【クライマックス】
GM:平庭市民の憩いの場、しのぶれ自然公園。 寒さと時間の遅さもあって、人の気配は全くない。
GM:クネヒト・ループレヒトは公園の1角の物置を根城にしていた。
GM:…あなたたちの存在を察知し、外へと出てくる。
"クネヒト・ループレヒト134":「ふん。ここまで来るとは…」
"クネヒト・ループレヒト134":「プレゼントが足りませんでしたか? もっと欲しいのならそう言ってくれればいい…」
木花小夜:「私達は、もう子供じゃない」
木花小夜:「そうじゃなくなろうって。二人で大人になるって決めた」
木花小夜:「私達は、贈り物を貰うんじゃなくて、二人で、交換し合うの」
木花小夜:「勝手に押し付けるやつなんて要らない」
"クネヒト・ループレヒト134":「…なるほど」帽子と髭で殆ど見えない表情が、わずかに動く。
"クネヒト・ループレヒト134":…口元を歪め、笑みを浮かべたのだ。
風花春悠:「能力を解除して投降しろ」
風花春悠:「手下も纏めてな。聖人気取りらしいが、暖炉の火はまだ尽きてはいないぞ」
風花春悠:「お前が薪に焚べられることになる」
"クネヒト・ループレヒト134":「解除。解除!フフフフ!」
"クネヒト・ループレヒト134":「本当にいいのですか、解除してしまって! それがあなたの気持ちですか?」
風花春悠:「……何だと?」眉を顰める。
"クネヒト・ループレヒト134":「私には見えるのですよ…もろびとの望みが。強く求める、内なる熱が!」
"クネヒト・ループレヒト134":「ただ、求めるものをより近くで、よりつぶさに感じられるよう…」両腕を広げ、酔ったように謳う。
"クネヒト・ループレヒト134":「私はほんのささやかな、心付けを振る舞ってあげているだけのことです」
"クネヒト・ループレヒト134":「もっと交換したくはないのですか。もっと分かち合いたくはないのですか」
"クネヒト・ループレヒト134":「境界線がなくなるまで溶け合いたいと、そうは思いませんか!」
風花春悠:「邪魔をしたのはお前だろう」
風花春悠:紅球が燃え上がる。
風花春悠:「……求めるものが見えるって?」
風花春悠:「それならさっさと倒れてくれ」
風花春悠:「まだデートの途中なんでな」
GM:クライマックス戦闘を開始します。
"134"(8)
10m
風花(3) 木花(6) ガーネット・スター(9)
GM:セットアップから。
GM:と、その前に衝動判定、難易度9!
GM:失敗で暴走。成否問わず、判定後に侵蝕が100ちょうどになります。
風花春悠:1DX>=9
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 10[10]+5[5] → 15 → 成功
風花春悠:すご
GM:鋼の意志
木花小夜:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 9[3,4,8,9] → 9 → 成功
GM:誰も暴走せず、侵蝕100!改めてセットアップから。
風花春悠:侵蝕100になって、本体と従者が≪氷の茨≫
風花春悠:風花春悠の侵蝕率を+6した(侵蝕率:100->106)
"クネヒト・ループレヒト134":《先陣の火》行動値+15
"クネヒト・ループレヒト134":行動値が23に。
木花小夜:セットアップなし
GM:イニシアチブ進行に入ります。
"134"(23)
10m
風花(3) 木花(6) ガーネット・スター(9)
GM:イニシアチブです。何も宣言なければ134の手番。
木花小夜:《時間凍結》します
風花春悠:ヤダ~~~~ッッ
"クネヒト・ループレヒト134":割り込みありません。そのまま手番どうぞ!
木花小夜:侵蝕率+5 (侵蝕率:100->105)
木花小夜:HP-20して……
木花小夜:マイナー『ハンド・オブ・グローリー』:≪骨の剣≫+≪死招きの爪≫+《氷の回廊》
木花小夜:武器を作成してエンゲージ
木花小夜:メジャー『デッドマンズ・ドライヴ』:≪コンセントレイト :バロール≫+≪瞬速の刃≫。134を攻撃。
木花小夜:侵蝕率+7 (侵蝕率:105->112)
"クネヒト・ループレヒト134":おいでなさい!
木花小夜:10DX7+1
DoubleCross : (10R10+1[7]) → 10[2,2,3,4,4,4,6,7,8,9]+10[4,5,9]+4[4]+1 → 25
"クネヒト・ループレヒト134":クリスタルシールドでガード。
木花小夜:3D10+31 もろもろ有効
DoubleCross : (3D10+31) → 26[8,8,10]+31 → 57
"クネヒト・ループレヒト134":どういう火力!?
"クネヒト・ループレヒト134":かなりきついのが入ります!まだ戦闘不能でこそないけど…!
GM:え、えっとそれでは…演出を…
木花小夜:彼女の身体が燃え上がる。手足だけでなく、頭から爪先まで全身が真紅の炎に包まれる。
木花小夜:同時に外骨格が形成されていく。黒く渇いた骨の鎧。さながら業火に焦がされ肉が焼け落ち、隠されていた中身が露わになったかのように。
木花小夜:姿を現わすのは、まさしく異形の怪物。節々が赤熱し、引っ切り無しに炎を噴き出すその姿は、煉獄から這い出た罪人が如く。
木花小夜:“燃殻の火”。風花春悠の創り上げてきた、恐怖の具現にして象徴が。
木花小夜:今は彼ならぬものとしてその場にある。
風花春悠:「……小夜……」
風花春悠:その姿を傍らから見る。
風花春悠:「(……俺は)」
風花春悠:「(……こんな風に見えているのか)」
木花小夜:そのまま、敵に向かおうとして、その姿が、自動的にかき消える。
木花小夜:あるいは、それはただ。
木花小夜:通常の突撃姿勢をとっただけだったのだが。
木花小夜:彼女の身を包む悪魔は、そう判断しなかった。
木花小夜:ただ、敵を屠るに、最適な動きを。
風花春悠:「…………!」任務中の冷静さも吹き飛んで、瞠目する。
風花春悠:「小夜ッ!!」
木花小夜:火の粉だけが、その場に残り。
木花小夜:
木花小夜:
木花小夜:
木花小夜:
木花小夜:荒野に立っている。
木花小夜:白骨が幾重にも積み重なり、血の沼が広がる光景。
木花小夜:「……何、これ……?」
木花小夜:「ここ、どこなの……?」
木花小夜:それは地平線まで続いている。
木花小夜:「……行かなきゃ」
木花小夜:「春悠のとこまで……」
木花小夜:『出口』を探す。
木花小夜:白骨を、血の沼をかき分けて、ひたすらに探す。
木花小夜:見つからない。
木花小夜:いくら歩いても見つからない。
木花小夜:昼も夜もなく、歩き続ける。
木花小夜:身にまとっていた虚飾の鎧は、いつの間にか崩れ落ちている。
木花小夜:白骨が身体を苛む。血の沼が歩みを鈍らせる。
木花小夜:“混ざりあえ”と呼ばれているような。だけどそれに答えるわけには行かない。
木花小夜:頭がおかしくなりそうでも、ずっと、ずっと。
木花小夜:一つのことだけを思う。心に灯した火を。
木花小夜:「……春悠」
木花小夜:「……春悠……」
木花小夜:「……春悠…………」
木花小夜:どれだけの時間が経っただろうか。
木花小夜:光がある。出口が。
木花小夜:ただ、吸い寄せられるように、それにフラフラと縋って。
-:「もう来るんじゃないよ」
木花小夜:声を聞いた。
-:「さよさよ」
木花小夜:気がした。
木花小夜:
木花小夜:
木花小夜:
木花小夜:
木花小夜:それは現実の時間では一瞬。
木花小夜:彼女の時間ではもはやわからないほど長く。
木花小夜:サンタクロースの背後に再出現する。
木花小夜:「……!」
木花小夜:それはもう、ただの反射だ。訓練を受けたものとしての。
木花小夜:「あ、ああ……っ!」遮二無二に、目の前の敵に腕を叩きつけた。
木花小夜:燃えたぎるそれが、敵を灼く。
木花小夜:侵蝕率+5 (侵蝕率:112->117)
"クネヒト・ループレヒト134":サンタクロースとして生を受けたクネヒト・ループレヒト134は、超常の読心能力を備えていた。
"クネヒト・ループレヒト134":しかし。 それは人の欲望、手の届きそうでまだ届かないものを映す鏡でしかない。
木花小夜:睥睨するように立つのは、人の姿をしたものではない。
木花小夜:悪鬼羅刹の姿をした、地獄よりの使者。
"クネヒト・ループレヒト134":地面に打ちすえられたまま、人の心を失ったそれが恐れ戦く。
木花小夜:「……あ、あ」
木花小夜:「戻……終わった……?」
"クネヒト・ループレヒト134":「ご…ゴボッ、ゴボッ」
風花春悠:「……!」再出現した小夜に、その様子に、何が起きたのか否応なしに理解してしまう。
木花小夜:「私、帰って……?」
"クネヒト・ループレヒト134":「な、何だ… 君達は一体、何なんだ…!」
風花春悠:「(使ったのか……!“あれ”を……!)」
風花春悠:「…………小夜…………!」ひどく掠れた、悲痛な声が漏れた。
木花小夜:「そんな、そんな、そんな」
木花小夜:「春悠……っ!」
木花小夜:「こんな、こんなの……!私」
木花小夜:(気付いてやれなかった)
"クネヒト・ループレヒト134":行動値23。メインプロセス。
"クネヒト・ループレヒト134":choice[風花,木花,ガーネット]
DoubleCross : (CHOICE[風花,木花,ガーネット]) → ガーネット
"クネヒト・ループレヒト134":マイナーで《原初の青:光芒の疾走》
"クネヒト・ループレヒト134":メジャーで《原初の赤:災厄の炎》《コンセントレイト:ウロボロス》
"クネヒト・ループレヒト134":対象は風花春悠とガーネット・スター。
風花春悠:最悪!
木花小夜:あっこいつ!
GM:あれ?どっちがどっちで…
GM:とにかくブラムスの2人を攻撃!
"クネヒト・ループレヒト134":12dx7+6
DoubleCross : (12R10+6[7]) → 10[1,2,4,4,5,6,7,7,7,7,8,10]+10[1,1,3,8,10,10]+10[5,6,8]+10[10]+10[9]+10[10]+5[5]+6 → 71
木花小夜:殺意高……
GM:何してんのこいつ!?
風花春悠:ドッジ無駄だな……
GM:リアクションどうぞ!
風花春悠:ガードで、≪炎陣≫で本体が従者をカバーします
風花春悠:風花春悠の侵蝕率を+2した(侵蝕率:106->108)
GM:ダメージ行きます!
"クネヒト・ループレヒト134":8d10+15
DoubleCross : (8D10+15) → 37[1,1,7,9,6,2,5,6]+15 → 52
"クネヒト・ループレヒト134":装甲ガード有効です。
風花春悠:死!クネヒト・ループレヒト134へのロイス昇華で復活します
GM:演出行きます。
"クネヒト・ループレヒト134":「ヒ、ヒィーッ!」
"クネヒト・ループレヒト134":体の輪郭が滲み、影に溶け…砂利の上に火花の轍を刻んで、風花春悠に瞬時に迫る!
"クネヒト・ループレヒト134":「う、動くな…こっちのこの男がどうなってもいいのかッ!!」
"クネヒト・ループレヒト134":もはや恐怖を取り繕おうともしない。傍らの紅玉もろとも、赤熱した腕で掴みにかかる!
風花春悠:「……」
木花小夜:「春悠……!」
風花春悠:従者を庇うように前に出て、その腕を受け止める。
風花春悠:紅球は攻撃の要だ。そして失えば二度目の生成は出来ないだろうというのは、小夜への世辞でなく、事実だ。
"クネヒト・ループレヒト134":「…!? ええい、この期に及んで小癪な真似を…!」
風花春悠:赤熱した腕を、自分から掴みに掛かる。
風花春悠:骨肉の焼け焦げる音。身体から伸びた血の鞭が、自分もろともに敵を縛り付ける。
風花春悠:「逃げるなよ?」
"クネヒト・ループレヒト134":「ぐ、ぐうううううっ!?」
風花春悠:いつもと違い、燃え盛る魔人の鎧を纏ってはいない。
風花春悠:だがいつもとまるで変わらぬ、焼け付くような眼光が敵を見据える。
"クネヒト・ループレヒト134":「な、なんだ…!? お前は何を見ている!?」
"クネヒト・ループレヒト134":「放せ!その目で私を見るなァァッ!!」
GM:風花さんのメインプロセスです。
風花春悠:従者かな?
GM:そうでした!ガーネットちゃん!
風花春悠:メジャーでコンボ【インファイト・インファンティサイド】
風花春悠:《コンセントレイト:ソラリス》《恐怖の一言》《ポイズンフォッグ》
風花春悠:対象はクネヒト・従者・風花
木花(3)
10m
風花(6) ガーネット・スター(9) クネヒト134(23)
GM:からの、判定どうぞ!
風花春悠:6DX7
DoubleCross : (6R10[7]) → 10[5,5,7,7,8,10]+10[1,4,7,8]+3[3,3] → 23
風花春悠:本体と従者はガード
"クネヒト・ループレヒト134":ガードします。《イベイジョン》あるけど達成値は6!
風花春悠:命中で小夜の側に4m移動させます
木花(3)
6m
"134"(23)
4m
風花(6) ガーネット・スター(9)
風花春悠:本体と従者で2回分の≪氷の茨≫が起動
GM:5d10を2回どうぞ。
風花春悠:5D10+5D10
DoubleCross : (5D10+5D10) → 27[3,7,4,6,7]+23[5,1,8,1,8] → 50
風花春悠:その後に本体と従者も同エンゲージまで移動します
"クネヒト・ループレヒト134":まず、1回目の氷の茨で戦闘不能。《原初の虚:燃える魂》で復活
木花(3)
6m
風花(6) ガーネット・スター(9) "134"(23)
"クネヒト・ループレヒト134":2回目の23点に対して《虚無への回帰》。HPダメージを0に。
GM:そのまま本体の風花さんのメインプロセスです。
風花春悠:メジャーでコンボ【バイバイ・バイオサイド】
風花春悠:《コンセントレイト:ソラリス》《恐怖の一言》《ポイズンフォッグ》
風花春悠:対象はクネヒト・従者・風花
GM:どうぞ!
風花春悠:8DX7+1
DoubleCross : (8R10+1[7]) → 10[2,2,3,4,6,8,10,10]+10[4,5,8]+10[10]+5[5]+1 → 36
"クネヒト・ループレヒト134":ガードします。
風花春悠:本体と従者はガード。
風花春悠:命中で小夜の側に4m移動させます
風花春悠:本体と従者で2回分の≪氷の茨≫が起動
風花春悠:5D10+5D10
DoubleCross : (5D10+5D10) → 35[8,7,4,7,9]+21[2,1,8,5,5] → 56
木花(3)
2m
"134"(23)
4m
風花(6) ガーネット・スター(9)
GM:35点で戦闘不能。復活ありません。
GM:残りHPは20でした。15+21点のオーバーキル!
風花春悠:やったね
風花春悠:(……小夜)
風花春悠:今すぐに駆け寄って抱き締めてやりたい気持ちを押し殺して、敵を見据える。
風花春悠:ブラム=ストーカーとしての能力練度は、覚醒直後のそれにも劣るだろう。
風花春悠:だが、自分には積み重ねてきたチルドレンとしての訓練と経験がある。
風花春悠:冷気と血液操作で、茨、あるいは有刺鉄線のような血の糸を生成する。
風花春悠:小夜のように、空気中に展開し続けることは出来ないが──
風花春悠:それを、自らの腕に巻き付ける。
風花春悠:棘が皮膚を破り、肉を裂く。溢れた血液が冷気で更に凍結し、凶悪な武器と化していく。
風花春悠:従者との間に、敵を挟むように立つ。
"クネヒト・ループレヒト134":「あ、アアア…痛い、寒い、寒いーッ!!」
風花春悠:「フー……」
風花春悠:息を吐いて。
風花春悠:鉄線ごと敵を殴り付ける。
風花春悠:棘が自身と敵の肉を裂き、血が飛び散り。
"クネヒト・ループレヒト134":「ゲギャッ」
風花春悠:従者は敵を受け止め、冷気で跳ね返す。
風花春悠:その顔面に、更に拳を叩き込む。
風花春悠:跳ね返されて、また殴り付ける。
"クネヒト・ループレヒト134":「…!!」凍っていく。髭の下の顔面から、すでに凍結した声帯にヒビが伸びる。
風花春悠:殴り、跳ね返され。殴り、跳ね返され。繰り返すたびに、飛び散り凍結した血の棘が、敵と己を諸共に切り裂いていく。
風花春悠:「終わりだ」
風花春悠:最後の一撃で顔面を掴み上げ、そのまま従者に叩きつける。
風花春悠:風花春悠の侵蝕率を+16した(侵蝕率:108->124)
木花小夜:「春悠……!」
GM:辛うじて原形をとどめていたそれが、内側まで氷像と化して砕ける。 信仰の落とし子が、元居た場所へ帰っていく。
GM:レネゲイドの風となって吹き散り… 満天の星空の光を受け、少年のまわりで氷晶を煌めかせた。
GM:先にバックトラックから。侵蝕が-50されます。
GM:確定帰還圏なので略式処理。経験点を…10点どうぞ!
風花春悠:おいしい!
木花小夜:ムシャムシャ!