『労厚省事件ファイル/ミーンワルドは此処ではない』(GM:DT)


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天満星(あまみつほし)望月(もちづき)すみれキャラシート(PC1:中村)
“ペルソナ・グラータ”七司(ななつかさ)彰信(あきのぶ)キャラシート(PC2:さささ)
“アルジャーノン・イン・ア・フラスク”エナキャラシート(PC3:エド)

【Index】

オープニング/望月すみれの場合
オープニング/七司彰信の場合
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
オープニング/エナの場合
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
ミドルフェイズ5
ミドルフェイズ6
ミドルフェイズ7
クライマックス/ミーンワルドは此処ではない
エンディング/エナの場合
エンディング/望月すみれと七司彰信の場合

【プリプレイ】

望月すみれ:調整
エナ:テスト。
七司彰信:てす
望月すみれ:てす
エナ:てす
GM:ではセッションを始めるよ~
GM:自己紹介から入りましょう
エナ:よろしくお願いします!
七司彰信:よろしくお願いします!
望月すみれ:しゃす!
GM:PC1、すみれさんからお願いします
望月すみれ:はーい
望月すみれキャラシート
望月すみれ:望月すみれ(もちづきすみれ)、UGNエージェントです。
望月すみれ:コードネームは天満星(あまみつほし)
望月すみれ:イリーガル上がりのエージェントです。
望月すみれ:高校を卒業して直ぐに同じくエージェントだった旦那と結婚し数年は夫婦でエージェントをやっていましたがしばらく前に死別しました。
望月すみれ:現在は一人で子供を育てながらUGNエージェントとして活動しています。
望月すみれ:ベテランらしい落ち着いた雰囲気のエージェントですが子供にはだだ甘で
望月すみれ:子供と一緒に見ているアンパンマンの知識が2あります。
望月すみれ:アンパンマン関連の判定が来たら任せてください。
GM:あるか?
望月すみれ:性能としてはコズミックインフレーション+ターゲットロック+攻性変色+狩りの統率者で
望月すみれ:なんとなく万遍なく味方全体の攻撃力を上げつつ、自分も魔獣の衝撃で攻撃したりします。
望月すみれ:未亡人らしさは基本的に見せないけどたまに匂わせてくる、そんな感じで行きたいですよろしくお願いします。
GM:ガッツリ強くなるわね
GM:よろしくおねがいします~
GM:ハンドアウトはこちら!
・PC1/望月すみれ用ハンドアウト
シナリオロイス:水木朔人 推奨感情 P:懐旧/N:憎悪
あなたは一児の母でもある、歴戦のUGNエージェントだ。
街中。あなたは偶然にも、元同僚であった水木朔人と再開する。
彼はある事件の直後にUGNを辞したはずだが、今は自分で会社を起こし、成功しているという。
溌剌とした彼の様子に、どこか釈然としないものを感じつつも、あなたは事件の呼び出しを受けた。
GM:元同僚と再会します
望月すみれ:社会的に成功してる…!
GM:水木はこんな感じのやつ
望月すみれ:心配になる…!(ログではどう表現するのかなとか)
GM:雰囲気で感じてもらう
望月すみれ:空気を読む力を信じてもらうしかないぜ。
望月すみれ:みずきくんの成功を祝いながら任務に望んでいきます
GM:臨んで~
GM:では次!七司くん!
七司彰信:はい!
七司彰信キャラシート
七司彰信:"ペルソナ・グラータ"七司彰信(ななつかさ・あきのぶ)、23歳UGNエージェント男性です。
七司彰信:茶髪にスーツだったりちょっと着崩してたりみたいな感じの、明るくていい加減な若者。
七司彰信:「まあ自分じゃなくてもどうにかなるでしょー」みたいなことをよく言います。
七司彰信:昔はもっと大人しいチルドレンだったらしいですが、過去にUGNの実験体になった結果、今の性格があるようです。
七司彰信:本人はあえては言わないけど秘密にしてるわけでもない、くらいで。
七司彰信:ピュアオルクスで、能力的には並行世界の可能性を限定的に呼び出すことができるというもの。
七司彰信:《ディストーション》で社会射撃し、《要の陣形》で三体攻撃し、100%だと《完全なる世界》でさらにつよい。
GM:やばいこといい出してるね?
GM:つよ~
七司彰信:限定的だからね!
七司彰信:あと《力の法則》で他の人をつよくすることもできます。
七司彰信:そしてミドルが実験体効果で社会ダイス7、UGNと噂話に固定値、能力訓練:社会、財産点14とかなりがんばっています。
七司彰信:やっていくぜーー
七司彰信:あとイージーは《無面目》持ちなので「全然オーヴァードじゃないっすよ!」という顔ができます。
GM:高い社会性……
七司彰信:そんな感じで社会していきます。よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトを!
・PC2/七司彰信用ハンドアウト
シナリオロイス:千研次 推奨感情 P:遺志/N:不快感
あなたは精神安定実験への参加経緯がある、UGNエージェントだ。
殺人事件の被害者である同僚のUGNエージェント、千研次。
彼は非常に素行の悪い男だった。清々した、というのは言い過ぎだろうか?
何にせよ、それは犯人を見つけ出し、捕らえる事をやめる理由にはならない。
七司彰信:殺人事件だ!
GM:不良エージェントが殺されたんですって
七司彰信:ふりょ……顔がいいな……
七司彰信:ゆるせない
七司彰信:絶対に犯人を見つけ出してやりましょう!
GM:その意気よ がんばって
GM:では次!
GM:PC3、エナさん!
エナ:はい!
エナキャラシート
エナ:名はエナ。今は崩壊している謎の施設にて(設定を決めていないので余計に謎)、研究者達によって培養槽の中で生み出された人造人間です。ロボではない。
エナ:〝ノイマンを軸にした天才オーヴァード〟を目標に製造されたらしいのですが、実は失敗作であるため能力は歪に開花しています。
エナ:普段は部屋の中で呆けているだけの少年なのですが、依頼が来たり有事の際には知能と精神年齢が著しく向上し、本来想定されていたポテンシャルを発揮出来るようになります。
エナ:肉体年齢は僅か6歳。しかも平均身長を下回っているので、その姿は異様に映るかもしれません。
エナ:戦法は、バロールの斥力の矢によって生み出した射撃武器をノイマンパワーで扱うというもの。
エナ:コントロールソートにコンバットシステム、更には戦闘嗅覚でだめ押し! 時の棺も所持し、200点環境では勝利の女神も使えるぞ!
エナ:斥力の矢なのに、演出では魔眼を矢にして飛ばします。フレーバーと違うと気付いた時には既に二度は稼働していたので、もうこのままいきます!(鉄の意志)
エナ:ついでにドクタードリトルも持っておりますよ。ノイマン故に頭がいいので。
GM:天才じゃん
エナ:以上、時間制限付きの天才の登場です。よろしくお願いします!
GM:OK!よろしくおねがいします
GM:ハンドアウトはこれよ~
・PC3/エナ用ハンドアウト
シナリオロイス:クラリオン 推奨感情 P:好奇心/N:不信感
あなたは研究施設の培養槽で生まれた人造人間だ。
舞い込んだUGNからの依頼は、連続殺人事件の捜査。
現場にて実地調査を行っていた君は、ビルの上に佇む少女を見かける。
少女はクラリオンと名乗り、救世が始まると告げる。
エナ:不穏なボーイミーツガール。
GM:かわいがってやってね
エナ:困った子だ。
GM:とにかく頑張って調査をするのよ!
エナ:頑張ります!
GM:ではトレーラーを貼って始めるよ~
エナ:うおーっ!
七司彰信:うおー

■トレーラー 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
それを守るために戦うのが、人類の盾――UGN。

それは正義の為に戦う。その命を失ったとしても。
それは悪を殺すために戦わない。その命はただ捕らえ凍らす。

連続殺人事件の発生。被害者は全て、UGNの構成員。
妖精の悪戯だ、という噂も飛び交うその事件。
手掛かりは現場に現れるという少女と、残された弾丸。

満天の星。その数ほどの人の中から、好ましき人物を選びぬき。
フラスコの中の小人は、この世界に現れる。


正義の代償は、誰が支払うのであろうか?
その取引は、本当に、公正なものだろうか?

ダブルクロス the 3rd edition『労厚省事件ファイル/ミーンワルドは此処ではない』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。


オープニング/望月すみれの場合

GM:登場をお願いします。
望月すみれ:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 7[7]+38 → 45



望月すみれ:公用を終え、少し空き時間が出来た。
望月すみれ:最近は仕事が忙しく託児所への迎えが遅くなってしまうことが多かったが
望月すみれ:今日は早く帰れそうだ。
望月すみれ:そう思うと、少し足取りが軽くなる。
望月すみれ:早く我が子を迎えに行ってあげたい。その時に、少しでも嬉しそうな顔が見たい。
望月すみれ:(最近、寂しくさせてしまったお詫びに、なにかお土産でも買っていこうか)
望月すみれ:と自分に言い訳するように思考をする。
望月すみれ:あまりよくないことだとは思っていても、何かあればつい息子を甘えさせてしまう。
望月すみれ:唯一愛した人の、たった一人の忘れ形見なのだから、それも仕方ないかもしれないが
望月すみれ:(晴人が喜びそうなものというと)
望月すみれ:知識:アンパンマンで判定します。
望月すみれ:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 9[1,5,9]+2 → 11

望月すみれ:やった。晴人くんが喜びそうなアンパンマンのグッズが思い浮かびます。
GM:すごい難しいのに……
望月すみれ:(うん、アレだな。晴人がCMを見て目を輝かせてた、アレを買っていこう)
望月すみれ:(ふふ、きっと喜ぶぞ)
望月すみれ:そんなことを考えながらおもちゃ屋さんへと足を運んでいきます。
GM:その道すがら。おもちゃ屋の隣のビルから、男が出てくる。
GM:ふと、目が合う。君はその男を知っている。
GM:水木朔人。
GM:元UGNエージェント。そして、UGNエージェントだった頃は
GM:君の夫とチームを組んでいた。
望月すみれ:思わず足が止まる
水木朔人:「……」
望月すみれ:「朔人くん」
水木朔人:「すみれさん?」
望月すみれ:「よかった。人違いだったらどうしようかと思ったよ」
望月すみれ:「久しぶりだね」
望月すみれ:「君が転職して以来かな」
水木朔人:「ええ、お久し振りです」
水木朔人:「いや……懐かしい」
GM:線の細く、頼りない印象を受ける男だ。
GM:かつて、君が最後に見た時は。
GM:悄気返って、もはやエージェントとしてとてもやっていけるような状態ではなかった。
水木朔人:「お元気そうで何よりです。お買い物ですか?」
望月すみれ:「うん、私の宝物に、プレゼントをね。」
水木朔人:「……お子さんですか。そちらもお元気そうで」
水木朔人:「今も、エージェントを?」
望月すみれ:「うん、元気過ぎてこっちが元気をもらえるぐらいだよ」
望月すみれ:「……うん」
望月すみれ:「晴人の為を思うなら辞めたほうがいいのかもしれないけど、私はこれしか出来ないからさ」
望月すみれ:「それに、最近は手のかかる後輩が出来ちゃってね。」
水木朔人:「すみれさんなら、どこでだってやってけると思いますけどね」
望月すみれ:「そいつを一人前にするまでは抜けられないんだ。」
水木朔人:「うちの会社に来ますか……と言おうとしましたけど」
望月すみれ:「あはは、そうかな。」
水木朔人:「どうにも、先手を打たれてしまいました」
望月すみれ:「へえ」
望月すみれ:「気軽にそんなことを言えるってことは」
望月すみれ:「朔人くんはその会社のおえらいさんなのかい?」
水木朔人:「ええ。小さい会社ですけどね」
水木朔人:「先日、自分で起こしました」
GM:ふ、とビルを見上げる。
望月すみれ:「そいつはすごい。社長さんだ。」
水木朔人:「ここが僕の城ですよ」
望月すみれ:と言いながらつられてビルをみる。
望月すみれ:「ほんとに凄い。」
望月すみれ:「立派にやってるんだね。」
望月すみれ:僅かに目を細める。
望月すみれ:「きっと旦那も喜んでるよ」
水木朔人:「ええ。いつまでも、塞いでいても仕方ありませんし」
水木朔人:「望月先輩には」
水木朔人:「……あっと、すいません」
望月すみれ:「謝ることはないさ」
水木朔人:「すいません、どうにも慣れてしまって……」
望月すみれ:「いいよ。んーん、その方がいい。」
望月すみれ:「今じゃ、旦那のことを知ってる人も少なくなっちゃったからね。」
水木朔人:「……望月先輩には、ようやく返せそうです」
望月すみれ:「朔人くんみたいに、あの頃のままで話してくれる人がいるってのは、結構嬉しいんだぜ」
水木朔人:「ずっと、ずっと。考えていたので」
望月すみれ:「……朔人くん?」
水木朔人:「何をすれば、報いられるのかって」
水木朔人:「ようやく、事業が軌道に乗りました」
水木朔人:「これから、きっとよくなります」
水木朔人:「僕がそうします」
望月すみれ:「……」
望月すみれ:「無理、してないかい?」
水木朔人:「いいえ。むしろ、清々しいですよ」
水木朔人:「やるべきことが、僕には見えていますから」
水木朔人:「すみれさんこそ。無理をしてはいませんか?」
望月すみれ:「そりゃしてるさ。」
望月すみれ:「お母さんってのは、君が思うよりも大変なんだよ。」
水木朔人:「でしたら、僕としては」
水木朔人:「そちらに専念することを、お勧めしますよ」
水木朔人:「危険な仕事でしょう、UGNの任務は」
望月すみれ:「そうだね。」
望月すみれ:「でもさ。そうもいかないんだよ。」
望月すみれ:「アンパンマンって知ってるでしょ?子供に人気の、皆を助ける優しいヒーロー」
水木朔人:「ええ……それが?」
望月すみれ:「うちの子がさ、それを大好きなんだよ。ホントに、いっつもかじりつくようにテレビを見てさ」
望月すみれ:「ピンチになったら自分の事のように応援して、勝ったらそれこそめちゃくちゃに喜んで」
望月すみれ:「私達は、アンパンマンほどに強くも優しくもなれないけどさ。」
望月すみれ:「けど、あの子が応援したり喜んでる姿を見て、ヒーローも悪くないなって思えるようになったんだ。」
水木朔人:「……そうですか」
水木朔人:「僕は、あの作品は嫌いです」
水木朔人:「知ってますか?アンパンマンって、自分は食事を取らないんですよ」
望月すみれ:「そうだね。いっつも誰かに分け与えてる。」
水木朔人:「与えるばかりで。そんなの、僕は、バカバカしいと思います」
水木朔人:「誰も彼を助けない」
GM:彼がそう呟いたとき。
GM:君の手元で、通信端末が反応する。
望月すみれ:「そっか。」
GM:十中八九、任務の呼び出しだろう。
望月すみれ:「あー、もう、まだプレゼント買えてないのに…!」
望月すみれ:「ごめん。朔人くん、仕事が入っちゃった」
水木朔人:「お疲れさまです。今では、ネット通販でも買えますよ」
水木朔人:「そっちで探してみたらどうですか」
望月すみれ:「私は大切な人へのプレゼントは自分の目で選びたい派なの」
望月すみれ:そう言ってくすりと笑って
望月すみれ:「またね。仕事、無理しないでよ」
望月すみれ:そう言って彼の前から去っていきます。


GM:シーン終了。
GM:シナリオロイス取得あればどうぞ。
望月すみれ:旦那の友人/水木朔人/懐旧○/不安
望月すみれ:以上で
GM:OK!


オープニング/七司彰信の場合

GM:登場をお願いします。
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (36 → 37)
七司彰信:ちんまり


GM:今より少し前のことだ。
GM:支部の休憩室に君が向かうと、先客があった。
千研次:「ん……よお」
千研次:「彰ちゃんじゃないの」
GM:千研次。君の同僚。
七司彰信:「あ、どうもでっす」愛想良く、軽く頭を下げる。
GM:禁煙のはずの休憩室で、タバコを吹かしている。
七司彰信:「はは、それ匂いつくとバレて怒られますよ」
千研次:「へへ。誰が吸ったかなんて分かりゃしねえよ」
七司彰信:椅子に腰掛けて、鞄から漫画雑誌を取り出す。
七司彰信:「えー、それ俺が疑われちゃうかも」
千研次:「お前、俺を売るなよ~?」
七司彰信:注意はするが、強くは止めない。トラブルにならないように。
七司彰信:「そこまではしないっすよ、まさかまさかー」
七司彰信:「でも健康は第一ですからね、気をつけてくださいよー?」
七司彰信:へらっと笑う。
千研次:「そうそう死にゃあしねえよ。オーヴァードなんざ」
千研次:「てかよ」窓から短くなったタバコを捨てて。
千研次:「お前どうなんだよ実際」
七司彰信:「死なないから怖いんじゃないすか……あ」タバコを目で追い。
七司彰信:「どうって?」
千研次:「決まってんだろーが。望月すみれだよ」
千研次:「デキてたりすんの?」
七司彰信:「ぶはっ」咳き込む。
七司彰信:「無理無理無理、いや、無理ってのは先輩がダメってのじゃなくて」
七司彰信:手を小刻みに振る。
七司彰信:「全然つけいる隙がないですよあの人。そういうの」
七司彰信:「お子さん大好きだし……」
千研次:「はー、情けないねえ彰ちゃんは」
千研次:「そういうのこそ落とし甲斐があるんだろうが」
七司彰信:「ははー」
千研次:新しいタバコに火を付ける。
七司彰信:「今のはすげえ勉強になるな……そうか……」
七司彰信:「千先輩はそういうの、百戦錬磨な感じです?」
七司彰信:「俺彼女だけはできた試しがなくて。そこ以外は大体クリアーなんですけど……」
千研次:「お前なあ」
千研次:「望月すみれはともかく」
千研次:「そのへんの女なんてラクショーだろ?」
千研次:「何のためにオーヴァードやってると思ってるんだよ」
千研次:「上手いこと使わなきゃあ」
七司彰信:「いや、そりゃちょっと遊びに行くくらいならいけますけどー」
七司彰信:「大体九時くらいに門限だからって帰られるんすよ」
七司彰信:「門限じゃ仕方ないでしょ?」
千研次:「は~バッカだねえ。真面目に信じてるのかよ」
七司彰信:「いや、額面通り信じちゃいませんけど」
七司彰信:「『門限だから』って帰られるような俺なら仕方ないんですよ」
七司彰信:雑誌をパラパラめくりながら。
七司彰信:「そこは、オーヴァードだからどうこうじゃないでしょ、結局」
千研次:「そこが真面目ちゃんだつってんの」
千研次:「抱いてから考えさせりゃあいいんだよ、そういうのは」
七司彰信:「百戦錬磨……!」
七司彰信:(……百戦してるっていうことは、99回は別れてるっつうことだよな)
七司彰信:などとふと考えたりもするが、口には出さない。
七司彰信:(ていうか、捨ててんのかな……)タバコのことを思い出しながら。
七司彰信:「参考になりますー」顔は笑ってそう言う。
千研次:「おう。存分に参考にしろ」
七司彰信:自分の中にはマニュアルがあって、この先輩の素行はそこからは外れているが。
七司彰信:だからこそ役に立つ、ということはある。どういう形にせよ。
七司彰信:隅の方に軽くメモだけは取っておいた。


GM:もしかすれば、君がその時に思い出したのは。
GM:そんな、他愛のない、メモのことだったのかもしれない。
GM
GM:現場には、男の死体がある。
GM:銃を構えた男は、頭を撃ち抜かれ、血溜まりに倒れている。
GM:君はその顔を知っている。
GM:同僚の顔だと。
七司彰信:「…………」
七司彰信:顔はどうにか笑顔を保ったまま、それでも引きつって固まっている。
七司彰信:(オーヴァードはそうそう死にゃしないと、そう言ってたのは……)
七司彰信:(あんただったはずなのに)
七司彰信:ゆるゆると、反射のように手を合わせる。
七司彰信:これもマニュアルの通りだ。
七司彰信:それから、死体をそっと確かめる。
GM:その表情は、驚愕に見開かれている。
七司彰信:(銃撃戦があった? リザレクトが働かなくなるくらいの?)
七司彰信:(……何かを、見たのか?)
七司彰信:「……千先輩」声をかける。
七司彰信:(百戦に勝ったって、百一回目で負けて死んじゃ終わりで)
七司彰信:(……あんたがどんな人だったとしても、終わりは、嫌なもんですよね)
七司彰信:当然、返事はない。血液から何かを読み取ることもできない。
七司彰信:「エージェント殺し」
七司彰信:「突き止めなきゃなんないやつですよね、これ」へらっと笑って。
七司彰信:「あーあ、なんで俺来ちゃったかな……他の人でいいじゃん……」
七司彰信:言いながら立ち上がり、戻って行く。
七司彰信:来てしまったので。戻って……報告をして。
七司彰信:動き出さなければならないので。


GM:シーン終了。
GM:シナリオロイスは取ってもいいし
GM:死人にはちょっと……っと思ったら取らなくてもいいよ
七司彰信:ここは取っておこうかなー。千さんに推奨感情の○遺志/不快感
七司彰信:以上です
GM:OK!


ミドルフェイズ1

GM:全員登場をお願いします。
望月すみれ:望月すみれの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (45 → 46)
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (37 → 46)
七司彰信:お揃いっすね先輩!!
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (37 → 39)
望月すみれ:仲良く行こうね


GM:【UGN支部 会議室】
GM:君たちは現在、支部へと招集を受けた。
GM:まだ他の者の姿はない。
GM:君達2人だけが、会議室で待機している。
望月すみれ:「今日は、晴人を迎えに行ってあげられると思ったんだけどな。」
七司彰信:「しょうがないけど、いきなり来ますからねえー、任務」
七司彰信:椅子に前後逆に座っている。
望月すみれ:「行儀が悪いよ、彰信くん」
七司彰信:「ういっす」特に直さない。
七司彰信:「千先輩もなあ、だいぶしぶとく元気でいそうな感じだったんですけどねえー」
望月すみれ:「そんなに私の顔がみたいなら隣に座ればいいじゃないか。」
望月すみれ:隣の椅子を引いて、ポンポンと叩く
七司彰信:「隣だと、結局横顔でしょー」
望月すみれ:「横顔には結構自信あるんだけどな。」
七司彰信:よいしょ、と立って座る向きは直す。
望月すみれ:「ドライブデートの時とか旦那はよく褒めてくれたぜ?」
七司彰信:「俺、免許も彼女もないんですよね」
七司彰信:「いいなードライブデート」
七司彰信:ちらりと先輩の顔を見て。
望月すみれ:「だったら彰信くんも早く恋人を作るんだね。」
望月すみれ:「エージェントは身軽な方がいいという人もいるけど。」
望月すみれ:「君なんかは重しがあったほうがいいタイプだと思うな。」
七司彰信:「免許の方ではないのが先輩っすよね」
七司彰信:「参考にします。いや、ほんと、彼女以外はほぼクリアーなんですよ」
七司彰信:「世間体」
望月すみれ:「うーん、そういうことじゃないんだけど。」
七司彰信:「そういうことじゃないのもわかってますよ」
望月すみれ:「そっか。」
七司彰信:「そうです」
望月すみれ:「うん、いつもどおりの彰信くんだね。」
望月すみれ:「結構心配してたんだぜ、君は研次くんは仲が良かったから」
七司彰信:「はは。あれ、良かったっつうか、たまに絡まれてたっつうか」
七司彰信:「…………まあ、いろいろ考えますけど。とりあえずいつも通りっす」
望月すみれ:「うん、そうだね。」
望月すみれ:「いろいろ考えて、いつも通りでいられなくなったら」
望月すみれ:「私を頼るといい。私は君の先輩だからね。」
七司彰信:「…………」少し口がきゅっとへの字になって。
七司彰信:「あ、じゃあじゃあ、それなら」
七司彰信:「さっきのやつ。隣の席。仮想ドライブデート体験をさせてくださいよ」
七司彰信:何かを押し殺すように楽しげに立ち上がる……。
望月すみれ:口元だけで柔らかく微笑む
望月すみれ:「どうぞ。」
望月すみれ:すっと右隣の椅子を引く。
堀之内長子:「ああ~……」幽鬼のような佇まいの女性が、君たちを見ている。
堀之内長子:「まだやる?」
七司彰信:がたん。
七司彰信:さっきまで座っていた椅子にそのまま腰を下ろす。
望月すみれ:「後ろには子供がいるからね。安全運転してくれないと……」
望月すみれ:「と、残念、デートはここまでみたいだね。」
GM:堀之内長子。支部エージェントの一人。
七司彰信:「いやいやいや」
GM:医療分析班に属している。
七司彰信:「いやいやいやいや」
七司彰信:「び、びっくりしたあ……」
七司彰信:椅子ごと少し後ろに下がり、机にぶつかって止まる。
堀之内長子:「説明、いい?」
望月すみれ:「長子くんが来たってことは、死因の解析は終わったのかな。」
堀之内長子:「ええ。検死は終わった」
七司彰信:「はい! いいです! 始めちゃってください!」
七司彰信:「どこからいたのかとかはもう何も言わないでください!」
堀之内長子:「千くんの死因は銃殺ね。リザレクト限界を超えての、脳への直撃弾着」
望月すみれ:トンと指先で優しく彰信くんの背中をつつき、椅子の位置を戻すよう指示をする
七司彰信:(やっぱり、あれが直接の……)椅子を直しながら、現場を思い出す。
堀之内長子:「弾丸も摘出されてる。こっちは今調査中ね」
望月すみれ:「現場の状況はどうだったのかな。」
堀之内長子:「周辺の監視カメラの映像が、その時間帯だけ途絶えてる」
堀之内長子:「それから。同じ手口の事件が、うちの支部だけじゃなく」
望月すみれ:「偶然じゃなければ、計画的な犯行だね。」
七司彰信:「ブラックドッグ絡みかな……」
堀之内長子:「各地で発生してる」
七司彰信:「マジで」
望月すみれ:「戦闘の形跡は?」
望月すみれ:「オーヴァードが、一発の銃弾で仕留められる、なんてことは考えづらいのだけど。」
堀之内長子:「いえ。全くないと」
堀之内長子:「ただ、弾丸自体は、何発も見つかってる」
堀之内長子:「連続して、狙撃を受けたと」
堀之内長子:「そう見てる」
七司彰信:「千先輩、銃を持ってましたが……反撃はできなかったんだ」
望月すみれ:「なるほど、随分と周到だね。」
堀之内長子:「あなた達には、この調査指示が下ってる」
堀之内長子:「……2人で」
七司彰信:「そういうこったろうと思ってましたけど」
望月すみれ:「命令であるなら従いたいけど。」
堀之内長子:「……と、言われるかと思っていたんだけど」
望月すみれ:「オーヴァード一人を確実に葬り去る手段を持っている連中の捜査を二人で行くのは、少し怖いかな。」
堀之内長子:「増援の具申が降りた」
堀之内長子:「……ただ」
七司彰信:「ただ?」
堀之内長子:「少し、事情が異なるというか」
堀之内長子:「厄介なのよ」
七司彰信:「なんだろ。別にイリーガルでもRBでも、俺はかまやしませんけどね」
堀之内長子:「――言うなれば、“神童”ね」
七司彰信:二人きりでないなら、あとはもうなんでもほぼ同じという態度。
堀之内長子:「付いてきて」
堀之内長子:「“彼”を紹介する」
望月すみれ:「了解。行こっか、彰信くん」
七司彰信:「そっすね」


GM:純白の床、壁、天井。
GM:それ以外には、中心の椅子のみが設えられた、
GM:極端に“情報”の絞られた、刺激の少ない部屋。
GM:その椅子に、一人の少年が座り込んでいる。
GM:まるで、眠っていると言うよりもむしろ、人形であるかのように。
七司彰信:(……子供)だからといって不足とは思わないが、不審ではある。
望月すみれ:「彼が?」
堀之内長子:「“どーかついでがあったら”」
堀之内長子:「“うらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください”」
堀之内長子:「あなたの力が借りたい」
堀之内長子:「――初めまして、エナ」
エナ:意識がそれている内に耳朶を叩かれた者が両肩を跳ねさせるような……そんな具合だろうか?
エナ:糸を放棄された人形のようにじっと呆けていた少年の身体が、痺れたかのように僅かに動く。
エナ:虚空を眺めていた瞳が、三人へと向けられた。これこそが起動完了の合図。
エナ:こうなれば椅子に用事などない。事件が起きているのならば、座っている暇などないのだから。
エナ:130cmにも満たぬ小さな少年は、ひどく落ち着いた声色で応える。
エナ:「ああ、初めまして。面倒な話が舞い込んできたのかな?」
エナ:大人達を見上げて、少年は笑みを浮かべた。



『労厚省事件ファイル/ミーンワルドは此処ではない』



GM:シーン終了です。
GM:PC間ロイスの取得をお願いします。
GM:今回はちょっと変則的に
GM:望月、七司からエナへ
GM:エナから望月、七司2人への取得を。
GM:会話してからとってもいいです
七司彰信:そうですね、話してからの方がいいかな
エナ:こちらとしては会話してからがありがたいです……!
望月すみれ:僕も会話してからにします。
望月すみれ:彰信くんにはもう取ってあるし
七司彰信:先輩に取ってるぜー
GM:OK!


ミドルフェイズ2

GM:全員登場です。
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (39 → 45)
望月すみれ:望月すみれの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (46 → 56)
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (46 → 56)
七司彰信:ぎゅーん
望月すみれ:こんなとこまで真似しなくてもいいんだよ、彰信くん
エナ:仲良しじゃん。
七司彰信:真似じゃないです! 偶然です!
GM:バディかよ


GM:【支部内 会議室】
堀之内長子:「……というわけで」
堀之内長子:「今回は、エナが協力捜査員として使用できるわ」
エナ:「道具扱いとはまた辛辣だな」
望月すみれ:「"使用"、ね」
七司彰信:「ゲームかなんかですか?」
堀之内長子:「別に、否定的なニュアンスで言ったわけではないのだけど」
堀之内長子:「じゃあ、訂正する。ご協力をいただける」
エナ:「助かるよ。一応、人並みに感情はあるからね」口角が上がる。
七司彰信:「協力ねえ……」小さな少年を見る。
七司彰信:もちろん、外見年齢が即中身の頼り甲斐に繋がるわけではないとはわかっているが。
七司彰信:オーヴァードならばなおさらだ。
七司彰信:「一応聞くけど、今いくつ?」
エナ:「肉体年齢は6歳程度らしい」さらりと答え、相手を見上げる。
エナ:「キミ達は……未成年ではなさそうだね」
七司彰信:「なるほどなるほど……。晴人くんは何歳でしたっけ?」
望月すみれ:「4歳。だからエナくんよりもちょっと年下だね。」
七司彰信:「まあそりゃね。七司彰信、23歳。エージェント。よろしく」
エナ:「甥っ子か何かかい?」
望月すみれ:「私の子供だよ。」
七司彰信:「確かに晴人くんのがちっこいし……まあ、中身もエナくんのがしっかりしてそうだよな……」
七司彰信:「だいぶ」
望月すみれ:ちょっとむっとした顔をする
七司彰信:肉体年齢と言っていたから、まあ、中身はそういうことなのだろうと思う。
エナ:「子供……なるほど。心配させないためにも、手早く事件を解決しなくてはね」
七司彰信:「あっ、今のはちがくて! 晴人くんはパンチの切れとか大したもんですよ!」
望月すみれ:『でも私の晴人のほうが可愛いし』という言葉が喉元までデカかったが我慢する
七司彰信:「そう、解決解決!」
エナ:「改めて、今回はよろしく頼む。二人の間に割って入るのは忍びないが、少しの間だけ許してくれると嬉しいよ」
望月すみれ:「はいはい、ありがと。晴人には彰信おじちゃんがパンチを褒めて立って伝えておくね。」
七司彰信:「おにいちゃん……」
望月すみれ:「いや、こちらこそ頼りになる協力者が出来て嬉しいよ。」
望月すみれ:「私は望月すみれ、29歳。彰信くんと同じくエージェントだ。よろしくね。」
七司彰信:「別に割ってどうこうってやつじゃないし、人が増えるのはいいことっすよ」
望月すみれ:いつも息子にしているように、膝を曲げ、エナくんと目線を合わせながら彼の頭を撫でる
エナ:「……優しい母親なんだね。伝わってくるよ」別に手を払ったりなどはしない。
エナ:複雑な気分ではあるが、まぁそれはそれである。悪意がないならば波風を立てる行為は慎むべきだろう。
望月すみれ:「うん、自慢のお母さんでいたいからね。」
望月すみれ:「さて、それじゃあ、早速情報共有と行こうか。」
七司彰信:「うす」
エナ:「ああ、よろしく頼む」
望月すみれ:「彰信くんと私はさっき事件の概要を軽く教えられた程度だけど。」
望月すみれ:「エナくんはどこまで把握してるのかな?」
七司彰信:「そっちも起きたばっかって感じがするけど」
エナ:「いきなり不安を煽るようで申し訳ないが……何も分かっていない」
エナ:「彰信の言うとおり、目覚めたばかりだからね」
望月すみれ:「了解。じゃあ私達と同じだね。」
七司彰信:「言って、聞いたらババッて天才的に解決してくれたりしないですかね」
望月すみれ:「安楽椅子探偵じゃないんだから」
七司彰信:「やっぱ足で稼がなきゃダメですか……」
エナ:「残念ながらね」
七司彰信:先ほど聞いた事件の概要と、自分が見た現場の話をざっくりと。
七司彰信:「要はうちの先輩がやられて、似たような事件があちこちで起きてると」
七司彰信:「その瞬間はカメラにも映ってない。そういう状況」
エナ:「まるでフィクションの世界だな……」
七司彰信:「なんかひらめいてババッ!は……ないかなー、やっぱり」
望月すみれ:「楽をしようとしないの。」
望月すみれ:こつん、と軽く彰信くんの頭を叩く。
七司彰信:「どこからどこまでがフィクションなんだか、もうわかんないよな。俺が言うのもなんだけど……」チルドレン上がりなので。
七司彰信:「て。すいません……」
望月すみれ:「そうだね。それじゃあまずは基本からやっていこうか。」
エナ:「ちなみに……すみれの方は、何かその事件に関する出来事に巻き込まれたということなのかな?」
望月すみれ:「現場の精査、被害者の過去関係の洗い出し、それから…」
七司彰信:「楽ならそれが一番いいと思うんですけど……」小声で言いながら従う。
望月すみれ:「いや?」
望月すみれ:「私はただこの支部のエージェントとして時間の調査を任されただけだよ」
七司彰信:「そうそう。俺とおんなじ」
エナ:「おや、そうなのか。割と災難だね……こんな事件を任されるとは」
エナ:「だが渦中に放り込まれたわけではないというなら、安心したよ」
望月すみれ:「……そうだね。」
望月すみれ:「ついさっき友人にも似たようなことを言われたよ。」
七司彰信:「友人?」
望月すみれ:「私の旦那の元相棒さ」
エナ:「相棒、か」少し憧れる単語だ。
七司彰信:「ああ……」その当人こそ知らないが、概要は把握している。
望月すみれ:「街で偶然会ってね。ここをやめてからも立派にやってるみたいだよ。」
七司彰信:「へえー、そりゃ良かったっすね。UGN出るのってだいぶな決断だし」
望月すみれ:「うん、本当にね。」
望月すみれ:「でも、そうだな。」
望月すみれ:「彼の言葉の裏には、今のUGNに対する不満のようなものが会った気がする。」
望月すみれ:「不満でもなんでも、それが前に進む活力になっているのならいいのだけど、彼は真面目過ぎるところがあったから」
望月すみれ:「少し心配だな。」
望月すみれ:と、独りごちて
望月すみれ:「すまない。事件に関係ない話をしてしまったね。」
七司彰信:「先輩優しいー」少し和らげるように冗談めかして。
エナ:「いや、そもそも話を振ったのはこちらの方だ」
望月すみれ:「ふふ、こんな優しい先輩とバディを組めて嬉しいだろ?」
望月すみれ:同じく冗談めかして言葉を返す
七司彰信:「いやーもう天の配剤にマジ感謝」
エナ:「その元相棒のためにも事件を解決してあげなくてはね」
七司彰信:「今はあれっすよ。チーム組み立てなんだから、なんでも軽い話しとくべきでしょ」
望月すみれ:「うん、そのためには君も頑張ってくれよ。」
エナ:「期待されているね、彰信」
七司彰信:「頑張りますよ。何話します? 好きな漫画の話?」
七司彰信:好きな漫画は、いつも休憩室で読むことにしていて。
七司彰信:そこにあの時千研次が来て……なかなか読めなかったのだと、そのことを思い出すが。
望月すみれ:「エナくんは子供なんだからアンパンマンとかのほうがいいんじゃないか?」
七司彰信:「そりゃそっか。いっくら賢くても青年誌は読まないよな……」
エナ:「そういう類いのものは既に卒業して……いや、入学すらしていないな」
七司彰信:「アンパンマンは俺、あんまし詳しくはないんですよ。晴人くんから教わったくらいで」
望月すみれ:「私だって晴人には叶わないよ。」
七司彰信:「ガキの頃、あんまりそういうの見なかったから……って意味では」
エナ:「……入学すらしていないという表現もどうなんだ?」特に考えもなしに吐いた言葉がちょっと気になってしまったらしい。
望月すみれ:「ふふ」
七司彰信:「エナくんとそんな変わらんな。なんか検定取って机並べて勉強する?」
望月すみれ:「つまりこれから学ぶチャンスがあるってことさ。」とエナくんに返す
エナ:「なるほど。いいことを言うじゃないか」
望月すみれ:「子供は…いや、子供に限らず誰でもそうなんだけど、色んなものに興味を持ったほうが人生は彩りが出るよ。」
七司彰信:「先輩、わりといいこと言うんだよな」
エナ:「割と……」
七司彰信:「あ、じゃあすごく」
望月すみれ:「お母さんだからね。」
エナ:「キミが小突かれやすい理由が少し分かったよ」
七司彰信:「さすが神童。その調子で推理頼むよ」
七司彰信:自分が軽くエナくんをつついてやる。
堀之内長子:「……どうやら」溜息をついて。
堀之内長子:「楽しい捜査になりそうで」


GM:シーン終了。ロイスの取得と購入が可能です。
望月すみれ:同行者/エナ/庇護○/不安
七司彰信:エナくんに○尊重/不安
望月すみれ:ボデマ
望月すみれ:2dx+2>=12
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 10[1,10]+6[6]+2 → 18 → 成功

望月すみれ:買えたー
七司彰信:わおわお
GM:すご~
エナ:ロイス取得
望月すみれ 〇信頼/心配

エナ:すげー、買ってる!
エナ:こちらもUGNボディアーマーの購入に挑戦。
エナ:2dx+2>=12
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 10[1,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

七司彰信:すごい
エナ:変えた!
七司彰信:防具はなやましいな……シューターズジャケットにしようかな
エナ:装備で!
七司彰信:能力訓練:社会使用! 達成値+1
七司彰信:7dx+3>=13
DoubleCross : (7DX10+3>=13) → 9[1,3,5,7,9,9,9]+3 → 12 → 失敗

七司彰信:財産点1使用して購入装備。
七司彰信:残り11です。
七司彰信:以上!
エナ:防具がこんなに買えてるの初めて見たかも。
エナ:残り11!?
望月すみれ:やったぜ
七司彰信:社会が高いとおかねもちなんだぜ
エナ:御曹司か何か……?
望月すみれ:どうやって稼いでるんだろう…
七司彰信:謎
望月すみれ:私のパトロンは旦那の遺産と保険金だけど
GM:リアリティ……
望月すみれ:以上で!
エナ:おっと、こちらも以上です!
七司彰信:以上!


オープニング/エナの場合

GM:オープニングです。
エナ:時空、歪む。
GM:登場をお願いします。
エナ:はーい!
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (45 → 46)
エナ:ミドルでめっちゃ落ち着いてるんだよな毎度毎度……。


GM:外は非常に冷え込む。
GM:だが、事件の捜査のためには、こうやって。
GM:外を。現場を。回らねばならない。
GM:襲撃現場と目される、オフィスビル街。
GM:君は現在、そこを訪れている。
エナ:緋色の瞳が現場を捉える。
エナ:〝敵〟も愚かではないらしく、足跡を残しているわけではないようだ。
エナ:強烈な残り香が放たれているわけでもない。こうなると、簡単に話が進むことを期待してはならないだろう。
GM:ふと、君に影が差す。
GM:ビルの上だろうか。何かが動き、日を遮った。
エナ:高層建築物へと、視界を向ける。
エナ:用事があるというならば、素直に話しかけてほしいところだが。
GM:視界の先。金色の髪の少女が、君を見下ろすようにしている。
クラリオン:どこか、浮世離れしたような。
エナ:実に非日常的だ。十中八九〝こちら側〟だろう。
エナ:「こんにちは。今日は一段と冷えるね」
エナ:軽く挨拶をする。さぁ、どう出るか。
クラリオン:ビルの上の少女は、前へと歩く。
クラリオン:そのまま宙空に足を踏み出して、落ちる。
エナ:「……!?」さすがに驚く。常に冷静というわけではないのだから。
クラリオン:地面へとぶつかる直前。ふわりとその速度が緩まり。
クラリオン:ゆるく着地して、君の元へと歩き寄る。
エナ:バロールの能力者には馴染み深い魔眼を出現させる……が、速度が緩まっていく様子を眺めて動きを中断。
クラリオン:「今、私を、呼んだ?」
エナ:「ああ。間違いない」
エナ:今は、会話に集中すべきだろう。
クラリオン:「どうして?」ずい、とさらに寄る。
クラリオン:顔をさらに近づけて。「私に、興味がある?」
エナ:「何もかもが大胆すぎるからだ。こうして僕の目の前へと落下したことも含めてね」と、物怖じせずに答えると、
エナ:「当然だ。だから僕はここに立っている」と付け加える。
クラリオン:「……なんで?」
エナ:「……」少し、どうすべきか迷う。
エナ:このまま言葉を飾ったところで、特に収穫があるとは思えない。
エナ:事件現場とされている場所に、このような浮き世離れした少女がいるという現状。
エナ:明らかに、普通ではない。
エナ:で、あれば……真っ直ぐにぶつかるくらいが丁度いい可能性が高い。
エナ:「今、僕は面倒な事件の調査をしていてね。ここがその現場の一つらしいんだが……」
エナ:「そんな危うい場所に、キミみたいな少女が現れたというなら、興味を抱くに決まっている」
エナ:「そういうものだろう?」
エナ:どの様な答えが返ってくるか。聞き逃すわけにはいかない。
クラリオン:「私が危ないを、心配してる?」
クラリオン:「きみは危ないではないの?」
エナ:「自慢じゃないが特別製でね。一般人とは比べものにならないほどに頑丈だ。心配しないでほしい」
エナ:「……いや、心配してくれているのか? それとも、ただ知りたいから訊ねただけかな」
クラリオン:「知りたいから聞いた。特別?」
クラリオン:「きみはトクベツ?」
エナ:「ああ。キミも、そうじゃないか?」
エナ:「……さすがに、自覚しているだろう?」
エナ:そうでなくては、あんな突飛な行動など……などと考えている。
クラリオン:「分からない。きみはトクベツで、私はトクベツで」
クラリオン:「ほかはトクベツじゃない?」
クラリオン:「トクベツとトクベツじゃないは、価値が違う?」
エナ:「……なるほど」
クラリオン:「私は、知りたい」
クラリオン:「きみを、私を、世界を」
エナ:自身が人間離れしていることを理解していないタイプか、と考える。チルドレンとして保護される前の幼いオーヴァードには、少なからずこういうタイプもいる。
エナ:不自然な質問を繰り返すのは、特別な出生からか……。
エナ:全ては妄想に過ぎない。だが……
エナ:「UGNという言葉に、聞き覚えは?」ないならば、報告をするべきだろう。
クラリオン:首を傾げる。
クラリオン:「きみの名前?」
エナ:「……そうか」個人の手に負えるものでは無さそうだ。スマートフォンに手を伸ばそうとする。
エナ:「違う。僕の名は〝エナ〟だ」
クラリオン:「エナ……。エナ。」
エナ:「キミは? 自分の名前を知っているかい?」まず、そこから怪しい。
クラリオン:「クラリオン」
クラリオン:「私は、クラリオン」
クラリオン:「救世を見届けるもの」
GM:スマートフォンを手にすれば、異常に気がつく。
エナ:「いい名前だ。あまねく全てに響き渡りそうな……」
エナ:「……?」
GM:圏外だ。先程まではそうではなかった。
エナ:首をかしげるようなことはしない。しないが……驚かないというわけでもない。
エナ:心中で〝どういうことだ? まさか彼女が……?〟と呟く。
クラリオン:「……あ」
クラリオン:ふと、上を見上げて。「行かなきゃ」
エナ:「どこに?」反射的に問う。
クラリオン:「観察。そうするようにって」
エナ:「それは……〝救世〟と関係が?」
クラリオン:空中を、まるで足場があるかのように登っていく。
クラリオン:「うん」
クラリオン:「世界が変わる様子を、私は見る」
エナ:見事なものだ、と能力に感心しながら言葉を聞き続ける。
エナ:足止めは出来るだろうか? 恐らくは厳しそうだ。
エナ:ならばせめて……
エナ:「また、会えるかな?」
クラリオン:「エナが会いたいなら」
クラリオン:「探せばいいよ」
クラリオン:「私は、観察してるから」
エナ:「……ありがたいな」色々な意味で。
クラリオン:そのまま、ふわふわと登り続けて。近くのビルの上へ。
エナ:「分かった。それなら、会いたくなったときにまた名前を呼ぶよ」
エナ:「ありがとう、クラリオン。それではまた」
GM:ビルの影に隠れて、彼女の姿は見えなくなる。
エナ:「……説明に困るな、これは」
エナ:「まぁいい。ありのまま報告するだけだ」
エナ:電波はどうなったのか。正常になっていることを祈るが。
エナ:いや……実際に顔を付き合わせて話すべきかもしれない。
エナ:「……僕も戻ろう。彼らの元に」
エナ:ひとまず今は、踵を返した。


GM:シーン終了。シナリオロイス取得あればどうぞ。
エナ:ロイス取得
クラリオン 好奇心/〇奇妙

エナ:以上です。


ミドルフェイズ3

GM:情報収集となります。シーンプレイヤーはエナ。全員登場可能。
望月すみれ:望月すみれの侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (56 → 65)
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (46 → 56)
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (56 → 62)
エナ:追いつき追い越し。
望月すみれ:DBゲット
七司彰信:ダイボだー
GM:情報項目はこちら
■現場調査
・現場の状況〈情報:UGN〉8
 └LOCKED
・目撃者の捜索〈情報:噂話〉11
 └LOCKED
・未遂事例の捜査〈情報:裏社会〉11
 └LOCKED

■支部調査
・被害者の特徴〈情報:UGN、裏社会〉9
 └LOCKED
・死体の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9◆
・弾丸の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9
 └LOCKED
  └LOCKED

■人物調査
・千研次について〈情報:UGN、噂話〉8◆
・水木朔人について〈情報:噂話、ウェブ〉9
・“クラリオン”〈情報:UGN、噂話〉9
 └LOCKED
七司彰信:ツリーだ!
エナ:めっちゃある!
GM:└LOCKEDは、その直上の情報を収集することで開示されます。
GM:また、■現場調査 ■支部調査 については
GM:同一シーンでは片方しか捜査できません。
望月すみれ:知識:アンパンマンがない…?
七司彰信:なるほど
望月すみれ:why…
GM:■人物調査 についてはどちらの場合でも調査可能。
GM:また、◆の付いている項目は
GM:他の情報項目の開示条件となっているものです。
七司彰信:おうち調査なのかも<アンパンマン
GM:また、本シナリオの情報項目については
GM:そのシーンでの調達判定を諦めることで
GM:1シーンに2度情報収集が可能です。
七司彰信:すごい
GM:さらに、開始時に全員に
エナ:取捨選択かぁ。
GM:クレジットデータを差し上げます。
GM:宣言で自分の財産Pを+5できます。
望月すみれ:やったー
GM:捜査費用を無駄遣いせずに頑張ってね
七司彰信:えーっ! そんなにいいんですかー?
エナ:お小遣いだ~!
望月すみれ:まずは現場から漁っていきますか?
七司彰信:いきますか
エナ:そうですね、ハッキリさせていった方がいいかも。
七司彰信:あと千先輩を調べたいなあ
望月すみれ:そこは彰信くんに任せたいですね。
七司彰信:やってやるぜ
エナ:元同僚、頼んだ!
望月すみれ:現場の状況〈情報:UGN〉8
望月すみれ:コネUGNを使用
望月すみれ:5dx+4>=8
DoubleCross : (5DX10+4>=8) → 10[1,2,7,8,10]+8[8]+4 → 22 → 成功

望月すみれ:天才じゃったか…
七司彰信:先輩すごいっす!
GM:OK!基本的に項目の内容は今回全て
エナ:凄すぎる。
GM:ロール上でわかります
望月すみれ:りょ!
GM:追加があるかだけ開示を。
エナ:了解です!
└狙撃点推理〈情報:軍事〉〈知識:暗殺〉12 ※死体の調査が必要
GM:ありますが、現状では挑戦不可能です。
七司彰信:知識:暗殺
七司彰信:おもちのかたー
エナ:暗殺!?
七司彰信:では次いきます
七司彰信:千研次について〈情報:UGN〉8、コネ(ストーン)使用でダイス+1個と達成値+1
望月すみれ:アンパンマンで暗殺に関わる話あったかな…
七司彰信:9dx+4>=8
DoubleCross : (9DX10+4>=8) → 10[1,4,4,5,6,6,7,10,10]+8[2,8]+4 → 22 → 成功

七司彰信:いえーい
望月すみれ:おそろ!
七司彰信:あっ先輩とまたお揃いっすよ
エナ:ロールパンナちゃんを捕縛して洗脳し、アンパンマンにけしかけるのはある種暗殺かな……。
エナ:おそろい力が凄い。
望月すみれ:仲良しだね
GM:OK!
七司彰信:ふへへ
GM:これは特に追加ないやつ
七司彰信:あ、他と合わせて開示条件って感じですか?
GM:そうですね 他のどこかのLOCKEDの条件になってるので
GM:これを開けること自体では新規項目は出ないです
七司彰信:他も開いていこうねと。はーい!
エナ:では 未遂事例の捜査〈情報:裏社会〉11 コネ:情報屋を使用します。ダイス+2。
エナ:4dx+2>=11
DoubleCross : (4DX10+2>=11) → 9[1,3,6,9]+2 → 11 → 成功

七司彰信:すごい!
エナ:あぶなっ!
七司彰信:ばっちりですよ
エナ:ここまで持ち上げられてミドル失敗は怖いのよ。
└病院へと向かう★
GM:こちらが追加されました。
GM:★印は情報項目ではなく
GM:次以降に選択するとシーンが発生します。
望月すみれ:了解
エナ:キャピキャピしてるなとか思ったらそういうことですね。了解です。
望月すみれ:では調達を諦め人物調査を行います。
望月すみれ:水木朔人について〈情報:噂話、ウェブ〉9
GM:OK!
望月すみれ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 6[5,5,6] → 6 → 失敗

望月すみれ:財産を3使って成功にします。
望月すみれ:財産点13→10
GM:お金持ち……
エナ:クレジットではなく自腹。
エナ:大人だ……。
エナ:あ、足してるのか既に。
望月すみれ:UGNはきっと遺族への保証が厚いから…
望月すみれ:あ、まだ足してないですね。素で13あります。
エナ:二人ともお金持ちだった……!
GM:ほか2人はどうする!
七司彰信:やります!
エナ:こちらも続けて調査を行います。
七司彰信:こちらも調達抜きで目撃者の捜索〈情報:噂話〉11を、コネはないけど《能力訓練:社会》で達成値+1
七司彰信:8dx+2>=11
DoubleCross : (8DX10+2>=11) → 10[3,5,8,9,10,10,10,10]+9[1,5,7,9]+2 → 21 → 成功

七司彰信:あいよ!
GM:すっご
エナ:情報強者だ。
七司彰信:足使いましたんで……
エナ:コネなしでこれ……?
GM:└目撃者にコンタクトをとる★
GM:こちらが追加。
七司彰信:すっごい捜査っぽい
望月すみれ:刑事じみてる
エナ:“クラリオン”〈情報:UGN、噂話〉9 コネ:UGN幹部 を使用します。ダイス+2。
エナ:4dx+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 10[5,9,9,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

七司彰信:ひゅー!
エナ:また会えそう。
GM:メチャ出来るじゃんみんな
└クラリオンと会う★
GM:こちらが追加されたので会おうと思えば会えます
七司彰信:会えるねー
エナ:マジで会えるんだ……。
■現場調査
・現場の状況【済】
 └狙撃点推理〈情報:軍事〉〈知識:暗殺〉12※死体の調査が必要
・目撃者の捜索【済】
 └目撃者にコンタクトをとる★
・未遂事例の捜査【済】
 └病院へと向かう★

■支部調査
・被害者の特徴〈情報:UGN、裏社会〉9
 └LOCKED
・死体の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9◆
・弾丸の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9
 └LOCKED
  └LOCKED

■人物調査
・千研次について◆【済】
・水木朔人について【済】
・“クラリオン”【済】
 └クラリオンと会う★
GM:こうなりました。すでに結構進んだ!


GM:君たちは事件のあった現場にて、検証を行っていた。
関森希美:「と言ってもですねえ」現場保全を行っていた別支部のエージェント。
関森希美:「別にガッツリ証拠!みたいな感じじゃないですよぶっちゃけ」
望月すみれ:「そうだろうね。」
関森希美:「それに、どこもバラバラです。あんま法則性のある感じじゃないですね」
望月すみれ:「現場にそんな証拠を残していく相手なら、こんなに被害者は出ていないさ。」
望月すみれ:「なるほど」
関森希美:「でも弾丸はあったんですよね。回収しなかったんですかね?」
関森希美:「いや狙撃だと無理か……?」
望月すみれ:「ありがとう、そこもしっかり調べる必要があるね。」
七司彰信:「狙撃かあ……やっぱり距離があったんですかね」
望月すみれ:「オーヴァードにより狙撃なら、それこそ距離は関係ないけどね。」
関森希美:「……あ。そうだ」
関森希美:「これ、一連の事件と一緒か怪しいんですけど」
エナ:「ほう?」
望月すみれ:「オルクスシンドロームなら、距離の概念なんて関係ないし厄介な遺産もあったりする。」
関森希美:「狙撃されて、負傷して入院した人の話聞きましたよ」
七司彰信:「はは、まさに俺ですわ。オルクス」
七司彰信:「え、ほんとに?」
関森希美:「昏睡状態って聞きましたけど。そっちが回復したら、なんか聞けないですかね」
関森希美:「犯人の顔見てるかもしれないし……」
望月すみれ:「うん、それは重要な手かがりだね。」
望月すみれ:「その話は既に他の人にもしてあるのかな。」
エナ:「決して全員を殺害出来ているわけではないというのも大きいな」
関森希美:「監視カメラも全滅だし、そういうので分からないとどうしようもないですよ」
関森希美:「え、してるっていうか」
関森希美:「噂にはなってますね」
七司彰信:「そりゃ、ますます話を聞かないとだし」
七司彰信:「その人の安全も確保しないとなんないですよね、先輩」
望月すみれ:「それに、警護も必要だ。」
エナ:「口に戸は立てられぬとは言うが……」
望月すみれ:彰信くんとほぼ同時に言葉を紡ぐ
七司彰信:「へへ、大体そう言うと思った」
エナ:「真っ先に他人の心配が出来るのは才能だ」
望月すみれ:「長子さんに連絡して、被害者の特定とその警護の手配をお願いしておくよ。」
エナ:「ああ、よろしく頼む」
七司彰信:「俺だって日々学んでるんですよ、先輩から」
望月すみれ:「うん。彰信くんは頑張ってるよ。」
望月すみれ:「ついでにお願いしていた目撃者の捜索はどうなったか聞いていいかな?」
GM:現場の監視カメラは、全滅していた。
GM:だが、現場周辺の通りのカメラに、
GM:現場方向から走り出す人の姿が記録されていた。
GM:おそらくは目撃者。ややもすれば、それどころか。
七司彰信:「重要参考人っすよ」少し大げさな言い方をする。
七司彰信:「そいつを探し出すのが早道かなって感じがします」
エナ:「周辺のカメラに手をつけていないというのは、雑というか悠長というか……だがそのおかげで助かった」
望月すみれ:「うん、流石だね。」
エナ:「それに、よくピンポイントで見つけてくれたものだ」
七司彰信:「いや、大変だったんですよ、ほんと」
七司彰信:「何回頭下げたかな、俺……」
望月すみれ:「おや、今のじゃ褒め方が足りなかったかい。」
七司彰信:「すいません調子に乗りました」
望月すみれ:「よし、それじゃ。」
望月すみれ:えらいえらい、と子供をあやすように彰信くんの頭をなでます
七司彰信:「いやまあ得意分野なんで、言うほど……」
七司彰信:「先輩ーーー」
七司彰信:「またそうやって俺を4歳だか6歳だかみたく……」
望月すみれ:癖のある髪を直すように髪を撫で仕上げにぽんぽんと軽く優しく頭を叩く
エナ:「面白いな、とても」余程強固な信頼関係を築き上げてきただろう、と眺めている。
七司彰信:言いながらも嫌がってはいないが、少し情けなさそうな顔をする。
望月すみれ:「私は、こう見えて後輩はほめて伸ばすようにしているからね」
望月すみれ:と冗談めかしていって
七司彰信:「すくすく伸びました。エナくんも伸ばしてもらいな……」
エナ:「そうだね、考えておこう」くすくすと笑っている。
望月すみれ:「しかし、彰信くんが言っている人物が単なる目撃者ならいいけど」
七司彰信:「そっすね。なんでまた走ってたのか、とか」
望月すみれ:「重要参考人、或いは犯人となると無策でその人を追うのを危険だね。」
七司彰信:「えらいものを見て焦ってたくらいならいいですけど、そうじゃなかったら……逃げてたのかもしれない」
エナ:「だがそうなると、どう備える?」
エナ:「こちらが武装して突撃するわけにもいかないだろう」
七司彰信:「くれぐれも行動は複数人数で、警戒を怠らないこと、ですかね。先輩」
望月すみれ:「そうだね。そのうえでうちの支部の優秀な人材を頼ることだ。」
エナ:「まぁ、そうなるか。対話が可能な相手であることを祈るしかないな」
望月すみれ:「弾丸に、千くんの遺体。その他にも、犯人が残したものがいくつか在る。」
七司彰信:「了解。やっていきましょー」
望月すみれ:「うちの調査班ならそこから何らかのヒントを見つけくれるはずだ。」
関森希美:「あの、千くんって」
関森希美:「千研次ですか?」
エナ:「……こちらは話が早そうだね」
七司彰信:「え、はい。そうっす。被害者の」
望月すみれ:「知り合いだったのかな。」
関森希美:「私は違いますけど。うちの支部、出禁になってたんですよ」
エナ:「…………」絶句。
関森希美:「なんか、支部の子とか、イリーガルの子とかに」
関森希美:「手出してたとか出してないとかで……」
七司彰信:「出禁って……」
七司彰信:確かにイメージは繋がるが。
七司彰信:「……あの、なんかすんません……」
関森希美:「いや私は別に出されていないからいいですけど!なんというか」
関森希美:「怨恨とかもあるのかもって。そう思っただけです」
エナ:「…………コメントに、困るな」
望月すみれ:「………事情も知らずにうちの支部員が優秀だとか言ってごめんなさい…」
エナ:「いや、キミ達が謝ることじゃないし、謝られても困る……」
エナ:「しかし……そこまで軽薄というか、安易に手を出してしまうというのなら……」
エナ:「知るべきではないものに触れてしまう機会があったのかもしれない」
エナ:「……我ながら少し無理があるのではとは思うが、収穫にはならないだろうか?」
七司彰信:「どっちがマシかってのはわかんないけどね。色恋の怨恨か、マジの何かか……」
七司彰信:「何にせよ」
望月すみれ:「そうだね。行動範囲が広いということはそれだけ何かを知る機会も増えるということだ。」
七司彰信:「でもやっぱり、こういう殺され方をされてもいいとは、どうしても思いたくないよな」
エナ:「それはそうだ」
望月すみれ:「うん、そのとおりだ。」
望月すみれ:少し嬉しそうに彰信くんの方を見て
望月すみれ:すぐに表情を戻す
望月すみれ:「ところで話は変わるけど。」
七司彰信:どういう形でも、自分に影響を与えた同僚で先輩であったことは確かだ。失ったことは惜しいと思う。
七司彰信:「はい」
エナ:「何かな?」
望月すみれ:「エナくんは、現場に入るのが少し遅れてたよね。」
望月すみれ:「なにかあったのかい。」
エナ:「ああ、そうだね……少し説明が難しいが、話そう」
エナ:クラリオンとの色々を、見たとおりに話す。
エナ:かなり突飛な話だが、理解してもらえるだろうか……?
エナ:かくかくしかじか。
望月すみれ:「"救世"、ね。」
七司彰信:「はあーん。浮世離れしたタイプの子だ」
エナ:「ああ。そういう大仰な単語を使いたがる人間は、得てして面倒を引き起こすものだが……」
関森希美:「今UGNのデータベース漁りましたけど」
関森希美:「ないですね、登録」
関森希美:「味方としても、敵としても」
エナ:「敵としても……? それは少し意外だな」
望月すみれ:「現時点では事件に関わっているのか、単なる偶然の出会いなのかはわからないけど。」
望月すみれ:「エナくんは、どう?彼女のこと、気になる?」
七司彰信:「覚醒したてか、それとも生まれたばっかりか」
エナ:「てっきり、与り知らぬところで無意識に騒動を起こしていたのかと思っていたが……」
エナ:「当然だ。興味深いよ……あそこまで派手に登場されればね」
望月すみれ:「それはこの事件の調査員として、それともエナくん個人として?」
望月すみれ:子供を諭そうとする母のように優しく声をかける
エナ:「……正直なところ、後者だ。いや、調査員としても気になるのは当然の話なんだが……」
エナ:「彼女も特別な事情があるようだ。ならば、放っておくのも夢見が悪い」
七司彰信:「そっち方向に真面目かー」
望月すみれ:「いいことじゃないか。」
エナ:「誰かの指示で動いている様子でもあったしね。それがもしも今回の事件に関係あるものだとして……」言葉を選んでいる。
七司彰信:「悪いこととは言ってないじゃないすか!」
エナ:「……利用されているのであれば、それは止めなくてはならない」
エナ:「現時点では妄想が過ぎるとは思うが……個人的にも、そう考えている」
望月すみれ:「うん、エナくんはいい子だね。」
七司彰信:「妄想かもっつうなら、また会いに行ってみればいいんじゃないの?」
七司彰信:「確認できるし、本当に関係者ならラッキーってなもんだし」
七司彰信:「エナくんがスッキリするだろ、何より」
エナ:「ああ。特別製同士で語り合いたいとも思っているし、向こうも〝会いたいというならば受け付ける〟と答えてくれているんだ。彰信の言うとおり、こちらからも動くさ」
エナ:「それで現状がいい方向に進むなら、それもそれで喜ばしいしね」
望月すみれ:「いいと思う。ただし、さっきも言った通り極力一人では動かないでね。」
エナ:「ああ。気をつけるよ」
七司彰信:「そうすね。明らかに怪しいってのは確かだし」
エナ:「それに、キミ達にも彼女を見てもらいたいからね。彼女がどう見えるのかも、興味がある」
七司彰信:「……そういうなんか、自発的な気持ちみたいなのは。大事だと思うし。多少なら付き合うよ」
エナ:「ありがとう……お言葉に甘えさせてもらおう。礼もしなくてはね」
エナ:「上手く、恩を返せるといいんだが」
望月すみれ:ポンポンと、優しく頭を撫でる
七司彰信:「その歳で恩とかはさー……まあいいけど」
望月すみれ:「子供がそんなことを気にしなくていいの。」
望月すみれ:「子供の面倒を見るのは大人の役目なんだから」
エナ:「……子供である前に僕はオーヴァードで、キミ達の仲間だ」
七司彰信:「気にしなくていいっつったって」
望月すみれ:「私達から恩を受けたと思ったなら、君がお兄さんになった時に、後輩に返してあげてくれればそれでいいよ。」
七司彰信:「ちゃんと一人前として考えたくなっちゃう、そういうもんだよな」
エナ:「すみれ。キミ……損な性格だと言われたことは?」静かに笑みを浮かべる。
望月すみれ:「どうだったかな。」
望月すみれ:「幸せそうな性格をしてる、と言われることはよくあるけど。」
七司彰信:(幸せそうで、自分のつけいる隙があんまりない、とは思う)
七司彰信:(でもこういうのも、千先輩とあれこれ話してからのような気がするんだよな……)
エナ:「実際……」実際に幸せな日々を過ごせているんだろう、と言おうとしたが……彼女の境遇を思い返して口を噤む。
望月すみれ:自分は、一度満たされたことがある。あの人にたくさんの幸せをもらった。だから、今度は私が分け与える番だと思う。
七司彰信:「そういうの、あの人とかにも言われたんです? えーと、あの」
七司彰信:「この間会ったって人」
七司彰信:(……そうして、どういうわけか。なんとなく気になっている)
七司彰信:(俺が会う前の先輩を知っている相手のことが)
望月すみれ:「朔人くんのこと?」
七司彰信:「それそれ、その人」
望月すみれ:「そうだね。UGNエージェントなんて辞めたほうがいい、みたいなことを言われたよ。」
七司彰信:「だっ」
七司彰信:「ダメですよ、辞めないでくださいよ」
エナ:「歯に衣着せぬどころじゃないな」
望月すみれ:「おや、彰信くんは私を引き止めてくれるんだね」
望月すみれ:「うるさい先輩でもいなくなったら、君の仕事が増えちゃうもんね。」
七司彰信:「なんですかその言い方はー」
七司彰信:「一応俺でも、世話になってると思ってるんですよ」
望月すみれ:「ふふ、冗談だよ。」
エナ:やりとりが面白いので静観の構えを取っている。
望月すみれ:「君が一人前になるまでは辞めたりしないさ。」
エナ:こちらもすみれ程の人間がUGNを辞めてしまうのは惜しいと思っているが、口には出さない。彰信に全てを投げた方が愉快だろう。
七司彰信:「わりとすぐっすね、それ。もうちょい居てください」
望月すみれ:「お、頼もしいねえ。」
七司彰信:「大体、その人は自分が成功してるからそう言うんですよ」
望月すみれ:「いや、どうなんだろう。」
七司彰信:「組織に属してた方が、俺みたいなのは何かと楽なんですよね」
望月すみれ:「確かに、それもあるかもしれないけど。」
望月すみれ:「もっと深い部分、彼はUGNって組織の在り方に嫌悪を覚えているような気がしたよ。」
七司彰信:「……言ってましたね。古巣をそんな風に思うようなことが、なんかあったのかな?」
エナ:「向き不向きなどという領域を超えていたと?」
七司彰信:組織に対して多少の心当たりは、なくもないが。自分は割り切って生きている、とそう思っている。
望月すみれ:「いつ死ぬかもわからない、誰かがやればいい仕事を、誰かがやらなければいけないと思わされてすることに。」
望月すみれ:「疲れちゃったのかもね。」
七司彰信:「…………」
望月すみれ:「……そして、それを変えたいということなことも言っていた。」
望月すみれ:「それも、一つの"救世"の在り方かもね。」
エナ:「…………無理をして病院の世話になるよりは余程いいとは思うが、変えたいというのはまた大きく出たな」
七司彰信:「誰かがやればいいこと、なんですけど。全部。これも」靴で地面を蹴る。
七司彰信:「俺はまだ、それでも、俺がやれと言われたからやってて……」
エナ:「……いいんじゃないか?」
七司彰信:「疲れるってことも、あるんだとは思うけど、いまいちわかんないとこはありますね」
エナ:「信頼されてるんだろう。それほどまでに」
エナ:「そうでなければ、すみれも隣にいないだろう」
七司彰信:「わかんないな。俺、ずっとここにいたから、変えようとか思ったこともない、ってとこかも」
七司彰信:腕を組んで、考えて。
望月すみれ:「エナくんの言う通りだよ。私は彰信くんを信頼してる。」
望月すみれ:「でも、人からの信頼が、重くなることもあると思うんだ。」
七司彰信:「えっ、ど、どうも……」
七司彰信:「…………」
望月すみれ:「彰信くんが、勿論、エナくんもね。」
望月すみれ:「もし、人からの信頼が背中を押してくれてて、「だから、動くことができる」って思えているなら、それでもいい。」
望月すみれ:「けど、人からの信頼を重く感じて、「信頼されてるから、やらなきゃいけない」なんて思うようになってしまったら。」
望月すみれ:「その時は、私でも誰でもいいから、声を掛けてほしい。ゆっくり休むのもいい。」
七司彰信:「……肝に銘じときます」
エナ:「……ありがとう」
望月すみれ:「そういう重さって、ゆっくり人を苦しめてくからさ。」
望月すみれ:「私はそのへん乗り越えてるから、いくらでも信頼してくれて構わないよ」
望月すみれ:と柔らかな笑顔で言葉を締める。
七司彰信:「わーい、じゃあ全体重かけちゃいますよ」へらっと笑う。
エナ:「いい先輩だ。皮肉でもなく、冗談でもなく、心底そう思うよ」
七司彰信:以前はいろいろあったんですか、とか。どうやって乗り越えたんですか、とか。
望月すみれ:「それがもうすぐ一人前になるって言ってやつの台詞かい?」
七司彰信:そういうことも頭に浮かんだのだが。
七司彰信:「まだなってないんで、その間だけでも……」
七司彰信:いつもこうして濁してしまう。ある日を境にして、ずっと。
エナ:「その為にも、居場所は護らなくてはね」UGNという名の居場所を。


GM:シーン終了。購入は権利を喪失したので不可です。
GM:ロイスあればどうぞ。
七司彰信:保留!
望月すみれ:保留かな
エナ:こちらも保留で!
望月すみれ:千くんへのロイスは、もうちょっと彼の情報が明らかになってからにしよう…


ミドルフェイズ4

GM:シーンプレイヤーは常に一番侵蝕低い人のシステムです
GM:登場は自由!
エナ:出ますよ!
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (62 → 64)
七司彰信:よしよし
望月すみれ:望月すみれの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (65 → 73)
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (56 → 57)
七司彰信:先輩!
望月すみれ:きゃいん
エナ:先輩がここで引き離した。
望月すみれ:次休もうかな…w
GM:たいへん
七司彰信:それでもいいかも!
■現場調査
・現場の状況【済】
 └狙撃点推理〈情報:軍事〉〈知識:暗殺〉12※死体の調査が必要
・目撃者の捜索【済】
 └目撃者にコンタクトをとる★
・未遂事例の捜査【済】
 └病院へと向かう★

■支部調査
・被害者の特徴〈情報:UGN、裏社会〉9
 └LOCKED
・死体の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9◆
・弾丸の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9
 └LOCKED
  └LOCKED

■人物調査
・千研次について◆【済】
・水木朔人について【済】
・“クラリオン”【済】
 └クラリオンと会う★
GM:星印のイベントをこなすか、現地調査・支部調査のどちらかを行うかを
GM:選択できます。何を行いますか?
望月すみれ:イベントの時は休ませてもらうから、調査したい!
七司彰信:したい! 支部調査がいいと思います!
エナ:支部調査行きますか!
望月すみれ:それがいい!
望月すみれ:というわけで死体の調査いきます。
望月すみれ:死体の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9◆
望月すみれ:コネUGNを使って
望月すみれ:5dx+4>=9
DoubleCross : (5DX10+4>=9) → 10[2,6,8,8,10]+3[3]+4 → 17 → 成功

望月すみれ:やったね。
エナ:やった!
七司彰信:わおわお
エナ:被害者の特徴〈情報:UGN、裏社会〉9 行きますか。
七司彰信:どうぞー
エナ:コネ:情報屋 を使用し、裏社会で判定。ダイス+2。
エナ:4dx+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 9[7,8,9,9]+2 → 11 → 成功

七司彰信:すごいぜ
エナ:よーしよしよし。
GM:OK.それは新規項目が開示。
└被害者の共通点〈情報:UGN〉10※千研次についての調査が必要
GM:こちらは即挑戦可能です。
七司彰信:あっ、じゃあ気になるな……!
エナ:これは彰信さんがいくのが美味しい感じなのでは。
七司彰信:被害者の共通点〈情報:UGN〉10、コネ(ストーン)使用。ダイス+1個、達成値+1
七司彰信:9dx+4>=10
DoubleCross : (9DX10+4>=10) → 9[1,3,3,5,7,7,7,8,9]+4 → 13 → 成功

七司彰信:いえーい
望月すみれ:よしよし
エナ:つよーい!
GM:ひゅう!
GM:これで通常手番は全員終えましたが
GM:追加の調査を行いますか?
エナ:いきましょう!
七司彰信:いきましょう
望月すみれ:いくぜ!
望月すみれ:弾丸の調査〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉9
望月すみれ:コネUGNを使って
望月すみれ:5dx+4>=9
DoubleCross : (5DX10+4>=9) → 9[1,5,7,8,9]+4 → 13 → 成功

望月すみれ:安定!
七司彰信:やったー
GM:安定して13出る
エナ:さぁどんなのが出るか。
GM:OK!新規開示されます
└製造ロットの調査〈情報:UGN、軍事〉10
七司彰信:わーー
七司彰信:捜査だ!
エナ:製造ロットの調査〈情報:UGN、軍事〉10 行きますか!
七司彰信:お願いします!
望月すみれ:いけー!
エナ:コネ:UGN幹部 を使用しUGNで判定! ダイス+2!
エナ:4dx+2>=10
DoubleCross : (4DX10+2>=10) → 8[1,3,5,8]+2 → 10 → 成功

七司彰信:すごい!
エナ:危ない!
七司彰信:なあに成功すればばっちりっすよ
望月すみれ:よしよし
GM:新規項目が開くんですが
GM:└XXXXXについて〈情報:UGN〉12
エナ:!?
GM:上記の結果に係るので
七司彰信:ほわ
望月すみれ:はわ
GM:この状態で振ってもらえると助かります
エナ:ふわ
GM:ロール開示上、ネタバレになっちゃうから……
エナ:なるほど!
七司彰信:えっと、じゃあXXXXXについて〈情報:UGN〉12!
七司彰信:コネ(ストーン)使用でダイス+1個と達成値+1と、《能力訓練:社会》で達成値+1
七司彰信:9dx+5>=12
DoubleCross : (9DX10+5>=12) → 9[1,1,5,6,7,7,8,9,9]+5 → 14 → 成功

七司彰信:わおわおー
エナ:数値が高いのを容赦なく成功させていくぅ!
GM:当然のように成功してくる
七司彰信:固定値様ありがとう
GM:お金あげたのに……
望月すみれ:いえーい
GM:とりあえず開示ロールしていきましょう


GM:【支部 分析室】
GM:実地での調査を終えたあなた達は、支部にて堀之内の呼び出しを受けていた。
堀之内長子:「……色々とあがったわ」
エナ:「それは重畳」
七司彰信:「聞かせてもらえるとありがたいっす」
堀之内長子:死体から取り出された弾丸を、手袋をはめた手で転がしている。
堀之内長子:「まず、これは拳銃弾ね」
望月すみれ:「一見には、変哲のない弾丸に見えるけれど」
堀之内長子:「近距離携行用のもの。狙撃で使えなくもないけど」
七司彰信:「ふんふん」
堀之内長子:「普通やらない。狙撃銃用のものを使うほうが効率がいい」
エナ:「確かに、故障の原因にもなり得る。普通は規格を合わせるべきだ」
堀之内長子:「まあ、オーヴァードなら空間歪曲でどうとでもなるから、一概に奇妙ではないけど」
堀之内長子:「問題は、製造ロット」
七司彰信:「ロット?」
堀之内長子:「これ、千くんの体から取り出したものなんだけど」
堀之内長子:「刻印があるの。弾丸にね……普通は、そんな面倒なことしない」
七司彰信:「そりゃそうですよね。使い捨てだもんな」
堀之内長子:「どうしてこれがしてあるかと言うと」
堀之内長子:「いざという時に管理するため。銃を使って犯罪をする部門ではなく」
堀之内長子:「秩序維持のために銃を用いるところのもの」
エナ:「つまり」一拍置き、
エナ:「内部の犯行であると?」
堀之内長子:「……」
堀之内長子:「……UGNの正式拳銃用弾よ」
望月すみれ:「……」
└XXXXXについて〈情報:UGN〉12
→└UGN制式拳銃について〈情報:UGN〉12
望月すみれ:ひえ
七司彰信:「……盗難とか、そっちの線は」
望月すみれ:「あるかもしれないね。けど、それを調べるのは長子くんの仕事じゃない。私達の仕事だよ」
七司彰信:「そりゃそうか……」
エナ:「UGNで管理されているものが容易く盗難されるというのもそれはそれで悪夢だが……」
エナ:「……どちらにしろ、状況はよろしくないね」
堀之内長子:「それから、彼の死体についてだけど」
堀之内長子:「残留レネゲイドが上手く取れないの」
堀之内長子:「通常、誰かに殺された死体には、薄くとも術者のレネゲイドパターンが記録される」
堀之内長子:「それが銃撃であっても。例えば空間歪曲を通したのであれば」
堀之内長子:「その歪みは、弾丸に――そして、死体に残る」
エナ:「……分からないな」
七司彰信:「エフェクトを使用したわけではない。犯人がオーヴァードではない。何らかの隠匿方法がある……」
七司彰信:いくつか指を折るが、決め手は何もない。
エナ:「長子、キミの言葉をそのまま鵜呑みにすると、非オーヴァードの何者かが殺害したようにも思えてしまう」
堀之内長子:「その可能性もなくはないけれど」
堀之内長子:「オーヴァードが、果たして連続で遅れを取るかしら」
七司彰信:「それだよなあ……」
堀之内長子:「争いの痕跡も現場にはない。一方的な殺害よ」
望月すみれ:「そちらのほうが考えづらいね。」
エナ:「ああ。オーヴァードの力を過信しているわけではない。それでも、そんなことはあり得ない」
堀之内長子:「……ホトケの線から洗うべきじゃないかしら」
エナ:「だがオーヴァードを殺害出来るほどの力を行使してなお、レネゲイドパターンをこちらに把握させないというのも……」
堀之内長子:「被害者の調査。済ませてるんでしょう?」
エナ:「……そうだったね」
望月すみれ:「ああ、一通りね。」
七司彰信:「……千先輩」
GM:被害者は、そのどれもが、UGNのスタッフ。
GM:それもオーヴァード。民間人への被害報告はなし。
GM:そして、射撃戦を得意としたオーヴァード。
七司彰信:「あれで、射撃は得意な人だったんですよね。最期まで銃持ってて」
七司彰信:「他の被害者もそういう人だったって聞いたっすけど」
望月すみれ:「あえて得意分野で挑んできている。」
七司彰信:「UGN外の被害はなし、だから。本当に狙い澄ました感じだ」
望月すみれ:「或いは…」
望月すみれ:「自分が放った弾丸によって殺されている?」
七司彰信:「え」
七司彰信:「まさか、その、こうってことです?」
七司彰信:手を銃の形にして、額に当てる。
堀之内長子:「……」
堀之内長子:「製造ロット。支部の備品を調べて貰える?」
望月すみれ:「その可能性もある。もっと単純に放たれた弾丸を弾き返してることも考えられる。」
堀之内長子:「これが、備品と近いナンバーが振ってあれば」
望月すみれ:「了解。少し時間をもらってもいいかな。」
堀之内長子:「千くんのものだってことになる。お願い」
七司彰信:千の遺体が、驚愕の表情を浮かべていたことを思い出す。
エナ:「弾き返す、ね……」引力を無視していたクラリオンの姿が脳裏に浮かぶ。
望月すみれ:「エナくん、考え事があるのはわかるけど、君にも手伝ってもらっていいかな。」
エナ:「もちろんだ。僕だって手を切りたくなんてない」
七司彰信:「……当然、俺もやりますよ」
七司彰信:「そろそろ、早く先が見たくてたまんなくなってきたんで」
望月すみれ:「うん、お願い。自分の分の弾丸の確認も忘れずにね」
エナ:「……より慎重に行動しなくてはね」


GM:支部備品の調査の結果。
GM:製造ロットは隣接していた。
GM:つまりは、彼の体の弾丸は、彼自身の銃のものということだ。
GM:UGNの電子制御式の正式新型拳銃。
GM:対オーヴァード戦を想定し、連続射撃能力に優れる。
GM:今や様々な支部に採用されている。更に辿れば。
GM:他の支部でも、同様の報告がなされた。
GM:被害者の死因は、被害者自身の所持する銃の弾丸。
望月すみれ:「裏が取れたよ。」
望月すみれ:「千くんの件だけでなく、他の案件でもそうだ。」
望月すみれ:「彼らは皆、自分が所持していた弾丸によって体を撃たれている。」
エナ:「すみれの推理が当たったか。喜ばしいが、同時に不穏だ」
七司彰信:「まあ、盗難かもって話は薄くなったかな」
望月すみれ:「こんなに早く結論を出せたのは二人が頑張ってくれたおかげだよ、お疲れ様。」
七司彰信:「まあ、細かいチェックは大変でしたけどね。俺、大雑把なんで」
エナ:「だがそうなると、実行犯の洗い出しが大変だな」
七司彰信:「あ、でも褒めは受け取っときます」
望月すみれ:「うん。その通り。」
望月すみれ:「だから、彰信くんが見つけた目撃者と」
望月すみれ:「件の生存者の確保が重要になる。」
七司彰信:「生き残った人から同じ話が聞ければ、完全に裏付けになるし」
エナ:「そうなると、向かうべきは入院患者のもとか」
七司彰信:「犯人を目撃してれば御の字だ」
望月すみれ:「茂之くん、一命を取り留めたという被害者についてはもう特定できてるかな。」
久茂之:「ウス。把握してますよ」軽薄そうな青年。支部の渉外担当。
エナ:「では、その人物の意識は?」
久茂之:「吉峯隆男。隣の支部のエージェントですね」
久茂之:「回復傾向にあるって話ですけど……気を付けてくださいよ」
久茂之:「こいつ、その筋じゃすげー有名なやつで」
久茂之:「味方をぶっ殺して功績を独り占めしたとか疑惑あるんスよ」
七司彰信:「ひえ」肩を竦める。
エナ:「……出禁モノじゃないか」
エナ:「いや、むしろ〝処理〟されてしかるべきだろう」
久茂之:「まあ、昏睡してたら大丈夫なのか……てか」
久茂之:「今回の事件の被害者やべースね」
久茂之:「こいつらだけでブラックリストできそう」
七司彰信:「マジでか……」
望月すみれ:「真実はともかく、悪い噂が流れている人たちが狙われている、と」
久茂之:「収賄の噂があるやつ、証拠不十分で経過観察になったスパイ疑惑のやつ」
久茂之:「こいつは市街地ごとジャームを焼夷して民間人もやったって噂です」
望月すみれ:「……」
七司彰信:「千先輩もそりゃ大概だったけどさあ……」
エナ:「……コメントに困るな」
七司彰信:「そ、そこと並べるのはなんつうか……いや……」
望月すみれ:「うん、私も同じこと思ったよ。」
七司彰信:「逆に言うと、やっぱり噂なんすよね」
七司彰信:「本人がいない以上、もう確かめらんないんだ」
七司彰信:「……それは、やっぱりダメでしょ」
エナ:「ああ。駄目だ」
久茂之:「つーか事実なら死んでいいってこともなくないすか?」
久茂之:「せめて逮捕でしょ」
七司彰信:「そりゃそうだよ」
望月すみれ:「その通りだ。私達は殺し屋じゃないからね。」
望月すみれ:「けど、そのやり方じゃあ、限界がある。」
エナ:「噂が真実であれば、私刑など以ての外。そして事実でなければ……その先を言う必要はないだろう」
望月すみれ:「犯人はそう思ってしまったのかも知れないね。」
七司彰信:「その吉峯って人だって、どんなにヤバかろうが話をちゃんと聞いてやんないとだよな」
望月すみれ:「治安を維持し、市民を護るべき立場でありながら、人々を傷つける悪を成す。」
望月すみれ:「そんな人達を罰することも、"救世"の形だと思うかい?」
望月すみれ:エナくんと彰信くんに問いかけるようにして言葉を結ぶ
エナ:「真っ当な方法であれば頷きたいところだが……」
七司彰信:「思いません、てか、罰されるにしても」
七司彰信:「それができるのは俺じゃないし、もっと別の、ちゃんとした形でできる役職の人だ」
エナ:「そうだね。何のための司法なのか、という話だ」
七司彰信:「組織とかシステムってそういうためのもんだと思うし」
七司彰信:「俺はそういうところにいろいろ預けてるから、現場で走り回れるんだよな、と」
エナ:「とにかく、手順を間違えてしまっては生まれるものも歪になる。僕達も染められないよう、心を強く持とう」
望月すみれ:「そうだね。君たちの言うことは正しいよ。」
エナ:「すみれには、異論が?」
エナ:「ああ……別に非難したいわけじゃない」
望月すみれ:「大丈夫だよ、わかってる。」
望月すみれ:ポンポンと優しげな光を瞳に称えながらエナくんの頭を撫でる
エナ:撫でられるのも、割と慣れてきた。特に何もせず受け入れる。
望月すみれ:「私も君たちの言うとおりだと思う。日本でUGNという組織の中で活動するなら、日本の法律とUGNの規則は遵守するべきだ。」
望月すみれ:「それによって私達自身も守られるし、多くの人を助けることが出来る。」
望月すみれ:「だけど、その『正しさ』だけじゃどうしても救えない人がいることもある。」
望月すみれ:「そして、潔白過ぎる人はその『正しさ』が誰かを切り捨ててるようにすら感じてしまう。」
七司彰信:「それで、たまらなくなって……こういうことをしたのかもってことですか」
望月すみれ:「うん。」
エナ:「……自分なりの正しさを押しつける者も、またジャームの素質がある」
七司彰信:自分の中のマニュアルの余白には、いろいろな人の言葉が書き込んであって、先輩の言葉は特に多い。
七司彰信:今回もまたひとつ、書き付けておいた。
望月すみれ:「君たちは正しいよ。この組織で動くなら、その考えは間違っていない。」
エナ:「そうだね……筋は通っている」すみれの言葉を妨害しないよう、声を抑えて呟く。
望月すみれ:「だけど、違う考え方をする人もいる。そういうアタリマエのことを忘れないでほしいなって。」
七司彰信:「……はい」
望月すみれ:「私ぐらいの年になると思っちゃうんだよ。ふふ、説教臭くなっちゃってごめんね。」
エナ:「いや……こちらも少しばかり凝り固まっていたかもしれない」
エナ:「ありがとう、すみれ」
七司彰信:「先輩はなんていうか……すげえなって思うんですけど」
七司彰信:「大変じゃないですか? 大丈夫すか?」
七司彰信:真顔で。
望月すみれ:「大変だよ?お母さん業をなめないでほしいな。」
エナ:「……よかった」
七司彰信:「そこをこう、大変だよーって言えるところがさ……」
エナ:「ここで大丈夫だと言われると、余計に心配するところだった」
七司彰信:「敵わないよなあ」
エナ:「そういった言葉を紡げる内は、こちらも安心して背中を預けられる」
エナ:「僕達もまた、話が聞きやすくなるしね」
望月すみれ:「ふふ、ありがとう。」
久茂之:「なんか、出来る人は違うって感じっすね」話半分に応えながら、ぼんやりと、ニュース番組を見ている。
GM:画面では、新進気鋭の若きベンチャー企業特集が行われている。
GM:「なんと言っても注目は、水木朔人氏です!」
GM:「ほんの数ヶ月前に立ち上げて、従業員も数人ながらもう売上●●を――」
望月すみれ:知り合いの名前が出たので思わずテレビに視線を移す
七司彰信:「お?」その様子に、同じくテレビへ。
GM:「彼の作り上げたセキリュティプログラムは、各国政府からも受注があると言われています」
久茂之:「すげー」
エナ:「すみれ……?」
望月すみれ:「ごめんね。知り合いの名前が聞こえたものだから。」
久茂之:「えっこの人と知り合いなんですか?」
望月すみれ:「うん、私の旦那の元相棒でね。」
望月すみれ:「会社を経営してるとは聞いてたけど、こんなに大きな会社だったんだな。」
七司彰信:「ほんとに成功してるや……」
エナ:「ああ、いつかに話していたね」
望月すみれ:「………」
望月すみれ:水木朔人:「何をすれば、報いられるのかって」
水木朔人:「ようやく、事業が軌道に乗りました」
水木朔人:「これから、きっとよくなります」
水木朔人:「僕がそうします」

久茂之:「はー。稼いでるんだろうな~羨ましい」
七司彰信:「先輩?」
望月すみれ:彼との会話を反芻する
望月すみれ:水木朔人:「僕は、あの作品は嫌いです」
水木朔人:「知ってますか?アンパンマンって、自分は食事を取らないんですよ」
水木朔人:「与えるばかりで。そんなの、僕は、バカバカしいと思います」
水木朔人:「誰も彼を助けない」

望月すみれ:彼の言葉には。確かに何かを憎み、そして変えようとする意思のようなものがあった。
エナ:「…………」今は、そっとしておくべきかもしれない。
望月すみれ:「今、セキリュティプログラムって言ってたよね。」
久茂之:「らしいっすね~。うちも入れんのかな」
望月すみれ:「例えば。ビルのセキュリティを管理してる人間が犯罪を行おうとしていたとして」
望月すみれ:「その犯行の間、監視カメラの映像をシャットダウンする。なんてことは出来るのかな。」
久茂之:「そりゃ、管理してたら出来るんじゃないですか?」
エナ:「……!」
七司彰信:「それって……」
七司彰信:「いや、だって、知り合いでしょ?」
エナ:「…………大胆すぎて、逆に思考から外してしまっていたが……」
久茂之:「でもそのへんの監視カメラにわざわざ最新のプログラム入れます?」
望月すみれ:「うん、旦那の元相棒で、私の友人さ。」
七司彰信:「そう、そうですよ。まさかそんな」
望月すみれ:「単なる私の勘だよ。彼の言葉を少し不穏に感じてしまって、たまたま彼の事業がセキュリティ絡みだってだけでその不安が揺り動かされて、そう思ってしまっただけだ。」
七司彰信:「…………」
エナ:「むしろ、最新のプログラムならば積極的に入れるんじゃないか?」
望月すみれ:「だから、きっと外れてる。彼は表の社会で立派に仕事をしてるだけだ。」
七司彰信:「先輩、あの、今ので俺にも影響が出ちゃってるんで、わりといきなり忘れるのは無理そうなんですよね」
エナ:「彼が作り上げたプログラムなんだろう? アップデートすれば、好き放題だ」
七司彰信:「だから、一応頭に入れてはおきます」
七司彰信:「そうじゃなかったらまあ、良かったなって思うことにして」
望月すみれ:「うん、私が安心して事件に望めるように。彼が白だってことがわかったら教えてほしい。」
七司彰信:「慎重に捜査します。そういうことで」
七司彰信:「了解!」
エナ:「……敢えて僕も訊ねよう」
エナ:「すみれ。大丈夫かい?」
エナ:「ここからは、僕達だけで動くことも……周りを頼りさえすれば、不可能ではないが」
エナ:「時間が必要だというならば、すぐに言うべきだ」
望月すみれ:「ありがと、エナくんは優しいね。」
エナ:「本当に優しければ、キミの友人を容疑者から外しているだろう」
望月すみれ:「それは優しさじゃない。単なる甘やかしだよ。」
エナ:「……敵わないな、キミには」
エナ:「母は強し、か……」
望月すみれ:「優しいエナくんのお言葉に甘えて、現場仕事は少し休ませてもらおうかな。」
望月すみれ:「私はここでデキる仕事をしておくから。彰信くん、エナくんをよろしくね。」
エナ:「分かったよ。では……」
七司彰信:「へいへい。合流を楽しみにしてますよっと」
エナ:「彰信のことは任せてくれ」敢えてすみれの言葉を無視し、冗談めかして薄く笑みを浮かべる。
七司彰信:「あっ、おまっ」
七司彰信:「お前なー!」
エナ:「さぁいこう、おじちゃん……いや、お兄さん」
エナ:静かに、歩を進めた。


GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能です
七司彰信:保留かな……あと二枠……
エナ:ロイス取得
七司彰信 〇仲間/不安

エナ:以上です!
望月すみれ:保留!
望月すみれ:以上で!


ミドルフェイズ5

■現場調査
・現場の状況【済】
 └狙撃点推理〈情報:軍事〉〈知識:暗殺〉12※死体の調査が必要
・目撃者の捜索【済】
 └目撃者にコンタクトをとる★
・未遂事例の捜査【済】
 └病院へと向かう★

■支部調査
・被害者の特徴【済】
 └被害者の共通点【済】
・死体の調査【済】◆
・弾丸の調査【済】
 └製造ロットの調査【済】
  └UGN制式拳銃について【済】

■人物調査
・千研次について◆【済】
・水木朔人について【済】
・“クラリオン”【済】
 └クラリオンと会う★
GM:進捗はこんな感じ
GM:イベントや情報は、人を分けてもいいです
望月すみれ:今回はおやすみします!
エナ:どこ行きますかねぇ。
GM:出る方は登場ダイスをお願いします。
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (64 → 74)
七司彰信:うお
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (57 → 64)
エナ:ぐんと上がった。
七司彰信:前略先輩 いきなり先輩の侵蝕を追い越しました
GM:では、病院のシーン。


GM:【UGN 系列病院】
GM:オーヴァード棟に入院していたエージェントとの、面会許可が降りた。
GM:包帯を頭に巻き付けた、痛々しい中年の男。
吉峯隆男:「なんだ……ここは子供の遊び場じゃねえぞ」
吉峯隆男:「お前のガキか。とっとと退けろ」
七司彰信:「いや俺そこまでの歳じゃないですって」
七司彰信:「こいつは立派な捜査チームの一員!」
エナ:「いきなりこう出られると、逆に笑いすらこみ上げてくるな」
エナ:「まぁいい。無事でよかった」
七司彰信:「そう、快復したみたいで何よりっすよ」
吉峯隆男:「死んでねえだけだ……まだ痛みやがる」
七司彰信:「死んでると死んでないとじゃ大違いですからね」
エナ:「さすがのオーヴァードでも、やはりそこまでされてはね」
吉峯隆男:「で?あの女は捕まえたのか?」
エナ:「女?」
七司彰信:「女」
七司彰信:「目撃したのは、女なんですね?」
吉峯隆男:「は?そこからかよ……」
七司彰信:念を押すように。
エナ:「生憎と捜査中でね」
吉峯隆男:「記録されてねえのかよ。ガキだよ。金髪の」
七司彰信:「そこからっすよ。もうほんと吉峯さんが頼りで!」
吉峯隆男:「なんかこう……なんだ。妖精みたいな」
エナ:「……名乗られたりはしていないのかな?」
七司彰信:「金髪のガキ……」
吉峯隆男:「知らねえ。俺の最後の記憶は、そいつが俺をみて笑いやがった」
吉峯隆男:「そしたら……」こめかみに指を構える。
吉峯隆男:「勝手に、こうだ」
エナ:このタイミングで金髪の女という単語は、あまり耳にしたくはなかったが……状況が状況だ。
エナ:「銃弾が動いた、と?」
七司彰信:エナくんの方を目だけで見る。
エナ:一瞬だけ彰信に視線を向け、すぐに戻す。
吉峯隆男:「銃弾じゃねえ。銃だ」
エナ:「……ほう」
吉峯隆男:「手の銃が、動いて、勝手に……」
エナ:「……そうか」一度言葉を切ると、
エナ:「二つ、質問がある」
エナ:物怖じせず、言葉を発する。
エナ:「一つ目だ。その女とは、どのように出会った?」
吉峯隆男:「気付いたら、電柱の上に居た」
吉峯隆男:「支部との通信も、その時に消えやがった」
エナ:「それはそれは……驚いただろうね」
エナ:やはりか……と心中で呟く。
エナ:「……二つ目だ」
エナ:「仕掛けたのは、どちらが先だい?」
エナ:正直に答えるかどうかはこの際構わない。どちらにしろ、これからその〝女〟と再会するつもりなのだから。
吉峯隆男:「俺は何もしてねえ」
吉峯隆男:「やつが、急に……」
吉峯隆男:「……いや」
吉峯隆男:「やつがやったのかも、正直なところ、分からん」
吉峯隆男:「だが、他に怪しいやつなんざ……」
エナ:「……はっきりしないんだな。異常事態だから仕方がない話だが」
七司彰信:「……なるほど」
吉峯隆男:「ぐっ……」頭を押さえる。
エナ:クラリオンの語源とは大違いだ、と呟くのはやめる。
GM:看護師が飛んでくる。
エナ:「……ここまでかな」
七司彰信:「あああ、ゆっくり治してくださいよ、ほんと」
エナ:「感謝する。どうかお大事に」


GM:そうして、君たちが病院を離れて。
GM:しばらく、街中を歩いていると、《ワーディング》の気配。
エナ:「……感じたかい? 彰信」
七司彰信:「エナくん」自分はポケットに手を突っ込んで、警戒を促す。
エナ:「ありがとう」答えてくれたことと、警戒を促してくれたこと。二重の意味で。
七司彰信:「急ごうか。この事態だし、事件と関係あるかもしれない」
エナ:「ああ。どうであれ、取りこぼすわけにはいかない」
七司彰信:「……あー」小さな少年を見て。
七司彰信:「抱っことおんぶと肩車、どれがいい?」
エナ:ノイマンの能力を生かし、小さな体躯で可能な限り速度を出そうとする。
エナ:……だが、なるほど。ここまで気を遣ってくれるというならば、
エナ:「おんぶにしてもらおうかな。背後はこちらで確認しておくよ」
七司彰信:「へいへい」
エナ:シングルタスクに集中しておくのも吉だろう。
七司彰信:しゃがんでエナくんにおぶさってもらう。
エナ:遠慮なくおぶさる。さながら幼い甥っ子か何かだ。
七司彰信:「い、が、い、と、重いっ!」
七司彰信:少し揺れながら、精一杯の速度で走って行く。
エナ:「人間の形をしている以上、そういうものさ……」
エナ:「……やっぱり、歩こうか?」
七司彰信:「いけるいける!」
七司彰信:「ほんとなんか……歳に合わないこと言うよな……!」
エナ:「……そうか」ここは信じてやるのが彼のためだろう。
エナ:「頑張れ、お兄さん」
七司彰信:「おうよー!」
GM:そして、君たちが駆けつけた先。
GM:連続した銃声。
GM:男が血溜まりに倒れた。
GM:そして、それを高みより見下ろす少女。
GM:エナには、その少女に見覚えがある。
エナ:「……やあ」
エナ:「……クラリオン」
クラリオン:「これが、救世の形?」つぶやいて。
クラリオン:君に顔を向ける。
クラリオン:「……エナ」
クラリオン:「また会ったね」
エナ:「とりあえず、互いに降りて話をしないかい?」
エナ:「キミは空から、そして僕は彼から」
七司彰信:「直接言ってくれよー」エナを下ろしてやる。
クラリオン:「うん」屋根の上から飛び降りる。
七司彰信:そうして、倒れた男の様子を確かめに行こうとする。
クラリオン:着地直前に、ふわりと浮いて、ゆっくり着地。
七司彰信:クラリオンという少女からは目を離さずに。
GM:男は呻いている。こめかみに銃創。
GM:手には拳銃。傷口はリザレクトが始まっている。
エナ:降りてから「どうかな? 僕が話したとおりだが」と彰信に話しかける。
七司彰信:(……まだなんとかなりそうか)
GM:瀕死の重傷だが、まだ死んでは居ない。
七司彰信:「ああ、そうだな……」
エナ:「通信端末は、お互いにどうかな?」ひとまず重傷者のために連絡をしておきたいが。
GM:通信端末は機能しない。
七司彰信:「救世ってのは、これ?」
七司彰信:携帯端末を確かめ、乱暴にポケットに押し込めて。
クラリオン:「? うん。これを見るの」
エナ:スマートフォンをポケットにしまい込み、クラリオンのもとへとゆっくり歩を進める。
七司彰信:「というか、君は今何をどこまでやったのか、聞いていいかな」
七司彰信:(……見るの?)
クラリオン:近づいてくるエナをじっと見る。
エナ:「クラリオン。これは、キミがやったのかい?」そこそこの距離で止まる。先程よりは近い。
七司彰信:(吉峯さんは、あの子がやったのか確証を持ててなかった)
クラリオン:「これ?」
エナ:「いや、質問を変えよう……キミがやりたくて、そうしたのかい?」
七司彰信:(別に贔屓をするわけじゃないが、他に敵がいるならその方が……やりやすい)
クラリオン:「私は、わからないから」
クラリオン:「教えてもらってるだけ」
クラリオン:「形を知りたいの」
エナ:「人を傷つけろと教わったのかな? だとしたら、誰から?」
エナ:少し急いているかもしれない、と注意しつつ質問を続ける。
クラリオン:「見せてあげるって」
クラリオン:「Xが。世界の、形を」
GM:明らかな偽名だろう。元より、その誰かが、彼女に教えるつもりがないということ。
七司彰信:(会話は抽象的で、語彙が少ない)
エナ:「……彰信、すまない」
七司彰信:(一般社会で暮らしていたような人間ではないんだろうな)
エナ:「すみれにああ言っておきながら、僕も彼女に相当入れ込んでしまっているようだ」
七司彰信:「……それは」
七司彰信:「そういうもんだよ。わかるさ」
七司彰信:「マニュアルにも書いてある。大丈夫」
エナ:「がっかりしながらでいい。第三者の目線からものを見て、彼女に問いかけてみてくれないか?」
七司彰信:「難しいこと言うな。まあ、じゃあ……」
エナ:「フィクションならば、本来それは僕の役目なのかもしれないが……」
七司彰信:「君は、『見てただけ』か?」
七司彰信:「この人を傷つけた人は、他にいる?」
クラリオン:「うん……あ」
クラリオン:「でも、これは」なにもない所に、手をかざす。
クラリオン:「これは、私」
GM:注意深く観察すれば、分かる。
GM:《ワーディング》の発生源は彼女だ。
七司彰信:「なるほどね。それは、そうしろって言われたから?」
クラリオン:首を横に振る。
クラリオン:「私の、あり方」
クラリオン:「ずっとこう」
七司彰信:(体質、とかか。自然にワーディングを発生させてしまう?)
エナ:「やはり、何もかもが無自覚なのか……」
七司彰信:「状況が上手く飲み込めてないみたいだな……」
エナ:「突如として自然発生したレネゲイドビーイングか、それとも僕のように製造されたのか……」
七司彰信:「とにかく、一度支部で保護した方がいいよな、これは」
エナ:「どちらにしろ、自分のやりたいことというのもまだ持っていないんだろう」
七司彰信:「製造……」
エナ:「ああ、そうだね。だから最初に出会ったときにも通信を試みたかったんだが……」
エナ:「……クラリオン」
GM:通信は今だに出来ない。
クラリオン:「なに、エナ?」
クラリオン:とてとてと寄る。
エナ:「僕と少し、散歩を……いや、一緒に話でもしながら……出かけてみないかい?」
クラリオン:「うん。いいよ」
エナ:「……いいのか」あっさりとOKを出され、少し驚く。Xとやらに何か吹き込まれているかと思ったが。
エナ:「そうだな。じゃあ……今までどうしてきたのか、軽くでもいいから話そう。好きなものが何なのかとか、そういうのは後からでもいい」
七司彰信:「頼む。通信が復活したら、この人を病院に連れてかないとだ」
エナ:「一緒に行こう」クラリオンに片手を差し出す。
クラリオン:「うん」手を取る。
クラリオン:小さな、それでも君よりも大きな、白く、暖かい手。
エナ:「……さて、図らずもデートに誘ってしまう形になってしまったが……」
エナ:「彰信、このままUGNに向かったなら……どうなるだろうね?」
七司彰信:「……ワーディングで大騒ぎかなあ、やっぱり……」
エナ:「まぁ、そうなるか」クラリオンから手を離すようなことはしない。
七司彰信:「一旦離れてもらって、通信が復活したら俺がいろいろ手配をする、とかか?」
エナ:「雑用を引き受けてくれるのかい? こちらとしては大助かりだが……」
七司彰信:「先に通達があれば、支部でも警戒されすぎることはないだろ」
エナ:「実にスマートだ。キミがいてくれてよかった」
七司彰信:「役割分担っつうか……ほら」
七司彰信:「ちゃんと手を引いてやる役がいないとダメだし」
七司彰信:「それは俺じゃダメだろ。エナくんじゃなきゃさ」
エナ:「……ありがとう。これまで後れを取っていた分は、ここで頑張るとするよ」
エナ:「頼んだよ、彰信」
七司彰信:「オッケー。そっちもよろしく」
エナ:「ああ。それじゃあクラリオン……行こう」
クラリオン:「うん」きゅっとその手を握り返す。
クラリオン:「たくさん教えて」
エナ:「ああ。任せてくれ」
GM:そうして、クラリオンは、エナと行動をともにして。
GM:――結論としては、彼女と離れた瞬間に、通信は回復した。
GM:クラリオンは、電子機器にまで影響を及ぼす《ワーディング》を、絶えず漏出していると考えられる。


GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得と購入が可能です。
エナ:ロイスは保留! 購入は念のために応急手当キット!
七司彰信:クラリオンに庇護/○不安で取得します。
エナ:3dx+2>=8
DoubleCross : (3DX10+2>=8) → 9[2,9,9]+2 → 11 → 成功

エナ:あ、クラリオンへのロイス内容を変更。
エナ:クラリオン 〇庇護/入れ込んでいる
エナ:以上です!
七司彰信:おかいものどうしよっかなー
七司彰信:能力訓練残ってるし、冒険をしてみよう
七司彰信:ブルーゲイル! 《能力訓練:社会》で達成値+1
七司彰信:手配師(ストーン)も使っちゃおう。ダイス+2個と達成値+1
七司彰信:10dx+4>=20
DoubleCross : (10DX10+4>=20) → 7[1,1,2,2,2,3,4,5,7,7]+4 → 11 → 失敗

七司彰信:うそお
望月すみれ:7も2個しかない
七司彰信:うーーん、9はちょっともったいないな
七司彰信:見送り! 以上!


ミドルフェイズ6

GM:シーンプレイヤーはエナ。全員登場可能。
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (74 → 76)
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (64 → 65)
エナ:登場時の侵蝕率上昇のブレが凄い。
望月すみれ:望月すみれの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (73 → 81)
七司彰信:先輩……!
望月すみれ:1シーン休んだのになお一番…!


GM:彼女への対策として、郊外への研究施設への移送が検討されたが。
GM:現在、乗用車は全て電子制御だ。公共交通機関も望むべくもない。
GM:最も早い乗り物は。
七司彰信:「うおおおお」勢い良くペダルを漕いでいる。
七司彰信:「確かに徒歩よりはだいぶマシですけどー!」
望月すみれ:「急がなきゃいけない理由はわかるけど」
望月すみれ:「子供を乗せてるんだから飛ばしすぎないでね」
七司彰信:「スピード落とすとふらつきそうで!」
望月すみれ:涼しい顔で彰信くんについていってる(肉体3)
七司彰信:支給された自転車は結構重い。頑張って漕いでいる!
エナ:「彰信。他人事みたいな言い方で恐縮だが……その、なんだ。今回は大変そうだな……」
望月すみれ:「大丈夫?クラちゃん、怖くない?」
エナ:「大変というか、散々というか……いつもはこうじゃないんだろうが……」
七司彰信:「そうだよ! 俺元々肉体労働担当とかじゃなくてっ」
クラリオン:「うん」
クラリオン:「世界が……速い」
七司彰信:「こういうのは他の人がやること! つっても今俺しかいないんだわー!」
望月すみれ:「世界が速いか、面白い表現だね」
望月すみれ:「ほら、彰信くん頑張って。もう少しでゴールだから」
七司彰信:「知ってますっ!」
七司彰信:「前よく行ってたとこだったんで、道はばっちりっすから!」
望月すみれ:「じゃあ、このまま先導よろしくね」
エナ:「くたびれた場所に向かうはずだが……そんなところに、前によく……?」
望月すみれ:スリップストリーム効果で若干楽をしている
七司彰信:「でも前は車だったんだけどなー!!」
七司彰信:ひいひい言いながらも、なんとか目的地へと向かった。
エナ:「今更ながら、バロールの力を試してみてもよかったかもしれないな……」浮かせたりとか……。
エナ:「余計なことをすると面倒なことになるのではと控えていたが……」
望月すみれ:「ワーディングが効いてることでもあるしね。」
七司彰信:「それもうちょっと早く気づいてくれませんかーっ!」自分も忘れていた。
GM:そうして、君たちは研究所にたどり着く。
GM:放棄されて久しい。電気も通っていないだろう。
GM:通っていても使えないが。
クラリオン:「ここは?」
七司彰信:「いやー、ここ今こんなんなんすね」辺りを見回している。
七司彰信:「元研究所で、昔俺がよく……んー、まあ、見てもらいに来ていたとこ」
エナ:「どうやら訳ありのようだね」
望月すみれ:「……」
七司彰信:「や、先輩とかが調べればすぐわかるし、大したことじゃないすよ」
七司彰信:「チルドレンがちょっとばかり素体になったりってのはよくあるし」
望月すみれ:「それでも少しで早く移動できたのは大きいよ。ありがとう、彰信くん」
七司彰信:「いやー、どうもどうも」
望月すみれ:「クラちゃんもお疲れ様」
七司彰信:「あっちの部屋に椅子机とかあったかな……」
エナ:「よくあるのか……いや、そうでなくては僕のような存在も……」UGNなのか、FHなのか、ゼノスなのか、それともどこも関わっていないのか。自分の生まれは定かではないものの、やはり思うところはある。
七司彰信:「あ、ここはマシな感じ」会議室的な部屋の中を覗く。
クラリオン:「うん」
望月すみれ:「いいね、そこで少し休ませてもらおうか。」
エナ:「すみれ。クラリオンのワーディングで身体が影響を受けている様子はないかな?」
エナ:「二人乗りで長時間接触していたからね。何もなければいいんだが」
望月すみれ:「私は今の所違和感は感じないかな。」
GM:別段の影響はない。
七司彰信:「気が利くー」椅子に積もった埃を払って、くしゃみをする。
七司彰信:「機械化されてる人なんかだと、大変なんだろうなあ」
望月すみれ:「おっと、それじゃあ私も先輩として気が利くところを見せないとね。」
エナ:「なるほど。僕も特に自覚症状はない……別段、オーヴァードの身体に害を及ぼすというわけではなさそうだ」
望月すみれ:そう言って自転車の前カゴに入れていた箱を開く
望月すみれ:「はい、お茶。」
望月すみれ:「たくさん運動して喉乾いたでしょ。」
七司彰信:「先輩、女神様かなんかですか?」
エナ:「それを聞いて安心したよ。ありがとう」椅子を探す。どれも背が高いが、座れないことはない。
七司彰信:「ほい、クラちゃんにエナくんも」お茶を渡す。
望月すみれ:「このくらいの気配りが出来なきゃお母さんは出来ないよ」
エナ:「いいのかい? ならば、遠慮なく……」
望月すみれ:「うん、どうぞ。」
エナ:「おっと……クラリオン、これが何かは分かるかな?」
クラリオン:「うん」自然に飲みだす。
エナ:「……心配は無用だったか」
七司彰信:「毎回思うけど、お母さんってレベル高いすよね……」
望月すみれ:「おにぎりも持ってきたけど、クラちゃんは食べられるかな?」
クラリオン:「うん」手にとって、普通に食べ始める。
GM:逆に言えば、通常の食事を必要とするということだ。
GM:どこかにずっと放置しておけるわけではないと。
エナ:こちらもお茶に口をつける。先程まで色々と騒ぎの渦中にいたというのに、ここまで静かに佇むことになったのは少し面白い。
望月すみれ:「ふふ、世のお母さんには感謝しなきゃいけないよ。」
七司彰信:「感謝先がわかんないけど、しときます」
エナ:そう考えながら、クラリオンもまた生命活動をしているのだな……と理解する。
望月すみれ:うっかり、「君のお母さんにも感謝しなきゃいけないよ」と言いそうになった自分を恥じる。
望月すみれ:「クラちゃんは今までご飯はどうしてたのかな?」
クラリオン:「Xにお金をもらって」
クラリオン:「お店に入って、お弁当を取って」
クラリオン:「書いてある数字と同じお金をおいて、食べてた」
エナ:きちんと1から10まで教えてやれ、X……などと思っている。
望月すみれ:「そっか、ちゃんとお買い物をしてたんだね。えらいえらい。」
望月すみれ:「そのお金は毎日Xから受け取ってたの?」
七司彰信:(金銭や数字についてはちゃんとわかるんだな……)
クラリオン:財布を取り出す。
クラリオン:札と小銭が乱雑に入ってパンパンになっている。
クラリオン:「無くなったら、貰える」
エナ:「……急に生活感があふれ出してきたぞ」
エナ:「というか、Xとやらは気前がいいな……」
望月すみれ:「わ、お金持ちなんだね。」
エナ:知識の量と方向性が歪すぎる。どうなっている? エナはクラリオンを眺めながら、推理する。
エナ:といっても別に可能性は無限大ではない。まず自然発生した存在なのか、それとも家族に捨てられたか、もしくは製造された存在か。まずはこの三択で考えるべきだろう。
七司彰信:「そのXって奴とはさ。普通に会ったことはあるの?」
クラリオン:「うん」頷く。「あ、でも」
クラリオン:「Xはヒミツ」
七司彰信:「ヒミツかー。仲良くなってもダメ?」
エナ:勿論、四択目や五択目が存在する可能性もきちんと考慮しながら……彰信の問いかけに答えるクラリオンから視界を外さずに佇む。
クラリオン:「うん」
七司彰信:(……手強いな)
七司彰信:「そいつのことがわかると、こっちはすげー助かるんだけど」
七司彰信:「ダメ?」
エナ:「……これで断られたら、潔く引くべきだろう」
クラリオン:「Xは、ヒミツのXだって」
七司彰信:「わかってるよ……っと」
クラリオン:「世界の形を教えるまでは、ダメ」
エナ:「どう説明すべきか迷う、という可能性も……おっと、そう来たか」
七司彰信:「抽象的だよなあ……」
エナ:「現在、彼女は〝観測〟を目的として動いている。その見るべき事象が発生するまでは、そうとしか言えないのかもしれない」
七司彰信:(……俺は。こういう時にきちんと動けるように、実験を受けて、マニュアルをもらって)
エナ:「……やはり駄目だな。庇い立てするような言葉ばかり生まれてしまう」
七司彰信:(上手くやってるつもりなんだけど、なかなかどうして)
七司彰信:(ダメだなあ……)
七司彰信:少し肩を落とす。
望月すみれ:「いいや、捜査においてはいろんな視点が必要だ。君がいてくれるのはありがたいことだよ。」とエナくんにいって
望月すみれ:「彰信くんも」
七司彰信:「うん、そういうのはよくあるやつだって言ったろ。別に邪魔になってるとかじゃないんだし、平気平気」
七司彰信:「……俺も?」
エナ:「大仰な儀式で目覚めておきながら、あまりにもすみれへと任せきりになってしまっているのが不甲斐なく思えてね。背負わせてばかりですまない」
望月すみれ:「おっと、思ったより元気そうだったね。」
エナ:「そうだな、彰信もだ……僅かに肩を落としていたのを、見逃してはいないよ」
望月すみれ:「少し、悄気げてるように見えたからさ」
七司彰信:「や、俺は……」
クラリオン:「……悲しい?」
七司彰信:「そう見えたんなら、そうなんかな……」
七司彰信:「悲しいというか、えー」
七司彰信:「不甲斐ない」
エナ:「クラリオンは、悲しんでいる人を見つけたら……どうする?」
エナ:「なんとかしてあげたいと、そう考えて動くのかな?」
七司彰信:(……あ)
エナ:「それとも……どういう状態なのかを〝観測〟する?」
七司彰信:(懐かしいな、今の、そういうやつ。昔、いろいろ質問を受けたっけ)
七司彰信:その時は、一応の正解があったり、選択肢の外に答えがあったりした。それをずっと刷り込まれた。
七司彰信:(でも、実際は答えなんてなくて、俺もクラリオンも、ちゃんと探さなきゃならないんだ……)
クラリオン:「ヒトを、なんとかしても」
クラリオン:「ダメ」
クラリオン:「世界を、なんとかしないといけない」
エナ:「……ほう」
エナ:「……人ではなく、世界の方を」
エナ:「クラリオン……」
エナ:「Xは、キミにはどう見える? 例えば、悲しんでいるように見えているかな?」
エナ:「それとも、怒っているとか? なんでもいい」
エナ:……少し、踏み込みすぎたか?
クラリオン:「悲しいに見える」
クラリオン:「でも、私は、なんとか出来ないから」
クラリオン:「見るの。Xが、変える世界を」
エナ:「そうか」
エナ:「答えてくれてありがとう。嬉しいよ」
エナ:〝黒い噂の人物が狙われ、クラリオンからは悲しんでいるように見える人物……やはり……〟などと、心中で呟く。
エナ:とはいえ、自分の能力を過信はしない。ここで軽率に口に出すのは控えるべきだろう。
七司彰信:「世界を変えるかあ……根本からどうにかしろってこと?」
エナ:決定的な証拠のようなものがあれば……だがひとまずここは柔らかく目を細め、クラリオンに笑みを向けた。
望月すみれ:「その割には今しているのは個人への粛清にしか見えないけどね。」
望月すみれ:と言いながらクラリオンと視線を合わせる。
七司彰信:「まず手始めに、とか……いや、知らないですけど」
エナ:直後、笑みが崩れる。すみれが突如として踏み込んだためだ。
望月すみれ:「今度はおばさんとお話してもらえるかな、クラちゃん。」
エナ:「行くのか、すみれ。奥底に……!」
クラリオン:「うん?」
エナ:「〝それ〟を覗き込めば最後、多少のダメージでは……」
望月すみれ:「そんな物騒なことじゃないよ。」
エナ:「…………分かった」
望月すみれ:「えっとね、今から私が写真を見せるから。」
望月すみれ:「その人達に見覚えがあるか教えてもらっていいかな?」
クラリオン:「? うん」
望月すみれ:そう言って千くんの写真を机の上に乗せる。
クラリオン:こくこくと頷く。
望月すみれ:「このおじちゃんは女の子が好きなおじちゃんでね。」
望月すみれ:「なんか怖いことされなかった?」
クラリオン:首を横に振る。
クラリオン:「見ただけ」
望月すみれ:「そっか。よかった。」
望月すみれ:「じゃあ、この人には見覚えあるかな?」
望月すみれ:と他の案件の被害者の写真を出していく。
エナ:外周から内側へと丁寧に踏み込んでいくすみれの姿を眺める。
エナ:思うところはあるが、止める権利はない。
クラリオン:被害者には、全部頷く。
クラリオン:どれも、「見ただけ」だと。
望月すみれ:「ありがと」
望月すみれ:「クラちゃんのおかげで、凄く助かったよ。疲れちゃったと思うけど、これで最後だからもう少し頑張ってくれる?」
クラリオン:「うん」
望月すみれ:これは、事件とは関係ない。
望月すみれ:さっき自分の胸の内側に起こった小さな不安。それをかき消すための、自分の勘が外れている証拠を積み重ねるための行為だ。
望月すみれ:言い訳をするような思考を巡らせながら、最後の写真をクラリオンの前に出す。
望月すみれ:それは、死んだ夫と、水木朔人が一緒に写っている写真だ。
クラリオン:ピクリと僅かに反応する。
七司彰信:(……それって?)不審に思うが、顔には出さないようにする。心に留めておいてしまっていたからだ。
望月すみれ:緊張を悟られないよう気を配りながら、クラリオンの様子をうかがう。
クラリオン:「……」
クラリオン:少し時間を置いて、首を横に振る。
エナ:クラリオンの、そしてすみれの身に何か起きたときのために備えるが……。
エナ:「…………?」
望月すみれ:「このおじちゃんたちのことは、知らないか。」
クラリオン:「知らない」
エナ:「…………馬鹿な」
望月すみれ:「わかった。ありがとう。」
望月すみれ:「どうしたの?エナくん。」
エナ:「…………僕が……」
エナ:「……僕がここにいる意味は、なんだ…………?」
クラリオン:「?」
エナ:クラリオンは言われたことを聞き、隠し事をすれども……これまで嘘をつくような仕草はなかった。
エナ:恐らくその気がないのだろうと、そう踏んでいた。
エナ:加えて、Xの正体はすみれの知るあの男……そう確信していた。
エナ:推理が外れていれば、自身の能力が曇り……クラリオンが嘘をついていれば、彼女の観測を誤ったということであり……、
エナ:ならば、仰々しく目覚めた自分は……何だ?
七司彰信:「……エナくん」
エナ:何のために生まれて……何をして生きるために、ここにいる?
七司彰信:「エナくんさ」肩に手を置く。
七司彰信:「まずは落ち着け」
七司彰信:声をかけたのは。
七司彰信:多分、自分も似たようなことを考えていたからだ。ここに来てからずっと。
エナ:「…………っ」肩が上下する。脂汗が滲む。そんな中、彰信へと視線を向ける。
七司彰信:「まずは、ここにいる意味とか、そんなちょっとくらいでどうにかなったりしないから」
エナ:「だが……っ」
七司彰信:頭の中のマニュアルをめくる。
七司彰信:そうやって落ち着かせればいいと、刷り込まれている。
七司彰信:「大丈夫だから……」
七司彰信:いや。
七司彰信:「……ちょっとくらい、じゃないよな。多分。今の感じは」
七司彰信:ふと、机の上から顔を上げるような気持ちで。
七司彰信:ぱたん、とマニュアルを閉じた。比喩だが。
七司彰信:その表紙には、きっと「ほんとうにいざという時は、これを参考にするな」と書いてある。
七司彰信:「落ち着けってのは本当だけど、まあ、悩みたけりゃ悩みな」
七司彰信:「大人はそれを見ててやるよ」
七司彰信:先輩がいつも、自分によくしてくれるように。
エナ:言葉が出ない。ここで軽々しく礼を言えば、自身への問いかけへと強引に蓋をしたような状態になるだろう。
エナ:だがごねていては、自分は今回の事件を解決させるためには不要なノイズへと変貌してしまう。
エナ:「……すまない」
エナ:「すまない…………」
クラリオン:「エナ」
エナ:絞り出すような小さな声で、謝罪だけをする。
クラリオン:「悲しい?」
エナ:「…………ああ」
エナ:「キミに嘘はつきたくない。ああ、僕は今……悲しんでいる」
クラリオン:「私は、エナを悲しくなく出来ない?」
エナ:「…………分からない」
エナ:「ただ」
エナ:「キミは……もっと、自分を信じてもいいんじゃないのか……?」
エナ:「今の僕が言うべき言葉じゃないが……」
エナ:「僕の目には、何も出来ないと諦めているキミこそ、悲しんでいるように見えるよ」
エナ:「……踏み込みすぎたね。悪かった」
エナ:再び、口を閉じる。
クラリオン:ペタペタと寄って。
クラリオン:ぎゅっと顔を掴む。
エナ:「いっ」
クラリオン:「私が見るのは」顔を覗き込む。
クラリオン:「決めるため」
クラリオン:「見て、形を知って」
クラリオン:「変えたかったら、変えるの」
クラリオン:「エナは悲しいを変えたくない?」
エナ:「変えたい。変えたいさ。今まさに、そう思っている……!」
クラリオン:「じゃあ。見て」
クラリオン:「見て、見続ければ」
クラリオン:「どうやって、変えたらいいか、分かる」
クラリオン:「私を見て」
エナ:無言で従う。眼前には、少女の顔。
エナ:表情から全てをうかがい知ることは、今の自分には出来ない。
エナ:「……ああ」
エナ:「さっきから僕は、今の自分に言う資格のない言葉をぶつけてばかりだったが……」
エナ:「それは八つ当たりで……いや、それだけじゃない」
エナ:「鏡だったんだ。キミの前に鏡を作って、回りくどく自分に言葉をぶつけていただけだったんだ」
エナ:「……なるほど」
エナ:「見れば分かる。確かにその通りだ」
エナ:「ありがとう、クラリオン……ありがとう」
エナ:一度目を閉じ、そうしてもう一度開くと……先程よりは遥かに落ち着いた姿を見せる。
クラリオン:「うん」
クラリオン:「悲しい、減った?」
エナ:「ああ。とてつもなく」
エナ:「……すみれ。いきなりすまなかった」
エナ:「彰信は、ありがとう。時間をくれたことにも感謝している」
エナ:「……まぁ、そうだな……これまで何度も言ったように……働きで返さなくてはね」
望月すみれ:「期待してるよ。」
七司彰信:「そうそう、これからがいくらでもあるんだしさ」
エナ:「ああ」短く返す。今は、これでいい。


GM:シーン終了。購入は最後となります。
望月すみれ:ラスト購入…!
望月すみれ:情報もこれ以上はなさそうだし。
望月すみれ:ないよな…?
七司彰信:ないような気もする
望月すみれ:ブルーゲイル
望月すみれ:4dx+2>=20
DoubleCross : (4DX10+2>=20) → 10[2,7,9,10]+1[1]+2 → 13 → 失敗

望月すみれ:よし、財産P7点消費して購入。彰信くんどうぞ。
七司彰信:いいんですか! ありがとうございます!
七司彰信:受け取る。
エナ:購入かぁ。
七司彰信:先輩はクリシーがあると喜びます?
七司彰信:他にあんまり思いつかない
エナ:あー、白兵じゃないからシルバーハンマーも意味ないのか。
望月すみれ:そうですね、一応あると嬉しいかも!
七司彰信:よし、じゃあクリシーチャレンジ
七司彰信:《能力訓練:社会》で達成値+1、手配師(ストーン)でダイス+2個、達成値+1
七司彰信:10dx+4>=25
DoubleCross : (10DX10+4>=25) → 9[1,1,2,2,2,3,4,4,5,9]+4 → 13 → 失敗

望月すみれ:保護対象/クラリオン/有意○/脅威
七司彰信:えーと、財産点12! 5点もらってるから現在16!
七司彰信:払えます! 買います! 残り4!
エナ:すげぇ~!
望月すみれ:ありがとう!
七司彰信:で、先輩にお渡しします。
七司彰信:こちらは以上!
エナ:特に買って欲しいものとかないです?
七司彰信:あ、ロイスは保留ね
GM:あ、じゃあ、一つだけアナウンス。
七司彰信:お
エナ:おっ。
GM:七司くんは侵蝕率を1上昇させてください。
七司彰信:!?
エナ:突然!?
望月すみれ:侵蝕で金をもらったのか…!?
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1(→ 1)増加 (76 → 77)
GM:オッケーです。
七司彰信:はい……
七司彰信:どういう金なの……
望月すみれ:怖いぜ
エナ:レネゲイド札……!
望月すみれ:以上です
エナ:ロイスは保留。買い物も特にないな……。
七司彰信:敵がめちゃ早かった時用に、自分用ブルゲとか?
七司彰信:エナくん侵蝕低いし
エナ:あー、ブルゲなら確かに。
エナ:じゃあブルゲ狙います。
エナ:3dx+2>=20
DoubleCross : (3DX10+2>=20) → 9[8,8,9]+2 → 11 → 失敗

エナ:えっと、財産点全部使いましょうか。
エナ:まず+6。残り3。
エナ:クレジットの使用を宣言します!
エナ:そして3点払い、購入!
GM:OK、では
GM:侵蝕率を3点上昇させてください。
エナ:3点!?
エナ:はい……!
エナ:68点になりました。
エナ:以上です!
望月すみれ:ふわあ…


ミドルフェイズ7

GM:全員登場お願いします。
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (77 → 82)
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (68 → 73)
望月すみれ:87です!


GM:電波的に遮断された施設にしばらく逗留する君達の元に。
GM:訪問者が現れる。
関森希美:「どうもー。ここに居ると聞きましたけどー?」
関森希美:「いらっしゃいますかー?」
関森希美:「連絡通じないんでー、直接来るしかないのでー!」
エナ:「おや……?」
望月すみれ:「希美くんか、お疲れ様」
七司彰信:「へいへい、どーもー」
関森希美:「ああよかった~ お疲れさまです」へらっと敬礼する。
望月すみれ:「わざわざご足労いただいて申し訳ないね。」
関森希美:「ま~でも、もう大丈夫ですから!」
関森希美:「これ」背負っていたリュックを下ろす。
関森希美:「ちょっとこれ使ってみてください」
エナ:「藪から棒になんだい?」
関森希美:リュックから通信端末を取り出す。
七司彰信:「お、なんか特別製とかのやつすか」
関森希美:「はい。外部的な電波ジャミングを受け付けないパッチが入ったらしいです」
七司彰信:「すごいな……!」
望月すみれ:「よくこの短い時間でそんなものを」
関森希美:「ねー。やっぱすごいですよね。天才エンジニア社長って」
七司彰信:「えっ、あ、じゃあここでもソシャゲのログボがもらえて……」
関森希美:「協力会社から導入提案があったんですって」
七司彰信:「アカウントが違うわ!……って」
エナ:「導入提案……」
エナ:「あちらから声が上がったのかい? UGNが希望したのではなく?」
関森希美:「いやそりゃ、うちが探してます~って言いましたよ?」
エナ:「まぁ、さすがにそうか」
関森希美:「でもそんな手早くやれるって言ってきたのはそこくらいってことです」
七司彰信:「天才エンジニア社長」
七司彰信:「水木さんて人です?」
関森希美:「あっそうそう。ジャストワルド社の水木社長」
七司彰信:「はー、やっぱ先輩の知り合いは違うな」
望月すみれ:「そうだね。あの子は昔から真面目で優秀な子だったから。」
望月すみれ:動揺を悟られないよう、努めて平然とした態度で声を出す。
エナ:「しかし、このタイミングでか」
望月すみれ:自分が聞きづらかったことを彰信くんが代わりに聞いてくれた。そのことには後輩を頼もしく思う気持ちと僅かな情けなさが募る
関森希美:「あの、てか使ってみてくださいよ」
望月すみれ:「そうだね。」
関森希美:「ちゃんと使えるはずですから」
望月すみれ:「普通に起動させればいいのかな?」
関森希美:「はい。普通の端末と一緒です」
望月すみれ:「では、いつもどおりに」
望月すみれ:と端末を起動させます
エナ:「考えすぎか? だが……」見守るだけに留める。
GM:そうすると、支部からちょうど連絡。
望月すみれ:端末を操作し電話に出ます
堀之内長子:「やあ。その様子なら、無事に繋がったかな?」
望月すみれ:「うん、しっかり聞こえているよ。こっちの声はどうだい?」
堀之内長子:「問題ない。通常の使用と変わりなくだ」
エナ:「すみれ以外の声も聞こえているかな?」
堀之内長子:「ああ。聞こえている」
七司彰信:「俺もいまっす」
エナ:「それならよかった」
堀之内長子:「一つ、報告だ」
エナ:「聞こうか」
堀之内長子:「千くんの銃をバラして調べたけど、電子制御回路に異常が見つかった」
七司彰信:「…………」
堀之内長子:「射撃補正プログラムとトリガーの回路が、外から書き換えられてた」
望月すみれ:「すると、どうなるのかな。」
堀之内長子:「自分で自分に狙いをつけて、指の引き金無しで弾が出る」
エナ:「…………」
堀之内長子:「自動自殺装置の出来上がりだ。オーヴァードだろうが、死ぬまで撃ちつくすね」
エナ:「…………可能なのか?」
七司彰信:「……ひでえ」
エナ:「いや、技術的な話ではなく……その……」
エナ:「あまりにも大胆すぎるだろう。力業が過ぎる」
堀之内長子:「普通は無理だ」
七司彰信:「……普通は」
堀之内長子:「支部とリンクしてる。独立して外から触れるわけがない」
堀之内長子:「だけど、支部との通信が途絶している状態で」
堀之内長子:「近距離から触れる状況があるならば、かな」
七司彰信:通信が途絶している状態で。たとえば。
望月すみれ:「なるほど。」
七司彰信:(……さっきまで、みたいな)
望月すみれ:「これで弾丸からレネゲイドパターンが検出されなかった理由はわかった。」
堀之内長子:「ああ。弾は普通に自分で撃ったものだからね」
望月すみれ:「そちらのプログラム改善についてはレネゲイドの痕跡は見つかったのかい?」
望月すみれ:プログラム改竄
堀之内長子:「ああ。ブラックドッグシンドロームのものだろうが……」
堀之内長子:「とはいえ、今は二重の障壁がある」
堀之内長子:「一つは、新規導入したセキュリティプログラム」
堀之内長子:「もう一つは、電波障害の発生源を、こちらで確保したこと」
エナ:「発生源だと?」
堀之内長子:「クラリオンよ」
七司彰信:「こっちで見張ってれば、同じ手口は使えないってことすか」
エナ:「……確保したと言えるのか? これが」特異なワーディングによって隔離され、確保されているのはむしろこちらの方とも言えるが。
堀之内長子:「ええ。彼女をどう取り扱うかは今後の課題ではあるけど」
堀之内長子:「ひとまず、同じ手口は発生しないはず」
エナ:「……まぁ、それは今はいいとしよう。すまない、余計なことを言った」
七司彰信:「……それはよかった」今後狙われていたかもしれない人についても、クラリオン本人についても。
望月すみれ:「必要な連絡事項は以上かな?」
堀之内長子:「ああ。君たちもどこかで交代してくれ」
堀之内長子:「ずっとそこにいるわけにも行かないだろう」
エナ:「だがクラリオンを置いていくのは、また違うだろう」
エナ:「内部の犯行の可能性が完全に消え去ったわけでもない状態で、彼女から離れたくはないぞ」
七司彰信:「エナくんは、クラちゃんをだいぶ気に入ってるっぽいんで」
エナ:「確かに僕は入れ込んでいると自覚しているが……」
七司彰信:「どうしましょっかね、その辺。休ませつつ他を交代させてもらう?」
エナ:「安易な交代は隙を生み出すだけなのではと、そう考えているだけだ」
望月すみれ:「エナくんだけずっと働いてもらうわけにもいかないしね。」
望月すみれ:「交代要員を一人ずつ派遣してもらって私達が一人ずつ休憩を取る。」
望月すみれ:「こんなところでどうかな、エナくん。」
望月すみれ:「私達なら、信用してくれるでしょ?」
エナ:「……ああ」
エナ:「それならば、大丈夫だ」
望月すみれ:「というわけだ、長子くん。そういう手はずで頼むよ」
堀之内長子:「了解、では、そのように手配を――」
七司彰信:「やったー休憩だー」伸びをする。
GM:電話口で、けたたましい警報が鳴る。
望月すみれ:「それともう一つ」
望月すみれ:「水木朔人についてーーー」
堀之内長子:「何? 何が」
七司彰信:「……堀之内さん!?」
エナ:「剣呑だな……などと言っている暇はないか」
望月すみれ:「落ち着いて、何があった?」
堀之内長子:「……襲撃があったと」
エナ:「ならばまずは身を隠した方がいいな。通信はそれからでもいいはずだ」
堀之内長子:「自殺じゃない。UGNの部隊がまるごと離反して、護送車を襲った」
堀之内長子:「なんだ?彼女無しでやれるのか?」
七司彰信:「部隊が……」
エナ:「キミの心配をしているんだ……!」
望月すみれ:「………マジか」
堀之内長子:「……避難指示が出ている。そちらも無事で」
GM:通信が切れて。
七司彰信:「了解っす。…………」
クラリオン:ひょこひょこと少女が顔を出す。
クラリオン:「……私も」
クラリオン:「行かなきゃ」
エナ:「〝見る〟ためにかい?」
クラリオン:「うん。Xが呼んでる」
エナ:「……参ったな。このまま現場に行かれては、彼女のワーディングで更に面倒なことになるぞ」
望月すみれ:「君にはなにかが聞こえたのかな?」
七司彰信:「襲撃の方も気になる……」
クラリオン:ふわりと浮く。「……あ」
クラリオン:「一緒に来る?」
エナ:「それしかないな」
望月すみれ:「行こう。」
七司彰信:「この子を見張りながら、状況をなんとかするには、か……」
七司彰信:「先輩はそう言うと思いましたよ」
七司彰信:「なら行くしかないか」
望月すみれ:「こういう時は即断が大切だからね。」
エナ:「Xが待っているというなら好機だ。加えてキミを一人にするわけにはいかない。勿論、現場の混乱は増すばかりだろうが……」
七司彰信:「メモっときます、それも」
クラリオン:《瞬間退場》《瞬間退場II》。自分と同意する周囲の対象を退場させる。
GM:シーンからPCがいなくなったため、シーンを終了します。


GM:ロイスの取得のみ可能です。
七司彰信:ロイスは一枠残して保留!
エナ:こちらも一枠残したまま保留!
望月すみれ:同僚/堀之内長子/尽力○/心配で
望月すみれ:以上!


クライマックス/ミーンワルドは此処ではない

GM:全員登場です。
望月すみれ:望月すみれの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (87 → 94)
エナ:エナの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (73 → 83)
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (82 → 89)
エナ:ぐんと上がった!


GM:重力を無視したように、ぐわりと持ち上がった体が、
GM:高速で飛ばされる。
GM:現場の上空で急制動。
GM:重力に従い落下。着地直前で静止し、ふわりと着地。
エナ:「バロールの力をここまで大胆に行使したことはなかったから、とても新鮮だな」
望月すみれ:体勢を立て直しながら周囲の様子を確認する
七司彰信:とん、と着地。そのまま状況を観察する。
エナ:「いい旅だった。ありがとう、クラリオン」そう言いながら、彼女の視線が何を捉えるのか……観察する。
クラリオン:彼女の視線の先には、
GM:横転した護送車がある。
GM:その中。拘束された人間が撃ち殺されている。
七司彰信:「……っ」
望月すみれ:「やっぱり、ここか。」
エナ:「不愉快だな」
GM:それがなにかはわかる。UGNの兵員輸送車。
GM:その中で、拘束が必要な存在。
クラリオン:「どこ?」
望月すみれ:心の中で静かに試写を悼む。本当はもっとちゃんと勞ってあげたいが、今はやらなければいけないことがある。
エナ:「……クラリオン?」どこ? と言ったか?
望月すみれ:「いるんだろ、X」
七司彰信:(それでも、護送が決められてた対象だ。こんなやり方は違うだろうが……!)
水木朔人:「……どうして」
七司彰信:ポケットの中の武器を握り締める。
望月すみれ:「君を慕っている子供が探してるぜ、出てきてやれよ」
水木朔人:「余計な人まで連れてきちゃうんだ、君は」
水木朔人:「君だけ来ればいいんだよ、ああいう時は」
クラリオン:「ごめんなさい。でも、行きたそうだったから」
エナ:「……推理が外れていたわけではなかったのか」
エナ:「ならば、彼女は何故首を横に……いや、もうその話はいいか……」
望月すみれ:「余計な人はひどいんじゃないか、朔人くん」
望月すみれ:「私は君のことを友人だと思っているのに」
水木朔人:「……だからですよ」
水木朔人:「見なかったことにして帰ったらどうですか」
水木朔人:「通信証拠は残りません。咎められないですよ」
七司彰信:「……!」
望月すみれ:「それは出来ないよ。」
望月すみれ:「友人だからね。」
望月すみれ:「苦しんでる君を放っておくわけにはいかないだろ。」
水木朔人:「苦しんでる?そんな事はありませんよ」
水木朔人:「そんな時期は、もう終わりました」
エナ:無言のまま、不意打ちの準備をする。水木朔人とは繋がりのない自分が一撃で終わらせれば、すみれや彰信が手を下す必要もなくなるからだ。
七司彰信:「……千先輩たちを、やったから?」
七司彰信:「黒だと持った奴らを消せば、それでやり遂げたって気になったかよ」
水木朔人:「だって、おかしくないですか?」
水木朔人:「正義の味方って、不公平じゃないですか」
水木朔人:「自分たちは、正義の為に戦って」
水木朔人:「負ければ殺されてしまう」
水木朔人:「悪い奴らは、正義の人たちを殺すのに」
水木朔人:「負けても、捕まるだけなんて」
水木朔人:「釣り合ってないでしょう。なんで、正義の味方が不利でなきゃいけないですか」
七司彰信:「……それ、有利とか不利とかいう問題か……?」
水木朔人:「世界が公正じゃない」
望月すみれ:「………」
水木朔人:「悪には悪の報いがあるべきでしょう」
望月すみれ:じっと水木朔人の言葉を聞いている
七司彰信:「……それは、『そう』なんだろうな。あんたが言うなら。そういう面もきっとあるんだと、そう思う」
七司彰信:ゆっくりと、武器からは手を離さずに。
七司彰信:「でも、マニュアルを開くまでもない。国語辞典にだって書いてある」
七司彰信:「有利とか不利とかじゃなくて、『矜持』ってんだ。俺が知ってる言葉は」
七司彰信:「持ってる奴も持ってない奴もいて、それでも」
七司彰信:「俺は捨ててないし、たまに拾いたくなる奴だって」
七司彰信:「あの中にいたかもしれないじゃないかよ!」
エナ:不意打ちの用意を、中断する。
水木朔人:「あれはただの餌ですよ」
水木朔人:「セキュリティの脆弱性を突きつけて、僕のプログラムを採用させた」
水木朔人:「もちろん、優秀な捜査員に突き止めて貰う必要がありましたけどね」
七司彰信:「…………」
水木朔人:「そっちは、信頼してましたから」
エナ:すみれと彰信に、感情の行き所を与えるべきだと思った。故に問答無用の四文字を撤回する。
望月すみれ:そっと彰信くんの肩を叩く。
エナ:それに、こちらも話したいことが出来た。
望月すみれ:「いい啖呵だったよ、彰信くん。」
水木朔人:「ここからです。僕のやることは」
水木朔人:「ここがどこだか、知ってますよね」
望月すみれ:「マニュアルじゃない。君の言葉を聞けた気がする。」
七司彰信:言葉に詰まったところで、肩を叩かれて。
水木朔人:「……ジャームの大規模冷凍保管施設です」
水木朔人:「悪をなしておいて、のうのうと生きさらばえるものたちの行き着く先です」
望月すみれ:「それを、皆殺してしまうつもりかい?」
水木朔人:「当然です。そこがつり合わなければ、悪は蔓延るばかりだ」
水木朔人:「正しい人ばかりが死ぬなんて、間違ってる」
七司彰信:「……やり過ぎだ」呟く。
水木朔人:「すみれさん。あなたなら、分かるでしょう」
水木朔人:「先輩が居ないのに、どうしてこんな悪党がって」
水木朔人:「思ったことはないんですか?」
水木朔人:「僕はずっと思ってましたよ」
望月すみれ:「………」
エナ:「答えてやる義理はないと思うが」
エナ:「まぁ……任せるよ」
望月すみれ:「いや、答えさせてほしい。」
望月すみれ:「あの人が死んだことを悲しまない日はなかったし」
望月すみれ:「あの人を助けるために何も出来なかった自分を恨まない時もなかったよ。」
七司彰信:じっと、先輩の声を聞いている。
水木朔人:「……だったら!」
望月すみれ:「けどね。あの人が死んで、どうしてこんなやつが、なんて思ったことは一度もない。」
望月すみれ:「正しい人ばかりが死ぬのが間違ってるんじゃない。」
望月すみれ:「正しくてもそうでなくても、理不尽に誰かの命を奪われること自体が、悲しいことなんだ。」
望月すみれ:静かに、水木朔人を見据える。
水木朔人:「僕がやろうとしてることが、理不尽だって言うんですか」
望月すみれ:「ああ」
望月すみれ:「正義の味方が不利でなきゃいけないですか、って聞いてくれたよね。」
水木朔人:「……ええ」
望月すみれ:「私はね。それは正義が強すぎるからだと思うんだ。」
水木朔人:「強すぎる……?」
望月すみれ:「自分が正義の中にいるって考えはあまりにも甘美で、時にその行為を全て正当化させてしまう。」
望月すみれ:「それがどんなに残虐なものであっても、どれだけ暴走しても、正義の中にいる人間は足を止めるのが難しい。」
望月すみれ:「だから、しっかり規律で縛り付けないといけない。」
望月すみれ:「自分たちのやり過ぎを、不当に裁きを与えてしまうことを、自分たちが正義であるから納得してしまうことを。」
望月すみれ:「アンパンマンだって、バイキンマンが悪さをしたら懲らしめるけど、わざわざ本拠地まで攻め込んだりはしないだろ。」
望月すみれ:「それと同じさ。人々の日常を護るためには、私はやりすぎちゃいけないんだ。」
望月すみれ:「行き過ぎた正義は支配にも繋がる。だって現に君は、自分が正義だって信じて疑ってないだろう?」
水木朔人:「そうですよ……!僕は、正しい」
水木朔人:「もう間違えない……!」
エナ:「そうか、キミは正しいのか」
水木朔人:「間違っているのは、この不公平な世界のほうだろう!」
水木朔人:「“クラリオン”!」
水木朔人:「君は見ただろ、この世界が、どれだけ間違っているか」
水木朔人:「そして、正しい裁きのあり方を!」
エナ:「そうかそうか……」こちらもクラリオンに視線を向ける。
望月すみれ:「間違えてもいいんだよ!」
エナ:「正しい、か……」
エナ:「朔人、少しいいかい?」
望月すみれ:「間違えてもいい。だから、その悩みを私達にも抱えさせてくれよ」
エナ:「これまでの空気を台無しにするようなことを訊ねたいが、この機会を逃すと次はないからね。少し付き合ってほしいんだが」再び朔人を眺める。
水木朔人:「……何だよ」
水木朔人:「何だよ、君は」
エナ:「エナという。最近、クラリオンと仲良くなってね。彼女の無垢な姿にメロメロにされてしまった」
エナ:「そこでまず一つ目だ。キミは、彼女のことをどれだけ知っている?」
エナ:「クラリオンがここまで浮き世離れしている理由を、僕達は知らない。だがキミはどうかな?」
水木朔人:「……ラットフィンクの系列の研究セルを潰した時に、拾ったんですよ」
水木朔人:「電子機器への絶対的な攻撃兵器」
水木朔人:「世界を変えるもの」
エナ:「ほう……拾った。しかも、研究セルの攻撃兵器。なるほどなるほど」
エナ:「だから何も知らず、無垢なままなのか」
エナ:「合点がいったよ。ありがとう」
エナ:「ならば二つ目だ」
エナ:「キミは、正しさについてかなり潔癖というか……真摯だ」
エナ:「ああ、皮肉じゃない。褒めている」
水木朔人:「……何が言いたい」
エナ:「朔人」
エナ:「キミは自分の理想のために、クラリオンを利用しているが……」
エナ:「何も知らない無垢な存在を……自分の思うように〝使う〟のは、正しいことなのか?」
エナ:「攻撃兵器を好き勝手に利用し、多くの人間を窮地に追いやっている今のキミは……」
エナ:「実に、悪く見えるが?」
水木朔人:「使う?違うな」
水木朔人:「彼女が望んだんだ。見たいと」
水木朔人:「形を見届けて、決めると」
水木朔人:「クラリオン。どうだ」
水木朔人:「決められたか?君はもう、世界の形を知っただろう」
水木朔人:「このいびつな世界を、君の手で変えるんだ」
クラリオン:「……」
エナ:「おいおいおい」
クラリオン:首を横に振る。「分からない」
エナ:「待ってくれよ」くつくつと笑う。
クラリオン:「世界は悲しくて、朔人も悲しくて」
クラリオン:「変えてあげたいけど」
クラリオン:「エナも、彰信も、すみれも、悲しくて」
クラリオン:「どうすれば、変えられるのか、分からない」
エナ:「大変だな、朔人。構図が変わったぞ」笑みが止まない。
クラリオン:「無くせばいいのかな」
クラリオン:「全部。悲しみの、元を」
水木朔人:「何を……何を言っているんだ」
水木朔人:「どうして僕を分からない」
クラリオン:「分かんないの……!」
クラリオン:「苦しくて、ぎゅっとなって」
クラリオン:「分かんない……」
エナ:「朔人。クラリオンは君の手から一瞬ではあるが離れ、それにより彼女には選択肢が増えた」
エナ:「するとどうだ。キミの〝お願い〟を盲目的にきくべきかと迷い始めている」
エナ:「逆に考えるとだ」
エナ:「これは彼女が様々なものを知る機会をキミが奪い尽くし……」
エナ:「都合よく利用していた……その証左なんじゃないか?」
水木朔人:「知った風な口を聞くな……!」
水木朔人:「お前が、世界の何を知っている!」
水木朔人:「お前は……!」
水木朔人:「まだ、世界に絶望してないんだ」
水木朔人:「教えてやる」その言葉と同時。
GM:君たちを、UGNの部隊が包囲する。
GM:それぞれ、思い思いの銃器を掲げて。
GM:「クソ……腕が、勝手に……!」
GM:「お前たち、早く逃げろ……!」
エナ:「またそうやって、何かを利用するのか」
エナ:「救えないにも程があるぞ、水木朔人!」今度は嫌味十割で嗤ってやる。
七司彰信:「逃げらんないですよ」ようやくゆっくりと。
七司彰信:「止めるんで」
GM:戦闘を開始します。
望月すみれ:こいや!!
エナ:OK!
七司彰信:うおー
    水木[8]

  5m

望月[5] 七司[6] エナ[12] 5m クラリオン[6]
GM:配置はこう
GM:衝動判定。難易度9です。
七司彰信:4dx+2>=9 思い出の一品使用
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 7[2,5,6,7]+2 → 9 → 成功

七司彰信:よかった
エナ:10dx+1>=9
DoubleCross : (10DX10+1>=9) → 8[1,2,2,2,2,4,6,7,7,8]+1 → 9 → 成功

エナ:10個振って危ないのは笑うのよ。
望月すみれ:5dx+1>=9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 7[2,4,4,4,7]+1 → 8 → 失敗

七司彰信:先輩!
エナ:すみれさーん!!
望月すみれ:ぐわー!
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を2d10(→ 14)増加 (89 → 103)
七司彰信:uwa
望月すみれ:衝動嫌悪の暴走をします。
七司彰信:一気に上がった
エナ:83+2D10
DoubleCross : (83+2D10) → 83+9[4,5] → 92

望月すみれ:望月すみれの侵蝕率を2D10(→ 10)増加 (94 → 104)
エナ:侵蝕率92です。
GM:セットアップ。
水木朔人:《戦力増員》《ソルジャーコネクト》《支配者の瞳》。
GM:同エンゲージに3体、君達の後方5mに3体のトループを召喚し、
GM:そのトループの攻撃力上昇、行動値を自分と同じ8に。
    水木[8]
 UGN戦闘部隊*3[8]

   5m

望月[5] 七司[6] エナ[12] 5m クラリオン[6]

   5m

 UGN戦闘部隊*3[8]
クラリオン:なし
エナ:セットアップ、こちらはなしです。
GM:言い忘れました。勝利条件は
GM:水木朔人の撃破です。
望月すみれ:くらちゃんを倒さなくてもいいのか!?
望月すみれ:コズミックインフレーション+ターゲットロック+攻性変色+狩りの統率者
望月すみれ:水木くんとそのエンゲージにいるUGN戦闘部隊を指定
七司彰信:ブルーゲイル使用します。行動値と侵蝕が+5、行動値11に。
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を5(→ 5)増加 (103 → 108)
望月すみれ:そいつらを狙う限りシーンの間攻撃力+32、こちらの効果は自分と彰信くんとエナくんにかかります。
GM:ヒエ……
望月すみれ:侵蝕+12→116
エナ:32!?
七司彰信:いただきます
エナ:ありがとうございます!

GM:では、イニシアチブ。
GM:何もなければエナの手番から。
望月すみれ:なし!
七司彰信:オートでシューターズジャケットを脱ぎます。
七司彰信:行動値13に。こっちが速いはず。
エナ:こちらもなし!
GM:OK
    水木[8]
 UGN戦闘部隊*3[8]

   5m

望月[5] 七司[13] エナ[12] 5m クラリオン[6]

   5m

 UGN戦闘部隊*3[8]
GM:こうなりました。行動をどうぞ。
七司彰信:はい!
七司彰信:マイナーでストライクチップ使用。このメインプロセス間命中判定ダイス+2個。
七司彰信:メジャー、コンボ『対人陣形(イン・ペルソナム)』。《ディストーション》《コンセントレイト:オルクス》《大地の加護》《要の陣形》《能力訓練:社会》
七司彰信:対象は三体で水木さんとこのトループ全員。侵蝕9上昇。
七司彰信:判定します。
七司彰信:12dx7+8
DoubleCross : (12DX7+8) → 10[2,2,3,3,4,4,4,4,5,6,7,8]+4[3,4]+8 → 22

七司彰信:!?
望月すみれ:しぶい!!
七司彰信:そ、そういうことってあるんだーー?
GM:UGN部隊はドッジします
エナ:うーむ、腐っておる。
GM:3 9dx+2
GM:9dx+2>=22
DoubleCross : (9DX10+2>=22) → 10[1,1,3,6,7,7,9,9,10]+1[1]+2 → 13 → 失敗

GM:9dx+2>=22
DoubleCross : (9DX10+2>=22) → 9[1,2,2,4,5,5,5,9,9]+2 → 11 → 失敗

GM:9dx+2>=22
DoubleCross : (9DX10+2>=22) → 10[1,1,2,4,5,6,8,8,10]+4[4]+2 → 16 → 失敗

七司彰信:あぶねええ
水木朔人:水木もドッジです
七司彰信:あ、まって
七司彰信:トループ三体ですね。範囲じゃない
GM:あ、理解!
GM:では、3が1に《カバーディフェンス》。
GM:ダメージをどうぞ。
七司彰信:おのれ、先輩の支援が+32!
七司彰信:3d10+1d10+19+32
DoubleCross : (3D10+1D10+19+32) → 9[2,6,1]+7[7]+19+32 → 67

七司彰信:先輩ー!
GM:ダメージダイス振るわなくてこれかよ
GM:1も2も倒れます!
エナ:数値がえげつない。
七司彰信:やったぜ……!
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を9(→ 9)増加 (108 → 117)
    水木[8]
 UGN戦闘部隊*1[8]

   5m

望月[5] 七司[13] エナ[12] 5m クラリオン[6]

   5m

 UGN戦闘部隊*3[8]

GM:次はエナくんの手番。
エナ:ではマイナーで 斥力の矢Lv5 を使用。
エナ:以下のデータの武器を作成。
種別:射撃 技能:<射撃>
命中:-1 攻撃力:[Lv×2]
ガード値:無し 射程:視界

エナ:侵蝕率+2。
エナ:メジャーでコンボ【カラミティ・レター】
コンセ+斥力の矢+コントロールソート+コンバットシステムLv3+戦闘嗅覚
対象は水木朔人

GM:来な!
エナ:14dx7+7
DoubleCross : (14DX7+7) → 10[1,1,2,3,5,5,6,6,6,8,9,9,9,10]+10[5,6,6,7,10]+10[8,9]+10[2,8]+10[9]+4[4]+7 → 61

七司彰信:たかい!
GM:ヒエ……
水木朔人:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 10[6,7,8,8,9,10]+3[3] → 13

GM:戦闘部隊1が《カバーディフェンス》でカバー。
エナ:侵蝕率+11。105になりました。
エナ:ダメージ算出ですかね。
GM:ダメージ算出→侵蝕上昇よ~
エナ:夫、失礼しました。
エナ:おっと。
エナ:じゃあすみません、改めましてダメージを。
エナ:7D10+18+32
DoubleCross : (7D10+18+32) → 32[1,6,1,10,6,1,7]+18+32 → 82

エナ:死ね~~~~!
七司彰信:つよい……
GM:死ぬよ!
GM:なすすべなく吹き飛びます
エナ:改めましてこれで侵蝕率+11で、105となりました。失礼しました。
    水木[8]

   5m

望月[5] 七司[13] エナ[12] 5m クラリオン[6]

   5m

 UGN戦闘部隊*3[8]

水木朔人:敵の手番。水木からやりましょう
望月すみれ:こい
水木朔人:マイナーなし、メジャー《ナーブジャック》。
GM:choice[望月,七司,エナ]
DoubleCross : (CHOICE[望月,七司,エナ]) → エナ

GM:エナを狙います
エナ:ほう!
エナ:対決して差し上げる!
望月すみれ:棺なくていい?
エナ:あっ、そうか。
七司彰信:対決してから
七司彰信:負けたらその判定を失敗させるのもあり
エナ:別に律儀に付き合ってやる必要ないんだ……。
GM:その場合は
GM:攻撃侵蝕払うことになりますよ
七司彰信:あ、そうか
七司彰信:侵蝕じゃんー
七司彰信:失礼しました
エナ:どうしましょう。ナーブジャック以上にヤバいの来ると思います?
エナ:使うなら侵蝕率低めのこちらが使っておきたいですよね。
望月すみれ:や、せっかくなので120行っておきたいから僕が使います!
望月すみれ:《時の棺》!
GM:OK!
水木朔人:7dx+11
DoubleCross : (7DX10+11) → 10[2,2,3,5,7,9,10]+7[7]+11 → 28

GM:ではせっかくのこの判定は
GM:達成値0になって失敗しました。
エナ:残念ね。
七司彰信:ほっ

GM:次!戦闘部隊の手番。
GM:4はマイナーでボルトアクションライフルの効果を起動
望月すみれ:侵蝕が126に
GM:メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《天からの眼》。
GM:choice[望月,七司,エナ]
DoubleCross : (CHOICE[望月,七司,エナ]) → エナ

GM:エナ!
エナ:おーい!!
GM:10dx7+5
DoubleCross : (10DX7+5) → 10[1,1,1,2,3,3,7,7,8,10]+10[1,5,7,9]+10[6,8]+2[2]+5 → 37

エナ:朔人くんめっちゃキレてんじゃん!
エナ:ドッジ!
エナ:4dx>=37
DoubleCross : (4DX10>=37) → 10[3,4,8,10]+5[5] → 15 → 失敗

エナ:女神でも無理! 食らいます!
GM:4d10+30 装甲有効
DoubleCross : (4D10+30) → 24[9,3,3,9]+30 → 54

エナ:これは死にます。受けきれない。
エナ:七司彰信のロイスをタイタス化させ、復活!

GM:次は5番!
GM:マイナーでグレネードランチャーの効果を使用
望月すみれ:こいや!
GM:メジャー《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》。
GM:PC3人を攻撃。
エナ:ではここでこちらが《時の棺》の使用を宣言!
エナ:その判定を自動失敗に!
GM:OK!では判定は失敗しました。

GM:次、6番の攻撃。
エナ:侵蝕率+10。
GM:choice[望月,七司]
DoubleCross : (CHOICE[望月,七司]) → 望月

望月すみれ:こい!
GM:マイナーなし。メジャー《コンセントレイト:サラマンダー》《氷神の悲しみ》。
GM:使用武器は火炎放射器です。ガード不可。
望月すみれ:wwwww
望月すみれ:そんなピンポイントでさあ!!
GM:ごめんて……
エナ:wwwwwww
GM:10dx7-3
DoubleCross : (10DX7-3) → 10[1,2,3,4,5,7,7,8,8,9]+10[3,4,4,6,7]+6[6]-3 → 23

望月すみれ:ドッジ!
望月すみれ:6dx>=23
DoubleCross : (6DX10>=23) → 10[6,6,8,8,10,10]+6[5,6] → 16 → 失敗

望月すみれ:女神ってもらっていい!?
GM:頑張ったが……
GM:クッ
エナ:勝利の女神Lv6を使用! 達成値+18!
エナ:侵蝕率+4。
GM:厄介なものを……!
七司彰信:うおー
GM:では回避成功!
望月すみれ:あ、ごめん、嘘ついた!
GM:ムッ
エナ:え?
望月すみれ:嫌悪暴走で達成値-10がついてるから
GM:あ、変異暴走か
エナ:あーっ!
GM:えっと、でも
GM:6+18で
望月すみれ:16-10+18で
GM:24で回避かな……?
望月すみれ:ギリ成功だ!
七司彰信:やったーー
望月すみれ:よかった回って…!
エナ:あぶねぇ!
七司彰信:よかったよかった
GM:クソ~~~
エナ:アージ環境のことを知らないまま脳死で発動させてしまったが、
エナ:よかったよかった。

GM:では次!
GM:クラリオンの手番。
クラリオン:マイナー《雷の加護》《贄探す雷獣》
クラリオン:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《雷の剣》《フラッシングプラズマ》
クラリオン:シーン全員に攻撃。
七司彰信:なんかそんな気はしていたぜ
クラリオン:具体的には、望月、七司、エナ、水木、UGN戦闘部隊4~6。
エナ:見境がない!
クラリオン:判定直前にDロイス「守護天使」。ダイスペナルティを解除しダイス+5個。
七司彰信:そこまで
エナ:入念だ。
クラリオン:16dx7+1
DoubleCross : (16DX7+1) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,6,6,7,7,7,10,10]+10[2,3,4,5,9]+10[7]+10[8]+2[2]+1 → 43

エナ:おぎゃーっ! もう棺はないのよ!
GM:戦闘部隊はドッジ
GM:9dx+2>=43
DoubleCross : (9DX10+2>=43) → 9[1,3,3,4,4,7,7,7,9]+2 → 11 → 失敗

GM:9dx+2>=43
DoubleCross : (9DX10+2>=43) → 10[1,1,2,3,5,6,8,9,10]+8[8]+2 → 20 → 失敗

GM:9dx+2>=43
DoubleCross : (9DX10+2>=43) → 10[1,1,2,5,8,9,10,10,10]+8[2,3,8]+2 → 20 → 失敗

七司彰信:きみたち回すね
水木朔人:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 10[3,4,6,7,9,10]+4[4] → 14

望月すみれ:一応ガード
七司彰信:ドッジします
GM:敵は全員命中です
七司彰信:4dx>=43
DoubleCross : (4DX10>=43) → 10[2,5,7,10]+1[1] → 11 → 失敗

七司彰信:だめ
エナ:ダメ元ドッジ。
エナ:4dx>=43
DoubleCross : (4DX10>=43) → 9[3,8,8,9] → 9 → 失敗

エナ:無理です。
GM:6が4を《カバーディフェンス》。
GM:では、ダメージ!
クラリオン:4d10+4d10+5 諸々有効
DoubleCross : (4D10+4D10+5) → 21[8,5,3,5]+23[4,5,5,9]+5 → 49

エナ:死んじゃうってば!
GM:戦闘部隊はカバーした6は倒れる。5はぎりぎり残る。
七司彰信:ギリギリかー
望月すみれ:むむー!
水木朔人:水木は《電磁反応装甲》3回使用して無傷。
エナ:なんでギリギリ耐えちゃうの……って、朔人お前ぇー!
エナ:望月すみれのロイスをタイタス化! 復活!
望月すみれ:あ。待って
望月すみれ:《軍神の守り》
望月すみれ:エナくんをカバーします。
エナ:おお……!
七司彰信:倒れます。水木に興味/○憤懣でロイス取得、タイタス昇華して復活。
七司彰信:HP11
望月すみれ:長子くんのロイスを切って復活
エナ:あ、じゃあタイタス化宣言はどうしましょう……撤回してもよろしいですか……GM……。
GM:OK!
エナ:すみません、ありがとうございます。
    水木[8]

   5m

望月[5] 七司[13] エナ[12] 5m クラリオン[6]

   5m

 UGN戦闘部隊*2[8]
GM:すみれさんの手番に。
エナ:その前に 水木朔人にロイス 同情/〇憐憫 を取得。
エナ:失礼。どうぞ。
望月すみれ:はーい

望月すみれ:ではマイナーで暴走解除
望月すみれ:メジャー《コンセントレイト:キュマイラ》+《魔獣の衝撃》
望月すみれ:12dx7+1
DoubleCross : (12DX7+1) → 10[1,2,3,6,6,6,7,7,7,8,9,9]+10[1,3,6,7,8,10]+10[1,6,9]+4[4]+1 → 35

望月すみれ:よっし
望月すみれ:対象は水木くん!
水木朔人:来い!
水木朔人:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 10[3,5,5,7,9,10]+8[8] → 18

水木朔人:頑張ったんだけどなあ
望月すみれ:女神がいればね…!
七司彰信:では支援!
望月すみれ:やった!
七司彰信:オート、コンボ『親愛行為(エクス・グラチア)』。《力の法則》。侵蝕4上昇。
七司彰信:攻撃力+5d10
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を4(→ 4)増加 (117 → 121)
望月すみれ:たすかるー!
エナ:凄いのが来た!
望月すみれ:4d10+5d10+5+32
DoubleCross : (4D10+5D10+5+32) → 20[6,2,3,9]+35[9,5,8,3,10]+5+32 → 92

七司彰信:!?
望月すみれ:上振れ!
エナ:殺意が!
GM:ヤダ~
水木朔人:《電磁反応装甲》3回で-60点
七司彰信:硬い……
望月すみれ:強いがな…!
水木朔人:でも足りないな。HP28。
エナ:だがそれでも32点入る!
水木朔人:《蘇生復活》します。
七司彰信:おっ
七司彰信:くっ
エナ:届いたぞー!
望月すみれ:タフガイ…!

GM:そして、最後のイニシアチブ。
水木朔人:《マグネットムーヴ》。
水木朔人:無傷の戦闘部隊4を自分のエンゲージに引き寄せ。
エナ:おやめ!
    水木[8]
 UGN戦闘部隊[8]

   5m

望月[5] 七司[13] エナ[12] 5m クラリオン[6]

   5m

 UGN戦闘部隊[8]
望月すみれ:な、なにい!?
エナ:野郎~~~~!
七司彰信:ぐぬぬ
GM:これで1ラウンド目終了。

望月すみれ:《魔眼展開》
望月すみれ:望月すみれ魔眼が空を満たす星々のように周囲に拡がっていく。
望月すみれ:「私の星が君たちを導く。」
望月すみれ:「いつも通りだ。よろしく頼むよ。」
七司彰信:「了解、"天満星”」
望月すみれ:その星が僅かな重力操作ともに水木たちを照らしていく。
七司彰信:「"ペルソナ・グラータ"、行動に入ります」
七司彰信:星の光を頼りに動けば大丈夫と、自分は知っている。
七司彰信:コイン状に圧縮された携帯兵器を弾けば、それは展開されて本来の形になる。
七司彰信:UGN制式拳銃。厳重に管理され、限られた人員に支給されたその一丁。
七司彰信:……千研次の命を絶ったものと同型の銃を構える。そうした瞬間。
七司彰信:背後の空間が水面のように揺らぐ。同じ銃を構えた同じ腕が二本、そこから影のようにおぼろに現れる。
七司彰信:無限に連なる世界の、『ここ』にごく近い可能性の、その微かな投影。
七司彰信:「俺は首尾良くここにたどり着いた。でも」
七司彰信:その横に、後ろに、さらにおぼろげな人影が立つ。銃を構えている。
七司彰信:顔も姿もぼやけているが、呼び出した七司にはわかる。
七司彰信:例えば、同じ支部の同僚であるエージェントやチルドレン。
七司彰信:例えば、他所の。同じく被害が出た支部のエージェントやチルドレン。
七司彰信:巡り合わせが違っていれば、ここに立っていたかもしれない人たちが。
七司彰信:「俺じゃない誰かだって、あんたの前に立った」
七司彰信:「誰かの命を餌とか言うような奴は、やっぱり狩られちゃうもんなんだ」
七司彰信:そこまで水木に向かって告げ……銃口の狙いをほんの少し外す。影もそうする。
七司彰信:「この状況で撃つのがこっちなのは、心苦しいが……!」
七司彰信:実弾が一発。幻の弾丸がいくつも。まずは、戦闘部隊を操る武器を狙った。
GM:「ぐ……!」「う……!」戦闘部隊の手から、武器が飛ばされて。
GM:「すまない!」「助かった……!」
七司彰信:「次! 頼む!」
七司彰信:少しほっとした顔で幼い少年に声をかける。
エナ:「ああ。上手くやろう」
エナ:操られたUGN構成員は多数。恐らく水木朔人は、まだまだ彼らを〝使う〟つもりだろう。
エナ:エナは本来、その凶暴な攻撃によって容赦も躊躇もなく敵を穿つスタイルを確立させている。
エナ:しかし状況がそれを許さないというのであれば、今は迂遠な策に頼るほかないだろう。
エナ:黒い魔眼が出現し、凝縮され、矢を形作る。
エナ:常ならば、敵の心臓をそのまま狙う。
エナ:だが今回は、相手の周囲で公転させるように動かしながら……好機を待つ。
エナ:ある種、信頼しているのだ。水木朔人が、人を使うことを。
エナ:「このくらいなら、上手く動かしてくれるかな?」
エナ:誰かを盾にするには絶好のタイミング。敢えてそれを作り出し……魔眼を飛ばした。
GM:「……!」
GM:ちょうど盾になった者の、銃に直撃。吹き飛ぶ。
水木朔人:「狙ったのか……!」
エナ:「キミならそうするだろうと踏んでいただけの話さ。見事だったよ」
水木朔人:「だが!」髪を掻き上げる。
水木朔人:「こっちを見ろ」
エナ:「ほう……!」
水木朔人:脳の電子走査パターンを、自らの瞳に映し。
水木朔人:それを相手に転写する。
水木朔人:人相手でも、ある程度であれば、それを行うことが出来る。
水木朔人:「自らの行いに、焼かれるんだ」
望月すみれ:「それは」
望月すみれ:「知っているよ!」
望月すみれ:周囲に展開された星の輝きが増す
望月すみれ:その光は広い施設内を一瞬ながらにして満たし。
望月すみれ:水木のデータ転写を阻害をする。
水木朔人:「……!」
水木朔人:その光に、目を背ける。
望月すみれ:「全く嫌になる。旧知の仲ってのはやりづらいね。」
水木朔人:「……邪魔を!」
エナ:「助かった。ありがとう」
エナ:「さすがはすみれと縁のある相手だ……やるな、彼も」
水木朔人:怒りを見せた顔が、だが、次の瞬間。
水木朔人:にい、と笑みを見せる。
GM:直後、エナの体が撃ち抜かれる。
水木朔人:「知ってるよ。すみれさん」
水木朔人:「出てくるしか無かったんだろ、今」
水木朔人:「だったら、そっちのケアが疎かになる」
エナ:「……無様を、晒してばかりだな……」膝を折る。
望月すみれ:「……!」「ああ、本当に、やりづらいったらありゃしない!」
GM:そしてさらに、榴弾を構える、エージェントの姿がある。
水木朔人:「それから、これで」
水木朔人:「終わりです」
エナ:だが、倒れない。ここで屈してやるつもりなど毛頭ないのだ。
GM:弾頭が発射される。着弾すれば炸裂し、周囲を焼き尽くすだろう。
エナ:「終わりですとは、大きく出たね」
エナ:「残念だが、撤回させてもらう」
エナ:瞬間、時が凍る。
エナ:直後に、魔眼が弾頭を穿つ。
エナ:届く前に墜とせばいい。それだけの話。
水木朔人:「……!」
エナ:そんなことは、ノイマンでなくとも分かるだろう。
エナ:「今度はこちらの計算が上回ったようだ。悪いね」
エナ:僅かに口角を上げる。
水木朔人:「……まだだ!」
GM:炎が迫る。
GM:銃だけではない。それは火炎放射器。
GM:単発の攻撃ではなく、長時間の焼き払い。
GM:オーヴァードの防御能力との相性が悪い。
望月すみれ:「少し、熱くなりすぎてるね。水木くん。」
望月すみれ:「エナくんの防御が、ただ榴弾を防ぐためだけのものだと思った?」
水木朔人:「何?」
望月すみれ:魔弾にとって止められた榴弾
望月すみれ:その中に一つ、不発弾として終わったものがある。
望月すみれ:その不発弾が、時間を置いて火炎放射器の炎を弾くように爆発する。
エナ:「一石二鳥というやつだ」
望月すみれ:「生き残りたければ思考を止めるな。少しでも多く先を読め。」
望月すみれ:「うちの旦那にそう言われなかった?」
水木朔人:「あの人のようには、出来ませんよ!」
エナ:「別に難しく考える必要はないんじゃないか?」
水木朔人:「死なせるべきじゃなかった……!僕が、僕が!」
水木朔人:「僕が代わりになればよかったのに!」
エナ:「さっきの僕の行動も、一つ一つは単純だ。だが、積み重ねればそれなりの結果を生み出せる」
七司彰信:(……結局は、そういうことなのか)
エナ:「キミは急ぎすぎた。もっともっと、慎重に積み重ねればよかったのに」
望月すみれ:「あの人に代わりになんて、誰にもなれないよ」
エナ:「クラリオンの言葉を借りるなら……もっと〝見る〟べきだったな」
水木朔人:「見た結論が、あれかよ」天を仰ぐ。
クラリオン:「私……!」
七司彰信:つられて見上げる。そこには。
クラリオン:「分からないよ」
クラリオン:「私がこうしたら」手をかざす。
クラリオン:「全部、終わる?」
クラリオン:「こんな世界、やだよ……」
クラリオン:燐光が世界を染める。
クラリオン:彼女のワーディング内の、全ての電気が、
クラリオン:一時的に霧散する。
クラリオン:全ての存在しない世界。
クラリオン:体内の電気信号でさえ。
クラリオン:それを顕現する、対電子の妖精。
クラリオン:永遠の国。その妖精女王。
クラリオン:クイーン・クラリオン。彼女の力を示す名。
クラリオン:しばらくして、手を降ろす。
クラリオン:世界の電子が舞い戻る。
エナ:「……FHも、戯れに彼女を造ったわけではないということか」
クラリオン:「……ダメ」
クラリオン:「やっぱり、分かんない」
水木朔人:「……途轍もないな」
エナ:「分からないことが分かった。それも進歩の一つだ」
水木朔人:「あれが、ちゃんと、味方をしてくれれば……」
七司彰信:全てが消えた、と思った。ただ、星の光に照らされた、倒すべき相手だけが見えていて。
望月すみ:トクン、トクンと心臓が動き出す。理屈はわからない。だが、ほんの一瞬、確かに自分が死んでいたことを知覚する
七司彰信:いつの間にか、全ては元に戻っていた。
水木朔人:「まだ、諦めるには早いか?」
七司彰信:「そうっすね」見当外れの返事をする。
水木朔人:自分の脳からバチバチと音を立てる。電子防壁が数枚、ただ機能を失った。
七司彰信:周囲の人影ももう消えている。代わりに銃を構える。
七司彰信:「まだ早いです。援護します。先輩」
望月すみ:「ああ、頼むよ"ペルソナ・グラータ"」
エナ:「それはいいが、二人は大丈夫なのかい?」
七司彰信:「大丈夫だろうが大丈夫じゃなかろうが」
七司彰信:「動ける時は動け、と習ってる!」
エナ:「愚問だったな」
望月すみ:「そういうことだ。大人を信じなさい。」
エナ:「さすがだ」
エナ:短い言葉ばかり返しているが、その実感心するばかりだ。
望月すみ:夜空は星の光で満ちた。
望月すみ:満ちたものはいずれ欠けていく。
望月すみ:例外はない。
望月すみ:月も、星も、光も、幸せも
望月すみ:全ては満ちて欠けてを繰り返す。
望月すみ:「落ちるよ。その星。」
望月すみ:空が、一つの星が欠けていく
七司彰信:銃弾が三発、立て続けに発射される。
七司彰信:先ほど展開された障壁に対応するように。
七司彰信:満ちたものはいずれ欠けていく。
七司彰信:例外はない。
七司彰信:だが、別の何かで、歪に埋めることはできると。
七司彰信:そう信じて放たれた弾丸が、高速で飛来する。
望月すみれ:弾丸が障壁を貫き、《星》が水木朔人の体を砕く
水木朔人:「……!」
望月すみれ:「君が諦めるには早いっていうなら」
望月すみれ:「私はやり直すには遅くないって言うよ。」
望月すみれ:「罪は償わなければいけないけれど。」
望月すみれ:「そのせいで、やり直しもしたらいけないなんて、あまりにも寂しいじゃないか」
水木朔人:「出来ない……出来ない!」よろよろと起き上がる。
水木朔人:「まだ、だって、何も変えられてない……!」
水木朔人:「変えられないまま、終わったら」
水木朔人:「意味がなかったみたいじゃないか……!僕のほうが残った意味が!」
水木朔人:彼が叫ぶと同時、一人のエージェントが、彼の盾になるように立ちふさがる。
水木朔人:それと目を合わせた。
水木朔人:自分を守るようにと。
水木朔人:「ここは公正世界(ジャストワルド)じゃない」
水木朔人:「僕が、変えるんだ」

GM:2ラウンド目。
クラリオン:なし
GM:戦闘部隊もなし
七司彰信:今回はなし
望月すみれ:なし
エナ:なしですね。
水木朔人:《加速装置》。行動値を+12。
GM:2ラウンド目はトループ出さなくていいからこれが使えるというわけ。
望月すみれ:ずるっこしてんのら!!!
七司彰信:うおおお
エナ:こいつーっ!
    水木[20]
 UGN戦闘部隊[4]

   5m

望月[5] 七司[13] エナ[12] 5m クラリオン[6]

   5m

 UGN戦闘部隊[4]
GM:行動値はこう
GM:水木の行動から。
水木朔人:マイナーなし、メジャー《ナーヴジャック》
GM:choice[七司、エナ]
GM:choice[七司,エナ]
DoubleCross : (CHOICE[七司,エナ]) → エナ

エナ:wwwwwwww
GM:対象はエナ。
エナ:二回も!?
七司彰信:狙われまくり
水木朔人:7dx+11
DoubleCross : (7DX10+11) → 9[2,3,5,5,7,7,9]+11 → 20

GM:意志で対抗してください。
エナ:するか~。
エナ:11dx+1>=20
DoubleCross : (11DX10+1>=20) → 9[1,3,3,5,5,5,5,6,8,8,9]+1 → 10 → 失敗

エナ:ぐぬーっ!
GM:やった~
GM:操ろ~
エナ:勝利の女神Lv6を使用! 達成値+18!
GM:あっこら!
エナ:合計28で勝利!
エナ:侵蝕率+4だ!
望月すみれ:偉いぞエナくん!!
七司彰信:やったーー
エナ:エグいな、女神……。
エナ:これで現在の侵蝕率は123ですね。
エナ:これで済んでよかった……。

水木朔人:「変えるんだ!」
水木朔人:再び、髪を掻き上げて。小さな少年を視界に映す。
エナ:「その構えは……」
エナ:避ける間もない。恐らくは視界に入れられた。こうなればもう、意識を奪われないよう耐えるしかないだろう。
エナ:だが、
エナ:「いいや」
エナ:「もう、そんなものは通用しない」
水木朔人:「……何?」
エナ:特に力を込めずとも、相手に身を預けさせられるようなことはなかった。
エナ:「……キミの意志が、弱くなっているのを感じる」
エナ:「自覚してはいないのだろうが」
エナ:「もう、疲弊しているんじゃないのか?」
水木朔人:「バカな、そんなはずは……」
水木朔人:「クソ、なんでなんだよ……!」
水木朔人:「僕は、今でも、本気だ……!」

GM:エナの手番へ。
エナ:了解です。マイナーはなし。強いていうなら軌道計算。
エナ:メジャーアクション コンボ【カラミティ・レター】
コンセ:ノイマンLv3+斥力の矢+コントロールソート+コンバットシステムLv4+戦闘嗅覚

エナ:対象は水木朔人
エナ:16dx7+7
DoubleCross : (16DX7+7) → 10[1,2,2,2,3,3,4,6,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,3,3,4,6,7,10]+10[5,8]+10[8]+4[4]+7 → 51

GM:安定して高いな……
水木朔人:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 10[1,2,4,7,10,10]+7[3,7] → 17

エナ:ダメージを出すぞ!
GM:戦闘部隊4が《カバーディフェンス》。
GM:ダメージをどうぞ。
エナ:くっ。
エナ:6D10+18
DoubleCross : (6D10+18) → 27[6,1,3,7,6,4]+18 → 45

GM:まだ耐える!
エナ:ひとまず侵蝕率+11で、合計134!
エナ:甘んじて現実を受け入れましょう!

エナ:普段ならば綿密な弾道計算の果てに、幾何学的な軌跡を描くように動かしたり、周辺の物体に跳弾させたりすることで、矢とした魔眼を確実に命中させる戦法を取る。
エナ:だがそれは、眼前に存在するのが倒すべき敵のみである場合だ。
エナ:いや、厳密に言えば……実際は人質を回避して敵のみを穿つことも可能なのだが、
エナ:今回はばかりは勝手が違う。オーヴァードによって人質の動きを操作されるというならば、あまり自分を過信するべきではないだろう。
エナ:面倒だ。本当に、真面目に対策をしてくるものだ。
エナ:朔人をある意味尊敬する。
エナ:同時に、残念だとも思う。
エナ:「しかし、今更な話だが」
エナ:朔人が最も動きやすいタイミングを、敢えて狙う。
エナ:「こうやって誰かを利用出来るほどの度胸があるのなら……」
エナ:計算は、整った。
エナ:「キミもすみれに……例えそれが叶わなくとも、すみれのような誰かに話を聞いてもらえばよかったんじゃないか?」
エナ:「そうだ。僕のように、キミも……」
エナ:魔眼が、放たれる。
水木朔人:「……」迎撃の銃弾が、魔弾を逸らす。
GM:およそ人体には再現不可能な動き。
GM:だが、関係ない。持ち手の意志など無視して、無理矢理に最適解の軌道を作った。
水木朔人:「世界はお話で済むほど甘くないんだよ」
水木朔人:「余裕ぶるなよ。命のやり取りをしてるんだぞ」

GM:七司くんの手番へ。
七司彰信:はい!
七司彰信:マイナー、ストライクチップ使用。このメインプロセス間命中判定ダイス+2個。
七司彰信:メジャー、コンボ『対人陣形(イン・ペルソナム)』。《ディストーション》《コンセントレイト:オルクス》《大地の加護》《要の陣形》
七司彰信:対象は三体で水木、戦闘部隊4と5。侵蝕9上昇。
七司彰信:判定行きます。
七司彰信:12dx7+7
DoubleCross : (12DX7+7) → 10[2,2,2,3,4,4,5,6,7,7,9,9]+10[2,5,7,8]+6[4,6]+7 → 33

七司彰信:まあまあ
GM:9dx+2>=33
DoubleCross : (9DX10+2>=33) → 10[1,1,2,3,4,7,7,10,10]+10[4,10]+1[1]+2 → 23 → 失敗

GM:9dx+2>=33
DoubleCross : (9DX10+2>=33) → 8[2,3,4,4,4,5,7,7,8]+2 → 10 → 失敗

GM:ダメ~
七司彰信:こわ
水木朔人:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 10[1,4,4,6,6,10]+4[4] → 14

GM:4が水木を行動放棄カバー。
GM:ダメージを。
七司彰信:そっちかー
七司彰信:4d10+1d10+19
DoubleCross : (4D10+1D10+19) → 34[10,9,5,10]+10[10]+19 → 63

七司彰信:!?
GM:ヤバ……
望月すみれ:殺意…!!
七司彰信:さっきとそんなに変わんないぞ
エナ:絶対殺すマン。
GM:平均9超えてるんじゃないよ!
七司彰信:七司彰信の侵蝕率を9(→ 9)増加 (121 → 130)
GM:戦闘部隊は全滅!
GM:演出どうぞ!

七司彰信:再度、銃を構える。
七司彰信:ぼやけた人影が現れる。先ほどよりはずっと少ない。
七司彰信:ただ、その代わりに顔が比較的よく見える。
七司彰信:(もしかしたら、これはただの願望の投影なのかもしれないが)
七司彰信:(それでも、あったはずなんだ。こんな可能性だって)
七司彰信:まだ病院にいるはずの吉峯隆男が。
七司彰信:もうどこにもいないはずの千研次が。
七司彰信:事件を生き延び、水木を追い詰め、銃を突きつける。
七司彰信:そんな光景だって、あったかもしれないのだと。
七司彰信:「……この先輩方は本当にやらかしもやって、評判が悪かったかもしれない」
七司彰信:「あんたの相棒への気持ちだってそりゃそうなんだろうけど、でも、やっぱり俺は」
七司彰信:「できるだけみんなでいたいし、やっていきたいんだよ。めちゃくちゃに世界を変えるとかじゃなしに」
七司彰信:ヒーローは孤独だろうか。本当に?
七司彰信:弾丸が放たれる。今度は実弾の一発と、幻の二発。
七司彰信:「その弾は」
七司彰信:「ロットもナンバーも知ってる。調べたからな」
七司彰信:「UGNが作って、管理して、守ってる秩序だ」
水木朔人:「その秩序は、俺たちを!」
七司彰信:それは、同じくUGNの銃器を狙って、着弾する。
水木朔人:「お前たちを守らない……!」
GM:銃が吹き飛ぶ。抱えていたエージェントが倒れる。
GM:あとは、彼一人に。
七司彰信:「俺がいなくたって、誰かがやる。やってくれる。そういうのが、組織だ」言い聞かせるように。
七司彰信:「だから俺だってやる」
七司彰信:「お前が信じられなくたって、そうなんだよ……!」
    水木[20]


   5m

望月[5] 七司[13] エナ[12] 5m クラリオン[6]

GM:クラリオンの手番。
GM:choice[PC,エネミー]
DoubleCross : (CHOICE[PC,エネミー]) → エネミー

クラリオン:じゃない。マイナー《雷の加護》《贄探す雷獣》《イオノクラフト》。水木にエンゲージ。
クラリオン:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《雷の剣》
クラリオン:Dロイス守護天使使用。
クラリオン:16dx7+1
DoubleCross : (16DX7+1) → 10[1,2,2,3,3,3,4,5,6,6,7,7,9,9,10,10]+10[3,4,5,5,6,10]+6[6]+1 → 27

水木朔人:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 10[6,7,8,8,10,10]+7[5,7] → 17

クラリオン:3d10+4d10+5
DoubleCross : (3D10+4D10+5) → 9[2,2,5]+29[7,10,4,8]+5 → 43

水木朔人:残りHPは1。
水木朔人:戦闘不能。復活はありません。
GM:戦闘終了。

クラリオン:「……朔人」
クラリオン:彼を庇うように、前に降り立つ。
水木朔人:「なんだ……邪魔を……?」
クラリオン:首を横に振る。
クラリオン:「私は、分からない」
クラリオン:「朔人が、正しいのか。エナたちが、正しいのか」
クラリオン:「……だけど」
クラリオン:「ヒトを、居なくしてしまうのが」
クラリオン:「一番、悲しいよ」
クラリオン:「朔人は、勝ったら。この人たちを殺すよね」
水木朔人:「……」
水木朔人:「……ああ。生きられたら、その後の邪魔になる」
クラリオン:「エナは朔人を殺す?」
エナ:「……いいや」
エナ:「普段ならば、敵に容赦はしないが……」
エナ:「彼にはやり直す機会を与えたい」
エナ:「それが、巡り巡って誰かのためになると……僕は確信している」
エナ:「すみれのためにも。彰信のためにも。朔人本人のためにも……そして」
エナ:「被害者のためにも」
クラリオン:「……うん。ありがと、エナ」
エナ:「……見なければ分からないと、怒るかな?」クラリオンに、そう訊ねる。
クラリオン:「ううん。私が見るのは」
クラリオン:「選ぶためだから」
クラリオン:「きみ達がそう選んだなら、私も選ぶ」
クラリオン:朔人によりかかる。「今まで、ありがとう」
クラリオン:「おやすみ」
水木朔人:「――ああ」
水木朔人:「大きくなった。いつの間にか……」
水木朔人:ぷつりと体の操作権を失い。
水木朔人:その場に崩れる。
エナ:「……本当に真面目だな。どうしようもないほどに」
エナ:「だから、やり直してほしかったんだが」



水木朔人:「……これが、忘れ形見か」
水木朔人:「子供じゃん」
クラリオン:「……?」
クラリオン:「誰?」
水木朔人:「……こんにちは」
クラリオン:「……こんにちは」
クラリオン:「……」
クラリオン:「お腹が空いたの」
水木朔人:「はあ?」
水木朔人:「いや、そんな事言われても、僕料理できないんだけど」
クラリオン:「……?」
水木朔人:「ああもう……」財布を取り出す。
水木朔人:「金の使い方はわかるか?」
水木朔人:「ものが売られてるところに行って、書いてある数字と同じお金と交換する」
水木朔人:「わかるな?」
クラリオン:「うん」
クラリオン:磁力でふわふわと浮いて、どこかへ飛んでいく。
水木朔人:「はー……」溜息をついて。
水木朔人:「しばらく、子育てかよ」
水木朔人:「全然分かんねえ」



GM:バックトラック。
GM:Eロイスはありません。
GM:自力で帰還お願いします。
七司彰信:残りロイス5個で130。二倍振りします。
七司彰信:130-10d10
DoubleCross : (130-10D10) → 130-61[8,8,7,2,8,5,10,2,3,8] → 69

七司彰信:!?
七司彰信:はい、帰還……
エナ:よし、こちらもロイス6個で二倍振りします。
エナ:現在の侵蝕率は134。
エナ:134-12D10
DoubleCross : (134-12D10) → 134-38[3,7,1,1,2,2,1,7,2,2,9,1] → 96

エナ:あっぶねえええええええ! 帰還!
七司彰信:うおお
望月すみれ:いくぞー2倍ぶり
望月すみれ:130-10d10
DoubleCross : (130-10D10) → 130-56[3,7,7,8,3,9,3,8,2,6] → 74

望月すみれ:よいしょ!
七司彰信:やったー
七司彰信:3点で帰還しました
エナ:こちらも3点です。
GM:いつもの5点+シナリオ点10点に加えて
GM:クラリオンのDロイス守護天使で1点。
GM:16点に侵蝕点を加えて全員19点かな。
GM:GMは20点もらうよ~
エナ:いただきまーす!
七司彰信:いただきます! めしあがれ!
エナ:皆でもぐもぐしよう……!


エンディング/エナの場合

GM:事件は解決した。
GM:それはすなわち、君の活動限界が近づいているということでもある。
GM:“電池切れ”が。再び、次の事件までは、ほとんど眠りにつくのだろうが。
GM:君が眠ろうとした、椅子には。先客がいる。
クラリオン:「……エナ」
エナ:「おや。驚いたな」
クラリオン:椅子に座ったまま、脚をパタパタとさせる。
エナ:微笑ましい光景を、優しく眺めている。
クラリオン:その首には、大きな機械製の首輪がある。
エナ:「……UGNに、ここにいていいことになったのかい?」
クラリオン:「うん」首輪を少し窮屈そうに触って。
クラリオン:「これがあれば、大丈夫だって」
エナ:「そうか。慣れるまでは大変そうだが……」首輪にも、UGNにも。
GM:それは後から聞くことには、抗ワーディング消波装置だという。
GM:着用中は、ワーディングの発生を抑制できると。
クラリオン:「エナは」立ち上がって、ずいと近づく。
クラリオン:「慣れたの?」
クラリオン:じい、と君の目を見る。
エナ:「……慣れるというか、最初は〝そんなものだ〟と受け入れていた」
クラリオン:「今は?」
エナ:「……」不意に、彼女がこちらの事情を知っているのだろうかと疑問を浮かべる。
エナ:知らない相手に自分の話をしたところで、彼女が得られるものは無さそうだが……。
エナ:だが、それでもクラリオンと話をしたい気持ちは変わりない。
エナ:よく分からなければ、後で誰かに尋ねるだろう。彼女は真面目だから。
エナ:そう結論づけ、言葉を続ける。
エナ:「今は……正直なところ、つらいよ」
クラリオン:「つらい?」
エナ:「もっと話したいのに、そばに居続けたいのに、身体は許してくれない」
エナ:「悔しくて、つらいよ。最近は、いつもそう思う」
クラリオン:「いま、たくさんそばに居たら」
クラリオン:「エナのつらいは減る?」
クラリオン:身体を寄せるようにして。
エナ:「そうだね。いや……嬉しいのが増える、というべきか」
エナ:「目が覚めて、みんなが……すみれが、彰信が、クラリオンが……」
エナ:「これまで共に任務をこなしてきたみんながいなかったらと思うと、怖くてたまらないが」
エナ:「それでも……キミがそこまでしてくれるなら」
エナ:「今は、堪えられると思う」
クラリオン:「うん。私はいるよ」
クラリオン:「エナの形を覚えたから」
クラリオン:「だから、大丈夫だよ」頭を優しく撫でる。
エナ:「……一つだけ、質問してもいいかな」
クラリオン:「うん」撫でる手は止めずに。
エナ:素直に撫でられながら、口を開く。
エナ:「キミは、いつも僕を見ていると言った。だから、呼べば会えるとも」
エナ:「これからも僕が目覚めたとき……」
エナ:「名前を呼んだら……いや」
エナ:「何も呼び合わなくてもいい。呼び合わなくとも、キミがいいと思ったときに……」
エナ:「会ってくれるかい?」
クラリオン:「うん」
クラリオン:「会おう」
クラリオン:「たくさん」
クラリオン:「たくさんだよ」
エナ:「そうか。たくさん……そうか……」
エナ:「ありがとう、クラリオン」
エナ:「……それにしても……僕の形、か」
クラリオン:「うん。エナの形は好き」
エナ:「そんなものがあるのかと、少しばかり驚いたが」
クラリオン:「あるよ。みんな、それぞれの世界の形がある」
エナ:「……たくさん会っていく内に」
エナ:「それが更にいい方向に、強固なものへと変化していくのであれば」
エナ:「あれば……」
エナ:少し、言葉を紡ぐのが難しくなってきた。
クラリオン:「眠い?」
クラリオン:「キミが眠るのは、その形を、崩してしまわないように」
クラリオン:「ちゃんと、私が、その形を覚えてるから」
クラリオン:「安心して、寝てね」
エナ:「うん……わかった……」
エナ:「起きたら……また、一緒に……」
エナ:「たのしいこと……いっぱいして……」
エナ:「…………」
クラリオン:「うん。いっぱい」
クラリオン:ぎゅっと抱き寄せて。
エナ:椅子に座る前に、意識が途切れる。
エナ:けれども、
エナ:クラリオンの熱が伝わる。
エナ:故にか。
エナ:力を失った瞳から滲んだ涙が、細い線を作った。


エンディング/望月すみれと七司彰信の場合

GM:事件は水木朔人の逮捕で決着を見た。
GM:だが、全てが解決したわけではない。
GM:被害者たちの疑惑は、あの後に。
GM:全て事実であったことが確認された。
GM:つまりは、それが黒であると確信を持つものが。知悉しているものが。
GM:この状況を利用したということだ。
GM:君たちにどこからか渡された捜査費用も、
GM:《偽物の金貨》と呼称される、偽りの産物。
GM:裏で糸を引いたものがいる。それも、UGNの内部に。
GM:だが、今は。ひとまずの事件の収束を。
望月すみれ:《望月家》
望月すみれ:市内のマンションの一室
望月すみれ:母一人子一人の親子が住むには少しばかり上等と思われるようなマンション。
望月すみれ:望月すみれはそこに息子の晴人と一緒に住んでいる。
望月すみれ:少しばかり手広ではあるがセキュリティがしっかりしていることと、子供が騒いでも大丈夫なぐらいに防音設備がしっかりしていること
望月すみれ:その2つが気に入ってこの部屋を借りた。
望月すみれ:いつもなら、晴人と一緒に布団に入っている時間だが
望月すみれ:今日は彼を寝かしつけたあとにダイニングで客人を待っている
七司彰信:やがてインターホンの音が鳴る。
七司彰信:カメラを見れば、後輩が訪ねてきたのがわかるだろう。
望月すみれ:玄関先にいる相手が待ち人であることを確認しドアを開ける
望月すみれ:「こんばんわ」
七司彰信:「ども、こんばんはー」
七司彰信:手には鞄の他に洋菓子の袋がある。
七司彰信:「遅くにすんません。これ、お土産で」
七司彰信:「あとはまあ、事後報告って感じっす」
望月すみれ:「ありがとう。ハルトと一緒に食べさせてもらうね」
望月すみれ:「まあ、上がってくれ」
七司彰信:「失礼します……」
望月すみれ:「晴人が寝てるから、静かにね」
七司彰信:「了解」小声で。
望月すみれ:口元に指先を当てて小声で話す
望月すみれ:「手洗いの場所は、覚えてるよね?」
七司彰信:「わかってますって」
七司彰信:そのまま上がって、足音を立てないように歩く。手を洗ってから、家主のいるところへ。
望月すみれ:彰信くんが手を洗っている間にあらかじめ用意していた紅茶をコップに入れ机の上に出しておく
七司彰信:「お邪魔します……と。どうも、お構いなく」
望月すみれ:「後輩がわざわざお土産を買ってきてくれたのに家主が何もしないわけにはいかないでしょ」
七司彰信:「コンビニのじゃない紅茶とか、久しぶりだな……」
望月すみれ:「そうなの?この紅茶だって君が買ってきてくれたやつなのに」
七司彰信:「自分じゃ淹れないすからね……」
望月すみれ:「その割には、いい趣味してるよ。」
七司彰信:なんとなく、良さそうなやつを見繕う癖はついたが、本当にプレゼントのためのものだ。
望月すみれ:「今あるのが切れちゃったら常備しようかなって思ってるぐらいだ」
七司彰信:「目は肥えるんですけど、自分の手間は省いちゃうんですよね……」
望月すみれ:静かにコップに口をつける。こくん、こくんと白く細い喉元が上下する。
七司彰信:「どうします、報告? お茶が冷める前に終わらせます?」
望月すみれ:「うん、お願いしていいかな。」
七司彰信:「うっす」
望月すみれ:「ごめんね、あのあとの処理をすっかり任せちゃって。」
七司彰信:「や、しばらく忙しかったし、家族は大事でしょ」
七司彰信:紅茶をこくりと一口飲んでから、あの後のことをざっと。
七司彰信:……全てが解決したわけでは全くない、ということも含めて。
望月すみれ:「当初に私達が想定した形ではないけれど」
望月すみれ:「内通者がいるかもしれないわけか。」
七司彰信:「そういうことです。かなり事情に詳しい奴が」
望月すみれ:「情けないね。」
望月すみれ:「朔人くんのしたことは、褒められたことではないけど。」
望月すみれ:「今回の被害者達、その罪を暴いて罰することは、私達がやらないといけないことだった。」
七司彰信:「そうすね……」
七司彰信:「でも、今回の件のおかげで一歩進めた、とも言えるかなって」
七司彰信:「誰かがいるってことはわかったわけでしょ。別に喜ぶべき事じゃないかもしんないですけど」
望月すみれ:「そうだね。」
七司彰信:「見えないところでわからないことをされてるだけじゃ気がつかなかった」
七司彰信:「……だから千先輩も浮かばれるって話でもないですが」
七司彰信:結局、あの人の所業も本当だったわけだしなあ、と思う。
望月すみれ:「千くんか。」
望月すみれ:「私の前では、そう悪い子ではなかったんだけどね。」
望月すみれ:「やっぱり見る目がないのかな。それとも幸せな性格をしてるせいのかな。」
七司彰信:「……や」
七司彰信:「あの人、先輩のことはなんつうか……あー……」
七司彰信:「まあ、高嶺の花っていうか、そういう風に思ってたみたいですよ」
七司彰信:頑張ってごまかしておく。
七司彰信:「だから、いい感じに見せようとしてたんじゃないかな」
望月すみれ:「いつものマニュアルはどうしたのさ」
七司彰信:「あの分野は俺も勉強中で」
望月すみれ:と、少し焦っているような様子を見て笑う
望月すみれ:「そっかそっか。そっちの方ばかりは私も力になれないからね。」
望月すみれ:「殿方同士じゃなければわからないことや言いづらいこともあるだろう?」
七司彰信:「……それこそ、千先輩みたい態度を少しだけ勉強できたらなーって思いますけどねえ」
七司彰信:「そういうことにしといてもらえると」
七司彰信:(『そういうのこそ落とし甲斐がある』だっけか)
望月すみれ:「そうだね、ほんの少しだけなら。学んでもいいかも知れないね。」
七司彰信:「……もう、いませんけどね」紅茶をすする。
望月すみれ:「悪いとこまで真似るようなら、今度こそ私が告発するけど」
望月すみれ:「……そうだね。」
七司彰信:「……先輩」
望月すみれ:「なにかな?」
七司彰信:「俺のマニュアルの話、してもいいすか」
七司彰信:「こないだの施設での話の続き」
望月すみれ:「聞かせてくれるなら。」
七司彰信:「大したことじゃないんですよ」
望月すみれ:「他愛ない話も好きだよ」
七司彰信:「チルドレンの頃の俺、今と全然違って、人と話せなくて」
七司彰信:「だから、あそこの研究所であった実験の話を聞いた時、自分で志願したんです」
望月すみれ:「どんな実験だったんだい。」
七司彰信:「まあ、なんていうか、メンタル方面の……ロールモデルの刷り込みというか」
七司彰信:「適度に明るくて、社交的で、愛嬌があって」
七司彰信:「そういう、社会に対応できる人材を作ろう、と」
七司彰信:「成功失敗半々だったんす。俺の場合。集中力下がっちゃったりして」
望月すみれ:「模範的で、社交性があり、学校など表社会に入っても違和感なく溶け込める人材の育成」
七司彰信:「そうそう」
望月すみれ:「真っ当な教育で出来るなら、組織としても本人たちにとってもいいことだろうね。」
七司彰信:「俺自身も、良かったとこもあるし、まずったなあと思うとこもありますよ」
七司彰信:「で、それ以来俺の中には『こうすればオッケー』ってマニュアルがあって」
七司彰信:「……時間が過ぎると、多分それだけじゃダメなんだろうなあと思うことも増えて」
七司彰信:「ずっと書き足してたんです、いろんな人に会って話をするたびに」
七司彰信:「……千先輩の言葉も」
望月すみれ:彼の言葉に優しく頷きながら言葉を待つ
七司彰信:「反面教師にしようなって思ってたんですけど、なんか、ああいうことがあったら忘れらんなくなっちゃって」
望月すみれ:「…うん」
七司彰信:「本当の意味でずっとじゃないと思うんですけど、でもずっと」
七司彰信:「俺はこの事件のこと、忘れられそうにないです」
七司彰信:そこで口を閉じる。
望月すみれ:「振り返れば一瞬だったように思えることでも」
望月すみれ:「今、この瞬間には、それが永遠のように長く思えてしまうからね。」
七司彰信:「先輩は……」
望月すみれ:「うん」
七司彰信:「先輩は俺なんかよりずっと色々なことを知ってて」
七司彰信:「色々なことを体験してて、それを俺に教えてくれて」
七司彰信:「いつも、いつも。すげえ助かってて」
七司彰信:不思議なくらい、言葉がするすると出た。
望月すみれ:「ありがとう。」
望月すみれ:「いいよ。もっといっぱい聞かせて。」
七司彰信:「……俺のマニュアルに一番書き込みが多いのは先輩の言葉だし」
七司彰信:「そんなのとは別に、覚えてます。たくさん」
望月すみれ:「私もね。」
望月すみれ:「君のくれた言葉や、君の姿はたくさん覚えてるよ。」
望月すみれ:「今回も、エナくんが混乱した時、自分の言葉であの子を支えてあげようとしたよね。」
七司彰信:「…………」ぎゅっと口をへの字にしてから。
望月すみれ:「朔人くんと対峙した時には、マニュアルじゃない、自分の感情をしっかり言葉にしていた。」
望月すみれ:「私が、勇気がなくて出せなかった言葉を、君が代わりに紡いでくれたこともあった。」
七司彰信:「できてたらいい、です」
望月すみれ:「今の私はね、君がそうやって少し立派なエージェントになっていく姿を見るのが」
望月すみれ:「晴人の成長を見守ることの次に、嬉しいんだよ」
七司彰信:「そんなに順位高いんすか。すごいな……」
七司彰信:「…………」
望月すみれ:「手のかかる後輩ほど可愛いのさ。」
望月すみれ:そういって机越しに少し悄気げた顔をした後輩の頭を撫でる
七司彰信:「俺は、実験受けて、自分が薄っぺらになったような気もして、たまに頭の中ぐちゃぐちゃになったりすることもあって」
七司彰信:撫でられるままになっている。
七司彰信:「でも、そう言ってもらえる先輩に会えた今ここの可能性は、俺がそうじゃなきゃならなかったなら」
七司彰信:「なら、いいか、って思います。全部」
七司彰信:「でも、俺幼稚園児じゃないですよ……」
望月すみれ:「そんな子供扱いしてるかな?私」
七司彰信:「してるじゃないすか」頭をちらりと見て。
望月すみれ:「ふふ、だって彰信くんのくせっ毛、気持ちいいんだもん。」
七司彰信:「頭を撫でるのは大体、幼い子供相手の慈愛とかそういうやつで……」ぶつぶつ言っている。
七司彰信:「そんないいもんですかねえ?」
望月すみれ:「うん、実家の犬を思い出す。」
七司彰信:「せめて人を思いだして」
望月すみれ:そう言って、仕事をしてる時は違う、柔らかな笑みを浮かべる
望月すみれ:「ねえ、彰信くん」
七司彰信:「……はい?」その笑みに気を取られて、少し返事が遅れた。
望月すみれ:「私はね、君が今回の事件を忘れられないなら、それでもいいと思うんだ。」
望月すみれ:「悲しみも、恨みも、喜びも、幸せも、人はなんだって少しずつ忘れてしまう。
望月すみれ:「どんなに強い感情だって、深い思い出だって、少しずつ薄れていってしまう。」
望月すみれ:「だから、ね」
望月すみれ:「忘れられないようなことがあったなら、それは忘れてしまうまでじっくり噛み締めたほうがいいって私は思うんだ。」
七司彰信:「それも、覚えときます」
望月すみれ:「たとえ、苦い思い出でもさ。それを噛みしめることできっと何かが君の糧になる。」
七司彰信:(……この人も、そういうことがあったんだろう。きっと)
七司彰信:(例えば、旦那さんのこととか)
望月すみれ:「さ、真面目な話はここまでにしようか。」
七司彰信:「そうします……っと」
望月すみれ:「紅茶のおかわり入れようか?」
望月すみれ:「それともお酒のほうがいい?」
七司彰信:「あ」冷めていた紅茶に気づき、飲み干す。
望月すみれ:「私は晴人がお酒の匂い嫌がるから飲めないけど」
七司彰信:「酒はなんか……嫌いじゃないすけど、夜にこういうとこに来て飲むのって」
七司彰信:「それこそ千先輩がやってそうだったことじゃないですか?」
七司彰信:「紅茶でいいです。美味かったし」
望月すみれ:「…………」
望月すみれ:「…………」
望月すみれ:「成長したね?」
七司彰信:「犬からランクアップしました? よくわかんないけど」
望月すみれ:「いや、なんというか」
望月すみれ:「『パンダって笹食べるんだ』みたいな」
望月すみれ:「伝わるかな?」
七司彰信:「食いますよそりゃ、あいつらの歯すごいですよ」
七司彰信:「犬からパンダってのは、ランクアップなのかな……」
望月すみれ:「いや、そういうことじゃないんだけど。」
望月すみれ:「ふふ」
望月すみれ:「うん、これからもよろしくね、彰信くん」
七司彰信:「……うす」
七司彰信:「これからもよろしく、先輩」
七司彰信:空のカップを軽く持ち上げて、乾杯の代わりにした。
七司彰信:次に淹れる一杯は、きっと、もっと深い味だろうとそう思った。


DX3rd『労厚省事件ファイル/ミーンワルドは此処ではない』 終