『ノモス・ガンマは紅霓を逐う』(GM:DT)


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“ペイパリィ”和久井(わくい)美佑(みゆ)キャラシート(PC1:敗者T)
“ピュートリッド”川島(かわしま)公治(きみはる)キャラシート(PC2:ハゴニン)
“リトル・ミストレス”春日(かすが)(ゆき)キャラシート(PC3:しんごろ)

【Index】

オープニング:和久井美佑
オープニング:川島公治
オープニング:春日雪
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
クライマックス:ノモス・ガンマは紅霓を逐う
エンディング1:春日雪
エンディング2:川島公治
エンディング3:和久井美佑

【プリプレイ】

春日雪:(立ち絵テスト)
川島 公治:同じくテスト!
GM:ではセッション始めていくよ~
GM:自己紹介から参りましょう
GM:PC1の和久井さんからお願いします~
和久井美佑:はーい
和久井美佑キャラシート
和久井美佑:和久井美佑(わくい みゆ)。市内の高校に潜入中の一般UGNチルドレンです。
和久井美佑:どこの市内かって? はて……
GM:あそこの市内ですよ あそこ
和久井美佑:あそこね いいところだよね
和久井美佑:物心つく前からUGNの施設で育っていますが、穏やかな物腰とふわふわした容姿のおかげで一般の友人はそこそこいます。頭は良くない。
GM:よかったねえ
GM:チルドレンぼっちがちだからね
和久井美佑:エージェントとしては白兵戦が得意であり、
和久井美佑:頭脳で貢献できないのは自覚しているので、その分たくさん戦って役に立てたらいいなあと思っています。
GM:苛烈な戦闘任務が来るかな~?
和久井美佑:データ的にはセットアップで行動値と攻撃力をガッと増やし、メジャーで範囲化したりバリクラしたりして殴ります。
和久井美佑:そんな感じ!がんばります!
GM:は~い よろしくおねがいします!
GM:そんな和久井さんのハンドアウトはこれだよ~
・PC1/和久井美佑用ハンドアウト

シナリオロイス:“ウィンズ03”诶義黎(エー・イーリィ) 推奨感情 P:好奇心/N:警戒
浄然学園への潜入任務。クラスメイトの诶義黎の正体を、君は知っている。
FHエージェントであると。そして同じく、君自身がUGNチルドレンであることも知られている。
君に課せられた任務は、撃破ではなく、遅滞。
幸いにも彼はさしたる敵対的行動をとっておらず、君に興味を抱いているようであるところは好都合だが。
GM:残念ながら戦闘任務じゃないみたいですね……
和久井美佑:遅滞……
和久井美佑:仲良くすればいいのかな……?
GM:というよりは仕掛けてもあしらわれる、というのが正解に近い感じです
GM:仲良くしてこ
和久井美佑:なるほどね
和久井美佑:理解しました よろしくお願いします!
GM:は~い がんばって!
GM:次はPC2!川島さんお願いします~
川島 公治:は~い!
川島 公治キャラシート
川島 公治:歴戦だけど別に強くないUGNエージェント、川島公治です。
GM:そんな名乗りある?
川島 公治:実際特に強くないので仕方ないのです! 隕石とかも止められそうな元バディとは違う!
GM:そっちがおかしいでしょ
川島 公治:夏目さんの元バディでメンターだったということでどんな瀟洒な事をしてるのかと思いきや
川島 公治:32歳にして不良中年を決め込む癖に仕事人間。その年放映してる大河ドラマを把握していない一面もある恐ろしい男です。
川島 公治:性能は味方をカバーしながらエヴリシングレディと異世界の因子で出たとこ勝負! 攻撃は…蘇生復活を狩る程度なら…
川島 公治:以上です。慣れない任務だろうがプロとして全力で挑みます。
GM:は~い なれない任務も頑張って!
GM:ハンドアウトはこれ!
・PC2/川島公治用ハンドアウト

シナリオロイス:荻野涙雨(おぎの・るう) 推奨感情 P:好奇心/N:猜疑心
機械兵残党の追跡。目撃情報があったのは工場区ではなく、
人通りの多いライブ会場。同行者とともに慣れぬ環境でターゲットを発見し、
確保にかかるが、相手の様子はおかしい。まるで神を仰ぐかのようにして。
そのとき壇上にあったのは、荻野涙雨という少女だった。
GM:じゃあ……ライブ会場行こっか
川島 公治:予習しなきゃ!
川島 公治:くっ…周りの奴のサイリウムがデータと違う!? 両隣の奴らが涙ぐんでる!? 緊急事態だ!
川島 公治:ともあれ機械化兵残党と言えば何をするかわからなさが一味違う集団。 少女にうまく接触を図らないと…
GM:そうだぜ!頑張るのよ!
川島 公治:頑張ります!
GM:では次!PC3!
GM:雪ちゃんお願い!
春日雪:押忍!
春日雪キャラシート
春日雪:「世界がどうあろうとも、私たちのやるべきことは変わりません。……そうでしょう?」
春日雪:UGN某支部副支部長。11歳の小学五年生です。
春日雪:支部長も11歳なので実質的にプリキュアの片割れです。
GM:放送コード大丈夫?
春日雪:健全なのでセーフセーフ。(このゲームには暴力描写があります)
春日雪:年齢不相応の妖しい美貌の持ち主ですが、一皮むけば年頃の女の子らしい一面もあったりなかったり。
春日雪:放送コード大丈夫かな……。
春日雪:戦闘能力は皆無ですが、行動済みの味方を無理矢理動かしたりできます。
GM:誰が無理やりに……
GM:楽し……心配ですね
春日雪:ククク……射程:至近を恨むがいい……!
春日雪:財産点もたっぷりあるので、リサーチはお任せあれ。
春日雪:自己紹介としてはこんな感じで!
GM:はーい!よろしくおねがいします~
GM:ハンドアウトはこれよ!
・PC3/春日雪用ハンドアウト

シナリオロイス:“質染彩根付(たちぞめいろねつけ)” 推奨感情 P:有為/N:脅威
春日一族の管理地から、ある遺産が盗み出された。
“質染彩根付”。それは君の叔父の忘れ形見の一つであるという。
相手はそこに手を出せるものということになる。
君が手ずから処理する必要があるだろう。幸いにも、君の形質は向いているという。
GM:ヤバい遺産がIN!
春日雪:ヤベーイ
春日雪:そしてあの人の忘れ形見とあれば、ええ。動かないわけにはいきません。
GM:そういうこと!頑張って出張してね~
春日雪:イエーイ!
GM:それでは始めていきましょう
GM:の前に
GM:トレーラー!

■トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
ただし、世界は変貌している。

学園への潜入任務。明らかなる敵の影。しかし。
逃走者の追跡。偶像への篤き信仰。すなわち。
春日の忘れ形見。直接回収の指名。何ゆえ。

白き騎士が抱かせるのは幽かな疑念か。
遥か行き着く先は女郎の搦め手か。
心のつながりに色付くものがあるのであれば。
そは架かる虹。赤き願いは華となる。

ダブルクロス the 3rd edition『ノモス・ガンマは紅霓を逐う』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。


【オープニング/和久井美佑】

GM:登場をお願いします。
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (33 → 38)
GM:某市、私立浄然学園。
GM:君が元々この地に潜入を命じられたのは、支部管轄の及ばぬ学区内の
GM:オーヴァードの有無の調査。その結果。
GM:明白なるオーヴァード……それも、FHエージェントの発見に至る。
GM:……それだけではなく。
GM:放課後
GM:君の席の前にやってきて、座る少年の姿がある。
诶義黎:「ね、和久井さん」
诶義黎:「これから暇?」
GM:诶義黎。君のクラスメイトであり、
GM:調べによれば、FHエージェント“ウィンズ03”である。
和久井美佑:「……残念ながら」
和久井美佑:頬に手を当て、そっと微笑んで見せる。
和久井美佑:「この後、数学の補習に行かないといけないんです」
诶義黎:「あっバイト?バイト先遊びに行くのはさすがに無……」
诶義黎:「……補習?」
和久井美佑:「はい」
和久井美佑:「この間のテストが難しかったもので……」
和久井美佑:何一つ恥じることがないかのように落ち着いている。
诶義黎:「……意外だね。そういうのって出来るものだと思ってた」
诶義黎:「……エージェントは」
GM:……それだけではなく。
GM:君がチルドレンであることも、知られている状態にある。
GM:それでもなお。
诶義黎:「というか、言ってくれたら勉強教えたのに」
诶義黎:「俺は結構自信あるし」
GM:敵対の意志を見せず、君に関わろうとしてくる。
和久井美佑:その言葉には、少し困った風に眉尻を下げて。
和久井美佑:「いけませんよ」
和久井美佑:「エージェント、なんて。耳の良い子に聞かれたら変に思われます」
诶義黎:「おっと、ごめんごめん。秘密にしなきゃね」
诶義黎:「俺と和久井さんの秘密だ」
和久井美佑:「……確かにそうですが」小首を傾げる。
和久井美佑:「そうは言っても、いいんですか? こんな風にわたしと話していて」
和久井美佑:「わたしの方は、あなたをよく見ておくように言われているので構わないのですけれど」
诶義黎:「え~?そうなんだ」
诶義黎:「親御さん公認ってわけ」
诶義黎:「うちは気にしなくていいよ。放任主義だし……それにさ」
诶義黎:「俺によくないなんて言えるやつなんてそうそう居ないし」
和久井美佑:「あら」
和久井美佑:茶色の瞳に好奇心を輝かす。
诶義黎:黄金色の瞳が、その瞳をじいと見つめ返して。
和久井美佑:「それは立場上? それとも……」
诶義黎:「どっちも」
诶義黎:「試したくなった?」
诶義黎:「俺は興味あるんだけどね。和久井さんの全力」
和久井美佑:「はい」
和久井美佑:「ですが……」
和久井美佑:「今は手を出すな、とも言われています」
和久井美佑:しょんぼりと肩を落とす。
诶義黎:「ふうん……」
诶義黎:「俺から手を出す分にはいいのかな、それ?」
和久井美佑:「…………」頬に手を当てて微笑む。
和久井美佑:会話の初めにそうした時よりも、僅かに深く。
诶義黎:「……いいね」
诶義黎:「俺が勝ったら今度デートしてよ」
和久井美佑:「いいですよ」
诶義黎:「マジ?」
和久井美佑:「代わりに、場所は選んでくださいね」
和久井美佑:「親に怒られたくはありませんから」
诶義黎:「わ~おっかないおっかない」
诶義黎:「まあでも何にせよ、補習は親にも怒られるんじゃないの?」
和久井美佑:「…………」
和久井美佑:「そうかもしれません……」
诶義黎:「また今度かな、やりあうのは」
诶義黎:「泣きつきたくなったらいつでも頼ってよ」
诶義黎:「俺、和久井さんのことはたくさん知りたいからさ」
和久井美佑:「……はい。その時はお言葉に甘えます」
和久井美佑:「そろそろお友達にも匙を投げられるかもしれないので」
诶義黎:「じゃ、頑張って」パタパタと手を振って、その場を立つ。
GM:その直後。補習の始まる前に。
GM:“親”からの連絡がある。
GM:現状の任務を継続したまま、別口の調査任務への協力依頼。
和久井美佑:(……やった!)
和久井美佑:教室へ向かう途中でその連絡を受け、即座に踵を返す。
和久井美佑:(ああ、でも)
和久井美佑:(こっちが長引くと、彼を待たせてしまうでしょうか)
和久井美佑:(あんまり焦らして、わたしのいないところで暴れられないようにしないと)
和久井美佑:(……まめに連絡でも取ってあげたらいいんでしょうか?)


GM:シーンを終了します。ロイスあればどうぞ。
和久井美佑:诶義黎 〇興味/警戒 でとって以上!
GM:OK!


【オープニング/川島公治】

GM:登場をお願いします~
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (35 → 39)


GM:君は現在、市内を離れ、逃亡した機械兵の追跡に当たっている。
GM:一度は追跡の手を逃れ、紛れたはずのそれが、
GM:再びの目撃情報を受けた場所、それは――


GM:【ライブ会場】
GM:熱気と喧騒が周囲を包む。
GM:今日はこの場所にて、アイドルのライブが行われるという。
GM:マイナーなアイドルだが、にもかかわらずか、むしろそれ故か、会場のボルテージは高い。
川島 公治:「…」
川島 公治:「すげえ熱気だな…」
川島 公治:立ち席に、やや落ち着かない様子で周囲をキョロキョロする大男。
川島 公治:UGNエージェント、川島公治だ。 とりあえず着てみた法被はサイズが微妙に合っておらず、ベストのようにも見える。
加藤凛紗希:「そう?こんなものよ」
加藤凛紗希:加藤凛紗希。君の同僚で、現地に明るいと任務に同道している。
加藤凛紗希:「ただこの規模でこのファン層の練度は少し驚きね……これから伸びるかも」
川島 公治:「お、おう… FHセルの話だったらと思うとぞっとしねぇな…」
加藤凛紗希:「職業病よ、それ」
加藤凛紗希:「なんでもFHだと思ってしまうの。私はそうはなりたくないわね」
川島 公治:「逞しいな、お前…」つい先日、あるアイドルグループの母体がFHセルだったという話を聞いている。
加藤凛紗希:「……しかし」
加藤凛紗希:「悪目立ちするわね、それ」
川島 公治:「この法被か?」
加藤凛紗希:「溶け込めとは言ったし、形から入るのは感心ではあるけど」
加藤凛紗希:「……何より雰囲気ね」
加藤凛紗希:「ここで人でも殺すつもり?」
川島 公治:身長180cmの大柄な巨体。 不愛想な、殺人経験があると言われれば信じてしまうような…いや実際ある厳めしい表情。
川島 公治:浮かれた柄の衣装は、標的を油断させるためにピエロに擬態したマーダーのそれにも見える。
GM:周囲からは人がまばらになっている。近づきたがっていない。
川島 公治:「…任務とありゃ、しょうがねぇだろ。 芸術活動の場を地で汚したかぁねぇが」
川島 公治:極めつけにこの言いようである。 必要ならば殺す気なのだ。
川島 公治:「目撃証言がマジなら、この人いきれが丸ごと死体の山にだってなりかねねぇんだ。四の五の言ってられやしねぇ」
川島 公治:ギョロリとした目で周囲を一瞥!
加藤凛紗希:「……マジなら逃げてると思うけど……」
川島 公治:「…作戦ってことにしとこうぜ。 俺が目立った方が、遠くから撃つぶんに囮にはなるだろ」
川島 公治:「ま、この分じゃ杞憂で済むかね。 音楽鑑賞としゃれこもうじゃねぇか」
加藤凛紗希:「……いや」
加藤凛紗希:「あれじゃないの?」
加藤凛紗希:す、と最前列に近い場所を指差す。
川島 公治:「…ん?」示された先を見る。
GM:たしかに君の目的としていた機械兵だ。
GM:外見からは機械化部位は目立たないタイプであるがゆえ、周りに見咎められることはなく。
GM:ステージを見て待っている。
川島 公治:目を閉じて、眉間を揉んで、もう一度見る。
加藤凛紗希:「……ただ、もう始まるか」時計を見て。
川島 公治:「…幻覚とかじゃねぇのかよ…」
GM:ライブが始まる。
GM:ステージに立つ少女は、堂々として。
荻野涙雨:力強く歌い上げるが。ダンスも歌も、そこまで華があるものではない。
GM:しかし。
GM:会場の熱気は凄まじい。特に前列の人間……一部に熱狂的なファンがいるという趣。
GM:複数グループのライブだ。彼女のファン自体は多くはないが、
GM:盛況である。一人一人の圧がすごい。
GM:そして。
GM:それは君のターゲットであるはずの彼も。
川島 公治:「おい、あのサイリウム振る勢い…」ギリギリ伝わる小声。
加藤凛紗希:「……ガチ勢ね」
加藤凛紗希:「コーレスもバッチリだし……」
川島 公治:「マジかよ…昨日今日じゃねぇってことか?」
川島 公治:「ステージに干渉する感じでもねぇな」
加藤凛紗希:「……前に出ておいて」
加藤凛紗希:「彼、終わったら“体調不良”になるから」
加藤凛紗希:「“介抱”をよろしく」
川島 公治:「おう。 割り込みはマナーが悪いかもだが、失礼するぜ」
川島 公治:小さく笑み返すと、人混みの中を少しずつ前進していく。 関節や骨が歪み、曲がり、巨体が人垣をいとも容易くかき分ける。
GM:ステージはつつがなく進行し、少女は舞台袖に捌けていく。
GM:直後。
GM:プシュッ、とどこかで空気の抜けたような音がして。
GM:ターゲットの男が倒れる。
加藤凛紗希:「……」
GM:君には分かる。
GM:君の同僚の狙撃だ。
川島 公治:「…おい、どうしたアンタ。 平気か?」近寄って、助け起こそうとするそぶりを見せる。
GM:「ん、あ、ああ……」
GM:「涙雨ちゃんが見れて興奮しすぎたかな……身体が熱くて……」
川島 公治:指先が服の下に滑り込んで伸び、体を拘束する。 サイリウムを振っていた男と、それを見ていた法被の男の目が合う。
GM:「……な」
GM:「お前は……!」
川島 公治:「そいつはいけねぇ。 知ってるか?アメリカにはヘドバンのし過ぎでライブの終わりに死んだ客がいるらしいぜ」
川島 公治:「すぐに救急車を呼んでやる。あとはこっちに任せな」
川島 公治:「…ああ、それにしてもひでぇ熱だな。 こんな健康状態で悪漢にでも出くわしたらたまったもんじゃねぇだろうよ」
川島 公治:本来ならば、機械化兵に迂闊に接近するのは愚の骨頂だ。 全身を武器、あるいはそれ以上のものへと昇華させる生体改造技術。
川島 公治:…『専門家』が居合わせなければ。
川島 公治:そのまま会場の外へと連れ出す。
川島 公治:「確保した。『救急車』の到着までどのくらいだ?」
加藤凛紗希:「もうすぐよ」遠間にサイレンの音が聞こえる。
GM:もちろん、それは本物ではない。
GM:移送先はUGNの勾留施設。
GM:「クソ……離せ!」
川島 公治:「…思ったより早く済んだし、物販にでも寄ってくかね。 逃走中の素行を洗ってシロなら、差し入れにくれてやるさ」
GM:暴れようとしてもそれは敵わない。体の抵抗力が弱まっている。
川島 公治:「…お前が喋っていいことは一つだけだ。 今日ここに居た目的を吐け」
GM:「……涙雨ちゃんのライヴ」
川島 公治:「…あ?」
GM:「彼女は“本物”なんだよ……」
川島 公治:「…」一瞬、呆気に取られ
川島 公治:「どう思う?」 『専門家』の意見を仰ぐ。
加藤凛紗希:「……彼女の魅力はどこ?」
加藤凛紗希:「歌?ダンス?それともビジュアルかしら」
GM:「違う、そういうのじゃなくて……」
GM:「ただ、何か、そういう気になる」
加藤凛紗希:「……ただ限界になっているだけな可能性もあるけど」
加藤凛紗希:「その眼。混濁しているように見える」
GM:どこか焦点は定まらず。“熱”の影響だけではないだろう。
川島 公治:「ここまで逃げ遂せていたのがひょっこり現れたのは何事かと思ったが…」
川島 公治:「荻野涙雨。 荻野涙雨か」
加藤凛紗希:「……推したくなったの?」
川島 公治:(単に芸術に目覚めたってんなら、まぁいい。 無い話じゃねぇ)
川島 公治:(だが例えば、容姿や歌声から発せられるものが命令信号系のレセプタにたまたま一致したとすれば…)
川島 公治:「…事によっては、しばらくあのアイドルの周りを張ったほうがいいかもしれんな」
川島 公治:「別の奴を招き寄せないとも、次の奴がこいつのように行儀がいいとも限らねぇ」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「無罪だといいな……」


GM:シーン終了します。
GM:ロイスあればどうぞ!
川島 公治:荻野涙雨 庇護/〇猜疑心 で取得します。
川島 公治:以上で!
GM:はーい!


【オープニング/春日雪】

GM:登場をお願いします。
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (40 → 46)
GM:君が副支部長として預かる地区の事件数は、減少の一途にある。
GM:それでもなお、散発的な事件は続き。
GM:決して暇とは言い切れない状態が続いていた。
GM:そんな折。
GM:君の元に、一本の電話。
春日雪:小さい椅子、その背もたれに沈むように預けていた身体から、腕をゆっくりと伸ばす。
春日雪:端末のスイッチに指をかけ、通話をハンズフリーに。そして。
春日雪:「──はい、春日です」
春日雪:応じる声に、滲む疲労はごく僅か。
春日魅乗:『……春日です』
GM:その声には覚えがある。
春日雪:「……お互いこの名乗りでは、どちらがどちらだか」
春日雪:その疲労も、声を耳にして霧散する。見えてはいないとしても、柔らかな微笑みを浮かべる。
GM:春日魅乗。君と同じ、春日の姓を受けた一族であり。
GM:現在は“プランナー”につき従い、ゼノスに身をおいている。
春日雪:「お久しぶりです、お姉様。……そちらは、お変わりありませんか?」
春日魅乗:「全くです……こちらはそれなりに。雪は息災ですか?」
春日雪:「はい。……色々ありましたが、なんとか。本当は、お会いして色々と話したいことや、会って欲しい人もいるのですけれど──」
春日雪:「ままならない、ものですね」
春日魅乗:「ええ。私、本当のところは」
春日雪:──お互い、立場もあって。昔のように、純粋に慕うことは許されないけれど。それでも。
春日魅乗:「あまり雪に直接連絡を取ってはいけないんですけど」
春日雪:「分かっています。それでも、こうして声を聴かせてくれたということは……」
春日魅乗:「“家族水入らずの話”というわけです」
春日雪:──字義通り受け止めるならば、肉親としての情。それに縋りたい気持ちを、ぐっと飲み込んで。
春日雪:「それも、私向きの話ということですね?」
春日魅乗:「ええ。“彼”の遺産の話です」
春日魅乗:「両義の遺産ですね、これ」
春日雪:冗談めいて付け加えられた言葉に、小さく笑みの混じる息を吐く。
春日雪:「……あの人が用いようとした品には、春日が管理する遺産も多くあったと聞いています。そのうちのひとつが、今、表に流れ出た、と」
春日魅乗:「……それも春日の家の持つ、古い土地からです」
春日魅乗:「あ、同族ではないと思いますよ?であれば恐らく」
春日魅乗:「まだ気づきません」
春日魅乗:「だけど、尋常のセルの仕業にするには、私。家名を信じてるんですよね」
春日雪:「……家名を、ですか。ええ、そういうことにしておきましょう」
春日雪:より正確に言うならば、春日の名を掲げる、ある特定の人物に行き着くのだろうけれど。それは、踏み込んではいけない領域だ。
春日雪:「スポンサーとしての権限ではなく、私に直接お話をしてくださったのも。その信頼の顕れ、と受け取らせてもらいますね?」
GM:それはすなわち、手出しをしたものは、尋常のセルではなく。まして
春日魅乗:「UGNの作戦行動のはずもない」
春日魅乗:「……ああ、それから。我が主も何も存ぜぬと」
春日魅乗:「ですから、これは家族へのお話です」
春日雪:「ええ、ええ。……それはまさしく」
春日雪:「私が、始末をつけなければいけない話です。……めでたしめでたしで終わったお話をひっくり返すことほど、無粋なものはありません」
春日魅乗:「……もう一つ、雪向きの理由もあります」
春日雪:「……と言うと?」
春日魅乗:「かの遺産、“質染彩根付”は、恐らく」
春日雪:その言葉で、気付かぬうちに、前のめりに腰を浮かしかけていたのに気付いて。もう一度椅子に腰を深く沈め、目を閉じる。
春日魅乗:「雪であればその影響を減じると見立てています」
春日雪:「…………」
春日雪:「つまり、お姉様。その遺産……“質染彩根付”。名前からは、可愛らしいアクセサリーとしか思えないそれは」
春日雪:「ろくでもない代物だと、そう思っていいんですね?」
春日魅乗:「可愛らしいアクセサリーを愛でる家ではないでしょう?」
春日魅乗:「飾り物には目もくれず、実用ばかりを追い求める家ですよ」
春日魅乗:「そういう“つくり”でしょう。我々も」
春日雪:「……ええ。ええ。そうですね。そうでした」
春日雪:同意と、そしてどうしようもない隔絶を押し隠す言葉で応じる。
春日雪:「この件は、匿名の情報提供ということにしておきます。……やどりちゃんにだけは本当のことを説明しますが、伝えるのはそこまでです」
春日魅乗:「ええ。内緒話ですか」
春日魅乗:「それも愉しいものですね?話題が剣呑でなければなおでしたけど」
春日雪:「はい。ご安心を、お姉様。私のお友達は、口が堅いんです。……ちょっと真面目過ぎるのが玉に瑕ですが」
春日魅乗:「……それは結構。それから、最後に一つ」
春日雪:「はい」
春日魅乗:「これよりの息災を祈ります。雪」
GM:それだけ告げると、電話はそこで切れて。
春日雪:ツー、ツー、と無機質な音に、穏やかな表情で耳を傾ける。
春日雪:「……あなたに祈りは必要ありませんものね、お姉様。ですが──」
春日雪:「私が勝手に祈るのは、許してくれますか。……いえ、許されなくても、私は祈ります」
春日雪:宣言した通り、一瞬。祈るように目を伏せて。
春日雪:「……さて。お仕事の時間です。まずは──」
春日雪:手元の端末に、見覚えのないアドレスから届くメールと、その添付ファイル。その送り主が誰なのか、想像の必要すらなく。
春日雪:そこに記されていた街の名前に、目を落として。
春日雪:「……みんなに「行ってきます」から、ですね」
春日雪:小さく頷いて、椅子から飛び降りるようにして歩き出した。


GM:シーンを終了します。ロイスあればどうぞ
春日雪:"質染彩根付"に「有為/■脅威」で!
GM:OK!


【ミドルフェイズ1】

GM:合流シーンです。
GM:全員登場をお願いします。
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (39 → 43)
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (46 → 47)
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (38 → 42)


GM:【某市 セーフハウス】
GM:君達は元の所属と任務に関わらず。この場所へ集められていた。
連絡員:「すみません、すみません、すみません~……」担当者は平謝りだ。
連絡員:「現状うちの支部全く人手が払底していまして……」
連絡員:「御越し頂いてこんなことを頼むのもおこがましいんですが、指揮権限を代行してほしくって……」
連絡員:「お客様の中にご経験のある方はいらっしゃいませんか~?」
春日雪:「お気になさらず。無理を言ってねじ込んだのは、こちらですから」
和久井美佑:「指揮権限を……」
和久井美佑:穏やかに微笑んだまま、集められた顔ぶれに目を向ける。
連絡員:じい、とごつい人を期待の眼差しで見る。
川島 公治:「よし、わかった」眼差しを受けて答える。
川島 公治:「春日さん。あんたの指揮下に入らせて頂いて構いませんね」
連絡員:「あっやった~お願……えっ?」
春日雪:「雪、で結構ですよ、公治さん。美佑さんも、どうか気軽に雪ちゃん、とお呼びくださいね?」
春日雪:にこやかに笑って、そう告げてから。
川島 公治:「御意に」
春日雪:「……では、改めて──」 ここではない街の、聞き慣れない支部の名を口にする。
春日雪:「──そこで副支部長の席を預かっている、春日雪と申します。よろしく、お願いしますね?」
連絡員:「ええっ!!」
連絡員:「あっ失礼しました~~~!よろしくお願い致します!」
川島 公治:「和久井って言ったな。 お前もそれで構わないか?」
和久井美佑:「こちらこそ、よろしくお願いします」
和久井美佑:「現役の副支部長がいらっしゃってくれるのは頼もしいです。今回の任務では雪ちゃんの指示に従いますね」
川島 公治:(順応が早ぇ…)
春日雪:「いえいえ。半分、お忍びのようなものですから。……もちろん、私に出来ることを精一杯やらせていただきますので、ご安心を」
和久井美佑:「もちろん、川島さんのことも、ベテランのエージェントとして頼りにさせていただきます」楚々として一礼する。
春日雪:はい、と応じて。スカートの裾を摘まんで一礼。
連絡員:「あっすみません、現状のお呼び立てした内容を不肖ながら説明させていただきます!」
春日雪:「──ええ。お願いします」 俯いた顔が前を向くと、笑顔はそのままに、目からは笑みが消えて。
川島 公治:「あまり当てにしすぎてくれるなよ。 どっちかというと防御支援が専門だ」
川島 公治:少しわざとらしい仕草で襟元を正し、そのまま傾注。
連絡員:「現在この街には、多くのFH構成員が結集しているようなんですね」
連絡員:名前を幾つも羅列していく。あるいはその中に、聞いたことくらいはあるような名前も混ざるかもしれない。
連絡員:最後に、“ウィンズ03”の名前。
和久井美佑:「あら」
川島 公治:「うん?」
川島 公治:「見知った顔でもいたか?」
連絡員:「あっ美佑さんは監視対象ですもんね」
和久井美佑:「はい。今回の任務は別件だと窺っていた気がするのですけど……」
連絡員:「ん~、関係あるかないかわかんないってのが正確かもですね」
春日雪:「……人手不足はどこも同じ、ですか」
連絡員:「彼らの目的は判明してないんですけど」
春日雪:小さく、苦笑いめいた笑み。
連絡員:「急に居所を移して、この街に来ている人が多いんですよね」
連絡員:「何らかの一大作戦を企んでいるんじゃないかな~と」
連絡員:「その原因調査が、お願いしたい任務です」
連絡員:「例えばですけど、なんらかのすごい兵器を手に入れた~!とか」
連絡員:「すごいカリスマのあるエージェントが糸を引いてる!とか」
春日雪:「単一のセルが集結しているにしろ、複数のセルが一堂に会しているにしろ。私たちにとっては、愉快な話ではなさそうですね」
川島 公治:「しかし、セル間の渡りを付けられるような奴が、こうも露骨に動くもんか?」
連絡員:「う~ん確かに……?」
川島 公治:「手掛かりが欲しいな。この“ウィンズ03”ってのはどんな奴だ」
和久井美佑:「わたしのクラスメイトです」
和久井美佑:「立場にも強さにも、なかなか自信があるようでした。実際の交戦はまだですが」
春日雪:「遅滞……つまり彼の足止めが美佑さんの任務だとのことですが。……随分と、付き合いの良いお方のようですね?」
和久井美佑:「はい。デートに誘われました」
春日雪:手元のタブレットに、"ペイパリィ"が従事していた──今も従事している任務の概要を表示して、目を細める。
連絡員:「え……するんですか?」
春日雪:「……ほほう。それは、それは」
和久井美佑:少し思案顔をして。
和久井美佑:「……そうですねえ」
和久井美佑:「そういう名目でコンタクトを取って、出てきたところを捕まえれば、この市に来た理由を聞き出せるかも」
和久井美佑:「調査って、そういう方針でもいいんでしょうか?」
連絡員:「わ……悪い女!」
連絡員:「いいと思いますけど……捕まえられるんですかね?」
和久井美佑:「悪い……」少ししょげる。
春日雪:「美佑さん自身の身に危険が及ばないのであれば。……お話を聞く限りでは、聞き出すのは中々骨が折れそうではありますね」
川島 公治:「向こうがどの程度統率を取れているか、そこの判断材料にするにはうってつけだろう」
連絡員:「とにかく一人一人を洗うって方向性はいいと思います!」
連絡員:「真相に近い人がきっといるはずですよね」
和久井美佑:「ふむふむ」
和久井美佑:「…………」
春日雪:「……美佑さん?」 じっ……と目を見つめながら、小さく首を傾げる。
和久井美佑:「わたしは危険があってもある程度なんとかする自信はありますけれど──ひょっとすると、彼はたまたまここにいるだけで、骨折り損になる可能性もあるかも」
和久井美佑:「ですから」
和久井美佑:「具体的にどうやって調べるかは、お二人の判断にお任せしたいと思います。わたしは平のチルドレンなので……」
和久井美佑:おっとりと微笑んで見せる。
春日雪:「任されましょう。ですが……」
川島 公治:(…来ているのがたまたまかも知れず、そこそこのポジションに居て、デートに誘ってくる…)
川島 公治:(…せめて未成年者じゃなきゃ『使える』センなんだがな。 そういうのは最後の手段にしたいもんだ)
春日雪:「仮とはいえ、私たちはチームです。……控えめなのは美徳ですけれど、自分を低く見積もりすぎるのも考え物です」
春日雪:「それが、可愛い女の子なら尚更です。……ね?」
春日雪:和久井さんの手を両手でそっと握って、薄く微笑む。
和久井美佑:「雪ちゃん……」
和久井美佑:そっと小首を傾げる仕草で返して。
和久井美佑:「わかりました。正直に言います」
和久井美佑:「難しいことは考えたくないので、そういう判断はお二人に丸投げしたいです」
春日雪:「……正直なのも考え物ですね?」
川島 公治:「また思い切ったなオイ」
春日雪:川島さんに向ける苦笑いに、楽し気な色を濃く滲ませて。
和久井美佑:「行き届かぬ身で申し訳ありません……」
和久井美佑:恥じらう乙女の顔で言う。
川島 公治:「まぁ…得意不得意の話になると俺も弱い。 そこはうまく役割分担をしていくか」
連絡員:「はい!みなさん、よろしくおねがいしますっ!」


GM:シーンを終了します。ロイスあればどうぞ。
春日雪:和久井さんに「■興味/不安」、川島さんに「■信頼/隔意」にて!
和久井美佑:春日雪 〇尊敬/罪悪感 で取って以上!
川島 公治:和久井美佑 〇豪胆/不安
川島 公治:春日雪 〇信頼/疑問
川島 公治:以上です!


【ミドルフェイズ2】

GM:情報収集フェイズです。
GM:項目はプライズ制+情報収集となっています。
川島 公治:プライズ!
メイントピック プライズ0/7 〈任意の情報:〉9 最大達成値30
■情報項目
诶義黎〈情報:UGN〉8/14
荻野涙雨〈情報:UGN,噂話〉9
質染彩根付〈情報:UGN,裏社会〉9
春日雪:14…!
GM:メイントピックと情報項目は片方のみ挑戦可能……ですが
GM:メイントピック挑戦後、難易度を倍にすることで情報項目にも挑戦可能です。
GM:自信があれば試してみても良いでしょう。
和久井美佑:ほうほう
春日雪:了解です。狙って…いく…!
GM:では登場する方はどうぞ~
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (47 → 52)
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (42 → 44)
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (43 → 53)
春日雪:ではまず、メインを叩いていこうと思います。
GM:どんどんやって~
春日雪:情報:UGN!コネ起動!
春日雪:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 10[2,4,4,4,5,5,6,10]+5[5]+2 → 17

春日雪:財産点入れるかは、他の人の出目見てからでも…いいですか…!
和久井美佑:こちらは難易度9が抜けるかどうかというところなのだなあ
GM:大丈夫ですが
春日雪:あるいは、メインはこちらに任せてもらって、お二人は各位のロイス相手を調べてもらっても。
GM:プライズに挑戦するのも手番ロスになりがちなので
GM:どっちを狙うかは相談して決めると良いでしょう
川島 公治:荻野涙雨ちゃんを情報:UGNで調べます!
和久井美佑:もしかして川島さんもそんなに得意ではないのか ふーむ
川島 公治:エヴリシングレディを使用、シーン中強化ビジネススーツを取得して装備。 コネ:UGN幹部を使用。
春日雪:アイテムでゴリ押ししてきた!
川島 公治:3dx+3>=9
DoubleCross : (3DX10+3>=9) → 7[2,4,7]+3 → 10 → 成功

川島 公治:け、結構危ない…!成功です
和久井美佑:こちらで質染彩根付を調べてしまっても構いませんか?
春日雪:では、自分のメイントピックの判定には財産点3を入れて、達成値20にしておきましょう。プライズ3点確保!
春日雪:うす、お願いしてもいいなら…!
川島 公治:ワオワオ
和久井美佑:難易度14がちょっと厳しみなので……では行きます!
和久井美佑:改めて、情報UGNを使ってコネUGN幹部で質染彩根付について
和久井美佑:3dx+2>=9
DoubleCross : (3DX10+2>=9) → 6[2,5,6]+2 → 8 → 失敗

和久井美佑:お金は無い……
GM:おつらい……
春日雪:出ない時は…出ない…!
GM:情報に追加挑戦はなされますか?
春日雪:挑むだけ挑んでみましょう。質染彩根付、目標値を倍にして挑戦!
春日雪:先ほどと同じくコネ起動の。情報UGN!
春日雪:8dx+2>=18
DoubleCross : (8DX10+2>=18) → 8[1,1,1,2,3,4,7,8]+2 → 10 → 失敗

春日雪:これは流石に厳しいので、スルー!以上です。
GM:オウケイ!
GM:ではメインが3/7になり、荻野涙雨が開示。
■メイントピック
この街には、特にレネゲイド的に重大な案件はUGNの把握する限りはない。
土地の魅力ということはないだろう。また、参集しているのはセルのはぐれ者や離散セルの元構成員など、
組織だったセルによるものではない。単独個人が糾合しているのだろうか?
・荻野涙雨〈情報:UGN,噂話〉9
マイナーアイドル。他より秀でる特筆した売りはないが、一部に熱狂的なファンを持つ。
芸能事務所に偽装し、子女の人身売買を行うFHの人材斡旋セル“A&R”。そこの広告塔の一人。
広告塔=関係者ではなく、出身不明なアイドルを無断借用した例もあるが、
それにしては知名度が低く、A&R純粋培養の線も強い。
GM:情報は以上です。


GM:【市内 喫茶店 ティ・ビィ・ディ】
GM:市内に居を構える、広々とした敷地を生かした個室喫茶店。
GM:君達は各自で集めた情報を持ち寄り、この場へと集まっていた。
和久井美佑:「お疲れ様です」
和久井美佑:紅茶のカップとソーサーを手に、おっとりとした微笑みを二人に向けて。
和久井美佑:「わたしの方は、よくわかりませんでした」
春日雪:「もしFHの面々が集まる理由があるのなら……というのを調べてもらっていましたね。……なるほど、では後で、私の方で手を回してみましょう」
川島 公治:「さすがにそう簡単には尻尾を掴ませやがらねぇか。手強いな」渋い顔で資料を見やる。
春日雪:お疲れ様でした、と。労いと感謝を込めた言葉で応じて。
和久井美佑:「ありがとうございます。雪ちゃんは頼りになりますね」
春日雪:「いえ。実のところ、私の方も似たようなものですから。この街自体に何かあるのでは……という線から辿ってみたのですが……」
春日雪:照れたような、困ったような笑みをひとつ置いて。
春日雪:「特筆すべきものは、なにも。更に言えば、集まったFHの面々にも、これといった方向性はありません」
川島 公治:「…何もない、と?」
春日雪:「強いて言えば、セルの本流から外れたはぐれ物や、離散したセルの残党。そういった、寄る辺の無い面々ということになりますが……」
春日雪:ええ、と。川島さんに頷いてから。
春日雪:「あるいは……そうですね。それらの人々を糾合できる、リーダーシップやカリスマ性……または単純に人気のある誰かが、いるのかも」
川島 公治:「心当たりがないでもないですね」手元の資料を2人に見せる。
和久井美佑:「人気者にですか?」
春日雪:カップを持ち上げかけていた手を止めて、その資料に目を落とす。
川島 公治:「ああ。 別口の事件を経由してちょうど洗ってたんだ」
春日雪:「……アイドル、ですか?」
春日雪:強面の男に、おおよそこの世で一番似合わない単語を目にして。怪訝そうに視線を細める。
川島 公治:機械化兵残党のひとりを捕縛した顛末を簡潔に共有する。
川島 公治:「背後関係を洗ってみたら、かなり悪辣な連中の影が見えてきた。 "A&R"セル」
和久井美佑:しげしげと資料を見つめながら聞く。
川島 公治:「その時々で小規模な芸能プロダクションに偽装。 格安のレッスン料、極めて高い実績…」
春日雪:「──しかして、その実態は」 続きを頼むように、頷く。
川島 公治:「ああ。 全部、スターを夢見る奴らを食い物にして…しまいには売り飛ばす為のシステムだ」
和久井美佑:「頭がいいんですねえ」
川島 公治:「そんなかわいい次元の話じゃないぜ。 始末が悪いのは、無関係な有名アイドルを騙ったり、レッスンを受けて行動してる側にも事情を伏せたり」
川島 公治:「人間を利用するために、ありとあらゆる虚実織り交ぜる。 この荻野涙雨がオーヴァードなのか、もしそうだとしてどこまで知っているかも判らん」
川島 公治:「…あるのはただ、巧妙に潜伏してた機械化兵が誘蛾灯みたいに寄って行ったという事実だけだ」
川島 公治:無言でカツサンドを頬張る。
和久井美佑:「……」
春日雪:「……マイナーアイドル。ファンとの距離が近い場合も多いと聞きます。一度、接触を図ってみるのもいいかもしれません」
和久井美佑:「なるほど」
春日雪:「公治さん。どなたか、こういった分野に詳しい方に心当たりはありませんか?私は……そしてきっと美佑さんも、あまり縁のない世界ですので」
春日雪:「もし接触するなら、そういった方の助力を求めるのが一番だと思います」
川島 公治:「あー…居るにゃあ、居るんですが…」
川島 公治:「こいつを伝えるのはちと気が重いですね。 アイドルが市内に居るかどうか洗うのと並行して、連絡してみますよ」
春日雪:「お願いします。……私は、先ほど言った通り。もう少し手を広げて調べてみることにしましょう」
春日雪:「美佑さん。お手伝いをお願いしますね。……大丈夫。「何も分からない」ということが分かるのも、立派な成果ですから」
春日雪:資料に見入っている間に冷めてしまった紅茶を、静かに口に運びながら。
和久井美佑:「はい。精一杯頑張ります」


GM:シーン終了。ロイス取得、購入が可能です
春日雪:ロイスは残り1枠で保留。購入はローラーブーツ。(インフィニティコード記載)
春日雪:6dx+4>=11
DoubleCross : (6DX10+4>=11) → 10[3,4,6,9,9,10]+9[9]+4 → 23 → 成功

春日雪:……?
GM:凄いブーツ買ってる
川島 公治:高い…
和久井美佑:ロイスはまだ保留にしておこうかなあ
春日雪:ともあれ成功して装備。行動とドッジが1下がり、セットアップで戦闘移動の距離を+5mできます。これで10m離れてても安心!
和久井美佑:購入はボディアーマー狙い!
和久井美佑:1dx+2>=12
DoubleCross : (1DX10+2>=12) → 6[6]+2 → 8 → 失敗

和久井美佑:もちろん無理 以上です
川島 公治:着てもらう用のアームドスーツに挑戦します
川島 公治:3dx+3>=15
DoubleCross : (3DX10+3>=15) → 7[1,7,7]+3 → 10 → 失敗

川島 公治:さすがに無理!以上です
GM:OK!
GM:次のシーン。


【ミドルフェイズ3】

GM:引き続きプライズ&情報収集です。
GM:登場する方はどうぞ。
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (53 → 62)
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (44 → 48)
春日雪:出ましょう!
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (52 → 58)
メイントピック プライズ3/7 〈任意の情報:〉9 最大達成値30
■情報項目
诶義黎〈情報:UGN〉8/14
【済】荻野涙雨
質染彩根付〈情報:UGN,裏社会〉9
GM:判定していって~
川島 公治:エヴリシングレディを使用。 …ここはインクリボンを取って和久井さんに渡そうかな
和久井美佑:レアアイテムだ
春日雪:ではこちら、诶義黎くんを調べに行きましょう。お二人にはメインをお願いしたく…!
川島 公治:コネを使用した情報判定のダイスが+2個されます! そして普通にメインを判定!
和久井美佑:ありがとうございます その心算で拝領します
川島 公治:4dx+1>=9 情報:UGN メイントピック
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[4,7,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

春日雪:ナイス…!
川島 公治:2点確保できた…!
和久井美佑:強い
春日雪:こちらはコネを使って情報:UGNで!诶義黎くんの正体を暴いてくれるわーッ!!
春日雪:8dx+2>
春日雪:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 10[3,3,4,4,4,5,9,10]+6[6]+2 → 18

春日雪:よし。
和久井美佑:強い
川島 公治:赤裸々!
和久井美佑:どうしようかな こちらも2点稼ぐとメインが終わる?
GM:いやプライズは
GM:最大値の人だけ反映です
和久井美佑:あっそうか
和久井美佑:じゃあもう一度質染彩根付かな……
春日雪:ですね、それでお願いできればと…!
和久井美佑:はあい コネとインクリボンを使いまして
和久井美佑:5dx+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 7[2,2,4,7,7]+2 → 9 → 成功

和久井美佑:あぶな……
川島 公治:やったぜ
GM:ちょうどだ
GM:ではプライズは5/7 情報が全公開。
诶義黎(エー・イーリィ)〈情報:UGN〉8
浄然学園に通う高校生。和久井美佑がUGNチルドレンということを把握している。
学内潜入中のFHエージェント。コードネームは“ウィンズ03”。
現状何らかの被害を及ぼした様子はない。
诶義黎(エー・イーリィ)〈情報:UGN〉14
コードウェル博士麾下“第二使徒”の内、白騎士(ウィンズ)の構成員。
主に“真理の探究”を旨とするが、それは直接戦闘能力が低いことを意味しない。
“使徒”級の身分であれば、春日の領を発見し侵入せしめることは可能かもしれない。
学校をくまなく捜索しても何か特段の異常は存在せず、
一番高い可能性は、和久井美佑自身に執着しているという線。
“質染彩根付(たちぞめいろねつけ)”〈情報:UGN,裏社会〉9
ガラスのように透明な、鳥を模した根付。
強烈な魅惑能力・感情増幅能力を持つといわれる遺産。春日の私有地より盗み出された。
ただ、元より一定の関心を抱いている相手にしか機能しないという致命の機能を持つため、実用性が高いとは言いがたい。
使用者への負荷は大きく、感情の過大増幅の末狂奔に至るとも。
GM:・メイントピック
GM:これはロールでやります。
川島 公治:はいな!
春日雪:ヤー!
和久井美佑:アイアイ!


GM:【車内】
GM:君達は現在、荻野涙雨の居所へと向かっている。
春日雪:「──本当なら、この後の接触に集中するべきですが。無視できない要素が浮かび上がりました」
春日雪:車中、後部座席のシートに深く腰掛けながら。視線は細く、鋭く。
春日雪:「诶義黎。美佑さんのクラスメイトにして、FH構成員"ウィンズ03"。その所属セルは……いえ、セルという枠ですらないのかもしれません」
春日雪:「コードウェル博士直属のエージェントたち、"第二使徒"。その中に、"白騎士"と呼ばれるグループがあります」
春日雪:「──"白騎士(ウィンズ)"の、03番。真理の探究、その嚆矢のひとり。最初から、正体を宣言していたわけですね」
和久井美佑:「思った以上に偉くて、強いようですねえ。驚きました」
和久井美佑:その横で頷く。補佐と護衛のため、同じく後部座席にいる。
川島 公治:「…とんでもねぇのが出てきましたね」運転席のハンドルを握る。ミラー越しに映る顔は険しい。
春日雪:「ええ、まさに。……私も、"使徒"クラスのFHエージェントについては、報告を読んだだけですが……それでも」
春日雪:「それがそこにいるだけで、最上級の警戒を要する。そんな存在だと認識しています。ですから、不思議なんです」
春日雪:「──なぜ、そんな彼が。個人の戦闘力ならば上位に属するチルドレンを、遅滞……足止めに用いなければならないオーヴァードが、何もないこの街に、あの学校にいるのか」
春日雪:「……あくまで可能性の話では、ありますが。彼が執着しているもの、それは「ここにあるかもしれない何か」ではなく──」
春日雪:「美佑さん。あなた自身にこそ、かもしれません」
和久井美佑:「…………」ゆっくりと首を傾けて。
和久井美佑:「すると……てっきり彼は何かの任務を帯びていて、その余暇にわたしに構っているんだと思っていましたけれど」
和久井美佑:「そもそもわたしが目当てだったかもしれないと。仮にそうだとすると、少し照れてしまいますね」
和久井美佑:ほんのりと頬を染める。
春日雪:「ええ。……執着されるということは、誰かが自分を見てくれている、ということですから」
春日雪:応じて、薄く微笑んでから。
春日雪:「……ところで、美佑さん。お願いしていた資料は、受け取っていただけましたね?」
春日雪:微笑みを崩さないまま、声だけが冷たく沈む。
和久井美佑:「あ、はい」ごそごそと資料を取り出す。
和久井美佑:「質染彩根付──春日一族の私有地より盗み出された遺産」
和久井美佑:「強烈な魅惑能力・感情増幅能力を持つ」
春日雪:小さく頷いて、先を促す。
和久井美佑:「欠点は、元より一定の関心を抱いている相手にしか機能しないこと、使用者への負荷が大きく、感情の過大増幅の末狂奔に至ること」
和久井美佑:「だそうです」書かれている内容をそのまま読み上げた。
春日雪:「……元は、私の……ええ、実家が管理する遺産。そのひとつでした。当然、それなり以上の補完体制の下にありましたが……」
春日雪:「それを外部へと持ち出すことも。"使徒"クラスであれば、不可能ではありません」
春日雪:「持ち出した後、それは何処へ行ったのか。持ち出した本人は、どの程度影響を受けてしまったのか──」
春日雪:「それは、今は何とも言えません。……ですが、先に告げた通り。この状況において、これは無視できない要素となります」
川島 公治:「関心は、集めようと思えば集められる」
川島 公治:「それ相応の素質や手管が必要ではある。 だが…」
春日雪:「まさしく、素質も手管も揃い踏み、というわけです」
春日雪:「……そして何よりも読めないのは、"ウィンズ03"。ここから先は、各位細心の注意をお願いします」
和久井美佑:「そうですね……」
川島 公治:「いつ出くわしてもおかしくない、くらいの気持ちでいた方が良さそうですね」
和久井美佑:「資料を下さった春日の方も仰っていました。皆様、どうか無事に、役目を果たしてください……と」
和久井美佑:「UGNとして、失敗はできませんもの。頑張ります」
春日雪:「……ええ。お二人とも、頼りにしていますから」
春日雪:──あの人がそう言ったのだとしたら。案じる気持ちに、期待に応えねば。そんな想いは、言葉にせず飲み込んだ。


GM:君達がたどり着いたのは、彼女の自宅とされるマンション。
GM:そこから彼女の姿が出てくるところ。
荻野涙雨:「……」どこかへと歩く彼女と、
GM:それだけではない。彼女を取り囲むように、数人が監視している。
GM:護衛か追跡か。それは定かではないものの、
GM:その顔は、あるいはデータベースにあるものもある。
GM:市内に侵入したFHの構成員として。
川島 公治:「…という状況だ」通信機に向け小声で。
川島 公治:「活動中のアイドルの私生活はこういうものだ…なんてことはないよな? 念の為な」
加藤凛紗希:《……そんなわけがないでしょう》
加藤凛紗希:《そもそも、手を回さなければ把握できないわよ》
加藤凛紗希:《バラバラの構成員が全員知悉しているとは考えづらい》
川島 公治:「オーケー、つまり尋常の事態じゃねぇ」
加藤凛紗希:《取りまとめている人間がいるか》
加藤凛紗希:《……もしくは自分から明かしてるか》
川島 公治:「ありがとうよ。 待ってもいられねぇ、これから動いてみる」
春日雪:『──もし後者だとしたら、お気を付けて。公治さんも……そして私も、美佑さんも』
春日雪:『既に、彼女に「興味を持って」います』
川島 公治:「…!」
GM:では、知覚で判定をお願いします。
GM:難易度は7。
春日雪:あ、これは川島さんオンリーでしょうか…!
GM:あっ全員いいですよ!
川島 公治:2dx>=7 知覚
DoubleCross : (2DX10>=7) → 3[1,3] → 3 → 失敗

和久井美佑:では
和久井美佑:2dx>=7
DoubleCross : (2DX10>=7) → 9[4,9] → 9 → 成功

和久井美佑:気付き
春日雪:1dx>=7
DoubleCross : (1DX10>=7) → 5[5] → 5 → 失敗

春日雪:気付き…なし!
GM:では、和久井さんは気づく。
荻野涙雨:彼女の腰元。ちか、と光が反射した。
GM:透明な根付を身に着けているように見える。
和久井美佑:二者よりも取り立てて感覚が鋭いわけではない。となれば、潜んでいた場所がたまたま良かったか。
和久井美佑:『彼女が持っているようです。腰のところ』
和久井美佑:『どうしましょう。取り押さえますか?』
春日雪:『……いえ。今は、所在が確認できただけで十分です。ここで騒ぎを起こしては、隠蔽にも支障があります』
春日雪:『支部の人に、僅かでも監視要員を回していただくよう頼んでみます。ここは、一度引き上げましょう』
和久井美佑:『了解』
川島 公治:『了解。 "A&R"と"使徒"の繋がりも探ってみます』


GM:シーン終了。ロイス・購入が可能。
川島 公治:今度はボディアーマーを狙ってみます。
川島 公治:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 3[3,3]+1 → 4 → 失敗

春日雪:ロイスは保留で!こちらで、川島さん用のアームドスーツを狙ってみましょう。
川島 公治:失敗! 以上です。
和久井美佑:ロイス保留で再度ボディアーマー狙い!
和久井美佑:1dx+2>=12
DoubleCross : (1DX10+2>=12) → 1[1]+2 → 0 (ファンブル) → 失敗

和久井美佑:えへへ
川島 公治:爆発した!
春日雪:手配師使用!
春日雪:9dx+4>=15
DoubleCross : (9DX10+4>=15) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,10]+1[1]+4 → 15 → 成功

春日雪:お、丁度。
川島 公治:あっ、アームドスーツは和久井さんに着てもらおうかなーって思ってました
春日雪:あ、なるほど!
川島 公治:加速装置があるなら防具の制限はないようなもの…
和久井美佑:む
春日雪:いかがでしょう。和久井さんが使うならこのままお渡しします。
春日雪:裏での調整により川島さんにシューッ!!
川島 公治:うおお行動値が6に!
和久井美佑:お揃いだ 一緒に行動しましょうね
GM:てかみんなおそ……


【ミドルフェイズ4】

メイントピック プライズ5/7 〈任意の情報:〉9 最大達成値30
GM:情報項目は全部終わったのでこれだけ
GM:登場する方はどうぞ~
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (48 → 55)
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (62 → 71)
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (58 → 60)
GM:判定しちゃいなっ
春日雪:よし丁度。では振りましょう!コネも込みのダイスが増えて……
春日雪:9dx+2
DoubleCross : (9DX10+2) → 8[2,2,3,4,6,7,7,7,8]+2 → 10

春日雪:OK!
和久井美佑:さすが副支部長……
川島 公治:おお、インクリボンを渡すまでもなかった
和久井美佑:讃える役をします
川島 公治:今日もお美しいぜ
春日雪:えへへ……
春日雪:というわけでプライズ満了!7/7!
GM:ピッタリ……
GM:オーケイ!では状況開始します!


GM:監視を任せ、再調査へと向かう途上。
GM:知った顔がある。
诶義黎:「……おや」
和久井美佑:「まあ」
诶義黎:「和久井さんだ」手をひらひらと振る。
和久井美佑:「こんにちは」にこやかにお辞儀をする。
诶義黎:「こんにちは。そちらは?ご家族?」
和久井美佑:「お家の人です」
春日雪:「ええ。……学校では、美佑さんがお世話になっているそうですね?」
诶義黎:「いえいえ。お世話になってるのは俺のほうかな」
诶義黎:「怪しい者じゃないですよ」
和久井美佑:「紹介しましょうか」
和久井美佑:「それとも、自分で名乗ってもらえます?」
诶義黎:「诶義黎(エー・イーリィ)
诶義黎:「こっちの名前でいい?」
春日雪:「十分です。……では、私も」
春日雪:「雪。春日雪、と申します。──私に限っては、コードネームを名乗らずとも、これで十分だと思いますが」
诶義黎:「へえ~っ春日!」
诶義黎:「あれ?でもうちの人じゃないんだ?」
诶義黎:「あ、お子様についていったクチ?」
春日雪:「私が「こちら側」にいるのは、私自身の意志によるもの、ですよ。……もちろん、あの人も、です」
春日雪:「意志の強さ……ええ、頑固さと言ってもいいですが。"私たち"がそういった一族であることは、よくご存じでしょう?」
诶義黎:「ふ~ん。まあいいや。興味ないし」
诶義黎:「俺、これでも一途なんだよね。いま興味があるのはさ」
诶義黎:ずい、と和久井さんに近寄る。
诶義黎:「今バイト中?手伝おうか?」
诶義黎:「俺結構自信あるよ」
和久井美佑:「……手伝ってくれるんですか?」
和久井美佑:いつものように微笑みながらも、反応が遅れたことを自覚する。自分の間合いとするには少し近い。
和久井美佑:「今のお仕事は」
和久井美佑:「あなたの家族がこの市に集まってる理由を知ることと、彼女の家から盗まれたものを取り返すことなのですけど」
诶義黎:「あはは。俺の家族ってのはさ」
诶義黎:「親父と兄弟だけなんだよね」
GM:川島さんの端末に、緊急の通信。
加藤凛紗希:《――包囲されてる》
GM:周囲にぞろぞろと人が現れる。
GM:そして、それを分け入って現れる影。
荻野涙雨:「ああ、ああ、ようやく」
荻野涙雨:「ようやくお会いできました……!」
川島 公治:『…あっちから来やがった。様子がおかしい』
荻野涙雨:「この日をどれだけ、待ち望んだか……」
诶義黎:「……」そちらをじろりと見て。
诶義黎:「えっ、俺?」
春日雪:「……おかしい、どころではないですね」
荻野涙雨:「ああ、申し遅れました!」
荻野涙雨:「わたくしは“ウィンズ03”でございます」
荻野涙雨:「先代様にお会いしとうございました」
川島 公治:「…何だと?」
和久井美佑:「…………」頬に手を当てて微笑む。
和久井美佑:和久井美佑にとってのそれは、理解しかねる状況を誤魔化す時のポーズだ。
荻野涙雨:「御覧ください、わたくしの成果を」
荻野涙雨:「あなた様の研究を、“完成”させました!」
荻野涙雨:ちりん、と。腰につけた透明な根付が鳴る。
诶義黎:「……」
和久井美佑:「研究をしていたんですか? 何か」
荻野涙雨:「感情の色に伴う潜在能力の発露」
荻野涙雨:「その秘奥を。これなるは確実に引き出せます」
荻野涙雨:「わたくしを愛するもの。わたくしに友誼を持つもの」
荻野涙雨:「わたくしを守るもの。わたくしを恨むもの」
荻野涙雨:「それらが織りなす力を、引き出すことが出来てございます」
荻野涙雨:「手始めにそこなUGNを殺して、その力を証明いたしましょう!」
川島 公治:「ああ~… お前さん、家族仲は良さそうな口ぶりだよな?」
荻野涙雨:「はい?」
川島 公治:「いや、お前じゃなくてそっちの兄ちゃんだよ」
诶義黎:「……いや?うちは放任主義だからね」
诶義黎:「好きにやらせてもらってるよ」
川島 公治:「ドライな家族関係もあったもんだな…」
诶義黎:「……ただ、こういうのが出るのは誤算だったかな」
川島 公治:眉間を押さえる。
川島 公治:「あの根付を持ち出したのはお前か、诶義黎」
诶義黎:「まさか」
诶義黎:「というか、俺の目的を勘違いしてるよ、“ウィンズ03”」
诶義黎:「決まりきった感情から来る力の発揮なんて興味がない」
诶義黎:「それどころか、だ」
诶義黎:「お前、こいつらをみんな殺すって言ったな?」
诶義黎:「使徒“ごとき”が、出過ぎた真似をするな」
荻野涙雨:「な……?」
荻野涙雨:「何故ご理解くださらないのですか……?」
川島 公治:(いったい何がどうなっていやがる…)
荻野涙雨:「……」
荻野涙雨:「わたくしにご興味がない」
荻野涙雨:「そこな娘にご執心、と」
诶義黎:「へえ。鋭い」
川島 公治:(诶義黎。 底は見えねぇが、それはそれとしてこいつ今回の一件では純粋な被害者なんじゃねぇか…?)
荻野涙雨:「であれば、やはり」
荻野涙雨:「血祭る他にありませんか……」
诶義黎:「ごめんね、和久井さん」
诶義黎:「こっちの不始末みたいだ」
春日雪:「……優先すべきは第一に、包囲の突破。第二に、遺産の回収。そのどちらも、取るべき手段はひとつです」
春日雪:「荻野涙雨の、無力化。……"ウィンズ03"、诶義黎に対しては、防衛以上の対応をする必要はありません」
春日雪:"友人"に語り掛けるような物言いをする少年を横目に、静かに宣言するように。
川島 公治:「そいつを聞いて安心しましたよ。 流石に荷が勝ちます」
和久井美佑:「……何だか、色々と予想外のようですけれど」
和久井美佑:「彼女を制圧すればいいことは分かりました」
诶義黎:「違うよ、春日のお嬢さん」
诶義黎:「俺は“ウィンズ”じゃない」
诶義黎:「“マスターレイス03'(ガンマ)”」
诶義黎:「義黎(イーリィ)(A)・コードウェル」
春日雪:「────」
和久井美佑:「……」
春日雪:その名を聞いて。赤い瞳に浮かぶのは、興味と、脅威と。
川島 公治:「………」
春日雪:「──ええ、安心しました。あなたは、やはり」
春日雪:「"向こう側"の人なのだと、これで確信できましたから」
和久井美佑:「雪ちゃん。雪ちゃん」
诶義黎:「“14'(グザイ)”みたいな口振りだね」
诶義黎:「俺は好きじゃないんだけどな、そうやって線引しちゃうの」
春日雪:「はい、美佑さん」
和久井美佑:呼びかける声は、場にそぐわない期待に弾んでいる。
和久井美佑:「指示に変更はありませんか?」
川島 公治:ぎょっとした目を向ける。
和久井美佑:「頑張りますよ、わたし」
春日雪:「……優先すべきオーダーは変わりません。ですが、ええ」
春日雪:「もしも、万事丸く収まった後ならば。美佑さんと"お友達"が"遊ぶ"ことに、何の問題があるでしょう」
和久井美佑:「つまり……」
和久井美佑:「……つまり……?」
川島 公治:「…あっちの、あのラリッた目のアイドルがいるだろ?」
和久井美佑:「はい」
川島 公治:「あれがいるとデートの邪魔なんじゃないかってことだよ。 俺らも外すべきところなんだろうが、この状況じゃそうもいかねぇ」
川島 公治:「さっさと畳むぞ。続きは学校とかでゆっくりやれ」
春日雪:「……そういうわけです。こちらの線引きを押し付ける対価としては不十分でしょうが、そこはそれ。あなたがここまで隠し通したことと相殺、としていただきましょう」
春日雪:亡霊の王を名乗った少年に、詫びるように─けれど悪戯っぽく微笑みながら。
和久井美佑:「……デートはあくまで、わたしが負けたら、という話だったのですが」未だに察し悪く目を瞬かせ。
和久井美佑:「でも、わかりました」
和久井美佑:「それを決めるためにも、今は任務を果たしますね」
川島 公治:「…そういうわけだ、荻野涙雨!」
川島 公治:「警告はするぜ、その根付をこっちに渡してこの包囲を解け!」
荻野涙雨:「何を勝手なことを……!」
荻野涙雨:「殺してやる、殺してやる、殺してやる……!」
川島 公治:(すまん、加藤。 この世界から、アイドルが一人減ることになりそうだ…)
川島 公治:「…雪さん。 始めますか」
春日雪:「ええ。──命令は先に告げた通り。そして──」
春日雪:「──必ず、生き残ること。いいですね」
春日雪:然るべき時には、死ねとすら命ずるのと同じ口で。柔らかな言葉を紡ぐ。
川島 公治:「了解」服の袖周りが泡立つように膨れる。
和久井美佑:しゅる、と細長い布の包みを解く。
和久井美佑:現れるのは無骨な刀。黒塗りの鞘に収まったそれを、慣れた手つきで腰に差して。
和久井美佑:に、と笑う。
和久井美佑:「……了解!」


GM:シーン終了です。
GM:ロイス取得と、最後の購入が可能。
春日雪:ロイス、ラスト1枠に、"マスターレイス03"へ「好奇心/■脅威」で!
川島 公治:“マスターレイス03'(ガンマ)” 憐憫 / 〇脅威
川島 公治:荻野涙雨への感情を 尽力/〇敵意 に変更
川島 公治:さらに和久井さんへの感情を 〇信頼/脅威 に変更!
川島 公治:購入は強化素材。
春日雪:購入は……そうですね。シルバーハンマー(マイナーで使用、1回だけ攻撃力+5、侵蝕+5)を。
川島 公治:2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 8[7,8]+1 → 9 → 失敗

川島 公治:ダメ! 以上です。
春日雪:7dx+4>=20
DoubleCross : (7DX10+4>=20) → 9[1,1,1,5,8,8,9]+4 → 13 → 失敗

春日雪:財産点7を使って購入。川島さんに渡しておきます。
川島 公治:ありがとうございます。侵蝕上げるのに使える
春日雪:こちらは以上で!
和久井美佑:荻野涙雨 興味/〇敵意
川島公治 〇連帯感/隔意

和久井美佑:購入は三度目の正直のボディアーマー狙い!
川島 公治:春日雪 〇信頼/隔意
和久井美佑:1dx+2>=12
DoubleCross : (1DX10+2>=12) → 5[5]+2 → 7 → 失敗

和久井美佑:はい 以上です


【クライマックス】

GM:全員登場。侵蝕ダイスをどうぞ。
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (60 → 68)
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (55 → 59)
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (71 → 76)


“ウィンズ03”荻野涙雨[30]
黄の魔兵[18] 緑の魔兵[18]
赤の獣兵[5] 青の獣兵[5]
白の銃兵[12] 橙の銃兵[12]
黒の剣兵[7] 紫の剣兵[7]

    5m

和久井[6] 川島[6] 春日[3]
GM:配置はこう
GM:本戦闘のルールについて。
GM:取り巻きの8体は、それぞれがシナリオ1回
GM:名前に対応した色ロイスに相当する効果を行使します。
川島 公治:恐ろしい…!
春日雪:ギエーッ!!
GM:また、戦闘の勝利条件ですが
GM:「敵を残り1体にすること」です。
GM:シナリオ1回、NPCカードが使用可能。
「空間歪曲熱情狙撃」:判定の直後に使用。達成値を+16。
GM:お好きにご利用ください。
和久井美佑:熱情……
川島 公治:熱情。ムムム
春日雪:愛が……重い……!
GM:では、クライマックス
GM:まずは衝動判定。
GM:難易度9の〈意志〉判定をどうぞ。
和久井美佑:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 10[5,10]+4[4] → 14 → 成功

和久井美佑:59+2d10
DoubleCross : (59+2D10) → 59+10[4,6] → 69

川島 公治:6dx+2>=9
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 10[1,2,5,5,8,10]+6[6]+2 → 18 → 成功

川島 公治:川島 公治の侵蝕率を2d10(→ 10)増加 (76 → 86)
春日雪:3d6+1>=9
DoubleCross : (3D6+1>=9) → 11[1,4,6]+1 → 12 → 成功

春日雪:成功しての!
春日雪:違うよd6振ってるよ!
春日雪:2dx+1>=9
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 9[3,9]+1 → 10 → 成功

春日雪:OK、改めて。
春日雪:2d10+68
DoubleCross : (2D10+68) → 10[5,5]+68 → 78

GM:では、セットアップ。
“ウィンズ03”荻野涙雨:《イリュージョンシールド》《フルディフェンス》。
春日雪:ローラーブーツを使用、シーン中の戦闘移動+5m!
和久井美佑:《加速装置》《ヴァジュラ》《スピードスター》。行動値+12して攻撃力+27して暴走!
川島 公治:エヴリシングレディでクリスタルシールドを指定、装備。 ガード値が12、命中判定-1。
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を10増加 (69 → 79)
“ウィンズ03”荻野涙雨:自分を対象に含む攻撃のダイスを-40個。行動済になり、判定ダイスを+10個。
川島 公治:よんじゅう
春日雪:うわあ。(うわあ)
和久井美佑:防御が本気すぎる
“ウィンズ03”荻野涙雨:これは自分以外の味方が居なくなると解除されます。
川島 公治:くっしかしその時点で戦闘は終わってしまう…
“ウィンズ03”荻野涙雨:「わたくしに刃を向けることなど、誰もできません」
“ウィンズ03”荻野涙雨:人が誰しも持つ、他人を害することへの忌避感。
“ウィンズ03”荻野涙雨:たとえ僅かであったとしても、それを極限まで増幅する。
川島 公治:「ぐっ…こいつ…!」
和久井美佑:「……」眉根を寄せる。
春日雪:「僅かでも関心を持った時点でこう、ですか。……ええ、ならば、切り崩すまでです」
川島 公治:危険だ。手などいくらでも汚してきた。見過ごせない。 だが、こいつも被害者かもしれない。殺さずに救う手が…
GM:イニシアチブ。
GM:赤の獣兵が、色ロイス相当の効果を使用します。
GM:赤はラウンド間の与ダメージを+10、被ダメージを-10。
春日雪:早速!!
“ウィンズ03”荻野涙雨:「さあ、わたくしを愛するのでしょう?」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「その力、見せてくださいな」
GM:荻野涙雨は行動済み。
GM:和久井さんの手番へ。
和久井美佑:はーい
和久井美佑:マイナーで5m戦闘移動し接敵。
“ウィンズ03”荻野涙雨[30]
黄の魔兵[18] 緑の魔兵[18]
赤の獣兵[5] 青の獣兵[5]
白の銃兵[12] 橙の銃兵[12]
黒の剣兵[7] 紫の剣兵[7]
   和久井[22]

    5m

  川島[6] 春日[3]
和久井美佑:メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《獅子奮迅》。荻野涙雨を除いた敵に白兵攻撃します。
GM:判定の直前、黒の剣兵が効果を適用。
GM:達成値を-20します。
和久井美佑:ニャン……
和久井美佑:ではそれを踏まえて判定!
GM:どうぞ!
和久井美佑:7dx7-19
DoubleCross : (7DX7-19) → 10[4,4,4,7,8,10,10]+10[5,6,8,9]+10[2,9]+4[4]-19 → 15

和久井美佑:よし
GM:結構通すな……
春日雪:回った…!
和久井美佑:NPCカードを使わせていただこう……!
GM:OK!では達成値を+16して31に。
GM:敵はイベイジョンで全員命中です。
GM:ダメージをどうぞ。
和久井美佑:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 22[6,2,9,5]+32 → 54

和久井美佑:装甲有効!
GM:え~っと
GM:白の効果を適用!
GM:緑へのダメージを0にします。
GM:で、黄と白と橙は撃破されます。
“ウィンズ03”荻野涙雨[30]
  緑の魔兵[18]
赤の獣兵[5] 青の獣兵[5]
黒の剣兵[7] 紫の剣兵[7]
   和久井[22]

    5m

  川島[6] 春日[3]
GM:こう!
GM:演出どうぞ!
和久井美佑:ひと瞬き。ハヌマーンシンドロームの持ち主が踏み込むには、それだけあれば事足りる。
和久井美佑:使徒とその軍勢に肉薄し、僅かに身を捻り、鯉口を切る。戦意に干渉を受けていようとも。
和久井美佑:根元を晒された刀身が、陽光を受けて白く煌き──
“ウィンズ03”荻野涙雨:「させない」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「わたくしを思いのままにしたいのでしょう?」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「であればその力を示しなさい」
GM:そう投げかけられた配下の一人が、凄まじい圧力を向けながらその斬線に立ち入ろうとして。
GM:直後。空間が開く。小さな小さな穴。
GM:その穴を縫うように、弾丸がねじ込まれ、邪魔者の頭を撃ち抜いた。
GM:通信機からは声が2つ。
GM:「こちらで手配できる手伝いはここまでですから。後は任せますよ」
GM:「ファン失格よ。不愉快極まりない……その烙印を押してやる」
和久井美佑:ありがとうございます、と心の中で述べて。
和久井美佑:──”ウィンズ03”を取り巻いて、銀の弧線が幾筋か踊り、甲高い残響が鳴り渡る。
和久井美佑:一拍置いて、結果が訪れる。
和久井美佑:彼女の兵のその五体が、すぱり、すぱり、と裂けていく。身を鎧っていようとお構いなく、張り子細工に鋏を入れるように。
和久井美佑:その光景が、“ペイパリィ”の名の由来でもある。即ち。
和久井美佑:肉であれ、骨であれ、鉄であれ。裁つこと、薄紙の如く造作も無し。
和久井美佑:「……いけませんね」
和久井美佑:「思ったよりしぶとい」
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を8増加 (79 → 87)
诶義黎:ひゅう、と。その様子を見ていた少年が漏らす。
诶義黎:「いいね。すごくいい」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「この……!」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「殺りなさいっ!」
GM:緑の魔兵の手番。
GM:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《ピンポイントレーザー》《破壊の光》《光の手》《滅びの光》。
GM:同エンゲージ不可なので、後方の2人を攻撃します。
GM:11dx7+3
DoubleCross : (11DX7+3) → 10[1,1,3,3,3,4,7,7,8,9,10]+10[2,3,5,6,7]+10[10]+4[4]+3 → 37

春日雪:念のためドッジ!
春日雪:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 7[6,7] → 7

春日雪:アッハイ。
川島 公治:ガードします。
GM:4d10+11 装甲無視
DoubleCross : (4D10+11) → 14[6,6,1,1]+11 → 25

川島 公治:ガード値で12点軽減して13ダメ-ジ。残り15で生存!
“ウィンズ03”荻野涙雨:彼女が叫ぶと同時、空が煌めく。
春日雪:装甲無視なら無理…!リザレクト!
春日雪:春日雪の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (78 → 83)
GM:取り巻きの一人が展開した光の雨が、遠く離れた先に殺到する。
春日雪:「……!こちらは気にしないで、自分の被害を抑えることを優先してください……!」
川島 公治:「任務了解。 …無茶はし過ぎんでくださいよ」
春日雪:ええ、お互いに、と。光に呑まれる直前、薄く笑う。
GM:次は行動値7組の番ですが……
川島 公治:イニシアチブでアームドスーツを現在のエンゲージにパージ。装甲がゼロになり行動値が8へ。
GM:OK!では川島さんの手番へ!
川島 公治:マイナーは…10m前進してエンゲージしておきます。《無機なる四肢》《コンセントレイト:エグザイル》で紫の剣兵に攻撃。
川島 公治:8dx7+1
DoubleCross : (8DX7+1) → 10[1,1,4,5,6,6,6,8]+2[2]+1 → 13

川島 公治:なんだこれ…
GM:ヒエ……
川島 公治:工夫はありません!
GM:こいつのイベイジョンは18です
川島 公治:あ、ドッジダイス-1か。
GM:無機なる四肢で-2されて16!
川島 公治:どのみち16には届かない! 失敗演出入れたいけど省略で行きます
GM:OK。では行動値7の紫と黒の行動。
GM:どちらも行動は同じです。マイナー《インフィニティウェポン》メジャー《コンセントレイト:エグザイル》《巨人の斧》《貪欲なる拳》。
GM:紫が和久井さん、黒が川島さんを攻撃。
GM:11dx7+4 紫
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,3,5,5,6,7,8,8,10,10]+6[1,2,2,4,6]+4 → 20

GM:11dx7+4 黒
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,2,2,2,2,5,5,5,7,10,10]+10[3,4,9]+10[8]+5[5]+4 → 39

川島 公治:バリクラが解禁済みなら…《崩れずの群れ》!
和久井美佑:あ、まだ大丈夫!
和久井美佑:100に行くと獅子奮迅が復活するので……
川島 公治:おっと了解です。侵蝕90
和久井美佑:というわけでリア不!
川島 公治:ガードします!
GM:3d10+18 装甲有効
DoubleCross : (3D10+18) → 16[5,6,5]+18 → 34

GM:3d10+18 装甲有効
DoubleCross : (3D10+18) → 14[4,1,9]+18 → 32

GM:違う
GM:後ろはもう1個振ります
GM:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 7[7]+32 → 39

GM:34と39!
和久井美佑:ぼでまの調達に失敗し続けたおかげで死ねる! リザレクト!
川島 公治:リザレクトします!
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (87 → 95)
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (90 → 97)
GM:そのまま赤と青の行動やります!
GM:choice[和久井,川島,春日]
DoubleCross : (CHOICE[和久井,川島,春日]) → 春日

GM:choice[和久井,川島,春日]
DoubleCross : (CHOICE[和久井,川島,春日]) → 春日

GM:こいつら……
春日雪:いやん。(?)
和久井美佑:気持ちは分かるが……
GM:あっいや やめよ
GM:めんどくさいことになるなこれ
GM:和久井さんと川島さん狙お~
和久井美佑:何ィ
川島 公治:くっ
春日雪:冷静な判断!
GM:赤が和久井さん、青が川島さん狙い!
GM:マイナー《破壊の爪》 メジャー《コンセントレイト:キュマイラ》《渇きの主》《獣の力》
GM:11dx7+4 赤
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,1,2,3,4,8,9,10,10,10]+10[1,3,4,5,10]+4[4]+4 → 28

GM:11dx7+4 青
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,2,3,5,5,6,6,6,7,10]+10[8,10]+10[7,9]+6[5,6]+4 → 40

和久井美佑:リアの不!
川島 公治:ガード!
GM:3d10+28 赤 装甲無視
DoubleCross : (3D10+28) → 15[2,5,8]+28 → 43

GM:5d10+18 青 装甲無視
DoubleCross : (5D10+18) → 30[8,4,10,2,6]+18 → 48

川島 公治:リザレクトします!
川島 公治:川島 公治の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (97 → 102)
和久井美佑:リザレクト!
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (95 → 105)
“ウィンズ03”荻野涙雨:「まだこんなものじゃないでしょう!」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「やりなさい。徹底的にね!」
GM:彼女の号令と同時に、次々と殺到。
GM:剣で、爪で。辺りを引き裂いて回る。
“ウィンズ03”荻野涙雨:「あははははっ!」
川島 公治:「…いい気なもんだ。自分は高見の見物か!」 対光機能付きの展開式シールドを構え、少なからぬ傷を負いながらも間合いを詰める。
和久井美佑:「ふッ……」裂かれ、再生する端からまた裂かれ、血を吐いて。「……ふふ!」
和久井美佑:「いいですね。やっぱり戦闘はいいです」
和久井美佑:「何だってこれくらい分かりやすい方がいい……!」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「しぶとい……!」
GM:では、雪ちゃんの手番へ!
春日雪:ヤー!マイナーで戦闘移動、前方エンゲージへ合流!
春日雪:メジャー、次の組み合わせで和久井さんに射撃攻撃!
春日雪:《流血の胞子/中和剤/さらなる力/狂戦士/導きの華》 侵蝕+18
春日雪:邪毒を与え、BSを治療し、未行動にし、次の判定のCR-1、ダイス+6、達成値+10
春日雪:判定!
春日雪:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 6[2,3,5,6]+1 → 7

和久井美佑:くっ
春日雪:成功。これをガードすれば、上記の効果を和久井さんに付与。
和久井美佑:リア不なので成すすべなく未行動になるほかない
春日雪:おっとそうかー暴走中だったー!これは当たってしまうなー!
GM:仕方がないことですね……
春日雪:では上記の効果を付与!そして。
春日雪:春日雪の侵蝕率を18(→ 18)増加 (83 → 101)
春日雪:浸食が100を超えたので、支援効果が「次の判定のCR-1、ダイス+8、達成値+12」にアップグレードします。
和久井美佑:なんてこった
春日雪:手番の判定は以上!さくりと演出を!
春日雪:──視認すら叶わぬ暴力の嵐。その最中へと、小さな身体で躊躇なく飛び込む。
春日雪:「……力を貸してくれる誰かに、全てを任せる。ええ、祀り上げられる者の在り方としては、それもひとつの正解です。ですが──」
春日雪:「──時には、痛みを味わうことも。人には必要でしょう?」
春日雪:そう、偶像(アイドル)に。そして、誰よりも闘争の痛みを尊ぶ少女に、囁きかけて。
春日雪:──後者。止まらず刃を振るい続ける和久井美佑が、僅かに息を整えるために生じさせた隙に割り込むように。
春日雪:──キミの頬を流れる血を、それよりも赤い舌が、ちろりと舐め取る。
和久井美佑:「──雪ちゃん?」危ないですよ、と呑気に言おうとして。
春日雪:痺れるような痛みが。レネゲイドを、そしてキミ自身を熱く昂らせるものが、キミの身体を駆け抜ける。
和久井美佑:「ひゃんっ」
和久井美佑:やはり場違いな、裏返った声を上げる。
和久井美佑:意図は、直後に理解できたけれど。
春日雪:「……さあ、見せてあげてくださいね。あなたが願う欲望(もの)を、私に。私たちに。──あの人たちに」
春日雪:鉄火場に似合わぬ、妖しく華やかな微笑みを残して。一歩、二歩、距離を取る。
和久井美佑:「……了解です。でも」刃を構え直しながら、少し恨みがましげにそちらを見る。「そういうことは、急にしてはいけませんよ」
GM:では、そのまま未行動になった和久井さんの手番。
和久井美佑:はい!
和久井美佑:マイナー無し。メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《獅子奮迅》《バリアクラッカー》。
和久井美佑:再度荻野涙雨以外に白兵攻撃!
GM:今度は妨害なし!どうぞ!
和久井美佑:18dx6+13
DoubleCross : (18DX6+13) → 10[1,1,2,3,4,5,5,6,6,6,7,7,8,8,10,10,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,5,6,8,9,10]+10[2,3,4,9]+10[8]+3[3]+13 → 56

GM:ヒエ……
春日雪:ワオ!!
和久井美佑:わあい
GM:全員命中です ダメージを!
和久井美佑:ダメージ!
和久井美佑:6d10+17
DoubleCross : (6D10+17) → 20[1,6,7,2,3,1]+17 → 37

和久井美佑:低いけど装甲無視!
GM:青と紫と黒が倒れる!
GM:赤と緑がぎりぎり残ります。
GM:演出を!
和久井美佑:おのれ……演出します。
和久井美佑:──戦闘はいい。偽りなく。
和久井美佑:頭を使うのが下手な自分にも、その世界は明快だ。どうすれば生き残れるか。どうすれば倒せるか。
和久井美佑:実際にそう為すための道筋も。
和久井美佑:……襲いかかってくる敵の群れを見据える。その動きは緩慢だ。リトル・ミストレスの援けを得た今はいつも以上に。
和久井美佑:小走り程度に駆けながら、剣を振る。ひとりは心臓、ひとりは首、ひとりは背骨──残りふたりは少し位置が悪いが。
和久井美佑:足を止めて振り返る。攻撃の動きの途上にあった彼らの体は、負傷によって少しずつ傾いで。
和久井美佑:そこで主観時間の鈍化が終わる。血飛沫の上がる音と、突っ込んだ勢いのまま倒れる彼らの音が重なった。
“ウィンズ03”荻野涙雨:「な……!」
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を12増加 (105 → 117)
诶義黎:「しかも、だ」
诶義黎:「いい位置につけた」
GM:1ラウンド目終了。
GM:2ラウンド目。
GM:セットアップ。
“ウィンズ03”荻野涙雨:《イリュージョンシールド》《フルディフェンス》。
和久井美佑:《加速装置》。行動値+16!
川島 公治:…何もしないでおきます!
春日雪:今回は無し!
“ウィンズ03”荻野涙雨[30]
緑の魔兵[18] 赤の獣兵[5]
 和久井[22] 川島[8] 
    春日[3]
GM:では和久井さんの手番から!
和久井美佑:はい!
和久井美佑:とりあえず加速装置分の侵蝕を上げまして
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を2増加 (117 → 119)
和久井美佑:マイナー無し。メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《バリアクラッカー》。
和久井美佑:赤を攻撃します
GM:どうぞ!
和久井美佑:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[1,1,2,3,3,7,7,7,8,9]+10[2,3,8,10,10]+10[4,5,7]+10[10]+2[2]+1 → 43

GM:安定して高いな……!
GM:イベイジョン超えです
GM:ダメージを!
和久井美佑:5d10+17
DoubleCross : (5D10+17) → 28[9,5,3,9,2]+17 → 45

和久井美佑:装甲無視!
GM:耐えられません!撃破です!
和久井美佑:いい位置。まさしく。
和久井美佑:振り向いた先には、先程光芒の矢を放った兵の背中。
和久井美佑:反転の勢いで蹴り倒しながら、踏み台と成して跳び上がり──
和久井美佑:斜め上方から振り下ろす剣で、異形の爪を生やす兵を唐竹割りにする。
和久井美佑:和久井美佑の侵蝕率を8増加 (119 → 127)
“ウィンズ03”荻野涙雨:「くそ……!」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「やれよ!」
GM:緑の手番……ですが。
GM:こいつは同エンゲージ不可の攻撃しかできず、マイナー離脱も不可能なため待機します。
GM:「……もう、やめようよ」
GM:「これ以上は無理だよ……」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「ふざけんなっ……!」
GM:川島さんの手番へ。
川島 公治:《無機なる四肢》《コンセントレイト:エグザイル》! 対象は緑!
川島 公治:9dx7
DoubleCross : (9DX7) → 10[1,2,2,2,4,7,8,9,10]+10[1,3,6,8]+10[8]+2[2] → 32

川島 公治:リアクションダイス-1です。
GM:イベイジョンは8。
GM:緑の効果を使用。
GM:しても23。更にマイナスして21。
GM:命中です。ダメージを!
川島 公治:4d10+6
DoubleCross : (4D10+6) → 19[3,2,7,7]+6 → 25

川島 公治:装甲有効です。
GM:残りHPは僅か。撃破されます。
GM:戦闘終了。
川島 公治:軽く演出します。
川島 公治:「これ以上罪を重ねるもんじゃねぇ。 お縄につきな…!」
川島 公治:ズボンの裾から鼠が、コートの袖から烏や雀が湧き出る。 肉と影で象られた、害獣の群れ。
川島 公治:残って立っているファン、その最後の一人の両手足に向けて襲い掛かり、肉の枷となって貼り付いていく。
GM:「……!」
川島 公治:「…これで全員だ。 献身的なファンが揃ってるじゃねぇか」
川島 公治:「何か思うところはないのか?」飛び散った肉と血。 周囲の光景は酸鼻を極める。
“ウィンズ03”荻野涙雨:「……ええ、ええ」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「実感しましたとも」
“ウィンズ03”荻野涙雨:「わたくし自身の力を見せねばならないと――」
川島 公治:…全身が総毛立つ。
“ウィンズ03”荻野涙雨:殺意が溢れ出すように放出され、
川島 公治:咄嗟に飛び退き、和久井美佑を庇うように立ち塞がる。
“ウィンズ03”荻野涙雨:「“使徒”の力、その身で味わ」
诶義黎:一閃。
诶義黎:ただ一振りで、それは何度もの斬線を刻んだ。
诶義黎:「やっぱあんま気分よくないでしょ」
诶義黎:「自分の旧名で無様を晒されると」
和久井美佑:「……あら」
诶義黎:「和久井さんを殺ろうとしてたし。やらない理由がない」
川島 公治:「…災難だったな」守りの構えを解かないまま、今度は春日雪の側へじりじりと寄る。いざとなれば身を盾にしても逃がさなければ。
川島 公治:…それで逃がせるかどうかは別の話であるとしても。
春日雪:「……あなたの目的はこれで果たされた。そう思っていいのでしょうか」
诶義黎:「……いや?別に、これを倒すことが俺の目的じゃない」
春日雪:「でしょうね。……やらない理由がなかったから、やった。それだけのことなのでしょう」
诶義黎:「……和久井さん。勝負、しようよ」
诶義黎:「さっきの見てたら、やりたくなっちゃった」
和久井美佑:「ふふ」
GM:これは特殊な判定です。
GM:必ずしも勝利する必要はありません。
GM:互いに攻撃判定を行い、勝利した方の攻撃が命中します。
GM:この判定による侵蝕上昇は発生しません。
GM:また、望むなら2人からエフェクトやアイテムの支援を受けることも可能。
川島 公治:こちらから水は差す意思はありません。見守ります。
和久井美佑:「強引ですね。そのためにわざわざ?」
和久井美佑:大丈夫です、と二人に手振りで示しながら。
诶義黎:「うん。少しは興味持ってくれた?」
诶義黎:「こっちも見せたほうがいいかと思ってやったんだけど」
春日雪:小さく頷いて、大きな背中の背後へと下がる。
诶義黎:小剣を手遊ぶようにくるくると回して。
川島 公治:固唾を飲んで状況を静観する。 邪魔立てすればどうなるか判ったものではない。
和久井美佑:(あの太刀筋)
和久井美佑:(きっと本気ではない上で、わたしも全ては追えなかった)
和久井美佑:(でも──)
和久井美佑:「……そうですね。不覚ながら」
和久井美佑:「ときめきました」
和久井美佑:腰を落とし、柄に手を添える。
诶義黎:「嬉しいな」
诶義黎:「俺は、知りたいんだ」
诶義黎:「この君への想いが、なんなのかをね」
诶義黎:「霓色なんだよ。分からないんだ」
诶義黎:小さな刀を正眼に構える。
诶義黎:《マルチウェポン》《ヴァリアヴルウェポン》《原初の赤:アタックプログラム》《原初の黒:オーバードーズ》。
诶義黎:5dx+28
DoubleCross : (5DX10+28) → 9[2,2,8,9,9]+28 → 37

和久井美佑:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》。
和久井美佑:10dx7+1
DoubleCross : (10DX7+1) → 10[1,1,5,5,7,7,7,8,8,10]+10[1,1,6,6,9,10]+3[2,3]+1 → 24

GM:勝利しました。ダメージを算出します。
诶義黎:4d10+90 装甲-45
DoubleCross : (4D10+90) → 24[10,5,8,1]+90 → 114

诶義黎:踏み込み、駆け出す。
诶義黎:身のこなしは軽やかで、非常に素早いが。
诶義黎:達人の域を逸脱するほどではない。
诶義黎:だが、その構え手には。禍々しい気配がある。
和久井美佑:一歩目を刻んだのはほぼ同時。
和久井美佑:オーヴァードの高速を足し合わせた領域にあっては、間合いが縮まる勢いは真に一瞬で──
和久井美佑:しかし、その内につぶさに見る。
和久井美佑:彼の表情。挙動。殺気。運足。
和久井美佑:故に。
和久井美佑:──異様な気を放つその構えに、秒の何万分の一かほど、抜刀が遅れた。
诶義黎:その全てを読み切ることはできない。彼自身にも決められていない。
诶義黎:故に彼は、その一撃ですべてを示す。
诶義黎:抉るような突き。精緻な横凪ぎ。
诶義黎:張りつめしなる縦振り。躍り上がるような跳ね上げ。
诶義黎:鞭打つようなる払い下げ。梳るかの如き左払い。
诶義黎:啄み苛む振り下ろし。引き裂き開く止めの大振り。
诶義黎:その初めから終わりの、一連の流れのはずの八撃が、同時に存在する。
GM:“定まらぬ運命を逐う”力。それが和久井美佑に届いた。
诶義黎:「……俺の勝ちかな」
和久井美佑:「……」
和久井美佑:吹き抜けた風の勢いに反して、少女が立ち止まるその様は、不自然なほど柔らかだった。
和久井美佑:ぼう、と中空を見る眼差しで、一言。
和久井美佑:「悔しい」
和久井美佑:そう告げて、夥しく鮮血を散らしながら、倒れる。
诶義黎:その隣。かがみ込んで。
诶義黎:「すごくよかった。ドキドキした」
诶義黎:「起きたら、約束のデートしてもらおうかな」
川島 公治:構えを解いて、無言で歩み出る。
川島 公治:「病院だな」
川島 公治:和久井美佑を抱え起こす。
春日雪:「ええ、お約束はその後でお願いします。……それにしても、ふふっ」
春日雪:「──なんて、楽しそうに眠ってらっしゃるのでしょう」
春日雪:悔しい、と口にしたその表情は、どう控えめに見ても──


GM:バックトラック。
GM:Eロイスはありません。自力で帰りな!
春日雪:ロイス6つ!素振り!
川島 公治:残ロイス6、生還者。倍振りします。
春日雪:101-6d10
DoubleCross : (101-6D10) → 101-35[8,4,3,8,4,8] → 66

川島 公治:102-15d10
DoubleCross : (102-15D10) → 102-90[5,7,1,8,10,8,9,2,4,10,2,4,5,5,10] → 12

春日雪:よ、4点域……!
和久井美佑:残ロイス6で二倍振り!
川島 公治:3点!
和久井美佑:127-12d10
DoubleCross : (127-12D10) → 127-85[10,8,4,4,10,4,9,9,8,1,10,8] → 42

和久井美佑:出目が高い ともかく3点!
GM:いつもの5点+シナリオ5点+Dロイス(破壊の子)1点
GM:11点に経験点分を足した分を差し上げます
春日雪:15点!頂きます!
川島 公治:14点頂きます!
和久井美佑:14点ムシャムシャ
■経験点
敗者Tさん 14点
ハゴニンさん 14点
しんごろさん 15点
GM(DT) 15点
GM:こう!
春日雪:イェア!
川島 公治:ワッパッパオ!
和久井美佑:フッフー!


【エンディング/春日雪】

GM:雰囲気のある喫茶店。
GM:回転率はそう高くない。人々はゆったりとした時を過ごしている。
GM:たとえば、君の後ろの席の少女は。
GM:携帯を手に。電話をしているような素振りだ。
GM:その発話が、“漏れ聞こえる”。
少女:「……お疲れ様」
春日雪:それが誰に向けてのものであるのか、もちろん理解している。だから。
春日雪:「──おかげ様で、万事恙なく……と言うには、少し波乱のある閉幕でしたね」
春日雪:会話にしては、間が空いた。けれど独り言にしては聊か不自然な。そんな、微妙に噛み合い、そして同時に噛み合わない言葉を吐く。
少女:「出会って、無事なら。そう呼んでいいと思うけど」
少女:「無事こそ、一番得難いものでしょう?」
春日雪:「そして、一番縁遠いものです。特に、私たちにとっては」
春日雪:「……それこそ、夢に見る程に。ええ、ですが」
春日雪:「得難いものほど、欲しくなるのが道理でしょう?」
少女:「……全くです」
少女:「人によってはつまらないと思うようなものの」
少女:「なんと得難きことかと。何度思い知ることか」
春日雪:──その、得難いものを。人の身では届かない場所にいる誰かを。
春日雪:「だからこそ、手を伸ばす。……ええ、夢見る未来は違っていても」
春日雪:「それだけは、永遠に変わらないと。……信じていますよ、私は」
少女:「……ええ。私たちは諦めが悪いですもの」
少女:「そういう宿痾ですし、でも意外とそれを」
少女:「嫌っては居ないんですよね」
春日雪:「……はい。諦めなかったから私は、いま」
春日雪:「幸せに、生きています」
少女:ふ、と。微笑みのような声が漏れた。
春日雪:同じく、軽やかな吐息のような声をひとつ漏らす。
春日雪:──幸福の形は、皆違う。彼女の幸福が、きっと自分が思い描くそれとは違っていたとしても。
春日雪:──貴女が私の幸福を喜んでくれるのならば。逆もまた然り。
春日雪:──どうか、その幸福が。私の幸福と、交差す(ぶつか)ることのないよう──。


【エンディング/川島公治】

GM:支部内 食堂。
GM:彼女が支部を訪れるのは珍しいと言われてはいるが、
GM:食堂は別だ。そのためだけにも、しばしば訪れている。
加藤凛紗希:「……」カレーを食べていた手を止めて、あなたを見る。
加藤凛紗希:「……お疲れ様」無愛想にそれだけ言い、
加藤凛紗希:再びカレーに手を付ける。支部で評判の本格的なカレー。
川島 公治:「ああ…死ぬほど疲れた」自分の分はすでに食べ終え、いつもより心なしかげっそりした顔で答える。
川島 公治:「マスターレイスに出くわすどころか、お喋りまでする羽目になるとはな…今回ばっかりは生きてるのが不思議でたまらねぇ」
加藤凛紗希:「……ジャームじゃなくて助かったわね」
加藤凛紗希:「その様子だと、だいぶ理性がありそう」
加藤凛紗希:「推しに狂うなんて普通の範疇だし……」
川島 公治:「そ、そうなのか…?」少年と少女の立ち合いを思い出す。
加藤凛紗希:「交流の形はそれぞれよ」
川島 公治:あれが恋の狂いなのか、闘争が呼ぶ血の潮騒なのか、両方なのか、はたまた全く別の何かなのか…
加藤凛紗希:「お互いが納得づくなら、外野が口を挟むことじゃない」
川島 公治:「…そうだな」
川島 公治:自分は武人ではないし、理解の及ばない範囲だ。 本人たちもそれを探しているというのならば猶更だろう。
川島 公治:「…荻野涙雨のことは残念だったな」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「……彼女自身に思うことがあるわけではないけど」
加藤凛紗希:「アイドルって、構造上、こういうのに使われやすいのかしらね」
加藤凛紗希:「そういった業界構造から変えていかないといけないと思うけど……」
加藤凛紗希:「私の出来ることは限られてるか……」
川島 公治:「いたちごっこで終わるかもしれねぇな。 仕組みと悪意が揃っちまうと…何だって起きちまう」
川島 公治:「…個人的には、血で血で洗うよりは表現活動に対決の場を移す時代なんてのが来てくれるんなら大歓迎なんだが」
川島 公治:「この分じゃまだだいぶ先かね…」平然と言う。
加藤凛紗希:「その時は、あなたはどうするの?」
加藤凛紗希:「鉄火場以外の生き方を知ってるのかしら」
川島 公治:「知らん。 役目が終わったってんなら御の字も御の字だぜ」
川島 公治:「案外、田畑を耕す合間にサイリウムでも振ってるかもしれねぇな」
加藤凛紗希:「……そうね、その時は」珍しく笑って。
加藤凛紗希:「一人前になるよう指導してあげる」
川島 公治:「夢のある話だな」
川島 公治:「よろしく頼むぜ、先輩」


【エンディング/和久井美佑】

GM:私立浄然学園。
GM:君は先の任務での負傷の治療後、再びこの学校に配属されていた。
クラスメイト:「美佑!おひさ~!」
クラスメイト:「大丈夫なん?ビョーキは?」
和久井美佑:「ご心配をおかけしました。この通り、もう元気です」むん、と腕に力を込める仕草。
和久井美佑:「なので休んでいた間の分、またノートなどを見せてもらえると……」
和久井美佑:別に休んでいなくても普段からノートを見せてもらっている。
クラスメイト:「よかった~!心配したんだから……」
クラスメイト:「しゃ~ないな~美佑はよ~~~」
和久井美佑:「うふふ」
GM:次々と、君のクラスメイトが身を案じ、声を掛ける。
GM:そして。
诶義黎:「和久井さん」パタパタと手をふる少年の姿がある。
诶義黎:「元気そうで何より」
GM:君の任務は変わっていない。
GM:要警戒オーヴァードである、诶義黎の監視。
GM:UGNの対応が定まるまでの、状況の遅滞。
GM:それは彼の正体が明らかになってからも、あるいは明らかになったから故か。
GM:引き続き必要とされた任務だ。そして。
GM:君がふさわしいとされる理由がある。
和久井美佑:「義黎くんも、お変わりなさそうでよかったです」
诶義黎:「まあ俺はなんともなかったからね~」
诶義黎:「ところでさ」ずい、と身を乗り出して。
诶義黎:「もう出かけても大丈夫な感じ?」
诶義黎:「休み前に話したの、覚えてるでしょ?」
和久井美佑:「……」小首を傾げる。「なんでしたっけ」
和久井美佑:本当に覚えていない。
诶義黎:「ええ……」
诶義黎:「デート。オッケーしてくれたじゃん」
诶義黎:「行こうよ。どこか行きたいところ無い?」
クラスメイト:「は?」
和久井美佑:「…………ああ。なるほど」ぽん、と手を打つ。「そうでしたね」
クラスメイト:「ちょ、ちょい待ち!美佑!」
和久井美佑:「場所は~……はい」
和久井美佑:「何でしょう」
クラスメイト:「あんたいつの間に……てかイー君と……!?」
和久井美佑:「この間、わたしが負けたらデートをするという条件で勝負をしまして……」
和久井美佑:「負けましたので、そういうことになりました」
诶義黎:「なりました」
クラスメイト:「えええ……!」
クラスメイト:「俺たちの和久井が……」男子生徒の中にはショックを受けるものもある。
和久井美佑:「ああ、でも、次は負けませんからね」
诶義黎:「あ、また勝負してくれるんだ?」
诶義黎:「いいね。ハンデつけようか?」
诶義黎:「俺もこないだはちょっと大人気なかったな~って思ってさ」
和久井美佑:「不要です」
和久井美佑:「何が大人気ですか。わたしはわたしとして、全力の義黎くんに勝ちますから」
クラスメイト:「えってか何の勝負してるの……?」
诶義黎:「ふうん?じゃ、楽しみにしてようかな」
诶義黎:「それは秘密」
和久井美佑:「秘密です」
クラスメイト:「こ、こいつら……!」
诶義黎:「あ、というかさ。親御さんは大丈夫なの?」
诶義黎:「俺のこととやかく言ってない?」
クラスメイト:「親……?」
和久井美佑:「ええ」
和久井美佑:「むしろ、あなたのことを知って、より付き合いを続けてほしいと思ったようですよ」任務上の必要性の話をしている。
クラスメイト:「えっそんな仲なの……!?」
诶義黎:「じゃあ、デートも問題なさそうか。そりゃ結構」
クラスメイト:「いや、おいコラっ!美佑!」
クラスメイト:「どういうことか説明しろ!」
和久井美佑:「どういうことと言われても……」
和久井美佑:「どうして皆さんそのような剣幕に……?」
クラスメイト:「あんたのせいでしょーが!」
和久井美佑:頬に手を当てて微笑む。
诶義黎:「騒がしいね、ここ」
诶義黎:「抜け出す?」
和久井美佑:「ふむ……」
和久井美佑:「そうですね。騒がしいのはわたしが原因のようですから」
クラスメイト:「に……逃げんな!」
诶義黎:「“これから”を考えよう」
和久井美佑:「逃げたりはしません。わたしは……そう」
和久井美佑:诶義黎の言葉を継いで。「二人でこの先どうするかを検討するだけです」
GM:その言葉に、クラスのざわめきは一際大きくなり。
GM:感情の置き場がないままに、その場に混沌を残した。



『ノモス・ガンマは紅霓を逐う』 終