『維持ウインギット』(GM:DT)


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幼き全能(ジーニアスプリンセス)茅ヶ崎(ちがさき)珠姫(たまき)キャラシート(PC1:氷泉白夢)
“ロストネーム” ヒトミ(   )キャラシート(PC2:切子圭)
“ジラルナ” 城樫(しろかし)(けい)キャラシート(PC3:珪素)
“ディテクター” 君月(きみづき)むつみキャラシート(PC4:ねり)

【Index】

オープニング/城樫景・君月みつみ
オープニング/ヒトミ
オープニング/茅ヶ崎珠姫
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
クライマックス
エンディング


GM:突発始まるよ~
GM:自己紹介から参りましょう PC1から!
GM:URLもよろしく!
茅ヶ崎珠姫:はい!
茅ヶ崎珠姫キャラシート
茅ヶ崎珠姫:「はじめまして、茅ヶ崎珠姫です!何でも屋ジーニアスでお手伝いをしています!」
茅ヶ崎珠姫:「所長さんはいつも事件を追っかけていていないので、ごようならあたしがお聞きしますね!」
茅ヶ崎珠姫:「……まあ、うそなんだけどね、所長はあたし、たったひとりの何でも屋、それがジーニアスだよ」
茅ヶ崎珠姫:そういうわけで、何でも屋の両親の死と共にモルノイに目覚め様々なことを知ってしまいやさぐれた小学生何でも屋、茅ヶ崎珠姫ちゃんです
GM:やさぐれてる……
茅ヶ崎珠姫:本当に一番初めに作ったキャラで無駄が多く弱めのキャラだったのですが、今回リビルドをして
茅ヶ崎珠姫:フェイタルヒットを手に入れたりイージーエフェクトを増やしたりしました
GM:目覚めましたね……暴力に
茅ヶ崎珠姫:高めの精神でいろいろ頑張っていきたいですね
茅ヶ崎珠姫:そんな感じ!よろしくお願いします!
GM:はーい!よろしくおねがいします!
GM:そんな珠姫ちゃんのHOがこれ
・PC1/茅ヶ崎珠姫用ハンドアウト シナリオロイス:ヒトミ 推奨感情 P:庇護/N:猜疑心
あなたは何でも屋“ジーニアス”を営む歳若きオーヴァードである。
ある依頼に基づき、あなたは助手とともに連続怪死事件の調査を行っていると、
現場で度々目撃されたという、奇矯な風体の少女が捜査線上に浮かび上がる。
その人物を捜索しようとした時。あなたの前にその少女が行き倒れていた。
GM:いつの間にか助手が生えている気もしますが
茅ヶ崎珠姫:助手・・・いつの間に雇ってたのかな
GM:きっと以前からいましたよね。
茅ヶ崎珠姫:そうかな・・・そうかも・・・
GM:行き倒れた女の子を保護してあげてね~
茅ヶ崎珠姫:保護しなきゃ・・・
GM:では次!PC2お願いします!
ヒトミ:hai
ヒトミキャラシート
ヒトミ:「私はヒトミ。」
ヒトミ:「記憶が無く、記録も無く、誰でもないオーヴァードです」
ヒトミ:「あなたは私を知っていますか? ……知らない?」
ヒトミ:「なら……今から、憶えてもらいます」
ヒトミ:変異した賢者の石を右目に持つ記憶喪失の女オーヴァード、ワークス探究者のヒトミです
ヒトミ:自分の記憶を求めて、各地をさまよい中。
ヒトミ:性格については、クールでミステリアスな女はかっこいいと思ったのでそんな風にしようとしていますが
ヒトミ:根は寂しがり、記憶が無いが故に純粋で怖がりです。
ヒトミ:データ的にはノイマン/ウロボロスで 原初災厄の炎で範囲攻撃、原初妖精の手で支援、インスピレーションで調査をこなす丸いタイプ。
ヒトミ:演出がちょい特殊なオールラウンダーです
GM:服も特殊だと思いますが……
ヒトミ:起きた時着てたのがこれだったから……
ヒトミ:Dロイスの無疵なる石が切り札、許可いただけたGMに感謝。
ヒトミ:というわけで、よろしくお願いいたします!
GM:ヤバいDロイス
GM:よろしくおねがいします~
GM:ヒトミさんのHOはこれね~
・PC2/ヒトミ用ハンドアウト シナリオロイス:茅ヶ崎珠姫 推奨感情 P:尽力/N:不安
あなたは自称助っ人の風来坊であり、変異賢者の石の適合者でもある。
最近、あなたの周りでは、友誼を交わしたはずの相手に襲い掛かられる事案が頻発している。
今日もそれを、辛くも撃退して。そこで限界を感じたあなたは、その場に倒れ込む。
目を覚ました時、目の前には小さな少女があった。彼女の名は、茅ヶ崎珠姫。
GM:倒れてもらいます
ヒトミ:倒れるー! 大ピンチ!!
ヒトミ:異常事態……しくしく
GM:おとなしく寝てな!
GM:次はPC3お願いします~
城樫景キャラシート
城樫景:「城樫景です。どこからどう見ても怪しくない、何でも屋ジーニアスの助手をやっています。UGNは無関係」
城樫景:「あとUGNの潜伏工作員です。がんばるぞ!」
GM:一瞬で矛盾してる
城樫景:キャラの口調や性格に特徴がないとこの最初の自己紹介文マジで難しいですね
GM:別に必須じゃないからね……w
城樫景:言った通り、景ちゃんはUGN日本支部所属の潜伏工作員(スリーパー・エージェント)。今回は城樫景として潜入しています。
GM:PCではレアな日本支部員だ
城樫景:Dロイスもそのまま潜伏者。人畜無害な存在を演じながらも、
城樫景:ピュアソラならではの超ハイレベルな《夢の雫》やバディムーヴであらゆる判定を人知れずサポート。
城樫景:戦闘行為は《さらなる力》でアウトソーシングします。
城樫景:今回は初めての年下の潜入対象。姉のような助手のような立ち位置で珠姫ちゃんをかわいがりたいね
城樫景:よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいします~
GM:そんな城樫さんのHOはこれです
・PC3/城樫景用ハンドアウト シナリオロイス:“ロストネーム” 推奨感情 P:有為/N:脅威
あなたはUGN日本支部付の対人潜伏工作チルドレンである。
現在のあなたの任務は、高レネゲイド反応――レネゲイドクリスタルの調査。
現地関係者のカヴァーを得ての潜伏調査の結果、その同定は完了しつつある。
その“賢者の石”は、既に適合者を得ていた。キャリアの名は、暫定命名“ロストネーム”。
GM:はい ということで……
GM:最早ほとんど終えてます 仕事
城樫景:やったー!
城樫景:日本支部のエリートですからね!
GM:そう エリートなので……
GM:ここまで大変でしたね 後少しですよ
城樫景:もうここまで出来てるならちょっとのんびりしてても大丈夫でしょ
城樫景:珠姫ちゃんの家でジュース飲みながらCS見てよ
GM:めちゃくつろいでる……
GM:最後まで手を抜かないで頑張って!
GM:増援も来ます PC4ですよ
GM:おねがいします~
君月むつみ:あいよ。
君月むつみキャラシート
君月むつみ:「んはは。あたしゃしがない探偵ですからねぇ」
君月むつみ:「あ、それは通らん?そう……」
君月むつみ:君月(きみづき)むつみ、27歳、独身。
君月むつみ:ふにゃっとしたにやけ顔で枯れ気味の言い回しをする、どことなく懐っこいお姉さん。
君月むつみ:探し物が得意な自称『探偵(ディテクティヴ)』で、多数のコネクションと謎の資金力を持ち、
君月むつみ:それらを活かした調査活動に定評のあるエージェントです。
君月むつみ:ムチと領域操作を組み合わせての戦闘もこなしますが、戦闘エージェントに比べれば出力は微妙。
君月むつみ:曰く「本職じゃないんよ」とのこと。信じておくれよぉ
GM:まあ本職じゃないですね……
君月むつみ:そうだよぉ
君月むつみ:性能は一応白兵。Dロイス・器物使いで武器、ミーミル、能力訓練と一体化してダイスを増やしながら
君月むつみ:ウィル・オー・ウィプス(スネークブレード)をブンブン振り回します。
君月むつみ:一応《ジャイアントグロウス》もあります。低めの行動値をナントカ補ってあげたい。
君月むつみ:ピン挿しべんりエフェクト枠(イージーの下)は《妖精の手》。毎回《デビルストリング》と迷います。
GM:ゴリゴリの戦闘派!
君月むつみ:本職じゃないよぉ。信じておくれよぉ
君月むつみ:最近どうぶつと同居を始めてQoLが上がっているそうです。無事に帰りたいですね。
君月むつみ:頑張るぞ。よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいします!
GM:これなるはHOです!
・PC4/君月むつみ用ハンドアウト シナリオロイス:“ジラルナ”城樫景 推奨感情 P:親近感/N:隔意
あなたはUGN日本支部エージェントをカヴァーに持つ、本部付の査察部員である。
与えられた任務は、先行して調査を行っていた日本支部チルドレン“ジラルナ”との合流。
あなたと、バックアップ1名を含む日本支部員3名を投入する任務。
目標の制圧、あるいは無力化を企図したそれの対象は、賢者の石のキャリアであるという。
GM:はい ということで今回の任務は
GM:日本支部エージェント3名体制です
GM:楽勝かな~じゃあ
城樫景:一人は本部エージェントですしね
城樫景:これで失敗したら大変ですよ
君月むつみ:それはヒミツでしょ!
GM:もう調査まで終わってますからね
君月むつみ:んはは。こりゃあ定時で帰れそうだねぇ
君月むつみ:先任のチルドレンがしっかり仕事してくれたおかげさね。労ってあげないとねぇ
GM:存分にしてあげて!
GM:ではトレーラーを張って始めていきます

■トレーラー 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は同じ時を刻み、変わらないように見える。

だけどね。既に変貌してしまっている。

あるいは、あなたには分からないのかもしれないけど。

大丈夫。だって、あなたは。

ダブルクロス the 3rd edition『維持ウインギット』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:セッションを開始します よろしくおねがいします!
ヒトミ:よろしくお願いします!
君月むつみ:よろしくお願いしまーす!
城樫景:よろしくお願いします!
茅ヶ崎珠姫:よろしくおねがいしまーす!


【オープニング1/城樫景・君月むつみ】

GM:UGN組のOPです。
GM:登場侵蝕ですが……
GM:4d10を振って下さい。
城樫景:城樫景の侵蝕率を4d10(→ 31)増加 (32 → 63)
GM:ガッツリ行ったな……
君月むつみ:38+4d10
DoubleCross : (38+4D10) → 38+22[4,4,4,10] → 60

君月むつみ:おおう


GM:調査現場のほど近く。合流地点。
GM:君たち二人は、任務の現状報告とこれからの方針決定のために落ち合っていた。
城樫景:コンビニ裏手の駐車場でスマホをいじっています。
君月むつみ:「やあ、君が連絡をくれた城樫さんかな」スーツ姿の女が声をかける。
城樫景:「お疲れさまです」会釈をする。
君月むつみ:「そちらこそ、お疲れ様。はい、これ奢り」お茶のペットボトルを差し出す。
城樫景:「あ、どうもありがとうございます。私からもこちら……」カスタードまんじゅうの箱を渡します。
君月むつみ:「……ふっ。あはは」小さく噴き出す。
君月むつみ:「コンビニ裏で甘味を受け取るとは思わなかった。ありがとね」
城樫景:「君月さんって呼んで構いませんか?それとももう他のカヴァーがあります?」
君月むつみ:「むつみでいいよぉ。あたしゃヒラのエージェントだし、君の方が先任さ」
城樫景:今までいじっていたスマホのSDカードを取り出す。
城樫景:「ではむつみ先輩、とりあえずこちらが今までの調査データです。“石”を誰が持っているか推定できました」
君月むつみ:「ありがとうね。さわりは支部で聞いてきたけど、軽く認識合わせしておこうか」
城樫景:「仮称“ロストネーム”。パーソナルデータはSDカードの電話帳データの中にあります」
城樫景:「……“石”」もらったお茶に唇をつける。
君月むつみ:「了解」任務用の端末に挿し込んでデータをインポート。
城樫景:「本当なんでしょうか?まさかこんな街中に普通に持ち主がいるなんて……」
鳩山依鈴:《……“ミストミストレス”です。こちらも聞こえています》通信機からの声。
城樫景:「あ、鳩山先輩!お疲れさまです」
鳩山依鈴:《お疲れ様、景ちゃん。こっちは別現場の“後処理”中だけど》
鳩山依鈴:《手空きなので。座標を送ってれれば支援します。後日そちらの街に行く》
君月むつみ:「んふふ。待ってるよ、マダム」
城樫景:「頼もしいです!お土産買っておきますね」
君月むつみ:「……そうさね。あたしとマダムが投入され、これで我々の支部から三人」
君月むつみ:「君の報告と支部のデータを突き合わせた結果、」
君月むつみ:「君『たち』の調査結果はそれに値すると判断されたわけだ」
城樫景:「……。しかも、現地支部の手を借りることなく」
城樫景:(日本支部は“賢者の石”を確保するつもりだ。恐らくは、秘密裏に)
君月むつみ:「そう。それが上の結論ってことさね」
鳩山依鈴:《……持ち主が現れる前に確保できれば最善だったけど》
鳩山依鈴:《そううまくは行かないか》
城樫景:「既に拾われているのは確かみたいです」
城樫景:拾われている、持ち主、というのは
城樫景:適合者の隠語だ。
君月むつみ:「で、ホシのデータは……」
君月むつみ:「この子か。……ちょっとUNIDENTIFIED(空欄)が多くないかい?」
城樫景:「偶然にしては出来すぎていますよね?つまり、最初からこの“石”の持ち主として現れたのか……」
城樫景:「あるいは、徹底的に記録を消されているのか」
鳩山依鈴:《……それ、本当に持ち主?》
城樫景:「あはは。私の調査が間違ってなければですけど……」頬をかく。
鳩山依鈴:《石が足生やして歩いてるっていう線は?》
城樫景:「……そんな事例があるんですか?」
君月むつみ:「可能性は否定できないかねぇ。放浪癖があるようだし」
君月むつみ:レネゲイドウィルスは無機物ですら生命を模倣させてしまう。
城樫景:「ええと、その場合……どういう対処をすればいいんでしょう?」
君月むつみ:「なに、やることは同じさ」
鳩山依鈴:《もちろん、まずはお話から》
君月むつみ:「うんうん。我々は決して無法者ではないからねぇ」
鳩山依鈴:《どうしようもないって景ちゃんが判断したら、場所を私に教えて》
城樫景:「手足の生えた“石”が……本当に、お話できる相手だったらいいんですけど」ジャーム化のことを言っている。
君月むつみ:「その辺は見極めも必要だけど、初手からそう構えるこたないよ」
君月むつみ:「……まあ、可能性は否定できないんだけど」
鳩山依鈴:《それから……悪い“お友達”の影は?》
GM:現在はまだ、悪いお友達――FHの影は確認されていない。
君月むつみ:「これ(データ)によればその様子はない、か。マダム、こいつは後でそちらにも送ろう」
鳩山依鈴:《お願いします。……あの》
君月むつみ:「なんだい?」
鳩山依鈴:《そのマダムっていうの、どうにかなりませんか……?》
君月むつみ:「えっ」
君月むつみ:「だってマダムだろう? 君」
君月むつみ:「違ったかな」城樫さんを見る。
城樫景:「……ちょっといいですか?」小さく手を挙げる。
城樫景:「――今のところ、悪いお友達がいると断言できる材料はないです」
城樫景:「けれどさっき言ったみたいに……持ち主が造られてたり、記録が消去されていた場合」
城樫景:「それをしている誰かが“いる”ということになりますよね?」
君月むつみ:頷いている。
君月むつみ:「それは常に頭の片隅に入れておくべきだねぇ」
鳩山依鈴:《今のところ見つからない、は影がないの証明にならない、か》
城樫景:「それに今潜伏中の探偵さんが、連続怪死事件を追跡しています。現場にいた人が“ロストネーム”を目撃している事例がいくつかあります」
城樫景:「お話ができないかも、というのは私の推測ですけど……以上の事実を踏まえた上でのことでもあります」
城樫景:「単独潜入ではこれ以上深く踏み込むのは危険と判断していました。むつみ先輩が来てくれた以上、もう少し調べられると思います」
鳩山依鈴:《……了解、お手柄。まずはやっぱり確認するしかないかな……》
君月むつみ:「潜入先の探偵さんにも危険が及びかねないしねぇ。クールな判断だとあたしも思うよぉ」
君月むつみ:「調べ物はあたしも得意とする所さ。一緒にやるにせよ、手分けするにせよ」
城樫景:「頼もしいです」
君月むつみ:「手早く、確実に、深掘りしていこうか」
城樫景:「……ええ。何かあればまた連絡します」
君月むつみ:「了解。……ああ、そうだ」
城樫景:「どうしました?」
君月むつみ:「『城樫』さんって今回限りでしょ? あたしも下の名前で呼んでいいかな?」
城樫景:「あはは。大丈夫ですよ。景って呼んでください」笑う。
君月むつみ:「オーライ、景ちゃん。こちらこそよろしくねぇ」
君月むつみ:にこやかに微笑む。
君月むつみ:……しかし、その視線は彼女の一挙手一投足を常に目に納めている。
君月むつみ:君月むつみの『業務』は全て、観察することから始まる。
君月むつみ:それを悟らせることなく。この女は、そういう仕事を生業にしていた。
城樫景:「あ。連絡でも言いましたけれど、ボードゲームのこと勉強しておいてくれると助かります」
君月むつみ:「ああ……そんな話あったねぇ。詳しく聞いても?」
城樫景:「むつみ先輩はボードゲーム部のOBってカヴァーにしてあります」
城樫景:「難しそうならあまりその方面の話はしないように心がけますので」
君月むつみ:「んはは、了解了解。景ちゃんのやりやすい方向に合わせていこうか」
城樫景:「助かります。それでは失礼します!」自転車を漕いでコンビニ前から去ります。
君月むつみ:ひらひらと手を振って見送る。
君月むつみ:「マダム。とりあえず、腰を落ち着けたらまた連絡する。データとかスケジュールとか、詳しく共有しよう」
鳩山依鈴:《だからマダムは……ええ、ええ。》諦めた。
鳩山依鈴:《土産話を期待してます》
君月むつみ:「んふふ。楽しみにねぇ」通話を終える。すぐさまスクランブル回線のキーを変更。
君月むつみ:「……どうも。あたし」
君月むつみ:「いや、まだ現着したばかりだから。せっかちさんは損するよ」
君月むつみ:「うん、うん。まあ、ネタがネタだからねぇ……」
君月むつみ:「ま、ま。やるだけやりますよ。あたしゃ探偵(ディテクティヴ)ですから」
君月むつみ:「あ? コードに訂正しなさんな、こんにゃろめ」ぶつり。通信終了。
君月むつみ:歩きながら、受け取ったカスタードまんじゅうを一口齧る。
君月むつみ:「……甘いねぇ」
君月むつみ:甘く。甘く。何事も甘く終われば良いのだが。
君月むつみ:そうは行かないのが、日常の裏側と言うものだ。


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
君月むつみ:シナリオロイスの景ちゃんに ●親近感/観察 で取得しましょう。
城樫景:協力者/君月むつみ/連帯感:○/不安/ロイス


【オープニング/ヒトミ】

GM:4d10の登場侵蝕ダイスをお願いします。
ヒトミ:4d10
DoubleCross : (4D10) → 25[8,6,4,7] → 25

ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を25増加 (35 → 60)


GM:【どこかの路地裏】
GM:君の眼を目掛けて、魔手が伸びる。
GM:つい先日までは、朗らかに会話していたはずの相手が。
GM:「グ……グググ……」うめき声を上げて、君を害そうと迫る。
ヒトミ:「っ……」すんでで延ばされる腕を回避し、相手の様子を伺う
ヒトミ:「ナンパ初体験とは、違うようですね」殺意を、一挙手一投足を、レネゲイドの動きを、金色の右目で見定める
GM:明らかに様子はおかしい。呻き苦しみながら、それでもなお、君への害意を隠そうとしない。
ヒトミ:「どうして……いえ」
ヒトミ:「敵対するのなら、容赦はできませんよ」警告の言葉を、淡々とした感じに聞こえるように頑張って告げる
ヒトミ:目の周りが赤い気がするし、声が上ずっている気がするが、きっとの気のせい。
GM:それに全く応えること無く。腕を振り上げて、襲いかかってくる。
ヒトミ:「会話拒否……いえ、会話不能……!?」側転やステップを織り交ぜて掴まれないように回避しながら、頭を動かす
ヒトミ:動かしていないとしくしく泣きそうだった、もしかして何処か怒らせてしまったじゃないだろうか。
ヒトミ:(……よし)考えを纏めて、動きを止め
ヒトミ:自身を掴まんとする男の手を、蹴り上げてキャッチした鉄パイプを押し付けて止める
ヒトミ:「またお話できると嬉しいです!」それだけを告げて、背を向け一目散に逃げだす
GM:隙をついて逃げ出す。これが一度ではない。
GM:ここ最近、立て続けに何度か。
GM:幸いなことに、一度撒いた相手は二度と追っては来ない。
GM:だから君は、こうして逃避行を続けているが。
GM:気の休まらぬ日々。体力と精神の限界も近づく。
ヒトミ:「____くっ、ふっ___ぐっ……」背後を見て撒いた事を確認し、吹き出す汗をぬぐい。
ヒトミ:「少なくとも、運動選手だったわけでは、無さそうです……ね」肩で息をしながら天を仰ぎ、次はどうするか考えを巡らせるが思いつかない
GM:頼れる相手も居ない。次に行くべき場所も。
ヒトミ:(原因を探ろうと人と会うと今のようになる、どうしよう……)
GM:炎天下。体力がさらに奪われる。
ヒトミ:ジリジリと刺す太陽の光に、目を向けて
ヒトミ:(襲われるのは平気、追われるのも辛いけど大丈夫……だけど)
ヒトミ:自分に攻撃してきた人々の、理由不明の剥き出しの害意
ヒトミ:「きっついな……」誰に言うでもなく呟いて
ヒトミ:「それでも……あれっ」立ち上がろうとして、金色の眼から光が抜け落ちる
ヒトミ:真夏に水分補給を気を付ける、炎天下では脱水症状を起こす……知識では知っていても、実際に体験したことは無い
ヒトミ:(あ、これまず______
ヒトミ:うつ伏せに倒れて、意識を失う。
GM
GM:声が聞こえる気がする。
GM:誰の声かは、思い出せない。
GM:靄がかかったように、印象が薄れていて。
GM:だけど。
GM:暖かい気がした。
GM:体の、うだるような暑さではなくて、
GM:もっと、仄かな――
GM


GM:シーンを終了します。ロイスは合流までちょっと待ってね
ヒトミ:はーい


【オープニング/茅ヶ崎珠姫】

GM:4d10の侵蝕上昇ダイスをお願いします。
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を4D10(→ 11)増加 (32 → 43)
GM:低!
茅ヶ崎珠姫:11!?
GM:メチャクチャ落ち着いて捜査をしてる……
城樫景:さすがプロ
君月むつみ:手慣れたモンってわけ


GM:何でも屋『ジーニアス』 事務所
GM:「じゃあ、またなにか分かったらお願いしますね」
GM:依頼主の少女が、そう告げて出ていく。
茅ヶ崎珠姫:「はい!お任せください!しっかり所長にお伝えしておきますので!」
GM:怪死事件の被害者の身内であったという。元々彼女の依頼を受けて始めた捜査だ。
GM:調査を進めていくにつれて、分かったことがある。
GM:レネゲイドの影響――被害者は総じて、ジャーム化の兆候があったと。
GM:ただの殺人事件などではない。こちら側の事案。
茅ヶ崎珠姫:「さて、と……」脳の中で情報を組み立てる、ノートは必要ない
茅ヶ崎珠姫:「……チッ、困るな、こういう事件はあとでUGNに報告しないといけない」
茅ヶ崎珠姫:「一般人にジャームの存在を知られるわけにはいかない、そうなれば必然、依頼人にはこの事件はなかったことにせざるを得ない」
茅ヶ崎珠姫:「そうなったら金を要求する先はUGNしかないからね」
城樫景:「そのUGNの仕業ってことはないんでしょうか?」電子メモに書き込んでいる。こちらにはメモが必要だ。
城樫景:「ジャームを始末する組織っていえば、真っ先にありそうなのはそのUGNですけれど……」
茅ヶ崎珠姫:「どうかな、ないとは言えないけど」
茅ヶ崎珠姫:「UGNだったら真っ先に近縁の者の記憶は操作してるはず」
茅ヶ崎珠姫:「何でも屋に依頼するような改変をしてもメリットはないからね」
城樫景:「確かに。これだけ事件が重なっていて、そういう話は全然出てきていないですね」
茅ヶ崎珠姫:「かといってFHの場合、これだけのジャームを始末するというのもおかしい」
茅ヶ崎珠姫:「あれらにとっては戦力になりえる力のはずだからね」
城樫景:「因果関係が逆……だとするとどうでしょう」口元に指を当てる。
茅ヶ崎珠姫:「ふうん、つまり?」
城樫景:「これが殺人事件だとしたら、の前提ですけど」
城樫景:「ジャームを殺した、のではなく、殺すためにジャーム化させた」
茅ヶ崎珠姫:「ふむ」
城樫景:「犯人の手口そのものが強烈なレネゲイド侵蝕を伴うものなら、あり得ますよね?」
茅ヶ崎珠姫:「確かにオーヴァードを殺したとなればUGNも問題にせざるを得ないが、ジャームが減る分には問題は少ない」
茅ヶ崎珠姫:「あえてジャームにして、それを狩る、そうすることで何かを隠そうとした……ふむ」
城樫景:「目撃証言をもう一度洗ってみたくなりますね。所長……が、覚えている限りだと」
城樫景:「要注意人物みたいなのはいますか?何度も目撃されている人だとか……」
茅ヶ崎珠姫:「……」
茅ヶ崎珠姫:「少女、奇矯な風体の少女、というのが何度か出てくることがあった」
城樫景:珠姫ちゃんの頭の上にぼんやり手を置いている。
茅ヶ崎珠姫:「……なに」
城樫景:(――やっぱり、“ロストネーム”がこの一件に関わっている可能性は高い)自分で気づいていない。
茅ヶ崎珠姫:「……チッ、なんで助手なんか雇ったんだか」ためいきをつく
城樫景:「うーん」考え事をする時にぬいぐるみを撫でるように、毛並みにそって撫でている。
城樫景:「上手く捕まえられるといいですね。それこそ他のレネゲイド組織が狙いをつける前に」
茅ヶ崎珠姫:「…………何か、心当たりでもあるわけ?」むすっとした顔で手をはらう
城樫景:「あ」
城樫景:「すみません!いつの間にか」
城樫景:「……それはそうと、私の方にも心当たりはないでもないです」
茅ヶ崎珠姫:「……別にいいけどさ。で、心当たりってのは?」
城樫景:「高校の部活のOBが……この前、変な格好をした女の子の噂をしていたのを思い出しました」
城樫景:「私の方から詳しく聞いてみて、役に立ちそうなら連れてきます。ボードゲーム部の先輩です」
茅ヶ崎珠姫:「ん、そうだね……話が聞ける相手は多い方がいい」
茅ヶ崎珠姫:「……少し出かけようかな」
城樫景:「今日はもう予約が入ってないので、現地調査ですよね?」コート掛けの上着を取って、珠姫ちゃんに渡してあげる。
茅ヶ崎珠姫:「そう、目撃された場所、証言した人間、時間、それらを考えれば、おおよそいる場所の検討はついてくるからね」
城樫景:ハンカチとポケットティッシュも取って手渡します。
茅ヶ崎珠姫:「……別にこれくらいは自分で取るからいいって言ってるのに」
城樫景:「あはは。そうですね。珠……所長はしっかりものなので、必要ないって分かってるんですけど」
茅ヶ崎珠姫:「……」複雑そうな表情をする
茅ヶ崎珠姫:「……まあいいや、本人が見つかるとは流石に思えないけど、痕跡くらいはたどれるかもしれない」
城樫景:「こういうのは癖になっちゃってて。現場は遠いですか?タクシーと自転車のどっち使いましょうか」
茅ヶ崎珠姫:「いや、歩いていく。おそらくその少女はその手の乗り物は使ってないと思うからね」
茅ヶ崎珠姫:「同じ手段を用いたほうがわかりやすい」
城樫景:「なるほど。いいですね」彼女が言うなら実際にそうなのだろう。
城樫景:「でも、念の為私が自転車を押していきます」
城樫景:「いざという時、追いかける必要が出てくるかもしれないですしね」
茅ヶ崎珠姫:「……確かにね、わかった」
茅ヶ崎珠姫:「……(なんだろうな、違和感を感じないわけではないんだけど)」
茅ヶ崎珠姫:「(あたしひとりでは思いつかないことを言ってくれるのは、意外と悪くない)」
城樫景:(……やっぱり、一人でオーヴァード稼業をやっているだけある。この子を相手に『親族』として潜入できる自信はなかった……)
城樫景:(けれど仕事ぶりが優秀なら、それだけ探しものにだって近づける)


GM:そうして、外に捜査の足を伸ばして。
GM:炎天下。うだるような暑さ。
城樫景:「暑……!すぎるんですけど!」
城樫景:「シャツがびしゃびしゃになっちゃいますよ!」
茅ヶ崎珠姫:「……ま、確かに暑いけどね」
城樫景:「所長はいつもクールだなあ」
城樫景:濡れタオルで額を拭います。
茅ヶ崎珠姫:「……別に、そういうわけじゃないよ。ただ……夏が暑いのは世界がまだ正常な証拠だからね」
城樫景:「あはは。ハードボイルドな言い回しですね、それ」
茅ヶ崎珠姫:「……んん……」やりづらそうな表情
城樫景:「少なくとも……レネゲイドが関わっていたとしてもまだ、道理が通る事件のはずだ、ってことですよね?」
茅ヶ崎珠姫:「……そうだね、今のところはまだ、大きな事件という感じではない」
城樫景:「とりあえず現場周辺に向かってみましょうか」
城樫景:「近くにミニストップもありますよ。アイス買いましょう」
茅ヶ崎珠姫:「そうなれば考えられるのは、表立って大きくしたくない事件である、例えば何かを探しているとか……」
城樫景:先を歩いている。
茅ヶ崎珠姫:「……飲み物くらいにしておきなよ、アイスなんて食べてたら歩けたもんじゃない」
茅ヶ崎珠姫:「……まあ、でも暑いのは確かだ、この暑さじゃオーヴァードでも適した能力がなければ倒れてもおかしくないな……」
GM:そう口にした直後。
GM:視線の先。何かが傾いで倒れた。
城樫景:「! 熱中症でしょうか!?」
茅ヶ崎珠姫:「……そうかもしれない、でもそうじゃないかもしれないな」
GM:それは人だ。
城樫景:駆け寄ります。スポーツドリンクを半分凍らせた水筒を出す。
城樫景:「大丈夫ですか?意識はありますか?」
茅ヶ崎珠姫:「……」近づきつつ考える
茅ヶ崎珠姫:「(暑さもあるかもしれないけど……それと同じくらい疲労が感じられる)」
ヒトミ:「う……ぁ……」話しかけられたのに気が付いて、小さく声を上げる
ヒトミ:(えっと、何をしなくてはいけなかったのでしたっけ……)
城樫景:「……この格好」小声で珠姫ちゃんに囁く。
城樫景:「目撃証言にあった女の子でしょうかね?」
茅ヶ崎珠姫:「……可能性はある」
城樫景:「可能性はあるって言っても、こんな変な格好の子はなかなかいないですよ」
城樫景:「なかなか……」思い出す。
城樫景:「……いないですよ」
茅ヶ崎珠姫:「……まあ、確かに」
ヒトミ:(暑かったはずなのに、今はむしろ涼しい……)焦点の合わない目でゆっくりと城樫の方を見る
城樫景:「水はいりますか?」
城樫景:水筒のスポーツドリンクを差し出します。
城樫景:「あと、塩飴。日陰ではありますけど、ひとまず建物に移動しましょう」
ヒトミ:頷いて受け取り、飲み干す。
城樫景:「あとは救急車ですけど……」
ヒトミ:「ごめんなさい、助かります……名も知れぬ方」
城樫景:スマホを取り出してはいるが、可能ならば呼びたくはない。自分達の手元に確保しておきたいからだ。
城樫景:「城樫景です。こちらは茅ヶ崎珠姫ちゃん」
茅ヶ崎珠姫:「……あ、の、えっと、お姉さん」
ヒトミ:水分が行きわたり……意識が多少落ち着いてくる。
ヒトミ:「あ……救急車は……」身元が無い事がバレるのは非常に不味い
茅ヶ崎珠姫:〈完全演技〉いつもの、無垢な少女を演じる
ヒトミ:「不要です、問題ないです」冷ややかに答えた(つもり)
茅ヶ崎珠姫:「……お姉さん、誰かと追いかけっこしてたの?」
城樫景:「……!」
城樫景:「……追われていた?」
ヒトミ:「追われて?」首を傾げて
ヒトミ:はっとした表情、一歩距離を置く
ヒトミ:(この二人も……)見るからに仲の良さそうな……姉妹だろうか
ヒトミ:(私と会話したのだから、襲い掛かってくる可能性が)警戒心を見せながら、怯えた瞳で二人を見る
城樫景:「……。心当たりがあるみたいですね。ご相談があるのでしたら受け付けます」
茅ヶ崎珠姫:「あ、ごめんなさい、あのね……お姉さん、暑さもそうだけど……ちょっと疲れるように見えたから」
茅ヶ崎珠姫:「(怯えてるな……これは多分間違いない、何かから逃げてきている)」
茅ヶ崎珠姫:「(あたし達にすら警戒するあたり、おそらく人型の何かだ)」
ヒトミ:「あなた達は……?」初対面の相手の相談に乗ってくる理由が分からない
城樫景:「こういう者です」名刺を取り出す。『何でも屋ジーニアス』。
ヒトミ:「何でも屋……?」名刺を受け取る
茅ヶ崎珠姫:「そうです!何でも屋!何でも屋ですから、何でもできるんです!」
茅ヶ崎珠姫:「所長はすごいんですよ!どんな事件でもぱぱぱーって解決しちゃうんですから!」誰かを自慢するかのように、目を輝かせて
城樫景:(所長……)微妙な表情を浮かべる。
ヒトミ:「なんでも、ですか」首を傾げる
茅ヶ崎珠姫:「はい!……あの、お姉さん、もしよかったら、あたし達の事務所に来てくれませんか?」
ヒトミ:(おそらくオーヴァード絡みの事件、相談して良いの……?)
ヒトミ:「あなた達の事務所? 拠点と言う事ですか?」
城樫景:「少なくとも私達は、あなたを追っている相手ではない……と思ってもらえると思います」
城樫景:「もしそうなら、さっき倒れた時にそのまま捕まえてしまったほうが早かったわけですし」
ヒトミ:「それは……たしかに、そうですが」
茅ヶ崎珠姫:「はい、涼しいですしゆっくりお話できますよ!」
茅ヶ崎珠姫:「あの、これ秘密なんですけど……」
茅ヶ崎珠姫:「所長はすごい怪物とか、そういう事件だって解決しちゃうんですよ、友達に言っても笑われちゃうんですけど、でも本当なんですよ!」
城樫景:「ええ~っ……珠姫ちゃん、そこまで言っちゃうのは……」
ヒトミ:「……?」
城樫景:(……いや、違う。そうでなければ信頼を得られない……と、判断したからこう言ったんだ)
城樫景:(探偵は諜報員とは違う……客を相手にする商売だから、こういう交渉が必要になる。任せよう)
ヒトミ:「そうですか……私は笑いませんよ、凄いです」
ヒトミ:(レネゲイド絡みの事件を独力で……?)
ヒトミ:「そうですね……その、所長という方にお会いすることは可能でしょうか?」
ヒトミ:(とりあえず、見て判断しよう……もしかしたらこの子たちが"手足"で全部の首謀者って可能性もある)
城樫景:「もちろん、依頼という形ならお繋ぎすることはできます。事務所に案内しましょう」
城樫景:「その前に、お名前は?」
ヒトミ:「ヒトミ、と……そう呼んでいただければ」
城樫景:「ヒトミさん。分かりました」
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミお姉さん!よろしくね!」
城樫景:名前、外見特徴、遭遇場所などのメモを済ませる。「よろしくお願いします」丁寧に一礼。
ヒトミ:「お姉……? こちらこそ」鏡映しのように礼を返す
ヒトミ:今までの相手は会話中に豹変した以上、油断できない……と、おそるおそる二人について行く
ヒトミ:(必要になったら、普通の人相手でも能力を使わないと……)
茅ヶ崎珠姫:「……ヒトミお姉さん、大丈夫です」
茅ヶ崎珠姫:「何でも屋は、依頼人を裏切るような真似は絶対にしません。誓います」


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
城樫景:標的/ヒトミ/庇護/警戒:○/ロイス
茅ヶ崎珠姫:シナリオロイス/ヒトミ/庇護/猜疑心〇/ロイス
城樫景:協力者/茅ヶ崎珠姫/感服:○/脅威/ロイス
ヒトミ:城樫景 憧憬/☑警戒
ヒトミ:シナリオロイス:茅ヶ崎珠姫 尊敬/☑恐怖
茅ヶ崎珠姫:助手/城樫景/憧憬〇/違和感/ロイス


【ミドルフェイズ1】

GM:全員登場お願いします。
GM:侵蝕は普通に1d10!
城樫景:城樫景の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (63 → 71)
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (60 → 68)
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (60 → 68)
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (43 → 52)
GM:中盤ともなるとみんなガッツリ上がるな~
ヒトミ:ミドルフェイズ1だけども中盤
茅ヶ崎珠姫:なんか4d10の時の方が多く感じるなあ不思議だ
君月むつみ:既に4シーン経過してますからね


GM:君たちは重要参考人であるヒトミを連れて、事務所へと戻る。
GM:その入口。一人の女性が待っている。
城樫景:「あ、むつみ先輩!」駆け寄っていきます。
君月むつみ:「や、景ちゃんはろろん」
君月むつみ:夏らしい爽やかなワンピース姿で応じる。この炎天下でスーツ姿は、死ぬ。
城樫景:「来てくれたんですね。迷いませんでしたか?」
君月むつみ:「大丈夫大丈夫。地図送ってくれたでしょ」
茅ヶ崎珠姫:「えっと、えっと……ボードゲーム部の人、ですか?」
城樫景:「そうです。さっき話した先輩で、ちょうど近くに寄ってたらしいので」
ヒトミ:「……どうも、こんにちは」新しく現れた女性に警戒心を隠せない様子で頭を下げる
君月むつみ:「そそ。OBさんですよぉ」
君月むつみ:「はじめまして。君月と言います」ぺこり。
ヒトミ:「何でも屋の方ではないのですか」
君月むつみ:「ちゃうちゃう。こちらの景ちゃんの先輩さんだよぉ」嘘ではない。いや、嘘か。
城樫景:ヒトミの存在については特にメッセージを与えない。事前の特徴に当てはまる少女なので、何も言わなくても特定したと判断している。
君月むつみ:外見特徴は事前の情報と一致する。外出先で鉢合わせた、と言った所か。
茅ヶ崎珠姫:「はじめまして!何でも屋ジーニアスの茅ヶ崎珠姫です!よろしくお願いします!ふふっ」
城樫景:「こんな暑い中で外で待つの大変だったでしょう!すぐ事務所に入りましょうよ」
城樫景:「私もシャワー浴びたくて」ネクタイを緩める。
ヒトミ:「ヒトミとお呼びいただければ、はじめまして」
君月むつみ:「んはは。この暑さじゃねぇ」
ヒトミ:「……」(いいな、シャワー……)
君月むつみ:「おみやげにアイス買ってきてあるよ。一緒に食べようか」保冷バッグを持ち上げて見せる。
茅ヶ崎珠姫:「あっ、事務所開けますね、すぐ冷房と……シャワーの準備もしましょうか」てこてこ扉を開けに行く
ヒトミ:蒸れた服のベルトを、痒そうにずらしながら景の方を見る
城樫景:「ええーっ、いいんですか!?アイス!」
城樫景:「珠姫ちゃんありがとー。ヒトミさんも先に部屋入ってていいですからね」
ヒトミ:(……穏やかな人たち、と思っていいのかな……)
GM:そうして、扉が開き。事務所の中に入ろうとかという時。
ヒトミ:「お邪魔します……」横着しても仕方ないと続こうとした時
君月むつみ:「………」
???:後ろから人の気配。
???:女性だ。白衣を着て研究者然とした、二つ結びの髪を下ろした眼鏡の女性。彼女が、君たちのもとに近づいてきて。
茅ヶ崎珠姫:「えっと……新しいお客様、ですかね、すみませんちょっと少し待ってもらってもいいですか?」ヒトミを先に入れつつ
GM:では、ヒトミさんは気配を後ろに感じるかもしれません。
ヒトミ:「……!」後ろに気配を感じ、急いで振り返る。
GM:振り向いても何もない。
ヒトミ:(気の……せい?)
???:茅ヶ崎珠姫の声にも応えず、ずいずいと近づいてきて。手をかざす。
君月むつみ:「お客さんかな。あたしゃ出直した方が良いかねぇ」振り向く。しかし。
ヒトミ:首を振り、片目を瞑って周囲を見渡す
???:急に、呼吸ができなくなるような感覚に襲われる。
城樫景:その場から飛び退こうとする。
GM:飛び退けば、何も起きない。
君月むつみ:見えない。……いや。
君月むつみ:腰に手を回し、ポーチから何やら引き抜きながら身をかわす。
ヒトミ:(でも、全員反応している……?)
???:明らかに、目の前の人物が、君たちを攻撃した。……それも、君たち3人のみに対して。
茅ヶ崎珠姫:「……チッ」
ヒトミ:周囲を見渡し、各々に動く3人に自分の直感が気のせいでは無かった事に気が付き
君月むつみ:(この距離まで気配を感じなかった、だと?)
君月むつみ:(データ通りなら『何でも屋ジーニアス』の所長は戦闘能力を持ったオーヴァードだ)
君月むつみ:(が、任せっきりには出来まい。景ちゃんもサポーターで直接戦闘は避けるべきとなれば)
君月むつみ:(一般人のフリ、とは行くまいな)
ヒトミ:(……この3人、やはり真っ当な人間ではなかった……っ!?)
茅ヶ崎珠姫:"何か"に向かって一瞬で作り出した銃を撃つ
ヒトミ:泳いでいた視線の端を銃弾が掠める
???:それは確かに、銃の直撃を受けた。
城樫景:「…………」君月さんにハンドサインを送る。
城樫景:(離脱しますか)(残りますか)今、自分だけ情報を持ち帰るべきか、という意味だ。
君月むつみ:(可能なら離脱)(引き受ける)左手でサインを返しながら、右手に持った“それ”を一閃。
君月むつみ:不可視の打撃を見舞う。
???:銃弾でふらついたところに直撃。
GM:打撃音。
ヒトミ:(モルフェウスシンドローム、物体生成……! こっちはオルクスと……絞れない!)
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミ、事務所の中に入って、あたし達が危険だと思ったらそのまま裏口から逃げて」
城樫景:「ヒトミさん!」外を警戒しながら、ヒトミのいる室内へと飛び込む。
城樫景:「裏口の場所は私が案内します。ここはお二人に任せてください」
???:吹き飛ばされた人影が、ゆるゆると立ち上がる。
ヒトミ:「いえ、私も……」なぜ自分の身を案じるのか、まさか本気で良い人たちなのか……? と疑問に感じながら向き直って
茅ヶ崎珠姫:「でもできれば逃げずに待っててもらえると助かるかな」
君月むつみ:「同感だねぇ」化けの皮を一枚だけ、剥ぐ。
城樫景:「分かりました!中へ!」
城樫景:この状況ならば、戦闘は君月の役目だ。当然、自分は逃げることが仕事になる。
ヒトミ:「……」恐る恐る、景に続く……
ヒトミ:(さっき即座に攻撃に移らなかったという事は、オーヴァードだとしても恐らく戦闘向きでないか威力が強すぎるか……)
ヒトミ:(もっと、とんでもない能力の可能性は……考えないでおこう)
茅ヶ崎珠姫:「まあ、ボードゲーム部なんて最初から怪しいとは思ってたけど。とりあえずあんたは信用していいんだね」
君月むつみ:「もちのろんさぁ。改めまして、“ディテクター”、君月だ」
君月むつみ:「さて、“幼き全能(ジーニアスプリンセス)”」
???:「……またか」その女性が声を発した。「すぐに湧いてくる……」
君月むつみ:「奴さん、今なにか口にしたようだが。どう見る?」
茅ヶ崎珠姫:「正直何もわからない。ただ反応を見るに、ヒトミにはアレが見えてない」
君月むつみ:「だが、確かにそこにいる」
茅ヶ崎珠姫:「あたし達にだけ見えるのか、ヒトミにだけ見えないのかはまだわからないけれど、間違いなくヒトミは何かのカギだ」
君月むつみ:「ああ。是非、彼女の事情も伺いたい所だねぇ」
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミはあたしの能力にはさして驚かなかったからね、オーヴァードではあるはずだ」
君月むつみ:「あたしの“これ”にも驚いてなかったねぇ。なるほど、ジーニアスとは正しく、か」
???:「ヒトミ、君は」その女性は、君たちを注意深く観察すると。
???:「私が守る」空気が歪む。姿を消す。
???:《瞬間退場》。その足跡を追うことはできない。
君月むつみ:「あ」
茅ヶ崎珠姫:「……チッ、だめだな。逃げた」
君月むつみ:「………」小さく風を切る音。そして、パシッと何かを掴む音。
君月むつみ:……不可視の鞭、『ウィル・オー・ウィプス』を手元に戻した音だ。
君月むつみ:「これで後手に回らないといいんだが。逃がしたものはどうにもならん」
君月むつみ:「まずは中に入ろうか。こうなったら、」
君月むつみ:「詳しい話もしなくちゃならんだろうからね」
茅ヶ崎珠姫:「……ああ、知ってるんだろ?あたしが知らないことを、景とこっそり共有して」
君月むつみ:「んはは。怒らないでやってよ」
茅ヶ崎珠姫:「……ま、内容次第ってとこだね」


GM:シーン終了。ロイスの取得が可能です。
城樫景:こちらは特になし。早く購入がしたいぜ!
茅ヶ崎珠姫:特になしかな
君月むつみ:保留!
GM:たしかに結構シーン進んでるし
GM:このシーンから買えていいことにしよっかな
城樫景:まだ1シーンしかやってないですけど
GM:買えていいですよ
城樫景:もちろん真っ先に狙うのはアルティメイド服。お先に失礼!
城樫景:7dx>=20
DoubleCross : (7DX10>=20) → 9[2,3,4,4,8,8,9] → 9 → 失敗

城樫景:ウワーッ失敗……じゃな~~い!
茅ヶ崎珠姫:じゃな~い!?
城樫景:《夢の雫》で一発購入。
城樫景:城樫景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (71 → 74)
茅ヶ崎珠姫:すごいぜ
君月むつみ:でっ出た!景ちゃんの夢の雫だ!
ヒトミ:ダメ元アルティメイド服
ヒトミ:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 8[4,8] → 8 → 失敗

茅ヶ崎珠姫:普通にボデマでも狙うかな
ヒトミ:だめ、おわり!
君月むつみ:戦闘用きぐるみにチャレンジしよう
君月むつみ:能力訓練:社会を使用してレッツラゴゥ。
君月むつみ:(4+3)dx+4+1>=14
DoubleCross : (7DX10+5>=14) → 10[1,2,2,7,7,8,10]+2[2]+5 → 17 → 成功

茅ヶ崎珠姫:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 9[7,9]+1 → 10 → 失敗

君月むつみ:オッケー!装備して以上です。
GM:2足りないようですね
茅ヶ崎珠姫:んんん-、数値的にはいいんだけどな
茅ヶ崎珠姫:まだ慌てる時間じゃない、見送ろう
君月むつみ:いや
君月むつみ:景ちゃーん!
GM:探偵一人ではそれが限界なのでは……?
城樫景:呼んだかね
城樫景:バディムーヴ!
茅ヶ崎珠姫:やったぜ~~~
城樫景:これからも優秀な助手として信頼してくださいね
GM:完璧な助手ムーヴだ
茅ヶ崎珠姫:では購入!装備!信頼~~~
茅ヶ崎珠姫:以上!


【ミドルフェイズ2】

GM:シーンプレイヤーは珠姫ちゃん。登場は自由です。
城樫景:城樫景の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (74 → 83)
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (68 → 75)
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (52 → 55)
茅ヶ崎珠姫:おかしい・・・一人だけなんか低いぞ・・・?
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (68 → 76)
君月むつみ:つまり……過労死(再行動)枠と言うことでは?
茅ヶ崎珠姫:ワーオ
ミドルの進行は簡易FS判定で行う。
使用技能:〈情報:UGN・噂話・裏社会〉
難易度:7
最大達成値:9点
目標進行値:8
財産点使用可能。
特殊ルールとして、支援判定を行い成功した場合、一人の達成値を+3し、最大達成値を10とする。使用技能は〈意志〉とする。
失敗した場合、侵蝕率を1d10上昇させて再判定可能。
GM:1シーンに最大進行値を4獲得可能というわけですね。
城樫景:最大達成値9点、やな感じ!
君月むつみ:いちたりないよぉ
GM:早速判定するなり支援に回るなりを選んでみてね~
城樫景:支援判定ができる人はやったほうがお得っぽいですね
GM:いや、支援は支援で自分の手番を使うのでトントンかな……?
GM:情報が得意か意志が得意かで決めてしまっていいと思います
茅ヶ崎珠姫:とりあえず判定してみるか~
君月むつみ:意志は全然ダメなのであたしは進行狙いですねぃ
城樫景:私は普通に社会が強いのでメイン判定チャレンジする方針
ヒトミ:ダイス数が多いという意味では意志向き
城樫景:メイン判定やる人は先に振っちゃいましょう
茅ヶ崎珠姫:感覚は普通に低いので判定向きだなあ
茅ヶ崎珠姫:とりあえず噂話で
GM:ただし意志は財産使えないことにはご留意を。
城樫景:8dx+1>=7 情報:UGN
DoubleCross : (8DX10+1>=7) → 8[2,2,3,4,7,7,8,8]+1 → 9 → 成功

茅ヶ崎珠姫:4d10+1=7
DoubleCross : (4D10+1=7) → 23[6,7,8,2]+1 → 24 → 失敗

城樫景:なぜか持っている情報:UGN
茅ヶ崎珠姫:まちがえた
GM:=になっちゃってる
茅ヶ崎珠姫:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 5[1,2,4,5]+1 → 6 → 失敗

城樫景:でも9は出ているのかな?
城樫景:低い!
茅ヶ崎珠姫:なんなんだ一体
君月むつみ:情報:UGN。ミーミルの覚書を情報収集チームに変えてレッツラゴゥ
GM:全てが低い人だ
君月むつみ:(4+3)dx+2+2>=9
DoubleCross : (7DX10+4>=9) → 8[3,5,5,5,6,7,8]+4 → 12 → 成功

城樫景:さすが!
茅ヶ崎珠姫:よし、侵蝕値上げるついでに振りなおすか!
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (55 → 58)
GM:それもありですね 低いので……w
城樫景:珠姫ちゃんにバディムーブしようと思ったけど
ヒトミ:あっ、支援まだふってない
城樫景:確かにそれができるなら問題ないか
茅ヶ崎珠姫:しかもまだ低いんだよ
君月むつみ:と、届かない……
茅ヶ崎珠姫:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 10[7,8,10,10]+10[10,10]+3[3,3]+1 → 24 → 成功

ヒトミ:これ後から振ってもいいやつです?
GM:あっいいですよ~
城樫景:すご~い
茅ヶ崎珠姫:振れ幅の癖がすごい
GM:この人支援する~って選んで判定してみて下さい
君月むつみ:10だらけ!
城樫景:情報収集が得意なフレンズ
GM:まあ誰でも一緒だけど 結果自体は
城樫景:選んだキャラの好感度が上がるかも
君月むつみ:プライズ判定は夜会話システムだった……?
ヒトミ:選択肢システムだ!
ヒトミ:じゃあまだふってない景さんで行きますかな
ヒトミ:7dx>=7 意思
DoubleCross : (7DX10>=7) → 9[2,2,7,7,7,8,9] → 9 → 成功

君月むつみ:ヤッター!ちなみに景ちゃんはもう振っているぜ
城樫景:やった!ありがとうございまーす
GM:OK!では全員成功で、進行値は合計4上昇しました。
ヒトミ:a,
ヒトミ:ほんとだ申し訳ない
ヒトミ:やったー!
GM:以下の情報が調査できました。
・ヒトミについて
保護したオーヴァード。現状、こちらに敵対的な様子はない。
賢者の石のキャリアであることは確定。眼に埋め込まれていると思しい。
通常の賢者の石とはまた異なる波長を有し、なんらかの特殊変異を果たした個体であると推定される。
・襲撃者について
正体は不明。
というよりも、何かに襲われたことだけは確信しているが、
その人物の特徴であったり、攻撃であったりといった、
それが何だったかは全く記憶の外にない。辿る糸が切断されているように。
ヒトミに至っては、襲撃者さえ認識できていない。
・怪死事件の被害者について
たびたび不審な死体が発見されている。死因は窒息死。
年齢や性別はまちまちだが、全員ヒトミに遭遇歴がある。
敵対的か親身であったかはまちまち。
オーヴァードであるものは全てジャームであり、
それも、帰還不能域をわずかに超過した、“浅い”ジャーム。
GM:情報は以上です。


GM:何でも屋『ジーニアス』 事務所
城樫景:「ヒトミさん。ひとまずそこで座っていてください」
城樫景:事務所の棚から手慣れた様子で機材を取り出す。盗聴盗撮発見器だ。
城樫景:「……」部屋の隅々までうろうろと歩く。
ヒトミ:「……」数秒警戒したのち、座る
ヒトミ:(駆け引きの記憶なんてないから、どうすればいいか分からない……)
ヒトミ:「外は、大丈夫なのでしょうか」小さな声で
城樫景:「……どうでしょう。けれど二人とも腕利きなのは確かなので」
城樫景:「もし勝てなかったとしても、自分で逃げてくれるとは思います。その場合は私達が逃げる必要がありますけどね」
ヒトミ:「そうですか……」
ヒトミ:「何をしているのですか?」歩き回っている景の動きを目で追って
城樫景:「――ヒトミさんを連れてきた瞬間、事務所が襲われたということは」
城樫景:「何者かに動向が把握されている可能性があります。私と珠姫ちゃんが外出している間に何か仕掛けられているかも」
城樫景:「……」ウロウロ
GM:特にそういったたぐいの計器は発見できない。
ヒトミ:「なるほど……手慣れて、いらっしゃるんですね」それとなく自分の手の届く範囲のクッションや本の下を確認しながら
城樫景:「…………一応、物理的には問題ないみたいです。レネゲイド能力だった場合はお手上げですけどね」
ヒトミ:「レネゲイド……」言い慣れた様子で口から出たその言葉に、目を細める
城樫景:ヒトミの隣に座る。
城樫景:「さっきみたいな状況が何度もあったんですか?」
ヒトミ:「……質問の前に、質問をさせて下さい」
城樫景:「なんでしょう」
ヒトミ:「あなたは、何者ですか」
ヒトミ:「ただの、なんでも屋の助手と言うわけではないでしょう」
城樫景:「『ただの何でも屋』の助手ではありません。『オーヴァードの何でも屋』の助手です」
城樫景:「オーヴァードという用語はご存知ですか?」
ヒトミ:「……知ってはいます、でも」
ヒトミ:「さっきあなたは、"二人とも腕利き"と仰った、つまりあちらの……」
ヒトミ:「君月さんは、正体を隠していた」
ヒトミ:「私だけじゃなくて、珠姫さんにも……違いますか?」
城樫景:「ヒトミさんに隠している、というのは正確な考えじゃないですね」
城樫景:「隠しているかどうか以前に、そもそもヒトミさんは私達のことを知らないんですから。だから信用できない。違いますか?」
ヒトミ:「……ええ。」
ヒトミ:「だから、いきなり身分を偽って接触して来られたら疑うしかなくなります」
城樫景:「ううん……あの、こういうのって親切心なんですけども」
城樫景:「あまり口に出さないほうがいいですよ」テーブルの上のビスケットの小袋を開ける。
ヒトミ:「……そうですね」(交渉ってそうなのか……)
城樫景:「お察しの通り私は本来はUGNの人間です。訳あってこの探偵事務所に潜入していました」
ヒトミ:「よかった、両方騙してるFHのスパイじゃなかった……」
ヒトミ:小声
城樫景:「けれど私がFHのエージェントだったとしたらどうでしょう?」
城樫景:「逆に、ごく単純に、珠姫ちゃんとは別に腕利きの野良オーヴァードであるむつみ先輩と知り合いだっただけで」
城樫景:「『二人とも腕利き』って情報に何の含みもなかったとしたなら、それはただヒトミさんが私からの信頼を失うだけになっちゃいますよね」
ヒトミ:「……全くその通りです、でも」
ヒトミ:「……こうやって会話を長々できる、と言うだけで私にとっては収穫なのです」
ヒトミ:「無礼な言動、失礼しました」頭を下げる
ヒトミ:(反省しよう……)ちょっとナーバスな顔になりながら
城樫景:「大丈夫です。どっちにしろUGNであることは明かす必要がある状況なので」ビスケットをもぐもぐと食べる。
城樫景:外で君月さんが戦闘しているということは、そうなるはずだ。襲撃のタイミングが悪かった。
ヒトミ:「一応再度お聞きするのですが、私に襲い掛かりたくなったり掴みかかったりしたくはなりませんか?」
城樫景:「いいえ?全然……」
ヒトミ:それを聞いて
ヒトミ:じわ……と、少し目から涙が溢れそうになったのを慌てて腕でぬぐい
ヒトミ:「ふぅ……よかった、です」と、息を吐いて、服のジッパーとベルトを緩める
城樫景:「とんでもない服着てますよねヒトミさん」
城樫景:「流行ってるんですか?そういうの……最近……」
ヒトミ:「流行りはよく分かりませんが、一張羅なので……」
ヒトミ:「ふへぇ……」思わず緩んだ声が出て、事務所のソファに顔を埋める
城樫景:「それなら安心?できますけど……。『よかった』というのはどういうことでしょう?」
ヒトミ:「ここのところ、知り合った方が次々に襲い掛かってくる……という事態に、遭っていたのです」
ヒトミ:UGNなら、少なくとも彼女が先ほどの"依頼人を裏切らない"何でも屋の信条に手を貸している人間なら大丈夫だろうと話す
城樫景:「なるほど、だから警戒していた……誰とも関われないとなると消耗しちゃいますよね」
城樫景:特にオーヴァードであれば。理性を維持する人間関係という根幹を攻撃されているようなものだ。
ヒトミ:「……ええ、橋の下で寝床を貸してくれた方が、寝ている途中に襲い掛かって来て以来は……碌に睡眠も」
ヒトミ:「ごめんなさい、気が立ちすぎていました」再度頭を下げる
城樫景:「少なくとも私は……あと珠姫ちゃんやむつみ先輩も、そういうことはないみたいです。オーヴァードだからでしょうか?」
ヒトミ:「分かりません、ジャームのような反応をしていた人もいたのでてっきりオーヴァードも例外なくなのかと思っていましたが……」
ヒトミ:「……落ち着いて考えると、本当に何も分かっていませんね、私は」
城樫景:「条件を探りましょう。恐らく、珠姫ちゃんもそう言うはずです」
城樫景:(それに、この話が本当だとすると、このまま身柄を移送するのも危険だ)
茅ヶ崎珠姫:「よかった、まだ逃げてなかったね」入ってくる
君月むつみ:「やれやれ。アイスはともかく、ゲームの用意は無駄になっちまったかねぇ」
ヒトミ:慌てて身体を起こして二人の方を見る
君月むつみ:続いて入って来る。
君月むつみ:アイスの保冷バッグとは別に提げた紙袋からは、『枯山水』『カタン』と言った
君月むつみ:メジャーなボードゲームのパッケージがいくつか顔を覗かせている。これもお土産だ。
城樫景:「二人とも無事で良かったです」
君月むつみ:「や。景ちゃん、どこまで話したかい?」
城樫景:「む」少し不機嫌になる。
城樫景:「私がUGNだということまでは話しましたけど……むつみ先輩には、そういうことすぐ話すと思われてたんですね」
城樫景:「別にいいですけど」
ヒトミ:「はい、お聞きしました……」
茅ヶ崎珠姫:「ふうん、UGNか、"助手くん"」
ヒトミ:(やはり、こちらにも隠していたの……)
ヒトミ:「……なんかキャラ違くありません?」
君月むつみ:「いやいや。知らぬ存ぜぬじゃもう通らないだろうから」
君月むつみ:「説明はしたのかな、とね。口が軽いなんて思ってないとも」
茅ヶ崎珠姫:「ああ、まあ、どうせ事務所に戻ったら話すつもりだったけど」
茅ヶ崎珠姫:「ま、簡単に言えばあたしがジーニアスの所長だよ」
茅ヶ崎珠姫:「あの場じゃ誰が聞いてるかわかんないからね、ただし」
ヒトミ:「所長? じゃあ、あの所長のお話は……」
茅ヶ崎珠姫:「所長があたしじゃない、ということ以外は嘘をついたつもりはない」
ヒトミ:「では、あなたの信条は信頼が置けるもの……と、考えます」頷いて、頭を下げる
城樫景:「ヒトミさんの現状ですが、交流した人間が急に凶暴化して襲いかかってくる現象に苦しめられているようです」
茅ヶ崎珠姫:「……なるほどね、だから警戒されていたわけか」
城樫景:「けれどさっきの敵はそういう存在とはまた別の性質のものでしたよね?」
城樫景:「何だったんでしょう?」
ヒトミ:(単に寝不足と熱中症で頭が回っていなかっただけなのも……)人間睡眠が足りないと周囲全てが敵に見えてくる
茅ヶ崎珠姫:「……ヒトミ、確認しておくけど」
茅ヶ崎珠姫:「さっき、敵の存在が見えてなかったね?」
ヒトミ:「あ、はい……先ほどのは、やはり敵でしたか」
ヒトミ:「不可視の相手なのだと思っていましたが……私にだけ、見えていなかった?」
君月むつみ:「そのようだねぇ。そして」
君月むつみ:「景ちゃんの指摘通り、あれは、あたしと所長と景ちゃんを明確に狙っていた」
君月むつみ:「君に襲い掛かって来る、という話とは食い違う」
茅ヶ崎珠姫:「……理由はわからないが、あいつはヒトミにだけは姿を隠している、もしくはヒトミにだけ見えない理由があるか」
ヒトミ:「私にだけ……」右目に手を当てて
茅ヶ崎珠姫:「もう一つ懸念がある、景、先程の相手の特徴、思い出せる?」
城樫景:「……」数秒ほど考える。
城樫景:「…………全然思い出せません。あり得ない。敵の特徴はすぐ覚えるようにしているのに……」
君月むつみ:「………」
茅ヶ崎珠姫:「あたしもそうだ」
君月むつみ:「ちょっと待って。確認する」
君月むつみ:メガネを外し、蝶番を捻る。
君月むつみ:レンズを通して視界の映像を自動的に撮影する仕組みになっている。それを確認したのだ……が。
君月むつみ:「変だな。何も映っていない……?」
茅ヶ崎珠姫:「これは、そういう能力だと思ったほうがよさそうだな」
GM:交戦の記憶自体は、確実にある。
ヒトミ:「ええ、明らかにエフェクトは何かに命中はしていた……ように見えました、幻覚の類ではない気がします」
GM:例えば、銃を撃った。鞭を振るった。
GM:そこは確実に覚えている。だが、何に対してかが判然としない。
君月むつみ:「手応えもあったからねぇ。もともとなんだかハッキリしない相手だったが」
城樫景:(認識干渉能力。しかも、私達を逆に騙そうなんて……)
城樫景:(……身の程知らず)顔には出さないが、やや不機嫌になる。
ヒトミ:(私の眼が追い切れない相手……)悔しそうに
茅ヶ崎珠姫:「……あとは……そうだな、ヒトミ」
ヒトミ:「……はい」
茅ヶ崎珠姫:「この人物たちに見覚えはあるかな」いくつかの写真を見せる……この事件で死亡した人物たちだ
ヒトミ:「この人たちは……全員、ここに来てから会った人たちです」
GM:あるいは、君と仕事をともにした者。
GM:あるいは、最初から君に敵対していた者。
ヒトミ:「この人、さっき言った寝床の人です」写真の1枚のホームレスを指して
城樫景:「この人達、死因は共通していましたよね?」
城樫景:タブレットの事件資料を見ながら珠姫に尋ねる。
茅ヶ崎珠姫:「窒息死、全員ね」
ヒトミ:「えっ」
ヒトミ:死因、という言葉に目を見開く
ヒトミ:「この人たち、全員、が……なくな……って?」写真を掴み上げて確認する
茅ヶ崎珠姫:「……隠しても仕方ない、そうだね、全員死んだ」
茅ヶ崎珠姫:「人間であったものは全員窒息死、オーヴァードであったものは皆ギリギリジャームになるようなタイミングで死んでいる」
ヒトミ:「そん、な……」見る間に青ざめていく
ヒトミ:「この人は確かに敵対していましたが、小悪党程度でしたし……こちらの方は、私によくしてくださって……なのに」結局両方襲い掛かってはきたが
ヒトミ:「全員、死んだ……?」
ヒトミ:「それじゃまるで……」
城樫景:「どちらにしても、私達はヒトミさんを保護する必要があります」
茅ヶ崎珠姫:「はっきりと言ってしまえば、一番怪しいのは君だ、ヒトミ」
城樫景:「……この攻撃が発生したきっかけを覚えていませんか?」
ヒトミ:「……ごめんなさい」
城樫景:「あるいは、誰かオーヴァードと交戦して、取り逃がしたことがあったとか」
君月むつみ:「ヒトミ君とやら」
君月むつみ:「それは、自分がやりましたと言っているようなものだよ」
ヒトミ:「何も知らないです、私……この事件の事も、自分の事も、コレの事も」右目の石を指して
君月むつみ:「そう。知らないなら知らない、でいいんだ。……」
君月むつみ:「その、右目は?」
茅ヶ崎珠姫:「……そうだね、一番怪しいのはヒトミであることは違いない」
城樫景:「疑り深いのに自分が疑われることには無頓着なんだなあ」溜息をつく。
茅ヶ崎珠姫:「でも、もし犯人でないなら君は一番の被害者ということになる」
ヒトミ:「傍目に見たら、私が怪しいことくらい分かってますから」
ヒトミ:(そんな私にも優しくしてくれた人たちだったのに……)
ヒトミ:「この人が」写真の一枚を見せて「教えてくれました、賢者の石……の、変異したものらしいです」
ヒトミ:むつみの言葉に返す
茅ヶ崎珠姫:「……賢者の石、か……狙われるには十分な代物だけど……」
ヒトミ:「ええ」
茅ヶ崎珠姫:「それをただ奪うつもりなら、もっと効率的な方法がいくらでもあるはずだ」
城樫景:「確かに、それは引っかかりますね……」
ヒトミ:「……狙いが石なら、私に直接来ればいいでしょう」言葉から怒りが隠せていない
城樫景:「これだけヒトミさんを付け回して、限りなく消耗するまで追い込んだのに」
城樫景:「ヒトミさんの周囲の人間しか標的にしていない」
君月むつみ:「追い詰めるのが目的なら、少し回りくどすぎるように思うねぇ」
ヒトミ:「……」周囲の人間と、と聞いて3人の方を見る
茅ヶ崎珠姫:「……そうだね、ヒトミ、君にとっては」
茅ヶ崎珠姫:「あたし達もまた、君に襲い掛かる可能性のある人間たちということになる」
茅ヶ崎珠姫:「なにせオーヴァードもすでに何人も被害にあっているんだ、あたし達がそうならないという保証は残念だけどどこにもない」
城樫景:「……。ヒトミさん。これらの人達が『知り合って』から『襲いかかって』くるまでのタイムラグはどの程度でしたか?」
城樫景:「最悪の場合、私達自身がその現象に対処する必要があるでしょう。すぐ近くで護衛するのではなく、通信を保ちながら距離を取って監視するとか」
ヒトミ:「人によってバラバラでした」
茅ヶ崎珠姫:「……だけど、そうだな、あたし達の場合なら、ある程度の時間は推測することができる」
城樫景:「どのくらいですか?」
ヒトミ:「一日経って、石の事を相談しようと話しに行ったら襲われたり、情報を聞きに行って話していたら……だったり」
茅ヶ崎珠姫:「ジャームになるギリギリまでだ、オーヴァードは皆そのタイミングで死んでいる」
茅ヶ崎珠姫:「逆に言えば、ジャームにならない程度であれば時間はまだあるという推測を立てることができる」
城樫景:「なるほど、面白い着眼点ですね……確かに状況から考えればそうなるのか……」
茅ヶ崎珠姫:「相手が無理矢理こちらをジャームにしてくるような相手の場合はその限りではないけれど……少なくとも今すぐということはないはずだよ」
ヒトミ:「……たしかに」
君月むつみ:「今、分かっている材料から考えればそうなるか。シャープな結論だねぇ」
城樫景:「……仮説はいくつかあります。例えばヒトミさんが私達をジャーム化する衝動侵蝕を発していて、関わった相手に毒のように蓄積していく説」
ヒトミ:スッと立ち上がり、壁際まで距離を取る
君月むつみ:「ああ、ちょっと。そんなに距離を取らなくても……」
ヒトミ:見るからにオロオロしている
城樫景:「もう一つは、私達が見た『認識不能な何者か』の攻撃で知覚を操作されてヒトミさんに襲いかかることになるという説」
茅ヶ崎珠姫:「……個人的には、後者の方が可能性が高いと思うね」
茅ヶ崎珠姫:「前者には、人間のまま死んでいる者の説明がつかない」
ヒトミ:「知覚を操作……」珠姫の言葉を聞いておそるおそる戻ってくる
城樫景:「逆に後者の場合は、ジャーム化ギリギリのタイミングを見計らって敵が攻撃してくる必然性がまだ説明できません」
城樫景:「どちらにしても、まだ欠けているピースがある」
茅ヶ崎珠姫:「そうだね、これ以上は情報が足りないと見るべきだ」
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミ、あたし達はこの事件を止めるべく動くつもりだ」
城樫景:「推定と推理は違う――ですよね?所長」
茅ヶ崎珠姫:「そういうことだね」
ヒトミ:(私と違う、情報や推理のプロだって分かる……分かるけどできないの、歯痒いな……)
君月むつみ:「茅ヶ崎所長」
茅ヶ崎珠姫:「所長はいらないよ、さっきは便宜上そう言ったけど、実体としてはあたしひとりしかいないというのが正しいからね」
君月むつみ:「そうかい。じゃあ、珠姫ちゃんと呼ばせてもらうが」
茅ヶ崎珠姫:「どこかの誰かが助手を名乗っていたけど、そのあたりについては少し話し合う必要がありそうだしね」
茅ヶ崎珠姫:「それで?」
君月むつみ:「この件、UGN(我々)の視点で言えば、完全に巻き込んでしまう形になった」
君月むつみ:「……あたしの判断で話すが、UGNは賢者の石を……つまり」
城樫景:「!」
君月むつみ:「ヒトミ君を追っていた。あたしたちの対処がもっと速ければ、巻き込まずに済んだ」
君月むつみ:「不愉快な思いをさせてしまっただろう。その点はあたしから詫びさせてもらうよ」
君月むつみ:深々と頭を下げる。
茅ヶ崎珠姫:「……まあ、そうだね。利用されていたことについては正直腹立たしい気持ちはあるかな」
茅ヶ崎珠姫:「……ただ、本音を言わせてもらえば」
茅ヶ崎珠姫:「有能な助手がいる生活というのは意外と悪くなかったよ」
城樫景:「……」ストローでジュースをかき混ぜている。気まずい。
君月むつみ:「……そう、かい」
君月むつみ:「では、UGNとして『何でも屋ジーニアス』に正式に依頼をする」
君月むつみ:「事態の収拾に協力願いたい。厚かましいことだがね」
茅ヶ崎珠姫:「報酬次第、と言いたいところだけど」
茅ヶ崎珠姫:「それは助手くんの給料替わりということにしといてあげるよ」
茅ヶ崎珠姫:「どっちにしたって、あたしも当事者だ、下手をすればこの写真の人間たちと同じ道をたどることになる」
ヒトミ:同じ道、と聞いて暗い表情になる。
城樫景:「私は……気が進みませんけど……」ジュースをちびちびと飲む。
君月むつみ:「根拠を聞かせてもらえるかい?」
城樫景:「……わざわざ身分を伏せて潜入していたのは、珠姫ちゃんを巻き込むかたちを避けるためでもあったわけですから」
ヒトミ:「……」
君月むつみ:「景ちゃんの言うことは分かるよ。だが……そうだねぇ」
城樫景:「事件の捜査情報だけ借りさせてもらって、私達だけで動けばよかったんです。……本来なら」
君月むつみ:「そう、本来ならね。だが、もう遠ざけていられる状況じゃなくなった、とあたしは見ている」
城樫景:「むつみ先輩が……そう判断するなら、従いますけど……」
ヒトミ:(……つらい……)
君月むつみ:「従える、従わせる、と言ったつもりはないんだけどねぇ」んはは、と力なく笑い。
君月むつみ:「済まんね、景ちゃん。報告書にはありのままに書いてくれていいから」
茅ヶ崎珠姫:「……悪いけどね、あたしとしてもここで退くわけにはいかないんだ」
城樫景:「むつみ先輩が現着した時点で権限上は上司ですので!」
君月むつみ:よしておくれよぉ、と苦笑いしている。
城樫景:「珠姫ちゃんも、無理しなくていいですからね」頭に手を置く。
茅ヶ崎珠姫:「何でも屋として、受けた依頼はしっかりと解決しないといけない」
茅ヶ崎珠姫:「……何でも屋ジーニアスの矜持の問題でもある、からね」じっと景を見てから手をのけて
ヒトミ:「……元はといえば、私が皆さん全員を巻き込んだようなものです」
ヒトミ:「私が襲われるのは、石の適合者として仕方が無いのかもしれません」
ヒトミ:「それ、でも、こん……な」両手で顔を隠す
ヒトミ:いよいよ泣き顔が隠せなくなってきていた。
ヒトミ:「……こんな事、許せなくて……でも私にはどうしようもなくて……」
城樫景:「えーっ」慌てて戸棚まで行ってハンカチを用意してくる。
茅ヶ崎珠姫:「いいかな、ヒトミ」
ヒトミ:珠姫の方を見る
茅ヶ崎珠姫:「信じられるところまででいい、あたしを信じてくれないかな」
茅ヶ崎珠姫:「あたしはこの事件の犯人に屈しない、依頼の一番重要部分のヒトミを裏切ることはしない」
城樫景:ヒトミの頬をハンカチでぽんぽんと撫でてあげる。
ヒトミ:「……すいません」ハンカチで撫でてくる景に頭を下げて
茅ヶ崎珠姫:「もちろん、ヒトミがあたし達を裏切る、もしくは裏切っているというのならその限りではないけれど」
ヒトミ:「……裏切るつもりは、誰かを騙すような目的は私には無いです……」
茅ヶ崎珠姫:「そうじゃないなら、あたしは絶対にこの事件を終わらせて、ヒトミを自由にさせる」
茅ヶ崎珠姫:「何でも屋ジーニアスっていうのは、そういう存在なんだ」
城樫景:「悲しくなるのはまだ早いですよ。私達もヒトミさんも、本当のところをまだ何も知らないんですから」
城樫景:「本当なら他の誰かが悪いかもしれないのに、ヒトミさんが悲しくなるのは損でしょう?」
君月むつみ:「そうとも。付け加えるなら、仕方がないなんてこともない」
君月むつみ:「襲ってくるのは向こうの都合だ。君はそれに振り回されてしまっているんだ」
君月むつみ:「そんなもの、甘受する必要はないよ。そして」
君月むつみ:「立ち向かう力が足りないと言うのなら、ここにちょうど、三人分ある」
君月むつみ:「だろ?」パチリ。ウィンクして見せる。
茅ヶ崎珠姫:「まあ、そういうこと。だから」
茅ヶ崎珠姫:「少しの間だけでも安心してくつろぎなよ、ずっと逃げてきたんだろう?シャワーもベッドも使えるようにしておくから」
君月むつみ:「アイスもあるからねぇ。ダッツだよダッツ」
ヒトミ:「……ありがとうございます」
ヒトミ:「皆さんの事、信じたい……信じてみようって、思います」
茅ヶ崎珠姫:「ありがとう、その信頼にこたえてみせるよ」
茅ヶ崎珠姫:「……はあ、なんだかあたしもずいぶんお人好しになった気がするな」
ヒトミ:「……あなたの信条と」
ヒトミ:「お二人のレネゲイドは、信用したいって思えるものでした……むつみさんのはハッキリとは見えませんでしたが」
君月むつみ:「えぇ? 参ったなぁ、本心で話してるんだけどなぁ……」またも苦笑い。
ヒトミ:(エフェクトの話なんだけど……この上、まだ何かあるの?)さっきの景からの指摘を思い出して口には出さない。
茅ヶ崎珠姫:「……」
茅ヶ崎珠姫:「改めて、自己紹介をするよ」
茅ヶ崎珠姫:「あたしは茅ヶ崎珠姫、何でも屋ジーニアスだ」


GM:シーン終了。ロイスの取得および購入が可能です。
茅ヶ崎珠姫:シナリオロイス/ヒトミ/庇護〇/猜疑心/ロイス ロイスをP感情に
城樫景:一応ブルーゲイル買っておこうかな?
城樫景:8dx>=20
DoubleCross : (8DX10>=20) → 10[1,2,3,5,7,9,9,10]+3[3] → 13 → 失敗

城樫景:惜しい惜しい
城樫景:《夢の雫》。
城樫景:城樫景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (83 → 86)
茅ヶ崎珠姫:パネェー
茅ヶ崎珠姫:とりあえず応急手当キットでも狙っておこう
GM:モリモリ買っていく
君月むつみ:後輩がとても・強い
茅ヶ崎珠姫:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 7[5,7]+1 → 8 → 成功

茅ヶ崎珠姫:やるじゃん
GM:ぴったり!
君月むつみ:ヒトミちゃんに ●庇護/観察 、珠姫ちゃんに ●連帯感/悔悟 でロイスを取得しましょう。
ヒトミ:茅ヶ崎珠姫 ☑信頼/恐怖 に
ヒトミ:城樫景 憧憬/☑恥辱
ヒトミ:君月むつみ ☑連帯感/猜疑心
ヒトミ:ダメ元メイド服
ヒトミ:2dx=20
ヒトミ:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 7[6,7] → 7 → 失敗

ヒトミ:以上!
君月むつみ:お買い物はクリシー。能力訓練:社会を使用してレッツラゴゥ
君月むつみ:(4+3)dx+4+1>=25
DoubleCross : (7DX10+5>=25) → 10[1,2,3,4,4,6,10]+4[4]+5 → 19 → 失敗

君月むつみ:お。景ちゃーん!
城樫景:やったあ!バディムーヴでまず+3。
君月むつみ:ありがたい!達成値22に財産3点を足してゲットします。
君月むつみ:そして景ちゃんにプレゼント♡
城樫景:大KANSYA
城樫景:これで私は最強だ!
茅ヶ崎珠姫:SUGOI TUYOI
君月むつみ:フルアーマー景ちゃん
GM:すご~
ヒトミ:凄い……


【ミドルフェイズ3】

GM:シーンプレイヤーは相変わらず珠姫ちゃんです。登場は自由。
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (75 → 85)
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (58 → 62)
君月むつみ:ガンガン上がる
茅ヶ崎珠姫:おかしくないか?
城樫景:城樫景の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (86 → 90)
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (76 → 83)
GM:一人だけゆっくりお昼寝してたのかな
茅ヶ崎珠姫:すやすや珠姫
ヒトミ:すやぁ
君月むつみ:スヤンヌス


使用技能:〈情報:UGN・噂話・裏社会〉
難易度:7
最大達成値:9点
目標進行値:4/8
財産点使用可能。
特殊ルールとして、支援判定を行い成功した場合、一人の達成値を+3し、最大達成値を10とする。使用技能は≪意志≫とする。
失敗した場合、侵蝕率を1d10上昇させて再判定可能。
GM:まずは継続してこちらの判定をば。
城樫景:判定はさっさとやっちゃおう
茅ヶ崎珠姫:やるぜやるぜ
城樫景:8dx+1>=6 情報:UGN
DoubleCross : (8DX10+1>=6) → 10[4,4,5,6,9,9,10,10]+9[1,9]+1 → 20 → 成功

GM:すご~
城樫景:ピュアソラ・POWER
君月むつみ:やはり神のシンドローム
君月むつみ:引き続きメイン進行していきましょう。情報:UGNにミーミル情報収集チームを添えて。
ヒトミ:支援判定!対象景さんで
君月むつみ:(5+3)dx+2+2>=9
DoubleCross : (8DX10+4>=9) → 10[3,5,5,6,7,8,9,10]+4[4]+4 → 18 → 成功

茅ヶ崎珠姫:5dx+1 情報:裏社会(数値はUGNと同じ)
DoubleCross : (5DX10+1) → 8[4,5,5,5,8]+1 → 9

ヒトミ:7dx>=6 意思
DoubleCross : (7DX10>=6) → 10[2,3,4,6,8,9,10]+8[8] → 18 → 成功

茅ヶ崎珠姫:精巧精巧
城樫景:全員強い!
茅ヶ崎珠姫:成功
君月むつみ:意志も強い!
GM:OK!じゃあ全員成功で+4されて8/8
GM:無事突破しました。
・襲撃者について
ヒトミの知り合いであった襲撃者は、“虚の襲撃者”に残らず殺害されたと思われる。
それはヒトミの襲撃を企図したのではなくむしろ、起こった事象で言えば、彼女に近づく者の排除。
データ的には《陽炎の衣》で物理的な捕捉を困難とし、《失われた隣人》により、自身の認識を失わせる。
さらには――
・被害者について
ジャームとなっている被害者は死の直前、ヒトミと遭遇していたが、
他の者へ接触事故を起こすなど、周囲への警戒が疎かになっていた。
おそらくは、特定の相手に強い執着を持った、あるいは持たされた状態で
その関係性のよすがを喪失し、ジャームに至ったと思われる。
自らへの絆を消し去る事こそ、“虚の襲撃者”を正体不明たらしめる力なのではないか?


GM:【町内 河川敷】
GM:襲撃への警戒は怠らないまま、君たちは目撃者への聞き込みを行っていた。
GM:最後の襲撃者――虚ろの襲撃者についての情報は全く集まらないものの、
GM:そうではない、襲いかかるようになったヒトミの知己についてであれば、
GM:多くの証言を得ることが出来た。
君月むつみ:「……被害者の目撃証言をすり合わせると」
君月むつみ:「露骨に共通点があるねぇ」三人に清涼飲料水のボトルを手渡しながら。
城樫景:「どういう部分でしょうか?」
ヒトミ:「共通点ですか……?」ペットボトルを受け取りながら首を傾げる
君月むつみ:「人や物にぶつかったり、何かに躓いて転んだり。そう言ったシーンが多く目撃されてる」
君月むつみ:「注意散漫のレベルじゃない。まるで、それらが見えていないように思えないかい?」
ヒトミ:「そういえば……私に襲い掛かってきた人たちも」
城樫景:「目撃証言は集まりやすかったですよね。それだけ死の前後で目立った行動が多かったということになります」
ヒトミ:「他にはまるで関心が無いみたいでした」
茅ヶ崎珠姫:「……もしも本当にそれらすべてを失っていたように感じたのであれば」
茅ヶ崎珠姫:「普通の人間はもちろん、オーヴァードにとっても致命的だ」
茅ヶ崎珠姫:「ただ、それがヒトミを襲う為に仕組んだことかどうかというと少々疑問があるね」
ヒトミ:「たしかに、非効率な気がします……悪趣味ですし」
君月むつみ:「そうだねぇ。点と点ではあるが、間に線を引けるかと言うと微妙な所さね」
ヒトミ:「結果的に、そうなってしまったという事でしょうか」
茅ヶ崎珠姫:「そうだね……目的としてなら、どちらかといえばヒトミに近づく者を排除していた、と考えたほうが納得がいく」
君月むつみ:「だとすれば、あたしらにちょっかい出して来た理由も説明がつく、か」
城樫景:「これだけ襲撃に有利な条件があって、ヒトミさんを直接襲っていない理由があるとしたら」
城樫景:「1.襲撃できなかった 2.襲撃するつもりがなかった」
城樫景:「所長の説は2ですけれど、1である場合は、ヒトミさんが無意識に自分を守る力を展開しているということもあり得ますね」
茅ヶ崎珠姫:「ふーむ……」
城樫景:「どうして、ヒトミさんに『だけ』、襲撃者の姿が見えなかったんでしょう?」
ヒトミ:「私の特異性のせいか、私を狙い撃ちにしていたのか……」
茅ヶ崎珠姫:「考えられる理由のひとつとして、ヒトミに自分の存在を知られたくないというのが考えられるかな」
城樫景:「私も……その可能性が高そうな気がします。敵が認識を操作できるのは明らかです」
城樫景:「その上でヒトミさんにだけ見えないのだとすると、意図的に『見せていない』可能性が一番高い」
城樫景:「『見せない』力を他人に適用できるとすると、被害者の死の直前の挙動も説明できそうな気がしませんか?むつみ先輩」
君月むつみ:「ああ……筋は通るように思うね」
城樫景:「被害者がジャーム化しているのは別の能力なんでしょうか?」
茅ヶ崎珠姫:「結局、目的がわからないな、何をするにも遠回りをしすぎているように感じる」
GM:その時、君月むつみの元に通信がある。
君月むつみ:「ふーむ……おや」
君月むつみ:「ちょっとごめんよ、キャッチだ」
君月むつみ:携帯端末を取り出し、相手を確認する。
ヒトミ:(きゃっち……?)首傾げ
GM:鳩山からの定期報告。
君月むつみ:受ける。通話をスピーカーモードに。
鳩山依鈴:《……お疲れさまです。周り大丈夫ですか?》
鳩山依鈴:報告可能な状況下か、の意。
君月むつみ:「大丈夫。イリーガルが二名いるけど、関係者だから」
ヒトミ:「はじめまして、UGNの方。たぶんイリーガルその1です」
茅ヶ崎珠姫:「……あたしは何でも屋ジーニアスの茅ヶ崎珠姫、ここはあたしの事務所だ」
城樫景:「イリーガルってこういう抜け道に使うための制度でもあるんですね」
茅ヶ崎珠姫:「盗聴器やその他の可能性はないと思ってもらって構わない、あればあたしはわかるからね」
鳩山依鈴:《了解。よろしくお願いします……現状の調査報告を》
茅ヶ崎珠姫:〈写真記憶〉、もし事務所にわずかでも違いがあれば、確実に理解できる
鳩山依鈴:《衛星画像の確認でも、襲撃者は確認できませんでした》
鳩山依鈴:《人間への認識欺瞞のみならず、光学的にも認識の外にあるという見方が妥当かと》
城樫景:「レネゲイドサンプルは取れていないんでしょうか?」
鳩山依鈴:《正確に一致するものが見つかっているわけではないけれど、2つ》
鳩山依鈴:《1つは、恐らくは超高侵蝕体……ジャーム特有の出力波形》
鳩山依鈴:《もう1つ。パターンはそこの誰とも一致しない》
鳩山依鈴:《石自体の防衛機序という線は消していいと思う。第三者の可能性大》
城樫景:「ジャームと」
茅ヶ崎珠姫:「なるほどね……その情報は非常に助かる」
城樫景:「それ以外に『誰か』がいるんですね」
君月むつみ:「ヒトミ君はシロ、と言うことだね」
ヒトミ:「よかった……」シロ、と言われて
城樫景:「所長はどう思いますか?ヒトミさんも、心当たりがあればどうぞ言ってください」
ヒトミ:「心当たりはあまり、数少ない知り合った方たちも……ですし」
茅ヶ崎珠姫:「衛星画像でも確認できないほどの隠ぺいが出来るシンドロームとなれば限られてくる、エンジェルハィロゥやオルクスの可能性が高いと思うね」
茅ヶ崎珠姫:「衛星画像をごまかすだけならば、ブラックドッグという線も考えられなくもないけれど……さすがに本体を隠すのは難しい」
茅ヶ崎珠姫:「他のシンドロームは一時的に隠れることは出来ても、あそこまで完璧に痕跡を消すことはできないと思うな」
城樫景:「認識操作は機械まで騙すことはできない。……光学隠密とも複合するなんて、徹底している。隠密特化したエージェントなのかな」
ヒトミ:「ジャームには、特有の欲望でレネゲイドを操作する力があります。 その類かもしれません」
城樫景:「……確かに、そうか」
城樫景:「ある種のジャームは欲望に合わせて自分のレネゲイド自体を変質させることがあるから……」
ヒトミ:「既存シンドロームの力を高めているなら……かなり悪質な相手です」
城樫景:「……FHの工作員だとも断言できない」
鳩山依鈴:《たとえ複数のシンドローム分類説明が為されていても》
鳩山依鈴:《能力としては一つに集約されてる。“認識を切り離す”能力》
城樫景:「私達が集めた情報とも一致します。被害者は死の直前、『周囲が見えない』かのような行動を取っていたみたいです」
鳩山依鈴:《窒息死だって言ったわね。死因》
君月むつみ:「ああ、全員がね」
茅ヶ崎珠姫:「……そうか、呼吸するという認識が切り離されれば……」
鳩山依鈴:《ええ。犯人の攻撃だとすれば、人体から、空気の認識を失わせている》
城樫景:「……そんなことが……!」
城樫景:「……できるんですか?無敵の能力なのでは……」
ヒトミ:「概念操作……」
君月むつみ:(思った以上にヤバいな……)
茅ヶ崎珠姫:「つけいる隙はあるはずだ、本当に万能なら、あたし達は既に死んでいなきゃおかしい」
ヒトミ:「何かルールがあるのかもしれません、無法なのだったら……それこそ皆さんから私を見えなくすれば終わりですし……」
城樫景:「そこまでして、ヒトミさんを『襲わない』?」
ヒトミ:「……不気味です……」
ヒトミ:襲わない、と言われて
茅ヶ崎珠姫:「何か相当な執着を持っているのかもしれない、理由はわからないけどね」
君月むつみ:「そこまで行くと、襲う理由がなかった、と考える方がしっくりくるねぇ」
城樫景:「……むつみ先輩。推測されている限りの能力だと、先輩にだけ戦闘負担をかけるのは危険な気がします」
城樫景:「マニュアル通りなら現地か日本支部に増援要請を行うべきですけど……」
君月むつみ:「確かにね。……マダム、まだこっちには来られない?」
城樫景:(……けれど、事態はそう単純じゃない。“賢者の石”が関わっているし、日本支部はできるだけ他に知られないよう確保したいはず)
城樫景:清涼飲料水を一口だけ飲む。
茅ヶ崎珠姫:「ジャーム特有の独自の思考回路が存在しているのかもしれないな、そのきっかけがわかるまで、下手に人数を増やすのは得策ではないかもしれない」
ヒトミ:「私に執着するような思考回路……」思い出そうと頭を押さえてみるが何も浮かぶはずもなく
鳩山依鈴:《ええ。ただ》
鳩山依鈴:《支援はできます》
GM:NPCカードが使用可能。
『NPCカード:座標連絡』
シナリオ1回、いずれかの効果を使用可能。
・判定直後に使用、判定のダイス1つを10にする。同様の効果と重複使用可能。
・ダメージロールのダイスを+5d10。
茅ヶ崎珠姫:つよい
君月むつみ:トンデモナイゼ
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミが考えてもわからない可能性もある、認識できない能力ということ、ヒトミにかたくなに存在を知られまいとしていることから考えると」
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミの記憶を操作している可能性さえあるからね」
城樫景:「……!そうだ!どうして思い当たらなかったんだろう。確かに……認識や記憶を操作する能力者なら」
城樫景:「ヒトミさんの記憶がないことだって、そもそもの原因がこの襲撃者にあるのかも!」
ヒトミ:「……!」はっとして
ヒトミ:「私の記憶が無い原因かもしれない……俄然、追わなくては」
鳩山依鈴:《……襲撃者に、関わりを持とうとする行動を取るべきだと思います》
鳩山依鈴:《こちらから、能動的に》
鳩山依鈴:《認識を塗り固めてしまえば、向こうの改竄の余地を減らせる》
鳩山依鈴:《……なんて》
鳩山依鈴:《専門家の前で言うの恥ずかしいけどな》
城樫景:「知っていることは、知らないことより騙しにくい……か」
ヒトミ:(専門家……?)
GM:“虚の襲撃者”にロイスを持っている対象は、遭遇時、〈知覚〉判定で正体の特定が可能です。
GM:難易度は不定――正確には、判定直後に決定。
GM:成功した場合、成功したキャラクターは相手を認識できる。
GM:成功していない相手に対しては、それは隠密状態にあると扱われます。
城樫景:「敵に近づくことが私達の安全を確保することになる。けれど敵と積極的に交戦したくもない」
城樫景:「難しいですね」
君月むつみ:「……敵は、ヒトミ君への襲撃者を、その認識を操作して排除している節がある」
君月むつみ:「あたしらがちょっかい掛けられたことを考えると、襲撃者かどうかは問題ではないと言うことになるね」
城樫景:「……」その場に座って考えている。
君月むつみ:「つまり、ヒトミ君の傍にいれば敵の攻撃対象になる。差し当たり」
茅ヶ崎珠姫:「……相手を強く認識する、それが結果あたし達を守る事にもつながる」
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミも改めて意識しておいたほうがいい」
君月むつみ:「うん。そして、あたしら三人はヒトミ君から離れないこと」
城樫景:「……襲われた時」
ヒトミ:「離れない……よろしくお願いします」ぺこりと頭を下げる
城樫景:「襲撃者に攻撃は効いたんですよね」
城樫景:「何か言っていましたか?」
GM:記憶にない。
君月むつみ:首を横に振る。
茅ヶ崎珠姫:「……だめだな、何かを言っていたかもしれない、という感覚はある」
城樫景:「一言だけでも引っかかりがあればいいんですけどね。『くそっ』でも『アハハハ』でも」
茅ヶ崎珠姫:「やはりそういうところはわかっているらしいね、念入りに操作されているみたいだ」
城樫景:「人格の手がかりさえあれば、見当外れでも――憎んだり、同情したりできるのに」
城樫景:「これはすごく難問ですよ」
ヒトミ:「……そうですね、どんな感情を向けてきているのか」
茅ヶ崎珠姫:「しかしそれでも、襲ってきたこと自体の認識をなくしていない……ここにはやはり何かの意図があるとは思う」
ヒトミ:「そもそもソレがわからない、繋がりが無い、絆がない」
城樫景:「『全ての正体が不明な相手』に、どうやって関心を持ち続ければいいのか?」
城樫景:「ヒトミさん。……この敵のことが、嫌いですか?」
ヒトミ:「……分かりません、残酷な相手だとは思っていますが」
ヒトミ:「もしかしたら、何かから私を守ろうとしているのかも、もしくは私に何かあるのかも……推測が先に立って、感情の邪魔をしてしまって」
城樫景:「じゃあ、好きなんですね?」
ヒトミ:「好きでは……無いです、正面切ったら間違いなく殺しに行ってしまうと思います」さっきまでの満身創痍の時なら特に
城樫景:「いいですか。これは死活問題です。どちらかに決める必要があります」
茅ヶ崎珠姫:「そうかな、今の段階なら、あたしはもっとシンプルでいいと思う」
城樫景:「……考えがあるってことですね。所長」
茅ヶ崎珠姫:「相手の事を知りたいと思えばいいんだよ、強くね」
ヒトミ:「知りたいと思う! それなら得意です」
城樫景:「ヒトミさんは……興味深い、で動けるタイプなんですね。それならよかった」
君月むつみ:「興味。追求。解明。感情の形はいろいろだけども」
君月むつみ:「ひっくるめて『執着』と言った所かな」
ヒトミ:「あまりに自分の事を知らなすぎるので……」興味深いで動ける、という言葉に
城樫景:「女の子に付きまとって死人が出るような嫌がらせをしてくる、最低なストーカー犯罪者なのか」
城樫景:「それとも悲しい事情で生き別れた実の兄弟で、ヒトミさんを守ろうとしているのか」
茅ヶ崎珠姫:「まず相手を強く知りたいと思う、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも、どちらでも……どちらも持ってもいいと思う」
ヒトミ:「なるほど……お二人とも、ありがとうございます」お辞儀
茅ヶ崎珠姫:「知ったあとどうするかはおのずと答えが出るはずだよ」
城樫景:「……ヒトミさんのためには、まず人物像を作る必要があると思っていました。そういうことはなしに、ちゃんと興味を持ち続けられますか?」
城樫景:「姿形も、声も身長もわからないような相手ですよ」少し笑う。
ヒトミ:「今の話で必要性は理解しました、頑張ってみます」
???:姿形は分かる。
???:そこに姿がある。女性だ。白衣を着て研究者然とした、二つ結びの髪を下ろした眼鏡の女性。
城樫景:ヒトミの手を握ろうとしたが、「……」
君月むつみ:「………」
城樫景:バッ
茅ヶ崎珠姫:「……」
君月むつみ:「景ちゃん、珠姫ちゃん」
ヒトミ:「……?」
城樫景:その場を離れる。電子メモを取り出す。
城樫景:「女性」
君月むつみ:「白衣」
茅ヶ崎珠姫:「二つ結びにメガネ」
城樫景:全て、自分の見ている特徴と一致する。電子メモに殴り書きする。
城樫景:「ヒトミさん!」
ヒトミ:(____)表情が凍りつく
城樫景:「この特徴を記憶してください!
ヒトミ:「は、はい!」
???:それが、手を翳して。空間を握るような動き。
???:視線の先にいるべきではない。
ヒトミ:「"いる"のですね……!」シャワー上がりで緩めていた服のベルトを締めなおして、無意味とわかりつつも警戒
茅ヶ崎珠姫:「……まずい」
君月むつみ:「三人とも」
君月むつみ:「離れよう」
君月むつみ:言葉が途切れ途切れになる。
君月むつみ:何かが入り込んで、思考を阻害しているような。
城樫景:「裏口へ」
???:掌握されれば、呼吸を行うことが困難になる。君たち3人だけが。
GM:ヒトミにとっては、何も起きていない。
君月むつみ:「は、や、く、」
ヒトミ:「分かりました……皆さん!?」すぐに従おうとして、挙動がおかしい3人を見て
城樫景:「ヒトミさんには……ああ、言いましたけど」
ヒトミ:「くっ……」脳裏に、今まで襲い掛かってきた知り合いたちの顔が浮かぶ
茅ヶ崎珠姫:「……チッ……」
GM:条件を満たしていれば、知覚判定が可能です。
城樫景:「わ、私にとっては……決まってますよ」
城樫景:「あなたは最低のストーカーです」
君月むつみ:景ちゃんの強い言葉に足を止める。振り返る。現れた襲撃者の姿を見る。
君月むつみ:口がぱくぱくと開く。声が声にならない。呼吸が出来ていない。
君月むつみ:……これはチャンスだ。強力な認識欺瞞能力を持った敵を捕捉するチャンス。
ヒトミ:逃げるのが一番だ、しかし……
城樫景:奥歯を噛む。確実に、この敵が原因で死んだ人間が何人もいて、しかもヒトミの精神を追い詰めるような手口で付きまとい続けている。
君月むつみ:しかし。唇は確かに形作る。
城樫景:どんな事情があろうと、邪悪な存在だ。何よりも……
茅ヶ崎珠姫:「……あたしが、やるべきことは、ひとつだ」
城樫景:(私に――“ジラルナ”に、認知の領域で勝負するなんて)
城樫景:(許せない)
君月むつみ:「お」「ぼ」「え」「た」
君月むつみ:……と。
城樫景:敵/“虚の襲撃者”/執着/憤懣:○/ロイス
ヒトミ:虚の襲撃者 興味/☑驚異 でロイスを取得
君月むつみ:襲撃者さんに 解明/●脅威 でロイスを取得します。
茅ヶ崎珠姫:“虚の襲撃者”/執着〇/不快感/ロイス
ヒトミ:知覚判定して大丈夫でしょうか?
GM:いえ。イベントが発生します。
???:Eロイス『砕け散る絆』。
???:城樫景の“虚の襲撃者”へのロイスを、昇華済みのタイタスへ。
城樫景:狙ってきた!
茅ヶ崎珠姫:やってきた
???:Eロイス『尽きせぬ力』。『砕け散る絆』を回復。
???:Eロイス『砕け散る絆』を再使用。
???:ヒトミの虚の襲撃者へのロイスを、昇華済みのタイタスへ。
???:Eロイス『尽きせぬ力』2つ目。『砕け散る絆』を回復。Eロイス『砕け散る絆』を再使用。
???:君月むつみの襲撃者さんへのロイスを、昇華済みのタイタスへ。
???:Eロイス『尽きせぬ力』3つ目。『砕け散る絆』を回復し再使用。
???:茅ヶ崎珠姫の“虚の襲撃者”へのロイスを、昇華済みのタイタスへ。
GM:――認知を確実に行ったはずだ。
GM:だが。
???:目の前の襲撃者の特徴を思い出せない。
GM:ヒトミにとっては、何も変わらない。
ヒトミ:(感情を、関心を強く持つ……)さっきの景の言葉を思い出しながら、知覚を研ぎ澄ますが
君月むつみ:「………」認識した、はずなのに。呼吸が戻らない。
GM:認識の破壊なのか。それが何であるかを思い出せなくなる。
茅ヶ崎珠姫:「……ッ……!!」消えていく、忘れる、オーヴァードに目覚め久しく忘れていた
GM:倒すべき敵であることは違えていない。だが、敵は何だったか。
城樫景:「……ッ!!」ザク!!
城樫景:ボールペンで自分の手の甲を刺す。
城樫景:(……駄目だ!)
GM:痛みがある。幻覚ではない。
城樫景:(この程度じゃ全然抵抗できていない……!さっきまで把握できていたはずなのに!)
鳩山依鈴:《……反応消失。何が……?》通信機からも、困惑の声。
鳩山依鈴:《状況は終わってないのよね?》
ヒトミ:(ダメ、全然見えない……)
茅ヶ崎珠姫:「……チッ……なんてザマだ、偉そうに言っておいて……!!」
城樫景:「逃げます!」
ヒトミ:「いえ、"来た"みたいです」通信機に返して
ヒトミ:「どちらですか景さん、指を!」
ヒトミ:(こうなったらいる方向に攻撃を……!)
城樫景:「もう分かりません!ただ、確かなことがあります……!」
城樫景:「このままだと、逃げなければいけないということすら分からなくなる!」
城樫景:ヒトミの手を取る。最悪の場合、他二人は見捨てなければいけない。そういう優先順位だ。
城樫景:「所長も、むつみ先輩も……早く!」
君月むつみ:体をひきずるように起こす。無理矢理に足を動かす。
ヒトミ:「っ……」(そうか、そうなるんだ……!!)
茅ヶ崎珠姫:「……景の言う通りだね……一旦ばらけよう」
GM:息苦しさはある。だが、脚はまだ動く。
君月むつみ:行け、と。二人にサインを送る。
ヒトミ:咄嗟に、手を握り返して駆け出す
城樫景:躊躇はしない。そのまま裏口から駆け出す。
君月むつみ:(あとは……)
君月むつみ:(珠姫ちゃんを……)
茅ヶ崎珠姫:「……はあ、かふ……ッ」
君月むつみ:抱え上げる。ひどく眩暈がする。
茅ヶ崎珠姫:「……ッ!」
茅ヶ崎珠姫:「無理、するな……あたしは、平気だ……ッ」
君月むつみ:離さない。一刻を争う。
君月むつみ:そのまま、裏口に向かって倒れ込むように飛び出して。
君月むつみ:僅かに戻った呼吸で吸い込んだ息で。
君月むつみ:「走って!」
茅ヶ崎珠姫:「……こほっこほ……チッ、助かったよ、ありがとう」
茅ヶ崎珠姫:「あんたも無事に、逃げ切りなよ……ッ」走る
君月むつみ:「……がはっ! ごほっ!」
君月むつみ:「ああ、くそ。息が出来るって素晴らしいな!」
君月むつみ:景ちゃんとヒトミ君が逃げた方向。珠姫ちゃんが走り去った方向。ならば。
君月むつみ:(とにかく、離れないと……!)
君月むつみ:「マダム! 敵の攻撃を受けた!」
君月むつみ:「一旦散るから、また後で……ごほっ!」
鳩山依鈴:無数の銃弾が飛来する。あるいは数発は君をかすめるが。
鳩山依鈴:たかが銃弾の攻撃ならマシだ。
鳩山依鈴:より危険なものの接近の牽制になる。
君月むつみ:(マダムか。一瞬でも時間を稼いでくれれば……!)
君月むつみ:「助かる。道すがら状況を共有しよう……っ!」
君月むつみ:かすれた声を張り上げながら、覚束ない足取りで駆け出した。


GM:シーン終了。ロイス取得と購入が可能です。
GM:なお、虚の襲撃者に対しては
城樫景:アイテム欲しい人います?
GM:別感情でのロイス取得も可能ではありますが
GM:危険度が高く、非推奨です。
茅ヶ崎珠姫:君月むつみ/誠意〇/悔悟/ロイス
城樫景:標的/ヒトミ/庇護:○/警戒/ロイス P感情に。
君月むつみ:アワワワ
君月むつみ:ロイスはフル装填済みなので、お買い物だけ。
君月むつみ:ヒトミちゃんがメイド服を欲しがってましたね
ヒトミ:一応RC型なのです私
城樫景:他の3人のチャレンジを見てから動いてもいいか
君月むつみ:狙ってみましょう。能力訓練:社会を使用してレッツラゴゥ
城樫景:私はもう必要なアイテムないから、他の人に合わせていい
君月むつみ:(5+3)dx+4+1>=20
DoubleCross : (8DX10+5>=20) → 10[2,2,3,3,5,6,10,10]+10[6,10]+1[1]+5 → 26 → 成功

城樫景:やるなあ
君月むつみ:フハハーッ!プレゼント!
茅ヶ崎珠姫:すごい
ヒトミ:すげぇ! いただきます
君月むつみ:社会の力だ オルクスむつみ
茅ヶ崎珠姫:別に欲しいものもないかな・・・
茅ヶ崎珠姫:一応ブルーゲイルでも狙ってみるか
ヒトミ:装備しました、まあ衣装はこのままですが
茅ヶ崎珠姫:3dx+1>=20
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 10[2,7,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

茅ヶ崎珠姫:なっ
GM:みんなヤバいな……
茅ヶ崎珠姫:財産使って買っちゃう
ヒトミ:私もダメ元ブルーゲイルしてみましょう
ヒトミ:3dx+1>=20
DoubleCross : (3DX10+1>=20) → 10[3,10,10]+5[4,5]+1 → 16 → 失敗

ヒトミ:んんんん?
城樫景:バディムーヴ。
城樫景:消費1で買えますよ。
ヒトミ:財産点全部使えば成功ですが、何残ってるか分からないので
ヒトミ:と、なんと
GM:なんでみんな跳ね回ってるの
ヒトミ:では1点消費で獲得
ヒトミ:君月さんに渡したいけど、いります?
城樫景:みんな成功したから何買えばいいか分からなくなっちゃった
ヒトミ:あ、違うもう自前があるわ
ヒトミ:自分で持っていきましょう
君月むつみ:いや、あたしはブルゲまだ持ってないですね
君月むつみ:景ちゃんに代理購入をお願いしようと思ってた所です
城樫景:なんと
ヒトミ:なるほど
ヒトミ:じゃあ渡します
城樫景:そんなに頼られたら私が頑張らないとね!
城樫景:8dx>=20
DoubleCross : (8DX10>=20) → 10[1,2,2,4,7,7,9,10]+5[5] → 15 → 失敗

城樫景:ウムー
城樫景:半端に高いから《夢の雫》を使いたくないな……w
君月むつみ:ふむむ
城樫景:でも使います。《夢の雫》。
城樫景:城樫景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (90 → 93)
君月むつみ:何て頼れる後輩なんだ……
城樫景:あげちゃうよ
君月むつみ:嬉しいよぉ。大事にしまっておかないと


【クライマックス】

GM:全員登場をお願いします。
城樫景:城樫景の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (93 → 97)
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (85 → 90)
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (62 → 71)
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (83 → 90)


GM:【自然公園】
GM:閑静な公園で、君たちは再集合を果たす。
GM:幸いにもと言うべきか、襲撃者の機動力自体は高くないのか。
茅ヶ崎珠姫:「……まいった、正直なところ、なめてたと言わざるをえない」息を切らしながら言う
城樫景:「……むつみ先輩。方針を提案してもいいでしょうか?」
城樫景:汗が流れているのは、走り続けたせいだけではない。
君月むつみ:「うん。聞かせておくれ」合流してしばらく経つが、完全に息が上がっている。
ヒトミ:「……くそっ……完全にしてやられました……」肩で息をしながら、三人の方を見る
城樫景:「――この敵から逃げ切ります。防衛機能のある支部に籠城し、機械的手段による自動迎撃を試みたいです」
城樫景:「あるいは常時展開可能なサラマンダー能力者の温度攻撃、ソラリス能力者の毒ガス攻撃」
城樫景:「もはや『どうやれば見えるようになるか』ではありません。『見えない』ことを前提にするべきです」
君月むつみ:「飽和攻撃で圧殺する、と言うことだね」
城樫景:「はい」
鳩山依鈴:《いえ。それではいけない》
鳩山依鈴:《“撃破されたこと”を確認できない》
城樫景:「……それは大きな問題です。けれど、ヒトミさんをここで喪失してしまう以上の問題でしょうか」
茅ヶ崎珠姫:「どうあれ、やつの目的がヒトミであることは間違いない」
ヒトミ:「景さん……」
茅ヶ崎珠姫:「本当に奴の手の届かないところにヒトミを置いたら、今度こそ無差別攻撃に走りかねない」
茅ヶ崎珠姫:「そうなれば、今より対応が困難になる、困ったことにね」
城樫景:「鳩山先輩とむつみ先輩の判断に従います。可能な手段は取ります」
君月むつみ:「確かにこのままでは逃げの一手しかない。冷たい言い方になるが、」
君月むつみ:「現状で攻撃に出るなら、街一つ吹っ飛ばすくらいの覚悟は要るだろうね」
城樫景:リップクリーム型の仕込み銃を展開する。襲撃に即応するためだ。余裕がない。
茅ヶ崎珠姫:「(……どうする、どうすればいい……?考えろ、あたしは何でも屋だ……あたしが約束を違えたらどうなる……)」
君月むつみ:「籠城の方は……マダムの指摘した点がまさに問題に残るかな」
茅ヶ崎珠姫:「(……お父さんとお母さんが培ってきたものが、あたしの手から零れ落ちる)」
ヒトミ:「最悪の場合は私……一人で逃げます、誰も巻き込まないような、人がいない所へ」
君月むつみ:「いや」
鳩山依鈴:《……それは最悪の最悪の場合ね》
茅ヶ崎珠姫:「そうは、いかないかな」
君月むつみ:「それは同じことの繰り返しになる。君が大小に関わらず触れ合った者から」
鳩山依鈴:《……というより、むしろ》
鳩山依鈴:《それを選ばせたいからこその行動の可能性を考えてる》
君月むつみ:「襲われ続ける。そして、死体の山が増えるだけになる」
鳩山依鈴:《あなたを誰の手にも届かないところに行かせたいんじゃないかな。想像だけどね》
ヒトミ:「……こんな事をしてまで」疲弊した3人を見て
ヒトミ:「私を、一人に」
茅ヶ崎珠姫:「ヒトミ」
茅ヶ崎珠姫:「言ったはずだよ、あたしは、屈しない。ギリギリまで信じてほしい」
ヒトミ:頷く
ヒトミ:「本当に最後の最後の手段にしておきます、鳩山さんのおっしゃられる通りですし」
城樫景:「具体的な方策を決めましょう」革靴の爪先で土を削っている。
茅ヶ崎珠姫:「そうだね、本気で対策を考える必要がある。どうしたって、このままじゃ、誰の手にも負えない相手になる」
鳩山依鈴:《……確かに、認知を試みたのよね?》
鳩山依鈴:《自分の行動は覚えてる。そうでしょう》
ヒトミ:「さっき、一度掴みかけた……ような、気はします」
ヒトミ:「景さんの仰ってた通りですね、妨害を受けましたが」
城樫景:「少なくとも、特徴を記したメモは残すことが出来ているはずです」
城樫景:「……あとは、血」
城樫景:「現場に戻るのは危険ですけど、手の甲を貫いて血を残しています。仮に敵の能力が常時発動でない場合――」
城樫景:「敵が私の血を踏んでいたなら、ブラム=ストーカー能力者に私の血液反応を追跡させることができるかもしれません。不確実ですけど」
茅ヶ崎珠姫:「すごいな、そこまで考えてるなんて」
茅ヶ崎珠姫:「本当に優秀な……エージェントなんだね」
城樫景:「私はなんでもできますよ」弱々しく笑う。
ヒトミ:「撤退判断、助かりました」
ヒトミ:「方法……」
ヒトミ:(……試したことが無いけど、やってみる価値はあるかもしれない)
君月むつみ:「……何か、思いついたかい?」
ヒトミ:「珠姫さん、むつみさん、景さん。 少しだけ……私を信じてもらえませんか」
茅ヶ崎珠姫:「……依頼人を信じるのは、何でも屋の一番の仕事だよ」
城樫景:「何でも屋の仕事なら、助手もそうしないといけないですね」
君月むつみ:「頼もしいことこの上ないねぇ。あたしも依頼した立場だし、乗っておこうかな」
君月むつみ:「ほら、ヒトミ君、言ってごらん」
ヒトミ:「私の石で」右目を指して
ヒトミ:「皆さんと私の、相手に対する認識を繋げて……修復します」
ヒトミ:「破られた写真を継ぎ接ぎで直すような話ですし、人の認知という曖昧なものが相手です……確実ではないですが」
鳩山依鈴:《……》
鳩山依鈴:《そういうことができると》
鳩山依鈴:《認識してるのね?》
ヒトミ:「レネゲイドが知覚や認識にも作用できると聞き……消されたとはいえ実物を見ましたから」
ヒトミ:「試してみたいんです」
茅ヶ崎珠姫:「ふふ、いいね」
茅ヶ崎珠姫:「破られた写真を繋ぎなおすのは得意な技術だよ」
城樫景:「いつもやってましたからね」苦笑する。
君月むつみ:「試す、いいじゃないか」
君月むつみ:「あたしらにも少しだけ猶予はある。その中で出来ることはやってみよう」
ヒトミ:「では……さっきの続きを」そう言って景の手を取って、もう片方の手を珠姫に伸ばす
茅ヶ崎珠姫:「……ん」
城樫景:「ヒトミさん。もしも認識の回復が可能なら」
城樫景:「……まず、所長にお願いします」
ヒトミ:「頑張ってみます……むつみさんも」
君月むつみ:頷き、手を伸ばす。「景ちゃん、ここは彼女に任せてみよう」
城樫景:「信じるもなにも、そういう手段があるならこちらからお願いしたかったくらいですよ」笑う。
茅ヶ崎珠姫:「……あたしでいいの?UGNからじゃなくて?」
城樫景:「はい。誰か一人だけこの敵を見ることができるなら……」
城樫景:「ただ一人でその正体に辿り着く能力があって、そして何より、ヒトミさん自身のためになる人間でないといけないですから」
茅ヶ崎珠姫:「……わかった、助手がそういうなら、そうするよ」
君月むつみ:(いじらしいことだねぇ)
君月むつみ:(君もその条件は満たすと思うけど。言ったらまた膨れちゃうかな)
ヒトミ:「____では、行きましょう」意識を集中する
ヒトミ:賢者の石(無疵なる石)宣言、この場にいる全員のタイタスを一つロイスに戻してもらいます
ヒトミ:自分は虚の襲撃者 興味/☑驚異のタイタスをロイスに
城樫景:敵/“虚の襲撃者”/執着/憤懣:○/タイタスをロイスに戻します。
茅ヶ崎珠姫:“虚の襲撃者”/執着〇/不快感/タイタスをロイスに戻します
君月むつみ:虚の襲撃者 解明/●脅威 のタイタスをロイスに戻します。
GM:OK。では――
ヒトミ:ヒトミの右目に金色の光が灯り、3人の身体にも同じ金色の光が流れ込む
GM:君たちは思い出す。
GM:その場にあった襲撃者の姿を描ける。
GM:女性だ。髪を結んで、メガネを掛けた、白衣の姿の。
GM:それが手をかざすと、呼吸を困難にした。
GM:それに射すくめられてから、それが何であるかを忘れていた。
GM:だが、それも一瞬。再び、昔の記憶のように薄れていくのも感じる。
GM:真に綻び無く看破するためには、直接の再接触が必要だろう。
ヒトミ:3人のレネゲイドを喚起し、力を与える
ヒトミ:(ジャームが妄執でレネゲイドを歪ませるのなら、石も想いで変化させる事だってできるはず……!)
ヒトミ:ちらりと景の方を見る、専門家と呼ばれていた彼女の言う通り……様々なシンドロームが知覚や認識にまつわる能力を持つ
ヒトミ:それら能力に関する記憶を基に、全員のレネゲイドに"消えた敵対者に対する認識"を、思い出させる
ヒトミ:「無疵なる記憶よ、全てに宿れ」
茅ヶ崎珠姫:「…………輪郭が、見えた」
ヒトミ:石の輝きが、三人の中に溶けて消える。
城樫景:「所長もですか?」
城樫景:「これ、全員同時にできるものなんですか……?」
君月むつみ:「……どうやら、成功だね」
君月むつみ:記憶に焼き付けようとする焦燥も。息が詰まる感覚も。気付いた瞬間の驚愕も。
君月むつみ:全て通り過ぎるように浮かんでは沈んでいく。
君月むつみ:そして、残っている。脅威を解き明かそうと言う想いが。
ヒトミ:「……ふ、ふぅ……」後に倒れそうになる、右目から火花が上がっている
茅ヶ崎珠姫:「大丈夫、ヒトミ……?」
君月むつみ:「おっと」そっと背を支える。
ヒトミ:「むしろ、全員じゃないとダメなんです……繋がりが無いと」
城樫景:「え~~っ……」驚いている。記憶探索者が修復に全力を尽くしたとしても、一人が限度と教わっているのだ。
城樫景:「でも、間違いなくこの敵への対処には都合がいいはずです……!方針はどうしますか!」
茅ヶ崎珠姫:「何はなくとも、もう一度会う必要はありそうだけど……」
ヒトミ:「……何もしなくても……あちらから来るかと」
ヒトミ:何も知らない相手だが、唯一それだけは信用できた
城樫景:「『何もしない』のは方針じゃないですよ!」
鳩山依鈴:《そっちが上手く行ったなら何より。認識阻害のトリガーは覚えてる?》
君月むつみ:「手だ」
城樫景:「手をかざすこと」
茅ヶ崎珠姫:「手」
君月むつみ:「そう、敵が手をかざした途端、呼吸をやられた」
ヒトミ:「手?」握りっぱなしの手を見て
城樫景:「でも、敵が動くよりも早く手を切り落とせるかどうかは微妙なところですね」
茅ヶ崎珠姫:「それと同時に記憶が薄れていった、それがやつの方法だね」
君月むつみ:「そうさね……ここはマダムに協力をお願いしてみようか」
城樫景:「なるほど」頷く。
鳩山依鈴:《際限なく認識を操作できるわけじゃない。強度が高くやれるのは視界の範囲》
鳩山依鈴:《こちらから仕掛けます。その隙に》
鳩山依鈴:《把握して。周辺情報全部》
鳩山依鈴:《“それ”以外の眼に映るものを全て覚えて》
茅ヶ崎珠姫:「すべてを覚えろって?」
茅ヶ崎珠姫:「余裕」
君月むつみ:「あたしも見るのは慣れているし。やってみようか」そういう仕事をしている。
君月むつみ:『業務』は全て、観察することから始まる。
ヒトミ:「おー……お手並み拝見です」少し余裕が出て来た様子で
城樫景:「……ヒトミさん。さっき、この敵に何か事情があるかもしれないと推測してしまう、と言いましたけれど」
城樫景:「次に交戦する時にはそんなことは言っていられません。かなりの確率で殺害することになると思います」
城樫景:「構いませんね?」
ヒトミ:「……この能力も長く持つわけではないから、やるしかないって覚悟はできてます」
ヒトミ:「それに、戦うにしても今までよりはずっと知れますから」
城樫景:「鳩山先輩の狙撃を起点にして短期決戦の迎撃。大丈夫ですよね?むつみ先輩」
君月むつみ:「もちろんだとも。君こそ行けるね? 景ちゃん」不敵に笑む。
城樫景:「はい」
茅ヶ崎珠姫:「……やろうか、事件を終わらせるために」
ヒトミ:頷く


GM:開けた場所で待つこと数刻。
???:見える。“敵”が歩いてくるのが。その姿が。
GM:君たちの記憶のままだ。
君月むつみ:「来た。30m先、まだ例の動きはない」
???:それがヒトミを認めて、歩き寄って。
君月むつみ:「接近中。スタンバイ」
???:手をかざそうと持ち上げる。
君月むつみ:「今」
城樫景:「鳩山先輩」通信機に告げる。
城樫景:「CA052」
GM:直後、数発の銃弾が飛来。
GM:そのうちの2発が、その掌を穿った。
???:「……!」
茅ヶ崎珠姫:イージーエフェクト〈写真記憶〉
???:衝撃に傾ぎ、よろめいて。
GM:〈知覚〉判定をどうぞ。
茅ヶ崎珠姫:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 10[4,8,10]+9[9]+1 → 20

GM:すごい!
君月むつみ:つよっ
城樫景:つよ!
ヒトミ:強い
ヒトミ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 10[6,8,10]+10[10]+1[1]+1 → 22

茅ヶ崎珠姫:つよい
ヒトミ:……???
茅ヶ崎珠姫:こっちも強かった
GM:みんなすごない?
城樫景:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[5,8,9] → 9

君月むつみ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[5,8,10,10]+4[3,4] → 14

城樫景:私だけなんか普通
GM:これの難易度ですが……
GM:判定達成値と同値で固定されます。
GM:それぞれ20/22/9/14です。
茅ヶ崎珠姫:やったぜ
GM:リアクション優先の法則により、何もなければ失敗になる。
城樫景:こっちがリアクションしているわけじゃないんですか?
GM:こっちが認識しようとする試みですね、これは
GM:なにか達成値を上回らせる試みを行いますか?
城樫景:別にいいですけど!珠姫ちゃんにバディムーヴ。
城樫景:むつみ先輩に《夢の雫》。
城樫景:城樫景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (97 → 100)
城樫景:達成値+16よ
茅ヶ崎珠姫:すごいわ
君月むつみ:こちら、達成値30になりました。30!?
ヒトミ:私が景さんに《妖精の手》します
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を5増加 (90 → 95)
君月むつみ:ではこちらからヒトミちゃんに《妖精の手》
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を4(→ 4)増加 (90 → 94)
君月むつみ:ヒトミちゃんは31から再回転、どうぞ。
城樫景:1dx+10
DoubleCross : (1DX10+10) → 6[6]+10 → 16

ヒトミ:1dx+31
DoubleCross : (1DX10+31) → 2[2]+31 → 33

GM:では、全員成功です。
GM:もはや彼女の動きを、正しく認識できる。
GM:たとえ彼女の認識を失おうとも、周辺知識から復元できる。
ヒトミ:「見える……女性、白衣、二つ結びにメガネ……」三人が話していた特徴を、小さく呟いて確認。
君月むつみ:景色の中にぽっかりと出来た空洞。その中に浮かび上がる女性の姿。
君月むつみ:(──ああ、見える)
君月むつみ:「あれが、そうだ」
茅ヶ崎珠姫:「……ようやく、まともに挨拶できそうだね」
城樫景:「……頭や心臓には命中しなかったか。それなら話が早かったのに」
ヒトミ:「じ、実戦的……いえ、それだけの相手でしたね」
君月むつみ:「なに、マダムは十分すぎるほど仕事をしてくれたさ。それに」
君月むつみ:「あたしらを振り回してくれた相手だ。ご挨拶抜きじゃあ、ちょっとねぇ」
ヒトミ:「ええ……」頷いて先んじて一歩踏み出し
ヒトミ:少女の前に姿を現し、真正面から見つめる
ヒトミ:「……そんな顔をしていたのですね」淡々とした口調で、話しかける
虚の襲撃者:「……?」
虚の襲撃者:「……なんで」
虚の襲撃者:「なんで、見える」
ヒトミ:「私の石の事は、あなたも知っているでしょう」
ヒトミ:「縁が、良かったもので」
虚の襲撃者:「……忘れなさい」
虚の襲撃者:「必要ない、必要ない、必要ない」
虚の襲撃者:「あなたの記憶に、私は」
ヒトミ:「何故ですか、いえ……」
ヒトミ:「こうなった以上、絶対に少しは知りたいですが」
虚の襲撃者:「必要ない。あなたは知らなくていい」
ヒトミ:「私は、あなたの事が知りたい」
ヒトミ:「平行線ですか」
虚の襲撃者:「私は」負傷した手をかざす。「知られたくない」
虚の襲撃者:「お前たちから」
虚の襲撃者:「ヒトミの存在を、消す」
茅ヶ崎珠姫:その手を、空気の弾丸がかすめる
茅ヶ崎珠姫:「悪いけど、そういうわけにはいかない」
虚の襲撃者:「……ッ」
虚の襲撃者:「邪魔を……」
城樫景:「あなたが明かさないつもりでも、情報を得る手段はありますよ」
城樫景:「例えば死体を調べるとか」
城樫景:「……だから、出てきた時点で」「潜伏者としては負け」
ヒトミ:「ええ。 私はもう、あなたの事は見えますよ」
君月むつみ:「欺瞞は不完全だった。相対する手段がなくとも痕跡は残っていたからねぇ」
君月むつみ:「それに、探偵(ディテクティヴ)は本職に譲るとしても」
君月むつみ:「あたしゃ検出器(ディテクター)だよ。見つけ出すのは得意なのさ」
茅ヶ崎珠姫:「あたしは探偵じゃない」
茅ヶ崎珠姫:「何でも屋ジーニアスだ。だから」
茅ヶ崎珠姫:「どんな形であれ、この事件は必ず終わらせる」
茅ヶ崎珠姫:「……お互い納得のいく形になるのが、ベストだけどね」
虚の襲撃者:「私が見つけさせない。誰にも」
虚の襲撃者:「……誰にも!」


GM:戦闘を開始します。
GM:衝動判定です。難易度9。
城樫景:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[1,2,5,7,9] → 9 → 成功

城樫景:城樫景の侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (100 → 113)
茅ヶ崎珠姫:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 10[2,2,4,9,9,10]+3[3] → 13 → 成功

茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を2D10(→ 16)増加 (71 → 87)
茅ヶ崎珠姫:お、ふえるじゃない
君月むつみ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 6[1,1,6] → 6 → 失敗

君月むつみ:け、景ちゃーん!
君月むつみ:バディのムーヴをお願い出来ますか
城樫景:ではバディムーヴ
君月むつみ:ありがたく成功に……
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を2d10(→ 4)増加 (94 → 98)
ヒトミ:8dx>=9
DoubleCross : (8DX10>=9) → 9[1,3,3,5,5,5,9,9] → 9 → 成功

ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (95 → 101)
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (101 → 102)
 珠姫[9] ヒトミ[2]
  景[1] むつみ[3]

    5m

  虚の襲撃者[11]
GM:配置はこう
GM:ラウンド開始です。セットアップから。
虚の襲撃者:《力場の形成》《波紋の城塞》《ミラーイメージ》《ミラーコート》。
虚の襲撃者:ラウンド中のドッジのC値-1,ドッジダイス+5,攻撃力+5,装甲+9。
ヒトミ:無しで
君月むつみ:う~ん……なしかな!
城樫景:ありません
茅ヶ崎珠姫:つかおう、ブルーゲイル
茅ヶ崎珠姫:侵蝕率+5で行動値+5!
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を5(→ 5)増加 (87 → 92)
 珠姫[14] ヒトミ[2]
  景[1] むつみ[3]

    5m

  虚の襲撃者[11]
GM:ではイニシアチブ順が変わって
GM:珠姫ちゃんの手番から。
茅ヶ崎珠姫:では、マイナーで〈ハンドレッドガンズ〉!
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を3(→ 3)増加 (92 → 95)
茅ヶ崎珠姫:メジャーで〈コンセントレイト:ノイマン〉+〈コントロールソート〉+〈コンバットシステム〉!
茅ヶ崎珠姫:振る!
GM:どうぞ!
茅ヶ崎珠姫:10dx8
DoubleCross : (10DX8) → 10[1,2,2,5,6,7,7,8,10,10]+5[1,1,5] → 15

茅ヶ崎珠姫:なんでそう極端かなあ
GM:なにかあるかい!ここから!
茅ヶ崎珠姫:私にできることはないけど、どうだろう、ちょっと不安な数値ではある
君月むつみ:天才などは?
茅ヶ崎珠姫:ああ、そっか、その手があった
城樫景:夢の雫してもいいですけど、この出目なら固定値で上げるよりは妖精した方がよさそうな気もする
君月むつみ:あたしの妖精は品切れ中だからヒトミちゃんかな
茅ヶ崎珠姫:妖精してくれるならもちろんありがたい!
ヒトミ:《妖精の手》しまーす
茅ヶ崎珠姫:いえーい!
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を5増加 (102 → 107)
ヒトミ:残り2回で
茅ヶ崎珠姫:1dx8+10
DoubleCross : (1DX8+10) → 4[4]+10 → 14

茅ヶ崎珠姫:あ、20か
GM:20スタートで24かな
茅ヶ崎珠姫:24ですね
城樫景:あんまり良くないなあ
GM:後出しがいっぱいあるから
GM:全部オッケーになったら教えて!
茅ヶ崎珠姫:天才だとどうしよ、バディムもらおうかな
城樫景:夢の雫やります?攻撃回避するのにも使えますけど
茅ヶ崎珠姫:んー、どうだろう
茅ヶ崎珠姫:確実にあてておくならやっておくべきかな
城樫景:バディムは桁が上がらないのであまりよくない
城樫景:では《夢の雫》。
城樫景:城樫景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (113 → 116)
茅ヶ崎珠姫:バディムと天才を使えば30台にはなるんですよね
城樫景:+16です。
茅ヶ崎珠姫:なら40だ!
GM:40まで跳ねたか……
茅ヶ崎珠姫:これなら・・・当たるだろう・・・たぶん・・・!
GM:OK.リアクションを。
虚の襲撃者:ドッジ。
虚の襲撃者:9dx9+1>=40
DoubleCross : (9DX9+1>=40) → 10[1,1,1,2,2,3,4,6,9]+8[8]+1 → 19 → 失敗

GM:ダメか。ダメージを!
茅ヶ崎珠姫:よしよし、そして
茅ヶ崎珠姫:ダメージだ!
茅ヶ崎珠姫:5d10+5
DoubleCross : (5D10+5) → 29[8,1,9,8,3]+5 → 34

茅ヶ崎珠姫:諸々有効
GM:装甲9点で軽減してダメージ!まだまだ健在!
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を7(→ 7)増加 (95 → 102)
GM:演出を!

茅ヶ崎珠姫:「……チッ……!」出力がまだ足りないが……銃を作り出し、風の弾丸を放つ!
茅ヶ崎珠姫:風の弾丸を使う理由は2つ、証拠が残らないことと、弾丸の作成の手間がいらないからだ
ヒトミ:「任せてください、衝動を上げます!」まだ珠姫の身体に宿っている石の力を喚起し、威力を上げる
茅ヶ崎珠姫:「……ありがとう、助かる……これなら、当てられる!」
ヒトミ:(モルフェウスとノイマンベースだけど攻撃は風の弾丸……ハヌマーンじゃない、純粋に圧縮空気を武器として使っているんだ……)
茅ヶ崎珠姫:「……(でも、まだだ……もっと出力を上げることが出来れば……)」
城樫景:珠姫ちゃんの背中に軽く触れる。
城樫景:そのタイミングで、彼女の認識のフォーカスを襲撃者に合わせるようにする。
城樫景:主観の、気づかない程度の強化でしかない。
茅ヶ崎珠姫:「……!」
茅ヶ崎珠姫:「ほんと、やるね、あんた」
茅ヶ崎珠姫:「……穿てッ!!」風の弾丸をさらに放っていく!
虚の襲撃者:弾丸が直撃。その影は銃撃に傾ぐが。
虚の襲撃者:「ぐ……」それでもまだ、十全に活動するように見える。

GM:虚の襲撃者の手番に。
虚の襲撃者:マイナー《陽炎の衣》《絶対の空間》。隠密状態に。
虚の襲撃者:メジャー《コンセントレイト:ハヌマーン》《狂乱の一声》《風の渡し手》《領域調整》《怒涛の旋風》。
虚の襲撃者:HPを5点消費し、攻撃力を+15。
虚の襲撃者:命中で憎悪。対象は虚の襲撃者自身。
城樫景:ええ~~
茅ヶ崎珠姫:なんだって
城樫景:景ちゃんのことメタりすぎてて嫌!
君月むつみ:ヒエ~ッ
ヒトミ:ああ、そういう事か!!
虚の襲撃者:攻撃対象は4人全員です。
虚の襲撃者:11dx7+2
DoubleCross : (11DX7+2) → 10[2,2,2,2,3,4,4,7,10,10,10]+10[3,3,6,7]+10[7]+4[4]+2 → 36

ヒトミ:一応の回避
ヒトミ:3dx>=36
DoubleCross : (3DX10>=36) → 6[3,6,6] → 6 → 失敗

茅ヶ崎珠姫:一応ドッジ
ヒトミ:1d6かよ!!
茅ヶ崎珠姫:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 6[2,3,3,4,6]+1 → 7

茅ヶ崎珠姫:だめだこりゃ
君月むつみ:う~ん、攻撃力結構あるしここはドッジかな……
君月むつみ:5dx>=36
DoubleCross : (5DX10>=36) → 9[2,4,6,8,9] → 9 → 失敗

君月むつみ:無理!
城樫景:ヒトミさんを行動放棄カバーします。
GM:OK!
GM:ダメージを出します。
虚の襲撃者:4d10+30 もろもろ有効
DoubleCross : (4D10+30) → 16[1,9,5,1]+30 → 46

城樫景:攻撃力高いのも許せない
茅ヶ崎珠姫:うわっ
茅ヶ崎珠姫:死ぬわ
君月むつみ:アバッ、ガードしてたら生き延びてた……
城樫景:22点軽減できるけど、カバーしなくても死んでますね
ヒトミ:景さん……!
城樫景:嫌な敵~~
君月むつみ:景ちゃん激おこ
君月むつみ:死!憎悪をもらいつつリザレクト。
城樫景:鳩山さんのロイスを切って復活します。
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (98 → 103)
城樫景:憎悪も食らいます
城樫景:裁判所にも問答無用できてもらいます
虚の襲撃者:《シルフの歌》を使用。《風の渡し手》の使用回数を回復。
茅ヶ崎珠姫:初期ロイス、城樫翠で復活
茅ヶ崎珠姫:憎悪~~~
GM:お姉ちゃん……!

虚の襲撃者:手をかざしてくる。一撃で仕留めきれない以上、ある程度の行動は許してしまう。
虚の襲撃者:その所作と目線。それが発動のトリガー。
虚の襲撃者:瞬間、自分がなにもないところに放り出されたかのような感覚を与える。
茅ヶ崎珠姫:「う……ぐッ!!」
虚の襲撃者:呼吸を困難にし、そして。その正体を知らねばと言う焦燥感がある。
城樫景:「……っ、こほっ!」
虚の襲撃者:もしも、彼女のことをつかめていなければ、それは。
君月むつみ:「……ぐ、はっ」
城樫景:呼吸を困難にする攻撃は分かりきっていたことだ。耐えることはできる。だが。
虚の襲撃者:消されるべき彼女への執着として、さらなる帰還余裕の減少を招いていただろう。
ヒトミ:「景さん……!?」
城樫景:(不明瞭さに引きずり込むような認識攻撃……!これが、一番まずい)
城樫景:『大丈夫です』電子メモで答える。貴重な酸素を使うわけにはいかない。
城樫景:『敵の認知のフォーカスを私に合わせました。私の傍を離れないで』
ヒトミ:「……! わかりました」頷く
虚の襲撃者:「すぐに忘れる。私のことも。ヒトミのことも」
虚の襲撃者:「忘れなさい」
ヒトミ:(やはり、認知に干渉する能力……!)
茅ヶ崎珠姫:「(なるほど、ね……この、エフェクトによる感情の変化……それによって、攻撃性を高められ……正体がつかめないままジャームと化す)」
茅ヶ崎珠姫:「(認識阻害で人との繋がりを断たせられて……だからジャーム化ギリギリのレネゲイドでも帰れなくなる……か……ッ)」
GM:やはり長期戦は危険だろう。
君月むつみ:(これを何度も受けたら流石に耐えられん。早いとこ、やめさせないとね)

GM:むつみさんの手番に。
君月むつみ:あいさ。
君月むつみ:オートでウィル・オー・ウィプス(スネークブレード)を装備。マイナー直前に効果を使用し、射程延長+判定ダイス減少。
君月むつみ:マイナーはやることがない。メジャー『ディバイドディバイド』《コンセントレイト》《爪剣》《ジャイアントグロウス》
君月むつみ:対象は虚の襲撃者ちゃん。妨害なければ命中判定に。
君月むつみ:いいかな。そいやっ
君月むつみ:(6+3+2-1)dx7+4-1
DoubleCross : (10DX7+3) → 10[1,1,2,2,3,6,6,6,9,10]+5[4,5]+3 → 18

君月むつみ:低いw
城樫景:なんでみんな出目が悪いの!
君月むつみ:《妖精の手》。23から再回転
GM:どうしたのみんな
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を4(→ 4)増加 (103 → 107)
ヒトミ:ミドルの反動・・・?
君月むつみ:お買い物の反動かな……
君月むつみ:1dx7+23
DoubleCross : (1DX7+23) → 10[8]+2[2]+23 → 35

君月むつみ:オラッ!
GM:これで大丈夫かな?
君月むつみ:これで妖精はSOLD OUT
君月むつみ:確定で!
虚の襲撃者:9dx9+1 ドッジ
DoubleCross : (9DX9+1) → 10[1,2,2,2,2,6,7,10,10]+8[2,8]+1 → 19

虚の襲撃者:ダメだ!ダメージをどうぞ。
君月むつみ:コワ~
ヒトミ:元値なら避けてた!
君月むつみ:4d10+8+8+2d10 装甲有効
DoubleCross : (4D10+8+8+2D10) → 25[2,6,7,10]+8+8+10[4,6] → 51

城樫景:これは強い!
虚の襲撃者:装甲9点で軽減して42ダメージ。結構きつくなってきた!
城樫景:さっさと死にな!
GM:こわい……
GM:演出を!

君月むつみ:「忘れるとも」こほ、と喉元を押さえて立つ。
君月むつみ:「この事件の申し送りが終わって、記憶に埋もれて、引き出しから取り出せないくらいになったら忘れるさ」
君月むつみ:「ああ、忘れるよ。だから、それは今じゃない」
君月むつみ:腰のポーチから『ウィル・オー・ウィプス』を引き抜く。
君月むつみ:手首のスナップで地面が弾ける。蒼い灯火を先に揺らして不可視の鞭が舞う。
君月むつみ:「さっき景ちゃんはいいヒントをくれた」
君月むつみ:「スケールダウンして実践してみようか」
君月むつみ:緋色の瞳が輝きを増す。前方5メートル、半径3メートル、目標固定。
君月むつみ:『ウィル・オー・ウィプス』をびゅんと一薙ぎする。先端の灯火がまるで鬼火のように流れ、蒼い明かりのラインを残す。
君月むつみ:攻撃動作は一度。
君月むつみ:しかし。
君月むつみ:未だ名の知れない襲撃者を中心とした半径3メートル圏内を、無数の打撃が蹂躙する。
君月むつみ:目には見えない鞭打の嵐。暴風だけがそれを示す。
虚の襲撃者:「……!」
虚の襲撃者:「がっ……!何、が……」
君月むつみ:「んふふ。解明してごらん」
君月むつみ:「答え合わせはいつでも承るよぉ」
ヒトミ:(オルクスの空間操作で、打撃の命中地点を操作しているんだ……)感心しながら景の背後から出て構える

GM:ヒトミさんの手番に。
ヒトミ:はーい、マイナーアクションで移動してエンゲージ
ヒトミ:メジャーアクション【影写転写】《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》
ヒトミ:対象襲撃者
ヒトミ:振りまーす
ヒトミ:12dx7+3
DoubleCross : (12DX7+3) → 10[1,1,3,4,5,5,5,5,6,7,8,10]+10[2,7,9]+6[3,6]+3 → 29

城樫景:これは使いどき!バディムーヴ。
ヒトミ:バディムってこのラウンド残ってましたっけ、残ってたらいただけると
ヒトミ:わーい!
ヒトミ:32で!
虚の襲撃者:9dx9+1 ドッジ
DoubleCross : (9DX9+1) → 10[3,3,4,6,6,6,8,8,9]+8[8]+1 → 19

虚の襲撃者:ずっと同じだこれ!
ヒトミ:固定値型かよぉ!
虚の襲撃者:ダメージをどうぞ!
ヒトミ:ではマダムのNPCカードを使用します! していいでしょうか!!
鳩山依鈴:マダムじゃないのに……
鳩山依鈴:では、ダメージダイスを+5d10してください。
ヒトミ:わーい
ヒトミ:4d10+5d10+18
DoubleCross : (4D10+5D10+18) → 17[5,2,7,3]+31[5,2,8,8,8]+18 → 66

GM:グエーッ
虚の襲撃者:装甲で9点引いて57点
虚の襲撃者:累積が129点。かなりきついがまだ生きてる!
茅ヶ崎珠姫:なんて生命力だぜ
ヒトミ:硬い・・・!
GM:演出どうぞ~

ヒトミ:駆け出し、君月の呼吸を読み不可視の鞭の間を縫って襲撃者と距離を詰める
ヒトミ:「お願いします」足元に映るヒトミの影が蠢き
ヒトミ:自身のものではない、鞭を持った君月の物へと変わる
ヒトミ:「影写、"ディテクター"!」手を翳すと、陽炎のように浮き上がった影は肉体と重なり
ヒトミ:同時に、ヒトミの手の中には影のむつみが持っていたものを黒塗りしたかのような鞭が握られている。
ヒトミ:「何も教えてくれないなら……知りに行きます!」先端に墨色の炎が灯る、クリアグレーの鞭をむつみのそれに似た動きで振るう
ヒトミ:極めて視認困難な鞭の一振りが空間に打撃を放ち、襲撃者を打ち据える。
虚の襲撃者:「……!」
ヒトミ:「これは石の光が生み出す影、私が写し取ったオーヴァードの虚像……それでも、破壊力はそのままです」手の中の鞭が溶けて消える
ヒトミ:「私の力です、知っていますか」
虚の襲撃者:「……忘れなさい」
虚の襲撃者:「その力も」
城樫景:「GF725」通信機に向かって呟く。
虚の襲撃者:「あなたには、必要な」
ヒトミ:「いいえ、忘れません……それと」
ヒトミ:「隙だらけです」
ヒトミ:一歩、後方へ
虚の襲撃者:一発の弾丸が、打ち据えた箇所を過たず捉える。
虚の襲撃者:「いっ……!」
鳩山依鈴:《……多分、自分の今の位置を》
鳩山依鈴:《絶えずずらして、誤認させてる》
城樫景:「即死させられるはずだったのに!すみません」
鳩山依鈴:《見た目以上にタフなのはそのせいかな。致命打になってない》
鳩山依鈴:《……即死狙い……?》
城樫景:「……じゃあこの敵は、長期戦になればなるほど危険ってことです……!」
ヒトミ:「いえ、私の攻撃の威力が足りませんでした……やはり、彼女に削られた分が痛すぎる」
鳩山依鈴:《……私達の第一は、無力化よ》
君月むつみ:(景ちゃんがさっきから過激だよぉ……)
城樫景:「いいや、分かってます。さっきの攻撃のせいだ……」
茅ヶ崎珠姫:「(それだけじゃなさそうな気がするけど)」
城樫景:「……憎悪や敵意でも、強く執着させようとしているんです。無力化……できるんでしょうか?」
城樫景:「常時発動していて、死亡するまで止まらないのなら……やっぱり、仕留めるしかないかもしれません」
鳩山依鈴:《そう分かってからでも遅くないけど。まあ……》
鳩山依鈴:《現場に任せる。私にはそれが掴めてないの。判断を》

GM:景ちゃんは行動放棄カバーで行動済みなので
GM:1ラウンド目終了。2ラウンド目へ。
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を6増加 (107 → 113)
君月むつみ:あ!メジャーの侵蝕増やしてませんでした。増やします。
   珠姫[9]
  景[1] むつみ[3]

    5m

 虚の襲撃者[11]
  ヒトミ[2]
GM:セットアップ。
君月むつみ:君月むつみの侵蝕率を10(→ 10)増加 (107 → 117)
虚の襲撃者:再度《力場の形成》《波紋の城塞》《ミラーイメージ》《ミラーコート》。
君月むつみ:で、セットアップはないです。
ヒトミ:無し
城樫景:ないです
茅ヶ崎珠姫:ない!

GM:OK!では襲撃者の手番から。
虚の襲撃者:マイナー《陽炎の衣》《絶対の空間》メジャー《コンセントレイト:ハヌマーン》《狂乱の一声》《風の渡し手》《領域調整》《怒涛の旋風》。
虚の襲撃者:先ほどと同じ攻撃です。HPを5点消費して攻撃力+15。4人を攻撃。
虚の襲撃者:11dx7+2
DoubleCross : (11DX7+2) → 10[1,1,1,2,3,6,6,8,8,9,10]+10[2,8,9,9]+10[7,9,10]+10[1,7,8]+4[1,4]+2 → 46

茅ヶ崎珠姫:いやー、ドッジするしかない
君月むつみ:高いよ~ッ
茅ヶ崎珠姫:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 6[1,3,3,6,6]+1 → 7

茅ヶ崎珠姫:はい
ヒトミ:3dx>=46
DoubleCross : (3DX10>=46) → 10[5,8,10]+4[4] → 14 → 失敗

ヒトミ:むり!
君月むつみ:ドッジしよう
君月むつみ:6dx>=46
DoubleCross : (6DX10>=46) → 10[2,3,3,7,9,10]+10[10]+8[8] → 28 → 失敗

君月むつみ:がんばったよぉ……
城樫景:珠姫ちゃんはまだ侵蝕余裕ありそうだし、むつみ先輩をカバー。
君月むつみ:助かるよぉ……
GM:すご~
GM:では、ダメージを。
虚の襲撃者:5d10+30 もろもろ有効
DoubleCross : (5D10+30) → 27[4,9,5,2,7]+30 → 57

茅ヶ崎珠姫:いやー無理だわ
ヒトミ:無理! 消し飛びます!
城樫景:むつみ先輩のロイスを切って復活。
茅ヶ崎珠姫:むつみさんのロイスで復活
ヒトミ:今さっきの会話で認識が変わった! UGN ☑信頼/畏怖 をタイタスにしてHP11で復帰!!

虚の襲撃者:よろよろと起き上がり、再び手をかざす。「私が、守る」
虚の襲撃者:「何をしても。あなたを」
虚の襲撃者:再びの侵蝕。空気が薄れ、周囲の認識が蝕まれていく。
ヒトミ:「なんで、そこまで……その理由も、あなたは教えてくれないのでしょうね」
茅ヶ崎珠姫:「でも……へえ、そうか、それが目的か……」
ヒトミ:「く、ガッ……ぁっ……」(これが……!!)
城樫景:「今回……鳩山先輩の判断は、現場の方針とは違うみたいですけど」
城樫景:「……むつみ先輩。『生け捕り方針』が今回の優先ですか?」
君月むつみ:「可能なら。背後関係も明らかにする必要があるからね」
城樫景:「敵は明らかにジャームで」喉を押さえる。「仮に、取り逃した場合、確実に見失うことになります」
君月むつみ:「……分かってる。逃がすのは論外だ。確保出来ないなら、何としてもこの場で叩き潰さなきゃならん」
城樫景:「……生け捕り了解しました。努力はしますが、ヒトミさんの保護を最優先にできなくなります」
城樫景:「あれを生かすように戦いますので」
君月むつみ:「ああ、それでいい」
君月むつみ:(彼女はあれに立ち向かう覚悟をもうしている。今は、制圧するのが先だ)
ヒトミ:「私はもう大丈夫です、気になさらないでください……それに」唾液を吐き出して、息を整えながら
ヒトミ:「私も、彼女の事が知りたい」
ヒトミ:「たとえ殺す事になったとしても、一つでも多く知っておきたい」

GM:珠姫ちゃんの手番へ。
茅ヶ崎珠姫:んー、エンゲージを離す意味もあまりなさそうだし、マイナーはなしで普通に攻撃しよう
茅ヶ崎珠姫:メジャーで〈コンセントレイト:ノイマン〉+〈コンバットシステム〉+〈コントロールソート〉
茅ヶ崎珠姫:12dx7
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,4,5,8,8]+6[5,6] → 16

茅ヶ崎珠姫:は?
GM:低い……
茅ヶ崎珠姫:んん-できれば手が欲しい!
ヒトミ:よし打とう! 《妖精の手》!!
ヒトミ:ヒトミの侵蝕率を5増加 (113 → 118)
茅ヶ崎珠姫:ありがとう・・・!
茅ヶ崎珠姫:1dx7+20
DoubleCross : (1DX7+20) → 3[3]+20 → 23

茅ヶ崎珠姫:マジかよ
城樫景:天才使ってください
茅ヶ崎珠姫:使う!+5!
城樫景:バディムーヴでケタを上げます
茅ヶ崎珠姫:OK!31だぜ!
茅ヶ崎珠姫:これでいいかな
GM:倍になってる……
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (102 → 105)
茅ヶ崎珠姫:侵蝕の増加も少なくてお得
ヒトミ:我々のサポート力の勝利です
虚の襲撃者:ドッジします
虚の襲撃者: 9dx9+1>=31
虚の襲撃者:9dx9+1>=31
DoubleCross : (9DX9+1>=31) → 10[3,4,6,7,7,8,8,9,10]+8[6,8]+1 → 19 → 失敗

GM:絶対に19が出るなこれ……?
ヒトミ:何だこの子19大好きか?
GM:ダメージをどうぞ!
茅ヶ崎珠姫:よーし、ここで満を持して〈フェイタルヒット〉!
GM:来たか……
茅ヶ崎珠姫:ダメージダイスを4個増やす!
茅ヶ崎珠姫:ダメージ!
茅ヶ崎珠姫:8d10+6
DoubleCross : (8D10+6) → 45[7,1,10,1,6,8,2,10]+6 → 51

茅ヶ崎珠姫:諸々有効!
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を7(→ 7)増加 (105 → 112)
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を4(→ 4)増加 (112 → 116)
茅ヶ崎珠姫:攻撃とフェイタル分
GM:装甲で軽減して42点。
GM:累積176点、耐えられません。
GM:HP0。復活もなし。
茅ヶ崎珠姫:なし!
君月むつみ:ほっ
GM:撃破です。戦闘終了。
GM:演出を!

茅ヶ崎珠姫:「問題ない……」
茅ヶ崎珠姫:「ここで終わらせる」
茅ヶ崎珠姫:作り出した銃を構え、そして襲撃者に狙いを定める
茅ヶ崎珠姫:「何故あんたが、そこまでしてヒトミのことを守ろうとしているのかはわからない」
茅ヶ崎珠姫:「隠れてる理由も、忘れるように言う理由も何もわからない、でも別にそんなことはどうでもいいんだ」
茅ヶ崎珠姫:「何故ならあたしは探偵じゃない。何でも屋だからね。別に全て推理する必要なんてない」
茅ヶ崎珠姫:「あたしにとって重要なのは、何よりも依頼人たちの納得。そしてそれに如何に応えられるか」
茅ヶ崎珠姫:「だから、まだ死なせるわけにはいかない。あんたはヒトミと話すべきだ。例えジャームだとしても」
虚の襲撃者:「必要ない。私は、もう」
虚の襲撃者:「居ない。彼女の中に」
茅ヶ崎珠姫:「……必要ないかどうか決めるのは、あんたじゃない。ヒトミだ」
茅ヶ崎珠姫:「これは、そのための弾丸だ!」風の弾を放つ!
虚の襲撃者:「がッ……!」
茅ヶ崎珠姫:「もう一つ……!」その弾丸は"弾け"……襲撃者を宙に浮かせる
虚の襲撃者:「……!?」
茅ヶ崎珠姫:「そして、最後だ」吹き飛ばされた先には、既にもう一つの風の弾
茅ヶ崎珠姫:それが弾け、吹き飛ばされ、地面へと叩きつけられるだろう
茅ヶ崎珠姫:彼女はヒトミの目の前に落ちる。そして……計算通りであれば、彼女はもう戦う力はないだろう
虚の襲撃者:果たして、天才である彼女の計算通りに。
虚の襲撃者:落ちて、倒れる。
虚の襲撃者:倒れたまま、顔を上げて。
虚の襲撃者:彼女と目が合う。
ヒトミ:「____」まっすぐと、その目を見つめる
ヒトミ:《インスピレーション》を宣言 彼女とヒトミの関係について知りたいです
GM:OK。
ヒトミ:「お願い、力を貸して」石の力を呼び起こし
ヒトミ:自身の観察、模倣能力を極限まで研ぎ澄まし高めることで、彼女との同調律を跳ね上げる。
ヒトミ:互いの差が、無くなるほどに。
GM:では、君はそれを。鮮明な記憶としてではなく。
GM:まるで報告書を読むように。第三者の撮った映像を見るように識る事ができる。
GM:既に感情は褪せている。

GM:彼女は、君の保護者だ。いつの次点でのかは定かではない。その前後を覚えていないからだ。
GM:“ニモニスト・シー”緒方璃佳。
GM:UGNアールラボ日本支部付のスタッフだという。最初に紹介を受けたときの肩書は。
GM:だが、君と会ってしばらく後に。その身分を捨てた。
GM:UGNの各派閥を含む、各勢力の凄惨な奪い合いを恐れたのだという。
GM:外敵から、君を守るために全力を尽くして逃がすと。彼女は言った。
GM:その逃避行を辿ると、ある時、急に画が歪む。
GM:おそらくは、その道行きの中で。

ヒトミ:「____」共鳴の光が消え、右の頬を涙が伝う
ヒトミ:「忘れていて、ごめんなさい……」
ヒトミ:屈んで、彼女の手を握る
ヒトミ:「守ろうとしてくれて、ありがとうございました」
ヒトミ:(そのための行いは、許されない事であったけれど……)


【バックトラック】

GM:バックトラック。
GM:Eロイスは“ニモニスト・シー”の『砕け散る絆』『尽きせぬ力』*4で5個です。
GM:振る方はどうぞ。
茅ヶ崎珠姫:侵蝕は116、残りダイスは4、わりと余裕圏内のはずなんだけど、こわいな~~~
城樫景:振ろうかな?
城樫景:城樫景の侵蝕率を4d10(→ 21)減少 (116 → 95)
城樫景:あ、4個で振っちゃった。次5個振ります
城樫景:城樫景の侵蝕率を5d10(→ 36)減少 (95 → 59)
茅ヶ崎珠姫:んー、確実に帰りたい、振っとくか
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を5d10(→ 28)減少 (116 → 88)
ヒトミ:振ります
茅ヶ崎珠姫:等倍!
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を4d10(→ 29)減少 (88 → 59)
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を4d10(→ 23)減少 (59 → 36)
茅ヶ崎珠姫:茅ヶ崎珠姫の侵蝕率を4d10(→ 24)減少 (59 → 35)
茅ヶ崎珠姫:ちょちょちょ
茅ヶ崎珠姫:何故3回も・・・59ですね
GM:59ですね
GM:おそろいじゃん
君月むつみ:ジェットストリーム珠姫ちゃん
君月むつみ:景ちゃんのおかげでロイスが全部残ったし、あたしは振らんちゅ。
君月むつみ:117-6d10 で、等倍
DoubleCross : (117-6D10) → 117-23[3,1,10,6,2,1] → 94

君月むつみ:あぶね!5点です。
ヒトミ:121-4d10
DoubleCross : (121-4D10) → 121-21[5,5,8,3] → 100

ヒトミ:ワッ……!
GM:一瞬ドキッとした
GM:Eロイス分ね!
ヒトミ:ですです
ヒトミ:100-6d10
DoubleCross : (100-6D10) → 100-36[2,7,5,6,6,10] → 64

GM:全員帰還です おつかれさま!
GM:経験点はいつもの5点にシナリオ点5点、Eロイス5点で15点
GM:ここに侵蝕分を加えたものとなります。何点になりましたか?
城樫景:19点!
茅ヶ崎珠姫:同じく19点!
君月むつみ:20点。ハムや~20点分のごはんだよ~
ヒトミ:19点!
GM:C((19+19+19+20)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 25

■経験点
白夢さん 19点
切子圭さん 19点
珪素さん 19点
ねりさん 20点
GM(DT) 25点
GM:資産運用したりしな!
ヒトミ:わーい、資産運用!


【エンディング】

GM:何でも屋『ジーニアス』 事務所
GM:鳩山率いる後処理班の到着は迅速だった。
GM:素性の割れたジャーム……緒方の身柄を拘束しての移送。
GM:それはつつがなく完了し、現在は記憶処理班等が現場周辺の後処理を開始している。
GM:君たちは現在、侵蝕励起の低減を企図して、事務所の中で待機している。
鳩山依鈴:「まずは、お疲れさまです。皆さん」
鳩山依鈴:「ジャームの襲撃事件、は、これで解決したかと」
城樫景:「お疲れさまです」本当に疲れている。
鳩山依鈴:「イリーガルの各位のご協力にも感謝してます」
茅ヶ崎珠姫:「どうも」
城樫景:「あのー……特に珠姫ちゃんには、ご迷惑をおかけしました」
城樫景:「ごめんなさい」ぺこりと頭を下げる。
茅ヶ崎珠姫:「別にいいよ、前に言った通り助手のいる生活は意外と悪くなかった」
茅ヶ崎珠姫:「……ただまあ、やっぱりもう助手をとることはないだろうけど」
ヒトミ:(能力を使って入り込んでいたのでしょうか)
ヒトミ:「私も、今回は皆さんに助けられでばかりでした」
ヒトミ:「あらためて、ありがとうございました」
君月むつみ:(急いでいたとは言え、景ちゃんに了解取らずにバラしたからなぁ。珠姫ちゃんにも景ちゃんにも悪いことをした……)
君月むつみ:「いんや。あたしらの元々はヒトミ君の保護だよ」
君月むつみ:「それを……何と言うか」
君月むつみ:「ここまで遅らせてしまったのと、戦いの途中で二の次にしてしまったのは、こちらこそ申し訳なかった」
君月むつみ:「……んはは。なんかUGN組、謝ってばかりだねぇ」
城樫景:「ヒトミさんは気にする必要ないですよ。こっちはこっちの仕事でやってるだけでしたから」
鳩山依鈴:「ええ。私達の仕事はね。元々」
鳩山依鈴:「襲撃者の排除じゃない」
鳩山依鈴:「……賢者の石の確保」
ヒトミ:「これを……」
鳩山依鈴:「別に、あなたの目を刳り抜こうって話をしてるわけじゃない」
鳩山依鈴:「そうしたら自由に使えるようなものでもないし」と付け加えて。
鳩山依鈴:「保護って言ったほうがいいのかな、この場合は」
君月むつみ:「だから、あたしはそう言ったのに」苦笑。
ヒトミ:(私自身も、何をどこまでやれるのかわからないし……)
ヒトミ:「保護ですか。 UGNに入れ……という話とは、違うのですよね」
鳩山依鈴:「……賢者の石はね。それ自体が強大な出力を持つレネゲイドの塊で」
鳩山依鈴:「その適合者は非常に希少。あらゆる組織に利用の恐れがあるほどにね」
鳩山依鈴:「しかも、あなたのそれは、さらに事情が違う」
鳩山依鈴:「ある特定の地域で過去に確認されたことのある、異種の産物」
城樫景:「へえ~……そんなに貴重なものだったんですね」麦茶を飲んでる。
鳩山依鈴:「大きな事件の爪痕(トレイル)を残したことがあるようなね」
君月むつみ:「ちょっと前に起きた事件だね。“プランナー”がなんかしたらしいよ」
ヒトミ:「ええ、あの襲撃者……緒方璃佳さんも」
ヒトミ:「様々な組織からこの石を守るために行動を起こされた……みたいで」
茅ヶ崎珠姫:「……」あまり興味がわかないようだ
ヒトミ:「……私は」
ヒトミ:「できる事なら、この記憶の空白を埋めて……自分と石の真実を探し出したいです」
ヒトミ:「それが今にあるのか、過去にあるのかは分かりませんが」
鳩山依鈴:「……それがあなたの意志か」
ヒトミ:「ごめんなさい、UGNに協力する意思は……あるのですが」
ヒトミ:(あの瞬間、璃佳さんから流れ込んできた記憶……そこで警戒する組織の中に、UGNもあった、いや厳密には)
ヒトミ:「UGNも一枚岩ではないと、見たことがあるので」
君月むつみ:「………」
君月むつみ:「ま、それは巨大な組織の常さね」
城樫景:(今回、日本支部は現地支部に頼らずに私達を派遣して“賢者の石”を確保しようとしていた)
城樫景:(これが理由の一つだったのかも)
茅ヶ崎珠姫:「ふふっ……(久留米が聞いたら怒りそうだな)」
鳩山依鈴:「……仕方がないなあ」嘆息する。
ヒトミ:「……! ありがとうございます」ぺこりと、頭を下げる
鳩山依鈴:「適合者であれば強制連行していいって規則が無いのよね」
城樫景:「ええ~~っ!ちょっと、なんでそうなるんですか鳩山先輩!」
君月むつみ:「あまり大きな声じゃ言えないが、イリーガルの適合者もいるからねぇ……」
鳩山依鈴:「いや、だって私言えないもの」
鳩山依鈴:「嫌がる相手を有無を言わせず連行しましたって。雄吾さんに」
城樫景:「ど、どうするんですか……?このまま監視もなく解放ってことに……?」
鳩山依鈴:「監視は付けます。それから、要警戒オーヴァードとしての情報は展開させてもらう」
ヒトミ:「はい、それは当然の措置だと思います……私の容姿は特徴的かと思いますし」
君月むつみ:「んはは。そこが落とし所かねぇ」容姿、は敢えてスルー。
鳩山依鈴:「恐らく、積極的な活動は難しくなるとは思うな。あなたの特筆性からして」
城樫景:「いやだーっ、もう、結局今回も無駄な仕事じゃないですかーっ」テーブルに突っ伏す。
ヒトミ:「いえ、景さんの仕事に私はとても助けられましたから……無駄じゃないですよ」
城樫景:「作戦方針は現場ですぐ変わるし、私の作戦提案は全然通らないし……も~っ」
茅ヶ崎珠姫:「それもまた人生だよ、助手くん」ふふふと笑いながら
鳩山依鈴:「あはは。ごめんね」
城樫景:「むつみ先輩、なんとかしてくださいよー」
城樫景:「偉いんでしょ!」
鳩山依鈴:「先輩とは言え同僚でしょうに」
君月むつみ:「あたしゃヒラのエージェントですよぉ」
城樫景:「じゃあ偉くなってくださいよ~」
茅ヶ崎珠姫:「……ヒラ、ねえ」
ヒトミ:「落ち着いて話す時間が少なかったですが……UGNって面白い方たちなのですね」珠姫に
茅ヶ崎珠姫:「ま、そこはほら、一枚岩じゃないから」愉快そうに
君月むつみ:「んはは。にしたって、景ちゃんは満点花マルの大活躍だったでしょ」
鳩山依鈴:「ええ。とってもお手柄よ?」
鳩山依鈴:「あなたのおかげで、救われた人が居たのは間違いないんだから」
ヒトミ:「ええ、ここに」
城樫景:「別に私は……」そっぽを向く。
城樫景:「身柄の確保が最優先でしたよ。最初から」
君月むつみ:「んふふ」
君月むつみ:「景ちゃんは常に様々なケースを想定し、取り得る選択肢を提示してくれたね」
茅ヶ崎珠姫:「ふふっ」
君月むつみ:「冷徹なものも。大事なことだ。最悪の想定は常にしておかなくちゃいけない」
君月むつみ:「それに比べりゃ、あたしの判断はまー甘かっただろうね。やきもきさせちゃっただろう?」
城樫景:「でも、むつみ先輩がいなかったら本当に何もできませんでしたよ、私」
城樫景:「今回の敵は強すぎて、全然余裕を残せませんでした」
君月むつみ:「……そうねぇ。綱渡りも多かった」
君月むつみ:「ただ、あたしは……」
君月むつみ:「それでも、最後の時間をヒトミ君と彼女に残せて良かった」
城樫景:「……」
ヒトミ:「……」
君月むつみ:「んはは。……やっぱり甘いね、あたしは」
ヒトミ:「いえ、その甘さに……感謝します」
茅ヶ崎珠姫:「……ま、そういう意味じゃあたしも今回はずいぶん甘いことを言ったかもね」
君月むつみ:「かっこよかったよぉ~。あたしキュンとしちゃった」
鳩山依鈴:「私は好きだけどなあ、甘いの」
茅ヶ崎珠姫:「まあ、あたしは依頼人第一でやってるからね」
茅ヶ崎珠姫:「甘いのと言えば」
茅ヶ崎珠姫:「あったんじゃない、甘いの」
君月むつみ:「おお。所長はさすが、目ざといですな」
君月むつみ:「お待ちかねの甘いの、食べてまったりしよっか」
君月むつみ:足元の保冷バッグからカップアイスを差し出す。最初に持って来た物は溶けてしまったので、ちゃんと買い直してきた。
君月むつみ:「好きなの取ってね。マダムの分もあるよ」
鳩山依鈴:「だからあの、マダムって止めてくださいよ」
鳩山依鈴:「既婚者みたいじゃないですか」
ヒトミ:「おお……! これがアイス……!」
ヒトミ:「実物を食べるのははじめてです」
城樫景:「えーっ、鳩山先輩はいま来たばかりじゃないですか」
ヒトミ:「え、既婚の方ではないのですか? だってマダムって」
君月むつみ:「似たようなもんでしょ」
鳩山依鈴:「……似たようなものじゃないですが……あのね景ちゃん、私は」
鳩山依鈴:「ここからも仕事なの。残って」
城樫景:「ふふふふ。分かってますよ。仕方ないなあ」
城樫景:「先輩はアイス食べちゃだめって規則があるわけじゃないですからね」
鳩山依鈴:「甘い判断に感謝します。冷たくされたかと思ってびっくりしちゃった」
茅ヶ崎珠姫:「ふふ、ねえ、ヒトミ」
ヒトミ:「はい、何でしょうか珠姫さん」
茅ヶ崎珠姫:「これからは、こういう風に時々アイス食べるくらい甘く生きていけるといいね」
茅ヶ崎珠姫:「ただ、もしそれでも困ったことがあったら」
茅ヶ崎珠姫:「その時は、何でも屋ジーニアスのことを思い出しなよ」
ヒトミ:「ええ……いつでも、頼らせてもらいます」
ヒトミ:「今回の事で人に頼る大切さは記憶、しましたから」
ヒトミ:記憶の中の誰か 幸福感/☑忘却 → 緒方璃佳 ☑幸福感/忘却

『維持ウインギット』 終