『七七ライラクィラ』(GM:DT)


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【1st Pair】
和久井(わくい)美佑(みゆ)DATA(敗者T)/ (エー・)義黎(イーリィ):NPC(DT)
 歩み:『ノモス・ガンマは紅霓を逐う

【2nd Pair】
正木(まさき)真希(まき)DATA(切子圭)/ 奈良岡(ならおか)侑也(ゆうや):NPC(DT)
 歩み:『魔山蓋征
    『夜半のヴィーデスャクト

【3rd Pair】
百地(ももち)千寿(せんじゅ)DATA(缶詰)/ 春日(かすが)魅乗(みのる):NPC(DT)
 歩み:『春日神社縁日日和

【4th Pair】
珊瑚(さんご)(よる)DATA(しろい)/ リウトペルガ・ウィンニール( )DATA(占任)
 歩み:『リプレイ・ブルーム Case01:凍て付く夜のヴァルプルギス

【Index】

オープニング:正木真希/奈良岡侑也
オープニング:百地千寿/春日魅乗
オープニング:珊瑚夜/リウトペルガ・ウィンニール
オープニング:和久井美佑/诶義黎

ミドルフェイズ1-A:和久井美佑/诶義黎
ミドルフェイズ1-B:百地千寿/春日魅乗
ミドルフェイズ1-C:珊瑚夜/リウトペルガ・ウィンニール
ミドルフェイズ1-D:正木真希/奈良岡侑也

ミドルフェイズ2:合流

ミドルフェイズ3-A:百地千寿/春日魅乗
ミドルフェイズ3-B:珊瑚夜/リウトペルガ・ウィンニール
ミドルフェイズ3-C:正木真希/奈良岡侑也
ミドルフェイズ3-D:和久井美佑/诶義黎

クライマックス:七七ライラクィラ

エンディング1:百地千寿/春日魅乗
エンディング2:珊瑚夜/リウトペルガ・ウィンニール
エンディング3:正木真希/奈良岡侑也
エンディング4:和久井美佑/诶義黎

■トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らない所で世界は大きく変貌していた。

君たちは囚われる。それは天を引き裂く大河。
君たちは出会った。それは希少な一期の瞬間。
君たちは祈らない。それは自ら願い勝ち取る。

ダブルクロス The 3rd Edition 『七七ライラクィラ』
ダブルクロス―――それは裏切りを意味する言葉。
GM:なななならいらくぃら、はじまります
百地千寿:よろしくおねがいしまーっす!
珊瑚夜:よろしくお願いします!
正木真希:よろしくお願いします!
リウトペルガ・ウィンニール:よろしくお願いします!
和久井美佑:よろしくお願いします~

GM:ということで今回参加してくれるメンのバーにご紹介いただくね
GM:募集順に参りましょう 和久井さんからお願いします
和久井美佑:はーい
和久井美佑キャラシート
和久井美佑:和久井美佑(わくい みゆ)。浄然学園に潜入中のチルドレンです。
和久井美佑:物心つく前からUGNの施設で育ち、一般の家庭を知らない身ではありますが、穏やかな物腰とゆるふわ系の容姿によって友人はそこそこゲットできています。
和久井美佑:反面、頭は良くありません。よく補習を受けさせられる。
和久井美佑:本人も欠点は自覚しており、任務においては得意な戦闘で貢献できたらいいなあと思っています。
和久井美佑:もっと有体に言うと、難しい判断は他の人に丸投げして戦いだけしたいなあと思っています。分からないことはお淑やかに微笑んで誤魔化す。
和久井美佑:今回は頭の良さそうなひとたちが何人も一緒みたいだしきっと大丈夫のはず。
和久井美佑:データ的には白兵ユニット。セットアップで行動値と攻撃力をガッと上げ、メジャーで範囲化したりバリクラしたりして殴ります。
GM:優秀な戦闘ユニットであることだなあ
和久井美佑:密室的には、任務で知り合った義黎くんと……約束してたデート中に何か巻き込まれたりするのかな?
和久井美佑:あの子ったらマスターレイスなんですって 驚きね
GM:ヤバい知り合いがいるみたいですね……
和久井美佑:そんな感じです。よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいします~

GM:次!正木さんお願いします
正木真希:はーい
正木真希キャラシート
正木真希:正木真希(まさき まき) 色々な支部を転々としているチルドレンです
正木真希:元々は普通の高校生でしたが、覚醒直後に暴走し自分で日常を破壊
正木真希:事態収拾に来たUGNに拾われてチルドレンとしてやっていってます。
正木真希:性格は明るく前向きに頑張ろうとするタイプ! 前しか見ない前進だ!
GM:進も進も
正木真希:誰に対しても分け隔てなく接して、仲良くなれるタイプです。
正木真希:能力的にはサラマンダーの燃焼特化、燃やして力を得て、燃やして戦います。
正木真希:データ的には苛烈なる火で自燃してから戦うオールラウンダーです
正木真希:密室的にご一緒するのは奈良岡侑也さん、任務で何度もお世話になってるUGNエージェントさんです
正木真希:私を口説いてきたりするよ、びっくりだね!
GM:驚くことじゃなくないですか
正木真希:とまぁこんな感じの普通の娘です、よろしくお願いします!
GM:普通か……?
正木真希:次の方どうぞー

GM:ともあれよろしくおねがいします!次は百地くんおねがいします~
百地千寿キャラシート
百地千寿:「自分はUGN所属、点骨製金《アングリーフ》。──貴方を確保します」
百地千寿:百地千寿(ももち・せんじゅ)、UGNエージェントとして働く高校生です。
百地千寿:少しクセのある黒髪に碧眼、アンダーリムの四角い眼鏡がチャームポイントです。
百地千寿:親戚が代々警察の職についている警察一家の一人息子として生を受けました。
百地千寿:両親は数年前に殉職、その後は叔父の家にお世話になっております。
GM:マジメー!
百地千寿:いえ、そんなことは……
百地千寿:叔父に迷惑をかけないよう早めの自立を目指しつつ、オーヴァードとして覚醒後はUGNでエージェントとしての活動も行っております。
百地千寿:能力は器物使いに分類されるエグザイル能力を使用して、身体を武器に変えて戦います。
百地千寿:オーヴァード向けの格闘術を主に使いつつ、その場にあった武器で戦います。
百地千寿:戦闘時は技名を叫ぶのが礼儀だとか。
百地千寿:データ的には器物使いで稼いだダイスでダンシングシミター、射程を確保しながらカバーも行えます。
GM:データも堅実だ
百地千寿:委員長のように。
百地千寿:ミドルでは器物使いとミーミルの覚書で色んなコネを利用していきます。
百地千寿:春日さんとは先日の任務で夏祭りを回りました 夏祭りを…?
百地千寿:よろしくおねがいします
GM:先日の夏祭りですね 何も不思議はありませんが……
GM:よろしくおねがいします!

GM:次はペア応募のお二人
GM:珊瑚さんからお願いします!
珊瑚夜:はい!
珊瑚夜キャラシート
珊瑚夜:珊瑚夜(さんご・よる)。18歳、大学一年生だと思われます。玻璃兎市部から多分来ました。
珊瑚夜:身長171cm。良いところのお嬢様で、とにかく金がたくさんあります。
珊瑚夜:自信家で大抵の事はなんでもできると思っていますが生活能力はゼロ。
珊瑚夜:ちっちゃいロボットたちに介護されて生きてます。
珊瑚夜:常にポジティブな自信家でいつも楽しくて元気!
珊瑚夜:恋人のリウトペルガ・ウィンニールさんと同棲しています。
GM:充実してはる
珊瑚夜:能力はいい匂いのする能力です。
珊瑚夜:だいたいいつも楽しいので嬉しい気分のときにする甘い香りが常にしています。
珊瑚夜:お嬢様なのですが、小さい頃から力を持つ者としてチルドレンとして訓練を受けています。
珊瑚夜:最近までコードネームがなかったのですが、リウトペルガに(セッション中に)つけてもらいました。
珊瑚夜:“春の夜”≪ランツァン・ナフト≫です。いいでしょ。
GM:いいな~
珊瑚夜:戦闘能力的には完全支援です。
珊瑚夜:カンパニーとかいうやつ信じられないほど強いな……というコンセプトのもと、みんなに良い具合の効果があります。
GM:カンパニー信じられん程壊れてる 初めてちゃんと見てびっくりした
珊瑚夜:具体的にはシーン終了時登場キャラクターはHP1D回復、またHP回復時さらにHPを1D回復。
珊瑚夜:1シナリオ1回ですが、シーン中の全員の達成値を+2。シーン間なのでクライマックス戦闘中などずっと継続ですね。
珊瑚夜:また情報収集時の判定ダイス+1個、達成値+2。バックトラックのダイス+1D。
珊瑚夜:気が狂ってますよね みんな使ってくださいね。
珊瑚夜:あとは戦闘中全員のダイス増やしてC値減らして攻撃力を上げられるというオマケ機能がついています。
珊瑚夜:あと趣味はWikipediaを読むことです。よろしくお願いします!
GM:はーい、よろしくおねがいします!ではリウさんお願いします!

リウトペルガ・ウィンニール:はい!
リウトペルガ・ウィンニールキャラシート
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニール、年齢不詳の非常勤講師です。
リウトペルガ・ウィンニール:私立星宮学園という学校で非常勤講師をしています。担当科目は国語。「リウ先生」って呼んでね!
リウトペルガ・ウィンニール:奔放で子供っぽい性格といい、十代にしか見えない童顔と矮躯といい、生徒の間では本当に教師なのか疑われています。
GM:せんせ~
リウトペルガ・ウィンニール:その正体は古代種のオーヴァード。千年以上前の欧州に生まれ、魔女として諸国を放浪していました。
リウトペルガ・ウィンニール:そのレネゲイドは肉体だけでなく精神的にも若い『かたち』を保とうとする性質を持っており、千年生きてるのに子供っぽいのはその作用によるもの。
リウトペルガ・ウィンニール:性能的にはバフとデバフ(主にデバフ)をガンガン撒きます。
リウトペルガ・ウィンニール:攻撃力は基本的にありませんが、伝家の宝刀ナーブジャック&フラットシフトで隙を見てこう……どうにかこうにか……
GM:ヤバい刀仕込んでる
GM:デバフもヤバいんだよなこれ……
リウトペルガ・ウィンニール:しばらく(千年以上)天涯孤独でしたが、紆余曲折の末教え子と同棲するに至りました
リウトペルガ・ウィンニール:そんな感じ! よろしくお願いします!
GM:はーい よろしくお願いします!

GM:みなさんの共通ハンドアウトはこれです
■ハンドアウト
君たちはその日、二人で過ごしていた。
初対面、任務、待ち合わせ、あるいはその他の事情。
二人で過ごす君たちの前に、突如、白い奔流が現れて。
拐われ、気を失い、目覚めれば。
満天の星空。不可解な空間に、君たちは招かれていた。
GM:OPでこうなるわけ 対戦よろしくおねがいします
百地千寿:グッドゲーム。よろしくおねがいします
和久井美佑:話が早い よろしくおねがいします
正木真希:わかりやすい、よろしくお願いします!
リウトペルガ・ウィンニール:なるほどね よろしくお願いします
珊瑚夜:対戦よろしくお願いします 裏ボルトでした


【オープニング:正木真希】

GM:登場をお願いします。
正木真希:正木真希の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (39 → 44)


GM:今日は任務を終えて、オフの日。
GM:君は同じくオフになっていたUGNエージェントの奈良岡に誘われ、駅前で待ち合わせしている。
正木真希:あまり着飾る服も持っていないので、いつも通りの格好で待ち合わせ場所に
正木真希:五分前に到着します。
GM:君が待ち合わせ場所につくと、その相手は既にそこに待っていて。
奈良岡侑也:君を見つけて手を上げる。「お疲れ様デス」
正木真希:「おはよー、早いのね?」こっちも片手を上げて挨拶。
奈良岡侑也:「いやまあ、こんなもんでしょ」
奈良岡侑也:「真希サン待たせんのもアレですしね」
正木真希:「別に待つのも楽しみだし、いいのに」
正木真希:「UGNエージェントとしては時間厳守は慣れっこ?」
奈良岡侑也:「まあ、それもありますけど……」
奈良岡侑也:「ここに真希サン一人で置いといたら口説かれたりしません?」
正木真希:「え? なんで私?」自分を指差し首を傾げ
正木真希:「侑也さんこそ、逆ナンとかされそうじゃない」奈良岡さんを指差し
奈良岡侑也:「大丈夫スよおれ愛想悪いんで……行きます?」
正木真希:「うん、行こ行こ……って、今日は何処行くのか知らないんだった」
奈良岡侑也:「いやあ、実はおれも真希サンの好みとか知らないなあって」
奈良岡侑也:「まあ、それなりにどうしようか考えはしましたから」
奈良岡侑也:「大外しはしてないんじゃないですかね」
正木真希:「へぇ……楽しみね!」
正木真希:「私がどう見られてるのか、分かるって事だもの」
奈良岡侑也:「ハードル上げないで貰えます……?」


GM:それなりのグレードのホテルの入ったビルの最上階。
GM:宿泊客以外にも開放されているランチビュッフェ。
奈良岡侑也:「つーわけで、まあ」
奈良岡侑也:「好きなの選んでもらおうかと……まず知っときたいなって思ったんで」
正木真希:「わぁー」呆然
正木真希:「ねぇ……これ絶対高いやつよね!?」ガラスの向こう側に広がる街並みと周囲の雰囲気にちょっと慄く
奈良岡侑也:「いや、ランチは結構安いっすよ……てかおれたちわりと」
奈良岡侑也:「その辺気にしなくていいくらいは手当付いてるでしょ」
正木真希:「まぁ、それはそうだけれど……」給料を最低限の身だしなみ等にしか使っていないので、どうも自覚がない。
奈良岡侑也:「まあなんつーか、気後れしてもらいたいわけじゃないってか……ほら」
奈良岡侑也:「あそことかあそことか。学生もちらほらは居るでしょ?」
正木真希:「……」学生の方をちらと見て
奈良岡侑也:座席のカップルを目で指して。
奈良岡侑也:「メチャクチャな値段のところじゃないんで。それは大丈夫です」
正木真希:「良い場所を選んでくれたって事なのね! ありがと!」笑う
正木真希:「確かにらしくもない心配しちゃったわ、侑也さんはその辺分かってるものね……さーて、たべるぞー!」
奈良岡侑也:「折角ですからね。好きなもん行っちゃって下さい」
正木真希:「侑也さんの好みも気になるわね」トレーをとりながら
奈良岡侑也:「おれですか?まあ和食系すかね」トレーを取ってだし巻き卵を載せている。
正木真希:「奇遇ねー、私も和食好き」
奈良岡侑也:「あ、そうなんです?なんかこう、ガッツリ肉とかかとも思ったんデスけど」
正木真希:だし巻き卵やみそ汁、干物、白米と、ありふれた家庭料理のようなチョイスをしていく。
正木真希:「焼肉とかも好きではある、けど毎日はちょっとねー」
正木真希:「体重とか気になっちゃう、一応これでも年頃の娘なもので」
奈良岡侑也:「まあそりゃそうすね」和食中心、同じようなラインナップに。
正木真希:「UGNのご飯も美味しいから、気を付けてる」
奈良岡侑也:「まあアレですかね。ある程度筋肉つけなきゃならないのが」
奈良岡侑也:「戦闘職の女の子の悩みってのはよく聞きますケドも」
正木真希:「たまに言ってる子見るわね、私は逆に付けなきゃなーって思ってるけど」
奈良岡侑也:「そうなんです?結構鍛わってるように見えますけど」
正木真希:「えー、そうかしら? 他の人見てるとまだまだ鍛え足りないってなるのだけど」
正木真希:「せめて武器に振られないくらいにはしたいなーってなるのよね」
正木真希:「……って、休みの日でもお仕事の話しちゃってるわね」
奈良岡侑也:うどんを取りながら。「職業病ですかね」
正木真希:「職業病になれるくらい働けてるなら嬉しいわねー」と、奈良岡さんのトレーをちらと見て
正木真希:「チョイスが似てるわね」笑う
奈良岡侑也:「ここまでかぶるんスねこういうの」
奈良岡侑也:「おれこの手のでこんなカブることないんですケド……」
正木真希:「そうなの? 気が合うってことね」
正木真希:唐揚げ取りつつ、少し笑う。
奈良岡侑也:「そりゃいいですね。真希サンにそう言われるのは嬉しいですけど」
奈良岡侑也:「今ちょっとズレたかもな」豆腐ハンバーグを取って少し笑い返す。
正木真希:「そこは個性ってことで、互いに知らない所を知れて収穫ね」
奈良岡侑也:「丸きり同じじゃ真希サンを補えないですしね」
奈良岡侑也:そう言って、席に戻ってトレーを置いて。
正木真希:二人で話しながら窓際の席に座る
正木真希:「そこはいつも、頼りにさせてもらってます」
奈良岡侑也:「もっとガンガン頼りにしてもらいたいもんですね」
奈良岡侑也:「頂きます」と手を合わせて、ふと、外を見る。
奈良岡侑也:「……曇り……いや、霧……?」
正木真希:「いただきます!」手を合わせて
正木真希:奈良岡さんの動きで気が付いて外を見る。
GM:外を見ると、白い霞のようなものが、窓の外に広がっている。
正木真希:「いきなり曇ってきたわねー……ちょっと急すぎないかしら?」
奈良岡侑也:「いや、雲がこの高度になることは……」
奈良岡侑也:「霧が出る気象状況でも……なんか、光ってません?」
GM:白い流れはチカチカと煌めきながら、流れるように動いて。
GM:窓の中に流れ込んでくる。
正木真希:「ほんとだ、何かしら___っ!?」
奈良岡侑也:「!真希サン!」立ち上がって、君に覆いかぶさる。
正木真希:「侑也さん!」
正木真希:「ちょっ!?」
奈良岡侑也:「伏せて!コレは――」
GM:流れ込んできた白い光の奔流が、君たちを包んで。
正木真希:「なにコレ――」
GM:それきり、視界は白に染まる。
GM:どこかふわふわと浮遊感を覚えながら、君の意識は途切れていく。


GM:シーンを終了します。シナリオロイスにはロイスを持っているかな?
正木真希:デフォでありますね!
正木真希:こいつ……って書いてあります
GM:持っているなら何で取ってるか教えてね
GM:こいつ……w
正木真希:☑幸福感/恐怖 です!
GM:OK!


【オープニング:百地千寿】

GM:登場をお願いします。
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (34 → 40)


GM:君は今、ある少女の護衛という名目で連れ回されていた。だが。
GM:現在、君の目の前には、銃を突きつけた強面の男たち。
裏社会の男:「交渉は決裂だな、お嬢ちゃん」
春日魅乗:「ええ、残念です」男の恫喝に、少女は椅子に座ったまま涼しく答える。
裏社会の男:「じゃ、口止めさせてもらおうとしようか」
春日魅乗:「……本当に、残念に思っているんですよ」
春日魅乗:「お手を煩わせてしまうなんて。居て頂けるだけで済むと思っていたんですけど」
春日魅乗:「お願いしても?」傍らの護衛を見る。
百地千寿:「……………」 少女の座る椅子の側に、後ろ手に組んだ姿勢で少年が控えている。
百地千寿:「いえ、お気になさらず。そういう契約ですので」
百地千寿:向けられた目線を受けて、少女と男たちの間に割り込むように歩を進める。
百地千寿:こちらは銃なども持たず、無手。
裏社会の男:「なんだこいつ……?」
裏社会の男:「死にてえのか」「構わねえ、どっちも殺れ」
百地千寿:「失礼。自分は春日さんの護衛を承っております」
百地千寿:「交渉の決裂、誠に残念でした。」
百地千寿:「よろしければ、穏便に場を収めたいのですが───」
裏社会の男:返事の代わりに、引き金の音。
裏社会の男:二人を目掛けて銃弾が発射され。
百地千寿:《物質変化》。その無手の右手が開いて、白く湾曲した盾へと変わる
百地千寿:発射された銃弾はシールドを滑るように少年と依頼主を避けて弾かれる
裏社会の男:「バカな……!」
百地千寿:「─────残念ですが、正当なる防衛を行います」
百地千寿:ガン、と盾の裏を殴りつける音とともに、盾の表面から白い丸太じみた柱が無数に乱立
百地千寿:向けられた銃弾を弾きながら、男たちを昏睡させる突撃が行われる
GM:男たちは、それを止めることも能わず、次々と倒れ伏した。
GM:騒乱は一瞬で止んで。辺りに静寂。
春日魅乗:「……もうっ」小さく不服げに。
春日魅乗:「ご理解して乗ってくださると思ってたんですけどね」
春日魅乗:「どうにも私の見立てが甘かったようで」
百地千寿:「春日さんは交渉巧者ですが、このような展開もあるのですね」
百地千寿:「……お怪我は?」
春日魅乗:「あるように見えますか?」立ち上がって、くるりと回る。
百地千寿:このような場でも、踊るようにふわりと広がるシルエットを目に納めながら
百地千寿:「あると自分が困りますので、なければ幸いです」
春日魅乗:「ふふ」と笑みをこぼして。
春日魅乗:「まだそんなもの言いなんです?」
春日魅乗:「それじゃあ、こちらもちゃんとしないといけなくなりそう」
百地千寿:「む」ピクリと眉毛を動かす。
百地千寿:「公の場では流石に、シャンとしていたほうがいいと思ったんだが…」
百地千寿:展開した盾を納めながら、気絶した男たちを見回す。
百地千寿:「砕けたほうが良いなら、そうしよう」
春日魅乗:「もう公ではなくなってしまいましたからね」
春日魅乗:「付添のお願いもお仕舞いですとも。お疲れさまでした」
百地千寿:「そちらこそお疲れ様、だ」
百地千寿:「しかし春日さん、貴方は息をするようにこういう場に飛び込んでいくんだな」
百地千寿:「今までは護衛も無しだったのか?」
春日魅乗:「いえ?必要な時は用立てていましたよ?」
春日魅乗:「ですけどそういうのは、コストもかかりますから」
春日魅乗:「無駄遣いにならない範囲にとは……」
百地千寿:「自分の安全を買うのに『無駄』を意識しないでくれ……」
春日魅乗:「む」
春日魅乗:「ちゃんと安全を意識してるからこそです」
春日魅乗:「みなさん、車に乗るたびにリスク計算をしているわけではないでしょう?」
春日魅乗:「どこまでなら安全と見なせるか、ちゃんと線引しているからこその損益分岐点です」
百地千寿:「むう」
百地千寿:この手の弁説で目の前の少女に勝てる気がしない。
百地千寿:「……つまり、実力行使に出てこない相手などはきちんと選んでる、と」
百地千寿:「そういうことか」
春日魅乗:「はい。考えているつもりですよ?」
春日魅乗:「それは、勿論。常に成功するとは言いませんけど」
春日魅乗:今回も当てが外れましたしね、と言い加えて。
春日魅乗:「ですけど、だからって、常に行動をともにする護衛というわけにも行かないでしょう?」
百地千寿:「納得しようとしたら、また不安な言葉をかけてきたな……」
百地千寿:「それは確かに、都度コストの掛かるプロの護衛ならそうだろうが」
百地千寿:「声をかけてくれれば、自分だって知り合いに手を貸すぐらい吝かではないよ」
春日魅乗:「コストの伴わない関係というのも」
春日魅乗:「不安ではないですか?私としては、どうしても形に残るものが担保されている方が」
春日魅乗:「信を持てますから。金銭の関係ですとか、血の繋がりですとか、契約ですとか」
百地千寿:「そうかも知れないな」
百地千寿:「ただ、コストを伴う関係のみというのも、困る」
百地千寿:「それはコストが潤沢だからこそ円満に回るのであって、自分のような……」
百地千寿:「金銭も、愛想やら円満な会話やら『一緒にいるコスト』が乏しい人間にとっては特にね」ふう、と息をつく。
春日魅乗:「困ることもないでしょう?別に、私は」
春日魅乗:「“渋面の君”の働きに、色の悪い評価をつけたことなどありませんよ」
春日魅乗:「むしろ、繰り上がってしまいましたから、予定。わざと辛くしておくべきでしたかね」
春日魅乗:「直に契約も終わりです。下らない労務ばかりだったでしょう?」
百地千寿:「流石に人の仕事に下らないと評したくはないが…」
百地千寿:「そうか、貴方への"借り"も、もうそこまで返せていたのか」
百地千寿:「確かに護衛と荒事が確かに多かったかもしれん」
百地千寿:「その契約も清算出来たら、次はもう少し平和に会話がしたいものだな」
春日魅乗:「まあ、それはいいですね」ぽん、と手を打って。
春日魅乗:「そういう意味ですと、そうですね、直近の時候で言えば――」
GM:君の視界。薄っすらと白く濁っていく。
春日魅乗:「あら?」
百地千寿:「……春日さん。自分の後ろへ」
春日魅乗:す、と後ろにつく。「彼らはオーヴァードを知らぬはずですが」
春日魅乗:「何かしらの雇用を……?」
百地千寿:「ならば新手か、あるいは別口かもしれませんね」
百地千寿:「ともあれ、広域に作用する形状……だとしたら」
GM:それは白い流れだ。高きから低きに、まるで川のように。
百地千寿:「自分の傍から、離れないでください」
百地千寿:そして、盾を作ろうとして────
GM:流れは止まらない。盾を。その先の要人を包み込む。
GM:視界がキラキラとした白に染まる。
GM:どこかふわふわと浮遊感を覚えながら、君の意識は途切れていく。


GM:シーンを終了します。シナリオロイスにはロイスを持っているかな?
GM:持っているなら何で取ってるか教えて~
百地千寿:あっ、キャラシが更新されていない。初期に入っています。
百地千寿:「少女 春日魅乗 ○P庇護/N感服」でございます
百地千寿:以上でっ
GM:OK!


【オープニング:珊瑚夜/リウトペルガ・ウィンニール】

GM:登場をお願いします
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (35 → 36)
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (32 → 34)


珊瑚夜:駅前の水族館。
珊瑚夜:近年新設されたというそこの、水槽の前。
珊瑚夜:展示されている魚たちをモチーフにしたという可愛らしい和菓子たちを手に、背の高い少女がはしゃいでいる。
珊瑚夜:「思い返してみたら、私水族館って初めてくるかもしれないわ」
珊瑚夜:「前の調査の時、私たち以外はみんな来ていたみたいだけれど。意外とみんな遊んでいたのね」
珊瑚夜:冗談めかして、咎めるような口調で頬を膨らませながら、河童を模した和菓子を口にする。
リウトペルガ・ウィンニール:「ボクらも温泉に行ったりしたけどねぇ」
リウトペルガ・ウィンニール:悪戯に笑いながら応じるのは、銀色の髪を揺らす矮躯の少女。
リウトペルガ・ウィンニール:「ボク、水族館は結構好きでね。むかーしからよく行ったりしてたんだ」
珊瑚夜:「まあ!そうだったの?」
珊瑚夜:ともすれば中学生ほどにしか見えないこの教師は、その実千年以上を生きる、普通の人ならざる人だ。
珊瑚夜:その彼女が『むかーし』というのなら、数年といったわずかな数字ではないだろう。
リウトペルガ・ウィンニール:「そうさ! 海に行かなくてもこんなにたくさん色々な魚を見られるんだもの」
リウトペルガ・ウィンニール:「『初めて』見たときから、とっても気に入ってたんだよ」
珊瑚夜:「ふふ……『初めて』ね」
珊瑚夜:「200年くらい前かしら?」
リウトペルガ・ウィンニール:その言葉の裡には、子供と見紛うような容貌や口調には不相応な時間を感じさせる。
リウトペルガ・ウィンニール:「そんなに前だったかなあ? たしか、150年くらいだったと思うけれど」
珊瑚夜:「ふふっ、だいたい当たっていたわね」
珊瑚夜:アザラシ、オットセイ、マナティ、ジュゴンを模した和菓子を次々口に入れる。
珊瑚夜:「けれど確か、初めて水族館が出来たのってそのくらいよね。あなた、新しいもの好きだもの」
珊瑚夜:「出来たらすぐに行ってそうだとは思ったのよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「そうとも!」
リウトペルガ・ウィンニール:「『天下に何が面白いと云って、未だ食わざるものを食い、未だ見ざるものを見るほどの愉快はない。』だからね!」
珊瑚夜:「『吾輩は猫である』ね……猫が水族館に来たら、大興奮でしょうね」
珊瑚夜:「けれど、水族館で興奮しているという点では、私も猫のようなものかもしれないわ」
珊瑚夜:「光る魚も展示されているのね!綺麗だわ」
リウトペルガ・ウィンニール:「深海魚ってやつだね。こんなのは海に行ったって中々見られるものじゃない」
リウトペルガ・ウィンニール:それまでの通路より暗い展示スペースを歩きながら、水槽の中に揺らめく光を興味深く見つめる。
珊瑚夜:暗い中目を凝らしながらミシシッピアカミミガメの和菓子とミシシッピニオイガメの和菓子を見分けながら口に入れる。
珊瑚夜:「へえ……この魚はサンゴ礁に住んでいるのね」展示をウキウキと読み上げる。
珊瑚夜:「珊瑚を食べてしまうのですって!」くすくすと笑う。
珊瑚夜:相変わらず注意深く皇帝ペンギンとオウサマペンギンとアデリーペンギンとフンボルトペンギンの和菓子を見分けながら次々と食べている。
リウトペルガ・ウィンニール:「なんだって、それは大変だ!」大真面目な顔で言って、こらえ切れず笑いを漏らす。
リウトペルガ・ウィンニール:「うふふ、でも夜君は食べられるようなタマじゃあないだろう?」
珊瑚夜:「ふふ……っ、どうかしらね」
珊瑚夜:「あなたになら、食べられてしまうけれど?」
リウトペルガ・ウィンニール:「夜君は食べられるよりは食べるタマでしょ、魚もボクもさ」
珊瑚夜:「ふーん……」
珊瑚夜:「……私だって、求められたい時くらいあるのよ?」
リウトペルガ・ウィンニール:「ふぅん?」
リウトペルガ・ウィンニール:「てっきり夜君はそういうのが好きなんだと思ってたけど──」
リウトペルガ・ウィンニール:「それなら、ボクもちょっとは積極的になってみようかな?」
リウトペルガ・ウィンニール:ウインクと共に浮かべた微笑みは、その外見には似合わぬ蠱惑的な色を滲ませている。
珊瑚夜:「ん、ぅ……」
珊瑚夜:頬が熱くなるのを感じる。……暗いから、きっと伝わらないだろうと自分に言い聞かせる。
珊瑚夜:「……た、楽しみにしてるわ」
珊瑚夜:小さな声でなんとか絞り出す。
珊瑚夜:「……けど、あなたが私に捕まって食べられてると認識しているのは少し面白いわね」
珊瑚夜:誤魔化すようにシロクマ、ヒグマ、ツキノワグマ、ジャイアントパンダの和菓子を次々口に入れる。
珊瑚夜:(最初にあなたに捕まって逃げられなくなったのは、私の方だと思うけど)心の中でひっそり呟く。
リウトペルガ・ウィンニール:「うん。──最初は逃げようとしたけど、もう逃げられないからね」
リウトペルガ・ウィンニール:そう言って浮かべた苦笑は、しかし隠しきれない幸福の気配が漂っている。
リウトペルガ・ウィンニール:「ほら、次の水槽だよ」
リウトペルガ・ウィンニール:そこまでの暗い通路から踏み出し、外へと面した明るい展示コーナーへと足を運ぶ。
リウトペルガ・ウィンニール:「へえ、ここ外のペンギンプールと繋がってるんだ。それでこんな明るいんだね」
珊瑚夜:「ええ、逃がさないわ。逃がさないし――お互い、もう逃げられないのよ」今や肩ほどまで伸びた亜麻色の髪を揺らしながら笑う。
珊瑚夜:「まあ!ペンギンのプールなのね」目を輝かせる。
珊瑚夜:「ねえリウトペルガ、ペンギンって短い脚でヨチヨチ歩いているように見えるけれど、本当は体内の皮下脂肪の内側で膝を屈折させているのよ」
珊瑚夜:「最も間接が固定されているから脚を伸ばせないから、どのみちヨチヨチ歩くことしかできないのだけれどね。有名だから知っていたかもしれないけれどね」
リウトペルガ・ウィンニール:「へえ! じゃあずっと屈んでるようなもんなんだねぇ」
リウトペルガ・ウィンニール:「でもたしかに、骨格標本とかだとそんなに足が短く見えなかったな」
珊瑚夜:「ペンギンの骨格標本なんて見たことがあるのね!」感心している。
リウトペルガ・ウィンニール:「うん、博物館に展示されててね。でも伸びないのか、ちょっと残念だな。足を伸ばしたペンギンなんて見るからに面白そうなのに!」
珊瑚夜:「せっかくだからペンギンのお菓子を食べようかしら」と言ってコガタペンギン、ガラパゴスペンギン、マカロニペンギンの和菓子を口に運んでいる。
珊瑚夜:「確かに珍しいけれど……少し妖怪っぽくないかしら?」足を伸ばして走るペンギンを想像して苦笑する。
リウトペルガ・ウィンニール:「その和菓子パックすんごいたくさん入ってるねぇ」
珊瑚夜:「いろんな種類があって面白いわよ。マカロニペンギン、マカロニの味がするし」
珊瑚夜:「あなたも食べる?」クラゲの和菓子を差し出す。
リウトペルガ・ウィンニール:「マカロニって単体で食べて味するものじゃなくないかい?」
リウトペルガ・ウィンニール:「じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな。あーん」ひな鳥のように口を開ける。
珊瑚夜:「マカロニだっていう思い込みがそう感じさせるのかしら?原材料は同じかき氷みたいな……ふふっ、はい、あーん」
珊瑚夜:少し屈んで、彼女の自分より頭一つ小さな身体の小さな口にクラゲの和菓子を運ぶ。
リウトペルガ・ウィンニール:あむ、と小さな口で和菓子を食む。
リウトペルガ・ウィンニール:「──おいしい! クラゲの味がしたらどうしようかと思ったけど、ちゃんと甘いね」
リウトペルガ・ウィンニール:「でも中にちょっとコリコリした食感があるような……これクラゲかな?」
珊瑚夜:「ふふっ、よかった!和菓子は甘くてこそ和菓子ですものね。まあ、コリコリとしたものが……ホンモノのクラゲかしら?」
珊瑚夜:クラゲ感を出すための違うものだといいけれど、と首を傾げながら。
珊瑚夜:「クラゲってつかみどころがなくて……ふわふわと気ままに漂っているように見えるけれど」
珊瑚夜:「実際に触れると痺れて大変なことになる。リウトペルガみたいだわ」冗談めかして笑う。
GM:その時、ふわふわと。どこかから煙のような白い靄。
珊瑚夜:「……?なにかしら、煙……?」
リウトペルガ・ウィンニール:「ひどい言い方だなあ──ん、なんだろう?」
GM:煙にしては、淀みなく流れて、キラキラと光る。
リウトペルガ・ウィンニール:「霧……? 何かの演出かな?」
GM:それはどんどんと濃くなっていって。
珊瑚夜:自身から漂う甘い香りを抑え、匂いを嗅いで、火事の類ではなさそうだととりあえずは判断し。
GM:お互いの姿が薄れていく。
珊瑚夜:「綺麗……だけど……なんだか、様子が……」
リウトペルガ・ウィンニール
《wind》
『風』

珊瑚夜:「リウトペルガ……!」愛しい人が見えなくなっていき、不安になり手を伸ばす。
リウトペルガ・ウィンニール:魔女としての力を用い、風を吹かせても、その霧が晴れる気配はない。
GM:手の伸びた先、相手に触れる前に。白い光の奔流が、二人を包み込んで。
リウトペルガ・ウィンニール:「……! 妙だ、夜君!」
GM:どこかふわふわと浮遊感を覚えながら、君たちの意識は途切れていく。


GM:シーンを終了します。お互いにロイスはお持ちかな?
GM:何で取ってるか教えてね~
珊瑚夜:いっぱいもってます!
GM:一つね 今回は一つです
珊瑚夜:RE/リウトペルガ・ウィンニール/●P:愛/N:依存
珊瑚夜:で取得しています。
リウトペルガ・ウィンニール:珊瑚夜/●P:どうしようもなく好き/N:どうしようもなく怖い
リウトペルガ・ウィンニール:で取ってました
GM:ラブラブやんけ!
GM:OK~
珊瑚夜:ラブラブだもの♡


【オープニング:和久井美佑】

GM:登場をお願いします。
和久井美佑:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+9[9] → 42



GM:【 複合アミューズメント施設『シーンレベル』】
GM:君はクラスメイトの男の子に誘われるがままに、ここのボウリング場を訪れていた。
诶義黎:「和久井さんは得意?ボウリング」
和久井美佑:「みんなと一緒に、何度か来たことはありますけれど」
和久井美佑:「そうですねえ。だいたいいつも真ん中くらいです」
诶義黎:「へ~。オーヴァードの身体能力があんま効かない?」
诶義黎:「まあ力が強ければいいわけじゃなさそうだもんなあ」
和久井美佑:「問題は、むしろ加減でしょうか」
和久井美佑:「義黎くんは、あまり?」
诶義黎:「いや、初めて」
和久井美佑:「あら」
诶義黎:「なかなか機会なくってさ」
和久井美佑:「少し意外です。誘われるでしょう?」
和久井美佑:のほほんと笑う。
诶義黎:「いや~、興味ないものにはなくって」
诶義黎:「まあでも覚えてきたからね、ルール」
诶義黎:「勝負でもする?」
和久井美佑:「そうですね。せっかくなので」
和久井美佑:私用である今日の装いは、ゆったりしたベージュのパンツに紺色のシフォンシャツ。
和久井美佑:元から手首までもないその袖を、さらに捲るようなジェスチャーをして。
和久井美佑:「初心者相手であれ、加減はしませんよ」
诶義黎:「何事も本気だね、和久井さんは」
诶義黎:「そうこなくちゃ、面白くない」
和久井美佑:「いいえ。わたしも興味があることだけです」勉強などはてんでダメだ。目の前の少年も思い知っていることだろうけれど。
和久井美佑:「でも、今日は確かに」
和久井美佑:「わたしを負かせた人が相手ですからね」
诶義黎:「よし来た」不敵に微笑んで。
诶義黎:「ビギナーに負けたら、君はどんな顔をするのかな」


GM:ゲームは進み、1ゲーム目の中盤。
GM:スコアの差は、圧倒的というほかない。
诶義黎:「……」
GM:圧倒的に、君の勝ちだ。
诶義黎:「……難しくないかなこれ」これまでほとんどガターになっている。
和久井美佑:「ふむ……」笑うでもなく、口元に手を添えて。
和久井美佑:「……ボールを投げる時の、腕の振り方ではないでしょうか?」
诶義黎:「振り方?」
和久井美佑:「一直線にするんです」
和久井美佑:「中央のピンから、レーンの真ん中を通ってまっすぐ伸びてくる線があるとイメージして」
和久井美佑:「投げ始めから投げ終わりまで、その上を通過するように腕を振る」
和久井美佑:「そうすれば、ガーターになることは減るかと」
诶義黎:「なるほど。そりゃそうか……向こうに読まれる心配はないもんな」
诶義黎:ここまでは極度に脱力した、異常な投球姿勢だった。
诶義黎:どう振られるか、どこから球が離れるかが、全く軌道を読めないような。
诶義黎:「ありがと、和久井さん。やってみよう」
和久井美佑:「はい。頑張ってください」
诶義黎:す、と直線状に腕を振り抜き、ボールが完全に真っ直ぐに転がる。
诶義黎:球は第一ピンの中央を綺麗に捉えて、そのまま真っすぐにピンを倒して。
诶義黎:8本。左右両端をきれいに残したスプリット。
诶義黎:「成程。とりあえずここまでには出来るわけだ」
和久井美佑:「……。さすがです」声は依然柔らかいが、細めてその様を見る目には鋭さが宿る。
和久井美佑:少年のこれまでの投法は、否が応にも以前の交戦を想起させた。
诶義黎:「じゃあ後はあれかな。これ真ん中狙わないほうがいいのかな」
和久井美佑:自分を容易く切り伏せた技。それがこうまで自然に彼に染み付いているのだと。おそらくはそういう所作こそが、彼の日常だったのだと。
和久井美佑:そして訂正されれば、こうも呆気なく対応してのける。
和久井美佑:「そうですね……」
诶義黎:「まあ、とりあえずこの残り2本を一球でってことか」
和久井美佑:「本当に上手い方であれば、弾き飛ばしたピンでもう一本も、といくところでしょうけれど」
和久井美佑:「…………わたしなら、一本を確実に取りに行きます」
诶義黎:「なるほどね。たしかにその方が確実だ」
诶義黎:「ん~……」
诶義黎:「この辺かな」
诶義黎:立ち位置を直して、再び手をまっすぐに振る。
诶義黎:その描く直線は、対角の縁を目掛けて、これよりも疾く。
诶義黎:10ピンの右を高速で掠めて吹き飛ばして。
诶義黎:7ピンに向けて飛んでいき、それを掠めて、だが倒れずに。
诶義黎:「あ~」
诶義黎:勢い余って2個隣のレーンへ。
诶義黎:「あ~……」
和久井美佑:「まあ……」
诶義黎:「……また8本だ」先のレーンで倒れた7本を見て。
诶義黎:「惜しかったんだけどな~。余計なことすると他に被害が出るってことか」
诶義黎:「和久井さんちの“やり方”のほうが好かれるわけだ」
和久井美佑:「そういうつもりで勧めたわけではありませんよ」苦笑する。
和久井美佑:「けど、よかった」
诶義黎:「何が?」
和久井美佑:「元より手は抜かないつもりでしたが」
和久井美佑:「これで、初心者だからと言い訳をされることもなさそうですから」くす、と笑声。
诶義黎:「はは。勝つことは前提なワケ?」
和久井美佑:「油断を誘う演技の可能性も考えてはいましたよ?」
诶義黎:「なんで油断させなきゃならないのさ」
诶義黎:「それじゃあ、全力の和久井さんを見れないでしょ」
和久井美佑:「ご心配なく。そういう作戦だったなら、失敗に終わっていたでしょうから」
和久井美佑:「ともかくは……」
和久井美佑:二つ隣のレーンの乱れたピンを眺めて。「……お店の人を呼びましょうか」
诶義黎:「あ~……」
诶義黎:手元のインターホンを鳴らそうとして。
诶義黎:「……」目を細める。
GM:白くたなびく靄のようなものが、こちらに近づいている。
和久井美佑:「……」
和久井美佑:最も早く頭に浮かぶのは火災の発生だが、報知器もスプリンクラーも作動しないのを見て取る。
GM:それはキラキラと細かく光りながら、流れてきて。どんどんと充満し。
GM:煙でも、霧でもないような――
诶義黎:「和久井さん」ぐい、と手を引く。
和久井美佑:「これは」触れないように下がろうとした、その先にも見る見る立ち込めてきて。
和久井美佑:「っ」
诶義黎:「この手のは離れるに限る」
诶義黎:「走れる?」
和久井美佑:「……勿論」
诶義黎:それに頷いて、非常口まで駆ける。
诶義黎:非常階段を登って上へ。
诶義黎:屋上へのドアを開けて。
诶義黎:「こっから渡ってとりあえず外へ――」
GM:扉を開いた先。
GM:視界が白に覆われる。
诶義黎:「ふむ。そういうタイプ?」
GM:君の身体が、白い奔流に呑まれていく。
和久井美佑:「……!」塗り潰される視界の中で、最後に。
和久井美佑:掴まれたままの手が目に焼き付いた。
GM:どこかふわふわと浮遊感を覚えながら、君の意識は途切れていく。


GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスは取得済みかな?感情を教えて下さい
和久井美佑:取得済みです。感情は ○尊敬/屈辱。
GM:OK!


GM:次のシーンは、2人で閉鎖空間にとらわれるシーンとなります。
GM:空間からの脱出条件がROCされます。
GM:脱出条件は肉体系・精神系に分かれており、条件の達成orものによっては時間の経過となります。
GM:選び方ですが、ダイスを2回振って好きな方を選択下さい。
GM:1d10を振る、肉体系で1d5を振る、精神系で1d5を振るの3つの振り方が選べます。
珊瑚夜:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5

リウトペルガ・ウィンニール:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

和久井美佑:では肉体系で2回ふってみます
和久井美佑:2d5
DoubleCross : (2D5) → 7[4,3] → 7

百地千寿:精神系で2回1d5いきまーす
百地千寿:1d5
DoubleCross : (1D5) → 4

百地千寿:1d5
DoubleCross : (1D5) → 2

正木真希:精神系で
正木真希:1d5
DoubleCross : (1D5) → 1

正木真希:1d5
DoubleCross : (1D5) → 4



【ミドルフェイズ1-A/和久井美佑】

進行条件:一定時間の経過(備考:空間が極暑状態)
GM:登場をお願いします。
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (42 → 43)
GM:落ち着いてる……


GM:どれだけの時が経っただろうか。
GM:君は目覚める。
诶義黎:「ん、起きた?」少年が顔を覗き込んでいる。
和久井美佑:「……」ぱちぱちと目を瞬かせる。
和久井美佑:「おはようございます?」
诶義黎:「おはよう、和久井さん」
GM:彼の背後には夜空。星空。
和久井美佑:「……外でしょうか」身を起こし、周囲と自分たちの様子(服装やら持ち物やら)を確認する。
诶義黎:「外と言えば外だけど……」
诶義黎:周囲を見渡す。
GM:服装や持ち物は、見る限りお互い変わりがない。
GM:周囲の様子は、星空だ。
GM:空だけではない。地面も、壁?も。
GM:たしかに踏みしめる感触はあるが、無限に広がっているように感じる。
和久井美佑:「…………」
和久井美佑:「…………?」
GM:それから、レネゲイドの気配が周囲全てから。
诶義黎:「理解が追いついてないって顔だ」
和久井美佑:微笑して首を傾げる。
和久井美佑:「はい。まったく」
和久井美佑:「義黎くんのおうちの企みというわけでもないんでしょうね」
诶義黎:「いや~どうだろ。遠縁は全然知らないし」
诶義黎:「まあ少なくとも、その手のの空間構築能力って線が強いかな」
和久井美佑:「あなたが関わっているのでなければ、ひとまずは構いません」
和久井美佑:「それはそれとして、問い詰めたい気持ちもありますけれど……」
诶義黎:「斬っても斬れないし、歩いてみても離れるにつれて白い流れみたいなのに阻まれる」
诶義黎:「どうもそれが中心みたいで」床(?)に落ちた紙片を指して。
和久井美佑:慎重に近付いてそれを覗き込む。
GM:短冊のような紙片。「ふたりが会えますように」との字がある。
和久井美佑:「ううん……?」
GM:それを見れば、まるで最初から知っていたのかのように。
GM:ここを脱する方法がわかる。ただ、しばらく経てばいいと。
GM:ただし。
GM:ごう、と強烈な熱気。太陽があるかのように、じりじりと暑い。
和久井美佑:「ええと」
诶義黎:「まあ、これに耐えろってことかな、これ?」
诶義黎:「和久井さんちのしきたりとかじゃないの?」
和久井美佑:「我慢比べのような訓練も、ないことはないですが……」
和久井美佑:「いきなり拉致したり、こんな変な空間まで作ったりと言うのは聞きませんよ」
诶義黎:「まあ、だったら俺はお呼ばれしないか」
诶義黎:「俺みたいなの連れてきたら卒倒しちゃうかも」
和久井美佑:「ふふ。そうかもしれません」笑う。まだ余裕がある。
和久井美佑:「でも、そうなると」
诶義黎:「うん?」
和久井美佑:自分でも床を叩いたり、壁を探りながら歩いたりして。
GM:確かになぜか床の感触はある。壁はどこまで行ってもない。
和久井美佑:「本当に待つしかないんでしょうか」
诶義黎:「この手のは、ルールを課してくるタイプのだろ?」
诶義黎:「伝承だとか、そういうものに形が従うタイプだと」
诶義黎:「課したものに従わせる力は本物だ」
诶義黎:「まあ、待てばいいってのは楽な縛りだろ」
诶義黎:「どうする。勝負でもする?」
诶義黎:「武器は取り上げられてないんだろ」
和久井美佑:「むう」なおも進み続け、白いもやに阻まれるのを確かめて戻る。
和久井美佑:「普段なら心惹かれる提案ですが」
和久井美佑:「ここでどちらかを害するのは、この状況を作った相手にばかり利がありそうで癪です」
诶義黎:「同感」とこぼしながらも、小ぶりの剣を懐にしまう。
诶義黎:「暑っついしね」
和久井美佑:「……」否定せず、ただ困ったように笑う。
诶義黎:制服のカッターシャツを開いて脱ぎ捨てて。「動き回りたくはなくなる」
GM:周囲はジリジリと温度を上げているように感じる。
诶義黎:「というか、これ普通にキツイやつだな?」
和久井美佑:「んん……」
和久井美佑:立ち尽くしたまま、苦笑とも呻きともつかない声を洩らす。
和久井美佑:「これは、少し……」
诶義黎:「和久井さん?平気?」
和久井美佑:薄手のシャツにパンツ姿。どちらかでも脱げばその下は肌着だ。
和久井美佑:幸いにもと言うべきか、汗を吸っても透けるような色ではないが。
和久井美佑:「……あまり気にしたことはありませんでしたけど」
和久井美佑:「今少しだけ、男の子が羨ましいです」
和久井美佑:「もしくはサラマンダーシンドロームが」
诶義黎:「性別はともかく、後者は同感だ」
诶義黎:「剣一本で食ってるとこういう時に困る」
和久井美佑:「……いえ。そうだ」
和久井美佑:「やっぱり、勝負をしませんか、義黎くん」
和久井美佑:「剣ではなく、精神力で」
诶義黎:「精神力?それはつまり、あれかな」
诶義黎:「どっちが耐えられるか、か」
和久井美佑:「はい。音を上げたり、気を失えば負けということで」
诶義黎:「じゃ、それで」
和久井美佑:「ええ、よろしくお願いします」
诶義黎:そう言うやいなや、Tシャツに手をかけて、脱ぎ捨てる。
诶義黎:細身ながら要所要所にしっかり筋肉のついた上半身が顕になる。
诶義黎:「手加減嫌いでしょ?」
和久井美佑:汗の伝う顔でにっこりと笑う。「いいえ。好きですよ?」
和久井美佑:「あげるのは」
诶義黎:「へえ……」
诶義黎:「その余裕を剥がしたいとこだ」
和久井美佑:ふー、と息を吐く。いささかほども熱を排出した気はせず、むしろ肺が渇いていくような感覚。
和久井美佑:だが何の目的もなく耐えるよりは精神的に楽だ。
GM:しばらくの後。
GM:気温はどんどんと上昇し、熱がこもっていく。サウナのような熱気。
诶義黎:「そろそろ辛いんじゃない?」まだ涼しい顔をしているが、汗は滝のように吹き出している。
诶義黎:「呼吸、乱れてきてるでしょ」
和久井美佑:「……義黎くんこそ」
和久井美佑:「余裕そうに見えますけど……」
和久井美佑:少し間が空く。
和久井美佑:「……体の反応までは誤魔化せませんから」
和久井美佑:紅潮した顔に、溶けたチョコレートめいて髪が張り付いている。
诶義黎:「そっくり返さなきゃなあ」その様子をつぶさに見て。
和久井美佑:肌の露わな部分からは絶え間なく汗が浮き、垂れ落ちる。だが服は決して脱がない気でいる。
诶義黎:「でもあれだな、やっぱり」
诶義黎:「ただ耐えるなんてつまらなくて仕方がないけれど」
诶義黎:「和久井さんの耐える様子を見ながらってのはだいぶ気持ちの上で楽だね、これは」
诶義黎:「君は飽きさせないよ」
和久井美佑:「……どういう意味でしょうか」
诶義黎:「何、他意は全く無いよ」
诶義黎:「君を知りたい。僕の欲望はそれだって言ったろう」
诶義黎:「正確には、俺が君に持つ感情の正体、か」
和久井美佑:「物好きだと思います」
和久井美佑:「敵意や何かならともかく。今日みたいに、わざわざ連れ出して」
和久井美佑:「……おかげでこんな状況になっても、まだそんな風に言うんですから」
诶義黎:「そりゃそうだろ?」
诶義黎:「なんでこんな周りごときで変わる?」
诶義黎:「君のいつもと違う姿を見れるのは、それはきっと得難くて楽しいことだけど」
诶義黎:「状況はただの状況だ。それ以上の興味ある色なんてない」
和久井美佑:「わたしは……」
和久井美佑:瞑目し、深く呼吸する。なだらかな稜線を描く胸元が浮き、沈む。
和久井美佑:そのせいで睫に汗の珠が張り付く。指先で拭って目を開けるが、それでもまだ水気を残したまま。
和久井美佑:「違うんですか? 周りとは」
诶義黎:「うん。説明しきれないのがもどかしいけれど」
诶義黎:「(にじ)が、見えたんだ」
和久井美佑:「……にじ」
诶義黎:「きっと、それが、俺の求めるべき、想いの力だって」
GM:瞬間、しゅうしゅうと音を立てて、どこからか冷気が流れ込む。
GM:足元に白い河のようなものが現れて、進むべき道を指し示すように一所に流れ出す。
和久井美佑:「……」
诶義黎:「おっと。引き分けか」
诶義黎:「状況が温いと勝負がつかないな」
和久井美佑:「……ええ」
和久井美佑:「空気の読めない仕掛けです」
和久井美佑:ふらつきながらも同意する。
诶義黎:「ギリギリみたいで」肩を支える。
诶義黎:「もう少しやってりゃ俺が勝ってたかな、これ」
和久井美佑:「あら。心配はご無用です」
和久井美佑:憔悴の色を帯びて微笑みつつ、回された腕は有無を言わさず外す。
和久井美佑:「ぜんぜん、平気ですから」
诶義黎:その様子を見やって、薄く笑って。
诶義黎:「やっぱ面白いな、和久井さんは」


GM:シーンを終了します。
GM:購入とロイス取得が可能ですが、今回のセッションでは
GM:ロイス取得数を確保できない懸念があります。
GM:よってその対応措置として、現在ロイスを結んでいる相手に対し
和久井美佑:懸念……
GM:このシーンでの印象、という形で重複で取得して構いません。
和久井美佑:なるほど
GM:それも含めて処理なりご検討をどうぞ。
和久井美佑:では……そうだな
和久井美佑:诶義黎 ○好敵手/脅威 で。
和久井美佑:購入はボディアーマーを
和久井美佑:1dx+2>=12
DoubleCross : (1DX10+2>=12) → 3[3]+2 → 5 → 失敗

和久井美佑:だめ!以上!
GM:服が得られるわけ無いでしょ むしろ脱ぎなさい
和久井美佑:ひどい言い草


【ミドルフェイズ1-B/百地千寿】

進行条件:相手への隠し事を明かす
GM:登場をお願いします。
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (40 → 43)


GM:君は目覚めて、状況を把握した。
GM:この空間に二人で囚われていること。
GM:そして、そこから逃れる条件が、なにであるかを。
百地千寿:ピュウウ、と笛を鳴らすような音を立てながら、ねじれた矢が遠ざかっていく。
百地千寿:骨から生成した弓を収納して、囚われた春日さんの方に向き直る
百地千寿:「どうにも、果てはなさそうで。……異常事態、のようだな」
春日魅乗:「……ええ、繋がりませんね。弱りました」人差し指を所在なさげにくるくる。
春日魅乗:「これではただの無力な子供です」
百地千寿:「そちらもか」少女の能力が、別の場所に空間をつなげるものだったと思い出す。
百地千寿:「となると、なにか荒事が起こるなら春日さんは自分の身の安全を優先してくれ」
百地千寿:「一応、護衛が自分の仕事だからな」
春日魅乗:「そう言いましても、事前の準備がこそ肝要な力ですから」
春日魅乗:「本当に何も出来ませんよ、私?」
百地千寿:「それなら、余計に大変だろう?」
百地千寿:「得意技が封じられているなら、なおさらこちらを頼ってくれていい」
百地千寿:「幸い、私は身体の変化が主体だからな。問題は無さそうだ」
百地千寿:ぐ、ぱと手を握ったり開いたり。
春日魅乗:「ええ、頼りにはしておりますが、しかし、何より」
春日魅乗:「なんなんでしょうね、これは」
春日魅乗:「UGNの方で、同様の能力を行使する相手の心当たりなどは?」
GM:君の知る限りではないはずだ。
百地千寿:「……いや、知識にない」
百地千寿:「あの状況からこうして閉じ込めているなら、何かしら害する手段もあるのかと思ったが」
春日魅乗:「そうですか……“我々”の中にも、迷い家を作り出すような力を持つものはおりますが」
春日魅乗:「こちらも心当たりはありませんし……ええ、害される様子はないですね」
春日魅乗:「一体何を企図しているのやら」
百地千寿:「うん。となると、なにか新たな状況に巻き込まれた、ということだが…」
百地千寿:「正直に言うと、この場所から出る方法を、無理矢理に与えられている感覚はある」
百地千寿:「『隠し事を明かす』、と。……そういったルールを課す能力だろうか」
春日魅乗:「ふむ……領域能力の延長、であると?」
春日魅乗:「確かに、それが正着であると信じて疑わぬ自分には驚かされますね」
百地千寿:「そちらもか」
春日魅乗:「ということは、これはお互いということになるのやも知れませんね?」
百地千寿:「………確かに片方だけ、というわけではないようだな」
百地千寿:「ともあれ、目的はわからないが、それをさせるという意図はあるのだろうな」
百地千寿:「しかし、隠し事か…」
春日魅乗:「しかし、弱りましたね、これ?」
春日魅乗:「ありすぎて全てお話していては餓死してしまいます」
百地千寿:「そんなに。……いやまぁ、そうか」
百地千寿:「お互い、ある程度の機密には触れているだろうからな…」
春日魅乗:「謎は女の魅力でしょう?」
百地千寿:「そんな作用が。貴方が言うと説得力があるな…」
百地千寿:「とまれ、隠し事をいくつ、と指定がないなら1つずつでもいいかもしれないが…」
春日魅乗:「ああ、いいですね」ぱん、と手を打つ。
春日魅乗:「では、何からお話頂けるのです?」
百地千寿:「む。…私からか」
百地千寿:「そうだな、UGN関連を明かすわけには行かないし…個人的な隠し事……」
百地千寿:「………」
百地千寿:「週に一度……」
百地千寿:「新しい店を開拓している……?」
百地千寿:手応えがない
春日魅乗:「秘すべきようなものではないということですかね」
春日魅乗:「それはただ、話していないだけのことでは?」
百地千寿:「………まぁ、確かに」
百地千寿:「となると、春日さんに隠しておきたいこととなるのか……?」
百地千寿:「だいたい自分のことは話してるし、知られてる気がするが」
百地千寿:「……」
百地千寿:「あの」
百地千寿:「多少、女々しいことを言うかもしれないが」
百地千寿:「構わないか」
百地千寿:少し気まずげに尋ねる
春日魅乗:「何でしょう。構いませんが?」
百地千寿:「うん」
百地千寿:「……こうして、春日さんの護衛をするのは以前の、自分のミスの埋め合わせのためだが。」
百地千寿:「もうすぐその契約が満了になり、……会う機会が減ると思うと」
百地千寿:「少し、寂しい」
百地千寿:「…………」
百地千寿:「………………………………」
百地千寿:目をそらす。
百地千寿:「………条件を満たした感覚が……あるな……」小声。
春日魅乗:「ふ、ふ、ふふっ」
春日魅乗:「そんな風にお考えだったんです?」
春日魅乗:「私は疎まれているとばかり思っていましたけど」
百地千寿:「わ、笑わないでくれ」
百地千寿:「おぉ、そうだとも。そのように考えていた」
百地千寿:「悪いか」
春日魅乗:「いえ。悪いなどとはとても?」
春日魅乗:「しかし、そうですか、そうですか……」
春日魅乗:「ふうん?」
百地千寿:「なんだその顔は…!」
百地千寿:「疎まれると思わせるような表情しかできないのは、それは、まあ、反省点だが……」
春日魅乗:「“渋面の君”ですものね」くすりと笑う。
百地千寿:「人と会っている時に渋面が癖になるのは、考えてみれば確かに疎んでいるように見えるな……」
百地千寿:「ともあれ、春日さんと一緒にいることを、特に疎んでは居ない」
百地千寿:「"コストの伴わない関係"になるかもしれないが……それなりに、貴方と会話するのは楽しかったんだ」
百地千寿:少し拗ねるような言い方で、ヤケになっていう。
春日魅乗:「ふむ……」
百地千寿:「くそっ…! 思った以上に悪辣な条件だな」
春日魅乗:「しかし、これでそちらの側は達したと見ていいんでしょうかね」
GM:床に当たる部分が、薄ぼんやりと白い筋に光っている。
春日魅乗:「先程から、こうなっておりますし」
百地千寿:「む。……そうだな。」
百地千寿:「貴方からすれば馬鹿らしいかもしれないが、まぁ、それが隠し事だ……明かしたら条件を満たす、というのも、偽りではないらしい」
春日魅乗:「いえ?決して馬鹿らしいなどとは」
春日魅乗:「むしろ、安堵しておりますよ」
百地千寿:「安堵?」
春日魅乗:「ええ。そうですね、こちらの札もお見せしましょうか」
春日魅乗:「せっかく教えてくださったことですしね」
百地千寿:「む……まぁ、そうだな」
百地千寿:「自分だけが出るわけにも行かない。拝聴しよう」
春日魅乗:「終わってますよ」
百地千寿:「ん?」
春日魅乗:「違約の契約です。もう、前に」
百地千寿:「えっ」
春日魅乗:「……おや」
百地千寿:「そ、そうなのか?」
GM:足元に白い河のようなものが現れて、進むべき道を指し示すように一所に流れ出す。
百地千寿:「………本当、の、よう、だな?」
春日魅乗:「満ちたようですね、これ」
百地千寿:「そうだな…?」
百地千寿:「え、では、なぜそんな事を…?」
春日魅乗:「だって、そうじゃないですか?たかだかEXレネゲイドを一つ、不可抗力で迎撃して遺失した程度で」
春日魅乗:「UGNのエージェントを長々と拘束できるわけがないでしょう?」
百地千寿:「それは……」
百地千寿:「そう、だが…」
百地千寿:レネゲイド関連ではないといえ、なかなか荒事に駆り出されていた。
百地千寿:「なんで…?」
春日魅乗:「戦力が必要な際に、UGNにお願いをするのって」
春日魅乗:「それほどおかしいことではないでしょう。ましてや、スポンサーをさせて頂いてるのですから」
春日魅乗:「ある程度の無理は通ります」
春日魅乗:「傭兵オーヴァードなどより余程優秀な相手が得られるんですから」
百地千寿:「あ、あぁ」
百地千寿:「なるほど。………なるほど、そういうことか」
春日魅乗:「全世界的な最強組織のスタッフに勝る護衛がありますか?」
百地千寿:「そこまで言われると面映いが、まぁ、納得した」
百地千寿:「途中からはUGNへの依頼になっていたわけだな。思えば、前の事件でもそうだったか」
百地千寿:いつの間にか浮いていた汗を拭う
春日魅乗:「ええ。"コストの伴う関係"です」
春日魅乗:「逆ですけどね?」
百地千寿:「払っていたつもりだったが、払われる側になっていたんだな…」
春日魅乗:「ええ、ですから、そのような価値がないと言ってはいけません」
春日魅乗:「それは買い手に失礼というわけなので」
百地千寿:「なるほどな。……確かに、商品なら謙遜する方も失礼、か」
百地千寿:「………ん?」
春日魅乗:「はい?」
百地千寿:「いや、返済が終わっているなら」
百地千寿:「都度、こちらが指名されていた、ってことになるのだろうか?と」
春日魅乗:「直接の指名はしておりませんよ?ですけど」
春日魅乗:「返済中に、色よい評価を下していたのは事実ですから」
春日魅乗:「そこからの再依頼で、わざわざ別のオーヴァードをあてがう必要性って出てきます?」
春日魅乗:「私も別に“渋面の君”に不満はありませんから」
春日魅乗:「甘えさせていただいていた次第です」
百地千寿:「…………」
百地千寿:「それは、なんというか……」
百地千寿:「光栄というか………」
百地千寿:「……」
百地千寿:「照れるな…」
春日魅乗:「……」
百地千寿:ぎゅむ、と我慢するように眉間にシワが寄る。
春日魅乗:「……そう、素直に受け取られますと」
春日魅乗:「こちらも面映いところが……」
百地千寿:「あっ、いやっ、その」
百地千寿:「さっきのを告白した流れで、つい、気が緩んだというか」
百地千寿:「嫌われてるわけではなかったと思い…その」
春日魅乗:つい、と眼鏡の鼻にかかっている部分を突いて。
春日魅乗:「もうこのお話はおしまいです」
百地千寿:「ぐあ」人中。
春日魅乗:「道は開けたのですから、先を急ぎませんか?」
春日魅乗:「こんなところに居続けては落ち着きませんから」
百地千寿:「あぁー……うん。わかった」
百地千寿:一歩、歩き出そうとして。
百地千寿:「……その」
春日魅乗:くるりと振り向き。「何です?」
百地千寿:「何かあるかわからないので、危険を感じたら、すぐに盾にしてくれ」
百地千寿:「護衛として、守るぐらいはさせてもらうから……」
百地千寿:先程までは当然に言えていたセリフに、どうにも気恥ずかしさが混ざり。
百地千寿:「………」
百地千寿:「………行こうか」
春日魅乗:「ええ、期待しておりますよ」
百地千寿:早足でスタスタと歩き出す。
春日魅乗:「そのために雇っているのですから。あっ」
春日魅乗:「置いていくことないんじゃないですか。もし?」
春日魅乗:「おーい?」すたすたとその後に続いた。


GM:シーン終了。
GM:購入とロイス取得が可能。ロイスは重複も可です。
GM:その場合はこのシーンでの印象に対して取得下さい。
百地千寿:ではまずきぐるみ。
百地千寿:3dx+1>=14
DoubleCross : (3DX10+1>=14) → 7[1,4,7]+1 → 8 → 失敗

百地千寿:だめ
百地千寿:「少女 春日魅乗 ○P安堵/N驚愕」で。嫌われてるわけじゃないらしい。
百地千寿:以上です。
GM:OK!


【ミドルフェイズ1-C/珊瑚夜&リウトペルガ・ウィンニール】

進行条件:一定時間の経過(備考:AQL側が重度の風邪状態)
GM:登場をお願いします。
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (36 → 43)
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (34 → 43)


GM:君たちは目覚めて、状況を把握した。
GM:この空間に二人で囚われていること。
GM:そこから逃れる手段は、時を待てばいいこと。


珊瑚夜:「……空間を創造して閉じ込める能力者の存在は知識としては知っているわ」
珊瑚夜:「けれど、閉じ込められているという気分になるには随分開放的ね」
珊瑚夜:「最も、普段だって自由だと思っていても、国、星、『かたち』……そういうものに囚われているともいえるのかもしれないけれどね」
珊瑚夜:そんなことを呟きながら、空間を眺めている。
リウトペルガ・ウィンニール:「中々詩的なことを言うねぇ」
リウトペルガ・ウィンニール:「けど確かに。たとえば、普段生きていたらこんな場所には来ようと思っても来られない」
リウトペルガ・ウィンニール:「特殊な空間ということを差し引いても、ね。それは即ち、『普段の世界』に囚われているのかも」
リウトペルガ・ウィンニール:「でもほんとに、一体なんなんだろうね、──」
リウトペルガ・ウィンニール:その言葉と共に瞳を廻らせようとして──小さな眩暈を覚える。
珊瑚夜:「……リウトペルガ?」視線を空間から、小さな彼女へと向ける。
リウトペルガ・ウィンニール:「っと、なんだろ。ちょっとフラっとしたな……」
珊瑚夜:「……大丈夫?目に見えない毒性の攻撃か何かがされているのかしら……私は今のところ感じていないけれど……」
リウトペルガ・ウィンニール:そう言う間にも、軽い頭痛と背筋に寒気を感じ始める。
リウトペルガ・ウィンニール:「……なんだか、いきなり具合が悪くなってきたかも」
リウトペルガ・ウィンニール:「……毒……ではない……と思うけど。変なレネゲイドが充満してるのを感じるから……その影響かな」
珊瑚夜:「えっ……」
珊瑚夜:「だ、……」大丈夫なの?と聞こうとして、そんなことを聞いても仕方がないことに気づく。
リウトペルガ・ウィンニール:顔が火照り出すとともに、小さく咳を吐く。
珊瑚夜:「……本当に辛そうね。とりあえず、横になりましょう。床にあたる部分は存在しているみたいだから」
珊瑚夜:そう言って、自分から正座をする。
リウトペルガ・ウィンニール:「けほっけほっ、……ありがと。そんなに性質の悪い感じはしないし……大丈夫だと思う」
リウトペルガ・ウィンニール:己の症状と周囲のレネゲイドを分析しつつ、遠慮なくその太腿へと頭を乗せる。
リウトペルガ・ウィンニール:「夜君の方は……大丈夫なんだよね?」
珊瑚夜:柔らかく微笑んで(いるように見えるよう、精一杯努力して)、彼女の柔らかい銀の髪を撫でる。
珊瑚夜:「ええ、私は大丈夫よ。どういう仕組みかは分からないけれど……だから、私の事は心配しないで」微笑むと、シトラスの香が漂う。
リウトペルガ・ウィンニール:「ならいいんだ。……あ、いい匂い」朦朧とし出した意識に、ふと香る爽やかな薫。
珊瑚夜:「眠れるのなら眠ったほうがいいわ。私だって力のある者ですもの。何かあったらあなた一人くらい守れるわ」
リウトペルガ・ウィンニール:「こーんな身体だるくなったのなんていつぶりだろ」
珊瑚夜:(……リウトペルガの辛そうな姿を見るのなんて辛いに決まっているわ。けれど、私が取り乱したらもっとリウトペルガは辛くなってしまう)
珊瑚夜:(何でもない風を装いたいけれど……感情が全て伝わってしまうというのは、やっぱり不便な面もあるわね)心の中でため息をつく。シトラスの香りは、悲しいとか不安だとか、そういった心情に対応している。
珊瑚夜:「体調を崩すのは久しぶりなの?」
珊瑚夜:「あなたの『在り方』は、ウィルスの類にも強いのかしら」
リウトペルガ・ウィンニール:「まー……オーヴァードだから、物理的にダメージを受けることは結構あるけど」
リウトペルガ・ウィンニール:「こんな『深刻じゃない』感じに具合悪くなったのなんて……相当久しぶりかも」
リウトペルガ・ウィンニール:「……それを看病されるのも──いつぶりか、わかんないな」
リウトペルガ・ウィンニール:熱を持った顔で笑いながら、そんなことを口走る。
リウトペルガ・ウィンニール:「心配かけちゃってごめんね。──でも」
リウトペルガ・ウィンニール:「好きな人に看病されるのって、結構心地いいな」
珊瑚夜:「……ふふ、看病って言ったって、何もない場所だから。こうして傍に居ることしかできないけれどね」
珊瑚夜:苦しい状況だろうに、そんなことを言ってくれる彼女のいじらしさに、本心から笑みがこぼれる。
珊瑚夜:「……けど、不謹慎だけれど」柔らかく彼女の髪を梳くように撫でながら呟く。
珊瑚夜:「ここが、何もない空間でなくて、いくらでも適切な処置が出来る場所だったら……適切な処置が出来ていたか、自信がないわ」
珊瑚夜:「そうしたら、落ち込んでしまっていたかも。……何もない場所でよかったとまでは言わないけれど」
珊瑚夜:「私まで勝手に自己嫌悪に陥っていたら、あなたをますます困らせていたかもしれない。そうでないことは、良かったといえるかもしれないわね」
リウトペルガ・ウィンニール:「まったく、何言ってるのさ」
リウトペルガ・ウィンニール:「処置だけだったら、風邪引いたボクでもできるさ。これでも魔女としちゃそこそこ年季が入ってるんでね」
リウトペルガ・ウィンニール:「そんなことより、一緒に居てくれるのがいいんじゃない。それが一番いいことだよ」
リウトペルガ・ウィンニール:熱を持った手を彼女の頬へ添え、微笑む。
珊瑚夜:「……ふふっ、そうね」頬に添えられた手に手を重ね、微笑む。
珊瑚夜:「ずっと一緒に居るわ、リウトペルガ。何があっても絶対に離さないわ」
珊瑚夜:「……あなたは、途方もない年月を生きて、たくさんのものを見て、知って、会ってきたでしょうけれど……」
珊瑚夜:「何千年の月日の中のどんなものよりも、あなたを愛しているのは私だって、自信をもって言えるわ」
珊瑚夜:ゆっくりと体を屈め、熱を持った唇に唇を重ねる。
珊瑚夜:「……これが風邪なのか分からないけれど。うつしたら治るっていうのは本当なのかしら」くすりと悪戯っぽく笑う。
リウトペルガ・ウィンニール:「……ウソだね。少なくとも、ボクの経験では」苦笑する。
リウトペルガ・ウィンニール:「うつったら困るよ……夜君には、健やかにいてほしいからさ……ふあ」眠気を催し始め、小さく欠伸を一つ。
リウトペルガ・ウィンニール:「……ほんとに眠くなってきちゃったな。……とはいえ」
リウトペルガ・ウィンニール:「寝るのもいいけど、ここから出る方法を……考えたいけど……」
珊瑚夜:「……私だって割と頑丈だし。たとえうつったとしても、あなたが治るまでいくらでも傍に居るから」
珊瑚夜:「あなたは何も心配しなくていいのよ」そっとその小さな体躯を抱きしめる。
珊瑚夜:「そうね……汗をかくと治るっていう説はどうかしら?」ぎゅ、と抱きしめる力を強め、耳元で囁く。
リウトペルガ・ウィンニール:「そりゃ……間違いでも、ないけど」
リウトペルガ・ウィンニール:「こんな、得体の知れない場所じゃあ、落ち着かないじゃない」
珊瑚夜:「……」静かに微笑む。
珊瑚夜:「けど、普段生きていたら来ようと思っても来られない場所よ?ここでしか出来ない事もあるかもしれないわ」
珊瑚夜:「……けれど、具合の悪いあなたに無理はさせたくないわ」
珊瑚夜:「だから……こうして、あなたを抱きしめてあたためるから」
珊瑚夜:「少しでも体温をあげて。そうしたら、何もしないよりは汗もかけるかもしれないわ」
リウトペルガ・ウィンニール:「普通なら……うつるからって、止めるとこなんだけど」
リウトペルガ・ウィンニール:「でもこれは、うつらないだろうから……甘えちゃおう、かな」
リウトペルガ・ウィンニール:彼女の背中へ手を回し、己より大きいその身体を抱き返す。
珊瑚夜:「ええ。いくらでも甘えていいのよ。だってこれからずっと……支え合って生きていくんだから」
珊瑚夜:「弱っているときくらい、遠慮しないで。……ふふ、あたたかい」
珊瑚夜:熱を帯びた小さな体躯をさらに抱きしめる。花のような甘い香りが、ふわりと漂う。
GM:その時、体の不調が、急速に引いていく。
GM:床に当たる部分に、白い河のような光が浮き出る。
GM:行くべき先を指し示すように。
リウトペルガ・ウィンニール:「ん……あれ」自分の身に起きた変化に目を瞬く。
珊瑚夜:「……これは……制限時間が経ったということかしら」光を見つめる。
珊瑚夜:「……体調はどう?リウトペルガ」心配そうに見つめる。
リウトペルガ・ウィンニール:「……そうかもね。なんか、具合もいきなりよくなったし」
リウトペルガ・ウィンニール:自分の額へ掌を当て、その体温を確かめる。
珊瑚夜:「まあ……良くなったのね!良かった……っ」思わずさらに抱きしめる。
リウトペルガ・ウィンニール:「わぷっ」その豊かな胸に埋もれそうになる。
リウトペルガ・ウィンニール:「とと……。ま、なんとか先に進めそうでよかったよ。……よかったけど──」
リウトペルガ・ウィンニール:「夜君から離れなきゃならないのは、ちょっと残念かな」
リウトペルガ・ウィンニール:悪戯っぽく笑って、彼女の隣へ立つ。
珊瑚夜:「……ふふっ」ふわふわと甘い香りを漂わせる。
珊瑚夜:「いつだって傍に居るし、いつだって抱きしめるわ。でも、そうね……」
珊瑚夜:「なら、こうしていきましょう」彼女の小さな手を握って微笑む。
リウトペルガ・ウィンニール:「ん、……これはこれで、良いものだね」
リウトペルガ・ウィンニール:微笑みと共にその手を握り返し、白く光る道へと踏み出した。


GM:シーン終了。
GM:購入とロイス取得が可能。ロイスは重複も可です。
GM:その場合はこのシーンでの印象に対して取得下さい。
珊瑚夜:よし。
リウトペルガ・ウィンニール:珊瑚夜/●P:共にある/N:不安
珊瑚夜:『ずっと』を共にする人/リウトペルガ・ウィンニール/●P:尽力/N:不安 でロイス取得
リウトペルガ・ウィンニール:ボディアーマー狙うか、ダメ元でメイド服狙うか迷うな
珊瑚夜:メイドリウトペルガ!?
リウトペルガ・ウィンニール:メイドチャレンジするか!
リウトペルガ・ウィンニール:3dx+1>=20 〈調達〉
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 10[3,8,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

リウトペルガ・ウィンニール:思ったより伸びたけどダメ
リウトペルガ・ウィンニール:あっチャパレ色変わってなかった
珊瑚夜:なら私が代わりにやりましょう。
珊瑚夜:≪無形の影≫使用。
リウトペルガ・ウィンニール:"マジ"じゃん
珊瑚夜:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 7[2,4,5,7]+1 → 8 → 失敗

珊瑚夜:でもダメだったわ
珊瑚夜:以上!
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を4増加 (43 → 47)
GM:マジのやつじゃん
GM:OK!


【ミドルフェイズ1-D/正木真希】

進行条件:一定時間の経過(理想のシチュエーションが再生される)
GM:登場をお願いします。
正木真希:正木真希の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (44 → 51)


GM:君は目覚めて、状況を把握した。
GM:この空間に二人で囚われていること。
GM:そこから逃れる手段は、時を待てばいいこと。
奈良岡侑也:「……前にも閉じ込められることはありましたけど」
正木真希:「これはちょっと具合が違うわね……」
奈良岡侑也:「まあでも、コレもまたぞろ、術者をどうにかしなきゃならないやつでしょ」
正木真希:「術者! やっぱりまた魔術だのどうこう関係なのかしらね……」
正木真希:一通り走り回って果てが無いことを確認したので、息を切らせている。
奈良岡侑也:「あんま体力使わないほうがいいですよ」
奈良岡侑也:「ここからどこまでかかるか分かりませんしね、出るまで」
正木真希:「持久戦ねー……唐揚げくらい食べておくんだった」
奈良岡侑也:「しばらく待てば出られる、がこの空間に課された条件なら、それに従うべきかと」
奈良岡侑也:「……マジですね。勿体ない」
正木真希:「折角の休日だったのに、ごめんね?」
正木真希:「あ、でも侑也さん狙いだったとしたら、一緒にいれてラッキーか」
正木真希:「守れるし」
奈良岡侑也:「いや真希サンが謝ることじゃないでしょ」
奈良岡侑也:「ま、それはそうですね」
奈良岡侑也:「おれからしちゃどっち狙いにしろラッキーではありますね」
奈良岡侑也:「しかし、マジでただ待たされるだけなんデスかねこれ」
奈良岡侑也:「狙いが読めないなそうなると」
正木真希:「……時々反応に困る事言うよね、侑也さんは……」
正木真希:「ほんと、どこかで観察してるのかな?」
GM:その時。白い河のようなものが宙空に広がる。
正木真希:「おっ」
GM:それが光り、映像のようなものが映し出され始める。
奈良岡侑也:「何か始まる?」
正木真希:「主犯の登場かしら……?」
:映し出されるのは主観での、何処かの校舎前の風景。
:「せーんぱいっ!」普段のジャケット姿と違う、制服姿の真希が横から覗き込んでくる。
:「今から帰りですか? 暇ならゲーセン寄って帰りません?」
:「新作が、今日からなんですよ!」目を輝かせながら、ぐいと距離を詰めてくる
:「あ、騒がしいの嫌だったら先輩の家でいつも通りゲームします?」
:映像の誰かの手を取って、引く。  その手には何もついていない。
:「先輩が勝ったら、私が晩御飯ご馳走しちゃおうかなー」
:「えへへ、ずっとこんな風にしていれたらいいのに……」
:____
正木真希:映像にめがけてナイフが飛んでいき、映像を突き抜け床に転がる
正木真希:「なに、これ……」荒い息で、顔を真っ赤にしながら止まった映像を見つめている
奈良岡侑也:「……」
正木真希:映像は、制服の真希が笑顔で誰かの手を引くところで止まっている。
奈良岡侑也:「過去の再現、では無いんデスよね?」
正木真希:「違う」
奈良岡侑也:「デスよね。今の真希サンでしょう、あれ」
正木真希:「うん。 覚醒前の私はあんなじゃない、アレは何処まで行っても偽物よ偽物……」
奈良岡侑也:「偽物って言うには精巧な気がするんですよね……なんというか」
奈良岡侑也:「平行世界?というよりは、あり得た未来の具現、みたいなものですか」
正木真希:「そんなまさか……」そんな未来があってたまるかという意味と、ここまで精工にできるかという二重の意味で
奈良岡侑也:「んー……真希サンは何か心当たりあります?」
正木真希:「……な」
正木真希:「な、ない……」
正木真希:「……よ?」
奈良岡侑也:「そうデスか」
奈良岡侑也:「……これもう一回見たいなって思ったら」
奈良岡侑也:「見れたりするんです?」
GM:その言葉と同時、再び映像が再生される。
奈良岡侑也:「お、行けた」
正木真希:「わー! わー!!」侑也さんの前で手を振って遮る
GM:先ほどと全く同じ映像が流れ始める。
奈良岡侑也:「いやなんで邪魔するんデス?」
奈良岡侑也:「可愛いじゃないですかこれ」
正木真希:「普通に恥ずかしいでしょ、自分がデレデレしてる映像とか!」
正木真希:(というか、この映像作ったやつはなんで今の私のキャラと昔の趣味を把握してるの……?)
奈良岡侑也:「ゲーム好きなんデスか?てか料理得意なんデスね」
正木真希:「最近は全然よ……?」
奈良岡侑也:「そうなんデス?今度行きますかじゃあ」
奈良岡侑也:「これ終わったらとか。どうです?」
奈良岡侑也:「おれは結構自信あります」
正木真希:「……うん、行く」
奈良岡侑也:「となると、あれですかね、これ」
奈良岡侑也:「真希サンの今したいことだったりするんですかね、存外」
正木真希:「したーい、ことでは……ない、と思う」
正木真希:「UGNで飛び回ってるのだって、嫌いじゃないし」
正木真希:「ただ……」
正木真希:「……理想への未練、かも」
奈良岡侑也:「……別に、出来なくなったコトじゃないでしょう」
正木真希:「学校通いながらチルドレンしてる子もいるもんね」出会ったチルドレンたちの事を思い浮かべながら
正木真希:「でも、私は……ダメかなって」
奈良岡侑也:「むしろ、未成年に仕事やらせる最大のメリットはそこですからね」
奈良岡侑也:「学校に通わせやすい……ダメってのは?」
正木真希:「___許せなさそうで」白い河の方に踏み出す。
正木真希:「ごめんね、変な話しちゃって」振り返って笑う
奈良岡侑也:「いえ?でも、償いのタメがモチベーションなのは結構危ういらしいデスよ」
奈良岡侑也:「覚醒過程によって、堕ちやすさに違いがあるって研究、聞いたことがあります」
奈良岡侑也:「償いが軸にあるものは、死に向かう速度が早いって」
奈良岡侑也:「おれはでも、真希サンはそうじゃないって睨んでます」
正木真希:「大丈夫!」
正木真希:「そうそう、わかってもらってた」
正木真希:「私は償いとかじゃなくて……真っ直ぐ進みたいだけだから」
奈良岡侑也:「そういう意味で言うならなおのことです」
奈良岡侑也:「おれは正直真希サンと行ってみたいですね学校」
奈良岡侑也:「制服姿もせんぱい呼びもすげーよかったですし」
正木真希:「私と? あはは、ありがと」
正木真希:「……本気で言ってるのよね、嬉しいな」
奈良岡侑也:「大マジですよ。世辞に見えます?」
奈良岡侑也:「マジだと理解させるまで何度でもいい続けてやりますけど」
正木真希:「良いから!? 分かってるって!!」
奈良岡侑也:「ご理解いただけて何よりで」
正木真希:「……面倒なヤツでごめんね?」
奈良岡侑也:「いや?そういうとこ可愛いですよ」
正木真希:「そういうこと言うー!」
奈良岡侑也:ふ、と笑いながら。「しかしこれまだ出れないんですかね」
奈良岡侑也:「視聴が条件なのかと思いましたケド……」
正木真希:「動画サイトの広告みたいな……違うのかしらね」
GM:再び靄が浮き上がり、映像が再生され始める。
GM:映し出されるのは主観での、浜辺の映像。
GM:水着姿の正木真希が、恥ずかしそうにしながらこちらを見ている。
奈良岡侑也:「ああ、なるほど」
奈良岡侑也:「これおれの側もってことですか」
GM:カメラが舐め回すように全身を映す。
正木真希:「……これが侑也さんの理想ってこと?」
正木真希:「ん……んん?」
奈良岡侑也:「え、そりゃまあ……」
GM:その後、和気あいあいと戯れる映像が流れて、暗転して。
奈良岡侑也:「……」真希さんの耳を手で抑える。
GM:君の視界にモニターのような表示が大量に埋め尽くされて、前が見えなくなる。
正木真希:「え、ちょっと……?」
正木真希:「ちょっと待って何!? 何をしてるの!?」
GM:視覚情報への情報転写。自ら支援能力をフルで起動して、視界を奪っている。
正木真希:「おい侑也さん!? ちょっと!?」
正木真希:視界が突然おかしくなったのでふらついている
GM:そのまましばらくの後に、視界が開ける。
奈良岡侑也:耳をふさいでいた手を離す。
GM:靄は既に無く、代わりに足元に白い河が道のように伸びて、
GM:まるでゆくべき先を導いているような。
奈良岡侑也:「終わったみたいデスね」
奈良岡侑也:「行きましょうか真希サン」
正木真希:「待って!? 今の何!?」
奈良岡侑也:「別に何も?」
正木真希:「何でもないなら、さっき目隠しした所に何が映ってたの……?」
奈良岡侑也:「いやあ別に、真希サンですよ、真希サン」
正木真希:「私に見せられない私って何!?」
奈良岡侑也:「何でしょうね?映像の正体の心当たりが真希サンには無いらしいんで分かりません」
正木真希:そう言いながら、白い河を二人で歩いていく


GM:シーン終了。
GM:購入とロイス取得が可能。ロイスは重複も可です。
正木真希:奈良岡侑也 安心感/☑恥辱
正木真希:購入は大槌で
正木真希:2dx+3>=14
DoubleCross : (2DX10+3>=14) → 6[1,6]+3 → 9 → 失敗

正木真希:5点使って入手、ウェポンケースに指定
GM:OK!


【ミドルフェイズ2/合流】

GM:全員登場です。
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (43 → 44)
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (47 → 54)
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (43 → 53)
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (43 → 46)
正木真希:正木真希の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (51 → 60)


GM:白い河を辿ると、開けた場所に出る。
GM:正確には、開けた場所であることはずっと続いているのだが。
GM:白い河が何筋も伸びて、合流して泉のようになっている。
GM:そして、君たち以外の人間の姿が見える。
诶義黎:「6……いや、8人」
和久井美佑:「わたしたち以外のひとも、この空間に……」頬に手を当て、首を傾げる。
正木真希:「あっ、他に人がいる……」若干警戒姿勢
百地千寿:「首謀者、あるいは関係者、か?」
珊瑚夜:「っ!」他の人を見て、咄嗟に繋いでいたリウトペルガの手を離す。警戒というよりは、単に恥ずかしいからだ。
リウトペルガ・ウィンニール:「ん、犯人……って感じでもなさそうかな」
珊瑚夜:「そうね。反応を見ると、首謀者側というよりは同じ境遇の人に見えるわ」
正木真希:「犯人じゃなさそうだけど……ないわよね?」
奈良岡侑也:「まあ、確認する他ないでしょ」
百地千寿:「こちらUGN、点骨製金《アングリーフ》の百地千寿だ。……そちらはこの空間について、なにか知識はあるだろうか」
百地千寿:両手を挙げて声をかける。
和久井美佑:「UGNチルドレン、和久井美佑。“ペイパリィ”です」
和久井美佑:「われわれ二人は、一緒にいるところを、おかしな光る霧のようなものに包まれてここに来ました」
和久井美佑:「皆さんも同じでしょうか?」
奈良岡侑也:「UGNの“カタリュオ”。こっちも同じくナシです。連れられた条件も一緒」
正木真希:「UGNの灯焔(イグニス)、正木真希。 侑也さんと一緒だよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「こっちも似たようなものかな。ボクはリウトペルガ・ウィンニール。UGNでイリーガルやらせてもらってるよ」
珊瑚夜:「UGNチルドレン、“春の夜”≪ランツァン・ナフト≫珊瑚夜です。私と彼女も、ほぼ同じ状態よ」隣のリウトペルガに目線を送る。
リウトペルガ・ウィンニール:「コードは"躍る骨"《スケルツァン・クノッハ》っていうけど、まあ非常勤だから気軽に呼んでね!」
春日魅乗:「“ウイングド・レイディ”。春日魅乗と申します」恭しく一礼。
诶義黎:「春日……」
诶義黎:「ふぅん……」
诶義黎:「和久井さん、これ俺名乗る名前無いかも」小声で小突く。
诶義黎:「何にしとく?」
和久井美佑:「……」柔らかく微笑んで。
和久井美佑:「……」
和久井美佑:「思いつきません」
诶義黎:「ちょっと……」
正木真希:「何かわけあり?」
正木真希:「今は緊急時だし、特に外での事情は関係なしっ! って行きたいけど……」
百地千寿:「こちらの春日さんも、名前は有名だがUGN側のスポンサーです」
百地千寿:「事情が話せないなら深追いはしませんが、敵対の意思は確認しておきたい」
诶義黎:「UGN側の名前はない。敵対の意志はない」
诶義黎:「この状況にも心当たりはない。これで大丈夫?」
正木真希:「十分だと私は思うけど……どう?」
珊瑚夜:「本当は大丈夫ではないのでしょうけれど。本当にこの状況に心当たりがないのなら、今は深く追求して余計な心労を増やすべきではないと思うわ」
百地千寿:「あぁ。今この状況で敵でなければ、それでいいと考えよう」
奈良岡侑也:「ま、この人数疑いだしたらきり無いデスしね」
奈良岡侑也:「てか、偽称してても分かりませんし」
和久井美佑:「助かります」朗らかに言う。
リウトペルガ・ウィンニール:「下手に誤魔化されるよりはまだしも信用できるかな」
百地千寿:「それは確かに。ここで詐称しないことがむしろ、敵対の意思がないと考えたほうが良さそうだ」
百地千寿:「となると我々は全員この状況に巻き込まれ、それぞれなにかお題をこなして来た…ということのようだな」
正木真希:(頭が良い人ばっかりだ……)
正木真希:「あ、そうすると……あの恥ずかしい映像を全員見てきたって事……ですか?」
春日魅乗:「恥ずかしい映像?」
百地千寿:「恥ずかしい映像?」
和久井美佑:「まあ。そんなものが」
珊瑚夜:「……解放される『条件』はそれぞれ違ったという事なのでしょうね」困ったように笑う。
百地千寿:「………」メガネを直す仕草「……そのようだな」
百地千寿:「こちらはお互いに隠し事を明かすこと、だった」
リウトペルガ・ウィンニール:「こっちはいきなり体調が悪くなったね。毒というよりは風邪っぽい感じ」
和久井美佑:「とても暑かったです」
和久井美佑:まだ少し服がじっとりとしている。
珊瑚夜:「本当にそれぞれ違う条件だったのね……」
正木真希:「それは……それぞれ、大変だったのね!」
珊瑚夜:「……首謀者は何を考えているのかしら?これだけの人数のカップルを集めて、様々な条件をこなさせるなんて」首をかしげる。
百地千寿:「……カップル?」
百地千寿:それぞれを見回す
百地千寿:「…なのか?」
リウトペルガ・ウィンニール:「うちはカップルだけど。違うの?」
和久井美佑:「……」微笑む。
正木真希:「いやみんなと違って私らはカップルじゃないよ?」
正木真希:首を横に振る
奈良岡侑也:「いやまあ今は違いますけど……」
奈良岡侑也:「そのつもりなんで手出さないでくださいね」
春日魅乗:「まあ……」
リウトペルガ・ウィンニール:「うっふふふ! いいね、青春じゃない!」
正木真希:「ちょっと!?」
百地千寿:「こちらも、男女関係ではない、が…」
正木真希:「あ、そっちも違うんだ! ってことはそう言う基準じゃないんだね!」百地さんの方に食いつく
百地千寿:「え、あ、あぁ、おう」
百地千寿:「明確に恋人だけを集めたというわけでは、無いらしいな」
珊瑚夜:「あら……私たちがそうだし、全員二人一組だったから。そうなのかと勘違いしてしまったわ。ごめんなさい」
百地千寿:「いや……いいが」
诶義黎:「なんで集められたかは分からないけどさ」
百地千寿:「そう、そうだ。大事なのはどうやったら出られるか、ということだろうな」
诶義黎:「……あれじゃない?」指をさす。
百地千寿:「あれ?」見る。
正木真希:「あれ?」指差された方を見る
和久井美佑:「あれ」見る。
リウトペルガ・ウィンニール:「あれ?」
珊瑚夜:(けど、中らずと雖も遠からずって感じもあるけれどね)心の中で呟きながら指された方を見る。
天女?:そこには、天女のような風体の女性が佇んでいる。
正木真希:そっとナイフを構えようとして、流石に剣呑すぎると踏み出して
正木真希:「こんにちは、あなた何者?」
正木真希:と(若干の殺意と戸惑いの籠った)声をかける
天女?:礼をして。「ようこそ、おこしくださいました」
正木真希:「ようこそって事は、あなたがこの場所の主さん?」
天女?:それには答えず。「あなたたちは、おしえてくれるんですか」
天女?:「わたしが、わからないことを」
珊瑚夜:「……あなたは、何が分からないのかしら?」その様子を見て、柔らかく微笑んで話しかける。
天女?:「みなさん、わたしに、いのってくれました」
天女?:「あえますようにと」
天女?:「けれど、あって、なにをすればいいのか、わかりません」
天女?:「そのさきは、だれも、ねがってくれない」
天女?:「あったあとに、なにをするか、みなさんで、おしえてください」
和久井美佑:「……教えるというと……」
和久井美佑:「……いうと……?」
天女?:「はい。おしえてもらいました」
天女?:「だけど、まだ、たりません」
百地千寿:「短冊に書かれていたな、『ふたりが会えますように』」
百地千寿:「……その後の行動を教えろ、というのは、実践しろということだろうか?」
百地千寿:「先程の……それぞれのお題のように…?」
百地千寿:「足りるまでやれと……?」
天女?:「はい」
正木真希:「……」絶句、若干困った顔
和久井美佑:(またやるなら水分を摂りたいなあ)
リウトペルガ・ウィンニール:「それはまた……」
リウトペルガ・ウィンニール:「『天の川 相向き立ちて 我が恋ひし 君来ますなり 紐解き設けな』……を実践しろってことかい?」
天女?:「?」
珊瑚夜:「……彼女は、乱暴な言い方をしてしまえば『神』に相当するような存在で、人々から祈られる立場にある」
珊瑚夜:「『会えますように』と。けれど、ただ会えと言われても、どうしたらいいか分からず途方に暮れている」
珊瑚夜:「それでこの場を作って、憎からず思っている人間二人が会ってどうするか、を見ることでどうすればいいかを学ぼうとしている」
珊瑚夜:「そういうことかしらね」ぐるりと見渡す。
和久井美佑:「……ああ! なるほど」
百地千寿:「なるほど」
百地千寿:「なるほど……?」
正木真希:「はー……なるほど……って、それであんな事を要求するの!?」
和久井美佑:「あの短冊のお願いを向けられたのがこのひとなんですね」先程百地さんが言っていたことを言う。
和久井美佑:「ひと……?」
珊瑚夜:「まあ……私たちが『人間』と呼ぶ存在よりは、強力な力を持ってそうではあるわね」
百地千寿:「そのようだ、な」
春日魅乗:「願いの集合を起源にしたものであれば」
春日魅乗:「元になった人間の思いが、形をなしていると見るのが妥当でしょう」
正木真希:「力に対して求めているものが俗すぎない……? そういうものなの……?」
春日魅乗:「手段はそこに端を発しているのかと」
正木真希:「人の想いってつまり欲望だから……そっか」
百地千寿:「そうして発された願いの中から、サンプリングされてお題を抽出しているのか…」
百地千寿:「相手の本音を知りたい、理想を知りたい、体調不良時の看病もそうだろうし……」(温度はなんだろう。……まぁそんなこともあるか)
正木真希:(ん? 欲望、さっきの映像……)首を傾げて
百地千寿:「それをこの後もこなす必要がある…ようだな」
正木真希:「そうしないと出してもらない特殊な空間? みたいね……」
珊瑚夜:「そういうことであれば、私は協力したいと思うわ。危険なものなら困るけれど、そういったものを元にしているのなら危険はないでしょうし」
百地千寿:「あぁ。明確に条件がある分、他の手段での脱出が乏しい。そういった制約だとすると力づくは難しそうだ」
リウトペルガ・ウィンニール:「危険はない……だろうけどねえ」軽い苦笑を浮かべる。
正木真希:「積極的に協力していくんですか!? す、すごいなぁ……」
诶義黎:「終わったら出れるとは限らないんじゃないの?」
诶義黎:ひゅんひゅんと小刀を回して。「ここで消すのは?」
珊瑚夜:「腕に自信があるみたいだけれど。ここに集められたのは、そういう人たちばかりでしょう?」
珊瑚夜:「それだけの人たちを無理やり集める力がある相手に楽に勝てるとは思えないわ。それに、倒したところで永遠にこの空間に閉じ込められるのなら、元も子もないもの」
正木真希:(こっちはこっちで物騒! もしかして暗殺者とかそういう仕事の人・・・?)
百地千寿:「所属の違う貴方に強要できることではないが、我々は別に進んで血を流したいわけではない」
百地千寿:「交渉の余地が有るなら、そちらの道を探りたいと思うが…どうだ?」
リウトペルガ・ウィンニール:「倒すのは粗方試しても出られない、と判明した後でも遅くはないだろう?」
正木真希:「私は一発殴っておきたかったけど、どう見ても痛みとかそう言う次元の存在じゃないよねこの……人?」
诶義黎:「和久井さん的には?」
和久井美佑:「義黎くんの案も手だとは思いますが」
和久井美佑:「わたしとしても、ここは皆さんと同じ意見です」
和久井美佑:「帰る家がありますから」
诶義黎:「ふうん?了解」
诶義黎:す、と刃物を懐に収める。
诶義黎:「その通りにしよう」
百地千寿:「そうして貰えると助かる」ふう、と小さく息をこぼす
珊瑚夜:(……素性のしれない彼、和久井さんの言葉にあっさり従ったわね。やっぱり、この二人も……)
正木真希:(付き合ってるのかな……?)
和久井美佑:「というわけなので、次の……」
和久井美佑:天女らしき人物に視線を移して。「お題……?」
天女?:「はい」
天女?:「では、ふたたび、みせてください。きかせてください」
天女?:「おもいあうふたりは、どうすべきものなのか」
GM:彼女の言葉とともに、白い河が氾濫して湧き出す。
GM:それが浸透し、水位を上げて。
GM:君たちの意識は再び、白く――

GM:「ああ、どうして」
GM:「どうして、なにも」
GM:「おしえてくださらないのですか」



GM:シーンを終了します。購入・ロイスあればどうぞ。
珊瑚夜:そうですね、ロイスは保留で購入はサクッとボディマ狙います。
珊瑚夜:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 7[5,7]+1 → 8 → 失敗

珊瑚夜:ダメで以上!
正木真希:ロイスは保留でアームドスーツ狙います
正木真希:3dx+3>=15
DoubleCross : (3DX10+3>=15) → 9[7,8,9]+3 → 12 → 失敗

百地千寿:ロイスはいっぱいいたな…とりあえず保留で。きぐるみ狙います
正木真希:3点使って成功に、ウェポンケースに入れます
百地千寿:3dx+1>=14
DoubleCross : (3DX10+1>=14) → 7[2,2,7]+1 → 8 → 失敗

百地千寿:同じ出目だ。以上です
和久井美佑:天女? 興味/○警戒 で取ります
和久井美佑:購入はボディアーマー狙い!
リウトペルガ・ウィンニール:天女?/●P:同情/N:何って……ねえ?
和久井美佑:1dx+2>=12
DoubleCross : (1DX10+2>=12) → 3[3]+2 → 5 → 失敗

和久井美佑:だめで以上!
リウトペルガ・ウィンニール:メイドチャレンジ
リウトペルガ・ウィンニール:3dx+1>=20 〈調達〉
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 10[1,8,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

リウトペルガ・ウィンニール:あっ買える! 財産1使って購入します
珊瑚夜:やったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
百地千寿:感情。
リウトペルガ・ウィンニール:財産6→5へ
リウトペルガ・ウィンニール:装備します
珊瑚夜:ありがとうサイコロ ありがとう財産点


GM:次のお題に入ります。
GM:次のお題は、なんらかの状態異常+クリアすべきお題、となります。
GM:1d10を2回振ってみて下さい。
GM:変更したい場合、変更したいどちらかを選んで再び1d10を振って見ても構いません。
和久井美佑:何だァ~
和久井美佑:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5

和久井美佑:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

百地千寿:2d10
DoubleCross : (2D10) → 4[2,2] → 4

百地千寿:2の2
正木真希:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[6,4] → 10

珊瑚夜:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

リウトペルガ・ウィンニール:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

百地千寿:お題を振り直します
百地千寿:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

和久井美佑:同じくお題を振り直します
和久井美佑:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9



【ミドルフェイズ3-A/百地千寿】

進行条件:巨大お化け屋敷の突破(備考:お互いが紐で手を結ばれる)
GM:登場をお願いします。
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (46 → 51)


GM:再び君は目覚める。
GM:また見ゆ、先程と同じような星空。
百地千寿:「ん……」目を開け、それを確認する
百地千寿:「新しい課題が始まった、……のか?」
春日魅乗:「お目覚めですか?」
百地千寿:「うおっ」
春日魅乗:隣にしゃがんだ少女の姿がある。
春日魅乗:「わっ」
春日魅乗:引かれるようにバランスを崩す。
百地千寿:「っと、」
百地千寿:反射的に手を伸ばす
百地千寿:「……春日さん、大丈夫か?すまない。目は覚めた」
百地千寿:言って状態を確認するように目を向ける
春日魅乗:「はい。これが……」手首を見せる。
春日魅乗:紐でつながっている。
百地千寿:「紐……」その先が自分の手首に繋がっている
百地千寿:「コレが今回のお題……?縁結び、という洒落か?」
百地千寿:空いてる手でグイグイと引っ張ってみるが、外れそうにない。
春日魅乗:「さて、そこまで企図をしているのかは分かりませんけど……わ」
春日魅乗:力の差で引っ張られる。
春日魅乗:「もう少し優しく扱って頂けると助かります」
百地千寿:「あっ、すまない」
百地千寿:「……意外と短いな。離れているとすぐつんのめりそうだ」
百地千寿:引っ張ったためか、普段より一歩ほど距離が近い。
百地千寿:「……さて、これからどうするか。春日さんの方は、体調に変化などは?」
春日魅乗:「ええ、それは問題なく。しかし、これは……」目の前の洞窟のようなものを見る。
春日魅乗:「入れ、と?」
百地千寿:「そのよう、だな。……こうして手を拘束した状態で、中を探索するということか」
百地千寿:手錠ほどの長さの紐で繋がれた腕を持ち上げ、腕にかかる袂がするりとめくれる。
春日魅乗:「あら?時に」
春日魅乗:「その装いは?」
百地千寿:「………ん?」
百地千寿:気づけば、普段のジャケットのような灰鼠色の浴衣
百地千寿:白く文様の入った落ち着いた服装に変わっている。
百地千寿:「……着物、いや、浴衣の類か…?」
百地千寿:「見覚えはない、が」
百地千寿:ついで、春日さんの方にも目を向ける。
春日魅乗:「ふむ。我々を自らに見立てた装いということですかね?」
春日魅乗:先程会った、天女のような装いに。
百地千寿:「なるほど……春日さんが天女、私がその相手役として振る舞えと」
春日魅乗:「織姫と牽牛と?」
百地千寿:「そうなる、……のか?」
百地千寿:「夫婦としての振る舞いと言われても、よくわからんが…」
百地千寿:繋がれた距離感の近さからか、努めて目を洞窟の方に向けている
春日魅乗:「天帝の血など引いてはおりませんよ、私は」などと返して。
春日魅乗:「行ってみます?」
百地千寿:「そう、だな」
百地千寿:歩を進めようとして。
百地千寿:「その」
春日魅乗:「はい?」
百地千寿:「以前、肌を触れさせるのは親しき間柄のみ、と聞いたが」チラリと紐繋ぎを見て
百地千寿:「歩いている間に触れてしまったら済まない、と」
百地千寿:「…先に謝っておく」
春日魅乗:「まあ、これは仕方がないでしょうね」
百地千寿:「……そう言ってもらえると、助かる」
百地千寿:言って、春日さんの歩幅に合わせて歩き出す。


GM:中に入ると、星の光は仄暗く、寒々しい。
GM:複雑な迷路のように、道が別れている。
百地千寿:「寒いな。……どうやら、迷路を探索しろ、というお題のようだな」
春日魅乗:「なかなか踏破は難儀そうで……」
百地千寿:「そうだな。ひとまず、手当り次第しか無さそうだ」
百地千寿:繋がれた右手を気にして、自らが前に出れる左手から歩みを進めていく。
百地千寿:「春日さんも足元お気をつけて」
春日魅乗:「歩みづらいですもんね」
百地千寿:「あぁ、それに、服装も異なるから」
百地千寿:「先程の推察によるなら、直接的に襲ってくる危険は無いだろうが……」
百地千寿:歩く度に揺れる紐を気にしながら、歩きやすい地面を選んでいく
春日魅乗:「ふむ。では退屈なだけでしょうか?おや」
春日魅乗:「行き止まりですね」
百地千寿:「む」
春日魅乗:「他の道へ……」
GM:その時、行き止まりの壁から、ボロ布のような怪物が飛び出す。
春日魅乗:「きゃっ……!」
百地千寿:「なっ!」
百地千寿:反射的に、春日さんを庇おうと腕を引く
春日魅乗:「わっ」引っ張られてつんのめる。
百地千寿:(しまった……!)
百地千寿:繋がれた紐で引っ張った春日さんの体を、抱きとめる
春日魅乗:ぽふ、と。その小さな体が腕の中に収まる。
百地千寿:咄嗟にきゅうと抱きしめたまま、ボロ布の怪物から距離を取り
百地千寿:「………………」ぱくぱく
百地千寿:「あの、」
春日魅乗:「ん……」
百地千寿:「大丈夫……か?」
百地千寿:吐息と身じろぎが腕の中から伝わってくる
春日魅乗:「え、ええ……少し、驚いてしまって」
春日魅乗:君を見上げる。「お恥ずかしいところを」
百地千寿:「そ、そうか」
百地千寿:ぱちり、と腕の中の少女と目が合う
百地千寿:光届かずひんやりとした洞窟で、暖かな体温を感じる
百地千寿:「あ、いや、すまない、咄嗟に。やましい思いはなく…」
春日魅乗:「ええ……それは、信頼して」
春日魅乗:「……」
百地千寿:「………?」
春日魅乗:「……また、あのようなものが出るんでしょうかね」
百地千寿:「………かも、しれない、な」
春日魅乗:「私は、普段、人ならざるものともしばしば出会いますが」
春日魅乗:「そう恐れを抱くことはありません。ですけど」
春日魅乗:「あれは、どこか、薄ら寒く感じます」
百地千寿:「そ、そう、そうだな……」少し目線を彷徨わせて
春日魅乗:「こう、どこか……何と言いますか」
百地千寿:「私達が普段会うのは、人から変貌したもの、あるいは人に近い異形だ、が」
百地千寿:「それ以外の異形に恐れを感じてしまうのは仕方ない……とは、思うが」
百地千寿:「……なんだろう?」春日さんの言葉の続きに耳を傾ける
春日魅乗:「いえ。人の情念が、強いような」
春日魅乗:「非業の死を遂げた者の、怨嗟のようで……」
百地千寿:「非業の死、か…」
百地千寿:「そういった怨念が化けて出る、というのもよく聞く話だが」
百地千寿:「春日さんは、そういった感受性も強いのかもしれないな」
春日魅乗:「……あっ」ぱっと慌てて離れ「すみません」
春日魅乗:ようとして引っ張ってまた戻ってくる。
春日魅乗:「……失礼を……」
百地千寿:「あ、いや」抱きしめた左腕を解放
百地千寿:「こちらこそ、どうも、ずっと抱きとめてしまい…」
百地千寿:「……」
百地千寿:「あの、春日さん」
春日魅乗:「は、はい?」
百地千寿:「もし」「私達が望まれている関係が、そういうものだとして」
百地千寿:「女性が怖がっていたら、こちらがかばうのが当然だから………あぁ、いや」
百地千寿:「………」
百地千寿:「その、もし、また同じように恐ろしいと思ったら、頼ってくれていいから」
百地千寿:「失礼とは思わないので」
春日魅乗:「……よろしいのですか?」
百地千寿:「あぁ、うん」
百地千寿:「……さっきのお題で、既に洗いざらいぶちまけた。ので、格好つけずに言ってしまうが」
百地千寿:「そうして頼ってもいいと思われるのは、嬉しい」
百地千寿:「だから、遠慮なく……」
百地千寿:「みたいな……」
春日魅乗:「……ふう」息を漏らして。
百地千寿:「………」
春日魅乗:「そこまで気を使われるほど、弱ってしまっていたみたいで」
春日魅乗:「いけませんね、これでは」
春日魅乗:「気丈に参るとしましょう」
百地千寿:「気を使ってるつもりはないが……」
百地千寿:「まぁ、気を取り直してくれたのなら、良かった」
百地千寿:「うん。私も、貴方はそうして笑っている方が似合うと思う」
百地千寿:「その方がその格好も似合うしな」
春日魅乗:「まあ、では」
春日魅乗:「天に帰ってしまうやもしれませんよ」
百地千寿:「え、いや、それは困る」
春日魅乗:「ええ。ただの小娘ですとも」
百地千寿:「あ、まぁ、そう、そうだった」
春日魅乗:「そう扱って頂けるほうが、こちらも助かりますからね」
百地千寿:「なら、そうさせてもらう」
百地千寿:「貴方は羽衣から目を離すミスはし無さそうだからな」
春日魅乗:「ええ、参りましょうか」
百地千寿:「ん。わかった」
百地千寿:「……しかし、ただの小娘としての扱いで良いのか?」
春日魅乗:「む。と言いますと?」
百地千寿:「いや」
百地千寿:「それはいわゆる、"コストの伴わない関係"じゃないかと愚行するが」
百地千寿:「そういう扱いで良いのかな、と……」
百地千寿:「………あ、別にイヤというわけじゃないが。ほんとに」
百地千寿:揚げ足を取ったつもりでは、と空いてる手を軽く振る。
春日魅乗:「……」
百地千寿:「……………」
春日魅乗:「……構いませんよ」
春日魅乗:「別に、ビジネスでしか人と関わりを持たないと決めているわけでもありません」
百地千寿:「えっ」
春日魅乗:「えっってなんですか」
春日魅乗:「そういう女に見えます?」
百地千寿:「あ、いや、深い意味は」
春日魅乗:「百地様であれば、問題にせぬと言ったんです」
春日魅乗:「ご不服です?」
百地千寿:「………………………いえ」
百地千寿:「春日さんが、そういう人だったら多分、こちらもビジネスの付き合いに終止していたと思うので」
百地千寿:「だからその」
百地千寿:「許可をいただけて、嬉しい」「……です」
百地千寿:「いや、すまない、実は動揺している。もしかして私はなにか変なことを口にしてないか?」
春日魅乗:「ふふ、ふふふふ」
春日魅乗:「いえ?でも、少なくとも」
百地千寿:「なぜ笑う……?」
春日魅乗:「“渋面の君”とは呼べないな、と」
百地千寿:「この状況で渋面をする人間は、とんだ天の邪鬼だろう…」
百地千寿:いいつつ空いている左手でグシグシ、と眉間を揉む
百地千寿:「あー、早速だが、春日さん」
春日魅乗:「はい?」
百地千寿:「……この洞窟を抜けるために、またああいう相手が居そうで、足元も悪い」
百地千寿:「ので、」
百地千寿:繋がった右手を少し、ついとあげて
百地千寿:「……手、を」
百地千寿:「エスコートさせていただいても?」
春日魅乗:「ええ。この拙き糸を織る娘を、牽いて下さりますか?」
春日魅乗:そう言って、その手を取った。


GM:シーンを終了します。
GM:ロイス・購入があればどうぞ。購入は最後の機会です。
百地千寿:「少女 春日魅乗 ○P歓喜/N動揺」で取得します…
百地千寿:購入はきぐるみを
百地千寿:3dx+1>=14
DoubleCross : (3DX10+1>=14) → 9[8,9,9]+1 → 10 → 失敗

百地千寿:買えませんでした以上


【ミドルフェイズ3-B/珊瑚夜&リウトペルガ・ウィンニール】

進行条件:添い寝する(備考:お互いが紐で手を結ばれる)
GM:登場をお願いします。
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (54 → 57)
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (53 → 55)


GM:再び君たちは目覚める。
GM:また見ゆ、先程と同じような星空。
GM:そして、何をすればよいのかも、まるで最初から知っていたのかのように分かる。
珊瑚夜:「……ん、ぅ……」目を覚まし、目を擦ろうとして。その手に違和感を覚える。
珊瑚夜:「……繋がれているわね。紐?」
リウトペルガ・ウィンニール:「ん、目が覚めたかい」
リウトペルガ・ウィンニール:「夜君より少し前に起きたんだけど、そのときからこの状態でね」
珊瑚夜:「そうだったのね……ごめんなさい、朝には弱くて……って、知っているわね」
リウトペルガ・ウィンニール:そう説明する彼女は、子供が着るような小さな浴衣を身に纏っている。
珊瑚夜:「……あら……?」普段と違う彼女の服装に目を瞬かせる。
リウトペルガ・ウィンニール:「あ、これ? なんか目が覚めたら浴衣になっててね」繋がれていないほうの手を擡げ、その袖を振る。
リウトペルガ・ウィンニール:「君も似たようなものだよ。ほら」
珊瑚夜:「まあ、とっても可愛いわ!……あら?」弾んだ声をあげ、言われて自分の姿を見る。
珊瑚夜:その身に纏った赤を基調にした浴衣は、上品な華やかさを感じさせる。子供用ではないだろう。
珊瑚夜:「まあ!ふふっ、以前は衣装で着飾ったのはあなただけだったけれど。自分も普段と違う服装をするというのは、楽しいわね」
リウトペルガ・ウィンニール:「うん、よく似合ってるよ!」
リウトペルガ・ウィンニール:「そうだろう? 普段着ないような服を着るっていうのは、中々新鮮で面白いからね」
リウトペルガ・ウィンニール:「……でもボクのこれ、多分男物なんだよね。そこだけちょっと不満かな?」
珊瑚夜:「ふふっ、ありがとう!あなたもとっても似合っていて可愛いわ。時々は普段しないような服装をしてみましょうか」くすくすと笑う。
珊瑚夜:「まあ、そうなの?あなたは小柄だから、合うサイズが子供用しかなくて、子供用は男の子のものしかなかったのかしら」首をかしげる。
リウトペルガ・ウィンニール:「体格的にはむしろ、女の子の方がありそうなものだけど……」
リウトペルガ・ウィンニール:小さな頤に指を当て、少し考える。
リウトペルガ・ウィンニール:「ふーむ、おそらくだけど……あの『織姫様』が原因だろうね」
珊瑚夜:「『織姫様』……さっき会った、首謀者と思われる存在ね」頷いて聞いている。
リウトペルガ・ウィンニール:「ほら、織姫の相手は彦星……男性だろう?」
リウトペルガ・ウィンニール:「会ってどうするか教えてほしい、って言ってたし。男女の場合どうするのか、について教えてほしいんじゃないかな?」
珊瑚夜:「……なるほどね」
珊瑚夜:「それで、ええと……」敷かれた布団を見つめる。「きっと、ここで一緒に寝れば……いいのよね?」
リウトペルガ・ウィンニール:「そうだろうねぇ。……紐で結ばれた状態で?」
リウトペルガ・ウィンニール:縛られた方の腕を少し挙げてみせる。
珊瑚夜:「紐で結ばれながら一緒に寝るというのは一般的ではないけれど。離れたくない、少しでも近くに居たいという気持ちは理解できるわ」
珊瑚夜:繋がれた腕を同時に持ち上げられながら、苦笑する。
リウトペルガ・ウィンニール:「それについては、ボクも大いに賛同するよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「ただ、その発露がちょっと即物的すぎるとは思うけど」
珊瑚夜:「……ふふ」人を愛することを恐れていた彼女が素直に自分と近づきたいという想いを抱いてくれていることに、思わず笑みがこぼれる。
珊瑚夜:「まあ、文句を言ったところで紐は外れそうにないのだし。素直に従ってしまいましょう?」
珊瑚夜:「洋装よりは、浴衣の方が寝るのには向いているのだし。むしろそのために着替えさせられたのかしら?」
リウトペルガ・ウィンニール:「どうだろう? まあたしかに、さっきまで着てた服よりは寝やすいかも」
リウトペルガ・ウィンニール:そう言いながら、片手で布団を捲る。
珊瑚夜:同じく、ぴったりとそばで布団を捲り、中へと潜り込む。
リウトペルガ・ウィンニール:「よっ、と……。……中々、手を縛られた状態だと入りにくいものだね」
珊瑚夜:「そうね……。……ねえ、リウトペルガ」
リウトペルガ・ウィンニール:「うん?」
珊瑚夜:「思い合う二人が、おそらく恋人同士だと思われる二人が……ぴったりとくっついて、一緒に寝ることになったら」
珊瑚夜:「どういうことが起こるのか……知っておかないと、『織姫様』は困ってしまうと思わない?」
珊瑚夜:耳元で囁く。
リウトペルガ・ウィンニール:「ふうむ」
リウトペルガ・ウィンニール:少し考えるような素振りで、天井──満天の星空へと視線を向ける。
リウトペルガ・ウィンニール:「……さっきの歌だけどね」
リウトペルガ・ウィンニール:「『天の川 相向き立ちて 我が恋ひし 君来ますなり 紐解き設けな』……」
リウトペルガ・ウィンニール:「第五句の『設く』は『準備をする・待ち受ける』みたいな意味、『な』はこの場合『~しよう、したい』っていう意志・願望の表現かな」
リウトペルガ・ウィンニール:「だからつまり、『恋しいあの人が来るから、紐を解いて待っていよう』ってことになるわけ」
リウトペルガ・ウィンニール:「結構露骨な表現だと思うんだけど、あの天女様には伝わってないんだよね」
珊瑚夜:「……当然、その歌ではこんな風に腕を紐で結ばれている想定なんてなされていないから」
珊瑚夜:「その紐を解くっていうのは、こういうことになるわけよね」自由な方の手で、己の浴衣の帯を解く。
珊瑚夜:少しはだけた浴衣の間から、下着に包まれていない豊かな胸が覗き、その大きさを主張するように震える。
リウトペルガ・ウィンニール:「まあ、そういう訳だね」微苦笑を浮かべ、縛られた彼女の手を握る。
珊瑚夜:「伝わっていないのなら……困ってしまうわよね?」妖しい声色で囁く。
珊瑚夜:「……積極的になってくれるのではなかったのかしら」果実のような甘い香りを漂わせ、挑発するように見つめ、手を握り返す。
リウトペルガ・ウィンニール:「ふぅん?」
リウトペルガ・ウィンニール:「……この歌、出所は万葉集なんだけど。似たようなのがもう一個あってね」
リウトペルガ・ウィンニール:かけたばかりの布団を捲くり、彼女の身体の上へ跨る。
リウトペルガ・ウィンニール:「『ま日長く 恋ふる心ゆ 秋風に 妹が音聞こゆ 紐解き行かなば』」
リウトペルガ・ウィンニール:「『妻の声が聞こえるから、紐を解いてゆこう』になるかな」
リウトペルガ・ウィンニール:「『牽牛星であるから牛を繋ぐ紐だ』って説もあるみたいだけど」
リウトペルガ・ウィンニール:わざとらしい迂遠な講釈とともに、ゆっくりと己の浴衣の帯を解いてゆく。
リウトペルガ・ウィンニール:「やっぱり、こういう意味だよね?」
リウトペルガ・ウィンニール:色白の肌をはだけさせ、蠱惑的な笑みと共に彼女へ口付けた。


GM:そのまま寝入って、目覚めれば。
GM:再び、白い河が地に流れている。
GM:次なる道を示すように。
珊瑚夜:荒い息は落ち着いてきたものの、紅潮した肌の熱はいまだ引かない。
珊瑚夜:「……『織姫様』にも、ご満足いただけたようね?」光の河を見つめ、恥ずかし気に微笑む。
リウトペルガ・ウィンニール:「そうだねぇ。存分に彦星と仲良くしていただきたいものさ」
珊瑚夜:「ねえ……」『される側』は初めてではないでしょうけれど、『する側』は初めてだったのかしら?と聞こうとして、口を噤む。
珊瑚夜:違うと言われたら、どうしようもないことであるのに、嫉妬してしまいそうだからだ。
リウトペルガ・ウィンニール:はだけた浴衣の前を結びながら、その光の帯を眺める。
珊瑚夜:「……でも、彼女のあの様子だと。本当に想い人に会う予定なのかしらね」その代わりに疑問を口にする。
珊瑚夜:「だって……好きな人と会って何をしたらいいかって、悩むものかしら?私だったら、リウトペルガとしたいことなんて星の数ほどあるわ」
リウトペルガ・ウィンニール:「ふーむ……」
リウトペルガ・ウィンニール:「たしかに、ボクも夜君としたいことはいっぱいある。水族館の続きも、動物園だって行きたいし、博物館もいいかもだし」
リウトペルガ・ウィンニール:「ただ、今まで本当に何もしたことがない……のなら、まだ分からなくもない」
リウトペルガ・ウィンニール:「最初の一回を経験してこそ、今回はこれが楽しかったから次は何をしたい、と考えやすいというのもあるからね」
珊瑚夜:「なるほど。どういう選択肢があるのか、そのものが分からない状態というわけね」
リウトペルガ・ウィンニール:「しかしそれはそれで、『今まではどうしてたのか』という疑問もある」
珊瑚夜:「そうよね……生まれたばかり、だとかかしら……?」
リウトペルガ・ウィンニール:「だって、織姫と彦星──中国風に言えば牽牛織女の話なんて、ボクが生まれる前からある訳だからね」
珊瑚夜:「そうよね……むしろ、その逸話に馳せられた思いが年月を重ねて、今ようやく力を持つ存在として具現化した、とか……?」首をかしげる。
リウトペルガ・ウィンニール:「……どうだろう。レネゲイドビーイングだとすれば、大拡散なんかに関わってつい最近生まれた存在なのかもね」
リウトペルガ・ウィンニール:「……ま、どちらにせよ、またあの子と話してみれば分かることさ。行ってみようか」
珊瑚夜:「……まあ、考えても分からない事を考えても仕方がないわね」片手で器用に浴衣を着直す。
珊瑚夜:「……けど、ねえ、リウトペルガ」
リウトペルガ・ウィンニール:「うん?」
珊瑚夜:「私は……何をするでもなく、ただあなたの傍に居られるだけで」
珊瑚夜:「どうしようもなく幸せよ」花のような甘い香りを漂わせ、微笑んだ。
リウトペルガ・ウィンニール:「知ってるよ。ボクも、同じ幸せを感じてるからね」
リウトペルガ・ウィンニール:その香りに微笑み返し、二人で光の道へと踏み出した。


GM:シーンを終了します。
GM:ロイス・購入があればどうぞ。購入は最後の機会です。
リウトペルガ・ウィンニール:珊瑚夜/●P:幸福/N:奔放
珊瑚夜:ますます好きになる人/リウトペルガ・ウィンニール/●P:かっこいいところもあると思う/N:ずるい でロイス取得。
リウトペルガ・ウィンニール:購入は特に買うものないんだよな
珊瑚夜:購入は、≪無形の影≫使用でブルゲ狙います
珊瑚夜:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 8[4,5,5,8]+1 → 9 → 失敗

珊瑚夜:惜しくないな~
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を4増加 (57 → 61)
リウトペルガ・ウィンニール:じゃあこっちもブルゲ狙ってみよ
珊瑚夜:以上!
リウトペルガ・ウィンニール:3dx+1>=20 〈調達〉
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 10[6,7,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

リウトペルガ・ウィンニール:財産1足りない
リウトペルガ・ウィンニール:以上!
珊瑚夜:リウトペルガのメイド服の方が大事だから大丈夫ヨ
リウトペルガ・ウィンニール:メイド服を求めすぎてエセ中国人になってる


【ミドルフェイズ3-C/正木真希】

進行条件:二人で料理を作る(備考:お互いを先輩後輩と認識する)
GM:登場をお願いします。
正木真希:正木真希の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (60 → 62)


GM:再び、君は目覚める。
GM:また見ゆ、先程と同じような星空。
GM:そして周りには、キッチンのような設備。調理器具に冷蔵庫。
GM:ここで君は、先輩に何をすべきか分かっている。


正木真希:「先輩、好き嫌いとかあります?」冷蔵庫を開き、中身を確認しながら。
奈良岡侑也:「いや、別に?正木が得意なやつで」
正木真希:「じゃあ、何か適当に簡単なヤツで……」何か違和感を感じるが、その原因にたどり着くことはなく
奈良岡侑也:「手伝おうか?」
正木真希:「大丈夫でーす、料理中の話し相手だけやってもらえたら」人参や玉葱、ジャガイモを取り出し
正木真希:「あ、でもお米だけやってもらえると助かるかも」
正木真希:そう言いながら、手際よく下拵えを済ませていく。
奈良岡侑也:「んー」立ち上がって隣に立つ。
奈良岡侑也:下ごしらえの様子を見ながら。「マジで出来るんだ。料理」
正木真希:「え? 前まで家で手伝いさせられてたし、一通りはー」
正木真希:「ん、前まで……?」UGNに入って奈良岡と出会って、その前……? 一瞬自分の思考におかしさを感じ取り
奈良岡侑也:「正木?」
正木真希:「いてっ」その拍子に手先が狂い、ナイフで軽く指を切る
奈良岡侑也:「正木!」
奈良岡侑也:「救急箱……あれ、どこだ……?」
奈良岡侑也:「“ここにない”のか……?」
正木真希:「……?」指をしゃぶりながら首を捻る
奈良岡侑也:「気をつけろよ。正木はいつも危なっかしいんだから」
奈良岡侑也:「こないだの任務も……」
奈良岡侑也:「……?」
正木真希:「えっ、私が危なっかしい?」
正木真希:「任務……? デイリー任務?」
奈良岡侑也:「……やべ。今日ログインしてないな」
奈良岡侑也:「出かけてたしなあ」夏祭りの帰り。のはずだ。服装からして。
奈良岡侑也:浴衣に甚平。それしかないだろう。
正木真希:「今済ませておいていいですよー、あとはこっちでやっちゃうので」
正木真希:すっかり治った怪我をしていたはずの指を見て、料理に戻る
奈良岡侑也:「んー」すぐ近くに座って、スマホをいじり始めて。
正木真希:「ふふっ……」そんな姿を見て笑う。
奈良岡侑也:「……何?」顔をふと上げて。「何がおかしいの」
奈良岡侑也:「格好?それはそうだけど……」
正木真希:「いや、一緒にこうやっていられて嬉しいなーって」材料を投入して火をつける
奈良岡侑也:「何だよそれ」笑って。「今に始まったコトじゃないでしょ」
正木真希:「あはは、そうですね……当たり前なのにな……」コンロの火を眺めて、煮立つのを待つ
奈良岡侑也:「ん。いい匂い」
奈良岡侑也:「楽しみだな、正木の料理……」
正木真希:「でしょう、カレーは失敗したことないので」
正木真希:と、ブイサインしながらのほほんと笑う
奈良岡侑也:「別に失敗しようが食うケド?」
奈良岡侑也:「正木のフォローは慣れてるしな」
正木真希:「私が嫌ですし……」
正木真希:「って、慣れてるってなんですかー……心配かけてるのは申し訳ないって思ってますけど」
奈良岡侑也:「別に気にしなくていいよ」
奈良岡侑也:「おれがしたくてやってんだから」
正木真希:「ええー? それは少し、私の事大好きすぎません?」
奈良岡侑也:「……いや……それは……」
正木真希:「んー?」笑いながら首を傾げる
奈良岡侑也:「……」
奈良岡侑也:「……そうかもな」
奈良岡侑也:「そうかも」
正木真希:「……えー」ぷいと顔を背けて
正木真希:「そこで素直になられてもその、困るって言うか……」
奈良岡侑也:「何が困るんだよ。正木が言わせたんだろ?」
正木真希:「そうなんですけどー……」そう言っている頬には紅が点している。
奈良岡侑也:「……正木」
奈良岡侑也:つい、と立ち上がって。
奈良岡侑也:彼女の近くに寄る。
正木真希:「奈良岡先輩……?」近づいてきた奈良岡を見上げて、首を傾げる
奈良岡侑也:手を伸ばして。
奈良岡侑也:「……焦げ臭い」火を止める。
正木真希:「……あっ」
正木真希:キッチンタイマーを慌てて止めて、火を止める
正木真希:「よかった、まだセーフ……」中身を確認し、ほっと息を吐く
奈良岡侑也:「火の扱いには気をつけなきゃ」
正木真希:「まったくその通り……あれっ、こんな事……前にもあったような」ううむ、と声を上げつつ
正木真希:「ともかく完成! あ、先輩丁度いいのでお皿取ってください」
正木真希:「その高い身長の活かし所ですよー」
奈良岡侑也:「普段無いみたいに言うな……」皿をとって渡す。
正木真希:「普段はあるでしょう、高身長男子は立ってるだけでモテるって聞いた事あるし」受け取って
奈良岡侑也:「おれは愛想悪いからなあ」
奈良岡侑也:「正木こそどうなんだ?告白されたりとか?」
正木真希:「クールって言い換えられると思うのですけどー」
正木真希:「私? 私はないない、異性っても良い友達ってくらいだと思いますよ」
正木真希:焦げ付いていないのを確認し、カレーを皿によそいながら首を振る。
奈良岡侑也:「どうだか。正木はニブいから……」
奈良岡侑也:「……前もこんな話したか?」
正木真希:「したような……そしてたぶん同じこと聞きますけど、私ってニブいです?」
奈良岡侑也:「いやまあ、なんだろ。自己評価と言うか……なんだ」
奈良岡侑也:「自分が魅力的であることへの自覚というか……」
奈良岡侑也:「どうだろうな。分からんくなってきた」
奈良岡侑也:「おれ個人の贔屓目かもしれん」
正木真希:「……ど、どうも……」顔が真っ赤になっている
奈良岡侑也:よそわれた皿を見て。「……完成?」
正木真希:「はい、できたんで……食べましょ」皿を渡して、頷く
GM:その瞬間。
GM:足元が光り、白い河が流れ出す。先の道行きを指し示すように。
GM:そして、偽りの認識が、今まで何故気づかなかったのかわからないくらい、綺麗に剥がれ落ちる。
正木真希:「えっ……!?」道の方を見て目を白黒させて
正木真希:「……」
正木真希:「……」
奈良岡侑也:「……おっと?」
正木真希:「……うぎゃぁぁぁぁ!?」
正木真希:(皿を置いてから)頽れる
奈良岡侑也:「ちょ……真希サン?」
正木真希:「は、恥ずかし……というか精神攻撃ホントダメね私……うう……」
奈良岡侑也:「いやまあこれ回避とか無理デショ」
奈良岡侑也:「いいじゃないですかそれに……可愛かったデスよ」
奈良岡侑也:「なんか新鮮な感じで……」
正木真希:「そ、そうかな……?」
正木真希:(なんか致命的なこと言ってない……言ってないよね? よし!)
奈良岡侑也:「もっかい言ってくださいよ」
奈良岡侑也:「先輩、って」
奈良岡侑也:「あれよかったっす」
正木真希:「えー……?」
正木真希:「……侑也先輩?」
奈良岡侑也:「……」
正木真希:「こっちの方がいい?」
奈良岡侑也:「いいすね……」
奈良岡侑也:「いや別に普段は好きにして貰っていいですケド」
奈良岡侑也:「せっかくなんで、聞きたくなりまして」
正木真希:「ふふっ……何それ」
奈良岡侑也:「真希サンも、やってみたかったんじゃないですか?」
奈良岡侑也:「ほら、さっきの映像の……」
正木真希:「わー! わー!」
正木真希:「…………ま、ちょっとだけ」
正木真希:「楽しかったけど」
奈良岡侑也:「でしょう?結局、先輩後輩ってなってたこと以外は」
奈良岡侑也:「何も変わんなかったみたいですしね」
正木真希:「変な話なんだけどね、出会ったのは全然違う世界なのに……」
正木真希:「日常を過ごしていて変わらないだなんて」
奈良岡侑也:「……逆に言えばですけど」
奈良岡侑也:「おれと真希サンで、ああいう風にできるっていうのは」
奈良岡侑也:「知れてよかったと思いますけどね」
奈良岡侑也:「真希サンの手料理も作ってもらえましたし……」
奈良岡侑也:目の前のカレーを見て。「腹減ってきました」
正木真希:「……食べる?」
正木真希:恥ずかしそうに頬をかいて、皿の方を見る。
奈良岡侑也:「ダメつっても喰いますよ」
奈良岡侑也:「頂きます」
正木真希:「いちいち大げさなんだから、どうぞ」
奈良岡侑也:そう言うと、ガツガツと食事を始める。
奈良岡侑也:「いや……」
奈良岡侑也:「マジで美味いですねこれ」
正木真希:「あそこの料理の代わりにはならないと思うけど、そう言ってもらえたら嬉しい」
正木真希:「な……」
奈良岡侑也:「うま……」
奈良岡侑也:「いやまた作って欲しいデス」
正木真希:「そのうちね、楽しみにしといて」
奈良岡侑也:「メチャクチャ楽しみにします」
正木真希:ニヤリと笑ってから、食べる奈良岡の姿を笑って見ている。


GM:シーン終了。
GM:ロイス・購入があればどうぞ。購入は最後の機会です。
正木真希:えっとー
正木真希:どうしようかな、ボルトアクションライフル購入
正木真希:3dx+3>=15
DoubleCross : (3DX10+3>=15) → 9[4,7,9]+3 → 12 → 失敗

正木真希:失敗! 終わり
正木真希:奈良岡侑也 友情/☑恥辱 で
GM:何が恥ずかしいんですかね
正木真希:そりゃまぁ……


【ミドルフェイズ3-D/和久井美佑】

進行条件:一定時間の経過(備考:衝動喚起剤服用状態、閉所)
GM:登場をお願いします。
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (44 → 48)


GM:君は目覚めて、その先で。彼とある薬を飲んだ。
GM:それから、再び、気を失って。
GM:再び、目覚めてみれば。そこに星空はなく。
诶義黎:目を開けると、目の前には、彼の寝顔。
和久井美佑:「…………」まずは己を確認する。
和久井美佑:白地を染め抜きの模様で彩った着物に、緋色の袴──薄暗いが、先程気絶する前になぜだかしていた格好のまま。
和久井美佑:着方が乱れていたりなどもしない。として。
和久井美佑:「……義黎くん」
和久井美佑:「起きてください」
和久井美佑:袖で顔をはたきながら呼びかける。
诶義黎:「……ん」
诶義黎:目を開けた瞬間、刃を抜こうとして。
诶義黎:ガン、と肘が何かにぶち当たる。
诶義黎:「ん?ああ……?」
诶義黎:「……和久井さん?」
和久井美佑:「和久井です」柔和な笑み。
和久井美佑:「大丈夫ですか? 肘」
诶義黎:「ん……ああ、大丈夫……」
诶義黎:肘の方を見る。藍色の甚平に身を包んだ腕。その先が闇に詰まっている。
诶義黎:「なんだ、ここ」
和久井美佑:「狭いですねえ」
诶義黎:「狭いな……和久井さんは平気?」
和久井美佑:身動ぎし、詰め込まれている空間が、どうやら精々ロッカー程度の広さしかないことを確かめて。
和久井美佑:「ええ、わたしは」
和久井美佑:「……んっ……?」
和久井美佑:不意に心臓が強く打ち、返答が途切れる。
诶義黎:「和久井さん?」
和久井美佑:拍動のたび、熱い血が全身に送られていくような──あまり健全ではない感覚。
和久井美佑:「……これ、は」耳鳴りがする。
诶義黎:「ちょっと待ってて、今――」
诶義黎:ガン!と、刃が大きく弾かれる音。
诶義黎:手首の最小の動きで、その壁の破壊を試み、無為に帰した。
诶義黎:一瞬、害意を持った殺戮者の目が、すぐに戻って。
诶義黎:「ダメか~」
和久井美佑:おそらく、それが引鉄になった。
和久井美佑:するりと伸ばされた手が、刃を持つその腕を捕まえる。
和久井美佑:「……義黎くん」
诶義黎:「うん?」
和久井美佑:紅潮した顔。縋りつくような姿勢。しかし。
和久井美佑:その手は骨が軋むほどの力で締め上げる。
和久井美佑:「少し、まずいかもしれません」
诶義黎:「……!何を……」
和久井美佑:「……っ……」
和久井美佑:もう片手で、彼を掴む自らの腕を引き剥がそうとしながら。
和久井美佑:「今……とても」
和久井美佑:「襲いかかりたいです。あなたに」
诶義黎:「……成程」
诶義黎:「やっぱりそうか、これ」
诶義黎:「衝動の暴走。そうじゃないかとは思ってたんだけど」
诶義黎:「久しぶりの感覚だな……」
诶義黎:「和久井さん、いいよ。来なよ」
诶義黎:「やろうか。ただ」カラン、と短刀を落とし。
诶義黎:「こいつはナシで」
诶義黎:もう片手で自分の手を払い、腕から逃れて。
诶義黎:そのまま前腕を相手の首に押し付けて、締め上げるように押し込む。
和久井美佑:最初の部屋で述べたような非戦の理屈が、思考の上面に滞留する。──気道を塞がれるまでの話だ。
和久井美佑:「……!」
诶義黎:「分かってるよ。分かってる」
诶義黎:「でもさ」ギリギリと力を込める。
诶義黎:「そんな顔されたら、その気になっちゃうだろ」
和久井美佑:「……」困ったように笑って。
和久井美佑:両腕でチョークを外そうとする。単純な力では敵わない。故に。
和久井美佑:膝蹴り。僅かな空間の猶予を小柄な体躯で活かし、最低限の速度を確保したそれを、腹へ叩き込んで弾みとする。
诶義黎:「っ」首への拘束が一瞬緩む。
和久井美佑:腕から抜け出し、お返しとばかりに、両手で相手の首を締め上げる。
诶義黎:「……!」
和久井美佑:窒息もさることながら、並の相手であれば、それ以前に頸骨がへし折れる膂力。
诶義黎:「ぐ……ふぅ」それをする彼女の顔を見る。
和久井美佑:少女の息は荒い。不足していた酸素を取り込もうとするせいもあるが、それ以上に。
和久井美佑:茶色の瞳はきらきらと輝いている。
诶義黎:少し姿勢を落とす。首はより絞まる方向に行くが、足を踏みしめて。
诶義黎:至近距離からの寸勁を、鳩尾に。
和久井美佑:「がっ──」
和久井美佑:意識が飛びかけ、手が外れる。
诶義黎:外れた瞬間に、間髪を容れずに頭突き。
诶義黎:「げほっ、がほっ……!」
和久井美佑:「……ふ、ふ」
诶義黎:「……はは」
诶義黎:「綺麗だ」
和久井美佑:背中を壁に擦らせて崩れ落ちかけ、堪える。どのみち完全に倒れるほどの広さもないが。
和久井美佑:「……素敵です」
和久井美佑:「とても、素敵」
和久井美佑:「いま一緒にいるのが、義黎くんでよかった」
诶義黎:「俺も。和久井さんがいい」
诶義黎:「和久井さんでなきゃ、こんな気持ちにならない」
诶義黎:……ふう、と息を吐いて。「……落ち着いた?」
和久井美佑:こちらも呼吸を整える。「まだ……いくらか熱いですが。だいぶ」
和久井美佑:「……これって、あのひとが見たいものなんでしょうかね?」
诶義黎:「そんなの気にしてたんだ?」
诶義黎:「まあ、きっと違うだろうな……」
和久井美佑:「意向に沿うかはともかく、気にはなります」
和久井美佑:「なんだろう……本当は」
和久井美佑:「一緒のお墓に入る体験だとか……?」
诶義黎:「求めていることをしてみたいんだ?それはさ、きっと」
诶義黎:体を抱き寄せる。「こういうのじゃない?」
和久井美佑:「む……」困惑したような声。
和久井美佑:背中側……無防備な頸椎が目に入り、てのひらがぴくりと震えて。
和久井美佑:「……汗臭くないですか?」
诶義黎:「うん。汗の匂いはあるね」すんすんと鼻を鳴らす。
和久井美佑:努めて意識を逸らすべくそう言う。
诶義黎:「でもま、ヤな匂いじゃないかな」
和久井美佑:「訊いておいてなんですが」
和久井美佑:「他の女の子に同じことを言われても、そう答えてはいけませんよ」
诶義黎:「そうなの?どう答えるのがいいのかな」
和久井美佑:「…………」微笑む。
和久井美佑:考えつかないし、それに考えてみれば。
和久井美佑:「……いえ」
和久井美佑:「やっぱりそう答えてください」
诶義黎:「どっちさ?まあ、別に」
诶義黎:「どう答えようがいいか。どうでもいいことだ」
和久井美佑:「興味がないからですか」
诶義黎:「うん。ある素振りはしてるんだけどね?」
诶義黎:「ああ、でもそれを維持するためには、ちゃんと勉強しておくべきかな」
和久井美佑:「勉強……ううん」
和久井美佑:「なんと言うか。真面目ですね」
诶義黎:「不真面目だときみの親御さんに引き離されちゃう」
诶義黎:「うちだって、放任主義ではあるけれど」
诶義黎:「何しても勘当されないわけじゃないしね」
和久井美佑:「……」“マスターレイス”の名を思う。
和久井美佑:その立場について、UGNにいて得られる情報は曖昧で、それだってさほど理解している自信は無いが。
和久井美佑:「……うまく言えませんが」
和久井美佑:「わたしは楽しいです。あなたといると」
和久井美佑:「わたしと競ってくれるし、手強いし、本気で剣を交えたって怒られない」
和久井美佑:「だから……」
和久井美佑:「頑張ってもらえますか? これからも敵でいられるように」
诶義黎:「……あは。ワガママだね?」
和久井美佑:「義黎くん以外にはこんなこと頼みません」
诶義黎:「まあ、でも」
诶義黎:「それは悪くない言葉だ」
GM:その言葉と同時に、ガチャリと壁の一面が開いて。
GM:星空が覗く。下には白い河も流れて。
诶義黎:「おっと、お終いかな」
和久井美佑:「ふむ」
和久井美佑:一歩外に踏み出す。
和久井美佑:「……満足してもらえたんでしょうか」
诶義黎:「どうだろうね。目当てのものが見られなくて諦めた方もあるかもだけど」
和久井美佑:「ああ……」
和久井美佑:「まあ、出られるのならいいですが」
和久井美佑:言って、ふと思い出したように振り返る。
和久井美佑:「……念のため」
和久井美佑:「さっきのは……前の部屋があんな風だったからであって」
和久井美佑:「わたしがいつも汗の匂いをさせてるわけではありませんからね」
诶義黎:「そうなの?それじゃあ今度確認しようかな」
和久井美佑:「もう。またそういうことを」
诶義黎:「他の女の子には言わないよ」
和久井美佑:「ええ。おうちの人が呼び出されたりしないようにしてください」


GM:シーン終了。
GM:ロイス・購入があればどうぞ。購入は最後の機会です。
和久井美佑:诶義黎 ○楽しい/デリカシーがない で取ります。
和久井美佑:購入は強化素材狙いで
和久井美佑:1dx+2>=15
DoubleCross : (1DX10+2>=15) → 2[2]+2 → 4 → 失敗

和久井美佑:もちろん無理!以上!


【クライマックス】

GM:全員登場。
正木真希:正木真希の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (62 → 63)
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を0増加 (55 → 55)
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (61 → 68)
リウトペルガ・ウィンニール:あっ間違った
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (51 → 54)
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (48 → 50)
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (55 → 61)


GM:一度見た光景だ。
GM:白い河が何筋も伸びて、合流して泉のようになっている。
GM:そこに踏み入れ、お互いの姿を認めようかという瞬間。
GM:Eロイス《衝動侵蝕》。課題を突破するたびに、衝動判定を実施して貰う予定でしたが
GM:前の部屋では忘れていたので、ここで2回分として、
GM:侵蝕を4d10上昇として難易度7の衝動判定をお願いします。
珊瑚夜:ウオオオオーーッ了解よ!
和久井美佑:そうとはね
正木真希:はーい
正木真希:3dx>=7
DoubleCross : (3DX10>=7) → 6[2,4,6] → 6 → 失敗

正木真希:4d10
DoubleCross : (4D10) → 9[5,2,1,1] → 9

正木真希:正木真希の侵蝕率を9増加 (63 → 72)
和久井美佑:2dx>=7
DoubleCross : (2DX10>=7) → 10[7,10]+10[10]+7[7] → 27 → 成功

和久井美佑:50+2d10
DoubleCross : (50+2D10) → 50+5[2,3] → 55

和久井美佑:2dx>=7
DoubleCross : (2DX10>=7) → 5[3,5] → 5 → 失敗

和久井美佑:55+2d10
DoubleCross : (55+2D10) → 55+9[2,7] → 64

GM:和久井さんすごない……?
GM:さっきはあんなに激しかったのに……
和久井美佑:でも結局失敗してるから……
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を64に変更 (50 → 64)
珊瑚夜:最初の部屋は奇跡的にめちゃくちゃ耐えまくったけどロッカーはやっぱりダメだったのね
正木真希:和久井さんにバディムーブ投げて成功しておいてもらっておきます、達成値+3
和久井美佑:いただいておきます ありがとう!
リウトペルガ・ウィンニール:やはりバディムは最強エンブレム
リウトペルガ・ウィンニール:4dx+1>=7 〈意志〉一品使用
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 7[3,3,4,7]+1 → 8 → 成功

リウトペルガ・ウィンニール:4d10
DoubleCross : (4D10) → 14[3,3,7,1] → 14

リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を14増加 (61 → 75)
珊瑚夜:5dx+1>=7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 8[1,1,7,7,8]+1 → 9 → 成功

珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を2d10(→ 9)増加 (68 → 77)
珊瑚夜:5dx+1>=7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 7[3,3,5,6,7]+1 → 8 → 成功

珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を2d10(→ 3)増加 (77 → 80)
リウトペルガ・ウィンニール:夜君大丈夫……?
珊瑚夜:余裕よ カンパニーもあるし
百地千寿:能力訓練:精神と器物使い。意志判定に+1、ダイス+3個
百地千寿:5dx+2>=7
DoubleCross : (5DX10+2>=7) → 9[2,2,4,5,9]+2 → 11 → 成功

百地千寿:百地千寿の侵蝕率を2d10(→ 8)増加 (54 → 62)
百地千寿:5dx+2>=7
DoubleCross : (5DX10+2>=7) → 10[1,2,7,7,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

百地千寿:百地千寿の侵蝕率を2d10(→ 19)増加 (62 → 81)
百地千寿:差ァ
リウトペルガ・ウィンニール:と思ったけど千寿君も高いな……

GM:強烈な侵蝕の波動……というよりは、フィードバック。
GM:開放とともに、押し込められていたものが氾濫するかのような。
诶義黎:「……へえ」
诶義黎:「これ、あれかな、多分」
诶義黎:「そもそもが、人の居るべき所じゃないって感じだな」
正木真希:「っ……なにこれ……」
和久井美佑:「なるほど……?」頬に手を添えて微笑む。分かっていない。
リウトペルガ・ウィンニール:「ふぅむ、尋常の場所じゃないとは思ってたけど、ある種の神域なのかな」
正木真希:強烈な侵蝕波動にふらつきながら、全員に様子を伺う
春日魅乗:「神級のレネゲイドビーイングのみわざ、と?」
百地千寿:「ある種のワーディングのような、我々に緊張を強いる場所。……ということに間違いは無さそうだ」
正木真希:「厄介だね……この場所の主が近いって事かな」
GM:情報収集が可能です。難易度は40。
GM:達成値を5人で合計が可能。
珊瑚夜:40!?
百地千寿:合計!
珊瑚夜:あっ合計ね
和久井美佑:技能はなんでも?
GM:任意の情報技能で!
GM:コネや財産も使えます
和久井美佑:やったー
正木真希:わーい、じゃあ案外なんとかなりそ
リウトペルガ・ウィンニール:カンパニーとかありましたっけ
珊瑚夜:あっ!そうよ
珊瑚夜:情報収集時の判定ダイス+1個、達成値+2があります
GM:チームを組む宣言をしてあげてね
珊瑚夜:みんなとは一蓮托生だもの チームを組んで頑張りましょう!(宣言)
リウトペルガ・ウィンニール:カンパニーとかいうやつ法外すぎる
百地千寿:ズッ友!
リウトペルガ・ウィンニール:ボクはもちろん夜君とはチームだよ
和久井美佑:フン……今だけは力を貸してやろう
GM:借りる方だろ
和久井美佑:はい
百地千寿:冷静
正木真希:賢明
百地千寿:じゃあ情報UGN、コネ幹部のミーミルの覚書と器物使いで一体化。ダイス+5個。
和久井美佑:ではえーと
百地千寿:11dx+3
DoubleCross : (11DX10+3) → 9[2,4,4,5,6,6,7,8,8,9,9]+3 → 12

百地千寿:ニャーン
和久井美佑:情報UGNでコネとカンパニーを加えまして
和久井美佑:5dx+4
DoubleCross : (5DX10+4) → 8[3,4,7,7,8]+4 → 12

和久井美佑:なかよし
百地千寿:一緒っしょ
リウトペルガ・ウィンニール:噂話(うわさばな)しちゃおうかな
百地千寿:バナそ
リウトペルガ・ウィンニール:カンパニー効果にコネ:要人への貸し加えて
リウトペルガ・ウィンニール:8dx+1+2 〈情報:噂話〉
DoubleCross : (8DX10+3) → 9[4,4,5,5,6,8,8,9]+3 → 12

百地千寿:オソロ
リウトペルガ・ウィンニール:三人おそろい
GM:60でよかったな……
百地千寿:チームだからね
正木真希:バディム飛ばしておきます、これで1以上出せば
GM:おそろいじゃない……
珊瑚夜:情報強者っぷりを見せてあげましょう。ミーミルの覚書をコネ:UGN幹部に。カンパニーでダイス+1個、達成値+2。情報:UGNで判定。
正木真希:あ、おそろを破壊してしまった
珊瑚夜:7dx+4
DoubleCross : (7DX10+4) → 10[2,5,7,7,8,10,10]+8[6,8]+4 → 22

百地千寿:つよっ
リウトペルガ・ウィンニール:ヤバ
GM:ヤバ~
正木真希:つええ・・・
正木真希:こねUGN使用、カンパニーははいってー
正木真希:7dx+3
DoubleCross : (7DX10+3) → 9[1,3,6,7,8,8,9]+3 → 12

百地千寿:おそろじゃん
和久井美佑:すごい
GM:4人おそろうことあるの
リウトペルガ・ウィンニール:5人中4人同じ
GM:73……?
珊瑚夜:でもリウトペルガはバディムもらってるからお揃いじゃないから(強火)
GM:ヤバいな……
リウトペルガ・ウィンニール:こわ……
GM:では、開示されます。
珊瑚夜:ウオーーーッ開示!
天女?:君たちの前に、再び天女が現れる。だが。
GM:あなたたちが囚われている、無限にも及ぶ星海の密室。
GM:この場はある意味、天界――人の踏み入るべきでない場所と化している。
GM:つまりは、神級のジャームの影響下にあると言える。
GM:データ的には、オリジナルEロイス「神性圏界」の支配下にあります。
GM:伝承に基づく超出力のワーディングが、外界とここを切り離している。
GM:その発動者は、目の前の天女――天帝の娘としての起源をかたどる織姫ではない。
GM:元は人であったもの。天まで向かい、人には耐えられざる神域に晒されて
GM:その身を堕としたもの。天へと向かった牽牛。


天女?:「わたしは、あなたたちを、みました」
天女?:「ですが、わかりません。まだわかりません」
天女?:「なにをすればよいのですか」
天女?:「たりません。たりません」
奈良岡侑也:「……お出ましデスか」
春日魅乗:「まだ、足りないということは、これより先も、繰り返すと?」
天女?:「はい。たりません」
诶義黎:「そりゃ保たなそうだ、こっちが」
正木真希:「これ以上繰り返されるのは、ごめんなんだけど…!」
诶義黎:「やっぱり、バラすべきじゃないかな」
和久井美佑:「……かもしれませんねえ」
和久井美佑:「もっとも、彼女ではないようですが」
珊瑚夜:「そうね。だからこそ、という可能性はあるけれど……」
诶義黎:「ん」「そうなの?」
百地千寿:「やむを得ない。この感覚、後一度もあれば危険域だ」
珊瑚夜:「少し様子がおかしいとは思っていたけれど。この場を作ったのは彼女ではなく……彼女を『求めた側』のようね」
和久井美佑:「はい。珍しくぴっと来ました」
百地千寿:「あぁ、この空間の主を、何とかするしか無さそうだ」
正木真希:「求めた側……織姫に対する彦星?」
リウトペルガ・ウィンニール:「ああ。……ここに長く留まっていれば、ボクらも彼の二の舞になりかねない」
珊瑚夜:「ええ。一年に一度だけ合うことを許された織姫と彦星……、その彦星、牽牛の発している力のようね」
和久井美佑:「……織姫様、でいいんでしょうか」
織姫:「?」
和久井美佑:「あなたのお会いするべき方を、わたしは斬らなければならないようです」
和久井美佑:坦々と言う。
和久井美佑:「彼はどちらに?」
織姫:つ、と。指を指す。
織姫:彼女から見て、川を挟んだ向こう。
正木真希:(素直だなぁ……)両方に
GM:そこに、異形の怪物の姿がある。
GM:牛の皮を被り、全身に鵲の翼を散りばめた、ツギハギの異形。
正木真希:「げっ……明らかにあれって……」
牛の皮を被く者:それが現れた瞬間に、きみたちは確信できる。
牛の皮を被く者:これがこの場所の主であると。
诶義黎:「おっ」声を漏らす。
诶義黎:「あれ、かなりやるね?」
珊瑚夜:「……あなたは、大丈夫かしら。彼を討ってしまうのは」織姫に柔らかく微笑む。
正木真希:「かなりやるかー……見た目倒しであってくれないみたいね」
織姫:「わかりません」
織姫:「なにをすればよいのか」
織姫:「なにをすればよかったのか」
織姫:「あうだけでは、わかりません」
珊瑚夜:「そう……、そうね」
珊瑚夜:「じゃあ、あなたが『なにがしたいか』は、わかるかしら?」
織姫:「……」
織姫:「あのひとに」
織姫:「しあわせを」
春日魅乗:「……」
正木真希:「あの人を……幸せにしたいの?」
リウトペルガ・ウィンニール:「、……」
正木真希:異形の方をちらと見て
奈良岡侑也:「おれらが出来る最善の手段は、状況の解決だけでしょう」
正木真希:「手遅れっぽい、か……」ため息をついて
奈良岡侑也:「願いを起源(オリジン)にして変質したってんなら、その願う先が居なくなれば解決します」
奈良岡侑也:「歪められた形は、矯めておくしかできませんから」
珊瑚夜:「……愛する人の為に、人の身でなくなって」
珊瑚夜:「それが、元は人であった身には重すぎて」
珊瑚夜:「共に歩むことが出来なくなった時……どうするのが双方にとって幸せなのかしらね」
百地千寿:「そうだな」
百地千寿:「少なくとも、そのまま歪ませておくことが幸せとは、なるまい」
百地千寿:「それが他者に及ぼされるなら、なおさら。……だからせめて」
百地千寿:「その影響を留めて、元を断つ」
百地千寿:「少なくとも、部外者に出来ることは、恐らくそういうことだろう」
和久井美佑:細長い布の包みを解き、くろがねの鞘に納まった刀を露わにして腰に差す。
牛の皮を被く者:「オ、オオ、オオオオオ……!」
牛の皮を被く者:怪物が唸りを上げる。
珊瑚夜:「私は……それが愛する人にとっての幸せなら、終わりを与えてあげたい」
珊瑚夜:「でも、それはあくまで私の場合。織姫様と彦星様にとってどうかは分からない。恨まれても構わないわ」
珊瑚夜:「私は私の為に、織姫様の愛する人を討つわ。ごめんなさい」
春日魅乗:「……ええ」
春日魅乗:「ここで永劫過ごすわけにも行きませんから」
奈良岡侑也:「……その気がなくとも」
奈良岡侑也:「向こうから来ます。準備を」
百地千寿:「あぁ……総員、討つことに迷いがあるなら身を守っているように」
百地千寿:「迎え撃つぞ」
正木真希:「もうやる気満々ってわけね……!」
和久井美佑:「いつでも」
正木真希:「このちょっと楽しい夢は、終わりにしましょう」
牛の皮を被く者:彼の周囲に、濃密なレネゲイドが展開されていく。
牛の皮を被く者:衝動判定です。難易度は9。
正木真希:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 5[5,5,5] → 5 → 失敗

正木真希:2d10
DoubleCross : (2D10) → 6[4,2] → 6

正木真希:正木真希の侵蝕率を6増加 (72 → 78)
和久井美佑:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 6[2,2,6] → 6 → 失敗

和久井美佑:64+2d10
DoubleCross : (64+2D10) → 64+11[9,2] → 75

和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を75に変更 (64 → 75)
珊瑚夜:6dx+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 10[1,1,5,7,8,10]+10[10]+3[3]+1 → 24 → 成功

GM:珊瑚さんやば
珊瑚夜:他人事じゃないからね
百地千寿:張本人だ
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を2d10(→ 10)増加 (80 → 90)
百地千寿:7dx+2>=9
DoubleCross : (7DX10+2>=9) → 10[1,2,2,6,7,9,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

百地千寿:百地千寿の侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (81 → 92)
リウトペルガ・ウィンニール:4dx+1>=9 〈意志〉一品使用
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 9[4,5,9,9]+1 → 10 → 成功

リウトペルガ・ウィンニール:2d10
DoubleCross : (2D10) → 6[4,2] → 6

リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を6増加 (75 → 81)
GM:戦闘のルールを説明します。
GM:敵は“牛の皮を被く者”が10m先に1体。
GM:これの撃破が勝利条件です。
GM:この戦闘ではNPCカードの使用が可能です。
GM:いずれもシナリオ1回のみ使用可能。

・“マスターレイス03'” 【タイミング:オート】
【効果】和久井美佑のダメージロール直前に使用。ダメージロールのダイスを2倍にする。

・“カタリュオ” 【タイミング:イニシアチブ】
【効果】正木真希は即座にメインプロセスを行える。行っても行動済みにならない。

・“ウイングド・レイディ” 【タイミング:オート】
【効果】百地千寿の判定直前に使用。判定のダイスを+16個し、達成値を+16する。
GM:有効にご活用下さい
百地千寿:凄い はい。
和久井美佑:これは楽勝では~?
正木真希:つよい
珊瑚夜:相手がそれほどヤバってことかと思って震えているわ
   “彦星”[10]

      10m

和久井[6] 百地[6] 正木[6]
 珊瑚[8] リウ[4]
GM:戦闘開始です。セットアップから。
牛の皮を被く者:なし
百地千寿:なし
リウトペルガ・ウィンニール:なし
正木真希:宣言!
和久井美佑:《加速装置》《ヴァジュラ》《スピードスター》
和久井美佑:行動値+12、攻撃力+27。暴走は元からしてる!
正木真希:【燃翔】《苛烈なる火》 攻撃力+15 HP-5で25に!
珊瑚夜:≪原初の黄:加速装置≫行動値+4、8→12へ。またオートアクション、カンパニーのサウンドチーム発動、シーン中の全員の達成値を+2。
正木真希:正木真希の侵蝕率を3増加 (78 → 81)
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を10増加 (75 → 85)
珊瑚夜:えっもしかして全然バフ入らない???
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を2増加 (90 → 92)
   “彦星”[10]

      10m

和久井[18] 百地[6] 正木[6]
 珊瑚[12] リウ[4]
GM:イニシアチブ。
牛の皮を被く者:《加速する刻》。
和久井美佑:何ッ
牛の皮を被く者:マイナー《オリジン:レジェンド》《原初の青:ハンティングスタイル》《縮地》。5人のエンゲージへ。
正木真希:いーきなー!
牛の皮を被く者:あ、《破壊の爪》も!
百地千寿:この牛物騒!
牛の皮を被く者:じゃない《無形の爪牙》
牛の皮を被く者:メジャー《コンセントレイト:オルクス》《原初の赤:吹き飛ばし》《混色の氾濫》《形なき剣》《アニマルテイマー》。
正木真希:物騒!
牛の皮を被く者:範囲攻撃。ドッジダイスを-4個、ダメージで10m吹き飛ばす。
珊瑚夜:ゲエーッ
牛の皮を被く者:18dx7
DoubleCross : (18DX7) → 10[1,1,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,8,9,10,10,10]+10[2,4,5,8,8]+5[2,5] → 25

牛の皮を被く者:《妖精の手》
牛の皮を被く者:1dx7+30
DoubleCross : (1DX7+30) → 2[2]+30 → 32

リウトペルガ・ウィンニール:《支配の領域》+《絶対支配》
牛の皮を被く者:ミーッ
珊瑚夜:やっちゃえリウトペルガーっ
百地千寿:ペルガ先生!
リウトペルガ・ウィンニール:最初のダイスの10,10,10,9を1に
GM:え~っと どうなるんだ
リウトペルガ・ウィンニール:あ~でもギリギリ一個は回るのか
GM:2個めになるかな使うなら……?
リウトペルガ・ウィンニール:そうですね、二回目に使ったほうがよさそう
リウトペルガ・ウィンニール:8854を1に
牛の皮を被く者:では達成値12になりました。リアクションどうぞ!
リウトペルガ・ウィンニール:さらに《グラビティバインド》
牛の皮を被く者:ちょっと!
珊瑚夜:リウトペルガ~♡
リウトペルガ・ウィンニール:達成値-9
和久井美佑:リウちぇんちぇえ~♡
牛の皮を被く者:スン……
牛の皮を被く者:達成値3です……
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を13増加 (81 → 94)
珊瑚夜:でもドッジダイス-4なのよね……
和久井美佑:まあ……暴走リア不なんですけど……
百地千寿:ドッジダイスが触れない……
リウトペルガ・ウィンニール:まあ肉体1だから回避振れないんですが……
百地千寿:ガードで。
正木真希:暴走です!
GM:悲惨
珊瑚夜:私もダイスが……ない!ガード!
リウトペルガ・ウィンニール:全員触れない!?
百地千寿:回避できる人暴走してる
牛の皮を被く者:2d10+9 装甲有効
DoubleCross : (2D10+9) → 5[1,4]+9 → 14

GM:ひく……
珊瑚夜:HP26→12で生きているわ
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールのHPを14減少 (25 → 11)
和久井美佑:そのままもらいますが生存!
百地千寿:百地千寿のHPを14減少 (26 → 12)
リウトペルガ・ウィンニール:生存!
百地千寿:生存!
和久井美佑:和久井美佑のHPを16に変更 (30 → 16)
正木真希:アームドスーツ着る必要もないか、喰らって生きてます!
牛の皮を被く者:ダメージが入ったならば、全員を10m先に吹き飛ばす。
牛の皮を被く者:さらに《喰らわれし贄》を発動。攻撃力を上昇。
正木真希:正木真希のHPを14減少 (30 → 16)
正木真希:正木真希のHPを5減少 (16 → 11)

牛の皮を被く者:ぐ、と怪物の姿が消える。
牛の皮を被く者:刹那、河を超えて、全員の目前に再出現。
和久井美佑:「!」
牛の皮を被く者:人の枠を超え、人外の手となった巨腕が、君たちを引き裂き散らす。
リウトペルガ・ウィンニール
《Ic þa wiht geseah on weg feran》
『我は旅するそれを見ぬ』

リウトペルガ・ウィンニール
《heo wæs wrætlice wundrum gegierwed》
『それは見事に装いて』

リウトペルガ・ウィンニール
《Wundor wearð on wege》
『驚異は波の上にあり』

リウトペルガ・ウィンニール
《wæter wearð to bane》
『水は骨とぞなり居たり』

リウトペルガ・ウィンニール
-《Īsbeorg》
-『氷山』

リウトペルガ・ウィンニール:忽然、怪物の振るう剛腕の前に、その巨躯と変わらぬ大きさの氷の塊が現れる。
リウトペルガ・ウィンニール:怪物の腕を止めることこそ敵わなかったが、その氷を砕いて現れた拳は相応に勢いを失っている。
奈良岡侑也:「……これは……。魔術師なんデスね」
リウトペルガ・ウィンニール:「魔女さ。彼らほどじゃないけど、ボクもちょっと『古くて』ね」
珊瑚夜:「……助かったわ、リウトペルガ!さすがね」拳に殴られるも、致命傷ではない。
百地千寿:「なるほど、研鑽された技術というわけか」
奈良岡侑也:「……“結社”の連中が聞いたら卒倒しそうで」
正木真希:「ま、魔術師……! いるとこにはいるものなのね……」
百地千寿:白く作られた盾をあわせ、衝撃を殺すように飛ばされる
和久井美佑:「……技ではなく読みの早さですか」
诶義黎:「へえ……」うずうずと剣を抜こうとしている。味方に。

GM:次は和久井さんの手番に。
和久井美佑:はーい
和久井美佑:マイナーで戦闘移動し再エンゲージ。
和久井美佑:メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《バリアクラッカー》。日本刀での白兵攻撃をします。
GM:ガード不可ってわけね!
和久井美佑:そう!
和久井美佑:8dx7+1
DoubleCross : (8DX7+1) → 10[1,1,2,4,7,7,9,9]+10[1,3,4,8]+2[2]+1 → 23

GM:フゥン?
リウトペルガ・ウィンニール:《妖精の手》、最後の2を1に
和久井美佑:助かります あとサウンドチームの効果を忘れていた
珊瑚夜:10にしてあげて
和久井美佑:そうじゃん
リウトペルガ・ウィンニール:あっそうじゃん
GM:下げてる
百地千寿:下げちゃった
GM:魔女の呪いが……
リウトペルガ・ウィンニール:あっ千寿君にパスします、申し訳ない!
百地千寿:じゃあ私が。《妖精の手》判定を10に。
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を4(→ 4)増加 (92 → 96)
和久井美佑:改めて!
和久井美佑:1dx7+33
DoubleCross : (1DX7+33) → 4[4]+33 → 37

和久井美佑:まあまあ
牛の皮を被く者:《浄玻璃の鏡》《イベイジョン》で達成値26。命中。
和久井美佑:危なっ
百地千寿:こわっ
GM:ダメージをどうぞ。
和久井美佑:では折角なので“マスターレイス03'”のNPCカードも使います
正木真希:やっちゃえー!
GM:OK!ダメージダイスが4→8個に。
和久井美佑:8d10+32
DoubleCross : (8D10+32) → 51[6,9,5,5,10,9,1,6]+32 → 83

珊瑚夜:ひえ~
和久井美佑:装甲無視!
GM:ゴバッ
リウトペルガ・ウィンニール:強!
牛の皮を被く者:ガッツリ削れました。だがまだまだ余裕がある。
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を8増加 (85 → 93)
GM:演出どうぞ!

和久井美佑:……敵に先手を譲ることは滅多にない。攻撃を仕掛ける体勢になったところを突かれた先の一撃は、魔女の助けなくばまともに受けていただろう。
和久井美佑:だからと言うわけでもないが。
和久井美佑:「いけませんよ、義黎くん」
和久井美佑:「一緒にあっちを斬りましょう」
诶義黎:「はは。分かってるよ」
诶義黎:「一番戦いたい相手ってわけじゃない。この人も」
诶義黎:「あっちもね」怪物を見据えて。
诶義黎:ふ、と脱力したような姿勢で敵に駆け寄ると、一閃。
诶義黎:ただの一振りのはずが、無数の攻撃を同時に再現したかのように。
诶義黎:幾条もの斬線を刻み、彼の体表の羽毛を引き裂き尽くす。
诶義黎:「じゃ、あとは」振り返って、攻撃をやめて。
诶義黎:「こっちから見せてよ、和久井さんを」
和久井美佑:そう言われる時には既に、怪物の懐へと飛び込んでいる。
和久井美佑:その姿は霧に映る影のように朧気だ。速度がそう見せている。ただ一つ。
和久井美佑:星海の光を照り返す刀の鋭さを除いては。
和久井美佑:──振るわれる刃はあまりに速く、切り裂かれる大気すら、飴めいて重く纏わりつく。
和久井美佑:その抵抗を、切っ先が破る。途端に負荷が消え失せる。羽のように軽い柄。
和久井美佑:袈裟懸けの斬り下ろし。刃を返し片手での斬り上げ。逆の手が柄に追い付き、両手による縦の一文字。
和久井美佑:音もなく。淀むこともなく。まるで薄紙をそうする如く。
和久井美佑:深々と怪物に刻まれた傷だけが、ひと瞬きの後に残る。
诶義黎:「おお」と、感嘆の声。
诶義黎:「いいね、本当にいい。服も似合ってる」
和久井美佑:「見えましたか?」
诶義黎:「バッチリ」
和久井美佑:「……」
和久井美佑:「見えたんですか」
和久井美佑:刀を正眼に構え直しつつ、少し不服そうに唇を尖らせた。
诶義黎:「捉えきれないと思った?見逃さないよ」
牛の皮を被く者:「オオオオ……!」怪物に付けた傷は深手に見えたが、徐々に薄れていく。
诶義黎:「しかし、流石は神気取りだけある」
诶義黎:「まだまだ亡ぼすには掛かりそうだ」

GM:次の手番。珊瑚さんの手番に。
珊瑚夜:はい!
   “彦星”[10]
    和久井[18]

      10m

  百地[6] 正木[6]
  珊瑚[12] リウ[4]
珊瑚夜:マイナーなし。メジャーでコンボ▼果てない望月 ≪原初の赤:アドヴァイス≫≪弱点看破≫≪混色の氾濫≫対象は和久井さん以外の味方PC、自分・リウトペルガ・正木さん・百地さん。
珊瑚夜:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[1,6,8,9] → 9

珊瑚夜:対象が次に行うメジャーアクションのクリティカル値-1(下限6)、判定ダイス+5個、次に行う攻撃の攻撃力+12のバフをかけるわ!
百地千寿:わーい
GM:OK 演出を!

珊瑚夜:ふわり、と。ミントの香が漂う。
珊瑚夜:珊瑚夜の能力。己の感情を伝えるのみならず、共有する力。
珊瑚夜:日常で使用することは好まないが、戦闘時に闘志を煽る為使われるそれは――普段より強く青く薫っている。
珊瑚夜:(ああ。でも、いいのかしら)心の中でひとりごちる。
珊瑚夜:(私だったら……リウトペルガが殺されてしまうなんて、絶対に耐えられない)
珊瑚夜:元は人でありながら、半永久的な命を手にしてしまい、千年以上の月日を緩やかに苦しみ続けた古代種、愛おしい恋人、リウトペルガ・ウィンニール。
珊瑚夜:あるいは……全身に回る毒のようなその苦しみを受けながらも千年以上生きていることの方が、奇跡なのかもしれないけれど。
珊瑚夜:だから、彼女がその苦しみに耐えられなくなったら。彼女がそれを望むのならば。
珊瑚夜:殺してしまおうと思っていた。
珊瑚夜:終わりを与えてあげようと思っていた。
珊瑚夜:彼女の幸せが、私の幸せだから。
珊瑚夜:けど、同時に私は欲張りだから。
珊瑚夜:私以外の人が『それ』を与えるなんて――絶対に絶対に許せない。
珊瑚夜:青い香りがさらに強く匂い立つ。
珊瑚夜:だから、ここに囚われている訳にはいかない。私以外の人間が、彼女の人生を左右しようだなんて――絶対に、許せない。
珊瑚夜:強い怒り。怒りの感情に呼応した匂いであるミントの香りは、強く、強く香り立っている。
珊瑚夜:(ああ。だから、『織姫様』には悪いけれど……私は私の為に、『彦星様』を討つわ)
珊瑚夜:『あの怪物を倒さなければならない』――そういった強い怒りが、味方へ伝染していく。
珊瑚夜:「……みんな」
珊瑚夜:振り向いて微笑む。その瞳は、曇りなく純粋にキラキラと光っている。強い決意と愛情の灯ったその光は、――見る人が見れば、狂気に見えるのかもしれない。
珊瑚夜:「みんなで帰りましょう。みんな、それぞれ大切なもの、帰りたい場所……そういったものがあるでしょう?」
珊瑚夜:にこりと微笑む。本心からの綺麗な笑み。
珊瑚夜:「同情して共倒れになることを、そういったものたちは……望んでいないわ」
珊瑚夜:相変わらず、本心からの言葉と笑顔。
珊瑚夜:――だからあの『彦星』を、牛の皮を被く者を討たなければ。ミントの香りと共に、強い感情を興す。

GM:イニシアチブ。彦星の通常手番へ。
牛の皮を被く者:《原初の青:ハンティングスタイル》《縮地》。4人のエンゲージへ移動。
牛の皮を被く者:メジャー《コンセントレイト:オルクス》《原初の赤:吹き飛ばし》《混色の氾濫》《形なき剣》《アニマルテイマー》。
GM:先ほどと同じです。ドッジダイスを-4個、命中で10m吹き飛ばす。
牛の皮を被く者:18dx7
DoubleCross : (18DX7) → 10[2,2,2,2,2,3,3,3,4,5,5,5,6,8,8,9,10,10]+10[1,2,4,8,8]+10[4,10]+10[7]+10[7]+10[9]+4[4] → 64

GM:えへへ……
珊瑚夜:ひえええ
正木真希:暴走中につき回避不能!
リウトペルガ・ウィンニール:《支配の領域》+《絶対支配》
百地千寿:先生!
牛の皮を被く者:ちょっと!
牛の皮を被く者:がんばったのに……
珊瑚夜:リウトペルガ~♡
リウトペルガ・ウィンニール:2回目の8842を1に!
牛の皮を被く者:はい……11です……
和久井美佑:むごい
リウトペルガ・ウィンニール:バインドはラウンド1回なのでこれで
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を10増加 (94 → 104)
百地千寿:《崩れずの群れ》。リウトペルガさんをカバーリング
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を2(→ 2)増加 (96 → 98)
珊瑚夜:でもダイスがないのよね。ガードで
珊瑚夜:あと上げ忘れた侵蝕あげます
珊瑚夜:珊瑚夜の侵蝕率を11増加 (92 → 103)
百地千寿:宣言してなかった。ガードで。悲しいね
牛の皮を被く者:2d10+24 諸々有効
DoubleCross : (2D10+24) → 11[3,8]+24 → 35

百地千寿:死にます。リザレクト。
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (98 → 108)
百地千寿:百地千寿のHPを2減少 (12 → 10)
百地千寿:ミィ~
正木真希:リザレクトー!
牛の皮を被く者:ダメージを受けた人は和久井さんのエンゲージに放り込みます
正木真希:正木真希の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (81 → 83)
珊瑚夜:死にます!侵蝕100こえてるので 敵/牛の皮を被く者/P:同情/●N:絶対に許せない。 でロイス取得で昇華
和久井美佑:人の行き来が激しい
 和久井[18] 百地[6]
  正木[6] 珊瑚[12]

      10m

   “彦星”[10]
     リウ[4]

牛の皮を被く者:剣士二人が留め置いたはずの巨躯が、再び消える。
牛の皮を被く者:鵲の足場を通り、世界を渡り。
牛の皮を被く者:敵の後陣へとたどり着く。
牛の皮を被く者:たどり着き、手を伸ばす。
牛の皮を被く者:触れるものを滅ぼすかのような魔手を。
リウトペルガ・ウィンニール
《Wa him þæs þeawes》
『災いあれかし、その者が』

リウトペルガ・ウィンニール
《siþþan heah bringað horda deorast》
『貴き財を掲げしおりに』

リウトペルガ・ウィンニール
《gif hi unrædes  ær ne geswicaþ》
『その愚かしきを棄てておらねば』

リウトペルガ・ウィンニール
-《cuppe》
-『酒杯』

リウトペルガ・ウィンニール:宙に現れた金の杯が覆り、そこから水があふれ出す。
リウトペルガ・ウィンニール:それは大波となって怪物を押し止めようとするが──
リウトペルガ・ウィンニール:「……っ、さっきより疾い!」
牛の皮を被く者:代わりに河が流れ込む。白い煌めき。天の川。
牛の皮を被く者:怪物が抉った溝が河となり、分断する。
百地千寿:それを1度受け、1度見た。
百地千寿:砕けた白い破片が遠隔で変化し、柱のような棘になる
百地千寿:それは大波を合わさり、天の川を"魔女"に近づけさせない堤防として屹立した
百地千寿:「ぐぅっ…!」
百地千寿:その分、自らに向けられる河の暴圧を身ままに受け、飛ばされる
春日魅乗:「……!」
リウトペルガ・ウィンニール:「……百地君!」
百地千寿:「問題、ない!」
牛の皮を被く者:「オオオ……!」
百地千寿:折れた腕を内側から補強し、傍目にはダメージを見せないやせ我慢。
珊瑚夜:「っ――!」氾濫に押し流されながら、河の向こうにリウトペルガが無事に居ることを確認し、安堵すると共に――引きはがした『彦星』への怒りが、増す。
百地千寿:……それは少女を護衛する際にも何度か見せた手でもある。
織姫:「なにをすれば、よかったのか」
織姫:「わかりません。わかりません」

GM:次は行動値6の百地くんor正木さん!
GM:相談して順番決めてねえ
正木真希:お先どうぞ
百地千寿:お先りまる
百地千寿:では手番
百地千寿:マイナー移動、リウさんと彦星のエンゲージに。
百地千寿:メジャーで《C:オルクス》《ダンシングシミター》《完全なる世界》。彦星に攻撃
百地千寿:判定に魅乗さんのNPCカードを貰います
GM:はい!ではダイス+16、達成値+16です。
百地千寿:では判定
百地千寿:36dx6+1+2+16
DoubleCross : (36DX6+19) → 10[1,1,1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,2,3,3,3,4,4,6,7,7,7,7,7,9,10]+10[1,4,6,8,8,9,9,10]+10[1,4,5,5,9,10]+10[5,9]+5[5]+19 → 74

百地千寿:…74!
珊瑚夜:数字の量がすごい
百地千寿:横に長い
リウトペルガ・ウィンニール:《妖精の手》、最後の5を10に
GM:ヤバ……
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を4増加 (104 → 108)
百地千寿:1dx6+79
DoubleCross : (1DX6+79) → 10[6]+3[3]+79 → 92

百地千寿:回った。
GM:回してくるし!
百地千寿:92。イベイジョンだったと思うのでダメージ行きますっ!
牛の皮を被く者:ガードするよ!
牛の皮を被く者:ダメージどうぞ!
百地千寿:10d10+28+12
DoubleCross : (10D10+28+12) → 69[9,1,3,10,10,6,10,8,3,9]+28+12 → 109

百地千寿:諸々有効109点です
GM:ダイス高くない……?
珊瑚夜:ひえ~~
百地千寿:高いね
リウトペルガ・ウィンニール:10が3つも
牛の皮を被く者:結構貰ってしまった 残り1/3くらいです
GM:演出どうぞ!

春日魅乗:くるくると指先を回す。
春日魅乗:彼女の能力は、空間の接続。この環境では外界とは接続できない。
春日魅乗:代わりに。
春日魅乗:小さな穴が空き、そこからあふれだしたモノが、牛の皮を被く者に殺到した。
春日魅乗:ボロ布のような怪物。
春日魅乗:「これ、私達の成れの果てですよね」
春日魅乗:「出ること叶わず、非業の死を遂げた方々の」
春日魅乗:「当然、であれば、その矛先が向かうのは」
春日魅乗:霊たちはまとわりつき、その敵の動きが止まる。
春日魅乗:「百地様」
春日魅乗:「私がああならぬように、任を全う頂けませんか?」和服姿のまま、振り返り乞う。
百地千寿:「あぁ」
百地千寿:その目線に応える
百地千寿:「彼を討つのが正しいのか、その葛藤はきっと正しい………だが」
百地千寿:そう振り返る彼女が、このままではいずれ、あの悲しきボロ布の怪物と同じになるというのなら
百地千寿:「貴方を守るためなら、気兼ねなく力を振るえる」
百地千寿:浴衣の袖をまくる。
百地千寿:普段は鍛えた腕は、その表面を骨色の白に埋め尽くしている
百地千寿:「制式格闘術───攻勢開始《アングリーフ》」
百地千寿:「──11式:竜鳴弓」
百地千寿:折れ曲がるように白色の腕と骨が組み合わさり、上下に顎を開いた獣を象形する白弓へと変わる
百地千寿:そこに番えられる矢は、ねじれた二股の螺旋の矢先。
百地千寿:ギチリと軋みを伴って、矢を放つ────その先は彦星ではなく
百地千寿:捻じれた矢は空気を割いて鳴き声のように飛び、先程リウトペルガによって呼び出された氷へと跳ぶ
百地千寿:着弾。貫通────否
百地千寿:レネゲイドを帯びたその氷は触れた一瞬で矢に取り込まれ、その起動を青白く染める
百地千寿:破片に着弾、貫通。次、次。次次次次。
百地千寿:対象と同じ体積を持って生み出された氷が、矢を先頭として連なる
百地千寿:無骨に掘り出されたその姿は、氷で形つくられた東洋竜
百地千寿:産声をあげる
百地千寿:空を翔ぶ氷矢の竜が、彦星へと突進をぶちかました
牛の皮を被く者:「オオオ……!」
牛の皮を被く者:大きくその体が傾いで、崩折れる。
春日魅乗:「まあ。頼りになりますこと」
牛の皮を被く者:その怪物は、それでもなお、両の腕を前足のようについて起き上がる。
百地千寿:「恐れ入る。………いまので決着が着けば、理想だったのだが」
百地千寿:(なかなか難しいな、……格好をつけるのは)
百地千寿:「まぁ、いい。……二の矢、三の矢を浴びせるまでだ」
百地千寿:敵を見る。そして、
百地千寿:次に動き始めた人たちを。
百地千寿:百地千寿の侵蝕率を11(→ 11)増加 (108 → 119)

GM:正木さんの手番へ。
正木真希:まずイニシアチブ
正木真希:colorREの日常のロイスをタイタスにしてこのラウンド中の受けるダメージ10減、与ダメージ10増
正木真希:で、奈良岡さんお願い!
GM:いいでしょう。では真希サンのしたいように。
正木真希:って感じでイニシアにメインします
正木真希:ではマイナーで彦星に接敵
正木真希:移動して接敵!
正木真希:メジャーアクション《炎の刃》+《コンセントレイト:サラマンダー》+《結合粉砕》
正木真希:正木真希の侵蝕率を8増加 (83 → 91)
正木真希:では判定!
正木真希:11dx6+2-3
DoubleCross : (11DX6-1) → 10[1,2,2,3,3,4,4,5,7,9,10]+10[1,1,9]+4[4]-1 → 23

正木真希:あ、+2補正があるので25です(忘れてた)
リウトペルガ・ウィンニール:《妖精の手》、最後の4を10に
リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を4増加 (108 → 112)
正木真希:1dx6+29
DoubleCross : (1DX6+29) → 10[10]+1[1]+29 → 40

GM:チッ……
牛の皮を被く者:ガード!
正木真希:オートでアームドスーツ着てダメージ!
正木真希:5d10+15+2+12+3+12+10 装甲無視
DoubleCross : (5D10+15+2+12+3+12+10) → 30[8,5,9,3,5]+15+2+12+3+12+10 → 84

GM:エグ……
珊瑚夜:ひええ
正木真希:サラだよ!
百地千寿:ダメージエグエグのエグザイル
牛の皮を被く者:ガード値分で残る……!
正木真希:続けの自メジャー含めてで演出するんで、続行していいでしょうか!
珊瑚夜:くっ、あともう一回くらい動ける人さえいれば……
リウトペルガ・ウィンニール:まさかそんな人が……?
GM:そのままどうぞ!
正木真希:はーい、マイナージェネシフト
正木真希:正木真希の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (91 → 100)
正木真希:メジャーアクション《セレリティ》 2回メジャーします
正木真希:1回目 メジャーアクション《炎の刃》+《コンセントレイト:サラマンダー》+《結合粉砕》
正木真希:正木真希の侵蝕率を5増加 (100 → 105)
正木真希:正木真希の侵蝕率を8増加 (105 → 113)
正木真希:判定へ!
正木真希:11dx7+2-3+2
DoubleCross : (11DX7+1) → 10[1,3,3,4,6,6,6,7,8,9,10]+10[4,5,8,10]+10[5,7]+10[9]+10[10]+10[7]+10[7]+2[2]+1 → 73

GM:ええ……?
牛の皮を被く者:ガード!
正木真希:8d10+18+4+12+3+12+10 装甲無視
DoubleCross : (8D10+18+4+12+3+12+10) → 43[2,4,6,2,10,10,7,2]+18+4+12+3+12+10 → 102

GM:???
GM:おかしくない?
珊瑚夜:やば
百地千寿:絶対殺すマン怖い
正木真希:バフと相性がね……
リウトペルガ・ウィンニール:装甲無視100点、殺意高すぎる
牛の皮を被く者:残り1なんだけど!HP0!
牛の皮を被く者:《魔獣の証》で復活しますが……
牛の皮を被く者:もしかして……
牛の皮を被く者:まだ手番が……?
百地千寿:食いしばってた
正木真希:2回目行きまーす!
珊瑚夜:ひえ~っ
正木真希:2回目 メジャーアクション《炎の刃》+《コンセントレイト:サラマンダー》+《結合粉砕》
正木真希:正木真希の侵蝕率を8増加 (113 → 121)
正木真希:11dx7+2-3+2
DoubleCross : (11DX7+1) → 10[1,1,3,4,5,5,5,6,6,6,9]+4[4]+1 → 15

正木真希:妖精の手いただけますかね!
リウトペルガ・ウィンニール:《妖精の手》、最後の4を10に
正木真希:1dx7+20
DoubleCross : (1DX7+20) → 3[3]+20 → 23

リウトペルガ・ウィンニール:リウトペルガ・ウィンニールの侵蝕率を4増加 (112 → 116)
正木真希:なんか嫌な予感するんで、彦星に 憧憬/☑驚異 でロイスとって即タイタスにして達成値増やします
正木真希:1d10+23
DoubleCross : (1D10+23) → 10[10]+23 → 33

百地千寿:えらいぞ
正木真希:34で(計算ミスってたね)
GM:クソ~
牛の皮を被く者:ガード!
正木真希:4d10+18+4+12+3+12+10
DoubleCross : (4D10+18+4+12+3+12+10) → 27[7,9,10,1]+18+4+12+3+12+10 → 86

正木真希:装甲無視で
珊瑚夜:食いしばりに容赦がない
百地千寿:死体も残さない
牛の皮を被く者:復活後のHPは40点。撃破されます。
牛の皮を被く者:これ以上の復活もありません。
珊瑚夜:勝った……ってコトッ!?
GM:そうよッ
GM:演出をどうぞ!

正木真希:「ははは……すっご……」魔術、技術、異能の様々を駆使して繰り広げられる目の前の戦場を見て、乾いた笑いが漏れる。
正木真希:「さて、私も行かなきゃ……さっきのダメージも浅くしてもらったし」と、奈良岡に笑みと一緒に手を伸ばす。
正木真希:「他の皆に負けてられない、私たちも頑張らなくちゃ」
奈良岡侑也:「真希サンなら大丈夫です」
奈良岡侑也:「おれが保証します」
正木真希:「えへへ……その期待には、応えてみるっ!」奈良岡の手を握って、熱と共に力を得る。
奈良岡侑也:ぐ、と力を込めて、引き寄せる。
奈良岡侑也:「気をつけて」背中をとんと叩く。
正木真希:「わわっ……うん!」踏み出しながら、両手を交差させて軽く打ち合わせる。
正木真希:飛び散った小さな火花が、見る間に炎となって真希の両手で燃え上がる。
正木真希:「いくよっ!」両腕の炎を背後に向けると同時、爆発音がその場に響くと
正木真希:真希の姿が、牛頭を持つ異形の眼前にある。
正木真希:服を焦がしながらナイフを引き抜き、腕を伝って炎を纏わせ。
正木真希:牛の皮へと、突き立てる。
正木真希:(幸せにと、あの子は言っていた……だけど)
牛の皮を被く者:「オオオオ……!」
正木真希:「ごめんね……私にできるのは、これだけ」背後に背負った大槌を、構えて
正木真希:「___なんだ!!」熱を込めて、叩き込む。
正木真希:"燃焼"の能力、複雑な技や技能ではない、単純に燃やすだけの力
正木真希:モノだろうが
正木真希:想いだろうが
正木真希:感情だろうが
正木真希:記憶だろうが
正木真希:全てを燃やして、力に換える。
正木真希:「燃えて、無くなれ!!」槌を伝って炎と共に能力を伝播させ
正木真希:再生していく先から怪物の肉体を燃やし、業火の塊と化させる。
牛の皮を被く者:バチバチと、そこ怪物の身体は燃えていき。
牛の皮を被く者:焚べられて焚べられて、その体積を減じていく。
正木真希:「ありがとう……楽しい夢だったよ……」ふらつきながら怪物を眺め
牛の皮を被く者:その燃えていく傍ら。
織姫:「……」少女がそばに立って。
織姫:「……いってしまった」
正木真希:「……ごめん」そう言って少女に歩み寄ろうとするが、身体に力が入らない。
織姫:首を振る。
織姫:「いいえ」
織姫:「おしえてもらいました」
織姫:「どうすればよかったか」
正木真希:「どうすれ、ば……?」膝をついて、武器を取り落とし、その場に倒れる。
珊瑚夜:「……あなたは、どうすればよかったと、思ったのかしら」静かに尋ねる。
織姫:「ともにあるだけで」
織姫:「それでよかったのですね」
織姫:そして、彼女の身体も崩れ始める。
織姫:「ほしのむこうで、そのように」
春日魅乗:「お二人が一対の伝承であるのであれば」
春日魅乗:「どちらかが消えれば、ともに消えるのが定めという事でしょうか」
百地千寿:「……そうかもしれない」
百地千寿:「離れ離れになり、そしていずれ出会うと言うなら」
百地千寿:「別の場所に残るわけにも、いくまい」
珊瑚夜:「…………」
珊瑚夜:「何も分からなかったあなたが、それでも彼の幸せを願ったのだから」
珊瑚夜:「彼もあなたの幸せを願っているに決まっている。……そんな二人なら」
珊瑚夜:「共に在れれば、幸せに違いないわ。……星の向こうで、どうか。幸せに」
正木真希:「ともにあるだけ、か……いいな……」小さく呟いて
GM:その言葉とともに、彼女の姿はさらさらと星の砂のようになって。
GM:河に流れていく。
和久井美佑:伝承のルールや、終わりを迎える者の心情の機微には疎い。が。
和久井美佑:「お疲れ様でした」分かたれたまま永くあり続けた二人や、この空間に囚われていた犠牲者には、そう言って見送るのが相応しい気がした。
百地千寿:「気休めかもしれないが、二人が行く先で再会できることを……」
百地千寿:「……いや」
百地千寿:「二人で語らえることを、祈っている」
百地千寿:何をすれば良いか、なんて
百地千寿:誰かに聞くより、お互いで決められるほうが、きっといい。
GM:星空が薄れていく。それは白い霧のように。
GM:きっと、彼らの領域が解かれて、もとの処へと。
GM:ここから先は、これをしろ、に縛られることなく。
GM:やりたいことをやればいい。夏はまだ始まったばかりなのだから。


GM:バックトラックに入ります。
Eロイス:牛の皮を被く者
『神性圏界』
『衝動侵蝕』
『衝動侵蝕』
GM:Eロイスは3つあります。振る方はどうぞ。
和久井美佑:振らない!
正木真希:振る!
正木真希:121-3d10
DoubleCross : (121-3D10) → 121-24[9,5,10] → 97

正木真希:何でこういう時ばっかり回るんだよ! いやいいけどさ!!
百地千寿:ふるふる
百地千寿:119-3d10
DoubleCross : (119-3D10) → 119-7[2,1,4] → 112

珊瑚夜:ふるわ!
珊瑚夜:103-3d10
DoubleCross : (103-3D10) → 103-18[10,6,2] → 85

珊瑚夜:帰還確定ね!
リウトペルガ・ウィンニール:振ります!
リウトペルガ・ウィンニール:116-3d10
DoubleCross : (116-3D10) → 116-13[5,3,5] → 103

正木真希:等倍で
正木真希:97-3d10
DoubleCross : (97-3D10) → 97-11[4,3,4] → 86

正木真希:終了後に 織姫 ☑憧憬/嫌気 で取得
和久井美佑:通常ロイスは等倍で
和久井美佑:93-5d10
DoubleCross : (93-5D10) → 93-18[1,2,1,6,8] → 75

和久井美佑:5点!
珊瑚夜:残りロイスは4個、等倍で
珊瑚夜:85-4d10
DoubleCross : (85-4D10) → 85-23[4,7,8,4] → 62

珊瑚夜:4点ね!
百地千寿:ロイス枠空いてたので今2つ取って等倍で
百地千寿:「織姫 ○P誠意/N不安」「リウトペルガ ○P感嘆/N脅威」で取得。
百地千寿:112-6d10
DoubleCross : (112-6D10) → 112-25[1,4,1,10,5,4] → 87

百地千寿:5点!
百地千寿:バックトラックになると出目がこわい
リウトペルガ・ウィンニール:ロイス5個等倍で
リウトペルガ・ウィンニール:103-5d10
DoubleCross : (103-5D10) → 103-15[4,4,2,3,2] → 88

リウトペルガ・ウィンニール:うわっ低っ E振っといてよかった
珊瑚夜:帰ってこられなかったら殺すわよ
リウトペルガ・ウィンニール:5点!
GM:いつもの5点にシナリオ5点にEロイス3点の13点
GM:ここに侵蝕分を足したものが獲得経験点です
GM:何点になりましたか?
珊瑚夜:17点!
和久井美佑:18点です
正木真希:18点!
百地千寿:18点!
リウトペルガ・ウィンニール:18!
GM:C((18+18+18+17+18)/3+1)
DoubleCross : 計算結果 → 30

GM:あたしは30点もらうね
珊瑚夜:いっぱい食べて~!
百地千寿:よくかんで食べてね
敗者Tさん 18点
切子圭さん 18点
缶詰さん 18点
しろいさん 17点
占任さん 18点
GM 30点
GM:ガギッ
和久井美佑:あっ
珊瑚夜:固さがある
正木真希:せんべいかな
百地千寿:経験点、髪についてたよ(カリッ)
リウトペルガ・ウィンニール:噛んだら歯が欠けそう
GM:トクン……


【エンディング/百地千寿&春日魅乗】

百地千寿:事件を終えて、休日。
百地千寿:既に手慣れたある種の報告書の作成を終えて、オフの日
百地千寿:今日は新しい店の開拓の日。以前見かけ、気になった店に足を向けた。
百地千寿:一見、庭付きの民家のような外観の、落ち着いた喫茶店
百地千寿:表に出された黒板タイプの看板にはおすすめのタルトとケーキ、茶葉が簡単に記載されていた。
百地千寿:通された席は窓の側で、柔らかく日差しを受けながら、本日のケーキセットを注文し終えて、一息。
百地千寿:生地の焼けるような、甘い匂いを嗅ぎつつお冷に口をつけた。
春日魅乗:「あら」新たに入ってきた客の声。
春日魅乗:「こんなところでお会いするなんて」
百地千寿:「っ」むせかける
百地千寿:「か、春日さん?」
百地千寿:「奇遇です、ね?」
百地千寿:習慣でつい、店内を見回す。仕事相手らしい人間が居るかを無意識に確認した。
春日魅乗:「何をしてらっしゃるんです?」
百地千寿:「私ですか。私は、」そのタイミングでケーキセットが運ばれてくる。
百地千寿:「………」
百地千寿:「……今日は、休暇なもので」白状。
百地千寿:「新しい店でも、開拓しておこう、と」
百地千寿:「……春日さんは?お仕事で?」
春日魅乗:「いえ?それはもう済ませましたから」
春日魅乗:「一服をと。ご一緒しても?」
百地千寿:「なるほど、それはお疲れさまです。…えぇ、大丈夫ですよ」
百地千寿:どうぞ、と向かいの椅子を進める
春日魅乗:「失礼します」ちょこんと座って。
春日魅乗:「あ、私はタルトのセットを」と、ケーキセットを持ってきた店員に注文して。
春日魅乗:びしっと指差す。「そのケーキ」
百地千寿:「はい?」
春日魅乗:「あ、いけない」
春日魅乗:「先に言うのは不躾ですかね……」
春日魅乗:「どうぞ?ご賞味を」
百地千寿:「そう言われると、逆に気になりますが……」
百地千寿:「では、まぁ、いただきます」
百地千寿:フォークのナプキンをくるくると剥がして、サクリとケーキを断つ
百地千寿:季節のフルーツが挟み込まれたスポンジごとまとめて口に入れる。
春日魅乗:じいっとその様子を見ている。
百地千寿:ほのかな酸味と、フルーツとクリームの甘味が層になって味わえる。
百地千寿:総じて美味い、が。
百地千寿:「……どうしてそんなに見られているのだろうか」
春日魅乗:「いえ。どうです。どうです?」
春日魅乗:「美味しくないですか?」
百地千寿:「美味いですよ」
百地千寿:「生クリームではなく、カスタードをフルーツに合わせているのが自分としては評価が高いです」
百地千寿:「生地はスポンジだが、タルトのようだ」
百地千寿:「……もしや、春日さんも気になるので?」
春日魅乗:「いえ、そうではなく」
春日魅乗:「いつも頼んでしまうんです、それ」
春日魅乗:「とてもおいしいので……」
百地千寿:「…………」びっくり眼
百地千寿:「なる、ほど」
百地千寿:「たしかに、とてもおいしい…」
百地千寿:何度も食べている相手に味の評価などしてしまった。少し恥ずかしい
百地千寿:「春日さんは常連なんですね?」
春日魅乗:「はいっ」ぱん、と手を合わせて。
春日魅乗:「このあたりに来るときには、欠かさず足を運んでおります」
百地千寿:「ほぉ!」
百地千寿:「なるほど。それは確かに良い店のようだ」
百地千寿:「なら、もしや」タルトセットを頼んでいたことを思い出して
百地千寿:「私は今、注文を遠慮させてしまったのでは?」
春日魅乗:「いえ。こちらも気になっていはしたんですが」
春日魅乗:「ここに座ると、ついそちらを頼んでしまうので」
春日魅乗:「今日は冒険です」
百地千寿:「ほほう」
百地千寿:「春日さんにとっても、新規開拓の日ですか」
百地千寿:「だがこのケーキの味なら、タルトも期待できそうだ」
百地千寿:「良かったら、食べた後感想を教えてくれ」
春日魅乗:「あ」運ばれてきたエッグタルトを受け取る。
春日魅乗:「ええ。勿論です」
百地千寿:卓上に置かれていたカトラリーなどを整理して春日さんのセットの置き場を作る。
百地千寿:そしてなんとなく、運ばれたタルトを食べる春日さんの仕草を見る
春日魅乗:「頂きます」と手を合わせて、一口。
春日魅乗:「……ん」
春日魅乗:「はぜそんなに見るんです」
百地千寿:「いや」
百地千寿:「先程はこちらが見られていたから」
百地千寿:「………」
百地千寿:「お返しに……?」
百地千寿:自分で言って少し首を傾げる
百地千寿:「えーと、味の方はどうかな?」
春日魅乗:「……」もぐもぐ
春日魅乗:「いや……」
春日魅乗:「こちらもよいものですね」
春日魅乗:「どうして今まで挑戦してこなかったのか……」
春日魅乗:「焼かれて香ばしいところと柔らかいところが、絶妙に重なり合っていて……」
春日魅乗:もう一口「ん~……」
百地千寿:「おぉ……」レビューをされると目の前のタルトが更に美味しそうに見える
百地千寿:「……フフッ」
百地千寿:つい笑みがこぼれた
百地千寿:誤魔化そうとして、こちらももう一口。
春日魅乗:「?」
百地千寿:「いや、失礼」
春日魅乗:「何。何ですか」
春日魅乗:「付いてます?」
百地千寿:「……ええと、右の方」
百地千寿:ナプキンを渡す
春日魅乗:「えっ」
百地千寿:「すまない、もう少しスマートに伝えればよかった」
百地千寿:「それに思えば、春日さんとこうして仕事の場以外で接することが珍しく、つい」
春日魅乗:「恥ずかしい……なんか、これでは」
春日魅乗:「普段ははしゃいでいるみたいな……」
百地千寿:「いいんじゃないか?」
百地千寿:「"普通の女の子"とは、そういうものなのでは?」
百地千寿:「味を語るとき、今までに見たことないぐらい真剣な顔だったし…」
春日魅乗:「……それは逆に失礼じゃないですか……?」
春日魅乗:「普段の仕事だって真剣ですけど……」
百地千寿:「そうかもしれない」
百地千寿:「ただ、態度というか、なんだ」
百地千寿:「いつも笑みを絶やさない春日さんもそんな顔するんだな、と思っただけで」
春日魅乗:「まあ、笑顔は処世術ですから」
春日魅乗:「にこにこと笑う小娘というは、お年を召した方の受けが良いものです」
百地千寿:「なるほどな、頭が下がる。というか尊敬している面がある」
百地千寿:「年相応というか。……この表現も失礼か?ちゃんと可愛らしい顔、を?」
百地千寿:「見れたので、お年を召していない俺としては、そちらのほうが良いな、と思っただけだ」
春日魅乗:「……」
春日魅乗:「どうでしょう?そう仰ると分かって」
春日魅乗:「そう見せているだけかもしれませんよ」
百地千寿:「まぁ、正直それでも構わない、という思いもある」
百地千寿:「そう見せたい、と思う程度には、こちらにアピールしてくれてるということだからな」
春日魅乗:「……あら?」
春日魅乗:「百地様、どこか、こう」
百地千寿:「ん?」
春日魅乗:「んー。どう申し上げましょうか」
百地千寿:「え?何…?」
春日魅乗:「そうですね……強か、になられたかと」
百地千寿:「強か。私が?」
春日魅乗:「ええ。これまではそうですね……頑なではありましたけど」
春日魅乗:「それはすなわち、脆いということですから」
春日魅乗:「それがこう、なんでしょうね」
百地千寿:「ふむふむ?」
春日魅乗:「このタルトみたいな」
春日魅乗:「外は焼き上がって、中は柔らかくて」
春日魅乗:「いいと思いますよ、そういうの」
春日魅乗:2個セットのタルトの一つを、ナイフで刺し割って。
春日魅乗:フォークで刺して、ついと差し出す。
百地千寿:「……………なる、ほど?」
春日魅乗:「このような感じです」
百地千寿:「ふむ」その断面を見る。サクリと焼き上がる外側と、ふわりとした内側。
百地千寿:「あまり自覚はないが、そうだな」
百地千寿:「もし春日さんから、そのように見えているのなら、……多分先日の案件だろう」
百地千寿:「あの時までは、失敗をしてはいけないと、肩肘を張っていたのだが」
百地千寿:「あの洞窟で、お互い対等に会話して良いのだと知って」
百地千寿:「今こうして、休日に偶然会って新たな一面を見たのが、そう」
百地千寿:「仲良くなったみたいで、嬉しかったのが漏れたのだと、思う」
春日魅乗:「……」
百地千寿:「………」
春日魅乗:「率直すぎるのも考えものですか……」聞こえぬくらいにつぶやいて。
百地千寿:サクリ、とケーキをもう一口食べて。
百地千寿:「いまのは」
百地千寿:「我ながらもしかして、恥ずかしいことを言ったのではないかと思う」
百地千寿:貴方と仲良くなれて嬉しいです、とか。
百地千寿:口が滑りすぎだ。
春日魅乗:「いえ」お茶を飲みながら、ちらりと顔を覗き見て。
春日魅乗:「嫌ではありませんよ」
百地千寿:「そうか」ふ、と口元を緩める。
百地千寿:「安心した」
百地千寿:気づけば少し乾いた唇を湿らせるように、紅茶のカップに口をつける。
百地千寿:「山千海千の貴方から見たら、人付き合いは初心者もいい所でね」
百地千寿:「こんな私だが、よろしく頼む」
百地千寿:「今後とも仲良くしてくれると、嬉しい」
春日魅乗:「ええ。百地様は、だからこそです」
春日魅乗:「だからこそ、信を置けるんですから」
春日魅乗:「よろしくおねがいしますね?」
百地千寿:フォークに載せたケーキを一口含む。
百地千寿:少し綻びそうな口元をそのせいだ、と言うように。
百地千寿:口の中に広がる多幸を感じながら。
百地千寿:「あぁ」
百地千寿:「こちらこそ」
百地千寿:と、相手の顔を見る。
百地千寿:仕事中の、完璧な微笑みも
百地千寿:味を語る時の真剣な顔立ちも
百地千寿:たまに虚を突かれるらしい時の、取り繕わない顔も
百地千寿:まだ自分は、一部しか見てないのだろうな、と思いつつ、なるほど。
百地千寿:今、目の前の彼女の表情も、『よく似合うものだ』と。
百地千寿:"友人"と休日の昼下がりに語らいながら。
百地千寿:そう思った。


【エンディング/珊瑚夜&リウトペルガ・ウィンニール】

珊瑚夜:「親しい人と海に遊びに来るなんて初めてだわ!」
珊瑚夜:照り付ける太陽の元、背の高い少女が弾んだ声を上げる。
珊瑚夜:黒のビキニに身を包み、すらりと伸びた四肢を惜しげもなく晒すその姿は、露出度の割には上品で健康的な色香を感じさせるだろう。
珊瑚夜:陽の光を反射しキラキラと輝く水面を、負けないくらいキラキラと輝く瞳で見つめている。
珊瑚夜:「水族館は海に行かなくとも魚が見られるけれど。水族館では泳ぐことは出来ないものね!」甘い香りを漂わせ、ニコニコと笑っている。
リウトペルガ・ウィンニール:「そうだねぇ。まさかペンギンやイルカと一緒に泳ぐわけにはいかないもの!」
リウトペルガ・ウィンニール:応えるのは、それとは対照的な矮躯の少女。
リウトペルガ・ウィンニール:白のビキニを纏った細く小さな身体といい、脇に抱えた浮き輪といい、その出で立ちは少女というよりかは半ば子供のようにも見える。
リウトペルガ・ウィンニール:「さあ、まず何しよっか? 浮き輪もあるし、ビーチボールもある。スイカもあるし、パラソルもあるよ!」
リウトペルガ・ウィンニール:浜辺に積み上げた荷物を後ろにそう訊ねる瞳は、恋人と同じく楽しげに輝いている。
珊瑚夜:「準備万端ね!」楽しそうに笑う。
リウトペルガ・ウィンニール:「そうとも、せっかくの海だからね!」
珊瑚夜:「そうね……目移りしてしまうけれど。やっぱり最初は泳ぐのがいいかしら?ああでも、その前に日焼け止めを塗らないと。塗ってあげましょうか?」
リウトペルガ・ウィンニール:「ああ、たしかに」ぽん、と手を打つ。
リウトペルガ・ウィンニール:「ボクの肌、すぐ赤くなっちゃうんだよね。ま、すぐ治るけど」
リウトペルガ・ウィンニール:「じゃあ、お願いしちゃおうかな。終わったらボクが夜君に塗ってあげるね」
リウトペルガ・ウィンニール:そう言うが早いか、ビーチパラソルの下に敷いたレジャーシートの上に身体を横たえる。
珊瑚夜:「ええ、任せて!私の分もお願いするわね。日焼けをするというのも楽しそうだけれど……結局は火傷だから。痛いもの」困ったように笑いながら日焼け止めクリームを手にとる。
珊瑚夜:レジャーシートの上、星空の閉鎖空間の時ほどではないとはいえ、熱を帯びた小さな恋人の白い肌へと手を滑らせる。
珊瑚夜:「すぐに治るとはいえ、この白さが失われてしまうのは勿体ないから。やっぱり日焼け止めはして正解だと思うわ」
珊瑚夜:子供のようなその背中を愛おしそうに撫でる。
リウトペルガ・ウィンニール:「うふ、そうかい? ありがと」背中に彼女の掌の感触を覚えながら、笑って礼を言う。
リウトペルガ・ウィンニール:「でも赤くなるんじゃなくて、もうちょっとキレイに焼ければな! 小麦色の肌になるのも中々悪くはなかったかも」
珊瑚夜:「小麦色の肌のリウトペルガは想像がつかないわね」くすくす笑いながら。
珊瑚夜:少し汗ばんだ彼女の肌、水着の際ギリギリまで、慈しむように指を滑らせる。
リウトペルガ・ウィンニール:「ん、……」その感覚に少し声を漏らす。
リウトペルガ・ウィンニール:「まあたしかに、ボクが日焼けしてもあんまり面白くないかな?」
リウトペルガ・ウィンニール:「それよりはむしろ──」寝そべった状態から軽く頭を擡げ、自分よりはるかにスタイルのよい彼女の肢体へ目を向ける。
リウトペルガ・ウィンニール:「似合うかどうかって意味だったら、夜君の方が似合うかもね」
珊瑚夜:「そうかしら?ふふ」楽しそうに笑うと、水着になんとか収めた大きな胸が揺れる。
珊瑚夜:「……けど、少し残念かもしれないわね。あなたが綺麗に日焼け出来るのなら、あなたが誰かと日焼けをするようなところへ行った、という痕を遺すのも悪くはなかったと思うわ?」
珊瑚夜:身体を寄せ、耳元で囁く。
リウトペルガ・ウィンニール:「うふ。なるほどねぇ」
リウトペルガ・ウィンニール:彼女の囁きに、小さく笑う。
リウトペルガ・ウィンニール:「でももしそうだったにせよ、夜君が思うほどには目立たないと思うよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「その痕を見られるのは、夜君だけだからね」
珊瑚夜:「あら……」目を細め薄く笑うと、彼女の水着の紐を指でなぞる。
珊瑚夜:「こんなところで抑えが効かなくなったらどうしてくれるのかしら?」妖し気な声色で囁く。
リウトペルガ・ウィンニール:「おや、そうかい?」
リウトペルガ・ウィンニール:「でも夜君が、ボクとの"そういう"時間を好きなのは知ってるけど──」
リウトペルガ・ウィンニール:「そうでない時間。ただ一緒にはしゃいで遊ぶ時間も好きだって、知ってるからね」
リウトペルガ・ウィンニール:「今からそんなことしてたら、遊ぶ時間がなくなっちゃうだろう?」
リウトペルガ・ウィンニール:「焦ることはないさ──せっかく、海辺のホテルを取ったんだもの」
リウトペルガ・ウィンニール:「"そういう"時間は、遊んだ後のとっておき、さ」
珊瑚夜:「あら。確かにあなたとの『そういう』時間も、『そういうこと』でない時間も大好きよ」
珊瑚夜:「でも――遊ぶ時間がなくなったのなら、また来たらいいじゃない?」甘い果実の匂いを漂わせ、耳元でそっと囁く。
珊瑚夜:「ここでしか出来ないことも、あるかもしれないし……それに」
珊瑚夜:「私たちには、時間はたくさんあるでしょう?」
珊瑚夜:妖しく微笑み、彼女の軽い身体を仰向けになるよう転がす。
珊瑚夜:「……ねえ、リウトペルガ」
珊瑚夜:腕の下の彼女をじっと見つめる。……その表情は、妖艶なものでなく、穏やかで優しい笑顔だった。
珊瑚夜:「私は、あなたとずっと一緒に居るからね」
リウトペルガ・ウィンニール:「……参ったなぁ」その優しげな表情を見、軽く苦笑する。
リウトペルガ・ウィンニール:「……うん、ちょっと弱気になってた。夜君にはお見通しかぁ」
珊瑚夜:微笑んで、優しく彼女の頬を柔らかく撫でる。
珊瑚夜:以前、リウトペルガは。
珊瑚夜:本当に恐ろしいのは、私がリウトペルガと同じ『在り方』になり……それに、耐えられなくなった時に。
珊瑚夜:私を手放せず、終わりを与えてあげることが出来ないであろうことが、怖いと言っていた。
珊瑚夜:人の身でありながら、愛する人の為に人ならざる存在となり。
珊瑚夜:その身を堕とした存在――あの場で戦った『牽牛』は、まさに、彼女の恐れているもの、そのものなのかもしれない。
珊瑚夜:「……人より能天気な私でさえ思う所があったもの。あなたが気になっていないはずはないと思っていたわ」優しく微笑む。
リウトペルガ・ウィンニール:「まったく、傍迷惑な織姫様だったよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「だけど、──」
リウトペルガ・ウィンニール:何か言いかけて、口を噤む。
リウトペルガ・ウィンニール:「……それでも、ああやって一緒に消えられたなら」
リウトペルガ・ウィンニール:「二人にも、救いはあったのかな」
リウトペルガ・ウィンニール:パラソルの向こうの青空へ向かって、小さく呟く。
珊瑚夜:「…………そうね」静かに微笑む。
珊瑚夜:「討った側である私たちがそれを望むのは傲慢かもしれないけれど。……そうであって欲しいと思うわ」
珊瑚夜:「……私だって、あなたがそれを望むのなら。あなたと一緒に『終わり』を迎えるわ」撫でる手を止め、そっと彼女の頬を包む。
珊瑚夜:「ずっとあなたと共に在るわ。……勿論、あなたが終わりを望まないのなら」
珊瑚夜:「私はあなたの隣で、ずっと健やかに笑っているわ」花の優しい香りが漂う。
リウトペルガ・ウィンニール:「望まないよ。そんなもの、どっちだって望まない」真剣な表情で、彼女の瞳を見返す。
リウトペルガ・ウィンニール:「夜君。珊瑚夜」
リウトペルガ・ウィンニール:「ボクが望むのはね」
リウトペルガ・ウィンニール:「ずっと一緒に、ずっと健やかに。ずっと二人で、ずっと笑顔で」
リウトペルガ・ウィンニール:「"生きてゆく"ことだけだよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「"生きている"のではなく、"生きてゆく"ことだ」
リウトペルガ・ウィンニール:「そうありたいと願い、そうあれると信じようと思ったのは──」
リウトペルガ・ウィンニール:「夜君が、初めてなんだから」
珊瑚夜:「…………」彼女の真剣な表情をじっと見つめる。
珊瑚夜:……それは。
珊瑚夜:『終わり』を迎えられずに、ただ漠然と『在る』ことしか出来なかった彼女が。
珊瑚夜:終わらない時を、誤魔化しながら見つめて過ごすことしか出来なかった彼女が。
珊瑚夜:初めて、未来に希望を持てたということなのだろう。
珊瑚夜:千年以上囚われ続けた呪縛から、少しでも彼女を解き放つことが出来たという重みに、純粋に胸が熱くなる。
珊瑚夜:「……ええ。私もあなたと、生きてゆきたい」
珊瑚夜:「……ありがとう、リウトペルガ」
珊瑚夜:「ねえリウトペルガ。私はあなたが思っているより強いし、あなたが思っているより弱いわ」
珊瑚夜:「あなたが心配して、苦しむようなことには……私の強さは、負けない」
珊瑚夜:「だって、私のすべてはあなたなんだから。あなたが居る限り、崩れることは無いのよ」
珊瑚夜:「だから……あなたがそう想ってくれている限り、ずっとずっと楽しく、二人で一緒に生きてゆけるわ」優しい甘い匂いが漂う。
リウトペルガ・ウィンニール:「うん。信じるよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「君がいなくならないってことも、君が負けないってことも」
リウトペルガ・ウィンニール:「そんな君のことを信じてる僕自身のことも──今なら信じられる」
リウトペルガ・ウィンニール:我知らず零れた涙を拭い、柔らかく──そして明るく微笑む。
リウトペルガ・ウィンニール:「だからこそ、さあ、遊ぼう! いくらでもある時間、ずっと楽しく過ごさなきゃ!」
珊瑚夜:リウトペルガが、彼女自身を信じられるということ。
珊瑚夜:その重みにも、柔らかい笑みが広がる。
珊瑚夜:「ええ。たくさん遊びましょう。たくさん楽しくすごさなくちゃ!」
珊瑚夜:「……でも」
珊瑚夜:そのまま彼女の頬をぷにぷにと指でつつく。
珊瑚夜:「もう少し、女心も分かって欲しいものだわ!」冗談めかして大げさに言うと、頬を膨らませる。
珊瑚夜:「あなたには私しかいないことも、私にはあなたしかいないことも分かってるけど」
珊瑚夜:「………………はじめてだったのに」
珊瑚夜:「もう少し……優しい言葉とかかけてくれてもいいじゃない!」ぷーっと頬を膨らませると、彼女の頬をつつき続ける。
珊瑚夜:「ただでさえ……私ばっかりいつも『する側』なの、私に『したい』って思わせる魅力がないからなのかとか……ちょっとだけ気にしてたのに」
珊瑚夜:「ちゃんとあなたの恋人として満足してもらえてるのか……不安になっちゃうじゃない!」
珊瑚夜:「そういう……あなたからしたらちっぽけな、ごく普通の馬鹿みたいなことで悩む、普通の女の子なんですっ」ぷにぷにぷにぷに。
リウトペルガ・ウィンニール:「それは……?」きょとんとした表情を浮かべ、されるがままにぷにぷにされる。
リウトペルガ・ウィンニール:「むしろ、夜君は『する』方が好きなのかなーと思ってたんだけど……」
珊瑚夜:「『する』のも好きだけど……言ったでしょう?求められたい時だってあるのっ」
珊瑚夜:「あなたにとっては、私は初めての恋人ではないでしょうけれど。私の初めての恋人はあなたなの!……ついでに言えば、今後もあなた以外を知ることは無いと言いきれるけれど」
珊瑚夜:「……客観的に見て、私自身、そんなに悪くないんじゃないかとは思うけど……」
珊瑚夜:「……それでも、たくさんの時を生きてきたあなたから見てどうなのか、分からないじゃないっ」ぷいっと顔をそむける。
リウトペルガ・ウィンニール:「ふうむ。なるほどねぇ」
リウトペルガ・ウィンニール:仔細らしく頷き、彼女の頭を撫でる。
リウトペルガ・ウィンニール:「ちょっと不安にさせちゃったね。ごめんよ」
リウトペルガ・ウィンニール:「心配しなくても、夜君はいい子だし、かわいいし、頭もいいし、綺麗だし、スタイルもいいし──」
リウトペルガ・ウィンニール:「夜君は十分に──いや、十分以上に魅力的さ!」
リウトペルガ・ウィンニール:「ふむ、だけど……満足、というのはちょっと違うかな」頤に手をやり、わざとらしく言う。
リウトペルガ・ウィンニール:「どれだけ求めても、求められても──もっともっと欲しくなってしまうからね」妖しく笑い、彼女の耳元へ囁く。
珊瑚夜:「ん、ぅ……」撫でられ、拗ねた顔を赤くする。
珊瑚夜:「…………なら、良かったわ」絞り出すような声でなんとか言う。
珊瑚夜:「……たくさん求めるから、たくさん求めて欲しいわ。……ずっと楽しく過ごすのでしょう?」
珊瑚夜:彼女の細い首に手を這わせ、撫でる。
珊瑚夜:「……生きるか死ぬかとかじゃなくて。こんなごく普通なちっぽけなことで悩んで、笑って」
珊瑚夜:「ずっとずっと一緒に、生きてゆきましょう」
珊瑚夜:くすりと笑って、甘い香りを漂わせた。


【エンディング/正木真希&奈良岡侑也】

GM:事件を終え、事後処理も済ませて。
GM:あなたは今、彼とゲームセンターに来ていた。
奈良岡侑也:「お。ホッケーとかあるんスね」
奈良岡侑也:「やります?」
正木真希:「いいわね、やりましょ!」と、筐体にコインを入れて
正木真希:飛び出てきたパックを持って、奈良岡の前に立つ
奈良岡侑也:「なんか賭けます?」
正木真希:「えっ、何か賭けたいの?」
奈良岡侑也:「まあ、その方がやる気出ません?」
正木真希:「えー……んー……」パックをスイスイと左右に動かしながら迷う
正木真希:「じゃあ、勝った方が次回行く場所決めるって事で」と、奈良岡の方に弾く
奈良岡侑也:「いいデスね」とん、とパックを手元で止めて。
正木真希:「できれば今度は、自分で出られる場所が良いなー」
奈良岡侑也:「ん。遊園地とかNGってことデス?」角を狙って打ち出す。
正木真希:「今回みたいなのが、2回連続は困るって話よ」微妙に不慣れさの滲み出る動きで返す。
奈良岡侑也:壁に当て、横合いから角度をつける軌道に撃ち込む。
奈良岡侑也:「まあ、そう無いでしょ」
正木真希:「あんなみっともない姿、これ以上見られたら恥ずかしくて人前に出られなくなっちゃう」
奈良岡侑也:「おれは正直よかったですけどね、あれ」
奈良岡侑也:「真希サンの新鮮な姿ばっか見れましたから。爆アドです」
正木真希:「あれって、どれ……? まさか先輩呼び?」ギリギリでなんとか弾く
奈良岡侑也:「そっすね、あとは」手前に身を乗り出して思い切り打ち込む。
正木真希:「えー……新鮮って、そんな目新しい望みは見せて無くない……?」
奈良岡侑也:「手料理とか」
奈良岡侑也:「浴衣とか」
正木真希:「手料理……とっ!?」止めようとしてキャッチできず奈良岡の点数になる
奈良岡侑也:「まず1点。どこにするか考えないとですね、コレ」
正木真希:「言うねー……私は侑也さんの新しい所、あんまり見れてないんだけど」パックを拾って盤上に戻し
正木真希:「呼び捨てがちょっと面白かったけど、なんか映像は途中で隠すしさ」
奈良岡侑也:「んー。そう言われても」
奈良岡侑也:「何か……」
奈良岡侑也:「や、あれは、その」
正木真希:「好きな子でも映ってた?」
奈良岡侑也:「流石に……」
奈良岡侑也:「まあそうですね」
正木真希:「否定しないんだ」笑って
正木真希:パックを軽く弾く
奈良岡侑也:「てか言いませんでしたっけ?」軽く弾き返す。
奈良岡侑也:「真希サンですよ、真希サン」
奈良岡侑也:「てかそう考えると、なんかムカついてきましたね」
奈良岡侑也:「真希サンのあれ誰想定なんです?」
正木真希:「素直に言ってくれるなぁ……」
正木真希:「あれ?」きょとんとして
正木真希:「私のは……」再び軽く弾いて返す
正木真希:「誰でもない、のかも」しばらく軽いラリーをしながら、言葉を続ける
正木真希:「ほら、今学校通ってるわけじゃないしさ」
正木真希:「誰かに拘ってしまったら、きっと私は……うん」
正木真希:「でも、侑也さんがいる時に出てきたイメージだから」
正木真希:「……もしかしたら、それが良いって私が何処かにいるのかも」
奈良岡侑也:「……」空振りする。
奈良岡侑也:「あっヤベ」
正木真希:「あっ」こちらも手が止まっていた、思わず声が出る。
正木真希:「……こっちが1点、ね」
奈良岡侑也:「みたいで。マジでやらないとなこれ……」
奈良岡侑也:「おれは真希サンは潔癖すぎるように思えますけどね」再びパックを打ち始めながら。
奈良岡侑也:「日常から離れすぎんの、あんまり褒められたことじゃないっつーか」
正木真希:「そうかも、自覚はある」撃ち返し、言葉を返す。
奈良岡侑也:「守るべきモノの輪郭がボヤけっと思うんですよね」
正木真希:「そんな事ないよ、皆いい子だったし……それに、誰かを守るのだって悪くない」
正木真希:「めんどくさい女」自嘲気味に笑う
正木真希:「厄介なやつに惚れたって思う?」
奈良岡侑也:「それが自覚あんなら」
奈良岡侑也:「もうちょっと飴が欲しいんですけどね」
正木真希:「……ごめんね」
正木真希:「この関係が楽しいんだ……名前が無くて、それでもかけがえがなくて……」
正木真希:「侑也さんがいてくれて良かったって思うのに……私はそんな侑也さんの気持ちに答えを返せてない」
奈良岡侑也:「まあそもそも全部返ってくるなんて思っちゃいませんしね」
正木真希:(誰かのために、自分を燃やす事ならできるのにな……)
奈良岡侑也:「なんでま、こっちとしては」ガードの空いた中央に打ち込む。
奈良岡侑也:「クリティカル入るまで打つしか無いって感じなんで」
正木真希:「わっ」がら空きだったところにスイとパックが入り込む
正木真希:「クリティカルなら、ずっと入ってるよ」
正木真希:「全部無くしたと思ってた、戦う場所以外でこうやって楽しく話したり」
正木真希:「誰かとこうやって休日遊びに出かけたり……そんな時間を、私にくれたんだから」
奈良岡侑也:「……おれも空っぽでしたよ」
奈良岡侑也:「潜入工作員なんてそんなもんっちゃそうですけども」
奈良岡侑也:「おれ自身のペルソナは空にして次に行くんです」
奈良岡侑也:「どこまでが前のおれで、どこまでが今のおれなのか」
奈良岡侑也:「捨てるべきものと残すべきものも分からなくなる」
正木真希:黙って、言葉に耳を傾ける。
奈良岡侑也:「真希サンの力と相性が良かったんで」
奈良岡侑也:「今はサポート要員に鞍替えになって」
奈良岡侑也:「楽しいですよ。おれ、今。すごい。なんで……」
奈良岡侑也:「真希サンには感謝してますし……」ガコン、とパックの入る音。
奈良岡侑也:「行き先はおれが決めます」静かにこっそりゆっくり返していた。
正木真希:「……真っ直ぐだね、侑也さん」
正木真希:パックを取って台を背に、その場で屈む。
奈良岡侑也:「ま、誰かに影響されたんでしょうね」
奈良岡侑也:「真っ直ぐ進みたいヒトに」
正木真希:「……もうっ」両手で頬を叩いて
正木真希:涙が出そうな両眼を擦ってから、振り返る
正木真希:「じゃぁ、とことんまで付き合って……よ、ね?」パックを弾いて返して
奈良岡侑也:「勿論です。真希サンの水着が懸かってるんで」
奈良岡侑也:「手加減しろって言われてもしません」
奈良岡侑也:強気に打ち返す。
正木真希:「私の水着? 全部無くなっちゃったし……買いに行かなきゃだ!」
正木真希:こちらも強気に返して、笑う。
奈良岡侑也:「あっクソ……」なんとか弾いて。
正木真希:「でも私、スタイルそんな良くないから……あんまりライン出ないのが良いなー!」
奈良岡侑也:「いやおれは出してほしいです」
正木真希:「ワンピース? ビキニ? UGNに聞いたら競泳用とか……えー……?」
奈良岡侑也:悩んでいる隙にパックをねじ込む。
正木真希:「わぁ!?  そ、そんなに見たいの?」
奈良岡侑也:「当たり前じゃないですか」
奈良岡侑也:「メチャクチャ見たいです」
正木真希:「当たり前なの!?」
奈良岡侑也:「もうガン見しますね」
正木真希:「わ、私あれだよ…?」
正木真希:「ここだけの話、UGN入るまでインドア派であんまり外とか出なかったから割と……けっこう、だらしないよ、身体!」自分でも何言ってんだろうと思いながら再びラリー再開
正木真希:「最近は締まってきたと思うけど!」
奈良岡侑也:「ちょっとズルくないです真希サン……そういう」返球しながら。
奈良岡侑也:「そういう情報で動揺させないで下さい」
正木真希:「えっ、なんでこの情報で動揺するの!?」
奈良岡侑也:「いや……そりゃ……あ」返し損ねる。
正木真希:「あれ、めっちゃ動揺してる……?」
奈良岡侑也:「そっちがその気ならおれにも考えがありますからね」パックを取って。
正木真希:「え、何が!?」
正木真希:普通に平等に対応はできるが、男の考えることは全然わからない真希であった
奈良岡侑也:「こっからは打つたびに真希サンの魅力を挙げます」
正木真希:「えー!?」
正木真希:「なんであの部屋以上の羞恥プレイに……というか打つたび上げてったら枯れない!?」
奈良岡侑也:「枯れませんが……?」
正木真希:「ええ……」
正木真希:「侑也さん、時々とんでもなくアクティブになるね……?」
奈良岡侑也:「真希サンのせいですよ」
奈良岡侑也:「真希サンがおれを燃やすんです」
正木真希:「私が……」
正木真希:色々と出かかった言葉を飲み込んで
正木真希:「私も、燃やした事からは逃げない……って、決めたから」
正木真希:「よし、来い侑也!」にこやかに笑って返す
奈良岡侑也:ふ、と笑って。「行くよ、真希」


【エンディング/和久井美佑&诶義黎】

GM:【 複合アミューズメント施設『シーンレベル』】
GM:そのスポーツコーナを巡り終えて。
诶義黎:「ふぅー。じゃあ、これで」Tシャツにジャージ姿の少年がベンチに腰掛ける。
诶義黎:「俺の勝ち越しかな」
和久井美佑:「…………」
和久井美佑:その様子を見下ろす表情は、一見すればいつもと変わらないものの。
和久井美佑:心なしか、常よりも微笑みが深い。
和久井美佑:「……もう一つくらい」
诶義黎:「ん~。いい顔……」
和久井美佑:「何かやりませんか?」
诶義黎:「え~。あらかたやったんじゃないのこれ」
诶義黎:「カラオケとかくらい?」
和久井美佑:「カラオケは……」
和久井美佑:「わたしも歌えそうなものが全然ないですけど……」
诶義黎:「俺も全然わかんない」
和久井美佑:「ふむ……」
和久井美佑:この前は水入りに終わったボウリングも。
和久井美佑:バドミントン、ダーツ、ビリヤード、フットサル──果てはレーシングゲームやガンシューティングまで。
和久井美佑:ほとんどで敗北を喫している。相手がコツを掴まないうちに勝ちを収められたものも、次にやれば負けるだろう。
和久井美佑:窓を見れば、空の色はとっくに、夕焼けの赤から暗い藍色へと移り変わる頃合いで。
诶義黎:「今度またやろうよ。やり方覚えたら楽しいもんだねこれ」
和久井美佑:「……。そうですね」
和久井美佑:「今は、わたしの負けです」
诶義黎:ベンチに座っていたデカいよくわからないゆるキャラのぬいぐるみを撫でる。
诶義黎:クレーンゲームで勝って入手した。
和久井美佑:ふう、と息を吐き、圧力めいた気配を霧散させる。
和久井美佑:「……どうするんですか? それ」
和久井美佑:自分には取れなかったぬいぐるみに視線をやって。
诶義黎:「どうしようこれ」
诶義黎:「要る?」抱えあげる。
和久井美佑:「特に……」
诶義黎:何を考えているのかわからないような表情をしている。
和久井美佑:「義黎くんのお部屋に飾っては?」
诶義黎:「え~?」
诶義黎:「02()が居れば押し付けるんだけどなこれ……」
诶義黎:「まあ置いとこうかなあ。和久井さんとの思い出の品ではあるし、一応……?」
和久井美佑:「思い出」
和久井美佑:何を考えているのかわからないような表情と向き合う。
和久井美佑:「思い出……」
和久井美佑:「まあ、それもいいのでしょうか」
诶義黎:「あっちよりはれっきとしたもんでしょ」
诶義黎:この間の事件の話をしている。
和久井美佑:「確かに。それに、あの時よりも」
和久井美佑:「今日は、気兼ねなく楽しい日でしたし」
诶義黎:「楽しかったな~今日」
诶義黎:「勝ったし」
诶義黎:「勝ったし?」
和久井美佑:にっこりする。
和久井美佑:「研鑽を積んでおきます」
和久井美佑:「勝てて当然の相手では、義黎くんも面白くないでしょうから」
诶義黎:「いや?そんなことないよ?」
诶義黎:「だって和久井さん、メチャクチャ悔しそうにするっていうか」
诶義黎:「メチャクチャ悔しいの出さないを我慢してニコニコするでしょ」
诶義黎:「あの顔俺好き」
和久井美佑:「……いいご趣味ですこと」
和久井美佑:「実際、とても悔しいですが……」
诶義黎:「そりゃあ。色々見たくって」
和久井美佑:「とは言え」
和久井美佑:「こう負かせ続けてくれる相手も、そうそういるものではありませんからね」
和久井美佑:「その点では、やっぱり、義黎くんに会えてよかったと思います」
诶義黎:「……なら、嬉しいな、俺は」
诶義黎:「君が何をするのか、とても興味がある」
诶義黎:「君とはいい仲間になれそうだとも思う」
诶義黎:「勿論、君に負けたくない気持ちもある」
诶義黎:「実際のところ、君を尊敬だってしてる」
诶義黎:「君を、どこかの誰かには渡したくない」
诶義黎:「君を俺の好きにしたい気持ちもあって」
诶義黎:「分からないんだよね。俺は」
诶義黎:「俺自身の気持ちが」
诶義黎:「全部がない混ぜになったような感じで」
和久井美佑:「……」
和久井美佑:首を傾げ、意外そうな目で少年を見つめる。
和久井美佑:「……UGNでは」
和久井美佑:「あっ。じゃない」
和久井美佑:「わたしのおうちでは……」
诶義黎:くすりと笑って。「いいよ。俺らしか居ない」
和久井美佑:慌てて周囲を見回し、少し決まり悪げにして。「……ええと」
和久井美佑:「決まってわたしが勝つ相手も、勝つときも負けるときもある相手も、負けるのがふつうの相手もいます」
诶義黎:「まあ、そりゃそうだ」
和久井美佑:「でも、いつも負けてしまう相手への負けは」
和久井美佑:「納得できるものでした。今はまだ、とか、この方面では、とか」
和久井美佑:「義黎くんには違います」
和久井美佑:「今のわたしでは及ばないと分かっているのに」
和久井美佑:「納得できない。負けたくない。勝ちたい」
和久井美佑:「そういう気持ちが、ずっと湧いてくる」
和久井美佑:「……わたしも、わたしの心がわかりません」
和久井美佑:「なんなんでしょうね、これは」
诶義黎:「俺は、それを見つけるよ」
诶義黎:「そこにきっと、俺の求めるものがある」瞳を覗き込む。
诶義黎:「“強き執着”が指し示す、不定の霓色」
诶義黎:「世界を変えてしまうほどの力」
和久井美佑:見返す茶色の瞳は凪いでいる。
和久井美佑:「それなら」
和久井美佑:「わたしは強くなります」
诶義黎:「うん」
和久井美佑:「いずれどちらかが死ぬときに、あっさり負けては勿体ないので」
诶義黎:「まだまだ死んでやる気はないかなあ」
诶義黎:「せっかく楽しいんだ。楽しいうちはね」
和久井美佑:「……ふふ」
和久井美佑:「同意見です」
和久井美佑:つい、と顔を離し、壁掛けの時計を見る。
和久井美佑:「そろそろ帰る時間ですけど」
诶義黎:「うわっ」
和久井美佑:「折角ですし、今回も何かしましょうか」
诶義黎:「おうち大丈夫?」
诶義黎:「何か?」
和久井美佑:「ええ」
和久井美佑:「そもそも今回は、わたしが勝負に負けたからこうして遊ぶことになったわけで」
和久井美佑:「その今回も負けてしまいましたので……」
和久井美佑:「何かご要望があれば、聞いてみるのもいいかなと」
诶義黎:「ああ、なるほど、“次”か」
诶義黎:「そうだな、じゃあ……」
和久井美佑:「ジュースの奢りなどでも構いませんよ?」
和久井美佑:「クラスの友達と来る時は、そのようにしています」
诶義黎:「それじゃあ面白くない」
和久井美佑:「あら」
诶義黎:「うん、じゃあ、宿題にしようかな、これは」
诶義黎:「まだ俺らの先は長いでしょ」
诶義黎:「今は何にしようか、白紙とにらめっこってことで」
诶義黎:「願いが見つかれば記すことにしよう」
和久井美佑:「……ふむ……」
和久井美佑:その答えに、何か胸騒ぎがしたように目を伏せる。
和久井美佑:「思い出してしまいました」
诶義黎:「何を?」
和久井美佑:「宿題、終わってないなあと。学校の」
和久井美佑:「難しくて……」
诶義黎:「……おうち大丈夫?」
诶義黎:「補習になったら遊べないでしょ」
和久井美佑:「……また教えていただけませんか?」
和久井美佑:恥ずべき秘密を告白する乙女の顔。
和久井美佑:割と今までに複数回見せている。
诶義黎:「いいよ。まずはそれからだな……」
诶義黎:「……悔しそうにしてない顔も」
诶義黎:「それは、それで」
诶義黎:あるいは、彼女がどのような表情をしようとも。
和久井美佑:「むう……」
和久井美佑:「……わたしの方でも」
和久井美佑:「いずれ、その余裕ぶりが剥げたところを見せてもらいます」


GM:それぞれの二人のあり方は、この後も、続きますようにと。
GM:天に祈るでもなく。それはきっと、それぞれの望みであるのだろう。


『七七ライラクィラ』 終