『UGN戦闘シミュレーション/19歳女子の恋愛事情』(GM:自動)


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“ウラハラ”日生(ひなせ)日出人(ひでと)
キャラシート(めかぶ)

“ザンホープ”黒田(くろだ)志野(しの)
キャラシート(DT)

“モンキー・ビジネス”(あずま)亜純(あずみ)
キャラシート(自動)


【Index】

オープニング
クライマックス
エンディング

【プリプレイ】

GM:UGN戦闘シミュレーションはじまるよー
GM:簡単に自己紹介をお願いしていきます。
GM:最初は日生さんからいこうかな
日生日出人:日生さんです
GM:ウワ顔がいい
日生日出人:もう…ヒナって呼んで…
GMキャラシート
GM:ヒナーッ
日生日出人:ヒナだよ~
日生日出人:ひなせ・ひでとです。あだ名はヒナちゃんです!
日生日出人:19歳。大学生カヴァーのUGNエージェントで、コードネームは《ウラハラ》です。
日生日出人:容姿端麗(自分で言う)、染めたピンクベージュの髪がトレードマーク。
GM:端麗だよーー!
日生日出人:えへへ
日生日出人:能力で外見を自由に変えることができ、その時々で性別をコロコロ変えています。
日生日出人:今回は女の子ヒナです!
GM:ガールズトークだね
日生日出人:シンドロームはソラリス・オルクス・エグザイルのトライブリード。
日生日出人:《ディストーション》を起点にした白兵型。
日生日出人:達成値増とカバーリングのオート支援も所持しており、個人の火力はそこまでですがユーティリティに立ち振舞えるぞ。
日生日出人:今回はせっかくなので、いざという時は〈射撃〉による攻撃も行えるよという構成にしているので
GM:万能型だ
日生日出人:その〈射撃〉攻撃を試してみたいな~と思っています。どうなるかな~。
GM:狙い撃たれるッ
日生日出人:あんまり強くないかもしれんがそれも演習の醍醐味ということで許してくれよな
日生日出人:以上です!よろしくお願いします~
GM:試してみてくれて嬉しいよ~
GM:よろしくお願いします
GM:では、次は黒田さん!
GMキャラシート
黒田志野:はい!
GM:美人!
黒田志野:くろだ・しの。あ、あだ名とかは特に……?
GM:なんとでも呼んでいいんだ
黒田志野:19歳。大学生カヴァーのUGNイリーガルで、コードネームは“ザンホープ”です。
黒田志野:旧華族である黒田家の長子で、以前は親FHの家系だったのですが
黒田志野:落ち目になり、UGN側に擦り寄り始めています。
GM:なんだとー!?
GM:まあでも味方が増えるのはいいこと
黒田志野:そのための一環として、親UGNの家との婚約が決められて
黒田志野:婚約者がいます
GM:すごい…漫画のようだ
GM:フィアンセだ
黒田志野:なんか……政略バリバリの結婚だと思っていたんで 仮面夫婦やるつもりでいたら
黒田志野:向こうがどうも……マジで好きらしくてこれまで普通に失礼こいていたので困っています。
GM:ノロケおる
黒田志野:シンドロームはブラックドッグ・サラマンダー。
黒田志野:超低温による超電磁状態を活かして金属栞を射出します。
GM:ひんやりびりびりだ
黒田志野:100%以下では白兵戦闘し、100%以上では白兵武器をポルターにかけて《プラズマカノン》でRC攻撃に移るスイッチ型です。
GM:Dロイスの無駄のない活用だ
黒田志野:戦闘は不慣れですが頑張ります!よろしくお願いいたします
GM:(ほんとかな…)
GM:よろしくお願いします!
GM:では、今回はNPC…?なんて言えば良いんだ
GM:幻の三人目みたいなやつがいるのでそれも紹介します
東 亜純キャラシート
東 亜純:19歳は三人いる。幻の三人目です。
東 亜純:あずま・あずみ。コードは《モンキー・ビジネス》。UGNの新米エージェント。
東 亜純:19歳。高校は中退してます。
東 亜純:多めのピアスとみつあみ髪の陽キャ!
東 亜純:能天気で屈託のない性格。ややマイルドヤンキー系。恐怖を「ドキドキした」と感じ惹かれる性質。
東 亜純:そのため戦いは好きなほう。猩々のような青黒い猿の手足を生やして戦います。
東 亜純:さる人間です。
東 亜純:シンドロームはキュマイラのピュアブリード。とにかく単体を殴る。
東 亜純:なにげに超久々稼働なのですが恋バナをタダで聴きに来ました
東 亜純:どうぞよろしくお願いします
GM:おねがいしまーす
GM:というわけで、よろしくねをしてさっそくOPフェイズに移行していきましょう。
GM:よろしくねー
東 亜純:よろしくねー
日生日出人:よろしくお願いします!
黒田志野:よろしくお願いいたします


【オープニング】

GM:このセッションにおいては、こちらのシステムに則って進行していきます。
GM
UGN戦闘シミュレーション
GM:というわけで、特殊ルールにより、登場侵蝕は必要ありません!
GM:顔合わせとかをやっていこう。


GM:某支部、訓練室。
GM:本日は所属支部を混ぜる形での、交流を兼ねた戦闘演習を行うという。
東 亜純:「帰り絶対どっか寄ってこ~」背の高い三つ編み姿の女。
東 亜純:「えーと、自己紹介しないとか!全員はじめましてだよね?これ」
日生日出人:「はじめましてです!」背の高いピンク色の髪の女。
東 亜純:「髪かわいー」
黒田志野:「あ、ええはい」亜麻色の髪を結んだ少女。背の高いはずだがこの中では一番低い。
日生日出人:「んへへ」高いところで結った、ふわふわしたポニーテールを揺らす。
東 亜純:「おし。あたしからいこっ」
東 亜純:「東亜純だよー。エージェントで登録してるんだけど、なってそんな長くないんだよね」
日生日出人:「コードネームは~?」
東 亜純:「《モンキー・ビジネス》!ちょっと猿になる!」
東 亜純:「キュマイラだから」
日生日出人:「あ~」得心顔をしている。
黒田志野:「猿に……」
黒田志野:デフォルメ的なお猿さんを想像している。
東 亜純:シュッシュッとボクシングのポーズ。
東 亜純:「あ、歳が19で、あとなんか…なんかあったっけ」
黒田志野:「あっ同い年なんですね」
日生日出人:「あ、ほんと? 俺も19!」
東 亜純:「マジ?」
黒田志野:「えっそうなんですか?」
東 亜純:「みんなタメなんだ。なんかいいなこういうの」
日生日出人:「んへへ」ニコニコしている。「じゃあ敬語やめよお」
黒田志野:「そうですね……あっ。そうだね。よろしく」
東 亜純:「あたしも呼び捨てしちゃお」
東 亜純:「まだ名前聞いてなかった…」
日生日出人:「じゃあ次!どうぞどうぞ」志野ちゃんに視線で促す。
東 亜純:「お願い~」
黒田志野:「あっはい」
黒田志野:「黒田志野。イリーガルで……コードが“ザンホープ”」
東 亜純:「かっこいい。ロボっぽい」
黒田志野:「此方はお二人みたいに正規じゃないし……全然経験も少ないから」
黒田志野:「フォローしてもらえると助かるかな」
日生日出人:「あっほんと? 戦闘ねえ、どきどきするもんねえ」
日生日出人:「がんばろうね~」
東 亜純:「えーーっ嬉しいなー。あたしそういうのあんましたことない」ニコニコする。
東 亜純:「がんばろー」
黒田志野:「あっえっと……能力は」
黒田志野:「あっ二人は理系なのかな?超伝導って分かる?」
東 亜純:「……」
日生日出人:「文系~、教育学部~」
日生日出人:「でも聞いたことあるよお」
東 亜純:「……高卒だからわかんない」「嘘」
東 亜純:「習っててもわかんないわ」
日生日出人:「うははは」ウケる。
黒田志野:「あっえっ……あっ」
黒田志野:「ご、ごめんなさい」
東 亜純:「なにかが伝わってヤバい?」
東 亜純:「謝んなくていいよー!あたしだいたいわかんないよ!」
黒田志野:「えっと。金属は温度が下がると電気伝導性が上がるのは知ってると思うんだけど」
黒田志野:「絶対零度に近くなると、電気抵抗が零になるの」
日生日出人:「ふあ~」
東 亜純:「ゼロになる」
黒田志野:「そうすると磁力だけで浮上できるようになるから……それを活かして」
東 亜純:それだけはわかった。
黒田志野:「あれ伝わってない?」
日生日出人:「電気伝導性……」
東 亜純:「ゼロになって、強い」
黒田志野:「えっとつまり……」
黒田志野:「これを冷気で冷やして飛ばすの」栞を見せる。
日生日出人:「おお」
東 亜純:「へーーっ」
東 亜純:「カッコよさそう」
日生日出人:「んふふ…頼りになりそう~」
日生日出人:「じゃあ次、俺~」手を挙げる。
東 亜純:「はーい!よろしくっ」
黒田志野:「うん。お願い」
日生日出人:「ヒナです!エージェントで、コードネームは《ウラハラ》です」
日生日出人:「ヒナって呼んでねえ」
東 亜純:「ヒナ!」
黒田志野:「ヒナさん。“ウラハラ”?」
日生日出人:「ウラハラだよお」
日生日出人:「あべこべでチグハグのウラハラ」
東 亜純:「なんでウラハラなの?」
日生日出人:「あべこべでチグハグだから~」ニコニコしている。
黒田志野:「?」
東 亜純:「ミステリアスじゃん」
黒田志野:「な、なるほど……」
東 亜純:「なんかそういうあれ…マボロシ出すやつなのかな~」
日生日出人:「んふふふ」口元に両手を添えてくすくす笑っている。
黒田志野:「たしかにいかにも出しそう」
東 亜純:「わかる」
黒田志野:(天雷の戦乙女にもそんなキャラいたし……)
日生日出人:「うんとねえ、シンドロームの分類はエグザイルとソラリスとオルクスの3つに分けられるらしいだけど」
日生日出人:「領域をつくれて…えっと…俺にとっては、自分の”体内”をつくれるんだよね」
黒田志野:「体内?」
東 亜純:ふんふん?と聞いている。
日生日出人:「そう! 自分の体の中だから、なんでもできるの~」
黒田志野:「お前たちを取り込んで消化してやる的な」
黒田志野:「ボス的な……?」
東 亜純:「かっこいい」
日生日出人:「俺、こわそう~」
黒田志野:「あっいや、怖いとかじゃな……」
東 亜純:「なんかあるよね、すげーデカい鯨とかの胃の中にいくやつ」
日生日出人:「ううん!でもねえ、そういう感じかも~」口元に両手を添えて、はにかんでいる。
黒田志野:バチバチに開けてるピアスを見る。
黒田志野:「ええ……」
東 亜純:「そんで水かなんかと出てきて…あれなんだっけな…」考え考え。
日生日出人:「んへへへ~」バチバチにピアスがついており、髪はピンクだ。服も派手だ。
東 亜純:「見てみるのたのしみかも」こいつもバチバチにピアスがついてる。
黒田志野:「ピノキオでは……」
東 亜純:「それかー!」
日生日出人:「あのねえ、俺」おずおず切り出す。
日生日出人:「普段は、刀で戦うんですけど」
日生日出人:「今回は演習だし、あんま使ってない武器試してみたくて…」
東 亜純:「へー、いいじゃんいいじゃん!」
黒田志野:「へえ、色々使えるんだ……」
黒田志野:「すごいな」
東 亜純:「なにやるの~?」なぜかまたボクシングのポーズ。
日生日出人:「ん~、支部の装備見て決めようかなと思って…」考えている。
東 亜純:「いいなー。武器憧れある。あたし壊しちゃうんだよね」
日生日出人:「壊しちゃうの?」
東 亜純:「腕がねー、獣化?すると握力ヤバいんだよ」
東 亜純:「折っちゃってウケんの」
黒田志野:「ええっ」
日生日出人:「すご~」
東 亜純:「へへっ」
東 亜純:「でも支部の武器もなんか増えてたじゃん?いいな~とは思ってた」
日生日出人:「志野ちゃん、そういう武器とかって見たことある? みんなで見てこようよお」
黒田志野:「えっいやでも此方は……」
黒田志野:「これでないとコントロールがうまくできないからそういうのは……」
東 亜純:「防具もあったはず!」
東 亜純:「そっちも増えてたっけ。合ってるシンドロームでしか使えない、かっこいいやつもあんだよねー」
黒田志野:「そんなものまで収録アーカイブされてるんだ」
黒田志野:「確かにチェックしてもいいかな……」
日生日出人:「何事も経験~」ニコニコする。
日生日出人:「行こ行こ!」
東 亜純:「そういうのはさすがに借りれない購入できないかもだけど、見るの楽しそう」
東 亜純:「いこー!」


GM:ミドルフェイズ!
GM:このシーンは戦闘開始前の準備タイムとなります。
GM:まずシーン開始時の共通処理として、皆さん侵蝕値を+50してください。
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を50増加(35 → 85)
東 亜純:東 亜純の侵蝕率を50増加(32 → 82)
黒田志野:黒田志野の侵蝕率を50増加(37 → 87)
GM:そして全員、ロイス欄を可能な限り取得した場合の数だけ、「ロイスパッチ」を取得します。
GM:ステータステーブルを見てみてね
日生日出人:6つある!
GM:今回はみんな6個取得します。Dロイスがあるのでそのぶん!
黒田志野:パッチパチ
GM:PCは「ロイスパッチ」を一つ消費することで、ロイスをタイタス昇華した場合と同じ効果を得られますよ。
黒田志野:じゃあ昇華し放題ってワケ
日生日出人:なるほどね
GM:ところがこれをバクトラにも使うのだ
GM:大事にしてあげよう
GM:絆is大事
日生日出人:貰える得点も減る!
GM:そうなのだ!最後に得点集計というのがあり、高いと「嬉しい」ので
GM:嬉しくなっていきましょう。
日生日出人:はーい
GM:まず、各PCはエフェクトやアイテムの使用など、戦闘開始前の処理を好きなだけ行うことができます。
黒田志野:やった~
日生日出人:やるやる~
GM:従者型の人が従者を作るとか、水晶の剣を持ってる人が水晶の剣をするとか
GM:そういうのがあればここでしてね
黒田志野:私別になかった
東 亜純:あたしもなかった…
日生日出人:あたしもない!
GM:了解!では
GM:購入…の前に、ジェネシフトを行いたい方はこのタイミングで、2回まで行うことが可能です
GM:ただ衝動判定もあるので
GM:それを踏まえてしたい人はしてね
東 亜純:あたしはいいや!
黒田志野:微妙なところだな~
日生日出人:なやむね~
黒田志野:1個だけしてみよ
黒田志野:黒田志野の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(87 → 97)
日生日出人:私も1個だけしておこうかな
黒田志野:ふえすぎ
東 亜純:緊張している
日生日出人:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

黒田志野:加減が……
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を9増加(85 → 94)
東 亜純:緊張している
日生日出人:そんな………
GM:最後は調達判定です!
GM:これも各PC2回まで出来ます。
黒田志野:ほしいものありんちゅは~?
東 亜純:あたしはボデマ一応買っとこうくらいかな
日生日出人:射撃武器を欲しています! ショットガン(11)あたりが手ごろかなあ
日生日出人:とりあえず手裏剣を狙います
日生日出人:7dx+1>=7
DoubleCross : (7DX10+1>=7) → 10[1,1,2,6,9,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

日生日出人:ウワ~~こういうとこで回る 手裏剣を確保しました
日生日出人:ショットガンを狙います 2回目
日生日出人:7dx+1>=11
DoubleCross : (7DX10+1>=11) → 7[1,3,5,6,7,7,7]+1 → 8 → 失敗

日生日出人:逆の出目であれば… 以上です
GM:マカマカしてもいいよ
東 亜純:あたしもショットガンやってみるか
東 亜純:4DX+1+0@10>=11 調達
DoubleCross : (4DX10+1>=11) → 7[1,5,6,7]+1 → 8 → 失敗

東 亜純:クッ
日生日出人:財産Pは…そのままにしておくかい!
黒田志野:あえて対空ミサイル狙ってみるかな
東 亜純:そうじゃんあたし金があったわ
東 亜純:三点払って買っちゃお
日生日出人:わーい
黒田志野:3dx+4>=18
DoubleCross : (3DX10+4>=18) → 5[2,4,5]+4 → 9 → 失敗

東 亜純:財産は残り1 あげる
黒田志野:3dx+4>=18
DoubleCross : (3DX10+4>=18) → 7[3,4,7]+4 → 11 → 失敗

黒田志野:ぜんぜんだめでした
日生日出人:www
東 亜純:ヒナちゃんうけとってー
東 亜純:ボデマろうかな
日生日出人:わーい ショットガン確保です!装備します ありがとうございます
東 亜純:4DX+1+0@10>=12 調達
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 9[1,5,7,9]+1 → 10 → 失敗

東 亜純:惜しかった
GM:おし、では以上かな。
GM:全員処理終了となり、クライマックスに入ります。


【クライマックス】

GM:武器の調達を終えたあなたたちは、機器を操作する。
GM:最近開発されたばかりの、模擬戦闘用シミュレーションシステム。
GM:訓練室の風景ががらりと変わり、風景がオブジェクトとして生成される。
GM:ごくありふれた街路路。そこに珊瑚や海藻が根を張った風景。
GM:目の前には青空を悠々と泳ぐサメや取り巻きのイカがいる。
GM:これが今回のボスのようだ。
東 亜純:「水族館じゃん!」脳直で言う。
日生日出人:「ふわ~~」目がキラキラしている。
日生日出人:「すごい!俺ねえ、なんかこう…バイオハザードみたいなとこ連れてかれるんだと思ってたぁ」
黒田志野:「こんなのもできるんだ」
黒田志野:「これ……戦闘にだけ使うのもったいなくない?」
東 亜純:「そういう設定もできるっぽい!それもしたいなー」
東 亜純:「プールに…」
日生日出人:「え~、何に使うのお?」
黒田志野:「マネタイズできないのかな」
東 亜純:「金を!?」
黒田志野:「アトラクションみたいな……」
日生日出人:「経営者視点…」
東 亜純:「怒られそー」楽しそう。
ボスサメ:サメがあなたたちを捕捉する。
ダミーイカ:イカは漂っている。
黒田志野:「あっ」
黒田志野:「見つかった?」
日生日出人:「そうかも…こっち見たよねえ」
GM:開始を予告するアラームが鳴る。
東 亜純:「おっ、始まるっぽい」
東 亜純:「みんないけそー!?」
日生日出人:「うんっ」頷く。「あずみちゃん、志野ちゃん、がんばろうねえ」
東 亜純:上着を脱いで腕を伸ばし構える。「終わったらごはんとかも行こう!」
黒田志野:「はい。がんばります!」
GM:存在しない波が大きな音を立てる。
GM:同時に、システムが擬似的にレネゲイドの昂りを再現する。
GM:衝動判定です。難易度は9!
日生日出人:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 5[1,1,4,5] → 5 → 失敗

日生日出人:だめでした 暴走します
東 亜純:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 8[2,8,8] → 8 → 失敗

東 亜純:あたしも暴走します
日生日出人:2d10
DoubleCross : (2D10) → 15[7,8] → 15

黒田志野:5dx+1>=9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 10[3,6,9,9,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

日生日出人:ギャア
黒田志野:黒田志野の侵蝕率を2D10(→ 18)増加(97 → 115)
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を15増加(94 → 109)
黒田志野:フ……ジェネシフトしなきゃよかった
東 亜純:東 亜純の侵蝕率を2D10(→ 7)増加(82 → 89)
GM:では、戦闘開始前にエンゲージを出します
ボス[8]・ダミー[0]
(10m)
日生[9]・黒田[5]・東[5]
(10m)
ダミー[0]
黒田志野:早すぎ
日生日出人:そこで見ておれ…子ザメのようにな
日生日出人:すみません!ここで《宵闇の魔花》して衝動判定の達成値を増加させてもいいでしょうか
GM:いいよー!
GM:足すサメよ
日生日出人:ありがとうございます!では+5して達成値10になり
日生日出人:暴走回避!5点HPを失い19点になります
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を4増加(109 → 113)
日生日出人:処理以上!
GM:はーい!
GM:ではこのままラウンド進行に入っていきましょう
GM:エネミーのうち、ダミーは一切の行動を行いません。
GM:こいつも倒すと得点がちょっと増える・ボスのルーティンに多少変化があるという感じですね
GM:では1ラウンド目
GM:セットアップ。何かある人!
日生日出人:なしです!
GM:エネミーはないです。
黒田志野:ザンライト(怨念の呪石)を使用します。暴走状態になり攻撃のダメージに+2d10。
東 亜純:《ターゲットロック》でボスを指定。
黒田志野:黒田志野の侵蝕率を3増加(115 → 118)
東 亜純:シーン中、対象を攻撃時に攻撃力+6
東 亜純:東 亜純の侵蝕率を3増加(89 → 92)
GM:セットアップ終わり!イニシアチブ!
ボスサメ:ただでさえ最速なのですが
ボスサメ:【加速する刻】を使います。二回行動になる。
日生日出人:やだ~
ボスサメ:ダミー健在時は攻撃対象が範囲と選択でダイス目によって切り替わります。6以下で範囲、7以上でシーン攻撃!
黒田志野:どっちでもかわらない……
ボスサメ:今回はあんま変わんないけどね
ボスサメ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

ボスサメ:シーンなので、すごい。
日生日出人:すごくなっちゃった
ボスサメ:メジャーでシーン攻撃を行います。命中判定するサメ
黒田志野:語尾がシャークだな
ボスサメ:8dx10+21
DoubleCross : (8DX10+21) → 10[2,2,2,4,6,8,9,10]+1[1]+21 → 32

日生日出人:固定値ちゃんったら…
東 亜純:暴走してるサル!
日生日出人:ドッジするでごんす
日生日出人:(1+3)dx+1>=32
DoubleCross : (4DX10+1>=32) → 10[4,6,7,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

日生日出人:ぐぬぬ
GM:がんばってる
黒田志野:暴走よ~
日生日出人:カバーリングするわね
GM:ではダメージ!
日生日出人:《領域の盾》を使用。志野ちゃんをカバーリングするよ
黒田志野:たすかる!
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を4増加(113 → 117)
東 亜純:すごい!
GM:4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 20[3,3,5,9]+22 → 42

GM:ダメージはこう!
日生日出人:消し墨!
東 亜純:うおおボデマあったら生きてたのに!
日生日出人:生きてたんだ…すご…
東 亜純:リザレクトできるな しよう
日生日出人:戦闘不能になり、ロイスパッチを使用し復活します。
GM:東 亜純のHPを1D10(→ 10)に変更(35 → 10)
日生日出人:HP11。
GM:東 亜純の侵蝕率を10増加(92 → 102)
GM:ではサメ ボス ボスザメ…の本来の手番へ。
黒田志野:ヒナちゃんじゃない?
GM:あ!
GM:ほんとだ!ありがとう そうじゃん
日生日出人:演出はどうする~?
GM:じゃあ軽く演出だけしようかね
日生日出人:はーい


ボスサメ:巨大なサメが大きな口を開け、身体を揺らす。
ボスサメ:尾びれが空間を撃つと、衝撃波となってあなたたちのもとへ押し寄せる!
東 亜純:「ぐえっ!」吹っ飛ばされる。
黒田志野:「っ……!」足がすくみ動くことが出来ない。
日生日出人:「志野ちゃん!」そこに躍り出る。
黒田志野:「ヒナさ――」
日生日出人:「っふあ!」体そのままでカバー。衝撃波に呑まれる。
日生日出人:「びっ…びっくりした! これこんなに急に襲い掛かってくるのお?!」
日生日出人:「普通に痛いし!」
黒田志野:「だ……大丈夫!?」
東 亜純:「普通に痛い、わかる」
東 亜純:立ち上がっている。
日生日出人:「んへへ、緊張してそうだったから…」はにかむ。
黒田志野:「し……してたけど……」
黒田志野:「これでほぐれないよ?」
東 亜純:「ヒナもかっこよかったよー」
黒田志野:「うん。でもありがと」
東 亜純:「アイツもなんかほぐれること言ってほしいよね!人間滅ぼすザメ…!的な…!」
黒田志野:「それもほぐれないかな……」
日生日出人:「んはははは」ウケている。
日生日出人:「じゃあまず俺からいくねえ! 様子を伺ってみまーす!」
東 亜純:「ありがと!おねがーい」


GM:ではヒナの手番!
日生日出人:マイナーで戦闘移動してボスサメと同じエンゲージに突入するよ
日生日出人:10m前進!
ボスサメ:ニンゲン キタ
日生日出人:シャー!
日生日出人:メジャーで《死神の精度》《オールレンジ》《コンセントレイト:エグザイル》。ボスサメに射撃攻撃!
ボスサメ:クルガイイ!
日生日出人:すみません!相談の結果、マイナーの移動なしでおねがいします
ボスサメ:イイヨ!
日生日出人:ありがとう!あらためて命中判定
日生日出人:(1+5+3)dx7-1
DoubleCross : (9DX7-1) → 10[1,2,4,4,5,6,6,8,10]+10[6,8]+3[3]-1 → 22

ボスサメ:イベイジョン15 命中!
日生日出人:よかったよかった
ボスサメ:ダメージ ドウゾ
日生日出人:ダメージ出します 装甲有効
日生日出人:3d10+5+15+1d10
DoubleCross : (3D10+5+15+1D10) → 21[10,6,5]+5+15+8[8] → 49

日生日出人:嘘…
ボスサメ:スゴイ
日生日出人:こんな火力出るキャラだったんだこいつ… 49ダメージです
GM:ボスのHPを49減少(80 → 31)
GM:へりまくり
GM:かわいい顔してやりおる!演出どうぞ!
日生日出人:はーい
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を6増加(117 → 123)
日生日出人
日生日出人:オルクスシンドローム発症者が自らの因子をとどめておける空間のことを、『領域』と呼ぶ。
日生日出人:日生日出人が作り出す『領域』は、サイズの大小こそあれ、常に四角い箱型をしており、
日生日出人:そして彼は、自ら作り出す領域を『体内』と称し、『体内』での自由自在な出現を得意とするのだが───
日生日出人:(これ使ってるときは)
日生日出人:(狙うのは、自分でやんなきゃだから)
日生日出人:(あんま意味なし!)
日生日出人:ショットガンを構える。銃身を肩に引き込み、視線の位置に合わせる。照準器からたゆたう魚を追いかける。
日生日出人:攻撃の直後、弛緩した状態を逃さない。大きな腹部に狙いをつけ、安全装置を解除。引き金を引いた。
ボスサメ:緩んでいた所作が硬直、被弾する。
ボスサメ:確かなダメージにビチビチと跳ねる!
東 亜純:「おおーーっ…!!」
日生日出人:鱗が弾け飛ぶ。反動で僅かに体を仰け反らせつつ。「わ~~!」
東 亜純:「すごい効いてる!かっこいいよーっ」
黒田志野:「わ……」
黒田志野:「すごい……!」
日生日出人:「んへへ…」満更でもなさそうにしている。「いつもねえ、そんなに褒められないから嬉しい…」
東 亜純:「マジ?じゃあ倍褒めよ」
東 亜純:「かわいいよー!」
日生日出人:「いっ、いいよぉ~」照れる。「やめてぇ~」
日生日出人:「いまのうちに二人とも、どんどん続いて…」
ボスサメ:「ユルサヌ…」
日生日出人:「えっ!」「喋った!」
ボスサメ:「攻撃スル…!」
黒田志野:「喋るんだ……」
ボスサメ:「ヒレ無キ者ノ繁栄ヲ許サナイ!」もう一度攻撃をする構えに入る!


GM:というわけでボスの本来の手番です。
ボスサメ:まだ全員範囲内なので範囲(選択)攻撃で。
ボスサメ:8dx10+21
DoubleCross : (8DX10+21) → 8[1,4,5,5,6,6,6,8]+21 → 29

ボスサメ:ウオリャ
日生日出人:私しかドッジができない予感がする…
黒田志野:暴走!
GM:そうですね
日生日出人:(1+3)dx+1>=29 ドッジ!
DoubleCross : (4DX10+1>=29) → 10[5,8,9,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

東 亜純:暴走だぜ
日生日出人:グヌヌ 回るのじゃが
GM:えらい
日生日出人:《領域の盾》します!えっと
日生日出人:あずあず 志野ちゃん庇う?
東 亜純:どっちでもええよ!あたしのが侵蝕は低い
日生日出人:どっちがカバーしてもどうせ変わんないから… 喋りチャンスしな!
黒田志野:ロイスパッチシステムだとね
東 亜純:ああそうか!領域だから
東 亜純:あたしがしのちゃんを庇うやつか!します
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を4増加(123 → 127)
東 亜純:しのちゃんをカバーしました
日生日出人:ではそれでお願いします!
ボスサメ:ダメージを出します
ボスサメ:3d10+22
DoubleCross : (3D10+22) → 15[6,5,4]+22 → 37

ボスサメ:装甲ガード有効です
黒田志野:かばわれました
日生日出人:ふっとび!ロイスパッチ2個目使用して復活します HP11!
東 亜純:ロイスパッチ一個使って復活します
東 亜純:HP17


ボスサメ:「ユルサヌ…」合成音声でセリフを繰り返している。
ボスサメ:「攻撃スル!!!!」
ボスサメ:ふたたび尾びれを大きくしならせ、衝撃波を放つ!
日生日出人:「ひゃああ」ビビり、顔が青ざめる。
東 亜純:「これ、あたし…えーとっ」地を蹴る。
日生日出人:「あずみちゃんっ」 叫ぶと、”体内”によって領域に干渉。
東 亜純:「うおおおっ!?なんだこれ!?」
日生日出人:不可視の力によって空間を変形させる。あずみちゃんの背中から浮かすようにして、志野ちゃんの方に。
東 亜純:ひょい、と飛んでしのちゃんの前で衝撃波を受ける。
日生日出人:「フォローおねがい~」こっちは吹っ飛んでいる。
東 亜純:「しのー!」
東 亜純:「これ、飛ぶの、ちょっとおもしろいね!」
東 亜純:しのちゃんを抱き留めるようにして転ぶ。
黒田志野:「えっ……キャッ!?」
日生日出人:「お~、イケメン~」喜ぶ。
東 亜純:「イェーーイ」
黒田志野:その身体はひんやりと冷たい。
東 亜純:「えってかスゴ。しの触ると涼しすぎる」
東 亜純:「サラマンダーってこういうことできるの?」
黒田志野:「あ、ありがと……此方は特にそういう傾向が強いみたいで……」
黒田志野:「ってもういいでしょそれくらいで!?」
東 亜純:「夏に最強のやつじゃん…!」感動し離れる。
東 亜純:「そうだ、攻撃どーする?先いくー?」
黒田志野:「あ……」
黒田志野:「うん。行かせて」
黒田志野:「ずっと庇われてばかりじゃ……」
黒田志野:「何しに来たのかって話だよね」
東 亜純:「おっしゃ!」にやりと笑う。「まかせたー!」


GM:というわけで行動値5の東・黒田の手番で、黒田さんのほうからかな。
黒田志野:はい!
黒田志野:マイナーで《ポルターガイスト》。トラジェディマーク(両手剣)を破壊して攻撃力+10。
黒田志野:黒田志野の侵蝕率を4増加(118 → 122)
黒田志野:メジャー『此方の憧れ、此方の幻はよみがえる』:《コンセントレイト:サラマンダー》《プラズマカノン》。
黒田志野:サメを攻撃します。
ボスサメ:ボスサメです クルガイイ
黒田志野:12dx7
DoubleCross : (12DX7) → 10[3,4,5,5,5,5,6,7,7,8,10,10]+10[1,1,5,8,10]+2[2,2] → 22

ボスサメ:イベイジョン15!
ボスサメ:命中します
黒田志野:3d10+30+2d10 装甲有効
DoubleCross : (3D10+30+2D10) → 21[9,8,4]+30+14[10,4] → 65

日生日出人:すご~~
GM:ツヨ
黒田志野:がんばりました
日生日出人:出目めちゃいいな
GM:ボスのHPを65減少(31 → -34)
ボスサメ:死んでいる
ボスサメ:二回死ぬやんか!
GM:すいません、サメに装甲があることを忘れていました。
黒田志野:つまり……?
GM:ただ、まあやっぱ、死んでますね…
黒田志野:この死が……
黒田志野:死になるわけ
GM:そうなった
ボスサメ:戦闘不能になります!効果によりHP10で復活!
黒田志野:黒田志野の侵蝕率を7増加(122 → 129)
日生日出人:すご~い
ボスサメ:これによりラウンド終了時のあなたたちの勝利が決定され
ボスサメ:それはそれとしてラウンド終了までは復活はします。
GM:演出どうぞー!


黒田志野:はあ、と息を深く吐く。
黒田志野:周囲にまとう冷気によって、その呼気は白く煙る。
黒田志野:「よし。十分」
黒田志野:す、と金属製の栞を、中空に優しく置くようにする。
黒田志野:それは浮き上がり、静止する。
黒田志野:絶対的な超低温の呈出が、それをそうさせている。
黒田志野:超伝導からの強烈な磁力。その浮遊の力を。
黒田志野:手をかざすように構えて。
黒田志野:くい、と手首を曲げる。
黒田志野:同時に、その力の方向が転じる。前へ。
黒田志野:強烈な電磁加速へと転じ、それを受けた金属栞がまっすぐに飛ぶ。
黒田志野:彼女がそうせよと望むよりも早く飛び、それは直線上の先にいた敵を打ち貫く。
ボスサメ:その不可解な動きに反応することができない。
日生日出人:無音の、ただ圧倒的な速度。「うわっ…」
日生日出人:「すご~~!」
ボスサメ:二発目の銃弾のようなそれに撃ち抜かれ、ホログラムの半分が崩れる。
黒田志野:「……ふう……」
GM:ダウン、とシステム音声が鳴り響く。ホログラムは再生されているが、条件は満たした。
東 亜純:「これがゼロのやつ!」
東 亜純:「かっこいい…!」
黒田志野:「これで終わり……あ、ええと」
黒田志野:「追撃すればするほどいいんだっけ」
日生日出人:「すごいすごい」ぱちぱちと手を叩いている。「あ、そうそう!」
東 亜純:「らしい!」
東 亜純:「あたしも一発やっちゃろ」
東 亜純:えい、と準備運動じみた仕草をして、揺らぐホログラムを捉えた。


GM:というわけで次点、東の手番
東 亜純:よっこいしょー
東 亜純:マイナーでコンボ『猿曳きエテルクシノエ』:《破壊の爪》《ハンティングスタイル》。
東 亜純:10m前に進んでボスと同エンゲージに
ボス[8]・ダミー[0]・東[5]
(10m)
日生[9]・黒田[5]
(10m)
ダミー[0]
日生日出人:がんばれ~
東 亜純:がんばる!
東 亜純: メジャーでコンボ『猿芝居エテルプシコレ』:《コンセントレイト:キュマイラ》《獣の力》
東 亜純:攻撃対象はボスザメ~
ボスサメ:こいっ
東 亜純:10DX+4+0@7
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,3,4,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,9]+2[2]+4 → 26

日生日出人:あっじゃあ
東 亜純:オッ
日生日出人:《宵闇の魔花》をあげよう ラスト一発!
東 亜純:ヤッターー!
日生日出人:5点HP失う代わりに達成値+5してね
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を4増加(127 → 131)
東 亜純:HP12になり達成値は31!
ボスサメ:イベイジョン15で命中です
東 亜純:ダメージ
東 亜純:4d10+25
DoubleCross : (4D10+25) → 16[4,5,1,6]+25 → 41

日生日出人:ごついぜ!
GM:おしおし
ボスサメ:HP10なので死ぬ!
日生日出人:やったぜ
GM:スコアに25点追加。
黒田志野:いえーい
GM:システム上復活はしますが、このままラウンドが終了されます。
日生日出人:は~い
GM:おめでとう!勝利です!!
日生日出人:やったー!!
東 亜純:いぇーい
GM:演出!


東 亜純:えい、と腕を伸ばす。
東 亜純:夏らしいレモンイエローに塗られていた爪先から、青黒い獣の手へ変じていく。
東 亜純:毛むくじゃらの猿の腕。足も同じく変じて、それが地を蹴る。
日生日出人:「ふあ」青いシルエットを目で追う。「おさるさんだ」
東 亜純:人と猿の合いの子じみた異形が駆ける。「そう!」
黒田志野:「猿……えっ猿なのこれ!?」
東 亜純:「キングコングかも…!」
東 亜純:適当に言って、腕を思い切り引く。
東 亜純:飛び上がろうとして。
日生日出人:「足場!」後ろから声。
日生日出人:何もない空間を見ながら。「そのまま駆け上がって!」
東 亜純:何も見えないが、従って駆け上がっていく。
東 亜純:「うわっ」
日生日出人:あずみちゃんの自我に干渉しながら、空間に不可視の足場を形成していく。
日生日出人:見えない階段がサメに続いている。
黒田志野:「これが……連携……」
日生日出人:「つい癖で~」
日生日出人:「志野ちゃんもする~?」
黒田志野:「い……今はそちらに集中してあげてよ!」
東 亜純:そのまま駆け上がり、跳躍。
東 亜純:やることはとても単純。
東 亜純:ただ、全力で、獣の体でぶん殴る!!
東 亜純:「ウオリャーーーッ!」
ボスサメ:ホログラムが崩れていく。
ボスサメ:「ユルサ…ヌ……」
GM:「ダウン──戦闘終了、お疲れ様でした」サメより澄んだ綺麗な人工音声が流れる。
日生日出人:「お~~っ」拍手する。「うちの後輩に気に入られそうな能力…」
黒田志野:「すごい力……」
東 亜純:「へへ」しゅるしゅると元の体にもどる。
日生日出人:「あ、時間終了かな。おつかれ~」ニコニコしつつ出迎えます。
日生日出人:「二人ともすごかったよ~!威力充分!」
GM:風景が訓練室に戻っていく。
東 亜純:「うんうん!しのの一撃ヤバかったし、ヒナのサポートもすごい助かったー!」
黒田志野:「うん、お疲れ様」
黒田志野:「やっぱり……みんなすごいなって」
東 亜純:「なんか二人とも言葉で説明されたときあんまわかってなかったけど」
東 亜純:「生で見たらなんか…ちょっとわかった」
東 亜純:「体内とか…ゼロとかが」手をうごうごする。
日生日出人:「んへへへ」満更でもなさそうにしている。
黒田志野:「分かってなさそうな反応に見えるけど……」
日生日出人:「志野ちゃんはイリーガルだから、他のオーヴァード見ることも少ないのかなあ」
日生日出人:「能力の使い方教えてくれる人とか…仲良い人、近くにいるの?」
黒田志野:「そうだね、そんなに多くはないけど……」
黒田志野:「支部の人たちから基本的なことは習ったけど……他はそんなに?」
黒田志野:「能力形質が近い人も居ないみたいで」
日生日出人:「あ~、そっかぁ」
東 亜純:「あ、家族とかもオーヴァードじゃないんだね」
東 亜純:あたしもそうだけどと言う。
日生日出人:「なんか、みんなすごい~って気にしてるみたいだったから」
日生日出人:「そんな風に気にしなくても、志野ちゃんも充分!すごいかっこいいよ~!」
黒田志野:「うーん。そのね」
日生日出人:「よ?」首を傾げる。
東 亜純:「お?」つられる。
黒田志野:「うーん……いや。今はいいや」
黒田志野:「このあと時間あるんでしょ?」
東 亜純:「おっ!」
日生日出人:「あ!」
東 亜純:「そーーこなくっちゃ」
黒田志野:「2人はこの辺あんまり来てないらしいし」
黒田志野:「此方がよく行くお店で良ければ案内するよ」
東 亜純:「えーいいの!嬉しー」
日生日出人:「わあ、行く行く」ニコニコする。「みんなでおいしいの食べよ~」
東 亜純:「お腹すいたしね」
東 亜純:「てかせっかくタメなんだし、もちょっと喋りたかったの!」
黒田志野:「シミュレーション自体はすぐ終わっちゃったしね」少し笑って。
東 亜純:「うちあげっうちあげっ」
黒田志野:「導入側もこれを受けたから飛躍的に強くなるなんて思ってなくて」
黒田志野:「たぶん、そのための人員を集める口実にして、そのあとの交流を重視してるんじゃないかな」
黒田志野:「名目半分、ってことで」
日生日出人:「ふわ~……」志野ちゃんをまじまじと見る。
黒田志野:「あれ、変なこと言った?」
東 亜純:「めっちゃいいこと言う…」
日生日出人:「ううん」首を横に振る。「志野ちゃんて…なんか…」
日生日出人:「視点が経営者だよねえ」
東 亜純:「たしかに」
黒田志野:「経営はやってないよ……?あっでも」
黒田志野:「……」ふるふると首をふる。
黒田志野:「何でもない。行きましょう?」
GM:そして、訓練室から明るい少女たちの声は去り。
GM:街へと繰り出す気配があって、訓練は無事に終了した。


GM:バックトラック
GM:特殊ルールで、ロイスパッチを消費するごとに侵蝕値を-10
GM:99以下になるまで繰り返し残った分のロイスパッチは得点に加算されるしくみ
日生日出人:あっそういうことか 最後の魔花使わんでもよかったな…w
黒田志野:3個使って99になりました 残り3個です
日生日出人:ぜんぶ使って99になります!すみませ~ん 残り0個です
東 亜純:一個使った!残り4
GM:7残りか
GM:まずは帰還おつかれさまー!
黒田志野:イエイイエイ
日生日出人:ワオワオ
GM:得点計算もします!
日生日出人:しようしよう
GM:ボス撃破で100点
GM:ダミー撃破は1体につき10点、今回はなし
GM:1R中のボス追加撃破25点が1回
GM:残りロイスパッチの数、一つ15点
GM:7かける15
日生日出人:105点!
GM:ありがとう…!
GM:えーと 100と25と105の合計のやつです!
黒田志野:230だ
日生日出人:230点!
GM:ありがとう…!
GM:というわけで、そうなりました!
GM:オメデトー!
日生日出人:イエ~イ
黒田志野:やったね
東 亜純:いぇーい


【エンディング】

GM:模擬戦闘を終えたあなたたちは、黒田志野につれられて街へとやってきた。
GM:着いたのは、彼女がよく行く店だという。
黒田志野:「こちらです」案内した先は、瀟洒な造りの、高層ホテル。
黒田志野:「あっ荷物大丈夫?」
東 亜純:「荷…?」
日生日出人:「ふあ……」
黒田志野:「あれば預けておいて」
日生日出人:「だい…大丈夫です……」
東 亜純:「ウス…」
東 亜純:上着の前をちゃんと留める。
東 亜純:こういうとこって墨があると出禁になるのかな?なる気がした。
黒田志野:エレベーターに乗り、上階まで行くように指示している。
東 亜純:「ヒナこういうとこいったことある…?」超小声でコッソリ訊いている。
日生日出人:「えっ…」任務で行ったパーティ会場がいくつかよぎる。
東 亜純:「あるの?」絶望している。
日生日出人:「あっううん! いま配属されてるところで…グレード高いホテルに行ったことがないわけじゃないんだけど」
日生日出人:「ここはなんか、それよりずっと格調高めって感じがする」
東 亜純:「そうなんだ……」
日生日出人:「俺の住んでるとこ、もっと全体的に趣味悪いし…」
日生日出人:「ここはねえ、なんか、もっと選ばれし人しか入れないっていうか…」ぐるぐる手を回す。
日生日出人:「志野ちゃんよく来るって言ってたけど…」
東 亜純:「しのー、これ…何階に着くの…??」
黒田志野:「えっと……32階かな」
日生日出人:「たか…」
黒田志野:「あっ高いところ苦手?」
黒田志野:「窓から遠い席にしてもらう?」
東 亜純:ぼんやりとしている。「あたし…大丈夫」
日生日出人:「おっ、お構いなく…!」
東 亜純:「大丈夫デス」
日生日出人:「あずみちゃん…!」
黒田志野:「そう?」エレベーターが到着し、扉が開く。
日生日出人:「俺、こんなダメージジーンズでいていいのかな…」
日生日出人:「わあ」扉が開く。
東 亜純:「あたしタトゥーあるから…」ヒナにこっそり漏らし、開いたドアの方を見る。
黒田志野:「え……別にコードとかないよ?」
黒田志野:「ホテルのラウンジだもん」
東 亜純:「ラウンジ」
黒田志野:到着した先は、ホテルのメインエントランス。
黒田志野:そこに併設された、陽光の差し込むラウンジ。
東 亜純:ホエーーーッ……。
日生日出人:「俺の知ってるラウンジとちがう~~」気が遠くなっている。
黒田志野:高く細い窓から青空が覗く、明るい基調の爽やかな雰囲気のラウンジ。
黒田志野:「エギン・ウオルのアフターヌーンが美味しいから」
黒田志野:「2人も是非って思って」
日生日出人:「エギ…」思わずあずみちゃんにしがみつく。
日生日出人:「ひえ~…」
東 亜純:肉体が7あるためしがみつかれても耐えられる。ぶれない。
東 亜純:「アフタヌーンのティー…!」
黒田志野:「ほら。座って?」
黒田志野:丸いテーブルと、ひとりがけのソファが3つ並んだ席へ。
日生日出人:「は、はい」おっかなびっくり近寄っていく。
東 亜純:「すご~」そっちに行く。
東 亜純:座る。「すごい」ソファが凄い。
日生日出人:周りの客をちらちら見つつ、ソファに腰を下ろす。座り心地が良い。
日生日出人:「ふあ~…」
黒田志野:「……」
黒田志野:「あ、あの……」
黒田志野:「なにか間違えた……?」
日生日出人:「えっ」
東 亜純:「いんや~」ソファに埋もれるような心地。
日生日出人:「そんなことないよお、間違えてないよお」慌てる。
東 亜純:「あたしこういうとこ来たことないから、嬉し~」
黒田志野:「あっよかった……」
日生日出人:「俺も~」
日生日出人:「ねえねえ、志野ちゃんってすごいお嬢様なの?」
東 亜純:「思った」
黒田志野:「えっうーん……?」
黒田志野:「すごいってほどではないんじゃないかな」
黒田志野:「昔偉い人がいただけだよ」
東 亜純:「へーーっ」
日生日出人:(すごそう)
日生日出人:「偉い人の子孫ってこと…?」
黒田志野:「うん。そういう感じ」
日生日出人:(それはすごいのでは……?)
日生日出人:「それはすごいのでは……?」
東 亜純:「パーティとかあるのかな」
黒田志野:「此方がじゃないから。そんな堅くならないでね」
黒田志野:「小さい頃は結構あったよ」
東 亜純:「へーーーーっ」
東 亜純:(すごそう!)
日生日出人:「ふあ~、じゃあここもよく来るんだあ」
黒田志野:「たまにだよ?お友達とくらい」
東 亜純:やってきたティーの、繊細な意匠のティーカップを気を付けて手にしている。
黒田志野:アフターヌーンティーのセットが運ばれてきている。
日生日出人:「ふあ~~~」目が輝く。
東 亜純:取っ手が細すぎて折りそうで怖い。
日生日出人:「すごい、かわい~、お姫様みたい~」
日生日出人:繊細な皿や色とりどりにもりつけられたケーキ類に大喜びしている。
東 亜純:「ヒナはこういうとこ行かんの?」
日生日出人:「写真撮っていいかな、んへへ…」スマートフォンを取り出しつつ。
東 亜純:「なんかこういうカワイイ系合うじゃん」完全にもう食べそうになっていたので静止している。
日生日出人:「俺ねえ、支部のみんなが甘い物そんなに好きじゃなくて…」
日生日出人:何枚か撮る。「学校の友達と行けたらラッキーくらい。でもあんまり学校行ってないや」
東 亜純:「任務そんなヤバいの?」
黒田志野:「男の人ばかりだったりするのかな」
東 亜純:「ははー」
東 亜純:撮り終えたのを見ていただきまーすとケーキに手を伸ばしている。
日生日出人:「男の子ばっかりなのと~、後輩の女の子がいるんだけど」
日生日出人:「たぶんねえ、ケーキより焼き肉のが喜ぶんだよねえ」
東 亜純:「あーー」正直分かる。
東 亜純:「肉はしょうがないよ」
日生日出人:苦笑する。「なんか、俺だけ好きなの、みんな付き合わせるのはずいし」
日生日出人:「おいしい?」ケーキを食べてるあずみちゃんに聞く。
東 亜純:「おいしいよ」小さいケーキなので一口、あるいは二口でいけている。
黒田志野:「よかった」
日生日出人:「おいしいってぇ」ニコニコする。自分もケーキをつつく。
東 亜純:「どっちも行きたいよね正直」
黒田志野:「えっ」
黒田志野:「入らなくない?」
日生日出人:「わぁ~」
東 亜純:「入る」
日生日出人:「女の子だねえ~」
黒田志野:「入るんだ……」
東 亜純:「女の子なのか~」
東 亜純:「あっこれ別腹的なやつなのかな!?」
日生日出人:「俺もねえ、いっぱい食べるよお」ニコニコしている。
日生日出人:「あ、でね、でねえ」
黒田志野:「なのに二人共スタイルいいなあ」
日生日出人:「戦闘が終わるときに、志野ちゃんがちょっと言ってた話聞きたい」
黒田志野:「やっぱり戦闘バリバリすると運動になるのかな」
黒田志野:「え? あ、はいはい」
日生日出人:「めっちゃ食ってめっちゃ動いてる~」
東 亜純:「おー?」小さいアイスケーキを食べている。一口で行けた。
黒田志野:紅茶に一口だけ口をつけて。
黒田志野:「えっと。此方がどうして能力の強さとか気にしてるか?」
日生日出人:「そう、それ~」
東 亜純:「なるなる」
黒田志野:「え~っと。そもそもの話なんだけれどね」
日生日出人:タルトにあしらわれたベリーをフォークで掬う。
黒田志野:「此方の家は……レネゲイドのことも分かる~ってところだったんだけど」
黒田志野:「分かる、ってなったときに、当然利用というか……スポンサードしようとしたんだけど」
日生日出人:「ふむ」
黒田志野:「その相手が……FHだったの」
東 亜純:「えーっ」
黒田志野:「ただ、その後になってから、UGNのほうがこれいいんじゃない……?ってなってね」
東 亜純:「よかった~」
黒田志野:「つまりは、今は元々FHと仲良くしてたけどUGNとちゃんと上手くやれますよって」
黒田志野:「示しておかないと色々不利かもしれないから」
日生日出人:「親UGNに絞ってくれてよかった~」
日生日出人:「しれないから?」
黒田志野:「しれないから……活動を頑張りたいなって」
黒田志野:「実際此方のところって……そんなにお金があるわけじゃなくて」
黒田志野:「昔はあったのかもしれないけど……少なくとも今そういうところで他を圧倒するのとかって全然無理だから」
黒田志野:「イリーガルとしての活動……?とかでできれば貢献したいの」
東 亜純:ふんふん…と聞いていた。なんかいい匂いのする紅茶を飲む。
日生日出人:「でも、えっと…お金で…すごい協力しますよ~ってするよりも…」
日生日出人:「UGNの上層部は、実際に任務にたくさん出て頑張ってるんですよ~って人の方が好きそうだよね」
東 亜純:「たしかに」テレーズ・ブルムの顔を思い出している。
黒田志野:「別に好かれたいわけじゃないけどね」
黒田志野:「疑われたくはないから。まだ繋がってるんじゃないの?とか」
黒田志野:「不利になったらまた向こうに着くんじゃないの?とかね」
東 亜純:「おうちのいろいろって大変なんだなあ」
東 亜純:「なんか漫画とかドラマでもあるもんね」
日生日出人:くすくす笑う。「あ、見てる? 今もやってるよね、ドラマ」
東 亜純:「家の跡継ぎ争い!とか、家が決めた許嫁が!とかのやつ!」
日生日出人:「主人公が、お金のために、すごいお金持ちの男の子と偽装結婚するやつ」
黒田志野:「けっ……」
黒田志野:明らかに狼狽している。
東 亜純:「……?」
東 亜純:「マジであるの??」
日生日出人:「志野ちゃんも見てる?」
黒田志野:「いえ、見てはないんですが……」
黒田志野:「そういうのはわざわざ見ないと言うか……」
東 亜純:「もしかしてマジであるの??」
黒田志野:「……」
黒田志野:「はい…………」
日生日出人:「えっ」きょとんとする。
東 亜純:「エーーーーッ」
日生日出人:「……???」きょとんとしている。
黒田志野:「その……」
黒田志野:「居ります……」声が小さくなる。
日生日出人:あずみちゃんを見て解説を求める。
東 亜純:「へーーーー」声がデカくなりそうなのを抑え込む。
東 亜純:「つ、つまり、許嫁がいるということ…いるということ…!」
日生日出人:「えっ」びっくりする。「えっ……」
日生日出人:「もしかして…志野ちゃんが……」
黒田志野:「べっ別に……いておかしくはなくないですか?」
日生日出人:「お金のために…?」
東 亜純:「いやマジで似合うよね」ヒナに同意を求め。
日生日出人:「男の子を……拾って………?」
東 亜純:「拾って???」
黒田志野:「拾うってなんですか」
日生日出人:「えっちがうの?」
黒田志野:「えっ……どういうドラマなんですか?」
黒田志野:「そっちが気になってきたんですけど」
日生日出人:「あ、聞く? えっとね~…」説明しようとする。
東 亜純:「ドラマはいーから!」
東 亜純:「しののリアルのが気になってきた…!ドラマはあとでサブスクで見よう!」
東 亜純:「えってか相手年いくつ?顔かっこいい?」
黒田志野:「ぐ……グイグイ来るね……?」
東 亜純:「普通に気にならん…?」
日生日出人:「気になるう」ニコニコしている。
東 亜純:「ねー」
黒田志野:「えっと……年は17で……」
日生日出人:「わ、年下なんだぁ」
東 亜純:(……ういこセンパイ…みゆきセンパイとかあのへんじゃん!)
黒田志野:「えっうん。だから婚約者で……まだ結婚してない」
黒田志野:「向こうが18にならないとだからね」
東 亜純:「えーっ。そういうの…それってさあ」ソワソワしている。
東 亜純:「実際気持ち的にはどうなの?」
黒田志野:「うーん……」
黒田志野:「その……最初はお互いさ」
黒田志野:「お互いまあ……そういうのだって分かってると思ってて」
黒田志野:「そういう……感じというか……」
日生日出人:「ふんふん」身を乗り出して話を聞く。
東 亜純:「お金のためにだ」
黒田志野:「お互い大変よねみたいに思ってたんだけど」
日生日出人:「だけど…?」
黒田志野:「その……一回フイになりかけたことがあって」
東 亜純:「うお~」
日生日出人:「それって…でも…」
黒田志野:「その時になんか……そのね?」
黒田志野:「あー」
黒田志野:「やっぱ無しでいい?」
日生日出人:「えーっ」
東 亜純:「ここで!?」
日生日出人:「ここまで来て、だめだよお~」
黒田志野:「だ、だってなんか……恥ずかしくなってきたもん!」
黒田志野:「じゃ、じゃあ話したら2人も話す!?」
日生日出人:「かわいい~」ニコニコしている。
日生日出人:「俺とあずみちゃんも…?」あずみちゃんを見る。
東 亜純:「かわい~っ。」
東 亜純:「話すけどあたしのそういう話…そういう話ぜんぜんそういうのじゃないけどいいのかな」
東 亜純:「いっか…」
日生日出人:「わあ、あるんだ、気になる」
東 亜純:「ヒナも話しなよ!どうせあるっしょ」
日生日出人:「えっ」
黒田志野:「どうせなんだ」
東 亜純:「モテそうじゃない?」
日生日出人:「………」
日生日出人:「………ないよ………………?」小声。
黒田志野:「ありそう」
東 亜純:「無い反応じゃない」
黒田志野:「ね。あるよね」
東 亜純:「うん」
日生日出人:「ふああ」
黒田志野:「ヒナさんがどうしても話したくないなら」
黒田志野:「お互い話さないで終わりにするよ?」
日生日出人:「えっ、だ、だめ」慌てる。
東 亜純:「えーー」ぶーたれている。
日生日出人:「じゃ、じゃあ………は…話す………」
日生日出人:「み」
黒田志野:「ふふ。交渉成立ですね」
日生日出人:「みんな内緒にしようね」
東 亜純:「いーよ!」
黒田志野:「ええ……あれ」
黒田志野:「あれ?」
黒田志野:「これ此方話さなきゃいけなくなってない?」
日生日出人:「自分から言ってた……」
東 亜純:「そうだよ?」
日生日出人:「んへへ、それで~?」ニヤニヤしている。
東 亜純:続きを楽しみに、ちいちゃい器のババロアを食べている。
日生日出人:「お金のためにした婚約なら~」
黒田志野:「うっ……」
日生日出人:「フイになって終わりで、お互いそれでよかったんじゃないの~?」
東 亜純:「うむうむ」
黒田志野:「えっと……そのね?」
日生日出人:「うん」ドキドキしている。
黒田志野:「その時に……なんだか……」
黒田志野:「向こうが……思ったよりも此方のことが好きみたいなのが分かって……」
東 亜純:「ヒャーーーッ……」
黒田志野:「こ……これ此方が言うの変じゃないですか!?」
日生日出人:「ふあ~~」
日生日出人:両手で口を覆う。目がキラキラしている。
日生日出人:「告白?告白??」
東 亜純:「まあ…かわいいからな…」謎の納得。
黒田志野:「でもその、此方は完全にポーズだと思ってたから……」
黒田志野:「その……結構失礼な感じになってて……」
黒田志野:「今更どういう感じで行けばいいのとか……」
黒田志野:「そういう……そういう感じ……」
日生日出人:「あ~~」腑に落ちている。「あ~~~~~」
東 亜純:「わーーー」
東 亜純:「てかそう思ってるなら、しのもその人全然ヤとかじゃないんだねえ」
東 亜純:「それはよかったな~」
黒田志野:「ヤとかじゃ全然ないんだけど……」
東 亜純:「ほう?」
黒田志野:「でもだからって……好き好き~とかになる感じじゃないっていうか!」
日生日出人:「うんうん」頷く。
黒田志野:「なんか……相手の気持がわかったからじゃあ好きになろうみたいな」
黒田志野:「なんか……なんかそういうのって違わないですか?」
日生日出人:「ちがう」深く頷く。
黒田志野:「でも邪見にしたいわけじゃなくて……」
黒田志野:「あ、あのっ」
黒田志野:「此方はどうすればいいんですか」
日生日出人:「ええと、あの」
日生日出人:「お相手の方は……」
日生日出人:「志野ちゃんに、どんな感じなの?」
日生日出人:「返事待ち…みたいな……?」
黒田志野:「俺が勝手に好きになってるから大丈夫ですみたいな……」
東 亜純:「大丈夫かなそれ?」
日生日出人:「あ~~~~~~~~」腑に落ちている。
日生日出人:「それ……」
黒田志野:「なんか……そういうところなの!」
東 亜純:「ヒナも納得してる…!?」
日生日出人:「困るよねえ………」
黒田志野:「年下なのに……!そういう感じなの!」
東 亜純:「なになになに」
日生日出人:「余裕ある感じ?」
黒田志野:「うん……」
日生日出人:「でもさあ、そういうの、なんか…困るよねえ」
黒田志野:「ヒナさんも……?」
日生日出人:「わかんないけど…」指をつんつん合わせている。「こっちアタフタしてるのに、なんか…」
日生日出人:「あっちは勝手に気持ちを整理しちゃって余裕みたいな…」
東 亜純:「ヒナもそういう展開なの?」目を丸くしている。
日生日出人:「あっ」はっと顔を上げる。
日生日出人:「そ、そうじゃないかなぁと思っただけでね……!?」
東 亜純:「現場の黒田さんどう思う?これ」
黒田志野:「此方は話したよ」
黒田志野:「話す番じゃないの?」
日生日出人:「う~~」
日生日出人:「あの…」
日生日出人:「し、支部に……同僚がいてね……」どんどん声が小さくなる。
東 亜純:「おおおっ」
日生日出人:「普通に仲良くて、任務もよく一緒にこなしてて、でも仕事関係なく親友みたいな……」
黒田志野:「へえ~」
東 亜純:「えーめっちゃいいじゃん」
日生日出人:「年上でね、えっと…かっこいいんだよ。おっきいの」
黒田志野:「年上……」
東 亜純:「ヒナもそこそこ背あるもんね」
日生日出人:「うん、一緒にねえ、お酒飲みに行くこともあって…」
日生日出人:「じゃなくて」
日生日出人:「えっと、友達だと思ってたんですけど」
東 亜純:(さりげに酒を…)
黒田志野:「あれ、19……?」
日生日出人:「なんか、向こうの距離感、なんなんだろうと思うことが時々あって」
東 亜純:「ほーーー」
東 亜純:「近い系?」
日生日出人:「うん、なんか…」
日生日出人:「そういうことするなみたいな」
黒田志野:「そういうこと?」
日生日出人:「他の人との距離とか…」
日生日出人:「近い的な……」
黒田志野:「あ~」
東 亜純:「他の男と飲みに行くなだ!」
日生日出人:「でも俺、そういうことしてるつもり、ぜんぜんなかったし~」
日生日出人:「それでなんか……えっと……」
日生日出人:「なんかちょっと言い合いになって…」
東 亜純:ほう…とスコーンを食べている。二口でいけている。
日生日出人:「なんでそんなこと言うのみたいなの俺が言ったら…」
日生日出人:「………」
日生日出人:「その人が………」
東 亜純:「が‥‥…?」
日生日出人:「俺のことそういう風に見てるから誰かと距離近いのイヤみたいな…………」
黒田志野:「わあ……」
東 亜純:「ひゃーー」
黒田志野:「そういうのあるんだ……」
日生日出人:「でっ」
日生日出人:「でも~~~」照れきっている。
日生日出人:「それ、言われたのがねえ」
黒田志野:「でも~?」
日生日出人:「一緒に潜入してた高校でだったの!」
東 亜純:「ははは!」ウケている。
日生日出人:「仕事中だったの~~!」
黒田志野:「高校に潜入するとか本当にあるんだ……」
黒田志野:「えっ……高校生やったの?」
日生日出人:「やりたかったけど止められたあ」
日生日出人:「保健室の先生!」
東 亜純:「あたしやったことあるよ!学生!」
黒田志野:「え~!すごい」
東 亜純:「えーーエロいね」
黒田志野:「エ……?」
日生日出人:「えっ、エロくないもん!」
東 亜純:「タイトスカートに白衣だよ絶対」
日生日出人:「ちがっ…ちがうよお~」
黒田志野:「保健室の先生ってそういう目で見られる仕事なの……?」
黒田志野:「なんでなんだろう」
東 亜純:(ヤバい)
東 亜純:(完全に今…ういこセンパイとかいるノリで言ったら通じないわこれ)
東 亜純:「えっそれで~」話を逸らす。
日生日出人:「だから俺も怒られちゃったのかなあ」しゅんとしている。
東 亜純:「え?怒られたの?」
黒田志野:「どういうこと?」
日生日出人:「え、なんか、よくそういうの勘違いされるからやめろ~って怒られる」
日生日出人:「別に、変な事してないよ、何も!」
黒田志野:「でもなんか……触れるとかはよくないって聞いたことありますよ」
日生日出人:「えっ、そうなの?」
東 亜純:「あー」
黒田志野:「その……男の人は男の人同士で気安く触れたりしないみたいで」
黒田志野:「だから?みたいな」
日生日出人:「え~…」
東 亜純:スコーン二個目をいっている。おいしい。
日生日出人:「春くん、俺の髪とかけっこう触ってくるのに」
東 亜純:「マジ?」
日生日出人:「ときどき触られる」
黒田志野:「え~……!」
東 亜純:「それ下心あるよ!」
日生日出人:「あっ…指輪ねえ、ずれてるって嵌め直されたのは、普通にびっくりした」照れ笑いする。
黒田志野:「それはもう……そうですよ」
日生日出人:「えっ、えっ」
日生日出人:「下心なの?」
東 亜純:「いやーー絶対ある」
黒田志野:「えっと……」
黒田志野:「あられるとイヤなの?」
日生日出人:「イヤっていうか……」
日生日出人:「ほんとに、ずっと友達だと思ってたし、向こうもそうだと思ってたから」
日生日出人:「なんか…恋愛感情だったって言われると」
日生日出人:「恋愛しなくちゃいけないのかなって……」
東 亜純:「あ~~」
日生日出人:「わ…わかる?」おずおず聞く。
東 亜純:「あたしあるよ!男友達とそういう感じになったやつ」
日生日出人:「わぁ」
日生日出人:「あずみちゃんは、その時、どうしたの?」
黒田志野:「みんなあるんだ……」
東 亜純:「えっ。まあいいかなと思って付き合ったけど。でもなんか」
黒田志野:「えっ!?」
東 亜純:「普通に…急になったらウケて別れたよ~」
黒田志野:「ま、まあいいかなでお付き合いするものなの……!?」
黒田志野:「ウケて……!?」
黒田志野:「どういうこと……???」
東 亜純:「違ったなーってなって…戻った的な……」首を傾げ。
東 亜純:「まあよくない?」
日生日出人:「も、戻れた…?」
東 亜純:「好きならいいじゃんみたいな…性格分かってるし…」
東 亜純:「戻ったけど、そっからオーヴァードなっちゃってから会ってないかも」
日生日出人:「距離遠くなってるよぉ~~」
東 亜純:「元カレよりオーヴァードかそうじゃないかのが距離じゃない!?」
東 亜純:「えーー…あたしの高校とかの友達ってわりと…」
東 亜純:「そういう感じだったんだもん」
日生日出人:「なんか……」
黒田志野:「えっていうか……」
日生日出人:「なんかだけど…」志野ちゃんに。「ん?」
黒田志野:「みんなそんなに男友達とか居るものなの……?」
日生日出人:「なあに?」
黒田志野:「此方一人も居ないけど……」
日生日出人:「俺ねえ、性別関係ないから~」
東 亜純:「あたし半々…よりは女子のが多いかな」
日生日出人:「あ、そうなんだあ」
黒田志野:「そういうものなんだ……」
日生日出人:「あずみちゃん、友達多そうだもんねえ」
東 亜純:「いる!でも高校生とばっか遊んでんだよね。大丈夫かな」
東 亜純:「そうだヒナ、なんかどしたー?」
日生日出人:「あ、うん」
日生日出人:「俺も、えっと、まあいいかなで付き合っちゃう方なんだけど……」
黒田志野:「ええっ」
黒田志野:「そういうのって普通なの?」
黒田志野:「此方からしたら……」
黒田志野:「そういうのまあよくはないかなって思っちゃうけど……」
東 亜純:「しのは家の話もあるから余計にじゃない?」
東 亜純:「そのへん損ある…損っていうとやだけど…なんか…あれじゃん」
東 亜純:「自分だけの話じゃないみたいなさ」
黒田志野:「うーん……」
黒田志野:「無かったらしてるのかな……あんまりそういう感じはしないけど……」
黒田志野:「あっごめんね」
黒田志野:「続けて?」
日生日出人:「あ、ううん」首を横に振る。
日生日出人:「なんかねえ、その人が自分のこと好きなら」
日生日出人:「それで付き合ってみて、楽しければ、こっちもその人のこと好きになれるかもだしいいじゃんみたいな」
日生日出人:「そういう感じなの」
日生日出人:「普段はね」
東 亜純:「うんうん」
日生日出人:「でも、春くんは…なんか」
黒田志野:「そういう考え方もあるんだ……」
日生日出人:「そういう軽い感じで関係変えちゃうのヤだな~って思う…」
黒田志野:「うん……?」
日生日出人:「うん?」
東 亜純:「??」
黒田志野:「向こうは変えたいって思っているみたいだから」
黒田志野:「そこの気持ちが噛み合ってないってことなのかな」
東 亜純:「ははー。すっごい良い友達だから?」
日生日出人:「友達としてすごい好きだったから…」
日生日出人:「わざわざ恋人にしたくない……」
日生日出人:「あ、なんか」はっとする。
日生日出人:「すごい自分のこと語っちゃった、ごめんね」
東 亜純:「えーっ。語れの場じゃん!語ってこ!」
黒田志野:「えっ全然いいよ!」
黒田志野:「そういうのをね」
東 亜純:ふむふむーと残った紅茶を飲んでいる。
日生日出人:「うん…」はにかむ。
日生日出人:「……あずみちゃんは?」
東 亜純:「あたしか…」
黒田志野:「さっきちらっと聞いちゃったけどね」
日生日出人:「ふふ、そうだね~」
東 亜純:「あたしマジでそういう感じばっかなんだよね…」
東 亜純:「んーーー、でも、さっきのヒナの」
東 亜純:「友達と彼氏でどっちが…なんつーの?どっちが上じゃないけど」
東 亜純:「それはすごいあるよなーってなった」
東 亜純:「いま全然…友達と遊ぶ方が楽しいもん」
日生日出人:「いまは、彼氏いないの?」
東 亜純:「いない!」
東 亜純:「あとねえ、あれなんだよね」
東 亜純:「すごいドキドキして楽しかった人いたから満足した!」
黒田志野:「ドキドキ……」
日生日出人:「え~っ、何それ~」
東 亜純:「すごいウオーッってなって、お別れして、楽しかったの~」
日生日出人:「なんで別れちゃったの?」
東 亜純:「えっ」
東 亜純:(……どういえば良いのこれ?)
東 亜純:(どう言ってもあたしあれじゃない?サイコパス的なやつにならない?)
東 亜純:「あ……会えなくなったから…」
日生日出人:「あ~~、進路が別れちゃったみたいな?」
東 亜純:「そうそれ」
東 亜純:「でもなんか別にまた会いたいとかじゃないんだよなー」
東 亜純:「こういう系の話でもいいんだっけ…?」
日生日出人:「うん、いいよお」ニコニコする。
東 亜純:「おっしゃ」
黒田志野:「おお……」
黒田志野:「なんだかロマンチックかも」
東 亜純:「よかった」ニコニコしている。
東 亜純:「あとさ、これ」
東 亜純:「アフタヌーンティーなんだけど」
黒田志野:「うん?」マカロンをつまんでいる。
東 亜純:「おかわりってできるの…?」
黒田志野:「えっどうだろう……」
黒田志野:「普通に単品で別に頼めばいいんじゃない?」
東 亜純:「なんか追加していい?ヒナも食べん?」真剣な顔つき。
日生日出人:「んへへ、いいよお~」ニコニコしている。
黒田志野:「えっ二人共すごい……」
日生日出人:「そのあとねえ、みんなで写真撮ろうね」
東 亜純:「あっそれ良い~。送って!」
黒田志野:「うん。なんだか……楽しかったな」
GM:賑やかな声はそれからしばらくも続き。
GM:楽しい時間も、やはり続いた。
GM:そして、三人のささやかで重大な、恋や、そうでないかもしれないもののお話は。
GM:この場かぎりの秘密のままで、甘い匂いの中に消えていった。

『UGN戦闘シミュレーション/19歳女子の恋愛事情』 了


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.


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