『バーリトゥード・ナイト』(GM:めかぶ)


メインログ | 雑談ログ

【関連セッション】
 『白く黒いミゼールは黒く白い』

バーリトゥード・ナイト

“ステイルメイト”香上(かがみ)進一郎(しんいちろう)キャラシート(PC1:ガントス)
“ミクトラン”倉間(くらま)美舞(みま)キャラシート(PC2:DT)

【Index】

オープニング:倉間美舞
オープニング:香上進一郎
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
クライマックス
エンディング:倉間美舞
エンディング:香上進一郎
エンディング:香上進一郎&倉間美舞

【プリプレイ】

GM:では『バーリトゥード・ナイト』、進行していきますね。
GM:まずは自己紹介からやっていきましょう。
GM:キャラシを貼って、名前や所属など自己紹介をお願いします。
GM:まずはPC1の香上くんから!
香上進一郎:はい!
香上進一郎キャラシート
香上進一郎:バーリトゥード・ナイトのバーリトゥードが得意な方の香上進一郎です。
香上進一郎:16さい。九株市UGN支部のチルドレンやってます。
GM:16さいだって かわいいねえ
香上進一郎:上背はそこそこ、ガタイはよさげの、割りと堅物というか頭でっかちなところがある男です。
香上進一郎:趣味はボードゲームです。支部で2番目の実力を持っているとの噂があります。ほんとか?
GM:そうだったの!?
GM:1番目ではないのがポイントです ファンのみんな
香上進一郎:九株市ボードゲーム倶楽部、部員募集中!(現在2名)
香上進一郎:過去にオーヴァードに覚醒した際、力の制御が出来ず家族を巻き込んでしまったことを悔やんでおり
香上進一郎:そんな経緯から自らUGNの門戸を叩き、努力してレネゲイドを扱う術を会得!
GM:えらいのだ!
香上進一郎:その力を行使しつつ気のいい先輩や口の悪い同期に囲まれながら日々街の治安を守っています。
GM:おやおやまあまあ
香上進一郎:シンドロームはモル/ノイ。能力は自らの身体を文字通り爆発させてすごい威力のステゴロで戦う脳筋戦法ですね。
GM:かっこいいのだぞ
香上進一郎:装甲無視のブラストフォーカスくんにストライクモードで拳をぶっ壊しつついい火力を出したり
香上進一郎:死亡時にラスアクでワンモア出来たりします。今回はみまちが復讐型だからあんまり出番ないかも。
GM:どうなるかな~
香上進一郎:16さいらしく高校にも通っているので、今回そこから物語が始まると伺っています。
香上進一郎:どうなるのか……楽しみだぜ!そんな感じです!
GM:は~~い!ありがとうございますっ
GM:ではそんなスクールライフが垣間見えるとウワサのハンドアウトを改めて確認していきましょう
PC1 ハンドアウト: シナリオロイス:灰島潮(はいじま・うしお) 推奨感情:友情/不安
キミは九株市UGN支部に所属するUGNチルドレンだ。
クラスメイトの灰島潮は少し無鉄砲なところのある陽気な男子生徒で、キミの気の置けない友人である。
とある日、キミは灰島に「幽霊から留守番電話がかかってきた」と伝言記録を聞かされる。
その伝言記録には、オーヴァードだけが聞くことのできる救援メッセージが仕込まれていた。
彼は何か事件に巻き込まれているのかもしれない。キミは密かに調査を開始することにした。
香上進一郎:灰島~!トラブルメーカーめが~! しょうがないなあ。
GM:灰島くんは能天気でアホで人懐っこい今どきの若者な男の子です。
香上進一郎:気がめちゃくちゃ合いそう
GM:せっかくだからやっていきましょうね! じゃれあい・日常・描写を
香上進一郎:じゃれあうぜ
香上進一郎:あとそうだ 今回のシート以前と……
香上進一郎:ロイスが異なっています……それだけ 尊敬している芳井先輩を追加した以外には特筆すべき点はないが……
GM:ふ~~~~ん
香上進一郎:ないのだ
倉間美舞:っへ~~~
GM:なんだろうな このWHは………
GM:ではそんなところで自己紹介を交代しましょう
GM:ちょうどいらっしゃったPC2の倉間さん!自己紹介をお願いします~
倉間美舞:は~い
倉間美舞キャラシート
倉間美舞:バーリトゥード・ナイトのナイトの使い方が圧倒的に上手い方の倉間美舞です。
倉間美舞:16さい。九株市UGN支部のチルドレンやってます。
GM:16さいだって 同い年だよお
倉間美舞:上背はそこそこ、すらっとした体格の、割りと不良というかガラの悪いところがある女です。
GM:みまちゃんは言葉遣いがときどきやばいんだよねえ
倉間美舞:やばくねえすって
香上進一郎:やばいです
倉間美舞:趣味はボードゲームです。支部で1番目の実力を持っています。周りが弱いだけかも
GM:部員募集中!(現在2名)
倉間美舞:遺産種別:聖者の遺骨の適合者で、冥府“ミクトラン”より取り戻された、前世界の人類の骨だとか。
倉間美舞:それを体外に引き出して血塗りの骨刃として棍棒に仕込む暴力的な戦闘スタイルです。
GM:血なまぐさ!
倉間美舞:シンドロームはキュマイラ・バロール・ブラム=ストーカー。
倉間美舞:係数は高いものの一発当ててからしか効果を発揮しない《朱色の大斧》というエフェクトを
倉間美舞:《時間凍結》からの自分殴りでさっさと起動。
倉間美舞:その後は威力の上がった《復讐の刃》を構えて振り続けます。
GM:また面白いこと考えますよねえ
倉間美舞:集中力がないのでコンセントレイトもない!反撃だけで頑張ります
GM:ほんとだ!ない!頑張って反撃祭りしてください
倉間美舞:《紡ぎの魔眼》とブラックダイヤモンドがあるので戦闘以外の実務でも役に立ちます みまがんばります
GM:みまちゃんは優秀だねえ がんばってえ~
倉間美舞:香上ボコす!
香上進一郎:できるといいねえ~
倉間美舞:いつもしてんだろ
香上進一郎:?
GM:では決意を新たに、今回の倉間さんのハンドアウトを確認していきますね
倉間美舞:うい!
PC2 ハンドアウト: シナリオロイス:"外郎売り" 推奨感情:尽力/隔意
キミは九株市UGN支部に所属するUGNチルドレンだ。
"外郎売り"はフリーランスの武器商人で、キミの悪友のような存在だ。
後ろ暗い逸話も絶えない彼女だが、近頃はなにやら「厄介な客がいて困っている」のだという。
そんな近況を聞いた数日後、"外郎売り"は煙のように姿を消してしまった。
何かトラブルに巻き込まれたのかもしれない。キミは彼女の行方を調べることにした。
GM:なんとフリーランスの武器商人の悪友がいたらしいです
GM:しかも行方不明になります
倉間美舞:そうだったとは……知らなかった
倉間美舞:もしかして……PC初稼働だからかな
GM:……!
GM:"外郎売り"はかなり胡散臭く、雑魚っぽい女なので
GM:(まあ泳がせてやるか…)くらいの友情度でもオッケーです
倉間美舞:雑魚にはなれてます
GM:さすがあしらいになれてるんだなあ
倉間美舞:なるほどね 冷めてそうな感じはありますね
香上進一郎:かがみをみなさい
香上進一郎:ぼくのことをさしてるのではありません
GM:見てやりな
倉間美舞:ガン見すっか
香上進一郎:(メンチを切る間)
GM:今回はずっとこの感じでお送りするぞ ファンの皆!刮目せよ!
GM:というわけで最後にトレーラーを確認し
GM:うおおやるぞという気持ちになってセッションを開始していきましょう
倉間美舞:わくわく

■トレーラー 昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
そんなもののほうがマシだ。明日よりも酷い明後日よりは。

某県九株市。
大規模FHセル同士の対立関係を背景に、それぞれの息のかかったギルドと鴻央会の諍いが跡を絶たない犯罪都市。

これは、ギルド・鴻央会の要人が逮捕され、三組織に膠着と混乱が渦巻く最中に起きた物語。
とある少年の元に届いた謎の伝言記録は、超人だけが受け取れる救援の叫び。
追い求める先にあるのは、果たして。

審判の鐘は鳴らない。ルール無用の夜が始まる。


ダブルクロス the 3rd edition『バーリトゥード・ナイト』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
香上進一郎:ハラハラ…
GM:ウラハラッ
GM:うおおやるぞ!よろしくお願いしま~す!
香上進一郎:先輩たち かつとこみてて よろしくおねがいします~!
倉間美舞:うおおやるぞ よろしくお願いします!


【オープニング:倉間美舞】

GM:まずは倉間さんのOPから。
GM:侵蝕率をあげて登場してね
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (37 → 41)
GM:このシーンはキミと外郎売りがだらだらファミレスで喋る女子会トーク場面をやって交流を深めたあと
GM:外郎売りがなんか忘れ物してる おいおいしょうがねえ届けるか…ってしたら
GM:家がもぬけの殻で 外郎売りが行方不明であることが発覚するという導入シーンです
倉間美舞:理解をしました
GM:だらだらファミレストークからやっていきましょう!


GM:【ファミリーレストラン「イリシーズ」】
GM:この地方に店舗展開している、安価で知られるチェーンのファミリーレストラン。
GM:ここ九株市、繫華街のメインストリートにも数店舗構えている。
GM:その中でも、もっとも客層の悪い店舗が、キミと"外郎売り"との待ち合わせ場所だった。
GM:キミはファミリーレストランの席に座っている。"外郎売り"はまだ来ていない。
GM:約束した時間よりだいたい30分前後遅れてくる女だ。
倉間美舞:勝手に注文して料理を食べている。待つ気がない。
外郎売り:「おつ〜〜〜」そこにやってきます。
倉間美舞:ひき肉増量したボロネーゼとサイドのウインナー。
倉間美舞:「おせ~~~」
外郎売り:毛玉の浮いたスウェットを着た、いかにもだらしなそうな女。
外郎売り:「うん~~~?」 もぞもぞと耳元に手をやる。無線式のイヤホンを外す。
外郎売り:「なんか言った?」
倉間美舞:「答えなかったら奢りなつった」
外郎売り:「マジ? 金ない」 向いに座る。店員にドリンクバーを注文。
倉間美舞:「無職なのかよ」
倉間美舞:「あんだろこんだけ治安悪けりゃ」
倉間美舞:「直近ドコ捌いたよ」
外郎売り:「いやそれがマジ困ってて」
外郎売り:「…ん、あ、いや!待って」 ぐいっと身を乗り出す。
外郎売り:「てかUGNさんそろそろアタシと仕事してくれません? マジ良いもん取り揃えてますよ」
外郎売り:フリーランスの武器商人を営んでいる女だ。UGNとの取引経験はない。
倉間美舞:「うちの正規品に質勝てんの?」
倉間美舞:「つーか取引人の身元もバチバチに改めんぞ」
外郎売り:「…………」
外郎売り:「倉間のコネでさあ、そこはさあ」
外郎売り:「言い様に…神城の令嬢とか言ってくんない?」
倉間美舞:「ぶっ」吹き出しそうになる。
倉間美舞:「お笑い芸人つうわ」
外郎売り:「はあ~~? マジ、アタシの本気ナメんなよ」
倉間美舞:「あ?やってみろよ」
外郎売り:言いながら適当にジュースを取って来る。氷抜き、なみなみのコーラ。
外郎売り:しなを作る。「あらあ、おコーラなんて初めて飲みますわあ」
倉間美舞:「解像度がゴミ」紙ナプキンを取って首元につけて。
外郎売り:「うざっ。何? なんかできんの?」
倉間美舞:ナイフとフォークで優雅にウインナーを切って口に運ぶ。
外郎売り:「うわっ」ひく。「ドン引き」
倉間美舞:にこり、と微笑む。「美味しゅうございます」
倉間美舞:「最低限だろこれが」
外郎売り:「いやキッモ~~、ムリムリ……そんならオッサン相手に愛想売ってる方がなんぼも稼ぎやすいわ…」
倉間美舞:「やってんのかよ」
外郎売り:「やってんだけどさあ~……」
外郎売り:「…やっぱ酒いれていい?」
外郎売り:言いながら、答えを聞かず勝手に赤ワインを頼む。
倉間美舞:「金あんのかよ」
外郎売り:「あっ、ないわ」けらけら笑う。「まあ一杯くらいいけんでしょ」
倉間美舞:食べ終えて水をグビグビ飲む。「だからねーんだろ」
倉間美舞:「つーか」
倉間美舞:「本題しろや」
倉間美舞:「薄ら寒いセールスもどきで終わりじゃねえだろ」
外郎売り:「え~~」
外郎売り:「ただの愚痴だけど。良い?」
倉間美舞:「何」
外郎売り:赤ワインに動物のぬいぐるみを並べて写真を撮っている。
外郎売り:「いやさ~~、だから、さっき言ったじゃん。オッサン相手に愛想売って」
外郎売り:「しみったれた銃器さばいてどうにか生きてんですよ、こっちも」
倉間美舞:「で?キモい極みでも湧いたのかよ?」
外郎売り:「いやかわいー、ねこのあかちゃん」 赤ワインに動物のぬいぐるみを並べて写真を撮っている。
倉間美舞:「キショ……」
外郎売り:「は~~?」
外郎売り:「それでさあ、ヤバいのよ」
外郎売り:「なんか…そのオッサン、金を払う気があるんだがないんだか…」
外郎売り:「でもさあ、得意客なわけ。ここで付き合い切るわけにもいかないわけ」
倉間美舞:「ドコのやつだよそれ」
倉間美舞:「ヤ?」頬に十字を切る。
外郎売り:「まあ……へへ………」 ニヤニヤ笑う。
倉間美舞:「うわ~」
外郎売り:「いいっしょお、そちらさんに捕まるようなことしてませんよおこっちは」
外郎売り:「お客様から注文受けて商品売ってるだけですからあ」
外郎売り:「でもまあ……」赤ワインを煽る。
倉間美舞:「金もらってねえなら売ってねえじゃん」チョコサンデーを頼んでいる。
倉間美舞:「でもなんだよ」
外郎売り:「言おうと思ってたこと、いま、アンタが言った」
外郎売り:「も~~マジ最悪~~~」テーブルに突っ伏す。
外郎売り:「デカい案件来たとかハシャいだアタシのバカ~~~~」
倉間美舞:「貢ぎじゃん」
外郎売り:「キモすぎるんだけど~~」
倉間美舞:「オッサンに入れ込んで物贈っただけ」
外郎売り:「ね~~うざい~~」
外郎売り:ぐだぐだ揺れる。「…………倉間」
倉間美舞:「やだ」
外郎売り:「なんでよおおお」
外郎売り:「なんも言ってないじゃん!アタシ!」
倉間美舞:「なんにも得ねーし絶対ダルいこと言い出す気配だったろ」
外郎売り:「助けてまでとは言わないからさあ」
倉間美舞:「じゃあ何」
外郎売り:「……彼氏できた?」
倉間美舞:「……あ?」
外郎売り:「いや、なんか、さあ~」
外郎売り:「せめてもの癒しにさあ、女子高生の恋バナとかさあ」
外郎売り:「入れたいじゃん、身体に」
倉間美舞:「老人……」
外郎売り:「せめておばあちゃんにしてよお」
倉間美舞:「いいのかよそれは……次言ったらシメるぞ」
倉間美舞:チョコサンデーを受け取りながら。
倉間美舞:「話してやったろうが。それで足しにしろ」
外郎売り:「あはは」けらけら笑う。声色を少し、真面目なものにして。「いやでも、いいよ別に」
外郎売り:「うん、なんつーかさあ…」
外郎売り:「アタシたち、そういうんじゃないしょ。だから友達やれてんじゃん」
倉間美舞:「別に友達とかじゃねーけど」
倉間美舞:「お前みたいなのとツルんでねーと色々わかんねーから」
倉間美舞:「イヤイヤだよ。イヤイヤ」
倉間美舞:パフェを食べながら。
外郎売り:「分かってるよお、UGNさん」 赤ワインを揺らして、気にする様子もなく笑う。
外郎売り:「あってかね、聞いてよ、こないだ買ったんだけど、このポッズをさ…」
外郎売り:無線式のイヤホンを見せびらかす。そうして話題が流れる。
GM:そのようにキミ達はその日を過ごし、酔った"外郎売り"はそのまま席を立ち、
GM:買ったばかりと言った無線式のイヤホンをそのままテーブルに忘れていった。
GM:高価で、最新型のものだ。
GM:連絡すれば、『暇な時に家寄って置いてって~、適当に入っていいから』と返事。
GM:というわけで、その扱いはキミに委ねられた。
倉間美舞:ぶらっと向かう。そのためにではなく、近くに寄った時についでに。
GM:明らかに家賃が安そうな、古びたアパートだ。階段を上ると足音が強く響く。
倉間美舞:「カネの使い道がドヘタすぎるだろ……」
GM:廊下の奥が彼女の家だ。しんとしている。
倉間美舞:申し訳程度に戸を叩く。
GM:返事はない。
GM:普段であれば、生活音がしていもいいような時間帯。
GM:その気配すらない。
倉間美舞:『今居ねえの』とだけ連絡する。
GM:既読はつかない。
倉間美舞:『置いとく』と入れてドアを開けようとする。
GM:普通に、がちゃんと開く。
倉間美舞:「寝てんの?」押し入ってずんずん進む。
GM:部屋はいつも通りだ。物に溢れていて、商品のカタログがばら撒かれていて、汚くて、
GM:高価そうなアクセサリーやスマートフォンが粗雑にテーブルに放り投げられている。
GM:そして、家主だけがいない。
倉間美舞:「……」
倉間美舞:何も言わずアクセサリーやスマートフォンだけ奥の棚にまとめて突っ込んで仕舞う。
倉間美舞:そこにイヤホンも突っ込んである。
倉間美舞:「マジで汚ねーなこいつ……」
倉間美舞:掃除をする気は特になかったが、
倉間美舞:カタログの月号順がバラバラなのだけ直す。見ると腹が立つので。
倉間美舞:「つーか鍵閉めろやマジで……」
倉間美舞:「男にでも合鍵貸して……」また周囲を見る。汚い部屋を。
倉間美舞:「ねえな」そのまま呆れて部屋を後にした。
GM:そのまま、"外郎売り"からの連絡は途絶えた。
GM:いつ、どんなときにその家を見ることがあったとしても、窓に電気が灯っていることはなく。
GM:部屋の鍵は開いたままだ。


GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの"外郎売り"にロイスを取得してね 推奨感情は尽力(尽力!?)/隔意だよ
倉間美舞:え~
倉間美舞:“外郎売り”/庇護:○/不快感 で。
GM:あらあらあら
GM:素直じゃないんだから
倉間美舞:P取ってやってんだろ
GM:きゃ~♡


【オープニング:香上進一郎】

GM:では続いて香上くんのOPです。侵蝕率を上げて登場してね
香上進一郎:ウッス
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (38 → 43)
GM:5じゃん!
GM:幸先いいよ!
香上進一郎:すご! 5を出せた
GM:ではこのシーンはですね
GM:シナリオロイスの灰島潮と交流を深めつつ 幽霊からかかってきたという留守番電話を聞いてもらい
GM:おいおいこれオーヴァードのなんかじゃねえか…と事件を予感してもらう導入シーンでございます
香上進一郎:なんかじゃん なんかしなきゃ……
GM:なんか………
GM:じゃあやっていくぜ


GM:【県立九株北高校】
GM:この地域に住む中学生が希望進路を聞かれたとき、とりあえずといった顔で挙げるのが、だいたいこの学校だ。
GM:そこそこ堅い校風と、それなりに真面目な生徒たち、それなりにダサい制服。
GM:そして、キミの通う学校だ。通称はキタコー。
GM:ある日、休み時間。キミの前の座席に、友人がどさっと腰を下ろす。
灰島潮:「なー、香上ちゃあん」 クラスメイトの灰島潮だ。着崩した制服の男子生徒。
灰島潮:「格闘技とか興味あるう?」
灰島潮:くしゃくしゃした髪は、怒られないぎりぎりを狙ってワックスで整えている。
香上進一郎:皺一つない制服に身を包んだ少年が、姿勢よく座って。ちら、と少年に目を向けたあと。
香上進一郎:「かじってるくらいだけど」
香上進一郎:「ガラの悪いのにでも絡まれたのかよ」
香上進一郎:「灰島はチャラチャラしてるからな」
灰島潮:「うそっ、守ってくれんの? やっべえかっこよ」
香上進一郎:視線を机に戻し、こびり付いた汚れを消しゴムでごしごし、と落とすのを続ける。
灰島潮:ガタガタと椅子を揺らす。
香上進一郎:「言ってねえ」
灰島潮:「香上ちゃん体格良いもんな~…、あっ、じゃなくて」
灰島潮:「ちげーちげー! 俺がなんかしたワケじゃなくって」
灰島潮:「今度、総合格闘技のでかいイベントがあってさあ」
灰島潮:「俺ん家で、ヒト呼んで鑑賞会しね?つって誘ってんの」
灰島潮:スマートフォンでそのイベントページを開く。地上波で中継番組が放送されるらしい。
GM:通常のキミであれば、大抵、支部にいる時間帯と曜日だ。
香上進一郎:「むっ……」前々から好んで視聴していた番組だ。アーカイブも何度も繰り返し見ているが。
香上進一郎:「うわ。マジで見てえ」
灰島潮:「な~~~?」
香上進一郎:「けどゴメン。バイトあるわ」
灰島潮:「マジか」 バッと顔上げる。
灰島潮:「香上、わりといつもそれじゃね? シフトどうなってんの」
香上進一郎:「入れられる日は……ほぼほぼ入れてるし」
香上進一郎:「休日でも。偶に呼び出しくらう」
香上進一郎:「ま、金払いはいいし」
香上進一郎:「好きでやってるから」
灰島潮:「ふ~~~ん……」 キミの表情を見ながら首をひねる。
灰島潮:「まあ、香上ちゃんがいいならいいけどさあ…」
香上進一郎:「いや、こう見えてマジで悔しいからな」
灰島潮:「マジ?」ニカッと笑う。「全然見えねえのに」
香上進一郎:「こう見えて心は繊細なんだよ」
灰島潮:「ウケんだけど」
灰島潮:「でもそれなら、また香上が来れる日にやろうぜ。男だけの鑑賞会」
灰島潮:シュッシュとシャドーボクシングをする。
香上進一郎:「……ん」
香上進一郎:「は~~~。沁みるわ、お前の気遣い」
香上進一郎:「泣いていいか?教室のド真ん中で」
灰島潮:「なんでよ」物珍しそうに言う。「いや、これくらい普通じゃね?」
香上進一郎:はは、と笑って。
香上進一郎:「そだな。“普通”だ」
灰島潮:「あ~~~?」 首をひねる。「んだよ~~~」
灰島潮:「てか香上、聞いた噂の話していい? 倉間さんと夜二人で歩いてたってマジ?」
香上進一郎:ンでもねえよ、と振っていた手をぴたりと止めて。
香上進一郎:「あ? ああ……」
灰島潮:「マジなん?」
香上進一郎:「………?」
香上進一郎:意を掴みそこねている表情。
香上進一郎:「だから?」
灰島潮:「おおおおおおい」ガッと肩を組む。
灰島潮:「香上ちゃ~~ん、だからじゃねえだろ~~~~」
灰島潮:「俺とお前の仲だろ~~? いいじゃんよ素直に言ってくれても」
香上進一郎:岩を掴んでいるような感触。
灰島潮:「いやてか超かってえ」
香上進一郎:「いやマジで何??」
灰島潮:「はあ??」
灰島潮:「俺、倉間さんが男子と二人で話してるトコ見たことないですわよ?」
香上進一郎:「そうなんか……?」
香上進一郎:倉間とは。支部で腐るほど顔を突き合わせている。
香上進一郎:故に。お互い、わざわざ面と向かって距離を取ろう、とは約定を交わしたわけではないにせよ。
香上進一郎:お互いの所属の事情が事情だし。学校でまで、わざわざ話す必要性はないだろう……と。
香上進一郎:己は考えているし、たぶん、あいつもそうだろう。
灰島潮:「えっ何…??」 キミの顔を見てこっちも戸惑っている。
灰島潮:「じゃあどういう関係…?」
香上進一郎:ううん、と腕を組んで。
香上進一郎:昨日の“負け”が頭によぎり、ムカっぱらが立ってくる。あの野郎。
香上進一郎:「……バイト先が同じなだけだって」
香上進一郎:「たまたま帰る方向。同じだったから」
灰島潮:「ふう~~~~~………ん」
香上進一郎:「ンだその間は」
灰島潮:「いや~~~?別に~~~~~??」
灰島潮:「俺空気読める方だから、大丈夫、気にしないで」
灰島潮:そのまま、格闘技のイベントページを開いていたスマートフォンを操作する。
灰島潮:「じゃあしょうがねえな~、空気読めっから、俺、話題変えてやんよ」
香上進一郎:「読めてるというのかそれは……まあいいや」
香上進一郎:あまり突っ込まれても言葉に詰まるので。何だ何だとやや身を乗り出してみせる。
灰島潮:「俺さあ」ニヤニヤしている。
灰島潮:「幽霊から留守番電話きたかもしれなくてさ~~」
灰島潮:「聞く? 聞いてみない?」
香上進一郎:フ~ッ。と期待外れと言わんばかりに溜息をついて。
香上進一郎:「次、移動教室か。そろそろ準備した方がいんじゃね?」
灰島潮:「ちょっと香上ちゃあああん!」
灰島潮:「それは無いんじゃないのおお?」
灰島潮:「いやマジ、俺、これでバズ狙ってて、あれよ…抽出?ってやつ、しちゃったんだから」
香上進一郎:「抽出って……」
灰島潮:「いいから聞いて聞いて。送っから」 そのまま操作。キミのもとに音声ファイルが送られてくる。
香上進一郎:「大体、何を持って幽霊と判断……おい!」
香上進一郎:やや躊躇ってから、音声ファイルの再生ボタンをタップする。
灰島潮:「……もしかして」 その様子を見ながら言う。
灰島潮:「怖がってんの?」
香上進一郎:「は?」
灰島潮:「顔ヤバ」 笑う。
GM:その間に、キミの耳元で音声が流れる。
GM:ザザザ、と物音。しばらくの無言、そして、女の声。
???:『助けて……』
???:『………』
???:『………いやああッ!』 背後で男性の怒声、物音、ザッとノイズが走り録音は消える。
GM:ここで香上くんは〈RC〉で判定してください。難易度は6。
香上進一郎:ええ~ッ!?
香上進一郎:3dx+1>=6
DoubleCross : (3DX10+1>=6) → 5[1,1,5]+1 → 6 → 成功

香上進一郎:ギリ!
GM:ギリ!
GM:ではキミは気付くことができます。
GM:この女は《シークレットトーク》を使用し、オーヴァードだけが聞こえる音声を吹き込んでいる。
GM:もう一度聞けば詳細が分かるはずだ。
香上進一郎:どうしよう ここでもう一度聞いちゃっていいのかな?
GM:いいですよ! どうせオーヴァードはキミしかいないので
香上進一郎:なるほどね、では……
香上進一郎:煽られた怒りも瞬時に霧散するような内容の音声。
香上進一郎:スピーカーで再生していたのにも関わらず、女の大きな悲鳴に一瞥もくれないクラスメイト。
香上進一郎:「(この野郎……)」
香上進一郎:灰島がトラブルメーカーなのは今に始まったことではないが。過去イチのそれに頭を抱えつつ、ぎろりと睨んでから。
香上進一郎:もう一度だけ。再生を試みる。
香上進一郎:耳を傍立てて。備に聞き漏らしがないように。
GM:…音声が流れる。 キミのレネゲイドの力を使うことで、先ほど聞き漏らした彼女の声を、鮮明に聞くことができる。
???:『……あっ、あの』 再生と同時、女の声。
???:『これ聞いてる人、誰だか分かんないけど…聞こえるってことはオーヴァードでしょ!』
???:『ええと…あた、あたしは"外郎売り"! いま捕まってて、このままじゃ殺されるの! やばいの、助けて』
???:『警察じゃだめ、UGN、UGN呼んで…ええとええと』
???:『九株支部UGNに…、ここは…、ここどこだよ…、あっ、そうだ!あたしのこと捕まえたのは……、』
GM:物音。
???:『いやああッ!』
???:背後で男性の怒声、物音、ザッとノイズが走り録音は消える。
GM:先程と同様、再生が止まる。
香上進一郎:仲睦まじく喋る、同世代の笑い声が響く教室の中で。
香上進一郎:己だけが口を固く閉ざし。スマートフォンの画面、その一点だけを、石像のように見つめている。
香上進一郎:「灰島」
灰島潮:「どうしたのよ、やっぱ怖かったん?」 キミを見ながら、能天気に笑っている。
香上進一郎:ややあってから、ぽつりと友人の名を呼ぶ。
灰島潮:「なによ?」
香上進一郎:「実はな」
香上進一郎:「オレ……あるんだよね」
香上進一郎:「霊感」
灰島潮:「……………」
灰島潮:「マジ??」
香上進一郎:言葉を返さず、ただ彼の目を真っ直ぐに見つめている。真剣な表情だ。
香上進一郎:「これさ」
香上進一郎:「間違いなく……起きてるわ」
香上進一郎:「心霊現象」
灰島潮:「お……………」 キミのその様子に完全に気圧されている。
灰島潮:「おお………」
香上進一郎:「詳しく話すと、“触”られちゃうから。まあ、内容は言えねんだけど」
香上進一郎:「これ、手に入れたときのハナシとか」
香上進一郎:「詳しく、聞かせてくれねえかな」スクールバッグに、机の中の教科書を仕舞いこみながら。
香上進一郎:「今すぐ。外で」
灰島潮:「うわっ、お、おお」
灰島潮:(なんか…若干雰囲気違くない?気のせい?)
灰島潮:そう思いつつ、キミにコクコクと頷く。「なんかわかんねーけど…、分かった」
香上進一郎:「ん。フケさせた代わりにメシくらいは奢っから」
香上進一郎:「……出席日数大丈夫だったっけ。お前」
灰島潮:「それは……、香上ちゃんに言われたくねーって」カラカラと笑う。
灰島潮:「ハハハ。いいやつ」
香上進一郎:「………」やや眉根を寄せる。
香上進一郎:「うら、行くぞ。……駅前の“イリシーズ”でいいだろ」
灰島潮:「おっ、良いねえ。ドリア食おうぜ」
灰島潮:キミについて行く。
香上進一郎:あんま高えのはナシと、言葉を交わしつつ。
香上進一郎:スマートフォンに保存したファイルを、支部の解析班に、一筆添えて送っておく。
香上進一郎:“外郎売り”の名前に聞き覚えは無いが。
香上進一郎:「(次から次へと、全く)」
香上進一郎:当たり前のように笑う、友の顔を見ながら。
香上進一郎:ポケットの中の拳を、固く握りしめた。


GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの灰島潮にロイスを取得してね。推奨感情は友情/不安です!
香上進一郎:なるほどね~~!
香上進一郎:では……灰島潮 P○友情/N隔意 にしよかな!
GM:あら!N感情がひかりますね
GM:ありがとうございます~!
GM:ではこのシーンは以上やぜ


【ミドルフェイズ1】

GM:ではOPが終了したので、ミドルフェイズに入っていくよ!
GM:最初のシーン。シーンプレイヤーは倉間さん。全員登場です。
GM:二人とも侵蝕率を上げて登場してね!
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (41 → 44)
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (43 → 52)
香上進一郎:いつもの
倉間美舞:ヘタクソ~
GM:幸先が~~
香上進一郎:お前笑ってられるのもいまのうちやぞ
GM:ではこのシーンでは最初に情報収集が可能です。
・灰島潮について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度6
・外郎売りについて 〈情報:裏社会〉〈情報:UGN〉難易度7
香上進一郎:ほむほむ
GM:失敗した場合、侵蝕率を1d10上げれば再挑戦可能だよ
GM:自由に選んで調査してみてね!
香上進一郎:順当にいきますか
香上進一郎:灰島潮くんいこかな
倉間美舞:ういろうしよ
香上進一郎:難易度7にビビってるなら変わってもいいよ
倉間美舞:あ?
GM:も~ しんちゃんみまちゃんは~
香上進一郎:しぇんぱい……
倉間美舞:やるぜ!
香上進一郎:じゃあやるか……
倉間美舞:2dx+3>=7
DoubleCross : (2DX10+3>=7) → 7[6,7]+3 → 10 → 成功

香上進一郎:コネ:UGN幹部使ってダイス+2します
香上進一郎:4dx+3>=6
DoubleCross : (4DX10+3>=6) → 10[5,7,7,10]+1[1]+3 → 14 → 成功

GM:すごっ
香上進一郎:フ…
GM:奢りつくしてる
香上進一郎:やっぱコネなんスよ 世の中は
GM:では順番に情報を開示していきましょう
・灰島潮について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉難易度6
県立九株北高校に通う男子高校生。非オーヴァードであり、これまでレネゲイドに関わったことはない。
スマートフォンに"外郎売り"と名乗るオーヴァードからの救援メッセージが残されていた。
しかし、その内容は彼に宛てたものではない。
"外郎売り"が適当にかけた番号が、たまたま灰島潮の番号だったようだ。
・外郎売りについて 〈情報:裏社会〉〈情報:UGN〉難易度7
九株市で活動するフリーランスの武器商人。オーヴァードであるが、戦闘能力はほぼ皆無である。
現在、消息不明。
自宅には所持品がそのまま残されており、誘拐など、なんらかの事件に巻き込まれた可能性が高い。
また、近頃は取引先との金銭トラブルに悩んでいたようだ。
武器売買の主な取引先は、鴻央会傘下暴力団・廿雀組の下部組織「吾妻会」。
GM:情報は以上です。
倉間美舞:廿雀組の下部組織なんてあったんだなあ
GM:あったみたい
香上進一郎:おのれ〜!
GM:また、・外郎売りについて の情報を開示したので
⇒・吾妻会について〈情報:裏社会〉難易度8/10 〈情報:UGN〉難易度7/11
GM:が次シーン以降調査可能になります。
GM:さらに、次のシーンで、トリガーイベントが発生します。
香上進一郎:ヨシ!
GM:とりあえずこのシーンでは、OPでの経緯と今回わかった情報を共有してもらうわよ!


GM:【ファミリーレストラン「イリシーズ」】
GM:駅前ビルにある店舗。広いフロアで、繁華街のそれらに比べると、ずいぶん綺麗な内装をしている。
GM:灰島はキミに一通り情報を話し、そのまま帰路についた。
GM:キミはひとり席に残っている。
香上進一郎:店を出る友人の背を目で送り。手元のスマートフォンを操作している。
香上進一郎:本件について。支部越しに通達はあっただろう。
香上進一郎:よって、詳細をわざわざ詳らかに語る必要もない。相手が相手だし。
香上進一郎:私用ではない。支部員に支給された端末で。
香上進一郎:『(イリシーズの住所)』
香上進一郎:『さっさと来い』
倉間美舞:『は?』
香上進一郎:『?』
倉間美舞:『(中指を立てる猫のスタンプ)』
香上進一郎:『(日生先輩に貰った形容しがたいかわいさのスタンプ連打)』
倉間美舞:そのあたりは全部既読がつかない。
香上進一郎:膝を揺すりながら烏龍茶で喉を潤して。来客のベルの音のした方に目を向ける。
倉間美舞:『席どこ』
香上進一郎:『北東 窓 隅』
倉間美舞:つかつかと歩んで、どかっと対面に座る。
香上進一郎:「遅え」
倉間美舞:「じゃあそっちが来いや」
香上進一郎:「ガッコで話出来るわけねえだろバカ」
倉間美舞:「資料送れやなら……」
香上進一郎:いらりとしながら、灰島潮について聞きかじった情報と本人のパーソナルデータを目の前の女に向けて送信して。
倉間美舞:タッチパネルでフレンチトーストとドリンクバーを注文している。
香上進一郎:「“外郎売り”って聞き覚えあるか?」
倉間美舞:「……」席を立とうとして止まる。
倉間美舞:「……ある」
香上進一郎:僅かに首を傾げて。
香上進一郎:「何。知り合い?」
倉間美舞:「ケチな武器屋のアマ。探るのに使ってる」
倉間美舞:「吾妻会に武器卸してたからなあいつ」
香上進一郎:「吾妻会って……」
倉間美舞:「元・楠本んとこの手下」元を強調する。
香上進一郎:「だよな。廿雀組の下部組織」
香上進一郎:「んん……ドジ踏んだのか……?」
倉間美舞:「どうだか。部屋はスマホも金目のもんも置きっぱ」
倉間美舞:「争った形跡かはわかんねーな」
倉間美舞:「部屋汚えしザコだし」
香上進一郎:「部屋汚えしザコなのはしらんが……」
香上進一郎:「河岸を変えたってワケでもなさそうだ」
倉間美舞:「あと……あれだ。トラブってた」
倉間美舞:「ヤのオッサンが金払わねえって」
倉間美舞:「踏み倒されでもしたんじゃねえの」
香上進一郎:「まあ、ナメられたら終わりなのは。ヤクザもギルドもUGNもサツも変わらねえからな」
香上進一郎:「される方が悪いとも言えるけど」
倉間美舞:「じゃあお前もう終わってるじゃん」
倉間美舞:「される方が悪いが……」
香上進一郎:「終わらされてえのか?」
香上進一郎:キレつつスマートフォンを取り出して。
倉間美舞:今度こそドリンクバーに立つ。
倉間美舞:その間に店員が来て、少年の前にフレンチトーストを置こうとする。
香上進一郎:「あ、僕のです」
倉間美舞:そのまま置かれた後戻ってくる。「おいこら」
香上進一郎:灰島から受け取った音声ファイルを探しながら。黄金色に光ったフレンチトーストを2枚一気にフォークで串刺して。
香上進一郎:そのまま口に運ぶ。
香上進一郎:「………」
香上進一郎:「うまい」
倉間美舞:メガネのレンズを指で突く。
香上進一郎:ぐおっ、と悲鳴をあげながら仰け反る。
倉間美舞:指紋をベタっと付けて。「カスすぎる……」
香上進一郎:クロスで眼鏡を丁寧に拭いて。
香上進一郎:「それより。これ、もう聞いたか」
香上進一郎:スマートフォンの画面を指でとんとん、と叩く。灰島潮が己に送った音声ファイル。
倉間美舞:「んなとこで再生してんじゃ……」
倉間美舞:「……」周囲を見る。
香上進一郎:無線型のイヤホンを投げて渡す。学生でも買える、そこそこのもの。
倉間美舞:取って片耳入れて。「……」
倉間美舞:「……本人で間違いない。声はな」
香上進一郎:「灰島は」
香上進一郎:「オーヴァードとは無縁の、一般人」
香上進一郎:「にもかかわらず、“外郎売り”はオレたちに助けを求めた声を、灰島宛の携帯に残して消えた」
倉間美舞:「フツーの状況じゃねえな」
倉間美舞:「吾妻洗うか」
香上進一郎:「彼らにとっては、そうだ」
香上進一郎:「だから、オレとお前で“普通”に戻す」
香上進一郎:「ん。楠本周りのトコ、オレもつついてみる」
倉間美舞:「……ん」
倉間美舞:「ま、今回は楽だろ」
倉間美舞:「潰そうが大勢に影響しねえだろ下っ端なんて」
倉間美舞:「好きなだけぶち潰しゃいい」
香上進一郎:「全くだ」
香上進一郎:「お前にお誂え向きじゃないか」
倉間美舞:「ウチらにだろ」
香上進一郎:「オレは……もっとこう……大勢を左右するような……知的な任務もさ……」
香上進一郎:「芳井先輩とか、日生先輩みたいなさ……」
香上進一郎:「あんじゃん」
倉間美舞:「ポーンが何高望みしてんだ」
倉間美舞:「前進んでから言えや」
香上進一郎:「愛用駒は真っ直ぐに進めねえくせにてめえ……」
香上進一郎:「まあ……だからといって」
倉間美舞:「お前が価値わかってねえんだろーが……あ?」
香上進一郎:「手を抜くわけにはいかないって話」
香上進一郎:「フツーに」
香上進一郎:「全力でやるだけ。足引っ張んなよ」
倉間美舞:「たりめーだアホ」
倉間美舞:「命かかってんだよ」
倉間美舞:「ナメた真似してたらシバくぞ」
香上進一郎:「おおコワ」
倉間美舞:「……いや……」
倉間美舞:「さっきナメた真似こかれたな……」
倉間美舞:「やっぱ今シバくか……」
香上進一郎:「記憶に無え~。何の話?」
倉間美舞:「だから弱いんだろお遊戯」吐き捨てるように言って。
倉間美舞:もう一度フレンチトーストを注文した。


GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得・購入判定が可能です。
GM:なお、今回のシナリオ、ミドルフェイズのシーン数が少ないので
GM:ロイスはガンガン取得するのを推奨するぞ!
香上進一郎:フレンチトーストに!?
倉間美舞:香上のアホにはもう取ってた
GM:フレンチトーストに!?
香上進一郎:奇遇 わたしもとってた
GM:しんちゃんとみまちゃんは仲良しだねえ
香上進一郎:じゃあ……外郎売りさんに取るか
倉間美舞:あたしもそうするか
倉間美舞:灰島潮/シロ:○/誰?/ロイス
香上進一郎:“外郎売り” P○尽力/N猜疑心
香上進一郎:誰?そのとおりなんだけどわらってしまう
GM:会ってない相手にとっててえらい
GM:同級生なのに…
倉間美舞:知らん 誰?
GM:そんな…
GM:購入判定もできるよお
倉間美舞:あっほんとだ
倉間美舞:アームドスーツねらお~
香上進一郎:おっそっか
倉間美舞:2DX+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 10[9,10]+9[9]+4 → 23 → 成功

香上進一郎:は?
香上進一郎:サマやろ
倉間美舞:フッ……
GM:すご
倉間美舞:見苦しすぎでしょ 疑うの
倉間美舞:器ちっさ……
香上進一郎:殺す
香上進一郎:ミゼでボデマに命を救われて以来ボデマ信者になりました
香上進一郎:故にねらいます ボデマを
GM:がんばれ~
香上進一郎:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 8[8,8]+1 → 9 → 失敗

香上進一郎:ギャッ
GM:ああっ
香上進一郎:財産3しかないしパスかな~
倉間美舞:ボディアーマー側はお前のことは信じてないみたいだな
香上進一郎:嘘だよな?
GM:ふええ ぼく男の子だよ…
GM:それじゃ処理が終了したのでこのシーンは以上だよ~


【ミドルフェイズ2】

GM:次のシーン。トリガーシーンになります。シーンプレイヤーは香上くん。
GM:二人とも侵蝕率を上げて登場してね。
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (52 → 61)
香上進一郎:ハハハ
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (44 → 46)
GM:しんちゃん何?緊張してるの?
倉間美舞:ずっと緊張してるのかな?
香上進一郎:はい……
GM:ではこのシーンはですね
GM:キミ達がイリシーズを出ると、帰ったはずの灰島潮が慌てた様子で戻って来て
GM:なんだなんだって話を聞いてるとそのまま新キャラが現れ…戦闘の機運になります。
GM:ではやっていこう!


GM:【九株市 駅前 路上】
GM:現在の状況について確認を終えたキミ達は、「吾妻会」の調査のため店を出る。
GM:駅前、路上駐車禁止とポイ捨て禁止を奨励するポスターが並ぶ。
GM:雑然とした景色のなかに、先ほど別れたばかりの少年が慌てた様子で走って来るのが見える。
灰島潮:「香上ちゃあああん!」 灰島潮だ。ブンブンと手を振っている。
香上進一郎:眼鏡の奥の瞳を僅かに開かせて。「……灰島?」
灰島潮:「あーー良かった、まだここいた……、って、うわ」
灰島潮:倉間さんを見る。「えっ!?」
倉間美舞:「誰?」
灰島潮:「えっ!?」香上くんを見る。
香上進一郎:「クラスメイトの灰島潮」
香上進一郎:「例の音声、受け取ったヤツ」
倉間美舞:「あ~」にこりと笑う。「こんにちは」
灰島潮:「あっ、どうも…ちわッス………」ニヤニヤして会釈。
香上進一郎:ややひき。
灰島潮:「んじゃねえや! 香上ちゃん、ヤバいんだって!」
香上進一郎:「……そうだ。どった?」
灰島潮:「いやっ、なんか知らないけど…変なコスプレしたヤクザが俺のこと探してるらしいのよ!」
灰島潮:「キタコーの生徒に俺のこと聞いて回ってるって、いろんなやつから連絡がきてて…」
香上進一郎:ヤクザ、の一言に瞬きを数回。コスプレ……?は、よく意味を理解できなかったけども。
倉間美舞:「えっ大変!警察行ったほうがいいよ!」
倉間美舞:「私、ケーサツに知り合いいるから!粕屋さんっていう婦警さん」
倉間美舞:「その人に相談しよ!」
灰島潮:「えっ、すげえ! そうなの?!」
香上進一郎:「ああ。その人ならオレも知ってる」
灰島潮:「ぬえっ!?」
倉間美舞:(なんで共通の知り合いにするんだクソボケ)
香上進一郎:「力になってくれると思う。連絡、入れておくから……あ」
灰島潮:「……ふう~~~………ン…………?」 しげしげと二人を見ている。
倉間美舞:「ちょっとバイト先でボヤ騒ぎがあった時にね~」
香上進一郎:(いやもう……繕うのも面倒っつーか……)
倉間美舞:「あっでもケーサツに知り合いいるとか言うとヘンに思われちゃうから内緒ね!」
灰島潮:「……はいはい…なるほどね……そういう感じ?」 謎の得心をしている。
灰島潮:「いいよ、いいよ、俺、空気読める方だから…わかるわかる、内緒だよね。こういう時」
倉間美舞:「うん、灰島くんにしか喋ってないからね」
倉間美舞:「信じてるよ~?」小首を傾げてみせる。
香上進一郎:「ニヤついた表情がクソムカつくが……」どちらとも。
灰島潮:「うおっ、マジすか、ヤッベ~~~」 小首を傾げられて喜んでいる。
灰島潮:「…いやっ、でもさあ香上ちゃん、しばらく一緒にいてよお」それはそれとして、泣きついてくる。
灰島潮:「俺のこと守ってくれんでしょ~?」
香上進一郎:先程の店内で誓った筈の決意をやや後悔しながら。
香上進一郎:寄りかかってくる友の重みに溜息をついて。
香上進一郎:「じゃ、その人ントコまでな」
香上進一郎:「……全部終わったら、メシ奢れよ」
灰島潮:「うおおお、マジありがとな! なんでも奢るわ!」 嬉しそうに頷く。
灰島潮:「食い放題でもステーキでもなんでも……、あっ?!」
灰島潮:視線が遠くを見て、ぎょっとしたようにする。
倉間美舞:「ん」そっちを見やる。
香上進一郎:同じように視線を飛ばす。
GM:その視線の先、一人の男が近付いてきている。
GM:大柄で、黒いミリタリージャケットのようなものを着込んでおり、さらに武骨なガスマスクめいたものを提げている。
GM:染めた金髪の男だ。通行人が明らかにそいつを避けていく。
ガスマスクの男:「…あー、ちょっと。そこの学生さんよ」
香上進一郎:「あいつか?」視線を男に向けたまま、灰島くんへ。
灰島潮:「たぶんそう」コクコクと激しく頷き、キミの後ろに隠れる。
ガスマスクの男:「ちょっといい?そこの君、灰島潮クンだよね。ちょっと話があるんだけど…」
ガスマスクの男:「どいてくんない?」 キミ達を見る。言葉遣いは柔和で、おそらく愛想笑いを浮かべている。目は笑ってない。
香上進一郎:「失礼」男の方へと、一歩前へ。
ガスマスクの男:「あ?」
香上進一郎:「吾妻会の方ですか」
ガスマスクの男:「だったら何?」
ガスマスクの男:肯定しているようなものだ。
香上進一郎:「丁度良かった」
香上進一郎:「こちらも、お伺いしたいことがあったので。手間が省ける」
灰島潮:「香上ちゃんヤバイってヤバイって」小声で叫ぶ。血相を変えている。
ガスマスクの男:「ンだ? どけっつってんだろが」 そのまま間髪入れず拳を振り上げる。
ガスマスクの男:キミを殴ろうとする。
香上進一郎:がしり、と。己に向けられた拳を。無数の傷跡が刻まれた手で受け止めて。
香上進一郎:常人であれば。悶絶する程度の力で握りしめる。
ガスマスクの男:──だから分かる。その拳は、黒手袋のように見える専用のアーマーで武装されている。
ガスマスクの男:オーヴァードへの対策装備。
香上進一郎:「(つまり)」
香上進一郎:「(ワーディングでの無力化にも、耐えうるということ)」
香上進一郎:「イカしたファッションしてますよね」
香上進一郎:「何処で仕入れたんです?」
ガスマスクの男:「……あ?ンだ、てめえ…」 低い声でゆっくりと吐き捨て、キミを見つめる。
ガスマスクの男:「言う必要あるか? いや……」 ガスマスクを装着する。
ガスマスクの男:「そーいう質問するったぁ…、あ? てめえ…」
ガスマスクの男:キミを見据え、決定的な言葉を言おうとする寸前。
灰島潮:「なになになになに」 怯え切って、香上くんから倉間さんに視線を寄せる。
倉間美舞:はあ、と溜め息を吐いて。
倉間美舞:その瞬間、空間が静止する。赤い羽根が舞ったように見えた。
倉間美舞:《ワーディング》。その場のオーヴァード以外の者は静止する――その変種。
灰島潮:「警さ────」 不自然な姿勢で、そのポーズが止まる。
ガスマスクの男:「………ああ? 何したてめえら」 ぎょっとしたようにしている。
倉間美舞:「んだよ。知らねえのか」
倉間美舞:「ま~そうか……下っ端の下っ端はこんなもんか」
ガスマスクの男:「マジ意味わかんねえ…、あ? うるせえな。関係ねえだろうが」
ガスマスクの男:しきりに気にしたように、ガスマスクめいた装備に触れている。
倉間美舞:「おクチのそれぶち壊すんで。よろしく」
香上進一郎:微動だにしない人々を一瞥して。「オレらは。UGNです」
香上進一郎:「灰島を探してた件と。“外郎売り”について。ハナシ聞かせてもらいますよ」
香上進一郎:「もちろん、任意ですけど」
ガスマスクの男:「ンだ? なんつったこのアマ……、あ~~?」
ガスマスクの男:「……、そうかよ、だりぃ。クソだりぃがよぉ~……」 がちん、と拳を打ち鳴らす。
倉間美舞:「何が任意だよ」
ガスマスクの男:「ちょうどいい。クソガキどもぶちのめして、コイツの性能試す」
香上進一郎:「任意だろうがなんだろうが、結局こうなるだろ。この街だと」
香上進一郎:「この方が、解り易くて」
香上進一郎:「オレ好みだ」
GM:ミドル戦闘に突入します。
GM:舞台は駅前。時間が停止した変種《ワーディング》の只中です。
GM:エネミーは【ガスマスクの男】一人。キミ達との距離は3m。
GM:倒すと戦闘終了だよ!
GM:質問がなければ戦闘に入りましょう
香上進一郎:ぶん殴ればいいということを理解しました
GM:そういうことです
GM:では早速開始していきましょう!1ラウンド目!
GM:セットアップ!
香上進一郎:なし!
倉間美舞:ないです~
ガスマスクの男:特にありません
GM:ない!
GM:ではイニシアチブ!
GM:まずは行動値13のガスマスクの男から。
香上進一郎:早ッ
倉間美舞:ゴキブリかよ
ガスマスクの男:クソガキ!
ガスマスクの男:マイナーで3m前進、キミ達と同じエンゲージに入ります。
香上進一郎:こないで
ガスマスクの男:メジャーで白兵攻撃。使用エフェクトは無し。素振りで判定します。
ガスマスクの男:対象は~
倉間美舞:こいや
ガスマスクの男:choice[1,2]
DoubleCross : (choice[1,2]) → 2

ガスマスクの男:言ったな じゃあ倉間さん!
倉間美舞:きた
香上進一郎:ええぞオラ!やっちゃってくださいよ
ガスマスクの男:5dx+13-1
DoubleCross : (5DX10+12) → 10[1,4,4,8,10]+5[5]+12 → 27

ガスマスクの男:やった
香上進一郎:バデム入れましょうか?
香上進一郎:冗談です
ガスマスクの男:入れていいのに…
倉間美舞:オートアクションでウェポンケースから大鎚を取り出して装備。
倉間美舞:リアクション放棄して《復讐の刃》で反撃します。《紡ぎの魔眼》も使用。
GM:了解です まずは復讐の刃の判定どうぞ
倉間美舞:あっもう一個 オートでアームドスーツも装備するぜ
GM:お!了解です
香上進一郎:めっちゃ着込む
倉間美舞:8dx8-1
DoubleCross : (8DX8-1) → 10[1,2,2,4,5,6,7,10]+3[3]-1 → 12

倉間美舞:へろへろ でもリア不です
香上進一郎:ミゼールの出目はどうした
GM:では同時にダメージ出しましょう
ガスマスクの男:3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (3D10+5) → 20[6,10,4]+5 → 25

倉間美舞:いくぜ
倉間美舞:2d10+20 装甲有効
DoubleCross : (2D10+20) → 10[8,2]+20 → 30

ガスマスクの男:ムッ
倉間美舞:装甲で10点弾いて15点ダメージ
ガスマスクの男:それをそのままくらうと…だいぶヤバイ…ので!
倉間美舞:倉間美舞のHPを15(→ 15)減少 (30 → 15)
ガスマスクの男:装備しているリアクティブコートの効果を使用、ダメージを軽減します。
ガスマスクの男:30-3d10
DoubleCross : (30-3D10) → 30-24[7,8,9] → 6

香上進一郎:ヤバ
ガスマスクの男:やった~~
倉間美舞:めっちゃ弾くやん
香上進一郎:ウチにもよこせ
ガスマスクの男:リアクティブコートは破壊されました!ピンピン生存です。
倉間美舞:そんな……
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を7(→ 7)増加 (46 → 53)
GM:では演出!


ガスマスクの男:「UGN……とかよぉ」
ガスマスクの男:「マジでいんだな?こんなガキどもがよ~……ヤクザ舐めてんじゃねえぞ……」
倉間美舞:「ヤクザ舐めてんじゃねえよ」
倉間美舞:「お前を舐めてんの」
ガスマスクの男:「ブッ」
ガスマスクの男:「殺すぞテメェ!」 だん、と一気に踏み込む。
ガスマスクの男:黒く武骨なアーマーを装備した拳で、倉間さんの顔面に殴りかかる。
倉間美舞:だらりと弛緩したようにしながら、その手に棍棒が握られている。
ガスマスクの男:…決して遅くはない。少なくとも、一般人ならば対応できない速度。
倉間美舞:そのまま頬をかすめるように当てさせながら踏み込み、がら空きの胴に大振りを叩き込む。
倉間美舞:「あっやべ。聴取できねえなこれ」
倉間美舞:「悪い。折ったわ」
ガスマスクの男:ドゴッ、と、鈍く大きな音。
倉間美舞:「……あ?」
ガスマスクの男:鳩尾から折れ、後方に吹き飛ぶようにして───
ガスマスクの男:そのまま踏みとどまる。
倉間美舞:その質感に怪訝な顔をする。
ガスマスクの男:「……あぁあァ~~~~~?!」 顔を上げる。
ガスマスクの男:「なんか言ったか、ボケアマがよォ~~~~!」
香上進一郎:生半可な身体で耐えられる一撃ではないことは身を以て知っている。
ガスマスクの男:肉を折った感触ではない。腹部に仕込んだ装甲を破壊した感触。
香上進一郎:「折れてねえじゃん」
倉間美舞:「あ~~~ウザ」無傷ではない。頬を擦りながら。
倉間美舞:「なんか着てたな」
倉間美舞:「顔行きゃよかった」
ガスマスクの男:「ウヒャハハッハ」笑う。「外郎売りと言いよぉ~~、オーヴァードっての、案外大したことねえんじゃねえの?」
ガスマスクの男:「女がこの世界入ってくんじゃねえ、つう話だよなあマジで…」
倉間美舞:「……」明らかにイライラしている。
ガスマスクの男:「ほらほら、来てみろよ」 今の攻防で、明らかにキミを舐めたようだ。煽る。


GM:次の手番!行動値9の倉間さんの手番です。
倉間美舞:アームドスーツをし行動値7になりました
香上進一郎:オソロやん
香上進一郎:どうする?
GM:そうじゃん!
倉間美舞:素殴りするね それしかないから
倉間美舞:緊張しいはまってて
香上進一郎:うるせえな(半ギレ)
香上進一郎:じゃあどうぞ
GM:きな!
倉間美舞:大槌で素殴りするぜ
倉間美舞:6dx-1
DoubleCross : (6DX10-1) → 10[2,3,4,6,7,10]+10[10]+9[9]-1 → 28

倉間美舞:……
ガスマスクの男:ヤバ~~!!
倉間美舞:なんか行けました
ガスマスクの男:殺意じゃん
香上進一郎:バデムしとこか
倉間美舞:やった~
倉間美舞:ありがと♡
香上進一郎:バディムーブで達成値+3だぜ
香上進一郎:フン…
ガスマスクの男:ギヤ~~
倉間美舞:31になりました
ガスマスクの男:ガードします
ガスマスクの男:ダメージどうぞ!
倉間美舞:4d10+30 もろもろ有効
DoubleCross : (4D10+30) → 18[9,1,3,5]+30 → 48

倉間美舞:あっうそ!
香上進一郎:びっくりした
倉間美舞:+20で38です
ガスマスクの男:びっくりした
香上進一郎:十分いたい
ガスマスクの男:えっと……装甲とガード引いて
ガスマスクの男:ギリギリ生きてる!!!
ガスマスクの男:ギリギリ生きました
香上進一郎:マ~?
香上進一郎:見せたじゃねえか 根性を
倉間美舞:マジかよ
倉間美舞:アーマー壊したのに……
香上進一郎:よわよわ♡
ガスマスクの男:あっそうじゃん!
ガスマスクの男:引く装甲の値がなかったので
香上進一郎:リアクティブはもうないぜ~ゲハハ
ガスマスクの男:だめでした 倒れます
倉間美舞:やった~
香上進一郎:フ…
GM:では演出どうぞ!
倉間美舞:棍棒をザリザリと引きずったまま、男へと寄っていく。
倉間美舞:「来てみろつったよなあ~」
倉間美舞:「マジで困るよな~入ってこられると。分かる」
ガスマスクの男:「あ? 何か言いましたかあ?」 笑いながらキミの様子を見ている。
倉間美舞:(気を引け)
倉間美舞:(1秒)
倉間美舞:後ろを振り向いてぱくぱくと話す。
香上進一郎:「………」小さく息を吐いて。
香上進一郎:「先程」
香上進一郎:氷のように冷たい目を男に向けて。口を開く。
香上進一郎:「女がこの世界入ってくるな、と。貴方は仰っしゃりましたが」
香上進一郎:「自分に言わせれば」
ガスマスクの男:「ああ?」 香上くんを見る。
香上進一郎:「貴方は。まだ」
香上進一郎:「入門どころか。戸を叩くラインにすら、辿り着いていない」
ガスマスクの男:「…………」
ガスマスクの男:「あ?」
香上進一郎:それを理解しているのであれば。あのような台詞を吐くことは決してない。
ガスマスクの男:男の目線が、完全に香上くんに定められる。
倉間美舞:その目線を遮るものがある。
倉間美舞:振りかぶられた棍棒。
ガスマスクの男:「何…つった…テメェ─────」
倉間美舞:そのまま顔面に叩きつける。
ガスマスクの男:「──────が!?」
ガスマスクの男:バキ、とガスマスクめいた装備が割れる。
倉間美舞:「ザコが入ってくんな」
ガスマスクの男:勢いのまま、顔面から地面に叩き伏せられる。昏倒。
香上進一郎:「男女の区切りでオーヴァードナメてたら、その内マジに死にますよ」
香上進一郎:「………」
香上進一郎:「聞こえてねえか」
ガスマスクの男:「………」 マスクが割れた途端、ワーディングの中で意識を失っている。つまり、非オーヴァードだ。
倉間美舞:割れたマスクを剥ぎ取るようにして手遊ぶ。
倉間美舞:「んなおもちゃ流行ってんのかよ」
香上進一郎:「楠本サンとこも、下は一般人だった」
香上進一郎:「勢いは買うけど。一人じゃまだ、脅威とは呼べないな」
香上進一郎:しかし、と。改めて周りをきょろきょろと伺って。
GM:時間が停止している。 灰島潮も、喋りかけた不自然な体勢のままだ。
香上進一郎:「相変わらずなんか……気持ち悪いな。お前のワーディング」
香上進一郎:「どういう原理?」
香上進一郎:灰島に向けてぶんぶん、と手を振ってみる。
倉間美舞:「知るかよ」ガスマスクをベキべきと握りつぶす。
倉間美舞:そのまま《ワーディング》を解除。
香上進一郎:「便利なのは違い無えけど……お」
GM:停止していた時間が再生する。
倉間美舞:再び羽がハラハラと舞って。時間が舞い戻る。
灰島潮:「───さつ呼ばなきゃやばいって!」
倉間美舞:手に持っていたマスクも、壊される前の通りに。
倉間美舞:そのままぺっと後ろ手に投げ捨てた。
倉間美舞:「わっ……!」わざとらしく声を上げる。
灰島潮:狼狽した声。「えっ!?」きょろきょろと周囲を見回す。
倉間美舞:「やっつけちゃったの?」
灰島潮:「何?! えっ!?」
香上進一郎:「(テメ……)」
灰島潮:バッ、バッ、とキミ達を見て、状況を確認。顔色を変える。
灰島潮:「香上ちゃあああん!? やっ…つけちゃったの!?」
香上進一郎:怖気が走る声を鳴らす女を睨み、わずかに拳をぷるぷると震わせて。
香上進一郎:「いや……なんか」
香上進一郎:「倒れてた、勝手に」
香上進一郎:「発作じゃね?」
灰島潮:走り寄ってきます。「嘘でしょおお、絶対なんかしたでしょ今…」
香上進一郎:「いやいや、マジマジ。暑そうなカッコしてるし……」
灰島潮:「ええ~~? ちょっと見せてみ、高速パンチ…」
灰島潮:「いや…霊感?」拳を見ようとしてくる。
倉間美舞:「それよりケーサツに……」
ガスマスクの男:その時。投げ捨てられたマスクを掴み、身を起こす。
ガスマスクの男:「クソが…! ざけんじゃねえ、覚えてろよ…!」 怒声を吐き、そのまま走り去ります。
灰島潮:「あっ」
灰島潮:「帰ってった」
香上進一郎:ヤベ、と呟いて。追いかけようと試みるも。傍の友に視線を戻して。
香上進一郎:「………いいや」
香上進一郎:「それより、移動しよう」
倉間美舞:「そうだよ~」
香上進一郎:「気の良さそうな仲間、連れてくるかもだしな」
倉間美舞:「仲間連れてもどってくるかも」
倉間美舞:「……チッ」被ったので小さく舌打ちする。
灰島潮:「えっ……?」 ほくそ笑む。
灰島潮:「あら…、なに…?」キミ達を見やり、ほくそ笑んでいる。
香上進一郎:「やっぱお前、一人で行く?」
倉間美舞:「?」首を傾げる
灰島潮:「ヤダな~~分かってる分かってる、悪かったって!」キミ達の背中をぐいぐいと押す。
灰島潮:「仲良し仲良し、ね~!」
倉間美舞:「……あの」
倉間美舞:「触んないで……?」イライラし始めている。


GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれこれだけできるよ!
倉間美舞:ガスマスクの男/悪運/イキり雑魚:○/ロイス
GM:こんな治安の悪いロイス感情はじめてみた
香上進一郎:ひどすぎる
香上進一郎:そうだなあ 吾妻会 P懐旧/N○憤懣 こうかな
GM:懐旧!
倉間美舞:懐かしがってる
GM:なるほどね ではこのシーンはこれで以上です


【ミドルフェイズ3】

GM:次のシーン!
GM:情報収集シーンになります。シーンプレイヤーは倉間さん。
GM:出る人は侵蝕率を上げて登場してね。
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (53 → 58)
香上進一郎:でるぜ
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (61 → 68)
GM:7!
GM:よかったね
香上進一郎:フ…
GM:では情報収集を進めていきましょう!現在の項目はこちら
・吾妻会について 〈情報:裏社会〉難易度8/10 〈情報:UGN〉難易度7/11
・ガスマスクの男について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度9/11
GM:この2項目です。「・吾妻会について」に関しては、判定する技能によって難易度が変動しますが、出る情報は同じです。
香上進一郎:ほほ~
GM:裏社会ルートでいけば方が難しい情報に辿り着くのが簡単 UGNルートでいけば簡単な情報に辿り着くのが簡単
GM:というのを表現してみました
倉間美舞:なるほどなあ
香上進一郎:あ~そゆこと!
香上進一郎:うまいなあこれ 今度パクろ(最悪)
GM:www
GM:じゃあ好きな方を選んで調べてみてね
倉間美舞:まあガスおかな
香上進一郎:あいわかり 吾妻会ねらいます
香上進一郎:じゃあふるか
香上進一郎:う~~~んまあ UGNの方でしょう
倉間美舞:UGNでいきます~
倉間美舞:《紡ぎの魔眼》も使う
香上進一郎:コネ:UGN幹部使用で・吾妻会について 〈情報:裏社会〉〈情報:UGN〉難易度7/11 これや!
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1(→ 1)増加 (58 → 59)
香上進一郎:5dx+3>=11
DoubleCross : (5DX10+3>=11) → 8[1,4,6,6,8]+3 → 11 → 成功

倉間美舞:4DX+3>=11
DoubleCross : (4DX10+3>=11) → 5[2,3,4,5]+3 → 8 → 失敗

香上進一郎:ッシャ
香上進一郎:おや?
倉間美舞:ミギャッ
香上進一郎:おやおや?
GM:フム? これは…?
香上進一郎:まあ待ってくださいよ
倉間美舞:おねがい♡
香上進一郎:財産ポイントは使えますもんね
倉間美舞:お金ないの
GM:そうですね 使えます
香上進一郎:(笑)
香上進一郎:バディームーブします。
倉間美舞:この棍棒買ったら一円もなくなった
GM:はいどうぞ
香上進一郎:どんな棍棒?
香上進一郎:達成値+3だぜ
倉間美舞:やった~
倉間美舞:手つないだげよっか?
香上進一郎:ア、ダイジョウブッス……
GM:ではかがみまによる恒例セレモニーも終わったところで
GM:情報を開示していきましょう
・吾妻会について 〈情報:裏社会〉難易度8/10 〈情報:UGN〉難易度7/11
〈情報:裏社会〉難易度8 〈情報:UGN〉難易度7
鴻央会傘下暴力団・廿雀組の下部組織。
ごく小規模な組織で、構成員はすべて非オーヴァード。
組長の息子・吾妻梁次(あづま・はりじ)が主に実働隊として活動している。
武器商人"外郎売り"の太客であり、日ごろから銃器を購入していたようだ。
さらについ先日、吾妻会は"外郎売り"に、高額の対オーヴァード用装備を大量に発注している。
しかし、これまでの購入歴や吾妻会の組織規模に照らし合わせても、
支払いができるとは到底思えない額であり、実際、 "外郎売り"に対する支払いは行われていない。
吾妻会は武器の代金を踏み倒し、"外郎売り"を始末するつもりだったようだ。

〈情報:裏社会〉難易度10 〈情報:UGN〉難易度11
直近の吾妻会の動向を調査したところ、"外郎売り"らしき女を誘拐していることが分かった。
しかし、死体処理を行ったという情報は見当たらない。
何らかの理由によって、"外郎売り"はまだ殺されていないようだ。
・ガスマスクの男について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度9/11
難易度9
名前は吾妻梁次(あづま・はりじ)。
「吾妻会」組長・吾妻棟則の息子であり、プロボクサー志望から構成員に転身した経歴を持つ。
"外郎売り"から着信を受けた灰島潮を協力者だと思っており、灰島潮の行方を捜している。

難易度11
先日、吾妻会の上位団体である廿雀組で、実質トップだった若頭が拘束される事件が起こった。
トップ不在の緊張状態のなか、今後の台頭を目論んだ吾妻会が、"外郎売り"から装備を大量に奪い、抗争を起こそうと計画したようだ。
現在、吾妻会は、"外郎売り"が商品を保管している武器倉庫の在り処を探しており、"外郎売り"から場所を聞き出そうとしている。
一方、吾妻梁次は、"外郎売り"の協力者である灰島潮ならその場所を知っていると考え、彼を捕まえて無理やりにでも情報を聞き出そうとしているようだ。
GM:⇒次のシーンから、『調査:"外郎売り"の倉庫の在り処』判定が可能になり、成功するとクライマックスシーンに突入します。
倉間美舞:やったぜ
香上進一郎:首を洗って待っているアル
GM:こわいのぜ
GM:ではこのシーンは、これら情報の共有について描写していきましょう


GM:【ニュー九株ビル 1F コンビニエンスストア「マックスゴー」前】
GM:二棟の雑居ビルをカヴァーとする、九株市のUGN支部。
GM:その二棟の新しい方、6階建てビル「ニュー九株ビル」の入り口に設けられたコンビニエンスストア。
GM:大手チェーンではなく、他であまり見たことないようなプライベートブランド商品が並んでいる。
GM:その駐車場にキミ達はいた。
香上進一郎:「概ね、想像通りだった」
香上進一郎:吾妻会についての情報を一通りまとめたデータを端末越しに、倉間に渡しつつ。
香上進一郎:プロテインバーを齧り、紙パックの野菜ジュースを胃に流し込んでいる。
倉間美舞:買い込んだホットスナックを食べながら、しゃがんで座り込んでいる。
倉間美舞:「ま~そーだろ」
香上進一郎:「全員が全員、オーヴァードじゃないとは思わんかったけど」
倉間美舞:「廿雀でも楠本くらいだったんだろ」
倉間美舞:「その下っ端にウジャってるわけないわな」
香上進一郎:「“鴻央会”の本家ならいざ知らず。傘下なら、それもそうか」
香上進一郎:「相手が悪かったな。“外郎売り”は」
香上進一郎:「帳簿見たか? 火の車」
倉間美舞:「だろうな」
倉間美舞:のむヨーグルトを流し込みながら。
倉間美舞:「とにかくまだ殺られてねえ」
倉間美舞:「終わってねえ」
倉間美舞:「ボコされてるかもしれねえがな。沈められてはねーだろ」
香上進一郎:「確かに。考えたくねえ事はされてるかもしれねえけど」
香上進一郎:「ん。まだ、生きてる」
倉間美舞:「後始末はだりーからな」
香上進一郎:声に出さず、僅かに頷いて。
香上進一郎:「そこは安心したけど」
香上進一郎:「あんな質のいい装備、もう手に入れといて」
香上進一郎:「なんでまだ、口を封じられてねえのかまでは、分からなかった」
GM:なお、吾妻梁次が装備していたガスマスクめいた装備は、《ワーディング》を無効化するアンチワーディングマスクです。
倉間美舞:「倉庫だ」
倉間美舞:「ヤサは空だった」
倉間美舞:「どっかに蓄えてんだろうよ」
香上進一郎:はあ、と呆れ返った表情で。
香上進一郎:「そっか。楠本サンの圧が消えたから」
香上進一郎:「狙ってるわけか。後釜」
倉間美舞:「全部潰してたらもっと騒いでたろうな」
倉間美舞:「ま~ドコ潰しても終わんねえなこういうのは」
香上進一郎:「不幸中の幸いとは笑い飛ばせねえけど」
倉間美舞:くしゃくしゃとホットスナックの包み紙を丸めて離れたゴミ箱に投げる。うまく入れる。
香上進一郎:「キリねえな。マジ」
香上進一郎:心の中で念じた想いは届かずに舌を打つ。
香上進一郎:「………」
香上進一郎:「ヤベ」
倉間美舞:ズズッとヨーグルトをすするのをやめて。
香上進一郎:「時間差で鳥肌立って来たんだけど」
倉間美舞:「あ?」
香上進一郎:「お前、ガッコでもああなの?」
倉間美舞:「ユートーセーだからな」
香上進一郎:「限界近かったくせに」
倉間美舞:「だってそれは……」
倉間美舞:「手付きキモくて……」
倉間美舞:「触るか?フツー」
香上進一郎:「………」否定できない。
香上進一郎:「………まあ」
香上進一郎:「チャラチャラしてて、誤解されやすいけど」
香上進一郎:「ダチ思いの、いいヤツだから」
香上進一郎:「邪な想いとか、抱いてねえだろ」
香上進一郎:「多分」
倉間美舞:「ふ~ん。どうだか」
倉間美舞:「まあ別にいいけどな。よくねえけど」
香上進一郎:「どっちだよ」
倉間美舞:「よくねえけど、だから襲われてもいいなんてことねーだろって話」
香上進一郎:「いねえだろ。血で滴る棍棒を振るう女を襲う奴」
倉間美舞:「あ?ウチがじゃねーわバカ」
倉間美舞:「そのダチ思いのやつがだろ。普通分かるだろ?」
香上進一郎:「………ああ」
香上進一郎:「そう、そうだな。そんな理由にはならない……」
香上進一郎:「………」目視しなければわからないほど小さく首を下げる。
倉間美舞:気づかない。そのまま飲み終えたパックをゴミ箱に投げつける。
倉間美舞:外す。
倉間美舞:「……」
香上進一郎:そっと歩いて。落ちたゴミを拾い。
香上進一郎:持っていたビニール袋と纏めて捨てる。
香上進一郎:「吾妻梁次、逃した言い訳」
香上進一郎:「考えてくれ」
倉間美舞:「あいつの持ってる戦力誘い出した」
倉間美舞:「次来た連中をまとめて取る」
倉間美舞:「そういう定跡(オープニング)つっときゃいいだろ」
香上進一郎:「納得してくれっかな……」脳内で柔和に微笑む支部長の姿を思い描いて。
倉間美舞:「ウチは気に入られてっから大丈夫」
香上進一郎:「………」
香上進一郎:「オレは……?」
倉間美舞:「知らん」
香上進一郎:肩を落として、そのまま。傍のエレベーター、上階行きのボタンを押した。
GM:ともあれ、そのようにして。
GM:今宵の試合が始まる。


GM:シーンを終了します。
GM:ロイスあれそれ、購入判定が可能だよ
香上進一郎:ロイスもおなかもパンパンだぜ
倉間美舞:ロイスは保留で 応急手当買おうかな
倉間美舞:《紡ぎの魔眼》します
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1(→ 1)増加 (59 → 60)
倉間美舞:5DX+3>=8
DoubleCross : (5DX10+3>=8) → 8[2,2,4,7,8]+3 → 11 → 成功

倉間美舞:即使用します
香上進一郎:やる~
GM:すごい~
倉間美舞:倉間美舞のHPを2d10(→ 3)増加 (15 → 18)
倉間美舞:ショボ!
香上進一郎:へなちょこ
GM:ありゃりゃ
香上進一郎:応急追加しとく?
倉間美舞:ほしいかも
香上進一郎:あい
香上進一郎:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 6[5,6,6]+1 → 7 → 失敗

香上進一郎:財産入れるタル~
GM:トゥルル~ン
GM:では成功! 買えるよ
香上進一郎:では倉間美舞氏にパス
倉間美舞:やった~ プレゼントだ
倉間美舞:倉間美舞のHPを2d10(→ 2)増加 (18 → 20)
倉間美舞:おい!
GM:www
香上進一郎:さっきよりカスなんだけど????
GM:うそでしょ
倉間美舞:たりねーんだよ時間凍結に!
香上進一郎:お前その出目侵蝕で出せや!
倉間美舞:ゴミ送んな
香上進一郎:は?
GM:こら~ふたりとも~
倉間美舞:だってこいつが~
香上進一郎:カス出目を人のせいにするから~
GM:よしよし とりあえずこのシーンは締めますね


【ミドルフェイズ4】

GM:次のシーン。
GM:クライマックスに臨むための判定を行っていくシーンです。シーンプレイヤーは香上くん。
GM:出る人は侵蝕率を上げて登場してね~
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (60 → 69)
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (68 → 74)
倉間美舞:ようやく高ぶってきたぜ
GM:なんて正反対な
香上進一郎:衝動で良い感じになれ~ッ


GM:それではまず、このシーンで行う判定について説明していきますね。
GM:情報収集の結果、キミ達は「吾妻会」が"外郎売り"を脅迫し、あるいは灰島潮の身柄を確保することで、"外郎売り"の武器倉庫を探していることが分かりました。
GM:そこでキミ達には、まずは「吾妻会」が目的としている武器倉庫の場所を特定することで、事態の悪化に備えてもらいます。


GM:ということで、『調査:"外郎売り"の倉庫の在り処』判定を行います。
GM:技能は〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉〈知覚〉、難易度は12。
香上進一郎:なかなかだぜ
GM:キミ達二人のうち、どちらか一人が成功すればクリアです。失敗した場合、侵蝕率を1d10上げることで再挑戦が可能。
GM:ただし、判定に失敗するたびに、吾妻会の"外郎売り"に対する脅迫が進むため、
GM:クライマックス戦闘の状況がキミ達にとってどんどん不利になっていきます。
倉間美舞:なるほどね
GM:なるべく早く位置を特定できるように頑張りましょう。
香上進一郎:やめろ~~~~ッ
香上進一郎:一刻を争うじゃねえの
GM:一発で成功すれば そのままクライマックスに突入していけますからね
香上進一郎:じゃあバディム前提のがいいですネ
GM:説明はそんな感じ! 判定に挑んでみてね
倉間美舞:やっちゃお~
香上進一郎:ふりな!
倉間美舞:《紡ぎの魔眼》使ってUGNでふります
GM:はーい
倉間美舞:5dx+3>=12
DoubleCross : (5DX10+3>=12) → 9[1,3,7,8,9]+3 → 12 → 成功

倉間美舞:フッ……
香上進一郎:ピタリ賞
GM:あら………
GM:借りるまでもなかったってコト…!?
倉間美舞:そうだぜ
香上進一郎:照れてるのかな かわいいとこありますね
倉間美舞:触んないで
GM:ということで判定は成功ですね。
GM:"外郎売り"の武器倉庫の在り処が分かります。
GM:場所は市外れの山奥、雑木林の中にあるプレハブ。
GM:九株市に拠点を置く組織の勢力範囲が隣り合うぎりぎりの緩衝地帯で、間借りするようにして、そこを勝手に根城にしているようだ。
GM:ということで、キミ達には吾妻会より先回りして、この場所を抑えに行ってもらいます。
GM:そこに至る描写をこのシーンでやっていきましょう!


GM:【九株市 路上】
GM:香上くんの携帯に着信がある。
GM:灰島潮からだ。彼は今、警察の保護下にあるはずだ。
香上進一郎:骨太のフレームのマウンテンバイク。ブレーキをかけ、ペダルを踏む足を止めて。
香上進一郎:後ろを尾く倉間を手で制し、懐からスマートフォンを取り出し、ディスプレイに映った着信のボタンをタップする。
香上進一郎:「香上です」
灰島潮:『あっ、もしもし? 香上ちゃ~ん?』 能天気な声色。
灰島潮:『いま何してんの? 家帰った?』
香上進一郎:「おう、灰島」
倉間美舞:止まって水を飲んでいる。
香上進一郎:「いやバイトで出先。そっちこそ、あれから大丈夫だった?」
灰島潮:『マジか、今日もバイトあったの? 悪ィな~』
倉間美舞:カゴにはデカいスポーツバッグを無理やり詰め込んでいる。
灰島潮:『おう、ぜんぜん大丈夫! 婦警さんって勝手に怖いと思ってたけど、超やさしーじゃんな。若いし』
香上進一郎:「……ヘンな目で見たりすんなよ。世話になってるヒトなんだから」
灰島潮:『そうなん? 香上ちゃんがそう言うなら気をつけねえとな~』けらけら笑う。
灰島潮:『にしても、マジ、俺っていまどういう状況なんかな?』
灰島潮:『なんか、すげーヤバいことに巻き込まれてんのかな。そう思うとワクワクするよな』
香上進一郎:「ドキドキでもビクビクでもなく?」
香上進一郎:緊張感のない、予想外のの一言に。つい微笑んでしまう。
灰島潮:『いやまあ、そういうのも、さっきは合ったけどさ! あのコスプレ男見た時はさ』
灰島潮:『でもさ~、香上ちゃん、生きててこんな状況、なかなか無いじゃんね』
香上進一郎:「……かもな」
香上進一郎:「でもお前、下手すりゃあのヤンキーにブン殴られて」
香上進一郎:「病院のベッドの上で後悔してたかもしれねえ」
灰島潮:『おお…』
灰島潮:『んん~、それはまあ、確かに…?』
香上進一郎:「こんなもんさ」
香上進一郎:「手を伸ばして、近づいて見てみてえ気持ちはわかるけど」
香上進一郎:「オレは、お前に後悔して欲しくねえ」
灰島潮:『………』
香上進一郎:「“ソーゴー”の試合」
香上進一郎:「見れなくなっちまうだろ」
灰島潮:『………ん。ワリ』
灰島潮:『マジで心配してくれてんだな。サンキュ』
香上進一郎:「全部終わったら、メシでも奢ってくれ」
香上進一郎:「んでチャラな」
灰島潮:『ん~? それなら…俺だって』
灰島潮:『たまにはバイト休んで、こっちの集まり来いよ』
灰島潮:『…食べ放題ね。考えとく』 ニカッと笑っているのだろう、そんな口調で言って。
灰島潮:通話が切れる。
香上進一郎:つられるようにはは、と笑って。端末を服の内に仕舞う。
香上進一郎:「悪い、待たせた」
香上進一郎:「灰島の方はもう、問題なさそうだ」
香上進一郎:「粕屋さんにお礼、言っとかねえと」
倉間美舞:脛を蹴る。
倉間美舞:「カッコつけてんじゃねえ」
香上進一郎:岩のような感触。微動だにせず。
香上進一郎:「つけてねえよ……」
倉間美舞:「……こっちも絞れた」ハンズフリーのイヤホンを片耳にしながら走っていた。
倉間美舞:「山にうさんくせー倉庫あったと」
香上進一郎:「例の武器庫か」
香上進一郎:「山、山……」地図アプリを起動して。
香上進一郎:「どの辺?」
倉間美舞:「どけ」そのまま追い抜いて。
倉間美舞:「説明めんどくせー」
香上進一郎:おい、と荒々しく文句を垂れながらマウンテンバイクに跨り、走らせる。


GM:シーンを終了します。
GM:ロイスのあれそれと購入判定が可能です。ミドル最後だよ
倉間美舞:ロイスはなし
香上進一郎:ロイスはパンパンだぜ 購入は様子みます
倉間美舞:今度こそちゃんとした応急手当を買います
GM:がんばって
倉間美舞:《紡ぎの魔眼》します
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1(→ 1)増加 (69 → 70)
倉間美舞:5dx+4>=8
DoubleCross : (5DX10+4>=8) → 10[5,6,6,7,10]+10[10]+9[9]+4 → 33 → 成功

倉間美舞:???
香上進一郎:過剰か?
GM:か…買えましたね
倉間美舞:薬局ごと買ったかもしれん
倉間美舞:つかいまーす
GM:つかってみて~
香上進一郎:テナント待ったなし
倉間美舞:倉間美舞のHPを2d10(→ 12)増加 (20 → 32)
香上進一郎:あのさあ…
倉間美舞:MAX30まで回復したよ
GM:めちゃくちゃつぎ込んでる
香上進一郎:高低差すごすぎ
香上進一郎:じゃあ……ボデマをかおう
香上進一郎:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 9[6,7,9]+1 → 10 → 失敗

香上進一郎:ちょうど残ってた財産2でピタリ!かいます
GM:おおすごい どうぞ!
香上進一郎:これでバッチリだぜ 矢でも鉄砲でもドンと来い
GM:ほほう
倉間美舞:全部こいつに打ち込んでいいって
香上進一郎:いってない
GM:なるほどね
GM:では処理が終了したので、このシーンはこれで終了!


【クライマックス】

GM:クライマックスシーン!二人とも侵蝕率を上げて登場してね。
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (70 → 71)
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (74 → 75)
倉間美舞:たつじん(うそ。本当は上げたい)
香上進一郎:すごく落ち着いた
倉間美舞:どうした?
倉間美舞:ズルした?
香上進一郎:武芸の達人
香上進一郎:こういうことなんだよな
倉間美舞:いくらつらくても犯罪はダメだよ
香上進一郎:運転中の片耳イヤホンはグレーゾーンだぞ
GM:この人たち隙あらば喧嘩しはじめる
GM:ではこのシーンは 二人でまず武器倉庫に到着する描写をしまして
GM:そうすると敵が駆け付けてくるので、そのまま戦闘に雪崩こんでいきます
倉間美舞:はーい 人のフレンチトースト喰うのは黒でしょ
香上進一郎:了解しました! あっ僕のです
GM:この人たち!


GM:【九株市 山中 雑木林】
GM:夜。人の手が及んでいない、鬱蒼たる山中は、光もなく静まりかえっている。
GM:その奥を目指し進んでいけば、見捨てられたような小汚いプレハブがひっそりと佇んでいた。
倉間美舞:「きったね~」
倉間美舞:「くれ~」
倉間美舞:「かったり~」
香上進一郎:身体に纏わりつく枝や草をぱっぱと払って。
香上進一郎:「文句垂れる暇があるなら中、見てこいよ」
倉間美舞:「かがみ~の4K」
倉間美舞:そう言いながらずんずん進んで戸を開ける。
GM:鍵もない。戸を開くと、プレハブの中は簡単な山小屋のようになっている。
倉間美舞:「こいつマジで鍵掛けねーな」
GM:簡易の台所があり、"外郎売り"が休憩所にしているような痕跡のほか、銃器の数々が整頓もされず大量に並べられている。
香上進一郎:外を警戒し、辺りを見回しながら。うん。アホを埋めるのに丁度いい場所だ。
倉間美舞:「部屋も汚え」
香上進一郎:肩越しに中を覗く。「………整頓とかしねえのか?」
香上進一郎:「危ねえだろ……おい、手榴弾そのまま転がってるぞ」
GM:加えて、荒らされたような気配もない。少なくとも、まだ吾妻会は来ていないようだ。
倉間美舞:「爆破したほうがいいかもなこれ」
倉間美舞:「ていうか~UGNが未管理の……これ未管理でしょ?の」
倉間美舞:「火器を見つけたなら~~~接収していいっすよね~~~」
香上進一郎:心の中で。コイツと関わり合いになってしまった“外郎売り”を哀れに思いつつ。
倉間美舞:適当な拳銃を手に取って構えている。
香上進一郎:「ま、今回の件が件だからな」
倉間美舞:「つーか未管理で流れたら終わるだろ」
香上進一郎:「放っておくにも第二、第三と同じ事件を起こされても堪らねえ」
倉間美舞:「アホが全員こうなるんだぞ」拳銃を向ける。
香上進一郎:向けられた拳銃のスライドをがちりと握りしめて。
香上進一郎:「彼女にはお前から伝えとけよ」
倉間美舞:「これから来るアホにはどう伝えとくよ」外を見やる。
GM:…そこに。
GM:──ドガガガガッッッ! 木を薙ぎ倒しながら走って来る、大型のワゴン車。
GM:強いライトが、開いた戸越しにキミ達を照らす。
GM:ワゴン車から男達が降りてくる。
吾妻梁次:「……てめえらアアッ!なあに先に陣取ろうとしてンだ…?」 ガスマスクめいた装備を着用した、染めた金髪の大柄の男。
香上進一郎:漫然とプレハブ小屋から歩み出て。男に鋭い目を向ける。
香上進一郎:「吾妻さん、先程はどうも」
倉間美舞:「また来たのかこいつ」
GM:車から降りて来た男の一人に、縛り上げられた女が抱え上げられている。
GM:そのまま地面に放り投げられる。
外郎売り:「モゴモゴ!モゴモゴ!(あっ…!UGN!)」
外郎売り:「モゴゴ!(倉間もいる!助けてマジで!死にたくないんです!)」
香上進一郎:オーヴァードとはいえ、再生能力には限りがある。眼の光が失われていないことにやや胸を撫で下ろす。
吾妻梁次:「黙ってろ! こいつらブッ殺した後、武器だけ貰ってお前も殺す!」
倉間美舞:一瞬そちらに目をやる。(人質にする気でもねえのかよ)
倉間美舞:御しやすいな、と思う。これまで相手してきたこいつらの上役よりも。
外郎売り:「モゴゴ…!(ヒィ~~!)」
香上進一郎:いち、にい、さん、と血気盛んな彼らを指で数えながら。
吾妻梁次:「何黙ってんだァ…? さっきみたいに行くとは思うなよ」
香上進一郎:「それは、こちらの台詞ですよ」
香上進一郎:「もう逃さない」
倉間美舞:「さっきみたいに行くわけねーだろボケ」
倉間美舞:「もうねーんだよ手抜く必要が」
吾妻梁次:「あァ? 上等だァ…」
吾妻梁次:「お前らァ! こいつらガキども、ブッ殺して、オーヴァードなんかたいしたことねえって」
吾妻梁次:「組にさらしてやるとするぞォ!」
GM:男達が装備を構える。
GM:クライマックス戦闘に突入します。
GM:また、戦闘に入る前に、今回の特殊判定について説明します。
倉間美舞:特殊!
香上進一郎:なになに~?
GM:今回のエネミーは吾妻梁次以下、吾妻会に所属する部下A~Dの四人。
GM:全員非オーヴァードです。
GM:なので、このままでは、衝動判定はありません。
倉間美舞:たしかにだぜ
GM:しかし、エネミーではありませんが、この場にはオーヴァードである"外郎売り"がいて、彼女は極度の緊張状態にあります。
香上進一郎:な、なるほどお~~~ッ
GM:彼女の緊張に同調することを選択すれば、キミ達も自らのレネゲイドを活性化させることができます。
GM:つまり、今回の衝動判定は任意!
GM:してもしなくてもいいよ。
倉間美舞:なるほどなあ
香上進一郎:せっかくだししちゃおっかな
倉間美舞:しちゃおっと
GM:ではどうぞ!
香上進一郎:思い出の一品ブランケット 4dx+5>=9
香上進一郎:4dx+5>=9
DoubleCross : (4DX10+5>=9) → 7[5,6,7,7]+5 → 12 → 成功

香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を2d10(→ 9)増加 (75 → 84)
倉間美舞:《紡ぎの魔眼》します
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を1(→ 1)増加 (71 → 72)
倉間美舞:5dx+5>=9
DoubleCross : (5DX10+5>=9) → 9[2,3,4,6,9]+5 → 14 → 成功

倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (72 → 83)
倉間美舞:ベスト
香上進一郎:いいかんじじゃぜ
GM:良い調子! なにか演出されますか?
香上進一郎:あっどうしよっかな
香上進一郎:ういみまのなんらかがあるならでもそれをみたいかな~って欲望はある
GM:じゃあちょっとしよっか
外郎売り:「モガッ…モゴゴッ……」 地面に顔を擦りつけて、貼られていたガムテープを無理やり剥す。
外郎売り:「…っ、はあ! 倉間ぁ!」
倉間美舞:「……あ?」
外郎売り:「死にたくないのお!助けてえ!」
外郎売り:「もうほんと…なんでもするから!なんでも!」
倉間美舞:「言うに事欠いてこいつ……」
外郎売り:「いやっ、アンタがアタシのこと嫌いなのは分かってっけど…」早口。
倉間美舞:「あ???」
倉間美舞:「舐めんなカス」
倉間美舞:「だったら手でも緩めるとでも思ってんのかボケ」
倉間美舞:「黙って寝てろ。させることは後で考える」
外郎売り:「く、く、倉間~~~~………!」
香上進一郎:「(カッケェ~)」からかうように口元を歪める。


GM:では、改めて戦闘の説明です。
GM:今回のエネミーは吾妻梁次以下、吾妻会に所属する部下A~Dの四人。
GM:エンゲージはPC達から5mにB、C、Dの3人。PC達から10mに吾妻梁次とAがいます。
香上進一郎:別れてやがるじゃん!
[梁次(8)、吾妻会A(9)]
    |
    5m
    |
 [吾妻会B~D(3)]
    |
    5m
    |
 [香上(7)、倉間(9)]

※()が行動値
GM:敵を全員倒すと戦闘終了です。
GM:では戦闘に入っていきましょう。
GM:1ラウンド目。
GM:セットアップ!
香上進一郎:なし!
倉間美舞:なし
吾妻梁次:「てめえらァ!ヤク決めろやあ!」
吾妻会部下:「ウス兄貴!」梁次の号令に合わせ、男達はオーヴァード用の薬物を摂取し、キミ達の前に広がる。
吾妻会部下:B~Dがブルーゲイルを使用。行動値5上昇し、3→8に。
香上進一郎:う、上回るな!
吾妻梁次:梁次はなし。
吾妻会部下:部下Aもありません。


GM:ではイニシアチブ。
倉間美舞:するぜ
GM:ほい!
倉間美舞:《時間凍結》。HP20消費してイニシアチブに行動します。
倉間美舞:倉間美舞のHPを20(→ 20)減少 (30 → 10)
GM:きたな どうぞ
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を5(→ 5)増加 (83 → 88)
倉間美舞:マイナーでB~Dにエンゲージ
倉間美舞:メジャー「水の太陽」:《渇きの主》《朱色の大斧》。
倉間美舞:自分自身を攻撃します。
GM:何ぃ!?
倉間美舞:使用武器は素手です いくぜ!
GM:命中判定100出ろ!
倉間美舞:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 9[1,1,2,8,8,9]+2 → 11

香上進一郎:生きるかな~
倉間美舞:ガード。
倉間美舞:ダメージ行きます
GM:どうぞ!
倉間美舞:じゃない 命中したからHP回復
倉間美舞:倉間美舞のHPを20(→ 20)増加 (10 → 30)
香上進一郎:ぴったり
倉間美舞:2d10+0
DoubleCross : (2D10+0) → 10[6,4]+0 → 10

GM:一旦回復してからダメージ反映ですね
倉間美舞:そうです10ダメージ受けました
GM:はーい
倉間美舞:倉間美舞のHPを10(→ 10)減少 (30 → 20)
GM:演出しますか?
倉間美舞:こう。そして《朱色の大斧》でダメージを与えたので
倉間美舞:以降のシーン中白兵攻撃の攻撃力を+20するよ~
GM:いやすぎるよ~
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を8(→ 8)増加 (88 → 96)
倉間美舞:演出もちょっとするね!
GM:もちろんどうぞ!


倉間美舞:ばさり、と羽が舞う。
倉間美舞:それは異種のワーディング。主神格の顕現の権能……のわずかな残滓のようなもの。
倉間美舞:時代をもたらしたものとしての象徴の一部。
倉間美舞:それは束の間、生まれを言祝ぐための時間を作る。
倉間美舞:彼らに近づきながら、シャツを腹から出して、自分の脇腹に手を添える。
倉間美舞:血まみれの骨を引きずり出す。
倉間美舞:それは“倉間美舞(ミクトラン)”から取り戻されたもの。
吾妻会部下:「なんだッ…このガキ…」 停止した時空間にて。
吾妻会部下:アンチワーディングマスクを装着した男達が、初めて体験するその現象に動揺している。
倉間美舞:四番目、水の太陽の時代の人間の骨。
倉間美舞:新たな人間を作るために必要なもの。
倉間美舞:それを砕き、棍棒に挟み込むように嵌め込む。
倉間美舞:血染めの骨の刃を備えた、マカナを構える。
倉間美舞:「言ったろ。前と同じじゃ終わらねえって」
倉間美舞:「お前ら……マジで死ぬぞ」
倉間美舞:「今逃げとけ」
吾妻会部下:「……」 気圧される。しかし。
吾妻梁次:「……ガキが」
吾妻梁次:「ナメたこと言ってんじゃねえ~~~~ぞお…」


GM:引き続き手番は行動値9の倉間さん。
倉間美舞:あっそうじゃん 待機しようかな~
GM:はーい
GM:では続いて同値の吾妻会A!
吾妻会部下:こちらも待機!
香上進一郎:なにィ~
[梁次(8)、吾妻会A(9)]
    |
    5m
    |
[吾妻会B~D(3)、倉間(9)]
    |
    5m
    |
   [香上(7)]

※()が行動値
GM:続いて行動値8の吾妻会B~D。
GM:え~ 時間かかりますがGMが混乱して死ぬのを防ぐため
GM:順番に処理していきますね
倉間美舞:そうしよう
香上進一郎:死んではたいへん わかりました
倉間美舞:なんか……反撃するやつとかもおるからね
GM:そう…………
香上進一郎:度し難い奴だな……
GM:まずはBから!
吾妻会部下:マイナーでシルバーハンマーを使用します。白兵攻撃力+5。
吾妻会部下:オートで装備しているスネークブレードの効果を使用。射程20mに。
吾妻会部下:メジャーで香上くんに白兵攻撃。
香上進一郎:オシャレな武器使いおってからに~!
香上進一郎:こい!
吾妻会部下:4dx+11
DoubleCross : (4DX10+11) → 8[3,3,6,8]+11 → 19

吾妻会部下:フン…どうだ
香上進一郎:試みるぜ ドッジを
香上進一郎:4dx+1>=19
DoubleCross : (4DX10+1>=19) → 7[2,2,5,7]+1 → 8 → 失敗

香上進一郎:無理!
吾妻会部下:やった~
吾妻会部下:ではダメージ!
吾妻会部下:2d10+8+5 装甲有効
DoubleCross : (2D10+8+5) → 6[5,1]+8+5 → 19

香上進一郎:装甲で8引いて11貰います!
香上進一郎:香上進一郎のHPを11(→ 11)減少 (27 → 16)
香上進一郎:立ってるぜ
GM:命だけは助かったようだな…


GM:続いてC!
吾妻会部下:Bと同様の動きをします。
吾妻会部下:マイナーでシルバーハンマーを使用します。白兵攻撃力+5。
吾妻会部下:オートで装備しているスネークブレードの効果を使用。射程20mにし、メジャーで香上くんに白兵攻撃。
吾妻会部下:4dx+11
DoubleCross : (4DX10+11) → 3[1,3,3,3]+11 → 14

香上進一郎:わたしじゃない!
香上進一郎:再度のドッジ!
香上進一郎:4dx+1>=14
DoubleCross : (4DX10+1>=14) → 8[3,5,8,8]+1 → 9 → 失敗

香上進一郎:ギギギ…
吾妻会部下:よっしゃ!!ダメ―ジ出します
吾妻会部下:2d10+8+5 装甲有効
DoubleCross : (2D10+8+5) → 10[8,2]+8+5 → 23

香上進一郎:アカン!
GM:でかいの出た!
香上進一郎:23ひく8で……15? 15!?
香上進一郎:1残るぜ!
GM:何ィ~~!!
香上進一郎:香上進一郎のHPを15(→ 15)減少 (16 → 1)
香上進一郎:やっぱボディーアーマーなんだよな
GM:悔しい~~~~ッ


GM:では最後!D!
吾妻会部下:ウーム…ウーム
吾妻会部下:うーむ 倉間さん狙うか
吾妻会部下:マイナーでシルバーハンマーを使用します。白兵攻撃力+5。
吾妻会部下:メジャーで倉間さん対象に白兵攻撃。
吾妻会部下:5dx+11
DoubleCross : (5DX10+11) → 8[4,5,6,7,8]+11 → 19

倉間美舞:こいやっ
倉間美舞:リアクション放棄して反撃します。「動きの太陽」:《復讐の刃》。
GM:きたな!
倉間美舞:ウェポンケースから大鎚とアームドスーツもだして装備するよ~
GM:はーい
倉間美舞:あっあと《紡ぎの魔眼》も使う!
GM:いっぱいある!!
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を7(→ 7)増加 (96 → 103)
倉間美舞:11dx7-1
DoubleCross : (11DX7-1) → 10[1,3,3,3,4,5,6,7,8,9,10]+10[1,4,5,9]+10[9]+10[9]+2[2]-1 → 41

GM:エ!?!?
香上進一郎:ヤバ
倉間美舞:じゃあ……出し合いますか ダメージを……
GM:嘘でしょ
GM:や……やってやらァ~~~~~~~~
吾妻会部下:2d10+8+5 装甲有効
DoubleCross : (2D10+8+5) → 13[5,8]+8+5 → 26

倉間美舞:5d10+49 装甲有効
DoubleCross : (5D10+49) → 36[10,1,8,10,7]+49 → 85

香上進一郎:部下がんばってる
香上進一郎:けどこれは……
吾妻会部下:ウッギャァ~~~~~~~~~~
香上進一郎:ミンチでは?
吾妻会部下:最高値叩き出したのに
倉間美舞:こっちは装甲10点で軽減して16ダメージ
倉間美舞:倉間美舞のHPを16(→ 16)減少 (20 → 4)
倉間美舞:生き残りました
吾妻会部下:こっちも装甲引いて…引くんですけど…耐えられません
吾妻会部下:Dが死にます!
香上進一郎:D~~~!!
倉間美舞:てへっ
GM:ではまとめて演出いってみよう


吾妻梁次:「こっちもよォ~~……お前らブッ殺す用の武器、既に"外郎売り"に用意させてんだァ」
吾妻梁次:「見せてやれやァ!」
吾妻会部下:その怒声に煽られるかのように、男達が手にした武器を一斉にキミ達に向かって放つ。
吾妻会部下:オーヴァード用薬物を使用した剛腕にて、伸縮自在の白刃を飛ばす。
香上進一郎:軌道が想定していたよりも少し読み辛い。何連もの鋭い刃に身を裂かれ、臓腑を抉られる。
香上進一郎:彼らと同じような身体であれば、とうに絶命に至っている攻撃。
香上進一郎:「生憎と、そうじゃない」
香上進一郎:いい質の武器だな、と。続けざまに振るわれる刃を横合いに殴りつけて、倒れ伏す女に目を見やる。
倉間美舞:迫る白刃を絡め取る。暴れる刃に身を裂かれるが意に介さず。
倉間美舞:巻き取ったまま、その持ち手ごと引張り寄せて。
吾妻会部下:「ンだ…!?」 倉間さんを狙った男が声を上げる。
倉間美舞:何連もの刃が絡みついた、骨刃の大剣で脚を横殴りにする。
吾妻会部下:「ぐぎあああッ!?」 自らの武器が棘へと変わる。
倉間美舞:「ってーなおい」
倉間美舞:「フツーに痛えんだよ。そんなもん向けるなや」
倉間美舞:「そうなるぞ」
吾妻会部下:「いてえッ、いてえッ」 聞こえていない。両足を潰され、ゴロゴロと転がっている。


GM:続いて行動値8の吾妻梁次の手番です。
吾妻梁次:マイナーで装備しているPDWの効果を使用。対象を《範囲:選択》に。
香上進一郎:ゲッ
吾妻梁次:あっでもエンゲージ分かれてるんだった…
倉間美舞:そうね
香上進一郎:そうだった
吾妻梁次:じゃあ侵蝕率低い方を狙おう
吾妻梁次:メジャーで香上くんに射撃攻撃!当たり前ですがエフェクトはなし!
香上進一郎:一の位がひくいほうですか?
香上進一郎:クソ~ッ
吾妻梁次:5dx+13
DoubleCross : (5DX10+13) → 10[5,5,7,7,10]+4[4]+13 → 27

吾妻梁次:バディムーブください!
香上進一郎:あげません!
吾妻梁次:なに~ッ
倉間美舞:数がどっちが大きいかわからないのか
香上進一郎:避けろかがちゅう!
香上進一郎:4dx+1>=27
DoubleCross : (4DX10+1>=27) → 10[2,2,6,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗

香上進一郎:がんばった
GM:がんばってる
倉間美舞:27と17だと17のほうが小さいからねえ
倉間美舞:かがみくんわかった?
香上進一郎:は?
倉間美舞:えっ分かんないの
GM:ダメージ当たるんだよ~
香上進一郎:わからないかも……アホが感染っちゃったカモ……
香上進一郎:来な!
吾妻梁次:というわけで出します!
吾妻梁次:ダメージロール直前にエンブレム:盃の契りを使用してダメージ+3d10。
香上進一郎:やめろ!!
吾妻梁次:3d10+9+3d10
DoubleCross : (3D10+9+3D10) → 14[4,1,9]+9+14[10,1,3] → 37

香上進一郎:死んじゃったぜ。
香上進一郎:リザレクトします。
吾妻梁次:やった~ 装甲有効だよ 37ダメージ
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (84 → 91)
香上進一郎:HP7!
GM:では演出!


吾妻梁次:「ガキがぁ……」 ワゴン車から、装備品を詰め込んだコンテナを取り出し広げる。
吾妻梁次:火器を取り出して。狙いを定める。
吾妻梁次:「まずはクソ眼鏡からだァ!」
倉間美舞:「うわあんなのあんのかよ」
吾妻梁次:散弾が香上くんに向かい、嵐のように吹き荒れる。
香上進一郎:「有って然るべきだが……」衝撃に身を備える。
吾妻梁次:「巻き込まれんじゃねえぞお! ヒャハハハ!」 彼との間に位置する仲間を気にする様子もない。火花が散る。
香上進一郎:頭部と重要な臓器だけを、守り。銃弾の雨を全身に受ける。
香上進一郎:血を吐く。ぐらりと身体が揺れる。しかし、膝は付けず。
吾妻梁次:「オラオラオラ、死にさらせやァッ!」
香上進一郎:しゅうしゅう、と。オーヴァードの自己治癒能力が肉を塞ぐ音。
香上進一郎:押し出された鉛の弾が地に転がっていく。
香上進一郎:「いいセン行ってますよ、吾妻さん」
吾妻梁次:「…………あ?」
香上進一郎:「オレたち相手なら、ただブン殴るより。そっちの方が理に適ってる」
倉間美舞:「どこがいいセンだよ」
倉間美舞:「敵対しねえほうが理にかなってるだろうが。元から終わってんだよ」
香上進一郎:「ごもっとも」
吾妻梁次:「…ンだとゴラァ…! さっきからゴタゴタ言いやがって」
吾妻梁次:「何様のつもりだか知らねえが…、このボケどもがよォ」 銃弾が切れた火器を投げ捨てる。


GM:このまま手番は行動値7の香上くんに。
香上進一郎:は~い
香上進一郎:ではマイナーでB、C、物騒な得物握ってる女の元へエンゲージします。
[梁次(8)、吾妻会A(9)]
    |
    5m
    |
[吾妻会B~C(8)、倉間(7)、香上(7)]

※()が行動値
GM:ほい!
香上進一郎:ストモどうしよっかな~……いや入れるか……
香上進一郎:メジャーでコンボ:Gambit! 《インスタントボム》+《ブラストフォーカス》+《ストライクモード》
香上進一郎:対象はBさんにしよう。
吾妻会部下:こいや!
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を13(→ 13)増加 (91 → 104)
香上進一郎:5dx+20
DoubleCross : (5DX10+20) → 8[2,4,6,6,8]+20 → 28

香上進一郎:バディムーブください
GM:だってよ、みまち!
香上進一郎:ないみたいです…
倉間美舞:あ?
GM:しかたないわね
吾妻会部下:ガードするぜ
香上進一郎:じゃあ……ダメージぜ
吾妻会部下:こいっ
香上進一郎:3d10+4d10+28
DoubleCross : (3D10+4D10+28) → 7[1,1,5]+22[2,8,6,6]+28 → 57

香上進一郎:装甲無視!
吾妻会部下:ギャ~ッ
吾妻会部下:装甲無視が痛すぎる
吾妻会部下:Bは一撃で消滅します!
香上進一郎:きえないで…
GM:キラシュワン…
GM:では演出をどうぞ!


香上進一郎:僅かに屈み。体内のレネゲイドを一点に集中。
香上進一郎:下腿三頭筋のうちのひとつ。瞬発力を司る、その腓腹筋が。
香上進一郎:爆発。圧によりズタズタに破壊された肉が、即座に再生。
香上進一郎:勢いのまま収縮、連なるように踏みしめた足裏からも轟音。
香上進一郎:ブーツが土を抉ったと同時。瞬きの間に吾妻会の男の懐へ潜り込み。
吾妻会部下:「…!」
香上進一郎:不規則な刃を振るう、その拳目掛けて。左拳で殴りつける。
香上進一郎:能力によって自壊、再生を度重ねて繰り返した己の拳の強度は、鉄球にも等しい。
香上進一郎:耳障りな、人体の骨が砕ける音が。暗がりの山中に響く。
吾妻会部下:「ごっ…がああ!?」 鞘が手から離れる。不自然な方向に曲がった五本の指に、悲鳴を上げる。
吾妻会部下:「ダメだ、クソ…! 何でだよ、ただの素手のくせに…!」


GM:では、このまま待機組の手番も処理していきますね。
GM:えっと 装備着て行動値7に変わった倉間さんからでいいのかな?
倉間美舞:ウス
GM:ではおねがいします~
倉間美舞:マイナーなし、メジャーでCを素殴りするぜ
吾妻会部下:負けません
倉間美舞:7dx-1
DoubleCross : (7DX10-1) → 9[2,4,4,4,7,8,9]-1 → 8

倉間美舞:ドヤッ
香上進一郎:フーッ……
香上進一郎:バディムーブあるらしいですよ
倉間美舞:じゃあよこせ
香上進一郎:くださいだろうが
香上進一郎:達成値+3です
倉間美舞:よこされました 11になったよ
GM:11になったねえ
吾妻会部下:ガードするぜ
GM:そのままダメージだしな!
倉間美舞:じゃあダメージ出しちゃお~
倉間美舞:2d10+49 もろもろ有効
DoubleCross : (2D10+49) → 6[1,5]+49 → 55

吾妻会部下:ヤバすぎる~~~~
香上進一郎:おかC
吾妻会部下:装甲とガード引いて…
吾妻会部下:だめでした 消し飛びます
GM:部下Cも消滅!侵蝕率上がらないから そのまま演出どうぞ!


倉間美舞:残った部下のもとに、ざりざりと奇怪剣を引きずりながらにじり寄る。
倉間美舞:「残りー、お前」指差す。
吾妻会部下:「……ざけんじゃねえぞ………」 明らかに気圧されている。が、すごむ。
倉間美舞:「逃げねーのかよ。じゃあいいわ」
倉間美舞:重そうにそれを振る。
吾妻会部下:「ンだオラァ! やってみ」
吾妻会部下:「ろ」
倉間美舞:再び脚を狙う。
倉間美舞:一応脚なら死なないだろうと思っている。
吾妻会部下:両腕を前に出して構え、そのまま下半身がえぐれるように吹っ飛ぶ。
吾妻会部下:「ごっ……!」
倉間美舞:「ッハア~……」息を吐いて。
倉間美舞:「まだやんのか?」
倉間美舞:吾妻梁次に告げる。「マジでか?」
吾妻梁次:「………、ンだ……?」
吾妻梁次:「…その程度の雑魚潰したくらいで、俺がイモ引くとでも思ってんのか…?」
吾妻梁次:「アレ使え」隣の部下に指示する。「遠慮はいらねえ。全員巻き込め」


GM:というわけで最後、待機していた部下Aの手番。
吾妻会部下:「いやでも、梁次さん…」ビビったように梁次を見る。
吾妻梁次:「いいからやれってんだろうが!ブッ殺すぞ!」
吾妻会部下:「は、はいッ!」 特殊なコーティングがされた手榴弾を取り出す。
吾妻会部下:マイナーなし。
吾妻会部下:メジャーでベノムグレネードを使用。対象はPC達がいるエンゲージ。
香上進一郎:対象……範囲やんけ!
吾妻会部下:戦闘不能になっている部下B~Dごと巻き込みます。
吾妻会部下:全員始末してやらァ~~
香上進一郎:外道~~~!
吾妻会部下:というわけで射撃で判定!命中すると邪毒3レベル付与。
吾妻会部下:3dx+10
DoubleCross : (3DX10+10) → 9[1,7,9]+10 → 19

香上進一郎:くお~ッ!避けろ~!
香上進一郎:4dx+1>=19
DoubleCross : (4DX10+1>=19) → 8[4,5,7,8]+1 → 9 → 失敗

香上進一郎:無
倉間美舞:遠距離じゃん!
倉間美舞:ドッジします
倉間美舞:7dx-2>=19
DoubleCross : (7DX10-2>=19) → 10[1,2,9,9,9,10,10]+3[3,3]-2 → 11 → 失敗

倉間美舞:だめ
GM:がんばってる
香上進一郎:邪毒もらっちゃったぜ
吾妻会部下:では二人とも命中! 邪毒3レベル付与です。
GM:そのまま演出にいきましょう


吾妻会部下:「う…受けてみろやぁ!」 手榴弾が投げつけられ、爆発。
吾妻会部下:その威力自体はたいしたものではない。その後。
吾妻会部下:皮膚から感染する毒ガスが一気に散布され、キミ達の身体を浸す。
倉間美舞:「……こいつ!」
香上進一郎:「物騒なモン卸しやがって……」視界が歪む。ごほごほ、と。吐く血にドス黒いものが混じる。
吾妻会部下:すでに戦闘不能になっている部下にも、より凶悪に、その効果が及んでいる。
香上進一郎:「放っときゃ、この人らも死ぬぞ」吾妻をぎろりと睨む。
倉間美舞:「テメえマジでこういうのは卸すな」
倉間美舞:ダラダラと血の涙を流す。「マジで」
外郎売り:「はい……ヤダ~~~…アタシも漏らしそうなんだけど……」
吾妻梁次:「アッヒャヒャ」香上くんの視線を受け、愉快そうに笑う。「関係ねえな」


GM:全員の手番が終わったので、クリンナップ!
GM:邪毒を受けている人は、9点のダメージを受けてね
倉間美舞:ギャーッ
香上進一郎:ギャ~!死にます!HP7なので
倉間美舞:HP4なのでしぬ!
香上進一郎:吾妻会のロイスをタイタス昇華して復活するぜ HP12!
倉間美舞:ガスマスクの男へのロイス……つまりこいつへのロイスを切って復活します
倉間美舞:倉間美舞のHPを14(→ 14)に変更 (4 → 14)
GM:ワッハッハ
GM:吾妻会部下B~Dは邪毒の効果を受けても「トドメを差す」宣言にはならないので
GM:死にませんが、かわいそうだなあということになります。
香上進一郎:ひどい
倉間美舞:かわいそう
倉間美舞:長く苦しんでる……
香上進一郎:楽にしてあげたほうがよかったのかも
GM:なるほどね


GM:では引き続き、2ラウンド目に入っていきましょう。
GM:セットアップ!
香上進一郎:ない!
吾妻梁次:なし!
吾妻会部下:なしです
倉間美舞:なし
GM:全員なし!
[梁次(8)、吾妻会A(9)]
    |
    5m
    |
[倉間(7)、香上(7)]

※()が行動値
GM:状況はこう
GM:ではイニシアチブ。
倉間美舞:ある!
GM:おお!
倉間美舞:脱ぐぜ アームドスーツを
倉間美舞:これで行動値が9に戻るわけ
GM:何…!
香上進一郎:パージだ
GM:先手を…!
GM:では行動値9の倉間さんの手番からになります!
倉間美舞:はーい マイナーで吾妻会連中にエンゲージします
[梁次(8)、吾妻会A(9)、倉間(9)]
    |
    5m
    |
   [香上(7)]

※()が行動値
倉間美舞:メジャーは素殴りします A殴ろっと
吾妻会部下:ヒエェ
倉間美舞:7DX-1
DoubleCross : (7DX10-1) → 10[1,2,3,3,4,8,10]+5[5]-1 → 14

吾妻会部下:回ってんじゃん!!
香上進一郎:かわいいね
吾妻会部下:Aだけは他の部下とはルーチンワーク違うから…
吾妻会部下:ドッジしてみよ
倉間美舞:やめろ~~~
吾妻会部下:3dx>=14
DoubleCross : (3DX10>=14) → 5[2,3,5] → 5 → 失敗

吾妻会部下:ギャ~~~~~
倉間美舞:よわかった
香上進一郎:腰引いとる
吾妻会部下:普通にこんなダメなことある!?
GM:ではダメージどうぞ
倉間美舞:3個ならまあ……
倉間美舞:2d10+46 装甲有効
DoubleCross : (2D10+46) → 4[2,2]+46 → 50

倉間美舞:あっダメしょぼいな
香上進一郎:その固定値はなんだ
吾妻会部下:なにがしょぼいのかまるでわからない
吾妻会部下:Aだけは他の部下とは装甲値も違うから…
吾妻会部下:低い方に…………
倉間美舞:そうとはね
吾妻会部下:はい ウス ダメです!死にます
香上進一郎:き、キリングスプリー
倉間美舞:イエイイエイ
GM:部下・全滅!
GM:そのまま演出どうぞ!


倉間美舞:着ているシャツの袖と裾をビリビリに破く。
倉間美舞:それらを簡易的に組み合わせて顔に巻きつけて。
倉間美舞:そのまま駆け出す。
吾妻会部下:「うおあっ…」 動揺、そばのコンテナから何か銃器を取り出そうとする。
倉間美舞:棍棒を投げつける。
倉間美舞:その手をはたき落とすように大質量が叩きつけられた。
吾妻会部下:「ぐがッ──────!?」 身体ごと不自然な軌道を描き、地に叩き伏せられるようにして悶絶する。
倉間美舞:そのまま駆け寄って。
吾妻会部下:「てめ、え」顔を上げようとして。
倉間美舞:上がった顔の前には、かかとを大きく振り上げた少女の姿。
吾妻会部下:「─────」
倉間美舞:そのまま顔へと叩き下ろした。
吾妻会部下:「ぐごぼッ」
吾妻会部下:鼻からへし折れる鈍い音。
吾妻会部下:額からもんどりうつように叩きつけられる、即、昏倒。
香上進一郎:「……生きてるか? それ」
倉間美舞:投げつけた棍棒を再び拾いながら。「知らねえ」振り向く。
吾妻梁次:「…………!」
倉間美舞:「まあ、とにかくあと一匹で駆除完了だ」
香上進一郎:はあ、と息を吐いて。フラつきながらも、最後に残った男を見やる。
吾妻梁次:「ガキどもがよお…」
吾妻梁次:「この俺を、雑魚どもと同じ扱いしてんじゃねェぞ……」
吾妻梁次:がちん、と武器を仕込んだ拳をかち合わせる。


GM:次は行動値8の吾妻梁次。
吾妻梁次:ん~~~~~~~~
吾妻梁次:う~~~~~~~~ん
香上進一郎:なんかエンゲージしてる女がいますよ吾妻の兄貴
香上進一郎:やっちゃったほうがよくないスか?
吾妻梁次:なるほどね
吾妻梁次:やっちゃうか~~~
倉間美舞:お?
香上進一郎:さすが
吾妻梁次:ではオートでウェポンケースから武器:閃光の刃を取り出し装備します。
香上進一郎:こいつ…
倉間美舞:すごいの持ってんな
吾妻梁次:マイナーで効果を使用、対象を《範囲:選択》に。
吾妻梁次:意味ないけど こうしろって武器の説明書に書いてあったから
香上進一郎:だいじ
倉間美舞:おまじないだ
吾妻梁次:メジャーで倉間さんに攻撃するぜ!
吾妻梁次:7dx+13
DoubleCross : (7DX10+13) → 10[1,2,4,4,5,8,10]+5[5]+13 → 28

吾妻梁次:バディムーブください!
香上進一郎:どうしよっかな~
倉間美舞:やだ~~~
吾妻梁次:わくわく
香上進一郎:今回はご縁がなかったということで…
吾妻梁次:ウッ…
GM:ではリアクションどうぞ!
倉間美舞:せぬぜ リアクションなどな……
吾妻梁次:何…?
倉間美舞:放棄するからだ
吾妻梁次:こいつ…!
倉間美舞:「動きの太陽」:《復讐の刃》。
香上進一郎:まさか…!?
香上進一郎:アニキーッ!
倉間美舞:あと《紡ぎの魔眼》!
吾妻梁次:ぐおお!
倉間美舞:どっちの味方してんだよ
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を7(→ 7)増加 (103 → 110)
倉間美舞:11dx7-1
DoubleCross : (11DX7-1) → 10[1,4,4,4,5,5,6,6,7,9,10]+6[1,2,6]-1 → 15

倉間美舞:急に低いな……
香上進一郎:どうする?
倉間美舞:まあ当たるんだけど
倉間美舞:いらない!
香上進一郎:そうじゃん!
吾妻梁次:うおお…!こっちには装備しているパワーアシストアーマーの効果があるぜ
GM:ではお互いダメージ出していきましょう
香上進一郎:やっぱりつよいぜ 復讐の刃 くたばりなヤクザがよ~ッ
倉間美舞:2d10+46 装甲有効
DoubleCross : (2D10+46) → 15[7,8]+46 → 61

倉間美舞:よい出目
吾妻梁次:あとエンブレム:盃の契りの効果も使う!ダメージ+3d10増やして
吾妻梁次:3d10+5+5+3d10 装甲有効
DoubleCross : (3D10+5+5+3D10) → 18[3,6,9]+5+5+23[6,9,8] → 51

吾妻梁次:また倉間さんのダメージ適用直前に、装備しているリアクティブコートの効果を使います。
吾妻梁次:ダメージを軽減。
吾妻梁次:61-3d10
DoubleCross : (61-3D10) → 61-14[7,5,2] → 47

倉間美舞:こちらはもちろん耐えられない!
吾妻梁次:こちらは…けっこう削られたけどまだ生存!
倉間美舞:外郎ロイスきって復活しようっと
吾妻梁次:では…こちら、リアクティブコートの効果を使用したことによりコートが破壊されましたが
吾妻梁次:オートでウェポンケースからリアクティブコートを取り出し装備します。
香上進一郎:なにやってだ
吾妻梁次:梁次、がんばります!
倉間美舞:借りパク野郎が世
倉間美舞:盗むな 服を
GM:というわけで演出いってみよう!


吾妻梁次:「"外郎売り"! 言ってたよなァ~~~、この刀が一番ヤバいやつなんだって…?」
吾妻梁次:コンテナから抜き身の古刀を取り出す。ぬらりと白く光っている。
外郎売り:「あっあっあっ」
外郎売り:「アタシの…とっておきの商品が……」
倉間美舞:「おい!何がとっておきなんだよそいつは!」
香上進一郎:「(ならちゃんと対価はその場で受け取っておかないとダメではないのだろうか……)」
外郎売り:「や…刃の軌道が広がってっ」
外郎売り:「周辺巻き込んでブッ殺せるやつッ」
吾妻梁次:「…言ってんじゃねえよ!」
吾妻梁次:そのまま衝動的に、"外郎売り"に目掛けて古刀を振りかぶる。
倉間美舞:「余計なもん作りやがって……!」
倉間美舞:そのまま飛びかかるようにして、体当りする。
吾妻梁次:太刀筋が閃光のように白く光り、光線めいてそのまま"外郎売り"に放たれようと───
吾妻梁次:「アァッ!?」
吾妻梁次:されない。
倉間美舞:「順番が違うだろうがよ~」
倉間美舞:「ウチらをぶっ殺すんじゃないのかよ」
倉間美舞:「どっちが先か分かんなくなっちゃった?おサルさんか?」
吾妻梁次:「………」
吾妻梁次:「雑魚が」
吾妻梁次:「クソダボがッ!」
倉間美舞:「自己紹介してんじゃねえ」
倉間美舞:そのまま至近距離で、柄を使って殴りつける。
吾妻梁次:「ッ……が!」 顎にヒット、体勢が崩れる。
吾妻梁次:「……ッこの………」 後ろ足で踏みとどまり。
吾妻梁次:返し刀でその身を斬り裂く。
倉間美舞:「くうっ……!」押し殺したような悲鳴。
吾妻梁次:「ハッハ………、ハァーー、ハァーーーー」 頭を振る。
倉間美舞:「……上等だ。やろうか、ここで」
倉間美舞:「イモ引くんじゃねえぞ」
吾妻梁次:「女がナメた口利いてんじゃねえぞ」
吾妻梁次:「いいぜ…、てめえはただ殺すんじゃつまらねえ。ブチ犯してからブッ殺す」


GM:では行動値7の香上くんの手番です。
香上進一郎:はあい
香上進一郎:マイナーで吾妻くんへエンゲージします。
GM:みんな一緒のエンゲージ!
香上進一郎:そうだぜ
香上進一郎:ではメジャー、《インスタントボム》+《ブラストフォーカス》+《ストライクモード》
香上進一郎:対象は吾妻!きさまだ!
吾妻梁次:こいや~~!
香上進一郎:香上進一郎の侵蝕率を13(→ 13)増加 (104 → 117)
香上進一郎:5dx+20
DoubleCross : (5DX10+20) → 10[3,6,7,9,10]+9[9]+20 → 39

香上進一郎:はねたぜ
吾妻梁次:えっ待って聞いてない
吾妻梁次:グゥ~~~ ガードします!
香上進一郎:ではダメージ!
香上進一郎:4d10+4d10+28
DoubleCross : (4D10+4D10+28) → 21[6,2,6,7]+34[10,9,10,5]+28 → 83

香上進一郎:うおすっご…
香上進一郎:装甲無視!
吾妻梁次:無茶苦茶すぎる~~~~~~~
倉間美舞:ヤバすぎ
吾妻梁次:え~ 装甲無視だし…
吾妻梁次:その攻撃で消滅します!残りHP19でした。
香上進一郎:イェ~イ!
吾妻梁次:復活エフェクトを持つこともできないので、復活できません。
GM:そして…エネミーが全員倒れたので、戦闘終了!
GM:というわけで香上くんの演出をやっていきましょう


香上進一郎:「おい」
香上進一郎:憤る吾妻梁次の隣、気づけば。
吾妻梁次:「……あ?」
香上進一郎:男が拳を構えて、立っている。
吾妻梁次:「あ?」
香上進一郎:振り向いたと同時。男の目には到底捉えること叶わぬ速度の左ジャブで古刀の刀身を砕き。
香上進一郎:続くワンツーで腹部を強打。みしり、と。無骨なアーマーにヒビが入る音。
吾妻梁次:「が、ぐ」 膝から崩れる。
香上進一郎:「立て」
吾妻梁次:「がハッ……」
吾妻梁次:フラフラとしながらキミを見やる。
香上進一郎:「吾妻さん」
香上進一郎:「ボクシング、やってたでしょ」
香上進一郎:「見りゃ分かります」
吾妻梁次:「……何が言いてえ…」
香上進一郎:「あんたの事情なんか知ったこっちゃないが」
香上進一郎:「それを捨ててまで、ヤクザになったんだろ」
香上進一郎:「最後に根性、見せてみろよ」
香上進一郎:「ビビってンなら」
香上進一郎:「そんな代紋、捨てちまえ」
吾妻梁次:「…………」
吾妻梁次:「ビビるだあ…? 俺はなァ…こいつ貫いて…家族守ンだよ……」
吾妻梁次:「ガキが」
吾妻梁次:「上等だ」
香上進一郎:拳を構える。組織の兵士としてのそれでなく。
吾妻梁次:一度足を踏みしめ、それから全身の力を抜く。拳を構える。
香上進一郎:彼らにとって普遍的な、アップスタイルで。対峙する男を見る。
吾妻梁次:「スゥーーーー」 息を吐く。
吾妻梁次:車のライトが照らす、静まり返った山中で、確かに数刻の沈黙があり。
吾妻梁次:相手を脅す怒声もなく。その顔面めがけて、鋭いストレートを打ち込む。
香上進一郎:己は。倉間美舞のように、幾重にも思考を圧縮した一手を放つことはできない。
香上進一郎:故に。身を襲う脅威に対し。精神を極限までに研ぎ澄ませ。ギリギリの瀬戸際まで。
香上進一郎:枝分かれした道の、最適解を模索し、“それ”を掴み取る。
香上進一郎:加速する思考速度による、直感に等しい最善手。
香上進一郎:放たれたストレートに合わせるように、鏡合わせのように放った拳。
香上進一郎:吾妻梁次の拳が、既の所で己の顎を掠め。
香上進一郎:後の先を得た己のストレートが。彼の顔を覆うガスマスクを砕き、顎を殴打し、脳を揺さぶる。
吾妻梁次:「かっ」 短く声を上げ。
吾妻梁次:「───」 そのままノック・ダウン。
香上進一郎:膝を付き、口内に溜まった血と唾を吐き捨てて。
香上進一郎:「やっぱアンタ」
吾妻梁次:かくん、と膝から落ちて、再び起き上がることはない。
香上進一郎:「才能、無いですよ」
倉間美舞:「うわ~」
倉間美舞:「ひっでえ」
香上進一郎:「組なんか、継がなきゃよかったのに」
倉間美舞:「全部折るじゃん」
香上進一郎:「……勿体ねえけど」
香上進一郎:「ここはリングの上じゃねえ」
香上進一郎:「全部折ったのはお前だろ……」
香上進一郎:「どうするんだよ……」同じように昏倒している組の方々を見やって。
倉間美舞:「どうもこうも。決まってんだろ」
倉間美舞:パチン。《ワーディング》を解除して。
倉間美舞:「任せんだよ。先輩に」
倉間美舞:支部へと後処理依頼の連絡を入れた。
GM:某日、未明。試合終了。


GM:バックトラック!
GM:今回のシナリオにEロイスはありません。相当するNPCカードもない!
GM:自力で帰還してね
香上進一郎:オス!
倉間美舞:がんばるぜ
倉間美舞:1倍振りします
香上進一郎:素振りするぜ
倉間美舞:倉間美舞の侵蝕率を4d10(→ 25)減少 (110 → 85)
香上進一郎:117-4d10
DoubleCross : (117-4D10) → 117-13[2,6,4,1] → 104

香上進一郎:おい!!!
倉間美舞:バッチリ
GM:しんちゃん!?
倉間美舞:あれあれ~?
香上進一郎:追加振りします……
香上進一郎:104-4d10
DoubleCross : (104-4D10) → 104-27[4,9,4,10] → 77

香上進一郎:さがりすぎ
GM:しんちゃん………
倉間美舞:緊張してんのかな(笑)
香上進一郎:エ~ン0点です……
倉間美舞:かわいそ~w
香上進一郎:クソアマ~ッ
GM:あとでよしよししてあげるね
GM:では経験点配布はEDが終了したら行いましょう~
香上進一郎:は~い!


【エンディング:倉間美舞】

GM:【九株市 某アパート】
GM:「吾妻会」との抗争を終え、支部への引き継ぎを済ませたキミは、
GM:そのまま「え~UGNサンとお近づきになりたいんですけど~」とゴネる"外郎売り"を引っ張り、彼女の家まで送り届けていました。
倉間美舞:ゴネんな
外郎売り:すいません
GM:数日前と同様、開きっぱなしだった彼女の家。
GM:泥棒に入られた気配もない。
外郎売り:「は~~~我が家~~~~」
外郎売り:「てかアタシ風呂入ってないんだった」
外郎売り:「臭くない?」
倉間美舞:「いや……」
倉間美舞:「いつも臭え」
外郎売り:「はあ!?うざ」
外郎売り:「フェロモンがムンムンだろうが」
倉間美舞:「キショ……」
倉間美舞:「つーかそんなことないよ~って言わせたい質問自体がウザい」
外郎売り:「それは普通にわかる」
倉間美舞:「てか」
倉間美舞:「締めろ。鍵を」
外郎売り:「んあ?」
倉間美舞:「んあじゃねーよ」
倉間美舞:「どんなド田舎住んでたんだよ」
外郎売り:「締めといて~」
外郎売り:パソコンデスクの前の椅子(※部屋に椅子は一脚しかない)に座り、くるくる回っている。
倉間美舞:「シメるぞ」
外郎売り:「こわ」けらけら笑う。
外郎売り:「あれ」
外郎売り:「てかここに置いてあった指輪とネックレス知らない?」テーブルを指さす。
倉間美舞:「捨てた」
外郎売り:「えーー!?」
外郎売り:「マジ!? 目腐ってんじゃないの」
倉間美舞:「部屋だろ腐ってんのは」
外郎売り:「いや彼氏と別れたじゃん? 人呼ぶ機会なさすぎて」
外郎売り:「どんどんヤベーんだわ」
倉間美舞:「別れたじゃんも知らねーけど」
倉間美舞:「つーか付き合ってた事実も知らん どーでもいい」
外郎売り:「いやでもアタシの色仕掛けも捨てたもんじゃねーわけ」
外郎売り:「捕まってる時にさあ、ヤクザの見張りにさあ、それで迫って」
外郎売り:「スマホをパクッたワケだから」
倉間美舞:「うわ……」
倉間美舞:「ウチケーサツに知り合いいるよ?呼ぶ?」
外郎売り:「それアタシが捕まるってオチになるやつだろ」
倉間美舞:「オチっつーか最初からそれ目的だが……」
外郎売り:「なんだよ~~」ごろんと天井を仰ぐ。
外郎売り:「いいよ、欲しいもの勝手にとってっていいから」
外郎売り:「アタシを公権力の前に差し出すのはマジで勘弁して」
倉間美舞:「そういやゆってたななんでもするって」
外郎売り:「命の危機だもんよ~~なりふり構ってらんないじゃん」
倉間美舞:「じゃあ今要求していいんだな」
外郎売り:「いいけど」視線を動かしてキミを見る。「何?」
倉間美舞:「洗え」
外郎売り:「………」
外郎売り:「どの範囲で言ってんの」
倉間美舞:「うちの敵対勢力全部」
外郎売り:「……その言い方だとお」
外郎売り:「その後面倒見てくれるみたいに聞こえるけどお?」
倉間美舞:「……」
外郎売り:「ハハ」
倉間美舞:「フツーのイリーガルなら」
倉間美舞:「保護対象だろ。知らんけど」
外郎売り:「…………」
外郎売り:「マジで?」
倉間美舞:「嘘つくわけねーだろ」
倉間美舞:「つーか……」
倉間美舞:「……いやいい」
外郎売り:「なんだよお」ぐにゃりと身体が揺らぐ。
外郎売り:「てかフツーって何?」
外郎売り:「この商売ってフツー?」
倉間美舞:「行ったら調子こくからいい。フツーってなんだろうな」
倉間美舞:「まあ……フツーじゃないな」
外郎売り:「ハハハ」
倉間美舞:「だとしてもまあ、なんとかなるんじゃねーの」
倉間美舞:(だってうちの支部の連中はなんだかんだで)
倉間美舞:(すげーダダ甘だろうからな)
外郎売り:「は~~~」 キミの思いも露知らず。
外郎売り:「……まあ~~、言ったからなあ。なんでもするって…命の危機に、なりふり構ってらんねえし…」
外郎売り:「……アタシがこの商売やめて、できることなんてな~」
外郎売り:「キャバ嬢か? また名前変えなきゃ」
倉間美舞:つかつかと歩いて、棚から小物入れのかごを取り出す。
外郎売り:「何してんの? そこ金目のもの入ってないよ多分」
倉間美舞:「何が向くかなんて知らんけど、まずは」
外郎売り:「ん?」
倉間美舞:「危なくねーのにしとけ。そして危機意識を持て」中身を机に転がす。
外郎売り:「あれっ」
外郎売り:「すべてあんじゃん!」
外郎売り:「てか………え~~~?」
外郎売り:プラスチックがつややかに光る、無線式のイヤホンをつまむ。
外郎売り:「えぇ~~~~?」
倉間美舞:「え~え~うるせえ」
外郎売り:「アハハハ」
外郎売り:「ねえ、倉間あ」
倉間美舞:「あ?」
外郎売り:「アタシが綺麗さっぱり洗ってさあ、アンタらの敵対勢力と関係なくなったとして」
外郎売り:「フツーってやつ、なったとして」
外郎売り:「アンタ、呼んだら来てくれんの?」
倉間美舞:「場合による」
外郎売り:「あっそ」
外郎売り:「倉間あ」
倉間美舞:「何」
外郎売り:つまみ上げたイヤホンをキミに投げる。
外郎売り:「あげる」
倉間美舞:「あ?」
倉間美舞:「お前金ねーんだろうが」
外郎売り:「金ない。マジで」
外郎売り:「でもいいじゃんよ」 ニヤニヤ笑っている。
倉間美舞:「ワッケわかんねえ」
外郎売り:「明日からどうすっかなあ~」 くるくる椅子を回している。
倉間美舞:そのまま受け取って。「……とりあえず、まずは」
倉間美舞:「洗えや。臭うぞ」
倉間美舞:「……また来る」
外郎売り:「うん」
外郎売り:ニヤニヤ笑って、キミを送る。
GM:キミが部屋を出ると、申し訳程度の、鍵が締まる音がした。
GM:窓から、室内を灯す光が見えた。


【エンディング:香上進一郎&倉間美舞】

GM:【県立九株北高校】
GM:抗争を終えた、翌日。
GM:いつも通りの朝。
GM:キミの前の座席に、友人がどさっと腰を下ろす。
灰島潮:「香上ちゃん、おはよお」 着崩した制服の男子生徒。
灰島潮:「マジ昨日いろいろ世話になった!ありがとう!ゴメン!サンキュ!」
灰島潮:パン、と手を打ち頭を下げる。
香上進一郎:「おはよう、灰島」いつも通りのかちっとした制服の着こなし。
香上進一郎:「ま、ケガとか無くて良かった」
灰島潮:「やさし~~~~」
香上進一郎:「そう、オレは優しいから」
香上進一郎:「お前の厚意を無駄にしないよう、今日は朝を少なめにしておいた」
灰島潮:「……あはははっ!」 きょとんとしてから笑う。
灰島潮:「仕方ねえな~、あれだけ心配かけちゃな~」
灰島潮:「てか今日はバイト無いってこと?」
香上進一郎:「ん~。ホントは、今日も出るつもりだったんだけど」
香上進一郎:「しばらくは、休めって。先輩が」
灰島潮:「おー、そっか、良い先輩いんじゃん! 超ブラックなとこなんだと思ってたわ」
香上進一郎:「激務なのは間違いないが……」
香上進一郎:「まあ、落ち着くトコだよ」
灰島潮:「そっか」目を細める。
灰島潮:「……あ、そだ」
灰島潮:「あれ、例の音声データ! 俺、縁起悪いかなと思ってデータごと消しちゃったからさ」
灰島潮:「香上ちゃんも消しちゃっていいかんね」
灰島潮:送っちゃったの結果的に悪かったわ~、と言って笑う。
香上進一郎:己の端末には既に残っていない。データ自体は、支部に保管されている筈だが。
香上進一郎:「ま……そうだな」
香上進一郎:「綺麗さっぱり、忘れた方がいい」
香上進一郎:「オレのスマホ、型落ちだし」
香上進一郎:「データ埋めるンなら、別のなんかがいい」
灰島潮:「じゃあ、あれだな」 シュッシュとシャドーボクシング。
灰島潮:「しばらく休みなら、来れるっしょ?」
香上進一郎:ふ、と笑って。
香上進一郎:「ああ、今日でもいける。この前は誰誘ったんだっけ」
灰島潮:「おっ!そう来なくっちゃ!」身を乗り出す。「え~とね、この間は、田島と中川と……」
灰島潮:「………な~、香上」
灰島潮:スマートフォンに落としていた視線を上げる。キミを見てニカッと笑う。
香上進一郎:「ん?」
灰島潮:「フツーが一番だなあ」
香上進一郎:「………」
香上進一郎:噛みしめるように頷いて。
香上進一郎:「なら、折角だ」
香上進一郎:「次の期末に向けてのテス勉もやっちまおう」
香上進一郎:「フツーにな」
灰島潮:「うわ、急に学生じゃん」 笑う。
香上進一郎:「学生だからだろうが」
香上進一郎:一限目の予鈴が鳴る。
香上進一郎:机の中から、まだ真新しい教科書と、ペンケース。ルーズリーフを広げて。
香上進一郎:そうして、つかの間の。当たり前の日々が、また始まる。


【エンディング:香上進一郎&倉間美舞】

GM:【九株市 バッティングセンター「マルテン」】
GM:駅前近く、繁華街エリアに連なるメインストリートを外れた場所にあるバッティングセンター。
GM:日頃より人が多い場所ではない。今日も隅の方で、野球部らしき少年が一人、ぼんやりとバットを振っているくらいだ。
GM:あと数時間も経てば、飲み会帰りの酔った大人達が訪れてそこそこの賑わいを見せるのだが、
GM:それはキミ達の知るところではない。
GM:というわけで、キミ達はここにいた。
香上進一郎:閑散とした場内に。キン、と。白球と金属が鳴り響く音。
香上進一郎:130kmのピッチングマシンから振るわれる球を。機械的に飛ばしていく。
倉間美舞:その後ろで、制服姿――ジャンパースカートに細いリボンの半袖シャツのまま、それを見ている。
倉間美舞:「つまんねえ」
倉間美舞:「面白みがマジでない」
香上進一郎:「打てば?」
倉間美舞:「隣に立ったら折っちゃうだろ」
倉間美舞:「繊細な男の子の心を……」
香上進一郎:視線は前に向けたまま。またぞろ振るわれる豪速球を返して。
香上進一郎:「確かに」野球部だろうか。遠くでバットを振るいながら、ちらちらとこちらの様子を伺う少年を横目に。
香上進一郎:「誰だって間近で見たくはねえもんな」
香上進一郎:「妖怪ヤクザ足折り鬼」
倉間美舞:「黙ってろ妖怪フレンチトースト舐め」
香上進一郎:ヘッドが僅かにずれる。ファウル。
倉間美舞:「妖怪動揺ファール」
香上進一郎:「陰湿女が……」
倉間美舞:「ミスを人のせいにするんですか~?」
倉間美舞:「器ちっさ……」
香上進一郎:握っていたバットを用具入れに戻して。備え付けのベンチにどさりと腰を下ろす。
香上進一郎:「まあ……無理にとは言わんが」
倉間美舞:「……」
倉間美舞:違うバットを握って打席に立つ。
香上進一郎:おっ、と口に出して。様子を見やる。
倉間美舞:最速の140kmに設定し直す。
倉間美舞:そのままボールを待って。
倉間美舞:思い切り空振りする。
香上進一郎:「球見すぎ」
倉間美舞:「あ?」
倉間美舞:「なんで打つ球見ねーんだよ」
香上進一郎:「見るのは当たり前だバカ」
倉間美舞:二球目も空振る。
倉間美舞:「じゃあ見過ぎもクソもねーだろ」
香上進一郎:「腰と肩の振りが眼についてってない」
香上進一郎:「得物とは違ぇの。わかる?」
倉間美舞:「軽すぎてやりづれえ」
香上進一郎:「あの棍棒そんな重ぇの……?」
倉間美舞:「持って走れねえくらいには……」3球目。
倉間美舞:僅かにかすってそのまま真後ろにファール。
倉間美舞:「あっ当たった」
倉間美舞:「どうだおい」
香上進一郎:「ああ」だからいつも地面ゴリゴリ云わせてんのか……と得心がいって。
香上進一郎:「センスあるよ」
香上進一郎:「香上越えはならずともだが」
倉間美舞:「あ?」
倉間美舞:四球目はまた空振る。
倉間美舞:「……」
香上進一郎:唇を噛み締めている。笑うんじゃない。
香上進一郎:さすがに失礼だ。
倉間美舞:五球目。わずかにかすめて前にボトッと転がる。
倉間美舞:「お~……!」
倉間美舞:「今のは超えたろ」
香上進一郎:「スゴイヨ。コエタコエタ。クラマミマチャンノ カチカチ」
倉間美舞:「じゃあ勝ちな」
倉間美舞:また外す。
香上進一郎:「………」
香上進一郎:「おい」
倉間美舞:ファール。後ろに飛ぶ。「あ?」
香上進一郎:「つまんねえんだけど」
香上進一郎:「成長の兆しが見えねえんだけど」
倉間美舞:「お前がつまんねーやつだからだろ」
倉間美舞:「ウチはいま楽しいぞこれ」
倉間美舞:ファール。また後ろに飛ぶ。
香上進一郎:舌打ちしながら隣のボックスに入る。
香上進一郎:隣のマシンと同じ速度に設定して。バッターボックスに戻り、バットを構える。
倉間美舞:「これ何球あんの?」
倉間美舞:ガキン!と音がなり、真横のボックスのネットに当たる。
倉間美舞:「惜しいな……」
倉間美舞:「ネットがなきゃ完璧だったが……」
香上進一郎:「100円だろ。15球くらいじゃね……あ?」
香上進一郎:ネットに当たった球に気を取られ、己のマシンから放たれた球を大きく空振って。
倉間美舞:「うわ~」
倉間美舞:「並びに来てそれヤバいな」
倉間美舞:言いながら見ずに適当に振って。
倉間美舞:思い切りクリーンヒットする。
香上進一郎:「………」
倉間美舞:ホームラン。
倉間美舞:「あ?」
香上進一郎:負けじとバットを振るう。僅かにホームランの的から逸れる。
倉間美舞:「おいおいおいおい」
倉間美舞:「これ行ったろ」
倉間美舞:「これは行ったよなあ?」
香上進一郎:「行ったんじゃないですか?」
香上進一郎:「話しかけないでくれませんか?」
倉間美舞:「拗ねてるの~?」
倉間美舞:「大好きなバッティングセンターで負けちゃったから?」
倉間美舞:バスバス飛んできているが無視して隣に話しかけている。
香上進一郎:続く球。今日渾身のスイング。芯に当たった球がややあってから同じように、ホームランの的へ。
香上進一郎:「しゃあッ!」
倉間美舞:「うわめちゃムキじゃん」
倉間美舞:「しゃあッ!って。支部でも聞いたことねーわ」
香上進一郎:「言う訳ねえだろ……」
倉間美舞:「芳井先輩ボコしたときには言わねえの?」
香上進一郎:「『ご指導ありがとうございました。今の立ち会い、参考になる部分が数知れず有り……』」
倉間美舞:「うわ~」
倉間美舞:「嫌味だ。お前実は嫌ってんの?」
香上進一郎:「オレが訓練で勝っちまったときはこう……」
香上進一郎:「え……?」
倉間美舞:「完全に煽ってんじゃん」
香上進一郎:「嫌味っぽいのか……?」
香上進一郎:「これ……」
倉間美舞:「どこにあんだよ立ち会いの参考になる部分が」
香上進一郎:「能力者が配下を作って手駒にしたときの対多体戦闘についてとか……」
倉間美舞:「絶対気にしてるだろうな……」
香上進一郎:「え~~~……」
香上進一郎:次々と放られる球をも最早無視して項垂れる。
倉間美舞:結局そのまま球を見送って。
倉間美舞:「……まあてか」
倉間美舞:「別にいいだろ」
倉間美舞:「ウチらは勝手にやりゃあ」
倉間美舞:「勝手にするだろ。フォロー」
倉間美舞:「後処理もやってもらったし」
香上進一郎:「やって頂いた、だろうが……」
香上進一郎:「そうは言っても」
香上進一郎:「甘えっぱなしじゃ、いられねえだろ」
倉間美舞:「あ~?いいだろいるうちは」
倉間美舞:「使えるもんは使やいんだよ」
香上進一郎:「………」
香上進一郎:「たまに」
香上進一郎:「羨ましくなるわ」
香上進一郎:「お前のふてぶてしさ」
倉間美舞:「あ?」
倉間美舞:「可愛らしさだろうが」
倉間美舞:「可愛がられるとこまでが美舞さまの魅力だわ」
香上進一郎:「お前に対して“カワイイ”といった感情を抱いたことは無ぇし」
香上進一郎:「未来永劫無ぇ」
倉間美舞:「……」
倉間美舞:「かがみくんっ。一緒に帰ろっ?」猫撫で声を出す。
倉間美舞:小首を傾げて上目遣いに。
香上進一郎:潤んだ瞳を真正面から見据える。
香上進一郎:「………」腕を組む。
香上進一郎:目を閉じる。
香上進一郎:「8点」
倉間美舞:「あと2点取れるようにがんばるね」
香上進一郎:「シャツの皺が全然ないところは好感度高い」
香上進一郎:「その調子で頑張ってほしい」
倉間美舞:「お前こういうの見るときにシャツのシワ見てんの?」
倉間美舞:「キモすぎてヤバいな……」
香上進一郎:「(普通見ねえのか……)」
香上進一郎:やや落胆。
香上進一郎:「つか腹減った」
倉間美舞:「あ~。どこ行く?」
香上進一郎:「ん。どこでもいいけど……」
倉間美舞:「肉?」
香上進一郎:その時、ふと、苦虫を噛み潰したような顔。
香上進一郎:「なら傍のステーキ屋……先行くから」
香上進一郎:「後から来てくんね」
倉間美舞:「あ?なんでだよ」
香上進一郎:「………」
香上進一郎:「いや………」
倉間美舞:「……何」
香上進一郎:眉根を寄せて。
香上進一郎:「なんか」
香上進一郎:「噂になってっから」
倉間美舞:「何が?」
香上進一郎:「あ~~~~……」
香上進一郎:「オレとお前がつるんでるの見て」
香上進一郎:「そういうことなんじゃねえの?みてえな……」
香上進一郎:「ガッコで」
倉間美舞:「あ?」
倉間美舞:「どいつが」
香上進一郎:「強いて言うなら」
香上進一郎:「どいつもこいつも」
倉間美舞:「ウッザ……」
香上進一郎:「お前さ」
倉間美舞:「あ?」
香上進一郎:「そういうの、一番嫌えじゃん」
倉間美舞:「バカがクソ騒ぐのすげーウゼえけど」
倉間美舞:「一番嫌いなのはちげーわ」
香上進一郎:「そっか」
倉間美舞:「そういうのでウチのやること曲げさせられること」
倉間美舞:「こっちのがウゼエ」
倉間美舞:「とっとと行くぞ」
倉間美舞:「腹減ってんの。待つとかだりーことさせんな」
香上進一郎:黙してから。ん、と頷いて。
香上進一郎:「は~~~」
倉間美舞:「んだよ」
香上進一郎:「無駄に気ぃ使って損したわ。マジ」
倉間美舞:「あ?」
香上進一郎:「慰謝料払えよ。純情な少年の心を汚した罪の」
香上進一郎:「肉でいいぞ」
倉間美舞:「てめーは得しかしてねえだろダボが」
倉間美舞:「お手手つないであげようか?」
香上進一郎:からかうような声色の少女の手を見つめて。
香上進一郎:おもむろに伸ばした手は、しかし。傍の学生鞄の取手に。
香上進一郎:「握り潰しそうだから止めとく」
倉間美舞:「握力ゴミだったんだ~?」
倉間美舞:「お手手でがんばってカバン持ててえらいねえ」
香上進一郎:「物騒な棒握りしめるだけの野蛮人にはわからねえもんな」
香上進一郎:「お手手の使い方、ちゃんと教えてやろうか」
倉間美舞:「野蛮人に頭脳ゲームで勝てないのに何を教えられるの?」
香上進一郎:空いた左手で、煽る女の手を引く。
香上進一郎:「旨いメシ屋までのナビ」
倉間美舞:「……」
倉間美舞:「旨かったら許してやる」
香上進一郎:「別にいいけど」
香上進一郎:「許さねーでも」
香上進一郎:連れ立つようにバッティングセンターの出口へと向かう。
倉間美舞:「……ならせいぜいエスコートしろや」
倉間美舞:「ナイトとしてよ」
香上進一郎:「……お前のそれ、担うヤツは」
香上進一郎:「骨が折れそうだ」


ダブルクロス The 3rd Edition『バーリトゥード・ナイト』
(Valetudo"k"night)……終


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.