【ミドルフェイズ3】
GM:次のシーン。情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは西海くん。
GM:他のPCも登場自由です。
西海才人:1D10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 10[10]+49 → 59
GM:あらまあ
三嶋光宗:三嶋光宗の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:62->66)
芦田比呂:侵蝕率+8(1d10->8) (侵蝕率:47->55)
間壁慧:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 9[9]+56 → 65
GM:ホイヨッ
GM:では先に情報収集項目を出しちゃうね
GM:今調べられる項目はこちら!
■情報収集
“クワトフォリウム”について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度8
戸神鳳楽について 〈情報:UGN、噂話〉難易度6/8
旧校舎の幽霊について 〈知識:学苑〉〈情報:噂話〉難易度5
GM:戸神くんの奴は6と8で違う内容が出ます。
西海才人:旧校舎の幽霊についてやりたいにゃ~
GM:あとどれか開示すると追加情報が1個…むにゃむにゃ…
GM:そんな感じ! 選んで振ってね~!
三嶋光宗:やっぱり戸神くんについていきたいですねえ
芦田比呂:ロール的にクワトやらんとだ
間壁慧:後のために控えておきましょう
西海才人:では、知識学苑で!
芦田比呂:他の人からは知らん人だし……
西海才人:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[5,7]+1 → 8
西海才人:成功です!
GM:OK!
芦田比呂:“クワトフォリウム”について 、コネ:UGN幹部を使って判定。
間壁慧:間壁の情報収集力にお任せを!
間壁慧:みんながんばって!
芦田比呂:6dx+1>=8
DoubleCross : (6R10+1[10]>=8) → 10[2,3,6,7,8,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
芦田比呂:ソラリスの力!
GM:回る!ソラリスパワー!
三嶋光宗:流石エージェントは違うな~
三嶋光宗:戸神鳳楽について 情報:噂話 コネ:噂好きの友人を使います
三嶋光宗:4DX+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 9[4,7,8,9]+4 → 13
間壁慧:みんなすごくない…?
GM:三嶋くん、噂話の固定値4もあるの!
三嶋光宗:噂話だけ固定値4!
三嶋光宗:噂に強い男
GM:陽キャだ
GM:では、全員の判定が成功!
GM:バシバシ開示していきます
・“クワトフォリウム”について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度7
FHエージェント。かつてUGNが壊滅させた、幸福な世界の実現を謳ったカルト教団「幸福の智慧(ちえ)派」の残党と思われる。
UGNに激しい恨みを抱いており、特定のFHセルには属さず、傭兵のように複数のセルを
転々としながらUGNへの襲撃を繰り返している。
戦闘の際は完全に姿を隠蔽しており、外見情報はまったく不明。
調査の結果、私立万籟館学苑の旧校舎各所にて、“クワトフォリウム”のものとみられるレネゲイドの残滓が発見された。現在も学苑内に潜伏しているとみられる。
⇒旧校舎のレネゲイドの残滓について 〈知識:魔術、レネゲイド〉〈情報:UGN〉難易度10
GM:が追加されます。
GM:次!
・戸神鳳楽について 〈情報:UGN、噂話〉難易度6
万籟館学苑2年生。幼い頃から成績優秀で、別の進学校へ進むことも期待されていたが、
両親を亡くしており、周囲に迷惑をかけないようにと全寮制の万籟館学苑へ入学することを決めたようだ。
また、間壁慧が流れ星を見た日以降、放課後や夜中に旧校舎へ向かっているところがたびたび目撃されている。
GM:そして、難易度8まで開示したので、更に情報が分かります。
彼はオーヴァードであり、“クワトフォリウム”を名乗っている。
GM:以上。
GM:次!
三嶋光宗:エ………………‥
・旧校舎の幽霊について 〈知識:学苑〉〈情報:噂話〉難易度5
私立万籟館学苑の生徒たちの間で囁かれる怪奇現象。
「誰もいないはずの旧校舎から人の話し声がしたり、教室に明かりがついていたりする」
「階段を昇りながら数えると、12段のはずが13段になっている」
「鏡を覗くと異世界に連れて行かれる」といった噂が流れている。
『旧校舎に幽霊がいる』という怪談自体は、長らく生徒たちの間で遊び半分に言い伝えられていたものの、
間壁 慧が流れ星を目撃した夜以降、「実際に目撃した」という生徒が急増し、噂が過激化しているようだ。
また、このまま怪奇現象騒ぎが続くならば、学苑側は、天文学部が旧校舎で行っている
天体観測合宿は中止にした方がいいと判断しているようだ。
GM:この情報を開示したことにより、次のシーンで、旧校舎の探索イベントが発生します。
GM:以上!
間壁慧:あらたに開かれた項目に間壁が挑んでも……?
GM:まだ判定していない間壁くんは、
旧校舎のレネゲイドの残滓について 〈知識:魔術、レネゲイド〉〈情報:UGN〉難易度10
GM:イエス! 挑戦できるよ
間壁慧:挑戦します! 紡ぎの魔眼+フォールンスプライトを使用!
間壁慧:侵食率たったの1で常にダイスが6個増える、ミドルにおいて不可解な効率を誇る武装… 知識:魔術で振ります。
GM:ギェーッ なんだそれは
GM:どうぞ!
間壁慧:11dx+4=>10
DoubleCross : (11R10+4[10]>=10) → 10[1,2,4,6,7,9,9,9,9,9,10]+8[8]+4 → 22 → 成功
GM:なんだそれはーッッ
間壁慧:侵食65→66
芦田比呂:すご……
三嶋光宗:つ……強すぎる
間壁慧:ソイヤ!やりました!
GM:すご……
GM:では、情報を開示します
・旧校舎のレネゲイドの残滓について 〈知識:魔術、レネゲイド〉〈情報:UGN〉難易度10
旧校舎の各所で確認された残滓は、クワトフォリウムが旧校舎を祭壇に見立てて儀式を行った形跡である。
また、旧校舎にレネゲイドの因子が散らばったことで、空間の歪み等の不可思議な現象が発生し、「旧校舎の幽霊」として噂されるようになってしまったようだ。
クワトフォリウムが行った儀式は、流れ星を呼び込んで願いを叶えてもらうというものである。
しかし、呼び込んだ流れ星が半人前だったため、儀式は失敗したようだ。
その代わり、膨大なレネゲイド因子が発生し、流れ星に逆流したと思われる。
GM:以上!
GM:放課後。山あいに建てられた私立万籟館学苑から遠く離れた繁華街にて。
GM:窮屈な環境から抜け出せたキミは、数日ぶりに支部の同期であるチルドレンの少女と、
GM:ちかごろ流行りのカフェで落ち合っていました。
友人チルドレン:「うわ、比呂、ほんとに髪切っちゃったんだね」水色の襟のセーラーを着た少女は目を丸くする。
芦田比呂:「そうなんだよ……本当にさあ!」放課後の外出ルールに則り、男子制服のまま。
芦田比呂:「最悪っ!」
友人チルドレン:「おおっ」のけぞる。
芦田比呂:「気に入ってたのにさあ~~~!」
芦田比呂:「うちのしぶちょーだよ!ホント最悪っ!」
友人チルドレン:「ね~。あたしも好きだったのになー、あのポニテ」すっかり綺麗に切られた後頭部を撫でる。
友人チルドレン:「セクハラモラハラ親父ね」
芦田比呂:「男のフリするだけだから簡単だろって!」
芦田比呂:「貧相なスタイルだからって!」
友人チルドレン:「うわっ、最低!」
友人チルドレン:「比呂、かわいそー」
芦田比呂:「あるもん!めちゃめちゃ抑えてんの!」
友人チルドレン:「抑えてんの? それ」首を傾げる。
芦田比呂:「うん。正直結構キツい……」
友人チルドレン:「えー」困り顔。「形崩れたらどう責任とってくれんだっつの」
芦田比呂:「本当だよ……あ、ごめん。調べて貰ってたの分かった?」
友人チルドレン:「あ、そうそう。なんか比呂が大変な目に合ってるって聞いたからさー、超がんばった」
芦田比呂:「ありがとう~~~!」
芦田比呂:「比呂ちゃん嬉しいよう」
友人チルドレン:「よしよーし。たくさん甘いもの食べるんだよ」頭を撫でながら。
友人チルドレン:「で、先に結論を言うと、学苑に“クワトフォリウム”がいる。ってのは確定だね」
芦田比呂:「あっやっぱりか……」傍から見れば女子に頭を撫でられている男子高校生。
友人チルドレン:「クワトフォリウムと同じ残滓が、学苑の旧校舎で大量に見つかったの。普段からそこで活動してるとしか思えないくらいに」
芦田比呂:「幽霊騒ぎも、“クワトフォリウム”の活動を見た生徒の証言ってとこかなあ」
友人チルドレン:「そう思っていいんじゃないかな…。教室の電気がついてた、とかでしょ」
芦田比呂:「じゃあまあ確定くさいな~今回は早く発覚して大助かりだ」
芦田比呂:「長く潜入したら絶対耐えらんない」
友人チルドレン:「うん。あと、これ。基礎情報まとめたファイル」冊子を手渡す。
芦田比呂:「あっありがと~!」
友人チルドレン:「バタバタしてたからその辺準備できなかったでしょ……」
友人チルドレン:「……ずいぶん大変そうだね。男子校潜入」
芦田比呂:「そうなんだよ~!人も居ないし、全部急でさ!」
友人チルドレン:「よしよし」ケーキを掬って一口差し出す。
芦田比呂:「んあーっ」それを咥えて。「んむ」
芦田比呂:「美味し~~~!」足をバタバタさせる。
友人チルドレン:「……確かに」
友人チルドレン:「これで男子のフリするの無理そう」
芦田比呂:「で……出来てるもん!」
芦田比呂:「一人称はオレ、語尾はだぜ!」
芦田比呂:「どう?完璧でしょ」
友人チルドレン:「………えっ」
友人チルドレン:「バカなのでは……?」
芦田比呂:「えっ」
友人チルドレン:「ていうか比呂のことだから一瞬でそれ使うの忘れてそう」
芦田比呂:「……」
友人チルドレン:「大丈夫? ちょっと仲良くなった瞬間に『やだ~』とか言ってない?」
芦田比呂:「……い、言ってないもん!」
芦田比呂:「多分……」
芦田比呂:「言ってないよね……?大丈夫だよね……」
芦田比呂:「てかそんなにバカとか言うなら替わってよ!」
芦田比呂:「大変なんだよこっちは!」
友人チルドレン:「ほら、支部長が、『学校潜入ならなんだかんだ比呂が一番適任なんだよな』って」
友人チルドレン:「言ってるからな~。あたしじゃ、ちょっと力不足っていうかな~」目を逸らす。
芦田比呂:「男子校はおかしいじゃん……」
友人チルドレン:「…比呂がそんなに落ち込むなんて珍しいね」
芦田比呂:「聞いてよ!男子校、男子しか居なくて!ひどいんだってば!」
友人チルドレン:「うん。一体どんなひどい目に…」
芦田比呂:「こないだだってさ……!三嶋くんが!」
芦田比呂:「あっこれね」スマホを開いて。
友人チルドレン:「…三嶋くん?」
友人チルドレン:「えっ」
芦田比呂:画像をスワイプする。
友人チルドレン:「はっ!?」
芦田比呂:4人で映っている画。
友人チルドレン:「なっ……えっ…何!?どれ!?」
芦田比呂:「この子なんだけどさ」
友人チルドレン:「はっ!?」
芦田比呂:「聞いてよ!シャワー浴びたあと上半身裸でうろついてんの!」
芦田比呂:「酷くない!?」
友人チルドレン:「………」ワナワナと震えている。
芦田比呂:「男子校、本当にデリカシーが全然ないっていうか……!」
友人チルドレン:「待って」ガシッと比呂ちゃんの両腕を掴む。
芦田比呂:「それから……!えっ何?」
友人チルドレン:「待ちなさいよ。待って。この2人は何。こ、この、2人は」
友人チルドレン:ワナワナと三嶋くん以外の男子2人を指さす。
芦田比呂:「あっこっちは西海くんでしょ、可愛いって言うと怒るらしいんだけどね」
芦田比呂:「カッコいいって言うと喜ぶよ」
友人チルドレン:「可愛いって言うと怒ってカッコいいって言うと喜ぶの!?」
友人チルドレン:「やったの!?」
友人チルドレン:「その会話を?!」
芦田比呂:「こっちは間壁くん。天文部やってて頼りに……」
芦田比呂:「えっやったけど……?」
友人チルドレン:「…………」プルプルと震えている。
芦田比呂:「えっもしかしてマズかった……?」
友人チルドレン:「で……? 残り一人が天文部で……?」
友人チルドレン:「なに……? 一緒に星でも見たてか……?」
芦田比呂:「いやそれはまだなんだけど……あっそうだ!」
友人チルドレン:「まだ……」
芦田比呂:「聞いてよ!」
友人チルドレン:「……何……?」
芦田比呂:「におい嗅いできた!」
芦田比呂:「ひどくない!?」
友人チルドレン:「ッ」
友人チルドレン:「ひ」
友人チルドレン:「比呂~~~~~っっっ!!」
芦田比呂:「どったの大声出して……?」
友人チルドレン:「あ……あんたは……このイケメン3人に囲まれて…? 裸で可愛いでにおい嗅がれて……?」
友人チルドレン:「その上で……男子校が嫌だって言うの………?」
芦田比呂:「うん……だって寮も同じだしさ……」
芦田比呂:「いつバレないか気が気じゃないし……」
友人チルドレン:「寮も同じっ」卒倒します。
芦田比呂:「えっ大丈夫!?」
友人チルドレン:「も……もしかして」
友人チルドレン:「共同生活……?」
芦田比呂:「うん……全寮制だし」
芦田比呂:「2人部屋なんだよね。プライベートとか全然なくって」
友人チルドレン:「ゲホォッッ」咳き込みます。
芦田比呂:「ね?大変でしょ……?」
友人チルドレン:「ハァーッ…ハァーッ……」
友人チルドレン:「比呂」
芦田比呂:「うん?」
友人チルドレン:「帰ってくんな」
GM:私立万籟館学苑。保健室。
GM:キミ達男子3人組は、それぞれ獲得した情報を報告しあうことにしました。
GM:白柳美龍は不在にしています。自由にくつろいでも、バレないでしょう。今のところは。
西海才人:ティーポットに冷蔵庫から取り出したリプトンレモンティーをだばだば注いで、人数分のティーカップに淹れ直す。
西海才人:「粗茶!そして大変な事がわかったんだよね」
三嶋光宗:「めっちゃ慣れてんね。常連って感じ……うん、何何?」
間壁慧:「ありがとう、西海くん。確かに……状況は非常によくないですね」
西海才人:「なんと学校の七不思議に女生徒の幽霊は入ってないっぽいんだよ~」
西海才人:「九個目くらいだって、それ」
間壁慧:「愕然……」
三嶋光宗:「え、あるにはあんの?女生徒の幽霊」
間壁慧:「新聞部のでっちあげですか!? ジャーナリズムの危機!」
西海才人:「うん。学園から失踪した女生徒の霊がいるにはいるらしいよ。間壁ッち情報によると」
西海才人:「うんでねメジャーなのは、誰もいないはずの旧校舎から人の話し声がしたり、教室に明かりがついていたりする」
西海才人:「ええと、階段を昇りながら数えると、12段のはずが13段になっているでしょ」
間壁慧:「あ、なるほど。そっちの方が定番ではありますね。わかりやすいですし」
西海才人:「あとあと、鏡を覗くと異世界に連れて行かれる。とかだった」
三嶋光宗:「あー、聞いたことある。普通にやべーじゃん」笑う、が、どことなく普段の覇気がない。
間壁慧:「……」
西海才人:「ヴェイダー、元気ないね。まだ喧嘩してんの?」
西海才人:「心苦しいけど、間壁ッちの元気もなくなるかもしんない」
三嶋光宗:「ん、まあ、そうだけど。や、まあ後でね」誤魔化すように笑って
三嶋光宗:「続き聞かしてよ」
間壁慧:「何か拾ったものでも食べましたか? ……え、俺の?」
間壁慧:「なんです?」
西海才人:「流れ星見たって言ってたじゃん、間壁ッち。その日からなんだよね、学校の七不思議が20不思議位になったの」
間壁慧:「……おおー」
西海才人:「怪奇現象、職員室でも問題になっててさ。天体観測このままだと中止だって」
間壁慧:「そ、それは……」
西海才人:「西海さんもお邪魔しようと思ってたのに」
三嶋光宗:「え、マジ?そんなに大ごとになってんだ……」
間壁慧:「困りますね……! 計画を大きく変更する必要がありますし、」
間壁慧:「みんなの残念な顔を見たり、凶暴化したりする一部部員を止めなきゃならないのはすごく……」
間壁慧:「すごく大変なんですよ!!!」
三嶋光宗:「凶暴化すんの……?」
間壁慧:「します! 三嶋くんは天文部を知らないんです。控え目に言って、一大事です」
西海才人:「あ~。あ~。変な人多いからにゃ~」
間壁慧:「確かにそれは憂慮すべき事態ですね。理解しました」
間壁慧:「では、次は俺が」
西海才人:「うん。怪奇現象の解決しなきゃね。間壁ッち 何かわかったん?」
間壁慧:「その旧校舎で発生している怪奇現象について調査した結果を共有しましょう。……太郎冠者、始めてくれ」 紙の束を広げる。羽ペンがひとりでに動き、文字を描き出す。
三嶋光宗:「お、おおー!すっご!」
間壁慧:「旧校舎には、かなりの寮のレネゲイドが散らばっています」
西海才人:「式神じゃん。西海さんより忍者っぽいことしてるー」
間壁慧:「空間の歪みだとか、幻影、幻聴……それらはすべて”流れ星”の召喚に起因していると考えられますね」
西海才人:「女生徒も!?」
三嶋光宗:「有益じゃん!」
間壁慧:「それはまったく関連性がわかりません。おそらく願望かと。それはともかく」
西海才人:紅茶飲みながら話を聞く。
間壁慧:「召喚は不完全でした。“流れ星”が……いわば半人前であったため、いまその“流れ星”にレネゲイドが逆流しています」
間壁慧:「本来なら、“流れ星”は願いを叶えるべく召喚されたのですけどね」
三嶋光宗:「半人前ってことは……願いは叶わなかったってこと?」
間壁慧:「おそらく。……完全な形で動作しなかった。一連の事件は、その影響と考えられます。とある人物の行使した召喚儀式の後遺症といえますね」
三嶋光宗:「それが20不思議の正体ってわけね……」
西海才人:「むぅ。それって猿の手とかそう言うのにならない?後、聖杯だっけ?この前一気見したアニメのやつ」
西海才人:「曲解して願いをかなえて迷惑かけまーす。みたいなの」
三嶋光宗:「あー、モテようとして動物にばっかモテちゃうとか……」
間壁慧:「どちらも正解です。願望を叶える道具は、実はたくさんあります」
間壁慧:「それを使えるほど賢い人が、ほとんどいないというだけでね。“彼の息子”とかは例外ですよ」
間壁慧:「……ともあれ、儀式を実行した人物は把握できました。名前だけですが、“クワトフォリウム”」
三嶋光宗:「……」
間壁慧:「その人物が、“流れ星”を召喚した……んじゃないかな、と、推測しています」
間壁慧:「可能性は95%くらいですね。完全な確証がなくてすみません」
三嶋光宗:「あ゛ー……」
三嶋光宗:がく、と項垂れて。「そうなんだ。そういうわけね……」
西海才人:「旧校舎にいるのかな?その人」
間壁慧:「この学苑に潜伏しているとは思うのですが……、三嶋くん?」
間壁慧:「辛そうですね」
西海才人:「ヴェイダー、何か繋がったみたいな顔だけど、大丈夫?」
三嶋光宗:「……どうだろう、今は……」
三嶋光宗:「この寮にいるかも」
西海才人:「お薬はたくさんあるよ。む?ウチの生徒か教師ってこと?」
間壁慧:「……俺は察するのが下手です。三嶋くん。その人の……」
間壁慧:「名前を。お願いします」
三嶋光宗:「……」逡巡するように視線を彷徨わせ、やがて観念したように息を吐く。
三嶋光宗:「……タカちゃん」
三嶋光宗:「戸神鳳楽」
三嶋光宗:「……多分、ね。タカちゃんが、その……"クワトフォリウム"……なんだと思う」
西海才人:「むぅ。なんでそう思ったのさ?」
間壁慧:「まさか。彼が?」
三嶋光宗:「……様子、変だったじゃん?タカちゃん。だから俺も色々ツテ使って調べて回ってさ」
三嶋光宗:「……UGNのデータベースとか、許可貰って調べてさ。それと、タカちゃんと同じ部屋の奴にも話聞いてさ」
三嶋光宗:「で……ダメなんだわ。タカちゃんのアリバイの無い日と、現れた記録がぴったり一致するFHのエージェントがいてさ」
三嶋光宗:「そいつの名前が……」言いよどむ。
西海才人:「一回だけじゃなくて、全部一致してる感じだったんだね?」
間壁慧:「“クワトフォリウム”」
三嶋光宗:「……」重々しく頷く。
三嶋光宗:「……偶然かと思いたかったけどさ。つーか、今までそう思おうとしてたけど」
三嶋光宗:「タカちゃん、最近、旧校舎の方に向かってるのを見たって奴が何人もいてさ」
三嶋光宗:「さっきの慧の話と合わせると……」
三嶋光宗:「……」顔色を伺う。「……どう思う?二人は……」
西海才人:「ヴェイダー辛かったね」立ち上がって三嶋君の頭を胸で抱き「西海さん達で良ければ、たくさん話聞くからさ」
西海才人:「よしよし、今は泣いてもいいよ」
間壁慧:「三嶋くんがそう推測するなら、たぶんそれは正しいでしょう」
三嶋光宗:「や、やめろよもう!マジで泣きそうになったわ!」
間壁慧:「俺は三嶋くんの思考力と、冷静さを信用しています。……だから」
間壁慧:「それは残酷だ」
三嶋光宗:「……ああ……」呻くように。「だよな……」
三嶋光宗:「……理屈は通る、けど。正直言って、俺は全然信じられてないっていうかさ……」
三嶋光宗:「だって……タカちゃんはさ……そんな、人を傷付けたりするような奴じゃなくて……」
三嶋光宗:「……そんな訳ねーだろって思うんだけど。でも、なあ。もしかしたら」
西海才人:「信じたくないよねぇ。西海さんも、ヴェイダーや間壁ッちがFHで悪いことしてます。って急に知っても困るし」
三嶋光宗:「これまでの方が、全部演技だったってことなのかな……」
西海才人:「ヴェイダー、悩んじゃうのは分かるけどさ。何か理由があるのかもしんないじゃん。会って話さないとわかんなくない?」
間壁慧:「はい。三嶋くん。悪い方向に考えてしまうのもわかります」
間壁慧:「ですが、確実なものは自分で確かめ、信じると決めたことだけです。それ以外は一切、信じるに値しません」
三嶋光宗:「……うん……」頷く。「……そうだな。悪い、ちょっとマイナス入ってたわ」
間壁慧:「……ぜひ。確かめて、それをもって何を信じるか決めましょう。戸神くんは、三嶋くんの友達ですからね」
西海才人:「もし、そうだった場合、どうすりゃいいのか、わかんないと思うけどさ」
西海才人:「西海さん達がフォローすっからさ」
間壁慧:「俺のフォローはともかく、西海くんがフォローするなら盤石でしょうね」
三嶋光宗:「……ああ。ありがとう、才人、慧」
三嶋光宗:「相談できてマジで良かったわ。やっぱ修行とかすると、こういう時しっかりしてんのね」
西海才人:「ふふん。西海さんは“カッコイイ”ので!」
西海才人:「"カッコイイ"ので!」
三嶋光宗:「うん。マジでかっこいいわ」
間壁慧:「修行は関係ありません。“褒め”は結構なので、合コンの件はよろしくお願いします」
間壁慧:「みんなで食事にいくのは楽しそうです。うまくやりましょう」
三嶋光宗:「実益で返せってことね。了解。酒池肉林にしてやっから、楽しみにしとけよな」
西海才人:「あ。そんじゃ旧校舎の方を解決しようか。そうしたらトガちゃんも、邪魔されたとか—ってなって出てくるんじゃない?」
西海才人:「天体観測も守らなきゃだしね」
三嶋光宗:「そうね。結局最初のとこに戻ってくるわけか」
間壁慧:「ですね。……芦田くんと合流しましょう」
間壁慧:「UGNのネットワークで何か掴んできているかも」
間壁慧:「まさか友人と談笑するためだけに外出はしていないでしょうから」
西海才人:「あ。西海さん達に隠れて、女の子と会ってたりするのかな?ヒロちゃんさん」
三嶋光宗:「えー?まさか。これから男だけで肝試ししようとしてんのに?」
三嶋光宗:「裏切り者じゃん。ユダだよユダ」
西海才人:「西海さん知ってるぜぃ。ダブルクロスって言うんだ、それ。美龍ちゃんが言ってた」
間壁慧:「それは一般論で言って許しがたいですね」
間壁慧:「真偽を追求し、あわよくば紹介してもらいましょう」
西海才人:「後で、ちゃんと話聞こうね!」
西海才人:三嶋君をちらっと見る。ちょっとは元気出たかなぁ。って視線だ。
三嶋光宗:「合コンの相手、1名確保だな」その視線に気付き、笑みを返す。
西海才人:にへらと笑って返し。
西海才人:「うんじゃ、そろそろ肝試しの準備しようぜぃ」
三嶋光宗:「何いる?懐中電灯とか?」
間壁慧:「行きましょう。証明開始です」 指を振る。羽ペンの動きが止まり、鳥になって肩にとまる。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得とか購入判定とか!
西海才人:応急手当を
西海才人:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 5[5]+1 → 6
西海才人:ダメです!以上
間壁慧:三嶋くんに当然のロイス! 感服○/不安 で!
間壁慧:応急手当を攻めます。
三嶋光宗:友人/間壁慧 〇尊敬/隔意 で取得します!
間壁慧:2dx+1=>8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[1,8]+1 → 9 → 成功
間壁慧:GET!
GM:比呂ちゃんもなんかしていいよ!
GM:こっちで!
芦田比呂:はあい!
芦田比呂:ロイス保留してアームドに再挑戦しようっと
芦田比呂:4dx+3=>15
DoubleCross : (4R10+3[10]>=15) → 10[1,8,9,10]+5[5]+3 → 18 → 成功
芦田比呂:買えた!
GM:おおっ
三嶋光宗:すごい
芦田比呂:三嶋くんに渡すよ~
三嶋光宗:ありがとう比呂……
三嶋光宗:2DX 応急!
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[9,10]+4[4] → 14
芦田比呂:外でトモダチに用意してもらった服なんだ
三嶋光宗:いい友達だな~
三嶋光宗:応急を確保、風呂上りにアームドスーツを装備して以上です
GM:はいよー!
【エンディング:芦田比呂】
GM:芦田くんのエンディング。
GM:寮室で、三嶋くん・流れ星とお別れの会話をしてもらいます。
GM:夏休みのとある日。キミは寮室にいました。
GM:荷物の片づけでもしていたのかもしれません。任務が終わり、学校から離れる時間が迫っている。
芦田比呂:「……ふう」額の汗を拭う。
三嶋光宗:「忘れ物ないー?比呂」
芦田比呂:元より荷物は多くない。私物はそもそもとして女性ものばかり持っているので持ち込めなかったし。
芦田比呂:「うん、大丈夫ー!」
芦田比呂:「オホシ先輩も大丈夫?」
芦田比呂:スーツケースにぬいぐるみのようにくくりつけている。
芦田比呂:「キツくない?」
流れ星:「平気でござるよ! このまま寝てしまいそうでござる」
三嶋光宗:「あ、先輩先輩。これ」星形の手裏剣を取り出して渡す。
流れ星:「およよ」
三嶋光宗:「プレゼントだって。才人から」
芦田比呂:「西海くんから?」
流れ星:手っぽい部分で手裏剣を受け取る。
流れ星:「手作りの手裏剣でありますな。 我と同じ形状である! すごいのだ」
三嶋光宗:「才人も慧も、二人によろしくってさ」
芦田比呂:「えっ手作りできるんだ……すごいなあ」
芦田比呂:「うん。今までありがとうね」
芦田比呂:「色々あったけど……」
芦田比呂:「色々……」
流れ星:「色々……」
芦田比呂:「……」
芦田比呂:「…」
GM:裸。匂いを嗅がれる。羽交い締め。寝落ち。目覚め。女装コン。
三嶋光宗:「また自爆してるし」
芦田比呂:「……っ!」
芦田比呂:「だ、だって……!」
芦田比呂:「恥ずかしかったんだよ……!?」
流れ星:「それもまた、良い思い出に変わるのではありませんか?」
芦田比呂:「本当に……そのっ……!」
芦田比呂:「それは……」
芦田比呂:「そうかもだけどさ~……」
三嶋光宗:「そうそう。そのうち笑い話になるって」
芦田比呂:「でもなんか」
芦田比呂:「三嶋くんが余裕そうなのちょっとモヤっとするけど……」
三嶋光宗:「何でよ!?」
芦田比呂:「いや乙女のプライドが……」
芦田比呂:「そんなに比呂ちゃんって魅力なかった……?」首をかしげる。
三嶋光宗:「あー、ドキドキしてほしかった?」
芦田比呂:「そりゃあ」
芦田比呂:「今となっては、少しは……」
芦田比呂:「だって、なんか、こっちだけしてたら不公平じゃん……!」
三嶋光宗:「もう完全、友達として見てたからなー……」
流れ星:「俺がヒロちゃんに旧校舎に連れられた時はドキドキしましたけどね」
三嶋光宗:「んー……」改めて芦田くん……芦田さんを眺める。
芦田比呂:「そういうのじゃないよお……あの時はごめんねオホシ先輩」頭のような部分を撫でる。
流れ星:「ふにゃにゃにゃ」撫でられてご満悦だ。
芦田比呂:胸元は押さえているとは言え、小さく女性的な体つき。
芦田比呂:「よしよし」ニコっと笑う。
三嶋光宗:「うん……まあ、改めて見ると可愛いと思うけどね……」
芦田比呂:「本当!?」ぱあっと表情が明るくなる。
三嶋光宗:「んー。今前と同じようにしたらドキドキするかも。でももう帰るんでしょ?」
芦田比呂:「……うん。任務も終わったからね」
三嶋光宗:広くなった部屋を見渡して。「また一人部屋かー。寂しくなっちゃうなあ」
芦田比呂:「次の学校に行くことになると思う」
芦田比呂:「あはは。男の子だったら居てあげられたんだけどねえ」
三嶋光宗:「次は共学か女子高だといいね?」
GM:そんな風に話していると。
芦田比呂:「当たり前だよ!男子校がおかしいんだからっ……!」
GM:携帯に着信があります。相手はUGN支部長だ。
芦田比呂:「もう懲り懲りだよこんな落ち着かないの……あっごめんね」
三嶋光宗:「でも楽しかったよ。短い間だけど、ルームメイトやれてさ……ん、電話?」
芦田比呂:「セクハラしぶちょーだ」電話を取る。
教師:「比呂ォ」
芦田比呂:「はーい。比呂ちゃんです」
GM:まちがえた
支部長:「お前。また出たよ」
芦田比呂:「これからオホシ先輩連れて帰りまーす……また?」
芦田比呂:「何が?」
支部長:「あァ?」相変わらず威圧的な声。
支部長:「お前なーーー、男とイチャイチャイチャイチャやってる場合じゃねえぞ」
芦田比呂:「ああじゃないよ!」ちょっと強気。
芦田比呂:「イチャ……してないもんっ!」
支部長:「本当か? 男子校の学生さん達にお前のオッパイ見せちゃあだめだぞ」
支部長:「あちらさんにご迷惑がかかるからな」
芦田比呂:「見せ……!」
芦田比呂:「……う、うるさいっ!」
支部長:「…?」
支部長:「まあいいや。そんで、まあ、お前。“クワトフォリウム”事件の後処理は済んだんだけどよ」
支部長:「そんで、学校内を改めて調査してたらだよ」
支部長:「何が出たと思う?」
支部長:「分かるよな?」
芦田比呂:「……」
芦田比呂:「……お宝……?」
支部長:「おばかさんか?」
芦田比呂:「わ……分かるわけないじゃん!」
支部長:「また、別のFHエージェントがいる痕跡だよ」
芦田比呂:「ええっ?」
支部長:「どうやら“クワトフォリウム”以外にもな。いるみたいなんだよ。そこに潜入してるFHエージェントが」
芦田比呂:「そうなんだ……」
支部長:「詳しい資料は今から送るからよ」
支部長:「比呂」
芦田比呂:「大変ですねえ」
芦田比呂:「うん?」
支部長:「あァ?」
芦田比呂:「えっ何……?」
支部長:「何言ってんだ、お前。お前だよ」
芦田比呂:「お前?お前って何が……」
支部長:「お前が引き続き潜入して、解決すりゃあいいワケだろ」
支部長:「どうやら現地のイリーガルとも良い協力関係を結べたようだし?」
芦田比呂:「えっ引き続き!?はあっ!?」
支部長:「もう学校にもいい具合になじんでるみたいだし?」
芦田比呂:「いや無理無理無理……!」
支部長:「見事に今回の事件も解決した比呂ちゃんだもんな」
支部長:「大丈夫、大丈夫。がんばれ」
芦田比呂:「何でよ!代わりの男の人居ないの!?」
芦田比呂:「それは……そうだけど……」
支部長:「今から改めて別の奴送り込むより、お前に引き続き潜入してもらう方が」
支部長:「どう考えても効率が良いだろ」
芦田比呂:「ううっ」
支部長:「というわけで、ヨロシク。じゃあな」ブチッ。
芦田比呂:「で、でも~~~」
芦田比呂:「あっ」
芦田比呂:「あーっ!!!!!」
GM:通話が切れます。
芦田比呂:「切りやがった!」
流れ星:「ひああ」芦田くんの大声に驚く。
三嶋光宗:「……」大体聞こえていたという気まずそうな顔。
芦田比呂:「……あ、あの、三嶋くん……」
芦田比呂:「一人部屋、短い間だったけど……これから」
三嶋光宗:「う、うん……何……?」
芦田比呂:「よろしくね……???」
三嶋光宗:「うん……。 ……えっと……。 改めてよろしくね……?」
三嶋光宗:「……手伝おっか、荷ほどき……」
芦田比呂:「あ、いや……」
芦田比呂:「下着とかあるから……自分でやります……」
芦田比呂:「なんか……ごめん……」
三嶋光宗:「ああ……うん……」同情の顔で瞑目して。「女子……だもんね……」
芦田比呂:(なんで……なんで……)
芦田比呂:(何でこんな目に……?)
芦田比呂:(うう……)
芦田比呂:(ううううう~~~!)
GM:ところは私立万籟館学苑。
GM:季節は夏——夏休みは始まったばかり。
GM:この学苑のキミの日常は、始まったばかりだ。
GM:シーン終了。
GM:経験点を配布します。
【白柳美龍】
Eロイス:《憎しみの楔》*3 《怨念の一打》 《潜伏憎悪》
Dロイス:《潜伏者》
【流れ星(オホシ先輩)】
Eロイス:《愚者の契約》
Dロイス:《黄金領域》
GM:EロイスとDロイスが合わせて8点。
・セッションに最後まで参加した 1点
・シナリオの目的を達成した 5点
・最終侵蝕率 芦田くん 5点
三嶋くん 3点
西海くん 5点
間壁くん 4点
・よいロールをした
・他のプレイヤーを助けような発言や行動を行った
・セッションの進行を助けた
・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
各1点
GM:で、最終経験点が
芦田くん 23点
三嶋くん 21点
西海くん 23点
間壁くん 22点
GM:こう…の…はず!
GM:以上です!お疲れさまでした!
三嶋光宗:お疲れさまでした!ありがとうございました~!
西海才人:ありがとうございます!いただきます。超絶に楽しかったです!
芦田比呂:いただきます!ありがとうございます!お疲れさまでした!
芦田比呂:とってもいい空気を吸いました!
GM:いえーいッ
ダブルクロス the 3rd edition『流れ星の正体を僕らは知っている』
次回へ続く。