(さわり)のティドグリド』(GM:DT)


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“ネックザッパー”明六坂(あけみつざか)充理(みつり)キャラシート(PL:白金)
“ピリオド”詩雲(しうん)(しゅう)キャラシート(PL:馴染)
“メルトハート”槙野(まきの)舞衣子(まいこ)キャラシート(PL:すきゃっと)
“ジラルナ”槙野(まきの)(けい)キャラシート(PL:珪素)

【Index】

オープニング/明六坂充理
オープニング/詩雲終
オープニング/槙野舞衣子・槙野景
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
クライマックス
エンディング/槙野舞衣子・槙野景
エンディング/詩雲終
エンディング/明六坂充理


プリプレイ

GM:『障のティドグリド』 はじまります!
GM:PC1の自己紹介から参りましょう よろしくね~
明六坂充理:宜しくお願いします。
GM:URLもよろしく~
明六坂充理キャラシート
明六坂充理:pc1の明六坂充理(あけむつざか みつり)です。足が速いです。むっちゃ速いです。基礎値が22あり、さらに上げれます。
GM:はや~
明六坂充理:シンドロームはハヌマーン/サラマンダー。これはDロイス、神速の担い手とサラマンダーの先陣の火は同じ1シーン1回だし相性が良いのでは?と思い取ったんですが
GM:よいのでは?
明六坂充理:それだけだと個性薄いなー。破壊力も上げれるし先手必勝も最大レベルで取ろ。となって、こうなりました。
GM:スピードスターになっちまったわけ
明六坂充理:中々ここまで足が速いだけのキャラはいないのでは?という訳で1シーン1に1回だけ凄い速さでかっ飛んで首を刎ねるキャラです。大体それだけ。
明六坂充理:オーヴァードになって日の浅いルーキーで、夜な夜な町を出歩きUGNのお手伝いをしてた結果、学校では不良のレッテル貼られてる少年です。
GM:ワルじゃん!
明六坂充理:本当は不良じゃないけど、まあ余計な弁明しないだけ。衝動が殺戮なので元一般人だけど殺し合いも躊躇しません。
明六坂充理:まあ初々しい元一般人みたいな感じで行きたいと思います。出来ない時は知らん。
明六坂充理:でも、その時もなんか良い具合に格好良くなってるハズ、多分ね。そんなところかしら。
GM:プロの判断力を備えているかもしれない……
GM:はーい よろしくね~
GM:ハンドアウトはこれです
・明六坂充理用ハンドアウト
シナリオロイス:高橋真沙緒 推奨感情 P:友情/N:食傷
君はクラスメイト兼、君の監視役だというUGNチルドレンの高橋真沙緒とともに、
市内の岳舎町という地域を訪れていた。近々、ここに配属になるのだという。
君はその中で、武装したテロ組織の襲撃に遭い、捕らえられる。
GM:捕まってください
明六坂充理:足が速いのに逃げられない!返り討ちも無理!了解です。
GM:一人じゃないから……
GM:まさおがいるからね
明六坂充理:まさおの性別は始まるまで楽しみにしてよ
GM:はーい よろしくね
GM:次!お兄様!
詩雲終:へーいへいへい
詩雲終キャラシート
詩雲終:詩雲終です。元FHの暴力可能な研究員。特技は研究。趣味はでかいヤリの研究。
詩雲終:元々はFHに所属していましたが、
詩雲終(Log:『無限輪転のセレナーデ』)
詩雲終:こんなことがあって、今は美少女とタワマン最上階で同棲しながら趣味をしています。
GM:へ~
詩雲終:でかいヤリとはFHのマスターエージェントの遺産だったらしいが、今はそんなこと関係なく俺のもの。今回はどうも不調なようだが……
詩雲終:代償は存在しているままなのに、攻撃力が下がり、ガードもできなくなってしまった
詩雲終:射程は300mあるけど……
GM:不調ですね 変質してますよ
詩雲終:性能としてはつえ~武器をエピックポルターした上で《プレディクション》《バリアクラッカー》により絶対直撃させることに命を賭けたています。
詩雲終:それに命を賭けすぎて移動エフェクトすらない。このヤリ、どうも至近攻撃できない気配があるので、近づかれないことを祈っています。
GM:やっぱり不調じゃない!
GM:素手パンチしかないのね 近づかれると
詩雲終:実は今回《コントロールソート:射撃》なので
詩雲終:パンチすらできない。そのため一応投げるためのナイフもゲットしています。
GM:なるほどね……いつもの白兵戦能力はどこへ……
詩雲終:おかげで財布はすっからかん。出かける時現金とか持ち歩かないタイプではありますが、それを体現することになってしまったな。
詩雲終:しかしながら接近されたら困るのも財産点がないのも
詩雲終:頼れる仲間がいれば問題ないでしょう。元FH冷淡乱暴傲岸不遜の怖めなお兄さんですが、
詩雲終:UGNには借りもあるし余計なことをされなければ協調性も発揮します。安心してね。
GM:まあ 支えたくなっちゃうというわけね
詩雲終:というところです。よろしくお願いします!
GM:よろしくね~ HOはこれです
・詩雲終用ハンドアウト
シナリオロイス:“ミサ” 推奨感情 P:有為/N:不信感
君は最近、“ソルモルス”の不調を感じている。
その分割部品の一部を調査する、馴染みのフリーのメカニック“ミサ”。
彼女は言う。修復に必要な遺産が、岳舎町にあると。それを入手・回収してほしいと。
GM:なんかいつもの槍と感触が違う感じがしますね
GM:何故か……
詩雲終:うーむ、一体何が……
詩雲終:使用技能か……?
GM:解析しきれてない一部だけばらして専門家に見させてるようなイメージです 大丈夫?
GM:全容は全然教えてない的な……
詩雲終:大丈夫です! こういうのは一人だと限界もあるからね。専門家を使うことに抵抗はないぞ。
GM:OK!じゃあ次はUGN組だ
GM:美人姉妹の姉の方からお願いしようかな
槙野舞衣子:はーい
槙野舞衣子キャラシート
槙野舞衣子:槙野舞衣子(まきの・まいこ)です。17歳のUGNエージェント。
槙野舞衣子:モテる……専門的に言うと人心掌握に長け、また単独での戦闘能力もあるので潜入任務を得意としています。
GM:本当か?顔と格好のせいでは……?
槙野舞衣子:奔放な性格で、いつも自信満々。自分の顔が良いと自覚しているタイプの女ですね
槙野舞衣子:母子家庭で、覚醒以前はジュニアアイドルとかをしてました。
GM:へ~ フリフリの服を……
槙野舞衣子:能力はエネルギーを熱に変換して蓄積するもの。基本的に防御しか出来ませんでしたが、
槙野舞衣子:熱を弾頭に変換して射出する遺産“ヴェスタのくちづけ”をUGNから与えられてからは攻撃も出来るようになりました。
GM:へ~そんな遺産が……?
槙野舞衣子:ただ弾は相手に当たらないと戻ってきてしまうので、中々当てられないと蓄積した熱が限界を越えて動けなくなってしまいます。
GM:単体で攻撃型になれるような……?そんなのあるのかな
槙野舞衣子:性能的にはSSSランクの最強無敵Dロイス必中の弓を持っています。
GM:ア……アワワ……
槙野舞衣子:基本はガード役として動きつつ、リセマラ終了最強Dロイスの力で攻撃も出来るという性能です。
GM:アカウント売るだけで結構な金になりそうな性能
槙野舞衣子:なんか今回はかわいい妹?もいるらしいので頑張ります よろしくお願いします!
GM:妹に今回はってつくことあるか?よろしくおねがいします
GM:HOは共通なので そのかわいい妹の紹介に参りましょうか
GM:よろしくおねがいします
槙野景:イェイ
槙野景キャラシート
槙野景:槙野舞衣子の妹、槙野景です。
槙野景:姉さんとは違って学校では全然目立ってないんですよね。姉さんはすごいな~。
槙野景:なお関係あるかどうかは分かりませんが、《超越的能力》と《竹馬の友》を所有するピュアソラリスです。
GM:関係あるのかな~
槙野景:純粋培養の潜伏工作員。作戦ごとに名字すら変わるし、どんな家庭の姉にも妹にも娘にもなれる。
GM:妻にも……?
槙野景:なれる!
GM:ありがとうございます
槙野景:そのお仕事通り、Dロイスは潜伏者。リセマラ終了レベルではないものの、結構便利!好きなDロイスです
槙野景:その強力な関係性操作そのものが景ちゃんの能力で、自分を味方だと思わせたり敵だと思わせたりグチャグチャにします。
GM:していこ グッチャグチャに
槙野景:メインウェポンは、ミドルでも戦闘でもなんでもできるピュア最大レベルの《夢の雫》!とにかくこれがなければ始まらん
槙野景:そして申し訳程度の《さらなる力》。自分ではなにもできないのでアタッカーを動かします。
槙野景:今回の作戦は美人なお姉ちゃんがいてうれしいな!一緒にがんばります。
GM:美人姉妹で頑張って!
GM:そんなお二方のHOはこれです
・槙野舞衣子、槙野景用ハンドアウト
シナリオロイス:明六坂充理or高橋真沙緒 推奨感情 P:尽力/N:不安
先の事件により支部空隙となっている、岳舎町での任務。
君たちの任務は2つ。一つは、テロ組織――おそらくはFHに、捕らえられたというチルドレンおよびイリーガルの救出。
そしてもう一つは。
GM:ロイスはどっちにとってもいいです もう一つってなんだろ~
槙野舞衣子:なんだろうな~
槙野景:エグゾドライブ単行本用のCメモリ解説文を提出することかな……
GM:が がんばってそれは……!
槙野景:あと異修羅六巻のプロットを提出すること
槙野舞衣子:がんばって
GM:なんにでもなれるからって作家の珪素先生にならないで
GM:とにかくやるぜ トレーラーを貼ります

■トレーラー 某県、岳舎町。
古い町並みを残す観光地。そこは神棲の地であった。
根を張っていた神獣は討たれて、その後。かの神性はいまだに燻る。

これは、その事件により壊滅した支部。
その後任到着までの、その短い期間に起きた小さな、だがある意味で大きな事件。

ダブルクロス the 3rd edition『(さわり)のティドグリド』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。


【オープニング/明六坂充理】

GM:登場をお願いします。
明六坂充理:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 1[1]+38 → 39

GM:よい幸先


GM:【岳舎町 駅前】
GM:かつて遷都の候補に上がり、整備が行われたという、風情ある町並み。
GM:それが現在にも残っている、観光地としても名高い小さな町。
GM:その駅前を、一人駆けていく姿がある。
高橋真沙緒:「ごめんごめん、遅れちゃって……待った?」ふう、と息を吐く。
明六坂充理:時計に目を落とす。
明六坂充理:微妙な顔をして頭を振り。
明六坂充理:「まぁ、少し?」
高橋真沙緒:「……普通全然って言うところじゃない?」
高橋真沙緒:「「ううん、俺もいま来たところだよ……」って」
明六坂充理:「怒るほどでは?この世界ではそんなものなのかなって」
高橋真沙緒:「いやすいませんわたくし個人の失態なので……」
高橋真沙緒:「全体の評価を下げないでもらえると……」
明六坂充理:「ほら、日が浅いだろ俺。夜の世界の常識とかさ。謝らなければバレなかったのに」
明六坂充理:「まぁ、その正直さは評価が上がったよ」
高橋真沙緒:「いやだってデタラメで騙すのは気がひけるでしょ普通……」
明六坂充理:「善良な。多分、今なら俺のこと余裕で騙せる」
高橋真沙緒:「だーかーらー。騙す気ないってばあ」
明六坂充理:「ははは。よしよし、その善良さに免じて……俺もいま来たところだよ」
明六坂充理:「待ってなんかないさ。それで、概要を頼む」
高橋真沙緒:「今言ってもしょうがないでしょうがも~……あっそうね」
高橋真沙緒:「えーっと。私ここの支部に配属になるんだ」歩き出しながら。
高橋真沙緒:「前にヤバい怪物が出て、全滅しちゃったらしくて」
明六坂充理:相手が10歩歩いてから歩き出す。でないと追い越してしまうからだ。
明六坂充理:速度をセーブしながら徐々に歩調を合わせる。
高橋真沙緒:「その怪物は、本部?の偉い人が倒したんだけど」
明六坂充理:「それは良かったな。俺達で退治しろ。なんて話だったら自信がない」
高橋真沙緒:「それは全然私も自信ない……」
高橋真沙緒:「とにかくここのメンバーがさ、居なくなっちゃったわけ。代わりを集めなきゃならなくって」
明六坂充理:「自信がないというか無理だな。ちゃんとした人たちが全滅した相手だもんな。新米のやる事じゃない……つまり、再建メンバー?」
高橋真沙緒:「うん。とりあえず近場から私が。支部の状況見て、整理するようにって」
高橋真沙緒:「んで、明六坂くんに来てもらったのはね」
高橋真沙緒:「その……」
明六坂充理:「大変だな。うん。俺が来たのは?」
高橋真沙緒:「……力仕事をお願いしたいなーって」
明六坂充理:「そうだな。…………足は速いぞ」
明六坂充理:力仕事と言う台詞に視線を外し。
高橋真沙緒:「うん、足の速さ関係するやつがよかったよね!」
明六坂充理:「足は速いんだ。世界最速かもしれない」
高橋真沙緒:「ごめんちょっと活かし難いやつなんだけどそれは……」
高橋真沙緒:「でも力も結構あるよね?」
明六坂充理:「駄目か。まぁ女の子よりは」
高橋真沙緒:「うん。なんかごめんねこんな雑用みたいな……」
高橋真沙緒:「今忙し続きで頼れる人居なくて」
明六坂充理:「俺は適性検査とやらでは、そこそこの記録が出たハズだしな。そう言う人間を使うのは有りだろう」
明六坂充理:「ただ、謝られると俺が一方的に悪人になるのでやめてくれ。手伝いしか選択肢がなくなる」
高橋真沙緒:「あっそうだよね……何かズルいか」
明六坂充理:「追いつけられない速度で走って逃げても、明日学校で捕まるしな」
高橋真沙緒:「UGNの依頼って扱いでちゃんとお給料でるし、私からも後でなんか奢るよ」
明六坂充理:「いいよ。手伝うよ。バイト料出るんだろ?」
高橋真沙緒:「うん。何がいい?」
明六坂充理:少しだけ思案などする。
明六坂充理:「そうだな。学校で俺が不良じゃないって言いふらしておいて頂けると助かる。それか」
明六坂充理:「学食一週間分だな。これにより4000円ほどの小遣いが誤魔化せる計算だ。お弁当でも良い」
高橋真沙緒:「あー、じゃあ弁当のほうが楽かな? いつも自分の分作ってるし」
高橋真沙緒:「それで手を打ちましょう」
明六坂充理:「契約成立だ。そして俺は不良のままの学校生活継続だ」
高橋真沙緒:「いやそっちはさ……してるんだよ?努力」
明六坂充理:「そうなの?」
高橋真沙緒:「でも何ていうか……「あんた騙されてるのよ!」って感じで」
高橋真沙緒:「全然取り合ってもらえてない感じなので」
高橋真沙緒:「自助努力をお願いしたい感じです、はい」
明六坂充理:「ひっでぇ。うちの学校の民度が酷い」
明六坂充理:「そして、あんたお弁当作らされてるの?騙されてるわよ。と相成るのか、これ」
高橋真沙緒:「結構そういうの厳しいからね~。マジの不良とかいるような学校でもなし」
高橋真沙緒:「そこは別に隣り合って食べたりしなきゃ大丈夫じゃない?」
明六坂充理:「そうしてくれ、何か秘密の隠し場所に弁当箱置いたりしよう」
高橋真沙緒:「下駄箱だと臭いそうだしね……どうしよっか?」
明六坂充理:「機密文書の取り扱い並みに慎重に扱って欲しい。俺の学校生活の為に」
高橋真沙緒:「またまた大げさな……」
明六坂充理:「大袈裟でもないんだけどな」
明六坂充理:「オーヴァードになってこの方、気を遣って生きてるのもあり、学校に微妙に居場所みたいなのがね」
明六坂充理:「変な噂がこれ以上増えるのもなぁ。とか思う。まぁ、だからと言ってこの特典を蹴る気もないんだが」
高橋真沙緒:「まあ分からんでもないけどさあ」
明六坂充理:「時速80kmで走れる人間になるとは思わなかったよ」
明六坂充理:「あぁ、で、そうだな。屋上の天気観測箱にでも置いておいてくれれば良いと思う。普通の生徒じゃ入ってこれないし」
高橋真沙緒:「お~。よく思いつきますねそんなの」
高橋真沙緒:「マジの機密のやり取りみたい」
GM:その時。
GM:背中に氷を突っ込まれたかのような悪寒が走る。
高橋真沙緒:「……えっ」
明六坂充理:「ふふん。学生経験値の方は俺の方が上ですぜ。ブラックボックスを知って…………」
高橋真沙緒:「……《ワーディング》?」
明六坂充理:「そう。それだ。《ワーディング》」肩にかけてた刀袋を取って握りしめる。
明六坂充理:周囲をせわしなく見回す。
高橋真沙緒:「これ近いな……」
GM:ある一方から、強く気配を感じる。恐らくそちらが発信源だろう。
明六坂充理:「どうする?」
高橋真沙緒:「うちがこっちで活動あるって話は聞いてないし……」
明六坂充理:「足が速い俺が偵察するか?」
高橋真沙緒:「報告して、現場確認……大丈夫?」
明六坂充理:「過信はある。いざとなったら逃げれる。って思ってる」
明六坂充理:「君の目から見て、それが危険だって言うなら止める。ってとこ」
高橋真沙緒:「……うん」
高橋真沙緒:「信じる。明六坂くんを」
高橋真沙緒:「お願いできる?」
明六坂充理:「喜んで。と返してやろう。君はもっと上の方に連絡しろよ」
明六坂充理:「それじゃあ、行ってくる。また後でな」踵を上げてギアを回す。目視出来ぬほどの速さで動き出す。


GM:君がたどり着いた屋敷では。
GM:数人の男が、荷を運び出している。
GM:あたりには、気絶した人が倒れている……否。
GM:受付らしき人だけは、ただ倒れているのではなく。血溜まりに。
明六坂充理:「…………ッ」携帯を消音暗光モードにし連絡LINEを起動させる。
明六坂充理:現状を高橋真沙緒に報告しながら、物陰から物陰に近づくように移動を試みる。
明六坂充理:(何を運んでるんだ?もう少し近づくか。暗くて良く見えやしない)
GM:まだ君には気づいていない。男たちはなにやら古美術品のようなものを運び出しているようだ。
明六坂充理:(古美術品?を運んでる。何人だ?)
明六坂充理:(1人だけなら不意を打って倒せると思う。でも、そこで終わりだからな。無理はしない)
GM:背後から声。「おい。ここで何を――」
GM:「いや、お前……なんで立ってる?」
明六坂充理:「おっ~~~」自分の口をとっさに塞ぐ。
明六坂充理:「いや、俺は怪しいもんってわけじゃ、わけじゃないんですけどね」
GM:「おい!見られたぞ!」
GM:男は大声を上げる。
GM:荷を運び出していた連中が一斉に振り向く。
明六坂充理:「だよな」
明六坂充理:両の足を起動させる、見つかったらとにかく逃げる。速さなら負けない自信がある。
GM:「逃がすな!追え!」
GM:たしかに君は、逃げの一手ならば追いつかれないだろう。
GM:だが。
高橋真沙緒:「きゃっ……!」物陰に隠れていた少女が引き倒される。
GM:「もう一人居やがったぜ」
明六坂充理:「逃げ回りゃ、死にはしない。良い言葉だよな…………そう、逃げ回れれば」
明六坂充理:足を止めて、そちらに向き直る。
GM:「こいつはお前の仲間か?」
明六坂充理:「野暮だな。そう。深夜のデートなぞを、な」
高橋真沙緒:「駄目……知らない人のフリしてっ!」
明六坂充理:「遅い上に、そこで言う台詞か!?」
GM:「そうそう。もう遅いんだよなあ」
明六坂充理:「前もって打合せしておけばよかったな」
明六坂充理:「彼女に手荒な真似はよしてくれ」
GM:「そりゃいい心がけだ」後頭部に衝撃。
高橋真沙緒:「明六坂くん……!」
GM:「どうすんだこいつら」「連れてけ。馴染むかもしれん」
GM:君が聞いたのは、そのような言葉だった。
明六坂充理:……無視して逃げるとか、そりゃ出来ないだろ。見捨てれば確実に逃げられるくらい俺の足が速くてもだ。
明六坂充理:馴染むとかなんとか、俺も高橋もすぐには死なさそうだと信じたい。


GM:シーンを終了。ロイス取得どうぞ。
明六坂充理:高橋真沙緒さん 裏日常先輩? 友情/不安〇  今捕まってるからね。
明六坂充理:以上です。
GM:OK!


【オープニング/詩雲終】

GM:やっていくぜ 登場をお願いします
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (32 → 35)
詩雲終:あと初期ロイスの芹那花音をSロイスに指定します。
GM:www
GM:お行儀悪すぎるでしょ
GM:いいよ……しょうがないな……
詩雲終:良いでしょ! 登場ダイス振るまでちゃんと待ったんだから!
GM:当たり前だろ
GM:何ちょっと譲歩した感出してくるんだ
GM:やるよ!シーンをよ
詩雲終:はーい


GM:【某市 バイク工場】
GM:正確には、それをカヴァーとしたレネゲイド兵器の工房となっている。
GM:そこの主が、“ミサ”という女だ。
GM:君はここに、最近不調をきたしていた、“ソルモルス”の部品の一部を預け、
GM:メンテナンスを依頼していた。その結果を受け取りに来ている。
“ミサ”:「どーも。結論から先に言うね」
“ミサ”:「うちの設備じゃ直せない」
詩雲終:「そうか」
詩雲終:熱のない反応。平坦な目で辺りに転がっているパーツを眺めている。
“ミサ”:「単純な損壊や摩耗じゃない。レネゲイドの流路が乱れてるっていうか……」
詩雲終:「だろうな。まあ古いものだ。不思議じゃない」
詩雲終:「そこまでは想定の内だ。お前ならあるいは、とは思っていたが……」
“ミサ”:「私じゃ直せないって言ってないでしょ」ムッとしたように。
“ミサ”:「うちの設備じゃ直せないって言ったの」
詩雲終:「ほう」
詩雲終:横目で彼女を見る
“ミサ”:「直せる当たりがある。設備というか……」
“ミサ”:「“遺産”ね。砥石の遺産」
詩雲終:「砥石。具体的だな。心当たりがあるのか」
“ミサ”:「“(さわり)のティドグリド”。アーサー王の宝物の一つ……」
“ミサ”:「……と言ってもレプリカでしょうけど。それなら多分、何とか出来るはず」
詩雲終:「その物言いなら、所在まで知っているということだな」
詩雲終:「イギリス行きの旅券を用立てる所だった」
詩雲終:本気とも冗談ともつかない表情だ が、少なくとも不機嫌ではない
“ミサ”:首肯して。「用立てなくてよかったかな……日本よ。岳舎町」
“ミサ”:「私も、欲しくて。前に探しに行ったときには、見つからなかったけど」
詩雲終:「岳舎町……聞いた名前だな。観光地だったか?」
“ミサ”:「ええ。今なら探しやすいと思うわ。ニュース見てない?」
“ミサ”:「岳舎町で謎の集団避難、って」
詩雲終:「数日は玩具いじりにかかりきりでな。集団避難?」
詩雲終:「……UGNか? しかも報道されるくらいに急な」
“ミサ”:「大規模な洪水に対して全員が整然と避難して、大きな混乱も負傷者もなし」
“ミサ”:「そのくせ洪水被害は極小。……十中八九そうでしょうね」
詩雲終:「奴らもよく働いてるな。……それで、今ならその“障のティドグリド”が手に入るという根拠はあるのか」
詩雲終:「何かあった、までは分かるが。何があった、まで調べてるのか?」
“ミサ”:「神城の研究施設から怪物が逃げ出して、それとUGNがやり合った」
“ミサ”:「こういう仕事をしてれば、そのくらいの情報は集まってくる。で、恐らく」
“ミサ”:「そこの研究設備の一つに、宝物庫があるはずなのよ」
“ミサ”:「そこに今も保管されてる可能性が高いんじゃないかって」
詩雲終:「なるほど。火事場であれば綺麗に撤収などできないし……」
詩雲終:「その怪物。何か知らないが、そういう奴が出てきた時に持ち出すものでもなさそうだな、砥石などは」
“ミサ”:「ええ。それがあれば、これを直せる。その後その遺産を譲ってほしいの」
詩雲終:「条件としては問題ない。……これは好奇心だ。“障のティドグリド”、の、模造品か。そいつはどういった機能の遺産なんだ?」
“ミサ”:「勇士の武器を研げば敵を殺す力を与え、そうでないものの武器は鈍らにする」
詩雲終:「……現代語訳をするならば、レネゲイドにまつわる物品を研ぎ澄まし、そうでなければ破壊する、か」
詩雲終:「なくはないラインだな。それでお前に預けている俺の遺産機械を修復できるという線も理解ができる」
“ミサ”:「その後保持し続けたいってのも分かるでしょう?」
“ミサ”:「機序が本当なら垂涎ものだもの」
詩雲終:「俺が持ち帰っても使い捨てそうだ」 ふ、と息を漏らすように笑い
詩雲終:「良いだろう。俺とお前の仲だ。それくらいは運んでやる」
“ミサ”:「……助かる」安堵の息を吐いて。
“ミサ”:「情報だけ貰ったから殺す、とか。付き合う相手によってはされかねないもの」
詩雲終:「もしその手合いに出くわしたら呼ぶと良い。暇なら助けを寄越してやる」
詩雲終:「お前の腕は買ってるからな。失くすのは少し惜しい」
“ミサ”:「速さに負けない自信があるオーヴァードだってなんて、知らなかった」笑って。
“ミサ”:「気持ちは嬉しい。お互いうまくやっていきましょう」
詩雲終:携帯端末で地図を見ている 「……観光地らしいが、さすがに多少は勢力的な混乱はあるか。一夜限りの墓場泥棒同志もいくらかいそうだしな」
詩雲終:「とはいえ、この距離ならそう遅くもならん。今から行くことにしよう」
詩雲終:「あと、それとそれとそれ」 置いてあった大小の兵器を指差し
“ミサ”:「うん?」
詩雲終:「物理的な偽装痕はないが、ロットナンバーが存在しないはずの番号になってる。出が不明瞭なら早めにバラすか手放すかしろよ」
詩雲終:「この手のは面倒事を呼び込む」
“ミサ”:「あ~やっぱり……?なんか胡散臭い依頼主だったんだよねこれ」
“ミサ”:「プロが言うならマジなんだろうな」
詩雲終:「分かってるなら好きに扱え」
“ミサ”:「肝に銘じとく」手を上げてひらひらと振る。
詩雲終:「せっかく旅行に行ったのに、土産を渡す相手がいないのは空しいからな」
“ミサ”:「そりゃそうだ」
詩雲終:「お前以外じゃ持て余すから、尚更だ」
詩雲終:応じるように手を振り、踵を返して店を後にする


GM:シーン終了です。ロイス取得あればどうぞ
詩雲終:“ミサ”/○親近感/無関心


【オープニング/槙野舞衣子・槙野景】

GM:二人のOP.登場をお願いします。
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (32 → 35)
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (31 → 37)


GM:君たちが招集されたのは唐突だった。
GM:支部員不在の管轄エリアで発生した、誘拐事件。
GM:その当人よりのSOS発信によれば、“フレール・ジャクリーヌ”高橋真沙緒というチルドレンと、“ネックザッパー”明六坂充理というイリーガル。
GM:君たちはその救出任務を割り当てられ、岳舎町へと向かう電車の中にいる。
槙野舞衣子:「『荻窪』って……」
槙野舞衣子:一人の少女が、傍らの少女に向け口を開く。
槙野舞衣子:長身に女性らしい起伏のある体躯。緩くウェーブの掛かった長髪は燃えるような赤。整った顔立ちの中でも特に印象的な目元は、猛禽か猫科の獣を思わせる。
槙野舞衣子:「どう思う?景ちゃん」
槙野景:「荻窪?」隣に座っている。
槙野景:こちらは年齢にしてはやや小柄だ。シンプルな制服をきっちりと着こなしていて、長いストレートの髪は首の後ろで二つに束ねられている。
槙野景:「なんでしょう。栄えてる街かなあとか」
槙野景:「実際に行ったことはないので分からないですけど」
槙野舞衣子:「そうよね」制服姿で腕を組む。
槙野舞衣子:「東京都杉並区。かつては別荘地として鎌倉に並んで知られていて……今は所謂『閑静な住宅地』ってやつ」
槙野舞衣子:「都内有数のラーメン激戦区だったりもするみたい」
槙野景:「へえ~~」普通に感心している。
槙野景:「ラーメンが食べたいって話ですか?」
槙野舞衣子:「それもいいけど……そうじゃなくてね」
槙野舞衣子:「この前お仕事で関わった社長さん……FHとかじゃあない、普通の人なんだけどね」
槙野舞衣子:「私のことをすごく気に入ってくれて、マンションを買ってくれるっていうのよ」
槙野景:「マ」
槙野景:「マンションを!?!?」
槙野舞衣子:「そう。荻窪に」神妙に頷く。
槙野景:「え!?住むんですか?荻窪に!?」
槙野景:「そのう……どういう話の流れで、そういう」
槙野景:「マンションとか……?想像つかないんですけど」
槙野舞衣子:「住むっていうか……オーナー?になるのかしら」顎に指を当てて
槙野舞衣子:「でも、代わりに今の仕事……適当に誤魔化したんだけどね。それは辞めてほしいって言ってるのよ」
槙野舞衣子:「景ちゃんだったら、どうする?」
槙野景:「うえー……私だったら迷いますね……」
槙野景:「あのですね、この仕事を離れて生活するのはありだと思ってるんですけど」
槙野景:「私の場合この仕事は、定期検診とか精神的、情報的ケアのほうが大きいと思っているので」
槙野景:「例えば一年後とか二年後とかにすごく画期的な治療法が発見されたとしても」
槙野景:「『会社』を離れて暮らしてる場合、優先的にそれを受けられなくなる可能性がありますよね」
槙野舞衣子:「確かに、そうかも。『社員』のほうが優先だものね」
槙野景:「あとあんまりその、年上の人に買ってもらったマンションに住むとなると、世間の目とか……」
槙野景:ちらりとスマホから視線を上げて見る。「……気になりません?姉さんは」
槙野舞衣子:「あんまり。景ちゃんは気になるんだ、そういうの」
槙野景:「なります」こくこくと首を振る。
槙野舞衣子:「そうねえ……」首を捻る「荻窪かあ……一応都内だけど……」
槙野景:「それ!」
槙野景:「もしかしてもっと都心の方がよかったとか」
槙野景:「そういう意味だったんですか!?」
槙野舞衣子:「え?うん」頷く。
槙野舞衣子:「赤坂とか代官山って言われたら、多分OKしてたかも」
槙野景:「ええ~~~っ……」
槙野舞衣子:「荻窪……荻窪かあ……」うーんと唸っている。
槙野景:「というか、そもそもの話ですよ」体を近づけます。
槙野景:「その社長さんのことはどう思っているんですか?」
槙野舞衣子:「どうって?」
槙野景:「普通はそっちのほうが大事ですよ」
槙野景:「だって、マンションを買ってあげるってことは、絶対その人、一緒に暮らすか……そうじゃなくても、定期的に会いに来るってことでしょう」
槙野景:「いやな相手だったら、いやじゃないですか」
槙野舞衣子:「まあ、そうなるわね」
槙野舞衣子:「別に、嫌じゃあないけど……ううん」
槙野舞衣子:「いい人かな?みたいな?」ぼんやりと答える。
槙野景:「めちゃくちゃどうでもよさそう~」
槙野景:「やめたほうがいいですよ」
槙野舞衣子:「そう思う?」
槙野景:「今そう思いました。逆に姉さんはなんでそこを度外視して考えてたんですか?」
槙野舞衣子:「……?」
槙野舞衣子:「どうでもいいから……?かな……?」
槙野景:(ひどい……!)
槙野舞衣子:「だって、まあ……例えばの話よ」
槙野舞衣子:「その社長さんの言う通り、マンションを買って貰って、そこで暮らして……『会社』を辞めて、時々社長さんに会う生活になったとするわよね」
槙野景:「うん」
槙野舞衣子:「社長さんのことは、まあそれほど……好きでもないし、嫌いでもないけど」
槙野舞衣子:「それって、それが新しい『仕事』みたいなものじゃない?」
槙野舞衣子:「そう思ったら、多少の好き嫌いはどうでもいいかなって」
槙野景:「ええーっ……でもその状態、社長さんの方は仕事と思っていないと思いますし」
槙野景:「人間関係としては非常に危険ですよ。今の時代なんか、トラブルは全部人間関係ですから」
槙野舞衣子:「それはホントそうよね~」頷く
槙野舞衣子:「やめといた方がいいかな?」
槙野景:「強く言うつもりはないですけど、まあ……」
槙野景:(同意が欲しくて相談しているって感じじゃないな……姉さんは)
槙野景:(本当にどうでもいいと思っていそう)
槙野景:偽装身分として『姉妹』という立場を装っている槙野舞衣子と自分だが、潜入エージェントとしての立ち回りは真逆に近い。
槙野景:自分は事を荒立てぬように息を潜めるのに対して、槙野舞衣子はそのコードネームの通り
槙野景:太陽じみた強烈な魅力で心を溶かして、警戒心を無防備にする。
槙野舞衣子:「景ちゃんがそう言うなら、やめとこ」あっさりと言う。
槙野景:「よかった……」ホッと胸をなでおろす。
槙野舞衣子:「こういうの、景ちゃん私よりずっと詳しいし。何ていうのかな。ニュートラルな感覚みたいなの」
槙野舞衣子:「そういうの、誰よりしっかりしてるもんね」
槙野景:「えへへ、そうですかね……」
槙野景:「仕事の関係で付き合う人の割合的に、平均すればそうなるのかもしれないです」
槙野舞衣子:「油断すると目立ち過ぎちゃうもんね。可愛いし」
槙野景:「え~~、ありがとうございます。姉さんに言われると嬉しいなあ」頬を押さえて照れる。
槙野景:「姉さんの方は、やっぱり」
槙野景:「そういう政治家の人とか経営者の人とかとお付き合いするほうが多いんですか?」
槙野舞衣子:「そうねー。偏ってるかも。深くお付き合いする意味がある人とばっかり付き合ってるから」
槙野舞衣子:「どこまでが普通で、どこからがおかしくて」
槙野舞衣子:「どれが自分の日常と感情だったか、分かりづらくなるかも」
槙野景:「化粧品も高そうだし、その鞄だって先月出たばかりの新作ですよね。ネクタイもブランドのやつ。服で隠れるのに」
槙野舞衣子:「詳しいね、景ちゃん」
槙野景:「知識だけは持つようにしてます。でも私がそういう格好してると、おかしいですから」
槙野舞衣子:「えー、なんか残念だなー。お洒落すれば私より断然イケると思うよ」
槙野舞衣子:「一回やってみない?物は試しってことで」
槙野景:「えへへ……それで姉さんと並ぶと誤魔化しがきかなくて恥ずかしいですって」
槙野景:「……」ちらりと路線図を見る。
槙野舞衣子:「褒め上手な妹だこと…… そろそろ?」
槙野景:「任務の帰りとか……もしお時間があれば」
槙野景:「渋谷に寄ったりします?姉さんがよろしければですけど……」
槙野舞衣子:「おっ、乗り気になった?」
槙野景:「ちょっとは」困ったように笑う。
槙野景:「でも今回の仕事先はそういうお店はなさそうですね。雰囲気があっていい街だとは思いますけど」
槙野舞衣子:「帰りが俄然楽しみになったわね。……あー、確かに。観光地だものね」
槙野舞衣子:「メイクがあっても、あれじゃない?舞妓さんとか……」
槙野景:「駄目ですよそんな目立つ格好したら」
槙野景:「多分、この任務で……前線の人じゃなくて私達が送られてるのは、意味があると思うんです。つまり」
槙野景:「『事を荒立てるな』」
槙野舞衣子:「そういうことになるかしらね。まあ、でも……」
槙野舞衣子:「得意でしょう?私達」笑って
槙野舞衣子:「……いや……」
槙野舞衣子:「私は微妙かも。得意よね、景ちゃんは」
槙野景:「私はなんでもできますよ」控えめな佇まいのままで呟く。
槙野舞衣子:「お姉ちゃん嬉しいな。頼れる妹を持って」
槙野景:捜索。救出。そして収束。それを最小の潜入人員で達成すれば、今この時に岳舎町で活動を始めているであろう
槙野景:多数の勢力を刺激することなく、察知されることなく、平和裏に次の支部体制へと業務を引き継ぐことができる。
槙野景:そして、槙野舞衣子の能力も知らされている。
槙野景:(今回は私一人じゃない……いざという時は、戦うことだってできる)
槙野景:「私のほうも……頼りにしてますよ。姉さん」
槙野舞衣子:車内放送が丘舎町の名を告げる。座席から立ち上がったその肩に担ぐのは、袋に包まれた長物。
槙野舞衣子:車窓から古都の風景を一瞥して、不敵に笑う。
槙野舞衣子:「行きましょう」


GM:シーン終了。ロイス取得どうぞ。
槙野景:仲間/槙野舞衣子/連帯感:○/ドン引き/ロイス
槙野舞衣子:ドン引きされてる!
GM:ドン引きw
槙野舞衣子:妹?/槙野景 ○信頼/脅威


【ミドルフェイズ1】

GM:合流シーンになります 合流できない人もいるけど
GM:登場をお願いします。
明六坂充理:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 9[9]+39 → 48

詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (35 → 43)
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (37 → 45)
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (35 → 45)
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (45 → 47)
槙野景:45です!
GM:おそろい姉妹だ


GM:先に情報収集をしてもらうよ~
■情報項目
誘拐された人物について〈情報:UGN〉6
犯人について〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉6 12でボーナス
“障のティドグリド”〈知識:レネゲイド〉〈情報:裏社会〉6
GM:この3つです
詩雲終:もったいぶることもない。“障のティドグリド”を<知識:レネゲイド>で振りますよ
詩雲終:5dx+2=>6
DoubleCross : (5DX10+2>=6) → 10[2,5,8,10,10]+5[3,5]+2 → 17 → 成功

槙野景:私は犯人についてにしようかな。姉さんは後から支援してあげよう。
詩雲終:味までわかる
GM:まずいです
詩雲終:味見は止めておこう
槙野舞衣子:じゃあ誘拐された人物について調べます
槙野景:6dx+1>=6
DoubleCross : (6DX10+1>=6) → 9[2,3,4,5,8,9]+1 → 10 → 成功

槙野舞衣子:4DX+2>=6 情報UGN コネ使用
DoubleCross : (4DX10+2>=6) → 5[3,4,5,5]+2 → 7 → 成功

槙野景:支援する必要もなかった!姉さんすごーい
槙野舞衣子:敏腕美人姉妹
GM:犯人については12でボーナス対象ですが
GM:いかがいたしましょう
槙野景:お金1しかないや
槙野舞衣子:自分にはバディムーブできない 唯一の弱点
槙野景:でも《夢の雫》使っちゃおうかな 侵蝕やすいし
槙野景:槙野景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (45 → 48)
GM:OK!では全部成功ですね。開示します。
槙野舞衣子:こ……これが神の力なのか
詩雲終:妹の雫を妹自身が
明六坂充理:凄い強いんだよな夢の雫
■誘拐された人物について
以下の2名。
・イリーガル“ネックザッパー”明六坂充理:
 
キャラシート
・チルドレン“フレール・ジャクリーヌ”高橋真沙緒:
 岳舎町支部に転属予定のチルドレン。主任務は“ネックザッパー”の監視観察。
 対標的訓練では優秀な成績を残すが、対人戦闘では非常に怯懦なようで戦績皆無。
 フリーランスのレネゲイド兵器メカニックをしている姉、美沙緒がいる。
■犯人について
ギルドのオーヴァード犯罪者集団“バッド・サマリアン”の仕業と思われる。
大規模戦闘後の混乱地に赴き、火事場泥棒的にレネゲイドアイテムを強奪する組織。
神城の遺産保管庫を襲撃した折、チルドレン1名とイリーガル1名を誘拐。
現在は町内の忍者屋敷に拠点を構えている。
次のシーンで突入が可能。
※ボーナス達成時は、裏口から侵入が可能。
■“(さわり)のティドグリド”
神城の遺産保管庫にあるものの中で最も強力な遺産。
アーサー王の13の宝物の1つ、あるいはそのレプリカ。
砥石状の遺産であり、勇士の武器を研げば敵に血を流させる力を与え、臆病者のそれを研げば鈍らにするという。
現在は襲撃者に他の雑多な遺産ともども奪われている。
GM:情報開示は以上。


GM:【岳舎町 街道】
GM:誘拐された2人の、大まかな位置情報は割れている。
GM:GPSが確立されたままだ。それを辿り、近くまではたどり着ける。
槙野景:「"バッド・サマリアン"。あんまり防諜がしっかりした組織じゃないみたいですね」
槙野景:「火事場泥棒ってとにかく速さが命ですから、そういうチェックは後回しにしてるだけかもしれないですけど」
槙野景:スマホの画面を見ながら歩いている。
槙野舞衣子:「こういうことばっかりしてるとこなの?」
槙野景:「そう……ですけれど、それにしたって何十回もみたいな規模じゃないですよ」
槙野舞衣子:「それじゃあ、いいとこチンピラって感じなのかしら」
槙野舞衣子:「マスターエージェントとか出てこられても困るから、助かるけど」
槙野景:「あはは。そういうのが相手なら、敵だと思われないよう頑張らないといけないですね」
槙野景:「ただ、相手がギルドだということは――捕まってる二人は、もうUGNの名前を出しちゃってるんでしょうか?」
槙野舞衣子:「どうかしらねー」こちらもスマートフォンを取り出して
槙野舞衣子:「“フレール・ジャクリーヌ”高橋真沙緒はチルドレンだから、多少の尋問くらいなら大丈夫でしょうけど」
槙野舞衣子:「“ネックザッパー”明六坂充理のほうは、オーヴァードになったばかりのイリーガルみたいだし、ちょっと怖いかも」
槙野景:「かわいい子ですね?」ちょっと背伸びをして横から覗き込む。
槙野舞衣子:「どっちが?どっちも?」
槙野景:「ふふ。私は男の子にかわいいって言うタイプじゃないですよ」
槙野景:「ただ、もしも相手がこの街をまだ逃げてないなら、所属は割れていない確率の方が高そうな気がします」
槙野景:「もしも姉さんがギルドの犯罪者で、自分達が捕まえちゃったのがUGNだと分かったとしたら」
槙野景:「すぐに殺して逃げて、死体も見つからないように山か海に捨てていきますよね?」
槙野舞衣子:「そうね。少なくとも悠長に構えてはいないでしょうね」
槙野景:「私が心配してるのはそのパターンくらいです。だから、少なくともこのGPSの反応が――」
槙野景:「捨てられた荷物か死体からの発信でなければ、任務の半分はクリアって感じでしょう」
槙野舞衣子:「それにしたって彼ら、速さが命の割にまだ撤退してないのよね」
槙野舞衣子:「作業が終わってないか、何か問題でも…… ……あら」顔を上げる。
槙野景:「どうしました?」
詩雲終:  ――ドォン!
詩雲終:少し離れた所から、破滅的な爆音、あるいは砲声にも似た破壊音。
詩雲終:遅れて人の悲鳴。にわかに銃声。それを意に介さぬように、立て続く破壊音。煙。上がりだす火の手。
槙野景:「わああああ」舞衣子さんにしがみつく。
槙野舞衣子:「……これかしら?問題」
槙野景:「いや、これは……火事場泥棒はこんなことしないですよね!?」
槙野舞衣子:「人質が抵抗してるのかも。急ぎましょう」
槙野景:「はい!」


詩雲終:燃える穴だ。
詩雲終:炎上する古びた日本家屋に、瓦礫が崩れてもなお分かるほどの大きく通貫する穴が空いている。
詩雲終:人影は内外にいくつか。一人を除き全て倒れ伏しているが、かろうじて息はあるようだ。
詩雲終:そして唯一立ってその惨禍を眺めるのは、巨大で奇妙な、幾つもの機械部品が組み合わさったような槍を担いだ男。
詩雲終:(外れだな)
詩雲終:(カスが幾つかばかり。"障のディドグリド"は外見が地味だから、倉庫をひっくり返せば楽に済むかと思ったが)
詩雲終:(ギルドのクズの中に、目の良いクズが紛れ込んでいるのか?)
詩雲終:(となるとやはり本丸を叩くしかないか。"ソルモルス"の不調を見ながらどこまで行けるか……)
詩雲終:メキメキと音を立て、離れの支柱が詩雲のすぐ横に倒れ込んでくる。それには目もくれず、詩雲は背後へ目を向けた。
槙野景:「や……」やや小柄な女子高生が呆然とその焼け跡を眺めています。
槙野景:「やり過ぎ!!!!!!!!」
詩雲終:「……」 目を細める
槙野舞衣子:「あらあら」長身の少女が腕組みをする。「本当に火事場になってる」
槙野景:駆けつけた時には全てが遅かった。事が始まってから向かったのだから当然だが……
槙野景:「ちょっ……と、待ってください」誰にともなく言って、思案する。
槙野景:「――FHじゃないですよね?」
詩雲終:「無所属」
詩雲終:「そう言うそちらはUGNか?」
槙野舞衣子:「猶更厄介じゃない」背から布袋に包まれたままの長物を抜き、男へと向ける。シルエットだけで銃と分かる。
詩雲終:「FHなら遠慮をせずに済むので助かるんだが。ギルドではないだろう」
槙野景:『FHではないか』という問いは、最も安全な問いだ。何故ならFHすら他のFHセルの動向を知らないことがある。
槙野景:「……そちらの目的を聞いてからです」
詩雲終:「…………」
詩雲終:少しばかり思案する。前提として、UGNならば事を構えたくない。彼女ら二人がUGNなのが一番面倒なパターンだ。なにせ真面目で勤勉な連中である。
槙野景:(UGNとしての身分を明かして協力できるのが一番いい。けど)
詩雲終:虚言を弄することも考えたが、世には嘘を見抜くオーヴァードもいる。自分はそういったものに対して偽装できるほど小器用ではない。
詩雲終:なので、素直にそれを口にする 「遺産を取りに来た」
槙野景:(問題は――)
詩雲終:「"障のディドグリド"のレプリカ。俺がもらう予定だったが、恐らく"ギルド"の手に渡っている」
槙野景:(こういう場合だ)つまり、UGNが立場上見過ごせない犯罪行為のためにここに来た場合。
詩雲終:「それ以外にはまったく興味がない」
槙野舞衣子:「……」遺産の名に僅かに眉を上げ「ギルドとは別口にってことね」長物の先端を向けたまま言う。
槙野景:(ただ、厳密に言えば遺産は神城グループのもので、戦闘中の混乱に紛れて逸失してしまっても、作戦責任には問われない――)
槙野舞衣子:「どうする?景ちゃん。マスターエージェントじゃなさそうだけど」小声で囁く。
詩雲終:「そうだ。ギルドに列するものなら」 背後の燃える家を見る 「こうはしないだろう」
槙野景:「……私達はティンダロス第83分隊『赤弓』のオーヴァードです。先日の怪事件調査のために岳舎町に派遣されました」
詩雲終:片眉を上げる 「ティンダロス」
槙野景:「事件に伴い行方不明者が二名確認されていて、彼らがまだ囚われているなら救出する必要があります」
槙野景:(これが嘘だということは見抜かれるかもしれない。だとしても、『敵対したくない』というメッセージは伝わるはず)
詩雲終:何かを見定めるように少しばかり沈黙していたが、すぐ口を開く
詩雲終:「ならば俺とお前達の目的は相反さないということだ」
槙野景:「そう……みたいですね」冷や汗が一筋流れる。
詩雲終:「そちらは人命、こちらは遺産。同じ方向を向けこそすれ、武器を向け合う必要もない」
詩雲終:そう言うと、軽く腕を振って武器を手放す。手放された武器は重力に従わず、自律して何処へと飛び去っていった。
槙野景:「でも、待ってください!人質がいるかもしれないんです。こういう風に建物ごと吹き飛ばされるのはすごく……」
槙野景:「すごく困ります!どうにかご協力していただけませんか」
詩雲終:「……どう思う?」 語りかけてくる少女の隣、未だこちらに油断なく銃を向けたままの少女に問う
槙野景:こうした交渉では、『弱く見える』自分一人なら非常に不利だ。だがその点で、槙野舞衣子は全てが自分と正反対の佇まいを持っている。
槙野舞衣子:「あなただって遺産が目的なんでしょう?壊さないにしても、瓦礫の下に埋まっちゃったら困るんじゃない?」
槙野景:「……姉さん」
槙野舞衣子:「それか、このまま派手にやるつもりなら、私達で隠しちゃってもいいしね」
詩雲終:「……ふ。なるほど」 微かに笑って 「誤解があるようなので訂正しておこう」
槙野景:「誤解……が、ありましたか?」
詩雲終:「俺は別に、無差別に目的も考えず破壊行為をしている訳ではない。敵がこちらに向かってくると認識してから撃ち、目当ての遺産がないと分かってから撃っている」
槙野景:「……」
詩雲終:「過剰火力を出しているのは計測のためだ。ゆえに、そちらが心配するような人質に対する事故や、遺産の徒な損失は」
詩雲終:「発生しない。……だがその上で、そちらと協力するのはまったく構わん」
詩雲終:「その方が効率が良い。……"協力"するのならな」
詩雲終:「どうだ?」
槙野舞衣子:「効率主義ってわけね。それにしてもやりすぎに見えるけど」瓦礫の山を見て
槙野景:「わっ、私達としても、協力できるならすごく嬉しいです」
詩雲終:「原型は留めている」
槙野舞衣子:「……そうね。最低限そこが守れるなら、仲良く出来そう」銃を下ろす。
詩雲終:「良し。ならば目標はあちらだ」 別の家屋へ目を向ける
槙野景:「あの。自己紹介を……しましょう」
詩雲終:「ここはあくまで離れ。俺にとっても準備運動。本丸はあちらだ。内情は知らんが……」
槙野景:「私は槙野景といいます。あなたは……」
詩雲終:「……うん?」 また目だけを少女へ
槙野景:「あっ、えっと、なんて呼べばいいのかなって……」
詩雲終:「"ピリオド"。詩雲終」
槙野舞衣子:「終さんね。私は槙野舞衣子。この子の姉よ。よろしく」
槙野景:「どうも」ぺこりと頭を下げる。
詩雲終:「槙野姉と妹……舞衣子と景だな。いっとき限りだがよろしく」
詩雲終:「ティンダロスの実力の程はまったく知らん。怪我を負いそうだったら下がっておけよ」
槙野舞衣子:「ご心配なく。そっちも前に出過ぎないでくれると助かるわ」壮絶な破壊痕を見渡す。
槙野景:「人質の居場所はおおよそ目星がついています。詩雲さんが次に攻撃しようとしていた施設と同じです」
詩雲終:「適切な動きをしよう。……そこまでは分かっているんだな」
槙野景:「囚われているポイントはここ……荷物だけが別という可能性はあるので、手当り次第破壊されると危ないですが」
槙野景:「表口と、裏口があるのが見取り図から分かると思います。私達は裏口から侵入する予定でした」
槙野舞衣子:「そういう意味では、丁度いい揺動になったかもね」
詩雲終:「ならばそちらは予定通りに動くか。俺は表からやる」
槙野景:「い、いいんですか?」
詩雲終:「敵の意識が惹きつけられるのを待っても良いし、先に潜入しても良い」
詩雲終:「お前達がそのつもりで来ているなら、その方がやりやすいだろう」
槙野舞衣子:「一人のほうが慣れてるタイプ?」
詩雲終:「攻撃そのものはな」
詩雲終:「それに俺も、元から一人で正面から行くつもりではあった」
槙野景:「作戦実行のタイミングさえ合えば、お互い得になる話だと思います。姉さん」
槙野舞衣子:「そうね。甘えられそうな時は甘えておくべきかも」
詩雲終:携帯端末を操作すると、その頭から強い光が地面へ照射される。投影映像だ。
槙野景:「うわあ」
槙野舞衣子:「SFだ」
詩雲終:「"障のディドグリド"はこれだ。見つけたら持っておけ」
詩雲終:「そちらが探している行方不明者は?」
槙野舞衣子:「ふぅん、これが……」じろじろと確認して
GM:外見からは、ただの長方形の石の塊にしか見えない。
GM:一見、とても遺産のようにはというのが正直なところ。
槙野舞衣子:「“ネックザッパー”明六坂充理と“フレール・ジャクリーヌ”高橋真沙緒の二人。これ写真ね」普通のスマホで画像を見せる。
詩雲終:その顔を見て頷く 「探すようにしよう」
GM:高橋真沙緒の顔には、見覚えがある……正確には、
GM:“ミサ”によく似ている。
詩雲終:軽く目を閉じる (他人の空似か、"妹"か)
詩雲終:(関係はない。どうあれ見かけたら助けてやるだけだ)
詩雲終:目を開くと、何でもないような足取りで歩き始める
詩雲終:「5分後に仕掛ける。合わせるでも、前後に動くでも、好きにしてくれ」
槙野景:「ありがとうございます!」深く頭を下げる。
槙野舞衣子:「了解よ。それじゃあ終さん、気を付けて……というか貴方の場合、暴れ過ぎないで、かしら」
詩雲終:ぶっきらぼうに腕だけ振って応じ、去っていく
槙野景:「ふー……」額の汗を拭う。
槙野舞衣子:「……ティンダロスってどんな感じなのかしらね?」小首を傾げる。
槙野景:「すみません、姉さん。勝手に判断しちゃいました」
槙野舞衣子:「ベストな判断だったと思うわ」
槙野景:「遺産を勝手に持っていかせるの、本当はよくないんですけどねー……すごく重要だったり、UGNが管理してるやつなら、めちゃくちゃ怒られるかも」
槙野景:「でも人命の方が大切ですから」
槙野舞衣子:「そうなのよね」少し悩むように頷く「そこで景ちゃんにお願いがあるんだけど……」
槙野景:「はい」
槙野舞衣子:「もし私達の方が先に遺産を見つけることがあったら、なるべく見つからないように隠して貰えるかしら」
槙野景:「……私もそうしようと思ってました。つまり」
槙野景:「あの詩雲さんと競争ということになるわけですね」少し笑う。
槙野舞衣子:「予想外の展開になってきたわね」こちらも笑って
槙野舞衣子:「今のやり取りからするに、読心能力は無さそうだったしね。ブラフかもしれないけど……」
槙野舞衣子:「相手が先に見つけた場合も含めて、その時はその時ね」
槙野景:「ただ、戦闘能力は怪物的です。それをアピールするためにこういう破壊をしたのは明らかですが……」
槙野景:「……そうできるだけの余力が十分にあるということです。姉さんの言う通り、マスターエージェントではないでしょうけど」
槙野景:「それに近い『無所属』という印象を受けます」
槙野舞衣子:「そうね。こっちは二人だし、私も負けるつもりはないけれど……」
槙野舞衣子:「人質を救助すれば、力になってくれるかも。優先すべきはいずれにせよこっちだしね」
槙野景:「……はい。慎重に行きましょう」


GM:【???】
GM:君が気がつくと、薄暗い部屋の中にある。
GM:腕は動かせない。胴にぐるぐる巻きに縛られている。
明六坂充理:意識を取り戻したなら状況の確認。高橋真沙緒は近くにいるか?ここは何処なのか?
GM:見回せば、隣に同じように縛られている少女の姿。
明六坂充理:「おいおい、参ったな。高橋、聞こえる?」
高橋真沙緒:「あ、起きたか……うん、聞こえてる」
高橋真沙緒:「ごめんね巻き込んで本当に……」
明六坂充理:「良かった。無事だったな。……いや、良くはないけど」
明六坂充理:「いいよ、謝るなよ。俺だってこういう事は覚悟して来てるんだ」
高橋真沙緒:「いやでもさ……」
高橋真沙緒:「何もできなかったし……」
GM:戦闘向きの能力であると聞いている。少なくとも、無抵抗のままである必要はなかったのではないか。
明六坂充理:「調子の悪い時もあるだろ。後で何か返してくれれば良いさ」
明六坂充理:「女の子は月のモノがあるから大変だしな」
明六坂充理:強がって笑って見せる。
高橋真沙緒:「……それやめといたほうがいいよ、あんま、言うの」
高橋真沙緒:「キモがられるかも」
明六坂充理:「えぇ、そうか。少し傷ついた。そういうものか」
明六坂充理:「まぁ、俺は気にしてないって事が伝われば良い」
高橋真沙緒:「うん。伝わる……そういうんじゃなくてさ」
高橋真沙緒:「……ダメなんだ。人に武器向けるの」
明六坂充理:「そっか。当たり前だと思うぞ、それ」
明六坂充理:「エージェントとしては駄目かもしんないけど、普通はそうだよ」
高橋真沙緒:「エージェントとしてダメだからこうなっちゃったんだけどね……」
明六坂充理:「まぁ、なんとかなるさ。向き不向きは帰ってから考えようぜ」
高橋真沙緒:「うん。あの、体動かせる?」
明六坂充理:「俺は今の言葉、評価点は上がったしな。なんかさ、理由はどうあれ優しい感じがするしな……無理。自慢の足が縛られてる」
高橋真沙緒:「手首から先で大丈夫だから。私のスカートのポッケからスマホ出してほしいんだけど」
明六坂充理:芋虫の様に這いながら相手に近づく。
明六坂充理:「では、失礼。変なとこ触っても事故だからな」
明六坂充理:スカートのポケットになんとか手を突っ込む。
高橋真沙緒:「さんきゅ。緊急通報モードで88466」
高橋真沙緒:「支部から派遣部員に連絡飛ばせるから、それで」
GM:その時、破滅的な爆音、あるいは砲声にも似た破壊音。
GM:くぐもってはいるが、かなり大きい。近くだろう。
明六坂充理:「成程な。884……もう来たの?」
明六坂充理:「早過ぎないか?」
明六坂充理:むぅと眉を顰める。耳が塞げやしない。
高橋真沙緒:「ええっ……いやしないよ!?」
高橋真沙緒:「UGNがこんな……派手にバンバン……」
高橋真沙緒:「それに多分、この建物じゃない気がする」
明六坂充理:「それじゃあ何か始めたのかな?誘拐犯が」
高橋真沙緒:キョロキョロと見回す。そこは牢だ。
高橋真沙緒:「《ワーディング》かけて手早くやってたから、その可能性も薄いんじゃないかな……」
高橋真沙緒:「もう交戦してるとかはあるかも」
明六坂充理:「そうか。最悪、どさくさに紛れて逃げ出そう」
明六坂充理:「何、心配するなよ。俺がここから凄い頑張って、高橋を無事に家に帰すよ」
高橋真沙緒:「……私のセリフなのに」
明六坂充理:「エージェントでも、高橋は女の子だろ?」
高橋真沙緒:「イリーガルをちゃんと保護する義務があるんだから、こっちには」
高橋真沙緒:「それは普通、女子のほうが力が弱いからじゃない」
高橋真沙緒:「オーヴァードの能力に性差はないから。気負わなくていいよそこは」
明六坂充理:「どっちかって言うと男の子のプライドだし」
明六坂充理:「それに、ああ、その前に、高橋言いたくなければ良いけど、なんで人に武器を向けられないんだ?」
高橋真沙緒:「……」
高橋真沙緒:「……怖いの」
高橋真沙緒:「一度やっちゃって、その時に」
高橋真沙緒:「「ああ、なんだこんなものか。全然大したことないな」って」
高橋真沙緒:「思っちゃわないかが」
高橋真沙緒:「自分がそういう人間だったって突きつけられたくない。ビビリでしょう」
明六坂充理:「うん。そうか。良いな、そう言う所」
明六坂充理:「こういう世界でそんな風にビビれるって、風当たり強そうだけどな。怖い人間よりずっと良い」
明六坂充理:素直に言う彼女に好感を抱いた。人を殺しても平気だったら嫌だ。と言うのは、マトモな善性だと思う。
明六坂充理:自分はあろうことか平気だった。
明六坂充理:「人間以外は大丈夫なんだよな。縄切れたりするか?」
高橋真沙緒:「……やってみる」
高橋真沙緒:手首の先が変形して、ナイフのようになる。ガリガリと縄を削るが、遅い。
高橋真沙緒:「……これ自体がレネゲイドアイテムなのかも」
明六坂充理:「この縄が?だから見張りがいないのかな」
高橋真沙緒:「なんで私達、生きてるんだろう」
高橋真沙緒:「人質としての価値があるってことなのかな。所属も喋ってないのに」
明六坂充理:「あんまり良い答えは返せそうにないな。貧困な想像力だと碌な物がない」
明六坂充理:「確か、馴染むとかなんとか言ってただろ」
高橋真沙緒:「……遺産の適合者を探してる?」
明六坂充理:「遺産?ああ、確か……凄いアイテム」
明六坂充理:首を僅かに傾げる。
高橋真沙緒:「うん。でも誰でも使えるわけじゃなくて」
高橋真沙緒:「適合者がいるの。合う、合わないの」
明六坂充理:「エクスカリバーはアーサー王にしか抜けない。とかそういうのだな」
明六坂充理:「俺がアーサー王って事はないと思うが。ガチャみたいなものか。もしかしたらSSRかもしれないと」
高橋真沙緒:「そういうゲームみたいなのじゃなくて……使えれば嬉しいかも怪しいし」
高橋真沙緒:「代償も大きいから、そういう物騒なのって」
明六坂充理:「随分、厄介なんだな」
高橋真沙緒:「そういうものだよ。力って」
高橋真沙緒:「そういうもののほうがいいとも思ってる」
明六坂充理:「円卓の騎士を侍らすのは夢へと消えたな」と軽くぼやき。
明六坂充理:「うん。と言う事は、俺達が使えるようなら代償を一手に引き受けされる訳だ」
高橋真沙緒:「そうなるかな……早く脱出しなきゃね」
明六坂充理:(そうでなければ、殺されるか、売られるか だけど。そうはならないように頑張ろう)
明六坂充理:(そうだ。俺の……あの、忌々しい刀は?何処だ?転がってると良いんだけど)
明六坂充理:「なるべく二人でな。明日は学校に行きたいし」
高橋真沙緒:「当たり前でしょ。独り残るとかさせるわけないからね」
明六坂充理:「そっちも俺の為に一人残るとかは無しな。それでさ、外静かになったみたいだぞ」
高橋真沙緒:「うん。目も慣れてきた。通信つながるか待ちながら、周囲探ろう」
明六坂充理:「ラジャ。通信繋がると良いな。それに家族に累が及ばないか心配だ」
明六坂充理:「ないよな?確かイリーガルの家族はUGNの護衛対象とかそう言う事を言われた気もするし」
高橋真沙緒:「……大丈夫。てか、イリーガル本人だってそうだからね」
高橋真沙緒:「明六坂くんだって守られる対象だから」
明六坂充理:「いや、そこは居心地が悪いからな、どうにかならないか?」
明六坂充理:「一方的に守られる宣言は座りが悪い。手伝いはしてるわけだけどな。それに、言いづらいけど」
明六坂充理:「高橋こそ誰かが守ってやる必要があるのでは?と」
高橋真沙緒:「それは……」
高橋真沙緒:「仰るとおりなのですが……」
高橋真沙緒:「組織理念的にはそうなの」
明六坂充理:「それは、わからないでもないけどな」
明六坂充理:「うん。うんうん良し。俺が攻撃担当で、高橋がその分護ってくれ。それで対等になる。良いアイディアだろ?」
高橋真沙緒:「まず、武器見つけないとだけどね」
明六坂充理:「そうだな。これ足の速さだけじゃどうにもならないよな。……電撃とかそう言うの出せる能力が良かったよ」


GM:シーン終了。ロイスとかあればどうぞ
槙野景:第三勢力/詩雲終/有為/警戒心:○/ロイス
槙野舞衣子:詩雲終/○興味/脅威
詩雲終:槙野姉妹/○有為/憐憫
詩雲終:ティンダロスなんてよわよわそうなのにがんばっているなあ
槙野景:ナメられまくってる


【ミドルフェイズ2】

GM:全員登場!
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (45 → 47)
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (48 → 55)
明六坂充理:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 8[8]+48 → 56

詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (43 → 48)


GM:このシーンでは屋敷に突入し、探索を行います。
GM:ルール!
    
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 入口 
    
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救出班 
 裏口 
    
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GM:5x5のマスを駆け回ってもらいます
GM:スタートは入口ですが、ボーナスにより裏口が使用可能です。
GM:このマスのどこかにある[牢屋]を見つけ、誘拐された2人を救出しましょう。
GM:ただし開けるには[鍵庫]にある鍵が必要です。
槙野景:面白いなあ
槙野舞衣子:ボードゲームみたい
明六坂充理:誘拐された2人は何が出来ますか?
詩雲終:なるほどねえ
GM:まずやれることの説明します
GM:ラウンド進行で探索を行う。ラウンド終了ごとに侵蝕+1d10。
GM:可能なアクションは以下の2つ。【探る】【進む】
【探る】:〈知覚〉〈情報:〉7 成功すると周囲8マスの情報を開示。
【進む】:
廊下へ行く:判定不要
部屋に入る:〈回避〉〈意志〉5
部屋⇔部屋移動or未索敵エリアに入る:〈回避〉〈意志〉8
GM:未索敵でも移動自体は可能です 難易度は高くなります
GM:牢屋にいる人は移動不能です 探るアクションはできます
GM:マスによっては±の効果を持つものもあります。
GM:ラウンド終わりにNPCも判定できます。
“フレール・ジャクリーヌ”高橋真沙緒:1ラウンドに1回、4dx+1で探るか、4dxで進むかを行わせる。どちら側でもよい。
GM:うまく使って両側から見つけていきましょう
GM:質問はありますか?
明六坂充理:情報はコネは使えます?
GM:大丈夫!
明六坂充理:OKです!
槙野舞衣子:大丈夫です!
詩雲終:こちらも特に疑問点はなし
槙野景:キャラクターの進行マスは別々に管理されますか?
槙野景:それとも3人まとめて、それぞれが移動や索敵の判定をできる?
GM:あっ全員で動いて大丈夫です みんな裏口に居ます
槙野舞衣子:お兄様も裏口?
GM:移動すれば全員で動きます
槙野景:表から陽動するって話が
詩雲終:あっ、そうなのね
GM:あ~ 別れたいなら別れても大丈夫ですが
槙野景:まあ効率はちょっと悪くなるかもですね
GM:一応、もともと情報高いボーナスとして裏口を設定しているので
GM:基本裏口からのほうが楽にクリアできる作りになってます
詩雲終:何だとォ
槙野舞衣子:どうしてもって言うなら俺達ティンダロスの情報を分けてやってもいいぜ関口ィ……
詩雲終:笹子……!
GM:苗字に子付けるな
GM:さっきので表に集まってる演出にして みんなで裏行ってもらって大丈夫です
槙野景:なるほどね。じゃあ今回の襲撃も
槙野景:まず詩雲お兄様が表で暴れて、ワーワーしてもらった隙に
槙野景:しれっと本体が裏口の方に来てもらう感じですかね さっき裏口の存在も教えたわけだし
GM:そういう感じを想定していました
詩雲終:そうしましょう 合流する理由は考えました
GM:集まったほうがやりやすいしね このシステム
詩雲終:至近攻撃できないんだよね
GM:そうじゃん 欠陥武器
槙野景:女の子二人と……密着!
詩雲終:>助けてエイリーク<
槙野舞衣子:許されざる者詩雲終
GM:言いつけてやろ
明六坂充理:早く助けに来てね。さっさとエンゲージ構築するから
GM:ともかくやるぜ!始めていきます
詩雲終:ともかく了解です
GM:明六坂くんからどうぞ
槙野景:ともかく開始
明六坂充理:では《探索》情報でコネ:要人使います。
明六坂充理:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 6[2,4,4,5,6] → 6

明六坂充理:財産1使用。
GM:OK!ちゃんとお金持っててえらい
槙野景:いいなー
    
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 入口 
    
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明六坂 
 牢屋 
    
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救出班 
 裏口 
    
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GM:牢屋の位置はここです。
槙野景:めっちゃ近いじゃ~ん
槙野舞衣子:近かった
GM:まあ鍵も必要なんですが……
GM:お兄様の手番へ。
明六坂充理:そういえば。僕武器とか取られてるんですよね。
GM:演出的にはそうなってるけど データ的には使っていいです
GM:演出だけそのように振る舞ってください
明六坂充理:はーい。
詩雲終:不明エリアだけど、なんかここで探るのもったいないな~
槙野景:そうですね
槙野景:周囲8マスを探知する以上は
詩雲終:進みを狙います <意志>判定
槙野景:男探知!
詩雲終:5dx+1=>8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 9[2,2,5,6,9]+1 → 10 → 成功

詩雲終:一マス上へ!
槙野景:さすがお兄様
槙野舞衣子:さすがです
詩雲終:フン……
GM:OK。1マス上は廊下です。
明六坂充理:ノイマン意志だ
[入口][裏口][廊下]:特に効果なし
GM:ただし、その両隣でイベント発生。
    
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 入口 
    
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明六坂 
 牢屋 
    
 暗室 
救出班 
 廊下 
    
 暗室 
    
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 裏口 
    
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[暗室]:隣接マスを通るたび3d10ダメージ。
詩雲終:グエー!
GM:左右がこれなので合計6d10ダメージです。
槙野舞衣子:ヒェーッ
槙野景:さすがお兄様w
GM:また、ダメージを受けた時か踏み込んだ時、オートアクションで攻撃できます。
GM:合計40ダメージで機能停止。
GM:一発自体は食らってもらうが……
GM:3d10 いっこめ
DoubleCross : (3D10) → 17[8,1,8] → 17

槙野景:悪質なトラップだな~
GM:装甲は有効です ガードはダメ
詩雲終:ひどい ガードできない
GM:元々できねえだろ
詩雲終:そういうこと!
詩雲終:これ処理的には、17点もらいましたで
詩雲終:さっそく殴りかかっても良いんです?
GM:3人はダメージを受け、反撃ができます
GM:大丈夫!
槙野舞衣子:そうか全員受けるんだ
GM:みんなで移動してるからね
槙野景:くそー、お兄様だけだと思ったのに
詩雲終:グヘヘヘ、貴君らにはたっぷりと読者サービスをしてもらうぞ
GM:あっこれ指定してなかったな 右側ってことにします こっちは
槙野舞衣子:槙野舞衣子のHPを12に変更 (29 → 12)
詩雲終:詩雲終のHPを12に変更 (29 → 12)
槙野景:槙野景のHPを17(→ 17)減少 (24 → 7)
槙野舞衣子:SSSランク最強武器なので素殴りができるぞ
詩雲終:殴り得女じゃん 先にお願いします
槙野舞衣子:2DX+14
DoubleCross : (2DX10+14) → 8[7,8]+14 → 22

GM:反撃をどうぞ~ マイナーアクションやエフェクト使用は自由です
GM:リアクションはないのでそのままダメージを!
槙野舞衣子:3D10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 21[8,7,6]+11 → 32

GM:ヤバ あと8点です
槙野景:私もマイナーでボルトアクションライフルを起動して
槙野景:エフェクトなしで射撃します。
槙野景:1dx+7
DoubleCross : (1DX10+7) → 4[4]+7 → 11

槙野景:ファンブルしてない!
槙野景:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 19[10,9]+8 → 27

槙野景:強すぎ!?
槙野舞衣子:出目やば
GM:すご……
GM:じゃあ右の部屋は粉々です 空室になりました
GM:左の部屋の攻撃!
詩雲終:この程度、俺が手を出すまでもないな
GM:3D10
DoubleCross : (3D10) → 19[6,3,10] → 19

槙野舞衣子:びぇ~ ガードさせてくれ~
槙野景:ヤーン!
槙野景:死にました リザレクトしま~す
詩雲終:そっちだって元々できないだろ!
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (55 → 56)
詩雲終:リザレクト!
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (48 → 56)
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を8増加 (56 → 64)
槙野舞衣子:えーと……
詩雲終:まちがい 56に戻します
詩雲終:詩雲終のHPを8に変更 (12 → 8)
槙野舞衣子:2D10で8を出せば生き残れるの微妙だな……まあやってみるか
槙野舞衣子:《氷雪の守護》で軽減します
槙野舞衣子:19-2D10
DoubleCross : (19-2D10) → 19-15[8,7] → 4

槙野舞衣子:つよ
GM:つよ
槙野舞衣子:4点受けます
詩雲終:なんてやつ
GM:カチカチじゃん!
槙野舞衣子:槙野舞衣子のHPを8に変更 (12 → 8)
槙野景:さすがお姉様!
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を3増加 (47 → 50)
明六坂充理:氷雪だけにね!
GM:ではおのおのがた反撃を!
槙野舞衣子:2DX+14
DoubleCross : (2DX10+14) → 9[5,9]+14 → 23

槙野舞衣子:3D10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 11[6,1,4]+11 → 22

槙野景:私も私も マイナーでボルトアクションライフル起動
槙野景:1dx+7
DoubleCross : (1DX10+7) → 3[3]+7 → 10

GM:あと18!
槙野景:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 15[5,10]+8 → 23

槙野景:めちゃめちゃ強いんだが?
GM:姉より出してる……
槙野舞衣子:必中の弓より強い
GM:左の部屋も粉砕!
詩雲終:美少女姉妹が部屋をぶっ壊すさまを傍観する男
槙野景:腕組みしてそう
GM:両隣が空室になりました
詩雲終:で、アクションが終わったので侵蝕率を+1d10する感じです?
GM:まだ2手番あるよ!
詩雲終:あ、なるほどラウンド単位。了解です
GM:ラウンド終了時なので それまでに終われば踏み倒せもします
GM:お姉さまの手番へ。
槙野景:なるほどなあ
槙野舞衣子:う~ん探るかな~
槙野舞衣子:4DX+2 情報UGNコネ使用
DoubleCross : (4DX10+2) → 9[1,8,8,9]+2 → 11

GM:OK!開示されます
槙野舞衣子:見えます
    
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 入口 
    
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 暗室 
    
 廊下 
    
 階段 
    
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明六坂 
 牢屋 
    
 空室 
救出班 
 廊下 
    
 空室 
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 廊下 
    
 裏口 
    
 倉庫 
GM:こうなっています
詩雲終:階段!
槙野舞衣子:階段!?
明六坂充理:二階だぜ
明六坂充理:地下かも
槙野景:え~そんなの聞いてない
[倉庫]:進入時、代表者が〈調達〉で振る。出目以下のアイテムを一人一つ入手。
槙野景:倉庫は欲しい……というか調達したいですね一回くらい
[階段]:敵の気配がする。侵入でクライマックスに突入。
槙野景:ヤバい
GM:人質を置いていってもいいわけ かなしいけど
詩雲終:なんてこと
槙野舞衣子:なるほどね
槙野景:さようなら明六坂くん
詩雲終:まあ牢屋の中のが安心みたいな所はあるやろし
GM:調べずずんずんしまくるとひどいことになってた
槙野景:次は私だけど、このまま上に移動しても左に移動しても暗室の攻撃は受ける必要があるのか
GM:そうなりますね
明六坂充理:いや、でも
明六坂充理:そのままクライマックス面白すぎるので
明六坂充理:長いセッション人生一回くらいならありw
GM:積極的にやろうとしないで
槙野景:左に行きましょう
GM:部屋への移動は回避か意志で難易度5です
槙野景:上の方が探知出来るマス数は多いけれど
槙野景:裏口がボーナスなら裏口にちかいところに鍵もあるはず
槙野景:意志で判定します。
槙野舞衣子:冷静で的確な判断力
槙野景:2dx>=5
DoubleCross : (2DX10>=5) → 10[3,10]+6[6] → 16 → 成功

槙野景:意志強すぎ
GM:すご……
GM:では、部屋に移動し、上の暗室から攻撃が来ます
GM:3d10
DoubleCross : (3D10) → 20[7,3,10] → 20

GM:つよい暗室
槙野舞衣子:ぎぇ~
槙野景:強い意志に対して強い殺意が返ってきた
詩雲終:死ぬんよ
槙野景:私はやられま~す!リザレクト
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (56 → 64)
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (56 → 58)
詩雲終:詩雲終のHPを8に変更 (8 → 8)
槙野舞衣子:ガードさせてくれ~~
槙野景:悲しい
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (50 → 51)
槙野舞衣子:槙野舞衣子のHPを1に変更 (8 → 1)
GM:ガードより強い動きしてるじゃん
槙野舞衣子:ガードしなくてよかった
槙野景:よかったね
GM:反撃どうぞ~
槙野舞衣子:2DX+14 コラ~~~~~~ッ
DoubleCross : (2DX10+14) → 10[3,10]+9[9]+14 → 33

槙野舞衣子:4D10+11
DoubleCross : (4D10+11) → 23[2,7,10,4]+11 → 34

GM:ヤバ
GM:あと6!
槙野景:こんなガキの暗室なら俺にも殺れるぜ
槙野景:マイナー起動。
槙野景:1dx+7
DoubleCross : (1DX10+7) → 10[10]+10[10]+1[1]+7 → 28

槙野景:3d10+8
DoubleCross : (3D10+8) → 6[2,3,1]+8 → 14

GM:マジ?
槙野景:出目が極端過ぎる
槙野舞衣子:出目がヤバすぎる
GM:ダメージは控えめだ でも吹き飛ぶ!
詩雲終:とんだおてんばワンちゃんズだ
    
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 入口 
    
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 空室 
    
 廊下 
    
 階段 
    
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明六坂 
 牢屋 
救出班 
 空室 
    
 廊下 
    
 空室 
    
 ?? 
    
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 廊下 
    
 裏口 
    
 倉庫 
GM:残る手番はまさおです 移動でも探索でもOK
槙野舞衣子:どっちがいいかな~
明六坂充理:僕は探索しかできないので
明六坂充理:移動してもらうのが良いのでは?
詩雲終:サッと移動しちゃって合流で良い気配を感じはしますね
詩雲終:じゃなくて鍵が必要であったな
GM:あっ牢屋には入れないよ 鍵がないから
GM:明六坂くんが今後何らか出来るようになる可能性はあります
明六坂充理:じゃあ探索してもらいましょう
詩雲終:じゃあ……探索してもらいますかいのう
明六坂充理:何かできる可能性があるなら
GM:じゃあ明六坂くんの場所で探索します 成功を祈っていてください
高橋真沙緒:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 10[6,9,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

槙野舞衣子:えらい
GM:めちゃできた
明六坂充理:強い!
槙野景:できる子だ
    
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 入口 
    
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 鍵庫 
    
 回廊 
    
 空室 
    
 廊下 
    
 階段 
    
 廊下 
明六坂 
 牢屋 
救出班 
 空室 
    
 廊下 
    
 空室 
    
 廊下 
    
 廊下 
    
 廊下 
    
 裏口 
    
 倉庫 
槙野舞衣子:あった
槙野景:いい位置にあるじゃあないか、鍵庫
[鍵庫]:場所がわかっていれば、隣接1マス内から鍵を入手可能。
[回廊]:牢とのみ行き来できる。他のエリアには行けない。
[牢屋]:鍵を使用するまでは移動できない。⇒変更:鍵を使用するまでは、回廊にしか移動できない。
槙野景:おお
明六坂充理:回廊に行ってみよー
槙野景:しかも回廊の隣の暗室は私達が破壊したから
槙野景:ノーダメージで行けますね今なら
GM:そうですね 残ってると攻撃されてました
槙野舞衣子:こりゃ楽勝だぜ!
詩雲終:破壊屋姉妹
GM:まずはラウンドが終了したので
GM:侵蝕上昇の処置を取ります。
GM:1d10の侵蝕上昇をお願いします。
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (58 → 59)
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (51 → 53)
明六坂充理:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+7[7] → 63

詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (64 → 73)
詩雲終:姉妹が部屋を破壊している所を眺めているだけでどんどん侵蝕率が上がっていく


GM:屋敷の裏口前で、端末に通信。近隣支部の中継連絡用に渡されたもの。
高橋真沙緒:《繋がった?“フレール・ジャクリーヌ”です。応答願います》
槙野景:《"ジラルナ"です。状況はどうなっていますか?》
高橋真沙緒:《あっよかった……“ネックザッパー”ともに、2名とも無事です》
槙野景:《監視はいますか?自力で連絡できる状況ということですね?》
高橋真沙緒:《少なくとも、すぐ近くには。対レネゲイド用のアイテムと思しきもので拘束中で》
高橋真沙緒:《切断処理中です。場所は分かりません……牢屋みたいな。窓はないです》
明六坂充理:(女の声……UGNって本当に男手が足りないんだな。力仕事に駆り出される訳だ)
高橋真沙緒:《明六坂くんそれビデオにできる?》
明六坂充理:《やってみよう。えーと、大丈夫。出来そう》
槙野景:《映像来ました!こちらは突入作戦を開始するところですが……》
高橋真沙緒:映った画面内。縛られた状態でもぞもぞと動いている。
槙野景:《表口の方から爆発したり、戦闘音が聞こえるかもしれません。そっちの方向には逃げないようにしてください》
槙野舞衣子:《すぐ行くから。慌てず待っててねー》
高橋真沙緒:《えっはい……あの。さっき遠くで爆発音がありましたよね》
高橋真沙緒:《あれとの方向感でわかりませんか。 どっちから来るか》
槙野景:《先程の爆発音の方向が大まかに西側。私達の突入経路は南側です》
槙野景:《陽動は北側から行われるでしょう》
高橋真沙緒:《分かりました。こちらも拘束解除に専念します》
高橋真沙緒:《……だって、明六坂くん》
高橋真沙緒:《もう少しの辛抱みたい》
明六坂充理:《良かった。良かった。陽動もしてくれるなら、こっちに敵が来る事もないな》
槙野景:《よく生き延びて、連絡可能なところまで持っていってくれました。優秀ですよ》
明六坂充理:《だってさ。褒められてるぞ、高橋》
高橋真沙緒:《……茶化さないでよ~! 多分、遺産の適合を狙ってると思います》
高橋真沙緒:《馴染むか試す、と。適合状態下じゃないと使用できない遺産を手にしたのかも》
槙野舞衣子:《成程、それで捕まえて適当に転がしてるわけ》
槙野舞衣子:《急いだほうがいいわね。折角陽動してもらえるわけだし》
高橋真沙緒:(綺麗な人達だな……)画面を見て思う。
明六坂充理:《そうだ。禍々しい日本刀見つけたら回収頼んでも良いですか?俺の荷物です》
槙野景:《え~~っ、禍々しい日本刀と禍々しくない日本刀ってどう違うんだろ》
槙野舞衣子:《見た感じで分かるのかしら。紫のオーラが出てるとか》
明六坂充理:《柄も鍔も鞘も真っ黒で、こう、いかにもな。見つからなかったら、仕方ないけど》
高橋真沙緒:《短くて厚めのやつだよね》
槙野景:《分かりました。こっちでも探しておきますね》どのみち遺産は先に発見しておく必要がある。
詩雲終:話している最中、まさしく陽動めいた爆発砲撃音が響いてくる。次いで怒号と、それ以上の悲鳴も。
槙野景:「来た……!」
槙野舞衣子:《砥石は流石に見てないかなー》ひとりごちるように言って《……あら、始まったみたい》
高橋真沙緒:《すごい威力……》
明六坂充理:《よろしくお願いします。これ、陽動始まったのか》
槙野舞衣子:《早速行こうか、景ちゃん》
槙野景:《爆発音のオーヴァードは一応は味方です。けれど一時的な共闘関係ですので、刺激はしないように》
高橋真沙緒:《(傭兵……?)了解です》
槙野景:《所属を尋ねられたら無所属オーヴァードと名乗って構いません。私達はティンダロス所属で、あなた達の救出を依頼されています》
明六坂充理:《契約じゃなくて成り行きで行動を共にしてる?》
槙野景:《はい》
明六坂充理:《そっちがそう言うなら合わせる他ないので、了解》
槙野景:《すみません》
明六坂充理:《やっちゃいけないことがあったら適時言ってください。俺はそこらへん素人なので》
明六坂充理:《足を引っ張らないことに専心するのみです》
槙野景:《UGNと名乗らないこと。勝てそうにない敵には戦闘を挑まないこと》
槙野景:《連続してエフェクトを行使した際は自分に精神的な異常兆候がないかどうかを“フレール・ジャクリーヌ”に逐次確認すること》
高橋真沙緒:《頼むからね。いつも言ってると思うけどこのへん……》
槙野景:《あと遺産が存在する可能性があるので、変な物品にはむやみに手を触れないこと!まずは以上を守ってください》
槙野舞衣子:《まあ、そんなに畏まらなくて大丈夫よ。こっちはプロだから》
明六坂充理:指折り三つ数える。
明六坂充理:心の中で3回復唱。
明六坂充理:《それくらいなら、出来そうだ》
槙野景:《頑張ってくださいね。助けはすぐに来ます》
明六坂充理:2人とも態度も堂々としてるし、頼りになる。後は脚の拘束が切れれば大丈夫だろう。
槙野舞衣子:《偉いわね》笑って《“ジラルナ”、“メルトハート”、突入するわ》裏口の扉を開く。
明六坂充理:《明日の授業は受けたいので、なるはやでお願いします》
明六坂充理:此処で一瞬マイクをミュートにして、ビデオから顔をそむける
明六坂充理:「しかし、凄い美人ばっかりだ。緊迫した状況なのに、にやけてしまいそうになる」
明六坂充理:安心からか下らない事を言ってみた。
高橋真沙緒:「私言われたことないのにな~」
高橋真沙緒:「あっなんかこれ無理やり言わせるみたいでアレだな……」
明六坂充理:「なかったっけ?」
明六坂充理:「嘘だぁ?」
高橋真沙緒:「……」
高橋真沙緒:「……あったかも……」
明六坂充理:「言った気になってただけかも。あ。そろそろマイクミュート解除するな」
高橋真沙緒:「……うん」
明六坂充理:「帰ったら、ちゃんと言うわ」
高橋真沙緒:「……とびきりのをお願い」


GM:屋敷内を進む。廊下さえ狭く、曲がりくねっている。
GM:出会い頭の奇襲がしやすいような、奇妙な構造。
槙野景:(ダンジョン探索……は、そういう専門部隊がUGNにもいるんだっけ)
槙野舞衣子:「軽く聞いてはいたけど……本当に忍者屋敷って感じなのね」
GM:床に仕掛けがある可能性さえある。一気に突破とは行かないだろう。
槙野景:極力音を立てないように進んでいく。こうした物理隠密に関しては専門職とまでは行かないが……
槙野景:「忍者屋敷って」
槙野景:「本当にあるものなんですかね?忍者が住んでるって言ってるようなものじゃないですか……?」
槙野舞衣子:「確かに……観光地だからなのかしら」
槙野舞衣子:「それにしても住みづらそうよね」
槙野舞衣子:「都心でもこんな物件だったら嫌だな」
槙野景:「赤坂とか代官山でもですか?」
槙野舞衣子:「う~ん……表参道なら……」
槙野景:「嘘でしょ」
GM:その時、左右の壁が扉のように開き、銃撃。
槙野景:「嘘――っ!?」
GM:潜んでいた数人の人間が、君たちを左右から撃ち挟む。
槙野舞衣子:「あらあら……」
槙野景:「!」軍人のような手さばきで、袖の中からリップクリームを取り出している。
槙野景:抜き放つ動きの流れで二発銃撃。攻撃に先制することが目的ではなく、
槙野景:自分は銃弾を受けても、通信と声を封じる狙いだ。
GM:「……!」だが全てがそれで止まるわけではない。
GM:残りはそのまま、間断なく撃ち照らそうとして。
槙野舞衣子:銃撃が舞衣子の身体に当たる度、血飛沫の代わりに炎と火の粉が舞い散る。運動エネルギーを熱エネルギーに変換され、弾丸が床にボトボト転がっていく。
槙野舞衣子:「こら」平手を振るう。平手を振るう。同時に熱波が解放され、敵を呑み込み全身の水分を蒸発させる。
GM:「……!」刺客たちは熱波に呑み込まれ、その場に倒れていく。
槙野景:「……よし」射撃。炎で倒れた刺客の通信機も破壊する。
槙野景:リップクリームは無論、潜入用の仕込み銃だ。
槙野景:「凄すぎませんか、姉さん?銃がそもそも効かないなんて」
槙野舞衣子:「怪我はしないけど効いてはいるわよ、侵蝕率は上がってるし」服を払いつつ
槙野舞衣子:「景ちゃんは大丈夫?ごめんね、咄嗟でカバーできなかった」
槙野景:「大丈夫です。痛みとか怪我だけなら全然我慢できますので」
槙野景:手慣れた手順で仕込み銃を分解し、排莢して、再装填する。
槙野舞衣子:「強い子ね」笑って「こんなところに隠れてるなんてね。ずっと待機してたのか、既に侵入がバレてるのか……」
槙野景:「しかし、思ったより……プロじゃないですね。表があんなに派手に襲われてるのに中に人を残しておくなんて」
槙野舞衣子:「陽動の調子はどうなのかしら」
詩雲終:その言葉を待っていたかのように、後方から足音
詩雲終:ついさきほど聞いたものだ。詩雲終が、外を歩いていた時とほとんど変わらぬ様子で君たちの前に姿を見せる
詩雲終:辺りの様子を見ながらだ 「……意外と練度はあるらしいな」
槙野景:「あはは。もしかしたらそっちが思ったより芳しくなかったり……」
槙野景:「エーッ!?こっちに来てる」
槙野景:「な、なんで来ちゃったんですか」
槙野舞衣子:「もう陽動は終わり?」
詩雲終:「奴ら、必要以上に持ち場を動かん」
詩雲終:「あまり陽動が意味を為すとは思えないので、当たりをつけて突破して合流した」
槙野舞衣子:「それなら戦力を固めておいたほうがいいってわけね」
槙野景:「……やっぱり。少なくとも下部構成員は、自分で裁量できるだけの経験がないんじゃないでしょうか」
槙野舞衣子:出し抜きづらくなって、内心で少し困ったな、と思いつつ。
槙野景:「だから襲撃があっても持ち場を動いていいか分からないし、さっきみたいな人員が残っていることもあり得る」
GM:まともに応戦できるほどのオーヴァードは、このフロアに気配を感じない。
詩雲終:「ああ。俺も少々手傷を負ったことだしな」
槙野景:「……こちらとしては逆に困りますけどね」詩雲が同行するのも困る。
GM:途中で階段があった。あるいはその上だろうか?
槙野舞衣子:「数だけはいるみたいね。そんなに儲かるのかしら、火事場泥棒って?」
詩雲終:「さて。こと今回に関しては、近くにギルドの虫が巣喰っていたか……元々神城の設備に泥棒を仕掛けるつもりだったのかも知れん」
詩雲終:「槙野妹はそう言うが、危険が迫ろうと任された領分を守るくらいの気概はある敵だということでもある。それなりの組織と見るべきだろう」
槙野景:「確かに、生半可な組織だったら最初の爆発音の時点で逃げ出していてもおかしくはないですからね」
槙野舞衣子:「その辺り、腐ってもギルドってことかもね」
槙野景:「あるいはそう思えないくらい……今回の作戦の『リーダー』が怖いのかも」
詩雲終:「その手の情報は掴んでいないか?」
詩雲終:リーダーについてだ
槙野景:「いいえ。私達はその辺りまでは……私達の場合、そもそも人質を救出できればいいだけですし」
槙野舞衣子:「これだけ派手にやれば、降りてきても良さそうなものだけれど」天井を見上げる
詩雲終:「……それもそうか。そこまで行くとUGNに任せた方が良い領分だな」
詩雲終:「この辺りの支部は何かあって閉じているという話だからな……不甲斐ないものだ」 首を掻く
槙野舞衣子:「そうね。ま、こっちとしてはお陰で動きやすいから助かるわ」何食わぬ顔。
槙野景:「あはは。UGNが頑張ってくれれば私達が人助けする必要ないんですけどね……」
GM:通信先でなにかおおーっ、と歓声のような。
高橋真沙緒:《……あ、た、高橋です!》
明六坂充理:《……明六坂です。無事です。そう言えば自己紹介とかしてないな》
明六坂充理:《まあ、いいか》
槙野景:《あっ、進展がありましたか!》
詩雲終:「……彼らは?」
槙野景:《今、先程話した『協力者』と一緒にいます!》余計な情報は言うなということだ。
高橋真沙緒:《拘束は何とか解けて……小さい通路みたいなのがあります。空気取り込み用なのかな》
槙野景:「人質の二人です。どうにか彼らと通信を繋ぐことができています」
槙野舞衣子:《良かったわね。先に進めそう?》
槙野景:《すっ、凄いじゃないですか!映画みたい!ほとんど脱出成功みたいなものですよ》
高橋真沙緒:《その先がどこかに続いてるから。鍵とか見つかるかも……行っても大丈夫ですかこういうのって》
詩雲終:「……なるほど」 それだけ応じて、後ろの方で黙っている
高橋真沙緒:《お二人待ってたほうがいいです?》
明六坂充理:《ようやく持ち味を活かせそうだな》ひとり呟く。高橋さんの後ろで上半身を回し、足を屈伸させている。
GM:映像で見れば、ますます雰囲気が“ミサ”に似ているとは思う。
槙野景:《自力で脱出できるならそれが一番いいでしょう。特に、敵と接触する恐れがないようでしたら……》
槙野舞衣子:《そうね。こっちはもう少し時間が掛かりそうだから、気を付けて調べてみて》
明六坂充理:《大丈夫です。足は速いので》
高橋真沙緒:《はい!そちらもお気をつけて。そっちの音も聞こえましたから、近いかも……》
槙野景:《脱出は早そうですね。じゃあ……》一瞬ミュートにする。
槙野景:「……先に倉庫を確認した方がいいでしょうか?」詩雲さんに尋ねる。
詩雲終:「……ん、ああ」 通信機の少女を見ていた
槙野景:「裏口から侵入してすぐ、倉庫らしき扉を確認することができました。例えば彼らが遺産を保管しているとすれば……」
詩雲終:「それが助かる。紛れがないとは言い切れん」
槙野舞衣子:「そうね。そうしましょうか」片目を瞑る。
槙野景:「分かりました」他の遺産がある可能性も高い以上、立ち寄る必要は必ずある地点だ。日本刀の件の約束もある。
槙野景:《こちらの方針は決まりました。少しそちらで脱出を試みてください。途中で回収して出口まで案内できると思います》
高橋真沙緒:《分かりました。お願いします!》
詩雲終:「……」
詩雲終:《少し良いか》 不意に、横から割り込むように
高橋真沙緒:《えっ……はい?》
詩雲終:《詩雲終だ。そこの……そう、お前》
詩雲終:《姉妹がいるか?》
高橋真沙緒:《えっはい姉が……》
高橋真沙緒:《……あ》小さくこぼす。
高橋真沙緒:野良オーヴァードぶるなら言わないほうがよかったのかな~という顔をしている。
明六坂充理:(姉か……初耳だな)
詩雲終:《……そうか》
高橋真沙緒:《あの……?何か……?》
詩雲終:《いや。お前の姉は少し知った相手でな》
詩雲終:《"ミサ"という。彼女だろ? よく似ている》
詩雲終:《それで、姉妹なのか、と思っただけだ。深い意味はない》
高橋真沙緒:《確かに、お姉ちゃんだと思いますけど》
高橋真沙緒:《私お姉ちゃんにここ来るなんて言ってないのに……》
詩雲終:《俺も聞いていない。偶然だろう》
詩雲終:《ともかく、気にかかったので確かめただけだ》 「割り込んで済まなかったな」と槙野妹へ
明六坂充理:(仲はそんな良くないのか?詮索した方が良いか困るな、こういうの)
槙野景:「い、いえ……。でもそんな偶然あります?」
槙野舞衣子:「ちょっと考えにくいわよね」
槙野景:「じゃあ、詩雲さんとしても高橋さんは助けてあげたい相手ってことですよね!」希望的観測
詩雲終:「これが作為だとしても、意図が分からん。そういう線は、新たな情報が浮かび上がるまで外すべきだ」
槙野舞衣子:「そのミサさんって、彼女さんとか?」やや悪戯っぽく
詩雲終:「そうなるな。彼女の姉とはそれなりに親しい。妹というなら、無事で帰してやりたい所だ」
詩雲終:「それは別にいる」 何でもない風に
槙野舞衣子:「何だ、そうなの」
槙野景:「ま、まあ……そうですよね。凄くカッコいいですしね詩雲さん」
槙野舞衣子:「へえ、景ちゃんのタイプ?」
槙野景:「え~っ、私にはタイプなんてないですけど」
高橋真沙緒:《びっくりした……》
高橋真沙緒:《急にお姉ちゃんのカレシ出てきたら感情の持ち場分かんなくなるところだった》
明六坂充理:《その場合は信用できる人って事になるんじゃないか?》
明六坂充理:《残念ながら恋人は違う人だったみたいだけどな》
詩雲終:《お前の姉も良い奴だ。腕も頭も良い。いるだろうな、その手の相手も》
高橋真沙緒:《聞きたくないかな……そういうのせめて本人からあ……》
明六坂充理:《そういうものかね。俺は 兄貴の恋人です。なんて言う人が仮にいても……いや、少し警戒するな》
詩雲終:《……そういうお前は》
詩雲終:明六坂くんを見ている 《彼女のそれか?》
明六坂充理:《あ、どうも。そうですね》横目で高橋さんを見る。
高橋真沙緒:《それ……?へ、やっ!違いますっ!》
明六坂充理:《そんなとこです。俺の自慢です》
高橋真沙緒:《なんで嘘つくの!?》
詩雲終:《……》
詩雲終:《見解が食い違っているようだが》
明六坂充理:《…………》
明六坂充理:《俺の自慢ってところは本当ですので》
詩雲終:《そうか》
高橋真沙緒:《そんな自慢になるようなことしたっけ……》
詩雲終:《ならばわざわざ多くを言うつもりはない》
詩雲終:《頑張ることだ》
明六坂充理:《今、助けてもらった》足をぶらぶらさせる。
高橋真沙緒:《それはそうだけども~……》
明六坂充理:《オーヴァードになった時も、まあ、色々》
明六坂充理:《頑張ります。足が速いので何か役に立てるかもです》
詩雲終:《速度は強さの一つだ。頼りに思おう》
明六坂充理:《あなた(詩雲さん)。もしかして良い人ですかね》
明六坂充理:《おだてに乗りますよ。ありがとうございます》
詩雲終:《好きに決めろ》
詩雲終:話を切り、 「……しかし、妹。妹か……」
詩雲終:と呟きながら、屋敷の中を歩き始める。
槙野舞衣子:三人が話し込む中、景ちゃんの端末にショートメッセージを送信する。
槙野舞衣子:『景ちゃん』
槙野舞衣子:『ちょっとまずいことになったかも』
槙野景:『どうしたの』
槙野舞衣子:『私、実は人質の救出以外にもこっそり任務受けてて』
槙野景:『うん』潜伏工作員としては珍しいことではない。
槙野舞衣子:『それが例の砥石の確保なんだよね』
槙野舞衣子:表情を変えないままメッセージを打っている。
槙野景:返信まで間がある。
槙野景:『どうすれば上手くいくか』
槙野景:『考えてみる』
槙野景:(――まずいことになっちゃった)
槙野景:(砥石はあくまで神城の管理している遺産で……それが災害に伴って紛失したという形にすれば)
槙野景:(全部丸く収まるって思っていたけど)
槙野舞衣子:『ごめんね~~』
槙野舞衣子:『(土下座している猫のスタンプ)』
槙野景:『(『OK』の札を持っている鳥獣戯画のカエルのスタンプ)』
槙野舞衣子:『合流する前に素早く見つければいいやと思ってたんだけど、想定外が重なっちゃった』
槙野舞衣子:『荒事になるかも』
槙野景:(1.私が詩雲さんに共闘を提案した。2.敵が想定外に陽動にかからなかった。3.倉庫の捜索に一緒に行くと言ってしまった)
槙野景:(……どれかがなければ上手くいくはずだった……まずいかも)
槙野景:(なんとかしないと……)


GM:やるぜ ネクスト・ラウンドを
槙野景:やる気十分
詩雲終:格の違いを見せてやるぜ
槙野舞衣子:全てを破壊します
明六坂充理:俺のスピードについてこれるかー?
GM:再び明六坂くんの手番から!
明六坂充理:では回廊に移動し、隣の部屋にあるカギをGETしたいと思います。
GM:回廊は廊下だから自動成功です!鍵を入手しました。
GM:牢屋に戻れば脱出できます。
明六坂充理:戻るのは次のラウンドですか?
GM:特に攻撃は受けません。上は暗室じゃなさそう。
GM:もしくはまさおの手番を使うかですね。
明六坂充理:了解です。
GM:とにかくこの手番はここまで。
GM:残りの手番で3人はなにかするかな?
詩雲終:移動移動移動で倉庫に向かう感じですけど、廊下は判定不要なのよね
詩雲終:裏口と倉庫への移動はどうなんでしょう
GM:裏口は廊下扱いで倉庫は部屋扱いなので
GM:倉庫への移動だけ難易度5の判定が必要です
槙野舞衣子:なるほど
槙野景:じゃあ倉庫に入る時は私以外のほうがいいですね
槙野景:いざ失敗したときバディムーヴが使えないので
詩雲終:ここは順当にノイマンマンが行きましょう
GM:行動値調整できるだろうから 誰か一人が手を上げてやってもらえばOKです
詩雲終:俺は待機したというわけだ。<意志>判定振りまーす
詩雲終:6dx+1=>5
DoubleCross : (6DX10+1>=5) → 10[4,4,7,7,8,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

槙野舞衣子:流石ですお兄様
詩雲終:通常の倍以上入室した
槙野景:私達のお兄様
GM:では倉庫へ移動しました
詩雲終:やれやれ、参るぜ
GM:代表者一名は調達ダイスを振り、達成値以下の購入難易度のアイテムを
GM:PC全員が一人一個入手できます。
槙野景:バディムーヴもまだ使える
GM:一番自信あるやつが行くといいでしょう
詩雲終:ない 社会性も財産点もない
明六坂充理:こんな時にソラリスの人がいれば
槙野景:社会が一番強くてお金持ってるのは?
槙野景:あっ、私だ~~
槙野舞衣子:頼れる妹
GM:衝撃の真実
詩雲終:ピュアソラに魅入られし妹……
槙野景:でもバディムーヴは適用できないんだよな まあまさおくんの判定の時にでも使えるだろう
槙野舞衣子:あっでも財産使えるなら10点ある
槙野景:じゃあ調達ダイスを振るわね 何を手に入れるかは後から決められるんですよね
槙野景:そんなあるの!?
槙野景:いや、そもそも
槙野景:この場合財産ってどう扱われるんでしょう?
GM:後から決められるよ~
槙野景:代表調達値に加算されるのか
GM:財産はどっちにも使えます
槙野景:それとも個々で使うのか
槙野景:便利だなー
槙野舞衣子:じゃあ財産全部入れてバデム雫してもらいます?
槙野景:そうですね。姉さんにやってもらうのがいいと思います
槙野舞衣子:ウオ~~ッ 美人姉妹の力を見よ
槙野舞衣子:3DX+4
DoubleCross : (3DX10+4) → 10[3,4,10]+8[8]+4 → 22

槙野舞衣子:ええ……?
槙野景:強すぎる(素)
槙野舞衣子:これ財産いる??
GM:社長に買わせてる
明六坂充理:荻窪のマンションだって買えちゃうわ!
槙野景:皆さん何買いたいですか?私はメイド服なので
GM:何買うのこれ……?
槙野景:もう達成してるんですけど
詩雲終:今何か手に入らないかるるぶ捲ってる
槙野舞衣子:でも他に使いどころなさそうだし入れちゃおっか
槙野舞衣子:普通の調達って今回無い感じですよね?
GM:ないぜ これだけ
槙野舞衣子:じゃあ10点入れちゃう 32です
槙野景:これで雫入れたらもうパワーアシストスーツとか買えちゃうよ?
GM:じゃあ一人一個32点以下のアイテムを買ってください
詩雲終:レネゲイドサポーター(購入55)まではいかないか……
明六坂充理:まあ、ではアームドスーツを。
槙野景:私はもちろん、アルティメイド服を購入。
詩雲終:考えに考えた末にブルーゲイルとかに落ち着こうかな……w
槙野舞衣子:う~ん まあ戦闘用きぐるみかな……
槙野景:着ぐるみお姉ちゃん!
明六坂充理:ガオー
槙野舞衣子:エッチな戦闘用着ぐるみ
詩雲終:デンジャラスなビーストの着というわけね
GM:何の戦闘をするつもりなのか……
詩雲終:ブルーゲイルかシューターズジャケット  ブルーゲイルだな
詩雲終:ブルーゲイルを入手します
GM:OK!
GM:では残るはまさおの手番です
詩雲終:脱出なさい!
槙野景:まさお!やりなさい!
GM:がんばります
明六坂充理:脱出しましょう
槙野舞衣子:まさおがんばれ!
高橋真沙緒:4dx>=5
DoubleCross : (4DX10>=5) → 9[1,2,8,9] → 9 → 成功

槙野景:まさお!よくやったぞ
GM:堅実に成功。
GM:牢屋に移動し、脱出に成功。
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 入口 
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 ?? 
    
 鍵庫 
    
 回廊 
    
 空室 
    
 廊下 
    
 階段 
    
 廊下 
明六坂 
 牢屋 
    
 空室 
    
 廊下 
    
 空室 
    
 廊下 
    
 廊下 
    
 廊下 
    
 裏口 
救出班 
 倉庫 
GM:望むならばクライマックスへの突入を宣言できます。
GM:どうしてもアイテムが欲しいから探索を続けるぜ~とかもできなくもない
槙野景:やっちまいますか~~?
槙野舞衣子:やっちゃいましょうよ
明六坂充理:遺産は?
詩雲終:そのための右手? あとそのための槍?
明六坂充理:探さない?
槙野景:もし答えられないなら答えなくてもいいんですけど
槙野景:このまま未探索の部屋を探索してたら遺産ルームみたいなのがあったりしますか?
GM:それはないです 倉庫はあるくらい
GM:入口側に有利なものがあるようにはしてないから
GM:裏口からのほうが有利なデザインなので……
槙野舞衣子:じゃあ上にあるのかな~
槙野景:裏口からでもそこそこ食らったぜ!
詩雲終:倉庫一つ探索して見つからなかったら
槙野景:もうクライマックス行くしかなさそうですな
GM:入口からだともっと食らってたから……
詩雲終:めんど……ボスしばこうぜて自然となりそう
GM:そういうことですね
明六坂充理:ならボス部屋ですねぇ。
GM:ではそのように!このラウンドの侵蝕上昇も免れます。


GM:【牢屋内】
高橋真沙緒:「これどうしよう」張って進めそうな小さな通路を前にして。
高橋真沙緒:「どっちが行く?」
明六坂充理:自由を確かめるように手をまだぶらぶらと振っている。
明六坂充理:「勿論、俺だろう。女の子はなるべく危険な目に合わせたくない」
明六坂充理:「などと言っちゃうね。まぁ、他にも理由はあるにはあるけど、言わない」
高橋真沙緒:「……何。気になるでしょ」
明六坂充理:「いや、やっぱ駄目だな。内緒」
明六坂充理:胸が邪魔だろう?などと言おう物なら、流石に…くらいの想像はつく。
高橋真沙緒:「……」訝しげに見て。「いいけど。気をつけてよ?」
明六坂充理:「大丈夫だと思う。もう足も使えるしな」
高橋真沙緒:「剣は使えないでしょ。無理しないこと」
明六坂充理:「そっちこそ!無理してばっかじゃないか?能力も使ったし」
明六坂充理:「いい加減、少しは休んでなさい」
高橋真沙緒:「うん。そうしてるから、行った行った」パタパタ手を振る。
明六坂充理:「おっと、そうだ。一人きりなんだ。今の内に弱音吐いとけよ?誰も見てないんだし」
明六坂充理:などと言葉を返して、姿勢を這うように低くして進む。
GM:回廊を進んでいくと、倉庫がある。鍵が壁にさがっている。
GM:隙間から手を伸ばせば、何とか取り上げることが出来るだろう。
明六坂充理:「罠?っぽい気がしないでもないけど。虎の巣穴で今更だ。他に頼るモノも無し」
明六坂充理:鍵を手に取った瞬間、天井が崩れる。床から槍が飛び出し貫かれる。そんな映像を想像する。
明六坂充理:もしかしたら、壁が崩れて武装した兵士が飛び出してくるかもしれない。そう言う荒唐無稽な事も考える。
明六坂充理:それでも他に選択肢がないので、腕を伸ばして鍵を取る。
GM:鍵は自然に取れて、それだけだ。なにもない。
明六坂充理:「殺されずに済んだ。牢屋の鍵だったら儲け物だな、戻るとしよう」
明六坂充理:低い姿勢から足首の返しで床を蹴る。パンッと空気が弾ける音がして元来た道を不可視の速度で戻っていく。


GM:【屋敷内 倉庫】
GM:武器が転がっている。刀剣・銃弾。火薬。
GM:およそ屋敷に元あったものではないだろう。盗み出して、ここに一時的に入れておいたか。
詩雲終:小物を置くような戸棚から見ている。大半の品は眺めるだけ。たまに手に取り眺めるが、ほどなく元あった所に戻す。
槙野景:「……」収容されている物品を見渡す。砥石――と思しき形態のものはない。
槙野景:「ありましたか。詩雲さん」
詩雲終:引き出しを引きながら 「見当たらん。小物ばかりだな」
槙野舞衣子:西洋剣のようなものを鞘から抜いてみている「遺産レベルのものは別所みたいね」
詩雲終:「多少は価値のあるものもあるが、そうだ。遺産、準遺産と呼べるようなものは到底存在しない」
槙野景:「ほとんどは銃器や戦闘服の類ですね。さすがに遺産みたいなものを見つけたなら、指揮官が直接管理しているか……」
槙野景:「……あるいはバロールやオルクス系で既に他の拠点に転送済みか。どうしますか?」
詩雲終:「やはりそれを見る目の持ち主がいる。というよりは、そういう奴の小隊なのか」
詩雲終:アングラで一時期生産されていたレネゲイド増幅薬を取り 「こういう時は」
詩雲終:「本人に聞きに行くのが一番早いと、俺は思っている」
槙野景:「……でしょうね。乗りかかった船です。私も少しお手伝いできると思います」
槙野舞衣子:「逃げられてないといいんだけど……あ、これじゃない?いかにも禍々しい刀」黒い日本刀を手に取る。
詩雲終:「人質は見つかったんだ。遠慮なく俺のやり方を通させてもらうつもりだが……来るのか?」
詩雲終:「言った通り荒っぽくなるぞ」
槙野景:「……。ご迷惑ですか?」
詩雲終:「……ああ、あの少年のか。こんなものを使っているのか……」 刀を眺め
槙野景:棚に手を突っ込んで遺産を探すような仕草をしながら
槙野景:槙野舞衣子に文章を送っている。
槙野景:『詩雲さんをこの集団のリーダーと交戦させます』
槙野景:『混乱に乗じて砥石を強奪できるか試してみてください』
槙野舞衣子:『うん。私もそれがいいと思うな』運よく相打ちにでもなってくれれば幸運だ。
詩雲終:「迷惑とは言わんが、人質救出という目的は果たしただろう」
詩雲終:「そうすれば俺も遠慮する義理はない。敵味方の分別はつくが、それはそれとして荒々しいことにはなる」
槙野景:「それでも、レネゲイド能力を悪用して、無辜の人々を攫うような武装集団です」
槙野景:「ここで逃したとしても、私達の活動上、治安を乱す敵にしかならないでしょう」
詩雲終:そう口にする景の表情をしばし見て
槙野舞衣子:「フリーランスと違って、組織には体面ってものもあるから。敵のボスを目の前で放置ってわけにもね」
詩雲終:ふいと舞衣子の方を見る 「妹の責任感は折り紙付きだな」
槙野景:「……ご、ごめんなさい、姉さん」
槙野舞衣子:「よく出来た妹でしょ?」笑う。
槙野景:「迷惑ですかね?」
詩雲終:「ああ、出来ている。だが肝が据わっているのはお前の方だろう」
詩雲終:「そして妹のことをよく知っているのもお前だろう。姉だからには。……お前が判断しろ」
詩雲終:「今に限らず、戦闘の始まった後も。なら俺は何も言わん」
槙野舞衣子:「そうね」顎に手を当て
槙野舞衣子:「迷惑なんてことはないわよ。私達(ティンダロス)としては少しでも功績が欲しいところでしょ。対外的に、UGNより有用ってところを示さないと」
槙野舞衣子:「むしろ戦力が増えた今、チャンスと思ってもいいんじゃないかしら」
槙野景:「よ、よかったあ……!」
詩雲終:「フン……働き者だな」
詩雲終:「組織の体面。治安の維持。そんなつまらんこと、それこそUGNに丸投げておけば良いものを」
詩雲終:「まあ、やりたいのを止めるでもない。判断だけは見誤るなよ」
槙野景:「……っ、ありがとうございます!」
詩雲終:そう言って最後の棚を閉じ、天井……階段の方を見る。
詩雲終:「あの学生どもも追いついてくるか」
詩雲終:「そうしたら始めるとしよう」
明六坂充理:「始める。ですか。ドンパチとか?そういう?」敢えて足音を立てて、曲がり角から声を掛ける。
明六坂充理:顔だけを出して、通信してた人達かどうかを確認。
槙野舞衣子:「あら、本当に自力で出られたの?」
槙野景:「明六坂くん!」顔をぱっと明るくして出迎える。
明六坂充理:「高橋。大丈夫だ、みんないた」指で安全サインを作り、後方に伝える。
詩雲終:「来たか」 無手の長身な青年が振り返る
高橋真沙緒:「早いって……!」息を切らして、膝に手をついて。
明六坂充理:「おかげさまで、なんとか。ありがとうございました。助かりました」
明六坂充理:「なんか兵士?沢山倒れてたし、お陰で安全でした」
槙野舞衣子:「無事で良かったわ。これで合ってたかしら、あなたの刀って」黒い日本刀を手渡す。
明六坂充理:「あ。これです。すみません、美人のお姉さんに持たせるもんでもないのに」
明六坂充理:黒い刀を少し忌々しげに見つめて腰に差す。
高橋真沙緒:「また美人って……」じと横目で見て。
明六坂充理:「えぇ~。そこでそう言う事言う?」
詩雲終:「手短に言うと、これからもう一荒れする。俺はここに来た目的を果たさなければならん」
槙野景:「お二方の救出のお役に立てたみたいで良かったです。裏口はすぐそこにあるので、そこから逃げられると思います」
詩雲終:「ああ。怪我をしたくなければここから離れることだ」
明六坂充理:「お兄さんは本来の目的は別にあると。と言うか、俺は捕まってたんであまりにも何もわからないんですが……」
高橋真沙緒:「……うん。離れよう、明六坂くん」
明六坂充理:「まあ、そういう事は言われるよな……」
明六坂充理:「いや、俺は、最後まで付き合って良いですかね?一応理由もあるんですが」
槙野景:「えーと……その理由をお聞きしても?」
槙野景:困ったように笑う。だが今回は本当に困っている。
明六坂充理:「理由があるって言わないと、問答無用で帰れ。と言われてたと思うので、言って良かったです」顎に手を当てて思考を整理する。
明六坂充理:「……そうですね。此処は俺の町だ。愛着があるし、平和であって欲しい。人に頼りっきりじゃ座りが悪いし、今後やってられない」
明六坂充理:「この町に住んでるオーヴァードなら、解決の役に立つべきでは?これが最後の事件って訳にも今の世の中行かないでしょうし」
明六坂充理:「前にもでかい事件があったと聞きます。都合よく今回みたいに外の人が助けてくれる。とは限らない」
槙野景:(……UGNイリーガルとしては理想的な行動力だけど、今は困る)
槙野舞衣子:「……立派な心掛けね。覚醒したてのイリーガルとは思えないくらい」
明六坂充理:「強い人と一緒なら経験値も稼ぎやすいですしね」
槙野舞衣子:「そうねえ……」不確定要素が増えた方が蓋然性は高まる。状況の混乱も大きくなり、事は運びやすくなるかもしれない。だがいざという時に彼を守る必要も出てくる。
槙野舞衣子:「どう思う?景ちゃん」
槙野景:「……明六坂くん。高橋さん。私達はご両親からの依頼を受けてあなた達を救出に来ました」
槙野景:「これが依頼の文面です。何かあった時に、私達は責任を取りきれません」メールの画面を見せる。
槙野景:両親からの依頼文に見えるが、先程自分で打って別アカウントから送信したものだ。
明六坂充理:(そういえばUGNとは口外するな。って話だよな)画面を見る。
槙野景:はるか下までスクロールすると別の文章が出てくる。
槙野景:『“フレール・ジャクリーヌ”はすぐに現場を離れて日本支部に現状を連絡するように』
詩雲終:「…………」 後方から四人のやりとりを眺めている
槙野景:『支部所属チルドレンの顔が敵勢力の印象に残った場合、UGNの関与が辿られやすくなります』
槙野景:「……ご両親がどれだけ心配しているか分かりますか?」
高橋真沙緒:「お母さん、お父さん……」
高橋真沙緒:そもそもとして、両親の居ないチルドレンだ。
槙野景:高橋真沙緒の即時撤退は絶対だが、勿論、明六坂なら参戦してもいい、と言っているわけではない。シビアな任務の最中であることを理解してもらう必要がある。
詩雲終:「……おい」
詩雲終:不意に口を挟む
槙野景:「敵の接近ですか?」
詩雲終:「いや。そっちの話だ」
詩雲終:「家族の意志を尊重するのは最もだが」
詩雲終:「少なくともそっちの少年。明六坂か。明六坂には明六坂なりの考えと意志があるんだろ」
詩雲終:「ならそれをやった方が良い。武器と心得があるのならそう無残なことにはならん」
槙野景:「……それは」
槙野景:「詩雲さんの経験則ですか?」
詩雲終:「他人に道を決められるのが何より嫌いでな」
槙野景:座り込んだまま、スマホをポケットの中へとしまう。
槙野舞衣子:「見かけによらず熱い男なのね?」面白そうに。
明六坂充理:「自由だな。この人、ありがとうです。ついて行きたいもう少しの理由は、やられっぱなしじゃ性に合わないだし」
詩雲終:少し目線を落として 「お陰で俺自身もさんざん……いや、それはいい」
槙野景:「えっと、ね、姉さんの意見は……どっちですか?」
明六坂充理:「何も知らずに終わりました。なんて巻き込まれ損だ」
明六坂充理:邪魔なんだろうと理解するくらいの頭はある。面倒事に違いないし、彼女たちには恩もある。
明六坂充理:だが、此処で踵を返すくらいならイリーガルなんて、そもそもやっていない。そっちの事情に邪魔だから、こっちの行動を制限するなんてのも越権行為にも程がある。
明六坂充理:心底命を心配してくれてるなら申し訳ないが
槙野舞衣子:「ダメって言っても付いてきそうじゃない?この子」明六坂くんを見て肩を竦める。
槙野舞衣子:『最悪の場合も、3:1なら何とかなりそうだしね』
槙野景:(――『乱戦になったほうが立ち回りやすい』。了解)
槙野景:「分かりました。けれど明六坂くんは、いつでも逃げられる準備しておくように」
明六坂充理:「それは、大丈夫です」
明六坂充理:「俺は足が速いんです。実は」
詩雲終:「機動力は重要だ。俺が攻撃する時は避けろと言うので、避けろ」
槙野舞衣子:「そうね。私達が人質になっても、気にせず逃げていいから」
槙野景:「えっ、それはちょっと……」汗を流す
明六坂充理:「了解です。リズムゲーム。ガキの頃得意でしたよ。3,4歳の頃だけど」
詩雲終:「素質がある」 真顔のまま頷き
GM:その時。上で破壊音。直後。
明六坂充理:「お姉さんこそ、俺がしくじっても、見捨てちゃっては仕事柄出来ないのか。見て見ぬふりするって事で…おっ」
槙野景:「上!」
GM:窓の外、何かが降ってきて、駆け出す。それは機械じかけの馬のような。
槙野舞衣子:「馬だ」
GM:その上には人。台車のようなものを牽いて。
槙野景:「なにこれ!?」
明六坂充理:高橋さんの前に立って庇う。
高橋真沙緒:「“チャリオット”です!」UGNの遺産種別コード。
高橋真沙緒:「逃げる!」
GM:台車の上には更に2人。荷が積まれている。おそらくは、奪った遺産。
槙野舞衣子:「充理くん、自信あるのよね?」
槙野景:「厄介ですね……いかにも……速そうなやつ!」
槙野舞衣子:「足」
明六坂充理:「そうですね。天才です!」
明六坂充理:「何をすれば良いですか?」
槙野舞衣子:「追いついて、止めて貰えると助かるな」
槙野景:「逃がす時間を稼いで!」
詩雲終:「好きにやれ。俺も好きにやる」
明六坂充理:「OK」踵を鳴らす。鋼鉄の馬へと駆け出す。速度は本気の7割。
明六坂充理:それで追いつけると踏んだ。
明六坂充理:屋敷の絨毯が直進と共に靴の形に抉れ続ける。


GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
明六坂充理:詩雲終 尊敬〇/隔意 で取ろう まずはw
槙野舞衣子:明六坂充理 有為/○不安 で取得します
槙野景:保護対象/明六坂充理/庇護:○/ごめんね/ロイス
明六坂充理:槙野姉妹 恩義〇/不信 それはそれとして凄く可愛い。で
明六坂充理:ここでは以上。
槙野景:どこまでがN感情なのそれ
明六坂充理:不信まで! 凄く可愛いは個人的感想!w
詩雲終:明六坂充理/○庇護/隔意  高橋真沙緒/○尽力/不安
詩雲終:見ろこの穢れないロイスを
槙野景:ピュアな心……
槙野舞衣子:なんていい人なんだ
明六坂充理:妹には優しい!
明六坂充理:妹系というべきか
GM:えら


【クライマックス】

GM:全員登場お願いします。
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (59 → 65)
明六坂充理:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 4[4]+63 → 67

槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (63 → 73)
槙野舞衣子:ゲッ
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (73 → 77)
明六坂充理:でも舞衣子さんアージ使いだから。


GM:一人の少年が、駆ける馬へと追いつく。
GM:馬には一人の女性がまたがり、その後ろに引く荷台には、2人の女性。
GM:3人組だということだろう。
GM:「……な、こいつ、追いついてきやがった!」
明六坂充理:「どうも。足は速いんで。今から前を塞がせてもらう」
明六坂充理:更に速度を上げる。全力の8割、追い抜かして形としては後続と挟み込む。
GM:「ち……!」騎手は急転回を試みる。
明六坂充理:足止めとしてはこれ以上の形はない。相手に踏みつぶされてもオーヴァードなら壁になって止められる。ハズだ。
GM:横腹。荷台と馬をつなぐワイヤを晒す形になる。
明六坂充理:(チャンスでは?)
明六坂充理:足の速さと同側で手の速さで、黒柄、黒鍔、黒鞘の、暗闇が凶器へと姿を変えた様な日本刀を引き抜き…
明六坂充理:ワイヤーに叩きつけた。
GM:繋留が断絶し、荷台は横転。
GM:荷が撒き散らされ、乗っていた女達が転がるように地面へと落ちる。
明六坂充理:「言いたいことは結構あるんだが。まずはごめん」
明六坂充理:「先に乱暴されたけど、女の子相手は想定外だった。結局、君たちは何がしたいんだ?」
槙野景:「追いついた……!大丈夫でしたか、明六坂くん!」走って現れます。
槙野舞衣子:「やるじゃない充理くん。本当に速いのね」少し遅れて追いつき、女達に目をやる。
“アル=ファハル”:「……逃げようと思っただけなのだがな」細身で小柄な美女、騎乗した女が声を発す。
明六坂充理:「なんとか!」
明六坂充理:「いや、逃げる前だ。何らかの計画があったのでは?」
槙野舞衣子:「逃げられちゃあ困るのよ、こっちとしては」
“ソラヤ”:「……それをどうして教えなきゃあならない」巨躯の女性が立ち上がる。
明六坂充理:本当に速いという言葉にまんざらでもなく、心の中で思う。
槙野舞衣子:「大人しくしてもらえる?痛いのは嫌でしょ、お互い」
“アル=ダバラン”:「……あ、わ、わたしは」小柄で地面に付くかのごとき長髪の女。
槙野景:(……といっても、今回ばかりは抵抗してもらわないと困る)
“アル=ダバラン”:「そうでもないですよ……痛いの」
槙野景:(この人達はどっちの『タイプ』か――)
“アル=ダバラン”:「楽しいです」
詩雲終:「おい」 最後尾から歩いて追いつく
槙野景:「おっ、遅いですよ!なんで歩いてきてるんですか!?」
詩雲終:「歩きで間に合うからだ。生真面目な方の槙野」
槙野景:「生真面目な方!」
詩雲終:姉妹に向けて 「砥石はあるか? "障のディドグリド"だ」
槙野舞衣子:「本当に無駄なことはしない主義ってわけ」呆れたように
明六坂充理:「それは 今、相手が足止めてるからな」
明六坂充理:「追いつけるよな。賢いと言えば賢い」
詩雲終:「正確には、明六坂が足を止めたからだ」
GM:荷は散乱したものと、台車に残ったものがある。確認はできない。
GM:少なくとも、眼の前の相手を打倒して初めて叶うだろう。
槙野景:「……明六坂くん。この人達の目的はすごく単純ですよ。見れば分かるでしょう」
槙野景:「泥棒」
明六坂充理:「遺産を盗みに来たと」
槙野景:「……しかも、財宝に限った話じゃない。宝に必要なら人だって……そうでしょう」
明六坂充理:「誘拐もだ。重犯罪フルコースじゃないか」
“アル=ファハル”:「いいものだろう」鉄の馬をコツコツと叩く。
“アル=ファハル”:「これもその一つでね……“(おしえ)のクリドノ”という」
槙野舞衣子:「堂々と盗品自慢?」
明六坂充理:「俺が巻き込まれた妙な事の真相を知りたかった訳だが、知るとそんなものかと言う感じだな」
詩雲終:「適合者あっての遺産だからな。全く忌々しい……」
“ソラヤ”:「伝わんねえだろ、姉様、こんな連中には」
槙野景:「戦車の遺産……そんなものまで」
“ソラヤ”:「直接教えてやらねえと」巨大な斧を取り出す。
槙野景:「……大斧!」
槙野舞衣子:「やる気満々みたいね」
“アル=ダバラン”:「はい、すぐやりましょう」その顔に紋章――血管のようなものが浮かび上がる。
“アル=ダバラン”:「やりたいです」
詩雲終:「つまる所、慈悲容赦のまったく不要の相手ということだ」
槙野景:「好戦的すぎる!」
明六坂充理:「…………」
明六坂充理:「止めろ。抜いたら終わるぞ」
明六坂充理:「俺は手加減できるほど、強くはないし慣れてもいない」
明六坂充理:「大人しく捕まれ。ティンダロスはそんなに手荒に扱わないだろう。知らないが」
明六坂充理:衝動を抑えながら言う。
“アル=ファハル”:「……ティンダロス?木っ端の溝犬ごときが、刃向かってきたのか」
槙野舞衣子:「ひどい言われよう」
明六坂充理:自分の衝動は大変危険らしい。区分は"殺戮"告げられた時に そりゃ駄目だろ。と素直に感じたものだ。
“ソラヤ”:「躾けてやらねえといけねえんだろ。さっさと」
“アル=ダバラン”:「ええ、姉様……たくさん、たくさん後悔させてあげましょう」
明六坂充理:「駄目か」
明六坂充理:躊躇はないが、むしろ衝動に任せるなら好機ではあるが、避けれるなら避けるべきだとは理解していた。今回は無駄だったが。
GM:彼女らが武器を構えると、強烈な衝動喚起を生む。
GM:あるいはそれは、遺産クラスの――それも複数の出力。
GM:衝動判定です。難易度は9。
槙野景:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 5[4,5,5] → 5 → 失敗

槙野景:ウワァ
槙野舞衣子:2DX>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 4[1,4] → 4 → 失敗

槙野舞衣子:意思よわ姉妹
明六坂充理:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[6,8,9] → 9

槙野景:槙野景の侵蝕率を2d10(→ 17)増加 (65 → 82)
GM:姉妹……!
明六坂充理:成功。
GM:負けないで 催眠に
詩雲終:衝動抵抗よわよわ姉妹マジ?
槙野舞衣子:73+2D10
DoubleCross : (73+2D10) → 73+9[8,1] → 82

明六坂充理:67+2d10
DoubleCross : (67+2D10) → 67+3[2,1] → 70

詩雲終:6dx+1=>9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 8[2,4,4,5,8,8]+1 → 9 → 成功

詩雲終:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[5,5] → 10

詩雲終:詩雲終の侵蝕率を10増加 (77 → 87)
 “アル=ファハル”[3]
  “ソラヤ”[3]
 “アル=ダバラン”[8]

     5m

  充理[22] 終[7]
  舞衣子[4] 景[1]
GM:配置はこう
詩雲終:シンプル2000!
GM:戦闘終了条件は敵の全滅です。セットアップから参りましょう
明六坂充理:ちょっと考えさせて!後アームドスーツはポンケに入れて良い?
GM:大丈夫!
“アル=ファハル”:《戦術》
“ソラヤ”:エンブレム「小惑星の力学」 3人の行動値を+10。
槙野舞衣子:《氷の城塞》+《異形の加護》 ラウンド間受けるダメージを減らします
“アル=ダバラン”:なし
詩雲終:ワワーッ!
槙野景:小惑星の力学!
槙野景:やりやがる
槙野舞衣子:3+3D10
DoubleCross : (3+3D10) → 3+14[6,5,3] → 17

槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を7増加 (82 → 89)
詩雲終:ブルゲだとギリギリ抜けない……遠慮なく温存しよう なしです
明六坂充理:決まりました。《先陣の火》《スピードフォース》行動力+15 次の攻撃のダメージ+37
明六坂充理:侵蝕70→77
槙野景:私はなにもないです
 “アル=ファハル”[13]
  “ソラヤ”[13]
 “アル=ダバラン”[18]

     5m

  充理[37] 終[7]
  舞衣子[4] 景[1]
GM:イニシアチブ。
“アル=ファハル”:《バーサークセルフ》を使用。命中判定のダイスを+2個して暴走。
“アル=ファハル”:《ワイルドファイア》の効果発動。暴走時、行動値を+15。
槙野景:すご!
槙野舞衣子:めっちゃ速い
明六坂充理:はっや!
“アル=ファハル”:28になりました これで最速……の人からイニシアチブ行動です
GM:当然……
GM:明六坂くんですね……
槙野舞衣子:28より速い人なんているわけないぜ
詩雲終:サラマンダーよりもっと速い
明六坂充理:俺は世界最速だぁーー! イニシアチブがないならメジャーになります
槙野景:感覚9でも抜けない
GM:どうぞ!
明六坂充理:マイナーで戦闘移動接敵して、“アル=ファハル”さんを攻撃します。
 “アル=ファハル”[28]
  “ソラヤ”[13]
 “アル=ダバラン”[18]
   充理[37] 

     5m

    終[7]
  舞衣子[4] 景[1]
明六坂充理:メジャー《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速剣》で。いきます。
GM:来なっ
明六坂充理:妨害はないということ。行くぞ。うぉぉぉー
明六坂充理:ロイスをアル=ファハルにとって昇華しましょう。ダイス+10個 殺意〇/憐憫
明六坂充理:18dx7+1
DoubleCross : (18DX7+1) → 10[1,2,3,4,4,5,5,6,7,7,7,7,7,7,8,9,9,9]+10[3,3,4,4,5,5,6,7,8,8]+10[1,6,9]+10[9]+10[10]+5[5]+1 → 56

槙野景:スゲー
GM:ヒエ……
槙野舞衣子:いい出目
詩雲終:ヤバ
“アル=ファハル”:暴走リア不!
“アル=ファハル”:ダメージを!
明六坂充理:ダメージロールの直前《アームドスーツ》装着。
明六坂充理:6d10+40+11
DoubleCross : (6D10+40+11) → 31[1,2,2,7,10,9]+40+11 → 82

GM:ヤバ……
槙野景:ヒィィ バケモノだぁ
“アル=ファハル”:一撃で斬り殺されます それは なので……
明六坂充理:行動値37→35
槙野舞衣子:凄ェ!
“アル=ファハル”:エンブレム「ネバーダイ」。HP4d10で復活。
詩雲終:流石充理ァ!
槙野景:珍しいエンブレムがどんどん出るなあ
“アル=ファハル”:4d10
DoubleCross : (4D10) → 23[2,8,6,7] → 23

GM:HP23点で復活です。
詩雲終:あがきおる
GM:演出を!
明六坂充理:はい!

明六坂充理:遺産から発っせられる侵蝕波動が心を蝕む。
明六坂充理:意識が 見えているモノが ポジとネガが 世界が 反/転 する。 衝動が倫理観を塗りつぶす。
明六坂充理:「やる。と言ったのはそっちだからな。だから悪くないと言うつもりはないが」
明六坂充理:今、出力されている感情は至ってシンプルだ。敵ならば速やかに■す。でなければ■される。■す。□す。□す。殺す。殺す。殺す。
明六坂充理:生き延びるために、同行者を守る為に、彼女を家に帰すために、(ひと)を殺す。
明六坂充理:「覚悟はしてもらう」
“アル=ファハル”:「……ほざけ」
明六坂充理:相手の速度が上がったのを感じる。あの馬も敵の動きを良くしているようだ。3人共自分では理解できない戦闘能力を構築している。
明六坂充理:「……ふん」
明六坂充理:「あんたは俺なんかより当然優れているんだろうな。俺の届く要素は限りなく少ない」
明六坂充理:「だが……」自分に対する誓いの様に「速度でなら、勝てる」呟いた。
“アル=ファハル”:ジェット機のような墳炎の加速で、凶手が迫る。
明六坂充理:オーヴァードとしては非力でルーキーだが気付いていることがある。自分より速度の出せるオーヴァードはそうはいない。
“アル=ファハル”:凄まじく早い。だが。
明六坂充理:この速度なら勝てる。
明六坂充理:瞬発力で辛うじてエンジェルハイロゥ能力者は抜けるかもしれない。時間に介入すればバロールが先手を取れるかもしれない。
明六坂充理:即応反射能力では純粋なハヌマーンが行動を先んじるかもしれない。
明六坂充理:だが常の速さ、力を使わない体のこなし、能動異能抜きの通常戦速を加味すれば、自分は全世界のオーヴァードを見回しても最速の一角だ。
明六坂充理:そう確信している。……顔を上げ視線を迫りくる相手に向けた。
明六坂充理:「なら、速さを武器にすれば良いんだ」
明六坂充理:両手を地面につけて前足側の膝を立て、後ろ足側の膝を地面につける。誰もが目にした事がある、人類史が生み出した最速の構え。
明六坂充理:頭の中で号砲を鳴らし、スタートを切った。飛び出す体。斬り裂かれる空気、燃える空気。ジェット戦闘機が地上を飛行してるかのように響く衝撃と熱と轟音。
明六坂充理:ゴールは敵の真横奥。設定距離を最高速度で最短一直線で駆け抜ける。
明六坂充理:レールガンと並走しても追い越しかねない出鱈目な速度で、すれ違いざま腰に差した黒柄の刀を、闇のような黒鞘から抜きながら頸に目掛けて斬り放つ。
明六坂充理:切っ先が残像を映し大きな弧を描けば、刀を持つ腕に折れるような痺れが走り直撃の手応えを伝える。
明六坂充理:視界の端で血飛沫が八方に飛ぶように見え後ろに流れて行く、それ以上の結果を目視せずに異常脚力で終点まで走り抜けた。
“アル=ファハル”:鉄の馬が勢いのまま走り去る。
“アル=ファハル”:その上に騎乗していたはず女が、きりもみするように転げ落ちた。
明六坂充理:「やったか?」
“アル=ファハル”:速度に転化された威力が、その身体をしとど打った。
明六坂充理:爪先を立ててブレーキ。靴と床が摩擦し塵が火花煙となって靡く。靴を一足履き潰し、息を吐き納刀。
槙野舞衣子:「いやいや、速すぎでしょ」摩擦熱で燃え溶けるアスファルトを見て、思わずというように笑う。
“アル=ファハル”:「……な、」気取った様子の女も、この事象には、とてもシンプルな反応を返すしかない。
“アル=ファハル”:「疾い……!?」
“ソラヤ”:「姉様!」
“アル=ダバラン”:「大姉様……?」
詩雲終:「……弾丸だな」「洗練されている」
明六坂充理:「子供の頃は、それだけで女殺し(モテ)てたんだ。今は上手く行かないもんだな」
“アル=ファハル”:血を流しながらも、ズルズルと立ち上がる。だが長く保つ様子ではないだろう。
“アル=ファハル”:「“クリドノ”ッ!」
“アル=ファハル”:その手には馬銜だけがある。遺産の本体。
“アル=ファハル”:彼女の傍に、再び鋼鉄の馬が再構成されていく。

GM:“アル=ファハル”の手番。
“アル=ファハル”:マイナーでチャリオットバラーに搭乗
“アル=ファハル”:メジャー《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》《結合粉砕》。
“アル=ファハル”:目の前のお前を轢き殺してやるぞっ
“アル=ファハル”:17dx7+6
DoubleCross : (17DX7+6) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,5,7,7,7,7,8,8,10,10]+10[1,1,2,3,6,9,10,10]+10[3,4,10]+10[10]+4[4]+6 → 50

明六坂充理:ふふ。リア不です。言い慣れた言葉のようだ
槙野景:こっちもつよーい!
“アル=ファハル”:6d10+31 装甲無視
DoubleCross : (6D10+31) → 46[9,10,7,5,9,6]+31 → 77

明六坂充理:りじゃれくと もとい《リザレクト》
明六坂充理:77+1d10
DoubleCross : (77+1D10) → 77+5[5] → 82

明六坂充理:a.
明六坂充理:攻撃の分も82→86

“アル=ファハル”:鋼鉄の馬が駆ける。
“アル=ファハル”:噴炎をを吐きながら、すれ違いざまに撥ね飛ばす。
明六坂充理:最高速度の全力の一撃の後、先を考えてないランは内臓の動きを圧迫し、心臓を急速に動かし、肉体の行動を止める。
“アル=ファハル”:「落とし前は……つけてもらうぞッ!」
明六坂充理:つまり避けられない。直撃だ。
明六坂充理:「落馬したから……上手い事を言う」
明六坂充理:最後の抵抗に口だけを動かした。
槙野景:支援行動が一切間に合わない。両者ともに速すぎたからだ。
槙野舞衣子:「まずいわね」
明六坂充理:きりもみしながら、今度はこちらが頭から落ちる。《リザレクト》
槙野景:「本当に鉄砲玉みたいな……!こんな戦闘スタイルだって分かってたならついてこさせなかったのに!」
槙野舞衣子:「生きてる、充理くん?」
明六坂充理:「まだ、大丈夫です。首の骨も今くっつきました」
明六坂充理:「やっぱ、強いやつは一撃でとはいかないですね」言葉と共に骨折や焼け焦げの後が再生していく。
詩雲終:「自分の状態が分かっているなら十分だ」
槙野舞衣子:「話は聞いてるわ。後は無理しないで」
槙野舞衣子:「長距離向きじゃないんでしょ?」
明六坂充理:「インターバルがあれば、マシなんですけど。そうです。基本一発屋です」
槙野景:「……二撃目以降にも備えてください。来ますよ」
明六坂充理:「了解です。今後も牽制やります」

“アル=ダバラン”:“アル=ダバラン”の手番。
“アル=ダバラン”:マイナー《完全獣化》《原初の青:知性ある獣》
“アル=ダバラン”:メジャー《コンセントレイト:ウロボロス》《シャドーテンタクルス》《原初の白:神獣撃》《混色の氾濫》。
“アル=ダバラン”:3人のエンゲージを攻撃。
“アル=ダバラン”:11dx7+3
DoubleCross : (11DX7+3) → 10[1,1,1,1,2,7,7,9,10,10,10]+10[1,5,6,8,10,10]+10[1,2,10]+3[3]+3 → 36

槙野舞衣子:う~ん カバーいらないかな?
槙野景:来たなゲッター範囲攻撃
槙野景:リザレクト圏内なのでけっこう!
槙野舞衣子:普通にガード《氷盾》します
詩雲終:こちらも大丈夫! むしろリザレクトしたい
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を2増加 (89 → 91)
詩雲終:ハァハァ……リザレクトしてェよ……
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (82 → 87)
槙野景:気が早かった ダメージ出てないのに
槙野景:でもHP1しかないし絶対死ぬんだよね
詩雲終:っていうかリアクションしなきゃか ガードします 0だが……
“アル=ダバラン”:4d10+12+8d10 諸々有効
DoubleCross : (4D10+12+8D10) → 13[4,2,1,6]+12+62[10,7,10,9,5,5,8,8] → 87

槙野景:リアクションは暴走だからできないよ。HPは5になりました。
槙野舞衣子:やべ~
槙野景:メチャ強暴力!
詩雲終:ヤバ……死! リザレクト!
槙野舞衣子:普通に死にます リザレクト!
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (87 → 89)
詩雲終:詩雲終のHPを10に変更 (8 → 10)
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (91 → 99)
詩雲終:詩雲終のHPを2に変更 (10 → 2)
槙野舞衣子:槙野舞衣子のHPを8に変更 (1 → 8)

“アル=ダバラン”:バキバキと音を立て、両腕が変形していく。
“アル=ダバラン”:血管の張り巡らされた、巨大な――巨人のような腕。
“アル=ダバラン”:それが合掌を作り、振り上げられ。
“アル=ダバラン”:叩きつけられる。
槙野景:「全員備えて!」当然、守る余裕などない!
槙野景:「ぎぐっ」押し潰され、アスファルトごと砕かれる。
明六坂充理:(長すぎて、俺の方には、来ないか。でも)後方に視線をやる。
GM:衝撃の余波で、屋敷の一部が崩れ落ちた。
詩雲終:横合いから砲口不明の砲撃が浴びせられ、ごく少し逸れるが
詩雲終:(無理だな) 片腕を掲げて先んじ衝撃を受け、それを犠牲に身を弾き、死傷を免れる
槙野舞衣子:殴打の瞬間、舞衣子の全身から炎が噴き出す。外傷は無いが、ちりちりと体の各所から火の粉が舞い始める。
“アル=ダバラン”:「あは」
“アル=ダバラン”:「小さいです」
明六坂充理:「プロの皆さんを、信じますので!こちらは立ち位置を死守します」
槙野舞衣子:「……ひどいことするわね」
槙野舞衣子:残骸になったひしゃげたバッグを片手に。「高かったのに、これ」
明六坂充理:「幾らしたんです?」つい聞いてしまった。
明六坂充理:この緊迫した状況で。
槙野舞衣子:「2ヶ月分って言ってたかな、給料」
詩雲終:(……槙野妹からのプレゼントだったのだろうか……)
明六坂充理:値段を聞き、死にたくなるような顔をする。どんな値段だ。あと一月で結婚できるぞ、それ。
槙野景:「……左肩から先がやられました」袖の中身が異常な方向に折れ曲がっている。
槙野景:「あと、腰と股関節の周辺。戦闘は……できますけど」体内で痛み止めの薬物を循環させている。
槙野舞衣子:「危なくなったらカバーするわ。無理しないでね」
槙野景:自分のようなエージェントが戦う時、重要なのは、ダメージが効いていると思わせることだ。
詩雲終:「無理なら退くことだ。こんな所で命を懸けるのも下らない」

“ソラヤ”:続いて、“ソラヤ”の手番。
“ソラヤ”:マイナーなし、メジャー《コンセントレイト:キュマイラ》《深き傷跡》《増腕》《ワールドデストラクション》
“ソラヤ”:3人のエンゲージを攻撃。
詩雲終:《深き傷跡》!
“ソラヤ”:ダメージを与えた場合次の攻撃力を-12。
槙野舞衣子:ハワーッ
槙野景:これはヤベェ~
“ソラヤ”:17dx7+4
DoubleCross : (17DX7+4) → 10[2,3,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,5,5,7,7]+10[1,9]+10[8]+3[3]+4 → 47

GM:いいかんじ
槙野舞衣子:これはカバーしよう どっちがいいかな
詩雲終:万が一ということもある ドッジ
詩雲終:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[4,7,7,9] → 9

詩雲終:ウム
槙野景:デバフがあるのでカバーは詩雲さんに!
槙野景:私はデバフを受けてもさらなる力で他人を動かすので関係ない!
GM:そうなのだ
槙野景:なのでここは行動放棄カバーもしません。受ける!
詩雲終:なるほどね……
槙野舞衣子:そうだった では《炎陣》でお兄様をカバーしつつ《氷盾》でガード
槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を4増加 (99 → 103)
“ソラヤ”:5d10+12 諸々有効
DoubleCross : (5D10+12) → 28[2,6,1,10,9]+12 → 40

槙野景:わあーっ リザレクトします
槙野景:槙野景の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (87 → 89)
詩雲終:生き延びたぜ
槙野舞衣子:40-20-12 装甲ガード
槙野舞衣子:C(40-20-12)
DoubleCross : c(40-20-12) → 8

GM:マジ?
槙野舞衣子:《氷の城塞》で常に-20なので無傷になります
槙野景:やばスンギ
明六坂充理:強いぜー!
GM:なんで倍にした後のを受けきるの
詩雲終:やべえ
GM:ではデバフも入りません 意味ない景ちゃんにだけ!
槙野景:ギャー
槙野舞衣子:景ちゃんーッ

“ソラヤ”:「GRRRRRRR……」大柄な女が唸りを上げる。
“ソラヤ”:その身体が鱗のようなものに覆われていく。
槙野舞衣子:「あら、ワイルド」
“ソラヤ”:怪物のような姿になり、斧を振るう。
“ソラヤ”:振るわれる度に、鱗のようなものが殺到し、穿ち貫かんとする。
“ソラヤ”:ひとたびそれに触れれば、それは固着し、身体の自由を奪うものだが。
槙野景:「う!」ボロボロになった側の半身で鱗を受け止める。
詩雲終:「チッ」 被弾を覚悟し舌打ち
槙野景:着弾の勢いで軽い体が吹き飛び、地面を一度跳ねて転がる。
槙野景:致命部位は守った。だが戦闘型オーヴァードとの正面戦闘ではやはり、速度も力も、圧倒的な開きがある……!
槙野舞衣子:幾度となく火の粉が舞い散り、熱波が解放される。飛来する鱗は舞衣子を傷つけることなく燃え落ちていく。
槙野舞衣子:「……」その後方に詩雲がいるのに気付いて僅かに眉根を寄せる。
“ソラヤ”:「グッ……!」鱗が引いていく。
槙野舞衣子:(受けて貰ったほうが都合良かったんだけどな)
“ソラヤ”:「こいつ、火を……」
槙野舞衣子:「怪我は?」
詩雲終:目を細める 「……俺は助けられた。そちらの妹の方が深刻だ」
槙野景:「……平気ですよ。見た目ほどではないです……」血まみれ。
槙野舞衣子:「汚れちゃったわね、服」
槙野舞衣子:「大丈夫よ。私が守るから」
明六坂充理:「お姉さん。凄いですね」
槙野景:「ブランドじゃなくて良かったです」笑ってみせる。
明六坂充理:(俺じゃぶち抜けるか怪しいな。でもいつか硬い敵ともやり合う事にはなる。あれを仮想目標にしよう)

GM:ようやくPCの反撃に。お兄様から!
詩雲終:相手は範囲攻撃。珍しくマイナーアクションが空いているので
詩雲終:姑息に5m後退。メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:射撃》。対象は"アル=ファハル"
GM:姑息に下がって弱い相手を狙う それがお前のやり方なのかよ
詩雲終:すみません、マイナーなしに変更! 移動はせずに普通に撃ちます。
GM:はーい
 “アル=ファハル”[28]
  “ソラヤ”[13]
 “アル=ダバラン”[18]
   充理[35] 

     5m

  舞衣子[4] 景[1]
    終[7]
GM:じゃあこう
槙野景:GMに罵られたからやめたみたいになってる
GM:言ってみるものだな
詩雲終:クソぉ……やってやるよ! 移動なんてなくてもな!
詩雲終:「それだけの遺産を揃え、増上慢になる心情は分かる。だが、ひとえに運が悪かった」
詩雲終:「"ティンダロス"だけならともかく」 「俺をも惹きつけてしまったんだからな」
詩雲終:照る太陽を背に、巻き上がる炎を隔て、詩雲終は遺産盗商たちを睨める。
詩雲終:「目を刮いて仰ぐがいい。真の遺産を見せてやろう」
詩雲終:「全射する偉陽(ソルモルス)
詩雲終:9dx7
DoubleCross : (9DX7) → 10[4,4,4,4,5,7,9,10,10]+10[1,1,5,8]+10[8]+4[4] → 34

“アル=ファハル”:暴走リア不!
槙野景:夢の雫いります?
詩雲終:4d10+26
DoubleCross : (4D10+26) → 17[1,7,6,3]+26 → 43

詩雲終:アッ
槙野景:あ、振っちゃった。まあいいや
詩雲終:振っちゃった! ありがとね 景ちゃんの雫はまたの機会に
明六坂充理:姉妹プレイに使いましょう
“アル=ファハル”:HP23、装甲6なので
“アル=ファハル”:そのダメージで落ちます!これ以上復活なし。
詩雲終:よかった
槙野景:やったね
槙野舞衣子:流石ですお兄様
明六坂充理:格好良くとどめだ

詩雲終:キィ ン、と空気を引っ掻くような高音。影がよぎる。全てが停止したような静寂。
詩雲終:直後、轟音。衝撃が地を円に砕き、土埃が逆巻く。
詩雲終:巨大質量――機械槍"ソルモルス"が、凄まじい速度で天より垂直に"アル=ファハル"へ突っ込んだのだ。
“アル=ダバラン”:「……え」
“ソラヤ”:「はっ」
“アル=ファハル”:「な……」
詩雲終:先まで立っていた“アル=ファハル”を貫き捻じ伏せ、巨大な槍のシルエットが屹立する。
詩雲終:「……まず一つ」
明六坂充理:「俺が攻撃する時は避けろと言うので、とか、言ってませんでしたか?」
槙野景:「つ、強い……!」(しかも)
槙野景:(容赦が……ない!)
詩雲終:「避ける必要がないので言わなかった」
槙野舞衣子:(……メチャクチャね)
槙野舞衣子:(やっぱりやり合いたくないな)
“ソラヤ”:「姉様……!」
詩雲終:機械槍はその場で自ら分離し、それぞれが自律する槍のような形を成して、散開する魚群めいて散っていき
“アル=ダバラン”:「大姉様を……!よくも!」
詩雲終:かと思えば、モーター音を上げて四方から詩雲の手元へ合流。彼の手中で巨槍の形に組み上がる。
明六坂充理:「確かに俺には当たってないですけど、ほぼ真横だ。貴方のキャラが」
明六坂充理:「大体わかった」
詩雲終:「チッ」 「その物言いはやめろ」
明六坂充理:「へ?なんかまずかったですかね」
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を4増加 (89 → 93)
詩雲終:レッドテンペストの反動
詩雲終:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

詩雲終:……死んじゃった! リザレクト!
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (93 → 99)
詩雲終:詩雲終のHPを6に変更 (2 → 6)
  “ソラヤ”[13]
 “アル=ダバラン”[18]
   充理[35] 

     5m

  舞衣子[4] 景[1]
    終[7]
GM:では、お姉さまの手番へ。
槙野舞衣子:マイナーで暴走解除
槙野舞衣子:メジャーで最強遺産による素撃ち。対象は……“アル=ダバラン”かな
槙野舞衣子:5DX+14
DoubleCross : (5DX10+14) → 9[2,2,3,8,9]+14 → 23

GM:来な 最強遺産ヨトゥンの血潮の力を見せてやる
“アル=ダバラン”:5dx+2>=23 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+2>=23) → 9[1,2,4,7,9]+2 → 11 → 失敗

槙野舞衣子:3D10+11 ダメージ
DoubleCross : (3D10+11) → 17[6,1,10]+11 → 28

GM:ダメだ……ダメージを!
GM:そのダメージならまだピンピンしてます ヨトゥン分が削れたくらい
槙野舞衣子:ヒュドラさえ使えれば~
GM:演出どうぞ!

槙野舞衣子:猟銃めいた長大な黒筒を抜き放つ。上部が抉られたような独特の銃身。
槙野舞衣子:炎に包まれた身体の節々が鎮火し、同時に銃身が赤熱、発火。煌々と燃え盛る炎の矢が形作られる。
槙野舞衣子:"ヴェスタのくちづけ"。熱を凝縮し矢弾として射出する、銛銃型遺産。
槙野舞衣子:元来は、近接攻撃手段しか持たないサラマンダー能力者の遠距離用装備程度に使われていたものだが
槙野舞衣子:敵の攻撃を熱に変換し蓄積する“メルトハート”槙野舞衣子にとっては、攻撃手段を得ると同時に更なる連続防御を可能にする。
槙野舞衣子:(さて……もうちょっと暴れてほしいところだけど、どうかな)
槙野舞衣子:火の粉を撒き散らし、光の尾を引いて、炎の矢が撃ち出される。
槙野舞衣子:凝縮された熱量が一気に解放され、着弾と同時に爆発。“アル=ダバラン”を灼熱の炎が包み込む。
“ソラヤ”:「……火が」
“アル=ダバラン”:「大丈夫」直撃を受ける。
“アル=ダバラン”:「あははっ。熱い……!」
槙野舞衣子:「もうちょい痛がってほしいなあ」本心。
“アル=ダバラン”:爛々と目を輝かせる。負傷を意に介さぬかのような生命力。
“ソラヤ”:「悪い。助かった」
“アル=ダバラン”:「ううん、いいの。絶対取ろうね」
“アル=ダバラン”:「大姉様の分まで」
明六坂充理:「綺麗だな」腕で爆光から目を守りながら炎の華を見やった。
槙野舞衣子:敵から目を逸らさず、視界の中で炎に照らされる荷物の中から目当ての物を探している。
槙野舞衣子:(まずいな)
槙野舞衣子:(思った以上に強い。すぐに終わっちゃいそう)

GM:では妹御の手番!
槙野景:お姉ちゃんとお兄ちゃんどっち動かすのがいいかな
槙野景:お姉ちゃんの方が侵蝕効率はいいけど、まだ最大火力は出せてない
GM:どっちもでしょ まだ出せてないの
槙野舞衣子:お兄ちゃんを動かして侵蝕を上げまくりジャームにし、砥石を奪い取る
詩雲終:男を滅ぼすタイプってそういうこと?
槙野景:でもお兄ちゃんはマイナーで一回ジェネシフトすれば少なくとも100%越えるので
槙野景:いや、ダメだ
槙野景:マイナー使うからね
詩雲終:ポルターガイストがマイナーだからね……w
槙野舞衣子:そういえばそうじゃん!
GM:さらなる力と同時にエクスプロージョン撃てないんですか
GM:殺しましょうよ
槙野景:そんなケヒャリストじゃないし、攻撃-12されてるからね
明六坂充理:侵蝕調整殺し更なる力だw
詩雲終:これは戦略キャラ性ここまでの話全部踏まえた総合的な判断にお任せします
槙野景:リザレクト圏外にしちゃうから非効率的だけど、お兄様のほう動かしたいなー
槙野舞衣子:私もそれがいいと思います
槙野景:火力面でも少し多く削っておきたい
詩雲終:では動かしておくれ!
槙野景:《さらなる力》《戦乙女の導き》を詩雲お兄様に。ちょうど侵蝕は100になります。
槙野景:槙野景の侵蝕率を7(→ 7)増加 (89 → 96)
槙野景:あれ?そうだった
槙野景:なぜか11上がると思い込んでた。戦乙女は2だ
槙野景:まあいいや!「潜伏者」の効果を使用して達成値+10。
槙野景:技能とメイド服を合わせて+16。達成値20で判定。
槙野景:4dx+16>=20
DoubleCross : (4DX10+16>=20) → 4[1,3,3,4]+16 → 20 → 成功

GM:ギリギリだ
槙野景:危ない!
槙野景:というわけでお兄様は再行動して、攻撃力は+5、ダイスは+5個。
槙野景:演出はお兄様と一緒にやる!妹として……!
詩雲終:ヨイデショウ では行動します
GM:OK!では行動を!
詩雲終:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:射撃》 対象は“アル=ダバラン”!
詩雲終:14dx7
DoubleCross : (14DX7) → 10[1,3,3,3,3,4,4,5,5,5,6,7,9,10]+10[2,9,10]+10[8,10]+10[3,10]+10[9]+10[10]+1[1] → 61

詩雲終:ワオ……
槙野景:うーむ、《夢の雫》を使っても桁上りしないかな
明六坂充理:こいつは死んだだろー
GM:ヤバ……
槙野景:でも使うか。《夢の雫》で+14。
槙野景:槙野景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (96 → 99)
詩雲終:ワア……
詩雲終:達成値75! FIXです
GM:75かよ!
槙野景:攻撃力+5も忘れずにね
槙野舞衣子:ヤバいよ~
“アル=ダバラン”:5dx+2>=75 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+2>=75) → 10[5,8,8,9,10]+6[6]+2 → 18 → 失敗

“アル=ダバラン”:頑張ったけど全然!ダメージどうぞ
詩雲終:8d10+26+5
DoubleCross : (8D10+26+5) → 47[6,10,10,5,1,4,4,7]+26+5 → 78

詩雲終:諸々は有効である
GM:ヒエ……
“アル=ダバラン”:そのダメージで倒れます!こいつは復活もありません

槙野景:「詩雲さん」残存する二人の敵を前にして呟く。
槙野景:「私が……いま、髪の長い方の敵の動きを止めることができるなら、さっきの攻撃をもう一度当てられますか」
槙野景:無事な方の右手でスマートフォンを構えている。
詩雲終:「可能だ」
詩雲終:腕を真横に、大質量の槍を前方へと向けている。機械仕掛けの槍頭の幾つかが、奇妙な変形を開始している。
槙野景:「私がこうしている間」
槙野景:「――敵はこのカメラの画角から出られません。そういう能力です」
詩雲終:だが、そう短く言い切った詩雲の目は、敵よりも槙野景に向けられている。
詩雲終:「……良いだろう。邪魔が入らんと分かれば」
槙野景:「……いいわね?」“アル=ダバラン”の方を向いたまま呟く。
槙野景:「『動かないで』」彼女の精神性は極めて分かりやすい。
詩雲終:「エネルギーの効率化は図れる」
槙野景:"姉"に対して絶対の尊敬と忠誠を向けているということ。
槙野景:ほんの一瞬の隙をこじ開けることならば容易いと判断した。
詩雲終:変形した槍頭は、カタパルト形状の骨組みを組んでいた。ただし、詩雲の想定よりも75%以上も構造を削減している。
詩雲終:さらに槍頭。先ほどまでの巨大な印象とは異なる流線型の鋭い形状に、やはりこちらも組み替えられて。
詩雲終:すなわち、防御をこじ開ける破壊ではなく、血肉を斬り裂く殺傷に特化した形状。
詩雲終:「おい」
詩雲終:「避けろ」
明六坂充理:運動能力を取り戻して、まずやったことは鋼との競争だった。
明六坂充理:言葉と同時、一瞬の迷いもなく、残像すら消える速さで災厄の真横に退避した。
詩雲終:空気を斬り裂く高音を発して、"ソルモルス"は放たれる。カタパルトは四散し、だがそれらが路上へ散らばるよりも前に
詩雲終:的確無慈悲の殺傷弾と化した機械槍は一直線に間隙を跳躍し、彼の数ミリ脇を抜けて、“アル=ダバラン”を『通過』する。
明六坂充理:「今度は言ってくれたな。全速で間一髪だったけど……。凄い武器だな、あれ」
詩雲終:「二つ」
“アル=ダバラン”:「?」
明六坂充理:(この中で……戦闘力が一番強いのは、お兄さんか。しかもまだ全力ではないっぽいな)
“アル=ダバラン”:「な」言葉を発して、前進しようとして。
“アル=ダバラン”:ずるりと、身体が崩れて落ちた。
“ソラヤ”:「……!」
槙野舞衣子:(……威力も速度も尋常じゃあないわね。全力を出されて、防げるかどうか……)
詩雲終:「言っただろう。真の遺産を見せてやる、と」
“ソラヤ”:「そんな……」
詩雲終:「殺しはしていない。死なない保証もしてやれんが」
詩雲終:「その手に戦意がある限り、次はお前だ」
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を4増加 (99 → 103)
詩雲終:レッドテンペスト反動
詩雲終:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

GM:悪運の強い奴め……
詩雲終:詩雲終のHPを2に変更 (6 → 2)
詩雲終:通過した"ソルモルス"は役目を果たすとバラバラに解かれ、持っていった血肉を振い落すと、思索するように上方で旋回し始める。
詩雲終:(槙野姉。先ほどの堅固な防御に加えて、十分な精度と火力。特別な兵器……あるいは遺産によるもの)
詩雲終:(槙野妹。攻撃を受けても的確な、攻撃補助。しかも強力な……なんらかの手段による……敵の強制停止)
詩雲終:(……"ティンダロス"の戦力か? これが?)
槙野景:「詩雲さん、大丈夫ですか……その武器」
槙野景:カメラを敵に構えながら尋ねる。「その、攻撃反動……とか」
詩雲終:「多少は来ている。予備動力と制御は俺がやっているからな」
詩雲終:「その上で問題ない。継戦は可能だ。出力も徐々に上がってきている」
槙野景:「……あはは。いらない心配……でしたかね」
槙野景:(さらにここから強くなるということは、電池切れを狙うのは難しいか……)
詩雲終:「今は自分の身とこの後に向けることだ」
槙野景:「……分かりました」自分自身の再生はリザレクト頼りだ。キュマイラやエグザイルと比べて速い方でもない。


GM:1ラウンド目終了。
  “ソラヤ”[3]
   充理[20] 

     5m

  舞衣子[4] 景[1]
    終[7]
GM:2ラウンド目。セットアップ。
“ソラヤ”:なし
明六坂充理:なしです。
詩雲終:ない! ブルーゲイルは着服だ!
槙野景:私もありません。
槙野舞衣子:《氷の城塞》+《ヒュドラの怒り》 暴走したり攻撃上がったりダメージ軽減したり
槙野舞衣子:あ、《異形の加護》も
GM:ヤバ
槙野舞衣子:6+3D10 ラウンド間軽減
DoubleCross : (6+3D10) → 6+14[6,3,5] → 20

槙野舞衣子:槙野舞衣子の侵蝕率を10増加 (103 → 113)

GM:イニシアチブ。明六坂くんの手番から。
明六坂充理:では。メジャーで攻撃します。《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速剣》マイナーはなし。
明六坂充理:大丈夫だろう。槙野姉妹のロイスをダイス10個に変えます。
詩雲終:危うい戦い方してんねえ!
槙野景:PC1らしい無鉄砲さ!
槙野舞衣子:ここから三段階くらい変身したらどうするの!
明六坂充理:中の人はチキンだと大評判!
GM:ヤバ
明六坂充理:いきます!
明六坂充理:19dx7+1
DoubleCross : (19DX7+1) → 10[1,2,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,6,7,8,9,10,10,10]+6[1,4,4,4,6,6]+1 → 17

明六坂充理:wwww
GM:そんなことある?
槙野舞衣子:ギャ~~~~ッ
GM:ダイス数より少ない
槙野景:悲C
明六坂充理:今ゲラゲラ笑ってるw
詩雲終:むごい
明六坂充理:リアクションして
槙野景:ゆ、《夢の雫》とかいらないですか?
GM:後乗せはないのかい
明六坂充理:あ。頂戴くれるなら
詩雲終:してあげて!
槙野舞衣子:せめてバデムを……
槙野景:あげるよ……!全然……!
槙野景:《夢の雫》。達成値+14。
GM:倍近くなったな……
槙野景:この場合使用侵蝕で100を越えるんですが、16になるんですかね?ならない気がする
槙野景:槙野景の侵蝕率を3(→ 3)増加 (99 → 102)
明六坂充理:31になりもうした!
GM:どうなんだろう……?まあ今回は大丈夫
“ソラヤ”:ガードするから。《イージスの守り》使用。
GM:ダメージを!
明六坂充理:4d10+14
DoubleCross : (4D10+14) → 17[1,6,9,1]+14 → 31

“ソラヤ”:31-2d10-10
DoubleCross : (31-2D10-10) → 31-11[7,4]-10 → 10

明六坂充理:全体的に低いな。カキンの予感。
GM:かすり傷よ その程度
明六坂充理:あ。ちょっと通ったかな。良かった。
GM:演出を!

明六坂充理:体勢が整ったと同時踏み込む。助走距離がない事に舌を打つ。
明六坂充理:それでも、その速さは相手よりも圧倒的に上、その慢心が綻びを生んだのか、ボロボロになった床に足を取られた。
明六坂充理:「うぉっ!?まずっいぞ」
槙野景:「……!左!」
明六坂充理:声に反射的に反応し、左に視線を向け、その意図をくみ取ると。
“ソラヤ”:隙をついて、斧を振りかぶっていた。
明六坂充理:足親指を軸に左旋回しながら黒刀を思い切り振りまわした。
“ソラヤ”:反応が遅れれば、そのまま首を刎ねていただろうが。
槙野景:明六坂を死なせたくはない。気化投与で反射能力強化の薬剤を投与しているものの、得意分野とまでは言えなかった。
“ソラヤ”:それが一拍早い。
“ソラヤ”:「グウッ……!」
明六坂充理:自分が直撃を喰らわないように斧に刀を横から撃ち当て、相手の武器で相手を傷つけさせる。
明六坂充理:「はぁ、はぁはぁはぁ」
“ソラヤ”:鱗がその刃を半ば弾き、致命には辛うじて至らない。
“ソラヤ”:「こいつ……素人かと思ったのに!」
明六坂充理:「死ぬかと」冷や汗を拭う。「思った」
明六坂充理:「コーチが良かったみたいでね」
明六坂充理:「牽制位になったとは思う。降参する気はないか?」
“ソラヤ”:代わりに、再びの刃が振り下ろされようとする。返事の代わりとでも言うように。
詩雲終:(実際……本人がそこまで気を回しているかはともかく、良い足止めだ。お陰で攻撃に集中できる)

GM:お兄様の手番へ。
詩雲終:グヘヘヘヘ……マイナーで《ポルターガイスト》。レッドテンペストを破壊して攻撃力+26 エピックの効果で破壊無効化!
槙野景:突然ゲスになっちゃった
詩雲終:メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート:射撃》、に、《バリアクラッカー》だ!
詩雲終:10dx7
DoubleCross : (10DX7) → 10[2,3,4,4,5,6,8,9,9,10]+10[8,8,9,10]+10[3,7,8,9]+5[3,5,5] → 35

“ソラヤ”:ガードできないじゃん!
詩雲終:そゾ
“ソラヤ”:11DX+1>=35 ドッジ
DoubleCross : (11DX10+1>=35) → 10[1,2,3,3,4,5,6,9,10,10,10]+10[5,8,10]+9[9]+1 → 30 → 失敗

詩雲終:怖っっっ
GM:チッ……
槙野景:ワ、ワァ……
槙野舞衣子:頑張ってる
詩雲終:プレディクションもケチらないように……しようね!
GM:ダメージを!
明六坂充理:超がんばったなw
詩雲終:4d10+52
DoubleCross : (4D10+52) → 27[9,8,4,6]+52 → 79

詩雲終:装甲無効!
GM:せっかく装甲が10点あるのに……
GM:そのダメージで戦闘不能。こいつも復活はありません。
GM:全滅です。戦闘終了。
詩雲終:あら……
槙野舞衣子:全員殺した!
槙野景:パーフェクト達成!
槙野舞衣子:さ……殺人鬼
槙野景:殺してないって言ってるでしょ!
明六坂充理:優美なハイエナ!
詩雲終:こ、殺してない殺してない!
詩雲終:死ぬかもしれないが……

詩雲終:上空、電磁浮遊する機械槍の部品が続々と接合する。単品でも武器として十二分に機能する長槍が、少しずつ形を違えながら8本。
詩雲終:(防御。装甲。無視できないほどでもないが、軽視するべきものでもないか)
詩雲終:「避けろ」
詩雲終:言うと同時、一本の長槍が風切り音を立てて明六坂の脇を抜け“ソラヤ”を襲う。
明六坂充理:「了解っです!」
“ソラヤ”:その言葉には、彼女自身も反応している。
詩雲終:だがそれは先触れに過ぎない。更に別方角から別の槍。それは全てが直撃コースを取る訳ではなく、四方八方から一直線に、絶え間なく絶え間なく降り注ぐ。異次元の鉄の雨。
詩雲終:「避けろ、避けろ。あと7秒」
明六坂充理:今日何度目かわからない全力疾走。そして子供の頃に興じたダンスゲーム。
“ソラヤ”:「オ、オオ……!」一本、二本、三本。斧を切り替えして切り捨てていく。
明六坂充理:右、前、左左、後方。
明六坂充理:小刻みに足を動かし、、槍と同数にその身が増えたように見える。
詩雲終:空を切る一撃一撃の合間に、鋭い平刃が地を抉り、路樹を散らし、武器を弾き、装甲を削り
槙野景:「無茶苦茶すぎる……!」
詩雲終:「3、2……1」
槙野舞衣子:「……本当にマスターエージェントじゃないの?あれ」
“ソラヤ”:それも持ちこたえきれない。迎撃限界が来た。
明六坂充理:ラスト。背面高跳びで槍と斧をかわしてのけた。
詩雲終:長槍の1本が、“ソラヤ”の右足を貫いた。次いで右腕。左腕、左足。四肢を貫き縫い付ける。
明六坂充理:当てるつもりの攻撃だった槍衾は固くないな。と眉を顰める。
“ソラヤ”:斧を取り落とす。巨躯が容易く射止められる。
“ソラヤ”:「オグッ……」鱗が引いていく。
詩雲終:残る4本の槍は、まるで最初からその瞬間が分かっていたと言わんばかりに、"ソラヤ"の眼前で一つの鉄杭に組み上げられ
詩雲終:「0」
詩雲終:中央を打ち貫く、幕引きの一撃(ピリオド)
詩雲終:「三つだ」
詩雲終:詩雲終の侵蝕率を12増加 (103 → 115)
明六坂充理:「酷い話だ」
詩雲終:レッドテンペストの反動
詩雲終:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

明六坂充理:いや、本当に何もかも。
槙野景:「一人で……全員倒した」
詩雲終:死んだので明六坂充理のロイスをタイタスにして昇華、復活。
槙野舞衣子:「本当に。全部持って行かれたわね」
詩雲終:詩雲終のHPを12に変更 (2 → 12)
詩雲終:長く息を吐きながら、“ソラヤ”の意識が失われたのを確かめると
詩雲終:全ての槍が引き上げていく。詩雲の手に収まらず、待機状態へと戻ったのだ。
明六坂充理:「安物だけど、スニーカー駄目になっちゃったな」
GM:再び、静寂が戻りかけ。君がそう呟いた時。
“アル=ファハル”:視界の隅で、倒れたままの“アル=ファハル”が、黄金の銃を構えていた。
明六坂充理:「む」
“アル=ファハル”:回避も間に合わない。
GM:はずだった。
GM:飛来した回転する刃が、その腕を切り落とした。
詩雲終:「……!」 黄金銃に気付いた刹那、その腕が飛ばされるのを見た
明六坂充理:何が起こったのかを、撃たれると認識し引き延ばされた感覚で見ていた。
槙野舞衣子:刃の放たれた方向に目を向ける。
槙野景:「……新手だ」
高橋真沙緒:飛来した先。指を銃のように構えた高橋真沙緒の姿がある。
明六坂充理:「命の恩人か。人を打たせた責任、取った方が良いか?」
高橋真沙緒:台車の幌を、フードのように被っている。せめてもの偽装と言ったところか。
高橋真沙緒:「……ごめんなさい」
高橋真沙緒:「帰れって言われてたのに……」
明六坂充理:景さんと高橋さんを交互に見やり
槙野景:「……大丈夫です。よく来てくれました」
明六坂充理:面倒臭いもんだよな。と思う。が、まあいうべき言葉は決まっていた。
明六坂充理:「助かった。やっぱお前は俺の自慢だ」
槙野景:そう言うしかない。支部長職なら彼女を叱責することもできただろうが、
明六坂充理:「うん。ありがとう」
槙野景:自分の性格ではそうはできない。それに明六坂くんの命を救ったのだから。
高橋真沙緒:「……無事でよかった」
明六坂充理:「泣きそうな顔はするなよ。大丈夫だから、色々」
高橋真沙緒:「泣いてないし」
明六坂充理:「そりゃ結構。じゃ、そろそろ家に帰ろうぜ」
明六坂充理:「送るよ、今日は」
高橋真沙緒:「……うん。あ、でも、その前に」
GM:台車は幌が取り去られ、中身が詳らかになっている。
高橋真沙緒:「……これ」その中から、石片のようなものを取り出す。
槙野景:「えっ、石って、それ」
詩雲終:まっすぐ彼女に歩み寄り、差し出されたそれを見る
高橋真沙緒:『障のティドグリド』。それの残骸のような。
槙野舞衣子:「…………。……壊れてる?」
高橋真沙緒:「……いえ」
高橋真沙緒:「触ったら、割れて。破片が、私の中に」
槙野景:「そんな、えっ!?」
槙野舞衣子:「……まさか……」
槙野景:「そんなことになったんですか!?」
明六坂充理:「遺産適合とか?なんか言ってたな、そう言えば」
詩雲終:「……適合したのか?」
GM:破片からはもはや、レネゲイドの気配を感じない。
高橋真沙緒:「多分ですけど……」
槙野景:「~~~~っ」片手で顔を押さえる。
槙野景:「い……言った……!」
槙野景:「変なアイテムには……触らないでって……言った……!」
詩雲終:「……」 難しい面持ちで腕を組む
槙野舞衣子:「奇しくもこいつらの目的通りになったわけね」かぶりを振る。
明六坂充理:「あ。詩雲さん。それが狙いだったんですか?」
明六坂充理:(それで2人は詩雲さんに渡したくなかったって事か。これ)
詩雲終:「そうだ。"障のディドグリド"。こいつを探して俺はここまで来た」
明六坂充理:(面倒くせーことになってたんだな!!)
槙野舞衣子:「……それで?どうするの終さん」
高橋真沙緒:「えっ……?」
高橋真沙緒:「腕とか……切ったりします……?」
槙野舞衣子:「まさかこの子を誘拐でもするわけじゃないでしょう?」
槙野景:「……そういうことなんです高橋さん。成り行きでどんどん面倒なことに……」
明六坂充理:「いや、思ったんですけどいいですか?」
明六坂充理:手を上げる。
槙野景:「なんですか?」
詩雲終:「……」 しばし思案していたが、明六坂くんを見る
明六坂充理:「その砥石持って来いって言ったの、確か高橋の姉ですよね」
詩雲終:「そうだ」
槙野景:「みたいですね」
明六坂充理:「ひと先ず会わせてみては?」
詩雲終:「……まあ、現実問題として」
詩雲終:「俺がそれを欲しかったのは、お前の姉が必要だったからだ」
詩雲終:「じゃあそれを取り出すためにお前をどうにかするのは、全く帳尻が合わん」
槙野舞衣子:(任務は『“障のディドグリド”の確保』……)
高橋真沙緒:「……じゃあとりあえず、お姉ちゃんのところに行けばいいのかな」
槙野舞衣子:(……は、既に達成してるのか。ある意味)
詩雲終:「だから、明六坂の言う通り。何も結論を急ぐ必要はない」
詩雲終:「そうだな、できれば……」
詩雲終:「……UGNが大義ぶって、首を突っ込んでくる前に」
明六坂充理:「お姉さん住んでる所って都会ですかね?」
明六坂充理:「楽しみだな。行くの」
槙野景:(……無所属オーヴァードが遺産継承者覚醒したチルドレンを私的利用のために確保……いや)
高橋真沙緒:「まあここよりは……って」
高橋真沙緒:「来るの!?」
明六坂充理:「言い出しっぺだし」
槙野景:(さすがにそんな範囲まで責任取りきれない。詩雲さんを信じて任せよう……)
槙野舞衣子:「ああ、ごめん終さん。それ嘘なの」
詩雲終:「ん?」
槙野舞衣子:「私達、UGNだから」
槙野景:「ひえっ」
詩雲終:「……」
詩雲終:「あ?」
高橋真沙緒:「あっ言っていいの……?」
槙野景:「な、な、何を言うんですか、どうして?」
明六坂充理:「俺の監視任務と両立出来て良い事だよ。あ、バラした」
高橋真沙緒:「秘密なんじゃ……」
槙野舞衣子:「ここまで来たらもういいかなって。どうせバレるでしょ?」
明六坂充理:(どうだろうか?)
槙野景:「そうかもしれませんけど……!その、そんな程度の理由で」
明六坂充理:(そこ、言わなきゃ興味ないとこじゃないかな、なんとなく)
槙野舞衣子:「勿論その子もね」真沙緒ちゃんを示して「UGNチルドレンだから。変な真似はしないようにね」
明六坂充理:詩雲さんをチラッと見て。
槙野景:槙野舞衣子の気質は自分と正反対だ――分かっていたことではある。
詩雲終:先ほどまで、どこか何に対しても無感動な、興味のなさそうな面持ちだった詩雲だったが、
高橋真沙緒:「あっはいすいません……。あってか日本支部呼んじゃった」
槙野景:「……。ごめんなさい…………」しおれたように頭を下げる。
詩雲終:垂れた前髪の垣間から覗く眉間には深く皺が走り、目尻は鋭く吊って見える。
槙野景:(怖い……!!)
詩雲終:が、それだけであり、それまでだ。腕を組んだまま、幾度か自分の肘を打ち
高橋真沙緒:「取り消さなきゃ……ひっ」
詩雲終:「……あらゆる過程を飛ばして、一つだけ確かめる」
槙野舞衣子:「何かしら」
詩雲終:「俺に"障のディドグリド"を使わせるつもりはあるか?」
槙野景:「……あり、ます。というより……」
槙野景:「そのためにUGNであることを隠していたんです。UGNなら立場上強奪を阻止しないといけませんでしたから」
槙野景:「ここにはUGNは居合わせなかったことにしたほうが都合はいいんです。けれど……」
槙野景:高橋真沙緒を見る。さすがにチルドレンの遺産適合事案をもみ消すことは不可能だろう。
明六坂充理:「いいんじゃないですか。強奪はもう無理で、結果UGNの手伝いしたって事だし、そういうの報酬が出るって話だ」
明六坂充理:「それで通せません?」
槙野景:「……は、い」自信はまったくない。
槙野舞衣子:「こっちにも色々あったから。怒ったならごめんね~」軽い調子で平手を顔の前に。
詩雲終:「…………」 燃え滾るような眼で槙野姉妹を交互に見るが
詩雲終:焼却炉の蓋を閉ざすように、重く瞼を下ろして
詩雲終:「……ならば行くぞ。迅速に」
槙野景:「はぁー………」へなへなと崩れる。
槙野舞衣子:「お疲れさま、景ちゃん」
高橋真沙緒:「……はい」
槙野景:(ギルドの遺産使い3人より)(はるかに怖かった……)
明六坂充理:「ああ、そうだな……」掌を拳で叩く。「皆さんお疲れ様です」
槙野景:「姉さんはすごいですよ……」ふにゃふにゃと言う。
明六坂充理:「俺も今回の事が全体的に良くわかって嬉しかったです」
明六坂充理:「全員無事で実によかったですね」
詩雲終:あるいはこれ以上憤激の炎を立てないようにか、苛立たしげにその場を後にする。背に、ついて来なければお前達を『四つ』以降にしてやると言わんばかりの殺気を帯びて。
高橋真沙緒:「そこは本当にごめんねなんか……」
槙野景:「はい。ご迷惑をおかけしました……」
明六坂充理:皮肉でもなんでもなくそんな事を言うのだった。
高橋真沙緒:「いや私も全部分かってたわけでも……あ」
高橋真沙緒:「ヤバイよ、行こう」
高橋真沙緒:「あれメチャクチャ怒ってるよ……」
槙野舞衣子:「そんなに怒らなくてもいいのにねえ」笑いながら歩き出す。
槙野景:「い、行きましょう行きましょう!」早足で歩く。
明六坂充理:「2秒で追いつける」
明六坂充理:「俺は足が速いから」


GM:バックトラックです。Eロイスはないぜ みんな非ジャーム犯罪者なので
槙野景:よかったよかった
詩雲終:小物ーズ
槙野景:立派な善良オーヴァードとして更生してもらいたいものですね
槙野舞衣子:ちゃんと姉妹百合に励むように
槙野景:オラッUGN式再教育だ
GM:はい……
明六坂充理:よーしお兄さんバクトラするぞー
詩雲終:5個きっちり残っている 等倍だぜ
明六坂充理:1倍で
槙野舞衣子:5個しか取ってなかった
槙野舞衣子:114-5D10
DoubleCross : (114-5D10) → 114-30[6,5,8,8,3] → 84

明六坂充理:90-4d10
DoubleCross : (90-4D10) → 90-29[6,7,9,7] → 61

詩雲終:115-5d10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-28[5,3,2,9,9] → 87

明六坂充理:無駄に高いな4点だ!
槙野景:もちろん1倍。全部1が出ても帰れる。
槙野景:槙野景の侵蝕率を5d10(→ 28)減少 (102 → 74)
GM:いつもの5点+シナリオ5点+Dロイスが以下
“アル=ファハル” 遺産継承者:チャリオットバラー
“ソラヤ” 遺産継承者:ジュラシックレコード
“アル=ダバラン” 遺産継承者:ヨトゥンの血潮
GM:これで13点。ここに侵蝕点と まさかないとは思いますが
GM:Sロイスがあればそれを足した点が取得点です。何点ですか?
明六坂充理:17点です。
槙野舞衣子:Sロイスは無いので18点です
槙野景:18点です
詩雲終:23点です
詩雲終:侵蝕点というのはよくわからないので計算していませんが、このSロイスには少なくとも10経験点の価値があるでしょう
GM:すごいぜ
GM:C((17+23+18+18)/3)
DoubleCross : c((17+23+18+18)/3) → 25

白金さん 17点
馴染さん 23点
すきゃっとさん 18点
珪素さん 18点
GM 25点
GM:こうだぜ ご査収ください
槙野舞衣子:モグモグ!
槙野景:PUIPUI
詩雲終:今日は大盛りの気分!
明六坂充理:経験点は足がはやいからな!頂き


【エンディング/槙野舞衣子・槙野景】

GM:【JR渋谷駅 西口前】
槙野舞衣子:「それじゃ、ここで解散にしましょうか」
槙野舞衣子:人でごった返す渋谷の駅前、両手に買物袋を提げて振り返る。
槙野景:「そうですね……というか、姉さん」姉の1/3程度の、片手に提げられる程度の買物袋しかない。
槙野景:「今日だけで5回くらいナンパされてませんでしたか?モテすぎる……」
槙野舞衣子:「景ちゃんはされないように心掛けて振舞ってるのかもしれないけど、私はほら、逆だから」
槙野舞衣子:「おかげでいいこともあったでしょ?」袋の中身は半分以上買わせたものだ。
槙野景:「あはは。得させてもらっちゃいました」
槙野舞衣子:「今回はホントにありがとね。色々助かっちゃった」
槙野舞衣子:「お礼したいから、何かあったらいつでも声掛けて」
槙野景:「そんな、私だって自分の任務で精一杯でしたし……」
槙野景:「むしろ私の方がお礼したいくらいです」
槙野景:今回はその片鱗しか見ることはなかったが、槙野舞衣子のエージェントとしての攻撃性能と防御性能は凄まじいものがある。
槙野景:「……姉さん、本当に戦闘エージェントとかじゃなかったんですか?」
槙野舞衣子:「一時期はね。でももう辞めちゃった」
槙野舞衣子:「色々あってね。色々と」恐らく人間関係絡みの。
槙野景:「……大変ですよね」微笑む。それ以上踏み込まない。今の時代のトラブルはほとんど人間関係絡みだ。
槙野舞衣子:「まあ、とにかく遠慮しないでいいのよ。妹でしょ?『まだ』」
槙野舞衣子:「お陰で終さんにも一杯食わせられたしね。あの顔ったら……」ケラケラ笑う。「めちゃめちゃキレてたよね」
槙野景:「姉さんは大胆すぎますよ……あそこで攻撃されてたらどうなってたことか……」ややげんなりする。
槙野景:「……でも、結果的にいえば、あれでよかった。あの場で詩雲さんが高橋さんを確保しようとした場合」
槙野景:「こっちの立場を詳らかにしたほうが、結果的に彼女の安全を守れたんだと思います」
槙野舞衣子:「そうね。ギルドならともかく、UGNを正面から敵に回すほど向こう見ずには見えなかったもの」
槙野景:「……私は……多分まだ、チームで戦う場合の判断が得意じゃないので。姉さんに助けられました」
槙野景:「……」
槙野景:「今日はどちらに帰るんですか?姉さん」
槙野舞衣子:「うーん」顎に指を当てて
槙野舞衣子:「荷物多いから、迎えに来てもらおうと思って。だからそっちかな」
槙野景:「そ、それって例の荻窪の……」
槙野舞衣子:「ううん。新宿」
槙野景:「新宿!?荻窪の人がいてなお、別の人が!?」
槙野舞衣子:「そうだけど……」小首を傾げる。
槙野舞衣子:「景ちゃんはいないの?そういう相手」
槙野景:「い、いえ……」いくつもの家庭に潜入し、取り入る。言葉にすれば同じかもしれないが、実態はまったく違う。
槙野景:「……姉さんは楽しそうだな」
槙野舞衣子:「楽しいわよ。楽しまなくちゃでしょ」笑って「こういう仕事には便利よ。巻き込まないように気は遣うけど」
槙野舞衣子:「今回のことだって、大きな目で見ればそう」
槙野舞衣子:「私を忘れられない男が多いほど、私が自由になれるでしょ」
槙野舞衣子:「それがプラスでもマイナスでもね。使いようはいくらでもあるわ」
槙野景:「それは、本当に……かっこいい。強い考え方だと思います」
槙野景:「ぜんぜん違うタイプでしたけど、結構いい姉妹でしたよね。私達」
槙野舞衣子:「ええ、そうね。可愛くて賢い妹が出来て幸運だったわ」
槙野舞衣子:「でも、次に会う時は友達でもいいかもね」
槙野景:「敵かもしれませんよ」笑う。
槙野舞衣子:「その時はその時ね」笑い返す。
槙野舞衣子:背後、車道に止まった高級車から短いクラクションが聞こえる。
槙野景:「来たみたいですね。すごい車だなあ」
槙野景:「……また会いましょう。槙野さん」
槙野舞衣子:「ええ。また会いましょう、景ちゃん」
槙野舞衣子:「次も仲良く出来るといいわね」
槙野景:「はい。本当に、そう思います」
槙野舞衣子:ひらりと手を振って、踵を返す。車はエンジン音を響かせて、街の中に消えていった。
槙野景:その車を見送って、少しため息をつく。
槙野景:彼女はどんな会話をして、どういう日を過ごすだろうか。
槙野景:雑踏の中に紛れながら、スマートフォンを取り出す。日本支部への秘匿回線だ。
槙野景:「"ジラルナ"です」
ローザ・バスカヴィル:《……首尾は?》
ローザ・バスカヴィル:“ネーム・オブ・ローズ”。UGN日本支部の副支部長。
槙野景:「"障のティドクリド"の顛末については先だって送付した通りです。後日正式な顛末が届くと思います」
槙野景:「こちらについては……非常に、想定外の事態でしたが」
ローザ・バスカヴィル:《……交戦したギルドの構成員の情報も受けています》
ローザ・バスカヴィル:《その全てが遺産のキャリアと思しきオーヴァードであった、と》
槙野景:「ですがこの件を除けば」
槙野景:「完遂しました。"ピリオド"の戦闘スペックに関しては十分に確認できています」
ローザ・バスカヴィル:《そちらも手はず通りですか。結構》
槙野景:――今回派遣されたもう一つの任務は、詩雲終の保有するマスター級武装のスペック確認。
ローザ・バスカヴィル:《今後の同系統能力者との交戦において重要なデータですから》
槙野景:情報経路は不明だが、彼がこの案件に対して動くであろうことを、日本支部は知っていた。そして私を派遣した。
槙野景:「"ピリオド”とギルド構成員との戦闘を誘導しました。損害は民間人含めてゼロ」
槙野景:>槙野景:『詩雲さんをこの集団のリーダーと交戦させます』
槙野景:「具体的な戦闘手段についても、報告とは別に動画を撮影しています」
槙野景:>槙野景:「――敵はこのカメラの画角から出られません。そういう能力です」
ローザ・バスカヴィル:《これ以上の岳舎町への干渉もないでしょう。支部再編は順調に進むでしょう》
槙野景:「……それはよかった」
槙野景:「すごく心配でしたから」
ローザ・バスカヴィル:《ご苦労様でした。一つ、懸念はありますが》
槙野景:「……?」
ローザ・バスカヴィル:《“ジラルナ”の任務範疇では有りませんか……いえ》
ローザ・バスカヴィル:《遺産の話です。ギルドの火事場泥棒風情が、全員適合者からなるのは》
ローザ・バスカヴィル:《そして、こちらで選定したはずのチルドレンが手にした遺産が、都合よく適合するのは》
ローザ・バスカヴィル:《この町自体に、適合率を高めるようなレネゲイドのパターンが存在している可能性があると》
槙野景:「…………」
ローザ・バスカヴィル:《そういう想定もできます。とはいえ、それを調査するのは》
ローザ・バスカヴィル:《新支部のメンバーでしょう。貴女の任務は終わりです》
槙野景:「了解しました。"ジラルナ"、帰投します」
槙野景:駅を振り返る。岳舎町に自分が戻ることはないだろう。
槙野景:けれどそんな予想だって、絶対はあり得ない。今回の高橋真沙緒の行動がそうだったように。
槙野景:携帯をしまう。夜の渋谷の空を見る。
槙野景:(……姉さんは、もう家につく頃だろうか)
槙野景:私に帰る『家』がある時は、作戦に従事している時だ。帰る場所はUGNなのだから。


【エンディング/詩雲終】

GM:【某市 バイク工場】
高橋美沙緒:「……状況は聞いてたけど」
高橋美沙緒:「まさか本当にそんな状態で持ち帰ってくるとは……」
詩雲終:「感情としては同じものを抱いている」
高橋真沙緒:「どうも……えへへ……」
明六坂充理:「珍しい事なんですねぇ」
詩雲終:「遺産への適合素養に関しては謎も多くケースバイケースだが」
詩雲終:「一応、そうはない事象だろう。……とはいえ俺の方は、目当ての物を持ち帰った」
詩雲終:「やれるか? 共同作業めいたことになるだろうが……」
高橋美沙緒:「うん。ちょっと待ってね」
高橋美沙緒:「準備してくる……まーもこっちおいで」
高橋美沙緒:「てかカレシ作ってたことがショックだわ」
明六坂充理:「あ。ども。妹さんの同級生で明六坂と言います、お姉さん。今日は付き添いです」
高橋真沙緒:「違うからね!?そう、付き添い!」
明六坂充理:「中々酷いですよね!往生際が悪い」
高橋美沙緒:「うんよろしくね~まーのこと」適当に手を振る。
高橋真沙緒:「こうなるから付いてきてほしくなかった」
明六坂充理:「はーい。取りあえずは姉妹で積もる話もあるでしょう、ごゆっくり」
詩雲終:適当な椅子に腰を下ろし、その賑やかなやり取りをぬるく眺めている
明六坂充理:「怖くなったら、呼んでいいぞ。何されるか知らんけどな」笑って声を掛ける。
高橋真沙緒:「えっそういうのあんの……!?」


GM:結局、高橋真沙緒の保持する遺産自体に、“ソルモルス”を直接修繕する能力があったわけではない。
GM:それは自己鍛造の力だった。彼女自身の武器を研ぎ、敵を打ち倒すための遺産。
GM:高橋美沙緒が行ったのは、それを模倣して、適用すること。そして。
高橋美沙緒:「……よし。多分大丈夫のはず」
高橋美沙緒:仕上げに入っていた。妹と付添は外させている。
詩雲終:「戻ったのか」
高橋美沙緒:「ええ。100%絶対とまでは言わないけど」
高橋美沙緒:「ほとんど再現と言っていいはず。あるいはアップデートかもね」
詩雲終:「それで構わん。本当にまったく元に戻る、などということは期待していない」
詩雲終:「ひとまずは諸々の出力値が表向きにでも修復されれば十分だ」
高橋美沙緒:「ご満足いける仕事ができたようでホッとしてる」
詩雲終:「現時点では、だがな。……多少回り道はあったが、こちらもひとまずは安堵している」
高橋美沙緒:「私にとっては、ショートカットもいいとこだけど……」
詩雲終:「……よもやUGN下の妹がいたとはな」
高橋美沙緒:「私も昔はUGNでね。成人を機に独立したけど」
詩雲終:「それでか。妹の方もとっとと引き取れ。お前の仕事にも有用だろうし」
詩雲終:「俺としても今後も心置きなくお前を頼れる」
高橋美沙緒:「……適合したなら辞めないでしょうね。そういう子よ」
高橋美沙緒:「私はね。あの子に使わせるためにあれが欲しかったの」
詩雲終:「うん?」 続きを促す
高橋美沙緒:「人が撃てないの。あの子」
高橋美沙緒:「“障のティドグリド”は、勇士の武器を研げば敵を殺す力を与え、そうでないものの武器は鈍らにする」
高橋美沙緒:「確保した遺産をどうにか適合させて、後者になれば」
高橋美沙緒:「全く戦う力を失ってしまえば、諦めも付くだろうって」
高橋美沙緒:「まさか即時に適合するとも、前者になるとも思ってなかったけど……」
詩雲終:「……ふん。そういう意味でもショートカット、か」
詩雲終:「現実にいかなる要素が働いたかは知ったことではない。興味もないが」
高橋美沙緒:「別に騙してたわけじゃないよ?現に修理できたでしょう」
高橋美沙緒:「言う必要がないと思っただけ。妹の話なんて、興味ないだろうと思ったし」
詩雲終:「損得を抜きに、利用されたいようにされたことを苛立たしく感じることは自然の感情だろう」
詩雲終:「以前の俺ならもう少し目に見える形で憤慨していたかも知れん。良かったな、以前の俺でなく」
高橋美沙緒:「ありがとう……?」
詩雲終:「それを言うべき相手もここにはいない。……要件は済んだ。もう行くとする」
高橋美沙緒:「あ、待って」その後姿に。
詩雲終:「何だ」
高橋美沙緒:「貴方にとっては、成り行きかもしれないけど」
高橋美沙緒:「妹を助けてくれて、ありがとう」礼をする。
高橋美沙緒:「大事な家族なの」
詩雲終:「フン」
詩雲終:「言う通り成り行きで、結果的にはそうなったが」
詩雲終:「存外、俺の介入などなくとも、今と変わらん結果は得られたかも分からんよ」
詩雲終:「妹だなんだとこちらが扱っても、あっちは勝手に強くなる」
高橋美沙緒:「あら。それ、実感?」
詩雲終:「そうだ。……俺やお前にできることに、陰ながら手を回すことがあるのは違いないだろうが」
詩雲終:「それ以上に、精々恥のないよう、立派に見えるよう振る舞わなきゃならん」
詩雲終:半ば以上独り言のようにぼやきながら、彼女の工場を背に、帰路へと就く。


【エンディング/明六坂充理】

GM:学校、放課後の屋上。
GM:果たして、高橋真沙緒は宣言の通り、君に向けて弁当を作ってきた。
GM:取り決め通り天気観測箱に置かれ、味も良かった。強いて言えば肉と、全体の量が少なかったが。
GM:そして。一つの問題があった。
GM:返却についての取り決めをしていなかったと。
高橋真沙緒:屋上の扉が開く。閉鎖されていると思われているが、その実、ここは
高橋真沙緒:立て付けが悪いだけだ。知っているのは一部の生徒に限られるが。
高橋真沙緒:一旦ノブを逆回しにしてからひねると結構スルッと開く。
高橋真沙緒:「……あ、よかった」人影に気づく。
高橋真沙緒:「居た居た」
明六坂充理:「御馳走様でございました。大変美味しかったです」
高橋真沙緒:「あっよかったあ~!」
明六坂充理:片手で拝み頭を下げる。
高橋真沙緒:「人間の食べるものじゃないって言われたらどうしようかと……」
明六坂充理:「言ったら、それ 人間のクズって言わない!?」
明六坂充理:「そこまで俺の人間性を疑ってたのか?と、軽く傷ついた」はははと笑う。
高橋真沙緒:「いやそうじゃなくてさ……!」
高橋真沙緒:「お姉ちゃん以外に食べさせたことないし……」髪の先をいじる。
高橋真沙緒:「うちの家系だけ舌がありえんバカの可能性もあるかもって……」
明六坂充理:「ほうほう。俺が初めて家族以外で高橋の料理を食べた人間と言う事ね」
明六坂充理:「それは光栄。初めてを一つ奪ってやった訳だ」
高橋真沙緒:「……言い方に悪意あるでしょ」
明六坂充理:「感謝が過ぎると逆に気を遣うじゃんよ。だからバランスを取ってみたんだけど」
高橋真沙緒:「そのバランスのとり方絶対間違ってるからね」
高橋真沙緒:「殴られても知らんよ本当に」
明六坂充理:「殴っても良いぞ。どうせ、お前以外に言わんし」
高橋真沙緒:「いや殴らんけどさあ~……!」
高橋真沙緒:「けどさ~~~!」
明六坂充理:「OK。悪かった。控えます。紳士的に行こうじゃないか」
明六坂充理:「ま。本当においしかったよ。敢えて駄目出しするなら……量2倍欲しいです。くらいです」
高橋真沙緒:「素直でよろしい。リクエストあるなら……あ~」
高橋真沙緒:「そんな食うんだ男の子って」
明六坂充理:「リクエスト。アスパラ肉巻きかなぁ。って言うかね。俺からすれば 女子ってそんなもんなの?」
明六坂充理:「よく一日持つな。体の作り、どうなってるんだ。って感じだ」
高橋真沙緒:「ふーん。そういうものなんだなあ」
高橋真沙緒:「男子のこと全然分からん。アスパラ肉巻きりょーかい」
明六坂充理:「うん。ま、そこはさ。走ったりするからな。カロリー消費が半端ないんだよ、俺の場合は特に」
明六坂充理:(うーむ。しかし、いつもと変わらない様子だが、撃たせてしまったな。その事については切り出しづらいんだよな)
明六坂充理:相手の顔を伺う。
高橋真沙緒:「……む」
高橋真沙緒:「おうおうおうおう」
明六坂充理:「む」
高橋真沙緒:「その顔は気にしいの顔だな」
明六坂充理:「いつもより2割増しで格好良かったからバレたか?」
高橋真沙緒:「いやむしろ減ってるかな……」
明六坂充理:「そりゃ色々気にしますわよ。ほら、ねぇ」
高橋真沙緒:「顔色伺ってる顔より普段のがイケメンでしょ」
明六坂充理:「君ね、殴られても知らんぞ」相手の言葉を借りて返す。
高橋真沙緒:「いやむしろ褒めたでしょ……?とにかくさ」
高橋真沙緒:「明六坂くんが気にすることじゃないって」
高橋真沙緒:「……多分ね。遺産の影響があるんだと思う」
明六坂充理:「影響?」
高橋真沙緒:「うん。勇士であるのならばその武器を鋭くする」
高橋真沙緒:「つまり、その刃が鋭く研がれたのであればそれは、逆説的に」
高橋真沙緒:「お前は勇士である、って。そういう作用の遺産じゃないかって、調査部の人が」
高橋真沙緒:「恐れを失わせ、立ち向かわせる遺産の代償じゃないかって」
明六坂充理:「酷いな、それ」
高橋真沙緒:「でもね、私」
明六坂充理:「精神を道具の都合で弄られてないか?……む」
高橋真沙緒:「この間やったとき、心の底から、うわって思った」
高橋真沙緒:「嫌な感覚だって」
明六坂充理:「うん。それは、まあ良かった」
高橋真沙緒:「うん。それがなんだか、嬉しかった」
明六坂充理:「いや、良くはないか。人間の良識的にそうあって欲しかったから、やっぱり良かったか」
高橋真沙緒:「嬉しいも変か……ん~……」
高橋真沙緒:「まあいいや、そう、私にとってはよかった」
明六坂充理:「だから、気にするな。って?」
高橋真沙緒:「そういうこと」
明六坂充理:「いや無理だろ。俺が原因みたいなもんですし」軽くため息をつく。
明六坂充理:「あ。決めたわ」
高橋真沙緒:「強情な……うん?」
明六坂充理:「遺産がこれ以上変な代償を求めないか、俺が高橋の監視役になってやろう」
明六坂充理:「つまり立場逆転だな」
高橋真沙緒:「……んふっ」
高橋真沙緒:「チルドレンを監視するイリーガルって……」
明六坂充理:「グッドアイディアだろ?」
高橋真沙緒:「まあ逆転っていうかそれ……」
高橋真沙緒:「別にこっちの仕事は変わんないかんね」
高橋真沙緒:「明六坂くんの監視されが終わるわけではないので……」
高橋真沙緒:「そこはゆめお忘れなきよう……」
明六坂充理:「ま、イリーガルとかフリーランスでもさ。エージェントとやり合う詩雲さんみたいな人もいるんだし、担当チルドレンとバチバチ監視し合うのがいても、おかしくなかろ」
高橋真沙緒:「男の子の発想だよそれ~」
高橋真沙緒:「和気あいあいのほうが良かろうでしょーが」
明六坂充理:「仕方ないでしょ。男の子なんだからさ」
高橋真沙緒:「バチバチがお望みなら弁当事業撤収も考えますよ」
明六坂充理:「和気藹々としよう。なんならお弁当箱は俺が洗っても良いね」
明六坂充理:「うん…………あぁ、そうだ」
高橋真沙緒:「いや3つ目がないから回せなくなる……うん?」
明六坂充理:帰ったら、とびっきりのをお願いされていた。
明六坂充理:今更 美人だ。とか、綺麗だ。とか、可愛い。とかありきたりな台詞を言うのもな、と思う。
明六坂充理:かといって語彙力は全然ないのだが、現国と古文と英語をもう少し真面目にやっていれば良かった。
明六坂充理:「んーーー」
明六坂充理:頭を捻る。まあ、嘘がないとっておきの言葉は捻らない方が良いか、こういうのは。
明六坂充理:「良し。君、少し耳を貸しなさい」
高橋真沙緒:「む。なんだね?」頭を傾ける。
明六坂充理:「最上級だと思ってもらって良い」舞衣子さんや景さんは美人だったが、それ以上に。
明六坂充理:「好きだぜ。高橋」
高橋真沙緒:「……は」「はえ」
高橋真沙緒:「は……!?ああっ!?」
高橋真沙緒:「な……何!何っ……!」
明六坂充理:「約束を守っただけだが、何か?」
高橋真沙緒:「いや……」
高橋真沙緒:「ち、違うじゃん!」
高橋真沙緒:「美人だーとか、かわい~、とか、そういうノリの……」
高橋真沙緒:「……」
明六坂充理:「だからさぁ……いや、まぁ、いいじゃん」
高橋真沙緒:「え~……」
高橋真沙緒:「ええ~……???」
明六坂充理:「嬉しくないってなら、次は期待に添うようになんか考えるよ。俺は言えてよかったが」
明六坂充理:「今日はこんなところだ」
高橋真沙緒:「いや嬉……その……」
高橋真沙緒:「うえええ……」
明六坂充理:「はっはっは。それでは、そろそろ帰ろうか」
高橋真沙緒:「いやっ、顔、見れんて!」
高橋真沙緒:「ムリ!」
明六坂充理:相手の手を優しく取る。
高橋真沙緒:「ひうっ」
明六坂充理:「行きますよー。そろそろ校門閉まるって」
高橋真沙緒:「……」
高橋真沙緒:「はい……」
明六坂充理:「大体、監視対象の顔を見れないって駄目だろ。これから目を離せないようにしてやるつもりなんだぜ」
明六坂充理:「覚悟しろよな」
明六坂充理:意地悪く笑って屋上を降りていく。
高橋真沙緒:「ぐ……」
高橋真沙緒:「だって、だってよ~」
高橋真沙緒:「も~~~!」
明六坂充理:世界で一番の足の速さは最後まで彼女に合わせて。
高橋真沙緒:そのまま引かれるようにして、同じ歩幅で、彼の後ろに続く。

(さわり)のティドグリド』 終