【Scene4:Stellar Nights】
舞台の幕は上がらない
喝采の声はない
これより始まるのは、世界を喰らう侵略者との戦い
願いの決闘場に咲き誇るのは、
ニザ・ランロータ。御崎 陽。ウルル=ノラキャット。五百木凜奈。
使命を遂げよ、星の騎士たちよ
この世界の命運は、あなたたちに託された
『銀剣のステラナイツ』
騎士であるならば剣をとれ
世界を守護するのはあなたたちだ
監督:https://www.youtube.com/watch?v=Awk8vCbvZ9k(戦闘曲もあるよ)
監督:アーセルトレイ最上層。
監督:その中央に位置する、願いの決闘場(フラワーガーデン)。
監督:それは、4組8輪の“ステラナイト”と、ロアテラの尖兵と化した市民”エンブレイス”の決戦の地。
監督:ステラバトルの舞台である。
監督:“ステラナイト”たちはそれぞれの世界より、この決闘場へと転送されていた。
ニザ・ランロータ:とん、と広場に降り立つ。
ニザ・ランロータ:どこかのお伽噺の工房から抜け出してきたような出で立ちの少女。
ニザ・ランロータ:身に纏うは、赤。赤のヒルガオーーニザ・ランロータ。
ウルル=ノラキャット:ドゴォォォォン!!
ウルル=ノラキャット:遥か上空から、地面へと垂直落下してきた1人の少女!
ウルル=ノラキャット:片手と両足で全ての衝撃を受け止め、完全なるスーパーヒーロー着地を決めた彼女の名は──ウルル=ノラキャット。
ウルル=ノラキャット:その背には、イカした外装のジェットエンジンが付いている。
五百木凜奈:大きな白い頭陀袋を、抱え直す。
五百木凜奈:赤と白の混じった服装、それはクリスマスに現れる、白ひげの老爺のよう。
五百木凜奈:しかし、その衣に身を包んだのは、少女。
五百木凜奈:白のオダマキ――その花章を持った、五百木凜奈だ。
御崎 陽:歩く歩幅は広い。
御崎 陽:艶めいた顔立ちに、自信を窺わせる青年が現れる。
御崎 陽:その腰には蔦這う一振りの剣を携えて。
御崎 陽:胸に寄り添い咲くは青のバラ――御崎 陽。
ニザ・ランロータ:「……皆さんが」 見回す。共に世界を守る、仲間。
ニザ・ランロータ:「ニザと申します。よろしくお願いします」 槌を握ったまま両手を揃え、お辞儀する。
御崎 陽:「ああ、こんなにも麗しい美女たちと手を取って戦えるなんて、光栄の至りだね」
ウルル=ノラキャット:「よろしく!私のジェットエンジンは黒くてかっこいいよ!」
御崎 陽:「ボクの名前は御崎陽。よろしくお願いするよ」
五百木凜奈:「凜奈だ。よろしく頼むよ」
ウルル=ノラキャット:「あっ名前!そうだ名前だな!」
ウルル=ノラキャット:「ウルル=ノラキャットという者だよ!よろしくね!」
五百木凜奈:「うん、皆頼りになりそうで助かるよ。……おっと、勿論私も頑張るつもりだがね」
ウルル=ノラキャット:うおっ腰から蔦生えてるすごい!かっこいい!って思いながらニザの方見てます
御崎 陽:「ニザ、凜奈、ウルル。みんな覚えた。こんなに素敵な人達だ、もう忘れたくても忘れられないかもしれないな」
ニザ・ランロータ:「……ふふっ」 声。言葉。態度。なんとなく良い人たちのように感じ、自然、顔がほころぶ。
監督:ガーデンの全体が淀み始め、空間に裂け目が生じる。
ニザ・ランロータ:「それで……敵は、っ!」
監督:足元がぐらつく。地面は柔らかく、まるでベッドのように。
監督:周囲には巨大なクッションが降り注ぎ、
御崎 陽:和気藹々とした雰囲気を収め、臨戦態勢へ。
監督:舞台の中心。巨大なクマ……のぬいぐるみが鎮座する。
監督:その直上。空間には巨大な、だが丸く太い指をした、これまた巨大な幼児の手。
ニザ・ランロータ:「……ずいぶん、可愛らしいですが」 目を丸めて見ている。
ニザ・ランロータ:「あれが、敵――」
ウルル=ノラキャット:「いやぁ、なるほどこういう感じか!」
エンブレイス:「ああ、あなた達が新しいお人形さんね?」
監督:クマのぬいぐるみが立ち上がり、声を発する。
監督:“エンブレイス”。ロアテラに精神を支配された者。
五百木凜奈:「ふむ。しゃべるぬいぐるみ……面白いな」
ウルル=ノラキャット:「んふふ」お人形さん呼ばわりはそれなりに合ってるので、ちょっと笑ってしまった
監督:胸元には、白いアマランサスの刺繍。
エンブレイス:「遊びましょう、遊びましょう!ロアテラのために!」
エンブレイス:「ステラナイトさんたち、たーんと踊ってみせてね?壊れるまで!」
ニザ・ランロータ:「……ギーくん……!」 名を呼び、槌を強く握る。この死地を乗り切る熱を。
御崎 陽:「ああ、遊んであげる――けれど、これを最後にしよう。キミを、ここから連れ出すんだ」
五百木凜奈:「そうだね。ここから連れ出そう。無垢な子供に、狂気は似合わない」
ウルル=ノラキャット:「それにしても…野生のクマって大きいんだな!動物園にいたのとは大違いだ!」
剣をもって願いを示せ
そして剣をもって敵を討て
――いざ開け、輝きと暗闇の舞台
監督:ステラバトルを開始します。
監督:ラウンドはセット、チャージ、アクション、カットの順に進みます。
監督:まずはセット。ガーデンへコマを配置します。
監督:先にエンブレイスですね。5に配置します。
監督:後はめいめいお好きなところへ配置宣言してください。
ニザ・ランロータ:6!
御崎 陽:ボクも6だ。
五百木凜奈:6に配置します。
ウルル=ノラキャット:6!
監督:OK!全員配置ね。