『アダマスは形を帯びて』(GM:缶詰)


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空城(ルフトシュロス)”フェリ・ベルクラムキャラシート(PC1:アスハル)
“ベイキャント・ロット”柴辻 (しばつじ)マサラキャラシート(PC2:今日日)
“ターンオーバー”十掬(とつか)キョウキャラシート(PC3:DT)
“パレーシア”/“マスターオーダー”解良(けら)イノリキャラシート(PC4:嗣子)
“アルデバラン”無量塔(むらた)幸輔(こうすけ)キャラシート(PC5:北山水)

【Index】

◆Opening◆フェリ・ベルクラム
◆Opening◆柴辻マサラ
◆Opening◆十掬キョウ
◆Opening◆解良イノリ
◆Opening◆無量塔幸輔
 Middle01
 Middle02
 Middle03
 Middle04
 Middle05
 Interlude01
 Middle06
 Interlude02
 Middle07
 Middle08
 Climax
◆Ending◆無量塔幸輔
◆Ending◆解良イノリ
◆Ending◆十掬キョウ
◆Ending◆柴辻マサラ
◆Ending◆フェリ・ベルクラム

【プリプレイ】

GM:ではお時間となりました
GM:『アダマスは形を帯びて』、開始していきます
GM:よろしくお願いします~
解良イノリ:よろしくお願いいたします~!
十掬キョウ:よろしくおねがいします!
無量塔幸輔:よろしくお願いします!
柴辻マサラ:よろしくお願いします!
GM:では自己紹介から!
GM:PC1、フェリさんから!
GMキャラシート
GM:どうぞ!
フェリ・ベルクラム:はいはい!
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラム。メサイア学園の一般生徒で、映像研究部に所属しています。
GM:映像研だ~
フェリ・ベルクラム:映像研究部は撮ったり弄ったりするよりは観るよりで、色々な影像作品を集めては鑑賞会を拓いている。
フェリ・ベルクラム:とはいっても部活には真面目だが、本人はそこまで情熱的な感じではありません。
GM:クールちゃんだ
フェリ・ベルクラム:過去の紛争で大事な妹を亡くしており、その後を継ぐ形で入っているのだ。
GM:大変……
フェリ・ベルクラム:そう……合同カタコンベにも頻繁に出入りしていますが、事件のせいで暗闇にトラウマを抱えており、活動が難しいので委員会にも入っていない。
七星ミルキ:合コンはいつでも相談に乗るからね
GM:地下は暗いですからね
フェリ・ベルクラム:そうなのだ……
フェリ・ベルクラム:能力はIAの中では良心的な遺産データ「天空の隼」を使った自己強化ピュアソラリス!
GM:新たなる…力!
フェリ・ベルクラム:女王の降臨でダイスを稼ぎ、そこそこの射撃攻撃を撃ち込みます。
フェリ・ベルクラム:目立つのはそれくらいで、あとはあらゆる判定をラウンド1回+14するくらいしか出来ない、一般生徒らしい性能です。
GM:そこそこっていう人だいたい強いんだよな…
GM:とんでもない後乗せも持ってる
フェリ・ベルクラム:演出としては、自分に打ち込んだ薬品を鳥に変えて飛ばします。
フェリ・ベルクラム:クールに見えますが、根は世話焼きなので、そういう感じのロールをやっていきたい。
GM:お姉ちゃん気質が抜けてませんね。良いと思います
フェリ・ベルクラム:俺のピュアソラ力を見ろ……! よろしくお願いします
GM:よろしくお願いします!
GM:そんなフェリさんのハンドアウトはこちら
ハンドアウト ・PC1:フェリ・ベルクラム(PL:アスハルさん)
シナリオロイス:『"正拳抗体"橋国ジュメム』
映像研究会に、とある映画フィルムの情報が飛び込んできた。
ノヴァリスの外の名作にインスパイアされた自主制作映画であり、通ならば喉から手が出るほど欲しい一品。
それがブラックマーケットに出品されるのだという。
君はそれを求めるために騒動に巻き込まれ、一人の生徒によって助けられた。
メサイア学区で珍しく清廉な雰囲気を保つ彼女は、ある目的のために崑崙で修行してきたのだという。
曰く──『大魔王"アトラ・アーリーバード"から、メサイア学区を開放すること』
……アトラ・アーリーバードは既に議長を退いている。
タイミングを図って新たな組織を作り上げていると教えてあげよう。
GM:打倒メサイアの議長を掲げる崑崙帰りのハリキリガールと出会います。
GM:面倒見てあげてください
フェリ・ベルクラム:え、あ、うん……。
橋国ジュメム:ありがとうございます。全部壊します
フェリ・ベルクラム:好きにすればいいんじゃないかしら。目的が達成出来たらいいわね
フェリ・ベルクラム:全部は壊さないで……。
橋国ジュメム:映像研の皆様からも後押しを…!この民意を拳に乗せます!
橋国ジュメム:よろしくお願いします
GM:では次!
GM:PC2!柴辻さん!
GMキャラシート
GM:どうぞ!
柴辻マサラ:はーい
柴辻マサラ:"ベイキャント・ロット"こと柴辻マサラ。メサイア学園トランぺッター執行部所属の高校2年生です。
GM:風紀委員さん!
柴辻マサラ:誰に対しても敬語で話す丁寧で真面目な性格……を目指しています。たまに地が出るのはご愛敬。
GM:志しててえらーイ
柴辻マサラ:かつてメサイアに存在したマフィアの頭として担ぎ上げられていた過去があるせいで、地はかなり粗暴です。
GM:暴れる側だ
柴辻マサラ:ファミリーにとっての邪魔者に対し暴れ散らかしては実力を誇示する日々に嫌気がさしてトランぺッターへと鞍替えしました。
柴辻マサラ:暴力を振るうのは簡単だけど、どうせ振るうなら自分の納得できることに、そして誰かのためになる形で振るいたい。そういう女です。
柴辻マサラ:性能としてはウロピュア。背徳の理を暴走で起動して範囲攻撃を撃ちまくります。
柴辻マサラ:そのついでに攻撃力上昇を人にも撒ける感じ。でも暴走もするから要らない人は気を付けてね。
GM:パワーを感じますね
柴辻マサラ:フレーバーとしては触れた物を灰燼と帰す影の使い手。影そのものが破壊衝動を伴っていて、それを押さえつけながら戦います。
柴辻マサラ:大体このくらいかな。よろしくお願いします!
GM:はーい!そんなマサラさんのハンドアウトはこちら!
ハンドアウト ・PC2:柴辻マサラ(PL:今日日さん)
シナリオロイス:『柱戸ケイ(はしらど・けい)』
この数日、貴方は柱戸ケイと共にトランペッターの任務を行っていた。
柱戸ケイはキッチリとした性格の少女で、物流やシフトの割り振りを担当している。
近く、ブラックマーケットで大規模な競売が企画され、
トランペッターがメサイア内のトラブルの対処に当たっているためである。
ブラックマーケットへの商品を積んだトラックに対し、メサイア生徒の襲撃が予想されている。
"インペリアルエッグ"と呼ばれる美術品が輸送されているらしい。守りきろう。
GM:トランペッターの同僚と一緒に警備任務!なんか重大な商品とか運んでるらしいよ!
柱戸ケイ:柱戸は真面目で堅物な感じのスケジュールの鬼です。よろしくお願いします
柴辻マサラ:能力上、護衛任務はあまり向かないのですが……宛がわれた以上は頑張りましょう
柴辻マサラ:よろしくお願いします
柱戸ケイ:護衛とは邪魔者をすべて殲滅することで完遂されます。がんばりましょう
GM:では次!
GM:PC3、キョウちゃん!
GMキャラシート
GM:どうぞ!
十掬キョウ:はーい!
十掬キョウ:十掬(とつか)・キョウです!
GM:有名な聖剣とかに縁がありそうな名前!
十掬キョウ:実は有名な剣に縁がある一族の出であり
十掬キョウ:トツカ一族の系譜に連なる始末屋でした。
GM:暗殺一族だ
十掬キョウ:でもノヴァリスでは特にお仕事もなく過ごしているうちにあれよあれよといろいろと事件が起こり
十掬キョウ:今では合コン委員会に身を寄せています。
GM:ウチら仲間だもんね
十掬キョウ:合コン委員会というのは勿論読んで字のごとく
十掬キョウ:合同カタコンベ保全委員会のことですね。
GM:見ての通りですね
十掬キョウ:理事会側の死者を弔うカタコンベ分祀廟の管理担当です。
十掬キョウ:昔は無機質な戦闘マシーンでしたが今ではぶいぶい女子女子してます。
十掬キョウ:ぶいぶい。
GM:コレが心!
十掬キョウ:性能としては“統合超人軌道式対神秘鋭兵装T.O.T.U.K.A(Totalized Overed Trajectory Unveiling Keen Arms)”の使い手です。
GM:つよそう
十掬キョウ:進化の兆しで累計侵蝕を40点あげながら肉体を6点上げてその力でブンブンします。
GM:すごいこと言ってる
十掬キョウ:あとIAに伴って……エイペックスソルジャーを取得。熟達した傭兵であることを示すコアエンブレムです。元始末屋なので。
十掬キョウ:これで肉体も上げながら社会性も獲得しました。
GM:ソーシャル・ボディ・ヒューマン!
十掬キョウ:肉体15の力でみんなと仲良く頑張ります!よろしくおねがいします!
GM:とんでもない肉体力だ!宜しくお願いします
GM:そんなキョウちゃんのハンドアウトはコレ
ハンドアウト ・PC3:十掬キョウ(PL:DTさん)
シナリオロイス:『七星ミルキ』
貴方の所属する合同カタコンベ委員会はてんやわんやしていた。
"同窓会"の発足への対処、卒業予定の生徒の留年によるシフト変更、
更には、委員達の装備のオーバーホールまで時期が重なっていた。
そんな中、貴方はブラックマーケットで整備用部品の買い出しを頼まれている。
狙い目はジェネシスから流れてきた高性能パーツ群だ。
カタコンベの安寧のため、目的のものを買い揃えるため、ブラックマーケットの開催を手伝おう。
GM:合コン委員会おなじみのギミック武器のオーバーホール!
GM:部品をブラックマーケットで調達してください
十掬キョウ:僕らは大きい武器使う子が多いもんねえ
十掬キョウ:みんなのために買い出しするよ!荷物持ちは任せて
七星ミルキ:νガンダムは調整中だから出撃できません
七星ミルキ:頼みましたよ、我らの星!
十掬キョウ:委員長!
七星ミルキ:年下委員長だよ~!お願いね!
GM:そんな感じでよろしくお願いします
GM:では次。
GM:PC4、イノリちゃん!
GMキャラシート
GM:どうぞ!
解良イノリ:はい!
解良イノリ:解良イノリ(けら・-)、19歳、同窓会生です。高等部迄は履修済みな為…というか時系列的に10月入ったのならもう二十歳じゃないかこいつ
解良イノリ:…二十歳じゃん!?
GM:二十歳!?
GM:合法じゃん!
解良イノリ:いやplも今気づいた事は置いておいて。元々はメサイア学区風紀委員会、“トランぺッター”を設立して色々頑張ったり理事会とか生徒たちの間の中間管理職をやってました。
GM:大変
解良イノリ:そして前の三月には卒業のはず…だったのですが…(メイン三話を見てね)。
解良イノリ:まあ色々あり、今は前メサイア生徒会長のアトラちゃんとかテロリストだったムツミさんと一緒に飛び出し、汎学区組織である同窓会にいます。
GM:アウトローになっちゃった…
解良イノリ:しょうがないね
解良イノリ:まあともあれ、卒業とかに大事なイースターエッグの事件に二回関わったりごたごたして体調が悪化したり寿命に期限が付いたりしていますが、元気です。
GM:ほんとに元気??
解良イノリ:基本こんなドタバタに振り回されつつ被害に遭う子達を守りたいという信念をずっと持ってる草臥れ系女子。
解良イノリ:もうタバコも吸える年になっちゃいましたが吸わないぞ。肉体年齢はまだローティーンだし…
GM:エッチな情報をちょいちょい入れてきますね。
解良イノリ:データ的には高速範囲至近RCをブッパするだけ。一応棺は持ってます、という感じです。
GM:だけが強いんだよなぁ
解良イノリ:火力はそんなでもない!
GM:破壊者がなんか言ってる!
解良イノリ:ともあれ、そんなもう学生じゃないだろお前!!感あふれる女の子…女の子か??ですが、宜しくお願いいたします~
GM:はーい!20歳でも制服が似合うイノリちゃんのハンドアウトはこちら!
ハンドアウト ・PC4:解良イノリ(PL:嗣子さん)
シナリオロイス:『偽・アトラアーリーバード』
君はメサイア学区に来る用事があった。
暴力と爆破がBGMのこの学区で一つのトラブルを目撃する。
どうやら大人数に追われる銀髪の少女を見つけ、ひょんなことから匿うことになった。
子リスのような少女は感謝とともに、悩みながら名前を告げる。
『グレート・バビロン議長 アトラ・アーリーバード』
おそらく偽名だ。事情を聞いてあげよう。
GM:ブラックマーケットでイースターエッグって名前の商品が出るとかで情報が回ってきました。
解良イノリ:まず現議長はマギカさんだよね…というよりアトラの名前を偽名に!?!?ってなってる
解良イノリ:外れであってくれ~と思いながら仕事なので出動するぜ! アトラちゃんも怪獣関連で仕事してたしね
GM:貴方が出会う少女は……
マギカ・ウィッチクラフト:こんな感じの見覚えのある顔です
解良イノリ:?????
マギカ・ウィッチクラフト:恐らく偽名を名乗っています。助けてあげましょう
解良イノリ:どうしたの………????
マギカ・ウィッチクラフト:アトラ・アーリーバードです……
GM:そんな感じでよろしくお願いします。
解良イノリ:アイツの名前嘘でも名乗るのは止めな?悩みなら相談乗るよ…
解良イノリ:はい!
GM:では次!
無量塔幸輔:はい!
GM:PC5、無量塔さん!
GMキャラシート
GM:センセイ、お願いします!
無量塔幸輔:無量塔 幸輔(むらた こうすけ)です!
無量塔幸輔:幼少期にオーヴァードである担任の先生に命を救われ、知らず知らずのうちにオーヴァードになりました。
無量塔幸輔:ノヴァリスに来るまでは、能力の都合でちょっと怪我の直りが早いなあ。ぐらいの体感しかなく、オーヴァードやレネゲイドのことすら知らない人間でした
GM:既に変貌している日常ですね
無量塔幸輔:最近はなんか恩師の先生がノヴァリスと関係あったり果ては中に入り込んできた…!?何をしに!?って気持ちでストレスフルな生活を送っています。
無量塔幸輔:大人ぶろうとしているけれど、所詮はカタギの世界の新卒ぺーぺー。まだまだ子供な面が出ながらも、生徒達と共に大人になろうと頑張っています。
GM:大変そう
GM:胃薬とか職員室に常備しときますね
無量塔幸輔:未熟さゆえに“先生”としての寄り添い方などに日々悩みながらも、みんなの未来の道しるべになっていけたらと思っています
GM:がんばりやさんだ~
無量塔幸輔:能力的にはみんなを守るHPタンク+デビストによるデバフマンです
無量塔幸輔:10m先までは離れてても庇えます
GM:背中が広い!
無量塔幸輔:あとみんながピンチになったら蘇生します。最悪自分の命をつかってでも蘇生します
GM:覚悟キマってますねぇ…
無量塔幸輔:過度な透き通りはちょっとたじたじ。今回の缶詰さん卓でも一生懸命に頑張っていきたいです。よろしくお願いいたします!
GM:よろしくお願いします!メサイアは混沌の坩堝!
GM:なんとか透き通った部分を探してください。ハンドアウトはこちら
ハンドアウト ・PC5:無量塔幸輔(PL:北山水さん)
シナリオロイス:"模範怪盗"ナイロワール・ルメシー
君は星室庁から依頼を受けた先生だ。
目的は"模範怪盗"を名乗る少女の追跡・捕縛。
「監獄学寮シェオル」から脱走した脱獄部の生徒で、愉快犯的に怪盗を繰り返している。
どうやらブラックマーケットに出品される"インペリアルエッグ"を目的にしているらしい。
大規模な事件になる前に止めよう。
GM:シェオル監獄寮、というところから怪盗が脱獄したようです。叩き返しましょう
無量塔幸輔:模範怪盗?????
ナイロワール・ルメシー:皆様の手本になるような美しく模範的な怪盗ですわ
無量塔幸輔:も、模範らしく脱獄を…!
ナイロワール・ルメシー:模範にして模犯。皆様も私のように…と手本を示したまででして…
ナイロワール・ルメシー:ともあれ、よろしくお願い致しますね?
無量塔幸輔:よろしくお願いします…!
GM:はい!
GM:では、トレーラーを張った後に青春するぞ~~!って気持ちになって貰ってセッションを開始します。
トレーラー メサイア学園は混乱に包まれていた。

グレート・バビロン議長、アトラ・アーリーバードによる『同窓会』の設立。
および、トランペッター委員長解良イノリの離脱。
メサイアを代表する二大組織のトップの交代は生徒達を混乱の渦に巻き込み、衝撃は怒号と爆発の形で現れる。

つまりはいつも通りの光景だ。
なに、ちょっと物騒なだけだとも。

そんな折、ブラックマーケットで大規模な競売イベントが開催される。
学区を越えた飛行船による非公式競売。
問題を起こせば墜落する飛行船という場に担保されたオークションに一つの商品が持ち込まれた。

"インペリアルエッグ"
古来、ノヴァリス帝国の皇帝に献上されたと言われる50の美術品。
精密な美しい金細工と宝石に彩られた、卵型の美術品。
存在しないと言われた51番目の────"イースターエッグ"。
それは、ノヴァリスにおいてはそれ以上に意味を持つ名前だった。

生徒達は純粋なる欲望に突き動かされていく。

ここはメサイア、混沌の坩堝。
万色の入り交じる渦でこそ、新たな輝きが磨かれる。

ダブルクロス3rd Edition 
オーヴァード・ノヴァ『アダマスは形を帯びて』


ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。
GM:青春するぞ~!よろしくお願いします!
解良イノリ:よろしくおねがいいたします!
十掬キョウ:うおおやるぞ よろしくおねがいします!
フェリ・ベルクラム:お願いしま~す
柴辻マサラ:よろしくお願いします!
無量塔幸輔:よろしくお願いいたします!


◆Opening◆フェリ・ベルクラム

GM:シーンPC:フェリ・ベルクラム 他、登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
フェリ・ベルクラム:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 10[10]+32 → 42

GM:ハリキリガールだ
フェリ・ベルクラム:ホットスタート……
GM:じゃあこのシーンでは
GM:映像研の部長から妙にコアな円盤の入手を依頼されるので
GM:ブラックマーケット向かおうとしたら事件がドーンとなってバーンてなって変な女に助けられて締めの感じです
フェリ・ベルクラム:全てを理解しました
フェリ・ベルクラム:私の円盤入手率は99%です
GM:ふっ、頼りにしていますよ。
GM:では始めていきましょう


GM:◆メサイア学区 映像研究会部室
GM:人と人が日常的にぶつかり合うメサイア学区で静寂を求めるのは、酷く難しい。
GM:大通りは言うまでもなく、路地に至ってはコソコソと何かが蠢動する。
GM:それらは『映像鑑賞』の大敵であり、あらゆる手段を駆使して手に入れた『部室』には分厚い防音の改造が施されている。
GM:室内にはコレでもかと古今東西の映像媒体、スクリーン、炭酸飲料とポップコーン。
GM:画面には少し前に流行った映画が放映され、それに齧り付いている少女が居た。
保賀ヒオコ:暗室のようにカーテンを締め切った部屋で、金髪の少女が定期的にポップコーンを口にしている。
保賀ヒオコ:「……あっ!」
保賀ヒオコ:開いた扉に反応して、入室してきた貴方を見る。
保賀ヒオコ:「フェリちゃん!きたきたきましたね!」
フェリ・ベルクラム:「部長」
フェリ・ベルクラム:「今日は何を見てたの? ポップコーンの山……」白いコートに、丈の短い黒の上下。腰にはサイリウムとランタンを提げる。
保賀ヒオコ:「あぁっ、光が……」目を押さえる。
フェリ・ベルクラム:暗がり程度ならば問題ないが、執拗なまでにライトを携帯している。
保賀ヒオコ:柔らかな金髪を左右に分けつつ、痺れた足で這いながら分厚いカーテンを開いて闇を払う。
フェリ・ベルクラム:「訂正。……いつから見てたの?」
保賀ヒオコ:「これはね……すごいよ、ちょっと前のなんだけどね」
フェリ・ベルクラム:小さく嘆息しながら、窓を開ける。
保賀ヒオコ:「大人気漫画『タイガーキューブ』を完全実写化って謳った実写映画でね……」
保賀ヒオコ:「40冊以上の漫画を全部実写化しようとしたから、24時間どころじゃなくてね……!」
保賀ヒオコ:「長期間だから役者さんも拘束できないのに、主人公が一人何役もすることになってて……」
保賀ヒオコ:画面ではオレンジの道着を着た青年がエイリアンらしきエネミーと戦っている
フェリ・ベルクラム:「ふうん。……スタントすごいね」
保賀ヒオコ:「そうなの!少年編は子役を使ったせいで相手が絶対殴れなくてね。合法的にスタント出来るようになってからの加速がすごいんですよ!」
フェリ・ベルクラム:「これCG……着ぐるみと重ねてるのかな」言葉は淡泊だが、しっかりと中身は見ている。
保賀ヒオコ:傍らに積み上げたパッケージの1巻を見せる。ぶすっとした少年が同じ道着を着ている。
フェリ・ベルクラム:「部長、それはすごいけど」
保賀ヒオコ:「それで……うん?」
フェリ・ベルクラム:「どこに仕舞うの、これ……」
保賀ヒオコ:「…………?」
フェリ・ベルクラム:横目に見ると、ギシギシと軋む壁いっぱいのDVDやらビデオやら何やら
保賀ヒオコ:BOXの上に同数重ねることで、本来崩れるはずのDVD達を綺麗に収納している。
保賀ヒオコ:地面には着いてないので。収納できています。
保賀ヒオコ:「あの……」
保賀ヒオコ:「ほんとに、すごく貴重だったのよ?」
保賀ヒオコ:ね?とテーブルと同じぐらいの高さに積まれているDVD達を隠そうとする。
フェリ・ベルクラム:「ヒオコはすぐに見つけた端から買い漁るんだから……」
フェリ・ベルクラム:「……また収納を増やさないとね。次は床下かな……」
保賀ヒオコ:「!」
保賀ヒオコ:「フェリちゃん~~~!」
保賀ヒオコ:「大好き!」バッ、とハグ待ちのポーズ
フェリ・ベルクラム:「はいはい」 そばの映画グッズ(カンフーマスターの抱き枕)を持たせる。
保賀ヒオコ:ガシーン。拘束。
フェリ・ベルクラム:「捨てるわけにもいかないでしょ」
フェリ・ベルクラム:「貴重品なのは確かだし」
保賀ヒオコ:「えへへぇ」
保賀ヒオコ:「いっそのこと、別の部屋も借りちゃおうかな?メサイアだとレンタル倉庫って半分は損害覚悟しなきゃだけど……」
保賀ヒオコ:薄手の手袋(円盤を素手で触れないため)の指を組んでうーんのポーズ。
フェリ・ベルクラム:「なるべくなら目の届くところにおいておきたいけど」
フェリ・ベルクラム:机の上のDVDを手に取る。『プラダを着たディアボロス』。
フェリ・ベルクラム:これも手に入れるのに苦労した一品だ。内容はともかく。
保賀ヒオコ:悪魔と呼ばれた仕事の鬼が、ひょんなことからファッションモデルへの道を開花させていく感動ストーリーだ。
保賀ヒオコ:硬派な役を多く演っていた主演のいきなりの挑戦にとても話題になった。
保賀ヒオコ:「フェリちゃんはどんなものでも手に入れてくるの上手だものね……」
フェリ・ベルクラム:「オールバックをやめられないシーンだけは好きだったのよね、これ」
フェリ・ベルクラム:「出来る範囲のものを買ってきてるだけだよ」
保賀ヒオコ:「こだわりがあるのって格好いいわよね」
保賀ヒオコ:「またまたご謙遜」
保賀ヒオコ:「…………それでね?」
保賀ヒオコ:ちら、と上目遣いでキミを見る。
保賀ヒオコ:キミが今までも何度か見た仕草だ。
保賀ヒオコ:それこそ、今手に持っているDVDを買うようお願いされたときも、こんな顔だった
フェリ・ベルクラム:「…………」
保賀ヒオコ:「………」チラッチラッ
フェリ・ベルクラム:「肩にポップコーンついてる」
保賀ヒオコ:「えっ」
保賀ヒオコ:床に落とさないように目だけで肩を見ようとする。
保賀ヒオコ:「え~?どこ~?」
フェリ・ベルクラム:「いいから。じっとしてて」手を伸ばして、襟との境目にひっかかっていた欠片を取る。
保賀ヒオコ:「ひゃっ」くすぐったい。
フェリ・ベルクラム:「……それで」至近距離から、静かな声音。「今度は何を見つけたの?」
保賀ヒオコ:「………えっとぉ」
保賀ヒオコ:性格と諸行を知らなければ騙されそうな、澄んだ声音。
保賀ヒオコ:「あのね?今度のブラックマーケットにね?」
保賀ヒオコ:「あの大人気アニメ『ツーオール』の劇場版が出品されるらしいの」
保賀ヒオコ:「私じゃ向いてないから、フェリちゃんにお願いできないかな~って……」
フェリ・ベルクラム:「ツーオールの劇場版?」
保賀ヒオコ:「そう。Filmクリムゾンが……」
フェリ・ベルクラム:ツーオールは大人気アニメだ。ノヴァリスでも普通の記録媒体は、少なくない数が出回っている。
保賀ヒオコ:「評判もいいし、絶対にハズレがないシリーズなの…!」
保賀ヒオコ:「コレを見てないとモグリだと思われてしまいます…!」
フェリ・ベルクラム:「クリムゾン……」
フェリ・ベルクラム:だが、その中でも随一の出来を誇ると言われる希少作品が、FILMクリムゾンだ。
保賀ヒオコ:「だから、一生のお願い!『劇場版ツーオール FILM:CRIMSON』を…!」
保賀ヒオコ:「なにとぞ…!」
フェリ・ベルクラム:「……部長が掴んできた情報だから、ガセではなさそうね」
保賀ヒオコ:ささやく距離のまま、フェリちゃんの髪の毛を見ながら器用に両手を合わせる
保賀ヒオコ:「はい。確定情報です」
フェリ・ベルクラム:「……分かった。探してみようか」
保賀ヒオコ:「ほ、ほんとに?」
フェリ・ベルクラム:「一か八かなんだから、上手く行かなくっても泣かないでよ」
保賀ヒオコ:「うっ」「……わかりました。泣きません。泣いてもすぐ泣き止みます」
フェリ・ベルクラム:メサイアのブラックマーケットは危険だが、フェリたちの求めるもので、厄介な競合相手と鉢合わせることは少ない。
フェリ・ベルクラム:特に最近はそうだ。誰も彼もが、眉唾物のものばかり探している。
フェリ・ベルクラム:「泣くんじゃない……」
保賀ヒオコ:「うぅ……泣きません」
保賀ヒオコ:「この杖に賭けて……」魔法学校もののDVD特典で着いてきた杖をつかって、作中の再現をする。
フェリ・ベルクラム:「はいはい。じゃあ、ちょっと行ってくるわ」
保賀ヒオコ:「やったー!」
保賀ヒオコ:「報酬は期待しててくださいね?厳選した一枚の視聴会準備しておくから!」
フェリ・ベルクラム:「それもいいけど」 変わり身の早い様子に、くすりと笑う。
フェリ・ベルクラム:「音響機材、いいの用意しておいてよ」
フェリ・ベルクラム:「FILMクリムゾンは、劇伴で有名なんだから」
保賀ヒオコ:「はぁーい」言いながら、既に部室の中をちょこまかと動き始めている。
フェリ・ベルクラム:「はあ。ブラックマーケットか……」
フェリ・ベルクラム:「大きな事件に巻き込まれないように、地味にしていなきゃ」
フェリ・ベルクラム:表情がころころと変わるヒオコの後ろ姿を見て、部室を出て行った。
保賀ヒオコ:部室から出ていくときだけ、頑張ってね~と緩やかに手を振っていた。


GM:◆メサイア学園 T425ストリート
GM:メサイア学園は個人の衝突により常に混沌に包まれているが、それでも喧騒が薄い区画というものはある。
GM:映像研究会の貴方は騒がしくない場所や時間帯も把握している。この通りもその一つだ。
GM:大きめのお店が並ぶ区画が近くにあるため、この通りを目的に通る人は少ない。
GM:故に比較的安全な通りとして活用していた
フェリ・ベルクラム:ぴくぴくと獣の耳を四方に振るわせて、気配を探っている。
フェリ・ベルクラム:「っと……部長の地図によると」
フェリ・ベルクラム:「ここを右ね」
フェリ・ベルクラム:徐々に、怪しげな布を被った社会人や先住民らしき姿が増えてくる。
GM:君と同様に、争いから逃げてきた人たちかもしれない。
GM:そして君の耳は、この通りではあまり聞かない音を捉える。
GM:ギアとサスペンション。タイヤが地面を転がる音。自動車だ。
社会人ドライバー:ブルンッ。
社会人ドライバー:ブルルルルルンッ!
社会人ドライバー:その音が加速し、どうやら急ぐようにこの道に向かってきている。
メサイア不良生徒:「いたぞー!」「トラックだー!!」
メサイア不良生徒:「逃がすなーー!!」
フェリ・ベルクラム:「……???」
メサイア不良生徒:トラックを追うように、建物を飛んだり跳ねたりして不良生徒が殺到している!
社会人ドライバー:「うわー!!表通りを避けて商品を運搬するはずがどうしてこんなことにー!!」
社会人ドライバー:君の鋭敏な知覚はそんな悲鳴も聞き取ることが出来る!
フェリ・ベルクラム:フェリが、創作物は好きな点はここにあった。
フェリ・ベルクラム:創作は、現実じじつより落ち着いている。
社会人ドライバー:「そ、そうだ!こんな時はマニュアルにあった爆速ニトロチャージで振り切るしか無い!」
フェリ・ベルクラム:「やめなさい! ああ、もう……!」
社会人ドライバー:ブォォォォォォン!焦りのあまり君のことが目に入っていないのか、殺人的な加速の準備を始めている!
メサイア不良生徒:「姉さん!あのハコ逃げるつもりだぞ!」「よし!エンハイ部隊は足を狙え!炎は使うなよー!」
GM:このままでは君が巻き込まれてしまう!危ない!
フェリ・ベルクラム:腰に下げたサイリウムの一本を千切る。だが生徒はともかく、社会人や機械に対して自分の術がどこまで有効に働くか。
???:タタタタタッ!
???:覚悟を決めた貴方の背後からえげつないスピードで足音が迫る。
???:「ま、ち、な、」
???:「さぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!」
???:ビュン!と傍らをすり抜ける風。
???:黄緑色の髪を2つにくくった少女が、低い姿勢でトラック達に突っ込んでいく
フェリ・ベルクラム:「え」尾と髪の毛が、背後からの豪風によって前方に流れる。
???:「争いはッ!」
???:ぐっ、と指を揃えた掌底をトラックに叩き込む
???:ドンッ………ズガァァァァァン!
社会人ドライバー:「うわぁぁぁぁ!!死ぬんだぁぁぁぁぁぁ!」
社会人ドライバー:「………あ?」
メサイア不良生徒:「ぎゃぁーーーーー!!!!」
???:トラックを貫通し、浸透した勢いがトラックを止め、追いすがる不良生徒を一撃で吹き飛ばす!
???:「……私が止めます!」
???:ズン、と地面を陥没させたまま、乱れた髪をファサッとなびかせた。
社会人ドライバー:「生きてる……?」とトラックの運転席で呆然としている。
???:その状況を見て、満足そうに振り返る。
???:「貴方も危ないところでしたね!怪我はありませんか!」
???:つんと整った顔の少女が、にぱーッと笑いかける。


フェリ・ベルクラム:映像で見たカンフーマスターの技。今の、崑崙生なら出来るかもね、とヒオコが笑っていたことを思い出す。
フェリ・ベルクラム:「え……あ、うん。大丈夫、だけど」
フェリ・ベルクラム:「すごい、ですね。浸透勁……?」
???:「良かったです!メサイアに戻ってきて、いきなりこんな自体に巻き込まれるとは思いませんでしたが……」
???:「はい!崑崙で身につけた技です!あちらでは壊すものを選ぶのが日常茶飯事でしたので!」
橋国ジュメム:「あ、申し遅れました。私、橋国ジュメムと申します!」
橋国ジュメム:「お姉さんはなんて名前なんですか?」
フェリ・ベルクラム:「え、あと」 勢いに押される。「フェリ・ベルクラムだけど……」
橋国ジュメム:「フェリさん!」
橋国ジュメム:「どこかにお出かけでしたよね?よろしければ護衛いたします!」
フェリ・ベルクラム:「は、はい」
橋国ジュメム:「メサイアは危ないですからね!」
フェリ・ベルクラム:「はい?」
フェリ・ベルクラム:「え? いや、そんなお構いなく」
フェリ・ベルクラム:「私なんて、そこのブラックマーケットに行くだけだから……」
橋国ジュメム:「いえ、安心してください!」
橋国ジュメム:ずずいっ
橋国ジュメム:「迷惑ではありませんから。そのために私は強くなり……そう、強くなって返ってきたのです」
橋国ジュメム:「この混沌としたメサイアを変えるために」
橋国ジュメム:「グレートバビロン議長、"アトラ・アーリーバード"を倒して、平和なメサイアにしてみせます!」
フェリ・ベルクラム:明るさが眩しくて目を細める。
橋国ジュメム:「コレは、その一歩ですから!」
橋国ジュメム:太陽を背に、迷いなく手を差し伸べる。
フェリ・ベルクラム:「…………?」
フェリ・ベルクラム:「誰を倒す、って言った? いま」
橋国ジュメム:「グレートバビロン議長、"アトラ・アーリーバード"です!」
フェリ・ベルクラム:崑崙。崑崙で修行。
フェリ・ベルクラム:伝え聞く話によれば、崑崙にはアパレル店一つもなく、下級生は粗末な腰蓑を奪い合うのだという。
フェリ・ベルクラム:いや流石にそこまでは行かないのだろうけど。
フェリ・ベルクラム:「……そ、そう…………」
フェリ・ベルクラム:耳を伏せる。それはあるいは、名を聞くだけでその暴虐に怯える民のように見えるかもしれない。
橋国ジュメム:その仕草を見過ごさない。改めて瞳に意志の光が灯っている。
橋国ジュメム:「そんなに怯えて……辛かったんですね、フェリさん!」
橋国ジュメム:ガバッ!とハグ。ドンドン話が進んでいく。
フェリ・ベルクラム:「うぐ……」 力が強い。「わ、分かったから」
フェリ・ベルクラム:「そこまでの買い物に……付き合ってくれるだけで……」
橋国ジュメム:「はい!お買い物ですね!」
橋国ジュメム:「では行きましょう、いざ!」
橋国ジュメム:ぎゅ、と安心させるように手を握って、ズンズンと進んでいく。ブラックマーケットとは微妙に違う方向に。
フェリ・ベルクラム:「……、……!」フェリ・ベルクラムは、暗所に恐怖を覚えるが。
フェリ・ベルクラム:(明るすぎるのも……苦手……!)
フェリ・ベルクラム:「自分で歩けるから……!」 そう言いながら、早足でついていく。この手を離した彼女が
フェリ・ベルクラム:その時、最終的にどこに突き進んでしまうかを考えると……振り払う気にもなれなかった。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
フェリ・ベルクラム:トラブル/橋国ジュメム/敬意/不憫:○/ロイス
橋国ジュメム:不憫……?
フェリ・ベルクラム:いえ……自由なのは良いことよね……
フェリ・ベルクラム:(遠い目)
橋国ジュメム:はい!圧政を打ち破ります!
GM:ではこのシーンは以上です。


◆Opening◆柴辻マサラ

シーンPC:柴辻マサラ 他、登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(38 → 41)
GM:クール!
GM:ではこのシーンはトランペッターな会話をして、護衛するトラックに乗り込んで終わりのシーンになります。
GM:周辺を先に綺麗にしながら会話していきましょう
GM:よろしくお願いします


GM:◆メサイア学園 T528地区 ビル群
GM:メサイア学園の治安維持組織、"トランペッター"の朝は早い。
GM:昼も早いし、夜も遅い。
GM:学園の治安を守るということは、好き勝手する生徒たちを滾々と説教し、聞く耳持たない相手には実力行使も辞さない。
GM:混沌の中に秩序を示す者たちが居るからこそ、メサイアは『学園』としてまとまっているのである。
GM:これはそんな任務の一つ。メサイア学園に増えた物流のトラックの管理だ。
GM:安全な道に誘導し、どうしても危険区域を行く車両にはトランペッターが同乗して被害を食い止める。
GM:貴方と同僚の柱戸はその計画の管理を行っていた。
メサイア不良生徒:「居たぞ!トランペッターだ!」
メサイア不良生徒:「アイツラが居るってことは、なんか重要なものがあるはず!」
メサイア不良生徒:「敵は2人だ!やっちゃえ!」
メサイア不良生徒:君たちの姿を認めて、不良生徒たちが活気づく。
メサイア不良生徒:護衛があるということは重要な物資がこれからくるのだ。待ち構えて横取りするのだ。
メサイア不良生徒:完璧なプランを胸に、有象無象が襲いかかっている。
柴辻マサラ:駆け寄ろうとする有象無象の足元を不意に黒い影が通り過ぎる。
柱戸ケイ:「うわー、何トループか固まってるよ。行けそ?」
柱戸ケイ:君の後ろで地図を広げながら、文面だけは心配そうな声を掛ける。
柴辻マサラ:「行けるというよりは、もう行った後ですね」
柴辻マサラ:そう答えているうちに、影に通り過ぎられた一団が次々に倒れていく。
メサイア不良生徒:「うわっ、なんか足元に……」「わっ、いきなり倒れるんじゃねぇよ……?」
メサイア不良生徒:バタバタバタッ!
柴辻マサラ:影が通り過ぎたその後の地面が、深い轍を刻んだように溝が彫られている。
メサイア不良生徒:バタバタと倒れ、何人かは十字冠の転送の光に包まれる。
柴辻マサラ:先を行く一人が躓けば、その後続も周囲も自然とそれに躓く。運悪く下の方になってしまった生徒が圧し潰されたのだろう。
柱戸ケイ:「……私、知ってる。こういうの群集事故っていうんだよね」
柱戸ケイ:薄いピンク色の髪をポニーテールにまとめて、幼い顔立ちに少々無骨な眼鏡を掛けた少女。


柱戸ケイ:戦闘に長けた君の後ろで恐る恐る伺っている。
柴辻マサラ:「あの数を相手にまともに戦闘に持ち込むと面倒なので。事故で倒れてくれるならそれを狙うべきでしょう」
柴辻マサラ:普段戦闘時には解く髪も外す眼鏡もそのままだ。『戦闘』自体をする気が無いという態度である。
メサイア不良生徒:「ふざけんなー!」「正々堂々と勝負しろー!」と叫ぶ勢いのまま昏倒している。
メサイア不良生徒:そんな怒号が、影が通り過ぎる頃にはシンと消えた。
メサイア不良生徒:「ばたんきゅ~……」「はらひれほろはれ……」
柱戸ケイ:「お見事」
柱戸ケイ:パチパチ、と拍手する。
柴辻マサラ:「仮にも戦闘要員ですので。この程度は当然でしょう」
柴辻マサラ:「それよりも、トラックの運行状況はどうですか?」
柱戸ケイ:「あ、ちょっとまってね」通信端末にいくつか声をかけ、各地の状況を把握する
柱戸ケイ:「……うん、大まかな遅延はないみたい。もうすぐ……あ、きた来た」
社会人ドライバー:その声に反応するように、不良生徒達とは別の方向の路地から、目立たないトラックが姿を表す
柱戸ケイ:「時間ピッタリ。計画通りね」
柴辻マサラ:「順調なようで何よりです」
柴辻マサラ:「こうして襲ってくる分には返り討ちにも出来ますが、私達の目の届かない範囲で襲われてはどうしようもありませんし」
柱戸ケイ:「うん。ダミーの運送も混ぜて被害は出ないようにしてるつもりだけどね、社会人は人海戦術で……」
柱戸ケイ:「……人海戦術。いい言葉だよね」
柱戸ケイ:ジーンと噛み締めている。
柴辻マサラ:「そうですか?使い方を間違えるとああ・・なりますが」
柴辻マサラ:先程倒れた不良生徒の一団たちをくいと親指で指して。
柱戸ケイ:「実感籠もってるなぁ」
柱戸ケイ:「物の数ではない、って感じ?」
柴辻マサラ:「使い方次第という話です」
柱戸ケイ:「ふふ。じゃあ、うまく使えるか、ちゃんと見ててもらおう」
柱戸ケイ:言いながら停車したトラックの後部の扉を開く。
柱戸ケイ:商品が満載…というわけではなく。最低限のカモフラージュのうち、良く見ればしっかり固定されているコンテナがある。
柱戸ケイ:「今回の重要な護衛対象はアレらしいよ」コンテナを指さしながら。
柱戸ケイ:「無事届けられれば、私達の勝ち。いつもどおりのメサイアに戻るってわけ」
柴辻マサラ:「なるほど。ちなみに、負けた場合は?」
柱戸ケイ:「負けた場合は……」
柱戸ケイ:チラ、と見つつ
柱戸ケイ:「誰とも知らない人に"アレ"が渡って、しかもまさかまさかの本物の『卵』だった場合」
柱戸ケイ:「イノリ前委員長が身を犠牲にして抑えた被害が広がったり、大魔王、アトラ・アーリーバードの計画が進んだり……」
柱戸ケイ:「するかもしれない。大変。」
柴辻マサラ:「……いつも以上に失敗の出来ない任務、という訳ですね」
柱戸ケイ:「南無」両手を祈るように組む。
柴辻マサラ:一つ息を吐きながらネクタイを締め直して。
柴辻マサラ:「こちらもいつも以上の気合を入れて臨むとしましょう」
柱戸ケイ:「その意気」ぐ、と両手を握る。
柱戸ケイ:「無茶も無理も、させないスケジュールを組んだつもりだけど」
柱戸ケイ:「トラブルが起きないことって殆どないから」しゅん、と落ち込みつつ。
柱戸ケイ:「イレギュラーは全部、排除していこうね」
GM:トラックに乗り込むんで合図を送ると、エンジン音が掛かる。
GM:護衛任務の開始時間だ。
柴辻マサラ:「……『排除しよう』で全部排除できるなら、苦労はしないんですがね」
柴辻マサラ:ぽつりと溜息ついでの愚痴を一つ零しつつ、周囲へと注意を向け直した。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
柴辻マサラ:柱戸さんに○連帯感/心配で取得します
柱戸ケイ:眼鏡仲間だからね。頼りにしてます。
GM:ではシーンは以上!


◆Opening◆十掬キョウ

GM:登場侵蝕をどうぞ
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(33 → 37)
GM:フラットな心持ちだ
GM:ハンドアウトの通り、合コンでダベった後に部品の買い出しをお願いされて、トランペッターが忙しかったり怪盗に気をつけて~ってなって締めのシーンです。
GM:そんな感じでよろしくおねがいします。
十掬キョウ:まかせて!


GM:◆メサイア学区 合同カタコンベ
GM:穏やかな川の音と間接的な光でぼんやりと照らされる、地下カタコンベ。
GM:内部は合同カタコンベ保全委員会によって定期的に清掃が行われ、外部からくるお客さんのために簡単なルートも区切られている。
GM:その順路はいわば表。
GM:貴方が居るのは、委員のみが移動する際に使われるルートを通った先にある、開けた空間だった。
GM:一見すると研究室。内部も改築されて、様々な検査機械や武器が収められた『秘密基地』──ラボのような一画だった。
十掬キョウ:傍らに自らの得物を置いて、黒髪の少女が腰掛けている。
十掬キョウ:展開した巨大な直剣。とても一人では持ち上がりそうもない巨躯が横たわる。
十掬キョウ:メンテ中も離れることなく、こうして寄り添っている。


十掬キョウ:「どう?トツカ。疲れは取れた?」
十掬キョウ:剣に話しかけるようにし、また、剣からの反響に耳を傾けるようにしている。
十掬キョウ:「うんうん。そうかそうか~」
十掬キョウ:「どこかかゆいところないですか~」
十掬キョウ:「……ふーん。ほーん」
十掬キョウ:「あっちょっと関節周りゆるくなってるかも。増し締めお願いしていいかな?」傍らのメンテをしてくれている子にお願い。
合コン委員:「あっ、はいはい!」承るのは、合コン委員の上着の代わりに白衣を羽織った少女。
合コン委員:「やー、キョウさんのトツカさんは自発的に申告してくれるので助かりますね!」
十掬キョウ:「でもちゃんと聞かないと黙ってるんだよ!」ぷりぷりする。
合コン委員:「聞いても黙ってる兵装の方が普通ですよ~」カラカラと笑う。
合コン委員:「オーバーホールも済みましたし、もうすぐお返し出来ると思います!」
十掬キョウ:「わーいわーい!」
十掬キョウ:「やっぱり手先が器用なコが多くて助かっちゃうよ~」
合コン委員:「そりゃもう、腕の見せ所ですから!」
合コン委員:ブカブカの白衣を折りたたんでガッツポーズ。
合コン委員:「ジェネシスみたいに体系だってのもいいですが、ワンオフに対応していくのも楽しいものです」うっとりとした目
十掬キョウ:「いえーい」ガッツポーズをひっつかんで握手してブンブンする。
十掬キョウ:「うんうん、あなたのためにって感じがあるものね!」
合コン委員:「ぐわああああ」振り回される
合コン委員:「ぜぇ、ぜぇ……えぇ!使用者に合わせたカスタマイズは、単体での最高とはまた違います……!」
合コン委員:「キョウさんも、武器の相談とかあればいつでも仰ってくださいね!」
合コン委員:「追加武装とか、合体変形とか」
十掬キョウ:「トツカが僕の知らないトツカになっちゃうよ……」
十掬キョウ:「今のままで素敵だよお~……」
合コン委員:「むう。……はい、新機構は完熟訓練にも時間掛かりますからね」
合コン委員:「この話はまたの機会ということで」
合コン委員:内心諦めていない言葉を漏らした後で、また他の整備係に呼ばれて飛んでいく。
十掬キョウ:「……探究心旺盛なところはいい子なんだけどな~」その背を見送って。
七星ミルキ:入れ替わりに、桃色の髪の小柄な少女が近づいてくる。
七星ミルキ:年下なれど委員長の役職を継いだ七星ミルキだ。


七星ミルキ:「あ、お話してたのかな?」
十掬キョウ:「ミルキちゃん!」
七星ミルキ:「こんにちは、キョウちゃん!」
十掬キョウ:「待っててね」とんとんとトツカを叩く。「ううん、大丈夫!どうしたの?」
七星ミルキ:「あ、良かった~」
七星ミルキ:とさり、と側の机に要求書の束を置く。
七星ミルキ:各武装に必要なパーツ群の申請書だ。
七星ミルキ:「えっとね、キョウちゃんにお仕事お願いしたくって」
十掬キョウ:「お仕事?」
七星ミルキ:「うん。皆の武器を整備するのに、いくつか足りない部品が出てるみたいなの」
七星ミルキ:「似た系統のをまとめたせいか、貯蓄分だと足りなかったんだね……」
七星ミルキ:ううむ、と腕を組んでいる。
十掬キョウ:「みんなこだわりがあるもんねえ」
七星ミルキ:「そうなんだよ~」
七星ミルキ:「自分でメンテナンスするぐらいの子は、パーツを変えると違和感にも気づいちゃうし……」
七星ミルキ:「キョウちゃんの子みたいに、自己申告してくる子もいるもんね」
十掬キョウ:「細かいところでも気づいちゃうよね。その子のことよく見てると……」
七星ミルキ:「お化粧の変化ならまだしもだねえ」
十掬キョウ:パラパラと部品リストを見ている。「じゃあ買い出し?」
七星ミルキ:「うん、そう」
十掬キョウ:「でもこれ……」
七星ミルキ:「普通のお店で買えるものは別にしてるけど……」
十掬キョウ:「メサイアうちに置いてなさそう」
七星ミルキ:パラパラとめくるリストは、別の学区…特にジェネシスなどで開発されている重要度の高いパーツだ。
七星ミルキ:「そうなの。…………個人的にジェネシスの偉い人にツテが出来たから譲ってもらったのもあるんだけどね?」
七星ミルキ:「流石というか、色んな子が気に入っちゃったみたいで……」
七星ミルキ:トホホ、という顔。
十掬キョウ:「人気の子は取り合いになっちゃうもんねえ」
七星ミルキ:「そうなの。今からジェネシスに行っても、多分時間掛かっちゃうんだよね」
七星ミルキ:「なので、いつも通り……」
十掬キョウ:「ちょっとでもいいものにしたいもの。うーん。いつも通りか……」
七星ミルキ:「うん。ブラックマーケットで仕入れてもらおうと思って」
十掬キョウ:「そういうことだね。おっけ」
七星ミルキ:「ですです」
七星ミルキ:「よかった~」
七星ミルキ:「流石に、あの場所に武器なしは危ないもんね」
十掬キョウ:「そうだね。整備の終わった子が必要だ」
七星ミルキ:「動けるのがキョウちゃんしかいなくって……助かっちゃったよ」
十掬キョウ:「へへ……」
十掬キョウ:「ミルキちゃんが助かっちゃって僕も嬉しいな」
七星ミルキ:「え?えへへ……そう?」
七星ミルキ:「そう言ってくれると助かっちゃう!」
七星ミルキ:キョウちゃんと腕を組んで喜びを表現。
十掬キョウ:「いえいいえい」
七星ミルキ:「いえーい」
七星ミルキ:「……あ、でも、気をつけてね?」
七星ミルキ:声に真剣味を乗せて、ちょっとヒソヒソ声になる
十掬キョウ:「うん。なんだいなんだい」こちらも顔を寄せて。
七星ミルキ:「最近のブラックマーケット、トランペッターの子たちもすっごく警戒してるらしいの」
十掬キョウ:「“トランペッター”が?」
七星ミルキ:「うん。なんだっけ……近いうちに、すごく大きな"競売"が開かれるらしくって。」
七星ミルキ:「ついでについでに、怪盗まで予告状を出してるってウワサ!」
十掬キョウ:「怪盗さん!」
十掬キョウ:「怪盗さんって……あれだよね」
十掬キョウ:「わざわざ事前に教えてくれる親切な強盗!」
七星ミルキ:「そう!メサイアでは珍しく事前に申告するやつ!」
十掬キョウ:「礼儀正しいよねえ」
七星ミルキ:指で作った輪っかでモノクルとマントのジェスチャー
七星ミルキ:「紳士だよねぇ」
十掬キョウ:「淑女だねえ」
十掬キョウ:ばさりと上着を翻してみる。
七星ミルキ:かっこい~、と拍手している
七星ミルキ:「という訳でいつもよりピリピリしてるらしいです」
十掬キョウ:へへ……と頬を掻いて。「うーん。幸い僕らがお咎めってことはないと思うけど……」
十掬キョウ:「大きな事件とかになったらさ、そのときはごめんね?」
十掬キョウ:「そうなったら僕さ……帰るの遅れちゃうかも」
十掬キョウ:「そっちをきっちり片付けずには帰れなくなっちゃう」
七星ミルキ:「んー。そのときは………」むん、とハンカチをつまむようなシワを額によせつつ。
七星ミルキ:「仕方ないよ」
七星ミルキ:出先で事件に巻き込まれがちな経験から言い切る。
七星ミルキ:「むしろそうなったら、トランペッターさんなりに協力するのも手!」
七星ミルキ:「結果的に早く終わるし、今後のお付き合いにもなるかもだからね」
十掬キョウ:「うんうん。そうだね」
十掬キョウ:「トランペッターの子たちってたくさん働いて疲れてるだろうし……」
十掬キョウ:「“攻め”の合コンの練習になるかもだ」
七星ミルキ:「うんうん!そうだね!」
七星ミルキ:「眠った子たちを管理するだけじゃなくて……」
七星ミルキ:「今生きてる子達にも無理させずに癒やしを提供するのが、我々の"攻め"の姿勢です!」
十掬キョウ:「うん、つい
先日そう決意したものね!」
七星ミルキ:「その活動第一号はキョウちゃん、託しました!」
十掬キョウ:「第一号キョウちゃん、任されたよ!」
七星ミルキ:「よし、トランペッターを骨抜きにするのです」
七星ミルキ:「頑張ってね!」
七星ミルキ:両手をグーにして応援する顔からは若干話が変わった応援が飛ぶ。
十掬キョウ:「はーい!ぐずぐずに癒やしてみるね!」
十掬キョウ:「うおおやるぞ!」
七星ミルキ:「やるぞーっ」
合コン委員:反響するので静かにしてくださいねえ、とやんわりと注意する声は二人には届かなかった。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
十掬キョウ:僕らの委員長/七星ミルキ/尽力:○/ミルキちゃんも癒やし対象にしたほうがよくない?/ロイス
七星ミルキ:Nに本音が見えます
GM:ではシーンは以上!


◆Opening◆解良イノリ

シーンPC:解良イノリ 他、登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(32 → 38)
GM:では、このシーンはイノリちゃんがプライベートな買い物をしてる最中に逃げてる女の子を見つけ
GM:貴方何してるの……?となったら騒動に巻き込まれるシーンです
解良イノリ:成程理解!
GM:ではそんな感じで!


GM:◆メサイア学区 ショッピングストリート
GM:煩雑な改築と、定期的な爆破によって景観が変わるメサイア学区だからこそ、場所ごとに特色は出る。
GM:この区画はその中でも特に大型の店舗が軒を連ねており、経営努力によって平和と騒動が拮抗を保っている区画。
GM:日々の業務と後始末の間。プライベートな時間を過ごすためならば、必要なものはあらかた揃っている品揃え。
GM:イノリさんはここで買い物などを行っていました。


解良イノリ:手に入れようとしていたジェネシスで理論が発表されていた高機能繊維素材を布に織ったものと、魔術系にも対応できるオルクス・シンドロームによる特殊処置を施した手芸糸。
解良イノリ:前お世話になった人への贈り物の材料としてそれらを買い求めていた。
解良イノリ:(光触媒による除菌効果とか干すだけである程度清潔に保てる機能を両立できるようになったのが買えてよかった)
解良イノリ:それに対して、そうした布の機能を壊すことなく刺繍が出来る糸…というのも、また数少なかった。買えたのは運が良かっただろう。
解良イノリ:珍しく少し機嫌が良さそうに紙袋を手に提げて歩いて。
GM:手芸店の店員から「ありがとうございましたー」と愛想よくお礼を言われ、貴方は大通りに出た頃。
GM:怒号と爆発。聞き慣れたトラブルの音が遠くから聞こえてくる。
メサイア不良生徒:「逃げたぞー!」「追えー!」「どっち!?」「多分あっちだ!」
メサイア不良生徒:遠くの通りで集団が何かを探して路地へと分け入っている。
解良イノリ:(…本当にまた来るなあ。先の巨大兵器、薬剤頒布事件に……本当にもう)溜息一つと、紙袋を影へ落とし。
メサイア不良生徒:「決して逃がすな!アイツが………」
メサイア不良生徒:「『アトラ・アーリーバード』だ!!」
メサイア不良生徒:と叫ばれる声は、君の聞き慣れた名前。
解良イノリ:「は????」
GM:『アトラ・アーリーバード』。メサイアの生徒会である『グレートバビロン』の前議長。
GM:そして君の所属する『同窓会』の発起人だ。
メサイア不良生徒:うおおお!!と数の強みを活かした集団が二手に別れて裏路地へと入っていく
解良イノリ:いやアイツがメサイアに何度も入っては(ここは自分だって何度か入ってるので文句を言う事でない)、色々とやってるのは知っていたが。
GM:君は、アトラ・アーリーバードが今日はメサイアで活動するとは聞いていない。普段から予定を聞いているかどうかは別にして。
解良イノリ:どうせ自分にまともに知らせるとは思っていない。
解良イノリ:大したことじゃなければ邪魔をするし、大したことでも軌道修正を測ろうとする自分はアイツの陰謀には邪魔だろう――
解良イノリ:「って待て待て待て」
解良イノリ:アイツならあれで剣の腕は立つ。ただ逃げるかというと違和感もあるが、
解良イノリ:「またなんかやらかしたか!?怪獣騒ぎの次は選挙工作でも図ったのかアイツ…!」やらかして逃げてる、というイメージもまたよくある相手だった。
解良イノリ:《影絵芝居》《闇夜の烏》。影に身体を溶かす。軽々と二次元の、重力に囚われぬ機動でその元へ。
GM:では、メサイアの生徒が二手に別れた場所に追いついた時。
???:別の路地から足音が聞こえてくる。
???:「ひぃ、ひぃ……!」
解良イノリ:「……うん??」
解良イノリ:何というかアイツなら絶対滅茶苦茶煩くわめいているはずなのだが。
???:豊かな銀髪にグリーンの相貌。脇腹を押さえながら、子リスのような少女が逃げるようにまろび出てくる。


???:「どうして……どうしてこんなことに……」
???:どうやら前も見ていないらしく、ふらふらとした早歩きで貴方のもとに。
???:トスッ。ぶつかる。「ヒッ!」「すいませんすいません!」
解良イノリ:「ええと、どうしたの。マギカさん……?」そっと受け止める。
???:「私がアトラ・アーリーバードですすいません!知ってることは何も話せませんが……!」
???:咄嗟に悲鳴を上げ続ける少女。
マギカ・ウィッチクラフト:それは君が知っているアトラとは別の少女だった。
マギカ・ウィッチクラフト:「え……?」柔らかく抱きとめられて、訝しげに貴方を見る。
マギカ・ウィッチクラフト:「えっ、あ、あれ、イノリさん……!?」
解良イノリ:「ええ、解良イノリだけど。何でアトラなんかの名前名乗って……いや、いい。まずは追手もいるし…」
マギカ・ウィッチクラフト:少女が普段能力行使に使うドローンが周りに存在しない。どうやら無手だ。
マギカ・ウィッチクラフト:「な、なぜこんな所に……?危ないですよ…!?」
解良イノリ:「危ないのはいつもの事じゃない……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「それはそうですね……」
解良イノリ:「と、さておいて。どうする?追手がいるけど…逃げる?散らす?」
マギカ・ウィッチクラフト:「えっと……散らせます、か…?あまり騒ぐとまた追手が増えてしまって……」
メサイア不良生徒:いたぞ!という声とともに、マギカの背後から集団の足音が迫る。
マギカ・ウィッチクラフト:「ひっ……!」
解良イノリ:「分かった。じゃあ、怪我はないようにしよう。後ろに」
マギカ・ウィッチクラフト:君の腕の中でビクンと跳ねて、小さな背に回り込む。
解良イノリ:「“野の花の事を考えてみなさい”Consider the lilies, how they grow. 
解良イノリ:「“紡ぎもせず、織りもしないThey don't toil, neither do they spin; ”――」
解良イノリ:ぐ、と。
解良イノリ:幾重にも建物を折り重ね、薄暗いその場に於いて。影は幾らでもある――
解良イノリ:瞬時、そこは漆黒に染まり。まるで滝が打ち付けるように、暴徒たちの背を叩いた。
メサイア不良生徒:「よし!袋の鼠だ!」「狭い所にいるの私らッスけどね」
メサイア不良生徒:「つまり私らの方がネズミ……ん?」
メサイア不良生徒:「何だこれ……わぁぁぁぁぁぁ!?」
メサイア不良生徒:「この能力は……!?バカな、もう"トランペッター"とは関係ないはず……」
メサイア不良生徒:ぐわぁぁぁぁぁと断末魔を残す。
マギカ・ウィッチクラフト:「死んだ……」
解良イノリ:「…む。後述までは必要なかったね」
解良イノリ:「死んではいないよ。ちょっとショックを受けて貰っただけで…さて」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そ、そうなんですね……」十字冠の離脱すら発生していない。
解良イノリ:「どうしてこんなことになってるんだい?別の所がいいなら、そっちで聞くけど…」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、そうですね……巻き込んでしまいますので……」
マギカ・ウィッチクラフト:「こ、この近くに偶然隠れ家的なお店がありますので、そちらに案内します……」
マギカ・ウィッチクラフト:普段からのリサーチの結果である。
解良イノリ:「ん、じゃあそっちに移動してから、だね。やれやれ」
GM:ではここで……
GM:知覚か意志で判定お願いします。難易度5。
解良イノリ:え?!意思で判定します…
解良イノリ:5dx+2>=5
DoubleCross : (5DX10+2>=5) → 9[3,5,5,7,9]+2 → 11 → 成功

GM:おめでとうございます。
GM:では、イノリさんは一瞬だけ違和感を抱きました。
GM:眼の前に居る少女はどう見ても知り合いの『マギカ・ウィッチクラフト』であると確信出来ますが……
GM:一瞬だけ、何故か『本当にアトラの変装なのではないか?』と荒唐無稽な疑念が湧き、即座に否定できます。
解良イノリ:コワ…………
マギカ・ウィッチクラフト:「で、ではそちらで……」と語りかける姿に、何故か別の知り合いのイメージが重なる。
解良イノリ:一瞬目を瞑り、目頭を押さえる。(我ながら疲れてるのか?それとも……)
解良イノリ:「…ん、ああ。行こう」


GM:◆メサイア学区 隠れ家的なお店
GM:連れて行かれたのは、まごうことなく隠れ家的なお店だった。
GM:そうと知らなければスルーしてしまう木製の門を潜り、店内はファンシーな飾り付けの落ち着いた喫茶店になっている。
解良イノリ:(客入りがまた難しそうな所だなあ…)
マギカ・ウィッチクラフト:「せ、先日偶然見つけまして……」地図とドローンの網羅戦術である。
マギカ・ウィッチクラフト:自分はいくつかある紅茶の一種を頼んでいる
解良イノリ:「まあ、丁度良かった。上手い感じに在ってくれて」こちらはブラックコーヒーを頼んでいる。
マギカ・ウィッチクラフト:「えへへ……ホントはもっと手軽に入れる(当社比)お店もあるんですけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:「それでですね……」
???:話し出そうとする前に、カランカランと入店のベルがなる
???:水色の髪に意思の強そうな瞳。立ち居振る舞いにどこか大仰な振り付けがある
???:「そこから先は」
???:「わたくしがお話いたしましょうか」
???:当然のように隣のテーブルに座る。


解良イノリ:「…急に入って横入り…ということは、何かよくよく状況を知っている、という事でいいのかな?」穏やかに。
ナイロワール・ルメシー:「失礼いたしました。自己紹介がまだでしたわね?」
ナイロワール・ルメシー:「わたくしはナイロワール・ルメシー、清く正しい怪盗ですわ」
ナイロワール・ルメシー:「まさか、解良イノリさんとこんな所でお会いするとは思いませんでした」
ナイロワール・ルメシー:にこり、と微笑みかける。
マギカ・ウィッチクラフト:ひえ、と縮こまっている。
解良イノリ:「……名前が知られてるというのも、中々困ったものだ。言う通り、私は解良イノリだけれど…ナイロワールさんは、此方の事情もご存知なのかな?」
ナイロワール・ルメシー:「メサイアについて調べたのはごく最近なのですけれどね」
ナイロワール・ルメシー:「有名人ですから、貴方」
解良イノリ:「引退した身に過ぎないんだけどね……」
ナイロワール・ルメシー:マギカへと運ばれてきた紅茶を、当然のようにサーブしてもらう。
マギカ・ウィッチクラフト:「えぇ……」
ナイロワール・ルメシー:「ご謙遜を。といいますより、トランペッター名義ではありませんの」
ナイロワール・ルメシー:「貴方のことは、『同窓会』の解良イノリとして存じ上げておりましたわ」
解良イノリ:「…そっちか。メサイアにいると、どうにも昔のつもりが滲んでしまうな」
ナイロワール・ルメシー:「えぇ。アトラ・アーリーバードによる"卒業"の阻止……そして"イースターエッグ"なる7つの卵」
ナイロワール・ルメシー:「噂によれば、既に確保しているらしいじゃありませんの」
ナイロワール・ルメシー:紅茶を飲み、礼儀正しくイノリちゃんを見る。
解良イノリ:「アトラがね。そりゃ、あんなことをやったんだ。アイツは持ってるさ」
解良イノリ:しれっと言いながら、自分のブラックコーヒーを一口。
解良イノリ:そうしながら、マギカさんの分の紅茶を一杯追加で注文する。
ナイロワール・ルメシー:「えぇ。わたくし…………震えましたわ」
ナイロワール・ルメシー:「全校生徒から"卒業"を盗むだなんて!そんなの……」
ナイロワール・ルメシー:「めちゃくちゃかっこいいじゃありませんの……!」
ナイロワール・ルメシー:うっとりと瞳に熱がこもっている
解良イノリ:(こう言う子かあ~~~っ……!)
解良イノリ:元々怪盗なんて名乗ってるのは――怪盗部だけじゃなく――こういう拘りがどいつもこいつも強い奴らなのだ。
ナイロワール・ルメシー:「わかっておりますわ」頷き。
ナイロワール・ルメシー:「貴方がたのことは、少し調べましたの」
ナイロワール・ルメシー:「絢爛豪華なアトラ・アーリーバードの業績の影で、あえて実務をこなす……解良イノリ。いえ、解良イノリ様」
解良イノリ:うん?という顔をしている。
ナイロワール・ルメシー:「貴方こそが影のフィクサー……『同窓会』のドンであると」
解良イノリ:「……………………」
ナイロワール・ルメシー:ふふん、と得意げな顔。
解良イノリ:「いや……実際フィクサーやってるのはムツミの方で、いや確かに私も足は一杯使ってるけども…」
ナイロワール・ルメシー:「その証拠に、わたくしの計画を見抜いてこの段階で関わってくるだなんて。正直想像以上ですわ」自信のある断言。
解良イノリ:「計画。」
ナイロワール・ルメシー:「えぇ。今回ブラックマーケットに持ち込まれる"イースターエッグ"は、わたくしが頂きます」
ナイロワール・ルメシー:「いえ、今回だけではなく……価値あるものは、手元においておきたい。わたくし、怪盗ですから」
GM:ウワサでは聞いているかもしれない。ブラックマーケットに"イースターエッグ"を冠する美術品が持ち込まれることを。
解良イノリ:「…ブラックマーケットに?」あんな危険物を?「…いや…確かに、価値あるモノなのはそうだ。コレクター精神が刺激されるのも分からないでもない」
解良イノリ:…あくまで噂というか、そういうレベルの情報ではあったが、事実そうした情報は――無数に同様のものがある上で――あった。
ナイロワール・ルメシー:「えぇ、えぇ!」
ナイロワール・ルメシー:「たとえ眉唾だとしても……『同窓会』のトップが"2人"もこうしてやってきたのです!」
ナイロワール・ルメシー:「更に信憑性は増すというものでしょう?」
ナイロワール・ルメシー:自腹で買ったお茶菓子まで食べている。
解良イノリ:「…」ぴくん、と眉根が動く。周囲を一応確認して、アトラやムツミがドッキリ大成功みたいなカンバンを持ってるわけでもないのを見る。
ナイロワール・ルメシー:「解良イノリ様……そして」貴方を見て、もう一人にも目線
ナイロワール・ルメシー:「"アトラ・アーリーバード"」
マギカ・ウィッチクラフト:「……………」視線を受けて気まずそうにしている。
解良イノリ:「………(マギカさん、もしかして……)」小声で彼女に。
マギカ・ウィッチクラフト:「………(はい、はい……)」小声
マギカ・ウィッチクラフト:「(銀髪の、グレートバビロンの議長みたいな情報が、いってるみたいで……)」
解良イノリ:「…(たぶん情報だけじゃない。私も一瞬、マギカさんがアトラに“見えかけた”)」
ナイロワール・ルメシー:ナイロワールが宣言した途端。
ナイロワール・ルメシー:まるでそれが正しいかのように、"アトラ・アーリーバード"かもしれない、という疑念が強まる。
解良イノリ:「んぐ…」
ナイロワール・ルメシー:何かしらのレネゲイドの作用によるものだろう。
マギカ・ウィッチクラフト:「(私はアトラ前議長だったのかもしれません………)」ぐるぐる
解良イノリ:「(しゃんとしてってば!……つっ、いつもの事なんだから……って違う!)」
解良イノリ:《消去の号令》をマギカさんに掛けてみる事はできますか?
GM:では一時的に正気に戻せます。しかし、ナイロワールが話をするごとに徐々に認識が混濁していきます。
解良イノリ:侵蝕+3します!ぐえー厄介すぎる
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3増加(38 → 41)
解良イノリ:「……、クソっ…エフェクトか…!ミームウイルス系統の…ソラリスかオルクスか…」頭を抑える。
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、頭がスッキリしました……」
ナイロワール・ルメシー:「貴方がたがやってくるのは想定外……しかし、変更される計画もまた美しいものです」
ナイロワール・ルメシー:楽しそうに頷いている。
ナイロワール・ルメシー:「解良イノリ様、そして"アトラ・アーリーバード"様」
マギカ・ウィッチクラフト:「うぅ…」
解良イノリ:「っ……、意識をしっかり保って…!」彼女に言いながら、自分に声を掛けるつもりで声を発する。
ナイロワール・ルメシー:「宣戦布告を……いえ、怪盗らしく、予告状というべきですわね」
ナイロワール・ルメシー:「"イースターエッグ"はわたくしが頂きます」
ナイロワール・ルメシー:「お互い、良き役割を全うできるように祈っておりますわ」
ナイロワール・ルメシー:最後だけ、本心から楽しそうにあどけなく笑い。
ナイロワール・ルメシー:「おーっほっほっほ!」そのまま店を出ていく。
解良イノリ:「……、いっておくけど…私の後輩たちも優秀だからね…!」
解良イノリ:「……はあッ……く、頭に指を突っ込まれている見たいだ…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「私も……生徒会からの扱いが雑になると思うと、耐えられずに逃げ出してしまって……」
解良イノリ:これだから認識に触れるタイプの異能は本当に嫌だ、と零しながら。「問題が山積してるな…」
マギカ・ウィッチクラフト:「トランペッターからの警備計画は上がってきているので、そっちが解決してくれるかも……というのも、あるかもなんですが……」
解良イノリ:「まあ、マギカさんがアトラみたいな扱いされるのは耐えづらいだろうなあ…」そうじゃなくても他人と扱われるのは嫌になるだろうに。
解良イノリ:「…そうだね。ブラックマーケットのエッグ自体はそれで解決したとしても…」
解良イノリ:「マギカさんがアトラと認識されるミーム異変と、それの感染・強化が起きてるのが問題だ。これだって今私は耐えられてるけど、何時までもやられたら多分落ちかねないし…」
マギカ・ウィッチクラフト:「えぇ……認識の置換とかは似たような魔術もありますが……」
マギカ・ウィッチクラフト:「ドローン達を改造するつもりでバラしてしまったので……私は無力です……」
解良イノリ:「これがもし、他の人員にまでアトランダムに転異し出したら社会的にも大ダメージだ…ってそんなことしてたの」
マギカ・ウィッチクラフト:「えぇ……最近は、菌類との接触する機会があったので。整備のついでに……」
マギカ・ウィッチクラフト:「……あの、イノリさん」
解良イノリ:「菌類。…ああ、一部の菌類って迷路もそうだけど、そういう複雑な経路を突破しようとする形質があるんだっけ…うん?」
マギカ・ウィッチクラフト:うんうんと悩んでいたが、意を決したように目を合わせる。
マギカ・ウィッチクラフト:「はい。粘菌コンピュータとか……あ、そうじゃなくて」
マギカ・ウィッチクラフト:「あの……」
マギカ・ウィッチクラフト:「事件が解決するまで、協力してもらったり……お願いしても……」
マギカ・ウィッチクラフト:「良いでしょうか……?」
マギカ・ウィッチクラフト:小動物のように震えながら声を絞り出す。
解良イノリ:ふ、と少し唇を緩めて。
解良イノリ:「勿論。困ってる後輩を助けるのは、先輩の役目だから。それに…」
解良イノリ:「自分から助けて、っていってくれた人を助けるのは、実は得意なんだよ。安心しなさい」
マギカ・ウィッチクラフト:「まぶしい……!」
マギカ・ウィッチクラフト:言いながらも、ずっと緊張していた体からほっと力が抜ける。
マギカ・ウィッチクラフト:「前は……副議長だったので、職責が上でしたが……」
マギカ・ウィッチクラフト:「今は、頼らせてください……あ、先輩って呼んだほうが…?」
解良イノリ:「良いよ、好きに呼んでくれれば」苦笑して。
解良イノリ:「じゃあマギカさん、宜しくね。今回は私、“パレーシア”が担当します…なんて」最後だけ、風紀委員会時代の様に言う。
解良イノリ:「大船に乗ったつもりでいて頂戴」
マギカ・ウィッチクラフト:「うおお……」
マギカ・ウィッチクラフト:自分が言うことじゃないが、小柄な体がとても大きく見える。
マギカ・ウィッチクラフト:(トランペッター時代の、慕われ方がわかるなぁ………)
マギカ・ウィッチクラフト:「よろしくお願いします……イノリ……先輩……イノリさん」
マギカ・ウィッチクラフト:ハムスターのように小さくお辞儀した。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
解良イノリ:マギカさんに取るよ~
マギカ・ウィッチクラフト:わぁ~い
解良イノリ:後輩/マギカ・ウィッチクラフト/〇庇護/不安 で。
マギカ・ウィッチクラフト:せんぱい……!
GM:ではシーンは以上です


◆Opening◆無量塔幸輔

シーンPC:無量塔幸輔 他、登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(36 → 40)
GM:このシーンは無量塔先生が仕事一段落すると、怪盗の捜査の依頼が来るので、がんばるぞーってなって締めのシーンです。
GM:そんな感じでやっていきましょう。


GM:◆星室庁 職員室
GM:清潔な雰囲気と、最近増え始めた人の気配。
GM:新たに作成された『先生』向けの職員室は、人が増えるに連れて、段々と個人の色が出るようになっていた。
GM:それでもまだまだ空席のほうが目立つその場所で、貴方は仕事をしていました。
GM:報告書の作成、生徒のフォロー、または合間の趣味などをしていることでしょう。
無量塔幸輔:書類作成を行う。今回作るべきものは、卒業後の進路の希望としてノヴァリス外に出るという選択をしている子達へと向けた、外の世界内の実践てきな常識等を記載した資料だ


無量塔幸輔:学習装置によって様々な知識をインプットしているだろうが、それでも実際の雰囲気が分からないと知識も生かすことが困難になる
無量塔幸輔:幸いにも自分は、ここに来るまでは“別の世界”で暮らしていた人間だ。そういうことなら得意…ではあるのだが
無量塔幸輔:あまりにも感覚的な常識として認識するまでもないことが多すぎるため、どれを重要視していけばいいか悩んで詰まっている
無量塔幸輔:「ふぁあ……ちょっと…休憩するかぁ…」
無量塔幸輔:椅子に座りながらグッと背伸びをして、今にも立ち上がろうとする
賀茂喜一:そのタイミングで、職員室に入ってくる姿がある。
賀茂喜一:薄い水色の髪にけだるげな顔。眼鏡と白衣を掛けた姿は、一般的な学校の『保険医』のようだった。
賀茂喜一:貴方と同じくノヴァリスで『先生』をしている同僚だ。
賀茂喜一:「あぁ……休憩ですか?無量塔先生」
賀茂喜一:片手には卓上におけるポットを持ち込んで、お茶の匂いを漂わせている。
賀茂喜一:「よかったら飲みます?」


無量塔幸輔:「そうなんです、ちょっと資料作りに詰まってしまったので…」
無量塔幸輔:と勧められたお茶に視線を向けながら
無量塔幸輔:「いいんですか?ありがとうございます…!根詰めてたのでちょうどいいところに…!」少しふにゃっとした喜びの笑顔を向けながら
賀茂喜一:「どうぞどうぞ。眠いと効率が落ちるからね」
賀茂喜一:《元気の水》。滋養に富んだ水で作った緑茶の味。
賀茂喜一:「これは……進路指導か」
無量塔幸輔:「はい、前にも勉強会みたいな形で希望している生徒達がいたので」
無量塔幸輔:「その子達用の物と、新規で希望してる子用に新たに改定したものを作ろうかなと思って」軽く一礼をしてお茶を頂く
賀茂喜一:「へぇ。そこまで考えてる子がいるんだなぁ」
賀茂喜一:自分用の湯呑にも注ぐ。
賀茂喜一:「子供達が運営してるからかな。しっかりした子が多いよね」
無量塔幸輔:「そうですね…やっぱり、特殊な環境だからか本当しっかりした子がたくさんいて」
無量塔幸輔:「逆に教えてもらうようなことばかりですよ」
賀茂喜一:「違いない」はは、と笑う。
賀茂喜一:「わたしは……実は、義務教育周りは家庭教師だったから良くわからないんだけど」
賀茂喜一:「"外"の先生は、いつもこんな事をしてるのかな?」
無量塔幸輔:「うーん…内容は違えど、授業の準備…っていう意味ではこういうことはしてますかね」
無量塔幸輔:「外では“教育”がメインで、ノヴァリスのように自動的に学習…ということはないですから」少し教育大で学んだ内容を思い出しつつ
賀茂喜一:「あぁ、機械学習。アレもすごいね」
賀茂喜一:「面白いな。わたしは『先生』と言っても医者だったから。興味深い話だね」
賀茂喜一:丸メガネが角度によって無意味に光る。
無量塔幸輔:「家庭教師…というのも中々に貴重な体験ですね」
無量塔幸輔:「僕は…一般人代表みたいなものですから。なかなかそういったノヴァリスに集まった人たちの経験とかを想像しづらくて…」
賀茂喜一:「わたしは小さい頃から異能……あぁ、オーヴァードだったからね。箱入り息子だったよ」
賀茂喜一:「外だと、普通の子がある日突然~、の方が多いからねぇ」
賀茂喜一:「でも、好奇心の高い子には無量塔先生の方が新鮮かもしれないね」
賀茂喜一:「同じ先生と言っても、皆さん経歴は波乱万丈だからなぁ」
無量塔幸輔:「幼少期から…やっぱり能力を使えるとかの確かな感覚はあったりしたんですか…?」
無量塔幸輔:「なんか実は小学生頃にオーヴァードになったみたいなんですけれど、ここに来るまでずっと気づくことなく過ごしてたので…」
賀茂喜一:「それもすごい話だね?」
賀茂喜一:「わたしは家がそういう家系だったからね。陰陽師ってやつ」
賀茂喜一:「今の子は知らないかもしれないな……ちょっと前に『レーバイキング!』って漫画があったんだけど……」
無量塔幸輔:「陰陽師…」むむむと、創作や歴史で聞いたことあるワードに少しだけテンションがあがりながら
賀茂喜一:人差し指と中指でシュビシュビと星を描いている。
賀茂喜一:「おっ、その反応、もしかして好感触……おや?」
賀茂喜一:身を乗り出そうとして、新品の端末に通知が来ている。
賀茂喜一:無量塔先生にも同じタイミングでメッセージが届いているだろう
無量塔幸輔:同時に通知が来た端末を不思議に思って、思わず端末の方を先に確認する
GM:内容は生徒からの陳情メッセージをまとめたものだ。
GM:ブラックマーケットの事情と、現地で警備を行ういくつかの生徒からの救援要請のメッセージ。
GM:そして、怪盗からの予告状が添付されていた。
GM:どうやら、この怪盗の調査を手伝って貰いたい、という依頼のようだ。
賀茂喜一:「お互い、新しいお仕事のようだね」
無量塔幸輔:「…怪盗かぁ……うん…?怪盗…?」ノヴァリスでは珍しくはないが、本当に怪盗が怪盗らしくやってくるのか…?と疑問に思いながら
無量塔幸輔:「何を盗むんでしょうか…えっと」狙いにくる物が何かを予告状を確認する
賀茂喜一:「外じゃなかなか出てこない単語だ」
GM:"インペリアルエッグ"。最近ノヴァリスで話題の"イースターエッグ"の名前を冠する美術品だ
GM:どうやらブラックマーケットに出品されるらしい。
賀茂喜一:「まるで探偵のお仕事だね」
無量塔幸輔:「漫画とかアニメでしか基本聞かないですよ…」
無量塔幸輔:「…で、内容は…イースターエッグ…の可能性がある美術品が盗まれる対象ですか」
賀茂喜一:「そうみたいだね。事前に予告するだなんて、とても律儀な子だなぁ」
賀茂喜一:「どうやら、メサイアの"トランペッター"の子たちが警備してるみたいだし、そっちから打診すると良いかもしれないね」
賀茂喜一:ふむふむ、と慣れない電子機器をゆっくり操作している。
賀茂喜一:「これは……無量塔先生にお願いしてもいいかな?」
無量塔幸輔:「あ、はい!僕でよければ向かいますが…」
賀茂喜一:「うん。どうやら依頼がもう一つ有って……」
賀茂喜一:「わたしは、こっちの"メサイアの議長代行が行方不明"って方を担当するよ」
賀茂喜一:「そっちの子達とは面識があるしね」
無量塔幸輔:「同時に発生しているのは厄介ですね…こっちが向かう仕事で何か1枚かんでるってこともありそうですし」
無量塔幸輔:「常に情報を共有できるようにはいたします。議長代行の捜索の方、よろしくお願いします」
無量塔幸輔:軽く一礼をして残りのお茶を飲み干す
賀茂喜一:「任されたよ。そっちも気をつけてね……あぁ、そうだ」
賀茂喜一:「これ、疲れたときにでも食べなさい」
賀茂喜一:個包装のチョコレートバーを差し出す。
賀茂喜一:医者としての面倒見のような口調。
無量塔幸輔:「わ…!いいんですか、頂いて…!」ほくほくと嬉しそうな様子のリアクション
賀茂喜一:好感触で満足げ。
賀茂喜一:「うん、うん。体を第一にね。生徒たちのテンションすごいから」
賀茂喜一:「じゃ……お互い仕事の時間だ」こちらも立ち上がる。
賀茂喜一:「頑張ろうか、子供たちのために。」
無量塔幸輔:「ええ。頑張りましょう。…陰陽師の話…仕事がひと段落したら教えてくださいね!」飲み干した湯呑を机に置いて支度を始める。このまま星室庁を出ていくだろう
賀茂喜一:ポットを片付けるため、それを見送っている。
GM:そして貴方は現場に向かう。手がかりは探すまでもないだろう。
GM:何故なら向かう先はメサイア学区。
GM:一番騒がしい場所に、元凶は居るのだから。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
無量塔幸輔:賀茂先生にロイスを取得します 〇尊敬/隔意で
賀茂喜一:わぁい。今日はパーティだ
GM:ではこのシーンは以上です。


Middle01

シーンPC:マサラ、無量塔のみ登場可能 他、登場不可
GM:ミドルシーン。分割合流していきます。
GM:登場侵蝕をどうぞ
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(40 → 46)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(41 → 49)
GM:ではこのシーンでは、ブラックマーケットに辿り着いたマサラさんが荷物の受け渡しを行い、
GM:要請を受けた先生と合流したらちょっと交流して事件が起こるシーンです。
GM:そんな感じでやっていきましょう。


GM:◆メサイア地区:スポットB00885 ブラック・マーケット
GM:増築と改築と減築の果て、複雑に入り組んだメサイアの路地裏に、その一角は存在する。
GM:雑多な露店が立ち並ぶ、非日常的な空間――ブラックマーケット。
GM:普段のメサイアとはまた違う、玉石混交を形にしたような雰囲気。
GM:露天には謎の用途の物が並び、目的不明な生徒や社会人などがそれを買い、新たに店を開くものも居る。
GM:特に込み入った道を迂回し、時折襲ってくる襲撃者を撃退しながら、マサラさんを載せたトラックは予定の地点に辿り着きました
GM:雑多なビルの駐車場。ひと目につかないそこでは、待ち合わせの社会人と、別のトラックへの積み荷の受け渡しの準備が整っていました。
柱戸ケイ:「着いたね。スケジュール通りだ」
柱戸ケイ:「マサラもお疲れ様。疲れてない?」
柱戸ケイ:荷台から飛び降りて、受け渡し書類などにサインしている。
柴辻マサラ:「あの後も大した襲撃はありませんでしたし、さして消耗はしていません」
柴辻マサラ:こちらも荷台から降りると、座っていた分固まった姿勢を解くように軽く腕などを回す。
柴辻マサラ:「問題は、ここに到着するのを待ち構えているような知能犯が居ないかどうかですね」
柱戸ケイ:ぐにー、と軟体じみた前屈。
柱戸ケイ:「そうだね。私の数少ない弱点は無駄がなくて読みやすいってところだから」
柱戸ケイ:「全部のトラックを把握されてたら、その可能性がなくもない」
柴辻マサラ:「策も無く襲ってくるような連中は大体腕も大したことはないですが」
柴辻マサラ:「逆を言えば、策を練るだけの知恵がある人間はそれ相応に武力も用意するものです」
柴辻マサラ:「モノがモノですし、そういった手合いにも目をつけられているという前提で構えた方が良いでしょうね」
柱戸ケイ:「そうだね。…………わざわざ、怪盗って名乗る人から予告状まで出てるらしいから」
柱戸ケイ:「こういう手合は派手好きだけど、実はこういう段階から仕込みをしてくるからね」
柱戸ケイ:豪華な紙に箔押しされた気合の入った予告状を広げる。コピーされたものを個人的に保管している。
柴辻マサラ:「以前捕まった怪盗部コンビくらい単純な力押しで来る手合いだと楽なんですが……」
柴辻マサラ:「この名前を見るに、恐らく怪盗部とは別口でしょうね。見覚えが無いので」
柴辻マサラ:手元の端末でトランぺッター内部で共有されている要注意人物リストの怪盗部の欄を開く。
柱戸ケイ:「うん。怪盗を名乗る人が潜伏出来るはずはないから、新人か……もっと前に活動してた人かも」
柱戸ケイ:「一応、過去の事例とか洗い直してもらってるけど。量が量。」
柱戸ケイ:「私の計算によると、発掘できるのはもうちょっと先だね」
柱戸ケイ:言いながら、腕時計を何度か確認している。
柴辻マサラ:「類似の事例に絞ってなお多いですからね……」 資料の山を思い出して少し遠い目をしつつ。
柴辻マサラ:「……何か予定にズレでも?」
柱戸ケイ:「事務方の人手もほしいね……」
柱戸ケイ:「ん。いや、まだズレてない。まだ計算通り」
柱戸ケイ:「もしかしたら、ここで襲ってくるかもしれないから。念のため依頼を飛ばしておいたの」
柱戸ケイ:「時間通りならもうすぐ来るはずだけど……」
柱戸ケイ:秒針が真上を向くと同時に、どこかに電話をかけ始める。
GM:その着信音はすぐ側から聞こえてきた。
無量塔幸輔:着信を受け、端末に向けて声を発する
無量塔幸輔:「はい、無量塔です」
無量塔幸輔:「あれ、声が近い…?ってことはこの辺に…?」きょろきょろと探す少し背の高めな痩躯の男が様子をうかがっている
柱戸ケイ:「こちらトランペッターの柱戸ケイ……あ、いた」
柱戸ケイ:キョロキョロしている先生に手を振ります
無量塔幸輔:「ああ、よかった!ここにいましたか…!」
柴辻マサラ:(男?……ああ、なるほど先生か) 一瞬珍しいものを見た顔をするがすぐに得心した顔に変わる。
柱戸ケイ:じー。こちらも珍しそうに見ている。
柱戸ケイ:「はじめまして。私は柱戸ケイ。こっちは……」とマサラさんを促す。
柴辻マサラ:「芝辻マサラといいます。トランぺッター執行部に所属しています」
柴辻マサラ:言いながらトランぺッターとしての身分を示す学生証を取り出して見せる。
無量塔幸輔:相変わらず、珍しいものを見たという反応には慣れないなあと思いつつ
無量塔幸輔:「星室庁から派遣されてきた、無量塔幸輔です。ご丁寧にどうも」ぺこりと一礼をしてから、学生証を確認する
柱戸ケイ:こちらも学生証を提示。
柱戸ケイ:「ん。先生の協力を取り付けた。これで私の計画は99%狂わない」
柱戸ケイ:得意げ。
柴辻マサラ:(下手に1%残すと大体最悪な形で1%引くハメになると思うが……) 口には出さない。
無量塔幸輔:「えっと…確認なんですけど…今回の内容としては、怪盗…怪盗?からインペリアルエッグの護衛を行う。ということでいいんですよね?」
柴辻マサラ:「はい。怪盗に限らず、襲ってくる生徒全般からというべきですが」
無量塔幸輔:「……」やんちゃどころじゃないなぁ…と思いながら
柴辻マサラ:「インペリアルエッグという情報を持っていなくても、私達が護衛をしている時点で狙いに来る輩は山ほど居るので……」
柴辻マサラ:呆れや恥や諦めや申し訳なさなどなどを含んだ微妙な顔をしつつ。
無量塔幸輔:「いやぁ……今ちょっと聞いただけでも大変だってことがわかるなぁ…」
無量塔幸輔:「あの…今回の護衛以外でも、何かあった時は協力するので」
無量塔幸輔:「しんどいとかって状態が自分でわかるのなら、しんどくなる前に言ってくださいね…?」
柴辻マサラ:「お気遣いありがとうございます。ですが、残念なことにこれが平常運転ですので」
柴辻マサラ:「委員長という支柱が抜けた上でも、トランぺッターにはそれだけの業務がこなせると示すべきでしょう」
無量塔幸輔:「……」
無量塔幸輔:「…そうですね、上部の人が抜けてしまった現在が暴れやすくなった。って思われたら、治安は駄目になってしまいますもんね」
無量塔幸輔:「今回は大規模な任務となるので、僕も全力をつくして頑張ります」
無量塔幸輔:「あ…ただ、ちょっと残念ながら攻撃はできないので…」
無量塔幸輔:「適所になれるようなところがどこかって詳細等を聞きたいなって思います」
柴辻マサラ:「防御専門、ということでしょうか。ですが……」 先生の頭上を見上げて。
柴辻マサラ:(十字冠がない以上、私達と同レベルの戦闘をさせるのは無理があるか……)
柴辻マサラ:「……インペリアルエッグ本体に付き添う形で護衛に当たってもらうのが妥当でしょうか」
柴辻マサラ:戦闘の場合は自分が矢面に立ちそれを抜けた相手の足止めを担ってもらうくらいが良いだろう、と思考を巡らしつつ。
柱戸ケイ:「ん。大丈夫。」眼鏡をクイッとする。
柱戸ケイ:「戦うのはマサラが得意だし」
柱戸ケイ:「イノリ委員長が居ない今、『先生』が私達トランペッターの味方、って状況が大事」
柱戸ケイ:「それだけで戦意喪失する子も出る。……相手も先生を持ち出さない限り、とても有利」
柱戸ケイ:「安心して守られてて、先生」
無量塔幸輔:「…わかりました。メンタルの支柱となれるような立ち振る舞いをするように努めていきますね」
無量塔幸輔:…自分も、生徒達を断言して守る!と言い切れるほどの力が持てたら。と歯がゆい思いを抱えながらも
無量塔幸輔:自分が絶対にできることを優先してやっていこう
GM:そのように、お互いに歓談を交えていた時。
GM:レネゲイドの気配が一気に高まる。──それは、生徒すべてがオーヴァードのこの学園では滅多に見られない現象。
GM:《ワーディング》の発動に似た、レネゲイドの拡散。
GM:その感覚を自覚すると同時───
GM:貴方達の意識は、深く沈んでいった。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
柴辻マサラ:無量塔先生に○連帯感/心配で取っておきましょう
無量塔幸輔:柴辻マサラさんにロイス取得 〇尊敬/劣等感で取得します
GM:はーい!ではシーンは以上!


Middle02

シーンPC:フェリ、キョウ、イノリのみ登場可能 他、登場不可
GM:分割合流その2。
GM:登場侵蝕をどうぞ
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(41 → 50)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(37 → 39)
解良イノリ:にぎゃー高い
フェリ・ベルクラム:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 6[6]+42 → 48

GM:追い上げてきた
GM:ではこのシーンでは買い物してるキョウちゃんの所に2人が合流する流れになります。
GM:仲が深まった所でイベントが起こって〆です
GM:そんな感じでやっていきましょう


GM:◆メサイア地区 ブラック・マーケット
GM:煩雑な区画ながら、通い慣れた道のり。
GM:カタコンベからブラックマーケットにたどり着けば、常通りの喧騒と、少し特殊な喧騒が感じられる。
GM:露天で買い物をしつつも、人々は特殊なソレに目線が奪われる。
GM:とあるビルの屋上に鎮座する巨大な飛行船───『宝船アダマス』。
GM:空を飛ぶ移動式競売所として使用されるそれが、ブラックマーケットの空に姿を表しているのだ。
GM:どこか浮ついた、お祭りのような雰囲気を感じながら、キョウさんは買い物を進めていました。
十掬キョウ:「これ僕が担当で良かったかも」天を仰ぐようにして。
十掬キョウ:「メンテ班の子だったらあっちにかかりきりになっちゃいそうだよ」
十掬キョウ:言いながら、買い物メモに沿ってお目当てのものを探す。
十掬キョウ:「こんな部品どこに使うんだろ……」
十掬キョウ:すでに買ったものは簡易的なキャスターを付けて引きずっている。
十掬キョウ:金属の塊で相当重いはずだが特に苦にはしていない。
GM:順調に買い物を続ける貴方でしたが……
GM:どうやら、ひときわ目立つ喧騒が近づいてくるようです。
橋国ジュメム:「うおおおおーー!!」
橋国ジュメム:「覚悟してください、"アトラ・アーリーバード"!!!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひぃぃぃぃぃーーー!!!」
マギカ・ウィッチクラフト:ガシャンガシャン、と露店に突っ込みながら天然の妨害をする、子リスのような少女。
十掬キョウ:「えっ何?」
橋国ジュメム:「なんて悪辣な妨害を…大人しく成敗されてください!」飛び散る箱を器用にパルクールして追いすがる。
橋国ジュメム:「この手袋を受け取りなさい!そもそも、あなたは剣士ではなかったのではないですか!?」
橋国ジュメム:「この私を相手に手加減など許しませんよ!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひっ、ひっ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「人違いです~~!!」
十掬キョウ:「早速の大立ち回りとは恐れ入るけど……その暴れ方は頂けないなあ」
GM:その後方。2人を追うように、足音が重なっている。
フェリ・ベルクラム:「ぜぇっ、ぜぇっ……」フラフラとその後を追いかけている。「どうして、こんなところにアトラ議長が……」
解良イノリ:「……ええい、本当に数は多いし選んで怪我はさせないようにしなきゃいけないのは手間が……!」影がその後ろで蠢き、精密に暴徒になった子だけ排除している。
橋国ジュメム:決闘の証である白手袋をどうにか握らせようとしている。
橋国ジュメム:「ほらっ、手を、開いて、ください…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひぃぃぃ…!なんですか!?なんで手袋を私に……!?」
フェリ・ベルクラム:「アトラ……議長……?」どこか違和感を覚えるも、気づけない。「待って……橋国、さん……!」
十掬キョウ:「トツカ……あっ寝てるな!しょうがないんだから……!」
解良イノリ:「…マギカさん!ああもう…、影に“飛び込んで”!後は受け止めるから…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「イ、」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリさぁぁぁ~~ん!」
マギカ・ウィッチクラフト:転ぶように影に飛び込む。
解良イノリ:とぷん、とその体がまるで湖か何かに落ちたかのように沈む。
マギカ・ウィッチクラフト:ぎゅ、と水中のように縮こまって目を閉じる。
解良イノリ:《闇夜の烏》、その転用。「という訳で……一旦、落ち着いてくれるかしら?」
解良イノリ:マギカさんを納めた影を自分のもとに回収する。あまり長引かせるわけにもいかないが。
橋国ジュメム:「むっ、おーい、出てきなさい」てしてし、と地面を叩いている。
橋国ジュメム:「……フェリさん。気をつけてください。"アトラ・アーリーバード"が潜伏しています…!」
フェリ・ベルクラム:「ハァ、ハァ」……橋国においつき、その肩を掴む。
橋国ジュメム:掴まれる。
フェリ・ベルクラム:「落ちついて、ほんとに」結果的に解良イノリとアトラ・アーリーバードと向かい合う形になっており、背筋が凍っている。
十掬キョウ:ぱっと少女たちの間に進み出て、手袋を受け取る。
十掬キョウ:「はいはい、どうどうどうどう」
橋国ジュメム:「あっ、危ないですよ通りすがりの人」
十掬キョウ:「うんうん、そうだよね。通りすがりの人が危ないって思うよね?」
十掬キョウ:「じゃあ一旦、周りを見てみよう!」
橋国ジュメム:「うっ………」見ます。
十掬キョウ:露店のものが散乱している。
フェリ・ベルクラム:背後で汗だくになっている。(あ、あの人……)
フェリ・ベルクラム:見覚えのある制服に小さく目を細める。
解良イノリ:影で周囲の崩れそうになっている幕屋などを支え、整理を始めている。「……落ち着いたかな?」
露天主:「一発逆転を狙う荷物が!」「おいっ、それうちの商品だぞ!」「これもまたアート…」
十掬キョウ:「うん……思ったよりはいつも通りだけど……」
十掬キョウ:「とにかく、周りに色々影響が出るから。一旦落ち着かない?」
橋国ジュメム:「はい……」しゅん。
橋国ジュメム:「すみません、みなさん」頭を下げる。
橋国ジュメム:「初撃で仕留めるべきでした……」
十掬キョウ:「うん、謝れてえら……」
十掬キョウ:「うん……?」
解良イノリ:「うーん崑崙生みたいな台詞だ……」
橋国ジュメム:「はい。崑崙で私を鍛えてくださった師匠なら、一撃で終わらせていたことでしょう」
橋国ジュメム:「私はまだ……未熟です…!」
十掬キョウ:「へ~、崑崙で修行してたんだ!」
十掬キョウ:「すごいな、後でお話聞かせてよ!」
フェリ・ベルクラム:「解良委員長……その……」
フェリ・ベルクラム:「いえ、元委員長、この人はアトラ打倒のために崑崙で長期間修行を積んできていて……」
フェリ・ベルクラム:「橋国さん。よく見て考えて。この二人が並んでいるのはおかしいと思わない?」
橋国ジュメム:「ふむ?」フェリさんに言われて考える。
橋国ジュメム:「その影、その身のこなし……かなりの実力者。音に聞こえたトランペッターの解良イノリ委員長とお見受けします」
橋国ジュメム:「……なぜグレート・バビロンの"アトラ・アーリーバード"と行動を?」
解良イノリ:「ああ……いや、まあアトラのやつが追われること自体はいつものことだから、普段なら別に良いんだけど…そうだね、少し待って」
解良イノリ:マギカさんに再度、消去の号令を使用したいと思いますが大丈夫ですか?
GM:OPで掛けて頂いたので宣言だけで大丈夫ですよ。
解良イノリ:ありがとうございます!というわけで再度、影から取り出した少女にエフェクトの解除を試み。
解良イノリ:「……ふう。これで…私の言いたい事がわかるかな」
フェリ・ベルクラム:「元委員長、その、"同窓会"について、事情を説明していただきたくて……」
解良イノリ:「そこら辺知らない子なのかな…なら、そうなるか…そこも含めて、伝えないといけないね」溜息を付きつつ。
フェリ・ベルクラム:「……え?」
十掬キョウ:「うーん……?」
十掬キョウ:「さっきはアトラちゃんに見えたんだけど……」
マギカ・ウィッチクラフト:こそこそ、と影から出てイノリちゃんの背中側に。
マギカ・ウィッチクラフト:おどおどとした姿からは噂ほどの自信はなく、剣を使うもの特有の体幹も存在しない。
フェリ・ベルクラム:「……ウィッチクラフト、現議長?」
十掬キョウ:「えっってことは……その子マギカちゃん?」
フェリ・ベルクラム:認識の齟齬が治され、結果としてさらに困惑する。「どういう……」
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、はい……!」こくこくこく、と小刻みに首肯
マギカ・ウィッチクラフト:「議長代行、マギカ・ウィッチクラフトです……!」
解良イノリ:「ん、見えてるみたいで良かった……私だけしか対抗できないとかじゃなかった。という訳で」
解良イノリ:「ここら辺の複雑で面倒な所、まとめて説明したいと思うんだけど…いいかな?」
橋国ジュメム:「………………」ぺたぺた
橋国ジュメム:イノリちゃん越しに、小柄な少女の顔を触っている。
十掬キョウ:「うんうん、助かる……あっ」
十掬キョウ:「僕も同席していい?」
十掬キョウ:「もしその子が暴れても止められるよ」
解良イノリ:「勿論。十掬さんにはさっき抑えて貰った恩があるし…そっちの子も、聞く?」
橋国ジュメム:「はい。」
橋国ジュメム:「どうやら、私の情報には誤りがあるようですね……お願いします!」
フェリ・ベルクラム:(……い)
フェリ・ベルクラム:(いつもどおり、映研のDVDを買いに来ただけなのに)
フェリ・ベルクラム:元議長の変装をしていた議長代行(?)と、元委員長の提案を断れるわけがない。
十掬キョウ:「キミ……カタコンベで見かけたことある気がするな」
十掬キョウ:「よく来てくれてる子だよね?」
フェリ・ベルクラム:「あっ、……はい」
フェリ・ベルクラム:「いつも合コン委員会の皆さんにはお世話になっています……」
十掬キョウ:「いえいえ、僕らもお役に立てて嬉しいよ!」
十掬キョウ:にぱっと笑う。
フェリ・ベルクラム:(明るい子……やっぱり違うな、私とは)
解良イノリ:「……正直、巻き込むのは申し訳ないのだけど…こっちも手が回って無くて。事情だけでも、把握しておいてほしいんだ」
解良イノリ:「というわけで、説明するよ――」
十掬キョウ:「イノリ先生、おねがいします!」
GM:かくかくしかじか。


GM:イノリさんの丁寧な説明により、卒業周りで起こった事件に起因する『同窓会』の設立と、現在のグレート・バビロン、トランペッター周りの解説が行われ。
GM:現状、マギカ・ウィッチクラフトが『アトラ・アーリーバード』と認識される不可思議な状況が共有された。
橋国ジュメム:「も、」
橋国ジュメム:「申し訳ございませんでしたーーー!!!」
橋国ジュメム:土下座。
橋国ジュメム:猫のようにきれいな四角い姿勢で頭を下げる。
マギカ・ウィッチクラフト:「ひっ」おどおど
フェリ・ベルクラム:「に、認識迷彩……?」
十掬キョウ:「さすがイノリちゃんだ。とってもわかりやすかったよ!」
解良イノリ:「説明はまあ、仕事でもやってるからね。……橋国さんも、仕方ない状況ではあったから…マギカさん、どうかな」許してあげて欲しいけども、という空気。
十掬キョウ:「普通気づけなくなるのに解除してる方がすごいんだよなあ」
フェリ・ベルクラム:橋国さんが理解してくれたことに安堵しながら、不思議な状況に額を押さえる。
マギカ・ウィッチクラフト:「だ、大丈夫です……!許します……!」
十掬キョウ:「本当に大丈夫……?」
マギカ・ウィッチクラフト:「普段の仕事のほうが、爆発したりで大変ですから……」
マギカ・ウィッチクラフト:はにかむ。
十掬キョウ:「そっちも大丈夫……?」
解良イノリ:「アイツと結構顏合わせてたからかな、違和感が…まあ、メサイアの仕事状況は変わらないみたいね……」頭を抑えながら。
フェリ・ベルクラム:(グレートバビロン、トランペッター、合同カタコンベ委員会……)
十掬キョウ:「うーん……さてはマギカちゃんが第一候補か……?」うんうんしている。
十掬キョウ:「イノリちゃんだと思ったんだけどな……」
解良イノリ:「ベルクラムさんも、巻き込んでごめんなさいね。…とはいえ、こう言う認識操作は本当厄介だから、知ってる人が一人でも欲しくて」
フェリ・ベルクラム:(皆、やっぱり、すごく努力してるのね……)
十掬キョウ:「でもどうしてそんな事になっちゃったんだろう」
十掬キョウ:「アトラちゃんがなにか企んで失敗したのかな」
解良イノリ:「アイツなら幾らでもありえるのがイヤだなあ……」
フェリ・ベルクラム:「あ、いえ。委員長の判断でしたら。わたしでは、役には立てませんが……」
フェリ・ベルクラム:「橋国さんへの丁寧な説明、ありがとうございます」
解良イノリ:「役に立てないだなんて。橋国さんを落ち着かせてくれただけでも、本当有難かったから。謙遜もし過ぎれば毒よ」少し頬を緩めて。
十掬キョウ:「イノリちゃんが言う~?」
橋国ジュメム:「はい、フェリさんもありがとうございます」土下座から正座に。
解良イノリ:「私は最近反省したもの」しれっと。
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そうなんですねえ……」
マギカ・ウィッチクラフト:ほっこり。
十掬キョウ:「反省できてえらい!」
マギカ・ウィッチクラフト:「え、えらい」
解良イノリ:「なんで急に褒めてきてるの…」
橋国ジュメム:「えらいんですね!」
フェリ・ベルクラム:(会話のテンポが速くてついていけない……)
橋国ジュメム:「しかしそうなると困りましたね……」
フェリ・ベルクラム:「その、橋国さんは、これからどうするの?」
橋国ジュメム:「アトラ・アーリーバード氏が退陣しているなら……私は誰を倒せば良いんでしょうか」
十掬キョウ:「倒すことは前提なの?」
解良イノリ:「別にアイツ殴りに行きたいならノヴァリス市…同窓会に来る…?やりたい奴結構いるんじゃないかな…」
十掬キョウ:「メサイアから退いてほしかったなら……ジュメムちゃんの目的は終わったんじゃないのかなあ」
橋国ジュメム:「その場合はイノリさんは止めないんですね……?」戸惑っている。
解良イノリ:「どうせ殴られても反省しないけど、省みるチャンスくらいにはなるかもしれないし……」
橋国ジュメム:「そんな……!」「私の修行はなんのために……!」愕然とした顔。
十掬キョウ:「目的と手段がごっちゃになったらダメだよ~」
フェリ・ベルクラム:「でも……解良委員長達だって今は大変な時期だと聞いています」
十掬キョウ:「功夫を積めた事自体は悪くないんじゃない? だいじな人を守ったり出来るもの」
フェリ・ベルクラム:ぱたぱたと、スカートを払って立ち上がる。「橋国さん。これからについてはゆっくり考えましょう」
橋国ジュメム:「フェリさん……!」
フェリ・ベルクラム:「ひとまず、ブラックマーケットでの買い物には付き合ってもらって」
フェリ・ベルクラム:「この人達の邪魔をしてはだめよ」
橋国ジュメム:「……そうですね。まずは約束通り、フェリさんの安全を守るために戦いましょう」
十掬キョウ:「そうだよ!ここ結構危ないんだから」
解良イノリ:「気を使ってくれてありがとう。その上で…何か悩みとかあるなら、いつでも相談とか乗るからね」
十掬キョウ:「僕も買い物途中だし、一緒に行くよ! 人数が多いほうが安全でしょ?」
フェリ・ベルクラム:「それは大丈夫です。慣れているので」
十掬キョウ:「何を買いに来たの?」
フェリ・ベルクラム:「映像研究会で集めている、外の映画が売りに出されてるかもしれなくて」
十掬キョウ:「フェリちゃん映像研究会なんだ!楽しそうだね!」
フェリ・ベルクラム:「何度も買いに来てますから」指折り数える。十では足りない。「今日は橋国さんもいますし」
解良イノリ:「…ああ、“外”のものとなると正規の市場にはなかなかでないものね」
フェリ・ベルクラム:「昔は多少いた競合相手も、今ではすっかり減ったので」
フェリ・ベルクラム:「今回は、目玉のインペリアルエッグにさえ関わらなければ、安全だと思うし」情報収集の結果だ。
十掬キョウ:「今日は全体的に物々しいよねえ」
十掬キョウ:「“トランペッター”の子たちもいっぱい居たもの」
解良イノリ:「…“インペリアルエッグ”かあ…」あくまで本物ではない、噂レベルのものだ…と思っていたのだが。
解良イノリ:「タイミングだけは合致してるけど…まさか、ねえ」
十掬キョウ:「うん、やっぱりみんなで行動するべきだよ!」
十掬キョウ:「そのほうが安全で、楽しいもの。いいでしょ?」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうですね……今日は特に、アレが飛ぶみたいですからねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:呟いて見上げる先。
GM:巨大な飛行船の前に、人影がある。
ナイロワール・ルメシー:まるで視線を受けたかのように、大仰に振る舞う姿。
ナイロワール・ルメシー:それが何かを叫ぶように手を広げて───
GM:レネゲイドの気配が一気に高まる。──それは、生徒すべてがオーヴァードのこの学園では滅多に見られない現象。
GM:《ワーディング》の発動に似た、レネゲイドの拡散。
GM:その感覚を自覚すると同時───
GM:貴方達の意識は、深く沈んでいった。




ナイロワール・ルメシー:飛行船の発着場を兼ねたビルの屋上から、ブラックマーケットの雑多な人通りを見下ろす。
ナイロワール・ルメシー:目元を隠す仮面に、愉悦を抑えきれない口元。
ナイロワール・ルメシー:この距離からでも、"アトラ・アーリーバード"と解良イノリの姿を見ることが出来る。
ナイロワール・ルメシー:「ん。んん────すぅ」
ナイロワール・ルメシー:「"レディース・エンド・ジェントルメン"」
ナイロワール・ルメシー:呼びかけの言葉を適切な対象に語りかけ、その声にレネゲイドが乗る。
ナイロワール・ルメシー:学園の一角が、その一人に『舞台』へと塗り替えられていく。
ナイロワール・ルメシー:「この度は皆様を」
ナイロワール・ルメシー:役者のように優雅な仕草で礼をして
ナイロワール・ルメシー:「──────素敵なショーにご招待いたしますわ」
ナイロワール・ルメシー:そして世界が反転した。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
十掬キョウ:ロイスは保留しておこうかな。
フェリ・ベルクラム:とりま保留で!
解良イノリ:枠がもう三つしかないぜ 保留!
GM:了解!シーンは以上!


Middle03

シーンPC:全員登場
GM:登場侵蝕をどうぞ
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(46 → 55)
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(50 → 53)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(49 → 52)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(39 → 45)
フェリ・ベルクラム:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 10[10]+48 → 58

GM:では全員合流シーンです。


GM:◆メ■イ■■区 ブ■■ク・■ーケッ■
GM
GM:◆■■■■■■ ■■■■■■■■■■
GM
GM:◆18■■年 ■ンドン
GM
GM:カッポカッポ。
GM:レンガ造りの道を馬車が行く。
GM:大きな川沿いに作られた、年代を感じさせる集合住宅。薄い霧に包まれた巨大な都市。
GM:道の側にはガス灯が並び、道行く人達はスーツとドレスに身を包む。
GM:そしてファンシーな風船が空を飛び、曇り空には唯一巨大な飛行船が浮かび、そこだけ青空が差していた。
GM:街はお祭りなのか、様々な露店が並び、活気に満ちている。
GM:馬車の後部に屋根付きの客車を備えた寄り合い馬車。
GM:その中であなた達──5人は意識を取り戻した。
GM:目を覚ませばわかる。
GM:貴方達はこの状況が異常だと感じる気持ちと……
GM:『この街に住んでいたかもしれない』という認識が、薄っすらとのしかかっています。
GM:意志、または知覚で判定してください。難易度5。
GM:失敗したら幸福な市民になります。
GM:イノリさんのみ、《消去の号令》を使用しているため、難易度3になります。
解良イノリ:怖すぎる……意思で判定します…… あの役に立たなかったイージー取っててよかった~~って今思っています
十掬キョウ:市民にはならないぜ 進化の兆しを使用します。シナリオ肉体を+3し……侵蝕率を上げます
柴辻マサラ:こちらも意志で行きます
解良イノリ:5dx+2>=3
DoubleCross : (5DX10+2>=3) → 10[3,4,5,6,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を30増加(45 → 75)
柴辻マサラ:4dx>=5
DoubleCross : (4DX10>=5) → 9[1,6,8,9] → 9 → 成功

無量塔幸輔:い、意思で判定します
十掬キョウ:これでボーナスが付きました
無量塔幸輔:2dx+1 意思
DoubleCross : (2DX10+1) → 5[2,5]+1 → 6

無量塔幸輔:あっぶ
フェリ・ベルクラム:意志も知覚もないんだよ
十掬キョウ:《電光石火》を使って知覚で判定。
十掬キョウ:7dx>=5
DoubleCross : (7DX10>=5) → 10[4,5,6,7,8,9,10]+10[10]+7[7] → 27 → 成功

フェリ・ベルクラム:知覚にしとくか……
フェリ・ベルクラム:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 8[4,6,8] → 8

GM:超強い
GM:合コンマインド
フェリ・ベルクラム:市民になりたかった
十掬キョウ:十掬キョウのHPを1D10(→ 4)減少(39 → 35)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を3増加(75 → 78)
GM:では皆さん成功!貴方達は市民ではなく学生と先生です!
十掬キョウ:当たり前なんだよなあ


GM:イノリちゃんは理解できます。これは先程と同じく『認知』を強要するレネゲイドの作用であり、この馬車の中の人は全員それを掛けられていること。
GM:更に無量塔先生は『似たようなことあったなコレ』って気づいても大丈夫です。
柱戸ケイ:「うぅ………?こんなの、私の計画スケジュールにない……」
柱戸ケイ:ぼんやりと覚醒しつつ、5人とNPCのマギカ、ジュメムを見回している。
柴辻マサラ:「これは……強制転移か、あるいは大規模な幻覚か……」 顰めた眉間を抑えながら周囲を見渡して呟き。
柴辻マサラ:「……委員長!?」 見渡した視界の中に見覚えのある姿を捉えて目を見開く。
解良イノリ:「…づっ、これは……」蠢いたレネゲイドを強引にたたき起こした。
柱戸ケイ:「イ、イノリ委員長…!?なぜここに!?」
解良イノリ:「…マサラにケイ!?どうして…って、つまり、これは…」“認知”への干渉。そしてこれほど大規模で、“人間を集める”性質。
無量塔幸輔:「……………ま、まただ………」体感したことのある、この感覚。間違いなく “あれ”だ
無量塔幸輔:大きくため息を吐き、頭を少しの間抱えたのちに同行していた生徒の無事を確認をする
無量塔幸輔:「……」
無量塔幸輔:周囲を見渡し、現在の状態を認識する
マギカ・ウィッチクラフト:「う~~ん……私は市民ではないしアトラ前議長でもない……」うなされている。
フェリ・ベルクラム:「うう……一体何が……あっ影のゲーム」
十掬キョウ:「ん……」うつらうつらとしていた目を開ける。
十掬キョウ:「あれ……どこ……?」
フェリ・ベルクラム:「あれはファイナル事件の……風呂か家か猫……? あっあれ、切り裂きクイーン……!」
フェリ・ベルクラム:夢中になって窓から外の風景を見ている。
十掬キョウ:「フェリちゃん、知ってるの……?」まだ寝ぼけ眼。
フェリ・ベルクラム:「映画研究会で見たわ……すごい、本当に産業革命期のロンドンの光景……」
十掬キョウ:「産業革命……ロンドン……?」
十掬キョウ:「やだなあ、ここは2020年代のメサイアで……」
十掬キョウ:「あれ……?」
解良イノリ:「……十掬さん、意識をしっかり持って。流されちゃうから」
GM:馬車の外は正しくロンドン。細かい所に学園の名残を見つけることも出来るが、紛れもなくロンドンでしょう。
無量塔幸輔:「えっと……二人は無事で…そこの人たちは?どうやら知り合いみたいだけど…」合流した残りの生徒達に尋ねる
十掬キョウ:「はえ」
解良イノリ:「っと、男性で、二人が一緒にいるってことは……」
柴辻マサラ:「ああ、ご存じないのですか」 着任時期によってはそういうこともあるかと納得して。
十掬キョウ:「男の人……」現代的な格好を見て。「あっ」
十掬キョウ:「先生……?」
橋国ジュメム:「先生……!?」
十掬キョウ:「あっもしかして籠もってたから先生も知らないんだ」
柴辻マサラ:「はい。今回我々の護衛任務に協力をいただいている無量塔先生です」 委員長達に紹介するよう手を添える。
フェリ・ベルクラム:「あっあれ、アンモナイトの就寝で出てきた海岸……!」
十掬キョウ:「フェリちゃんは戻ってきて~」
解良イノリ:「本当にどれだけ籠ってたの……そうですね、ベルクラムさんも」
フェリ・ベルクラム:「あっ、ご、ごめんなさい……」
無量塔幸輔:「どうも…」ぺこりと一礼
十掬キョウ:「そうなんだ!よろしくね、先生!」
橋国ジュメム:「噂には聞いたことがあります!先生とは、十字冠がなく、五星君を籠絡した恐るべき使い手だと……」
十掬キョウ:「偏ってる気もするなあ」
解良イノリ:「大分捻じ曲がってる……、あ、失礼しました。解良イノリと申します。宜しくお願いしますね、無量塔先生」
フェリ・ベルクラム:名残惜しげに振り向く。「……大人の、男の人?」
マギカ・ウィッチクラフト:「マ、マギカ・ウィッチクラフトです……」おどおどしている。
マギカ・ウィッチクラフト:(ほ、ほんとに男の人がいるんですね……)
無量塔幸輔:「五星君を籠絡……?だ、誰かやってたのかな……?ま、まあいいや」
無量塔幸輔:「無量塔幸輔です。こんなことになってしまったけれど…この空間が元に戻るまで協力してくれると助かります」
フェリ・ベルクラム:見定めるような、睨むような目つきで"先生"を見ていたが、視線を切る。
フェリ・ベルクラム:「……映像研究会の、フェリ・ベルクラムです」小さく頭を下げる。
十掬キョウ:「うん、僕は十掬キョウ!よろしく、無量塔先生!」
無量塔幸輔:対応は少し戸惑ったようすでありながら柔和な対応を心掛ける
十掬キョウ:ハグをしようと手を広げようとするが、狭い寄り合い馬車なのでモゾモゾするに留まる。
柴辻マサラ:(……狭いな……) 寄合馬車に8人は普通に狭い。
十掬キョウ:「そういえば護衛任務ってなんのこと?」
柴辻マサラ:「それは……」 一瞬インペリアルエッグの名前を出すか悩んで。
柴辻マサラ:「……委員長、彼女達は信用に値する人物と判断しても?」
解良イノリ:「……十掬さんは合コン委員会の子だし、それに…そうだね。聞いたとして、お金とか美術品目当てにはしゃぐタイプではあまりないと思う」
解良イノリ:「もし問題になったら、私がそういったって書類に書いていいからね」
十掬キョウ:「秘密の厳守は得意だよ?」唇に指を当てて。「そういう仕事だもの」
柱戸ケイ:「マサラの判断に任せるよ」
柴辻マサラ:「……了解しましたが、委員長に責任を押し付けるような書き方はしませんよ」
柴辻マサラ:「信頼できるとした委員長の判断を信頼した私の責任でもあるでしょう」
解良イノリ:「今じゃ“同窓会”の人間なんだから、良いんだよ便利に使えば。…マサラは真面目だね」苦笑して。
十掬キョウ:「えっじゃあ僕の責任でもある!」
十掬キョウ:「責任貰いあって抱えちゃダメだよ!」
柴辻マサラ:「……では、その場合は等分としましょう」 苦笑しつつ。
マギカ・ウィッチクラフト:「と、トランペッターのことなら、責任追及するのこちらですしね……」こそこそ。
解良イノリ:「もの好きばかりだ。…ごめん、話して頂戴」
フェリ・ベルクラム:「……判断に従います」
無量塔幸輔:自分よりもよっぽど大人らしいような行動や責任をこの子たちは果たしているなと思いながら
橋国ジュメム:横に広いツインテールを手で抑えて話を聞いています。
無量塔幸輔:「僕も関わっているので、責任の分散をしましょうか。星室庁直々に依頼が飛んできたこともありますし」
十掬キョウ:「うんうん、じゃあみんなで責任をシェアしたところで……」
十掬キョウ:「マサラちゃんのお話タイムといこうじゃない」
柴辻マサラ:「お気遣い感謝します。……私達が今回受けた任務は"インペリアルエッグ"の護衛任務です」
十掬キョウ:「"インペリアルエッグ"……?」
無量塔幸輔:「イースターエッグ疑惑のある物なので、厳重な護衛を。ということで、僕が派遣されました」
柴辻マサラ:「イースターエッグについては皆さんご存じでしょう。その存在しない51番目という疑惑があるそうです」
柴辻マサラ:先生の説明を補強するように口添えする。
解良イノリ:「大分順番凄い奴、だが……」そこで、マギカさんと一度逃れた喫茶店で出会った少女の事を思い出す。
柱戸ケイ:「"イースターエッグ"自体は、美術品としてもポピュラーな部類だからね」補足の補足。
解良イノリ:「…そのインペリアルエッグを、イースターエッグだと見做して、盗み出すと話してた子がいたね。怪盗だって名乗ってたナイロワール・ルメシーって子だけど…」
解良イノリ:「私とマギカさんが居たのを見て、アトラと私が居るって見えたみたいで…それで余計に信じ込んじゃったみたいなんだけど…」
柴辻マサラ:「委員長に接触を……?こちらにも予告状は送り付けていましたが」
無量塔幸輔:「予告状に書いてあった名前だ…」
解良イノリ:「怪盗って名乗る子はそういう美学意識が強いからなあ…」頭を抑える。
十掬キョウ:「その子がこれもやってるのかな?」
フェリ・ベルクラム:「わたしもインペリアルエッグの噂は耳に入ってきました」
フェリ・ベルクラム:「今の情勢だと、真偽が不確かでも狙う人は大勢居るので、避けてゆこうと思ったのだけど……」
無量塔幸輔:「あぁ、この空間についてなんですけど覚えがあって…」
柴辻マサラ:「覚えが?」
無量塔幸輔:「アンジェリカの生徒達による固有の能力…」
無量塔幸輔:「空間一帯を舞台にして、体感型演劇を観客ごと味あわせる…」
無量塔幸輔:「過去に同じような状況になったことがあったので…」思い出しながら頭を抱えている
マギカ・ウィッチクラフト:「コレを前にも……?」(おいたわしい)
無量塔幸輔:「…これは彼女が作った台本によるもの、でしょう」
GM:まるで、その言葉がトリガーだったかのように。
GM:カシャン、カシャン、カシャン。
GM:『時代』に似合わない硬質なそれは、鉄が地面を削る音。
GM:覚束ない『足取り』が、どんどんリズムのように早まって近づいてくる
柱戸ケイ:「…………これは。」
柱戸ケイ:窓の外を見る。
多脚機械:街中を爆走するのは巨大な蟹のような多脚戦車。
多脚機械:器用に露店を避けつつ、貴方達の馬車へ追いすがってくる。
十掬キョウ:「昔のロンドンってあんなの居るの!?」
多脚機械:『………不明。現在地不明。』
多脚機械:『不明、不明、不明。イレギュラー、イレギュラー』
多脚機械:『イレギュラー、イレギュラー、イレギュラー、イレギュラー、イレギュラー』
フェリ・ベルクラム:「蒸気機械なら……じゃないわね、あれは」
柱戸ケイ:「あれは……資料で見た」
柱戸ケイ:「ブラックマーケットが新しく導入した、暴動鎮圧装置」
柱戸ケイ:「露天への被害を抑えて的確に暴徒を鎮圧する……」
柱戸ケイ:「絶対無敵広域殲滅警備ロボ────『O-32型』!」
十掬キョウ:「絶対無敵広域殲滅警備ロボ……!」
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『イレギュラーは排除スル』
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『消エロ……イレギュラー!!』
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:ガシャァァァァン!!
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:君たちの寄り合い馬車に巨体が激突する!
GM:戦闘を開始します。


GM:判定による簡易的な戦闘を行います。
【●簡易戦闘】
行動値順にメインプロセスを行う。待機による行動調整は可能。
1ラウンドだけ行動を行い、ダメージの合計量によって以下の結果を適用する。
 
0点ダメージ:全員10d10のHPダメージ(ガード・装甲無視)を受け、財産点を1d10点減らし、所持しているアイテムをランダムで一つ破壊する。
30点ダメージ以上:全員8d10のHPダメージ(ガード・装甲無視)を受け、財産点を1d10点減らす。
60点ダメージ以上:全員6d10のHPダメージ(ガード・装甲無視)を受け、財産点を3点ずつ減らす。報酬:全員の侵蝕率-1
90点ダメージ以上:全員4d10のHPダメージ(ガード・装甲有効)を受ける。報酬:全員の侵蝕率-1
120点ダメージ以上:全員2d10のHPダメージ(ガード・装甲有効)を受ける。報酬:全員の侵蝕率-2、財産点を全員3点ずつ獲得する。
150点ダメージ以上:ダメージなし。報酬:全員の侵蝕率-3、財産点を全員3点ずつ獲得する。

GM:以上です。話し合いを試みると皆さんに弾丸の返答がバラまかれます。
十掬キョウ:お金の受け渡しが発生してる
GM:ドロップアイテムを有効活用しようね
柴辻マサラ:セットアップはありますか?
フェリ・ベルクラム:素材が剥げるんだな
GM:あっ、そうですね。セットアップも含めて判定していきます。
柴辻マサラ:なるほど 了解です
GM:ではラウンド進行していきましょう。
GM:セットアップから!
解良イノリ:今回のシートだと無し!
無量塔幸輔:なし!
柴辻マサラ:PS『ぶち壊される用意は良いか?』
柴辻マサラ:原初の黄:狂騒の旋律LV5→極限暴走LV1+背徳の理LV5
十掬キョウ:ないです!
柴辻マサラ:範囲(選択)に攻撃力+15と暴走付与、シーン中自身の判定D+10、侵蝕値+8
柴辻マサラ:ほしい人は攻撃力アップと暴走持ってって!
十掬キョウ:やった~ もらいます
解良イノリ:貰いますー
十掬キョウ:暴れるぞ~~~
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を8増加(52 → 60)
フェリ・ベルクラム:いいですね もらいまーす
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:ヤバ 笑
フェリ・ベルクラム:うーんどうしようかしら 火力は足りてそうだが
無量塔幸輔:攻撃が…できないっ!
フェリ・ベルクラム:やるか 《女王の降臨》。《戦乙女の導き》を自分に使います
フェリ・ベルクラム:侵蝕+7  58→65
GM:良いだろう!演出もあればそれぞれどうぞ!
十掬キョウ:ロボくんはリアクションするのかな
フェリ・ベルクラム:こっちは攻撃時にまとめて行ないます
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:しないよ。ロボは殲滅するだけの存在。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:あ、しないロボよ
十掬キョウ:しないなら先生のクリシパンチも当たるだろうから 狂騒もらっちゃっていい説はあるヒトだね
GM:支援方の伝家の宝刀、バフ貰ってシールドバッシュ
無量塔幸輔:そうですね。終了時にダメージ判定だけなら貰うのもありかなと
柴辻マサラ:なら持ってきな!
無量塔幸輔:いただきます!
無量塔幸輔:あ
無量塔幸輔:だめだ
無量塔幸輔:自傷の変異暴走持ちだった
十掬キョウ:あっ
フェリ・ベルクラム:死んでしまう!w
GM:先生ー!
解良イノリ:hpあるから耐えられるだろうけど、hp減らすのもあれだね
無量塔幸輔:やっぱり置いときます
十掬キョウ:命がもったいだい
無量塔幸輔:購入判定がいつできるかわからないですし…
GM:はーい。
GM:マサラちゃんも演出するかい!
柴辻マサラ:あ、じゃあ軽くします!
GM:オーライ!


GM:衝突を受けた馬車から君たちは飛び出す。
GM:眼の前には、イレギュラーを排除する機構と化した、蟹のような外見の巨大な多脚戦車……絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』!
GM:両目のようなセンサーが君たちを精査している!
十掬キョウ:「あづづ……この子雰囲気浮いてるよ~……」
柴辻マサラ:「……システムでもハックされたか、もしくは不審人物の感知基準を弄られたか」
柴辻マサラ:「いずれにせよ説得の聞く相手でも加減をする必要のある相手でも無いでしょう」
柴辻マサラ:言いながら眼鏡を外し、胸ポケットへと押し込む。
十掬キョウ:「おお、眼鏡を……」
フェリ・ベルクラム:「う……」頭を押さえながら立ち上がる。「みんな無事?」
柴辻マサラ:「能力上壊しかねないもので。それと――」
柴辻マサラ:ぶわりと彼女の足元の影が四方八方へ膨れ上がる。
柴辻マサラ:「火力支援が欲しいヤツは影に触れてくれ。荒っぽい気分になるからそこだけ注意で」
柴辻マサラ:次いで髪も解く頃には完全に戦闘モードへと切り替わっている。
柱戸ケイ:「マサラの臨戦態勢。──本気だ。」着地に失敗したマギカ・ウィッチクラフトと共に地面に倒れ込んでいる。
無量塔幸輔:「あ゛っづ……痛った……っ。ぼ、ぼくは。この二人を守ります」
十掬キョウ:「うん、お願い!僕こういうところの守備は得意じゃないや!」
無量塔幸輔:「だから、みんなは速攻でこのロボを沈めることを頼みます!」後方で倒れた二人を守るようにすこしよろけながら立ち上がる
十掬キョウ:巨剣を影に突き立てるようにする。剣身に影が纏われる。
十掬キョウ:「ぐっ……たしかにこれ結構持ってかれるね……!」


GM:ではラウンド進行!
GM:行動値14、イノリちゃんから。
解良イノリ:はい!マイナーでまず暴走解除。
解良イノリ:メジャー。NS“Isa41:1”《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》にて攻撃します。
解良イノリ:妨害とかありますか?
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:なしです!ダメージまでどうぞ!
解良イノリ:はい!ありがとうございますー
解良イノリ:8dx7+9
DoubleCross : (8DX7+9) → 10[1,1,2,2,3,5,6,9]+10[10]+4[4]+9 → 33

解良イノリ:本当回んないなお前な……w
GM:固定値積んでてえらい
解良イノリ:4d10+21+1d10+15 装甲等有効。
DoubleCross : (4D10+21+1D10+15) → 24[4,7,10,3]+21+3[3]+15 → 63

絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:こわ……
解良イノリ:バフのお陰でまあまあ。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を7増加(53 → 60)
60点ダメージ以上:全員6d10のHPダメージ(ガード・装甲無視)を受け、財産点を3点ずつ減らす。報酬:全員の侵蝕率-1
GM:ここまで達成しました。
GM:演出もどうぞ!


解良イノリ:その会話を後ろに、既に踏み込んでいる。現役の時から、彼女の――マサラの力は知っている。それへの信頼も変わらない。
解良イノリ:マサラの影を己のそれへ組み上げ、渦が周り――
解良イノリ:「“わたしたちの知るところは一部分でありwe know in part, 預言するところも一部分にすぎないand we prophesy in part; ”」
解良イノリ:多脚戦車の利点とは、その多脚部に拠る踏破性能と安定性であり、また弱点は多脚であるが故の部品点数と関節部など、構造上の弱点を多数抱えることである。
解良イノリ:「“全きものが来る時にはbut when that which is complete has come,部分的なものはすたれるthen that which is partial will be done away with.”」
解良イノリ:一瞬の電子回路状に、朱色の複雑模様が走った。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:蟹と蜘蛛を模した多脚が、近距離を薙ぎ払う鎌状のブレードを振り上げる。
解良イノリ:脚部を絡めとるように、その構造を折るように、幾重にも黒の細い影糸が走り、縫い留める。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『!? 駆動系異常!』
解良イノリ:「――さて、あまり長くは止められないから…後は宜しくね」首筋に、先程走った朱の電子回路状の痣を浮かべて。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:ギシ、と傍目からは急に動きが止まったように。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』内部構造ブラックボックスにバグのように絡みつく糸が、その駆動を阻害する。
柴辻マサラ:「なら、お二人さん先行ってもらっていいか?」
柴辻マサラ:「アタシがやると周りまで派手に壊しちまうんでな」
十掬キョウ:「うん、任されたよ!それにさ」
柱戸ケイ:「出た、イノリ委員長の影縫い拘束術…!」
マギカ・ウィッチクラフト:「のいて……」
十掬キョウ:「僕らがこんなもんって、君たちに見せておいたほうがいいよね」
十掬キョウ:「挨拶の続きと行こうじゃない」
十掬キョウ:「フェリちゃんもそれでいい?」
フェリ・ベルクラム:「……う、うん。分かりました」


フェリ・ベルクラム:では私の手番いただきます
GM:マサラさん待機で行動値8、フェリちゃんどうぞ!
フェリ・ベルクラム:マイナーで暴走解除。メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》で射撃。使用武器は天空の隼
フェリ・ベルクラム:9dx7+8
DoubleCross : (9DX7+8) → 10[2,2,3,4,4,6,6,7,9]+3[3,3]+8 → 21

GM:ダメージまでカモン
フェリ・ベルクラム:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 15[6,5,4]+12 → 27

フェリ・ベルクラム:じゃないや +15
十掬キョウ:狂騒ぶんだね
フェリ・ベルクラム:42です
GM:63+27で90点!に15で105!
90点ダメージ以上:全員4d10のHPダメージ(ガード・装甲有効)を受ける。報酬:全員の侵蝕率-1
GM:ここまできました。
GM:侵蝕上げて演出していきましょう
フェリ・ベルクラム:侵蝕65→69 あと装甲値-5です ないけど
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:無いのだ
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:決してペラペラなわけじゃなく装甲値を含めたダメージ量だとご理解頂こう。(早口)
GM:演出もどうぞ。


フェリ・ベルクラム:「分かりました」
フェリ・ベルクラム:頷いて、流れてきた影に手を伸ばす。
フェリ・ベルクラム:――(良いの? 手を出して)
フェリ・ベルクラム:――(ひどいことになるよ?)
フェリ・ベルクラム:「…………っ」ちいさく首を振る。自問自答をしていていい状況ではない。少なくとも、足を引っ張っては。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:そうしている間にも、稼働しない脚を補って動きを取り戻そうとしている。
フェリ・ベルクラム:影の上に立つと、腰のペンライトを千切る。手元で操作すると、持ち手の根元のシリンジが稼働する。
フェリ・ベルクラム:逆手持ちに掴み。丈の短い制服から、露わになっている腹部に突き刺した。
フェリ・ベルクラム:「起き上がらなくて、いいわよ」
十掬キョウ:「フェリちゃん……!?」
フェリ・ベルクラム:薬品が注ぎ込まれると同時に、フェリの傍らに霧が集まり、空洞でできた猛禽を形作る。
フェリ・ベルクラム:「差し入れにエスゾピクロンはいかが?」
フェリ・ベルクラム:それはフェリの遺産にして唯一の能力。自ら取り込んだ薬品の、その"薬効"だけが、翼を得て空を翔る。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『!?』『回路に異常発生』
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『一部機能のスリープを確認。補填……補填……』
フェリ・ベルクラム:無数の隼がロボに殺到し、本来存在しない"睡眠薬"の効果を押し付けていく。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:睡眠薬として用いられる『薬効』がレネゲイドを通じて機械の体を蝕んでいく。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:電源の落ちた機械は寝返りを打たない。機体を支えるシステムがダウンし、動きが鈍重になる
フェリ・ベルクラム:「……っ」 《麗しの容貌》。肌の薬痕が消えていく。「いまのうちに、どうぞ」


GM:行動値5、キョウちゃんの手番
十掬キョウ:はい!オートでウェポンケースからトツカを取り出して装備して……
十掬キョウ:メジャーで『始末剣』:《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》。
十掬キョウ:命中判定前にトツカの効果を使用。攻撃力を+【肉体】します。
十掬キョウ:今は肉体12!
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を2増加(78 → 80)
GM:ナイスボディ!
GM:ダメージまでどうぞ!
十掬キョウ:14DX7
DoubleCross : (14DX7) → 10[1,2,2,3,4,4,4,4,5,7,7,8,8,10]+10[1,3,5,9,10]+3[1,3] → 23

十掬キョウ:3d10+40+15
DoubleCross : (3D10+40+15) → 8[1,1,6]+40+15 → 63

絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:105点から累計168点喰らいます。
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を5増加(80 → 85)
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:150点突破!
GM:150点ダメージ以上:ダメージなし。財産点数を全員3点ずつ獲得する。報酬:全員の侵蝕率-3、財産点数を全員3点ずつ獲得する。
十掬キョウ:やった~!
GM:判定をクリアしました。
柴辻マサラ:いぇいいぇい
フェリ・ベルクラム:やった~
解良イノリ:やったね
GM:未行動の無量塔先生とマサラさんには、シーン終わりの購入手番を追加で1回分差し上げます。
柴辻マサラ:あ、うれしい
無量塔幸輔:やったー!
GM:ここは……ブラックマーケットだからね!
GM:では演出していきましょう。


絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:複数の脚は既に用を成していない。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:それでも稼働を続ける脚で、己の本懐を果たすようににじり寄る。
十掬キョウ:「うん。フェリちゃんも頑張ってるね……じゃあ、僕も自己紹介と行こうかな!」
十掬キョウ:ヴィクトリア朝のドレスに身を包み、大剣を担ぐ。
十掬キョウ:大きなつば付きの婦人帽に、元の衣服を彷彿とさせる純白のドレス。黒いコルセット。
十掬キョウ:自らの胸に手を当て、息を吸う。
柱戸ケイ:「……合コンの子は豪華。さすが」
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 彼等に安息を御与え下さいdona eis requiem.
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 彼等に安息を御与え下さいdona eis requiem.
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 彼等に永久の安息を御与え下さいdona eis requiem sempiternam.
十掬キョウ:「フウゥ……」口から蒸気がもうもうと立ち上り、赤い瞳がより爛々と輝く。
十掬キョウ:自らの内奥にあるものを、一時的に活性化させている。
十掬キョウ:「――トツカも。起きてる?」
  Main System 戦闘モード起動
  Warning 異常なレネゲイド反応を検知。排除
十掬キョウ:「あっ……大丈夫だから!それは怖くないやつだよ!」
十掬キョウ:「僕の友達のものだから。平気。大丈夫」
  Adapt 周辺レネゲイドへの適合開始。完了。再展開準備――5,4,3……
十掬キョウ:「にー、いち……」
十掬キョウ:「Go!」
十掬キョウ:少女の姿と、その大剣がともに掻き消えた。
十掬キョウ:正確には、瞬く間にその場を離れ、別の場所。少し前へと駆け抜けた。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『レネゲイド反応、消失』『索敵。error...error...』
十掬キョウ:その高速移動の間にあったものには、破壊の口づけを残して。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:機体に掛かる負荷が動きを硬直させる。
十掬キョウ:「うん、ここでもキミはいつも通りかっこいいや!」
十掬キョウ:軽く刀身に口づけて、それを折りたたんだ。
十掬キョウ:振り向いてみんなにピース。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:その背後で負荷が限界を超える。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『高熱、負荷、自重、error』
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『バカナ……』
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:『コンナトコロデ……!』
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:シャットダウン時の警告を残し、高速で叩き込まれた破壊がついにメインコンピュータを沈黙させる。
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:ドシン……!
絶対無敵広域殲滅警備ロボ『O-32型』:貴方達にプレッシャーを与えていた機械は完全に沈黙した。
十掬キョウ:「どうかな?ちょっとは認めてくれた~?」
フェリ・ベルクラム:ぶあ、と巻き上がった砂煙を払う。「……何とかなった……」
解良イノリ:「合コン委員会は特殊装備の使い手が沢山いるけど…凄い破壊力の太刀だね。流石だなあ」吹き荒れた風になびく髪を抑える。
柴辻マサラ:「これを見せられて認めない訳に行くかよ」 苦笑しながら答えて。
無量塔幸輔:「す…すごい……本当に、みんなやってくれたんだ…」
十掬キョウ:「あっマサラちゃんがちょっとワイルドになってる」
柴辻マサラ:「二人のお陰で解き損だ」 靡くに任せていた髪を纏め直し始める。
十掬キョウ:「支援もすごかったよ~!助かった!」
無量塔幸輔:安全を確認してから重なっている二人を起こしに行く
マギカ・ウィッチクラフト:「流石です、皆さん……」手を借りて起き上がる。
柱戸ケイ:猫のように立ち上がる。「ひとまずトラブルは撃退できましたね」
フェリ・ベルクラム:「そういえば、橋国さん……?」
橋国ジュメム:「みなさーん」建物の上から呼びかけている。
橋国ジュメム:馬車から放り出された時にそのまま距離を取ったようだ
フェリ・ベルクラム:「あんなところに」
橋国ジュメム:「辺りには他の機械は居ないようですー」
橋国ジュメム:ぶんぶん。
十掬キョウ:「ジュメムちゃ~ん!見回りありがと!」手を大きく振り返す。
解良イノリ:「いつの間に…」何処か古風な作りになっているブレザーに罹った埃を払う。
柴辻マサラ:「ひとまずの脅威は去ったとみて良さそうですね」
柴辻マサラ:こちらもフリルのついたシャツにベスト、そしてブローチで止められたリボンタイと時代に添った衣装へ変えられている。
十掬キョウ:「うん、でもなんだったんだろう?」
十掬キョウ:「とっても新しかったように見えたよ」
解良イノリ:「見た所、最近ブラックマーケット警備に採用されたって話題になってた機体みたいだけど…」
十掬キョウ:「え……」
柱戸ケイ:「うん。私も警備計画で見た」
十掬キョウ:「もしかして壊したら賠償金とか!?」
柴辻マサラ:「そこに関してはトランぺッターが補償しましょう。不可抗力でしたし」
十掬キョウ:「ほっ……」
フェリ・ベルクラム:「えと……先生」
無量塔幸輔:「……はい?」
フェリ・ベルクラム:おずおずと声を掛ける「以前も巻き込まれたとのことでしたが。ああいう機械や社会人も入り込んでいましたか?」
無量塔幸輔:「…いや。巻き込まれた社会人や生徒達はいたけれども、今回のように暴走した機械や社会人はいませんでしたね」
無量塔幸輔:「意思を持って攻撃をしてきたのはアンジェリカの子達だけ…だね」
フェリ・ベルクラム:「そうですか。ありがとうございます」
十掬キョウ:「じゃあ殲滅ロボちゃんあの子がアンジェリカ生……ってこともないだろうし……」
十掬キョウ:「また別の脚本ホンなのかな?それとは」
解良イノリ:「あの機体が“役柄”を与えられて、それに従っている…という訳でもなさそうだったから…可能性としては、十掬さんの言う通りの別の手か、それとも…」
柴辻マサラ:「ああいった警備ロボは与えらえた基準に沿って動くものですから。手駒とする手段はそれなりにあるでしょうね」
解良イノリ:「ともあれ…大分騒ぎを起こしてしまったし。人が集まる前に、別の所に離脱した方がいいかな?」
十掬キョウ:「たしかに……僕らすっかり目立っちゃってる?よね?」
橋国ジュメム:「それでなんですけどー」3階建て程の建物から、窓を伝ってたんたんと飛び降りる。
橋国ジュメム:「なんだか……列車が来てるみたいです」
十掬キョウ:「列車?」
無量塔幸輔:「そうだね…調査が難航してしまうからって…列車?」
フェリ・ベルクラム:「蒸気機関車かしら」
GM:その言葉に反応するように、車輪の音が聞こえる。
蒸気機関車:まず見えてくるのは線路。
蒸気機関車:虚空に自動的に線路が引かれ、その上を年代掛かった蒸気機関車が通る。
蒸気機関車:路地から川の上を滑るように進む巨体が、貴方達の前で停車した。
フェリ・ベルクラム:「どこまで広さがあるの、この劇場……?」
柴辻マサラ:「というより、今自動で線路が引かれていたように見えましたが……」
柴辻マサラ:「私達の服装が変えられているように、この機関車も本来は別の物である可能性が……?」
無量塔幸輔:「れ、列車が空を飛んでる…!?」
金髪の少女:「こんにちは。」車窓から少女が身を乗り出す
十掬キョウ:「見えてるところしか無いのかも……こんにちは~!」
金髪の少女:豊かな金髪を三つ編みに結んだ、時代錯誤な衣装の少女。


金髪の少女:「えっと、初めまして、ですよね?」
十掬キョウ:元気よく挨拶を返して「あっ」
解良イノリ:「…ただの“台本”なの、これ…?と、まずは挨拶ね。こんにちは」
金髪の少女:「メサイアの学生の皆様とお見受けします!」
十掬キョウ:「こうかな……?」す。遅れて裾をつまんで恭しく一礼。「初めましてで……およ」
十掬キョウ:「わかるの?」
ナシム・ミシュパート:「はい!私はナシム・ミシュパート!」
ナシム・ミシュパート:言いつつ、警察のような帽子を被る
ナシム・ミシュパート:「ガンエデン警察学校所属……」
ナシム・ミシュパート:「シェオル監獄寮からの脱獄を追跡する任務を請け負っております!」
ナシム・ミシュパート:「どうやら、この演劇領域には飲まれていないご様子!」
ナシム・ミシュパート:「捜査にご協力お願いします!」
ナシム・ミシュパート:ぴし、と指を揃えて綺麗に敬礼した。
無量塔幸輔:「よかった、意識を保っている人が僕ら以外にもいたなんて…!」
柴辻マサラ:「……つまり、外部からの協力者と」 じゃあこの列車は素でこれなのか……と後続列車の方を眺めつつ。
柴辻マサラ:「ともあれ、こちらとしても人手が増えるのは非常に有難い話です」
十掬キョウ:「やったね!解決の糸口ってわけだ!」
フェリ・ベルクラム:「……どこまでが演劇領域なのか」 「ぜんぜん分からない……」
フェリ・ベルクラム:いつの間にか着けられていたモノクルとシルクハットを弄りながら、大きく息をついた
解良イノリ:「……演劇領域だけじゃなく、幾つの思惑が交差されてるやら、ね……」溜息を一つ。
無量塔幸輔:「こちらこそ、よろしくお願いします。怪盗の騒ぎだけではなく色々とめちゃくちゃになってしまっているから、協力要請は助かります」
十掬キョウ:「僕らもロンドン警視庁スコットランドヤードに協力するよ!ナシムちゃん、一緒にがんばろ~!」


GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
GM:手番を残している先生とマサラちゃんは2回の購入が可能です
柴辻マサラ:枠減ってきてるからロイスは一回保留しておこうかな
十掬キョウ:悩ましいけどまだ取らずにおこうかな。
無量塔幸輔:ロイスは保留で
解良イノリ:まだ混沌としてる…でもここはマサラさんにとろ  後輩/芝辻マサラ/〇信頼/心配
フェリ・ベルクラム:キョウさんにとっておこうかな
無量塔幸輔:購入はUGNボディアーマーを挑戦しようかなと
十掬キョウ:購入は応急手当を狙ってみます。
十掬キョウ:6dx+1>=8
DoubleCross : (6DX10+1>=8) → 3[1,1,1,2,2,3]+1 → 4 → 失敗

フェリ・ベルクラム:委員会のひと/十掬キョウ/尊敬:○/劣等感/ロイス
十掬キョウ:エ~ッ
GM:出目やば
十掬キョウ:6個で3なことあるんだ
無量塔幸輔:4dx+4 UGNボディアーマー
DoubleCross : (4DX10+4) → 10[3,6,10,10]+9[3,9]+4 → 23

無量塔幸輔:ハァ?
柴辻マサラ:平均値3切ってる
解良イノリ:調達4+1でダイス2個 ナイフとかがいいかな、マサラさんの弾ように
十掬キョウ:すご~
GM:出目が吸われている
柴辻マサラ:無量塔先生は対照的に跳ねてる
柴辻マサラ:あ、非常に助かります
柴辻マサラ:もしくはショットガンとかも嬉しいかも
フェリ・ベルクラム:マサラさん何かほしい武器あります?
フェリ・ベルクラム:買えますよ 無限に
解良イノリ:じゃあスラッグ挑戦してみますねー
十掬キョウ:神のシンドローム……!
GM:あっ、そうだ。
柴辻マサラ:射撃も白兵もダイス変わらないから 遠近どっちも狙える武器が欲しいです
解良イノリ:ラッキーメダルホワイトを起動。挑戦。
柴辻マサラ:攻撃は高いほどうれしい
GM:150点ダメージ以上:ダメージなし。財産点数を全員3点ずつ獲得する。報酬:全員の侵蝕率-3、財産点数を全員3点ずつ獲得する。
解良イノリ:2dx+4+1>=11
DoubleCross : (2DX10+5>=11) → 7[1,7]+5 → 12 → 成功

GM:みなさん財産点3点付与されてます
柴辻マサラ:あっそうじゃん
GM:侵蝕率もさげてね。
解良イノリ:成功!マサラさんへ。
柴辻マサラ:感謝!
十掬キョウ:侵蝕下げまーす
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を3減少(60 → 57)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を3減少(85 → 82)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を3減少(60 → 57)
解良イノリ:解良イノリの財産点を3増加(3 → 6)
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を3減少(55 → 52)
十掬キョウ:十掬キョウの財産点を3増加(3 → 6)
無量塔幸輔:無量塔幸輔の財産点を3増加(1 → 4)
フェリ・ベルクラム:財産点12→15
柴辻マサラ:財産点0→3
フェリ・ベルクラム:侵蝕率69→66
GM:ではそのまま購入判定どうぞ
GM:あとはフェリちゃんとマサラさん2回目と先生の2回分ですね
フェリ・ベルクラム:じゃあこれがいいかな フルオートショットガン
フェリ・ベルクラム:購入値目標20
フェリ・ベルクラム:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 9[1,2,4,6,6,8,9]+1 → 10

フェリ・ベルクラム:うるせえよ 《夢の雫》!
十掬キョウ:すご~
フェリ・ベルクラム:達成値+14、購入!
柴辻マサラ:強すぎ
解良イノリ:ヒエエ
フェリ・ベルクラム:侵蝕66→69
無量塔幸輔:それじゃあ高性能治療キットをチャレンジしようかなと
フェリ・ベルクラム:というわけでどうぞ  攻撃力5 命中-1 至近相手だと攻撃力+5、相手のドッジダイス-1
柴辻マサラ:非常に助かります ありがとうございます
無量塔幸輔:4dx+4 高性能治療キット
DoubleCross : (4DX10+4) → 7[2,3,5,7]+4 → 11

柴辻マサラ:自分でも一回スラッグショットガン狙ってみよ
無量塔幸輔:購入成功
柴辻マサラ:1dx+3>=11
DoubleCross : (1DX10+3>=11) → 7[7]+3 → 10 → 失敗

柴辻マサラ:よし、1点払って購入
十掬キョウ:お金が効いてるねえ
柴辻マサラ:これで武器が5個になったので残りの1回は応急手当キットにしとこ
フェリ・ベルクラム:この卓だと高性能治療キットは無限使用? 使い捨て?
GM:お金はえらい
柴辻マサラ:1dx+3>=8
DoubleCross : (1DX10+3>=8) → 7[7]+3 → 10 → 成功

柴辻マサラ:よしよし
GM:高性能治療キットは……使い捨てとさせていただきます!
無量塔幸輔:了解です!
十掬キョウ:あっその応急もらってもよい~? 実はHPが減っています
柴辻マサラ:あ、じゃあパス!
十掬キョウ:電光石火分と、肉体が後から上がった分
十掬キョウ:わーい
十掬キョウ:即使用します!
十掬キョウ:十掬キョウのHPを2D10(→ 9)増加(35 → 44)
十掬キョウ:ほぼMAXになりました
GM:すごい
フェリ・ベルクラム:ともあれ以上
柴辻マサラ:こっちも以上~
GM:はーい。ではシーンは以上。


Middle04

シーンPC:全員登場
GM:登場侵蝕をどうぞ
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(52 → 56)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(82 → 85)
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(57 → 67)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(57 → 62)
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(69 → 78)
GM:ではこのシーンは情報共有シーンになります。
GM:説明を受けてなるほどなーってなり、事件解決に乗り出していきましょう。
GM:では開始します。


GM:まずは情報TIPSを公開します。
GM:これは貴方達が現状の説明を受けて知った情報とご理解ください。
【演劇領域】
演劇領域はアンジェリカ音楽歌劇学校の生徒が有する強力な領域であり、
『台本』を渡された者は劇が終わるまでの間、その役柄に沿った行動を強要される。
台本の形態と演劇領域の性質は劇団毎に異なる。
風組の即興劇の形で対象を敵役に当て嵌め、怒涛の不条理展開を浴びせて肉体と精神を磨り潰す。
ナイロワールの『台本』は予告状の形でバラまかれ、現地の人間をエキストラとすることで演劇領域を展開している。

ただし、本来は自我を上書きされる演劇は完全に稼働していない。
恐らく本来の姿を保っている『宝船アダマス』によって、演劇領域が阻害されている。
【ガンエデン警察学校】
その名の通り、規律を犯した生徒を確保する技術を教える学校。
土地に根ざした学校を持たず、独自のレールを生成する列車などで移動する。
ノヴァリスの様々な問題の対処に関わり、特にシェオル監獄寮からの依頼で脱獄部の捜査を請け負っている。
シェオル監獄寮の生徒は外部で活動を制限されているためである。
無制限に武力を行使する権限は持たないため、各地の風紀委員等に情報を提供し、協力を行う。

今回はブラックマーケットを運営する『文化祭実行委員』と協力しているようだ。
【文化祭実行委員】
ブラックマーケットの運営を行う組織。
ブラックマーケットは元々文化祭の延長であり、学校にこだわらないすべての生徒が模擬店を出店していた。
その規模が広まり、現在では一区画を占領する一大組織になっている。
本拠地はノヴァリスの地下を走る装甲列車。
GM:情報はこの3点! 演劇領域が不完全だよ?ということで、色々調査していこうーとなって締めのシーンです
GM:ではやっていきましょう


GM:◆自在軌条列車 車両内
GM:進む方向にレールを作成する列車の内部は、驚くほど静かだ。
GM:時代を感じさせるコンパートメントや食堂車。数人が座れるソファ。
GM:めいめいに陣を取りつつ、貴方達に説明が行われた。
ナシム・ミシュパート:「──という状況であります!」
ナシム・ミシュパート:「本官としては、現地で協力者が得られてひとしおと行ったところでしょうか」
十掬キョウ:「ありがとう!イノリちゃんも説明が上手かったけど……」
十掬キョウ:「ナシムちゃんもすごいわかりやすかった!整理されて情報が入ってきた感じがするよ」
解良イノリ:「……」シェオルからの脱獄犯を初期メンバーと言い各部に抱えている同窓会の一員として微妙に眼を逸らしつつ。
解良イノリ:「そうだね、凄く分かり易かった。ありがとう、ミシュバートさん」
無量塔幸輔:「説明ありがとうございます…前回体感した時の状況とは大きく違うってわけか」
柴辻マサラ:「しかし、脱獄犯の追跡でここに来たということは……相手は例の"模範怪盗"ですか?」
ナシム・ミシュパート:「ハッ、そのとおりであります」
ナシム・ミシュパート:「あの怪盗めは、シェオル監獄寮を『素敵なショー』の舞台として見事脱獄した油断ならない相手」
ナシム・ミシュパート:「このままでは世界中が劇場になってしまいますであります」
フェリ・ベルクラム:「分かりやす……分かりやすい……? いえ、説明自体は分かりやすかったけれど……」
十掬キョウ:「あっなるほど。脱出ものの劇として見立てたんだね」
無量塔幸輔:「いやぁ…風組の演劇領域って本当にすさまじいんだなあ…」
フェリ・ベルクラム:「理解が追いつかないわ。普段メサイアで爆弾とか炎上しか見てないから……」
マギカ・ウィッチクラフト:(同じく……)水差しを貰いながらうなずく。
解良イノリ:「それもそれで大分大概な話なんだけどね」
柴辻マサラ:「噂程度には聞いていましたが、敵に回すと厄介ですね……」
無量塔幸輔:「前回は気が付いたらもう演劇をしてたから…皆さんの心がもってかれてなくてよかったですよ」
柴辻マサラ:「ベルクラムさんの言う通り、メサイアの犯罪は大体目に見えて分かりやすいものなのですから余計に」
十掬キョウ:「泥棒とか墓荒らしとかだよね」
柱戸ケイ:「事前に予告をするタイプの強盗と思いきや、能力の下準備だったんだね」
無量塔幸輔:「…あの、すみません」
無量塔幸輔:「そういえば、この宝船アダマスというのはいったいなんなんだろう…?」
解良イノリ:「一応、空を飛ぶ移動式競売所として使われてる飛行船…らしいですが」
十掬キョウ:「うん。ブラックマーケットのビルのてっぺんに来てたよね?」
十掬キョウ:「すっごい目立ってたなあ」
無量塔幸輔:「あ、あーあれか」
無量塔幸輔:「色々ありすぎて、頭の中から飛んでしまいました…」
フェリ・ベルクラム:「名前があったのね」
フェリ・ベルクラム:「でも、それが演劇領域を阻害してるというのは何故かしら」
十掬キョウ:「役割に取り込みづらかったのかな?」
フェリ・ベルクラム:「飛行船なら、むしろこの領域には溶け込みそうなものだけれど」
十掬キョウ:「僕らはここの住人として組み込めたみたいだけど……」
解良イノリ:「競売所だから、エフェクト犯罪対策の為に色々対応がされていたのかもね。最悪、キングダムの“海賊船”じゃないけど遺産とかなら、抵抗できておかしくはないだろうし…」
十掬キョウ:「1800年代のイギリスにはあんな大きな飛行物体が無いんじゃないかな」
十掬キョウ:「あれ?でもビルはすっかりなくなってるよね……?」
十掬キョウ:「イノリちゃんの言う通り、船自体が特別なのかな?」
ナシム・ミシュパート:「そうでありますね」
柴辻マサラ:「単に技術力の違いというのであれば、先ほどの警備ロボが取り込まれていた例がありますしね」
ナシム・ミシュパート:「本官の手元の資料によりますと、あの船自体にアンジェリカやムセイオンからの技術協力があるようであります」
ナシム・ミシュパート:「特殊な領域への対抗策でありますね」
解良イノリ:「元々その手のトンデモ領域の本家が対応してたのか…」
柴辻マサラ:「あくまでアンジェリカの一員である"模範怪盗"の領域を防げるのも道理、と」
十掬キョウ:「領域と領域のぶつかり合いだったんだねえ」
フェリ・ベルクラム:「オルクス、あまり良い印象がないわ……」
ナシム・ミシュパート:「演劇領域の中で別の領域を展開したことで、役割を被せる効果が乱れたのでありますね」
解良イノリ:そして、そもそもマギカさんをアトラ、と指定…したのももしかしたら。そもそも最初から勘違いをしていたのかもしれない。
解良イノリ:「…さらに、マギカさんの対応の所に何度か私がエフェクト解除を入れていたから、そこも綻びになったのかな…」
マギカ・ウィッチクラフト:「そもそもあの人、私のことを別人と勘違いされてましたしね……」
フェリ・ベルクラム:「……シェオルに囚われていたって言うけど」
解良イノリ:「アレわざとだと思ってたんだけどまさか本気で勘違いしてたとはな………」
無量塔幸輔:「災難でしたね…」
フェリ・ベルクラム:「もしかして彼女も知らなかったんじゃないの。グレートバビロンの代替わりを」
橋国ジュメム:「はい。私も知りませんでした!」
フェリ・ベルクラム:隣の橋国さんを見る。
橋国ジュメム:元気よく挙手をする。
柴辻マサラ:「……なるほど。外界から遮断されていたのならその可能性はありますね」
十掬キョウ:「あっ、そうかも」
解良イノリ:「アトラ本人を見た事あったらないだろと言える…んだけど……」一応グレートバビロン政権自体、成立は革命以後である。
十掬キョウ:「でも他の学校の生徒会長みんな知ってるかと言われたら分からなくない?」
十掬キョウ:「僕全然自信ないよ」
無量塔幸輔:資料では見たことあるけど、そこまでの子…なのか…とアトラ・アーリーバードについてうーんと思う
マギカ・ウィッチクラフト:「身長が違いますしね」
解良イノリ:「……それは…そうなんだが……」凄く葛藤している顏。(アイツのキャラが…濃すぎるんだよ…!)
柴辻マサラ:「前生徒会長は比較的他校にも顔の知れている方だったとは思いますが……」
フェリ・ベルクラム:「一度見たら忘れない人物なのは間違いないので」
無量塔幸輔:「僕も、端末による情報がないとわからないですね…」
柴辻マサラ:目立ちたがりの上自分の足で動くことを躊躇わないので。
フェリ・ベルクラム:「やっぱり、面識がなかったのでは」
十掬キョウ:「あっマギカちゃんが印象薄いとかじゃないからね!」
マギカ・ウィッチクラフト:(議長になると他のトップとの外交?も必要なんですよね……)生徒会役員によって顔と情報を叩き込まれている最中。
マギカ・ウィッチクラフト:「あっ、いえ、お気になさらず……」
マギカ・ウィッチクラフト:「私もいつの間にか拝命した役職ですので……」
マギカ・ウィッチクラフト:テーブルの上の水菓子が本物で驚いている。
柴辻マサラ:「ともあれ。彼女が前生徒会長を知っているかどうかはこの際たいして問題ではないでしょう」
解良イノリ:「あの時はドタバタしてたとはいえ引継ぎ碌な準備してなかったの聞いた時は本気で心臓止まるかと思ったわ…あ、そうね。ごめん、つい…」
十掬キョウ:「うんうん」
十掬キョウ:「いくつか綻びがあるんだったら……」
十掬キョウ:「それが糸口になるかもってお話だよね?」
柴辻マサラ:「ええ。彼女自身の拘束を狙うのも勿論ですが、その前にこの領域を打破しておくべきでしょう」
柴辻マサラ:「わざわざ相手の土俵に乗ったまま戦闘に持ち込むのはリスクが大きいですし」
ナシム・ミシュパート:「ハッ!その認識で問題ないかと!」
無量塔幸輔:「妨害が効いているとはいえ、その子の力が強くなるような事や、アダマスが破壊されることがあれば取り込まれる可能性は増えてしまいますからね」
無量塔幸輔:「行動に移る前に一つだけ…いいですか」皆を見渡した後に一言
柴辻マサラ:「何か懸念が?」 普段とは材質が僅かに変わった黒手袋を、くい、と直しつつ。
十掬キョウ:「うん~?」
無量塔幸輔:「いや、懸念っていうよりかはちょっとしたお願い…って感じなんだけど」
橋国ジュメム:「なんでしょうか!」
無量塔幸輔:「いつ取り込まれるかがわからないから、なるべく集団から離れないで行動しようってのが一つと」
無量塔幸輔:「この異常事態を解決するのは大事だけれど、無茶のしすぎだけは気を付けてほしいなって…思います」
無量塔幸輔:先ほどの戦いで、後方から見た彼女たちの戦っている後姿しか見えなかったが、自らの肉体を傷つけてでも先へと進んでいこうとする姿を見て
フェリ・ベルクラム:「……無茶、ですか」
フェリ・ベルクラム:やや困惑に近い反応。危ないというなら、十字冠のない"先生"ではないのか。「よく分かりませんが……覚えておきます」
ナシム・ミシュパート:一同を見回し。「……皆さんを拾う前に、演劇領域の穴となりそうな地点は抑えてあります」
ナシム・ミシュパート:「本官一人ではどうにもなりませんでしたが、皆様の協力があれば百人力!」
ナシム・ミシュパート:「この演劇をデウスエクスマキナっていきましょう!」
GM:ぶおー、と汽笛の音が震えた。


GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
十掬キョウ:ロイスは個別会話まで取っておこうかな
十掬キョウ:敵性組織のヴィクトリアンUGNボディアーマーを狙います
無量塔幸輔:今回もロイスを保留で
柴辻マサラ:同じくロイス保留
十掬キョウ:6dx+2>=12
DoubleCross : (6DX10+2>=12) → 8[2,5,6,7,8,8]+2 → 10 → 失敗

十掬キョウ:わーん!
十掬キョウ:いやでも 財産さっき増えてたな
十掬キョウ:2点使って買っちゃお
十掬キョウ:十掬キョウの財産点を2減少(6 → 4)
無量塔幸輔:何か欲しいもの等ってありますか?
十掬キョウ:ゲット!装備しておきます
フェリ・ベルクラム:ここから情報収集だと思うし、強化ビジネススーツでも狙ってみようかな
解良イノリ:ロイス此方保留!
十掬キョウ:十掬キョウの装甲を8増加(0 → 8)
柴辻マサラ:こっちは武器大分揃ったしそんなにないな ダメ元でぼでま狙おうと思ってました
GM:敵性アーマーだ
解良イノリ:ボデマかブルゲとかかなあ
柴辻マサラ:という訳でぼでま狙いで
無量塔幸輔:ではこっちの方でボディアーマーチャレンジしてみますか
無量塔幸輔:4dx+4  UGNボディアーマー
DoubleCross : (4DX10+4) → 10[5,8,10,10]+7[1,7]+4 → 21

十掬キョウ:つよ
無量塔幸輔:かえました
解良イノリ:つよい
柴辻マサラ:先生ずっと買い物上手
柴辻マサラ:2dx+3>=12
DoubleCross : (2DX10+3>=12) → 8[2,8]+3 → 11 → 失敗

フェリ・ベルクラム:目標19
フェリ・ベルクラム:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[2,3,3,4,5,9,10]+7[7]+1 → 18

フェリ・ベルクラム:財産点1使って、演劇領域向けのビジネススーツ(立ち絵参照)を買います
フェリ・ベルクラム:財産点15→14
解良イノリ:防具皆揃ってるかしら 自分用のボデマ買おうかな…
柴辻マサラ:1で足りるけどどうしようかな 情報収集あるだろうし温存しとくか
解良イノリ:ラッキーメダルホワイト使用して、自分用のボデマ買いに行きます。
解良イノリ:2dx+4+1>=12
DoubleCross : (2DX10+5>=12) → 2[1,2]+5 → 7 → 失敗

解良イノリ:ファンブル手前すぎ 失敗で以上!
GM:ではシーンは以上!


Middle05

シーンPC:フェリ・ベルクラム、ほか登場可能
GM:登場侵蝕をどうぞ
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(78 → 85)
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(67 → 76)
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(56 → 57)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(85 → 92)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(62 → 65)


GM:では、このシーンからはミッションをこなして頂きます。
★ミッションについて
今回のシナリオでは、ミッションの判定をクリアすることで「台本の紙片」を獲得できます。
台本の紙片:『演劇領域』へとご招待するための触媒。領域内の法則に干渉し、影響を与えることが出来る。
この「台本の紙片」は、以下の交換レートでセッションを有利に進めるためのアイテムと交換することができます。
★ミッション報酬
台本の紙片×5:「情報:"ナイロワール"の目的」取得 
台本の紙片×4:NPCカード「トランペッター:柱戸ケイ」を入手する
台本の紙片×4:NPCカード「崑崙の刺客:橋国ジュメム」を入手する
台本の紙片×3:「キングダム製ティーセット」を入手 バックトラック時、全てのPCの侵蝕率を-1d10できる。
台本の紙片×1:「メサイアの心得」を入手 登場侵蝕の出目を「1」または「10」に変更する。使い捨て。※3個まで取得可能。
GM:フィールドの情報コマにまとめました。
GM:ミッションをクリアしてアイテムを集める→アイテム交換でセッションを有利に戦おう!
GM:~説明終わり~
GM:ミッションはこちらになります。
□ミッション一覧
★進行中【演劇領域から脱出しよう!】達成率(0/3)※以下のミッションをクリアすることで進行
【領域演目:天誅!STOP、絵画泥棒】達成率(0/1)
【領域演目:昨日の敵は今日の友!?目を覚まして先生!】達成率(0/1)
【領域演目:怪盗vs探偵】達成率(0/1)
GM:情報は以上!
GM:どの演目にチャレンジするかを選択していきましょう
無量塔幸輔:天誅!STOP、絵画泥棒で
GM:はーい。
GM:ではやっていきましょう。


GM:◆18■■年 ■ンドン
GM:貴方達の乗る列車は、緩やかな揺れとともに街を、路地を、空を進む。
GM:その挙動からカーブが消えて、真っ直ぐなレールとなった頃……
ナシム・ミシュパート:『乗客の皆様にお知らせしますであります』
ナシム・ミシュパート:『当列車はこれより、演劇領域内を"横断"いたします』
ナシム・ミシュパート:『境界の揺れにご注意ください』
GM:ガタン、とレールを切り替えるような振動とともに、周囲の環境がぐるりと入れ替わって……
GM:…………
GM:……
GM:…
GM:【領域演目:天誅!STOP、絵画泥棒】
【TIPS:これまでのあらすじ】
裕福な家系でありながら、その裏で悪徳な金持ちから盗みを行う極彩色オウム。
プライベートでは親しくも、盗みを働く場では敵対するバンリ警部との
交流を行いながらもその行動に迷いが生まれていく……

今夜の獲物は『羽化せし卵』
有名な画家によって描かれた絵画に隠された秘密とは……!?
【TIPS:登場人物】
・極彩色オウム…………怪盗
・バンリ警部……………警察

・エーレナ………………使用人
・ビヨンド………………使用人
・シークル………………宿泊客
・ディビッド……………宿泊客

・フェリ・ベルクラム……………………イレギュラー
・柴辻マサラ………………………………イレギュラー
・十掬キョウ………………………………イレギュラー
・解良イノリ………………………………イレギュラー
・無量塔幸輔………………………………イレギュラー
GM:判定項目は以下になります
【領域演目:天誅!STOP、絵画泥棒】ミッション一覧
★怪盗の手口補足 《知覚》または《知識:裏社会》で難易度12 報酬:台本の紙片×2
★絵画の護衛 【肉体】で難易度9 報酬:台本の紙片×1
★脱出手段破壊 《白兵》または《射撃》または《RC》で難易度12 報酬:台本の紙片×2
★現地の警察と協力する 《情報:警察》または《交渉》で難易度8 報酬:台本の紙片×1
GM:一人1つにチャレンジ出来ます。PCの判定が終わってクリアできなかったミッションは残念ながら失敗となります。
GM:では、対象と技能を宣言して判定していきましょう。
フェリ・ベルクラム:では怪盗の手口を補足します
フェリ・ベルクラム:知識:裏社会。情報収集チームを使用。(1/3)
フェリ・ベルクラム:ビジネススーツの効果でさらに+2
フェリ・ベルクラム:8dx+4
DoubleCross : (8DX10+4) → 8[1,3,5,5,7,7,8,8]+4 → 12

十掬キョウ:さすが!
GM:きれいに成功!
解良イノリ:ぴったり 流石ね
フェリ・ベルクラム:普通に危ないな……w
フェリ・ベルクラム:まあこんなもん
十掬キョウ:じゃあ僕も続こうかな!
十掬キョウ:絵画の護衛に【肉体】で挑戦。
十掬キョウ:14DX>=9
DoubleCross : (14DX10>=9) → 8[1,1,1,2,2,2,3,4,5,5,7,7,7,8] → 8 → 失敗

十掬キョウ:エ~ッ
十掬キョウ:こんなにあるのに
柴辻マサラ:出目が……
柴辻マサラ:1足りないに忍び寄られてる
解良イノリ:あわわ
無量塔幸輔:わわわ…
解良イノリ:雫貰う?
フェリ・ベルクラム:雫しましょう
十掬キョウ:電光石火しとくべきだったな……
十掬キョウ:わーい!
フェリ・ベルクラム:夢乃雫 +14です
十掬キョウ:じゃあ22になりました ありがとうフェリちゃん!
解良イノリ:メチャつよ では続きまして★脱出手段破壊をRCで挑戦します。
解良イノリ:6dx+9>=12
DoubleCross : (6DX10+9>=12) → 10[1,3,5,6,7,10]+8[8]+9 → 27 → 成功

柴辻マサラ:強い!
十掬キョウ:つよ~!
解良イノリ:固定値上げててよかった
無量塔幸輔:では★現地の警察と協力するを判定します
GM:GOGO
無量塔幸輔:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 6[2,4,5,6]+1 → 7 → 失敗

無量塔幸輔:エア
柴辻マサラ:また1足りないが……
フェリ・ベルクラム:なんなの一体?!
フェリ・ベルクラム:ざ、財産!
無量塔幸輔:財産使えますか!?
十掬キョウ:先生侵蝕ボーナスでもう一個振れない?
柴辻マサラ:あ、一応私の手番もあるけど
無量塔幸輔:交渉だし……
フェリ・ベルクラム:マサラさんに頑張って貰おうか
無量塔幸輔:まだ実は60いってないんですよ…
十掬キョウ:あっこの61とかいう数字……
十掬キョウ:HPじゃん
柴辻マサラ:先生タフだから
十掬キョウ:見間違えました
十掬キョウ:普通そんな数字だと思わないから……
GM:財産も使えます
解良イノリ:つよい
GM:それが社会です
柴辻マサラ:あ、じゃあ私も試しに振ってみて ダメだったら財産使うって出来ます?
GM:いいですよ。
無量塔幸輔:ではそれでお願いします…!
柴辻マサラ:助かり!では交渉で振ります
十掬キョウ:がんばれ~
柴辻マサラ:2dx+1>=8
DoubleCrossyyyy :yyy (2DX10+1>=8) → 6[3,6]+1 → 7 → 失敗

十掬キョウ:1が遠い……!
無量塔幸輔:1が…
柴辻マサラ:妖怪が暴れまくってる
解良イノリ:野、呪われている
無量塔幸輔:妖怪出目1吸いの仕業なのね
柴辻マサラ:どっちが財産払います?
十掬キョウ:デートみたいな発言してる!
GM:攻めの合コン!
無量塔幸輔:大人だから払うよ
GM:さっすがぁ~
柴辻マサラ:では子供なので甘えましょう
無量塔幸輔:無量塔幸輔の財産点を1減少(4 → 3)
フェリ・ベルクラム:とんだ交渉だぜ
GM:ではすべてが成功。報酬の紙片が6個獲得できます。
GM:このシーンは怪盗と警部の争いに介入し、
GM:シナリオブレイクして逮捕させれば締めのシーンになります。
十掬キョウ:私達でこんなシナリオ壊しちゃおっか
GM:ベイカーストリートイレギュラーズ、アッセンブル!
GM:ではやっていきましょう


GM:◆カネアール家 私邸
GM:外観から想像できる通り、そこは豪邸だった。
GM:きらびやかな装飾。豪奢を清潔で覆い隠すには、少しばかりの見栄が覗いている。
GM:中に入れば上等な絨毯に磨かれた家具、そしてずらりと並ぶのは教育の行き届いた使用人。
GM:権力者との繋がりも噂されるカネアール家には、しかして嵐の予感が漂っていた。
バンリ警部:「まったく………」
バンリ警部:警官を引き連れるのは、つややかな黒髪をまとめ、表情を剣呑に浮かべる少女。
バンリ警部:似つかわしくない表情を浮かべながら警官隊を引き連れている。


バンリ警部:「あの怪盗め!次から次へと忌まわしい!」
バンリ警部:外見に似つかわしくない、厳しい声で指示を飛ばす。
バンリ警部:彼女こそはバンリ警部。狙った獲物は逃さないと噂のオウムに唯一対抗できる、敏腕警部である!
バンリ警部:「上も上だ!模倣犯の可能性があるなどと、別の揺動に気を取られおって……」
バンリ警部:「くっ……このまま好き勝手にされては、『パロット』さんに申し訳ない……」
バンリ警部:その有能さを支える秘密。銀髪の美しい『友人』への罪悪感を抱えつつ、呟いていると。
ナシム・ミシュパート:『到着でありまーーーす!』
ナシム・ミシュパート:プァーーーン、と館内を通り抜けた黒鉄の列車が停車し、PC達を下車させる。
GM:そしてその瞬間。
GM:君たちの脳裏に、コレまでのあらすじと登場人物がインプットされている。
無量塔幸輔:「え…うわ…!?なにこれ…!?」
無量塔幸輔:初めての自動学習の体験に驚いている
バンリ警部:「なんです!?………な、なんだ!?」一瞬、別の口調が出てきた後に厳しい声になる。
解良イノリ:「…、領域内突入に伴う“配役”の作用かな…ともあれ、事情が分かるのはありがたいけど」一瞬頭を抑えて。
柴辻マサラ:「ここでも怪盗ですか。徹底しているんだか、好みが反映されすぎているんだか」
柴辻マサラ:呆れ気味の口調で呟く。
フェリ・ベルクラム:「"極彩色オウム"……聞いたことがある、かも」
十掬キョウ:「演劇領域内の"横断"って……新しいセットアップに巻き込まれるってことなんだ」
十掬キョウ:「知ってるのかいフェリちゃん!」
フェリ・ベルクラム:「他作連作で有名な大作家の、少しマイナーな怪盗もの。」
フェリ・ベルクラム:「鳥とともに現れる怪盗と、羽毛アレルギーが弱点の警部のいたちごっこを中心にしてて……」
十掬キョウ:「お~。さすが映像研究部」
無量塔幸輔:「やっぱり映像作品について詳しいんだね…」
フェリ・ベルクラム:「……たまたま見ただけだから」少し目を逸らす。「怪盗は、誰かを演じる代わりに何かを盗まなければいけないの」
柴辻マサラ:「なら、我々のこの格好もその作品に沿ったものなんでしょうか」
バンリ警部:「あ~……」多少の警戒を持ちつつ、『自動車』で現れた貴方達を誰何する。
柴辻マサラ:いつの間にかまた変わっていた服を見下ろしつつ。
フェリ・ベルクラム:「部では、そういう遺産の継承者なんだろうって話しをしてたけど……じゃなくて」
バンリ警部:「失礼ですが、貴方がたは?ここは関係者以外立ち入り禁止のはずですが……」
バンリ警部:それぞれ姿に目を向けていく。
十掬キョウ:「えっこれどう答えればいいんだろう……」これまで通りの姿。場違いにも映る瀟洒なドレス。
フェリ・ベルクラム:「私たちは、隣国から"オウム"を追ってきた者です」
フェリ・ベルクラム:「この国での貴方の評判は聞いています、バンリ警部。どうか我々にも手伝わせて頂きたい」
バンリ警部:「オウムを?」ピクリ、と眉を動かす。(この予告状はまだ表に出ていない……つまり、一般人の冷やかしではない?)
バンリ警部:「貴方がたが協力ですか?」訝しげに見る
バンリ警部:ご令嬢とそのお付きか?と2人を見て、他のものにも目を向ける。
無量塔幸輔:「…失礼いたします。彼女たちが言っている通り隣国からの協力者を要請した、本部から来た者です」それっぽいような紹介状を渡す
バンリ警部:「! これは……!」
柴辻マサラ:「あー……彼女達は我々が依頼した市井の協力者です。民間人ではありますが、腕前は我々が保証します」
バンリ警部:渡された紙に豪奢な、しかし正式なデザインと文字が綴られ、正式な紹介状に変わる。
十掬キョウ:「おー……」小さく漏らす。
十掬キョウ:「なんだかドラマみたいだね」ひそひそ。
フェリ・ベルクラム:ぱくぱくと口を動かす。(オウムは短編連作だから、登場人物はいくらいてもいい)
柴辻マサラ:どうやら自分は刑事の役回りらしい、と先ほどより簡素になったシャツや羽織ったコートから推測してさらに口添えする。
バンリ警部:「これは失礼いたしました。まさか"彼"の協力者でしたとは」
バンリ警部:何やら納得しつつ、ピシ、と綺麗な敬礼。
解良イノリ:(横断…つまり介入手段は用意されてるという訳か)
フェリ・ベルクラム:(作者の他の作品とのクロスオーバーみたいな話も多いから、バンリ警部は"話が早い"の)
バンリ警部:「無量塔さんにマサラさんですね。協力者の方々も歓迎いたします」
バンリ警部:恐らく、過去作に『そういう話』があったかのようにスムーズに話が進む。
解良イノリ:瀟洒なドレス姿…“ご令嬢”のキョウさんの横で一礼。(…これはレネコンサポーターと同じ…)いつのまにかシックでクラシカルなメイド服になっている。
無量塔幸輔:慣れない様子で敬礼をする。シルクハットをかぶり、ロングコートにベルトをした、伝統的な警察の格好をしている
バンリ警部:「では、早速になりますがこちらに。"オウム"の目的のものをお見せします!」


GM:◆カネアール家 私邸 内部
GM:その絵画は二階建ての最奥、パーティに使うような大広間に、見せつけるように飾られていた。
GM:屋敷には似つかわしくない優しい筆致。卵をメインとして書かれ、その内部から真っ白な翼が覗いている。
バンリ警部:「『羽化せし卵』……私には芸術はわからんのですが、どうにも有名らしく」
バンリ警部:「我々は、この絵の警備を命じられております」
バンリ警部:「部下共は外を見晴らせておりますが、皆様はここで警備に着いて頂けるとありがたい……よろしいでしょうか?」
フェリ・ベルクラム:「有り難うございます」
十掬キョウ:「うん、よろしくね!」
無量塔幸輔:「よろしくお願いします」一礼
解良イノリ:「よろしくお願い致します」一歩引いたところで一礼。
フェリ・ベルクラム:「私たちは警備の方策について相談いたします。警部は、部下の様子を見てきたら如何でしょう?」
バンリ警部:「ハッ、そうでありますね。では簡単に情報の連携だけ……」
バンリ警部:「私の部下は外の警戒と一階の警備…そしてこの部屋の前の部屋に待機しています。これは──」
バンリ警部:簡単な配備と今回こそはという意気込みを話し、
バンリ警部:「……おっと、こんな時間ですか。では、私は予告の時間までに部下を激励に行ってまいります。では、後で!」
バンリ警部:と大広間の時計を確認し、この場には貴方達だけが残る。
柴辻マサラ:「情報提供感謝いたします」 敬礼とともに見送って。
柴辻マサラ:「……さて。これで怪盗の犯行を阻止すれば目的達成、ということでしょうか」
フェリ・ベルクラム:「ふう…………」 貧民街の少年のようなキャスケット帽子を取り外す。パタパタと耳を羽ばたかせる。
フェリ・ベルクラム:「……矢継ぎ早……」疲れた声。
十掬キョウ:「みんな衣装変わってる~!」
十掬キョウ:「いいないいな!」
無量塔幸輔:「いやぁ…何回やっても慣れないですよね…この衣装チェンジっていうか」
解良イノリ:「“演劇”領域だからね……お疲れ様。実際、さっきベルクラムさんが言ってた通り、怪盗ものだって言うなら……」そこまで言いかけて。
十掬キョウ:「マサラちゃんと無量塔先生は刑事さんなんだね!おそろいっぽい!」
十掬キョウ:「かっこいいな~」
柴辻マサラ:「そのようですね。お陰で大した変化が無くて助かります」
解良イノリ:「似合ってますね、先生もマサラも」
十掬キョウ:「さっきもすごいホンモノっぽかった!」
柴辻マサラ:シャツにスラックスという男装は変わらず。簡素になった代わりにシルクハットとコートが追加された。
柴辻マサラ:「……しかし、室内でこれは少々動きにくそうですね」
無量塔幸輔:「でも、いきなりはいロンドンです!…ってなっていきなりそれっぽく振舞うのってなかなか大変ですよね…」
柴辻マサラ:そう呟いてコートを脱ぐと、肘ほどまでシャツをまくりネクタイを軽く緩める。
十掬キョウ:「おお~っ」
無量塔幸輔:「前提知識が入ってるけど、やることはアドリブだし」
十掬キョウ:「なんだかドキドキするね、今のしぐさ」
柴辻マサラ:「……そうですか?」 よく分からんな……という顔。
十掬キョウ:「するんだよ~!」
フェリ・ベルクラム:「キョウさんも……すごく華やかね」
十掬キョウ:「えへへ……ちょっと動きづらいけどね」
十掬キョウ:「なんだかこういうの着ると……ワクワクするよね」
解良イノリ:「大分大胆だけど、ヴィクトリアンスタイル…として見れば普通の範囲内、なのかな…?」
無量塔幸輔:「当時の衣装の再現度本当に高いなあ…」あまり格好をじろじろ見るのは失礼だなとおもい軽く見て反応
十掬キョウ:「フェリちゃんのは探偵さんなのかな?すごいクールでカッコイイ!」
十掬キョウ:「フェリちゃんの雰囲気に似合ってる感じあるよ~!」
フェリ・ベルクラム:「ありがとう。服の選定、どうしてるのかしらね」 チェック模様の上着に、ショートパンツ。探偵助手といった様相だ。
十掬キョウ:「なんだろうね?その人が着たい服なのかな?」
柴辻マサラ:「咄嗟に協力者ということにしましたが、フェリさんが探偵で十掬さんは令嬢、委員長はその従者……といったところでしょうか」
柴辻マサラ:「……十掬さんと委員長の配役が浮いているように思えますが」
解良イノリ:「“配役”に合わせた服装…じゃないかしら…?そうじゃないと私こういうの着る趣味はないけど…」スカートをつまむ。
十掬キョウ:「でもよくない?」
十掬キョウ:「だってイノリちゃんのメイド服、すっごく可愛いもの!」
解良イノリ:「御付きのメイドっぽい服装だし……う」レースとフリルが付きつつクラシックなそれだ。少し頬が紅くなる。
フェリ・ベルクラム:「小さくてかわいい……」 ぽそりと。
十掬キョウ:「フリフリで可愛い!イノリちゃんが可愛らしい服着てるとこ見るのすっごく新鮮だ!」
柴辻マサラ:「……」 当人が照れそうなので口には出さないが概ね同感である。
解良イノリ:「成長は止めてるのであって今後伸びるはず……!コホン」私服の趣味自体は結構可愛らしいというか、そう言うものもままある――全然着る機会は無いが。
フェリ・ベルクラム:「あっいや、その、ごめんなさい……!」
無量塔幸輔:「みんな、すごく似合ってますよ」改めてみんな美少女だなー…って、外に戻った時基準がおかしくなりそうだなとぼんやり思いながら
十掬キョウ:「普段からその服のほうがイノリちゃんのことあまり怖がられないんじゃない?」
柴辻マサラ:「あまり怖がられないのも問題でしょう。……いや、委員長を退いた今ならそれも関係ないかもしれませんが」
解良イノリ:「フリフリの服着て制圧してたらまた変な噂になるんじゃないかしら……」額を抑えて。「まあ、実際変な服着てるのは事実だから、言われても大丈夫」
フェリ・ベルクラム:「あと……絵について確認したいのだけど」
フェリ・ベルクラム:「警部……じゃなくて」軽く頭を振る。「マサラさん。あの絵はインペリアルエッグだったりしないかしら?」
十掬キョウ:「ええっ」
マギカ・ウィッチクラフト:「メイド服を制服にしてる部活もありますしね……」コソコソ。髪をまとめて眼鏡を掛けたメイド服。
十掬キョウ:「マギカちゃんもイノリちゃんとお揃いだ~!かわいい!」
解良イノリ:「マギカさんもか。なんというか、大分差異が目立つな……」色々な所で。
無量塔幸輔:「確かに…翼の生えた卵って意匠としてそれっぽい…?」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひっ、すみません調子に乗ってしまい…!裾をひきずってしまい…!」
マギカ・ウィッチクラフト:注目されて反射的に小動物になる
柴辻マサラ:「流石に、こんなところに自分の獲物を放り出すような真似はしないと思いますが……」
GM:額縁の中に翼の生えた卵が描かれている。この絵だけが館に浮いており、心優しい画家が描いたものだとわかる。
柴辻マサラ:そう言いながら絵に対して歩み寄り、レネゲイドの反応などを完治する。
十掬キョウ:「でもなんだか……浮いてる気はするよね?」
GM:卵を題材にしているが、レネゲイドに関する反応はない。恐らく回想などで由来が明かされるタイプの美術品だろう。
十掬キョウ:「他の調度品はもっと……ギラギラしてるっていうか……」
フェリ・ベルクラム:「それなら良いのだけれど……」
解良イノリ:「外見を使い回すスターシステムのはあるかもしれないわね」
フェリ・ベルクラム:(そもそも、どうしてナイロワールは……)
十掬キョウ:「ああ、ここに散りばめる配役を取り込んだものから選んでるってことだね」
柴辻マサラ:「特別反応はありません。この舞台を設定したのは例の怪盗でしょうから、準える意図はあるかもしれませんが」
十掬キョウ:「僕らもそういう意味ではそうだもの」
柴辻マサラ:「委員長の言う通り、ただ使いまわしているだけでこれ自体に力があるわけではないかと」
フェリ・ベルクラム:考えかけて、すぐに振り払うように目を伏せる。(……いえ。私が考えることじゃない。)
フェリ・ベルクラム:「じゃあ、何かあるとしたら怪盗の方かしら」
無量塔幸輔:「これが、舞台であるからには絶対にこれから何かが起こりうるはずなんだけれど…」
十掬キョウ:「あれ?じゃあ僕らのすべきことはなんなんだろう?」
無量塔幸輔:「怪盗に何かあるとしたらよくあるのだと、この中の誰かに扮している…とかありますよね。他には…?」
解良イノリ:「根本としてはこの演劇領域を突破すること…今回なら、この“極彩色オウム”の怪盗もの演劇を終わらせること、だけど」
柴辻マサラ:「予告の時刻と共に屋敷へ突入ではないですか?まだ5分ほどあるようですが」
柴辻マサラ:近くの柱時計を見上げながら先生の問いかけに答える。
無量塔幸輔:「うーん…時間通りに本当に来るのかなぁ…?」
十掬キョウ:「でもちゃんと時間通りに来ないなら……予告しないんじゃない?」
十掬キョウ:「守らないなら怪盗じゃなくて強盗になっちゃうよ」
GM:予告時間まで、大広間の柱時計であと5分存在する。
解良イノリ:「予告状にギミックや謎があって、想定とは違うものを盗み出す…というのもあるけど…」
柴辻マサラ:「そうですね。特に彼女は様式というか、自分の美学に誇りを持っているタイプに見えました」
柴辻マサラ:「だとすれば自ら予告した時間を破るような真似はしない、と思います」
無量塔幸輔:「なんかあった気がするんだよなーこういうの…うーん…」トリックの中身の言及まであと一歩引っかかっている
GM:しかし、自前の懐中時計を衣装に用意されている人なら気付けるでしょう。
GM:手元と柱時計の時刻が、5分ほど異なることに。
フェリ・ベルクラム:「………あ」
十掬キョウ:「……フェリちゃん?」
フェリ・ベルクラム:立ち絵にもあるとおり、腰から鎖付き懐中時計で確認する。
無量塔幸輔:「どうしました?」
フェリ・ベルクラム:「この部屋…じゃない! 建物の中の時計が全部ずらされてる」
フェリ・ベルクラム:「もう予告の時間よ!」
無量塔幸輔:「………あ!それだ!」
GM:───叫びと同時に、鳥の羽が舞う。
十掬キョウ:「……!」
極彩色オウム:「駄目だなぁ、バンリ警部。怪盗の前で油断しちゃあ」
極彩色オウム:青と赤のフリルの付いた騎士の洋装。青みかかった銀髪を肩口で揃えた少女が既に室内にいる。


極彩色オウム:「警察は陽動に手一杯。だから手下が紛れ込んでないか自分で確認をしなきゃいけないし、この部屋に配備するわけにもいかない」
極彩色オウム:「でも、ボクは時間厳守だ。この時間に放っておいちゃ、簡単に盗まれ……」
極彩色オウム:ぱたぱた、と鮮やかな色の鳥が肩に止まり、貴方達に気づく
極彩色オウム:「………」
極彩色オウム:「え……誰?」
フェリ・ベルクラム:「極彩色オウム……の、服を着た生徒ね、あれは」
十掬キョウ:「僕らはえーっと……隣国からの協力者!」
柴辻マサラ:「なるほど。脚本に無い私達イレギュラーが居ることで犯行が阻止できる、と」
十掬キョウ:「キミを華麗に捕まえちゃうからね!」
極彩色オウム:「ふうん?」その答えを聞いて楽しそうに目を細める
極彩色オウム:「協力者ってわけだ。まったく、あの人は手際が良いな」
極彩色オウム:足音もなく、惚れ惚れとする仕草で絵画を持ち上げ──否、風で浮かせている。
十掬キョウ:「ロンドンの……イギリスの隣国ってどこなんだろう。フランスって隣国でいいものなのかな?」小声でウンウンしている。
解良イノリ:「英葡同盟とかもあるしポルトガルあたりでも良さそう…っと!」
極彩色オウム:「自己紹介は必要かな?ボクは極彩色オウム。────怪盗だ」
無量塔幸輔:「アイルランドとかもありますよー…!」
十掬キョウ:「あっなるほど……詳しいなあ」
極彩色オウム:カカカカッ!辺りを舞う鳥の羽を風で地面に突き刺し、牽制する。
極彩色オウム:「荒事は好きじゃないけど……苦手でもないよ!」
フェリ・ベルクラム:「いつまでもこの館にいるわけにもいかない」ベストの裾を片手で捲り、脇腹にシリンジを突き刺す。
柴辻マサラ:「生徒が役に宛がわれている以上、能力を使ってくるのも当然でしたね」
十掬キョウ:「あっそうこうしている間に……!盗みはダメだよ!」
柴辻マサラ:こちらも影を生み出して宙を舞う羽根の悉くを塵へと変えていく。
極彩色オウム:ズァッ!と猛烈な突風と共に君たちに向かう!────と見せかけて。
極彩色オウム:「ふふ、同感だね」
極彩色オウム:「カネアール氏に言ってあげるといいよ!」
極彩色オウム:その目線は逃走経路である窓に向けられている!
十掬キョウ:「え?それって……いやいや、でもだよ!」
十掬キョウ:「たとえ盗み返しでも罪になるんだから!」
十掬キョウ:たっと駆け出し、立ちふさがるように身を翻して。
極彩色オウム:君たちを強風で押し留めている間に、弾丸のように窓に向かう!
無量塔幸輔:「窓に…!妨害間に合うか…!?」窓をかばうようにして進路を妨害しようとする
極彩色オウム:「罪によって、嵐から守られる花があるなら────なっ!?」
十掬キョウ:「行くよトツカ……!」手持ちの得物を構える。それは長大な刀身を持った大剣――
極彩色オウム:「ボクの風を!?大型動物すら拘束するのに…!」
十掬キョウ:ではない。「あれっ……!?」
十掬キョウ:小さな飾り付きの傘。「トツカは!?」
極彩色オウム:腰に差した細身のレイピアを抜き放つ!
極彩色オウム:「けが人は出さない主義だけど……!」
十掬キョウ:「わわわわっ」咄嗟に防ぐが、満足に攻防できるものでもない。
極彩色オウム:「お転婆だなぁ…!?」
極彩色オウム:勢いの乗った刺突を強引に受け止められて、わずかに動きが鈍った。
フェリ・ベルクラム:「キョウ!」 舞い上がった硝子瓶の鷹が、天井を切り裂いて、豪奢な燭台を切り落とす。
フェリ・ベルクラム:今回よりも前に、彼女の戦いは、何度か見たことがあった。「使って、それ!」
十掬キョウ:「フェリちゃん!」重量のあるはずのその燭台を、軽々とキャッチ。
極彩色オウム:「………何?」
極彩色オウム:眼の前で行われた現実味のない行動に一瞬目を丸くする。
十掬キョウ:「これなら……!行くよっ」
極彩色オウム:「はぁ……っ!?」
十掬キョウ:ぱっと姿が消えて。その場に猛進する燭台片だけが、その質量を持って向かい来る。
極彩色オウム:肩口を狙って刺突を放つ。
極彩色オウム:しかしそれは風を纏う一撃すらも遅く。
極彩色オウム:「しまっ、……!」
十掬キョウ:その間に。ドレスを翻して宙空に舞って。
十掬キョウ:ふよふよと浮いていた絵をぱしっと確保。
十掬キョウ:「取り返したよ!あとはお願い!」
極彩色オウム:「くぅ……!」
極彩色オウム:ギャリィン!と引っ掻くような音を立てて、なんとか燭台を受け流す。
極彩色オウム:「だけど……コレで位置は入れ替わった!」
極彩色オウム:一足のバックステップで加速しながら、仕切り直すために窓へと跳んだ。
十掬キョウ:「そうだね、入れ替わったよ……」
十掬キョウ:「これで僕という邪魔・・はなくなったもの」
解良イノリ:――窓から入る光は、屋敷の構造上影を生み出す。
極彩色オウム:「なにっ……!?」
解良イノリ:影が落ちている。
解良イノリ:「――残念ですが」ひたりと飛ぶその姿に沿うように。
解良イノリ:「ここまでとさせて頂きます」腕が絡み、脚が絡む。
極彩色オウム:「キミ、ボクの速度にっ……!?」言葉を出す余裕は途中で途切れる。
解良イノリ:ぐるりと回転モーメントが、彼女の身体を捕え。軌道は窓から床へと転じ、
極彩色オウム:迎撃に動こうとした手と足が真っ先に抑えられ、勢いのままにくるりと回転させられる
解良イノリ:「、ふっ――やっ」どごん、と怪盗を下に墜落。そのまま抑えこむ。
極彩色オウム:「ぎゃんっ」
極彩色オウム:木槌で叩くような鈍い音で抑えられる。
極彩色オウム:「く、くそ~……!」体格差があるはずの少女を振りほどけず、悶えている
柴辻マサラ:「お見事。流石です、委員長」
フェリ・ベルクラム:「わっ、……ジュードー?」
無量塔幸輔:「すごい…あんな手際よくあっさりと…」自分との場数、実力差を圧倒的に感じながら
解良イノリ:腕と足を間接に繋げ、そのまま制圧する体術。「ん。殆ど途中まで任せっきりだったからね」
柴辻マサラ:言いつつ歩み寄り、衣装と共に持たされていた手錠をオウムへとかける。
十掬キョウ:「へへ、さっすが!」
極彩色オウム:「………」手錠をかけられることでふう、と脱力。
極彩色オウム:「……すごいな。全然動けない。これ、この国の技じゃないね?」
極彩色オウム:観念したように感想を漏らす。
解良イノリ:手錠が掛かるのと同時、するりと立ち上がる。「皆さんこそ、お陰で間に合いました」ぺこりと一礼。
解良イノリ:「まあ、伊太利と独逸のあたりの合いの子ですね」
解良イノリ:「拙いものをお見せしました」
極彩色オウム:「なるほど……デキるメイドさんだったかぁ」
GM:オウムの確保が合図のように、扉の外から焦るような足音。
バンリ警部:「くそっ、オウムのやつめ!時計を進めるなど大掛かりな手間を……!」
十掬キョウ:いえーい、とフェリちゃんにハイタッチを求めながら。「あ、警部さん!」
柱戸ケイ:「警部さん、早く早く。私の時計だとそろそろ……」
柱戸ケイ:この時代の警察の服に身を包んでいる。そっちに混ざっていたらしい。
柱戸ケイ:「………遅かった」
柱戸ケイ:「イノリ元委員長の捕縛術が……」しゅん。
柴辻マサラ:「柱戸さん。姿が見えないとは思いましたが」
十掬キョウ:「ケイちゃん~!」
フェリ・ベルクラム:ハイタッチに、3テンポくらい遅れておずおずと手を上げ返している。
無量塔幸輔:「あぁ、そっちにいたんですね…!ひとまず無事でよかった…」
柱戸ケイ:「ん。時計を持ってるのが私だけだった」
バンリ警部:「こ、これは一体……オウム!?」
十掬キョウ:わーっと思いの外強くその手を押し返しながら。「見て見て!僕らで捕まえたよ!」
解良イノリ:「真面目にやってるみたいだし、鍛錬くらいならいつでも後で付き合うのに…」ぼやきつつ怪盗を警戒している。
極彩色オウム:「やば、見つかっちゃった」
無量塔幸輔:状況が落ち着いてきたのを確認して、フェリの方へと近づく
バンリ警部:「……皆さんが捕まえたのですね!いやあ、流石です!」
バンリ警部:「貴方がたが居なかったらどうなっていたことか…!」
無量塔幸輔:「…後で、少しだけ。見せてもらえませんか?さっき刺していた物と、傷の方を…」こっそりと耳打ちするように
フェリ・ベルクラム:「……え? あ、はい……?」
バンリ警部:湧き上がる喜びを抑えきれないように、ドタドタと近寄る。
バンリ警部:「はっはっは。とうとう年貢の納め時のようだな、コイツめ!」
フェリ・ベルクラム:突然の申し出に、疑問に思いながらも頷く。(薬品に興味がある……のかしら)
極彩色オウム:「そこはもっとこう、自分だけの力で捕まえたかった、とかないのかなぁ?」
極彩色オウム:「長い付き合いだろう?ボク達」
バンリ警部:「やかましい!私の意地は警察の意地だ!」
極彩色オウム:「ちぇー」
バンリ警部:「ともかく! ……皆さんの協力に感謝いたします!」
バンリ警部:「コイツは責任を持って我々が牢に打ち込ませていただきます!」
十掬キョウ:「うんうん!盗みはいけないことだからね……あっでも……」
十掬キョウ:「警部さん警部さん、この絵の来歴ももっと調べてほしいかも!」
十掬キョウ:「盗みはいけないことだもの」
バンリ警部:「来歴を?……ふむ」
バンリ警部:部下の警察達に指示を飛ばしつつ……貴方達だけに聞こえるように顔を近づける。
フェリ・ベルクラム:「……怪盗の拘束は、お手柔らかにしてあげて」 この怪盗も、巻き込まれただけの一般生徒の筈だ。
極彩色オウム:ぎゃあーと棒読み。
バンリ警部:「実はですな」ヒソヒソ。
バンリ警部:「我々の人数が少ないのも、『別件』……いくつかの事件の裏に、カネアール氏が関わっとりゃせんかと調べていたのです」ヒソヒソ。
バンリ警部:「先程、本部から連絡がありました。……我々はこのまま、『次の事件』に向かうことになるでしょうな」
バンリ警部:楽しそうに笑う。
十掬キョウ:「おお……」
柴辻マサラ:「なるほど。自分が狙われている身となれば警戒も薄れている頃でしょう」
十掬キョウ:「うん、街の治安を守る人たちはとってもえらいもの!」
柴辻マサラ:「尻尾を掴むには最適という訳ですね」
十掬キョウ:「いつもご苦労さまです!」
十掬キョウ:マサラちゃんにもウインク。
バンリ警部:「はっはっは!そちらこそご苦労さまでした!」ピシ、と愉快で仕方ないという風に敬礼を返す。
無量塔幸輔:「治安維持お疲れ様です…」
無量塔幸輔:役とはいえとても忙しく働いている様子に敬意をこめて敬礼
フェリ・ベルクラム:「…では、私たちは私たちで動きます」
フェリ・ベルクラム:「またどこかで会いましょう」 具体的には演劇空間が解かれた後などに。
GM:カチリ、と。歯車が噛み合ったように……あるいは完璧に外したようにな感覚。
GM:舞台の幕が引かれるように、貴方達の周りの現実味が薄くなっていく。
GM:手を振る警部と、嘆きながらも……どこか、肩の荷が下りたような怪盗の姿。
GM:遠くに列車のレールが展開される音を聞きながら、貴方達の体がこの演目から退去しました。



GM:◆警察署
"極彩色オウム"イロドリ・パロット:「やー」
"極彩色オウム"イロドリ・パロット:「まさか捕まるとはね!今まで黙っててごめん!」
"極彩色オウム"イロドリ・パロット:「親愛なるキミの友人、イロドリ・パロットだよ!」
バンリ警部:「貴様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」




GM:演目を終了しました。
GM:台本の紙片が6枚獲得されます。累計枚数6枚。
★アイテム一覧
台本の紙片×5:「情報:"ナイロワール"の目的」取得 
台本の紙片×4:NPCカード「トランペッター:柱戸ケイ」を入手する
台本の紙片×4:NPCカード「崑崙の刺客:橋国ジュメム」を入手する
台本の紙片×3:「キングダム製ティーセット」を入手 バックトラック時、全てのPCの侵蝕率を-1d10できる。
台本の紙片×1:「メサイアの心得」を入手 登場侵蝕の出目を「1」または「10」に変更する。使い捨て。※3個まで取得可能。
GM:なにか交換いたしますか?
GM:このシーンで使用しなかった場合、紙片は持ち越されます。
柴辻マサラ:では4枚を支払って柱戸さんのNPCカードを入手します
柱戸ケイ:私!
柴辻マサラ:貴女です
柱戸ケイ:ではNPCカードを開示します。
十掬キョウ:やった~

【◆NPCカード:トランペッター:柱戸ケイ】 あらゆる判定前に使用できる。判定に使用するダイスを+6Dする。
ラウンド1回。
柴辻マサラ:えらすぎ!?
十掬キョウ:すご~!
柱戸ケイ:これが…トランペッターの力です!
解良イノリ:いやつよい
十掬キョウ:街の治安を守る人たちはとってもえらい!
GM:紙片は残り2枚!温存も出来ます
無量塔幸輔:つ、つよい!!!!
フェリ・ベルクラム:やっぱりピンク髪の支援はレベルが違うな
柱戸ケイ:こういうのが好きなんですよね?
フェリ・ベルクラム:残りは温存かな
柱戸ケイ:別の人だこれは
GM:温存了解です。


GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
フェリ・ベルクラム:好きだが……
フェリ・ベルクラム:購入は照準器にしよ
柴辻マサラ:ロイスは個別会話まで保留かな
解良イノリ:ロイスは残り二個だし保留しておこ 購入は…ボデマでも狙うかなあ
十掬キョウ:ロイスは貯め貯めして……
柴辻マサラ:購入は照準器で
フェリ・ベルクラム:ロイスは保留!
解良イノリ:ラッキーメダルホワイト起動。行きます。
無量塔幸輔:ロイスは保留で!
解良イノリ:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 9[3,9]+4 → 13 → 成功

解良イノリ:成功― 自分に装備!
フェリ・ベルクラム:8dx+3
DoubleCross : (8DX10+3) → 10[2,2,3,4,7,8,10,10]+5[4,5]+3 → 18

十掬キョウ:メイド服を常備品にしたんだ
柴辻マサラ:2dx+3
DoubleCross : (2DX10+3) → 8[8,8]+3 → 11

フェリ・ベルクラム:天空の隼+1になりました
柴辻マサラ:無理か…… まあこのまま流しで
無量塔幸輔:高性能治療キットをもう一個調達します
十掬キョウ:僕も治療キット貯めようかな
十掬キョウ:6dx+2>=9
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 8[2,2,3,5,6,8]+2 → 10 → 成功

無量塔幸輔:4dx+4>=9
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 10[6,6,7,10]+10[10]+8[8]+4 → 32 → 成功

十掬キョウ:買えました!持っておきます
十掬キョウ:すご!
柴辻マサラ:高性能すぎる
解良イノリ:めちゃつよだ
GM:つよつよ買い物だ
無量塔幸輔:医療トランク買えたじゃん!!!
GM:よくあるダイスのハリキリ…
GM:では全員判定したのでこのシーンは以上!


Interlude01

GM:全員登場。登場侵蝕は1固定!
フェリ・ベルクラム:87+1
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1増加(57 → 58)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1増加(92 → 93)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1増加(65 → 66)
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1増加(76 → 77)


GM:◆自在軌条列車 車両内
GM:貴方達は演目を終えて列車に戻っていた。
GM:現在は次の反応に向かっており、その間の小休止としてめいめいに過ごしている。
GM:車窓から流れる領域の景色を見ながら、この場所に集まっていた。
フェリ・ベルクラム:「………」高速で流れていく景色を窓から見ている。
フェリ・ベルクラム:最後尾の車両だ。列車自体は異常は無いとはいえ、それでも数秒ごとに変わる外の景色はなかなかに表現しがたい。
無量塔幸輔:「すみません、いきなり個人的に呼び出すようなことをして…」
無量塔幸輔:「ちょっと、さっきの戦闘スタイルのことで気になったことがあったので」手に持っているのは、先ほど準備してきた治療キットだ
フェリ・ベルクラム:「……ムラタ、ええと、先生……」
フェリ・ベルクラム:先生。色々な噂から、その存在は聞いていたが、実物を見たのはこれが初めてだった。会話をするのも。
フェリ・ベルクラム:「……そんなに変わったものでしたか? もっと派手な力を持っている人はいくらでもいるでしょう」
無量塔幸輔:「ああ、いや…戦い方が変わってるっていうのよりも…シリンジを自分に刺して戦っている姿が見えてしまったから」
無量塔幸輔:「自分が痛い思いをして戦っているのかなってちょっと心配になってしまって」少し困った様子で笑いかける
フェリ・ベルクラム:「……、……」
フェリ・ベルクラム:「…………え?」本気で目を丸くする。「そんな……それだけですか?」
無量塔幸輔:「……うん?そうだけど」その反応に逆にびっくりした様子で
フェリ・ベルクラム:「……先生は、外の世界のオーヴァード……だったんですよね?」
無量塔幸輔:「オーヴァード…うーん。僕はオーヴァードだってことをここに来るまで知らなかったから、感覚がまだ一般人なんですよね」
無量塔幸輔:「出身の日本は戦いがないような国だったので、いまだに銃声の音には少しビビってしまうし、痛い思いは嫌いだし」
無量塔幸輔:「転送があるってわかってても、みんなが死んじゃうんじゃないかって心配になってしまうし…」
フェリ・ベルクラム:「じゃあ……」無論、その存在についても、ある程度の知識はある。「外の世界のオーヴァード、ですらない一般人……?」
フェリ・ベルクラム:まじまじと見つめる。「レネゲイドのない世界から、どうして、こんな最果てに……」
無量塔幸輔:「簡単に言うと僕が小学生の時の担任の先生に誘われて…」
無量塔幸輔:「就活してたけど……内定がなくて飛び込んだ結果……?」少し恥ずかしそうな様子で
無量塔幸輔:「だから、ここに来た時はほんっとうに訳が分かんなかったよ…」
フェリ・ベルクラム:「……もう少し進路は考えるべきですよ」
フェリ・ベルクラム:すと、と座席に浅く座る。密かに警戒していたのが、一周回って溶けてしまった。
フェリ・ベルクラム:「……何から説明すれば良いのか分からないくらいなんですが」
フェリ・ベルクラム:座席に浅く座って、薄手のコートを脇に置き、露出した腹の周りを見せる。
無量塔幸輔:それを見る
無量塔幸輔:「……」
フェリ・ベルクラム:一見は薄く綺麗な肌だ。だが、よく見るとファンデーションのようなものを感じるかもしれない。
フェリ・ベルクラム:オーヴァードの回復力で既に治りつつある細い注射の跡を、薄皮一枚分のエフェクトを被せて隠している。
無量塔幸輔:「エフェクトで隠しているんだ…」
無量塔幸輔:キットを開封し、絆創膏、消毒液を支度する
フェリ・ベルクラム:「肌と代謝の偽装と、痛覚の鈍化……で」
フェリ・ベルクラム:《麗しの容貌》《快楽の香気》。
フェリ・ベルクラム:「オーヴァードだと、"傷"よりも"傷跡"のほうが気になるので」
フェリ・ベルクラム:「わたしは前線で斬り合いするわけじゃないし……あの」
フェリ・ベルクラム:「先生……?」
無量塔幸輔:「いや、でもそれは…!」
無量塔幸輔:一瞬何かを言おうとしてすぐに止まる
フェリ・ベルクラム:言い淀んでいる姿を、興味深げに眺めている。
無量塔幸輔:その境遇に同情?共感?そもそも“先生”として臨むべきことは、生徒達が未来に前向きになれる道に少し背中を押すことじゃないか
無量塔幸輔:「…ええと」
無量塔幸輔:「…それは、君が今までずっと頑張ってきた証ではあるけれど」
無量塔幸輔:「…でも、ちょっとだけでいいから」
無量塔幸輔:「戦い方を変えるとか…傷跡が残りづらいシリンジに変えてみるとか」
無量塔幸輔:「ちょっとだけ、自分のことを大事にしてくれると“僕は”うれしいかなって…思います」
無量塔幸輔:「これから君たちは…未来に向けて進んでいくから…」
フェリ・ベルクラム:「先生は、……」
フェリ・ベルクラム:「……合成ヒドロタルサイトのような人ですね」変なことを言う。
無量塔幸輔:「……ご、ごめんよくわからない…」
フェリ・ベルクラム:「ある種の解熱鎮痛剤に含まれている、副成分のことです。胃腸をバリアするためのもので」
フェリ・ベルクラム:「薬として求められているのは、解熱鎮痛の成分のほう。その成分で胃腸が荒れるのを防ぐために入ってる、もう半分のこと」
無量塔幸輔:「…」
フェリ・ベルクラム:タブレットが、外でも極めて有名な青と白の長方形の薬の形を示す。
無量塔幸輔:「あ…あー!」
フェリ・ベルクラム:「これ、"半分がやさしさ"って言われてるって聞きましたけど」
フェリ・ベルクラム:「本当なんですか?」
無量塔幸輔:「キャッチコピーで有名ですよね…胃痛が起こらないことがやさしさなのかもしれないですけれど」
無量塔幸輔:と話しながらも、薄くなりつつある傷を手当する
フェリ・ベルクラム:大人しく処置は受けながら、す、と近い位置にある、頬に両手を寄せる。
無量塔幸輔:「ん…?」少し驚いた様子
フェリ・ベルクラム:ごつごつとした男性の骨格。体温は、高い。男性の方が平均体温は低いはずだろうに。
フェリ・ベルクラム:「……けど、私は」「"そんなこと"に体積の半分も使うくらいなら、全てを痛み止めにしてほしい」
フェリ・ベルクラム:「私の能力にとって、ベストがこの形なんです。それ以下は、威力が落ちてしまう」
無量塔幸輔:「……」
無量塔幸輔:なんて返そうか。なんて思っている間にも時間は過ぎていく
フェリ・ベルクラム:「そうして、また、誰かを失うことのほうが、私は怖いから」
フェリ・ベルクラム:「だから、すみません。……気にしないでください」
無量塔幸輔:「…そう、なんですね。少し踏み入りすぎました、すみません」
無量塔幸輔:今はまだ、話す時ではないのだろう。これ以上今現在気持ちを伝えてもきっと戸惑うだけだ
無量塔幸輔:時間がかかってでもいいから、自分を大事にしてくれるきもちが芽生えてくれたらいいなという思いで絆創膏を一度貼った
無量塔幸輔:心の中で癒えていない傷も、どうかふさがりますようにという思いで
フェリ・ベルクラム:その言葉は静かで、秋の葉のようなヘイゼルの瞳は、先生にも思惑を読み取らせない。
フェリ・ベルクラム:ただそれでも、処置自体を拒絶することはなかった。


GM:◆自在軌条列車 車両内
GM:貴方達は演目を終えて列車に戻っていた。
GM:自然といくつかのグループに別れた後、この場所にやってきていたグループが貴方達だ。
十掬キョウ:「ねえ見て見て見て!」
十掬キョウ:「ビリヤードあるよ!」
解良イノリ:「本当だ。何というか、豪華だなあ」
柱戸ケイ:「遊戯車両もあるんだね」まだ衣装が戻り切っておらず、ナシムたちに近い警察の服装のまま。
柴辻マサラ:「ナシムさん達にとっては移動手段以上に居住空間に近いでしょうからね」
十掬キョウ:「ずうっと何もしないでいるのも退屈だものね」
柴辻マサラ:「とはいえ、随分な充実ぶりだとは思いますが」
十掬キョウ:よいしょよいしょと球を並べている。
解良イノリ:「ビリヤード台なんて、結構嵩張るだろうに…」単純なカードとかならともかく、と零しつつキューをすこしもてあそぶ。
柱戸ケイ:「……ルールわかるの?」
柴辻マサラ:「……やるおつもりで?」 キョウさんの様子を見て。
柱戸ケイ:6と9の上下を揃えている
十掬キョウ:「やろうよ~。せっかくお近づきじゃない」
十掬キョウ:「ルールはなんとなく!」
柴辻マサラ:「一応、簡単なものなら覚えがありますが」
十掬キョウ:「おお……確かにマサラちゃんは映えるね!」
柴辻マサラ:「お近づきならむしろなんとなくでやる方が良いかもしれませんね」
解良イノリ:「…ふふ。やるなら付き合いましょうか」キューを人数分取って渡す。
十掬キョウ:「たしか球に数字の順番に当てながら落として行って……」
柱戸ケイ:「なんとなく………?」むむむむむ、と難しそうな顔をしてキューを受け取る
十掬キョウ:「ナインボールを落とした人が勝ちなんだよね?」
柴辻マサラ:「大体あってます。落とせた人はもう一度、も重要な点ですね」
十掬キョウ:「おお……連続アタックできちゃうんだ」
十掬キョウ:「じゃあさじゃあさ」
十掬キョウ:「球を一個落とすたびに……誰かに一個質問出来ることにしようよ!」
解良イノリ:「また何と言うか…でも、親睦の為ならいいのかしら」苦笑しつつ。
柱戸ケイ:「ゲームってことだね」
十掬キョウ:「じゃあ最初は……」
十掬キョウ:choice[マサラ,キョウ,イノリ,ケイ]
DoubleCross : (choice[マサラ,キョウ,イノリ,ケイ]) → キョウ

十掬キョウ:「僕からやっちゃうぞ~」
柱戸ケイ:「ん。お手本をどうぞ」
解良イノリ:「ブレイクショットはまた大変だけど、がんばって」
十掬キョウ:「あっそうか!そこからなんだ」
柱戸ケイ:(自分から率先して動く……これが合コンの交渉術コミュ力
柴辻マサラ:「並びを崩す形になるので、狙って落とすのは難しいんです」
十掬キョウ:「んー……」
十掬キョウ:「えいっ」剣の突きのように構えて、勢いよく放つ。
十掬キョウ:choice[落とせる,落とせない]
DoubleCross : (choice[落とせる,落とせない]) → 落とせない

十掬キョウ:「落とせないか~。でもいい感じにバラけたんじゃない?」
十掬キョウ:「次どうぞ!」
解良イノリ:「これなら次からは落とせる人も出そうかな…っと、次は…」
柱戸ケイ:choice[マサラ,イノリ,ケイ]
DoubleCross : (choice[マサラ,イノリ,ケイ]) → ケイ

柱戸ケイ:「じゃあ、私」
柱戸ケイ:キューを担ぐようにしながら前に出る。
十掬キョウ:「ゴーゴーだよ!」
柱戸ケイ:「任せて、数字を整えるのは得意」
柱戸ケイ:choice[落とせる,落とせない]
DoubleCross : (choice[落とせる,落とせない]) → 落とせない

柱戸ケイ:「…………」不満げ。
柱戸ケイ:無言でもう一度キューを構える
柴辻マサラ:「こら。外したら次に譲らないと」
柴辻マサラ:やんわりとキューの先を逸らさせる。
十掬キョウ:「き、きっと1が落ちちゃうと数字が整わなくなっちゃうから……!」
柱戸ケイ:「くっ…順番スケジュールを乱すわけにはいかない……!」
解良イノリ:「ゲームだからこそルールは守らないとね」苦笑。
柱戸ケイ:「それいい。採用」
十掬キョウ:「やった~」
柱戸ケイ:「じゃあ……ふたりとも、どうぞ」
十掬キョウ:「つぎはどっち?」
解良イノリ:「御先にどうぞ」
柴辻マサラ:「では、お言葉に甘えて」
十掬キョウ:「おお……」
十掬キョウ:「やっぱりマサラちゃんサマになるよねえ」
柱戸ケイ:「うん。マサラはこういうの得意」
柱戸ケイ:「きっと実力もあるはず」
解良イノリ:「器用に使い分けたりするものねえ」
柴辻マサラ:「古巣では手頃な遊びだったので。とはいえ随分やっていないので、鈍っていると思いますよ」
柴辻マサラ:言いながらキューを構えると――
柴辻マサラ:choice[落とせる,落とせない]
DoubleCross : (choice[落とせる,落とせない]) → 落とせない

柴辻マサラ:「……ほら」 苦笑しつつ肩をすくめる。
十掬キョウ:「ああ~!」
十掬キョウ:「でも惜しかったよ~!」
柱戸ケイ:「…………この台壊れてる?」下を覗き込んでる
解良イノリ:「他の球に当たっちゃったのが痛かったかな?」
柱戸ケイ:「うん。1と2が落ちそう」
十掬キョウ:「イノリちゃん!部下の仇チャンスだよ!」
柱戸ケイ:「仕方ない……イノリ委員長。私達のかたきを取って」
柴辻マサラ:「どうぞ」 口々に言う2人に少し笑いつつ場所を譲る。
解良イノリ:「仇って二人ともね……」苦笑しつつ、左手を台のラシャ上に置き、親指の骨の上にキューを添える。
十掬キョウ:(届く……?)ちょっと心配している。
解良イノリ:すぅ、と息を吐き、吸って。たん、と白い球が弾かれ――
解良イノリ:choice[落とせる,落とせない]
DoubleCross : (choice[落とせる,落とせない]) → 落とせる

解良イノリ:「…お。ここまで皆にやって貰ったお陰かな」
柱戸ケイ:「bravoブラーヴォ.」拍手。シチュエーションに合わせているがイタリア語である。
十掬キョウ:「おお~!」
十掬キョウ:「すごいすごい!」
十掬キョウ:ぴょんぴょんする。
柴辻マサラ:「流石」 こちらも軽く拍手。
解良イノリ:「殆ど皆に整えて貰ったからだから、大げさだってば」
十掬キョウ:「じゃあイノリちゃんからの質問タイムだよ!」
柱戸ケイ:「じゃあイノリ委員長、質問タイムだね」
十掬キョウ:「みんなに聞きたいことは何かな~?」
解良イノリ:「あ、そういえばそうか。私が最初とは…」
解良イノリ:「んん~………」
十掬キョウ:「気軽でいいんだよ~」
解良イノリ:「どうしても仕事とかどうか気になっちゃうけど、やっぱりだめよね、こういうの」
解良イノリ:唇に人差し指を当てて。
柱戸ケイ:「ん。もっと肩の力を抜くべき」
柱戸ケイ:後ろに回り込んで肩をもんでいる。
解良イノリ:「あ、こらっ。大丈夫だってば……!」
十掬キョウ:「いつも聞けないこととか聞いちゃおう!」
柱戸ケイ:「……聞くまで止めない」
柴辻マサラ:「とはいえ、急に質問と言われても難しい気はしますが」
柴辻マサラ:自分も悩む側だろうと思っているので急かさず待つ構え。
解良イノリ:「んん~~~、そうね…どうせなら、そうだな。演劇領域っていうし、趣味とかについて聞こうかしら」
柱戸ケイ:「趣味」一番ありそうなキョウちゃんを見ている
十掬キョウ:「僕?僕はお菓子作りかな」
十掬キョウ:「合コンのみんなは得意だからね!負けてられないよ」
十掬キョウ:「あとはお化粧も勉強したいんだ!いつも実験台側ばかりだもの」
柱戸ケイ:「おぉ……」
解良イノリ:「おお、女の子らしいというか合コン委員会さんちらしいというか。実際美味しそうね」
柱戸ケイ:「噂に違わぬラインナップ。お菓子は好き。手順が厳格だし」
柴辻マサラ:「華やかですね。確かにそういった方が多い印象もありました」
十掬キョウ:「みんなにも今度作ってあげるよ~!どんどん行こう!2人は~?」
柱戸ケイ:「私は……時計を集めている」
柱戸ケイ:「壊れかけのを治すのとか、得意」
解良イノリ:「機械式時計の修繕か~」歴史上の人物とかもそういう趣味を持った人が居たっけか、と思い出しつつ。
十掬キョウ:「おお……それで時計にも気づいたんだね!」
柱戸ケイ:「さっきの屋敷は心臓に悪かった……」すべて5分遅れていた屋敷を思い出して遠い目。
柴辻マサラ:「ああ、確かにその趣味なら気になるでしょうね」
十掬キョウ:「よしよし」背中を撫でながら。「マサラちゃんは?」
柱戸ケイ:片っ端から直していた所を警部に捕まっていた。
柴辻マサラ:几帳面な彼女らしいなと得心した顔をしたが。
柴辻マサラ:「……」 問われるとやや気まずそうな顔になり目を逸らす。
十掬キョウ:わくわくしながら見ている。
解良イノリ:「?言いたくないとかなら大丈夫だけど…みんな、笑ったりしたりしないと思うよ」
柴辻マサラ:「いえ、そういった心配はしていませんが……」
柱戸ケイ:「うん。笑った人はこう」キューを突く仕草。
柴辻マサラ:「……恥ずかしながら、趣味と呼べるほどのものが無いんです」
柴辻マサラ:バツが悪いような顔で眼鏡を直す。
柴辻マサラ:「基本は仕事詰めですし、休日も休息と訓練と持ち帰りの仕事で埋まるもので」
十掬キョウ:「え~っ!」
柱戸ケイ:「マサラ、実行班だもんね」
十掬キョウ:「そんなの勿体ないよ~!」
解良イノリ:「あ~~……あまり改善出来てないの、本当ごめんね…というのは置いておいて」
柴辻マサラ:「あ、いえ!これに関してはトランぺッターだからという訳でも無くて」
柴辻マサラ:「古巣に居た頃からなんです。人に誘われれば何かをする気も起きるんですが」
柴辻マサラ:「自分から手をつけてみる、というのがどうも苦手で……」
解良イノリ:「ああ…」共感の溜息の後、「なんというか、昔の私を思い出すなあ」くすりと笑う。
十掬キョウ:「うんうん、別にそれでもいいんじゃない?」
十掬キョウ:「なんにも楽しめないよ~、とかじゃないんだよね?」
柱戸ケイ:「む。」疎外感。趣味を隠すべきだったか…?と謎の対抗心。
十掬キョウ:「例えば今のこういうのは?つまらない?」
柴辻マサラ:「……楽しいと感じていますよ。歓談も勿論ですが」
柴辻マサラ:「勝負事は嫌いではありませんし、ゲームもやれば楽しめる性質です」
十掬キョウ:「うん、ならそれでいいじゃない!」
十掬キョウ:「僕だってそうだったもの。合コンのみんなに色々手ほどきしてもらったんだ」
柱戸ケイ:「そうなの?見えないね」ほあーという顔。
十掬キョウ:「何なら僕がいっぱい誘うよ!そうしたらマサラちゃんも色々何かをすることになるじゃない」
十掬キョウ:「えへへ。見えない?そう?」
解良イノリ:「こんなに明るくてぐいぐい引っ張ってくれてるからねえ」
柴辻マサラ:「ええ。無趣味な時代があったようには見えませんでした」
柱戸ケイ:「つまり……」
柱戸ケイ:「マサラとイノリ委員長も、趣味ができたらキョウぐらい明るくなる」
柱戸ケイ:「……かも?」
解良イノリ:「私は趣味あるわよ、一応……」苦笑気味に。
柴辻マサラ:「……」 その姿を想像してみようとして失敗する。
柱戸ケイ:ほわんほわん。(イエーイ!)と皆でピースしている本人解像度の低い映像。
十掬キョウ:「えっそうなの?イノリちゃんの趣味って?」
十掬キョウ:「僕イノリちゃんのこと仕事を趣味にしてるんだと思ってたや」
解良イノリ:「そんなに意外なのかなあ…」ぼやきつつ。「手芸よ、手芸。ほら、こういうの」ハンカチを取り出す。
解良イノリ:そこには、綺麗な蒼と赤の糸で描かれた、バラが二輪絡み合っている。
柴辻マサラ:「ああ。前に素材の買い出しでお会いしたこともありましたね」
柱戸ケイ:「綺麗……」
十掬キョウ:「ええ~っすごい!これ自分で刺繍したの?」
解良イノリ:「ハンカチ自体は既製品で、上から刺繍したやつね。まあ…これ一つ作るのも本当数か月かかっちゃったんだけど…」
解良イノリ:単純に技量が左程でもない、という事と、何より時間自体が少ないというのがある。
柴辻マサラ:「繊細な飾りですし、そのくらいはかかっても当然では」
十掬キョウ:「すごいや……根気との勝負なんだね」
解良イノリ:「私そんな、手先が器用でもないからね。どうしても時間は…」
柴辻マサラ:「というより、それを編むだけの時間を捻出するための時間がほとんどだったのでは……?」
柱戸ケイ:「イノリ委員長、忙しそうだもんね」
十掬キョウ:「むっ」
解良イノリ:「ふふっ。本当の事だけどあまり言わないで。これだって作りだしたの6月あたりで……本当はもっと早く仕上げるつもりだったのに…」練習作のつもりだったのだ。
十掬キョウ:「忙しいのかい!忙しくて……休んでないのかい!」
解良イノリ:「休みは…前より増えたのよ。だから完成したし…」
柱戸ケイ:「キョウ、なにかのスイッチ入った……?」
十掬キョウ:「僕らが合コン委員会は……つい先日攻めの姿勢に転じることを決意したからね」
柴辻マサラ:「攻めの……?」 何の話だろうという顔。
十掬キョウ:「ちゃんと休めていない人たちは……労っちゃうからね!」
解良イノリ:「隠喩かな??」
十掬キョウ:「今後合コン委員に出会ったら覚悟するように!」
柱戸ケイ:「攻めの合同カタコンベ委員会……??」
柴辻マサラ:「攻めの労わり……とは……?」
解良イノリ:「攻めの合コン委員会……」
柴辻マサラ:「……そういえば、以前から疑問に思っていたんですが」
十掬キョウ:「うん?」
柴辻マサラ:「合コン委員会は、何故合コン委員会という略称なんですか?」
柴辻マサラ:「順当に略すなら合カタ委員会では?」
十掬キョウ:「何故……?」
十掬キョウ:「うーん……?何でだろう、でもなんだかきっと……」
十掬キョウ:「こういうの、合コンって言葉が、なんだかみんな好きなんだろうね」
柱戸ケイ:「皆が好きな、合コン……」
解良イノリ:「……合成コンクリート?いや違うよな…?」
十掬キョウ:「ってマサラちゃん落としてないのに質問してるじゃない~!」
柱戸ケイ:「あ、ほんとだ」
解良イノリ:「これはルール違反だね」少しにやりと笑う。
十掬キョウ:「ダメだよ!次は僕の番なんだからさ!」
柴辻マサラ:「っと、そうでした。失礼しました」 あまり納得してない顔で唸っていたが言われて気付いた。
十掬キョウ:「続けるよ!マサラちゃんはちゃんと自分の番で落とすように!」
十掬キョウ:「僕だって負けないぞ~!」
GM:それから。
GM:わいわいと盛り上がる会話の合間に、ちょっとだけボールを打つ音が混ざった。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
フェリ・ベルクラム:"先生"/無量塔幸輔/敬意:/諦念:○/ロイス
無量塔幸輔:フェリちゃんにロイス取得 〇庇護/疎外感
柴辻マサラ:ロイスはキョウさんに○連帯感/意外で取っておきます
解良イノリ:キョウさんに取りますー 後輩/十掬キョウ/〇好意/庇護で。
十掬キョウ:マサラちゃん/かっこいい~!:○/もっとたくさん楽しもう!/ロイス
イノリちゃん/かわいく頼れる!:○/頑張りすぎてない?/ロイス

GM:かわいいロイスだ。
GM:ではシーンは以上!


Middle06

シーンPC:柴辻マサラ、ほか登場可能
GM:登場侵蝕をどうぞ
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(58 → 64)
フェリ・ベルクラム:1d10+88
DoubleCross : (1D10+88) → 10[10]+88 → 98

十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(93 → 102)
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(77 → 82)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(66 → 69)
十掬キョウ:100超えちゃった!
GM:たいへん!
GM:このシーンではミッションを進めていきます
□ミッション一覧
★進行中【演劇領域から脱出しよう!】達成率(1/3)※以下のミッションをクリアすることで進行
済【領域演目:天誅!STOP、絵画泥棒】達成率(1/1)
【領域演目:昨日の敵は今日の友!?目を覚まして先生!】達成率(0/1)
【領域演目:怪盗vs探偵】達成率(0/1)
GM:どっちを選ぶか宣言してね~
解良イノリ:【領域演目:昨日の敵は今日の友!?目を覚まして先生!】此方へ挑戦したく!
GM:はーい!では始めていきましょう


GM:◆18■■年 ■ンドン
GM:貴方達の乗る列車は、緩やかな揺れとともに街を、路地を、空を進む。
GM:その挙動からカーブが消えて、真っ直ぐなレールとなった頃……
ナシム・ミシュパート:『乗客の皆様にお知らせしますであります』
ナシム・ミシュパート:『当列車はこれより、演劇領域内を"横断"いたします』
ナシム・ミシュパート:『境界の揺れにご注意ください』
GM:ガタン、とレールを切り替えるような振動とともに、周囲の環境がぐるりと入れ替わって……
GM:…………
GM:……
GM:…
GM
GM:【領域演目:昨日の敵は今日の友!?目を覚まして先生!】
【TIPS:これまでのあらすじ】
数々の財宝と美術品を盗んできた大怪盗、怪人ビリオン面相。
二十以上の人間に化ける変装、更には今まで戦ってきた武術家全ての技をコピーし、
現場にいる人『以外』は一切傷つけないというこだわりを持つ。

相対するのは探偵柔術で人々を守る名探偵、暗愚大十郎とその助手・大森。
怪人ビリオン面相の盗みを阻止する2人に与えられる試練は……自分との戦い!?
怪人ビリオン面相によって変装を施された偽・暗愚大十郎との戦いが始まる!
【TIPS:登場人物】
・怪人ビリオン面相……怪盗
・暗愚大十郎……………探偵?
・大森少女………………探偵助手

・イレイナ………………被害者
・ロージィ………………被害者
・ハンブルグ……………被害者
・ディビッド……………被害者

・フェリ・ベルクラム……………………イレギュラー
・柴辻マサラ………………………………イレギュラー
・十掬キョウ………………………………イレギュラー
・解良イノリ………………………………イレギュラー
・無量塔幸輔………………………………イレギュラー
GM:判定項目は以下になります。
【領域演目:昨日の敵は今日の友!?目を覚まして先生!】
★変装を見破る 《知覚》または《白兵》で難易度13 報酬:台本の紙片×2
★暗愚先生を保護する 《情報:ノヴァリス》で難易度8 報酬:台本の紙片×1
★探偵技能:バリツ無双 《白兵》または《RC》で難易度20※累計 報酬:台本の紙片×3
★逃走ギミックの破壊 《白兵》または《射撃》または《RC》で難易度12 報酬:台本の紙片×1

怪盗ビリオン面相の反撃ビリオン・ファントム:上記の項目の未達成時:[達成できてない項目数]*2D10のHPダメージ。
GM:では、各々項目と技能を宣言して判定お願いします。
十掬キョウ:変装を見破るよ!変装を見破る技能と言えば、そう、もちろん!
GM:もちろん…!
十掬キョウ:〈白兵〉ですよね。白兵で判定します。
GM:愚かな……
GM:判定どうぞ!
十掬キョウ:15dx+5>=13
DoubleCross : (15DX10+5>=13) → 10[1,1,1,3,3,4,5,5,5,6,7,8,8,8,10]+6[6]+5 → 21 → 成功

十掬キョウ:イエイ!
柴辻マサラ:つっよ
GM:パワー型だ
解良イノリ:めちゃつよだ
GM:成功。他の人もいけいけドンドンです
無量塔幸輔:見破った隙に…暗愚先生を保護!
無量塔幸輔:5dx+3>=8
DoubleCross : (5DX10+3>=8) → 9[1,3,3,7,9]+3 → 12 → 成功

GM:保護されます!
解良イノリ:★探偵技能:バリツ無双にRCでチャレンジしてみます。
解良イノリ:7dx+9>=20
DoubleCross : (7DX10+9>=20) → 10[1,3,4,8,9,9,10]+9[9]+9 → 28 → 成功

解良イノリ:マジ?
柴辻マサラ:一発だ
GM:めちゃ強バリツ
十掬キョウ:すご~!
柱戸ケイ:さすがイノリ委員長
柴辻マサラ:じゃあ私先破壊行ってもいいです?
フェリ・ベルクラム:どうぞ~
柴辻マサラ:ではRCで
柱戸ケイ:NPCカードもある。ドシドシいくべき
無量塔幸輔:すっごい!
十掬キョウ:そうじゃん
柴辻マサラ:そうじゃん カード使ってもいいです?
十掬キョウ:つかおつかお!
解良イノリ:ほんとだ!10個プラスしちゃって
フェリ・ベルクラム:おっと忘れがちだぜ いけー
柴辻マサラ:では柱戸さんの力を借りつつ……
柱戸ケイ:ダイス+6個。
柴辻マサラ:11dx+1>=12
DoubleCross : (11DX10+1>=12) → 10[1,1,2,5,6,6,7,7,7,8,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

十掬キョウ:ひゅう!
解良イノリ:さすが~
柱戸ケイ:さすが。
柴辻マサラ:破壊は得意です 破壊者なので
フェリ・ベルクラム:私は応援しています
GM:応援するフェリさんにはチア衣装を差し上げます
GM:ではこれで全てクリア!
柴辻マサラ:いつも雫してくれてるしやすんでて
GM:紙片7枚を贈呈。合計で9枚になります
十掬キョウ:ワイワイ!
GM:このシーンではビリオン面相の卑劣な策略に追い詰められた大森少女のバトルに介入し
GM:偽暗愚先生を吹き飛ばしてビリオン面相を確保したら〆のシーンになります。
GM:ではやっていきましょう。


GM:◆東ロンドン 外国人ブロック。
GM:霧のけぶる街、ロンドン。
GM:全貌の見渡せぬその街には、島国の外からやってきた人種が集まる区画がある。
GM:遠き地に置いて望郷を胸に、各地の出身国の要素が強く出た一画。
GM:オリエンタルな東洋のテイスト。鹿威しの音。バンブーフォレスト。
GM:雑多ながらも高さを調節されたアパルトメントが並び────その屋上を走る影がある。
怪人ビリオン面相:「ハハハハハハ!」
怪人ビリオン面相:黒いコートに燃えるような赤毛の少女。


怪人ビリオン面相:それすらも素顔ではなく、身のこなしに一切の隙を見せないまま、自らの敵対者を見る。
怪人ビリオン面相:「どうやら今回は私の勝ちのようだね、大森くん」
大森少女:「くっ……卑怯ですよ!」
大森少女:東洋の顔立ちを残しつつ、唯一真っ白な髪を結んだ袴姿の少女が歯噛みする。


怪人ビリオン面相:「私の全ての技術を予習するその観察眼はとても厄介だ……しかし!」
怪人ビリオン面相:「どうするかね!君の敬愛する"先生"は我が手の中……そして!」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「……………」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:書生姿に白衣を引っ掛けた成人男性。
"暗愚大十郎"賀茂喜一:が、20人以上存在している。
怪人ビリオン面相:「私の教導によって培われた変装術!君と言えど本物は見抜けまい!」
怪人ビリオン面相:「さぁ……倒せるかな?君の敬愛する先生を打倒してここまでやってくるが良い」
怪人ビリオン面相:「出来ないというのなら……」懐から純金で出来た卵型の美術品を取り出す。「これは、私のものだ。」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「これ、わたしもなにかコメントするべきなんでしょうかねぇ」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:ぼそり、と全員が同じことをつぶやく。
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「うわっ、共有されているのか。すごいな……」
大森少女:「先生……!ぼくは……!」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「うーん、仕方ない。わたしが殴り飛ばされるのが一番手っ取り早そうだ」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「といって聞いてもらえるんですかね、これ」
大森少女:「くそっ……ぼく一人では…!」
GM:その時!
ナシム・ミシュパート:『到着ーー!』
GM:屋根の上を走る黒鉄の列車がその場に割り込み──
GM:かつて、大森少女と武を争った者たちが現れる!
大森少女:「あ……貴方達は!?」
十掬キョウ:「やあ、大森くん!久しぶりだね!」颯爽と現れるのは、鎧纏う女武者。
十掬キョウ:身の丈をも超える大太刀をその手に携えている。「まさかキミ……」
十掬キョウ:「僕たち以外の相手に負けちゃうつもりかい?」
大森少女:「キョウさん!」
大森少女:追い詰められていた表情がパッと華やぐ。
大森少女:(膂力と技術を高い領域で兼ね揃えた隙のない女武者。あの状況でなかったらぼくとこの人の勝敗は逆転していただろう……)
大森少女:「どうして貴方が……まさか、他の人も…!?」
十掬キョウ:「勿論さ!キミたちの危機は……」
十掬キョウ:「この倫敦ロンドン……いや、エゲレス全体の危機だもの!」
橋国ジュメム:「良くわかりませんが、とりあえずピンチのようですね!」バッと飛び出している。白紫の袴姿。
無量塔幸輔:「そ、そう!皆さんがこの危機を解決するために呼び寄せ…た…」やけくそになって演技しようとするも
無量塔幸輔:「ええええええええええ!?賀茂先生ーッ!?」20人程にいる大量の賀茂先生をみて卒倒しそうになる
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「いえいえ、今のわたしは暗愚大十郎ですよ?」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:京都出身。自然と和服を着こなしている。
十掬キョウ:「声がすごい重なってるよ~!」
無量塔幸輔:「さ、さすが陰陽師…和服も様になってる…」着なれない羽織付きの着物で腹部を苦しそうにしながら
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「つまり数的優位です。ふふふ……どうしますか?」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:20人の眼鏡がキラリと光る
怪人ビリオン面相:「私のセリフ!」
無量塔幸輔:「じゃなくって!…様子を見てた感じひとまず正気…なのかなぁ…?」
無量塔幸輔:「能力とかはみんなまねできそうだしなぁ…だったら」
無量塔幸輔:「…えっとじゃあ賀茂せ…暗愚大十郎さんに一つ質問です」
十掬キョウ:「出掛かっちゃってるね」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「なにかな?」
無量塔幸輔:「演劇前に…これ今いっていいのかなぁ…?まあいいや!僕が頂いたものってなんでしょうかっ…!」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「「「「…………」」」」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「飴?」「ガム?」「せんべい」「折り紙」「課題」「赤点」「チョコバーだっけ」「紅茶」「正義の心…!」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:各々が同時に声を上げる。
十掬キョウ:「いっぱい渡してるね……?」
フェリ・ベルクラム:「先生同士、仲が良いのね」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:しかし……正答をしたのは一人!
無量塔幸輔:チョコバーといった人物が再び紛れないうちに、すぐに駆け出してその手を取り上げて
無量塔幸輔:「この人です!この人が本物!」
大森少女:「先生……!」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「ふっ……見つかってしまったようだね」
大森少女:「この悪ノリは間違いなく暗愚先生です!」
無量塔幸輔:「なに黒幕みたいなこと言ってるんです!?」
十掬キョウ:「目を覚まして先生!」
怪人ビリオン面相:「ええい、大森くんとのやり取りは完璧に記憶させていたというのに……!」
怪人ビリオン面相:「この場面で助勢に来たのは伊達ではないようだね!」
怪人ビリオン面相:「隠しているものがあるなら先に出すのをおすすめするよ?」
解良イノリ:「…さて、じゃあ後は私の仕事か…」少し草臥れた様子で、トップハットを直しながら。
解良イノリ:ビクトリア朝時代の紳士装――ブラウンのモーニングコートにボウタイを締め、黒のトップハット。
十掬キョウ:「イノリちゃん!かっこいい~!」
怪人ビリオン面相:「! その姿……まさか貴方まで味方をしているとはね、Ms.ミノリ…!」
解良イノリ:ありがとう、と手を振る。もう片手には黒々としたステッキ。
解良イノリ:「…劇に合わせるなら、“流石に20人以上を動員して外国人街を動いていれば私の目にも付くとも”…かな」
解良イノリ:「じゃあ、役柄としてはバリツかな。私のそれの味をご覧あれ」
モノローグ:探偵のシャーロック・ホームズが扱うとされる架空武術:バリツだが、これには様々な説がある。
モノローグ:日本の柔術だという説もあれば、また一つとして“bartitsu"バーティツ
モノローグ:ステッキと柔術を組み合わせたバートン流柔術の誤記であるのだ、ともいう。
モノローグ:裏付けとして、1901年8/23ロンドンタイムズ紙に、バーティツを“baritsu”と記した誤記があり…
解良イノリ:「それは今いいでしょ」こん、と断ち切るようにステッキを地面にひと突きし、トップハットを抑え、
解良イノリ:次の瞬間には怪人の元へ踏込んでいる。
"暗愚大十郎"賀茂喜一:無量塔に見破られた一人以外が、統一された意志で動く。
"暗愚大十郎"賀茂喜一:『悪いね、今はこちらの味方なんだ』
"暗愚大十郎"賀茂喜一:ビリオン面相を狙う影に代わりにとらわれる。
解良イノリ:「なるほど」影から作られた黒一色のステッキを上段より下段に払う――その中途に切先が伸び、別の“暗愚大十郎”への胸元への突きへと変化し――
"暗愚大十郎"賀茂喜一:演者として『メイク』を施されているが、どうやら領域に囚われた女子生徒のようだ。
"暗愚大十郎"賀茂喜一:その姿に似合わず、円の動きで切っ先を制そうと──!
解良イノリ:「了解しました。遠慮なく」ステッキが幾重にも振るわれ、
解良イノリ:ぶわりと怪盗の目前を、翻るコートが塞いだ。まるで閉じた緞帳のように。
解良イノリ:そのコートごと、射貫くように伸びた踵が蹴り抜く!
怪人ビリオン面相:「『そして世界は幕引きを迎えるノー・マスト・ゴー・オン』……!実際に見るとここまでとはね!」
怪人ビリオン面相:その体を暗愚の一人がかばい、ギリギリで距離を取っている。
無量塔幸輔:「おぉ…お見事です。先生…」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:しかし影に絡め取られ、19人は次々とその数を減らす!
十掬キョウ:「おお~……さっすが!」
解良イノリ:「む…やっぱり人数多いと捕えきれないな…しょうがない」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「すごいね、あそこまで出来るんだ、わたし」見抜かれた本物が感嘆している。
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「イノリさん……だったかな?"わたし"が迷惑を掛けるね」
解良イノリ:「いえ、お構いなく。分かっていますから」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「しかし……あぁ、このままだと『逃げるよ』」
怪人ビリオン面相:「そのとおりだ先生!」
怪人ビリオン面相:「大森くん、どうやら邪魔が入った……いや、君の人望ゆえかな?」
怪人ビリオン面相:「なんとも眩しいことだ。私はこれで退散させていただくとしよう」
怪人ビリオン面相:どこからか飛んでくるのは派手な気球!垂れ下がった縄ばしごがすぐ近くに!
大森少女:「! 待て、ビリオン面相ー!」
十掬キョウ:「上か……!」
橋国ジュメム:「これは……跳ぶしか無いのでしょうか!」手のひらを足場に組んで誰かを飛ばせようとしている。崑崙仕込の地対空技!
解良イノリ:「ん。手が足りないのは分かってた。だから……お願いするわ」ステッキを一振り。「マサラ」
柴辻マサラ:「ええ。お任せください」 応える声は虚空から響く。
柱戸ケイ:「マサラ、頑張って」
柱戸ケイ:時計の竜頭を押す。一定時間、対象のあらゆる動作の精密性をレネゲイドが補佐する感覚。
柴辻マサラ:上空から垂れ下がる縄梯子。夜闇に紛れたそれの中ほどに影が忍び寄る。
柴辻マサラ:マサラの影は触れたもの一切を灰燼と帰すレネゲイドの奔流そのもの。当然、たかが縄梯子がそれに耐えうる道理はない。
怪人ビリオン面相:「何ッ、この技は…!」
柴辻マサラ:ふつりと切られた端が落下して、気球はただ当てもなく空へと流されていく。
怪人ビリオン面相:縄ばしごに手をかけたまま、蜘蛛の糸を断ち切られるカンダタの様に屋根に着地する。
柴辻マサラ:「……任されるのは構いませんが、私のこれは一体何の役なんです?」
柴辻マサラ:溜息を吐いたことで顔の前に誑された薄布が揺れる。衣装の端に縫い込まれた金属や手足のブレスレットが涼やかに音を鳴らす。
怪人ビリオン面相:逃走のために稼いだ縦軸のアドバンテージ。しかし、落下の隙はそのまま、貴方達が取り囲む猶予へと変わる。
柱戸ケイ:「なんだろうね………ナマステ?」
柴辻マサラ:ゆったりとしたズボンと、反対に体のラインやへその出た短い上着。そしてやたらめったらに多いベール。
柱戸ケイ:こちらはなぜか拳法家の着そうなチャイナ服になっている。
解良イノリ:「…ヨガ行者かしら…?」
柴辻マサラ:肌も普段より褐色めいて、装飾多めのインドの踊り子といった格好で眉間を抑えている。
柱戸ケイ:纏めた髪はお団子。
無量塔幸輔:「インドとかネパールっぽい姿だけど…」
柱戸ケイ:「肌見せマサラ、レア」
柴辻マサラ:「別に見せたいと思う機会もないので……」 以前の任務で着物を着た時は片肌を晒したが。
柱戸ケイ:ふんふんと楽しそうに鼻を鳴らしている
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「………どうやら残った暗愚はわたし一人のようだね」本物。
大森少女:「まさか、皆さんが助けに来てくれるなんて……ぼく、感激です!」
十掬キョウ:「マサラちゃんすごい格好……」ちょっとドキドキしている。
柴辻マサラ:「十掬さんに言われたくはないですが」 さっきまでのドレスを思い出して。
解良イノリ:「似合ってるわよ」くすりと笑う。
柴辻マサラ:「委員長まで……」
柱戸ケイ:「もっと誇るべき」
無量塔幸輔:「なんですか…先生実は本当に黒幕だったりするんです…?」露出している格好を少し目からそらしつつ
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「ははは。そうだったらこの惨状の責任者になってしまいますね」
フェリ・ベルクラム:「マサラさんはたぶん、インド遠征編で出てきたキャラクターだと思います」
十掬キョウ:「編???」
大森少女:「インド、懐かしいですね……」しみじみ。
柴辻マサラ:「インド遠征を……?」
解良イノリ:「遠征編。」
無量塔幸輔:「また新しく設定が生えてる…」
大森少女:「……何を驚いてるんですか?ビリオン面相は20の顔と国籍を持つ怪盗。世界を飛び回るほかないので、いつも大変ですよ」
怪人ビリオン面相:「ははははは大森くん、縄は痛い、縄は。手錠とか無いのかい」
十掬キョウ:「ビリオンなのに二十なんだ」
大森少女:怪盗を確保中。
フェリ・ベルクラム:「インド遠征編は、断食探偵との推理勝負がメインシーンになっていて……」
怪人ビリオン面相:「あまり増やすと、石を投げても私に当たってしまうからね」
柴辻マサラ:「断食探偵……?」 ずっと不可解そうな顔をしている。
無量塔幸輔:「あたまいたくなってきた……」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「アレは得難い体験だった。頭痛も断食して5日を超えると逆に冴えてくるんだ」
フェリ・ベルクラム:「マサラさんは勝負に敗れて餓死寸前の彼に、事件解決のお礼を言って重湯を渡すの。名前すらないのだけれど、すごく印象的でね」
大森少女:「断食の苦行によって神の世界と繋がり、真理を見抜く手強い相手でしたね」
フェリ・ベルクラム:読んだ作品の解説が下手だ
十掬キョウ:「フェリちゃん、ストップ、ストップ!」
柴辻マサラ:「名無しのキャラクターなんですね……」 それがこの場に居て良いんだろうか。
十掬キョウ:「なんだかいっぱい聞いてるとどんどん引き込まれちゃいそうだよ~!」
無量塔幸輔:「誰か解説して…いや、解説はもういいよ……」もう一人の先生はノリノリで楽しんでいるしこのカオスさに頭を抱えている
怪人ビリオン面相:「私が言うことじゃないけど、君たちの体験も大概だよ」
解良イノリ:「ともあれ、とてもフェリさんが詳しい方なのは分かったわね…」苦笑気味に笑う。感心。
フェリ・ベルクラム:「そ、そう? ごめんなさい」 占い師の格好をしている。
フェリ・ベルクラム:「もしルメシーの意図がこの空間に介在しているなら、彼女もかなり読み込んでいると思うわ」
柴辻マサラ:「ちなみに、フェリさんご自身の役柄は?」 一周して若干興味が湧いてきている。
フェリ・ベルクラム:名無しだが、非常に美しいシーンで印象的なキャラの姿をさせられているマサラさんを見る。
フェリ・ベルクラム:「……大森さん。あなたも暗愚さんも、ここで負けるさだめではない……」
フェリ・ベルクラム:「水晶玉もそう言っているわ……」
フェリ・ベルクラム:「という感じで、各地に現れては推理のキーワードや先な展開を匂わせる役。」
大森少女:「フェリさん…………!」感動している。
大森少女:「皆さんのお陰で、ついにビリオン面相を捉えることが出来ました」
フェリ・ベルクラム:「あなたは旅を重ねる度に、強く、凜々しくなっていきますね」
十掬キョウ:「おお~。それっぽい!」
柴辻マサラ:「世界各地に現れる占い師……」 旅費が大変そうだな……の夢のないことを考えている。
大森少女:「ぼくと先生は、この怪盗を警察に引き渡してきます」
解良イノリ:「本当にファンなんだなあ……。あ、うん。どうか宜しく」
大森少女:「皆さんも、次の場所へ旅立たれるんですよね……」原作セリフ。
大森少女:「またいつか、縁が合ったらお会いしましょう!」
大森少女:「……今度は平和な状況で!」お決まりの締めのセリフだ
無量塔幸輔:「あー……どうかお気をつけて……」脳の負荷がマックスでぼやーっとしたレスポンスになる
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「気をつけてね。生徒の皆も、無量塔くんも」
十掬キョウ:「うん、願わくば!次もこうして味方で居られるといいね!」
フェリ・ベルクラム:(……ビリオン面相には血を分けた兄が居る)
無量塔幸輔:「あ…賀茂先生……」
十掬キョウ:「我が終生の宿敵ともよ!」
柴辻マサラ:「まあ、はい。事件を終えた後でお会いしましょう」
フェリ・ベルクラム:(怪傑トリリオン面相……でも、この時点では彼女たちはそれは知らないから、伝えるべきではないわね)
十掬キョウ:(終生の友なんだ……)自分で言ってびっくりしている。
フェリ・ベルクラム:「ええ、ありがとう。皆さんも気を付けて」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「わたしは『役柄』に取り込まれてる……相性が良すぎたのかな?口ぐらいしか自由にならないみたいだ」
柴辻マサラ:(皆よく台詞めいた言い回しがポンポンと出てくるな……)
解良イノリ:「…今度は、落ち着いた時に会いましょう。そうしたら、一杯コーヒーでもご一緒しましょうか」
解良イノリ:(私はコーヒーハウス好きなのな…)
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「この領域で『自由イレギュラー』を手に入れた君たちこそが、解決の鍵なんだろう。」
無量塔幸輔:「生きて帰ったらどうか…どうか…話を……あと、無事に戻ってこられますように…」この状況に疲労感によって頼れる先生にすがっている様子
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「君たちの────為すべきことをなしなさい」原作セリフ。
無量塔幸輔:目を閉じて、一つ頷く。為すべきことのために気持ちを切り替えた
"暗愚大十郎"賀茂喜一:探偵らしく、見透かした言葉で見送る。
GM:カチリ、と。歯車が噛み合ったように……あるいは完璧に外したようにな感覚。
GM:舞台の幕が引かれるように、貴方達の周りの現実味が薄くなっていく。
GM:和装の少女と、荒縄で縛られた怪盗と、見送る白衣の大人────辺りに散らばる同じ顔の19人。
GM:遠くに列車のレールが展開される音を聞きながら、貴方達の体がこの演目から退去しました。




"暗愚大十郎"賀茂喜一:「さて、この子たちはどうしようか。放置するわけにも行かないが……」
"暗愚大十郎"賀茂喜一:「運べとおっしゃる?ううん、大人使いが荒いなぁ……」
大森少女:「怪盗なんかに捕まるからでしょうが!いきますよ、先生!」
GM:そして2人は旅立つ。
GM:次の地に待つのは、新たな敵か─────それとも、未来の友か。



GM:演目を終了しました。
GM:台本の紙片が7枚獲得されます。累計枚数9枚。
★アイテム一覧
台本の紙片×5:「情報:"ナイロワール"の目的」取得 
【済】 台本の紙片×4:NPCカード「トランペッター:柱戸ケイ」を入手する
台本の紙片×4:NPCカード「崑崙の刺客:橋国ジュメム」を入手する
台本の紙片×3:「キングダム製ティーセット」を入手 バックトラック時、全てのPCの侵蝕率を-1d10できる。
台本の紙片×1:「メサイアの心得」を入手 登場侵蝕の出目を「1」または「10」に変更する。使い捨て。※3個まで取得可能。
GM:アイテムが交換出来ます!
十掬キョウ:やった~
無量塔幸輔:おー!
柴辻マサラ:なんでも撮り放題だね
解良イノリ:ジュメムさん戸っても5枚残るね
十掬キョウ:情報も開けちゃう?
無量塔幸輔:情報を先に取っとくか、アイテムを貰っておくか…
解良イノリ:どっちもありだと思う
フェリ・ベルクラム:でも次がラスト演目だし、目的を知っておいて話題にしたいのはあるわね
柴辻マサラ:なら両取りしますか
解良イノリ:じゃあ先に情報で行きましょうか
GM:はぁーい
GM:では5枚消費の情報項目。残り4枚も使いますか?
解良イノリ:ジュメムさん解放しちゃうのでいいかな?
フェリ・ベルクラム:OK!
無量塔幸輔:同意です
十掬キョウ:来てもらお!
柴辻マサラ:良いかと!
GM:はーい!では残り0枚!
GM:まずNPCカードの性能から。

【◆NPCカード:崑崙の刺客:橋国ジュメム】 タイミング:メジャーに組み合わせて判定できる。上昇する侵蝕率を0にする。
ラウンド1回。
橋国ジュメム:ジュメッ
十掬キョウ:ラウンド1回!?
十掬キョウ:すご……
柴辻マサラ:つよない!?
柴辻マサラ:連打できるフラットシフト?
橋国ジュメム:崑崙では戦闘が日常茶飯事……エフェクトを使うまでもありません!
解良イノリ:R一回フラットシフトすご
十掬キョウ:これが功夫……
フェリ・ベルクラム:こわ
橋国ジュメム:呼吸です呼吸
GM:では続いて情報項目を開示!
■【"ナイロワール"の目的】
 "最高に困難な盗み"がモットーの劇場型怪盗。
 
 目的は演劇領域による"インペリアルエッグ"の奪取。
 『怪盗と探偵が勝負し、怪盗が宝物を盗み出す』物語を完結させることで領域が強化され、
 宝船アダマスの持つ"演劇領域"耐性を上回り、あらゆるセキュリティの無効化が可能になる。
 
 その為に必要なのはナイロワールと対峙し、宝物を奪われる『名探偵』の存在。
 そもそも、"演劇領域"が再現される『ベーカー街221B』を中心とした
 イギリスのロンドンは怪盗の拠点ではなく、『名探偵』の本拠地が再現されている。
 
 事件を解く者に"名探偵"の役柄が与えられ、『怪盗が勝利する物語』が上演されている。
 この領域内において、『怪盗は罠を看破し、あらゆる対策を立て、獲物を盗み出す』存在となる。
 領域内でナイロワールと"名探偵"が対峙したとき、怪盗はあらゆる障害を超えて宝物を手にする事ができる。
 
 ……ただし、ナイロワールの演じる役柄は『イースターエッグを盗み出す怪盗』である。
 領域内の演者が"イースターエッグ"と呼ばれるアイテムを持ち込んでいる場合、
 演劇領域の台本の強制力は、その所有権にまで手をかけ始める………かもしれない。
ナイロワール・ルメシー:全てのイースターエッグは私のものですわ~っ
十掬キョウ:"イースターエッグ"の持ち込みなんてあるかなあ?
解良イノリ:非常に困る事書いてあるな……w
無量塔幸輔:そんなまさかあ
柴辻マサラ:ワールド全体に影響が響きかねない話では……?
ナイロワール・ルメシー:流石に劇場の方では本物を用意できませんでしたので……
十掬キョウ:僕らで解決すればいい話だよ!
ナイロワール・ルメシー:まぁ片っ端から頂けばいずれ本物に届きますわ
ナイロワール・ルメシー:頑張れ私。今日もかっこいい。
GM:ではリザルトは以上!


GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
無量塔幸輔:ロイス枠満杯なので取得なしで!
柴辻マサラ:ロイスはこちらも保留で
十掬キョウ:何買おうかな~
無量塔幸輔:購入は、どうしようかな。ブルーゲイルチャレンジでもしようか
解良イノリ:残り一個なので保留!購入は何か欲しいものある人います?ブルゲとか強化素材かしら
十掬キョウ:強化素材狙ってみよう
無量塔幸輔:こっちはブルーゲイルチャレンジで確定で!
十掬キョウ:7dx+2>=15
DoubleCross : (7DX10+2>=15) → 7[2,4,5,6,6,6,7]+2 → 9 → 失敗

十掬キョウ:わーん!
無量塔幸輔:5dx+4>=20
DoubleCross : (5DX10+4>=20) → 10[1,6,9,10,10]+9[7,9]+4 → 23 → 成功

解良イノリ:素材狙ってみます。ラッキーメダルホワイト起動。
十掬キョウ:すご!
無量塔幸輔:か、買えちゃった…!
GM:すご
解良イノリ:3dx+5>=15
DoubleCross : (3DX10+5>=15) → 6[2,3,6]+5 → 11 → 失敗

解良イノリ:財産吐けばかえるな
無量塔幸輔:誰かいる人ー
柴辻マサラ:こっちは照準器狙ってみます
十掬キョウ:僕はセットアップ埋まってる!
柴辻マサラ:同じく
解良イノリ:私今回はセットアップ空いてますね
フェリ・ベルクラム:そういや無量塔先生ってメジャー空いてるんですっけ
十掬キョウ:イノリちゃんしかいない セットアップ空きが
柴辻マサラ:2dx+3>=15
DoubleCross : (2DX10+3>=15) → 8[4,8]+3 → 11 → 失敗

無量塔幸輔:あいてますね
柴辻マサラ:無理だ 以上
無量塔幸輔:ラストファクトリーしか使う予定がないです
フェリ・ベルクラム:ではホワイトハーブを狙いましょう HPが戦闘中でも回復できます
無量塔幸輔:ありがとうございます!
GM:便利な花!
フェリ・ベルクラム:8dx+3
DoubleCross : (8DX10+3) → 10[1,2,2,4,5,6,8,10]+2[2]+3 → 15

無量塔幸輔:じゃあブルーゲイルはイノリちゃんにお渡し…ってことで
解良イノリ:ありがとうございます!
フェリ・ベルクラム:財産点を3点消費して購入しつつ、そしてマサラさんに《夢の雫》。
解良イノリ:ではあと 財産使うとこもなさそうなので、財産使って強化素材買います
フェリ・ベルクラム:先生にホワイトハーブをプレゼントし、マサラさんにも照準器を買って貰いましょう
無量塔幸輔:ホワイトハーブありがとうございます!
解良イノリ:解良イノリの財産点を4減少(6 → 2)
解良イノリ:キョウさん強化素材どうぞー
フェリ・ベルクラム:財産点14→11
フェリ・ベルクラム:そして侵蝕は98→101!
柴辻マサラ:あ、助かります!
十掬キョウ:わーい!イノリちゃんありがと~!
柴辻マサラ:貰ってキーンナイフに付けておこう
GM:すごいぜ
フェリ・ベルクラム:これが目的だぜ
十掬キョウ:トツカの攻撃力を上げます!
GM:では皆さんの処理が終わり。
GM:【十字冠クロス・クラウン
・侵蝕率が100%を超えている間、シーンの終了時に侵蝕率を-[10+1D10]する。

GM:100を超えた人は侵蝕値を下げてね
十掬キョウ:さげまーす
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を10減少(102 → 92)
フェリ・ベルクラム:さげます どうしてこんなことに
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 6)減少(92 → 86)
フェリ・ベルクラム:101-10-1d10
DoubleCross : (101-10-1D10) → 101-10-1[1] → 90

GM:フェリちゃんもめっちゃ高いな
フェリ・ベルクラム:………・
フェリ・ベルクラム:あのさあ……
柴辻マサラ:おいたわしや……
十掬キョウ:逆転しちゃった
解良イノリ:お、おつかれさま
GM:フェリ氏………
GM:乱数ってほんとに怖いですね。
GM:ではシーンは以上


Interlude02

GM:全員登場。登場侵蝕は1固定!
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1増加(82 → 83)
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1増加(64 → 65)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1増加(69 → 70)
フェリ・ベルクラム:90→91
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1増加(86 → 87)


GM:◆自在軌条列車 車両内
GM:二度目の演劇を終えた貴方達は車両へと戻っていた。
GM:二度目ともなれば車両を探索する余裕も広がる。
GM:娯楽のために用意された本の車両や運動用の機材など、バラエティ豊かに用意されている。
GM:そのうちの1車両で貴方達は腰を落ち着けていました。
解良イノリ:「…と、ナイロワールさんの目的も、領域を抜けていくうちに見えてきたわけだけど…」
無量塔幸輔:「イースターエッグの奪取はわかっていたとはいえ…」
解良イノリ:笑ってはいるが、何処か困ったような微笑みだった。
柴辻マサラ:「領域内に存在するイースターエッグを持ち主から回収する……」
無量塔幸輔:「本物を狙うってことは、やっぱりあのインペリアルエッグが…?」ふと彼女の顔を見ると、困ったような笑い方をしているのを不思議に思う
柴辻マサラ:「ある種の無差別発動型領域とでもいうべきでしょうか。予想を超えて厄介な代物ですね」
マギカ・ウィッチクラフト:「お、同じ形や概念のものを照応させる……魔術でもよく聞く話ですね……」重要そうなので隅っこで聞いてる。
解良イノリ:「“そういう”形式の術になってるのが又困りものね。具体的な手段でない、ある意味そういう魔術的な・・・」
解良イノリ:「……」周囲を見る。一応周りに人も、盗聴器を始めとしたものもないのは確認してはいる。
無量塔幸輔:「…解良さん?」
解良イノリ:「ええと…無量塔先生、“イースターエッグ”については、何処までご存知です?」
無量塔幸輔:「…えっと」
解良イノリ:敢えて無量塔先生にだけ。
無量塔幸輔:これは、素直に言ってしまってもいいのか…?と少し考えながら
解良イノリ:「あ、ごめんなさい。言いづらかったですね」
解良イノリ:「その反応なら、ご存知ということですね。……ふう」溜息。
解良イノリ:「しょうがない……少し言いづらいのだけど、皆」事ここに至っては。
解良イノリ:「アトラ…同窓会がイースターエッグを持っている、というのは知っていると思うけど。その上で」
解良イノリ:ゆっくりと胸元のリボンタイをするりと解く。
解良イノリ:「“誰が持っているか”、は多分、皆アトラがそうだと思っていると思うの」ぷつりとボタンを一つ一つ。
マギカ・ウィッチクラフト:「わ」目を隠す。指の間から見る。
柴辻マサラ:「……」 話の流れを察し、口を閉じたまま委員長の動向を見守る。
無量塔幸輔:「なっ…!?」目をそらす
解良イノリ:首筋を覆う影が解け、最後の守りが解かれる。
解良イノリ:――赤く朱い、電子回路状の複雑な痣。その中心に、無垢金の卵がある。
解良イノリ:「まあ、皆そう思うだろう…ということでね。私が預かっているのよね」一秒だけ見せた後、すぐに影が痣ごとおおい隠し、ボタンを再度止めて行く。
マギカ・ウィッチクラフト:(あれが……実際見るのは初めてですね)
マギカ・ウィッチクラフト:「アトラ前議長に預けるのは怖いですしね……」
解良イノリ:「まあ、だから。今回のこの領域“条件”に、私が当てはまりかねないの…という事」
無量塔幸輔:少しの間だけ、無垢金の卵があることを確認し
解良イノリ:溜息。本当に奥深くの事情までは隠しつつ、いうべきことは言えたはずだ、と思う。
無量塔幸輔:「本物がある…ということは」
柴辻マサラ:「……厄介な領域が厄介な時に発動してくれた、という訳ですか」
マギカ・ウィッチクラフト:「演劇領域内で、怪盗が『イースターエッグ』を手に入れる……ですか」
無量塔幸輔:「もし所有権が乗っ取られたりした場合は…解良さんの体はどうなるんでしょう…?」
柴辻マサラ:「それを想定して……ではなさそうですが。随分と運が強いものですね、"模範怪盗"も」
解良イノリ:「…いや本当にね。私が来るのは本当に偶然だったみたいだし…それに」
解良イノリ:「身体は、取られても変わりないはずですよ」どっちにしても再度の“卒業”までに間に合わせなければならないことに変わりない。
無量塔幸輔:「そこは、ひとまず安全か……」
解良イノリ:少し苦笑い。(……気付かれてる様子はあるんだけど…話すタイミング、逃しちゃったのよね…)
無量塔幸輔:「…イースターエッグの力的に、知識を持ってない生徒の手に渡るのは大変危険ですね」
解良イノリ:「そうですね。出来れば…いや、本当なら存在自体秘したままでいたかったのですが」
柴辻マサラ:「具体的な知識があるようには見えませんでしたね。あくまで宝として手に入れたがっているようでしたが」
無量塔幸輔:「…この後に来るだろう、“卒業”で“みんなが元気”に外に出られるためにも」
解良イノリ:「そうだね…とにかく“難しくて”、“影響が大きいもの”を盗むのが好き、って子みたいだから」
無量塔幸輔:「あはは…困難の先の報酬がたまらないんだなあ…彼女」
マギカ・ウィッチクラフト:「それが災いして捕まってた人みたいですからね……」
柴辻マサラ:「モノが盗みでなければ良い性質と言えたのでしょうね」 呆れ気味に溜息。
解良イノリ:「まあ、だから。皆真剣だったと思うのですけど、ちょっと見過ごせない理由があったので、その共有でした。重苦しくしたならごめんなさい」
無量塔幸輔:「彼女の生きる理由になっているだろうし、更生などは難しいだろうけど…今回はちょっとやめてもらわないといけない、ですね」実行犯も生徒だから、あまり強い言葉を使わない
マギカ・ウィッチクラフト:「……もし、仮に成就したとして」
解良イノリ:「…出来れば、私が持ってるってこと自体、秘密にして貰えたら嬉しいかな」
柴辻マサラ:「いえ。もちろん元から遅れを取るつもりはありませんが、事の重要性を正確に把握する必要があるのは当然です」
マギカ・ウィッチクラフト:「小道具が"本物"になっていたら驚くでしょうねぇ……」
無量塔幸輔:「…こちらこそ、大事なことなのに教えてくれてありがとうございました」
柴辻マサラ:「そして、こんな重大な機密を他者に漏らさないことも」 委員長の言葉にしっかりと頷く。
解良イノリ:「私がアトラだけじゃなくて皆にぼこぼこにされちゃうよ」マギカさんの言葉に苦笑しつつ。
マギカ・ウィッチクラフト:「そ、そのときは私がかばいますので…!」悲壮な決意。領域の盾。
無量塔幸輔:「関わってしまった以上擁護をするように精一杯努めますので…」
解良イノリ:「あはは、ありがとうございます」
柴辻マサラ:「まあ、そこはそもそも奪われなければ済む話でしょう」
無量塔幸輔:「…それにしても、僕らは仕事でついていたけれどもウイッチクラフトさんと、解良さんは偶然とはいえ…たぶん巻き込まれただけなんですよね?」
柴辻マサラ:神妙な顔をしているマギカさんと先生に苦笑している。
解良イノリ:「…最悪、取られたら取り戻すのを手伝って貰えたら……ああ、そうですね。私はそうで…マギカさんが、勘違いかな?」
解良イノリ:くる、と豊かな黒髪を人差し指で巻きながら。
マギカ・ウィッチクラフト:「私が……アトラ前議長だと思われていますからね……」
無量塔幸輔:「色々やることあっただろうに…お疲れ様です。本当に」認識変更によるとばっちりは本当にかわいそうだと思いつつ
マギカ・ウィッチクラフト:「恐らく、イノリさんと"アトラ・アーリーバード"が狙っているということも……領域の強度に影響していると……思いますが……」
マギカ・ウィッチクラフト:銀髪を手でくしくししている。胃の痛み。
解良イノリ:「アトラはそんな大人しくないのになあ」苦笑気味。
柴辻マサラ:「そうですね。というより……」
柴辻マサラ:「つまり彼女には、現生徒会長のように振る舞う全生徒会長の姿が見えていた、ということでしょうか」
柴辻マサラ:想像してみようとするが、上手く行かず。 「…………逆に少し見てみたくはありますが」
解良イノリ:「ふっくく………やめてよマサラ、ふふ…、想像しただけで笑っちゃう…!」
無量塔幸輔:「書類とかの情報で色々知ってはいるけど、本人はそこまで…個性的な人で?」
マギカ・ウィッチクラフト:「うぅ……!」羞恥で豊かな銀髪に閉じこもる。
解良イノリ:「まあ…一見は百聞に如かず、な奴ですよ。本当とにかく騒がしくて我が道しか行かない奴です」
無量塔幸輔:「あはは…本人と関わる機会があったら、それは楽しみですね…」
無量塔幸輔:「…そういえば聞いていいかわからないんですけど」
解良イノリ:「はい、なんでしょう?」
無量塔幸輔:「解良さんはなぜこの地区に来ていたんです?」同窓会としてのあれこれがあるんじゃないかっていう意味で聞いている
解良イノリ:「…あ、その顔。十掬さんみたいに私が仕事しかしない奴だって見ていますね?」少し悪戯げな声。
柴辻マサラ:「日頃の振る舞いという物では」 先程からかわれたので仕返し。
マギカ・ウィッチクラフト:(あ、イノリさんが楽しそう……)もこもこ
解良イノリ:「ひどくないかしらマサラ……?」ちょっと傷付いた、と言いつつ。
無量塔幸輔:「あぁ、いや違うんです!…同窓会の立場な以上外を出歩くのもちょっと大変かなって…」ちょっと傷つけてしまったんじゃないかってわたわたしつつ
解良イノリ:「ふふ、大丈夫です」
解良イノリ:「仕事自体は、寧ろ減っているんですよ。元々の人数や、郷土史愛好会系の団体との戦闘が減ったというのもありますけど…」
無量塔幸輔:「あ、そうなんですね…?」
解良イノリ:「だから、今回は趣味の手芸用の品を買い求めに来たんです。……まあ、昔のつてというか、風紀委員の子達の様子とかを聞きに来た、というのもありましたけど」
柴辻マサラ:「趣味に割ける時間が増えたようで何よりです」
マギカ・ウィッチクラフト:「手芸ですか……集中できそうでいいですね……」ソロ向けの趣味に寛容。
解良イノリ:「何とか捻出できるくらいの時間は出来たのよ。…まあこれも、元々はほつれた制服とかの手直しから始まった趣味なんだけども」
無量塔幸輔:「息抜きになるような、一人で集中できる趣味っていいなあ。僕も何か趣味…に割ける時間は難しいかな…」
柴辻マサラ:「せっかく委員長職を退いたというのに、次は前生徒会長のお守り役と聞いて皆心配していたんですよ」
解良イノリ:「まあ、あいつの相手をするのは大変なのはそうなんだけど…」苦笑して。
解良イノリ:「…ふふ。まあ、そう私に言えるくらいには回ってる、って見て良さそうかな?」
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、笑って言えるなら大丈夫……なんですかね?」
マギカ・ウィッチクラフト:その"あいつ"に連れられて2~3度爆発に巻き込まれている発言。
解良イノリ:「慣れよ、慣れ」笑っている。
マギカ・ウィッチクラフト:「慣れですかぁ……」
柴辻マサラ:「どうにか、というところですね。もちろんまだ手の回り切らない面もありますが」
マギカ・ウィッチクラフト:遠い目。「なぜか議長代行になってからのほうが巻き込まれてる気がするんですよね……」稼働率とか。
柴辻マサラ:「貴女一人が居なくなることで瓦解するほど、貴女が築いた組織は脆くありませんよ」
無量塔幸輔:同窓会として書類で得られた事前情報と違い、年頃の女の子なんだなあと思いつつ
柴辻マサラ:珍しいほどに穏やかな笑みでそういいきって見せる。
解良イノリ:「そっか。……なら良かった」安心したように笑う。
解良イノリ:「…マギカさんは、まあアイツが議長職抜けた分の名分が必要だからねえ…まあ、あんまりなら私に連絡しなさい。とっ捕まえてやるから」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリ先輩…………!」うるうるとどんぐりのような瞳が光を見つける。
解良イノリ:少し気が抜けたように――年頃の少女に近い笑みで、あなたたちに。
無量塔幸輔:「本人が言ってるように、柴辻さんも最初あった時にもこのトランぺッターという活動を瓦解させないようにすごく頑張っている様子が…伝わってきましたから」
無量塔幸輔:「解良さんたちが築いた土台がしっかりしていたんですね」
柴辻マサラ:(そうまとめられると少し気まずいけどな……) 元はその土台を揺らす側の人間だったので。
解良イノリ:「十年選手ですから。ふふ……勿論、」
解良イノリ:「素敵な後輩たちのお陰も、一杯ありますよっ」マサラとマギカさんの肩を叩いて。
無量塔幸輔:その様子に少し柔らかい笑みを浮かべる
マギカ・ウィッチクラフト:むきゅ、と恐縮している。
柴辻マサラ:「私がそこに数えられるのは、なんというか……若干気まずいのですが」
柴辻マサラ:思っていたら持ち上げられてしまったのでつい口に出す。
解良イノリ:「今は違うでしょ。だから、良いの!」
マギカ・ウィッチクラフト:「私も所属的に……いえ、上司部下だから良いのかな……?」慌てつつ呟く。
マギカ・ウィッチクラフト:「と、ともあれ……今の私達は、舞台の土台を揺らす側です……ので」
マギカ・ウィッチクラフト:「た、たまには、イノリさんやマサラさん達も、……」
マギカ・ウィッチクラフト:「い、いい経験です、ね!」慣れない感じで纏めようとする。議長代行ロール。
柴辻マサラ:「私自身は、むしろ揺らすだとか壊すだとかが専門のような物ですが」
柴辻マサラ:「秩序を守る為にそれを成せるのは、そうですね。良い経験ですし望むところでもあります」
解良イノリ:「私は“革命”でやった側だから、それでも先輩かな?まあさておいて、宜しくね」
GM:部活のように、少女のように。
GM:軽い口調で纏める言葉に、貴方達の絆は少しだけ強くなった。


GM:◆自在軌条列車 車両内
GM:探索で別れた車両内。
GM:他の人とはまた別に、貴方達は1つの車両に落ち着いていました。
フェリ・ベルクラム:「……」 車内食のフィッシュアンドチップスをもそもそと食べている。
フェリ・ベルクラム:服装は、最初の劇団で来ていたマジシャン風のものにしていた。
フェリ・ベルクラム:意識すれば、ある程度の選択が可能だと気付いたのは先程のことだ。
フェリ・ベルクラム:水を飲み、野菜スティックを橋から囓る。普段通りの……代謝に必要なカロリーを取るだけの食事。
十掬キョウ:「フェリちゃん何食べてるの~?」トレイを持って対面に座る。
十掬キョウ:「あっそれ……フィッシュアンドチップスだっけ?」
フェリ・ベルクラム:「……キョウさん」少し驚きつつも、トレイを少し引く。「ええ。売店があったものだから……」
十掬キョウ:先程の侍のような風体のまま。鎧ではあるが軽装の和装に一部ついているという様子。
十掬キョウ:大きな簪で、黒髪が結わえ上がっている。
十掬キョウ:「それも美味しそうだな~」サンドイッチがトレイに置かれている。
フェリ・ベルクラム:「……自分で食べるなら、調味料が棚に並んでいるから、取ってきた方が良いと思う」
フェリ・ベルクラム:「たぶん、味が薄いから」
十掬キョウ:「?」
十掬キョウ:「フェリちゃんは減塩でもしてるの?」
フェリ・ベルクラム:「……味にあんまり拘りがなくて」
フェリ・ベルクラム:「部室のほうで、たまに料理もするのだけれど、そう言われたことがあるから」
十掬キョウ:「そうなんだ!じゃあ好き嫌いもないんだね」
フェリ・ベルクラム:「あんまり」
フェリ・ベルクラム:ぽつぽつとした話し言葉。
橋国ジュメム:「好き嫌いがないのは良いことですね!」ひょこ、といつの間にか混ざっている。
十掬キョウ:「おお……じゃあ味見に引っ張りだこだよ~!」
橋国ジュメム:トレイの上には水と保存食。
十掬キョウ:「失敗作のお菓子ばかり食べてると口の中が甘々しちゃうから……ジュメムちゃん!」
フェリ・ベルクラム:「わ」
フェリ・ベルクラム:突然隣に座っていた相手に、一瞬、目を丸くする。
橋国ジュメム:「はい、橋国ジュメムです!ここの食堂車すごいですね、料理がいっぱいあります」
橋国ジュメム:フルーツ味のカロリーバーを食べている。
フェリ・ベルクラム:「崑崙では、そういう食事を……?」
橋国ジュメム:「いえ、崑崙では素材から確保を……」
橋国ジュメム:「何を選べばいいか、料理名から分からなかったので!」
十掬キョウ:「そういえば僕も原材料崑崙に取りに行ったな~」
橋国ジュメム:ジェスチャーが明らかに狩り。
フェリ・ベルクラム:「文明圏外……」
十掬キョウ:「もらうね~」フィッシュアンドチップスをぴっと回収。
十掬キョウ:「うん、確かに薄めだけど……優しい味でこれはこれでいいかも?」
橋国ジュメム:「そうなんですか?失礼します!」フィッシュアンドチップスをいただく。
橋国ジュメム:「充分美味しいですね!」
フェリ・ベルクラム:「合コン委員会では、定期的にお菓子を作ってるのよね」
十掬キョウ:「うん、お菓子会をやってるんだ!」
橋国ジュメム:「お菓子……!」キラキラ。小声。
フェリ・ベルクラム:「以前、お裾分けを貰ったの。部員の皆も喜んでいたから」
フェリ・ベルクラム:「ありがとう」
十掬キョウ:「おお……どういたしましてだよ~!」
十掬キョウ:「好評ならよかった~……あってかさ、てかさ」
十掬キョウ:「フェリちゃんもうち入りなよ!兼部でも全然いいよ!」
十掬キョウ:「よく来てくれてるじゃない!」
橋国ジュメム:「そうなんですか?」
橋国ジュメム:2本めを食べている
フェリ・ベルクラム:「それは……その」
フェリ・ベルクラム:「いつも、申し訳なく思っているの。本当に」
十掬キョウ:「うん?」
橋国ジュメム:「申し訳ない……?」
フェリ・ベルクラム:「ラトナの……妹の碑も、いつも綺麗にして貰って。花も供えてあって」
十掬キョウ:「そっか、妹さんが……」
フェリ・ベルクラム:「……わたしは、合コン委員会の活動は、難しいから」
フェリ・ベルクラム:「あなたたちとは違う。だから、こんなところで、こんなことしか出来ないの」
十掬キョウ:「違う?違わなくない?」
十掬キョウ:「悼みたいって気持ちは同じでしょ?」
十掬キョウ:「それにさ……こんなことなんてよくないよ!」
十掬キョウ:「フェリちゃんのしてることだって……とても素敵じゃない!」
十掬キョウ:「今だって、いっぱいいろんなことを知ってて……とっても助かった!」
フェリ・ベルクラム:「それは…………偶然で」
橋国ジュメム:「ですが、ここにいたのはフェリさんです!」
橋国ジュメム:「偶然でも……それって、すっごく、すごいことだと思います!」
フェリ・ベルクラム:「う……」 二人の圧に、小さく身をのけぞらせる。
十掬キョウ:「活動が難しいなんてことないよ~!」身を乗り出して迎えに行く。
十掬キョウ:「僕はフェリちゃんと一緒に活動したいよ!ね、ね?」手をがしっと掴む。
フェリ・ベルクラム:「わ、私は……あなたたちみたいに華やかじゃないし……」
フェリ・ベルクラム:「暗くしてしまう。きっと」
フェリ・ベルクラム:手を取られながら目線だけでも逸らす。
十掬キョウ:「そんなことないよ、僕だって昔は全然だったもん!」
橋国ジュメム:「そうなんですか!?」
フェリ・ベルクラム:「そうなの……?」
十掬キョウ:「うん。食事がこんなに色々美味しいって思ったのもそれからだもん」
十掬キョウ:「それまでは栄養補給さえできればいいや~って思ってたんだ」
十掬キョウ:「でも今はね。食材の一つ一つに、調理工程の一つ一つに」
十掬キョウ:「人の営みがある感じがして。そういうのを思うと……」
十掬キョウ:「なんだかそれにも栄養を貰えてる気になるんだ」
フェリ・ベルクラム:「人の営み……」
橋国ジュメム:「調理工程ですかぁ」
フェリ・ベルクラム:「それができるまで、どういう課程を辿ったかという考察……?」
橋国ジュメム:「皆が作ったご飯は美味しいってことですね!」
十掬キョウ:「そういう理屈じゃないよ~……」
十掬キョウ:「はいっ」
十掬キョウ:サンドイッチをフェリちゃんの口にぽふっと。
十掬キョウ:「さっきもらった分の交換!」
フェリ・ベルクラム:「むぐ」
十掬キョウ:全粒粉のパンにサラダとチーズ、チャットニ―。伝統的なプラウマン・サンドイッチ。
橋国ジュメム:「あっ……交換の分が残ってません!」3本完食!
十掬キョウ:素朴であっさりとした味わい。
橋国ジュメム:「待っててください!何かもらってきます!あの……ハンバーガーとか!」気になっていたものをこれ幸いと取りに行く。
十掬キョウ:「ジュメムちゃんはそそっかしいなあ」笑って見送って。
フェリ・ベルクラム:「すっきり、した味」
十掬キョウ:「うん。サンドイッチって、具材を挟んだだけだけど……」
十掬キョウ:「なんだか、ただ組み合わせた以上のものがある気がしない?」
十掬キョウ:「それがきっと、美味しく食べてほしいとか。食べた人に幸せになってほしいとか」
十掬キョウ:「そういうものの力だと思うの!」
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:「キョウは、なんて言ったら良いのか……」
フェリ・ベルクラム:「瑞々しいのね」
フェリ・ベルクラム:目を細める。「合コン委員会に入ったら、そんな風に、考えられるようになるのかしら」
十掬キョウ:「そうなってほしいから、入ってほしいってわけじゃないけどね」
十掬キョウ:「入ってほしいのはただ……僕がフェリちゃんともっと仲良くなりたいからだよ」
フェリ・ベルクラム:「……っ」
フェリ・ベルクラム:俯いて、フィッシュフライの最後の一欠片を、かしりと囓る。
フェリ・ベルクラム:「わたしは……仲良くするのは、得意ではないけれど」
フェリ・ベルクラム:「あなたたちに、もっときちんと感謝を伝えられるようになれたら、とは思ってる……」
十掬キョウ:「大丈夫だよ。すごい伝わってる」
十掬キョウ:「フェリちゃんは、態度に示すのが得意じゃないと思ってるかもしれないけど……」
十掬キョウ:「大丈夫だよ。ちゃんとみんな理解ってる」
フェリ・ベルクラム:笑う少女を、様子を伺うような挙動で見上げる。
フェリ・ベルクラム:困惑と期待と動揺と。「……キョウも、ムラタ先生も」
フェリ・ベルクラム:「いい人すぎると、思うわ……」
フェリ・ベルクラム:照れからか、耳の先を僅かに染めて、そんな風に呟いた。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
無量塔幸輔:ロイス枠が埋まっているので、取得なしで
解良イノリ:うーんここは先生に取ろう。  先生/無量塔幸輔/〇信用/不安 で。
柴辻マサラ:先生にも委員長にもとってるので変更なしかな
十掬キョウ:フェリちゃん/気持ち伝わってるよ!:○/どこか距離がある……?/ロイス
フェリ・ベルクラム:キョウさんへの変更を、 尊敬:○/劣等感 から  親愛:○/不安  に変えます
十掬キョウ:わーい!
GM:ではシーンは以上!


Middle07

シーンPC:無量塔幸輔、ほか登場可能
GM:登場侵蝕をどうぞ
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(83 → 84)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(87 → 96)
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(65 → 72)
フェリ・ベルクラム:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 5[5]+90 → 95

柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(70 → 79)
GM:このシーンではミッションを進めていきます
□ミッション一覧
★進行中【演劇領域から脱出しよう!】達成率(2/3)※以下のミッションをクリアすることで進行
済【領域演目:天誅!STOP、絵画泥棒】達成率(1/1)
済【領域演目:昨日の敵は今日の友!?目を覚まして先生!】達成率(1/1)
【領域演目:怪盗vs探偵】達成率(0/1)
GM:残っている【領域演目:怪盗vs探偵】が自動的に選択されます
GM:では開始していきましょう。


GM:◆18■■年 ■ンドン
GM:貴方達の乗る列車は、緩やかな揺れとともに街を、路地を、空を進む。
GM:その挙動からカーブが消えて、真っ直ぐなレールとなった頃……
ナシム・ミシュパート:『乗客の皆様にお知らせしますであります』
ナシム・ミシュパート:『当列車はこれより、演劇領域内を"横断"いたします』
ナシム・ミシュパート:『境界の揺れにご注意ください』
GM:ガタン、とレールを切り替えるような振動とともに、周囲の環境がぐるりと入れ替わって……
GM:………………
GM:…………
GM:……
GM
ナシム・ミシュパート:『………おや?この反応は……』
GM
GM:【領域演目:怪盗vs探偵】
【TIPS:これまでのあらすじ】
新体操部の一年生、月ヶ瀬ぱしもんは柿八年学園に通う16歳の女の子。
しかし実は、街を騒がす大泥棒・怪盗テレサだった。
マザー・テレサの生まれ変わりであるぱしもんは、神様に遣わされた準天使◆◆◆────

………………
…………
……

◆◆ error ◆◆
◆◆ error ◆◆
◆◆ 配役の適性を判定 ◆◆
◆◆ ……… ◆◆
◆◆ script breakdown怪盗役を変更 ◆◆


【TIPS:これまでのあらすじ】
わたしの名は"初犯反省"。
名高き大泥棒の後継ぎとして、風紀委員トランペッター達がわたしに血眼。
最初の仕事で捕まって以来、わたしは反省を覚えました。
必要なのは実力、そして状況を楽しむアドリブの心。
故に、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒。

新たな計画を練っていた所、いきなりガラッと変わった世界。
眼の前でヒラヒラ飛んでるお嬢さんの仕事現場に遭遇し……
気付けば、"本職"としてお手本を見せてしまったってワケ。

どうやら『怪盗』と『探偵』さんがお怒りだ。
ところが、これが捕まらないんだなぁ。
ま、自分で言うのもなんだけど、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒。
わたしを捕まえたいなら、風紀委員トランペッターの最高戦力でも持ってきな、ってね。
【TIPS:登場人物】
・"初犯反省"………………怪盗部。イレギュラー
・レイヤ……………………銃の達人
・岩海………………………剣の達人

・エスポップ・ダイオス…ベイカー街の名探偵
・月ヶ瀬ぱしもん…………怪盗

・フェリ・ベルクラム……………………イレギュラー
・柴辻マサラ………………………………イレギュラー
・十掬キョウ………………………………イレギュラー
・解良イノリ………………………………イレギュラー
・無量塔幸輔………………………………イレギュラー
GM:判定項目は以下になります。
【領域演目:怪盗vs探偵】
★カーチェイス 《運転:四輪駆動》で難易度8 報酬:台本の紙片×1
★迎撃トラップを排除 《回避》または《調達》で難易度8 報酬:台本の紙片×1
★剣戟を避ける 【精神】で難易度8 報酬:台本の紙片×2
★銃撃を避ける 《白兵》または《射撃》または《RC》で難易度12 報酬:台本の紙片×2

大泥棒の一味ジャックポット:上記の項目の未達成時:[達成できてない項目数]*4D10のHPダメージ。
GM:では、各々項目と技能を宣言して判定お願いします。
フェリ・ベルクラム:では迎撃トラップを解除していきます
GM:どうぞどうぞ
フェリ・ベルクラム:8dx+3
DoubleCross : (8DX10+3) → 9[3,3,4,5,7,7,8,9]+3 → 12

フェリ・ベルクラム:危なげなし
GM:えらし
十掬キョウ:じゃあ僕はカーチェイスしちゃおっかな!
十掬キョウ:《コンセントレイト:ハヌマーン》《電光石火》で判定します。
GM:素早い
十掬キョウ:18DX7>=8
DoubleCross : (18DX7>=8) → 10[2,2,2,4,4,5,5,5,6,6,6,7,7,7,8,9,10,10]+10[1,1,1,2,9,9,10]+10[1,2,9]+10[9]+10[7]+6[6] → 56 → 成功

十掬キョウ:えっへん
柴辻マサラ:上手すぎ
無量塔幸輔:はやい
GM:めちゃすごな運転技術!
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を5増加(96 → 101)
十掬キョウ:十掬キョウのHPを1D10(→ 10)減少(44 → 34)
解良イノリ:スゴ……
十掬キョウ:わーん!いっぱい減っちゃった
GM:ドリフトも斜面ジャンプも思いのままです
柴辻マサラ:では続けて剣戟行きます
GM:とんでもねぇ体力
柴辻マサラ:6dx>=8
DoubleCross : (6DX10>=8) → 10[1,3,4,6,7,10]+3[3] → 13 → 成功

解良イノリ:やったあ
十掬キョウ:やった~
GM:残りは銃撃!
無量塔幸輔:やったあ
解良イノリ:銃撃を避ける、をRCで挑戦します。
解良イノリ:7dx+9>=12
DoubleCross : (7DX10+9>=12) → 7[1,1,2,5,5,7,7]+9 → 16 → 成功

解良イノリ:あぶない
GM:固定値がえらい
GM:では全てクリア、紙片を6枚贈呈します。
無量塔幸輔:危なげすらなかった
GM:このシーンでは泥棒一味が車で逃げるのを追いかけて、迎撃を躱したらイベントが起こり締めのシーンです。
GM:ではやっていきましょう。


GM:◆ロンドン西部 郊外
GM:長い長い道がある。
GM:霧に隠れた雑多なビル群から少し離れ、自然の景観と余裕のある邸宅が半分ずつある光景。
GM:道路、と言うには少々荒れた路面を小さな車が走っていた。
"初犯反省"ナイセール:「怪盗のお嬢さんも、どうやら諦めたみたいですわね~」
"初犯反省"ナイセール:濃い紫の髪をくるりと巻いた運転席の少女。
"初犯反省"ナイセール:「後生大事に狙ってましたが、この"初犯反省"様の手にかかればチョチョイのちょいですわ」
"銃の達人"レイヤ:「あんまり調子に乗ってるぞまーた酷い目を見るぞ」
"銃の達人"レイヤ:乱雑に伸びた黒髪が目元を隠すのは助手席の少女。
"銃の達人"レイヤ:「お前の計画はすーぐ乱れるんだ。だいたいなんだってんだ、この街は」
"初犯反省"ナイセール:「あまり辛気臭い顔をするんじゃないわよレイヤ?」
"初犯反省"ナイセール:「わざわざこのわたしを求めてるんですもの。楽しんだほうが得ですわよ~?」
"銃の達人"レイヤ:「その楽観で一回捕まってんだろーが。反省しろ、反省」
"銃の達人"レイヤ:「ったく、これがヤバそうな事件なら俺は降りるからな……」
"剣の達人"岩海:「………」
"剣の達人"岩海:後部座席。和装に身を包んだ少女が閉じていた目を開ける。
"剣の達人"岩海:「追手が来ているぞ」
"初犯反省"ナイセール:「お?さっきのお嬢さんがリベンジかしら……いえ、」
"銃の達人"レイヤ:「おい、列車が空飛んでるぞ!なんだアレ!」
"銃の達人"レイヤ:「クソッ……!乗るんじゃなかった!今すぐ降ろせ!」
"初犯反省"ナイセール:「おほほほ!ここまでくれば一連託生ですわー!」
ナシム・ミシュパート:『横付けするでありますーー!!』
GM:列車の生み出すレールが小さな車の隣をゆくように展開される。
GM:そして……車体の上を滑り、装甲板に守られた車がカタパルトのように射出される。
ナシム・ミシュパート:『ご武運~~~!』
十掬キョウ:「ナシムちゃん、ありがと!」
ナシム・ミシュパート:汽笛一声。武運を祈る。
無量塔幸輔:「ありがとうございます…!わっと!」着地時に態勢を整えた後
十掬キョウ:いつもの白い上着ではなく、黒いブレザーにジャケットにパンツルック。
"初犯反省"ナイセール:「空飛ぶ列車からジープが生まれましたわ!」行く手を塞ぐレールをギュリリリリィと豪快に避ける。
十掬キョウ:腕には風紀委員の腕章。「ふふ!」にっと笑う。
"銃の達人"レイヤ:「それに奴らの格好…!」
十掬キョウ:「みんなとおそろいだ!」
無量塔幸輔:「前方の車は、武器の準備しっかりしてるなぁ…僕が前方で車体の被弾とかを防ぎます!」黒いブレザー。慣れた腕章に違和感を感じずに盾を外に向けて構える
"剣の達人"岩海:「どうやら、風紀委員の見覚えのある顔も居るようでござる」
柴辻マサラ:「ご名答、ってな」
柴辻マサラ:普段は腕章だけで済ませているので本式の制服は久方ぶりだ。
"銃の達人"レイヤ:「あの顔……"ベイキャント・ロット"か!」
柴辻マサラ:影によって自身の体勢を補助し、赤一色のネクタイと解けた髪を翻しながらジープの屋根に仁王立つ。
"初犯反省"ナイセール:「貴方達!懐かしい顔との再会もいいですが、舌を噛みますわよ!」
GM:ガタン、と双方の車が揺れる。
GM:その衝撃でトラップ発動!地面からせり上がった6連装ミサイルランチャー!
ミサイルランチャー:『排除します、排除します』
ミサイルランチャー:ドパパパパ。警戒モードの縄張りに立ち入った侵略者達の車にミサイルが迫る!
十掬キョウ:「ええっ!?そんなんあるの~!?」ハンドルを握っている。「どうしよ!?」
"銃の達人"レイヤ:「チッ!今だけは好都合だ!」
"銃の達人"レイヤ:一瞬の内に抜き打ち。6つの銃声が1つに重なって、こちらに飛んでくるものだけを撃ち抜く。
"銃の達人"レイヤ:「悪いな!そっちはそのままお陀仏しやがれ!」障害物を排除し、相手を置き去ろうと速度を上げる
フェリ・ベルクラム:「任せて」 普段の丈の短い制服の上から、ぶかぶかの風紀委員オーバーオールだけを羽織っている。
フェリ・ベルクラム:腰のシリンジを抜こうとし、「……」腹部に交差する肌色の絆創膏。
フェリ・ベルクラム:「……これでいいか」胸元から錠剤を取り出して、何粒か飲み込む。
"初犯反省"ナイセール:「あの子の格好……トランペッター?新顔ですわねアレは」バックミラー越しにフェリちゃんを見ている。
フェリ・ベルクラム:「"アセトアミノフェン"」 周囲にガラスの猛禽が生まれ、ミサイルと交錯する。
フェリ・ベルクラム:ミサイルの熱が下げられ、爆発せずに通り過ぎて地面に落ちていく。
"銃の達人"レイヤ:「アァ!?何しやがったんだアイツ!?」
十掬キョウ:「おお~!すごいすごい!」
橋国ジュメム:「フェリさん、流石です!」
無量塔幸輔:「すごい…!ミサイルが落ちていっている!」
フェリ・ベルクラム:「……」歓声に、耳を少し動かす。「でも、前の車には追いつけないから」
"銃の達人"レイヤ:「ナイセール!もっとスピード上げろ!……追いついてくるぞ!」
"初犯反省"ナイセール:「やってますわよ!」
十掬キョウ:ぴくりと動く耳を見て、にぱっとして。「そこは大丈夫!」
十掬キョウ:「狭いカタコンベの中で、どうやったら速く動けるか……」
十掬キョウ:「策ならあるんだ!舌噛んじゃうから口閉じててね!」
十掬キョウ:「へへっ。これも言ってみたかったんだよねえ」
十掬キョウ:「トツカ、寝てるとこゴメンね!」
十掬キョウ:片手でハンドルを握ったまま、巨大な剣持つ手を外へと突き出す。
十掬キョウ:それを地面に突き刺し、尋常ならざる膂力で振り抜く。
十掬キョウ:その衝撃力を速度に転嫁し、ジープを突き飛ばすように前へと進ませる。
"銃の達人"レイヤ:「なんだぁ!?いきなり加速しやがった!」
"初犯反省"ナイセール:「やっべぇですわ~~~!追いつかれますわよッ!」
橋国ジュメム:「ガクガクします~~~!?」
フェリ・ベルクラム:「嘘っ……!?」
十掬キョウ:「ぶつかるかも~!掴まって!」
フェリ・ベルクラム:車ではありえない上下動に、思わず車体に掴まる。
無量塔幸輔:「た、頼りにしてますよ!う…わぁっと!」急いで盾を引っ込めて、揺れに備える
"剣の達人"岩海:「──ナイセール、そのまま進めて構わん」
"剣の達人"岩海:「拙者が斬ろう」
"剣の達人"岩海:言葉と同時にサンルーフから車の天面に出ている。
十掬キョウ:「あ。ヤバいかも」
"剣の達人"岩海:侍じみた格好のまま、西洋風の両手剣を手に構えている。
十掬キョウ:「多分あの子……やれちゃう・・・・・!」剣士としての直感がある。
"剣の達人"岩海:「─────悪く思うな」
"剣の達人"岩海:鞘のロックを解放
"剣の達人"岩海:ジープを切り裂くために、銀色の刃を抜き放とうと──
柴辻マサラ:「思わねぇさ」
柴辻マサラ:その声は上空から降った。
柴辻マサラ:「何も斬らせやしねえからな」
"剣の達人"岩海:「!」横薙ぎに振るわれる軌道を、無理矢理"空"へと修正する。
"剣の達人"岩海:一閃。地上から三日月の軌道で剣が振るわれる。
柴辻マサラ:放たれた斬撃を影の波が受け止める、――否、降り注ぐ影を斬撃が受け止めた形になる。
柴辻マサラ:「そっちこそ悪く思ってくれるなよ?何せ触れるだけで壊しちまう性質でな」
柴辻マサラ:影が打ち払われる中、ナイセーヌ達の車の天面へと着地して。
柴辻マサラ:「自前か盗品か知らねえが、コイツはお釈迦になっちまう」
柴辻マサラ:タン、と軽く踏んだその足元から。正確にはそこから伸びる影の触れた端から。
柴辻マサラ:じわじわと装甲が剥がれるように"破壊"が広がっていく。
"剣の達人"岩海:「構わん。わた……拙者、の車ではない」
"初犯反省"ナイセール:「わたしが構いますわよ~~!?」
"銃の達人"レイヤ:「チッ!しょうがねぇ……"斬れ"!」
"剣の達人"岩海:声と同時に剣が振るわれる。
"剣の達人"岩海:影との接触で「崩壊」の始まった剣の表面を薄皮として脱ぐような理外の一閃。
"剣の達人"岩海:足元に広がる影に侵された天面を切り飛ばす。
"剣の達人"岩海:円を描きながらマサラの足を狙う!
柴辻マサラ:しかし、足元から立ち上った影が障壁となって天面を防ぐ。
柴辻マサラ:防いだと思ったその次の瞬間には、天面だった・・・塵が風によって後方へ流されていく。
"銃の達人"レイヤ:「射線が開けば充分だ!」
"銃の達人"レイヤ:天面が塵となったときには既に銃声。
"銃の達人"レイヤ:マサラさんに向いた銃口と2つの弾丸───そして・・・
"銃の達人"レイヤ:2発ずつ跳弾を同時に発射。3方向からの銃弾が同時に襲いかかる。
"剣の達人"岩海:弾丸を防げば、斬る。対処の手札を飽和させる連撃を既に構えている。
柴辻マサラ:しかし、焦る様子はない。何せ今回のバック程信用できる人もそう居ないのだから。
解良イノリ:その時響いた音は、銃声と銃弾同士の弾く音とほぼ同時に響いた。
解良イノリ:「“わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている” For now we see in a mirror, dimly,
解良イノリ:銃弾そのものにある影。それが蠢き弾き飛ばしている。
解良イノリ:バタバタと風に靡く黒のミリタリーコートと黒髪。その下に、軍服風の上着とタイトスカートを着た細い少女の影。
解良イノリ:「本式なんて、本当“革命”以来?…久し振りね。車体の保護の方は何とかなったわ」
"銃の達人"レイヤ:「この技……おいおいおい!!」
"剣の達人"岩海:「やはり、居たでござるな」
"初犯反省"ナイセール:「なっつかし~~!この技に捕まった知り合いも数しれず、ですわ!」
"初犯反省"ナイセール:「手腕は変わらずのようですわね、風紀委員トランペッター、"マスターオーダー"─────」
"初犯反省"ナイセール:「解良イノリ!」
解良イノリ:「もう引退よ。…本当、一回捕まえたけど、まだやってるのね」
"初犯反省"ナイセール:「まったく、今度の探偵は貴方ですの!?」
"初犯反省"ナイセール:「この私の経歴に土を付けたお礼はさせて頂きますわよ~!」
"銃の達人"レイヤ:「何笑ってんだお前は!」
解良イノリ:「土も何も一番疵をつけてるのはあなた自身でしょうが。本当一度か二度じゃ足りないみたいね…!」
"初犯反省"ナイセール:「笑うしか無いでしょうがッ!」
"初犯反省"ナイセール:「フッ、私が反省するのは初犯だけ……」
"初犯反省"ナイセール:「捕まらなければ無罪ですわ~~!」
橋国ジュメム:「そうなんですか!?」
解良イノリ:「いやそんなわけないけど???」
柴辻マサラ:「変に素直なヤツが居る前で減らず口回すんじゃねえ」
解良イノリ:「確定はしないけど、やったことは消えないに決まってるでしょうが、もう…!」
フェリ・ベルクラム:「あの手のメサイア生の一般的な価値観ね」
橋国ジュメム:「なんと……これが政治による歪み……」
橋国ジュメム:「許すまじ、グレートバビロン…!」
十掬キョウ:「政治のせいかな~?」
マギカ・ウィッチクラフト:(しらないしらない)と列車内で首を振っている。運動音痴なので追跡に不参加。
無量塔幸輔:「や……やんちゃ…すぎる」
柴辻マサラ:「ともあれだ。これ以上変に思想汚染が広まる前に」
柴辻マサラ:「お縄に付けや、チンドントリオ!」
"銃の達人"レイヤ:「俺を含めるな!」
柴辻マサラ:再び影を放出し、今度は装甲車の足回りを狙う。
柴辻マサラ:岩海の斬撃で防ごうとすれば自ら車を斬り捨てるり捨てる角度だ。
橋国ジュメム:「そうです!これ以上を罪を重ねる前にお縄に付きましょう!」
橋国ジュメム:「崑崙のモットーに曰く、『悪人には天が罰を与える』……」
橋国ジュメム:「つまり、悪人への拳は誅伐の代行!」
橋国ジュメム:「天誅ーーーー!!!」
橋国ジュメム:ガッ!と勢いのままにジープから飛び出す!
解良イノリ:「ちょっ……、ああもう…!」その補助となる足場を影で作ろうとして。
十掬キョウ:「ジュメムちゃん?」
GM:ビィーーーーーッ。どこからか響くブザー音。
GM:全員の動きがその場で止まる。
GM:音の出処は……空に浮かぶ飛行船。『宝船アダマス』。
GM:『劇の幕間』を告げる音が響き続ける。
"初犯反省"ナイセール:「どうなってますの~!?」
"銃の達人"レイヤ:「解良の技か!?いや……『空間』ごと固定されやがる!」
"銃の達人"レイヤ:「こいつは……"領域"からのルールだ!」
ナイロワール・ルメシー:「おーっほっほっほ!」答え合わせのように、高い笑い声。
ナイロワール・ルメシー:飛行船の上から。この"演劇領域"の主が君たちを見つける。
解良イノリ:「ナイロワールさん…!」
無量塔幸輔:「君は…!」嫌な予感がする。イノリを守れるように盾を前方に構える
柴辻マサラ:「ようやくお出ましか」 動けないながらも鋭い眼光で睨み上げる。
十掬キョウ:「あれが……!」
ナイロワール・ルメシー:「楽しんで頂けてるようですわね!解良イノリ様……そして"探偵"候補の皆様方!」
ナイロワール・ルメシー:ジープの人員と、泥棒の一味を見ながら。
ナイロワール・ルメシー:「まさかこのわたくしの領域内で自我を保つなどと。心より、心より感動していますわ!」
十掬キョウ:「おお……褒められてる……?」
十掬キョウ:「ありがと~!」手を振る。
ナイロワール・ルメシー:飛行船の設備のスポットライトが当たっている。
解良イノリ:「いやこの流れは……」
ナイロワール・ルメシー:「どういたしまして」両手を振る
ナイロワール・ルメシー:「さて……このまま進めばかき回された劇は失敗、遠からず目的は頓挫することでしょう」
柴辻マサラ:「ソイツがこっちの目的だからな」
ナイロワール・ルメシー:「えぇ。ですが、こちらとしてもそれを座して見るわけには参りませんわ」
ナイロワール・ルメシー:「ですので──」
ナイロワール・ルメシー:風景が黒く侵食されていく。セットを変えるように、舞台を変更するように。
ナイロワール・ルメシー:「ここからは、アドリブ。『即興劇エチュード』にてお相手いたしましょう」
ナイロワール・ルメシー:「演目はご休憩。しばしのご歓談の後……」
ナイロワール・ルメシー:「クライマックスにて、お相手いたしますわ」
GM:照明が落とされるように。眠りにつくように。
GM:薄く、君たちの思考が閉ざされていく。
GM
GM
GM:………………
GM:…………
GM:……
GM
"初犯反省"ナイセール:『あの女、わたしとキャラ被ってますわよ!!』
"銃の達人"レイヤ:『今それどころじゃねぇだろう!』
"剣の達人"岩海:『む……"変わる"ぞ、備えろ』
GM


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
解良イノリ:ロイス満タン!なしです。
無量塔幸輔:なしで!
解良イノリ:キョウさんが十字冠処理?
十掬キョウ:ロイスはまんたん!
GM:ですわね。
柴辻マサラ:ロイスは保留
GM:100を超えた方は10-1d10ですわ!
フェリ・ベルクラム:ロイスは保留!
十掬キョウ:じゃあ処理やっちゃお~
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を10減少(101 → 91)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 8)減少(91 → 83)
十掬キョウ:いっぱい下がった!
GM:えらい!
GM:ではシーンは以上!
十掬キョウ:はい!先生!
十掬キョウ:僕たち……ミッションの報酬がほしいな~って思うんですけど
十掬キョウ:ダメかな……?
GM:覚えていてえらい
★アイテム一覧
【済】台本の紙片×5:「情報:"ナイロワール"の目的」取得 
【済】 台本の紙片×4:NPCカード「トランペッター:柱戸ケイ」を入手する
【済】台本の紙片×4:NPCカード「崑崙の刺客:橋国ジュメム」を入手する
台本の紙片×3:「キングダム製ティーセット」を入手 バックトラック時、全てのPCの侵蝕率を-1d10できる。
台本の紙片×1:「メサイアの心得」を入手 登場侵蝕の出目を「1」または「10」に変更する。使い捨て。※3個まで取得可能。
GM:残りのアイテムはこれで、手持ちは6枚!
GM:全部変えられるので全部あげるね。
十掬キョウ:やった~!
解良イノリ:わあい ありがとうございます。
GM:バックトラックで-1d10する権利と、3人分の登場侵蝕を操作出来るアイテムです
GM:クライマックスで有効に使いな!
無量塔幸輔:やったあ~
柴辻マサラ:助かる~
GM:では改めてシーンが以上!


Middle08

シーンPC:フェリ・ベルクラムのみ登場可能。
GM:幕間。登場侵蝕はありません。


GM:◆ ■■■■劇場 ■■■■
GM:視界が暗転した。
GM:薄暗い帳を降ろすように町並みは黒く包まれて、すう、と意識が遠のいた後。
GM:目を覚ました。覚ましたという感覚だけがある。
GM:不思議と自分の体だけが見える真っ暗な空間に、一人。
GM:椅子に座っている。体を包み込むような椅子の感覚。
GM:何も見通せない闇の中───見るもののない、『幕間』の世界に貴方は居た。
GM:この空間に取り込まれたときに似ている。待っていれば変化が訪れるのだろう。
GM:それが出来れば、だが。
フェリ・ベルクラム:「――、」
フェリ・ベルクラム:ここはどこか。新しい領域に。他の皆と逸れたのか。
フェリ・ベルクラム:そう、正常ならば思考できるはずのことよりも先に、ひゅ、と喉が鳴った。
フェリ・ベルクラム:(――――くら、い)
フェリ・ベルクラム:喉が震える。息が出来ない。身体が痺れたように、座席から立ち上がれない。
フェリ・ベルクラム:「ぁ、……!」
フェリ・ベルクラム:片手で、自分の片腰を探る。腰に必ず掲げたランタン。シリンジに連結したサイリウム。それはこういう時のためのもので。
フェリ・ベルクラム:震えるばかりの手は、爪ばかり引っかかって、スイッチ一つ押せない。
フェリ・ベルクラム:あの時もそうだった。
:(今度は、力になれると思った?)
:暗闇の中から、声が響く。内側に闇を流しこまれた、遺産の隼。
:(頼りになる同行者。優しい先生。尊敬する墓守の子)
:(大丈夫だって思った? あのときと同じ。なーんにも変わらないのに)
フェリ・ベルクラム:「……やめて……!」
フェリ・ベルクラム:涙を滲ませながら、相手を睨む。「あの子は、そんなことを言わない! ラトナは、明るくて、前向きで、夢があって……!」
:(でも死んだよ)
:(強いこと。優しいこと。オーヴァードであること。ノヴァリスにいること)
:(そんなことは、何の保証にもならない――)
フェリ・ベルクラム:「うるさい、うるさい……!」
フェリ・ベルクラム:分かっている。これは自分の心的外傷だ。
フェリ・ベルクラム:そして同時に、遺産の副作用でもある。取り込んだ薬効や、毒物と同じように。
フェリ・ベルクラム心の病・・・にまで、形を与えてしまう。
GM:声はシンとした劇場に吸い込まれ、溶けていく。
フェリ・ベルクラム:「あ……!」 無理矢理動かした手が、ランタンを弾き飛ばした。
フェリ・ベルクラム:転がって、闇に消えていく。「待っ……」
GM:だからこそ……その声は最初、とてもか細く響いた。
橋国ジュメム:「………ぁー……」
橋国ジュメム:「かぁー………せんかぁー……」
橋国ジュメム:足音を消す絨毯を歩きながら声を張り上げる
橋国ジュメム:「誰かぁー、居ませんかぁー」
橋国ジュメム:先も見通せない中、声だけが響く。
橋国ジュメム:『劇場では静かに』……というマナーすら意識してないかのように、できる限り声を張り上げて。
橋国ジュメム:「だ・れ・かぁぁぁぁぁぁぁ!!!いませんかぁー!!」
橋国ジュメム:最初は囁く程の声量。しかし、それが近づくに連れ、スポーツの応援もかくやと言うほどコレを張り上げて居たのがわかる。
フェリ・ベルクラム:「き…………っ!?」
橋国ジュメム:「わあっ!」ガツン!整然と並んでいる椅子に足をぶつけた音。
橋国ジュメム:「何か踏んじゃいましたー!?」
橋国ジュメム:ゴロゴロゴロ。
橋国ジュメム:君が弾き飛ばしたランタンが足元にあたり……同時に、何かが倒れている。
フェリ・ベルクラム:「は…………」
橋国ジュメム:「うぅぅぅ…誰か居ませんかぁー」足元から聞こえる声。
フェリ・ベルクラム:「橋国、さん……?」
橋国ジュメム:「!!」ガバッ!
橋国ジュメム:「その声は……フェリさんですね!」
橋国ジュメム:擬音付きで起き上がり、自分以外視えないほどの暗闇の中に、いきなり顔が浮かび上がる。
橋国ジュメム:至近距離だ。
フェリ・ベルクラム:「え、わ、わっ……!」
フェリ・ベルクラム:のけぞろうとして背もたれで止まる。
橋国ジュメム:「あわわわ!」つんのめりそうになって背もたれに手をつく。
橋国ジュメム:向かい合う形。
フェリ・ベルクラム:至近距離だと、泣き腫らした目元がはっきりと見えてしまう。
橋国ジュメム:「フェリさん!無事だったんですね!……おや?」
橋国ジュメム:虚空から顔と両手だけが見える距離。
橋国ジュメム:「な、泣いてるんですか!?どこか痛いんですか!?」
フェリ・ベルクラム:「え、あ……」
フェリ・ベルクラム:「ち、違うの、これは。気にしないで」
フェリ・ベルクラム:「わたしが……勝手に、怖がっているだけだから」
橋国ジュメム:「放っておけませんよ!フェリさんを泣かせるなんて、私が代わりにこの拳で……」
橋国ジュメム:「……怖がる、ですか?」
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:「暗い場所が、駄目なの」
橋国ジュメム:「暗い所が。」あたりを見回す。少し顔を離すと相手のことも視えない。
フェリ・ベルクラム:「妹が死んだ時が、そうだったから」
フェリ・ベルクラム:「……気にしないで。ナイロワールは、休憩って言ってたわ」
フェリ・ベルクラム:「暗転しているだけなのでしょう。少し我慢すれば、……」
橋国ジュメム:「妹さん……が、お亡くなりに、ですか」困ったように眉を寄せる。
橋国ジュメム:「ですが……」
橋国ジュメム:「放っておけません!」
橋国ジュメム:肩、腕、手。
橋国ジュメム:暗闇の中を手探りに、探し当てた手のひらをギュッと握る。
橋国ジュメム:「む~~~~ん……」念。
フェリ・ベルクラム:「……は、橋国さん?」
橋国ジュメム:「怖くない、怖くない……!」ぎゅ、と両手を握って自分に言い聞かせるように呟いている。
橋国ジュメム:「……おまじないです」
橋国ジュメム:「私が、修行が辛かったり、挫けそうになった時に」
橋国ジュメム:「師匠がよく、こうしてくれまして」
橋国ジュメム:「いやそれはそれとして怪我したら痛いものは痛いし気合じゃどうにもならないと思うんですが……それはそれとして」
フェリ・ベルクラム:「師匠……」
橋国ジュメム:「私は、こうしてもらうと、安心出来たんです……」少し笑って。
橋国ジュメム:「……すみません、コレぐらいしか出来ず…」しゅん。
フェリ・ベルクラム:「あな、たは……」
フェリ・ベルクラム:ぎゅ、とぎこちなく手を絡める。凍り付くようだった指先が、徐々に温度を取り戻していく。
橋国ジュメム:ぎゅ、と差を埋めるようにしっかりと握り返す。
フェリ・ベルクラム:「あたたかいのね」
橋国ジュメム:「鍛えてますから!」
橋国ジュメム:「……私は、怖いときや不安なとき、誰かと一緒にいると安心できるんです」
橋国ジュメム:「だから、怖いなら一緒に居ますからねっ」
橋国ジュメム:「ほんとはマサラさんやイノリさんみたいに影の能力でバーっと晴らしたり、あと光ったり出来たらいいんですけど…!」
フェリ・ベルクラム:「あの人達はそういう能力はないと思うけれど……」
フェリ・ベルクラム:「うん。……ありがとう、橋国さん」
橋国ジュメム:「そうなんでしょうか…!?」ぎゅ、ぎゅ、と無自覚に鼓動のリズムで手を握っている。
橋国ジュメム:「……あ、落ち着きました?」
フェリ・ベルクラム:ぽす、と。前に倒れるように。
橋国ジュメム:「わ。」
フェリ・ベルクラム:橋国さんの胸元に、倒れるように頭を当てる。
橋国ジュメム:受け止める。見える範囲が目元から、獣の耳を有するつむじに変わる。
フェリ・ベルクラム:鼓動の音を聞く。生きている。生きている証明。「少しだけ」
橋国ジュメム:「フェリさん……?」「あ、はい」
橋国ジュメム:「……いくらでもどうぞ」
橋国ジュメム:少し身じろぎして、受け止めやすく姿勢を調整する。
フェリ・ベルクラム:夏の日差しのようだと思った。
フェリ・ベルクラム:「……お願いだから」
フェリ・ベルクラム:「あなたは、曇らないで……」
橋国ジュメム:「曇……?」問い返そうとして、声に含まれた重さを感じる「……はい」
橋国ジュメム:細い指先の冷たさに熱を与えて、顔の火照りを胸元で受け取る。
橋国ジュメム:ぐるぐると自分と相手の間に熱が行き来するをの感じながら。
橋国ジュメム:「元気だけが取り柄だと良く言われますから!」
橋国ジュメム:「フェリさんも……大変そうなら、お話も聞きますからね」
橋国ジュメム:「また後で、よかったら、聞かせてください」
橋国ジュメム:「妹さんのこと、とか。」
GM:その言葉と同時、顔を埋めた視界の外から熱を感じる。
GM:闇に包まれた劇場に光が灯る。明るさに伴う熱が、暗闇で冷えた肌に温度として存在を主張しながら。
GM:クライマックスの幕が上がった。


GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
フェリ・ベルクラム:橋国さんのロイスを  感謝:○/羞恥  に変更します
橋国ジュメム:わーい
GM:ではシーンは以上です!


【Masterscene】

GM:◆領域内上空 宝船アダマス
GM:内部に宝物を蓄えた飛行船は空を征く。
GM:ムセイオンやアンジェリカの技術で特殊空間への耐性を持つ飛行船は、飛ぶ空を選ばない。
GM:眼下には怪盗と刑事が追いかけっこをするパッチワークのような町並み
GM:いくつもの小劇場を横断するように、我が物顔で空を飛ぶ。
GM:その船は、空飛ぶ船の経験者によって操縦が行われている。
"故買船長"清澄クリアリング:「定時報告。………うん、まだ解決しなさそう?だよね……」
"故買船長"清澄クリアリング:「うん、監視は続けておいて。演劇領域なら動きがないってことはないでしょう」


GM:海賊部、故買船団はブラックマーケットに対して品物を卸しており、宝船アダマスの操縦を担っている。
GM:海賊たるもの、即興劇に巻き込まれるのは一度や二度ではない。
GM:事実、船員達は最初こそ浮足立ったものの、今では各々が対処に当たっており───
"故買船長"清澄クリアリング:「……来たな。」
ナイロワール・ルメシー:『ごきげんよう、空の民の皆様?』
ナイロワール・ルメシー:モニターに映るのは、青空を形にしたような青の髪色の怪盗。
ナイロワール・ルメシー:アダマスの気球部分に乗っかりながら、モニターをジャックする。
"故買船長"清澄クリアリング:「ごきげんよう、怪盗気取りのお嬢さん。招いたつもりはないけど?」
ナイロワール・ルメシー:『土足で失礼。ですが、ショーにご招待したのはこちらですわ』
ナイロワール・ルメシー:『劇場にいらっしゃるということは、予告状招待状は読んで頂けたようですわね?』
"故買船長"清澄クリアリング:「仕事柄ね。……読まなくてもトリガーになる場合もあるんだから、ずるいよね、君たち」
"故買船長"清澄クリアリング:「出来ればルーチンワークで処理をしたいところだ」
ナイロワール・ルメシー:『こちらからの要件は1つ。貴方がたが運ぶ宝物……"インペリアルエッグ"を頂きますわ』
ナイロワール・ルメシー:『あ、もちろん当方は怪盗ですので、一箇所に宝物があるのならば、全て頂いていくつもりですけれど』
"故買船長"清澄クリアリング:「よく、自分の都合だけで話す子だなぁ!」
"故買船長"清澄クリアリング:「そこまで言うってことは、こちらの性能も調べているんだろうね?」
"故買船長"清澄クリアリング:エネミーエフェクト《ドミネーション》《攻性防壁》。
"故買船長"清澄クリアリング:宝船アダマスのセキュリティ機能を解放し、情報を調べようとする相手に10d10点のダメージを与えます。
GM:──言葉が合図となるように、宝船アダマス内の防衛機構が作動。にわかに慌ただしくなる。
GM:積荷のブロックが隔離され、物理的にも外部からの干渉を遮断。
"故買船長"清澄クリアリング:「第一敢闘配備コンディションレッド、この船体に対する害は、身を以て償ってもらおうか」
ナイロワール・ルメシー:『宝物だけを保護し、飛行船ごと"墜落"することで船上の諍いを収める……ふふふ、思い切りが良いですわよね。コスト釣り合ってますの?』
ナイロワール・ルメシー:『とはいえ、挑戦されたのならば、手袋を返さねばなりません』
ナイロワール・ルメシー:『"模範怪盗"たるもの、怪盗らしく』
ナイロワール・ルメシー:『困難な相手ほど手元に置きたくなりますの』
"故買船長"清澄クリアリング:「やってみなさい、愉快犯。メサイアの奴らで慣れたよ」
"故買船長"清澄クリアリング:「こちらは海賊、略奪こそが我が生業。故に、"征服されざるものアダマス"」
"故買船長"清澄クリアリング:「故買船長キャプテン・アダマスの名において、」
"故買船長"清澄クリアリング:「────奪った獲物は渡さない」
"故買船長"清澄クリアリング
"故買船長"清澄クリアリング:「それに、」
"故買船長"清澄クリアリング:つい、とクリアブルーの瞳を船外に向ける。
"故買船長"清澄クリアリング:「貴方も随分、敵が多いみたいじゃない?」
GM:────汽笛の音が響く。
GM:空にレールを敷く車体が、幕間より役者を運んできた。


【Climax】

シーンPC:全員登場
GM:登場侵蝕をどうぞ!ついでに回復の確認も忘れていたので、やる人はどうぞ!
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(84 → 86)
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(72 → 76)
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(79 → 81)
十掬キョウ:先生から治療キットもらってHP回復するね~
十掬キョウ:十掬キョウのHPを3D10(→ 21)増加(34 → 45)
十掬キョウ:すごいいいキットだった 余裕でMAXです
GM:「メサイアの心得」も3つ取得しています。出目を変更したい人はどうぞ
十掬キョウ:あっ振ってから変えられるんだ
十掬キョウ:じゃあまず登場しよ
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(83 → 84)
十掬キョウ:ふ……いらないぜ
GM:メサイアでは言い張れば通ります。
フェリ・ベルクラム:95+1d10
DoubleCross : (95+1D10) → 95+1[1] → 96

フェリ・ベルクラム:いらずじゃん
GM:10にしてもいいぞ
十掬キョウ:天然物は効きますからね
フェリ・ベルクラム:ここから衝動とセットアップで上がるんだよ 勝手に
GM:せやな。
解良イノリ:じゃあ我々3人が使用でいいかな
GM:じゃあイノリマサラ無量塔先生は1にしてもいいです。
十掬キョウ:ほしいなら使っちゃいな!
解良イノリ:せっかくだしつかいますー 1にするので-1.
十掬キョウ:逆に上げたいかもしれんけど そのへんは構成見てね
柴辻マサラ:じゃあせっかくだし使って皆で出目おそろいにしますか
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を1減少(86 → 85)
無量塔幸輔:あ、貰っていいなら使います!なるべく侵蝕抑えときたいので
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を1減少(81 → 80)
十掬キョウ:おそろいだ~
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を3減少(76 → 73)
GM:はーい、ではシーンを開始します!


GM:◆宝船アダマス
GM:暗い劇場で待機させられた貴方達は、いつしか空飛ぶ列車に回収されていた。
ナシム・ミシュパート:『幕が上がるのを待つのではなく、こちらから舞台にカチこんでいくであります!』
ナシム・ミシュパート:『これすなわち、アンジェリカ生徒への基本対策!』
ナシム・ミシュパート:『空中ドリフトであります~~~!』
ナシム・ミシュパート:ギギーッ!!と破砕的な音を立てながら、飛行船に横付けした列車が貴方達をフィールドへと運んだ。
橋国ジュメム:「とぉー!!」
橋国ジュメム:フェリさんの手を引いて列車からジャンプ。
ナイロワール・ルメシー:「そのスタント根性、嫌いではありませんわ」飛行船の上にねじ込むように設置した椅子から立ち上がる。
フェリ・ベルクラム:「わっ! ……とと!」
フェリ・ベルクラム:手を引かれながら危うく並ぶ。
フェリ・ベルクラム:列車の窓に写った目元が赤いままだったのを、拭って隠す。
解良イノリ:とん。翼の様に身に纏った影で、己を運んでいる。
解良イノリ:「さて…ここが最後かな」
十掬キョウ:たんっ、と軽やかに着地して。「……空中ドリフトって何に対してドリフトしてるんだろう……まあいいや!」
柴辻マサラ:「それまでの進行方向に対して、ではないですか?」
柴辻マサラ:十掬さんの些細な疑問に答えつつ、こちらも軽々と着地する。
十掬キョウ:「先生~?」くるっと振り向く。
無量塔幸輔:「…ん?」ちょっと思ったより地面まで高いな…と外の景色をチラ見しつつ
十掬キョウ:「大丈夫だよ!僕が受け止めるから!」手を振る。
無量塔幸輔:「…」
柱戸ケイ:「先生」
柱戸ケイ:「5秒後がベストタイミング。3,2,1」
解良イノリ:「大分容赦がない」
無量塔幸輔:「…わかりました!受け止め、頼むよ!」合図のカウントを聞いて決心。生徒を信じて飛び降りる
柱戸ケイ:「……ナイスジャンプ」後追いジャンプ。
マギカ・ウィッチクラフト:「あ あ あ あ あぁぁ……」首根っこを掴まれて心中ジャンプ
十掬キョウ:きゅ、と踏み込み、位置を修正して。
十掬キョウ:とん、と軽く飛んで先生を受け止める。
十掬キョウ:直後に着地。瞬間的に脚を折り曲げて衝撃を殺し切る。
柱戸ケイ:「しゅたっ」ビターン。受け身。
無量塔幸輔:「(こ、怖かった……)」ノーバンジー体験に震えつつ
マギカ・ウィッチクラフト:「(絶望)」木の葉のように舞う
十掬キョウ:「へへ」笑って。「ご無事ですか?」
マギカ・ウィッチクラフト:地面が近づき、両手を組んで祈る。(来世はコミュ力に恵まれますように……)
柴辻マサラ:「少し失礼しますね」 マギカさんの着地地点に割り込み、さらりと受け止める。
無量塔幸輔:「あ…あぁ…お、おかげさまで…」瞬時にこわばり切った表情を崩して無理矢理笑いかけながら
マギカ・ウィッチクラフト:「うぉあ??」変な声。
柴辻マサラ:回転の勢いを殺しつつ気球の上に立たせるところまで終えて。
柴辻マサラ:「お怪我は?」
マギカ・ウィッチクラフト:ぐるりと体に巻き込んだ髪をほぐす。
マギカ・ウィッチクラフト:「あ、いえ……?」「ありがとうございます……?」
十掬キョウ:「え~、マサラちゃんのやつかっこいいな!」
フェリ・ベルクラム:(二人ともすごいわね……) なんとなく自分の腕を見る。無理だ。
解良イノリ:(みんな大丈夫そうでよかった)フォローの用意をしていた影を引っ込める。
橋国ジュメム:「すごいですね…!」フェリちゃんの隣で抱き上げるイメトレをしようとしている。
柴辻マサラ:「それは何より。……柱戸さん、無理に自分のタイミングに巻き込むのは危険ですよ」
柱戸ケイ:「……反省。トランペッターならいけるから、つい」
十掬キョウ:「先生も無理させてごめんね」背中を撫でながら抱えた姿勢から下ろす。
十掬キョウ:「でも信じてくれて嬉しい!」
無量塔幸輔:「…今までの動きや戦い方を見て、十掬さんならやってくれるって思ったので」一息をついた後、地表に降りつつ答える
ナイロワール・ルメシー:「うふふ。皆様にはもう少し、時間を稼がせて頂くつもりでしたけど、」
ナイロワール・ルメシー:「流石に、手の内を知られると対策されるものですわね」
"初犯反省"ナイセール:「そうですわぁ。トランペッター相手に誤魔化しとか、だいたいぶっちぎってきますわよその方々」
"初犯反省"ナイセール:ひょこ、と紫髪の少女が会話に混ざる。
"初犯反省"ナイセール:貴方達に視えない角度。アダマスの全貌辺りに備えた折りたたみのテーブルを片付けている。
ナイロワール・ルメシー:「えぇ、ありがとうナイセールさん。やっぱり最新の情報を得るのって大事ね」
解良イノリ:「しれっと協力してる……」
フェリ・ベルクラム:「怪盗側がチーム組むのはルール違反じゃない……?」
"初犯反省"ナイセール:「おほほほほ。意外と気が合いましたのよ!」
"初犯反省"ナイセール:「このわたしが手を貸すんですから、大船に乗った気持ちでいらっしゃるといいわ!」
"銃の達人"レイヤ:「文字通りって突っ込む気にもならねぇ……」
無量塔幸輔:「初犯どころですまなくなってる気がするよ…?」
"銃の達人"レイヤ:「俺は今でも、このまま逃げちまったほうが良いと思うけどな……」
十掬キョウ:「でも仲良くなれるんだったら……」
十掬キョウ:「僕らともなかよくできたりしないのかな?」
十掬キョウ:「そうしたら物騒なことなしに解決するじゃない」
柴辻マサラ:「十掬さん。その考え方自体は非常に尊いものだと思いますが」
ナイロワール・ルメシー:「ふふ。そちらがわたくしの犯行に手を貸していただければ、実現しましてよ?」
柴辻マサラ:「この通り。彼女達に遵法精神という物が存在しない以上、残念ながら相容れることは出来ません」
柴辻マサラ:「あの手の手合いは自分の欲望を諦めるということを知らないものです」
ナイロワール・ルメシー:「善良なる市民の務めすら霞ませる宝物の価値。えぇ……ゾクゾクしますわね」
十掬キョウ:「折り合いって付かないものなのかな~……」
解良イノリ:「そこら辺付けるのを投げ捨ててるからね……」手で頭を抑えつつ。
解良イノリ:「…とはいえ。こういってくれていることだし、今でも止めて反省するっていうなら…ずっと良く扱われると思うけど、どう?」
ナイロワール・ルメシー:「なんと優しきお言葉……ですが、それを受け入れるわけにはいきませんわ」
ナイロワール・ルメシー:「だって、わたくしたちは未だ少女ですもの」
無量塔幸輔:「…星室庁が関わっている事件になっていることだとしても、やめる気はないんですね?」
ナイロワール・ルメシー:「秩序の重荷を背負うより。混沌の渦から笑えるものを探し出したいと願っておりますわ?……えぇ」
ナイロワール・ルメシー:「笑えない仕事に、何の意味がありましょう?」
解良イノリ:溜息。受け入れられないだろうな、という経験則上ほぼ確定の推測もあったし、事実強制できるものでなし。それでも、という思いで声は掛けたが。
ナイロワール・ルメシー:「則を求めて頭を抱える者たちに、愉快な一幕を」
ナイロワール・ルメシー:「アンジェリカ、風組。ナイロワール・ルメシーの名のもとに」
ナイロワール・ルメシー:「貴方達を素敵なショーにご招待、さしあげますわ」
柴辻マサラ:「今頭を抱えているのはまさに貴女の一幕のせいなんですがね……」 委員長と同じく溜息。
ナイロワール・ルメシー:顔を引き締める君たちと対象的に、ニコリと笑う。
ナイロワール・ルメシー:「でしたら一度、こちらにいらしては?」
ナイロワール・ルメシー:「顰め面の義務感では、休まるものも休まりませんわよ?」
ナイロワール・ルメシー:ふふ、と笑って踵を鳴らす。
GM:ビィー、と開演を告げるブザー。
GM:演劇領域の空にヒビが入り、その向こうから"目"がこちらを見る。
GM:歯車を組み合わせたような人型。胴体はなく、顔と両腕だけが組み込まれた機械仕掛け。
ナイロワール・ルメシー:「さぁ、いらっしゃい、舞台仕掛けの終幕ナキマ・スクエ・スウデ
ナイロワール・ルメシー:「クライマックスが始まりますわ。
"ナキマ・スクエ・スウデ":機械仕掛けの巨人がひび割れから姿を表し、宝船アダマスへと触れる。
"ナキマ・スクエ・スウデ":エネミーエフェクト《広域融合》。
"ナキマ・スクエ・スウデ":宝船アダマスと一体化し、あらゆるセキュリティの無効化、掌握を図ります。
"ナキマ・スクエ・スウデ":融合完了は1d5+1ターン後のクリンナップ。
"ナキマ・スクエ・スウデ":融合後、毎ラウンド開始時に《攻性防壁》状態のアダマスから10d10のHPダメージ。
"ナキマ・スクエ・スウデ":対象はナイロワールに敵対するすべてのPCです。
"ナキマ・スクエ・スウデ":1d5+1 融合ターン
DoubleCross : (1D5+1) → 1[1]+1 → 2

"ナキマ・スクエ・スウデ":2ターン後です。
柴辻マサラ:速い!
十掬キョウ:はや!
フェリ・ベルクラム:あっこいつ!
解良イノリ:出目!
無量塔幸輔:ヴァッ
フェリ・ベルクラム:足音くんに謝れ!!
"ナキマ・スクエ・スウデ":3ターン開始から10d10!
"ナキマ・スクエ・スウデ":足?とかないので……よくわかんないですね
"ナキマ・スクエ・スウデ"
"ナキマ・スクエ・スウデ":──侵蝕が始まる。
"ナキマ・スクエ・スウデ":演劇内において『終わり』の概念が具現化し、すべての役者を否応なく急き立てる。
"ナキマ・スクエ・スウデ":すべての終わりは近い。
"ナキマ・スクエ・スウデ":この領域のルールが、貴方達に戦闘を強制する!
GM:衝動判定。難易度は9です。
解良イノリ:7dx+2>=9
DoubleCross : (7DX10+2>=9) → 10[3,4,6,9,10,10,10]+9[1,7,9]+2 → 21 → 成功

フェリ・ベルクラム:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[1,5,7,10]+8[8] → 18

GM:つよつよメンタリティ
解良イノリ:メッチャ回ってる
フェリ・ベルクラム:なんだこれ
無量塔幸輔:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[2,5,8]+1 → 9

柴辻マサラ:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 9[6,6,7,8,8,9] → 9 → 成功

十掬キョウ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[2,6,10]+6[6] → 16 → 成功

解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を2D10(→ 8)増加(85 → 93)
柴辻マサラ:皆意志強い
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を2D10(→ 6)増加(80 → 86)
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を2D10(→ 5)増加(84 → 89)
フェリ・ベルクラム:2d10+96
DoubleCross : (2D10+96) → 3[1,2]+96 → 99

フェリ・ベルクラム:!?
GM:つよ
フェリ・ベルクラム:ここまでの反動が
GM:皆低いな…
フェリ・ベルクラム:みんな低いじゃん
GM:先生も2d10アップだぜ!
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を2D10(→ 11)増加(73 → 84)
GM:フラット


GM:君達の頭上から、淡い光が昇る。隔絶した領域においてすら、その光は貴方達の標となる。
GM:セイクリッドピラーから放たれた十字の光。"ノヴァリスの大十字冠"。
GM:神聖二重冠が使用可能になりました。
神聖二重冠ダブルクロス
クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。
GM:また、貴方達は以下のNPCカードを取得しています。

◆NPCカード:トランペッター:柱戸ケイ あらゆる判定前に使用できる。判定に使用するダイスを+6Dする。
ラウンド1回。

◆NPCカード:崑崙の刺客:橋国ジュメム タイミング:メジャーに組み合わせて判定できる。上昇する侵蝕率を0にする。
ラウンド1回。
GM:そしてクライマックスで次のNPCカードが開放されます。

◆NPCカード:議長代行:マギカ・ウィッチクラフト 判定の後に使用できる。達成値を+9する。
ラウンド1回。
GM:また、クライマックス戦闘には特殊なルールが追加されます。
◆特殊ルール:極限フィールド
宝船アダマスに過剰な刺激を与える場合、即座に墜落します。
また、不安定な足場のため、普段通りに戦えない極限状態です。

データ的にはすべてのPCは攻撃時、「至近」以外の相手に対して達成値が-[距離(m)*2]点されます。
GM:5m離れた場合は-10だ
十掬キョウ:遠いと減衰していくんだ
GM:地面壊したら皆落下だからね。
GM:気をつけよう。
フェリ・ベルクラム:白兵型救済!
柴辻マサラ:気を付けないと……
GM:では クライマックス戦闘を開始します!
GM:エネミーはナイロワール、初犯反省、レイヤ、岩海の4体。
GM:勝利条件はエネミーの全滅。
GM:なお、3ラウンド開始時から『"ナキマ・スクエ・スウデ"』が砲撃を開始し、10d10のダメージを与えます。エネミーとしてはカウントしません。
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]
 (5m)
レイヤ[6]、岩海[6]、イノリ[14]
(5m)
フェリ[8]、マサラ[13]、キョウ[5]、無量塔[4]

GM:ではセットアップから。
柴辻マサラ:PS『ぶち壊される用意は良いか?』 原初の黄:狂騒の旋律LV5→極限暴走LV1+背徳の理LV5
柴辻マサラ:範囲(選択)に攻撃力+15と暴走付与、シーン中自身の判定D+10、侵蝕値+8
無量塔幸輔:受け取り拒否します。セットアップはありません
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を8増加(86 → 94)
柴辻マサラ:ほしいやつは持ってきな!
解良イノリ:もらいますー 自身のセットアップは無し…かな?
"銃の達人"レイヤ:こいつはなし。
"剣の達人"岩海:こっちもなし。
十掬キョウ:もらいます!
フェリ・ベルクラム:バフもらいます。《女王の降臨》で《戦乙女の導き》を使う。
"初犯反省"ナイセール:《ショウタイム》単体視界。対象が自分を対象に含まない攻撃を行う場合、ダイスを-4個
十掬キョウ:「進化の兆し」の強化効果を使用。シーンの間肉体を+3。
十掬キョウ:肉体が15になりました。
"初犯反省"ナイセール:攻撃しない先生以外からチョイス。
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を10増加(89 → 99)
"初犯反省"ナイセール:choice[フェリ, マサラ, キョウ, イノリ]
DoubleCross : (choice[フェリ,マサラ,キョウ,イノリ]) → マサラ

"初犯反省"ナイセール:マサラさんはわたし以外への攻撃にダイス-4個ですわ
柴辻マサラ:面倒なことする……
フェリ・ベルクラム:《戦乙女の導き》をマサラさんに使用。ダイス次回+6、攻撃力+5.
柴辻マサラ:助かります
フェリ・ベルクラム:侵蝕は99→106
ナイロワール・ルメシー:《攻撃誘導》《扇動の香り》
ナイロワール・ルメシー:対象がこのキャラを対象に含まない攻撃を行う場合、ダイスを-4個。また、対象に攻撃を行う命中判定ダイス+5個。
ナイロワール・ルメシー:先生とマサラさん以外でチョイス
ナイロワール・ルメシー:choice[フェリ,  キョウ, イノリ]
DoubleCross : (choice[フェリ,キョウ,イノリ]) → キョウ

ナイロワール・ルメシー:キョウちゃんにシュート!
十掬キョウ:わーん!
GM:では軽く演出。


ナイロワール・ルメシー:「さて、それじゃあ参りましょうか?」
"初犯反省"ナイセール:「えぇ。こういうときはやっぱり、アレですわね」
"初犯反省"ナイセール:「さぁ……ショー・マスト・ゴー・オン!」
ナイロワール・ルメシー:2人とも異なる意味で目を引く個性。
"初犯反省"ナイセール:1人は光のスポットライトに映し出され。
ナイロワール・ルメシー:1人は辺りを熱狂へと包み込んでいく。
ナイロワール・ルメシー:無視することを許さない存在感の押しつけが空間を満たしていく。
柴辻マサラ:「……全く。そうギラギラと光らなくとも」
柴辻マサラ:呟きながら片手で眼鏡を外し、もう片方の手で髪を結ぶリボンを引く。
柴辻マサラ:「目ぇ離す気なんざサラサラねえよ」
柴辻マサラ:普段は足元に影を広げて起点とするが、今回はそれをやるとアダマスにダメージを及ぼしかねない。
柴辻マサラ:代わりに、自身の腕を包むように影を纏う。ゆらゆらと端を棚引くそれは煙のよう。
フェリ・ベルクラム:すう、と影を受け取る。呼気から肺に満ちる、破壊の衝動。
フェリ・ベルクラム:(……やりづらそう、かな)
フェリ・ベルクラム:ポケットからシリンジを抜く。袖をまくって腕に突き刺す。
フェリ・ベルクラム:薬品の注入と同時に発生した鷹が、マサラさんの元へと飛び、羽を振り撒く。
フェリ・ベルクラム:影の挙動がぴたりと安定し、マサラさんの意志のままに従うようになる。
フェリ・ベルクラム:レネゲイドの安定剤。薬品として接種する場合、調整や相性、場合によっては副作用が存在するが。
フェリ・ベルクラム:フェリの生み出す翼は、良い薬効のみを相手に与えることが出来る。
柴辻マサラ:「悪いな、助かる」
フェリ・ベルクラム:「いいえ。……長くは続かないから、早めに決めてください」
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 僕らを憐れみ給えmiserere nobis.
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 僕らを憐れみ給えmiserere nobis.
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 僕らに平安を御与え下さいdona nobis pacem.
十掬キョウ:起動句とともに、その場に、一際に目を惹くものがある。
十掬キョウ:否。目だけではない。
十掬キョウ:耳を、鼻を、舌を、肌を。それらすべてを惹くするかのようなそれは、
十掬キョウ:兆しなのだという。すべての関心をほしいままにする“寄せ餌”の資質の兆し。
十掬キョウ:風紀委員の制服がかき消える。この場では、ある程度、自らの装いを自在にできる。
十掬キョウ:白い外套。取り締まるための装いから、悼み送るための装いへと。
十掬キョウ:存在感の押し付け。ここにあると、体全体で表明するかのような。
十掬キョウ:「……うん。今日も調子はバッチリだ。やっていこう!」


GM:イニシアチブ14!
GM:の前に!
"銃の達人"レイヤ:《時間凍結》 即座にメインプロセスを行い、HP20失う。
"銃の達人"レイヤ:手番割り込み!
十掬キョウ:なにっ
"銃の達人"レイヤ:マイナー無し
無量塔幸輔:なんだとっ
"銃の達人"レイヤ:《C:バロール》《瞬速の刃》《魔神の心臓》。悪魔の銃で攻撃。
"銃の達人"レイヤ:命中時に侵蝕率+5と、このラウンドの間すべての判定ダイスは-9個されます。
柴辻マサラ:だ、ダルすぎる!
十掬キョウ:全員がダイス減らしてくる!
フェリ・ベルクラム:そんなにダイスが憎いか……!
解良イノリ:マイナー解除だっけ…うーん侵蝕が100行ってない!
フェリ・ベルクラム:私も憎い
"銃の達人"レイヤ:ダイスがなければ何も出来ないってさ。
"銃の達人"レイヤ:単体射撃、対象はチョイス
"銃の達人"レイヤ:choice[フェリ, マサラ, キョウ, イノリ, 無量塔]
DoubleCross : (choice[フェリ,マサラ,キョウ,イノリ,無量塔]) → イノリ

"銃の達人"レイヤ:へへ、解良イノリさんやっちまえばこっちのもんだ!!
解良イノリ:ぎゃーっ 元々ダイス数少ないのに~~
"銃の達人"レイヤ:では判定!
"銃の達人"レイヤ:10dx+4
DoubleCross : (10DX10+4) → 9[1,1,2,4,5,6,7,7,8,9]+4 → 13

解良イノリ:コンセ!
"銃の達人"レイヤ:間違えました。
"銃の達人"レイヤ:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[2,4,5,5,5,5,7,7,8,10]+6[1,2,5,6]+4 → 20

"銃の達人"レイヤ:か、代わり映えしない
"銃の達人"レイヤ:リアクションどうぞ!
解良イノリ:そうだとしても暴走してるからあたる~
無量塔幸輔:どうしましょう、カバーリングあった方がいいですかね?
"銃の達人"レイヤ:オラッ 命中時に侵蝕アップとダイスデバフしちゃうぞ
十掬キョウ:ダイスデバフ無視できますしね
柴辻マサラ:その方が良さげ
"銃の達人"レイヤ:先生、無理しないでください
フェリ・ベルクラム:先生、やっちまってくだせえ!(カバーを)
解良イノリ:まだぎりぎりリザレクトはあるし 棺目当てで受けて、ロイス切るのはあり
無量塔幸輔:至近RCですもんね
"銃の達人"レイヤ:私は先生の味方ですよ
"銃の達人"レイヤ:トラストミー…
無量塔幸輔:あーそっちもありますか
解良イノリ:カバーしてもらえるのはすごくありがたい!
無量塔幸輔:味方ならいますぐ降伏して♡
"銃の達人"レイヤ:やだ♡
解良イノリ:まあ流石に二連続行動は無いとみて、カバーしてもらってもいいです?
無量塔幸輔:わかりました!
解良イノリ:お手数をば……
無量塔幸輔:<崩れずの群れ>侵蝕:2 カバーリング
GM:宣言どうぞ!
"銃の達人"レイヤ:オラーッ。ダメージ!
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を2増加(84 → 86)
"銃の達人"レイヤ:3d10+5 装甲有効
DoubleCross : (3D10+5) → 18[6,4,8]+5 → 23

"銃の達人"レイヤ:命中で侵蝕+5、このラウンドのあらゆる判定-9Dです。
無量塔幸輔:ガード値12 装甲8で3点ダメージですね
"銃の達人"レイヤ:かたぁい…
無量塔幸輔:無量塔幸輔のHPを3減少(61 → 58)
柴辻マサラ:かすり傷じゃん
"銃の達人"レイヤ:豆鉄砲になっちゃった
無量塔幸輔:かすり傷だけど受けた瞬間に体が重くなる
解良イノリ:あと悪魔の銃で5点侵蝕上げる感じかな
十掬キョウ:すご~
解良イノリ:ありがとうございます~~
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を5増加(86 → 91)
GM:演出はラウンド纏めてやりましょう。


GM:今度こそイニシアチブ14、イノリちゃん。
解良イノリ:はい、マイナーで移動。達人組にエンゲージ。
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]
 (5m)
レイヤ[6]、岩海[6]、イノリ[14]
(5m)
フェリ[8]、マサラ[13]、キョウ[5]、無量塔[4]
解良イノリ:メジャー。NS“Isa41:1”《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》にて二人に攻撃。
"銃の達人"レイヤ:ぎょえー
解良イノリ:妨害等ありますか!
GM:至近なので達成値デバフはありません
GM:妨害無し!判定どうぞ!
解良イノリ:ありがとうございます 参る
解良イノリ:10dx7+9
DoubleCross : (10DX7+9) → 10[1,1,3,4,5,6,6,7,8,10]+10[4,6,7]+5[5]+9 → 34

"銃の達人"レイヤ:頑張って避ける
GM:達成値追加などあればどうぞ
解良イノリ:◆NPCカード:議長代行:マギカ・ウィッチクラフト】判定の後に使用できる。達成値を+9する。ラウンド1回。 此方を貰います!
解良イノリ:達成値43へ。
マギカ・ウィッチクラフト:魔女パワー
"銃の達人"レイヤ:5dx>=43
DoubleCross : (5DX10>=43) → 7[1,4,5,5,7] → 7 → 失敗

"剣の達人"岩海:《ゲットダウン》白兵で回避
"剣の達人"岩海:5dx+30>=43
DoubleCross : (5DX10+30>=43) → 8[2,5,6,6,8]+30 → 38 → 失敗

"剣の達人"岩海:おしい。
柴辻マサラ:うっわ
十掬キョウ:30???
解良イノリ:怖すぎ!!
GM:ダメージどうぞ。
"剣の達人"岩海:支援カードありますしね。いけるいける
"剣の達人"岩海:ござるよ。
解良イノリ:5d10+21+1d10+15 装甲等有効。
DoubleCross : (5D10+21+1D10+15) → 22[3,4,6,4,5]+21+7[7]+15 → 65

解良イノリ:まあまあ!65点装甲等有効ダメージです。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を7増加(93 → 100)
"剣の達人"岩海:《電磁反応装甲LV2》すべて使って自身のダメージ40点軽減。
"剣の達人"岩海:25点受ける。
"剣の達人"岩海:《電磁バリア》レイヤへのダメージを-1d10-4
柴辻マサラ:減らしすぎ!
"剣の達人"岩海:65-1d10-4
DoubleCross : (65-1D10-4) → 65-4[4]-4 → 57

"銃の達人"レイヤ:HPは60!ギリ耐えると思ったか?
"銃の達人"レイヤ:時間凍結分で残り40だよ。
"銃の達人"レイヤ:死。
解良イノリ:ひとりはたおせたぜ
"銃の達人"レイヤ:復活はなし。終わりです。
フェリ・ベルクラム:これがイノリさんの殺人剣の力だ~っ
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]
 (5m)
岩海[6]、イノリ[14]
(5m)
フェリ[8]、マサラ[13]、キョウ[5]、無量塔[4]
"剣の達人"岩海:うおおー!!よくも拙者の仲間たちをー!!
十掬キョウ:やった~
解良イノリ:ヨシ!
"初犯反省"ナイセール:さすがトランペッターのトップ、わたしを捕まえた女~~♡
解良イノリ:喜ばれとる
ナイロワール・ルメシー:皆に笑顔をですわ


GM:次!
GM:イニシアチブ13、マサラちゃん!
柴辻マサラ:まずはマイナーで委員長達のエンゲージに
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]
 (5m)
岩海[6]、イノリ[14]、マサラ[13]
(5m)
フェリ[8]、キョウ[5]、無量塔[4]
柴辻マサラ:それからメジャーアクション、の前に
柴辻マサラ:神聖二重冠起動!
GM:なにっ
柴辻マサラ:選ぶ効果は攻撃力+[上昇*2]で!
GM:ぐーん!
柴辻マサラ:侵蝕上昇は15で攻撃力+30、それから改めてメジャーアクション
柴辻マサラ:NS『風紀を執行します』 原初の赤:ギガンティックモードLV2+コンセントレイト:ウロボロスLV4
柴辻マサラ:対象:範囲(選択)、武器破壊、C値-3、侵蝕値+5
柴辻マサラ:使用武器はキーンナイフ!
GM:ウオオオオ FHの便利ナイフ!
GM:対象を指定してきませい!
柴辻マサラ:怪盗コンビで!
GM:では5m離れてるので達成値-10!
"初犯反省"ナイセール:対象に含んでいるのでダイスデバフはなしですわ~~
"初犯反省"ナイセール:判定いらして!
柴辻マサラ:(4+3+12+6)dx7+1-10
DoubleCross : (25DX7-9) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,6,6,6,7,8,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,2,3,4,6,9,10]+10[6,8]+4[4]-9 → 25

柴辻マサラ:跳ねなかったな……
"初犯反省"ナイセール:後乗せなければ回避ですわ~
柴辻マサラ:フェリちゃん雫貰ってもいい?
十掬キョウ:岩海側に残しておかないで大丈夫?
柴辻マサラ:どっちか回避技持ってそうな気配がするので
柴辻マサラ:あ、それは確かにか……
フェリ・ベルクラム:どうしましょ
解良イノリ:二重冠で強引に当てに行くのは出来るけど ううむ
無量塔幸輔:二重冠つかってしまってるしなあ…
フェリ・ベルクラム:でもこっちに使うか
フェリ・ベルクラム:火力欲しいし
フェリ・ベルクラム:《夢の雫》! 達成値+16
フェリ・ベルクラム:侵蝕106→109
柴辻マサラ:では貰って41!
GM:こわ……
"初犯反省"ナイセール:では回避ですわ~
"初犯反省"ナイセール:《神の眼》《水晶の眼》ダイス増やして回避ですわ
"初犯反省"ナイセール:8dx>=41
DoubleCross : (8DX10>=41) → 10[3,4,4,5,6,8,10,10]+9[5,9] → 19 → 失敗

"初犯反省"ナイセール:惜しいですわぁ~
ナイロワール・ルメシー:回避。
ナイロワール・ルメシー:4dx>=41
DoubleCross : (4DX10>=41) → 9[4,6,9,9] → 9 → 失敗

ナイロワール・ルメシー:無理ぴ。
柴辻マサラ:ナイセール怖いことしてくるな……ダメージ行くぜ
GM:こいっ
柴辻マサラ:5d10+5+18+5+1d10
DoubleCross : (5D10+5+18+5+1D10) → 32[1,10,6,8,7]+5+18+5+5[5] → 65

柴辻マサラ:おらっ
GM:ぐえー!
無量塔幸輔:これにさらに+30ですかね?
柴辻マサラ:あ、そうだわ すみません二十冠分抜けてた
GM:やば。
フェリ・ベルクラム:装甲値も-5扱いだな
"初犯反省"ナイセール:んなもんねーですわ
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を20増加(94 → 114)
GM:では95で…
"剣の達人"岩海:《電磁バリア》ナイロワールへのダメージを-1d10-4
"剣の達人"岩海:95-1d10-4
DoubleCross : (95-1D10-4) → 95-3[3]-4 → 88

ナイロワール・ルメシー:88点受けてまぁまぁ涙目ですわ
"初犯反省"ナイセール:わたしは95点を素受けしてご臨終寸前ですわ
"初犯反省"ナイセール:なので《鏡の盾》!
"初犯反省"ナイセール:同じ苦痛を味わいなさい!!
"初犯反省"ナイセール:95点反射!
無量塔幸輔:待ったぁ!
無量塔幸輔:使わせてもらうぜ…アレを…!
"初犯反省"ナイセール:おっほっほ!100%エフェクトに対し何ができるっていうんですの~~!?
無量塔幸輔:<デビルストリングLv3><デビルスレッドLv2>  侵蝕10 デビルストリング使用時、80%。100%、ピュア、リミットエフェクトも打ち消し可 1シナリオLv回
"初犯反省"ナイセール:そのストリングをおしまいになったほうが…良いのではなくて!?
"初犯反省"ナイセール:ぎぇ~~~~!!!
無量塔幸輔:スレッドもつけてやらぁ~!!!
柴辻マサラ:助かります
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を10増加(91 → 101)
ナイロワール・ルメシー:反省ーーー!!!
"初犯反省"ナイセール:じゃあ……大人しく95点受けただけの少女になります……
フェリ・ベルクラム:ただの女の子に戻ってる


GM:では続きましてイニシアチブ11、初犯反省。
"初犯反省"ナイセール:血祭りに上げて差し上げますわ
十掬キョウ:ただの女の子の発言じゃないんだよなあ
"初犯反省"ナイセール:マイナー《主の恩恵》メインプロセスの判定ダイス増加。
"初犯反省"ナイセール:メジャー《C:エンジェルハィロゥ》《破壊の光》《光の弓》
"初犯反省"ナイセール:RCの範囲選択攻撃
"初犯反省"ナイセール:choice[トラペ, 3人組]
DoubleCross : (choice[トラペ,3人組]) → トラペ

"初犯反省"ナイセール:好き勝手やってくれたトランペッターに攻撃!!
柴辻マサラ:くっ、突出したところ叩きに来るとは……
"初犯反省"ナイセール:お死に!
"初犯反省"ナイセール:えーと 5mなので達成値は-10。
"初犯反省"ナイセール:妨害なければ判定ですわ
"初犯反省"ナイセール:13DX7+4-10
DoubleCross : (13DX7-6) → 10[1,2,3,4,5,5,6,7,7,8,10,10,10]+10[5,6,7,7,7,9]+10[1,3,4,7]+5[5]-6 → 29

"初犯反省"ナイセール:オラッ、リアクションどうぞ
解良イノリ:暴走リア不です…
無量塔幸輔:<崩れずの群れ>侵蝕:2 カバーリング
無量塔幸輔:<命のカーテンLv2> 侵蝕:4 カバーリングの射程を10mまで延長 シナリオLv回
無量塔幸輔:対象は、マサラちゃん
"初犯反省"ナイセール:ふたりとも暴走中か。
"初犯反省"ナイセール:ではダメージですわ
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を6増加(101 → 107)
"初犯反省"ナイセール:3d10+12 装甲有効
DoubleCross : (3D10+12) → 16[3,3,10]+12 → 28

"初犯反省"ナイセール:おくらいあそばせ!
解良イノリ:あっ装甲有効ならボデマで8減らして20点ダメージで、残り9点で生きます! 危なかった
無量塔幸輔:ガード値12引いて16×2=32 装甲8引いて24点
解良イノリ:解良イノリのHPを20減少(29 → 9)
十掬キョウ:すご~
"初犯反省"ナイセール:きぃ~~~~!!
無量塔幸輔:無量塔幸輔のHPを24減少(58 → 34)
"初犯反省"ナイセール:流石はトランペッターですわぁ……
十掬キョウ:先生は攻撃対象じゃないから
柴辻マサラ:二人共硬い
十掬キョウ:2倍せずに計算だよ~
"初犯反省"ナイセール:ガード装甲引いて8点ですわね
フェリ・ベルクラム:先生の装甲 誉れ高い
無量塔幸輔:あぁ、カバーリング同エンゲージじゃなかったら2倍じゃないんですね
"初犯反省"ナイセール:自分が攻撃対象+他の人をカバーした 時に2回分攻撃を受ける計算だぜ!
十掬キョウ:自分が攻撃対象じゃないからねえ
"初犯反省"ナイセール:だぜじゃない、ですわ
無量塔幸輔:じゃあ8点ダメージですね
無量塔幸輔:無量塔幸輔のHPを16増加(34 → 50)
柴辻マサラ:素が漏れてる
十掬キョウ:不沈艦すぎる
"初犯反省"ナイセール:しぶてぇですわ。
解良イノリ:かたい
"初犯反省"ナイセール:それでこそ我がライバルたち…


GM:では次。
GM:イニシアチブ8。プレイヤー優先でフェリちゃん。
フェリ・ベルクラム:おっとそうなるのか
フェリ・ベルクラム:マイナーで戦闘移動。トランペッター二人のエンゲージに侵入。
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]
 (5m)
岩海[6]、フェリ[8]、イノリ[14]、マサラ[13]
(5m)
キョウ[5]、無量塔[4]
フェリ・ベルクラム:そしてメジャーでノヴァリス剣術の行く末を憂う達人さんを攻撃します
"剣の達人"岩海:剣戟も飛ばすでござるよ
フェリ・ベルクラム:《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》。 ダイスは自己バフがないので6dx7+9だが……
GM:至近エンゲージなので達成値デバフなし!
フェリ・ベルクラム:NPCカード、橋国さんと柱戸さんを使います。あなた達が私の翼よ!
柱戸ケイ:必要なんだね。計算通りだよ。
柱戸ケイ:ダイス+6個!
橋国ジュメム:そしてメジャー侵蝕上昇0です!
橋国ジュメム:3人揃ってメサイアプリキュア!
フェリ・ベルクラム:神聖二重冠の効果を使用。侵蝕率を+7して116に。命中達成値を+21するわ。
橋国ジュメム:ミラクルダブルクロスライトです!
フェリ・ベルクラム:サイリウムを上げるからこれを振って応援してね
フェリ・ベルクラム:12dx7+9+22
DoubleCross : (12DX7+31) → 10[1,1,2,3,3,3,5,5,5,7,9,10]+10[5,7,10]+10[5,9]+2[2]+31 → 63

"剣の達人"岩海:そう……まずは逃げるでござるよ。
"剣の達人"岩海:《ゲットダウン》白兵で回避
"剣の達人"岩海:5dx+30>=63
DoubleCross : (5DX10+30>=63) → 10[1,6,8,8,10]+2[2]+30 → 42 → 失敗

"剣の達人"岩海:幕末オープンゲーット!!
"剣の達人"岩海:ダメージください。
フェリ・ベルクラム:ちょっと危ないじゃねーかよ あと達成値62でした
フェリ・ベルクラム:7d10+7
DoubleCross : (7D10+7) → 45[6,3,9,6,6,5,10]+7 → 52

"剣の達人"岩海:ウオオオ25点受けた状態でそれは死ねる。
"剣の達人"岩海:《電磁バリア》ダメージを-1d10-4
"剣の達人"岩海:52-1d10-4 なんとかなれーっ
DoubleCross : (52-1D10-4) → 52-6[6]-4 → 42

"剣の達人"岩海:42点!そして《斥力障壁》LV5!
"剣の達人"岩海:HPダメージを-[1D10+15]します!
フェリ・ベルクラム:こいつ!
柴辻マサラ:まだあんの!?
"剣の達人"岩海:ラウンド1回の大技でござる
フェリ・ベルクラム:これが幕末オープンゲット……!
無量塔幸輔:やらせるか!
"剣の達人"岩海:でもこれ制限なしオートなんでござるよな
"剣の達人"岩海:若い血潮が真っ赤に燃えろー!
無量塔幸輔:妨害だ!
フェリ・ベルクラム:先生! やっちまってくだせえ!
無量塔幸輔:<デビルストリングLv4> 侵蝕6 エネミーエフェクト以外の制限-のオートエフェクトを打ち消し 1シナリオLv回
"剣の達人"岩海:グワァァァァーーー!合体事故!
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を6増加(107 → 113)
"剣の達人"岩海:42点受けて爆発爆刀斎
"剣の達人"岩海:落ちます。
フェリ・ベルクラム:これが殺人薬剤の重みでござるよ 薫殿
フェリ・ベルクラム:では以上
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]
 (5m)
フェリ[8]、イノリ[14]、マサラ[13]
(5m)
キョウ[5]、無量塔[4]


GM:では続いてイニシアチブ8、ナイロワール
ナイロワール・ルメシー:マイナー《毒の刃》《猛毒の雫》メインプロセスの攻撃力+10、HPダメージを与えた場合邪毒ランク3を与える。
ナイロワール・ルメシー:ぶちのめしますわ
ナイロワール・ルメシー:《C:ソラリス》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《彫像の声》《ポイズンフォッグ》《タブレット》
ナイロワール・ルメシー:装甲無視。命中した対象の、シーン中の行動値を-10。マイナーで解除可能。
ナイロワール・ルメシー:視界・範囲選択攻撃
ナイロワール・ルメシー:後方の3人!行きますわよ!
ナイロワール・ルメシー:2人ですわね。キョウさんと無量塔さんですわ
無量塔幸輔:そのタブレット、わしのじゃ
無量塔幸輔:<デビルストリングLv4> 侵蝕6 エネミーエフェクト以外の制限-のオートエフェクトを打ち消し 1シナリオLv回
ナイロワール・ルメシー:なんですって‥!?
ナイロワール・ルメシー:えーん!
無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を6増加(113 → 119)
ナイロワール・ルメシー:では……アドレナリンの視界効果が打ち消されますので。
ナイロワール・ルメシー:ポイズンフォッグの効果で至近範囲。敵が居ませんわ。
ナイロワール・ルメシー:向かうところ敵なしですわね。
十掬キョウ:無敵じゃん
ナイロワール・ルメシー:無敵なので争いはいたしません。
ナイロワール・ルメシー:ターンエンドですわ。
フェリ・ベルクラム:先生の説得で矛を収めた
十掬キョウ:やった~! ピースピース
フェリ・ベルクラム:イノリちゃんの説得には耳も貸さなかったのに!
ナイロワール・ルメシー:だって探偵と怪盗の対峙したかったんですもの…
柴辻マサラ:ロマン派め


GM:イニシアチブ5!キョウさん!貴方のターンですわ!
十掬キョウ:はーい マイナーでナイナイちゃんたちにエンゲージするよ!
十掬キョウ:オートでウェポンケースからトツカを装備して……
十掬キョウ:メジャー『始末剣』:《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》《命の剣》。
十掬キョウ:ナイロワールちゃんを攻撃しようかな!
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]、キョウ[0]
 (5m)
フェリ[8]、イノリ[14]、マサラ[13]
(5m)
無量塔[4]
十掬キョウ:判定前にトツカの効果を起動。攻撃力を+肉体。
十掬キョウ:今の僕の肉体は15!
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を2増加(99 → 101)
ナイロワール・ルメシー:やっべぇ~
GM:ではエンゲージ至近、ナイロワール対象なのでダイスも達成値もデバフなし。
十掬キョウ:いっくよ~
ナイロワール・ルメシー:お手柔らかに…
十掬キョウ:18DX7
DoubleCross : (18DX7) → 10[1,2,2,2,2,3,3,3,4,4,5,6,6,6,6,7,9,10]+6[3,6,6] → 16

十掬キョウ:お手やらわかになっちゃった
ナイロワール・ルメシー:おっ?
ナイロワール・ルメシー:ワンチャンありますわ
十掬キョウ:ダイス数より達成値のほうが少ないんだけど……
ナイロワール・ルメシー:コンセも……入ってますわね
ナイロワール・ルメシー:じゃあドッジですわ。
ナイロワール・ルメシー:4dx>=16
DoubleCross : (4DX10>=16) → 8[2,4,8,8] → 8 → 失敗

ナイロワール・ルメシー:こっちの貧弱さをナメてもらっちゃこまりますわ
ナイロワール・ルメシー:ダメージどうぞ
十掬キョウ:やったね 女の子らしくたおやかにやってこ
十掬キョウ:2d10+61+1+15 装甲有効
DoubleCross : (2D10+61+1+15) → 18[8,10]+61+1+15 → 95

十掬キョウ:たおやか。
ナイロワール・ルメシー:死体はおしとやかみたいな話ですの?
ナイロワール・ルメシー:流石にそれは死にますわ~~~!!!
ナイロワール・ルメシー:《アクアウィターエ》!打ち消されない120%ですわ!!
ナイロワール・ルメシー:[LV*10]で復活しますわよ!!
十掬キョウ:そんなあ~
ナイロワール・ルメシー:リビングデッド!合コン委員会特攻ですわ!
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を8増加(101 → 109)


GM:次はイニシアチブ4!無量塔先生ですわ!
無量塔幸輔:それじゃあ攻撃はしないけど…命のカーテン節約に中団エンゲージまで移動するかぁ…
無量塔幸輔:■マイナー
無量塔幸輔:5m移動。3人組にエンゲージ
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[8]、キョウ[0]
 (5m)
フェリ[8]、イノリ[14]、マサラ[13]、無量塔[4]
ナイロワール・ルメシー:そこの集団蹴散らしてもいいですわよ
柴辻マサラ:お、やるんですか?先生
柱戸ケイ:ふ、計算通り
無量塔幸輔:よわそう
フェリ・ベルクラム:ホワイトハーブもあるわよ
柱戸ケイ:なんだとー(ぽこぽこ)
無量塔幸輔:ホワイトハーブだ!それだ!
無量塔幸輔:ホワイトハーブで回復しましょう
GM:薬品に詳しい。
無量塔幸輔:対象:自分
無量塔幸輔:50+2d10
DoubleCross : (50+2D10) → 50+6[1,5] → 56

無量塔幸輔:無量塔幸輔のHPを6増加(50 → 56)
ナイロワール・ルメシー:それなりにカバーしまくったのになんですのそのHP?
無量塔幸輔:回復しましたわ~
GM:では行動終えてクリンナップ。
GM:邪毒が入るはずが不思議と皆健康です。
GM:1ラウンド目を演出していきましょう。


GM:お互い既に臨戦態勢、場には緊張感が走る。
GM:各々のレネゲイドを行使する感覚に包まれながら、最初に動いた影。
"銃の達人"レイヤ:「あ~、もうっ。やるってんならしょうがねえ」
"銃の達人"レイヤ:その手は古めかしいリボルバーを握っている。
"銃の達人"レイヤ:骨董品でありつつ、レネゲイドに汚染された曰くの品。
"銃の達人"レイヤ:その弾丸は既に発射されている・・・・・・・
"銃の達人"レイヤ:1つに重なった発砲音。速さを追求したレネゲイド汚染の魔弾は一番の脅威──解良イノリへと狙いをつけ、飛んだ。
"銃の達人"レイヤ:オーヴァードが触れれば強制的なレネゲイドの励起が挙動を乱す。先手に特化した風紀委員対策の弾丸だ。
解良イノリ:踏込もうと動き出しのタイミング。躱せないのがわかる。(仕方ないか)
解良イノリ:受けて強引に振り払うほかない、と覚悟して‐‐
"銃の達人"レイヤ:「ヤツのことだ!ツッコんできやがるぞ!」それを理解しているからこそ
"銃の達人"レイヤ:相手が被弾前提で、味方への注意を促す。
無量塔幸輔:「止まって!僕が…前に出るっ!」
無量塔幸輔:この中で早く動けるであろう、イノリを先に潰す。であろうことは少し予測ができていた。…ほとんどヤマカンみたいなものであるが
無量塔幸輔:無理矢理に銃弾と彼女との間に割り込むような形。シールドバッシュを行うかのようなスライディングで銃弾を受け止める
"銃の達人"レイヤ:「はぁ!?」だからこそその行動は意識の虚を突く。
"銃の達人"レイヤ:トランペッターによる少数精鋭。故に、その根幹を『侵蝕負荷』によって十字冠の撤退域まで押し上げる。
"銃の達人"レイヤ:コンセプトに則った銃撃は、真正面からの防御に容易く弾かれる。
"銃の達人"レイヤ:「嘘だろ、あのタイミングで割り込むか!?」
解良イノリ:無量塔先生の声がしたときに、ワンテンポ遅らせていた。姿が、盾の裏に隠れて。
解良イノリ:「すみません、ありがとうございます」首元に吐息のような一言。
無量塔幸輔:無理な態勢で割り込んだため、銃弾の衝撃を喰らって背中から派手に地面に叩きつけられるように転倒する
無量塔幸輔:「っ……」銃弾から流れ込んできたレネゲイドの励起に違和感を強く持ちながらも、何とか立ち上がって次の攻撃に備えるだろう
"銃の達人"レイヤ:「あれが"先生"ってやつか。無茶しやがって!」
"銃の達人"レイヤ:打ち切った弾倉にリロード、盾の影にいるだろうイノリさんに追撃を加えようとする。
解良イノリ:いつのまにか、影が地面――アダマスの気嚢硬殻表面を覆っていた。
"剣の達人"岩海:「………違う、そっちではない!」
解良イノリ:盾の影にはもうその姿はない。黒い曲線が奔る。
解良イノリ:手指が丸く握り込まれ、中には影の剃刀。指が僅かに動くだけで、自在に回旋する得物が閃いている。
"銃の達人"レイヤ:「ッ、コイツ!」
"銃の達人"レイヤ:手首の捻りだけで狙いをつけて無理矢理発射。
"剣の達人"岩海:弾丸の合間を縫って、旋回する獲物を一筆に切り飛ばす。
解良イノリ:あくまでレネゲイドによる影操作の一環に過ぎない得物だ。あっさりと弾かれ、切られて宙に溶け、
マギカ・ウィッチクラフト:──影の中に、薄っすらと光の陣が描かれる。物体を転送する魔法陣を塗りつぶすように、"影"がにじみ出る。
解良イノリ:その影から幾本も、影の鎖が伸びる。触れたものをその空間に留め縛るそれ。
"剣の達人"岩海:「──む。」
"剣の達人"岩海:剣を振り切った姿勢で気づく。
"剣の達人"岩海:勢いそのままに柄に足をかけて、空中で旋回するような軌道で鎖を避けた
"銃の達人"レイヤ:「あっ!?……あ、お前!」
"銃の達人"レイヤ:相方だけが回避したことに気づくも、恨み言を言う一瞬に"捕捉"される
"剣の達人"岩海:「すまんな」ギィン!と影の鎖を切り払う。
解良イノリ:「マギカさんにも手助けを貰ったし、これで二人とも抑えるつもりだったんだけど…ダメか。慣れられてるとやり辛いったら…」
"剣の達人"岩海:「友情の力でござる」
"銃の達人"レイヤ:「お前ーーー!!!」
"初犯反省"ナイセール:「ふふ、そうなってはどうしようもありませんわね!」
解良イノリ:「片方は凄く怒ってるけど友情なのかしら……?」
"剣の達人"岩海:「なに。拙者が逆であればそやつも同じことをした。それだけにござる」
"銃の達人"レイヤ:「くっ、言い返せねぇ…!」
"初犯反省"ナイセール:「というか何やってますの!敵はイノリさん1人では無いんですのよー!」
ナイロワール・ルメシー:「そこ気づいてたんだ。……来ますわよ!」
柴辻マサラ:委員長が先んじて撒いた影の残滓。それを伝うように新たな影が伸びる。
柴辻マサラ:「完全にいつも通りとはいかねえが、随分やりやすくなったな。助かるぜ委員長」
"剣の達人"岩海:「む。」こちらに伸びてくる影を警戒し、切り払う構え。
解良イノリ:「ええ。足下の保護は任せて」
柴辻マサラ:「任せた。その分もキリキリ働くとするさ」
柴辻マサラ:「フェリに貰った分もな」
フェリ・ベルクラム:「マサラ」駆ける姿に呼びかける。
フェリ・ベルクラム:「激しいほうと、静かなほう。どちらが好み?」
柴辻マサラ:「いつもなら静かな方って答えるとこだな」
柴辻マサラ:「だが、残念なことにかぶる猫が在庫切れ中だ。激しい方で頼む」
フェリ・ベルクラム:「分かったわ」 二本を挟んだシリンジのうち、キリンと弾いた片方を自らに撃ち込む。
フェリ・ベルクラム:「"アメニジウム"」
フェリ・ベルクラム:飛翔した隼が、影の中に自ら取り込まれる。
フェリ・ベルクラム:途端に、高圧のポンプで押し出されるかのように、影が大波のごとく沸き立った。
柴辻マサラ:「……ははっ!大分キマるなコイツは!」
柴辻マサラ:腕に纏った影が一回り膨らみ、魔人の如き様相となる。
柴辻マサラ:ぐいと大きく振りかぶった拳を真っ直ぐに突き出す。狙いは岩海――。
"剣の達人"岩海:(連撃……いや、)
"剣の達人"岩海:(殺意が薄い!)
"剣の達人"岩海:「まさか目的は……!」
柴辻マサラ:「いくら支援があったって、この使い方じゃ正確性に欠けるんでな」
柴辻マサラ:「お前の相手は他に任せるさ」
柴辻マサラ:ぎゅるりと自在に伸びた影の拳は岩海の横をすり抜ける。
"剣の達人"岩海:「……くっ!」
"初犯反省"ナイセール:「あらぁ!?」
柴辻マサラ:真の狙いは後方に控える怪盗二人。その圧倒的なサイズでまとめて打ち据えた。
ナイロワール・ルメシー:「っと、こっちに来ますのね!」
ナイロワール・ルメシー:岩美の体の影、動きが制限される方に逃げる。
"初犯反省"ナイセール:「うぎゃー!!」
"初犯反省"ナイセール:巨大な腕の質量を食らって軽量級の体が吹き飛ぶ
フェリ・ベルクラム:「うわあ……ぺしゃんこね……」
"初犯反省"ナイセール:「っ!バチボコ痛ぇですわね!」
"初犯反省"ナイセール:空中に吹き飛ばされながら、腕の中にクリアな球体を作り出す。
柴辻マサラ:「痛いように殴ってるからな。そうでなきゃ困る」
"初犯反省"ナイセール:光を集めるレンズ。太陽光を集めつつ、光が『質量』を得る
"初犯反省"ナイセール:「でしたら……」
"初犯反省"ナイセール:「『盗ませて』頂きますわ、その技!」
"初犯反省"ナイセール:レンズが集光した光が影を作る。
"初犯反省"ナイセール:今まさに、マサラさんが作り出したような巨大な腕の『影』が地面を滑る。
"初犯反省"ナイセール:鏡写しにした腕の影。それがトランペッターの2人を打ち据えようと……
無量塔幸輔:打ち据えようと形を影が2人に届くよりも前に、雲散していく
"初犯反省"ナイセール:「!? なんですの!?」
無量塔幸輔:ナイセールの変容していくレネゲイドを抑制していくように
無量塔幸輔:無量塔が伸ばした手から放たれた、自己保全のレネゲイドが変容を妨害していった
"初犯反省"ナイセール:「レネゲイドへの干渉……!?でしたら!」
"初犯反省"ナイセール:影を光が伝う。
"初犯反省"ナイセール:それはレネゲイドで生み出されたものではなく、渦を描くように纏められた『光』の束。
"初犯反省"ナイセール:影の道を通る光球がぽっ、と宙に浮いて、破裂。
"初犯反省"ナイセール:レーザーのように熱を持つ光が天となって降り注ぎ、無量塔先生とイノリさんを纏めて焼く。
解良イノリ:「づ…、」痛みを堪えるように呻く。光に溶ける影をそれでも湧かせ続ける。‐‐下の船に迄波及させるわけにいかない。
無量塔幸輔:レネゲイド放出時の隙ができ、他者への守護にまでリソースがまわらない
無量塔幸輔:せめて自分のダメージを最大限防ごうと空に向けて盾を構えて、レーザーを防ぐ
"初犯反省"ナイセール:「意外とぶっつけでいけますわね!」
"初犯反省"ナイセール:吹き飛ばされた体をアクロバットのように着地させる
"初犯反省"ナイセール:「……まぁ、貯めが足りませんでしたわ。要威力ですわね」
ナイロワール・ルメシー:「器用ですわね、貴方も相手も」
柴辻マサラ:「全くだ。これ以上器用になられる前に牢にぶち込まねえとな」
柴辻マサラ:「そういや、こっちに来たらどうか、だったか?」
ナイロワール・ルメシー:「えぇ。歓迎しますわよ。影というモチーフもグッドですわ」
柴辻マサラ:「生憎。混沌そっちに嫌気がさして秩序こっちに来たクチでな」
柴辻マサラ:「混沌だの自由だの言ったって、そこに意義が無きゃ虚しいだけだろ?」
柴辻マサラ:「アタシの意義は秩序これなんだよ。少なくとも、今はそうだと自分で決めた」
ナイロワール・ルメシー:「あら、元ご同輩でしたか。それは失礼」
ナイロワール・ルメシー:「では1つだけ……」
ナイロワール・ルメシー:「秩序そちら側での生活、楽しんでおられます?」
柴辻マサラ:そう語る彼女の頭上には神聖冠。普段から掲げているのはエクスクラメーションマークが切り抜かれた三角形。
柴辻マサラ:気が付いたときには張り付けられていた危険物の表示レッテル。それに罅が入っている。
柴辻マサラ:否。縦横無尽に走った罅こそがマサラの二重神聖冠なのだ。
柴辻マサラ:それはまるで自分を示す象徴さえ壊す破壊性の表れであり、危険物だと決めつけるシステムへの否定でもある。
柴辻マサラ:「楽しいさ。虚しくなる暇もないくらいには忙しいしな」
柴辻マサラ:にやりと浮かべたその笑みは悪役のように不敵で。だが、かつてマフィア時代のマサラが戦闘中に浮かべたことなどないものだった。
ナイロワール・ルメシー:笑う『観客』を愛おしむように微笑む。
ナイロワール・ルメシー:「なるほど、ならばたしかにわたくしの無粋」
ナイロワール・ルメシー:「根っからの探偵役でしたのね」
"剣の達人"岩海:「言ってる場合か?……来るでござるよ」
橋国ジュメム:「よーし!フェリさん!やりましょう!」
フェリ・ベルクラム:「やる気いっぱいね……」
フェリ・ベルクラム:戸惑いながらも、対のように立っている。
橋国ジュメム:「はい!こうして一緒に戦うのは初めてなもので!」
フェリ・ベルクラム:「……。」
フェリ・ベルクラム:掌をコートのポケットに入れる。
フェリ・ベルクラム:「貴女は、怖くないの」
フェリ・ベルクラム:不意に、落とすような声が漏れる。
橋国ジュメム:「怖い、ですか?」
橋国ジュメム:きょとん、と不意を突かれたように目を丸くする。
フェリ・ベルクラム:「自分の努力が、無に帰するのが」
フェリ・ベルクラム:「気負ったことが、無意味どころか逆効果になること。……崑崙に転校してまで倒したかったあなたの宿敵が、もういないみたいに」
橋国ジュメム:「………………」
橋国ジュメム:「そう、です、ね」
橋国ジュメム:「怖くない、と言ったら、きっと嘘です。」少しだけ目を伏せる。心情を吐露するように。
橋国ジュメム:「努力は報われてほしいです。……頑張ったら、結果が出てほしいです」
橋国ジュメム:「…………でも、結果が出なくたって、努力は無駄になってないと、思います」
橋国ジュメム:伏せていた目をフェリさんに向ける。
橋国ジュメム:「"アトラ・アーリーバード"に対抗するために修行したお陰で、フェリさんの役に立てます」
橋国ジュメム:「逆効果でも、無意味でも……重ねた努力で壁を超えられなくとも、無駄なんかじゃないですよ」
橋国ジュメム:「だから……壁を超えることを諦めなければ。私は怖くありませんっ」
橋国ジュメム:きっぱりと言い切りながら、不安定な足場ゆえか……その手は、微かに震えている。それでも笑顔を崩さない。
フェリ・ベルクラム:「……、……うん」
フェリ・ベルクラム:「ありがとう、ジュメム。……わたしも、いつか、そう思えるかな」
橋国ジュメム:「はい、きっと!……あっ、修行なら手伝いますよ!」
フェリ・ベルクラム:「そういう方向性はちょっと……」
フェリ・ベルクラム:ポケットから、小さな紙片のような薬を取り出す。
フェリ・ベルクラム:シリンジでも、丸薬でもない。だが、虎の子の一薬。
フェリ・ベルクラム:れ、と舌を軽く突き出して、その裏側に紙片を差し込む。
橋国ジュメム:「それもお薬ですか?」
フェリ・ベルクラム:「ええ。少しだけ危険なもの」
橋国ジュメム:危険!?と眼を丸くする。
フェリ・ベルクラム:周囲に隼が現れ始める。軽く前傾姿勢になる。
フェリ・ベルクラム:「うん」小さく、霞のように笑う。「やってみる」
橋国ジュメム:「は、はい!」
柱戸ケイ:2人の周囲を風が取り巻く。不安定な足場でありながら、羽のように軽く動けるように。
橋国ジュメム:その横で同じ様に構える。レネゲイドが側の人と同調し、2人でエフェクトを発現させるように。
フェリ・ベルクラム:ひゅ、と剣の達人めがけて、軽やかに駆ける。ジュメムの体術を真似るように、足下に滑り込んだ隼を踏んで、高く跳ぶ。
"剣の達人"岩海:「来たか!」
"剣の達人"岩海:低い体勢。跳んだ体を迎撃しようと構える
フェリ・ベルクラム:眼下には、卓越した剣の達人。たとえ隼の速度でも、迎撃されてしまうだろう。
"剣の達人"岩海:抜き身の剣を脇下に構え、打ち上げるような居合抜きの姿勢。
フェリ・ベルクラム:「ジュメム。お願い、船を守って・・・・・
橋国ジュメム:「っ、はい!」
橋国ジュメム:隼の動きを真似る。ただ体術だけでそれを成しながら、空中で猫のように体を曲げる。
橋国ジュメム:"風"を蹴って鋭い角度で落ちるのは岩海の後方。
"剣の達人"岩海:「っ、いや……!」
"剣の達人"岩海:迎撃は迷わない。こちらへの害意を読み取らず、陽動……
"剣の達人"岩海:(狙いは、足場か!)
橋国ジュメム:着地の衝撃。風を踏みながら飛行船の気球に衝撃を与え、『居合』の土台を揺らがせる。
"剣の達人"岩海:「ならば、付き合うでござる」
"剣の達人"岩海:ジュメムの着地と同時に波打つ地面。
"剣の達人"岩海:弾力のあるそれに逆らわず、踏み込みの一歩で下から上に『発射』。
"剣の達人"岩海:鷹を撃ち落とすように空を『跳ぶ』
フェリ・ベルクラム:「……ほんとうに」メサイア生は、傍迷惑なところは多くある。
"剣の達人"岩海:「いざ──真っ向勝負!」
フェリ・ベルクラム:イノリやマサラのように、迷惑をかける相手も多くある。
フェリ・ベルクラム:それでもこうして、彼らのように、真っ向から己の願いに忠実に生きられる相手のことを、少しだけ羨ましく思う。
フェリ・ベルクラム:剣撃と隼が交差し。
フェリ・ベルクラム:…………カッ、と。衝撃を受けた隼が、剣呑に輝いた。
フェリ・ベルクラム:「見習うわね」 それは、ごく一般的に使われる、心臓の発作のための薬である。
"剣の達人"岩海:剣閃は鋭く、神速。
"剣の達人"岩海:型と速度を極めた剣は、影すらを切り払う
"剣の達人"岩海:……はずだった。
フェリ・ベルクラム:刹那の輝きに呑まれる寸前、少女の唇の動きが見えただろう。
フェリ・ベルクラム:「"ニトログリセリン"」
フェリ・ベルクラム:ド      ォン!!!
"剣の達人"岩海:「っ──────!!」
フェリ・ベルクラム:技能も何もあったものではない。空中爆発が剣の達人を飲み込み、反対にフェリの身体も吹っ飛ばす。
橋国ジュメム:「フェリさーーーん!」
橋国ジュメム:爆風の中、両腕で体をかばいながら突破。
橋国ジュメム:強化された身体能力で、墜落するフェリを空中で抱きとめる。
フェリ・ベルクラム:「けふっ!」
橋国ジュメム:「すごい無茶をしてませんか!?」
フェリ・ベルクラム:軽い身体で受け止められる。
橋国ジュメム:風を纏い、空中でふわふわと対空する。
フェリ・ベルクラム:「だって普通に使っても、届かなさそうだったもの」
フェリ・ベルクラム:何やら変化していたらしい十字冠が元の形に戻っている。心臓波系めいた縦に波打つ円。
橋国ジュメム:「えぇ………?」
"剣の達人"岩海:空を跳ぶ2人を倒れ伏してみる。
"剣の達人"岩海:(──考えてみれば、単純な話だ)
"剣の達人"岩海:「拙者は、剣を振るう一連を研ぎ澄ましたと思っていたが……」
"剣の達人"岩海:「やつは、交錯の一瞬だけに費やした」
"剣の達人"岩海:「……うむ。もっと精進あるのみでござるなぁ」
"剣の達人"岩海:「爆発ぐらいは切れるようにならなければ」
"剣の達人"岩海:剣を鞘に納め、大の字に倒れる。
橋国ジュメム:「……とっても満足そうに気絶してます!?」
フェリ・ベルクラム:「あの人こそ崑崙にいたんじゃないのかしらね……」
フェリ・ベルクラム:ジュメムの腕の中で猫のように丸まっている。
ナイロワール・ルメシー:「まさか、ここまで前衛が瓦解するとは思いませんでしたわね」
ナイロワール・ルメシー:星空柄のマントの内側から試験管を取り出す。
ナイロワール・ルメシー:AとBのマーク。内部に色の付いた液体。
ナイロワール・ルメシー:「生憎と戦闘は不得手ですの。しばらく眠ってくださる?」
ナイロワール・ルメシー:無造作に放り投げ、空中で割れる。
ナイロワール・ルメシー:2つの液体が混淆。シュウ、と白い煙が発生。
ナイロワール・ルメシー:「二番煎じと呼ばれると困りますが───」
ナイロワール・ルメシー:行動阻害の毒を含んだ煙。それを広げる爆発を起こそうと───
無量塔幸輔:…するが、届かない
無量塔幸輔:「その危ない物…投げるのをやめてくれませんか?」
ナイロワール・ルメシー:「あら……先生」
ナイロワール・ルメシー:「その能力、レネゲイドに限りませんのね?」
ナイロワール・ルメシー:「便利すぎませんの?今すぐスカウトさせて頂きたい所ですわ!」
無量塔幸輔:「それは…ちょっと申し訳ないけれど、お断りさせてもらおうかな」
ナイロワール・ルメシー:「そうですか……」しゅん。
無量塔幸輔:「僕は、みんなのようにかっこよく動くこともできないし華麗な盗みもできないからあっけなく捕まってしまいますからね」すこし情けないなと思いながら微笑みつつ
無量塔幸輔:「…ルメシーさん。いや、怪盗ナイロワール」
ナイロワール・ルメシー:「演技指導ならわたくしが……なんでしょう?」
無量塔幸輔:「その華麗な怪盗術…他のことに生かしてみませんか?」
無量塔幸輔:説得が通るとは思っていない。せっかくいい技術を持っているんだから、自分の技術を生かして人に迷惑をかけるだけでない違う道を少しでも示せればと思いつつ
ナイロワール・ルメシー:「……他のことですか?」
無量塔幸輔:「その素晴らしい技術がありながら、人から疎まれてしまうのは…もったいないなと。僕は思ったから」
無量塔幸輔:「今はまだ、これだってものは…思いつかないけど。君にとっての新しい道を示していきたいから」
無量塔幸輔:「一度…手を下ろしていただけませんか?」
ナイロワール・ルメシー:「それも良いかもしれませんわね」
ナイロワール・ルメシー:「ですが……わたくし、これでも、怪盗なのである前に『役者』でしてよ?」
"初犯反省"ナイセール:(そうなの?)生粋の怪盗かと。
ナイロワール・ルメシー:「故に……えぇ、故に。」
ナイロワール・ルメシー:「降ろすのは手ではなく、幕こそが先」
ナイロワール・ルメシー:「止めてみたいのならば……エンディングを迎えて見せてくださいな?」
ナイロワール・ルメシー:怪盗として、ではなく。楽しそうな素の笑顔を一瞬だけ浮かべる。
ナイロワール・ルメシー:「ショー・マスト・ゴー・オン。……それに、わたくしまだまだ、負けるつもりはありませんのよ?」
無量塔幸輔:「…わかりました」
無量塔幸輔:「それなら…つきあいましょう」
十掬キョウ:「ね、先生」くるりと振り向くように。
十掬キョウ:「付き合うって……どうするつもり?」
十掬キョウ:「このままナイロワールちゃんのやることを……頑張ってずーっと止める?」
無量塔幸輔:「…」
無量塔幸輔:「いずれは、彼女が僕の手を離れても大丈夫なようになっていければいいな。…とは思うけれど」
無量塔幸輔:「止められるところは、止められるように…」
十掬キョウ:「うん、うん。先生ならそう言うと思った!」
十掬キョウ:「きっと先生は……それが出来る力もあって」
十掬キョウ:「それを通せる気持ちもあるんだと思うけど……」
十掬キョウ:「それだけじゃいけないと思うんだ、僕。足りないものがあると思うの」
無量塔幸輔:その言葉に、彼女の方へとゆっくりと振り向く
無量塔幸輔:「…それは?」
十掬キョウ:「先生の身体の心配」
十掬キョウ:「それをやり続けたら、きっと身体は、ボロボロになっちゃう」
無量塔幸輔:その言葉を“前”にも続いてまた言われてしまった
無量塔幸輔:「…頭では、わかってたつもりなんだけどなあ」ぼそりと一人ごつ
十掬キョウ:「僕にはね、あるよ」
十掬キョウ:ふと、声をひそめるように。「殺しの技術」
無量塔幸輔:「なっ…」
十掬キョウ:くす、と笑って。「それをね」
十掬キョウ:「人から疎まれる形じゃなくって。新しい形で今は活かせるからさ」
十掬キョウ:「きっとナイロワールちゃんにもそれが出来ると信じる。だから……」
十掬キョウ:「命令してよ。僕に」
十掬キョウ:「指示の通りに応えるよ!」
無量塔幸輔:言葉を一瞬詰まらせてしまうものの
無量塔幸輔:すぐに決断する。先生として、これから望む形を実現させるために
無量塔幸輔:「…目標は“ここにいる全員無事”の帰還」
無量塔幸輔:「そのために、このマーケットを元に戻すための力を貸してください」
無量塔幸輔:「…怪盗ナイロワールの空間を解除し、拘束のための鎮圧を頼みます」
十掬キョウ:「うん。確かに聞き届けたよ!」
十掬キョウ:「始めよう、トツカ! それから――」
十掬キョウ:ふ、と。意識の間隙を突いたかのように、その姿が瞬く間に消えた。
  turn
十掬キョウ:「終わらせようover
十掬キョウ:その姿は、ナイロワール・ルメシーの背後にあった。
ナイロワール・ルメシー:「!」舞台の上であろうと、すべての役者の動きは把握できる。そのように修練を積んできた。
ナイロワール・ルメシー:だからこそ、意識だけはそれを追って──
十掬キョウ:異常な速度での進行turn終えoverた。
十掬キョウ:意識がいかに伴おうとも、足りないものがある。
十掬キョウ:身体だ。尋常のそれが追いつける速度ではなかった。
十掬キョウ:ただ、大質量が、高速で通り過ぎた。
十掬キョウ:それで必殺になる。
ナイロワール・ルメシー:それは嵐ではない。荒々しく破壊を齎さない。
ナイロワール・ルメシー:それはそよ風ではない。肌を撫でるにとどまらない。
ナイロワール・ルメシー:故に、一個の人の形を為す暴風雨。
ナイロワール・ルメシー:完璧に制御された破壊の力が体を切り刻む
ナイロワール・ルメシー:「あぁっ……!?」
ナイロワール・ルメシー:致命の一撃を受けて、耐えられない勢いで体が吹き飛ぶ。
ナイロワール・ルメシー:「知覚すらされない、一撃……」
ナイロワール・ルメシー:「たしかにこれは、私達の経験にはありませんわ、ね……」
十掬キョウ:……それを見送って。それでもなお。
十掬キョウ:「うん。そうか」
十掬キョウ:「……君もすごい根性だ」つぶやく。「僕、結構マジでやったんだけどな」
ナイロワール・ルメシー:「……ふふ、これでも舞台役者ですもの」
ナイロワール・ルメシー:目も、体も追いつけない一撃。
ナイロワール・ルメシー:『だからこそ』、刻まれた後に負傷箇所だけを集中的に薬品で治癒を仕込む。
ナイロワール・ルメシー:「『気づかない内に負けていた』など、お話になりません」
ナイロワール・ルメシー:乱れた髪をかきあげる
ナイロワール・ルメシー:「散り様こそ、美しく演出しなければ」
ナイロワール・ルメシー:怪盗ではなく、役者としての意志を込めた呟き。
十掬キョウ:「それは賛成し難いな」ぼそりと。
十掬キョウ:「美しくなくったって。散らないつもりで居てほしいよ!」
無量塔幸輔:「言われてしまったしな…少しだけ、控えて回復に努めます」
無量塔幸輔:「だけど、自分ができることはまだやめたくない。だから、いざという時のために近くにいます」
無量塔幸輔:3人の隊列の少し後ろに接近。薬剤によって傷の自己修復を行う


GM:2ラウンド目。
GM:セットアップ!
"初犯反省"ナイセール:《ショウタイム》対象が自身を対象に含まない攻撃を行う場合、ダイスを-4個。
"初犯反省"ナイセール:対象はマサラさん。
フェリ・ベルクラム:《女王の降臨》からの《戦乙女の導き》。
十掬キョウ:なし
解良イノリ:無しです。
ナイロワール・ルメシー:《アクセル》ラウンド中、行動値を+12。20へ。
フェリ・ベルクラム:そして導きの対象はイノリさん。ダイス+6、攻撃力+5!
解良イノリ:あ、アクセル。ブルゲでも追っつかないな…! そしてフェリさん支援ありがとー
ナイロワール・ルメシー:おほほほ ギリ1上回りますわ
柴辻マサラ:原初の黄:狂騒の旋律LV6!ほしい人は暴走と攻撃力18プレゼント!
解良イノリ:狂騒貰います もう暴走してるしね!
柴辻マサラ:柴辻マサラの侵蝕率を5増加(114 → 119)
無量塔幸輔:なしです。狂騒の旋律の受け取りも拒否で
フェリ・ベルクラム:侵蝕116→123
フェリ・ベルクラム:旋律はやめておきます 何らかの何かがあるかもだし
GM:らからか。
十掬キョウ:ぼくはない……
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[20]、キョウ[0]
 (5m)
フェリ[8]、イノリ[14]、マサラ[13]、無量塔[4]

GM:ではイニシアチブ20、ナイロワールから。
ナイロワール・ルメシー:マイナーはなし。
ナイロワール・ルメシー:そしてメジャー。先程はオートで射程を伸ばしたせいで不発になりましたが…
ナイロワール・ルメシー:《堕ちる絶望》《ポイズンフォッグ》《アウトブレイク》!対象シーン選択、射程視界に変更!
ナイロワール・ルメシー:対象の<意志>と対決。このエネミーが勝利した場合に衝動判定が発生します
ナイロワール・ルメシー:という訳で対象はPC5人!まずは意志対決からですわ!
無量塔幸輔:なんだってー!?
解良イノリ:あ、その判定に
解良イノリ:EX2:“En:8col2 4.1”《原初の黒:時の棺》。
ナイロワール・ルメシー:oh...
解良イノリ:このまま通るなら失敗してね
ナイロワール・ルメシー:ふふっ、通ると思いますか?
ナイロワール・ルメシー:チェーンありません。ファンブルします。
ナイロワール・ルメシー:しおしお……
解良イノリ:良かった~
十掬キョウ:ソラリスだとな……
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を12増加(100 → 112)
ナイロワール・ルメシー:何も出来ないか弱い私。
ナイロワール・ルメシー:では自動的にPCの勝利。衝動判定は発生いたしませんわ。


GM:イニシアチブ14。イノリさんから。
解良イノリ:危なかった。ではマイナーで前進。怪盗コンビのエンゲージへ。
▼エンゲージ
"初犯反省"[11]、ナイロワール[20]、キョウ[0]、イノリ[14]
 (5m)
フェリ[8]、マサラ[13]、無量塔[4]
解良イノリ:メジャー。NS“Isa41:1”《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:災厄の焔》にて初犯反省とナイロワールさんの二人に攻撃。
ナイロワール・ルメシー:ピャーッ
ナイロワール・ルメシー:判定どうぞ!
解良イノリ:そしてこの判定の前に二重冠を使用。攻撃力上昇を選択して、侵蝕率を10上昇し攻撃力を合計20上げます。
ナイロワール・ルメシー:殺意!!
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を10増加(112 → 122)
解良イノリ:ええと貰った支援を加味して。
解良イノリ:16dx7+9
DoubleCross : (16DX7+9) → 10[1,1,1,1,1,2,2,4,5,6,6,6,7,7,9,10]+10[5,7,7,9]+10[5,5,9]+1[1]+9 → 40

解良イノリ:回んないなあ!w
"初犯反省"ナイセール:気合乗ってますわ~~
"初犯反省"ナイセール:《神の眼》《水晶の眼》でドッジのほう失礼いたしますわね。
"初犯反省"ナイセール:8dx>=40
DoubleCross : (8DX10>=40) → 10[1,2,2,3,4,4,5,10]+10[10]+4[4] → 24 → 失敗

"初犯反省"ナイセール:惜しいですわ
解良イノリ:こわっ
ナイロワール・ルメシー:カバーとかありませんのカバーとか
"初犯反省"ナイセール:エンハイとソラリスにそんなチームプレイはありませんわ
解良イノリ:カバー迄合ったら強過ぎるからね そのふたつ
ナイロワール・ルメシー:なんてこったですわ。《命の盾》《完全抗体》交渉でドッジ。リアクションダイス増加。
ナイロワール・ルメシー:9dx+4>=40
DoubleCross : (9DX10+4>=40) → 10[1,3,3,5,5,6,7,8,10]+6[6]+4 → 20 → 失敗

ナイロワール・ルメシー:ぎえ~~!
解良イノリ:二人とも回すなあ!!
ナイロワール・ルメシー:固定値あるのに…
"初犯反省"ナイセール:鏡の盾も打ち止めですわ。おダメージいらっしゃい
解良イノリ:5d10+24+1d10+5+18+20 装甲等有効。
DoubleCross : (5D10+24+1D10+5+18+20) → 22[4,5,1,6,6]+24+5[5]+5+18+20 → 94

解良イノリ:ダメージダイスがびみょい
解良イノリ:94点装甲等有効ダメージです。
"初犯反省"ナイセール:合計200近く食らって耐える肉体してねーですわ。
"初犯反省"ナイセール:反射もなし。死。
ナイロワール・ルメシー:既に復活済みですわ。終わり。
GM:エネミー全滅。
GM:あなた達の勝利です。
解良イノリ:解良イノリの侵蝕率を7増加(122 → 129)
無量塔幸輔:お疲れ様でしたわ~!!!
解良イノリ:ほっ 二重冠まで切ってよかった…
ナイロワール・ルメシー:火力やべーですわ~~!
GM:では演出していきましょう。


ナイロワール・ルメシー:「───」
ナイロワール・ルメシー:視界が瞬く。
ナイロワール・ルメシー:積み重なったダメージを薬品でブースト。舞台役者としての笑みを整えるために、チカチカと白い光が視界に跳ぶ。
ナイロワール・ルメシー:それでも、ピンと頭から糸で釣られるように姿勢を崩さない。
ナイロワール・ルメシー:「………………ふふ」
ナイロワール・ルメシー:「なかなか、即興劇を治めるのは大変ですわね」
ナイロワール・ルメシー:ポツリ、とこぼす。
ナイロワール・ルメシー:アンジェリカ歌劇団・風組。
ナイロワール・ルメシー:元々『工作員』としての教育を受けた生徒は、直接的な戦闘力より裏方に回ることが多い。
ナイロワール・ルメシー:理事会に統治されていた頃の、闘争が日常の毎日。
ナイロワール・ルメシー:その中である種、中立として……あるいは完全な第三勢力として発展した『ゲリラ公演』を担当するのが風組だ。
ナイロワール・ルメシー:紛争の最前線に乱入し、敵味方関係なく演劇領域に呑み込んで、あらゆる暴力を『ショー』の一部として包み込む。
ナイロワール・ルメシー:「わたくしとしても風組の一員」
ナイロワール・ルメシー:「自らより高い『暴力』に打ち勝つ伝統を守りきれるか……試してみましょうか」
ナイロワール・ルメシー:踵を鳴らす。
ナイロワール・ルメシー:飛行船の柔らかな地面でも高く、2度の音。
"ナキマ・スクエ・スウデ":その音に巨人が反応する。
"ナキマ・スクエ・スウデ":舞台仕掛けの権化。自らが存在するフィールドを『舞台』と再定義する概念が形を帯びたもの。
ナイロワール・ルメシー:「伏線も前フリもなしに、貴方がたを支配下に。」
ナイロワール・ルメシー:「"脚本よ綴れ、我らは筋書きに囚われるもの"」
ナイロワール・ルメシー:「───『仮装舞踏会パル・コステューメ』」
ナイロワール・ルメシー:ナイロワールの体から高濃度のレネゲイドが拡散する。
ナイロワール・ルメシー:それはあなた達をこの『領域』に捕えたものと同じ感覚──
ナイロワール・ルメシー:一人ひとりを『役者』として認識を書き換える、二度目の演劇領域……"演目の変更"だ。
ナイロワール・ルメシー:貴方達は対峙する相手も、その理由すらも書き換えられ────
解良イノリ:かちん、と打ち鳴らす音。まるでカチンコのような。
解良イノリ:――視座が入れ替わる。
解良イノリ:日が香り/空の感触/気球を構成する粒の一つ一つの音/薬と命の味が感じられる。
解良イノリ:そして、
解良イノリ:「別に、きみたちの行動自体…というか、やりたいことをやろうとすること。そのこと自体は構わない」
解良イノリ:「でも。それで他に傷ついたり、やりたいことが出来なくなる人もいたりするんだ」
解良イノリ:「だから、少し中断を入れよう」
ナイロワール・ルメシー:「ッ!」
解良イノリ:奥の奥の奥、そのまた見えないくらい遠くの深淵にまで、その黒の瞳が覗き込む。
解良イノリ:胸元と両腕、両足の赤朱の痣が輝く。地の底で焼き付いたそれが。
解良イノリ:「“わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている” For now we see in a mirror, dimly,
解良イノリ:腕と胸、脚。深く深く刻まれた痣。そこから吹き上がるように朱色の樹状構造が伸び、伸び、伸び――
"初犯反省"ナイセール:「アンジェリカの演劇領域。……まずいですわね」ポツリ、と苦々しげに。
解良イノリ:「“しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう but then face to face. ”」
"初犯反省"ナイセール:「"持続するレネゲイド"は……」「悪いんですわ、相性が」
解良イノリ:周囲一帯を、ざあざあと降る雨の如く埋め尽くす。
解良イノリ:「ああ、だから」
解良イノリ:「そのタイプは、2回目だ」
解良イノリ:その朱色が、赤が、するりと演者を覆い隠す。緞帳第4の壁のように。
解良イノリ:「空想がただの妄想に堕ちぬためには」
解良イノリ:「規則と美学と修辞が必要だ。そうだろう?緞帳が落ちた劇は、」
解良イノリ:「止めなければならない・・・・・・・・・
ナイロワール・ルメシー:「なんて、こと……ッ!」
ナイロワール・ルメシー:編成する領域が、飲み込まれていく。
ナイロワール・ルメシー:役者の立つ舞台は解体され、脚本がボツを喰らい、残るは立ち尽くす唯一人。
ナイロワール・ルメシー:「解良イノリ様のたったお一人で!たったお一人、舞台に立つだけで……!?」
ナイロワール・ルメシー:呆然と。あるいは敬意を払うように。
ナイロワール・ルメシー:雨に濡れたような顔で小柄な少女を見る。
解良イノリ:「まさか。きみが、君たちが。あの紛争の日々からずっと演じてきたルールに則っただけだとも」
解良イノリ:微かに息が荒く、頬は紅潮している。負荷がない、などではない。専門でもない領域を飲み込む様な真似は、当然の反動がある。
ナイロワール・ルメシー:苦痛が、あるのだろう。何の対価もなしにやってのける技じゃあ、ない。
ナイロワール・ルメシー:(こんな、こんな……!)
ナイロワール・ルメシー:口元が歪む。……弓なりに。
ナイロワール・ルメシー:高揚する気分は自然と笑みをこぼし、冷や汗を頬に感じながら、瞳が反らせない。
ナイロワール・ルメシー:全ての渦が一人を中心とするように。全ての視線を集めていく「スターと呼ぶべき、存在感……!」
フェリ・ベルクラム:「……これが。メサイアで一番上だったひとの力……」
フェリ・ベルクラム:整然と広がる影と、その中心で負担を抱える小柄な少女を見やる。
解良イノリ:朱色の緞帳を維持している。負荷に頬を紅く染めながら、まったくそれがないかのように堂々と。
フェリ・ベルクラム:雲の上の相手。それでも、今は少しでも。
フェリ・ベルクラム:「……イノリさん」
フェリ・ベルクラム:「手伝っても、良いですか?」
解良イノリ:一瞬、あっけにとられたような顔をして、それから。
解良イノリ:「…勿論!助かるわ」明るく笑って、少女に返す。
フェリ・ベルクラム:「……やってみます」
フェリ・ベルクラム:小さな雫の詰まった小瓶を取り出し、自らの目元に落とす。
フェリ・ベルクラム:「Ou強化薬――ピロカルピン」
フェリ・ベルクラム:現れた鷹が、イノリの周りを飛んで翼を振り撒く。
フェリ・ベルクラム:イノリの視界が、静かに暗くなる。周囲が、影で満ち始める。
フェリ・ベルクラム:認識する世界が、一時的に黄昏色に暗くなり、影がより負担なく、自由自在に動かせるようになるだろう。
フェリ・ベルクラム:薬物研究セルに所属していた。全てのシンドロームに関する強化薬を修めている。
解良イノリ:「これは………ありがと。もうちょっと無理が効きそうだ」
フェリ・ベルクラム:「えっと、……負担を抑えるための薬なんですが……」
フェリ・ベルクラム:正しく作用したことに胸をなで下ろす。
解良イノリ:「あはは…まあ、早めに決める為だから。許してね」
柴辻マサラ:「せっかく無理する立場から解放されたってのに変わんないな、ホントに」
柴辻マサラ:「ま、とっとと畳むのには賛成だ。だから――」
柴辻マサラ:破壊の力と破壊の衝動。そのどちらもを宿した影が、イノリの影へと静かに流れ込む。
柴辻マサラ:「一発分だけ使ってくれ。ソレで充分だろ?」
解良イノリ:「ええ。いつもありがとう、マサラ」
柴辻マサラ:「ハハ。いつもってんならアンタに向けての台詞だろ」
解良イノリ:「そう…?でも、付き合ってくれてたじゃない。何時も、そして今日も」
柴辻マサラ:「鞍替えしてからは、な。それにいつもって程の頻度でもない」 肩をすくめ。
解良イノリ:そうかな、と首を傾げた。「…なんだか、いつもいてくれてた気がしてた。ふふ。記憶って、頼りにならないな」
柴辻マサラ:「……」 溜め息を一つ。委員長なんて立場を務めるには、どうにも甘すぎる人間だと思う。
柴辻マサラ:味方だけならまだしも、敵にまでそうなのだから。始末に負えない。
柴辻マサラ:「なら、記憶じゃないとこを頼りにさせてくれ」
解良イノリ:くす、と笑う。
解良イノリ:「ええ、見てなさい」
解良イノリ:ナイロワールと、ナイセールに向き合う。
解良イノリ:「私は先生みたいに、他の事をやらないか、とは言わないわ。やりたいこと欲望は、自分で見いださなければ意味がないと信じてるから」
解良イノリ:「だから。そう」
解良イノリ:「私かあなたが、何時か外にゆくまでは。貴方達のゲームにつき合いましょう――なんて。もう辞めた人間が言う事じゃないかな?」
解良イノリ:「今度は、私の手番よ――」
解良イノリ:印を組む。頌が唇から零れだす。
解良イノリ:彼女の力は、実体世界を影と見做し、その情報へ介入ホログラフィック原理すること。
解良イノリ:「愛は寛容でありLove is patient 愛は情深いand is kind;また、ねたむことをしないlove doesn't envy.。」
解良イノリ:世界を投影物かげとして捉えること。それが可能であるということは。
解良イノリ:「愛は高ぶらない、誇らないLove doesn't brag, is not proud,。 不作法をしないdoesn't behave itself inappropriately, 、」
解良イノリ:空間そのものが滲み混ざる。先の朱赤の緞帳も。黒く黒く、何色も元はすべてくろと言わんばかりに。
解良イノリ:「自分の利益を求めないdoesn't seek its own way, いらだたないis not provoked, 恨みをいだかないtakes no account of evil;。」
解良イノリ:それらすべてへ、ウロボロスこのわたしは手を伸ばせるということ。
解良イノリ:菱形に区切る指の動き。空間そのものが影の箱と化す。
解良イノリ:「不義を喜ばないで真理を喜ぶdoesn't rejoice in unrighteousness, but rejoices with the truth; 。」
解良イノリ:「そして、すべてを忍びbears all things, すべてを信じbelieves all things, すべてを望みhopes all things,すべてを耐える。endures all things. 
解良イノリ:二人を捕えんと箱が閉じてゆく――
"初犯反省"ナイセール:「くっ……解良イノリの大技!」
"初犯反省"ナイセール:「こちらの手札は尽きてますわ!そちら、なんとかなって!?」
"初犯反省"ナイセール:にじり寄る影にバックステップを踏みながら、この場の主役に目を向ける。
ナイロワール・ルメシー:「もちろんですわ。」
ナイロワール・ルメシー:こちらはスポットライトを浴びるように。影に包まれる中心にピシリと立つ。
ナイロワール・ルメシー:「イノリ様。」朗々と、良く通る声で。
ナイロワール・ルメシー:「仰りましたね。わたくし達の行動で、傷ついたり、やりたいことが出来ない人がいる、と。」
ナイロワール・ルメシー:「わかりますとも、その意見。紛争連なる時代から良くお聞きしました」
ナイロワール・ルメシー:「理事会も壮健なる頃、『お前たちの行動には犠牲がある』と、『正しき秩序のため』と」
ナイロワール・ルメシー:「言葉を飾り、自らの正義を以てお互いの主張を切り捨てて、」
ナイロワール・ルメシー:「拳を握る戦争は続きました。」
ナイロワール・ルメシー:「『自分たちが正しいのだから、お前たちがやめろ』──と。」
ナイロワール・ルメシー:カツン。マントを翻す。
ナイロワール・ルメシー:「えぇ。きっとそのとおりでしょう。わたくし達は他人の事情も、すべて、有耶無耶にするのです」
ナイロワール・ルメシー:「誰かの涙を、笑顔へと変えるために」
解良イノリ:ふ、と吐息のような音。「平行線だ。そして、ある意味で君の言葉は正しい」
ナイロワール・ルメシー:「えぇ……だから、もし。」ふ、と表情を緩める。
ナイロワール・ルメシー:「"貴方がた"が掲げる秩序で泣く者が出た時は」
ナイロワール・ルメシー:「そのときは…………アンジェリカわたくし達の素敵なショーに、ご招待いたしますわ。」
ナイロワール・ルメシー:「今度は巻き込む形ではなく……えぇ。宛名を添えて、VIPの席をご用意いたしましょう」
ナイロワール・ルメシー:それは怪盗ではなく、役者としての言葉を送る。
解良イノリ:「そうだね」
解良イノリ:「その時は、またゲームをしよう。何時、何回になったとしても」
解良イノリ:「正しさなんていうのは、いつもくるくると出目を変えてしまう、サイコロより不確かなものだから」
ナイロワール・ルメシー:「superbe.素晴らしい
ナイロワール・ルメシー:「では……あぁ。」ふと気づいたように。
ナイロワール・ルメシー:「もしご興味があれば」
ナイロワール・ルメシー:「アンジェリカのショーも見てあげてくださいな」
ナイロワール・ルメシー:「あの子達、観客が居ないからこちらから出向くのが伝統みたいなものですから」
ナイロワール・ルメシー:「そうすれば……被害も出ないでしょう。多分。おそらく?」
ナイロワール・ルメシー:はにかむ。それは舞台の上ではなく"こちらがわ"に話しかけてくるおちゃめな問いかけ。
ナイロワール・ルメシー:「では。」
ナイロワール・ルメシー:「『我ら役者は影法師』」
ナイロワール・ルメシー:「『お気に召さずば、ただ夢を』」
ナイロワール・ルメシー:「『見たと思って、ご容赦を』」
ナイロワール・ルメシー:つい、とスポットライトが当たるような優雅な一礼をし……
"初犯反省"ナイセール:「…………」
"初犯反省"ナイセール:「…………あぁ!?」
"初犯反省"ナイセール:「カッコつけて終わりやがった!逃げればよかったですわーーー!!!」
"初犯反省"ナイセール:ですわー ですわー ですわー……
"初犯反省"ナイセール:とぷん
GM:演劇空間が解除され、下手人は影へと収容される。
解良イノリ:「“皆様方が多めに見、お咎めなくば身の励み”……ふふ」ぱん!最後に拍手するように掌を叩く。
解良イノリ:膨大な影の箱が収縮し、人ひとり分のそれがふたつに。
柴辻マサラ:「……ある意味で正しかったにしても、彼女が貴女に吐いて良い言葉だとは思いませんでしたがね」
フェリ・ベルクラム:「怪盗同士でも捕まる時の反応って違うのね……」
柴辻マサラ:溜息を吐きながら眼鏡をかけ直して。 「迷惑を振りまく側が振りまかれている側に語るべき理屈ではなかったでしょう」
解良イノリ:「私だって間違ったり取りこぼしはあるもの。もっとうまくやれたなら、って思う時は一杯あるし」
解良イノリ:「……それに、良いじゃない?ああ言う子、私は好きだわ」くすくすと笑う。
マギカ・ウィッチクラフト:「初犯反省は……自称・大泥棒ですからね……怪盗とはジャンルが違うのでしょう……」
十掬キョウ:「いいな~」
十掬キョウ:「僕もイノリちゃんに好きって言ってほしい!」
解良イノリ:「ええ?十掬さんには一杯助けてもらったし、明るくて会話も弾むから…そうね、好きよ?」少し困ったように笑いながら。
十掬キョウ:「やった~!僕も!」
マギカ・ウィッチクラフト:「………!」チラチラと興味が隠せていない。
無量塔幸輔:「…いなくなっちゃったかぁ」みんなのわちゃわちゃしている様子を見守りつつ、影をとんとんと手で軽くたたきながら
解良イノリ:「マギカさんってば……さっきも助けてくれたし、そういう気遣いが出来るひとは好きかな」
マギカ・ウィッチクラフト:「ひゃ……!」(バレていた…!)わたわた。「わ、私も、イノリさんはえらいと思います…!」
無量塔幸輔:すっと立ち上がってから皆のほうに改めて向き直り
無量塔幸輔:「皆さん…お疲れ様でした、そしてありがとう」
十掬キョウ:「僕たちの方こそありがとう、先生!」
解良イノリ:「ですね。大変お疲れ様でした…助けて頂き、ありがとうございました、無量塔先生」
柴辻マサラ:「ええ。捜査協力、改めて感謝いたします」
無量塔幸輔:「途中でトラブルに巻き込まれてしまったけど、遊びに来た人は気を付けて帰ってくださいね。そして警護班の人たちは報告書等の作成用にもう少しだけお付き合いください」
フェリ・ベルクラム:「……あの。調書や報告書には協力したいのだけど」ちいさく手を挙げる。
フェリ・ベルクラム:「これって…………他の売り物は、一体どうなっているの……?」
十掬キョウ:「戻れば戻るのかな……」
フェリ・ベルクラム:「私達のFILMクリムゾンが……」
十掬キョウ:「うん、でもまだ終わりじゃないってことだね!」
十掬キョウ:「お買い物まで完了して、初めておしまいだもの!」
十掬キョウ:「まだ一息、がんばろ!」
無量塔幸輔:「いや、だい………ううん」
無量塔幸輔:一瞬何かを言いかけてすぐに止め
無量塔幸輔:「たぶん…これからのお仕事がもっと大変になるだろうから…手伝ってくれる人は、手を貸してほしいなって…思います」
GM:帳が降りるように、時代を超えた町並みが静かに薄れていく。
GM:舞台の幕は降り、貴方達を迎えるように、汽笛の音が鋭く響いた。


GM:バックトラック!
GM:Eロイスありません!
十掬キョウ:そんな……
GM:ただし『キングダム製ティーセット』を取得済み!1d10を減らせます!
GM:ティータイムの選択した後、自前のロイス分も振ってください
解良イノリ:かなしいぜ ティーパーティするか~
解良イノリ:129-1d10
DoubleCross : (129-1D10) → 129-4[4] → 125

無量塔幸輔:ティーパーティしますかぁ
十掬キョウ:てー
無量塔幸輔:119-1d10
DoubleCross : (119-1D10) → 119-6[6] → 113

フェリ・ベルクラム:123-1d10
DoubleCross : (123-1D10) → 123-10[10] → 113

無量塔幸輔:無量塔幸輔の侵蝕率を6減少(119 → 113)
柴辻マサラ:一応振っておこう
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を1D10(→ 9)減少(109 → 100)
無量塔幸輔:通常振り
柴辻マサラ:129-1d10
DoubleCross : (129-1D10) → 129-1[1] → 128

十掬キョウ:もう確定だ 1倍振りします
無量塔幸輔:113-6d10
DoubleCross : (113-6D10) → 113-27[5,3,3,5,6,5] → 86

解良イノリ:帰りたいので2倍振りします
十掬キョウ:十掬キョウの侵蝕率を6D10(→ 30)減少(100 → 70)
解良イノリ:125-12d10
DoubleCross : (125-12D10) → 125-50[6,2,6,5,10,1,3,3,1,3,3,7] → 75

十掬キョウ:これ4点だよな……
GM:イノリちゃん通常だとこわいな。
柴辻マサラ:ロイス6枚で素振り
無量塔幸輔:5点です
フェリ・ベルクラム:ロイス5個! 素振りしますわ
柴辻マサラ:128-6d10
DoubleCross : (128-6D10) → 128-32[7,1,5,4,7,8] → 96

十掬キョウ:あっでも僕にはあれがあるもんね!
解良イノリ:結構怖いダイス目だったなこれ……
十掬キョウ:二重冠で3倍にするやつ!
柴辻マサラ:ぴったり!
フェリ・ベルクラム:113-5d10
DoubleCross : (113-5D10) → 113-30[8,8,4,4,6] → 83

GM:そう!二重冠を使わなかった人は3倍にできるらしい…ですよ!
フェリ・ベルクラム:5てーん!
十掬キョウ:12点だぜ
解良イノリ:3点です
柴辻マサラ:5点!
GM:いつもの5点、シナリオ10点。DロイスもEロイスもなし。合計15点。
GM:ここに侵蝕点を加えた数が皆様の経験点です
無量塔幸輔:20点です
解良イノリ:18点です
柴辻マサラ:20点貰います
十掬キョウ:27!
フェリ・ベルクラム:20だ
GM:C((20+18+27+20+20)/3+1)
DoubleCross : c((20+18+27+20+20)/3+1) → 36

GM:GMは36点接種。
GM:では皆さん生還です!
GM:EDに入っていきましょう~。


◆Ending◆無量塔幸輔

GM:◆星室庁 職員室
GM:新たに使われる部屋特有の清潔な空気。そこに混ざり始めた人の気配。
GM:今日も各々が仕事に精を出しているのか。あるいは別の理由か。
GM:喧騒に包まれるノヴァリスに置いて、珍しく『静寂』が似合う場所。
GM:貴方は普段『報告』として見る事件に巻き込まれ、当事者として後処理の作業を行っていました。
GM:事件内容の報告、建物などの被害規模、あるいは巻き込まれた生徒。
GM:『演劇領域』の中で行われた激闘は現実へフィードバックされず、まるで夢を見たかのような数字が報告に上がっていました。
GM:そのような報告を纏めながら、貴方は事務処理を進めています。
無量塔幸輔:起動したオフィスソフトに、報告文書、グラフ、リスト等をのせていく
無量塔幸輔:体感した被害に反して実際の数値は信じがたいもので
無量塔幸輔:以前も思ったが、本当にすごく不思議な体験をしたもんだな…と思いながら書類を進めていく
無量塔幸輔:「…これで、いったん終了してあとは少し寝かせて再確認しよう」
無量塔幸輔:書類作成の区切りがつき、あとは再確認を残してデータの保存を忘れずに行う
無量塔幸輔:そして、ぽふんと椅子の背もたれに重心をかけて天井を見上げてぼーっとし始めた
賀茂喜一:人の気配が室内を訪れたのはそんなときだ。
賀茂喜一:スーツの上に白衣。丸メガネの男性が箱を両手で抱えて入ってくる。
賀茂喜一:領域に飲み込まれていた都合上、自分の報告すべきことはそれほどない。
賀茂喜一:故に別の事柄に当たっていた賀茂は、貴方に気づかないのか、自分のデスクに荷物を置いて……
賀茂喜一:「おっと、いらしてましたか、無量塔先生」
無量塔幸輔:「あ、お疲れ様です。ちょっと先日の事件の報告書を作ってまして」
賀茂喜一:「あぁ、解決組なんだっけ。お疲れ様」
賀茂喜一:「わたしは演劇を手伝っただけだからねえ……」
賀茂喜一:言いつつ、抱えた箱から冊子や細かいバッジなどを取り出していく。
賀茂喜一:アンジェリカ音楽歌劇学校のパンフやピンズ。物販だ。
無量塔幸輔:「あれ、覚えてないんですか?演劇のことって」
無量塔幸輔:と話しながらも、この大量のアンジェリカグッズは何だろうと視線を物に送っている
賀茂喜一:「いや、覚えているよ?ただ、役を演じてただけだからね。報告も早く済んだだけ」
賀茂喜一:「とはいえ、今回は役に立てなかったからね。勉強しておこうかと……」
賀茂喜一:「あぁ、ほら。モデルになった本も見つけてきたんだ。」
賀茂喜一:良く見てみると、貴方達が横断した劇で見た細かなグッズや、見覚えのある衣装のバッジなどが並べられている。
賀茂喜一:差し出すのは原作の文庫本だ。探偵助手と探偵、変装を駆使する怪盗の話。
無量塔幸輔:「あはは…よかった…あれを覚えてなかったらどうしようって思いましたよ」文庫本を受け取り、内容に目を通す
賀茂喜一:先にチェックしていたのか、栞を挟まれた場面は貴方達が介入した探偵と怪盗の対峙シーンから始まっている。
賀茂喜一:堅実なバリツに寄って群がる有象無象を叩き伏せる冒険譚だ。
賀茂喜一:「一応記憶はあるけど、すごいよね。あの技術があったら、わたしもバトルとかできるのかもしれない」
賀茂喜一:「無量塔先生みたいに、前線向きじゃないからなあ」
賀茂喜一:「あぁ、そうだ。聞きました?主犯の子たちがどうなったか、とか。」
無量塔幸輔:「聞きたいです。あの時は影に溶けていなくなってしまったので、話ができなかったんですよね」
賀茂喜一:「メサイアの怪盗部の子……"初犯反省"だっけ?」
賀茂喜一:「3人組の方はトランペッターの子たちが保護したらしいよ」
賀茂喜一:「どうも脱獄方法まで折込済みだから、監視とか強化するみたい」
無量塔幸輔:「見つかったのはよかったんですけど、やっぱり素直に捕まり続けるはずないかぁ…」
賀茂喜一:「トライアンドエラーは学生の特権だからね……」
賀茂喜一:「それで、脱獄部の子の方は……お?」
賀茂喜一:アンジェリカの校章が入った小さな箱を取り出す。おまけとしてもらった物だ。
賀茂喜一:「これはこれは……無量塔先生、貴方宛。」
賀茂喜一:はい、と長方形の箱を差し出す。
無量塔幸輔:「僕ですか?」受け取り、中身をそっと開けてみる
???:中身は液晶タブレットだ。見覚えのある豪奢なメッセージカードで、電源を入れるように無量塔先生宛に添付されている。
無量塔幸輔:「タブレット……?」不思議に思いながら、さらにタブレットの電源を入れる
???:画面が映る。
???:見覚えのある水色の髪。燃えるようなワインの瞳。
ナイロワール・ルメシー:ナイロワール・ルメシーの映像が表示される。
ナイロワール・ルメシー:背景は汽車の中。どうやら、移送中の映像のようだ。
ナイロワール・ルメシー:『……あら、映りましたわね?』
ナイロワール・ルメシー:『ごきげんよう、先生。見えておりますか?』
無量塔幸輔:「あれ、リアルタイムでつながってる?もしもしー。見えてますよ」
ナイロワール・ルメシー:『ちなみに、これを貴方が見ているということは、わたくしはもう……』よよよ。
ナイロワール・ルメシー:『お約束なので言っておきましたわ。さてさて』
ナイロワール・ルメシー:『こんにちは、"先生"。この度このようなコンタクトをさせていただいたのは、少しお話してみたいと思いまして』
ナイロワール・ルメシー:『実はわたくし、最近まで箱入りだったもので……世俗に疎いのですわ』
ナイロワール・ルメシー:『だから……』
ナイロワール・ルメシー:『"理事会"以外の大人というものに、興味がございましたの』
無量塔幸輔:話に頷きリアクションを返す
無量塔幸輔:「大人……ですか」
無量塔幸輔:「このノヴァリスにはいろいろな大人の人がいます」
無量塔幸輔:「色々な大人の人に触れて、世界を広げていってくれたらって思います」
ナイロワール・ルメシー:『色々な大人、ですか』
ナイロワール・ルメシー:『……わたくしたちの母校、アンジェリカ音楽歌劇学校は比較的、"理事会"の大人とは縁が薄い校風でしたの』
ナイロワール・ルメシー:『成果を期待されていないとか、権力闘争から距離をおいたとか、まあ理由は色々あるんですけれどね?』
無量塔幸輔:「…うん」
ナイロワール・ルメシー:『何が言いたいかと言いますと、』
ナイロワール・ルメシー:『わたくしは──"大人"を知りませんの』
ナイロワール・ルメシー:『だから、1つだけ、聞かせてくださいます?』
ナイロワール・ルメシー:『今回。ただ巻き込まれた貴方が、解良イノリ様はじめ"正しい"生徒たちの味方をしたように』
ナイロワール・ルメシー:『いつか────わたくしが、苦難に当たった時』
ナイロワール・ルメシー:『それこそ、わたくしだけではどうにもならない事件が起こった時』
ナイロワール・ルメシー:『先生あなたは、生徒こどもの味方になるのでしょうか?』
ナイロワール・ルメシー:その声音は少しだけ不安げに。
ナイロワール・ルメシー:それが、敵対した自分でも?と、探るように瞳を向けている。
無量塔幸輔:「…」
無量塔幸輔:「ルメシーさん」
ナイロワール・ルメシー:『……はい』
無量塔幸輔:「今回の件は今回の件です。もし、あなたが何か苦しむような状況に立たされてしまった時は」
無量塔幸輔:「その時は僕が、味方になります」
無量塔幸輔:「それが、先生…大人としての役割」
無量塔幸輔:「……いや」
無量塔幸輔:「いや。僕が子供のころに先生に助けてもらって、僕がそういう大人になりたいって思った理想像だから」
無量塔幸輔:「まだまだ届かないけれど、君にとってはそういう先生でありたいなって。思います」
ナイロワール・ルメシー:『正しさではなく、理想ですか』
ナイロワール・ルメシー:ふむ。と目線を外す仕草。役者ならば、舞台上では見せない動作だ。
ナイロワール・ルメシー:『ありがとうございます。……安心いたしましたわ』マイクに乗せるつもりのない呟きをクッションにして。
ナイロワール・ルメシー:『それでしたら、近いうちにアポイントメントをいただくかもしれませんわ』
ナイロワール・ルメシー:『なにせ、あの解良イノリ様を宛書に脚本を仕上げて説得するのは、わたくしでもなかなか骨が折れそうですもの!』からり、と明るい声。
ナイロワール・ルメシー:『まさに苦難!説得の際は……えぇ。ぜひ頼らせていただきますわね』
ナイロワール・ルメシー:『イノリ様も、フェリ様も、マサラ様も、キョウ様も』
ナイロワール・ルメシー:『──もちろん、先生とも』
ナイロワール・ルメシー:『直接顔を見た方とは、仲良くさせていただく主義ですの』
ナイロワール・ルメシー:声から真面目なものがフッと消えて、茶目っ気を交えながら頭を下げる。
無量塔幸輔:「…うん」
無量塔幸輔:「その時を楽しみにしてますね…あ、そうだ」
ナイロワール・ルメシー:『なんでしょうか?』
無量塔幸輔:「今度会った時に、前話した内容の返事を考えてくれたらうれしいな」
ナイロワール・ルメシー:『"わたくしの技術を、他のことに活かさないか"、でしたか』
ナイロワール・ルメシー:『……そうですわね。こちらから求めるのも道理に反しますわ』
ナイロワール・ルメシー:『なにより、わたくしは怪盗である前に、役者ですもの』
ナイロワール・ルメシー:『ですので返答としては……"そうあれかし"と望んでいただければ』
ナイロワール・ルメシー:『先生のために、お力お貸しいたしますわ。……もっとも?」
ナイロワール・ルメシー:「そのときは、他の生徒のでお近づきになるかもしれませんけれど、ね?』パチン、とウィンクを1つ。
無量塔幸輔:「うん…ありがとう」
無量塔幸輔:「その時は…そうだなぁ…役者と関わるんだから、なっている以上はその人と関わっている。意識でこっちもいきましょうか」
ナイロワール・ルメシー:『えぇ、ではまた。近いうちにお会いしましょう』
ナイロワール・ルメシー:護送されている怪盗と思えない言葉を残し。
ナイロワール・ルメシー:『では……そろそろその端末の電池が切れる頃合い。』
ナイロワール・ルメシー:『先生、ごきげんよう』
ナイロワール・ルメシー:優雅に手を振りながら。
ナイロワール・ルメシー:ぶつり、と画面が黒く染まる。
GM:あとに残るのは静寂のみだ。
無量塔幸輔:端末の電源が切れたのを一目見て
無量塔幸輔:「忙しくなるなあ」
無量塔幸輔:と一人呟くが、その顔はうれしそうな表情だった


◆Ending◆解良イノリ

GM:◆メサイア生徒会"グレートバビロン" 生徒会室
GM:学校の生徒会室、と聞いてイメージするような一室。
GM:部屋の長が座る妙に豪奢なチェアーと、長机に備え付けられた人数分の椅子。
GM:出入り口とは別の、奥手に存在している扉は給湯室に繋がっている。
GM:伝統と何故か新築のように真新しい壁は、破壊と創造を繰り返すグレート・バビロンの生徒会室であった。
GM:事件後、イノリさんはこの部屋に通されている。
GM:対外的には"イースター・エッグ"と名のつく美術品の争奪戦の現場に"同窓会"が居ては混乱が収まらないという判断からだ。
マギカ・ウィッチクラフト:議長代行の肩書を持つ少女がお茶を用意して入ってくる。
マギカ・ウィッチクラフト:「おまたせしました、イノリさん。今、皆出払ってて……」
マギカ・ウィッチクラフト:「紅茶で良かったでしょうか?」
解良イノリ:「うん、大丈夫。別にコーヒーしか飲まないってわけじゃないしね」少し苦笑して、覆うように身に纏った影布を取り払う。
解良イノリ:”解良イノリ”がグレートバビロンの生徒会室に入る、というのは色々と憶測を呼ぶものだから、傍目に分からないよう身を隠していた。
マギカ・ウィッチクラフト:琥珀色の紅茶と、お茶請けにジャムのクッキー。おそらくキングダムに由来する商品。
マギカ・ウィッチクラフト:コレを買うための外出だったはずが、とても疲れた。
マギカ・ウィッチクラフト:「すみません、窮屈な思いをさせて……」
マギカ・ウィッチクラフト:「で、でも身を隠しておけば、逆説的にアトラ前議長達の"同窓会"とは無関係ということになりますので……!」
解良イノリ:「構わないよ。これだって、私が革命後の1年で…ひいてはノヴァリスで如何過ごしたかの結果のようなものだし」
解良イノリ:「まあ……」苦笑気味。「アイツだったらもっと人目に付いただろうな」
マギカ・ウィッチクラフト:「お疲れ様です……」
マギカ・ウィッチクラフト:「同窓会の方でも毎日こんな感じなんですか……?」
解良イノリ:ひとくち。「マギカさんこそ、お疲れ様。大変だったんだから、そう人の事ばかり気に掛けなくとも」
マギカ・ウィッチクラフト:「わ、私の方はいつものことですから……!」
マギカ・ウィッチクラフト:こちらもひとくち。ほう、と息をつく後ろには、私物らしき枕が持ち込まれている。
解良イノリ:「うん?…ああ…まあ、騒がしい時は大分酷いけど…色々あるのは互いに分かってるからなあ」
マギカ・ウィッチクラフト:「慣れてる……」畏怖の感情が交じる。
解良イノリ:「?」本当に慣れてしまっている。
解良イノリ:「ともあれ。認識操作の方は、後遺症含めて大丈夫かい」
マギカ・ウィッチクラフト:「え?あぁ……はい。なんとか」
マギカ・ウィッチクラフト:「演劇領域だととっさに高笑いとかが出そうになっていましたが……今は、いつも通りです」
マギカ・ウィッチクラフト:「今回はお手数おかけしました……イノリさんが居なければ今頃、私はアトラ前議長になっていたでしょう……」
マギカ・ウィッチクラフト:ぺこり、と頭を下げる。
解良イノリ:「大分影響されてたんだなあ………」
解良イノリ:「気にしないで。私、こういうエフェクト影響の排除とかは特に得意だしね」
マギカ・ウィッチクラフト:「おぉ……命の恩人です……」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうですね……だからこそ仕事も多くなっちゃうんでしょうねぇ……」もぐもぐ。
解良イノリ:世界を投影物と見做すその視座からすれば。物理現象を超えるエフェクトは、ある種の完璧から一歩遠ざかってゆこうとする、ひどく不自然なものとして目に映る。
解良イノリ:「エフェクトを皆が皆、隠さずに使える…なんていうの、世界でも此処ノヴァリスとか各組織の拠点内くらいだろうけど…」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうですねぇ。私も地元……あ、普通の人がやってこないすごく田舎だったんですけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「拠点とかでも、規模が大きくなると、噂にはなりますからねぇ」
マギカ・ウィッチクラフト:両手でカップを包んでくるくる回している。
解良イノリ:「オーヴァード自体、人間からズレてて。さらにエフェクトなんて、ある意味ズレそのものだ。その差異から来る違和感は、どうしようもない」
解良イノリ:「…なんて、ノヴァリスここじゃあ何の役にも立たない理論だが…」
マギカ・ウィッチクラフト:「"外"だと、エフェクトを使わない人のほうが多いんでしたっけ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「ノヴァリスだと、それが普通ですもんね……イノリさんから見ると、ぐねぐねズレきってそうです」
解良イノリ:「UGNが強いし、なにより通常人類の社会の中でOVが生きざるを得ないからね」
解良イノリ:「…ふふ。まあ、中々すごいよ。ここまでくるとこれはこれで別種の絵画みたいなものだ」
マギカ・ウィッチクラフト:「それはそれは……見てみたいような、不安になるような……」
マギカ・ウィッチクラフト:「しかし、そうですねぇ……"外"だと、OVじゃない人のほうが多いんですよねぇ……」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリさんは……卒業後の予定とか、考えてるんですか?」
解良イノリ:「OVだって、戦闘出力に耐えうるほどのOVはそうそういないからね」ここだと忘れがちだが、と。
解良イノリ:「卒業後か……」
解良イノリ:「きちんと卒業するまでにやらなきゃいけない事が多過ぎて、どうしたものかな」
マギカ・ウィッチクラフト:「あぁ……同窓会なんか、その最たるものでしたからね……」
マギカ・ウィッチクラフト:「イースターエッグも、まだまだ探さなきゃなんですよね?……今回はフェイクというか、別物でしたけど」
解良イノリ:「あれはあれで、職員室やNABEEの先生とか呼んで講習会とかをやろうって話は動いたりしてるんだけどね」
マギカ・ウィッチクラフト:美術品のオークションは滞りなく進んでいるらしい。襲撃で中止するほどお上品ではないのだ。
解良イノリ:「ああ。残りは5つ」
マギカ・ウィッチクラフト:講習会かぁ、と興味を惹かれつつも一人で参加する勇気との天秤が揺らいでいる。
解良イノリ:「…六壬の所と図書館内部のそれは確保できたが、絶対このままうまくはいかないだろうから……さて、何があるやら…」
解良イノリ:「………」
解良イノリ:将来か、と微かに呟く。
マギカ・ウィッチクラフト:「数だけ考えても、色んなところにありそうですものねぇ……」相槌。
マギカ・ウィッチクラフト:「?」その呟きに目の動きで反応する
解良イノリ:「ああ…いや。大したことじゃないよ。ノヴァリスに残ろうとするやつもいるだろうけど…私は」
解良イノリ:「ここを去るんだろうな、って思っただけ」成否どちらであれ。
マギカ・ウィッチクラフト:「ノヴァリスの外に、ですかぁ」
マギカ・ウィッチクラフト:「イノリさんは、似合いそうですよねぇ…」
マギカ・ウィッチクラフト:ほわんほわん。想像しきれていない。田舎者なので。
解良イノリ:「そうかい?…なら、卒業生として君たちに恥じないように在りたいものだなあ」くすりと。
解良イノリ:残ろう、と思った事はなかった。卒業の真実を聞いた後でも。
マギカ・ウィッチクラフト:「はい。いろんなところに馴染んでいけそうというか……」
解良イノリ:「私は、そう在りたいよ。自分から見ても、誰かから見ても…恥じるところないように」残りたいと思う子達を咎めたい訳ではない。ただ。
マギカ・ウィッチクラフト:「むしろ、ここに残った場合、過労で大変そうというか……」目をそらし。
解良イノリ:「それはそうだ。流石にいつまでもゲームにつき合うのも草臥れる」笑う。
マギカ・ウィッチクラフト:「眩しいですね、イノリさん……」
マギカ・ウィッチクラフト:「私もタイミング的に、皆さんと一緒に卒業になるんですよねぇ、おそらく……一年ズレたので……」
解良イノリ:「ああ…上手くいけば、そうなるね。アトラとかは外で受け入れ先を上手く作って一旗揚げようって考えてた形跡があったが」
解良イノリ:「マギカさんこそ、どうしたいとかはあるのかい?」私は、10年ノヴァリスにいて。でも、
解良イノリ:もう10年は、あの星地球にいたのだ。だから、私が帰る所も、行くところも――
マギカ・ウィッチクラフト:「うーん…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「私……元々は、"コレ"の解析をしてこい、って言われてたんですよね……」
マギカ・ウィッチクラフト:十字冠を指しながら。
マギカ・ウィッチクラフト:「でも……特に成果は上がっておらず……」
マギカ・ウィッチクラフト:「多分……研究成果とか無いと……帰っても怒られるかな、と……」
解良イノリ:「ああ…便利だもんな、十字冠。というか、侵蝕調整機構として一番完成度が高い」
マギカ・ウィッチクラフト:「えぇ。イノリさんの報告で、星徒との関係は聞きましたけど」
マギカ・ウィッチクラフト:「外付けできる侵蝕管理とか、保管先を考えたら魅力的でしょうし……」
解良イノリ:「星徒抜きで成立するような、そんな都合のいい方法があればいいんだろうけどね」
解良イノリ:「……ま、でも」
解良イノリ:「良いんじゃないか。どうしようもなくなったら、飛び出しても」
解良イノリ:「アトラなんかは元からそのつもりで色々用意してたし…私も、古巣に戻るつもりもないし」
マギカ・ウィッチクラフト:「おぉ………」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうですね……というか、多分ノヴァリスだと限界があるんですよね……」
マギカ・ウィッチクラフト:「作った人の発想が"外"にあるというなら……現物だけ見ても、意味がないというか……」
マギカ・ウィッチクラフト:「十字冠がある人と、ない人の違いがわからないと、作用の違いがわからないので……」
マギカ・ウィッチクラフト:「外に研究に出るんじゃないかな、と思います……私も…」
解良イノリ:「全体デザインは師だが、あの人もまあ基督教的手法だけじゃなくグノーシスで組んでたしな、これ」
解良イノリ:「外か。マギカさんもか」ふふ、と笑う。
マギカ・ウィッチクラフト:「そうなんですよねぇ……!先代マスターオーダーさんから話を聞けていれば……話を…!?」自分のコミュ力に絶望。
マギカ・ウィッチクラフト:「はい……見聞を広める予定です……」
マギカ・ウィッチクラフト:「ツテは……ないんですが…!」
解良イノリ:「聖書で話す人だったからなあ………」何処か遠くを見るように。
マギカ・ウィッチクラフト:聖書かぁ……と本棚で埃を被っている分厚い本をチラリ。バレてないバレてない。
解良イノリ:「ともあれ。マギカさんの旅路に善きことが待っていますように」その視線には少し苦笑い。別段、信仰とかを強制しようと思うタチではない。
マギカ・ウィッチクラフト:技術体系としては元ネタの元ネタだが、悪魔信仰やら魔女的にはなぁ。というポジション。
マギカ・ウィッチクラフト:「はい………イノリさんも、きっとうまくいくと思います」
マギカ・ウィッチクラフト:「そして…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「外で……もしダメそうだったら頼らせてください……」
マギカ・ウィッチクラフト:最初だけは頑張るので、という精一杯の強がり。
解良イノリ:「はははっ、もう。私が助けられそうならね」
解良イノリ:「外だと成人もしてないただの小娘一人でしかないんだか、ら…………」
マギカ・ウィッチクラフト:「そうですねぇ、私達、まだ十代……」「?」
解良イノリ:「……マギカさん、そういえば今日って何月何日だっけか」
マギカ・ウィッチクラフト:「ええと、」と棚の上の電子時計で日付を伝える
解良イノリ:「……そっか~~………」
マギカ・ウィッチクラフト:「?……あの、どうしました?」
解良イノリ:「……ははは、いや。くだらないんだけど、笑わないでね?」
マギカ・ウィッチクラフト:「……?笑いません」きゅっと真剣な顔
解良イノリ:「私の誕生日、10月1日なんだけど……過ぎてるわ」
解良イノリ:「つまり………解良イノリ、20歳です」
マギカ・ウィッチクラフト:「なんと………」日付を見る「なんと……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「大人の、女性……!」背景に雷。ショッキング!
解良イノリ:「ハハハ。いや~~……」
マギカ・ウィッチクラフト:「そんな、こんなところにいる場合じゃあありません……!」ガラッ。珍しく機敏な動きで立ち上がる
解良イノリ:「短いねえ、子供時代……」
マギカ・ウィッチクラフト:「おめでとうございます。……誕生日プレゼントを買いに行きましょう……!」
マギカ・ウィッチクラフト:ぐいぐい。謎の使命感に突き動かされて腕をひこうとする。
マギカ・ウィッチクラフト:「ケーキ、ケーキの日ですよ…!」
解良イノリ:「あっと、いいっていいって。もう大人ってことはそう祝うものでもなし……」
解良イノリ:そういいつつ引きずられていく。
マギカ・ウィッチクラフト:「誕生日はすばらしいものです……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「何もしなくても褒めてもらえる日……!」
マギカ・ウィッチクラフト:「私の故郷ではそうでした……!」
解良イノリ:「あや、良い人達だったんだなあ」碌にセルで祝われたような記憶はない。
解良イノリ:「……ふふ、まあ…悪くは無いかな」
解良イノリ:ちら、と部屋を見る。そこにある、埃を被った一冊の聖書。
解良イノリ:唇だけ動かして、ひとことつげる。
解良イノリ:――私ももう大人になりましたよ、師匠せんせい
GM:妙な熱意に突き動かされて、貴方達は生徒会室を後にする。
GM:……どうして生徒会室に避難していたのか。思い出すのは、少し後のことだ。


◆Ending◆十掬キョウ

GM:◆メサイア学区 合同カタコンベ
GM:穏やかな川の音と間接的な光でぼんやりと照らされる、地下カタコンベ。
GM:内部は合同カタコンベ保全委員会によって定期的に清掃が行われ、外部からくる人たちのために簡単なルートも区切られている。
GM:複雑な経路は委員の人間が付き添うことになっている……が、目的地の少し前の通路で離脱し、帰路で改めて付き添うこともある。
GM:死者を見舞うため。その対話を邪魔しないための配慮である。
GM:今日も、そのようにして子の場所にやってきた生徒が一人いた。
フェリ・ベルクラム:カタ、と腰のランタンが、壁に大きな影を浮かび上がらせる。
フェリ・ベルクラム:この場所に来るのは、習慣のようなものだった。簡単な掃除用具と、落ち着いた色の花束。
フェリ・ベルクラム:「……ラトナ。来たよ」
フェリ・ベルクラム:毎日の出来事、近況を静かに報告する。
フェリ・ベルクラム:口調は、普段より少しだけ柔らかく、ぽつりぽつりと落とすように語る。
フェリ・ベルクラム:長居はしない。光源は豊富だが、それでもここは地下だ。万が一にも、こんな場所で、誰かに迷惑をかけるわけにはいかなかった。
フェリ・ベルクラム:「……今日はこのくらいね。また来るから」手を合せて、周囲を掃除する。妹の分と、周りの人の分も少しだけ。
フェリ・ベルクラム:「…………」帰ろうとして、少し立ち止まって。
フェリ・ベルクラム:「……"先生"と会ったよ。それに、"同窓会"のひととも」
フェリ・ベルクラム:ノヴァリスの変貌、その象徴のようなひとびと。「……わたしは、……」
フェリ・ベルクラム:何か言いかけて、そこで言葉を止めた。「……、……」 足早に、その場を去っていこうとする。
フェリ・ベルクラム:繰り返す、いつも通りの習慣。
十掬キョウ:視界の隅、チカ、と一際大きく光るものがある。
十掬キョウ:それは突き立てられた大剣だ。それが光条を引いて暗闇を裂くように輝いている。
フェリ・ベルクラム:「……?」
フェリ・ベルクラム:「あれって……」 確か。
十掬キョウ:「フェリちゃん!」背後からぎゅーっと抱きつく。
十掬キョウ:「委員の子から来てるって聞いてさ~!」
フェリ・ベルクラム:「きゃっ」
フェリ・ベルクラム:よく見ようとしたところで、背後から捕まった。つんのめるように前に倒れかける。「わ。わわ……!」
十掬キョウ:「おっと」くいっと体を抱えるように持ち上げる。
十掬キョウ:「ごめんごめん!嬉しくって!」
フェリ・ベルクラム:子猫のように軽く抱え上げられる。「キョ、キョウさん……!」
フェリ・ベルクラム:「先日はどうもありがとう……」
フェリ・ベルクラム:「じゃなくて、持ち上げすぎだから、降ろして……」
十掬キョウ:「さんなんて要らないよ~」ぱっと降ろして。
十掬キョウ:「先日のことなら、僕の方こそありがとうね!」くるっと正面に立って、にぱっと笑う。
十掬キョウ:いつぞやのヴィクトリア調のドレスに身を包んでいる。
フェリ・ベルクラム:「あれ? その服……」
十掬キョウ:「これ?」くるっと回って。「着たって話したらみんなからねだられちゃってさ~」
フェリ・ベルクラム:降ろされた際に、曲がってしまった襟を自然に直してあげながら。
十掬キョウ:「お披露目会してたの」されるがままにしてえへへとしている。
フェリ・ベルクラム:「そう。すごいわね……素敵な出来」
十掬キョウ:「フェリちゃんも仕立ててもらう?」
フェリ・ベルクラム:くるくる回る彼女を見ていると、洞窟が一段、明るくなったような気さえする。「仕立てて貰えるの?」
十掬キョウ:「うん、そういうのが好きな子たちがいるからね~」
十掬キョウ:「やっぱりいろいろ手先で細かくやるの得意な子多くて……」
十掬キョウ:「僕のトツカもさ、余ってる部品で光るようにしてもらったんだ!」傍らに突き立った剣を指す。
フェリ・ベルクラム:「それは楽しそうね。色々仕立てて貰うと良いと思う」他人事のように。
フェリ・ベルクラム:「剣が光るのは、お洒落なのかしら……?」
十掬キョウ:「それもあるけどさ」爛々と輝く剣を見ながら。「明るいでしょ?」
十掬キョウ:「フェリちゃん的にも明るいほうがいいかな~って」
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:「……言ってた? 私の、その……」
十掬キョウ:「……僕らはさ」
十掬キョウ:「あんまりその辺を軽率に踏み入らないようにしようって思って」
十掬キョウ:「観察はするようにしてるんだよ。といっても僕は苦手で……」
十掬キョウ:「気分、害したらごめんね?」
フェリ・ベルクラム:「……ううん。隠すようなこと……ではあるけど」片手で肘を押さえる。「これは、私が抱えなきゃいけないものだから」
十掬キョウ:「そうだね。抱えちゃうのはそうだよね」
十掬キョウ:「それをほっぽり出したほうがいいよ~、なんて言わないし、言えないけど」
十掬キョウ:「なんか……こうしなきゃいけないとか。罰みたいに考えちゃってない?」
フェリ・ベルクラム:顔を上げる。目を、まるく見開いている。
フェリ・ベルクラム:「罰、じゃ、ないわ」
フェリ・ベルクラム:「あの子は、私を庇ったの。私が動けていたら。私がもっと、弁えていたら」
十掬キョウ:「そうしてたら、逆になってた?」
フェリ・ベルクラム:「あの子は、私より、ずっとずっと優れてた」
フェリ・ベルクラム:「あの子が生きていたら、今のこの状況にだって、何か影響を与えられていた」
十掬キョウ:「……うん。それはきっとそうなんだろうね」
フェリ・ベルクラム:「……罰だなんて」 顔を指で覆う。
フェリ・ベルクラム:「どうしたら、……あの罪に、相応しい罰を受けられるの」
十掬キョウ:「……僕の話するね?」
フェリ・ベルクラム:「……」
十掬キョウ:「合コン委員会の子たちってさ。誰かを亡くしてたり、誰かと……離れ離れになって、安否も分からない子がほとんどなんだよ」
十掬キョウ:「そういう人たちを悼むためや、帰りを祈るためにここはあるんだけど」
十掬キョウ:「……僕は違う」
フェリ・ベルクラム:「……そう、なの?」
十掬キョウ:「うん。こっちの本廟には普段居なくてさ。別のところに居るんだ」
十掬キョウ:「僕はね、逆なんだよ」
十掬キョウ:「……失った方じゃない。失わせてしまった方」
フェリ・ベルクラム:「それ、って……」
フェリ・ベルクラム:ぴかぴかと輝く、巨大な剣。FHでも限られた人物しか使えない、実用以上に、象徴的なモノだと聞いたことがある。
十掬キョウ:「……うん」
十掬キョウ:「僕は人を殺したことがある」
フェリ・ベルクラム:「それは……誰かの命令で?」
十掬キョウ:「ううん。命令なんてされなかった。ただ……」
十掬キョウ:「襲いかかってきたから。それを払った」
フェリ・ベルクラム:「キョウは」
フェリ・ベルクラム:「そのことを、悔やんでるの?」
十掬キョウ:ぱし、と目を開いてわずかに反応して。「うん」
十掬キョウ:「でも戻らない」
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:自分のしたことが、悪だったと。間違っていたと。
フェリ・ベルクラム:そう思うのは簡単だ。けれど、その上で、向き合うことは難しい。
フェリ・ベルクラム:「だから、ここを守ってる……」
十掬キョウ:「……うん。結局、僕らにできることは」
十掬キョウ:「悼むしかないんだよ。それ以上は何もしてあげられないもの」
十掬キョウ:「でもだからこそ……そうじゃない時には、僕は」
十掬キョウ:「なるべく明るくありたい」
フェリ・ベルクラム:カタコンベに響くそれは、水面に落ちる雫のような声だった。
フェリ・ベルクラム:ふっと身を寄せて。少しだけ高い位置にある頭を、抱え込むように両腕で包んだ。
十掬キョウ:「……?」
フェリ・ベルクラム:「……キョウは」
フェリ・ベルクラム:「強いのね」
十掬キョウ:「そうなのかな?」
フェリ・ベルクラム:「少しだけ、……似てる」
フェリ・ベルクラム:「あの子も、どうしようもない状況ほど、笑顔を大事にした子だったから」
十掬キョウ:「ふふ」
十掬キョウ:「じゃあ、フェリちゃんだってできる」
フェリ・ベルクラム:「そういうもの?」 くすりと笑う。
フェリ・ベルクラム:「……できるかな。私にも」
十掬キョウ:「今できてるよ!」
十掬キョウ:「かわいい!」
フェリ・ベルクラム:「かわいいのは関係ないでしょ」
フェリ・ベルクラム:「キョウのほうがかわいい」
十掬キョウ:「フェリちゃん~!」またぎゅーっとする。
十掬キョウ:「なんだかこうしたくなったの!」
フェリ・ベルクラム:「ああ、もう……」仕方ないわね、と言って小さくきゅっと返す。
フェリ・ベルクラム:「色々と、考えてみる。だから」
フェリ・ベルクラム:「その剣は、もう少しだけ、ぴかぴかにしておいてくれる?」
十掬キョウ:「うん、うん!」
十掬キョウ:「いっぱいピッカピカにして……大声でフェリちゃんを呼ぶよ!」
十掬キョウ:「どこにいたって分かるようにねっ!」
フェリ・ベルクラム:「それは……カタコンベが大変なことになりそう……」
フェリ・ベルクラム:控えめに、吹き出すように、自然に笑った。
GM:貴方達の会話はカタコンベに静かに響く。
GM:陽の光に当たるまで、花が咲くように笑い合っていた。


◆Ending◆柴辻マサラ

GM:◆メサイア学園 トランペッター拠点
GM:メサイアの治安を守る風紀委員、トランペッター。
GM:その活動は多岐に渡り、担当区域は広範に渡る。
GM:故に本部とは別、メサイアの各地にトランペッターの詰め所として拠点を確保している。
GM:事件の報告や、助けを求める生徒達の駆け込み場所。いわゆる交番のような役回り。
GM:場所はブラックマーケット近く。今回の事件の後始末を行うための諸々の手続きが行われていた。
柱戸ケイ:「(黙々)」黙々としている。
柱戸ケイ:今回は演劇領域内の事件だったため、物理的な被害は出ていない。
柱戸ケイ:しかし、演劇に意識を引かれ、『領域内で取ったなら私のものじゃない!?』などと言い出す生徒の鎮圧など、細々とした手続きが残っていた。
柱戸ケイ:先程も運び込まれた暴徒を人道的な手錠で人道的に拘束し人道的に留置している。
柱戸ケイ:「オーヴァード用の拘束アイテムとかほしいな……ジェネシスとか行けば作ってないかな?」
柱戸ケイ:ぽつり、とこぼした独り言は、他の人が出払った建物内に染み込んでいった。
柴辻マサラ:「すみません、遅くなりました」
柱戸ケイ:「あ、マサラ。こんにちは」ぱ、と書類から目を上げる。
柴辻マサラ:発生した暴徒を人道的に鎮圧して人道的に留置場へ放り込む作業に追われていた。
柴辻マサラ:服装に疲れや乱れは見えないが、しかしその装いは常と少々異なっている。
柴辻マサラ:黒いシャツ、赤いネクタイ、胸元に階級のついたブレザーに、その上からオーバーサイズ気味のジャケット。
柴辻マサラ:動きやすいからと選んだパンツスタイルと、これだけは普段通りの腕章。トランぺッターの規定制服である。
柱戸ケイ:「お。」目を丸くする。
柱戸ケイ:「珍しいね。マサラが制服着てるの」
柱戸ケイ:こちらも同じ格好。室内作業が多いので良く着ている。
柱戸ケイ:ただしスカートだ。ミリ単位で規定の着こなし。
柱戸ケイ:「普段はもっと崩してるのに……なにかあったの?」
柴辻マサラ:「一応あれも制服ではありますよ。ベースはトランぺッターではなくメサイア学園の方ですが」 そこだけ反論して。
柴辻マサラ:「何かというほどでもありませんが……まあ、ちょっとした心境の変化というヤツです」
柱戸ケイ:「そうだったね。合コン委員会の黒いシャツと白い服みたいな……」
柱戸ケイ:「ふむ、心境の変化?」
柱戸ケイ:眼鏡の向こうからジー、と興味深げに見る。
柱戸ケイ:「演劇領域でも着てたから……懐かしくなったとか?」
柴辻マサラ:「懐かしむほども着ていませんよ。精々正装が義務付けられる定期集会くらいです」 苦笑して。
柴辻マサラ:「私が、元はマフィアの頭領をやっていたという話はご存じでしょう」 自ら喧伝するような真似はしていないが、隠さないようにもしている。
柱戸ケイ:「うん、……そうだね。経歴は知ってる」
柱戸ケイ:「その話題、触れていいの?」
柱戸ケイ:興味が目線に宿る。
柴辻マサラ:「別段痛くもありませんよ。経歴で言えば傷ではあるでしょうが」
柴辻マサラ:「この身分の人間が、その過去をわざわざ隠す方が不誠実だと考えています」
柱戸ケイ:「そっか。じゃあ私も気にしないね」
柱戸ケイ:「それで、元マフィアの頭領がやってた話がどうしたの?」
柴辻マサラ:「私は私なりの理路と経緯と覚悟を持ってトランぺッターこちらへと鞍替えしましたが、過去は過去です」
柴辻マサラ:「私がトランぺッターを名乗ることを腹立たしいと感じる人が居るのは当然でしょう。まして、それを表す服に袖を通すことも」
柱戸ケイ:「私は気にしないけど……って話じゃないか」
柱戸ケイ:「私達全員が顔を合わせることも珍しいけど。それでも、直接対立した人ならギクシャクしちゃうかもね」
柴辻マサラ:「でしょう。昔はまあ、それなり……かなり……あー、相当に暴れても居ましたし」
柴辻マサラ:それこそ蹴散らしたトランぺッターの数なんて覚えていない程度には。
柱戸ケイ:「葛藤したねぇ……」
柱戸ケイ:「マサラの能力は多人数向きだからね。イノリ委員長と一緒で。」
柱戸ケイ:「だから、同じトランペッターの制服着るのは控えてたのね」
柴辻マサラ:「そういうことです。トランぺッター内だけでなく、古巣側の人間の反感も煽りそうですしね」
柱戸ケイ:「あぁー。なんだっけ、そういうの」
柱戸ケイ:「『マフィアだった頃のお前はもっと輝いていたぞ!』って感じ?」
柱戸ケイ:「気にし過ぎだと思うけどなあ。……って言ったら怒られるかな?」
柴辻マサラ:「残念ながら、実例が一つあったんです。既に」 苦笑を返す。
柴辻マサラ:「そこに関してはまあ、私自身の無知と怠慢のせいも大分あったんですが」
柴辻マサラ:部下たちが自分をどう思ってるか知ろうとせず、自分が何を思っているか語ろうともしなかった。
柴辻マサラ:あんな自分を慕ってくれている人間が居たことを知らず、知らないままに捨て去った。
柴辻マサラ:そんな自分を糾弾しに来たかつての部下を思い浮かべつつ。
柱戸ケイ:「ありゃま……」
柱戸ケイ:声ほど気まずそうではない。そもそも会話している最中、だいたいフラットな表情を向けている。
柴辻マサラ:「まあ、そこは一度置きまして。反省はあれど今の選択を後悔している訳でもありませんし」
柱戸ケイ:「はいはい」話題を置くジェスチャー。ドリブル。シュート。
柴辻マサラ:「今回の事件、委員長と同行していたでしょう」
柱戸ケイ:「してたね。相変わらずすごかった」
柴辻マサラ:「ええ。本当に」
柴辻マサラ:「手腕は勿論ですが、連携も巧みなものでした。たいして接点が多かったわけでも無いというのに」
柱戸ケイ:うん、と頷く。合コン委員会や、映像研究会の子とのコンビプレイ。
柴辻マサラ:「それでまあ、その連携であったり、あるいは合間合間の会話だったりで」
柴辻マサラ:「なんというか……過分な程に信頼を貰っているな、と感じまして」
柱戸ケイ:「ふふ……」
柱戸ケイ:「イノリ委員長はそういう所あるよねえ」
柴辻マサラ:「本当に。心配になるほど甘い方です」
柴辻マサラ:「そうやって心配する人間が集まってこの組織が成り立ったのではと思うくらいには」
柱戸ケイ:「マサラもその一人ってわけだ。あ、でも1つ異議ありかも」
柴辻マサラ:「なんでしょう」
柱戸ケイ:「イノリ委員長だけじゃなく、同じぐらい甘い人も居ると思う」
柱戸ケイ:「多分マサラもその一人。比率としては50:50」
柴辻マサラ:「……あそこまでとは思いませんが」 釈然としていない顔。
柱戸ケイ:「ふふ。でも傾向は否定しない」
柱戸ケイ:「トランペッターの子って、委員長を見習うから、取り押さえる前に説得とかするよね」
柱戸ケイ:「事件を起こす子たちって自分メインだから、そうやって話を聞いてくれる人って貴重だし」
柱戸ケイ:「構って貰いたくてまた来る節がある。」
柱戸ケイ:「イノリ委員長もマサラもそういう固定ファンが付いてると私の計算が言ってる」
柴辻マサラ:「検算をおススメします」 若干の心当たりを見ないフリしつつ。
柴辻マサラ:「ともあれ、です」
柱戸ケイ:「む……セメント……」
柱戸ケイ:ともあれ、と意識を変えて追求を打ち切る。
柴辻マサラ:「私の意識や周囲の認識がどうであれ、トランぺッターという組織を統率した人物があれだけ信頼を寄せてくれている」
柴辻マサラ:「ならば、もう少し。過去を気にするよりも『自分はトランぺッターである』と現在に胸を張るべきか、と」
柴辻マサラ:「そういう心境の変化が起きたという訳です」
柱戸ケイ:「…………なるほど」ふ、と微笑。
柱戸ケイ:「心境の変化でしたか。イノリ委員長に頼られて嬉しかったわけですね」
柴辻マサラ:「……そうまとめられると少々気恥ずかしいですが」 咳ばらいを一つして。
柱戸ケイ:「照れない、照れない」
柴辻マサラ:「その委員長が居なくなった今後を支えるためにも、少し気合を入れ直したというだけですよ」
柱戸ケイ:「うん……うん。」
柱戸ケイ:「良いことだと思う。人気も出そう」
柴辻マサラ:「別にそれは要りませんが」
柱戸ケイ:「そんな……」
柱戸ケイ:「でも、まぁ、たしかに。イノリ委員長、実はもう委員長じゃないからね」
柱戸ケイ:「私達が後を継ぐのは、仕事を減らす意味でも大事。とても。」
柱戸ケイ:「マサラも……」
柱戸ケイ:「似合ってると思うよ、制服ソレ
柴辻マサラ:「頭で分かってはいるんですが、呼び慣れてしまいすぎて変えられる気がしませんね」 そう苦笑を返した後。
柴辻マサラ:「……ありがとうございます」 似合っているという評価を噛み締めるように呟いて、僅かに微笑む。
柴辻マサラ:心境に変化があったのは事実だし、自らそう決めて正装に袖を通したのも事実。
柴辻マサラ:それでも、鏡に映った自分を見て出てきた感想は『柄じゃねえな』という一言で。
柴辻マサラ:きっと本質なんてそう変わるものではない。どこまで行ったところで、自分は混沌側の人間だろうと思う。
柴辻マサラ:守るよりも破る。作るよりも壊す。そういう風に出来ている。魂とでも呼ぶべき何かが。
柴辻マサラ:ただ、それに抗いたいと望んだ気持ちも、抗い続けると定めた覚悟も。確かにこの胸に宿っているから。
柴辻マサラ:『似合っている』と、ほんの少しくらいは思えるように。秩序側の人間として生きていきたい。
柴辻マサラ:「……そのためにも、まずは今日の仕事をこなすところからですかね」
柴辻マサラ:傍らの彼女に聞かせるでもなく独り言ちて、書類へと向き直った。
柱戸ケイ:それをちらりと見ながら、こちらも静かに呟く。
柱戸ケイ:「うん、その調子。制服着込んでやる気も十分だね」
柱戸ケイ:制服をきっちり着こなすマサラは、どこから見てもトランペッターの一員に見える。
柱戸ケイ:彼女自身が過去を抱えていようと、今そうしようとしたのであれば。
柱戸ケイ:「熱心に善を探し求めるものは恵を見つけるが、He who diligently seeks good seeks favor,悪を求めるものには悪が来る but he who searches after evil, it shall come to him.
柱戸ケイ:「ってね」
柱戸ケイ:敬愛する委員長の言葉を引用しながら、静かに仕事に取り掛かった。


◆Ending◆フェリ・ベルクラム

GM:◆メサイア学区 映像研究会部室
GM:映像研究会部室は部長の尽力により、映像の設備をあの手この手で充実させている。
GM:シアタールームを演出するための暗幕代わりにした分厚い布カーテンもその一つだ。
GM:しかし、普段は締め切られているそれは今、外からの光を取り込んでいる。
GM:薄暗い程度の室内で上映されるのは、フェリ・ベルグラムがブラックマーケットより調達した映像。
GM:「劇場版ツーオール FILM:クリムゾン」である。
GM:視聴者は保賀ヒオコ、フェリ・ベルグラム。
GM:そして橋国ジュメムの3人が、画面に向かっていた。
保賀ヒオコ:「キョクちゃん~~……!」
橋国ジュメム:「あっ、あぁっ!まさか、キョクさんがそんな……!」
フェリ・ベルクラム:「最後まで……奏できったのね」
フェリ・ベルクラム:無意識に手を握っている。
橋国ジュメム:「まさか主人公のあのセリフに……そんな意味が込められていたなんて……」
保賀ヒオコ:「完璧よ………あまりにも完璧な劇場版ヒロイン……」
保賀ヒオコ:初めて見るジュメムに対し、適宜補足を行っていた。
橋国ジュメム:ズビズビ、と涙を流しながらタオルで拭っている。
橋国ジュメム:「権力者への抗い……一人でもやり切る思い…………」
橋国ジュメム:「その気持は痛いほどわかりますが……うぅ…!」
橋国ジュメム:グレートバビロンに反旗を翻そうとする自分と重ねている。
フェリ・ベルクラム:「痛いほど分かりそうね……」
フェリ・ベルクラム:ハンカチで涙を拭ってあげる。
橋国ジュメム:「ブェ゛リ゛ざぁん゛……!」拭われる。
フェリ・ベルクラム:「ナイロワールさんがキョクほどじゃなくて助かったわね……」
橋国ジュメム:「はっ、たしかに……」
橋国ジュメム:「皆さんを強制的に夢の世界にご招待するこの能力……彼女も見ていたのかもしれませんね……」
橋国ジュメム:「『劇場版ツーオール FILM:クリムゾン』を……」
フェリ・ベルクラム:「いつも思うのだけど……外の世界の人間は、オーヴァードじゃないのよね?」
フェリ・ベルクラム:「こういう作品を、どうやって見ているのかしら」
フェリ・ベルクラム:「リアリティがなさすぎるじゃない?」
橋国ジュメム:「た、たしかに……?」
橋国ジュメム:「この作品も、不思議な力をいっぱい使いますし……」
保賀ヒオコ:「それはね?」ニュッ、と身を乗り出す。
フェリ・ベルクラム:「でもADO先生はきっとオーヴァードよね……?」
フェリ・ベルクラム:顎に手を当てて考え込む。
保賀ヒオコ:「作品の中に積み重ねてきたのよ、リアリティを……!」
保賀ヒオコ:「外の世界では、人間の体は常に30%しか使えないと言われているわ。なら、残りの70%を使えば…!?その考察を形にしたのが映像作品であり、サブカルチャーなのよ……!」
保賀ヒオコ:出典の怪しい知識を語り始める。
フェリ・ベルクラム:「30%って……頭から胸くらいまでしかない気が……」
保賀ヒオコ:「そう。つまり外の人は存在しない"手"や"足"を使う想定を何十年もしてきたということになるわ」
保賀ヒオコ:「国民総化け物よ……!アニメで見たもの…!」本気
橋国ジュメム:「ADO先生。ツーオールを描いた漫画家の人ですね。不思議と自分の作品の歌も歌うこともあるという……」
フェリ・ベルクラム:「それはアニメなんじゃないの……?」
フェリ・ベルクラム:「ジャージャーの酒、いい歌だったわよね」
フェリ・ベルクラム:サウンドトラックとかないかしら、とブラックマーケットを探し始めている。
橋国ジュメム:「はい。注ぎすぎたお酒がジャージャー零れてしまう、切ない歌でした……」
フェリ・ベルクラム:「いろいろあったけれど……うん。無事に入手できてよかった」
フェリ・ベルクラム:「ぎりぎり、予算の範囲内で収まったしね」
保賀ヒオコ:「うん、フェリちゃんもお手柄だわ~」
保賀ヒオコ:「大きな事件もあったって聞いたのに、ちゃんと戻ってきたものね」
フェリ・ベルクラム:「ジュメムや、いろいろな人に助けてもらったから」
フェリ・ベルクラム:「……わたしは大したことはしてないわ」
橋国ジュメム:「いえ、私は手を貸しただけですとも!」
橋国ジュメム:「行動したのはフェリさんの意志です!」
保賀ヒオコ:「こうやって、有望な新入部員も連れてきてくれましたものね」
橋国ジュメム:「はい!……ん?新入部員?」
保賀ヒオコ:「さ、劇場版の次は1話から見直しましょうか。大丈夫。数日もあれば序盤は網羅できるから!」
保賀ヒオコ:「私もこの話を踏まえた上で1から再走したいわ!」
橋国ジュメム:「え、あの、ちょっ、あ、この人力強い……!?」
フェリ・ベルクラム:「……諦めて。他人を沼に落とすときのヒオコは……」
保賀ヒオコ:言いながら、保管場所の方へと引きずっていく。
保賀ヒオコ:「大丈夫。フェリちゃんのときも気に入ってもらえたから……!」
フェリ・ベルクラム:「ひゅっ……」小さく震える
フェリ・ベルクラム:「クロックワークオレンジ……」
フェリ・ベルクラム:いやもちろん今は居心地のいい場所なのだけれど。
フェリ・ベルクラム:「ジュメム、好きな食べ物はある?」
フェリ・ベルクラム:ふっと思いついて、声をかける。
橋国ジュメム:「ハ、」引きずり込まれていく。「ハンバーグが好きですぅぅ~~……」
橋国ジュメム:「獲物が、取れた時に師匠が……!」ズルズル
フェリ・ベルクラム:「崑崙じゃなかなか凝ったものは食べられなかったでしょうし……」
フェリ・ベルクラム:「軽食……じゃあないけど。お勧めの店のもの、買ってくる」
橋国ジュメム:バタン。扉が閉まり、声が聞こえなくなる。
GM:映像研の部室は防音に加工されている。どれだけ叫んでも音漏れしない優れものだ。
GM:残るのはエンドロールを終えてロゴを表示するスクリーンと、静けさと、貴方だけ。
フェリ・ベルクラム:「……うん」 前は。静かな場所。暗い場所だと、すぐ考え込んでしまっていた。
フェリ・ベルクラム:騒がしいのは苦手なくせに、落ち着いてもいられない。余裕がないのは、性分ではあるけれど。
フェリ・ベルクラム:「少し頑張ったのを、作ってみようかな」
フェリ・ベルクラム:今は、この先やることに、少しだけ目を向けられる。買出しに行こうと、部室を出ようとして。
宅配社会人:「お届け物でーす」
宅配社会人:部室宛に荷物が届けられる。宛先にはフェリ・ベルクラム。
宅配社会人:なかなかの質量を持つ箱には、合コン委員会の模様がプリントされている。
フェリ・ベルクラム:「あ」
宅配社会人:この荷物がどの組織の所有物か示すための示威行為だ。
宅配社会人:普段より映像DISCを部室宛にしているため、手続きは恙無く終わる。
GM:貴方の手元には、見知った名前から送られた荷物が残った。
フェリ・ベルクラム:箱を目の前に、ぽつんと取り残される。
フェリ・ベルクラム:……あの後、流れでそのまま採寸までされることになって。
フェリ・ベルクラム:すぐ送るからね! すぐ! とやたら念押しされてはいたけれど。「は、早すぎない……?」
フェリ・ベルクラム:なんとなく左右を確認してしまう。
フェリ・ベルクラム:やがて、膝をついて正座して、そっと段ボールをあける。
GM:中身は丁寧に梱包され、プレゼント用のリボンまで器用に結ばれている。
GM:しゅるりと紐解けば、それが貴方の前に姿を表した。
フェリ・ベルクラム:「わ…………」
フェリ・ベルクラム:喪に服すような漆黒のシャツに、落ち着いたペイルブルーのプリーツスカート。
フェリ・ベルクラム:羽織るための白いパーカーには、意匠化された鷹のワンポイントまで。
フェリ・ベルクラム:地下墓地に向かうたびに、眩しく見つめていた少女たちの制服がある。
GM:真っ先に思い出すのは直接出会った十掬キョウ。配色を揃いにし、個人宛にアレンジされた合同カタコンベ保全委員会の制服。
GM:カタコンベからの帰り道、彼女たちの被服班によって制作された一着だ。
フェリ・ベルクラム:「ほんとうに……いいのかな」
フェリ・ベルクラム:やはり、こうして目の前にしてみると、気後れするものはある。
フェリ・ベルクラム:ずっと足踏みしていた。前に向いてはいけない、進んじゃいけないという強迫観念があった
フェリ・ベルクラム:それは、少しずつ変えていける。変えていけると思う。思う、のだが……
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:「やっぱり…………可愛すぎない……?」
フェリ・ベルクラム:やたらに滑らかな生地を手にして、耳を揺らして目をそらす。
橋国ジュメム:バーン!と突如保管室の扉が開く。
橋国ジュメム:目が合う!「フェリさんフェリさん、すごいですよこれ」
橋国ジュメム:「私、今からでも崑崙で体を伸ばせるように………」
橋国ジュメム:じー。
橋国ジュメム:「あっ!キョウさんと同じ……合コン委員会の制服ですね!」
フェリ・ベルクラム:「あっ」
橋国ジュメム:「わ、わ、わ。着るんですか?着るんでしょうか!」
橋国ジュメム:「フェリさんの服とはまたタイプが違うというか、ヒラヒラふわふわしてますね!きっと似合うと思います!」ぐいぐい。
フェリ・ベルクラム:「え、あ、いやそのこれはその」
フェリ・ベルクラム:「お試し版っていうかサンプルっていうかあのそんなわたしが着ても似合わな」
フェリ・ベルクラム:.
フェリ・ベルクラム:.
フェリ・ベルクラム:「……………ど」恐る恐る、カーテンの裏から出てくる。「どう…………?」
保賀ヒオコ:「おぉ~~~~」拍手。
橋国ジュメム:「とっ……」
橋国ジュメム:「っても、かわいいです!」
保賀ヒオコ:「あの委員会、こういうアレンジ得意なんだよねぇ~」
保賀ヒオコ:「かわいいと思うよ~」
橋国ジュメム:ちやほや ちやほや
フェリ・ベルクラム:「いや、やっぱり可愛くな、これは服の力で……!」
橋国ジュメム:「纏う力も、フェリさんの自身の実力ですよ!」
フェリ・ベルクラム:「そんなこと言っても、何も出ないから……! もう……!」
橋国ジュメム:「フェリさん」真面目な顔。
フェリ・ベルクラム:「は、はい……?」
橋国ジュメム:「恥ずかしい話ですが、崑崙に向かう前の私はとてもか弱く、戦闘には向かない少女でした……」語る。
橋国ジュメム:「それもそのはず、能力は戦闘に向いていませんし、それを補う方法も分からず……」
フェリ・ベルクラム:「そうだったの……?」
橋国ジュメム:「はい……巻き込まれる一般生徒です」
橋国ジュメム:「ですが、崑崙で良き師と巡り合い、体を鍛え」
橋国ジュメム:「単体では戦えない能力でも補うことで、崑崙の虎達とも渡り合えるようになりました」
フェリ・ベルクラム:「虎と」
橋国ジュメム:虎です、と頷く。とても恐ろしい虎だ。
橋国ジュメム:「だからこそ……身にまとう服。外付けの武器であろうと、」
橋国ジュメム:「自分が実現出来る力はその人自身の実力だと私は思います……!」
保賀ヒオコ:「…………可愛い服を着こなせるのも可愛さの1つじゃない?って言ってるねえ」
橋国ジュメム:「それです!」
フェリ・ベルクラム:「え、えっと……!」
フェリ・ベルクラム:言葉に窮し、うつむく。耳の先がほんのり赤くなっている。
フェリ・ベルクラム:「………………が」
フェリ・ベルクラム:「がんばり、ます……」消え入るような声。
橋国ジュメム:「はいっ!」満面の笑み。
橋国ジュメム:がし、と両腕を掴んで外に連れ出そうとする。
フェリ・ベルクラム:何を、ということはわからない。なんだか頑張らねばならないような気がした。
橋国ジュメム:「じゃあ外に行きましょう!オシャレはみせてこそだと師匠も言っていました!」
フェリ・ベルクラム:「ええっ!?」
保賀ヒオコ:「あ、いいねえ。ジュメムちゃんの歓迎パーティのお買い物もしなきゃだ」
保賀ヒオコ:「フェリちゃんがハンバーグ、作るんだよね~♪」
保賀ヒオコ:背中を押す。
フェリ・ベルクラム:「ま、待って……いえ、それは作るつもりだったけれど……!」
フェリ・ベルクラム:ばたばたと引っ張られながら、ふっとつんのめるように、ジュメムさんの背中に覆いかぶさる。
橋国ジュメム:背中に乗っかる形。膝を曲げつつも柔らかく受け止める。
フェリ・ベルクラム:「……………」どさくさまぎれに、小さなそよ風のように。
フェリ・ベルクラム:「ありがとう。ジュメム」そんな、素直なお礼を口にした。
GM:柔らかく風が吹く。
GM:不思議と、更に上機嫌になった少女を先頭に、3人は楽しげに歩き出した。


ダブルクロス The 3rd Edition『アダマスは形を帯びて』了


GM:全工程終了です!
GM:お疲れ様でした~!
フェリ・ベルクラム:ありがとうございました!
柴辻マサラ:ありがとうございました!
解良イノリ:お疲れ様でしたっ!
無量塔幸輔:お疲れ様でした!
十掬キョウ:おつかれさまでした!


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

二次創作ステージ『オーヴァード・ノヴァ』については
まとめwikiを参照下さい。
OveredNOVA

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