に作られた何らかのレネゲイド的物質が破壊された際に意志を獲得したレネゲイドビーイングだ。シンドロームはモルフェウス/エグザイルのクロスブリード。
GM@CHAOS:現状分かる情報はここまで!
夏川ミナ:なら、諸々の会話や素振りからそれらを推測しました。
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:では、それと同時にフィーネを連れたミナちゃんは拠点に到達するぞ!

夏川ミナ:もう確信の域だ。正体までは至れないが、ただの子供ではなかった。
夏川ミナ:UGNで教わったRBの特徴、見分け方。アカデミアにも多数存在する人間型RB。それらとの類似点から、彼女が人外であることを推測した。
夏川ミナ:「フィーネちゃんには、お父さんやお母さんは居ますか?」 安全地帯に入ったので雑談。
夏川ミナ:「お父さんやお母さんというのは、フィーネちゃんを作った人という意味です」
フィーネ:「お父さんやお母さん……?あたしをつくった人?」
フィーネ:「あたしね、あのね!生まれたときのこと、全然覚えてないの!」
夏川ミナ:「ぜんぜんですか」
フィーネ:「うん。だからね、色々知りたいの!あたしね、ぜんぜん知らないから……」
夏川ミナ:「そうですね」
夏川ミナ:「私も両親の事は遺伝子提供者のデータとしてしか知りませんが、知るというのは大事だと思います」
夏川ミナ:「やはり、この戦争がおわったら私といっしょにアカデミアを見て回りましょう」
夏川ミナ:「楽しいですよ。たぶん」
フィーネ:「うん!色んなとこを回ったらね、ぜったいたのしいよ!」
夏川ミナ:「はい。豪華客船だとか、ロープウェイだとか、色々ありますから」
夏川ミナ:「ですから、わたしといっしょに遊びに行くまで死んではだめですよ。フィーネちゃん」
フィーネ:「船!船、乗ってみたい!ロープウェイってなんだろう?」
夏川ミナ:「死んだら遊べませんからね」
フィーネ:「うん!あたし、まだまだ遊びたい!」
夏川ミナ:「ロープウェイというのは、こう……ワイヤーに、ゴンドラが……」 両手でジェスチャーする。
夏川ミナ:そんな感じの、取り留めのない雑談をしながら奥へ進んでいきます。
フィーネ:「ワイヤーにドラゴン!すっごい!すごいすごい!」
GM@CHAOS:では、ミナちゃんとフィーネは風紀委員の拠点へとたどり着く!
GM@CHAOS:勝利条件を満たしたことにより、決戦イベントはロウ陣営の勝利です!
GM@CHAOS:この結果によって今後のシナリオ展開が分岐することになります!
GM@CHAOS:ミナちゃんが拠点に到達したことによってこのシーンの戦闘もこれで終了となります!
GM@CHAOS:決戦イベントはこれで完了!
GM@CHAOS:次のシーンへと続きます!

【CHAOS/ミドルフェイズ11】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:何もなければPCは全員登場することを推奨します。
GM@CHAOS:ダイスを振って侵蝕率を上げるがよい。
柳武歩:1d10+95-1
DoubleCross : (1D10+95-1) → 2[2]+95-1 → 96

霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+2(1d10-1->3-1)した(侵蝕率:119->121)
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:120->128)
エリス・トリオン:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 1[1]+90 → 91

平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+7(1D10-1->8-1)した(侵蝕率:124->131)
エリス・トリオン:理論最低値!
エリス・トリオン:めっちゃ生きやすい空気なう

GM@CHAOS:まずはキミたちが番長連の総番長ルームに帰還したところからだ。
GM@CHAOS:フィーネを確保できないままキミたちは番長連の詰め所に帰還した。
GM@CHAOS:無道ささきは苦渋に満ちた顔付きでキミたちを迎える。目の下のクマは以前よりも濃くなっているようだ。
無道ささき:「そうか、ダメだったか。……いや、よくやってくれたと思う」
羽石夏澄:「せんぱい…」クマが濃いのを見て気遣わしげに呟く
平賀迅:「済まないね。力及ばなかった。もはやフィーネをこちらが手にする事はないだろう」
無道ささき:「ああ。こうなるとフィーネを使って平賀の無実を証明して、そこから現状を打破するという手は難しくなるかもな」
無道ささき:「すまん、平賀。お前の濡れ……濡れネズミを晴らしてやれなくて」
平賀迅:「濡れ衣」
無道ささき:「それだ!」
柳武歩:「どうしたらいいんスかね……」難しい顔をしている。
無道ささき:「うん。何か別の策を考えなければ……」
平賀迅:「確かに、番長連では、無理だろうね。……まあ気にするな。なったものはしょうがない」
エリス・トリオン:「よかったじゃあねえか。これでもう、保証のねえ希望に食いつかずに済む」
エリス・トリオン:壁に背を預けている。苛々と片足は頻繁に貧乏ゆすりをしている。
無道ささき:「確かにトリオンの言う通りか。直接ぶつかり合っても被害が増すだけで、勝算は薄いしな。うーん……」
霧灯夢二:「………。」詰め所のソファで横たわり、腕で顔を覆っている。
柳武歩:「……霧灯、大丈夫か?」気遣って声をかける。
無道ささき:「お前たち、何かいい案はないか?」
霧灯夢二:「案、案か……」
無道ささき:「策と言い換えてもいい」
霧灯夢二:ゆっくりと、難儀そうに体を起こす。
無道ささき:「夢二選手!何か意見はないか?」
エリス・トリオン:「策があろうがなかろうが」
エリス・トリオン:「満身創痍のこの有様で、出来ることなんざ残ってんのかよ」
無道ささき:「うぐぐ……」
霧灯夢二:「まずは、現状の把握だ。」
平賀迅:「そう。案とか策とか、そういうものを考えついても、それを実行する力ってのは常に必要だ」 夢二くんにボトルに入った冷えた水を渡しつつ
無道ささき:「いや、あたしはまだ諦めてないぞ!諦めては……」
霧灯夢二:「エリス先輩、何か調べてなかったか?」
平賀迅:「それと休息も。相手がフィーネを手にした今が、ある意味休むチャンスかもしれないし」
霧灯夢二:「手がかりになりそうな情報だったら教えて欲しい。藁にもすがる、と言う奴だな。」
霧灯夢二:ボトルを受けとり、水を飲む。
無道ささき:「うむむ。休息が必要なのは確かだ」夢二をうちわで扇ぎながら言う。
柳武歩:「フィーネのことは、まあ、あいつらが居れば無事だよなきっと。霧灯の方が心配だ」
無道ささき:「でも、平賀だってこんなところで諦めるつもりはないだろう?」
エリス・トリオン:「……何かって訳じゃあねえ」
エリス・トリオン:ぽい、と機械の残骸を机の上に投げる。
平賀迅:「もちろん。私は何があろうと諦めないし、希望は繋ぎ続けているとも」
平賀迅:「しかしそれはそれとして、番長連が再起できないほどに疲弊しては、繋げた希望を手繰り寄せることも難しくなる……それは?」
霧灯夢二:「………。」顎に手を当て、しげしげとそれを見つめる
柳武歩:「なんだこりゃ」目を瞬かせる。
無道ささき:「番長連そのものを失うわけにはいかない、か」ちらりと羽石の方を見る。
エリス・トリオン:「前に話に出てただろが。クラインと一緒に現れ始めたっつう、機械兵だよ」
エリス・トリオン:「ふわふわ女が、フィーネ探してた時に襲われたとか言ってただろが」
霧灯夢二:「ああ、それの残骸か…。」
無道ささき:「ふわふわ女?そんな番長、うちにいたかな」首を傾げる。
羽石夏澄:「…壊しましたね。これ」残骸を一瞥して。
柳武歩:「羽石の事ッス、無道先輩」
無道ささき:「壊したの」
無道ささき:「羽石が」
羽石夏澄:「はい。…うるさかったので」
羽石夏澄:髪を耳にかける。
エリス・トリオン:「フィーネがアテにならねーなら、別口から探るしかねーだろうが」
無道ささき:「そりゃあしょうがないな」うんうんと頷く。
柳武歩:「しょうがない、かな……?」
平賀迅:「分かる。私も慣れない頃は目覚まし時計とか結構壊していたからな」
霧灯夢二:「フィーネは……風紀委員に任せるしかないか。」(あちらにはミナがいる。悪いようには、ならない…筈だ。)
エリス・トリオン:「テメーら話聞く気あんのか…?」
霧灯夢二:「別口、つまりクラインに焦点を当てて探りを入れてみるか?」
柳武歩:「聞いてるって。これが何か関係あんのか?」残骸をつつく。
エリス・トリオン:「とりあえず、見て分かんのは、誰かしらのエフェクトの産物だっつうことくらいだ」
エリス・トリオン:「そもそも、なんで風紀はフィーネを狙った?」
霧灯夢二:「これがエフェクト製のもので、クラインの赴任と同時期に現れているのなら何かしらの因果関係があっても不思議でない。」
平賀迅:「オーヴァードによって作られた機械か。ブラックドッグ、モルフェウス……ブラム・ストーカーは関係あるかな?」 残骸を手にして眺める
無道ささき:「つまり誰かが作った、っていうことか」
霧灯夢二:「風紀がフィーネを狙う理由か。」
羽石夏澄:「私たちと同じじゃあないんですか?」
エリス・トリオン:「平賀が犯人でないという、決定的な証拠だから?」
柳武歩:「俺はそう思ってたぜ。違うのか?」
エリス・トリオン:「あんなガキの証言、誰が信じるんだよ?」
霧灯夢二:「……平賀を有罪にする証拠は十分に揃っている。」
エリス・トリオン:「アカデミアの誰もがそこのお人好しな編集部なわけじゃねえぞ。まして今回はアクシスだって絡んでるんだ」
無道ささき:「だからこそ彼女を確保して証拠を隠滅しようとしてるものだと思っていたが……違うのか?」
平賀迅:「信じさせるに値する発言ができるのかもしれないぞ。アカデミアでも一部の人間しか知らないことをたくさん知っている、とかね」
エリス・トリオン:「まあ、確かに可能性はいくらでもある。アイツがアカデミアの監視カメラのレネゲイドビーイングで、加工された映像を本物に変えられるだとか」
無道ささき:「ふむふむ」
エリス・トリオン:「それとも、別の理由があるか、だ」
エリス・トリオン:「……これがどっちかは、簡単に判別できる」
無道ささき:「何か方法があるのか?」
エリス・トリオン:「フィーネを手に入れた風紀陣営が、“改めて平賀を狙い出すか”だ」
平賀迅:「……」 手にしていた残骸を机に放り出し 「一理ある」
柳武歩:「……!」思わず目を見張る。
無道ささき:「ふむふむ?」
エリス・トリオン:「もし、フィーネ自体が目的だった場合、そこの雷野郎はスケープゴートだ」
エリス・トリオン:「……つまるところ、俺は風紀陣営の動向をとりあえず見張るべきだ」
羽石夏澄:「…むぅ」
無道ささき:「奴らがまた動き出すかもしれない、と?分かった。監視は強化しておこう」
平賀迅:「逆にフィーネを回収する事が、私が犯人でないという事を隠すための手段であるとしたら、改めて私は狙われ始めると」
霧灯夢二:「……待ち、か。」
平賀迅:「……ふむ。いや、そういう事なら」 頬杖をつき
無道ささき:「ん、何か考えがあるのか、平賀?」
平賀迅:「いっそ私があっちに出向いてやればいいんじゃないか?」
エリス・トリオン:「仕方ねえだろ。フィーネは状況の核だ。それがあっちに移った……」
柳武歩:「なあ!?」思わず叫び声を上げる。
エリス・トリオン:「は?」
霧灯夢二:「それは…!」
無道ささき:「そ、そんなの、こっちから捕まりに行くようなものだろう!」
羽石夏澄:「…わお」
平賀迅:「……私は風紀という組織とは相容れないとは思っちゃいるが、個人単位で見れば、風紀の中にも話が通じる奴はいくらでもいる事は分かっている」
平賀迅:「元のアカデミアを取り戻す、という意味であれば、歩調を合わせられる者がいる事も分かってるだろ?」
柳武歩:「に、したってよ……平賀」
エリス・トリオン:「テメー、自分で言ったこと忘れてんじゃねえだろうな」
羽石夏澄:「……元のアカデミアに…」
エリス・トリオン:「本当にテメーが目的だった場合、どうなるか」
平賀迅:「で、風紀という組織が私を見てどう動くかを見れば、状況が推測できるというのなら、私が分かりやすく出ていってやるのは手の一つだろう」
柳武歩:「そりゃ博打だろ?」
無道ささき:「それはそうかもしれないが……。いや、手段の一つではある、か」
平賀迅:「ああ、短期的に見れば博打ではあるが……」
平賀迅:「長期的に見れば、もはや相手の目的が不明瞭である事の危険性も無視はできんだろ。目の前が暗い空間を歩き続ける事もまた博打だ」
平賀迅:「光をつけてやる必要も出てくる」
エリス・トリオン:「今までみたいに、首尾よく逃げられねーぞ。」
エリス・トリオン:「あっちとこっちの戦力差、もう分かってんだろ」
無道ささき:「ぶっちゃけた話をするぞ、平賀!あたし個人の好感度の高さは置いておいて」
平賀迅:「だから言ったろう。個人的に信頼の置ける奴がいることは、もうこの戦いの中で確認できた、と」
無道ささき:「フィーネ奪還作戦が失敗に終わった時点で、番長連にとって平賀迅の利用価値は大きく下がった」
無道ささき:「だから、その作戦、割とありかもしれない!すまん、あたしが酷いこと言ってるのは分かってる!」
エリス・トリオン:「…………ま、確かに」
柳武歩:ささきの言葉に眉根を寄せる。仕方のないことだとはわかっていても。
エリス・トリオン:「もし最悪の予想が的中して、お前本人が目的だった場合」
エリス・トリオン:「首尾よくいきゃあ、アカデミアが“元に戻る”可能性だってあるわけだ」
平賀迅:「そう。それに現状を良しとせず、元のアカデミアを取り戻すという、風紀にも番長連にも拠らない第三の意識勢力が起こり上がる機会に乗じれば……」
平賀迅:「ま、尻尾を巻いて逃げ出すのも、君らに助けてもらう事も、そこまで無茶な話じゃあないしね。もともと足は速いし」
柳武歩:「……平賀が出てくなら、俺も付き合うから」
羽石夏澄:「私は、うん。ありだと思います。平賀くんがそうしたい、というわけですし、」
平賀迅:「よせよ、歩。ここまで付き合ってくれたのには感謝してるが、そこまで行く必要はない」
霧灯夢二:「……確かに、このままだと打開策がないのも事実だが…」
エリス・トリオン:「持久戦じゃ早晩こっちはくたばる」
エリス・トリオン:「俺以外はな。……ハ、文字通り、追い詰められての電撃作戦ってわけか」
平賀迅:「一人でお使いのできない六歳児でもないんだ……フフ。ついでに言うと、電力的にも君と逃げる余剰があるかも厳しいし」
羽石夏澄:「……捨て駒とか、そーゆーのではなく。ただ、『戦う』ことを選びたい」
柳武歩:「ダメだ。絶対一人では行かせねーからな。邪魔になったら置いてってくれてもいい」
霧灯夢二:「………。」ボトルを傍の机に置く
平賀迅:「そうそう! どうせこのアカデミアから逃げる事なんてできないんだ。いや、逃げられる奴ならとっくに逃げてるような状況だし」
霧灯夢二:「賭けてみるか。」
平賀迅:「穏便に案を策をと座して削れて行くよりも、少しでもこちらがイニシアチブを取れる手を打った方が生産的だろうとも。……で」
平賀迅:「それをやるなら私一人であるべきだ、歩。聞き分けてくれ」
柳武歩:「……嫌だ」
平賀迅:「単純に戦力を維持する必要があるし、ほら、いざって時に私を外から助けてくれる手はなきゃならん……んん」
エリス・トリオン:「お前も行く気か編集部。賭ける前に、まずテーブルにつけんのかよ?」
無道ささき:「ふふ。こいつ、たぶん折れないぞ、平賀」口元をほころばせる。
霧灯夢二:「いや、俺まで行ったら、」
霧灯夢二:「誰がこいつらを助け出すんだ」
平賀迅:腕を組み、歩ちゃんへ向き合う 「聞き分けないな、珍しく。何が不満だよ」
霧灯夢二:苦笑しつつ柳武さんを見ている
無道ささき:「霧灯……。そうだな、うん」
柳武歩:「思えばタイミング逃してばっかりだったんだ。今までだって」
羽石夏澄:歩みちゃんを見ている。ぐっと握りこぶしをつくって。
平賀迅:「タイミング?」
柳武歩:「つまり、えーと……その」
柳武歩:「俺はただ待ってるのとか、何もできないで見てるのとか……そういうのはもう嫌なんだ」
柳武歩:「お前の事が大事……大切、だから」
柳武歩:「何でもする。何でもしたい。させてほしい……うう、結局我儘かな。これ」
平賀迅:「……分かっているよ。そうでなきゃここまで君が私に付き合ってくれる事もなかったろ」 頭を掻く
平賀迅:「まあ、大切とまで言われると何とも照れ臭いが……」
エリス・トリオン:「…………」
平賀迅:首を振り、立ち上がる 「……ともかく! 私が出向いてやるにしたって今すぐってんじゃないんだ。現状把握に、残存する戦力の整理!」
エリス・トリオン:なんかふと気付くと、おいおい、まさか、という感じの驚きうんざりした顔をしてるよ
柳武歩:耳まで真っ赤になりながら下を向いている。
無道ささき:「そうだな。奪還までを含めた形で投降プランを立案する必要がある」
平賀迅:「合意はそれまでに取るようにしよう。何でもするってんなら、分かってくれと言いたい所だが、まあ結局そういう意味でもないのだろうし」
平賀迅:「もしかしたらあちらからも何か動きがあるかもしれない。風紀の様子から見て、フィーネの確保はただの一ミッションでは済まないはずだからな」
エリス・トリオン:「ああ……そうだ。とにかく風紀の奴らに何か起きるんなら、それは把握出来るようにするべきだろ」
平賀迅:「それぞれ休息でも取るようにしてだ。いざって時にヘタレたら私がこの身を賭ける意味がない……それくらい分かるだろ?」
無道ささき:「ああ。あたしたちは引き続き風紀委員どもの監視と平賀の投降プランの立案を進めよう」
エリス・トリオン:貧乏ゆすりをしながら、学園放送モニター等を見たりする。
柳武歩:「な、なんかする事あったら言って下さい無道先輩!俺まだまだ全然動けるし!余裕だし!」
GM@CHAOS:では、キミたちの話がまとまりかけたところで
無道ささき:「む、そうだな。それじゃあ……」
GM@CHAOS:ささきのもとに連絡が入る。
GM@CHAOS:ささきは困惑した様子で声を荒げる。
無道ささき:「な、何!?それは本当か!?」大きな声で言う。
平賀迅:「……何だ? 動きがあったか?」
羽石夏澄:「……せんぱい?」ただならぬものを感じて不安げに見やる。
無道ささき:「あ、あたしも上手く把握しきれていないんだが」
無道ささき:「く、クラインが風紀委員チームの生徒たちと交戦状態にあるという報告が入った」
柳武歩:「はあ!?」
霧灯夢二:「どういうことだ?」
平賀迅:「…………」 目を細める
無道ささき:「こ、これは放っておけば共倒れになる……!?いや、どちらかが勝った後で奇襲を仕掛ければ……?」
エリス・トリオン:「……………………」
平賀迅:「……馬鹿を言え」
柳武歩:「何言ってんスか先輩!」
無道ささき:「え?」
エリス・トリオン:顔に手を当てて空を仰ぐ。「だーくそ、当たんなよそんなもん……!!」
霧灯夢二:「すぐに行こう。」
平賀迅:「今すぐ向かうぞ。いや、向かう」
無道ささき:「ま、待て!お前たち!」
柳武歩:「当然!」
無道ささき:「何でそうなる!?」
無道ささき:「だって、これはチャンスかもしれなくて……あー、クソ!」
霧灯夢二:「風紀委員と…ミナや朝倉、滝先輩やロコロコ、芙蓉堂先輩が、クラインが戦ってるんだろう?」
エリス・トリオン:ひどく面倒くさそうに溜息をつき、――ささきさんの顔を鷲掴みにする。
霧灯夢二:「どっちにつくか何て、明白じゃないか」
羽石夏澄:「うん」
無道ささき:「そ、そうだ……へひゃ!?」
柳武歩:「そういうこと!ダチ助けんのに理由は要らねえ!」
羽石夏澄:「明白ですね」
エリス・トリオン:「こいつらの理由が分からねえんなら、今すぐ総番長やめろ」
無道ささき:「……ああ。そうか」
無道ささき:「あたしは……」
平賀迅:その様子を一瞥し、早足でその場を後にする
無道ささき:「待て、平賀!あたしはまだ命令していない!」
エリス・トリオン:すぐに手を離す。「最後通告だ。寝ろ。これ以上、不甲斐ない様ァしてるテメーは見るに堪えねえ」
無道ささき:「あたしは弱きを助け強きをくじく番長連!総番長・無道ささきだ!」
無道ささき:「なればこそ、やることは一つ」
無道ささき:「義を以って風紀委員に助太刀する!」
柳武歩:「そうこなくちゃスよ!先輩!」にこりと笑い、平賀君の後に続いて駆け出す。
無道ささき:「大勢は動かせない。この選択によって番長連の全てが責任を負うこと、なし崩し的に風紀委員と衝突してしまうことは避けなければいけない」
無道ささき:「今回も少数精鋭でいく。頼めるか、お前たち!」
羽石夏澄:「……あたりまえです」
無道ささき:「……って、だから早いんだよ、平賀!」
羽石夏澄:ふっ、と笑う。
霧灯夢二:「平賀は基本即断即決だからな。変なところで優柔不断だが。」
エリス・トリオン:やや遅れて出て行こうとし、「おい、もうひとつ確認しとくが。」
平賀迅:「声を荒げるな。聞いている」 残る乾電池をポケットに突っ込み
羽石夏澄:「安心して、寝ててください、せんぱい」
エリス・トリオン:「戦ってるのは例の“実働”の面々だけだな?」
エリス・トリオン:「他の風紀陣営の主力は動いてねえな?」
無道ささき:「ありがとう、羽石。……そうだ、トリオン。戦っているのは5人のみ」
無道ささき:「おそらく……いや、確実に不利な戦いになるぞ」
エリス・トリオン:「ならよし」やや焦りが収まる。 
無道ささき:「よし?」
エリス・トリオン:「いや、気にすんな。……上手い具合に蹴散らされてくれると助かるんだがなァ」
柳武歩:「上等!やっと気兼ねしねーでケンカらしいケンカが出来そうじゃねーか!」気合の声を上げる。
平賀迅:「不利な戦いに、なる? 『なる』か? フフ。この何日かで不利は体に染み付いたよ」
無道ささき:「うむ、よく分からんが、頼んだぞ、トリオン!」
無道ささき:「……そうか。平賀、番長連の席はいつでも空けて待ってるからな」
平賀迅:「そう。私は番長ではない。だから総番長たる君の命令なんて聞く義理はないが……」
平賀迅:「『頼み』は受けよう。幸い、向かう先は同じようだからね」
エリス・トリオン:「へーへー。精々逃げ回るとするさ」
無道ささき:「ああ、ない!」
平賀迅:そう言って今度こそ歩き始めます
無道ささき:「うむ。いつも通り、頼んだぞ、平賀」
エリス・トリオン:「念の為言っとくが、おまえら正気か?」
無道ささき:「番長連の守りはあたしに任せて……スヤスヤ」
エリス・トリオン:「相手はアクシスだ。最悪、UGNと敵対することになンぞ」
霧灯夢二:身体をゆっくりと起こし、二本の脚で何とか立つ。
羽石夏澄:「もー。何言ってるんですか、エリスせんぱい」
羽石夏澄:「私はずーーーーっと、正気じゃないですよ!」
羽石夏澄:にっこり笑って、平賀くんを追う。
霧灯夢二:「UGNと敵対?はっ、俺はいつでもこいつの味方だ。」ペンを指差す。
エリス・トリオン:「……………………………」
エリス・トリオン:「馬鹿ばっかりか、テメーら」 仕方なさげに、にやりと笑う。
霧灯夢二:「ああ、馬鹿だ。だが、それがアカデミアだ。」
霧灯夢二:ペンを回しながら歩き出す。
GM@CHAOS:【OVERED ACADEMIA】

【LAW/ミドルフェイズ11】

GM@LAW:次のシーン!
GM@LAW:シーンプレイヤーはミナちゃんとしましょう。全員登場を推奨します。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2(1d10-1->3-1)した (侵蝕率:88->90)
芙蓉堂太一:1d10+104-1
DoubleCross : (1D10+104-1) → 10[10]+104-1 → 113

夏川ミナ:夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+5(1d10-1->6-1)した(侵蝕率:102->107)
芙蓉堂太一:ぐげ
ロコロコ:1d10+102
DoubleCross : (1D10+102) → 1[1]+102 → 103

朝倉侑生:1d10+103-1
DoubleCross : (1D10+103-1) → 10[10]+103-1 → 112

ロコロコ:まあ一引いても同じやな

GM@LAW:CHAOS陣営の魔の手から、フィーネを無事に確保した君たちは、
GM@LAW:報告のため、風紀委員長の居室を訪れていた。
GM@LAW:風紀委員長のベアトリス・ハックマンは君たちを認めると、張りつめた軍人然とした顔を珍しく少し安堵に緩める。
GM@LAW:ベアトリスの背後には学長のクライン・ネバーエンズが立ち、威厳のある笑みを浮かべている。
ベアトリス・ハックマン:「どうやら、無事にターゲットを確保したか。皆、よくやってくれた」
ロコロコ:「うん。SSランクの僕が戻ったよ委員長。そっちも無事で何よりだ。」
ベアトリス・ハックマン:「損耗もないようだな。本当にご苦労だった」
夏川ミナ:「想定通りの結果です」 二人に会釈します。
ロコロコ:「ま、最後の方、僕は見てるだけだったけどね。夏川くんと朝倉くんが、随分頑張ってくれたよ。」
芙蓉堂太一:「あちこち走り回った甲斐があったってものですよね」
朝倉侑生:「ボクはなーんにもしてないよ★てへ★」小首をかしげる。
ベアトリス・ハックマン:「そうか。夏川、朝倉。よく頑張ってくれたな」笑みを覗かせる。
滝瑞果:「そうだな……2人の手柄だよ」
フィーネ:「……」
フィーネ:いつもは小うるさいフィーネは、居室に来てからというもの黙りこくっている。
クライン・ネバーエンズ:「ああ。ご苦労だった、諸君」
芙蓉堂太一:「いえ、当然のことをしたまでですから!」姿勢を正す。
クライン・ネバーエンズ:「難儀な道行きであったことだろう。だが、それを乗り越えた諸君をこそ、余は讃えよう」
芙蓉堂太一:(……? フィーネ。さすがに雰囲気に圧されてるのかな……?)
クライン・ネバーエンズ:「それとも、どうかな。まだ余裕はあるといったところか?」
滝瑞果:「これで終わりでしょう」即答する。
夏川ミナ:無言でそっとフィーネちゃんの手を握ってあげる。
ロコロコ:「はは!そう、終わりにしてもらえると助かりますね。随分疲れてますから。皆ね、皆。」
クライン・ネバーエンズ:「余もそうさせたいところではあるのだが。仕上げがあるのだ、朋よ。何、これまでに比べれば容易なものではあるが」
芙蓉堂太一:「仕上げ……」
クライン・ネバーエンズ:「ああ、次の指示だ」フィーネを指差す。
クライン・ネバーエンズ:「それを破壊したまえ」
芙蓉堂太一:「……」
芙蓉堂太一:「え?」
ロコロコ:「どれだろう。」
夏川ミナ:「殺害では?」
ロコロコ:「窓ガラスかな」
朝倉侑生:「もー、皆ボケてる場合じゃないでしょ~」
クライン・ネバーエンズ:「……ああ。もしや良心の呵責があるやもしれんかな。ならば問題はない」
クライン・ネバーエンズ:「殺害ではない。破壊だ。その少女は人間ではない」
フィーネ:「……」
朝倉侑生:「そーいうことじゃなくない?」
ロコロコ:「そんな気はしてたなあ。」
クライン・ネバーエンズ:「それはレネゲイドビーイングだ。それも、ディオゲネスクラブの連中が使う『仮面』のな」
朝倉侑生:「それより、結局フィーネちゃんはどーいう子なんだよーとかさ~、そーいう説明を…」
滝瑞果:「だから、やめてくれよ……なあ」頭を振る。
朝倉侑生:「仮面?」フィーネちゃんを見る。
夏川ミナ:「仮面ですか」
芙蓉堂太一:「仮面の」ごくりと唾を飲み込む。フィーネの方を見る。
滝瑞果:「破壊しなきゃいけないって、本気で思ってないだろ。あんた」
ロコロコ:「僕達じゃなくて、自分で壊せばいいものね。」
滝瑞果:「そういう……ウソをつくなよ」
ロコロコ:「それとも、良心の叱責が?」
クライン・ネバーエンズ:「余は疲れた諸君らに、冗談をいうほど残酷ではない」
クライン・ネバーエンズ:「もう一度指示しよう。“北極星の仮面(ポラリス)”を破壊せよ」
滝瑞果:「人殺し『させたい』んだよな?」
クライン・ネバーエンズ:「まさか。それはこの学園に……いや、この世界にとって不要なものだ」
滝瑞果:「そういうの、もうこりごりだからさ……頼むから、やめてくんないかな……」
フィーネ:「あのね、あの……その人の言っていること、ホントだよ」
夏川ミナ:「もう少し詳細な説明を伺いたいですね。私たちは彼女の事についてまるで無知です」
ベアトリス・ハックマン:「そうです!学長、貴方は何をおっしゃっているのですか……!?」
芙蓉堂太一:「……」手に持ったボルトアクションライフルをじっと見る。これがあれば、きっと。
クライン・ネバーエンズ:「詳細?それこそが、自爆テロに使用された自立型の仮面だ。それが何の因果か、意思まがいをもて動き出したに過ぎぬ」
朝倉侑生:「なんでクラインさんはその事知ってるの?」首をかしげる。
クライン・ネバーエンズ:「なればこそ、破壊しておかねば禍根を生むというものだ」
クライン・ネバーエンズ:懐中時計を見る。「120秒やろう」
フィーネ:「あのね、あたしね、タイチやみんなのおかげで、この世界のこと……」
芙蓉堂太一:きっと、破壊なんて簡単で。そうすれば僕は点数を稼ぐことができて。フィーネは。
フィーネ:「いっぱい、いっぱいね!知れて、すっごく楽しかった」
ロコロコ:「自立型。そこまでは、考えついてなかったな。」
夏川ミナ:「フィーネちゃん。何故もうエンディングに突入しているのですか」
夏川ミナ:「一緒にいろいろなところを見に行くと約束したはずですよ」
芙蓉堂太一:フィーネは、どこにもいなくなる。あんなに世界のことを知りたがっていた子は。
滝瑞果:他の生徒達を尻目に、クラインの前に進み出る。
フィーネ:「うん。でも、もしあたしがいるせいで、みんなの迷惑になるなら、そっちの方が辛いから」
フィーネ:「いいよ。あたしのこと、壊して」
滝瑞果:「……言っておきたいことがある」
芙蓉堂太一:でも。僕は。
朝倉侑生:「ちょっとー、ボクのこと無視しないでよ~!」手をバタバタさせている。
ロコロコ:「うーん。これは。ふむ。」
ロコロコ:僕の力は要らなそうかな?
クライン・ネバーエンズ:「何かね」懐中時計に再び目を落とす。
滝瑞果:膝を突きます。
滝瑞果:そのまま土下座する。
滝瑞果:「お願いだからさ……!!!」
滝瑞果:「みんなに……人殺しだけはさせないでくれないかな!!」
朝倉侑生:「だから、ボクよくわかんないんだけど!何で……」言葉が途切れる。
ロコロコ:「滝先輩」
クライン・ネバーエンズ:「ああ。そうか。では、仕方がない」
滝瑞果:「頼むよ……!一度殺すだけで、戻れなくなるんだ……あたし、あたしなんかが言っても説得力がないかもしれない……!同じことばっかり言ってる!」
滝瑞果:「でも、こればっかりはさ……」
滝瑞果:「マジなんだよ……!!!」
クライン・ネバーエンズ:「よろしい。では余が代わりにやろう」手をかざす。
夏川ミナ:「殺させませんよ」 大型手甲を展開する。
夏川ミナ:どう見ても、クライン学長に刃を向ける構えだ。
クライン・ネバーエンズ:「……」
滝瑞果:「テロの犯人がどうとか、誰が悪いとか……最初っから……どうでもいいじゃんか!」
滝瑞果:「フィーネも!!お前!!!」
フィーネ:「あたし……?」
滝瑞果:「ずっと平和にやってきた、馬鹿な学生にさ……」
滝瑞果:「殺しの罪を背負わせようとすんなよ!!大馬鹿者!!」
夏川ミナ:「フィーネちゃんは、今まで知らなかった色々なものを見れて嬉しいと言ってました」
夏川ミナ:「その命を一方的に断つアカデミアなど、私にとっては不要です」
夏川ミナ:「アカデミアをブチ壊してでもフィーネちゃんを守ります」
ベアトリス・ハックマン:「お、お前たち……」
芙蓉堂太一:ガチャリ、と音を立ててボルトアクションライフルを持ち上げる。手つきは慣れない。
芙蓉堂太一:照準は、クライン学長。
芙蓉堂太一:「滝さんが言ってたんで、これ、別に撃つ気はないんです」
芙蓉堂太一:「でも、僕、慣れてないから。ちょっと手が滑っちゃうかもしれないなあ……」
芙蓉堂太一:(ああ、本当に、何をやってるんだか、わけわかんないよ、今回……!)汗が流れる。
朝倉侑生:「ロコくんは?」三人を見て、隣のロコくんに聞く。「どーするの?」
芙蓉堂太一:(ダメだ。僕は本当にダメだ……でも、やっちゃったもんは仕方ないだろ!)
ロコロコ:「どうしようねえ。」
ロコロコ:「まさかこんな急に、マジな展開に成るとは思ってなかったよ。」
朝倉侑生:「ボクも」うなずく。
ロコロコ:「クラインさんは強いって言うし、逆らうのは怖いよね。フィーネくんとはついさっき、顔を合わせたばかりだし。」
芙蓉堂太一:「僕だってそうだけどさ」震える手で銃を構えながら。
芙蓉堂太一:「世界のこと何でも知りたいって言ってた子が目の前でいなくなるのは、どうしてもダメだったんだ」
芙蓉堂太一:「だから、ちょっと状況を甘く見ることにした……学長。やめてもらえませんか」少し上ずった声で。
クライン・ネバーエンズ:「……そうか。余の言が聞けぬばかりでなく、余の邪魔立てをするか」
ロコロコ:「朝倉くんはどうする?皆みたいにする?」
クライン・ネバーエンズ:「……40日と、2000万といったところか。些かながら惜しくはあるが」
朝倉侑生:「いや、ボクはどーするっていうか」
ロコロコ:「ビーちゃんにも聞きたいな。従うのか逆らうのか。」
朝倉侑生:「クラインさんが言ってることがワケわかんないから、ちゃんと説明してほしーんだけど!」一人で怒っている。
ベアトリス・ハックマン:「私は……」
ベアトリス・ハックマン:「私は、学園の秩序を……」
ベアトリス・ハックマン:「そうだ、私は!学園の……学園の秩序を守るのが私の使命だ!」
ベアトリス・ハックマン:「破壊や争いのための秩序ではない。生徒たちが平穏に過ごすためのものだ」
クライン・ネバーエンズ:「まあ、よかろう、ではまず」
GM@LAW:何か、巨大な塊が天井をぶち破る。
GM@LAW:巨大な砲弾。着弾の瞬間、甚大な破壊と衝撃をもたらす。
夏川ミナ:「フィーネちゃん!」
クライン・ネバーエンズ:「まず。諸君らを退けるとしよう」
ロコロコ:「うわっ!なんだい、これは。」
芙蓉堂太一:「うっわ」衝撃で飛ばされかける。
ロコロコ:「説明してほしいことが増えたぞ」
滝瑞果:「……!」頭を下げたまま、歯を食いしばって耐えている。
朝倉侑生:「ほんっとだよ!うわっ……」姿勢を崩す。
滝瑞果:「こんな……こんなマジになることないだろ……頼むよ……」
クライン・ネバーエンズ:「天井越しではこんなものか。次弾が必要なようだ」
ロコロコ:「遠くからか。不味いな。」
滝瑞果:「誰か、あたしの話を聞いてくれよ……ううううっ……!!」
朝倉侑生:「さっきから、何したいの、おじさん!なんなのーっ!?」
フィーネ:「や、やだ!あたしだけにして!」手を広げて立ちふさがる。
滝瑞果:「うううう~~~~~っ」
夏川ミナ:「決まりですね。これ以上ここに居る必要は、けほっ、ありません」
クライン・ネバーエンズ:「ああ。それは都合の良いロジックだ。余としても、無益な損耗は好むところではない」
ロコロコ:「そう。夏川くん。僕もずっとそうしたかった。」
夏川ミナ:「はい。とっとと逃げましょう」 フィーネちゃんの首根っこをひっつかんで逃げようとする。
GM@LAW:戸口から、小型の兵器のようなものがわらわらと湧き出している。
GM@LAW:逃げ道は塞がれている。
芙蓉堂太一:「ああっ、待って待って。そういうことなら僕も行くから!」銃を引っ掴んで夏川さんを追おうとし、
芙蓉堂太一:「うわっ」兵器を見て絶句する。
ロコロコ:「うわ、すごい。何処かで見たやつ」
朝倉侑生:「……あーーっ!もう!」瑞果ちゃんに駆け寄ります。
GM@LAW:羽虫のような兵器。朝倉くんには見覚えのあるもの。
謎の兵器群:「シシシ……」
朝倉侑生:瑞果ちゃんを無理やり立たせながら、兵器群を見る。
朝倉侑生:「あれ、フィーネちゃん攻撃しよーとしてたやつ!」
ロコロコ:「なるほどなあ。」
GM@LAW:次々と、無数に現れる。
ロコロコ:「うーん。不味いぞ。朝倉くん、もっかい吹き飛ばせない?」
朝倉侑生:「それができたらもーしてるってばー!もー! ほら瑞果ちゃんもちゃんと立って!」
クライン・ネバーエンズ:「ああ。余も風紀を守る一助として、あれを追っていたのだがね」着座した砲弾に手を触れる。
滝瑞果:「くっそ……くそう……!なんなんだよ!なんなんだよ……!」朝倉くんに寄りかかるようになっている。
クライン・ネバーエンズ:「遭遇していたとは。破壊されていたのはそれか」砲弾が細かい欠片に分解されていく。
クライン・ネバーエンズ:細かいブロックが再集合して、数名の騎士甲冑のような姿を取る。
朝倉侑生:「ミナちゃん、ちゃんとフィーネちゃん守ってあげてね!」ミナちゃんの方へ大声を上げます。
夏川ミナ:「おまかせを。その前に」 床を殴ります。
夏川ミナ:「吹き飛ばす部分を変えましょう」 下のフロアに繋がる大穴を穿つ。
芙蓉堂太一:「……僕らだけでなく、ご自分でも捜索をされていた。重要参考人である彼女を」
夏川ミナ:下のフロアにも兵器が充満していたら、お手上げだ。次の手を試すしかない。
ロコロコ:「ひい、ふう、みい。数え切れないな。数が揃っていれば、どうにか……うーん……」
芙蓉堂太一:「そして、見つけたら情報を聞き出すまでもなく、"殺害"しようとした」
GM@LAW:下のフロアにも、既に充満している。
芙蓉堂太一:「彼女は平賀くんの無実について語っていた」
GM@LAW:彼我の兵力差は圧倒的だ。
夏川ミナ:「囲まれていますね。こういう陰湿なやりかたは、少々頭にきます」
芙蓉堂太一:「あなたは……まさか」
ロコロコ:「ひえー。」
ロコロコ:「いや、ひえーじゃない。」
ロコロコ:「本気で不味いぞ。朝倉くんが動けないと成ると、数をどうにかする手がないな。」
ロコロコ:「クソ。僕の力は、こういう時ダメだな。出来ること、よく出来るようにするしか無い。」
ロコロコ:「できないことはできないままだ。不味い、不味いぞ。」
クライン・ネバーエンズ:「ああ。問題はない。陰湿ではない、派手な手も心得ている。それ、次弾が来よう」
朝倉侑生:「ねーねーっ、だから、いま何が起こってるの?太一くんは分かるの?」
芙蓉堂太一:「全っ然わかんないよ! わかってるのは……まずいことになってるってくらいだ!」
GM@LAW:砲弾の飛来するかすかな音がする。
夏川ミナ:「その予告が陰湿です」 フィーネちゃんをひっつかみ、手甲の中に囲むようにする。防御態勢。
ロコロコ:「せめて、一人でも居てくれればな。この数に対処できる人が。うーん」
GM@LAW:そして。


【OVERED ACADEMIA/World-Shaking Day After War】


GM@CHAOS:集結した機械兵士たちが風紀委員チームの5人とフィーネを取り囲む。
GM@CHAOS:彼我の兵力差は圧倒的だ
GM@CHAOS:砲弾の飛来するかすかな音がする。
GM@CHAOS:爆撃。倒壊。
GM@CHAOS:炎上する炎の中で、キミたち5人に飛びかかってくる金属塊の群れ。
GM@CHAOS:その時、不意に風紀委員室の壁が破壊され、何者かが姿を現す!
夏川ミナ:爆炎と煙で視界が悪いので、とりあえず何者かに向かって殴りかかります。
夏川ミナ:これ以上の増援はまずい。全力でブン殴り、退路を確保するのみ。
平賀迅:じゃあその打撃をブレードの峰で捌いて後退する。
夏川ミナ:「む……」
平賀迅:「……やれやれ、こんな状態ではな」
平賀迅:「稲妻の光と音も聞こえんか」
夏川ミナ:「これは……どういう」
平賀迅:「不快な文明機械だ。……で、どんな状況なんだ?」 機械群を警戒しつつミナちゃんに向き直る
夏川ミナ:「気が合いますね」
夏川ミナ:「私も同じ質問をしたいと思っていました」
平賀迅:「どういうも、何も。私が稲妻の速度で君の危急に駆けつけては」
平賀迅:「いかんかね。……いや、先駆したのが私というだけで、私だけではないのだが」
夏川ミナ:「だけ、では、ない」
GM@CHAOS:その時、ミナの背後から小型の機動兵器が飛びかかる!
夏川ミナ:「ということは……」
柳武歩:「オッラァ!」
柳武歩:動きの鈍い機械兵士の腕をもぎ取り、鉄パイプに変成して小型の機動兵器に投げつけ、突き刺す。
GM@CHAOS:金属片の突き刺さった小型機動兵器は爆発四散する!
柳武歩:「よう夏川チャン。ちっと、話してた形とは違ったみたいだけどよ」
柳武歩:「今がその時なんだろ?もう、風紀側も番長側もねえ」
夏川ミナ:「ええ、そのようです」
夏川ミナ:「今は、ムカつくやつをぶん殴る時間です」
柳武歩:「オッケー。そういうのは得意だ」
柳武歩:「殴りたくもねえやつ殴るより、ずっといい!」
平賀迅:「ハハ! やはりな。思ったよりは早かったが、相手がよほどせっかちだったと見える。フィーネも無事か。よし」
機動兵士:一方、ガコンと不穏な音を立てつつ、機械兵士が芙蓉堂くんに照準を合わせる。
芙蓉堂太一:「う、わ」一歩後ずさる。
絵の機動兵士:しかし、突如として両手で小銃を抜き、自らの左右にいる兵士に発砲!
芙蓉堂太一:「……話し合い、とかできる相手じゃ……えっ?」
絵の機動兵士:よく見ると、これは精巧なデッサン画。
絵の機動兵士:デッサン画の兵士が芙蓉堂君を守るように周囲の機械兵士を薙ぎ払っていく!
霧灯夢二:「貸し一つと言ったところかな?芙蓉堂先輩。」
芙蓉堂太一:「まさか。はは、いや、そうだよなあ」きょろきょろと一際小さな人影を探す。
芙蓉堂太一:「……平賀くんがいるんだ。君だっていておかしくない」
霧灯夢二:「情報屋に貸しが出来るとは、いいタイミングで駆け付けられたようだ。」
霧灯夢二:「あとで取材でも受けてもらおうかな。」スケッチブックに筆を走らせる。
芙蓉堂太一:「いやあ、これは大きい借りができちゃったねえ」及び腰になっていた姿勢を立て直す。
謎の兵器群:「シシシ……!」小型の兵器群は、迎撃の手が薄いところになだれ込んでいく。
ロコロコ:「うーむ、芙蓉堂先輩に返しておいてもらってよかったけど」
謎の兵器群:糾合しつつの道行きには、ロコ・ロコ・ベントゥーラの姿がある。
ロコロコ:バスン。銃を撃ってみる。敵の数が多い。適当に打っても当たるのはいいが、全体で見ると、全く効果がないようにみえる
ロコロコ:「ひゅー。効かないかー。やっぱり、オーヴァード想定してるもんな。これにはSSランクもタジタジだ」
謎の兵器群:「シーシー」意にも介さず迫りくる。密度が圧倒的だ!
ロコロコ:「滝せんぱーい?夏川くーん?うーん。」
ロコロコ:「……なんてこった。全然声が届かないぞ。まさか、こんな負け方するのか。」
ロコロコ:「SSランクらしくない死に方だな。」
羽石夏澄:「………ううん。」
羽石夏澄:「まだ、終わりませんよ」
羽石夏澄:声とともに、ロコの目の前の兵器が次々に瓦解していく。
ロコロコ:「おおっ。やっぱり、そう?」
羽石夏澄:「そう。だってあなたは――」
羽石夏澄:ゆっくりと、歩いて、ロコの隣に並び立つ。
羽石夏澄:「『ロコ・ロコ・ベントゥーラ』なんですから」
羽石夏澄:ロコの方に少し顔を向けて、優しく微笑む。
ロコロコ:「ははっ!いいね、それ。僕も使いたい。」
ロコロコ:「いや、助かった。丁度、羽石さんに来て欲しかったんだ。力が必要だったし、何より」
ロコロコ:「前より気持ちよく戦えそうだからね。」
羽石夏澄:「……うん!」
羽石夏澄:手を前にかざして、兵器たちに向け、横に薙ぐ。
羽石夏澄:――澄んだ、うつくしい領域のカタマリが、つぎつぎにあらわれた。
クライン・ネバーエンズ:「ほう、新手か!心が――」パチン、と指を鳴らす。
クライン・ネバーエンズ:「踊るというものだ」小さなブロックが寄り集まって二つの騎士甲冑を構成し、朝倉・滝に躍りかかる。
滝瑞果:「……」パン!!
滝瑞果:頭を朝倉くんの肩にもたれて俯いたまま、まずは一体を迎撃する。
朝倉侑生:「ほんとわけ分かんない…なんでこんな事になってんの?誰も聞いてくれないのなんなのマジ…」ずっとぶつぶつ言っている。
滝瑞果:もちろん、手数に対しての迎撃能力は全く足りない。それでも、守りたい意志だけで動いている。
滝瑞果:「…………」
GM@CHAOS:一体を退けても機械兵士たちは次々とキミに押し寄せる。
朝倉侑生:「黙ってて!」背伸びするように瑞果ちゃんを支えながら、無理やり能力を発動。
GM@CHAOS:一体を退けても機械兵士たちは次々とキミたちに押し寄せる。
朝倉侑生:なけなしの光の矢が機械兵士の腹を突き刺す。全力は使い果たしている。
謎の兵器群:「ビビーッ!」
朝倉侑生:「瑞果ちゃんも、しっかりしてよ…もー、皆どこに行ったのかよくわかんないし…」
滝瑞果:パパパン! パチン!!
滝瑞果:さらに数体を迎撃する。
滝瑞果:パン!
滝瑞果:さらに一体。
滝瑞果:「……うう、う…………」
朝倉侑生:「もー、もー…」光の矢を生み出す。刺す。
朝倉侑生:「いい加減……」光の矢。刺す。
朝倉侑生:光の矢。刺し、
朝倉侑生:逃す!
謎の兵器群:「ビー!」その一瞬の隙。凶刃が迫る。
朝倉侑生:「あ、」
エリス・トリオン:がぎ。その機械兵士の動きが止まる。
エリス・トリオン:関節が急に固まったかのように――刃が、侑生くんの寸前で止まる。
謎の兵器群:「ビ……」
エリス・トリオン: がぎ。がぎ。がぎ。次々と止まっていく、最前線の機械たち。
エリス・トリオン: 押し寄せる大量の数は、この場合逆効果だ。
エリス・トリオン: 『最前線』が倒れることなく止まってしまえば、後ろのものはそれ以上進めなくなる。
エリス・トリオン:関節周りにマグネシウム金属粉を入り込ませて動きを止めながら。
エリス・トリオン:「…………」――二人の前に、苛立たしげな表情で、姿を現す。
朝倉侑生:「……あ、え。…あは。最悪」
滝瑞果:「エリス……」
エリス・トリオン:滝さんと、侑生くんを順に見て、
エリス・トリオン:「……説明」
エリス・トリオン:「状況の説明をしろ。十秒以内」
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:すう、と息を吐く。調子を取り戻す。
朝倉侑生:「…なーーんにも分かんなくてっ、とにかくムカつく!」
朝倉侑生:「だからとりあえず、目の前の倒せそうなヤツは全員倒してる!」
エリス・トリオン:「・・・・・・なんっにも説明になってねーぞ!?アホが!!」
滝瑞果:「……敵は……クラインだ」
滝瑞果:「フィーネを殺そうとした。だから、こうなってる」
エリス・トリオン:「アウトサイダーズらしいっちゃらしいがなァ! 今までのが……」
エリス・トリオン:「あのガキを? どういう理由でだ」
滝瑞果:「知らないよ……あれが自爆テロを起こした仮面だとか言ってた。……どーでもいい」
滝瑞果:だらりと左手を下げる。
エリス・トリオン:侑生くんの頭を上から鷲掴みにしようとしながら、やってる
エリス・トリオン:「…………ヘタレが」
滝瑞果:「……ふ。それでよかったんだ」
朝倉侑生:「うぎぎぎぎぎ」エリスくんから逃れている。
エリス・トリオン:「――たく、どいっつもこいっつも!」 
エリス・トリオン:「おい朝倉ァ! 光貸せ! いっちばん明るい奴!」
朝倉侑生:「このボクに命令しないでくれるー?」<
エリス・トリオン:「聞!け!よ! あとで一個頼み聞いてやっから!」
朝倉侑生:「え、何でも頼み聞いてくれるって?」悪戯っぽく笑う。
エリス・トリオン:「うっっっっっっっっぜぇ…………!!」
朝倉侑生:「あはっ、あははははっ!」笑いながら、手を振りかざす。上空へと、閃光を飛ばす。
エリス・トリオン:閃光に合わせて、マグネシウム粉の瓶を投擲!着火。
エリス・トリオン:カッ! と眩い閃光、カメラアイすら異常をもたらす程度の光が、一瞬、場を満たす
エリス・トリオン:なお、これはイージーエフェクト《炎の理》と《スポットライト》の合わせであることを補足しておきます
朝倉侑生:おきます
GM@CHAOS:おきました。
エリス・トリオン:「良いか! 動くなよ!……番長も、風紀も、だ!」
GM@CHAOS:では、そこでクラインは新たに現れたキミたち番長連チームの5人を見据える。
クライン・ネバーエンズ:「なに。ならば諸君らにも問うておこう。闖入者の諸君」
クライン・ネバーエンズ:「余は、彼らに提案したのだ。そこな“ポラリス”を……いや、フィーネという少女を破壊するのが最善の選択だと」
クライン・ネバーエンズ:「あれはレネゲイドビーイングだ。それもファルスハーツ、ディオゲネスクラブの連中が使う『仮面』のな」
クライン・ネバーエンズ:「諸君らが最も憎むべきものだ。残しておく理由は何一つとしてなかろう」
クライン・ネバーエンズ:「彼らはできないそうだ。故に。番長連の諸君らが代わりにやってくれてもいい」
クライン・ネバーエンズ:「もし諸君らが余の言に従うのであれば、これまでの規則違反については全て放免とするよう余が進言しよう」
クライン・ネバーエンズ:「無論、彼の指名手配についてもだ。テロ事件についての、調査再開を命じようではないか」
クライン・ネバーエンズ:「さて、どうするね、朋らよ?」
平賀迅:「……ポラリス、フィーネ、破壊……レネゲイドビーイング。仮面の。なるほど、それで、こうなったか」 口の中で、噛み締めるように呟く
エリス・トリオン:「チッ……」一旦、黙りこむ。閃光を放ったのは、むしろやる気満々の仲間たちを牽制するためだった。
エリス・トリオン:あちらから質問された以上、意味が無くなってしまった。
GM@CHAOS:クラインは番長連チームの5人に対してそう問いかける。
エリス・トリオン:「二つ質問がある。答えてくれよ、学長センセイ?」
GM@CHAOS:クラインはその視線をエリスに向ける。エリスの隣にはユウキと滝がいる。
クライン・ネバーエンズ:「積極的で感心な生徒だ。何かね?」
エリス・トリオン:「一つ。アンタはその情報をどうやって知ったんだ? 仮面のことも、それがレネビ化したことも」
朝倉侑生:「そー!ボクもそれ知りたいのに教えてくれないの」唇を尖らす。
クライン・ネバーエンズ:「余はオーヴァードアカデミアの学長であり、UGNの中枢評議員に籍置くものでもある」
エリス・トリオン:「いや。十分な解答だ」
エリス・トリオン:「知ってることは不思議じゃあねえさ。その手段が、俺たち下々に話せねえモンの可能性もな」
エリス・トリオン:「そんで二つ目だ。」
クライン・ネバーエンズ:「何かね?」
エリス・トリオン:「――何故、始末を俺たちに任そうとする?」
エリス・トリオン:「ここの学生が、馬鹿と間抜けとお人好しの総動員であることくらい、知ってんだろ」
夏川ミナ:「バカとマヌケ……」
エリス・トリオン:「壊すだけなら、その物々しい機械群に任せて、自分でやればいい。それを、ホラみろ」
エリス・トリオン:滝さんを示す。「イキモノ殺しなんて縁のねえ連中に命じるから、こうして余計な手間が増える」
クライン・ネバーエンズ:「諸君らは、貴重なアカデミアの学徒だ。三万学生のうちにくらぶれば寡いとはいえども」
クライン・ネバーエンズ:「手放すには些か惜しい。これが予の偽らざる感想であるとともに」
クライン・ネバーエンズ:「余は生徒の自主性を重んずるものである。余は支配者でなく」
クライン・ネバーエンズ:「オーヴァード・アカデミアの学長であるが故に。つまりは、理念を掲げ、学園を経営し、生徒を導く者!」
朝倉侑生:「でも、さっき、自分でフィーネちゃん殺そーとしてたじゃん」
朝倉侑生:「結局、自分が壊したいからやってんでしょ?何したいの?」一人で文句を言ってます。
エリス・トリオン:「…………」全く以て侑生の言う通りだ。自主性を重んじながら機械で実力行使するのは明らかにおかしい。
クライン・ネバーエンズ:「既に8000秒の遅延があるのも事実である。これ以上は看過しがたいものでね」懐中時計を開く。
クライン・ネバーエンズ:「こればかりは、性分のようなものだ」
エリス・トリオン:「……俺の質問は以上だ。答えてくれてアリガトウゴザイマス、学長センセイ」
エリス・トリオン:「一個だけ言うなら、ここにいる奴らはアカデミアでもそれなりに名のある奴が固まってる」
エリス・トリオン:「迂闊に皆殺しにすると、火種が増えるだけだとは提言させてもらうぜ」
ロコロコ:「そうだそうだ。SSランクも居るんだぞ。」
クライン・ネバーエンズ:「尤もだ。だからこそ、そうさせないでほしいと言っている」
GM@CHAOS:クラインはロコとその隣にいる羽石に視線を向ける。
エリス・トリオン:動かなくなった機械兵に寝っ転がって、傍観の構え。「だとさ」
朝倉侑生:「話通じないよーー」頭を抱えている。
羽石夏澄:「うーん。つまりは、フィーネちゃんさんを『殺せ』ば、私たちはむざいほーめん。とおっしゃるわけですね?」小首をかしげて、人差し指で支える。
クライン・ネバーエンズ:「然りだ。だが、まあ、殺す、は些か正確ではないな。“仮面”の破壊、だよ」
クライン・ネバーエンズ:「諸君らは幾度となく、行ってきたと聞いているが?」
羽石夏澄:「いいえ、自我を持って動いてるなら。それはいきものですよ。」
羽石夏澄:「いきたひとと変わりないです。…みんな、そんなこと、はじめてですよ」
クライン・ネバーエンズ:「では、どうすると言う?」
羽石夏澄:「うーん。と、いうか、ですね。私はいいんです。殺しても。それで『アカデミアが元に戻る』なら」平静さを装ってはいるが、その声は僅かに震える。
羽石夏澄:「でも、そういうわけじゃないんですよね?」
羽石夏澄:「私たちは無罪になりたいわけじゃない。罪に問われたくないわけじゃない」
羽石夏澄:「ただ、ここに。自分たちの意志を尊重してくれた――アカデミアが好きだから。だから、戦ってるんです」
クライン・ネバーエンズ:「罪負うままでは、その元とやらにも縁遠いのは事実だとは思うがね。まあよい」
羽石夏澄:「程遠くなんかないですよ――だって」
羽石夏澄:「罪を全部飲み込んで認めてくれるのが『元のアカデミア』なんですから!」手をかざして、領域を展開。クラインへと放つ!
謎の兵器群:「シーッ!」羽虫のような兵器が飛び出し、動きを止める。
クライン・ネバーエンズ:「それが答えというわけだな。余は理解を示そう」
ロコロコ:「そうそう。それに、元のアカデミアで人が死んだなんて、聞いたこと無いし。」
ロコロコ:「あっと。RBが死んだって話も、だね。そちらに理解を示すと。」
GM@CHAOS:クラインはロコに一瞥をくれると、次に芙蓉堂のそばに立つ夢二へと視線を向ける。
霧灯夢二:「………。」スケッチブックを構えて臨戦態勢
クライン・ネバーエンズ:「さて。では、卿はどう考える?」
霧灯夢二:「俺は、みんなみたいに大層な考えを持ってるわけじゃない。」
霧灯夢二:「……フィーネは何も知らないんだ。」
霧灯夢二:「プロムだって知らない。謝冬祭だって、文化祭だって、夏休みも、冬休みも。」
霧灯夢二:「フィーネがどこから来たのか、どんな存在なのか、俺にはどうだっていい。」
霧灯夢二:「でも、フィーネはこのアカデミアにいる、何も知らない女の子なんだ。」
フィーネ:「ユメジ……」
霧灯夢二:「俺は、フィーネに教えたい。船の上でダンスする難しさを。」
霧灯夢二:「文化祭で何かを作る嬉しさを。みんなで笑いあう楽しさを。」
クライン・ネバーエンズ:「何も知らない?それは否だろう。それは知っているはずだ。兵器としての破壊の性を。己が下した破壊の様を」
霧灯夢二:「兵器と呼ぶなッ!」
霧灯夢二:「フィーネは、フィーネだ!」
霧灯夢二:「そうだろう?フィーネ。」
フィーネ:「う、うん。あたしはフィーネ!」
フィーネ:「一番はじめに知ったの!あたしは、フィーネ!」
霧灯夢二:「ダンスも歌も、楽しい事も見せずに殺させるものか。」
霧灯夢二:「特に、俺の出版物を発禁にしやがったあんたにはな。」片頬を歪めて笑う
クライン・ネバーエンズ:「検閲の緩和も検討しても構わんのだが……いや。それは最早些事か」
クライン・ネバーエンズ:「今更そう言ったところで、その眼は変わるまい」
霧灯夢二:「この目を変えたければ、スプーン持ってきてくりぬいてみろ。」
クライン・ネバーエンズ:「……これはしたり。用意でもしておくとしよう」
芙蓉堂太一:「そうだよ。霧灯くんはこれで頑固なんですから」肩を竦める。
芙蓉堂太一:「……それに、僕らの『知りたい』って気持ちは、絶対に、誰にも止めることができない」
芙蓉堂太一:「それは、きっと出自がなんだって同じことなんだ」
クライン・ネバーエンズ:「尤も。止められない、とまで豪語されると、それを超えてみたくもなるがね」
GM@CHAOS:最後にクラインは、ミナを守るように立つ平賀と歩を見据える。
クライン・ネバーエンズ:「卿らにも問おうか。同じ考えかね?」
柳武歩:眉をしかめ、息を吐く。
柳武歩:「俺は同じだね。霧灯の言う通り、フィーネは歌が好きで、ダンスが好きで、絵を描くのが好きな普通の子だ」
柳武歩:「そんな子の夢を聞いちまったら、叶えてやんなきゃって思うぜ。たった2年ばかしでも、この学園島の先輩だからな」
柳武歩:「ひとりぼっちになって消えてくなんて、絶対許せねえ!」
クライン・ネバーエンズ:「またもそれか。よもや、卿まで同じとは言うまいな?」
GM@CHAOS:クラインは平賀に水を向ける。
平賀迅:「……私はそもそも、そこのフィーネにそこまでの思い入れはない。だからきっと、同じではないだろうな」
平賀迅:「だが、その上で」 腕を組み、クラインを見据える 「七つ、理由がある」
平賀迅:「第一には小娘を壊すという事の甚大な気分の悪さと反倫理性、第二に私以外の九人を切り抜けるという実現不可能性」
平賀迅:「第三に……お前の口からテロ事件調査再開という言葉を出す傲慢! 何が調査再開だ。押し付けた罪状をカードのように扱いやがって。大体それも、フィーネの口から真実を引き出せれば要らん事だ」
平賀迅:「第四に、お前が口先で何と言おうと、自前の戦力をアカデミアに配して備えていたという事実、第五に、意志あるものを仮面だからという理由で破壊しようという了見の狭さ」
平賀迅:「第六にはここにいる風紀の面々がお前に逆らっているという現状。それは、彼らの目指す所と私達の目指す所が明然と重なり、そしてそちらへ動き出したということを示している」
平賀迅:「……待望していたんだよ。彼らと戦うのは恐ろしいからな。喜ばしくも、この息苦しい現状に打つべき終止符(フィーネ)も手元にある。そこでわざわざ彼らと反目する理由は何もない」
平賀迅:「第七に……いや、そもそもからして」
平賀迅:「ミナが守っているものを壊せだなんて命令を、この平賀迅が実行する訳がない!」
夏川ミナ:「!」 目を丸くする。
平賀迅:「人間関係、信頼関係だよ! 分かるか? 増上慢の王(キング)気取りめ。突然現れたお前がどんなに権力を笠に着ても、そんなもの、私にとっては空から降ってきた鳥のクソ以下だ。そもそも私は、誰かに命令されたら思考を止めて動くような人間じゃあないんだ」
平賀迅:「私が断じる正義に従う!……そしてそれは、私だけが持つ強さではない。権力で人を動かす事はできても、心を操る事はできない。当然の道徳だな?」
平賀迅:「それも分かっていないんなら、小学校から学び直せよ、"学長"とやら!」
柳武歩:ゾクゾクと寒気に似た感覚が背筋を走る。
柳武歩:あるいはこの、理不尽や傲慢を前にした時の、怒りの烈しさにこそ。歩はもっとも惹かれているのかもしれない。
エリス・トリオン:ヒュウ、と口笛を吹いてから、笑みを堪えて顔を伏せる。
クライン・ネバーエンズ:「そうか。卿はそう応えるか」
クライン・ネバーエンズ:「そうか。それは仕方がない。仕方のないことだ。余はただの個人。神のごとく運ぶはずもない」
クライン・ネバーエンズ:「余はだな。惜しむらく思っている。これは厳然たる事実だ」
クライン・ネバーエンズ:「特記戦力(アラーミング・ワン)、遺産使い(バゲッジキャリア)、黄道の担い手(ウェポンラック)。これらを始めとした鋭兵十騎」
クライン・ネバーエンズ:「手放すのは、痛みだ。だが、これ以上の遅延は看過できん」
GM@CHAOS:クラインはキミたち10人を見渡して言う。
クライン・ネバーエンズ:「3万に比せば堪えうるものだ。諸君ら10人を抹殺し、他の学生たちにはこのまま過ごし続けてもらうとする」
クライン・ネバーエンズ:「そして」両手を掲げる。
クライン・ネバーエンズ:「申し訳ないが、余は闘争とは縁が遠いものでね。余の場合は」ブロック状の欠片が両手に寄り集まって塊を構成していく。
クライン・ネバーエンズ:「ひたすらに躙ることとなる。容赦したまえ」体が浮き上がる。
クライン・ネバーエンズ:屋根のない風紀委員会居室に影が差す。
エリス・トリオン:「!」空を見上げる。
GM@LAW:上空を巨体が横切る。
ロコロコ:「飛んだ」
GM@LAW:威容を見せるは、巨大な空中母艦。
夏川ミナ:「おお」
霧灯夢二:「あれは……!」
GM@LAW:クラインの姿が、その巨大な艦影に吸い込まれるように上がっていく。
GM@CHAOS:キミたちの頭上に現れたそれは文字通り鋼鉄の塊。巨大な兵器の母体だ。
柳武歩:「バカじゃねえか……学生相手に何持ちだしてきてんだあいつ」三白眼で空を睨む。
芙蓉堂太一:「……はは。参ったな、これは……」目を見開く。
平賀迅:「フン、あんな力を持てば増慢もするか。だが……」
羽石夏澄:「あーもうほんと…しかたないですね」「戦う意思もない兵器ばかり」
ロコロコ:「ディフェンダーの人はー?」
平賀迅:「あれだけ大きければ、斬り損なう事はなさそうだな」
ロコロコ:「いるかな。守ってもらえるんだろうか。」
GM@CHAOS:キミたちに敵対の意思を見せるのはその巨大母艦だけではない!空中母艦から次々と出撃する小型の戦闘機たちがアカデミアの上空に展開していく!
エリス・トリオン:「俺ら以外の全部が焦土になった場合」
エリス・トリオン:「護ったことになんなら、やってもいいぜ」
エリス・トリオン:と、ロコロコくんに
GM@CHAOS:上空に展開した戦闘機群は一機、また一機とキミたちの方へと向かってくるようだ!
ロコロコ:「つまりできないってことか。うーん。」
夏川ミナ:「しかし困りますね。私は空を飛べないので、ああいった手合は苦手です」
夏川ミナ:「殴れる間合いに来てくれれば、殴りますが」
羽石夏澄:「それなら羽をもぎますよ」
エリス・トリオン:「できねえなんざ言ってねえだろ!対象の話だ」
霧灯夢二:「勇ましいことだ」
柳武歩:「ガンガン撃ち落とすかァ?」
平賀迅:「来るのはキツかろうが、行くならば、まあ……」
エリス・トリオン:「てめーらも一旦落ち着け!鬱憤溜まってんじゃねえのか」
平賀迅:「……だがここは退いたほうが良い。彼女がいる」
平賀迅:フィーネを見て
霧灯夢二:「エリス先輩に賛成だ。真正面からぶつかっても勝ち目はなさそうだ。」
柳武歩:「ああ……そっか。んじゃ、いっぺん下がって立て直しだな」
羽石夏澄:「はぁーい」
霧灯夢二:「範囲攻撃が出来る人間がいても、あの量じゃな…。」羽石さんや朝倉君を見て
エリス・トリオン:「校舎に引っ込むぞ。3万人までは犠牲に出来ねえってこった」
ロコロコ:「逃してくれるかなー。」
芙蓉堂太一:「何か……何か打つ手。考えないと……」
夏川ミナ:「とりあえず、ここからはもう安心ですよフィーネちゃん。お姉さん達が守ってあげます」 しゃがみこんで頭を撫でている。
フィーネ:「う、うん。でも、あたし……」
エリス・トリオン:「とんでもないもん代理に寄越しやがって……何やってんだUGN」
フィーネ:「あたしが、仮面なのはホントで……その……」
霧灯夢二:「気にしない、と言っただろ。」
エリス・トリオン:上空に対して金属片混じりの霧を展開。
霧灯夢二:フィーネちゃんの傍にしゃがみこみ
霧灯夢二:「フィーネはフィーネのまま、フィーネのしたいようにすればいい。」
霧灯夢二:「ダンスがしたいか?それとも絵を描きたいか?」
エリス・トリオン:「俺は先に行く。遅れた奴は殺されてろ」霧散する寸前に、中指を空に向ける。
フィーネ:「ダンスしたい。絵もいっぱい描きたい」
フィーネ:「でも、でもね、それよりもね、あのね」
フィーネ:「あたしね、みんなを手伝いたい。あたしに、出来ることがあるなら」
霧灯夢二:「……そっか。じゃあ、…っと。」金属片混じりの霧が展開されるのを見て
霧灯夢二:「まずはここを離れよう。」
霧灯夢二:「フィーネに頼めることがあったら頼よらせてもらうさ。ミナ、フィーネを持ってくれるか。」
霧灯夢二:駆けつけてくるだけでも相当な体力を消耗している。
霧灯夢二:ペンとスケッチブックを持つのが精いっぱいなのだろう。
夏川ミナ:「おまかせ下さい」
夏川ミナ:「夢ニはもちろん……口の悪い霧の人も、ああ見えて守ってくれる時は守ってくれますからね」 フィーネちゃんに言い聞かせながらおんぶの体勢を取る。
柳武歩:「やっぱ、いい子じゃんな。フィーネ」残存の機械兵達を蹴りとばし、殴り倒しながら微笑む。
霧灯夢二:「ついでに、誰か、俺も持って行ってほしい、な。」
芙蓉堂太一:「夏川さん、フィーネよろしく! 僕自分で手一杯だからさ!」人の後ろに隠れながら移動する。
ロコロコ:ロコはひえーってしながら歩ちゃんや羽石さんの後ろをついていきます。
羽石夏澄:大丈夫ですよ、と後ろのロコくんに言いながら、敵を吹っ飛ばしつつ進みます。
芙蓉堂太一:「霧灯くんは……引きずるので良ければ持ってくけど」
朝倉侑生:「ねー、展開についてけないんだけど~」ぽかんと空を眺め、ほかの皆を眺める。
朝倉侑生:「こんなに分かってないの、ボクだけ~?」瑞果ちゃんの手をひいて、とりあえず退却。
平賀迅:「いいや、私が連れてく。功労者だからな、夢二は……ほれ、ちゃんと捕まれ」 背中に乗せる
滝瑞果:「……やっぱ、戦うしかないか」ついていきます。
霧灯夢二:「ああ、すまんな……。」
エリス・トリオン:(誰が口の悪い霧の人だ!) ぼんやりと声
夏川ミナ:「学長が悪者だったので、殴り飛ばせばいいのですよ」 あまりに不適切な説明。
柳武歩:若干うらやましそうに霧灯くんの姿を見つつ、後に続いて撤退します。
平賀迅:「ま、分かっていようといまいと、黙って棒立ちしていればお陀仏だからな!」
平賀迅:片手でブレードを振り残存する機械兵を斬り除けつつ進む
GM@CHAOS:では、全員が一時的に撤退したところでこのシーンは終了です

GM@CHAOS:では、シーン終了!
GM@CHAOS:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能だよ!
GM@CHAOS:ある人は宣言をどうぞー
平賀迅:ハァハァ……ブルーゲイル……ブルーゲイルが欲しいよォ
霧灯夢二:ロイスはクライン学長に。畏怖/○憤懣で取ります。
GM@CHAOS:おお。憤懣!
エリス・トリオン:syoki roisu hennkou simasu
平賀迅:5dx+6>=20
DoubleCross : (5R10+6[10]>=20) → 10[5,6,6,8,10]+8[8]+6 → 24 → 成功

エリス・トリオン:クソ野郎/クライン・ネバーエンズ/畏怖/叛意:○/ロイス
平賀迅:ブルーゲイルを買いました
柳武歩:おおすげえ
霧灯夢二:すっげええ
霧灯夢二:こっちもブルゲ買いましょうか。行動値は命!
ロコロコ:ブルーゲイルー
ロコロコ:ででれでっでれー
霧灯夢二:ラッキーメダルホワイトつき
ロコロコ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[2,2,6,6,7] → 7

ロコロコ:ダメー
霧灯夢二:4dx+7>=20
DoubleCross : (4R10+7[10]>=20) → 6[1,3,3,6]+7 → 13 → 失敗

霧灯夢二:ぐえー!失敗!以上!
羽石夏澄:応急手当
滝瑞果:照準器だけやってみます。
羽石夏澄:6dx>=8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 9[1,2,2,6,7,9] → 9 → 成功

滝瑞果:4dx>=15
DoubleCross : (4R10[10]>=15) → 8[1,4,8,8] → 8 → 失敗

夏川ミナ:応急手当キットを狙います
滝瑞果:だめ!財産使っても無理でした。
羽石夏澄:うーんと、欲しい人!
芙蓉堂太一:応急手当キットで
エリス・トリオン:応急手当キット
夏川ミナ:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 7[1,2,5,7]+1 → 8 → 成功

芙蓉堂太一:8dx+2=>8
DoubleCross : (8R10+2[10]>=8) → 10[1,2,2,2,3,8,8,10]+10[10]+10[10]+4[4]+2 → 36 → 成功

夏川ミナ:買えました。
柳武歩:応急手当キットー
GM@CHAOS:すげえ
芙蓉堂太一:なぜここで回る
柳武歩:7dx+2=>8
DoubleCross : (7R10+2[10]>=8) → 9[1,3,3,4,5,6,9]+2 → 11 → 成功

エリス・トリオン:5dx+7
DoubleCross : (5R10+7[10]) → 10[1,2,6,9,10]+10[10]+6[6]+7 → 33

GM@CHAOS:す、すげえ
羽石夏澄:みんなえらい回ってない?
朝倉侑生:エリスくんどしたの…w
エリス・トリオン:クソッ 
エリス・トリオン:芙蓉堂 kunnni maketa
滝瑞果:物凄い応急手当キットが2つあった
エリス・トリオン:ijou desu
芙蓉堂太一:ダイス数で見るとエリスくんが勝ってる気もする
エリス・トリオン:kottiha koteiti mo atta noni
GM@CHAOS:では、皆さんよろしいですかー
平賀迅:大丈夫でーす
夏川ミナ:OKです
芙蓉堂太一:はーい
羽石夏澄:OK!
朝倉侑生:あっやっていいすか
GM@CHAOS:どぞどぞ!
朝倉侑生:応急手当キット二個目!
朝倉侑生:4dx+1>=8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 10[2,9,9,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

朝倉侑生:買えました。
GM@CHAOS:高い!お見事!
GM@CHAOS:それでは改めてこのシーンは終了としましょう。

【マスターシーン2】

GM@CHAOS:次のシーンはマスターシーンです。
GM@CHAOS:教会の祭壇の前に立った神父が手を広げる。
GM@CHAOS:神父の前に跪くのは仮面を付けた三人の少年少女だ。
GM@CHAOS:神父は厳かな声で言う。
オピス・プロパトール:「皆、集まっていますね」
【神父 オピス・プロパトール】
プラネータ:「プラネータ、いるよ」
【ディオゲネスクラブ プラネータ】
カルペ・ディエム:「カルペ・ディエム、おそばに」
【ディオゲネスクラブ カルペ・ディエム】
マスターブレイド:「マスターブレイド、同じく」
【ディオゲネスクラブ マスターブレイド】
オピス・プロパトール:「……約束の時が来ました」
オピス・プロパトール:「今まで私の言いつけを守り、手出しをせずにいてくださって感謝します」
オピス・プロパトール:「ここからはあなた方の出番です。役目は分かっていますね?」
プラネータ:「血で血を洗うような友情を」
カルペ・ディエム:「もちろん。焼け落ちるような恋を」
マスターブレイド:「心を切り裂くような闘争を」
オピス・プロパトール:「では、行きなさい。あなた方の為すべきことを為すのです」
GM@CHAOS:神父が言い終えると、三人の仮面の男女は教会から姿を消している。
GM@CHAOS:それを確かめると、神父はどこか悲しげに呟く。
オピス・プロパトール:「彼らは私を恨むかもしれません。いたずらに戦場に駆り立てる私を」
オピス・プロパトール:「ですが、これでいい。この戦いそのものが宇宙に『無限の可能性に満ちた世界(ディスカラード・レルム)』を生み出すことになる」
オピス・プロパトール:「――ああ。神よ」
GM@CHAOS:雷が落ちる。
GM@CHAOS:ステンドグラス越しに差し込んだ光が仮面を付けた神父の顔を照らし出す。
オピス・プロパトール:「迷える仔羊たちを導きたまえ」

【マスターシーン3】

GM@LAW:【生徒会室】
GM@LAW:不安げな表情で、ベッドに横になる少女の姿がある。
GM@LAW:その顔は上気したように熱く、赤い。
神門美典:「私……ダメなのに……!ごめんね、ごめん」
GM@LAW:傍らに座る少女が、その背を優しく撫でる。
神門美典:「今、倒れてなんて居ちゃダメなのにね。ごめんね、山縣さん」
山縣亜鷺:「……美典さん」
GM@LAW:山縣亜鷺は、神門美典の手を優しく握る。
神門美典:「……私にできることって、他に、もうないのかな」
神門美典:「滝さんやエリスくんは戦ってる。それなのに私だけが何もしないなんて……」
山縣亜鷺:神門美典の頬に手を当てる。「私たち、です」
神門美典:わずかに安らいだ様子を見せる。
山縣亜鷺:「……私たちに、できること……」
山縣亜鷺:困ったように眉が下がる。
GM@LAW:その時、生徒会室の扉が開く。
フォース=ライブラリ:「ふむ、できること、ですか。」
フォース=ライブラリ:金髪のお下げ髪の幼女がそこに立っている。
フォース=ライブラリ:その横には白いハードカバーが開かれ、浮いている。
山縣亜鷺:「あ、あなたは……いえ」
山縣亜鷺:「あなたたちは……!」
フォース=ライブラリ:「ちょど良かったですね。話す手間が省けるのです。」
フォース=ライブラリ:振り返り、後ろの人物に声をかけます。
エリーゼ高原:「一人に出来ることは限りがある。なら、すべきことは…貴女自身がよく分かっているはずよ、亜鷺」
一文字命:「あー、うん……まあ、うん」
一文字命:「ええと……そ、そういう感じで」
エリーゼ高原:少女に応え、面白がるような、試すような。学園島を覆う空気に似つかわしくない、華やかな声が響く。
エリーゼ高原:「私たちが、この学園でやってきたこと。結んだ絆。全てが無駄だった、と言わせる気かしら。…そうではないでしょう?」
山縣亜鷺:「……ええ。支える人がいるならば。どこまでもお手伝いします」微笑む。
エリーゼ高原:「なら、まずは人集めから…かしらね。私たちのコネクションも、束ねればなかなかのー」
一文字命:「コネー……コネかー……」
フォース=ライブラリ:「ともあれ、生徒会には声をかけられたので。」 白いハードカバーから文字が溢れ、
フォース=ライブラリ:その文字が空中に集まり、学園の地図を作り出す。
一文字命:「うーん……この状況じゃ茜や結貴に頼れないしなー……それ以外にコネとか特にないなあー……」
フォース=ライブラリ:「奇遇ですね。フォーも親交がある人はこれで打ち止めでした。」
一文字命:「仲間だー!」ほっぺをぷにぷにする
フォース=ライブラリ:「むう。」 ぷにぷにされている
フォース=ライブラリ:「……命さんには部活棟を回ってもらうとして、」 ぷにぷにされながら、無表情で続ける
フォース=ライブラリ:「フォーは……そうですね。人間以外の知り合いにも声をかけて回りましょうか。」
エリーゼ高原:「…これはこれで苦労する必要があるようね、亜鷺」
山縣亜鷺:「……ふふ。ええ。はい。本当に……」涙をさっと拭う。
エリーゼ高原:苦笑いとため息と。そして何よりも、楽しげな感情が強い声で、微笑みを向けた。
GM@CHAOS:では、マスターシーンはこれで終了!

【ミドルフェイズ12】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:PCは全員登場になります。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した (侵蝕率:90->98)
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+5(1d10-1->6-1)した(侵蝕率:128->133)
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+4(1d10-1->5-1)した(侵蝕率:121->125)
GM@CHAOS:侵蝕率を上げて、シーンに登場してください。
柳武歩:1D10+96-1
DoubleCross : (1D10+96-1) → 1[1]+96-1 → 96

芙蓉堂太一:1d10+113-1
DoubleCross : (1D10+113-1) → 7[7]+113-1 → 119

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:107->115)
ロコロコ:1d10+103
DoubleCross : (1D10+103) → 7[7]+103 → 110

平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+8(1D10-1->9-1)した(侵蝕率:131->139)
朝倉侑生:1d10+112-10
DoubleCross : (1D10+112-10) → 8[8]+112-10 → 110

柳武歩:1上がって97.
ロコロコ:-1で109でーす
平賀迅:未だ成長期なり
エリス・トリオン:1d10+91-1
DoubleCross : (1D10+91-1) → 1[1]+91-1 → 91

エリス・トリオン:92です。
朝倉侑生:-10じゃなくて-1です。119です
エリス・トリオン:どんどんエリスにとって生きやすい空気になってきました。
柳武歩:エリス君つええ
GM@CHAOS:おそらくこれがミドルフェイズ最後のシーンです。両チーム間で会話をしたり、状況の確認をしてもらうことになります。
GM@CHAOS:また、新たに情報収集項目が出現するので、それに対して情報収集判定を行うことができる。
ロコロコ:まかせな
エリス・トリオン:金ならある
GM@CHAOS:まずは軽くシーンの描写をして、情報収集項目をお知らせするとしましょう
GM@CHAOS:校舎の中に逃げ込んだキミたち。
GM@CHAOS:廃教室の窓からは依然として上空に浮かぶ鋼鉄の威容が覗く。
GM@CHAOS:降下してきた機械兵たちが今この時も徐々にキミたちのいる場所へと近付いている。
GM@CHAOS:時間は、あまり残されていないようだ。
GM@CHAOS:さて、そんなわけでこの局面で、次の二つの情報集項目が追加されます
GM@CHAOS:まずはカオスチームが判定可能なもの
・クラインの過去について〈情報:UGN〉難易度18
GM@CHAOS:また、カオスチームは勝利ボーナスだったフィーネのNPC効果を余らせていたので、ここで使用することも可能です。
GM@CHAOS:次にロウチームが判定可能なもの
・クラインの目的について〈情報:アカデミア〉難易度20
GM@CHAOS:情報収集項目はこの二つで全てとなります。
GM@CHAOS:好きに判定に挑戦してもらっていいです!
エリス・トリオン:では、カオスなので過去について振ります
GM@CHAOS:おう。その意気だぜ
エリス・トリオン:UGNなのでボーナスとホワイトメダルと情報合わせて
エリス・トリオン:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 9[2,3,5,8,9]+4 → 13

GM@CHAOS:あと5……!
エリス・トリオン:財産5点使用。問題なし!
GM@CHAOS:くっ、やるな!では、判定は成功だ!
夏川ミナ:金ならある
エリス・トリオン:あ、すいません
エリス・トリオン:財産は残して、フィーネボーナスの方を遣います。
エリス・トリオン:あ、いや
エリス・トリオン:温存します。すいません、やはり財産使用で!
エリス・トリオン:再度すいません、フィーネボーナスで代替!
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:では、判定は成功だ!
GM@CHAOS:先に情報収集項目の内容を出してしまいましょう
・クラインの過去について
クラインはかつて“チクタクマン”事件が起きた際にUGNチルドレンである娘の誕生日であったものの、アカデミアの事態の収拾を図るために学園島を訪れて生徒の救助と後処理に尽力していた。その後、事件が無事に収束したところで、任務でFHと交戦していた娘が死亡したという事実を知る。彼の携帯電話には留守番電話の録音で、時刻通知と彼の身を案じて「自分は一人でも大丈夫だからアカデミアの生徒のために仕事を頑張ってきて欲しい」と話す娘の声だけが残されていたらしい。
GM@CHAOS:以上です。
GM@CHAOS:さて、ロウチームはどうしますー?
芙蓉堂太一:ではロウ側、クラインの目的について〈情報:アカデミア〉で振ります。
芙蓉堂太一:まずは自分にオートで《援護の風》使用。ダイス数9個増加。侵蝕値2上昇。これでダイスボーナスも1増加します。
芙蓉堂太一:あ、増えねえ
芙蓉堂太一:すみません、ダイスボーナス間違いでした。増えませんw
GM@CHAOS:増えなかった
GM@CHAOS:了解ですw
芙蓉堂太一:さらに学園通の友人でダイス2個増加、インクリボン使用でダイス2個増加。
芙蓉堂太一:21dx+2=>20
DoubleCross : (21R10+2[10]>=20) → 10[1,1,1,1,3,4,5,5,6,6,6,7,7,7,8, 9,9,9,9,10,10]+10[8,10]+4[4]+2 → 26 → 成功

芙蓉堂太一:や、やった
GM@CHAOS:高い!さすが!
GM@CHAOS:では、情報収集項目の内容を公開しましょう
・クラインの目的について
娘の死以来、クラインはアカデミアの平和だけを維持し続けることに疑念を抱き始める。彼は過去の事件で使われた自律稼働型の仮面に目を付け、それを使って生徒会長の暗殺未遂事件を起こした。そして、事件を理由に強引な改革を推し進めることによって風紀委員陣営と番長連陣営の対立を引き起こした。自らがその対立をコントロールして闘争を永続化させ、学園の生徒たちを常に戦場に身を置いた状態にさせる。そして、全生徒をFHに対抗し得る兵士へと変えることが彼の望みである。クラインはキミたち10人を抹殺した後でそれを継続しようとしている。彼を止めるためには巨大空中母艦に直接乗り込む必要がある。
GM@CHAOS:以上です。
GM@CHAOS:情報収集項目についてはこれで全てとなります。
GM@CHAOS:さて、どんな感じで話したりしますか?

GM@CHAOS:攻撃を避けて廃教室へと逃げ込んできたキミたち。
GM@CHAOS:必要なのは状況の確認と、そして新たな情報だ。
エリス・トリオン:四つほどくっつけた机の上に、大量の菓子をどさどだと置く。
夏川ミナ:栄養補給でドリンクゼリーをちゅうちゅうと飲んでます。情報収集はしていない。
エリス・トリオン:やたら腹持ちが良いものばかり。どこからかかっぱらってきたものだろう、ペットボトル飲料もある。
夏川ミナ:言わなくても既に完遂してそうな情報屋がいるからだ。
霧灯夢二:ソファーに横たわっている。
平賀迅:「うん、食事にはちょっと早いかもしれないが、取っておくか。今の内にな」
芙蓉堂太一:窓際に立ち、外を見ている。
柳武歩:「もらうぜ。エリス」
柳武歩:糖分の高そうな菓子の袋を開け、口に放り込む。べたべたに甘いものは好きじゃないが、贅沢は言ってられない。
エリス・トリオン:「足りねえ奴は食っとけ。どうせすぐに暇は無くなる」
平賀迅:お菓子を適当に、ボトルを二本取って、夢二くんの所へ 「ほら、好きなのを食べとけ」
霧灯夢二:ぱちぱち、と瞬き。体を起こす。
霧灯夢二:「ああ、ありがとう。」
朝倉侑生:不満そうな顔で頬杖をついて座っている。
霧灯夢二:チョコバーとボトルを一本手に取り、もそもそと食べ始める
ロコロコ:「外、すごいなあ。槍でも降ってくれたほうがまだよさそうだ。」
エリス・トリオン:「好き勝手絶頂やってくれやがる」 空を埋め尽くす艦影を見上げている。
芙蓉堂太一:「じゃ、まあお言葉に甘えていただきますか」チョコレートを手に取り、口に放り込む。
平賀迅:「気にするな。……雑な食生活もいい加減飽きてきたな。こうなると秩序ある食事が恋しくなるものだ」 余った中から適当に選んで、窓の外を眺める
朝倉侑生:「もー、ボクだけ何がどーなってんのか全然わかんないし、おなかすいたし~~」ぶつくさ呟いてます。
芙蓉堂太一:「はいはい。朝倉くんもどうぞっと」甘そうなチョコレートの袋を手渡します。
柳武歩:「はあ。食堂の焼きそばが食いてーな」ゼリービーンズをもぐもぐやって飲み込む。
エリス・トリオン:「何が分かんねーんだよ。馬鹿かてめェ」 どっかと組み上げた机の上に寝転がる。
エリス・トリオン:「クラインは“フィーネはテロに使われた凶器だから壊せ”と言った」
夏川ミナ:「経口補水液とレーションなので、期待はしないほうが良いと思います」 秩序ある食事について言及する。
朝倉侑生:「わーい!太一くん好き!」受け取ります。
エリス・トリオン:「テメェらはそれに従わなかった。で、奴は反逆者を抹殺しようとしてる。そんだけの話だ」
朝倉侑生:「エリスくんきらい」もぐもぐ食べながらエリスくんを見上げる。
エリス・トリオン:「テメーに好かれようとは思ってねえよ」 サイダーを開ける。
朝倉侑生:「それはわかるけどさー、そうじゃなくてさあ」首をかしげる。
エリス・トリオン:「“話が通じない”ってこったろ?」
平賀迅:「それは秩序じゃなく無機質。そうじゃなくてこう、ご飯に味噌汁があって、肉があって野菜があってという、規則正しいな……」
朝倉侑生:「もー!そこイチャついてないで!」
朝倉侑生:迅くんとミナちゃんに向けて声を上げつつ。
柳武歩:「別にイチャついてはいないだろ……」ぼそりと呟く。
平賀迅:「……」 釈然としない顔で黙る
エリス・トリオン:「そこの色ボケ共はともかく。話が通じねえって思ったのは、俺らが学生だからだ」
エリス・トリオン:「たとえば、あいつが軍隊の上官で、俺らが部下、フィーネが敵軍の秘密兵器だとする。これなら話は通じるだろ」
朝倉侑生:「クラインおじさんはそんな風に考えてるってこと~?」
朝倉侑生:「実際何考えてんのか、わかんないじゃんー。そもそも更正プログラムってなんだったの?とかさー」
夏川ミナ:「……」 黙々とゼリードリンクを啜る。
>クライン・ネバーエンズ:「特記戦力(アラーミング・ワン)、遺産使い(バゲッジキャリア)、黄道の担い手(ウェポンラック)。これらを始めとした鋭兵十騎」
>クライン・ネバーエンズ:「手放すのは、痛みだ。だが、これ以上の遅延は看過できん」

エリス・トリオン:「そこまでは知るかよ。とにかく、クラインは、アカデミアを“学校”以外の何かだと見てる。そんでもって、お気楽極楽な学生気分からすりゃ迷惑極まりねえんだ」
羽石夏澄:ぽや?と、少し中空を見つめながら口を半開きにして話を聞いている。
エリス・トリオン:「で、だ」  ……奥の部屋に入る。
エリス・トリオン:そこにあったロッカーから、どっさりとした書類を取り出して、持ってくる。
エリス・トリオン:「おら! 暇してる奴ァ漁れ!」
霧灯夢二:「……手癖の悪さもここまで来ると大したもんだな、エリス先輩。」
平賀迅:食べかけのなんだかよくわからないけど食事代わりになるバーっぽいものを口に押し込み、書類に手を出す 「何だ、これは。うん……?」
エリス・トリオン:「違ェよ。逃げ道を先導したのが誰だと思ってやがる」
エリス・トリオン:「隣は、生徒会の旧資料倉庫だ。部屋においとけねえ過去の案件がまとまってる」
柳武歩:「そういうコトか。こういうのが一番苦手なんだけどな……」頭を?きながら書類を手にとって一枚ずつ眺める。読むのは遅い。
平賀迅:「で、そこから引っ掴んで来たのか。どれどれ……」
霧灯夢二:クライン・ネバーエンズの家族構成についての書類を手に取る。
エリス・トリオン:「どうせ外なんざもう出歩けねえだろが」
芙蓉堂太一:「えー、何それ面白そう。僕の方がなけりゃ漁るんだけどなあー」
エリス・トリオン:「前からアイツは、クラインはアカデミアの運営には関わってた。下準備があるはずだ」
芙蓉堂太一:ちらちらと窓の方を見る。待っている。
霧灯夢二:「クラインには娘がいたらしいな。」
フィーネ:「すごいすごい!こんなにいっぱいいろんなことが起きてたの!」やたらめったら資料をひっくり返す。
フィーネ:「わーこれも面白そう!すごい!」
柳武歩:「フィーネ、あんま散らかすなよ…!?」頭から煙が出そうになりながら心配する。
霧灯夢二:「ああ、フィーネ、そんなに散らかすと……」
エリス・トリオン:「あっこら、掻き回すなガキ!」
平賀迅:「おお、おお。大地震だなこりゃあ」
霧灯夢二:「……エリス先輩、これ。」フィーネの散らかした書類を片づけていたところ、
霧灯夢二:とある書類を見つける。“チクタクマン”事件の後処理に関する書類と、
霧灯夢二:アカデミアとは別の場所で起きたFHとの交戦記録だ。
エリス・トリオン:「なんだ? “チクタクマン”? 俺が外に出てた時の奴じゃねえか」
平賀迅:「チクタクマン……本物のか」
エリス・トリオン:パラパラとめくる。「……おい、そっちの寄越せ」 家族構成に関する書類。
霧灯夢二:「はい。」渡す
フィーネ:「学園都市裁判、ブリリアントライブ、裏Rファイト……7人の暗黒裏番長?」フィーネは横で勝手に資料をあさっている。
エリス・トリオン:外で起きたのに、何故かここにある交戦記録。
エリス・トリオン:チクタクマン事件の処理時期と、クラインの家族構成に書かれた×の日時が重なっている。
夏川ミナ:ブリリアントライブのときの自分たちの写真を眺めている。
エリス・トリオン:「どう見る?」 と霧灯くんに
ロコロコ:「こんなことあったんだなあ。番長、ただでさえ多いのに、裏まで居たんだ。」
柳武歩:「フィーネ、ほら、色々あったことは後でみんなが話してくれっから、お片付けしよう。な?」
フィーネ:「アカデミアタワー建設計画、歴代RファイトDX決勝記録……!」
フィーネ:「あ、うん!お片付けするね!」
羽石夏澄:ぼんやりと資料がめくられていくのを横から見つめている。
エリス・トリオン:お片づけによって、学園都市裁判やら何やら資料が埋もれて行くのを横目で見る。そちらに関心は無い。
朝倉侑生:体育すわりでお菓子を食べながら皆を見ている。
霧灯夢二:「クラインは、娘の死に目に会えなかった。」
霧灯夢二:「いや、助けられなかったと言った方がいいか。」
芙蓉堂太一:「お」窓の外の何かに気づき。「もうちょいかな」
霧灯夢二:「アカデミアで起きたコトのせいでな。」
霧灯夢二:「アカデミアやFHに恨みを抱く動機にはなる。」
霧灯夢二:「問題はその恨みをどう晴らすか、だが……」ちらりと芙蓉堂君を見る
芙蓉堂太一:「うん。そろそろだ。ちょっと紙飛ばないように押さえてて」
平賀迅:「恨み、恨みか。しかし単なる恨みでアカデミアをこうするのは陰湿が過ぎる気もするな……」 適当に拾った一枚の資料を眺めているだけである
エリス・トリオン:「あァん? テメー、さっきから何ぼけっとしてやがる!」と芙蓉堂くんに近づく。
芙蓉堂太一:がらりと窓を軽く開ける。
平賀迅:「押さえる?」 顔だけそちらへ
霧灯夢二:紙をとっさに抑える
芙蓉堂太一:窓の外から、風とともに透明の小鳥が大量に教室に入ってくる。
エリス・トリオン:「どわあっ!?」 もろに呑まれる。
芙蓉堂太一:小鳥たちは口々に鳴き声を上げると、芙蓉堂の前に整列。「はい、おかえり」
柳武歩:「うお!?」スカートを押さえつつ、舞い上がりかけた紙をあわてて手でつかむ。
平賀迅:首をすくめて 「……なるほど、情報屋」
芙蓉堂太一:イージーエフェクト《空の楽器》を使用して、集めてきた情報を皆に音として流すのでまとめてもらいたいですね。
フィーネ:「わああ!」目を輝かせる。
羽石夏澄:風に髪が揺れる。目で、透明の存在を追う。
芙蓉堂太一:「ちょっと量が多いなあ。みんな手伝ってくれる? ええと、クライン学長の狙いだっけ」
GM@CHAOS:では、奏でられる情報をキミたちは音として知覚することができる。
平賀迅:「手伝うって、これ、おいおい」
ロコロコ:「うーん。すごいこと言ってるなあ。」
エリス・トリオン:唖然としてそれを聞く。「……また一芸型(ワンオフ)かよ。ギフテッドが」
芙蓉堂太一:「まず、ざっくりまとめると今回の件は全部あの人のやらかしたこと、って感じかなあ」
霧灯夢二:「……アカデミアのアカデミアに対する闘争か。」
夏川ミナ:「クライン学長がですか」
芙蓉堂太一:「だねえ。暗殺未遂事件から始まって、陣営対立も」
羽石夏澄:「……そう、なんだ」
エリス・トリオン:「……………………」
エリス・トリオン:「クッソ。ふざけんなよ……」
平賀迅:「……で、目的は?」
芙蓉堂太一:「闘争」
夏川ミナ:「やはり黒幕がいました。私の推測通りです」 小さくドヤ顔する。
平賀迅:「闘争」 眉をひそめる。さっき夢二の言っていた恨みという話の方がまだ分かりやすい
芙蓉堂太一:「エリスくんの言う通りだね。あの人、僕らをFHに対する兵士として扱うつもりだ」
エリス・トリオン:「正解判定、雑すぎんだろ」とミナちゃんに
柳武歩:「兵士……」
芙蓉堂太一:「僕ら、じゃないか。僕ら以外のアカデミアの学生たち。僕らは排除されちゃうんだもんね。このままだと」
羽石夏澄:「…擬似戦闘訓練、
平賀迅:それを聞いて目を閉じる 「……なるほど。憎悪、憎悪か。二面において憎悪を晴らす事ができる訳だ」
羽石夏澄:ってことですか」
エリス・トリオン:「理解できねー話じゃねえよ……」と、かなり疲れた様子で肯定する。
エリス・トリオン:「アカデミアに入れられる奴ァだいたい〝規格外〟だ」
芙蓉堂太一:「そのきっかけとしての暗殺未遂事件。平賀くんはスケープゴート。というわけで」ぱっと手を翻すと小鳥たちは消える。
エリス・トリオン:「今、糸目がやったみてえに。まともに運用出来りゃ、大戦力になる」
芙蓉堂太一:「平賀くん、カフェオレお願いね」声をかける。
平賀迅:「ああ。契約は成った。旨いのを飲めるようにしよう」 少し笑って、頷く
エリス・トリオン:「出来れば、の話だがな。」滝さんをはじめとした、周りの消耗っぷりを見て。「兵士を取り出すまでに半数は死ぬぞ。馬鹿じゃねえのか」
柳武歩:「事情はわかった。わかったけど」
柳武歩:「かいちょをやったのも、平賀を犯人に仕立てたのも、全部あいつなんだな……」拳を固く握る。
夏川ミナ:「手段を選ばないタイプのようですね」 
夏川ミナ:「いや、そういうタイプになってしまった。ということですか」
朝倉侑生:「…フブキくんは本当にとばっちりじゃん」ひとり呟く。
朝倉侑生:「それじゃ、フィーネちゃんが誕生…?しちゃった、って言えばいいのかな。ええと」
朝倉侑生:「クラインおじさん的に、フィーネちゃんの存在だけは予定外だったのかなあ」
芙蓉堂太一:「かもしれないねえ」
エリス・トリオン:「RBの発生まで操れるのは、ゼノスぐれーだろ」
夏川ミナ:「……」 なんとなくフィーネちゃんの頭をよしよしと撫でる。
エリス・トリオン:「だがまあ、それも利用して俺らをきっちり躍らせたんだ」
フィーネ:「?」撫でられる。
エリス・トリオン:「大したタマさ。こんだけ大騒ぎして、外から何も監査がこねーのはおかしいと思ってたんだ」
平賀迅:「で、この現状はあのクラインさえ下から小突いて取っ払ってやれば、どうにかなるって事で間違いはなさそうだな?」
夏川ミナ:「現状をまとめると、そのはずです」
柳武歩:「わかりやすくていいじゃねえか」
平賀迅:「あれを排せば恐らく他のUGNの偉い人間が来るだろう。そいつに話が通じる事を祈るが……」
エリス・トリオン:「負けたら評議会への反逆者だぜ」
朝倉侑生:「……これから皆でクラインおじさんを倒しに行くって事?」
朝倉侑生:「ここにいる、皆で」
平賀迅:「まあ、アカデミア生徒の声を届けるのは、それこそそういう事に頭の働く奴に任せるか……っと!」
芙蓉堂太一:「そうせざるを得ないって感じかなー。ほっといてもやられちゃうわけで」
平賀迅:「少なくとも私はそのつもりだ。一人でも心細いしね。そのための準備も……必要だとも」 緩い足取りで教室の出入り口へ向かう
朝倉侑生:「じゃあ、ボク達みんな、協力するって事?」
平賀迅:「ちょっと、電池を取ってくる。確か予備があったはず、だしな」
霧灯夢二:「…そうなるな。」朝倉君に
エリス・トリオン:「大丈夫かてめえ。フラフラだぞ」 と平賀くんに
平賀迅:「フラフラ? ハハ! まさか。健康極まりない。何だったら今から一つ試してみるか?」 笑って振り返り、軽く腕を振って
朝倉侑生:「そっか。ふーん」
エリス・トリオン:「この状況で消耗しようとすんな。死ね」
エリス・トリオン:「戦力として働いてから死ね」
柳武歩:「エーリース!」睨みつける。
平賀迅:「フフ、けんとうしよう。検討、そして健闘だ。この身の限りね」
平賀迅:そのまま手を振り、教室を出ます。険しい表情をしているけど、できるだけ人に見せないようにしている感じで
朝倉侑生:それを眺めながら、ぼやく。「…なんかさ」
朝倉侑生:「…ボク達、ずーっと、作戦とか任務とかやって。お互いケガさせたりとか、敵同士みたいな事、してたのに…」
エリス・トリオン:「カリカリすんじゃねえよ。心配ならテメーが行けや」と骨の駄菓子を投げよう
朝倉侑生:「こんなウヤムヤな感じで終わっちゃうんだね。ま、もともと友達同士だもんね、そりゃそーだよね!」
夏川ミナ:「む」 どうしようかちょっと考えた末
柳武歩:「別にカリカリしてな……朝倉?」
夏川ミナ:ファーストエイドキットを持って平賀くんの後を追います。
朝倉侑生:「はーあ、つまんないの」立ち上がります。「ボクもあっちで準備してくるね~っ。ばいばい★」
エリス・トリオン:「…………」朝倉くんを見て鼻を鳴らす。まあ、言いたいことは分かる。
朝倉侑生:声と裏腹に、怒った様子で退室します。
柳武歩:「……」
柳武歩:骨の駄菓子を手に持ったまま、去っていく三人を見送る。
羽石夏澄:ぼうっとしているが、朝倉くんの言葉を聞いて、少し俯く。
GM@CHAOS:では、平賀、ミナ、ユウキの三人は教室を去る。

【ミドルフェイズ12[a]】

GM@CHAOS:ユウキは廃教室を飛び出したまま1人で廊下を歩いていた。
朝倉侑生:はあ、とため息をつく。校則通りに着ていた制服の第一ボタンを開ける。ネクタイを緩める。
朝倉侑生:いつも通りにしたくてブレザーの袖口を引っ張る。指先まで伸ばそうとする。
柳武歩:「朝倉!」駆け足気味に追いかけてきて呼びかける。
朝倉侑生:「……」カーディガンが着たい。
朝倉侑生:「……ん」振り向きます。
柳武歩:「いや。大丈夫かよお前」
柳武歩:「なんか、納得いかねえって顔してる」
朝倉侑生:「……んーーーー。んん」
朝倉侑生:「そ~んなことないよ~★ とか…言っても、信じてくれなそーだね?」
柳武歩:「ああ。だいたいお前、それ信じてほしいわけでもなさそうじゃんか」
朝倉侑生:「あは!図星!」
朝倉侑生:「なーにー、歩ちゃん、ボクとお話しに来てくれたの?」顔を覗き込みます・
柳武歩:「む……」見慣れない美しい上目づかいに、少し怯んで後ずさる。
柳武歩:「まあ……気になったからよ。なんか言いてえ事あんなら言っといたほうがいいだろ」
朝倉侑生:「…やさしいね。じゃー言うけど」
朝倉侑生:クルッと窓のを向く。外に向かって叫ぶ。
朝倉侑生:「なんで皆、当たり前みたいな顔で、この状況に納得してんのか、全然わっかんない!」
朝倉侑生:「さっきまで、敵だったじゃん!黒幕がいたから仲直りー、とか、すぐ切り替えすんの、おかしーじゃん!」
柳武歩:「あー……」
柳武歩:がしがしと首の裏を掻く。
柳武歩:「うん。そういうあれか」
朝倉侑生:「…瑞果ちゃんなんかさ、ずっと嫌だ嫌だって言い続けてたのにさ」
朝倉侑生:「生徒同士でマジケンカして、人死んだらどーすんだーってさ。ずっと悩んでたんだよ」
柳武歩:「……そういやずっと不景気なツラしてたっけ。うん。気づけなくて悪い事したな」
朝倉侑生:「…皆、よくわかんない事によくわかんないまま巻き込まれて」
朝倉侑生:「ボクら、何であんなにケガさせたりしなくちゃならなかったのかな」
朝倉侑生:「それ、全部、意味ない事だったのかな」
柳武歩:歩いて、朝倉君の横に並ぶ。窓の外からは遠く機械兵の押し寄せる音が響いてくる。
柳武歩:「意味ねえって事はないだろ」
朝倉侑生:「…そなの?」
柳武歩:「戦わされてたのはクラインの野郎の筋書き通りだった。それはムカつくし、正直悔しいよ」
柳武歩:「で、朝倉は、自分が戦ったのは間違いだったと思うか?」
柳武歩:「黙って引っ込んでた方が良かったと思うか?」
朝倉侑生:「……」歩ちゃんを見る。
朝倉侑生:「………わかんない。それが」
朝倉侑生:「わかんないの」
朝倉侑生:「……歩ちゃんは、更正プログラムに反抗したくて、番長連に賛成したの?」
柳武歩:「俺は……」
柳武歩:「それも理由の一つではあるけど。お前にはバレてるっぽいから言うけど」
柳武歩:「平賀を助けたかった。平賀のために何かしたかった」
朝倉侑生:「うん」微笑んで聞く。
朝倉侑生:「過去形?」
柳武歩:「ううん。今でもそう思ってる。でも……」
朝倉侑生:「言わなくてもいーよ。ね」
柳武歩:俯いて唇を噛む。
朝倉侑生:「皆言うじゃん、恋もなんとかも思いのままって。そんなこと無いよね」
柳武歩:「ああ。そんなこと無いよ」
柳武歩:「……どうにもなんない事がいっぱいある」
柳武歩:「でも、あと少し。戦わなきゃならない」
柳武歩:「戦う相手もハッキリしてる。お前らを殴らなくて済むのも正直助かった」
朝倉侑生:「歩ちゃんは、それでいーんだ?」
朝倉侑生:「…うーん、違うか。違うよね。そうじゃなくて」
朝倉侑生:「そーするしか、ないんだね」
柳武歩:「うん。そうするしかないんだ」
柳武歩:「手が届かなくても手を伸ばして、追いつけなくても走って……」
柳武歩:「それが、このガッコに来て、あいつのおかげで俺が見つけた、俺の生き方なんだと思う」
朝倉侑生:「…そっか。そっかー」ぱちぱちと瞬きして、歩ちゃんの横顔を見る。
柳武歩:「朝倉はどうする。どういう風に生きたい」
朝倉侑生:「そーだな~、ボクってわがままだから、欲しいものは全部、欲しくなっちゃうんだよね」
朝倉侑生:「でも、歩ちゃんとは逆にね、この学校に来て、一回全部、あきらめちゃったの」
柳武歩:「そう、なのか?」意外だ。挫折とは、縁がないタイプに見えた。
朝倉侑生:「うん。でもねー、がんばってみよーかな」
柳武歩:「……お」
朝倉侑生:「歩ちゃんって、ボクの好きな人と似てるんだもん!」
柳武歩:「!?」
朝倉侑生:「その人もさー、好きになった男の子に結局告白できないで、その男の子は別の女の子とくっついたっぽくて」
朝倉侑生:「で、だから、ボクが奪い取った!」
柳武歩:「奪い……!?」目を丸くする。
柳武歩:「お前……お前濃い人生送ってんな…」
朝倉侑生:「あははっ!そんな事ないよ!普通の学生!」
朝倉侑生:「魔術協会のなんとかでもない、生まれた時から戦闘訓練を受けてもいない、人が死んだところを見たこともない」
柳武歩:「じゃあその子は、なんつーか、頑張る子なのか」
朝倉侑生:「うーん、普段は全然やる気がなくて、寝てばっかりでかわいーんだけど」
朝倉侑生:「やさしーから、すぐ人を助けちゃうんだよね。でもその事を誰も知らないーみたいな」
柳武歩:「ふーん……っておい、別に似てねえぞ俺と」
朝倉侑生:「頑張ってるとこ、知られてなくていいって思ってるみたい。だから本当に誰も知らないの」
朝倉侑生:「そう?そっくりじゃない?」
柳武歩:「そうかな……?」
柳武歩:「まあ、とにかくよ。キッチリ気合入れて戦えるって思っていいんだよな?」
朝倉侑生:「歩ちゃん、可愛いねって事だよ?」
柳武歩:「バッ……」素早く飛び退く。
柳武歩:「何を!何を言ってんだお前は」
朝倉侑生:「歩ちゃんのこと、見てる人はちゃんといるから」
朝倉侑生:「少なくとも、ボクはなんか元気出たし! 話したらなんかスッキリした」
柳武歩:「……なら、よかったよ」頭を掻く。
柳武歩:「あーもう、元気なったんならさっさと戻れ!ばか!」
朝倉侑生:「あはっ、あはは!それなりに戦ってみるよ~、ばーいばい」
朝倉侑生:歩ちゃんから逃げるようにひょいひょいと退いて、手を振って去ります。
柳武歩:「ったく……」赤くなった顔を手で仰ぎながら、夏川ミナと平賀迅を探しに行く。
GM@CHAOS:では、キミたち2人はそうして廊下の端で別れる。

【ミドルフェイズ12[b]】

GM@CHAOS:平賀迅の向かった空き教室。
平賀迅:「……フー」 教室のドアをぴしゃりと閉めて、ネクタイを脱ぎ捨てる
平賀迅:ジャケットを放り捨て、シャツのボタンを片手で外しながら、教室の一角、番長連が溜め込んだ有象無象の資材の山を片手で漁る
平賀迅:「……生きてる電池の一個くらいあるだろ……クソッ」
平賀迅:「エリスに煽られて変な真似しなきゃよかったな……っつつ」
夏川ミナ:「変な真似?」 いつの間にか横に来て平賀君を見上げていた。
平賀迅:懐中電灯の蓋を開けて単三電池を取り出し、二つ同時に握って潰す。そのまま脇腹に手を押し付けようと目を向け
平賀迅:「……」
平賀迅:「うお!」
平賀迅:二歩後ずさり、シャツの前を押さえる 「い、いたのか。何だ、お前」
夏川ミナ:「お邪魔しています」 お辞儀する。 「そして、何だという言い方は少々心外です」
夏川ミナ:手にもったファーストエイドキットを振る。
夏川ミナ:「軽口にキレが足りなかったので、どうしたのかなと思い後をつけてきました」
平賀迅:「……ああ。いや、そういう事か」 警戒の態勢を緩める
平賀迅:「判断基準、そこか……いや、実際に合っていたから確かなのかな、フフ」
夏川ミナ:「ここ最近、色々と貴方の事を考えていましたから。 ……手当をしても?」
夏川ミナ:「いえ、ダメだと言われてもしますが」
平賀迅:「ん、ああ。済まん……いや、駄目だなんて言わん。ありがたいよ」
夏川ミナ:包帯やら消毒液を取り出して、ぺたぺたと平賀くんの修理をはじめます。ゲーム的には応急手当キットも手渡す!
平賀迅:シャツを脱いで、そこらの椅子にかけ、自分もそこに座り、甘んじて受ける。上半身は生傷、と言うには少し重い傷がいくつか走っていて、あんまり治っていない
平賀迅:手渡される! 回復します!
平賀迅:2d10
DoubleCross : (2D10) → 17[9,8] → 17

夏川ミナ:めっちゃ高いw
平賀迅:よく利くぜ……
平賀迅:平賀迅のHPを+17した(HP:1->18)
夏川ミナ:「よくもまあ、こんな傷で平然としていられましたね。少し呆れます」
平賀迅:「麻痺させていたからな。痛みはなかった。話してる最中、ちょっと切れかけてたんで、ああして席を外した訳だが」
平賀迅:「これでも体は強いんで、これくらいの傷は黙っていても治ったんだがね。さすがに戦いが続くと、そうはいかない」
夏川ミナ:「……」 消毒液を染み込ませたガーゼで丁寧に傷口をケアしていく。
夏川ミナ:「謝罪をしたかったのです」
平賀迅:「っつつ……慣れん痛みは……ん?」
夏川ミナ:「そんな風にいつも飄々としているあなたが、珍しく……見たことのない顔で……想いを伝えてくれたのが、その。先日の、あれでした」
夏川ミナ:「頭が真っ白になってしまい、誠意ある回答ができなかった事を謝りたかったのです」
夏川ミナ:「やっと謝れました。あなたが真犯人ではなくて、良かったです」
平賀迅:「……そうか」 居た堪れなさそうに頭を掻き
平賀迅:「あれについては、何と言うか……私も悪いと思ってる。いや、言った事自体ではなく」
平賀迅:「タイミングとか、そういうものだな。あれではいきなりやってきた夕立のようなものだ。そりゃあ君は、濡れ鼠になって呆然とするしかない」
夏川ミナ:「あ、急だという自覚はあったのですね」
夏川ミナ:「ああいう事を男性から言われたのははじめてだったので、ああいうタイミングが一般的なのかと思っていました」
平賀迅:「思い返すとな! フフ……だから謝る事なんてないんだ」
夏川ミナ:消毒を終え、包帯を丁寧に巻いていく。
平賀迅:「……犯人かどうかって事についても。瑞果から聞いた。君は私を、犯人じゃないと言っていた、と。それだけで十分だ」 目を閉じ、されるままに治療を受けながら
夏川ミナ:「はい。真犯人が迅なら、キザな予告状の一つも出すはずですから」
夏川ミナ:「……」
平賀迅:「フフ……かもな。それか、誰も見ていない所でやっていたか」
夏川ミナ:「あの」
夏川ミナ:前回聞けなかった事を口にする。 「なぜ、私を?」
夏川ミナ:「たとえば……夏澄ちゃんは私よりもスタイルが良いですし、柳武歩は私よりもずっとフランクにあなたに接していると思います」
夏川ミナ:「ほかにも恋愛相手はいっぱい居る中で、なぜ私だったのでしょう?」
平賀迅:「……何故か。たとえば……」 そこに水を向けられても、不思議と緊張はない。それは一度受けた問いでもある
平賀迅:「こうして私の傷を察して手際よく治療までしてくれる、観察力と行動力と技術力があるから、とか? 理由になるだろう」 片目だけ開き、少し笑って
夏川ミナ:「なるほど。たしかに」 目をぱちくりさせる。
平賀迅:「確かに、君の言う通りさ。夏澄は確かに女性的な魅力があるし、歩もまあ、一緒にいて気楽ではあるだろうな」
平賀迅:「そういう人への評価ってのは、色々な事が積み重なって一つの形になっていくんだと思う」
平賀迅:「それで、結果論的に、まあ、何だ」 話している内に、言葉を少しずつ選ぶようになり、視線を外して
平賀迅:「……結果的に、君だった訳だ」
平賀迅:「多分、理由を挙げろと言われたら、50は出るぞ」
夏川ミナ:「そんなに」
平賀迅:「いや、分からんが。とにかくまあ、それくらいあっても不思議じゃないというか」
平賀迅:「それを選り分けて、何がきっかけであるとか、こういう所が大きいとか、そういう話も、できなくはないだろうが……」
夏川ミナ:「……が?」
平賀迅:手で口元を隠し 「……時間」
平賀迅:「時間がかかる。きっと。あんま、慣れてねえし、そういうの……」
夏川ミナ:「お、おお」
夏川ミナ:「そういう言葉遣いをする貴方は、はじめて見ました」
夏川ミナ:「ふふふふ。実に……ふふふ、違和感があります。あははは」
平賀迅:「……よ、よせ。そういう目で私の発言を……いや、耳か。そういう耳で」
平賀迅:「わ、笑う奴があるか……そんな事で! ミナ、お前……ッ」
夏川ミナ:「あははは! ろ、録音しておくべきでした……!」
夏川ミナ:「はあ。ふう」 胸を抑えて笑いをこらえる。
平賀迅:「そんなにか、そんなに……笑う事か! ミナ! この……!」 顔を赤くして
平賀迅:ミナちゃんを止めたいんだけど止める方法とか何も分からないので狼狽えながら待つ
夏川ミナ:「申し訳ありません。こんなに大声をあげて笑ったのははじめてだったので……加減が」
夏川ミナ:「ふう……ふふふ」
平賀迅:「……」 目の辺りを覆うように抑え 「……全くだよ。そんなに笑ったミナを見たのは、初めてだ」
平賀迅:「まあ、まあいい。それが見れて聞けたなら、恥の一つ二つなら良いだろう。全く」
平賀迅:「……そうだな。私がミナを初めてあんなに笑わせたのだから、悪くない。よし、よし。前向きになってきた」
平賀迅:息を吸って、吐いて、自分の顔を軽く叩く 「もう大丈夫だ。傷も、だいぶ痛みが薄くなったし」
夏川ミナ:「……」
夏川ミナ:「……恋愛というのは」 ピンセットではなく、自分の手で平賀くんの体に触れる。
夏川ミナ:「赤の他人同士が出会い、理解しあい、結ばれて子を成し、老いて死ぬまで共に生きるという、大きな流れの1プロセスであると考えています」
夏川ミナ:「たぶん、色々と衝突もするのでしょう。意見のすれ違いとか、相手への失望だとかもあると思います」
平賀迅:「んっ……ああ」 触れられると少し強張るが、ミナちゃんの話には頷く
夏川ミナ:「正直、とても怖いです。UGNでもそんな訓練は受けた事がありません」
夏川ミナ:「その……つまり……」
夏川ミナ:「そういう、苦難を」
夏川ミナ:「あなたと一緒に乗り越えられたら、楽しいだろうなと」
夏川ミナ:「思って、います」
夏川ミナ:「思っています!」
夏川ミナ:ファーストエイドキットのゴミをぐちゃぐちゃとかき集め、猛スピードで部屋を出ていきます。
平賀迅:「……ん、あ、ぁ、?」
平賀迅:ミナの発言を咀嚼し、理解する前に、走り去ってしまうミナの背を見て、間の抜けた声を漏らす
平賀迅:「…………あー」
平賀迅:「いや、そうか、今のは、うん、そういう事か……」
平賀迅:「……そういう事でいいんだよな……?」 落ち着きなく視線をきょろきょろさせ
平賀迅:「別に、一緒に頑張ってクラインを倒そうとか……」
平賀迅:「……そういう意味ではないよな……?」 立って、所在なさげにうろうろ歩く
平賀迅:が、いずれ立ち止まって、さっきまで座っていた椅子に座り直す
平賀迅:「……そういう意味ではない。そういう意味ではない。大丈夫だ。私も、」
平賀迅:「ちょっとばかし、雨に打たれただけだ――」
夏川ミナ:なら、そのあたりで平賀くんのスマホにLINE着信が入ります。
平賀迅:汗をかいた手で滑りそうになりつつ、スマホを取る
夏川ミナ:『これから、よろしくお願いします』 という簡潔なテキストと、
夏川ミナ:変なゆるキャラが「好きです」というハートマーク付きの看板を掲げているスタンプ。
夏川ミナ:それだけが届く。
平賀迅:それを目にして、見て、凝視して、目を閉じ
平賀迅:「フー……」 スマホを両手で掲げ持ち、頭を抱いて息を吐く
平賀迅:しばらくして顔を上げ、LINEを開き 『こちらこそ』 と打ち込み
平賀迅:(こちらこそ……こちらこそで良いのか……こちらこそって何だ……?)
平賀迅:無駄に考えつつも送信して、それからすぐに
平賀迅:『まずは目の前の問題を』
平賀迅:『頑張ろう』
平賀迅:と返す
GM@CHAOS:メッセージは無事に送信される。
柳武歩:メッセージ送信完了音と同時に廃教室のドアが開く。
柳武歩:「あれ。平賀、一人か?夏川チャンは?」
平賀迅:「んっ? ああ、ンンッ」 少し咳払いして、スマホをしまい 「ミナならもう戻った」
柳武歩:「……そっか」
柳武歩:教室に入り、きちんと手当がされている平賀君の姿を見る。
柳武歩:「それ。夏川チャンがやってくれたのか」
平賀迅:「ああ。さすがに手際良くてな。さすがに傷が消えはしないけど、痛みはもう殆ど」 言いつつ、シャツを羽織ってボタンを締め直し始める
平賀迅:「無理も見抜かれてしまっていた。参るね」 ジャケットも拾って羽織る
柳武歩:「……そうなんだ」
柳武歩:「うん。よかった……もう、分かれて戦わなくていいんだもんな」
柳武歩:「そのうち答えも聞けんだろ」
平賀迅:「ああ。ようやく。心の底から敵対してたって訳じゃないにしろ、ようやくこうなったよ」 歩ちゃんの方へ近付き、ネクタイを拾い
平賀迅:「答え。答え……フフ。答えか」
平賀迅:「……それならば、聞いた! いや、聞くだけでは少し、考える必要があったが」
柳武歩:「……え?」
柳武歩:思わず聞き返す。
平賀迅:「文字でも確認したからな。勘違いの類では、ないはずだ。良い返事だったよ。好い返事を貰えた」 機嫌良さげにネクタイを締め直す
柳武歩:呆然としたまま、言葉の意味を考える。
柳武歩:「良い返事」
平賀迅:「全く、あちらも突然の告白と言っておきながら、あちらからの返事も大概唐突だったとも」
平賀迅:「しかも、すぐ後に逃げられたし。フフ、そんな所まで同じか」
柳武歩:「……」
平賀迅:「しかし、まあ、その後でちゃんと確認を取るのは、彼女の几帳面な所だな。うん、しっかりしている……んん、こんな感じか」 下を向いてネクタイを微調整
平賀迅:「ああ、確認というのは、LINEでだな……」 スマホをポケットから取り出そうとして、歩ちゃんの様子を見て、動作が止まる
柳武歩:何か言葉をかけようとして、喉が詰まった。
平賀迅:「………どうした」
柳武歩:笑顔が上手く作れない。
柳武歩:「あ……」
柳武歩:動機ばかりが激しくなる。
柳武歩:言えない言葉の代わりみたいに涙があふれて、目のふちから頬にこぼれた。
平賀迅:眉をひそめる 「どこか調子でも悪いのか。お前は夢二や夏澄に比べればタフだとは思っていたが……」
平賀迅:「……!?」 息を呑む
平賀迅:「っ、おい! おい、どうした。何があったんだ。歩」 一歩近付き
柳武歩:近付かれたのと同じだけ後ずさりして、掌で顔を拭う。
柳武歩:「……なんでもない」
平賀迅:「何でもない? ……知っているか?」
平賀迅:「なんでもないと言う人間は、なんでもなくないことも多い」 また一歩近づく
平賀迅:「だが、こうとも言う。たとえなんでもなくとも、なんでもないというのは、その人間が胸中を悟られたくない、あるいはそれより優先すべき事があるからだ」 また一歩
柳武歩:「……っ」
柳武歩:顔を覆ったまま肩を震わせている。
平賀迅:「……その言葉を信じるという名目で、その時見た事は一旦置いておくというのが、私のやり方だ」 一歩
平賀迅:「時が解決する事も多い。時が解決しなかった時は、またなんでもない時が来る。その時に私が動けばいい」 さらに一歩。歩ちゃんの元まで残り三歩ほどだ
平賀迅:「だが」 残り二歩
平賀迅:「……今の君を置いておくことなどできはしないぞ」 一歩
平賀迅:「その顔は――」
平賀迅:「――何だ」 一歩進み、歩ちゃんの手首を掴む
平賀迅:「どうして、私の話を聞いて、泣い、て、」 そこまで自分で口にして、言葉が止まる
柳武歩:流しきれていない涙を溜めた目で、25cm高い平賀迅を見上げる。
柳武歩:「ずっと……やらなきゃいけないと思ってた事があって」
柳武歩:「答えを……」
柳武歩:「夏川チャンの答えを、平賀に聞かせないとって」
柳武歩:「それが、一つだけ。俺がやらなきゃいけない事だと思ってたんだ」
平賀迅:「……」 目を見開き、じっと歩ちゃんの様子を見ている。言葉はない。喉が、あるいは脳が詰まっているかのような感覚がある。
柳武歩:「だから、嬉しいよ。俺は何もできなかったけど」
平賀迅:「……それだけか?」
柳武歩:「……それだけ」
柳武歩:(嘘だ)
平賀迅:「嘘だ」
平賀迅:「それだけで、お前は、そんな顔をするのか」
平賀迅:「痛み走ったような顔で、涙すら流して」
柳武歩:言い当てられて、びくりと身体が震える。
平賀迅:「……言ってくれ。何がお前に嘘を吐かせる」
平賀迅:「理由を、考えている。私がいつものように訳知り顔で言い当てる事も、できなくはないかもしれないが……」
平賀迅:「君が言ってくれた方が良い」
柳武歩:「言ったって、誰も幸せにならない……」
平賀迅:「言わないままなら幸せか?」
柳武歩:首を左右に振る。
柳武歩:「どっちだって変わらない。それなら、今は」
柳武歩:「戦う事だけ考えたほうがいい」
平賀迅:「……戦う事だけ?」
平賀迅:「そんな有様で、そんな声をして、そんな事ができると思ってるのか?」
平賀迅:「歩。君は機械じゃない。スイッチを弾くようにはならない。分かっているだろ」
平賀迅:「これから起こる戦いに、きっと私達の今までの中で最も強い敵を相手に、そんな物を持ち込んで行けるのか?」
柳武歩:「だって……困るだけだろ、平賀。お前は」
柳武歩:「俺が、お前のことを好きだなんて言ったって」
平賀迅:「……」 目を閉じる。こと直前に至って、論理的回帰として、その予測を弾いて出すことは出来た。だから動揺を表出する事はない
平賀迅:何故、と思うことはある。好きだと聞かされると理由を聞きたくなるのは反射なのかもな、などと頭の片隅で思いながら
平賀迅:「……そうか」 落ち着き払って、返事らしきものを口にする
柳武歩:「……忘れていいよ。聞かなかった事にしていいよ」
平賀迅:『どうすればいい』という胸中の問いに、蓄積された知識が応じようとする。
平賀迅:――魔術師平賀は代々より、優秀な子を作って知識と経験を継がせて生きてきた。そのための知識の中には、優秀な子を作る手策も、当然にある。
平賀迅:それはすなわち、選別すること。すなわち、選別するための候補を多くすること。
平賀迅:無音の激流が、語りかけてくる。すなわち――予備(ストック)は多いに、越した事はないと。不足に備えよ。失敗に備えよ。お前の未来のために。
平賀迅:(……)
平賀迅:「……よせ。そんな事を言うな。私に都合が悪いからと、君の気持ちを忘れるだなんてできるものか」
平賀迅:「聞かなかった事にしていいと言われ、じゃあそうしよう、とできるほど、人間の脳はシンプルにできちゃあいない」
平賀迅:フ、と息を吐き、力を抜く。ちょっと笑ってすらして見せる。
柳武歩:とどめていた涙が、またこぼれ落ちる。
柳武歩:困惑され、呆れられ、軽蔑されることも覚悟していた。
柳武歩:少なくとも、受け止めてはもらえた。
柳武歩:その事への安堵と、最後まで胸の内に秘めておけなかった情けなさで涙が出る。
平賀迅:手首を掴んでいた手を、肩に置く。
平賀迅:(……そんな事じゃない)
平賀迅:(そんな事じゃあないんだ)
平賀迅:平賀は知識のもっと奥、それ以前の記憶に手を伸ばす。
平賀迅:体育館の裏。しどろもどろの告白。照れと困惑。口をついて反射的に出るのは『ブス』だの『キモい』だのと言った掃いて捨てるような罵声。友人に笑って話し、瞬く間に噂として広まって――よくある話だ。
平賀迅:そしてそれが母の耳に入った時、平賀は文字通り雷を落とされた。温厚な人だったが、その時ばかりは、強く深く重く響く、稲妻のように。
平賀迅:『ならウソをつかなきゃいけないのかよ!』
平賀迅:『そんな事言ってないでしょ』
平賀迅:『でも、断ったら絶対泣くだろ、あんなの!』
平賀迅:『だからね、そういう時は――』
平賀迅:「……歩。まあ、ありきたりだがな。こういうのは。だけど言わせてくれ」
平賀迅:「ありがとう。気持ちは、嬉しい。本当だ」
柳武歩:「平賀……」
平賀迅:「私はそれに、その『好き』にさ、応じる事はできない」
平賀迅:「だが、私は君に救われていたよ。本当に。この事件が始まって最初、君が私についてきてくれた事。それからも力を尽くしてくれたこと」
平賀迅:「本当に感謝してる。この気持ちに嘘偽りはない。――だから」
平賀迅:「――それに甘えてた事。君の気持ちに気づかず、一方的に寄りかかっていた事は、謝らせてくれ。思い返すのも痛ましいくらいに、色々言ってしまった覚えがある」
柳武歩:「平賀は……悪くないよ。俺がもっと早く言わなきゃいけなかったんだ」
柳武歩:「言わなきゃダメだったんだ。怖くて言えなかった」
平賀迅:「いや、悪いさ。私は悪い……圧倒的に悪い! この鈍感さ、自覚のなさ!」
平賀迅:「結局それで君を不用意に傷つけた。そうだろ? まあ、もちろん君が自覚するように、君にも至らぬ点はあったようだが……」
柳武歩:並べ立てられる言葉に、くすりと笑う。
平賀迅:「それにしたって私の悪さの方がきっと重い。そんな事はしないが、全てを人に話したら大体の人がお前が悪いって私を指差すぞ」
柳武歩:「そういうとこも含めて、好きだよ。平賀」
平賀迅:「もしも神なる者がいて、この様を見ているとしたら、きっと大ブーイングに違いない! まったくここが屋内で良かったよ。物が降ってきたり雷が落ちたりしないからな」
平賀迅:「……」 そう言われると、少し困ったような笑みで頭を掻く
柳武歩:「余計な事言っちゃうとこも、ふざけてみんなを笑わせるとこも。真面目な顔してる平賀も、怒ってる平賀も好き」
柳武歩:「……って、言いたかったんだ。やっと、言えた」
平賀迅:「……私は」 私も、とは言わない 「歩の、シンプルで真っ直ぐな所とか、思い至ったらすぐに行動する所とか、そういう所が……良いと思う」 好き、とも言わない
柳武歩:「うん……」
平賀迅:「私が不当の扱いを受けそうになったからって、何も迷わず敵に立ち向かって……」
平賀迅:「こうしてこんな所まで来てくれて、気持ちを黙っていようとした時ですら、戦う事は止めようとしなかった。いや、あれは八つ当たりのニュアンスもあったかもしれないが……」
平賀迅:「ともかく、本当に、君には助けられた。支えられたよ。支えられてしまった。それに甘えて、本当に君を見る事はしていなかったのかもしれない」
平賀迅:「……つまり、私が悪いんだ。ああいや、ここまでこじれ切ったのはクラインのせいでもあるかもしれないが……」
柳武歩:「いいんだ。俺が少しは役に立ってたんなら」
平賀迅:腕を広げる 「……ほら! どうせだ。この不甲斐なくひたすらに悪い平賀迅を一発くらい殴っても良いぞ!」
平賀迅:「結局君を困らせ、傷つけた。それくらいしたって何の罰も当たらない!」
柳武歩:「おお、そうか」
柳武歩:演出《インフィニティウェポン》で鉄パイプを生成する。
平賀迅:「……」 少し顔が強張るが、しっかりと身構える
柳武歩:「歯の一本や二本は覚悟しとけよ……」
柳武歩:鉄パイプを威圧的にぐるぐると回す。
平賀迅:「ま、待て。顔か? 顔か!?」
平賀迅:「い、いや。私が良いと言ったんだ。二言はない……受けて立つ」
柳武歩:「いい度胸だぜ。歯ァ食いしばれ!」手にした武器を振り上げる。
平賀迅:ぐっと歯を食いしばる。ちょっと目も細まる
柳武歩:打撃は寸前で止めて、平賀君の頬に素早く唇をつける。
平賀迅:「ふぇっ」
柳武歩:「……隙ありすぎ。魔術師のくせに」
柳武歩:「戻るぞ。みんな待ちくたびれてんだろ」
平賀迅:「……」 目をしばたたかせ、自分の頬を撫ぜ 「……お、う。うむ」
柳武歩:鉄パイプを砂に戻して、さっさと歩きだす。
平賀迅:釈然としない顔で、もう一度自分の頬を触り、軽くつねる 「隙ありすぎ、って、そりゃあ」
平賀迅:「慣れてねぇし……」
GM@CHAOS:では、キミたちはそうして空き教室を後にする。

【ミドルフェイズ12[c]】

エリス・トリオン:では、人がまばらになったところで、滝さんの方に向かいます。
エリス・トリオン:どこら辺に居る?
滝瑞果:隅の席で、肘をついて窓の外を眺めてます。
エリス・トリオン:じゃあその隣の机の上に腰掛けます
滝瑞果:「どけ」二文字で答える。
エリス・トリオン:「随分と静かじゃねえか」
エリス・トリオン:「てめーは100%、淘汰される側だなァ」
滝瑞果:「だったらどうなんだよ。関係ないだろ……」
エリス・トリオン:「テメーの私見を述べろよ」
エリス・トリオン:「勝てると思うか?」
エリス・トリオン:その場にいる全員に聞こえるように。
滝瑞果:「勝てるさ。クラインがどれだけ強かろうが関係ない。どう考えても奴は負けるだろ」
エリス・トリオン:「その根拠は?」
滝瑞果:「オーヴァードには侵蝕率がある」
滝瑞果:「アカデミアの学生2万がかりが死んで奴をジャーム化させれば」
滝瑞果:「後はUGNが処理する。そうだろ?」
滝瑞果:「絶対に奴は負ける」
エリス・トリオン:「…………アホか」
エリス・トリオン:「確かにそりゃそうさ。継戦能力はオーヴァードの共通弱点だ」
エリス・トリオン:「俺が聞いてるのは、これから俺らが行って勝てるかどうかだ」
エリス・トリオン:「先に言う。俺は、勝てると思ってねえ」
滝瑞果:「その根拠は?」
エリス・トリオン:「――正確には、保証が出来ねえ」
エリス・トリオン:「あの小悪魔バカと、直情ガントレットバカが顕著だがな。――身内同士で争わされて、こっちはフラストレーションが溜まってる」
エリス・トリオン:「黒幕がいたから倒せば良い。単純だ。だが、何度も言うが相手は評議会だぞ。」
エリス・トリオン:「未知数なんだよ。こっちが10人いようが関係ねえ。半数は限界間際だ」
エリス・トリオン:「俺は参戦してやる。今はそう決めてるからな――普段だったら絶対断ってるっつの」
滝瑞果:「そりゃお前……ふふ、誰だって分かってるよ。あたしも何回も言った。保証なんて誰にもできない」
滝瑞果:「でも、友情とか、信じるものとか、自分の信念とか、守りたいとか――そういうので戦えるのが人間なんだろ」
エリス・トリオン:「ああ。勝てる保証なんて作れることはねえ。だから」
エリス・トリオン:「“負けても良い状況”を保証したい。――乗り気じゃねえなら、そっちに協力しろ。元会計」
滝瑞果:「……?」
エリス・トリオン:と、机の上から飛び降りる。「編集部! そろそろ起きれんだろ!」
霧灯夢二:「……ああ、言われなくても起きてるよ。」
エリス・トリオン:「『UGNに嘆願書を書く』」
霧灯夢二:むくりと体を起こし、ペンを手の中でくるくると回す。
霧灯夢二:「ほう」
エリス・トリオン:「クラインは、アカデミアで起きた問題を、解決するどころかますます広げている。助けてくれ、見直してくれ、替えてくれってな。あいつの判断が総意のわけがねえ。どっかで隠してるはずだ」
エリス・トリオン:「本業だろ、編集部。文面は任せる。様式はこいつにやらせろ。俺は知らねー」 滝さんを指差す
滝瑞果:「……いいアイデアだけど、エリスお前……それ、あたしら10人が生き残るかってのには関係ないよな」苦笑する。
滝瑞果:「相手はどっちにしろ殺しにかかってくるんだぜ」
エリス・トリオン:「だからだよ。――こうすりゃ、『時間稼ぎ』が勝利条件になる。」
滝瑞果:「……」
エリス・トリオン:「あのバカどもは言っても聞かねえだろうから付き合うが、」
滝瑞果:ポケットの中に入れていた左腕を緩める。
エリス・トリオン:「なんで黒幕が分かってんのに正面から突っ込むんだよ! 馬鹿じゃねーのか!」
エリス・トリオン:「――で、だ。もう一つ問題がある。送る相手だ」
滝瑞果:「まあ、そうだな……そうだな……はは……」
霧灯夢二:「送る相手?」文面の草稿を練りながらエリスくんを見る
エリス・トリオン:「素直なUGNラインは、間違いなくあいつの息が掛かってると考えるべきだろが」
エリス・トリオン:「つまり、程良く外部で、かつUGNへの影響力が大きくて、かつ、こっちの言うことを素直に信じてくれる奴が良い」
エリス・トリオン:「最初に言うが、俺は、そういうコネはねえ」
霧灯夢二:「俺もないぞ。」ちらりと羽石さんを見る
エリス・トリオン:「なんか考えろ。」
羽石夏澄:顔をちょっと上げてふるふると首を振る。
芙蓉堂太一:「…………」
ロコロコ:肩をすくめる。ないよー。
エリス・トリオン:「ハァ? お前、こんだけいて誰もねえのかよ!」
霧灯夢二:「無茶いうな。お前も言っただろう。たかが学生だぞ。」
エリス・トリオン:「頼りにならねー奴らだな!」 自分オンザ棚
芙蓉堂太一:「あの」手を挙げる。
霧灯夢二:「?」エリスくんから芙蓉堂くんに目線を映す
芙蓉堂太一:「僕には、文通相手がいる」
エリス・トリオン:「ハァ?」
エリス・トリオン:思いっきり顔を歪める。「なんだそりゃ。てめーの時代遅れのプライベートなんざ、聞いて……」
芙蓉堂太一:「まあ待ってよ。相手は、ティエラ王国第一王女。アルマテーラ・フォンド・ティエラ殿下」
GM@CHAOS:遠くの方で、生徒会が危うくティエラ王国からの寄付金を使って作りかけた豪華客船の定時汽笛が鳴る。
エリス・トリオン:「…………」
霧灯夢二:「………それまた、すさまじいコネだ。」
芙蓉堂太一:「更生プログラム下でも、内容検閲の元、連絡は続けてた」
エリス・トリオン:「はァアアアアアアア?!」
芙蓉堂太一:「耳痛いなあ」顔をしかめる。
エリス・トリオン:「おま……何……一体……この」
羽石夏澄:「…ああ。そういえば」
芙蓉堂太一:「彼女なら、UGNへの影響力もある。それに、僕のことを信じてくれる。絶対だ」
エリス・トリオン:顔を押さえて天を仰ぐ。「……ギフテッド野郎……」
ロコロコ:「ほえー。」
エリス・トリオン:だが、なんとか持ち直すと。「……いや、いい。選択肢としちゃ、上の上だ」
ロコロコ:「アカデミアのことじゃなくて、芙蓉堂先輩のことをか……。」
羽石夏澄:思わず口元をほころばせる。
ロコロコ:「文面も芙蓉堂先輩に任せたほうがいいのかな?編集部部長さん、どうおもいます?」
エリス・トリオン:「アカデミアの大スポンサー様となりゃ、クラインだって無下にできねえ」
芙蓉堂太一:「い、いや、内容は任せるよ……。僕は一筆添えられればそれでいいからさ」
霧灯夢二:「別に一筆と言わずに愛の言葉の一つや二つ添えてもいいんだぞ」
霧灯夢二:「芙蓉堂先輩?」
芙蓉堂太一:「…………」口をへの字にして。
滝瑞果:「……あのさ、太一」
滝瑞果:不機嫌そうに、机に突っ伏したまま聞く。
芙蓉堂太一:「な、何?」
滝瑞果:「揉んだのか?」
芙蓉堂太一:「あ?」
芙蓉堂太一:「なっ、ばっ」
滝瑞果:「おい……どうしてお前……そういうことを秘密にするんだよ」
滝瑞果:「ロイヤルおっぱいを揉んだのかって聞いてんだよ!」
霧灯夢二:「………」あっけにとられて滝さんを見る
芙蓉堂太一:「するわけないでしょうが!!! そんな不敬罪もののことをさあ!!」
芙蓉堂太一:「そういうこと言われたくなかったら言ってないの! わかれ!」
エリス・トリオン:「もう何だって良いわアホどもォ! とりあえず全面衝突までに完成させろ!」
エリス・トリオン:机を蹴っ飛ばす!「色ボケ! 共!」
エリス・トリオン:滝さんにぶつけるよ!
滝瑞果:「だったらこれからしろ、太一」突っ伏したまま言う。
羽石夏澄:「…ふふふっ」思わず声に出して笑ってしまう。
芙蓉堂太一:「これからって何さ」
滝瑞果:「だから、分かんないかな……」
芙蓉堂太一:「……」かりかりと頭を掻き。
滝瑞果:「死ぬなってことだよ。死ぬなよ。なあ」
芙蓉堂太一:「死なないよ」
芙蓉堂太一:「僕は全部終わったら、長い長い手紙を書くんだ」
芙蓉堂太一:「しばらく書けなかったこと、全部書いて送るんだよ」
芙蓉堂太一:はっと顔が赤くなり、そっぽを向く。「ま、まあ、そういうこと」
滝瑞果:「……あのさ。そういう死ねないような太一がそれでも死ぬようなことやろうとしてるのとか」
滝瑞果:「日常の楽しみを知ってくれたミナちゃんが、それなのに戦いに行くのとか」
滝瑞果:「あたし、本当嫌なんだけど……そういうもんなんだよな。多分、逆もそうなんだよ」
滝瑞果:「クラインだって、さっきあたしが言ったことも分かんないアホじゃないんだから」
滝瑞果:「……絶対勝てないってお互い分かってても、戦争は止められないよな」
芙蓉堂太一:「…………」
芙蓉堂太一:「言ったでしょ。僕は私利私欲のために動いてんの」
芙蓉堂太一:「滝さんみたいに、そんな大局を見られるだけの器ないわけよ」
芙蓉堂太一:「でもさ、それがすげえ悔しいって思ってるってことは知っといてね」
芙蓉堂太一:「一緒に悩んであげらんなくてごめんって、ずっと思ってた」
滝瑞果:「大丈夫だ。……大丈夫。太一もあたしが守ってやる」
芙蓉堂太一:「……自分の身は自分で守れるって言いたいけど」
芙蓉堂太一:「ま、よろしくお願いしますよ」へらへらと笑う。
朝倉侑生:教室の外、その会話を聞きながら、ミナちゃんを顔を見合わせる。
夏川ミナ:侑生くんと合流する直前まで猛ダッシュしていたので息が荒かったが、
夏川ミナ:会話を聞いているうちに呼吸も整えた。侑生くんと目を合わせる。
朝倉侑生:「瑞果ちゃん。だいじょーぶそう?」
夏川ミナ:「いつもの滝さんに戻られたようですね」
滝瑞果:「……いきなり何だよ、侑生くん」
朝倉侑生:「あ、気づかれてた。邪魔しないよーにしてたんだよ~?」
GM@CHAOS:では、そうして開いたドアの隙間から覗いていた2人は滝さんに発見される。
夏川ミナ:「ロイヤルおっぱいという表現は直接的過ぎていかがなものかと思います」
夏川ミナ:「揉んだのですか?」
芙蓉堂太一:「揉んでま……してません」
朝倉侑生:「ミナちゃんまでそーいう事言うの」両頬に手を当てて恥ずかしがっている。
朝倉侑生:それじゃトコトコと瑞果ちゃんの所に向かうよ。
朝倉侑生:「ねーね、瑞果ちゃん。聞いてもいい?
滝瑞果:「なに」
朝倉侑生:「結局、ボクら。クラインおじさんと戦うわけじゃない」
滝瑞果:「……うん。そーだね」
朝倉侑生:「それで、これまで、ボクらが学生同士で戦わされてたこと。瑞果ちゃん的には、無駄だったと思う?」
滝瑞果:「どうかな……良かったわけがないけど」
滝瑞果:「…………何の意味も、なかったと思うけど」
滝瑞果:「でも、侑生くん……あたしは……本当、個人的な話で、悪いけどさ……戦いに逃げずにすんだよ」
滝瑞果:「あたしは足掻けるだけ足掻いたんだ。何もかも無駄だったとしても……それだけで、最後まで逃げなかったって思える」
朝倉侑生:「……そっか」
朝倉侑生:「そーかあ、そうだよね…頑張ったんだね、瑞果ちゃん」
滝瑞果:目元を拭う。
朝倉侑生:「ボクも。負けてらんないや…。……」
滝瑞果:「やるしかないって決まったなら、やるからさ」
滝瑞果:「クラインは、殺すよ」
朝倉侑生:「……そこまで話してた?」
エリス・トリオン:「さっきまで腐ってた奴が何言ってやがる」
エリス・トリオン:「どっから聞いてたか知らねえが」
エリス・トリオン:と、朝倉くんとミナちゃんに、嘆願書をアルマテーラさんに送ることを説明しよう。
霧灯夢二:「というわけで現在絶賛執筆中だ。」紙から顔も上げずに言葉を挟む。手は素早く動いている。
エリス・トリオン:「――つーわけだ。これは、テメーら向けの、殺らずに済ませる為の策だ。慣れねえ決意固めてんじゃねーよ」
滝瑞果:「……慣れてないわけないだろ。あたしは最初からそう言ってるよ」
滝瑞果:「マジにやるなら、なんでもやるだろ」
滝瑞果:「『マジに守る』ってのはそういう意味だよ。会長の時とは違う。……本当にギリギリになったら、殺すから」
エリス・トリオン:「ああ、そういう意味か」
滝瑞果:「だから、なんていうか……お願いしたいんだけどさ」頭を下げる。
滝瑞果:「…………。そうさせないでくれよ」
エリス・トリオン:「ナメてんじゃねえぞ」
朝倉侑生:「ミナちゃん。だいじょーぶって、言ってほしーな」首をかしげる。
夏川ミナ:「大丈夫ですよ」 さらりと言う。
夏川ミナ:「ここはアカデミアですから。そんな深刻な事態には、なりません」
夏川ミナ:「きっとなんとかなります」
エリス・トリオン:「…………これだ」 こめかみを抑える。
朝倉侑生:「ねー、ミナちゃんが言ってくれると説得力が違うでしょ~?
エリス・トリオン:「好きにしろ、馬鹿共」
ロコロコ:今のミナちゃんの言葉を聞いて背景の方で微笑んでます
GM@CHAOS:では、先ほどのエリスくんからの提案についていくつかお話させていただきます。
GM@CHAOS:まず、抗議文を作ってティエラ王国に届けるという手段自体は有効です。
GM@CHAOS:もし成功したのであれば、想定していたクライマックス戦闘に勝利条件を追加することとします。
GM@CHAOS:文面を作ることや道具を用意することなどもキミたちならば容易でしょう。判定も要らない。
GM@CHAOS:ただし今のアカデミアでそうした内容の手紙をティエラ王国まで届けることはかなり難しいです。通常の手段ではほぼ不可能と思ってもらっていい。
GM@CHAOS:やろうと思うと非常に高度な偽装工作や緻密な根回しなどが必要になってきます。判定でいえば〈情報:UGN〉で難易度50といったところでしょう。
GM@CHAOS:それから、もう一つ。現状ではクラインの乗る母艦に侵入する方法がありませんので、時間稼ぎの戦いをするにしてもそのための方法を考える必要はあります。
GM@CHAOS:この場所にい続けたのでは望む結末が来る前に確実にキミたちは圧殺されます。時間稼ぎでも、クラインに近付く必要はある。
GM@CHAOS:キミたちの望む形でクライマックスに行くにはこの二つが必要になってきます。
エリス・トリオン:空を飛ぶ・・・
エリス・トリオン:5/3工作員分の判定を突破する・・・
GM@CHAOS:キミたちが今後の方針について話しているところに平賀と歩も戻ってくる。
エリス・トリオン:「確かに足止めするにしろなんにしろ、母艦に行けた方が良いが、んなモン・・・」
柳武歩:「おーす。悪い、遅くなった。で、どうなった?」
GM@CHAOS:あとは必要なのはティエラ王国への手紙を届ける手段、そして母艦に向かう手段だ。
ロコロコ:「SSランクの僕でも、空は飛べないからなあ。困った。」
夏川ミナ:「ずいぶんと遅かったですね」
エリス・トリオン:とか何とか話してるぞ。二人を見て「遅っせえんだよ。充電は済ませたのか、電池男」
朝倉侑生:唇をとがらせて歩ちゃんの様子を見る。
霧灯夢二:「原稿は上がったが…あとはこれをどう届けるかだな…。」
平賀迅:「……ああ。大丈夫。全力、とは言えないが、ベストは尽くせるとも」 手はもう頬を触れてはいない
平賀迅:「それで、何だ。にわかに活気づいてるようだが」
エリス・トリオン:霧灯くんを示して、かくかくしかじかと説明します。
エリス・トリオン:「どっちにしろ、戦闘は必要だ。クラインの意識をこっちに向ける意味もある」
エリス・トリオン:「あいつがあの母艦の中で、情報操作にだけ集中されたらこっちも困る」
平賀迅:「なるほどな。つまり完全に壊して、壊して、壊し尽くさずとも……」
夏川ミナ:「権限では絶対に勝てませんね。なにせ中枢議員ですから」
平賀迅:「搦め手で引いて落とす目算は立ちそうって事か」 太一くんの方を面白いものを見る目で見る
芙蓉堂太一:口をむにむにさせながら目を逸らす。
柳武歩:「へー……王女様とねえ……」
平賀迅:「いいじゃないか。正面から乗り込んで砕けながら勝ちを掴むより、よっぽど目もある」
エリス・トリオン:「無理してるのはあっちだ。だからって無策で突っ込むよりよっぽどいい」
エリス・トリオン:「つか、テメェはいちいち過激なんだよ」
平賀迅:「情報封鎖と、漢字で書けばただの四字だが、四方も八方も突っ張っている事に間違いはないだろうからな」
平賀迅:「生憎、私はそんな凄まじ……いや、素晴らしい繋がりは持っていない事だしね。やると決めたら徹底的に、ということだけさ」
夏川ミナ:「……」 全員で正面から乗り込んで電撃戦をしかけよう、と提案しかけていたので黙り込む。
芙蓉堂太一:「あるコネは全部使っておかないとってだけだよ」
柳武歩:ひゅー、と口笛を吹く。
柳武歩:「なんかお前、ちょっとカッコいいんじゃねえの」
芙蓉堂太一:「はは、やっぱりねー。僕前線よりこういう方が向いてるよねー」銃にちらりと目をやりながら。
夏川ミナ:「芙蓉堂太一は元々格好良い人ですよ。情報屋としてはかなり性格が悪いところもありますが」 フォローになっていないフォローをする。
芙蓉堂太一:「ほめてる? それ。まあいいや。とにかく連絡手段だね」
平賀迅:「フフ。情報屋なんてちょっと性格が悪い方が信用がおけるものだよ。良い縁ができたものだ」
平賀迅:「連絡手段か。物はあり、宛先もある。しかし手段は上から押さえつけられたままだ。時間もかけてはいられない……」
平賀迅:スマホの地図アプリを操作し 「……ティエラはさすがに遠いな。せめて半分なら……」
滝瑞果:《インスピレーション》を使用します。
GM@CHAOS:了解です!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2した (侵蝕率:98->100)
滝瑞果:突っ伏していた頭を持ち上げて、芙蓉堂を見る。
滝瑞果:「鳥ならどうだ?」
芙蓉堂太一:「え?」
滝瑞果:「だから鳥だよ。芙蓉堂、お前だっていつも使ってるだろ」
滝瑞果:「たとえ回線が全部封鎖されて、ドローンや船で手紙を持ち出すこともできなくたって」
滝瑞果:「アカデミアから飛んでいく海鳥全部を叩き落とすなんてコストまで払うかな」
夏川ミナ:ぽんと手をたたく。 「なるほど」
芙蓉堂太一:「……伝書鳩、みたいなことをするってこと?」
滝瑞果:「太一の鳥じゃない――本物の鳥に括り付けて、『伝書』をさせる」
滝瑞果:「ミナちゃんには本土に師匠がいたよな。電信扱いの文書をティエラ王国に送ってくれたりできるのか?」
夏川ミナ:「問題なく。ティエラはUGNとの繋がりも深いですから」
滝瑞果:「今から鳥を訓練する必要もない。だから相手の考慮にもないんじゃないかな……そうだろ」ロコを見る。
滝瑞果:「ロコロコの能力なら、地球上のどこだろうと『迷わず』行ける」
柳武歩:「そんなことできんの!?」
ロコロコ:「おー。たしかに。その鳥が飛んでいけるとこなら、僕の力で飛ばせるかも。」
柳武歩:「うおお……SSランクおっかねえ」
エリス・トリオン:「人獣、区別なしかよ」
エリス・トリオン:「成程。一息に送れなけりゃ、間に仲介を置きゃあいい」
霧灯夢二:「流石はSSランクだな…。」
エリス・トリオン:「その師匠ってのは信頼できるんだろうな?」
平賀迅:「……何だ、それは。そんな事すらできるのか」
ロコロコ:「そりゃ、ねえ。エリス先輩だって、動物を守ったりできるでしょ。それと同じだよ。」
エリス・トリオン:と、ミナちゃんに
滝瑞果:「……ロコの能力ならよく知ってる」
滝瑞果:目を閉じる。「友達だからな」
エリス・トリオン:「用途の問題と、アタマの中に作用する奴と一緒にすんじゃねえよ……」
夏川ミナ:「私のおかあさんのような人です。滝さんと同じくらい信頼できる方ですから、大丈夫です」
ロコロコ:ふふん。と、少し上機嫌な顔をするよ。
エリス・トリオン:「全く信用ならねえ相手ってことじゃあねえか」
エリス・トリオン:と突っ込みつつも、納得したように引き下がる
朝倉侑生:「ミナちゃんにも、おかーさんみたいな人いるんだねえ」一歩下がったところでのほほんと話を聞いてる。
GM@CHAOS:方法としては滝さんの提案するものを問題なく使うことが可能そうだ!
滝瑞果:(……ようやく……この事件ではじめて、頭が回る気がする)
滝瑞果:そうだ。ずっとそうしたかった。戦うのではなく、戦いを避けることをこそ考えたかった。
エリス・トリオン:「そいつが本土にいるとして、SSランクで鳥飛ばして、そっからティエラ……」
エリス・トリオン:「一日二日で届くモンじゃねえか」
エリス・トリオン:どっちにしろ時間稼ぎは必須だ
芙蓉堂太一:どうか、無事届いてくれ、と願う。一言だけ書き添えた。「信じて」
芙蓉堂太一:と。
霧灯夢二:芙蓉堂君に渡した手紙の書面を確認する。
霧灯夢二:「……よし。証拠写真も揃った。文章も校正した。問題は無いな。」
柳武歩:応急手当キットを使用します
ロコロコ:「あとは、どう空に行くかかあ。」
GM@CHAOS:では、そこで、キミたちの会話を聞いていたフィーネがおずおずと声をあげる。
夏川ミナ:「どうかしましたか。フィーネちゃん」 しゃがみこんで視線を合わせる。
フィーネ:「ねえ、あの、あのヒコーキの上に行ければいいんだよね?」
夏川ミナ:「はい。そうなりますね」
フィーネ:「あのね、それなら、それならね!あたしできるかも!」
柳武歩:「うお……ホントかよ、フィーネ」
フィーネ:「あれ!」窓の外を指差す。
GM@CHAOS:フィーネが指さしているのは遠くにそびえたつアカデミアタワーだ。
フィーネ:「えっと、人!勉強が得意な人!」
羽石夏澄:首をすくめる。
霧灯夢二:「……?」
平賀迅:「成績は優良だが、勉強が得意……というとな」 首を傾げる
柳武歩:「パス」
フィーネ:「いないの……」
夏川ミナ:「……」 エリス君を見て、再度視線を戻す。 「……」
フィーネ:「ど、どうしよう」
エリス・トリオン:「おいてめえ今なんで俺見た? あァ?」
霧灯夢二:「どうすればいいんだ?」フィーネに問う
芙蓉堂太一:「僕、優等生は自称だしなあ」
朝倉侑生:「高校生しっかりしてよ~」
ロコロコ:「まあまあ得意だよー」
ロコロコ:「でも今いる中で一番は滝先輩じゃない?」
夏川ミナ:「そうですね。特に、眼鏡をかけて仕事をしている滝さんは大変知的に見えます」
滝瑞果:「そうかな~」
滝瑞果:机に顎を乗せたまま答える。「計算くらいしかできないけど」
フィーネ:「ケーサン!それ!そう!それそれ!」
フィーネ:「できるの!すごいすごい!」
滝瑞果:「どうすればいいの?」
フィーネ:「あのね、あの棒って、もし横向きになったらヒコーキに届く?」
滝瑞果:ボールペンを取り出して
滝瑞果:机の上に立てます。ボールペンとアカデミアタワーを一直線に並べてみる。
夏川ミナ:「棒……」 そびえたつアカデミアタワーを見ている。
柳武歩:「あの棒ってどの棒。いや、おいおい」
GM@CHAOS:滝さんが当たりを付けるのであれば、もし万が一アカデミアタワーが倒れればギリギリ空中の巨大母艦に届くであろうことが分かるだろう。
滝瑞果:「届く」
フィーネ:「とどく!」
滝瑞果:「ギリギリだけどね。アカデミアタワーが傾いて……あの艦がずっとあの位置のまま、回避行動をとらなかったら」
滝瑞果:「ちょうど斜めに傾いだハシゴみたいに使えなくもない」
フィーネ:「わかった!じゃあ、あたしやってみる」
朝倉侑生:「倒せるの?あれ。倒していーの?」
朝倉侑生:「やってみちゃえるの?」
羽石夏澄:「あ、あわわ。」
夏川ミナ:「ジャックと豆の木ですね。先日第四図書館で読みました」
ロコロコ:「いいんじゃない?確か一回、解体しようって動きもあったみたいだし」
フィーネ:「でも、これ、あたしの全部をばーってしないといけないから」
芙蓉堂太一:「いろいろ象徴的にさあ……まあ、非常時だしなあ」
エリス・トリオン:「…………」
フィーネ:「もしかしたら、今のあたしは消えてなくなっちゃうかも!」
芙蓉堂太一:「……そんな」
柳武歩:「はあ!?ちょっと待て、何言ってんだフィーネ!」
羽石夏澄:目を瞬かせる。
霧灯夢二:「それは…ダメだ。」
霧灯夢二:「俺達がフィーネを助けた意味がなくなるだろ。」
フィーネ:「あのね、あたしね」
夏川ミナ:「……」
フィーネ:「壊すとか、壊されるとかじゃなくてね、みんなのために何かをしに行くの」
羽石夏澄:「………」フィーネを見る。胸のあたりをきゅっと握る。
平賀迅:「……しかし、」
平賀迅:「……しかし、結果としては壊れるんだろう? ならそれは、望ましい事じゃない。それをダメだという者がいる」
夏川ミナ:「そうです。一緒に観覧車を見に行くと約束したはずです」
平賀迅:「なら、代わる手を検討してもいいはずだ。……フィーネ。君は何をするつもりだ?」
芙蓉堂太一:「知りたいこと、たくさんあったんだろ」
滝瑞果:「さっきも思ったけど。フィーネちゃんさ。死にたいの?」
滝瑞果:目を閉じる。「自分から死ぬってことは、殺した罪を他の奴らに背負わせるってことだよ……それがわかってるなら、いい」
フィーネ:「ううん。あたしは死なないよ。あのね、あたしね、橋になるの」
フィーネ:「橋!知ってる?あのね、橋があると、あっちからこっちに行けるんだよ!」
夏川ミナ:「橋は、あっちからこっちに渡るものですからね」
フィーネ:「何をするかって言うとね、あたし、あなたと……」平賀くんを指差す。
フィーネ:「あ」
フィーネ:「……あ、えっと。あなたにはごめんなさい」平賀くんに頭を下げる。
平賀迅:「うん? ……ああ、フフ。それか」
フィーネ:「あたし、あなたの真似をしてた時にはまだ『自分』はなかったけど、それでもあなたに迷惑をかけちゃったのは本当だから。……ごめんなさい」
平賀迅:「そうか。では一応、受け取っておこう。君の言っている事は事実だからな」 フィーネちゃんの元に膝をつき、視線の高さを合わせる
フィーネ:「あ、それでね、一個ね!お願いがあるんだけど」
平賀迅:「とはいえ、そこに悪意と害意がないのなら、私の憤怒も君に向きはしないとも」 軽く頭を撫で
平賀迅:「ああ。話の続きを」
フィーネ:「あたし、あの棒を壊せる。力いっぱいすればね、壊せるの」
フィーネ:「それがね、あたしの力なんだけど、ほかにもね、」
夏川ミナ:「フィーネちゃんが壊すのですか」 静かに驚く。壊すのは自分たちがやると思っていた。
フィーネ:「うん。そういう力でできてるの!」
GM@LAW:フィーネは仮面のレネゲイドビーイングであるため、具体的には、
GM@LAW:Eロイスによる破壊の力を有しています。PCの火力では到達不可能な出力。
エリス・トリオン:「……だろうな」
羽石夏澄:「……」目を細める。
エリス・トリオン:「元があの事件で使われた爆弾なら、そういうガキなのは予想がつく」
フィーネ:「あ!それでね、ほかにもね、」
フィーネ:「今なら、まだちょっとだけ残ってるから、あなたみたいな力が使えるの。えっとね、それでね」
フィーネ:「……カミナリになるコツ、教えてくれる?」
平賀迅:「コツ。……コツか。ふむ」
夏川ミナ:「ははあ、なるほど。 ……“偽平賀迅”」 ぽんと手を打つ。
平賀迅:「教える……いや、しかし口伝はかなり厳しいな。……実際にやるか?」
平賀迅:「そうだな。仮面としての性質を推測すれば、実際にやるのが一番楽だろう。分かった。それそのものは構わない。……で、その先どうする?」
フィーネ:「やる!やるって?」
平賀迅:「なるんだよ。ほら、手……いや、身長的に姿勢が乱れるか……よし」
平賀迅:「少し大人しくしていてくれ。よ、っと」 フィーネの身体を抱え上げます
フィーネ:「わっわっ」
平賀迅:「大人しくだ。ほら、肩にでも掴まっててくれ。……うん、普通の人間だな」
夏川ミナ:「ちょっと待って下さい」 フィーネちゃんの小さな手を掴む。
夏川ミナ:「本当に死にませんね? またあとで会えますね? フィーネちゃん」
柳武歩:「そうだよ。これっきりなんて勘弁だぜ!?」
フィーネ:「うん!あたしね、まだまだいっぱい色んなもの見たいし、知りたいし、食べたいし、描きたい!」
フィーネ:「それからそれから、えっとね」
羽石夏澄:「……フィーネちゃん」
芙蓉堂太一:「それなら、あちこち案内してあげないとねえ」
フィーネ:「いっぱい遊んで、あとね、んーとね……なんだっけ」
フィーネ:「いろいろ!いろいろする!」
羽石夏澄:「…編み物とか、帰ってきたら、一緒にしましょう」
フィーネ:「あみもの!あみもの、何かわかんないけどやってみたい!」
エリス・トリオン:「自信はあるんだろうな」
エリス・トリオン:「傾けたタワーを、あのクソ野郎の戦艦にぶつける自信は」
フィーネ:「自信あるよ!あたしね、ポラリスなんだって!」
夏川ミナ:「ポラリス」
朝倉侑生:「って何?」
柳武歩:「リスか?」
平賀迅:「……北極星。決して動かぬ、道標の星だ」
フィーネ:「そう!あのね、目的までの、道しらべになるんだって!そういうすごいやつなの!」
朝倉侑生:「それ、誰から聞いたの?」
フィーネ:「あれ?誰から聞いたんだろう?」
朝倉侑生:「えい!」太一くんを殴る。
芙蓉堂太一:「
芙蓉堂太一:「うげ!?」
芙蓉堂太一:「何!? なんで最近みんな僕を殴るの!?」
芙蓉堂太一:「……フィーネ」
夏川ミナ:「流行りなのでしょうか」 上履きを脱いでから芙蓉堂くんをぺしぺしと蹴りつける。
芙蓉堂太一:「いたいいたいいたい」
フィーネ:「あ!いじめ!」
柳武歩:「なんでこいつやられてんの……そういう役割なのか」
霧灯夢二:「フィーネ」すっと小指を出す。
フィーネ:「あたし知ってるよ!いじめはいけないことなんだよ!」
芙蓉堂太一:蹴られながら、フィーネに向かって顔を引っ張っておどけた顔をしてみせる。
芙蓉堂太一:「あはは。いじめじゃないよ。……フィーネ。笑って」
芙蓉堂太一:「笑って、行っておいでよ」
フィーネ:「笑う!うん!」自分の顔も引っ張る。
芙蓉堂太一:「そんで、笑って帰ってきてくれるとうれしい」
芙蓉堂太一:「僕からはそれだけなんだけど夏川さんいたいいたい」蹴られている。
フィーネ:手を放す。「うん!あ、止めないと!どうしようどうしよう」
朝倉侑生:「こっちはいーの~」ひらひらと手を振る。「それより、フィーネちゃん、うしろうしろ」
フィーネ:「うしろ?」
朝倉侑生:「夢二くんがお話するって♪」夢二くんを手で指し示す。
フィーネ:「ユメジ!」
平賀迅:じゃあかがみこんでフィーネちゃんと夢二の目の高さが合うようにする
霧灯夢二:「ほら、指切りだ。」
フィーネ:「クビキリ?」
霧灯夢二:「違う違う、ゆびきり。約束する時に…」自分の小指をフィーネの小指に絡める
フィーネ:「何これ!面白い!」絡めた指をぶんぶん引っ張る。
霧灯夢二:「こうして」そして手を上下させる。
フィーネ:「わわっ」力で押し負ける。
霧灯夢二:「ふふっ、そう簡単に負けないさ。」
霧灯夢二:「……こうして、誓いを立てるんだ。」
霧灯夢二:「絶対に約束を破らないって。」
霧灯夢二:「……フィーネ、約束してくれ。戻ってくるって。また会うって。」
霧灯夢二:「死なない、って。」
フィーネ:「うん。わかった!約束!」
霧灯夢二:「うん、約束だ。」
霧灯夢二:「俺は、フィーネが自分を犠牲にしようというのなら何としても止める。」
霧灯夢二:「けど、死なないと約束してくれるなら…」
霧灯夢二:「フィーネを信じて、先に進むよ。」
フィーネ:「うん!いっぱいお話ししてくれてありがとうね!」
柳武歩:「指切りしたんだから、絶対だぞフィーネ。このガッコには歌もダンスも、俺よりうまい奴なんかいっぱい居んだから」
柳武歩:「色んな奴に会わせてやるからさ……」フィーネの頭をわしわしと撫でる。
フィーネ:「わわわっ」頭を押さえる。
霧灯夢二:ふっと微笑んで、「指切った。」名残惜しげに指を切る。
エリス・トリオン:「せいぜい役に立てよ、クソガキ。生憎、俺ァてめーには迷惑掛けられた覚えしかねえ」
フィーネ:「そうだよね……あたし、いっぱい迷惑かけてるよね」しょんぼりする。
エリス・トリオン:少し離れた位置で、ついてけねえとばかりに机に座ってる。
エリス・トリオン:「あァ全くだ。散々誰も彼もを振り回しやがって」
エリス・トリオン:「…………。」 はあ、と溜息を一つ。
エリス・トリオン:「……目を閉じるなよ」
フィーネ:「……?……うん」
エリス・トリオン:「最後の最後まで目を閉じるな。その後のことを思い描け」
フィーネ:「後のこと?」
エリス・トリオン:「俺の場合は、“それ”を喰らって吠え面掻く相手を、絶対に笑い飛ばしてやるって思いながらやる」
フィーネ:「???」手で上下のまぶたを押し上げている。
エリス・トリオン:「そうすりゃ、勢い余って“散る”ことがねえ」
エリス・トリオン:「自爆するときの、心得だ」
朝倉侑生:「諦めないでがんばってね、だって~」遠くから声をかける。
フィーネ:「分かった!がんばる!ありがとー!」
エリス・トリオン:「省略すんじゃねえよ!」 侑生くんに。
朝倉侑生:「てへりん★」ピースしてウインク★
フィーネ:「てへりん!」真似してピースしてウインクしようとしてやめる。
フィーネ:「あぶない……」また手でまぶたを上げる。
夏川ミナ:「がんばってね」 フィーネちゃんの頭を撫でる。
フィーネ:「うん!がんばる!」
夏川ミナ:「うん」
柳武歩:「頼むぞ、平賀」
平賀迅:「ああ。では行くか」 立ち上がり、タワーの方角の窓へ向かい始める
フィーネ:「それじゃあ、あたし行ってくるね!」手を振る。
羽石夏澄:微笑んで、小さく手を振る。
霧灯夢二:「頼んだ。」
平賀迅:「……私たちは強欲でね」
平賀迅:「昨日と同じ今日。今日と同じ明日。世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見える」
平賀迅:「だが現実は違う。世界は変わる。昨日と同じ今日はなく、今日と同じ明日もまたない。そしてどうせ変わるのなら、良い方が決まっている」 小さな声で、語りかけるように
フィーネ:「???」
平賀迅:「アカデミアを元に戻す事が私たちの目的だ。けれど彼らは、その元に戻ったアカデミアが、良くなっている事を……元はいない君がいる事を望んでる」
平賀迅:「元はいない君。今の君だ。昨日なかった『自分』を得た今日の、そしてきっと、今日より良くなる明日の君をだ」
平賀迅:「……だからちゃんと、全て使い果たさないように、って事。分かってくれたか?」
フィーネ:「……うん、あのね、あんまり分かんなかったからね」
フィーネ:「あとで勉強して、分かるようになる」
フィーネ:「あとで!」
平賀迅:「その意気ならよし」 微笑し、頷いて
平賀迅:「では、やる」 手を揺すると、袖の中から細い乾電池が滑り出て、手の中に収まり
平賀迅:それを握り潰すと同時、辺りに青い電流の火花が散り、網球状の魔法陣を描く。
フィーネ:「わ……!」
平賀迅:数瞬の後、にわかな閃光と雷音と共に、平賀とフィーネは稲妻と化し、窓の外へ飛び立つ。『落ちる』点は少し離れた建物の屋上だ
フィーネ:「わーーーーーーー!」
平賀迅:「……つまり、こういう事だ。私も知識を感覚で使ってるので、成文化できんゆえ、実演した。分かったか?」
フィーネ:「すっごい!すごいすごい!あなた、とっても上手!」
平賀迅:「フ、まあな。初めてやったような事でもないからね」
平賀迅:「……さて、この後は任せて大丈夫か?」
フィーネ:「うん。だいじょうぶ!あ、あなたも離れててね!」
平賀迅:「おっと」 フィーネちゃんを降ろして、そのまま元の教室に戻ります。素の跳躍で
フィーネ:「ありがとねー!」空中で一度、ぴょんと跳ねる。中空に小さな小さな弧を描く。
GM@LAW:直後、雷電と化した少女の体はタワーの下部へ。突き刺さるように飛んでいく。
GM@LAW:少女の両手には、埒外の破壊のエネルギーが、網球状に収束する。
GM@LAW:“正しく”使えば、アカデミアに永劫闘争の未来を指し導いたであろう、“北極星の仮面”の力。
GM@LAW:少女が手をかざす。
GM@LAW:同時に、巨大な爆発が巻き起こる!
GM@LAW:666mもの無駄極まりない威容を誇ったアカデミアタワーの下部が吹き飛ぶ!
GM@LAW:666mにもおよぶ不必要な高さを備えたアカデミアタワーはバランスを失い、一方向に倒れていく!
GM@LAW:666mもあるのにほぼ一人で建設されたとの噂もあるアカデミアタワーがゆっくりと倒れて行く先は、上空に浮かぶ巨大空中母艦だ!
GM@LAW:巨大空中母艦は、ゆっくりと回頭する。だが、既に間に合うものではなく。
GM@LAW:巨大なタワーが、鎚のごとく直撃する!
謎の兵器群:「ビビーッ!?」
GM@LAW:上空に展開していた小型戦闘機の群れが、あまりの出来事に悲鳴をあげる!
機械兵士:「何これは」「スゴイヤバイ」「許せなさ高まる」「かなりな非常識」痛烈なdis!
GM@LAW:直撃したアカデミアタワーは、空中母艦に架かる橋のように横たわる。
GM@LAW:それと同時。小さな少女の影が、雷光を失ってその場にパタリと落ちる。
GM@LAW:高密度のレネゲイドを湛えた欠片のようなものが、砕けて散る。
GM@LAW:欠片と相踊るように、スケッチブックのページがはらはらと舞う。
GM@CHAOS:倒れたフィーネの体は動かない。
GM@CHAOS:と、ここでキミたちのロイスの状況を確認させてもらいましょう。
GM@CHAOS:PCの中でフィーネへのロイスがタイタスにならずに残っている人はいますか?
朝倉侑生:はーい
芙蓉堂太一:はいっ
霧灯夢二:はい!
GM@CHAOS:オーケー!
GM@CHAOS:フィーネの体は依然として動かない。
GM@CHAOS:……だが、知覚能力が鋭いオーヴァードが見れば、彼女がまだかすかに息をしていることが分かるだろう。
GM@CHAOS:しかし、身動きすることすらできない彼女が危険な状態にあるのには変わりない。
夏川ミナ:「ーー生きてはいます。生きては」
GM@CHAOS:そして彼女のおかげで道はできた。あとは横倒しになったタワーを通れば巨大母艦に乗り込むことができる。
霧灯夢二:「……っ」窓枠に手を掛けて身を乗り出し、趨勢を見守る。
平賀迅:「……敵の本丸は叩いた。監視網は緩んでるだろう。鳥を出すなら今しかないだろうし……」
芙蓉堂太一:《蝙蝠の耳》。飛ばした鳥を通じて、微かな呼吸音を聞き取る。
平賀迅:「彼女を助けるつもりなら、それもやっぱり今しかないぞ」
GM@CHAOS:あとはキミたちが倒れたタワーへと向かえばクライマックスフェイズだ!
霧灯夢二:「行こう、今すぐに。」
GM@CHAOS:では、キミたちが横倒しになったタワーへと向かったところでシーンは終了だ!
GM@CHAOS:ロイスの取得や感情変更、最後の購入判定が行えるぞ!
平賀迅:回復もしたい!
GM@CHAOS:アイテムの使用もあれば今のうちにどうぞ!
夏川ミナ:できる!
エリス・トリオン:いける!
柳武歩:じゃあ羽石さんがジンジンに応急あげて
芙蓉堂太一:フィーネへの感情を○感服/心配に変更します。
羽石夏澄:あげる!
夏川ミナ:-迅/平賀迅/○信頼/不安/ロイス
朝倉侑生:フィーネちゃんへの感情を庇護/脅威:○から庇護/憤懣:○に変更します
平賀迅:もらう!使う!
柳武歩:足りなかったらこっちのも渡す。足りたら霧灯君に。
夏川ミナ:取得!コレで7枠です。
平賀迅:18+2d10
DoubleCross : (18+2D10) → 18+12[2,10] → 30

平賀迅:マックス38なんだよな……!現状でも全員の中では最高値だけど
平賀迅:余ったらもらおう
エリス・トリオン:私のもあるよ
エリス・トリオン:平賀くん
霧灯夢二:ブルーゲイル調達します。
朝倉侑生:1+2d10 応急手当キットを使います。
DoubleCross : (1+2D10) → 1+14[4,10] → 15

夏川ミナ:応急手当を調達します。
滝瑞果:最後の照準器を行くぞ……!
滝瑞果:5dx>=15
DoubleCross : (5R10[10]>=15) → 10[2,3,4,9,10]+9[9] → 19 → 成功

霧灯夢二:4dx+5>=20
DoubleCross : (4R10+5[10]>=20) → 9[6,6,7,9]+5 → 14 → 失敗

羽石夏澄:何買おう
滝瑞果:か、買えた……!?
朝倉侑生:15+2d10 応急手当キット、二個目使います。
DoubleCross : (15+2D10) → 15+14[10,4] → 29

夏川ミナ:あっ、滝さんのために照準器!
霧灯夢二:財産5使って購入!
滝瑞果:わーい!買えたよ!
夏川ミナ:いらない!
GM@CHAOS:滝さん、すごい!
夏川ミナ:出番ない!
朝倉侑生:上限24まで回復しました。
夏川ミナ:やっぱり応急手当を買います
エリス・トリオン:何もないなあ
夏川ミナ:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 9[2,3,6,9]+1 → 10 → 成功

霧灯夢二:あ、今のうちに大槌返して!>柳武さん
柳武歩:そうだった!返却します
夏川ミナ:買えたので、誰か瀕死の人いますか?あげます。
芙蓉堂太一:照準器試します。
平賀迅:あそうだ、羽石さんにクリスタルシールドを返却します。返却した覚えがないので……
芙蓉堂太一:8dx+2=>15
DoubleCross : (8R10+2[10]>=15) → 10[2,4,5,5,6,9,9,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

羽石夏澄:返却されます!
芙蓉堂太一:やった! ボルトアクションライフルに装着、あとボルトアクションライフルを装備します。
柳武歩:じゃあ俺の応急は霧灯君に!
霧灯夢二:あとブルゲは範囲攻撃できる人に!
霧灯夢二:ミナちゃんに渡そうかな。
霧灯夢二:あ、応急余ってたらもらいます!
羽石夏澄:ブルーゲイル狙ってみよう。誰かにあげたい。
ロコ:うーんうーん
霧灯夢二:あ、嘘
羽石夏澄:7dx>=20
DoubleCross : (7R10[10]>=20) → 10[4,5,6,7,9,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

羽石夏澄:以上!
霧灯夢二:スピードスターで埋まってるんだよね
夏川ミナ:じゃあ夢くんに応急手当をわたします
夏川ミナ:うまってます!
ロコ:一応応急手当買ってみるか
エリス・トリオン:ブルーゲイル狙っておこう
霧灯夢二:じゃあ歩ちゃんに渡します!
ロコ:5dx+3 能力訓練
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 9[1,3,3,7,9]+3 → 12

ロコ:あ
ロコ:買えた
GM@CHAOS:おお
柳武歩:ブルゲもらう!あざっす!
エリス・トリオン:5dx+7
DoubleCross : (5R10+7[10]) → 10[1,2,2,6,10]+8[8]+7 → 25

ロコ:応急手当ている人ー
芙蓉堂太一:では歩ちゃんに応急手当キットを渡します。
霧灯夢二:応急使います
エリス・トリオン:財産めっちゃ余った
霧灯夢二:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+11[6,5] → 12

柳武歩:芙蓉堂君にもらった応急手当を使うよ
柳武歩:4+2d10
DoubleCross : (4+2D10) → 4+14[6,8] → 18

ロコ:俺も応急手当持ってるよー
ロコ:欲しい人ー
霧灯夢二:じゃあ欲しい!
ロコ:あげる
霧灯夢二:じゃあ使います
霧灯夢二:12+2d10
DoubleCross : (12+2D10) → 12+19[10,9] → 31

霧灯夢二:前回服
霧灯夢二:全回復
GM@CHAOS:これで全員終わったかしらね
柳武歩:ブルゲはもう足りてるよね。
柳武歩:応急買います
GM@CHAOS:おお。どうぞどうぞ
朝倉侑生:まだ購入していないので、誰か欲しいものがあれば挑戦だけします
柳武歩:7dx+2=>8
DoubleCross : (7R10+2[10]>=8) → 10[1,3,4,6,8,9,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

夏川ミナ:強化素材、使ったかなあ
エリス・トリオン:ゆーき君、補正まったくない?
夏川ミナ:なにもないなら強化素材がほしいです!
朝倉侑生:ダイスボーナスと固定値の1だけが頼りさ!
夏川ミナ:かってた・・・
柳武歩:勝った応急手当を平賀君の口に放り込みます
平賀迅:ムシャムシャ
平賀迅:30+2d10
DoubleCross : (30+2D10) → 30+12[5,7] → 42

平賀迅:全快!
GM@CHAOS:素晴らしい
GM@CHAOS:他に何かやることないかー
柳武歩:こちらは以上!
平賀迅:では全回復したのえ俺のターン。UGNボディアーマーを購入します
平賀迅:満を持して!
霧灯夢二:以上!
GM@CHAOS:ようやく!
平賀迅:5dx+6>=12
DoubleCross : (5R10+6[10]>=12) → 7[1,1,1,4,7]+6 → 13 → 成功

平賀迅:フッ……俺の才能が怖い……購入しました
GM@CHAOS:み、見事!
朝倉侑生:特に買うものないかな?
GM@CHAOS:ユウキくんはどうします?
夏川ミナ:Rメンかって
夏川ミナ:ふたりではんぶんこしましょうよ
平賀迅:で、ロイスを変更。友人/柳武歩を、○信頼/隔意 から、○信頼/悔悟に。
朝倉侑生:塩味にしましょうか
平賀迅:気にかける相手(YE)/夏川ミナを、 執着/○不安 から、○希望/不安に変更します。
平賀迅:以上でーす
GM@CHAOS:何もないのであれば宇宙船が購入難易度67ですよ
朝倉侑生:4dx+1>=5 Rメン
DoubleCross : (4R10+1[10]>=5) → 10[1,3,7,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

朝倉侑生:あっ買えた
GM@CHAOS:宇宙船・・・
羽石夏澄:ロイスは…まだこのままで!
エリス・トリオン:Rメンいいなあ
朝倉侑生:特に希望者がなければミナちゃんとはんぶんこします。
柳武歩:食べるー!
朝倉侑生:いいよー
柳武歩:もらい!
柳武歩:18+1d10
DoubleCross : (18+1D10) → 18+7[7] → 25

夏川ミナ:はんぶんこが!
柳武歩:ズルズルーッ
朝倉侑生:あああ
GM@CHAOS:あげたのにw
エリス・トリオン:あああ
GM@CHAOS:他に何かやることがある人はいますかー
エリス・トリオン:応急手当、持ってるけど使う人いる?
ロコ:でーじょうぶだ
エリス・トリオン:じゃあいいや
ロコ:あっうーん欲しいかも
エリス・トリオン:ブルーゲイル欲しい人はいない?
ロコ:毒とか食らうと嫌だし……
エリス・トリオン:ではロコ君に提供しよう
エリス・トリオン:応急手当の方を
ロコ:2d10+5
DoubleCross : (2D10+5) → 14[8,6]+5 → 19

ロコ:つかった
ロコ:回復だぜ
エリス・トリオン:以上!
GM@CHAOS:これでみんな大丈夫そうかな?
滝瑞果:大丈夫でーす
柳武歩:OK
夏川ミナ:だいじょうぶです
霧灯夢二:こちらも大丈夫です
芙蓉堂太一:はーい
朝倉侑生:です!
羽石夏澄:OK?
平賀迅:やってやるぜ、存分に!
GM@CHAOS:オーケー!では、改めてシーンを終了しましょう!

【クライマックスフェイズ】

GM@CHAOS:次のシーン!
GM@CHAOS:次はいよいよクライマックスフェイズ!PCは全員登場です!
朝倉侑生:1d10+119-1
DoubleCross : (1D10+119-1) → 8[8]+119-1 → 126

芙蓉堂太一:1d10+121-1
DoubleCross : (1D10+121-1) → 7[7]+121-1 → 127

エリス・トリオン:1d10+92-1
DoubleCross : (1D10+92-1) → 8[8]+92-1 → 99

霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:125->126)
柳武歩:1d10+97-1
DoubleCross : (1D10+97-1) → 4[4]+97-1 → 100

羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:133->140)
平賀迅:1d10+139-1
DoubleCross : (1D10+139-1) → 1[1]+139-1 → 139

平賀迅:最低1上がるので140
ロコ:1d10-1+109
DoubleCross : (1D10-1+109) → 4[4]-1+109 → 112

夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:115->118)
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+7(1D10-1->8-1)した (侵蝕率:100->107)
GM@CHAOS:では、クライマックスフェイズ!

GM@LAW:【アカデミアタワー~巨大空母】
GM@LAW:フィーネは倒れたアカデミアタワーの根本に倒れ伏している。
GM@LAW:フィーネの周りにバラバラと散るのは、スケッチブックの破れた紙片。
GM@LAW:それと、砕け散った仮面の残滓だ。
GM@LAW:ゲーム的な処理としては、フィーネの所持していたエネミーアイテム「堕落の仮面」は、先の一撃で消滅しました。
GM@LAW:「Eロイス:悪夢の鏡像、変異する悪夢、破壊神顕現」を所有していた。
夏川ミナ:そんなに
GM@CHAOS:Eロイスはこれで全て効果を失います。
エリス・トリオン:阿修羅かなんかかよ
GM@CHAOS:倒れたフィーネと巨大母艦に激突したタワーの方へと向かおうとするキミたち。
GM@CHAOS:するとその時。
GM@CHAOS:《ワーディング》が展開される。
GM@CHAOS:道を阻むようにキミたちの前に姿を現したのは仮面姿の三人の男女だ!
プラネータ:「悪いけど、ここから先は通行止めだよ」銀河系めいた仮面の少年が言う。
ロコ:「できたばっかりの道なのに?」
夏川ミナ:「おひさしぶりです」 ブリリアントライブバトルの時ぶりだ。お辞儀する。
カルペ・ディエム:「あたしたちと遊んでちょうだい?」花めいた仮面の少女が言う。
芙蓉堂太一:「……こっちも久しぶり。できれば会いたくなかったなあ」こちらはアルマ王女の件以来だ。
羽石夏澄:「うわ…」カルペ・ディエムを見てあからさまに嫌そうな顔をする。
マスターブレイド:「希望は潰えるものよ。さて、少しは楽しませてくれるのだろうな?」鬼の面の青年は刀を構える。
柳武歩:「今頃何だ、てめえら。お呼びじゃねえぜ」
朝倉侑生:「ていうかこの人たち、何でここにいるの~?」
平賀迅:「……ディオゲネスクラブが何故クライン学長を擁護する。理に適わん。あれこそお前たちの敵だろう」 剣に手をかけつつ
マスターブレイド:「問答は無用。ただ剣にて語るのみ」
羽石夏澄:「そう!今は急いでるん!です!あんな学長さんに手を貸すなんて見損ないましたっ」手をぐるぐる回す。
カルペ・ディエム:「うふふ。これをつければ、分かるかもしれないわよ?」数枚の仮面を手遊ぶ。
エリス・トリオン:「…………」無言で火炎を撒き散らしながら真っ直ぐ進んでいく。
プラネータ:「違うなぁ。何にも分かってない。まあ、いいや。さっさと始めよう」
羽石夏澄:「いーーだ!仮面とかいりませんってば!そんなのなくったって!」
羽石夏澄:「……戦いますもの!」
羽石夏澄:ファイティングポーズ!
GM@CHAOS:三人はそう言うとエネミーアイテム節制の仮面の効果で「Eロイス:悪意の伝染、闇の呼び声、虚実崩壊」を使用!
GM@CHAOS:キミたちはここから先に進むことができなくなり、彼らと強制的にエンゲージし、戦うことを強いられる!
プラネータ:「ねえ、教えてよ。キミたちは僕のトモダチなのかな?」
プラネータ:「サモン、ジュピター!」『オーケイ!ジュピター!』謎の電子音声!
霧灯夢二:「このままだとまずいぞ。時間を取られたら、俺達も、フィーネも。」
GM@CHAOS:プラネータが腕を掲げるとリング状の刃を持った木星型従者たちが大量に出現する!
エリス・トリオン:「……雁首揃えて」 漸く足を止める。
木星型従者:「「「ガニメデ!ガニメデ!」」」
芙蓉堂太一:「うええ、こんなところで」嫌な顔をする。
エリス・トリオン:「纏めて晒し首にされてーらしいな」 
木星型従者:「エウロパ!」「フォボス!」「ダイモス!」
平賀迅:「……フン。まあいい。だったら一つ肩慣らしだ。電力に幾許かの余剰あり……一分。一分で行こう」
滝瑞果:「長い付き合いだ。……努力は、するけどさ」
滝瑞果:「遊びにならないかもしれない」戦闘態勢。
カルペ・ディエム:「フフ……恋の花を摘みなさい。明日の月日など、ないものよ」
GM@LAW:カルペ・ディエムは数枚の仮面を宙に放る!
霧灯夢二:「明日は今から掴み取る」スケッチブックを構える
GM@LAW:仮面は空中で変形すると人型に変わり、機械人形めいて自立する!
GM@LAW:自律稼働型の仮面が大量に展開する!
カルペ・ディエム:「ああ……とろけてきちゃう」
柳武歩:「うるっせえ!勝手に溶けてろ!ブッ飛ばされんぞコラァ!」歯を剥き出しにして怒鳴る。
芙蓉堂太一:「悪いけど、摘むならちゃんと咲いてからにしてほしいよね」
マスターブレイド:「さて、殺し合いだ。心行くまでな」
GM@CHAOS:マスターブレイドの姿が一瞬掻き消えたかと思うと、次の瞬間には彼と同じ姿をした分身が大量に出現する!
GM@CHAOS:高速分身を利用した分身体だ!
GM@CHAOS:異なる動きを見せる無数の分身体はそれぞれがキミたちに刀を突き付ける!
朝倉侑生:「最近は増えるのがトレンドなの?」
マスターブレイド:「「「「ぞぞ存分に死合うとしよううう」」」」
夏川ミナ:「おもしろくなっている」
GM@CHAOS:大勢の敵が一斉にキミたちに襲いかかろうとする!
エリス・トリオン:「めん」  「ど」  「っせえんだよ、クソども!」
エリス・トリオン:マグネシウム瓶を複数掴み、自爆の構え!
羽石夏澄:「あ、すごいサービス」手を広げる。
GM@CHAOS:その時。
GM@CHAOS:空中に浮かんだ文字の群れが敵を拘束し、影の手によって支えられた無数の光の矢が降り注ぐ。
GM@CHAOS:その下を、円盤状の武器を回転させた小柄な少女が駆ける。
プラネータ:「何者だ……!?」
ロコ:「おお?」
朝倉侑生:「もーめんどっくさい、こーやってまた……」顔をしかめながら緩慢に手を構えようとして、手が止まる。
夏川ミナ:「む」
芙蓉堂太一:「ありゃ」
一文字命:散った刃は一つの場所に収束する
羽石夏澄:「ん、んん?」
夏川ミナ:“同じ委員会”として、非常に見覚えのある姿だ。
プラネータ:「これは……!?」
エリス・トリオン:「……な」 影の手に気付き、爆ぜかけた炎がしゅんと霧に戻る。
平賀迅:「……これは、命か!」 剣を抜き払いつつ
柳武歩:「一文字!?はははっ!」以前共闘した少女の姿を見て顔をほころばせる。
一文字命:「よーっと、よいっしょ、ふーい」
GM@CHAOS:切り裂かれた木星型従者が消滅する!
プラネータ:「またか!またお前か!」
一文字命:「いや、だってさー、こういうのは、ちゃんと前に出なきゃさ、ね」
一文字命:「みんな、前に出てるんだから」
【高等部一年 風紀委員 “カミカゼアイドル” 一文字命】
プラネータ:「また僕の邪魔をするのか!一文字命!どうしていつもいつもいつもッ!!」命に切り裂かれた従者を作り直しながら激昂する!
フォース=ライブラリ:「……ふむ。横槍を入れるのは無粋かも知れないというフォーの懸念は。」 その横に、影の手に支えられながら着地する。
芙蓉堂太一:「フォーちゃん」目を瞬かせる。
フォース=ライブラリ:「いらぬ心配だったようですね。あちらも横槍を入れるところだったようですので。」
羽石夏澄:「あっ、フォーちゃんさん」
フォース=ライブラリ:「……お久しぶり、なのです。」 皆さんに軽く会釈
【レネゲイドビーイング “アカデミア第四図書館” フォース=ライブラリ】
エリス・トリオン:「どっかで見た顔が、ゾロゾロと……」
エリス・トリオン:フォース、命、どちらも知らない相手ではない。
平賀迅:「いや、確かにその通りだが……ミナや朝倉侑生以外の風紀が動いてくれるとは、な!」 踏み込みながら従者の一体を演出で斬り伏せる
霧灯夢二:「フォース。それに……」
エリス・トリオン:「てめーらいつから仲良しになった?」
一文字命:「あー、んー、そこはほら、邪魔される方が悪いってことでっ!」刃が再び散り、敵の周囲に輝く
カルペ・ディエム:「あら。あらあらあら?」
フォース=ライブラリ:「おお、あの方が噂の朝倉さん。」 命さんに話しかけながら、
柳武歩:「気にすんな!アカデミアじゃよくあることだろ?」従者の一人を投げ飛ばしながらエリス君に。
フォース=ライブラリ:降り注ぐ光の矢を避けようとする敵へ、本から出た文字の群れを殺到させ拘束していく。
羽石夏澄:「……ふふー」にっこり笑って
エリス・トリオン:「そこまでアカデミアに迎合してねえよ。……ま」
カルペ・ディエム:「あたしがあんなに熱心に勧めてあげたのに……まだ恋の一つも知らないみたいね。それなら、あなたになんか興味ないわ!」
カルペ・ディエム:フォースの放った文字の群れを避けながら言う。
一文字命:「あ、いや、まあ、噂っていうか、別に、その、まあ、ほら、今はいいじゃん、ね」
フォース=ライブラリ:「フォーはあなたに興味があるので。」
エリス・トリオン:乱れた陣形をすり抜けていく。
平賀迅:「フフ! 以前に少しね。これで命と私は結構相性が良いんだ。ちょっとこの場で暴れたい気分だが……」
フォース=ライブラリ:「さて、フォーたちとしては、この場は任せていただきたいのですが。」
羽石夏澄:「時間があれば、じっくり戦いたいんですけどー」 「今は、手伝ってもらえて嬉しいです!」微笑みながら、領域を巨きく広げ、従者を取り込む!
エリス・トリオン:「今更出てきてしたり顔する下請け仮面共にゃ、丁度いいか」
一文字命:「うん、そういうやつ!ここはあたしに任せて先に行け!ってやつ!」
芙蓉堂太一:「こっちもお任せして、ボスを叩きに行きたいよねえ」肩を竦める。
柳武歩:「今度なんか奢るぞ一文字!そっちのちっちゃい子も!」混乱する敵勢の脇を駆け抜けていく。
エリス・トリオン:「……図書館は見に回ってるかと思ってたぜ」 とフォーちゃんに。
エリス・トリオン:「内紛にも手ェ貸していいのかよ?」
フォース=ライブラリ:「……フォーたちとしては、その方が良いかとも思っておりましたが。」 攻撃の手を休め、エリスさんの横へ
フォース=ライブラリ:「しかし、フォーは知っているのです……知ったのは最近ですが。」
一文字命:「……まあそのさ、正直、風紀委員とかさ、そういうのとか、あたしどう動いたらいいかわかんなくって、ただずっと流されてたけど」
フォース=ライブラリ:「故郷がなくなるというのは、とても悲しいことということを。」
フォース=ライブラリ:「なので、そうなる前に動いてみることにしました。」
一文字命:「こうやってみんな動いてるんなら……まあ、うん、あたしも少し頑張らなきゃなって……それに」
フォース=ライブラリ:にこり、とエリスさんに笑う
一文字命:「……まあ、その、うん、侑生も、戦ってるんだしさ」
一文字命:「あたしも、がんばんないと、その……だめ、じゃん?ほら、その、あれとして、その……」
エリス・トリオン:「ハ。まあ好きにしろよ。もっとも、出る幕なんざ――もう大して残っちゃねえ、が、な!」
朝倉侑生:ミコせんぱいを後ろから襲おうとしていた木星型従者が無数の光の矢を受けて吹っ飛ぶ。
エリス・トリオン:フォーちゃんの背後にいた従者を内側から爆破して、先へと進む。
フォース=ライブラリ:「そうですね。フォーの出番はもう終わったと思うので、休憩させていただきます。」
木星型従者:「ガニメデーッ!?」爆発四散!
フォース=ライブラリ:「皆さんはもうひと踏ん張りしてみてはいかがでしょうか。」
フォース=ライブラリ:どこからかサンドイッチを取り出し、頬張り始めている。
フォース=ライブラリ:ディオゲネスクラブへ攻撃する素振りはもうない。
一文字命:「あっ、ご、ごめん、ありがと、侑生……」
羽石夏澄:「…あ。いちごサンド食べたいな…」フォーちゃんを見て呟く。その間も足は前へ。
朝倉侑生:「……ば、ばかだよ、ほんと」
芙蓉堂太一:「……ふーん?」二人の様子を見てちょっと笑う。
霧灯夢二:「気楽なもんだな、フォース!」ペンを走らせる。
一文字命:「うー……」
フォース=ライブラリ:「おっと、霧灯さん。誤解していただいては困るのです。」
フォース=ライブラリ:サンドイッチを頬張るのをやめ、霧灯さんに。
フォース=ライブラリ:「フォーは休憩させていただきますが、皆さんが彼らを相手にする必要はありませんので。」
朝倉侑生:「だ、だから何でここでそーいう事を……」ミコせんぱいから少し離れたところで顔を赤くしている。
柳武歩:「あ……そっか。”普段は全然やる気がなくて、寝てばっかりでかわいー”って……なるほど」
柳武歩:振り返って、朝倉君と命ちゃんの様子を見て少し微笑む。
フォース=ライブラリの本:描かれた本からマシンガンが出現し、軌道上にいる木星型従者を薙ぎ払う!
フォース=ライブラリ:見ると、自立型仮面や木星型従者がやられるのは見えるが、
木星型従者:「エウロパーッ!?」爆発四散!
フォース=ライブラリ:明らかにこちらに向かってくる敵自体が少なくなっているのが分かるだろう。
一文字命:「いや、だって、こういう時だからこそ、言うものかなって……ほら、侑生、がんばったんでしょ?わかんないけど、わかる」
霧灯夢二:ふっと笑い「頑張ってくるから原稿を早めに出せ!次の締め切りは来週末だぞ!」それだけ言い残して前進する。
朝倉侑生:「ボクはいつも通りだよ、本当!がんばってなんか、なくて……」
一文字命:「えー、なんか侑生も人の事言えないことになってない……?……もっと胸張って頑張ってるって、言っても、その、いいんだけど!」
朝倉侑生:「だ、だって……」周囲を気にしている。
GM@CHAOS:周囲の喧騒がほんの一瞬だけ遠くなる。
一文字命:「んんー、じゃあ、その、まあ、いいや」一気に侑生のところに走ってきて
朝倉侑生:「ミコせんぱいが何を聞いたかわかんないけど、ボクは、」せんぱいが来るのを見て目を丸くする。
一文字命:「じゃあ、その、今回のことが終わったら、また、ご褒美、あるかも、だから、さ」
朝倉侑生:「ばっ」赤面する。
一文字命:「……い、いつまでも押されてるばかりだと、思うなよ!」それだけ言って離れる
朝倉侑生:「…えっ、あ、ちょっと!」
朝倉侑生:その手をグイッと掴む。
一文字命:「うえっ」
朝倉侑生:「っ…あはっ……」背中に頭を軽く押し付ける。せんぱいから表情が見えないように。「あのね」
朝倉侑生:「ここじゃ言えないこと、せんぱいにだけ聞いてほしーことが、いっぱいあるから」
朝倉侑生:「今は、カッコつけたボクでいたいから…言わないけど。…でも、あとで、聞いてね」
一文字命:「……うん、わかった」
朝倉侑生:「あとね、いつだって押されっぱなし」小さく零して、ばっと離れる。「それじゃーー、またねっ!」
一文字命:「……う、うい……うい!ここは、任された!」そして駆ける、顔は絶対に見ない。こっちが見られたら困るから
フォース=ライブラリ:命さんの横でイチゴサンドイッチをもぐもぐと頬張り、マスターブレイドたちの様子を無表情で見ている。
朝倉侑生:「あははっ!信じてるよ!」後姿に投げキッス。こちらも顔を見られたら困るので、見られないようすぐに走り出す。
GM@CHAOS:周囲の喧騒が戻ってくる。
GM@CHAOS:マスターブレイドは刀に手をかけたままただ遠くを見つめている。
マスターブレイド:「悪いが手は貸せぬぞ、プラネータ、カルペ・ディエム。こちらは少々本気でかからねばならぬようだ」光線の飛んできた方に油断なく向き直る。
GM@CHAOS:そこに立っていたのは――。
エリーゼ高原:返答に先んじて返されたのは、さらなる光ー否。光で形作られた剣、槍、鉾…数多の武具の雨。
エリーゼ高原:「あら、光栄だこと。…いいわ。貴方が数を頼みにすると言うならば」
マスターブレイド:「この物量……!やはり只者ではない!」降り注ぐ武具の雨を剣さばきで打ち落としていく!
エリーゼ高原:微笑みながら、金色の髪をかき上げる。その動作に応じるように、更なる武具が周囲に浮かび。
エリーゼ高原:「その悉く…この場で、殲滅し続けてあげましょう!」
マスターブレイド:「これは……なかなかに楽しませてくれそうだ!」
エリーゼ高原:轟音と共に射出され、増え続ける“マスターブレイド”を穿ち、貫き、打ち消してゆく。
【高等部三年 番長連 “ランドグリーズ” エリーゼ高原】
GM@CHAOS:分身体を徐々に減らされながらも、マスターブレイドは刀を握る!
羽石夏澄:「あーーー!エリーゼせんぱいだ!」姿を遠くに認めて手を振る!
エリーゼ高原:「…さ、行きなさい。卒業までにー最後に、私に先輩らしいことをさせて頂戴ね」
エリーゼ高原:遠くの皆に、その声が届いたかは分からないが。確かに、優雅に手を振って。
平賀迅:「……番長連は動けないんじゃなかったのか、全く」 苦笑しつつ、緩んだ攻撃の間を縫って進む
エリーゼ高原:戦いの音は、高く、激しく。勇者を送り出す喝采のように、続いてゆくー。
羽石夏澄:「と・いうわけで!残念ですけど、また今度です!ブレイドさん!」マスターブレイドにも手を振りつつ、先へと駆け抜ける!
夏川ミナ:「こういう展開は知っています。この場は俺に任せて先に行け、というやつですね」 平賀くんと夏澄ちゃんの後ろについて駆ける。
エリス・トリオン:「“殲滅”の……! チッ、最近見ねえと思ってたんだがな」
エリス・トリオン:苦手そうに視界を迂回するようにすり抜けていく
山縣亜鷺:「皆さん。ここは私たちが引き受けます!」無数の影の足場が生まれる。
山縣亜鷺:「ですので、皆さんは前へ!そして、皆さんのやるべきと思ったことを!」
ロコ:「おお。生徒会の天使の人だ。」
GM@CHAOS:彼女たちの助けによりディオゲネスクラブのEロイスの効果は一時的に解除される!
山縣亜鷺:「山縣亜鷺は、そのお手伝いをします……いえ」くすりと笑う。影の手が後ろを指差す。
山縣亜鷺:「……私たちだけじゃありません」後ろを振り返る。
GM@CHAOS:すると、そこには学園の校旗を掲げた生徒会長代行・神門美典と集まった何人もの生徒たちの姿がある!
エリス・トリオン:「おーおー、」
芙蓉堂太一:「……これは」目を細める。
エリス・トリオン:「……虫の息の生徒会が。何やってやがんだ、アホども」
神門美典:「ここに集った皆さん、聞いてください!」
神門美典:「今こそが力を合わせる時です!戦うべき敵も分かりません!立派な大義だってありません!」
神門美典:「ですが、目の前には立ち上がった級友がいます!」
神門美典:「相容れない人々だって、居るのかもしれません!それでも、今は互いに背中を預けて――」
神門美典:「彼らを助け、道を切り開くことが今の私たちの役目です!」
神門美典:「私は生徒会長代行、神門美典!オーヴァードアカデミアを預かるものとして、あなた達の橋となります!」
神門美典:「ともに戦ってくれますね、皆さん!」
GM@CHAOS:「「「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」
GM@CHAOS:彼らはいずれも決意に満ちた表情をしており、また一部の生徒は事態がよく分かっておらず浮かれ気分で、また一部の生徒は既にお祭り気分でハッピを着ている!
赤手みあ:「でやああ!ふっ!たあっ!うおおおー!デイアフターウォーだけに!……みあっ★」ウインク。
【高等部一年!!! 報道部 赤手みあ】
柿木木市:「俺もこの程度の罪滅ぼしはしておくとしよう。それに、元部長殿に頭を下げられてはな」白衣を着た背の高い青年は背負った機械を起動させる。
【天才倶楽部 “ライフクエスト” 元“インパレス・ゲネミー” 柿木木市】
凡打工作:「ふはははは!こんな私にも生徒を守ることができるなら……今がその時だ!」巨大なトレーラーのエンジンが唸る!
【教諭 元“アカデミア・デス・ロード” 凡打工作】
改心した王のミイラ:「不敬者ども!我は目覚めた!かなり目覚めたぞ!今こそ貴様たち不敬者どもの力とならん!」二振りのシャムシールをかかげる!
【改心した王のミイラ】
ヒイラギ:『学園は、変わる。私も、変わる。いいことか、わるいことか。私は知らない。でも、何をすればいいのか。私は知っている』
ヒイラギ:『アカデミアには おばけがでるよ よふかしするこ いじわるするこ ひとのはなしをきかないこ』
ヒイラギ:『わるいこのとこ よってくる……♪』セーラー服の少女が手をかざすと、次々と兵器群が手錠に拘束されていく!
【《風の王》 ヒイラギ】
山縣亜鷺:「みなさん!お急ぎください!」
山縣亜鷺:「前を!前を見据えてください!」
GM@CHAOS:彼らの助けによってキミたちは倒れたアカデミアタワーへと進むことができる!
夏川ミナ:(ミイラ……)
夏川ミナ:(何故ミイラがアカデミアに……)
夏川ミナ:横目でちらちらと見ながらアカデミアタワーへ向かう。
平賀迅:「……やれ、やれ。事態をどれだけ把握しているかは知らないが、首を揃えてよくも騒ぎに来たものだ」
夏川ミナ:(何故ミイラが……) 一旦戻ってきて、ミイラを数秒間観察してからまた走る。
エリス・トリオン:「こいつら全員、一網打尽にした方が、今後の為になるんじゃねえか」
芙蓉堂太一:「ま、応援してくれるんだから、ありがたくいただこうよ」
朝倉侑生:「…でも、分かってないんでしょ?敵」皆の声を聞きながら笑う。「そーいうとこが、ほんと、切り替え早すぎってゆーの」
柳武歩:「ま、らしいっちゃらしいだろ。これがアカデミアだよ」
平賀迅:「まあ、喜ばしくも彼らがいるという事は、その分私たちに余裕ができたという事でもある。いなくともやれたが、いるならその分勝算が高まる」
芙蓉堂太一:「こういうのも、たまには悪くないんじゃない?」後方を走りながら。「いつもは困るけどさ!」
平賀迅:「喜ばしい事だ……全く!」 時折行く手を阻む機械を斬り、蹴り落としながら前進する
霧灯夢二:「そうそう。早くいつものアカデミアに戻すとしよう。」
エリス・トリオン:「呑気あったけぇ危機感のねえアホどもの集まり」
エリス・トリオン:「……だが、ま」
エリス・トリオン:既に騒ぎを通り過ぎ、塔の入口へと近づいてから、肩越しに振り返る。
エリス・トリオン:遠目に、戦場を補佐する影の担い手を見て、皮肉げに目を閉じる。
エリス・トリオン:「元気そうで何よりだ」
GM@CHAOS:そしてタワーに向かう際にキミたちには最後の判定をしてもらうぞ!
ロコ:やってやらぁ!
柳武歩:こいっ
芙蓉堂太一:おお!
霧灯夢二:来いオラー!
夏川ミナ:さいごの・・・
滝瑞果:やるぞ
GM@CHAOS:タワーの上でも小型戦闘機や機械兵士が攻撃を仕掛けてくるため、それを突破する必要がある!
ロコ:Xi・go
GM@CHAOS:PCたち全員が〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉〈情報:アカデミア〉での判定かもしくはガード値を算出し、10人の合計が100以上になる必要があります!
ロコ:大変そう
ロコ:でもひとり10以上か
GM@CHAOS:また、この判定は救援にやってきたNPCたちの助けを得ることができるため、全PCがオートアクションで「次の判定のダイスを+4d10する」か「現在の侵蝕率を?2d10する」のどちらかの効果を選択して使用することができる。
滝瑞果:判定には攻撃エフェクトを使っても構いませんか?
GM@CHAOS:使用は可能です!
GM@CHAOS:この判定に成功すると、無事に巨大空中母艦のもとにたどり着くことができます!
芙蓉堂太一:アイテムも可能ですか?
GM@CHAOS:可能!
ロコ:侵蝕かー
ロコ:ンンンンンンンー
GM@CHAOS:失敗した場合でも、戦闘に進むことは可能ですが、爆撃が降り注ぐことになるため、もし戦場で無防備に横たわって寝ている人がいた場合、何かが起きるかもしれません。
エリス・トリオン:ははは、戦場で無防備に横たわる奴がどれだけいるかなー
GM@CHAOS:そんな幼女いるのかなぁ
夏川ミナ:あっ、そういうことか
朝倉侑生:そういうことかあ
エリス・トリオン:そっちか
芙蓉堂太一:おのれー
霧灯夢二:んんー
GM@CHAOS:他に質問とかがなければ判定に移っていこう!
GM@CHAOS:サクサクと行動値順でやっていこう!
ロコ:行動値順に頑張れ
柳武歩:あ、すみません判定前にマイナーアクションも可能ですか?
エリス・トリオン:行動値順だった
GM@CHAOS:マイナーかぁ
GM@CHAOS:今回の判定にのみ効果が有効という形でよければ、可にしましょう!
GM@CHAOS:マイナー武器であれば一度消滅します!
柳武歩:了解。
GM@CHAOS:では、まずはユウキくんから判定やら何やらをどうぞ!
夏川ミナ:10人いればまず100はいくから、オートは侵食さげよう!侑生くん!
朝倉侑生:はいー
朝倉侑生:オートアクションは侵蝕率下げます。
朝倉侑生:126-2d10
DoubleCross : (126-2D10) → 126-10[9,1] → 116

GM@CHAOS:いい下がり方!
朝倉侑生:素振りします。〈射撃〉で判定。
GM@CHAOS:どうぞ!
朝倉侑生:12dx+1
DoubleCross : (12R10+1[10]) → 10[2,3,4,5,5,5,5,6,7,10,10,10]+5[3,3,5]+1 → 16

GM@CHAOS:クリティかった!
朝倉侑生:達成値16です。ガード値・装甲値有効です(?)
GM@CHAOS:達成値はまず16!
GM@CHAOS:では、ユウキくんのところにも飛来した小型戦闘機が狙いを付ける!
GM@CHAOS:キミを支えるように現れたのは2人の少女だ!
赤手みあ:「朝倉さんとはRファイトの時から何かと縁がありますねえ。もしかして今後も延々と続いちゃったりして。……縁だけに!」マイクを持ったまま必死に敵の攻撃を避けている。
赤手みあ:「この不肖赤手みあ、色々とお世話になった御恩を今こそお返しする時です!さあ、実況は私に任せて朝倉さんは先に進んでください!」
関月夜:「わたし……あなたやみんなのおかげで……もう一度劇をすることができました……」くるりとターンをすると衣装の隙間が光り、ライフル弾によって小型戦闘機が撃ち抜かれる。
【演劇部 元“シンデレラ” 関月夜】
関月夜:「だから……今度は……わたしが誰かの舞台を応援する番……。スポットライトは……わたしが当てます。朝倉さん……!」
GM@CHAOS:2人の少女はキミを支えるように立つ!
朝倉侑生:「…えっあ、キミたちが来てくれるの?」ちょっと驚く。「……ボクのとこなんかに」
関月夜:「だって……大切なお友達……ですから」
赤手みあ:「そうですよー!他人に何かした分は自分に返ってくるって、どこかの誰かも言ってたじゃないですか!誰だ!」
朝倉侑生:「そっか。…ボクも、ちょっとはこの学園で何かできたかな?」小さくつぶやいて。
朝倉侑生:「でも、…女の子にがんばらせるだけじゃ、男の子じゃないでしょ!」光の矢を周辺に降らす。きらきらと光が瞬く。
朝倉侑生:「ありがと、二人とも。だーいすき★」悪戯っぽく笑って、次の瞬間にはその場から駆け抜けている。
GM@CHAOS:光の矢によって小型戦闘機は撃ち落とされていく!
赤手みあ:「おーっと、朝倉選手早い、早い!他の選手、追いつけないーっ!」
GM@CHAOS:では、次はミナちゃんの番!
夏川ミナ:そうですね。先にオートで侵食率を下げます。
GM@CHAOS:判定やら何やらをどうぞ!
夏川ミナ:118-2d10
DoubleCross : (118-2D10) → 118-13[6,7] → 105

GM@CHAOS:いい下がりっぷり!
夏川ミナ:どうしようかなー。コンセ無しでも10は出せるから、大丈夫か。
夏川ミナ:《光の舞踏》だけ使います。白兵判定。
ロコ:やれー
GM@CHAOS:よし、来い!
夏川ミナ:11dx+9 ゾディポンは装備無し。
DoubleCross : (11R10+9[10]) → 10[1,1,3,4,8,8,8,8,9,10,10]+8[3,8]+9 → 27

GM@CHAOS:た、たけえ!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+2した(侵蝕率:105->107)
夏川ミナ:戦闘で出てよこれ!
GM@CHAOS:達成値はこれで合計で43!
GM@CHAOS:では、ミナちゃんのもとにも機械兵士どもが群がる!
GM@CHAOS:そこに!
甲斐断二:「うおおおおお!気合じゃあああああ!!」盛り上がった筋肉が機械兵士をジャイアントスイング粉砕する!
夏川ミナ:「あ」 機動力最優先で“ジェミニ”は小型のガントレットサイズにおさめている。
【高等部二年 番長連 元“タウラス” 甲斐断二】
夏川ミナ:「おはようございます。相変わらず暑苦しいようで、何よりです」
甲斐断二:「久しいのう、夏川ぁ!なんだかよく分からんがここは暴れ時と見た!おんしには恩義もある!ワシに任せい!」
夏川ミナ:「大丈夫ですか? お言葉はありがたいですが」
夏川ミナ:「あなた一人では、なかなか……かなり……大変では」
レイミー・レインウッド:「チェストォー!」バンカラ衣装を身にまとった金髪の女性が、物凄い勢いで突撃していく。
夏川ミナ:「あっ」
【恋人居ない同盟首魁 レイミー・レインウッド】
レイミー・レインウッド:「夏川殿!私は夏川殿に、大切な人を助けていただきました!想いを貫くことが出来ました!」
甲斐断二:「そうじゃ!ワシ1人ではない!」
レイミー・レインウッド:「なれば今は、私が恩に報いるときです!夏川殿の背中を、全霊を持ってお押しします!!!」
夏川ミナ:「……」
GM@CHAOS:そして、投擲された風紀委員の腕章が機械兵士を切断する!
夏川ミナ:「レイミー・レインウッド先輩。甲斐断二」
美袋晴子:「夏川さん!あなたの冒険も、あなたのときめきも、こんなところで終わっていいものじゃないわ!」
夏川ミナ:「ウカ……美袋晴子先輩!」
【高等部三年 風紀委員 “元ウカレポンチ” 美袋晴子】
美袋晴子:「それに、私、夏川さんの二年後のプロム、すごく楽しみにしているのよ。だから、ね。行ってちょうだい!」
夏川ミナ:「はい」 こくんと頷く。
夏川ミナ:「…………でも、プロムはどうでしょうか」
美袋晴子:「悩んでることがあるなら全てが終わった後よ!」
夏川ミナ:「ダンスはせずに、甲板でカレシとのんびりしているかもしれません」
夏川ミナ:「それでは、行ってまいります」 さらりと言い残して、その場を全力疾走で去る。
美袋晴子:「それは……ベアトリスには聞かせられないわね」苦笑しながら後ろ姿を見送る。
レイミー・レインウッド:「えっ夏川殿今なんて……?」
甲斐断二:「ム、なんじゃ!?うるさくて聞こえんかったわい!夏川ーッ!」
GM@CHAOS:次は夢二くんの番!
霧灯夢二:まず侵蝕を下げます
霧灯夢二:126-2d10
DoubleCross : (126-2D10) → 126-17[9,8] → 109

GM@CHAOS:いい下がりっぷり!
霧灯夢二:情報:アカデミアで、コネを使って判定します。
GM@CHAOS:どうぞ!
霧灯夢二:うーん、《紡ぎの魔眼》だけ使用。109→110
霧灯夢二:9dx+2
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[2,3,4,5,7,7,7,9,10]+7[7]+2 → 19

霧灯夢二:達成値19!
GM@CHAOS:やる!
GM@CHAOS:これで達成値は合計62!
GM@CHAOS:疾駆する夢二くんのもとにも小型戦闘機が近付きつつある!
GM@CHAOS:その時!空から暑苦しい大声が聞こえる!
折田翼:「ドリーム!!いやさ、あえてこう言わせてもらおう!ンドゥリィィィィィムンッ!」
霧灯夢二:「……え?」
GM@CHAOS:暑苦しい容姿の男が背中の羽根で滑空しながら叫ぶ!
折田翼:「振り返っている場合ではないぞ、霧灯くん!早く先に進むのだ!人の夢は!無限大だ!そうだろう!」
【教諭 三年次学年主任 元“イカロス” 折田翼】
霧灯夢二:「折田、先生?どうしてここに……。いや、」
霧灯夢二:「……ありがとう、先生。」
折田翼:「礼ならば無用。ンドゥリイイイイムンッ!!」
GM@CHAOS:キミのそばに近付きつつあった機械兵士は兄めいた容貌の青年によって吹き飛ばされる!
神城一叶:「君の大切な人を傷つけたこと、あの時にちゃんと謝っていなかったと思ってね!」
【 元“ラブジェネレーション” 神城一叶】
霧灯夢二:「それを言いに、こんなところまで来たのか。」
神城一叶:「君はまた大切な誰かのために戦ってるんだな。なら、僕も戦うよ。君の言葉どおりやり直せるってことを僕も証明する!」
神城一叶:「悪いか。義理には厚いタイプなんだよ、僕は」
霧灯夢二:「酔狂だな。」ふっと鼻で笑う。
神城一叶:「君ほどじゃない」微笑み返す。
霧灯夢二:「……大切な人か。」自分の先を往くミナを、そしてその傍を疾駆する迅を見る。
霧灯夢二:果たしてあの人は、自分にとってただの”大切な人”だったのだろうか。
霧灯夢二:(……今となっては、もう遅いだろうな。)
神城一叶:「どうした。行けよ。僕は妹に見つかる前に引き上げるつもりなんだからな!」
霧灯夢二:芽生えかけた思いは、時に攫われて消えてしまった。
霧灯夢二:「ああ、行くよ。妹に見つかる前に終わらせてやろう。」
神城一叶:「ああ。そうしてくれ」
折田翼:「ドゥリームウウウウゥウウッ!!」
霧灯夢二:前を見て、走る。今すべきことは立ち止まることではない。
GM@CHAOS:では、次はロコくんの番!
ロコ:がんばる
GM@CHAOS:がんばれ!
ロコ:まず侵蝕値を下げていいかな
GM@CHAOS:どうぞどうぞ
ロコ:112-2d10
DoubleCross : (112-2D10) → 112-10[6,4] → 102

GM@CHAOS:下がった!
ロコ:悩む
GM@CHAOS:悩んでください
ロコ:マイナーでジェネシフト1個
ロコ:いいかな
GM@CHAOS:いいでしょう
ロコ:102+1d10
DoubleCross : (102+1D10) → 102+4[4] → 106

ロコ:あー
GM@CHAOS:んー?
ロコ:びっみょう
GM@CHAOS:微妙でしたか
ロコ:アドヴァイスするかー
ロコ:いや、普通に判定しよう
ロコ:RC!
GM@CHAOS:おお。そうします?
ロコ:9dx ほいっ
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[3,3,3,4,4,7,7,7,10]+2[2] → 12

GM@CHAOS:やりやがる!
GM@CHAOS:達成値はこれで合計74!
ロコ:高い精神を活かしたぞ。
GM@CHAOS:さすが!
GM@CHAOS:ロコくんのもとにもまずはSSランクから始末しようという計算高い機械兵士が殺到する!
GM@CHAOS:そこでキミを支えるように現れたのは2人の少女だ!
GM@CHAOS:長い黒髪を後ろで結った少女は短いスカートを翻しながら機械兵士にハイキックを見舞う。
ロコ:「あからさまに頭が良さそうな兵士が来た。これはピンチだぞ……お?」
宇賀神とわ:「どうも、ロコくん。SSランクとはいえ、ちょっと無茶が過ぎるんじゃないですか?」
【高等部一年 元“髑髏の怪物” 宇賀神とわ】
ロコ:「いやー。僕もそう思ったけど、いまくらいは無茶しないと」
ロコ:「SSランクが無茶する機会なんて、そうないからねえ」
宇賀神とわ:「だったら、その無茶のお手伝いくらいはさせてください」
宇賀神とわ:「こう見えても私、人間の中ではSSランクの部類なんですよ?」微笑みかける。
ロコ:「いいねえ!じゃあSSランクとSSランクの共演だ。」
宇賀神とわ:「はい。そういうことになりますね。もちろんロコくんにだって負けるつもりはありません」
若槻かずさ:「ハサミ・イグニッション!」ハサミから射出された炎が小型戦闘機を撃ち落とす。
若槻かずさ:「なになにー?何の話ー?」
ロコ:「心意気やよし!でも気をつけてね。怪我とかあとスカートとか……おっと」
若槻かずさ:「はろー!ロコっち!ここはSSランク同士助け合いということで!持つべきものはコネクションだよね!ところでコネクションってどういう意味!」
宇賀神とわ:「心配ご無用で……うわっ、本物SSランクが来ました」
【高等部一年 SSランク “ハーヴィンジャー” 若槻かずさ】
ロコ:「これはまた珍しい人が。んー。そうだね。コネクションっていうのは車についてる、ハンドルの真ん中あたりを押すと音がなるアレだよ」
若槻かずさ:「ほほー。勉強になるなー」ハサミをくるくると回転させる。
宇賀神とわ:「それは、クラクションです!」
宇賀神とわ:「さあ、行ってください、ロコくん!ここは、SSランクの私に任せて!」
若槻かずさ:「あたしもあたしもー!」
ロコ:「ははは。バレたか。本当はキレイな物、美術品とかを集めたもののことだよ」
若槻かずさ:「そうなの!?お姉ちゃんにも教えてあげようっとー」
宇賀神とわ:「それは!コレクションです!」
ロコ:「はっはっは。それじゃあ本当の答えは帰ってきてからってことで」
若槻かずさ:「はーい!いってらっしゃーい!ん、本当の答え?ということはさっきまでのはウソ!?」
宇賀神とわ:「……無事に帰ってきてくださいね、ロコくん。私の高い高い目標」
ロコ:「勿論。約束したからね。もう負けないよ。」
宇賀神とわ:「はいっ!」
ロコ:「じゃあ物理的にもランク的にも高いところに行ってくるか?。」
ロコ:ということで塔の上に走っていきます。かずさちゃん、永久くんのことよろしくな!
GM@CHAOS:では、次は滝さん!
滝瑞果:せっかくだから侵蝕を下げよう
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を-10(2D10->6,4)した (侵蝕率:107->97)
GM@CHAOS:いい感じ!
滝瑞果:低すぎもせず高すぎもせずでいい感じだ
滝瑞果:判定もします。当然射撃でやるぜ
GM@CHAOS:来い!
滝瑞果:技能10 武器10 エフェクト6 Aランク3 サイドリール3 照準器1
GM@CHAOS:あれ、なんかすごいぞ!?
滝瑞果:《スキルフォーカス》のみで判定します。
GM@CHAOS:きやがれー!
滝瑞果:3dx+33
DoubleCross : (3R10+33[10]) → 8[1,3,8]+33 → 41

GM@CHAOS:ちょい待ち
滝瑞果:まあまあ
GM@CHAOS:まあまあやないがな
GM@CHAOS:達成値はこれで合計115!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2した (侵蝕率:97->99)
GM@CHAOS:目標は越えたが、判定自体は続くぞ!
GM@CHAOS:滝さんのもとにも空中の小型戦闘機が照準を合わせる!
滝瑞果:戦闘機を見て、不愉快そうに眉をひそめる。
GM@CHAOS:その時、飛来した小型戦闘機と全く同じ質量とエネルギ、全く同じ大きさの小型戦闘機がそれにぶつかる。爆発。対消滅。
滝瑞果:「随分……ナメてくれるな……」
大和猛流:「ハッハー!容易いな、バカめ!……どうしたそのしかめ面、滝瑞果!」
GM@CHAOS:ステッキを持った青年がキミの横に歩み出る。
滝瑞果:「あー……」構えかけた左手を気まずそうに下ろす。
滝瑞果:「猛流くんじゃん」
滝瑞果:「遅すぎる」
大和猛流:「悪いな、脱獄に手間取った」
大和猛流:「なあ、あの時も言ったよな、滝くん。キミは否定したが。――そうだ、人は死ぬもんさ。それが嫌なら頭を使わなきゃいかん」
滝瑞果:「それでも遅すぎるんだよ。こんなの、一番猛流くんが嫌いな手合いだろ……」
滝瑞果:「他の、猛流くんより頭の悪い奴に、アカデミアを好き勝手させてていいのか」
滝瑞果:「頼むよ、まったく……」苦笑して視線を戻す。
大和猛流:「そうとも。だからこうして下げたくない頭まで下げて人集めに奔走してた。この俺が!後輩に頭を下げたんだぞ!信じられるか!」
大和猛流:「さあ、頭を使え、滝瑞果。あの時お前がオレにやってみせたようにだ。オレはお前の頭の良いところが気に入っている。いつものように不敵に笑え!その顔がお前には一番よく似合っているぞ!」
【元天才倶楽部部長 “エニグマ” 元“クエスチョン” 大和猛流】
滝瑞果:「しょうがないよなどいつもこいつも!勝手なこと言っちゃってさ……!」
???:「工夫して、相手をどう上回るか。困難に対してどう立ち向かうか――」
GM@LAW:赤い霧が周囲を包み、少年の姿が描き出される。
エリス・トリオン?:「楽しいとは思いませんか?“瑞果さん”」
滝瑞果:「お前……!?」
【エリス・トリオン?】
滝瑞果:「そっちは予想外だぞ……何やってんだよ」
エリス・トリオン?:「なに、あなたの曇った様相は僕にとって、少しばかり都合が悪かった。それだけの話です」
エリス・トリオン?:「誰でもない僕を動かす“熱情”は、ただそれだけだ。滝瑞果」
滝瑞果:「だから!そういう勝手なこと言われると、あたしが困るんだってば!」エリス?の肩越しの射撃で兵器群を撃墜しつつ。
滝瑞果:「マジにならないと勝てない相手なのに!どうしろってんだよ!」
大和猛流:「いるだろう、アホみたいな仲間どもが。俺はな、キミにもSSランクにも完全勝利したが」
大和猛流:「“お前たち”には勝てなかったんだ」
大和猛流:「気に入らんことだがな!それが事実だよ!」
滝瑞果:「どうしようもない……論理的じゃない……頭も悪い……精神論で何でもなんとかなるって思ってるアホばかりだ」
滝瑞果:「……………」僅かに動きを止める。
滝瑞果:「…………。フ……なんか今、エリスみたいなこと言ってた?」
エリス・トリオン?:「おや。見習わなければなりませんね」肩をすくめる。
滝瑞果:「しょうもないよな!行ってくるよ!」
滝瑞果:先に進んでいきます!
大和猛流:「行って来るといい、滝瑞果!牢獄の中は暇でね!戻ったらチェスにでも付き合ってくれ!」
GM@CHAOS:では、次は歩ちゃん!
柳武歩:へい!まずオートで侵蝕下げ
柳武歩:100-2d10
DoubleCross : (100-2D10) → 100-18[10,8] → 82

GM@CHAOS:すごい下がった!
柳武歩:さ、下がりすぎたな…
柳武歩:マイナーで《インフィニティウェポン》器物使いで一体化。侵蝕は84
柳武歩:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》で判定します
GM@CHAOS:やる気だ!
柳武歩:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,2,2,4,4,5,7,7,7,9,10,10]+10[1,3,4,5,6,9]+ 5[5]+4 → 29

GM@CHAOS:やべえ!
柳武歩:侵蝕は88
GM@CHAOS:達成値はこれで合計144!
GM@CHAOS:歩ちゃんのもとにも剣呑なガトリングガンを備えた機械兵士が群がっていく!
GM@CHAOS:と、そこで2人の少女がキミの前に躍り出る!
長牧彼方:「歩!助けに来たよ!あたしじゃ大して役に立たないかもしれないけど、それでもあんたのピンチなら見過ごしておけない!」細い槍で機械兵士を押さえ込む!
【高等部二年 元“仮面の槍使い” 長牧彼方】
シュラ:「歩!好きにやれとは言ったが、まさかここまで派手にやってるとはな!」巨大なバールが上空の小型戦闘機を一瞬で刺し貫く。
柳武歩:「お前……無茶してんじゃねえよ彼方!シュラは来ると思ったけどよ!」
柳武歩:やけに久しぶりに顔を見るような気がする二人の友と、背中を合わせて立つ。
柳武歩:「サンキューな、シュラ。あの時背中押してくれてよ」
長牧彼方:「無茶なんかじゃない。歩の方が全然無茶だよ。戻ってきたらまた一緒に遊んだり、宿題やったりしよう!」
柳武歩:「宿題ィ……は、まあ適当に……」首を竦める。
シュラ:「ああ。お前の背中を押すのも、守るのもオレの仕事だ。任せろよ!リーダー!」
長牧彼方:「……え、っていうか。何、この怖そうな人(シュラの方を見ながら)」
シュラ:「……つーか、何だ、この女(長牧の方を見ながら)」
柳武歩:「おうよ!そんじゃあ一発派手にかましてくるからよ!」
柳武歩:「お前ら仲良くしろよ!?」
柳武歩:鉄パイプを機械兵に叩きこんでその場に串刺しにし、走って先を急ぐ。
シュラ:「ああ。ぶちかましてこい!」
長牧彼方:「歩にこんな友達がいたなんて……」
GM@CHAOS:では、次は平賀くんの番!
平賀迅:おうよ!とりあえず侵蝕下げます!
平賀迅:140-2d10
DoubleCross : (140-2D10) → 140-12[6,6] → 128

GM@CHAOS:よく下がる!
平賀迅:で、判定は白兵で行こう。エフェクトは使用しません
GM@CHAOS:オーケー!
平賀迅:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 9[1,2,3,3,5,6,6,6,8,9,9]+4 → 13

GM@CHAOS:やる!
GM@CHAOS:これで合計達成値は157!
GM@CHAOS:電磁ブレードを備えた機械兵士たちが平賀くんの道を阻む!
平賀迅:こちらも高速振動ブレードを振るい応戦。
????:「――どうした、足が止まりかけているぞ。もう疲れたか、平賀」
????:重く、太い声。その声に似つかわしい鋼の腕が伸び、機械兵士の頭を掴み、粉砕する。
GM@CHAOS:機械兵士の頭部が弾け飛び、機能停止!
平賀迅:「……フフ。まさか、そんな。敵の本丸はまだまだ先だし、思わぬ援軍も来ている」
平賀迅:「君のようにな。正輝」
八伏正輝:「襲い掛かって来る輩と戦っていたら、いつの間にやらここに来ていた。だが…俺の悪運も、捨てたものではないな」
【“鋼鉄鬼(スティール・オウガ)” 八伏正輝】
八伏正輝:「こうして、誰かの助けになれる。それは、喜ばしいことだ」
八伏正輝:鬼が、笑う。
平賀迅:「ハハ! 全く、こんな事態の渦中にまで来ておいていつの間にとは」
平賀迅:「相変わらずよく言うな、全く!」 正輝が砕いた機械兵士に自前のブレードを叩き込み、その電磁ブレードを引き抜きつつ眼下へ蹴落とす
GM@CHAOS:機械兵士は落下していく!見るも無惨!
八伏正輝:「仕方ないだろう、それが性分だ。…では、行け平賀。その名の如く、最速最短で駆け抜けろ」
平賀迅:「ああ任す。地上より発する稲妻たる我が身、最後までお前の目で見ていろよ!」
GM@CHAOS:光を放つ手甲がキミたちの眼前の機械先輩生徒を薙ぎ払う。
三崎優:「はい、というわけで助けに来ましたよ、先輩。これで貸し一つ、ということで」
三崎優:「お返しはシュプーレンのパンケーキでいいです。あと、数学の宿題も」
平賀迅:「お前も当然みたいな顔をして、一つの貸しに二つの返しを求めるな……こんな所で!」
平賀迅:「あの殲滅のもそうだが、番長連は動けないんじゃあなかったのか?」 目の前の敵が薙ぎ払われたので、引き抜いた電磁ブレードを手中で弄ぶ
三崎優:「ホワイトデーよりは優しいと思いますけど。なんせあっちは三倍返しですから」
三崎優:「その点ならご心配なく。ちょっと脱退してきましたので、これはあくまでも私個人の私闘です」
平賀迅:「しかしホワイトデーに礼の内容を仔細指定してくるヤツもいないだろう……ちょっと脱退って、お前」 苦笑し
平賀迅:「じゃ、今のお前は何だ。後輩番長でなく……後輩?」
三崎優:「はい。平賀先輩のただの後輩です」
三崎優:「あ、可愛いを付けた方がよかったですか?可愛い後輩」
平賀迅:「そうか。ただの可愛い後輩にこんな所まで来させるとは、我ながらなかなか人望がある。喜ばしいよ……よし、こんなものか」
八伏正輝:「…立場など関係ない、ということだ。誰かを助けたいと願った者が、それぞれのやり方で戦っている。ここにいない誰かも、きっと」
三崎優:「そういうことだと思います。八伏先輩。あ、平賀先輩、今のは65点といったところです」
平賀迅:「ただの可愛い後輩になっても手厳しい奴め。では少し得点稼ぎをするかな!」 前方、10メートルほど先に立ちはだかる巨大機械兵士へ、手にしていた機械兵士のブレードを突きつける
三崎優:「はい、その調子です。さっさと行って戻って私にパンケーキをご馳走してください」
平賀迅:そのブレードを中心に電流が迸り、やがて稲妻へ還元され、前方へ放たれる。数瞬の後に元のブレードへと戻ったそれは、稲妻の速度だけを得て前方の巨大な機械兵士の中核を一撃で貫いた
GM@CHAOS:巨大機械兵士は容易く爆発四散する!
GM@CHAOS:三崎は平賀と八伏の邪魔にならぬよう一歩下がってサポートをする!
平賀迅:「……ほら、どうだ! この状況下で新技を開発し実戦に役立てる応用力! しっかり加点しておけよ!」
三崎優:「はいはい、採点は帰ってきてからということで。五体満足で戻ってこないと承知しませんから」
八伏正輝:「駆け抜けろとは言ったが、ああも大物狙いとはな。…だが、感謝する」
八伏正輝:荒々しい笑みを、群がる機械兵士たちに向けながら。
平賀迅:「では先に行かせてもらう。危険そうな奴は今しがた倒したが……ま、無理はするなよ、二人とも」
平賀迅:「私は元のアカデミアを取り戻さなきゃならんのだからな!」
八伏正輝:「俺が、誰かを見送る側に立てるとはな。…お前が戻って来るのを、俺たちは待っている」
八伏正輝:遠ざかる魔術師の声に、頷きながら。
GM@CHAOS:では、次は芙蓉堂くんの番!
芙蓉堂太一:あいよっ
芙蓉堂太一:ではまずオートで侵蝕を下げます。
芙蓉堂太一:127-2d10
DoubleCross : (127-2D10) → 127-8[1,7] → 119

GM@CHAOS:下がった!
芙蓉堂太一:そして〈情報:アカデミア〉で判定します。学園通の友人使用。
芙蓉堂太一:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[2,2,4,5,6,6,7,8,8,10]+5[5]+2 → 17

GM@CHAOS:高い!
GM@CHAOS:これで合計達成値は174!
GM@CHAOS:芙蓉堂くんのもとにも華美な装飾をした機械兵士が群がる!
芙蓉堂太一:慌てて一歩下がろうとし……踏みとどまる。
GM@CHAOS:しかし、それらに次々と手錠がかけられていく!
芙蓉堂太一:「ダメだよね。さすがに今は前に進まなきゃ……と?」
神城叶:「ふふふ、新しいわたしの逮捕クラブ部長パワーを見せる時が来ました!」手錠の主は初等部めいた幼い少女だ!
神城叶:「芙蓉堂先輩!いつかとか、それからいつかとかの恩返しです!あの時より、少し身長も伸びましたよ!」
芙蓉堂太一:「あ、え、あっ!?」さすがに驚くぞ。
【初等部6年 逮捕クラブ部長 神城叶】
神城叶:「驚きましたか?驚きましたね!兄には内緒でこっそりここまで来たかいがありました!」
芙蓉堂太一:「……まさか、僕にも誰かが来てくれるなんて思わなかった」
芙蓉堂太一:「ありがとう。でも、気をつけて。ここは危ないんだからさ!」
神城叶:「はい!でも、わたしは大丈夫です!マントの人も守ってくれると言っていましたし!」
芙蓉堂太一:「……マントの人?」
GM@CHAOS:学生服に学帽をかぶり、マントを羽織った青年が刀を引き抜く。
天田秋星:「よお、情報屋。また厄介事に首突っ込んでるみたいだな。今度は何やらかしたんだ?」
【“復讐者” 天田秋星】
GM@CHAOS:機械ブレードを日本刀で捌くと、機械兵士の胴に拳を打ち込む。破裂音を残して兵器は消滅する。
芙蓉堂太一:「って天田くん!! や、今回はいろいろ込み入っててさー」
天田秋星:「そうかい。俺もちょうど裏でこそこそするのには飽きてきたとこでな。いつかの借りだ。お前さんに助太刀させてもらうとするぜ」
芙蓉堂太一:「お、ラッキー。やっぱり持つべきものはコネだよねえ」
天田秋星:「ま、またそのうち便利に使わせてもらうさ。今は派手に暴れてきな」
芙蓉堂太一:ついでに、風を吹かせて二人の太刀筋に援護をしよう。
神城叶:「マントの人!マントの人です!」
天田秋星:「お前の得意分野か。ありがたくもらっとくぜ、情報屋」
芙蓉堂太一:「うん、行ってくるよ」ぽん、と神城さんの頭に手を軽く置いてやり。
天田秋星:「さあ、やるぜ、がきんちょ!それと俺の名前はマントの人じゃねえ!」
芙蓉堂太一:「僕が。僕の目的のために。僕の足で、あそこまでずっと行ってくる!」
神城叶:「はい、芙蓉堂先輩!わたしもここで今やりたいと思ったことをします!」
芙蓉堂太一:「オッケー。それじゃまた。後でね」二人ににっと笑い、走り出す。
神城叶:「ここはわたしとマントの人に任せてください!」
天田秋星:「はいよ。精々くたばらないように気を付けな」
GM@CHAOS:では、次は羽石さんの番!
羽石夏澄:はい!
羽石夏澄:オートでまずは侵蝕率を下げます
GM@CHAOS:了解!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を-11(2d10->6,5)した (侵蝕率:140->129)
羽石夏澄:まあまあ!
GM@CHAOS:いい具合!
羽石夏澄:そして判定だ!RCで素振りします。
GM@CHAOS:ゴー!
羽石夏澄:7dx+10
DoubleCross : (7R10+10[10]) → 10[1,3,3,6,8,8,10]+6[6]+10 → 26

GM@CHAOS:すごい!
羽石夏澄:回った
GM@CHAOS:達成値はこれでちょうど200!
羽石夏澄:ジャスト!
GM@CHAOS:空を滑空する小型戦闘機が羽石さんに機関砲を向ける!
矢鱈考助:「なるほど。直方のブロックを突起で噛み合わせて、大型のボディを構成しているのか」
矢鱈考助:「部品が小さくとも、強度と汎用性を確保しているというわけだ」器用に兵器の一つを分解し始めている。
【高等部三年 “無冠の天才” 元“キューピッド” 矢鱈考助】
羽石夏澄:「あ。」
羽石夏澄:「矢鱈せんぱい!おひさしぶりです!」背景の戦闘機を破壊しながら。
矢鱈考助:「羽石。また面白い状況の中にいるようだな」
GM@CHAOS:背景の戦闘機はあっさりと爆発四散する!
羽石夏澄:「えっへへー。やっと面白くなってきたところなんですよ?」後ろ頭に手を当てて笑いながら。
矢鱈考助:「……笑えるならいいことだ。恋慕の情ならば例え叶わなくとも、無駄にはならない。だが、今は別だぞ、羽石」
矢鱈考助:「叶えなければ無駄になる。意志を貫け」
羽石夏澄:「ふふっ、言うようになりましたね、せんぱい!」「もちろん、」
羽石夏澄:腕を広げる。散弾のように広がる領域によって屈折した空間は万華鏡のように煌く。
羽石夏澄:「さいごまで――やっちゃいますとも!」
片山樋一:「俺も来たぜ羽石ー!俺も負けねえように頑張……うおっ、あ、危ねっ、この野郎!」
GM@LAW:見えない何かに殴り飛ばされたかのように、兵器の一機が拉げて動きを止める。
片山樋一:「ふううヒヤッとした……これ、敵強くない……?」
【高等部一年 番長連 “猛犬番長(自称)” 片山樋一】
羽石夏澄:「あ!片山くんだ!ご無事なよーでなによりです!」手を振る。
片山樋一:「おお無事……じゃないかも!やべっ、また来た!」
片山樋一:「いややっぱ全然無事!余裕!」
羽石夏澄:「ふふふ!まだまだ行けますよね!」手を後ろで組んで身を屈めて微笑む。
羽石夏澄:「……ちょっと、強くなりました?」
片山樋一:「当然!こんなとこで尻尾巻けっかっての!え?マジで?強くなった?」
片山樋一:「よっしゃー!俺強く……痛っ、げっ食らった!痛った……」
羽石夏澄:「――はい!あ、い、痛いの痛いの飛んでけー…」
羽石夏澄:手をかざすが特に意味はない!
片山樋一:「よし!全部飛んだ!さすが羽石!あとは――」
矢鱈考助:「敵の一人でもぶっ飛ばしてこい、とでも言うところか?」
片山樋一:「ちょっと!!!」
羽石夏澄:「えへへ。ひとりでも、何人でも!立ちはだかるなら!」
羽石夏澄:目を細めて、うっとりと笑う。
GM@CHAOS:では、最後はエリスくんの番!
エリス・トリオン:uisa-
エリス・トリオン:a
エリス・トリオン:tyottomatte
GM@CHAOS:おやおや
GM@CHAOS:では、最後はエリスくんの番!
エリス・トリオン:侵蝕減らします。2d10
エリス・トリオン:99-2d10
DoubleCross : (99-2D10) → 99-18[10,8] → 81

GM@CHAOS:ガッツリ下がった!
エリス・トリオン:お前ホントガチ勢だな・・・
エリス・トリオン:で、ガードします。
エリス・トリオン:『八重垣』と『デモンズウェブ』。
GM@CHAOS:使用する防具やエフェクトを宣言するがいい!
GM@CHAOS:あ、やばいやつ
エリス・トリオン:戦闘用きぐるみで装甲12。リアクティブシールドでガード値12。ダメージ減少-4d
エリス・トリオン:24+4d10
DoubleCross : (24+4D10) → 24+17[4,4,2,7] → 41

エリス・トリオン:侵蝕5上昇。86へ
GM@CHAOS:これで合計が241!
GM@CHAOS:およそ目標値の2.4倍!判定は成功だ!
GM@CHAOS:空から機関銃をまき散らしながら小型戦闘機がエリスに接近する!
エリス・トリオン:「………ああ、怖ェ、怖ェ」
フォース=ライブラリ:接近した小型戦闘機に
エリス・トリオン:弾痕の形にエリスのシルエットが霧になって欠ける。
フォース=ライブラリ:地上から打ち上げられた槍が次々に刺さっていく。
エリス・トリオン:チャフはやがて上空にまで届き、機関銃が弾詰まりを起こす。
GM@CHAOS:弾詰まりを起こした小型戦闘機は無数の槍をその身に受けて爆発四散する!
フォース=ライブラリ:「……む。余計なお世話でしたか。」
エリス・トリオン:「なんだ。後ろはもう良いのか」 脱力しきった声音で、フォーちゃんに応える。
フォース=ライブラリ:「そちらは他の方に任せているので」
エリス・トリオン:「ふん」「……昔、ああいうのが死ぬほど怖ェと思ってた時期がある」
フォース=ライブラリ:影の手に掴まれ、エリスさんの横に着地する。
エリス・トリオン:「なにせ、銃だ。すごい速度で鉄の塊が飛んできて、当たったら、血が流れて、死ぬ」
フォース=ライブラリ:「……初耳ですね。」
エリス・トリオン:「分かってんのかね。ここに居る奴らは、そういうことが」
エリス・トリオン:「てめェーは分かってなさそうだなあ、図書館の怪物様」
フォース=ライブラリ:「そうですね。知識としては知ってはいますが。」
フォース=ライブラリ:「フォーは皆さんから愛されて育ちましたので。」
エリス・トリオン:「ギフテッドめ。――あァ、全く嫌いだぜ、呑気あったけぇ奴らはよ」
フォース=ライブラリ:「愛でもなんでも、もらえる内はもらっておくことに決めたのですが。」
フォース=ライブラリ:本を持っていない右手を挙げ、遠くを指さす。
エリス・トリオン:「?」
フォース=ライブラリ:アカデミアタワーの下で、横たわるフィーネが見える。
フォース=ライブラリ:「少し余ってきたので、おすそ分けでもしてみようかと。」
フォース=ライブラリ:「エリスさんの言う通り、フォーは恵まれていますから。」
エリス・トリオン:「……」面倒そうに眉をしかめる。「そりゃ結構な心がけだ」
エリス・トリオン:「だったら、これから死地に出向く健気な学生にも、菓子の一つでも貰いたいもんだぜ」
フォース=ライブラリ:「ふむ。」 開いた本から光る文字が溢れ、自分の手元に集まる。
フォース=ライブラリ:光る文字はドーナツに変わる。それを二つに割る。
フォース=ライブラリ:「貰い物の……残り物で良ければ、ですが。」 割れたドーナツを見比べながら、小さい方を渡す。
フォース=ライブラリ:渡すというか、ポンと放物線を描いて投げる。
エリス・トリオン:「………………」苛立ちの表情。それを受け取り、「有難く貰っとくぜ、恵まれたクソガキ!」
エリス・トリオン:一口で放り込む。
GM@LAW:捩じりあげられた影の銃弾が、戦闘機の一機を撃ち抜き落とす。
エリス・トリオン:「生憎と俺ァ、まだまだ足りねーんでなァ!」  憂さ晴らしのように、前方を焼き払う。
GM@LAW:遅れて発砲音。音の先には少女の姿がある。
フォース=ライブラリ:小さく舌を出しながら、エリスさんに背中を向ける。新たに来た誰かと入れ替わるように、戦闘機に再び向かっていく。
エリス・トリオン:「…………んで」  その苛立ちをそのまま向けるように。
エリス・トリオン:「なァんでテメーが! ここにいんだよ! クソ!」
山縣亜鷺:「……エリス、くん。私は……」
エリス・トリオン:先程は上手くやり過ごしたと思っていたのに。
山縣亜鷺:「その……いえ。ここまでです。ここを死守します。必ず、無事に戻ってください」
山縣亜鷺:「そして、瑞果さんを。アカデミアを。守ってください」
エリス・トリオン:「……てめーらは、いつもそうだ」
エリス・トリオン:威圧的に歩み寄る。
山縣亜鷺:びくり、と少し震える。
エリス・トリオン:「誰かを守る。貰ったものを分け与える。信頼、自由、平和、安寧、忍耐、団結、清濁併せ呑む広いココロ――」
エリス・トリオン:「ふざけんな」
エリス・トリオン:肩を叩いて、通り過ぎる
エリス・トリオン:「――俺だって、その程度、出来ンだよ!」
山縣亜鷺:「……!」
エリス・トリオン:「ああ、ああ、散々、見せつけてくれやがって! 完膚無きまでに証明してやる!」
山縣亜鷺:「……ええ。ええ」
エリス・トリオン:「ああ良いさ! そこで、黙って、笑って、怪我しねーで待ってろ!」
山縣亜鷺:「ええ。黙ります。笑います。怪我せずに……」
山縣亜鷺:「待ちます。エリス君を」
エリス・トリオン:振り向かない。自分が何を言っているか、分かっている。
エリス・トリオン:――最初から、その為に、参戦した。
エリス・トリオン:山縣さんの台詞を背に、喧噪の中を吹き飛ばしながら、先へと進む。
山縣亜鷺:通り過ぎた背中に背を向けて、深々と礼をする。
GM@CHAOS:巨大空中母艦に乗り移る直前。キミたちの視界には、フィーネのもとにたどりついた無道ささきとベアトリス・ハックマン、神門美典が身を呈して彼女をかばっている光景が見えた。
GM@CHAOS:というわけで最後の判定はこれで成功!キミたちは無事に巨大空中母艦へと到達する!
GM@CHAOS:あとはちょっとだけ描写を挟んだらいよいよ戦闘だ!

GM@CHAOS:学園島から離れた洋上に海面を猛スピードで走るボートがある。
GM@CHAOS:そのボートに乗っているのは大きく胸の開いた花魁衣装を着て煙管をくわえた美女だ。
GM@CHAOS:遠く視線の先の島で開かれた戦端の光芒を見つめると、女は一通の封書を手のひらでくしゃりと潰した。
祁答院さゆり:「やれやれ、まさかここまで酷いことになってるとは。伝えるだけは伝えたが、王女サマもとんだ迷惑さね。……いや、案外そうでもないのか?」
【元中枢評議会議員 祁答院さゆり】
祁答院さゆり:「それにしても問題はクラインのバカだ。まったく、ああいう大真面目が思い詰めるとロクなことがない」
祁答院さゆり:「……これは久しぶりにあんたにも一仕事してもらうことになるかもしれないね。なあ、“プロトズィー”」
GM@CHAOS:船上の端に無造作に置かれている双子座めいた巨大な一対の鉄の塊に視線を向ける。
祁答院さゆり:「さて、どうなるかねえ。頑張りなよ、ミナ。今が正念場だ」

【マスターシーン4】

GM@CHAOS:巨大空中母艦。甲板。
GM@CHAOS:甲板の隅に座り込んだクラインは耳に携帯電話を当てる。
GM@CHAOS:受話器から流れてくるのは留守電の音声だ。
GM@CHAOS:『11月24日14時36分、着信1件です』
GM@CHAOS:『……お父さん。私です。忙しい時に申し訳ありません』
GM@CHAOS:『ママから聞きました。アカデミアが大変なことになっているんですよね』
GM@CHAOS:『私の誕生日でしたら気にしないで、お仕事頑張ってきてください』
GM@CHAOS:『たくさんの生徒さんたちの楽しい学園生活を守るお父さんの仕事を私は誇りに思います』
GM@CHAOS:『私も任務がんばってきます。それでは、また』
GM@CHAOS:携帯電話をしまうと、クラインは立ちあがる。
クライン・ネバーエンズ:「……」
クライン・ネバーエンズ:「彼らが来たか。だが、戦力から見るに、余の優先度としてはこちらか」
クライン・ネバーエンズ:「情報工作を続行しても十分に事足りよう。計画継続のためには、修正に些かの作業を為さねばな」
クライン・ネバーエンズ:「久方ぶりだが、本隊を向かわせるとしよう。あちらの戦端は潰滅しよう」
クライン・ネバーエンズ:「何も終わりはせぬ。無念も悲嘆も憤懣も。皆が忘れ去るというのならば、余が続けさせるだけのこと」

【クライマックスフェイズ】

GM@CHAOS:というわけでここからはいよいよクライマックス戦闘だ!
GM@CHAOS:キミたちが母艦に乗り込むと船は大きく揺れ、砲弾が飛び交う!
GM@CHAOS:同時にクラインによって作り出された大量の兵器たちが一斉に展開!キミたちはお互いに戦場の左右へと分断される!
ロコ:さゆう!
GM@CHAOS:というわけで、まずはシチュエーションの説明をしておこうかな
GM@CHAOS:キミたちが勝利するための条件はクラインを倒すか、クラインのもとにたどりついてから時間経過を待つかのどちらかです
GM@CHAOS:だが、キミたちがクラインのもとにたどりつくためにはこの“本隊”を打倒する必要がある!
GM@CHAOS:また、この“本隊”との戦いでは戦場の影響でキミたちはロウチームとカオスチームに分断されています。
GM@CHAOS:お互いのPCをエフェクトの対象にすることはできませんが、エネミーが別チームのPCを攻撃対象にしたりすることもありません。
GM@CHAOS:ただし例外として、このクライマックスでは“颯爽と相互支援システム(略してSSSシステム)”を導入しています。
GM@CHAOS:SSSシステムの効果として、各PCは次の3つのうちいずれかの効果を選択してオートアクションで使用することが可能です。
・「他のPCが判定を行う際に使用する。その判定のダイスを+4d10する」
・「他のPCがエフェクトを使用する際に使用する。その組み合わせたエフェクトで上昇する侵蝕率を-2d10することができる」
・「自分がエフェクトを使用する際に使用する。そのエフェクトの効果を他チームのPCに適用することができるようになる」
GM@CHAOS:さささシステムの効果は以上の三つです。
GM@CHAOS:便利にお使いください。
GM@CHAOS:また、三つめの効果はエフェクトの対象や範囲が適切ならチーム間のエンゲージや距離は無視してよいこととします。
GM@CHAOS:さささシステムやクライマックスのシチュエーションなどについて何か質問などはありますでしょうか
GM@CHAOS:特に質問などがなければ、DTさんにバトンタッチしてエネミーの説明に移りましょう!
柳武歩:OK
エリス・トリオン:とりあえずは!
平賀迅:ですね、とりあえずは
GM@LAW:クライマックス戦闘の構成ですが、それぞれの陣営に分かれて本隊を殲滅するクライマックス1と
GM@LAW:両者を全滅させたあとに、合流してクラインと戦うクライマックス2に分かれています
GM@LAW:シーンとしては同一の扱いですね。
GM@LAW:進行としてはSSSシステムの都合上、両陣営まとめての行動値順に処理を行っていきます。
GM@LAW:また、クライマックス2については、希望があれば向かわずに脱落することも可能です。
GM@LAW:10人揃っていないと勝てない!というバランスではありません。
GM@LAW:前哨戦はロウ陣営もカオス陣営も、配置は同じです。
GM@LAW:PCの上方10mに、グラディウス、トパーズ、アコライト、ナイトの4機。
GM@LAW:下方10mに、C型が8機。
GM@LAW:右方10mには、ファルシオン、コランダム、プリースト、バロンの4機。
【配置:LAW】
グラディウス[7],トパーズ[8],
 アコライト[9],ナイト[12]

       10m

      朝倉[20],      ファルシオン[7],
      滝[7],       コランダム[8],
      芙蓉堂[6],  10m
      ロコ[8],      プリースト[9],
      夏川[18],      バロン[12],

       10m

C-1[8],C-2[8],C-3[8],C-4[8]
C-5[8],C-6[8],C-7[8],C-8[8]
【配置:CHAOS】
グラディウス[7],トパーズ[8],
 アコライト[9],ナイト[12]

       10m

      平賀[6],      ファルシオン[7],
      柳武[7],      コランダム[8],
      霧灯[9],  10m
      エリス[2],     プリースト[9],
      羽石[3],      バロン[12],

       10m

C-1[8],C-2[8],C-3[8],C-4[8]
C-5[8],C-6[8],C-7[8],C-8[8]
GM@LAW:バランスとしては、クライマックス1の方が重めかなあと想定しています。
GM@LAW:クライマックス2は、所詮クライン一人なので。
GM@LAW:なお、衝動判定はありません。相手はジャームでも仮面でもなく、UGNのオーヴァードです。
GM@LAW:説明はこんなところかな?質問があればどうぞ。
エリス・トリオン:やりながらでゆきましょう
平賀迅:あの、上方ってのは物理的に頭の上とかではなく、まあ大体前方とかそういう感じですよね?
柳武歩:とりあえず了解!
霧灯夢二:こちらはOKです
GM@LAW:あ、そうです!地図の上での上方!
GM@CHAOS:ああ、マップ上の、という意味ですね。
芙蓉堂太一:とりあえずはやりながらですね
平賀迅:ういさ
羽石夏澄:OKっす
GM@CHAOS:では、再びシーンの描写に戻りましょうか!

GM@CHAOS:キミたちが母艦に乗り込むと船は大きく揺れ、甲板が割れる。砲弾が頭上を飛び交う!
GM@CHAOS:同時にクラインによって作り出された大量の兵器たちが一斉に展開!キミたちはお互いに戦場の左右へと分断されていく!
エリス・トリオン:「おーおー、学生相手に贅沢な真似しやがる」
エリス・トリオン:「大したパーティだ」
柳武歩:「どうせパーティならうまいモンでも用意しとけってんだ。ったく」
平賀迅:「噛み応えだけはありそうだがな。……纏まるのに固執するのは危険か」
羽石夏澄:「ふふ、ふふふ!いいじゃないですか、パーティー!」
霧灯夢二:「やめておけ。ダンスの相手にはいささか無骨にすぎる。」
霧灯夢二:「早々にクズ鉄に帰してやろう。」
GM@CHAOS:軍勢の奥に現れたのは細かいピースによって組み上げられたクラインの似姿だ。彼の蒼い瞳がキミたちを睥睨する。
クライン・ネバーエンズ:《余はとても悲しい。卿らを滅ぼさねばならないことにな》
クライン・ネバーエンズ:《出来ることであれば、独りの損失もなく。計画を遂行できたものを》
エリス・トリオン:「逆らわれたら滅ぼすってんなら」
エリス・トリオン:「下は見たか? ――てめーのアカデミアにゃ、誰も残らねえよ」
夏川ミナ:「クリームソーダも飲めないアカデミアなどまっぴらごめんです。そうですよね? 朝倉侑生」
夏川ミナ:隣に立つ侑生くんに同意を求める。
朝倉侑生:「んー? あったりまえじゃーん」ケラケラと笑う。
クライン・ネバーエンズ:《ああ。更正プログラムであれば、一過的なものだ》
クライン・ネバーエンズ:《最初の一流れさえ生まれれば用は済む。自然と流通は回復していこう。あれに固執する意味はない》
朝倉侑生:「あの更正プログラム、だーれも喜んでな……」
朝倉侑生:「……つーまーりー?」首を傾げる。
クライン・ネバーエンズ:《切欠なぞ、何でも構わないということだ。“状況”が一度生まれればいい》
柳武歩:「どっちにしろ、戦争やりながら悠長にンなもん飲んでるやつも居ねえだろ」
芙蓉堂太一:「その『何でも構わない』にだいぶ振り回されちゃったよねえ、僕ら」
エリス・トリオン:「質の悪い酒と、砂糖水と、クソ高ェ薄めた合成ジュースくらいなら飲めるだろうな」
クライン・ネバーエンズ:《一応、聞いておこうか。余は、引き際を見定めるのも、重要な資質であると考えているものであるが》
平賀迅:「……全くだ。そして迂闊だ。何でも構わないと言って、適当に指差した者に、ここまで来られているのだからな」 四肢から電流が滲む
羽石夏澄:「んーんん。パーティーは楽しくやらなきゃですよ。この戦争、ほんっとーにつまらないんですもん!」
クライン・ネバーエンズ:《この戦力差を鑑みて、降りるものは?》
朝倉侑生:「…更正プログラムなんて、今みたいな、変な状況を生み出すためだけのものってこと?」
エリス・トリオン:「コイツの目的は、紛争状況の構築。てめーらの“殺伐慣れ”だ」
羽石夏澄:「『戦力差』…とか。ふふっ。」下を向いて、笑う。
エリス・トリオン:「お前、あの糸目の話、聞いてなかったろ……?」
芙蓉堂太一:「降りられるなら降りたいって、僕が言ってますけど、でも」
芙蓉堂太一:「それを許さないって言ってる僕もいるんで、ダメかな」にこりと笑う。
羽石夏澄:「たくさんやっちゃえる相手がいればいるほど!私にはごほーびなんですよっ、がくちょーさん!」
滝瑞果:「――今、脳を使って考えてないだろ。クライン」
羽石夏澄:髪がはためく。スカートがさざめく。
滝瑞果:「ここに10人、戦力差関係なしに戦いを始めようとしてる、ただの学生がいて」
滝瑞果:「そいつらが本当に『勝ち目』を何も用意してないと思うのか?そいつを正直にお前に言うとでも思ってんのか?」
滝瑞果:「考えろよ」
滝瑞果:「あたしらの勝ち目が何か、よく、思慮しろ。」
クライン・ネバーエンズ:《勿論。卿らの実力を軽んじるつもりは毛頭ない》
クライン・ネバーエンズ:《堕ちしてなお、迫る可能性もな。これについては、避けたいものではあるが》
クライン・ネバーエンズ:《形式のようなものだ。そんなものに縛られる大人を、愚かと笑うかね?学生諸君》
平賀迅:「ハハハ!」
平賀迅:「と、確かにお前の愚かさを笑ってやったが、別にそれはお前が形式に縛られてるからじゃあない」
平賀迅:「答えは、そっちに着き次第教えてやろう。教わる前に考えておけよ」 ブレードを起動する 「オトナめ」
滝瑞果:「考えていろ。思考を閉じるなよ。どこから撃たれるか。誰に撃たれるか。仲間か、家族か、子供が死ぬか」
柳武歩:「俺らはここで死ぬ気も堕ちる気もねえ。こっから何もかも、あんたの思い通りにはいかねえ」
クライン・ネバーエンズ:《それはいい。一方的に教えるだけでは、真の教育ではない》
滝瑞果:「考えて考えて、恐怖していろよ。クライン・ネバーエンズ」
滝瑞果:「そうじゃなきゃ報いにならない」
霧灯夢二:「形式、教育、戦力差、戦争」
クライン・ネバーエンズ:《共に学ぶとしようか。今なお、余の学園の生徒であることに変わりはないのだから》
霧灯夢二:「クソ喰らえだ。」
霧灯夢二:「ここはお前の学園じゃない。俺達の学園だ。」
霧灯夢二:「俺達はアカデミアという絵を描いている。お前がやっているのは、」
霧灯夢二:「その絵に油性の黒インクをぶちまけるようなことだ。」
クライン・ネバーエンズ:《そのキャンバスは、初めは白紙だったとでも?》
霧灯夢二:「白紙じゃない!」
霧灯夢二:「俺達は確かに描いた!日常を、苦楽を、そして時にある非日常を!」
霧灯夢二:「それを白紙と呼ぶことは許さない!」
クライン・ネバーエンズ:《このオーヴァードアカデミアとて、塗りつぶした末の現在なのだが……まあよい》
柳武歩:「霧灯の言ってる事がわからねえなら、まずは止めてやるさ。あんたが、本当に一人ぼっちになる前にな」
クライン・ネバーエンズ:《対話の姿勢。ああ、それもとても重要な資質だ。やはり惜しいものだな……》
クライン・ネバーエンズ:《今更嘆いても、詮無いことではあるが。これも歳を取るということだろうか。若いつもりで居るのだが》
夏川ミナ:「歳を取るのは良い事ですよ。様々な人生経験の蓄積は喜ばしい事です」
夏川ミナ:「この戦いも、私の良き人生経験になると信じます」 巨大手甲を展開する。
夏川ミナ:「まずは、肉体言語で話し合いましょう」
ロコ:「わかってるとは思うけど、夏川くん。あれはクラインさん本人じゃないからね。」
ロコ:「まずは回りのを片さないと。」
クライン・ネバーエンズ:《成る程。余の“ランク”を超えてみると良い》
ロコ:「超えるか。どうかなあ。」
ロコ:「正直な所、僕にも超えられるものなのか、いまいち確信が持てない」
ロコ:「ずっと最初からそうだけど」
ロコ:「もう下にあるものを超えれはしないからな。」
クライン・ネバーエンズ:《ほう。流石はこの“SS(シュープリム・シップ)”と同格を戴く者だ》
クライン・ネバーエンズ:《一番の損失だよ。卿が使えれば、どれだけ世界を救えたものか》
ロコ:「へえ、この船が」
ロコ:「この船で世界は救えるのかい?クラインさん」
ロコ:「今のところ、僕達を苦しめてしかいないけど。」
クライン・ネバーエンズ:《何度かは。これよりも出来ることを望んではいるがね》
ロコ:「実績ありか。うーむ、本当に不謹慎ではあるんだけど」
ロコ:「うん。僕達に超えられるものなのかどうか。確かめさせてもらおうかな。」
クライン・ネバーエンズ:《確かめようか。“バロン”。“プリースト”。“コランダム”。“ファルシオン”》
クライン・ネバーエンズ:《“グラディウス”。“トパーズ”。“アコライト”。“ナイト”》
クライン・ネバーエンズ:《“ライゴット”が命ず。機動せよ。制圧せよ。勝利せよ》
クライン・ネバーエンズ:《卿らは余が半身。人類の盾掲ぐ尖兵なり》
【UGN中枢評議員 オーヴァードアカデミア学長 "ライゴット”クライン・ネバーエンズ】
GM@CHAOS:ユウキくんの前にはクラインが作り出した彼自身の分身体が立ちはがかり、キミを見下ろす。
クライン・ネバーエンズ:《構えるもよい。恐れるもよい。奮えるもよい》
クライン・ネバーエンズ:《卿のあり方を。見せてもらおうぞ、朋よ》
朝倉侑生:「…」唇をとがらす。「さっきから何を言ってるのかわっかんないんだけどー」
朝倉侑生:「中学生にも分かるよーに喋ってくれなーい?」
クライン・ネバーエンズ:《ああ。それは済まなかったな。端的に言うとしよう》
クライン・ネバーエンズ:《余はこれより、諸君らと戦うつもりだ。いや。殺すつもりで居る》
クライン・ネバーエンズ:《諸君らがそれを逃れんとするなら、余を討つでもするとよい》
朝倉侑生:「あは、でもみーんな、勝つつもりでいるけどね」悪戯っぽく笑う。「ま、そーでもないと、こんなとこ来ないよね。本当」
クライン・ネバーエンズ:《良い景色ではあるがね。学園全体を睥睨する機会は、そうあるまい?》
クライン・ネバーエンズ:《その塔を折ってしまったからにはな。まったく、驚かされたものだ》
朝倉侑生:「気付いたらここまで来てたんだよ。…おじさんのせいでさ」呟くように言う。
クライン・ネバーエンズ:《余のせい?ああ、さては――》
クライン・ネバーエンズ:《巻沿えを食った生徒に、ともがらでも居たかね?あれは不要な犠牲ではあったな》
朝倉侑生:「………」
朝倉侑生:「…そーだよ? そーだよ。おじさんの計画にしてみてもさ、今起こってることにもなーんにも関わらないよーな」
朝倉侑生:「……そーいう、巻き添えだよ。…だから、ボクは」気付いたら拳を握りしめている。「…こんなとこ、来るつもりはなくて」
朝倉侑生:「更正プログラムも別に、反抗するほどじゃなかったし。戦いたくもなかったし」
クライン・ネバーエンズ:《ではどうする?今、卿は何を見ている?》
朝倉侑生:「わかんないよそんなの。ボクだって知りたいよ」
朝倉侑生:「何でここにいるんだろって。何でボク、誰かの友達が倒れる姿ばっかり、自分のせいでさ…見なきゃなんないんだろって」
朝倉侑生:脳裏にちらついている。降らした光の矢。戦闘兵の攻撃。自分のために駆けつけてくれる友達。
朝倉侑生:「……そーいう事でしょ? おじさんがやりたいのはさ」
朝倉侑生:「ワッケわかんないけど、気付いたら戦っててさ。意味なんか、なんにもなくてさ」
朝倉侑生:「それが戦争なんでしょ」
クライン・ネバーエンズ:《……それも、一つの側面だ。若いながらよく見ている》
朝倉侑生:「
クライン・ネバーエンズ:《そうだ。それが一時の、行き着く場所になろう。だがね》
クライン・ネバーエンズ:《そこから一歩を踏み出すことをこそ。余は真に望んでは居るのだ。真に自覚を持つ瞬間が、闘争の中。いずれかならず訪れる》
クライン・ネバーエンズ:《世界は開いている。この箱庭を飛び出すときが来る。かならず、訪れる》
朝倉侑生:「あっはっは!それ、ボク以外の人に言ってよ!」
朝倉侑生:「この学園が、世界につながってるってさ…みんな、みんな、分かってないんだよ!ほんとに!」
クライン・ネバーエンズ:《……フ。一番欠いて惜しい者は、卿かもしれんな》
朝倉侑生:「褒められたの? まーいいけど!」微笑む。「どーでもいいけど、このやり方じゃ、おじさんの計画は失敗だよ」
クライン・ネバーエンズ:《どうだろうな。卿がその道行きを目にすることはないだろうが》
朝倉侑生:「…そーだよね。結局そこに行き着くんだよね」空を見上げる。
朝倉侑生:「そーするしかないんだ」呟く。「…そーするしか。……」
朝倉侑生:「……だったら。やりたい事を、やる」
クライン・ネバーエンズ:《……ほう?》
朝倉侑生:「(…ボクは。主役になりたいんだ)」
朝倉侑生:「(魔術協会のなんとかじゃなくても、生まれた時から戦闘訓練を受けてなくても。英雄なんかじゃなくっても)」
朝倉侑生:「(ボクには一生できないような、優しーお人よしばっかりのこの学園の中でも)」
朝倉侑生:「(ボクが。主役になりたい)」
朝倉侑生:「………うん!」クラインを見据えます。「ボクが教えてあげる!」
朝倉侑生:「おじさんの計画、学園のなーんにもかも、思うがままなんかにはいかないんだって」
朝倉侑生:「このボクが!証明してあげるっ」にっこりと微笑みます。
クライン・ネバーエンズ:《そうか。それもよい。余も教わろう。余も教えよう》
GM@CHAOS:遥か遠くで円盤状の刃が煌めく。切断された戦闘機が高度を失って落下。キミの後ろで爆発する!炎がキミの瞳を照らす!
クライン・ネバーエンズ:《さて。始めるとしよう》

【クライマックスフェイズ】

GM@CHAOS:というわけで、いよいよクライマックス戦闘を始めていきましょう!
GM@CHAOS:ラウンド進行の開始です!
GM@CHAOS:1ラウンド目!
GM@CHAOS:まずはセットアップから!
GM@CHAOS:行動がある人は宣言をどうぞ!
GM@LAW:あ、や、
GM@LAW:行動値順に処理しましょう。
GM@LAW:朝倉くんから。
GM@CHAOS:ユウキくんからなのだ
朝倉侑生:《スピードスター》使用します!侵蝕率3上昇。
朝倉侑生:演出なしです!
GM@CHAOS:次はミナちゃん!
夏川ミナ:セットアップはなしです。
GM@LAW:ナイト、バロンはなし。
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:次は夢二くん!
霧灯夢二:《原初の黄:活性の霧》《原初の白:力場の形成》《コズミックインフレーション》
霧灯夢二:カオスチームエンゲージにいるPC.攻撃力+30。
霧灯夢二:演出は無し!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+10した(侵蝕率:110->120)
“プリースト”:次はプリーストのセットアップ行動ですが、
“プリースト”:アイテム「茨の冠」を使用します。
ロコ:なんだろう
GM@LAW:対象となったPCは、メジャーアクションを行うたびに5d10点のHPを失う。
夏川ミナ:HPが減りそう
GM@LAW:メジャーアクションを消費することで解除が可能だ。
GM@LAW:対象はランダムに選出します。
“プリースト”:choice[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ,夏川]
DoubleCross : (CHOICE[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ,夏川]) → 滝

“プリースト”:choice[平賀,柳武,霧灯,エリス,羽石]
DoubleCross : (CHOICE[平賀,柳武,霧灯,エリス,羽石]) → エリス

GM@LAW:滝さんとエリス君!
GM@CHAOS:では、キミたち2人はプリーストの使用した茨の冠の対象となる!
“アコライト”:アコライトも同様に「茨の冠」を起動します。
“アコライト”:choice[朝倉,芙蓉堂,ロコ,夏川]
DoubleCross : (CHOICE[朝倉,芙蓉堂,ロコ,夏川]) → 夏川

“アコライト”:choice[平賀,柳武,霧灯,羽石]
DoubleCross : (CHOICE[平賀,柳武,霧灯,羽石]) → 柳武

GM@LAW:君たち4人はメジャーアクションのたびにHPを失うことになる!
GM@LAW:この効果は撃破解除とします。頑張ってくれたまえ。
GM@CHAOS:メジャーを消費するか使用したエネミーを撃破しない限りこの効果は解除は不可能だぜ!
GM@CHAOS:あとはトパーズの行動
GM@LAW:トパーズは行動値8でした!次はロコくんの手番をば。
GM@CHAOS:ちがった
GM@CHAOS:ロコくんの番!
ロコ:セットアップ!《常勝の天才》。味方の攻撃力を+28!SSSシステム起動!支援を向こうまで届けるぜ。
ロコ:32だわ。ごめん。
GM@CHAOS:やめろ!強い!
ロコ:侵蝕は6上がって112になったかな。
GM@LAW:ひっでえ
GM@CHAOS:何か演出があればしてもいいぜ!
ロコ:能力を使うときの感覚は、スイッチに近い。関わってから暫くすると、そのスイッチが見える。
ロコ:特に大きな動きも、声をかける必要もない。ただそれを押すだけでいい。
ロコ:いつもは感じる重さも、今はない。全力で力を使える。
ロコ:「さあ、皆頑張って。信じよう。僕達にならできる。勝てるさ。」
GM@CHAOS:ロコのその声は戦場の全ての者たちに響く!
GM@CHAOS:次はエネミーのトパーズ、コランダム!
GM@LAW:コランダム、トパーズは行動なし。
GM@LAW:あ、Cの群れもないです!
GM@CHAOS:次は滝さん!
滝瑞果:ありません
GM@CHAOS:歩ちゃん!
柳武歩:ブルーゲイル使用します。侵蝕88→93、行動値7→12に。
柳武歩:演出は特に無い。
GM@LAW:ファルシオン、グラディウスもなし。
GM@CHAOS:平賀!
平賀迅:ブルーゲイル使用!侵蝕も行動も+5です!
GM@CHAOS:やりやがる!
GM@CHAOS:芙蓉堂!
芙蓉堂太一:《限界突破》使用します。《援護の風》使用回数がラウンド2回に。侵蝕3上昇。
GM@CHAOS:増えた!
GM@CHAOS:羽石さん!
羽石夏澄:ブルーゲイル使います!!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+5した(侵蝕率:129->134)
GM@CHAOS:エリスくん!
エリス・トリオン:なし
GM@CHAOS:では、セットアップはこれで終了!
【配置:LAW】
グラディウス[7],トパーズ[8],
 アコライト[9],ナイト[12]

       10m

      朝倉[20],      ファルシオン[7],
      滝[7],       コランダム[8],
      芙蓉堂[6],  10m
      ロコ[8],      プリースト[9],
      夏川[18],      バロン[12],

       10m

C-1[8],C-2[8],C-3[8],C-4[8]
C-5[8],C-6[8],C-7[8],C-8[8]
【配置:CHAOS】
グラディウス[7],トパーズ[8],
 アコライト[9],ナイト[12]

       10m

      平賀[11],      ファルシオン[7],
      柳武[12],      コランダム[8],
      霧灯[9],  10m
      エリス[2],     プリースト[9],
      羽石[8],      バロン[12],

       10m

C-1[8],C-2[8],C-3[8],C-4[8]
C-5[8],C-6[8],C-7[8],C-8[8]
GM@CHAOS:イニシアチブ!
GM@CHAOS:まずは行動値20のユウキくんの番から!
芙蓉堂太一:はいっ
芙蓉堂太一:《スピードフォース》使用してイニシアチブ行動します。侵蝕4上昇。
GM@CHAOS:割り込みか!
芙蓉堂太一:割り込みで行動させてください!
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:では、最初に芙蓉堂くんの番だ!
芙蓉堂太一:マイナーなし。メジャー、《エンジェルヴォイス》を朝倉くんに。ダイス+6個、C値-1。侵蝕4上昇。
芙蓉堂太一:(……僕は、多分、優等生にも悪人にもなれないな)軽く笑う。
芙蓉堂太一:眼鏡を外す。似合わなかった眼鏡をポケットにしまう。
芙蓉堂太一:(でも、いい。多分、これが僕だ。僕はきっと、僕のままでいい)透明の小鳥を呼び出す。歌を奏でる。
芙蓉堂太一:「朝倉くん。僕は、もうちょっと僕のこと、甘く見てみることにするよ!」届け!
GM@CHAOS:その歌はユウキくんのもとへと向かい、
GM@CHAOS:改めて次はユウキくんの番!
朝倉侑生:生み出された光が、きらきら瞬いて、場違いに小鳥を照らす。
ロコ:ぶっ飛ばせーっ!
朝倉侑生:「うん、…太一くんがそーいう人な事、実は知ってるんだよ、ボクさ」聞こえないくらいの声で言いつつ後ろに下がります。
朝倉侑生:いや下がろうと思ったけど囲まれてるから下がらないです。
朝倉侑生:すう、と息を吐いて、周りを見渡す。
朝倉侑生:自分の周りの景色。遠くに見える景色。甲板。青空。砲弾。煙。敵。埃。瓦礫。敵。敵。敵。敵。
朝倉侑生:「……これのどこが良い景色なんだか」小さく笑う。
朝倉侑生:「じゃーまず、おじさんにボクから教えるね」
朝倉侑生:「おじさんは知らないだろーけどさ。この学園、毎日、ほんとーに色んな事件が起こるんだよ。ボクも全然、わかってないくらい」
朝倉侑生:「だってそのたびにね、学園の誰かが事件を解決しててね。…いーよね。毎日、どっかに主役がいるんだよ」
朝倉侑生:自分は逃してばっかりだ。それが悔しい。すごく悔しい。
朝倉侑生:「…でも、でもさ」
朝倉侑生:「(…巻き込まれる理由なんかなくても。傷ついた過去もなくても。夢も、信念も、理想も分かんなくても)」
朝倉侑生:「(主役に)」
朝倉侑生:「……ボクは、この学園にやって来たんだ」
朝倉侑生:甲板。青空。砲弾。校舎。煙。敵。埃。瓦礫。敵。敵。敵。敵。校舎。生徒。歓声。
朝倉侑生:「流れ星は落っこちたんだ」
朝倉侑生:アカデミアに取ったロイスをSロイスに変更したいです!
GM@CHAOS:了解しました!
朝倉侑生:ありがとうございます!
朝倉侑生:マイナーアクションなし。
朝倉侑生:メジャーアクション。Sロイス:アカデミアをタイタス化し、昇華します。効果は再起。
朝倉侑生:《スターダストレイン》の使用回数を復活させます!
GM@CHAOS:そう来たか!
朝倉侑生:コンボ:夜空の星とバラの花。使用エフェクトは《滅びの光》《破滅の天使》《スターダストレイン》
《光の手》《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》。

芙蓉堂太一:そこにオートで《援護の風》。ダイス数+8個。侵蝕2上昇。
朝倉侑生:シーン攻撃、対象は敵全員!
GM@CHAOS:誰かSSSシステムの効果を使う人はいますか?
柳武歩:ヘイ!侵蝕ダウンとダイス増どちらがいいすか?
朝倉侑生:ダイス増加で!
柳武歩:オッケー!ではダイス+4で。
朝倉侑生:ではええと支援効果でダイスが6個と8個と3個増えて総計17個増えてC値が1下がって
朝倉侑生:29dx@6+2
DoubleCross : (29R10+2[6]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,6,6,6,7,7,7, 8,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[3,3,3,5,5,6,6,7,7, 8,8,8,8,10,10]+10[1,1,2,3,5,5,5,7,9,10]+ 5[3,4,5]+2 → 37

朝倉侑生:アレーーー!??!
GM@CHAOS:いや、でも十分な達成値ではあります!
朝倉侑生:ガチャ爆死した時と大体同じ感情
GM@LAW:リアクションしていきます!
GM@CHAOS:悲しいな!?
GM@LAW:Cどもは《イベイジョン》!回避は失敗。
“ナイト”:ナイトはドッジ。
“ナイト”:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 6[5,5,6,6]+2 → 8

“アコライト”:アコライト!ドッジ!
“アコライト”:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[3,5,6,8]+2 → 10

“トパーズ”:トパーズ!《球電の盾》でガード。
“グラディウス”:グラディウス!ガード。
“バロン”:バロン!ドッジ。
“バロン”:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,4,7,8,8,9,10]+2[2]+4 → 16

“プリースト”:プリースト!ドッジ。
“プリースト”:8dx+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 10[1,2,3,4,6,8,9,10]+9[9]+4 → 23

“コランダム”:コランダム!ガード。
“コランダム”:《電磁障壁》《球電の盾》を使用。
“ファルシオン”:ファルシオン!ドッジ。
“ファルシオン”:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[1,2,3,3,3,5,7,7,9,10,10]+9[1,9]+4 → 23

GM@LAW:全員命中!
GM@CHAOS:では、ダメージをどうぞ!
朝倉侑生:4d10+20+12 ガード値、装甲値は有効です。
DoubleCross : (4D10+20+12) → 24[8,2,9,5]+20+12 → 56

GM@CHAOS:常勝の天才の分もあるはず!
朝倉侑生:56+28でいいですか
GM@CHAOS:+32ですね
朝倉侑生:あっごめんなさいw そうしたら56+32で
朝倉侑生:88です
GM@LAW:まって……
朝倉侑生:ガード値、装甲値は有効です
GM@LAW:《電磁障壁》の数字だけ出そう。
“コランダム”:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 25[9,3,4,9]+12 → 37

GM@LAW:まず当然ながら、Cは全滅します。
GM@LAW:グラディウス、トパーズ、アコライト、ナイトの4騎も死ぬな……
GM@LAW:ファルシオン、コランダム、プリースト、バロンは生存。結構貰うけどな……
GM@LAW:ミナちゃんへの茨の冠も解除される!
ロコ:GO!ミナGO!
朝倉侑生:学園の空に光の花が咲く。
朝倉侑生:まっしろい光の矢が、空中母艦を中心として学園中に降り落ちる。
GM@LAW:雲霞の如く空を覆っていた羽虫の群れが、瞬く間に白に染まり消える。
朝倉侑生:「あはっ……出せるんじゃん、ボクだって…」一人つぶやく。
GM@LAW:軍用機、多脚戦車。巨大な騎士甲冑、ローブを纏った魔道士。
GM@LAW:多種多様な姿を取った多重構成体のどれもが、次々に花の肥やしとなり、無機質なブロックに分解されていく。
朝倉侑生:「おじさん…皆、見た? ボクの名前は朝倉侑生だよ、覚えてね…なんちゃって」
朝倉侑生:「残ってるやつ、まだいたら、……」体が傾ぐ。「あれ」
クライン・ネバーエンズ:《……覚えよう。苛烈なものだ》
芙蓉堂太一:「うん。君がやるなら、背中を押すのにやぶさかではないってやつ」
芙蓉堂太一:光を屈折させていた、透明の小鳥が蒸発して消える。
芙蓉堂太一:「……友達だからね」
夏川ミナ:倒れかける侑生くんの背中にこつんと拳を当てます。
夏川ミナ:「まだ居たらーー次は私の番です。そうですね」
夏川ミナ:「お見事でした。朝倉侑生」
朝倉侑生:「太一くん、……ミナちゃん」
柳武歩:飛び下がろうとする機械兵の一体に瓦礫を投げ飛ばしてぶつけ、破壊の余剰に巻き込む。
柳武歩:「ホント、お前は、バカみたいに速くて……すげえ生意気で、メチャクチャでよ」
柳武歩:「メチャクチャに強い奴だよ!朝倉ァ!」
朝倉侑生:「やれる事をやるしかないって。伝言」笑う。
朝倉侑生:「後はよろしくね」
GM@CHAOS:では、ユウキくんの番はこれで終了!
【配置:LAW】
   朝倉[20],       ファルシオン[7],
   滝[7],        コランダム[8],
   芙蓉堂[6],  10m
   ロコ[8],       プリースト[9],
   夏川[18],       バロン[12],
GM@CHAOS:次は行動値18のミナちゃんの番!
夏川ミナ:うーむ、残HPがどれくらいかよくわからないし、確実に仕留めておくか。
夏川ミナ:マイナーで戦闘移動します。ファルシオンたちのエンゲージへ。
【配置:LAW】
   朝倉[20],       ファルシオン[7],
   滝[7],         コランダム[8],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],        プリースト[9],
                バロン[12],
夏川ミナ:メジャーでコンボ『破砕処理を行います』。《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》《獅子奮迅》。
GM@CHAOS:了解です。
GM@CHAOS:範囲攻撃か!
芙蓉堂太一:オートで《援護の風》。ダイス数+8個。侵蝕2上昇。
夏川ミナ:つよい!
夏川ミナ:あっ、一応宣言します。ウェポンケースからゾディアックウェポンを装備。
GM@CHAOS:OK!
夏川ミナ:19dx7+6
DoubleCross : (19R10+6[7]) → 10[1,1,1,1,1,2,2,2,3,3,4,4,4,7,7,7,9,10,10]+ 10[1,2,6,7,9,9]+3[1,2,3]+6 → 29

夏川ミナ:ひっく
夏川ミナ:123・・・
GM@LAW:リアクション!
“ファルシオン”:ファルシオン!ドッジ!
“ファルシオン”:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 9[1,2,4,4,4,5,6,7,8,9,9]+4 → 13

“プリースト”:プリースト!ドッジ!
“プリースト”:8dx+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 9[1,1,3,3,4,4,5,9]+4 → 13

“バロン”:バロン!ドッジ!
“バロン”:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,3,3,4,6,8,10]+6[6]+4 → 20

GM@LAW:いや、ここは使いどきだな。
夏川ミナ:いい、いい!使わなくていい!
“バロン”:バロンが《創造主の業》を自分の回避に使用。
“バロン”:20+4d10
DoubleCross : (20+4D10) → 20+15[1,7,5,2] → 35

GM@LAW:回避成功!
“コランダム”:コランダムは《球電の盾》《マグネットフォース》。ファルシオンをカバー。
GM@LAW:リアクションは以上。ダメージをどうぞ。
夏川ミナ:ダメージを出します。装甲などが有効。
夏川ミナ:3d10+11+32+20
DoubleCross : (3D10+11+32+20) → 13[5,6,2]+11+32+20 → 76

GM@CHAOS:高い!
夏川ミナ:あっすみません
夏川ミナ:もう1d10追加されます。ゾディアックウェポンのボーナスが入っていなかった。
夏川ミナ:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 6[6]+76 → 82

夏川ミナ:ハニ!
GM@CHAOS:追加しなくていいのに!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+14した(侵蝕率:107->121)
GM@LAW:コランダムは倍にして大ダメージだな……
GM@LAW:プリーストはそのダメージでHP0なので、
“プリースト”:《蘇生復活》します。
夏川ミナ:あっ、コランダムまだ生きてるんですね。しぶといなー
夏川ミナ:「先輩として、負けるわけにはいきませんね」
夏川ミナ:“あとはよろしくね”と言われた時には既に姿が消えている。障壁を張ったコランダムを背後から殴りつけ、ピンボールのようにプリーストにぶつける。
夏川ミナ:「“壊れるまで殴れば壊れる”という諺がありますが……ふむ」 何度も何度もコランダムをプリーストにぶつける。
夏川ミナ:「……硬い」
GM@LAW:構造物が軋むような音を立て、プリーストの姿がバラバラなブロックに解体される。
芙蓉堂太一:「うん。速い速い」夏川さんの背を押す風と化した、透明の小鳥が消えるのを見届け、息をつく。
クライン・ネバーエンズ:《驚くべき出力だよ》ブロック体のクラインが手をかざすと、ばらばらになったプリーストのブロックが再び姿形を形成する。
夏川ミナ:「鳥さんとの友情パワーですから」
夏川ミナ:「違う。芙蓉堂太一との友情パワーです」
芙蓉堂太一:「いえーい」軽く手を振ったりする。
GM@CHAOS:では、ミナちゃんの行動はこれで終了!手痛いダメージだった!
ロコ:「僕も居るぞー。いえいえー」
朝倉侑生:「あんなの適うわけないじゃんね」ブッ倒れながら文句を言ってる。「ほんと、ムッカつくー」
GM@CHAOS:次は行動値12の歩ちゃんの行動に移る!
柳武歩:よし。マイナー《インフィニティウェポン》そして器物使いで一体化。侵蝕93→95
柳武歩:メジャーはコンボ「オール・ヘル・ブレイクス・ルース」
柳武歩:《コンセ:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》《伸縮腕》《怒涛の大蛇》でシーンの敵全員に攻撃だ
GM@CHAOS:来た!シーン攻撃!
平賀迅:そこにSSSをシステムします。判定のダイスを+4d10!
柳武歩:もらった!
GM@CHAOS:増やした!
霧灯夢二:SSSシステム起動。判定ダイス+4d10
GM@CHAOS:命中判定はいつでもどうぞ
柳武歩:20dx7+4
DoubleCross : (20R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,5,5,6,7,7,8,8,8,10]+ 10[1,4,5,6,7,10]+10[4,10]+3[3]+4 → 37

柳武歩:ええい、さらに《剣精の手》だ
GM@CHAOS:そうきたか!
柳武歩:44+1dx7
柳武歩:1dx+44
DoubleCross : (1R10+44[10]) → 5[5]+44 → 49

柳武歩:ごめんまちがえたw
柳武歩:1dx7+44
DoubleCross : (1R10+44[7]) → 10[7]+10[8]+6[6]+44 → 70

GM@CHAOS:なんかすごい上がったー!?
GM@LAW:このアマ……
GM@LAW:リアクションしていきます。
“ナイト”:ナイト!ドッジ!
“ナイト”:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[3,3,4,8]+2 → 10

“アコライト”:アコライト!ドッジ!
“アコライト”:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 7[2,5,5,7]+2 → 9

GM@LAW:あ、C!イベイジョンで回避不可!
“グラディウス”:グラディウス!ドッジ!
“グラディウス”:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,2,2,6,6,6,8,10]+9[9]+2 → 21

“トパーズ”:トパーズは《球電の盾》《マグネットフォース》で、ナイトをカバー。
“バロン”:バロン!ドッジ!
“バロン”:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 8[5,5,6,6,8,8,8]+4 → 12

“プリースト”:プリースト!ドッジ!
“プリースト”:8dx+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 10[1,4,5,6,8,8,9,10]+8[8]+4 → 22

“ファルシオン”:ファルシオン!ドッジ!
“ファルシオン”:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[1,3,3,4,4,5,5,6,7,9,10]+7[7]+4 → 21

“コランダム”:コランダム!
“コランダム”:《電磁障壁》《球電の盾》《マグネットフォース》。ファルシオンをカバー。
GM@LAW:おわり!ダメージをどうぞ。
柳武歩:ダメージを出すよ。装甲は有効
柳武歩:8d10+21+62
DoubleCross : (8D10+21+62) → 40[2,4,3,2,7,9,9,4]+21+62 → 123

GM@LAW:ア……ア……?
GM@LAW:《電磁障壁》!40を出せ!
“コランダム”:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 27[9,8,8,2]+12 → 39

GM@LAW:Cは全滅します。
GM@LAW:グラディウス、トパーズ、アコライトも死ぬ!
GM@LAW:ほかはとても痛かったりしますが存命!
平賀迅:ポケットに両手を突っ込み、天を裂き咲く星の花を見る。地が、戦場が分かたれても、戴く天は倶にある。
平賀迅:「なあ見ろ、鉄の輩(ともがら)よ。あの星の美しさが見えるか? 私は、ま、ちょっとはマシだと思うよ。何度となく我らを無造作に灼いたあの光より、あれは随分いい」
平賀迅:「あの星を破壊の光としか認められないなら、それがアカデミアの在る理由の一つなんだろうな……フフ、無数に輝くうちの一つだ」 言いつつ、右手を前下方へ構える
平賀迅:「……さあ、あちらに負けてはいられない。天体ショーをこちらにもあるぞ」
平賀迅:迷いを、躊躇を断たれ、加減を忘れた平賀の足元から稲妻が溢れ、天へ迸る。それは機械の兵士たちの足元にまで広がり、空まで立ち昇る雷樹の林が容赦なく彼らを取り込み、苛む。
平賀迅:「膳立てはした。歩! お前もだ。お前もメチャクチャに強い所を見せてやれ!」
柳武歩:SSランクの力。能力のタガが消え失せたような、奇妙な感覚。それでも不思議なほど気持ちは落ち着いている。
柳武歩:傷つかないように、いつまでも引きずらないように、言葉を選んでもらったこと。それがわかっているから。
柳武歩:あとは、自分で証明したい。恋の為でなくても自分は戦える。ただ戦友として力を尽くせるはず。
柳武歩:それは十分に誇らしいことだ。
柳武歩:「おうよ。それじゃ、こっちも派手におっ始めようじゃねーか、霧灯。プロムん時みてーによ」
絵の柳武歩:「ああ。やってやろうぜ。」柳武さんの背中を強く叩き、笑う。その肩には鉄パイプを背負っている。
柳武歩:足元から鉄パイプを一本引き抜いて手に取り、頭上で旋回させる。
絵の柳武歩:柳武さんと背を合わせるように立ち、それぞれ違う敵を見据える。
柳武歩:「アカデミアのCランクなんざこんなもんだぜ。見てガッカリしろよ、クラインさんよ!」
柳武歩:大きく腕を振る。無数に枝分かれした鉄柱が、次々と機械兵たちを貫いていく。
柳武歩:耳障りな破砕音と火の粉をまき散らしながら、戦場に、武骨な鉄の花が咲いていく。
クライン・ネバーエンズ:《十分にしているとも。構成強度を違えたか?学園島の環境に起因するものか?》
柳武歩:「コーセーキョード?日本語で言え、日本語で。とにかく今なら負ける気しねえ。仲間がいるからな!」
クライン・ネバーエンズ:《まあよい。躙れ》
柳武歩:あ、そういえば歩の侵食は侵蝕は95→111です。失礼。
【配置:CHAOS】
   ナイト[12]

    10m

   平賀[11],      ファルシオン[7],
   柳武[12],      コランダム[8],
   霧灯[9],  10m
   エリス[2],     プリースト[9],
   羽石[8],      バロン[12],
GM@LAW:次はバロンの手番を行いましょう。LAW側から。
ロコ:来やがれ……
“バロン”:マイナー《オリジン:コロニー》《真なる雷》。
“バロン”:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《原初の赤:スキルフォーカス》《雷の槍》《雷の剣》。
GM@LAW:同エンゲージの夏川ミナを攻撃。
ロコ:ミナエル!
夏川ミナ:ほう!
夏川ミナ:だが、私はスピードスターを使っていないのでドッジできるのだぞ。
GM@LAW:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[1,2,2,2,5,5,6,7,8,9,10]+10[2,3,10,10]+ 3[1,3]+14 → 37

夏川ミナ:だめみたいですね
GM@LAW:してみるとよい!
夏川ミナ:んーんー
夏川ミナ:電撃収束も入ってるのか・・・
夏川ミナ:ガードはきついかなあ
夏川ミナ:いや!ボディアーマーとジェミニのガード値もあるし、出目が腐ればいけるはずだ!
夏川ミナ:ガードします。
“バロン”:4d10+24 ガード・装甲有効
DoubleCross : (4D10+24) → 30[9,8,4,9]+24 → 54

夏川ミナ:出目が良すぎる
夏川ミナ:出目が9以下なら生き残れたのに……倒れます。
夏川ミナ:んんー
夏川ミナ:10人の中で恐らく最初のロイス昇華だ!シナリオロイス、ビーちゃんのロイスをタイタスにして復活。
ロコ:ウェイクアップ・ミナ
“バロン”:細かなブロックが寄り集まり、ミサイルを模した形に収束。
“バロン”:軍用機から幾条も打ち出され、夏川ミナに向けて殺到する。
“バロン”:「エイッ!」
夏川ミナ:レネゲイドを強制励起。先程侑生くんが破壊した連中の残骸をひっつかみ、使い捨ての盾にしていく。
夏川ミナ:「えいっではありません、エイッでは」
夏川ミナ:「こちらは急いでいるのです。あまり邪魔はされないよう」
GM@LAW:次!カオス側バロン!
“バロン”:マイナー《オリジン:コロニー》《真なる雷》。
“バロン”:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《原初の赤:スキルフォーカス》《雷の槍》。
GM@LAW:対象!
“バロン”:choice[平賀,柳武,霧灯,羽石]
DoubleCross : (CHOICE[平賀,柳武,霧灯,羽石]) → 羽石

GM@LAW:羽石さん!
夏川ミナ:固定値はあんま高くない!防具で耐えられるぞ!夏澄ちゃん!
GM@LAW:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[2,3,4,4,5,5,5,6,8,10,10]+10[4,7,9]+6[5,6] +14 → 40

GM@LAW:耐えてみろーッ!
羽石夏澄:がーど!クリスタルシールドで!
エリス・トリオン:《崩れずの群れ》。カバーリング。
エリス・トリオン:《八重垣》でガード。リアクティブアーマーの効果はまだ使わないぞ
GM@LAW:ダメージ!
“バロン”:5d10+24 ガード・装甲有効
DoubleCross : (5D10+24) → 28[5,2,9,6,6]+24 → 52

GM@LAW:あ、ちがう
GM@LAW:固定値-5です。47点。
エリス・トリオン:《デモンズウェブ》。  侵蝕合計9。
エリス・トリオン:装甲12。ガード12。
エリス・トリオン:24+4d10
DoubleCross : (24+4D10) → 24+23[9,9,4,1] → 47

エリス・トリオン:5ダメージうけて生き残ります。
夏川ミナ:バ……バカ硬すぎ!
柳武歩:圧倒的硬度
GM@LAW:あ、いえ、ダメージは47点です。雷の剣分が外れているので。
エリス・トリオン:ああ
エリス・トリオン:かきーん。
GM@LAW:だよな畜生!
“バロン”:カオス陣営の側でも同じく、構成されたミサイルの雨が、羽石夏澄に殺到していく。
羽石夏澄:「あ。来ます?来ちゃいますか?いいです!受けて立っちゃいます!」
“バロン”:「エイッ!」
羽石夏澄:両拳を握り、胸の前で構え。
羽石夏澄:そのミサイルの雨を、正面から受けようとする――
エリス・トリオン:「バーカ」 と、その服の背を、後ろから引っぱる。
エリス・トリオン:前面に広がった霧が、ミサイルの群れを丸ごと飲み込み、
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:「微温ィ」   一斉に、霧の中で誘爆する
羽石夏澄:「ひゃっ」引っ張られて、バランスを崩す。後ろに傾きながら、見る。
羽石夏澄:霧を。
エリス・トリオン:「テメーは攻撃にだけ集中してろ。羽石」 
羽石夏澄:「うにゃっ」
エリス・トリオン:霧が人型を象り、肩越しに一瞬、羽石さんを見やる。
羽石夏澄:一瞬、目があう。目を瞬かせて、 …不敵に笑う。
羽石夏澄:「おっけーです」
エリス・トリオン:「それでいい。この程度のガラクタに、ジラクジギルは越えられねえ」
エリス・トリオン:満足げに笑み、そして再び、人型は霧に溶けていく。
GM@LAW:ネクスト!カオス側ナイトの行動。
“ナイト”:マイナー《オリジン:コロニー》《真なる雷》。
“ナイト”:メジャー《原初の赤:スキルフォーカス》《雷の槍》。
“ナイト”:choice[平賀,柳武,霧灯,羽石]
DoubleCross : (CHOICE[平賀,柳武,霧灯,羽石]) → 柳武

柳武歩:おうっ
GM@LAW:死ねいっ!
“ナイト”:8dx+10
DoubleCross : (8R10+10[10]) → 9[4,4,4,6,6,8,9,9]+10 → 19

GM@LAW:C値なしではこんなものか……!
エリス・トリオン:よけろ!ヤナタケ!
柳武歩:んー。ワンチャンガードで耐えられないかなと
柳武歩:というわけでガードするよ。
エリス・トリオン:耐えられそうね・・・
エリス・トリオン:任せる
夏川ミナ:ネコチャンガード
GM@LAW:ダメージ!
“ナイト”:2d10+19 ガード・装甲有効
DoubleCross : (2D10+19) → 14[6,8]+19 → 33

柳武歩:インフィニティウェポンのガード値3、器物使いでガード値+5
柳武歩:8点軽減して…HP25…あっ、死ぬ
夏川ミナ:あと1!
夏川ミナ:食いしばれ!
柳武歩:く、くそう。HP全快していれば耐えられたのに
“ナイト”:小型のヘリから、ミニガンのような小ブロックが過剰投射される!
“ナイト”:「ビビーッ!」
柳武歩:「うあっつ!」
柳武歩:鉄パイプを旋回させてガードしようとするも、防ぎきれずに撃たれる。
柳武歩:ダウン。シュラのロイスをタイタスにして復帰します
エリス・トリオン:「で、テメーはまだ余裕あるから耐えろ」
柳武歩:「おお!全ッ然余裕だし!」
クライン・ネバーエンズ:《なかなかに効率良くは進まんな。戦なぞ、概してそういうものではあるものの》
柳武歩:「そのぶん、羽石のほう頼むぞ!」
エリス・トリオン:「テメーに言われるまでもねえ」
エリス・トリオン:「……別にあいつを優先してるわけじゃねえからな。戦力順だ」
GM@CHAOS:では、ナイトの行動はこれで終了!
クライン・ネバーエンズ:《さて。次は何が来る?》

【クライマックスフェイズ】

GM@CHAOS:揺れるデイ・アフター・ウォー!前回までの三つの出来事!
GM@CHAOS:一つ、“学長”クラインの目的がアカデミアを恒久闘争状態に陥れることだというのが判明する!
GM@CHAOS:二つ、密かに暗躍していた“神父”オピス・プロパトールの真意がマルチバースのための分岐点を生み出すことにあったと語られる!
GM@CHAOS:そして、三つ!ティエラ王国に手紙を託し、戦わないための戦いに赴いたキミたちと機械の軍勢を繰り出すクラインとの死闘が始まる!
芙蓉堂太一:(でも、いい。多分、これが僕だ。僕はきっと、僕のままでいい)透明の小鳥を呼び出す。歌を奏でる。
朝倉侑生:学園の空に光の花が咲く。まっしろい光の矢が、空中母艦を中心として学園中に降り落ちる。
夏川ミナ:“あとはよろしくね”と言われた時には既に姿が消えている。障壁を張ったコランダムを背後から殴りつけ、ピンボールのようにプリーストにぶつける。
柳武歩:大きく腕を振る。無数に枝分かれした鉄柱が、次々と機械兵たちを貫いていく。耳障りな破砕音と火の粉をまき散らしながら、戦場に、武骨な鉄の花が咲いていく。
クライン・ネバーエンズ:《……さて。次は何が来る?》
GM@CHAOS:というわけでエネミーの行動が終了したので、次のイニシアチブに移ります
羽石夏澄:はい!えーと、メイド服脱ぎます!
羽石夏澄:行動値はブルーゲイルの補正含めて11に!
夏川ミナ:やったー脱いだ!
GM@LAW:へい!それではイニシアチブ最速は羽石さんor平賀くん!
GM@LAW:行動順を相談したりして決めなさい!
【配置:CHAOS】
   ナイト[12]

    10m

   平賀[11],      ファルシオン[7],
   柳武[12],      コランダム[8],
   霧灯[9],  10m
   エリス[2],     プリースト[9],
   羽石[11],      バロン[12],
羽石夏澄:私が行きます!
GM@LAW:OK!来ませい!
羽石夏澄:マイナーなし、メジャーでコンボ『ターミナル』《雨粒の矢》+《塞がれた世界》+《完全なる世界》+《スキルフォーカス》+《確定予測》対象は敵全員!
判定前に能力訓練:精神を使用!

羽石夏澄:13dx+19
DoubleCross : (13R10+19[10]) → 10[1,1,2,3,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+9[2,9]+19 → 38

GM@LAW:固定値すごいな……
GM@LAW:ドッジのC値+2じゃん……
GM@LAW:全員ガードするしかない。
“コランダム”:《球電の盾》《マグネットフォース》。ファルシオンをカバー。
GM@LAW:ダメージをどうぞ!
羽石夏澄:はい!
羽石夏澄:5d10+98 夢二くんとロコくんの支援プラスウォーモンガー火力を喰らえ!
DoubleCross : (5D10+98) → 20[1,5,6,5,3]+98 → 118

GM@LAW:ひいい
GM@LAW:ダメージ処理!
GM@LAW:ナイトは撃破!
GM@LAW:コランダム、バロン、プリーストも耐えられません。HP0となり、
GM@LAW:《蘇生復活》します。
羽石夏澄:小癪!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+17した(侵蝕率:134->151)
エリス・トリオン:はいさいストップ
エリス・トリオン:SSSシステム使用。えーっと
GM@CHAOS:侵蝕率の低下は2d10だぜ!
エリス・トリオン:侵蝕減少の奴!
GM@CHAOS:好きに振るといい!
羽石夏澄:おーけー!
エリス・トリオン:これ私が振るのか!
GM@LAW:支援者が!
GM@CHAOS:振って振って!
エリス・トリオン:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[5,7] → 12

エリス・トリオン:よ、よし・・・!
GM@CHAOS:いい感じ!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を-12した (侵蝕率:151->139)
GM@CHAOS:では、演出をどうぞ!
羽石夏澄:「さて、と」とんとん、と右足のつま先で地面を叩く。
羽石夏澄:「いい感じにあったまってきたし――」両手の指を絡めて、前方に伸びをし
羽石夏澄:「やっちゃいますか」
羽石夏澄:敵の位置、数を目視確認。先ほどの歩の攻撃で大半は削った。
羽石夏澄:だが、思いの外、硬い。
羽石夏澄:「遠慮は、いらないみたいだし!」深呼吸。呼吸に合わせて長い髪とスカートが揺れる。
羽石夏澄:空気が揺らめく。そこに確かに、致死の領域は張り巡らされている。
羽石夏澄:「………」目を細める。不思議と、集中できる。きっと、みんなのおかげだ。みんな、ここにいる。
羽石夏澄:迷いはない。それはそうだ。だって、あの人がいるんだから。
羽石夏澄:…ふっ、と息を吐き、体の力を緩める。瞬間、
羽石夏澄:――キカイ達が瓦解する。
羽石夏澄:彼らの、動きを『塞いだ』。それは、途方も無い圧力となり、
羽石夏澄:領域の支えを失った途端、…崩れ去る。
羽石夏澄:「うん。いい調子!」
クライン・ネバーエンズ:《……ム。なんだ?稼働を停止?》
エリス・トリオン:「…………」 ぶわりと、羽石を中心とした霧が、同心円状の衝撃と共に波打ち、晴れる。
エリス・トリオン:羽石の過剰なほどのレネゲイド上昇の圧を、引き受け、受け流し、周辺に拡散させた。
羽石夏澄:「…へへ。ありがとうございます、エリスせんぱい」柔らかく微笑んでみせるが、息はすでに上がっている。
エリス・トリオン:クラインの生み出したレネゲイド戦艦の上だからこそ可能な芸当だ。
エリス・トリオン:「…………っとに、後先考えねぇな、テメェは……!」
クライン・ネバーエンズ:《盾の休止は許容する。盾の屈服は否認する》
クライン・ネバーエンズ:《盾の勝利こそを賛美する。再起せよ。再起せよ、朋よ》
GM@LAW:細かなブロックがギチギチと噛み合わない音を立てながら、再び元の姿を乱雑に構成していく。
羽石夏澄:「へへへー。」ふにゃりと笑ってみせる。
エリス・トリオン:頭を抑えて目を細める。「いちいち手が掛かる! 二度とやらねーぞ!」
GM@LAW:全てではない。破片のまま戻らぬ物も多い。戦力は漸減している。
羽石夏澄:「はーい…じゃあ、なんか、ちょっと休むので、残りよろしくです」
GM@LAW:では次の手番!
GM@LAW:平賀くん!
GM@LAW:の、前か。その前に
GM@LAW:イニシアチブに行動します。
平賀迅:なにィ
柳武歩:げっ
羽石夏澄:えー
“プリースト”:カオス側“プリースト”が《鼓舞の雷》。
GM@LAW:“ファルシオン”を行動させます。
“ファルシオン”:マイナー《オリジン:コロニー》《アンバウンド》。5人のエンゲージに突入。
【配置:CHAOS】
   平賀[11],
   柳武[12],      コランダム[8],
   霧灯[9],  10m
   エリス[2],     プリースト[9],
   羽石[11],      バロン[12],
 ファルシオン[7],
平賀迅:アーッ!
柳武歩:エンゲージに入ってきやがった
“ファルシオン”:メジャーは《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《スプリットアタック》《スパークウェッジ》。
GM@LAW:全員を攻撃。
GM@LAW:この攻撃が命中した場合、ファルシオンを狙わないと15点ダメージを与えます。
GM@LAW:何もなければ判定ダイスを振るぞ!
エリス・トリオン:まずは振ってくれていいです!
平賀迅:妨害などない!
GM@CHAOS:振っちゃえ!
“ファルシオン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[1,3,4,4,4,5,7,7,8,9,9]+10[3,7,8,10,10]+ 10[2,4,7,9]+10[7,9]+10[6,7]+3[3]+14 → 67

GM@CHAOS:やたら回るなぁ。では、リアクションをどうぞ
羽石夏澄:クリスタルシールドでガードです
エリス・トリオン:《八重垣》でガード。
霧灯夢二:ドッジ
平賀迅:未起動ブレードでガードできると思います?できない?はい。ドッジします。
霧灯夢二:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,6,7,10]+6[6] → 16

霧灯夢二:うむ、無理!
柳武歩:ドッジ
平賀迅:12dx+1 モハヤコレマデー!
DoubleCross : (12R10+1[10]) → 9[1,2,3,3,3,4,4,5,7,8,9,9]+1 → 10

エリス・トリオン:あ、さらにリアクティブシールドの効果を二重発動。
エリス・トリオン:ガード値+2d。
柳武歩:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[1,3,6,7,9]+1 → 10

エリス・トリオン:《崩れずの群れ》で霧灯くんを庇うぞ
柳武歩:だめ!
霧灯夢二:ありがとう…!
エリス・トリオン:12+2d10
DoubleCross : (12+2D10) → 12+9[2,7] → 21

エリス・トリオン:ガードと装甲で33減らす。ダメージどうぞ。
“ファルシオン”:7d10+28 ガード有効
DoubleCross : (7D10+28) → 30[3,6,4,2,3,4,8]+28 → 58

GM@LAW:装甲については、武器「シザーリッパー」を使用しているため
GM@LAW:最も装甲値の高い防具については無視します。
霧灯夢二:そんなものを
エリス・トリオン:こ、この野郎・・・!
エリス・トリオン:ガード値21。
エリス・トリオン:で、ここからですが
エリス・トリオン:《デモンズウェブ》で羽石さんのダメージを減少させます
エリス・トリオン:4d10
DoubleCross : (4D10) → 25[8,3,7,7] → 25

羽石夏澄:お、
羽石夏澄:ガードで46ダメージ、そこから25ひいて21ダメージ…
羽石夏澄:残る!!
平賀迅:エリちゃん、大したやつだぜ……
GM@LAW:すごい
平賀迅:こっちは倒れます。芙蓉堂くんのロイスをタイタスにして昇華復活。HP18です。
柳武歩:つええ!
柳武歩:こっちも倒れるよ。長牧彼方のロイスをタイタスにして復帰します。HP14
エリス・トリオン:自分は37×2で74ダメ喰らって倒れます
エリス・トリオン:侵蝕は95でしたが、八重垣、崩れず、デモンズウェブによって7上がっているため
エリス・トリオン:102から滝さんのロイスを昇華して復活。
GM@CHAOS:オーケー!では、とりあえず攻撃の演出から
“ファルシオン”:「エイッ」騎士甲冑をまとった構造体が、至近へと躍り出ている。
“ファルシオン”:甲冑の隙間のスラスターによる機動。滑り込むように雪崩込む。
“ファルシオン”:剣閃。太刀筋が無数に閃く。
平賀迅:先ほどから乱立させている雷の樹木を垣間抜けてくるその機動に目を見張る。
“ファルシオン”:太刀を無数に再構成して、周囲のものを押しのけ穿つ。
エリス・トリオン:押し退けられる霧の一滴一滴から、感覚で軌道を理解する。
柳武歩:「ぐ……!痛ってぇな!」全身に裂傷を負って呻く。
柳武歩:「いや痛くねえ!全然!まだまだ!」
エリス・トリオン:「ど」 霧灯くんを荷物めいて拾い上げて背後に押し退ける
エリス・トリオン:「――け!」  霧化して伸ばした右腕が、羽石さんに殺到する無数の剣閃の軌道を、横合いから飲み込んでずらす。
霧灯夢二:「う、わ!?」回避行動を取ろうとして、急に抱えられて呻く
霧灯夢二:「う、ぐ。乱暴だな。線が歪んでしまったぞ。」
エリス・トリオン:「ッ、後輩どもは、ガタガタうる、せ、――ゲホッ!」
エリス・トリオン:霧が収束し、生身に戻る。三人分の剣閃を防ぎ、あちこちから血を流している。
霧灯夢二:「……線画を修正する。」
霧灯夢二:「その間、持たせてくれよ。平賀。」
GM@CHAOS:では、このまま手番は平賀くんに移る!
平賀迅:マイナーで《イオノクラフト》、斜め上方に15メートル飛んでコランダムの頭上、だいたい11メートル上空へ移動。
平賀迅:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》+《一閃》。素手で……殴る!
GM@LAW:素手!
GM@LAW:いい覚悟だ……!来い!
平賀迅:焼け石さんだが《援護の風》もセルフで使おう。
平賀迅:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,4,4,7,7,8,8,9,9,10]+ 10[2,3,5,6,8,10,10]+10[2,5,9]+10[7]+2[2]+4 → 46

GM@CHAOS:高i
平賀迅:俺の拳はガード、ドッジ有効だぜ……!
GM@CHAOS:では、リアクション!
“コランダム”:ガード。《球電の盾》。
GM@CHAOS:攻撃は命中!ダメージをどうぞ!
平賀迅:素手は攻撃力-5なんです。ううっ不安だ……
平賀迅:それはそれとして支援で+62されてるんですけどね!振りまーす
平賀迅:5d10+57
DoubleCross : (5D10+57) → 35[9,8,3,5,10]+57 → 92

GM@CHAOS:やべえな
“コランダム”:《電磁反応装甲》。ダメージを60点軽減。
GM@LAW:しても、足りない!死ぬ!
平賀迅:怖ェーッ!
GM@CHAOS:コランダムはこれで戦闘不能だ!
平賀迅:ファルシオンの攻撃をしたたかに受け、地面から立ち上っていた稲妻の林が力を失い急速に失われていく。
平賀迅:「……だが」
平賀迅:しかし最後の稲妻の樹が消失する直前、自らの身体を稲妻に転換してそれに乗じる。次の瞬間、平賀の身体は再生しつつあるコランダムの直上へ。
平賀迅:ブレードを起動する暇もなし。電撃を帯びて輝く拳を握り固め、身体を捻るように引く。彼女の戦い方を思い出す。彼女がどう、敵を殴るか。見たとおりにやればいい。
平賀迅:「お前だけは、貰う!」
平賀迅:瞬間のみ全身を稲妻と化し、その速度を得て拳をコランダムの脳天に打ち付ける。押し込む。押し破る!
“コランダム”:甲板が隆起し、3枚の壁を作るが、
“コランダム”:間に合わない。
平賀迅:機械の中核を掴み、電流を迸らせ、無数の回線を引きちぎりながらそれを引き抜く。
平賀迅:「……その否認、突き返した。残りも程なく返ってくるぞ。言い訳を考えておく事だな」 機能停止したバロンに背を向け、手に掴んだ機械部品を雑に放り捨てる。
GM@LAW:多脚戦車が瓦解し、砕けたブロックに成り下がる。
平賀迅:侵食率+7。あとスパークウェッジの効果で15点減りますが、残HP3で生存しています。
GM@CHAOS:やる……!
クライン・ネバーエンズ:《面白いものだ。あれを抜くかね。その痛みに堪えながらか》
【配置:CHAOS】
   柳武[12],      平賀[11],
   霧灯[9],  10m
   エリス[2],     プリースト[9],
   羽石[11],      バロン[12],
 ファルシオン[7],
GM@LAW:つぎ!
GM@LAW:霧灯くん!
霧灯夢二:はい!
平賀迅:「大した痛みじゃあない。敗北の先にある物を思えばな」
霧灯夢二:マイナーで武器チェンジ!大槌からヘヴィマシンガンに。
霧灯夢二:≪コンセントレイト:ウロボロス≫≪無形の影≫で射撃攻撃。オートで≪紡ぎの魔眼≫。対象はプリースト!
GM@CHAOS:オーケー!命中判定をどうぞ!
GM@LAW:来いやおらーっ
霧灯夢二:12dx7+1
DoubleCross : (12R10+1[7]) → 10[1,1,3,3,4,5,5,5,9,9,9,10]+10[2,3,8,9]+ 10[2,9]+10[10]+10[7]+4[4]+1 → 55

GM@LAW:たか……
“プリースト”:8dx+4 ドッジ!
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 9[1,2,7,8,8,9,9,9]+4 → 13

GM@LAW:そりゃ無理だ!ダメージをば。
霧灯夢二:6d10+74
DoubleCross : (6D10+74) → 37[7,9,9,8,2,2]+74 → 111

霧灯夢二:出目もいい感じ!
GM@CHAOS:やばい!
霧灯夢二:死ぬかなー
GM@LAW:当然堪えきれぬよ!
GM@LAW:HP1だよ!!!
GM@CHAOS:プリーストもこれで戦闘不能になる!
GM@CHAOS:攻撃の演出があればどうぞ!
霧灯夢二:スケッチブックから筆を離す。
霧灯夢二:「平賀、ナイスだ。」
霧灯夢二:「クライン・ネバーエンズ!“ブリキの兵隊”がお前の専売特許だと思わないことだ!」
霧灯夢二:スケッチブックをゲートとして、次々と騎士の甲冑を纏った騎馬兵士たちが飛び出し、霧灯の前に整列する。
霧灯夢二:「矛の前進を承認する。剣の煌きを歓迎する。」
霧灯夢二:「俺は、俺たちの自由をこそ欲する。勝ち取れ、奪い取れ、掴み取れ!」
絵の騎馬兵:「エェイイイイイイイイ!!!!!」
絵の騎馬兵:騎馬兵達が一斉に駆け出し、敵陣に殺到!
“プリースト”:ローブを纏った魔道士が杖を奮うと、羽虫のような細かい機械が展開される。
“プリースト”:そのどれもが、進行を阻むには至らない。次々と突破される。
絵の騎馬兵:そして、止めの一撃。
絵の騎馬兵:矛、槍、剣、戟がプリーストの体を貫き、その機能を停止させる。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:120->127)
絵の騎馬兵:騎馬が嘶きを残して、霧散する。
霧灯夢二:「作り手なら、作った作品に魂を込めろ。」
霧灯夢二:「粗製乱造しやがって。」
クライン・ネバーエンズ:《これ以上なく、込めようとしているところなのだがな》
クライン・ネバーエンズ:《――このアカデミアに》
【配置:CHAOS】
   柳武[12],      平賀[11],
   霧灯[9],  10m
   エリス[2],     バロン[12],
   羽石[11],
 ファルシオン[7],
GM@LAW:では次だ!LAW側のプリーストの手番。
【配置:LAW】
   朝倉[20],       ファルシオン[7],
   滝[7],         コランダム[8],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],        プリースト[9],
                バロン[12],
“プリースト”:マイナー《オリジン:コロニー》。
“プリースト”:メジャー《解放の雷》《ヒール》《紫電の刃》《高速錬成》。
GM@LAW:自分を含むエンゲージの味方4人を対象とします。
GM@LAW:次の攻撃のC値-が1され、攻撃力が+12され、装甲値無視がつく。
GM@LAW:更に回復もします。
“プリースト”:6d10+5
DoubleCross : (6D10+5) → 36[6,6,8,3,4,9]+5 → 41

GM@LAW:全員41点回復!
GM@CHAOS:では、次!
GM@LAW:次のイニシアチブはロコくんですが、その前に
“プリースト”:《鼓舞の雷》を使用します。LAWファルシオンを行動させる。
ロコ:俺以外を狙うのだ。
“ファルシオン”:マイナー《オリジン:コロニー》《アンバウンド》。
GM@LAW:4人のエンゲージまで侵入します。
ロコ:なんで?
【配置:LAW】
   朝倉[20],       
   滝[7],         コランダム[8],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],        プリースト[9],
 ファルシオン[7],     バロン[12],
“ファルシオン”:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《スプリットアタック》《スパークウェッジ》。
GM@LAW:同エンゲージの4人を攻撃。
GM@CHAOS:ユウキくん、滝さん、芙蓉堂くん、ロコくんが対象だ!
GM@LAW:判定ダイスを……振る!
GM@CHAOS:あ
GM@CHAOS:判定前に何かする人はいないですか?
ロコ:なんかある?
朝倉侑生:こちら特にありません!
ロコ:ぼくはないよ
滝瑞果:私もありません。
芙蓉堂太一:ないですね
GM@CHAOS:では、命中を!
“ファルシオン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[2,2,2,2,3,4,4,4,7,8,8]+6[2,4,6]+14 → 30

GM@LAW:あっ低いな……
ロコ:ワン・チャンス
ロコ:ドッジしてみるか
滝瑞果:ゲットダウンがあれば……回避します。
ロコ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[3,5,6,8] → 8

朝倉侑生:ドッジとかできません!
芙蓉堂太一:ドッジします
ロコ:駄目なのだ
芙蓉堂太一:6dx+2=>30
DoubleCross : (6R10+2[10]>=30) → 10[1,4,6,7,10,10]+3[1,3]+2 → 15 → 失敗

芙蓉堂太一:くー
GM@LAW:では、ダメージ!
滝瑞果:あ、ドッジします
GM@LAW:あ、どうぞw
滝瑞果:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[1,3,10]+9[9]+1 → 20

GM@CHAOS:あ、高い
GM@CHAOS:どうします?このまま通します?
滝瑞果:もちろん通すしかないです。ダメージください
GM@CHAOS:OK!
“ファルシオン”:4d10+40 装甲無視
DoubleCross : (4D10+40) → 23[5,7,4,7]+40 → 63

ロコ:痛いよお
芙蓉堂太一:ぐえ
滝瑞果:すごいダメージ!《リザレクト》します。
ロコ:ケラススさんのロイスを削って立ち上がろうかな
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+8(1D10->8)した (侵蝕率:99->107)
芙蓉堂太一:平賀くんへのロイスをタイタス化昇華して復活します。HP12。
朝倉侑生:滝さんへのロイスをタイタス化して昇華。復活。HP11.
“ファルシオン”:「エイッ」プリーストが杖を掲げた瞬間。ファルシオンは飛び出している。
“ファルシオン”:召喚された細かい戦闘機械を蹴り倒して、4人の間に乱入。
“ファルシオン”:その場で無数の刃を展開。破壊の限りを尽くす。
ロコ:腕を掲げて防ごうとするが、焼け石に水だ。痛いぞ。
芙蓉堂太一:「っ!」間に小鳥が割って入るが、意味などなさない。水飴のように切り裂かれる。
ロコ:「痛い。いや本当に痛い。」
ロコ:「SSランクの僕でも、剣で斬られるのは痛い。」
ロコ:「まあ、まだ倒れないんだけど。」
朝倉侑生:こちらはすでに倒れている!起き上がる暇もなく無残に切り裂かれる。
朝倉侑生:「…い、あ!ッつ!」悲鳴を上げてます。
GM@LAW:では次!ロコくん!
ロコ:支援するよー
ロコ:欲しい人手あげてー
ロコ:滝先輩が守ってくれると信じてエンゲージは同じでいいかな。
ロコ:あって言うか入られたから逃げらんねえ
滝瑞果:範囲攻撃じゃないと守れないけどね。
ロコ:マイナーなし
ロコ:メジャーで《アドヴァイス》+《戦場の魔術師》+《弱点看破》
ロコ:ゆうきくん、みなちゃん、滝先輩を支援するよ。
ロコ:次のメジャーダイス+8、C-1、あとラウンド間の攻撃+15
ロコ:侵食は10上がって122になるよ。
GM@CHAOS:演出があればどうぞ!
ロコ:「そして倒れなかった分がこれだ。」
ロコ:「自分の力を信じて。まだまだやれるぞ僕達は。」
ロコ:投げかけるのはありふれた言葉だが、しかしロコが言うことに意味があるのだ!不思議と力が湧いてくるぞ。
ロコ:レネゲイドの神秘だ!
GM@CHAOS:ロコの言葉は三人を奮い立たせる!
GM@LAW:次はLAW側コランダムの手番!
“コランダム”:マイナー《オリジン:コロニー》。
“コランダム”:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《雷の残滓》。
GM@LAW:ヘヴィマシンガンを起動。ミナちゃんを攻撃します。
GM@LAW:命中した場合、ランク5の邪毒を与えます。
夏川ミナ:ひえー
“コランダム”:7dx@6+11
DoubleCross : (7R10+11[6]) → 10[1,2,4,6,7,7,10]+10[1,2,4,7]+10[10]+10[9]+ 10[10]+10[6]+2[2]+11 → 73

夏川ミナ:ひええ
GM@LAW:お、おう
朝倉侑生:なにそれ
夏川ミナ:いちおうドッジします。
夏川ミナ:7回くらいクリティカルすればいける。
夏川ミナ:4dx=>73
DoubleCross : (4R10[10]>=73) → 9[7,7,8,9] → 9 → 失敗

夏川ミナ:バカ!
朝倉侑生:いやいやいや
“コランダム”:8d10+24 装甲無視 邪毒5
DoubleCross : (8D10+24) → 55[6,7,8,7,8,3,8,8]+24 → 79

GM@LAW:う、うん
夏川ミナ:さすがに無理w
夏川ミナ:しかもこれ、邪毒ってことは
夏川ミナ:クリンナップでまた死ぬのか・・・
朝倉侑生:かわいそう
夏川ミナ:うーんうーん
夏川ミナ:普通に倒れよう。
夏川ミナ:そして起きます。 -ライバル/柳武歩/○対抗心/劣等感/ロイス これを昇華して復活。
“コランダム”:「エイ……!」多脚戦車が、腹下から砲弾を撃ち出す。
“コランダム”:着弾と同時に炸裂し、細かなブロックが食い込み苛むものだ。
夏川ミナ:「ぬ……!」 たまらず喰らう。もともと、この乱戦で回避など望めるわけもないのだ。
夏川ミナ:制服がズタズタに切り裂かれる――が。
夏川ミナ:「――危ないところでした。なに、こういう事も予想はしていましたので」
夏川ミナ:オーヴァード手品部に頼んで手配しておいた圧縮着替え装置を発動する。
夏川ミナ:「この姿になった私は手強いですよ。なにせ、大事なドレスですから」
夏川ミナ:アイドル時代の服装!服が破れる事など想定済みだ!
朝倉侑生:「なにそれずるい」ボソっと呟く。
GM@LAW:次は滝さん!
滝瑞果:待機します!どっちにしろ攻撃はすることになる!
GM@LAW:では次!ファルシオンらの手番。
GM@LAW:シームレスにLAW側から処理しましょう。
“ファルシオン”:《オリジン:コロニー》《アンバウンド》。その場で足踏み。
GM@LAW:choice[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ]
DoubleCross : (CHOICE[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ]) → 朝倉

“ファルシオン”:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《スパークウェッジ》。
GM@LAW:朝倉くんを攻撃します。
滝瑞果:《チェンジ》。滝さんを狙ってもらいます。
GM@CHAOS:ゲーッ!?
GM@LAW:む、ならばそちらを狙う!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+3した (侵蝕率:107->110)
“ファルシオン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[2,5,5,6,6,7,7,7,8,9,10]+10[1,2,6,6,8,9]+ 10[5,8]+10[10]+1[1]+14 → 55

GM@LAW:結構行った!
朝倉侑生:なんなんですか
滝瑞果:すごい達成値だな……こわい
夏川ミナ:GMのダイス交換してほしい
滝瑞果:コンボ名「r=1/cos((arccos(sin(5*θ))-2*π)/5)」。《カウンター》《スキルフォーカス》で対応します。
夏川ミナ:やった!数学だ!
夏川ミナ:数学の力で死ね!ファルシオン!
滝瑞果:技能10+武器10+エフェクト8+Aランク3+サイドリール3+照準器1
滝瑞果:4dx+35
DoubleCross : (4R10+35[10]) → 10[2,7,9,10]+4[4]+35 → 49

滝瑞果:いやー惜しいなあ、届かなかったか?
GM@CHAOS:惜しい!
滝瑞果:《勝利の女神》。達成値を+18。
GM@CHAOS:ゲゲーッ!?
GM@LAW:では滝さん側の攻撃が命中するぞ!ダメージをば。
滝瑞果:カウンターを食らわせます。武器11+サイドリール1D10+《常勝の天才》32+《弱点看破》15。
滝瑞果:7d10+11+1d10+32+15
DoubleCross : (7D10+11+1D10+32+15) → 31[9,4,3,2,6,5,2]+11+7[7]+32+15 → 96

滝瑞果:ガードおよび装甲有効です。
GM@LAW:なんで攻撃したら3桁近いダメージが逆に飛んで来るんだ……
GM@LAW:倒れることはないが攻撃機会潰れたのが痛い……!
“ファルシオン”:「エイッ」その場で軽く浮き上がり、朝倉くんの頭上を取った。剣を振りかぶる。
朝倉侑生:「あ」なすすべもなく視界が埋まる。剣先を見る。
滝瑞果:「邪魔だ」指先ひとつ動かしていないように見える。
滝瑞果:ギャン!!!
滝瑞果:異質な、金属的な音が、ファルシオンの斜め後方に激突する。
滝瑞果:恐るべき運動量がファルシオンを弾き、朝倉への攻撃軌道から吹き飛ばす。
“ファルシオン”:「エッ」
滝瑞果:「マジにやるって言ってるんだよ」
滝瑞果:「今まで使ってたのは消しゴムだ……分かってんのか?」左手を開く。特別な武器ではない。
滝瑞果:「金属ボルトとか、ライフル弾じゃあないんだぜ……」
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+10した (侵蝕率:110->120)
朝倉侑生:「だって、守ってくれるんだもんね」倒れたまま言う。
滝瑞果:朝倉くんには顔を向けずに、頷く。
朝倉侑生:「自分が思ってるよりずっとカッコいーよ、ほんと。そーいうの。言わないけどね」
GM@LAW:次!ファルシオンカオス!
GM@LAW:お前はカウンターされずにのびのび過ごすんだよ……
【配置:CHAOS】
   柳武[12],      平賀[11],
   霧灯[9],  10m
   エリス[2],     バロン[12],
   羽石[11],
 ファルシオン[7],
GM@CHAOS:やれー!殺せー!
“ファルシオン”:《アンバウンド》。足踏み!
“ファルシオン”:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《スパークウェッジ》。
GM@LAW:choice[平賀,柳武,霧灯,エリス,羽石]
DoubleCross : (CHOICE[平賀,柳武,霧灯,エリス,羽石]) → エリス

GM@LAW:エリス!貴様だ!
GM@CHAOS:喰らえ!トドメ!
エリス・トリオン:やるまでもねえ!
“ファルシオン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[1,1,1,2,3,4,6,7,10,10,10]+10[4,4,6,10]+ 10[9]+5[5]+14 → 49

エリス・トリオン:ドッジ!
エリス・トリオン:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,2,2,3,4,8,10]+6[6] → 16

エリス・トリオン:きませい!
GM@CHAOS:喰らいやがれー!
“ファルシオン”:5d10+14 装甲無視
DoubleCross : (5D10+14) → 35[7,4,6,9,9]+14 → 49

エリス・トリオン:死亡! 生徒会のロイスを昇華! 復活!
“ファルシオン”:「エイッ」剣をがむしゃらに振り乱す。
エリス・トリオン:「いちいち気ィ抜ける効果音しやがって・・・!」一見、万能にも見える
エリス・トリオン:エリスの防御能力。唯一の弱点は、その再起動時間の長さである。
エリス・トリオン:集まりかけていた肉体が、雑多な斬撃に散らされ、霧の合間が赤く染まる。
エリス・トリオン:「だ、がなァ……!」と、怒りと共に睨む!
エリス・トリオン:というわけで私の手番だ!
GM@CHAOS:最後に残ったエリスくんの番!
エリス・トリオン:俺の素手パンチを喰らえーっ!
エリス・トリオン:・・・・・・・違う!
エリス・トリオン:リアクティブシールドで攻撃だ!
GM@CHAOS:盾で!
エリス・トリオン:だって流石にそれ外すわけにはいかないし・・・
GM@CHAOS:では、命中判定をどうぞ!
エリス・トリオン:やろう! ダイスはさっきと同じだ!
エリス・トリオン:7dx-2
DoubleCross : (7R10-2[10]) → 9[1,4,5,5,6,7,9]-2 → 7

“ファルシオン”:ドッジします。
エリス・トリオン:沈め!
“ファルシオン”:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[1,2,3,3,4,5,7,8,8,8,10]+10[10]+4[4]+4 → 28

GM@LAW:過剰……
霧灯夢二:なんだそのドッジ値!
エリス・トリオン:ダイス運を使わせた
柳武歩:容赦ねえな
エリス・トリオン:これで貴様もこれ以上回せまい・・・!
GM@CHAOS:えー、では、攻撃の演出があればどうぞ!
エリス・トリオン:剣を一本もぎとり、「づ、ぁぁああーッ!!」
エリス・トリオン:と、追い詰められた小動物めいて不格好に斬りかかる。
“ファルシオン”:「エーイ!」間抜けな裂帛だが、剣筋は本物だ。付け焼き刃は相手にもしない。
エリス・トリオン:握りすらまともには出来ていない。為すすべなく剣を弾かれる。
エリス・トリオン:「ッ! クッソ……!」 表情を歪める。本気で悔しがっている。
霧灯夢二:「エリス先輩、それ以上は…!」
エリス・トリオン:「チッ……どいつも、こいつも……!」
エリス・トリオン:唇を噛みながら、再び、戦場を覆う霧と化す。
柳武歩:「エリス……!」多勢を相手に、盾役を一人で担わせてしまっている。負担が大きすぎる。
柳武歩:(でも、ソレ気遣われて喜ぶような性格してねえんだよなこいつは……!)
霧灯夢二:「次だ、次で全部仕留めよう。」柳武さんに
柳武歩:「ああ!少しでも早く!」頷く。
GM@CHAOS:では、1ラウンド目はこれで終了。
GM@LAW:クリンナップ!
GM@CHAOS:邪毒の処理もここで行います
夏川ミナ:ひえー
夏川ミナ:邪毒は5だったと思うので、15ダメージですよね
GM@CHAOS:ですね。HPを減らすがいい!
夏川ミナ:現HPは11。死にます。
夏川ミナ:うーむ。どっちのロイスを切ろうかな・・・
夏川ミナ:……よし。初期ロイスの夏澄ちゃんのロイスを切ります。
夏川ミナ:離れた地点で戦っている、番長陣営の事を考える。
夏川ミナ:すみません!やっぱり倒れません。夏澄ちゃんのロイスを切って毒解除。
夏川ミナ:離れた地点で戦っている、番長陣営の事を考える。
夏川ミナ:(――みんな無事でしょうか。エリス・トリオン……は、まあ、大丈夫だとして……)
夏川ミナ:(柳武歩。夢二。あの二人は防御がそれほど得意ではないから、心配です)
夏川ミナ:(夏澄ちゃんは元気でしょうか。明るく、楽しく戦えているでしょうか)
夏川ミナ:(夏澄ちゃん。私、必ず帰りますからね。学園がもとに戻ったら、また一緒に買物にいきましょう)
夏川ミナ:(そして――迅)
夏川ミナ:平賀迅をSロイス指定します。
夏川ミナ:(全部終わったら。今度こそ、雨の降ってない日に動物園デートをしましょう)
夏川ミナ:「私は。まだ、倒れません!」
GM@CHAOS:では、キミは体を蝕む毒を辛うじて押し留める!
GM@CHAOS:これでクリンナップは終了!
GM@CHAOS:次からは2ラウンド目だ!

【クライマックスフェイズ】

GM@CHAOS:ここからは二ラウンド目に入ります!
GM@CHAOS:まずはセットアップから。
ロコ:ないよー
GM@CHAOS:もしやることがある人は行動値順に処理するよー
GM@CHAOS:ない人はなくてもいいよー
羽石夏澄:なしなのだー
夏川ミナ:ないでーす
柳武歩:ない!
GM@LAW:エネミー側はどれもなし。
滝瑞果:ありません。
朝倉侑生:なしですよ
平賀迅:ないぜ!
霧灯夢二:《活性の霧》《力場の形成》を自分に。
霧灯夢二:攻撃力+30
芙蓉堂太一:《限界突破》使用します。《援護の風》使用回数がラウンド2回に。侵蝕3上昇。
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+8した(侵蝕率:127->135)
GM@CHAOS:強い!
GM@CHAOS:エリスくんも何もないそうなので
GM@CHAOS:セットアップはこれで終了。
GM@CHAOS:イニシアチブに移ります
GM@CHAOS:何もなければ行動値20のユウキくんの番からですが
芙蓉堂太一:割り込みさせてくださいな!
芙蓉堂太一:《スピードフォース》使用してイニシアチブ行動します。侵蝕4上昇。
GM@CHAOS:では、先に芙蓉堂くんの行動から!
芙蓉堂太一:マイナーなし。
芙蓉堂太一:メジャー、《風の渡し手》《エンジェルヴォイス》を朝倉くん、夏川さん、自分、滝さんに。
芙蓉堂太一:ダイス+6個、C値-1。侵蝕7上昇。
夏川ミナ:わーいわーい
芙蓉堂太一:やっちまってください! 演出いきます。
GM@CHAOS:どうぞ!
芙蓉堂太一:「さーて。そろそろ大詰めって感じかな?」
芙蓉堂太一:両手を上に上げる。透明の小鳥の大群が群がり、美しい歌を奏でる。
芙蓉堂太一:「……自分にかけるのは初めてだけど……ま、やってみますか」
芙蓉堂太一:「僕も、少しは前に進まなくちゃね」指揮者のように手を振る。歌はぴたりと鳴り止む。
芙蓉堂太一:だが、その力はまだ、失われることはない。
GM@LAW:では改めて、朝倉くんの手番!
朝倉侑生:倒れたまま、見上げる視界には美しい小鳥が飛びかう。青空と小鳥。状況には不似合いすぎる光景。
朝倉侑生:全身が痛い。
朝倉侑生:「(……なのに、さっきからやたらやる気が沸いてるの)」
朝倉侑生:立ち上がります。ロコくんが見える。
朝倉侑生:「(なんでだろね)」
朝倉侑生:マイナーアクションはなし!
朝倉侑生:メジャーアクション。バロン・プリースト・コランダムにRC攻撃。使用エフェクトは《滅びの光》《破壊の光》《光の手》《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》。
朝倉侑生:侵蝕率9上昇。
芙蓉堂太一:オートで《援護の風》。ダイス数+9個。侵蝕2上昇。
朝倉侑生:ありがとう!
朝倉侑生:命中判定、支援ダイスが前ラウンドのロコくんの分ふくめて23個増えるらしいので
朝倉侑生:36dx@7+2
DoubleCross : (36R10+2[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5, 6,6,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+ 10[1,1,2,3,3,4,4,4,7,7,10]+6[4,5,6]+2 → 28

GM@LAW:C値6じゃないでしたっけ
朝倉侑生:ちょっと待って
朝倉侑生:あ!そうでした
朝倉侑生:振り直します
GM@CHAOS:ですね。レッツ振り直し!
朝倉侑生:36dx@6+2
DoubleCross : (36R10+2[6]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,3,4,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,8,8,8, 9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+ 10[1,1,1,2,3,3,3,3,3,4,4,6,6,6,7,8,9,9,9,9,9, 10,10,10]+10[3,3,4,4,5,6,6,6,7,7,7,8,10]+ 10[1,2,2,5,6,6,7,7]+10[1,1,7,7]+10[1,7]+10[10]+ 10[8]+4[4]+2 → 86

GM@LAW:うーん、言わなきゃよかったなあ
GM@CHAOS:うお!?マジで!?
朝倉侑生:よかったあ!よかったあ!
夏川ミナ:強いぜ!
“プリースト”:8dx+4 ドッジ
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 9[1,1,2,4,4,4,6,9]+4 → 13

“バロン”:7dx+4 ドッジ
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,3,5,6,8,9,10]+4[4]+4 → 18

“コランダム”:《球電の盾》《マグネットフォース》。バロンをカバー。
GM@LAW:ダメージをどうぞ!
朝倉侑生:9d10+14+15
DoubleCross : (9D10+14+15) → 56[2,7,9,3,8,7,8,2,10]+14+15 → 85

GM@CHAOS:うげえ
ロコ:死んでくれ?
朝倉侑生:ガード・装甲値ともに有効85ダメージだよ!
GM@LAW:プリーストは死にます!復活ももうない!
夏川ミナ:死ねーッ!蒸発しろーッ!
夏川ミナ:マスター・侑生=サンのありがたいカラテで死ねーッ!
GM@LAW:コランダムはガード装甲引いて倍してもぎりぎり残る!回復しててよかった……
夏川ミナ:あばばば
【配置:LAW】
   朝倉[20],       
   滝[7],         コランダム[8],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],       バロン[12],
 ファルシオン[7],
芙蓉堂太一:「さて、寝てる場合じゃないよ、朝倉くん」
芙蓉堂太一:透明の小鳥が朝倉くんの元に飛来。頬をつつく。
芙蓉堂太一:「一気にやっちゃってくださいよー」笑う。
朝倉侑生:「何、あは」くすぐったくて笑い声が漏れる。「…そーだね」
朝倉侑生:指先が震える。限界はもう近い。だけど。やるしかない。
朝倉侑生:「……ボクのこと、皆に見てもらうんだから!」
朝倉侑生:指先をピストル状にして、空高く撃つ。透明な小鳥の間を駆け巡り矢は敵の元へ。羽根が舞う。光は迸る。
朝倉侑生:絡みあうように飛んだ無数の矢は、ミナちゃん周辺の敵に向かって落とされるよ!
“プリースト”:「エッ」捌ききれずに、何機かがブロックごと破砕する。
GM@LAW:次はミナちゃんの手番!
朝倉侑生:「動きやすくなったかな~?」荒く息を吐きながら遠くを見る。「あはっ、かわいーカッコしちゃって」
夏川ミナ:ウェイウェイ!
夏川ミナ:んー、どうするかな。もう常勝もないし。
夏川ミナ:確実に行くか……
ロコ:ファイッ
夏川ミナ:本気で行きます。マイナー無し、メジャーは《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》《獅子奮迅》。
夏川ミナ:バロンとコランダムを殴ります。
芙蓉堂太一:オートで《援護の風》。ダイス数+9個。侵蝕2上昇。
GM@LAW:来ませいっ
夏川ミナ:26dx6+6
DoubleCross : (26R10+6[6]) → 10[2,3,4,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,6,7,7,8,9,9,9,9, 10,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,2,3,3,4,5,5, 8,8,8,10]+10[1,1,8,8]+ 3[2,3]+6 → 39

夏川ミナ:うおあおあ、低い
GM@LAW:リアクション!
“バロン”:7dx+4 ドッジ
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,3,3,4,5,6,10]+7[7]+4 → 21

滝瑞果:あぶないなー
GM@CHAOS:クソー!避けれねえ!
“コランダム”:《球電の盾》《マグネットフォース》。バロンをカバー。
GM@LAW:ダメージをば!
夏川ミナ:ダメージはふるってくれよー
夏川ミナ:ここでコランダムが残ると無駄に厳しい
夏川ミナ:4d10+1d10+31 もろもろ有効
DoubleCross : (4D10+1D10+31) → 23[1,6,6,10]+4[4]+31 → 58

GM@CHAOS:くっ、いいダメージ……!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+12した(侵蝕率:121->133)
“コランダム”:《電磁反応装甲》3枚!ガード装甲で引いて2倍して、ダメージ0に凌ぎます。
夏川ミナ:ひえー
夏川ミナ:「硬い……ううむ」
夏川ミナ:番長陣営との戦いで全力を出した事が尾を引いている。
夏川ミナ:(あれ? もしかすると、結構まずいのでは?)
夏川ミナ:「……」
“コランダム”:「エイッエイッ」
夏川ミナ:「エイッエイッではありません」
夏川ミナ:「次。 ……次は本気で行きますからね」 手甲を打ち合わせる。
クライン・ネバーエンズ:《いや。次はこちらさ》
GM@LAW:ローバロンの行動を行います。
ロコ:こいっ
“バロン”:マイナー《真なる雷》。
“バロン”:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《原初の赤:スキルフォーカス》《雷の槍》。
GM@LAW:choice[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ]
DoubleCross : (CHOICE[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ]) → ロコ

GM@LAW:ロコ!
ロコ:俺じゃん
ロコ:まあカバーはいいかな?
夏川ミナ:グエーッロコ太郎ーッ
“バロン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,4,6,6,7,10]+10[6,7]+1[1]+14 → 35

ロコ:ドッジ!
ロコ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,5,9,10]+1[1] → 11

ロコ:さあダメージ来い!
“バロン”:4d10+31 装甲無視
DoubleCross : (4D10+31) → 21[1,8,7,5]+31 → 52

ロコ:痛いよお
ロコ:親父のロイスを切って立ち上がろう
“バロン”:細かなブロックが寄り集まり、ミサイルとして撃ち込まれていく。
“バロン”:「エイッ」
ロコ:「エスエスッ」声真似して避けてみようとするが、あんまり効果がない。食らうぞ。
ロコ:「うぐぐ、仲間だと思わせて攻撃を躊躇わせるのは失敗か……!」
GM@LAW:次!カオスバロンの手番!
ロコ:「これ以上撃たれると困るな。」
“バロン”:こちらのバロンはマイナーなし。《真なる雷》は何故か使えない理由がある!
GM@LAW:choice[平賀,柳武,霧灯,エリス,羽石]
DoubleCross : (CHOICE[平賀,柳武,霧灯,エリス,羽石]) → 霧灯

GM@LAW:霧灯!
霧灯夢二:ぐえー
“バロン”:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《原初の赤:スキルフォーカス》《雷の槍》で攻撃。
GM@CHAOS:ウオー!コロセー!
“バロン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[3,3,4,5,5,6,7,7,8,8,9]+10[5,5,6,9,10]+ 5[1,5]+14 → 39

霧灯夢二:うーん、ドッジ
霧灯夢二:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 8[5,6,7,7,8] → 8

霧灯夢二:無理!
エリス・トリオン:カバーする
GM@CHAOS:OK。エフェクトの宣言をどうぞ
エリス・トリオン:崩れずの群れ、八重垣でガード!
“バロン”:4d10+18 もろもろ有効
DoubleCross : (4D10+18) → 13[2,5,5,1]+18 → 31

エリス・トリオン:装甲で12、ガードで12。
エリス・トリオン:デモンズウェブすら必要ない。7点受けて止めよう
GM@LAW:く、くそ……
GM@CHAOS:た、たったそれだけ!?
柳武歩:すげえ
エリス・トリオン:単体だし
“バロン”:「エイッ」ロコ同様に、霧灯に向けてもミサイルの雨が殺到する。
エリス・トリオン:「分かってると思うが」
霧灯夢二:「っ……!」
エリス・トリオン:「手を止めんなよ、絵描き」
霧灯夢二:「……分かってるさ。」筆をスケッチブックに滑らせ、最後に目に点を打つ。
絵の平賀迅:「そして信じているとも、ここで止めてくれるとな。」
GM@CHAOS:では、行動はそのまま夢二くんの番!
霧灯夢二:マイナーなし!
霧灯夢二:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》。オートで《紡ぎの魔眼》!
霧灯夢二:対象はファルシオン!
エリス・トリオン:霧が展開される。全てのガラクタには、越える資格がない。
GM@CHAOS:OK!命中判定をどうぞ!
霧灯夢二:13dx7+1
DoubleCross : (13R10+1[7]) → 10[2,3,4,4,4,6,6,7,7,8,8,10,10]+5[2,2,2,5,5,5]+ 1 → 16

霧灯夢二:えっ
GM@CHAOS:む、回らない……!
霧灯夢二:さ、さあ避けて見ろ!
“ファルシオン”:ドッジ!
“ファルシオン”:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[4,4,5,5,6,6,7,8,8,9,10]+4[4]+4 → 18

霧灯夢二:ロイスを切る!
GM@LAW:いえ、待ってください。
霧灯夢二:ん?
GM@LAW:ここは突き放します。
“バロン”:《創造主の業》。
夏川ミナ:この野郎!
柳武歩:それがまだあったか…
霧灯夢二:そんなもの持ってたのかよ!
“ファルシオン”:18+4d10
DoubleCross : (18+4D10) → 18+20[5,1,4,10] → 38

霧灯夢二:ロイスは取り下げ…!みんな御免…!
柳武歩:しゃあない!切り札は使わせた!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:135->142)
絵の平賀迅:平賀迅のスケッチ画が一足飛びにファルシオンの懐に飛び込み、絵の乾電池を握り込む!
“ファルシオン”:「エイッ」
“バロン”:「エイッ」
GM@LAW:連携した攻撃。スケッチ画を十字砲火で迎撃する。
絵の平賀迅:電撃が十字砲火に呑まれ、消える「ふっ…即席の避雷針か。」
絵の平賀迅:「まぁいい、切り札は切らせた。後は私が上手くやってくれるだろう。なぁ?」
絵の平賀迅:消える寸前、平賀君に目線を向け、微笑む。
GM@LAW:次!ロコくん!
平賀迅:「まったく、私の分身なら失敗するなよ! ……だが、よく先に」
平賀迅:「よく先に繋いだ」
ロコ:フンフンフーン
ロコ:どうしよ
ロコ:この後コランダム君とファルシオン君の攻撃があるんだよなーふんふーん
GM@CHAOS:どうしますー?
ロコ:待機で。
GM@CHAOS:了解です。
GM@LAW:次!コランダム!
“コランダム”:マイナーなし、メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《雷の残滓》。
GM@LAW:choice[滝,芙蓉堂]
DoubleCross : (CHOICE[滝,芙蓉堂]) → 芙蓉堂

GM@LAW:芙蓉堂!
芙蓉堂太一:げっ
GM@LAW:命中で邪毒5を与えるぞ!
芙蓉堂太一:ぐえー
“コランダム”:7dx@7+11
DoubleCross : (7R10+11[7]) → 10[1,4,5,6,9,9,10]+10[2,4,10]+10[7]+2[2]+11 → 43

GM@CHAOS:ちょい待ち!
GM@CHAOS:とりあえず判定前に何かあるかは聞きましょう
GM@CHAOS:判定前に何もなければ、このまま判定後の処理にいこう!
滝瑞果:《チェンジ》。対象を滝に変えます。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+3した (侵蝕率:120->123)
GM@LAW:ではリアクションを!
滝瑞果:《カウンター》《スキルフォーカス》。達成値補正は先程と同様。
滝瑞果:4dx+35
DoubleCross : (4R10+35[10]) → 7[1,3,4,7]+35 → 42

滝瑞果:1足りない……出目が悪いなあ
GM@CHAOS:惜しい……!
滝瑞果:《勝利の女神》。達成値を+18。
滝瑞果:達成値は60です。
GM@CHAOS:惜しいって言ったのに!
GM@LAW:ダメージをおくれ!
GM@CHAOS:全然惜しくない!
滝瑞果:私も切りたくなかった
滝瑞果:7d10+11
DoubleCross : (7D10+11) → 28[8,1,4,2,1,8,4]+11 → 39

滝瑞果:大したダメージじゃないな……装甲ガード有効。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+10した (侵蝕率:123->133)
GM@LAW:そのダメージはですね
GM@LAW:落ちるんだよな……!
GM@CHAOS:ちくしょう!なぜおまえが!
“コランダム”:《蘇生復活》!
“コランダム”:「エイッ」砲弾が投下される。
“コランダム”:狙いは芙蓉堂。炸裂すれば破片が毒のように苛むことだろう。
滝瑞果:カン!パギャ!!
滝瑞果:空中の複数箇所で炸裂音が響く。弾頭の速度は目視できない。
滝瑞果:だが、砲弾はそのまま撃ち落とされ、コランダムに直撃。
滝瑞果:「まだ足りないか?」
“コランダム”:「エッ」
滝瑞果:砲弾がめり込んだ装甲の亀裂に、周回していた複数の金属ボルトが集中し、
滝瑞果:「ブッ壊れろ」
滝瑞果:ガガガガガガガガガガ!!!
滝瑞果:装甲の内部で互いに衝突、爆砕し、中から破壊する。
クライン・ネバーエンズ:《なんとも苛烈なものだ。それが遺産の実力か?》手をかざすと、破壊された多脚戦車の似姿が無理矢理に積まれて行く。
滝瑞果:本気で使えば、ただでさえ予測不能の自在軌道を“衝突”させ、空中跳弾と破片で殲滅することができる遺産だった。
滝瑞果:「あのな……いいか。黙れよ。一度しか言わないぞ」
滝瑞果:「死ね」
クライン・ネバーエンズ:《フ》微かに笑う。
GM@LAW:次は柳武さんの手番!
柳武歩:ういす
柳武歩:マイナーなし
柳武歩:メジャーはコンボ「エターナル・デヴァステーション」
柳武歩:《コンセ:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》でファルシオンを攻撃だ
柳武歩:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,5,5,5,6,7,7,10]+10[4,5,8]+ 10[9]+4[4]+4 → 38

柳武歩:《剣精の手》で更に回す!
柳武歩:1dx7+44
DoubleCross : (1R10+44[7]) → 10[8]+10[8]+10[8]+10[7]+3[3]+44 → 87

GM@CHAOS:87!?す、すげえ!
GM@LAW:きみさあ……
“ファルシオン”:一応ドッジしてみます。
“ファルシオン”:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[1,4,5,5,7,7,8,8,8,9,10]+10[10]+2[2]+4 → 26

GM@LAW:回ったけども!
GM@LAW:ダメージを!
柳武歩:9d10+27
DoubleCross : (9D10+27) → 61[6,9,5,10,9,9,1,2,10]+27 → 88

GM@CHAOS:すごいダメージだ……!
GM@LAW:まだ生きているぞ!無傷だったのに結構もらったな……!
柳武歩:手にした鉄パイプが重く、先端が鋭く変形していく。
柳武歩:「前座が!いつまでも!居座ってんじゃねえ!」
柳武歩:変成した突撃槍を脇に抱えて走り、身体ごとぶつかるような勢いで突き刺す!
柳武歩:プロムの事件後からずっと、持久力を高めるトレーニングは続けてきた。
柳武歩:武器を変形させる戦い方は裏Rファイトの事件の時に覚えた。
柳武歩:(通用する。今まで積み重ねてきた、全部で戦える!)
“ファルシオン”:「エッ」鉄パイプを受けるための構えた剣が刺し折れる。。
GM@LAW:次の手番の前に、一つ連絡!
ロコ:おう!
柳武歩:あ、ちなみにこちら侵蝕は111→121です
GM@CHAOS:ここからカオス側の行動が多くなるのでその前に言っておきましょう
GM@LAW:本戦闘についてですが、片方のSIDEで敵を全滅させた場合、
GM@LAW:手番が余っていれば、行動値順の直前にオートアクションで反対陣営に登場できるとします。
霧灯夢二:おお
柳武歩:まじかー
羽石夏澄:なんと
平賀迅:オート登場か……
GM@LAW:出現位置は初期位置としましょう。出ないでおくことも自由ではあります。
GM@CHAOS:ですので、救援に行きたい人は上手いことエネミー倒しを調整したりするとよいかもしれません!
平賀迅:質問を
GM@LAW:はい
平賀迅:敵を全滅させると同時に不思議な要因でこちらが戦闘不能になったとき
GM@CHAOS:はい。
平賀迅:次シーンで継戦したい場合はちゃんとタイタス復活する必要がある感じですか?
GM@CHAOS:次シーンというのはクライン戦?
平賀迅:あ、そうですね。そうなります
GM@CHAOS:この場での戦闘が終了した時点で一度戦闘は終了して、戦闘不能状態は回復しますので
GM@CHAOS:タイタスで復活する必要はないとしましょう。
平賀迅:分かりました。ありがとうございます!
平賀迅:私からは質問は以上です
GM@CHAOS:もちろん、逆サイドに救援に行く場合は戦闘不能状態のままで行っても復活しませんのでそこはご注意ください。
GM@CHAOS:では、ラウンド進行を続けましょう!
平賀迅:ウス!
GM@LAW:次はファルシオンの手番です。LAWからやりましょう。
ロコ:エイエイ
“ファルシオン”:《アンバウンド》で足踏みし、
夏川ミナ:ぺたぺた
“ファルシオン”:今度こそ芙蓉堂君を取りに行こう。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《スパークウェッジ》。
芙蓉堂太一:ぎえー
“ファルシオン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[2,3,4,5,5,7,8,8,10,10,10]+10[4,5,6,6,8,10]+ 6[5,6]+14 → 40

芙蓉堂太一:ドッジします
芙蓉堂太一:6dx+2=>40
DoubleCross : (6R10+2[10]>=40) → 10[4,7,8,9,9,10]+3[3]+2 → 15 → 失敗

芙蓉堂太一:くっ
“ファルシオン”:5d10+28 装甲無視
DoubleCross : (5D10+28) → 26[1,7,3,9,6]+28 → 54

芙蓉堂太一:倒れてロコくんのロイスをタイタス昇華、復活します。
“ファルシオン”:「エイッ!」単純な振り下ろしの一撃。
“ファルシオン”:だが、交戦を重ねていけば。当然人間は疲弊する。ブロックにはそれがない。
芙蓉堂太一:まして、直接戦闘は不得手だ。正面から斬られる。
芙蓉堂太一:「痛っ……たたたた」たたらを踏み。
GM@LAW:次!カオスファルシオンも襲いかかるぞ!
芙蓉堂太一:「あーあ、今回もまた制服ダメにしちゃうよ……」脂汗をかきながら無理に笑う。
GM@LAW:choice[霧灯,羽石]
DoubleCross : (CHOICE[霧灯,羽石]) → 霧灯

“ファルシオン”:マイナー《アンバウンド》、メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《スパークウェッジ》。
“ファルシオン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[1,1,1,1,1,3,4,6,8,9,9]+10[5,6,8]+10[8]+ 3[3]+14 → 47

GM@CHAOS:リアクションをどうぞ!
霧灯夢二:ドッジ!
霧灯夢二:活性の霧で-2!
霧灯夢二:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[3,3,8] → 8

霧灯夢二:無理!
GM@CHAOS:では、ダメージだ!
霧灯夢二:来い!
“ファルシオン”:5d10+28 装甲無視
DoubleCross : (5D10+28) → 30[5,9,1,8,7]+28 → 58

霧灯夢二:死ぬ!
霧灯夢二:柳武さんのロイスを昇華して復活!
“ファルシオン”:「エイッ」折れた剣を投げ捨て、重質量による体当たりで仕掛ける。
霧灯夢二:「がはっ……!」細枝のように軽く細い体が吹き飛ばされ、空中母艦の甲板に転がる。
エリス・トリオン:「な、チッ!」舌打ちする。攻撃を把握し損ねた。
GM@LAW:次は羽石さんor平賀くん!
霧灯夢二:「…あ、ぐ………。」這ってスケッチブックとペンを確保する。
羽石夏澄:ズアッ
平賀迅:羽石さん頼みます!
GM@CHAOS:行動をどうぞ!
羽石夏澄:と言うわけで先に行ってもよろしいか!
羽石夏澄:行きます!
GM@LAW:来いやっ
羽石夏澄:マイナーでメイド服拾っておきます。
羽石夏澄:で、メジャーでコンボ:ターミナル。《雨粒の矢》+《塞がれた世界》+《完全なる世界》+《スキルフォーカス》+《確定予測》でカオス・ファルシオン、カオス・バロンに攻撃!
羽石夏澄:あ、すみませんちょっと確定予測の残り確認します。
羽石夏澄:うむ、これが3回目だ!あと1回ある!
GM@CHAOS:確かこOK!では、判定をどうぞ
GM@CHAOS:変な文字が入った
GM@CHAOS:判定どうぞ!
羽石夏澄:13dx+18 リアクションC値+2!
DoubleCross : (13R10+18[10]) → 10[2,3,3,4,4,5,5,5,6,8,9,9,10]+1[1]+18 → 29

GM@LAW:C値2はどうしようもない!どちらもガードします。
GM@CHAOS:C値10でよくクリティカルするなあ……!
GM@CHAOS:ダメージをどうぞ!
羽石夏澄:4d10+36
DoubleCross : (4D10+36) → 26[10,7,5,4]+36 → 62

羽石夏澄:いいぞいいぞ!
GM@LAW:バロンは当然無理!死亡!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+17した(侵蝕率:139->156)
羽石夏澄:で、スパークウェッジがあったので、死にます。
羽石夏澄:ロイスを取得。
GM@LAW:ファルシオンは健在!だいぶキツイが!
羽石夏澄:居場所/アカデミア/憧憬/隔意:○ そしてこれをタイタス化、消化して復活!HP11!
GM@LAW:演出をどうぞ!
羽石夏澄:すみません、タイタス化だけして復活はしません!そして倒れた時にオートで《ラストアクション》します!
GM@LAW:OK!やりたまえ!
羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+5した(侵蝕率:156->161)
羽石夏澄:と言うわけで再行動!再びターミナル!《雨粒の矢》+《塞がれた世界》+《完全なる世界》+《スキルフォーカス》+《確定予測》でファルシオンを殺る!
GM@LAW:念入りにも程がある……
羽石夏澄:15dx+20 くらえ!リアクションは相変わらずのC値+2!
DoubleCross : (15R10+20[10]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,4,5,8,8,9,9,10]+1[1]+20 → 31

GM@LAW:だから無理だって!ガードだよガード!
羽石夏澄:5d10+44
DoubleCross : (5D10+44) → 24[10,5,3,3,3]+44 → 68

羽石夏澄:羽石夏澄の侵蝕率を+17した(侵蝕率:161->178)
GM@LAW:うーん!そのダメージは沈む!
GM@LAW:そしてファルシオンは復活を持っていない!それ故の優先カバー対象なのだ。
GM@LAW:CHAOS側はこれで全滅です。
羽石夏澄:よし。
GM@LAW:演出をば!
羽石夏澄:「…いよいよ、かきょー、ってかんじですね。ん?まだラスボスじゃないって?」戦況を眺めてポツリと。
羽石夏澄:「ふふふー。やっぱり、ラスボスを殴るのはこう、ヒーロー!って感じの人でないと、ですよ」
羽石夏澄:側で戦っている仲間達と。向こうで戦っている友を見る。
羽石夏澄:「私は――」
羽石夏澄:両手と胸を目一杯、広げる。敵は、まだ、二体。
羽石夏澄:「そーいう柄じゃ、ない、ですからっ!!」
羽石夏澄:叫びとともに、炸裂する。不可視だった領域は密度を増し、名状しがたい模様を浮かばせている。
羽石夏澄:それは、例えれば――虚無、のような。
クライン・ネバーエンズ:《何?あれは……》
羽石夏澄:それは、兵器たちを飲み込み、存在を塞ぐ。
羽石夏澄:全ての否定、存在の終点。
羽石夏澄:その領域を操りながら、少女はにこやかに笑う。
“バロン”:「エ――」
“ファルシオン”:「――」
GM@LAW:ブロック構造ごと、呑まれて消えた。
羽石夏澄:ばちばちと、耳の奥で音が鳴る。そういえば、さっきすごいのくらったっけ。
クライン・ネバーエンズ:《……丸ご…消滅してしまえば…最構……も意味を……》ホログラムが乱れる。
平賀迅:「……あれが夏澄の領域だったのか。『視えた』のは初めてだな……」
羽石夏澄:意識が遠のく。それでも、緩めない。笑う。わらう。
エリス・トリオン:「な――」
羽石夏澄:「へへ……」
【配置:CHAOS(殲滅成功)】
   柳武[7],      
   霧灯[9],  10m 平賀[6],
   エリス[2],     
   羽石[6],
GM@CHAOS:これでカオス側のエネミーは全滅する!これによってキミたちの進行を妨げる障害はなくなる!
霧灯夢二:「……!」流石に唖然として羽石さんを見る
柳武歩:羽石さんの身体を支える。
柳武歩:「よくやってくれた羽石。お前…ホント、立派だぜ」
エリス・トリオン:「馬鹿か!? まだ上げるかよ……!」
GM@LAW:では改めて、平賀くんの手番。
羽石夏澄:力を失い、柳武さんにもたれかかる。その表情は、穏やかに微笑んでいる。
平賀迅:「……交戦音は……まだ聞こえる」 目を閉じ、《地獄耳》で離れた戦場の様子を探り、目を開く。
平賀迅:「お節介をしに行ってくる」
平賀迅:オートアクションでLAW戦場初期位置に移動します。
【配置:LAW】
   朝倉[20],       
   滝[7],         コランダム[8],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],       バロン[12],
 ファルシオン[7],
   平賀[5],
平賀迅:マイナーで《イオノクラフト》、コランダムの頭上10m地点に移動。
平賀迅:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》+《一閃》。《一閃》移動に際して《縮地》。セルフ《援護の風》も使用。なので《バックスタブ》も乗る。
平賀迅:対象はロウ・コランダム!武器は素手!パワー!
GM@CHAOS:そ、そう簡単にやられるかー!
平賀迅:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,1,1,3,4,5,5,5,6,8,8,9,9,9,9]+ 10[1,3,3,6,7,9]+10[6,7]+10[8]+1[1]+4 → 45

GM@CHAOS:高い!?
“コランダム”:《球電の盾》でガード!ダメージをどうぞ。
平賀迅:5d10+15
DoubleCross : (5D10+15) → 25[8,5,2,3,7]+15 → 40

GM@LAW:弾ききれない!HP1を削られて死ぬ!
GM@LAW:復活もない!コランダム撃破!
平賀迅:CHAOS戦場の足場を蹴り、イオノクラフトで悠然と飛ぶ。《地獄耳》で相手の戦況は大体掴んだ。
平賀迅:「……盾を割る」
平賀迅:手元の高速振動ブレードを撫で付けると、瞬時のみそれを稲妻へと還元。速度と推力を得て、LAW側コランダムの脚部に突き刺さる。
夏川ミナ:「は」
“コランダム”:「エッ」巨体が傾ぐ。
平賀迅:少し遅れて稲妻となった平賀本体が飛来。動きを縫い止められたLAWコランダムの中心を拳で殴り抜く。 
“コランダム”:「ッ――」
平賀迅:「……狙いが逸れたな。最高に格好良くは、いかないものだが」
“コランダム”:張子の最構成を維持できず、その場で崩折れていく。
平賀迅:やり方はさっきと同じだ。機械の中核を掴み、引き抜き、破壊する。再構成すら許さぬように。
【配置:LAW】
   朝倉[20],       
   滝[7],         平賀[6],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],       バロン[12],
 ファルシオン[7],
夏川ミナ:「趣旨替えですか? いつから拳闘士に?」
平賀迅:「今ここに間に合うためだけさ。君を真似た。及第点くらいは貰えると、嬉しいね」 中核を放り捨て、ミナに振り返る
平賀迅:それはそれとして侵蝕率が11上がります。ヒーッ!
平賀迅:140→151! 以上です!
GM@CHAOS:では、次はエリスくんの番!
エリス・トリオン:オートアクションでロウ側に移動。
エリス・トリオン:滝さん達のエンゲージへ。
エリス・トリオン:マイナーなし。メジャーで
【配置:LAW】
   朝倉[20],       
   滝[7],         平賀[6],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],       バロン[12],
 ファルシオン[7],
   エリス[2],     
エリス・トリオン:・・・まあファルシオン殴っとくか。
エリス・トリオン:7dx-2
DoubleCross : (7R10-2[10]) → 9[4,4,4,5,6,7,9]-2 → 7

GM@LAW:ドッジ!
“ファルシオン”:11dx+4
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[1,1,2,4,4,5,7,8,8,9,10]+10[10]+6[6]+4 → 30

GM@LAW:お前無駄にすごいな!
ロコ:高い高い
エリス・トリオン:お前のダイス運を使わせた
エリス・トリオン:干渉したぞ・・・俺のダイス運に侵されるが良い・・・
エリス・トリオン:では、朝倉君たちの周囲に霧が展開する。
朝倉侑生:「……これ」
エリス・トリオン:霧の奥、斜め背後から、ファルシオンを蹴りつける。
エリス・トリオン:狙いは雑だ。あくまで、滝さん達から距離を取らせるための牽制攻撃。
“ファルシオン”:「エッ」
エリス・トリオン:「なァにをチンタラやってやがる、秩序の犬ども」
朝倉侑生:「――エリスくん!」
エリス・トリオン:ファルシオンとの間で実体化する。
エリス・トリオン:「おつかれのようなら、帰って寝てろ」
朝倉侑生:「そーできるんだったら、そーーしてるよ!ほんっと…」思わず笑みが零れる。
朝倉侑生:「ムッカつく!」
GM@CHAOS:では、邪毒も消されてクリンナップは何もないので、このまま3ラウンド目!
ロコ:街な
GM@LAW:街だぜ
GM@CHAOS:な、何だ
エリス・トリオン:「こっちの台詞だ、さっきから、キラキラキラキラしやがって」獰猛な笑みを返す
平賀迅:CITY……
ロコ:待機してた俺の番だぜ
ロコ:マイナーなし、メジャーで《アドヴァイス》+《戦場の魔術師》
GM@CHAOS:それがあったか!ロコ太郎……!
ロコ:夏川くん、朝倉くん、平賀マンにかけるよ。
ロコ:「おお、援軍だ。頼もしいな。これでもう一発喰らわずに済むかな。」
ロコ:とか、平賀君に仕留めないと俺が怒るからな!とプレッシャーをかけるよ。
ロコ:以上だ!侵食は129になるよ。
平賀迅:「恐らくだが、君のおかげだよ。どうも君の断迷の力がこちらまで及んだらしく、少しばかり手早く済んだのでな。顔を見に来たんだ」
GM@CHAOS:では、3人はプレッシャーとともに体の奥底から力が溢れ出す!
GM@CHAOS:改めて3ラウンド目!
GM@CHAOS:まずはセットアップから!
GM@CHAOS:行動がある人はどうぞ!
朝倉侑生:ナシダヨー
平賀迅:ナイデス
ロコ:ラフランス
GM@CHAOS:それは梨です
GM@LAW:エネミーもないよ
芙蓉堂太一:最後の《限界突破》使用。《援護の風》使用回数がラウンド2回に。侵蝕3上昇!
滝瑞果:ナシ
夏川ミナ:無しです
GM@CHAOS:夢二くんあたりはどうします?
霧灯夢二:うーん…
GM@CHAOS:梨なら梨でもいいですよ!
霧灯夢二:《活性の霧》《原初の白:力場の形成》、柳武さんにかけます。
霧灯夢二:攻撃力+30、ドッジダイス-2.
柳武歩:もらったぜ
GM@CHAOS:OK!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+8した(侵蝕率:142->150)
GM@CHAOS:では、セットアップはこれで終了!
ロコ:がんばれーがんばれー
GM@CHAOS:まずは行動値20のユウキくんの番から!
朝倉侑生:ウーン
朝倉侑生:マイナーアクションでジェネシフトします。
朝倉侑生:147+1d10
DoubleCross : (147+1D10) → 147+4[4] → 151

GM@CHAOS:そう来たか!
朝倉侑生:メジャーアクション。範囲攻撃でバロンに攻撃。使用エフェクトは《滅びの光》《破壊の光》《光の手》《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》侵蝕率9上昇。
芙蓉堂太一:オートで《援護の風》。ダイス数+9個。侵蝕2上昇。
朝倉侑生:ありがとう!
朝倉侑生:22dx@7+2
DoubleCross : (22R10+2[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,2,3,3,3,5,8,8,8,8,8,9,9, 10,10,10]+10[3,4,4,5,5,6,7,8,9,10]+6[3,4,5,6]+2 → 28

朝倉侑生:低くない?低く…低くない?
GM@CHAOS:おや、アドヴァイス入ってるのでC値は6では
朝倉侑生:あっまた忘れてた!すみません
GM@CHAOS:振り直しカモン!
ロコ:そうなのだ。
ロコ:8こだいすもあがるよ
朝倉侑生:ごめんよ!
朝倉侑生:30dx@6+2
DoubleCross : (30R10+2[6]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,4,5,5,6,6,6,6,7,7,7, 8,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,5,6,7,7,7,8,8,9,9,9, 10,10]+10[1,1,3,6,7,7,8,9,9,9,9]+ 10[1,2,4,8,8,9,10,10]+10[1,4,7,7,8]+ 10[1,7,7]+10[3,6]+10[8]+3[3]+2 → 85

GM@CHAOS:ゲーッ!?
朝倉侑生:よかったあ
夏川ミナ:強すぎw
芙蓉堂太一:やったぜ
GM@LAW:だからさあ!
“バロン”:ドッジ……
“バロン”:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,2,3,7,9,10,10]+8[3,8]+4 → 22

GM@LAW:頑張ってるんだけどなあ
朝倉侑生:やったー、ダメージいきますね
GM@LAW:こい!
朝倉侑生:攻撃力上がる支援は受けてないですよね?
GM@CHAOS:ないはずです
朝倉侑生:はい!すみません。では
朝倉侑生:9d10+14
DoubleCross : (9D10+14) → 43[5,3,4,2,8,5,9,3,4]+14 → 57

朝倉侑生:装甲値有効!
夏川ミナ:本当に強いな君!
GM@CHAOS:くっ、やる……!
GM@LAW:い、生きてるもん!まだ平気だもん!
朝倉侑生:なにい
夏川ミナ:まじかよ
朝倉侑生:ロコくんと迅くんのやり取りを聞いてちょっと笑う。「…あの人、いっつもあんな感じなの?」
滝瑞果:「……ロコは」
滝瑞果:「いっつも、あんな感じだよ」
滝瑞果:「いつも通りだ」
朝倉侑生:「えー、スッゴイねえ。やんなっちゃうくらい」
朝倉侑生:指先でミナちゃんと迅くんが重なる。「……負ける気がしないって感じの人ばっかで」
朝倉侑生:その奥に敵。そこに狙いを定めて、矢を撃ち落す!
芙蓉堂太一:そこに小鳥を飛ばす。光を、確実に当てるために。
“バロン”:刺し貫かれた軍用機はそれでも、体勢を立て直してなおも睥睨する。
GM@LAW:次はミナちゃんの手番!
夏川ミナ:ほい!
夏川ミナ:うーむ。最後のマスヴィジョンはクラインにとっておきたかったんだけどな・・・
夏川ミナ:これ以上この戦いを長引かせたくないし、本気で行きます。
夏川ミナ:《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》《マスヴィジョン》。バロンを殴ります。
GM@CHAOS:全力だ……!
夏川ミナ:援護をくれたりする糸目の人はいるのかい!
芙蓉堂太一:いるぜ!
芙蓉堂太一:ここにな!
夏川ミナ:ヒューッ!
芙蓉堂太一:オートで《援護の風》。ダイス数+9個。侵蝕2上昇。
GM@CHAOS:透明のコブラが!
GM@CHAOS:では、判定をどうぞ!
夏川ミナ:ロコ太郎のアドヴァイスでC-1のダイス+6。で、援護の風。
ロコ:ダイスは+8だよ
夏川ミナ:8か!thx!
夏川ミナ:29dx6+6
DoubleCross : (29R10+6[6]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,4,5,5,5,6,6,6,7,7, 8,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,3,3,5,6,6,7,7, 8,8,8,9,10]+10[1,2,3,4,5,8,8,9,10]+ 10[4,4,6,10]+10[3,10]+10[7]+3[3]+6 → 69

GM@CHAOS:た、たけえ!
夏川ミナ:命を刈り取る形をしているだろ
“バロン”:ドッジしかないよ!
“バロン”:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[2,2,4,4,6,9,10]+3[3]+4 → 17

GM@LAW:やっぱり確実にクリティカルはするんだよなあ
夏川ミナ:7d10+1d10+31
DoubleCross : (7D10+1D10+31) → 48[8,9,8,9,3,10,1]+5[5]+31 → 84

GM@CHAOS:ダメージもすごい!
夏川ミナ:よ、よし!今度はいいで目だぞ!
GM@LAW:当然無理だよ!HP0!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+10した(侵蝕率:133->143)
“バロン”:《蘇生復活》!
夏川ミナ:あとすみません。さっき、ゾディアックコーデの副作用の侵食+2を忘れてたので、そっちもあげます
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+2した(侵蝕率:143->145)
夏川ミナ:ひえええ
夏川ミナ:もういいって!寝てろ!
GM@LAW:あげたまえ!
滝瑞果:このクソ野郎~~
夏川ミナ:「エイエイッさん。今の私は強いですよ」         「なにせ」
夏川ミナ:既に背後に回っている。
“バロン”:「エッ」
夏川ミナ:「……迅が見ていますからね!」 地面に叩きつけるように殴り飛ばし、すりつぶす。
“バロン”:すり潰された破片とは別のものが、同じような姿を取る。
クライン・ネバーエンズ:《よもや、ここまで削ろうとはな》
クライン・ネバーエンズ:《反攻せよ。攻勢を》
GM@CHAOS:次は再生したバロンの番!
GM@LAW:バロンの手番。
GM@LAW:choice[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ,エリス]
DoubleCross : (CHOICE[朝倉,滝,芙蓉堂,ロコ,エリス]) → ロコ

GM@LAW:ロコ!
ロコ:平賀くん狙ってよ
“バロン”:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《原初の赤:スキルフォーカス》《雷の槍》。
ロコ:え?平賀?
ロコ:ちくしょー来いよコラ?
平賀迅:同エンゲージは狙えないのさ!
“バロン”:11dx@7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[2,3,3,4,4,5,5,5,5,9,10]+4[2,4]+14 → 28

エリス・トリオン:かわせ! ロコ!
ロコ:避けるぜ~!
ロコ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,5,6,10]+6[6] → 16

ロコ:惜しい
GM@CHAOS:あ、あぶねえー!
エリス・トリオン:メジャー放棄カバーします。ガード《八重垣》。
ロコ:いえーい
“バロン”:3d10+14 もろもろ有効
DoubleCross : (3D10+14) → 19[5,10,4]+14 → 33

GM@CHAOS:ダメージだオラー!
エリス・トリオン:ガード12、装甲12、9ダメージ・・・・駄目だ、残りHPは7!
エリス・トリオン:落ちてしまう・・・俺は・・・無力だ・・・
エリス・トリオン:《デモンズウェブ》。
GM@CHAOS:ヒャッハー!
GM@CHAOS:ハッ!?
エリス・トリオン:5d10
DoubleCross : (5D10) → 25[6,3,3,8,5] → 25

滝瑞果:ノーダメージじゃねえか
GM@CHAOS:ゆ、許せねえ……!
エリス・トリオン:25軽減して、16弾きます
夏川ミナ:なんだこの茶番w
エリス・トリオン:侵蝕上昇。5。
“バロン”:「エイッ」ミサイル爆撃!
エリス・トリオン:発射された直後に。
エリス・トリオン:狙われたロコくんの背後から、鞭のように振るわれた霧の爆炎が叩き落とす。
エリス・トリオン:「いい加減に理解しろよ、ガラクタどもの王」
GM@CHAOS:ミサイルはロコにかすりもせずに撃墜される!
エリス・トリオン:「てめぇの意図は、これから何一つ叶わねぇ」
GM@CHAOS:次は行動値9の夢二くんの番だが、このまま行動終了してもいいし、何かしてもいい!
ロコ:やすんでてもいいんやで
霧灯夢二:待機!
GM@CHAOS:OK!
GM@CHAOS:では、次はロコくん!
ロコ:んーんー
ロコ:《アドヴァイス》+《戦場の魔術師》を朝倉君、ミナちゃん、芙蓉堂君にかけようかな。
GM@CHAOS:うお、本気ですね。
ロコ:マイナー無しでそのコンボを打つよ。侵食は7点上がって136だ!
GM@CHAOS:OK!演出があればどうぞ!
ロコ:流石に演出がなくなってきたぜ
GM@CHAOS:なければ飛ばしてもよい
ロコ:元々……演出を省きたいという気持ちで設定したフレーバー!
GM@CHAOS:そんな気持ちが!
ロコ:ということで皆頑張ってくれ!
芙蓉堂太一:がんばる!
GM@CHAOS:では、次は歩ちゃんか滝さんの番!
滝瑞果:じゃあファルシオンを撃ちましょうかね。
GM@CHAOS:OK!
柳武歩:お願いします。それで落ちたらこっちはバロンを叩く
滝瑞果:すいません、やっぱり歩ちゃんに譲りたいと思います。
柳武歩:イエス!こっちが動きます
GM@CHAOS:では、先に歩ちゃんの行動!
柳武歩:オートでLAW陣営の戦場へ。初期配置だから、ファルシオンが居るエンゲージのほうですね
GM@CHAOS:です!
【配置:LAW】
   朝倉[20],       
   滝[7],         平賀[6],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],       バロン[12],
 ファルシオン[7],
   エリス[2],     
   柳武[7],
柳武歩:マイナーなし、メジャー《コンセ:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》でファルシオン攻撃
柳武歩:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,3,3,4,6,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[3,4,5, 7,7,8,9,10]+6[2,2,3,6,6]+4 → 30

柳武歩:んー、怖いので《剣精の手》使います
GM@CHAOS:それが怖い!
柳武歩:1dx7+34
DoubleCross : (1R10+34[7]) → 10[9]+10[7]+6[6]+34 → 60

GM@CHAOS:だからー!
GM@CHAOS:なんでそうなるの!
“ファルシオン”:11dx+4 ドッジ
DoubleCross : (11R10+4[10]) → 10[2,3,4,6,6,6,6,9,9,9,10]+1[1]+4 → 15

GM@LAW:ダメージをよこしな!
柳武歩:7d10+57
DoubleCross : (7D10+57) → 33[1,6,6,5,6,4,5]+57 → 90

柳武歩:装甲有効です
GM@CHAOS:ぐえー!?
GM@LAW:無理だよ!
GM@LAW:そのダメージでファルシオンは落ちる!
柳武歩:「おし!全員揃ってんなぁ!一人も欠けてねえな!」
柳武歩:戦場を移動しながら呼びかける。
柳武歩:手にした突撃槍の外装はバラバラと剥がれ落ち、鋭い剣の形へ。
柳武歩:加速して跳躍、ファルシオンの顔面へと叩きこむ!
“ファルシオン”:「エッ」槍を払う動きが空を切る。
“ファルシオン”:顔面に当たる部位が拉げ、そのまま倒れ伏す。
【配置:LAW】
   朝倉[20],       
   滝[7],         平賀[6],
   芙蓉堂[6],  10m  夏川[18],
   ロコ[8],       バロン[12],
   エリス[2],
   柳武[7],
柳武歩:「っし!残り1!」
柳武歩:気合の声と共に剣を構える。
GM@CHAOS:では、次は滝さんの番!
滝瑞果:待機します。メジャー支援を温存!
GM@CHAOS:ならば、次!
GM@CHAOS:芙蓉堂平賀羽石で動きたい人からどうぞ!
羽石夏澄:しんでる!
平賀迅:では動きます。マイナーで高速振動ブレードを起動。ヒャッホーゥ!
平賀迅:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》+《一閃》。対象はバロンです。
GM@CHAOS:あー!起動された!
芙蓉堂太一:平賀くんにAランク:サポーターを使用。ダイス+2個。侵蝕2上昇。
平賀迅:受け取った!
平賀迅:更にアドヴァイスも乗っています。判定します
平賀迅:22dx6+3
DoubleCross : (22R10+3[6]) → 10[1,1,3,3,3,3,4,5,6,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,9, 10,10]+10[2,4,4,4,4,5,5,6,7,7,7,8,8,9]+ 10[2,4,5,6,7,8,10]+10[1,4,8,10]+1[1,1]+3 → 44

GM@CHAOS:た、高いだと!
GM@LAW:私はGMだぞ!やってみせよう。
“バロン”:7dx+4 ドッジ
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[2,5,5,6,6,10,10]+3[1,3]+4 → 17

GM@LAW:だ、だめだあ!
平賀迅:良い子のみんな!高速振動ブレードの攻撃力は高速振動ブレード一本分だぜ!
平賀迅:5d10+12
DoubleCross : (5D10+12) → 31[7,5,6,9,4]+12 → 43

平賀迅:諸々有効です
GM@LAW:もちろん……無理だよ!
GM@CHAOS:馬鹿な!高速振動ブレードの分の攻撃力が加点されているだと……!
GM@LAW:死にます!LAW側も全滅!
平賀迅:「お前が最後か。であれば教えてやろう。お前にとっては意味のない事だが……」
平賀迅:高速振動ブレードを起動しながら抜く。足場に斬撃が走る。そのままの勢いで、再構成されつつあるバロンの正面へ
平賀迅:「……今の私は強い」
平賀迅:横一文字に中核を斬り捨てる
“バロン”:「ッ」
平賀迅:「ミナが見ているからだ」
平賀迅:「クラウドデータにでも蓄積しておけ。ハハ!」
クライン・ネバーエンズ:《……そうか。そうか》
クライン・ネバーエンズ:《全てを退けるか。フ、ハハハ!それは……》
クライン・ネバーエンズ:《血が騒いでしまいそうだ。余も、武人として馳せてきた身であるが故に》
滝瑞果:「戦うのが楽しいのか。戦場が」
滝瑞果:「やっぱりお前は、クズだな。」それだけ呟く。
芙蓉堂太一:「やれやれ」背中を押すための風を吹かせ終わり、手を振る。
芙蓉堂太一:「せっかくなんか面白そうな話だってのに、そういうことを言う」
夏川ミナ:「喫茶店で、友人とクリームソーダを飲むほうが楽しいですよ」
GM@CHAOS:これでロウ側のエネミーは全滅。キミたちの進行を阻む障害は消滅する。両陣営は合流が可能になる。
朝倉侑生:「友人と?」ミナちゃんの後ろからヒョイと顔を出す。「恋人じゃなくて?」
夏川ミナ:「む……」 「……友人です。友人と飲むのが楽しいのです」
エリス・トリオン:「この状況で色ボケたぁ結構なこった」
エリス・トリオン:ミナちゃんと平賀くんの隣を通り過ぎながら先を見ている。
霧灯夢二:「まだ一番厄介そうな奴が残っているというのにな。」
平賀迅:「……ボケたのは朝倉侑生だけだからな。おい。聞いているか」
霧灯夢二:羽石さんに肩を貸しながら合流する。しかし、背が足りないのか半分引き摺るような状態だ。
羽石夏澄:「んん…むにゃらか……はい、だいじょーぶです……ごーです、ごー…」
柳武歩:「待たせちまったけどよ。ここにいる10人、誰も死んでねえぞ。クライン」
羽石夏澄:夢二くんによりかかりながらも、一応自分の足で歩いている。
柳武歩:「誰も死なねえぞ!」
GM@CHAOS:では、戦闘を終えたキミたち10人が合流を果たしたその時。
クライン・ネバーエンズ:《ああ。ああ。そのようだ。そうだ》
クライン・ネバーエンズ:《――昨日と同じ今日。 今日と同じ明日》
クライン・ネバーエンズ:《此処(せかい)は繰り返し時を刻み、変わらないように見えよう》
クライン・ネバーエンズ:《――だが》ホログラムが乱れ、
GM@LAW:衝撃とともに叩き潰される。
GM@LAW:ホログラムのあった場所には、荘厳な雰囲気をした、褐色肌の男が立っている。
夏川ミナ:「む」
クライン・ネバーエンズ:「斯様なものはもはや無い。外界(せかい)は既に変貌している!」
羽石夏澄:「ひゃっ」衝撃で意識を戻す
クライン・ネバーエンズ:「ここだけだ。この箱庭だけが、外から目を逸らしている。不自然極まりないことに」
クライン・ネバーエンズ:「それを正しく導く。余の使命は、それ以外にない」
滝瑞果:「……どいつも、こいつも」
滝瑞果:「アカデミアを潰そうとする奴らは、同じことを言うよな。どいつも、こいつも」
滝瑞果:「どいつも、こいつも……!!」
滝瑞果:左拳を握りしめる。
滝瑞果:「お前らの言う『自然』とやらがそんなにマシか!!!」
滝瑞果:「外と同じやり方が好きなら、外でやれよ!!マジな世界でよ!!!」
エリス・トリオン:「てめーと意見が合うのは癪でしょうがねえが」と、並び立つ。
エリス・トリオン:「全く同感だ。”自然”を取り戻す? いつからUGNは環境保護団体になったんだ」
エリス・トリオン:「”不自然”ね。有難くて仕方ねえ。それが間違ってるっつうんなら」
エリス・トリオン:マグネシウム白光を閃かせる。「その正義、ここで燃やし尽くしてやる」
滝瑞果:「……エリス。こんなの、頼むの初めてかな……」
滝瑞果:「守ってくれ」
滝瑞果:ジャラ、と拳の中でボルトが鳴る音がする。
滝瑞果:「あたしじゃなくて、クライン・ネバーエンズの……命をさ」
滝瑞果:「頼むよ」
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:「今日の俺は、“あいつら”だからな」 
エリス・トリオン:「あいつらと――甘くて、優しくて、愛すべき馬鹿共と同じく」
エリス・トリオン:「正義も、絆も、人の為も謳える」
エリス・トリオン:「任せろ」
エリス・トリオン:「てめーの願いを、叶えてやるよ」
滝瑞果:「そりゃあいい」かすかに笑う。「昔のやりかたなんか、忘れるに限る」
滝瑞果:「ありがとう」
エリス・トリオン:「ああ」 小さく応え、生徒会バッジを煌めかせて並び立つ。
エリス・トリオン:「俺達で護るぞ。アカデミアを」
GM@CHAOS:では、クライマックスフェイズ最終戦を開始します!
滝瑞果:「それが仕事だからな」
GM@CHAOS:敵は“学長”クライン・ネバーエンズ1人!行動値は14!
クライン・ネバーエンズ:悠然と構える。周りに兵器の姿はもはや無い。
GM@CHAOS:キミたちは10人全員が同エンゲージでそこから5メートル離れた位置にクラインのエンゲージが存在する!
【配置】
朝倉[20],滝[7],芙蓉堂[6],ロコ[8],夏川[18],
平賀[6],柳武[7],霧灯[9],エリス[2],羽石[6],

      10m 

    クライン[14]
GM@CHAOS:距離は10メートル!訂正!
GM@CHAOS:キミたちの勝利条件はわずかに二つしかない!
GM@CHAOS:クライン・ネバーエンズの打倒!もしくは2ラウンド目の終了時点で誰か1人でもPCが生存していること!
GM@CHAOS:覚悟はいいか!
ロコ:たおしてやる?
霧灯夢二:OK!
エリス・トリオン:きませい!
GM@CHAOS:では、最後の戦闘を開始しよう!
平賀迅:コロス……コロス……
羽石夏澄:やる!
芙蓉堂太一:いくぜー
柳武歩:っしゃあ!
朝倉侑生:うえい


GM@CHAOS:【OVEDED ACCDEMIA】

GM@LAW:点呼開始!
霧灯夢二:準備完了!(1/10)
朝倉侑生:準備完了!(2/10)
平賀迅:準備完了!(3/10)
芙蓉堂太一:準備完了!(4/10)
柳武歩:準備完了!(5/10)
GM@CHAOS:準備完了!(6/10)
夏川ミナ:準備完了!(7/10)
ロコ:準備完了!(8/10)
羽石夏澄:準備完了!(9/10)
エリス・トリオン:準備完了!(10/10)
全員準備完了しましたっ!

GM@LAW:では、戦闘を開始します。セットアップを順に処理していきましょう。
朝倉侑生:なし!
柳武歩:ない!
ロコ:ロイスをとらせてくれ……
GM@LAW:とるがよい!
エリス・トリオン:ないです
滝瑞果:ありません。
ロコ:SS!/宇賀神とわ/P:好意○/N:敵愾心/ロイス
GM@CHAOS:おお!
羽石夏澄:なし!
夏川ミナ:《スピードスター》します。攻撃力をアップして
平賀迅:ないぞ
夏川ミナ:ラウンド中リア不に。
芙蓉堂太一:今回はなしで
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+5した(侵蝕率:145->150)
ロコ:このロイスをSロイスにして、昇華して、使います。《常勝の天才》の回数を復活させる。
ロコ:そんで使います。
GM@CHAOS:ろ、ロコー!
夏川ミナ:うごお、本気だ
柳武歩:ヤベー
ロコ:皆の攻撃力を+32するよ
芙蓉堂太一:ひえー
ロコ:後ろを振り返る。少しペースを間違えたかもしれない。時間をかけてしまっている。
エリス・トリオン:ウヒョー
ロコ:「心配してるわけじゃないよ。ただ、まあ、ちょっとね。」
ロコ:「もうちょっと強い所を見せたくなってしまった。」
ロコ:以上です
GM@CHAOS:クソ、SSランクめ!では、クラインのセットアップ!
クライン・ネバーエンズ:《カームダウン》。
GM@LAW:ラウンド間、自分含む全員の判定のダイスを-6個。
クライン・ネバーエンズ:「――レネゲイド。身に沁みた未知のウィルスは、人を遙かに超えた異能を手にし」
クライン・ネバーエンズ:「ある者は理性を蝕み。ある者は暴走し。ある者は虐げられ。そしてある者は人を害する」
クライン・ネバーエンズ:「しかし余は。卿らはだ。人と超人の狭間に立ち、世界を護るための朋だ」
クライン・ネバーエンズ:「裏切り者(ダブルクロス)の謗りを受けようとも、余らの拠って立つは盾であらせば!」
クライン・ネバーエンズ:「ここを凌いでみせるが良い。『デューク』」
GM@LAW:クラインが放つプレッシャーが、周囲のレネゲイドを調伏するかのごとく畏怖させる。
GM@LAW:次!動くものは!
霧灯夢二:はい!
霧灯夢二:《活性の霧》《原初の白:力場の形成》《コズミックインフレーション》攻撃力+35、ドッジダイス-2
霧灯夢二:対象は同エンゲージの味方全員!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+8した(侵蝕率:150->158)
霧灯夢二:うそ。150→160です。
GM@CHAOS:演出あればどうぞ!なければ次へ!
霧灯夢二:「盾だと?朋だと?」筆を走らせる。
霧灯夢二:「ならばなぜ武器を持って戦う!剣を交えて語り合う!」
霧灯夢二:スケッチブックに描いたのは、
霧灯夢二:666mにも及ぶ巨塔!アカデミアタワー!
霧灯夢二:「手に取るべきは…他の人の手じゃないのか!」
霧灯夢二:その頂上には、超人と人の融和の象徴。
霧灯夢二:手と手を取り合う二人の人間の像がある。
クライン・ネバーエンズ:「その通りだ。共に手を取り、立ち上がるものをこそ、余は求める!」
クライン・ネバーエンズ:「外から目を逸らさず!世界を見据えるものをこそを!」
GM@CHAOS:では、次!
芙蓉堂太一:先ほどのセットアップなしを取り消し、《限界突破》使用します。《援護の風》使用回数がラウンド2回に。侵蝕3上昇。
GM@CHAOS:OK!演出はしてもいいし、後に回してもいい!
芙蓉堂太一:「外のことなんて、ずっと前から考えてる。だけど、それはそれ。僕はずうっとここが好きなんですよ」
芙蓉堂太一:風が短い髪を軽く揺らす。
芙蓉堂太一:「アカデミアのことなら、僕が一番誰より知ってる。ここを、僕の知らないアカデミアにはしないでほしいよね……!」
GM@LAW:では、セットアップはこれで終わりかな?
GM@CHAOS:ですね。
ロコ:終焉……
GM@LAW:では、イニシアチブ!
GM@LAW:動くものはあるか!
ロコ:《ブリッツクリーク》+SSランク
ロコ:皆動いていいよ
GM@LAW:来た……
ロコ:後時間マン防御頼む
ロコ:(SSSシステムください)
滝瑞果:時間マン!
芙蓉堂太一:SSSシステムをロコくんに。侵蝕率軽減します。
滝瑞果:SSSシステムをロコくんに。侵食率を軽減。
ロコ:ありがとう。
ロコ:142+4d10+10-4d10
DoubleCross : (142+4D10+10-4D10) → 142+26[7,9,7,3]+10-16[1,3,5,7] → 162

ロコ:うむっ
ロコ:動け……殺せ……
ロコ:「随分押された。今から超える。」
ロコ:「まあ、僕がじゃなくて、皆がだけどね。」
ロコ:「じゃ、後はよろしく!」
ロコ:皆の背中が、誰かに押されたような感覚があるよ!
ロコ:即座にメインプロセスを行ってくれ……攻撃力は+36だ……
GM@CHAOS:では、ロコの声に鼓舞され、キミたちの体は動き出す!
ロコ:まずは朝倉君からだ……
朝倉侑生:事前にこれまでの支援を確認していいですかw
GM@CHAOS:どうぞどうぞ
ロコ:僕の支援がダイス+9C-1、攻撃力+36
霧灯夢二:僕の支援で攻撃力が+35
芙蓉堂太一:こちらがダイス+7個C値-1かな
朝倉侑生:んで夢二くんからのが、攻撃力+35、ドッジダイス-2
ロコ:芙蓉堂君の支援は朝倉くんもう切れてるんじゃない?
GM@CHAOS:これで自分にかかってる分を加算してください
芙蓉堂太一:あ、切れてた!そうだ!
朝倉侑生:おじさんの妨害がダイスー6
芙蓉堂太一:失礼しました
夏川ミナ:おじさんの妨害
朝倉侑生:総合計して、ダイスが+3、攻撃力が+71、ドッジダイスー2
ロコ:たぶんそう
朝倉侑生:なんだこれ…
GM@CHAOS:今のところはそんな感じです
朝倉侑生:マイナーアクションでエンゲージを離れます。5m横に動きます。
朝倉侑生:すたすたと瓦礫の中を歩きながら口を開く。
朝倉侑生:「ボク、オーヴァードになってすぐにここに連れて来られたから、おじさんの話はよくわかんないんだけど」
【配置】
滝[7],芙蓉堂[6],ロコ[8],夏川[18],
平賀[6],柳武[7],霧灯[9],エリス[2],羽石[6], 5m 朝倉[20],

      10m 

    クライン[14]
朝倉侑生:「まあ、アカデミアに出ろってゆーのは分かったよ。んで、つまりー、ボクらにどーなって欲しいの?」
クライン・ネバーエンズ:「……」
クライン・ネバーエンズ:「いや、これは……圧、か。“壁の目”……」
滝瑞果:「答えろよ」
滝瑞果:睨む。「侑生くんが、質問してんだろ」
クライン・ネバーエンズ:「……ああ。簡単な話だとも。“UGNエージェント”となってもらいたい」
朝倉侑生:「UGNエージェント?」
クライン・ネバーエンズ:「言ったろう。人と超人の狭間に立ち、世界を護る者」
クライン・ネバーエンズ:「裏切り者(ダブルクロス)の謗りを受けようとも、盾として拠って立つ者」
朝倉侑生:「だからそーいう教科書みたいな答えじゃなくってさ!」
クライン・ネバーエンズ:「共に手を携え、幾度と立ち上がる者」
クライン・ネバーエンズ:「世界を見据え続ける者!」
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「…違うでしょ?おじさんの言いたいこと」
クライン・ネバーエンズ:「……違う?」
朝倉侑生:「おじさんの言う通りにさ、ボクらが揃って『UGNエージェントになりまーす』とかって言い出してもさ」
朝倉侑生:「それで納得するの?」
クライン・ネバーエンズ:「まさか。誰も名乗りを求めるわけではない」
クライン・ネバーエンズ:「自覚を有することだ。すぐには難しかろう。だが」
クライン・ネバーエンズ:「それをするための、学び舎がある」
クライン・ネバーエンズ:「3万引いて10人には、その機会がある」
朝倉侑生:「……」考える。「…よくわかんないけどさー…。アカデミアの先生で、そんなこと言う人いないよ?」
クライン・ネバーエンズ:「教師というのは、経営方針に則って、学園を維持運営し、生徒を導くものだ」
クライン・ネバーエンズ:「余は学長だ。その方針をこそ定める者」
朝倉侑生:「……ミナちゃん。最初に会った時、ロボットみたいだったな。そーいえば」
朝倉侑生:「アカデミアを、あーいう子ばっかりにしたいって?」くるっとクラインおじさんを見る。
朝倉侑生:「……なんか納得いかないんだよね。なんか」
クライン・ネバーエンズ:「……フ。そう見えるか。そうか……」
朝倉侑生:「もっと言いたいことあるなら、おじさんの言葉で喋ればいーのに」
朝倉侑生:「事情よく知らないのに八つ当たりされるのって、一番メーワクなんだよ? ほんとさ」
クライン・ネバーエンズ:「では?卿は誰に当たる?」
朝倉侑生:「あは!それって開き直りじゃん!」
朝倉侑生:「知らないよそんなの…」指先を構える。「……全部、おじさんの言葉で…話してくれるまではさ!」
朝倉侑生:メジャーアクション!
朝倉侑生:《滅びの光》《破壊の光》《スターダストレイン》《光の手》《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》。侵蝕率9上昇。
朝倉侑生:対象はクライン一人!
朝倉侑生:命中判定いきますね。
GM@LAW:どうぞ!
朝倉侑生:16dx@7+2 ドッジダイスー2
DoubleCross : (16R10+2[7]) → 10[1,2,2,2,2,4,4,5,5,6,6,7,7,9,9,9]+ 10[2,2,5,6,7]+3[3]+2 → 25

朝倉侑生:まあこんなもんじゃろう
朝倉侑生:ドッジダイスー2は間違いです。
朝倉侑生:すみません何回も!
朝倉侑生:C値下がってるので振りなおします。
朝倉侑生:16dx@6+2
DoubleCross : (16R10+2[6]) → 10[1,2,2,3,3,4,4,4,6,6,7,7,8,9,10,10]+ 10[2,2,4,6,9,9,10,10]+10[1,5,8,8,8]+ 5[1,4,5]+2 → 37

クライン・ネバーエンズ:リアクションを放棄。
クライン・ネバーエンズ:《原初の緑:龍鱗》。
GM@LAW:ダメージをどうぞ。
朝倉侑生:Aランク:アタッカーを使用します。
朝倉侑生:ダメージロール+4。侵蝕率+2。
朝倉侑生:4d10+22+4+71 そいっ
DoubleCross : (4D10+22+4+71) → 33[10,10,8,5]+22+4+71 → 130

GM@LAW:キミさあ!
朝倉侑生:装甲値有効の130ダメージ!
GM@CHAOS:130点って初期作成の経験点じゃねーんだぞ!
GM@LAW:エンブレム:セカンドハートを使用します。
GM@LAW:HPダメージを0に。
朝倉侑生:エーーーッ!?
朝倉侑生:130点も出したのに!
滝瑞果:横暴!
GM@LAW:食らって……られるか!ばか!
朝倉侑生:描かれたタワーの先、空にいくつもの光が生まれる。飛びすさぶ透明な小鳥達が光を乱反射させる。
朝倉侑生:「…いっくよーーー!」
朝倉侑生:四方から撃ち出された光の矢は、次々とクラインを穿つ。穿ち続ける!
クライン・ネバーエンズ:「――『ダイヤモンド』……いや!」
クライン・ネバーエンズ:「『ダイヤモンド・プラスランク』……!」
GM@LAW:ブロックが寄り集まり、高密度の盾を幾重にも形成する。
GM@LAW:埒外の高速錬成能力こそが、彼を彼たらしめるもの。
GM@LAW:穿ち来るその矢全てを、凌ぎ切る。
朝倉侑生:「はー、はーーー……」脂汗が滲む。クラインが健在であることを確認する。「……主役、なれないや。こんなんじゃ」
クライン・ネバーエンズ:「……なんだ。なんだ、これは」
朝倉侑生:「……ま、しかたないか。10人もいちゃ、もっと適役いるよね」
朝倉侑生:目線を仲間達へと向けます。
朝倉侑生:以上!
GM@LAW:次!
GM@CHAOS:ミナちゃんの番!
夏川ミナ:うぇい!
夏川ミナ:えーと、エフェクト回復は160からか・・・
夏川ミナ:仕方がない。とりあえずマイナーでクラインの元へ戦闘移動。
夏川ミナ:《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》。そして、
平賀迅:そこに《間隙の魔術師》入れておきます!
夏川ミナ:なにー!効果は!
平賀迅:視界内の好きな所に移動!
平賀迅:おまけで《バックスタブ》で攻撃力が+20されますが、まあ、些細な点ですね……
夏川ミナ:マスヴィジョンと同じじゃん・・・
羽石夏澄:そして、ダイスのSSSを投げるよ!
夏川ミナ:コンボ『ディナ・エン・ヴェロス』。《コンセントレイト:エンジェルハィロウ》《光の舞踏》+オートで《リミットリリース》。
GM@CHAOS:すごい上がるじゃん!マスヴィジョン復活じゃん!
羽石夏澄:ダイス+4して振ってくれ!
夏川ミナ:ありがとう夏澄ちゃん!迅!
夏川ミナ:みんなの力が……ガンダムに!
【配置】
滝[7],芙蓉堂[6],ロコ[8],
平賀[6],柳武[7],霧灯[9],エリス[2],羽石[6], 5m 朝倉[20],

      10m 

 夏川[18],クライン[14]
夏川ミナ:ダイスはカームダウンで-6、SSSで+4、ロコロコ支援で+8。
夏川ミナ:糸目の人、支援どうします?
夏川ミナ:ダイスは18個です。
GM@CHAOS:糸目のナイスガイ!
芙蓉堂太一:あー、自分とエリスくんにかけようかと思ってましたけど、いる?
芙蓉堂太一:いるなら、投げるぜ!
夏川ミナ:あ、いえ! やりたいことがあるならそっち優先して!
GM@CHAOS:OK!では、いつでも判定をどうぞ!
芙蓉堂太一:じゃあここはラブラブ攻撃の邪魔はしないでおく……!
夏川ミナ:18個もあるので、たぶん大丈夫なはず・・・頑張ってみます。C値はロコロコで-1、リミットリリースで更に-1。
夏川ミナ:18dx5+6
DoubleCross : (18R10+6[5]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,4,4,6,6,7,7,7,8,9,9,10]+ 10[1,2,3,3,4,9,10,10,10]+10[2,4,6,10]+ 10[8,10]+10[5,10]+10[1,9]+1[1]+6 → 67

夏川ミナ:こんなものかー
GM@CHAOS:高いよ!バカ!
朝倉侑生:いやいやいや
夏川ミナ:あ、すみません
夏川ミナ:ダイスが1個足りてませんでした。ふりたしても?
GM@CHAOS:しょうがないにゃあ
GM@CHAOS:いいよ
GM@LAW:じゃあ1個ふりたまえ!
夏川ミナ:ごめんよ~
夏川ミナ:1dx5
DoubleCross : (1R10[5]) → 10[5]+10[9]+10[7]+3[3] → 33

夏川ミナ:無意味!
GM@CHAOS:なんで回るかなぁ
クライン・ネバーエンズ:《原初の緑:龍鱗》。
GM@LAW:ダメージを!
夏川ミナ:7d10+1d10+36+35+18+20
DoubleCross : (7D10+1D10+36+35+18+20) → 39[4,8,7,9,3,6,2]+10[10]+36+35+18+20 → 158

夏川ミナ:もろもろが有効です
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+11した(侵蝕率:150->161)
GM@LAW:だから……
GM@LAW:防具「アブソーブアーマー」の効果を使用します。ダメージを常に-3d10する。
クライン・ネバーエンズ:158-3d10
DoubleCross : (158-3D10) → 158-18[5,7,6] → 140

GM@LAW:う、うん
夏川ミナ:「学長、あなたに恨みはありません。むしろ感謝すらしています」
夏川ミナ:ジェミニを構える。外部装甲をパージ。軽量化。
夏川ミナ:「アカデミアという場所を作ってくれた事。たくさんの、大切なお友達と巡りあわせてくれた事」
クライン・ネバーエンズ:「ああ。唯一のUGNチルドレンたる卿ならば、余の言にも理解を示すと思ったが」
夏川ミナ:リミッターも解除。劇的な肉体負担増加の代わりに、威力を向上。
平賀迅:「私からひとつ、無数にあるお前の迎える結末の事因のひとつを教えよう。すなわち、待ちきれず、ここに降りてきた所だ」
平賀迅:「機械の残骸――鉄と電気の満ちたこの場所にな」
平賀迅:先の交戦で破壊し、その場に捨てたロウ・コランダムのコア。そいつを踏みつけると、残留していたエネルギーが音を立てて迸る。その全てが平賀の制御の下、稲妻となり、一人の少女の両手へ。軽量化されたその双振りの武器へ。
平賀迅:「ミナ!」
夏川ミナ:「!」
平賀迅:具体的な指示はしない。名前を呼ぶだけだ。あとは自分が合わせる。刹那の稲妻化、速力・推力・ベクトル・タイミング、その全ての調整。断迷の力ある現状ならば、指を繰るように操作できる。
夏川ミナ:見なくともわかる。彼がこうやって短く名前を呼ぶ時は、ただ彼に合わせればそれでいい。
夏川ミナ:「私は欲張りですから」 「平和な学園生活を楽しみたいし――」
夏川ミナ:「――友達と、肩を並べて苦難を乗り越えるという事も、やってみたいのです!」
羽石夏澄:その、後ろで。
羽石夏澄:ふらつきながらも、身を折りながらも、膝を内向きに曲げて、確かに立つ。
羽石夏澄:「……ミナ、ちゃん!」
夏川ミナ:クラインに向けて跳ぶ直前、《ウサギの耳》でしっかりとその声を捉えている。
夏川ミナ:「はい!」
羽石夏澄:ネガティブになっていたミナちゃんへのロイスをポジティブへ!友情が表!
夏川ミナ:やったー!!
夏川ミナ:私も夏澄ちゃんのロイスは切ってないよ!
夏川ミナ:ごめん、きった
GM@CHAOS:切ってた
羽石夏澄:www
羽石夏澄:「思い……っきり、」「やっちゃえーーーーーーーっ!!!!」叫びとともに。クラインの足元がぬかるみのように、領域に侵食される!
夏川ミナ:「……ふふふふっ!」 跳躍!
夏川ミナ:「ジェミニ! 強襲形態――――」
クライン・ネバーエンズ:「鉄と見えるならば、余の構成力も捨てたものではないな。それはアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合合成樹脂で――」
夏川ミナ:彼の稲妻のように疾駆し、彼女のように闘志を燃やし、
夏川ミナ:「……喰らぇぇえええええええええッ!」  ジェミニ・パンチ! 一撃必殺!
クライン・ネバーエンズ:「――疾い!『ダイヤモンド』!」
クライン・ネバーエンズ:高密度の盾を形成していくが、先程に比べれば量は少ない。
クライン・ネバーエンズ:それでも、並の攻撃を阻むには過剰なものであるのだが――
夏川ミナ:盾ごと殴り抜けます。姿が消え、クラインの後方に現れる。
夏川ミナ:「……手応え、あり。です!」 バシュンと音を立て、強制冷却。
クライン・ネバーエンズ:「……カッ、ハッ……!祁答院め……!」
クライン・ネバーエンズ:「貴様は、本当に、厄介な女だよ!」
GM@LAW:この攻撃で、クラインのHPは0になります。
夏川ミナ:やったー
平賀迅:アカデミアに平和をとりもどしたぞ
クライン・ネバーエンズ:《原初の黒:ラストアクション》。
霧灯夢二:ウワーッ!
GM@CHAOS:吹き飛ぶがいい。
夏川ミナ:ひえー
クライン・ネバーエンズ:「中枢評議員を……舐めるな!」華美な小剣を構える。
クライン・ネバーエンズ:マイナー《インフィニティウェポン》。
GM@LAW:もう片手に、ブロックで作られた長剣が握られる。
クライン・ネバーエンズ:メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《原初の赤:マルチウェポン》《咎人の剣》《原初の紫:妨害排除》《ギガノトランス》。
夏川ミナ:ギッギガノトランス
GM@LAW:10人全員を攻撃します。
夏川ミナ:シーンじゃん
滝瑞果:すいません、じゃあ使います。
滝瑞果:《時間マンの棺》
GM@LAW:怒りますよ
滝瑞果:《時の棺》です……
GM@LAW:では、攻撃は失敗!
クライン・ネバーエンズ:『クレイモア――
滝瑞果:――ガン!!!
クライン・ネバーエンズ:――プラスランク!』剣閃が視界全体に広がる。
滝瑞果:攻撃態勢に入った瞬間、恐るべき速度で弾丸が叩き込まれる。
滝瑞果:狙いは直線。クライン・ネバーエンズの、脳、心臓、腹。
クライン・ネバーエンズ:吐き出された剣閃が、咄嗟に折れ曲がりクラインの周囲を覆う。
クライン・ネバーエンズ:ブロックで構成されたカーテンのようなものだ。身を守るために抉れて消えた。
滝瑞果:攻撃を弾き落とすような『防御』は取らない。
滝瑞果:本当に、本気で攻撃を防ぎたい時は、こちらは防がない。
滝瑞果:相手が防がざるを得ない、『攻撃』をするのだ。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+10した (侵蝕率:133->143)
クライン・ネバーエンズ:「……『セイント。プラスランク』」
クライン・ネバーエンズ:《魂の錬成》《再生の王笏》で復活します。
滝瑞果:「……昔の話だ」
滝瑞果:「太陽が動いているって信じてる奴らがいた」
クライン・ネバーエンズ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 16[9,2,2,2,1] → 16

滝瑞果:「だけど本当は違う。本当は、地球のほうが時速約1,674kmで動いている――誰もが知っている」
滝瑞果:「じゃあ太陽は動かないのか?……地球は太陽の周りを公転している。10,400Km」
クライン・ネバーエンズ:「この期に及んで、天文学の講義とは……何を企図する?」
滝瑞果:「太陽も同じように、銀河を動いている。さらに複雑な螺旋の軌道で、時速864,000km」
滝瑞果:「銀河系そのものも動いている」
滝瑞果:「――時速2,160,000kmだ。このすべての軌道が合わさった動きが、どれくらい速くて、どれくらい複雑なのか。……考えろよ?」
滝瑞果:「考えて、恐怖していない限り、お前は死ぬ。……考えさせるために、言ってるんだ」
エリス・トリオン:(……こいつが『ディフェンダー』じゃねぇ理由) 拡散しようとした身を戻しながら、隣を見遣る。
滝瑞果:「あたしの《周天円》は、飛ばす遺産なんかじゃあない」
滝瑞果:「かつて、太陽が動いていたみたいに」
滝瑞果:「『止める』遺産だ」
クライン・ネバーエンズ:「……死ぬ?それは。殺す、という意味か?」
滝瑞果:「ああ、そんなに変かな?」
滝瑞果:「お前まさか、マジでやってなかったとか言うつもりじゃないよな?」
滝瑞果:「マジにやるってのは殺すってことだろ」
滝瑞果:「……お前の言う、『外の世界』じゃあな」
クライン・ネバーエンズ:「いや。“北極星”はあれほど厭うたと言うのに。妙な話とは思うだろう?」
滝瑞果:「じゃあ、どういう意味か考えていろ。……ずっと、ずっとだ」
滝瑞果:エリスを横目で見る。
滝瑞果:(本気でやらなきゃ止められないなら)
滝瑞果:(それでも殺したくないなら)
滝瑞果:(守るやつが必要だろう)
エリス・トリオン:(――こいつが普段、守りにばかり回るのは、ただの気質)
クライン・ネバーエンズ:「あれは必要な標だとでも?それは異だぞ、卿よ」
エリス・トリオン:(その気になれば、こいつの能力ならどっちにもなれる。――遺産。スペシャリスト) 
クライン・ネバーエンズ:「北極星は目的への標の星。誰にとってか?決まっている」
クライン・ネバーエンズ:「船乗りにとってだ。すなわち、この場では余にあたる」
GM@LAW:次!霧灯君!
霧灯夢二:マイナーなし
霧灯夢二:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》。オートで《紡ぎの魔眼》。対象はクライン。
霧灯夢二:使用武器はヘヴィマシンガン
霧灯夢二:ええと、侵蝕で+4、紬で+5、ダイスが-6で、八個降れるのか。
霧灯夢二:振ります!
GM@CHAOS:どうぞ!
霧灯夢二:8dx7+1
DoubleCross : (8R10+1[7]) → 10[1,2,5,6,6,7,8,10]+10[1,5,7]+4[4]+1 → 25

GM@LAW:それならば!
クライン・ネバーエンズ:《カームダウン》を解除。
クライン・ネバーエンズ:達成値32の《イベイジョン》で回避。
霧灯夢二:ウゲーッ!!
霧灯夢二:霧灯夢二の侵蝕率を+7した(侵蝕率:160->167)
GM@CHAOS:演出があればどうぞ!
霧灯夢二:「フィーネは星じゃない。地に足を付けた人間だ。」
霧灯夢二:「お前は上ばかり見ているから」
霧灯夢二:破壊された機械兵士の残骸の中から腕が飛び出す!
絵の機械兵士:霧灯の錬成したスケッチが紛れ込んでいたのだ
霧灯夢二:「気付かない。」
クライン・ネバーエンズ:「まさか」
絵の機械兵士:そのまま機械兵士がクラインを掴まんとする!
クライン・ネバーエンズ:「船乗りが見据えるのは、前だ。求めるのは新天地。水平線に目を凝らし続けねばなるまい?」
クライン・ネバーエンズ:「であれば」剣が変形し、兵士を刳り貫くように抉り去る。
絵の機械兵士:精巧なスケッチではない。アタリすら残っているラフだ。
クライン・ネバーエンズ:「眼が足りなくなるやもしれんな。さて」スプーンが錬成されている。
クライン・ネバーエンズ:「用立てたぞ。その眼、くり抜いてくれようか?」
霧灯夢二:「……っ!」腕が言う事を聞かなくなってきた。目もかすむ。
霧灯夢二:だが、ペンは離さない。「やって見ろ。」舌を動かす。諦めない。

【クライマックスフェイズ】

GM@LAW:それでは、クライマックス戦闘の続き!
GM@LAW:今はイニシアチブの途中ですね。
GM@LAW:イニシアチブの途中ってなんだろう……
GM@LAW:ロコくんのイニシアチブ行動の手番からです。
ロコ:ではマイナーはなし
ロコ:メジャーで《アドヴァイス》+《戦場の魔術師》+《弱点看破》
ロコ:やなたけさん、平賀くん、エリスくんのラウンド中攻撃力を+18、メジャーダイスを+9個してくれよな。
ロコ:侵食は10上がって172だよ
平賀迅:もらうぜ!
柳武歩:いただく!
GM@LAW:演出があらばしたまえ!
ロコ:「僕の能力は迷いを断つものだ。もし力を受けて、やりすぎやしないかと思っているのなら安心して欲しい。」
ロコ:「別に、躊躇いなく拳を振るわせるのだけが僕の力じゃない。」
ロコ:「拳を降ろしたいなら、その方向に背を押すだけだからね」
ロコ:こんな感じで皆に声をかけて終わらせるよ
GM@LAW:OK!
GM@LAW:次は行動値7組!
GM@LAW:滝さんor柳武さん!
滝瑞果:普通に視界ならどこでも届くので《スキルフォーカス》で狙おうかな。「(x^2+y^2-1)^3=x^2*y^2」。
滝瑞果:ロコの《アドヴァイス》でダイス+7個、C値-1
滝瑞果:芙蓉堂の《エンジェルヴォイス》でダイス+6個、C値-1
滝瑞果:攻撃力は+71
滝瑞果:いや、ロコは+9個でした。
滝瑞果:芙蓉堂くんは7個!間違えまくりだ。+16個で振ります。
GM@CHAOS:き、きやがれー!
滝瑞果:20dx8+35
DoubleCross : (20R10+35[8]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,3,4,4,5,6,6,6,6,7,8,8,8,10]+ 10[1,2,7,10]+4[4]+35 → 59

滝瑞果:低いなあ
GM@LAW:リアクション!
クライン・ネバーエンズ:《原初の緑:龍鱗》。
GM@LAW:ダメージ来い!
滝瑞果:6d10+82
DoubleCross : (6D10+82) → 46[9,8,10,7,2,10]+82 → 128

GM@LAW:アブソーブアーマー!
GM@LAW:128-3d10
DoubleCross : (128-3D10) → 128-21[8,4,9] → 107

滝瑞果:すみません、サイドリール分が抜けていたのでダメージを足させてください。
滝瑞果:128+1d10
DoubleCross : (128+1D10) → 128+10[10] → 138

GM@LAW:きみ……
滝瑞果:117点だ!
GM@LAW:エンブレム「Rアジャスター」を使用します。
GM@LAW:あ、攻撃でHPは0になります。
GM@LAW:なので、効果で《魂の錬成》の使用回数を回復。
クライン・ネバーエンズ:《魂の錬成》《再生の王笏》で復活。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2した (侵蝕率:143->145)
クライン・ネバーエンズ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 28[5,8,1,7,7] → 28

滝瑞果:(ロコの言うとおりだ)
滝瑞果:(ロコと組んでいた今までなら……迷わずに手加減をすることができた)
滝瑞果:でも、今は違う。
滝瑞果:ロコの能力を恐れていたのはこれだった。今は「迷わず」、本気で戦うことができてしまっている。
滝瑞果:「……もしかして、あたしが何か撃つと思ってる?」
滝瑞果:「もう本体見ても意味ないんだよ。既に撃ってればいいだけの話なんだから」
滝瑞果:クラインの頭上から影が差す。それはすぐに大きくなる。
滝瑞果:『下』で破壊した無人兵器の残骸が3つ、重力加速にさらに乗算した落下速度で迫ってくる。
滝瑞果:それぞれが死角を取る、本気で防がなければ撃墜しきれない、悪辣な軌道だ。
クライン・ネバーエンズ:「『ダイヤモンド』――いや」
クライン・ネバーエンズ:「不可能か!ええい!『エクストラ』!」
クライン・ネバーエンズ:「『セイント・プラスランク』!」撃墜を放棄、受けて耐え切る。
滝瑞果:クラインが対処を決めた瞬間には、既に動いている。
滝瑞果:滝瑞果本体が。その左手の指先で、クラインに触れる。
滝瑞果:――ガゴ!!!
滝瑞果:ドガ!!ガゴガガガガドギャ!!!ガゴシャ!!!!
滝瑞果:クラインを『直接射出』して、当たりの構造物にメチャクチャに衝突させ続けます。
クライン・ネバーエンズ:「……はっ……フフフ!」
滝瑞果:「……おい」むしろ怒りを露わにする。
滝瑞果:「なんで食らってんだよ。この程度のを」
滝瑞果:「あたしの能力を知ってれば、簡単にわかるだろ。真面目に考えてない証拠じゃないのか」
滝瑞果:「どの程度の質量までお前にぶつけられるか試してみるか?それとも小さな破片で肺の内側からズタズタにされるのがいいか?」
クライン・ネバーエンズ:「説教なぞされたのは、どれだけ久しいものかな……フフフ!」体の節々を、ブロックで補強して維持する。
クライン・ネバーエンズ:「それを最初からしないということは、追試の機会を得たと考えようか!」
滝瑞果:「ほら。空中跳弾、無限往復、自切肉弾、多段加速、体内散弾、どれがお好みだ」
滝瑞果:両手を叩く。「ほら言ってみろよ。『本気を出せて面白いです』って!」
滝瑞果:「『パパは殺し合いが楽しくて楽しくて仕方ないです』ってよ!!!」
クライン・ネバーエンズ:「その無縫を存分に試させる機会!それを……」
クライン・ネバーエンズ:「……」
エリス・トリオン:パァン!
エリス・トリオン:二人の間に閃光が弾ける。
滝瑞果:反射的に左手を開く。小指の爪程度の、尖った金属片が落ちる。
エリス・トリオン:マグネシウム閃光。「………」至って無言だが、非難めいた眼差しを滝さんに向けている。
エリス・トリオン:「戻らねぇ気か?」 と、それだけ。
滝瑞果:(分かってる)
滝瑞果:守ることがエリスの役割だ。今、それをしただけの話だ。
滝瑞果:次の弾丸を装填する。あの時床に叩きつけた消しゴムだ。
滝瑞果:実力はあまりにかけ離れている。たとえ持ちこたえるとしても――本気で殺すつもりでしか、こちらの勝ち筋はない。
滝瑞果:それでも。
エリス・トリオン:「下」 「が」 「れ」  有無を言わさず。接近した滝さんを、自陣営のほうに引っ張り込む。
滝瑞果:「ちょっ……と、おい!」
GM@CHAOS:では、次は歩ちゃんの番!
柳武歩:ういす。マイナーでクラインのエンゲージへ
【配置】
滝[7],芙蓉堂[6],ロコ[8],
平賀[6],霧灯[9],エリス[2],羽石[6], 5m 朝倉[20],

      10m 

柳武[7],夏川[18],クライン[14]
柳武歩:コンボはまたも「エターナル・デヴァステーション」《コンセ:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》
柳武歩:カームダウンは解除されたから…ダイスは支援込で24か
柳武歩:判定する!
GM@LAW:しませいっ
柳武歩:24dx7+4
DoubleCross : (24R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,4,5,5,5,6,7,7,7,7,8,9,9,9,9, 10,10]+10[2,2,3,3,3,7,9,9,9,9,10]+ 10[5,9,9,10,10,10]+10[2,5,6,9,10]+ 10[8,10]+4[2,4]+4 → 58

柳武歩:さらに《剣精の手》ラスト一発!
GM@CHAOS:た、高い……!
GM@CHAOS:まだ上がるか!
柳武歩:1dx7+64
DoubleCross : (1R10+64[7]) → 1[1]+64 → 65 → ファンブル

柳武歩:ぶっw
GM@LAW:十分あるだろうが……!
柳武歩:まあね。ダメージを出すぜ!
GM@CHAOS:あ、先にリアクション!
柳武歩:どうぞ!
GM@LAW:ドッジします。
GM@LAW:とはいえ、判定値自体は
GM@LAW:《イベイジョン》なので自動失敗ですが
クライン・ネバーエンズ:アージエフェクト《原初の灰:虚空の残影》。
GM@LAW:ドッジを成功させます。
柳武歩:これはどうしようもないぜ。攻撃失敗だ
クライン・ネバーエンズ:回避成功したため、《朧の旋風》を使用します。
クライン・ネバーエンズ:マイナーなし。
クライン・ネバーエンズ:メジャーは《原初の虚:黒星粉砕》。
クライン・ネバーエンズ:8人のエンゲージに。
クライン・ネバーエンズ:9d10
DoubleCross : (9D10) → 43[3,1,2,6,5,9,8,1,8] → 43

エリス・トリオン:ロコくんを庇いましょう
GM@CHAOS:エフェクトの使用ですか?メジャーアクション放棄ですか?
エリス・トリオン:メジャー放棄で。ブリッツが終わったらやることがにあ
平賀迅:メジャー放棄で羽石さんをカバーリング
GM@CHAOS:OK。
芙蓉堂太一:メジャー放棄で霧灯くんをカバーします。
GM@CHAOS:滝さんは普通に喰らいますか?
エリス・トリオン:《デモンズウェブ》を滝さんに飛ばしましょう
エリス・トリオン:侵蝕+2
滝瑞果:私は普通に食らいます
エリス・トリオン:43-6d10
DoubleCross : (43-6D10) → 43-25[4,9,2,1,4,5] → 18

エリス・トリオン:ごめん駄目だった
エリス・トリオン:死んでくれ
GM@CHAOS:では、全員最終的なダメージの処理をお願いします!
平賀迅:風紀/朝倉侑生/執着/○敵愾心 のロイスをタイタスにして復活。敵愾心のままだけど、別にそれはもう重要ではない……! で、HP18で復活です。
エリス・トリオン:ロコくんを庇い死亡! 羽石さんのロイスをタイタスにして復活。
芙蓉堂太一:夏川さんへのロイスをタイタス昇華して復活します。HPは12のまま。
滝瑞果:敵/クライン・ネバーエンズ/同類/殺意:○ を取得。タイタス化して復活します。
エリス・トリオン:これは、こいつはもう大丈夫だろうという前向きなタイタス昇華です。HPは14
エリス・トリオン:侵蝕も無駄に2増えてしまった
柳武歩:さっきの攻撃で侵蝕は131→141になりました
柳武歩:「世界を救うだの、前を見据えるだの。アンタ言う事は大層立派だがよ」
柳武歩:「そのために、かいちょは死にかけた。平賀は犯人扱いで。フィーネも殺そうとしたな」
柳武歩:無造作に歩き、クラインへと近づいていく。
柳武歩:手にした剣が罅割れ、甲板の上に刃が崩れ落ちる。赤い点もいくつも落ちる。
柳武歩:断迷の力を得ても、テンションを上げて無理やり誤魔化してきた消耗のツケが出始めている。
柳武歩:「アンタさ……大人で、教育者で、父親だろ」
柳武歩:「さっきから!小銭みてえに、人の命足し算引き算してんじゃねえ!!」
柳武歩:崩れかけの剣を振り上げ、殴りかかる。
クライン・ネバーエンズ:「……父親、か。それは子を持つものへの呼称だな」
クライン・ネバーエンズ:「『デューク・プラスランク』」攻撃に向けて、手をかざす。
クライン・ネバーエンズ:ブロックの奔流が生まれ、クラインの身体を後方に押し流す。
柳武歩:「あっ……!?」必死の一撃が空を切る。
クライン・ネバーエンズ:「そして。ここか。吼えよ!」
クライン・ネバーエンズ:奔流が再構成される。回避ではなく、攻撃の予備動作。
クライン・ネバーエンズ:「『シュープリーム・シップ』!」
クライン・ネバーエンズ:巨大な砲身が生み出され、7人を砲撃する。
ロコ:「うおっ」
朝倉侑生:「――っ」息を呑む。「みんな!」
平賀迅:「チッ……!」 攻撃用に温存しておいたコランダムの残骸を踏み潰し、高速で羽石さんを庇う位置へ
エリス・トリオン:「!」その脅威の大きさを即座に感じとる。「――がァあ!」
芙蓉堂太一:「危なっ!」咄嗟に身を投げ出し、霧灯くんを庇う。
滝瑞果:「!!!」迎撃弾丸を射出!
霧灯夢二:「なっ……!」
エリス・トリオン:巨大化させた片腕を滝さんに被せ、自身は、強化能力の大本――ロコを押しのける。
羽石夏澄:「…ぅわ」ぼんやりと、来たる攻撃を見つめる。目の前に立つ平賀くんの姿を見る。
GM@CHAOS:キミたちは巨大な砲撃に巻き込まれる!
柳武歩:「くそっ。くそ、ちくしょう……!知ってるだろ、あんたは!」
柳武歩:悔しさに歯を食いしばり、膝を着いて甲板を叩く。
柳武歩:「命ひとつ、どんだけ重いか!知ってるはずだろ!!」
クライン・ネバーエンズ:「知っている。当然の話だ。卿らよりは、些か多く見てきた故な」
柳武歩:「だったら、なんでこうなんだよ!」
クライン・ネバーエンズ:「……フ。何故だろうな?」
クライン・ネバーエンズ:「そうだ。何故、こうも押し込まれているのやら」
GM@LAW:次!行動値6組!
芙蓉堂太一:先に行かせていただきます
GM@CHAOS:どうぞ!
芙蓉堂太一:マイナー、ボルトアクションライフルを使用。達成値5上昇。
芙蓉堂太一:メジャー、ボルトアクションライフルで射撃攻撃をします。対象はクライン。
芙蓉堂太一:ダイスが《アドヴァイス》9個、《エンジェルヴォイス》7個で計16個。
芙蓉堂太一:照準器分も入れて達成値+6、C値-2、ダメージ+71かな。
ロコ:いえす
芙蓉堂太一:でもってオートで《援護の風》。ダイス数+9個。侵蝕2上昇。
GM@LAW:な、なんか強そうだぞ!?
芙蓉堂太一:命中判定いきます
GM@LAW:来ませい!
芙蓉堂太一:31dx8+6
DoubleCross : (31R10+6[8]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7, 8,8,8,9,9,9,10]+10[1,1,3,6,7,7,8]+2[2]+6 → 28

芙蓉堂太一:うそ!?
ロコ:届かないか……
滝瑞果:《勝利の女神》を食らわせます。達成値+18。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+4した (侵蝕率:145->149)
芙蓉堂太一:滝さまー!!!
GM@LAW:そのままだったら《イベイジョン》圏内だったのに……
芙蓉堂太一:達成値46ですかね
クライン・ネバーエンズ:リアクション放棄。《原初の緑:竜鱗》を使用します。
GM@LAW:ダメージをどうぞ。
芙蓉堂太一:いくぜ!
芙蓉堂太一:5d10+79
DoubleCross : (5D10+79) → 37[8,9,7,7,6]+79 → 116

芙蓉堂太一:い、いったー
GM@CHAOS:ダイス目いいな!?
GM@LAW:何だその数字……
GM@LAW:アブソーブアーマー!
GM@LAW:116-3d10
DoubleCross : (116-3D10) → 116-18[4,6,8] → 98

GM@LAW:装甲でもりっと軽減して、なんとか生存!
GM@CHAOS:舐めるなオラー!
芙蓉堂太一:おのれー
芙蓉堂太一:演出いきます
芙蓉堂太一:(……今から僕は、自分で立てた誓いを、人を傷つけないって誓いを破る。……いや)
芙蓉堂太一:(もう破ってたのかも。あの人に銃を向けた時から)ボルトアクションライフルを構える。
芙蓉堂太一:心は妙に静かだ。ロコロコくんの力のおかげだろうか。
芙蓉堂太一:(僕は、いい加減で、臆病で、卑怯者で……善くも悪くもない、ただの、普通のオーヴァードだ)
芙蓉堂太一:手紙を書くように呟き、狙いを定める。精密にする必要はない。自分には力がある。
芙蓉堂太一:(そんな僕のままで、いつか君に会いに行く。絶対だよ。アルマ。だから、今は……)
芙蓉堂太一:アルマテーラ・フォンド・ティエラ王女へのロイスをSロイスに指定します。
GM@LAW:OK!
芙蓉堂太一:「アカデミアを守る力を、僕に」引き金を引く!
芙蓉堂太一:弾丸が射出されるのと同時に、圧縮された風の弾丸が追尾。散弾のようにクラインを襲う。
芙蓉堂太一:風の弾丸は、小鳥に形を変え、クラインの肉をくちばしで深く抉り取る!
クライン・ネバーエンズ:「……何?『ダイヤモンド』!」反応が遅れる。攻撃が来ることを想定していなかった。
芙蓉堂太一:「僕だって頭数に入れてもらわないと困るんですよ、学長!」
クライン・ネバーエンズ:肉体に食らいついた風の鳥を切り落としながら、笑みを見せる。
芙蓉堂太一:「3万と10分の1、なんですから。ちゃんと」
クライン・ネバーエンズ:「それは全くその通りだ!失礼したな、少年!」
クライン・ネバーエンズ:「卿のような者までもを、あまねくそうさせるのが余の望みであったと言うに!」
芙蓉堂太一:「今回だけ、今回だけだ。それ以上は、ない!」肩で息をする。
クライン・ネバーエンズ:体が少し傾ぐ。「学ばせてもらった……まだ、学ぶことは多いものだな」
GM@CHAOS:では、次は平賀くんの番!
平賀迅:まずさっきミナちゃんに使った《間隙の魔術師》ぶんの侵蝕率を加算します。加算し忘れていたので。
平賀迅:平賀迅の侵蝕率を+5した(侵蝕率:151->156)
平賀迅:そしてマイナーで《イオノクラフト》、その移動に《縮地》。クラインの背後20メートルへ移動。これで侵蝕率+3。
平賀迅:メジャーで《一閃》《コンセントレイト》。その判定に《援護の風》。対象はクラインです。
GM@CHAOS:OK!命中判定をどうぞ!
平賀迅:24dx6+3
DoubleCross : (24R10+3[6]) → 10[3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,6,6,7,8,8,9,9, 10,10,10]+10[2,3,5,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,4,6,6,7]+ 10[1,5,9]+1[1]+3 → 44

平賀迅:イベイションは超えたよね……!
クライン・ネバーエンズ:リアクション放棄。《原初の緑:竜鱗》。
GM@CHAOS:ダメージを!
平賀迅:つかぬ事をお聞きしますが、LMに載ってる色ロイスのタイタス昇華による特殊効果、使っても良いですかね……!
GM@CHAOS:使用は可能です!
平賀迅:ありがとうございます。初期ロイスの BL/完全な自分 をタイタスにして昇華。効果はガード値、装甲値の無効化です。
GM@CHAOS:な……!
GM@CHAOS:この、この局面で……!
GM@CHAOS:いや、まだだ!ダメージを!
平賀迅:死ね、クライン、死ねー!このありがたい初期色ロイス昇華を食らって死ねーッ!
平賀迅:ダメージ出しまーす
平賀迅:5d10+32+89
DoubleCross : (5D10+32+89) → 35[6,7,10,6,6]+32+89 → 156

GM@LAW:アブソーブアーマー!
GM@LAW:156-3d10
DoubleCross : (156-3D10) → 156-10[3,5,2] → 146

GM@CHAOS:うおおおおおおおおおお!!!
GM@LAW:装甲値は55→0。
GM@LAW:残りHPは15。
GM@LAW:耐えきれません。このダメージで戦闘不能。
GM@LAW:復活もありません。
GM@CHAOS:キミたちの……勝ちだ!!!
GM@CHAOS:演出どうぞ!
平賀迅:先ほどの砲撃、剣と腕で自身を庇ったが、衝撃は殺しきれない。ポケットの中の最後の電池が、劣化していたのか、衝撃によってひび割れ、内容物を漏らし始める。
平賀迅:「……大した攻撃だ。しかし初手から撃ちはしなかった。奥の手か?」
平賀迅:「であれば、こちらも……無理をしようじゃないか。クライン!」
平賀迅:一歩、歩み出す。踏み出した地点から稲妻を迸らせながら。
平賀迅:「さっきの問い。回答を、考えてはくれたかな、クライン・ネバーエンズ。お前の何が愚かであったか……教えてやろう」
平賀迅:「過去への執着」
平賀迅:「現在への敵意」
平賀迅:「未来への妄想」
平賀迅:「そう、私のように、なくしたものに心縛られて、真実向かうべき理想を見る目を盲いる。だから私はお前を正す――」
平賀迅:「なんて、ハッ! 格好つけることも考えたが」 鼻で笑い、ブレードを担ぐ。左足を半歩前へ。
平賀迅:「どれほど優秀であろうと、私は一生徒だよ。まだ16歳。女のろくな口説き方も知らん青二才だ」
平賀迅:「そして私の後ろには、そういう奴がごまんといる。アカデミアの三万生徒。その一人ひとり、全てに未来がある。ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク! ここも守るべき世界の一つだろう!」
平賀迅:「……その全て、お前の妄念で喪わせようとしたのが、気に入らない。私を使って喪わせようとしたのが、気に入らない」
平賀迅:「どれほどの理由をお前が抱いていようと、気に入らない。私に気に入らないと、思わせた! それを――」
平賀迅:電力源は既にない。ならば最後の電力(ソース)。己の神経電流、最後の動力源を暴走漏出させる。迷い断たれている今ならば、可能である。
平賀迅:「悔い締めろ!」
平賀迅:全身から電光が溢れ、そのまま稲妻と化す。軌道は一直線。大した攻撃ではない。来ると分かっていれば、稲妻を見切る事ができるなら、避けられる。そしてクライン・ネバーエンズはそういう事ができる。そんな事は、分かっている。
平賀迅:その上で、正面から斬りにかかる。いかようにも防げる斬撃。これを、防がれる前提で。
クライン・ネバーエンズ:「気に入らない?そんなものに、余が屈すると?余が支配されていると?」
クライン・ネバーエンズ:「『クレイモア』『ダイヤモンド』『デューク』『セイント』」
クライン・ネバーエンズ:「そんなはずがあるまい。そうだな……卿の物言いは」
クライン・ネバーエンズ:「『ファルシオン』『コランダム』『プリースト』『バロン』」
クライン・ネバーエンズ:「気に入らない」
クライン・ネバーエンズ:「『グラディウス』『トパーズ』『アコライト』『ナイト』」
平賀迅:その言葉に、笑う。ようやく、その高慢な上から目線を、同レベルに引っ張り落としてやった。
クライン・ネバーエンズ:高速錬成。無数の兵器が周囲に展開され、正面から向かい来る平賀迅を、一斉に包囲殲滅せんとする。
クライン・ネバーエンズ:「あの警備を抜くに十分に高いランクを備えた上で、UGNからして、不明瞭な要素が少しばかり存在する」
平賀迅:苛烈な砲火で速度を殺される。程なくして、硬い手応え。防がれた。
平賀迅:そんな事は、分かっている。そうなる事は分かっていた。だからそのまま、クラインの背後へ稲妻は駆け抜ける。
クライン・ネバーエンズ:「それだけの適格があっただけの男が。今、余を阻む最大のものとなる。そんなことは」
平賀迅:稲妻は平賀迅に戻る。彼我距離。20メートル。
平賀迅:――余裕の距離だろうが。
平賀迅:返す刃は魔術も何もなし。オーヴァードとして、アカデミアで学んだシンプルな戦闘技術。ハヌマーン・シンドロームの速度を活かした、瞬時に距離を詰め最適な攻撃行動を実現する、ただの攻撃。
平賀迅:それが、刺さる。クライン・ネバーエンズはあまりにも最適であるがゆえに。
クライン・ネバーエンズ:「俺が……気に入らん!」
クライン・ネバーエンズ:刃のない剣を振るう。
クライン・ネバーエンズ:ブロックの刃は、既に構成されていない。明らかなる容量限界。
クライン・ネバーエンズ:貫かれ、膝をつく。
平賀迅:数瞬だけ遅れ、平賀も膝をつく。足に痺れたような感覚が走り、立てない。
平賀迅:「……ハ。勝ったぞ。ざまあみろ」
クライン・ネバーエンズ:「……フ。そうか。十にも全く敵わんか」
クライン・ネバーエンズ:「それで三万は動かせまいな。単純な計算だ」
平賀迅:「その通りだよ。全く……下らん戦いだった。なあ。始まりも、幕切れも」
平賀迅:「やっと終わりだ。ここから全部、元に戻る」
クライン・ネバーエンズ:「元……か。それは分からんぞ」
クライン・ネバーエンズ:「元々こことて、ただの島であるところを色々としてきたものだ……それが」
クライン・ネバーエンズ:「何が今で、何が元々か。もう俺には判別はつかん」
平賀迅:「フ、ハ。値や統計で考えるからそうなるのさ。元の姿。単純な定義だ」
平賀迅:「――我らの愛し、誇れる学園(アカデミア)、だよ」
GM@CHAOS:そこで巨大戦艦が徐々に崩壊を始める。
クライン・ネバーエンズ:「しかし、だ。一つばかり、問題があろう」
クライン・ネバーエンズ:「このまま落ち入っては、誇るものも誇れまい。最早俺に、この巨体を維持することは敵わんぞ」
夏川ミナ:「そうですか。じゃあ、早々に脱出しましょう」 クラインの首根っこを掴む。
夏川ミナ:「あなたもアカデミアの一部ですからね。学長」
クライン・ネバーエンズ:「まさか。俺は異物だろう。ここで朽ちて、元とやらに戻る肥やしとなるものだ」
GM@CHAOS:キミたちが立っているそばからも巨大戦艦は少しずつ崩れていく。
夏川ミナ:「ふうむ」
夏川ミナ:「死にたいのですか? 死にたいのなら、肥やしになるのも止めはしないのですが」
夏川ミナ:「少しでも生きたいという気持ちがあるのなら、生きてみませんか」
クライン・ネバーエンズ:「死を希望することはない。それだけはない」
クライン・ネバーエンズ:「結果として死を迎えるは、まあよい。だが。死を望むことはない」

【バックトラック】

GM@LAW:クライマックス戦闘終了。バックトラックを行います。
GM@LAW:まずはNPC効果の使い忘れなどがあれば宣言しても良いです
柳武歩:両陣営、NPC効果は侵蝕下げでいいよね?
ロコ:助けてビーちゃん!
朝倉侑生:イイデスヨー
ロコ:いいよ
霧灯夢二:はい
夏川ミナ:よいよ!
芙蓉堂太一:はーい
滝瑞果:もちろんです
GM@LAW:では両陣営ともに侵蝕-10だ!
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を+10した(侵蝕率:161->171)
夏川ミナ:違う違う違う
夏川ミナ:夏川ミナの侵蝕率を-20した(侵蝕率:171->151)
霧灯夢二:167→157
柳武歩:これで141→131
朝倉侑生:侵蝕率161になりました。
羽石夏澄:168!
芙蓉堂太一:156です
GM@LAW:では次!メモリーの使用があれば宣言を!
滝瑞果:侵蝕は139
霧灯夢二:メモリーを使用して157→147
羽石夏澄:メモリーを使用!158に!
芙蓉堂太一:メモリー使用します。146に。
柳武歩:メモリー使って10下げます。131→121
朝倉侑生:メモリー使用しますー。151になりました。
ロコ:する!
滝瑞果:使用します。アカデミア生徒会のメモリーで侵蝕は129
ロコ:これで152だ
平賀迅:あ、最後の行動で9増えて165になって10減って155になってメモリーで10減って145が現状値ですベイベー
夏川ミナ:祁答院さゆり先生のメモリー使います。これで141。
:■Eロイス
フィーネ(堕落の仮面)
・悪夢の鏡像
・変異する悪夢
・破壊神顕現
ディオゲネスクラブ(節制の仮面)
・悪意の伝染
・闇の呼び声
・虚実崩壊
GM@LAW:合計6つ。振る方はどうぞ。
霧灯夢二:振ります
朝倉侑生:ふりまーす
柳武歩:振るよー
滝瑞果:振ります。
芙蓉堂太一:振ります!
霧灯夢二:147-6d10
DoubleCross : (147-6D10) → 147-36[7,4,8,8,6,3] → 111

ロコ:ふるよ!
柳武歩:121-6d10
DoubleCross : (121-6D10) → 121-44[4,1,10,9,10,10] → 77

朝倉侑生:151-6d10
DoubleCross : (151-6D10) → 151-34[8,5,1,8,5,7] → 117

柳武歩:減りすぎ!!
ロコ:152-6d10
DoubleCross : (152-6D10) → 152-25[7,3,2,8,4,1] → 127

滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を-38(6d10->4,3,2,10,10,9)した (侵蝕率:149->111)
夏川ミナ:ふりますよー
羽石夏澄:当然ふる!
夏川ミナ:141-6d10
DoubleCross : (141-6D10) → 141-33[10,6,3,4,8,2] → 108

芙蓉堂太一:146-6d10
DoubleCross : (146-6D10) → 146-18[1,4,6,2,1,4] → 128

羽石夏澄:158-6d10
DoubleCross : (158-6D10) → 158-42[9,5,8,1,9,10] → 116

羽石夏澄:いいぞ!
平賀迅:145-6d10
DoubleCross : (145-6D10) → 145-31[10,2,5,4,7,3] → 114

GM@LAW:そのあとは自力で帰りたまえ!
滝瑞果:あ、侵蝕が元のままだった。129->91が正しいです。
夏川ミナ:ロコロコ君大丈夫か
霧灯夢二:そして1倍振り
滝瑞果:1倍振りです。
ロコ:倍ぶり!
芙蓉堂太一:2倍振りします
朝倉侑生:二倍振りしますー
柳武歩:1倍振り
ロコ:127-6d10
DoubleCross : (127-6D10) → 127-25[1,7,1,9,1,6] → 102

霧灯夢二:111-5d10
DoubleCross : (111-5D10) → 111-33[9,7,8,3,6] → 78

芙蓉堂太一:128-6d10
DoubleCross : (128-6D10) → 128-17[1,5,4,1,3,3] → 111

ロコ:追加!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を-23(5d10->2,9,7,2,3)した (侵蝕率:91->68)
ロコ:102-3d10
DoubleCross : (102-3D10) → 102-26[9,8,9] → 76

芙蓉堂太一:つ、追加振り
羽石夏澄:1倍!
夏川ミナ:うおおい、芙蓉堂くん大丈夫か!
朝倉侑生:117-8d10
DoubleCross : (117-8D10) → 117-45[9,9,2,1,7,4,10,3] → 72

羽石夏澄:116-6d10
DoubleCross : (116-6D10) → 116-19[2,5,5,1,3,3] → 97

柳武歩:77-4d10
DoubleCross : (77-4D10) → 77-22[5,9,4,4] → 55

朝倉侑生:無駄にまわりおる
羽石夏澄:よしよし
平賀迅:2倍振り
芙蓉堂太一:GM、SSSは今使えますか?
羽石夏澄:芙蓉堂くん…!
平賀迅:114-4d10
DoubleCross : (114-4D10) → 114-13[2,3,1,7] → 101

夏川ミナ:とりあえず2倍振り。
平賀迅:うおっと、追加振り
ロコ:芙蓉堂くん!?
夏川ミナ:108-6d10
DoubleCross : (108-6D10) → 108-46[9,7,9,6,6,9] → 62

ロコ:お前がジャーム化したら駄目だろ絶対!
GM@CHAOS:SSSシステムで残っているものがあれば例外的に使用可能としましょう!
平賀迅:114-2d10
DoubleCross : (114-2D10) → 114-15[10,5] → 99

芙蓉堂太一:ありがとうございます!!! 誰かください!!
朝倉侑生:残ってるヨー!
平賀迅:違う違う……まあ結果オーライ
朝倉侑生:あげる!
夏川ミナ:残ってます。あげます。
芙蓉堂太一:いただくー!!!
羽石夏澄:平賀くんすっごいギリギリ
柳武歩:ミナちゃんも残ってたか!
柳武歩:これは効果あげる人が振るんだよね
芙蓉堂太一:他の人が大丈夫なら二人分いただきたい
夏川ミナ:あ、そうなんだ
GM@LAW:あげる人が振るやつです!
GM@CHAOS:あげる人が振ってください!
夏川ミナ:いくつでしたっけ。2d?
GM@LAW:2d!
柳武歩:だよ!
夏川ミナ:まず侑生くんいきな!
朝倉侑生:ハーイ
夏川ミナ:お前が駄目でも、俺がいる!
朝倉侑生:2d10
DoubleCross : (2D10) → 13[8,5] → 13

夏川ミナ:終わった!
芙蓉堂太一:あ!だいじょうぶだ!
芙蓉堂太一:98になりました。無事帰還です。
夏川ミナ:寂しいので、僕も芙蓉堂くんに使います。
芙蓉堂太一:やったー
柳武歩:侑生君とミナちゃんって、休日組じゃん
夏川ミナ:なぜならこの三人は休日組だからです。
夏川ミナ:98-2d10
DoubleCross : (98-2D10) → 98-8[2,6] → 90

芙蓉堂太一:やった! ともだち!
朝倉侑生:やったあ!やったあ
柳武歩:絆…!
芙蓉堂太一:本当にたすかりました。以上で!
エリス・トリオン:ボーナス効果で侵蝕-20。メモリー使用で侵蝕-15。ロイス数残り3、2倍振り。
エリス・トリオン:114-35-6d10
DoubleCross : (114-35-6D10) → 114-35-15[3,1,1,4,2,4] → 64

GM@LAW:では、全員帰還!
GM@CHAOS:おめでとうございます!
夏川ミナ:よかったー
芙蓉堂太一:ばんざい!
エリス・トリオン:あ、Eロイス分忘れてた
柳武歩:戻りすぎた…まあよし
エリス・トリオン:64-6d10
DoubleCross : (64-6D10) → 64-45[7,4,8,10,6,10] → 19

エリス・トリオン:よし(何がよしだ)
GM@LAW:では、本日の進行はここまでとします。おつかれさまでした。
芙蓉堂太一:おつかれさまでした!
羽石夏澄:おつかれさまでしたー!
エリス・トリオン:おつかれさまでした
平賀迅:お疲れ様でした!
夏川ミナ:GMも!お疲れ様でした!
霧灯夢二:おつかれさまでした!
柳武歩:お疲れ様でした!!
朝倉侑生:おつかれさまでしたー!
滝瑞果:お疲れ様でした

GM@CHAOS:【前回までのあらすじ】
GM@CHAOS:キミたちとクラインの戦いに決着が付くと巨大戦艦が徐々に崩壊を始める。
クライン・ネバーエンズ:「しかし、だ。一つばかり、問題があろう」
クライン・ネバーエンズ:「このまま落ち入っては、誇るものも誇れまい。最早俺に、この巨体を維持することは敵わんぞ」
夏川ミナ:「そうですか。じゃあ、早々に脱出しましょう」 クラインの首根っこを掴む。
夏川ミナ:「あなたもアカデミアの一部ですからね。学長」
クライン・ネバーエンズ:「まさか。俺は異物だろう。ここで朽ちて、元とやらに戻る肥やしとなるものだ」
GM@CHAOS:キミたちが立っているそばからも巨大戦艦は少しずつ崩れていく。
夏川ミナ:「ふうむ。死にたいのですか? 死にたいのなら、肥やしになるのも止めはしないのですが」
夏川ミナ:「少しでも生きたいという気持ちがあるのなら、生きてみませんか」
クライン・ネバーエンズ:「死を希望することはない。それだけはない」
クライン・ネバーエンズ:「結果として死を迎えるは、まあよい。だが。死を望むことはない」

クライン・ネバーエンズ:「夏川ミナ」クラインが続ける。
クライン・ネバーエンズ:「お前の言は正しいのだろう。だが」
クライン・ネバーエンズ:「俺が生き残ったところで、これから為すべきことなど何もありはしない」
クライン・ネバーエンズ:「そう、希望は潰えた。俺が望んだ未来は訪れん」
夏川ミナ:「そうなんでしょうか」 首をかしげる。
夏川ミナ:「希望が本当に潰えたのか。望んだ未来が本当に訪れないのか。やってみないと分からないと思いますよ」
夏川ミナ:「なにせ、ここはアカデミアですから」
クライン・ネバーエンズ:「……フ。それは、その通りなのかもしれんな。俺とて、やってみるまでこうなるとは思っていなかった」
クライン・ネバーエンズ:クラインは向き直る。
クライン・ネバーエンズ:「朝倉侑生。卿は……いや、君は」
夏川ミナ:「はい。アカデミアは、恋も学びも思うままのユートピアです。希望くらい、どこかに転がっていますよ」
朝倉侑生:「ボク」話しかけられると思ってなかったので目を丸くする。
クライン・ネバーエンズ:「俺を八つ当たりと言ったな。確かにその通りだ」
クライン・ネバーエンズ:「俺は、娘の死を皆が忘れ去ることに耐えられなかっただけなのだろう」
クライン・ネバーエンズ:「……おそらく、それこそが俺の偽らざる気持ちなのだろうな」
クライン・ネバーエンズ:「娘が死んだ時、俺にはどうすればいいか分からなんだ」
朝倉侑生:「はじめから、そーやって言ってくれればいいのに。むずかしー事ばっか言ってさ、取り繕わないでさ」
クライン・ネバーエンズ:「二十年……いや三十余年か?ただ戦い続けてきたからな。世界を守るために。それ以外のことなど何も知らん」
クライン・ネバーエンズ:「なあ。俺はどうすればよかったと思う?」
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「うーん」首をひねって、トコトコとクラインおじさんの下に歩み寄る。
朝倉侑生:「どーすればって言うか」
朝倉侑生:両手を広げておじさんの胸にぽてんと抱きつく。
朝倉侑生:「こーやってもらえればよかったのにね」
クライン・ネバーエンズ:「……」
クライン・ネバーエンズ:「……フ。フフフ。そうか」
朝倉侑生:「おじさんの子供、かわいかった?」
クライン・ネバーエンズ:「……どうだろうな。親というものは、えてして贔屓目が入るものだ」
朝倉侑生:「あは!じゃあスッゴイかわいかったんだねー」身を放す。
朝倉侑生:「3万人と10人いても、ボクらはおじさんの子供にはなれないよ」
クライン・ネバーエンズ:「それはそうだ。そう、分かっていた」
朝倉侑生:「でも、そーだなあ」首をひねる。「ボクは、おじさんの子供のこと、これからでも知ることできるし」
朝倉侑生:「とりあえず死ぬのはよくないんじゃない~?」
クライン・ネバーエンズ:「ああ。そうか。それだけか。それだけの話か」
クライン・ネバーエンズ:「そうだな……まずは生かさねばならん。先決だな」
朝倉侑生:「ボクはおじさんの気持ち結構分かるなーって思ってるからねえ。ほかの人は知らないーけどー」
クライン・ネバーエンズ:クラインが手をかざすと、新しいブロックがひねり出されていく。
朝倉侑生:「およ」
クライン・ネバーエンズ:「俺の能力は、オモチャを出すだけものだ。これは消えん」
クライン・ネバーエンズ:「組み立てた船は、俺が死のうともただの積み木として残る」
クライン・ネバーエンズ:「つまりだ。具体的な脱出手段が、必要となる」
GM@CHAOS:そうやって話している間も巨大空中母艦は着実に高度を失い始めている。
柳武歩:「芙蓉堂、お前の鳥でこの船浮かせらんねえの。こう、バサバサッって」
柳武歩:手をパタパタさせる。
芙蓉堂太一:「それができたらもうやってるってばー」
朝倉侑生:「こういうのって便利に出たり消えたりするものだと思っうわわわ」バランスを崩しそうになって柱にしがみつく。
霧灯夢二:「俺も、限界だぞ……。」
霧灯夢二:「全く、こんな肉体労働は俺の担当ではないというのに。」
羽石夏澄:ぼんやりと微睡むように立っていたが、大きな揺れとともにその場にへたり込む。
クライン・ネバーエンズ:細かいブロックをより合わせていく。
平賀迅:「私も、多分……ほぼ……余力はないぞ。さっきクラインを止めるのにほとんど電力を使ったからな」 剣を足元に刺して
夏川ミナ:「あれ?」
夏川ミナ:「もしかして、地味に詰んでいる?」
夏川ミナ:「困ります」
平賀迅:「これ以上引き出すとなると、あまり良くない。……他に手がないならばやる。命がなくなるよりはマシだ」
ロコ:「着地の瞬間にジャンプすれば……」
柳武歩:「おお、さすが頭いいな」
エリス・トリオン:「俺は死なねえ」
朝倉侑生:「頭悪くない?」
エリス・トリオン:「残念だが、てめぇらの奮闘は語りついでやるよ」
柳武歩:「エリスてめえこの野郎!裏切り者!」
エリス・トリオン:それはそれとして、クラインのところに歩いていく。
ロコ:「滝先輩って人を射出したり出来ないの?塔の所までぐわーっと、とか。」
滝瑞果:「……できなくもないかな」
滝瑞果:「ただ、速度的に死ぬかもしれない。壁のほうが消しゴムとかじゃないかぎり」
エリス・トリオン:「…………」クラインに、おもむろに、一発、蹴りを入れる。
ロコ:「うーん落ちるのとどっちがゆっくりかな~」
クライン・ネバーエンズ:「気持ちは重々わかるが。12秒待ってもらいたい」
朝倉侑生:「うわ!」顔をしかめる。
クライン・ネバーエンズ:「完成した後だと、集中に影響せずに済む」
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:寸前で止め、「……」朝倉くんの方を見る。
クライン・ネバーエンズ:細かいブロックを組み合わせ、小型の船を作り出す。
クライン・ネバーエンズ:「せめてもの詫びと礼の代わりだ」
GM@LAW:彼が作り出したのは、脱出艇です。
エリス・トリオン:飛ぶの?
GM@CHAOS:だいたい10人乗りくらいの大きさで、飛行可能です。
朝倉侑生:「ぼーりょくはんたーい」エリスくんに言う。
柳武歩:「小さくねえかこれ、全員乗れんのか?」
GM@CHAOS:ただし10人乗りとは言っても多少手狭なので、密着することにはなるだろう。
エリス・トリオン:「…………」睨みつけようとした目元を隠す。「アホくせぇ」
ロコ:「ぎゅぎゅっと詰まればなんとかなるんじゃないかなあ。」
芙蓉堂太一:「えー、脱出できるんならもうなんでも乗る乗る」
平賀迅:「エリスは平気らしいから数は一つ減らせるぞ。……11人なら無理ではないだろうな」 中を見る
GM@CHAOS:沈みゆく巨大戦艦の端で、小型の船が空に浮かぶ。
クライン・ネバーエンズ:「行け!君たちは勝ち取った未来を持ち帰らねばならん。それは勝者の義務だ」
平賀迅:「……何を他人事みたいな言い方をしている。お前も乗るんだ、クライン」
朝倉侑生:「モテない顔してないのー!」エリスくんの背中に言葉をかけつつ。
芙蓉堂太一:「そうですよ。ほら、どうぞ」クラインの背中を押す。
エリス・トリオン:「…………」朝倉君の台詞を背に受けながら、一人、先に飛び乗る。
霧灯夢二:「ん、ぎぎぎぎ……!」羽石さんの肩を持つ。
平賀迅:「とりあえずこの艇の操作、着陸責任。あと、程なく来るだろうUGN上層への対処。全てお前の役目だろう」
平賀迅:「安易に死んで逃げるなど許すものか。生きて面倒を背負うことで償え」
夏川ミナ:「そうです。私達は私達で忙しいのですから、面倒ごとは学長にやっていただかないと、困ります」
羽石夏澄:「ふ…ゎ?」ぼんやりとした目で夢二くんを見る。
霧灯夢二:「はぁ、はぁ……そうだぞ。俺達は、殺しなんぞやりたくないから戦ってきた。」
芙蓉堂太一:「"勝ち取った未来"を持ち帰るなら、あなたの生存だってそのひとつだと思うんですよね。でしょ?」
夏川ミナ:ドレスのすそを両手で押さえてひらりと乗る。
クライン・ネバーエンズ:「それもそうではあるな。お前たちは忙しくなろう」
霧灯夢二:「ここでお前を見殺しにしたら、何のために戦ってきたんだ。」
クライン・ネバーエンズ:「スケジュール通りなら、じきに開校記念式典祭だ」
クライン・ネバーエンズ:「面倒事は大人に任せ、楽しんでくるといい」
平賀迅:「そうするつもりだ。最初っから。存分にな!」 ミナちゃんに続いて乗り、
クライン・ネバーエンズ:「思い通りにいくことばかりではないかもしれんがね。一度切りの青春だ」
平賀迅:「……使うんだ。狭くなる」 傷だらけの上着を脱いで押し付ける
夏川ミナ:「おお」
夏川ミナ:“狭くなる”のと“上着を着る”との繋がりを即座に理解できていないが、とりあえずいそいそと上着を羽織る。
朝倉侑生:「言ってるそばからさー!あーあー」肩をすくめてその横を通り過ぎていく。
朝倉侑生:「じゃ、おじさん」くるりと振り返ってクラインさんに手を伸ばす。「はい」
クライン・ネバーエンズ:「それ、既に2分40秒の遅延だ。遅れるほど難易度は上がる。出すぞ」
クライン・ネバーエンズ:「む。ああ」
芙蓉堂太一:「それじゃ、失礼しますっと」乗り込む。
霧灯夢二:「なにぃ!?…俺は!頭脳労働専門だと!言っているのに!」急いで羽石さんを脱出艇まで引っ張っていく。
滝瑞果:乗り込む。
ロコ:「うーんタイミングタイミング」
エリス・トリオン:狭くなるにつれ、身体の端を霧化している。
羽石夏澄:「うにゃ――」引っ張られてそのまま脱出艇に引き込まれる
エリス・トリオン:気を遣っているというより、カバー以外で人に密着するのが気持ち悪い。
柳武歩:船に乗り込み、小さく膝を丸める。
GM@LAW:船が浮かぶ。巨大空母はどんどんと落下していく。
GM@LAW:ゆっくりと墜落していく先は、学園島の中心部。
GM@LAW:巨大空中母艦は勢いを止めず、そのまま地表へと落ちていく。
GM@LAW:空母に叩きつけられたタワーごと。
GM@LAW:落着座標。そこはまさに、
GM@LAW:そこはまさに、生徒たちが温泉探しのために熱心に掘り進めていた地点だった。
GM@LAW:地表に空母が激突する。
GM@LAW:落下の衝撃で大きく地面が、抉れ――
GM@LAW:勢いよく温泉が、噴出した。
GM@CHAOS:脱出艇に乗っているキミたちの視線の先にはその光景が見える。
クライン・ネバーエンズ:「何だ、これは!?何が起きている!?」
夏川ミナ:「あ、温泉ですね」 さらりと言う。
霧灯夢二:「……。」呆然とその様子を見て、
夏川ミナ:「この位置からなら、露天風呂にすることで丁度ピラミッド地帯が望めるのでは?」
平賀迅:腕を組んで渋い顔をして 「あと一歩だったか……」
芙蓉堂太一:「お、新名所? やったね」
霧灯夢二:「あっはははははは!」子供のように無邪気に笑う
朝倉侑生:「あは…あはははははは!あっはっはっはっはっはは!」爆笑している。
クライン・ネバーエンズ:「フ。フフフ……ハハハ!滑稽なものだ!」
羽石夏澄:「……?」事態が飲み込めてないが、皆が笑っているのを見て、へにゃりと笑う。
クライン・ネバーエンズ:「これほど愉快な気持ちは、久方ぶりだ!」
エリス・トリオン:「……ピラミッドも」
エリス・トリオン:「こういうノリで生まれてんじゃねえだろうな」
GM@CHAOS:温泉が湧いたことで熱狂した学園都市の生徒たちの手により、新しいアカデミア名物「墜落済み巨大空中母艦露天温泉(愛称募集中)」と「倒壊タワー橋(愛称募集中)」が完成するまでそう長い時間はかからなかった。
GM@CHAOS:キミたちは朝焼けに包まれた小型脱出艇の上で寄り添いながら微笑ましくその光景を見つめていた。
エリス・トリオン:「おい捏造すんな」
エリス・トリオン:「滝! カメラ止めろ! カメラ!」
芙蓉堂太一:「秘湯秘湯! どっか外れにいいとこないかな!」きょろきょろ探している。
柳武歩:物言わず、体がゆっくりと傾いていく。
柳武歩:「ZZZZZ……」
GM@CHAOS:では、キミたちが微笑ましくなったところでシーンは終了だ!

【エンディング1:ロコ・ロコ・ベントゥーラ&夏川ミナ&羽石夏澄】

GM@CHAOS:それではここからはエンディングフェイズを始めていきたいと思います。
GM@CHAOS:まずはロコくん、ミナちゃん、羽石さんのEDからです。
ロコ:ずんずんどこどこ
GM@CHAOS:学園紛争が幕を閉じ。
GM@CHAOS:アカデミア開校記念式典祭の最中。
GM@CHAOS:新しくオープンした「墜落済み巨大空中母艦露天温泉(愛称募集中)」にミナちゃんと羽石さんはやってきていた。
GM@CHAOS:空母を改造して作られた施設は30以上の温泉やゲームを楽しむことができ、学生ならば誰でも安価で入浴することが可能なのだ。
GM@CHAOS:その中でも特に生徒たちから人気を博しているのが水着を着用して入るある温泉なのだという。
夏川ミナ:「お風呂なのに、なぜ水着が必要なのでしょうね」
GM@CHAOS:ミナちゃんと羽石さんはその「一番人気ですごい」と書かれた温泉へと向かっていた。
羽石夏澄:「不思議だねえ」首をこくりとかしげる。
羽石夏澄:ふわふわとフリルのついた、ワンピース型の水着姿だ。
夏川ミナ:フリルにパレオスカートの黒い水着です。微妙におそろい!
羽石夏澄:じゃあこっちは白で!
夏川ミナ:「ふふふふ」
GM@CHAOS:キミたちの向かう先には大きな露天温泉に繋がるドアがあり、横にはやたらと濃い湯気で隠れた看板がある。
夏川ミナ:「なつかしいですね。夏澄ちゃんといっしょにシャワーを浴びた時のこと」
夏川ミナ:「あの頃の私はまだだいぶ若く、未熟でした」
羽石夏澄:「ああ?……ほんと、懐かしいなぁ…」眼を細める。
羽石夏澄:「ミナちゃん、あの頃からすっごい変わったよねえ」
羽石夏澄:「すごく……その、ね。かわいくなった、よ」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:顔を赤くして、ぶんぶんと首を振る。
夏川ミナ:「まだまだ……そんな。夏澄ちゃんには……遠く……」 ぶんぶん
羽石夏澄:「ふふふっ。…ほら、そういう反応とか…… ほんと、表情豊かになったよね」にこにこ
夏川ミナ:「皆さんのおかげです。滝さんや、ロコロコさんや……」 からからとドアをあける。
夏川ミナ:「いっしょに買い物に行ってくれた、夏澄ちゃんのおかげです」
GM@CHAOS:ドアを開けると、そこは大きな露天温泉がある。遠景には学園都市の美しい街並みが見える。
夏川ミナ:「ありがとう。夏澄ちゃん」
GM@CHAOS:ドアが閉まり、湯気が晴れると、露天風呂の中も見えるようになる。そこにいたのは――。
羽石夏澄:「……なんだか、そう言って貰えると照れちゃうなあ……それに、…嬉しい」
羽石夏澄:「わあ。綺麗な眺め――」
ロコ:「おや、なかなか珍しいこともあるもんだ」
夏川ミナ:「おお……」
夏川ミナ:「…………」
ロコ:「こんな時間に、僕以外のお客さんが……」
羽石夏澄:「――――――。」
GM@CHAOS:この水着を着用して入る混浴露天温泉「パラダイスロスト」は眺めがよく、学生の間でも大人気だ。
ロコ:「それも可愛らしい女性のお客さんとは。うーむ。早起きはしてみるものだねえ」
羽石夏澄:入口から少し入ったところで硬直している。
夏川ミナ:「ひゃわーーー!?」 かつてない奇声をあげて夏澄ちゃんのうしろに隠れます。
羽石夏澄:まだ湯船にも入っていないというのに、茹で上がったような顔をしている。
GM@CHAOS:しかし、この時間は穴場であるため、幸いにもロコ以外の客はいないようだ。
夏川ミナ:「な、なぜ……なぜ……男性が……
ロコ:街並みから入り口に顔をむけ、ひらひらと手をふるよ
夏川ミナ:「なぜ男性……なぜロコロコさん……」
GM@CHAOS:湯気が晴れたことで、今は外にあった「混浴温泉」という看板も見えるようになっているであろう。
ロコ:「あれ?知らないで入ってきたのかい。そら、看板看板。」
夏川ミナ:「……混……」
ロコ:「はっはっは。一番人気なのも頷けるだろう。アカデミアにはちょっとお馬鹿な男子生徒や、恋人たちが多いからねえ。はっはっは。」
GM@CHAOS:「水着着用混浴露天温泉パラダイスロスト」と書かれた看板は湯気が晴れるとちょうど中からも見える位置になっている。
羽石夏澄:ギギギ、と音がしそうな動きで首を回し、看板を確認する。
羽石夏澄:「……こんにゃく……」
GM@CHAOS:混浴ではあるが、温かそうで気持ちのよさそうなお湯はキミたちを誘うようにこんこんと湧き出ているぞ。
GM@CHAOS:こんにゃくではない。
羽石夏澄:「わ、わかってます!」
ロコ:「いい反応してくれるなあ、二人共。」
夏川ミナ:「か、夏澄ちゃんが、壊れてしまった……!」
GM@CHAOS:お湯の上にはおちょこととっくりの乗ったお盆も浮いている。
羽石夏澄:「…はっ、なぜだか反論しなくてはならないような気持ちに…… あ、あうう」
GM@CHAOS:ただし、中身はお茶や炭酸ジュースやスポーツドリンクなどで、お酒は500分の1の確率でしか入っていないため安心だ。
羽石夏澄:「えーと、えーと。で、で、では、冷えてもなんですから、入りましょう!ミナちゃん!」
夏川ミナ:「は、い。ロコ……ロコロコさんなら、他の男子生徒よりは……安心ですので。はい」
夏川ミナ:おずおずと湯船に入って、ロコロコくんの向かいに腰を下ろします。
羽石夏澄:ギクシャクといった動きでミナちゃんの隣に体を沈めます。
ロコ:「はっはっは。そんなに緊張しなくていいのに。僕の温泉ってわけでもないんだから。」
羽石夏澄:「…ぅ、あ、だ、だ、だって、きき、緊張しますよう…!」
夏川ミナ:(うん、うん、と頷いている)
GM@CHAOS:実際、キミたちは水着も着ており、タオルもあるので、緊張する必要はない。はずだ。
ロコ:「うーん。そうか。もしかして僕も胸をかくした方がいいのかな?タオルも余ってるしね。」
ロコ:と言ってぐるぐるタオルを体に巻きはじめるよ
羽石夏澄:目は潤み、心臓の音はやけに大きい。
羽石夏澄:「えっ、えっとっ、いえ、水着ですし、おか、おかまいなく…」眼を泳がせている。
ロコ:「あ、そうそう。水着といえば。二人はその水着、二人で買ったのかい?」
羽石夏澄:(は、はずかしい…… 意識、しすぎ……)熱くなったほっぺを両手で挟んでいる。
ロコ:「なんだかデザインが似てるなあと思ってね。ちょうど色も反対だし。」
夏川ミナ:「――そういえば、そうですね。買った時は気づきませんでした」
羽石夏澄:「あ、は、はい!ミナちゃんとお買い物に行って……」
羽石夏澄:「一緒に水着を見たり、くりーむそーだを飲んだり…」
ロコ:「そっかそっか。随分仲良くなれたんだね、二人共。」
夏川ミナ:「考えてみると、ロコロコさんや夏澄ちゃんとお会いしてから、もうだいぶ経つのですね」
夏川ミナ:「こうして仲良くなってみると、はじめて皆さんにお会いした日のことが懐かしいです」
夏川ミナ:指先でぱちゃぱちゃとお湯をすくいあげ、それをぼんやり眺めている。
ロコ:「懐かしいねえ。夏川君とはじめて会ったのは、確か戦いの真っ最中だった。」
羽石夏澄:「……うん。あの時、ばったりミナちゃんと出会って……」
羽石夏澄:遠景を見る。
ロコ:「はじめて会った時はおっかなかったけど、うん。今じゃすっかりかわいくなってねえ。」
夏川ミナ:「かわ」
GM@CHAOS:露天風呂から見える学園都市の風景は朝日に輝いてきらきらときらめいている。
ロコ:「安心したよ。まるで娘の成長を見ているようで。」
夏川ミナ:「娘」
羽石夏澄:「ああー……わかるかも……」
夏川ミナ:「…………では、ロコロコさんと夏澄ちゃんは、おとうさんとおかあさんですね」
羽石夏澄:「  」バシャーン!と派手な音を立てて顔をお湯に突っ込む
夏川ミナ:「夏澄ちゃん!?」
ロコ:「はっはっは!また夏川くんは言うねえ。でも僕はお父さんほどしっかりしてないよ。羽石君も、どちらかというとお姉さんって感じじゃないかな。」
ロコ:「一番お父さんらしいのは滝先輩じゃないかな。いや、性別的にはお母さんなんだけどね。」
羽石夏澄:しばらく沈んでいたが、ロコくんの言葉が終わるとともに浮上し、顔を上げて息を吐く。顔はもはや茹でダコである。
ロコ:2dx+1 〈調達〉
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[1,9]+1 → 10

羽石夏澄:息はあまり乱れていない。
GM@CHAOS:そう、おちょこは〈調達〉で難易度4の判定に成功すると好きなドリンクを飲めますが、失敗すると自動的にお酒が供給されるハイテックなシステムなのだ。
夏川ミナ:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

羽石夏澄:wwwwww
夏川ミナ:すごい!
ロコ:ちゃりんちゃりーん。お盆にお金を入れて、ライムソーダをごくごくするよ。おしゃれだから。
羽石夏澄:3dx 調達
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[3,8,8] → 8

ロコ:「二人も水分補給はした方がいいよ。知らぬ間に結構汗をかいているものらしいからね。」
羽石夏澄:「…あ、は、はい!えーと、ここにコインを入れればいいんですかね?」ちゃりーん。
羽石夏澄:レモネードが出てくる。
夏川ミナ:「たしかに。脱水症状になっては、困ります」
夏川ミナ:よくわからない、琥珀色の液体をくいくいと飲んでいる。
羽石夏澄:「…でも、お母さんお父さんはびっくりするよ、もう……それも、ロ、ロコさんと、なんて……」
羽石夏澄:先ほどの爆弾発言へのツッコミを、と言葉にすると、逆に意識してしまう。まずい自爆だこれ。
ロコ:「うーんこの感じ。SSランクの僕も、なんだか恥ずかしくなってくるぞ。」
夏川ミナ:「でも、お二人は、おにあいだとおもいます」 頭がふらふらしている。
GM@CHAOS:キミたちは清涼飲料水で喉を潤すことができたが、ミナちゃんはなぜか妙な高揚感を感じ始める。
ロコ:「しかし羽石くんはわかるとして夏川くんも急に顔が赤くなってきたね。大丈夫かい。」
夏川ミナ:「大丈夫でーすー」
羽石夏澄:「ロ、ロコさんも恥ずかしくなっちゃえばいいんですよう!」口を尖らせながら手元をばちゃばちゃさせる
羽石夏澄:「……あれ、ほんとだ。み、ミナちゃん…?」
夏川ミナ:「いいのですか? ロコロコさん、夏澄ちゃんはかわいいのですから、誰かにとられちゃいますよ?」
夏川ミナ:夏澄ちゃんに抱きついて、ぐりぐりと頬ずりする。
夏川ミナ:「とってしまいますよー」
夏川ミナ:「私! が!」
羽石夏澄:「ちょ、ちょちょ、ミミミミナちゃん?!?!」
ロコ:「いやー、そもそも僕のものでもないし」
夏川ミナ:「じゃあ、いま、僕のものにしましょう!」
羽石夏澄:突然の濃厚なスキンシップに戸惑う!
夏川ミナ:「とってしまいますよー!」
夏川ミナ:「わたしが!」
夏川ミナ:ごろごろと猫みたいに擦りよる。
羽石夏澄:「ひゃ、ひゃうう…!?」
羽石夏澄:「きゃ、くす、くすぐったいよ、ミナちゃん…!あの、あの…!」顔を赤くしながら助けを求めるようにロコを見る。上目遣いだ。
ロコ:「はっはっは。中々見れないいい絵だなあこれは」
夏川ミナ:「ふふふふ」
夏川ミナ:「ほら! 温泉なのに、水着なんて、へんです!」
ロコ:「しかし、たしかに興味はあるね。もしも取り合いになったとして、羽石くんは夏川君と僕と、どちらになびくのか。」
夏川ミナ:ざばりと立ち上がる。 「わたしも脱ぎますから、夏澄ちゃんも、ロコロコさんも、脱ぎましょう!」
羽石夏澄:「?!』
ロコ:「おおっと!流石にそれは不味い」
夏川ミナ:「どちらになびくのですか~~~」
夏川ミナ:「わたしは、こんなに、夏澄ちゃんのことが大好きなのに~~」
ロコ:「風紀委員が黙っていないぞ。今でさえ混浴ってことで存続が危ういのに……」
ロコ:「と思ったけど、目の前にいたな風紀委員。うーんアカデミアの神秘だ。」
羽石夏澄:「ぬ、脱ぐのはダメです!その、特にミナちゃんはダメです!!あわわわわ!!」
羽石夏澄:今にも脱ぎかねないミナちゃんを隠そうとして思わずミナちゃんを抱きしめます。
夏川ミナ:「ふお」
ロコ:「あらあら。本当に夏川くんがものにしちゃったかな、これは。はっはっは!」
夏川ミナ:へにゃへにゃと力(と酔い)が抜けて、湯船にざぼんと沈み込みます。
羽石夏澄:「ひゃあっ」引きずられて一緒に沈みます。
ロコ:「おお?」
羽石夏澄:少しして、ミナちゃんの肩を支えながらお湯から立ち上がります。
羽石夏澄:「あ、あ、焦りました……み、ミナちゃん大丈夫…?」ぺちぺちとほっぺを叩きます。
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:お酒と、正気を取り戻した事による羞恥心により、気を失ってます。
ロコ:「気を失っているようだ」
羽石夏澄:「あ、あわわわ……ど、どうしましょう、きゅうきゅうしゃ…?は、運ばないと…」
羽石夏澄:オロオロ
ロコ:「手助けすべきところなような気はするが、しかしうーむ。流石に水着で接触は……うーむ……」
羽石夏澄:「だ、大丈夫ですから手伝ってーーー!!」

GM@CHAOS:温泉。外。
GM@CHAOS:ミナが復活し、お湯から上がって着替えたキミたちは待合室にいた。
GM@CHAOS:待合室では扇風機が回っていたり、牛乳が冷えていたりする。
夏川ミナ:「なぜ……お酒が……」 扇風機にあたりながら、憮然とした表情でフルーツ牛乳を飲んでます。
ロコ:牛乳を勢いよくグイーッとやったりしてさわやかな表情をするよ。さわやか~
夏川ミナ:変なところを二人に見られた恥ずかしさと湯あたりで顔が赤い。
羽石夏澄:ちゅうちゅうとストローでいちごミルクをすすっています。
ロコ:「機械の故障かな?ともあれ災難だったね。僕としては眼福だったけど。」
羽石夏澄:「…でも良かった、ミナちゃんが無事で」
羽石夏澄:「もー。しすてむ作った人にはちゃんと言っておかないと。お風呂でお酒は危ないんですから!」
GM@CHAOS:朝もよい時間になったからか、温泉も少しずつ人が増え始め、外も徐々にお祭りの活気が出始めてきたようでもある。
ロコ:「メンチ焼きそばパン(DRP41)があってよかったね。どんなバステもイチコロだぞ。」
ロコ:「そう言えば二人は戦いの後どうだい?風紀委員と番長は。まだ慌ただしいのかな。」
夏川ミナ:「少しずつ平穏を取り戻しています。こちらは、ほとんどもとの生活ですね」
羽石夏澄:ふわふわとしたワンピースにカーディガンを羽織っている。
羽石夏澄:「そうですね。まだ後処理はありますけど、ささきせんぱいも、夜は眠れるようになったみたいです」
夏川ミナ:「あの方、いつも寝ていますね」
ロコ:「平和になった証だねえ」
羽石夏澄:「……平和……」
ロコ:「まあ、そういう僕は、この後風紀委員に呼ばれているわけだけども。」
羽石夏澄:「…良かったです、本当に。みんなでまた、こうやって遊べるようになって」
羽石夏澄:そっと、隣のミナちゃんに手を伸ばして、
夏川ミナ:「平和になったのに、ロコロコさんは呼び出しをくらったのですか?」
夏川ミナ:「ひゃ」
羽石夏澄:ふわりと、頭をなでる。
夏川ミナ:「…………」 真似して手を伸ばして、夏澄ちゃんの頭をふわふわとなでます。
夏川ミナ:「ふふふ」
羽石夏澄:「ミナちゃんをなぐらずに済んで、ほんとうに良かった」
羽石夏澄:眼を細めてくすぐったそうにする。
夏川ミナ:「……はい。敵同士になってしまって、寂しかったです」
夏川ミナ:「ね。ロコロコさん」
ロコ:「うん。特に寂しそうな顔をしている羽石くんを黙って見送らなきゃ行けなかった時はね。」
ロコ:「心配だったけど、こっちも退かなきゃいけなかったからなあ。あれはこたえたよ。」
羽石夏澄:「…うん。…うん。」
羽石夏澄:「だってみんな…大切なひとだから……」
羽石夏澄:「……やっぱり、うん。私、傷つけるために戦いたいわけじゃないんだなって」
夏川ミナ:「……戦いたいのは、やっぱり」
夏川ミナ:「ぶつけあうと、気持ちいいから?」
羽石夏澄:「…ふふっ」
羽石夏澄:「そうだね。…きっと、楽しくおしゃべりするのも、戦うことも」
羽石夏澄:「同じようにしたいんだなって」
羽石夏澄:「全力で、ぶつかりあって―― 受け止めあいたいな、って」
夏川ミナ:「うん、うん」
夏川ミナ:「わかります。私も、同じ気持ちでしたから」
夏川ミナ:「もし戦うなら……全力でぶつかりあって、受け止めあいたい。夏澄ちゃんの気持ち、わかります」
夏川ミナ:ぶんぶんと頷く。
羽石夏澄:「…へへー」
羽石夏澄:「嬉しいなぁ…」
羽石夏澄:「ミナちゃんと今度戦うなら…仲良く、楽しく、やりたいなあ。」
夏川ミナ:「ふふ。じゃあ、ロコロコさんと滝さんに審判をやってもらいましょう」
夏川ミナ:「私も……仲良く、たのしく、戦いたいです!」
夏川ミナ:「あ。夏澄ちゃんだから、ですよ」
羽石夏澄:「うん。うん!」笑顔で頷く。
ロコ:「はっはっは。本当に熱いなあ。」
ロコ:「と、じゃあそろそろ僕は行ってくるよ。更生プログラムはなくなったけど、遅刻はいけないことだからね。」
羽石夏澄:「あ、そういえばお呼ばれしてたんですよね。」
夏川ミナ:「ロコロコさん、何か悪いことをしたのですか?」
夏川ミナ:「私もご一緒します。夏川ミナは風紀委員ですので」
ロコ:「いやー、覚えはないんだけどなあ。ま、行ってみてからのお楽しみだよ。一緒に来てくれるなら助かるね。」
ロコ:「SSランクの僕も、ひとりでは心細さを感じることもある……」
羽石夏澄:「……まあ、ロコさんならミナちゃんを任せても大丈夫ですね」
羽石夏澄:「うう?この場合、ロコさんをミナちゃんに任せることになる…?」
夏川ミナ:「夏澄ちゃんを一人にしてしまう……」
夏川ミナ:ロコロコ君についていくけれど、何度も振り返ってぶんぶんと手を振ってます。
ロコ:「僕のことは任せたよ、夏川くん……」
羽石夏澄:「いってらっしゃーい。またね、ミナちゃん、ロコさん」
羽石夏澄:大好きだよ、と、心の中で言い添えて。
ロコ:「またここにくるかー。ははは。他の人にばれたら叩かれそうだなあ。」
ロコ:と軽口をしばきながら手を振って別れようかな。
羽石夏澄:手を振って見送ります。
GM@CHAOS:では、ミナとロコはそのまま風紀委員室へと向かう。

【エンディング1:ロコ・ロコ・ベントゥーラ&夏川ミナ】

GM@LAW:【風紀委員室】
GM@LAW:ミナとロコが風紀委員室に向かうと、普段は生徒しかおらぬこの環境に、
GM@LAW:見慣れぬ大人の姿が2つほどある。
ロコ:「誰だろう」
夏川ミナ:「?」
GM@LAW:一つは、荘厳な雰囲気をした、褐色肌の男。
GM@LAW:もう一つは、大きく胸の開いた花魁衣装を着て、煙管を手に持つ美女だ。
夏川ミナ:「えっ」
クライン・ネバーエンズ:「直々にご隠居がお出ましとは。で?俺の沙汰はどうだ?」
クライン・ネバーエンズ:「すべてを失うのも、まあ、覚悟の上ではあるが」
祁答院さゆり:「バカ言いなさんな。アンタも分かってるんだろうに」
祁答院さゆり:「UGNってやつあ素寒貧だ。お前さんみたいなのを、ご丁寧に飼い殺す余裕なんざ無いんだよ」
祁答院さゆり:「議席は召し上げだがね。代理をさせられる身にもなれってんだ。学園島復興担当官どの」
夏川ミナ:「あっ、あわっ、あわわ」
夏川ミナ:「先生……!?」
祁答院さゆり:「む。おや」
祁答院さゆり:「よお、ミナ。久しぶりだねえ」
ロコ:「おや、夏川くんの先生とは。僕とは初めましてですね。」
ロコ:「どうも、SSランクのロコロコ・ベントゥーラです。夏川くんにはお世話になっています。」
夏川ミナ:「そ、そう。こちらはSSランクのロコロコさんで……ああ、こちらは、私の先生のさゆり先生で……」 地味に混乱している。
夏川ミナ:「私はジェミニのミナで……」
祁答院さゆり:「ああ。お初にお目にかかるとも。SSランクのロコ!ミナがとてもとても世話になってんだろうと見える」
祁答院さゆり:「こら、寝ボケてんじゃないよ」
祁答院さゆり:「この匂い……なんだ、ミナ、酔ってんのかい?」
夏川ミナ:「す、少し」
夏川ミナ:「いえ、酔っていません。風紀委員で、UGNチルドレンが、日中から温泉に入って酔っ払う事など、ありえません」
クライン・ネバーエンズ:「やはりお前の弟子か。ひと目で分かる。また厄介なものを育てたものだ」
祁答院さゆり:「なに、そいつはお前さんが敵として相見えたからだろうに……いや、しっかし」
祁答院さゆり:「ミナ。随分と顔付が変わったじゃないか」
夏川ミナ:「え」
夏川ミナ:すーっはーっと深呼吸して、必死にチルドレン時代の冷静さを取り戻そうとしていた。
夏川ミナ:「そうでしょうか」
ロコ:おお、さすが先生。やっぱりわかるんだなあ。とか思ってたりするよ。
祁答院さゆり:「何、その様子じゃ、自分でも気づいてんじゃないのかい?」
クライン・ネバーエンズ:「……師弟水入らずだ。積もる話もあるだろう」
夏川ミナ:「……そう。そうです」
夏川ミナ:「話したい事は、やまほどあるのです」
夏川ミナ:「友達ができましたし。喫茶店でクリームソーダも飲みましたし」
祁答院さゆり:「そうかい。順調に任務を進めてるようじゃないか」
夏川ミナ:「温泉にいって、アイドルもやって、カレシもできました」
夏川ミナ:「いっぱい、積もる話があります。先生」
ロコ:「えっ彼氏!?」
夏川ミナ:「えっ」 言ってなかったっけ?って顔をする。
祁答院さゆり:「友だちもできて、趣味も出来て……アイドル?彼氏?」
ロコ:「はじめて聞いたよそれ!」
祁答院さゆり:「彼氏?」
夏川ミナ:「言ってなかった」
夏川ミナ:「なんでもないです! なんでも!」
祁答院さゆり:「彼氏!彼氏と来たか!はは、こりゃ傑作だ!」
祁答院さゆり:「お前さんのアカデミア、すごいもんじゃないか!はは、ははは!」
ロコ:「彼氏ができるくらいは、もうなんでもないことだと……いつの間にそんな進んでいたんだ夏川くん。」
ロコ:「SSランクの僕も真っ青だ。」
クライン・ネバーエンズ:「叩くな、止めろ。お前は相変わらず力の加減を……」
夏川ミナ:「そういうなんでもないではなく……その……」
夏川ミナ:「ううむ……思った以上に恥ずかしい……」
祁答院さゆり:「しっかし気になるねえ。あたしにとっちゃ、大事な一人娘のようなもんさね」
祁答院さゆり:「どんな男だい?直々に見定めにゃあだ」
夏川ミナ:「ど、どんな」
夏川ミナ:「軽口ばかりで、女性の扱いに慣れているようで全然慣れておらず……雷属性で……」
夏川ミナ:「あと、大きい……」
ロコ:「あー、なるほど」
ロコ:「なるほどなー」
祁答院さゆり:「そうか、そうか。ま、とにかくだ。このアカデミアでの生活は、あんたにとって良い経験になってるんだね」
夏川ミナ:ロコロコ君に察しをつけられたのがなんか気恥ずかしくて、ベシベシとロコロコくんの背中を叩いています。
ロコ:「この情報芙蓉堂先輩あたりに高く売れないかなー」
ロコ:「あいたたた。冗談。冗談だよ。」
夏川ミナ:「だめ、駄目です! 芙蓉堂太一は、駄目です!」
祁答院さゆり:「あたしも、師匠として鼻が高いよ」優しげな手つきで、夏川ミナの頭を撫でる。
夏川ミナ:「う、む」
祁答院さゆり:「あんたをアカデミアに出してよかった。よかったよ」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「最初、先生がアカデミアに行けとおっしゃった時」
夏川ミナ:「委員会か部活をやって、友達や恋人を作れとおっしゃった時」
夏川ミナ:「率直に申し上げて、この人は何を言っているんだろうと思いました」
祁答院さゆり:「よく覚えてるともさ。ひどい顔をされたもんだ」
夏川ミナ:アカデミアに送り込まれた日が遠い昔のように感じる。
夏川ミナ:「先生のおかげです」
夏川ミナ:「先生のお陰で、私は人間に、16歳の女の子になれたのだと思います」
夏川ミナ:「ありがとうございます。先生」
祁答院さゆり:「バカ言いなさんな。そいつは」
祁答院さゆり:「誰でもなく、ミナ。あんたが自分で掴んだんだよ」
祁答院さゆり:「アカデミアにぶちこまれてなお、変わらないままで居ることだって、やろうと思えば出来たさ」
祁答院さゆり:「でも、あんたはそうならなかった。それだけの話さね」
夏川ミナ:「…………」
夏川ミナ:「先生、私は変われましたか?」
祁答院さゆり:「変われた。でも、変わってないところもあるね」
夏川ミナ:「ぇ」
祁答院さゆり:「そうやって、あたしに何でも聞いてくれるところはおんなじだ」
祁答院さゆり:「あたしの可愛い可愛い弟子であることにゃあ変わりないて、安心できるってもんだ」
夏川ミナ:「はい。もちろんです」
夏川ミナ:アイドルで一位になったときと同じ。無性に嬉しくて、自然と涙が浮かんでくる。
夏川ミナ:「私は色々変わりましたし、これからももっと変わっていきますけど」
夏川ミナ:「“ジェミニ”夏川ミナは、いつまでも、さゆり先生の弟子です」
夏川ミナ:「……今後とも、よろしくお願いしますね。先生」
祁答院さゆり:「ああ。よろしく頼むよ。ミナ」
祁答院さゆり:「あんたの人生はまだ、始まったばかりなんだ。あたしはね、ずっと楽しみにしてるんだよ」
祁答院さゆり:「愛弟子と酒を酌み交わす日を。それまでゆっくり、思うままに生きな」
夏川ミナ:「じゃあ、今日のところはクリームソーダで乾杯しましょう。お話したい事がいっぱいいっぱいあるのです」
夏川ミナ:「色々なことがあったんです。ええと」
夏川ミナ:「じゃあ、まずは、輝かしき最初の事件、大停電事件ですが――」
夏川ミナ:先生の向かいに座って、目を輝かせて、自分の活躍を語りだします。
祁答院さゆり:「そりゃあいい。その場の名物を愉しむのが、旅のあり様ってもんだ」

ロコ:ではミナちゃんの話を聞きながら懐かしいなあとか思ってたりするよ
クライン・ネバーエンズ:「……さて」師弟の会話を横目に、クラインはロコへと顔を向ける。
クライン・ネバーエンズ:「俺も俺の用件を話しておこう。君に話したいことがあってな」
ロコ:「はは!そんな気はしていました。呼ばれたからね。」
クライン・ネバーエンズ:「言うまでもないことだが、君は強大な力を持っている」
クライン・ネバーエンズ:「もっとも。自分自身が一番良く分かっているのかもしれんがね」
ロコ:「今回の事件でも、それは実感しましたよ。」
クライン・ネバーエンズ:「俺もだよ。改めて実感したとも」
クライン・ネバーエンズ:「出力だけの話ではない。希少性・理解。どこをとってもだ」
ロコ:「ははは。そんな褒められると照れちゃいますね。」
クライン・ネバーエンズ:「で、だ。その力を、どうする」
クライン・ネバーエンズ:「今現在、の話ではない。それについては、俺がやろうとして失敗したものだ」
クライン・ネバーエンズ:「あくまでここは学園だ。そして君は高等部の生徒だ」
クライン・ネバーエンズ:「卒業のときは訪れよう。まさか、島で日がな臥せって過ごすわけにも行くまい」
ロコ:「おお……まさか元中枢評議員が進路相談に乗ってくれるとは。んー。なっておくものだな、SSランク。」
クライン・ネバーエンズ:「これでも、つい先日までは教師であった身でね。そして今は、進路相談どころか」
クライン・ネバーエンズ:「リクルータでもあるわけだ。君が望むならば、世界の守護者となる道もあろう」
ロコ:「そうですね。いや、実は、意外とそれもいいかもなんて思ったりしてるんですよ。」
ロコ:「あ、守護者ではなくて。島で臥せるほうです。」
クライン・ネバーエンズ:「フ。どれだけの戦力を、蓄え続けることになるのやら」
ロコ:「卒業、はまあ、その内するんでしょうが。たしかアカデミアには大学もあるし。」
ロコ:「そっちの方に進んで、クラインさんと同じように、教職へ進んでみようかな、なんて。」
クライン・ネバーエンズ:「そう来るか。それでは、俺から反対することは難しくなってしまうな」
ロコ:「行っちゃいますねえ。」
ロコ:「今回は、色々傷つけたりしましたけど」
ロコ:「クラインさんには感謝してるんですよ。アカデミアを紹介してくれたのは、貴方ですし。」
クライン・ネバーエンズ:「それは、冥利に尽きるとでも言っておこうか?」
ロコ:「ええ、言って下さい。こんな危なっかしい力を持ってる僕を、受け入れる場所を用意してくれた。すごいことだと思います。」
ロコ:「まあ、そういう凄いことを、僕もしてみたいなと思ったわけでして。」
クライン・ネバーエンズ:「作る側に渡るというわけか。それも、そうだな……」
ロコ:「作る、というと違和感がありますが、そうですね。」
クライン・ネバーエンズ:「悪くない選択肢なのかもしれん。まあ、先のことではある」
ロコ:「僕がいれば、どんな生徒が来ても受け止めてあげれそうですし。」
ロコ:「迷っているなら、導いてあげて、そしていつか、僕より強い子を送り出せたらなと。」
クライン・ネバーエンズ:「教職につけると、決まっているわけでもあるまい。あれは採用試験のある職業であるし」
ロコ:「出力の話じゃないですよ。どこをとってもです。」
ロコ:「ははは!たしかに。そのための努力はもちろんしますとも。」
クライン・ネバーエンズ:「そも進級、卒業においても、一定の学業の成績は必要とされる」
クライン・ネバーエンズ:「努力するが良い。懊悩するが良い。そのための環境がここだ」
クライン・ネバーエンズ:「お前たちが守り抜いた、オーヴァードアカデミアだ」
クライン・ネバーエンズ:「俺から、というのが皮肉かもしれんがね」
ロコ:「ええ。存分に。でも、きっとどの道を行くことになっても、大丈夫。ここは恋も学びも、思うがままですし」
ロコ:「僕はその学園の頂点。SSランクですから。」
GM@LAW:では、そんなロコくんを待つかのように。部屋の外に、少女のシルエットがある。
ロコ:だれだろう
GM@LAW:ドアが開く。
GM@LAW:長い黒髪を結い上げた、浴衣姿の少女だ。
宇賀神とわ:「ロコくん。こんなところにいたんですね。探しましたよ」
ロコ:「おやおや。これはもしかしてすれ違ったやつかな。」
GM@LAW:いつもと違って髪は結い上げられており、新鮮な印象だ。
ロコ:「実は故あってこんな所に居たんだよ。まあ、それも終わったのかな?」
宇賀神とわ:「あ、終わったんですね!よし、じゃあ」
宇賀神とわ:「勝負です!あ、じゃなくてですね……えっと」
宇賀神とわ:「お祭りです。お祭り、行きませんか?」
ロコ:「えっ。そんなのやってたのかい。」
ロコ:「でもそうか。大嵐が来るだけで祭りを開くようなところだし、空母が落ちたらそりゃそうなるか。」
宇賀神とわ:「SSランクなのに知らないんですか、ロコくん。今日は開校記念式典祭ですよ」
宇賀神とわ:「祭って言ってるじゃないですか。お祭りですよ」
ロコ:「そっちか!しまった、すっかり忘れてた。」
宇賀神とわ:「忘れてたじゃないですよ!私がどれだけこの日のために準備したか……」
宇賀神とわ:「あ、えーと」
ロコ:「んー気になる事が増えたぞ。その浴衣とか髪とかも準備の一環なのかな。」
宇賀神とわ:「あ、これはその!心意気というか……普段と違う私というか……!」
宇賀神とわ:「こほん。あのですね」
宇賀神とわ:「……私と、お祭りに行きませんか、ロコくん」
ロコ:「……」
ロコ:「うん。喜んで。手は引いたほうがいいかな?それとも、引かれたほうがいいのかな。」
宇賀神とわ:「どちらもがいいです」手を伸ばす。
宇賀神とわ:「私が遅れたら、ロコくんが引っ張ってください。ロコくんが遅れたら、私が引っ張ります」
宇賀神とわ:「徒競走で行くのも考えましたけど、浴衣だと大変なので、しません」
宇賀神とわ:「勝負はお祭りに着いてからです。私、射的でならロコくんに勝つ自信ありますよ」
ロコ:「惹かれあう二人ってやつだね。うん、いいじゃない。」
ロコ:「僕だって射的には自信があるぞ。なにせいい手本をずっと近くで見ていたからね。いや、でも僕に遺産はないから、やっぱり不利なのかな?」
ロコ:「しかしなんだね、とわくん。」
宇賀神とわ:「ふふ。負けませんよ。私はたくさん練習して――なんです、ロコくん?」
ロコ:「はは!こういうやり取りを友人の前でするのも、中々どうして恥ずかしいね!」
ロコ:と、ミナちゃんを見ながら言ったりします。
宇賀神とわ:「あ」
宇賀神とわ:「な、なんですぐ言ってくれなかったんですか」
ロコ:「いやあ、とわくんのそんな顔見ちゃあ、止められないよね。」
ロコ:「というわけで、僕らはこれで失礼させてもらいます。続きは人目のない所……というと、真面目な夏川くんに勘違いされそうだから」
宇賀神とわ:「お祭り!お祭りです!人目はたくさんあります」
ロコ:「はっは!ともかく、気にならないようなところでね。それではそれでは」
宇賀神とわ:「開校記念式典祭ですから。きっとみんな来てますよ。行きましょう」
ロコ:「うん、行こう行こう。それじゃあまたね~」
GM@LAW:男女が部屋を出る。
GM@LAW:戦争は終わった。
GM@LAW:次なる戦いは、何のことはない、祭でのささやかな一幕になるのかもしれない。

GM@LAW:これでロコくんのEDはおわり!

【エンディング1:羽石夏澄】

GM@CHAOS:ミナちゃんたちと別れて、1人になった羽石さん。
GM@CHAOS:学園をふらついていたキミは何気なく武道場の近くへとやってきていた。
羽石夏澄:――どこかで、期待していたのかもしれない。
羽石夏澄:あの澄んだ音を、耳にすることを。
GM@CHAOS:そこでキミは、人を寄せ付けないよう周囲に研ぎ澄まされた殺気が張り詰められていることに気付く。
GM@CHAOS:だが、その殺気はどこか淀んでおり、竹刀の音も聞こえない。
羽石夏澄:(――――)
羽石夏澄:感じた、半分は、懐かしさ。
羽石夏澄:もう半分は―― 違和感から生じる、居心地の悪さ。
羽石夏澄:それでも、足を踏み入れる。
GM@CHAOS:キミが武道場に入ると、鬼の面を付けた青年が隅の方でひとり座禅を組んでいる。
GM@CHAOS:彼はキミに気付くと顔を向けるが、どうもいつもの覇気が欠けているようだ。
マスターブレイド:「……貴様か。何の用だ、“息止まり”」
羽石夏澄:一礼して、静かにしかし躊躇いなく歩み寄る。
羽石夏澄:「何の用か、と言われるとちょっと悩みますけど――」人差し指を頬にあて。
マスターブレイド:「悪いが、今は貴様と殺し合いをする心持ちではない」
羽石夏澄:「――――」
羽石夏澄:出鼻をくじかれた。思わず人差し指に顔を傾ける。
羽石夏澄:「…………えーーーーーーーーーーー」
羽石夏澄:そして漏れ出たのは明らかな不満の声。
マスターブレイド:「声が大きい。道場は静かにするものだぞ」仮面越しに顔をしかめる。
羽石夏澄:「むう。」
羽石夏澄:「この間はゆっくり戦う時間も取れなかったしー」
マスターブレイド:「……今は、剣が曇っている。それではお前も不満だろう」
羽石夏澄:頬を膨らませて、すぐに真顔になる。
羽石夏澄:「……何かあったんですか?悩み事です?」
マスターブレイド:「悩み事か。そうとも言えるな」苦笑する。
羽石夏澄:「…先日、私たちを妨害したことと何か関係が?」
マスターブレイド:「ああ。そういえば貴様もあの場にいたのだったな」
マスターブレイド:「結局、あの時の闘いで俺の振るった剣には何の意味があったのか。俺はまるでただ利用されて戦ったようなものだ」
羽石夏澄:いつのまにかちょこんと正座している。
羽石夏澄:「むむ」
マスターブレイド:「……いくらあのお方の命令とはいえ。わけの分からぬ謀略のための闘争など、俺の望むところではない」
マスターブレイド:「俺が求めるのはただ純然たる殺し合い。そして、その果てにある極みだ。それを阻むものならば例え……」
羽石夏澄:「……まあ、その、『あのお方』とかいかにも重要そーなワードとかは敢えて追及しませんけど」
マスターブレイド:「うむ。オフレコで頼む」
羽石夏澄:「やっぱり、自分からやってたわけじゃないんですね……あー。なんか腑に落ちました。なっとく」
マスターブレイド:「余計なことを喋り過ぎたか。ともかく、今は貴様の相手はしてやれん。祭り見物でもしてくるがいい」
羽石夏澄:「なーんか、あの場面であなたが出てくるの違和感ありましたけど…そっか。……あなたもあの戦いの時の私と同じだったんですね」
マスターブレイド:「……貴様と同じ?」
GM@CHAOS:男は横目でキミを見る。
羽石夏澄:「はい。戦うのって、こー、楽しいものだったんですよ。私にとって」
羽石夏澄:「でも、あの戦い、なんかほんっとぜんっっっっぜん!楽しくなくって」
マスターブレイド:「楽しい、か。まあ、そこは追究すまい」
マスターブレイド:「だが、今は随分と晴れやかな顔をしているな」
羽石夏澄:「………。…自分の意志で、やってなかったんですよね。戦わされてた。よくわからないものに」
マスターブレイド:「よくわからないもの、か。俺もそうだ」
羽石夏澄:「うん。だから、同じだなー、って」
羽石夏澄:「今は、もうだいじょぶです。…私は、私の望む戦いをするために、それを取り戻すために戦おう、って思えたし」
羽石夏澄:「……だから、またああいう変なことがあっても平気だと思います」
マスターブレイド:「望む戦いをするために……」
マスターブレイド:「そうか。そうだな。俺はあのお方の忠臣である前に、1人のFHエージェントであった」
マスターブレイド:「俺は俺の望む戦いのために剣を取る。それが俺の在り方だ」
マスターブレイド:「羽石夏澄。お前はやはりファルスハーツ向きだ!……礼を言う」
羽石夏澄:穏やかな笑顔で、仮面に覆われたその顔を見つめる。
羽石夏澄:「…へへー。なんか、お力になれたようで良かったです!」
GM@CHAOS:男はそばにあった刀を手に取り、ゆっくりと立ち上がる。
マスターブレイド:「いささか興が乗った。付き合ってもらえるか」
羽石夏澄:「おっ。やりますか!」ぴょいっと立ち上がり、スカート部分を手ではたく。
マスターブレイド:「俺の剣の切れ味、鈍ってはいないぞ」
GM@CHAOS:男は刀を抜き放つ。
羽石夏澄:「ふっふっふー。それは楽しみです!」両手を重ねて、前にかざす。
羽石夏澄:三つ編みはふわりと浮かぶ。
マスターブレイド:「……楽しい。そうか、これは確かに」
マスターブレイド:「楽しいと言うのかもしれんな」腰を落として刀を構える。
羽石夏澄:「ふふっ」笑みが零れる。久方ぶりの高揚感。
マスターブレイド:「細工はなしだ。正面から行く」
マスターブレイド:「星斬りと呼ばれた我が一刀、受けてみよ」
羽石夏澄:「――ええ。私も」領域が、研ぎ澄まされていく。
GM@CHAOS:瞬間、マスターブレイドの姿が掻き消える。
GM@CHAOS:次の刹那にはキミの眼前に刀を振り抜こうとする男の姿がある。
GM@CHAOS:その刀は既にキミの体を切断する紙一重にある。
羽石夏澄:同時に。
羽石夏澄:その、射程内。自らの周りに張り巡らされた領域を、
羽石夏澄:『果て』とする。全てを否定し――
羽石夏澄:受け入れるための領域で、その『いき』を塞ぐ。
GM@CHAOS:斬る。ただ斬る。通り道に張られた領域も全て切断した。もはやこの太刀筋を阻むものは何もない。
GM@CHAOS:これが我が剣の『極み』。
GM@CHAOS:その、はずだった。
GM@CHAOS:刃先が、女の肉に喰い込む。
GM@CHAOS:それと同時に、息が止まった。
羽石夏澄:領域が斬られても、悔しさは微塵も感じない。
マスターブレイド:「これ……は……!」
羽石夏澄:それは、全てを研ぎ澄ました、関わり合いで――
羽石夏澄:にっこりと、笑みを深くする。
GM@CHAOS:刀は確実に女の体を切断した。だが、同時に、自らの体にも不可視の領域が喰い込んでいる。
羽石夏澄:「ここが、終点です」
マスターブレイド:「よもや……ここまで……!」苦しげに笑う。
羽石夏澄:躰から流れるあかい血が、白いワンピースを汚す。
羽石夏澄:「…ふふ。やっと――」
GM@CHAOS:苦痛のあまり、女の体に突き刺さった刀から手が離れる。
マスターブレイド:「まだ……だ……俺の剣が行き着く先は……!」
GM@CHAOS:震える指先を必死でその刀に伸ばす。
羽石夏澄:「貴方に触れられました」
マスターブレイド:「ぐう……っ!」
羽石夏澄:自分が負ったダメージも、決して浅くはない。
羽石夏澄:…ゆっくりと、膝をつく。
GM@CHAOS:その直前、男の指はキミの体に刺さったままの刀の柄に触れる。
GM@CHAOS:男はそのまま弱弱しい力で刀を突き刺そうとするが、果たせない。
GM@CHAOS:キミたちはもつれ合うようにして倒れ込む。
マスターブレイド:「俺の……負けか……」倒れた男は天井を見上げたまま呟く。
羽石夏澄:ぼんやりと、その声を聞く。
羽石夏澄:「……1勝、1敗……ですか、これで」
羽石夏澄:「へへへ…」
マスターブレイド:「お前がそういうことにしてくれるなら、そうしておいてくれ」
羽石夏澄:「そーします。ふふ。」
羽石夏澄:「……いなくならないでくださいね」ぽつり、と呟く。
マスターブレイド:「もう一歩でお前に届いた。あの時、わずかだが、俺の求める道の果てが見えた。こんなことは初めてだ」
マスターブレイド:「……次は、あれを斬る」
マスターブレイド:「これで返答になっているか」男は力なく寝ころんだまま答える。
羽石夏澄:「…すごい。…すごいほめことばですよ、それ……」
マスターブレイド:「……何だ、それは」仮面の奥で不可解そうな表情をする。
羽石夏澄:「ていうか……くどきもんく?……なんて。ふふ」
羽石夏澄:「…うん。安心しました。」
マスターブレイド:「口説き……いや、そうだな。確かにこの体勢はいささかまずい」
GM@CHAOS:折り重なったように倒れている自分たちの格好を指して言う。
マスターブレイド:「風紀委員にでも見られたらあらぬ誤解を招きかねん」
羽石夏澄:「は」意識していなかった体制のことを言われて一気に顔が赤くなる。
マスターブレイド:「それに……俺もいささか気恥かしい」
羽石夏澄:「…!…!!……!」もがくように体をずらす。
羽石夏澄:傷口から血が溢れるが、それどころではない!
マスターブレイド:「……恥ずかしがってもいられんか」
マスターブレイド:「傷の手当をする。それが済んだら、着替えて出て行け」
マスターブレイド:「俺は我慢する。故に貴様も我慢しろ」
羽石夏澄:「ふあ、は、はい!」
GM@CHAOS:武道場の隅にあった救急箱を取ってくると、彼はキミのそばにしゃがみ込む。
羽石夏澄:顔が熱い。本当に熱い。さっきの風呂での状態が茹でダコだとするなら今はなんだろう。溶岩だろうか。
マスターブレイド:「羽石夏澄。お前は――」
マスターブレイド:ファルスハーツに来い、と言いかけた言葉を引っ込める。戦いの前はあれだけ簡単に言えた言葉が出てこない。
マスターブレイド:「……いや、何でもない」
羽石夏澄:「……?」
マスターブレイド:「黙って手当を受けろ。それからさっさと出て行け」
マスターブレイド:「次は俺が勝つ」
羽石夏澄:何も言ってませんよっ!…と反論しかけたが、仮面の奥の表情を見たような気がして、黙り込む。
GM@CHAOS:救急箱を開け、男は慣れた手つきでキミの傷口に触れようとする。
羽石夏澄:口を一文字に噤み、手当を受ける体制になっている。
GM@CHAOS:男はキミの傷口の手当を始める。
マスターブレイド:「初めてだな。自分で付けた傷を自分で直すなど」
羽石夏澄:じっと、手当をしている、その手を見ている。
マスターブレイド:今までは、ただ殺すためだけに剣を振るっていたからと言いかけてまた口をつむぐ。雑念だ。
羽石夏澄:「………」(こわしても、きずつけても)
マスターブレイド:どうにも、雑念ばかりが湧いてくる。
羽石夏澄:(…同じ手で、逆のことだってできる。……エリスせんぱいが言ったみたいに。編み物をすることだって、できる)
マスターブレイド:そもそも手当などするのも余計なことなのだ。これも雑念のせいだろう。
羽石夏澄:(それでもやっぱり、戦うのは、たのしい。…それが、こわれない相手なら、なおさら)
マスターブレイド:いったいなぜそんなことをし始めたのかと考えかけて、その思考を振り払う。
マスターブレイド:「……くだらん」
羽石夏澄:「?」首を傾げる。
マスターブレイド:「いや、独り言だ。気にするな」
羽石夏澄:こくり、と頷いた。
羽石夏澄:静かで、そして不思議と、穏やかで――
マスターブレイド:その考えの先にあるものは間違いなく自身の剣を鈍らせる。今は考えるまい。
マスターブレイド:「さあ、終わったぞ。貴様もオーヴァードだ。あとは勝手に体が修復するだろう」
GM@CHAOS:キミの体から手を離し、救急箱を閉じる。
羽石夏澄:「…ん。ありがとうございます」――ほんの少し、名残惜しさを感じながら、立ち上がる。
マスターブレイド:「謝辞は不要だ」
羽石夏澄:「それじゃあ、行きますね。……えっと。こういうこと言うのも変だと思うんですけど」
GM@CHAOS:マスターブレイドは座り込んだままキミを見送る。
羽石夏澄:「頑張ってくださいね。…それで。また、戦いましょう」
羽石夏澄:そう言って、ぺこりと頭を下げ。
羽石夏澄:入口まで小走りにかけていく。
羽石夏澄:入口のところでもう一度、今度はしっかりと一礼して。
マスターブレイド:「貴様も。再戦を果たす時まで、達者でな」
羽石夏澄:「――はい!」
羽石夏澄:弾けるような笑顔で答えると、踵を返し、走り去って行った。
GM@CHAOS:男は既にキミから視線を外し、窓の方を見ている。だが、仮面の奥の顔はどこか晴れやかだ。

GM@CHAOS:では、これで羽石さんのエンディングはこれで終了!
羽石夏澄:うす!

【エンディング2:芙蓉堂太一&霧灯夢二&平賀迅】

GM@LAW:次は芙蓉堂君、霧灯君、平賀君のシーン!
GM@LAW:【喫茶店『ワーテルロー』】
GM@LAW:更生プログラムの下では大幅に制限されていたメニューも、完全に元の内容を取り戻している。
GM@LAW:それどころか、メニューに経口補水液(まったく透明なコーヒー)を追加するくらいの茶目っ気ぶりだ。
GM@LAW:客足も戻りつつある。
GM@LAW:しっとりとしたジャズが流れる。店内は落ち着いている。
GM@LAW:かしましく騒ぎ立てる、一人の少女を除けば。
フィーネ:「これがサテン!すごいすごい!色んなメニューがある!おもしろーい!」
フィーネ:「あ、ねえねえ、あのくるくる回ってるの、すっごい!ねえあれ何!」天井でくるくる回ってるやつをスケッチし始める。
霧灯夢二:「シーリングファンだ。」
平賀迅:「あと、サテンじゃなくて喫茶店だ。言葉は間違えて覚えると後に響くぞ」 ステッキを座っているソファに立てかける
フィーネ:「シーリンガーン!キサッテン!なるほど!」
芙蓉堂太一:「なーるほど。天井なんて普段気にもしてなかったよ」上を見上げながら。
平賀迅:「言われてみると何だあれは、という気にはなるな。シーリングファン……よく知っている、そんなこと」
平賀迅:「さて、約束通り今日は私が奢る。ささやかながら戦勝の祝いだ。なんでも気になる物を頼むと良い……ほら!」 メニューを開き、大げさに腕を広げる
芙蓉堂太一:「やったねー。ひとつ賢くなった上に奢りだ!」ぱちぱち!
平賀迅:「どうだ! 見ろ。すごい新商品だぞ。経口補水液という品名の透明なコーヒーだ。普通逆だろう。ちょっと頼んでみるかな……」
フィーネ:「おごり!あたし、知ってる!」
フィーネ:「あちらのお客さんからですってやつでしょ!知ってる!」
芙蓉堂太一:「平賀くんてわりと物好きだよね」
芙蓉堂太一:「そうそう、カウンターの上をざーってグラスが滑って……限定的な知識だなあ」
フィーネ:「あ、じゃあ、あたしもおごりやりたい!やってみたい!」
平賀迅:「そうだ。ただし今日は……こちらのお客さんからだ、お嬢さん(レディ)?」 自分の胸に手を当てて片目を瞑ってみせる
フィーネ:「こちら!そっか、近いときはあちらじゃなくてこちら!」
霧灯夢二:「おごりってのはお金に余裕が出てからやるものだ。」
平賀迅:「好奇心が旺盛なのさ。新しい物は常に奇天烈だが、それを認める事が未来への一歩でもある……栄養剤のケーキもあるぞ。何たるたくましさだ」
霧灯夢二:「さて、フィーネは何が食べたい?」
フィーネ:「そっか。お金がいっぱいあるヒトのドーラクなのね」
フィーネ:「あたし?あたしね、色々いっぱい食べたい!」
フィーネ:「あ、でもいっぱい食べるとお腹痛くなっちゃうから……」
霧灯夢二:「そういう時はみんなで分けて食べてみるといい。」
平賀迅:「そうそう、腹痛にならない程度にな。メニューの上の方から頼んでいったらどうだ?」
芙蓉堂太一:「あ、シェアする? いいよいいよ」
フィーネ:「分ける!そっか、すごいすごい!」
平賀迅:喫茶店のメニューは価格が安いものほど上にあるのだ!姑息!
フィーネ:「いっぱい人がいると、分けられるのね!」
芙蓉堂太一:「食べる系だと、僕のおすすめはレアチーズケーキとモンブランかなー」
霧灯夢二:「というわけで、だ。ミックスサンドとポテトフライ、ピザとクリームソーダ」
霧灯夢二:割と容赦なく高い物を頼んでいく
芙蓉堂太一:「お、がっつりいくやつだ。いいねー」
平賀迅:「フッ……ではウェイター、私には経口補水液を」 気取っている
芙蓉堂太一:「で、あとカフェオレ!」ケーキを何種類か頼んだ後に。
霧灯夢二:「なに、おごるだけの余裕があるのだろう?お言葉に甘えようじゃないか。」平賀くんを見つつ
フィーネ:「いっぱいたのまれてる……!すごい!これ、いっぱい来るよきっと!」
平賀迅:「そう、そうだ。今頼んだカフェオレはとても重要なカフェオレだぞ。何せここにいるのは情報屋と編集部だからな……入魂のカフェオレを頼む」
フィーネ:「いっぱい来るといいね!」
平賀迅:「まあ、任せておけ。私も無策で奢ったりはしないさ。身辺整理で換金できるものは換金したりして、それなりに身軽になったからな」
芙蓉堂太一:「身辺整理」
霧灯夢二:「金が足りなくなったらうちで記事を書け」
平賀迅:「おっと、フフフ。迂闊に何かありげなことを言うと、こうやって情報屋が釣れるんだ。覚えておくと良い、フィーネ」
平賀迅:「そうさせてもらおう。筆を執るのは良い。どこででもできるからな」
フィーネ:「つり!つりもやってみたい!」
フィーネ:「よし。……シンペンセーリ!」
芙蓉堂太一:「うわー、釣られたー」わざと大げさなふり。
平賀迅:「釣りか。やった事はないな……周りを海に囲まれているのに。考えてみると不思議な事だ」
フィーネ:「やったー!つれた!やったやった!」
霧灯夢二:「今度は釣りの記事でも書いてみるか?問題はアカデミアに釣りの専門家がいるかどうかだが。」
芙蓉堂太一:「素人がチャレンジする記事も楽しいんじゃないの?」瀕死の魚の真似をしながら。
平賀迅:「いた気がするな。確か番長連に『釣り竿……お、飲み物が来るぞ」
平賀迅:「魚釣りの前にヒューマン・フィッシングに楽しみを見出しつつある。これは将来有望じゃあないか」
GM@LAW:次々と注文された品物が運ばれていく。
フィーネ:「わああ……!すごい!きれい!」
芙蓉堂太一:「あ、カフェオレこっちです……っと。えーと」姿勢を正す。
芙蓉堂太一:「それじゃ、平賀くん。対価は確かに受け取りました」
平賀迅:「透明なコーヒー……これはかなり……認識を錯乱させられるな」 眉間に皺を寄せて見ている
芙蓉堂太一:「いろいろとお疲れ様。ありがとねえ」にっと笑う。
平賀迅:「ん」 頷く 「確かに支払った。契約は成ったな……何、礼を言われるような事じゃない。取り引きだからな」
芙蓉堂太一:「取り引きだからさ。気持ちよくいきたいじゃない。今後ともよろしく」
フィーネ:「とりひき?」
平賀迅:「私一人でやれた事でもない。夢二も、そして太一、お前自身……あとフィーネ。ここにいない奴らも全員の力あってこそだ」
芙蓉堂太一:「約束みたいなこと」フィーネに。
平賀迅:「……それは、確かに。今後ともよろしく」 薄く笑う
フィーネ:「約束!すごいすごい!」
芙蓉堂太一:「まあ、といってもあと一年くらいかなあ。僕が仕事やってるのは。何かあったらその間にね」
フィーネ:「じゃあ約束、守ったのね!えらいえらい!」
霧灯夢二:「フィーネもちゃんと約束を守って偉かったぞ。」
芙蓉堂太一:「多分、高等部終えたら情報屋、正式に辞めるからさ」
フィーネ:「えへへ」
芙蓉堂太一:「うんうん、フィーネもえらいえらい」
平賀迅:「そうか……まあ、高等部を出た後どうなるにするにせよ、この辺りとは疎遠気味になるだろうしな」
平賀迅:「とはいえ、一年。一年だ。十分さ。高校生活の1/3、君に頼る事ができるのなら。その間に次を探す事もできるだろうし」 透明なコーヒーにミルクを垂らして、広がっていく様を横から眺めている
芙蓉堂太一:「そうそう。次なんだけどさあ。夏川さんて情報屋やる気ないかな? 案外向いてそうだと思うんだけどなー」カフェオレをすすりながら。
芙蓉堂太一:「前から本人には言ってるんだけど」
霧灯夢二:「…ミナが?まさか。適正はあると思うが……。そんな姿想像できないな。」
平賀迅:「……いや、それは……どうなんだろうな?」 顔を上げて
平賀迅:「適性、あるか? ミナが?」
芙蓉堂太一:「いやー、意外性が面白いかなって思って」
平賀迅:「意外性があるかと言えば、確かにそれは間違いない……」 腕組み
芙蓉堂太一:「今度聞いてみてよ、平賀くん」
霧灯夢二:「誰とでも仲良くできるだろう?」
平賀迅:「別に聞くだけ聞くのは構わないが、首を縦に振るとはなあ。私もそうなって欲しいって思う訳ではないし……」
芙蓉堂太一:「そうそう、あれは才能だよね」霧灯くんに頷く。
平賀迅:「情報屋となると腹芸とか、目立たなさとか、そういうものも必要になってくるだろう。誰とでも仲良くなれる事とその辺りは割と相反する気もするし……」
平賀迅:「情報屋なあ」 口元に拳を当て考え込む
フィーネ:ポーズを真似する。
芙蓉堂太一:「ま、そういうのも楽しいかなって話さ。僕がいなくなった後のアカデミアも」
平賀迅:「……やはり彼女は風紀の中でもそれなりに顔が広い事情通、止まりであって欲しいな。風紀と情報屋の両立というのも一筋縄では行かないだろうし……」
芙蓉堂太一:「いや、いなくなるかどうかはまだわかんないけど……」カップを口に当て、少し考える。
平賀迅:「何だ、やけに未来志向だな。先の事にそんなに思いを馳せて」
フィーネ:「タイチ、居なくなるの……?」
芙蓉堂太一:「うん。いろいろ終わって、この先のことをちょっと考えることにしたんだ」
芙蓉堂太一:「……許可が出たら留学したいなって思っててさ」
平賀迅:「留学」 色は薄いのに味は普通なコーヒーに認識を揺さぶられながら
芙蓉堂太一:「そしたら、なんか結構心残りみたいなものってあるもんだなーと」笑いながら。
芙蓉堂太一:「ま、でも今日ひとつ……カフェオレの件は済んだしね。他も一年かけてゆっくり処理していこうと思うよ」
平賀迅:「それは、そうだ。新たな環境に行くってのはそういう事だからな。転校という感じになるが」
霧灯夢二:「心残り、か。」
平賀迅:「ここには全く色々な事が多すぎる。根付くと色々、纏わりつくな。それこそが良さなんだが」 天井のグルグルするアレを見上げる
芙蓉堂太一:「あ、高校は出るよ。その後だね。うん」
霧灯夢二:「……そうだな。出来るだけ、やり残しのないように。それが一番いいな。」
芙蓉堂太一:「……うん。僕は今回、結構……だいぶアカデミアのことが好きだったんだって思い知った」
平賀迅:「そうなると留学というより……海外進学? いや、その辺りは特に違いはないのか? 確かアカデミアにいるのも表向きには留学って事になってるんだよな……一般人目線は分からん」
芙蓉堂太一:「時間かけて、きっともっと好きになるよ。それで、きれいにさよならを言えたらいいなと思う」
芙蓉堂太一:「まー、あれだ。許可が出たらだけど! ね!」照れ隠しに残り少ないカフェオレに砂糖をぶち込む。
平賀迅:「きれいにサヨナラ、か。まったく想像もつかない域だ……」 ポテトを咥えて
芙蓉堂太一:「今回僕ら大暴れしたから、出してたまるかって言われるかもしれないしさ」
平賀迅:「ハハ! その時はまた今回みたいにしてやろうじゃあないか。不当な弾圧に正当の抵抗だ」
霧灯夢二:「何、その時はもうひと暴れすればいいんだろう。」
霧灯夢二:「おっと、平賀に思考を毒されてきたな。」
平賀迅:「気が合うって事さ」 夢二くんに拳を差し出す
芙蓉堂太一:「はは、その時はじゃあ誰かに頼んで……や。そうか」
芙蓉堂太一:「……僕だって銃を撃てるんだもんな」頭を掻く。
霧灯夢二:一回り小さい拳を差出し、平賀くんの拳にこつんとぶつける。
フィーネ:「あ、ずるい!あたしもやる!」何も分かってないまま拳を突き出す。
平賀迅:「そういう事。いざって時に覚悟を決めるのも男というものだぞ?」 太一くんにも拳を差し出そう
芙蓉堂太一:「オッケー。まあ、何もないことを祈るよ」拳を軽くぶつける。
霧灯夢二:「はい、フィーネも。」フィーネにも拳を差し出す
フィーネ:「やった!おそろい!」
平賀迅:「ああ。ま、UGNの上の方がグチャグチャと言ってくる事はさすがにないだろう」 拳を開いてピザに手を伸ばす
芙蓉堂太一:「なんだろうねーこれ」愉快げに笑う。
平賀迅:「今回の事件そのものを問題視して受け入れを容認しないというなら……そんな所に行く必要もない。無理を通したって肌が合わんだろうさ」 もぐもぐ
平賀迅:「結局その、留学? 海外進学? だって、それで終わりにする気はないんだろうしな。だとしたら、きっと周りに合わせてばかりもいられないぞ」
芙蓉堂太一:「まー、そりゃそうだ。多少の無理は捻じ曲げるつもりだけどね!」サンドイッチを頬張る。
平賀迅:「その意気、その意気。ま、今後のビジョンが明確なのは何だかんだで良い事だ」
平賀迅:そう言ってフィーネを見て 「……結局この娘はどうするんだったか?」
フィーネ:「うわー!おいしい、これも、こっちもあれもとってもおいしい!」
フィーネ:「え?何?」
霧灯夢二:「そうだな……」
平賀迅:「今後だよ、今後。この先」 頬杖をつく 「ポラリス。仮面のレネゲイドビーイング、なのはまあもう良いとして」
霧灯夢二:「特に希望が無ければ、うちの部で預かろうと思うがどうだろうか。」
平賀迅:「生徒としてアカデミアに通うとか、そういう手も……ああ、部預かりか」
霧灯夢二:「フィーネはどうしたい?」
フィーネ:「えっと、そのブで預かると、どうなるの?」
フィーネ:「あ、あたしね、いっぱいいろんなものを知って、いろんなものを描いて、いろいろ遊びたい!」
霧灯夢二:「奇遇だな。俺も、同じことを思ってこの部にいるんだ。」
霧灯夢二:「いっぱいいろんなことを知って、いろいろ遊んで……」
霧灯夢二:(そして、一度はあきらめかけていたけれど)
霧灯夢二:「色んなものを描きたい。」
フィーネ:「わーい!なかま!」
芙蓉堂太一:「なんだ。ならぴったりじゃん」もぐもぐ。
平賀迅:「全くだ。悪くない案じゃあないか。本人同士でも合意は取れそうだし……」
平賀迅:少し考え 「とりあえず部の預かりにして、大丈夫そうなら学校の方にも行くのが良いと思う。本来は順序、逆だろうが、彼女に限ってはきっとその方が好都合だろう」
フィーネ:「学校!学校も行ってみたい!」
霧灯夢二:「初等部から入ることになりそうだな。」
平賀迅:「だな。良いじゃないか。きっと楽しいぞ、学校。いろいろな人がいるし、いろいろ知れる」
芙蓉堂太一:「友達もきっとたくさんできるよ」
フィーネ:「友達!友達もいっぱいほしい!」
平賀迅:「うむ。ならそれが良いだろ。フィーネの今後もひとまずは決まりだ」
平賀迅:「それから先の事は、またその時に考えて行けば良い。初等部相当なら、先も長いだろうしな」
芙蓉堂太一:「やー、めでたいね。よかったよかった」
フィーネ:「じゃあユメジ!そのブってやつ、あたし行きたい!行こう行こう!」
霧灯夢二:「ご飯は腹いっぱい楽しんだか?」
霧灯夢二:「おごられる機会はそうそう巡ってこないぞ?」
フィーネ:「うん!あのね、すっごいおいしかった!絵もいっぱい描いたの!」
フィーネ:「そっか。おごりは珍しいのね」
平賀迅:「ま、小学生なら珍しくもないかも知れん。しかし今の内だぞ」
平賀迅:「やがてお前も奢る側になる……」
フィーネ:「こちらのお客様になる!すごい!」
芙蓉堂太一:「まー、多分だいぶ先だけどね」
霧灯夢二:「じゃ、こちらも十分に食べたことだ。」
霧灯夢二:いつの間にかピザやポテトの皿が空になっている。
霧灯夢二:「会計は頼むぞ、平賀。」にやりと笑って「部を案内しようか。」
芙蓉堂太一:「ごちそうさまー」手を合わせる。
フィーネ:「ごちそうさま!」手を真似して合わせる。
平賀迅:「ああ、任せておけ」 レシートを手に取る
霧灯夢二:「ごちそうさま。」
フィーネ:「タイチも、ジンも!ありがとねー!」ぶんぶんと手を振る。
平賀迅:(フフ、このメンツで支払額が爆増する事など万に一つもありはしまい……この0がよっつもある紙幣に勝てる支払いがあるものか)
芙蓉堂太一:「うんうん。また食べに来ようねー」手を振り返す。
平賀迅:「ああ。また今後会ったら何か買ってやろう。その時はそれまでに何があったか話してくれよ」
フィーネ:「うん!わかった!」
フィーネ:「またね!」ぶんぶんと手を振る。
霧灯夢二:「じゃあな。平賀、芙蓉堂先輩。」
平賀迅:「ああ、分かった分かった。歩くんなら前を向け。じゃあ、また」 小さく手を振る
芙蓉堂太一:「またねー。何かいいネタあったら売りに行くからさ」
霧灯夢二:手を振りながら去って行く。フィーネと一緒に。
平賀迅:「……知ってるか? ディオゲネスクラブの仮面」 それを見送りながら、呟くように
芙蓉堂太一:「ん?」軽く平賀くんの方を見て。
平賀迅:「あれはそのほとんどが、この島の内でしか力を発揮しないらしい」
平賀迅:「……なら、仮面のレネゲイドビーイングたるフィーネは、あの好奇心の塊の彼女は、今後どうなるんだろうな」
芙蓉堂太一:「ああ、聞いたことあるよ。……」
平賀迅:「あの好奇心が目の前の物じゃなく、世界そのものに向く日は、たぶん遠くもないだろう……」 フ、と息を吐き
平賀迅:「なんて、それこそ私が考え込んでも仕方がないか。案外、島から出てみれば何ともないかもしれないし」
芙蓉堂太一:「……ここには、同じく好奇心旺盛なレネゲイドビーイングもひとりいることだし」
芙蓉堂太一:「どうにかなると思いたいねえ」目を軽く細める。
平賀迅:「だな。そもそも仮面とは何なのか、という所まで我々が踏み込む事で、解明もできるかもしれない……できるだろう。できる。うん、そう考えると悪くない気分だ」 こつこつ、ステッキで地面を叩く
芙蓉堂太一:「お、攻めの姿勢だ」
平賀迅:「もちろん。この平賀迅、アカデミアに来てからは人生を攻めてしかいない。それは今後も変わらんだろうさ」
平賀迅:「ともあれ、あと一年? だか知らないが、頼れる限りは頼らせてもらうぞ、太一。次会う時に私がどうなってるかは分からないが……」
芙蓉堂太一:「強いねー。見習いたいとこだ」
芙蓉堂太一:「いいよー。フリーランス同士いろいろ協力していきたいよね」
芙蓉堂太一:「どんどん先輩に頼りなさい」
平賀迅:「……」 意味深に、滲み出るように笑い 「ああ。協力していこう。持て余すほどの、お互いの目的のためにな」

【エンディング2:芙蓉堂太一】

GM:ワーテルローでの会食後。
県初恵:「芙蓉堂太一君ね?」
【オーヴァードアカデミア 学園長 県初恵】
GM:君の目の前に居るのは、オーヴァードアカデミアの学園長、県初恵だ。
芙蓉堂太一:「あ、はい。芙蓉堂です……」目をぱちくりさせる。
GM:店を出てぶらぶらと歩いているところに声を掛けられた形ですね。
県初恵:「今回の学園抗争。我々の至らなさから止めることもできず、学生達には多大な迷惑をかけました」
県初恵:「中でもあなた方……直接前線に立って戦っていたメンバーには、特にね」
芙蓉堂太一:「あ、や、その。僕は……」何と言えばいいのか少し迷い。
芙蓉堂太一:「……大変でした。はい」素直に言う。
県初恵:「……そうよね。謝って許される事ではないと思いますが、お詫びします」
GM:県は丁寧に頭を下げる。
芙蓉堂太一:(大人に頭を下げられると、どう反応していいのかわかんないな……)困った顔で見ている。
県初恵:「さて、それはそれとして。なかなか大それた事をしてくれたものですね、芙蓉堂君」
芙蓉堂太一:「う」
県初恵:「文書や手続き自体は正規のものですが。まさか、勝手にティエラに救援を求めるとは……」
芙蓉堂太一:それはそもそも発案が、と言おうとして止める。
芙蓉堂太一:「緊急事態でした。差し出たことをしたとは思いますが、仕方がなかったんです」
芙蓉堂太一:「出来る限り被害を防がないといけなかった。そうでしょう?」
県初恵:「それはわかりますが。救援を求めたは良いものの、事件の主犯であるクライン氏は学生達によって鎮圧され」
県初恵:「残るは事後処理ばかりですからね。正直面目が立ちません」
芙蓉堂太一:「そこは返す言葉も……」頭を掻く。
県初恵:「というわけで、後始末をしてもらいましょう」
芙蓉堂太一:「後……始末?」
県初恵:「ええ。ティエラからの"使者"に対して……」
県初恵:「貴方が、直接釈明をしてくださいね」
芙蓉堂太一:「え」
GM:県は、キミにウインクをして去っていく。
芙蓉堂太一:「しゃ、釈明っていっても……」背中に声をかけるが、既に遠い。
GM:そして君の前に、物陰からおずおずと姿を現したのは。
GM:とても高級そうなワンピースに身を包んだ、一人の少女。
アルマテーラ:「……申し訳ありません、芙蓉堂様」
アルマテーラ:「お待ちしていますと、申し上げましたのに。……わたくしの方から、来てしまいました」
芙蓉堂太一:「は」硬直。
芙蓉堂太一:「え?」辺りを見渡す。
GM:そこに居るのは、紛れもなく。ティエラ王国第一王女、アルマテーラ・フォンド・ティエラその人である。
【ティエラ王国第一王女、アルマテーラ・フォンド・ティエラ】
芙蓉堂太一:「あの。その。あ、これ夢かなんかですよね。そうだ。夢だ。昨日も出てきたし」
GM:王女はしずしずと君に向かって近づいてくる。
アルマテーラ:「いえ。夢ではありません」
アルマテーラ:「こうして、直接お会いするのは……お久しぶりですね。芙蓉堂様」
芙蓉堂太一:「あ、いて。本当だ……」頬を引っ張って確かめる。
芙蓉堂太一:「あの。ご、ご無沙汰してます。……アルマテーラ様」
アルマテーラ:「はい。あの。お身体は、ご無事なのですか。お怪我などはされていませんか」
芙蓉堂太一:「あ、大丈夫。大丈夫です。なんせオーヴァードですから。もうぴんぴんしてます」慌てる。
アルマテーラ:「だとしても……また、無理をされたのではありませんか」
GM:王女は少し悲しげに目を伏せる。長いまつ毛が震えている。
芙蓉堂太一:「……」手紙は何度も書いた。少し格好つけたことだって書けた。
芙蓉堂太一:でも、目の前に立たれるとすぐこれだ。
芙蓉堂太一:「無理、しました。だって、大事な時だったんだ。僕たちが動かないといけなかったんです」
アルマテーラ:「やはり、そうなのですね」
アルマテーラ:「報せを頂いて。何故、学園島とティエラでこんなにも距離が離れているのかと。恨めしくさえ思いました」
アルマテーラ:「わたくしの知らない間に、芙蓉堂様にもしものことがあったら」
アルマテーラ:「そう思うと本当に、居ても立ってもいられず……少々、無理をして来てしまいました」
芙蓉堂太一:「……お互い、無理しちゃいましたね」少し笑う。
アルマテーラ:「わたくしの無理など……」
GM:大きな目いっぱいに涙をためて、王女は芙蓉堂君の手を取る。
アルマテーラ:「どうか、危険な事をなさらないで」
アルマテーラ:「急いで駆け付けても、それでも間に合わなかったならば。わたくしはどうしたらよいか」
アルマテーラ:「そう、お願いをしても……聞き入れてはくださらないのでしょうね」
GM:困ったような顔で王女は言う。
芙蓉堂太一:「……心配かけて、本当にすみません」
芙蓉堂太一:「でも、多分、僕は……何か、僕の大事なものに大事なことがあったら、また無理をすると思います」
アルマテーラ:「……わかっています」
芙蓉堂太一:「例えば」
芙蓉堂太一:「例えば……あなたに」少し小さな声で。
アルマテーラ:「……」
GM:王女の白い頬が、ほんのりと赤く染まる。
アルマテーラ:「わたくしは……芙蓉堂様の、そんな所を」
アルマテーラ:「大変、嬉しく思います」
芙蓉堂太一:照れて口をもごもごさせながら笑う。
アルマテーラ:「嬉しく……好ましく……?いえ、いえ。何と申し上げたらよいのでしょう」
GM:頬を押さえ、少しあたふたしている。
芙蓉堂太一:「……」周りを見て、人影が見当たらないのを確認し。
芙蓉堂太一:「簡単な言葉がひとつあります」
アルマテーラ:「はい……?」
芙蓉堂太一:「『好きです』って言えばいいんですよ」
芙蓉堂太一:言ってから思い切り赤面する。
アルマテーラ:「!!」
芙蓉堂太一:「いえ、これはその、そういうあれではなくて、いやそういうあれでもいいんですけどいやいやいやいや」
アルマテーラ:「時間が…ありません。また、すぐにティエラへと戻らなくてはなりません……」
アルマテーラ:「ですから、わたくしは。ここで悔いを残さないように。わたくしの思うようにしますね」
芙蓉堂太一:「……はい」
GM:すう、はあ、と大きく深呼吸をして王女は言う。
アルマテーラ:「……好きです。芙蓉堂様」
芙蓉堂太一:「僕もです。アルマテーラ様」
芙蓉堂太一:思わず、そう返していた。悔いを、残したくなかったから。
芙蓉堂太一:「ずっと、ずっと、ちゃんと言える日を待ってました」
GM:その言葉を聞いて。王女はようやく、ふわりと陽だまりのような笑顔を浮かべた。
GM:ロイヤル!
芙蓉堂太一:「でも、僕はそれだけで終わらせたくない」
芙蓉堂太一:「絶対にあなたを追いかけていきます。きっとです。もう一度言わせてください」
芙蓉堂太一:「僕はあなたが好きです。アルマテーラ・フォンド・ティエラ様。だから、待ってて!」
芙蓉堂太一:息を吐く。
アルマテーラ:「待ちます。芙蓉堂様を信じて、いつまでも待ちます」
芙蓉堂太一:恋や青春をどこか斜めに見ていた。なんとなく好きなことをやって、それでなんとなく生きていけると思っていた。
芙蓉堂太一:そんな自分が変わったのは、きっとあの時だ。
芙蓉堂太一:「あなたは、僕に人生をくれた人だから。何があっても守ります」自分から手を取り、笑ってみせる。
アルマテーラ:「……嬉しい」
GM:王女ははにかんで、ネックレスに加工したコインを見せる。
アルマテーラ:「今度は……ティエラの太陽の下、花の園でお会いしましょうね」
芙蓉堂太一:「ぜひ。遠くない未来に。……一度だけ、不敬を許してくれますか」
アルマテーラ:「はい?」
芙蓉堂太一:「またね。アルマ」素早く、一度だけ。唇を奪う。
芙蓉堂太一:今度は自分から。
GM:王女は一瞬ぽかんとし、目をぱちくりさせていた。
GM:そして真っ赤になった顔を背ける。
芙蓉堂太一:「前の、お返しです」こちらもゆでだこのようになりながら。
アルマテーラ:「芙蓉堂様……」
アルマテーラ:「……意地悪です」
芙蓉堂太一:「そうですよ。僕は意地が悪いんだ」
芙蓉堂太一:「もっといっぱい知ってください。僕のこと!」
GM:頬を染めた少年と少女を祝福するように、空に鳩が舞う。
GM:どこか遠くで鐘の音も聞こえたような気もする。
GM:学園全体を巻き込んだ抗争すらただの1ページに数えて、彼らの物語はまだまだ途中なのだ。

【エンディング2:霧灯夢二】

GM@LAW:霧灯君のED!
GM@LAW:【編集部 部室】
GM@LAW:さほど広くない部室にはパソコンデスクの他に、雑誌や本、原稿などがうず高く積まれているが、
GM@LAW:加えて目を引くのは、ダンボールの山だ。
GM@LAW:処分用、と書かれた中には、否認スタンプの押された書類が無造作に放り込まれている。
GM@LAW:もう必要のないものだ。更正プログラムの消滅とともに消え行くもの。
霧灯夢二:「さて、と」
霧灯夢二:ぱんぱんと手を叩き、段ボールの山をかき分け部室を片づけていく。
霧灯夢二:机の上を空け、椅子を一つ引っ張り出してくる
霧灯夢二:「フィーネ」
GM@LAW:ダンボールの山がゴソゴソと動き、少女の首が突き出る。
フィーネ:「何!呼んだ?今呼んだ?」
霧灯夢二:「……何を漁っている?」
フィーネ:「あのね、この箱、色んな絵がいっぱい入ってて面白いの!」
フィーネ:「ほら!ほら!」否認スタンプの押された記事を漁って突き出す。
フィーネ:持ちきれなかった書類が床に散らばる。
霧灯夢二:フィーネが落とした書類を拾い上げる
霧灯夢二:「気を付けろ。怪我するぞ。」
フィーネ:「うん!ありがと、ユメジ!」にぱっと笑う。
霧灯夢二:書類を見て(随分、懐かしく感じるな)
霧灯夢二:(”戦争中”は記事が全部検閲されて怒り散らしたっけか)
霧灯夢二:(そんな時、フィーネに会って……気付いたらゲリラめいたことまでしてた。)
霧灯夢二:苦笑する。
フィーネ:「えへへ」笑ったのを見てまた笑う。
霧灯夢二:(奇妙な縁だ。)
フィーネ:「ね、ねえ、ユメジ」
霧灯夢二:「なんだ?」ふと気付くと、フィーネをじっと見つめていた
フィーネ:「ブって、なにするの?こうやっていっぱいお絵かきするの?」
霧灯夢二:「……そうだなあ。」
霧灯夢二:「見てもらうのが一番早いか。」
霧灯夢二:そう言ってバックナンバーから雑誌を取り出す。
霧灯夢二:「ほら、読んでみてくれ。」
フィーネ:「これ?うん」
フィーネ:無言でページをめくる。
フィーネ:ページをめくり続ける。
フィーネ:ページをめくるたびに、目が開かれていく。
フィーネ:ページをめくる手が早くなる。
霧灯夢二:雑誌に書かれているのは、アカデミアの魅力。
フィーネ:パタン、と雑誌を閉じる。
霧灯夢二:アカデミアの名所、ファッション、コラム。
フィーネ:「あのね、ね、あのね、これね、ユメジ、これね」
フィーネ:「すっごい!すっごいの!ユメジ!見て!」ふたたびページをめくる。
フィーネ:「あたし、ここ行ったことあるよ!あとね、こっちの絵なんだけどね、これ、」別のページをめくる。
フィーネ:「これ、すっごく美味しそうなの!すごいの!」
フィーネ:「あとねあとね、えーっとえーっと」
霧灯夢二:それら全て、編集部がかき集めたアカデミアの断片だ。
フィーネ:「ああっ、これもね、こっちもあのね、えーっとえーっと」
フィーネ:「あのね、とにかくね、すっごいの!すごいんだよ!」
霧灯夢二:「すごいか、そっか。」
霧灯夢二:どことなく嬉しそうに。
フィーネ:「あれ?ブのお話は?」
霧灯夢二:「編集部では、これを作っているんだ。」
霧灯夢二:雑誌を指さしながら
フィーネ:「えっ」
フィーネ:「えっ!これを?えーっ!すっごい!」
フィーネ:「どうやるの?ね、ね、これ、どうやって作るの?」
霧灯夢二:「それはだな…」
霧灯夢二:「まず記事を書いてレイアウトをしてだな、記事のジャンルごとにページを割り振って……」
霧灯夢二:「……あ、すまない。」
フィーネ:「???」
霧灯夢二:「まぁ、とにかく色んな部員が情報を集めて色んな記事を作っているんだ。」
フィーネ:「よくわかんないけど、みんなでやるのね!」
フィーネ:「ね、ねえ、あたしもお手伝いできる?」
霧灯夢二:「うん、出来るさ。」
フィーネ:「ほんとに?ほんとのほんとに?」
フィーネ:「あたし、絵もこんなにうまくないし、文字もあんまり読めないけど……」
霧灯夢二:「誰かに話を聞くことはできる。」
フィーネ:「お話?お話すればいいの?」
霧灯夢二:「フィーネはあの時、色んな人とお話ししただろう?」
フィーネ:「うん!タイチと、ユメジと、それからそれから……」
霧灯夢二:「あの調子で、”どこにどんなおいしいものがあるの?”とか”どこにどんな景色があるの?”って」
フィーネ:「いっぱいしたよ!」
霧灯夢二:「聞いて回るんだ。」
フィーネ:「うんうん……あ、わかった!」
フィーネ:「あのね、あたし、分かったよ!」
フィーネ:「色んな人に、いっぱい色んなことを聞いて、」
フィーネ:「それでね、教えてもらったものの絵を書いたりするんだ!」
フィーネ:「それで、こうやってご本を作るのね!」
霧灯夢二:「そう!大体そんな感じだ!」
霧灯夢二:頭を撫でる
フィーネ:「合ってた!わーいわーい!」
霧灯夢二:「じゃあ、早速作ってみようか。」
霧灯夢二:「フィーネ。フィーネはどこに行ってみたい?何を見てみたい?」
霧灯夢二:「それを見て、聞いて、感じて、筆に乗せてみんなに届けるんだ。」
フィーネ:「行きたいとこ!いっぱいあるよ!」
フィーネ:「あとね、見たいものもね、いっぱいいっぱいあるの!」
フィーネ:「それをみんなに届ける!すごい!」
フィーネ:「ユメジはいっつも、そうやってるのね!すごい!」
フィーネ:「えらいえらい!」頭をなでる。
霧灯夢二:しゃがみこんで頭を撫でられる
フィーネ:「あたしもね、ユメジみたいに、いっぱいいっぱい届ける!」
フィーネ:「もっと、もっとね。この世界のことたくさん知りたいから!」
霧灯夢二:ニコっと笑う
霧灯夢二:「実はな、もう雑誌のタイトルは決めてあるんだ。」
フィーネ:「タイトル?」
フィーネ:「タイトルって何?」
霧灯夢二:「雑誌のここのことだ」
霧灯夢二:タイトルを指さす
フィーネ:「あ、知ってる!本の名前!」
霧灯夢二:「そう、本の名前。」
霧灯夢二:「……俺は、いや俺達は」
霧灯夢二:「一つの戦争を終えた」
霧灯夢二:「それが悪かったとか、よかったとか、そういうのは置いておく」
霧灯夢二:「ともかく、変化したんだ。俺達は。」
フィーネ:「うんうん」
霧灯夢二:「だから、この雑誌を一つの契機にしたい。」
霧灯夢二:「そう、タイトルは」
霧灯夢二:「デイ・アフター・ウォー、だ。」

【エンディング3:エリス・トリオン&夏川ミナ&滝瑞果&平賀迅】

GM@CHAOS:次はエリスくんのエンディングです。
GM@CHAOS:夕刻の学園都市。
GM@CHAOS:第三時計台の周囲は抗争の余波で復旧工事の真っ最中であり、この時間にもなると近付く人は少ない。
GM@CHAOS:そこに、エリス・トリオンの姿があった。
GM@CHAOS:そして、彼に呼び出された三人の生徒たちの姿も。
エリス・トリオン:「…………来たな、って言いたいとこだがよ」
エリス・トリオン:「一人」「余計な奴がいるんじゃねえか?」  と、集まったもののうち、平賀くんを見る。
平賀迅:「うん。そのようだな。確かに私がここに訪れたのは偶然だ」
平賀迅:「偶然、ミナを見かけて、偶然、ミナへの用事を思い出して、偶然、ここに来た。まあ、気にすることはないよ。私は順番を守れる模範的日本人だ」
平賀迅:「何事もなければ、」
エリス・トリオン:彼が出した手紙は二つ。夏川ミナと、滝瑞果に向けて。
エリス・トリオン:話をしろ、と。アウトサイダーズ(仮)と、ふざけた宛名も添えて。
平賀迅:「……行儀よく待っているとも。ふう」 何か工事作業中のブロックてきな奴に腰を降ろし、ステッキを傍らに立てかける
夏川ミナ:「なにごとかと思いました」 ひらひらと手紙をふる。
滝瑞果:「……そもそも、何やってんだか」ポケットから、手紙をつまんで取り出す。
滝瑞果:「暇じゃなかったら、こんなのゴミ箱に捨てて寝てたよ」
エリス・トリオン:「安心しろ。てめーは、もののついでだよ」と、滝さんに。
夏川ミナ:「そうなのですか。エリス・トリオンと滝さんは仲が良いので、てっきり私の方がオマケ扱いだとばかり」
エリス・トリオン:「そうもなるか。……保護者同伴とは締まらねえがな。本命はてめぇだよ、ギフテッド」
エリス・トリオン:仲が良い、という単語に反応すらしない。
エリス・トリオン:不意に、足元を強く踏みつける。
エリス・トリオン:がき、と濁った音を立てて、無骨な長剣が立ち上がり、
エリス・トリオン:粗雑な仕草で握ったそれを、夏川ミナに向ける。
夏川ミナ:「ソードマン……」
エリス・トリオン:全員が見覚えのある剣。クラインの操っていた、機械兵士の持っていたものである。
平賀迅:「何だ。転職(ジョブチェンジ)か?」 腕を組んで趨勢を見守る。ただし、左手は杖へ
エリス・トリオン:「こいつらには一方的にぶっ飛ばされた借りがあるんでな」
滝瑞果:「ああ、なるほど」皮肉げに笑う。
夏川ミナ:「あっ、なるほど」
滝瑞果:「そういう陰湿なとこは全然変わらないな、性格湿地帯野郎」
エリス・トリオン:「てめーに言われたかねえよ、梅雨女。決着をつけとかねぇと気が済まねえ」
エリス・トリオン:「構えろよ。それとも、ゾディアック持ちのエリートチルドレン様は、決闘の経験もおありでないか?」
滝瑞果:「真面目に付き合ってやる必要なんかないからなー、ミナちゃーん」
滝瑞果:「こういう奴には構ってやらないのが一番効くんだから」
夏川ミナ:「む、ぬ」 エリス君と滝さんを交互に見て、どうするか決め兼ねている。
夏川ミナ:「あ、それは知っています。荒らしは放置というやつですね」
エリス・トリオン:「……いつまでも」
平賀迅:「……ミナ」 決め兼ねているのを見て、声をかける
平賀迅:「悪いが、付き合ってやってくれないか」
平賀迅:「短くもエリスと共に戦った戦友として、君に頼みたい」
夏川ミナ:「付き合うと言っても……」 正直、ナメている。
エリス・トリオン:「チッ」平賀くんの言葉に舌打ちする。「――いつまでも、そういうノリが通じると思うなよ、ギフテッド!」
夏川ミナ:ディフェンダーのエリス・トリオンが剣を持ったところで、私にも、迅にも、滝さん相手にも、どうにもならないだろうと考えている。
エリス・トリオン:低い姿勢から、斜めに斬りかかる。
夏川ミナ:「!」
GM@CHAOS:ミナめがけて鋭い切っ先が迫る。
夏川ミナ:とりあえず手甲で切っ先を弾きます。そして、こちらは三人。
夏川ミナ:攻撃をいなしながら、念のため、滝さんや迅と挟み撃ちになるような形に動いていく。
夏川ミナ:「ジャーム化したわけでは、ないと思うのですが……このデュエルに何の意味が?」
滝瑞果:「……」エリスを睨んではいるが、背後から撃ったりはしない。
エリス・トリオン:弾こうとした手甲を、霧が止める。
夏川ミナ:「!」
エリス・トリオン:単純明快な理屈だ。全ての攻撃を防ぎながら一方的に斬れば、下手だろうがなんだろうが、いつかは届く。
エリス・トリオン:「舐めてんじゃねぇぞォ!」
エリス・トリオン:滝さんや平賀は意に介さない。もとより、その為の人員でもある。
エリス・トリオン:そして、二人とも、すぐには手を出してこないことも分かっていた。
夏川ミナ:そうですね。もし二人からインタラプトが無ければ、普通に斬られましょう。
GM@CHAOS:おお。
夏川ミナ:致命傷ではない。ただ、割と油断していたので、浅くもない。それくらいに。
エリス・トリオン:躊躇なく振り抜く。刃筋も立っていないので、斬撃という感じではない。
エリス・トリオン:尖った鈍器を叩きつけるかのような原始的な攻撃だ。
GM@CHAOS:では、振り下ろされる刃でミナの体が斬りつけられようとする。
平賀迅:その直前、稲妻の音が響き閃光が満ち、
平賀迅:次の瞬間には平賀が両者の間に入り、左手に持っていたナイフの刃と鍔でエリスくんの剣を正面から押さえている
平賀迅:「そこまでだ」
エリス・トリオン:当然、目で追うことすら出来ない。
エリス・トリオン:「――――なんで」
エリス・トリオン:平賀くんと斬り結びながら、ミナちゃんに話しかける。
夏川ミナ:「……」
エリス・トリオン:「なんで、――クラインを許した?」
夏川ミナ:「これは、正直にお答えするのですが」
エリス・トリオン:「動機は稚拙。起こした被害は甚大。そんな奴が復興担当? 馬鹿げてやがる」
夏川ミナ:「……なんとなく? でしょうか?」
夏川ミナ:「なんとなく……こう……なにも死んで責任を取るほどの事ではないだろう、と……」
エリス・トリオン:「“死んで責任を取るほどの事でもねえ”」
エリス・トリオン:「ああ――ああ! お前にとっちゃ、そうかよ。ギフテッド!」
エリス・トリオン:手元に隠したライターを着火。
エリス・トリオン:即興の閃光自爆し、平賀くんを追い払う。
GM@CHAOS:一瞬、平賀の視界が遮られる!
平賀迅:「……ッ」 視界が塞がれたらば、引くしかない。見えなければ斬撃に自分が対応できない
エリス・トリオン:「だがな。――俺にとっちゃ、そうじゃねえ」 炎上する霧が、人型を取る。
滝瑞果:道端に腰掛けたまま、戦闘の趨勢を見守っている。手助けはしない……できない。
滝瑞果:これがエリス・トリオンにとって必要なケジメであることくらいは理解している。
夏川ミナ:「騒乱の代償は、命。そういう?」
夏川ミナ:“ジェミニ”は……巨大手甲は、まだ展開しない。
エリス・トリオン:「てめぇは知ってるのかよ」
エリス・トリオン:「誰かの悲鳴で叩き起こされる朝を。腐りかけのパンと蛆の湧いた水を奪い合う生活を。寝てる間に見つからねェよう、隠れて眠る瓦礫の下の寒さをよ」
エリス・トリオン:「いつもの騒動じゃねえんだよ。『アカデミアを滅ぼそうとしたが、ナントカなった』じゃあ、ねぇんだ」
エリス・トリオン:「あの時、アカデミアは確かに、滅んでた」
夏川ミナ:「……あ、たしかに」
夏川ミナ:ああ、あれは滅んでたんだな。と今更ながらに実感する。
エリス・トリオン:「糸目がいなきゃ、永遠にあのままだったんだろうぜ――それは、今更だがな」
エリス・トリオン:「多少熱が入っちまったが。問題はそこじゃねえ」
エリス・トリオン:「俺みたいな奴は、俺だけじゃねえ」
エリス・トリオン:「あの状況が、それだけで、消えねえ傷になる奴はいくらでもいる」
エリス・トリオン:「アカデミアは駆け込み寺だ。――こっちじゃ、羽石が、そのクチだっただろうが」
エリス・トリオン:最後の言葉は、平賀くんに。
平賀迅:「……ああ、そうだな」 右手の杖に半身を預けつつ
平賀迅:「それは肯定するよ。確かにエリス。君の言う通りだ」 暗に続きを促す
エリス・トリオン:「あいつは馬鹿だから良かった。テメェも一番の被害者だが、割り切ってんだろ?」
エリス・トリオン:「そしてテメェにとっちゃ、いつもの騒動の一つで死かねえ」
平賀迅:「そうとも。割り切っている。いかんせん私は『私刑屋』でね。直接斬って気が晴れれば、私としてはそれで良しだ」
エリス・トリオン:「間抜けは、俺か?」
エリス・トリオン:「あの状況に、勝手にトラウマ刺激されて、真剣に捉えてた俺が、道化だったのか?」
滝瑞果:「……そうだな。マジになりすぎた奴が、このお話では間抜けだったんだよ。エリス」
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:滝さんの言葉に振り返る。
滝瑞果:「ミナちゃんとか、芙蓉堂とか、歩ちゃんでもいいけど。せっかく気分良く解決できてる連中に、今更甘えても仕方ないだろ」
滝瑞果:「いや~もう、本当悪かったねミナちゃん!知ってると思うけどエリス、こういう面倒くさいやつだからさ」
エリス・トリオン:「――っざっけんじゃあ、ねえぞォ!」
エリス・トリオン:滝さんの言葉を遮る。
夏川ミナ:「うお」 ちょっとびっくりする。
平賀迅:黙って目を閉じる
滝瑞果:「ははははは。じゃあどうするよ。間抜け同士、ここで間抜け決勝戦でもするか」
エリス・トリオン:「分かったようなツラしやがって……」
エリス・トリオン:「テメェのやりてぇことを当ててやろうか、滝瑞果!」
滝瑞果:「……」
エリス・トリオン:自らの指をピストルの形にし、己のこめかみにつきつける。
夏川ミナ:「えっ」
エリス・トリオン:そして、――滝さんの腕が、同じように動く。
夏川ミナ:それはない、という感じに右手をぶんぶん振る。
夏川ミナ:「えっ」
夏川ミナ:滝さんの方を見る。
滝瑞果:「こういう……やり方も、できるのか」
エリス・トリオン:「悪意の灯(バルログ・レプリカ)。――テメェらはもう、俺を吸ってんだよ」
滝瑞果:腕が自分の意志で動かない。仕掛けはおおよそ分かる。動いているのは自分の腕の周りの気体か。
エリス・トリオン:自烙自嫌。エリスが持つ自己憎悪の感染。
滝瑞果:(ーー違う)
滝瑞果:(これが、今のあたしの意志か)
エリス・トリオン:「今すぐ死にてぇだろ。今すぐアカデミアからいなくなりてぇだろ。もうここは、自分には相応しくねぇだろ」
エリス・トリオン:「なあ。単純な問いだよ滝瑞果。ご自慢の遺産で解いてみろよ」
エリス・トリオン:「『アカデミアは全てを許す』」
エリス・トリオン:「ならば。『全てを許せないものは、アカデミアにいるべきではない』のか?」
滝瑞果:「……は、はは」
滝瑞果:「お前にしちゃ、頭をよく使って考えた設問じゃないか……」
滝瑞果:「まあ、別に?あたしは?アカデミアに固執する理由なんてないし?」
滝瑞果:「そもそも、3年か、せいぜい4年くらいいるだけのところだろ……こんなところ」
滝瑞果:「別に、クラインやあたし達が外の世界とやらを持ち出さなくたって」
滝瑞果:「遅かれ早かれ、みんな出ていくんだ。少し早まるくらい、そもそも大した問題じゃない……」
滝瑞果:「……そうだろ……」
エリス・トリオン:「……………………」
滝瑞果:「エリス。あたし達は、アカデミアに馴染めなかった、仮面の連中を、沢山倒してきたよな」
滝瑞果:「そういう奴らはゼロにはできない。ここから先も、いくらでも現れる」
滝瑞果:「明日自分がそうならないなんて、誰にも保証できない」
エリス・トリオン:「俺は」
エリス・トリオン:「それでも、此処にいたい」
滝瑞果:「……そうだな」僅かに、優しい声色になる。
エリス・トリオン:鏡合わせに指をつきつけながら、真っ直ぐに滝さんを見据える。
滝瑞果:「みんな、そう思うんだ。……どうしようもない悪党どもだって」
滝瑞果:「だから、アカデミアが間違っていると思っても、皆……外に出ていったりしない。アカデミアを変えようとする」
滝瑞果:「……お前は、残っていいやつだよ。エリス。素直にそう言えるんだ」
エリス・トリオン:「…………ッ」 歯噛みする。
滝瑞果:「そもそもお前、ここを出たとして、就職できそうなヴィジョン全然ないもんな!」
滝瑞果:「むしろ、もう10年くらい留年して、養ってもらったほうがいいんじゃないか?」
エリス・トリオン:自分が言っても、意味がない。どこまでも平行線だ。
夏川ミナ:「あのう」 手を挙げる。
滝瑞果:「どうぞ」発言を促す手を差し出したいところだが
滝瑞果:この状況ではそれもできない。
エリス・トリオン:「……」忌々しげに視線だけを向ける。
夏川ミナ:「同列に語ってしまうのも……それはそれで微妙に申し訳ないのですが」
夏川ミナ:「ふたりとも残って頂かないと、困ります」
夏川ミナ:「エリス・トリオンと滝さん、両方が残って頂かない事には、私のアカデミアが戻ってきません」
夏川ミナ:「すべてを許せなくとも、別に良いのでは? そもそもからして、非オーヴァードとオーヴァードが混在するカオスな場所ですし」
エリス・トリオン:「…………」
夏川ミナ:「考えてみたら、私も最初の頃は、セクハラ行為ばかりを働く滝さんをただちに捕獲して牢屋に叩き込みたかった気がしますし……」
夏川ミナ:「滝さんをゲラゲラ笑っていたエリス・トリオンを殴り飛ばしたいと思いましたし……」
エリス・トリオン:「……実際に殴り飛ばしただろうが、テメェは」
夏川ミナ:「あっ」
滝瑞果:「でも、許せないことを許すってことは」
滝瑞果:「エリスがクラインに落とし前をつけることも許すってことだろ」
夏川ミナ:「はい。多様性を認める以上、そうなります」
夏川ミナ:「ので」
夏川ミナ:「私は、そんなエリス・トリオンを頑張って阻止してみようかな、と思います」
滝瑞果:「ふふふ。なんていうか……ふふ」
滝瑞果:「最初に会った時より、冷たくなったよね……ミナちゃん。彼氏と付き合うとそうなっちゃうわけ?」
夏川ミナ:「そうでしょうか。個人的には、結構ホットなつもりなのです」 エリス君に向き直る。
平賀迅:「大体、彼女の変化を私一人のせいにされるのも筋違いだ」 肩を竦める 「君らも無関係だなんて言わせない」
滝瑞果:「『相手がなんでそう思ったか分からないけど、別にいいんじゃないかな』」
滝瑞果:「……そんな感じだ。それがあたしの責任でもあるっていうなら、反省するよ」
エリス・トリオン:「……?」
エリス・トリオン:「そのクソガキがどう変わったかなんざ、知るかよ」
エリス・トリオン:「そいつが、最初っから、そういう奴だったってだけだろ」
夏川ミナ:「実際、そんなに許せないのですか? エリス・トリオン」
エリス・トリオン:「あァ?」
夏川ミナ:「いえ。私は、割と……こう……こういう事もあるよね、程度の気持ちだったので……」
夏川ミナ:「考えてみれば、許せない!という貴方のほうが、正しいのかも?と思いつつあります」
夏川ミナ:「……ど」
夏川ミナ:「どうしましょう」 困ったように眉根を寄せる。
エリス・トリオン:ガァン! と音を立ててエリスの右手が、閃光を握りつぶす。
エリス・トリオン:同時に、滝さんの拘束が解ける。
エリス・トリオン:「何が『どうしましょう~』だ、ギフテッド」
エリス・トリオン:「俺はクラインを許すことはねえ。それを許すてめえらと、つるむこともねえ」
エリス・トリオン:「よく分かった。……慣れねえことなんざするもんじゃねえ」
エリス・トリオン:剣を放り捨て、背を向けて歩いていく。
滝瑞果:「お前もそうなんじゃないのか。エリス」
滝瑞果:「本当に許せないのは、クラインじゃなくて自分自身じゃないのか」
滝瑞果:背中に声をかける。
エリス・トリオン:「っとに頭悪ィな」
エリス・トリオン:「俺は、この世で一番、俺が大事だよ」
滝瑞果:「……。じゃあクラインに死んで責任を償わせるか?……冗談だろ」
滝瑞果:「いいことを教えてやるよ、エリス」
滝瑞果:「クラインは一生苦しむ」
エリス・トリオン:「……」
滝瑞果:「お前はあいつが許されたと思ってるだろうが、許されたっていっても、たかがあの場にいた10人ぽっちだ」
滝瑞果:「アカデミアの3万人近く、しかも大半がオーヴァードの連中が、みんなあいつの罪を知ってる」
滝瑞果:「どう思うだろうな?家で寝ている時。うまい食事を食ってる時……」
滝瑞果:「……考え続けなきゃいけないんだ。あいつの罪は、これからなんだよ」
エリス・トリオン:「それはてめェの希望だろ」
滝瑞果:「希望?」暗く笑う。
滝瑞果:「事実だよ。……疑うのか?」
エリス・トリオン:「今のお前の言動は、何一つ信用ならねえ」
滝瑞果:「クラインのお陰で、あたしの話は全然信用してもらえなくなった」
滝瑞果:「……でも、事実なんだ。考え続ける限り、そう思うものなんだよ」
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:「だとすりゃ」
エリス・トリオン:「俺はそんなの、御免だね」
エリス・トリオン:「考えたくねえのに考えざるをえねえなんざ、とんだ地獄だ」
滝瑞果:「……そうだな。まったく、そうだ……」
エリス・トリオン:「少しは、そこの単細胞手甲女を見習え」
夏川ミナ:「単……」
エリス・トリオン:通りすぎざまに、はたくように滝さんの頭を抑えつける。
滝瑞果:「……」
エリス・トリオン:「御清聴、ドーモアリガトウゴザイマス。少しは参考にしてやるよ、ギフテッドども」
滝瑞果:「……頑張れよ、エリス」
GM@CHAOS:では、エリスがこの場から立ち去ってから。
若槻かずさ:「お疲れ様でしたー、エリス先輩」
GM@CHAOS:片目を前髪で覆った小柄な少女が高台からぴょんと跳び降りてエリスの前に姿を現す。着地の拍子に、たわわな胸が柔らかに震える。
若槻かずさ:「随分むちゃんこしましたねえ、エリス先輩、パンチのし合いなら私より弱いのに」
エリス・トリオン:「…………」
若槻かずさ:「あっと。疲れてても倒れるのは早いですよ。まだ行く場所があるんですから」エリス先輩の背中を小柄な体全体で支える。
エリス・トリオン:ぐわしと、小柄な少女の頭を、片手で鷲掴みする。
若槻かずさ:「ひえっ!?」
エリス・トリオン:「な」「ん」「で」  「テメェがここにいるんだよオラァ……!」
若槻かずさ:「そりゃあ、もう」
若槻かずさ:「道案内です!」鷲掴みにされたまま少女の色素の薄い瞳がエリス先輩の顔を覗き込む。
エリス・トリオン:「何もかも間が悪い女だな! テメェさえいりゃあ、あんな上から目線SSランクに一方的にやられずに済んだ!」
エリス・トリオン:「道案内だァ?」
若槻かずさ:「そうです!さあ、早くしないと日が暮れちゃいますよ?」」
エリス・トリオン:「日が暮れるからなんだっつの。俺はもう帰って寝るんだよ」
若槻かずさ:「だめですー!エリス先輩が行く場所はこっち!」ぐいぐいと袖を引っ張る。
エリス・トリオン:「なんだっつの! くそ、引っ張るな!」
エリス・トリオン:文句を言いながらも、本人が憔悴してるのと、プラスかずさちゃんのソラリス腕力を前に
エリス・トリオン:引きずられていく。
若槻かずさ:「本当はねー、私もエリス先輩とお祭りを見て回ったりしたかったですけど」
若槻かずさ:「私は“ハーヴィンジャー”。ただの先導役ですから。エリス先輩のいる場所は『ここ』じゃない」
若槻かずさ:「エリス先輩のことを待ってる人がいるんです。行きましょう!」
GM@CHAOS:夕焼け空の下、キミを先導するように袖を引っ張りながら小柄な少女が歩いて行く。
エリス・トリオン:「なんなんだよ! ったく……!」
若槻かずさ:「何って、ほら」
若槻かずさ:「水着を買うのに付き合ってもらった、いつかのお礼です」一度だけくるりと振り返ると楽しげに言う。
エリス・トリオン:「いつの話を、……」
エリス・トリオン:忌々しいほどに楽しげな少女の目線を追いかけて。
エリス・トリオン:やがて、その先の人影に気付いた。
若槻かずさ:「大切な、」
若槻かずさ:思い出ですから、と続けようとしたところで人影に気付き口をつむぐ。

【エンディング3:エリス・トリオン】

エリス・トリオン:「…………」
GM@LAW:木陰に腰を下ろしていた少女が、気づいたように立ち上がり、
GM@LAW:お尻を払って、小さく会釈する。
エリス・トリオン:背後のかずさのことも気にせずに、その姿に、目を細める。
山縣亜鷺:「……おかえりなさい」
山縣亜鷺:「おかえりなさい。エリス君」
エリス・トリオン:「……あァ」口を開き、閉じる。ひどく消耗していた。普段の攻撃的な軽口も出てこない。
エリス・トリオン:「…………祭りの」
エリス・トリオン:「祭りの、見張りは、いのか。副会長」
エリス・トリオン:ゆらゆらと近づく。祭りの喧噪が遠くに聞こえる。
山縣亜鷺:「ええ。サボっちゃってます」
山縣亜鷺:「ここ、本当に過ごしやすいですね。風が気持ちいい……」
エリス・トリオン:「そうかよ。大した……」
エリス・トリオン:「そりゃそうさ。俺の縄張りだからな」
エリス・トリオン:亜鷺の隣を通り過ぎ、幹の逆側に回る。
エリス・トリオン:幹を背に、ぐったりと座り込む。
山縣亜鷺:幹に寄って、反対側を背にして座り込む。
エリス・トリオン:「……疲れた」
山縣亜鷺:「……お疲れ様です」
山縣亜鷺:「本当に……」
エリス・トリオン:「お前だってそうだろ」
エリス・トリオン:「あのヘタレ女を立てて、よくやったもんだ」
エリス・トリオン:「……大体、滝のバカが前線に出てきやがるのが、計算違いだったんだ」
山縣亜鷺:「……いえ。頼りになりました……そうですね、何より」
山縣亜鷺:「皆さんが行ってしまったので、寂しさはありました」
エリス・トリオン:「そりゃ結構だ」
エリス・トリオン:「俺サマの有難さ、身に染みたろ?」
山縣亜鷺:「ええ。ええ。本当に。ありがとうございます」
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:「分かったことが、一個ある」
山縣亜鷺:「はい?」
エリス・トリオン:「……善意。正義。友情。絆。勇気、寛容、忍耐、」
エリス・トリオン:「お前らが掲げるそれを、ちぃっとばかし真似て振るってみたわけが」
エリス・トリオン:がさりと、草の揺れる音がした。幹から、身を離す音。
エリス・トリオン:「そんなもん――俺の中には、一片たりとも見当たらねえ」
山縣亜鷺:「見当たらないものなら、真似だって出来ないですよ」
エリス・トリオン:亜鷺さんの方へと回り込み、肩を掴む。
エリス・トリオン:そのまま、草むらの中に押し倒す。
山縣亜鷺:「っ……!?」
エリス・トリオン:「おかしな期待をさせんなよ、お嬢ちゃん(フロイライン)」
エリス・トリオン:「アレルギーで蕁麻疹が出そうだ」
山縣亜鷺:「……じゃあ」
エリス・トリオン:「ここは、アンタは、悪い夢だ」
山縣亜鷺:「じゃあ、エリスくんは、何を揮うんです?」
エリス・トリオン:「……悪意」火傷の残る指で、亜鷺さんの頬を撫ぜる。「欲望、敵意、」
エリス・トリオン:「……絶望。……憤懣、……八つ当たり」頬から顎へ。顎から喉へ。
山縣亜鷺:「……っ」身を捩る。
エリス・トリオン:「恐怖。そういうものだ」
エリス・トリオン:にやりと、泣きそうな顔で唇を釣り上げる。
エリス・トリオン:クラインを憎む。あの紛争状態は、最高だった。全くもって生き易かった。
エリス・トリオン:あの状況を、過ごしやすいと感じる己を、認識させられた。
エリス・トリオン:「クライン当人のやる気がお粗末じゃなきゃ。俺が、王になってた」
山縣亜鷺:「……王?」
エリス・トリオン:「生き残ったガキどもを引き連れて、クズ山の王さ」
エリス・トリオン:「滝も。ロコロコも。平賀も。羽石も、リーダーも、問題じゃあねえ」
エリス・トリオン:「アカデミアは、砂上の楼閣だ」
山縣亜鷺:「なりたかったんですか?エリスくんは、王に」
エリス・トリオン:「……そりゃ。そうさ。そうなりゃ、お前だって……黙って、従うしか……」
山縣亜鷺:「意外です。エリスくんが、人を従わせようと思ってるなんて」
エリス・トリオン:制服のネクタイに指が掛かる。
エリス・トリオン:「……んなわきゃねえだろ」
エリス・トリオン:「怖くて、怖くて、仕方ねえんだよ」
エリス・トリオン:「いつ崩れるかもしれねえ楽園なら」
エリス・トリオン:「自分の手で終わらせた方が良い。……いつ逃げるとも知れねえ蒼い鳥、いっそ、この手で締めた方が……」
山縣亜鷺:「ええ。ええ。いつか、崩れるのかもしれません」
山縣亜鷺:「自分の手には、収まらないのかもしれません。上手くいくとは限らない」
山縣亜鷺:「でも」エリス君を睨み据える。
山縣亜鷺:「……それでも……私は」
山縣亜鷺:息を吐く。「……いえ。何を言っているんでしょうね、私は。エリスくんに……」
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:「……たとえば、の話だ」
エリス・トリオン:「感情じゃあ絶対許せねえ、黒幕への寛容を、示そうとしたとして」
エリス・トリオン:「いくつかの手段を取ったとする」
エリス・トリオン:ネクタイから指を僅かに離す。ひりつくような敵意ではなく、僅かな疑惑。
エリス・トリオン:「一つは、許した当人に話を聞くってことだ。理解できなかった上での、最終手段だったが」
エリス・トリオン:「んで、もう一つが……黒幕が、凶行に走るきっかけになった事件があったとして」
エリス・トリオン:「カビ臭い資料室ひっくり返した時に混じってた、その記録を調べるってことだ」
山縣亜鷺:「……」
エリス・トリオン:しばらくの沈黙が続く。
エリス・トリオン:「“チクタクマン”事件。俺が研修で外に居た頃の」
エリス・トリオン:身を起こし、忌々しげに目線を逸らす。……自棄な真似は、それが理由でもある。
エリス・トリオン:「随分とまあ。楽しそうだったじゃねえかオイ。……ミスコン」
山縣亜鷺:「あれは、会長に無理やり……」
エリス・トリオン:「ああ、そうかい」
エリス・トリオン:「演技派だな。すっかり馬鹿見させられたぜ、こっちは」
山縣亜鷺:「……それは、どういう?」
エリス・トリオン:「……」この期に及んでまだとぼける気かと。亜鷺の態度に、こめかみに青筋を走らせる。
エリス・トリオン:「もう相手が居るってんなら、それ相応の略奪(やり)かたがあったってんだよ!」
山縣亜鷺:「……相手?ああ。――ああ」
山縣亜鷺:一瞬、目を伏せる。「相手なんて、居ませんよ」
山縣亜鷺:手を伸ばす。「……フラれたんです。私」
エリス・トリオン:「…………」
山縣亜鷺:「タワーお披露目会の時。ああ、そうです。あの時もこうやって――」
GM@LAW:花火が打ち上がる音がする。
山縣亜鷺:「――ああ、そうだ。こうやって、綺麗な花火でした」
エリス・トリオン:「は?」
エリス・トリオン:ノスタルジックな花火の音にまるで合わせる気のない
エリス・トリオン:間抜けな声音。
山縣亜鷺:「別に、隠してたわけじゃないんですけど。会長だって、美典さんだってご存知でしたし」
エリス・トリオン:「……はぁあああああ!?」
山縣亜鷺:「知ってます?あの人たちのせいで、恋愛応援団まで作られちゃってたんですよ。非道いですよね」
エリス・トリオン:「そいつ、ホモか何かだったのか!?」
山縣亜鷺:「まさか。素敵な女性とお付き合いなされていますよ」
エリス・トリオン:「…………お、おう」
エリス・トリオン:籠められた棘に一歩退く。
山縣亜鷺:「そう、そうです。どちらかだけで、生きていけるわけではないんです」
山縣亜鷺:「欲望も。絶望も。憤懣も。……恐怖も。私の中にだってあったものです」
エリス・トリオン:「…………」
エリス・トリオン:やや険の抜けた、神妙な表情で見下ろす。
エリス・トリオン:ネクタイに掛かっていた指は、既に外れている。
エリス・トリオン:「…………」やがて、「…………そういうこと、か」ゆっくりと身を起こす。
山縣亜鷺:それに合わせて、ゆるゆると身を起こす。
エリス・トリオン:夏川ミナの返答を思い出す。
エリス・トリオン:『なんとなく』も、『あのう』も、『どうしましょう』も。
エリス・トリオン:あの戦争の時からは思いもよらないほど。単細胞で、考えなしで、気負いなど一片もなくて。
エリス・トリオン:あれが、単に彼氏ができたことによる色ボケでないとするならば。
エリス・トリオン:「……そういうことか?」
山縣亜鷺:「……はい?」
エリス・トリオン:「アカデミアはそこまで綺麗じゃねえし」
エリス・トリオン:「正義でもなく、理想を目指すものじゃなく」
エリス・トリオン:「全てに寛容なわけでも、善意そのものでもない」
山縣亜鷺:「……ふふ。ふふっ」
エリス・トリオン:「……何笑ってやがる」
山縣亜鷺:「だって。エリスくんが、可笑しいことを言うんですから」
エリス・トリオン:「…………何だよ」
山縣亜鷺:「そんなこと、多分、皆さん。とっくに分かってますよ」
山縣亜鷺:「改めて言われると、なんだか可笑しくて。ふふ。ふふふ」
エリス・トリオン:「なら」  ごく本心から。少し、驚いたような表情で。
エリス・トリオン:「俺は、ここに居ても良いのか?」
山縣亜鷺:手を取る。「勿論です」
エリス・トリオン:握られた手を見る。
山縣亜鷺:「山縣亜鷺の言葉だけでは、足らないですか?なら、学内皆さんに聞いて回ったっていいですよ」
エリス・トリオン:「…………っ」 慌てて振り払い、顔を抑える。
エリス・トリオン:今しがた漏れてしまった本音に、顔を歪める
山縣亜鷺:「あっ」振り払われた自分の手を見て、慌てて下げる。
山縣亜鷺:「すみません。ええと」
エリス・トリオン:「……要らねえよ」
山縣亜鷺:「え?」
エリス・トリオン:振り払った手を、亜鷺の背中へと回して、抱き寄せる。
山縣亜鷺:「エリス、く……!?」
エリス・トリオン:驚きも、抵抗も構わず、そのまま、唇を重ねる。
山縣亜鷺:「っ……」
エリス・トリオン:髪を梳きながら、押し付けるような乱暴なキス。
エリス・トリオン:……やがて、ゆっくりと顔を離し、手は離さないまま、至近距離から目を見据える。
エリス・トリオン:「……てめぇの言葉以外に。何が要るってんだ」
山縣亜鷺:「……エリスくん、何を、そんな……」目を白黒させる。
山縣亜鷺:「だって、私、そのっ、え……」
エリス・トリオン:「…………」はあ、と溜息一つ。
山縣亜鷺:「その……」目を見つめる。すぐに逸らす。
エリス・トリオン:今後は自分から顔を寄せ、もう一度キスする。
山縣亜鷺:「んっ、っ……」
エリス・トリオン:片目だけ開けて、表情を見つめる。
エリス・トリオン:(…………驚きだ)
エリス・トリオン:(……絶対に、壊すと思ってた)
山縣亜鷺:背中を掻き毟るように握りしめる。
エリス・トリオン:おそるおそる、慈しむように背中を撫でる。
山縣亜鷺:「……こんな事」
山縣亜鷺:「間違ってるのに……私は、亜鷺は……」
山縣亜鷺:「駄目な亜鷺なのかもしれません。今は……」
エリス・トリオン:「間違ってても、いいんだろ」
山縣亜鷺:「……ええ。そう言いました。私がです」
エリス・トリオン:「今だけは、な。……無事で良かった」
エリス・トリオン:胸に抱き寄せる。「俺の前でなら、好きなだけ駄目になってろよ。山縣亜鷺」
エリス・トリオン:「俺も、そうする」
山縣亜鷺:「はい。エリスくんに従います。貴方は、今は」
山縣亜鷺:「私の王さまです」
エリス・トリオン:「学園天使サマの王か。悪かねえな」
エリス・トリオン:触れば絶対に壊すと思っていた。だから、その前に逃げてくれれば良いとも。
エリス・トリオン:「……っとに、分からねえもんだな。アカデミアは」
エリス・トリオン:あまりに、細い体躯の温度を感じながら。
エリス・トリオン:くいと、亜鷺の顎を持ち上げる。
エリス・トリオン:花火の光を向こうに、もう一度、互いの影を重ねた。

GM@LAW:それから、暫くが立った後。
エリス・トリオン:「……この辺に、しとくか」
山縣亜鷺:「……ええ」梳かれた髪を、整えるように撫でる。
エリス・トリオン:身を離す。手元の携帯に、リマインドが入っている。
エリス・トリオン:「チッ。……呆けた顔してんなよ」
山縣亜鷺:「それは、そうですよ。私」
エリス・トリオン:(まあ、今日は、こんなとこか)
山縣亜鷺:「こんな時に、何事もなかったような顔なんて出来ません」くすりと笑う。
山縣亜鷺:「しかし。こんなにサボっていたら、怒られてしまいますね……」
エリス・トリオン:「大して気付いちゃいねえだろうが」 手を差し出す
エリス・トリオン:……こっそりと、周りを見回す。
山縣亜鷺:「私が居なくても回るなら、それはそれで喜ぶべきことなのかもしれませんけど」手を取る。
エリス・トリオン:今更気付くが、ここに連れてきた、お節介な少女は、いつの間にかいなくなっている。
エリス・トリオン:立ち上がらせると、改めて相手の小ささを知る。
山縣亜鷺:「……私。エリスくんのこと。勘違いしていました」手を取られたまま、彼を見上げる。
山縣亜鷺:「なんと言いますか……ええと」
エリス・トリオン:「勘違い?」首を傾げる。「なんだそりゃ」
山縣亜鷺:「……やっぱり、言わないでもいいですか?エリスくん、絶対怒りますよね」
エリス・トリオン:「…………。」
エリス・トリオン:「保証はしねえが、言えよ」
山縣亜鷺:「……そのですね。……子供だと思ってました」
エリス・トリオン:「……そりゃ、また」
山縣亜鷺:「大事に守り育ててあげないとと言うか……やっぱり怒りますよね、こんなの」
エリス・トリオン:「大層な言い草だ。」あからさまに、頬を歪める。
エリス・トリオン:「ああ、だが、まあ」すとんと、今までの会話を思い出す。Rファイトの時や、生徒会長の交代騒動の時。
山縣亜鷺:「あ、その、これは私が悪かったというか。何も分かってなかったというか……」
エリス・トリオン:「納得はいく」
エリス・トリオン:そういう風に扱われていたわけだ。成程。
山縣亜鷺:「それにですね。自分の中では、終わらせて、前に進んだつもりではあったんですけど」
エリス・トリオン:「クッソムカつくが、……テメーはそういう奴だよ」
山縣亜鷺:「その。そういうのは、自分とは遠くなったって思っちゃってたというか」
エリス・トリオン:「まさかとは思うが」
山縣亜鷺:「その……はい?」
エリス・トリオン:「今のこれも。背伸びしたガキの要求に応えてあげないと、とか思ってんのか?」
エリス・トリオン:片手に火花が散る。
山縣亜鷺:「いいえ。子供だったのは亜鷺の方でした」
山縣亜鷺:「また、勝手に、人をそうだって思い込んで。なんにも変わってなかったんでしょうね」
エリス・トリオン:「……ま、そうだな」
エリス・トリオン:「仮面持ちと入れ替わってた時も、何にも疑問にも思わなかったみてーだからな、てめーは」
山縣亜鷺:「それは」少し頬を膨らます。「お互い様でしょう?」
エリス・トリオン:「俺はテメーと誰かを間違えたことなんてねぇよ」
エリス・トリオン:「……で」
エリス・トリオン:「今は、同年代程度には見られてるってわけだ」
山縣亜鷺:「どうでしょう。エリスくんのほうが、少し上くらいかもしれません」
エリス・トリオン:「その可能性もある。誕生日なんざ覚えてねえからな」
山縣亜鷺:「あ、そうですよね。そうでした」
エリス・トリオン:「……正直、そう言われると」
エリス・トリオン:「今でもそういう態度なんじゃねえかって思う」
エリス・トリオン:話がやや戻る。「……上から見られてる感覚が」
山縣亜鷺:「……私、よく言われます。そうなんですかね。そうなってるんですかね」
山縣亜鷺:「自分では、年相応をやれているつもりなんですけど」困ったように曖昧に笑う。
エリス・トリオン:「――少なくとも、」
エリス・トリオン:あのミスコンの時の映像は違った、と言いかけて、口を噤む。
エリス・トリオン:「その表情を崩したいから」
エリス・トリオン:「俺はてめぇに執着したんだろうさ」
エリス・トリオン:「……今となっちゃ、どうでもいい」
山縣亜鷺:「え?」
エリス・トリオン:「潔癖だったのさ。眩しいと思ったから焦がれた。綺麗だと思ったから堕とそうとした」
エリス・トリオン:「ところが、てめぇにしてみりゃ、自分はそこまで綺麗じゃないんだろ」
山縣亜鷺:「じゃあもう、亜鷺に興味なんかないってことですか?そうですか」
山縣亜鷺:「そうですか。そういうことなんですねエリスくん」声色に、少し突き放した苛立ちが混ざる。
エリス・トリオン:「そうなる。稀有なる尽力の理。理想の学園、アカデミアに謳われる学園天使様」
エリス・トリオン:「そんなお綺麗な夢からは、もう醒めた」
エリス・トリオン:唇を僅かに歪める。突き放したような声色に構わず、手を伸ばす。
エリス・トリオン:山縣さんの顔の横、艶やかな黒髪を一房手に取り、口元に当てる。
山縣亜鷺:「っ……」
エリス・トリオン:「今は、普通に、山縣亜鷺っつう女が、好きなだけだ」
山縣亜鷺:「――私は、嫌な女ですよ。だって、まだ」
山縣亜鷺:「分からないんです。自分がどうなのか」
エリス・トリオン:「分からない」
山縣亜鷺:「エリス・トリオンを好きなのか、どうか。分からないんですよ」
エリス・トリオン:「…………。」うすうす、感じていた。
エリス・トリオン:「整理ついてねぇんじゃねえか」チクタクマン事件は、そう前のことじゃない。
山縣亜鷺:「――整理なんてつくわけないですよ、あんな、あんなことされて」
山縣亜鷺:「あ、当たり前じゃないですか……!だって、私の、その!」
エリス・トリオン:(つか、じゃあ今までのキスは流れかよ。逆に深刻だぞ)
エリス・トリオン:「その?」
エリス・トリオン:鸚鵡返しに促す。バカな夢から醒めたことで、むしろ余裕は取り戻している。
山縣亜鷺:「いえ、その……は」
山縣亜鷺:「はじめてを……」消え入りそうな声。聞き取れないほどに。
エリス・トリオン:「…………。」
エリス・トリオン:「……早めに醒めてホント良かったぜ」
エリス・トリオン:「そういうのを気にするくらいなら」頭痛がするようにこめかみを抑える。
エリス・トリオン:「好きかどうかも分かんねえ男に、あっさり奪われてんじゃねえよ!馬鹿!」
山縣亜鷺:「……そう。そうです」
山縣亜鷺:「私、もう。繕わないですからね」
エリス・トリオン:「あァ?」
山縣亜鷺:「嫌な女で。馬鹿で。駄目な山縣亜鷺です」
山縣亜鷺:「でも。好きなだけ、駄目になっていいんですよね?」
山縣亜鷺:「あなたの前なら。じゃあ、私はそうしますから」
エリス・トリオン:「……つまり、こういうことか?」
エリス・トリオン:「俺以外の誰が相手でも、同じように狙われたらあっさり奪われるって?」
山縣亜鷺:背伸びして、届かず。
山縣亜鷺:首元に口付ける。
山縣亜鷺:「どうでしょう。何せ、好きかどうかも分かんねえ男に、こうする女ですから」
山縣亜鷺:「幻滅しました?」悪戯っぽく笑う。
エリス・トリオン:「……つまり俺は、なんだ」
エリス・トリオン:「俺のことを好きかどうかも分かってねえ女を、守って、キスして、尽くして、彼氏面でもしてろって?」
エリス・トリオン:「幻滅……っつか、最低の女だなてめぇ」
山縣亜鷺:「ええ。最低ですよね」
エリス・トリオン:「それでも好きでいろって?」
山縣亜鷺:「居て欲しいと、思っちゃってます」
エリス・トリオン:「…………ほう」
エリス・トリオン:仮面を剥がしたいとは思っていた。尽力の殻を、壊してやりたいと。
エリス・トリオン:「こうなるかよ……」
エリス・トリオン:額に手を当てて空を仰ぐ。
山縣亜鷺:「私を変えたのは、他でもない。エリスくんですからね」
エリス・トリオン:「もう一回」
エリス・トリオン:「今のもう一回言え」
山縣亜鷺:「もう1回?」
エリス・トリオン:「直前の。」
山縣亜鷺:「山縣亜鷺は、エリス・トリオンに。好きで居て欲しいと、そう思っています」
エリス・トリオン:「…………今は」
エリス・トリオン:「今はそれで勘弁してやるよ、この優柔不断女!」
山縣亜鷺:「……はい。優しいエリスくん」
エリス・トリオン:踵を返し、祭りの方へと歩いていく。
山縣亜鷺:一歩後ろを、遅れて続いていく。

【エンディング4:平賀迅&柳武歩&夏川ミナ】

GM@CHAOS:次は平賀くんと歩ちゃん、そしてミナちゃんにも出てもらうエンディングです。
GM@CHAOS:編集部。部室。
GM@CHAOS:編集用のコンピューターや積まれた雑誌で埋もれている部屋は少しずつ片付けが進んでいるようだ。
GM@CHAOS:隅には作りかけの雑誌が置かれている。書名はかろうじて「デイ・アフター・ウォー」と読める。
GM@CHAOS:歩は1人、そんな夢二から借り受けた部室にいた。
柳武歩:立ったまま、呼び出した二人が来るのを静かに待っている。
柳武歩:目を閉じて、ポケットに隠したものをもう一度指先で確認する。
柳武歩:きっと、二人とも歩にこんなものを向けられるとは思っていないだろう。
柳武歩:(……大丈夫)
柳武歩:(きっとうまくやれる)
柳武歩:深呼吸を繰り返す。
GM@CHAOS:部室の窓の外では浴衣姿の男女が通り過ぎたりと、お祭りの様子がちらほらと窺える。
平賀迅:コツ、コツ、とステッキをつくような音が近付いてくる
平賀迅:それはほどなくして部室の扉前で止まり、少し間が置かれ、
平賀迅:しかしじき、開かれる。
平賀迅:「やあ。呼んだな。待ったか?」 あくまでいつもの通りといった風に挨拶し、軽く手を振る
柳武歩:「……いや。悪いな、呼び出して」
柳武歩:ポケットに手を突っ込んだまま返事をする。
夏川ミナ:なら、ちょっと遅れてドアが開きます。
夏川ミナ:「失礼します」
夏川ミナ:「……? 本日の呼び出し、なにかお困りごとでも?」 歩ちゃんと平賀君を見る。
GM@CHAOS:ドアは問題なく開く。トラップの類もないようだ。
夏川ミナ:「あるいは、この三名でバンドを?」
夏川ミナ:「私はドラムをやってみたいです」
平賀迅:「落ち着け。恐らくそれはないと思う」 言ってから
平賀迅:「……ないよな?」 確認するように歩ちゃんに
柳武歩:「ああ。バンドは組まねえな」苦笑しながら、二人に歩いて近づく。
柳武歩:突然ポケットから手を引き抜く。
柳武歩:ぱん、と渇いた音が響いて。
柳武歩:ハート形の紙吹雪が二人に向かって降り注いだ。
平賀迅:ちょっと想定していなかった事態に、目を丸くする
夏川ミナ:「おお……?」 右手を出して、いくつかの花吹雪を手のひらにうける。
柳武歩:「おめでとう。平賀も、夏川チャンも」
夏川ミナ:「…………?」
柳武歩:鳴らし終わったクラッカーを手に、歯を見せて笑っている。
平賀迅:「……お前」 ちょっと笑う 「何かと思えば、また、いや、なんというか」
柳武歩:「へへ。ビックリした?」
平賀迅:「びっくりというか、いや……うむ、何と言うか」 頭を掻き
夏川ミナ:「非常にびっくりしました」 真顔で言う。
平賀迅:あからさまにミナちゃんの言葉の続きを待つ
柳武歩:「二人が付き合う事になったの、ちゃんとお祝いしたかったんだけど。こんなのしか思いつかなくてな」
夏川ミナ:「あっ、情報漏洩」
平賀迅:(……そっちか) ふう、と息を吐く
夏川ミナ:自分は確か喋ってないはずなので、誰から聞いたんだろう?と思いつつ、目を丸くしてます。
平賀迅:「ああ、済まん。漏洩源は私だ。流れでな」
夏川ミナ:「流れで」
柳武歩:「流れだな」
柳武歩:「で……それでだ。これは言った方がいいのか、言わない方がいいのか迷ったんだけど」
柳武歩:「やっぱ、ちゃんと話したほうが方がいいと思って」
柳武歩:ちらりと平賀君に視線を送る。
平賀迅:「流れだ。……大丈夫。私だって言い触らすような真似はしない……していない」
平賀迅:「ん」 視線を受け、少し緊張した様子で後頭を押さえる
平賀迅:だが、彼女に呼ばれた時点で予想はしていたことだ。歩が決めたことなら、自分が口をはさむ余地は何もない。
夏川ミナ:「言いふらしても、それはそれで構わないのですが」 異性と付き合った時の定石を把握できていない。
平賀迅:あらゆる結果も静かに受けて立つくらいには、気持ちを決めている。
夏川ミナ:「ひとまず、今は柳武あゆみんのお話を聞く事にします」
平賀迅:「ああ」 自然に半歩引き、気持ち、ミナちゃんと歩ちゃんが対面になるように
柳武歩:「ありがと。話ってのはつまり……俺が平賀を好きになって、告白して」
柳武歩:「断られた……そう言う事があった、って話。終わった話のことなんだ」
夏川ミナ:「えっ」
夏川ミナ:「最近のお話ですか?」
平賀迅:ポケットに左手を突っ込んで目を閉じている
柳武歩:「うん。クラインと戦いに行く前……ほら、なかなか教室に戻ってこなかった時あったろ」
柳武歩:「あの時だな」
夏川ミナ:「思った以上に最近でした」
柳武歩:「最近なんだよな」肩を竦めて笑う。
夏川ミナ:「? しかし、そうなりますと」
夏川ミナ:「このように……エリス・トリオンのように呼び出して決闘するよりも、夜闇に紛れて私を亡き者にした方が、効率が良かったのでは……?」
夏川ミナ:明らかに何かを勘違いしながら、見当違いのアドバイスを送る。
柳武歩:「え?エリス何やってんだあいつ」
平賀迅:口を挟みたい所を、じっと押さえている。そのぶん眉間に皺が寄り、それを誤魔化すように自分の眉間を摘む
夏川ミナ:「ソードマンに転職を……」
夏川ミナ:「いえ。それは置いておきましょう」
柳武歩:「うん、全然わからんしな」
柳武歩:「まあ、それはないよ。夏川チャンをどうこうしようとか……それはない」
柳武歩:「羨ましいって気持ちが無いワケじゃないけど……憎んだりはしない。一度もできなかった」
夏川ミナ:「ふむ、ふむ」 いつも通りに話を聞く。
夏川ミナ:こういったシチュエーションに遭遇したのは初なので、経験則に頼ることは出来ないが、
夏川ミナ:遠慮したり、申し訳無さそうな顔をしたりするのは、むしろ彼女に対して失礼だと感じる。
夏川ミナ:結果としていつも通り。悩み相談に乗る風紀委員のように。
柳武歩:「俺は、夏川チャンの事も好きだからな」
柳武歩:「強くて、かわいくて、カッコよくて、めちゃくちゃ頼りになって、でも、何かほっとけない」
柳武歩:「……そういう夏川チャンが好きだから。平賀が好きになったのもよく分かる」
夏川ミナ:「す、すき」 無表情が崩れる。
夏川ミナ:「そんな……ふふふふ。そんな、真っ向から言われると」
夏川ミナ:「大変照れます」
柳武歩:「言う方も照れくさいな。はは」
平賀迅:(何だか、私が言った時より真っ当に照れて……いや……) 頭の中でぐるぐる考えながら沈黙を守る
柳武歩:「そんなだから、二人が付き合う事には、やっぱりおめでとうって言いたい」
夏川ミナ:“好き”という言葉を反芻しつつ、心の中の“夏澄ちゃんに報告したいリスト”を更新している。
柳武歩:「そんで、俺の事も変に伝わったりするのは嫌だから言っといた」
柳武歩:「恋人同士の間で隠し事とか嘘は、少ない方がいいもんな」
平賀迅:歩の言葉については、何も反論できない。事実として彼女の告白を伏せていた事実がある。
平賀迅:もちろんいずれ機会を見て話すつもりだった……なんて、弁明は簡単だが、実際は、どうだか、だ。
夏川ミナ:「あの、ええと」 歩ちゃんと無言の平賀君を交互に見ながら言う。
夏川ミナ:「なんというか……上手く言語化する事が難しいのですが」
夏川ミナ:「私も、同じ気持ちです。迅と同じくらい、柳武歩のことも好きなのだと思います」
夏川ミナ:「なので、あなたにお祝いして貰える事が、素直に嬉しいです」
夏川ミナ:「例えば、一夫多妻制が基本のアラビア圏で迅の正妻争いをするとして、そのライバルにあゆみんが居てほしいと思うくらいです」
平賀迅:「なんて例えを……」 たまらず漏らす
柳武歩:「その例えはどうかと思うけど……伝わって、よかったよ」
柳武歩:「そんで、ここからは。二人に俺からのお願いっていうか、我儘なんだけど」
柳武歩:真剣な表情になって二人を見る。
平賀迅:「ああ。聞くとも。何だって」 目を開ける
柳武歩:少し躊躇いがちに、口を開く。
柳武歩:「二人とも……これからも、俺と友達で居てくれる?」
夏川ミナ:きょとんとして、思わず平賀君の方を見ます。
平賀迅:「そんなこと」 首を振り 「当然だ。当然だとも。私から確かめたい……言いたいくらいだった」
平賀迅:「君という人が、私にとって掛け替えなく信頼できる存在であるという気持ちは、依然変わりない……いや、先の戦いを通して強まったとすら言える」
平賀迅:「あの日君が望んだ関係を築く事は、できないが」 少し視線を逸らすが、すぐにまた歩ちゃんを見る 「今の君のその望みは、私も望むところだ」
平賀迅:「だから、我儘だなんて言う事はない。……な?」 ミナちゃんを見る
夏川ミナ:「はい。そもそも、あゆみんは私の記念すべき10人目のお友達です」
夏川ミナ:「10人目の座が空位になってしまうのは、たいへん困ります」
柳武歩:「はー……」
柳武歩:大きく息を吐いて、その場にへなへなとしゃがみ込む。
夏川ミナ:「親愛の情をこめて、今後はあゆみんと呼んでもよろし……」
夏川ミナ:「あゆみん?」
柳武歩:「よかった……」
柳武歩:「ああ。呼び方なんて、自由に呼んでいいよ」
柳武歩:「なんか気まずくなって、二人と縁が切れちまったりしたらって、ホントに怖くてさ」
平賀迅:ちょっと笑って 「いや、気持ちは分かる。かなりな」
柳武歩:「分かるか。なんなら、フラれるのかどうかより、最初からそれが怖かったのかも……ってな」
柳武歩:笑いながら立ち上がる。
夏川ミナ:「そうなのですか。私には、わかりません」
夏川ミナ:「縁を切るような事など、何もないのに」
柳武歩:「そう言ってくれて嬉しい。ありがとな。夏川チャン……いや」
柳武歩:「俺も、ミナって呼ぼうかな。いい?」
夏川ミナ:「おお!」
夏川ミナ:「良い考えです。じつに良い考えだと思います」
柳武歩:「うん、よしよし。改めてよろしくな、ミナ」
柳武歩:ミナちゃんの頭をわしわし撫でる。
夏川ミナ:「ふふふふ。ふへへへ」 目を細めて撫でられる。
平賀迅:その様子を見て、安堵に眉尻を下げる
夏川ミナ:「どうでしょう。よかったら、これから三人でワーテルローへ参りませんか」
夏川ミナ:「コイバナだとか、今回の事件のことだとか……お話したいことが山ほどあるのです」
柳武歩:「あー、悪い。俺ここで霧灯待ってないと。鍵貰ってないし」
夏川ミナ:「なのに何故この部屋を……」
平賀迅:「まあ、確実に横槍の入らない状況となると、こういう所が向いているだろうしな」
柳武歩:「そうそう。屋上とかだと誰が来るかわかんねーから借りたんだ」
柳武歩:「二人で行きなよ。これの掃除もしなきゃなんねーんだ」
柳武歩:床に散らばった紙吹雪を指さす。
平賀迅:「ああ……確かにこれは、掃除しなければか。そういう事なら行くとしよう」
夏川ミナ:「むう。そういうことでしたら、仕方ないですが」
夏川ミナ:「今度はいっしょに行きましょうね。絶対ですよ、あゆみん」
柳武歩:「ああ、また今度集まろうぜ。霧灯もだし、南條とか八伏とか一文字とか」
柳武歩:「全員でひやかしてやるから覚悟しとけ」
柳武歩:意地の悪い笑いを送る。
平賀迅:「……フフ。それはまた。そこまで取り囲まれるとなると、本当に覚悟が必要そうだ」 言葉ほどには嫌そうな感じなく微笑し
平賀迅:「では行くとしよう。また今度」 軽く手を振り、部屋を辞します
柳武歩:「じゃーなっ」
柳武歩:手を振って二人を見送ります。
夏川ミナ:「それでは」 平賀くんを追って部屋を出る。
GM@CHAOS:では、平賀とミナはそのまま部室を出る。

夏川ミナ:廊下の人通りは多いですか?
GM@CHAOS:今のところ人通りはありませんが、いつ生徒が通ってもおかしくないような状況ではありますね。
平賀迅:部屋を出ると、改めて息を深く吐く。右手のステッキに少し体重を預けるようにして。
夏川ミナ:「迅?」
平賀迅:「……さすがに緊張をした。初めての事だったから……いや、初めてじゃない事なんて、ないんだが」
夏川ミナ:「では、申し訳ありません。もう少し負担をかけます」
平賀迅:「もし泣かれたりしたらどうする、とか、色々考えてしまっていたよ。連絡が来てからずっとな。女の子に泣かれるのは、その、苦手だからな……」
平賀迅:「ん?」
夏川ミナ:ぎゅううっと両腕を使って、自分のものより随分と逞しい、平賀君の左腕にしがみつきます。
夏川ミナ:腕を組むというか、まさにしがみついている。
夏川ミナ:肩……には届かないので、腕……に顔もすりよせている。
GM@CHAOS:廊下は今でこそ人通りはないが、いつ他の生徒が通りががってもおかしくないような状況である。
平賀迅:「お、おっ、お……」 動揺が声から垂れ流れるが、それを甘んじて受ける。というよりは、硬直して動けないと言ったほうが正確である
夏川ミナ:「あと47秒」 《ウサギの耳》で近づく足音を感知している。
夏川ミナ:「“わたしの平賀迅成分”を補給します」
平賀迅:「どう……なん……ミナ? ……何だ?」 目を白黒、顔を赤くしてミナちゃんを見下ろし
夏川ミナ:「しばらく、このままで、お願いします」
平賀迅:「おお……補給か……」
夏川ミナ:「はい。“わたしの平賀迅成分”です」 二度言う。
平賀迅:「補給は、補給は大事だ……存分補給してくれ。お前の平賀迅を……うん……」 分からん事を言って天井を見上げるが
平賀迅:15秒くらい経つと少し慣れて、ステッキを持ったまま手を伸ばし、右手の甲でそっとミナちゃんの頭に触れる
平賀迅:「……こんなに触れたのも、初めてだな。かなり」 そのまま撫でるような、滑らすような動きで、こめかみくらいまで行く
夏川ミナ:一言も発さず、しかし心底心地よさそうに、人が来る直前まで無言でずっとそうしてます。
GM@CHAOS:47秒が経過し、じきに生徒の足音が曲がり角を曲がってこちらに来るだろう。
平賀迅:頬まで行く勇気はなかった。その代わりに目を閉じ、腕の感触、肩への重み、右手の甲の温もりを、じっと味わっている

GM@CHAOS:一方その頃。編集部部室。
GM@CHAOS:そこには歩が1人で残っている。
柳武歩:ホウキで床を掃きながら思う。
柳武歩:(……ちゃんとやれた)
柳武歩:(最後まで、ちゃんとやれた)
柳武歩:涙を見せずに。幸せになってほしい二人に、花束を贈るように笑って。
柳武歩:それだけが、最後に自分にできる事だと思ったから。
柳武歩:平賀が言っていた。人間の心はスイッチを弾くみたいにはいかないと。
柳武歩:「……ホント、そうだよ」
柳武歩:息を吐いて、弱々しく笑う。
柳武歩:まだ胸の中で続いている気持ち。これを終わらせても、きっと何もかもなくなるわけじゃない。
柳武歩:後に残るものはきっと、この先を進んでいく力になってくれる。そう思うから。
柳武歩:平賀迅のSロイスをタイタスにします。
GM@CHAOS:許可します。
柳武歩:「……ホントに、好きだったんだよ。平賀」
柳武歩:「……バイバイ」
柳武歩:あの日握った掌を見つめて。誰も居ない部屋の中で、歩は一人で呟いた。
GM@CHAOS:窓の外では、お祭りの花火が静かに打ち上がり始める。
GM@CHAOS:散った火花が暗い部室内を照らし、歩の横顔を微かに照らし出す。

【エンディング4:平賀迅&夏川ミナ】

GM@CHAOS:平賀とミナはアカデミア名物の一つである小高い丘に向かっていた。
GM@CHAOS:ゴルゴダという名で呼ばれ、かつて聖人生徒が処刑されたという噂もあるその丘はカップルに大人気のスポットだ。
GM@CHAOS:夕暮れ時になると、その丘からは水平線に沈む夕日と赤く照らされた学園都市の景色を一望することができる。
GM@CHAOS:いつもは多くのカップルで賑わう場所だが、お祭りの今日はここも人影はまばらだろう。
平賀迅:ステッキ片手に、左手で棒クレープ(棒なので長いが食べやすい)を食べながら、苦難の道(ゴルゴダの丘へ続く道)を歩く
GM@CHAOS:遠くの方では屋台の灯りが見え、お祭りの喧騒も聞こえてくる。
平賀迅:「……ちょっとは離れたつもりだが、まだまだ祭の音が聞こえるな」
平賀迅:「賑やかで良いことだ」
夏川ミナ:チュロスを二刀流にして頬張ってます。
夏川ミナ:「はい。こんなに美味しいお菓子も、はじめて食べました」
夏川ミナ:「チュロス?といい、ゴルゴダといい、アカデミアにはまだまだ知らない事がたくさんありますね。迅」
平賀迅:「ああ、まったく。こんな小さな島と来た時は思ったが、行けども行けども未知ばかりだ」
平賀迅:「きっとまだまだ、私も君も知らない事がごまんとあるんだろうな。ここには……」 食べても食べても減らねえなこれ、と思いつつ、棒クレープを食べ続けている
夏川ミナ:「そうですね。そもそもからして、この島は知らないことに溢れすぎだと思います」
夏川ミナ:「クリームソーダとか。豪華客船とか。プロムとか。あと、その棒クレープとか」
夏川ミナ:棒クレープも一本買えばよかった、と未練がましい視線を送りつつチュロスを食べている。
平賀迅:「いや、クリームソーダは……」 言いかけて
平賀迅:「……考えてみれば私も、本土でもクリームソーダを飲んだ事はなかったか。豪華客船、プロム、棒……棒クレープ」
平賀迅:差し出す 「食べるか。私は結構食べたし。多分これ、エフェクトで圧縮されてるんだな……」
夏川ミナ:「!」
夏川ミナ:「《折り畳み》かなにかでしょうか」 ぱあっと目を輝かせながら、口調だけクールに戻って棒クレープを頬張りだす。
平賀迅:「ああ、うん、恐らく……そうだな。おそらく」 間接キスという単語が頭をよぎったが、そこまでの抵抗・羞恥のような感情はもうなかった
平賀迅:「エフェクトで圧縮されたおもしろフードはともかく……」
平賀迅:「……クリームソーダも豪華客船も、プロムも、そのチュロスだって。いや、客船周りはかなり珍しいだろうが、」
平賀迅:「冷静に考えてみると、別にこのアカデミアじゃないと得られないものじゃあないというのが……フフ。なんともおかしいものだ」
平賀迅:手が空いたのでくるくるステッキを回す
夏川ミナ:「確かに、言われてみるとそうですね」
夏川ミナ:「私は、UGNチルドレンとして生きてきましたから」
夏川ミナ:「学校生活……とか。学食のカレーとか。帰り道にカラオケに寄るだとか」
夏川ミナ:「友達とのパジャマパーティーとか。一緒に買い物に行ったりだとか、卒業パーティだとか」
夏川ミナ:「そういう、外の世界にあるはずの小さなしあわせとは、全部無縁でした。アカデミアにこなければ、一生縁がなかったと思います」
夏川ミナ:「……」 いっこうに減らない棒クレープを諦め、逆の手に持ったチュロスを急いで食べだす。
平賀迅:「フ、フ。私もきっとそうだよ。妙な家に生まれて、妙な事故に遭って……たとえあの事故がなくたって、どちらにしても」
平賀迅:「そういう……『外の世界にあるはずの小さなしあわせ』か。そういうものに、出会ったかどうかは。いいや、出会ったのかもしれないが」
平賀迅:「きっとここで出会えるそういうものほど、心踊らされる物ではなかっただろうし、」
平賀迅:「君にも出会えなかったろう。看過しがたいミスマッチだ」
平賀迅:「……持つぞ? ほら」 左手を差し出す
夏川ミナ:「いえ。もご……食べ終わったので、」
夏川ミナ:ようやく空いた片手を差し出し、平賀君の手をにぎる。 「これで手が繋げます」
平賀迅:「んッ」 たまらず変な声が漏れるが、目に見えて取り乱したりはしない 「……そうだな」
夏川ミナ:「知っていますか。こう、同じ手をつなぐのでも、力比べをするように手を繋ぐのは俗に“ラブ握り”と言われるそうで」
平賀迅:「ラブ握り」
夏川ミナ:「ラブ握りです。でも、ラブ握りしながらだとかなり歩き辛いと思います」
夏川ミナ:「どういうシチュエーションで使うのか、正直理解に苦しみます。実用性の低い手のつなぎ方です」
平賀迅:「……一つ、私の推理を開陳するとだ」
平賀迅:「ラブ。つまりLOVE、すなわち愛、あるいは恋を意味する言葉であるのだからして、そういう関係性の者たちが使うものでは、ないだろうか」
平賀迅:少し俯いて 「ほら、こう……なんだ。指の間と間に指があって」
平賀迅:「接触面積が広いのでだよ」
夏川ミナ:「はい、広いです」
平賀迅:「普通に繋ぐより、何だ」
平賀迅:「……君を感じる」
平賀迅:「温かく、くすぐったいのだ」
夏川ミナ:「…………」
平賀迅:「いや、もしかしたら見当違いの事を言っているのかもしれない」
夏川ミナ:「……いえ。きっと、迅の推論が正しいと思います」
平賀迅:「この繋ぎ方に何らかの魔術的効果が……あるいは、ラブといってもl’oeuf、これはフランス語で『卵』を意味する言葉だが、テニスでも使われ、これはゼロを意味する……」
平賀迅:「……そうか」 早口だったが、ミナちゃんにそう言われると落ち着く
夏川ミナ:「こうして、普通に手を繋いでいるだけでも、アイドルとしてステージに立っている時みたいに、ドキドキ……します」
夏川ミナ:「ラブ握りにしたら、これの何倍のドキドキが襲ってくるのか? 正直、脅威すら覚えます」
平賀迅:「脅威」
平賀迅:「……ではミナ。その脅威に……いや、私の推論を確かめ……」
夏川ミナ:「なので、その……」 クレープを注意深くベストのポケットに入れる。 「実際に、ラブ握りを……」
平賀迅:「……ああ」 一旦手を離し、ミナちゃんを見て
平賀迅:「そういう事だ」 頷く 「ラブをする」
夏川ミナ:「メイク。ラブ」
夏川ミナ:降参するように両手をあげ、そろそろと差し出す。
平賀迅:「ドゥだ。ドゥ・ラブ」
夏川ミナ:「ドゥ、ドゥ……」
GM@LAW:平賀迅の視界が、止まる。
GM@LAW:世界が澱に塗りつぶされるかのように、鈍く静止していく。
GM@LAW:音が消失し、光が消えていく。
平賀迅:「ドゥ……」
平賀迅:「…………」
GM@CHAOS:夏川ミナも同様にそれに気付いてもいいだろう。
夏川ミナ:「……?」
GM@LAW:幽鬼のように、ローブを纏った人影だけが、ゆったりと正面へと進んでいく。
GM@LAW:ローブの奥の風貌は、男のようにも。女のようにも。
GM@LAW:老人のようにも。幼子のようにも見て取れる。
平賀迅:眉間に皺が寄る。表情は鋭利に、眼差しは暗く、ただその人影を見る
夏川ミナ:「!」 素早く平賀くんと並んで戦闘態勢を取ります。
夏川ミナ:「……RB? 幽霊? ガスト? レイス? ワイト?」
夏川ミナ:第四図書館で読んだファンタジーアンデッド種族の名を思い出している。
???:――吾等は。
GM@LAW:声は聞こえない。直接耳の奥へと、文字を書き込まれているような感覚。
???:――吾等は現を離れし者。現を抜かす者へ、警めの鐘を響かす者。
平賀迅:「……戦いの影響で、箍が緩んだか。足に繋がっただけで済んだというのは、甘い目算だったかな」
GM@LAW:声色から、特徴を見て取ることは出来ない。
GM@LAW:ただ、その響きが、怨嗟に歪むものであることは伝わる。
???:――当代よ。機を。宿願を為す機を。幾度逸した?
夏川ミナ:「怒っていらっしゃいますね」
???:――逸して、何を得た?矮小なる、そこなる女児一つか?
平賀迅:「ああ、怒っていらっしゃる。……幾度か。幾度か? 教えて欲しいか?」
平賀迅:「"アルゴ座"の時に一回。ドゥームズデイ・ディバイスの時に一回。ディオゲネスクラブに勧誘を受けた一回。目立つ所ならその三回だ。小さな取っ掛かりであれば、その三倍。合わせて十三度。……で?」
???:――吾等の目指す先は、斯様に卑近にあらず。然様に深淵なる。
???:――求めるは叡智。世界の全てを蒼天が如く覆うための叡智。
???:――真理への到達。定命の無明より放たれて、蘊奥の先へと向かうが吾等の使命であらせば!
平賀迅:「そうだな。そうだ。少なくとも私は、魔術師である所の平賀迅はそうするべきなんだろうとも。そうだろうよ」
???:――嗚呼、嗚呼。当代よ。其は如何なる愚行か!
平賀迅:「そしてそれは私の望みだった。この頭の中の重石を自在の武器として、この蒼い世界を切り拓く事は、確かに」
???:――途を糺すも、吾等の使命にある。当代よ。努、宿業を忘却すること勿れ!
平賀迅:「……フフ。なるほどな」
平賀迅:「合点が行った。フフ……何故私がここに送られたか。こういう形でのアプローチも、予期していたのか」
平賀迅:ミナちゃんを一瞥する 「……済まん、ミナ。訳が分からんだろう。だから手短に追い払う」
夏川ミナ:「……?」 お知り合いですか、と聞きたいところだが、口は挟まない。彼が随分と愉快そうだからだ。
夏川ミナ:「いいのですか? お知り合いなのでは?」
平賀迅:「知り合いだよ。だが古く、そして悪い知り合いだ。なので追い払い、二度と出てこないようにする」
平賀迅:「ちなみにこの"悪い"というのは、素行が悪いというよりは、頭が悪い、という意味の、悪い、だ」
平賀迅:「……そうとも! よく聞け愚鈍な我縛霊よ。宿願? 求めるは叡智? 真理?」
平賀迅:「知った事か! そうだ。私は私の押し付けられた重みに足取りを惑わされてきた。それに従うのが正しいと確かに思っていたとも。だが……」
平賀迅:「……"アルゴ座"の時は、"イカロス"が許せないから従わなかった! そして終末装置の頃には、今日のアカデミアを強欲したから従わなかった」
平賀迅:「……今の私は、確かにお前たちの、歴代の叡智と知識……歴史がなければ存在しえないだろう。そのことについては感謝しても良い」
平賀迅:「だがそれに付け込まれて、進路を見誤るほどもはやお前たちにこの私の、オーヴァードアカデミアの一年である所の私の心は、依存していないんだ」
平賀迅:「そして」 「そもそも」
平賀迅:「――まさにこれからミナとドゥ・ラブする所だったのに邪魔をするようなバカどもの言葉に、従ってたまるか――!!」
平賀迅:最後のロイスを取りたいです 目指すべきもの/不確定な未来/○期待/不安 辺りで
GM@LAW:構いません!取りなさい!
夏川ミナ:「おお」 思わぬところで自分の名前が出て、ちょっと目を丸くする。
平賀迅:「とっとと! 失せろ! 分かるか。いや分からんだろうから教えてやるが、今の私は、青春しているのだ!」
平賀迅:「真理とか叡智とかそんなものは、今の私はどうでもいいし、私の行く末を決めるのは今の私だ!」
???:――浮世の些事が、当代の脚を掬うか。人を擬くまでに身を窶すか。
???:――なれば、吾等は其を絶たんとする者となろう。其の娘か?
夏川ミナ:「私ですか」 首を傾げる。
???:――今一度縁の寄辺を断ち、孤高なる叡智の求道へと。この魔手以て導かん。
平賀迅:「――失せろと言ったのが聞こえんようだな」
夏川ミナ:「あっ、迅。どうせ追い払うのでしたら」
平賀迅:「言葉が通じない奴にはどうするか。分かり切っているだろう。ちょうどいい、二度と現れられぬよう私の半身を――うん?」 少し怒りの面持ちが落ち着く
夏川ミナ:「もうちょっと、現実を思い知っていただきましょう」
夏川ミナ:平賀君の肩に手をかけ、背伸びし、それでも届かないので、ちょっとしがみつくように跳び、
夏川ミナ:幽霊に見せつけるように、平賀君の頬にキスをする。
夏川ミナ:「ふふん」
平賀迅:「んッ」 変に裏返った声が漏れる
夏川ミナ:「さあー、どうです! 真理だとか、叡智だとか、よくわかりませんが! 平賀迅はこの通り、私とドゥ・ラブです!」
平賀迅:「……フ、フ。そういう事だ。さっきまでお前たちの怒りでいっぱいだった私の脳も、今は八割くらいミナの事しか考えていないぞ」
???:――吾等は裂き手である。姦淫の獣を、断ち下す者。
???:黒い雷鳴のような輝剣が、ローブの人物の手に握られている。
平賀迅:「ああ、分かってる。だが、この怒れる二割と、お前たちがミナに怒ってる間と、小難しい前口上を述べている間に、お前たちを灰燼に帰す準備は、整ったのだ」
平賀迅:ステッキを幽霊の元へ投げ、ミナちゃんの肩を抱き寄せる
平賀迅:「言っていなかったが」 小声で 「ブラックドッグ・シンドロームにまつわるエフェクトを出力すると、下半身が上手く動かなくなるんだ。少しだけ、支えていてくれ」
夏川ミナ:「えっ、初耳」
夏川ミナ:「もちろん、支えます。支えますとも」
夏川ミナ:「私の平賀迅。そして」
夏川ミナ:「あなたの、夏川ミナです」 しっかりと平賀くんを支える。
平賀迅:その言葉に微笑を浮かべる
平賀迅:「……言うまでもないが、稲妻と化す平賀の者がその知識と経験を代々に伝えられたのは、魂と仮定できるなにかを電流に変換できたからだ」
平賀迅:「そしてお前が何の因果で独立しているかはしらないが、その根源は電流の信号に過ぎん……」
平賀迅:「……そう、そして確かにお前たちは、私の魔術のすべてを知っているが、このアカデミアで学んだエフェクト運用の技術は、知るまい」
平賀迅:「力比べだ。消し飛ばしてやる」 右手を鳴らすと、その指先から電撃が迸る
平賀迅:それは投げ刺したステッキ目掛けて迸り、そこから更に天へ下る稲妻のように立ち昇り、幽霊の手にした剣に触れると、一層に勢いを増す
???:黒い怨嗟の雷剣は、勢いを失っていく。
平賀迅:そしてそれに反比例するように、逆流する稲妻はいっそうに勢いを増し、幽霊の身を焼き滅ぼしていく
???:――嗚呼呼呼呼呼呼呼呼呼!
平賀迅:「分かるか。これが。音の440倍の速度。1億ボルトの電圧。1ギガジュールのエネルギーの塊――」
平賀迅:「――そして、果てしない忿怒によりお前を焼却するもの」
平賀迅:「すなわち、私だ」
???:断末魔を上げながら、ローブが焼き焦げて消え去っていく。
GM@LAW:世界が雷鳴に包まれ、刹那。
GM@LAW:淀みは露と消え去り、世界は色を取り戻す。
GM@LAW:亡霊の姿は、もうどこにもない。
平賀迅:それに少し遅れて、身体を支える力を失い、ミナちゃんにちょっともたれかかる
夏川ミナ:「よっと」 しっかりと支えてます。巨大手甲使いは伊達ではない。
夏川ミナ:「よかったのですか?」
夏川ミナ:「見たところ、先祖代々の……何かの……集合体?のように見えましたが」
平賀迅:「……いらん。あんなもの。確かにあれを寄る辺としていた時もあったが、昔の話だ」
平賀迅:「私の道を阻み、ミナとの時間を妨げるようなヤツは、いらん。何の因果であんな、レネゲイドビーイングになったか知らんが、焼き捨てられてせいせいした」
平賀迅:「……もう大丈夫だ。ちゃんと立てる。済まんな、面倒をかけて」
夏川ミナ:「ふふふふ」
夏川ミナ:「ロマンチックな雰囲気が、なんだか、すっかり吹き飛んでしまいましたが」
夏川ミナ:「アカデミアらしい。かもしれませんね」
平賀迅:「まったく……まったくだ。ああ、もう、なんてことだ」 首を振る 「何故私が、ここを選んだのかと……くっ」
平賀迅:ミナちゃんから離れて、さっき投げたステッキを拾い
平賀迅:「……ミナ」 振り返って、左手を出す
夏川ミナ:こっくりと頷いて、手を取る。ラブ握りではない方。
夏川ミナ:「はい。行きましょう」
平賀迅:「ああ」 薄く笑い、苦難の道を再び歩き始める。まだ夕日には間に合うだろう
平賀迅:「……そういえば、食べていたものは無事か?」
夏川ミナ:「はい。女子制服のベストのポケット、なかなかに安定性が高いのですよ」
平賀迅:「良かった。時間とムードを持っていかれた上に、食べ物までやられたとなればな」
平賀迅:「休暇を取ってでも本土に戻り、墓碑に牧場の泥でも塗りたくらなければならなくなる所だった」
夏川ミナ:「でも、おかげさまで人生ではじめてのキスができたので、私としては良かったと思います」
夏川ミナ:「もしかすると、彼らは恋のキューピットだったのでは?」
平賀迅:「まさか、そんな訳が……いや」 否定しかけるが、少し考え
平賀迅:「……フ、フフ。そうか、なるほど。確かに、そうだな。そうだったのかも知れん」
平賀迅:「奴らは、私と君との関係をちょっとばかし後押しするために出てきてくれたんだ……そうしよう。フフ」
平賀迅:「やはり花でも備えてやるか。大輪のヒマワリなぞどうだろう。きっと感謝も伝わるだろう」
平賀迅:そうこう話している内にゴルゴダの丘にたどり着くような予感がしている
夏川ミナ:「む……」
夏川ミナ:登りきった直後。海の向こうに沈みかけている夕日に目を細める。
平賀迅:「着いたな」 一面の水平線という訳ではなく、視界の横から学園島が半島っぽく突き出しているが、それはむしろ、海の広さを実感させるのに一役買っている
夏川ミナ:「普段なら、おそらく、あちこちに恋人がいるのでしょうね」
平賀迅:海面は深緋に染まり、燃えるようなオレンジの太陽は、水平線に下1/3ほどを預けている頃合いだ
夏川ミナ:はぁー、とため息をつきながら太陽に照らされる水面をうっとりと眺めている。
平賀迅:「だろうね。しかし、こんな祭の日だからな。人の気配もあまりないし……」
平賀迅:「敢えて探るより」 指を鳴らす。《不可視の領域》 「私たちが隠れてしまった方が楽かろう」
平賀迅:「これで今度こそ、邪魔は入らない」
夏川ミナ:「あっ、チート」
平賀迅:「オルクスシンドロームのエフェクトだよ。そりゃ、ズルと言えばズルだが」
平賀迅:「ズルでもチートでも良いさ。君と二人の時間を守れるなら」
平賀迅:言いながら、夕日に目を細める。仰ぎ見れば、天上近くはもう夜空に近い色合いだ
夏川ミナ:「同感です」 ぐぐーっと腕を回して、子供のように平賀くんに抱きつく。
夏川ミナ:「ねえ、迅」
平賀迅:「んッ……ま、ったく」 そっと左腕を回し
平賀迅:「何だ?」
夏川ミナ:「これからいっぱい、ふたりで、色々なものを見に行こうね」
平賀迅:「ああ。色々なもの……そうだな。今日の夕日も、そうだし」
平賀迅:「この後の祭も、それから後の事も、全部だ。色々なものを。ミナ。君と」
平賀迅:「……二人で。見に行きたいな。いや、見に行こう」
平賀迅:「きっと楽しい。絶対に楽しい」
夏川ミナ:「うん」
夏川ミナ:「……アカデミアに来て、よかった」
平賀迅:「……ああ。全く」
平賀迅:「本当に……本当にだ。ここに来れて、ここを守れて、ここで出会えて、君と出会えて、君と……」
平賀迅:「……君を好きになって。ああ」
平賀迅:浅く息を吐き、吸って
平賀迅:「好きだ、ミナ。君の言葉が、君の瞳が、君のひとつひとつが」
平賀迅:「だから、一緒にいて欲しい。できる限り、ずっと。今はここで……この場所で」
夏川ミナ:「………………喜んで」
GM@LAW:海の向こうの夕日だけが、二人を赤く照らし続けている。

【エンディング4:柳武歩&霧灯夢二】

GM@CHAOS:編集部。部室。
GM@CHAOS:窓の外では、お祭りの花火が静かに打ち上がり始めている。
GM@CHAOS:散った火花が暗い部室内を照らし、歩の横顔を微かに照らし出す。
GM@CHAOS:遠くの方でお祭りの喧騒だけが聞こえる。
柳武歩:ホウキで床を掃き、集めたごみをゴミ箱に捨てる。
柳武歩:小さなハート形の紙吹雪がぱらぱらと落ちていく。
霧灯夢二:「部室を貸すとは言ったが散らかしていいとは言ってないぞ」
霧灯夢二:部室の入り口に寄り掛かる小さな影。
柳武歩:「ん……」顔を上げる。
霧灯夢二:霧灯夢二だ。
柳武歩:「ごめん。ちゃんと片付けたからさ」
霧灯夢二:小さなハート型の紙を拾い上げる。
霧灯夢二:「……あの二人は、そうか。やっぱりか。」
柳武歩:「……」
柳武歩:無言で肯定する。
霧灯夢二:「……。」
霧灯夢二:部室のソファにどかっと座る。
霧灯夢二:「今から少しだけ独り言を言う。」
霧灯夢二:「ある男の話だ。」
柳武歩:立ったたまま霧灯君を見つめ、黙って聞いている。
霧灯夢二:「男はアカデミアでとある事件に巻き込まれた。」
霧灯夢二:「その最中、少女に出会った。風紀委員会に所属する無愛想でお固い少女だ。」
霧灯夢二:「その少女は、男が諦めていた夢を思い出させてくれた。」
霧灯夢二:「応援します」と、「いっしょに、たくさんキラキラできる道を模索しましょう」と言ってくれた。
柳武歩:自分も居た事件の記憶が蘇る。揺れる船、きらめくダンスホール。ドレス姿の少女。
霧灯夢二:「いつしか、男は少女に言葉に出来ない感情を抱いていた。」
霧灯夢二:「それは感謝かもしれない。それは羨望かもしれない。それは……」
霧灯夢二:「恋心だったのかもしれない。」
霧灯夢二:「……未だにどう思ってたのかは分らない。」
柳武歩:少し目を細めて。歩いて、霧灯君の正面に立つ。
霧灯夢二:「けど、少女がある男と一つになったとき」
霧灯夢二:「男は祝福した。その反面、どこかぽっかりと心に穴が開いてしまった。」
霧灯夢二:「オチもヤマもない。ただのよくある話さ…。」
霧灯夢二:柳武さんを見上げる。
柳武歩:「霧灯……」
柳武歩:「そっか。……俺だけじゃなかったんだな」
柳武歩:隣に腰を下ろす。
柳武歩:「恋だろ。それは」
霧灯夢二:目線を逸らす。「わからんさ。わからん。」
霧灯夢二:「何しろ男は絵と文に没頭していた。色恋事なんて経験がない。」
霧灯夢二:「恋なんて……。」言葉を切り、俯く
柳武歩:「俺は……ケンカと、過去との取っ組み合いに夢中で」
柳武歩:「気付いた時にはもう、遅かったな」
柳武歩:「お互い。タイミング逃した感じか」
霧灯夢二:「俺は思いを伝える勇気もなかった。」
柳武歩:「……それも辛いな」
柳武歩:「俺は詰め寄られて言っちまっただけだけど、言えて良かったかもしれない」
柳武歩:「霧灯はいいのか?つっても……今更か」
霧灯夢二:「今更だろう。」
霧灯夢二:「あの二人には、幸せになって欲しい。今更そんなことで二人の手を煩わせたくはない。」
柳武歩:「同じ気持ちだな……」
柳武歩:指を組んで、遠い目をする。
霧灯夢二:懐から便箋を出す。
柳武歩:「……それは?」
霧灯夢二:「今となっては必要のないものだ。」
霧灯夢二:ソファから立ち上がり、部室のシュレッダーの前に立つ。
霧灯夢二:――これは、いつか自分の気持ちに気付いた時。
霧灯夢二:自分の想いを伝える勇気が出た時に渡すはずだったもの。
霧灯夢二:すう、と息を吸い、吐く。
霧灯夢二:シュレッダーの電源を入れ、便箋をその中に入れる。
霧灯夢二:ガガガガガガガガ
霧灯夢二:吸い込まれていく便箋をただじっと、ただじっと見ている。
柳武歩:これもきっと、必要な事なのだと思う。
GM@CHAOS:シュレッダーは小気味のいい音を立てながら便箋を裁断していく。
柳武歩:ついさっきの自分と同じ。
柳武歩:「……あのさ。霧灯」
霧灯夢二:「なんだ」
柳武歩:「生きてて、いいコトばっかあるわけじゃないけど」
柳武歩:「前に進んでく限りは……あったことの意味も変わってくっつうか、変えられるっつうかさ」
柳武歩:「ああ……くそ、なんかうまく言えねえな」がしがしと頭を掻く。
柳武歩:立ち上がって霧灯君に近づく。
霧灯夢二:振り向かない。
柳武歩:「俺ら、まだ16、7だからさ」
柳武歩:「また、ちゃんと誰かを好きになれるよ」
柳武歩:「その時はきっと、今のこの気持ちも役に立つんじゃねえかって。そう思う」
霧灯夢二:「……」ぐし、と手で目元をぬぐう。
霧灯夢二:「ありがとう。」
霧灯夢二:振り向いて、柳武さんを見る。目元が少し赤い。「さぁ、片づけを手伝ってやろう。」
柳武歩:肩を竦めて笑う。
霧灯夢二:「本来ならこんな肉体労働は一任するところだが、身体を動かしたい気分だからな。」
柳武歩:「おー、そうしろ。身体動かせばなんでも結構スッキリするもんだよ」
GM@CHAOS:キミたちの足元の床にはいまだに紙くずが散らばったままだ。
霧灯夢二:紙くずを片づけていく。が、編集部は元々散らかった場所。
霧灯夢二:しかも、戦争中の騒動でいつもの数倍雑多なものであふれかえっている。・
霧灯夢二:「柳武、そこの箒を…おわっ!」
霧灯夢二:紙くずで足を滑らせ、さらにダンボールに躓いて柳武さんの方へ倒れ込む。
柳武歩:「ちょ…霧灯、あぶねっ」
柳武歩:慌てて受け止める。
柳武歩:が、紙を踏んで足を滑らせ、ソファに倒れ込む。
GM@CHAOS:ソファは驚くほどの弾力性をもってキミたち2人を受け止める!
霧灯夢二:「…危なかった。早急に片づける必要があるな。」
霧灯夢二:幸い、怪我はしていない。が…
霧灯夢二:ふと気付くと、柳武さんを押し倒しているような格好になっている。
柳武歩:「む、霧灯」
柳武歩:顔に息がかかるほどの距離。
霧灯夢二:「わ、わわ……!」
霧灯夢二:全身が柔らかい感触に包まれている。
GM@CHAOS:キミたちはごく近い距離で身体的な接触を果たしている。
柳武歩:「あ、う」
柳武歩:慣れない接触で赤面し、完全にフリーズしている。
GM@CHAOS:その時、部室のドアの方でぎしりと軋む音がする。
GM@CHAOS:「待って、どうなってます!?もうちょっとだけ近くで……!」「バカ!押すな!」「見つかっちゃうよ……!」
柳武歩:「……!?」
霧灯夢二:「……?」
GM@CHAOS:ドアが大きく開く。
GM@CHAOS:そばには三人の少女が積み重なるようにして倒れ込んでいる。
GM@CHAOS:キミたちは倒れたままの三人と視線が合う。
柳武歩:「コラァー!何やってんだお前ら!!」
GM@CHAOS:「おい……これ……」「はーい、歩さん」「歩……」
三崎優:「えーと。その。思ったよりも元気そうでよかったです、歩さん」小柄でボブ髪型の後輩めいた風貌をした少女が気まずそうに立ち上がる。
三崎優:「でも、私が言うのもなんですが、立ち直り早すぎません?」両手の指を合わせ、ぎこちない笑みを浮かべて言う。
シュラ:「ああ。その、なんだ。心配して損したぜ」額に大きく裂けた傷跡のある赤髪の少女が露骨に目をそらす。
長牧彼方:「損ってことはないと思うけど……でも、そうなんだ、歩……」気の強そうな少女が呟く。
三崎優:「一応励ましにきたんですけど、私たちお邪魔ですよね……?」
柳武歩:「ち、違う違う違う!」
霧灯夢二:「ち、ちがう」
霧灯夢二:「断じて違うぞ!」
柳武歩:慌ててバタバタと身体を引き離す。
霧灯夢二:こちらも体を離して立ち上がる
長牧彼方:「違うって……え。もしかしてもうそれ以上の関係ってこと!?」
柳武歩:「何でだよ!アホ!まだ何もしてねーよ!」
柳武歩:ばくばくと鳴る胸を抑えながら必死に弁解する。
霧灯夢二:「どんな勘違いだ!」
三崎優:「まだ、ですか」くすりと笑う。
長牧彼方:「勘違い、なの?」
柳武歩:「あ!?違う!そういう意味じゃなくて!」
シュラ:「あーあ、面白え。柳武歩のこんなところが見られるなんてアカデミアに来たかいがあったな」
柳武歩:「シュラァ!てめえ!」
柳武歩:鬼のような形相で飛びかかる。
三崎優:「というか、彼方さんは番長連の彼のことはいいんですか?」
長牧彼方:「あ、あいつとは別にそんなじゃ……」
シュラ:「げ、マズイ。ああなった時の歩は本気で恐ろしいんだ!なんとかしろ、お前ら!」
三崎優:「ふーん。そうなんですか。あ、こっちは恋バナで忙しいので無理です、シュラさん」
霧灯夢二:「ばっ、柳武!部室で暴れるんじゃない!!」
長牧彼方:「だから、恋バナとかじゃ……!あ、あたしも喧嘩とか無理だから」
柳武歩:「待てコラァー!ッ……」
シュラ:「クソぉ!役立たずどもめ!」
柳武歩:呼び止められ、一瞬霧灯君の方を気にする。
霧灯夢二:ぎゅっと服の裾を掴み、柳武さんを見上げるような形だ
柳武歩:つい先ほどまで友達としてしか見ていなかったのに、思い切り意識してしまっている。
柳武歩:(か……)
シュラ:「やはりこの世界は力こそがすべてだ!力があれば……!」
柳武歩:(簡単すぎるだろ!俺!?)
三崎優:「なんだか。この分だと大丈夫そうですね」くすりと笑う。
長牧彼方:「……大丈夫なの?」不満げに少し頬を膨らます。
柳武歩:「うるさい!笑うな!シュラは落ち着け!大丈夫だし!」
柳武歩:頭を抱えたまま叫び声を上げる。
長牧彼方:「まあ、なんにせよ歩が楽しそうでよかった」
シュラ:「……ああ」
三崎優:「ですね」
三崎優:「はーい。それでは皆さん、注目です」パンパンと手を叩く。
柳武歩:「む?」
三崎優:「いてこまされようとしてるシュラさんは置いておくとして、せっかくのお祭りにどこにも行かないというのも損なのでプランが二つあります」
三崎優:「優しい先輩のご厚意で私にはパンケーキ食べ放題の権利があるので皆さんでそこに行くのが一つと」
三崎優:「優しい先輩をゆすったところ快く露天温泉の人数分のチケットを譲ってもらえましたので、皆さんでそこに行くのがもう一つ」
三崎優:「どっちがいいですか、歩さん、霧灯先輩?」
長牧彼方:「あ、温泉ってあの新しくできたところだよね。ちょっといいかも」
シュラ:「パンケーキは……腹にたまらなさそうだな」
霧灯夢二:「こ、こほん。温泉か。新名所だからな。丁度取材したかったところだ。」
柳武歩:「うーん……甘いモンそんな好きでもないし……いやでも、あの温泉って……水着で入るやつだろ?」
三崎優:「そう。なんでも水着着用の混浴温泉が名物らしいんですよ」
柳武歩:(水着……混浴……が、ガラじゃねー)
霧灯夢二:「こ、混浴!?」
霧灯夢二:「やっぱりパンケーキにしよう!うん!」
三崎優:「だから混浴といってもプールみたいなものですって」
柳武歩:(ガラじゃねーけど、でも……)
柳武歩:「……行こうか。温泉」
長牧彼方:「まあ、あたしはパンケーキでもいいけど。……でも、歩の水着姿も見てみたかったかも」
シュラ:「お、いいのか。歩。ならサウナ行こうぜ、サウナ」
霧灯夢二:「柳武?!」
三崎優:「じゃあ、決まりですね。せっかくどこかのキザな先輩を脅してチケットをもらったんですし、使わない手はないですよ」
柳武歩:「ビビって失敗するより、やってみるよう……ってな」
長牧彼方:「ちょっと恥ずかしいけど、まあ、歩がそう言うなら……」
柳武歩:霧灯君に微笑みかける。
霧灯夢二:「…仕方ないな!」
柳武歩:「サウナでもなんでも来いだ。彼方もモジモジしてねーで行くぞ」
三崎優:「覚悟は決まりましたか、霧灯先輩?」
霧灯夢二:「これは取材、取材だ…」
長牧彼方:「う、うん。歩が行くならあたしも……」
三崎優:「なんなら番長連の彼にも声をかけましょうか」
長牧彼方:「だから、そんなのじゃないってば!」
シュラ:「待てよ。温泉って刺青してても入れんのかな……」
柳武歩:「あはは。呼べ呼べ!なんか面白そう」
長牧彼方:「歩までそういうこと言う!」
GM@CHAOS:三人の少女たちは談笑しながらキミたちの前を歩いていく。
GM@CHAOS:「してるんですか、刺青」「いや、あの頃はワルだったから…」「今でも不良じゃん」……。
柳武歩:「なんか……戻ってきた、って感じだ。いつものアカデミア」
柳武歩:かしましいやり取りを眺めながら呟く。
霧灯夢二:「戻ってきたな。」
霧灯夢二:部室を振り返る。これからも、記事はどんどんと作られていくことだろう。
霧灯夢二:少し微笑んで。「いつものアカデミアだ。」
三崎優:「歩さーん!霧灯せんぱーい!早く来ないと置いていっちゃいますよー!」三人は振り返って手を振っている。
柳武歩:戦いの日々を終えても、心を揺らす出来事は、息つく間もないほど次々とやってくる。
柳武歩:変わってしまうものもあって、変わらないものもあって。
柳武歩:とても刺激的な、日常の日々。
柳武歩:「今行くよ!」
柳武歩:笑いながら、歩は出来る限りの大きな声で返事をした。
GM@CHAOS:では、これでシーン終了!

【エンディング5:朝倉侑生&滝瑞果】

GM@CHAOS:それでは次のエンディング!
GM@CHAOS:次のシーンはユウキくん、滝さん、フブキくんが出るところからスタートです。
GM@CHAOS:開校記念式典の会場。
GM@CHAOS:ユウキと滝は風紀と生徒会の仕事でその会場にやってきていた。
GM@CHAOS:夕暮れ時のグラウンドではあちこちでかがり火が焚かれ、荘厳な雰囲気を醸し出している。
GM@CHAOS:会場には多くの生徒たちが集まっており、その中にはベアトリスや復帰した雲雀、フブキの姿もある。
雲雀宏一:「いやあ、大した人だねえ」眼鏡の少年はにこやかに笑う。
ベアトリス・ハックマン:「全員、御苦労」
朝倉侑生:「…あれ、生徒会の…亜鷺ちゃんはいないんだねー」集まった人たちを見ながら首をかしげている。
フブキマル:「けろけろ!」
雲雀宏一:「山縣くんは別件でそちらに行っているね」
朝倉侑生:「忙しーんだねー」
滝瑞果:「そうそう、生徒会って忙しいんだぜー?」
雲雀宏一:「有給休暇も9割ぐらいしか使えないぐらいには忙しいんだよ」とほほという顔。
朝倉侑生:「この人って誰が止めてるの?」会長を指差す。
フブキマル:「忙しいぜー!王様のブランチで紹介された翌日昼12時の繁盛店と同じくらい忙しいぜー!」
ベアトリス・ハックマン:「……不安が尽きんな」
雲雀宏一:「本当に毎日ランチメニューを作る方の身にもなってほしいよね」
雲雀宏一:「いやあ、しかし、フブキくんも元気そうで何よりだ」
雲雀宏一:「僕ももし何かあったらアカデミアの王権の象徴であるレガリアを誰かに譲り渡さなければいけないなと悩んでいたけどその必要もなくなったみたいでよかった」
フブキマル:「おっす!沢山血が出てましたけど、沢山血を貰ったんでなんとかなりました!」
滝瑞果:「うん、まあ。よかった。本当によかったよ」
雲雀宏一:「さすがはフブキくん。UGNの医療技術もたいしたもんだ」
雲雀宏一:「……さて、我々にはこれから式典の挨拶という仕事がある。しかし、いつもみたいに僕がやったってつまらない」
雲雀宏一:「そこで、フブキくん!次代の生徒会を担っていくキミにその役目を頼みたい!」
フブキマル:「おっす!会長の頼みとあらば!」
雲雀宏一:「あっ、まさかの二つ返事」
フブキマル:「言語は日本語でいいんすか?それとも英語?フランス語とドイツ語までならなんとかなるっすよ!」
雲雀宏一:「君の言語能力すごいな」
フブキマル:「ボンジュール!」
雲雀宏一:「挨拶ってそういうことじゃないんだよなぁ」
雲雀宏一:「演説だ!演説をするんだよ!いいね!何かあれば僕がすかさず助け舟を出すから!」
朝倉侑生:「会長ってそーゆー目立つ役割好きな人なんだと思ってたー」首をかしげる。
雲雀宏一:「ふっ、甘いね。僕は楽をして目立ちたいのさ」
滝瑞果:「というか、フブキくんが失敗したらそれは指示を出した会長の責任だからね」
雲雀宏一:「なんか楽をしようとして余計に苦労を背負いこもうとしていないか、僕は」
朝倉侑生:「あはっ、フブキくん、会長の話したらいーんじゃない?演説でさ」
フブキマル:「会長の話!」
雲雀宏一:「ええい、ままよ!さあ、行け、フブキくん!演説台に!」
フブキマル:「演説!」
朝倉侑生:「なるべくいろんな言語使ってね~♪」ひらひらと手を振る。
雲雀宏一:「日本語!日本語で!」
フブキマル:「おっす!失敗したら全部会長の責任にします!行ってきます!」
滝瑞果:「頑張れよー」
フブキマル:と言ってとたたた台の上に行くよ。
雲雀宏一:「待って!ダメだ!僕は一ミリも責任を負いたくない男として有名なんだからな!」慌てて追いかける。
GM@CHAOS:ユウキと滝の視線の先でドタバタとした演説が始まる。
朝倉侑生:「二人とも、すっかり元通りって感じだよねえ」二人を見送りながら口を開きます。
滝瑞果:「そうだね。よかったなあ」
朝倉侑生:「ボク、フブキくんとはずかしーやり取りしちゃったの、超黒歴史」
滝瑞果:「まあ、そりゃ、その時には先がどうなるかわからなかったんだしさ」
滝瑞果:「言えずに後悔しちゃうよりはいいさ」笑う。
朝倉侑生:「んーー、言えずに後悔かあ…。そーかー」恥ずかしそうに唇をとがらす。
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「……あのさ、瑞果ちゃん」
滝瑞果:「なーに?」
朝倉侑生:「ボク、アカデミアやめようかなって」
朝倉侑生:「えっと。退学」
滝瑞果:「……そりゃ、寂しいな。なんで?」
滝瑞果:「侑生くんいなくなったら、多分みんな、すごい寂しいよ」
朝倉侑生:「…あんまビックリしてない?」顔を見上げてちょっと笑う。
滝瑞果:「いや……本気だと思ってなかったから。本当なの?」
朝倉侑生:「んっとね、前にもチラッと言ったけど。ボク、本当はずっと日本で活躍してたかった、っていうのがあってさ」
朝倉侑生:「ん。これは本気」
朝倉侑生:「…アカデミアに来てからは、まあ、ここで楽しく過ごせればいいかなあって思ってたんだけど」
朝倉侑生:「でもねえ、今回の事件があってさ、そうも言ってられなくなっちゃった」
滝瑞果:「……うん」
滝瑞果:「でも……侑生くんは、焦ることなんてないじゃん」
朝倉侑生:滝さんを見る。
滝瑞果:「まだ……子供なんだからさ。アカデミアで普通の子みたく楽しんだりできるじゃん」
滝瑞果:「日本で活躍するのだって、それからだって遅くないよ」
滝瑞果:「……アカデミアが……イヤになったりした?」
朝倉侑生:「…うーん」
朝倉侑生:「今回の事件ってなんだったんだろって考えちゃうんだよね」
朝倉侑生:「結局、皆にとってはさ…だんだん、温泉が吹き出たことしか記憶になくなっちゃうんじゃないかって」
滝瑞果:「そうかもね。でも、今回に限ったことじゃないだろ」
滝瑞果:「例えば、台風が来て大変だっただけの事件とか――アカデミアにタワーが立っただけの事件とか」
滝瑞果:「生徒会のバカの一人が、別人みたいになっただけの事件とか」
朝倉侑生:「なーにそれ、知らない」笑う。
滝瑞果:「だろ?他にもたくさん、あったかもしれない。自分の手が届かないところの事件なんて、そんなもんだよ」
朝倉侑生:「でも、今回はさ。ボクらが遊んでる裏で誰かが死んだって知っちゃったから」
朝倉侑生:「そしたらもう、遊んでるだけじゃいられなくなっちゃった」
滝瑞果:「……そうだね」
滝瑞果:「本当に……そうだった」
朝倉侑生:「…ボク、よけーなお世話かもしれないんだけど。瑞果ちゃんもアカデミア退学しちゃうんじゃないかって思ってたよ」
滝瑞果:「ぎくっ」
朝倉侑生:「おやおやおや~」
朝倉侑生:「夜に一人で泣いてなーい?」
滝瑞果:「な、泣いてねーし!」
朝倉侑生:「ラインする?」
滝瑞果:「いいけど……!でも、あたしが退学するのと侑生くんが退学するのじゃ、全然話が違うじゃん」やや不機嫌な表情で携帯を出す。
朝倉侑生:「やった!」スマホを取り出す。「どーいうこと?」
滝瑞果:「侑生くん、まだまだ高等部とかに行けるし。……それに、あたしは……」
滝瑞果:「……侑生くんのこと、すごくアカデミアっぽい子だって思ってたのに」
朝倉侑生:「え」
朝倉侑生:「えっ?」
滝瑞果:「明るくて、かわいくて、キラキラしてるじゃん」
朝倉侑生:パチパチと瞬き。
朝倉侑生:「…瑞果ちゃんみたいな子にフツーに言われると、フツーに照れるねえ」
滝瑞果:「侑生くんみたいな子まで、死ぬとか、死なないとか、そういうの気にするのは……やっぱ間違ってるよ」
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「…違うよ、だいじょーぶだよ」
朝倉侑生:「ボク、セカイを救うUGNエージェントになるんだーなんて、思ってる訳じゃないよ」
朝倉侑生:「UGNの戦いとかさ、誰かが死ぬとか死なないとか。そんなの、やっぱり想像もつかないし、これからもつかないけど」
朝倉侑生:「ボクはさ、瑞果ちゃんとか、アカデミアの皆に、ボクのこと覚えててほしーんだよね」
滝瑞果:「あたしは……あたしは、覚えてるよ。っていうか、侑生くんみたいな子のこと、忘れるほうが難しいって」
朝倉侑生:「本当?だったらうれしいな!」顔をパッと輝かせる。
滝瑞果:「だから尚更、なんで退学するのさ」
朝倉侑生:「瑞果ちゃんにとっての今回の事件、全部、『朝倉侑生が退学しただけ』にしてほしいの」
滝瑞果:「……っ」
滝瑞果:「や……それ、それは……」
滝瑞果:手で表情を隠す。「……あたしのせいかよ」
朝倉侑生:「違うよ。ボクも、変な風にマジに考えすぎちゃったから」
朝倉侑生:「そーいうの全部、アカデミアの外に持って帰れたらいいなって」
滝瑞果:「だったら、尚更、あたしの方がいいじゃん……。あたしは、マジだったんだよ……」
滝瑞果:「ずっと、マジになるのが怖かったのに……一番あたしがマジだったんだ……」
滝瑞果:「だから……クラインも……マジになってくれない皆も、許せなかった……」
滝瑞果:表情を隠したまま、絞り出すように言う。
滝瑞果:「……出るなら……あたしだよ」
朝倉侑生:「…だめだよ」
朝倉侑生:「アカデミアのことが好きなのに、いなくなっちゃダメだよ」
滝瑞果:「でも……うっ、ううう」
滝瑞果:「なんで、ちゃんとアカデミアの学生っぽくできなかったんだろう」
朝倉侑生:「うん」
滝瑞果:「本当に、本当に好きだったら……あたしも……み、皆みたいに」
滝瑞果:顔を隠したまま背を丸めて、侑生くんの裾を掴む。
滝瑞果:「違うんだよ……エリスのこと、バカにしてたのに……やっぱりあたしも、違うんだよ……!」
朝倉侑生:「違わないよ、きっと」
朝倉侑生:「王女様だってただの学生になれる島だもん、ここ」
滝瑞果:「あたし……あたしは、普通のやつかな……」
滝瑞果:「皆もそう思ってくれるかな……」
朝倉侑生:「思ってくれるよ」
朝倉侑生:「更正プログラムなんて起こって、これまでの生活全部変わってさ。ワケわかんなくなって当然じゃん」
朝倉侑生:「正義のためにー、とか、友情ー、とか、そうやってカッコつけられる方が変だよ。ボク的には」唇をとがらす。
朝倉侑生:「……ね、瑞果ちゃんだって、アカデミアの学生だよ。生徒会の女の子」
滝瑞果:「くそう……なんだよこれ」目をゴシゴシとこする。
滝瑞果:「3歳も年下の子に慰めてもらって」
滝瑞果:「かっこ悪い……かっこ悪いよ……ううう」
朝倉侑生:「いーじゃん、誰も見てないんだからさー」
朝倉侑生:「ボクには誰も勝てないんだよ~!」わざとらしく言う。
滝瑞果:「ううう~~、かっこ悪いよーーーー!!」
朝倉侑生:「あはは!今だけねー!」頭をなでる。
滝瑞果:侑生くんに縋り付いて泣きます。
朝倉侑生:《スポットライト》でその辺を強烈に照らして、こちらを目立たなくしている、紳士のたしなみです。
朝倉侑生:「あとでお祭り見てまわろーね」

GM@CHAOS:ユウキと滝の視線の先でドタバタとした演説が始まる。
フブキマル:たったった。駆け足気味に壇上へ上がり、ぽんぽんとマイクを叩いてチェック、位置をなおしてから話を始めます。
フブキマル:「ごほんごほん!えーでは!生徒会一年庶務フブキ・マルヤマ!会長の代理で、未熟ながら開校記念式典開幕の挨拶をさせていただきます。こんにちは!」
フブキマル:「ついさっき話せって頼まれたばっかりなんで、全然話すことを決めてないっす!なので最近感じたことを話したいと思います。全部会長のせいです!責めるなら会長をせめて下さい!」
雲雀宏一:「くっ、いきなり僕のせいにした」固唾を飲んで見守っている。
フブキマル:「早速ですが質問です!学園島が発見されてから20年、学園が出来てから15年経ちますが、いまこの学園に在籍している生徒の数を、皆さんは御存知でしょうか!」
雲雀宏一:「出だしはいいぞ、フブキくん!」
フブキマル:「答えは2万人!高等部だけでなく、その中には初等部、中等部、大学。様々な年齢の人たちが含まれています。思ったより多いっすよね!でも、実はもっと沢山の人が学園島にはいるんす。」
フブキマル:「まず、教員の方々は勿論、怪我をした時に看病してくれる保健室のお医者さん、購買部の方や、喫茶店の店主さんのように、僕達が楽しい学園生活をおくれるように助けてくれる人たち」
雲雀宏一:「……」少し真剣なまなざしになる。
フブキマル:「そういった人たちが、生徒達の他に一万人もいるんっす。生徒と合わせておよそ3万人!一個数字が変わっただけですけど、すげー人数っすよね」
雲雀宏一:「フブキくん。キミは……」
フブキマル:「ついこの間、おっきな事件がありました!皆知ってると思います!マジででっかい事件で、俺も大変な目に合いました。」
GM@CHAOS:集まった群衆も徐々にフブキに注目し始めている。
フブキマル:「その時、今まで身近にいた人たちとは違う人達に助けられて、そのことを実感しました。俺達は感じている以上の人たちに支えられて、こうして生活できてるんだなあって」
フブキマル:「でもその時、ふっと思いました。じゃあ今まで俺を助けてくれてた人はどうしてるんだろうなあって」
フブキマル:「その人は俺以外の人を助けようとしてました。そんで、上手く言えないんすけど、すげー色々わかって」
GM@CHAOS:群衆の中にいた1人の少女がフブキの顔を見上げる。
フブキマル:「もしかしたら、皆そうかもしれないなって。事件の時に俺を助けてくれた人たちは、普段は俺とは違う人を助けてて」
フブキマル:「全然眼には見えないけど、皆いつでも誰かを助けてるし、皆いつでも誰かに助けられてるんじゃないかなって」
GM@CHAOS:フブキの話を聞いていた青年が深く頷く。
フブキマル:「三万人の誰かが、三万人の誰かを助けてる。それがずーっと続いて、この島を作ってる。」
フブキマル:「おっきな事件が起きて、それが終わった時、皆誰が終わらせたのかとか、助けてくれたのかとか、大事だなって思うかもしれません」
GM@CHAOS:小等部の生徒が話の内容を理解しようと必死になって耳を傾けている。
フブキマル:「でも、本当はそれを知るのが大事なんじゃないと思うんす。誰が助けたのかとかわかんなくても」
フブキマル:「三万人の誰かを助けてた人が、今回は学園を助けたんだなって思って、自分も同じように、誰かを助けようって思えれるのが、きっと大事なんだなって」
GM@CHAOS:ある教師は呆気にとられたような顔でフブキを見つめている。
フブキマル:「この学園ができてから、15年たちました!きっと同じくらい、もっと長く、この学園は続いていくと思います。」
フブキマル:「その中で、もしかしたらこの前の事件より、でっかい事件が起こるかもしれません。」
フブキマル:「でも、皆がそういう気持ちを、誰かを助けようって気持ちをちゃんと持ってれば、きっとアカデミアは平気だと思います」
GM@CHAOS:男子生徒が隣にいた女子生徒と思わず視線を交わす。
フブキマル:「いや、そうだと信じてます!俺は今のアカデミアが大好きなんで、そういう平気なアカデミアが、ずっと続いていてほしいです!皆でそういうアカデミアを、保っていきましょう!」
フブキマル:「えっと、上手く言えなかったかもしれないですけど、俺の言いたいことは以上です!」
フブキマル:「クレームとかお褒めの言葉とかは全部雲雀会長に送って下さい!ご清聴ありがとうございました!」
GM@CHAOS:群衆は静まり返っていた。
GM@CHAOS:そのうち、誰かが小さく拍手を始めた。
GM@CHAOS:それに釣られるようにして、1人、また1人と拍手が起こった。
GM@CHAOS:その拍手は次第に大きな喝采へと変わった。
雲雀宏一:「……大したものだ。やれやれこれなら気軽な気持ちでやらせるんじゃなかった」
雲雀宏一:「お疲れ様、フブキくん。いい演説だったよ」にこやかな笑顔で出迎える。
フブキマル:「あっ!雲雀会長!俺の演説大丈夫でしたか!」
フブキマル:「よかったっす!」
雲雀宏一:「まったく、これじゃあ僕の立つ瀬がないじゃないか」
フブキマル:「こう……誰かに知られてるとか、知ってるとかも大事かもしれないけど」
フブキマル:「誰にも知られてなくたって大事なんだー!って言いたかったんすけど」
フブキマル:「今ので上手く伝わったかなあ」
雲雀宏一:「うん。伝わる人にはしっかり伝わったはずだよ」
雲雀宏一:「フブキくん。キミには才能というか器というかそんな感じのやつがあるよ」
フブキマル:「おっす!あります!縄文土器位価値のあるやつだといいっす!」
雲雀宏一:「いや、それどころか旧石器時代の……」
雲雀宏一:「ああ。もしかしたらキミになら託せるかもしれないな。……レガリアを」眼鏡が光る。
GM@CHAOS:彼の懐からは学園の紋章が彫り込まれた短刀のようなものが覗く。
雲雀宏一:「これは冗談だと思って聞いてくれていいんだけど」
フブキマル:「すげえ!かっけえ!修学旅行のお土産っすかそれ!病院で買ったんすか?」
雲雀宏一:「うん、そう。貰い物なんだ」
雲雀宏一:「君は学園島の全てを背負う覚悟はあるかい?」
フブキマル:「ないっす!」
雲雀宏一:「こ……」
フブキマル:「学園島、メッチャでかいっす!全部背負ったら多分潰れちゃうんで!」
雲雀宏一:「この話の流れでそうなるか、キミはー!?」
雲雀宏一:「ええい、まったく。しょうがないな」
フブキマル:「どのくらいなら背負えるんすかね?三万分の一くらいならいけるのかなあ」
フブキマル:「あっ!でも会長の分くらいは俺が背負いますよ!」
雲雀宏一:「さあねえ。僕も背負えているのかいないのかなんとも言えない感じだからね」
フブキマル:「会長病み上がりですし!怪我してる身で重い物持たないほうがいいっす!」
雲雀宏一:「おお。そいつは頼もしい」
フブキマル:「はい!思いっきり頼って下さい!」ふんす!
GM@CHAOS:雲雀はいそいそと懐にしまいこもうとしていた短刀をフブキに差し出す。
フブキマル:「神門会長の時も実感しました!誰にも頼らないと、いくら会長でも大変っす。頼られるのが俺の仕事っす!」
雲雀宏一:「生徒会室に戻るまで持っていてくれないかい」
フブキマル:「おっす!お持ちします!」
雲雀宏一:「いずれは本当にキミにあげちゃうかもしれないが、今は持つだけだからね」
フブキマル:「はい!じゃあ戻ったら教えてほしいっす!」
フブキマル:そう言って短刀を受け取り、その場で直立します
雲雀宏一:「あ、これ本当に持ってるだけだわ」
フブキマル:「はい!持ってます!凄い持ってます!」
雲雀宏一:「まあ、いいや。それじゃあ、みんなのところに行こうか」
GM@CHAOS:先に立ってユウキと滝のもとに歩いていく。
フブキマル:「も、持っているだけでは……?」
フブキマル:「会長が戻ったら行くってことっすか!?」
雲雀宏一:「持ったまま!付いてくる!」

GM@CHAOS:そして、式典が終わり。
GM@CHAOS:風紀委員の仕事の交代の時間になる。
GM@CHAOS:ベアトリスがユウキに声をかける。
ベアトリス・ハックマン:「朝倉。ご苦労だった。あとは引き上げていい」
ベアトリス・ハックマン:「お祭りを身に行くでもなんでも好きにして構わないぞ」
朝倉侑生:「やった~!ベアトリスさんもおつかれさまっ★」カメラのアップにも全力で応える微笑みで返す。
ベアトリス・ハックマン:「む、うぐ、やられそう」
GM@CHAOS:そこでベアトリスは会場の隅にいた少女に気付く。
ベアトリス・ハックマン:「む、あれは命か?今日は非番だったはずだが」
朝倉侑生:「えあ」ささやかに動揺する。
ベアトリス・ハックマン:「思っていたよりも仕事熱心なやつだ。しかも何やら愛らしい服装をしているようだが」
一文字命:「……」そこにいるのは、いつものような服と伸ばしっぱなしの髪ではない
朝倉侑生:「うそ、いつから来てたのミコせんぱ……」
一文字命:結わえた髪と浴衣姿の命だ
ベアトリス・ハックマン:「うっ、致命傷か」昏倒したベアトリスはそのまま担架で運ばれる。
朝倉侑生:「……かわいい」
一文字命:「そ、そう……?いや、なんか、そういう雰囲気かなって……いや、なんか……うん……」
朝倉侑生:「超かわいいよ!ボクもいっしょに浴衣着たりしたかったー!」
一文字命:「えー……でも、侑生が着たらあたし、かすまない……?」
朝倉侑生:「目立たせるからだいじょーぶ!」
一文字命:「そ、そっか……んん、えーっと、それで、なんだったら、ほら……えーと……」もごもご
朝倉侑生:「んんん~~??」期待している笑みを浮かべる。
一文字命:「……むむむ……ほら……祭り、とか、さ……」
朝倉侑生:「えへ」にこにこします。「お祭り、全部見てまわろーねっ」
一文字命:「……ん、うん」はにかんで笑う
GM@CHAOS:では、キミたちはそうしてお祭りの雑踏の中に歩き出す。
GM@CHAOS:屋台では禁断の果実飴やタコジャーム焼きなど様々な食べ物が売っていたり
GM@CHAOS:アフロ投げやアフロ撃ち、アフロすくいなど様々な出し物が出ていたりと
GM@CHAOS:非常に賑やかだ。
朝倉侑生:「ボクの禁断の果実飴、なんか辛いんだけど」飴を片手に、アフロお面を被って歩いている。
一文字命:「すっぱい」アフロヨーヨーをぼむぼむしながらんえー、という顔をしている
朝倉侑生:「舌に色ついてる~」ケラケラ笑います。
GM@CHAOS:学園でも年に何度かしかないお祭りだけあって人通りは多く、ただ歩いているだけでもぶつかったりはぐれたりしそうなほどの勢いである。
一文字命:「侑生だってついてるしー!……わたた」浴衣に慣れないのでやや歩きにくそうだ
朝倉侑生:「あ、せんぱい」反射的にその手をつかむ。「……」
一文字命:「んぅ……」
朝倉侑生:「…このままにさせて?」
一文字命:「……ん、うん……わかってる……」
一文字命:「あたしも、そう思ってたし……」
GM@CHAOS:キミたちはそうしてお祭りの中を歩いていく。
朝倉侑生:「……、は、反則……」目を逸らして呟く。ドキドキしている。
一文字命:「……な、なんか、ああいう手の握り方ってちょっと……やばい……」小声でつぶやく、ドキドキしている。
GM@CHAOS:2人で歩きながらキミたちは人ごみを避けてアカデミア神社の境内へとやって来ていた。
GM@CHAOS:学園島の小高い森にあるこの神社はアカデミア大神を祀っており、日も沈んだこの時間になると人通りは絶える。
GM@CHAOS:しかし、神社の境内からの見晴らしは格別だ。
GM@CHAOS:入り口の長い階段の方を向けば、学園都市の全景と街の灯りを映して煌めく海の様子を望むことができる。
GM@CHAOS:じきに夜空には花火が上がるだろう。
朝倉侑生:「……お祭り、抜け出しちゃったねえ」
一文字命:「……うん……まあ、ほら、休むのにちょうどいい感じだし、いいよね、うん」
一文字命:「……なんというか、ほら、誰も、いないし……」
朝倉侑生:「なっ、なんで…そういう……」
朝倉侑生:「もー!ばか!」照れてる。
一文字命:「い、いや、ちが、違う!そういうんじゃなくて!あの!なんていうか!人いないから、ぶつからないし!話聞き取りやすいし……とか……みたいな……」
朝倉侑生:「ばかー!」
GM@CHAOS:人のいない境内は座って休むには絶好のスポットと言えるだろう。賽銭箱も置かれたままになっており、お参りも可能だ。
一文字命:「……ごめんわすれて」こっちも照れてる
朝倉侑生:「あは、じゃあ忘れないっ」
朝倉侑生:ケラケラ笑いながら境内に座る。
一文字命:「うー……いじがわるい!」
朝倉侑生:「よく言われる~」
朝倉侑生:「せんぱいもこっちおいでよー、景色きれいだよ」
GM@CHAOS:人のいない境内は静まり返っており、キミたち2人の息遣い以外は聞こえない。
一文字命:「ん、うん……見る、景色見る……」
GM@CHAOS:校舎やスタジアム、風紀委員室。学園都市の夜景に浮かぶように普段見慣れた建物が視線の先に見える。
朝倉侑生:「……あの、せんぱい」
朝倉侑生:「言いたいことが、あるんだけど」
一文字命:「ん、な、なに?」
一文字命:「ん、んぅ、うん」
一文字命:よくわからない声を出してるがどうぞ、ということだと思われる
朝倉侑生:「…」それを聞いてちょっと笑う。勇気を出す。
朝倉侑生:「ボク、アカデミアを退学しようと思ってるの」
一文字命:「退学」
一文字命:「退学って……退学?」
朝倉侑生:「うん」
一文字命:「…………」
一文字命:「そっかぁ……」反応は意外とあっさりめだ
朝倉侑生:「そ、それだけ?」
一文字命:「……んー、いや、なんだろう……」
一文字命:「理由は全然わかんないけど、そういうこと言うかも、って、なんとなくなんか、あったのかも」
朝倉侑生:「そっか。…そーなんだ」
一文字命:「……え、えっと、その、驚いたり、理由聞いたりしたほうが、やっぱ、その、よかった……?」
朝倉侑生:「ううん!」首を横に振る。「せんぱいが大丈夫なら、ボクも大丈夫。うまく話せない気がするし」
一文字命:「そ、そっか」
一文字命:「……いや、その、もちろん、会えなくなったりしたら、そりゃ、寂しいし、やだけども」
一文字命:「……会えないから、つながってないわけじゃないって、あたし、知ってるからさ」
朝倉侑生:「…おかしーな、…せんぱいを慰めるんだって思ってたのに。…ボクが泣いちゃいそう」
朝倉侑生:「うまくカッコつけられないや」
一文字命:「……ほら、そこは……そこはさ」
一文字命:「まあ、侑生がすごい頑張って、覚悟もってかっこよくしてる、ってのはわかってるけどもさ」
一文字命:「ほら……まあ……いいじゃん、その、あたしの前なら」
一文字命:「……かっこつけてないときの侑生だって、その、あたし、かっこいいこと、わかってるんだし」
朝倉侑生:「…何それ。ばか」
朝倉侑生:「ほんとに反則だよ、そんなの……」
一文字命:「……んー、ほら、そこは、なんていうかさ……」
一文字命:「とっても強いヒーローが実は、なんの力もない一人には勝てない、みたいな、ラノベ的な、それみたいな感じで」
一文字命:こんなこと言ってるけど顔は真っ赤だ
朝倉侑生:「あは。……知らないでしょ。本当に勝てないんだよ」隣に座る先輩の肩にそっと寄りかかる。
朝倉侑生:「せんぱいのこと好きなの、本当だもん」
一文字命:「……うん」
一文字命:「……あのさ、せっかくだから懺悔していい?あんま聞きたくない話かもだけど」
朝倉侑生:「いーよ、聞くよ」
一文字命:「うん……いやさ、前にもアカデミアで大きな祭りあってさ。あたしさ。そこで初めてなんというかこう……うん、初恋、した」
朝倉侑生:「…ほほう」
一文字命:「でも、まあ、うん、侑生にもばれてたけど。結局告白とかもなんもできなかったわけさ」
朝倉侑生:「うん、なんとなくそんな気がしてた」
一文字命:「……うん、で、なんだろうな。そのあと、アウトサイダーズ(仮)としてRファイトでたじゃん」
一文字命:「侑生に、こう、なんというか……ほら、言われるじゃん」
朝倉侑生:「色々?」
一文字命:「まあ、うん……で、こう……こう、なるわけじゃん」
朝倉侑生:「あー、あーーー」察しがついた。「せんぱいにバカとかしっかりしてとかたくさん言ったから、そのことかと思った」
朝倉侑生:「…こうなりました」
一文字命:「……ん、うん……ごめん、だってあたしの口から言うと恥ずかしいんだもん……」
一文字命:「で、話を戻すと!……あたしさ、フラれたときに優しくされたから、侑生のこと好きになったのかなーって、ちょっとだけ、でも、ずーっと考えてたんだ」
朝倉侑生:「…そっか」考えながら返答する。「…それでも、しょーがないかなって思うけど…」
一文字命:「でもね、きっと、うん……自分の感情なのに、たぶん、だけど、うん、たぶん違う」
朝倉侑生:「どーいうことだったの?」ミコせんぱいの横顔を見る。
一文字命:「なんだろうね……うーん、上手く言葉にできないけども」
一文字命:「……まあ、しいていうなら」
一文字命:「絶対にあたしのしたこととか、することとか……絶対見てて、覚えてくれる」
一文字命:「そんなところが、好きになったのかもしれない」
朝倉侑生:「…見てるよ、全部!」
朝倉侑生:「せんぱいのこと、全部、全部見てるよ!…だって」
一文字命:「……うん……あれ、これ、答えになってたかな……?」
朝倉侑生:「せんぱい、誰からも見られてなくてもいいって、思っちゃうよーな人だってこと、知ってるもん」
朝倉侑生:「答えになってるよ…いま、その、すごい嬉しーもん……」
一文字命:「……そっか、よかったよ」
一文字命:「だから、うん、ずっと悩んでたけど、答えは出た気がします、っていう懺悔でした」
朝倉侑生:「…ちょっと遠くなっちゃうけど、だいじょーぶだよ」
一文字命:「……あたしもさ、見てるよ」
朝倉侑生:「………」言葉に詰まる。
一文字命:「うん、遠くなったとしても、ずっと見てる」
一文字命:「侑生のこと」
朝倉侑生:「うん、あの、…ごめんね。ほんとに、カッコつけらんないや」目元をぐいぐいとこする。
朝倉侑生:「見ててね。それで…待っててね」
一文字命:「……うん」
朝倉侑生:「もっと、かっこよくなって、迎えにいくね」
一文字命:「……うん……」
一文字命:「……ねえ」
朝倉侑生:「なに?」
一文字命:「……だったら、そのさ、行く前に、今ここで」
一文字命:「……もうちょっとだけ、かっこよくなってから、行ってよ」少しだけ顔を近づけて、目を見る
朝倉侑生:「…せんぱ、い」
一文字命:「……」目を閉じる
朝倉侑生:ためらうようにちょっと目を逸らして、おずおずとせんぱいを見つめて、
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「ほかの誰にも見せたくないや」
朝倉侑生:そして、せんぱいの手を小さく握った。
GM@CHAOS:夜空に花火が上がる。小気味のいい破裂音が響き、漆黒の空に淡い花が咲く。
GM@CHAOS:2人を周囲から覆い隠すようにいくつもの優しい炎の色が空に舞った。
GM@CHAOS:色とりどりの花火を横切り、一筋の流星が学園都市の夜空を駆け抜けた。
GM@CHAOS:シーン終了。

【グランドエンディング:揺れるデイ・アフター・ウォー】

GM@CHAOS:それでは次は最後のエンディングです。
GM@CHAOS:ある日の早朝。学園都市の埠頭へと向かう道。
GM@CHAOS:空は晴れているが、霧が薄くけぶっていた。
GM@CHAOS:徐々に潮の匂いが近付いてくる道をキミは歩いていた。
朝倉侑生:ちょっと肌寒いなと思う。引きずるトランクの中身は大半が私服だ。
朝倉侑生:「くもひとーつないー」適当な鼻歌を歌う。
朝倉侑生:「ふふーん」道を歩いていく。
ロコロコ:朝倉侑生が歩く道から、少しはなれた校舎の中で、頬杖をついて携帯を眺めている。
GM@CHAOS:長い黒髪を後ろで結った少女が横からそれを覗く。
宇賀神とわ:「ロコくん、何を見てるんですか?」
ロコロコ:「ああ。最近知った子の動画をね」
ロコロコ:画面には4,5年前ほどに放送されていたドラマの映像が流れている
宇賀神とわ:「お友達、ですか?可愛い子ですね」
ロコロコ:「友達ほど親しくはなかったかな。でも、向こうは僕のことをたくさん知ると言ってくれたからね。僕も彼を知ろうと思って。」
宇賀神とわ:「へえ、そうなんですか。なんだかいいですね。もしよかったら私も一緒に見ていてもいいですか?」
ロコロコ:「勿論。全く知りもしなかったけどね、少し付き合っただけでわかったよ。朝倉侑生は、すごくかっこいい奴だって」
ロコロコ:「彼、近頃復帰するかもしれないんだって。今のうちに、名前を覚えておくといいんじゃないかな。」
宇賀神とわ:「朝倉侑生くん、か。はい、ちゃんと覚えておきますね!」
GM@CHAOS:少年と少女は微笑ましくドラマの映像を見つめる。
GM@CHAOS:風が吹く。外の風はまだ冷たい。
GM@CHAOS:歩みを進めていたキミは1人の少年とすれ違う。
エリス・トリオン:「ん」 マフラーに顔を埋める、銀髪の少年。
朝倉侑生:「へくしっ」くしゃみをひとつ。
GM@CHAOS:不意に2人はお互いの存在に気付く。
朝倉侑生:「…誰かボクの噂でもしてるのかなー、なんて……。あ」
エリス・トリオン:「誰かと思えば、犬っころじゃねえか」
朝倉侑生:「エリスくん、やっほー!」手を振ります。
朝倉侑生:「何それー!ボクならやっぱりー、子猫って感じでしょ~★」
エリス・トリオン:「うっぜぇ……テメーは犬だろ。いっつも尻尾振ってる風紀のセンパイはどうした?」
エリス・トリオン:「つか、なんだその荷物」
朝倉侑生:「ミコせんぱいはー、この時間はまだ寝てるんじゃなーい」
朝倉侑生:「ん? これから出発だから、最後の手荷物」
エリス・トリオン:「出発? どこに」
朝倉侑生:「本土」
朝倉侑生:「知らないの?ボク、学校辞めるんだよ」
エリス・トリオン:「は?」
朝倉侑生:「退学」
エリス・トリオン:間抜けな声を出す。「馬鹿言え、テメーみたいな能力隠せなさそうなガキが……」
朝倉侑生:「本当だよ」にこにこしている。
エリス・トリオン:「……まさか、クラインの野郎に掛け合ったのか?」
朝倉侑生:「難しいことはしてないよ! でも、おじさんに話したんだ。色々」
エリス・トリオン:「抜け目ねえ奴……。ま、やかましいのがいなくなって、少しは静かになるな」
朝倉侑生:「うんうん、寂しいからって泣かないの」
エリス・トリオン:「誰が泣くか。俺を何だと思ってんだテメェ」
朝倉侑生:「あははっ! あ、そーだ。エリスくんに言いたいことあったんだ」
エリス・トリオン:「何だよ?」
朝倉侑生:「前言ってたじゃーん。エリスくんがボクの言うことなんでも聞いてくれるって」
エリス・トリオン:「アウトサイダーズ(仮)の退団願書なら要らねえぞ。どうせ適当なリーダーに……」
エリス・トリオン:「グッ」
朝倉侑生:「あはーーー」顔をのぞきこむ。
朝倉侑生:「なんでも?なんでもだよ?」
エリス・トリオン:「テメッ……近づくな覗き込むな迫るな変なシャンプー使ってんな!」
朝倉侑生:ふわふわの髪から漂うのは花の香り。アカデミアでも先日発売された新作のシャンプーだ。
朝倉侑生:「どうしよっかな~」楽しげに微笑む。
エリス・トリオン:「今すぐ忘れたまま出てけ!」
朝倉侑生:「ボクが女の子だったら、ここでエリスくんのほっぺにチューしたんだけどな」
エリス・トリオン:「な……っんで、そうなる!」
エリス・トリオン:一瞬、かずさのことを見破られているのかと、僅かに狼狽して頬を赤くする。
エリス・トリオン:「アウトサイダーズ(仮)はいつからアメリカン思考になってんだよ」
朝倉侑生:「…アウトサイダーズ(仮)、楽しかったなあ」ぽつりとつぶやく。
朝倉侑生:「あ!ひらめいた!」
朝倉侑生:「エリスくん!」グイッと顔を近づける。
エリス・トリオン:「だから近いんだよテメェ!なんだコラ!」
朝倉侑生:「リーダーのこと、よろしくね」耳元で言う。
エリス・トリオン:「は」
朝倉侑生:「なんでも言うこと聞いてくれるって、言ったもんねっ」
エリス・トリオン:「おま……そりゃどういう」
朝倉侑生:「アウトサイダーズ(仮)はまた再結集するんだから」
朝倉侑生:「ね! ボク、先に本土で待ってるからね★」
エリス・トリオン:「そんなんでいいのかよ……つか待て! 本土ってお前……」
エリス・トリオン:遠ざかる朝倉くんに「おい、待て朝倉、一個だけ」
朝倉侑生:そのまま手を振って去ろうとして、呼びかけられて立ち止まる。
朝倉侑生:「何?」
エリス・トリオン:「滝に、何か言ったか?」
朝倉侑生:「……」パチパチと瞬きして、悪戯っぽく微笑む。
朝倉侑生:「それは二人だけの秘密★」
エリス・トリオン:「……やっぱテメェか……」
エリス・トリオン:「…………………………リーダーのことは分かった。あんな馬鹿、朝飯前だ」
エリス・トリオン:「それと」
朝倉侑生:「んー?」
エリス・トリオン:「世話かけた。……本土で待ってるっつうなら、上手くやれよ、間抜け」
エリス・トリオン:「騒ぎ起こして戻ってきたりしたら、死ぬほど笑ってやるから覚悟しとけ」
朝倉侑生:「あはは!エリスくんなんかに心配かけさせないもーん」
エリス・トリオン:「誰が心配だ!」
エリス・トリオン:言うだけ言ったと、そっぽを向いて、しっしっ、と手を払う。
朝倉侑生:「あははははっ」ケラケラ笑う。
朝倉侑生:ちょっと笑うのをやめて、エリスくんのその姿を見つめて、すぐに踵を返す。
GM@CHAOS:銀髪の少年の姿が後ろへと離れて次第に小さくなっていく。
GM@CHAOS:明けの空ではまだ金星が小さく光る。
GM@CHAOS:キミは視線の先に背の高い青年がいることに気付く。
GM@CHAOS:道の端では幅の広い用水路が流れる。
朝倉侑生:「……それにしてもエリスくん、こんな時間になにしてたんだろ」首をかしげる。
平賀迅:その男は、腕を組んで用水路を見下ろしていた。その用水路の中では、一人の生徒があっぷあっぷと藻掻いている。
平賀迅:しかも、その生徒の周りには、姿は見えないが大量の何かが群がっているようである。
朝倉侑生:「普通、外に出てる人なんて誰もいないはずって……」
朝倉侑生:「……」
平賀迅:そして腕組みする男の腕には……おお、見よ! 燦然と輝く『風紀委員』の腕章!
平賀迅:先輩の指導を必要とする証である初心者マークは平賀的にカッコ悪いので見えないように隠している!
平賀迅:「……ん?」 侑生くんに気付く
朝倉侑生:「……???」首を傾げる。
平賀迅:「おや。誰かと思えば元風紀委員。おはよう。君は懲罰すれば私の点数になる生徒かな?」
朝倉侑生:「待って!わかんない!」
朝倉侑生:「何これ!何この状況!」
平賀迅:「見ての通り」 用水路の中でもがく生徒を示し、自分の腕章を示す
平賀迅:「風紀維持活動だ」
朝倉侑生:「違う!」
平賀迅:「うむ……説明不足か」 用水路をちらっと見て 「まあ、しばらくは息があるだろうし、少しつっこんで説明しよう」
朝倉侑生:「助けなよ!」
朝倉侑生:「いいから助け……ええーー!?」
平賀迅:「もちろん助ける! だがな。聞け。あの生徒は悪徳極まる生徒なのだ。小テストのボーナス問題(成績に関与しない)が解けたとカッコつけるためにカンニングすること二回、購買限定品を同級生から倍価で転売を受けること三回……」
平賀迅:「フられた女子を未練がましく見たのが私の観測した十分間で平均7回/min、その女子が座っていた学食の椅子にそっと手を触れること6秒……階段を後ろから続いて彼女のスカートの中を覗き込もうとしたこともあった」
平賀迅:「看過できるか?」
朝倉侑生:「途中で止めたらよかったんじゃないの…?」
平賀迅:「……!」 驚愕する
平賀迅:「そうか……確かに途中で止めていれば、深夜に寮を抜け出してディオゲネスクラブの使いを名乗る者と接触するタイミングを見計らってふんじばる必要もなかったか……」
平賀迅:「まだまだ風紀委員としては未熟、か」 ニヒルに笑う
朝倉侑生:「最悪の結末を迎えかけてんじゃん!!」
朝倉侑生:「いいから止めろ!」小悪魔ぶることを忘れている。
平賀迅:「分かった。確かに私はまだまだ至らぬ身だ。先達たる君の言葉に従おう……おーい、お前。ちゃんと同意しろよ」 《間隙の魔術師》を使用するためには移動者の同意が必要である!
朝倉侑生:「そんなことしてる場合かー!」風紀パンチする。
平賀迅:「よ……っと」 《間隙の魔術師》で彼を救出し、ついでに『危険立ち入り禁止』の看板で風紀パンチを防ぎます
平賀迅:「ほら、助けた。一瞬だ」 腕を広げて見せて
平賀迅:「どうだ」 得意気!
朝倉侑生:「………」
朝倉侑生:「………タンスに小指ぶつけたりしたらいいのに……」
平賀迅:「ああ。痛いよな、あれ」
朝倉侑生:「…はあ。風紀委員活動、たのしそーで何よりだよ」
平賀迅:「ああ全く! 最初は窮屈かとも思ったが、自主的になんかするという名目であれば、結構抜け道はありそうなものだ。それを探すのが今は楽しい!」
平賀迅:「いや……もっと単純に、新しいことをしているから楽しいのかもしれないな」
朝倉侑生:「生き生きしてるね。青春って感じ」
朝倉侑生:「迅くん、もっと早くに知り合えたらよかったなーって思うよ~」
平賀迅:「……うむ。私もそれについては同意しよう。君への個人的興味は大いにある。ミナのこととか、命のこととか……色々話してみたかったが」
平賀迅:「まあ、安心してくれよ。朝倉侑生。なにせお前がいなくなろうとも、私がいる!」
平賀迅:「各所へのコネを持ち! 優秀な能力を使いこなす! この平賀迅が!」
朝倉侑生:「それ全然ボクへの励ましになってないの分かってる?」
平賀迅:「フフフ、心配症な先輩様だ。気持ちは分かるがね」 馴れ馴れしく肩を叩こうとする
朝倉侑生:「分かってない!分かってないよ!」逃げます。
朝倉侑生:「もー、せんぱいに手出したら本気で許さないからね!」
平賀迅:「おっと……まあ、風紀委員というのは、いなくなっても代わりがいるのだ。組織の強みだな! だから!」 声を大にして
平賀迅:「代えの利く風紀委員ではなく、朝倉侑生にしかできない事をするが良いさ!」
平賀迅:「……いや君の事情はサッパリ何も知らんが。フフフ、どうだ。ちょっとは励ましになったかね!!」
朝倉侑生:「………あは。むっかつく!」
朝倉侑生:「絶対お礼なんか言わないからね~っ。絶対有名になって、ぎゃふんと言わせてやるんだから」
GM@CHAOS:キミはその青年のそばを離れて歩いていく。
GM@CHAOS:キミのそばで風に吹かれた落ち葉が舞う。
GM@CHAOS:その時、キミのスマートフォンに通知が入る。
朝倉侑生:画面を見ます。
羽石夏澄:ラインの通知。『夏澄です!羽石です!』と表示されている。
朝倉侑生:「およ」
朝倉侑生:「もー、皆して…」呟きながらチャット画面を開きます。
羽石夏澄:チャット画面を開くと、メッセージがまたひとつ流れてくる。
羽石夏澄:『とつぜんごめんなさい!(>人<;)ミナちゃんにお話、聞きました?。もっとおはなししてみたかったのでざんねんです』
朝倉侑生:「ボクのアカウント教えたのは…まあ、ミナちゃんかな~」てくてくと歩く。歩き続けてる。
朝倉侑生:「やっぱり」メッセージを見て笑う。既読の表示がつく。まだ返信は打たない。
羽石夏澄:絵文字を交えながらメッセージは続く。
羽石夏澄:『あさくらくん、すごーく強くて、キラキラ・+。*して、かっこよかったo(^▽^)oです!もー、くやしいぐらいです。(つ_;)』
羽石夏澄:『そんなあさくらくんと戦う機会が…えーと、なくなるとは言いません。言いませんけど、とおくなっちゃうのも、なんかもー、くやしー!(_X_X)_』
羽石夏澄:『やられっぱなしじゃ、ぜったい終わらないんですからねー!o(`・∧・´)o』
羽石夏澄:奇妙なネズミのキャラクターがファイティングポーズをとっているスタンプが貼られる。
朝倉侑生:『夏澄ちゃんがやられてなんか』『ないよ笑』返信する。
羽石夏澄:『えーー!!』『うっそだー!です!』
羽石夏澄:大げさに蛇のキャラクターが仰け反っているスタンプ。
朝倉侑生:『うそじゃないもん』『でも』
朝倉侑生:『Rファイトならいーよ』
朝倉侑生:ネコのキャラクターが手を上げているスタンプ。
羽石夏澄:『おー!いいですね!』『ぜひ!』『こんどは』
羽石夏澄:『いっしょに、危ないことしましょうね?☆ミ』
羽石夏澄:ものすごいゆるキャラのスタンプ。
朝倉侑生:ブッと噴出す。
朝倉侑生:「……な、何言ってるか分かってるのかなあ……」赤面しながら呟く。
朝倉侑生:「楽しいなら何よりだけどさー。ケガ、治ったみたいだし」
朝倉侑生:「女の子に悲しー顔はよくないもんねー」
朝倉侑生:そんなことを言いつつ、返信代わりのスタンプを返しなら、歩いていきます。
GM@CHAOS:スマートフォンをしまったキミは再び歩き出す。
GM@CHAOS:遠くの方からは朝練にいそしむ生徒たちの元気な声が聞こえる。
GM@CHAOS:そこでキミは1人の少女とすれ違う。
柳武歩:スポーツウェアに身を包み、鉄パイプを手に持って振り回している。
柳武歩:突き、払い、旋回させて止め、また突く。地道な反復練習だ。
朝倉侑生:「がんばってるねー」その姿を見ながら声をかける。
柳武歩:「お?朝倉じゃん」
柳武歩:軽く手を上げ、タオルで顔の汗を拭う。
柳武歩:「ま、才能無い分こういう努力しねーとな」
朝倉侑生:「努力するのも才能って言うよ~」
柳武歩:「へへ……そうかな」
柳武歩:笑いながら肩を竦める。そしてふと、朝倉君の荷物に気づく。
柳武歩:「朝倉はなんだ?その荷物」
朝倉侑生:「これから出発だからねー」
柳武歩:「出発?どこに」
朝倉侑生:「ボク、学校やめちゃうの」けろっと言います。
柳武歩:「!?」
柳武歩:一瞬目を丸くする。が、すぐに得心したように微笑む。
柳武歩:「ああ……なるほど。"あきらめちゃった事"、がんばってみるんだ?」
朝倉侑生:「話が早くてたっすかる!」目を輝かせて笑う。
柳武歩:少し真面目な顔をして朝倉君と向き合う。
柳武歩:「朝倉。お前も知らねえわけじゃないだろうけどさ」
柳武歩:「……外は、このガッコよりずっと厳しいだろ。ここじゃみんなが優しくて、俺らは守られてるから」
朝倉侑生:「……そだね。何せ、ここは学校だから」
柳武歩:「だから、ぜってー無理はすんなよな。頼れる奴には頼れよ」
朝倉侑生:「うん。…歩ちゃんの言うことは、なんか素直に聞いちゃうなー」
柳武歩:「ふふ。よしよし、素直に聞いてがんばっとけ。お前の活躍、楽しみにしてっから」
朝倉侑生:「あはは、ちゃんとニュースとかチェックしてよね~」
柳武歩:「おう。見る見る!あとは、あれだ」
朝倉侑生:「うんー?」
柳武歩:「一文字に変なちょっかい出す奴がいたら俺がブッ飛ばしとくから。安心しとけ」
朝倉侑生:「あっは!」心底うれしそうに笑う。「ボク、歩ちゃんのこと、ほんとに応援してるから」
朝倉侑生:ぱちんと指を鳴らす。《スポットライト》。朝日の中、小さな光が歩ちゃんの横顔を照らす。
GM@CHAOS:少女の綺麗な横顔が光に照らし出される。
朝倉侑生:「こーやって、歩ちゃんの頑張ってるとことかさ、かわいーとことかさ、ボクは知ってるから」
朝倉侑生:「忘れないでね★」ウインク。
柳武歩:「うは。なんか、照れくせえけど」
柳武歩:「……うん。お前に貰った言葉も、ずっと覚えてるからな!」
柳武歩:ニッと笑って手を上げる。
柳武歩:「じゃーなっ」
朝倉侑生:「ばーいばい!」
朝倉侑生:わざとらしく投げキッスを飛ばす。笑いながら歩み進める。
GM@CHAOS:キミは少女と別れて再び歩き出す。
GM@CHAOS:重い荷物を引きずっていたキミはようやく波止場へとたどりつく。
GM@CHAOS:キミの目の前には本土行きの小さな船が停まっていた。
GM@CHAOS:水面が揺れている。仄かな潮の匂いがする。
GM@CHAOS:学園都市にやって来た時と同じ光景だ。
朝倉侑生:ちょっと遅くなっちゃったなあ、と思いつつ、海岸を眺める。目を細める。
夏川ミナ:じゃあ、すごい勢いで突風が巻き起こりますね。
夏川ミナ:どこかで見たような風紀委員の少女が侑生君の横を猛烈なスピードで駆け抜けていって、
夏川ミナ:「……!」 戻ってくる。
夏川ミナ:「はーっ……ハァーッ……」
GM@CHAOS:キミの目の前には戻ってきた少女の姿がある。
朝倉侑生:突風が巻き起こり、巻き込まれ、セットした髪が崩れる。
夏川ミナ:「はあ……はあ………………ぜー……」
芙蓉堂太一:「あー、夏川さん、速い、速いよー」後ろからとことこと糸目の少年が走ってくる。
朝倉侑生:なんなら勢いで尻餅をついた。
夏川ミナ:「ハーッ……あな、あなたが遅……おそ……」
夏川ミナ:「ハァーッ……ふう……」
朝倉侑生:「ミナちゃん、落ち着いて。ゆっくり、ゆっくりだよ~」
芙蓉堂太一:「大丈夫? 朝倉くん」起こすの手伝いましょうか。
朝倉侑生:「二人とも、来てくれたんだー…」手伝われます。
芙蓉堂太一:「そりゃあ、さすがにびっくりしたからねえ」よいしょ、と引っ張ってあげる。
夏川ミナ:助け起こされる侑生くんを、どこか不機嫌そうな顔で見てます。眉をひそめて唇も少し尖らせている。
夏川ミナ:「びっくりするに決まっています」
夏川ミナ:「いきなり、そんな……なぜ……」
芙蓉堂太一:「夏川さんに、いつ発つのか調べろって詰め寄られた」肩をすくめる。
朝倉侑生:「あはー」
朝倉侑生:「んー、まあ、一人でこっそり出発した方がカッコいいかなーって…。わざわざ見送られるの恥ずかしいしー」
夏川ミナ:「決定なのですか」 めちゃくちゃ不機嫌そうに尋ねる。
夏川ミナ:「出て行くのは、もう、決定?」
朝倉侑生:「受理されちゃった★」
夏川ミナ:右腕を伸ばして、どんっと侑生君を突き飛ばします。
夏川ミナ:追加でもう一回、二回。かなり力が入っている。
朝倉侑生:「しょーがないでしょ、もー……あう、あう」
芙蓉堂太一:「夏川さん、こらこら」
朝倉侑生:「痛い、痛いよミナちゃ……」
朝倉侑生:困ったように笑って太一くんを見る。
夏川ミナ:「……ううう」
芙蓉堂太一:「その辺でねー」肩をぽんと叩いてやる。
朝倉侑生:「ごめん、とか、言えないや。でもごめんね。ミナちゃん」
夏川ミナ:顔を上げると、もう、ありえないくらいボロボロ泣いている。
朝倉侑生:「ミナちゃんがそんなに思ってくれるなんてさ。思ってなかったや」
夏川ミナ:芙蓉堂くんの手も振り払って、俯いて、ずっと泣いてます。
朝倉侑生:「………本当に」その表情を見て改めてビックリする。
芙蓉堂太一:「……」
夏川ミナ:「せ、せっかく……せっかく、アカデミアが、元通りに……なったのに……」
夏川ミナ:「なんで……」
夏川ミナ:「やだ……嫌です……」
朝倉侑生:「……なんでなんだろ。色んなことあったから、一言で言えないや」
朝倉侑生:「…ミナちゃんに話したらさ、余計に傷つけちゃう気もするし」
夏川ミナ:「……」 自分を気遣ってくれたその言葉を聞いて、また泣き出す。
夏川ミナ:私のかわりに説得しろ、とでも言わんばかりに芙蓉堂君の背中をばしばし叩きます。
芙蓉堂太一:「いたいいたい」前に押し出される。
芙蓉堂太一:「……えーと。そうだなあ。三人でアルマテーラ様の案内したの、もうずいぶん前みたいだね」
朝倉侑生:「そーだねー。水族館行ったり、楽しかったねー」
芙蓉堂太一:「あの時、僕は君の外での活躍のこと、知らなかったんだ。島のことしか見てなかったから。結構悔しかったよ」
朝倉侑生:「……うん。やっぱさ、アカデミアじゃ、アカデミアのことばかりになっちゃうから」
朝倉侑生:「オーヴァードになって、アカデミアに来てからさ…。それでもしょうがないかな、って思ってたんだけど」
朝倉侑生:「戦争が起きてさ。全部の生活がひっくり返っちゃうの、また体験して」
朝倉侑生:「……なんかさー、ただ、流されるばっかりじゃなくてさ…。本当にやりたい事、やりたくなっちゃって」
芙蓉堂太一:「うん」頷く。
芙蓉堂太一:「夏川さん、あの頃はそんな風に泣いたりしなかったでしょ。僕だって島の外のことに興味なかった。……朝倉くんだって変わるよね」
芙蓉堂太一:泣いている夏川さんを見る。
芙蓉堂太一:「だからさ。僕は……行ってきな、って思うよ」
朝倉侑生:「アカデミアじゃ、ボクは絶対一番にはなれないの」ミナちゃんを見る。
朝倉侑生:「だから、一番になれるとこ、探しに行くんだ」
夏川ミナ:「ふぐ……うう……」
芙蓉堂太一:「僕より先に出てくのは、先を越された気がしてあれだけど。これでも応援してるんだよね」腕を組む。
朝倉侑生:「あはは、ぶさいくー」ミナちゃんの泣き顔を見て笑う。
夏川ミナ:もう叩く気力すらないので、ぐずぐずと涙を拭っている。
芙蓉堂太一:「夏川さんティッシュいる? 僕が泣かしたのかと思われたら大変だよ」
朝倉侑生:「太一くんはまだ退学しちゃだめだよー。ミナちゃんが死んじゃう」
芙蓉堂太一:「退学はしないよー。もうちょっと頑張ってから、ちゃんと卒業する」
朝倉侑生:「優等生だもんね」
GM@CHAOS:汽笛が鳴る。じきに出航の時間だ。
芙蓉堂太一:少し恥ずかしそうに笑う。
夏川ミナ:二人が話してるところに強引に突っ込んでいって、二人の手を取ります。
朝倉侑生:「おわ」
芙蓉堂太一:「ん?」
夏川ミナ:「や……約束……」
夏川ミナ:「おねがいします。今日で最後じゃないと」
夏川ミナ:「また……うううう」 また泣き出しそうになるのを、なんとか堪える。
夏川ミナ:「また……みんなで一緒に、ワーテルローや、水族館に……」
夏川ミナ:「また会えるよって……最後じゃないよって……」
朝倉侑生:「今度は一緒にクリームソーダ飲もーね」
朝倉侑生:「太一くんも、王女様も一緒にねー」
芙蓉堂太一:「そだねえ。たまには僕も甘いものいっとくか」
朝倉侑生:「あは!オットナー」
夏川ミナ:「ううう」
朝倉侑生:「太一くーん、年上なんだからさー、いい具合に締めてよー」
朝倉侑生:「円陣組む?どーするー?」
芙蓉堂太一:「え、締めるの?」
朝倉侑生:「締めないの?」
芙蓉堂太一:「あー、じゃあさ。あれやっとく?」手を差し出す。
朝倉侑生:「だよね★」手を出す。「ほーらー、ミナちゃんもー」
夏川ミナ:「……ふぐ」 手を伸ばす。袖口は涙でべちょべちょになっている。
朝倉侑生:「子供みたいー、泣き虫ー」ケラケラ笑っている。
芙蓉堂太一:「……後でティッシュ一袋あげるから、それで拭きなね」
夏川ミナ:先走ったりはしない。手を重ねて、じっと号令を待ってます。
朝倉侑生:ミナちゃんに微笑んで、そして太一くんを見ます。
芙蓉堂太一:手と手を重ね、息を吸い込む。
芙蓉堂太一:「アカデミアッ! オー!」
朝倉侑生:「おーっ★」
夏川ミナ:「………………」
夏川ミナ:「…………おー!!」
朝倉侑生:「あはっ」笑う。
朝倉侑生:「あはははははっ!」
芙蓉堂太一:「はは」
夏川ミナ:「うああああーん!」
GM@CHAOS:静かな埠頭に少年少女の爽やかな笑い声と泣き声が響く。
夏川ミナ:最後まで大泣きしながら見送ります。
GM@CHAOS:もう一度汽笛の音が鳴る。今度こそ出航の時間だ。
朝倉侑生:軽快な足取りで船に乗り込む。
GM@CHAOS:うっすらとかかっていた霧が晴れる。
芙蓉堂太一:軽く手を振って見送る。
朝倉侑生:笑って、大きく手を振ります。
GM@CHAOS:キミが乗り込むと船はゆっくりと学園島を離れていく。
夏川ミナ:隣の芙蓉堂くんの腕にしがみついてましたが、最後に顔を上げてちゃんと手を振ります。
GM@CHAOS:波止場には船を見送る人が残っている。
夏川ミナ:「元気でねーーーー!」
夏川ミナ:「またねーーー!」
朝倉侑生:「ミナちゃんもねーーーーっ!」
朝倉侑生:「太一くんもーーーーっ、またねーーーっ!」
GM@CHAOS:次第に船と港との距離は離れていく。
芙蓉堂太一:「うん。またね」透明の小鳥を飛ばす。《空の楽器》。小鳥は声を届けただろう。
朝倉侑生:「はは、…ほんと、あったかいなー、もう」息をつく。遠く、遠くになる海岸を見る。
GM@CHAOS:港に残った人たちの姿も徐々に小さくなる。
朝倉侑生:小さくなる学園島を見ながらスマートフォンで出発を連絡、相手はクラインおじさん。
朝倉侑生:「……船に乗ったよ~、うん、そう」相槌をはさみつつ。「…本土に戻ったら、どーしよっかなって」
朝倉侑生:「芸能界に復帰するのはもちろんだけどさー、ねー、今は留学中ってことになってるんだけど、ボク」
朝倉侑生:「本当に外国に行ってみるのもいいかなって…、色々、考えて」
朝倉侑生:「…あ、でも、行きたいとこあるんだ。うん、内緒。あは」
朝倉侑生:話し、通話を終える。目を細める。もう見えない、学園島。制服を着るのも今日が最後だ。もう少ししたら、着替えよう。
朝倉侑生:「楽しかったなー」
朝倉侑生:「ばーいばーい」
朝倉侑生:呟いて、踵を返した。
GM@CHAOS:学園島の港から見える船はもうだいぶ小さくなっている。
霧灯夢二:学園島の港から、去って行く船をカメラで撮影する。
霧灯夢二:「………。」映像を確認。手振れがないことを確認して、息を吐く。
霧灯夢二:付き合いは短かったが、共に争い戦った仲間が外の世界に旅立った。
霧灯夢二:「そうか……。」寂寥感とともに、どこか羨望を覚える。
霧灯夢二:自分は今まで、学園や部活動にしがみ付いていた。
霧灯夢二:「俺も……いつか……。」
霧灯夢二:スケッチブックを開き、絵を描く。
霧灯夢二:描いた船と少年は宙に浮きあがり、虚空に消えていく。
霧灯夢二:(また絵を描けるようになったら、いつか俺も……。)
霧灯夢二:今はまだ、描けない。だけれど、
霧灯夢二:この経験、この思い、自分の未来を、
霧灯夢二:描けるようになる日を祈りながら、船を見送る。
GM@CHAOS:少年の目の前で船は進んで征く。
GM@CHAOS:船に揺られるキミの視線の先では青い空が広がり、水面が揺れている。
朝倉侑生:「よしよし」トランクの中身を確認し、うなずいている。
朝倉侑生:「…そーいえば、フィーネちゃん、一回も連絡くれなかったなあ」
朝倉侑生:「いーけどー」
滝瑞果:顔を上げたその時、海の水面を沿うように、一筋の光が走る。
朝倉侑生:「……」
朝倉侑生:「…ん?」
滝瑞果:光は、普通ではあり得ない曲線を描いて、空に登っていく。
滝瑞果:船の航路に対する、正確な追跡線(トラクトリックス)で。
朝倉侑生:ぽかんと口を空けて、それを見ている。
滝瑞果:光の一つが空で弾けて、小さな花火のような瞬きを作る。
滝瑞果:パン
滝瑞果:決して大げさでなく、音もかすかにしか聞こえない。
滝瑞果:学生か誰かが、拙く作ったような淡い輝きで、
滝瑞果:朝倉侑生の光の力とは比べるべくもない。
滝瑞果:パン           パン
朝倉侑生:「――………きれい」青空に瞬く光を見る。
朝倉侑生:どれだけ大きな光を生み出しても、学園を照らしても、皆が自分を見てくれることはないんだと思ったし、そう諦めてる。
朝倉侑生:でも、誰かが、例えば悲しい思いをした女の子が、自分のおかげで前を向くことができたらいいな、とも思った。
朝倉侑生:それだけの話だ。
滝瑞果:どうしようもない暗闇のなかで、心を照らしてくれた光があったとして
滝瑞果:それが、外の世界に旅立つとして
滝瑞果:もっと多くの人達に、その輝きを見てもらいたいと思う。
滝瑞果:せめて、その光の道行きには、祝福があるようにと。
滝瑞果:ただ、空の一つに留まっているのではなく……
滝瑞果:それでも太陽が動く世界であってほしいと。
滝瑞果:埠頭の端に立って、丸い地平線に隠れてゆく船の背を見る。
滝瑞果:穏やかに目を閉じて、踵を返す。
滝瑞果:海風に銀色のポニーテールが揺れて、口元は微笑んでいる。
GM@CHAOS:少年と少女の願いが水平線上で交錯した。
GM@CHAOS:その願いはきっと誰かの心に届いたのだろう。
GM@CHAOS:そして、それはもしいつか輝いた光が消えそうになっても、どこまでも続いていくはずだ。

GM@CHAOS:ダブルクロスThe 3rd Editionオーヴァードアカデミア『揺れるデイ・アフター・ウォー』
GM@CHAOS:全てのエンディングフェイズをこれで終了します!
GM@CHAOS:皆さん、お疲れ様でした!
朝倉侑生:おつかれさまでしたー
GM@LAW:おつかれさまでした!
柳武歩:おつかれさまでした!1
芙蓉堂太一:おつかれさまでした!
滝瑞果:おつかれさまでした!
夏川ミナ:おつかれさま……でし……た……!
平賀迅:お疲れ様でした!
霧灯夢二:お疲れ様でした!
羽石夏澄:おつかれさまでした!
ロコロコ:お疲れ様でした!

【経験点集計】

GM@LAW:それでは、経験点の集計を行います。
ロコロコ:おう
▼シナリオ経験点
GM@LAW:こちらは最大10点のところ、12点差し上げます。これでも少ないくらいですが。
朝倉侑生:大盤振る舞いだぜ
柳武歩:いただきます
芙蓉堂太一:いただきます……!
ロコロコ:わーい
霧灯夢二:すごいぜ
▼Eロイス
GM@LAW:Eロイスは以下の6点。
フィーネ(堕落の仮面)/悪夢の鏡像・変異する悪夢・破壊神顕現
ディオゲネスクラブ(節制の仮面)/悪意の伝染・闇の呼び声・虚実崩壊
▼Dロイス
GM@LAW:Dロイスは、
GM@LAW:クライン・ネバーエンズ/指導者
GM@LAW:CHAOS陣営にはこの1点を差し上げます。
GM@LAW:LAW陣営はこれに加えて、勝利陣営ボーナスとして
平賀迅/実験体
柳武歩/器物使い
霧灯夢二/亜純血:バロール
エリス・トリオン/想い人
GM@LAW:以上の4点を。つまり計5点です。
ロコロコ:やったー
平賀迅:なるほどな……
▼セッションに最後まで参加した
GM@LAW:全員に1点!
GM@LAW:これ本当に1点相当でいいのかなと言う気もするけど、とりあえず1点で!
GM@LAW:普段と重みがぜんぜん違うかんな……!
夏川ミナ:最後まで参加したよー
GM@CHAOS:みんな本当にありがとー!
柳武歩:イエー!
芙蓉堂太一:わーい!
エリス・トリオン:ああ、この一点だ
霧灯夢二:いえーい!
ロコロコ:わーい
エリス・トリオン:この一点のために、おれ、は・・・・・・
▼場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
GM@LAW:もちろん皆さんに1点!
GM@LAW:本当に皆……10人セッションに長いこと付き合ってくれてありがとう……
羽石夏澄:楽しかったです
柳武歩:GMもな…というかGMマジ…いや、後でも言うけど
▼よいロールプレイをした
▼他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
▼セッションの進行を助けた
GM@LAW:こちらも全員に1点差し上げます。
GM@LAW:おそらく確実に、今ちょっと話して!とかだと全ッ然尺が足りないと思うので
GM@LAW:見学室や、後日なりに、じっくりがっつり話してほしいな!
夏川ミナ:ぜったい足りません
芙蓉堂太一:多分カオスになる!
ロコロコ:話してやるとも
柳武歩:無論!
GM@CHAOS:個別にいいところはあとでTLとかお疲れ様会とかでゆっくり話してくれよな!
GM@LAW:すみませんが、今日はまだプログラムが残ってるゆえ!
GM@LAW:ここまででLAWが27点、CHAOSが23点のはずです。
GM@LAW:ここにタイタスになってないSロイス+最終侵蝕点を足した数字が、獲得経験点になります。
ロコロコ:そうなのかな
GM@LAW:何点になりましたか?
ロコロコ:27点!
エリス・トリオン:26かな
芙蓉堂太一:35点かな
平賀迅:追加振りで0だしSロイスも取っていないので0なので23点です
夏川ミナ:27+2倍振りの3+迅へのSロイスで5点。35点のはず。
霧灯夢二:Sロイスなし、二倍で帰還の26点です。
柳武歩:一倍だけど侵蝕下がりすぎて4点、Sロイスは…ので、27点です
羽石夏澄:Sロイスなし、一倍帰還で28点ですね
朝倉侑生:Sロイス昇華したし、二倍ぶりで30点です
滝瑞果:Sロイスなし、1倍帰還の70割りで31点。
GM@LAW:C((30+31+35+27+35+23+27+26+26+28)/6)
DoubleCross : 計算結果 → 48

夏川ミナ:GMは90点くらい貰ってもいいと思う
朝倉侑生:私もそう思う
柳武歩:許される
めかぶさん 30点
珪素さん 31点
ささささん 35点
ぺんさん 27点
クオンタムさん 35点

馴染さん 23点
CATさん 27点
猫口さん 26点
アスハルさん 26点
優水さん 28点

GM(すかいはい) 48点
GM(DT) 48点
芙蓉堂太一:割らないでいいと思う
平賀迅:わかる
GM@LAW:ご査収ください。
ロコロコ:もるあ
ロコロコ:もらう
柳武歩:もらったァ!
夏川ミナ:ヤッタッター
GM@CHAOS:みなさんもらってください!
羽石夏澄:もらいまーす
平賀迅:23てんも・・・つかいきれるかなあ
朝倉侑生:やったったったー!
霧灯夢二:itadakimasu
芙蓉堂太一:いただきます!
滝瑞果:もらった
GM@LAW:経験点配布はおわりです!おつかれさまでした!
GM@CHAOS:お疲れ様でしたー!
ロコロコ:つかれた
羽石夏澄:さまでしたー!
柳武歩:お疲れ様でした!
平賀迅:お疲れ様でした!
霧灯夢二:おつかれさまでした!
滝瑞果:お疲れ様です!
GM@CHAOS:それでは、経験点の配布が終わりましたので。
平賀迅:長く……長く楽しい戦いだった
GM@CHAOS:最後にマスターシーンを行います。
夏川ミナ:おお

【マスターシーン】

GM@CHAOS:うっすらと雪の積もった山中にある開けた土地。
GM@CHAOS:そこには石と鉄で作られた簡素な墓標がいくつも並んでいる。
GM@CHAOS:キミは、その中のある墓の前へとやってきた。
GM@CHAOS:空は抜けるような青空で、大気も冷たく澄んでいた。
朝倉侑生:白い息を吐く。墓に記された名前を見る。
朝倉侑生:大半の私服の奥、トランクに詰め込んだもの。
朝倉侑生:色とりどりの花束をひとつ。
朝倉侑生:崩れたブロックの欠片を拾って積み重ねたら、小さな船が出来上がったので、それをひとつ。
朝倉侑生:目を閉じる。手を合わせる。
朝倉侑生:静謐な空間で、鎮魂を祈る。
朝倉侑生:三万人と10人が及ばない、たった一人の女の子に。
朝倉侑生:やりたいことの、最初のひとつ。
朝倉侑生:次は何をしようか。
GM@CHAOS:キミは故郷の街を目指して力強く歩き出す。
GM@CHAOS:キミのこれからの道は可能性に溢れている。
GM@CHAOS:流星は、きっと空へと還るだろう。
GM@CHAOS:どんなあり得ない曲線を描いてでも、必ず。







【OVERED ACADEMIA/World-Shaking Day After War】



■GM

【メインGM】
【企画】
【シナリオ】
【トレーラー・ハンドアウト】 :すかいはい
【対決イベント作成】
【進行(合同・CHAOS陣営)】

【サブGM】
【特設ページ作成】
【MAP作成】
【ボスデータ作成】   :DT
【進行(LAW陣営)】
【ログ編集】


■出演


【朝倉侑生】 :めかぶ

【滝瑞果】 :珪素

【芙蓉堂太一】 :さささ

【ロコ・ロコ・ベントゥーラ】 :ぺんさん

【夏川ミナ】 :クオンタム

【平賀迅】 :馴染

【柳武歩】 :CAT

【霧灯夢二】 :猫口@

【エリス・トリオン】 :アスハル

【羽石夏澄】 :優水


【フィーネ】
【クライン・ネバーエンズ】
【神門美典】
【山縣亜鷺】
【影■■■】
【"男装番長"】
【"馬面番長"】
【高井スカイ】
【三吹いのり】
【若槻常陸】
【仁木洋美】
【"カルペ・ディエム"】     :DT
【ヒイラギ】
【レイミー・レインウッド】
【エリス・トリオン?】
【矢鱈考助】
【片山樋一】
【"ファルシオン"】
【"コランダム"】
【"プリースト"】
【"バロン"】
【"グラディウス"】
【"トパーズ"】
【"アコライト"】
【"ナイト"】
【"旧き裂き手"】


【三崎優】
【シュラ】
【内灘幸一郎】
【進藤労務】
【無道ささき】
【若槻かずさ】
【天龍寺マヤカ】
【オピス・プロパトール】
【"プラネータ"】
【"マスターブレイド"】
【赤手みあ】
【柿木木市】
【凡打工作】       :すかいはい
【改心した王のミイラ】
【関月夜】
【甲斐断二】
【美袋晴子】
【折田翼】
【神城一叶】
【大和猛流】
【長牧彼方】
【神城叶】
【天田秋星】


【ベアトリス・ハックマン】
【宇賀神とわ】      :すかいはい・DT
【祁答院さゆり】
【雲雀宏一】


【風魔悟】(特別出演) :猫口@

【フォース=ライブラリ】(特別出演) :米ット

【一文字命】(特別出演) :氷泉白夢

【エリーゼ高原】(特別出演) :しんごろ
【八伏正輝】(特別出演)

【アルテマーラ・フォンド・ティエラ】(特別出演) :CAT
【県初恵】(特別出演)


■会場提供

【くおんとふ2】 :クオンタム

【あれんとふ】 :マァアレダ


■システム

【ダブルクロスthe 3rd Editon】 :FarEast Amusement Research Co.,ltd



ダブルクロスthe 3rd Edition オーヴァードアカデミア 『揺れるデイ・アフター・ウォー』



Thank you for attending......




~Fine~




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