『一夜二人転 朽葉壱季と芦田比呂の場合』(GM:MAO)


メインログ | 雑談ログ

“ガラテイア”
朽葉(くちば)壱季(いっき)

(PL:めかぶ)

キャラシート

“フォース・プリンス”
芦田(あしだ)比呂(ひろ)

(PL:DT)

キャラシート

【Index】

オープニング
ミドルフェイズ
クライマックス
エンディング

【プリプレイ】

GM:一夜二人転──朽葉壱季と芦田比呂の場合

GM:ジャームにより
GM:『互いを警察バディと思い込む』と言う事態に陥る。
GM:事態を解決するためには
GM:『ジャーム見つけ出して討伐』を進行する必要がある。
GM:最後の障害として
GM:『ジャーム本体を倒す』を達成しなくてはならない。


【オープニングフェイズ】

GM:■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
GM:■オープニングフェイズ/シーン01
GM:シーンPC:朽葉壱季&芦田比呂
GM:※新進気鋭の刑事コンビとして、犯罪者どもを追い詰めてください。
GM:※登場侵蝕率をお願いします。
朽葉壱季:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 6[6]+31 → 37

芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (32 → 42)

GM:犯罪と暴力の渦巻く魔街──七部曲市。
GM:あなた──“王子”こと朽葉壱季と、
GM:あなた──“プリンス”こと芦田比呂は、この騒がしい市を護る警察組織──七部曲署の新進気鋭の刑事(デカ)コンビです。
GM:そして今日も、市民を護り犯罪者たちを狩るべく愛すべきくそったれな街へと──

GM:張り込み──
GM:それは捜査の基本。
GM:時に何日にも渡るそれは、一人ではとても耐えられるものではない。
GM:しかし──あなた方は一人ではありません。

朽葉壱季:市内にある、変哲もないとある空き家。そこが既に、警察の張り込み拠点となっていることは、
朽葉壱季:日常を生きる市民たちは決して知らないだろう。
朽葉壱季:暗い部屋。窓に下ろされたブラインドに指を差しこめば、柔らかい陽光が覗いた。
朽葉壱季:「……」目を細める。
芦田比呂:「せんぱーい」あんぱんをもきゅもきゅ。「何かありました?」
芦田比呂:「お星様?が動き出したりとか」
朽葉壱季:「いえ、相変わらず、ホシに動きはありません」
朽葉壱季:微笑する。「比呂さんの想像しているものは違う気がします」
芦田比呂:「えー?」ヘラヘラと笑う。
芦田比呂:「でもこれいつまで続くんですかね~」
芦田比呂:「ずっと潜入してるの疲れます」
芦田比呂:「お風呂も入れないし……」
朽葉壱季:「まったく…。捜査一課の刑事たるもの、そんな言い草では困ります」
朽葉壱季:「僕ら警察に求められているのは、何より犯人を逮捕し、市民を守ること」
朽葉壱季:「お風呂くらい、ガマンできなくてどうするんですか」
芦田比呂:「だったら早く捕まえたほうがよくないですか?」
芦田比呂:「こんなずっとコソコソしてないで……」
芦田比呂:「お風呂だって大事ですよ!警察の人がお風呂に入らず不潔だったら」
芦田比呂:「市民の皆さんも不安ですもん」
朽葉壱季:「だから、捕まえるための証拠を押さえるためにこうやって張り込みを……」
朽葉壱季:「……」閉口する。「……不潔じゃないです」
朽葉壱季:「捜査の間は不潔にはなりません」
芦田比呂:「ホントですか?」すんすんと匂いをかぐ。
朽葉壱季:「わ、こら」
芦田比呂:「んー。まだ大丈夫」
朽葉壱季:「こら!」押しのける。
芦田比呂:「あうっ」
朽葉壱季:「かっ…かがないでください!何考えてるんですか、比呂さんは!」
芦田比呂:「いやだって先輩が……ヒーカガクテキなことを……」
朽葉壱季:「確かめる必要はないんです!」
芦田比呂:「ええー」
朽葉壱季:「と…というか、僕の分の食事も頼んだでしょう」
朽葉壱季:気難しそうな顔を作り直す。
朽葉壱季:「買ってきてくれたんですよね」
芦田比呂:「はーい」あんぱんと牛乳を渡す。
芦田比呂:「ちゃんと低糖質のやつです」
朽葉壱季:「………」受け取りながら。「低糖質?」
朽葉壱季:「君はまたそんな、女性のようなことばかり気にして…」
芦田比呂:「いやだって太ったらモテなくないですか?」
芦田比呂:「あー、えっと……市民の皆さんにご愛顧されなくないですか?」
朽葉壱季:「……」聞き流して、あんぱんの包装を開ける。
朽葉壱季:「カロリーを摂取せずにいるせいで、必要なときに力を発揮できない方が問題ですとも」
芦田比呂:「そこは大丈夫です!」ぐっと握りこぶしを作る。
芦田比呂:「体力と根性には自信あるんで!」
朽葉壱季:「…自信があっても実績が伴わなければ意味がないんです」
芦田比呂:「うぐっ……」
芦田比呂:「た、確かに組んでからまだ一個も事件解決できてないですけど~!」
朽葉壱季:「いいですか、警察官たるもの、毎日しっかり修練と自己研鑽を積み…」くどくどとお説教が始まる。
芦田比呂:「わ~始まった……」
芦田比呂:げんなりしながら外をぼんやり見る。
朽葉壱季:「比呂さん!聞いてるんですか」キッと睨む。
芦田比呂:「はい!聞いてます!」
芦田比呂:「え~っと……和を尊びましょう……?」
朽葉壱季:「そんなことは…ひとつも言っていません……!」
朽葉壱季:「いいですかっ…!だから、こうしている間にも、犯人が動くかも……」
GM:その時──
GM:見張っていた建物から出てきた黒い影が、塀を乗り越えようとしていることにあなたは気づきます。
芦田比呂:「あ」
朽葉壱季:「ん?」
芦田比呂:「動きましたね。こうしている間に」
朽葉壱季:「んなっ…」
朽葉壱季:「呑気に言っている場合ですかっ!すぐに追いますよ!」
芦田比呂:「はいはい!」
朽葉壱季:「変装アイテムは持ちましたか?警察手帳も忘れていませんか」
芦田比呂:「はい」グラサンよし。「はい」生徒手帳よし。
芦田比呂:「……?」生徒手帳?
芦田比呂:「あれー?」
朽葉壱季:「よし」眼鏡よし。「よし」生徒手帳よし。
朽葉壱季:「……」
朽葉壱季:「なんですか、早く行きますよ!」
芦田比呂:「ああっ!待って下さいよ~!」
芦田比呂:「先輩足長い~!」
朽葉壱季:「比呂さんが小さいんです!」
芦田比呂:小さな違和感を振り払って、犯人を追って駆け出す。
朽葉壱季:「しかしなんですか、そのサングラスは…」銀縁眼鏡をかけながらぼやく。
芦田比呂:「えっしぶちょーが見てたドラマで……」
芦田比呂:「しぶちょー?部長?」
朽葉壱季:「ボスの役職を間違えないでください」
朽葉壱季:「だから、君は捜査一課としての自覚が…バディたる僕の責任が……」くどくど。
芦田比呂:「また始まった!」
芦田比呂:「ちゃんと犯人追うのに集中してください~!」
朽葉壱季:「なっ…」
朽葉壱季:「誰のせいですか!」
芦田比呂:「あっほら逃げちゃう!」
芦田比呂:「待て~!」
朽葉壱季:「あっ…」
朽葉壱季:「ま…待ちなさい!」
GM:そしてあなた方二人は、ホシを追って空き家を後にしました──

GM:シーンエンド

GM:ロイス操作と、購入判定をさくっとしてしまいましょうか。
朽葉壱季:後輩/芦田比呂/信頼:〇/不安
芦田比呂:-先輩/朽葉壱季/つよい/お説教ばっかり!:○/ロイス
朽葉壱季:購入~ 比呂ちゃん欲しいのあります?
芦田比呂:武器も防具もあるっちゃあるんですよね アームドスーツや強化素材にアップデートするくらいかな~
朽葉壱季:じゃあアームドスーツに挑戦するだけしてみますね
朽葉壱季:2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 5[1,5]+1 → 6 → 失敗

芦田比呂:比呂ちゃんもアームド狙う~
朽葉壱季:えへへ
芦田比呂:4dx+3>=15
DoubleCross : (4DX10+3>=15) → 10[3,4,4,10]+2[2]+3 → 15 → 成功

芦田比呂:買えちゃった 装備しよ……
朽葉壱季:すご後輩
GM:武装警察
朽葉壱季:見直しましたよ
芦田比呂:でっしょ~?

GM:ではミドルフェイズへと移行していきましょうか?
朽葉壱季:はーい
芦田比呂:はい!


【ミドルフェイズ】

GM:■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
GM:■ミドルフェイズ/シーン01
GM:シーンPC:芦田比呂&朽葉壱季
GM:※ホシを追跡します──

GM:そうした訳で、二人転ですのでFS判定となります(`・ω・´)
朽葉壱季:ワオワオ!
GM:まずはハプニングチャートをROCしていきましょう。
GM:まずは朽葉さんに決めてもらいましょうか。
朽葉壱季:あっこちらで決めていいんですね
GM:そうですね。ダイスを振るもよし。
GM:こんなシチュしてみたい でチョイスするもよし。です
GM:あんまり悩むようでしたらばさくっとダイスロールがおすすめです。たぶんどうなっても楽しいからw
芦田比呂:技能判定するやつは?
芦田比呂:深刻化って感じでもないだろうし
朽葉壱季:それがいい気がするわね
GM:6:特殊技能の要求。
GM:追っている対象の特性(誘き出す・それが弱点など)、情報提供者の出した条件、偶然遭遇した厄介ごとなど様々な理由で特殊技能が要求される。
GM:使用技能はROCで決定する。任意で独自のものを指定してもよい。
GM:ですね、たしかにホシを追跡するのに良さげです。
GM:では問題なさそうであれば、これにしましょうか?
朽葉壱季:お願いします!
GM:ではホシの追跡ですので──地道にアシを使ってなら《知覚》 カーチェイスをお望みなら《運転》 情報屋を使うなら《交渉》のいずれかでどうでしょうか?
朽葉壱季:バイクでのカーチェイス(実際は自転車)がやりたいです!
GM:FS判定で行う内容を、このいずれかに変更可能と言うことで!
芦田比呂:まかせてください
GM:了解しました、ではハプニングは6 特殊技能の要求
GM:このラウンドのFS判定で用いる技能が運転に変更されます!
GM:ではFS判定を行ってください。
GM:お二人が別々に判定にチャレンジするのもいいですし
GM:どちらかが支援判定を行い、片方の達成値と最大値にバフをかけるのもありです!
朽葉壱季:〈運転:バイク〉になるかな
芦田比呂:二輪だっけ?
朽葉壱季:あ、二輪か 二輪ですね
GM:そうですね《運転:それでホシを追う》で判定してくださいませ。
朽葉壱季:おっ はあい
芦田比呂:自分で振る!
朽葉壱季:こちらも自分で振ります!
GM:ではどうぞ、難易度は6となります!
芦田比呂:あっその前に
芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (42 → 50)
芦田比呂:出ました
朽葉壱季:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 8[8]+37 → 45

GM:あっと、そうでした(汗)<侵蝕率
朽葉壱季:出ました
芦田比呂:3dx>=6
DoubleCross : (3DX10>=6) → 10[5,6,10]+1[1] → 11 → 成功

芦田比呂:フッ……!
朽葉壱季:3dx>=6
DoubleCross : (3DX10>=6) → 7[5,7,7] → 7 → 成功

朽葉壱季:なっ…何……!?
芦田比呂:大人しく後部に乗ってもらおっかな……
朽葉壱季:くうぅっ……
GM:おお、ふたりとも成功!
GM:では進行値が2となりましたので、情報を開示しますね。

2/4
あながた二人が追っているホシは、“スリーピー”と呼ばれる男です。
スリーピーは他市で多くの人を殺め、この街へとやってきました。
そこで刑事(エージェント)であるあなたがたは、スリーピーに対応すべく任務につくこととなったのです。

GM:──────
GM:────
GM:──

GM:エージェント?

GM:ききぃぃぃぃぃぃっ!
GM:甲高いブレーキ音を立て、傷だらけのセダンが看板を弾き飛ばして強引に丁字路を右折する。
GM:制限速度どころの話ではない。
GM:逆走どころか、歩道すらまたがって──
GM:ホシの──“スリーピー”の乗った車が、追手を撒こうとその速度を上げます。
芦田比呂:それを追う乗り物が一つ。
芦田比呂:「ブウウウン……」唸りをあげる。
朽葉壱季:「……」後部座席に座っている。
芦田比呂:レバー型のハンドルを握り、細身の二輪が車を追走している。
朽葉壱季:「比呂さん、もっと早く。スピード出してください。制限時速内で」
芦田比呂:「無理言わないで~!」ヒイヒイ言いながら頑張る。
芦田比呂:「ふぅ……!ふぅっ……!」
朽葉壱季:「このままじゃ犯人に逃げられてしまいます…!」
朽葉壱季:「…何故……? そんなに息が荒く……?」
芦田比呂:「何故って!」
芦田比呂:「二人乗りだから!」
芦田比呂:「漕ぐのも大変なの!」
朽葉壱季:「そうでしょうか? むしろ」風に髪が柔らかく煽られる。
朽葉壱季:「……?」
朽葉壱季:「漕ぐものですっけ」
芦田比呂:「えっそりゃ……」
芦田比呂:「……」
芦田比呂:「……?」
朽葉壱季:「………?」
芦田比呂:隣をバイクに追い抜かれる。
朽葉壱季:「…あっ、スピードがまた遅くなっています!休んでる場合ではありません!」
芦田比呂:「あれ~?」
朽葉壱季:比呂さんの細い腰に両腕を回している。
芦田比呂:「あっこっち近道!」
朽葉壱季:「わっ、わ」
芦田比呂:「こっち行きますね……ちゃんと掴まっててくださいね!」
朽葉壱季:「わ、狭っ……」思わず抱き着く。
芦田比呂:「ひゃっ!?」
朽葉壱季:「えっ!?」
芦田比呂:「ちょ、ちょっと変なとこ……!」
朽葉壱季:「え、わ、す、すみません……!」
芦田比呂:「変なとこ……?」
朽葉壱季:「……?」
朽葉壱季:「当たりました…?」
芦田比呂:「うん……柔ら……」
芦田比呂:「ええ……?あれ……?」
朽葉壱季:「えっ、え……」
朽葉壱季:「なっ……何言ってるんですか!」
芦田比呂:「おかしいな……」
芦田比呂:考え事をしながら運転して、電柱にぶつかる。
芦田比呂:「あぶっ」
芦田比呂:「痛った~……!」
朽葉壱季:「だ、大丈夫ですか?」
芦田比呂:「うん、頭打ったかも……」
朽葉壱季:二輪の後部座席から慌てて降り、比呂さんの方に回る。
朽葉壱季:「見せてください。僕達が、いくらすぐ回復するとはいえ……」
朽葉壱季:「頭の怪我となれば処置を…」
芦田比呂:「……」ふと顔をあげて。
朽葉壱季:「……?」比呂さんの顔を覗き込む。
芦田比呂:「すみません、朽葉先ぱ……」
芦田比呂:目が合って逸らす。
朽葉壱季:「ほら、見せてください」
芦田比呂:(いやかっこよすぎる……)
朽葉壱季:「こら、比呂さん」
芦田比呂:「ひうっ」(てかそのまつ毛何……?)
芦田比呂:「いやその、比呂ちゃん別に自分でなんとかできるっていうか全然大したことないっていうか!」
朽葉壱季:「そうですか……?」前髪をかき分けようと伸ばした手を止める。
朽葉壱季:「……」
芦田比呂:「……?」
朽葉壱季:「………」顔を近づけたまま不自然に黙る。
芦田比呂:「えっ何……?」
芦田比呂:思わず顔をじりじり離す。
芦田比呂:「朽葉先輩……?」
朽葉壱季:「い、いえ……」
朽葉壱季:「…あの」
朽葉壱季:「比呂さんって、妹とかはいらっしゃいましたっけ?」
朽葉壱季:「お姉さんとか…」
芦田比呂:「はえっ?」
芦田比呂:「一人っ子ですけど……」
朽葉壱季:「そ、そうですか…?」こちらもようやく距離を取る。
朽葉壱季:「じゃあ、すごく良い柔軟剤を使われてるとか」
芦田比呂:「えっ」バッと距離を取る。
芦田比呂:「嗅いだんですか!?」
朽葉壱季:「えっ」
朽葉壱季:「ち…違います!」頬を染める。「嗅いでないです!」
芦田比呂:「男の人ってみんなそういうことして……!」
朽葉壱季:「いえ、その、ちがっ…」
朽葉壱季:「……」
朽葉壱季:「…………」
芦田比呂:「……?」
朽葉壱季:「……………」
朽葉壱季:(さっきの『比呂ちゃん』呼びといい、今の香りといい、今の言葉といい……)
朽葉壱季:「比呂さんって」
朽葉壱季:「その」
朽葉壱季:「女性…ですか?」
芦田比呂:「え"っ」
芦田比呂:「……あ、あの」
芦田比呂:「……そ、そんなに分かりやすい……?」
朽葉壱季:「………あの…」言い淀む。
朽葉壱季:「言いづらいですが、あまり隠せていないような……」
芦田比呂:「えっ」
朽葉壱季:「ご、ごめんなさい。気付いてしまって…」
芦田比呂:「あっいやそれは別にいいんですけど……」
朽葉壱季:「えっと…。気付かなかったことにしましょうか?」
芦田比呂:「いやよくはないのか……?えっと」
芦田比呂:「本当ですか!」ぱあっと顔を輝かせる。
芦田比呂:「朽葉先輩やさしー!」
朽葉壱季:「ふふ、いえいえ」その表情に、思わず柔らかく笑い返す。「比呂さんにも事情があるでしょうから」
芦田比呂:「あってか会ったばっかで先輩って変ですよね」
朽葉壱季:「何を仰ってるんですか、僕達が組んでからもう一月も経って……」
朽葉壱季:「ん?」
芦田比呂:「え?」
朽葉壱季:「僕らは……会ったばかり……ですね?」
芦田比呂:「うん。比呂ちゃんこないだまで万籟館だったし」
芦田比呂:「先輩、平庭市って言ってませんでしたっけ」
朽葉壱季:「言いました……」首を傾げる。何かがおかしい。
芦田比呂:「それで“スリーピー”を追っかけてバイクで……」
芦田比呂:「……」転がった自転車を見る。
芦田比呂:「自転車ですね」
芦田比呂:「あれ~~~?」
朽葉壱季:「……」視界が若干曇っている。手をやる。
朽葉壱季:銀縁眼鏡を取った方が視界が晴れた。
朽葉壱季:「………ええっと」
朽葉壱季:「僕らは、どうして"スリーピー"を追いかけてるんでしたっけ…」
芦田比呂:「どうしてって、UGNの任務で……」
朽葉壱季:「……捜査一課ではなく」
芦田比呂:「捜査一課???」
朽葉壱季:ポケットに手をやる。生徒手帳が出てきた。
芦田比呂:「いやそんなわけ……」
芦田比呂:ぼんやりと思い出す。
芦田比呂:「あれ……?」
芦田比呂:「そんなことしてたような……?」
朽葉壱季:「…………」顔を手で覆う。
朽葉壱季:「…認識阻害能力の餌食になるなんて……」
朽葉壱季:「僕としたことが、正規エージェントらしからぬ落ち度を…」
芦田比呂:「いや……」
芦田比呂:「それは比呂ちゃんもだか……ですから……」
GM:ぐにゃり──
GM:違和感に気づいた瞬間
GM:世界がぐるりと裏返って──

GM:──────
GM:────
GM:──

GM:ではFS判定の2回目、残りは2/4です。
GM:アクシデントはちょこっと差し支えなければ4 二人で協力して作業にあたる にしたいと思うのですが、いかがでしょうか?
芦田比呂:はあーい
朽葉壱季:おす!
GM:ではまず難易度5の意志判定をそれぞれお願いします。
GM:成功するとこのラウンドの判定ダイスが+5されます!
芦田比呂:1dx+2>=5
DoubleCross : (1DX10+2>=5) → 3[3]+2 → 5 → 成功

芦田比呂:ギリギリ
朽葉壱季:1dx>=5
DoubleCross : (1DX10>=5) → 4[4] → 4 → 失敗

朽葉壱季:ごめ~ん
GM:惜しい。
GM:では続いてFS判定ですね。
GM:使用技能は情報:UGN、情報:噂話、情報:爆弾解体処理 知識:爆弾 のいずれかで判定可能です。
朽葉壱季:突然の
芦田比呂:ヤバいの出てきたな
芦田比呂:まさか爆弾が……?
GM:はははまさかそんな
朽葉壱季:そんな……
芦田比呂:情報UGNでいきます~コネ使います
GM:どうぞ! ダイスボーナスも忘れずに
朽葉壱季:こっちもコネ使って情報:UGNで行きます~
芦田比呂:難易度は6ですっけ
GM:難易度は6ですね
芦田比呂:11dx+2>=6
DoubleCross : (11DX10+2>=6) → 10[2,3,4,4,4,7,8,8,9,9,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

朽葉壱季:4dx+2>=6
DoubleCross : (4DX10+2>=6) → 9[3,7,8,9]+2 → 11 → 成功

朽葉壱季:比呂ちゃんすごい~
芦田比呂:えっへん
GM:今日は10のあとに1の目が出るなぁw
朽葉壱季:でもダイス目良いですね今回
GM:では、まずは進行4に対する情報を!

進行4:
なんと言うことでしょう、あなた方は七部曲部警察の新進気鋭の刑事コンビなどではありません。
その正体は、世のため人のため、レネゲイドを悪用するものを打ち砕くもの──UGNのエージェントです。
あなたたちは“スリーピー”と言う『人を夢に誘い、死に至らしめる』と言うジャームを共同で追跡していたはずでした。
ひょっとしたらこれまでの状況は──

GM:──────
GM:────
GM:──

GM:そして──

GM:あなた方二人は、小さな空間で『目を』覚ましました。

GM:明かりの殆どない、互いの身体が密着するような状況──
GM:どうやら数十センチ四方の四角い箱上のナニカに、あなた方は閉じ込められているようです。

GM:さらに足元からは──
GM:カチ──コチ──
GM:カチ──コチ──
GM:規則正しいリズムを刻むタイマーの音。

GM:音を立てるタイマーの先に、赤と青のコードに繋がった、ナニカがちらりと確認できます。

朽葉壱季:「……」身動きできない。瞬きしながら、閉じ込められている状況を察する。
朽葉壱季:「比呂さん、比呂さん」
芦田比呂:「う~ん……」
朽葉壱季:「起きてください」
芦田比呂:「ん~……三嶋くん……?」
芦田比呂:「ふあ~」目を開けて。
芦田比呂:「ん……?」
朽葉壱季:「……違いますよ…」呆れたような声が、あなたの耳元で発せられる。
芦田比呂:「えっ」
芦田比呂:「何これ!?」
朽葉壱季:「起きてくれましたね…」
朽葉壱季:こちらは寝そべったような体勢で、上に比呂さんが覆い被さっている形になっている。
芦田比呂:「えっあっ朽葉先輩!?」
朽葉壱季:「そうです。朽葉です」
芦田比呂:「ごめんなさい、何が……」身を起こす。
朽葉壱季:「あっ」
芦田比呂:頭を思い切りぶつける。
芦田比呂:「あ痛あ!?」
朽葉壱季:「ああ……大丈夫です?」慌てて頭に手を伸ばす。
芦田比呂:「つう~~~……」また先輩の上に倒れ込む。
朽葉壱季:「(………似たようなことをしたな……)」と思うけど言わない。
芦田比呂:「えっどうなって……?」
芦田比呂:「あっ」その顔を間近に見て。
芦田比呂:「す、すみませんっ……!」
朽葉壱季:「比呂さん」少し大きな声を出す。
朽葉壱季:「大丈夫ですから。じっとして」
芦田比呂:「えっはい?な、なんですか……?」
芦田比呂:「……」
朽葉壱季:「動くと、危ないですから」
芦田比呂:「はい……」
朽葉壱季:「…今、僕らは、閉じ込められています。先ほどまで見ていた光景は……」
朽葉壱季:「…自転車で街を走り回っていた光景は、共有してます?」
芦田比呂:「……はい……」
芦田比呂:「あの、えっと、でも」
朽葉壱季:「そうですか………」いたたまれない。
芦田比呂:「比呂ちゃんバイクだと思ってたっていうか……」
朽葉壱季:「そうですね………」
朽葉壱季:「僕もです……」
芦田比呂:「あっやっぱり……?」
芦田比呂:「あの、あとえっと、なんか」
芦田比呂:「ケーサツごっこしてたやつも……?」
朽葉壱季:「……………」
朽葉壱季:「…………」
朽葉壱季:「……すみません……」
朽葉壱季:「初対面の女性に…あんな…生意気な物腰で……」
芦田比呂:「あっいや先輩が謝ることじゃないっていうか」
芦田比呂:「その、比呂ちゃんも失礼な感じだったっていうか……!」
朽葉壱季:「……いえ」
朽葉壱季:「比呂さんが仲良くしてくださるのは、嬉しいですから」
芦田比呂:「えっ本当?」
芦田比呂:「……ですか?」
朽葉壱季:「はい、失礼なんて思わないでください。ふふ」
朽葉壱季:「敬語を使わなくても大丈夫ですよ」
芦田比呂:「よかったあ~」脱力して倒れ込んで。
GM:カチ──コチ──
GM:合間に響く、タイマーの音
芦田比呂:「あっ」飛び跳ねるように離れる。「ごめんなさいっ!」
芦田比呂:「あぐっ」また頭を打つ。
朽葉壱季:「ああ……、もう、こら」
芦田比呂:「えってかこれ何の音……?というか今何がどうなってるんですかこれ?」
朽葉壱季:むしろ後頭部に手を伸ばして抱き寄せる。
芦田比呂:「ひうっ」
芦田比呂:(え、ええ~~~!?)
朽葉壱季:「すみません…、でも、君が怪我をしてはいけないですから」
朽葉壱季:「じっとして…できます?」
芦田比呂:「は、ひゃいっ」声が裏返る。
朽葉壱季:「ふふ」クスッと笑う。「…今、聞こえている音ですけど」
朽葉壱季:「"スリーピー"は…被害者を拘束した状態で、昏睡状態に陥らせ、何らかの手段で殺害していることが分かっています」
朽葉壱季:「…いくつかのパターンがありますが。今回は、爆弾による殺害のようです」
芦田比呂:「え、ええ~……?」
芦田比呂:「それってつまり……」
芦田比呂:「爆弾のタイマーの音…ってコト!?」
朽葉壱季:「はい」溜息をつく。足元に伸びるタイマーが視界に入る。「その通りです」
芦田比呂:「そ、そんな……」
芦田比呂:「ど、どうしよっ!」
朽葉壱季:「大丈夫。むしろ、対応しやすい類で助かりました」
朽葉壱季:「…今、僕の背中に扉があるようです」
芦田比呂:「えっじゃあ出れなくないですか……?」
芦田比呂:「それ下向きですよね……?」
朽葉壱季:「なので、内側から転がしましょう」
朽葉壱季:抱き寄せる力を強める。
芦田比呂:「あっなるほど。なるほど?」
芦田比呂:「それ結構力技じゃ……きゃっ……」
朽葉壱季:「……」閉口する。(匂いが……)
芦田比呂:(なんか、すごい)
芦田比呂:(柔らかい気がする)
朽葉壱季:脚を伸ばして、思いきりロッカーの内部を蹴り飛ばす。
朽葉壱季:内側からぶつかるように衝撃を込めれば、そのままロッカーが転がった。
朽葉壱季:「…っ」比呂さんを抱き寄せたまま内部でごろんと転がり、
芦田比呂:「ぎゃーっ!」悲鳴を上げる。
朽葉壱季:開閉が可能になった扉を更に蹴飛ばして、無理やり扉を開ける。
GM:がごんっ!
GM:扉が蹴り破られ、外へと転がり出られます。
GM:どうやらここは、打ち捨てられた廃工場かなにかのようです。
GM:辺りに人気はありません。
芦田比呂:「あっなんとかなった……?」
朽葉壱季:「はい、あとは……」
朽葉壱季:制服の胸元から、ブローチを引きずり出す。
朽葉壱季:赤い薔薇のブローチ。ぎゅっと握りしめれば、白い小型のナイフに変わる。
朽葉壱季:モルフェウス、そして遺産による物体変化能力。造ったナイフを使用し、マニュアル通りに爆弾に繋がるコードを切断していく。
芦田比呂:「……わあ……」
GM:カチ──コチ── 変わらずタイマーは時を刻み続けます。しかしもうその先の爆発物に影響を及ぼすことは無いでしょう。
朽葉壱季:「これで大丈夫です」笑いかける。
朽葉壱季:「お伝えし忘れていました。僕の能力は、自在に剣を造る能力で……」
芦田比呂:「……」その笑みにドキッとして。
芦田比呂:「すごい……自在に?」
芦田比呂:「えっと。大きくも出来るんですか?」
朽葉壱季:「はい。これは小型ですが、敵の装甲も斬れるような剣だって…」
芦田比呂:「……」
朽葉壱季:「……」
芦田比呂:「……あの」
朽葉壱季:転がったロッカーがある。
芦田比呂:「ロッカーは……?」
朽葉壱季:「……斬れました……」
朽葉壱季:「………なんか今日、だめです、僕………」
芦田比呂:「えっそんなことないですよ」ブンブンと手を振る。
芦田比呂:「めちゃ助かりました!」
朽葉壱季:「そう言っていただけるなら…」いたたまれない顔をしている。
芦田比呂:「……」
芦田比呂:(落ち込んでる顔もカッコいいな……てか……)
芦田比呂:(やっぱまつ毛なっが……パッシパシじゃん)
朽葉壱季:「比呂さん?」
芦田比呂:「ひゃっいえっ!なんでも無いですっ」
朽葉壱季:「ええ…。すみません。行きましょうか」気を取り直すように頭を振る。
朽葉壱季:「"スリーピー"を確保しなければ」
芦田比呂:「はい!」
???:「それには及びませんよ」
GM:声は、外へと通じる扉の方から聞こえてきました。
GM:シーンエンド

GM:さくっとロイスを設定したら、クライマックスに突入しましょう。購入はなしで。
朽葉壱季:スリーピー/確保します:〇/悔しい/ロイス
朽葉壱季:これで~
芦田比呂:-/朽葉先輩(本物のほう)/敬慕:○/心臓が持たないかも/ロイス
芦田比呂:これで!


【クライマックスフェイズ】

GM:■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
GM:■クライマックスフェイズ/シーン01
GM:シーンPC:朽葉壱季&芦田比呂
GM:※スリーピーとの決戦です
GM:※登場侵蝕率をお願いします
朽葉壱季 :45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+5[5] → 50

芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (50 → 54)

GM:廃工場に入ってきたのは、柔和な笑みを浮かべた老紳士でした。
スリーピー:「目を覚ましてしまいましたか──」
スリーピー:「気づかず眠り続けていれば、楽しい夢を見たまま、旅立てたでしょうに──」
GM:嘆息──心の底からあなたがたを憐れみ、その表情を曇らせます。
スリーピー:「しかたありませんね。もう一度眠ってもらいましょうか。今度こそ、深く、深く」
朽葉壱季:「…またあの夢を見るのは、ご遠慮願いたいですね…」
芦田比呂:ムッとする。「そういうわけには行かないもん!」
朽葉壱季:(もん……)
スリーピー:「ふむ、ご不満でしたか。お嬢さん方?」
スリーピー:「いささか活劇よりでしたかな──」
芦田比呂:「は~? お、俺は不満だぜっ!」
芦田比呂:「というか、そうやって人を弄ぶの、ダメなんだから!」
朽葉壱季:「…ええ、その通りです。あなたの犯行を見過ごすことはできません」
スリーピー:「私としては慈悲のつもりなのですが──」
スリーピー:「楽しい夢を見たまま死を迎える方が」
スリーピー:「不条理なこの世界で生き続けるより、よほど幸せな気持ちを味わえると思いませんか?」
GM:100%の善意を以て、老紳士が微笑みます。
GM:不条理を強いられていることを、知ってか知らずか──
芦田比呂:「朽葉先輩!」
朽葉壱季:「…行きましょう」
芦田比呂:「はい!比呂ちゃんたちで懲らしめましょう!」
朽葉壱季:「ええ。我々UGNの手で」
スリーピー:「──今度は単純にあなた方の望みが十全に叶う世界を見せてあげましょう」

GM:衝動判定が発生します。目標値は9で
朽葉壱季:1dx>=9
DoubleCross : (1DX10>=9) → 6[6] → 6 → 失敗

朽葉壱季:もうだめだこいつ
芦田比呂:先輩……!
朽葉壱季:1dxなんかじゃよう…!
芦田比呂:1dx+2>=9
DoubleCross : (1DX10+2>=9) → 9[9]+2 → 11 → 成功

芦田比呂:行けたが……
朽葉壱季:こ…後輩………
GM:頼れる後輩だ
GM:ワンナイトフィーバーの効果により、上昇侵蝕率を通常のものではなく、100%にすることが可能です。その場合は、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下します。
朽葉壱季:ワンナイトフィーバー適用します~
朽葉壱季:侵蝕50→100
芦田比呂:受けます!
芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を100(→ 100)に変更 (54 → 100)

GM:では戦闘ラウンドへ移行します。

GM:エンゲージはPCは1つにまとまっており
GM:そこから5m離れたところに、スリーピーがいます

GM:◯1ラウンド目
GM:まずはセットアップフェイズ!
GM:こちらはあります。
朽葉壱季:こっちないです~
芦田比呂:なし!
GM:エネミーエフェクト《惑いの庭》:5
GM:シーン(選択) 自動成功。
GM:対象のあらゆる判定のダイスを-10する。この効果は「不利な効果」とみなす。1シーン1回。
芦田比呂:つら
GM:対象はPCのお二人です。
朽葉壱季:そんな……

スリーピー:「さあ、お眠りなさい。その方が幸せになれるのですから──」
GM:甘い囁きが心と身体を侵食し、その活動を鈍らせます。
朽葉壱季:「……っ」全身から力が抜けるような感覚がある。
朽葉壱季:「比呂さん……」
芦田比呂:「……っ」
朽葉壱季:「…比呂さんは、見たい夢ってあります?」
芦田比呂:「え?」
朽葉壱季:"スリーピー"を見ながら、子供のような笑みを小さく浮かべる。「…僕は、ありましたよ」
朽葉壱季:「王子様になるのが夢だったんです」
朽葉壱季:「…すみません、なんだか言いたくなって。変なことを」
芦田比呂:「……今は諦めちゃったんですか?」
朽葉壱季:「ふふ、いいえ。今は…夢じゃなくて、目標になりました」
芦田比呂:「……成程。じゃ、キラキラして見えるの」
芦田比呂:「比呂ちゃんの勘違いじゃないんだ」
朽葉壱季:「…初対面の君がそう言ってくれるのは、すごく嬉しいな」
朽葉壱季:「夢など与えられる必要はないと、彼に教えてあげましょう」
芦田比呂:「はいっ!」

GM:ではイニシアチブ。10のスリーピー
GM:・マイナー
GM:《得意領域》
GM:RC判定+6Dのバフ
GM:・メジャー
GM:《雨粒の矢/完全なる世界》
GM:シーン攻撃 命中時 ダメージ+22 を行います。対象はお二人
GM:18dx+16 判定
DoubleCross : (18DX10+16) → 9[1,2,2,2,3,3,3,4,4,5,5,5,5,5,6,7,9,9]+16 → 25

朽葉壱季:暴走リア不です
GM:1回回って25です。
芦田比呂:ガード!
芦田比呂:《崩れずの群れ》!先輩をカバーするよっ
芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を2(→ 2)増加 (100 → 102)
朽葉壱季:後輩……!
GM:ではダメージ!
GM:3d10+22 装甲有効
DoubleCross : (3D10+22) → 8[2,4,2]+22 → 30

朽葉壱季:後輩!
GM:30点装甲有効 だけどカバーしたからダメージ二倍にしてくださいませ。
芦田比呂:《デモンズウェブ》!
GM:なにぃ!
朽葉壱季:ウオォ
GM:特にリアクションなどはありません、軽減をどうぞ!
芦田比呂:30-7d10
DoubleCross : (30-7D10) → 30-31[6,1,9,3,3,4,5] → -1

芦田比呂:あっ違う
芦田比呂:ガード装甲で12引いて2倍なので
芦田比呂:18の倍で36、31軽減して5点。
朽葉壱季:すごい減らしてすごい
GM:ですね、18×2で36から31引いて5点ですね
GM:……5点かよ(汗)
芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を2(→ 2)増加 (102 → 104)
芦田比呂:芦田比呂のHPを5(→ 5)減少 (27 → 22)
GM:使ってしまおう。原初の白:時間凍結
GM:もっかい同じ攻撃を。同じ対象に。
芦田比呂:ギャーッ
GM:演出はこの処理が終わってからと言うことで
朽葉壱季:エ~~ッ
GM:18dx+16 ちょいな
DoubleCross : (18DX10+16) → 8[1,1,2,2,2,3,3,3,4,5,5,6,6,7,7,7,7,8]+16 → 24

朽葉壱季:あ…相変わらず暴走リア不!
芦田比呂:ドッジしてみよ
朽葉壱季:う~~ん そしたらそうな
朽葉壱季:こっちも"スリーピー"のロイスをタイタス昇華して不利な効果を消します
朽葉壱季:でドッジ
芦田比呂:あっあたしドッジ出来ない!
芦田比呂:ダイス減ってる……
朽葉壱季:そうじゃん!
GM:おっと、そうですね<-10
朽葉壱季:6dx+1>=24
DoubleCross : (6DX10+1>=24) → 9[6,6,6,7,7,9]+1 → 10 → 失敗

朽葉壱季:ナアアア
芦田比呂:ガードかな~
GM:ではダメージ
芦田比呂:《崩れずの群れ》でカバー!
芦田比呂:芦田比呂の侵蝕率を2(→ 2)増加 (104 → 106)
GM:3d10+22 装甲有効
DoubleCross : (3D10+22) → 22[2,10,10]+22 → 44

GM:まわった。44の装甲有効。
朽葉壱季:比呂……!
GM:カバーリングしたのでガード後のダメージを2倍にしてね!
芦田比呂:無理!復活します。"スリーピー"に尽力/脅威:○で取って昇華復活。
芦田比呂:芦田比呂のHPを13(→ 13)に変更 (22 → 13)
GM:了解、では──

GM:スリーピーの囁きはますます深く心と身体を蝕み、抗い難くなってきます──
朽葉壱季:「……また眠らされては…」
芦田比呂:「大丈夫っ」
朽葉壱季:脳内に響く言葉に支配されそうになりながら。「…比呂さん?」
芦田比呂:「大丈夫だからっ!」大声を張り叫ぶ。
朽葉壱季:「………」
芦田比呂:「王子様は眠らないよ!」
朽葉壱季:「………はい」
芦田比呂:「眠りを醒ます方だもん!先輩が王子様になりたいって言葉、理解できるから」
芦田比呂:「そうあり続けてっ!」
朽葉壱季:「はい」今度はしっかりと頷く。
朽葉壱季:身体が軽くなった。
芦田比呂:そう叫びながら、ふらついて。
芦田比呂:ぱしん、と自分の両頬を叩く。
朽葉壱季:「…ええ」"スリーピー"に向き直る。「お姫様が見てくださるなら」
朽葉壱季:「王子が負けてはいられません」
朽葉壱季:「かっこつけるのが、王子様の役割なんです」
芦田比呂:「うんっ!見たいよ、かっこいいとこ!」
朽葉壱季:「ありがとうございます」柔らかく微笑む。

GM:では次のイニシアチブ。9の朽葉さん。
朽葉壱季:手番の直前のイニシアチブプロセスで、《スピードクリエイト》を使用。
朽葉壱季:このタイミングで《インフィニティウェポン》を使用し、武器を作成します。
朽葉壱季:そしてマイナーで5m戦闘移動。"スリーピー"のもとに移動します。
朽葉壱季:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》、オートアクション《砂の加護》。"スリーピー"に白兵攻撃。
GM:了解です、阻害などありません。判定ドウゾ!
朽葉壱季:(3+6+7)dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[1,1,3,4,4,4,5,5,5,5,5,6,7,8,8,10]+10[4,5,6,10]+5[5]+4 → 29

朽葉壱季:むぅっ
GM:3DX ドッジ
DoubleCross : (3DX10) → 7[3,5,7] → 7

朽葉壱季:なんか…今日…あんまダイス目よくない!
朽葉壱季:ダメージ出します~
GM:どうぞー
朽葉壱季:3d10+9+30 装甲有効
DoubleCross : (3D10+9+30) → 14[4,3,7]+9+30 → 53

GM:いったぁ(汗)
朽葉壱季:装甲有効53ダメージです。
GM:累積でhp-73 ちょこっと残った
GM:演出どうぞー
GM:あ、ちがう。
GM:ごめん、オチてました。
GM:<-73
朽葉壱季:!
朽葉壱季:やった~
芦田比呂:ワオワオ
朽葉壱季:侵蝕100→109
GM:復活もないのだ。トドメ演出どうぞー

朽葉壱季:赤い薔薇のブローチ『緋扇石』が満開に咲き誇る。
朽葉壱季:遺産が本来の姿を取り戻し、白い羽根のような外套に身を包み、白銀のレイピアを携えた騎士となる。
朽葉壱季:素早く、比呂さんに振り向いて笑った。
朽葉壱季:「見てて」
朽葉壱季:外套を翻し、大きく間合いを詰めて"スリーピー"の胸元にレイピアの矛先を突きつける。
芦田比呂:「わ……」
スリーピー:「!」
朽葉壱季:素早い突きを与え、更に手首を返して追撃。足を払って動きを止める。
朽葉壱季:「降伏を」
スリーピー:「──すると思いますか?」
朽葉壱季:「させます」
朽葉壱季:「あなたが死によって、ひとり幸せに眠れるなどとは思わないでください。あなたには…」
朽葉壱季:「償っていただきます。悪夢を撒いた罪を」
スリーピー:「………………」
GM:しばし、アナタの視線を睨むように受け止めますが──
GM:がくり──と力を失い、うなだれます。
GM:スリーピーには、もはや抗う力は残ってはいません。
GM:あなたがたの──勝利です。
朽葉壱季:「…」息を吐く。羽根が舞い散るように、外套とレイピアが解けていく。
芦田比呂:「……もう戦意無いみたいだね」
朽葉壱季:「はい。支部から処理班を呼んで、引き渡しましょう」
朽葉壱季:「怪我は?大丈夫ですか?」
芦田比呂:「うん。ヘーキです!」
芦田比呂:にっと笑う。
朽葉壱季:「それは良かった」にこっと笑い返す。
GM:微笑み合って──

GM:シーンエンド

GM:バックトラック!
GM:-50効果を使うと思いますので、おふたりとも無事生還! になるはず。
朽葉壱季:イエス!イエーイ
芦田比呂:ワオワオ!
GM:経験点はわかりやすく固定の8点をプレゼント、お納めくださいませ。
朽葉壱季:ありがとうございます~
芦田比呂:わ~い
GM:ではエンディングと参りましょう


【エンディングフェイズ】

GM:■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
GM:■エンディングフェイズ/シーン01
GM:シーンPC:芦田比呂&朽葉壱季
GM:※エンディングです。

芦田比呂:シャワー室。
芦田比呂:「ふんふふんふんふーん♪」
芦田比呂:UGN保有の女性用施設。久しぶりにしっかり羽根を伸ばせている。
芦田比呂:普段は全寮制の男子校で男子と相部屋だからそれどころではないのだ。
芦田比呂:……?
芦田比呂:ざあ、と身体を洗い流す。普段は服に隠れた、小柄で女性らしいボディラインが顕になる。
芦田比呂:「ふうーっ」
芦田比呂:「でもいいのかなこれ……」
芦田比呂:「比呂ちゃんあんまり活躍できてないのに」
芦田比呂:「大体朽葉先輩が……」
芦田比呂:「……朽葉先輩、かっこよかったな~」
芦田比呂:ぎゅっとされたことを思い出して。「女の子として扱ってくれるし……」
芦田比呂:「……はあ……」
芦田比呂:「男装やめたいな……」
芦田比呂:「……アホなこと言ってないで着替えよ」
芦田比呂:とてとてと着替えのあるところまで歩いていく。どうせ男装だが……
芦田比呂:試製上躯幹拘束巾(アリベイトスーツ相当のサラシ)を巻きはじめて。
朽葉壱季:そこで、更衣室に新しく入って来た者が顔を覗かせる。
朽葉壱季:男子制服姿の、長身の。
朽葉壱季:「……あっ」
芦田比呂:「あっこんにちは……」
芦田比呂:「あっ?えっ?」
芦田比呂:「ええっ!?」
朽葉壱季:「え、いや、これは、その…」
芦田比呂:「な……なんでいるの!?」
芦田比呂:巻きかけのサラシがめくれかけて押さえる。
芦田比呂:「えっ合ってるよね!?こっち女子だよね……?あっ女子!」
朽葉壱季:「ひ、比呂さんこそなんでまだ…」
芦田比呂:「な、なんでこっち来るのさ!?」
芦田比呂:「ヘンタイさんなの!?」
朽葉壱季:「す、すみませ…」ぐるっと振り向いて、退散しようとしたが。
朽葉壱季:「ちがっ!」
芦田比呂:「素敵だと思ってたのに……」
朽葉壱季:頬を赤く染めて比呂さんに向き直る。
芦田比呂:「男の人に見られたあ~!」しゃがみ込む。
朽葉壱季:「ひ、比呂さん、そ、その」
朽葉壱季:「僕…」
芦田比呂:「何!!!」
朽葉壱季:「女です!」
芦田比呂:「知ってる!だからなんでこっちに……!」
芦田比呂:「……」
芦田比呂:「……あれ」
芦田比呂:「えっ」
芦田比呂:「……もう一回言ってもらえますか……?」
朽葉壱季:「……」しどろもどろといった調子で。「…はい」
朽葉壱季:「あの…女なんです、僕」
朽葉壱季:「あなたと同じで…」
芦田比呂:「ええっ……!?」
朽葉壱季:「事情があり、男のふりをしていますが……」
芦田比呂:「なんだ、よかったあ~……」
芦田比呂:「……えっ」
朽葉壱季:「……脱ぎますか?」
芦田比呂:「……ええっ!?」
朽葉壱季:「あの……」上着のボタンを外していく。「証拠に…」
芦田比呂:「いやっ、そのっ、疑ってると言いますか……」
朽葉壱季:上着の下に着ている、白いシャツが覗く。
朽葉壱季:上着を脱げば、大きめのそれに隠された、細い肩と腰のラインが明らかになる。
芦田比呂:「わ……」
朽葉壱季:「えっと…」
朽葉壱季:「触ってもいいですし…」
芦田比呂:「おっぱいついてる……」
朽葉壱季:「い、言わないでください……」
芦田比呂:「マジで女の人なんだ……」
朽葉壱季:バストは専用の補正下着で押さえているが、シャツだけになればなんとなく分かる。
朽葉壱季:「………」
朽葉壱季:「あの」
朽葉壱季:「比呂さん、服……」
芦田比呂:「あっ」わたわた。
芦田比呂:「あっあのっ!ごめんなさい!」ばっと頭を下げる。
芦田比呂:「比呂ちゃんずっと男の人だと思ってて……!」
芦田比呂:「いやたしかにまつ毛長いな~とか思ってたけどさあ~!」
朽葉壱季:「いえ…比呂さんが謝ることじゃないですよ、男として生活してるのは僕ですから…」
芦田比呂:「うん……」
芦田比呂:「お互い大変ですよね」
芦田比呂:「UGNの任務とは言え男装を強いられるなんて……」
朽葉壱季:「えっ」
芦田比呂:「えっ」
朽葉壱季:「いえ、僕は…その、任務ではないのですが…」
芦田比呂:「えっと……ご趣味なんですか……?」
朽葉壱季:「えっ」
芦田比呂:「えっ」
朽葉壱季:「趣味っていうか…………しゅ、趣味………?」
朽葉壱季:「趣味……………?」
芦田比呂:「男の人の格好をするのが好きな人ではない……?」
朽葉壱季:「……」否定しきれない部分がある。
朽葉壱季:「家の事情で……」
芦田比呂:「あっそうなんだ……」
芦田比呂:「大変だ」
朽葉壱季:「比呂さんは任務なんですね…」
朽葉壱季:「万籟館って…確か、男子校ですよね…?」
芦田比呂:「はい。男子校に潜入させられてて……」
芦田比呂:「でもなんか……安心しました!」
芦田比呂:「男装の先輩が居て!」
朽葉壱季:「ははは…」苦笑。「えっと…そうですね。そんな先輩になれるとは、思っていませんでした」
芦田比呂:「はい!色々聞かせてください、朽葉先輩……いえ」
朽葉壱季:「ん」瞬き。
芦田比呂:「壱季ちゃん先輩だ!壱季ちゃん先輩!」
朽葉壱季:「わ、え」
朽葉壱季:「わ…」
朽葉壱季:「僕の呼び名ですか?」
芦田比呂:「うん!」
芦田比呂:「だめですか?」
朽葉壱季:「ふふ」くすぐったそうに笑う。「いえ」
朽葉壱季:「嬉しいです。名前で呼ばれたの、久しぶりで」
芦田比呂:「ふふっ」笑って。
朽葉壱季:「最近では侍従くらいしか呼んでくれないんです」
芦田比呂:「じじゅー?」
朽葉壱季:「あ」瞬き。「メイドです。家にひとりいてもらってて」
芦田比呂:「メイドさん!」
芦田比呂:「お金持ちのお嬢様なんだ~わ~すご」
朽葉壱季:「あの…」
芦田比呂:「はい?」
朽葉壱季:「……」しゃがんで、困ったように見上げる。
朽葉壱季:「王子様扱いされたいです」
芦田比呂:「あっそうだった……」
朽葉壱季:「……見ててくれました、お姫様?」
芦田比呂:「お姫様……」
芦田比呂:「えへへ……はいっ」
朽葉壱季:「ふふ」微笑む。
朽葉壱季:「ありがとうございます」
芦田比呂:「いえいえーっ」
芦田比呂:「これからもお互い頑張りましょうね、壱季ちゃん先輩!」
朽葉壱季:「はい…」微笑む。「何かあったら、いつでも連絡してください」
朽葉壱季:「性別を偽って過ごすのは、大変なことも多いでしょうから」
芦田比呂:「はーい!ほんとそれですよ~!」
朽葉壱季:「ふふふ…」クスクス笑って。
朽葉壱季:「すみません、変なことで引き留めてしまって。僕も汗を流してきます」
芦田比呂:「は~い!おつかれさまですっ」ぶんぶんと手を振って。
芦田比呂:シャワー室を出て。
芦田比呂:「いい先輩が出来てよかったな~」
芦田比呂:などと独りごちながら。
芦田比呂:ふと。
芦田比呂:「……あれ、でもこれ比呂ちゃん」
芦田比呂:思い出す。優しくしてもらった、カッコいい先輩の姿を。
芦田比呂:衣服を緩めた、女性的な体躯を。
芦田比呂:「これ比呂ちゃん……失恋した……?」
芦田比呂:「いや……いやいやいや……」
芦田比呂:「……ノーカンにしよ」

GM:──────
GM:────
GM:──

一夜二人転──朽葉壱季と芦田比呂の場合 終
GM:これにて全行程終了となります、おつかれさまでしたー
朽葉壱季:おつかれさまでした~
芦田比呂:おつかれさまでした!