『振返るニュートンズクレイドル』(GM:DT)


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Silk R&Lord(シルクロード)繭乃(まゆの)白姫(しらひめ)キャラシート(PC1:明寝マン)
“木枯らし”桃山(ももやま)(あおい)キャラシート(PC2:有限無限)
“ネイキッド”吾妻(あがつま)ネイキャラシート(PC3:いーさにうむ)
灯台(ファロス)(しずく)(けい)キャラシート(PC4:ワノジ)

【Index】

オープニング:繭乃白姫
オープニング:桃山蒼
オープニング:吾妻ネイ
オープニング:雫圭
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
クライマックス
エンディング:吾妻ネイ・雫圭
エンディング:桃山蒼
エンディング:繭乃白姫

【プリプレイ】

GM:『振返るニュートンズクレイドル』 はじまるよ~
GM:自己紹介から参りましょう
GM:PC1の繭乃ちゃんからおねがいします
繭乃白姫:は~い
繭乃白姫キャラシート
繭乃白姫:「繭乃白姫、カイコガだぞ」
繭乃白姫:「ニンゲン、お世話せよ~。そうしないと死んじゃうので、真面目に」
繭乃白姫:蚕蛾のRB、RBになってもほぼ一人では何もできない女の子
繭乃白姫:運動能力も底の底。お腹が減ると口を開いて座して待つタイプ
繭乃白姫:特殊な糸を生成できる能力を有しており、UGNへの強化繊維の提供に一役買っています
繭乃白姫:君たちの着てるボディアーマーには私の糸が使われているぞ
GM:すごい……
GM:平素よりお世話になっております
繭乃白姫:自分では服は作れないので裁縫はUGNに丸投げ、素材を渡してお金をたくさんもらっています
繭乃白姫:生活能力が無さすぎるため、UGNからチルドレンをSP(お世話係)として雇っていたり。今回のシナリオロイスはその子みたい
GM:そういうことになったぜ
繭乃白姫:性能はほぼ活性の霧を多重生成のみ、後は他人に使うお金を大量所持しています
GM:さすがお金持ち……
繭乃白姫:コネは沢山あるので、いろんなニンゲンに手伝ってもらいましょう
繭乃白姫:これくらいで、よろしくおねがいします。戦闘は任せた!
GM:よろしくおねがいします~ 戦闘は他の人に任せましょうね
GM:そんな繭乃さんのハンドアウトがこれです
PC1/繭乃白姫用ハンドアウト
シナリオロイス:“アノリフィカビリチュディニタティバス”羽田汐沙 推奨感情 P:好奇心/N:隔意
あなたは一人では何もできない、蚕蛾のレネゲイドビーイングである。
現在あなたの世話をしているチルドレン――羽田汐沙は、素行不良が問題視されていた。
ある日、あなたは彼女に連れられ、UGNの研究施設に赴いた。
そこで待ち受けていたものは、殺戮を行う乱入者の姿。そして死の匂い。
GM:シナリオロイスは“アノリフィカビリチュディニタティバス”羽田汐沙。素行不良のチルドレンだそうです
GM:たいへんなことになってます がんばって生き延びてね~
繭乃白姫:ぎえ~~
繭乃白姫:ナギサ……コードネーム長いね
GM:ハタ・シオサです
繭乃白姫:あっシオサ!
繭乃白姫:ごめんよニンゲン~
GM:虫だからしょうがないね
繭乃白姫:のうみそがちいさい
繭乃白姫:生存競争を頑張って生き延びます、よろしくおねがいします
GM:がんばって~
GM:ではお次は桃山さんおねがいします~
桃山蒼キャラシート
桃山蒼:「桃山蒼……エージェントだ」
桃山蒼:「“木枯らし”とでも呼んでくれ」
桃山蒼:桃山蒼(ももやま あおい)。
桃山蒼:長いチルドレン時代を経てUGNエージェントとなった男。口数が少なく、クールで冷徹。
桃山蒼:……と本人は思っているが、実際は熱くなりやすく、情に厚い。
桃山蒼:壁にもたれてかかって腕を組みながら話すことが多いよ。
GM:普通に座ればいいのに
桃山蒼:いつでも動けるようにな……
桃山蒼:能力は自らの領域内に吹雪を発生させるというもの。
桃山蒼:領域の範囲は狭いが、その出力は大きく、銃弾であろうと威力を減衰させ叩き落せる。
桃山蒼:チルドレン時代は冷たい風を吹かせる程度の出力しかなかったため、”木枯し”の2つ名を与えられた……。
GM:つよ~
GM:なるほどね
桃山蒼:チルドレン時代から剣術を習っていて、剣の腕はそれなりにあります
桃山蒼:日本刀最強説!
桃山蒼:写真家をカバーとしています 張り込みとかもしやすいのでね
桃山蒼:「以上だ。俺は冷たい男だ……」
GM:金持ちがもっと強い武器買ってくれても日本刀使い続けるのかな
桃山蒼:両手剣なんかに負けないぞ
GM:がんばって~ よろしくね
GM:そんな君のハンドアウトはこれ
PC2/桃山蒼用ハンドアウト
シナリオロイス:“タイフォイド・メアリー”三崎朗子 推奨感情 P:連帯感/N:不安
あなたは冷静冷徹を自称するUGNエージェントである。
大規模な電波障害の原因であるとされる、“磁歪蟲”と呼ばれる群体生物。
その掃討作戦に、あなたも駆り出されていた。だが、君の領域範囲は、これらの掃討には不向きだ。
同僚の三崎朗子から、君は後方への連絡要員を命じられ、帰途についた。
桃山蒼:多数の蟲か……確かに、俺はそういうのには向いていないかもな
GM:シナリオロイスは“タイフォイド・メアリー”三崎朗子。クールで塩対応なエージェントです。自称でなく他称。
桃山蒼:俺とクールさを同じくする者か……
GM:同じくしてないって言ってるのに
GM:とにかく後方待機です ゆっくりできるんじゃないでしょうか
桃山蒼:場所は違えどクール同士、頑張ろうな…
桃山蒼:ふ、ゆっくりさせてもらう……
桃山蒼:まさか敵が強襲してくることもないだろうからな…
GM:まさか~
GM:よろしくお願いします~ ではお次!
GM:吾妻さんおねがいします!
吾妻ネイ:はーい!
吾妻ネイキャラシート
吾妻ネイ:"ネイキッド" 吾妻ネイ(あがつま・-) UGNに所属・協力する少女。
吾妻ネイ:その実体はオリジン:サイバーに分類されるRBで、精巧な少女型多機能ドロイドにRBとしての意志が宿ったもの。
吾妻ネイ:数年前に一糸まとわぬ姿で『遺棄』されていたところをUGNの技術者に発見・保護され、以降UGNに協力するようになりました。
吾妻ネイ:高い演算・処理能力を活かしたデータ処理や状況解析が得意。主にオペレーターとして活動していますが、
吾妻ネイ:電波や電気信号を介して機械類、或いは人体への限定的な干渉も可能で、現場に直接出向けるタイプの後方支援人員として幅広くお仕事してます。
GM:一糸まとわぬ姿で……
吾妻ネイ:うん……棄てられちゃってたの……
GM:たくさん後方支援していこ
GM:かわいそ~
吾妻ネイ:性能としては、セットアップで行動値を操作しつつメジャー支援を撒く専業支援型。触媒もあるよ!
吾妻ネイ:精一杯お仕事するよ~ よろしくね!
GM:よろしくね~たくさん支援してね
GM:戦闘なんて他の人に任せよ
吾妻ネイ:ネイ非力だからね……
GM:ではそんな吾妻ちゃんのハンドアウトがこれです
PC3/吾妻ネイ用ハンドアウト
シナリオロイス:伊勢木ハジメ 推奨感情 P:連帯感/N:不安
あなたはかつてUGNに回収された、使途不明のドロイドである。
データ処理やシミュレータの機能調整のため、あなたは現在UGNの研究施設にあった。
メカニック兼オペレータの伊勢木ハジメとともに仕事を進めるその施設のもとに、
“テーフィア”の魔手が迫っていた。
GM:シナリオロイスは伊勢木ハジメ。メカニック兼オペレータの非オーヴァードです
吾妻ネイ:わー! よろしくね!
吾妻ネイ:いつものお仕事してたはずが、大変なことになってるよー
GM:大変なことになりましたね
GM:周りの人たちを支援してなんとか切り抜けましょうね
吾妻ネイ:がんばるよ!
GM:がんばって!
GM:では最後!雫さんお願いします
雫圭キャラシート
雫圭:「ボールペン? そんなものはうちの店では扱っていません。そこのセブンでお買い求めください」
雫圭:マニア向け用品を扱う文房具店「藍墨堂」の主。
雫圭:祖父の意向によって大学卒業と共に店舗をまるごと譲り受けています。
雫圭:品揃えがマニアックな上に店主の愛想も悪いのですが、固定客はそれなりにいるのでなんとかやっていけている模様。
GM:マニア向けだから流行らないのでは……
GM:やってけるならよかった
雫圭:マニア向けではありません。文化を嗜んでいるんです
雫圭:好きなものは日記を付けること、手紙を書くこと。毎日就寝前の30分は執筆タイムとなっています。
雫圭:嫌いなものはクソガキと電話。
雫圭:誰に対しても敬語で淡々としているのですが、仲良くなると手作りのお菓子や手紙をくれたりします。
雫圭:オーヴァードの力として、思い出を燃やす炎を出すことができます。
GM:レア能力だ
雫圭:そのまま人間に使うと新しい記憶から順に燃えていき、その間にあったことは忘れてしまいます。
雫圭:物品に対しても使うことができますが、こちらは何でもいいわけではなく誰かの記憶がこもっていなければいけません。
雫圭:この炎に照らされると、燃えている思い出を追想することができます。
雫圭:また、レネゲイドの力が一時的に増幅する効果も確認されています。
GM:オシャレ能力だなあ
雫圭:以上のような特性から、記憶処理班やサポート要員としてUGNに協力しています。
GM:今回も協力してもらうぜ
雫圭:性能としては変則的な支援タイプです
雫圭:クイックアクセルによって行動値を上げると同時に暴走状態になり、変異暴走:加虐によって与えるダメージを減算しつつ
雫圭:災厄の炎を組み合わせることで範囲化した狂戦士と戦乙女の導きをばらまきます
雫圭:だいたい変異暴走の効果でダメージは0に収まる予定ですが、うっかり焼き殺したらごめんなさい
雫圭:狂戦士が解禁されるまではやや物足りない性能ですが、ミドル判定は財産点と夢の雫でばっちりサポート。
GM:何してくれてるの???
雫圭:ん!? まちがったかな…
雫圭:なぜか今回はアタッカーにスイッチする可能性が示唆されていますが、全力で頑張っていきたい所存です。よろしくおねがいします。
GM:よろしくお願いします~
GM:そんな雫さんのハンドアウトがこれです
PC4/雫圭用ハンドアウト
シナリオロイス:“ラバーダック”蔵井リザ 推奨感情 P:尽力/N:不安
あなたは経営状態の芳しくない文具店の主をつとめる、オーヴァードである。
記憶処理処置機能改善についての協力依頼を受け、あなたは現在UGNの研究施設にあった。
蔵井リザという後方エージェントとともに仕事を進めるその施設のもとに、
“テーフィア”の魔手が迫っていた。
GM:シナリオロイスは“ラバーダック”蔵井リザ。後方要員のしょぼいオーヴァードです
雫圭:ラバーダックってあのゴムのオモチャのアレですか?
雫圭:コードネームがちょっとかわいそう
雫圭:裏方同士仲良くしましょうね
GM:してあげて~
GM:まあ……襲われますが……
雫圭:そんな…かよわいサポート要員しかいないのに…
GM:戦えるやつに任せましょうね~
GM:まさか支援が3人なんてことないでしょ
雫圭:そうだぜ!いつも偉そうにしている脳筋はどこにいったんだ!
GM:がんばって
GM:ではトレーラーを貼って始めて行くぜ

■トレーラー 昨日と同じ今日、今日と同じ今日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、世界はすでに変貌していた――。

街に蔓延る、“磁歪蟲”の侵蝕。
UGNは大規模な排除作戦を開始、掃討に当たるが。

それは遥か後ろを脅かすために、振り上げられた鉄槌であった。
狙われた後方拠点。“テーフィア”による電撃奇襲。
戦闘員はわずか。限られた人員での反抗が始まる。
それはか細い糸のような、しかし途絶えさせてはならぬ道。

ダブルクロス the 3rd edition『振返るニュートンズクレイドル』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:やるぜ!よろしくお願いします!
吾妻ネイ:よろしくお願いしまーす!
雫圭:よろしくおねがいします!
繭乃白姫:よろしくおねがいします!
桃山蒼:よろしくお願いします!


【オープニング/繭乃白姫】

GM:登場をお願いします。
繭乃白姫:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 10[10]+37 → 47

繭乃白姫:ぐえ~
GM:頑張って動いてる


GM:繭乃白姫の保有するマンション。
GM:その上層階の一室。そのドアの鍵が空く音がし、開かれた。
羽田汐沙:ビニール袋を手にもった、金髪の少女。
羽田汐沙:「生きてる~?」
繭乃白姫:盛り上がったベッドの毛布が、もぞもぞと動く
繭乃白姫:「シオサ……おなかへった……」
羽田汐沙:「……アンタさ~」
羽田汐沙:「マジでずっとそうなの?」
繭乃白姫:ふるふると震えながら、少しだけ顔を出す
繭乃白姫:「む」
繭乃白姫:「私から生活能力を奪ったのはニンゲンだぞ」
羽田汐沙:「知るかあたしじゃない」細長いプレッツェルを取り出す。
羽田汐沙:「ほら食え」コンビニで買ったお菓子。
繭乃白姫:「お世話の義務~」
繭乃白姫:転がって口を開きながら、今か今かと待機
羽田汐沙:「義務じゃねえ雇用契約」そのまま口元に突っ込んでいく。
繭乃白姫:「むぐ」
繭乃白姫:「む、ん……これ新味?」
羽田汐沙:「え、マズかった?」
羽田汐沙:「同じのつまらんかと思ったんだけど」
繭乃白姫:「ニンゲンってこういうの凄いとこよね、バリエってやつ」
繭乃白姫:「めちゃくちゃ好きだから次もお願い」
羽田汐沙:「次もあるか知らんけどな。こういうの季節限定だし」
繭乃白姫:「えー」
羽田汐沙:「えーじゃねえよそんなに気に入ったなら会社ごと……」
羽田汐沙:「……いやナシ」
羽田汐沙:「マジでやりそうだな……」
繭乃白姫:「あ、それじゃこれお買い物代ね」
繭乃白姫:毛布の中をひとしきり漁り、財布を取り出す
繭乃白姫:「余った分はお小遣いにしていいよ」お札を無造作に10枚程取り出し手渡す
羽田汐沙:ひったくるように取って。「……アンタさ」
羽田汐沙:「無頓着すぎるんじゃないの」
羽田汐沙:「そのうち悪いやつに騙されるよ」
繭乃白姫:「んー」
繭乃白姫:「UGNが守ってくれてる分には大丈夫」
羽田汐沙:「UGNがお人好し集団だとでも思ってるの?」
繭乃白姫:「大事なお取引相手だから、騙されない様にしてくれるしょ」
羽田汐沙:「……どーだか」
羽田汐沙:「アンタそんなに大事にされてないんじゃないの。あたしみたいなクズが寄越されてるんだ」
羽田汐沙:「アンタが本当に大事で大事だったら、もっとお姫様扱いする連中を寄越したでしょ」
繭乃白姫:「え、栄転じゃないの」
羽田汐沙:「あたしにとっちゃそうかもね」札をパタパタ振る。
繭乃白姫:「シオサ、ちゃんと仕事は逃げずにするタイプだし~」
繭乃白姫:「一回もサボってないよね?」
羽田汐沙:「……サボったらあんた死ぬんでしょ」
羽田汐沙:「難儀なやつ」
繭乃白姫:「だから任務がちゃんとできる子が寄越されるの」
繭乃白姫:「サボらなくて、何かあった時に身を守れて、あとこうしてお話しできる子ね」
羽田汐沙:「知った風に……」
羽田汐沙:「……」チョコの包みを開ける。「……ん」
羽田汐沙:突き出す。
繭乃白姫:「んむ」
羽田汐沙:「それ食べたら、研究所ね」
繭乃白姫:「ニンゲンの姿、美味しくモノが食べられて満足だわ」
繭乃白姫:「……研究所?」
羽田汐沙:「ん。材料に不具合があってみて欲しいんだって」
羽田汐沙:「ホーゴーナインドの高い?装備に使おうとしたらダメだったとか」
繭乃白姫:「うぇ、変なの納品しちゃったかな。体調悪い子でもいたのかな……」
羽田汐沙:「責任問題って感じじゃないから。現物見てアドバイス欲しそうな感じ」
繭乃白姫:「ん~、分かった。それじゃ……」布団から出て立ち上がる、ジャージ姿
羽田汐沙:「……」
羽田汐沙:「あんたまさか、それもやれってんじゃ……」
繭乃白姫:「ジッパー降ろすだけだからすぐだよシオサ」
羽田汐沙:「すぐなら自分で……いやもういいわ」
羽田汐沙:「このやり取りが無駄。で?着替えはどれ?」
繭乃白姫:「押し入れに同じのいっぱいある」
羽田汐沙:「うわ何これ」
羽田汐沙:「高そ~……」
繭乃白姫:「一着欲しいなら作ってあげよっか」
繭乃白姫:「私は作れないけど」
羽田汐沙:「いやいいから。あたしはこういうの」
羽田汐沙:「あんたみたいなののための服でしょ」
繭乃白姫:「女の子は綺麗な服を着たがるものって有史以来」
繭乃白姫:「そうじゃないと私達が飼いならされた理由なくなっちゃう~」
繭乃白姫:「着て~」
羽田汐沙:「……あ~もう」
羽田汐沙:「ワガママ放題か……ほらバンザイして」
繭乃白姫:「ん~」
羽田汐沙:「言っとくけど今日寒いからね」
羽田汐沙:「外出た瞬間コロっと行かないでよね」
繭乃白姫:「防寒防熱はちゃんとしてる服だよ、死んじゃうから」
羽田汐沙:「エレベーターまでは歩ける?」
繭乃白姫:「む、流石に歩ける。でも遅いから引っ張ってくれると助かるかも」
羽田汐沙:「はいはい」服から髪を出してやりながら。
繭乃白姫:「ぷは」
羽田汐沙:「じゃ、付いてきて」手を差し出す。
繭乃白姫:「シオサ、護衛よろしく~」手を握る、赤ん坊位の握力
羽田汐沙:「よっわ……」
繭乃白姫:「ひどっ」
羽田汐沙:「鍛えたほうがいいよそれ。さすがに無い」
羽田汐沙:「ゆりかごの赤ちゃん並」振り返ってかすかに笑った。
GM:そうして手を引いた先、UGNの研究施設への路。
GM:たどり着いた先では。


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ~
繭乃白姫:羽田汐沙 〇好奇心/隔意
繭乃白姫:以上で~
GM:はあーい


【オープニング/桃山蒼】

GM:登場をお願いします
桃山蒼:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+3[3] → 38

桃山蒼:クールだ……
GM:冷静だ


GM:市内は静まり返っている。
GM:オーヴァード数名によるワーディングの維持。市井の人々は何が起きているか知るすべもない。
GM:UGNエージェントがそれらを展開している理由が、これだ。
GM:ジッ、という音とともに、一人の男のもとに羽虫のようなものが飛びかかってくる。
桃山蒼:「……虫は嫌いではないが」
桃山蒼:青い髪、黒いコート、そして銀色の日本刀
桃山蒼:刀を手にしたまま、迫って来る羽虫に対して、ギリギリまで動かず
桃山蒼:自らの”間合い”に入って来た瞬間、その羽虫は局所的な吹雪によって捕らえられ、一刀両断される
桃山蒼:「果たして”これ”を、ただの虫と呼んでいいものか」
GM:羽虫はたやすく両断され、地に落ちた。
GM:バチバチと音を立てている。静電気を発生しているような。
GM:しばらくすると音は収まり、止まった。
桃山蒼:「ブラックドッグ……か」「一匹一匹はそう脅威でもないな」
桃山蒼:「だが───」
GM:“磁歪蟲”と名付けられた、電波障害を引き起こす生物。
三崎郎子:「ですけど」
三崎郎子:「一匹にそんな手間かけてたら何年かかるやら……」
桃山蒼:「……その通りだ」
桃山蒼:「耳が痛い」刀を収める
三崎郎子:「キリがありませんねしかし」
GM:視界の先には、雲霞のごとき量の蟲の姿がある。
桃山蒼:「どれだけ居るのやら……検討はついているのか?」
GM:主に電線周りにびっしりと張り付いている。
三崎郎子:「本当はそれを推定してもらいたいんですけど」
三崎郎子:「この通り」スマホを取り出す。
三崎郎子:「通信がつながらないので」
桃山蒼:「電波障害……厄介なことをしてくれたものだ」
GM:周囲では数人のエージェントが、大きく能力で虫を薙ぎ払っている。
桃山蒼:「これだけの規模、自然に起こりうるとは思えない」
三崎郎子:「ええ。おおかたFHの作戦行動でしょうね」
桃山蒼:「いったいどんな思惑でこんなことを……」
桃山蒼:白い溜息を吐く
三崎郎子:「とにかく、一度状況を整理したいんですが……」
三崎郎子:「"木枯し"さん。心当たりはありませんか?」
桃山蒼:「む?」
三崎郎子:「この場で一番撃破効率の低そうな人に……」
三崎郎子:彼女が手をかざすと、ぼとぼとと虫達が落ちていく。
桃山蒼:「ふむ……」
桃山蒼:「自らのごく狭い領域でしかエフェクトを使えず」
桃山蒼:「虫一匹切るのにそれなりの集中と時間を要するようなエージェントなら心当たりがあるぞ」
三崎郎子:「おお」
三崎郎子:「そんな人がいれば丁度いいですね。ぜひお使いをお願いしたいです」
桃山蒼:「請け負わせてもらう」
三崎郎子:「状況連絡と、周辺部署への支援要請を」
三崎郎子:「お願いできますか?」
桃山蒼:「差し詰め、人間伝書鳩といったところか」
桃山蒼:「いや、伝書人間か……?まあいい」
三崎郎子:「どっちでもいいですね」
桃山蒼:「この場は任せた」「行かせてもらうぞ」
三崎郎子:「はい。お気をつけて」
桃山蒼:「……また、生きて会おう」
桃山蒼:UGNの人間と別れる時には、必ず言うようにしている言葉だ
三崎郎子:「大げさです」
桃山蒼:「ふ、相変わらずの冷静さだな」人間離れしたオーヴァードの身体能力を使い、夜の闇へと消えていく
桃山蒼:(この付近なら……研究所があったはずだ)
桃山蒼:(既にこの事態の原因を究明しているかもしれないし……援護に秀たオーヴァードも多いことだろう)
桃山蒼:(そこから情報と必要な人員を持ち帰る)(やることは決まったな)
桃山蒼:道中、襲い掛かって来る“磁歪蟲”を切り捨てながら、急ぎ研究所へ向かった


GM:シーン終了です。ロイス取得あればどうぞ。
桃山蒼:三崎朗子 〇連帯感/不安 で取らせてもらおう 生きて会おう…!
GM:そちらこそ生きてくださいね
桃山蒼:(無言のサムズアップ)


【オープニング/吾妻ネイ】

GM:登場をお願いします
吾妻ネイ:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 7[7]+35 → 42

GM:そこそこ


GM:UGN 研究施設
GM:巧妙に偽装のなされた総合研究施設では、日夜様々な分析業務が行われていた。
GM:そのうちの一つ。大型モニターの前。
伊勢木ハジメ:「ん~~~~~」
伊勢木ハジメ:「どーしてもここの設定がうまく行かないんだよなあ」
吾妻ネイ:「どれどれー」 身を寄せるように伊勢木さんの視線の先を覗き見る。
伊勢木ハジメ:「お~?ネイさまおわかり?」
吾妻ネイ:「……あ、これ。ここの部分でループ起こしてるよ」
伊勢木ハジメ:「うえっ、マジか」
吾妻ネイ:「これをこうしてー、こうしたら、はい!」
伊勢木ハジメ:「おお~っ!」
吾妻ネイ:停滞していた処理が流れるように走り出す。この部分のエラーはこの一箇所に起因するものだったらしい。
吾妻ネイ:「でも、だいぶ山積みだね……やってもやっても終わんないのって、やるぞーって気持ちになるけど、大変だ」
伊勢木ハジメ:「いやたー!ネイさま様様だよ~!」ぎゅーっと抱きつく。
伊勢木ハジメ:「ま~それはまじね」
吾妻ネイ:「わふっ」
伊勢木ハジメ:「死にそうな量ある」
吾妻ネイ:抱き着かれてちょっと頬を赤らめながら、身を任せている。
吾妻ネイ:「これ、本当にここの人達だけで処理する予定だったってほんと?」
吾妻ネイ:「ネイ、たまたま仕事が空いたからって回されたけど……」
伊勢木ハジメ:「ま~ね。人手不足はUGNの常なのです」
吾妻ネイ:「うーん、どこもおんなじかぁ」
吾妻ネイ:「ネイが普段いるところもね、人は結構いるんだけど、それ以上にR案件が多くてねー」
伊勢木ハジメ:「一番困るのがあれね。“磁歪蟲”」
吾妻ネイ:「普段バックアップ側に回っててもジャーム退治に行ったり……“磁歪蟲”?」
伊勢木ハジメ:「こいつさえいなけりゃ他の支部とのリンクでもっと……」
伊勢木ハジメ:「あ、知らない?」
吾妻ネイ:「えーと、ここ来る時に資料もらったような……」
伊勢木ハジメ:「これ」モニターに資料を出す。
吾妻ネイ:「急にここ来て!って言われたから、あんまりしっかり読めてなかったり」 ちょっとバツの悪そうな顔をしながら、視線をモニタに向ける。
伊勢木ハジメ:「電波妨害の機序をもった、レネゲイド性の群体で」
伊勢木ハジメ:「あ、レネゲイド性ってのはあれね、ワーディング貼ってもダメってこと」
吾妻ネイ:「ただの虫なら、ワーディングだけで対処できるもんね。厄介な性質だ」
吾妻ネイ:「発生元とかは、まだわかってないの?」
伊勢木ハジメ:「ま~それでこの辺の仕事できる人も、戦闘要員はまとめてその処理に行ってるわけです、はい」
伊勢木ハジメ:「ぜーんぜん。調べようにも通信使えないしね」
吾妻ネイ:「そっかあ……地道に倒して、探すしかないんだ」
吾妻ネイ:「人が少なく感じたのは、そのせいもあるんだね。大変だ」
伊勢木ハジメ:「定時連絡は直接人でってことになってる。そろそろ戻ってくるんじゃないかなあ」
伊勢木ハジメ:「そう!大変なの!」
吾妻ネイ:「むー、不便だねえ、こういう時は……」
吾妻ネイ:「よーし、ならネイにお任せ! 二人分でも三人分でもがんばっちゃうよ!」
伊勢木ハジメ:「本当に大助かりですよはい」
伊勢木ハジメ:「おお~!」
吾妻ネイ:「んふふー」
伊勢木ハジメ:「いいな~ うちにずっと居てくれない?」
吾妻ネイ:「ここ、色々なデータがあって楽しそうだからな~。おっきいモニタもあるし……」
吾妻ネイ:「お仕事いっぱい~ってなった時は、また来るよ! そういう時のためのサポート人員なのです」
吾妻ネイ:自分の力を欲しがってくれる人のところには、いたい気持ちがあるけれど。やっぱり、帰るべき『お家』がある以上は、そこにいたいと思うのだ。
伊勢木ハジメ:「あはは……じゃあ会える時は大変なときか」
吾妻ネイ:「うーん、確かにそういうことになっちゃうね」
伊勢木ハジメ:「会いたいような会いたくないような……」
吾妻ネイ:「じゃあ、忙しくなくてもたまに来たら楽しい?」
伊勢木ハジメ:「うん!すっごい楽しい!」
吾妻ネイ:「えへへ……じゃあ、また来るね」
吾妻ネイ:「その前に、このお仕事の山を片付けないと、だけど!」
伊勢木ハジメ:「あはは……そうだね~」
伊勢木ハジメ:「うし、じゃあバリバリとやっていきますか!」
伊勢木ハジメ:腕まくりをして舌なめずりする。
吾妻ネイ:「おー!」
吾妻ネイ:高度な人工知能に基づく演算能力と、電気系統に対する高い親和性を備えた機体。少女型ドロイドが意志持つRBである吾妻ネイは、人の役に立つことが好きだ。
吾妻ネイ:だから、この状況はネイにとってとてもやり甲斐のある──そういう仕事。それだけのはずだったのだけど。
伊勢木ハジメ:「ん、誰か来たぽいな」
伊勢木ハジメ:「ちょい待ってね。連絡係の子かな」
吾妻ネイ:「あ、さっき言ってた定時連絡の」
吾妻ネイ:椅子をくるりと回して扉の方に目を遣る。
伊勢木ハジメ:「ん~今開けるからちょっとまってね」
GM:そのまま、彼女は扉に手をかけて。
GM:世界は変貌した。


GM:シーン終了。
GM:ロイス取得あればどうぞ。
吾妻ネイ:伊勢木ハジメ ◯尽力/また来るね で取得!
GM:やった~


【オープニング/雫圭】

GM:登場をお願いします。
雫圭:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+7[7] → 41



GM:UGNの研究施設での研究対象は多岐に渡る。
GM:シミュレートプログラムの研究。近隣支部への連絡機能。そして。
GM:そのうちの一つ、記憶処理に関する研究。
GM:記憶に作用するオーヴァードの能力を解析し、処置の改善を図る研究。
GM:その一環として、雫圭は招聘されている。
蔵井リザ:「と、いうことでですね」神妙な面持ちで一人の女性が椅子に座っている。
蔵井リザ:「私を実験台に、能力を実演頂きたいんですが」
蔵井リザ:「大丈夫ですか」
雫圭:「構いませんが」
雫圭:「私の力では任意の記憶を選んで消す、というのは難しいんです」
雫圭:「ろうそくは芯にしか火が付きませんよね? それと同じです」
雫圭:「このやり取り自体を真っ先に忘れる事になりますよ」
蔵井リザ:「大丈夫です」ノートを取り出す。
蔵井リザ:「24時間以内の行動を全部メモしてきてます」
蔵井リザ:「こういう仕事しかできませんから」胸を張る。
雫圭:火の付いた一番新しい記憶から、時系列順に燃えていく雫圭の記憶消去能力。
GM:彼女は大したオーヴァードではないとされている。少なくとも、一定以上の戦闘能力のあるものがまとめて招集されるような任務でも、お呼びのかからないほどには。
雫圭:細かい操作が難しいため、記憶処理要員としてはいまいち扱いに困っているのが現状だ。
蔵井リザ:「"灯台(ファロス)"さんからしても、能力解析が進むことで」
蔵井リザ:「より精密なコントロールが可能になればお互い喜ばしいでしょう」
雫圭:「それは…確かにそうです。動ける場が増えればお給料も弾みそうですし。あともう一つ、注意点なのですが」
蔵井リザ:「はい」強ばる。
雫圭:「記憶を燃やすと、その記憶を私は追体験する形になります。構いませんか?」
雫圭:いわばプライベートを覗き見するような形になる
蔵井リザ:「大丈夫です、見られてまずいことは……」ノートをめくり。
蔵井リザ:「……大丈夫です」
雫圭:「今、妙な間がありましたが」はあ、とため息を付く
雫圭:「実験の前に少し、お伺いしたいことがあるのですがよろしいですか?」
蔵井リザ:「はい、なんです?」
雫圭:「オーヴァードの力の研究は厄介です。その性質上、どうしても人体実験じみてしまう」
雫圭:「喜んで実験対象になろう、なんて人はそうはいません。貴方は怖くないんですか?」
蔵井リザ:「いや普通に怖いですけど……」
雫圭:蔵井リザの瞳を覗き込むように黒い髪が揺れる
蔵井リザ:「でも、誰かがやらなきゃいけないし」
蔵井リザ:「ばりばり前線に出る人のほうが怖いでしょ」
蔵井リザ:「やれることをやるだけです」しっかりと見つめ返す。
雫圭:「ヘンな義務感なんて持たない方がいいですよ。凡人なんですから」
蔵井リザ:「凡っ……!」
蔵井リザ:「全く反論の余地無くそうですけど!普通面と向かって言います?」
雫圭:「あなたも、私も」
蔵井リザ:「……」
蔵井リザ:「"灯台(ファロス)"さんは違うでしょう」
雫圭:「期待されてないですよ、私だって。自分で言うのも何ですけどめんどくさい能力ですし」
蔵井リザ:「まあそれは……」
蔵井リザ:「めんどくさいなあとは……」
雫圭:「ほら、そうでしょう?」
雫圭:「なので、ちょっと意地悪したくなったんです。あなたが妙に張り切っているから」
雫圭:「ふふ、どうせこのやり取りは忘れてしまうわけですしね」
蔵井リザ:「あっずる……」
雫圭:「さあいきますよ。準備はいいですか?」
雫圭:わずかに笑みを浮かべて、リザの手を取る
蔵井リザ:「は、はい」
雫圭:熱がじりじりとリザの掌に伝わり、やがて小さな灯火となって部屋を照らす。
雫圭:雫とのやりとり。部屋に来る前に何度も要項を確認したこと。朝、上司と実験内容の最後の打ち合わせをしたこと。
雫圭:およそ2時間ぶんの記憶がすっかり燃え落ちる頃、雫はその火を手で覆って消し止めた
雫圭:「……リザさん、終わりましたよ」
蔵井リザ:「……あれ、私寝てた……?」
蔵井リザ:「あれ、"灯台(ファロス)"さん……?早いですねっていうか今何時です?」
蔵井リザ:「あれ?」
雫圭:「今の状況は理解できますか?今朝の予定を確認した直後くらいまでの記憶を燃やしたはずですが」
蔵井リザ:「えっ」ノートをパラパラとめくる。
蔵井リザ:「本当だ……」
蔵井リザ:「え~……」
蔵井リザ:「すごいですね」
雫圭:「次はそのノートでも燃やしてみますか? 物にも使えるんですよ」
蔵井リザ:「これ燃やすと私の記憶が消えるんですっけ。俄には信じがたいんですけど」
雫圭:「いえ、文字が消えるだけですよ。あなたが今しがた忘れてしまった事柄の追体験もされますが」
蔵井リザ:「ああ、なるほど。再生が可能なんですね」ノートを見ながら。
蔵井リザ:「すいません、そこ消えてるから覚えてなかったです」
蔵井リザ:「じゃあこれを……」とノートを渡そうとして。
雫圭:「ふふ、構いませんよ。そういう実験ですし」
蔵井リザ:「……騒がしいですね」部屋の外から喧騒。
蔵井リザ:「ちょっと見てきます」立ち上がる。
雫圭:「……何か、胸騒ぎがします」
蔵井リザ:「ふふ。なんです、それ」
雫圭:「パニック系映画の導入みたいだなと思ったんです」
雫圭:「第一発見者は無残な死体になってしまうのがお約束ですよ?」
蔵井リザ:「そういうのお好きなんですね」と言いながら、IDカードでドアのロックを開けて。
GM:血の匂いがした。


GM:シーン終了です。
GM:ロイス取得あればどうぞ。
雫圭:蔵井リザ ○好意/厭気
GM:好意だ~


【ミドルフェイズ1】

GM:全員登場です。
繭乃白姫:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 2[2]+47 → 49

吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (42 → 50)
吾妻ネイ:みゃー
雫圭:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+1[1] → 42

桃山蒼:38+1d10 クールな登場侵蝕というものを見せてやろう
DoubleCross : (38+1D10) → 38+4[4] → 42

桃山蒼:それなりのクール
GM:反応に困る数字


GM:UGNの研究所。偽装された複数の入り口から構成され、施設自体の正面からは入れない作りになっている。
GM:そのうちの一つを抜けて、吾妻・伊勢木のあった部屋に入ってきたものは。
“テーフィア”:扉が開くと、見知らぬ男が2人。金髪を撫で付けたスーツ姿の男と。
“狼甲”:ガスマスクのようなものをつけた黒髪の男。
伊勢木ハジメ:「えっどちら様……」
吾妻ネイ:「え、定時連絡の人じゃないの?」
“狼甲”:男がナイフを振るい、伊勢木の首を切り裂く。
伊勢木ハジメ:「えっ」
吾妻ネイ:──言って。醸し出す剣呑な雰囲気が、『違う』と警鐘を鳴らし始めた瞬間。
吾妻ネイ:目の前で、惨劇は起こっていた。
伊勢木ハジメ:そのまま身体が傾ぎ、床に崩れる。
吾妻ネイ:「……っ、は、ハジメさん!」
GM:首からの出血が、重力に反するように浮き上がる。
吾妻ネイ:崩れ落ちた身体を、寸でのところで受け止める。頭を地面に打ち付けることは、避けられた。
吾妻ネイ:──だが、それが何だと言うのだ。
吾妻ネイ:「な、なに……?」
“テーフィア”:それが“テーフィア”の手元により集まり、無数の刃となって拡散する。
“テーフィア”:施設を、そこにいるスタッフを、そして君自身を蹂躙し引き裂く。
GM:研究員の悲鳴。
吾妻ネイ:「────っ」 倒れたハジメを庇うように、華奢な矮躯を覆い被せる。
“テーフィア”:もう片手には、血まみれのIDカードがある。
“テーフィア”:研究員の誰かを、殺して奪ったのだろう。
吾妻ネイ:その背が、衣服ごと刃に裂かれていく。苦痛に身悶えしながら、侵入者を睨め付けた。
“狼甲”:「……他愛ない」
“テーフィア”:「当たり前だろうが。こいつらは後方のゴミばかりだ」
吾妻ネイ:(まずいよ……この二人、戦い慣れてる……!)
“テーフィア”:「とっとと全員殺すぞ」
GM:扉が開き、一人の女性が出てくる。
蔵井リザ:「何の騒ぎ……?なに、この匂い……」
吾妻ネイ:「だ、だめっ、こっち来ちゃだめ!」
蔵井リザ:「は」
蔵井リザ:「ハジメ……?」
吾妻ネイ:振り返り、必死に叫ぶ。「早く、扉を閉めて……! 誰か、戦える人を呼んでっ!」
“狼甲”:「御免」ナイフを彼女に振るう。
雫圭:「様子がおかしいです!一度部屋に……」
蔵井リザ:「ぐうっ……!」それを受けながら、再生して。
蔵井リザ:「だ。誰かって!」
蔵井リザ:「そんな人、今、誰もっ!……ガフッ……!」
雫圭:「ッ、一体何が!?」
蔵井リザ:床に転げ回って悶絶する。
“狼甲”:彼の手元のナイフからは、禍々しい色の液体が滴っている。
吾妻ネイ:「侵入者、です……っ!」 がくがくと震えながら、声を発する。
“テーフィア”:「雑魚しか居ねえことは承知の上だ」
吾妻ネイ:ハジメが言っていた。戦闘要員はまとめて処理に向かっている──と。今更ながらに、その意味を知る。
吾妻ネイ:私は今、ほんの少し人より身体が頑丈なだけの、無力な存在に過ぎないのだと。
吾妻ネイ:(どうしよう、どうしよう……!)
“テーフィア”:「施設の間取りを出せ」吾妻ネイに告げる。
吾妻ネイ:「……い、嫌ですっ」
“テーフィア”:「出さなきゃ10秒で一人づつ殺す」
吾妻ネイ:「…………!!!」
吾妻ネイ:(だめ、だめ……! 出したら、もっと広いフロアに被害が出ちゃう……)
雫圭:先程まで談笑していた彼女が血を流して倒れる。廊下には無数の赤が飛散している。
雫圭:禍々しい刃物を持った男が立っている。
雫圭:「……何?」
雫圭:わけがわからなすぎて、その場にへたり込む。
“テーフィア”:「……おい。後ろ」狼甲に告げる。
“テーフィア”:「来てるぞ。2人」
羽田汐沙:「ああもう……なんでこの距離でへばってんの」
羽田汐沙:「ほら。もう着くよ」
繭乃白姫:「シオサ~……つかれた……」
繭乃白姫:「もう歩けない~~~」
羽田汐沙:「ぜって~おぶってやんないからな」
羽田汐沙:「手空けとかないといざというときに……」ドアを開ける。
繭乃白姫:「おぶっても掴まれないんだなこれが」
羽田汐沙:「え」
吾妻ネイ:「あ……」 再び開いたドアを、瞳孔が開いた瞳が捉えた。
繭乃白姫:「ニンゲン~元気して―――」
吾妻ネイ:「…………や、らせないっ!」
“テーフィア”:振り向き、血の刃を繰り出そうとして、
吾妻ネイ:がばっ
吾妻ネイ:震える足に鞭打ち、金髪の男に向けて飛びかかった。
繭乃白姫:「え えっ」
“テーフィア”:「チッ……」それに向き直り、払いのけるように突き飛ばす。
“テーフィア”:「ゴミが……」
吾妻ネイ:「逃げ────あ、ぐぅ……っ!」
“テーフィア”:倒れた腹に蹴りを入れる。「邪魔をすんじゃねえ」
吾妻ネイ:「か、ふ……っ」
繭乃白姫:「シ、シオサ ここ危ないって、どうしよ」
吾妻ネイ:背を強く机に打ち付け、止まった呼吸を腹への衝撃で再開させられる。胃の腑が引っ繰り返るような苦痛に、涙目でえづいた。
羽田汐沙:「退がって! お前……!」
繭乃白姫:蚕の危機察知能力は無いに等しい、出来る事と言えば
羽田汐沙:柄の長い鎚のような武器を取り出して、男に振りかかろうとして。
“狼甲”:その既でナイフに阻まれる。
“狼甲”:「お前……」ジリジリと柄を伝ってナイフを近づけていく。
“狼甲”:「それなりには使うのか?」
羽田汐沙:「クソ……!止まれよ!」
羽田汐沙:「止まって!」
繭乃白姫:すくんだ脚で、その場で足踏みするくらい
羽田汐沙:「あんたは早く逃げろつってんのよ!」
“テーフィア”:「手間取りやがって」
“テーフィア”:その様子を見やり、乱入者の少女へ手を伸ばし、
繭乃白姫:「や、で、でも みんな倒れてるし なんとか、なんとかしないと……」
雫圭:「あ、あ」
雫圭:何者かに攻撃されている。誰かが襲われている。誰かが傷付いている。
雫圭:ようやく理解が現実に追いつく。
吾妻ネイ:「だ、め……みん、な、逃げ……」 男の足に手を伸ばし、縋り付く。
繭乃白姫:近くの職員を揺する。動かない、呼吸が無い
雫圭:(今、自分がすべき事は…!)
羽田汐沙:「逃げろつってんでしょ!」
羽田汐沙:「お願いだからいう事聞いてよっ!」
雫圭:「逃げますよ、そこの白い人!」
繭乃白姫:「う、うう~~~っ……」
雫圭:気力を奮い立たせる。修羅場に踏み入る寸前の彼女だけでも、ここから逃がす
繭乃白姫:手を引かれながら、引き摺られる様に戦場から離れていく
雫圭:倒れている人影から目を背けながら、白い少女の手を取る
繭乃白姫:「だめ、シオサもいっしょに や、やだぁ」
“テーフィア”:その背に血の刃の一撃が突き刺さる。
雫圭:「ここから出たら、職員の人、っを!?」
“テーフィア”:「素人を逃がすわけねえだろ」
羽田汐沙:「くそ、くそっ、このっ」
雫圭:「ッはあ、~~~ッ!」背中が熱い。何をされたのかわからない
雫圭:倒れる寸前に、少女を突き放す
吾妻ネイ:「やめ……っ、もう、やめてよ……!」 力ない拳で足を叩く
雫圭:「行って!早く!」
繭乃白姫:「きゃっ……」
繭乃白姫:「に、にげ……でも……うぅ~~~……」
“テーフィア”:2撃目、無数に散った紅刃が、雫圭をめがけて降り注ぎ。
繭乃白姫:半ば思考放棄になりながら、ようやくたどり着いた扉に手を掛ける
-:その扉が半分に切り落とされたかと思うと
-:冷たい風が繭乃白姫の隣を通り過ぎ、そして
桃山蒼:その男の領域の中、絶凍の世界で氷塊となった紅刃が
桃山蒼:悉く叩き落される
“テーフィア”:「何だ……」
桃山蒼:「……遅くなった」
桃山蒼:金髪の男に向け、一太刀振るう
“狼甲”:鍔迫り合いを止めて、そこに割り込む。
“テーフィア”:「なんでんな戦えるやつがここにいる!」
桃山蒼:「………俺は頭にきている」理由を応えるつもりはない、とでも言うように
桃山蒼:「貴様らの所業……そして」
桃山蒼:この部屋に辿り着くまでに目撃した惨劇を思い浮かべ
桃山蒼:「一秒でも早く、ここに辿り着けなかった俺自身に……!」
“テーフィア”:「フン」と鼻で笑い。
“テーフィア”:足元の吾妻ネイに手のひらを突きつける。「で?」
“テーフィア”:「動いたらこいつを殺すと言ったら?」
桃山蒼:「……!」
吾妻ネイ:「……わ、私のことは、大丈夫だから……っ!」
桃山蒼:(おれの速度なら間に合うか…?いや、このマスクの男がそれを許すとも思えない)
蔵井リザ:カチ、とスイッチの音。
吾妻ネイ:「私のことは、気にしないでっ! ネイは──ネイだって、お役に立ちたい、から!」
桃山蒼:(何か……何かあの子を救うことは───)
蔵井リザ:コンソールへと這いずり、スイッチを押した。
GM:《転送開始》
GM:アナウンスとともに、乱入者2人の姿がかき消えた。
蔵井リザ:「ゲフッ……」
吾妻ネイ:「……えっ……?」 ぎゅう、と力の限り掴んでいたズボンの裾が掻き消え、空白のみが残される。
GM:モニターには、転送先のシミュレート空間が表示されている。
蔵井リザ:「……ここの、シミュレートプログラム、は」
桃山蒼:鍔迫っていた男が姿を消し、一瞬前のめりの姿勢になる
蔵井リザ:「対象を地下空間でデータ、変換してて」
繭乃白姫:「きゅう……」半分になった軽いドアに挟まれ、伸びている
羽田汐沙:「おい……」
蔵井リザ:「でも、すぐ、出てくる、はず」
桃山蒼:「……なら一刻も早くここを移動するべきだ」
繭乃白姫:「シオサ~……ぶじ……?」
羽田汐沙:繭乃白姫を助け起こしながら。「それまでに決めないとってことか」
羽田汐沙:「こっちは大丈夫。……逃げるか、潰すか」
雫圭:「っは、っは、っは……っふぅっ!」
雫圭:呼吸が浅い。血は止まっていない。それでも何とか立ち上がる。
雫圭:「ひとまず、窮地は……脱したようですね」
吾妻ネイ:「シミュレータに、さっきの二人が、まだ……」 こほこほと咳き込みながら、ゆっくりと立ち上がる。
桃山蒼:「今は救える命を救うことを考えるべきだ」領域を解き、刀を収め
蔵井リザ:「……」
蔵井リザ:「ハジメ……」
繭乃白姫:「んん~……ありがと……さっきの人、もういない……?」
吾妻ネイ:ふらふらと、元いた場所へ寄っていく。縋り付くように、膝をつく。既に首から流れ落ちた大量の血は、変色を始めていた。
羽田汐沙:「……うん。今はね」
羽田汐沙:彼女の視線から死体を隠すように立つ。
吾妻ネイ:「……守れなかった」
吾妻ネイ:「ごめん……ごめんね……っ! 私が、戦えたら……! もっと、強かったら……」
桃山蒼:「……君のせいじゃない」
桃山蒼:少女の方に手を置き
吾妻ネイ:琥珀色の瞳からぼろぼろと涙を零し、嗚咽混じりの届かない謝罪を続ける。……肩に触れた手の感触に、振り返った。
桃山蒼:「決して、違う」首を横に振る
吾妻ネイ:「……う、うぅぅぅうぅ……っ」
羽田汐沙:「……とにかく、離れよう」
桃山蒼:「今は、生き延びることを考えるんだ」
羽田汐沙:「ここに居たら、気が滅入る」
雫圭:「そうですね、あの2人が戻ってくる前に」
桃山蒼:「……傷を負った者は、俺が運ぶ」
繭乃白姫:「よく分かんないけど……安全な場所の方が、いいよね」
吾妻ネイ:「…………はい」 袖で目をぐしぐしと拭いながら、覚束ない足取りで立ち上がる。
蔵井リザ:「そんな場所、本当に、あるのかな……ゲホッ」
繭乃白姫:「飲み物とか、食べ物がある部屋。すぐに食べられなくても、あった方がいいよ」
雫圭:「状況の……ッ、整理を求めたいところですね。あぁ、歩くくらいは自分でできますので」
吾妻ネイ:「……うん、前、向かなきゃね」
桃山蒼:(ここは、戦える人間が少ないようだ)
桃山蒼:(……せめて、俺の後ろだけは)
吾妻ネイ:(……ごめんね、ハジメさん) 驚愕に見開かれたままの瞳を手で覆い、そっと閉じさせた。
繭乃白姫:(……シオサは見えないようにしてくれてるけど。たくさん、死んじゃった匂いがする)
桃山蒼:(絶対に安全な場所としなくては)
繭乃白姫:(なんとか……なんとかしなくちゃ)


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。また、購入も可能、ですが。
GM:その前に一つ説明を。
繭乃白姫:ですが!
雫圭:ですが?
GM:本シナリオでは、帯同するNPCがあります。彼女らはデータを持ち、自分の手番で行動します。
GM:指示があれば極力それに従った行動をとってくれます
桃山蒼:戦える者が居る…!
“アノリフィカビリチュディニタティバス”羽田汐沙
ウロボロス
HP28 行動値8
 2/2/4/1 白兵4 調達2
Dロイス:申し子
エフェクト
《セレリティ》1
《原初の黒:物質合成》1
《原初の赤:アタックプログラム》7
武器
 決闘者の剣(カスタマイズ:エピック)(攻撃力11)
防具
 なし
“ラバーダック”蔵井リザ
エグザイル/ノイマン
HP27 行動値9
 2/3/3/2 射撃2 回避1 情報UGN1
エフェクト
 《急所狙い》 5
 《デビルストリングス》 1
武器
 ナイフ(攻撃力1)
防具
 防弾防刃ジャケット(装甲値3)

※現在判定を行うことができない。(Eロイス『予告されし終焉』 の効果)
 術者である“狼甲”の撃破で解除される。解除されずにEDを迎えた場合死亡する。
GM:以下の2名です。で、なぜ今のタイミングで説明したかというと
GM:彼女らにアイテムを買い与えて譲渡することも可能です。
GM:強化して戦いに備えましょう
吾妻ネイ:すべて わかった にゃ
GM:あとこの2人に調達判定に挑戦してもらうこともできます
GM:これ狙って!といえば判定します
繭乃白姫:理解!
雫圭:わかったぜ!
桃山蒼:すごい!
GM:改めて購入ロイス処理をどうぞ
繭乃白姫:えーと、高速振動ブレード幾らだったかな
雫圭:20だぜ
繭乃白姫:ああっありがたい、じゃあ先ずは物質合成用の……って思ったけど
繭乃白姫:マイナー使う効果も乗っちゃうんだっけ
雫圭:たぶんそう
桃山蒼:吾妻ネイさんに庇護/〇悔悟でロイス取得
GM:そうですね
繭乃白姫:まずは大槌購入!
繭乃白姫:4dx>=14
DoubleCross : (4DX10>=14) → 9[2,8,8,9] → 9 → 失敗

繭乃白姫:5点払って買います
雫圭:夢の雫いります?
繭乃白姫:私は買えるので
桃山蒼:財力パワーだ
繭乃白姫:他の人に回した方がいいかも!
雫圭:おっけー!
吾妻ネイ:伊勢木ハジメ ◯尽力/また来るね → また来るね/◯悔悟 でロイス感情変更。
繭乃白姫:大槌をシオサにあげる~
羽田汐沙:……ん。ありがたくもらっとく
桃山蒼:では応急手当キットを
繭乃白姫:残り財産26!
桃山蒼:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 9[1,8,9]+1 → 10 → 成功

GM:すご
桃山蒼:俺の26倍もお金を…
桃山蒼:安物の応急キットを懐に入れておきます
吾妻ネイ:ボルトアクションライフル狙うよ~
雫圭:ボルトアクションライフルを買いに行きます
吾妻ネイ:あっ被っちゃった お先にどうぞ
雫圭:やった~!
雫圭:見せてやるぜ、商店主のお買い物力を
雫圭:4dx10+1>=15
DoubleCross : (4DX10+1>=15) → 6[1,2,3,6]+1 → 7 → 失敗

雫圭:クゥ~ン…
吾妻ネイ:こっちでボルアク狙おっか?
雫圭:自分に夢の雫を使って達成値に+6、財産2を使って性交にします
雫圭:成功www
繭乃白姫:買えてる!
雫圭:侵蝕+3
GM:すごいぜ
吾妻ネイ:じゃあアームドスーツ狙おうかな~
吾妻ネイ:1dx+4>=15
DoubleCross : (1DX10+4>=15) → 2[2]+4 → 6 → 失敗

吾妻ネイ:流石に無理!
GM:NPCどもにはなにを買わせるぜ
雫圭:ボルアクはリザちゃんにシュートしておきます
蔵井リザ:助かる……
吾妻ネイ:お二人にそれぞれボデマを狙ってもらいたいです~
繭乃白姫:がんばれ~
桃山蒼:身の安全が第一だからな
GM:はーい 彼女たちはミドルは80%固定です
羽田汐沙:3dx+2>=12
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 9[7,8,9]+2 → 11 → 失敗

羽田汐沙:財産はなし。失敗です。
繭乃白姫:ぐぬ~
雫圭:惜しいぜ
蔵井リザ:4DX>=12
DoubleCross : (4DX10>=12) → 10[3,5,10,10]+10[8,10]+5[5] → 25 → 成功

GM:……?
吾妻ネイ:えっ
GM:買えました……
雫圭:どうした君
吾妻ネイ:着て着て……!
繭乃白姫:つよ~
GM:普段から着てるのかも知れない
桃山蒼:なんて購入力だ…!
GM:とにかくこれで処理は終わりよ
桃山蒼:では行くか、次に
GM:次のシーン。


【ミドルフェイズ2】

GM:全員登場お願いします。
繭乃白姫:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 4[4]+49 → 53

雫圭:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+2[2] → 47

吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (50 → 57)
吾妻ネイ:高いよ~~~
桃山蒼:42+1d10
DoubleCross : (42+1D10) → 42+5[5] → 47

桃山蒼:怒りを静かに燃やす…
GM:このシーンはFS判定で進めていきます
桃山蒼:ほうほう
FS判定 襲撃をしのぎきれ!
判定値:〈知覚〉12 支援:【精神】 最大達成値30
進行値0/18
雫圭:襲撃されてる!!!
繭乃白姫:知覚……!
桃山蒼:うお~~~~っ もうあの時のことは繰り返させん!
繭乃白姫:ギリ2あった
雫圭:フッ俺の感覚は1だぜ 技能値もないぜ
GM:進行判定の度に、侵蝕値は+1d10されます。
桃山蒼:感覚1で知覚0なので支援に回ろう
繭乃白姫:あっダイスが2で技能は1
GM:また、この研究所内では特殊な演算空間となっており
桃山蒼:サイバー!クールな空間だ
GM:侵蝕率制限エフェクトの閾値が-20%されます。
GM:80%制限であれば60%から使えるわけですね。
繭乃白姫:やさしい
桃山蒼:なんと!嬉しい
吾妻ネイ:ほうほう
雫圭:狂戦士の解禁が近くなった
吾妻ネイ:どうしてPT内に狂戦士持ちが二人も……?
GM:では早速やっていきましょう
繭乃白姫:GOGO
桃山蒼:狂ってる?それ、誉め言葉ね


GM:君たちは研究区画の一つに赴き、息を潜めている。
羽田汐沙:「……逃げるのはナシだ」
羽田汐沙:蔵井リザを指差す。
蔵井リザ:呼吸が荒くなっている。
羽田汐沙:「あいつをボコして解毒させないと保たない」
桃山蒼:「毒か……卑怯な物を……」
吾妻ネイ:「……じゃあ、地下のシミュレーター空間に。向かうしかない?」
繭乃白姫:「……毒、つらいよね。早く治さなきゃ」
蔵井リザ:「多分、着く頃には、出てきてると思う」
蔵井リザ:息を絶え絶えにつぶやく。
吾妻ネイ:「そっか……じゃあ、また、襲われるかもしれないけど」
羽田汐沙:「動き出したところで居場所把握して待ち伏せしてボコす」
吾妻ネイ:「……あっ。皆の名前、聞いてなかった」
雫圭:「やるしか、ないですか。このメンバーで」
吾妻ネイ:「私、"ネイキッド" 吾妻ネイです。シミュレータの演算とか、調整は得意なんだけど、戦うのは苦手で」
吾妻ネイ:「だから、応援することなら。精一杯がんばるね」
雫圭:「…そうでした。自己紹介、ですね」
桃山蒼:「……」聞きに回る
雫圭:「"灯台(ファロス)"。雫圭といいます」
雫圭:「記憶処理班のお手伝いをしています。……戦闘力は期待しないでください」
繭乃白姫:「"シルクロード" 繭乃白姫。カイコガだよ」
繭乃白姫:「正直ぜんっぜん戦えないよ、お金ならあるけど」
吾妻ネイ:「……やっぱり聞いてた通り。戦える人、ほとんどいないんだね」
羽田汐沙:「……戦えるやつはみんな駆り出されてるんでしょ」
繭乃白姫:「あ、でもお洋服あればパワーアップさせられるかも!」
羽田汐沙:「害ちゅ……」
羽田汐沙:「外のあれ退治に」
吾妻ネイ:「そうだよね……でも」
桃山蒼:「“磁歪蟲”……電波障害を発生させる生物が町に放たれている」
繭乃白姫:「ふふん、私は5000年益虫やってるから」
吾妻ネイ:壁に凭れた青年に視線を遣って。「あなたは、戦える人だよね? さっき、とても頼もしかったし」
吾妻ネイ:(カイコガ……もふもふだ……あっ、髪飾りじゃなくて、もしかして触覚……?)
繭乃白姫:「他の虫たちとは全然違うんだよ、すごいよわいけど」触覚をピコピコ揺らす
羽田汐沙:「分かった分かった。大人しくしてて」
羽田汐沙:プレッツェル(予備)を取り出して与えている。
繭乃白姫:「むぐ」
吾妻ネイ:(お姫様とお付きの人みたい……)
桃山蒼:「俺は“木枯らし”、桃山蒼だ」
桃山蒼:「広範囲、多数の敵を相手にするのには向いていないからと、後方との連絡係をすることになった」
桃山蒼:「そういう意味では俺も、“戦えない者”だ」
蔵井リザ:「敵は2人です」
蔵井リザ:「頼りに、なると思います」
桃山蒼:「……これ以上あいつらに好きにさせるつもりはない」
吾妻ネイ:「うん、頼りにしてる!」
桃山蒼:「でも、そのためには、俺の力だけでは足りない」
桃山蒼:「……力を貸してほしい」
雫圭:「この人員の適正の悪さ」
雫圭:「狙って来たんでしょうね。おそらく」
繭乃白姫:「ん、んん……つまり」
繭乃白姫:「陽動?」
吾妻ネイ:「うーん、かもしれないですね……状況的に、たくさん戦闘要員が駆り出されることが想定されるから」
吾妻ネイ:桃山さんの言葉に、うんうんと何度か頷き返して。
羽田汐沙:「……電波遮断もそのため?」
吾妻ネイ:「そういえば……まるで戦えない人員しかいないこと、分かってるみたいでした」
桃山蒼:「外部との連絡を遮断してしまえば、戦闘要員が助けに来ることもない…だろうな」
吾妻ネイ:「……逆に言えば、今。こちらに戦える人員がいることを、相手も他に伝える手段がありません」
吾妻ネイ:「だから、対処するなら──今がチャンスなのかも」
羽田汐沙:「あいつらさえぶっ倒せばなんとかなる」
繭乃白姫:「おお……」
雫圭:「あの2人、ですか。正直思い出しただけで身が竦みますが」
雫圭:「……やれるだけのことはやりましょう。よろしくおねがいします、皆さん」
蔵井リザ:「……“ラバーダック”。蔵井リザ」
蔵井リザ:「ごめんなさい。身体、気持ち悪くて動けそうにない……というか」
蔵井リザ:「動けても、大したことはできないけど……」
繭乃白姫:「あ、シオサも自己紹介しないとだめだよ」
羽田汐沙:「うわっ」めんどくさそうにして。
羽田汐沙:「……羽田汐沙」
羽田汐沙:「よろしく」
繭乃白姫:「コードネーム言わないの?かっこいいやつ」
羽田汐沙:「忘れた」
吾妻ネイ:「格好いいの? 聞きたいな──えっ?」
桃山蒼:「コードはあるはずだ、チルドレンにしろイリーガルにしろ……」
繭乃白姫:「私も嚙んじゃうから言えないや」
吾妻ネイ:(そんなことあるんだ……)
羽田汐沙:「呼ばれたくないから長いのにしてやったの」
繭乃白姫:「え~」
繭乃白姫:「まあ言いたくないならいっか、ちゃんとチルドレンだよ!」
吾妻ネイ:「そっか、なら安心」
桃山蒼:(呼びたくなくなるほどの長いコードか……)
羽田汐沙:「ちゃんとって何。まあ一応、近接屋」
吾妻ネイ:「戦える人だ……頼りにしてます」
吾妻ネイ:ぺこりと頭を下げる。紫色のおかっぱが揺れる。
繭乃白姫:「で、で、で……とりあえず、毒を使う人から先に倒すってことでいいんだよね」
羽田汐沙:「うん。そのためには、まずはあいつらの動向探る」

GM:FS判定を開始します。
GM:ハプニングチャートは今回使用しません。
GM:セットアップにエフェクト使用はありますか?
吾妻ネイ:ありません。この先もないです。
桃山蒼:こちらもない
雫圭:オーバーアクセルを使用。行動値に+6し、暴走します
繭乃白姫:なし!
雫圭:侵蝕+4
GM:急に暴れだした!
雫圭:ウオオオ!猛烈に誰かを燃やしたい!!!(衝動:加虐)
GM:では行動値変わって雫さんの手番からです。
桃山蒼:駄目だこの人!
雫圭:マイナーはなし。メジャーアクションで災厄の炎と戦乙女の導きを組み合わせた射撃攻撃を行います
雫圭:対象はPCとNPC全員
雫圭:判定!
雫圭:3dx10
DoubleCross : (3DX10) → 10[7,10,10]+8[4,8] → 18

GM:回してる
雫圭:なんかクリティカルしてるのウケる
雫圭:2d10-17
DoubleCross : (2D10-17) → 6[5,1]-17 → -11

羽田汐沙:ガード。
桃山蒼:ガードを宣言する
吾妻ネイ:ガード……!
繭乃白姫:ガード!
雫圭:あっそうだ、リアクションの宣言があるんでした
GM:大ダメージだ
繭乃白姫:うおお、ダメージが-11入りました
桃山蒼:変異暴走でダメージが下がるのか
雫圭:命中するとマイナス11点のダメージだぜ!
吾妻ネイ:虚無のダメージを与えないで
桃山蒼:”無”を受けました
雫圭:次の判定のダイスが+3個されて、ダメージに+5されます
GM:すごいぜ
雫圭:侵蝕+7
繭乃白姫:ふえた!
桃山蒼:”無”ではなかった
GM:では次の手番に。吾妻さん!
吾妻ネイ:《アドヴァイス》を使うよ。対象は繭乃さん! 次のメジャー判定、C値-1(下限6)、D+5個です
吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を4増加 (57 → 61)
GM:どんどん支援される
繭乃白姫:うお~!みなぎってくる
繭乃白姫:8個も増えてる
桃山蒼:イケイケのドンドンだな
桃山蒼:頑張れ!
GM:羽田の手番になりますがどうしますか?待機させて手番回しても判定させてもいいです
吾妻ネイ:判定してもらいたいです~
GM:OK!
羽田汐沙:(4+3)dx>=12
DoubleCross : (7DX10>=12) → 10[1,4,6,6,9,9,10]+3[3] → 13 → 成功

羽田汐沙:お、やった
繭乃白姫:やった~!
GM:進行値2/18 になりました
GM:判定はまだ変わりません
雫圭:やったぜ!
吾妻ネイ:えらい~
桃山蒼:よし!
GM:繭乃さんの手番!
繭乃白姫:振ります、コネは使えなさそうなのでそのまま~
繭乃白姫:10dx9+1
DoubleCross : (10DX9+1) → 10[1,1,2,2,3,6,7,7,9,9]+8[1,8]+1 → 19

繭乃白姫:わ
GM:いい感じ
桃山蒼:強い
雫圭:つよいぜ
繭乃白姫:お金は使えなさそうかな
GM:お金は使えないよ~
吾妻ネイ:あと1あれば進行度が1上がるが……!
雫圭:雫、いっちゃう?
繭乃白姫:夢の雫ほしいかも!
雫圭:オッケー!その判定に夢の雫!
桃山蒼:雫ポイんツ!
雫圭:達成地に+6だ
雫圭:侵蝕+3
繭乃白姫:25~!
GM:では進行値は+3!進行値5/18になりました
GM: 判定項目が変わります。
繭乃白姫:なんと
桃山蒼:む!
進行値3:敵の予想ルートを絞り込むことができた。敵の素性を調べ更に詳細に予測していく必要がある。
判定技能を〈情報:UGN〉に変更。シーン終了時の購入権利を+1回。
繭乃白姫:わ~い
GM:あっあとそうだ 進行判定をした人は侵蝕率を1d10上げてね
雫圭:はーい
繭乃白姫:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 1[1]+53 → 54

GM:余裕だ
雫圭:61+1d10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+7[7] → 68

GM:あっメジャー支援した人は大丈夫!
GM:進行判定した人のみね
雫圭:なるほど
雫圭:では侵蝕は61のまま!
GM:では続けて桃山くんの手番!
桃山蒼:ああ…!
桃山蒼:<情報:UGN>で判定、コネ:UGN幹部を使用
桃山蒼:8dx+1>=12
DoubleCross : (8DX10+1>=12) → 10[1,5,7,7,8,8,8,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

吾妻ネイ:すごい!
GM:さすが!
桃山蒼:雫さんのおかげだ、ありがとう
GM:進行値7/18
雫圭:燃やしたかいがありました えへん
桃山蒼:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

桃山蒼:侵蝕+7、54に
桃山蒼:燃やされると流石に侵蝕上がるな……
GM:また判定が変わるよ~
繭乃白姫:変幻自在の判定だ
進行値7:敵の所在を正確に予測できた。判断のときだ。
【遁走】【対抗】のいずれかを選択する。選択によってシナリオ展開が変わる。
GM:FS判定項目も変わります。
桃山蒼:何だと……?
【遁走】:FS判定の難易度が上がる。クライマックス戦闘なしでシナリオをクリア可能。蔵井リザが死亡する。
【対抗】:FS判定の難易度は据え置き。クライマックス戦闘が発生。
桃山蒼:……答えは一つだろう、みんな
吾妻ネイ:うん、もちろん!
雫圭:私に痛い目合わせたやつを尻目に逃げ出すとか怒りでゲロ吐きそうなので是非ともボコボコにしたいですね
桃山蒼:【対抗】だ!
繭乃白姫:蟻のひと噛み巨象を倒す!蛾だけど!
GM:OK!腹は決まったようですね
GM:では、【対抗】のFS判定を選択。以降の判定項目が決定されました。


雫圭:「手始めに、ですけど」
雫圭:「元気の出るおまじないです」
繭乃白姫:「おまじない?」
雫圭:懐から小さな手帳を取り出し、無造作にその一頁を破り取る。
雫圭:「ええ。元気が出る、との評判なんですよ」
桃山蒼:「それは…楽しみだな」
雫圭:頁にぼうと火が灯る。
雫圭:だが燃えるのはページではなく、そこに書かれた文字だ。
雫圭:じりじりとインクを焦がしていく炎に照らされ、その中の光景を垣間見る。
雫圭:―――
雫圭:来店された老齢のご婦人から、シメサバをサンドイッチの具に使うとおいしいという話を聞いた。
雫圭:半信半疑だったが、あまりにも熱の入った語り口に興味が湧いたので今朝の朝食にこしらえることにしたのだ。
雫圭:たっぷりのバターを塗ったトーストに、キウイ果汁で仕上げたシメサバと、トマトとレタス。
雫圭:ひとくち食べてなるほど、と理解した。
雫圭:噛みしめる度に染み出すサバの脂と塩気が、焼き上げたパンの香ばしさととても良く合う。
雫圭:よくよく考えれば、ご飯に合うのだからパンに合うのも道理というものだろう。
雫圭:ご婦人に感謝しながら、舌鼓を打ち。
雫圭:すっかり食べ終える頃には、サバサンドのアレンジメニューに思いを馳せていた。
雫圭:―――2018/9/11 快晴
吾妻ネイ:「……なに、今の……?」 ぼうっとした瞳に光が戻り、焦点が合う。ぱちぱち、と瞬きをして呟いた。
雫圭:火が消える。
吾妻ネイ:ホログラムではない。まるで追体験のような──匂いや味、窓から差し込む明るい陽の光までもが、鮮明に。
雫圭:現実に立ち戻れば、身体の痛みが軽くなっているのを感じるだろう。
雫圭:「私はこれくらいしかできませんので。頼みましたよ、皆さん」
桃山蒼:「これは……記されていた内容か」
繭乃白姫:「ん、ん?ん~~~……なんかすごい耳と鼻が通る気がする」
雫圭:記憶を燃やす炎。その熱はオーヴァードの力を増幅する。
吾妻ネイ:「不思議な力だねー。……よし、じゃあ、こっちも!」
桃山蒼:(情報に関する能力はいくつか見てきたが……これはより特異な例だな)
桃山蒼:(そして……)「体の中に、熱を感じる」
繭乃白姫:「野生の虫たちが持ってそうなやつがちょっとだけ復活した感じ?」
繭乃白姫:「ニンゲン的に言えば鼻うがいしてめちゃくちゃスッキリ通ってるみたいな」
吾妻ネイ:「そういう感じなの?」 首を捻っている
羽田汐沙:「めちゃくちゃ俗っぽい」
桃山蒼:「鼻うがいは……苦しいぞ」
雫圭:「塩水を使わないからだめなんですよ」
桃山蒼:「それは余計に苦しくなるんじゃないか…?」
蔵井リザ:「なんでそんな呑気なんですか……?」
吾妻ネイ:「不思議な力だねー。……よし、じゃあ、こっちも!」
吾妻ネイ:何もない空間に、すい、と指を滑らせる。
吾妻ネイ:指でなぞった箇所に、半透明なモニタらしき物体が浮かび上がるように顕現した。
繭乃白姫:「うわっ なんかでてきた」
吾妻ネイ:表示されているのは──この研究所の地図。様々な扉で封鎖されて、容易には望みの場所に辿り着けない構造になっている。
桃山蒼:「すまない、慣れない感覚に心が浮ついていた」「これは……ここの地図か」
吾妻ネイ:「うん、そう。分かってないと、感覚だけで向かうのは簡単じゃないから」
吾妻ネイ:「……どうかな、繭乃さん? どの辺りにニンゲンがいるか、分かったりする?」
繭乃白姫:「ん~……これがこうなってて、ここがこうなってるから……」
繭乃白姫:触覚をぴこぴこ揺らしながら、地図に指を這わせる
羽田汐沙:「無理するなよ……?」
桃山蒼:(虫の感知能力はこういった分野にも応用できる……ということか)
雫圭:「次から知らない建物に初めて入った時は、避難経路を確認することにしますね」
繭乃白姫:「だいじょうぶだいじょうぶ、眠っていた力を見てなさい」
繭乃白姫:「……最初の部屋からこっちに向かって虱潰しに探しに来てるみたい、しばらく時間はかかりそうだけど」
吾妻ネイ:地図上には白いマーカーが7つ。繭乃さんが示した場所に、おおよその位置として赤いマーカーを2つ追加した。
吾妻ネイ:「そっか……うん、でも場所が大体でも分かれば、動くのも楽になるよ!」
羽田汐沙:「そういうタイプってことか」
羽田汐沙:「あたしたちを見つけるじゃなくて、全員殺す気ってことかも」
雫圭:「角を曲がってばったり、なんていうのは避けたいですから」
繭乃白姫:「この施設ってなんか複雑だよね、裏道とか無いの?」
蔵井リザ:「あるよ……そっちから逃げる?」
羽田汐沙:「ダメだ。あんた保たないでしょ解毒しないと」
繭乃白姫:「逃げるって言うか~待ち伏せ?」
羽田汐沙:「ああ、なるほど……」
吾妻ネイ:「出来たら、確かに有利になれるかも」
桃山蒼:「今度はこちらが強襲する番……だな」
羽田汐沙:「ナイフ使いの方だよね、やるなら」
蔵井リザ:「ハジメの仇の方……」
雫圭:「おそらくですけど」
雫圭:「奇襲は通用しませんよ。彼らはもう、"戦えるもの"がいることを知っています」
羽田汐沙:「だよなあ」
繭乃白姫:「ダメか~」
吾妻ネイ:「だったら、せめてどういう人なのかだけでも……知りたいよね。データベースにアクセスできたらなあ」
雫圭:「なので、やり合うなら。こちらも相応の準備をしたほうが得策です」
桃山蒼:「敵は2人……伏兵がいなければの話だが」
桃山蒼:「血液を刃に変え射出する方と……毒を刃に纏わせるのがいたな」
吾妻ネイ:頷き、指で空間をタップ。二人の姿を地図の横に追加する。
桃山蒼:「血の刃は……他人の血液でも生成できるだろうか」
桃山蒼:「その場合、ヤツの”弾数”はほぼ無尽蔵となるだろう」
吾妻ネイ:「……できると思う。その、ハジメさんの血が──手元に集まっていくの、見たから」
吾妻ネイ:名前を告げながら、きゅう、と眉を顰めて。
羽田汐沙:「防御にも使ってくるかも」
桃山蒼:「………そうか」
羽田汐沙:「やっぱり、先に毒を潰しとくほうがいいと思う」
雫圭:壁に広がった血飛沫の傍らに立つ。炎が灯る。
繭乃白姫:「どっちも厄介だけど、先ずはそっちだよね」
吾妻ネイ:「蔵井さんがちょっとでも早く楽になる方がいいしね」
蔵井リザ:「……うん。助かるかも」
雫圭:「遠距離からの血の刃で広範囲を切り裂く金髪と、至近距離で確実に仕留めるガスマスク男ですか」
繭乃白姫:「一番イヤなのが後回しにした結果逃げられる~だからね」
桃山蒼:「一度喰らえば、オーヴァードであろうとしばらく動けなくなるほどの毒……脅威だな」
蔵井リザ:「……逃してやるもんか」


GM:判定が変わります。
進行値7:待ち伏せに有利な位置取りのために、“テーフィア”と交錯する必要がある。攻撃を凌がねばならない。
判定を〈回避〉12に変更。判定失敗時3D10ダメージを受ける。
GM:2ラウンド目を開始します。セットアップから。
雫圭:ないです!オーバーアクセルはシーン持続なのでえらい!
繭乃白姫:なし!
桃山蒼:こちらはない 心を燃やしてます
吾妻ネイ:ないよー
GM:OK では雫さんからどうぞ~
雫圭:マイナーなし、メジャーアクションで以下のコンボを使用します
雫圭:災厄の炎Lv1+戦乙女の導きLv3+狂戦士Lv3
GM:解禁されてしまったな
雫圭:判定はPCとNPC全員!
雫圭:そう 特殊ルールにより60%から狂戦士が使えるのだ
雫圭:判定しまーす
雫圭:4dx10
DoubleCross : (4DX10) → 9[1,6,9,9] → 9

羽田汐沙:ガード
吾妻ネイ:ガード!
桃山蒼:ガード!うわーっ燃やされる!そして狂う!
繭乃白姫:ガード!
雫圭:1d10-17
DoubleCross : (1D10-17) → 2[2]-17 → -15

GM:-15ダメージも受けてしまう
雫圭:-15点のダメージ。次のメジャーアクションのダイスが+9個され、判定のクリティカル値が-1され、攻撃力に+5します
GM:もりもり!
GM:では吾妻さんどうぞ~
吾妻ネイ:はーい! じゃあネイも支援盛るぞ~
吾妻ネイ:《アドヴァイス》《戦場の魔術師》 対象:3体/次のメジャーC値-1(下限6)、D+5個 侵蝕[+7]
吾妻ネイ:対象は羽田さん・繭乃さん・桃山さんで!
吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を7増加 (61 → 68)
桃山蒼:的確な指示、感謝する
GM:つまりC値-2ダイス+14個ってことじゃん
繭乃白姫:うおお、力が湧き上がる
GM:では次は羽田かな。どうさせましょうか
吾妻ネイ:判定してして~
羽田汐沙:ro
羽田汐沙:りょ
雫圭:侵蝕上げ忘れてました。+13
GM:ガッツリ上がる
羽田汐沙:(4+9+5)dx8>=12
DoubleCross : (18DX8>=12) → 10[2,2,3,4,4,4,5,5,5,7,7,7,9,9,9,9,9,10]+7[1,2,2,3,6,7] → 17 → 成功

羽田汐沙:あんま回んないな。まあ成功。
GM:進行値9/18です。判定はまだ変わりません。
繭乃白姫:やった~成功!
GM:続いて繭乃さんどうぞ!
桃山蒼:頑張れ!
繭乃白姫:というわけで待機!
GM:では桃山くん!
桃山蒼:そうなったな まずは頑張る姿を見せよう
桃山蒼:<回避>は俺の本領!
桃山蒼:《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》 侵蝕+ HP3消費
GM:ヤバイ量の判定能力になる
桃山蒼:(2+4+3+14)dx8+2
DoubleCross : (23DX8+2) → 10[2,2,3,3,4,4,4,5,6,6,7,8,8,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,2,3,4,5,6,7,7,9,9]+7[2,7]+2 → 29

桃山蒼:間違えた
GM:C値そんなもんじゃないでしょ
雫圭:オヤァ~?C値が下がっていないようですがァ~?
桃山蒼:(2+4+3+14)dx6+2 下限は6!
DoubleCross : (23DX6+2) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,5,7,7,7,8,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,3,3,3,4,5,6,6,6,8,9]+10[1,2,3,9,9]+4[4,4]+2 → 36

雫圭:wwwww
吾妻ネイ:上限叩いた!
雫圭:ヤッバ
繭乃白姫:やった~!
GM:最大達成値に到達。
GM:進行値は13/18になります。もちろん切り替わるよ~
桃山蒼:よし!
進行値10:管制室にたどり着いた。隔壁を操作し相手を孤立させていこう。
判定を〈知識:機械工学〉10に変更。
雫圭:むずかしいぜ
繭乃白姫:フ……わからん!
GM:がんばって
GM:待機した繭乃さんの手番よ
繭乃白姫:勘で押せ~~!!判定します
繭乃白姫:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 3[3]+54 → 57

繭乃白姫:16dx8>=10
DoubleCross : (16DX8>=10) → 10[2,2,2,3,3,4,4,4,5,6,7,7,7,8,8,9]+7[1,7,7] → 17 → 成功

GM:わからされてる
雫圭:夢の雫~
繭乃白姫:ぽちっとな
雫圭:達成地に+6だ
雫圭:侵蝕も+3
繭乃白姫:うおお~~23!
GM:ヒエ~ッ
GM:進行値は16/18になりました
GM:判定変更!
進行値14:“狼甲”を孤立させた。集中攻撃で一気に撃破しよう。
判定を〈任意の攻撃技能〉20に変更。(攻撃エフェクトも使用可能)
“狼甲”が未行動状態で出現。
GM:ラウンド終わったので次ラウンドで出てきます
GM:3ラウンド目に入ります。
GM:あらためてセットアップ。
吾妻ネイ:ないよ~
雫圭:ないよ~
繭乃白姫:ダメージ一杯与えたほうがいいのかな
“狼甲”:なし
GM:FS判定を完了したら撃破したことになるよ~
繭乃白姫:おおっ、じゃあ大丈夫かな
GM:それはそれとして 手番になればこいつは攻撃してきます
繭乃白姫:なしで!
吾妻ネイ:あ、やっぱ《クロックアップ》します!
繭乃白姫:ひえ
吾妻ネイ:対象は味方PC全員! 行動値が+5されるよ
GM:素早いぜ
雫圭:すばやくなったぜ
吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を4増加 (68 → 72)
桃山蒼:ギュンギュン
GM:君たちの行動前に、一つあります
吾妻ネイ:おお?
雫圭:なんだとお…
“狼甲”:Eロイス《衝動侵蝕》。
“狼甲”:即座に衝動判定を行ってください。
桃山蒼:む!
雫圭:イィン…
雫圭:難易度は9ですか?
GM:難易度9です!
桃山蒼:4dx+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 10[3,4,8,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

雫圭:おっけー
吾妻ネイ:6dx+4>=9 きゃー
DoubleCross : (6DX10+4>=9) → 7[1,2,3,6,7,7]+4 → 11 → 成功

雫圭:4dx10+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 7[2,2,3,7]+2 → 9 → 成功

吾妻ネイ:2d10+72
DoubleCross : (2D10+72) → 8[7,1]+72 → 80

繭乃白姫:3dx+2>=9
DoubleCross : (3DX10+2>=9) → 8[1,5,8]+2 → 10 → 成功

雫圭:77+2d10
DoubleCross : (77+2D10) → 77+13[3,10] → 90

桃山蒼:強靭な心 絶対負けん
繭乃白姫:せーふ
桃山蒼:60+2d10
DoubleCross : (60+2D10) → 60+10[8,2] → 70

繭乃白姫:2d10+57
DoubleCross : (2D10+57) → 9[2,7]+57 → 66

GM:落ち着いてる
繭乃白姫:ぜんぜんふえないな
桃山蒼:先ほど上げ忘れていた分
桃山蒼:70+1d10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+1[1] → 71

GM:落ち着いてる……
GM:では改めて行動です。
GM:行動値16の雫さんの手番から。
雫圭:待機します
GM:では吾妻さん!
吾妻ネイ:《アドヴァイス》を使うよ。対象は桃山さん! 次のメジャー判定、C値-1(下限6)、D+5個です
吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を4増加 (80 → 84)
GM:次は羽田かな。何をさせましょう
吾妻ネイ:判定してしてー
羽田汐沙:OK。《原初の赤:アタックプログラム》。
羽田汐沙:4dx+14>=20
DoubleCross : (4DX10+14>=20) → 6[1,2,3,6]+14 → 20 → 成功

GM:ちょうどだ
繭乃白姫:やった~!
吾妻ネイ:いけちゃった!
桃山蒼:フッ やるな…
GM:進行値18/18
雫圭:ピタリ賞だ
GM:FS判定をクリアです。
GM:また、“狼甲”を撃破。
GM:彼の使用していたEロイス「予告されし終焉」の効果が解除されました。
GM:蔵井リザがクライマックス戦闘で使用可能。
吾妻ネイ:やったー!
桃山蒼:助けられた…!
雫圭:ちゃんリザ復活!ちゃんリザ復活!ちゃんリザ復活ッ!
繭乃白姫:よっしゃ!
GM:では演出していくよ~


GM:裏道となる通路を行く。
蔵井リザ:「ここを通るのが一番早い、けど」
蔵井リザ:「多分、あの金髪と一瞬すれ違うかも」
雫圭:「いますかね、向こう」
羽田汐沙:「いると思って歩いて」
吾妻ネイ:「二人、一緒に動いてるはずだから……どっちか孤立させられないかな?」
繭乃白姫:「さっきのパワー、もうなくなっちゃった……」
雫圭:角の向こうに気配は無い。だが、それは戦から縁遠い雫圭の話だ。
吾妻ネイ:進行方向、地図の一箇所をタップ。ぼんやりと黄色く灯る。「ここ、確か隔壁があるの。少し操作は必要だけど、上手く使えれば……」
吾妻ネイ:「できるかも。各個撃破」
雫圭:「なるほど。危険を冒す価値はありそうです」
羽田汐沙:「あんたも無理すんな」繭乃さんへ
雫圭:「私の炎の持続時間はそれほどでもありませんからね。ここが正念場という事であれば」
雫圭:再び、手帳を開く
繭乃白姫:「みんな頑張ってるんだから私もやらないと!」
桃山蒼:「いい意気だ」
雫圭:「大盤振る舞いといきましょう」
雫圭:頁に火が灯る。追想するのは―――
雫圭:―――
雫圭:秋の味覚は多岐に渡るが、中でもお気に入りは干し芋だ。
雫圭:買うのもいいが、自分で拵えるのはずっと楽しい。
雫圭:面構えのいい薩摩芋を選んでほっこり蒸し上げ、短冊切りにして網カゴに入れ
雫圭:からっと乾いた陽気を選んでしっかり干す。日が落ちたら取り入れて、ひっくり返して干す。
雫圭:これを繰り返すこと三日間。
雫圭:今日はその三日目、いよいよ収穫の時なのだ。
雫圭:日の傾きかけた午後、風が冷たくなる前に軒下から干し芋を回収する。
雫圭:網カゴの中に輝く黄金色につい目を奪われる。
雫圭:ガラス瓶にしまう前に、ひとつだけつまみ食いをしてしまったらもう、たまらない。
雫圭:ねっとりした歯応えと、芋の凝縮された甘みが私の理性を蕩かしていく。
雫圭:気がついたら、三分の一ほどを平らげてしまっていた。
雫圭:―――2020/11/15 快晴
雫圭:「お腹が空いてきましたね」
羽田汐沙:「当たり前だろ」
雫圭:火が消えるのと同時にぽつりと漏らす
吾妻ネイ:「元気出たけど……お腹空いちゃう……!」
繭乃白姫:「おなかへった……」
繭乃白姫:本能のまま、歩きながら口を開ける
雫圭:「すみません、干し芋は今持ち合わせが…」
桃山蒼:「……ここを生き延びたら」
桃山蒼:「俺が奢ろう」
羽田汐沙:「その言葉忘れんなよ」
雫圭:「私、茨城県産の紅はるかが食べたいです」
吾妻ネイ:「名前だけでも美味しそう!」
桃山蒼:「約束は忘れない主義なんだ」「死ねない理由が増える」
雫圭:「あら、かっこいいですね。期待してますから」
GM:そして曲がり角。曲がった先の奥、2人の姿がある。
“テーフィア”:「後ろに回れ」
“狼甲”:「了解」
吾妻ネイ:「────! いる……」
桃山蒼:「ああ……そして生きて帰るために」
“テーフィア”:そして彼の手には血の刃が凝集されている。
羽田汐沙:「走って!」
桃山蒼:「あれを止めるのは俺に任せてもらおうか!」
“テーフィア”:「自らお出ましとはなあ!」
雫圭:「ッ、急ですね!本当にッ!」
繭乃白姫:「んん!」
吾妻ネイ:「繭乃さん、行こう!」 手を引いて隔壁の操作盤に向かう!
桃山蒼:「隔壁は任せた」繭乃へ
“テーフィア”:血の刃が幾条にも伸びて、君たちへと殺到する。
繭乃白姫:手を引かれながら、精一杯脚を動かす
雫圭:「リザさん!いけますか!?」
蔵井リザ:「ええ……」よろよろと管制室へと向かう。
桃山蒼:彼女たちを守るように領域を広げ、絶凍の世界を作り出す
桃山蒼:至高は冷たく研ぎ澄まされ、肉体と心には熱が宿る
桃山蒼:「─────せあっ!」
桃山蒼:血の刃の一切を叩き落とした
“テーフィア”:「……ほお」
桃山蒼:「……決着は、また後だ」
桃山蒼:構えは解かないまま、そう言い放ち
“テーフィア”:「あ?」次撃を流し込もうとして。
吾妻ネイ:隔壁の操作盤に縋り付く。──だが、何かしらのエラーが起こっているのか、操作盤が出てこない。
吾妻ネイ:(電波妨害の影響……? でも、これなら……!)
吾妻ネイ:電子的妨害を受けた空間は、吾妻ネイの天敵だ。──逆に。直接触れられるのであれば、何の障害にも為りえない。
吾妻ネイ:《構造看破》《セキュリティカット》
吾妻ネイ:壁に沿って指を走らせる。浮かび上がるコード、文字の羅列が投影されていく。
吾妻ネイ:「──よし、出た! 押して!」
繭乃白姫:「ス、スイッチたくさんある……でも……!」
繭乃白姫:品種改良によって完全に失われた虫としての直感を、ほんの僅かだが支援により隆起させる
繭乃白姫:「ここがこうなって、コードがたぶんこうきて……」
繭乃白姫:「これ!」
繭乃白姫:隔壁のスイッチを違わず押し込む
吾妻ネイ:「動いた! みんな、走って!」
GM:隔壁が降りる。
GM:ガンガンガン!と血の刃が弾かれた音がする。
“テーフィア”:「小細工を……」
GM:“テーフィア”の進路を塞いだ、その反対方向。
“狼甲”:「これは……」
雫圭:「今です!一気に!」
桃山蒼:「まずは……一人」
GM:彼の三方、つまり退路が塞がれた。
桃山蒼:「行ってこい、羽田!」
羽田汐沙:「言われるまでも」駆けながら、影から槌が生成される。
羽田汐沙:「ねえっ」それを振り上げ、
羽田汐沙:「つのっ!」脳天から叩き込んだ。
“狼甲”:「ガッ……!」
羽田汐沙:「“アノリフィカビリチュディニタティバス”が一人ヤッた」
“狼甲”:倒れた彼の懐から、薬瓶がいくつもこぼれ出る。
羽田汐沙:そのうちの一つを拾い上げて、蔵井リザに飲ませる。
桃山蒼:「解毒剤を持ち歩いていたか」
吾妻ネイ:「良かった、これで……!」
桃山蒼:「やったな、“アノリフィカビリチュディニタティバス”」
繭乃白姫:「シオサ、すごい~~!!」
雫圭:「アノリ…何です?」
桃山蒼:(……すごいコードネームだ)
羽田汐沙:「わざわざ覚えるアホ久々に見たな」
桃山蒼:「人の名前も、コードネームも忘れない主義なんだ」
蔵井リザ:「けほっ……あ、だいぶ楽になってきたかも」
羽田汐沙:「そりゃ結構」
雫圭:「リザさん…!よかった。これで一安心ですね」
繭乃白姫:「よかった……でも、向こうも気付いてすぐ来るかも!」
GM:隔壁がガンガンと凹み始めている。
吾妻ネイ:「……隔壁。こっちから開けて、仕掛けることもできるよ」
蔵井リザ:「……うん。動ける。やれる」
桃山蒼:「壁はもうもたないな」
桃山蒼:「敵は1人減り、こちらは戦力が増えた」
羽田汐沙:「丁度いいさ。このままぶっ叩く」
雫圭:「今度は、こちらから仕掛けてやりましょう」
羽田汐沙:「あんたもこれ以上歩くのやでしょ」
繭乃白姫:「う……かなり疲れたかも」
吾妻ネイ:「よし──じゃあ、準備して。せーので、開けるよ!」
桃山蒼:「ああ、ここで……終わらせる」
桃山蒼:「全員で……勝つ!」
繭乃白姫:「おー!」
GM:隔壁が開く。それは向こうから振るわれる鉄槌ではなく。
GM:こちらから振り返す一撃のための。


GM:シーン終了です。ロイス取得および、2度の購入判定が可能です。
GM:次のシーンからクライマックスです。
雫圭:買うかBCスーツ
繭乃白姫:先に購入処理!
GM:毒使いはもう倒れた説が濃厚ですね
繭乃白姫:まずはシオサに渡すアームドスーツ
繭乃白姫:5dx>=15
DoubleCross : (5DX10>=15) → 9[1,1,3,7,9] → 9 → 失敗

繭乃白姫:6点使って買います
蔵井リザ:そういえばこいつは判定してないから
蔵井リザ:1回目の購入判定では支援残ってます
吾妻ネイ:繭乃白姫 ◯連帯感/不安 、 桃山蒼 ◯信頼/劣等感 、 雫圭 ◯好奇心/お腹すいた…… でそれぞれ取得。ロイス枠いっぱい!
蔵井リザ:14個ダイス増えててC値-2になってるよ
繭乃白姫:残りは20!なんかもっといいもの買えそうな気がする
雫圭:6DX10+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 8[4,4,5,7,7,8]+1 → 9 → 成功

雫圭:買えたぜ!BCスーツほしい人います?
羽田汐沙:じゃあアームドスーツもらう!
雫圭:特にいなければ自分で着ます
吾妻ネイ:ネイ、行動値が下がっちゃうといまいちだからなー
吾妻ネイ:自分でボデマ狙うよ!
吾妻ネイ:3dx+4>=12
DoubleCross : (3DX10+4>=12) → 8[4,5,8]+4 → 12 → 成功

繭乃白姫:アンチマテリアルライフルワンチャンあるかも
吾妻ネイ:ピタリ賞! もそもそ着ます
吾妻ネイ:あるかも
吾妻ネイ:ぱなしてくか 暴力
雫圭:ありそう
桃山蒼:吾妻ネイ へのロイスを 〇信頼/悔悟に 雫圭さんへ〇連帯感/空腹 繭乃白姫さんに 〇連帯感/不安 で!
繭乃白姫:どうしよう、まずはダイス増えてるみたいだしそちらで狙ってもらおうかな
桃山蒼:購入は強化素材を
桃山蒼:4dx+1>=15
DoubleCross : (4DX10+1>=15) → 7[2,2,6,7]+1 → 8 → 失敗

桃山蒼:もう一回!
桃山蒼:4dx+1>=15
DoubleCross : (4DX10+1>=15) → 9[6,9,9,9]+1 → 10 → 失敗

蔵井リザ:では試してみましょう
蔵井リザ:難易度いくつですっけ
桃山蒼:最後に応急キットを使っておこう
桃山蒼:24+2d10
DoubleCross : (24+2D10) → 24+16[10,6] → 40

繭乃白姫:35!
桃山蒼:HP最大値27まで回復
蔵井リザ:頑張ってみるね
蔵井リザ:18DX8>=35
DoubleCross : (18DX8>=35) → 10[1,1,1,3,3,3,3,3,3,4,4,6,6,6,7,7,8,9]+10[6,9]+2[2] → 22 → 失敗

蔵井リザ:ダメだ~
雫圭:さすがに雫でも届かないな
繭乃白姫:じゃあ私が狙っちゃう
雫圭:桃山蒼 ○信頼/隔意
繭乃白姫 ○庇護/嫌悪
吾妻ネイ ○尊敬/劣等感

雫圭:それぞれロイスを取得
繭乃白姫:5dx>=35
DoubleCross : (5DX10>=35) → 10[3,8,9,9,10]+8[8] → 18 → 失敗

繭乃白姫:お
繭乃白姫:17点払って買います
雫圭:金の力ってスゲー
GM:すご!
繭乃白姫:ウェポンケースもあげるね、シナ1しか撃てないから……
吾妻ネイ:3dx+4>=15 2回目、強化素材狙い
DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 9[3,7,9]+4 → 13 → 失敗

蔵井リザ:ありがと~
吾妻ネイ:あ、財産2点入れて買うよー。
雫圭:あ、BCスーツ買ったけど自分で着ちゃうと行動値下がって抜けない人が出てくるな
蔵井リザ:アンマテを装備して、ボルアクをケースに入れます
雫圭:大人しくボデマにしとくか
吾妻ネイ:羽田さんの武器ってまだ強化素材付いてなかったかな? それなら付けたい
GM:付いてないけど物質合成で対象を見失っちゃうから
吾妻ネイ:あーそっか 行方不明になっちゃう
GM:桃山くんの剣につけてあげて
雫圭:6dx10+1>=12
DoubleCross : (6DX10+1>=12) → 10[1,3,3,9,10,10]+3[2,3]+1 → 14 → 成功

雫圭:買えました
吾妻ネイ:そしたら桃山さんの武器にぺたぺたします 強くなれー
繭乃白姫:桃山蒼 ○信頼/ひんやりする
雫圭 ○信頼/おなかすいた
吾妻ネイ ○信頼/ニンゲン?

GM:NPCの購入手番が残ってますが何買わせますか
GM:高いものは難しいでしょうが……
雫圭:めぼしい装備はだいたい整ったのでは
吾妻ネイ:強化素材ワンチャンしてリザさんの武器にペタペタする感じかな
GM:常備化武器じゃないから無理よ
GM:ホローポイント弾でもねらってよ
吾妻ネイ:じゃあそれで!
蔵井リザ:4DX>=10
DoubleCross : (4DX10>=10) → 10[6,7,7,10]+8[8] → 18 → 成功

GM:買えた
雫圭:買えてるー!?
雫圭:つよいぜ
繭乃白姫:やった!
羽田汐沙:ん~ ワンチャントラックスーツあたりか
羽田汐沙:3DX+2>=22
DoubleCross : (3DX10+2>=22) → 6[3,4,6]+2 → 8 → 失敗

羽田汐沙:むり 2回め
羽田汐沙:3DX+2>=22
DoubleCross : (3DX10+2>=22) → 3[1,2,3]+2 → 5 → 失敗

雫圭:+6で買えるかな?
GM:お金もないから全然ダメ
雫圭:22か…無理だな
GM:では処理が終了。
GM:NPCたちはこうなりました
“アノリフィカビリチュディニタティバス”羽田汐沙(侵蝕率100%)
ウロボロス
HP28 行動値8(防具装備で6)
 2/2/4/1 白兵4 調達2
Dロイス:申し子
エフェクト
《セレリティ》1
《原初の黒:物質合成》1
《原初の赤:アタックプログラム》8
武器
 決闘者の剣(カスタマイズ:エピック)(攻撃力11)
 大鎚(攻撃力12)
防具
 アームドスーツ(装甲10 行動値-2)
“ラバーダック”蔵井リザ(侵蝕率100%)
エグザイル/ノイマン
HP27 行動値9
 2/3/3/2 射撃2 回避1 情報UGN1
エフェクト
 《急所狙い》 6
 《デビルストリング》 2
武器
 ボルトアクションライフル(攻撃力8)
 アンチマテリアルライフル(攻撃力20)
防具
 UGNボディアーマー(装甲値8)

ホローポイント弾(マイナーで攻撃力+3)
GM:ジェネシフトしたい人はいましてもいいよ~
繭乃白姫:ジェネシフト4d10
繭乃白姫:4d10
DoubleCross : (4D10) → 28[4,7,7,10] → 28

繭乃白姫:うおお~~
GM:高まってる
繭乃白姫:めちゃくちゃあがった
繭乃白姫:94です
雫圭:いいかんじだ


【クライマックス】

GM:登場をお願いします。
繭乃白姫:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 5[5]+94 → 99

吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (84 → 90)
雫圭:90+1d10
DoubleCross : (90+1D10) → 90+1[1] → 91

桃山蒼:71+1d10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+9[9] → 80



GM:隔壁が開き、男の姿が顕になる。
“テーフィア”:「手間かけさせやがる」
“テーフィア”:「“狼甲”!さっさと終わらせるぞ!」
吾妻ネイ:「その人なら、向こうでのびてるよ」
雫圭:ふいと奥に目をやる。血を流して倒れているガスマスクの男が見えるだろう。
“テーフィア”:「あ?不甲斐ねえやつ……」
桃山蒼:「心配する素振りもないか」
桃山蒼:「悪党らしい」
繭乃白姫:「後はあなた一人だけ!」
“テーフィア”:「――だが、ナメてかかるわけにゃ行かねえようだな」
“テーフィア”:「一人?バカが」
“テーフィア”:「俺がどうやってここを調べたか理解してねえようだな」
桃山蒼:「ッ!!」
“テーフィア”:袖口からボトボトと羽虫のようなものが湧き出す。
“テーフィア”:桃山蒼には見覚えのあるもの。
桃山蒼:「ここにも連れて来ていたか……!」
雫圭:「蒼さん。あれがなにかご存知なのですか?」
桃山蒼:「あれは“磁歪蟲”」
繭乃白姫:「ひ、ひぇっ……みんなこっちに敵意むき出してる……」
桃山蒼:「この一帯で起きた電波障害の原因だ……」
吾妻ネイ:「レネゲイド性の群体だから、《ワーディング》も効かないよ! 気をつけて!」
羽田汐沙:「ダル……」
雫圭:「なるほど。主犯格ということですか」
桃山蒼:「あれで戦闘要員を外に誘導し、警備の薄いこの研究施設を襲う」
桃山蒼:「繋がった……全てが」
“テーフィア”:「理解して死ねるなんて贅沢だな?」
“テーフィア”:「おっ死んだ奴らに向こうで誇りな」
桃山蒼:「死なせない、もう誰一人として!」
桃山蒼:黒いコートが、領域内の吹雪にはためく
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:衝動判定です。難易度9。
繭乃白姫:5dx+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 9[3,4,4,6,9]+2 → 11 → 成功

雫圭:5dx10+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 9[3,4,5,7,9]+2 → 11

繭乃白姫:2d10+99
DoubleCross : (2D10+99) → 12[6,6]+99 → 111

吾妻ネイ:8dx+4>=9
DoubleCross : (8DX10+4>=9) → 9[1,2,7,7,8,8,8,9]+4 → 13 → 成功

繭乃白姫:ぴゃ~~
雫圭:91+2d10
DoubleCross : (91+2D10) → 91+10[7,3] → 101

吾妻ネイ:2d10+90
DoubleCross : (2D10+90) → 9[6,3]+90 → 99

繭乃白姫:あげすぎた
GM:Eロイスチョットアル
繭乃白姫:ありがたし
雫圭:ゲェッ!?虫がいっぱいおるやん!?
  テーフィア[10]
   磁歪蟲*4[6]

     5m

繭乃[6]桃山[5]吾妻[10]雫[5]
  蔵井[9]羽田[6]
GM:配置はこう
GM:NPCは2回復活できます。3回倒されると戦闘から離脱します。
桃山蒼:5dx+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 10[1,1,7,8,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

桃山蒼:80+2d10
DoubleCross : (80+2D10) → 80+9[4,5] → 89

GM:セットアップから参りましょう。
羽田汐沙:なし
蔵井リザ:なし
繭乃白姫:活性の霧、タブレット、多重生成!
“テーフィア”:なし
吾妻ネイ:"ポータブルエグゼクタブル" 《クロックフィールド》 ラウンド間、対象の行動値[+5] 至近、範囲(選択) 侵蝕[+4] 対象はPC全員!
桃山蒼:セットアップ無し!
吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を4増加 (99 → 103)
“磁歪蟲”:《雷神の降臨》。行動値0になり攻撃力上昇。
繭乃白姫:対象は~……どうしよっか
繭乃白姫:桃山くんはドッジしたいから外したほうがいいんだよね
桃山蒼:……そうしてもらえると、正直ありがたい
雫圭:なし!オーバーアクセルは温存するぜ!
繭乃白姫:雫圭、羽田汐沙、蔵井リザの三人!
繭乃白姫:ドッジダイス-2して攻撃力+18~!
蔵井リザ:たすかる!
羽田汐沙:さんきゅ
雫圭:アザッス!!
  テーフィア[10]
   磁歪蟲*4[0]

     5m

繭乃[11]桃山[10]吾妻[15]雫[10]
  蔵井[14]羽田[11]
GM:イニシアチブ。
“テーフィア”:《加速する刻》。
桃山蒼:ゲッ!
“テーフィア”:メジャーで《雨粒の矢》《塞がれし世界》《紅の刃》で攻撃します。6人全員を攻撃。
“テーフィア”:7DX+6
DoubleCross : (7DX10+6) → 7[3,5,5,6,7,7,7]+6 → 13

雫圭:避けられそう
GM:リアクションどうぞ~
繭乃白姫:ん~
桃山蒼:ドッジ!
雫圭:ドッジします!
繭乃白姫:カバーどうしようかな
雫圭:リアクションのダイスが減っているぜ
雫圭:2dx10>=13
DoubleCross : (2DX10>=13) → 7[1,7] → 7 → 失敗

雫圭:だめでした
吾妻ネイ:4dx>=13
DoubleCross : (4DX10>=13) → 9[3,7,9,9] → 9 → 失敗

蔵井リザ:3DX+1>=13
DoubleCross : (3DX10+1>=13) → 6[1,4,6]+1 → 7 → 失敗

繭乃白姫:とりあえず先にドッジ不老
繭乃白姫:4dx>=13
DoubleCross : (4DX10>=13) → 10[4,4,9,10]+6[6] → 16 → 成功

桃山蒼:《リフレックス:サラマンダー》+《炎神の怒り》  HP3消費
繭乃白姫:あっ
羽田汐沙:ガード。
繭乃白姫:しゅぴーん
GM:すごい
桃山蒼:11dx8+2>=13
DoubleCross : (11DX8+2>=13) → 10[2,2,2,2,3,4,6,9,10,10,10]+7[5,5,7,7]+2 → 19 → 成功

桃山蒼:避けた!侵蝕+6
雫圭:自分に夢の雫!判定の達成値に+6して、同値回避するぜ
雫圭:侵蝕+3
GM:OK。繭乃、桃山、雫が回避成功ですね
“テーフィア”:では、その3人に
“テーフィア”:《支配の領域》《絶対支配》。ダイス4個を1に。
吾妻ネイ:そ、そんな……
GM:回避を潰していくぜ
GM:貴様らPCに止める手段はあるまい
桃山蒼:このヤローーーーーー!
繭乃白姫:はっ
雫圭:ああ…俺達にはないぜ
桃山蒼:まずい…オートアクションをどうにかする方法なんて…
雫圭:そんなことをできるやつが…
蔵井リザ:私2回までなら出来る!
吾妻ネイ:毒の魔の手から逃れて復活してるぜ!
桃山蒼:蔵井、頼めるか
蔵井リザ:分かった。誰に使えばいい?
雫圭:雫さんは地味にDロイスなしで侵蝕に余裕があるよ
繭乃白姫:わたししんしょくやばいかも!
蔵井リザ:じゃあ繭乃ちゃんへの支配の領域を止める!
桃山蒼:それで頼む!
GM:では残りへのダメージを出すね
繭乃白姫:ありがとう~!
桃山蒼:こちらは回避達成値が8になり、当たる
“テーフィア”:2d10+36 装甲有効
DoubleCross : (2D10+36) → 9[4,5]+36 → 45

雫圭:死ぬ!
羽田汐沙:ガード装甲で14点引いて31点。ちょっと足りないな。
吾妻ネイ:装甲あっても耐えきれない……! 雫さんへのロイスをタイタス化して昇華。HP12で復活!
羽田汐沙:1度死にます。残り復活回数は1回。
蔵井リザ:こちらも1度死にます。残り復活回数は1回。
雫圭:藍墨堂のロイスを切って復活します。HP11
桃山蒼:倒れる リザレクトだ
桃山蒼:95+1d10
DoubleCross : (95+1D10) → 95+10[10] → 105


“テーフィア”:ぎり、と拳を握り込む。
“テーフィア”:ぱっと開かれた手のひらから、無数の血の刃が殺到する。
“テーフィア”:狙いは大雑把だ。回避行動を取れば、避けられる余地があるような。
“テーフィア”:だが、同時にもう片手で何かを放り投げた。
蔵井リザ:「何を……」
“テーフィア”:それは地面に転がった。
“テーフィア”:腕だ。おそらくはここの研究員の。
吾妻ネイ:「…………っ!」
蔵井リザ:「!悪趣味な……」
雫圭:「気を取られないで!回避を!」
羽田汐沙:「違う!離れろ!」
繭乃白姫:「わ、わっ……!」
“テーフィア”:その切断面からあふれる血が、刃となって足元を削る。
“テーフィア”:それで脚を削られれば、本来の血の雨の的となる。
吾妻ネイ:視線が、否が応でもそちらを向く。その一瞬の隙は致命的で──避けられるはずの降り注ぐ刃に、喉元を掻き切られた。
蔵井リザ:「……!このっ!」“テーフィア”に手をかざす。
“テーフィア”:「ぐうっ……!」
繭乃白姫:視線を奪われ、その場に転ぶ。完全な無防備状態
“テーフィア”:繭乃白姫を過たず捉えていたはずの血の軌道が、わずかにそれて真横を薙ぎ払った。
雫圭:「ぐうっ…!」前方から迫る刃と、下段からの強襲。咄嗟の二択への回答は出せない。
蔵井リザ:「一瞬だけ、空気を操って、視界をずらしました」
繭乃白姫:「あ、あれ……当たってない……?」
蔵井リザ:「これくらいしかできないけど……こんなのでも役には立つのよ!」
吾妻ネイ:まるで、目の前で命を絶たれた彼女のように、溢れ出る血が命を零す。──だが、レネゲイドの宿主たる少女の身体は、体内のパーツを晒しながらも、駆動を続けていた。
蔵井リザ:自らは切り裂かれながら叫ぶ。
雫圭:「っはあ、痛、い…!」
吾妻ネイ:「く、ぅ……っ! すごい、流石、です!」
羽田汐沙:「よかった、怪我ない?」切り裂かれた腕を抑えながら、繭乃白姫の方を見て言う。
桃山蒼:(力を自分のためではなく、他人のために使ったか)
繭乃白姫:「怪我、ないけど……みんなが……」
桃山蒼:(蔵井……いや、“ラバーダック”。お前もまた、立派な戦士だ)
吾妻ネイ:「こんなの、痛くも、痒くもないっ。大丈夫だから!」
羽田汐沙:「やられた分はやり返すから」
桃山蒼:「ああ、こちらから仕掛けるぞ!」
“テーフィア”:「どいつもこいつも鬱陶しく粘りやがる……」

GM:吾妻さんの手番へ。
吾妻ネイ:マイナーはなし。
吾妻ネイ:メジャー、"エクスプロイト" 《アドヴァイス》《戦場の魔術師》《弱点看破》 侵蝕[+10]
吾妻ネイ:対象:3体/次のメジャーC値-1(下限6)、D+6個 ラウンド間、攻撃力[+12] 対象は桃山さん、雫さん、リザさん。
吾妻ネイ:吾妻ネイの侵蝕率を10増加 (103 → 113)
桃山蒼:受け取ろう!
蔵井リザ:ありがたい!
雫圭:ウオオ、パワー!
GM:演出を!

吾妻ネイ:生体電流を介した人体への介入は、今は為せない。より近くなったことで、"磁歪蟲"の影響は強まるばかりだ。
吾妻ネイ:──だが、鍵は。決してそれだけではない。
吾妻ネイ:"レネゲイドウィルス"の宿主たる身体であること。ここにいる全員の共通点。
吾妻ネイ:その一点を──異なる存在に同じプログラムを介入させるための、扉として使用する。
吾妻ネイ:すなわち、為し得るのは──限定的な人体への動作干渉。
吾妻ネイ:「皆の力になるよ! ──さあ、頑張って!」
吾妻ネイ:ほんの僅かに加速した世界の中で。祈りを込めて。

吾妻ネイ:そしてイニシアチブに割り込みます!
吾妻ネイ:"アドミニストレーター" 《触媒》 行動権を無視してMpを1回行わせる 対象は桃山さん!
桃山蒼:ああ!
GM:OK!行動を!
桃山蒼:マイナーアクションで戦闘移動、“テーフィア”のエンゲージへ
  テーフィア[10]
   磁歪蟲*4[0]
   桃山[10]

     5m

 繭乃[11]吾妻[15]雫[10]
  蔵井[14]羽田[11]
桃山蒼:メジャーアクションで攻撃
桃山蒼:《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》+《煉獄魔人》
桃山蒼:白兵攻撃、対象は“テーフィア”!
桃山蒼:妨害なければ判定!
GM:来な!
桃山蒼:19dx6+1
DoubleCross : (19DX6+1) → 10[1,2,4,5,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[2,2,3,3,3,4,5,5,5,6,7,8,8,9,10]+10[4,4,5,6,8,9]+5[4,5,5]+1 → 36

“テーフィア”:5DX+1>=36 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=36) → 8[4,4,6,6,8]+1 → 9 → 失敗

桃山蒼:ならばダメージ!
“テーフィア”:《領域の盾》。磁歪蟲4にかばわせる。
吾妻ネイ:リザさん、お願いします!
蔵井リザ:まかせて!
桃山蒼:頼んだ!
蔵井リザ:《デビルストリング》。《領域の盾》を打ち消し。
GM:ダメージをどうぞ
桃山蒼:いざ!
桃山蒼:4d10+5+1+12+12
DoubleCross : (4D10+5+1+12+12) → 25[2,7,6,10]+5+1+12+12 → 55

桃山蒼:装甲などは有効だ
“テーフィア”:《赤河の支配者》を使用。ダメージを軽減します。
“テーフィア”:55-12-1d10
DoubleCross : (55-12-1D10) → 55-12-2[2] → 41

“テーフィア”:まだまだ健在!
GM:演出をどうぞ~
桃山蒼:侵蝕+9

吾妻ネイ:三人の身体への干渉、その中でも一際強く。
吾妻ネイ:脳内回路を奔る、ハッキング。その身体の管理者権限をほんの一瞬だけ、こちらに委譲させる。
吾妻ネイ:それは本来持ち得る反応速度を超えて──その身体を、一歩。前に動かした。
吾妻ネイ:「桃山さん──行ってください!」
桃山蒼:声と同時、駆け出す
桃山蒼:吹雪の領域と共に迫り、太刀筋を読むことを困難とする
“テーフィア”:「チッ……」虫をその軌道に纏わせようとするが。
蔵井リザ:手をかざすとその軌道がずれる。「行ってください!」
桃山蒼:対峙する男の能力の起点、それは恐らく“手”だ
桃山蒼:(遠慮なく斬らせてもらう)
桃山蒼:冷たく冴えたた二度の剣閃が、“テーフィア”の両腕に切り傷を付ける
桃山蒼:「俺たちは1人じゃない」「……物言わぬ虫を従えただけの者に、負けはしない」
“テーフィア”:「チッ……!」
“テーフィア”:直前で血の刃を防御に使い、深手を防いでいる。
“テーフィア”:「調子に乗りやがって……減らすか」

GM:続いて蔵井リザの手番へ。
蔵井リザ:私どうしたらいいかな
蔵井リザ:繭野さんの支援まで待とうか?
繭乃白姫:待機して待ってて~
蔵井リザ:うん、わかった
GM:では行動値11組です 繭乃or羽田
繭乃白姫:うおお、動きます
GM:どうぞ!
繭乃白姫:マイナーどうしようかな、シオサも前に出るからそっちにもカバーあったほうがいいよね
羽田汐沙:守りたいとこに行きな
繭乃白姫:桃山君はドッジと代行ドッジ(視界)で避けられそうだし……よし
繭乃白姫:前に出る~
繭乃白姫:エンゲージ!
  テーフィア[10]
   磁歪蟲*4[0]
  繭乃[11]桃山[10]

     5m

  吾妻[15]雫[10]
  蔵井[14]羽田[11]
繭乃白姫:メジャーで狂戦士、タブレット、多重生成!
繭乃白姫:対象は雫圭、羽田汐沙、蔵井リザの三人。C値を1下げてダイスを+4せよ~
羽田汐沙:ん。ありがと
雫圭:白姫ちゃんのパワーが漲ってくるぞ
蔵井リザ:助かります!
GM:演出を!
繭乃白姫:侵蝕が10上がって129!

繭乃白姫:「私に出来ること……私にしかできないこと……よし」
繭乃白姫:事前に皆に渡しておいた装備品、私たちの糸を使って編まれたぴかぴかの新品
繭乃白姫:服飾とは―――文明の証であり、身を護る盾である
繭乃白姫:しかし、こと攻めるという点においては、十全な動きを妨げる枷ともなり得る
繭乃白姫:糸を引く、糸を巻く、糸を紡ぐ
繭乃白姫:服を編むことは出来なくても、ここにはもう出来上がったものがある
繭乃白姫:なら―――あとは少し、手を加えるだけでいい
繭乃白姫:「ニンゲンたち。やりたい事を、やりたいようにやるんだよ」
繭乃白姫:「色んなものを食べて、素敵なものを着て、選んだ未来を生きる」
繭乃白姫:「私たちには、できないことだけどーーーだからこそ、見せてほしいんだよ」
繭乃白姫:重い装備の重量が掻き消える様に無くなっていく、組み直される
繭乃白姫:その姿はまるで、純白"シルク"で出来た、装束"ドレス"のように―――きらきら きらきら 煌めいて
雫圭:思わず、見惚れてしまう。傷の痛みも忘れるほどに
繭乃白姫:「これは後にできた俗称だけど、君たちがそう呼んでくれるのなら―――」
繭乃白姫:「ニンゲンたちの未来の路、天虫"てんし"ががんばって応援しちゃう!」
羽田汐沙:「――見せてやるさ。人間を」
繭乃白姫:さあ、一歩踏み出して。目の前にあるのは―――輝ける純白の道しるべ"ウェディング・シルク・ロード"
雫圭:「白い天使。嫉妬してしまいそうな輝きですね」
繭乃白姫:「悪いやつぶっ飛ばして、好きなこと、やろう!」
蔵井リザ:「力が、湧いてくる……!」

羽田汐沙:こちらは待機します。行動値10組へ。
GM:雫or桃山!
雫圭:では私から
雫圭:マイナーアクションで戦闘移動。テーフィアたちとエンゲージします
雫圭:メジャーアクションで災厄の炎を用いた範囲攻撃
  テーフィア[10]
   磁歪蟲*4[0]
繭乃[11]桃山[10]雫[10]

     5m

    吾妻[15]
  蔵井[14]羽田[11]
雫圭:対象はテーファと磁歪蟲。判定を行います
雫圭:藤井リザのロイスを昇華してクリティカル値に-1
GM:OK!判定を!
GM:支援型が殴ったところでな……
雫圭:うおおお災厄の炎は単体支援を範囲化するものじゃねえ!
GM:あたりまえ
雫圭:クソ野郎をブチ殺すための力だ!!!ダイスロール!!!
雫圭:(6+6+4)dx7
DoubleCross : (16DX7) → 10[1,1,2,2,2,3,3,4,5,5,7,7,7,9,10,10]+10[5,5,7,9,10,10]+10[1,2,2,10]+6[6] → 36

“磁歪蟲”:《イベイジョン》
“磁歪蟲”:14で命中。
“テーフィア”:5DX+1>=36 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=36) → 10[2,6,7,8,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

“テーフィア”:《領域の盾》。磁歪蟲4にかばわせる。
GM:ダメージをどうぞ!
雫圭:羽虫と汚物は消毒だああああ!
雫圭:36+4d10
DoubleCross : (36+4D10) → 36+25[5,4,6,10] → 61

GM:???
GM:支援型の火力か……?
雫圭:これが真の災厄の炎の力だ
“磁歪蟲”:蟲たちは全滅します!
雫圭:侵蝕+5
  テーフィア[10]
繭乃[11]桃山[10]雫[10]

     5m

    吾妻[15]
  蔵井[14]羽田[11]
GM:演出を!

雫圭:白い少女の声が響く。
雫圭:割かれた脚に力が籠もる。
雫圭:「っツ、はぁ」
雫圭:「……そこの金髪の人」
雫圭:「個人的な話ですが。私はあなたに斬りつけられてとても痛かったので」
“テーフィア”:「あ?」
雫圭:「報復をしようと思います」
雫圭:頁ではない。手帳そのものに火が付く。
“テーフィア”:「逃げ惑ってた雑魚が。今更何を粋がる」
雫圭:「ええ。逃げ回って、策を弄して…それでも、今の私ではあなたに手も足も出ませんので」
雫圭:「でも。ここに書き綴られた3年分の私なら、どうでしょうね?」
雫圭:かつてないほどに活性化したレネゲイド。
雫圭:手帳に記された3年分の日々の記憶。
雫圭:「こういう使い方をするのは初めてです」
雫圭:「どうなっても、知りませんから!」
雫圭:炎の中に揺れる思い出を
雫圭:揮発していく日々の記録を
雫圭:撚って束ねて、余すこと無くテーフィアと磁歪蟲の意識に叩き込む。
雫圭:その日は楽しみにしていた雨が頬が落ちる発色の良いタントがお返しに破ってしまった切手に郊外まで脚を運んだ私のお隣の金物店のアーモンドケーキに目が疲れてだから軽く教えて私は万引きをうたたねをして銀行へ美味しかったインク壺にガチャ切りと午睡ドライフルーツ支払いにおすそ分けをいただいたうっかり取材に来て封蝋で火をとても悲しくて買い込んでしまったそうめん息切れをお茶会初めてUGNに明後日までお休みをでも堪能し苛立っていたから髪にアレンジを風味がとても良く出ていて季節ものの友人知人と借金に恋人とタイの雑炊注文の取り違えをそれが悪いことでは
“テーフィア”:身を焼くような危機の気配に、飛び離れている。
“テーフィア”:「……!」
雫圭:意識を見失うほどの記憶の渦が、嵐となって吹き荒れた。
雫圭:「……まあ、素直に当たってはくれませんよね」
雫圭:「でも、うっとおしそうな虫はそこで記憶の迷子になっていますし」
雫圭:「出番なのでは? 蒼さん」
“磁歪蟲”:飛び方の記憶を引き出せないかのように、地面に臥せっている。
桃山蒼:「───もう、余計な邪魔は入らないな」

GM:では桃山くんどうぞ!
桃山蒼:いざ!
桃山蒼:メジャーアクションで攻撃
桃山蒼:コンボ:『小野派一刀流・切落』《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》+《煉獄魔人》
桃山蒼:日本刀を使った白兵攻撃、対象は“テーフィア”
桃山蒼:13dx7+1
DoubleCross : (13DX7+1) → 10[1,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,9,10]+10[1,3,5,5,8]+10[7]+10[9]+10[10]+3[3]+1 → 54

GM:高!
“テーフィア”:5DX+1>=54 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=54) → 10[2,3,6,7,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

“テーフィア”:ダメ!ダメージを!
桃山蒼:6d10+5+1+12
DoubleCross : (6D10+5+1+12) → 47[10,9,10,10,1,7]+5+1+12 → 65

“テーフィア”:《赤河の支配者》!
“テーフィア”:65-12-1d10
DoubleCross : (65-12-1D10) → 65-12-3[3] → 50

桃山蒼:それでもかなり苦しいんじゃないか?
“テーフィア”:結構もらったな……まだ健在!
桃山蒼:侵蝕+9 123に

桃山蒼:剣先を“テーフィア”に向けたまま、にじり寄る
桃山蒼:「お前を守るものは、もう無い」
“テーフィア”:「で?」血の刃を展開して、襲いかからせる。
“テーフィア”:「先にやりゃあいいんだろうが」
桃山蒼:『小野派一刀流、切落』
桃山蒼:それは、伊東一刀斎によって編出された小野派一刀流の究極の技
桃山蒼:振り下ろされる相手の太刀を、受けもせず、躱しもせず
桃山蒼:こちらも太刀を振り下ろし────しかして、相手の太刀の軌道を見極め、それに割り込まれるようにして振られたこちらの一太刀が
桃山蒼:相手の太刀を弾き、こちらの太刀が相手の正面を捕らえる
桃山蒼:それを、無数に飛来する血の刃に対して、繰り返す
“テーフィア”:「何……!」
桃山蒼:血の雨の中に有っても、その歩みは止まることはなく、“テーフィア”の眼前に刃を突き付け
桃山蒼:「──────せあっ!」
桃山蒼:その腹に、血の華を咲かせる
“テーフィア”:「ぐっ……!」
“テーフィア”:「舐めやがって……!」
桃山蒼:「それはこちらの台詞だ」
桃山蒼:「戦えない者をさんざん巻き込んだんだ……自由になることは2度とないと思え!」
“テーフィア”:咲いた血の華を、握り込むようにして。
“テーフィア”:「テメエもそっちにしてやるよ」

GM:“テーフィア”の手番。
繭乃白姫:おっと!
GM:ムッ
繭乃白姫:そのイニシアチブで触媒~~~~!
GM:何ッ
繭乃白姫:シオサ、GO!
羽田汐沙:任せろ!
桃山蒼:行け!“アノリフィカビリチュディニタティバス”!
羽田汐沙:マイナーで“テーフィア”にエンゲージ
  テーフィア[10]
繭乃[11]桃山[10]雫[10]羽田[11]

     5m

    吾妻[15]蔵井[14]
羽田汐沙:メジャー『憑け、夜鬼刃』:《原初の黒:物質合成》《セレリティ》。
羽田汐沙:決闘者の剣と大鎚を合成し、メジャーアクションを2回行います。
羽田汐沙:メジャー1回目『合図、血を討つ』:《原初の赤:アタックプログラム》Lv8
羽田汐沙:“テーフィア”を攻撃。
羽田汐沙:9dx9+12
DoubleCross : (9DX9+12) → 10[1,1,4,5,5,7,8,8,10]+2[2]+12 → 24

“テーフィア”:5DX+1>=54 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=54) → 9[4,4,7,7,9]+1 → 10 → 失敗

羽田汐沙:3d10+23+3+18
DoubleCross : (3D10+23+3+18) → 21[2,10,9]+23+3+18 → 65

“テーフィア”:《赤河の支配者》
“テーフィア”:65-12-1d10
DoubleCross : (65-12-1D10) → 65-12-10[10] → 43

“テーフィア”:きつくなってきた……
羽田汐沙:もう一回
羽田汐沙:メジャー2回目『合図、血を討つ』:《原初の赤:アタックプログラム》Lv8
羽田汐沙:5dx+12
DoubleCross : (5DX10+12) → 10[5,5,6,8,10]+3[3]+12 → 25

“テーフィア”:5DX+1>=54 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=54) → 10[1,3,7,10,10]+7[6,7]+1 → 18 → 失敗

“テーフィア”:クソが……
羽田汐沙:3d10+23+3+18
DoubleCross : (3D10+23+3+18) → 9[1,6,2]+23+3+18 → 53

“テーフィア”:《赤河の支配者》
“テーフィア”:53-12-1d10
DoubleCross : (53-12-1D10) → 53-12-8[8] → 33

“テーフィア”:ダメだ、一度死ぬ
“テーフィア”:《不死不滅》で復活。

羽田汐沙:刀を取り出す。影の武具ではない。金によって手配されたもの。
羽田汐沙:その周りに無数の影の道具が生成される。
羽田汐沙:先程まで振るっていた大鎚――それは本来武器ではない。
羽田汐沙:大鎚、小槌、鉄床、梃子棒、玉箸、平箸、鷺箸、切鏨、炭掻、藁箒、焼柄、塗台、練板、箆、水槽。
羽田汐沙:影によって編まれた鍛冶の道具。それらが一斉に展開し、その刀を再鍛造する。
羽田汐沙:影が消失、打ち直された、ただ一本の刀に収束する。
羽田汐沙:「見せてやるって言ったろ」
羽田汐沙:「人の研鑽の到達点だ、これが」
羽田汐沙:鍛え直された刃が、血を蒸発させながら“テーフィア”を両断した。
羽田汐沙:その動きが阻害されることはない。糸が思いのままにしなり、伸ばし、むしろ動きの支えとなる。
“テーフィア”:「ガアッ……!」
繭乃白姫:「おぉ~!」素直な感嘆の声。出不精なので、彼女の全力を見るのは初めてだ
吾妻ネイ:「すごい、すごいよ!」
桃山蒼:「ふっ……」(いい剣を見せてもらった)
羽田汐沙:「まだ気を抜かないで」
“テーフィア”:一度その場に倒れて、ゆるゆると起き上がる。「テメエら全員」
“テーフィア”:「地獄行きだ……!」

GM:改めて“テーフィア”の手番に。
“テーフィア”:《雨粒の矢》《塞がれし世界》《紅の刃》
“テーフィア”:全員を攻撃します。
“テーフィア”:7DX+6
DoubleCross : (7DX10+6) → 9[1,1,3,6,7,7,9]+6 → 15

雫圭:また絶妙に頑張れば避けられそうなんだけどな
雫圭:ドッジ!
繭乃白姫:うおお、まずはドッジ判定!
繭乃白姫:4dx>=15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 10[8,9,9,10]+8[8] → 18 → 成功

吾妻ネイ:5dx>=15 ドッジ!
DoubleCross : (5DX10>=15) → 8[1,1,1,8,8] → 8 → 失敗

繭乃白姫:あっ
吾妻ネイ:繭乃さんすごっ
雫圭:2dx10>=15
DoubleCross : (2DX10>=15) → 9[2,9] → 9 → 失敗

桃山蒼:ドッジ!
羽田汐沙:3dx-2>=15 ドッジ
DoubleCross : (3DX10-2>=15) → 8[6,8,8]-2 → 6 → 失敗

桃山蒼:《リフレックス:サラマンダー》+《炎神の怒り》
蔵井リザ:3DX+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 10[1,10,10]+6[2,6]+1 → 17 → 成功

吾妻ネイ:リザさんもすごっ
桃山蒼:13dx7+2
DoubleCross : (13DX7+2) → 10[1,3,4,4,5,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[4,5,5,7,8,9,9]+10[3,4,5,9]+3[3]+2 → 35

吾妻ネイ:流石の貫禄!
“テーフィア”:あっ!
“テーフィア”:こいつ絶対支配しても止まんねえ!
雫圭:ガッハッハ
雫圭:うちのメインアタッカーをなめてもらっては困るな
“テーフィア”:《支配の領域》《絶対支配》を、繭乃さんへ。
繭乃白姫:うにゃにゃ~~
“テーフィア”:これで打ち止めです。
桃山蒼:ではドッジを失敗した吾妻ネイさんを対象に
桃山蒼:《運命の切り替え》!
吾妻ネイ:きゃー! がんばって!
桃山蒼:代わりにこちらがドッジを行い、成功すれば回避したことになる!
桃山蒼:《リフレックス:サラマンダー》+《炎神の怒り》
桃山蒼:13dx7+2
DoubleCross : (13DX7+2) → 10[1,1,1,1,1,2,2,3,4,4,7,7,10]+10[4,5,7]+3[3]+2 → 25

GM:すごい!
吾妻ネイ:やったー!
桃山蒼:これでネイも回避したことになる 侵蝕は138に
吾妻ネイ:避けました! 無事です!
繭乃白姫:砂の結界使います!
繭乃白姫:雫さんをカバーリング!
雫圭:ありがた~!
繭乃白姫:しゅばばっ
GM:ではダメージ!
“テーフィア”:2d10+36 装甲有効
DoubleCross : (2D10+36) → 7[6,1]+36 → 43

繭乃白姫:ぐわーっ!テーフィアにロイスを取得 興味/〇憤慨 で取得してタイタス化、昇華!
羽田汐沙:2回めの戦闘不能。次戦闘不能になれば戦闘から離脱します。
繭乃白姫:HP11でふっかつ!
“テーフィア”:自らが裂かれた血を集めて、広範囲を薙ぎ払う。
“テーフィア”:狙いも何もあったものではない。周囲を全て殺そうとする動き。
桃山蒼:血の刃の太刀筋は、既に見抜いている 無差別に思える攻撃こそ、必ず癖が出るというものだ
桃山蒼:自らに向けたそれらを叩き落し、さらに
桃山蒼:「────シッ!」
吾妻ネイ:ぎゅう、と目を瞑り──降り注ぐ刃によって齎されるであろう痛みを堪える、準備をした。
吾妻ネイ:だが──その時は訪れなかった。開いた瞳の先、見えたものは。
吾妻ネイ:「──桃山さん!」
桃山蒼:少女に向かう刃を吹雪によって減衰させ、弾く
桃山蒼:「……大丈夫か」
吾妻ネイ:血の刃が赤い粉雪のように、塵去っていく。
吾妻ネイ:「はい、お陰様で!」
蔵井リザ:「き、来てない……?」
繭乃白姫:「……っ」避けられない。虫の知らせなんて無くたってそれくらい分かっている
雫圭:「まだそんな余力を…!」迫る血の刃。雫圭は戦闘訓練を受けていない。回避は不可能だ。
繭乃白姫:あいつの周りに多く集まってる分、集中するのは火を見るより明らかだ
繭乃白姫:「シオサ、私は大丈夫だから……目の前のあいつの方に集中しててね」
繭乃白姫:糸を手繰る、引き寄せる。一人だけでもいい
羽田汐沙:「おいっ」
繭乃白姫:雫圭の服を思いっきり引き寄せて―――自分の後ろに回り込ませる
雫圭:「な、白姫さん…!?」
繭乃白姫:「っ、ぅ……!」出来るだけ声は出さない、痛いのは我慢できる。こんなでもオーヴァードだから
雫圭:「そんな」
雫圭:雪のような白が朱で染まる。
繭乃白姫:餓えて死んじゃうよりは、何倍だって
雫圭:技術を凝らした芸術品を無遠慮に打ち壊されたような。
羽田汐沙:「お前……!」
繭乃白姫:「だい、じょうぶ。まだたてる、よ……ニンゲンの役に立つのが、私たちだから」
雫圭:「ありがとうございます。でも」
雫圭:「もう少し、自分の身も顧みてください」
“テーフィア”:「なんで死んでねえ……」
繭乃白姫:「それに、もうすぐおわるよ、たたかうのは」
羽田汐沙:「……」ぎり、と刀を握る手に力を込める。

GM:羽田汐沙の通常手番。
羽田汐沙:《原初の赤:アタックプログラム》Lv8
羽田汐沙:5dx+12
DoubleCross : (5DX10+12) → 10[1,3,3,9,10]+5[5]+12 → 27

“テーフィア”:5DX+1>=27
DoubleCross : (5DX10+1>=27) → 8[2,2,2,3,8]+1 → 9 → 失敗

羽田汐沙:3d10+23+3+18
DoubleCross : (3D10+23+3+18) → 15[6,4,5]+23+3+18 → 59

“テーフィア”:59-12-1d10《赤河の支配者》
“テーフィア”:59-12-1d10
DoubleCross : (59-12-1D10) → 59-12-10[10] → 37

“テーフィア”:まだ残る!
GM:次の手番までやっちゃおう
GM:蔵井リザの手番。
蔵井リザ:マイナーでホローポイント弾使用、メジャー《急所狙い》 Lv6
蔵井リザ:13DX8+2
DoubleCross : (13DX8+2) → 10[2,2,4,4,4,4,5,5,6,8,9,9,10]+7[2,2,7,7]+2 → 19

“テーフィア”:5DX+1>=19
DoubleCross : (5DX10+1>=19) → 10[2,7,8,10,10]+9[7,9]+1 → 20 → 成功

“テーフィア”:お前さ……
蔵井リザ:残機が1機分残っているので
蔵井リザ:これをロイス相当として昇華。達成値を+1d10します。
桃山蒼:行けー!
雫圭:ぶちかませ!
蔵井リザ:19+1d10
DoubleCross : (19+1D10) → 19+4[4] → 23

吾妻ネイ:うおーーー!!!
繭乃白姫:やった~!!
蔵井リザ:-伊勢木ハジメ/友情/遺志:○/タイタス昇華
蔵井リザ:3d10+65
DoubleCross : (3D10+65) → 18[6,3,9]+65 → 83

“テーフィア”:《赤河の支配者》
桃山蒼:決めてやれ!
“テーフィア”:83-12-1d10
DoubleCross : (83-12-1D10) → 83-12-7[7] → 64

“テーフィア”:残りHP8,装甲5
“テーフィア”:全く耐えられません。死亡します。
GM:戦闘終了。

羽田汐沙:飛び出すように突貫。
羽田汐沙:刃さえ遅れるほどの速度でにじり寄り、体当たり。
“テーフィア”:「んなもんが」体制を崩しながら、その頭を掴み上げる。
“テーフィア”:「通用するかよ」周囲に血の槍が渦を巻き囲う。
羽田汐沙:頭を掴まれながら、笑う。「バーカ」
蔵井リザ:「……ハジメ」
蔵井リザ:「力を貸して」かがみ込み、巨大な銃を構えていた。その停止の一瞬の隙を突いて、砲撃。
蔵井リザ:吾妻ネイのもたらした演算により、繭乃白姫の与えた自由により、普段を遥かに超える精度で放たれたそれが、
蔵井リザ:“テーフィア”の胴に過たず炸裂した。
“テーフィア”:「カアッ……!」
“テーフィア”:「こんなところで……こんな連中に……!」
“テーフィア”:「俺は……任務を成功させて……」
“テーフィア”:「させて……俺は……」
“テーフィア”:「何を……何をしたかったんだ……」
羽田汐沙:「知るか」その首を両断した。
桃山蒼:「……血に染められた道が、未来に向かうことは決してない」
羽田汐沙:「あの世で考えてろ」
吾妻ネイ:「…………」 きゅっと眉根を寄せて。「……終わった、んだね」
繭乃白姫:「ん……ちょっと、疲れちゃった」その場にへたり込む
雫圭:「ひとまずは。でも、これから忙しくなりますよ」
桃山蒼:「“磁歪蟲”の件は未だ収まっていない」
桃山蒼:「研究所の警備体制の見直しから報告まで……やることは多い」「何より」
雫圭:「ほら、彼らの目的も調べないといけませんし。事情聴取もされるでしょうし」
蔵井リザ:「はあ~~~」ペタンと座り込む。
桃山蒼:「弔って、やらないとな……」
吾妻ネイ:「……うん。ちゃんと、お見送りしてあげたい」
繭乃白姫:「ちゃんと、眠ってもらおう。それに……」
繭乃白姫:「私もねむい……おなかすいた……」
羽田汐沙:「分かってる。紅はるかな」
吾妻ネイ:「……ふふ。約束だったね」「桃山さんの奢りで」
繭乃白姫:「やったぁ~」
桃山蒼:「ああ」「後は……暖かいものも食べたい」白い息を吐く
蔵井リザ:「うん。全部やろう」
雫圭:「そうでした。楽しみですね」
蔵井リザ:「生きてるんだから、私たち」


GM:クライマックス終了。
GM:バックトラック!
GM:Eロイス あるよ
“狼甲”
『予告されし終焉』
『衝動侵蝕』
『超越活性:猛毒の雫』
GM:3つ!振る人はどうぞ
繭乃白姫:けっこうある!
繭乃白姫:ふります
繭乃白姫:129-3d10
DoubleCross : (129-3D10) → 129-19[6,5,8] → 110

桃山蒼:あいつ結構ヤバいやつだったな…
吾妻ネイ:ケッコウアルウレシイ
雫圭:振らないでいいかな
桃山蒼:138-3d10
DoubleCross : (138-3D10) → 138-21[9,5,7] → 117

繭乃白姫:ここからすぶり!
繭乃白姫:110-5d10
DoubleCross : (110-5D10) → 110-21[4,4,1,6,6] → 89

吾妻ネイ:Eロイス振らずに素振りで
吾妻ネイ:113-5d10
DoubleCross : (113-5D10) → 113-28[7,5,3,5,8] → 85

吾妻ネイ:5点!
雫圭:残りロイス5個、等倍振り
桃山蒼:残りロイスは5つ、等倍振り!
桃山蒼:117-5d10
DoubleCross : (117-5D10) → 117-31[10,1,10,8,2] → 86

雫圭:109-5d10
DoubleCross : (109-5D10) → 109-15[1,5,4,3,2] → 94

雫圭:5点で帰還!
桃山蒼:5点範囲!
繭乃白姫:5てん!
GM:いつもの5点、シナリオ5点、FS判定3点、Eロイス3点
GM:16点に侵蝕足して、全員21点かな
GM:もらってって!
吾妻ネイ:ぱくぱく……
桃山蒼:この経験点が紅はるかってことにならないだろうか…
GM:ならなそう


【エンディング/吾妻ネイ・雫圭】

GM:事件は終結した。事後処理を終え、君たちは当面の間、検査のための待機を命じられている。
蔵井リザ:「ほれ、ほんほおいひ……」干し芋を食べている。
吾妻ネイ:「ん~~~~~っ!」「これ、今まで食べた中で、いちばんですねっ!」
雫圭:「まさか本当に買っていただけるとは」
雫圭:「値段を聞いたときの蒼さんの顔、申し訳ないんですが少し面白かったですね」
吾妻ネイ:「でも、すぐ元の表情に戻ってたのすごくないですか? 覚悟決めた! みたいな感じで……」
雫圭:高級銘菓を遠慮せずにぱくぱくと放り込む。
蔵井リザ:「これ食べたら普通の干し芋戻れなくなりそ……」
吾妻ネイ:両手で高級干し芋を大事そうに抱え、ちびちびと齧っている。「わかります……もくもく……」
蔵井リザ:「みんなに支援もらってたときみたいな気分」
吾妻ネイ:「ふふー、そう言ってもらえると嬉しいな」
吾妻ネイ:「……でもね、ネイができることって、ちょっと背中を押すことだけだから」
吾妻ネイ:「最初から。リザさんの中に、あったものだよ」
蔵井リザ:「うん。そのちょっとが、私には必要だったんだと思う」
蔵井リザ:「引き出してくれて、ありがとう」
雫圭:「お気遣いなく。そのぶんなら、これからもやっていけそうですし」
蔵井リザ:「ああ、そうだ、圭さん。ごめんなさい」
吾妻ネイ:「うん! それが、私のお仕事だからね!」
雫圭:「……何か?」
蔵井リザ:「あなたの能力解析の話、私は被検体から降りることにしたの」
蔵井リザ:「――この日を忘れたくない」
雫圭:急須から茶を注ぐ手が止まる。
蔵井リザ:「ごめんね」
雫圭:「そうですか。良いことです」
吾妻ネイ:ぱちぱちと瞬きし、復旧したデータベースに指先一つでアクセス。雫さんの能力に目を通す。
吾妻ネイ:「改めてだけど、不思議な能力だよね……」
雫圭:「このエフェクト、普通はもっと攻撃的みたいですね」
吾妻ネイ:「うん、本当ならこんな発現の仕方はしないと思う」
吾妻ネイ:「でも、もしどっちにも活かせるなら──それって、すごいことじゃないかな?」
蔵井リザ:「確かに、言えてるかも」
蔵井リザ:「あなたにしかできないことって感じだ」
吾妻ネイ:「能力解析が進んだってことかも」
雫圭:「私は前線に立つ気は無いので、役に立つ機会はそれほどなさそうですが」
蔵井リザ:「否応なく、巻き込まれる時は来るかもしれない」
吾妻ネイ:「そうだね。それに……」
吾妻ネイ:「今、確かに私たちが元気なのは、雫さんのその力あってのことだから」
吾妻ネイ:「えへへ。ありがとう!」
雫圭:「ふふ。お腹がすく能力ですから」
雫圭:「どういたしまして」
蔵井リザ:「大丈夫でしょ」
蔵井リザ:「だってこんなに干し芋が……」
蔵井リザ:「……あれ」
蔵井リザ:「もう全然ない」
雫圭:「おやおや」
吾妻ネイ:「えっ、あ、ない」
吾妻ネイ:「さ、さっき見た時はまだ半分くらいあったはずなのに……」
蔵井リザ:「そんなに食べた記憶は……」
雫圭:「無心で食べてしまいましたね…紅はるかの魔力…」
吾妻ネイ:「も、もしかして……雫さんが……消しちゃった……?」
雫圭:「……私はそんなに食べていません」ちょっと不服げ
吾妻ネイ:「食べた記憶をだよ~~~」
雫圭:「ふふ。今日のことはちゃんと日記に書いておきますから」
雫圭:「いつか、真相を確認しましょうね」


【エンディング/桃山蒼】

GM:“磁歪蟲”の事件は前線部隊が殲滅させ、
GM:その詰め所で、体を休めていた。
三崎郎子:「……お疲れさまです」
桃山蒼:コートを着込み、淹れたての茶を啜っている
桃山蒼:冷えた体を温めるには、これが一番だ
桃山蒼:「そちらこそ」
三崎郎子:「聞きましたよ、そっちの事件」向かいに座る。
三崎郎子:「こちらはそちらほど疲れてないですね、ですので」
三崎郎子:「お疲れさまでした。まさかそっちが本命だったなんて」
桃山蒼:「………」膝の上の拳を固く握る
桃山蒼:「してやられた……非オーヴァードの人員が何人も」
三崎郎子:「……桃山さんが気にすることじゃないんじゃないですか」
桃山蒼:「少しでも早く、俺が辿り着けていれば、もっと被害は小さく済んだはず……」
三崎郎子:「だって来たあとは死なせてないんでしょう?」
桃山蒼:「俺一人の力じゃない」「あの場に生き残った全員の力があってこそだ」
三崎郎子:「だったら、よくやった、でいいじゃないですか」
桃山蒼:「……正直なところ」
桃山蒼:「お前からはもっと辛辣な言葉をかけられると思っていた……」
三崎郎子:「そうされたいんですか?」
桃山蒼:「ち、違う!」
三崎郎子:「違うんですか」
三崎郎子:「残念……」ぼそっと言う。
桃山蒼:「だが……そうだな、あまり悲観的になるのは、もうやめだ」
桃山蒼:「残念がるんじゃない!」
桃山蒼:「とりあえず……芋を喰え」
三崎郎子:「芋?」
桃山蒼:「紅はるかを使った干し芋だ」「お前の分もある」
三崎郎子:「桃山さんにしては気が利きますね」
三崎郎子:「頂きます」一つ摘んで。「うわ~っ美味し……!」
三崎郎子:「これどうしたんですか?高そうですけど」
桃山蒼:(値段を見たときは少し気が遠くなったが)
桃山蒼:(元は取れたな)
桃山蒼:「いや、共に戦った子たちからせがまれてな」
桃山蒼:「……お前から後方へ下がるように言われなければ」
桃山蒼:「もっと被害は大きくなっていただろうし……そういう意味では、お前も功労者ということでな」
三崎郎子:「なんか嫌味にも聞こえますけどね」ぱくり。
三崎郎子:「まあ、貰っておきます」
三崎郎子:「今度は一緒に戦わせてくださいね」
三崎郎子:「背中を十分預けられるって分かりましたから」
桃山蒼:「ああ、何よりだ」
桃山蒼:再び茶を啜る
桃山蒼:振り返る、今回の戦いを
桃山蒼:失ったものは大きい、だが、得られたものも、確かに心の中にあるのだと
桃山蒼:そんなことを思いながら、溜息をついた


【エンディング/繭乃白姫】

GM:繭乃白姫の保有するマンション。その上層階の一室。
羽田汐沙:「確かにさ、こないだは大変だったよ」
羽田汐沙:「だけどなんか……」
羽田汐沙:「反動来てない?」
繭乃白姫:「ん~?」
繭乃白姫:相も変わらず、毛布に包まりながらおやつを貪っている
羽田汐沙:「そんな生活してばかりだと動けなく……」
羽田汐沙:「いや、いいや」ばふっと隣に寝転ぶ。
羽田汐沙:「あたしもめんどくさくなってきた」
繭乃白姫:「見守りの体で休んじゃっていいよ、やることはあんまりかわんないし~」
羽田汐沙:「……あたしさ」
繭乃白姫:「ん?」
羽田汐沙:「全然真面目じゃなくて」
繭乃白姫:「うんうん」
羽田汐沙:「コードも呼ばれにくいからパッと任務つけられにくいかなって思ってだし」
羽田汐沙:「あんたの担当になったときも、楽できるかもって思った」
繭乃白姫:「……負担かけちゃってるかな、たくさん」
羽田汐沙:「そうじゃなくて」髪をなでて。
羽田汐沙:「今回もさ、ほんとは、サボったの」
羽田汐沙:「これがあるって言い張って。“磁歪蟲”の討伐」
繭乃白姫:「ん~……ほんとは前線だったってこと?」
羽田汐沙:「そ。だけどさ」
羽田汐沙:「今回はだから守れたってところもあるなって思うし」
羽田汐沙:「それはそれとしてさ」
羽田汐沙:「ごめんね。あたしがそうしてなきゃ、あんたを巻き込まなかった」
羽田汐沙:「基地につれてくって言わなきゃ……」
繭乃白姫:「ん」
繭乃白姫:口の中にプリッツを押し込む
羽田汐沙:「んひゅ」
繭乃白姫:「難しいことはあんまりわかんないや」
繭乃白姫:「守ってくれただけで十分だよ、シオサ」
繭乃白姫:「私もおやくにたてたみたいだし」
羽田汐沙:「うん、あんたは役に立ってるよ」
羽田汐沙:「お金とか、能力とか。それだけじゃなくてさ」
羽田汐沙:「あんたがいると、なんか。なんだろ」
羽田汐沙:「やるかって気になる」
繭乃白姫:「ふふ」
繭乃白姫:「そういえば、なんで私がチルドレンの子、雇ってるか言ってなかったっけ」
羽田汐沙:「ん。そーいや聞いてないな」
繭乃白姫:「チルドレンの子って、ずっとUGNのお世話になってて」
繭乃白姫:「将来もUGNでお仕事してる子、ばっかりでしょ?」
羽田汐沙:「そだね。そういうのが多いけど……それが?」
繭乃白姫:「私はね、もっとたくさん選択肢が合っていいと思うんだよね」
繭乃白姫:「自分で選んだならそれでよし!だけどさ~」
繭乃白姫:「だから色んな事やってもらって、お金もちょっとたくさん渡して」
繭乃白姫:「それでお金を貯めてもいいし、好きなものを買ってもいいし」
繭乃白姫:「せっかくニンゲンに生まれたんだから、ちょっとだけでもそういう……視野?」
繭乃白姫:「なんでもできるんだぞってこと、知ってもらえたらなって」
羽田汐沙:「……お世話してあげてるって思ってたけど、意外とそうでもなかったんだな」
羽田汐沙:「こっちの方が余程されてたってわけか」
繭乃白姫:「それはそれとして、私はお世話が無いと痩せてだめだめになっちゃうから……」
羽田汐沙:「でも、あんただって同じだよ、それは」
羽田汐沙:「折角こうやって、あたしみたいなのと同じ視野を持って過ごせるんだから」
羽田汐沙:「この部屋だけで生活が完結したらもったいない」
繭乃白姫:「だからたまーに外に出てるじゃん~~」
繭乃白姫:「きょうはおやすみのひ!」
羽田汐沙:「わーってるわーってるから」
羽田汐沙:「今日は休もう」
繭乃白姫:「じゃあ、今日のお仕事は布団でゴロゴロって事で~」
羽田汐沙:ごろんと毛布にもたれる。「サイコーの仕事だ」
羽田汐沙:「起きたらあれ食おう。高いの」
繭乃白姫:「あれ……あ」
繭乃白姫:「ぜんぶたべちゃった」
羽田汐沙:「は?」
羽田汐沙:「聞いてないんだけど!?」
繭乃白姫:「ふふ、そんな顔をすると思ってたので」
羽田汐沙:「あ、あんたねえ……!」
繭乃白姫:「置き配で注文しておきました」
羽田汐沙:「……」
羽田汐沙:「いや、だから」
羽田汐沙:「お金の使い方……」
羽田汐沙:「もうちょっと、ちゃんと……自由すぎる……」
繭乃白姫:「そろそろ来てると思うから、取ってきてくれると嬉しいな~」
繭乃白姫:「おなかもすいたので……」
羽田汐沙:「……はいはい」起き上がる。
羽田汐沙:「ワガママなお姫様だよ、白姫は」
羽田汐沙:そう告げると、玄関へと足を進めた。

『振返るニュートンズクレイドル』 終