【ミドルフェイズ】
GM:■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
GM:■ミドルフェイズ/シーン01
GM:シーンPC:芦田比呂&朽葉壱季
GM:※ホシを追跡します──
GM:そうした訳で、二人転ですのでFS判定となります(`・ω・´)
朽葉壱季:ワオワオ!
GM:まずはハプニングチャートをROCしていきましょう。
GM:まずは朽葉さんに決めてもらいましょうか。
朽葉壱季:あっこちらで決めていいんですね
GM:そうですね。ダイスを振るもよし。
GM:こんなシチュしてみたい でチョイスするもよし。です
GM:あんまり悩むようでしたらばさくっとダイスロールがおすすめです。たぶんどうなっても楽しいからw
芦田比呂:技能判定するやつは?
芦田比呂:深刻化って感じでもないだろうし
朽葉壱季:それがいい気がするわね
GM:6:特殊技能の要求。
GM:追っている対象の特性(誘き出す・それが弱点など)、情報提供者の出した条件、偶然遭遇した厄介ごとなど様々な理由で特殊技能が要求される。
GM:使用技能はROCで決定する。任意で独自のものを指定してもよい。
GM:ですね、たしかにホシを追跡するのに良さげです。
GM:では問題なさそうであれば、これにしましょうか?
朽葉壱季:お願いします!
GM:ではホシの追跡ですので──地道にアシを使ってなら《知覚》 カーチェイスをお望みなら《運転》 情報屋を使うなら《交渉》のいずれかでどうでしょうか?
朽葉壱季:バイクでのカーチェイス(実際は自転車)がやりたいです!
GM:FS判定で行う内容を、このいずれかに変更可能と言うことで!
芦田比呂:まかせてください
GM:了解しました、ではハプニングは6 特殊技能の要求
GM:このラウンドのFS判定で用いる技能が運転に変更されます!
GM:ではFS判定を行ってください。
GM:お二人が別々に判定にチャレンジするのもいいですし
GM:どちらかが支援判定を行い、片方の達成値と最大値にバフをかけるのもありです!
朽葉壱季:〈運転:バイク〉になるかな
芦田比呂:二輪だっけ?
朽葉壱季:あ、二輪か 二輪ですね
GM:そうですね《運転:それでホシを追う》で判定してくださいませ。
朽葉壱季:おっ はあい
芦田比呂:自分で振る!
朽葉壱季:こちらも自分で振ります!
GM:ではどうぞ、難易度は6となります!
芦田比呂:あっその前に
芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (42 → 50)
芦田比呂:出ました
朽葉壱季:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 8[8]+37 → 45
GM:あっと、そうでした(汗)<侵蝕率
朽葉壱季:出ました
芦田比呂:3dx>=6
DoubleCross : (3DX10>=6) → 10[5,6,10]+1[1] → 11 → 成功
芦田比呂:フッ……!
朽葉壱季:3dx>=6
DoubleCross : (3DX10>=6) → 7[5,7,7] → 7 → 成功
朽葉壱季:なっ…何……!?
芦田比呂:大人しく後部に乗ってもらおっかな……
朽葉壱季:くうぅっ……
GM:おお、ふたりとも成功!
GM:では進行値が2となりましたので、情報を開示しますね。
2/4
あながた二人が追っているホシは、“スリーピー”と呼ばれる男です。
スリーピーは他市で多くの人を殺め、この街へとやってきました。
そこで刑事(エージェント)であるあなたがたは、スリーピーに対応すべく任務につくこととなったのです。
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:エージェント?
GM:ききぃぃぃぃぃぃっ!
GM:甲高いブレーキ音を立て、傷だらけのセダンが看板を弾き飛ばして強引に丁字路を右折する。
GM:制限速度どころの話ではない。
GM:逆走どころか、歩道すらまたがって──
GM:ホシの──“スリーピー”の乗った車が、追手を撒こうとその速度を上げます。
芦田比呂:それを追う乗り物が一つ。
芦田比呂:「ブウウウン……」唸りをあげる。
朽葉壱季:「……」後部座席に座っている。
芦田比呂:レバー型のハンドルを握り、細身の二輪が車を追走している。
朽葉壱季:「比呂さん、もっと早く。スピード出してください。制限時速内で」
芦田比呂:「無理言わないで~!」ヒイヒイ言いながら頑張る。
芦田比呂:「ふぅ……!ふぅっ……!」
朽葉壱季:「このままじゃ犯人に逃げられてしまいます…!」
朽葉壱季:「…何故……? そんなに息が荒く……?」
芦田比呂:「何故って!」
芦田比呂:「二人乗りだから!」
芦田比呂:「漕ぐのも大変なの!」
朽葉壱季:「そうでしょうか? むしろ」風に髪が柔らかく煽られる。
朽葉壱季:「……?」
朽葉壱季:「漕ぐものですっけ」
芦田比呂:「えっそりゃ……」
芦田比呂:「……」
芦田比呂:「……?」
朽葉壱季:「………?」
芦田比呂:隣をバイクに追い抜かれる。
朽葉壱季:「…あっ、スピードがまた遅くなっています!休んでる場合ではありません!」
芦田比呂:「あれ~?」
朽葉壱季:比呂さんの細い腰に両腕を回している。
芦田比呂:「あっこっち近道!」
朽葉壱季:「わっ、わ」
芦田比呂:「こっち行きますね……ちゃんと掴まっててくださいね!」
朽葉壱季:「わ、狭っ……」思わず抱き着く。
芦田比呂:「ひゃっ!?」
朽葉壱季:「えっ!?」
芦田比呂:「ちょ、ちょっと変なとこ……!」
朽葉壱季:「え、わ、す、すみません……!」
芦田比呂:「変なとこ……?」
朽葉壱季:「……?」
朽葉壱季:「当たりました…?」
芦田比呂:「うん……柔ら……」
芦田比呂:「ええ……?あれ……?」
朽葉壱季:「えっ、え……」
朽葉壱季:「なっ……何言ってるんですか!」
芦田比呂:「おかしいな……」
芦田比呂:考え事をしながら運転して、電柱にぶつかる。
芦田比呂:「あぶっ」
芦田比呂:「痛った~……!」
朽葉壱季:「だ、大丈夫ですか?」
芦田比呂:「うん、頭打ったかも……」
朽葉壱季:二輪の後部座席から慌てて降り、比呂さんの方に回る。
朽葉壱季:「見せてください。僕達が、いくらすぐ回復するとはいえ……」
朽葉壱季:「頭の怪我となれば処置を…」
芦田比呂:「……」ふと顔をあげて。
朽葉壱季:「……?」比呂さんの顔を覗き込む。
芦田比呂:「すみません、朽葉先ぱ……」
芦田比呂:目が合って逸らす。
朽葉壱季:「ほら、見せてください」
芦田比呂:(いやかっこよすぎる……)
朽葉壱季:「こら、比呂さん」
芦田比呂:「ひうっ」(てかそのまつ毛何……?)
芦田比呂:「いやその、比呂ちゃん別に自分でなんとかできるっていうか全然大したことないっていうか!」
朽葉壱季:「そうですか……?」前髪をかき分けようと伸ばした手を止める。
朽葉壱季:「……」
芦田比呂:「……?」
朽葉壱季:「………」顔を近づけたまま不自然に黙る。
芦田比呂:「えっ何……?」
芦田比呂:思わず顔をじりじり離す。
芦田比呂:「朽葉先輩……?」
朽葉壱季:「い、いえ……」
朽葉壱季:「…あの」
朽葉壱季:「比呂さんって、妹とかはいらっしゃいましたっけ?」
朽葉壱季:「お姉さんとか…」
芦田比呂:「はえっ?」
芦田比呂:「一人っ子ですけど……」
朽葉壱季:「そ、そうですか…?」こちらもようやく距離を取る。
朽葉壱季:「じゃあ、すごく良い柔軟剤を使われてるとか」
芦田比呂:「えっ」バッと距離を取る。
芦田比呂:「嗅いだんですか!?」
朽葉壱季:「えっ」
朽葉壱季:「ち…違います!」頬を染める。「嗅いでないです!」
芦田比呂:「男の人ってみんなそういうことして……!」
朽葉壱季:「いえ、その、ちがっ…」
朽葉壱季:「……」
朽葉壱季:「…………」
芦田比呂:「……?」
朽葉壱季:「……………」
朽葉壱季:(さっきの『比呂ちゃん』呼びといい、今の香りといい、今の言葉といい……)
朽葉壱季:「比呂さんって」
朽葉壱季:「その」
朽葉壱季:「女性…ですか?」
芦田比呂:「え"っ」
芦田比呂:「……あ、あの」
芦田比呂:「……そ、そんなに分かりやすい……?」
朽葉壱季:「………あの…」言い淀む。
朽葉壱季:「言いづらいですが、あまり隠せていないような……」
芦田比呂:「えっ」
朽葉壱季:「ご、ごめんなさい。気付いてしまって…」
芦田比呂:「あっいやそれは別にいいんですけど……」
朽葉壱季:「えっと…。気付かなかったことにしましょうか?」
芦田比呂:「いやよくはないのか……?えっと」
芦田比呂:「本当ですか!」ぱあっと顔を輝かせる。
芦田比呂:「朽葉先輩やさしー!」
朽葉壱季:「ふふ、いえいえ」その表情に、思わず柔らかく笑い返す。「比呂さんにも事情があるでしょうから」
芦田比呂:「あってか会ったばっかで先輩って変ですよね」
朽葉壱季:「何を仰ってるんですか、僕達が組んでからもう一月も経って……」
朽葉壱季:「ん?」
芦田比呂:「え?」
朽葉壱季:「僕らは……会ったばかり……ですね?」
芦田比呂:「うん。比呂ちゃんこないだまで万籟館だったし」
芦田比呂:「先輩、平庭市って言ってませんでしたっけ」
朽葉壱季:「言いました……」首を傾げる。何かがおかしい。
芦田比呂:「それで“スリーピー”を追っかけてバイクで……」
芦田比呂:「……」転がった自転車を見る。
芦田比呂:「自転車ですね」
芦田比呂:「あれ~~~?」
朽葉壱季:「……」視界が若干曇っている。手をやる。
朽葉壱季:銀縁眼鏡を取った方が視界が晴れた。
朽葉壱季:「………ええっと」
朽葉壱季:「僕らは、どうして"スリーピー"を追いかけてるんでしたっけ…」
芦田比呂:「どうしてって、UGNの任務で……」
朽葉壱季:「……捜査一課ではなく」
芦田比呂:「捜査一課???」
朽葉壱季:ポケットに手をやる。生徒手帳が出てきた。
芦田比呂:「いやそんなわけ……」
芦田比呂:ぼんやりと思い出す。
芦田比呂:「あれ……?」
芦田比呂:「そんなことしてたような……?」
朽葉壱季:「…………」顔を手で覆う。
朽葉壱季:「…認識阻害能力の餌食になるなんて……」
朽葉壱季:「僕としたことが、正規エージェントらしからぬ落ち度を…」
芦田比呂:「いや……」
芦田比呂:「それは比呂ちゃんもだか……ですから……」
GM:ぐにゃり──
GM:違和感に気づいた瞬間
GM:世界がぐるりと裏返って──
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:ではFS判定の2回目、残りは2/4です。
GM:アクシデントはちょこっと差し支えなければ4 二人で協力して作業にあたる にしたいと思うのですが、いかがでしょうか?
芦田比呂:はあーい
朽葉壱季:おす!
GM:ではまず難易度5の意志判定をそれぞれお願いします。
GM:成功するとこのラウンドの判定ダイスが+5されます!
芦田比呂:1dx+2>=5
DoubleCross : (1DX10+2>=5) → 3[3]+2 → 5 → 成功
芦田比呂:ギリギリ
朽葉壱季:1dx>=5
DoubleCross : (1DX10>=5) → 4[4] → 4 → 失敗
朽葉壱季:ごめ~ん
GM:惜しい。
GM:では続いてFS判定ですね。
GM:使用技能は情報:UGN、情報:噂話、情報:爆弾解体処理 知識:爆弾 のいずれかで判定可能です。
朽葉壱季:突然の
芦田比呂:ヤバいの出てきたな
芦田比呂:まさか爆弾が……?
GM:はははまさかそんな
朽葉壱季:そんな……
芦田比呂:情報UGNでいきます~コネ使います
GM:どうぞ! ダイスボーナスも忘れずに
朽葉壱季:こっちもコネ使って情報:UGNで行きます~
芦田比呂:難易度は6ですっけ
GM:難易度は6ですね
芦田比呂:11dx+2>=6
DoubleCross : (11DX10+2>=6) → 10[2,3,4,4,4,7,8,8,9,9,10]+1[1]+2 → 13 → 成功
朽葉壱季:4dx+2>=6
DoubleCross : (4DX10+2>=6) → 9[3,7,8,9]+2 → 11 → 成功
朽葉壱季:比呂ちゃんすごい~
芦田比呂:えっへん
GM:今日は10のあとに1の目が出るなぁw
朽葉壱季:でもダイス目良いですね今回
GM:では、まずは進行4に対する情報を!
進行4:
なんと言うことでしょう、あなた方は七部曲部警察の新進気鋭の刑事コンビなどではありません。
その正体は、世のため人のため、レネゲイドを悪用するものを打ち砕くもの──UGNのエージェントです。
あなたたちは“スリーピー”と言う『人を夢に誘い、死に至らしめる』と言うジャームを共同で追跡していたはずでした。
ひょっとしたらこれまでの状況は──
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:そして──
GM:あなた方二人は、小さな空間で『目を』覚ましました。
GM:明かりの殆どない、互いの身体が密着するような状況──
GM:どうやら数十センチ四方の四角い箱上のナニカに、あなた方は閉じ込められているようです。
GM:さらに足元からは──
GM:カチ──コチ──
GM:カチ──コチ──
GM:規則正しいリズムを刻むタイマーの音。
GM:音を立てるタイマーの先に、赤と青のコードに繋がった、ナニカがちらりと確認できます。
朽葉壱季:「……」身動きできない。瞬きしながら、閉じ込められている状況を察する。
朽葉壱季:「比呂さん、比呂さん」
芦田比呂:「う~ん……」
朽葉壱季:「起きてください」
芦田比呂:「ん~……三嶋くん……?」
芦田比呂:「ふあ~」目を開けて。
芦田比呂:「ん……?」
朽葉壱季:「……違いますよ…」呆れたような声が、あなたの耳元で発せられる。
芦田比呂:「えっ」
芦田比呂:「何これ!?」
朽葉壱季:「起きてくれましたね…」
朽葉壱季:こちらは寝そべったような体勢で、上に比呂さんが覆い被さっている形になっている。
芦田比呂:「えっあっ朽葉先輩!?」
朽葉壱季:「そうです。朽葉です」
芦田比呂:「ごめんなさい、何が……」身を起こす。
朽葉壱季:「あっ」
芦田比呂:頭を思い切りぶつける。
芦田比呂:「あ痛あ!?」
朽葉壱季:「ああ……大丈夫です?」慌てて頭に手を伸ばす。
芦田比呂:「つう~~~……」また先輩の上に倒れ込む。
朽葉壱季:「(………似たようなことをしたな……)」と思うけど言わない。
芦田比呂:「えっどうなって……?」
芦田比呂:「あっ」その顔を間近に見て。
芦田比呂:「す、すみませんっ……!」
朽葉壱季:「比呂さん」少し大きな声を出す。
朽葉壱季:「大丈夫ですから。じっとして」
芦田比呂:「えっはい?な、なんですか……?」
芦田比呂:「……」
朽葉壱季:「動くと、危ないですから」
芦田比呂:「はい……」
朽葉壱季:「…今、僕らは、閉じ込められています。先ほどまで見ていた光景は……」
朽葉壱季:「…自転車で街を走り回っていた光景は、共有してます?」
芦田比呂:「……はい……」
芦田比呂:「あの、えっと、でも」
朽葉壱季:「そうですか………」いたたまれない。
芦田比呂:「比呂ちゃんバイクだと思ってたっていうか……」
朽葉壱季:「そうですね………」
朽葉壱季:「僕もです……」
芦田比呂:「あっやっぱり……?」
芦田比呂:「あの、あとえっと、なんか」
芦田比呂:「ケーサツごっこしてたやつも……?」
朽葉壱季:「……………」
朽葉壱季:「…………」
朽葉壱季:「……すみません……」
朽葉壱季:「初対面の女性に…あんな…生意気な物腰で……」
芦田比呂:「あっいや先輩が謝ることじゃないっていうか」
芦田比呂:「その、比呂ちゃんも失礼な感じだったっていうか……!」
朽葉壱季:「……いえ」
朽葉壱季:「比呂さんが仲良くしてくださるのは、嬉しいですから」
芦田比呂:「えっ本当?」
芦田比呂:「……ですか?」
朽葉壱季:「はい、失礼なんて思わないでください。ふふ」
朽葉壱季:「敬語を使わなくても大丈夫ですよ」
芦田比呂:「よかったあ~」脱力して倒れ込んで。
GM:カチ──コチ──
GM:合間に響く、タイマーの音
芦田比呂:「あっ」飛び跳ねるように離れる。「ごめんなさいっ!」
芦田比呂:「あぐっ」また頭を打つ。
朽葉壱季:「ああ……、もう、こら」
芦田比呂:「えってかこれ何の音……?というか今何がどうなってるんですかこれ?」
朽葉壱季:むしろ後頭部に手を伸ばして抱き寄せる。
芦田比呂:「ひうっ」
芦田比呂:(え、ええ~~~!?)
朽葉壱季:「すみません…、でも、君が怪我をしてはいけないですから」
朽葉壱季:「じっとして…できます?」
芦田比呂:「は、ひゃいっ」声が裏返る。
朽葉壱季:「ふふ」クスッと笑う。「…今、聞こえている音ですけど」
朽葉壱季:「"スリーピー"は…被害者を拘束した状態で、昏睡状態に陥らせ、何らかの手段で殺害していることが分かっています」
朽葉壱季:「…いくつかのパターンがありますが。今回は、爆弾による殺害のようです」
芦田比呂:「え、ええ~……?」
芦田比呂:「それってつまり……」
芦田比呂:「爆弾のタイマーの音…ってコト!?」
朽葉壱季:「はい」溜息をつく。足元に伸びるタイマーが視界に入る。「その通りです」
芦田比呂:「そ、そんな……」
芦田比呂:「ど、どうしよっ!」
朽葉壱季:「大丈夫。むしろ、対応しやすい類で助かりました」
朽葉壱季:「…今、僕の背中に扉があるようです」
芦田比呂:「えっじゃあ出れなくないですか……?」
芦田比呂:「それ下向きですよね……?」
朽葉壱季:「なので、内側から転がしましょう」
朽葉壱季:抱き寄せる力を強める。
芦田比呂:「あっなるほど。なるほど?」
芦田比呂:「それ結構力技じゃ……きゃっ……」
朽葉壱季:「……」閉口する。(匂いが……)
芦田比呂:(なんか、すごい)
芦田比呂:(柔らかい気がする)
朽葉壱季:脚を伸ばして、思いきりロッカーの内部を蹴り飛ばす。
朽葉壱季:内側からぶつかるように衝撃を込めれば、そのままロッカーが転がった。
朽葉壱季:「…っ」比呂さんを抱き寄せたまま内部でごろんと転がり、
芦田比呂:「ぎゃーっ!」悲鳴を上げる。
朽葉壱季:開閉が可能になった扉を更に蹴飛ばして、無理やり扉を開ける。
GM:がごんっ!
GM:扉が蹴り破られ、外へと転がり出られます。
GM:どうやらここは、打ち捨てられた廃工場かなにかのようです。
GM:辺りに人気はありません。
芦田比呂:「あっなんとかなった……?」
朽葉壱季:「はい、あとは……」
朽葉壱季:制服の胸元から、ブローチを引きずり出す。
朽葉壱季:赤い薔薇のブローチ。ぎゅっと握りしめれば、白い小型のナイフに変わる。
朽葉壱季:モルフェウス、そして遺産による物体変化能力。造ったナイフを使用し、マニュアル通りに爆弾に繋がるコードを切断していく。
芦田比呂:「……わあ……」
GM:カチ──コチ── 変わらずタイマーは時を刻み続けます。しかしもうその先の爆発物に影響を及ぼすことは無いでしょう。
朽葉壱季:「これで大丈夫です」笑いかける。
朽葉壱季:「お伝えし忘れていました。僕の能力は、自在に剣を造る能力で……」
芦田比呂:「……」その笑みにドキッとして。
芦田比呂:「すごい……自在に?」
芦田比呂:「えっと。大きくも出来るんですか?」
朽葉壱季:「はい。これは小型ですが、敵の装甲も斬れるような剣だって…」
芦田比呂:「……」
朽葉壱季:「……」
芦田比呂:「……あの」
朽葉壱季:転がったロッカーがある。
芦田比呂:「ロッカーは……?」
朽葉壱季:「……斬れました……」
朽葉壱季:「………なんか今日、だめです、僕………」
芦田比呂:「えっそんなことないですよ」ブンブンと手を振る。
芦田比呂:「めちゃ助かりました!」
朽葉壱季:「そう言っていただけるなら…」いたたまれない顔をしている。
芦田比呂:「……」
芦田比呂:(落ち込んでる顔もカッコいいな……てか……)
芦田比呂:(やっぱまつ毛なっが……パッシパシじゃん)
朽葉壱季:「比呂さん?」
芦田比呂:「ひゃっいえっ!なんでも無いですっ」
朽葉壱季:「ええ…。すみません。行きましょうか」気を取り直すように頭を振る。
朽葉壱季:「"スリーピー"を確保しなければ」
芦田比呂:「はい!」
???:「それには及びませんよ」
GM:声は、外へと通じる扉の方から聞こえてきました。
GM:シーンエンド
GM:さくっとロイスを設定したら、クライマックスに突入しましょう。購入はなしで。
朽葉壱季:スリーピー/確保します:〇/悔しい/ロイス
朽葉壱季:これで~
芦田比呂:-/朽葉先輩(本物のほう)/敬慕:○/心臓が持たないかも/ロイス
芦田比呂:これで!