『Everything you can imagine is real』(GM:侘助)


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■関連セッション
Infinite Monkey Theorem

“《継師》/胡桃色(ウォルナット)箱色(はこしき)ツィラ
キャラシート(PC1:DT)

ミュージアム( )/マスターカラーズ” イリス・ウィトルウィウス
キャラシート(PC2:ヤヒロギンジ)

“アナリシス” 析了(せきりょう)トオル
キャラシート(PC3:明寝マン)

“コラプサー”白兎(しらと)七草(なぐさ)
キャラシート(PC4:氷雨)


【Index】

オープニング:白兎七草
オープニング:イリス・ウィトルウィウス
オープニング:析了トオル
オープニング:箱色ツィラ
ミドルフェイズ1:複合修復工房リプリス
ミドルフェイズ2:習俗再演窟ニャモニャス・レア
ミドルフェイズ3:机上考察議事堂ディヴィエーガ
ミドルフェイズ4:■■原景■■■■
ミドルフェイズ5:我が作家性は
クライマックス1:真律調和層~オメガテラリウム~
クライマックス2:空想卵ファンタズマゴリア
エンディング:■虹■■■■・■■
エンディング:箱色ツィラ
エンディング:イリス・ウィトルウィウス/析了トオル
エンディング:白兎七草

【プリプレイ】

トレーラー 最高生徒会による『イースターエッグ』収集宣言はノヴァリスに僅かな混乱と指向性をもたらした。
それは個人主義者の集まりであったムセイオンアートスクールでも例外ではない。

八月革命時、死亡した先代マスターカラーズの学園長室より接収した遺物。
それは公表されたイースターエッグの特徴に酷似していた。

管理者である文化財保護管理委員会、春日イトリの提言により正体不明遺物の調査が開始される。

大修復、かつてマスターカラーズに十二の直弟子"パレット"の救出計画。
十二夜計画、アトリエの原型となった遺産を用いたノドス捜索計画。

オールドカラーズが残した傷痕は深く、化膿した患部は今もムセイオンに埋もれている。


七大派閥より外れし"色彩派"。

その賢人の遺産に触れるならば心せよ。
優れた芸術家であるならば殊更に注意を払え。
その優れた感受性が自らを害してしまわぬように。

『Everything you can imagine is real』

ダブルクロス、それは__深淵に輝く二つの星冠。


GM:それではセッションを開始します!
GM:このセッションは、特別ステージ『オーヴァード・ノヴァ』を使用します
GM:まずはPC1の箱色ツィラさんから自己紹介をお願いいたします~
GMキャラシート
箱色ツィラ:箱色(はこしき-)ツィラ。ムセイオンアートスクール所属の学生です。
箱色ツィラ:ノヴァリス生徒でも最年長クラスに当たる19歳です。ただ精神年齢的には15歳位。
箱色ツィラ:何故かと言うと……なんか……4年ほど封印されてたみたいですね
箱色ツィラ:知らない間に色々変わってるみたいですね……なんか留年生になったらしいし……
箱色ツィラ:“マスターカラーズ”という人に封印されたみたいです この名前の人が近づいてきても信用しちゃダメですよ
GM:19歳で学生ができるのはムセイオンの特権!
箱色ツィラ:封印から醒めたはずなんですけど、未だに右腕が額縁に囚われたままになっており
箱色ツィラ:仕方がないのでこのまま生活してます。
GM:不便そう、食事とかどうしてるのかな...
箱色ツィラ:周りに相談すると一生そのままでいろって言ってくれるんですよね。なんででしょう
箱色ツィラ:コードは“継師”。継ぎ手の作成や物体の接合に際して特筆した技術を持つ芸術家で
箱色ツィラ:なんか……パレット?とかとも呼ばれてました。
GM:最近、ムセイオンでよく聞く名前
箱色ツィラ:不安定なものを見ると継ぎたいな~ってよく思います
箱色ツィラ:いや……思うだけにはとどまってはないですね
箱色ツィラ:継ぎます
GM:やっぱりムセイオン生は怖い...六壬の子も言ってたし
箱色ツィラ:手って……不安定な状態じゃないですか?
箱色ツィラ:継いだほうがいいと思うんですよね
GM:ヒェッ
箱色ツィラ:性能としても接合します!
箱色ツィラ:具体的には《物質合成》により武器を、2つも繋げちゃいます!
GM:武器を二つも?!
箱色ツィラ:2点ほど詐欺みたいな挙動をするシートであり 1つ目がこのデバウラーとかいうやつ。
箱色ツィラ:丸太と合成すると命中-10の武器になるんですけど
箱色ツィラ:「100%超えていると命中が0になる」が武器としての効果に付与されるので命中0になります。
GM:0にするがこんなにメリットに働くのか...面白いなぁ
箱色ツィラ:あとはなんか……《砂塵霊》とかいう《砂の加護》のリミットエフェクトがあるんですが
箱色ツィラ:《砂の加護》が判定中なのに《砂塵霊》はメインプロセス持続する変なやつなんですよね。
箱色ツィラ:なので……《物質合成》と相性のいい《セレリティ》使うと 《砂塵霊》だけ両方に乗ります。
GM:すっごい、まさにパレットの名にふさわしい火力
箱色ツィラ:水晶の剣と合わせたら80点くらいで2回殴れるんじゃないでしょうか。
箱色ツィラ:そんな感じです!よろしくおねがいします!
GM:よろしくお願いいたします~
GM:そんなツィラさんのハンドアウトはこちら

PC1:箱色ツィラ シナリオロイス:春日イトリ
君はムセイオンアートスクール内で特筆すべき才能を開花させた選ばれし十二人"パレット"の一人だ。
オールドカラーズによって数年間の封印状態にあった君は数年ぶりに外の世界に戻れた。しかし、解放は
十全とも言い難く、片腕は今もアトリエ繋がれている。唯一のアテが封印を施したオールドカラーズに
ある以上、彼女について知る必要がある。君は春日イトリの提案に乗りオールドカラーズの遺物調査に
加わることにした。

箱色ツィラ:知っていくか~~~
GM:創作には何かと支障をきたしちゃいそうな現状何とかしちゃいましょう!
箱色ツィラ:イトリちゃん、提案合意の証に握手しましょう!
春日イトリ:エ?!
GM:提案合意がなされるのかなされないのか...真相はOPで
箱色ツィラ:楽しみ~~~
GM:よろしくお願いいたします~!
箱色ツィラ:よろしくおねがいします!

GM:ではちょっと飛んで次はPC3のトオルさんお願いします~
GMキャラシート
析了トオル:は~い
析了トオル:ジェネシスの二年生。怪奇現象探査部の栄えある部長、析了トオルです。
析了トオル:遍く怪奇現象をすべて解析ときあかし、最後まで残ったものこそが本物の神秘……
析了トオル:をモットーとし、あらゆる現象を(勝手に)解き明かして回るある意味でははた迷惑な人物。
GM:迷惑だ...他の学区はこんな人を野放しにしていいのか
析了トオル:結果的に六壬とキングダムから出禁とされており
析了トオル:六壬は出禁を解除される(予定)です
GM:やっぱり出禁だった!?
GM:ムセイオンは開放的なので安心してください
析了トオル:自作の車椅子に常に搭乗しており、オーヴァードであるにもかかわらず肉体はド貧弱。
析了トオル:異能もほぼ無しの一般人並み……ですが、改造車椅子"アナライズ"を使用し、常に膨大なデータベースに接続。
析了トオル:引き出したインターネット情報で支援活動や探索、攻撃までを幅広く行います。
GM:常にインターネットに繋がっている、凄い
析了トオル:悪い情報からいい情報まで常に調べています
析了トオル:性格は猪突猛進。狙った事柄にはとりあえず頭を突っ込む。
析了トオル:時にはノドスの機神の残骸で偽装したりする。
析了トオル:とにかく楽しい選択を。と思いながら、様々な事柄に頭どころか手を足を全身を突っ込みます
GM:今回もその持ち前の好奇心でガンガン行っちゃってください!
析了トオル:性能は支援、攻撃、妨害をバランスよくこなす……器用貧乏タイプ
析了トオル:車椅子で高速移動し、大口径機関砲をぶっぱなします
GM:フロント型...というわけね
析了トオル:コンビネーターもあるので火力支援もできる!インスピレーションでたまに閃いたりもできるみたいです。
析了トオル:という感じ!よろしくおねがいします!
GM:よろしくお願いいたします! そんな外部生徒のトオルさんがムセイオンに来るきっかけとなったハンドアウトはこちら

PC3:析了トオル シナリオロイス:春日イトリ
最高生徒会による『イースターエッグ』収集宣言での学区の動きはまちまちだ。
静観を決め込む者、学区の垣根を越えた調査隊を募る者、イースターエッグを巡る動きは水面下で
既に行われている。そんな中でムセイオンアートスクールより怪奇現象調査部に一つの依頼がかかった。
電話の主である春日イトリからのイースターエッグの調査依頼は正直、怪しい(そんなに簡単に見つかる
位置に保管されているものが本物であってたまるものか)。しかし、
その正体不明の遺物とやらに興味がある君は、二つ返事で依頼を受けることにした。

GM:ムセイオンはただでイースターエッグを調べさせてくれます
析了トオル:フフ、そうですね。私、今さっき本物のイースターエッグ見てきたところですからね。
GM:専門家だ?!
析了トオル:六壬のトップが大公開してましたよ
GM:これはかなりの期待度ですね...しかしトオルさんはなぜ出禁の六壬のイースターエッグ情報を?
析了トオル:ノドスに変装して潜入しました
GM:正直すぎ
析了トオル:許されたのでノーカン
析了トオル:というわけで……どのような真実なのか、今回は依頼なので思う存分やっていこうと思います。
GM:なんて頼れるんだ
GM:よろしくお願いいたします~!
析了トオル:よろしくおねがいします~!

GM:では続いてこの方!
GM:PC2のイリスちゃんお願いいたします~
GMキャラシート
イリス・ウィトルウィウス:はーい!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウス。ムセイオンアートスクールの生徒会長で、当代の"マスターカラーズ"を拝命しています。
イリス・ウィトルウィウス:元々は生徒じゃなく、生徒達の作品や技法を集積保存するためのアーカイブ管理AI、つまり社会人だったのですが
イリス・ウィトルウィウス:他の生徒のみんながアトリエにこもりっぱなしで生徒会が全く機能しないため、私が一人で全部やってます
GM:ムセイオンの社会性を一手に担ってくれてる...
イリス・ウィトルウィウス:全生徒の作品をリソースにできるという、芸術で戦う学区において破格の権能を持っていたお陰で、こと戦闘に関しては相当なことができ
イリス・ウィトルウィウス:前マスターカラーズとの戦いも、ムセイオンの全生徒の力をその身に結集して勝利したらしいです
GM:ムセイオン生徒の総体としてマスターカラーズカラーズに勝つ...
イリス・ウィトルウィウス:本人は別に生徒会長に向いてる性格してるとかではなく、むしろちょっと抜けてたりしつつ、ムセイオンの中ではそれなりに常識を備えています
イリス・ウィトルウィウス:学校ができた頃から生徒のアシスタントとして接してきたので、生徒のみんなは妹のように大切に思っており、とっても大好き!
GM:うう..みんなもイリスちゃんのことが大好きです!
イリス・ウィトルウィウス:できるだけ生徒のみんなのやりたいことをさせてあげたいと思っているため、多少危ないことをしていても全肯定して応援します。
イリス・ウィトルウィウス:私が頭を下げて収まるうちは何度でも下げますので……
GM:本当に偉い...皆さんもあまりイリスちゃんに迷惑はかけないように
イリス・ウィトルウィウス:ノドスの侵攻の際に一度破壊され、神漫画研究会のエイコさんの力でレネゲイドビーイングとして新たな身体を得ました。
イリス・ウィトルウィウス:なので今は正真正銘の生徒として頑張ってます!やってることはほとんど変わんないけど…
イリス・ウィトルウィウス:性能は原初の〇〇でお得なエフェクトをつまみ食いするピュアウロ
イリス・ウィトルウィウス:最大レベルの《巨匠の記憶》で大抵のことは対処できます
イリス・ウィトルウィウス:戦闘では、《原初の青:ヴィークルモーフィング》を使い
イリス・ウィトルウィウス:芸術巨人を召喚します。
GM:他のムセイオン生の手の届かないところもケアしてくれるんだ
GM:芸術巨人!
イリス・ウィトルウィウス:芸術巨人は、芸術の巨人です。
イリス・ウィトルウィウス:実は転生RBになったことでDロイスが変わり、データ的には無理のある感じになっていますが
イリス・ウィトルウィウス:芸術の力を信じてガンバリマス!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:そんなムセイオンを取りまとめるイリスちゃんのハンドアウトはこちらです

PC2:イリス・ウィトルウィウス シナリオロイス:オールドカラーズ
君はかつてのマスターカラーズを打倒した今代のマスターカラーズだ。
お互いの芸術性をもって対峙した今でも彼女の真意はわからなかった。彼女は何を思い、何故あのような
凶行に及んだのかを知る術は既に無く、学園長室に残された遺物からもその意図を読み取ることすら
叶わなかった。
であれば今回の遺物調査はそれを知るまたとない機会なのだろう。
君は継承した者として、その行いの意味を知る必要がある。

GM:ムセイオンが八月革命で解放されてもその傷跡は未だにあります
イリス・ウィトルウィウス:責任……取らないといけませんね
GM:イースターエッグで周りが大変でムセイオンにかまけてる暇はなさそうなので
イリス・ウィトルウィウス:イリス、動きます
GM:やっちゃいましょう!
イリス・ウィトルウィウス:むん!
GM:よろしくお願いします~!

GM:では最後、白兎先生お願いいたします~
GMキャラシート
白兎 七草:はーい!白兎七草、星室庁としてノヴァリスに、そして今回ムセイオンにやってきた先生です
白兎 七草:ズルであったり言い訳をある程度許容する打算的な人ではありますが、当然先生
白兎 七草:自分の損であれ生徒を守るためであれば反射的に体が動く……程度には善性があります
GM:悪い大人だ
白兎 七草:そのため後で書類仕事が増え、アイリスアウトで終わることもまちまちありそうではありますが
白兎 七草:まぁそれはそれ!後悔はしていません、今回も後悔なく進んでいきたいですね
白兎 七草:性能はミドルフェイズは黒の鉄槌+コンセによる低燃費少女、後孤独の魔眼で多少のガード屋としても働けます
GM:先生は十字冠無いのにそんなに前に出て...
白兎 七草:ちょっとヤバいかも……あと同一エンゲージでなければ迎撃する魔眼が起動します
白兎 七草:そのための破壊者、+1Dを起動させることで黒の鉄槌のみでもそこそこの火力を出していきたい
白兎 七草:CXにおいては小惑星の力学により味方全員の加速・そして黒の中心核をドカ食いすることで黒の鉄槌と迎撃する魔眼の火力を一気に増加させます
GM:コンビネーターが作用しやすい!
白兎 七草:迎撃する魔眼ではメインプロセスは発生しませんからね、HP消費は自身の手番でしか存在しませんよ!
白兎 七草:後一番大事な要素としてパーカーが脱げます
白兎 七草:よろしくお願いします!
GM:これ以上脱ぐ?! これだから大人は信用できない...
GM:そんな悪い先生である七草さんのハンドアウトはこちらです

PC4:白兎七草 シナリオロイス:ココ・ビスキュイ 
君は先日起きたイースターエッグの奪取と留年の真実を知る"星室庁"の教員だ。
星室庁に呼び出され、提出書類の訂正を行っているとムセイオンアートスクールからの要請が耳に入る。
ムセイオンの管理作品の中にイースターエッグの特徴に酷似した物を見つけたとのことだが
"マスターカラーズ"の『色彩派』は七大派閥とは独立した個人派閥でありイースターエッグの戒律とは
無関係のはずだ。最高生徒会はこれを優先度の低い案件として流す方針だが生徒の要請を無下にできない
君はムセイオン行きを決意する。
書類整理に飽きたとかいうことでは決してないのだ。

GM:日頃の行いがたたってか星庁室に呼び出されます。
GM:ムセイオンで要請があるからといってさぼらないでくださいね
白兎 七草:イ、イヤ……要請があるから仕方ないので……
GM:先生?
白兎 七草:行ってきま~す!
GM:そんな感じでよろしくお願いします~
白兎 七草:よろしくお願いします!
GM:ではそんな素晴らしいみなさんと一緒にセッションを始めて行こうと思います
GM:よろしくお願いします~~
イリス・ウィトルウィウス:よろしくお願いします!
析了トオル:よろしくおねがいします!
白兎 七草:よろしくお願いします~!
箱色ツィラ:よろしくおねがいします!
GM:では早速、オープニングに入りましょう


【オープニング:白兎七草】

GM:では七草さん登場侵蝕をお願いいたします~
白兎 七草:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 2[2]+33 → 35

白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を2増加(33 → 35)


GM:■星室庁オフィス 第七小会議室


GM:午前9時30分、星室庁からの呼び出しに応じた君は渋々出向する事となる
GM:呼び出される案件は事前に聞いた通り提出書類の訂正だがあくまで訂正
GM:そこまで時間はかからないと会議室の扉を開けた先は
GM:小さな書類の丘、といった様相であった
白兎 七草:欠伸しかけた体を引き締めるように両頬を叩き、扉を開ける。
白兎 七草:「失礼しま……し、た」
ホン・シュエメイ:ガッ
ホン・シュエメイ:閉じられかけたドアの隙間に指を挟み入れる。
ホン・シュエメイ:先生が全体重をかけても、ピクリとも動かない
白兎 七草:「わぁっ!? ……シュ、シュエメイちゃん。おはよう……もしかして部屋、間違えてたりしないかな?」
ホン・シュエメイ:「おはようございます。お待ちしていましたよ、七草先生」笑顔


白兎 七草:用件は訂正、あの量は……どう見ても、社長だとか……書類仕事をメインとする人間の量だ。
白兎 七草:「て、訂正って聞いてたけど……もしかして、他の学区で必要な書類仕事とか?」
白兎 七草:どこかひきつった笑みで願うように問いかける。
ホン・シュエメイ:「いえ~、先生はこのノヴァリスに赴任されてから、とても精力的に活動頂いていますから」
ホン・シュエメイ:良いながらぐいと先生の手を引いて席まで引っ張っていく
ホン・シュエメイ:「いつもお忙しくしていらっしゃいますし、中々こういった些細な訂正でお呼び立てするのも申し訳ないと思い」
白兎 七草:「はい、ですよね、はい……」諦めた顔で子供のように手を引かれていく
ホン・シュエメイ:「そうこうしているうちに、訂正が必要な書類が貯まってしまったんです。私達ももう少し早くお願いするべきでしたが……」
ホン・シュエメイ:そう言って書類の山を指差す
ホン・シュエメイ:「こちら、先生がノヴァリスに赴任されてから、最高生徒会に提出して頂いた報告書の」
ホン・シュエメイ:「全部です」
白兎 七草:「……全部!?」
ホン・シュエメイ:「はい、全部です」
白兎 七草:「え。えーっと……訂正って聞いた気がするんだけど……」
白兎 七草:「全部!?」
ホン・シュエメイ:「はい、全部直してください」
白兎 七草:「しっかり書いたつもりだったんだけど……な、何かの間違い……ってことはないよね、はい。」
ホン・シュエメイ:「ふふ、脅かしすぎましたか?」小さく吹き出して
白兎 七草:どこかしょぼんとした顔をしていたが、どこか面白そうなシュエメイの顔に驚いて向き直る
ホン・シュエメイ:「大丈夫です。殆どは捺印の位置がズレているだとか、訂正印が押されていないといった些細なものです」
白兎 七草:「えっ」
白兎 七草:「あっ、あぁ~……たしかに忘れてたのが結構あったような」
ホン・シュエメイ:「見た目ほど時間がかかるものではありませんよ。ただそうですね……幾つかは形式に問題があって」
ホン・シュエメイ:それなりに多い部数の報告書を山の中から取り分ける。
白兎 七草:「形式」
白兎 七草:記憶をたどれば小学生、何度読書感想文の形式でやり直しになったか……
ホン・シュエメイ:「こちらはジェネシスの監査局にも回る書類ですので、少し手直しが必要でしょうか」
ホン・シュエメイ:「特にこちらは、関係者の言動を台詞調で書き記して頂いていますが」
白兎 七草:「あぁっ、そういえば監査局は変わるんだったっけ。そういうの、ここでも変わらないもんね……」
ホン・シュエメイ:「どうも音声記録と食い違う点がありまして、脚色は排除していただけると」
白兎 七草:「そ……そうだっけ?そうだったような……いや、はい、そうですね。カッコつけてた気がします」
ホン・シュエメイ:「あとちょっと擬音が多いかなって思いますね。ズドドドドーン!とかゴゴゴゴ……みたいな」
白兎 七草:「そ、そう?ほら……分かりやすくないかな?」
ホン・シュエメイ:「日本の漫画表現に親しんでいる生徒ばかりではありませんから」
白兎 七草:「あっ、あ~……はい、わかりました」
白兎 七草:「漫画、面白いんだけどなぁ」と独り言ちながら訂正していく。
ホン・シュエメイ:「先生のスケジュールについては把握しています。職員室のお仕事に差し障るといけませんので」
ホン・シュエメイ:「今日ですべて終わらせましょう」
白兎 七草:「シュエメイちゃん……!」
白兎 七草:わざわざ面倒な書類仕事を手伝ってくれる生徒。正に感涙ものだが、目を落とせばそこには地獄、あるいは書類の山が見えてくる。
ホン・シュエメイ:「終わるまで返しませんので」ガチャンッ、鍵が閉まる音。
白兎 七草:「エッ」
ホン・シュエメイ:「安心してください。私もお手伝いします。会長で慣れてますので」
白兎 七草:「う、うん、優しいね……」しょぼんとした顔で椅子に座り、書類に向き合う。
GM:そうして書類に向き合っていると
:「あのぅ~シュエメイ主席執行官~」
GM:扉の外でノックと共に気弱な声で呼びかけられる
ホン・シュエメイ:「あら?」
ホン・シュエメイ:その方向へと顔を向け「どうぞ」ロックを解除する。
白兎 七草:「何かあったのかな?」
ココ・ビスキュイ:「業務中、失礼いたします~」


GM:最高生徒会法務寮寮長“フリージア“ココ・ビスキュイ
GM:他学区同士の紛争調停や戦後処理や戦後処理を担当する法務寮の寮長。
GM:卒業に向けた代替わりにより先日、次長より大任を任された少女はぎこちない様子でキミともう一人の大人に目を向ける
ココ・ビスキュイ:「あぅ、お忙しいところ失礼いたします...どうしても報告しないといけない案件がありまして」
白兎 七草:「あっ、ううん、全然大丈夫だよ!むしろ邪魔しちゃってごめんね!」嬉しそうな満面の笑みで出迎える。一瞬の休憩でも砂漠の中の水ほどに喜ばしい。
ホン・シュエメイ:「ココ寮長……ということは」
ホン・シュエメイ:「いえ、先生。むしろ先生に聞いて頂く必要のある案件かも知れませんよ」
ココ・ビスキュイ:「あ、先生もいらっしゃるんですね!よかったぁ~~~」
白兎 七草:「あれ、でも法務寮の仕事って戦後処理だったような……?私にできることがあればいいんだけど」
ココ・ビスキュイ:「えっと、今回の案件は押し付けられたというかなんというか...」もにょもにょ
ココ・ビスキュイ:「い、イースターエッグの発見報告ですっ」
ココ・ビスキュイ:「でもなんか妙といいますかぁ...」
白兎 七草:「イースターエッグ!?……でも、妙っていうのは?」
ココ・ビスキュイ:「発見報告があったのってムセイオンなんですよ?」
ホン・シュエメイ:「それは……妙ですね」
白兎 七草:「たしか七大派閥に在るって話だったかな?」
ココ・ビスキュイ:「はい、七大派閥だと箱舟派とか天国派...最近だと降臨派も発見事例がありましたよね」
ココ・ビスキュイ:「でもムセイオンって...独立派閥のはずなんですよね」
白兎 七草:「……なるほど。在る筈がないイースターエッグってことになるわけだね」
白兎 七草:「ってすると、単なる生徒の勘違い……あるいは類する遺産とか?」
ココ・ビスキュイ:「そうです先生!どうせムセイオンの”フカシ”に決まってますよ!」
ココ・ビスキュイ:「シュエメイ先輩もそう思いますよね?」
白兎 七草:「あれっ思ったより急に過激」
ホン・シュエメイ:「………」顎に手を当て、険しい表情で考え込む
ココ・ビスキュイ:「(私たちが忙しいのにこんなめんどくさいこと押し付けてぇ...ぐぅぅ...っ)」
白兎 七草:「(ココちゃん、相当忙しいんだろうな。引継ぎはしてても仕事量は元より圧倒的に増えてそうだし……)」
ホン・シュエメイ:「……いえ、そう決めつけるのは早計かもしれません」
ココ・ビスキュイ:「しゅ...シュエメイ主席執行官?」
ココ・ビスキュイ:「大したことない要件でも人員を充てないといけないのはわかりますけどぉ...」
ホン・シュエメイ:「確かに、ムセイオンは七大派閥からは外れていますが」
ホン・シュエメイ:「同窓会の報告によると、七大派閥に含まれない七賢人」
ホン・シュエメイ:「"マスターカラーズ"と"マスターデュエル"は、そもそも単独でその目的を達成する手段があったと」
ココ・ビスキュイ:「あっ」
ホン・シュエメイ:「イースターエッグとの関係が怪しいとしても、放置するのは少々怖いですね……」
白兎 七草:「イースターエッグじゃなくてもそれに値するかもしれない……はい、ココちゃん、シュエメイちゃん。提案!」
ココ・ビスキュイ:マスターデュエルの名前で思い出す、XMsアカデミアの亡霊の事を
ココ・ビスキュイ:「なんでしょう先生!」
白兎 七草:「つまり、動かせる人員は少ないから優先度を高く設定しにくいけど、放置するには怖い案件ってことだよね?」
白兎 七草:「でも大丈夫、ここに動ける先生がいるからってことで!」
白兎 七草:「その案件、私に任せてくれないかな?」
ココ・ビスキュイ:「...」
ホン・シュエメイ:「……」
白兎 七草:「あれっ……私時間止められないよね?」
ココ・ビスキュイ:「シュエメイ主席執行官、そういえば先生はどうしてここに?」
ホン・シュエメイ:「幾つか提出書類の訂正を」後ろの書類の山を指す。
ココ・ビスキュイ:「ふむ...」思案する
白兎 七草:「ちょ、ちょっとだけ……ね」あははと肩をすくめて苦笑する。
ココ・ビスキュイ:自分はこの前のイヴリースの調停を終え、カクタスヒルズは壊滅して内務寮や都市開発寮に案件がシフトした
ココ・ビスキュイ:ショコラショコラン出身の小賢しい脳みそがフル回転する
白兎 七草:「生徒が困ってるのに見過ごせないって!」
ココ・ビスキュイ:「(これは...先生の仕事を肩代わりしてダラダラやってれば仕事は振られないんじゃ...)」
ココ・ビスキュイ:「わかりました...その仕事、私が引き受けましょう」
ココ・ビスキュイ:透き通った表情で提案する
ホン・シュエメイ:「ココ寮長……」わずかに非難するような視線
白兎 七草:「ココちゃん……!」視線を合わせる。互いの利が合致したとかそういうことではなく……単純な善意と善意だ。本当だ。
ココ・ビスキュイ:「ぅぅ...実際、動ける先生は居ないわけですから」
ココ・ビスキュイ:「こうした方が効率が良いのは否定できませんよね?」
白兎 七草:「本当は私ももっとシュエメイちゃんと一緒に居たいんだけど、他に動ける人もいないから……ね?」
ココ・ビスキュイ:「先生のためにこの身を小麦粉にする勢いで頑張りますよ」
ココ・ビスキュイ:「いかがでしょうか?」
ホン・シュエメイ:「……はぁ」小さく嘆息し
ホン・シュエメイ:「わかりました。先生の直筆が必要な所以外は、こちらで処理しておきましょう」
ホン・シュエメイ:「どのみち、今日来て頂いたのは、先生の予定が丸一日空いていたからです」
ホン・シュエメイ:「生徒の要請があるのなら、そちらを優先してください。それが先生のお仕事ですから」
白兎 七草:「暇な先生でよかった……!」
白兎 七草:「了解。ありがとね、シュエメイちゃん……ココちゃんも!」
ココ・ビスキュイ:「えへへ、法務寮は先生との協力を惜しみませんから」
白兎 七草:ありがとう……と真摯な感謝を目で伝え、気のせいに違いないがどこか軽い足取りで部屋を後にしようとする。
GM:そうして軽快に扉は閉じられ二人の沈黙が場を支配する
ココ・ビスキュイ:「それでは後のことは私がやっておくのでどうぞ、シュエメイ主席執行官はお構いなく...」
ホン・シュエメイ:「……いえ」先生が途中で放り出した書類をトントンとまとめて
ホン・シュエメイ:「二人でやった方が早いでしょう。あなたにも他の仕事がいくらでもあるでしょうし」
ホン・シュエメイ:「法務寮の長として鍛えられた事務処理の手際、是非参考にさせて頂きます」
ホン・シュエメイ:心なしか圧のある笑顔を向ける。
ココ・ビスキュイ:「ひゅっ」小動物めいた緊張により呼気が漏れる


GM:シーン終了! ロイスが結べます
白兎 七草:はーい!ココ・ビスキュイに〇感謝/同類?


【オープニング:イリス・ウィトルウィウス】

GM:イリスちゃんのOP! 侵蝕をお願いします~
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(40 → 42)
GM:ではまずは回想から入ろうかと思います


GM:八月革命という名の燎原の火はノヴァリス全土に広がり轟音と閃光、衝撃と恐怖がこだました。
GM:ただ一学区を除いて
GM:ムセイオンアートスクール、人類の美の歴史の集積場であるとともに新世代の文化の担い手を育成する芸術学校は静寂に包まれ
GM:この日、外界から完全に隔絶していた
GM:マスターカラーズの簒奪した卓越の築城の才はムセイオンを不落にして外部の侵略を鏖殺しつくす魔城へと変え外部生徒はおろか理事会すらも寄せ付けない


GM:■ムセイオンアートスクール 大講堂
GM:大講堂は無人であり生徒は全て自身のアトリエでの創作を続ける。
GM:それが自分たちにできる唯一の抵抗だからだ
築城師:《DANGER》《DANGER》《DANGER》《DANGER》《DANGER》
築城師:───『築城師』によって構築された絶対防衛殺戮都市機構。仰天神殿(エウニル)・天冥貫通(エ・テメン・アン・キ)。
築城師:アトリエとして知られるそれがムセイオンの現実を侵蝕する。芸術の果てに作られた白亜・絢爛の芸術都市の大地に映りこむようにアラートを示す文字が流れ───
築城師:無数の高層建築が屹立する。
築城師:《LAUNCH》《GREEN》《GREEN》《GREEN》
築城師:ビルの頂点が光を放ち───壁面が降ろされる。
イリス・ウィトルウィウス:「"オーキッドミスト"」「"ヘブンリーブルー"」「"ホワイトリリー"」
イリス・ウィトルウィウス:打ち下ろされる城壁の真下で、カートリッジへと絵の具を装填する。
イリス・ウィトルウィウス:ムセイオンの生徒は、自らのアトリエの中では無類の力を発揮する一方、外部での戦闘に長けているものは少ない。
イリス・ウィトルウィウス:そしてそのアトリエも、それらを塗り潰し支配する権能を持つ"マスターカラーズ"に対しては意味をなさない。
イリス・ウィトルウィウス:だから、相対するのは最初から自分一人と決めていた。
イリス・ウィトルウィウス:「聳え立て、芸術の巨人」
イリス・ウィトルウィウス:「"鏡面の城"」


鏡面の城:築上師の魔城、その威容を正面から迎え撃つように、もう一つの巨大城が姿を表す。
鏡面の城:天空まで届こうかという鏡面体に描かれた、平面の城。
鏡面の城:その扉が開くと同時、正しく鏡写しの如く魔城の城門がこじ開けられる。
築城師:───虎口は開いた。
築城師:《築城師》の設計理念を超えた攻略手法。然しこれが城に言う『虎口』であるならば、その先に待ち受けるものこそ、混沌奇怪なるその怪物の『腸』であり…『牙』である。
GM:開かれた城門、その先の大講堂に彼女は居た


GM:来るはずの無い生徒を待ち
GM:生徒でないキミを悠然と見下ろす
GM:八月革命、君はマスターカラーズと対峙した
イリス・ウィトルウィウス:「……"マスターカラーズ"」
イリス・ウィトルウィウス:逆光に陰るその姿を見上げる。
イリス・ウィトルウィウス:「これ以上は……止めにしませんか」
イリス・ウィトルウィウス:「革命はこのムセイオンだけじゃありません。ノヴァリス全土で始まっています」
イリス・ウィトルウィウス:「今まで争い合っていた生徒達が、ようやく一つの目的のために立ち上がろうとしているんです」
イリス・ウィトルウィウス:「今の理事会に勝ち目はありません……例えあなた達七賢人がいたとしても」
イリス・ウィトルウィウス:「シオン会長が……彼女たちが、必ず革命を成功させます。ですから……」
イリス・ウィトルウィウス:「取り込んだ生徒達と、そのアトリエを、今すぐに返してください」
イリス・ウィトルウィウス:「そうしてくれるのなら、命までは奪いません」
マスターカラーズ:白濁した瞳はその視力を失い何も映さない


マスターカラーズ:しかし、マスターカラーズであるが故のその空想
マスターカラーズ:眩んだ裏の瞳がイリス・ウィトルウィウスを見透かすように見据える
マスターカラーズ:その内面の弱さまでも
マスターカラーズ:「イリス・ウィトルウィウス」
イリス・ウィトルウィウス:「…っ」反射的に肩が震えるのを抑えて、まっすぐに見上げ続ける。
マスターカラーズ:「その宣誓は芸術家として自立し、師を越えんとする弟子のみが赦される言葉です」
マスターカラーズ:「もし、八月革命が大人を...教師の支配から脱することを望むのであれば」
マスターカラーズ:「あなたは一人の芸術家として私に意見すべきです」
イリス・ウィトルウィウス:「私、は……」
マスターカラーズ:「未熟な生徒の作家性の総体」
マスターカラーズ:「背伸びして、周囲に流されているだけの子供なのです」
イリス・ウィトルウィウス:「……違い、ます」退きかけた脚をその場に留め、きっと睨み返す。
イリス・ウィトルウィウス:「私は、芸術家ではありません」
イリス・ウィトルウィウス:「生徒達の作家性の総体。それを記録するだけの器。確かにそうでしょう」
イリス・ウィトルウィウス:「けれど、私は誰よりも近くで、彼女たちの作品を見てきました」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたよりも、ずっと」
イリス・ウィトルウィウス:「だから、断言できます。彼女たちは未熟なんかありません」
イリス・ウィトルウィウス:「"マスターカラーズ"。本当にあなたには視えないんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちが放つ鮮やかな色彩が。それが描き出す世界の価値が」
マスターカラーズ:「芸術とは創り手と受け手の相互作用」
マスターカラーズ:「彼女らが作り手として魅せる力が不足している」
マスターカラーズ:「故に、導かなければなりません」
マスターカラーズ:「それがマスターカラーズの...七賢人としての“義務”なのですから」
イリス・ウィトルウィウス:「……誰も、頼んでいませんよ。そんなこと」
イリス・ウィトルウィウス:「芸術家が義務だとか、責任だとか、つまらないことを言わないでください」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちは少なくとも、自分自身とその作品に対して、責任を負っています」
イリス・ウィトルウィウス:「それでいいじゃないですか。それより大きな事を望むのは、あなたの傲慢です」
イリス・ウィトルウィウス:「そんなものに、彼女達を巻き込まないであげてください」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方は"マスターカラーズ"。すべての色を塗りつぶす黒の王」
イリス・ウィトルウィウス:「それが、彼女たちの作家性まで、貴方の思い通りに塗りつぶすというのなら」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方に師を名乗る資格はありません」
イリス・ウィトルウィウス:スプレーガンを突きつける。
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちの保護者として警告します」
イリス・ウィトルウィウス:「教育に悪いので、これ以上関わらないでください」
マスターカラーズ:「警告、言葉で収めようとする...貴方は最後に私を落胆させました」
マスターカラーズ:「筆を持つのなら作品で語るべきです」
マスターカラーズ:両手を顔の前にかざし顔を下げ、帽子の布を目深に降りた
マスターカラーズ:ソレは本来、"シオリ"と呼ばれる能楽における泣きの仕草。
マスターカラーズ:覆われた布、存在があわいとなりて”神憑る“
マスターカラーズ:マスターカラーズ、最も才能を芽吹かせ簒奪に長けたオーヴァード
マスターカラーズ:その身には開花した学園最高峰の卓越が十二分に宿る
イリス・ウィトルウィウス:「シキミの……また、貴方は……!」瞳に明確な怒りが宿る。
イリス・ウィトルウィウス:「そんなに知りたいのなら、見せてあげます!貴方の盲いた眼にも、はっきりと映るまで!」
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンの虹色を、私が描き出す!」
鏖殺師:ずごごごごご……
鏖殺師:その行く手を阻むように
鏖殺師:マスターカラーズの両傍ら、城の内壁がせりあがっていく。
鏖殺師:備えられた防衛機構……『攻撃手』が姿を現す。
鏖殺師:ビカァーッ!
鏖殺師:全身が眩いばかりの黄金の輝きと極彩色で彩られた
鏖殺師:騎士を思わせる二体の巨大マシン!
鏖殺師:即ち――ストレートフリーキーザルゼム!!
鏖殺師:ギャキィ!
鏖殺師:そして――インフェルノジャスティファイズザルゼム!!
鏖殺師:クルクルゥ――ッ!シュピン!
鏖殺師:パレットの映像作家が産みだした傑作機『白き鋼のザルゼム』を
鏖殺師:より攻撃的かつスタイリッシュにアレンジした特化型芸術巨人!
築城師:《DANGER》《DANGER》《DANGER》 アラートが鳴り響く。講堂の内、無数のモーターが回転し、分厚い歯車が音を立て、その機構を呼び覚ます。
鏖殺師:グッピォオオン!!
鏖殺師:全身から色とりどりのレーザーを放出し、ヒロイックな大剣でイリスへと躍りかかる!
イリス・ウィトルウィウス:「……ッ!」
イリス・ウィトルウィウス:スプレーガンから射出された塗料が、空中で固形化しその場にとどまる。
イリス・ウィトルウィウス:それを足場とし、間一髪で体験を逃れる。しかし、機動力の差は歴然。巨大な戦闘機械はすぐに反転してくる。
イリス・ウィトルウィウス:「イオリアのザルゼムを、まるで戦争の道具みたいに……!」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女がどういう気持ちでそれを創ったのか、わからない貴方ではないはずでしょう!」
マスターカラーズ:「異議があるならイオリアのエゴがそれを許さないでしょう」
マスターカラーズ:「それを貫き通せない時点で...何をされても仕方がないということです」
イリス・ウィトルウィウス:「押さえつけながら言うことですか!それが!」
イリス・ウィトルウィウス:「"グラファイト"」「"クロムイエロー"」「"ブルーアシード"」
イリス・ウィトルウィウス:「満ちよ、芸術の巨人───」
研磨師:――再度、芸術巨人を生まれ出ようとしたその瞬間。
研磨師:レーザービームに紛れた黒い人影が、マーブル色の流星を引きながら通り過ぎる。
イリス・ウィトルウィウス:「わわっ!?」こちらにまで延びてきたそれを、大きくバランスを崩しながら間一髪回避する。
研磨師:空間が削られる。三種の色彩。ムセイオンの生徒の作品を集約して作り上げた合作が
研磨師:そのカンバスごと、精緻なる爪痕に削られ、志半ばで挫折する。
研磨師:「――時は残酷に過ぎ去れど 残した爪痕は消えはしないVan kierre faja na ftt meryu.
研磨師:虹色の空中通路を飛び、作りかけで止まった芸術巨人の肩に、少女が腰掛る。頭部を黒い霞に塗り潰された少女が。
研磨師:「無価値を愛してくれたあなたのために この輝きを捧げようWas yea ra tasyue keenis tou ridalnae yor, yorr hartes na cest mea.  ――――」
イリス・ウィトルウィウス:「リィサまで……」
研磨師:静かな、諦めたような鼻歌だけが響く。両手両脚、五指二十の爪痕は、少女の疾走と共に空間に領域を刻み込み。
研磨師:芸術巨人を、それを生み出すイリスの身体を裂き切り、縛り上げる。
イリス・ウィトルウィウス:「ぐぅ……!」
イリス・ウィトルウィウス:具現化した爪痕によって縛り上げられ、空中に張り付けられる。
築城師:──かつて、築城師が鏖殺師の芸術に感銘を受け構想したものがある。空想に手を伸ばし、あり得ざる未来を映す《革新》の芸術。『かけることの』──《仰天》──天を仰ぐ、大いなる構築物。
築城師:それは文字通り、『天』にある。天と地を繋ぐものではない。地から足を離して、天に座す、新たなステージの構『星』。
築城師:それは事実として現実において未だ成立の兆しなく、無数の制約が存在するため、あくまで構想の中にしか存在しない。しかし、ここはムセイオン。
ならば叶う。

築城師
築城師:…宇宙世紀、星間文明の更なるステージに至った者のみが辿り着ける、無尽蔵のエネルギー生み出す空想構築。
築城師:恒星エネルギー収集圏、ダイソン天球。
築城師
──それは巨大すぎるが故に、多くの人間には見えない。見ようとも思わない。しかし、存在している。

築城師:空想に生み出された遥か天に。そうして、この魔城を、無数の鋼鉄の騎士を稼働させるだけのエネルギーを供給し続けているのだ。
築城師:『戦う星を見たか。』
築城師:天空に煌き、星を象る五角形の翼を広げた騎士の如き機械が、空にいる。その名を、ザルゼム*<アスタリスク>
築城師:その武装は、そこから送り込まれるエネルギーの全てを翼に受け、構えた巨大兵器より打ち出す──全ての生命を滅ぼすための兵器。その照準は、この講堂、磔にされたイリスに向けられている。
マスターカラーズ:「さようなら、イリス・ウィトルウィウス」
イリス・ウィトルウィウス:『"アクアマリン"』『"ムーングレイ"』『"バーミリオン"』
イリス・ウィトルウィウス:拘束されたまま、指先で絵の具のカートリッジを取り出し
イリス・ウィトルウィウス:そのまま下へと放り捨てる。
イリス・ウィトルウィウス:『"サンセット"』『"インディゴ"』『"マリーゴールド"』
イリス・ウィトルウィウス:その先には、研磨師が空中に残したままの爪痕。
イリス・ウィトルウィウス:空間を削り取り、撹拌する傷跡に触れたカートリッジが破裂し、その中に込められていた塗料が周囲に霧散する。
GM:収束する、収束する、収束する
GM:ムセイオンの大講堂、仮初の宙の星の光が束ねられる
イリス・ウィトルウィウス:それらは先程構築途中で停止した芸術巨人の塗料と混ざり合い、新たに3体の巨影を形作る。
イリス・ウィトルウィウス:「"満ちよ"」
イリス・ウィトルウィウス:「"唄え"」
イリス・ウィトルウィウス:「"輝け"」
イリス・ウィトルウィウス:「芸術の巨人───」
イリス・ウィトルウィウス:「"月は出ずとも"」


月は出ずとも:分厚い雲に覆われた、淡い月光とともに
月は出ずとも:純白のローブに覆われた無貌の巨人が舞い降りる。
月は出ずとも:巨人が発する燐光が巨大兵器から放たれたエネルギー照射を無数の粒子へと分解していく。
イリス・ウィトルウィウス:「"深海の魔女"」


深海の魔女:地面から湧き出た流水が混ざり合い、女性的なシルエットの巨像を形作る。
深海の魔女:巨像から放たれる唄声が波紋のように空間に伝播し
深海の魔女:空を埋め尽くす無数の戦闘機械、ザルゼムのコントロールを奪い、その場に停止させる。
イリス・ウィトルウィウス:「"凍てつく太陽"」


凍てつく太陽:天空に燃え盛るダイソン球の内側に、極小の天体が生成される。
凍てつく太陽:そこから放たれる絶対零度の陽光が、ダイソン球を内側から凍結させる。
イリス・ウィトルウィウス:月光に触れた爪痕が溶かされ、綻んだ拘束を脱して地面に降り立つ。
マスターカラーズ:動揺は無い、知っている者たち、自分の手ほどきを施した者達
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちの作品をそのまま使うばかりか、身勝手な解釈まで加えて貶めるなんて」
マスターカラーズ:その結実を観て、彼女の表情が僅かにほころんだ
イリス・ウィトルウィウス:「本当に、貴方はもう……」その表情を見て、一瞬言葉に詰まる。
イリス・ウィトルウィウス:「……終わらせてあげます」表情を引き締めて
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちの、そして何より、貴方のために」
イリス・ウィトルウィウス:「"スノーホワイト"」「"アッシュグレイ"」「"ランプブラック"」
イリス・ウィトルウィウス:スプレーガンから放たれた弾丸へと、三体の芸術巨人が収束し、混ざり合う。
イリス・ウィトルウィウス:やがてそれは空間に巨大な円環を描き、新たな構造体として顕現する。
イリス・ウィトルウィウス:「廻れ、芸術の巨人───」
イリス・ウィトルウィウス:「"虚数円弧状メビウス環連鎖帯仮説"!!」


虚数円弧状メビウス環連鎖帯仮説:ゴ ォ ン ……
GM:地面に落ちたマスターカラーズの影
GM:それがより“翳り”その濃度を高める
GM:ムセイオンより簒奪した“底無し”の闇がせり上がる
虚数円弧状メビウス環連鎖帯仮説:螺旋を描き、無限に連鎖する空間を内包した構造体。
虚数円弧状メビウス環連鎖帯仮説:果てのない円環の中へと、"マスターカラーズ"を飲み込み
イリス・ウィトルウィウス:「───っ」
虚数円弧状メビウス環連鎖帯仮説:やがてそれが、底なしの闇を溢れさせて内側から砕け散る。
虚数円弧状メビウス環連鎖帯仮説:この戦闘で描き出された中で最も強力な芸術巨人であったそれが、元の塗料の塊へと戻って周囲に飛び散る。
GM:凝集した空間がその臨界を超え炸裂し大講堂が内側より亀裂が入る


マスターカラーズ:四肢の力は脱力し壇上で力なく空を仰ぐ
GM:お互いがその作家性を見せぬままに衝突させた八月革命
GM:芸術の代理戦争は幕を降ろす
イリス・ウィトルウィウス:瓦礫の山と化した講堂の中央に、ふらついた足取りで歩み寄る。
イリス・ウィトルウィウス:「……貴方の」
イリス・ウィトルウィウス:半壊した躯体を引きずりながら、機械故に痛みを感じさせることなく、眼下の人物に憐れみの視線を向ける。
イリス・ウィトルウィウス:「負けです。"マスターカラーズ"」
マスターカラーズ:「貴方は...何かに.....勝てましたか?」
GM:死に体の老婆、芸術性の衝突では確かに凌駕した相手
イリス・ウィトルウィウス:「……」
GM:向けられた表情は微笑だった
GM:しかし、その真意を読み取ることはできない
GM:彼女は自身の作品すら見せることなく息を引き取った
イリス・ウィトルウィウス:「……勝ちましたよ」もはや届ける相手のいない言葉を紡ぐ。
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンのみんなが作り上げた世界が、貴方に勝ったのだから」
イリス・ウィトルウィウス:「……それが、私の勝利です」
イリス・ウィトルウィウス:雑念を振り払うように、講堂の隅を見る。
イリス・ウィトルウィウス:遺された黒塗りの画布。12人の至高のアトリエを封じたそれを解放することなく、"マスターカラーズ"は逝った。
イリス・ウィトルウィウス:「……貴方の思い通りになんて、絶対にさせませんから」
イリス・ウィトルウィウス:「きっと取り戻してみせます。いつか、彼女たちを」
イリス・ウィトルウィウス:「だって、みんな待っているんです。彼女たちの作品の」
イリス・ウィトルウィウス:「その、続きを……」
イリス・ウィトルウィウス:歪な駆動音を響かせて、祈るように瞳を閉じた。


GM:シーン終了 ロイスが結べます
イリス・ウィトルウィウス:結んどくか。婆ちゃんによ
GM:へへへ...
イリス・ウィトルウィウス:ロイス/オールドカラーズ 憐憫/疑念○ で取得。
GM:了解です!


【オープニング:析了トオル】

GM:次のOP トオルさんお願いします~!
析了トオル:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 10[10]+37 → 47

析了トオル:うわーっ!
GM:やる気がひしひしと伝わる、あるいは過労の後なのか...


GM:■怪奇現象探査部 部室
GM:ジェネシスインダストリアルアカデミー、怪奇現象探査部。
GM:それは、レネゲイドで全てを説明できる世界において
GM:「それだけじゃ、こんな世界はつまらない」___と
GM:真の怪奇現象。説明のつかない事象を追い求め、見つけ出すことを目的とした
GM:...要するに、変人奇人のたまり場である
GM:先日、六壬のイースターエッグ騒動が終わり生徒間でその実在をはっきりと認識した今、彼女らは
物見シロナ:「部長、ラージャン来た!こやし玉投げて!」
GM:モン〇ンをしていた
析了トオル:「フ、実はさっきから何度も投げています」
析了トオル:「今6回目くらいです」当たってない
析了トオル:冷静に分析しているが、たった今ベースキャンプに飛ばされている。
物見シロナ:「あ、あ~~~」
物見クロエ:「部長それ全部シロナの方に当たって……あれっ倒れてる!?」
漁火カルラ:「電子ウィンドウ展開しているような人がエイムしょっぱいの面白すぎない?」
漁火カルラ:普通にソロ狩りする勢いでバンバン撃ってる
江戸橋ジャッコ:「あちらさま六壬総督府から連絡があったときはいよいよ終わりと思いましたが」
江戸橋ジャッコ:「無事に凱旋……釈放?されてすっかり元通りですねえ」
上鳥羽キキ:「いや~、本当に肝が冷えたよ……ジェネシス全体を巻き込んで氷河期にしちゃうかと思った」
漁火カルラ:「投票権何枚飛んだの~?」
析了トオル:「貢献度の方が大きいのでプラマイゼロです」
析了トオル:といっても、核心的な情報までは流していない。
漁火カルラ:「あれって免罪符だったんだっけ…?」
上鳥羽キキ:「今度から部長に何か渡すときは契約書も必要かな……」
物見クロエ:「じゃあ……ん?プラマイゼロじゃん!」
析了トオル:あくまで六壬側と話し合って、大丈夫なところまで……といったものだ。
江戸橋ジャッコ:モン☆ハンターは最大四人なので、仮想モニターに大型MAPを映してお役立ち情報を表示している。
物見シロナ:「下手すると戦争起っちゃうかもでしたね」軽く言う
漁火カルラ:(金の卵の代わりに虎の尾踏んでくるガチョウ、扱い困る~。)
漁火カルラ:「シロちゃんタゲそっち~」
物見クロエ:「まぁ、面白い話も聞けたからむしろプラスでしょ!できれば行きたかったけど~」
上鳥羽キキ:「ね。一人だけお祭り楽しんじゃってさ~」
物見シロナ:「は~い!罠設置しま~す」
上鳥羽キキ:「あたしたちもコトノちゃんやヒナミちゃんのライブとか見たかったよ」
析了トオル:「イースターエッグの実在だけでも相当な情報だとは思いますが……さて」
江戸橋ジャッコ:「実物まで見てきちゃって、もうずるくて抜け目ないんですから」
析了トオル:「ライブ、よかったですよ。ぜひまた見に行ってください。私は執行猶予付きなので監視が必要ですが……」
漁火カルラ:「収監でなくて良かったね、本当。」
析了トオル:ターゲット外のモンスターと何故か戦闘している。
上鳥羽キキ:「なんか違うとこいない?」
漁火カルラ:「久々に顔出さなかったら、卒業前に顔拝めないところだった。」
物見クロエ:「……あれ部長、何でそっち行ったの?えっ、その子じゃないよ!?」
物見シロナ:「そうですね、どうします?」
漁火カルラ:「これはね、あれだよ。」
物見シロナ:「部長だけ卒業写真で空に浮かんだ円形の小窓に写真が入ってたら」
漁火カルラ:「タイムアタック。部長が倒れるまでに討伐!」
析了トオル:「いや、乗ってからそちらに向かおうと……」
析了トオル:「あっヤバ」
物見クロエ:「んぐっ、ふふっ、あははっ」部長だけ右上に写真で入っている姿を想像して笑い、咽ている
江戸橋ジャッコ:「いちいち相談しないで進むの、そういうところですよね」
上鳥羽キキ:「そういうとこ、だよね~」
上鳥羽キキ:ジャッコちゃんにうんうんと頷いている。
析了トオル:「最終的に良い方向に転ぶ(ことが多い)から問題ありません」
物見クロエ:「今現状はむしろギリギリじゃない!?」トオルさんの体力ゲージを何度も見ながら
漁火カルラ:「ま~双子ちゃんが楽しそうだからプラスかもね。」
江戸橋ジャッコ:「でも一回転んだら起き上がれないですよね」
漁火カルラ:「ほい粉塵」
析了トオル:「車椅子にアームを付けようか検討しています」
上鳥羽キキ:「まあ、確かにあったら便利そうだし、必要だったら手伝うけど」
析了トオル:そんなこんなしている間に、レオレウスに乗って向かってくる。
上鳥羽キキ:「その時は発信機も取り付けようかな……」
物見シロナ:「いいですね」
物見シロナ:「迷子の犬に付けるのつけましょう」
析了トオル:「そんな、人をVIPみたいに……」
漁火カルラ:「学区跨いだら届かなさそう」
江戸橋ジャッコ:「面の皮が厚い」
漁火カルラ:「電波塔経由でGPS飛ばしてくれるやつを体内インプラントしようよ。」
上鳥羽キキ:「なるほど、椅子から降りてもわかるのはいいね」
漁火カルラ:「転送されても体内器官認定されるやつ」
江戸橋ジャッコ:「最近ナノマシン部門からもそういう商品出てましたね、調べておきます」
物見クロエ:「ん~……賛成!私もついていきたいし!」
物見シロナ:「あ、知ってます。アンコウのオスをモデルにした一体化型のですよね」
析了トオル:「私をアンコウオーグにでもするつもりですかあなた達は」
上鳥羽キキ:「心配なんだよ。部長のことが」
析了トオル:「全く……そんなことしなくても、二度とはやりませんよ」
物見クロエ:「部長放ってたら気づくと誰も知らない間にノーザムエースくらいならギリギリ行ってそうだし……」
析了トオル:「ノドスへの偽装はリスクがやはり高いというか……歩きづらいし……」
上鳥羽キキ:「それ、前に『六壬相手には』が付かない?」
漁火カルラ:「これは手法を変えて別のところに行くやつだね。」
析了トオル:「……」
析了トオル:「エスパーにでも目覚めましたか?さすがです」
漁火カルラ:「ジャッコちゃんやっぱ買っといて」
物見シロナ:「そうだったら身近に研究対象が出て嬉しいんですけどね」
上鳥羽キキ:「えーっと、そっちに回せる予算とか残ってたかな……」
物見クロエ:「まぁ、無茶は上等怪奇現象求めてこの世の果てに!……そんな感じの活動方針だし、部長が手本であるのは正しい気もするけど」
漁火カルラ:「私がこの部活にいる理由…それは部長を連れ戻すためだったんだね…」
上鳥羽キキ:「うん。楽しく活動がモットーだから止めるのもどうかってところなんだけど」
析了トオル:「お迎え付きというのは大変ありがたいですね、遠出もしやすいし」
漁火カルラ:「言質与えたことになった?これ。」
上鳥羽キキ:「できればちゃんとした依頼がいいんだよね~。報酬も出るならさらに良し」
析了トオル:「長期目標ですが崑崙からの依頼も受けています、ちゃんとしたやつです」
上鳥羽キキ:「最近、そういう連絡あったっけ?」
漁火カルラ:「崑崙…」
物見シロナ:「そうですね、あまり株券の消費が激しいと監査局にまた怒られちゃいますよ」
漁火カルラ:「ちゃんと話通してるんならいいんじゃない?」
上鳥羽キキ:「崑崙か~……報酬面は期待薄かも」
物見クロエ:「営業努力!?……部長ちゃんと動いてたんだ」
析了トオル:「まあ怪我の功名のようなものですが……っと、討伐成功(ターゲット外)ですね」
漁火カルラ:「崑崙には浸かるだけで体力の回復する泉があるんだってさ。それ汲んできなよ」
江戸橋ジャッコ:「あそこも七賢人のいた学区ですからね」
漁火カルラ:「ある意味怪奇でしょ」
物見シロナ:「なんかシナリオの回数制限を回復する温泉もあるらしいですよ」
漁火カルラ:「シナリオって何…?」
江戸橋ジャッコ:「イースターエッグ探しの候補地としてはAAA、実績はうっかり積めましたからね」
上鳥羽キキ:「でも崑崙か。知ってる子もいるし、噂の道の駅にも行きたいし」
析了トオル:「対象はご神木のようですが……とにかく、あそこにも何か眠っているであろうことは確実です」
上鳥羽キキ:「行くなら一声かけてね」
析了トオル:「あそこのスイーツおいしかったですよ」
上鳥羽キキ:「いいな~」部への連絡をチェックしながら。
物見クロエ:「も~、次からは買ってきてよね、部長~!」
漁火カルラ:「そうだそうだ~。うちには聞き分けの悪い双子がいるんだからさあ。」
漁火カルラ:「私も招待チケットが無いと滅多に来ないよ?」
析了トオル:「……仕方ないじゃないですか、帰りにイノシシに襲われて……」
物見シロナ:「この前、シャムロックのお土産買ってきた分のリターンも欲しいですね」
析了トオル:「落としてきちゃったんですから……」
漁火カルラ:「イノシシ」
析了トオル:「道の駅付近にあのようなものが出没するとは、さすが修羅の学区」
江戸橋ジャッコ:「やっぱり龍脈太いんですかねえ」
GM:そうして活動の合間の談笑を楽しんでいると
江戸橋ジャッコ:「でも部長が迂闊に侵入できないのは加点要素かも…」
析了トオル:「なぜそこに加点」
GM:部長の端末、依頼フォームに連絡が入る
析了トオル:「…………失礼、プレイヤーを変わりましょう」
上鳥羽キキ:「部長?」
析了トオル:コントローラーを置き、すすと部屋の隅へ。
漁火カルラ:「……」スマホをちょっと操作。
漁火カルラ:「電話っぽいね」
物見クロエ:「あれっ、えーっと……き、キキちゃん来る!?」ころんころんと部長のキャラクターを回避させながら時間を稼いでいた
上鳥羽キキ:「む。噂をすれば、かな?」
漁火カルラ:「モドリ玉使わせよ。」
物見シロナ:「うん、それにコントローラーはお姉と一緒に使えばいいからジャッコちゃんも入ろう」
江戸橋ジャッコ:「はーい」猫のように背を丸めてゲームに向かう。
物見シロナ:姉に十字キー、自分はボタンを掴み密着しながら操作する
物見シロナ:ゲームの二人羽織だ
物見クロエ:「いいね、それ賛成!」十字キー側のコントローラーをもって操作に集中する
上鳥羽キキ:「とと。はいはいちょっと待ってね」コントローラーを受け取って輪に入る。
GM:先方は映像通信を希望しており、あて先はムセイオンアートスクール
GM:ボタンを押せば即座にお互いの表情を観ながらの会話ができるだろう
析了トオル:音声をインカムに繋ぎ、映像を前方に転写。
析了トオル:「───こちら、ジェネシスインダストリアルアカデミー、怪奇現象探査部」
析了トオル:「さて、どのような調査をご所望で?」
春日イトリ:「あ~あ~、繋がってますね」
春日イトリ:「初めまして~、ムセイオンアートスクールの春日イトリと申します」


春日イトリ:「車椅子...ということはあなたが噂の部長さんですね」
析了トオル:「貴女も確か……ムセイオンの中でもマスターカラーズの次に外に顔を出すことが多いとされる」
析了トオル:「はい、間違いありません。きっと良い方向の噂であることを確信しています。析了トオルです」
漁火カルラ:(ーーーやっぱセキュリティ堅いな。無理したらバックドアで枝返されるし。)
漁火カルラ:(尾を全然掴ませてくれない。厄介なもんだ。)
春日イトリ:「あはは、そんなに私も知られてるって聞くとなんだか照れてしまいますね...///」
春日イトリ:「あ、すいません!話が脱線するところでした」
析了トオル:「それで……ムセイオンの方が此方に何用でしょうか、解析不可の気になるものでも発見しましたか?」
春日イトリ:「はい、ジェネシスの方にアイスブレイクも不要でしょうし単刀直入に言います」
春日イトリ:「ムセイオンのイースターエッグの分析・調査をお願いできますか?」
析了トオル:「…………いまなんと?」
春日イトリ:「あはは...そうですよね」
春日イトリ:「詳しくは暫定、イースターエッグ」
春日イトリ:「マスターカラーズの理事長室より発見されたオボイド形状物質」
析了トオル:「……暫定、というのは。理解できます」
析了トオル:「こちらで集めた情報からの推測ですが、其処ムセイオンに在るはずがない」
春日イトリ:「ふふっ、その発言で安心しました」
春日イトリ:「断定できるってことはそこまで深く知っているってことですよね」
春日イトリ:「例えば~~六壬の内部情報を知っていたりとか」
析了トオル:「……それなりには、ええ」
析了トオル:周りに悟られぬように、口から出す情報は最低限に抑える。
春日イトリ:「実のところ、私もこれがイースターエッグであると思っていません」
春日イトリ:「ですがオールドカラーズがこれを所有していたという事実が問題なのです」
析了トオル:「確かに、仮に"それに近いものを持っていた"となれば、様々な状況が変わってきます」
春日イトリ:「はい、ですのでいかがでしょう」
春日イトリ:「この依頼、受けてみませんか?」
析了トオル:「……………それは」
析了トオル:一拍置く、すうと深呼吸。
析了トオル:「───行っていいってことですか?!?!」
析了トオル:ちょっと声がでかい、抑えきれていない。
春日イトリ:「ぎゃっ?! 耳が...」
析了トオル:「ああっすみません、興奮でつい……」
春日イトリ:「構いませんよ、むしろこれを機にムセイオンの芸術をご覧になってください」
析了トオル:「………成程、成程」
春日イトリ:「ちなみに報酬金額ですが...」小声で金額を提示する
析了トオル:「……おお、けっこうありますね。助かります。私今すっからかんでして……」
春日イトリ:「(怪奇現象探査部ってあんまりお金ないんですね...)」
析了トオル:(……パレットの封印されていた場。マスターカラーズの私室。謎のイースターエッグらしき物体)
析了トオル:(何れも解析し甲斐があるというもの。七大派閥では無いものの、ノヴァリスを統べる七賢人マスターが一人。その痕跡に手を出せるとは、なんと…………!)
析了トオル:(…………何か都合がよい気もしますが、それだけ私が信頼されているという事でしょう。前向きに行きましょう)
析了トオル:「その依頼、お受けします。追って集合場所と時間を送信ください」
春日イトリ:「ありがとうございます! ではメールで追って時間と日時をお伝えしますね」
春日イトリ:「あ、あと」
春日イトリ:「これは重要なことなのですが」
析了トオル:「む?なんでしょう」
春日イトリ:「ムセイオンの敷地内で他の生徒に迂闊に“はい”といわないようにお願いします」
析了トオル:「はい」
春日イトリ:「アウトです」
析了トオル:「えーっ」
春日イトリ:「私がお迎えに上がるまでに人体の一部を喪失したり...あるいは進路が“お笑い芸人”になりたくないですよね?」
析了トオル:「前半もアレですが後半は何です????」
春日イトリ:「そう言う事例もあるんです!!!」
析了トオル:「神秘というより人の業を感じずにはいられませんが……善処します」
春日イトリ:「くれぐれもお願いします、年末に車いす部門でASUKAに参加したくないのでしたら」
GM:そういい通話が切られる
析了トオル:「……ムセイオン、そこまで面白可笑しい学区なのでしょうか……」
析了トオル:「まあ、とりあえず雰囲気で乗り切りましょう。一回くらいは大丈夫大丈夫」
析了トオル:すす、と皆の輪に戻って
析了トオル:「公式依頼です。私を指名。場所はムセイオンアートスクール」
江戸橋ジャッコ:「微妙に浮かない顔ですが話がまとまったようで何よりです!」
漁火カルラ:「さすが、実績があると違うねえ。」
物見クロエ:「ムセイオンから……依頼!?」
上鳥羽キキ:「依頼が入ったのは嬉しいけど……じゃあ、また部長一人で?」
物見シロナ:「ムセイオン、芸術の学校だよね」
漁火カルラ:「まあ、あすこの生徒は感性が飛んでるからねえ」
析了トオル:「ええ、此方に残る皆さんには調査のサポートをお願いできれば」
漁火カルラ:「あ!!!ってことはさあエイコ先生とも会えるのかな。サイン貰ってきて~!」
上鳥羽キキ:「オッケー。発信機は間に合わないだろうし、ちょくちょく連絡入れてね」
物見シロナ:「あ、私もエイコ先生のサインほしいです」
漁火カルラ:「この『飛翔』の表紙に!」
物見クロエ:「あっ私も私も!……って言うか飛翔の漫画家さんに会えたら欲しいな!」
江戸橋ジャッコ:「私のお土産はコネ(ムセイオンのお菓子)で大丈夫ですよ~」
漁火カルラ:そこそこ前の『飛翔』。恐らくは大事な回の掲載されたものであろう
物見クロエ:「あ、私もいつでも動けるようにはしておくから……調査が必要なことがあったら言ってね!」
析了トオル:「ええと、エイコ先生のサインが三つにお菓子…………」
上鳥羽キキ:「あ、じゃあ…あたしは……あー」
析了トオル:お土産リストを打ち込んでいる。
上鳥羽キキ:「……うん。今回は、部長が無事に帰ってきてくれたら」
物見シロナ:「キキちゃん急に妻みたいなこというね...」
上鳥羽キキ:「妻!?」
物見クロエ:「……わ、わたしたちが願ってないみたいなことになっちゃうじゃん?!」
上鳥羽キキ:「いやいや!そういうことじゃなくてね!?」
物見クロエ:「私も私も!キャンセルでもいいから無事で帰ってきてよ、部長!」
析了トオル:「フフ……では、キキさん」
上鳥羽キキ:「じゃあ"入子構造"のリンコちゃんに会ったらこの合同研究の提案書を……」
析了トオル:「私がお笑い芸人に堕ちた暁には、コンビの方をよろしくお願いします」
漁火カルラ:「避けてほしいかな~それは…」
上鳥羽キキ:「……ん。オッケー、トオルちゃん」
上鳥羽キキ:「その時はお笑いの神秘を一緒に突き詰めちゃおう」どういうことだろうと多少思いつつも、微笑みながらそう返す。
物見シロナ:「あ、あと部長」
江戸橋ジャッコ:「無事に帰ってきてくださいよ~」
析了トオル:「…………(冗談だったのですが、ノリがいいところが可愛いので黙っておきましょう)」それはそれとして、提案書はしっかり受け取っている。
物見シロナ:「これ試供品だから現地でのデータチェックお願いします」
析了トオル:「む」
物見クロエ:「わ、いつの間に……何それ?」
GM:ということでトオルさんは「レネゲイドチェッカー(一般アイテム)」を1つ取得します
物見クロエ:(なんで……?)という顔
GM:いいだろ..っ、レネゲイドチェッカー
析了トオル:「ふむ……レネゲイド判定器ですか」
析了トオル:「機会があれば使用しましょう。データは帰ってからで構いませんか?」
物見シロナ:「はい、ムセイオンだからどうせ定性依頼ですよね」
物見シロナ:「多角的なデータ検証は必要...ですから」
析了トオル:「ありがたく。手数は多いに越したことはありません」
析了トオル:「では……休憩もここまで、活動開始と行きましょうか」
析了トオル:「対象は数日後、ムセイオンアートスクール」
析了トオル:「さて、調べものについては後日までのお楽しみ」
析了トオル:「───各々、楽しくいきましょう」
析了トオル:そうして、準備にかかる。まずは車椅子の改造から。持っていくおやつの確認まで。
析了トオル:好奇心は果てしなく、待っているものに(多少の不安と)目を輝かせながら。


GM:シーン終了 ロイスが結べます
析了トオル:春日イトリ 興味/不安(お笑い芸人とは……?)


【オープニング:箱色ツィラ】

GM:では最後のシーン ツィラさんお願いします~
箱色ツィラ:はい!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(33 → 35)
GM:イイ感じの出だし
GM:最初は回想でマスターカラーズのちょっとした授業を受けていただき
その後、イトリのアトリエで事件へ乗り出す感じにしましょう



GM:■数年前 箱色ツィラのアトリエ
GM:ノドス捜索が失敗し比較的外交的ではないムセイオンでもそこそこ社交的な生徒が雰囲気の暗さを感じていたのは
GM:君たちの師であるマスターカラーズが精力的に調査案を立案し、失敗という苦難にうちのめされたのを目の当たりにしたからだろうか
GM:だからこそ、パレットという十二人の直弟子の指令にはムセイオンがまた良い方向へと進むのではないか...といった漠然とした希望があった
GM:そうしてキミは大勢いる中の生徒の中でマスターカラーズの直弟子に選ばれた
マスターカラーズ:「箱色ツィラ、あなたはロレット・チャペルの螺旋階段をご覧になったことはありますか?」
箱色ツィラ:「ロレ……?」


マスターカラーズ:「外の世界、ニューメキシコ州北部に位置するサンタフェには一切の金具も柱も用いずに僅か3か月で建築された螺旋階段があります」
箱色ツィラ:「先生!私はメキシコに行ったことはありません」※アメリカです
箱色ツィラ:「見ることは出来ないのではないでしょうか」
マスターカラーズ:「ならば想像なさい」
マスターカラーズ:「柱も無く、組み上げられた木材がそのたわみの精緻なバランスで機能する姿を」
箱色ツィラ:「……」
箱色ツィラ:「えへ」目を閉じてにへりとする。
箱色ツィラ:「いい……いいです!」
マスターカラーズ:「ノヴァリスの子供たちはこの箱庭で過ごしますがそれはムセイオン生にとって”不自由”ではないのです」
マスターカラーズ:「我々は想像を通して外部へと繋がれる」
マスターカラーズ:「“繋がり”ましたね」
箱色ツィラ:「おお……」
箱色ツィラ:「繋がりはいいです!」
箱色ツィラ:「いっぱい繋がると、なんだかとても……幸せなことのように思えます」
マスターカラーズ:「自分の題材テーマを理解することは幸せなことです」
マスターカラーズ:「多くの芸術家はそれを理解しないまま埋没しますが...貴方にはその才があったようですね」
マスターカラーズ:「では箱色ツィラ、自身の想像を形にして御覧なさい」
箱色ツィラ:「想像を、形に……」
マスターカラーズ:「できるはずです、アトリエとは...そう言うものですから」
箱色ツィラ:思い描く。先生の話した、螺旋階段。それもきっといいものだろう。
箱色ツィラ:きっとそれが、先生が私に伝えたかった、模範なのだろう。
箱色ツィラ:その場を巡り、登り続ける題材テーマ
箱色ツィラ:それは正しく安定したものになるのだろう。
箱色ツィラ:だけど、それよりはもっと。
箱色ツィラ:先に伸ばしたいと思った。向こうへ向かい、そして、向こうからも来る。
箱色ツィラ:周囲に乱雑に詰まれていた材木に、想像の形が注がれる。
箱色ツィラ:それらは釘無くして組み上がり、重なり合い、堅固な一つの構造体となる。
箱色ツィラ:それは“橋”。こちらと向こうを繋ぐもの。
箱色ツィラ:「……繋がりました」
箱色ツィラ:「これが、私のテーマです」
マスターカラーズ:その形を観て、満足そうに微笑む
マスターカラーズ:「おめでとうございます、箱色ツィラ」
マスターカラーズ:「貴方は学ぶべき外の先人を通過しました」
マスターカラーズ:「貴方はこれからパレットとして私の知る多くの事を覚えてもらいますよ」
マスターカラーズ:「私の知る、その多くを...」
箱色ツィラ:「はい、先生」
箱色ツィラ:「そうすれば、先生とも、たくさん繋がれますね」
マスターカラーズ:その白濁した光を映さぬ瞳
マスターカラーズ:しかし、その裏に宿る想像という視力はキミの作家性を理解し
マスターカラーズ:手を伸ばす、キミの手と繋がるために
マスターカラーズ:その感触が箱色ツィラに最も必要な体験であると理解しているから
箱色ツィラ:「ふ、ふふ、ふ、先生、先生!」
箱色ツィラ:「私、これ……」
箱色ツィラ:「もっと作れそう・・・・・・・です!」
マスターカラーズ:「であれば十二色パレットとして腕を磨きなさい」
マスターカラーズ:「貴方は...最も早く私の景色を観れるでしょう」


GM:箱色ツィラはその後、パレットとして求められる課題、そして教えを誰よりも早く自身に継いだ
GM:そして
GM:誰よりも早く、その世界は塗りつぶされた


GM:目が覚める、そこは数度迎えた見知った天井
GM:文化財保護管理委員会の部室だ
GM:オールドカラーズの封印から解放されたキミは後輩である春日イトリの部屋に間借りしている
GM:彼女も彼女なりに責任を感じているとのことだ
GM:ぼやけた視界、修復に使うニス落としの溶剤の香りが妙に懐かしい
箱色ツィラ:寝返りを打とうとして、引っかかる。
箱色ツィラ:自分の腕だ。正確には、自分の腕についているもの。
箱色ツィラ:真っ黒な絵の額縁。
箱色ツィラ:それが自分の肘から下と、すっかり繋がっている。
箱色ツィラ:「……ああ」ギシギシと音を立てる。
箱色ツィラ:「早く慣れないとですね」
春日イトリ:「あ、ツィラ先輩」
春日イトリ:「おはようございます~」
箱色ツィラ:「おはようございます、イトリちゃん」身を起こす。その上半身には何も身に着けていない。
箱色ツィラ:袖を通る肌着がないためだ。
春日イトリ:「服飾科に依頼してるんですどね~」
春日イトリ:「ツィラ先輩の服を機能美とかいって妙に前衛的にしますから...」
箱色ツィラ:均整の取れた造形に不釣り合いなほどに、裸身は大きく稜線を描いている。
春日イトリ:「それじゃあ、後ろ向いてくださいね」
箱色ツィラ:「別にそれでもいいですけどね」くるりと背を晒す。下はジャージを履いている。
春日イトリ:そう言い、シャツを羽織らせボタンを結ぶ
春日イトリ:そうして腕に手を通すタイミングで
春日イトリ:ジョキン__
春日イトリ:ハサミで腕部を裂き、両手に通し傷をなぞる
春日イトリ:そうして修復し、何もないように着衣が済む
春日イトリ:「ずっと面倒みれるわけじゃないんですからね~」
箱色ツィラ:「イトリちゃんが居てくれてよかったです」
箱色ツィラ:「手も繋いでほしいんですけど……」空いた左手をぷらぷらする。
箱色ツィラ:下手に繋ぐと一日拘束されるのは過去の経験から目に見えている。
春日イトリ:「...5分」
春日イトリ:「破ったらもうしませんからね」
箱色ツィラ:「5分……」
箱色ツィラ:もう既に握っている。指と指の間の感触を確かめるようにグイグイと動かしている。
箱色ツィラ:「もう一声……」
箱色ツィラ:「だって……変じゃないですか?指って……」
箱色ツィラ:「継ぐ前の形してますよね」
箱色ツィラ:「いかにもここに繋いでくれ~って形ですよ」
箱色ツィラ:「ここに枝の数の合う相手もあるし……この状態のほうが自然じゃないですか?」
春日イトリ:「その理論、ツィラ先輩しか言ってませんからね?」
春日イトリ:「朝御飯食べられなくなっちゃうし...」
箱色ツィラ:「貰っちゃだめですか?」
春日イトリ:「ほら、イリスちゃんも待ってるのでさっさと行きますよ」
春日イトリ:利き手ではない左手をだして急かす
箱色ツィラ:「はあい」渋々と言った顔で、繋いだまま体を寄せるようにして続く。
イリス・ウィトルウィウス:「あ、イトリ、ツィラ!おはようございます」
春日イトリ:「イリスちゃんおはようございます~」
イリス・ウィトルウィウス:食卓に朝食を並べながら、二人を迎える。
春日イトリ:「準備させてしまってすいません...」
イリス・ウィトルウィウス:「いえいえ!ツィラはイトリが行かないと起きてくれませんから」
箱色ツィラ:「おはようございます、イリス姉様」
イリス・ウィトルウィウス:「はい、おはようございます。ミルクとオレンジジュースどっちにします?」
箱色ツィラ:「オレンジでお願いします」
春日イトリ:「ミルクでお願いします、あとストローの中にチョコビーンズの入ったやつも」
イリス・ウィトルウィウス:「は~い」ミキサーで絞ったばかりのオレンジジュースと、朝届いたばかりのアップルシード産牛乳をそれぞれコップに注ぐ。
箱色ツィラ:「美味しそうですね」言いながらも手を離していない。
箱色ツィラ:それどころかグイグイと力を込めだしている。
イリス・ウィトルウィウス:「実は最近、オーガニックな食事にちょっと凝ってまして」
春日イトリ:「オーガニック...崑崙山ですか?」
春日イトリ:「(こらっ)」
イリス・ウィトルウィウス:「社会人の時から、有機体からエネルギーを取り出す機能はあったんですけど」
箱色ツィラ:「イリス姉様が食事に……」
イリス・ウィトルウィウス:「いざRBになってみると、やっぱり味覚の鋭さが違うと言いますか」
箱色ツィラ:「やっぱり変わったんですか」
春日イトリ:「感慨深いですね...これなら美食分野の芸術も磨きがかかるのでは?」
箱色ツィラ:「違い知りたいです。体験してもいいですか」
箱色ツィラ:「つなぎませんか?私の味蕾と」
イリス・ウィトルウィウス:「遅ればせながら、食の神秘に触れた気分です……これも芸術ですからね!」
イリス・ウィトルウィウス:「味蕾、というと……」人体図を思い浮かべる。
春日イトリ:「キス、ですね」
イリス・ウィトルウィウス:「キス!?」
箱色ツィラ:「味蕾の先って……変じゃないですか?」
箱色ツィラ:「まるで何かと繋いで下さいって感じですよね」
箱色ツィラ:「あんなに凹凸なの、繋ぐためにあるんだと思います」
イリス・ウィトルウィウス:「むしろツィラは、連結性を見いだせない部位があるんですか……?」素朴な疑問を呟いて
イリス・ウィトルウィウス:「とにかくダメ!そういうのは誰とでもやっちゃいけません!」
箱色ツィラ:「イリス姉様だけです~」
春日イトリ:「まぁ、キス談義はこれくらいで...」
箱色ツィラ:「もっと大事な話があるんですか?」
箱色ツィラ:「ないならやめないです」
春日イトリ:「せっかく文化財保護管理委員会、イリスちゃん、パレットが揃ったのでムセイオンの運営の話をしましょう」
箱色ツィラ:「大事そうな話ですね」
春日イトリ:「ツィラ先輩にとっても重要な話ですから」
イリス・ウィトルウィウス:「ム、ムセイオンの運営……!」
イリス・ウィトルウィウス:「せ、生徒が……ムセイオンの運営について気にしてくれる日が来るなんて……」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ……大きくなりましたね……」涙を拭う
春日イトリ:「えへへ、まずは文化財保護管理委員会の購入したイリス新星の件についてです」
イリス・ウィトルウィウス:「……はい?」
箱色ツィラ:「イリス姉様、お星様になったんですか」
春日イトリ:「こちらはノヴァリス文化祭のタイミングで現れた新たな星の命名権についてですが」
箱色ツィラ:「なったらしいですね」
春日イトリ:「ちょうどこのまえ最高生徒会より遺物修復の依頼でまとまった資金が手に入ったので購入いたしました」
春日イトリ:「承認お願いいたします」
箱色ツィラ:「イトリちゃんはえらいですね」
箱色ツィラ:「イリス姉様にちゃんと報告まで。なかなか出来ませんよ」
イリス・ウィトルウィウス:「な、な、な……」
イリス・ウィトルウィウス:「なんでそんな物買っちゃったんですか!?返してきなさい!いますぐ!」
箱色ツィラ:繋いでいた手は離している。反対側の手を取る。
春日イトリ:「なぁ?! 半分は私のポケットマネーだからいいでしょ!」
春日イトリ:「イリスちゃんの誕生日プレゼントなんですからサプライズです!」
箱色ツィラ:「わあ……!」
箱色ツィラ:「えらいえらい!」
イリス・ウィトルウィウス:「いえあの……例えそうだとしても、文化財保護管理委員会の会費で個人的な贈り物を頂くわけには……」
イリス・ウィトルウィウス:「というかイトリ、それは業務上横領ですからね。社会に出てそれやったら捕まりますよ」
箱色ツィラ:「あっ私もイリス姉様に何か送りたいです……」
箱色ツィラ:「そうだ、その星とイリス姉様を繋いで差し上げるのはどうかしら!」
箱色ツィラ:「もっとイリス新星になりますよ!」
春日イトリ:「ムセイオンが機能不全になりますね」
春日イトリ:自分のことを棚に上げて突っ込む
イリス・ウィトルウィウス:「星から離れましょう!一旦!」
イリス・ウィトルウィウス:本当は、大きな声でありがとうと叫んで抱きしめてあげたい。星に自分の名前がつくのは少し…いやかなり恥ずかしいが、イトリが折角用意してくれた贈り物なのだ。
イリス・ウィトルウィウス:けれど自分は知っている。最高生徒会から学区の生徒会にのみ通達された、卒業と十字冠に関する秘匿情報。
イリス・ウィトルウィウス:ノヴァリスの夜空に輝く星は、生徒から分離したジャームの揺り籠であるということ。そして文化祭と同時に出現した新星というのは間違いなく
イリス・ウィトルウィウス:同時期に生徒となった、イリス・ウィトルウィウスの分身に他ならない……はず。
イリス・ウィトルウィウス:ありのままを彼女たちに伝えるわけには行かない……来年の卒業のために動く必要があるとしても、それは自分が背負うべきことだ。
イリス・ウィトルウィウス:(すみませんイトリ、今は心を鬼にします……!)
イリス・ウィトルウィウス:「はぁ……良いですか。ツィラ、イトリ」
箱色ツィラ:「はい」
イリス・ウィトルウィウス:「お二人が私のお祝いをしてくださるのは、とっても、と~~~っても!嬉しいんですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「私にとって一番の贈り物は、あなた達が元気で作品づくりに打ち込めることそのものなんです」
イリス・ウィトルウィウス:「あまりお金がかかるものを頂いても、申し訳なくなっちゃいますし……」
春日イトリ:「....はい」
箱色ツィラ:「イリス姉様……」
イリス・ウィトルウィウス:「ですから、気持ちは嬉しいですけど命名権は返却しましょうね。まだ手続きすれば間に合うはずですので」
イリス・ウィトルウィウス:「……あ!そうだ!」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ、良ければ今度、私のアトリエの修復を手伝ってもらえませんか?」
春日イトリ:「あ.....是非!やらせてください!」
イリス・ウィトルウィウス:「ありがとうございます。私も少しずつですけど、自分の作品を作り始めようと思ってまして」
イリス・ウィトルウィウス:「講堂を荒れたままにしておくのは、少し不便だなって思っていたんです」
箱色ツィラ:「イリス姉様が、作品を……」
春日イトリ:「でしたらより強度を補強しないといけませんね」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラにも、色々教えて欲しいことがあるんですよ」
春日イトリ:「ツィラ先輩もご助力願えますか?」
イリス・ウィトルウィウス:「今度一緒にお絵かきしましょうね」
箱色ツィラ:「はい、なんでも手伝います!なにか繋いでおきたいものはありますか!?」
箱色ツィラ:「全部ですか!?」
イリス・ウィトルウィウス:「全部はちょっと不便かなって思いますね……出られなくなっちゃうし……」
箱色ツィラ:「全部繋げば出る必要なんてありませんよ?」
箱色ツィラ:「全部がそこにあるので」
春日イトリ:「塊魂...」
春日イトリ:「そこらへんは追々案を詰めていきましょう」
春日イトリ:先延ばしともいう
箱色ツィラ:手を握り直している。2周目。
イリス・ウィトルウィウス:「名案です。イトリ」
イリス・ウィトルウィウス:「えと……これで1つ目の議題は終わりですね」
春日イトリ:「はい、ではもう一つの案件にシフトしましょう」
春日イトリ:「ずばり、オールドカラーズの遺物...についてです」
イリス・ウィトルウィウス:「先代の……遺物?」
春日イトリ:そう言い卓上に光すら飲み込む黒色の遺物を置く
春日イトリ:「ツィラ先輩の片腕は未だアトリエに接合されていますよね」
箱色ツィラ:「先生の……ええ、はい」
箱色ツィラ:接合された片腕を机に置く。
箱色ツィラ:載っていた食器類が弾き飛ばされ散乱する。
箱色ツィラ:「あっ」
春日イトリ:「大丈夫です、また治りますから」
箱色ツィラ:「私も直します……」
箱色ツィラ:「折角だし金とか継ぎませんか」
春日イトリ:「金継ぎ...アリですね」
春日イトリ:「おっと、遺物の件でしたね」
イリス・ウィトルウィウス:とりあえず箒で破片をササッと集めておく。
春日イトリ:「コトノちゃんと文化財保護管理委員会が手を尽くしてもこの状態ということは」
春日イトリ:「別のファクターがあると思うのです」
春日イトリ:「なのでせっかくの機会なので再調査してみませんか? コレ」
箱色ツィラ:「再調査と言っても……」
箱色ツィラ:「私達は表現者ですよ。分析者ではありません」
箱色ツィラ:「勿論、創作の一環として分析はやりますけど」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに、この遺物の表面を覆っている黒は、ツィラ達のアトリエを封じ込めていた黒い塗料に似た気配を感じますけど」
イリス・ウィトルウィウス:「調査って、具体的には何をするんです?」
箱色ツィラ:「やっぱり味蕾で調べるしか……」
春日イトリ:「味もみておくやつだ...」漫画知識
春日イトリ:「ご安心を」
春日イトリ:「そう言うかと思って~~な~~んと~~?」
イリス・ウィトルウィウス:「お腹壊しても知りませんよ」
春日イトリ:「ジェネシスの専門家と先生を呼んであります~~!」
イリス・ウィトルウィウス:「おお~」
箱色ツィラ:「ジェネシスって確か……研究とかが得意な学校でしたっけ」
春日イトリ:「はい、理系の学校でなんとこれからお呼びする怪奇現象探査部の部長さんはイースターエッグの第一人者なのです」誇張表現
箱色ツィラ:「イースターエッグ?」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、ツィラは知らないんでしたっけ?イースターエッグ」
箱色ツィラ:「はい。イースターが開かれるようになったんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「うーん、どう説明しようかなあ」
イリス・ウィトルウィウス:「ほら、今年卒業するはずだった子がみんな留年しちゃったじゃないですか」
箱色ツィラ:「ああ、私も卒業だったらしいですね。実感ないですけど……」
イリス・ウィトルウィウス:「はい。本当はみんな卒業するはずだったんですけど、元メサイアのアトラ・アーリーバードって人が、十字冠のシステムに手を加えたらしくて」
イリス・ウィトルウィウス:「卒業生がノヴァリスの外に出られなくしちゃったんです」
イリス・ウィトルウィウス:「その力の源が、イースターエッグ。かつての理事会が秘匿していた、ノヴァリスのシステムに干渉できるすごいアイテムって話です」
箱色ツィラ:「つまり……」
箱色ツィラ:「卒業生とノヴァリスを繋ぐものが、イースターエッグなんですね」
春日イトリ:「ですです!」
春日イトリ:「そしてその一つと思しきものがな~~んでかここにあるんですよね」
箱色ツィラ:「じゃあ……私とも繋がってるんですね……」
箱色ツィラ:「ふふ……」
箱色ツィラ:「たくさんあるんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:(そうなのかなあ……)
イリス・ウィトルウィウス:「ええと、さっき言ったアトラさん。今は同窓会っていう組織の三重偉大議長なんですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「その人の話では、全部で7つあるみたいですね」
イリス・ウィトルウィウス:「最初の一つを同窓会が持っていて、最近六壬で2つ目が確保されたって聞いてます」
箱色ツィラ:「それがここにあったらいけないんですか?」
春日イトリ:「ん~というよりも専門家の話を聞く限りムセイオンのこれはどうやら本物ではなさそうなんです」
春日イトリ:「だからこそ..."何が起こるかわからない"」
春日イトリ:「要するにムセイオンの不発弾みたいなものですね」
箱色ツィラ:「何が起こるかわからないんですか……」
箱色ツィラ:「じゃあ……」
春日イトリ:「なので一回、先代の思惑とかなにをしようとしているのか調べなきゃです」
箱色ツィラ:「調べたいですね!」
箱色ツィラ:「何が起こるんでしょう!」
箱色ツィラ:「そんな物を見つけてくるなんて、イトリちゃんはえらいですね」
春日イトリ:「えへへ~~、ま、文化財保護管理委員会ですからね!」
イリス・ウィトルウィウス:「あまり生徒のみんなを危険な目には合わせたくないんですけど……」
イリス・ウィトルウィウス:「けど、生徒が興味を持った以上、それを体験する機会を奪うのは」
箱色ツィラ:「イリス姉様と共同制作できつながれるのも、とても嬉しいです!」
イリス・ウィトルウィウス:「よくないですよね……仕方ないかぁ」
春日イトリ:「そろそろ、向き合う時が来たんですよ」
春日イトリ:「私たち、あの人のこと何もしらなかったんですから...」
イリス・ウィトルウィウス:「……彼女は」
イリス・ウィトルウィウス:「最後まで、自分の世界を曝け出すことはありませんでした」
イリス・ウィトルウィウス:「伝えようとしなかったものを無理に知る必要なんて無いと、私は思いますけど……」
箱色ツィラ:「……いえ」
箱色ツィラ:「変……変じゃないですか?」
箱色ツィラ:「いかにも繋がってくれ……ってことじゃないですか?これが見つかったのは」
箱色ツィラ:「それを放っておくの……変ですよ」
箱色ツィラ:「繋ぎませんか?」
箱色ツィラ:「ちょうどよい形だと思うんです」
春日イトリ:ハッとした表情でツィラ先輩を見る
イリス・ウィトルウィウス:(あるいは……)わずかに胸がざわめく
イリス・ウィトルウィウス:(そこまで見越して遺していたとしたら、余計に危ないんだけどなぁ……)
箱色ツィラ:3週目の手を繋ごうとしている。20分目。
イリス・ウィトルウィウス:「けど……はい、そうですね」
イリス・ウィトルウィウス:「作家性を刺激されちゃったのなら、逃げるわけには行かないですもんね」
イリス・ウィトルウィウス:「やりましょう!もちろん私もご一緒します!」
箱色ツィラ:「イリス姉様……!」
箱色ツィラ:「イリス姉様は、ずっと同じですね!」
箱色ツィラ:「今も昔も、優しいイリス姉様です!」
イリス・ウィトルウィウス:「あはは……喜んで良いのかなあ」
イリス・ウィトルウィウス:不変であることは当然だ。自分は端的には記録の集積体に過ぎず、蓄積はあっても成長はない。
イリス・ウィトルウィウス:ほんの少し前まではそうだった。しかし今は……。
イリス・ウィトルウィウス:「けどこれからは、変わっていくかも知れませんよ」
イリス・ウィトルウィウス:「あなた達と一緒にそうなれたなら、きっと……」
イリス・ウィトルウィウス:「素敵なことなんだと思います」
GM:汎学区合同文化祭を経て、ムセイオンは変わりつつある
GM:そして成長には顧みる機会が必要なのだ
GM:今、その時が来たのかもしれない


GM:シーン終了 ロイスが結べます
箱色ツィラ:同棲相手/春日イトリ/大信頼:◯/厳しい/ロイス
箱色ツィラ:これで!
GM:は~い! ではこれにてオープニング終了です!


【ミドルフェイズ1】

GM:ミドルフェイズ 全員登場お願いします~
析了トオル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

析了トオル:53ですね
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(42 → 50)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(35 → 43)
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(35 → 36)
GM:では早速、描写から


GM:ムセイオンの中でも奥まった個所にあるそのアトリエは妙に古風な印象がある
GM:内部には汚損、破損状態の美術品の立てかけられたムセイオンの絢爛なイメージ少し異なるアトリエ
GM:名を「複製修復工房リプリス」
GM:作品の修復を自身の命題としたムセイオンの中でも特異なアトリエである


GM:そして、この場所にアトリエの主が集めたイースターエッグ(?)調査隊のメンバーが集った
春日イトリ:「じゃじゃーん! そういうことでなんとジェネシスより専門家のトオルさん」
春日イトリ:「星室庁より先生にお越しいただきました~」
イリス・ウィトルウィウス:「わぁ~~!」ぱちぱちぱちと賑やかに拍手
箱色ツィラ:「わあ~~~」拍手できないので自分の膝をペチペチしている。
白兎 七草:「わ、こんなに歓迎されるのも珍しいかも……あははっ、うん。よろしくね?」
析了トオル:「はい、専門家です」よく見なくても、服の至る処が伸びたり髪の毛が荒れている。
析了トオル:「スリリングな体験でした。これがムセイオンアートスクールというのですね……」
箱色ツィラ:「……!もしやそれは……」
箱色ツィラ:「私のために、継ぎ甲斐のある姿になってくれたんですか……!?」
箱色ツィラ:「どうしましょう、どうしましょう!」
箱色ツィラ:「何から始めますか!?」
春日イトリ:「ムセイオンはアヴァンギャルドなセンスで他の学校よりうえを行くと思ってましたが...ジェネシスも中々ですね」
析了トオル:「継ぎ……?」
析了トオル:「あ、析了トオルです。よしなによろしくお願いしますね、皆さん」
箱色ツィラ:「トオルちゃん!トオルちゃんはやはり……金がいいですかね」
析了トオル:皆に握手のために手を伸ばす。
イリス・ウィトルウィウス:「あっ危な……」
春日イトリ:「あ、それ以上はいけない」
析了トオル:「はい?」
箱色ツィラ:パッと手を取る。「ああ~~~……」
白兎 七草:「うん、よろし……えっ?」
白兎 七草:手を伸ばし、握手しようとしている
箱色ツィラ:ギッチリと握り込む。
箱色ツィラ:締め上げるように強く。
析了トオル:「あっ力強っ……」
箱色ツィラ:「ああ~……いいですね、いい……」
析了トオル:「待って、待ってください。気持ちは伝わりました。私こう見えて(?)貧弱なもので、実は……」
箱色ツィラ:「さほど運動が得意ではないのですか?ですが指自体は……ゲーム……?」
箱色ツィラ:「ここの皆さんはみな特徴的な痕が出来がちですから。新鮮でいいですね……」
析了トオル:「そうですね、ゲームタコかレバー操作以外……あ、解けませんこれ、ヘルプ!ヘルプ!!」
箱色ツィラ:全然離す様子がない。
白兎 七草:「あ、あ~っと……いったんストップ、一回自己紹介の時間を取らない?」
イリス・ウィトルウィウス:「はいそこまでーっ!」
イリス・ウィトルウィウス:自分の体を二人の間に入り込ませて無理やり引き離す
箱色ツィラ:「ああっ」これでも壊さないように慎重に持っていたので引き離される。
春日イトリ:「そうですね、どうして彼女がこのような凶行に及んだのか」
春日イトリ:「お互いに色々理解する必要がありそうですね」
白兎 七草:「そうそう。何かをするのはお互いによく知ってから、ね?」
箱色ツィラ:「そんなあ~」
析了トオル:「さ、先ほども数件襲撃に会いましたが……ふぅ」
析了トオル:「なかなかに弾けた方が多い様子。これも学区の特色でしょうか」
箱色ツィラ:「いや……」
箱色ツィラ:「よく知ればいいんですね?」
イリス・ウィトルウィウス:「やはり……今のような調子で不用意に作品に触ったり、生徒の声かけに答えたりしてそんなボロボロになってしまったんですね……」
析了トオル:顔は頑張って冷静を保っている、なんとか。
箱色ツィラ:「じゃあ話して下さい。話して話して話して」
箱色ツィラ:「早く~」
白兎 七草:「芸術家である以上、尖ってるのが普通なのかもしれないね」
析了トオル:「とりあえず当たって砕けろ精神で……フフ」
春日イトリ:「ジェネシスの調査方針はみんなチャンドラグプタ探検隊なんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「まあ待ってくださいツィラ。お越し頂いた立場なんですからまずはこちらから」すっと立ち上がって
イリス・ウィトルウィウス:「改めてようこそムセイオンへ!先生、トオルさん!」深々とお辞儀する。
イリス・ウィトルウィウス:「生徒会長のイリスと申します!本当は、私が出向いてご案内するべきだったんですが、今朝は色々立て込んでまして……」
箱色ツィラ:「イリス姉様も忙しいですね」
イリス・ウィトルウィウス:「ここに来るまで大変だったでしょう……本当に申し訳ありません……!」ものすごく申し訳無さそう
白兎 七草:「生徒会長の……。たしかに何度か危うくはあったけど、全然大丈夫だよ!」
析了トオル:「………成程、成程。貴女が……そう、当代のマスターカラーズにして最近RBとして新生したとされる……」
イリス・ウィトルウィウス:「悪い子達ではないんです……ただちょっと前のめりなだけで……」
析了トオル:「ふむ、ふむ」
白兎 七草:生徒会長、あるいはマスターカラーズ……この子がそうか、と納得したようにうなずく。というかそうじゃないと真面目過ぎるくらいだからだ。
析了トオル:ぺたぺた触ろうと手を伸ばしている。
箱色ツィラ:「あっ」伸びた手を見て思わず手が出そうになる。
白兎 七草:「……思ったよりも大分当たって砕けろ精神、だね」
析了トオル:「現在の表皮、髪の毛の繊維の成分検査をちょっと……お時間があるときに……一本でいいので……」
箱色ツィラ:いや……出ます 出ました。
イリス・ウィトルウィウス:「ほぇ?」
春日イトリ:「あっ!?」
箱色ツィラ:「い……今のはトオルちゃんから出したからセーフですよね?」にぎにぎ
析了トオル:「あっ」
箱色ツィラ:「前に出たので……」
析了トオル:触ろうとした手がインターセプト。掴まれる。
箱色ツィラ:「繋いでくれって……この子が言ってました」
白兎 七草:「……ま、まぁ……今のはトオルちゃんも悪いけど」
白兎 七草:「そうだ。それじゃ、握ったままでいいから自己紹介してくれるかな?」
析了トオル:「え、私が悪いってことになるんですか?!そんなぁ~」
箱色ツィラ:「細いのもいいですね……貰っていいですか?」
箱色ツィラ:「一本でいいので……」
春日イトリ:「学外の者を貰うと問題ですよ」
析了トオル:「落ち着いてください、腕は二本しかありません」
白兎 七草:「あっこの子思ったより我が道行くタイプだ」
箱色ツィラ:「え~……」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリから聞いていると思いますが、この手の質問には決して『はい』と答えないでくださいね」
析了トオル:「はい……」
箱色ツィラ:「あっ私の話でしたね」まだ握ったまま。
箱色ツィラ:「ムセイオンアートスクール3年……」
箱色ツィラ:「あれ、私って3年ってことになるんですよね?合ってます?」
イリス・ウィトルウィウス:「まあ留年してますからね…」
春日イトリ:「そこらへんの制度は整備されてないんですよね」
箱色ツィラ:「じゃあ3年……?箱色ツィラです」
箱色ツィラ:「事情により外のことを殆ど知らずにこれまで過ごしてまいりましたので」
箱色ツィラ:「皆々様にご迷惑をかけることもあるやも知れませんが、御指導御鞭撻の程よろしくお願いいたします」
白兎 七草:「うん、よろしくね……ん?ツィラちゃん……って、たしか」
白兎 七草:マスターカラーズ絡みということもあり、名簿には目を通していたが……思わず聞き覚えのある名前にハッと彼女を見て
箱色ツィラ:握ったまま一礼。
析了トオル:「まあ丁寧。力の強さを除けば……」
析了トオル:全然離れない、どうしよう。
春日イトリ:「ムセイオンでいうと次は私ですね」
春日イトリ:「文化財保護管理委員会の会長をしております、修復師の春日イトリと申します~」
春日イトリ:「地味めな私ですが、お役に立てるよう頑張ります」
箱色ツィラ:「イトリちゃんはすごいんですよ」
箱色ツィラ:「珍しく、イリス姉様の他に普通に外の人と話していて怒られないんです」
白兎 七草:「あぁ、修復師。だから……」ノヴァリスの中でも常識人なんだ、という続きは言葉にしない
析了トオル:「つまり常識人という事ですね」
箱色ツィラ:言いながら腕を引っ張り上げて傷跡をまじまじと見ている。
析了トオル:「ああ~~~~っ、そ、それ以上は上がりません!」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!実際イトリが色々手伝ってくれて助かってます!」満面の笑み
箱色ツィラ:「う~ん、漆でもよさそうですね……」
析了トオル:「どういう意味?!」
箱色ツィラ:「どういう意味かと言われますとまずは下地を入れて……」
箱色ツィラ:「乾燥させた後で削ってから下塗りを……」
析了トオル:「削る……?」
春日イトリ:「と、トオルさんの修復は私がするので...マキロンとか使って」
白兎 七草:「うん、それじゃあ私かな」
析了トオル:「あ、ああすみません、先生、どうぞ」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラはこのようにスキンシップ過剰なところがありますが、そこに目をつぶればとっても素直で良い子なんです」
白兎 七草:「うん、ありがとね。えーっと……私は白兎七草しらと なぐさ。」ツィラさんに指を絡め、一本ずつその指を自分に絡めていく
箱色ツィラ:「……!?」
イリス・ウィトルウィウス:「触れられる距離に近づかないことが一番ですが、触れてしまっても無理に引き抜かなければもげることはありませんので、先生も気をつけ……」
白兎 七草:「星室庁の先生で、要請があったときにちょうど動ける先生だったからさ」
白兎 七草:一本一本、ゆっくりと絡めていくようにしてその手を繋ぐ
箱色ツィラ:「せ、先生!?そ、そんな大胆な……!」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、あわわ……!」
箱色ツィラ:「ああっ!」
析了トオル:「まあ大胆」
春日イトリ:「これが...“大人”」
析了トオル:(意識が逸れた今のうちに……ぬ、抜けない!)
白兎 七草:「そういうわけで私が来たってところかな。よろしくね、ツィラちゃん。もちろんみんなもね?」友人のように手を繋いだ状態で笑いかける
春日イトリ:「よろしくお願いしますね先生」
箱色ツィラ:「はわわわわ……」
箱色ツィラ:「これが大人の手……」
析了トオル:(私に肉体があと6ほどあれば……っ!)
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラが借りてきた猫のように……流石先生です。思えばユージン先生も不思議な魅力を持っている方でしたが」
箱色ツィラ:「張りの中にかすかに感じるたわみ……それから……ペンだこですか?これは……」堪能している。
イリス・ウィトルウィウス:「この様子なら何も心配なさそうですね。安心しました……」ホッと胸をなでおろす
白兎 七草:女性らしい柔らかい手であり、温かみを感じさせながら、書類仕事をしていたのかペンだこが出来ている。
箱色ツィラ:指先二本づつでメチャクチャな力で把持して二人ともと繋いでいる。
白兎 七草:「あはは……まぁ、どうにかなったらその時はその時でって思って動かないとね」本当はそのまま繋ぎたかったんだけど、凄い力で……と内心独り言ちる。
箱色ツィラ:「ああ~……」
箱色ツィラ:「イトリちゃん」
箱色ツィラ:「ありがとうございます」
春日イトリ:「まるで私が供物を準備したみたいな言い方やめてください!」
析了トオル:「まさか……これがムセイオンの陰謀だったとは……」
析了トオル:「この析了トオルの目を持っても読めず……」
箱色ツィラ:「やっぱり指って……この状態のほうが安定しますね……」
析了トオル:「というわけで、私も改めて……でしょうか」
白兎 七草:「うん、折角だし。お願いしていいかな?……この状態でするのも落ち着かなそうだけど」ふふ、と笑い
春日イトリ:「よろしくお願いします“トオル先生”」
春日イトリ:専門家の意
析了トオル:「専門家らしいです。析了トオルです。ところで、この専門家とは何を指すので……?」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!トオルさんは、イースターエッグ探索の専門家だと伺っています!」
析了トオル:「成程、イースターエッグの……」
析了トオル:「…………今私、そんなことになってるんですか?」
白兎 七草:「わ、そうなんだ? まだまだ全然わかってないことだらけだと思ってたけど……」
箱色ツィラ:「おお~……」
イリス・ウィトルウィウス:「聞いたところによると、先日の六壬での探索でも指揮を取っていらっしゃったとか……」
析了トオル:「指揮というか変装して潜にゅ……こほん」
春日イトリ:「おぉ~、やはり私の目に狂いはなかったようですね」
箱色ツィラ:「ではこの指で、イースターエッグにも触ったんですか……?」
箱色ツィラ:「つまり私もイースターエッグと繋がっている……?」
析了トオル:「そ、そうなのかもしれません。エッグは実はちょっとだけ後で間近で見せてもらいましたが……」
析了トオル:「触っていはいません、残念ながら」
箱色ツィラ:「そうなんですか」さして残念そうでもなく。
箱色ツィラ:「では私と繋がるためにあるのかもしれませんね、この指……」
析了トオル:(なぜその解釈に……?!)
白兎 七草:「トオルちゃんは普段は何を? 今のところ、聞いた話だけだと探検家にしか聞こえなくて……」
白兎 七草:「やっぱりイトリちゃんが言ってたようにチャンドラグプタ探検隊なのかな」
イリス・ウィトルウィウス:「六壬って言ったら三大校の次くらいには大きな学校で、そこにわざわざ外部から招聘されるだけでもすごいことなのに」
析了トオル:「ンンッ!ゲフッ、んんん………」
イリス・ウィトルウィウス:「せっかく見つけたイースターエッグに触れもしないだなんて……手柄はあくまで六壬の生徒にということでしょうか?とっても謙虚な方なんですね……!」
析了トオル:「ふ、普段は怪奇現象探査部として、世の中の本物の神秘を追い求めて……」
析了トオル:(や、やめてください、視線が痛い……!)
析了トオル:(ノドスに変装して潜入したなんて外では言えない……!)
イリス・ウィトルウィウス:「名誉や実益よりも研究者として世の中に奉仕することを第一の喜びとする……ジェネシス生の鑑です!」
白兎 七草:「へぇ、怪奇現象探査部……他校と協力していけるほど信頼されてるなんて、珍しいんじゃない?」
春日イトリ:誇らしげな顔で後方から頷いている
析了トオル:(フォローもない!!!!)
箱色ツィラ:「それで外の学校にまで……このように外に慣れていなさそうな指で……」
箱色ツィラ:「そして私のところにも来てくれて……」
箱色ツィラ:「やっぱりもっと貰っていいですか?」
析了トオル:「待って、待ってください。呼吸の時間をください」
箱色ツィラ:「一本と言わず……」
析了トオル:「だから二本しかありません!!!」
析了トオル:「はぁ、はぁ…………」
析了トオル:「まあ、活動としては……趣味の集まりのような……感じですが……」
析了トオル:「様々な情報や噂を、真実の濃淡に関係なく集めている自信はあります。よろしくお願いします」
春日イトリ:「よろしくお願いしますトオルさん」
白兎 七草:「うん、うん……よろしくね、トオルちゃん。頼りにしてるよ」
イリス・ウィトルウィウス:「頼もしいです!すごい人を呼んできてくれたんですねイトリ!えらいな~」
イリス・ウィトルウィウス:背伸びしてイトリの頭を撫でてあげる
箱色ツィラ:「ありがとうございます」
春日イトリ:「フフフ、このメンバーであれば完璧に調査を完遂できると言えるでしょう」中腰の姿勢
析了トオル:(間違いない、門前の生徒たちなど序の口……)
析了トオル:(此処に集まっているメンバーはそれ以上に……ヤバい……)
白兎 七草:「適した人選って感じだね。ちょうどイースターエッグに触れたことがあって、そのほか色々な情報に精通しているし」
析了トオル:(先生が頼り!先生、白兎先生何とか……!)
白兎 七草:「(トオルちゃん、寒いのかな……)」
析了トオル:(ああ~~~~っ)
箱色ツィラ:「あっ発汗が……これだから面白いですねこの素材は……」
析了トオル:「ついに素材扱いを……」
春日イトリ:「では早速、イースターエッグの現物と大まかな情報をお伝えします」
白兎 七草:「うん、よろしくお願いしようかな。……あっ、現物がそんなすぐ見せられるところにあるんだ」
春日イトリ:中空にかざした銀の鍵、空間がひび割れ黄金の亀裂から漆黒のオボイド型物質が取り出され
春日イトリ:うやうやしく工房の食堂の机に置く
析了トオル:「……おおっと」
析了トオル:手を繋がれたまま、置かれた方を見る。
春日イトリ:「こちらがオールドカラーズ...先代マスターカラーズの死後に学園長室で発見されたものです」
白兎 七草:「卵型、確かにイースターエッグのようだけど……でも、これは……大分、様子が違うように見えるね」
白兎 七草:「いや、本物を見たことがあるわけじゃないんだけど。トオルちゃんから見て本物に見える?」
析了トオル:「……ふむ」
析了トオル:まじまじとそのエッグとされるものを見やる。
イリス・ウィトルウィウス:「おお!早速専門家の目利きが光ります!」
箱色ツィラ:真剣な表情を横からガン見している。
GM:大きさ、形状は以前確認したイースターエッグと遜色ないように思える
GM:しかし、その表面は光を通さぬ漆黒であり何かが塗布されているのではないかという印象を受けます
析了トオル:「はっきりとは断定できませんが……外側に皮膜があるように見えます」
箱色ツィラ:「被膜?上塗りされているということですか?」
析了トオル:「形状事態は私が確認したものと似通っていますが……」
析了トオル:「現状ではなんとも、触れてみても?」
イリス・ウィトルウィウス:「ひと目見ただけでそこまで……流石はトオルさんです!お目が高い!」
春日イトリ:「構いませんよねイリスちゃん?」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、そうですね……」
イリス・ウィトルウィウス:「絶対安全とは言い切れませんが、私の思っているものと同じならおそらく、ただ触れる分には害になならないはずです」
箱色ツィラ:「そっちの手で触って下さい」自分の握っている方と反対側を示す。
イリス・ウィトルウィウス:「あくまで慎重に。細心の注意を払って触ってくださいね」
析了トオル:「あっはい……ではこちらの手で……」
白兎 七草:「何かあったら片手は貸せるからね」
析了トオル:車椅子の向きを器用に変え、人差し指で軽く触れてみる。
春日イトリ:触れた感触は合成樹脂...よりも固形化した油脂に近いでしょう
春日イトリ:「実のところ、トオルさんにはジェネシスの機器を用いた分析等を期待しているのですが可能でしょうか?」
析了トオル:「……ふむ、油絵具の類でしょうか……と、はい。続いてそちらに移っていきますね」
春日イトリ:「ありがとうございます」
白兎 七草:「へぇ、やっぱりそういうこともできるんだ。流石ジェネシスの技術力だね」
析了トオル:(……そういえば試供品もありましたね、せっかくの機会だし後でこちらも使ってみますか)
春日イトリ:「では皆さんにはそれと同時並行であるものを探してほしいのです」
箱色ツィラ:「あるもの?」
イリス・ウィトルウィウス:「ってなんでしょう?」
白兎 七草:「それは?」
春日イトリ:「ずばり、オールドカラーズの蔵書です」
析了トオル:「む」検査器具を取り出しつつ、耳を傾ける。
イリス・ウィトルウィウス:「それでしたら書斎に……あっ」
イリス・ウィトルウィウス:何かに思い当たって目を逸らす「そういうことですかぁ……」
白兎 七草:「蔵書……まとめてどこかに置いてるんじゃないの?」
析了トオル:(く、片手ではやりづらい……!)
箱色ツィラ:「あの、オールドカラーズって何ですか?」
春日イトリ:「あ~~、ツィラ先輩はそうでしたね」
白兎 七草:「……あぁ、トオルちゃん。手伝うよ、私も片手だけど」オボイド型物質を抑えるようにして
析了トオル:「た、助かります。とりあえず中の反応を……」
春日イトリ:「八月革命でイリスちゃんがマスターカラーズのおばあ様を倒したので」
春日イトリ:「学内で先代マスターカラーズとイリスちゃんを呼びやすいように出来たスラングですね」
春日イトリ:「ついつい呼びやすくて、えへへ」
箱色ツィラ:「あっなるほど、マスターカラーズって言うと、今の子はイリス姉様だと思うんですね」
箱色ツィラ:「気をつけないとですね」
イリス・ウィトルウィウス:「そ、そんなにこだわらなくても良いとは思うんですけど……」照れくさそうに
析了トオル:「それで、その大切に保管されてそうな蔵書、例えば高度なセキュリティで隠されているとか……」
白兎 七草:「そういうことならトオルさんの技術力に頼るか……それとも、置かれている場所が分からないってことかな?」
春日イトリ:「セキュリティ...ふっふっふ」
春日イトリ:「その逆です」
春日イトリ:「八月革命に勝利して解放感に浮かれた生徒、そして今まで暴君のように君臨していたおばあ様の蔵書」
春日イトリ:「それはもうすごい勢いで群がるように殺到し我先にと手当たり次第に掴んで自分のアトリエへ...ですよ」
白兎 七草:「そんなことある?……あったのかぁ」
箱色ツィラ:「えー!」
箱色ツィラ:「ずるい!」
イリス・ウィトルウィウス:「ありましたねぇそんなことも」遠い目
析了トオル:「あっやはりそういう反応なんですね……」
析了トオル:次々と計器を変えて調査を試みながら
箱色ツィラ:「私も欲しかった~!」
春日イトリ:「今はちゃんと管理下においているので大丈夫なのですがいくつか回収困難なアトリエがありまして...」
白兎 七草:「つまり……この物質、ひいてはオールドカラーズを知るには必然的に回収してない蔵書を読まないと、ってことだね?」
析了トオル:「それで、その回収作業も必要である、と」
春日イトリ:「はい、なので皆さんは蔵書の回収と遺物の分析をお願いします」
イリス・ウィトルウィウス:「ということはやっぱり、アトリエに乗り込むことになるんですね……」
箱色ツィラ:「えっ!」
箱色ツィラ:「いいんですか!?」
箱色ツィラ:「アトリエに乗り込んで……」
析了トオル:「確かに……この遺物にも何か決まった開け方ルールがあるのかもしれません。蔵書に何かヒントがある可能性も高い」
白兎 七草:「ふむ……こういう大人しいところばっかりなら助かるんだけど」
白兎 七草:「多分、そういうわけじゃないんだよね?」二人の反応を見て


GM:ということでシナリオのザックリとしたルールを説明いたします
GM:このシナリオではそれぞれのアトリエに決まった情報が存在します
GM:そしてそれを調査するにはアトリエの主の承諾を得るしかありません
GM:現在、皆さんが調べられるのはイトリのアトリエ
GM:ここで調べられる情報を提示します
複合修復工房リプリス
■オールドカラーズの遺物1〈知識:レネゲイド〉難易度12
■オールドカラーズの塗料について〈情報:ノヴァリス〉難易度8
■蔵書のあるアトリエの情報〈情報:ノヴァリス〉難易度8
GM:ということで今から各自判定で開けてしまってください
析了トオル:フ、私の精神ダイスは9あります
析了トオル:まずは遺物について振ってもよろしいでしょうか?
箱色ツィラ:なんでも+6個でいけます
イリス・ウィトルウィウス:専門家の先生だ
白兎 七草:七草にはコネしかないぞ
箱色ツィラ:GOGO
GM:どうぞ!
箱色ツィラ:じゃあ塗料やろうかな~
イリス・ウィトルウィウス:やっちゃいな!
析了トオル:9dx+4知識:レネゲイド
DoubleCross : (9DX10+4) → 10[2,2,5,6,6,8,10,10,10]+8[1,2,8]+4 → 22

箱色ツィラ:つよ
白兎 七草:まあでもイリスちゃんいますからね なんか出ても大丈夫だろうから……アトリエの情報を探ろうかな
イリス・ウィトルウィウス:じゃあなんか出た時のためにスタンバっときます
析了トオル:perfect
箱色ツィラ包蟻掛つつみありかけ:《砂の加護》使用して判定します。
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3増加(43 → 46)
箱色ツィラ:学園通の友人も使って……
箱色ツィラ:9dx+3>=8
DoubleCross : (9DX10+3>=8) → 10[1,3,3,5,5,5,6,8,10]+4[4]+3 → 17 → 成功

GM:完璧!
白兎 七草:では探ります~。ミーミルの覚書を《コネ:学園通の友人》として使います
白兎 七草:(1+2+1)dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 10[2,7,10,10]+10[8,10]+6[6]+1 → 27 → 成功

白兎 七草:今回のシナリオは完璧ですね
箱色ツィラ:みんなめちゃ高
析了トオル:おお、お二人もさすが……
GM:では上から順々に情報を提示いたします
■オールドカラーズの遺物1
ムセイオンの学園長室に安置されていた黒色のオボイド型構造物。同定を行った結果、
その成分の大半が高圧鉱物であり僅かに十字冠と同様の成分が含まれていることが確認された。
また、周囲のレネゲイド濃度の低下が確認されている。
■オールドカラーズの塗料
パレットのアトリエの上を覆う塗料の原材料を分析した結果、約30%のレネゲイド吸着剤と
60%のウロボロスのシンドロームのレネゲイド物質とその他の材料で構成されていた。
 アトリエ内部に潜った生徒達の証言によると塗り潰されたアトリエの主は意識を奪われ
創作を行う機能だけ維持されていたとのことだ。
■蔵書のあるアトリエの情報
アトリエをしらみつぶしに調査した結果、入退室困難なアトリエである「イロカのアトリエ」「ディアナのアトリエ」
の両アトリエの持ち主が保管していると考えられる。イリス・ウィトルウィウスがシーンに登場している場合
「イロカのアトリエ」「ディアナのアトリエ」とTipsを公開する。
イリス・ウィトルウィウス:やはり奴らか……これはタフな任務になりますよ
GM:ということで、部屋に二つのアトリエを公開します
白兎 七草:やはりね……(?)
析了トオル:一体どんな人物が……!
白兎 七草:ティアキンやりました?GM
【イロカのアトリエ】黄昏の空に浮く島々と建造物。
【ディアナのアトリエ】洞窟内部を削りだした集落。
GM:シナリオの準備をせずにゲームして失敗すると泣いちゃうのでしてません
イリス・ウィトルウィウス:かわいいね
GM:ということでちょっと多いのですがまずはイロカのアトリエから
Tips
【“イマジニウム” 姫彌イロカ】
美術解剖学専攻。男体構造研究部部長。
生物の解剖学的な構造知識を美術製作に応用する美術解剖学においてオールドカラーズから
意図的に情報の制限を受けた空想と考察の達人。
架空の生命を空想し、考察し、計算する机上現実のバイオアーティスト。
 アトリエの性質と能力からムセイオンの怪獣解放戦線に執拗にスカウトを受け迷惑している。
保有するアトリエは“机上考察議事堂ディヴィエーガ”。
【男体構造研究部】
革命以前の男女隔離政策によりノヴァリス生徒は異性への知識が制限されていた。
男体構造研究部は"オトコ"を学術的に研究しノヴァリスに広く普及を目的とした研究会である。
多くの推論、考察を重ねた結果、実在の男体に最も近いイメージを生み出すことに成功し
ノヴァリスにおいて男性の知識は広く普及した。八月革命後の男性教諭の赴任の際
精神的動揺や拒否感の低下は研究会の大きな成果の一つである。
...と主張しているが同時期にいくらかの情報がブラックマーケットから流出しているため真偽不明。
イリス・ウィトルウィウス:ワ、ワァッ……!
イリス・ウィトルウィウス:エッチなのは禁止!死刑!
白兎 七草:風紀風紀!
GM:滅相もありません、これでは学術的な研究でして...
GM:続いてディアナのアトリエです
【“スターバード” ディアナ・オシチュカ】
美術史学専攻。多文化芸術交流会会長。
各地の文化・習俗に結び付いた芸術、芸能の研究者。
自動学習装置否定派であり、自主的な知識の吸収を信条としている。
 保有するアトリエは“習俗再演窟ニャモニャス・レア”。
【多文化芸術交流会】
多文化芸術交流会は個人主義者の集まりであるムセイオンにおいて珍しく社交的な研究会である。
ゴッホやモネが浮世絵からインスピレーションを受けたように会長であるディアナ・オシチュカも
異文化交流によりムセイオン内に数多に存在する伝統芸能や伝統芸術との化学反応を期待している。
八月革命以降はノヴァリス土着の先史文化とそれに由来する芸術の探求のための実地調査が主となっている。
イリス・ウィトルウィウス:よ、良かった…こっちはマジメな活動だ(ほんとか?)
析了トオル:どうかな……
白兎 七草:そうかな そうかも……
GM:イリスさんはこれを事前に知っています
析了トオル:回収が難しいって時点でな……
イリス・ウィトルウィウス:まるっと知ってました
箱色ツィラ:へ~ 知っちゃってるんだ
箱色ツィラ:こういうこと詳しいんだ
イリス・ウィトルウィウス:もちろんです
イリス・ウィトルウィウス:子どもたちに見せていい情報かまず私がチェックします
GM:こどもフィルターだ
GM:ではそんな感じで情報共有!
春日イトリ:「恐らく、蔵書があるのはイロカとディアナのアトリエでしょう」
イリス・ウィトルウィウス:「あの二人ですか……」げんなりした表情。
白兎 七草:「イリスちゃん、どういう子達か簡単に教えてくれる?……色々苦労させられてそうなのは何となく察せるけど」
春日イトリ:「イロカのアトリエは“あの事件”があってから一切の出入りを禁じてますし」
春日イトリ:「ディアナのアトリエはそもそも領域の強度が高すぎるので」
イリス・ウィトルウィウス:「いえ、イロカもディアナもとってもいい子たちなんですが、イトリの言うようにアトリエを攻略するとなると厄介な二人ですから」
白兎 七草:「なるほど、そういう事……出入禁止に高い強度、どっちも別ベクトルで大変そうだね」
イリス・ウィトルウィウス:「体験するのが一番ですが、何の備えもないと即死しかねないので、掻い摘んでお話しますね……」
析了トオル:「即死……」
析了トオル:「即死!?」
イリス・ウィトルウィウス:「まずイロカは、男体構造研究部の部長を務めている子です」
析了トオル:「男体構造研究部」
箱色ツィラ:「えっ楽しそう」
イリス・ウィトルウィウス:「御存知の通りノヴァリスには、長い間男子生徒が不在でしたから」
イリス・ウィトルウィウス:「同年代の男の子というものが、想像できない子も多かったのです」
白兎 七草:「わお、凄い部活動……だけど、たしかに男子を作品に出そうとするなら苦労しそうだね」
析了トオル:「絵画や漫画を描くうえでも構造研究は必須。確かに重要ではありますね」
イリス・ウィトルウィウス:「はい、そこで彼女たちは、様々な学術的観点、創造的推論から理想の男性像を作り上げ」
イリス・ウィトルウィウス:「ほぼ現実に即した精度の、架空の男性モデルを構築し、ノヴァリスへ普及することに成功したのです。」
箱色ツィラ:「えっそれ無いんですか今」
箱色ツィラ:「ほしいですけど……」
春日イトリ:「...ですがそれを素直な学術的成果として受け取る人は少なかったんですね」
春日イトリ:「彼女はインターネットでその3Dデータを無料公開しましたが」
春日イトリ:「めちゃめちゃに破廉恥だのスケベな部活だのと叩かれた結果、アトリエの門を堅く閉ざしてしまったのです」
イリス・ウィトルウィウス:「哀しい事件でした……」
白兎 七草:「それは……大分可哀想な……」
析了トオル:「それはそれはご愁傷様で……」
箱色ツィラ:「???」
箱色ツィラ:「どうしてそれが門を閉ざす理由に……?」
析了トオル:「人は異性の裸に性的なものを感じてしまうのです、人体の神秘ですね」
箱色ツィラ:「それは分かりますけど。だったらなお」
箱色ツィラ:「求める反応が得られたので誇るべきでは?」
箱色ツィラ:「それを喚起できたなら歓喜するべきでしょう」
析了トオル:「色々あるのです、人間ですから」
析了トオル:「許容値を大きく超えてしまったのでしょう」
析了トオル:「ともあれ、その固い門戸を開く必要がある……と」
春日イトリ:「まぁ、つまるところ自分の欲しかった評価が得られなかったのでしょげているのです」
白兎 七草:「望む反応とは大きく異なってた……ってところかな。ちゃんと話してあげないとね」
イリス・ウィトルウィウス:「まあ、これも良い機会かもしれません。あの頃に比べればみんな大人になりました」
イリス・ウィトルウィウス:「今更『エロだ―!』『ムラムラ部だー!』などとからかってくる子もいないでしょうし」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカにもいい加減、前を向いてもらいましょう」
白兎 七草:「うん、賛成。止まったままじゃ進めないからね」
春日イトリ:「はい、ところで先生は男装に興味はございますか?」
白兎 七草:「エ”ッ」
白兎 七草:「……えっと、な、なに?」
箱色ツィラ:「どうしたんですか急に」
析了トオル:「性癖を否定はしませんが……」
白兎 七草:「い、いやまあ、レディースにもその類のファッションがあることは認知してるけど……」
箱色ツィラ:「言ってくれればいつでも着たのに」
春日イトリ:「あっ、ちが」
イリス・ウィトルウィウス:「ははぁ、そういうことですか……」
春日イトリ:「イリスちゃん~~~!」
イリス・ウィトルウィウス:「安心してください!私はちゃんとわかっています」
イリス・ウィトルウィウス:「かなり有効な作戦だと思いますよ!考えましたねイトリ」
春日イトリ:「イロカにアトリエ越しに交渉したんです」
春日イトリ:「新鮮な男子教諭を持ってくればアトリエに入れてくれると」
白兎 七草:「そんなことある?」
箱色ツィラ:「それなのに女の先生連れてきちゃったんですか」
春日イトリ:「皆さんは十字冠がありますし...そこは何故か手違いで...」
白兎 七草:「まあ、でも……大丈夫、それなら男装してみよっか。」
箱色ツィラ:「でもこれどうするんですか」握手を離して鷲掴む。
箱色ツィラ:「誤魔化せます?」
白兎 七草:「うひあっ!?」
白兎 七草:見た目からも伝わるその感触はずしっと乗っかるような重量感と確かな柔らかさを感じさせ、鷲掴んでいるにもかかわらずかえって包まれているように感じる。
箱色ツィラ:「ずしっと乗っかるような重量感と確かな柔らかさ、鷲掴んでいるにもかかわらずかえって包まれているように感じますね」
析了トオル:(ああっ離れた!)
析了トオル:「まあ……なんとかなるんじゃないでしょうか、サラシなどがあれば……」
析了トオル:自分の胸を少し触れて、若干落ち込む
白兎 七草:「い、いや……まあ、何とかしてみるけど……」
白兎 七草:「トオルちゃんはスレンダーで綺麗だと思うよ」
箱色ツィラ:「大丈夫ですかね」特に手を止めていない。
春日イトリ:「この際です、トオルさんも一緒にやりましょう」
春日イトリ:「免疫の無いイロカに男が二倍...完全に動揺するはずです」
箱色ツィラ:「冠あるのに?」
析了トオル:「…………」
析了トオル:「えっ?」
箱色ツィラ:「それは……ただのイトリちゃんの趣味ですよね」
白兎 七草:「ちょ、ちょっ……ツ、ツィラちゃん。」
箱色ツィラ:「なんですか、先生」
春日イトリ:「だって、トオルさんが自分もいけるか...みたいなそぶりを」食客を売る
白兎 七草:「胸は接ぐとかじゃなくない!?」
箱色ツィラ:「確かにそうですね。手を接ぐものではないですね」ぱっと離す。
イリス・ウィトルウィウス:(胸はそうなんだ……)妙に安堵する
白兎 七草:「ただ揉まれただけ……!? ま、まぁいいけど……」
析了トオル:「まあ……できなくはないですが……そもそもこれどうするんですか」頭の上を指さして。
春日イトリ:「ノドスチルドレンって言い張りましょう」
箱色ツィラ:「たしか……義体って言ってませんでしたかそれも?」
析了トオル:「こふっ」
箱色ツィラ:「というか、ノドスって……今でもかなりセンシティブなんですよね?」
箱色ツィラ:「それを騙るのはどうかと……」
析了トオル:「んぐっ」
白兎 七草:「大分イトリちゃんの趣味じゃない?」
春日イトリ:「そうですね...繊細な部分を騙るのはあまりよくありませんね」
春日イトリ:「先生、お願いします」
析了トオル:「………そ、そうですね、よくないです、ほんとうに」
白兎 七草:「まあ、そうだね……うん、イロカちゃんのところに行く時はそうしようか」
白兎 七草:「流石にトオルちゃんにそんな嘘をつかせるわけにもいかないし」
イリス・ウィトルウィウス:「そうですね……特にムセイオンの子はそのあたり敏感かも知れませんから」
析了トオル:「………」冷や汗が酷い。
白兎 七草:「大丈夫だよ、トオルちゃん。さすがにそんなことはさせないから……」安心させるように手を撫でて
箱色ツィラ:「もう一人の方はどうなんですか?」
白兎 七草:「と、そうだね。ディアナちゃん……だったかな?」
イリス・ウィトルウィウス:「はい。ディアナ・オシチュカ」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女は多文化芸術交流会という団体を作って、会長を務めています」
白兎 七草:「交流会?なんて言うか……こういう言い方をしたら失礼かもしれないけど、珍しいね」
箱色ツィラ:「ムセイオン生でも交流が好きな生徒は居ますよ」
箱色ツィラ:「私がそうです」胸を張る。
析了トオル:「……そ、そうですか。それで……」自信満々な姿に恐怖しつつ
析了トオル:「回収が難しい理由とは?」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに個人単位ではそういった子は何人かいますが。団体として交流を重んじる方針は珍しい方でしょうね」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちは異文化からのインスピレーションを大切にしてます。ゴッホやモネといった先人たちに倣って、といったところでしょうか」
箱色ツィラ:「ノヴァリスにおける異文化が何か、ということですね」
春日イトリ:「そして彼女らは先住市民の部族芸術に焦点を合わせたと」
春日イトリ:「回収困難な理由は彼女のアトリエの強度の強さです」
春日イトリ:「ディアナは“自分の管理下に置かない”ことで強度を底上げしています」
春日イトリ:「そして制御不能であり...アトリエの内部では言語がリセットされ、分割されるのです」
白兎 七草:「言語がリセットされ、分割される……」
白兎 七草:「って、えーっと……つまり?」
析了トオル:「さしずめ、バベルの塔の物語のように?」
春日イトリ:「つまるところ彼女らは未知の文明との交流のソリューションを得るためにアトリエの内部の文明をランダムに変えているのです」
箱色ツィラ:「絶えず分割される……!?」
箱色ツィラ:「それって……」
箱色ツィラ:「繋ぎ放題ってことですか!?」
箱色ツィラ:「すぐ行きましょう」
春日イトリ:「あぁ、ツィラ先輩の興味が」
白兎 七草:「なるほど。確かにそれは管理下におけないけど、それだけ規則ルールが堅くなるってことだね」
析了トオル:(……確かに、言語を繋げられれば効果的な可能性は十分に)
析了トオル:(でも……それだけで終わるのか……この人が……)
析了トオル:未知のアトリエよりも、まずは隣人が恐ろしい。
白兎 七草:「まあでも、たしかにそこはツィラちゃんにとって適性のあるアトリエなのかな……?」少し不安げ
イリス・ウィトルウィウス:「今回に限っては良い傾向でしょう。ディアナのアトリエでは、興味こそが最大の武器になります」
箱色ツィラ:「イリス姉様今回に限ってはって言いました?」
イリス・ウィトルウィウス:「そもそもディアナは自動学習装置否定派……このノヴァリスのように、労せずしてお互いの言葉が理解し合える現状自体を嫌っているんです」
イリス・ウィトルウィウス:そのまま言葉を続ける。長年の経験から、都合の悪いことは聞き流す機能が実装されている。
イリス・ウィトルウィウス:「攻略には、全くの未知を体験し、自ら学ぶ姿勢が必要です」
箱色ツィラ:「イリス姉様聞こえてらっしゃらないのかしら……」
箱色ツィラ:「お耳に何か継いだほうがいいですかね……」
春日イトリ:「ヒェッ」
箱色ツィラ:「マイク……?」
白兎 七草:「マイク……!?」
箱色ツィラ:「いえ……無線だと繋がっている感じが出ないですかね」
箱色ツィラ:「糸電話みたいにします……?」
析了トオル:「……未知を学ぶ。好きな言葉です」
析了トオル:頑張って隣の恐怖から耳を逸らしている。
白兎 七草:「こほん。……ともかく、大丈夫。隣には先生がいるから、目の前が真っ暗なときは頼りにしてね」
箱色ツィラ:「真っ暗は嫌ですねえ」
春日イトリ:「そういえばトオルさん、遺物について発見はありましたか?」
析了トオル:「はい、大まかにはですが」
イリス・ウィトルウィウス:「おお~!すごいです!流石はノヴァリス一の専門家!」
白兎 七草:「おお!流石トオルちゃん、お手の物だね。それで……これはどんなものだったの?」
析了トオル:「まず、この遺物の成分ですが……」
析了トオル:「そのほとんどが高圧鉱物でできています」
春日イトリ:「高圧鉱石というと炭素がダイアモンドみたいなアレですよね」
析了トオル:「はい、スクネという人物は素手でそれを為したらしいですが……と、話が逸れましたね」
析了トオル:「とにかく、圧力がかかることで構成が変化した鉱物……具体的には」
析了トオル:「隕石などによく見られるものですね」
イリス・ウィトルウィウス:「隕石……」
箱色ツィラ:「隕石?」
箱色ツィラ:「そういえば、前にたくさん隕石降ってましたよね」
春日イトリ:「あーノヴァリス大流星群」
箱色ツィラ:「その時のやつなんですかね?もっと最近?」
イリス・ウィトルウィウス:「いえ、それは……」一瞬言葉に詰まって
析了トオル:「……それより前の可能性すらあります」
白兎 七草:「……つまり、ノヴァリスに来る前とかかな?」
析了トオル:「要するに、外から持ち込まれたか。ですが……」
析了トオル:少し考えるように、息をひそめて。
析了トオル:「残りの成分が問題なんですよねぇ」
白兎 七草:「隕石だけではなく、"何か"が混ぜられてる……?」
春日イトリ:「そんなに厄ものなんですか...?」
析了トオル:「はい、まだ公にはしていない情報ですが」
析了トオル:「恐らく、十字冠と同様の成分が含まれています」
イリス・ウィトルウィウス:「十字冠の成分……?」
イリス・ウィトルウィウス:「えっでも十字冠って……」
箱色ツィラ:「十字冠って成分とかあるんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:自分の頭の上で手をスカスカさせる
イリス・ウィトルウィウス:「触れないですよね?」
白兎 七草:「そうだよね、まず触ってるところは見たことないし……」
春日イトリ:「光は粒子である...みたいな」
箱色ツィラ:「そうですよ。もし触れていたら……」
箱色ツィラ:「いっぱい繋いでましたよ」
箱色ツィラ:「不安定な形状の子いっぱいいるんですよね……」
白兎 七草:「触れなくてよかった……」
析了トオル:「……割れたら、残るものがあるでしょう?」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに、亡くなった生徒の十字冠は固形化しますけど……」
白兎 七草:「割れたら、って――それは」
析了トオル:「最初はその成分分析から始めたのですが……と、これは長くなるか、端的に言います」
析了トオル:「六壬のイースターエッグがあったでしょう」
析了トオル:「あれの神秘です」
春日イトリ:「えぇ~~」
イリス・ウィトルウィウス:「そ、そうだったんですか……!」
箱色ツィラ:「お~……」
箱色ツィラ:「専門家みたいですね」
春日イトリ:「やっぱり専門家...凄いです!」
イリス・ウィトルウィウス:「大発見じゃないですか!」
イリス・ウィトルウィウス:「もしかして、最初からこれを確かめるために六壬へ……?」
析了トオル:「それは……間違っていません、それを確かめるために向かいました」
イリス・ウィトルウィウス:(それは……?)小さく首を傾げるがすぐ忘れる。
析了トオル:「十字冠の構成物質、ひいてはノヴァリスに遥かな過去を構築する無尽の記憶容量……星珊胚と言うらしいです、降誕派では」
析了トオル:「とにかく、そういったものが含まれている、とだけ」
白兎 七草:「たしかに十字冠は身近なだけに大きな神秘だね。星珊胚……か」
白兎 七草:「でも、そうだとすると……これはノヴァリスの一つの神秘に迫るほどの物質ってことだよね」
イリス・ウィトルウィウス:「なんでそんなものを先代が持っていたんでしょう……」
析了トオル:「後は気になるところとして……周囲のレネゲイドの鎮静作用ですか」
箱色ツィラ:「鎮静……」
白兎 七草:「目的が分からない以上、何も言えないけど……鎮静作用?」
析了トオル:「どうも周囲のレネゲイドの濃度を下げてしまうようで」
析了トオル:「レネゲイドによる破壊、掌握からの防御機構でしょうか、それとも……」云々と一人で呟き始める。
箱色ツィラ:「これに似てません?」
箱色ツィラ:右腕を出す。その腕には額縁がついている……というか、埋まっている。
析了トオル:「そういえば気になってましたが……」
析了トオル:「ファッションでは……ない?」
箱色ツィラ:「ファッションに困りますよ、むしろ」
イリス・ウィトルウィウス:「毎朝大変ですもんねえ」
春日イトリ:「うぅ...」自分の不甲斐なさで小さくなる
イリス・ウィトルウィウス:「ああっ!イトリのせいじゃないですよ!」慌てて背中をポンポンと叩く
箱色ツィラ:「そうですよ、イトリちゃんには毎朝お世話になってます」
析了トオル:(毎朝……)
春日イトリ:「絶対に何とかしてみますからっ」
白兎 七草:「名簿で確認した限りだけど、たしかツィラちゃんはパレットだったよね。」
箱色ツィラ:「? はい」
白兎 七草:「オールドカラーズが亡き後でも影響を及ぼしてるっていうのは……それだけ強大だったんだね」
析了トオル:「それは兎も角……気になりますね、一度触れてみた……」
析了トオル:はっ、と跳ね上がり、腕を後ろに回す。
箱色ツィラ:「あっ……」明らかに待ち構えていたが、寂しそうにする。
析了トオル:(ぐ、罪悪感……)
イリス・ウィトルウィウス:「コトノさんが協力してくれたお陰で、殆どの子はアトリエから出てくることが出来たんですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラの腕だけは、どうやってもこれ以上は……」
春日イトリ:「今回の遺物調査はその一環でもあるわけです」
白兎 七草:「腕だけが……私に手伝えることがあれば何でもするからね」
箱色ツィラ:「何でも……?」
白兎 七草:「……うん、まあ、命に支障がない限りでね」声の調子が変わったことに冷や汗をかきながら
析了トオル:「……思っていたよりも重大なお話ですね。分かりました」
析了トオル:「後で一度触れさせてください、少しでも解決の糸口を見つけられればと」
箱色ツィラ:「いいですよ、触りっこしましょうね」
析了トオル:「多少は我慢します、多少です、少しだけ」
箱色ツィラ:「これ、たしか……新しいレネゲイドが含まれていたんですよね?」
箱色ツィラ:「13番目?の症例のやつです」
イリス・ウィトルウィウス:「ウロボロスシンドロームは、他者のレネゲイドを吸収して糧とする症例です。分類が最近されただけで、昔からそういう力はあったみたいですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラが言うように、遺物とアトリエの塗料が同じものだとしたら……」
白兎 七草:「吸着することでレネゲイドを取り込み、ウロボロスシンドロームによって糧とする……かぁ」
箱色ツィラ:「はい。この中だと何も覚えてないんですけど……」
箱色ツィラ:「創作だけはしていたらしいんですよね」
箱色ツィラ:「だから、この中身も……」
箱色ツィラ:「意識がなく、何らかの機序を繰り返しているかもしれない」
白兎 七草:「ツィラちゃん……」
イリス・ウィトルウィウス:「この中に誰かが閉じ込められてる、なんて、あまり想像したくはありませんけど」
イリス・ウィトルウィウス:「もしそうだとしたらかわいそうすぎます……」
春日イトリ:「えぇ、一刻も早く解明して問題があれば取り除きましょう」
箱色ツィラ:「……」空いた手でエッグに触る。
箱色ツィラ:「ここにも私みたいな子が居るんですかね。だったら……」
箱色ツィラ:「私が一番先輩じゃないのかも」
白兎 七草:「いるかどうか……そもそもこれは何の目的で存在する物質なのか。確かめるためにも、オールドカラーズをもっと知る必要がありそうだね」
析了トオル:「シュレディンガーのなんとやら。中に何があるかは不明ですが」
析了トオル:「……早期に解き明かしましょう。ひいては箱色さんの現状の解決に繋がる可能性もありますから」
箱色ツィラ:「ありがとうございます」
箱色ツィラ:「両手が使えるようになれば……」
箱色ツィラ:「もっといっぱい繋げるようになりますもんね」
析了トオル:「……………」
箱色ツィラ:「早くそうなりたいです」
析了トオル:(今の……二倍……)
析了トオル:背筋に冷たいものを感じる。もしや、大変恐ろしいものを解き放とうとしているのでは……
イリス・ウィトルウィウス:「もしそうなったら、トオルさんはムセイオン第二の救世主ですね!」
白兎 七草:「うん、今回はトオルちゃんに色々頼ることになりそうだね」
春日イトリ:「頼りにしてますよ♪」
イリス・ウィトルウィウス:「解放の女神コトノ像は受け取り拒否されちゃいましたけど……」
析了トオル:「あれ、六壬の地下で勝手に建ってましたよ。こっちでも造ってたんですね」
イリス・ウィトルウィウス:「えっそうなんですか!いいな~!」
白兎 七草:「なんで地下に……!?」
箱色ツィラ:「負けてられませんね」
箱色ツィラ:「もっと大きいの作りませんか?」
イリス・ウィトルウィウス:「けどムセイオンでは代わりに、記念絵画アトリエを描いてエントランスに飾らせてもらうことにしたんです」
イリス・ウィトルウィウス:「隣にトオルさんのスペースも確保しておきますね!」
白兎 七草:「ふふ、素敵なプレゼントだね」
春日イトリ:「なんならジェネシスへのお土産にも良いかもしれませんね」
析了トオル:「……お、お土産は少し気恥しいというか、その……まあ……こほん」
析了トオル:「とにかく、期待に応えられるように努力します。能力的にはほぼ機械任せですが」
析了トオル:「……ええ、やってやりましょう。まずはアトリエの一つや二つ……!」そこそこ煽てられたので調子に乗っている。
白兎 七草:「ふふ……うん、私達で協力して蔵書を取り戻さないとね」
白兎 七草:「イリスちゃんもツィラさんも、アトリエについては私達よりずっと詳しいだろうから。頼りにさせてね!」
箱色ツィラ:「はい、お任せ下さい!」
箱色ツィラ:「アトリエに好き勝手入る理由があるなんて、私、とてもやる気です!」
箱色ツィラ:「この機会に色々繋いじゃおうっと」
春日イトリ:「それではツィラ先輩の希望通りディアナのアトリエから...攻略開始しましょう!」


☆☆☆
文化財保護管理委員会会長、春日イトリ
ひと時ですが、お役に立てるよう頑張りますね♪

NPCカード【春日イトリ(期間限定)】
『EX:修復の専門家』
オートアクションで使用。破壊状態のアイテムを選択し破壊を打ち消し、使用できるようになる。シーン1回。
『NS:銀の鍵』
オートアクションで使用。対象の購入判定の機会を1回増加させる。この効果は戦闘時には使用できない。シーン1回。


GM:シーン終了 ロイスが結べます!
析了トオル:箱色ツィラ 〇誠意/恐怖
白兎 七草:箱色ツィラ 〇信頼/なんで胸を!?
イリス・ウィトルウィウス:析了トオル ○尊敬/心配 で取得
箱色ツィラ:トオルちゃん/好奇心:◯/怯えられてる?/ロイス
箱色ツィラ:七草先生/好奇心:◯/男装できる?/ロイス


【ミドルフェイズ2】

GM:ミドルフェイズ2 全員登場です!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(50 → 54)
析了トオル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(36 → 42)
析了トオル:よし、54
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(46 → 54)
箱色ツィラ:興奮してきた
箱色ツィラ:繋がりましたね 侵蝕……♡
GM:ヒェッ
白兎 七草:なんかみんな高くない?
GM:あ!?
析了トオル:ひっ
イリス・ウィトルウィウス:ワァッ…
GM:完全に忘れてました
GM:皆さんはエッグを持ち運ぶため
GM:登場侵食が-3されます
白兎 七草:あ~!
析了トオル:うれしすぎ
白兎 七草:嬉しい
GM:その分をエッグが吸ってくれるわけですね
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を3減少(42 → 39)
イリス・ウィトルウィウス:濃度が下がるから!
析了トオル:1だから変わんないわ
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3減少(54 → 51)
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3減少(54 → 51)
析了トオル:一応確認!マイナスになったりはしない……ということでいいですか?
GM:マイナスにはなりません!
析了トオル:理解!
GM:ということで描写から


GM:一行はディアナのアトリエの前にやってきた
GM:イリスちゃんは彼女のアトリエが以前と変化していることが分かります
GM:以前は水中に屹立する縦長のガラス都市でしたが今は洞穴の集落といった様子
GM:アトリエは拒まれておらずいつものように開放的な状態
イリス・ウィトルウィウス:「むむむ……?おかしいですね」
イリス・ウィトルウィウス:「アトリエの風景が変わっています。前はもっと風光明媚なガラスの都市だったはずなのに……」
析了トオル:「こういうの、気分次第で結構変わったりするので?」
箱色ツィラ:額縁の小さな傷を接ぎながら撫で回している。「う~ん……」
イリス・ウィトルウィウス:「多少はそういうこともあるでしょうけど、アトリエは生徒の作家性の核となる心象風景を描き出したものです」
箱色ツィラ:「継ぎ甲斐のあるものがいっぱいあるといいですねえ」
イリス・ウィトルウィウス:「短期間でここまで様変わりすることは滅多にないはずなんですけど……」
白兎 七草:「多文化を学ぶ都合上、その心象も変化する……とか。仮説は挙げられるけど、アトリエに入ったこともないからなぁ」
春日イトリ:「持ち主の子が大きなインスピレーションを受けて変化したり...というのはたまにありますね」
析了トオル:「少なくとも、"何かがあった"と見ましょう。吉と転べばいいのですが」
春日イトリ:「では...いきますか」
春日イトリ:絵画のから数歩さがり助走を付け...
春日イトリ:ダイブするように飛び込む
析了トオル:「ワオ……」
GM:次の瞬間、絵画の表面が波立ち春日イトリの姿は消える
析了トオル:「なるほどなるほど……」
イリス・ウィトルウィウス:「私達も行きましょう。あっ、トオルさんはその椅子で跳べますか…?」
白兎 七草:「……わお、ホントに中に」
白兎 七草:「入れそうにないなら手伝いくらいはするけど……大丈夫そう?」
箱色ツィラ:「お手伝いしましょうか?」
箱色ツィラ:「お手を」
白兎 七草:少し身をかがめて様子を伺う
箱色ツィラ:「伝いますよ」
析了トオル:「皆さん、問題ありません。何故なら……」
析了トオル:車椅子にしがみつく形を取る。
析了トオル:ブオオオオオォォォォォ────
析了トオル:次の瞬間、駆動音と共に大型のブースターが起動!
析了トオル:「───跳べます」
イリス・ウィトルウィウス:「おおお~!」
析了トオル:吹き飛ぶような勢いで、絵画へと突っ込んでいく。
析了トオル:「でもシートベルトとかは特にな……ああああぁぁぁぁぁ…………!」
箱色ツィラ:「そんなあ」
白兎 七草:「わわぁっ!? ……あ、アレ振り落とされないのかな……大分しがみついてたけど!?」
析了トオル:なお、本人はその過剰すぎる勢いに振り回されながら。
析了トオル:無事(?)、途中回転しつつも頭からアトリエの中に消えていった。
イリス・ウィトルウィウス:「これはこれで不安です……すぐ追いかけないと!」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラ!先生の案内は任せましたよ!」
箱色ツィラ:「はい!」
イリス・ウィトルウィウス:トオルを追って絵画の中へ飛び込む。
箱色ツィラ:「私が手ずから案内します!」
箱色ツィラ:「手ずから!」
白兎 七草:「……まぁ手ずからでもいいんだけど、お手柔らかにね!」
箱色ツィラ:腕を絡めるようにして取る。
箱色ツィラ:「はい!では手始めに手ほどきを……」
白兎 七草:「大丈夫、お手本は見せてもらったから……早く手を貸しにいかないと!」
箱色ツィラ:ぴったり手を取り合いながら、半ば抱えるように踏み出す。
白兎 七草:腕を絡め返しながら、さすがに初めてということもあり入る瞬間はわずかに握る手を強めた


GM:瞬の浮遊感と意識の暗転、アトリエ潜行時の感覚が過ぎると...
GM:辺りは一面の暗闇に包まれていた。
GM:澄んだ空気と肌にしっとりとした冷たい湿気から洞窟か地下のように感じる。
イリス・ウィトルウィウス:「う~ん、外から見た通りの洞窟集落って感じですねぇ」
析了トオル:「はぁ、はぁ……はい。しかし空気感は異界の其れ。明かりも見当たらないと……」
イリス・ウィトルウィウス:「あっトオルさん。無事に着地できたんですね!よかった~」
箱色ツィラ:「先生、ちゃんとおりますか……?」
白兎 七草:「うん、大丈夫……みんなもちゃんと近くにいるかな」
析了トオル:「壁に突っ込みかけた時はちょっと死んだかと思いました」
白兎 七草:「イトリちゃん、いる~?」呼び掛けるようにあたりを見渡しながら
箱色ツィラ:「暗くて危ないですね……みんなで繋がっておきませんか?」
春日イトリ:「いま~す」額の上に眼鏡を乗せ周囲を探るように手を動かす
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ?どうして急にパントマイムの練習を……?」暗くてよく見えない
春日イトリ:「いえ...眼鏡をなくして」
箱色ツィラ:「なくされてしまったんですか?」
白兎 七草:「明かりがあればいいんだけど、真っ暗だと眼鏡を探すのは大変そうだなぁ……」
箱色ツィラ:「創りましょうか?」
箱色ツィラ:「追加でレンズを……継げばいいんですよね」
析了トオル:「明かりを作るわけでは……ない……?」
春日イトリ:「レンズって虹彩のじゃないですよね...」
GM:君達が話していると突如、周囲から炎が囲うように浮かび上がる。
GM:松明が洞窟を照らし壁面に空いた穴、そしてその持ち主である小型の犬や猫のような姿
GM:彼らは先住市民だ
箱色ツィラ:「虹彩のですけど……ああっ」
箱色ツィラ:「まさか、そんな……イトリちゃん!」
箱色ツィラ:「額にメガネがありますよ!」
:「芸術とは創り手と受け手の相互作用であり、美術史とは宗教史である」
GM:彼らの棲む洞穴の奥より声が響く
:「奇跡の目撃者はその瞬間に人類で初めての受け手となった」
:「熱情は偶像となり彫刻で、物語で、詩で崇高と崇拝を表し、育まれた習俗はいつしか文化へと昇華する」
:「交流という文化的模様の前に個の高みはその限界を思い知るだろう」
:「我が作家性パトスは“絆”。二色交わりし、最も高貴なる紫」
:「我が世界アトリエを識るのであれば、何よりも愛深き博者となれ」
ディアナ・オシチュカ:「ようこそ、我がアトリエへ」
ディアナ・オシチュカ:「歓迎するよ」

イリス・ウィトルウィウス:「ディアナ…!」



第一景
ディアナのアトリエ~習俗再演窟 ニャモニャス・レア~


ディアナ・オシチュカ:「や、久しぶりだねイリスちゃん」
ディアナ・オシチュカ:「今回は大所帯だけど何かあったのかな?」
箱色ツィラ:「はじめまして!ディアナさんですね?」全く無視してつかつかと歩み寄る。
箱色ツィラ:にこやかに握手を求めに行く。
ディアナ・オシチュカ:「はじめまして、この押しの強さはムセイオンの子だね」
ディアナ・オシチュカ:応じるように手を差し出し
ディアナ・オシチュカ:自分から握りに行く
箱色ツィラ:「!」
箱色ツィラ:「えへへへ」
箱色ツィラ:にぎにぎして感触を確かめている。
ディアナ・オシチュカ:「そうか...それが君の”文化”か」
ディアナ・オシチュカ:「興味を持ってくれるのは嬉しいことだ存分に確かめてよ」
箱色ツィラ:「う~ん。固くもあり柔らかくもあり……温かくもあり冷たくもある……」
箱色ツィラ:「なるほど、なるほど。いい素材ですね~~~」
箱色ツィラ:「貰っていいですか?」
析了トオル:(……これ、このままにしておいて大丈夫でしょうか……)
イリス・ウィトルウィウス:「お手柄ですツィラ。そのまま離さないでください」言われなくてもそうするだろうとは思いつつ
白兎 七草:「とりあえず……今はまだ貰わないようにね」
ディアナ・オシチュカ:「構わない...と言いたいけどボクは君たちの事を何も知らない」
箱色ツィラ:「え~!」
ディアナ・オシチュカ:「物々交換にしてはフェアじゃない...よね?」
箱色ツィラ:「確かにそうですね。もっとお互いの形を確かめあったほうが……」
箱色ツィラ:「もっとぴったり合いますよね!」
白兎 七草:「(これ、話は噛み合ってるのかな……)」
箱色ツィラ:握りしめる手を強める。
警戒している先住市民:「ヴーーーッ」
箱色ツィラ:「ああ……愛らしい」
箱色ツィラ:「あれとも繋がりたいなあ……」
イリス・ウィトルウィウス:「あわわ……落ち着いてください!害意はないんです……!」先住市民たちへ向けて身振り手振りで安全さをアピールする
イリス・ウィトルウィウス:「説得力無いかも知れませんけど……!」
析了トオル:「く、最悪私のおやつを渡してでも懐柔するしか……」
箱色ツィラ:手だけでなく体も寄せ始めている。
イリス・ウィトルウィウス:「というかツィラ、このアトリエは一体どうしたんですか?」
箱色ツィラ:「後は何を繋ぎ合いますか……?」
イリス・ウィトルウィウス:「先住市民の人達まで住まわせて……一応聞きますけど、誘拐とかしてないですよね……?」かなり不安げ
ディアナ・オシチュカ:「あぁ、これは”この世界観に居る彼ら”との交流の最中なんだ」
白兎 七草:「文化交流を見るに、先住民との交流なんだろうけど……"世界観"?」
析了トオル:「世界観……」
ディアナ・オシチュカ:「アトリエは本人の価値観、心象を世界にするでしょ?」
析了トオル:(……確か言語がリセットされる、などと言っていましたね)
ディアナ・オシチュカ:「だから自分の作家性の根幹に近い骨組みを残して取り込んだの」
ディアナ・オシチュカ:「古代ノヴァリス文明の世界観を」
イリス・ウィトルウィウス:「古代ノヴァリス文明…!」
ディアナ・オシチュカ:「簡単に言うならばここは一瞬の仮想現実のようなもの」
析了トオル:「この土地ノヴァリスに元来あったとされるもの……それを再現した、と」
白兎 七草:「これは、たぶんだけど……中々器用なことをしていそうだね」
白兎 七草:「芸術交流を第一に据えるからこそ、ってところなのかな」
ディアナ・オシチュカ:「そう、勿論彼らは本物じゃないし普通ならできないよ」
ディアナ・オシチュカ:「作家性と偶然手に入ったミイラのおかげってところかな」
イリス・ウィトルウィウス:「ミイラが偶然……?」首を傾げて
ディアナ・オシチュカ:「えぇ、列車の中に偶然」
イリス・ウィトルウィウス:「…………」
箱色ツィラ:「色々なものと繋がっているんですねえ」
析了トオル:「ミイラ。個人的にはとても興味を惹かれるところですが」
箱色ツィラ:「じゃあ……ディアナさんともっとつながれば」
白兎 七草:「列車の中に」
箱色ツィラ:「それらとも繋がれるんでしょうか……」
析了トオル:「はて、列車……」
イリス・ウィトルウィウス:「……ええと、近くに持ち主の方とかは……?」
ディアナ・オシチュカ:「他の車両に目の血走った集団が複数いて危なかったので副飾品に留めましたよ」
箱色ツィラ:顔に顔を寄せようとしているが胸を押し付ける形でつっかえている。
ディアナ・オシチュカ:「でもこれだけの再現率なら大成功...といったところじゃないかな」
箱色ツィラ:「この手さえ使えれば……」
白兎 七草:「……そうだね、てっきり本物の先住市民だと思ったよ」
白兎 七草:感心した様子で辺りを見渡す
析了トオル:「(これ、こっそり持ち出したという事では?)」
イリス・ウィトルウィウス:「……ちなみに、それを手に入れたのはいつ頃ですか……?」冷や汗をダラダラ垂らしながら尋ねる。
ディアナ・オシチュカ:「それなら完璧」
ディアナ・オシチュカ:「だって代表的な出来事があったからね」
ディアナ・オシチュカ:「ほら、セイクリッドピラーが初めて光った...」
ディアナ・オシチュカ:自分からツィラの顔に顔を寄せる
イリス・ウィトルウィウス:「ヒャーーーーーーーッ!!?」眼を白黒させて跳びはねる。
イリス・ウィトルウィウス:「あわ、あわわわわわ………」
箱色ツィラ:「……!」そのまま口同士を繋ごうとしたが。
箱色ツィラ:「イリス姉様?」振り向く。
箱色ツィラ:「どうしたんですか」
析了トオル:「(……同じ穴の狢なのでここは黙っているのが吉ですね)」
イリス・ウィトルウィウス:「せ、戦争です……」ガタガタと震えながら
白兎 七草:「わ、わぁっ!?」
ディアナ・オシチュカ:「戦争?!」
イリス・ウィトルウィウス:「戦争が始まってしまいますぅ……!」
箱色ツィラ:「戦争……?」
イリス・ウィトルウィウス:「ディアナが拾ったのは、大ノヴァリス博物館から盗まれた展示品です……!」
箱色ツィラ:「ああ、キングダムにあるんですっけ?」お互いの髪を絡ませながら応えている。
箱色ツィラ:「そうだ、今後行ってみたいですね」
箱色ツィラ:「一緒に行きましょうね」
白兎 七草:「……それは」思考するように黙り込んで
白兎 七草:「ちょっと、大変かもなぁ……」
析了トオル:「ああ、古代ノヴァリス文明といえば」
ディアナ・オシチュカ:「あぁ、それは拙いね...」
イリス・ウィトルウィウス:「先生の初赴任とピラー襲撃のニュースですっかり霞んでしまいましたが、あの時期に盗品を奪取するために列車襲撃事件が起こっているので、間違いありません……」
析了トオル:「そうですよね、キングダムの大博物館。怖い方が住まう場所」
析了トオル:「しかし、直接盗んだわけではない、と」
イリス・ウィトルウィウス:「これがキングダムに、ましてや"死蔵王"にバレてしまったら……!」
箱色ツィラ:「でも確か……大ノヴァリス博物館って」
箱色ツィラ:「いろんな学区から略奪したものを展示してるんじゃないですか?」
箱色ツィラ:「ちょっとくらいやり返して問題になるんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「そんな話が通じる人達ではありません……!」
箱色ツィラ:「話が通じない人たちなんですね」
箱色ツィラ:「困った人たちですねえ」
析了トオル:「では、正直に正面から戻すのが一番かと」
白兎 七草:「そうだね、今ならまだギリギリ……間に合う、といいんだけど。間に合うかな?」
析了トオル:「今はファウセットあたりに意識を注いでいますからね」
析了トオル:「多分、特に何も起こらずに終わるんじゃないでしょうか」
イリス・ウィトルウィウス:「いえ……正直に言うのは……今となっては一番まずいかと」
白兎 七草:「……遅すぎた?」
イリス・ウィトルウィウス:「見てください、このアトリエを」
箱色ツィラ:「見ました」
白兎 七草:「文化を再現するアトリエで、洞穴や先住市民の姿を当時に近い形で再現している……」
イリス・ウィトルウィウス:「仮想とはいえ、古代ノヴァリス文明当時の集落を完全に再現した空間です。おそらくどんな遺跡にも勝る研究資料でしょう」
イリス・ウィトルウィウス:「さっきツィラが言った通りです」
イリス・ウィトルウィウス:「大ノヴァリス博物館は、その価値を認めたものをいろんな学区から問答無用で略奪して、展示してる場所」
箱色ツィラ:「ふむ……つまり」
イリス・ウィトルウィウス:「このままでは、ディアナのアトリエも奪われてしまいます……!」
白兎 七草:「アトリエそのものが、その価値に届き得る……と」
箱色ツィラ:「そうなっちゃいますねえ」
析了トオル:「野蛮なことです……が、あり得る話というのがまた……」
白兎 七草:「そうなったら学籍はどっちになるんだろう……?なんて、言ってる場合でもなさそうだけど」
析了トオル:(しかし……そうですか、文明当時を完全再現……ちょっと、いやかなり興味が湧いてきました)
ディアナ・オシチュカ:「まぁ、自分で蒔いた種だから可能な限りなんとかするさ」
箱色ツィラ:「じゃあこっそりすればいいんじゃないですか?」
析了トオル:(私が持ち帰ればなんとかなったり……)
箱色ツィラ:「バレなきゃいいんですよね」
白兎 七草:「そうだね、だとしたら……こちら預かりの形として、星室庁から返すのはどう?」
ディアナ・オシチュカ:「でもキミたちも把握してないとなるとなんでここに来たんだい?」
箱色ツィラ:「いっぱい繋ぐためです!」
箱色ツィラ:「繋ぎ甲斐があると聞きました!」
白兎 七草:「ああ、そうだったね。私は白兎七草、先生で……旧マスターカラーズの本を探しに来たんだ」
ディアナ・オシチュカ:「確かに今、ふんだんに繋がっているわけだけど...」
箱色ツィラ:「あっそうだ本も欲しいです!」
イリス・ウィトルウィウス:「はっそうでした……!」
箱色ツィラ:「ほしいほしいほしいほしい」
析了トオル:「率直に、オールドカラーズの蔵書、いただけませんか?」
白兎 七草:「色々と起きていたから、つい忘れちゃったね」あはは、と笑って見せて。
ディアナ・オシチュカ:「あ、あ~~~あったねそんなの!」
ディアナ・オシチュカ:「いいよ」
白兎 七草:「いいの!?」
箱色ツィラ:「わ~い!」抱きつく。もうそうしているようなものだが。
析了トオル:「話が早いのはいいことです。残った時間でこのアトリエを調べさせてもらったり出来ますね」
ディアナ・オシチュカ:「車椅子の人、残念ながら順序が逆」
箱色ツィラ:「もしかして……」
析了トオル:「つまり……」ずん
箱色ツィラ:「どこにあるかわからないんですか」
析了トオル:「思う存分……」ずん
析了トオル:「調べても構わない……」ずん
析了トオル:「と?」───ずん!
ディアナ・オシチュカ:「本をあげるのはいい、でもアトリエにある情報は全て”世界観に呑まれてる”」
析了トオル:ずかずかと近づいていく。許可がもらえそうなので。
イリス・ウィトルウィウス:「ああっトオルさんまで理性が……」オロオロ
ディアナ・オシチュカ:「見つけたとしても言語がまるっきり違うから読めないんじゃないかな」
箱色ツィラ:「古代ノヴァリス文明の情報になっちゃうんですね」
白兎 七草:「いや、たしかに……トオルちゃんからしたら絶好の研究材料、かぁ」彼女は今まで振り回されがちということもあり忘れていたが……怪奇現象探査部の部長。
ディアナ・オシチュカ:「副葬品を返すにしてもなんにしてもまずはボクのアトリエを攻略しないとね」
析了トオル:「解読も興味はありますが……今回は何分急を要す案件。進めていきましょう」
白兎 七草:「ディアナちゃんは解読できたり……いや、ディアナちゃんは此処を制御していないんだったっけ」
白兎 七草:「とすると正々堂々行くしかなさそう、と。」
GM:ということでこのアトリエの特殊ルールを公開します


【エスノグラフィー】
このシーンに存在する情報、NPCの言語は全て未知の言語として公開され、文化理解ポイントの総量により下記の効果が追加される。
文化交流ポイント15以上:【物々交換】開放。
文化交流ポイント30以上:新たなミッションを開放する。
文化交流ポイント50以上:シーン内の情報、NPCの言語を理解する。
【物々交換】
このシーンでは調査・購入判定の代わりにアイテム同士の物々交換を行うことができる。
物々交換を行うキャラクターはアイテムを一つ消費することでダイス1個クリティカル値5のロールを行い、
ロールの結果と同値の財産点を得る。その後、交換を提案されたキャラクターは
指定された情報・アイテムの価値を同様に決定し、価値と同様の財産点を受け取ることで
アイテムを譲渡する。
交換アイテム一覧
『留められた紙束』 物々交換のみ入手可能
簡素な紙束、元は何かしらの書類だったのだろう。
アトリエの影響で文字が判別不能になっている。

『写された壁画』 物々交換のみ入手可能
トレーシングペーパーにより転写された壁画、この情報はアイテムとしても扱い
破壊状態にある。壁画は左から右へ時系列順に描かれているようだ。

『デコレーション:古代ノヴァリス文明』  物々交換でのみ入手可能
種別:カスタマイズ
成形加工された発光鉱石と原住生物の骨を組み合わせたエキゾチックな装飾。
取得時、以下の効果から一種類を指定し装備に適用する。
・意思+3(非戦闘時)
・判定後、達成値+3(シーン1回)
・ガード値+5

『キターニのフルコース』  物々交換でのみ入手可能
種別:使い捨て
部族長キターニ・ユゴーが客人をもてなすために腕によりをかけたフルコース。
族長みずからのもてなしにほとんどの異人は恐縮し味がわからないと漏らしている。
意外と親しみやすい味付け。
メジャーアクションで使用、HPを4D点回復する。


GM:そして先住市民とふれあい彼らの文明を理解するためのミッションを公開します
箱色ツィラ:ふれあっていいんですか!?
イリス・ウィトルウィウス:こら!座ってなさい
GM:いいんです、危険をおよぼさなければ!


ミッション一覧
『先住市民の生活を観察せよ』〈知覚〉〈情報:ノヴァリス〉 難易度15
成功した場合、文化交流ポイントを15ポイント獲得する。

『先住市民と交易せよ』〈アイテム2個以上の物々交換を成立させる〉
文化交流ポイントを15ポイント獲得する。
箱色ツィラ:先っちょだけですから
GM:ということで彼らの文化を学び交流してもらいます!
イリス・ウィトルウィウス:はい!先生しつもんです!
GM:どうぞ!
イリス・ウィトルウィウス:《ヴィークルモーフィング》で作成したアイテムは物々交換の対象に出来ますか?
GM:できます!でもシーン終了時に消えてしまうので先住市民が悲しい気持ちになります
GM:デメリットはそれだけです
箱色ツィラ:詐欺だ
白兎 七草:狐に化かされちゃう
イリス・ウィトルウィウス:ごめんね先住市民さん…
析了トオル:そんな……イリスさんが詐欺行為を……
箱色ツィラ:姉様はそんなことしません
GM:あとはこのシーンだと物々交換以外に普通の購入判定もできます
白兎 七草:なに~っ!
GM:なので安く買ったナックルダスターを転売ッ!することもできます
GM:まるでガラス玉のように
イリス・ウィトルウィウス:イトリちゃんのNPC効果も使い所ってわけね!
白兎 七草:もしかして今責められてる?
箱色ツィラ:物々交換には判定ダイスを増やすエフェクトとかは使えますか?
GM:使用できません、言葉が通じないので価値基準は先住市民の感性による決定だけになってしまうのです
析了トオル:購入したものを転売して稼ぐという事ですね
GM:なので本当に出たとこ勝負
析了トオル:やってやりましょう
白兎 七草:やってやるです
箱色ツィラ:そんなあ
イリス・ウィトルウィウス:芸術の力の前では言葉の違いなんて無意味なのでは!?
箱色ツィラ:じゃあまずは……
箱色ツィラ:『先住市民の生活を観察せよ』〈知覚〉〈情報:ノヴァリス〉 難易度15
箱色ツィラ:これを成功させるしか無いってことですね
白兎 七草:2回成功させないと
箱色ツィラ:重複はしないんじゃないかな?
白兎 七草:ああそっか
GM:重複はしないですね、連打したらクリアできちゃうので
析了トオル:とりあえず興味を惹きそうなものを買って渡しましょう
白兎 七草:ミスです コロシテ……
GM:ではツィラさんから...看破しちゃってください
箱色ツィラ:じゃあ……しちゃおうかな 観の察を
箱色ツィラ:コネは使えるのかな
GM:コネは使えます
イリス・ウィトルウィウス:言葉が通じなくても友情は不滅
白兎 七草:学園通の友人って言うかディアナさんの知見
箱色ツィラ:じゃあアイテムである学園通の友人を使おうっと
箱色ツィラ:《砂の加護》も使うぜ
GM:了解!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3増加(51 → 54)
箱色ツィラ:9dx+3>=15
DoubleCross : (9DX10+3>=15) → 9[1,3,4,5,5,6,6,6,9]+3 → 12 → 失敗

箱色ツィラ:わーん
箱色ツィラ:怯えられてダメでした
GM:険しい文化交流坂
箱色ツィラ:どうして……
イリス・ウィトルウィウス:これは意外と難しい
析了トオル:なかなか強敵のご様子
白兎 七草:むむむ
イリス・ウィトルウィウス:私が行きましょうか
白兎 七草:15ですからね……!
白兎 七草:我らが最終兵器
析了トオル:がんばって~~
箱色ツィラ:イリス姉様……不甲斐ない妹をお許しください
イリス・ウィトルウィウス:《原初の赤:巨匠の記憶》《コンセントレイト:ウロボロス》
析了トオル:本気だ
イリス・ウィトルウィウス:情報:ノヴァリスで判定します。
GM:了解です!
イリス・ウィトルウィウス:9dx7>=15
DoubleCross : (9DX7>=15) → 10[1,2,5,5,6,8,9,10,10]+10[3,3,5,9]+2[2] → 22 → 成功

GM:やった!成功です!
箱色ツィラ:やった~
析了トオル:おお!
白兎 七草:強い…!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を5増加(51 → 56)
GM:文化交流ポイント大幅獲得により彼らとの取引が可能になりました
箱色ツィラ:かなり重そう
イリス・ウィトルウィウス:穴が空くほど見ました
GM:では残り二人はどうします?
析了トオル:購入しますか、手番消費という形になりますか?
白兎 七草:こっちは物々交換になるかな?
析了トオル:オートアクションの切りどころとも思えますが
イリス・ウィトルウィウス:イトリちゃんに買ってもらいましょう
GM:購入は手番消費になりますね
箱色ツィラ:シーン1ですしねえ
白兎 七草:シーン1なら……切り得!
春日イトリ:イトリ、調達します(石と木の槍を持ちながら)
イリス・ウィトルウィウス:染まってる…
白兎 七草:走れイトリ 我らのイトリ
箱色ツィラ:そんな毛皮でできた服を来て……
春日イトリ:ヤ―!
白兎 七草:きんに君みたいな感じなんだ
春日イトリ:ということで効果使用大丈夫です
白兎 七草:トオルさんは購入お得意です?
析了トオル:4dx+2くらいは
析了トオル:いけます
白兎 七草:じゃあそっちに任せた方がよさそう!こちらも素で購入はすることになりそうですが
白兎 七草:財産分トオルさんのが小回り利きそうです
析了トオル:ふむ……物々交換は価値あるものであればよいのですかね。それっぽく見えれば
GM:アイテムは何でも大丈夫ですね! 一見役に立たなそうなレネゲイドチェッカーも...彼らにとっては凄いものに見えるかもしれません
析了トオル:こ、これ此処で使うのかなぁ……!
析了トオル:では、まずは失敗しないもので行きましょう
析了トオル:購入機会を増やしてもらい……
析了トオル:アクセサリー(購入難度3)を購入します
GM:は~い!
析了トオル:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 8[4,6,7,8]+2 → 10

析了トオル:そこそこいいものを買えましたね
GM:イイ感じのアクセサリー入手しました!
析了トオル:では……これと物々交換をしましょう。
GM:了解
析了トオル:まずは1dx5でしたか
GM:ですね
析了トオル:1dx5
DoubleCross : (1DX5) → 10[6]+3[3] → 13

析了トオル:まずは1回転
GM:化けたッ、アクセサリーが...
イリス・ウィトルウィウス:そこそこのアクセサリーですね
GM:何が欲しいですか?
白兎 七草:そこそこのアクセサリーせじゅ(先住市民の語尾)
GM:一応、メモに交換アイテム追加しました
析了トオル:壁画……はめちゃくちゃ欲しいですが、今回は公式に依頼された案件……
析了トオル:『留められた紙束』を交換しましょう。
GM:了解!
析了トオル:こいつ、個人で勝手に向かった方がめちゃくちゃするタイプだな……
腕から花の生えた先住市民:ぼくがかちをきめます
腕から花の生えた先住市民:1dx5
DoubleCross : (1DX5) → 10[5]+1[1] → 11

箱色ツィラ:おなじくらいだ
イリス・ウィトルウィウス:買えそう
析了トオル:フフ、ではこちらと交換という事で……
腕から花の生えた先住市民:あげます、いいとりひきありがと
析了トオル:どうぞごひいきに、アメちゃんもおまけで渡しましょう。
GM:余った2ポイントの財産点はそのまま懐に入ります
析了トオル:お得!
白兎 七草:美味しい
箱色ツィラ:いいな~
イリス・ウィトルウィウス:着服しちゃった
白兎 七草:じゃあ手番は移っちゃうけど~、とりあえず購入をしておきましょう
白兎 七草:流石にコネを売り渡すわけにもいきませんからね
GM:了解です!
白兎 七草:ギター(ICのやつ)を狙います ミーミルの覚書くんには手配師になってもらいます
白兎 七草:流石にここに人は呼べないのでこう 覚書にマップが表示されるイメージで……
白兎 七草:行って良きでしょうか!
GM:どうぞ!
白兎 七草:(1+3)dx+2 これ私手配師なんで別で所持品に持ってるんですか?
DoubleCross : (4DX10+2) → 9[1,5,9,9]+2 → 11

白兎 七草:7なので届く!この場合は買ってすぐに交換の価値を振る感じですか?物々交換するときに、かな
GM:交換するときに価値決定ですね~
白兎 七草:了解ですわ~
白兎 七草:ターンエンドです(カードゲームプレイヤー)
GM:了解! ではRPへ...


GM:ディアナと共に君たちは先住市民のコミュニティーで少しの間過ごすこととなる
GM:洞窟は暗く、彼らは発光する鉱石を服に纏いながら一部の者たちが狩りに向かい
GM:残りの者たちがこのコミュニティーで生活を行う
イリス・ウィトルウィウス:「ふむふむ…」松明の火を頼りに、その様子を軽くスケッチに残しながら。
ディアナ・オシチュカ:「先住市民は洞窟の中で過ごすからね」
ディアナ・オシチュカ:「火を使うとすぐに酸欠になっちゃうからこういった鉱石が主要な灯りになるみたいなんだ」
箱色ツィラ:「ああ、なるほど。確かに火は拙いんですねえ」
箱色ツィラ:未だにディアナの手をガッチリと掴んでいる。繋がったかのように離れない。
ディアナ・オシチュカ:「そ、でも彼らの中には”篝火の主”を信仰する者もいる...」
ディアナ・オシチュカ:「彼らにとっては火は特別なんだ」
箱色ツィラ:「篝火?火を使えないのに?」
箱色ツィラ:「いえ。死を与え給う神の権能みたいな?」
イリス・ウィトルウィウス:「原始的な宗教まで成立してたんですね」
イリス・ウィトルウィウス:「身近ではないからこそ信仰の対象になり得るということでしょうか」
箱色ツィラ:「確かに、仲良くしてたら崇める感じではないですもんね」
箱色ツィラ:「あっでもイリス姉様のことはお慕いしておりますよ!」
箱色ツィラ:「あと……あの子も……えへへ……」
イリス・ウィトルウィウス:「あはは……私はそんな偉いものじゃないですし」
イリス・ウィトルウィウス:「みんなが友達として接してくれている今の距離感がとっても好きですよ」
箱色ツィラ:「姉様……!」思わず手を伸ばすが繋いだまま。
箱色ツィラ:「ああ……!」
箱色ツィラ:「一人しか繋げない……!」
箱色ツィラ:「なんて……なんて無力なんでしょう……!」
イリス・ウィトルウィウス:「なのであの……ツィラもそろそろ、その『姉様』というのは付けなくてもいいんですよ?」
箱色ツィラ:「えっ……でもイリス姉様は私の姉様なのに……」
イリス・ウィトルウィウス:「昔はともかく、もうみんな私より背も高くなっちゃいましたし」
箱色ツィラ:「やだやだやだやだ」
箱色ツィラ:「姉様は姉様です!」
イリス・ウィトルウィウス:「ええ~…?も~ツィラはまだまだ甘えん坊さんですねえ」
箱色ツィラ:「あっ……あっ、あのっ」
箱色ツィラ:「じゃあ……その……」くねくねしている。握った手は振り回している。
箱色ツィラ:「お姉ちゃんでも……」
ディアナ・オシチュカ:「あだだ...揺れてるっ、揺れてるから」
箱色ツィラ:「お姉ちゃんでも……いいですか……?」
イリス・ウィトルウィウス:「お姉ちゃん……それもなんだかこそばゆくはありますけど」苦笑しながら
イリス・ウィトルウィウス:「はい。ツィラがそう呼んでくれるなら」
イリス・ウィトルウィウス:「私ももう暫く、お姉ちゃんっぽく頑張っちゃおうかな~」
箱色ツィラ:「お姉ちゃん……!」
箱色ツィラ:抱きつく。手には握ったまま振り回す。
ディアナ・オシチュカ:「おねえちゃん...」
箱色ツィラ:体全体を擦り寄せるようにしている。
イリス・ウィトルウィウス:「おおよしよし」
ディアナ・オシチュカ:「妹の頼みとして一緒にキングダムに叱られに行ってくれたりは...」
イリス・ウィトルウィウス:正面から抱きとめる。ツィラの頭が胸元に埋められる。
箱色ツィラ:「妹じゃなひれすけどいっひょにいきまふよ」もごもご。
箱色ツィラ:「ひきたいれす。ひんぐらむ」
イリス・ウィトルウィウス:「もちろんです。むしろキングダムへの申し開きは私が率先していかないと、向こうも聞く耳を持たないでしょう」
イリス・ウィトルウィウス:「安心してくださいディアナ。どんな手を使ってでも、貴方を博物館に飾らせたりはしませんから!」
ディアナ・オシチュカ:「イリスち”ゃん”~~~」
ディアナ・オシチュカ:「ツィラちゃんも”ありがとうね~~!」
ディアナ・オシチュカ:「でもそんなに怖いとこだとは思わなかったな...」
ディアナ・オシチュカ:「話せばわかるものだと思ってたよ」
箱色ツィラ:「話しても分からないなんて困っちゃいますねえ」
イリス・ウィトルウィウス:「誰でも間違ってしまうことはあります。失敗から少しずつ学んでいけば良いんです」
イリス・ウィトルウィウス:「次からは変なもの拾ったらまず最寄りの風紀委員に届けるんですよ」
箱色ツィラ:「やっぱり直截繋がりあったほうが理解りあえますかねえ」
箱色ツィラ:「メサイアにあるんですっけ?風紀委員」
箱色ツィラ:「これもそこに渡せば大事にならなかったんでしょうねえ」
ディアナ・オシチュカ:「ごめん~、列車ってどこの学区の管轄かわからないし」
ディアナ・オシチュカ:「貰っちゃうのに丁度いいタイミングで...」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに当時のイノリさんなら下手に扱うことはなかったでしょうけど、それはそれでメサイアとキングダムの火種になりそうな……その辺の外交関係も勉強してかないとですねえ」
ディアナ・オシチュカ:「だね、まずは身近な文化の人達の事を学ばないとだ」
箱色ツィラ:「はい」埋もれたままに。
ディアナ・オシチュカ:「そう言う意味ではツィラちゃんは新たな知見をくれるから好きだよ~」
箱色ツィラ:「じゃあみんなで一緒に繋がるところからですね」
箱色ツィラ:「まだこれでは完璧とはいえませんから」
箱色ツィラ:「心も体も繋がって、ばっちり離れなくならないと」
箱色ツィラ:「そうなったほうが、美しいですから」
イリス・ウィトルウィウス:「あはは……そこまでしてしまうと、日々の生活が中々大変なことになりそうですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「どんなに仲良しさんでも、常に同じものを気に入るとは限りませんし」
イリス・ウィトルウィウス:「一日中誰かとずっと一緒にいると、流石に疲れてしまいませんか?」
箱色ツィラ:「そうですか?そうなんですかね」
イリス・ウィトルウィウス:「特にムセイオンでは、数分間一緒にいただけで大喧嘩に発展するケースが非常に多いので……」
箱色ツィラ:「私は常に繋がってたいですけど……」
イリス・ウィトルウィウス:「私は心配です……」
箱色ツィラ:「でも……人を疲れさせたいわけではないですからね」
箱色ツィラ:「お互いがより良くなるために繋がり合うんですから」
箱色ツィラ:「ちゃんと理解ってますとも」大きく胸を張る。
イリス・ウィトルウィウス:「ふふ、はい、私もちゃんとわかってますよ。ツィラは良い子ですから、嫌がる子に無理やり触ったりしてるわけじゃないですもんね」
箱色ツィラ:「ふふ……それで……今は何をしてるんですっけ?」
箱色ツィラ:「継ぎはどこを繋ぎ合おうかですっけ」
イリス・ウィトルウィウス:「あっと!そうでした」
イリス・ウィトルウィウス:「こうして観察していたお陰で、先住市民の皆さんの生活が少しだけ理解できた気がします」
ディアナ・オシチュカ:「流石だねイリス姉」
箱色ツィラ:「お姉ちゃんすごいです!」
箱色ツィラ:「繋がったんですね!」
イリス・ウィトルウィウス:「もう少し続けてみましょう。なるべく彼らを刺激しないように、そっとですよ?」
箱色ツィラ:「はい!」
イリス・ウィトルウィウス:「離れていても、いえ、時には離れているからこそ」
イリス・ウィトルウィウス:「理解が深まる事柄もあるものです」
ディアナ・オシチュカ:「そうそう、文化交流で重要なのは距離感だからね」
箱色ツィラ:「離れたままに接ぐ……」
箱色ツィラ:「お姉ちゃんは難しい宿題を出しますね」
箱色ツィラ:「でも……頑張ってみます」
イリス・ウィトルウィウス:「偉い!」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラはとっても頑張りやさんですね~」ぽんぽんと頭を撫でる
箱色ツィラ:「えへへへっ」
箱色ツィラ:「あの……でも……」もじもじする。
箱色ツィラ:「お姉ちゃんが、離れていても理解が深まるって言ってくれたのに……」
箱色ツィラ:「トオルちゃんと七草先生に……」
箱色ツィラ:「また会いたくなっちゃいました……」
箱色ツィラ:「さみしいです」
ディアナ・オシチュカ:「向こうは市場だったね」
イリス・ウィトルウィウス:「あっ……確かに、結構な時間別行動してしまいましたね」
イリス・ウィトルウィウス:「一度お互いの情報を持ち寄ったほうが良い頃合いかもです」
箱色ツィラ:「じゃあ……情報を……」
箱色ツィラ:「繋げても……いい……?」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!繋げましょう!」
イリス・ウィトルウィウス:「情報は繋げ得です!」
箱色ツィラ:「やった~!」
箱色ツィラ:「私、全知になります!」
イリス・ウィトルウィウス:「どんどん賢くなっちゃうな~」


GM:布製のテントの中で腰の曲がった老齢の先住市民が君たちを物珍しそうに眺める
GM:君たちの持つ道具に興味を示しているようだ
GM:彼らの持ち物の中に目当ての物はあるだろうか...
析了トオル:「……おや」
析了トオル:その中の、紙束のようなものに目を遣る。
腰の曲がった先住市民:「ふにゃふにゃふ...」
白兎 七草:「アトリエの効果で読めないけど……何かの情報には繋がりそうかな」
析了トオル:「紙。歴史上は古代中国、紀元前二世紀ごろに発明されたとされていますが」
析了トオル:「さて、古代ノヴァリス文明はその頃のもの、もしくはそれ以前から紙の発明があったか……」
白兎 七草:「物々交換である以上、時代の推定は難しそうだけど……ミイラからここが造られたなら、それより古くてもおかしくはないかもね」
春日イトリ:「ノヴァリスはテラフォーミング前は砂漠という話でしたから」
春日イトリ:「こういったものはかなり価値があるのかもしれません...」
析了トオル:「砂漠、そして古代……とするならば」
析了トオル:「物々交換に適したものは……と」
析了トオル:「イトリさん、外からのアイテムの持ち込みなどは可能ですか?」
析了トオル:「ひとつ、お願いしたいものが」
春日イトリ:「一応、可能みたいですね」
春日イトリ:能力を行使し亀裂に手を入れる
析了トオル:「"銀製品"のアクセサリー、なんでも構いません」
白兎 七草:「あぁ、そうなんだ……いや、そっか。私達の服は一切変わらないし」
春日イトリ:「ふふ、専門家の判断を信じましょう」
析了トオル:「古代における長期間、金よりも銀の方が価値が高いものでした」
春日イトリ:「確か銀は毒見とかにも使われてた...みたいな文献もありましたね」
析了トオル:「ええ、しかも古代エジプトの頃であればおよそ2.5倍もの差です」
白兎 七草:「今の時代なら銀製品のアクセサリーを手に入れるのはそう難しくないし……たしかに、間違いなく適したものになるわけだ」
析了トオル:「主には採掘難度がその差を生み出していたようですが……」
析了トオル:「神秘的な意味としても、"銀"の価値は高い。金は神を顕し、銀は人を顕す。特にこの程度の移り変わりがある時期の文明であれば」
春日イトリ:「銀細工として成形されて純度の高い銀は...非常に高価値と言える...」
白兎 七草:「へぇ、銀が?錬金術であったりは聞いたことはあるけど……」
析了トオル:「はい。それに加え魔除けなどの超自然的な力を宿していたとされる伝承も多いです」
析了トオル:「彼らの住む時代を見るに、そういった価値が此処でもあると考えてもおかしくはない」
析了トオル:「……と、いう事です。相手方の反応を窺いましょうか」
白兎 七草:「たしかに、銀の弾丸って聞いたことあるような……ふふ、やっぱり流石だね」
析了トオル:「あと単純に見栄えもいいですからね、現代の細工」
腰の曲がった先住市民:「もにゅ、ふにゅふにゅ...」
腰の曲がった先住市民:指を二本立てる
析了トオル:「持ち込めさえすれば、まるで現代パワーで過去に戻って無双する、そのような書籍みたいに……」
白兎 七草:「二人とも知識が豊富だから、いろいろ助けられちゃうよ」
白兎 七草:修繕師と未知の探究者、それぞれ違う道ではあるが、どちらも莫大な知識が入用となることは違いない……などと思いながら先住市民の様子を伺う
析了トオル:「…………」
析了トオル:指を同じく二本立てる。
白兎 七草:「(わかってそ、う……!?)」
腰の曲がった先住市民:首を振り...
腰の曲がった先住市民:キミに紙束と二粒の蛍石を渡す
腰の曲がった先住市民:どうやら渡した価値が多くおまけをつけてくれたようだ
析了トオル:こくり、と頷き。
析了トオル:ポケットから出した飴と共に、銀細工のアクセサリーを手渡す。
析了トオル:もうひとつ取り出した飴を自分の口に。
析了トオル:「いやしかし、何言ってるか全然わかりませんね」
白兎 七草:「この石は……狩りに行く人が付けてた物かな。明かりとしても価値があるからおまけ分だろうけど」
析了トオル:「ですが、こういう言語の差は気合とボディランゲージでなんとかなるものです」
白兎 七草:「あぁ……ふふ、それ、私も海外に行く時にアドバイスされたなぁ」
析了トオル:「そしてこの飴はおまけ。時代が違う人物との取引に応じてくださったのですから」
析了トオル:「こちらも少し上乗せするのは……当然の礼儀でしょう」飴を一つ口に運んだのは、これは危険なものではなく、食べるものだと示すためだ。
析了トオル:「チップのようなものと捉えてください」
白兎 七草:「なるほど……ふふ、いいね。トオルちゃんの姿勢は見習わないと。」
析了トオル:「渡すもの、何か考え付きましたか?」
白兎 七草:「もちろん、文明が発達してるところには大体一個共通点があるんだよね」
白兎 七草:「娯楽であったり儀式であったり……そこには音や舞いが用いられることが多いとは思わない?例えば琴に太鼓、あとは……ハープとかかな。」
白兎 七草:「技術が発達すれば音の規則性も見つかり、文字が書けるようになれば楽譜も描かれるようになる。それが伝われば祭祀でも使われるようになっていく」
析了トオル:「音楽の起源。言語、労働、模倣、呪術。」
春日イトリ:「楽器、確かにそれは真理ですね」
析了トオル:「様々な説がありますが、この再現された文明は……はい。既にそういったものがあっても不思議ではない」
析了トオル:「つまり……成程、そういうことですか」
白兎 七草:「物々交換が行われるほど価値が存在しているわけだからね。」
白兎 七草:「まあ、とはいえそのままハープであったりを持ってきたらつまらないけど……かえって現代的過ぎてもいけない」
白兎 七草:「というわけでこの辺りを持ってきた、ってところかな」ウクレレを取り出した。
析了トオル:「確か、外におけるハワイの……」
白兎 七草:「そうそう、色々な変遷を経てこの形になったみたいだけど……世界でも使われる程度には様々な音楽に溶け込むことができる楽器だよ」
析了トオル:「しかし、焦り過ぎてもいけません。特にアクセサリーと違い、楽器は使い方も知らせる必要がありますから……」
析了トオル:「交換はもう少し後に。今すべきことは」
析了トオル:「"楽器を弾くこと"です。私はそのあたりさっぱりですが……」
析了トオル:「そこは先生のお手並み拝見といきましょうか」
白兎 七草:「もちろん。……ただ問題があるとすれば、私の楽器の経験は前に体験したことだけなことくらいかな……」
析了トオル:いつのまにか先住市民側に回っている。
白兎 七草:「ま、生徒のためだからね。そこは意地でも頑張らないと……あれっ、そっちにつくの!?」
析了トオル:「勿論、今から演奏会なわけですから、一人目の観客が居ないと」
析了トオル:周りの先住市民をそれとなく集めている。
花の生えた先住市民:「わふっ、わっ」
花の生えた先住市民:目を輝かせ待っている
白兎 七草:「と……トオルちゃん……!」
析了トオル:「人は列があると並んでしまうものです。サガですね」
析了トオル:手を鳴らしていく。先住市民もそれに合わせるように誘って。
白兎 七草:ポロン、ポロン。まずは複数回のチューニング、記憶と耳を頼りにしながらおおよその音程を合わせる。
白兎 七草:コードとかつての体験会を思い返しながら、ストローク――つまるところ、複数の弦を軽やかに弾くことを意識しながら音を奏でる。
白兎 七草:曲名は、そう、香〇――。穏やかでありながら、ウクレレの長所である跳ねるような綺麗な音を伝えられる曲。
白兎 七草:時折失敗することはあれど、その楽器の魅力は彼女なりに伝えることができた……と思っている。
白兎 七草:「……ふ、ふぅぅ……」へたり、と脱力したように息を吐いた。
析了トオル:「お疲れ様です、良い演奏会でした」
白兎 七草:「だったらいいんだけど……後は、どれだけ魅力を伝えられたかだね」
析了トオル:「まあ、後は出たとこ勝負です。そろそろ向こうも戻ってきそうですし、こちらも結果を持ち合いましょう」
析了トオル:「手に入れた書類に……ふふ」
析了トオル:「演奏会のことも、少し羨んでもらいましょう」


GM:では全員、再度登場シーンを振りつつ判定をどうぞ!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(56 → 60)
析了トオル:1d10-3
DoubleCross : (1D10-3) → 10[10]-3 → 7

白兎 七草:1d10-3
DoubleCross : (1D10-3) → 10[10]-3 → 7

白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を7増加(39 → 46)
析了トオル:マイナスがあってよかった……
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3減少(60 → 57)
析了トオル:61!ダイスボーナスはいりましたねもう
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10-3(→ 4)増加(54 → 58)
白兎 七草:おかしい 私だけまだOP終わったくらいの侵蝕率
GM:喰っちまった、エッグが先生の侵蝕を
GM:流れ的に七草先生からが綺麗かな
白兎 七草:はーい!
白兎 七草:C値5でしたよね
GM:です
白兎 七草:1dx5
DoubleCross : (1DX5) → 3[3] → 3

白兎 七草:草
白兎 七草:帰っていいですか?
箱色ツィラ:先生……
白兎 七草:先生はダメです
白兎 七草:あっ 壁画を……
析了トオル:せ、先生!
箱色ツィラ:やっぱりその手……
白兎 七草:相手も1なら買えます!
先住市民:ウクレレなんかよりもっといいのがあるぜ!
箱色ツィラ:私と繋ぐためにあるんですよ
白兎 七草:別ベクトルで生命の危険を感じるヤンデレ……
ふくよかな先住市民:1dx5 壁画の価値
DoubleCross : (1DX5) → 3[3] → 3

白兎 七草:よし!!!!
箱色ツィラ:ぴったりじゃん
イリス・ウィトルウィウス:や、やった!
析了トオル:等価!!!!!
白兎 七草:等価ならいいんですよ
ふくよかな先住市民:それ、いいそすな
イリス・ウィトルウィウス:お互いの納得が大事だからね
白兎 七草:23とか出されたらどうしよっかなって思ってましたが……
『写された壁画』 物々交換のみ入手可能
トレーシングペーパーにより転写された壁画、この情報はアイテムとしても扱い
破壊状態にある。壁画は左から右へ時系列順に描かれているようだ。
封印された原住生物と倒れた先住市民が写されており、右側には球体を囲む先住市民の
姿が映されている。先住市民からエネルギーのようなものが球体に向かっている。
それよりも右側の箇所はオリジナルの破損が強いため非常に荒く不鮮明だが〈芸術:絵画〉
難易度8に成功するか、写しの不鮮明な個所を修復することでその意味を読み解くことが
できる。
白兎 七草:わ~
白兎 七草:イトリ……やれるな?
白兎 七草:修復の専門家の方使えます?
析了トオル:治しちゃえ!
イリス・ウィトルウィウス:このNPCカードなら…!
春日イトリ:はっ、修復師の本分...果たします
白兎 七草:イトリ・パウア
箱色ツィラ:繋がれちゃうってこと!?
■修復された壁画
描かれた絵は球体を頭上より高く掲げ、自身の復活を知らしめる先住市民の戦士の姿が
描かれている。この一連の絵から読み取るに遺物には周囲のレネゲイドを抽出し、
内包された記録を基に対象を復元させる機能が伺える。古代ノヴァリス文明、戦士の時代
における英雄譚なのだろう。
白兎 七草:えっそんなクウガみたいな感じなんだ
析了トオル:ほほうほう
箱色ツィラ:すごい人も居たんですねえ
イリス・ウィトルウィウス:古代ってすごい!
析了トオル:とするとこの卵は一体……


ディアナ・オシチュカ:「現住生物は今は理事会の二重ロックがかかってるけど」
ディアナ・オシチュカ:「それ以前は彼らの封印だからね」
ディアナ・オシチュカ:「先住市民は力は弱いけどこうやって立ち向かう時代もあったんだ」
ディアナ・オシチュカ:「私はこれを戦士の時代って言う風に分類してるけどね」
箱色ツィラ:「戦士の時代……」
箱色ツィラ:「では、他にも色々な時代が?」
析了トオル:「……興味深いですね。とすればこれはひとつの英雄譚でしょうか。それに……」
白兎 七草:「先住市民の戦士が遺物によって復活した……たしかに、壁画に描かれるような英雄譚らしいね」
イリス・ウィトルウィウス:「ギリシャ神話に倣った分類なんですね。黄金の時代、白銀の時代、青銅の時代、段階的に世界が神から人の手へと移り往くグラデーション……ロマンですねえ~」
箱色ツィラ:「いいですよね……歴史」
箱色ツィラ:「過去から……ずっと繋がってる感じがして……」
析了トオル:「この卵、収奪、いや回収による修復……?性質としてはオールドカラーズの遺物とも似たモノを感じざるを得ませんし……」
箱色ツィラ:「現代にも……つまり私にも繋がってますし……」
白兎 七草:「たしかに……ツィラちゃん好みな題材だね、歴史は」
ディアナ・オシチュカ:「もっと色々説明してあげたいところなんだけど古代ノヴァリス文明はまだ歴史の浅い分野で...ほら」
ディアナ・オシチュカ:「私は自動学習装置あまり使ってないから」
ディアナ・オシチュカ:「知識量でどうしてもね」
箱色ツィラ:「そうなんですね。私も途中で止まってます」
箱色ツィラ:「繋げるのは好きなんですけど……」
箱色ツィラ:「繋げてもらうのは、自分でやりたいなってなっちゃうんですよね」
イリス・ウィトルウィウス:「あれは理事会の管理下で導入されたシステムです。今は他に色々学ぶ手段もありますし」
箱色ツィラ:「そっか、お姉ちゃんも使ってないってことですもんね」
析了トオル:「やはり、実地というのは素晴らしいと思います。自動学習も良いものですが、味気を求めてしまうと」
イリス・ウィトルウィウス:「今後のカリキュラムをどうしていくかは、最高生徒会の中でも定まっていないみたいですね」
箱色ツィラ:「七草先生ももちろん使ってないですし……」
箱色ツィラ:「そっちの人のほうが多いんですねえ」
析了トオル:「こう……どうしても……行きたくなりますよね、行ったことのない場所とか……行ってはいけない場所……」
白兎 七草:「そうだね、先生だからっていうのもあるだろうけど」
白兎 七草:「折角だし、ノヴァリスのことなら自分の眼で色々見た方が楽しそうだからね」
ディアナ・オシチュカ:「うん、実際...誰かが自動学習に悪意を持って歪んだ知識を僅かに混入させたらって思うとちょっと恐ろしいね」
箱色ツィラ:「そうですね、自分で繋がりたいですよね……」
箱色ツィラ:「確かな感触を……」
ディアナ・オシチュカ:「あたりまえだと思ってしまうことが一番恐ろしいことだから」
析了トオル:「……おお、理解したい気持ちと少しズレているのでは?という気持ちが鬩ぎ合う」わきわきと蠢く箱色ティラの掌を見て。
イリス・ウィトルウィウス:「ま、まあ、ジェネシスの生徒さん達は色々考えて改良してくれたりしているみたいなので、完全に否定してしまうのもよくないとは思いますが」
イリス・ウィトルウィウス:「それも含めて、今は自由に決めることができますから」
白兎 七草:「まあ、どういう知識を求めて使うか、あるいは使わないかも含めて何事も選択ってことだよね。後悔しないのが一番ってことで!」
ディアナ・オシチュカ:「いい時代になったよね~」
GM:などと話していると
:ズシ...ズシ...
:洞窟が揺れる
イリス・ウィトルウィウス:「あれ、何でしょうこの重苦しい音は?」

箱色ツィラ:「揺れてますね」周りの人たちを見ながら
イリス・ウィトルウィウス:「先住市民の皆さんは、トテトテと愛くるしい足音をされてましたが……」
析了トオル:「群れのボス……というわけではないのでしょうか」
ディアナ・オシチュカ:「拙いな...また来たんだ..."アイツ”がっ」
白兎 七草:「お、わわっ……少なくとも、ただ事ではなさそうだね」
析了トオル:「ほら、比較的大きい先住市民の方もいらっしゃいますし……え?」
白兎 七草:「アイツ……って?」
:地響きが止み
:ズンッ___
:入口から衝撃の波が響き
イリス・ウィトルウィウス:「!?」
:その顔を露にする
析了トオル:「ワァ……」
極悪現住生物“共竜”フロラフラウア
極悪現住生物“共竜”フロラフラウア:身体の至る所から花を芽吹かせた巨獣が口を大きく開ける
極悪現住生物“共竜”フロラフラウア:「オェェェェッ」


析了トオル:「…………」
析了トオル:「鳴き声が可愛くないっ……!」
ディアナ・オシチュカ:「極悪現住生物“共竜”フロラフラウアッ!?」
イリス・ウィトルウィウス:「極悪!?」
白兎 七草:「極悪なの!?」
箱色ツィラ:「こんな先住市民の方もいらっしゃるんですね」
GM:口より撒き散らされる吐瀉物には多くの養分と植物の種が混じり
GM:パチンッ
GM:目の前で発芽し、綿毛を纏った“ソレ”が集落に降り注ぐ
ディアナ・オシチュカ:「花が生えてる先住市民を見ただろッ」
ディアナ・オシチュカ:「綿毛に触れると...侵蝕するよ!」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、あぁ!そういえば……!」
イリス・ウィトルウィウス:「てっきりそういうファッションだと…」
析了トオル:「めちゃくちゃ厄介じゃないですか……!」
箱色ツィラ:「侵蝕……?」
白兎 七草:「それで、"共竜"……!? たしかに極悪かもしれないね、それ!」
箱色ツィラ:「繋がれるってことですか……?」
析了トオル:「ええい、せっかくならば手なずけて皮膚の一枚でも持って帰ろうと思いましたが……!」
箱色ツィラ:「というか……“共”ってことは」
先住市民の戦士:「ワァーーーーー!」
箱色ツィラ:「“そう”じゃないですか」
析了トオル:「ツィラさんいいんですか!手が全部花にしか繋げなくなっちゃいますよ!」
イリス・ウィトルウィウス:「ああ!なんか小さくてかわいい先住市民の皆さんが!」
箱色ツィラ:「えっ嫌ですけど……」
先住市民の戦士:石の槍を構えて突き刺すがもはや龍の肉体は死体、死してなお動かされる獣になすすべなく!
白兎 七草:「あの子が戦士なのかな?」
先住市民の戦士:「ヤダ――――ッ!?」
イリス・ウィトルウィウス:「というかお花が本体なんですか!?」
イリス・ウィトルウィウス:「それはもう共生ではなく……寄生では!?」
析了トオル:「成程、ただの怪獣ではなく寄生食人植物……まさかお目にかかれるとは……!」ほんの少しだけ嬉しそうに。
ディアナ・オシチュカ:「そういうこと、多分かつてのノーザムエースとかにいたんじゃないかな!」
箱色ツィラ:「一方的なのはよくないですねえ」
箱色ツィラ:「お互い理解りあって繋がらないと……」
箱色ツィラ:「ですよね?」
白兎 七草:「……うん、まあ、理解は大事だよね!」
GM:追加ミッション開放
『巨大原住生物を封印せよ』
共龍フロラフラウアとの戦闘が発生する。
勝利した場合、文化交流ポイントを20ポイント獲得する。
箱色ツィラ:理解ってもらうんですね
箱色ツィラ:理解らせます
イリス・ウィトルウィウス:ぶつかり合うことでね
GM:知性ある生き物は...同じ敵を見つけると団結する!
GM:そういうことです
白兎 七草:なるほどなぁ
析了トオル封印わからせ
箱色ツィラ:くっつき合うんですね


GM:先住市民とは様子の異なる大型の肉えものを感知し白濁した死肉怪獣が君たちに焦点をむける
GM:戦闘開始
GM:距離は以下の通りとなっております
極悪現住生物

|10m

PC達

箱色ツィラ:戦闘前に《水晶の剣》使わせて下さい~ 自分の丸太にやっておきます
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を4増加(58 → 62)
GM:了解!
GM:ではあらためてセットアッププロセス
白兎 七草:こちらはなし!
イリス・ウィトルウィウス:『芸術の閃き』《原初の黄:活性の霧》LV7 ラウンド中、対象の攻撃力を+21。対象はツィラちゃん!
析了トオル:【文明解析】《戦術Lv3》
箱色ツィラ:わーい
イリス・ウィトルウィウス:火力を集中したほうが良さそうという判断だぜ
箱色ツィラ:こちらはありません
析了トオル:対象は自分以外の味方PC
箱色ツィラ:どんどん強くなる
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3増加(57 → 60)
析了トオル:ダイスを+3個!
フロラフラウア:甘い芳香LV3
析了トオル:侵蝕67
白兎 七草:甘いんだ
フロラフラウア:人間たちのエンゲージを対象に全員の行動値を-6します
箱色ツィラ:そんな~
白兎 七草:なに~!?
イリス・ウィトルウィウス:こやつめ
析了トオル:ウワーッ
フロラフラウア:げへへぇ
“共竜”フロラフラウア:ということで全員行動値を-6してもらうぜ!
白兎 七草:白兎 七草のイニシアチブを6減少(20 → 14)
GM:イニシアチブプロセス:白兎 七草
白兎 七草:はーい!マイナーで5m下がります エンゲージされると殴れない
白兎 七草:その上で『縮退する枷』:黒の鉄槌+コンセントレイト
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を3増加(46 → 49)
白兎 七草:まだ49!?
白兎 七草:判定行きます、大丈夫かな?
GM:どうぞ!
白兎 七草:7dx8+4
DoubleCross : (7DX8+4) → 10[3,6,7,8,9,9,9]+2[1,2,2,2]+4 → 16

“共竜”フロラフラウア:これなら避けられそうだぜ!
白兎 七草:ノってないな~!
析了トオル:あっ
箱色ツィラ:戦術入ってます?
白兎 七草:あっ
析了トオル:私の効果でダイス増えてます
白兎 七草:ご、ゴメンネ……トオルちゃん……
GM:振り直し許可します
白兎 七草:10dx8+4
DoubleCross : (10DX8+4) → 10[1,2,2,2,2,4,4,5,9,9]+6[1,6]+4 → 20

箱色ツィラ:増えた~
白兎 七草:20には載った!許して!
“共竜”フロラフラウア:ドッヂを選択
“共竜”フロラフラウア:18dx
DoubleCross : (18DX10) → 10[2,2,2,2,3,4,4,4,5,5,6,6,7,7,9,9,9,10]+1[1] → 11

“共竜”フロラフラウア:失敗!
白兎 七草:肉体18あるの!?
白兎 七草:は、はえ~……
白兎 七草:とはいえ命中!
白兎 七草:破壊者なので+1D
白兎 七草:(3+1)d10+10
DoubleCross : (4D10+10) → 13[6,2,1,4]+10 → 23

白兎 七草:これは……出目が大分悪いのではないですか?
白兎 七草:4d6でも平均くらい ごめんね!頑張ってください!
白兎 七草:以上です
“共竜”フロラフラウア:c(150-23)
DoubleCross : c(150-23) → 127

“共竜”フロラフラウア:まだまだ健在!
GM:イニシアチブプロセス:析了トオル
析了トオル:私の方が……未だ早い!
析了トオル:マイナーでパーソナルモビリティに騎乗します。要するに武装モード切替。
析了トオル:【文明解体】《コントロールソート:射撃》《コンセントレイトLv3》対象は”共竜”フロラフラウア
析了トオル:判定へ
析了トオル:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,2,6,6,7,7,8,8,8,9]+10[1,1,2,4,6,7]+1[1]+4 → 25

析了トオル:びみょいですね
“共竜”フロラフラウア:ドッヂだ!
“共竜”フロラフラウア:18dx ドッヂ
DoubleCross : (18DX10) → 10[2,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,6,7,9,10,10]+10[3,10]+8[8] → 28

析了トオル:ウワーッ
“共竜”フロラフラウア:キヒ――! 勝ち!
イリス・ウィトルウィウス:ひええ
析了トオル:コンビネーターが……入らない!
白兎 七草:ダ、ダイスの暴力……!
箱色ツィラ:こわすぎ
析了トオル:くっ……侵蝕だけ4増えて終わりです、71
GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:私今3です!
GM:何ッ
GM:なら...こっちの番です!
GM:イニシアチブプロセス:極悪現住生物
“共竜”フロラフラウア:戦闘移動、そしてエンゲージ
箱色ツィラ:こっちきた!
“共竜”フロラフラウア:マイナーで猛毒の雫LV4+骨の剣LV5
“共竜”フロラフラウア:メジャーアクション
“共竜”フロラフラウア:ジャイアントグロウス+コンセントレイト:エグザイル
箱色ツィラ:でっか……
イリス・ウィトルウィウス:毒まで!
白兎 七草:ウオッ、デッカ……
析了トオル:毒はやめて!
白兎 七草:あ、マイナー移動じゃないのか
析了トオル:あっ
“共竜”フロラフラウア:そうだっ
イリス・ウィトルウィウス:ほんまや
“共竜”フロラフラウア:移動したから...雑魚のステータスのままだ!
白兎 七草:よし!!!
“共竜”フロラフラウア:チクショー――!
析了トオル:安心したぜ
白兎 七草:これが先生です
箱色ツィラ:まさか実はスーパーランナーを組み合わせていたとかでもなかったとはね
箱色ツィラ:先生……♡
イリス・ウィトルウィウス:やっぱり死んでるから頭脳戦はできないんだ
“共竜”フロラフラウア:奢っていた...これが人間の強さというのか
“共竜”フロラフラウア:攻撃だ!
“共竜”フロラフラウア:対象はエンゲージから外れた者を除いた全て!
“共竜”フロラフラウア:12dx@7 命中
DoubleCross : (12DX7) → 10[3,4,4,4,5,5,6,6,9,9,10,10]+10[2,4,4,9]+2[2] → 22

析了トオル:回避ーっ!
析了トオル:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 6[3,6] → 6

析了トオル:だめです
イリス・ウィトルウィウス:ドッジ
イリス・ウィトルウィウス:3dx+1>=22
DoubleCross : (3DX10+1>=22) → 4[1,4,4]+1 → 5 → 失敗

箱色ツィラ:3dx>=22
DoubleCross : (3DX10>=22) → 10[2,8,10]+2[2] → 12 → 失敗

箱色ツィラ:ダメです
“共竜”フロラフラウア:先住市民を苦しめた太古の力を受けなさい
“共竜”フロラフラウア:3d10+2d10-5 ダメージ
DoubleCross : (3D10+2D10-5) → 27[8,9,10]+15[7,8]-5 → 37

析了トオル:なんで!
箱色ツィラ:つよすぎ~
白兎 七草:たか~!?
箱色ツィラ:ちにまちた
イリス・ウィトルウィウス:でっか
“共竜”フロラフラウア:素手で-5でもダメージは出るのです!
析了トオル:リザレクトします
箱色ツィラ:《リザレクト》します
白兎 七草:全部7以上じゃん!
析了トオル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

析了トオル:73
イリス・ウィトルウィウス:死!《リザレクト》
箱色ツィラ:箱色ツィラのHPを1D10(→ 10)に変更(25 → 10)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を10増加(62 → 72)
箱色ツィラ:きちゅしゅぎ
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(60 → 62)
イリス・ウィトルウィウス:HP2
GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:はい!
箱色ツィラ:マイナーなし、メジャー『腰掛鎌こしかけかま』:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》にオートで《砂の加護》《砂塵霊》
箱色ツィラ:フロラフラウアを攻撃します。
箱色ツィラ:13dx7+1
DoubleCross : (13DX7+1) → 10[2,3,3,3,3,4,5,6,9,9,10,10,10]+10[3,8,8,9,10]+10[3,6,9,9]+10[2,10]+10[7]+10[10]+3[3]+1 → 64

箱色ツィラ:フ……
イリス・ウィトルウィウス:でかい!
白兎 七草:すご~い!
析了トオル:シャイ!
“共竜”フロラフラウア:ゲゲー!? 継者の槍?!
“共竜”フロラフラウア:ドッヂ!
“共竜”フロラフラウア:18dx
DoubleCross : (18DX10) → 10[1,2,3,3,3,3,4,4,5,7,7,7,7,9,9,9,9,10]+5[5] → 15

“共竜”フロラフラウア:ダメだァ~
イリス・ウィトルウィウス:つぐもののやり、怖すぎ
箱色ツィラ:7d10+71 諸々有効
DoubleCross : (7D10+71) → 62[10,8,9,5,10,10,10]+71 → 133

析了トオル:www
箱色ツィラ:ダメージダイスも狂ってるな
イリス・ウィトルウィウス:うお…デッカ…
析了トオル:上振れしまくってる
析了トオル:あれ……終わった……?
箱色ツィラ:やっちゃった
白兎 七草:すご~!?
“共竜”フロラフラウア:そんな...邪毒で全員を花で彩る“プラン”が...
“共竜”フロラフラウア:チクショォォ!!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を10増加(72 → 82)
GM:撃破、戦闘演出に入ります
イリス・ウィトルウィウス:やったー!


“共竜”フロラフラウア:ぶるるっ
“共竜”フロラフラウア:身を震わせるとともに腐敗したトウモロコシのような胸やけのするような芳香が周囲に満ちる
イリス・ウィトルウィウス:「うぷっ…いけません!皆さん息を……」
箱色ツィラ:「エフン!ゲフン!」
析了トオル:「うぇっ……そういうガード機能は特に備え付けていないので……」
箱色ツィラ:「臭~っ!なんですかこれ」
白兎 七草:「これ、はっ……ごほっ、ふ、ぅっ……!」
箱色ツィラ:「すごい臭い……気持ち悪くなってきました」
イリス・ウィトルウィウス:「くっ……」身体をふらつかせる
ディアナ・オシチュカ:「腐った花の香り...これで生き物の脳を痺れさせるんだ」
析了トオル:「洞窟のような密閉空間でこんな……殺人的な……!」
白兎 七草:「本体は花の方で胴体は無理やり動かしてる……寄生する以上胞子か種子を散らしそうだ。厄介だよね、こういうのは」
白兎 七草:「それなら……」
白兎 七草:どこからともなく取り出した拳銃を一息の後に構える。
白兎 七草:放った弾丸は明後日の方向に向かう。そもそも専門外であり、これは単なるブラフに過ぎない。
白兎 七草:真なる目的は一瞬、警戒を宙へ逸らすこと――。
白兎 七草:その瞬間、共竜の足元は黒く光を吸い込むような沼と化す。
白兎 七草:彼女の能力は魔眼による重力制御。そして魔術と同様、対価を――つまるところ、自身に負荷を掛けるほどその威力は増す。
“共竜”フロラフラウア:「オ”ゴゴォォォ」
白兎 七草:「あ、ははっ……好き勝手させたら拙いタイプなら、私の役目は妨害でしょ……!」
白兎 七草:相手の重量は相当のもの、冷や汗をかき姿勢を落としながら不敵に笑う
白兎 七草:本体が動かすのではなく、寄生による無理やりな動きは足元は重く、引きずるような足取りと化す。
“共竜”フロラフラウア:両足はもはや機能不全、ヘビのように身体をうねらせる
イリス・ウィトルウィウス:「すごいです先生!足が止まった今なら……!」
析了トオル:「……いえ、これは」
析了トオル:「まだ"動きます"」
イリス・ウィトルウィウス:「ええっ!?」
箱色ツィラ:「そんな……地面と繋がってない!?」
析了トオル:その言葉と共に万能車椅子アナライズが変形。備え付けられた連射型の火器が現れる。
白兎 七草:「あぁ、うん……!無理矢理動いてる相手だからね、負荷は掛けても力比べじゃ勝てないかも!」
析了トオル:「皆さん」立体映像を多重に空間投影、周囲の全員の目の前に映し出す。
析了トオル:「次の私の一行動。そこからあの恐竜を分析し戦闘データを送ります。恐らく有効打にはなりえませんが……」
箱色ツィラ:「はい!」投影映像に顔を突っ込んでいる。
析了トオル:エンジンを噴かせる。加速の為のエネルギーを充填していく。
箱色ツィラ:「すごく伝わります!伝わってます!」
白兎 七草:「ツィラちゃん、それ見える!?」
析了トオル:「……に、肉体の反応速度検証、それに依る次回行動予測」
箱色ツィラ:「感じるので大丈夫です!」
析了トオル:「───十分なデータを取得しましょう!」
析了トオル:解き放たれたように、車椅子が洞窟の内壁を疾走する。
白兎 七草:「わ、わかるならいいけど……うん、頼むよ!」
析了トオル:高速で洞窟内を駆け巡りながら、死角を探しその巨体へと弾丸を撃ち放ち続ける。
“共竜”フロラフラウア:「ブモォォ”ォ”ォ”」
析了トオル:「……ま、威嚇射撃のつもりは無いのですけど!」
析了トオル:「ほら、黙って落ちなさい!沈めー!」
箱色ツィラ:「あれあんな風になってたんですねえ」
“共竜”フロラフラウア:身体から考えられない俊敏さで洞窟を這い進む、脊髄、脳まで到達した植物の根が身体の機能を無理に引き上げているのだ!
箱色ツィラ:「あれも……接ぎたいなあ……」ぼそり。
“共竜”フロラフラウア:「ブゴォォ__」ぼぎんっ
“共竜”フロラフラウア:放った弾丸が頭部を砕き断面が露出する
“共竜”フロラフラウア:しかし...
“共竜”フロラフラウア:「ブシュゥゥゥーッ」
“共竜”フロラフラウア:喪われた頭部よりガスが噴き出たまま前進は止まらない
析了トオル:「……なんと。ゾンビなら頭貫かれたら落ちてくださいよ……!」
イリス・ウィトルウィウス:「ひえええ…」
白兎 七草:「これ、どこまで支配されてるの……!?」
析了トオル:勢いのままに着地、回転、停止。しがみつきながら息を切らせる。
箱色ツィラ:「あら……」
箱色ツィラ:「取れちゃったんですね」
析了トオル:「……で、ですが十分……データは……取れました……ハァ……後は……」
箱色ツィラ:「あとは……」
箱色ツィラ:「引き継げばいいんですね!?」
箱色ツィラ:「継げば!」
析了トオル:「そ、そうです!思う存分に……!」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!充分ですトオルさん!」
析了トオル:「(何が起こるか全然知らないけど)そうです!」
“共竜”フロラフラウア:宿主の活動限界の終わりを悟った”ソレ”は革袋を風船のように膨張し押しつぶさんと迫る
イリス・ウィトルウィウス:「必要なピースが揃ったなら、ツィラに紡げない勝利はありません!」
白兎 七草:「うん、後はお願い……その前にみんな、来るよ!」
“共竜”フロラフラウア:同時に成長する無数の果実、この洞窟を新たな住処とせんとする大発芽は近い...
析了トオル:「あーっ?!タイヤに蔦が絡んで……」
春日イトリ:「と、トオルさん?!」
析了トオル:「ま、まずいです!私を苗床にしても栄養はありませんよ……!」洞窟端に押しつぶされかけている。
イリス・ウィトルウィウス:「"ローズレッド"」「"リーフグリーン"」スプレーガンに二色の絵の具を装填し、空中に吹き付ける。
イリス・ウィトルウィウス:空中に描かれた茨の蔦が、フロウフラウアの操る植物と互いに絡み合い、わずかにその侵蝕を妨げる。
箱色ツィラ:「お姉ちゃん……!」
イリス・ウィトルウィウス:「私はムセイオンの"マスターカラーズ"。どの色が最も生徒の色彩を引き立たせるか、全て把握しています」
イリス・ウィトルウィウス:「やれますね!"胡桃色"ウォルナット!」
箱色ツィラ:「はい!」
箱色ツィラ:未だ洞窟の空気に含まれるその二色の色を、すくい取るようにする。
箱色ツィラ:赤と緑。それらが混じり合う末の色。
箱色ツィラ:その肉体が跳ねるように飛び、肉袋へと乗りかかる。
箱色ツィラ:死にかけたその躰よりも、遥かに活気づき、溌剌としたエネルギーに満ち溢れた、その体躯。
箱色ツィラ:それは新たな寄生先としての魅力を惹起し、それらを引き寄せ。
箱色ツィラ:その左手には武器はない。さりとて拳闘にて戦うわけでもない。
箱色ツィラ:彼女が振るうのは――右手。
箱色ツィラ:関節より先が額縁に飲まれたままの腕。
箱色ツィラ:その額。いかなる物によっても未だに封印の解けていない、
箱色ツィラ:レネゲイドによる力を奪い去る効果が塗布されているとされるそれは。
箱色ツィラ:不毀の鈍器として、そのまま、彼女の膂力で叩きつけられる。
“共竜”フロラフラウア:その生き物は最後の手段として膨張し大発芽による新たな入植を開始しようとしていた
“共竜”フロラフラウア:その自身の行動すら制限しかねない膨張は致命的な行為
“共竜”フロラフラウア:思考すら放棄してしまった寄生植物の最後は後悔する自我すらなく
“共竜”フロラフラウア:無慈悲にその生命を刈り取られた
箱色ツィラ:「……あれ!?」
箱色ツィラ:「繋がろうと思ってたのに……」
箱色ツィラ:「切れちゃってませんか?」
析了トオル:「お、おお。急速に蔦が萎れて……」
白兎 七草:「問答無用で!? ツ、ツィラちゃん、凄い力……!」
イリス・ウィトルウィウス:「やったー!えらいですツィラ!」諸手を挙げてぴょんぴょん跳びはねる
箱色ツィラ:「ああっ蔦も……」
箱色ツィラ:なぜかちょっとしょんぼりしている。
先住市民の戦士:『や...やった!』
析了トオル:「あの巨体を殴っただけで……流石はパレットと……」蔦をいそいそと外している。
先住市民の戦士:『あの怪物に勝てたんだ!』
白兎 七草:「ふ、ふぅ……良かった、その様子だとトオルちゃんも大丈夫そうだね」
析了トオル:「……おや?」
白兎 七草:「……あれっ」
箱色ツィラ:「せめて胤と繋がりたかったあ~……ちょっとだけでも……」
白兎 七草:「ふふ……でも、先住市民たちとは言葉で繋がれるようになったみたいだよ」
箱色ツィラ:「えっ!?」
ディアナ・オシチュカ:「君たちは彼らの文化を学び、そして行動を共にして理解を示した」
ディアナ・オシチュカ:「おめでとう、君たちは文化の壁を突破したんだ」
析了トオル:「むむ……解読・解析なしで分かるようになってしまうのは……少し残念ですが……」
箱色ツィラ:「繋がる繋がる繋がる繋がる……ふ、ふふ……」
箱色ツィラ:「やったやった!やった~!」
イリス・ウィトルウィウス:「とにかくこれで、先に進むことができますね!」
箱色ツィラ:あたり構わず握手して回っている。
イリス・ウィトルウィウス:「みなさんのおかげです!」
析了トオル:「ええ、先に交換した資料もこれで見れるようになったかもしれません」
先住市民の戦士:「ア...ワァ...どっちが自分かわからなくなっちゃった」
箱色ツィラ:「ああ……でも……手だけでなくてもっと……」ボソボソと呟いている。
析了トオル:「……ス、ストップ!ストーップ!」
白兎 七草:「うん、イリスちゃんもありがとね。あの資料で分かればいいけど……」
箱色ツィラ:「え~」言いながらトオルちゃんの手を握り始めている。
箱色ツィラ:「じゃあ……こうさせてください」
析了トオル:「……ぐ、この際仕方ありません」
箱色ツィラ:「車椅子それもあとで触りますね」
析了トオル:「現住市民との円滑なコミュニケーションの継続のため、そして先の貢献もありますし……30分だけですよ」
析了トオル:「……車椅子、壊さないでくださいね」
GM:以下の情報が変化します
GM:『留められた紙束』→TOPVALU 画材原料代替案提案書(社外秘)
■TOPVALU 画材原料代替案提案書(社外秘)
当社では”お客様への貢献を永遠の使命とする“理念の下、ノヴァリス内部での商品の
代替原材料の検討が急務です。
当部門においてもマスターカラーズの要請により、合成顔料による再現不能である塗料を再現すべく
ノヴァリス内部での代替原材料の検討が必要となりました。
詳細は添付した資料をご確認ください。

※資料内に記載のある原材料となる幻獣、希少植物はNRL(ノヴァリスレッドリスト)
に登録されているため極秘での確保、厳重な管理が必要となります。
イリス・ウィトルウィウス:「TOPVALU……あっこれ、イオンのプライベートブランドですね。ムセイオンの生協にも置いてます」
白兎 七草:「イオンなんだ」
析了トオル:「……マスターカラーズの直接の資料ではありませんでしたか、ですが……」
GM:再現不能塗料、暁色、空色、水色、桜色、黒鉄色、胡桃色、etc
白兎 七草:「でもこの書き方、それにこの色は……きな臭いね」
析了トオル:「この色種、そして幻獣。どこかの資料で見たような……」
GM:そしてトオルさんはその生物のリストがノヴァリスに置いて第二次ノヴァリス紛争、および八月革命において完全に遺失した生物であることがわかります。
イリス・ウィトルウィウス:「おそらく偶然じゃないんでしょうね……それに、このリストも……」
析了トオル:「……ふむ」立体映像を操作し、データベースに再度検索をかける。
箱色ツィラ:「あの、つまりこれって」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃんじゃなくて先生の方のマスターカラーズが要請してたってことですか?」
春日イトリ:「それにこのカラーってパレットですよね」
春日イトリ:「外の世界では水色も空色もありふれた色ですけど...ノヴァリスでオールドカラーズの色の再定義を考えれば納得がいきます」
析了トオル:「それに……この原材料となった幻獣、希少植物」
析了トオル:「そのどれもが第二次ノヴァリス紛争と八月革命。どちらかの出来事以降……生態は確認されていません」
箱色ツィラ:「それって生き物を滅ぼすためのイベントではないんですよね?」
箱色ツィラ:「どうしてそのタイミングなんでしょう」
析了トオル:「……遺失、言い換えれば絶滅。元々幻獣は生まれから希少ではありますが……」
白兎 七草:「レッドリストが原材料として使われる以上、生息地とされるような場所は全て捜索されるだろうから……」
ディアナ・オシチュカ:「というよりもレッドリストだから“理事会が保管した”ってことだよね」
ディアナ・オシチュカ:「なら紛争とか革命のあおりを受けやすい位置だったっていうことも考えられるわけだ」
析了トオル:「塗料を作るために一元管理した結果……と」
析了トオル:「人の業ではありますね。付かず離れず、適度な距離を測っていればこうはならなかったものを」
箱色ツィラ:「そうですねえ」手をがっちり握ったまま。
箱色ツィラ:「大事ですよね。適度な距離って……」
析了トオル:「……分かってて言ってるんですか?!」
箱色ツィラ:「それって……」
ディアナ・オシチュカ:「実際、マスターカラーズ...イリスちゃん的にはどう思う?」
白兎 七草:「うん、そうだね……うん?」
箱色ツィラ:「今遠すぎるって意味ですか?」
析了トオル:「………いえ、適切です。今くらいでお願いします」冷や汗。失言になるところだった。
箱色ツィラ:「よかった~♡」
ディアナ・オシチュカ:「こらー!私のアトリエでイチャイチャすなーー!」☝
析了トオル:(ディアナに違うんですと助けての瞳)
イリス・ウィトルウィウス:「これだけでは先代の意図までは読み取れませんが……」
イリス・ウィトルウィウス:「少なくとも、塗料を造るためだけに一つの生物種を滅ぼすか、あるいは隔離するという発想は」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女であれば容易に導き出すでしょうね」
イリス・ウィトルウィウス:「自分の教え子にすらそれをやった人ですから」
箱色ツィラ:「……」
析了トオル:「……何処も彼処も規格外なものです。実行しようと思ったことをその手で果たせてしまうのですから」
白兎 七草:「色に同一性を与え、それを奪うことで全てを奪う……凄いけど、惨いやり方だよね」
ディアナ・オシチュカ:「みんなが何を調べてるかわかんないけどあまり深入りしすぎない方がいいと思うな~」
ディアナ・オシチュカ:「あんな深淵みたいな人物像を理解しようとしたらおかしくなっちゃうよ」
ディアナ・オシチュカ:「ま、芸術家ならそれもアリかもしれないけどね」
箱色ツィラ:「確かに……」
箱色ツィラ:「全然繋がせてもらえなかったんですよね」
箱色ツィラ:「接ぎたかったな~」
白兎 七草:「ふふ、気遣ってくれてありがとう。とはいえ、みんなが進むなら一緒に進まないと」
析了トオル:「少なくとも、この場所ですらまだ得られていない資料も多い。解体はすべて見終わってからでも遅くはない……ですか」
GM:マスターカラーズについて話している中で
先住市民の戦士:「ねぇ」
箱色ツィラ:「はい?」
GM:ツィラさんの袖を引く
イリス・ウィトルウィウス:「あなたは現住生物に立ち向かっていた戦士さん?よかった~無事だったんですね」
箱色ツィラ:「なんですか」しゃがんで応える。
先住市民の戦士:『無事だったのはあなた達のおかげだよ』
先住市民の戦士:『本当にありがとう』
先住市民の戦士:『これ、王様に渡すものだったんだけど...持ってて欲しい』
先住市民の戦士:『村を護ってくれた大切な人だから』
箱色ツィラ:「まあ……」
先住市民の戦士:蛍石とダイアモンドで装飾された短剣を渡す
ディアナ・オシチュカ:「あ、これって...」
白兎 七草:「わ、凄い……ディアナちゃん、何か知ってるの?」
イリス・ウィトルウィウス:「わ~、素敵な装飾ですねえ」
析了トオル:「これは……ダイヤモンドでしょうか」
箱色ツィラ:「ええ。専門ではありませんが……」
箱色ツィラ:「素晴らしい造りです」
GM:瞬間、風景が崩壊する
箱色ツィラ:「ユイちゃんならもっと詳しいんですかね……おや」
イリス・ウィトルウィウス:「わわ!?アトリエが……!」
GM:まるで溶け出すように風景が抜け落ち、ディアナのアトリエは元の無機質な構造体へと戻る
白兎 七草:「わ、っ!? えっ……ど、どうしたの!?」
ディアナ・オシチュカ:「前に副葬品を持っていったって言ったでしょ」
析了トオル:「……ああっ、まだ交換できていないものがっ……貴重な……」
イリス・ウィトルウィウス:「も、もしかして、これが……?」
ディアナ・オシチュカ:「あの短剣がソレなんだ」
白兎 七草:「あっ……」
箱色ツィラ:「なるほど。これを核に作っていたんですね」
ディアナ・オシチュカ:「王に献上されるものはそれ以外のルートを辿ってしまった...故にこの世界観は整合性を失って」
ディアナ・オシチュカ:「元通りってわけ」
箱色ツィラ:「えっそれって……」
箱色ツィラ:「私が壊してしまったということですか?」
ディアナ・オシチュカ:「元々、外部の人間が介入する時点でリミットは決まってたんだ」
ディアナ・オシチュカ:「今回はそれがちょっと縮まっただけってこと」
白兎 七草:「うぅん、そっか……ディアナちゃんとしては満足できた?」
箱色ツィラ:「そんな……」
析了トオル:「どちらにせよ、再現された過去ですからね。今の子もきっと……過去で元気にやっていますよ」
析了トオル:「元気にやっている、いや元気にやっていた……?」
イリス・ウィトルウィウス:「いつか、彼の痕跡がどこかの遺跡で見つかるかも知れませんねぇ」しみじみと
ディアナ・オシチュカ:「ツィラちゃん...本当はね」
ディアナ・オシチュカ:「あの集落の人達は元の歴史では助からなかった」
箱色ツィラ:「……!」
ディアナ・オシチュカ:「命がけであの集落に現住生物を封印したんだ」
ディアナ・オシチュカ:「一人だけ生き残った彼は王のもとに嘆願を込めてあの短剣を送ったわけだけど」
ディアナ・オシチュカ:「君たちの“文化”によってその過去はより良いIFを示した」
イリス・ウィトルウィウス:「整合性を失って再現が停止したというのは、そういうことですか……」
白兎 七草:「それはたしかに……それ以上、進むことができないってことになるわけだ」
析了トオル:「……いえ」
析了トオル:「再現された過去とはいえ、立派な一つの世界でした」
析了トオル:「では、整合性が無くなり、進むことができなくなったのではなく……」
析了トオル:「再現ではない、新しい歴史を踏み出した」
ディアナ・オシチュカ:「そういうこと!」
析了トオル:「私たちが介入したことにより……ここではない別の世界に、新たな歴史ルートが生まれたかもしれない」
析了トオル:「そう考えると、浪漫ゆめがありませんか?」
ディアナ・オシチュカ:「だから誇ってよ箱色ツィラちゃん」
箱色ツィラ:「……!」
箱色ツィラ:「はい!」
白兎 七草:「ふふ、うん。とってもいい希望ゆめだね」
箱色ツィラ:「よかった……よかった……!」
箱色ツィラ:歓喜のあまり、拳をぐっと握る。
箱色ツィラ:人の手を握ったまま全力で。
析了トオル:「ああっ?!砕ける!砕けます!夢から一発で覚める程の衝撃インパクト!」
白兎 七草:「あっ、つ、ツィラちゃん!?」
箱色ツィラ:「ああっ」
箱色ツィラ:「えへ……」
イリス・ウィトルウィウス:「その短剣は、暫くツィラが持っていてあげると良いでしょう」
箱色ツィラ:「……はい、お姉ちゃん」
イリス・ウィトルウィウス:「あの集落と私達の交流が確かにあったという、大事な繋がりですからね」
白兎 七草:「ふふ。また一つ、いい思い出ができたね」
箱色ツィラ:「何に接ぐべきかは……これからいっぱい考えます」
ディアナ・オシチュカ:「キングダムに返す間までだからね...?」
析了トオル:「……大事に扱いましょう。接ぐのはまたの機会、ということで、ね?ダメですからね?」
イリス・ウィトルウィウス:「その辺のタイミングは、追々見計らっていきましょう……なるべく刺激しないように……」
イリス・ウィトルウィウス:「ともかく(戦争にならなくて)良かったです。本当に……」疲れた様子で胸をなでおろす。
白兎 七草:「その時は私も行くよ、星室庁の先生がいた方がスムーズにいきそうだし……あと話も聞いちゃったからね」
析了トオル:「いやはや、学区のトップというのも大変なものですね……」
イリス・ウィトルウィウス:「うぅ、ありがとうございます先生……」
箱色ツィラ:「みんなで一緒に行けるの、楽しそうですね!」
箱色ツィラ:「トオルちゃんもどうですか」
白兎 七草:「まさか、そんなことになってたとは思わなかったけど……自由でいいね」あはは、と笑う
析了トオル:「え”っ」
析了トオル:「キ、キングダムは、そのう……」
析了トオル:「今……出禁で……」
白兎 七草:「そっか、出禁……出禁!?」
箱色ツィラ:「そんなことあるんですね」
イリス・ウィトルウィウス:「いったいどうしてでしょう……?」
析了トオル:「乙女には秘密の一つや二つあるものですよ」
イリス・ウィトルウィウス:「確かにキングダムは科学技術を軽視しがちですが、トオルさんほどの専門家を排斥するなんて……」
析了トオル:「少なくとも、今すべきことは別のはずです、別」
析了トオル:必死に話を逸らそうとしている。
箱色ツィラ:「酷い話ですね」憤っている。
ディアナ・オシチュカ:皆が話している間に自然な動作でイリスに何かを握らせる
白兎 七草:「ううん、三大校でもそんなことが……私ができることならなんでも相談してね。頼りなくても先生だから!」
イリス・ウィトルウィウス:「……?」掌に感触を感じてディアナを見上げる。
GM:それは小さなメモを折りたたんだようなものであり...
GM:イリス・ウィトルウィウスにRHOを配布します
イリス・ウィトルウィウス:えっ
GM:この内容は任意のタイミングで公開できます
白兎 七草:なに~!?
イリス・ウィトルウィウス:なんだろう…こわい……
析了トオル:おやおや
箱色ツィラ:え~
箱色ツィラ:ズルいです 私とも繋げて下さい
イリス・ウィトルウィウス:それ違うシステムなんよ
ディアナ・オシチュカ:「(杞憂かと思うけど様子がおかしいから念のためね...)」イージーエフェクト:シークレットトーク
イリス・ウィトルウィウス:「……」小さく頷いて、メモを受け取る。
イリス・ウィトルウィウス:「(ありがとうございます、ディアナ。けどきっと大丈夫ですよ)」
イリス・ウィトルウィウス:「(私はみんなのことを信じています)」賑やかに話している面々を見つめて目を細める。


GM:シーン終了、ロイスとアイテム購入が可能です
析了トオル:イリス・ウィトルウィウス 〇連帯感/心配
白兎 七草 〇敬意/不安

析了トオル:では、アイテムを購入しましょう
析了トオル:まずは駆けつけ一杯。高性能医療キット
イリス・ウィトルウィウス:ロイス/箱色ツィラ ○親愛/心配 で取得
析了トオル:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 10[1,5,5,6,10]+3[3]+2 → 15

析了トオル:9なので無事購入
箱色ツィラ:今しか狙えないアームドスーツでも狙おうかな~
白兎 七草:イリス・ウィトルウィウス 〇信頼/心配(頑張りすぎそう)
析了トオル:生存の可能性が高い人にまず使ってもらいましょう
イリス・ウィトルウィウス:ボデマ買おうかな
箱色ツィラ:《砂の加護》使お
白兎 七草:ふーむ
析了トオル:というかツィラさんの侵蝕が高いので使ってもらいます!
イリス・ウィトルウィウス:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 3[1,3] → 3 → 失敗

析了トオル:回復して!
イリス・ウィトルウィウス:ぜんぜんだめ!以上!
析了トオル:ワンチャン生き残って!
箱色ツィラ:10dx+1>=15
DoubleCross : (10DX10+1>=15) → 9[3,4,4,4,4,5,8,9,9,9]+1 → 10 → 失敗

春日イトリ:私もお役に立てます!
箱色ツィラ:全然ダメだ
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3増加(82 → 85)
白兎 七草:アームドスーツ狙ってみますか
箱色ツィラ:じゃあ応急貰っちゃお
白兎 七草:『"Universal-Unique-Connect"』:ミーミルの覚書
白兎 七草:手配師として用います
箱色ツィラ:箱色ツィラのHPを2D10(→ 6)増加(10 → 16)
白兎 七草:(1+3)dx+2>=15
DoubleCross : (4DX10+2>=15) → 9[5,7,7,9]+2 → 11 → 失敗

白兎 七草:あ~1足りない ごめんね!
析了トオル:あっ3d10よ~高性能なので
GM:皆さん財産点は...
箱色ツィラ:そんな狂ったアイテムあるわけ無いでしょ
白兎 七草:3です
イリス・ウィトルウィウス:そういえば着服した財産点って生きてるのかな
箱色ツィラ:まあ……きっとされているでしょうね修正 今だけですよね 増やします
GM:生きてます!
箱色ツィラ:箱色ツィラのHPを1D10(→ 3)増加(16 → 19)
白兎 七草:お~!
析了トオル:されてません
白兎 七草:着服したやつトントンだからないんですよね……
析了トオル:私は2点ほど
白兎 七草:誰がイトリちゃんチャンス使います?
白兎 七草:略してイトリちゃんス
析了トオル:あっ
析了トオル:シーン1回でもう使ったから
析了トオル:残ってないと思ってた
箱色ツィラ:このシーンは使ったわね
白兎 七草:ああそっか シーン変わってたと思っちゃってた
GM:修復と購入増加は別々なので大丈夫ですよ
白兎 七草:お
箱色ツィラ:いや購入も
析了トオル:購入増加したよ~
イリス・ウィトルウィウス:使いましたね
析了トオル:初手交換の為に
GM:何ッ
箱色ツィラ:物々交換判定のためにつかったはず
GM:ではイトリチャンス喪失です...
白兎 七草:イトリちゃんス……!
GM:では次のシーンへ


【ミドルフェイズ3】

GM:登場は全員でお願いします~
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(49 → 58)
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(62 → 63)
析了トオル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(85 → 87)
析了トオル:75
イリス・ウィトルウィウス:まだ-3生きてますよね?
GM:生きてます!
白兎 七草:おっと、そうだ
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を3減少(58 → 55)
析了トオル:あっじゃあ1だけ!74!
箱色ツィラ:そうだった
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3減少(87 → 84)
イリス・ウィトルウィウス:私は変わらず
GM:グッドコスパイリスちゃん
箱色ツィラ:いや へらないんだ 85です
GM:では...


GM:アトリエ攻略後、君たちはいくらか休息を入れ次のアトリエに飛び込んだ。
GM:向かうはイロカのアトリエ
GM:普段は拒絶され内部への侵入が困難なこのアトリエへ君たちは向かう
GM:暗転と僅かな浮遊感が通りすぎると目の前には黄昏の空中都市が広がっていた。
GM:浮遊する緑の大地には川が流れ、石でできた建造物が僅かに建っている。
イリス・ウィトルウィウス:「このアトリエに入るのも久しぶりですね。パッと見た感じだと、大きな異変はないようですが……」あたりを見回す。
箱色ツィラ:「そうなんですねえ」と言いつつ全然景色を見ていない。
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラ?何か気になるものでもありましたか?」その様子に気づいて顔を覗き込む
箱色ツィラ:「いえ……」後に続く2人を見ている。
箱色ツィラ:「なんだか新鮮で」
白兎 七草:「あ、あ~……あはは、そうかな。似合ってる?」
白兎 七草:ムセイオンの化粧室、衣装室を借りて着替えたものの流石に普段と異なる装いに照れた様子を見せる


析了トオル:「……といっても、髪を纏めて下半身を短めの丈のスボン、肩パッドを少し入れただけの簡素なものですが」
析了トオル:胸は最初からない


春日イトリ:「おぉ~、流石ですトオルさん、先生!」
春日イトリ:「これなら完璧です」
析了トオル:「そも、冠ある時点でバレるでしょうし……」
白兎 七草:「正直ちょっと苦しいところはあるけど……」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!お二人共とてもかっこいいです!」
箱色ツィラ:「張力掛かってますね」
析了トオル:「私は全然苦しくないですけどね、嫌みではありませんが!」
箱色ツィラ:「やっぱり素材によくないですし……開けた方がいいのでは」
箱色ツィラ:「無理な繋ぎ方はよくないです」
白兎 七草:「そ、そっちの意味じゃなかったんだけど……うぅん、開けちゃうとさすがにバレちゃうから、ひとまず我慢するしかないかな」
析了トオル:「ボイスチェンジャーでも変えればよかったのですが、生憎手に入れられなかったので」
析了トオル:「先生、気合で何とかしてください」
:「ほ...本物の“オトコ”だッ」
白兎 七草:「まぁ、ちょっと低くすれば中性的で通ってほしいけど……うん?」
白兎 七草:どこかから聞こえた声に辺りを見渡す
イリス・ウィトルウィウス:「ややっ!この声は……」
GM:「本当だったのね...オトコの大人が...ノヴァリスに...」
GM:木陰から顔を出すようにしておずおずと顔を出す
白兎 七草:「あ……良かった、そこにいたんだね」
析了トオル:(口調もしっかりですよ、そのままそのまま)
姫彌イロカ:腰、頭部、そして頭上の十字冠にて三対の羽を戴く少女
姫彌イロカ:アトリエの主、姫彌イロカが姿を現す


白兎 七草:(口調も、口調もだね……)「できれば君と近くでお話したいな。こっちに来てくれない?」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカ!お久しぶりです。大きくなりましたね~」
姫彌イロカ:「い、イリス...心配かけてごめん..」
箱色ツィラ:「あれがイロカちゃんですね」
析了トオル:「この子が……」
姫彌イロカ:「あっ、ワァ~~~...ノヴァリスに本当のオトコがいる」
箱色ツィラ:「はじめまして!イロカさん!」
箱色ツィラ:つかつかと握手を求めに行く。
姫彌イロカ:「だ、誰?!」
箱色ツィラ:「ツィラです!」
姫彌イロカ:まさかの男以外の存在にたじろき木陰に隠れる
箱色ツィラ:「あれ~?」
白兎 七草:「あぁっ、ツィラちゃ……ツィラ君! 恥ずかしがり屋な子みたいだから、一度待ってくれる?」
白兎 七草:「我慢できなそうなら私の手を握っててもいいけど……」
析了トオル:「うん、怖がってるみたいだから抑えて」
析了トオル:(私という偽物が居ることで、先生は本物であると思わせることができる筈……)
姫彌イロカ:「(イリスちゃんとイトリは良いとしてなんで関係ない女が?!)」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカ~?怖くないですよ。こっち来て一緒にお話しましょう」ニコニコ笑顔で呼びかける。
姫彌イロカ:瞬時に脳をよぎる“ツガイ”、“メモリアルロビー”、“朝までコース”の文章
箱色ツィラ:「はい……」先生の手を握る。
姫彌イロカ:「う、うん...」
白兎 七草:「だ、大丈夫かな……?」どこか考え込む表情に少しだけ素に戻って不安げに
析了トオル:「とにかく、まずは話を聞いてみましょう、先生」
姫彌イロカ:「そっちの十字冠の人は...わかっているわ」
姫彌イロカ:「ノドスチルドレンでしょ」
箱色ツィラ:「……」
析了トオル:「……ふぅ」
イリス・ウィトルウィウス:「えっ、あっ……」
析了トオル:「まさかバレてしまうとはね。みんなには……内緒だよ」
白兎 七草:「……う、ん!」
析了トオル:(……まさか通るとは……!)
姫彌イロカ:「十字冠、でも...びっくりした.......思ったより肩幅はないんだ」
姫彌イロカ:「考察によると男性は女性よりも肩幅があるイメージだったから」
析了トオル:「ひ弱で細くてね。同じくらいしかないんだ」もう少し厚めの肩パッドにすべきだったか、と考えつつ。
箱色ツィラ:「人によるのかも知れませんね」
析了トオル:「先天性のものだから、気にしないで。ね?」にこりと笑いかける。
イリス・ウィトルウィウス:「こ、個人差がありますからね…!」
姫彌イロカ:「ひ弱なオス?! そっか...なんでその可能性に至らなかったんだろう....そういうのも”アリ”...」
白兎 七草:「女性と同様、人によって差があるものだから……」体格はジャケットを肩にかけてカバーしている
析了トオル:(う~ん、ツィラさんに負けず劣らず声に恐ろしさを感じますね)
白兎 七草:「イロカ君でいいんだよね。私は七草だよ、よろしくね?」にこやかな表情とともにもう片方の手を差し出す
姫彌イロカ:「.......ツィラちゃんだっけ?」
姫彌イロカ:「どっちと....そういう関係なの?」頭部の羽が激しく動く
イリス・ウィトルウィウス:「イ、イロカ…?」
姫彌イロカ:「なっ、何?! これは別に学術的な質問だから!」
箱色ツィラ:「どういうとは……」
白兎 七草:「え、えぇっと……? 多分、勘違いされてるような気がするけど」
白兎 七草:「ツィラちゃんは手を繋いだり……何かと繋がることが好きなだけだよ、ね?」
箱色ツィラ:「はい!ずっとしてたいです」
姫彌イロカ:「“繋がる?!”」
箱色ツィラ:「まだ先生とは手くらいですけど……」
姫彌イロカ:「“まだ!?”」
姫彌イロカ:ぐぷっ
析了トオル:「ああっ……」
姫彌イロカ:鼻腔より血が滴る
白兎 七草:「イロカちゃん!?」
箱色ツィラ:「大丈夫ですか……?」
イリス・ウィトルウィウス:「ああっ!いけません!イロカの発作が……!」
析了トオル:「……ハンカチ、必要かい?」
姫彌イロカ:「あぅ”、さいあくぅ”...」半泣きになりながらハンカチを取り出し
姫彌イロカ:空中庭園の外に投げ捨てる
姫彌イロカ:「お”ね”がいします”...」
析了トオル:(では、折角なので一手ほど進めてみますか)
析了トオル:「ほら」車椅子で近づいて、直接拭うように
姫彌イロカ:「ありがとう...」
姫彌イロカ:「(あっ、手が逞しい...)」そんなことはない
白兎 七草:「うぅん、ごめんね、イロカ君……どうかな、ひとまず落ち着けた?」
姫彌イロカ:「はい”....」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカはちょっと思い込みの激しいところがありますから……でも話せばちゃんとわかってくれる良い子なんです」
イリス・ウィトルウィウス:今回の場合は解られると命取りかも知れないが
白兎 七草:「うん、良かった……それで、イロカ君は先生がいれば入っていい……っていうことだったよね」
白兎 七草:「先生に何か用事があったの?」
姫彌イロカ:「うん、イトリと交渉の話だよね?」
姫彌イロカ:「アトリエに保管してる本を返す代わりに」
姫彌イロカ:「”オトコの身体を調べさせてくれる”って」
析了トオル:「…………」
箱色ツィラ:「えっ」
白兎 七草:「!?」ビクッとイトリを見る
箱色ツィラ:「イトリちゃんそうなんですか」
春日イトリ:「........」春日イトリがシーンから退場しました
白兎 七草:自分を指さし……本当に自分で合ってる!?と確かめるようにもう1度自分を指を指す
析了トオル:「い、居なくなっている……」
イリス・ウィトルウィウス:「あれ!?イトリ?イトリ~!?」
箱色ツィラ:「そんな……」
箱色ツィラ:「繋いでおかなかったばかりに……」
箱色ツィラ:「継ぎ会ったら繋ぎますね」
析了トオル:(今回ばかりはツィラさんに首肯です)
姫彌イロカ:「......いいの?」トオルの下腹部を白魚のような指先でなぞる
白兎 七草:「あ、あはは……」
姫彌イロカ:ツゥ....
析了トオル:そ、と手で優しく制して。
析了トオル:「交換条件だからね」
析了トオル:「まずは例のもの、見せてもらえるかな」
イリス・ウィトルウィウス:(流石トオルさん!交渉術も巧みです!)
析了トオル:「それに……交換になる前に、襲い掛かることになったら……ね?」
析了トオル:(これでなんとかっ……)
姫彌イロカ:「”襲う!?”」
白兎 七草:「うん……うん、そうだね。私達はちゃんとここに来たから、次はイロカ君の番だ」
白兎 七草:「(うぅ、騙すみたいで気が引けるなぁ……)」
姫彌イロカ:「それって、オトコの逞しい体躯で...身体行動の多くを制限されるっていう...」
姫彌イロカ:「な、そんなことして何が目的なの!」
姫彌イロカ:「ハレンチな真似は許さないんだから!」
イリス・ウィトルウィウス:「イ、イロカ…?落ち着いてください。誰も本当に襲うとは言ってませんから……」
白兎 七草:「何って……イロカ君の持ってるものって話は通ってるんじゃないかな?」
白兎 七草:距離を詰め、168cm……つまるところ、ノヴァリス内においては長身の躯体を少し屈ませて目を合わせる
姫彌イロカ:「あ、ウン...そうね」
姫彌イロカ:「マスターカラーズの持っていた蔵書...これが欲しいんでしょう?」
姫彌イロカ:手元より古びた本を見せる
白兎 七草:「うん、そうだね。ふふ、手元に持ってるくらい大切にしてるんだ」
姫彌イロカ:「別に? 盗んでみたはいいけどノヴァリスの神秘(男性)について何も書かれてなかったし」
姫彌イロカ:「こんなのどうでもいいけど...えへへぇ...」にへぇ
白兎 七草:「それなら渡してくれるととっても嬉しいな……私達、それが必要なんだ」
姫彌イロカ:「じゃ...じゃぁ...脱いでよッ」
イリス・ウィトルウィウス:「えっ」
白兎 七草:「えっ!?」
姫彌イロカ:「ハッ、ほら!、学術的な研究のためにどうしても必要なわけだし!」
箱色ツィラ:「確かに……」
姫彌イロカ:「裸婦なんて珍しくないでしょ!」早口
析了トオル:「…………先生、ここは」
箱色ツィラ:「そのほうが自然かもしれませんね」
姫彌イロカ:「一枚脱ぐごとに一ページ見せてあげる...」混乱
析了トオル:すすす、といつの間にか白兎先生の後ろ。背中を押すように。
白兎 七草:「(だ、大丈夫……!?)」
箱色ツィラ:「ページに対して服足りないですね」
イリス・ウィトルウィウス:「(いやでも……脱いだら流石にバレちゃいますよ!?)」
析了トオル:「(イリスさん、小さめの芸術巨人を身体に纏わせたりとかできないのですか……?!)」
姫彌イロカ:「ほ、ほら! まず一枚目~~!」
イリス・ウィトルウィウス:「(芸術巨人は、芸術の巨人なので……あまり小さいのは……)」
姫彌イロカ:考える暇もなく脱衣を強要する
イリス・ウィトルウィウス:「(先生!なんとかならないんですか!イロカの夢を壊さずに、男性の身体を見せる方法は!?)」
白兎 七草:「……と、とりあえず脱ぐけど……!」
白兎 七草:こっち!
白兎 七草:「(と、とりあえず時間は稼ぐけど……え、えーっと、男性の体を見せる方法って何!?)」
箱色ツィラ:「アッやっぱり待って下さいダメです」
■色彩派について
数千ものFHエージェントの集まりによる理事会は一枚岩ではなく、複数の派閥に分かれ、第二次ノヴァリス紛争で顕在化するまで権力闘争を繰り広げていた。
箱色ツィラ:「これ以上脱ぐと……」
析了トオル:「……イロカちゃん、本当にいいの?」
箱色ツィラ:「手を離さないといけないのでダメです」
析了トオル:「このペースだと、すぐに脱げてしまうけれど……」
姫彌イロカ:「トオルは身体が不自由だから自分で脱げないよね...」
姫彌イロカ:「手伝ってあげようか...♡」
白兎 七草:「(ジャケットで抑えてる部分が大きいから、ジャケットを脱いだら拙い……!)」
白兎 七草:「そ、それは……ダメじゃない!?」
姫彌イロカ:尋常ではない
析了トオル:「そういうのは、もっと……強い"カタルシス"が必要なんじゃないかな」
箱色ツィラ:「なんか際限なくエスカレートしそうですね」
姫彌イロカ:「か...カタルシス?!」
析了トオル:「つまりは」
箱色ツィラ:「あんまりこういう要求を聞きすぎるのってよくないんじゃないですか」
白兎 七草:「夢に通じてるからこそ、トオルさんなら通じるものがあるってことなのかな……!?」
析了トオル:「もっとゆっくり、少しずつ……薄皮を捲るように」
イリス・ウィトルウィウス:「うぅ……しかし、それがイロカの創作に必要なら、私は……!」苦悶の表情
析了トオル:「1ページで服が一枚じゃ、君はきっと物足りなくなる」
白兎 七草:「あれっイリスちゃんってこういう状況ならストッパーじゃないの……!?」
析了トオル:「(先生!ここはなんとか引き伸ばしますっ……!)」
箱色ツィラ:「お姉ちゃんは常に私達生徒の味方ですね」
姫彌イロカ:「物足り...馬鹿ッ! トオルのバカ!」
姫彌イロカ:「私はそんなエッチじゃないしッ」
白兎 七草:「そ、そっかぁ……わ、私も自由を応援したいけど、今だと……!」
白兎 七草:「……そうだ、イロカ君」
白兎 七草:「男体を研究するってことは……絵や漫画、そういった要素で使いたいんだよね」
白兎 七草:「なら、イロカ君が指定するような好きなポーズをするのはどうだろう?」
姫彌イロカ:「ポーズを指定...そうか、芸術のアプローチとしてそういう要望もできるのか...」関心
白兎 七草:「例えば……こう、とか」顔を赤くしながら、顎をクイッとして顔を向けさせる
箱色ツィラ:「手ってそこにも繋がるんですねえ」
箱色ツィラ:「参考になります」
イリス・ウィトルウィウス:「(先生!素晴らしい話術です……!これならイロカの欲求も叶えられてwin-winのはず……)」
姫彌イロカ:「アッ...///」
析了トオル:「(おお、大胆です先生……!)」
姫彌イロカ:「ふぅ”-っ♡ ふぅ”-っ♡」
姫彌イロカ:色々限界になり自分の膝をつねり上げる
析了トオル:「(そこはかとなく成人向けの文字が見えます……!)」
白兎 七草:「……な、なんかそれどころじゃなくない?大丈夫?」
姫彌イロカ:「大丈夫、これは至って、至極普通の学術的行為だから」
ページがめくられる。
第二次ノヴァリス紛争で顕在化するまで権力闘争を繰り広げていた。
白兎 七草:「私がするのばっかりじゃ物足りないよね?どんなポーズをしてほしい?」
白兎 七草:「何を言っても学術的行為だから大丈夫だよ」
姫彌イロカ:「はひぃ...♡」
姫彌イロカ:「では、次の脱衣を...」
白兎 七草:「(戻っちゃった……!)」
箱色ツィラ:「先生?なんか……」
箱色ツィラ:「私よりもイロカちゃんといっぱい繋がろうとしてませんか」
析了トオル:「(く、次の手は……)」
箱色ツィラ:「ズル……ズルくないですか?」
析了トオル:「(?!)」
白兎 七草:「えっ!?」
析了トオル:「ツィラ、落ち着いて。後でその分たっぷり繋がってくれるって言ってたよ」
析了トオル:(言ってない
白兎 七草:「えっ!?」
イリス・ウィトルウィウス:「そ、そうですツィラ…!今はちょっとだけ抑えて……!」
箱色ツィラ:「本当ですか?約束ですよ」
白兎 七草:「うん、そう……だね。後でその分、ね。」
姫彌イロカ:「つ、次は大胸筋っ、大胸筋の監査をさせてもらいます」
箱色ツィラ:「じゃあどうぞ」
姫彌イロカ:「学術的知見のために」
白兎 七草:「だ、大胸筋」
析了トオル:(まずい、先生は胸をだいぶ抑えて……!)
姫彌イロカ:「何? 何か不都合があるわけ?」
白兎 七草:「い、いや……そ、そういうわけじゃないんだけど。腕とかより先に大胸筋なんだね?」
白兎 七草:会話で時間を稼ぎ、あわよくば興味を逸らそうとしながら必死に頭を回転させる
姫彌イロカ:「じゃ、じゃぁ...触るね...」
姫彌イロカ:学術的知見のはずなのに妙に空気に艶がある
白兎 七草:「(て、手詰まりかなぁ……!)」
姫彌イロカ:そしてトオルの服の胸部を触れていると...
析了トオル:「っ……あ、ああ。お手柔らかに……」
析了トオル:(こ、ここで胸が無いのが幸いするとは……)
イリス・ウィトルウィウス:「(あっ良かった…!トオルさんなら……)」
姫彌イロカ:「ほ...本物の“オトコ”だ...」
析了トオル:(何か悔しい気持ちもしますが……!)
箱色ツィラ:「これでも一生かかりません?」飽き始めている。
白兎 七草:そんな時、ぎちっと言う音が微かに聴こえる
箱色ツィラ:「あっ」音に気づいたけど別に言わない。
白兎 七草:ジャケットの負荷が限界に達したのだろうか、すでにギリギリであったボタンが悲鳴を上げるように……
白兎 七草:精一杯止めようと背を屈めるが……だが奴は、弾けた。


析了トオル:「あっ」
白兎 七草:バチンッ!とはじけたボタンはイロカさんに当たり、否応なしに目線が注がれる!
白兎 七草:「あっ」
箱色ツィラ:「あ~」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、あわわわわ……」
姫彌イロカ:「アッ、エ? あぇ...?」
姫彌イロカ:「し...新説」
姫彌イロカ:「オトコにも授乳器官があった...」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカ!?気を確かに…!」
白兎 七草:「……ごめん、イロカちゃん!」引き延ばしたところで、これはもう……時間の問題。観念したように頭を下げる。
姫彌イロカ:「ちがっ、バカッ! ありえるか...そんなことッ」
姫彌イロカ:「だましたのね!」
箱色ツィラ:「まあ……元々無理がありましたよね」
白兎 七草:「私以外空いてる先生がいなかったのと、男性の先生を呼んでるなんて言われてなかったから……!」
析了トオル:(それはそれとして私への手が止まってないというか……)
箱色ツィラ:先生の胸に手を伸ばしている。「これをああいう継ぎ方するのは……」
箱色ツィラ:「端部に負荷掛かってましたし。よくなかったと思いますよ」
白兎 七草:「ちょちょっ、ツィラちゃん……まぁ、正直息苦しかったから大分楽にはなったんだけど……」
姫彌イロカ:「嘘よ...イリスちゃんとイトリが私を騙すなんて...」
箱色ツィラ:「違うんです!イロカちゃん!」
箱色ツィラ:「お姉ちゃんは巻き込まれただけです!」
箱色ツィラ:「イトリちゃんは騙したと思いますけど……」
白兎 七草:「ごめんね、イロカちゃん……。外に出て、また前を向いてほしくて」
析了トオル:「………そして問題の本人は此処に無し、と」
白兎 七草:「(イトリちゃんはたぶん騙す気満々だったけど……と言うか私も騙しちゃったんだけど)」
イリス・ウィトルウィウス:「いえ、良いんですツィラ。止めなかった私も同罪です……」
析了トオル:「ところで、そろそろ弄る手を止めてほしいというか……」
姫彌イロカ:「あんたたち...絶対っ、絶対に許さないんだからッ!」トオルの胸には触れたまま
白兎 七草:「ま、まだ弄られて!?」
箱色ツィラ:「止めろというのに止めないなんてダメですよ」先生の胸に触れたまま。
析了トオル:(ぐ、戦闘が避けられないとはいえ、最低限夢を壊さぬよう黙っていた方がいいのかどうか……)
姫彌イロカ:「私の事を騙したその罪の重さ、我が作家性にかけて償わせてやるんだからッ」
白兎 七草:「ツィラちゃんも一旦我慢……!」
白兎 七草:「今はそれどころじゃなくなりそうだから、ね!」
イリス・ウィトルウィウス:「……トオルさん。これ以上は止めにしましょう」一歩前に進み出る。
GM:瞬間、領域の空気感が張り詰める
イリス・ウィトルウィウス:「万全でない状態で迎え撃てるほど、イロカのアトリエは甘くありません」
析了トオル:「く……仕方な……ありませんね。解析は充分。ここからは対応を行いましょう」
析了トオル:それはそれとして、優しく手を退かしてあげつつ。
析了トオル:皆の位置まで車椅子を走らせる。
箱色ツィラ:「でもまあ、いいじゃないですか」手を渋々離しつつ。
箱色ツィラ:「入るのが目的だったんですし……」
GM:周囲の空間、その世界全てに悪意を向けられているかのような孤立感
箱色ツィラ:「せっかく入ったなら、体験できたほうがよくないですか?」
GM:アトリエに敵対するとはすなわち、世界を相手取るということにすぎない
白兎 七草:「とりあえず、後でイロカちゃんには謝らないと……でもその前に、この領域を知らないとね」
箱色ツィラ:「そうです。この感覚……」
箱色ツィラ:「いいですよね。“世界”と繋がれた感じ……!」
姫彌イロカ:「ヒトは脳というキャンバスに知識の絵具を用い、想像という絵図を描く」
姫彌イロカ:「形なきイメージは思考の海で考察され、検証され、試行の果てに産まれ出る」
姫彌イロカ:「我が作家性イデアは”創造”。巡り、沸き立つ血の朱色」
姫彌イロカ:「この世界アトリエに挑むなら、何よりも明確な未来ヴィジョンを示せ!」


第二景
イロカのアトリエ~机上考察議事堂ディヴィエーガ~

:特殊ルール
このシーンでの戦闘は下記の特殊ルールを使用する

【スペキュラティブ・デザイン】
戦闘開始時にNPC「創造生物:○○」を取得する。

【リアリティライン】
創造生物の行う判定の達成値が空想ポイント以下の場合、その判定は失敗となる。

【バイオアート】
この戦闘は“創造生物”以外のエネミーを攻撃の対象にできず、“創造生物”以外攻撃を行えない。
戦闘に参加するキャラクターは、メジャーアクションで以下の行動を選択する。

「イマジネーション」
〈芸術:〇〇〉、〈知識:生命工学〉の判定を行い達成値と同量の空想ポイントを取得する。
このポイントはPC共有でありシーン終了時に失われる。

「ハンドリング」
創造生物にメインプロセスを行わせる。行動の内容はプレイヤーが決定する。
創造生物は「ハンドリング」を行っているPCと同じエフェクトを取得している。

NPC【創造生物】
【状態:無垢卵】効果・ステータス:なし
【幻想孵化】 空想ポイント20以上で開放。
【幻想成化】 空想ポイント30以上で開放。

創造生物
[能力値]
【肉体】:1  
【感覚】:1  
【精神】:1  
【社会】:1  
HP最大値:150 装甲値:0
侵蝕率:100%(DB+3)
戦闘移動:10 全力移動:20
エフェクト:メインプロセス終了まで創造生物を操作しているキャラクターの
取得しているエフェクトを取得する。
GM:アトリエに、イロカと侵入の空間が隔てられ両者の側に二つの卵が配置される
姫彌イロカ:「私のアトリエはその想像力を研鑽し、検証して」
姫彌イロカ:「より強いイメージがこの世界にて生存を許される...」
姫彌イロカ:「貴方たちに私の空想イメージを凌駕できるかしら?」
イリス・ウィトルウィウス:「……ッ!皆さん、落ち着いて対応してください。アトリエの法則はその中にいる全員に平等に作用します」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカの作家性は強固ですが……無敵ではありません!私が解説します、この世界の法則を味方に付ければ、きっと勝機があるはず!」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん……!」
白兎 七草:「うん。空想においてイロカちゃんは間違いなく、強敵……だからこそ、力を合わせないとね」
析了トオル:「それで、これは……卵?」
イリス・ウィトルウィウス:「"創造生物"の卵です。このアトリエでは、この卵から生まれた生物同士による決闘でしか勝敗を決することができません」
姫彌イロカ:「そういうこと、公平な私は一方的な勝負なんてそんなみみっちいことはしないわ」
箱色ツィラ:「じゃあイロカちゃんは……これスタートで男の人イメージで作っちゃったんですか?」
箱色ツィラ:「すごいですね」
姫彌イロカ:「ちゃんと勝てる目をっ____」
姫彌イロカ:「違っ、そんなことないし!」している
白兎 七草:「いや、しててもいいと思うけど……」
析了トオル:「育成対戦、という事ですね。大丈夫、何度か経験があります」
析了トオル:ゲームで
姫彌イロカ:「ふん、吠えずらかかせてやるんだからっ」
姫彌イロカ:「そして、この勝利を礎に星室庁へ...むふふっ」
白兎 七草:「よ、要望があれば普通に聞くよ?」
GM:両者の無垢卵が僅かに動き孵化の兆しを見せる
GM:アトリエ戦が始まる___
箱色ツィラ:質問です~
箱色ツィラ:・創造生物は武器は素手のみになるんでしょうか?
・メインプロセス外まで持続するエフェクトを使用した場合は習得終了後は解除になりますか?

GM:A:創造生物の武器に関しては孵化してから決定することになります
GM:メインプロセス外まで持続するエフェクトは本来の効果まで持続します


GM:セットアッププロセス
箱色ツィラ:ないです~
析了トオル:【領域解析】《戦術Lv3》
イリス・ウィトルウィウス:『芸術の覚醒』《原初の黄:活性の霧》LV7 ラウンド中、対象の攻撃力を+21。
析了トオル:自分以外のPC全員と創造生物へ!メジャーアクションのダイスをみんな3個増やして~
箱色ツィラ:わーい
白兎 七草:やったー!
イリス・ウィトルウィウス:これで創造生物を対象にできますか?
GM:可能です!
イリス・ウィトルウィウス:では対象は創造生物!攻撃力+21!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3増加(63 → 66)
析了トオル:侵蝕80
姫彌イロカ、無垢卵

|5m

PC達、無垢卵
白兎 七草:こっちの無垢卵はPCと同じところに?
GM:YES


GM:イニシアチブプロセス:白兎 七草
白兎 七草:はーい!
白兎 七草:『"Universal-Unique-Connect"』:ミーミルの覚書
白兎 七草:コネ:専門家に変化させ、<知識:生命工学>を指定します
GM:エンゲージは以下の通りです
GM:了解!
白兎 七草:では専門家と新聞部生徒のタレコミ(≒文殿寮特務証書)を使用し、イマジネーションを行いますわ
白兎 七草:(4+3+1+2)dx 知識:生命工学
DoubleCross : (10DX10) → 10[1,2,3,3,5,8,8,9,10,10]+8[6,8] → 18

姫彌イロカ:ふふっ、かろうじて届かなかったわね!
イリス・ウィトルウィウス:でも良い出目!
白兎 七草:だが私達は一人じゃない!
白兎 七草:いけ~!トオルちゃ……君!
析了トオル:ふふっ いきましょう
析了トオル:〈知識:生命工学〉で素振りします
析了トオル:11dx
DoubleCross : (11DX10) → 10[2,3,6,7,8,8,9,10,10,10,10]+10[3,4,5,10]+5[5] → 25

析了トオル:…………
析了トオル:やりすぎましたね
箱色ツィラ:トオル!
箱色ツィラ:ここにおいてくぞ
析了トオル:ごめーん!
姫彌イロカ:ふふん、さらにトドメよ!
白兎 七草:とびぬけちゃった!
姫彌イロカ:妖精の手!
白兎 七草:!?
箱色ツィラ:ヒエ~
析了トオル:エーッ!
イリス・ウィトルウィウス:はわわわ
姫彌イロカ:出目を10に変えてもらおうかしら
析了トオル:く……
析了トオル:ふりなおします
イリス・ウィトルウィウス:これがアトリエの主…!
析了トオル:1dx+30
DoubleCross : (1DX10+30) → 5[5]+30 → 35

白兎 七草:53……!
析了トオル:わぁ……
イリス・ウィトルウィウス:ホホホホホ
箱色ツィラ:53出さないと当たらなくなっちゃったのぉ!?
姫彌イロカ:なっ、そんなぁ
姫彌イロカ:でもそんなすごい数値なんてめったに出ない!
析了トオル:伝説の〇ケモン生まれるんじゃないですか?
白兎 七草:こんなのもうルギアでしょ
箱色ツィラ:Pokemonが……
GM:ということで一気に二つの隠されたアトリエ効果が解放です!
【幻想孵化】 
ステータスを公開。5ポイントの能力値を割り振り、以下の効果を1つ取得する。

【生体武器:白兵】
攻撃力:8 ガード値:4 射程:至近の白兵武器を得る。

【生体武器:射撃】
攻撃力:5 ガード値:- 射程:20mの射撃武器を得る。

【生体特徴:装甲】
10ポイントの装甲値を得る。

【幻想成化】 
追加で10ポイントの能力値を割り振り、以下の効果を2つ取得する。
以降、空想ポイント5増加につき以下の効果を1つ取得する。

【特性:高度知覚】
判定の直後使用、ダイス目を1つ10に変更する。ラウンド1回。

【特性:獰猛】
ダメージ計算時、そのダメージを+4Dする。ラウンド1回。

【特性:毒性保有】
オートアクションで使用可能。対象に重圧以外の任意のバッドステータスを付与する。
邪毒を選択した場合ランクは3となる。シーン3回。

【特性:対衝撃】
ガード選択時、対象のガード値を+20する。シーン3回。

【特性:棘皮】
ダメージを受けた時に使用。攻撃を行ったキャラクターは3D10のHPを失う。
シーン1回。
箱色ツィラ:Aオーヴァードなるんだ
白兎 七草:スゲ~!
イリス・ウィトルウィウス:孵化値を超えても成長できるんだ!
白兎 七草:ちなみに同一特性の取得は無理だよね?
箱色ツィラ:なるほどね 無限に強くはなるんだ
析了トオル:妖精の手が使えちゃう!
GM:可能です
白兎 七草:!?
箱色ツィラ:同一特性は重複しますか?
GM:同一は2個までですが
箱色ツィラ:2個までね
イリス・ウィトルウィウス:ふむふむ
GM:物質合成に配慮したアレコレです!
析了トオル:えーっと、今53だから
白兎 七草:じゃあ2回妖精の手ができるわけだ
白兎 七草:(とれば
箱色ツィラ:妖精2はちょっと付けないとどうしようもないと思う
白兎 七草:2+4個かな?
析了トオル:まず5ポイント×2で武器を選択
イリス・ウィトルウィウス:残り4つをなににするかね
白兎 七草:これ幻想孵化の生体武器2個取ることってできるんですか?たとえば成化の特性1個確保したりで
GM:可能です!
白兎 七草:お~
箱色ツィラ:能力値の上昇は
箱色ツィラ:副能力値は再計算されますか?
姫彌イロカ:再計算はされません
箱色ツィラ:はーい
姫彌イロカ:ドリーミングバタフライのようなものと考えてください
イリス・ウィトルウィウス:ダイスが増えるだけというわけね
イリス・ウィトルウィウス:あとは能力値参照のやつ
箱色ツィラ:バステの憎悪を選択した場合の対象は選択できますか?
GM:選択できます!
箱色ツィラ:マジ~?
イリス・ウィトルウィウス:ほほ~ん
析了トオル:こんらん自傷だ


GM:よし、成長はこれでいいかな?
創造生物
[能力値]
【肉体】:8(1+7)  
【感覚】:1
【精神】:9(1+8)  
【社会】:1  
HP最大値:150 装甲値:0
侵蝕率:100%(DB+3)
戦闘移動:10 全力移動:20
エフェクト:メインプロセス終了まで創造生物を操作しているキャラクターの
取得しているエフェクトを取得する。

保有能力(カーソルで説明)
【生体武器:射撃】
【特性:高度知覚】*2
【特性:獰猛】*2
【特性:毒性保有】

判定難易度53
イリス・ウィトルウィウス:OK!
箱色ツィラ:やるぞやるぞやるぞ
白兎 七草:やるぞ~!がんばれ~!
析了トオル:ウオオ
析了トオル:いけっ
析了トオル:(ボールを投げる
姫彌イロカ:でも次はこっちの番よ!


GM:イニシアチブプロセス:姫彌イロカ
GM:スキルフォーカス+コンセントレイト:ノイマン
箱色ツィラ:知識:生命工学にスキルをフォーカスしてるんだ
箱色ツィラ:いつもそんなことばかり考えて……
GM:知識:生命工学で判定するわ!
白兎 七草:50とか行かないかな
GM:うっ、うるさい!
GM:8dx+6@7 知識:生命工学
DoubleCross : (8DX7+6) → 10[2,2,3,6,7,8,9,9]+10[4,5,7,9]+10[5,8]+5[5]+6 → 41

箱色ツィラ:つよ
GM:ふふん!どんなもんよ!
イリス・ウィトルウィウス:おっふ…
白兎 七草:41……!
GM:こっちも成長開始!
創造生物
[能力値]
【肉体】:1  
【感覚】:1  
【精神】:16(1+15)  
【社会】:1  
HP最大値:150 装甲値:10(能力反映済)
侵蝕率:100%(DB+3)
戦闘移動:10 全力移動:20
エフェクト:メインプロセス終了まで創造生物を操作しているキャラクターの
取得しているエフェクトを取得する。

保有能力(カーソルで説明)
【生体武器:白兵】
【生体特徴:装甲】
【特性:高度知覚】
【特性:獰猛】
【特性:対衝撃】
【特性:棘皮】

判定難易度41
GM:能力はこれで決定!
箱色ツィラ:防御型だ!
イリス・ウィトルウィウス:耐久してくるんだ!
GM:せっかくだから幅広く取ろうかなって
箱色ツィラ:イロカちゃんは受けに回りたいんですね
姫彌イロカ:エッ?!
白兎 七草:そうなんだ、可愛いじゃん…
析了トオル:やはり襲われ願望が……
GM:へへっ、これでお互いのポケ...創造生物が出揃ったみてーだな!
GM:それじゃ...勝負しようぜッ!
イリス・ウィトルウィウス:バトルッ!
析了トオル:いくZ


GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:待機します!イリスお姉ちゃんお先にどうぞ
姫彌イロカ:ここでエフェクト発動!
箱色ツィラ:ムッ
姫彌イロカ:分割思考!
箱色ツィラ:再行動してくる!
イリス・ウィトルウィウス:なにィ
析了トオル:なんと!
白兎 七草:なにっ
姫彌イロカ:行動値を0にして...再行動!
白兎 七草:もう1回イマジネーションしませんか?
箱色ツィラ:たしかに そのほうがいいよ
イリス・ウィトルウィウス:どんどんレベル上げよ
姫彌イロカ:やめなさいっ、これ以上おっきいのはむりだよ


GM:イニシアチブプロセス:イリス・ウィトルウィウス
イリス・ウィトルウィウス:マイナー『芸術の巨人』《原初の青;ヴィークルモーフィング》LV6《オリジン:ヒューマン》LV6 モーフィングロボを取得して搭乗。行動値-3。シーン中エフェクトを組み合わせた判定の達成地+6
イリス・ウィトルウィウス:あ、ハンドリングです!創造生物が攻撃力15、装甲18のロボに搭乗します
GM:了解!
イリス・ウィトルウィウス:そしてメジャー!
イリス・ウィトルウィウス:『芸術の爆発』《原初の赤:巨匠の記憶》LV8《幻想の色彩》LV2《コンセントレイト:ウロボロス》LV4 モーフィングロボで敵性創造生物を攻撃!
箱色ツィラ:本体が《砂の加護》《砂塵霊》を使用します!ダイスを+6個、攻撃力を+20するね
イリス・ウィトルウィウス:うおお~!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を6増加(85 → 91)
GM:ダヴァイ!(来いッ)
イリス・ウィトルウィウス:22dx7+6
DoubleCross : (22DX7+6) → 10[1,1,1,3,4,5,5,6,6,6,6,6,6,8,8,8,8,8,9,9,9,10]+10[2,2,3,6,6,7,7,8,10]+5[2,4,5,5]+6 → 31

イリス・ウィトルウィウス:うそだろ…
箱色ツィラ:そんにゃ……
白兎 七草:我々には…アレがある!
析了トオル:むむーっ!
白兎 七草:そう、妖精が…!
姫彌イロカ:二ヒヒ...!
イリス・ウィトルウィウス:使います!<高度知覚>を!
析了トオル:キュピピピ
GM:来なさい!
イリス・ウィトルウィウス:1dx7+36
DoubleCross : (1DX7+36) → 1[1]+36 → 0 (ファンブル)

GM:エ――――?!
白兎 七草:!?
箱色ツィラ:そんにゃ……
析了トオル:ぬわーっ!
イリス・ウィトルウィウス:ピガガガガ
GM:イリスちゃんがッ
白兎 七草:もう1回使うとして46……2/5くらいで命中かしら……
GM:何かとは言わないけどストーンエッジみたい
イリス・ウィトルウィウス:言ってる!
箱色ツィラ:行っちゃっていい気はする 手番2人分しか無いし
白兎 七草:ですね
析了トオル:GOGO
イリス・ウィトルウィウス:ラウンド跨げばかいふくするしな…
イリス・ウィトルウィウス:もう一回高度知覚を切ります!
GM:おいで!
GM:クカカ...まさに”沼”ッ
イリス・ウィトルウィウス:1dx7+46
DoubleCross : (1DX7+46) → 10[10]+5[5]+46 → 61

白兎 七草:おお~!
箱色ツィラ:やった~!
イリス・ウィトルウィウス:ヨシッ!
箱色ツィラ:さすがお姉ちゃんなんだよな
析了トオル:"賭け"に勝ったッ!
GM:バカなぁ!?
イリス・ウィトルウィウス:リアクションしてみな!
姫彌イロカ:ガードを選択よ!
姫彌イロカ:【特性:対衝撃】ガード選択時、対象のガード値を+20する。シーン3回。
姫彌イロカ:装甲を積んで...30までは軽減だ!
イリス・ウィトルウィウス:【特性:獰猛】を使います。ダメージダイス+4D
箱色ツィラ:あっ
箱色ツィラ:オートで……毒性保有つかってもいい?
白兎 七草:獰猛2個使っちゃっていいんじゃないです?
箱色ツィラ:暴走入れたいんだけど
姫彌イロカ:アッ?!
白兎 七草:あ~!
イリス・ウィトルウィウス:その手があったか
析了トオル:マイナー解除されたりしないかな
箱色ツィラ:獰猛2もやっちゃっていいと思う!
箱色ツィラ:シーン3あるから
箱色ツィラ:今ダメージ+20されるの普通にでかいと思う
イリス・ウィトルウィウス:解除されても今リアクションできないのはデカいですもんね
白兎 七草:後相手は白兵しかないですからね
箱色ツィラ:マイナー解除されようともね
析了トオル:あっそうか、結構使えるし
白兎 七草:違うわRCだ
白兎 七草:単純に20ダメージ与えるバステ、悪くないはず!
析了トオル:やっちゃいましょ
イリス・ウィトルウィウス:いいですかGM!
姫彌イロカ:OK!
イリス・ウィトルウィウス:やった~!
イリス・ウィトルウィウス:では【特性:毒性保有】で暴走を付与します
姫彌イロカ:くっ、手段を用いるのが巧すぎる
姫彌イロカ:通りますっ
イリス・ウィトルウィウス:でもって獰猛も2回使っちゃうぞ!ダイス+8!
イリス・ウィトルウィウス:7d10+15+21+20+8D10 諸々有効
DoubleCross : (7D10+15+21+20+8D10) → 27[2,6,1,8,8,1,1]+15+21+20+50[1,7,8,9,6,8,10,1] → 133

姫彌イロカ:ぎへぇぇ?!
析了トオル:つよーい!
白兎 七草:つよい!
箱色ツィラ:ヒュウ
姫彌イロカ:c(150-133+10)
DoubleCross : c(150-133+10) → 27

イリス・ウィトルウィウス:ごっそりいった!
姫彌イロカ:装甲が無ければ危うかった...


GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:待機したからイロカちゃんのが先かな?
GM:あ、そうだ
GM:では動いちゃうぜ
GM:イニシアチブプロセス:姫彌イロカ
姫彌イロカ:虚構のナイフ+火炎袋+コンセントレイト:ノイマン
姫彌イロカ:物理で殴るわ!
姫彌イロカ:16dx@7 命中
DoubleCross : (16DX7) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,4,5,5,5,7,7,9,9]+10[3,5,8,10]+1[1,1] → 21

姫彌イロカ:にゃぁ?!
箱色ツィラ:おや~?
白兎 七草:ワンチャン避けられるのでは?
イリス・ウィトルウィウス:おやおや…
姫彌イロカ:高度知覚を使用!
箱色ツィラ:妄想に耐えられてないのでは?
白兎 七草:そうじゃん そもそも攻撃が……
白兎 七草:ゆっくりお休み♡
析了トオル:攻撃が当たらなければ意味がない……!
姫彌イロカ:1dx+20@7 振り足し!
DoubleCross : (1DX7+20) → 2[2]+20 → 22

箱色ツィラ:おや……
姫彌イロカ:お...オトコ...
箱色ツィラ:かわいいね♡
析了トオル:30スタートで32ですね
箱色ツィラ:あっそうか
イリス・ウィトルウィウス:本当は32だけどそれでも無理ね
白兎 七草:41とかでしたもんね
姫彌イロカ:もっと温存するつもりだったのに!
姫彌イロカ:勝利の女神LV4!
箱色ツィラ:厄介なの持ってる
イリス・ウィトルウィウス:持ってやがったか
析了トオル:ぐぐ
姫彌イロカ:達成値を+12して44...成功だ!
白兎 七草:フ……やるじゃん
箱色ツィラ:ガード値もないし ドッヂしたほうがいいのかな うちの卵っちは
イリス・ウィトルウィウス:これ誰が動かそ。まだ私で良いのかな
箱色ツィラ:おねがーい
姫彌イロカ:お願いします~!
イリス・ウィトルウィウス:じゃあドッヂします
イリス・ウィトルウィウス:11dx>=44
DoubleCross : (11DX10>=44) → 9[1,2,3,3,3,4,4,6,8,8,9] → 9 → 失敗

イリス・ウィトルウィウス:だめ!
姫彌イロカ:では【特性:獰猛】で火力を上昇!
姫彌イロカ:5d10+4d10+6 ダメージ
DoubleCross : (5D10+4D10+6) → 33[10,7,4,8,4]+19[3,2,10,4]+6 → 58

イリス・ウィトルウィウス:うおおおお!
イリス・ウィトルウィウス:装甲で18削って40ダメージ!残りHP110!
姫彌イロカ:か、硬すぎる?!
姫彌イロカ:終わり!


GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:はい!
箱色ツィラ:マイナーでエンゲージ
箱色ツィラ:あっハンドリングです!
GM:は~い!
箱色ツィラ:メジャーで《セレリティ》。
箱色ツィラ:メジャーアクションを2回行うぜ
箱色ツィラ:1回目は《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《砂の加護》《砂塵霊》
箱色ツィラ:素手を使って攻撃します
姫彌イロカ:はひっ、はひっ
GM:どうぞ!
箱色ツィラ:(8+3+3+7)dx7+6
DoubleCross : (21DX7+6) → 10[1,1,1,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,3,6,7,7,7]+10[1,3,8]+6[6]+6 → 42

箱色ツィラ:わーん
箱色ツィラ:たりません
GM:生き延びた...
箱色ツィラ:もう一発! 今度は《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》です
箱色ツィラ:(8+3+3)dx7+6
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[3,3,5,5,5,6,7,7,7,9,9,10,10,10]+10[1,2,4,4,5,6,8,10]+10[5,9]+3[3]+6 → 39

箱色ツィラ:回ってはいるんだけど……失敗です
イリス・ウィトルウィウス:そんな…
析了トオル:グウウ~
箱色ツィラ:HPを-8しました
GM:自分の想像力に押し潰れなさいッ!
箱色ツィラ:残り102!


GM:クリンナッププロセス
GM:ラウンド2
GM:セットアッププロセス
箱色ツィラ:ないです~
白兎 七草:なし!
析了トオル:出し惜しみなし!戦術!
イリス・ウィトルウィウス:『芸術の覚醒』《原初の黄:活性の霧》LV7 ラウンド中、創造生物の攻撃力を+21。
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3増加(66 → 69)
析了トオル:創造生物とPCみんなも一応もらっちゃって!
イリス・ウィトルウィウス:あっだめだ!
イリス・ウィトルウィウス:エンゲージ離れちゃってるから対象にできませんでした。やっぱなし!
箱色ツィラ:あっなるほどね そんな弱点が……
析了トオル:侵蝕86
白兎 七草:相手はもう弱ってるから……!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3減少(69 → 66)
GM:弱点みたりだ


GM:イニシアチブプロセス:白兎 七草
白兎 七草:はーい
白兎 七草:黒の鉄槌+コンセントレイト:バロールで!
箱色ツィラ:これそういえば
箱色ツィラ:エンゲージしちゃったよな……
白兎 七草:あっ
析了トオル:あっ
白兎 七草:待機!
イリス・ウィトルウィウス:そうじゃん
白兎 七草:後頑張って~!
箱色ツィラ:ごめんね先生~
析了トオル:すっかり忘れていた……!
GM:クキキ...これがこのゲームの奥深さ...
白兎 七草:滅茶苦茶笑ってる、そうじゃん
イリス・ウィトルウィウス:初めてのゲームだからガバが多いんだ


GM:イニシアチブプロセス:析了トオル
析了トオル:ここで……やる!
析了トオル:マイナーなし
析了トオル:メジャーでコンソ射撃、コンセノイマン、零距離射撃!
箱色ツィラ:本体で《砂の加護》《砂塵霊》!ダイスを+6個、攻撃力を+20!
析了トオル:ウオオオオ
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を6増加(91 → 97)
姫彌イロカ:きなさい!
析了トオル:23dx7
DoubleCross : (23DX7) → 10[1,2,2,2,2,2,3,3,3,4,4,5,5,5,5,5,6,6,7,8,9,10,10]+10[1,3,3,5,9]+10[9]+10[10]+4[4] → 44

析了トオル:フ……
白兎 七草:これは……
箱色ツィラ:ヌ~
析了トオル:勝利の女神
白兎 七草:全部使っちゃっていいんじゃないですか?
姫彌イロカ:勝った!ソゾモンバトル完!
箱色ツィラ:あっオリジンヒューマンあるから
イリス・ウィトルウィウス:あっ達成値+6されるよ!
箱色ツィラ:+6
白兎 七草:あっそうじゃん!
析了トオル:あっそうか!
析了トオル:シーン持続
析了トオル:50から
箱色ツィラ:女神で突破いけそ
析了トオル:再回転までします?それとも何かあった時の為にとっておくか
箱色ツィラ:取っといていいんじゃないかな~
イリス・ウィトルウィウス:復活しないとは言ってないもんね
析了トオル:OK!勝利の女神!
析了トオル:Lv4なので達成値を+12!
析了トオル:62だぁーッ!
箱色ツィラ:ワオワオワオワオ
イリス・ウィトルウィウス:いけーっ!
白兎 七草:つよ~~~い!
姫彌イロカ:グヌ――――!
姫彌イロカ:ガードよ!
箱色ツィラ:まだ暴走してるはず……
姫彌イロカ:はっ、リアクション不能
析了トオル:リアクションできないですわ
析了トオル:ダメージ増加はどうしましょう
箱色ツィラ:入れちゃったら?活性ないし
析了トオル:じゃあ1枚入れちゃう!
イリス・ウィトルウィウス:よきかと!
白兎 七草:うむうむ!
箱色ツィラ:2行っちゃったら?
箱色ツィラ:一応ノイマンダメ軽減とかもあるし
析了トオル:そっか、じゃあぶっ飛ばします!二枚目!
析了トオル:7d10+8d10+5+20
DoubleCross : (7D10+8D10+5+20) → 41[4,9,9,3,8,4,4]+53[8,10,7,8,5,4,10,1]+5+20 → 119

箱色ツィラ:これは……
箱色ツィラ:やりすぎましたね……
姫彌イロカ:【特性:棘皮】
ダメージを受けた時に使用。攻撃を行ったキャラクターは3D10のHPを失う。
シーン1回。

姫彌イロカ:3d10
DoubleCross : (3D10) → 16[9,6,1] → 16

姫彌イロカ:さらに...ラストアクションよ!
箱色ツィラ:なにっ
イリス・ウィトルウィウス:なにー!
箱色ツィラ:トオルちゃんのエフェクトが使えるメインプロセス中に……
箱色ツィラ:ラスアクで行動してくるのか
イリス・ウィトルウィウス:その覚悟アッパレ
姫彌イロカ:喰いつけッ! せめて同じ墓場におくってやるーーー!
白兎 七草:フフフ……
析了トオル:来なさい
姫彌イロカ:虚構のナイフ+コントロールソート:白兵+コンセントレイト:ノイマン
析了トオル:これをこうして……えいっ
析了トオル:時の棺
姫彌イロカ:バカなッ
姫彌イロカ:私はこのアトリエの主なのにーーーーーッ!?
析了トオル:えっちなことを考え過ぎましたね


GM:アトリエ戦の火ぶたが切って落とされたその瞬間__
GM:全員の脳内にこのアトリエでの“戦い方”が流し込まれる
姫彌イロカ:「私は一人、そっちは四人」
姫彌イロカ:「数が有利なら勝てるかも~~って思ってるでしょ」
箱色ツィラ:「いえ……今思ってることは」
箱色ツィラ:「イロカちゃんっていつもこんな事考えてるんですか?ですけど……」
姫彌イロカ:「うっ...うるさいな...別にいいでしょっ///」
イリス・ウィトルウィウス:「と、とにかく!アトリエのルールについては理解できました」頬を染めて俯いている
白兎 七草:「え、えーっと……まぁ、考えることは自由だから!」
析了トオル:「……そうですね。私たちもルール通り、自由にやらせてもらいましょう」
姫彌イロカ:「こっ......殺すッ」
箱色ツィラ:「公正ですね。ページと服の交換を持ちかけたときから思ってはいましたけど」
箱色ツィラ:「真摯だと思いますよ」
箱色ツィラ:「もっとたくさん知りたいですね……イロカちゃんのこと……」
箱色ツィラ:「直接繋がれないのが……残念です……」
姫彌イロカ:「直接繋がるッ///」
姫彌イロカ:「よくもそんな欲望を人前で...」
析了トオル:「貴女も、もう一度正直になってみては?」
姫彌イロカ:「トオルくんの裸がみたいです...」
析了トオル:「…………」
白兎 七草:「……急に正直になるね」
析了トオル:(びっくりするほど正直だなぁ!)
箱色ツィラ:「正直すぎるのも考えものでは」
白兎 七草:「ともかく、それなら……負けられないな!」負けたらバレるし!
析了トオル:「この勝負に勝った方は負けた方にいう事を"なんでも"聞かせる」
姫彌イロカ:「とりあえず、勝つ! 私のアトリエだしっ」
白兎 七草:「イマジネーションを礎とするアトリエ、芸術家を前にして想像を形にするっていうのも恥ずかしい気がするけど……」
白兎 七草:考え込むように顎に手を当て、目を閉じる。
白兎 七草:イメージするのは自由、何故ならこのノヴァリスにおいてそれは最もイメージしやすく、同時に強固になりやすい……彼女がそう考えているから。
白兎 七草:日々の生徒とのやり取り、そして今回の生徒達とのやり取りを想起する。
白兎 七草:少しばかり距離感が近い生徒や……騙す形ですぐ傍まで顔を近づけてしまったりもしたため、"そういった"考えも一瞬よぎってしまうが――。
白兎 七草:振り払うようにイメージを形にする。空も飛べるような自由さ、そして自由を貫く強さ。
姫彌イロカ:「(もう動いたの? イメージを形にするのが早すぎるっ)」
白兎 七草:ソレが臨界に達した時、卵が揺れる。強固となったイメージが現れるように。
白兎 七草:ピキピキと罅が入れば、すぐに中から出てこようと卵が揺れる。
姫彌イロカ:「生まれるッ」
創造生物:まず現れると、初めに行ったのは眠気を抑えるようにふあぁ、とした気の抜けた欠伸。
創造生物:小さな翼と幼い体、しかしながら冠のごときトサカは進化の可能性を秘めていることを感じさせた。


イリス・ウィトルウィウス:「わぁ~!かわいいです!」
析了トオル:「おお……」
白兎 七草:「こういう感じかぁ……! ちょ……ちょっと、かわいいかも……」
姫彌イロカ:「中々、良い...悪くないんじゃない?」
箱色ツィラ:「ああ……」
箱色ツィラ:「殻が……」
箱色ツィラ:「割れてしまった……」
白兎 七草:「……逆に殻を接ぐ楽しみができたってことじゃ、ダメかな?」
箱色ツィラ:「!」
箱色ツィラ:「たしかに……」
箱色ツィラ:「そうか、一度割れば……」
箱色ツィラ:「何でも接げるんですね」
白兎 七草:「……なんだか危険な考え方な気もするけど、その分中の子も可愛がってあげてね!」
析了トオル:「……なにかまずい悟りに至った気がしますが……!」
白兎 七草:「きっと、このアトリエでは……想像はみんなで強固にしないと、イロカちゃんに敵うような形にはならないから」
イリス・ウィトルウィウス:「あっ!そうだ……名前!」
箱色ツィラ:「名前?」
イリス・ウィトルウィウス:「この子の名前付けてあげましょうよ!」
析了トオル:「……む、大事ですねそれは」
析了トオル:「名付けられて、そこからやっとこの子が始まるのです」
白兎 七草:「名前……うん。たしかに、人から与えられる名前は大切だ」
白兎 七草:「皆の想像で姿を変える以上、皆の名前を意味として籠めたい……から、イトナツ。イトナツちゃん……なんてどうかな」
イリス・ウィトルウィウス:「イトナツ!」
析了トオル:「ふふ、全員の名前の頭文字ですか」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん、トオルちゃん、ナグサ先生、ツィラ……」
箱色ツィラ:「全部が、繋がるってことですね!」
白兎 七草:「ちょっと、わかりやすすぎるかな?」あはは、と照れるように笑う。
箱色ツィラ:「素敵です!」
イリス・ウィトルウィウス:「はい、とってもいいと思います!」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方はどうですか?イトナツ、気に入りましたか~?」創造生物を覗き込むように話しかける
イトナツ:キュイキュイ、と高い音で鳴くように返事をすると、イリスへ頭を擦り付ける
イリス・ウィトルウィウス:「あはは!気に入ったみたいです!」くすぐったそうに笑って
箱色ツィラ:「あ~!いいな~!」
箱色ツィラ:「私も!私も繋がりたいです~!」
析了トオル:「時間が許すならば、可愛い姿の内に撫でておいた方が良いですよ」
析了トオル:「───これから、成体にまで成長するのですから」
白兎 七草:「(自分が想像した子が可愛くて、しかもいっぱい可愛がられるのは何だか嬉しいけどちょっと恥ずかしい……!)」
姫彌イロカ:「まずは上出来、といったところかしら」
姫彌イロカ:「自身のイメージに整合性という責任を持たせるのがこのバトルの重要なところ」
姫彌イロカ:「だから__既存の使い古されたイメージもまた強力な創造生物になる」
GM:イロカの無垢卵もヒビが入る
姫彌イロカ:「Imageなぜ生まれるImageどのように生きるImageいかにして死ぬ
姫彌イロカ:「沸き立つ想像を創造せよ、一切の妥協を許すな、これは仮初でも命である」
姫彌イロカ:「生まれなさい、幼生竜プトラ」
GM:亀裂が広がり、内部の想像が実体化する
幼生竜プトラ:それはいたって普通の龍の幼体
幼生竜プトラ:しかし、それ故に幼体の時点で完成度は高い
幼生竜プトラ:「ぷきゅーーッ」


箱色ツィラ:「……流石ですね。造形に際して相当の……」
箱色ツィラ:「いや……かわいいですね」
箱色ツィラ:「かわいいです」
白兎 七草:「……うん、これは……かわいい」
析了トオル:「ええ、かわいさでは両者引けを取らない……」
箱色ツィラ:「イロカちゃんの可愛さを引き継いでますよね」
箱色ツィラ:「こちらが七草先生の可愛さを引き継いだように……やっぱりそういうの出るんですかね?」
姫彌イロカ:「すぐそういうこという...///」
イリス・ウィトルウィウス:「遺伝とは少し違うと思いますが…やっぱり子は親に似ると言いますからね」
白兎 七草:「んぐっ……そ、それは……私がみんなのことをイメージしたのもあるかもね」
イリス・ウィトルウィウス:「しかし皆さん、油断しないでください!イロカの創造はただかわいいだけではありません!」
析了トオル:「あまり謙遜するのも……まあ、少しばかり照れますが」
姫彌イロカ:「(やっぱり、自分の内面を見られるのってちょっと恥ずかしい...)」
箱色ツィラ:「そんな……ただかわいいだけでも脅威なのに……」
イリス・ウィトルウィウス:「幼体の段階で、その成長過程まで緻密にデザインされています。できれば成熟し切る前に押し通したいところです」
析了トオル:「速攻型、ですね」
析了トオル:思考を巡らせる。可能性を秘めた子竜。その到達点。
析了トオル:イメージを形作る。理想を、想像を、神秘を。
析了トオル:…………神秘を?
析了トオル:思考がループする。
析了トオル:神秘、果たして神秘とは何者か。
析了トオル:溢れ出るものではない。少なくとも、自分の中では。
析了トオル:あらゆる総てより尊く、壮麗であり、力強く……
析了トオル:"ひとの届くものではない"もの、つまり……
析了トオル:───少し、どこかで見た情報が混じったような気がして。
析了トオル:「あ"」
析了トオル:気づいたときには、少し遅い。
析了トオル:「───すみません」
析了トオル:「やり過ぎました」
イトナツ:子竜が輝き始める。もう後戻りは効かない
イリス・ウィトルウィウス:「ああ!イトナツの様子が!」
姫彌イロカ:「なっ、なに? どうなっちゃうの?」
イトナツ:ぐんぐんと大きくなる。それはもう健康的に。力強く───
箱色ツィラ:「何したんですこれ?」
白兎 七草:「な、なにをイメージしたの……!?」
析了トオル:「あいにく、竜の内部構造とかはその、色々あって掴めたんですが……」
イトナツ:「─────────」
析了トオル:「すごいやつになってしまいました」
姫彌イロカ:「ふっ、ふふーーん!」
姫彌イロカ:「初心者が陥りやすいミスよね!」
箱色ツィラ:「すごいやつになってますねえ」
箱色ツィラ:「どこからつながればいいのかも見当付きません」
姫彌イロカ:「いくらすごいイメージができても中身がそれに見合わなければ意味ないのよ!」
イトナツ:立派なドラゴンだ。立派過ぎるほどに。


イリス・ウィトルウィウス:「あのかわいかったイトナツがすっかり逞しくなって……」
白兎 七草:「こ、これは……凄いけど、凄すぎない!?」
箱色ツィラ:「かわいいですね」
白兎 七草:「でも、こんなに大きくなったのは嬉しいかも……」
箱色ツィラ:「トオルちゃ……」
箱色ツィラ:「トオルくんの雄々しさが出てますよね」
析了トオル:「キングダムに潜入した時に色々解析しておいて正解でした。立派に空を飛んでいます」
析了トオル:「後は…………」
析了トオル:「立派過ぎて言うこと聞いてくれるかどうか…………」
箱色ツィラ:「あ、そこは別にプランないんですね」
イリス・ウィトルウィウス:「信じましょう……イトナツを」
イリス・ウィトルウィウス:「大丈夫です!こーんなに小さい頃から一緒に過ごしてきたんですから!」嘘は言っていない
箱色ツィラ:「さすがお姉ちゃんです……!」
白兎 七草:「大分スキップしたけど……うん、信じるのは大切だよね」
析了トオル:「一緒に草むらを走って、ジムリーダーと戦って、悪の結社を潰して……」
白兎 七草:「そんなこともあったような……なかったような……!」
姫彌イロカ:「ふん、どうせ動かないわ」
姫彌イロカ:「あなた達に手本を見せてあげる」
姫彌イロカ:「本物の“造型”をね」
幼生竜プトラ:イメージに感応し幼竜が眩い光に包まれる...
幼生竜プトラ:そして
紫晶竜フィギラ:「キシャーーーーッ!」
紫晶竜フィギラ:全身に水晶を纏う竜が飛翔する


箱色ツィラ:「おお~」
白兎 七草:「たしかに、凄い造形……初めから終着点まで、イメージしきってたんだね」
析了トオル:「紫水晶の竜。その石言葉は誠実、心の平和……」
析了トオル:「……成程……成程?」顔はどちらかと言えばイロカの方を向いている。
イリス・ウィトルウィウス:「大きいだけじゃないですね……水晶の鱗と流体工学に則った翼」
イリス・ウィトルウィウス:「疾く、頑丈です。流石の完成度ですねイロカ」
姫彌イロカ:「でしょ! この子の分泌物は空気に触れると結晶化する性質に設定したの」
姫彌イロカ:「だからこそそのままの成長イメージの通りに進めれば...おのずと形は作られる」
姫彌イロカ:「さて、お互いのイメージも成形されたみたいだし」
姫彌イロカ:「どっちが強いか...あとは想像力のぶつかり合いよ!」
箱色ツィラ:「女性が最も性的に興奮しやすい色が紫色らしいですね」
姫彌イロカ:「ぎゃっ、違っ...?!」
析了トオル:「綺麗でいいと思いますよ、紫。自信を持っていきましょう」
析了トオル:「……さて、そうですね。言葉通り、始めていきましょうか」
姫彌イロカ:「ぜったいに倒してやる...」
姫彌イロカ:「(実際、イメージのサイズは大したものだけど)」
姫彌イロカ:「(絶対無理、アレは制御しきれない...っ)」
イリス・ウィトルウィウス:「やるしかありませんね……」進み出て、イトナツの鱗に触れる。
イリス・ウィトルウィウス:「イトナツ、お願いです。貴方の力を貸してください」
イトナツ:「グルルルルルルル………」
イトナツ:遥か高みよりイリス達を一瞥した後
イトナツ:「ゴアァアアアアアアア!!!!」
イトナツ:鬱陶しそうに身を捩る。その蠢動がイリスを弾き飛ばすと同時に、無数の稲妻が周囲に無差別に落とされる!
イリス・ウィトルウィウス:「アワーーーッ!?」
姫彌イロカ:「やっぱり、でもとんでもない破壊規模だわ!」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん、言うこと聞かせれてなくないですか?」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃんの言うこと聞かないなんて、悪い子ですね~」
イリス・ウィトルウィウス:「は、反抗期は誰にでもあるものですから……」
イトナツ:「フンッ」苛立たしげな鼻息一つで、地上に竜巻が巻き起こる。
箱色ツィラ:「でも……すごいですね、これ」
白兎 七草:「あ、あのイトナツちゃんがこんな……制御し切れたら、頼もしすぎる……!」
析了トオル:(ま、間違いなくやり過ぎてる……ごめんなさい皆さん……!)
姫彌イロカ:「でも、制御できなければ脅威ではない」
姫彌イロカ:「コンビネーションの力で勝ってやる!」
イリス・ウィトルウィウス:「こうなっては……仕方ありません!」
イリス・ウィトルウィウス:空中に塗料を吹き付ける。それはその場で固まり、空へ続く階段となる。
イリス・ウィトルウィウス:勢いよくそれを駆け上り、イトナツの頭上へと飛び移る。
イトナツ:「ゴアアアアアア!!」激しくその身を揺さぶる
箱色ツィラ:「あっなるほど……直接繋がればいいんですね!」
白兎 七草:「直接……イリスちゃん、気を付けてね!」
析了トオル:「おお……まるでドラゴンテイマー……」
イリス・ウィトルウィウス:振り落とされそうになりながらも必死にしがみつき、絵の具入りのカートリッジを取り出す。
イリス・ウィトルウィウス:「今のイトナツは、外側の強大なテクスチャに内部のディテールが追いついていない状態」
イリス・ウィトルウィウス:「このままでは災害が形を持ったのと変わりません。ですので、荒療治ではありますが」
イリス・ウィトルウィウス:「意思の疎通ができるように、ディテールを描き足します!」
イリス・ウィトルウィウス:「名付けて、掟破りの大・進化!」
姫彌イロカ:「!?」
姫彌イロカ:失念しているつもりはなかった
姫彌イロカ:しかし、イリス・ウィトルウィウスはムセイオンの作家性の総体
姫彌イロカ:だからこそ、複数のイメージ統合を得意としていることを
姫彌イロカ:「描き足し、そんなこと....っ」
GM:それが可能だと八月革命に参加したからこそ知ってしまう、否定できない
イリス・ウィトルウィウス:「"サファイアブルー"」「"シアン"」「"セルリアンブルー"」
イリス・ウィトルウィウス:スプレーガンから放たれた色彩が、イトナツの体を繭のように包み込む。
イリス・ウィトルウィウス:やがてその内側から、まばゆい極光とともに再誕したイトナツがその姿を表す。
イリス・ウィトルウィウス:「舞い降りよ、芸術の巨人───」
イリス・ウィトルウィウス:「"青い鳥ブルーバード"、in……イトナツ!」
イトナツ:「キュィイイイイーーーーーーーッ」


イトナツ:龍鱗のドレスと、六枚の翼、全身を青の色彩に包んだ、女神然とした威容。
イトナツ:怒りに染まっていた先程までとは異なる、慈悲に満ちた瞳で敵を見据え、その指先を向ける。
イリス・ウィトルウィウス:「イトナツ……あなた……」
イリス・ウィトルウィウス:「女の子だったんですね……」
白兎 七草:「そ……そこかな!?」
箱色ツィラ:「さすがはイリスお姉ちゃん……!」
姫彌イロカ:「くぅっ、負けないんだから!」
イトナツ:「キュィイイーーーーッ!」
イトナツ:広げた翼から放たれた羽が無数の光の矢となり、紫晶竜へと殺到する!
析了トオル:「先ほどまでの荒れ狂ったエネルギーが……とても綺麗に……」
姫彌イロカ:「まずいっ、避けて! フィギラッ!」
紫晶竜フィギラ:翼の表面を剥離させ、より鉱石として“磨き”をかける
紫晶竜フィギラ:光の屈折率を上昇させ光の矢を可能な限り避けるためだ
紫晶竜フィギラ:殺到する攻撃の嵐、辛うじての判断によりギリギリ生存する
姫彌イロカ:「なんて破壊力なの..っ」
イリス・ウィトルウィウス:「機動力ではまだあちらに分があるみたいですね。せめて接近することができれば……」
イリス・ウィトルウィウス:創造生物の操作はマスターのイマジネーションに左右される。近接戦闘の心得はイリスには殆どない。
箱色ツィラ:「接近?」
箱色ツィラ:「繋げばよくないですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「はっ!そうです…ツィラなら!」
析了トオル:「近接といえば……ツィラさん!」間違ったことは言っていないはず
イリス・ウィトルウィウス:「イトナツ、今なら他の子の言うことも聞いてくれますよね?」優しく擦る
イトナツ:「キュイイ…」
白兎 七草:「空を飛ぶ相手なら、近づくのが一番か……ツィラちゃん、よろしくね!」
イリス・ウィトルウィウス:「行けそうです!バトンタッチです、ツィラ!」
箱色ツィラ:「はい!」
イトナツ:イリスを掌に乗せて降ろし、入れ替わりにツィラをその手に乗せる。
箱色ツィラ:「やっぱり……もったいなくないですか?」
箱色ツィラ:「みんなそれぞれ……イメージする姿があって」
箱色ツィラ:「それに応じて……変質するの、すごいことですけど」
箱色ツィラ:「変わったら前のがなくなっちゃいますよね」
箱色ツィラ:「だったら……全部維持して……」イトナツの手に触れる。
箱色ツィラ:「全部そのまま繋げたほうがいいですよね」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラ…?まさか……」
箱色ツィラ:内部からそれを変質させる。同時に。
析了トオル:「ああっ?!ツィラさんが発作を……?!」
箱色ツィラ:イトナツの身体からボコボコと湧き出すものがある。
白兎 七草:「でも、パレットなら……わ、わからないけどツィラちゃんを信じるしかない……!」
箱色ツィラ:2頭の龍。
箱色ツィラ:白兎七草の想像した、可能性を秘めた、桃色の幼い竜。
箱色ツィラ:析了トオルの夢想した、神秘を多く湛えたままの巨竜。
箱色ツィラ:そして、それらに加えて。
箱色ツィラ:イリス・ウィトルウィウスの鍛造した、六翼の青女神。
箱色ツィラ:箱色ツィラは、それらすべてを接続するつもりである。
箱色ツィラ:方法はこうだ。
箱色ツィラ:地から更に、沸き立つものがある。それは大樹。
箱色ツィラ:――否。大樹のような幹持つ、三つ首の竜。それらが――
箱色ツィラ:3つの創造体を取り込むようにした。
箱色ツィラ:「全部……」
姫彌イロカ:「あ、えぁ?」 あまりの光景に絶句する
イトナツ:フシュウウ……


析了トオル:「…………え、え?」
箱色ツィラ:「繋げました。これで届きますね?」
白兎 七草:「……!?」
イリス・ウィトルウィウス:「確かにツィラなら可能ですが…しかし、これは……!」
析了トオル:「さ、さらに大きく……凄まじい威容に……」
箱色ツィラ:それらを包括した巨大な枝として、それらを冒涜的に振るう。
箱色ツィラ:その力を絞り出すように、荒らし、荒らし尽くす。
箱色ツィラ:「まだ……」
姫彌イロカ:半ば放心状態で眺める、自分のアトリエに不調和の極みのような冒涜生物が現れることを受け止め切れていないのだ
箱色ツィラ:「繋がってない子が」指をさす。
箱色ツィラ:「そこにいますね」
姫彌イロカ:「ぐっ、いくらパレットといえど私のアトリエでそんな冒涜許さないッ!」
姫彌イロカ:「それに...準備はできたわ」
イトナツ:「……テ……」
イトナツ:「タス……ケテ……」
イリス・ウィトルウィウス:「イ、イトナツッッ!!」
姫彌イロカ:「(楽にしてあげるっっ)」
析了トオル:「悲壮な叫びが……聞こえる……」
白兎 七草:「い、イトナツ~ッ!?」
紫晶竜フィギラ:先ほどの攻撃で研磨された無数の羽が周囲に突き立てられている
紫晶竜フィギラ:その鏡がひと際、強い光を放ち___
箱色ツィラ:「ああっ折角繋げたのに……!」
:キン____
GM:乱反射により周囲の光量が爆発的に跳ね上がり怪物の肉体を削ぎ落す
姫彌イロカ:「ここまでやってまだ倒れないなんてぇ~」
箱色ツィラ:「ああっ……!どうしてそんなひどいことを……!」
姫彌イロカ:「アンタが言うな!」
箱色ツィラ:「また繋がなきゃいけない……」
イリス・ウィトルウィウス:「い、いけません…!このままではイトナツが……!」
イリス・ウィトルウィウス:「トオルさん!先生!なんとかなりませんか!」
白兎 七草:「うん、今ならこれを戻せるほど強く堅いイメージができる人……トオルちゃんの強いイメージは、かえって武器になるはず!」
析了トオル:「……ここは、一か八かに賭けるしか……!」
箱色ツィラ:「ちょっと待ってください」
析了トオル:「いえ、私だけではあの……また大変なことになるので!」
箱色ツィラ:「なんで戻す前提の上で……」
箱色ツィラ:「私の名前外したんですか?」
箱色ツィラ:「紫晶竜フィギラも繋ぎましょうよ!」
箱色ツィラ:「あれ絶対……繋いでくれって造形ですよ!」
析了トオル:「一応バトル!バトルですから!あの子と戦ってますから!」
析了トオル:「……私たち四人の想像力を、一度にイトナツに注ぎ込みましょう」
白兎 七草:「……それは、確かに……上手く行けば、一番"イトナツ"らしい姿になる筈だね」
箱色ツィラ:「はい!たくさんイメージを注ぎますね」
イリス・ウィトルウィウス:「やりましょう!時は一刻を争います!」
姫彌イロカ:「私のアトリエでこれ以上冒涜させないように...ぶっ倒してやる!」
紫晶竜フィギラ:再度、光量増加する
析了トオル:全員の想像を纏める。繋ぐ。その方法は掌越しに(ムセイオンに入ったあたりから)ずっと伝わってきた。
析了トオル:「……イトナツ!これは私たちが貴女に注ぐ……最大の輝きです……っ!」
イトナツ:削ぎ落とされた肉体が、三頭と化した巨大な竜が、さらに柔らかく、強く発光を始める。
析了トオル:「創造……融合!」
析了トオル:「星の竜を駆る女神、即ち────」
析了トオル:「──────星竜騎士ステラドラグナー!」
イトナツ:顕現したのは、天を覆う巨大な多頭竜。
イトナツ:───その背には、六対の翼備えし女神の御姿。


析了トオル:「……よし、なんとか今までの要素を全部盛りに……!」
箱色ツィラ:「……」それをまじまじと見て。
箱色ツィラ:「……」
イリス・ウィトルウィウス:「よ、良かった……!あれなら苦しくなさそうです!」
白兎 七草:「う、うん……なんだか輝いてすら見える気がする!」
箱色ツィラ:「………………」
箱色ツィラ:「これならいいです!」
析了トオル:(ほっ……)
姫彌イロカ:「凄いけど、動き出す前に潰しちゃえば関係ないッ!」
姫彌イロカ:「焼き払って、フィギラ!」
析了トオル:「させません!イトナツ(ドラゴンの方)!」
イトナツ:フィギラの放つ破壊を迎え撃つように、星々の煌きが口内を満たす。
紫晶竜フィギラ:飛散した細かな結晶片の光すら取り込み臨界を迎え蓄えられたブレスが照射される
イトナツ:多頭から放たれた無数の星条レーザーが収束。ひとつになって───
イトナツ:ブレスとぶつかり合い、強烈な光と共に……相殺する。
析了トオル:「───そして、一手此方が多い!」
姫彌イロカ:「くっ、負けるなぁぁぁ!」
イトナツ:輝きの中、再び慈悲に満ちた瞳で敵を見据え、その指先を天に掲げる。
析了トオル:「───イトナツ(女神)!」
紫晶竜フィギラ:ブレスにぶつかり合いにリソースを吐かされている
イトナツ:放たれた羽が無数の光の矢と化し。天舞う龍の鱗で乱反射を重ね、加速───!
紫晶竜フィギラ:一手、手数を増やす
:その想像力の差が勝敗を決した
:爆風、そして閃光
イトナツ:苛烈で、しかし優しい光がフィギラを包み込んだ。
:全てが収まった後、残されていた創造生物は明らかであり
:鮮烈に決着はついた
:机上考察議事堂~ディヴィエーガ~
:攻略


GM:アトリエ戦、それは芸術家にとってある種の価値を評定する戦いでもある
GM:姫彌イロカは絶対である自身の世界で敗北した
GM:それは君たちの芸術性を認めたことでもある
姫彌イロカ:「うぅ...負けちゃった...私の世界が」
姫彌イロカ:まるで決闘に敗北したXMs生徒のように膝をつく
イリス・ウィトルウィウス:「イロカ!怪我はありませんか?」慌てた様子で側に駆け寄る。
箱色ツィラ:「あれ!?負けた方ってなくなっちゃうんですか!?」
姫彌イロカ:「大丈夫、身体は何ともないから」
箱色ツィラ:「一緒にしたかったのに~~~」
析了トオル:「ま、また恐ろしいことを……」
姫彌イロカ:「ひぃっ!?」
白兎 七草:「ふぅ、凄い世界だった……ツィラちゃん、怖がってるから抑えめにね」いつの間にか着替えている
析了トオル:「経過はどうあれ、此方の勝利……色々とアトリエ内を見せてもらいたいところですが」
析了トオル:「まず、彼女が落ち着くまで待ちましょう」
白兎 七草:「勝ちはしたけど、騙したのも事実だから……ごめんね、イロカちゃん」近づいてしゃがみ込んで視線を合わせて
姫彌イロカ:「いいの、私のため...だもんね」
姫彌イロカ:「それに.......あれはあれで良かったし」にへぇ
白兎 七草:「それなら良かったんだけど……うん?」
白兎 七草:「まぁ、喜んでくれたならいい……のかな?」
イリス・ウィトルウィウス:「私もイトリも、もう少し根気よくイロカと向き合うべきでした」
イリス・ウィトルウィウス:「騙した上に手荒なことになってしまってごめんなさい。あとでイトリにも謝ってもらいましょうね」
姫彌イロカ:「騙した...?」
姫彌イロカ:「ううん、イリスは本当に私のために頑張ってくれたからいいの」
箱色ツィラ:「そうですよ、イリスお姉ちゃんはいいんです!」
姫彌イロカ:「トオルくんが来てくれただけですっごく嬉しい!」
析了トオル:「ん"ん"っ」
イリス・ウィトルウィウス:「あっ……は、はい……」(そういえばトオルさんはまだバレてませんでした……)
析了トオル:(仕方ありません、少なくともこのアトリエに居るうちは……通します……!)
白兎 七草:(そ、そうだね。夢を壊すわけにもいかないし……)
姫彌イロカ:「そういえば蔵書が見たかったんだよね?」
箱色ツィラ:「そういえばそうでしたね」
姫彌イロカ:「ちょっと恥ずかしいけど...いいよ」
箱色ツィラ:「じゃあ……開帳してもらいましょうね」
姫彌イロカ:頬に紅が差し少しうつむく
析了トオル:「恥ずかしがるようなものなのでしょうか……」
イリス・ウィトルウィウス:「わぁ~!ありがとうございます!やっぱりイロカはいい子ですね~」
箱色ツィラ:「これで知識でも共有できつながれるんですねえ」
姫彌イロカ:「でも、南西の塔にだけはいっちゃダメだからね!」
箱色ツィラ:「どうしてですか?」
白兎 七草:「南西の塔?それは……?」
姫彌イロカ:「ダメったらダメなの!」
GM:ということで情報項目を追加します
情報項目
■色彩派について〈情報:ノヴァリス〉難易度9

■FHエージェントの記録〈情報:ノヴァリス〉難易度8
GM:余った手番の方は購入して大丈夫です
白兎 七草:やりましょう FHエージェントの記録を……
白兎 七草:『"Universal-Unique-Connect"』:ミーミルの覚書をコネ:学園通の友人として使います
GM:どうぞ!
白兎 七草:(1+2)dx+1>=9 えっこれでも割とギリギリだし怖くない?
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 10[4,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

白兎 七草:いけました
GM:かんぺき~
析了トオル:ふむ、では皆さんがよろしそうなら残りは私が行きましょうか
箱色ツィラ:いっちゃって~
イリス・ウィトルウィウス:おねがいします~
析了トオル:色彩派について、学園通の友人のコネで振ります。来たれ部員パワー
GM:了解!
析了トオル:8dx+1>=9
DoubleCross : (8DX10+1>=9) → 6[1,1,3,4,4,4,5,6]+1 → 7 → 失敗

析了トオル:まじか、財産使います
GM:部員にお小遣いを...
析了トオル:原住市民からお金ももらっちゃってるし……2点をえいやっ
GM:では情報を開示します~
■FHエージェントの記録
“プランナー”都築京香のFH離脱を確認した。擁立者の居ない旧・阿修羅地獄道女学院が
廃校になるのも時間の問題だろう。しかし、懸念点はある。
彼女が複数並行していたプランの一つを切除したと考えても“静かすぎる”。
協定関係にある他学区からもエージェントの動揺や潜入学区への寝返りの例も報告にあるが学生
特にクランのチルドレンの動きが全くと言って無い。
引き続き、警戒を行う必要がある。
■色彩派について〈情報:ノヴァリス〉難易度9
数千ものFHエージェントの集まりによる理事会は一枚岩ではなく、複数の派閥に分かれ
第二次ノヴァリス紛争で顕在化するまで権力闘争を繰り広げていた。
 それはオールドカラーズも例外ではない。彼女率いる『色彩派』はノヴァリス計画の
最終目標に置いているヴィジョンに他派閥との協力を不要としていたため個人派閥として活動していた。
ノドス捜索計画の立案やパレットの育成と封印、それらの行動の裏には色彩派の最終目標が深くかかわっている。


GM:イロカのアトリエはその大部分をシミュレーションによって発生した想像生物の居住エリアとなっている
GM:そのため彼女個人の生活空間はそう大きくなく創作も容易だった
姫彌イロカ:「渡した手前だけどそんなに重要な情報なの?」
姫彌イロカ:「私も革命が終わって手当たり次第に持ち出したけど」
姫彌イロカ:「オトコとあんまり関係なかったし...」
白兎 七草:「あぁ、イロカちゃんにとっての神秘……まぁ、今の私達にとってはそれくらい必要だったんだ」
箱色ツィラ:「そんな大事そうに思えなかったのに服1枚と1ページを取引材料にしたんですね」
箱色ツィラ:「悪い子なんですね」
姫彌イロカ:「か、価値は向こうが決めることでしょ!」
析了トオル:「ふむ、これは色彩派についての情報……と」
析了トオル:「イロカさん、ありがとうございます。これでまた一歩先に進むことができる」
姫彌イロカ:「ほら!トオルもそう言ってるし服一枚分くらいはあるってコトじゃん」?
析了トオル:「値千金だとは思いますが、はは……」困ったような顔。声色は未だ彼女の夢を壊さないために作ったままだ。
イリス・ウィトルウィウス:「イロカは交渉上手ですね~。芸術家には自分を高く売る手管も重要です。偉いですよ~」
白兎 七草:「こっちはFHエージェントのプランナーに関する記録……でもなんでこれをオールドカラーズが?」
姫彌イロカ:「イリスぅぅ」逃げるように抱き着く
イリス・ウィトルウィウス:「よしよし」
白兎 七草:「まあ、私の服1枚でいいなら全然いいんだけど……」あはは、と苦笑い
イリス・ウィトルウィウス:「とはいえどちらの情報も、ディアナのアトリエで手に入れたものと並べてもあまり接点が見当たりませんね……」
箱色ツィラ:「じゃあ、まだ足りないんですか?」
箱色ツィラ:「他のアトリエも……行っていいんですか!?」
白兎 七草:「簡単に言えば……繋げるにしても繋ぎ目が見当たらないって感じかな」情報を見比べながら
イリス・ウィトルウィウス:「落ち着いて下さいツィラ。他の蔵書はイトリが回収済みだと言っていたでしょう」若干慌てて
析了トオル:「それはイトリさんに聞いて……って居ないんでしたね、今」
箱色ツィラ:スン……としている。
白兎 七草:「急に落ち着くね」
イリス・ウィトルウィウス:「ひとまず持ち帰って、回収済みの蔵書と繋げてみるしかありませんね」
箱色ツィラ:「繋げて……」
箱色ツィラ:「すぐ帰りましょう!」
白兎 七草:「うん。もしかしたら思いも寄らない繋ぎ目もあるかもしれないから……ふふ」
析了トオル:「南西の塔にも心惹かれますが」ちら、とイロカの顔色を伺う。
箱色ツィラ:「あっそうですね」
姫彌イロカ:「だ、ダメっ」
箱色ツィラ:「そこだけ見て帰りましょうよ」
姫彌イロカ:「特にトオルくんは絶対ダメ!」
析了トオル:「えー」
箱色ツィラ:「じゃあ他はいいですよね」
イリス・ウィトルウィウス:「実は私も見たことがないんです。気になるな~」
箱色ツィラ:「そうなんですか?」
箱色ツィラ:「じゃあ一緒にいきましょう!」
白兎 七草:「そ、そういう問題かな……!? まあ、気にならないといったらうそになっちゃうけど」
白兎 七草:「イリスちゃんも……そんなに大事なものが入ってるの?」
姫彌イロカ:「まぁ...ツィラくらい変わってる子に付き合えるくらいだもんね」
姫彌イロカ:「ちょっとだけだよ」
箱色ツィラ:「???」
箱色ツィラ:「変わって……?」
析了トオル:(正体を明かせば見れるかもしれませんが……恐らくもめ事が起きてどちらにせよ見れない……!)
箱色ツィラ:「どういう意味ですか?」
白兎 七草:「個性があるってことだよ」
姫彌イロカ:「すぐに直結しようとするなんて絶対おかしい!」
箱色ツィラ:「繋ぎ甲斐があるってことですか?」
箱色ツィラ:「どうしてですか。すごくいいですよ」
箱色ツィラ:「イロカちゃんも繋がってみれば分かりますよ」
箱色ツィラ:「何なら今ここで……」
姫彌イロカ:「ダメっ/// そう言うのはちゃんとお互いに手順を踏まないと...」
白兎 七草:「なんか……話が繋がってるような、食い違ってるような……」
イリス・ウィトルウィウス:「あはは……」
析了トオル:「……ストップストップ。一先ずは……残念ですが……名残惜しいですが……後ろ髪を引かれますが……私以外は塔を見ることができると……」
イリス・ウィトルウィウス:「行ってみましょうか。あまりトオルさんを待たせても悪いですし」
GM:そうして扉を開けた先には
GM:彼女の研究成果ともいうべきものが収まっていた
イリス・ウィトルウィウス:「こ、これは…!」
GM:一糸まとわぬまるでダヴィンチ像を思わせるかのような豊かな胸筋
白兎 七草:「わ、わっ……これは」
GM:腕、そういった部位ごとの考察記録、たんぱく質とカルシウムで再現した構造模型
GM:そういった考察の産物と幾ばくかの男性の姿が椅子に妙になまめかしいポーズで安置されている
姫彌イロカ:「実物を見ていくつか修正しなきゃだけど...どう?」
姫彌イロカ:「十中八九...できてるんじゃないかしら?」
箱色ツィラ:「おお~……」
イリス・ウィトルウィウス:「すごいですイロカ!とても想像だけで作ったとは思えない完成度です……!」
白兎 七草:「へぇぇ……うん、私はこういう芸術に詳しい方じゃないけど、とっても良くできてると思うな」
箱色ツィラ:「こんな風になってるんですね」マジマジと見ている。
析了トオル:「何がッ!何があったんですかーっ!」声が遠い。
箱色ツィラ:「触ってもいいですか?」
白兎 七草:「ポーズもなんだか……イロカちゃんの拘りを感じるね」
姫彌イロカ:「勿論、構わないわよ!」
箱色ツィラ:「やった~!」
姫彌イロカ:「本当は昔みたいにエッチすぎるとか茶化されるんじゃないかって怖かったの」
箱色ツィラ:堂々とペタペタ触ったり頬ずりしてみたりしている。
白兎 七草:「これ、別にトオルちゃ……トオル君に見せてもいいんじゃないかな?」
箱色ツィラ:「いいですね 手も……」
箱色ツィラ:「もう繋がってくれと言わんばかりの……おお……」
姫彌イロカ:「先生が言うなら...」
白兎 七草:「それに……同性からの意見も欲しいんじゃない?」
白兎 七草:「イロカちゃんほどの芸術家なら猶更、ね」
イリス・ウィトルウィウス:「トオルさーん!来て良いそうですよー!!」間髪入れずに呼んでいる
箱色ツィラ:「詳しいんですかね」模型に密着している。
析了トオル:「ッシャイ!」
白兎 七草:「すっごい嬉しそう」
析了トオル:ガッツポーズをしながら突入、合流。
イリス・ウィトルウィウス:「隠されるとどうしても見たくなっちゃう人なんでしょうねえ」
箱色ツィラ:「ほうゆうものなんれすね」
析了トオル:「と、お、おおお……?」
析了トオル:「おお……」
白兎 七草:「まあ、ロマンを追いかける部活……知識の探究こそが本懐って感じの部活なんだろうね」
姫彌イロカ:「でもトオルは特別感ないんじゃないの?」
姫彌イロカ:「本職(?)の人に見られるのちょっと恥ずかしいし...」
箱色ツィラ:「ほんしょふなんれすねえ」
白兎 七草:「ところでツィラちゃんなんか口に入れてない?」目線を送る
析了トオル:「いえ、性別などは関係なく。此処までの造形を個人で……というのは」あちこちを触ったりつついたりして回っている。
箱色ツィラ:「えっ」模型をはむはむしている。
箱色ツィラ:「触っていいって……」
姫彌イロカ:「赤ちゃんじゃないんだからすぐに口に入れちゃダメ!」
イリス・ウィトルウィウス:「ちゃんと洗って返すんですよ」
箱色ツィラ:「はーい」
白兎 七草:「口でも繋がりたかったんだね……」
姫彌イロカ:「...あの」
析了トオル:「いや、いいですね……人体の構造記録。もし、本当にこの世界に神が居るとしたら、間違いなくこれはその仕業と言わざるを得ないでしょう……」
姫彌イロカ:「私、昔自分の作った作品を外の世界の人に見せたことがあるの」
姫彌イロカ:「いい出来だと思ったんだけど関係ない部分で茶化されちゃって...」
姫彌イロカ:「創作って自分の内面を見せる部分もあるからそれから辛くなっちゃったの」
姫彌イロカ:「もう...大丈夫なのかな?」
姫彌イロカ:「もう一回、外の世界に自分の作品を見せても...笑われないかな」
箱色ツィラ:「うーん、どうでしょう?」
箱色ツィラ:「笑う人はいると思いますよ」
箱色ツィラ:「何を出したとしても、そういうものじゃないですか?そこは」
箱色ツィラ:「私は見たいですけどね。これも素晴らしいですし……」
箱色ツィラ:「つながりを持たずにおくのは勿体ないとは思いますけど」
箱色ツィラ:「こんなに繋がりたい形をしてるのに……」
白兎 七草:「芸術に限らずとも……何をやっても笑う人はいるよ。スポーツだってそう、走り方や投げ方……どんなことにもケチをつける人はいる」
白兎 七草:「でも、それよりもっと応援してくれる人はいるものじゃないかな。イロカちゃんはどっちに目を向けたい?」
白兎 七草:「好きな方を向いていいんだよ、自由にね」
析了トオル:「ええ、少なくとも今ここにいる全員は」
析了トオル:「貴女の技術を、執念を、芸術を評価し、素晴らしいと感じています。それに比べたら……さて」
析了トオル:「外の少数の意見など些事のようなもの。もっと堂々と曝け出していいのです」
姫彌イロカ:「そう...今日は勇気出して皆に自分のやりたいことを見てもらって」
姫彌イロカ:「評価してもらって嬉しかった」
姫彌イロカ:「そろそろ、踏み出さないとダメだよね」
イリス・ウィトルウィウス:「ふふ……イロカ」手前にしゃがみ込んで
イリス・ウィトルウィウス:「良い案があります」
姫彌イロカ:「イリス...?」
イリス・ウィトルウィウス:「どんなに覚悟を決めたって、怖いものは怖いのもまた事実ですよね」
イリス・ウィトルウィウス:「どんな偉大な芸術家だって、自分の好きなことを、自分が価値を置いているものを」
イリス・ウィトルウィウス:「貶されたり、茶化されたり、無関心でいられるのは、辛いことなのです。きっと一生、その気持ちに追いかけられ続ける」
イリス・ウィトルウィウス:「では、追いつかれないようにするにはどうするべきか。わかりますか?」
姫彌イロカ:「わかんない...ずっとそれが怖くて自分の世界に閉じこもってたから」
イリス・ウィトルウィウス:「それは……上手くなり続けることです」
イリス・ウィトルウィウス:「過去の自分の作品をどんなに笑われても、振り向いてもらえなくても」
イリス・ウィトルウィウス:「次の作品は、必ずその人の目を釘付けに出来る」
イリス・ウィトルウィウス:「その自信を持ち続けることです。誰でも出来ることではありませんけど……」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカはムセイオンの生徒ですから、必ずできます。その才能があるんです」
イリス・ウィトルウィウス:「アトリエを出て、オトコの人に会いに行きましょう」
イリス・ウィトルウィウス:「トオルさんは……かなり……華奢な方ですが、今のノヴァリスには、もっと沢山の男の人がいらっしゃいます」
イリス・ウィトルウィウス:「実物……あっ、トオルさんももちろん実物ですけど」
箱色ツィラ:「雲行きが怪しいですね」ぼそり。
析了トオル:がんばって堂々としている。
白兎 七草:「えらいね、トオルちゃん……」小声
イリス・ウィトルウィウス:「もっと沢山の実物に触れれば、イロカの作品はもっともっと良くなります」
姫彌イロカ:「もっと...いるの?」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!たくさんいます!」
姫彌イロカ:「がっしりした胸元の先生とか...」
イリス・ウィトルウィウス:「います!」
姫彌イロカ:「私...会いたい!」
箱色ツィラ:「え~っそうなんですか」
箱色ツィラ:「いいな~!」
箱色ツィラ:「私も行きたいです」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!ツィラも行きましょう!」
イリス・ウィトルウィウス:「実は私も一人、良い先生を知っているのです」
白兎 七草:「星室庁、数人くらいは空いてる男の先生も日によってはいるかもね」
姫彌イロカ:「本当なのッ...どんなッ」食い気味
箱色ツィラ:「繋がり放題ってことですもんね……」
白兎 七草:「へえ、そういえば……初めて会ったときに言ってたよね」
析了トオル:「ふう……上手くお話が纏まりそうで良かった」
イリス・ウィトルウィウス:「質の良い刀剣に触れている間は、何をしても動じない泰然自若とした方で」
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンで鍛った作品をお土産に持っていけば、多分触り放題です」
姫彌イロカ:「(??? 刀? わかんない...なんかの隠喩?)」
イリス・ウィトルウィウス:「生徒の意思を尊重してくれますし、それに……」
箱色ツィラ:「刀を通じて繋がれるんですね……」
白兎 七草:「(星室庁で話だけ、聞いたことあるような……)」
姫彌イロカ:「変人ってムセイオンの子だけじゃなかったんだ...」
析了トオル:(ああ……確かあの……刀を吸うのが趣味の……)
イリス・ウィトルウィウス:「それに、絶対に、生徒の作品を笑ったりしません」
イリス・ウィトルウィウス:「きっと、皆さんそんな先生ばかりですよ。だから、大丈夫です」
姫彌イロカ:「イリスが変なこと言うから...」
姫彌イロカ:「外の世界、気になってきちゃったじゃん」
姫彌イロカ:少し照れながらはにかむ
姫彌イロカ:「私の最初の作品は笑われちゃったけど...今はみんなが認めてくれた」
姫彌イロカ:「外の世界の興味も...上手くなってやるぞって気持ちも」
姫彌イロカ:「皆のおかげでちゃんと前を向けるって...向きたいって思えるようになったよ」
姫彌イロカ:「本当に...ありがとう」
姫彌イロカ:ぺこりと頭を下げる
白兎 七草:「うん、良かった……大丈夫だよ、イロカちゃん。私が手伝えることなら何でもするから、これからも頑張ろうね」
姫彌イロカ:「うん、先生も皆も調査頑張ってね」
白兎 七草:「じゃあ、いい物も見せてもらったし……調査に戻ろうか?」
箱色ツィラ:「はい。ところで気になっているんですがいいですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「よーし!帰りま……どうしましたツィラ?」
箱色ツィラ:「いえ……ここの男の人たちって……XXXも再現されているんですか?」
析了トオル:「ああ、XXX」
析了トオル:「そういえば確認していませんでしたね」
姫彌イロカ:「な”ぁ”?!」
箱色ツィラ:「だって……気になりませんか」
析了トオル:「確かに、絡ませた像は巧みに正面からの位置を隠していますが……ふむ」周囲を回りながら角度を変えて観察している。
白兎 七草:「んぐっ……言いたいことはわかるけど……そ、そこ、そんな大事かな!?」
イリス・ウィトルウィウス:「ゴ、ゴホン!芸術の観点からすると確かに重要ですが……そ、そういう言葉を女の子が軽率に口にするものでは……」
箱色ツィラ:「だって繋がるための……」
姫彌イロカ:「変態! 直結怪人ッ このっ” 皆もう出てってよ”っ!!?」
GM:このあと、怒り狂うイロカに死刑を言い渡されながらアトリエから追い出された


GM:シーン終了 ロイスと手番を消費していない人は購入ができます
箱色ツィラ:ロイスは保留で……アームドスーツ狙います
箱色ツィラ:《砂の加護》も使うよ~
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3増加(97 → 100)
析了トオル:ロイス保留!購入できなさそうなのでこれにて終わり!次の調査にワクワクしていきましょう
箱色ツィラ:100%で判定するぜ
イリス・ウィトルウィウス:頭がいい
箱色ツィラ:12DX+2>=15
DoubleCross : (12DX10+2>=15) → 10[1,1,2,2,2,3,4,4,8,9,10,10]+9[8,9]+2 → 21 → 成功

GM:了解!
白兎 七草:賢いぜ……こちらも一旦保留!
箱色ツィラ:かえました 装備します
イリス・ウィトルウィウス:ロイス保留。応急買おうかな
箱色ツィラ:あっあと《水晶の剣》も使っていいですか~?
GM:大丈夫です!
白兎 七草:いや、トオルさんに取りましょう。析了トオル〇信頼/心配
イリス・ウィトルウィウス:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 9[4,9] → 9 → 成功

イリス・ウィトルウィウス:早速使います
箱色ツィラ:わーい トオルちゃんの大口径機関砲につけてあげるね
析了トオル:あっ
析了トオル:そういえば高性能医療キットあるんでした
析了トオル:やった~!
析了トオル:イリスちゃんも耐久ワンチャンあるし
箱色ツィラ:攻撃+12になりますが
析了トオル:回復どうぞ!
箱色ツィラ:なんか次のシーンでは+10になってるきがしますね
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を4増加(100 → 104)
イリス・ウィトルウィウス:あっやった~!
白兎 七草:上下しよる
イリス・ウィトルウィウス:じゃあこの応急は代わりにトオルさんにあげようかな
イリス・ウィトルウィウス:2+3D10
DoubleCross : (2+3D10) → 2+14[8,5,1] → 16

析了トオル:いや、これなら……
析了トオル:追加回復してもいい気がしますね……!
イリス・ウィトルウィウス:たしかに!GM追加回復していいですか?
GM:OKです!
イリス・ウィトルウィウス:ありがとうございます!
イリス・ウィトルウィウス:16+2D10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+16[9,7] → 32

イリス・ウィトルウィウス:最大28まで回復
白兎 七草:おお~いい感じ!
GM:おぉ~!
イリス・ウィトルウィウス:以上!
GM:了解! では次のシーンへといきましょう
GM:登場は全員でお願いします~
箱色ツィラ:あっその前に
箱色ツィラ:侵蝕下げまーす
GM:は~い!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を10-1D10(→ 4)減少(104 → 100)
箱色ツィラ:ちゃんと下がってない
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を10減少(100 → 90)
箱色ツィラ:こうです


【ミドルフェイズ4】

白兎 七草:じゃあ改めて登場しちゃいましょっか
析了トオル:では改めて登場を……
箱色ツィラ:そして出ます
析了トオル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(55 → 61)
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を3減少(61 → 58)
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(66 → 69)
析了トオル:さっきから全然上がらないな、うれしいぞ
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10-3(→ 6)増加(90 → 96)
析了トオル:81です
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を2減少(69 → 67)
箱色ツィラ:これまた失敗してる気がするな
箱色ツィラ:93です
GM:了解!
GM:では一行はアトリエ探索を終え複合修復工房リプリスへと戻ります
GM:ここで最初に来た時に出し忘れてた複合修復工房リプリスのTipsを出します
Tips
春日イトリ
文化財保護管理委員会の会長、物体への感応性と構造再現に秀でた申し子セレクティッド
に分類されるピュアブリードのモルフェウス。
 分子構造のみならず、経年や物体のレネゲイド侵蝕すら再現する物体作成能力者。
ムセイオンアートスクール入学後、能力を制限し作品の補修のみに留めている。
 保有するアトリエは“複合修復工房リプリス”。
箱色ツィラ:おそろいじゃん!
白兎 七草:ロード画面で出るやつだ
箱色ツィラ:やっぱり繋がってるんですね……
析了トオル:                            このへんで走る小動物→🐁
イリス・ウィトルウィウス:ロード中……


【文化財保護管理委員会】
オールドカラーズにより設立された文化財の保全、修復を行う修復家集団。
春日イトリを筆頭に複数の工房を接合した複合修復工房リプリスを共有している。
 ムセイオン内部での活動を主としているが、年に四度だけ外部への活動として
10部のみ限定の修繕依頼書を発行している。
イリス・ウィトルウィウス:タップしたら切り替わった
白兎 七草:楽しいやつだ
箱色ツィラ:接合を!?
GM:ロード中にアトリエの情報を読めるやつ!
箱色ツィラ:つまり……みんなで繋がってるということですか!?
GM:こわっ、でも同棲してるんだよな...
箱色ツィラ:そうです


GM:■複合修復工房リプリス 広間
GM:目的の一つである蔵書回収を終えた一行は再びイトリのアトリエに戻ることにした。
GM:イロカのアトリエで忽然と姿を消した少女は悠々とお茶を飲みながら書類の整理をしている
白兎 七草:「め、滅茶苦茶悠々自適に過ごしてる……」
白兎 七草:「イトリちゃん、ただいま」ひらひらと手を振りながら
春日イトリ:「あ、皆さんおかえりなさい~」
箱色ツィラ:「戻りましたよ~」
イリス・ウィトルウィウス:「こらーっ!イトリ~!」ぷんぷん怒って手を上げている。
イリス・ウィトルウィウス:「一人だけ勝手に帰って何を優雅にお茶なんて飲んでいるんですか!」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカを宥めるの大変だったんですよ!」
析了トオル:「いやほんっと……ほんっとに心臓が痛かったんですからね」
析了トオル:「なんで私の方が最後の防衛線になってるんですか!」
箱色ツィラ:「あっ本当だ。逃げましたねそういえば」
春日イトリ:「ごめんなさい~~、だってあからさまに揉めるってわかってたんですもん~~」
箱色ツィラ:「二度と無いように……」
箱色ツィラ:「繋ぎますね」
箱色ツィラ:手を取る。
析了トオル:髪は纏めたままだ。外でイロカに会ってもいけないため。
春日イトリ:「あっ、やめなさいっ」
イリス・ウィトルウィウス:「揉める原因を作ったのはイトリでしょ!今回は助けませんからね!」まだぷんぷんしてる
白兎 七草:「まったく、もう……今回はイトリちゃんも悪いよ~?」笑いながらも頬をつつく
春日イトリ:「私も悪いと思ってこうして資料の準備をしたり皆さんのためにちょっといい茶葉を準備したりですね...」
析了トオル:「まあ……話が進まなくなるのでこれ以上の言及はしませんが、が!」
析了トオル:「お茶に………………甘いものとかあります?」
箱色ツィラ:「そうなんですね」繋いだまま隣りに座って。
春日イトリ:「ふふっ、ショコラショコランのシュークリームをなんと準備しているのです」
春日イトリ:「ということで皆様お疲れ様です」
箱色ツィラ:「そんなお店ができたんですねえ」
析了トオル:「仕方ありません、今回だけですよ?」
白兎 七草:「えぇ!ここからだと結構手に入れるの大変じゃないの?」
析了トオル:ちょっと食い気味に席に着く。
白兎 七草:「いいね、私も甘いものは好きだから……有り難く貰っちゃおうかな」
イリス・ウィトルウィウス:「みなさん!イトリを甘やかさないで下さい!」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃんがそっち側なの珍しいですね」
イリス・ウィトルウィウス:「私にはこういう時にちゃんと叱る責任があります!お菓子で有耶無耶にしようなんてズルい子に育てた覚えは……んん……」シュークリームの匂いが鼻をくすぐる。
イリス・ウィトルウィウス:「………」無言で席に着き
イリス・ウィトルウィウス:「ひとまず、いつまでも怒ってても進まないので!」
白兎 七草:「……まぁ、もうツィラちゃんに繋がれちゃったから。それで手打ちにしよっか。ね?」
イリス・ウィトルウィウス:「後でみっちりお説教ですからね!」シュークリームを皿に分けていく。
箱色ツィラ:「なんか罰みたいな扱いになってませんか」
析了トオル:「甘みを知ってしまったら二度とは戻れませんからね……」今後も懐柔され続けるのだろうと思いながら。
春日イトリ:「は~い♪ それではおやつタイムを取りながら私の整理した追加資料も併せてみましょうか」
GM:ということで追加情報を提示します
情報
■オールドカラーズの遺物2〈知識:レネゲイド〉難易度12
■理事会秘匿文書”色彩”〈情報:ノヴァリス〉難易度14
析了トオル:これはなかなか高い……
白兎 七草:まずまずあるな~!
イリス・ウィトルウィウス:色彩は私が行きましょうか
析了トオル:とりあえず遺物振ってみましょう
箱色ツィラ:お姉ちゃん~
白兎 七草:生徒が頼り!
析了トオル:11dx+4
DoubleCross : (11DX10+4) → 10[1,1,2,3,4,7,7,7,9,9,10]+7[7]+4 → 21

箱色ツィラ:つよ
析了トオル:すべて理解した気配
イリス・ウィトルウィウス:すごい
GM:何ッ
白兎 七草:最強の女
箱色ツィラ:やっぱりこういうところは男の子なんだ……///
析了トオル:どういうところ?!
イリス・ウィトルウィウス:《オリジン:ヒューマン》LV5 シーン中エフェクトを組み合わせた判定の達成値+5
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を2増加(67 → 69)
イリス・ウィトルウィウス:《原初の赤:巨匠の記憶》LV7で判定します。
GM:は~い!
イリス・ウィトルウィウス:8dx+5>=14
DoubleCross : (8DX10+5>=14) → 10[3,3,4,5,5,6,10,10]+5[3,5]+5 → 20 → 成功

イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3増加(69 → 72)
イリス・ウィトルウィウス:ドヤッ
GM:最強!
箱色ツィラ:つよ~
析了トオル:さすが~!
白兎 七草:偉い…
GM:では順番に情報を開示します
■オールドカラーズの遺物2
アトリエを覆う塗料のレネゲイドと遺物のレネゲイドを分析した結果、一致率は
98%を越えていた。
 また、サンプルとして採取した塗料に刺激を与えた際、僅かながら遺物にも
反応が確認された。以上のことから両物質は共鳴状態にあると考えられる。
■理事会秘匿文書:“色彩”
芸術の歴史は原始美術より始まり、歴史の発展と共に宗教、哲学、そして自身の心象を主題とし発展した。
そして、“オーヴァードが社会の中心となった世界”において芸術の表現は個々に備わった能力により拡張される。
各々の身に宿す色彩シンドロームと資質を作家性とする新時代に築くアートムーブメントとして、
『新たな色彩シンドロームの創造』こそが色彩派の到達すべき命題にほかならない。

新生の地に芽吹く十二の特色

司る十三色目の混色

顔料には神秘と畏怖を

そして十四色目は空想と現実を繋ぐだろう


GM:積まれた書類から重要な個所を抜き出しホワイトボードにピン止めし相関を描く
GM:そうして纏められた情報はどこか心中に不安感を募らせるようなものに感じた
白兎 七草:「おおよそ纏まり、今までの情報とも矛盾はしてないし……個人の派閥として動く理由も納得できる」
白兎 七草:「……でも、何だか……これは」
白兎 七草:「常識そのものが覆るような……そんな、情報だ」
析了トオル:「……まず、理解しやすい処から」
析了トオル:「パレットのアトリエを覆っていた塗料と、遺物のレネゲイドはほぼ一致。」
析了トオル:「それに両者は共鳴状態にある。即ち、この遺物の解析はツィラさんの腕の諸問題の解決に繋がると言って過言ではないかと」
箱色ツィラ:「本当ですか?」
箱色ツィラ:「楽しみですね……あっイトリちゃん、シュークリーム食べたいです」手が塞がっているので。
春日イトリ:「えぇ、ですがなぜエッグと繋がっていたか...それも気になる部分ではありますね」
春日イトリ:「仕方ないですね...あ~ん」
箱色ツィラ:「あむ……おいひいですね~」
箱色ツィラ:「いいもの作りますね。ショコラショコランってどこの学区にあるんですか?」
析了トオル:口にシュークリームを運ぶ。脳に糖分を回す。
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラの腕を自由にする希望が見えたのはとても良いことです。トオルさんもありがとうございます」
白兎 七草:「あともう1つ。共鳴状態って一体どういう事だろうね?……ん、甘……お店の場所、覚えておこっと」
春日イトリ:おずおずと手を上げる
春日イトリ:「ふと、ディアナさんのアトリエでの情報を思い出したのですが」
春日イトリ:「...憶測かもしれませんがよろしいですか?」
析了トオル:「どうぞ。憶測であっても、繋がる何かが導ける可能性は大いにあります」
析了トオル:「どんどんいきましょう。どんどん」
春日イトリ:「まずはあそこで発見されたTOPVALUの社内文書ですが」
春日イトリ:「代替不能の十二色、今は遺失してますがそれらはパレットのカラーに照応しているとみて間違いないはずです」
春日イトリ:「照応の概念は魔術的にも意味はありますし、理事会の文章と一致すると仮定します」
春日イトリ:「そして、その上でのあの壁画の内容」
春日イトリ:「パレットの皆さんからシンドローム、それに紐づくレネゲイドに蓄積された知識」
春日イトリ:「彼女たちが有している共有の人物像...覚えはありませんか?」
イリス・ウィトルウィウス:「 シキミの水色、ユイの黒鉄色、リィサの桜色、ロマンの空色、イオリアの暁色、ツィラの胡桃色……」
GM:パレット、それは即ちオールドカラーズの直弟子を示す
白兎 七草:「ムセイオンにおいて色を持つというのは一つの特権……」
白兎 七草:「生徒とその色を結びつけることで、その色を奪うことでその生徒のすべてを奪い取るということだね」
白兎 七草:「なら、その生徒が同様に有する人物像と言えば……」
GM:そこから吸い上げられたイデア、そして共鳴状態の卵にパレットで常に稼働している生徒のレネゲイドが一か所に集約されている...と考えれば
白兎 七草:「――オールドカラーズ。……そう、言いたいんだね」
春日イトリ:「ずっと疑問だったんです」
春日イトリ:「既に老齢であるオールドカラーズがなぜ今になって優秀な生徒の才能を吸い上げ自分の物にしていたのか」
箱色ツィラ:「ほしかったからじゃないんですか?」
春日イトリ:「自身を強化するにしても今の段階ではあまりにも遅すぎるのではないでしょうか?」
析了トオル:「……その理由を導き出せた、と?」
春日イトリ:「そもそも、パレットの構想が出来たのもノドス失踪からでしたからね」
イリス・ウィトルウィウス:「老いて衰えたからこそ、その代替となる才能を求めた……とも考えられますが」
イリス・ウィトルウィウス:「実感は湧きませんね……彼女の心の内を慮るには、私達は誰も、まだ幼すぎます」
春日イトリ:「文化祭のレポートでも確認しましたがコルネリウス・ヴァイスマンはウロボロスのシンドロームの保有者ですよね」
春日イトリ:「オールドカラーズと同じ...」
イリス・ウィトルウィウス:「……そうですね」
イリス・ウィトルウィウス:「コニーは幼い頃から"マスターカラーズ"の後継者と見なされていましたから。性質の近い子を選んだのかも知れません」
春日イトリ:「時系列から整理するのであればコルネリウス・ヴァイスマンが失踪、そしてパレットが生まれ...封印の事件が起きた」
箱色ツィラ:「……」
箱色ツィラ:珍しくムスッとしている。
白兎 七草:「ノドスを懸命に探索はしてたけど、成果は実らずオールドカラーズを継ぐ者が消えて……どうしたの、ツィラちゃん?」
箱色ツィラ:「いえ……なんか……それ……」
箱色ツィラ:「私……おまけっぽくないですか」
箱色ツィラ:「あっ、私たち?」
析了トオル:「……失ったひとつの混色を作り出すための十二。と捉えるならば」
析了トオル:「確かに、その認識に至るのは必然でしょう。真実であるならば、怒って当然です」
春日イトリ:「そうですね...では、実際に聞いてみます?」
箱色ツィラ:「ふんっ」
春日イトリ:「オールドカラーズに」
白兎 七草:「そう、だね。……何はどうあれ、最後には生徒を犠牲にしようとしていたのは間違いない」
箱色ツィラ:「ええ……」
箱色ツィラ:「?」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ?」
白兎 七草:「え、イトリちゃん……今、何て?」
析了トオル:「……彼女は既に亡くなったはずでは?」
箱色ツィラ:「ええ、イトリちゃん、私でも知ってますよ」
イリス・ウィトルウィウス:「はい。間違いなく……私が確認しましたから」
析了トオル:「(……まさか、死人の意識を記録している装置が?それともRBにでもなって……)」
春日イトリ:「皆さん、薄々気づいているんじゃないですか?」
春日イトリ:「このエッグの中に...何が居るのか」
箱色ツィラ:「……えっ?」
イリス・ウィトルウィウス:「………」
析了トオル:「…………成程」
春日イトリ:「共通の人物像を抽出する遺物、そしてオールドカラーズの直弟子12人と共鳴状態にあるエッグ」
析了トオル:「自己を多少にでも分割していたのか。あるいは……」
白兎 七草:「さっきイトリちゃんが言ってたけど……壁画、だよね」
春日イトリ:「それらのエッセンスを抽出して、色彩派の最終目標を満たしつつ自身のバックアップも生み出せる」
春日イトリ:「そんな手段があって用いないわけ...ないですよね?」
イリス・ウィトルウィウス:「そんなッ……!」ガタ、と立ち上がる。
GM:目の前の少女、先程までムセイオンの一員であった人物
GM:そのはずだが、何故だか違和感が常に付きまとう
春日イトリ:「実のところ、可能性は考えられましたがそうじゃないといいな~と思ってたんですよね」
析了トオル:「……それが実行できる力を持つのならば、当然実行するでしょうね」
イリス・ウィトルウィウス:「産まれ直すつもりだって言うんですか……先代は。その、卵の中から」
析了トオル:「探求者とは、研究者とは、芸術家とはそういうものでしょう。どうしても求めてしまう」
箱色ツィラ:「? イトリちゃんはどこで確信したんですか?」
春日イトリ:「ムセイオンは好きでした、自分もその一員としてその端で作品を修復する修復していられれば」
春日イトリ:「あぁ、最初からです」
春日イトリ:カンパニー「文化財保護管理委員会」よりヒーローズガジェットを使用
白兎 七草:「……イトリちゃん、混乱しすぎて……少し、冷静になり過ぎてるんじゃないかな」
春日イトリ:効果はハイキャッスル
析了トオル:「………待ちなさい」
春日イトリ:指定するアイテムは「PCの所持しているイースターエッグ」
析了トオル:「"何を"しようとしているのです」
春日イトリ:瞬間、イースターエッグが発光する
イリス・ウィトルウィウス:「ッ!?」
春日イトリ:渡す際に「マーキング」で刻印していた黒色の記号
析了トオル:一瞬、計器が異常反応を示した。
春日イトリ:春日イトリの手元に所持していたイースターエッグが移動する
白兎 七草:「――な、に……っ!?」
析了トオル:それだけだ。私自身はそれに追いつけない。
白兎 七草:瞬間的に重力を発生させようとするが……あくまで非自然的な移動に過ぎない。超常的な移動には、及ばない。
春日イトリ:「八月革命は多くの生徒に自由を齎しました」
春日イトリ:「でも...もとより立ち向かう敵が“外”にいたら」
箱色ツィラ:「イトリちゃん……?」
春日イトリ:「見えない相手に抗う術はありません...ごめんなさい」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ!」
春日イトリ:「大講堂修復の話、嬉しかったです」
白兎 七草:「イトリちゃん。……一度、渡して。ゆっくり休んで……じゃないと、取り返しがつかないことになりかねない」
イリス・ウィトルウィウス:「どうしてそんな事を言うんです」
析了トオル:「───ツィラさん!決して手を離してはいけません!」
箱色ツィラ:「えっあの、イトリちゃん……私」
箱色ツィラ:「わかんないです。ずっと寝てたから……」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたはムセイオンの生徒です。今も昔も、これからも……」
白兎 七草:「私はイトリちゃんに後悔はさせたくない、イトリちゃんだって……そう、でしょ!?」
箱色ツィラ:「話してくれないと分からないです」ギュッと握る手を強める。
春日イトリ:「ツィラ先輩、先生、トオルさん」
春日イトリ:「ごめんね」
析了トオル:「彼女をそのまま拘束しなさい!でないと───」
春日イトリ:「浅右衛門刀」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ!待ちなさい!」
析了トオル:───とても嫌な予感が脳髄を駆ける。とっておきの、最悪。
春日イトリ:その手より一振りの日本刀が再現される
春日イトリ:ダブルクロス、それは裏切りを意味するが
春日イトリ:こと、ムセイオンにおいてそれは芸術への反逆を示す
春日イトリ:“贋作師”春日イトリ
春日イトリ:生み出された妖刀は繋いだ自身の腕を切り落とす
箱色ツィラ:「あ――」
イリス・ウィトルウィウス:「なっ……!」
イリス・ウィトルウィウス:「おバカ!!」
白兎 七草:「こんな、事をして……!」
析了トオル:「ちィ───!」次の手を実行に移さねば。考える限りの、彼女の無力化を───
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ!何度でも言うのでよく聞きなさい!」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたはムセイオンの生徒です!もう───」
イリス・ウィトルウィウス:「"プランナー"とは関係ないんです!!」
イリス・ウィトルウィウス:RHOを公開します
白兎 七草:「イリス、ちゃん……なに、を――!?」
GM:了解です!

RHO:イリス・ウィトルウィウス ロイス:春日イトリ
プランナーのクラン、春日一族の直系。
ウロボロスシンドローム保有者であるオールドカラーズを警戒していたプランナーが色彩派に対する牽制と情報収集のため派遣したチルドレン。
オールドカラーズが彼女を文化財保護管理委員長に任命したのは能力以外にも役職により彼女の行動を役職で制限する意味合いが強い。
八月革命後も自身の経歴から無意識のうちにムセイオン生徒に対し疎外感を抱いており、唯一の繋がりである修復士としての役割に執着していた。
春日イトリ:「いえ、オーダーを受けてしまった以上は違います」
春日イトリ:「もし無視したとしても私たちは卒業しちゃうんですよ?」
春日イトリ:「外の世界で待ち構えている“ソレ”が私は恐ろしい...」
春日イトリ:「もう少しでエッグの中身は孵るんです」
春日イトリ:「邪魔しないで__」
箱色ツィラ:「イ、イトリちゃん……」
春日イトリ:黄金の亀裂から一つの作品を取り出す
箱色ツィラ:「つ、繋ぎましょう」斬れた手を握ったまま突き出す。
箱色ツィラ:「私、繋げますから、綺麗に……」
春日イトリ:それは春日イトリがひそかに準備していたイリス・ウィトルウィウスを無力化する一度きりのヴォーパルの剣
春日イトリ:それはムセイオン生ならだれでも所持していた__
イリス・ウィトルウィウス:それは……!」一瞬の逡巡。生徒を傷つけないという己に課した誓約が、その反応を鈍らせた。
春日イトリ:未登録の、白紙のアトリエだった
春日イトリ:「無題原景~ブランカ~」
イリス・ウィトルウィウス:腰からカートリッジを取り出す。混ぜ合わされた色彩が、スプレーガンを通してそのアトリエを───
春日イトリ:「イリスはまだ、自分のアトリエを作っていないですよね」
春日イトリ:「だからこれが良く通る」
春日イトリ:無題原景~ブランカ~(ネズミの牢獄)
春日イトリ:イリス・ウィトルウィウスをシーンから退場させます
析了トオル:「そうか、しまった閉じ込め───逃げてください!」
箱色ツィラ:「えっ」
イリス・ウィトルウィウス:「──────!」イトリの名を呼ぶ悲痛な叫びが途切れ、白紙の風景の中へと飲み込まれていく。
白兎 七草:「――自分の、アトリエ……待って、イリスちゃんっ!?」
箱色ツィラ:「イリス……お姉ちゃん……?」
GM:エリアが公開されます
無題のアトリエ
持ち主のいない白紙のアトリエ。
春日イトリ:「実のところエッグはもう少しで孵るのですが」
春日イトリ:「イリスちゃんの方へ向かった方が良いのでは?」
白兎 七草:「イトリちゃん……いつから準備してたの?いつから――"ここまで"しようと?」
析了トオル:「…………」
春日イトリ:「お話する時間ありますかね? 七草先生」
春日イトリ:「イリスちゃんは自身の作家性を見つけない限りあそこに閉じ込められたままですし」
春日イトリ:「作家性の総体である彼女が自身の芸術家としての答えを独力で見出すのは難しいんじゃないでしょうか」
白兎 七草:「……そう、だね。今は急がないといけない。でもまだ……私は諦めないよ。イトリちゃん」
白兎 七草:「イトリちゃんはムセイオン生の学友で、私の生徒だから。その選択は、絶対に後悔することになる」
白兎 七草:「急ごう。トオルちゃん、ツィラちゃん」
箱色ツィラ:「……」まだ腕を差し出したまま止まっている。「でも……」
箱色ツィラ:「イトリちゃんが……」
箱色ツィラ:「イトリちゃんが、どこかに行っちゃいます」
箱色ツィラ:「やだ……」
析了トオル:「……行きますよ、ツィラさん」
箱色ツィラ:「やだやだやだやだ」
白兎 七草:「……必ず、もう片方の手を引く。」
析了トオル:無理矢理に掴んだ腕を払い、その手を握る。
白兎 七草:「それがツィラちゃんの願望で、先生としての責任。」
箱色ツィラ:「あっ……」その力は驚くほど弱々しい。
析了トオル:「時間が無い。ならばイリスさんを急ぎ救い出し、イトリさんに追いつくしかない」
析了トオル:「単純な優先度の問題です。彼女を封じたのは、"彼女がいると困るから"でしょうから」
白兎 七草:「イトリちゃんの意志は固いから。一番触れてきたのは、間違いなくイリスちゃんで……イトリちゃんにはイリスちゃんが必要だろうから」
GM:背後で卵の黒色が膨張する
白兎 七草:「そのためにも急ごう、ツィラちゃん」
析了トオル:「ただ……ああ、一つだけ」
GM:それは周囲のアトリエ、イトリの世界を飲み込みながら
析了トオル:「イトリさん」
析了トオル:「私は、私が呼ばれた役割を果たします」
析了トオル:「……最後まで、全てを解体バラしましょう」
春日イトリ:整った笑顔、その内側に秘めたモノを出すことのない鉄面皮を向けたまま
春日イトリ:「ムセイオンの学生の象徴にして通過点」
春日イトリ:「自身の色を定め、投影し、己の作家性に染め上げる題目テーマなき白色」
春日イトリ:「このアトリエを乗り越えるなら芸術家としての己を示せ」



第三景
持ち主のいないアトリエ~無題原景ブランカ~

GM:シーン終了
GM:ロイスと購入ができます!
箱色ツィラ:イトリちゃんへのロイスを大信頼/寂寥:◯にしましゅ……
イリス・ウィトルウィウス:もうイトリに取らざるをえないよ
析了トオル:ロイスはイトリさんに……はもう持ってるし、内容もそのままで。なぜそうなったのか、興味を持ってこれから解体しましょう。
白兎 七草:春日イトリ:〇庇護/不安 かな……
析了トオル:購入はどうしましょうか、何かあるかな
イリス・ウィトルウィウス:ロイス/春日イトリ 親愛/○悔悟 で取得
箱色ツィラ:ラス《水晶の剣》使おうかな。自分のデバウラーへ。
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を4増加(93 → 97)
析了トオル:適当に武器買って物質合成するよりはそのまま殴った方が強いか……
箱色ツィラ:購入はブルーゲイルでも狙おうかな~
箱色ツィラ:《砂の加護》使います
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3増加(97 → 100)
GM:は~い!
イリス・ウィトルウィウス:ボデマ狙います
白兎 七草:うーん ほかの人の購入様子見しつつ上手く行ってそうなら私もブルーゲイルかな
箱色ツィラ:あっまだお姉ちゃん防具無いんだ じゃあ失敗したらそっち行こ
白兎 七草:ならツィラちゃんに任せて大人しくブルーゲイル買おうかな 砂の加護使ってるし
イリス・ウィトルウィウス:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 7[7,7] → 7 → 失敗

イリス・ウィトルウィウス:え~ん
白兎 七草:手配師!
白兎 七草:(1+3)dx+2>=20
DoubleCross : (4DX10+2>=20) → 10[1,3,10,10]+8[1,8]+2 → 20 → 成功

白兎 七草:行けるんだ
箱色ツィラ:すご
析了トオル:おお
箱色ツィラ:じゃあボディアーマー買ってあげるね
析了トオル:ツィラさんの出目を一度見ます
イリス・ウィトルウィウス:すご~
箱色ツィラ:12dx+2>=12
DoubleCross : (12DX10+2>=12) → 10[3,4,5,5,5,5,6,6,6,7,8,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

析了トオル:かえてる!
GM:何ッ
イリス・ウィトルウィウス:さすが~!
箱色ツィラ:買えました お姉ちゃんにあげる!
白兎 七草:流石!
イリス・ウィトルウィウス:わーい!ありがとうございます!
析了トオル:では私は……打点を求めましょう。シューターズジャケット
箱色ツィラ:あっあと余ってる手当使っていい?
GM:いいよ!
析了トオル:ってシューターズジャケット行動値結構下がるな
箱色ツィラ:手当?医療キット
析了トオル:照準器にしよっと
析了トオル:高性能な奴つかって
析了トオル:6dx+2>=15
DoubleCross : (6DX10+2>=15) → 10[2,4,4,7,9,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

箱色ツィラ:箱色ツィラのHPを3D10(→ 9)増加(19 → 25)
箱色ツィラ:MAXなりました
析了トオル:余裕ですね
箱色ツィラ:トオルちゃんもすごい
析了トオル:これで射撃の達成値を+1です。戦闘に備えよ
析了トオル:以上!
春日イトリ:私を倒す準備が整えられてゆく...
箱色ツィラ:侵蝕下げまーす
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 9)減少(100 → 91)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を10減少(91 → 81)
箱色ツィラ:いっぱい下がりました
GM:OK!


【ミドルフェイズ5】

GM:全員登場でお願いします~
GM:なお
GM:エッグが奪われたので侵蝕は通常通りで
析了トオル:く……お役立ちアイテムが
析了トオル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(72 → 73)
析了トオル:87
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(58 → 66)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(81 → 90)


GM:どこまでも広がる白色の風景
GM:頭上から見下ろした遥か下方まで無数の無機質なキューブが空間に乱雑に並ぶ
GM:ここは持ち主のいないアトリエ
GM:ムセイオンの生徒が己の心象を描き芸術の礎とする地にキミたちは囚われた。
GM:多くの疑念が渦巻く中、二人はアトリエに契約されられたイリス・ウィトルウィウスと先生を探す必要がある
析了トオル:「やれやれ、何処までも真っ白と来ました」
箱色ツィラ:「……」
析了トオル:先程から箱色ツィラの手を強引に引く様に動いている。
箱色ツィラ:引かれるがままにしている。
析了トオル:「……最初は」その中で、ふと語り掛ける。
析了トオル:「皆、この空間から始まるのですか?」
箱色ツィラ:「はい。この中で作家性を見つけて……」
箱色ツィラ:「示すんです。世界に」
析了トオル:「……己の心象。示すべき作家性」
箱色ツィラ:「……確かに、でも……」
箱色ツィラ:「人の原景に踏み入れるなんて、まずありえないことですね」
析了トオル:「では、相当珍しい体験をさせて貰っていると。前向きにでも考えましょうか」
析了トオル:「……元気、ないですね。仕方ないことではありますが」今までの積極的強引さは彼女からは感じない。思考もいっぱいいっぱいなのだろう。
箱色ツィラ:「……あの」
箱色ツィラ:「私がいけないんでしょうか」
箱色ツィラ:「イトリちゃんが……絶ってしまったのは」
析了トオル:「はい?なんでしょう」しかして、お構いなしに前へ前へ。突き進み、隈なくを探し出す。
析了トオル:「……何か、そう思う心当たりでも?」
析了トオル:「私、此処に来てからそういったものは一切感じませんでしたが」
箱色ツィラ:「私は……ずっと繋がってたくて。ずっと、そうしてるんですけど」
箱色ツィラ:「表面の繋がりだけで……全然、真に繋がってなかったんじゃないかって」
箱色ツィラ:「ずっと。そう思ってるんです」
箱色ツィラ:「トオルちゃんが……こうやって。こうやって繋いでくれてるのも」
箱色ツィラ:「とても……とても嬉しいことなのに」
箱色ツィラ:「どこかで……でも、本当は繋がってないんじゃないかって」
箱色ツィラ:「そんなことばかり、浮かんでしまうんです」
析了トオル:「真の繋がり」
析了トオル:「さて、問い直す様な真似になりますが、それは一体何を指すのでしょうね」
箱色ツィラ:「それは勿論、あるべき姿です」
箱色ツィラ:「不自然に分かたれることなく、相互に噛み合い、強固に、美しい姿を成す」
箱色ツィラ:「元に負荷もかけず、繋がれる前よりもより強く結ばれるもの」
箱色ツィラ:「そういうものです」
析了トオル:「……少し安心しました。自分を見失っている訳ではなさそうです」
箱色ツィラ:「逆ですけどね。自分を失ったとしても」
箱色ツィラ:「作家性は失えない。私達はそういうものです」
析了トオル:「……ふむ」
析了トオル:「しかして、その作家性を動かすのは己自身です」
析了トオル:「己をすべて失った先に描き出す境地も、当然存在するのでしょうが……」
析了トオル:「……と、話が逸れましたね」
析了トオル:「まあまた続いて語ることにはなるのですけど、ふふ」
析了トオル:少し楽しそうに、足の速さはそのままで。
箱色ツィラ:ずっと引かれるようについてきている。
析了トオル:「さて、私はこう考えます」
析了トオル:「何処まで行っても、繋がりというものは表層にしかないのでは……と」
箱色ツィラ:「……」
箱色ツィラ:「私の芸術など……」
箱色ツィラ:「真にはない?」
析了トオル:「いえ」
析了トオル:「まず極論ですが、他人は何処まで行っても他人ですからね」
析了トオル:「目の前の相手本人にはなれない。まあ、もしかしたらそういう能力者も存在するかもしれませんが」
析了トオル:「では、そのうえで真の繋がりとは如何に成されるか」
箱色ツィラ:「如何になされるんですか」
析了トオル:「………」
析了トオル:互いの五本の指を絡ませる。
箱色ツィラ:「あ……」
析了トオル:「相互に理解しようとした先」
析了トオル:「其処にこそ、存在するのではないでしょうか」
箱色ツィラ:「漸近線アシンプトート状になっているということですか?」
箱色ツィラ:「どこまで行っても満たされることはないけれど」
箱色ツィラ:「より近づくための試みはできる?」
析了トオル:「はい。先も述べた通り、私はツィラさんではないし、ツィラさんも私ではない」
析了トオル:「故に、100と成ることはあり得ない」
析了トオル:「……100となる同一化は、もはや繋がりではない」
析了トオル:「だって、そうでしょう?」
析了トオル:「繋がりとは、相手が存在してこそ成り立つものです」
箱色ツィラ:「はい。はい。それは勿論です」
析了トオル:「さて、今の私は……」
析了トオル:「今までは、まあ……為されるがままにツィラさんと繋げていましたが」
箱色ツィラ:「えっ」
箱色ツィラ:「そうなんですか」
析了トオル:少し溜息をして、車椅子の進みを止める。
箱色ツィラ:「わぶ」背もたれに押し当たるようにぶつかる。
析了トオル:「今は、少しでも貴女を理解できればと、そう思って繋がろうとしています」
析了トオル:「口にするのは、多少恥ずかしいものがありますが……」
箱色ツィラ:「……繋がることは」
析了トオル:「会った時の輝きが。覇気というものが見えなくなっていますから。少しばかり心配なのです」
箱色ツィラ:「殖やすことなんです。一つになることですけど、減らすことではない」
箱色ツィラ:「どうしていくつも建材を接ぐのだと思いますか?最初からその大きさのものを用意してしまえば必要ないのに」
析了トオル:「異なる二つの調和ハーモニーとでも例えましょうか。そこにこそ美しさが存在するから?」
箱色ツィラ:「いいえ・・・
析了トオル:「……ほう」興味深そうに、彼女の答えに耳を傾ける。
箱色ツィラ:「出来ないからです。ただ一つでは作れず、届かず、堪えられない」
箱色ツィラ:「そこに美が生まれ、美を認めるのは、その後」
箱色ツィラ:「一つでは出来ないものを、繋いで、出来るようにする」
析了トオル:「……成程」
箱色ツィラ:「それって、やれることが殖えることだと思います」
析了トオル:「"人"が"人間"である理由を聞いているようです。ふむ、ふむ」
箱色ツィラ:「カンジですか?ケン……狭間こそを、人に付随する最たる要素と認めると」
箱色ツィラ:「先生が昔言っていたような気もしますね」
箱色ツィラ:「だから、私……うれしいです」握られた手を握り返す。
箱色ツィラ:「トオルちゃんが……私と繋がろうとしてくれている」
析了トオル:「……実際、こう互いに繋がろうとしてみると」
析了トオル:「悪い気はしません。今までは少し怖かったですが」
箱色ツィラ:「ふ、ふふっ、ふふ」
析了トオル:そっと、同じくらいの力で。
析了トオル:「……今までは少し強引に過ぎたのです、貴女はきっと優しい人なのですから」
析了トオル:「そうしないと、私のような非力な人間は困ってしまいます」
箱色ツィラ:「非力なんですか?」
箱色ツィラ:「トオルちゃんは……こんなにしなやかじゃないですか」
箱色ツィラ:「とても強いと思いますけど……?」
析了トオル:「あくまで肉体能力的な……むむ、そう褒められると私、悪い気はしないのですが……」
箱色ツィラ:「はい、それにこれも……あっ」
箱色ツィラ:「これ……これです」繋いだままの手を持ち上げて車椅子を指して。
箱色ツィラ:「その車椅子もすごく……あると思うんですよね」
箱色ツィラ:「“接ぎ甲斐”が……」
箱色ツィラ:「色々繋いで……いいですか?」
箱色ツィラ:「いえ……繋ぎますね」
析了トオル:「……ふふ、この車椅子はですね」
箱色ツィラ:「繋ぎたいと思ってたんですよね!」
析了トオル:「私たちの部活の繋がりなのです」
箱色ツィラ:「おお……!じゃあこれを私とも繋げば」
箱色ツィラ:「部活とも繋がれちゃうんですね」
析了トオル:「だから、慎重に、優しく、丁寧に」
析了トオル:「私達……怪奇現象探査部の想いの結晶。私を支える機械の座」
箱色ツィラ:ずぶ、と容赦なく手を引き入れている。「じゃあ」
箱色ツィラ:「私が繋ぐ間も。トオルちゃんが私を支えていて下さい」
箱色ツィラ:「そうすれば、トオルちゃんの気持ちで繋げます」
析了トオル:「……ええ、勿論」
析了トオル:「今の貴女ならば、きっと問題ないでしょうし、それに……」
析了トオル:(……本当にダメだったのは、彼女を表層だけで判断しようとしていた私の方なのかもしれませんね)
析了トオル:彼女への問いは総て自らにも向けたもの。解析者が目の前でそれを止めてしまうなど、あってはならない事だ。
析了トオル:「……やれやれ」
析了トオル:箱色ツィラの顔に戻った芸術家としての覇気に安堵を漏らしながら、手を加える様子を静かに目に収めた。


GM:イリス・ウィトルウィウスには見覚えのあったかつての景色
GM:ムセイオン在学生のほぼすべてが自身のアトリエを持つ今ではお目にかかることのない
GM:アトリエが生まれる前の原景だ
GM:ここから出る手段は十分に知っているがまずはいくらかの懸念点を解決する必要があるだろう
イリス・ウィトルウィウス:「"無題原景"……自分で入ることになるとは思いませんでした」一面の白い風景を見渡す。
イリス・ウィトルウィウス:「やるとなったら用意周到なイトリのことです。私を閉じ込めるためだけにこれを用意したとは考えにくい」
イリス・ウィトルウィウス:「……私を餌にして、他の皆さんの足止めをする、といったところでしょうか」
イリス・ウィトルウィウス:「うぅ、ごめんなさいみなさん……責任を感じます……」
イリス・ウィトルウィウス:「とにかく!皆さんを探さなければ始まりません!」暫く俯いたあと、気を取り直して
イリス・ウィトルウィウス:「お~~い!誰かいませんか~~~!」
イリス・ウィトルウィウス:よく通る声で叫ぶ
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラ~~~!トオルさ~~ん!」
イリス・ウィトルウィウス:「七草先生~~~!」
白兎 七草:白く広い空間、声すら広すぎるがゆえに響かないほどの領域。
白兎 七草:しかしながら、その声は幸いにも届いたらしく
白兎 七草:「…ちゃーん」「イリ……ちゃん!」と段々とごく最近知り合ったにもかかわらず聞きなれた声が徐々に近づいてくる。
白兎 七草:そして、その姿が視界に入った頃
白兎 七草:転びそうになりながらも慌てて駆け出し、白兎七草――先生が、君のもとへと現れた。
イリス・ウィトルウィウス:「七草先生!良かった~!無事だったんですね!」
イリス・ウィトルウィウス:ぴょんぴょん飛び跳ねながら、ニコニコ笑顔で駆け寄る。
白兎 七草:「ふぅ……ホントに、良かった。私1人になってて、迷い死ぬかと思ったよ」
白兎 七草:「ふふ、こっちこそ。何かあったらどうしようかと思ったけど……本当に白紙のパレットなんだね」
イリス・ウィトルウィウス:「本当にすみません……本来ならアトリエに一人で迷い込むのは自殺行為ですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「今のここは作家性を定める前の原風景、何の力もない代わりに、侵入者に危害を加えることもありません」
イリス・ウィトルウィウス:「先生が無事だったのは不幸中の幸いですね……本当に、合流できてよかったです」
白兎 七草:「原風景……か。イトリちゃんも言ってたよ。芸術性を見せなければ出ることはできない……ってね」
白兎 七草:「うん、本当に……いや、よくよく考えたら本当に良かった。真っ白過ぎて何も見えないや」あたりを見回し、心底ほっとしたように。
イリス・ウィトルウィウス:「うぅ…流石はイトリというべきでしょうか、この状況はかなりピンチです」
イリス・ウィトルウィウス:「この白紙のアトリエは、最初に放り込まれた私に適合しています」
イリス・ウィトルウィウス:「私が自分の作家性を見出さない限り、誰も外に出ることはできない……」
白兎 七草:「自分の作家性……か。」ふむ、と一瞬考えこみ
イリス・ウィトルウィウス:「ただ、御存知の通り……かはわかりませんが」
イリス・ウィトルウィウス:「私は今まで、ムセイオンのすべてを記録するものとして、自分の作家性を持たないよう務めてきました」
イリス・ウィトルウィウス:「私の力は、生徒のみんなから預かったものです。それに手を加えることも、壊すことも、私は望んでいませんでした」
白兎 七草:「……元々はムセイオンの芸術を継承する者そのものとして、作られたんだったね」
イリス・ウィトルウィウス:「ええ、だから私は、厳密には芸術家ではないのです」
白兎 七草:「ああ、もちろん今は生徒になったのも知ってるけどね。そしてイリスちゃんもその在り方を変に変えることも望んでいない……。」
白兎 七草:「なるほど、確かに1度きりだけど良く通る。文字通り、切り札ってわけだ」
イリス・ウィトルウィウス:「はい……けれど、ずっとこうして中にいるわけにも行きません」
イリス・ウィトルウィウス:「一刻も早く戻って、イトリを止めないと……」
白兎 七草:「うん。作家性を、そしてアトリエを見つけなければいけない――それも、イリスちゃん自身のものを。」
白兎 七草:「手遅れになる前に……あるいは、手が届く範囲に居る内に。」
白兎 七草:「生徒になった以上、変わることもあるし……変化が訪れるのは好ましいけど、このタイミングだと忙しくなりそうだ」
白兎 七草:「できればゆっくりとイリスちゃんの作家性を見つける手伝いが出来ればよかったんだけどね」あはは、と笑ってみせる
イリス・ウィトルウィウス:「先生……」頼りなく笑みを返して
イリス・ウィトルウィウス:「そう……そうなんです。きっと、もう遅いか早いかの違いでしかなくて」
イリス・ウィトルウィウス:「私は、見出してしまうでしょう。己の作家性を」
イリス・ウィトルウィウス:「純粋な機械であった頃とはもう違います。レネゲイドビーイングとしての私は、生徒のみんなと同じように」
イリス・ウィトルウィウス:「内に秘めた衝動に突き動かされている。それを表現する機会を、求めざるを得ないんです」
白兎 七草:「……イリスちゃんは、それについてどう思ってる?表現したいって心が叫ぶこと。作家性を見出して……しまうこと。」今触れるのは、生徒の内面。ゆっくりと、しっかりと……言葉を紡ぐ。
イリス・ウィトルウィウス:「……怖いです。とても」
イリス・ウィトルウィウス:「私の中には、今も変わらず彼女たちの世界の記憶があります」
イリス・ウィトルウィウス:「その彩りをありの儘に受け入れ、伝えることが、私の誇りで、歓びでした」
イリス・ウィトルウィウス:「私が、自分自身の作家性を手にすることで、それができなくなるとしたら……」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちの色彩を塗り潰してしまうことになったとしたら」
イリス・ウィトルウィウス:「……そう考えると、今のままのほうが良いんじゃないかって」
イリス・ウィトルウィウス:「だから、ずっと触れずにいたんです。この無題原景には」
白兎 七草:「伝えることが、イリスちゃんの役目だと思ってるからこそ……その中に、自分を入れたくないんだね」
イリス・ウィトルウィウス:「……」
白兎 七草:「まず……その在り方は尊重する。作家性を見つけることは、きっとイリスちゃんそのものを見つけなきゃいけない事だからね。」
白兎 七草:「そして、イリスちゃんにとって生徒が大事なように……生徒にとっても、イリスちゃんは大切な存在だと思う。」
白兎 七草:「きっと、そう思えるような出来事を何度も経験してきたんじゃないかな」
イリス・ウィトルウィウス:「そう、でしょうか……そうだと嬉しいですけど」そう言って、自分の掌を見て
イリス・ウィトルウィウス:「……いえ」
イリス・ウィトルウィウス:今の自分が何によって構成されているのかを思い出す。精一杯の奇跡によって描き出された命であったことを。
イリス・ウィトルウィウス:「そうですね。それは、自信を持ってハイといえます」
イリス・ウィトルウィウス:「私達、とっても仲良しですから」
白兎 七草:ふふ。嬉しそうに笑みを浮かべて
白兎 七草:「うん。だからこそこのアトリエに居て、ここに――ノヴァリスに在るんだろうから」
白兎 七草:「イリスちゃんは……ムセイオン生に変化が訪れることは、好ましい事だと思う?」
イリス・ウィトルウィウス:「もちろんです」
イリス・ウィトルウィウス:「芸術に完成はなく、ただ区切りを付けたものが作品として残るだけ。なんて、昔に言った人がいますが」
イリス・ウィトルウィウス:「変化は成長と同義です。彼女たちが自分の人生と真剣に向き合って、心を動かせているのなら」
イリス・ウィトルウィウス:「変わらないほうがおかしい。それはとっても、素敵なことだと思います」
白兎 七草:「……うん、いい意見だよ。流石イリスちゃんだ」
白兎 七草:「だからこそ、他の皆もイリスちゃんと同じ意見だと思う。ムセイオンの生徒にとって、芸術は自分そのもので……人生そのものだ」
白兎 七草:「そして……きっと、イリスちゃんに対しても同じ意見を抱いてる」
白兎 七草:「機械を超えて人に成った。構造は想う気持ちに昇華した。存在意義が人生になった。」
白兎 七草:「だからこそ、彩を伝えること……それだけがイリスちゃんの在り方である必要はないんだ」
白兎 七草:「それに……イリスちゃんが見守ってきた生徒達は、彩りを伝えなきゃいけないほど守られるばかりじゃないと思わない?」
白兎 七草:ツィラさんを、そして今まで出会ってきた……生徒達を思い返す。
イリス・ウィトルウィウス:「あはは……それは確かにそうですね……」苦笑して
白兎 七草:「みんなとっても自由で……すくすくと育ってたのがよく伝わってきたよ。」
イリス・ウィトルウィウス:「むしろ、私がムセイオンの生徒からお客様を守ってるのが実情でした……」
白兎 七草:「うん、いろいろお世話になっちゃったね。……もちろん、それまでのイリスちゃんのしてきたことが無駄って言いたいわけじゃない」
白兎 七草:「きっと、そうなるまでに時間がかかった生徒もいたはずだからね。」
白兎 七草:「けど……生徒はみんな変わる。変化を超えて成長に至り、自由に生きることができる。」
白兎 七草:「イリスちゃんが支えてきたことは、今こうして沢山の大輪になってると思うんだ」
イリス・ウィトルウィウス:「……ありがとうございます」俯きながら微かに笑って
イリス・ウィトルウィウス:「……先生も」
イリス・ウィトルウィウス:「大きく変わる経験があったのでしょうか?先生が子供の頃とは」
イリス・ウィトルウィウス:「それまでの何もかもが変わってしまうような出会いがあったとして」
白兎 七草:「……」
イリス・ウィトルウィウス:「……子供の変化は、成長と同義です。それでも」
イリス・ウィトルウィウス:「失ってしまうものは、必ずある」
白兎 七草:「……うん、その通りだね」
イリス・ウィトルウィウス:「それを後から振り返った時に、ああ、やっぱりこれで良かったと」
イリス・ウィトルウィウス:「笑い飛ばせるようなものを、私は……」
白兎 七草:「私が失ったのは」少し、声が震える。過去を思い返すように。
白兎 七草:「それまでの一般人としての衝撃、常識。家族と過ごす時間。」
白兎 七草:「後悔しないように生きてきたけど、それはまだ今でも気がかりで……」
白兎 七草:「……だからこそ、今を後悔しないように生きてる。」は、と。息を吐いて……
白兎 七草:「みんなと過ごして、ノヴァリスにきて良かったって……そう思えるように」
白兎 七草:「どんなに怖くても、危なくても、生徒が前に進みたいなら……私も先生として胸を張らないとね。」
白兎 七草:「ふふ、こんなこと初めて話したかも。先生らしく居るように……って意識しすぎちゃってたからかな」
イリス・ウィトルウィウス:「あはは、私もですよ先生。これでも私、ムセイオンのみんなにとってはお姉ちゃんですから」
イリス・ウィトルウィウス:「……ありがとうございます。先生」
白兎 七草:「こちらこそ……イリスちゃんも生徒だからね。これで前に進めそうかな?」とん、と。一歩前に出て、手を伸ばす。
イリス・ウィトルウィウス:「はい、少し気持ちが楽になりました」
イリス・ウィトルウィウス:「進むのは怖いけれど……同じくらい、期待する気持ちも、きっとあるんだと思います」
イリス・ウィトルウィウス:「だってようやく、みんなを追いかけることができるんですから」
イリス・ウィトルウィウス:先生の手を取って、少し引っぱられるように歩いていく。
白兎 七草:ふふ、確かに温かみを感じる手を握り歩いていく。変化を受け入れたのなら、後は白兎のように――変化に至るだけ。


GM:白色の大地、イリス・ウィトルウィウスの素養により遙かに広大なアトリエ
GM:寒くもなく、熱くもなく、凪いでいる世界を己の直感のみで歩き
GM:ほどなくして一行は再開を果たす
GM:外の世界でどれだけの時が立っているのかは不明だが残された時間が多くないのは確かだ
GM:このアトリエの攻略には一切の判定も特殊ルールもありません
GM:ただ、イリス・ウィトルウィウスが自身の芸術性を見出したと宣言すればこのシーンから脱出できます
イリス・ウィトルウィウス:そんな……
白兎 七草:広く白い世界の中に映るは桃色の髪色に対照的な身長、しかしながら大きく目立つゴニョゴニョ……ともかく、ツィラさんとトオルさんが歩いていると、2人の姿が目に入る。
箱色ツィラ:「あの曲線は……!」
析了トオル:「……おや」
イリス・ウィトルウィウス:「あっ!ツィラ~!トオルさ~ん!」ブンブンと手を振る
析了トオル:「流石に真っ白な空間だと目立ちますねぇ」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん!七草先生!」
白兎 七草:「あぁ、2人とも!良かった……2人で居てもまた迷い死ぬかと思ったよ」
析了トオル:「先生も……イリスさんもご無事のようでよかった」
析了トオル:箱色ツィラとの手は握ったまま。特に不快感などは示していない。
箱色ツィラ:握った手を突き上げて振っている。
イリス・ウィトルウィウス:「二人こそなんともありませんでしたか?」
イリス・ウィトルウィウス:「特にトオルさんは……あれ?」二人の繋いだ手を見て
白兎 七草:「……ふふ、仲良くなった?」
析了トオル:「ええ、此処は何しろ"今から"形作られる空間」
箱色ツィラ:「いっぱい繋がれました……」ほくほくしている。
析了トオル:「その前に出来る事と言えば、言葉を交わし繋がるくらい……ですからね」
イリス・ウィトルウィウス:「程よく力が抜けています。ツィラがここまで懐くのって、意外と珍しいんですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「さすがはトオルさんですね…!やっぱり、外の人と会うのはいい影響を貰えるみたいです」
析了トオル:「ふふ、ありがとうございます。そちらも……」
析了トオル:イリスと先生の顔色を交互に見て。
析了トオル:「いいお話つながりができたようで、何より」
白兎 七草:「うん、その通り……ちゃんと、繋がれた。」
箱色ツィラ:「それで……イリスお姉ちゃんは」
箱色ツィラ:「見つけたいんですか?作家性」
イリス・ウィトルウィウス:「……」一瞬息を咽んで。
イリス・ウィトルウィウス:「はい。まだ少し怖いですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「ずっと欲しかったのも、また事実ですから」
箱色ツィラ:「そうなんですね」
箱色ツィラ:「別に要らないなら見つけなくてもいいと思いますけどね、あんなの」
イリス・ウィトルウィウス:「あんなのって……ツィラは、自分の作家性が嫌いなんですか?」意外そうに
箱色ツィラ:「好きとか嫌いとかじゃなくて……」
箱色ツィラ:「私ですからね」
箱色ツィラ:「望むと望まざるとではなくて……もうずっとあるので」
箱色ツィラ:「無い私があんまりわからないんですけど。でも……」
箱色ツィラ:「無くちゃいけないものじゃなくないですか?」
箱色ツィラ:「少なくとも……」周囲の出口無き白景を見渡す。
箱色ツィラ:「必要にかられて無理やり見出すものじゃないと思いますよ」
イリス・ウィトルウィウス:「う~ん、そうは言っても、ずっとここにいるわけにも行きませんし……」
析了トオル:「最後は本人がどうしたいか、ですね」
析了トオル:「そして、その答えはもう出ている」
箱色ツィラ:「あっじゃあ……“(仮)”とかどうですか?作家性……後から変えれば……出てる?」
白兎 七草:「ふふ、そうだね。見出したくないならそれを妨げたくはないけど……見つけようとするなら、応援する理由には十分すぎるからね」
白兎 七草:「か、仮かぁ。作家性……まず、変えられなそうだけど」
イリス・ウィトルウィウス:「ありえないとは言いませんけど、そう気安く変えれるものでは……」
箱色ツィラ:「えっでも……いえ」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃんのですもんね」
析了トオル:「ふふ。ではその時が来たら重々しく、荘厳にいきましょう」
析了トオル:「少なくとも今この瞬間は……」
析了トオル:「"今の自分"が信じた道を、思い切り前進するのも悪くありません」
析了トオル:「無論、"道を定めない"道だってあります。その時は……」
析了トオル:「ふふ、新しい脱出方法をみんなで創り出しましょうか」
箱色ツィラ:「いいですね、例えば……私のアトリエと繋ぐとかですかね」
箱色ツィラ:「いや……やっぱりまずこれやりませんか?イリスお姉ちゃんのアトリエと繋がりたいです」
イリス・ウィトルウィウス:「えぇ~?トオルさんまでそんな簡単に……一応ムセイオンの秘奥なんですけど……」
白兎 七草:「……怪奇現象探査部だから、やっぱり可能性がある物は探りたい?」
析了トオル:「勿論簡単じゃありません、ですが……」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラはもうそれ言いたいだけですよね」
箱色ツィラ:「違います~!」
箱色ツィラ:「本気で繋がりたいです」
箱色ツィラ:「やってみましょうか?」
析了トオル:「簡単じゃないほど燃えるもの、です。それに貴女が答えを見つけたとしても、きっと私は新たな道を解析さがすでしょう」
析了トオル:「その手段としてツィラさんの行動は……とても興味が惹かれますが……」
箱色ツィラ:「お姉ちゃんは難しく考えすぎだと思いますけどね~」
白兎 七草:「ツィラちゃんは変わらないなぁ……でも、そのくらい真っ直ぐだからこそ見えるものもあるかも」
白兎 七草:「こうしてまっすぐ進んだからちゃんと会えたわけでもあるしね」
箱色ツィラ:「私達に珍しく、お姉ちゃんは考えられちゃうから考えすぎる気がします」
析了トオル:「……ここの主はイリスさんですから、まずは貴女がどうするか。私はそれが見たい」
箱色ツィラ:「作家性なんて作家の一側面じゃないですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「も~!そんなこと言ったって、私的には一大決心なんですから!大体こんなことしてる間にもイトリが……!」
イリス・ウィトルウィウス:「…………あ……」そう独りごちて、ふと、何かに気付いたように
箱色ツィラ:「難しく考えること無いと思うんですけど……お姉ちゃん?」
イリス・ウィトルウィウス:「そっか……そうなんですよ!とても簡単な話だったんです!」ぱっと表情を明るくして
箱色ツィラ:「そうなんですか?」首を傾げる。
イリス・ウィトルウィウス:「先生、私わかっちゃいました!ツィラもトオルさんも、ありがとうございます!」
白兎 七草:「……ふふ」
白兎 七草:「うん、真っ直ぐに進んで正解だった……良かった!」
イリス・ウィトルウィウス:とてとてと三人から離れて、振り返る。
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃんが嬉しそうならいいです!」
析了トオル:「さて、大一番ですね」眩くも見える彼女の姿を、にこやかに見つめて。
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラ。あなたの言うとおりです。作家性は、作家の一側面に過ぎない」
イリス・ウィトルウィウス:「だから、必要に迫られて決めちゃって良いんです!」
イリス・ウィトルウィウス:「私は今すぐここを出て、イトリを追いかけたい」
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンの記録者としての誇りを失ったとしても、このまま一生イトリと会えなくなってしまうことの方がずっとイヤなんです」
イリス・ウィトルウィウス:「私にとっては、自分の作家性が固定されることよりも、私の大切な友達を失うことの方が、ずっと怖いんことだったんです」
イリス・ウィトルウィウス:「私の作家性なんて、所詮はその程度のものでしかない」
イリス・ウィトルウィウス:「当然です。幼い頃から自分と向き合ってそれを磨き上げてきたあなた達と、見ていただけの私では、積み重ねたものが違いすぎる」
イリス・ウィトルウィウス:「だからきっと、大丈夫なんです!」
イリス・ウィトルウィウス:「私の世界の色彩が、みんなの世界を塗りつぶすことはない。怖がる必要なんて、最初からひとつもない」
イリス・ウィトルウィウス:「私は、変わることを望んでも良いんです。だってここに」
イリス・ウィトルウィウス:自分の胸に手を当てて「絶対に変わらないものがある。だから、他の全部が変わってしまっても、私は」
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンのイリス・ウィトルウィウスで、あなた達のお姉ちゃんです」
GM:白紙のアトリエが呼応するように色彩を帯びる
GM:巡るように、世界を照らし、そうして自身の心象が描かれてゆく
イリス・ウィトルウィウス:それは始め、白いキャンパスに垂らされた小さな黒点だった。
イリス・ウィトルウィウス:その色は瞬きの間に地平線の彼方へと広がり、世界を暗黒に包み込む。
イリス・ウィトルウィウス:光を通さない完全な暗闇。その中に、ぽつ、ぽつと、無数の光の粒が集まり、渦を巻き始める。
イリス・ウィトルウィウス:アトリエの広さは千差万別。持ち主の心象と能力に応じて、一軒家ほどの広さから都市国家の規模まで、その姿を変化させる。
イリス・ウィトルウィウス:そして、このアトリエには正真正銘、果てがなかった。
イリス・ウィトルウィウス:暗黒の彼方で、泡のように透明な球体が絶え間なく湧き上がる。
イリス・ウィトルウィウス:その表面に、色とりどりの星々が凝縮し、渦を巻いて銀河となり、幾度も現れては消える。
イリス・ウィトルウィウス:宇宙規模のスクラップ&ビルドを無限に繰り返す、そのアトリエの中心は、何も映さない虚ろの空洞。
イリス・ウィトルウィウス:「私は、何一つ忘れない。手を加えない。壊さない」
イリス・ウィトルウィウス:「けれど私は、生み出すことを恐れない」
イリス・ウィトルウィウス:「特別なことをしなくても、それは、内側から湧き上がる力に突き動かされて、鮮やかに色づいて」
イリス・ウィトルウィウス:「大きく、大きく、膨張して、やがて──────」
イリス・ウィトルウィウス:それは、星々の狭間を満たす無色透明。開闢を告げる暗黒物質虹のいろ
イリス・ウィトルウィウス:「──────爆発する!」
イリス・ウィトルウィウス:アトリエの中心で、新たな芸術の産声が上がる。世界を刷新するビッグバンが、暗黒の宇宙を純白に染め上げて
イリス・ウィトルウィウス:「我が作家性は──────」
イリス・ウィトルウィウス:そして、小さな世界たまごの殻は砕けた。
GM:___
GM:_______
GM:_____________


GM:シーン終了
GM:ロイスと購入が可能です
箱色ツィラ:欲しい物ある人いる~?
析了トオル:箱色ツィラさんへのロイスを 〇信頼/羞恥に変更しましょう。
イリス・ウィトルウィウス:クリシーとかあるといいな~(欲張り)
白兎 七草:ロイス枠は埋まってるので……あっ、だれかよければブルーゲイル要りませんか
白兎 七草:持ってるんだけどセットアップ使っちゃう
イリス・ウィトルウィウス:私もセットアップ埋まってる
箱色ツィラ:私貰っちゃおうかなじゃあ
白兎 七草:お薬をあげます
析了トオル:空いてる!けど行動値はまあまあ十分かな
箱色ツィラ:わーい せんせいのおくしゅりもらっちゃお
析了トオル:そして購入……はクリシーを一度狙ってみますか
白兎 七草:じゃあ私もトオルさんの結果見てクリシーチャレンジしましょう
析了トオル:6dx+2>=25 そーれ
DoubleCross : (6DX10+2>=25) → 10[3,5,5,7,7,10]+3[3]+2 → 15 → 失敗

析了トオル:ううん10は……流石にかなりたりないな……!
析了トオル:あと3上なら買えたのに~~~以上です
白兎 七草:『"Universal-Unique-Connect"』:ミーミルの覚書で手配師として使用、チャレンジ!
析了トオル:あ、一応高性能医療キット使っておこ
析了トオル:3d10
DoubleCross : (3D10) → 24[8,9,7] → 24

白兎 七草:(1+1+3)dx+2>=25 それ~
DoubleCross : (5DX10+2>=25) → 10[1,7,9,10,10]+10[3,10]+5[5]+2 → 27 → 成功

白兎 七草:草
箱色ツィラ:高級だ
箱色ツィラ:すご!
析了トオル:かえてる!
イリス・ウィトルウィウス:すご
白兎 七草:あげます クリシーを
GM:すっご
析了トオル:カチカチになった
白兎 七草:生徒のためなら頑張るのが先生ですよ
析了トオル:HP26~
箱色ツィラ:じゃあ強化素材でも狙ってよっと
GM:これが大人...
イリス・ウィトルウィウス:私もクリシ―狙お
白兎 七草:もやし生活します
箱色ツィラ:4dx+2>=15
DoubleCross : (4DX10+2>=15) → 8[3,5,7,8]+2 → 10 → 失敗

イリス・ウィトルウィウス:2dx>=25
DoubleCross : (2DX10>=25) → 9[6,9] → 9 → 失敗

箱色ツィラ:ダメでした
イリス・ウィトルウィウス:ダメ!
白兎 七草:ならそのままイリスちゃんにお渡ししちゃう!
イリス・ウィトルウィウス:あっいいんですか!
白兎 七草:まだ侵蝕66なのとコスパは割といいから……お受け取り!
析了トオル:そういえばまだ66なんだ
イリス・ウィトルウィウス:ありがとうございます~!


【クライマックス】

GM:登場:全員
析了トオル:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 9[9]+87 → 96

白兎 七草:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 4[4]+66 → 70

イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(73 → 75)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(90 → 96)
析了トオル:繋がりましたね
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を4増加(66 → 70)
箱色ツィラ:繋がっちゃった……♡


GM:なかば投げ出されるように解放されたアトリエの外
GM:視界に入るのは星、そしてその連なりである銀河
GM:病んだような色の宇宙そらに引き裂かれ、まき散らされたような建造物の残骸
GM:その一つを足場にキミたちは立っている。
GM:複合アトリエのリソースを捕食し、拡張した遺物の内部に彼女は居た
春日イトリ:「いずれ出られるとは思っていました」
春日イトリ:「ですが予想より早いのは...先生のおかげといったところでしょうか」
春日イトリ:「私から呼んだとはいえ予想外の変数ですね」
白兎 七草:「そうだと嬉しいけど、イリスちゃんの真っ直ぐな気持ちと……あとは、皆と積み重ねてきた思い出のお陰だよ。」
白兎 七草:「イトリちゃんも含めて、ね。……私は、少しお話しただけ」
箱色ツィラ:「イトリちゃん……」
春日イトリ:片腕の袖が血に塗れ、風になびくように揺れる
春日イトリ:しかし本人は苦痛を意に介さぬように語る
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ……早く手当しないと、オーヴァードと言っても大変なことになりますよ」
析了トオル:(侵蝕過多によりリザレクト範囲は越えていますか。事後を含め、早めに制圧したいところですが……)
イリス・ウィトルウィウス:「もうやめましょう。これからどうするかは、一緒に考えればいいじゃないですか」
白兎 七草:「どうかな。……手を伸ばしてくれたなら、今なら届くよ」
春日イトリ:「これですか、思ったより痛みはないんです...多分」
春日イトリ:「私が芸術家ではないからなのでしょうね...」
イリス・ウィトルウィウス:「そんなことありません!」
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンの生徒が、自分の分身であるアトリエを預けられるのは貴方だけなんですよ?」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちの世界を誰よりも理解して、修復できる貴方が、芸術家でなくてなんだって言うんですか」
春日イトリ:「贋作師、ですよ最初から...」
箱色ツィラ:「贋作師だと何かダメなんですか……?」
イリス・ウィトルウィウス:「そうですよ!ライサなんて贋金作ってますよ!」
春日イトリ:「修復はセーブした再現能力の産物で...今も私の中にはプランナーに献上するための皆さんの努力の結晶をかすめ取ったデータがある」
春日イトリ:「いけないでしょ...許しちゃ」
析了トオル:「使い方次第でしょう、力なんてものは」
箱色ツィラ:「なんでイトリちゃんはそう思いたいんですか?」
箱色ツィラ:「お姉ちゃんの中にも私達の努力の結晶いっぱい入ってますよ」
析了トオル:「それに、貴女は未だ迷っているのではないですか?」
白兎 七草:「……今のイトリちゃんは、進まなきゃいけないからって信じて……進んでるようにしか見えない」
白兎 七草:「私たちは……イリスちゃんは、それを知って手を伸ばしてる。戻ってこれるって、そう信じてね」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリの中にあるそれは、掠め取ったデータなんかじゃありません」
春日イトリ:「厄介ですね、先生も解析者も...中身を見ようとする人っていうのは」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方が今まで、心を込めて作品を修復してきた証なんです。そんな風に言っちゃいけません」
析了トオル:「……イリスさんを閉じ込めておくだけでよかった筈なのに、先の先生に助け船を出すかのような発言」
春日イトリ:「では、本当のこと話しますね」
春日イトリ:「私、プランナーのこともどうでもいいんです」
春日イトリ:「でもずっと騙してきました」
春日イトリ:「いつも考えます」
春日イトリ:「本物の修復師が居たらパレットの皆ももっと早く青春を取り戻せたのかもって」
春日イトリ:「でも手を上げました...修復している時が....自分がその仲間だって勘違いできるから」
春日イトリ:「なので...これは全部私の身勝手な自罰と自傷行為に突き合わせているだけなんです」
春日イトリ:「でも...付き合ってくれないと」
春日イトリ:「アレの“中身”が目覚めちゃいますよ?」
春日イトリ:朗らかな笑顔でその内面のどす黒い欲望を吐き出す
箱色ツィラ:「えっ」
箱色ツィラ:「ま、待って下さい」
春日イトリ:「私はほら...根に持つタイプですから」
箱色ツィラ:「じゃあ……イトリちゃんは……」
箱色ツィラ:「私が嫌いになったわけじゃないんですか……?」
イリス・ウィトルウィウス:「当たり前です!イトリがツィラのこと嫌いなら、もうとっくの昔に堪忍袋の緒が切れてます!」
箱色ツィラ:「えっそれどういう意味ですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリはツィラを巻き込まないために、あえて突き放すようなことをしたんです!ね!イトリ!」
春日イトリ:「嫌って、拒絶して欲しいんです...」
春日イトリ:「優しさなんて自分が許せないから...なので邪魔します」
析了トオル:「……貴女、ツィラさんがこれくらいで拒絶するような人に見えますか?」
析了トオル:「貴女が想うより、ずっと彼女は強いですよ。今だってそう」
析了トオル:「……すぐにでも、繋がりに行ってしまいそうなくらい」
春日イトリ:「どうでもいいって言いましたよね」
春日イトリ:「その気が無いならさせてあげます」
春日イトリ:「実際、卒業後の進路は考えないとですからね」
GM:黄金の亀裂、内より出でるは無数の彫刻、絵画、その他危険指定された芸術の模倣
春日イトリ:「罰の清算すら行えないなら...より付け入られる事を教えてあげます」
春日イトリ:「芸術家のありふれた死にかたじゃないですか」
春日イトリ:「騙されてのっぴきならない状態に追いやられるのって」
白兎 七草:「抱いた気持ちは中々変わらないよね。不条理でも、そこに利も義理も通らなくても」
白兎 七草:「でも。……規模こそ大きくても、本音と本音をぶつけ合う事。これだって一つの青春だ」
白兎 七草:「なら、いくらでも私達は私達の本音を通すよ。騙されたって信じ抜く」
白兎 七草:「優しさをイトリちゃんが許せるようになるまで……耕された地ノヴァリスが本当の故郷になるように。」
箱色ツィラ:「イトリちゃんが、私を嫌ってないなら……」
箱色ツィラ:「私はまだ、繋がることを諦めずにいられます」
箱色ツィラ:「表層ではなく、真に繋がりたいです、イトリちゃんと」
箱色ツィラ:「繋いでいいですか?……いえ」
箱色ツィラ:「繋ぎますね」
析了トオル:「さて……先に指摘された通り、私はずけずけと相手に踏み込み過ぎていけない」
析了トオル:「ですが、語らう事こそが今必要なことであると、私は断言します」
析了トオル:「……殻に籠りかけている貴女には、きっと。友や先生のような存在が必要でしょうから」
析了トオル:「そして、貴女が手放そうとしてもできない、その繋がりを修復する手を接ぎ直す為にも」
析了トオル:「……何、私はその足掛かりくらいにはなりましょう。道を明かす事が、私の得意技ですから」
イリス・ウィトルウィウス:「芸術家は、そんなことでは死にませんよ。イトリ」
イリス・ウィトルウィウス:「芸術家が死ぬ瞬間は唯一つ、すべての作品がこの世から消え去った時です」
イリス・ウィトルウィウス:「そして実は……知っていますか?」
イリス・ウィトルウィウス:「有史以来、死んだ芸術家は一人もいません」
イリス・ウィトルウィウス:「必ず誰かが、その作品を記憶し、記録し、或いは修復してきたからです」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方が自分の罪を見せびらかすのは勝手です。だから私も、勝手に自慢します」
イリス・ウィトルウィウス:「春日イトリがしてきたことの価値を。あなたの芸術を!」
春日イトリ:「もういいです...誰も私を罰してくれないなら」
春日イトリ:「私は自分を否定するために戦います」
GM:突き立てられた無数のEXレネゲイド
GM:伝播した衝動により共振し
GM:周囲の衝動を掻き立てる
GM:衝動判定 難易度9です
白兎 七草:(4+1)dx+1>=9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 7[1,3,4,4,7]+1 → 8 → 失敗

箱色ツィラ:先生……!
析了トオル:11dx>=9
DoubleCross : (11DX10>=9) → 10[2,2,3,4,4,6,6,8,9,10,10]+9[4,9] → 19 → 成功

白兎 七草:ん~……まあ、まぁ……大丈夫!
箱色ツィラ:言ってくれたら《砂の加護》あげたのに……
白兎 七草:アッ
析了トオル:2d10+96
DoubleCross : (2D10+96) → 11[9,2]+96 → 107

GM:リアクションできないカモ発見ンン~~!
白兎 七草:クッ GMの罠にかかってしまった 賢い奴だ……
イリス・ウィトルウィウス:《ヒューマンズネイバー》でダイス+1
箱色ツィラ:イリスちゃんはあげたほうがいい?大丈夫?
イリス・ウィトルウィウス:できればほしいかも!
白兎 七草:2d10+70
DoubleCross : (2D10+70) → 8[3,5]+70 → 78

箱色ツィラ:はーい!《砂の加護》します~
箱色ツィラ:ダイス+6個!
イリス・ウィトルウィウス:ありがとう~
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を8増加(70 → 78)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3増加(96 → 99)
イリス・ウィトルウィウス:12dx+1>=9
DoubleCross : (12DX10+1>=9) → 9[1,2,4,6,6,6,6,7,7,7,8,9]+1 → 10 → 成功

イリス・ウィトルウィウス:貰っといてよかった~
箱色ツィラ:よかった
析了トオル:わっいつの間にかぶっちぎりに
箱色ツィラ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 8[3,8,8] → 8 → 失敗

イリス・ウィトルウィウス:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[6,4] → 10

箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を2D10(→ 4)増加(99 → 103)
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を10増加(75 → 85)
GM:では 戦闘開始!
GM:神聖二重冠、及び新星白書が使用可能になりました。

▼ 効果を見る(クリックで展開)

GM:エンゲージは以下の通りです
春日イトリ
|
|10m
|
PC達
GM:セットアッププロセス
箱色ツィラ:ありません
白兎 七草:なし!
イリス・ウィトルウィウス:『芸術の覚醒』《原初の黄:活性の霧》LV7 ラウンド中、自分の攻撃力を+21。
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3増加(85 → 88)
析了トオル:【領域解析】《戦術Lv4》
析了トオル:私以外のみんなのメジャーダイスを+4します
春日イトリ:真律調和層~オメガテラリウム~《原初の混沌→茨の冠》
セットアッププロセスに使用、選択した対象がメジャーアクションを行う度、
メインプロセス終了時に5Dダメージ。メジャーアクション使用で解除。

春日イトリ:対象はツィラ先輩
イリス・ウィトルウィウス:ウワーッ!
箱色ツィラ:そんな~
箱色ツィラ:繋がっちゃった
析了トオル:ツィラさん~!
箱色ツィラ:繋がる……?
春日イトリ:カンパニーデータのアンリミテッドサプライにより原初の混沌は消費されません
白兎 七草:繋がっちゃった
白兎 七草:ズルっこしてるよ!
イリス・ウィトルウィウス:ズル!
箱色ツィラ:なんてことだ
GM:エネミー特権じゃい!
析了トオル:侵蝕6増えて113!
析了トオル:インチキですよ!
GM:勝者が歴史を作るのだ
GM:イニシアチブプロセス:白兎 七草
白兎 七草:はーい!
白兎 七草:とはいえ経験点のうち60点がシナリオ1回しか使えないので……
白兎 七草:普通に行きましょう!『縮退する枷』:黒の鉄槌+コンセ
白兎 七草:(4+1+3)dx8+4
DoubleCross : (8DX8+4) → 10[1,1,3,4,7,8,9,10]+10[5,6,8]+3[3]+4 → 27

春日イトリ:ガード!
春日イトリ:そして原初の混沌を使用
白兎 七草:こんどはなに~!?
春日イトリ:皮上刺青"スカリフィケイト"《リキッドブレード》取得時、12点を攻撃力、ガード値に割り振る。
箱色ツィラ:無限に使ってくるよ~
白兎 七草:取得した時というわけね
春日イトリ:ガード値12で守っちゃいます!
イリス・ウィトルウィウス:高いアイテムばっかり買って!
析了トオル:予算が!
春日イトリ:ムセイオンの力...私に流れ込むぞ...
白兎 七草:(3+1)d10+10
DoubleCross : (4D10+10) → 15[5,2,6,2]+10 → 25

白兎 七草:出目が悪いよ~!
春日イトリ:ガード値は11なので14受けます
白兎 七草:あっ
白兎 七草:すみませんGM、マイナーで暴走解除しても……?
春日イトリ:OK!
白兎 七草:ごめんなさい~!感謝!
白兎 七草:以上!あと頼みます!
GM:イニシアチブプロセス:析了トオル
析了トオル:はい
析了トオル:マイナーはありません
析了トオル:メジャー
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を3増加(78 → 81)
析了トオル:【領域解体】《コントロールソート》《コンセントレイト:ノイマン》
析了トオル:対象はイトリさん
春日イトリ:ガード!バリアです!
析了トオル:とりあえず命中を振りましょう
析了トオル:12dx7+5
DoubleCross : (12DX7+5) → 10[2,4,4,5,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[2,3,3,7,8,9,9]+10[5,6,8,9]+6[4,6]+5 → 41

析了トオル:おっ
春日イトリ:あわわっ
析了トオル:なんと……ガードを無視できます。IA適用前構成なので
春日イトリ:うそっ、そんな?!
春日イトリ:ダメージどうぞ!
析了トオル:5d10+21+12
DoubleCross : (5D10+21+12) → 26[7,6,4,4,5]+21+12 → 59

析了トオル:ガード無視、命中でコンビネーターが発動します。侵蝕は4増えて117
春日イトリ:うぐぅ、痛すぎる
春日イトリ:でも反撃したりますよ
析了トオル:ラウンド間ダメージ2Dせよ!
析了トオル:なにっ
GM:イニシアチブプロセス:春日イトリ
イリス・ウィトルウィウス:イトリ、動きます
析了トオル:ゴゴゴ
白兎 七草:イトリは不安よな。イトリ、動きます
春日イトリ:オートアクションでリキッドブレードを放棄!
箱色ツィラ:ああっ勿体ない
イリス・ウィトルウィウス:捨てないで
春日イトリ:さらにオートアクションで原初の混沌→浅右衛門刀、七ツ胴《シザーリッパー》
析了トオル:■リキッドブレードくんがこちらを見ている
析了トオル:うわっ
春日イトリ:もっといいのがあるんだぜ!
春日イトリ:カスタマイズ+コンセントレイト:モルフェウス+ギガノトランス
春日イトリ:シーン全員を対象だ!
白兎 七草:シーンか~!
箱色ツィラ:なんてことだ
イリス・ウィトルウィウス:やめろ―!
析了トオル:ゲーッ!
白兎 七草:私とイリスちゃんの虎の子が!
春日イトリ:ヒャアッ! お命頂戴!
春日イトリ:10dx@7 命中
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,3,3,4,4,4,7,8,8,9]+10[1,5,8,8]+6[6,6] → 26

箱色ツィラ:暴走リア不です
析了トオル:ドッジしてみよっと
イリス・ウィトルウィウス:ドッジ!
析了トオル:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[2,6,7,9] → 9

析了トオル:だめ!
イリス・ウィトルウィウス:4dx+1>=26
DoubleCross : (4DX10+1>=26) → 6[3,5,5,6]+1 → 7 → 失敗

白兎 七草:『背反のパラドックス』:迎撃する魔眼
箱色ツィラ:先生の反撃だ!
イリス・ウィトルウィウス:ついに!
白兎 七草:リア放棄!喰らえっ黒の鉄槌!
春日イトリ:教育教育教育!
析了トオル:やっちゃえー!
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を7増加(81 → 88)
白兎 七草:(これに侵蝕7……?)
白兎 七草:(4+2+3+4)dx8+4
DoubleCross : (13DX8+4) → 10[1,1,3,3,3,4,5,6,6,7,7,7,10]+7[7]+4 → 21

春日イトリ:リアクションできないからダメージを出し合いましょう!
白兎 七草:OK!コンビネーターでダメージ+2D!
春日イトリ:3d10+14 装甲無視
DoubleCross : (3D10+14) → 20[7,5,8]+14 → 34

白兎 七草:すみません此処のチャットログを間違えて消しちゃった!6d10+10→45点
春日イトリ:ヒェェ
析了トオル:イトリさんのロイスをタイタス、昇華で復活!ぬぬう……!
白兎 七草:装甲無視、厄介だ……リザレクト!
イリス・ウィトルウィウス:HP0、《リザレクト》!
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(88 → 93)
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(88 → 98)
箱色ツィラ:装甲有効ならな~ しにます
箱色ツィラ:コトノちゃんのロイスを昇華して復活。
白兎 七草:白兎 七草のHPを5に変更(26 → 5)
イリス・ウィトルウィウス:HP10で復活
析了トオル:HP11
GM:イニシアチブプロセス:イリス・ウィトルウィウス
イリス・ウィトルウィウス:やってやりますよ
イリス・ウィトルウィウス:マイナーで『芸術の巨人』《原初の青;ヴィークルモーフィング》LV5《オリジン:ヒューマン》LV5 モーフィングロボを取得して搭乗。行動値-3。シーン中エフェクトを組み合わせた判定の達成地+5
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を4増加(98 → 102)
イリス・ウィトルウィウス:100%超えたのでオリジン:ヒューマンもLV6だ
GM:最大パワーだ!
イリス・ウィトルウィウス:メジャー『芸術の爆発』《原初の赤:巨匠の記憶》LV8《幻想の色彩》LV2《コンセントレイト:ウロボロス》LV4 モーフィングロボでイトリを攻撃!
イリス・ウィトルウィウス:(2+3+8+4)dx+5
DoubleCross : (17DX10+5) → 9[1,1,1,1,2,2,3,5,5,6,6,7,7,8,9,9,9]+5 → 14

イリス・ウィトルウィウス:あっコンセ入ってなかった
春日イトリ:良かった...
イリス・ウィトルウィウス:17dx7+5
DoubleCross : (17DX7+5) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,7,8,9,9,10,10]+10[3,7,7,8,9,10]+10[4,6,7,9,9]+10[2,4,9]+3[3]+5 → 48

イリス・ウィトルウィウス:こっち!
春日イトリ:オートアクションでシザーリッパーを放棄!再度リキッドブレードをガード値11で再取得!
春日イトリ:やっぱりリキッドブレードくんしか...
春日イトリ:ガードします!
イリス・ウィトルウィウス:シザーリッパーくんの方が絶対いいよ
イリス・ウィトルウィウス:ダメージ!
イリス・ウィトルウィウス:5d10+2d10+15+24 装甲有効
DoubleCross : (5D10+2D10+15+24) → 26[1,5,1,9,10]+14[9,5]+15+24 → 79

春日イトリ:ガード値引いても68
春日イトリ:まだ生存!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を9増加(103 → 112)
GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:マイナーでイトリちゃんに接近。
箱色ツィラ:メジャー『腰掛鎌こしかけかま』:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》+オートで《砂の加護》《砂塵霊》
春日イトリ:OK!
箱色ツィラ:18dx7+1
DoubleCross : (18DX7+1) → 10[2,3,3,3,3,4,4,5,5,5,6,6,7,8,8,8,8,9]+10[2,3,6,7,9,10]+10[3,3,8]+1[1]+1 → 32

春日イトリ:ガードします!
箱色ツィラ:4d10+2d10+59 諸々有効
DoubleCross : (4D10+2D10+59) → 25[2,7,6,10]+15[8,7]+59 → 99

春日イトリ:ギャンッ
春日イトリ:それは流石に倒れます...が
箱色ツィラ:茨の冠くらいます
春日イトリ:春日一族の妄執!
春日イトリ:HP1で復活します、そしてラウンド間ダイス+5です
箱色ツィラ:これ振ってもらうのがいいのかな
春日イトリ:大丈夫です~
イリス・ウィトルウィウス:まさに不死身のイトリ…ディアボロスイトリだ
GM:ではダイスをば
GM:5D 茨の冠
DoubleCross : (5D10) → 22[3,9,7,2,1] → 22

箱色ツィラ:しにました
箱色ツィラ:オールドカラーズに好奇心:◯/無関心で取得して即昇華。
箱色ツィラ:もう2枚も切っちゃった
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を10増加(103 → 113)
GM:では第二ラウンド!
GM:セットアッププロセス
春日イトリ:無し
箱色ツィラ:なし
白兎 七草:なし!
析了トオル:戦術はぼちぼち重いな……無しで決め切りましょう。
GM:イニシアチブプロセス:白兎 七草
イリス・ウィトルウィウス:なし!
春日イトリ:エフェクト使用!
白兎 七草:ナニ!?
春日イトリ:インターセプト
春日イトリ:メインプロセスをしちゃいます!
析了トオル:なにっ
白兎 七草:メインプロセスを……1回も!?
箱色ツィラ:そんな……
春日イトリ:贋作:“反・生命論”《原初の混沌→天の火》
イリス・ウィトルウィウス:欲望の権化
白兎 七草:天の火!?!?
イリス・ウィトルウィウス:ワーッ!
析了トオル:でかいやつ!
春日イトリ:知識:機械工学で判定をしますが...
春日イトリ:命中は-10 精神ダイスは4、技能もありません
春日イトリ:なので切ります、神聖二重冠!
イリス・ウィトルウィウス:ここで!
春日イトリ:侵蝕率を10上昇、達成値を30増加します!
春日イトリ:対象はツィラ先輩以外の後方のエンゲージの皆さんに範囲攻撃です!
白兎 七草:うお~ここしかない!
白兎 七草:オート『地平の境界線』:《孤独の魔眼Lv2》
イリス・ウィトルウィウス:天の火が先生に吸い込まれていくぞい!
春日イトリ:焼き払え!芸術巨人!
白兎 七草:対象を自分1人に変更!
白兎 七草:オート『背反のパラドックス』:《迎撃する魔眼Lv3》
春日イトリ:4dx-10+30 命中
DoubleCross : (4DX10+20) → 10[2,7,9,10]+9[9]+20 → 39

白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を11増加(93 → 104)
白兎 七草:オートだからロイス切らなきゃいけない……
白兎 七草:(4+3+3)dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,3,4,7,7,7,7,8,10]+10[1,4,7,8,9,10]+10[2,5,9,10]+10[5,7]+5[5]+4 → 49

GM:ぐ、戦闘不能...
春日イトリ:春日イトリ戦闘不能により戦闘終了です
白兎 七草:あ、お互いにダメージ打ち合う感じじゃない……?
春日イトリ:そうでした
春日イトリ:くらいなさい!
白兎 七草:お喰らいな!
白兎 七草:(5+1+2)d10+12
DoubleCross : (8D10+12) → 44[6,9,2,3,7,9,1,7]+12 → 56

春日イトリ:4d10+40
DoubleCross : (4D10+40) → 20[6,4,6,4]+40 → 60

白兎 七草:戦闘不能、春日イトリのロイスを昇華して起き上がります
GM:今度こそ戦闘不能
GM:戦闘終了です


GM:張り詰めた緊張の中、春日イトリが動く
GM:義手と生身の手で作るは狐、それをひねり窓を形成する
春日イトリ:春日一族は平安より続くオールドの家系、それ故に行使する
春日イトリ:「オールドの利点はレネゲイドの定型的な動きが伝承化しているところですよね」
春日イトリ:「開け__狐窓」
春日イトリ:「真律調和層~オメガテラリウム~」
春日イトリ:周囲に薄い膜が箱色ツィラの座標を中心に展開される。
箱色ツィラ:「狐……木連きつね格子ですか?」
箱色ツィラ:「これも非常に芸術性の高い作品だと思いますけど……」
箱色ツィラ:「これを生むのは芸術ではないんですか、イトリちゃんの中では」
春日イトリ:「これはあくまで家業の手習いですよ」
春日イトリ:「あくまで繋ぎ...真に恐ろしいのは呼び出す“彼女”の作品ですよ」
春日イトリ:建築家、それも空間デザインを専攻する生徒の作り上げた“完全に調和のとれた生態系”。
春日イトリ:それ故に完全に異物を排他する芸術の要塞
春日イトリ:「この空間は敵意に反応するので...大人しくしていてください」
春日イトリ:「そうすれば傷つきませんから」
イリス・ウィトルウィウス:「アトリエの贋作…イトリの能力を戦闘に転用すると、こうなるということですか…!」
析了トオル:「成程、他者の能力を一時的に借り受ける、と。多数の作品に触れた彼女だからこその恐ろしさ、でしょうか」
白兎 七草:「ツィラちゃん!領域自体の強制力はないみたいだけど……その分能力が上がってるのかな」
箱色ツィラ:「うん。成程。成程?」
箱色ツィラ:「わかりました」それだけ言って、その場に静止する。
白兎 七草:「あまり無理は……いや、"したいように動いて"ね」そう言い、春日イトリ――自らの生徒へ向き直る。
白兎 七草:上天が歪む。
白兎 七草:銀河に映るその黒点は星々の光すら、はたまた黄金の亀裂から放たれる光すらも許さない。
白兎 七草:圧縮された重力の塊は存在そのものがこの空間を狂わせ、歪ませ――リソースを消費する。
白兎 七草:DDOS攻撃の如く修正を働かせた傍から空間を捻じ曲げる、いわば範囲を象徴する領域系能力の……アトリエの天敵とも呼べる魔眼
白兎 七草:「やり方が決まってる能力って言うのもいいけど、こういうやり方しかできないんだよね……!」
春日イトリ:「空間が...これは重力ですか」
白兎 七草:「分かりやすい能力でしょ、でもだからこそ扱いやすい!」
白兎 七草:ぐわんと空間が揺れる。空間を抉るようなその波は魔眼から放たれた斥力そのもの。
白兎 七草:魔眼、そしてそこから放たれた押し付けるような斥力は縮退する如く領域へ、身体へと二重に負荷を与える。
白兎 七草:「ごめんね、できればもっと丁重に扱いたいんだけどな!」
春日イトリ:「ぐぅっ?! むしろまだ足らないくらいですよっ」
春日イトリ:首筋に黒が動く
春日イトリ:それは皮膚を自在に動く入れ墨であり全身に巡り、その強度を補強する
春日イトリ:「(でも、防性の入れ墨でも衝撃が殺しきれない...)」
白兎 七草:「(思ったより通りは悪いけど……この感じなら、問題ない)」準備は整った、そう言わんばかりに笑みを浮かべる。
析了トオル:「……ふむ」
析了トオル:先ほどから、つぶさに周囲を観察していた。宙の構成を。地の材料を。
析了トオル:「様々な要素を複合していますが、それ故に付け込める領域は残っていそうですね」
析了トオル:すい、と立体映像を操作する。
析了トオル:武装の展開、並びにコマンドの入力。
析了トオル:「では……少し、卑怯な手チートを使ってみましょうか」
析了トオル:にこりと笑って、弾丸をイトリの周囲へと速射する。
春日イトリ:「通常火器の起動程読みやすいものはありませんね」
春日イトリ:「来るとわかっていれば入れ墨の自動防御は完全に無力化します」
析了トオル:「……ええ。それでは、同じ言葉を返しましょう」
析了トオル:「オールドの術式構築程、"分かれば容易い"ものはありません」
析了トオル:弾丸が弾けて開く。周囲の空間に溶け込むように消えていく。
春日イトリ:「っ___?!」
析了トオル:「file [ -f equivalent theseus ]閲覧開始
春日イトリ:驚愕に目を見開く
析了トオル:「……ふむ。流石、秘匿とされるだけありますね」
析了トオル:大量の情報がトオルの目の前に立体的に展開される。到底数え切れぬ文字しんぴの羅列、その全てを一瞥し。
析了トオル:「正直、初見ではさっぱりです。もっと長い時間をかけてじっくり……と、いきたいところですが」
春日イトリ:オールドの術式はその工程に秘匿の意味を込めた“遊び”を含んでいる
春日イトリ:それ故に合理思考にはそのロジックが真に意味を明かすことは無い
春日イトリ:しかし__
析了トオル:「……ここをこうして、こう」
析了トオル:「一旦、止めてみましょうStop 19
析了トオル:春日イトリの展開する世界、その一部が───誤作動を起こした。
析了トオル:動きの一部が鈍く、"歪んで止まる"。
析了トオル:「……思うに。魔術、神秘とされるものと科学、その大枠に違いはありません」
析了トオル:「基盤システムに従い、命令コマンドを送り、機能プログラムを実行する。」
析了トオル:「そして、科学にだってほんの一部ですが……"遊び"を入れる文化は存在する、という事です」
春日イトリ:「...そういえば、六壬から出禁措置を受けていたんでしたっけ」
春日イトリ:「その意味が分かりましたよ」
析了トオル:「後はそれを見つけてしまうだけ。私、そういったものが得意みたいなので」
析了トオル:「一見無法に見える其れも、攻略法バラしかたはあるという事なのですが」
析了トオル:「……私の取柄、これと備え付けの武器以外殆ど無いものでして」
析了トオル:「というわけで、一人では無理!これで多少は話しやすいでしょう!後は皆さんにお任せします!」
析了トオル:「そろそろ手痛い反撃が来そうな気がするので……!」
析了トオル:車椅子を全力稼働、出来るだけ離れようと動き出す。
白兎 七草:「出禁の話とか詳しく聞いてみたいけど……それには同感!対処できる範囲ならいいんだけどな!」
春日イトリ:「すぅ___」深く息を吸う
春日イトリ:「浅右衛門刀、七ツ胴」
春日イトリ:左足を前に滑らせ半身、上段に構えられた切っ先がさらに振り上げられる。
春日イトリ:春日イトリに実践剣術の経験は無い。
春日イトリ:それは敵を下す対人の剣術に非ず
春日イトリ:試刀術、刀剣の価値と切れ味を判ずる異形の剣術が振るわれる。
春日イトリ:刀身は通常、そして彼我の距離は遠くまるで演舞にも見える
イリス・ウィトルウィウス:「───!来ます!下がっ……」咄嗟にスプレーガンを空中に吹き付ける。しかし、それが形を成す前に───
GM:回避どころか間合いすら外にある一撃の距離を詰めたのはキュビズム的視点を世界に一時的に強制する封印指定芸術による観測レンズ
GM:ずぅ_____
GM:袈裟裂きの攻撃の軌道が不可思議にブレる
GM:一拍、そして赤い線が奔る
箱色ツィラ:一瞬手を出そうとして、すぐに留めた。
析了トオル:「……ふふ。いやはや。動くだけカロリーの無駄でしたか」
析了トオル:「どうやっても無理そうですねこれ……!」
イリス・ウィトルウィウス:「くっ……」刻まれた斬痕から、遅れて血飛沫が上がる。RBとしてのイリスの肉体は半人半機、体表面が生体に置き換えられている。
箱色ツィラ:「ふんふん。分かりました」斬られながらも得心したように。
イリス・ウィトルウィウス:ヒューマンズネイバーによって再現された擬似的なものではあるが、鮮やかな赤が地面に滴り落ちる。
箱色ツィラ:「迎撃の試みも敵意とみなされるんですね」
析了トオル:車椅子を逆に庇うように、動かぬ脚に斬撃を合わせる。
春日イトリ:「正解ッ」
白兎 七草:「芸術的だね、随分……でも、こっちは勉強してたらどうにかなるものでもなさそうだ!」
析了トオル:「っ……く。危ない危ない……腕も機体も弱点だらけですからね、此方は……」噴き出した箇所を圧迫し、出血を出来る限り抑える。
春日イトリ:「だからといってどうにもなりません」
春日イトリ:「早く本気を出さないとみんなお仕舞ですよ?」
春日イトリ:箱色ツィラとイリス・ウィトルウィウスを一瞥する
春日イトリ:その瞳には焦りと恐怖が滲む
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ……」
イリス・ウィトルウィウス:「……わかって来ました。罪悪感だけではありませんね」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方がこうして立ちはだかるのは、貴方なりの考えがあってのことなんでしょう」
箱色ツィラ:「……そうなんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリは、優しい子ですから」
イリス・ウィトルウィウス:「どれだけ悪い子のふりをしても、自分の欲望のためだけには動けませんよ」
白兎 七草:「ならその内を、考えを……聞かせてもらわないとね」
イリス・ウィトルウィウス:「……はい」スプレーガンを構えて
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ、貴方の言う通りに、本気でお相手します」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方は、貴方がなんと言おうと……間違いなく、ムセイオンが誇る至高の芸術家ですから」
春日イトリ:「本気? 自身にかけた誓約、生徒への攻撃を禁じているのにですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに、アトリエの中ではそうですね」
イリス・ウィトルウィウス:「アトリエは、生徒にとっての最大の作品ですから。私が手を加えるわけには行きません」
イリス・ウィトルウィウス:「けどねイトリ、勘違いしないで下さい」
イリス・ウィトルウィウス:「私が不可侵を誓ったのは、生徒の作品であって、生徒がいけないことをしてたら、お仕置きくらいはすることもあるんです」
イリス・ウィトルウィウス:「そしてここは───」
イリス・ウィトルウィウス:宇宙を象ったアトリエに、暗黒の窓が開く。イリスの背後から、『別の宇宙』が漏れ出して、アトリエを侵食する。
春日イトリ:「これはこの世界のものではない....まさかっ?!」
イリス・ウィトルウィウス:「これもイトリのおかげですね。だから、一番最初にお見せします」
イリス・ウィトルウィウス:「私の、作家性の一端を!」
イリス・ウィトルウィウス:「"サマーシャワー"」「"フォッグ"」「"シャドウブルー"」
イリス・ウィトルウィウス:暗黒の空洞へと絵の具が投げ込まれ、程なくして
イリス・ウィトルウィウス:混ざりあった宇宙が───爆発する。
春日イトリ:「そう、ですよね...そうでないとあのアトリエからは出られない」
春日イトリ:「だとしてもこれは___」
イリス・ウィトルウィウス:「創生せよ!芸術の巨人!」
イリス・ウィトルウィウス:「"夜の果ての旅"!!」
夜の果ての旅:ビッグバンの光を吸い込んで、規格外の大きさの巨人が生み出される。
夜の果ての旅:漆黒の太陽を頭上に浮かべた、異形の巡礼者の彫像。

春日イトリ:「格段に違う、以前の芸術巨人より遙かに強大、はるかにその骨子ディテールが繊細」
春日イトリ:「(飲まれるなっ、魅入ったらそれで終わってしまう)」
夜の果ての旅:巨人が歩みを進めるたび、足元から黒い結晶の塔が無数に屹立する。
夜の果ての旅:その一歩は凄まじく大きい。キュビズム的視観測レンズによる巨視的間合いを更に外側から踏む抜いてイトリの眼前へと迫り
夜の果ての旅:跪き、祈りを捧げる。頭上に戴いた暗黒太陽が、妖しげに輝きを投射し
夜の果ての旅:その光を浴びた全て…イトリを含む全ての物体の内側を突き破って、黒い結晶柱が無数に屹立する。
春日イトリ:「(膨大なスケール、対応策を)」
春日イトリ:「ガッ______ふぅ”」
春日イトリ:入れ墨を全身に広げその骨子、その存在強度を底上げするが内部より引き裂かれる
イリス・ウィトルウィウス:イリスの背後の空洞が閉じられる。それと同時に、芸術の巨人は塗料の塊となって弾けて消えた。
イリス・ウィトルウィウス:「……もう、充分でしょう?イトリ」
イリス・ウィトルウィウス:「お仕置きするとは言いましたが……これ以上はあなたを傷つけたくありません」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたが感じている不安をうち払うだけの力を、あなたが私に与えてくれたんです」
イリス・ウィトルウィウス:「ね?イトリ、意地を張るのはこの辺にして」すっと手を差し出す。
イリス・ウィトルウィウス:「一緒に、これからどうするか考えませんか?」
春日イトリ:結晶柱に支えられながらその手を取る
イリス・ウィトルウィウス:ぱぁ、と表情を明るくして
春日イトリ:「その甘さで、ムセイオンをもう一度塗りつぶされたいんですか?」
春日イトリ:「星の窓より、コード:アストロスコープ」
春日イトリ:紫電が奔り両者の手の間で瞬く
イリス・ウィトルウィウス:「うぁ!?」
イリス・ウィトルウィウス:電撃にその手を弾かれる。
春日イトリ:掌に回った刺青を構成する液体金属、その端子よりコードが流れる
春日イトリ:「プランはまだ継続中、ムセイオンに眠る未知が目を覚ますのは既定路線なんです」
春日イトリ:「だから、いい加減に覚悟を決めてくださいよッ」
春日イトリ:頭上に輝く十字冠、刻まれ色号は正しくは十字ではない
イリス・ウィトルウィウス:(抗性プログラム……?)痺れたままの腕を押さえて、イトリに潤んだ視線を向ける。
春日イトリ:覚悟と共にその冠に真の意味が付与される
春日イトリ:十字の針を囲う文字盤
春日イトリ:神聖二重冠がその輝きを増す
イリス・ウィトルウィウス:「そこまでして……」呆然とその輝きを前に立ちすくむ。
春日イトリ:「(ツィラ先輩も...追い込むか十字冠の機能で"転送"させる)」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん!あれ何ですか?」
春日イトリ:「(念入りにしないと...ムセイオンは“後が無い”)」
箱色ツィラ:「イトリちゃんの……十字冠。見たこと無いことになってます!」
箱色ツィラ:「よくないものですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「え?……あっ!ツィラは見たことないんですね…!」
イリス・ウィトルウィウス:「大十字冠どころか、シオン会長が現役の頃にはもう封印されてましたもんね……」
イリス・ウィトルウィウス:イトリから距離を取って「説明します!」
イリス・ウィトルウィウス:「アレは、神聖二重冠ダブルクロス。十字冠の戒則を一部限定解除する……」
イリス・ウィトルウィウス:「えーと、時間制限付きの無敵状態みたいなものです!」
箱色ツィラ:「おお……」
イリス・ウィトルウィウス:「よくないもの……ではありません。会長の残したものが、そうであるはずはない」
箱色ツィラ:「そうなんですね、じゃあいいです!」
イリス・ウィトルウィウス:「あれは、イトリの決意の証です」
イリス・ウィトルウィウス:「えっ、あ、いいんですか!?大丈夫でしたか今の説明で?」
箱色ツィラ:「はい!嫌なものに手を出してるわけじゃないんですよね?」
箱色ツィラ:「じゃあ……いいです。いいんです」
箱色ツィラ:「もっと知るのは、これから出来るようにしますから」
箱色ツィラ:一歩踏み出す。
箱色ツィラ:周囲の真律調和層を全く無視するように、ズンズンと歩みを進めていく。
春日イトリ:周囲に浮遊する棘を持つ浮遊魚、六足歩行の魔獣、強毒性の好気細菌
春日イトリ:それらが一斉に異物を排除しようと喰らいつく
箱色ツィラ:それにその身を食らわれながらも、なおも歩みは止まらない。どころか。
箱色ツィラ:それらの作用は、箱色ツィラのみならず、互いにも喰らい合う。
箱色ツィラ:「……全部繋いだので」
箱色ツィラ:「迎撃にも反応しちゃいますよ・・・・・・・・・・・・・
春日イトリ:「真律調和層の生態系に...“同化した”?」
春日イトリ:「繋いだ...のですか」
箱色ツィラ:「はい、そして、これから……」
箱色ツィラ:手を差し出す。
箱色ツィラ:「イトリちゃんにも繋ぎますね」
春日イトリ:これから身に起こりうる現象を想像するのは容易だ
春日イトリ:それ故に姿勢が、足が半歩後方へ後退してしまった
箱色ツィラ:手をつなぐ。先ほどのイリスと同じように。だが。
箱色ツィラ:一つ異なる点がある。彼女の身を守る刺青。それもまた。
箱色ツィラ:半分ほど乗り出し、繋いだ手を通って、ツィラの手へ。
箱色ツィラ:「……よし」
箱色ツィラ:「ようやく、また繋げましたね」
春日イトリ:「あっ__」
箱色ツィラ:脂汗を流している。異物の排除の効能自体を消しているわけではない。
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃんは、ああ言いましたけど」
箱色ツィラ:「イトリちゃんはまだ、決意しきれてないと思います」
箱色ツィラ:「私のこと……嫌いって、言わなかったじゃないですか」
箱色ツィラ:「言われてたら、私はきっと、ショックで」
箱色ツィラ:「手も伸ばせなくなっちゃってたと思います」
箱色ツィラ:「イトリちゃんは……それも理解ってるはずですよね」
春日イトリ:「わかりません、その言い分は間違ってますっ」
春日イトリ:「この神聖二重冠は決意の証なんです!」
箱色ツィラ:「だけど、だけど言わなかったもん!」
箱色ツィラ:「言わないことはわかんないもん!」
箱色ツィラ:「表現し言ってよ!」
春日イトリ:「分かりました...」
春日イトリ:「ならその甘さが完全に消えるように...分かりやすい手段で見せてやりますよッ」
GM:春日イトリの周囲に星の窓が展開される。
GM:それはマスターカラーズが遺産『額縁アーキドレイブ』によりその内部を使用者のアトリエと同一に描写し、アトリエを呼び出す召喚プログラム
GM:自身のアトリエを喪失した春日イトリには本来、描きだし、呼び出すためのアトリエは無い。
箱色ツィラ:「イトリちゃん、私、意味ないですよ」
箱色ツィラ:「イトリちゃんに何されても……」
箱色ツィラ:「もう話すまで離しませんから」
GM:しかし、その一瞬の間隙には加えられるコードがある
春日イトリ:「なら、それ以外のツィラ先輩の大切なモノを壊します」
箱色ツィラ:「それ以外……あっ」
箱色ツィラ:後ろを振り向く。
春日イトリ:「マゼンタ」
春日イトリ:「イエロー」「オレンジ」
春日イトリ:「グリーン」「シアン」「インディゴ」
春日イトリ:「ヴァイオレット」
春日イトリ:周囲に展開された額縁の内部に極僅かに割り込まれたコードが描く
春日イトリ:「"反=生命論"」

イリス・ウィトルウィウス:「……!」
GM:巨大な人型に内蔵された三つに連なる太陽
GM:抱擁するように覆いかぶさり内燃した熱量が臨界を超え
GM:膨張は限界を迎える
イリス・ウィトルウィウス:「そんな…!私の芸術巨人まで!?いけませんみなさん!離れて───」
白兎 七草:「――私達を、か。そうしたら確かに止まらなくなるね」
白兎 七草:膨張を迎えた熱量はたしかに届くと確信する、その刹那――光は歪み、止まる。
白兎 七草:先程見たよりもずっと小さく、僅かな闇。動き出した光はそのすべてを魔眼に呑み込んでいく。
白兎 七草:爆ぜるような光は呑まれ、その衝撃は一人に――白兎七草、ただ一人に降りかかる。魔眼による衝撃の蓄積を以てしても抑えきれず膝をつき血を吐けば、必然的に顔すらも俯ける。
白兎 七草:「は、ッ……げほっ、かふっ……イトリちゃん、一つ……授業をしようか。たまには先生らしいこともしなくちゃね」
イリス・ウィトルウィウス:「反=生命論の炎を、たった一人で……?」
白兎 七草:「ホーキング放射。何を飲み込んでも、完全に零になることはない――それが、光すら呑み込む重力帯でも」
イリス・ウィトルウィウス:「だ、大丈夫ですか先生!?特大ジャームでも消し炭になる威力だったはずですけど……?」
白兎 七草:「飲まれた質量は、ゆっくりと……熱になって、放散される。」無理やり修復したような体には魔眼の闇が覗く。ただ接着したような……そんな、その場しのぎ
春日イトリ:「(受け止めたんじゃないっ、これは___)」
白兎 七草:「大丈夫じゃないよ、でも……皆が命を賭けてるのに、これで消し炭になるわけにもいかない」あらゆる能力、意地、それらを全力で振るおうともこの始末。
白兎 七草:「一つ、問題を出そうか。……どう放散されるかを制御して、そのまま放散されるくらいに質量を縮めることで、加速すればどうなるかな」
春日イトリ:「まさか...っ」
白兎 七草:顔を挙げる。普段と異なる、不敵な笑み。
白兎 七草:「優秀なムセイオン生徒のイトリちゃんだ、きっと正解だろうね――確かに受け取ったよ。次は、私の番……!」
白兎 七草:溜め込まれた衝撃に呼応するように放たれる光と衝撃が、しかし対になる衝撃として放散される。
春日イトリ:急ぎ対比を試みて腕を動かそうとしたとき
春日イトリ:不意の引っかかりの衝撃で理解する
春日イトリ:目の前の少女を
箱色ツィラ:「離しません」
箱色ツィラ:「絶対離しません!」
春日イトリ:「離しなさい、ツィラ先輩!」
箱色ツィラ:「やです!」
白兎 七草:「……イトリちゃん、これでも皆の行動は……甘さかな」
春日イトリ:「非道い大人ひとですね...」
GM:膨大な熱が空間を焼く
GM:光が収まり、箱色ツィラを覆う影が地面に倒れ込む
春日イトリ:「(身体が動いてしまった....もう、演技する気力も残ってませんね)」
春日イトリ:咄嗟に庇ってしまった、言い逃れはできないだろう
春日イトリ:そうしてあきらめたように少女は脱力する
析了トオル:「……全く、どちらも相当に無茶をする……」結果、彼女は最初から敵ではなく、何かを隠していた。
白兎 七草:「いつだって……いいんだよ、イトリちゃん。中身を……本心を開くのは」
箱色ツィラ:「イトリちゃん……!?」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリ!」倒れ込む少女へ慌てて駆け寄る。
白兎 七草:ガクンと膝をついて、もう動けないようにその様子を眺めていよう
析了トオル:(事態は好転の方向に動いたのか、それとも……)
箱色ツィラ:手を離し、焼けた後頭部、髪に触れる。
箱色ツィラ:「熱っ……!どうして?」
析了トオル:「……さて、イトリさん。真意の程、お聞かせ願えますか?」
イリス・ウィトルウィウス:「落ち着いて下さいツィラ…!先生も手加減はしてくれています。すぐに処置すれば……」反=生命論の力をそのまますべて打ち返していればこの程度では済まない。
箱色ツィラ:「ど……どうすればいいんでしょう!?」
箱色ツィラ:「健康な肉体と繋ぎますか!?」
箱色ツィラ:「私とか……!」
析了トオル:「落ち着いて、彼女はまだ大丈夫」
箱色ツィラ:「はい」ス……と落ち着く。
春日イトリ:「イリスさんは私がプランナーに送り込まれたクランのスパイだって知ってましたよね...」
析了トオル:箱色ツィラの手を握りつつ、イトリの声に耳を傾ける。
イリス・ウィトルウィウス:「……はい。知ってました、ムセイオンの生徒のことならなんでも知っているんです。私は」
春日イトリ:「プランナーはノヴァリスから撤退しました...しかし、それは完全に手を引くというわけではなかったんです」
春日イトリ:「このノヴァリスには切り捨てるには惜しい成果物がいくつもある」
春日イトリ:「私がここにいたのも...あのエッグもその一つに過ぎません」
春日イトリ:「プランナーと色彩派、それが水面下で対立したとしてもプランナーはあの中に眠る可能性に目を付けてしまった」
イリス・ウィトルウィウス:「あの卵の中の……可能性」
白兎 七草:「……可能性。それは、一体……」
析了トオル:「……」
析了トオル:「知っていること、包み隠さずお願いします」
春日イトリ:「空想卵ファンタズマゴリアと呼称された来歴不明の異物、統合される十二のシンドローム」
春日イトリ:「もし、それらによって全く未知の能力を備えたマスターカラーズが“生徒”として蘇ってしまったら」
春日イトリ:「十字冠の不死性を備えたそれにもう一度ムセイオンは飲まれてしまいます」
春日イトリ:「私は逆らえなかった、もしサボタージュしたらサブプランで自身の手に負えなくなる」
イリス・ウィトルウィウス:「やっぱり、あの卵の中には居るんですね……彼女が」
春日イトリ:「だから、先生...トオルさん、ツィラ先輩、イリスちゃん」
白兎 七草:「な、……生徒として?」
箱色ツィラ:「生徒として……じゃあ」
析了トオル:「ノヴァリスへの再誕。其処にどこまで意識が連続しているかは不明ですが……ふむ」
箱色ツィラ:「マスターカラーズは、後継者を育てるんじゃなくて」
箱色ツィラ:「はい。創作したんですね?」
箱色ツィラ:「あっオールドカラーズです!まあマスターカラーズも……もう創作者ですけどね!」何故か誇らしげ。
春日イトリ:「どうか...アレに“弱さ”を見せないで」
白兎 七草:「ちょっと待って、イトリちゃん。その言い方じゃ、まるで……アレはもう」
析了トオル:「───孵化寸前、ですね?」
:ピシ____
イリス・ウィトルウィウス:「……っ!」
空想卵ファンタズマゴリア内部に飛散したアトリエの断片が
:飛散した画材が不規則な動きを伴いその穂先から塗料を滴らせる。

:それは大気に色を付けるかのように舞い、人型を模る
:人形のように無機質でどこか超常的な“ソレ”に眼球が描かれた時、“ソレ”と目が合う
:表面が波立ち、二次元から三次元への置換が行われたかのように少女が残骸に降り立つ
:すぐに理解した
???:これが“中身”なのだと


GM:箱色ツィラの脳裏でその面影が重なる
GM:かつての師であり、才能が目覚めた瞬間にその身を闇の中に送った姿に
箱色ツィラ:「あ――」
箱色ツィラ:「先生?」
箱色ツィラ:まだ、箱色ツィラにとってその言葉は、真には。
箱色ツィラ:“オールドカラーズ”を指すものである。
白兎 七草:「……あの子、が?」思わずムセイオン生の二人に視線を向ける。
析了トオル:(……私はオールドカラーズの事を事前情報以上に知らない。ですが、彼女のこの反応……)
析了トオル:(姿かたちは違えど、その鋭敏な感性は間違いなく連なるものを感じ取っている)
イリス・ウィトルウィウス:「…………」無言の内に肯定する。姿形が変わっても、その異形の在り方で理解できてしまう。
???:「箱色ツィラ」
???:「久しいですね、息災でなにより」
箱色ツィラ:「あ……」
箱色ツィラ:「はい、先生も、お変わり……」
箱色ツィラ:「……見違えました」
析了トオル:(……これはいけない。意識の連続性もある程度保持している)
???:「イリス・ウィトルウィウス」
イリス・ウィトルウィウス:「……」普段からは珍しい、鋭い視線だけを返す
???:「私の無き間、ムセイオンの管理をしていたようですね」
イリス・ウィトルウィウス:「……管理ではありません」
イリス・ウィトルウィウス:「大人しく人の言うことを聞くような子たちじゃないのは、あなたもご存知でしょう?」
イリス・ウィトルウィウス:「お世話していただけです、私は。みんなのアシスタントとして」
白兎 七草:("話"でしか聞いたことがない、何もかも。だけど……得体のしれない気配だけは、はっきりわかる)
???:「そのようですね、外部生徒をムセイオンで見ることはありませんでした」
???:「そして、理事会の知らない大人...ノヴァリスは多大な変化を強いられたことは想像難くはありません」
イリス・ウィトルウィウス:「理事会は、もう存在しません……今のノヴァリスは、私達生徒の街です」
白兎 七草:「……ええ、私が此処にいるのは先生――星室庁、その一人として。」
イリス・ウィトルウィウス:「……あなたは、どちらですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「もしあなたが、以前のように生徒達の才能を、作家性を搾取するために蘇ったというのなら」
イリス・ウィトルウィウス:「私はもう一度、止めないといけません」スプレーガンにカートリッジを装填する。
???:「嘆かわしいすれ違いです」
???:「死後、私の研究を調べたのであればあなたは理解しているはずです」
???:「色彩派の最終目標は“奪う”ことではなく“与える”ことなのだと」
???:「あまねくすべての芸術家にとって有益で有用である十四色目を」
箱色ツィラ:「十四色目……」
析了トオル:「事前の情報通り……やはり、十四番目のシンドロームこそが命題」
白兎 七草:「空想と現実を繋ぐ……か」
箱色ツィラ:「先生は、見つけたんですか?」
箱色ツィラ:「その目標いろを」
???:「貴方のおかげですよ、箱色ツィラ」
???:「ムセイオンの神秘は我が裡に」
析了トオル:(空想を求める派閥同士、重なる一点は必ず存在する……それこそが"未明の十四")
???:「イリス・ウィトルウィウス、私は貴方に敗れました」
???:「マスターの座も謹んでお譲りしましょう、そして正しい」
???:「ノヴァリスは“生徒”の街です」
イリス・ウィトルウィウス:「なら……!」
イリス・ウィトルウィウス:戦う必要などないはずだ。と口にしようとして、言葉に詰まる。そうはならないと、本能が伝えている。
???:「ですから正当に、貴方よりムセイオンを譲り受けそしてムセイオン中にこの裡の神秘をあまねく芸術家に“教導”しましょう」
???:「今度は_____“先達”として」
箱色ツィラ:その何色とも取れぬ“冠”を見る。生徒の証を。
???:「今はもうマスターではありませんから...そうですね」
箱色ツィラ:「ええ。今の先生は」
箱色ツィラ:「なんとお呼びするべきでしょう」
???:「“エクス” 新たなる付加色エクス・カラー
イリス・ウィトルウィウス:「"エクス"……」
エクス・カラー:「構わないでしょう? イリス・ウィトルウィウス」
イリス・ウィトルウィウス:「……あなたが"教導"するという、その色彩は」
イリス・ウィトルウィウス:「私達の学園生活を豊かにしてくれるものなんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「エクス・カラー。あなたがそう名乗るのは構いません、でも」
イリス・ウィトルウィウス:「私には、その付加色いろがとてもおぞましいものに思えて仕方がないんです」
エクス・カラー:「イリス・ウィトルウィウス」
エクス・カラー:「貴方の最も優れた点はその革新性です」
エクス・カラー:「そして最も芸術家として致命的なのは___」
エクス・カラー:「___会話という数十文字の羅列の組み合わせのみでコミュニケーションをした気になっているという“驕り”」
GM:極彩色の十字冠から
GM:その身に宿る新たなるシンドロームから
GM:莫大な圧力と自身の根源的な部分を侵そうとする感性の揺さぶりが発露する
エクス・カラー:「芸術とは創り手と受け手の相互干渉」
エクス・カラー:「私が作品を作らなかったのは“想像を実在に顕すのに色が余りにも不足していたから”」
エクス・カラー:「お見せしましょう」
エクス・カラー:「私の芸術性を」


イリス・ウィトルウィウス:ぞわりと、仮初めの肉体が総毛立つ。
イリス・ウィトルウィウス:常人の記録容量、演算領域を遥かに超越した自分にすら、その全貌を捉えきれない、圧倒的なスケール感。
白兎 七草:「何もかもが、未知過ぎる。構えて、気を強く……」
箱色ツィラ:「……眼が」
イリス・ウィトルウィウス:「その……瞳は……」あらゆる理解と観測を拒むなにかに射竦められたように、指一本動かせずにいる。
析了トオル:「……ふふ、この場で顕されるのは、一体……どのような色でしょう」
析了トオル:現状が絶望的であろうことは、周りの反応で既に理解している。だが、それでも。
析了トオル:「ああ……本当に……」理解しがたいことだが、自分というものはこの期に及んで……高揚が恐怖を塗り潰しているらしい。
箱色ツィラ:「ええ、ええ」
箱色ツィラ:「見せて下さい、エクス・カラー!」
箱色ツィラ:「私を4年も繋いで、求めたものが」
箱色ツィラ:「それだけのものであると、ちゃんと教えてください」
箱色ツィラ:「それこそが、あなたがまず行うべき教導です!」
GM:ムセイオンを侵食する空想卵
GM:宇宙すら内包する不可思議の内部にエクス・カラーのワーディングが
GM:異分子の因子が満ちる


【クライマックス2】

GM:エンゲージは以下の通り
エクス・カラー[9]
|
10m
|
ツィラ[7]イリス[8]
トオル[14]七草[20]

GM:セットアッププロセス
エクス・カラー:こちらはありません
白兎 七草:ある……けど、エクスカラーの行動値っていくつですか?
エクス・カラー:9です!
白兎 七草:9!なら~使っちゃおうかな
析了トオル:待ちなさい!ここで……セットアップより先にオートでレネゲイドチェッカーを使ってみます!
GM:了解!
GM:ではブリードとシンドロームが明らかになります
エクス・カラー
ブリード:クロスブリード
シンドローム:ウロボロス/unauthorized未分類
析了トオル:変なものが混じってますね
析了トオル:ぺっしたほうがいいですよ
イリス・ウィトルウィウス:なんだァ?
白兎 七草:呑み込む前にちゃんと吐き出しなさい!
箱色ツィラ:故障かな
析了トオル:セットアップどうしようかな
析了トオル:【正体解析】《戦術Lv4》
析了トオル:私以外メジャーダイスを4個増加!ピピピ
白兎 七草:じゃあ改めてセットアップ!折角だし……小惑星の力学を使用します!
箱色ツィラ:わ~い
析了トオル:侵蝕は大台乗って123
イリス・ウィトルウィウス:やった~
白兎 七草:効果はシーンに登場する任意のPCの行動値をR中10増やす!
白兎 七草:対象は……私以外のPCで!
イリス・ウィトルウィウス:みんな早くなった!
GM:デカぁぁイ!
箱色ツィラ:コンビネーターのために調整するわけね
白兎 七草:そう言うワケ
イリス・ウィトルウィウス:あっそういえばクライマックス1で作ったヴィークルやシーン継続効果ってまだ生きてますか?
GM:継続します!
イリス・ウィトルウィウス:ありがとうございます~!では行動値は15で
イリス・ウィトルウィウス:『芸術の覚醒』《原初の黄:活性の霧》LV8 ラウンド中、自分の攻撃力を+24。
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3増加(112 → 115)
箱色ツィラ:ありません
エクス・カラー[9]
|
10m
|
ツィラ[17]イリス[15]
トオル[24]七草[20]
GM:そしてNPCカードが追加されます

NPCカード【春日イトリ】 “テセウスの贋造”
任意のタイミングで使用可能。
PCは全てのアイテムの使用回数を回復する。


GM:イニシアチブプロセス:析了トオル
イリス・ウィトルウィウス:10上がってるからトオルさんかな?
白兎 七草:ですね
析了トオル:うおお!車椅子がめちゃくちゃ早いです!
白兎 七草:私は……上げていない!
エクス・カラー:原初の虚:ブリッツクリーク
析了トオル:ぬわーっ!
イリス・ウィトルウィウス:インチキ!
エクス・カラー:割り込みでメインプロセスを行使します
エクス・カラー:ホホホ...
白兎 七草:あの人インチキしてるよ~!
エクス・カラー:マイナーアクション
エクス・カラー:此処より永遠に+オリジン:ヒューマン+千変万化の影
効果:指定した判定の技能レベルを+6、あらゆる判定の達成値+5、BSを受けそのメインプロセス間攻撃力+24

析了トオル:アザ〇ースじゃん!!!
エクス・カラー:1d10でバッドステータスを決めますが、何故だかバッドステータスを受けません
エクス・カラー:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

エクス・カラー:無意味な放心付与
エクス・カラー:メジャーアクション
エクス・カラー:彼方より+原初の赤:虚構のナイフ+コンセントレイト:ウロボロス+混色の氾濫
エクス・カラー:Dロイス:異端の芸術家
判定を芸術:○○で行い、意志の技能レベル×10 40点の装甲を無視します

エクス・カラー:対象はPC全員
エクス・カラー:選択するのは芸術:美術
エクス・カラー:使用するエフェクトが無ければ判定に移ります
白兎 七草:ブリッツクリークって行動権使いますっけ?
エクス・カラー:使いません
白兎 七草:オート『地平の境界線』:《孤独の魔眼Lv3》
白兎 七草:先にこっちだけか 判定後に使います
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を4増加(104 → 108)
エクス・カラー:15dx+11@7 芸術:美術
DoubleCross : (15DX7+11) → 10[1,1,3,3,3,5,6,6,6,6,7,7,8,8,10]+6[2,4,5,6,6]+11 → 27

白兎 七草:オート『背反のパラドックス』:《迎撃する魔眼Lv3》
白兎 七草:リアクションを放棄、《黒の鉄槌》を用いて反撃!
エクス・カラー:3d10+48 ダメージ
DoubleCross : (3D10+48) → 9[3,4,2]+48 → 57

白兎 七草:(4+3+4)dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,5,5,6,7,8,8,8,9,9]+10[1,2,4,6,9,10]+10[9,10]+10[6,7]+4[4]+4 → 48

白兎 七草:(5+1)d10+12
DoubleCross : (6D10+12) → 32[3,1,3,10,7,8]+12 → 44

エクス・カラー:ダメージが発生したためオートアクションを使用します
白兎 七草:エッ!?
析了トオル:?!
エクス・カラー:存在の剥奪
白兎 七草のライフパスを消去します

白兎 七草:ライフパス!?
イリス・ウィトルウィウス:先生の経歴が…!
白兎 七草:私、名前しか思い出せない……
白兎 七草:なに!?
エクス・カラー:気のせいでした!
GM:行動終了
白兎 七草:アッ待って
白兎 七草:起き上がらせてください イリス・ウィトルウィウスさんのロイスを昇華し立ち上がります
GM:は~い!

GM:イニシアチブプロセス:析了トオル
析了トオル:フーム
析了トオル:OK
析了トオル:マイナーなし
析了トオル:【正体解体】《コントロールソート:射撃》《コンセントレイトLv3》、エクスちゃんを攻撃します。
GM:了解!
析了トオル:13dx7+5 そうれっ
DoubleCross : (13DX7+5) → 10[1,1,5,5,7,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[2,2,2,3,3,4,7,7,8]+10[2,3,10]+2[2]+5 → 37

エクス・カラー:ドッヂ機会を失います
エクス・カラー:フェイトディストーション
ドッヂの代わりに使用、1D10の出目が受けるダメージの10の値より小さかった場合HPダメージが0になる。ラウンド1回。

析了トオル:くっ
析了トオル:ではダメージ
析了トオル:4d10+33
DoubleCross : (4D10+33) → 27[6,3,10,8]+33 → 60

析了トオル:確率は半々!
エクス・カラー:確率は6割か...
エクス・カラー:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

析了トオル:命中でコンビネーター起動!
箱色ツィラ:無効にされてる!
白兎 七草:いや……
析了トオル:いや
析了トオル:されてない!
白兎 七草:小さい場合だから
白兎 七草:入ってる!
イリス・ウィトルウィウス:逆や!
箱色ツィラ:あっそうなんだ
析了トオル:通った……!
エクス・カラー:むしろ...逆ッ
箱色ツィラ:全然直感的じゃない
エクス・カラー:変なエフェクト!
エクス・カラー:ダメージ受けます

GM:イニシアチブプロセス:白兎 七草
白兎 七草:はーい!
白兎 七草:今気づいたんですけどこれ黒の中心核、アイテムだから1度に複数使えないってことですかね
イリス・ウィトルウィウス:重複するんじゃない?
GM:重複して大丈夫です
GM:少なくともこの卓では
白兎 七草:良かったです
白兎 七草:3つ使うぜ!
白兎 七草:メジャー『縮退する枷』:《黒の鉄槌Lv5》+《コンセントレイト:バロール:Lv3》
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を3増加(108 → 111)
白兎 七草:(4+3+4)dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[3,4,5,8,8,8,9,9,10,10,10]+10[5,5,5,6,6,9,9,10]+10[2,9,10]+6[4,6]+4 → 40

エクス・カラー:ドッヂします
エクス・カラー:5dx ドッヂ
DoubleCross : (5DX10) → 9[1,2,6,8,9] → 9

白兎 七草:ヨシ!破壊者で+1d10、黒の中心核で+3d10!
白兎 七草:コンビネーターで+2d10!
白兎 七草:(5+1+2+3)d10+12
DoubleCross : (11D10+12) → 68[1,9,2,7,5,8,7,4,9,7,9]+12 → 80

白兎 七草:2倍だァ~!
白兎 七草:ただ、メインプロセス終了時にHPを3点……を3回分、つまり9点失います
エクス・カラー:グヌ―! でも生きてます
白兎 七草:白兎 七草のHPを9減少(11 → 2)
白兎 七草:以上!

GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:あっそうか イリスちゃんもうロボ乗ってるんだ
イリス・ウィトルウィウス:そうなのだ
箱色ツィラ:マイナーでエンゲージ
エクス・カラー[9]
ツィラ[17]
|
10m
|
イリス[15]トオル[24]七草[20]

箱色ツィラ:メジャー『梨崩逆なしくずしぎゃく』:《物質合成》《セレリティ》
箱色ツィラ:デバウラーと神木の丸太を合成しメジャーアクションを2回行います。
GM:丸太のデメリットが...消えた?!
箱色ツィラ:攻撃57命中0ガード4 判定ダイス+2の武器になりました。
箱色ツィラ:得たメジャーアクション1回目。
GM:どうぞ!
箱色ツィラ:『腰掛鎌こしかけかま』:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》+オートで《砂の加護》《砂塵霊》
箱色ツィラ:20dx7+5
DoubleCross : (20DX7+5) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,7,8,9,10,10,10]+10[4,4,6,7,7,8]+10[3,7,10]+2[2,2]+5 → 37

エクス・カラー:リアクションを行います
エクス・カラー:浄玻璃の鏡+パーフェクトサクセスLV3
エクス・カラー:技能はRCですがDロイスの効果で芸術:演劇 で判定します
エクス・カラー:ここで切らされるとは...
エクス・カラー:10dx+5@7 芸術:演劇
DoubleCross : (10DX7+5) → 10[1,2,2,5,5,6,7,7,9,10]+6[3,5,5,6]+5 → 21

箱色ツィラ:まさかね
エクス・カラー:ムギーーー!
イリス・ウィトルウィウス:おやおや
析了トオル:通った……!
白兎 七草:流石ツィラちゃん!
イリス・ウィトルウィウス:もしかして下手なのォ?演劇
エクス・カラー:やめなさいっ
箱色ツィラ:ダメージいきます
箱色ツィラ:4d10+84 装甲有効
DoubleCross : (4D10+84) → 18[1,4,4,9]+84 → 102

エクス・カラー:手痛い一撃、ですがまだまだ!
箱色ツィラ:メジャー2回め!
箱色ツィラ:『隅切交喙すみきりいすか』:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》
箱色ツィラ:《砂の加護》は付きませんが《砂塵霊》はメインプロセス間持続しています。
エクス・カラー:どうぞ!
箱色ツィラ:13dx7+1
DoubleCross : (13DX7+1) → 10[2,2,3,4,6,6,7,7,7,8,8,10,10]+10[4,4,4,4,5,7,9]+10[2,10]+10[9]+10[10]+10[9]+1[1]+1 → 62

箱色ツィラ:間違えた +5なので66です。
GM:何故回るッ
GM:ダメージどうぞ
箱色ツィラ:あっすいません さっきコンビネーター忘れてた
箱色ツィラ:倍載せます
析了トオル:乗っちゃえ!
白兎 七草:やっちゃえ~!
イリス・ウィトルウィウス:リアクションはいいのぉ?
箱色ツィラ:ほんとだ
エクス・カラー:ドッヂしますぅ!
エクス・カラー:浄玻璃の鏡
エクス・カラー:芸術:建築で判定
エクス・カラー:10dx+5 芸術:建築
DoubleCross : (10DX10+5) → 7[1,2,3,4,6,6,6,7,7,7]+5 → 12

箱色ツィラ:毎回バラバラ分野なんだ
箱色ツィラ:8d10+4d10+84 装甲有効
DoubleCross : (8D10+4D10+84) → 54[5,7,6,9,9,8,5,5]+25[7,8,2,8]+84 → 163

イリス・ウィトルウィウス:でっか
箱色ツィラ:ふふん
白兎 七草:1ターンで……225!?
析了トオル:うおお……!
イリス・ウィトルウィウス:怖い…
エクス・カラー:ぐぅーーッ、大ダメージ!
箱色ツィラ:これを受けてまだ耐えるとはね
箱色ツィラ:あっセレリティでHP失っておきます
箱色ツィラ:箱色ツィラのHPを8減少(12 → 4)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を24増加(113 → 137)

GM:イニシアチブプロセス:イリス・ウィトルウィウス
イリス・ウィトルウィウス:マイナーで戦闘移動しエクス・カラーに接敵
エクス・カラー[9]
ツィラ[17]イリス[15]
|
10m
|
トオル[24]七草[20]
イリス・ウィトルウィウス:メジャー『芸術の爆発』《原初の赤:巨匠の記憶》LV8《コンセントレイト:ウロボロス》LV4 モーフィングロボで攻撃。
イリス・ウィトルウィウス:(2+3+4+8)dx7+6
DoubleCross : (17DX7+6) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,4,5,5,6,6,7,8,10,10]+10[1,2,2,8]+6[6]+6 → 32

エクス・カラー:ドッヂ
析了トオル:せっかくラウンド1なので
エクス・カラー:浄玻璃の鏡で芸術:彫刻
析了トオル:【高次予測】《勝利の女神Lv4》
イリス・ウィトルウィウス:わーい!
析了トオル:達成値12増加、44!
析了トオル:ワンチャン回避は許しません
エクス・カラー:10dx+5 芸術:彫刻
DoubleCross : (10DX10+5) → 10[2,2,2,3,4,7,7,7,9,10]+1[1]+5 → 16

GM:ダメージどうぞ!
イリス・ウィトルウィウス:5d10+2d10+15+24 装甲有効
DoubleCross : (5D10+2D10+15+24) → 38[8,10,8,9,3]+10[1,9]+15+24 → 87

イリス・ウィトルウィウス:いい感じ
GM:戦闘不能!
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を5増加(115 → 120)
エクス・カラー:蘇生復活:HP1で復活
析了トオル:ヌゥーッ!
白兎 七草:なに~!
イリス・ウィトルウィウス:しかしもう虫の息…
エクス・カラー:フェインデス:HPが0になったタイミングで使用。ラウンド中のメジャーアクションのC値-1
イリス・ウィトルウィウス:なにっ
エクス・カラー:強くなって復活だ!
イリス・ウィトルウィウス:フン…しかしこのラウンドはもう終わるはず
箱色ツィラ:通常手番があるのでは……

GM:イニシアチブプロセス:エクス・カラー
イリス・ウィトルウィウス:我々の勝利は目前だ!ガハハ……あっ
析了トオル:だがたった一度の行動で……!
白兎 七草:なにぃぃ~!ブリッツクリークは手番を消費しない……!?
析了トオル:何ができるというのです……!
GM:芸術の海に溺れなさい!
GM:マイナーアクション
GM:原初の白:ライトスピード
箱色ツィラ:いっぱい動いてくる!
GM:クリティカル値が+1されますがフェインデスにより中和!
GM:原初の赤:虚構のナイフ+コンセントレイト:ウロボロス+混色の氾濫+世界を喰らう者
GM:白兵攻撃ですが使用するのはサンドブロッカー
GM:技能RCで判定します
箱色ツィラ:変なの持ってる!
イリス・ウィトルウィウス:シーン攻撃かッ!
GM:そして判定のタイミングでDロイス効果により芸術:楽器で判定
白兎 七草:なんだと……!?
イリス・ウィトルウィウス:その楽器人間の指使ってない?
箱色ツィラ:そんな生徒いるわけ無いでしょ
析了トオル:シーン攻撃、じゃあ……切りどころか……!
白兎 七草:トルネンブラだぁ
GM:人美研の師匠ですよ
イリス・ウィトルウィウス:そっかぁ
GM:何もないなら通しちゃうぜ!
析了トオル:ウオオ~~~~~!
析了トオル:【神秘解体】《時の棺》
析了トオル:止まれーッ!侵蝕12増加!139!
GM:小癪なっ、だが...二回目だ!
エクス・カラー:原初の赤:虚構のナイフ+コンセントレイト:ウロボロス+混色の氾濫
エクス・カラー:対象はイリスちゃんとツィラちゃん
白兎 七草:なにっ く、防げないだって……!
イリス・ウィトルウィウス:わぁ~!
箱色ツィラ:わーん
イリス・ウィトルウィウス:使います!《ミスディレクション》LV2
析了トオル:虎の子!
箱色ツィラ:お姉ちゃん……!
イリス・ウィトルウィウス:対象を単体に。誰を攻撃するかは選び直して下さい
エクス・カラー:ならイリスちゃんを“芸術化”します
箱色ツィラ:お姉ちゃん……!
イリス・ウィトルウィウス:あわわわわ
白兎 七草:完成化しちゃう
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を9増加(120 → 129)
エクス・カラー:技能は芸術:■■■で
析了トオル:ひええ
箱色ツィラ:謎の芸術……
エクス・カラー:11dx+5@7 芸術:■■■
DoubleCross : (11DX7+5) → 10[1,1,2,2,3,6,6,9,9,9,10]+10[1,2,7,7]+10[4,9]+6[6]+5 → 41

イリス・ウィトルウィウス:表で言えないことなんだ…!
GM:お耽美あそばせ!
箱色ツィラ:イリスお姉ちゃんが■■■な目に!
イリス・ウィトルウィウス:ドッジ
イリス・ウィトルウィウス:5dx+1>=41
DoubleCross : (5DX10+1>=41) → 8[1,3,5,7,8]+1 → 9 → 失敗

GM:5d+14 ダメージ(装甲40無視)
DoubleCross : (5D10+14) → 21[3,10,5,2,1]+14 → 35

イリス・ウィトルウィウス:ダメージはそんなでもないんだな
イリス・ウィトルウィウス:でも装甲無視だから落ちる!
GM:サンドブロッカーだからね
エクス・カラー:存在の剥奪によりイリス・ウィトルウィウスのライフパスを消去
イリス・ウィトルウィウス:トオルさんへのロイスをタイタス化して復活
イリス・ウィトルウィウス:消えちゃった!
GM:クリンナッププロセス


GM:析了トオルがレネゲイド分析機能を起動する
GM:ブリードはクロスブリード
GM:しかし、30%のウロボロスシンドロームの他に70%の“未観測データブランク"が存在する
GM:一切の数値が安定しない、玩弄するように刻一刻と変化する
析了トオル:「……成程、成程」ペロリ、と舌を動かす。
箱色ツィラ:「何かわかったんですか?」
白兎 七草:「トオルちゃん……!」未知数な状況、何かわかるだけでもありがたく反射的に視線を送る。
析了トオル:「皆さん、データを送ります」
析了トオル:つい と指を動かす。眼前に表示されるは未観測14番目を示すブラックボックス。
イリス・ウィトルウィウス:「シンドロームはウロボロスと……未観測?これが彼女の言う……」
白兎 七草:「未観測――"14番目"。嘘か真かはともかく、ただ事じゃないのは間違いなさそうだね……!」
析了トオル:「ええ。この世界に未だ存在しなかった何か……とでも言いましょうか?」
箱色ツィラ:「……まあでも、私、どっちも未観測みたいなものですし」
箱色ツィラ:「2倍楽しみです」
GM:析了トオルの頭脳から愚かな考えが頭から離れない
GM:自らが観測しているはずのデータに“観測されている”
イリス・ウィトルウィウス:「うぅ~!とにかく当たって確かめるしかないってことですね……!」
析了トオル:「……ふふ、ふふふ?」
析了トオル:「───上等じゃないですか」嗤う。理外の観測者に、真っ向から睨み合う。
GM:数値自体が意志を持つかのように覗き込まれているかのような強迫観念
析了トオル:「これより───リアルタイムで観測を続けます」
GM:深淵への観測ダイブが始まる
析了トオル:「危険情報は此方で防壁フィルターを。可能な限りの戦術支援を行います!」機体の全力稼働。幾つもの立体映像が展開される。
白兎 七草:「了解、それなら素早く行こう。相手は変わっても戦場は変わらない。視てしまう前に、攻め切らないと……!」データ化された小惑星の力学――とはいえ、彼女が持つのはその一部。この戦場を切り抜けるための方法を算出する。
白兎 七草:どこか焦った様子で周囲の重力操作により体を軽くする。長期的には悪影響でも、短期的には単なる速度上昇に直結できる。
GM:エクス・カラーの周囲を無数の小さな燐光を放つ立体浮遊する
エクス・カラー:「マスターピース“絵筆”」
GM:命令を受け、小立体が連なり形を成す
GM:それは望めば楽器にも彫刻刀にも姿を変えるのだろう
GM:万能の芸術用具を振るう
エクス・カラー:「顧みよ」
エクス・カラー:「“凝視”」


GM:絵筆の先より滲む“色”がその凹凸と陰影により姿を現す
GM:指を触腕が絡みつきがらんどうのような闇の中に光が灯り視線が宿る
GM:内燃する視線がその輝きを増す
GM:その灯りに、視線に触れられるたびに自身の肉体を俯瞰して見るような奇妙な感覚の不一致が自由を奪う
イリス・ウィトルウィウス:ヒュッ、と喉の奥が鳴る。
イリス・ウィトルウィウス:「いけません……!アレと目を合わせては……!」
箱色ツィラ:「はい?」凝視している。
箱色ツィラ:「……?」
析了トオル:「……狂気的fulyと言ったところですか、趣味が悪い」
箱色ツィラ:「何でしょう?何でしょう、これ……?」
箱色ツィラ:「何?何……?」
エクス・カラー:「綺麗なモノだけを芸術と呼称する、それは誤りです」
白兎 七草:「……ひ、……見ないで、見ない方がいいのはわかってる……」上ずった……恐怖か、得体も知れない"何か"に震える声
エクス・カラー:「込められたメッセージ性、それはある種の啓蒙として問いかける必要も時にはあります」
析了トオル:計器の異常を片っ端から修復recoverにかける。間に合う範囲だ。
GM:それを一身に触れた白兎 七草に変化が生じる
GM:自身の根源的な自身を構成する“重要な何か”が剥離してゆく
白兎 七草:手で制しながら、反射的に一歩前に出た。あるいは、出てしまった。
GM:あるいは掌から零れ落ちるような
白兎 七草:「……な、に……」目を離さない、目を離せない。吸い込まれるように何かが喪われる。……その何かとは、なんだっただろう?
白兎 七草:「これ、は……いや、ダメ……っ!」魔眼が白熱する。脳が能力のリミッターを外す。体への負担など、気にするどころではない。
白兎 七草:魔眼が呑み込んだ『反・生命論』、吐き出しきれなかった質量の一部がその現象を、芸術を根源から拒絶するように放たれた。
白兎 七草:光とともに押し潰す勢いは、"見たくない"という無意識の顕れに違いない。
GM:ボシュゥ___
GM:熱と共に作品が崩壊する
エクス・カラー:「なぜ、拒絶するのですか?」
白兎 七草:「わっ……わからない……これについて、何もわかりたくない、ッ……」
白兎 七草:「これ以上知ったら……取り返しがつかないことになりそうだから……それとももう、なってるのかもしれないけど」
白兎 七草:「……今は、それすらわからない。」足が震える。私が立っているのはなぜか、あるいは――私は、なぜここにいるのか。根本的な理由が、思い出せない。
析了トオル:(気丈に振舞っていますが……一時的な錯乱、いや発狂?どちらにせよ……あれを食らい続けるのは明確に拙い)
白兎 七草:余裕のある表情すらできず、汗をびっしり顔に貼りつけながらどうにか返事を返す。言葉すらも、今や信用できるか怪しいが……。
エクス・カラー:「では、表現を少し変えてみましょう」
エクス・カラー:「クライアントに合わせるのも芸術家の務めですから」
析了トオル:(……逆。あれは逃走と拒絶を本能に訴えかけていると推測する)
析了トオル:(つまり。此処で取るべき行動、得るべき情報は……)
析了トオル:武装を展開する。イトリの時とは違い、その砲門も倍以上に───
析了トオル:(───これも恐怖による無意識化の行動。思う壺、ですね)
析了トオル:抑え込む。最低限に、機械のように。心を静めて。
析了トオル:「……行きましょう」───エンジンを吹かし、加速。
析了トオル:エクス・カラーの周囲、高速で間合いを測りながら連射する。自らのレネゲイドを込めた殺傷性の観測弾。
析了トオル:アトリエ空間上における未観測レネゲイドによる抵抗、状態を具にデータとして取得しながら、彼女の動きに目を凝らし続ける。
エクス・カラー:「原始的な暴力、ジェネシスの生徒らしくない行動ですね」
エクス・カラー:「あなたは何を恐れているの?」
GM:放たれた弾丸がエクス・カラーの質量を削る
GM:周囲を浮遊する万能芸術道具により補修される肉体、そして観測結果が殺到する
GMunauthorized未分類unauthorized未分類unauthorized未分類unauthorized未分類
GM:順調に削ってはいる、しかしデータも耐久力もその底は未だ見えず
析了トオル:殺到する攻勢情報により脳がチリチリと灼け始めるのを感じる。だが、まだだ。
析了トオル:「……ここ、ですね」
析了トオル:『───駆動、終了Kill 9』弾丸に込めた自らの症例による対神秘解体作用が、命令に応じ実行を始める。
析了トオル:ばきり、乾いた音。万能芸術道具による肉体の修復作用が、断ち切られたように停止する。
析了トオル:「何処を見ても意味不明アンノウンの集まりですが、何───付けこめる隙は30%ほど存在してくれているようで」
析了トオル:選んだのは、彼女の行動から余さず目を逸らさない事。イトリの言葉にあった、"弱さを見せないこと"。
析了トオル:「……彼女は必ず落とせます。続けてください!」
箱色ツィラ:「そちらが見せてくれているのに」
箱色ツィラ:「私が出さないわけには行きませんよね」
箱色ツィラ:その手――否、額縁のあるはずの腕。
箱色ツィラ:そこに設えられたかのように、螺旋を描く奇剣がある。


箱色ツィラ:「うん……うん。出ました」
箱色ツィラ:「額縁アーキドレイヴがここにはないアトリエへと繋ぐ鍵であるのなら」
箱色ツィラ:「この手の向こうのクィーちゃんも、呼べるかなと思って」
箱色ツィラ:「やってみたら、来ました」
箱色ツィラ:デバウラーと呼ばれる妖剣。それらは意志をもて動くという。
“アート・オブ・クィジーン”:「皆様、初めまして。イリス様においてはお久しぶりです」周囲に声が響く。
“アート・オブ・クィジーン”:「箱色ツィラが得物……“アート・オブ・クィジーン”です」


イリス・ウィトルウィウス:「クィーちゃん!」
析了トオル:「お、おおお……!?」急に出てきた未知の情報に、どうしようもなく心が躍る。
白兎 七草:「そ、そんな事ができるのもびっくりだし、喋るのもびっくりだなぁ……!?」
析了トオル:「か、隠してたんですか!なんで?!教えてくださいよ……!」
箱色ツィラ:「だってこの中にあったので……」
イリス・ウィトルウィウス:「ようやく出てこられたんですね……」
白兎 七草:「さ、流石って言うべきなのかな……ツィラちゃんは感覚派だね」
“アート・オブ・クィジーン”:「我が主が皆様に、多大なるご迷惑をかけたことと思います……ですが」
“アート・オブ・クィジーン”:「彼女は誤解されやすいのですが……実はですね」
“アート・オブ・クィジーン”:「あなた達のことがただ大好きでああしているんですよ」
箱色ツィラ:「ちょっと!そんなこと言わないで下さい!恥ずかしいです!」
イリス・ウィトルウィウス:「それは痛いくらい伝わってますよ!いえ、この場合痛いというのが問題なんですけど…!」
析了トオル:「大丈夫、本当は優しいところまで伝わっています。それよりも……!」
白兎 七草:「そうなんだ……私も皆、大好きだよ。私は先生、……先生なんだから」立場を確かめるように呟く。間違いない、そうに違いない。
白兎 七草:「クィーちゃん……だよね。今はそれよりも」
“アート・オブ・クィジーン”:「はい。私がこちらに出られたということは、同時に」
“アート・オブ・クィジーン”:「主の“アトリエ”の準備ができたということです」
イリス・ウィトルウィウス:「!」
箱色ツィラ:「あ?いいんですか?いいんですね」
箱色ツィラ:「ここで出せるの、とっても便利ですね!」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん!やっても大丈夫ですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに、彼女の力は得体が知れませんが、この規模で行使できるのは空想卵あってのもののはず……」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラのアトリエで上書きしてしまえば、勝機があるかもです!」
イリス・ウィトルウィウス:「やってしまいましょう!ツィラ!」
箱色ツィラ:「はいっ!」
イリス・ウィトルウィウス:「皆さんに、貴方の作品を見せてあげて下さい!」
白兎 七草:「ツィラちゃんの、アトリエ……思いっきり、繋いで!」
析了トオル:「……ずっと、気になってはいました」
析了トオル:「ですのでええ、存分に魅せてください……!」
箱色ツィラ:「額縁アーキドレイヴ――接合――星の窓ステラレルム
“アート・オブ・クィジーン”:「彼女が作家性イドは“分岐”。肢先婬れる数多のいろ
箱色ツィラ:「――そして重ねて・・・・・・
箱色ツィラ:「我が作家性イドは“合流”。恵みを注ぐ涵養の結実いろでもある」
“アート・オブ・クィジーン”:「――“遠未了橋梁ルンカ・ケグ”」
箱色ツィラ:「この世界アトリエと繋がるのならば、彼方は一つならざると見よ」
エクス・カラー:「貴方に初めて教えを説いた日を思い出しました」
エクス・カラー:「成長が素直に喜ばしい」
箱色ツィラ:箱式ツィラのアトリエが広がる。


箱色ツィラ:それは広大な、見果てぬ世界に広がる大橋梁。
箱色ツィラ:天を覆い、地を埋めようとするが、それでもまだ果には遠い。
箱色ツィラ:未完であることを定めたもの。
“アート・オブ・クィジーン”:「接続開始」
エクス・カラー:「私も貴方の四年間に報いましょう」
エクス・カラー:「マスターピース“衣装”」
GM:小立体が波打つ量にはためき放つ燐光が実態を持つ布や道具へと変容する。
GM:そして、それを補うようにウィッカの三女神を思わせるような三柱の威容が見下ろす
エクス・カラー:「"嘆きの三聖母"」


箱色ツィラ:「おお……」それを見上げるようにして。
箱色ツィラ:「すごい大きさです。凄まじい恐ろしさです……でも」
箱色ツィラ:「3つだけでいいんですか?」
エクス・カラー:「芸術は足し算のみでは成立しませんので」
箱色ツィラ:アトリエ内の橋梁が解体されていく。
箱色ツィラ:剣の先端に二つ。枝分かれのように材木が取り付く。
箱色ツィラ:更にその二つの材木の先にそれぞれ二つづつ。
箱色ツィラ:更にその四つの材木の先にそれぞれ二つづつ。
箱色ツィラ:八つ。16本。32。64、128……
箱色ツィラ:継がれ続ける。それは2を1にするものではない。
箱色ツィラ:1より無数を広げるものとして。
イリス・ウィトルウィウス:「分岐」と「合流」、二つの作家性を繋ぎ合わせた"継師"のアトリエの中で、大きさや数の多寡といった尺度は意味をなしません」
イリス・ウィトルウィウス:「永遠に完成しないということは、永遠に継ぎ足され続けるということ」
イリス・ウィトルウィウス:「相手がどんなに遠くにいても、ツィラの手は必ず届きます!」
箱色ツィラ:「変じゃないですか?剣って……」
箱色ツィラ:「先端。継ぐ前の形してますよね」
箱色ツィラ:「いかにも、ここに」それを振るう。まるで質量などないかのように鋭く差し入れる。
箱色ツィラ:「身体ここに。繋いでくれ~って形じゃないですか?」
箱色ツィラ:巨大な女神に、それよりも多重な質量の先端が突き刺さった。
GM:聖数3の神秘を内包する異教の神話に剣が突き立てられる
箱色ツィラ:「先生のほうが間違いだと思います!」
箱色ツィラ:「芸術は足し算のみでは成立しないのではなく」
GM:涙を流し、嘆息し、耳を閉ざす
箱色ツィラ:「芸術は足し算のみで成立するとは限らない、の方だと思います」
箱色ツィラ:「私は成立させたので」
GM:三女神の崩壊、それは芸術性により意見の証明にほかならない
エクス・カラー:「興味深い意見です」
GM:エクス・カラーの完全性に揺らぎを感じる
GM:あるいは、箱色ツィラはその彼女の姿に違和感を感じる
GM:影法師のようなどこは非実在的な面影を
箱色ツィラ:「……?」
箱色ツィラ:「何か……繋がりが悪くないですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「何か感じたんですか、ツィラ?」
エクス・カラー:微笑を向ける、その問いに答えは孵らない
白兎 七草:「ツィラちゃん?……"繋がり"って……」
析了トオル:「……っと、見惚れている場合ではありませんね」
箱色ツィラ:「……はい。でもまだいとぐちが……」
析了トオル:(彼女の言葉による"繋がりの悪さ"。空想を降ろす事による不和、いや……もっと根源的な……)
箱色ツィラ:「繋ぐには細すぎます。もっと広げられますか?」
イリス・ウィトルウィウス:「もちろんです!ツィラのお陰で、ようやく指先が引っかかりました」
イリス・ウィトルウィウス:「後はお姉ちゃんに任せて下さい!」
イリス・ウィトルウィウス:「"ヘリオトロープ"」「"ヒヤシンス"」「"マゼンタ"」
イリス・ウィトルウィウス:ツィラのアトリエによって架けられた橋を渡って、エクス・カラーの頭上へと駆け上がる。
イリス・ウィトルウィウス:彼女を生み出した"空想卵"……"ファンタズマゴリア"と名付けられた、レネゲイドを統合する遺物。
イリス・ウィトルウィウス:銀河のように散りばめられた光は、その内部に飛散したアトリエの欠片だ。
イリス・ウィトルウィウス:それは、エクス・カラーのためだけのリソースではない。
イリス・ウィトルウィウス:ツィラのアトリエの法則により、距離の概念が著しく希薄になった今であれば
イリス・ウィトルウィウス:自分にも手が届く。その色彩を束ね、形を与える事もできる。
イリス・ウィトルウィウス:「撹拌せよ、芸術の巨人───」
イリス・ウィトルウィウス:「"ネオン・ファンタズマゴリア"!」
ネオン・ファンタズマゴリア:天空から飛来した色彩が、分厚い雲の如く渦巻いて、巨大な竜巻を形作る。


エクス・カラー:「これは空間の書き換え...いえ」
エクス・カラー:「見出したのですね」
GM:エクス・カラーの表情が硬くなる
GM:それは排除された万に一つの可能性の結実を想像した結果だ
イリス・ウィトルウィウス:「"エクス・カラー"!それが本当に、貴方の作家性の発露なんですか!」
イリス・ウィトルウィウス:「生徒達を裏切って、自分の命すら捧げてまで作り上げたかった作品なんですか!」
イリス・ウィトルウィウス:「私には、そうは思えません……私は、私の作家性を定めました」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたにも見せてもらいます!あなたの本当の作家性きもちを!」
ネオン・ファンタズマゴリア:あらゆる色彩を呑み込む竜巻が膨張し、その暴風域を拡げていく。
エクス・カラー:「芸術は儚い」
エクス・カラー:「ノドス消失は...第二次ノヴァリス紛争は多くの可能性を奪い去りました」
エクス・カラー:「アンジェリカのように生徒の奔放を許すなら芸術が全てを変えるなどと宣う生徒はその命をもって打ちのめされる」
エクス・カラー:「故に、私は見出しました...何よりも強い“色彩”を」
ネオン・ファンタズマゴリア:極彩色の暴風が、瓦礫とともにエクス・カラーを呑み込む。竜巻の勢いは留まらず、アトリエの境界すら削り取る勢いでその破壊域を拡大していく。
GM:極彩色の暴力はまるで塗りつぶすかのようにエクス・カラーの構成を撹拌する
GM:そうして、一人の少女が残される
GM:しかし、その内面の激情を際立たせながら
GM:イリス・ウィトルウィウスに向かい合う
イリス・ウィトルウィウス:「……コニーが、生きていたんです」
エクス・カラー:「____ッ?!」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたがどうして、その力を求めたのか」
イリス・ウィトルウィウス:「本当にあなたは最初から、色彩派が求める色を生み出す材料とするためだけに、生徒達を育てたのか」
イリス・ウィトルウィウス:「今でもわかりません……けど」
イリス・ウィトルウィウス:「……まだ、やり直せるんじゃないんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「失ったものはたくさんあって、帰ってこないものも、数え切れないかも知れないけど」
イリス・ウィトルウィウス:「私達は、次の作品を創ることができるはずです」
イリス・ウィトルウィウス:「だから聞いたんです。最初に」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたは、どっちなんですかって……エクス・カラー」
エクス・カラー:「ならば...なおのこと」
エクス・カラー:「証明しなければなりません」
エクス・カラー:「多くの痛みによって生み出された色が、その喪失より価値があるのだと」
エクス・カラー:「マスターピース“弦楽器”」
GM:配列が変わる、芸術道具の用途が変わる
GM:それは燐光の線を弦とする身の丈を越えたサイズの弦楽器
エクス・カラー:「私がどちらか...その問いには答えません」
エクス・カラー:「自身が作品となった以上は判ずるのは受け手の自由によるのですから」
GM:ギ____ィ____
イリス・ウィトルウィウス:「……ッ!」咄嗟に耳をふさぐが、それは意味のない行為だ。
GM:その音が音楽であると理解できたのは音より先にメッセージ性が浸透したからに過ぎない
GM:オーヴァードの知覚領域を異端の音楽が引き上げる

GM:閉ざされていた生物の感覚器官が剥き出しにされる

GM:周囲に浮遊するは常に自分達の世界に隣合い、知覚域の違いから本来観測することが不可能な生物群。


エクス・カラー:「"彼方より"」
GM:盲が啓かれる
イリス・ウィトルウィウス:「あ……あぁっ……ッ!?」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん……!」
析了トオル:(……来る。通常の方法ならば止められない……"通常の方法ならば")
白兎 七草:「ちがっ……違う、出てきたわけじゃない、あれは……居た……!?」
イリス・ウィトルウィウス:瞼を閉じることができない。眼球に内蔵されたカメラのレンズが、知覚できない存在を俯瞰しようと限界まで引き絞られる。
析了トオル:すぅ───と、一息。
析了トオル:「切り札ジョーカーの切りどころと判断しました」
析了トオル:「ええ、ここは───」
析了トオル:これを使ったが最後、どのような謂れを受けるかは分かりませんが。
析了トオル:「───止めてみせましょう」
析了トオル:不遜にもその生物を、エクス・カラーを、いや
析了トオル:その先に居るであろう理解不能な総てを、眼下に捉えんと瞳を拓く。
析了トオル:『───科学とは、開拓と再生産の歴史であり』
析了トオル:『芸術もまた、同じく。相互に道を歩み続けるものである』
析了トオル:ムセイオンに来てから、可能な限り生徒の行動を浴び続けた。
析了トオル:皆と合流した後も、様々なアトリエを周り、そして。
析了トオル:今ここで、パレット、マスターカラーズ、エクスカラーの御業すらも見届けた。
析了トオル:高らかに、紡ぎ上げる───一体、何を?
析了トオル:『我が作家性テーゼは“解析”。無色透明の未知を拓く、飽食なりし人の業コンキスタ
析了トオル:そんなものは存在しない、前提として析了トオルはムセイオンの生徒ではない。
析了トオル:脳が灼ける。血が噴き出す───そう。
析了トオル:今まさに、"此処に再現しようとしている"
エクス・カラー:「それは___」
GM:分析者だと侮っていた、未知を解析するための“ツール”でしかないと
析了トオル:「私は、全知なる存在ではありません」
析了トオル:「……ですが」
析了トオル:「私は衆知を束ねる者」
析了トオル:呼吸が荒くなる。それでも、目は消して逸らさない。
析了トオル:「遍く人類の知識インターネットと繋がり、隈なく世界を明かすもの」
析了トオル:「そう───神秘あなたたちの天敵です」
析了トオル:振り絞る。最後開幕を告げる。
析了トオル:『この世界アトリエに挑むなら───』
析了トオル:『───決して明かせぬ、真なる神秘みはてぬみらいを提示せよ』
析了トオル:頭上の虚飾が剥がれ落ち、二重の輝きが照らし出す。
析了トオル:それは彼女の本質。科学の申し子。無神論神の否定者を示すカタチ。


析了トオル:世界が揺らぐ。主だっては、箱色ツィラの領域を後押しするように。
析了トオル:見果てぬ世界に広がる大橋梁の下に、眩き無尽の未来都市が展開される。
析了トオル:『……照らし尽くせ』
析了トオル:『神秘侵食歴程ドゥズ・アウラ』


GM:盲を啓く異端の音響、それが膨大な情報により希薄化する
析了トオル:異端の音響を、齎す何者かを、彼方より来る何かを───神秘を。
イリス・ウィトルウィウス:「ええぇ~っ!?どうしてトオルさんがアトリエを!?それも額縁アーキドレイブの助けもなしに!」
析了トオル:照らし尽くす。焼き尽くす。不要である。人類の歴史に、そのようなものは必要ない。
箱色ツィラ:「トオルちゃん……!すごいです!」
白兎 七草:「ト……トオルちゃん! いくらなんでも無理が過ぎるんじゃない……!?」驚きと心配、そして……喜び。先は不安だが生徒の変化に、喜ばぬ先生はいないのだから。
析了トオル:「……そんなこと言ってる、場合ですかっ……!」
析了トオル:箱色ツィラの領域、額縁。その場の全てを利用した全力の再生産模倣。だが未来都市の顕現は一瞬。あくまで先の攻撃を一つ留めただけ。
析了トオル:大量の吐血と共に、世界は既に元通り。次に備えねば、早く───!
GM:創作者の優秀性に表現力は欠かせないがその要素を除きエクス・カラーは秀でている
GM:その筆の速さに
エクス・カラー:「マスターピース“■■■”」
エクス・カラー:エクス・カラーが喉を震わせる、しかし零れた物は言語より音と評するのが近い異質
GM:それは望めば楽器にも彫刻刀にも姿を変えるのだろう
GM:筆のごとき、しかし明確に異質な道具が振るわれる。
エクス・カラー:「“海の根”」


GM:無数の透明な蔓が絡みあいその触腕が空間に存在する形の無いものを吸い上げ根ざす
GM:伸ばされた触腕は実態を持たず、すり抜け、箱色ツィラとイリス・ウィトルウィウスに迫る
析了トオル:「それに、当たっては……避け……!」思考が纏まらない。無茶を通し過ぎた反動。
イリス・ウィトルウィウス:「……っ!」底しれぬ恐怖に縛られたまま、それでも身体が勝手にツィラの前に出る。
イリス・ウィトルウィウス:「"アッシュグレイ"」「"アイリス"」「"クラウド"」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん……!」
白兎 七草:「すり抜けッ……イ、イリスちゃん!?」
イリス・ウィトルウィウス:触れてはならないということは、一目見るまでもなくわかる。アレはおそらく、"エクス・カラー"が手にした色彩、その本質の一端。
イリス・ウィトルウィウス:ツィラを触れさせるわけには行かない。
箱色ツィラ:踏み出すことは出来ない。アトリエの展開、それも長らくやっていなかったもの――負荷は相応だ。
イリス・ウィトルウィウス:「揺蕩え、芸術の巨人───」
イリス・ウィトルウィウス:「"幽霊舞踏会"!!」
幽霊舞踏会:無数に連なった白い球体が、空中から泡立つように出現し、視界を埋め尽くす。


GM:それはそれぞれの触腕に知覚機能を備えるかのように芸術巨人に伸びる
幽霊舞踏会:あらゆる実態をすり抜ける透明な触腕は、同じく実体を持たない虚ろな球体に絡みつく。
幽霊舞踏会:隙間なく膨張し、分裂するそれによって、地へと降りる根はせき止められる。
イリス・ウィトルウィウス:ただ一人、その先頭に立つイリス・ウィトルウィウスを除いて
イリス・ウィトルウィウス:「あっ……ッ……」
GM:そうして、数多の色彩がイリス・ウィトルウィウスに触れる
GM:“奪い取る”という表現は適切ではない
GM:正確には“剥離する”
GM:新たなる色彩と芸術の概念がイリス・ウィトルウィウスを
GM:芸術に触れた者の“今まで”を刷新する
GM:イリス・ウィトルウィウスを構成する“繋がり”が零れ落ちる
イリス・ウィトルウィウス:「あ、あああああああっ!!?」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん……!」
イリス・ウィトルウィウス:瞳が虚空に向けて見開かれ、涙すら流しながら絶叫する
白兎 七草:「イ、イリスちゃんも……っ……!」
析了トオル:(拙い……芸術家における根源ライフパスは、創作性そのものと言っていい……!)
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスを構成する原点。ムセイオンの芸術を記録保存するための生ける器。
イリス・ウィトルウィウス:生徒達の最初の理解者であり、例外なき擁護者であり、その価値を守護する者。
イリス・ウィトルウィウス:ムセイオンの総体としての根本原理に、ぽっかりと穴が開く。
イリス・ウィトルウィウス:それは機械生命体としては致命的な欠陥。
イリス・ウィトルウィウス:どれだけ複雑なロジックを育もうと、最初に入力された命令が消え去れば、それは動く意味を失う。
イリス・ウィトルウィウス:瞳が光を失い、糸が切れた人形のように崩れ落ちる。
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん!」
箱色ツィラ:剥離された出自も、経験も。取り戻すことは能わないとしても。
箱色ツィラ:新しく継ぎ直せる構成点がある。
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃんは、私の……みんなのお姉ちゃんです!」
箱色ツィラ:邂逅。他人に原理の中心を置く接続。
箱色ツィラ:「お姉ちゃんはお姉ちゃんなんです!それで、私は妹なんです!」
GM:宣言と共に、箱色ツィラの作家性
GM:この不安定で色彩の暴力が全てを剥離し奪い去る宇宙に瞬く
GM:箱色ツィラさんは《知識:加工》で難易度14の判定を行ってください。
GM:失敗した場合、侵蝕率+1D10で再挑戦することが出来ます。
箱色ツィラ:なんですって
GM:ふふふ、できるかな?
箱色ツィラ:クリティカル前提なんだよな……挑戦してみます。
箱色ツィラ:5dx+4>=14
DoubleCross : (5DX10+4>=14) → 9[1,2,4,8,9]+4 → 13 → 失敗

箱色ツィラ:わーん!
GM:あ!
GM:失敬!これラウンド開始時の処理です
イリス・ウィトルウィウス:そうなの!?
白兎 七草:開始時というわけね……!
箱色ツィラ:クリンナップ過ぎてた そういえば
析了トオル:あっそうじゃん
析了トオル:【高次予測】《勝利の女神Lv4》。侵蝕を4増加。
箱色ツィラ:トオルちゃん……♡
析了トオル:達成値を……+12して……!
箱色ツィラ:はーい!25になりました
GM:なので砂の加護での振り直しでもなんでも大丈夫
析了トオル:これで……すべてが解析わかる……!
白兎 七草:瞬け、作家性を……!
GM:以下から効果を一つ選択して効果を得ることができます
・タイタスを3つまでロイスに変更する 既に昇華したタイタスも選択できる
・神聖二重冠の使用回数を回復する
・侵蝕率を直ちに-30する
・エフェクトの使用回数を全て回復する
箱色ツィラ:やば!
GM:そして、存在の剥奪の効果は不利な効果として規定します
イリス・ウィトルウィウス:タイタスで解除してからロイス復活できるんだ!
GM:タイタスを消費することで自身の根源的な繋がりを復元できるということです!
析了トオル:解除ができる……!
白兎 七草:これは……みんな?
GM:これはツィラちゃんだけですね
箱色ツィラ:あたしだけとはね
GM:そしてタイタスの復元は他人にも作用します
白兎 七草:一緒にタスケテ……
箱色ツィラ:あっなるほどね
析了トオル:総てを理解しました
イリス・ウィトルウィウス:なるほど
白兎 七草:するというわけ……
GM:あ、テキスト読み間違え!
GM:全員です!
白兎 七草:全員なんだ!?
GM:グダグダして申し訳ない
GM:全員以下の効果を得ます
箱色ツィラ:繋がっちゃったわけ
イリス・ウィトルウィウス:使用するタイミングはいつでもいい感じでしょうか?今すぐ?
GM:いつでも大丈夫です
イリス・ウィトルウィウス:理解!


GM:イリス・ウィトルウィウスがその芸術性を身に浴び自身を構成する起源オリジンが抜け落ちる
GM:レネゲイドビーイングにとって致命的な欠落は人を残骸へと零落させる
GM:それは白兎 七草も例外ではない
GM:心に空いた空白、辛うじて“教師”というペルソナが身体を動かしているに過ぎない
GM:何故、この学園都市に来たのか
GM:どのような夢を抱え、何のためにこの場所に来たのか
GM
GM:今はもう思い出せない
GM
白兎 七草:「はッ、はッ……」
白兎 七草:心臓の心拍音が自らの存在を確かにする。常識外の存在を見ていながらも、なぜ私は此処にいるのか。
白兎 七草:「私は先生、私は先生なんだから……」
白兎 七草:確かめるように言葉を紡ぐ。そうだ、私は先生。そうでなければ此処に居ることはなく、生徒共に彼女へと立ち向かうこともなかった。
白兎 七草:――"立ち向かうこともなかった"。恐れを抱いていることを実感する。先生でなければ、きっと日常で生活を送っていたに違いない。
白兎 七草:「……日、常……」
白兎 七草:しかし――その日常すら思い出せない。縋らんとする繋ぎ目は既に抜け落ちているのだから。
白兎 七草:――怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
白兎 七草:考えることをやめれば、そんな考えが頭を満たす。
白兎 七草:だが……逃げれば、本当に自分を失う。先生である資格を失う。――それだけが、頭に反芻する。
白兎 七草:「なら、私は……私はッ、どうすればいいの……ッ!」
白兎 七草:気づけば涙が零れる。どうしようもなく怖く、目の前の芸術に押し潰されそうなプレッシャーとともに……ただ、立つことしかできないのだから。
白兎 七草:生徒があらゆる手段を講じる中……ただ、逃げるまいとする心からの叫びが、彼女をこの地に縛り付ける。
エクス・カラー:「ヒトは理外の存在に触れた時、二通りの感情を発露する」
エクス・カラー:「崇高、畏怖」
エクス・カラー:「貴方がそれを発露し、心が折れてしまうのは何もおかしなことではない」
エクス・カラー:「ただ、私の世界を理解する素地がなかっただけ」
エクス・カラー:「背を向けて逃げ出すのを許します」
エクス・カラー:「貴方はムセイオンの先生ではないのだから」
白兎 七草:「ち、がっ……私は、折れてなんて……」
白兎 七草:「私は、ッ……彼女たちの先生、なんだから……」
白兎 七草:嘘だ。折れかけたその心は、もはやその言葉に喜びすら感じかけている。――声が萎んだのがその証拠。
白兎 七草:ただ、立つのは意地にしか過ぎない。言葉にすることで、どうにかその現状を認識させているに過ぎない。
白兎 七草:ここで逃げたら一瞬の喜びは齎されど、後には後悔しか待たないと警鐘しているような気がした……ただ、それだけ。
エクス・カラー:向ける瞳には既に何の感情も宿らない
エクス・カラー:既に白兎 七草への興味も期待も喪失している

イリス・ウィトルウィウス:ドシャッ、と残骸が落下する。
イリス・ウィトルウィウス:地に伏せた瞳は見開かれたまま、何も映してはいない。
イリス・ウィトルウィウス起源オリジンを剥奪された肉体は、生命体としての熱量を完全に喪失し、壊れた人形のようにその身を投げ出している。
イリス・ウィトルウィウス:(……違う)
イリス・ウィトルウィウス:本当にそうだろうか。
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスは、ムセイオンの芸術を納めるための器。
イリス・ウィトルウィウス:生徒に寄り添い、見送るために生み出された機械生命。芸術家ならざる芸術の総体。
イリス・ウィトルウィウス:それが彼女の起源。最早奪われた、彼女の初期衝動。
イリス・ウィトルウィウス:……本当に、それだけだっただろうか。
イリス・ウィトルウィウス:(おめめはパッチリ、髪はピンクのツインテ―ル)
イリス・ウィトルウィウス:ギギ……
イリス・ウィトルウィウス:指先がぎこちなく伸ばされる。
イリス・ウィトルウィウス:(大きめのジャンバーを、重ね着する最先端のオシャレ)
イリス・ウィトルウィウス:産み出されたのだ。自分は、一度ならず二度までも。
イリス・ウィトルウィウス:(背中にはおっきなスプレーガンがあって、それでたくさんお絵かきするの!)
イリス・ウィトルウィウス:「ケホッ……」空気を初めて吸った赤子のように咳き込む。
イリス・ウィトルウィウス:(ボディは……メリハリがありつつ、柔らかいイメージでね)
イリス・ウィトルウィウス:頬に少しだけ朱が指す。
イリス・ウィトルウィウス:一つ奪われただけでは、この身体は止まれない。
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの、もう一つの起源オリジン、この身はいつだって、彼女たちと繋がっているのだから。
イリス・ウィトルウィウス:ゆっくりと起き上がる。振るえながら伸ばされた手が
イリス・ウィトルウィウス:すぐ近くに立ち尽くす、箱色ツィラの手を掴む。
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん……」
イリス・ウィトルウィウス:「私は……まだ大丈夫です。この命は、もうとっくに」
イリス・ウィトルウィウス:「奇跡と邂逅したであったからこそ、ここにいる」
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンの子供たちが、起こしてくれたんです」
イリス・ウィトルウィウス:「だからツィラ、あなたにもできます」
イリス・ウィトルウィウス:「恐怖に折れそうな心を繋ぎ止めることが。証明不可能な色彩に、継ぎ目を見出すことが」
箱色ツィラ:「継ぎ目……」
箱色ツィラ:七草先生を見る。彼女は立っている。確かに立っている。壊れそうかもしれない。
箱色ツィラ:だが、それでも、折れていない。途切れていない。裂けてはいない。
箱色ツィラ:「……駄目です。私にはできません」
箱色ツィラ:「接ぐべきところが、見つけられない……」
イリス・ウィトルウィウス:「大丈夫です」両手を添えて
イリス・ウィトルウィウス:「大丈夫……あなたが見つけられなくても」
イリス・ウィトルウィウス:「私達のお友達には、とびっきりの専門家がいますから」
析了トオル:「ふふ……そうです……らしく、ありませんよ。ツィラさん」
箱色ツィラ:「……!」
析了トオル:血は流れ続けている。正気Sanityは既に擦り切れんとしている。
箱色ツィラ:「そうだ、そうです、そうです!」
箱色ツィラ:「トオルちゃんなら全部なんとかしてくれますよね!」
析了トオル:「……私は弱いですから。この場を何とかできるような……万能の存在では、ありません」
析了トオル:大きく息を吸う。彼女の姿を見つめ直す。
析了トオル:「……私は神を信じず、神に頼んだりもしません」
析了トオル:「切り開くのは人であるべきなのです、そして……」
析了トオル:「前に、言いましたね。人とは、繋がりこそで人間となり、世界を……時代を勝ち取ったのです」
析了トオル:「私は、ここムセイオンに来てからあまりにも沢山の人と繋がりました」
析了トオル:「……貴女達と、先生と共に」
析了トオル:───そうだ、まだ
析了トオル:「……何も、失われてなどいないのです」
析了トオル:手元を動かす。操作する。万能車椅子アナライズに記録された映像が、多角的に投射される。
析了トオル複合修復工房リプリス皆と出会い
析了トオル習俗再演窟ニャモニャス・レア過去を旅し
析了トオル机上考察議事堂ディヴィエーガ進化を見届け
析了トオル無題原景ブランカ自らを見出し
析了トオル真律調和層オメガテラリウム語り合い
析了トオル遠未了橋梁ルンカ・ケグそして、まだ何も諦めていない
析了トオル:「……貴女は、最初から解決法を分かっている」
析了トオル:「───繋がりロイスこそが、私たちオーヴァードの力です」
析了トオル:「……それに、ほら。いつも言ってたじゃないですか」
析了トオル:「"手が、接いでくれと言っている"」
析了トオル:「……きっかけなんて、それでいいのです」
析了トオル:「貴女は───貫き通せる意志と力を、確かに持っている」
析了トオル:白兎先生と片手を繋いで、もう片手を伸ばす。
白兎 七草:「あ……」ふと、握られた手に視線を送る。張り詰めた緊張がほぐされたように、その瞳はどこか安堵したようで
析了トオル:瞳にあるのは、崇高、畏怖。その何れでもない。
析了トオル:信頼。どこまでも、純粋に。人間箱色ツィラの力を信じた。
箱色ツィラ:「……」こくりと頷く。
箱色ツィラ:「私も、七草先生の手を……」
箱色ツィラ:伸ばしかけてやめる。
箱色ツィラ:「……違う」ボソリと呟く。
箱色ツィラ:「違います。違いますね。この手は私の手を接いでくれと言ってないです」
箱色ツィラ:「いけないんです。生徒が先生の手を握っても、先生であることを強めるだけ」
箱色ツィラ:「あくまで応急処置。あっでも勿論必要ですけど……うーん……」
箱色ツィラ:「イリスお姉ちゃん。七草先生のもう片手、握ってもらえますか」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!先生、ちょっと失礼しますね…」
白兎 七草:「……イリス、ちゃん。」いつもと異なり無機質な声、安心と恐怖が隣り合うような感情の声しか放てない。
箱色ツィラ:「……私達は、七草先生の出自うまれを知りません」
箱色ツィラ:「……私達は、七草先生の経験これまでを知りません」
箱色ツィラ:「だから、やっぱり、繋げるのは邂逅であいからだけなんです」
箱色ツィラ:「普通の、先生と生徒が教え、導く。そうではなくて」
箱色ツィラ:「白兎七草と、箱色ツィラの繋がりでなくてはならない」
箱色ツィラ:「だから――」先生へ手を伸ばす。「こうです」
箱色ツィラ:伸ばした手。それは彼女の手ではなく。
箱色ツィラ:胸を鷲掴む。
箱色ツィラ:「うん。変わりませんね、先生」
箱色ツィラ:「同じです。ずしっと乗っかるような重量感と確かな柔らかさ、鷲掴んでいるにもかかわらずかえって包まれているよう」
白兎 七草:「ぁ、ッ……!?」驚いたように眼を開く。
白兎 七草:しかし、それは……それまでの恐怖によるものとは違う。確かに、今までの彼女の眼に違いない。
析了トオル:「ぷっ……ふ、ふふ……」
イリス・ウィトルウィウス:「うぇえっ!?いきなりなんてことを…!」
白兎 七草:「わ、私、さっきまで……つ、ツィラちゃん!?」
析了トオル:「ああ……やはり、予想なんてものは軽く越えていく」
箱色ツィラ:下から持ち上げるように揺らし始める。「ほら先生……起きないと……ああ」
箱色ツィラ:「お帰りなさい」
白兎 七草:考えを侵蝕するように恐怖が忍ぶよりも、考えることが追いつかない。
白兎 七草:ただ……懐かしいという感情。ツィラちゃんや、生徒達と攻略してきたアトリエの思い出がよみがえった。
白兎 七草:「……ふふ、ツィラちゃん……ただいま」
白兎 七草:笑みを浮かべながら、まるで笑い泣きをしていたかのように流していた涙を拭った。
エクス・カラー:「その不真面目な態度...気に入りませんね」
エクス・カラー:「まるで美術館ではしゃぐ子供のように...みっともない」
箱色ツィラ:「みっともないのは同じじゃないですか?」
箱色ツィラ:「その子供になりたがったのは誰ですか!」
白兎 七草:「ふふ…それに、みっともなくたっていいんじゃないかな」
白兎 七草:「あなたの芸術はたしかに私を変えようとしたけど……ツィラちゃんは、確かに私をここに引き戻してくれた」
白兎 七草:「私にとっては……ツィラちゃんの方がよっぽど1人の人間で、芸術家として、心を動かしてくれたよ」
白兎 七草:「私の過去はまだ、思い出してない。でも――私は、白兎七草って人間。」
白兎 七草:「そして、ムセイオンの先生ではなくても……此処で邂逅した出会った生徒みんなの、先生だ」
箱色ツィラ:「先生……」
白兎 七草:「それで、十分でしょ」いつも見せていたように……あはは、と笑って見せた。
エクス・カラー:「ならば理事会亡き後の"先生"とやらを見せてもらいましょう」
エクス・カラー:「ムセイオン、ここは最も強い“エゴ”を作品にて証明し、それを相互理解とする学区」
エクス・カラー:「私の想像力は___未だ尽きておりません」
白兎 七草:「私の方が想像を見てるよ」
白兎 七草:「生徒の可能性を、夢を、希望を――空想と現実を繋ぐほど、現実主義者リアリストのあなたとは違う」
GM:恐怖、未知、畏怖
GM:形なき恐れと不安に満ちた宇宙、その空気が拮抗する
白兎 七草:「芸術がすべてを変える必要はない……私はそう思ってる」
白兎 七草:根拠のない自信、そこには変わりはない。
白兎 七草:「此処を生きるのは生徒だよ。生徒だ、変えるなら……生徒が芸術で全てを変える。」
白兎 七草:「夢物語と言うなら笑えばいい。芸術に生きるなら夢は好きにみるべきでしょ?」
白兎 七草:「それができるのが此処――ムセイオンアートスクール、そうじゃないのっ!」
白兎 七草:そこにあるのは、生徒との絆。今まで築いた生徒との会話を、思い出させてくれた皆への信頼。
白兎 七草:言葉とともに、重力波による衝撃が宇宙を押し流すように襲った。
エクス・カラー:「夢想家の大人程質の悪いものはありませんね」
エクス・カラー:「無根拠な自身が、責任の伴わない言葉が、未熟な子供を死地に追いやる」
GM:衝撃を防ぐように冒涜的な芸術の巨人が立ちふさがる
GM:崩壊、そしてその合間に明確な敵意を滾らせるかつての大人がいた


GM:第二ラウンド
GM:セットアッププロセス
エクス・カラー:無しです
析了トオル:【神秘解析】《戦術Lv4》
析了トオル:私以外のPC全員のメジャーダイスを4個増加!
析了トオル:侵蝕149
白兎 七草:イトリちゃーん!
白兎 七草:力を……!
春日イトリ:わかりました、自分が好きになれなかったこの力を...皆さんのために使います!

NPCカード【春日イトリ】 “テセウスの贋造”
任意のタイミングで使用可能。
PCは全てのアイテムの使用回数を回復する。

白兎 七草:ありがとう~!好きだ
白兎 七草:小惑星の力学を使用!
白兎 七草:対象は……今回も同じく自分以外かな?
箱色ツィラ:わ~い
イリス・ウィトルウィウス:ウオオ~ッ!速さがぐんぐん上がるぞい!
析了トオル:ブオオオン
白兎 七草:上がれ~!ラウンド中だから前ラウンドと変化はしないけど!
イリス・ウィトルウィウス:『芸術の覚醒』《原初の黄:活性の霧》LV8 ラウンド中、攻撃力を+24。
イリス・ウィトルウィウス:対象はツィラちゃん!
イリス・ウィトルウィウス:何故だか2回攻撃できそうな気がするのでな…
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を3増加(129 → 132)
箱色ツィラ:わーい
GM:全員イニシアチブを反映させたかな!
箱色ツィラ:あっ私はないです
イリス・ウィトルウィウス:したよ~
析了トオル:見せてあげましょう、高速移動を……
エクス・カラー[9]
ツィラ[17]イリス[15]
|
10m
|
トオル[24]七草[20]
GM:ではイニシアチブプロセスへ

GM:イニシアチブプロセス:析了トオル
析了トオル:はい
析了トオル:といっても、相手の残りのHPは1でしたか
GM:HP1です
析了トオル:マイナー無
析了トオル:メジャーで【神秘解体】《コントロールソート:射撃》《コンセントレイトLv3》
析了トオル:エクスちゃんの神秘を解き明かします……!
GM:OK!
析了トオル:何もなければ判定!ゴー!
析了トオル:13dx7+5
DoubleCross : (13DX7+5) → 10[1,1,1,3,4,5,6,6,7,8,10,10,10]+10[2,2,3,3,8]+3[3]+5 → 28

析了トオル:むむむ……!
エクス・カラー:では浄玻璃の鏡で芸術ドッヂ!
エクス・カラー:10dx+11 芸術:美術(千変万化の影込み)
DoubleCross : (10DX10+11) → 9[2,3,3,4,4,5,6,6,7,9]+11 → 20

イリス・ウィトルウィウス:危ない危ない
エクス・カラー:命中!おのれ...
析了トオル:怖い数値……!
析了トオル:ダメージ行きますよ!何もないですか……?!
エクス・カラー:ならっ
エクス・カラー:フェイトディストーションはドッヂ権を消費するけど
エクス・カラー:虚無への回帰
析了トオル:ムグーッ!
エクス・カラー:HPダメージを吸わせていただきますよ
イリス・ウィトルウィウス:このしぶとさ…もしかして本当に虫の息なのか……?
箱色ツィラ:そんな~
GM:閉店!
析了トオル:くっ……ダメージ0、皆さんに任せます!

GM:イニシアチブプロセス:白兎 七草
白兎 七草:大丈夫!
白兎 七草:これは素の値です
白兎 七草:では改めて
白兎 七草:メジャー『縮退する枷』:《黒の鉄槌Lv5》+《コンセントレイト:バロール:Lv3》
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を3増加(111 → 114)
白兎 七草:(4+4+3)dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,2,3,3,6,6,7,7,8,8]+10[5,8,9,10]+4[3,4,4]+4 → 28

エクス・カラー:ではドッヂ権を消費して
エクス・カラー:フェイトディストーション
白兎 七草:くっ!
白兎 七草:(3+4)d10+12
DoubleCross : (7D10+12) → 39[1,9,4,8,6,8,3]+12 → 51

白兎 七草:二分の一……か!
エクス・カラー:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

エクス・カラー:ふん!帰りなさい!
白兎 七草:く~!
箱色ツィラ:ヒエ~
析了トオル:うわーっ!
イリス・ウィトルウィウス:やるやん
白兎 七草:でも逆に言えば使った!
白兎 七草:最後に決めるのはやっぱり生徒!頑張って~!

GM:イニシアチブプロセス:箱色ツィラ
箱色ツィラ:うーん……こうだな。
箱色ツィラ:七草先生をSロイスに。
箱色ツィラ:昇華。《セレリティ》の回数を復活。
GM:了解!
箱色ツィラ:マイナーで暴走解除、メジャーで《セレリティ》。
箱色ツィラ:2回行動するぜ
GM:かかってきなさい!
箱色ツィラ:1回目 『腰掛鎌』:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》+オートで《砂の加護》《砂塵霊》
箱色ツィラ:20dx7+5
DoubleCross : (20DX7+5) → 10[1,1,2,3,3,3,3,3,4,5,5,5,7,7,7,8,9,10,10,10]+10[3,4,6,7,7,9,9,10]+10[2,2,3,7,8]+4[2,4]+5 → 39

エクス・カラー:芸術:美術でドッヂ!
エクス・カラー:10dx+11 ドッヂ
DoubleCross : (10DX10+11) → 9[2,2,3,3,6,6,7,7,7,9]+11 → 20

箱色ツィラ:ダメージ入れちゃお~
GM:どうぞ!
箱色ツィラ:4d10+108 装甲有効
DoubleCross : (4D10+108) → 18[4,3,4,7]+108 → 126

エクス・カラー:復活、軽減エフェクト無し
エクス・カラー:HP0 戦闘不能
箱色ツィラ:やったー!
GM:戦闘終了です!
イリス・ウィトルウィウス:勝ったな
析了トオル:やった~!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を15増加(137 → 152)
GM:では描写に移りましょう!


GM:エクス・カラーの周囲に万能の芸術道具が衛星のように飛行する
GM:小立体から放たれたレーザーが地面に規則性のある図面を描いてゆく
析了トオル:落ち着き払った表情で、車椅子のエンジンを起動する。
析了トオル:「……まだまだ、私は物足りていません。エクス・カラー」
析了トオル:「私は見たいのです。あなたの本来の色を。描く芸術を。その思いの先を───!」
析了トオル:奔らせる。身体を、思考を、無尽の好奇心を。
析了トオル:打ち放つは解析弾。殺傷性も威力も何もかもを度外視した、多数のセンサーを込めた弾頭。
析了トオル:360°、少女の周囲を周り廻って、描き出す図面を刻み込んでいく───!
エクス・カラー:「ではその興味に応えましょう」
GM:図面が刻まれ、せり上がる
GM:自身の保有する“教義”を焼却する信仰殺しの聖堂
エクス・カラー:「"棄教聖堂"」


GM:拠り所を打ち砕く聖堂がせり上がり、科学への崇拝を阻む
析了トオル:「ふ、ふふ。確かに科学も現代の神話、そう捉えますか。ははっ───!」
析了トオル:正面から弾丸は留められる。それでも、笑いながら次から次へと打ち込んでいく。
GM:拒絶する、否定する
GM:未知による畏怖と崇拝、その神秘性と科学の探求が拮抗する
析了トオル:「ああ、でも。これは悍ましさよりも───」
析了トオル:「……嬉しさを感じざるを得ません、何故でしょう」
析了トオル:「私に合わせて作ってくれたのでしょうか、もしそうなら……とても、感激ですね」
析了トオル:弾丸を打ち尽くし、動きが止まる。高揚で胸が高まる。
エクス・カラー:「それは結構、このまま両手を広げ私の色に染まってもいいのですよ?」
析了トオル:きらきらと輝く瞳は、美術館に入った幼子のよう。
析了トオル:「ふふ、ふふふ……ですが、それでは私は消して満足できない。ええ、分かるのです」
析了トオル:「貴女も素敵です、それは間違いありません、ですが……」
析了トオル:「私は……もっと、沢山のものを見ていたい」
析了トオル:後ろを振り返る。これから、それが見られると信じている。
白兎 七草:「……私の発言が無根拠、そうは思わない。」
白兎 七草:「ディアナちゃんは見つけ続けてる。あらゆる文明との交流を、過去との交流を経て。」
白兎 七草:「イロカちゃんはかつての恐怖を克服しようとしてる。そして新しい道を拓くことだってきっとできる。」
白兎 七草:「イトリちゃんは自分を超えた。私達に……力を貸してくれた」
白兎 七草:「トオルちゃんは解析の果てに、アトリエを創り上げてみせた」
白兎 七草:「イリスちゃんは大きな変化を受け入れた。自分の作家性も見つけて――何歩だって、進み続けてる。」
白兎 七草:「ツィラちゃんは私を……みんなと、再び繋いでくれた。」
白兎 七草:「……やり方はちょっと、びっくりしちゃったけどね」
白兎 七草:どこか嬉しそうに笑って見せる。
白兎 七草:「だからさ。私も責任を果たさないとね」
白兎 七草:「こんな死地でも、あなたに可能性を奪わせない――それを示してこそ、大人だと思ってる」
エクス・カラー:「奪う? 私は与えているのですよ...新たなる芸術を拓く素材を」
エクス・カラー:「そして、やはりあなたは夢想家です」
エクス・カラー:「悲劇とは...一切の前触れもなく訪れる」
エクス・カラー:「そうして喪失し、自身の過ちを自覚する」
白兎 七草:「……あなたの、過去に何があったかは知らない」
白兎 七草:「自分の過去を知らないくらいだからね」
白兎 七草:「訪れる悲劇を怯える?私はそんな事の為に子供の時期を過ごさせたくない!」
白兎 七草:「……だから、あなたが……そのために畏怖と崇拝を振りかざすなら」
白兎 七草:「私は、あふれるくらいの希望と信頼で押し流してみせる!」
白兎 七草:タブレット端末を取り出す。先生の特権、その行使――秘められたそれはひとつの、神秘とすら言える。
白兎 七草:神秘に満ちた空間だからこそ用いることができる反則業
白兎 七草:「『新生白書White Paper Of Star Chamber』」


エクス・カラー:「これは....っ」
新生白書:銀河に広がるように流転するように円を描く方舟が現れる
新生白書:先生の特権にして、彼女のイメージ。生徒を守り、手助けし、ともに歩くための――。
白兎 七草:魔眼すらも白く光る。いわば放出するホワイトホール、白く流れる光は新生白書とともに方舟となり――
白兎 七草:希望と信頼とともに畏怖と崇拝を押し流し方舟はすぐ目の前へ、いわば生徒の手の届く一助となる!
箱色ツィラ:「……!」
白兎 七草:「あとは、進むだけ……イリスちゃん、ツィラちゃん!」
箱色ツィラ:「はい!」
イリス・ウィトルウィウス:「ありがとうございます!先生!」
イリス・ウィトルウィウス:カートリッジをスプレーガンへ装填し、ツィラと共に方舟へと飛び移る。
イリス・ウィトルウィウス:「道を通します。届かせるのは、ツィラに任せますね!」
箱色ツィラ:「はい!続かせてもらえれば、継げます!」
イリス・ウィトルウィウス:「"ホワイト"」「"ディープロイヤルパープル"」「"ブラック"」
イリス・ウィトルウィウス:空想の虚空に絵の具がぶちまけられ、白と黒とに区切っていく。
イリス・ウィトルウィウス:その線はエクス・カラーの元へと一直線に伸びて行き。
イリス・ウィトルウィウス:やがて、誰もが異変に気づくだろう。天体の運行が遅延している。
イリス・ウィトルウィウス:「彼岸を渡れ、芸術の巨人」
イリス・ウィトルウィウス:「"時間葬列"」


時間葬列:純白の弔花に包まれた、黒衣の葬列。
時間葬列:停滞した時間の中に残像を残しながら、静かにエクス・カラーへ向けて行進していく。
エクス・カラー:自身に向かう二人の芸術家を見据え口を開く
エクス・カラー:「世界は無彩に非ず」
エクス・カラー:「目に映る全てに意味と形が宿り、色もまた例外ではない」
エクス・カラー:「我が作家性ミュトスは”色彩”」
エクス・カラー:「盲の内に想い巡らせ空想は今、この時より実在に色付いた」
エクス・カラー:「我が妄執を越えるのならば決して褪せぬ想いを示せ!」
GM:周囲を飛び交うエクス・カラーの芸術道具、マスターピースの煌めきが最高潮に達する
GM:色彩はまるで煙のように膨張し、その質量と精密さを重ね合わせる
エクス・カラー:「阻め"漂流者アウトサイダー"」


GM:星を飲み込まんとする星雲の巨人がその密度、その質量で迎撃する
イリス・ウィトルウィウス:「押し通って!"時間葬列"!」
エクス・カラー:「させません"漂流者アウトサイダー"」
時間葬列:葬列の先頭に立つ仮面の異形が、甲高く吠える。
時間葬列:"時よ止まれ"。進路に立つ大質量が滞留する時間流の中に閉じ込められ、次第にその色を失っていく。
時間葬列:しかし、それもまた刹那の内に変節する。
時間葬列:ピシピシと空間がひび割れる音が何処からともなく響き
時間葬列:モノトーンの弔花が、次第に鮮やかな色彩に染め上げられていく。
GM:漂流者、その実態を持たず無尽蔵の膨張と適応で“常に凌駕し続ける”芸術巨人
GM:時間の破砕によりその身体が崩壊し8割以上欠損してもその膨張は止まらない
時間葬列:エクスカラーを目前にして、先に限界を迎えたのは白黒の巨人の方だった。
時間葬列:正常に引き戻された時間流に全身を粉砕され、鮮やかに色づいた花びらが辺り一面に舞い散る。
エクス・カラー:「今回は私の勝利ですね」
エクス・カラー:「イリス・ウィトルウィウス」
イリス・ウィトルウィウス:「いいえ。エクス・カラー」
イリス・ウィトルウィウス:「今回も───私たちの勝ちです!!」
箱色ツィラ:花びらの中心。一つの樹がある。
箱色ツィラ:箱式ツィラの頭上に輝く十字冠は、枝分かれする樹を戯画化したような、単純な図形の複製体。
箱色ツィラ:始まりは、ただ一つの正方形。それが半分の大きさに繋がって。更に繋がって。
箱色ツィラ:それが今や、無数に枝分かれした“葉”を付けている。


エクス・カラー:「なんですか...その二重冠はッ」
箱色ツィラ:ピタゴラスの木。足し算を繰り返して描かれる、自己相似フラクタル
箱色ツィラ:「私は……私達は、ずっと、矛盾した気持ちを持ってました」
箱色ツィラ:「どうしてこんなに弱かったんだろうと。あなたに封じられて、ずっと何も出来ずにいた」
箱色ツィラ:「それから……もう一つ。あまり表立ってみんな言わないでしょうけど、思ってますよ」
箱色ツィラ:「弱くてよかった・・・・・・・
箱色ツィラ:「だからこそ、打ち倒してもらえた……だけど」
箱色ツィラ:「今は素直に、こう言えますよ」
箱色ツィラ:揺蕩う漂流者を、その剣の突端が捉えた。害するためではない。
箱色ツィラ:それを繋ぎ、ものにするため。「強くてよかった」
GM:無形の芸術巨人が剣を包む、適応して、凌駕するために
箱色ツィラ:適応して凌駕した芸術巨人を再び繋ぎ飲み込む。
箱色ツィラ:無形の芸術巨人が剣を包む、適応して、凌駕するために
エクス・カラー:「私は貴方たちの時間を奪いました」
箱色ツィラ:適応して凌駕した芸術巨人を再び繋ぎ飲み込む。
箱色ツィラ:無形の芸術巨人が剣を包む、適応して、凌駕するために
エクス・カラー:「だから提示しなければなりません...それに見合う”成果”を」
箱色ツィラ:「いいえ、いいえ、いいえ!」
エクス・カラー:「責任を...果たしたかった」
箱色ツィラ:「その成果……樹が芽を吹き、幹を伸ばし、枝を広げ、葉をつけて」
箱色ツィラ:「花開き、散り、そして実らせた結実は、その成果は!」
箱色ツィラ:「きっと今この時です。今が、私が成った時!」
箱色ツィラ:剣閃が閃く。もはや剣閃とも言えぬもの。
箱色ツィラ:空間をすべてそれに埋め尽くす色彩。エクス・カラー、彼女自身から出で来たもの。
箱色ツィラ:それを元出た場所に繋ぎなおす。
エクス・カラー:目を瞑る
エクス・カラー:有り得たはずの未来を想像する
エクス・カラー:盲目になってからその光景が焼き付いていた
エクス・カラー:今は何も見えない
GM:芸術巨人が崩壊し
GM:決着は静寂と共に訪れた
エクス・カラー:「私の敗北です」


GM:バックトラック!
GM:Eロイスはありません
白兎 七草:ツィラちゃんとの繋がりの力を使ってもいいですか~?
イリス・ウィトルウィウス:アタシも使いたい~
箱色ツィラ:みんなと繋がっちゃお……♡
析了トオル:私も!
GM:どうぞ!
箱色ツィラ:あっあと私これも使います
箱色ツィラ:・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
箱色ツィラ:神聖二重冠の選択効果で七草先生のロイスを復活させます
イリス・ウィトルウィウス:やったね
白兎 七草:ツィラちゃん……!
GM:了解です!
析了トオル:ワオワオ!
析了トオル:回復だ~!
箱色ツィラ:そして繋がり効果は侵蝕-30として使う!
イリス・ウィトルウィウス:まず先にムセイオンの生徒達とのロイスをタイタス化して、消えたライフパスを回復。
イリス・ウィトルウィウス:繋がりパワーで昇華したロイスをまるっと回復!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を30減少(152 → 122)
析了トオル:繋がりパワーで……侵蝕を-30!
析了トオル:123になります
箱色ツィラ:残りロイス4枚。2倍振りします。
白兎 七草:同じく……ツィラちゃんのロイスにより消えたライフパスを回復させ
白兎 七草:繋がりパワーで回復!
GM:ヤバい人いるな
イリス・ウィトルウィウス:ロイス6枚2倍振り!
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を8D10(→ 50)減少(122 → 72)
イリス・ウィトルウィウス:132-12d10
DoubleCross : (132-12D10) → 132-56[10,4,1,8,3,4,8,5,7,2,1,3] → 76

析了トオル:ロイス5……これは安心の為に倍で振ります
白兎 七草:114-6d10 低いように見えて40くらいクライマックスで増えてます
DoubleCross : (114-6D10) → 114-27[5,8,1,3,6,4] → 87

析了トオル:123-10d10
DoubleCross : (123-10D10) → 123-59[5,3,7,7,5,6,2,9,8,7] → 64

析了トオル:3点です
イリス・ウィトルウィウス:3点!
析了トオル:あっ神聖二重冠効果!
析了トオル:経験点がモリっと増えます
イリス・ウィトルウィウス:私も使います~!点数三倍!
白兎 七草:5点!
析了トオル:つまり9!
箱色ツィラ:3点+Sロで5点の8点です
イリス・ウィトルウィウス:9点!
GM:了解!
GM:Dロイスは以下の通りです。
姫彌イロカ:実験体
春日イトリ:申し子
エクス・カラー:異端の芸術家



【エンディング:合同】

GM:ピシリ___
GM:音を立てアトリエを捕食し、膨張する宇宙がひび割れる
GM:主であるエクス・カラーの世界観が変化したからかその空間の維持が難しくなったのだろう
イリス・ウィトルウィウス:「空想卵アトリエが、割れる……」
イリス・ウィトルウィウス:傷だらけの顔で、崩れていく空を見上げる。
箱色ツィラ:「はい。つまり……」
箱色ツィラ:「ここは私のものです」胸を張る。
析了トオル:「無事、勝利できた……ということですね。お疲れ様です、皆さん」敵味方問わず、無事に。安堵の表情。
白兎 七草:「あぁ、……ふぅ、ひとまず終わり……でいいんだね」
白兎 七草:「……うん、綺麗な世界だ」
エクス・カラー:「えぇ、もう指一本動かせません」
エクス・カラー:「好きにしなさい」観念したように目を閉じる
析了トオル:「好きに……」その言葉にぴくりと耳を立てる。
箱色ツィラ:「つまり……」
イリス・ウィトルウィウス:「……」いつかの光景が頭の中で過ぎり、複雑な表情でその姿を見下ろす
白兎 七草:「うぅん……イリスちゃん、どうしたい?」
箱色ツィラ:「待って下さい。今完全にトオルちゃんと私無視しましたよね」
白兎 七草:「……そ、そうかなぁ……」
イリス・ウィトルウィウス:「あはは……大丈夫ですよ先生。みんなで相談しましょう」
析了トオル:「空想から降ろされたシンドローム……危険とはいえさらに深淵を調べたい気持ちが……少し……いえ凄いあるのですが……」
析了トオル:「……一歩引いておくべきでしょうね。最初から、ここムセイオンの問題なのですから」手持無沙汰にレバーを押したり引いたりしている。
イリス・ウィトルウィウス:「えへへ、トオルさんが助けてくれなかったら、きっとこの結果を掴み取ることはできませんでした」
イリス・ウィトルウィウス:「別の形で改めて、お礼はさせてくださいね」
析了トオル:「ええ、それに……きっと、良い結末になると思います」口元に指をやり、にこりと笑いかける。
箱色ツィラ:(やっぱり別の形って……)
箱色ツィラ:(“像”ですよね。ええ。分かってますよ、イリスお姉ちゃん)
イリス・ウィトルウィウス:コクリと頷いて「……ツィラは」
白兎 七草:「……ふふ、何だかんだトオルちゃんはいい子だなぁ」
イリス・ウィトルウィウス:「本当にもう恨んでいませんか?」
イリス・ウィトルウィウス:「かつての彼女の所業を考えれば、もっとやり返してあげてもバチは当たらないと思いますけど……」
箱色ツィラ:「うーん……」
箱色ツィラ:「やり返すって、具体的に何をすればいいんでしょう?」
箱色ツィラ:「なにか罰を受けてもらうことで……私が嬉しくなるようなこと、全然思いつかないんですよね」
エクス・カラー:「....」
箱色ツィラ:「あっでも、またされるのは嫌ですよ!」
箱色ツィラ:「あれは困ります。誰とも繋げないので……」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラはいい子だなぁ~。うん、大丈夫です」
イリス・ウィトルウィウス:「あんな事は二度とさせません」
イリス・ウィトルウィウス:一歩前に進み出て
イリス・ウィトルウィウス:「エクス・カラー」見下ろしたまま尋ねる。
イリス・ウィトルウィウス:「あなたが得た14番目の色彩を、皆に教導するという意思に変わりはありませんか?」
エクス・カラー:「私はこの新たな色がムセイオンの...子供たちの芸術の新たな未来を作ると信じてた」
エクス・カラー:「でもあなた達はそれを受け取ろうとはしませんでした」
イリス・ウィトルウィウス:「正直な感想を言わせてもらうと、ああいう気持ち悪いのを進んでほしがる子は流石にムセイオンでも稀かと……」
エクス・カラー:「....芸術家に不要なモノを押し付けてもそれは押し付けにしかなりません」不服の感情をややにじませる
白兎 七草:「う、うん……個人的にはあんまり思い出したくないって言うか……」トラウマじみた表情を浮かべ、苦笑いをする
エクス・カラー:「パトロンやクライアントならともかく同業の押し付け程響かないものはありません」
エクス・カラー:「なので子供たちがそれを真に欲するまでこれは私の内に留めるつもりです」
イリス・ウィトルウィウス:「………」
イリス・ウィトルウィウス:「……あなたは」
イリス・ウィトルウィウス:「先代の"マスターカラーズ"。生徒達を抑圧し支配した理事会の重鎮」
イリス・ウィトルウィウス:「12人の生徒をアトリエに閉じ込め、その才能と大切な時間を奪った、ムセイオンの敵対者」
イリス・ウィトルウィウス:「たとえ生まれ変わったとしても、その過去が消えてなくなるわけじゃありません」
エクス・カラー:「理解しています」
イリス・ウィトルウィウス:「学園都市に、十字冠を破壊する兵器はもうありません。それでも」
イリス・ウィトルウィウス:「このことが外に知れれば、少なくともまともな生活を送ることはできないでしょう」
イリス・ウィトルウィウス:「捕らえられて、自分では動けないような処理を受けて何処かに閉じ込められるか……或いはもっと酷いことをされるかもしれません」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラは許したとしても、他の十一人がどう思っているかもわからない」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリは、あなたのせいで友達を裏切る覚悟までしたんです」
エクス・カラー:「ムセイオンに新たな色を教導する...その役割を失った時点でこの第二の生に未練はありません」
エクス・カラー:「もしこの余暇の命に意味があるとしたら奪ったすべての贖罪に使う他ない」
エクス・カラー:「言われずとも仔細、理解しています」
エクス・カラー:「その上で言ったのです“好きになさい”と」
イリス・ウィトルウィウス:「その言葉を」一歩踏み出す。
イリス・ウィトルウィウス:「信じる生徒が、ノヴァリスにどれだけいると思いますか?」
イリス・ウィトルウィウス:「嘗ての七賢人が、自分達を虐げた大人の筆頭が、今更都合の良いことを言って、反省したような言葉を吐いて」
イリス・ウィトルウィウス:「得体のしれない力を、自分の中に持ち続けていたとしたら」
イリス・ウィトルウィウス:「忘れてるかも知れませんけど、ノヴァリスの生徒はすっごく繊細で、思い詰めやすくて、その場の勢いで行動するんです」
箱色ツィラ:「困った人たちですね……」
イリス・ウィトルウィウス:「私は、当代の"マスターカラーズ"として、ムセイオンを預かるものとして」
イリス・ウィトルウィウス:「その火種を見過ごすわけには行きません。だから……」
イリス・ウィトルウィウス:す、と手を振り上げる。
イリス・ウィトルウィウス:「こうします」
エクス・カラー:全てを委ねる、目は閉じたまま受け入れる
白兎 七草:「イリス、ちゃん……?」信じているが、同時に心配を含ませた声色。
析了トオル:「……なるほど、それが貴女の選択ですか」
イリス・ウィトルウィウス:GM、オートアクション(演出)で《異世界の因子》を使用し、《存在の剥奪》をコピーします。
GM:承認いたします
イリス・ウィトルウィウス:そしてエクスカラーへの素手攻撃のタイミングで《存在の剥奪》を使用し
イリス・ウィトルウィウス:14番目のシンドロームを剥奪します。
GM:重ねて承認、エクス・カラーの保有する十四番目のシンドローム、そしてそれに関連するエフェクトが消失します
イリス・ウィトルウィウス:「───"星の窓ステラルム"」
イリス・ウィトルウィウス:崩れかけた虚空が、四角く切り取られる。
イリス・ウィトルウィウス:アトリエの原型、空間を斬り繋ぐ剣の遺産、額縁アーキドレイブの権能を用いた、外部アトリエへの矯正接続。
イリス・ウィトルウィウス:彼方で星が爆ぜる。冒涜的宇宙を上書きするように、数多の星屑が雲霞のごとく漏れ出し、渦を巻いていく。
イリス・ウィトルウィウス:無限に開闢を繰り返す事象の地平線。その中心に空いた空洞へと、虹色の光が吸い込まれていく。


イリス・ウィトルウィウス:「星々の狭間を満たす暗黒物質。開闢を告げる無色透明にじのいろ
イリス・ウィトルウィウス:「無限の試行、無限の創造、無限の発散。爆発とともに生命は芽吹く」
イリス・ウィトルウィウス:「芸術の営みに果てはなく、矮小な言葉で語ることを許さない、名状し難きもの」
イリス・ウィトルウィウス:崩壊する空想卵をブラックホールの中へと飲み込んで、宇宙を満たす力が遂に臨界を迎える。
イリス・ウィトルウィウス:「……けれど」
イリス・ウィトルウィウス:「そんなものは、私の作家性じゃありません」
イリス・ウィトルウィウス:空間を満たしていた、宇宙そのものとも言える情報の奔流が、突如として
イリス・ウィトルウィウス:その中心へ向かって収束する。
イリス・ウィトルウィウス:あまりにも巨大な存在の掌中に放り込まれたような不安感。エクス・カラーにとってはある種慣れ親しんだ宇宙的圧力が一瞬で消え去り。
イリス・ウィトルウィウス:代わりに、その頬を涼やかな風と、柔らかな日差しが撫でる。
イリス・ウィトルウィウス:「さあ、目を開けて」
エクス・カラー:「これが...貴方の選んだ作家性せかい
イリス・ウィトルウィウス:そこは、学び舎の小さな一室だった。
イリス・ウィトルウィウス:作りかけの絵画や彫像が乱雑に置かれ、床や壁のそこかしこに絵の具がこびりついた、古びた美術室。
イリス・ウィトルウィウス:ムセイオンのアトリエは、持ち主の資質と能力に合わせて大きさを自在に変える。
イリス・ウィトルウィウス:大きく開いた窓から、春の日差しが差し込む、この小さな部屋こそが、イリス・ウィトルウィウスの世界。
イリス・ウィトルウィウス:「無限の試行、無限の創造、無限の発散」
イリス・ウィトルウィウス:「それは、一枚のキャンバスと、一本の絵筆があれば生み出せる」
イリス・ウィトルウィウス:「宇宙は常に、小さな額縁の向こうに啓かれている」
イリス・ウィトルウィウス:「我が作家性コードは"理解"。手のひらを丸めて覗いた虹の色」
イリス・ウィトルウィウス:「───"彩虹教室ララ・イラ"」


イリス・ウィトルウィウス:「あなたは、言葉で解決することを嫌いましたけど」
イリス・ウィトルウィウス:机の上に、一冊の絵本が拡げられる。
イリス・ウィトルウィウス:その中に描かれているのは、先程の戦いでエクス・カラーが具現化してみせた、冒涜的芸術の数々。
イリス・ウィトルウィウス:「言葉もまた、ヒトの作り上げた芸術です」
イリス・ウィトルウィウス:「名状し難きものを、それでも名付け、理解しようとする」
イリス・ウィトルウィウス:「芸術は、描き手と受け手の相互作用、でしたよね」
イリス・ウィトルウィウス:「貴方が見出した色彩は、この教室にしまっておきます。もしも勉強したい生徒がいたら、ちゃんと教えてあげられるように」
箱色ツィラ:「これが、イリスお姉ちゃんのアトリエ……」
箱色ツィラ:「とても、暖かいです」
エクス・カラー:「......イリス・ウィトルウィウス」
エクス・カラー:「貴方にこんな初歩的な事を教えられ悔しい気持ちです」
エクス・カラー:「ですが最も腹が立ってしまったのは......それが正しいと自分が納得したことです」
エクス・カラー:小さく唇を噛み向き直る
イリス・ウィトルウィウス:「そんなの当たり前ですよ。今の自分の姿を鑑で見てないんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「エクス・カラー。貴方にもう一度聞きます」
イリス・ウィトルウィウス:「今の貴方は、どちらですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「"マスターカラーズ"の妄執に囚われたただの亡霊か」
イリス・ウィトルウィウス:「それとも……」彼女の頭上に輝く、異形の十字冠を見つめる。
エクス・カラー:「新たな学びミライを享受してしまったのですから答えは決まっています」
エクス・カラー:「新生の地ノヴァリスの生徒エクス・カラーです」
イリス・ウィトルウィウス:にこやかに笑う「……でしたら」
イリス・ウィトルウィウス:「この世界アトリエで、共に学びましょう」
イリス・ウィトルウィウス:「私は、イリス・ウィトルウィウス。ムセイオンの"マスターカラーズ"」
イリス・ウィトルウィウス:「たとえ数え切れないほどのものを失っても、また新しい作品を創ることはできる」
イリス・ウィトルウィウス:「あなたにその気があるのなら、私は」
イリス・ウィトルウィウス:「誰がなんと言おうと、生徒の作家性いろを守ります」
イリス・ウィトルウィウス:小さな手を、エクス・カラーに向けて差し出す。
エクス・カラー:「見せてもらいますよ"マスターカラーズ"」
エクス・カラー:「貴方のムセイオンを」
箱色ツィラ:まあ、と小さく漏らす。
白兎 七草:「ようこそ、エクス・カラー。"学園都市"ノヴァリスに……一人の先生として、歓迎したいな?」嬉しそうに笑みを浮かべる。
析了トオル:「……ああ、こんなに穏やかな"継承"。今までこの地であったでしょうか」
析了トオル:「やはり……良いものですね。この絵図ハッピーエンドは」
析了トオル:小さく指で枠を作って、イリスとエクスをその内に収める。
白兎 七草:「ふふ……こんなに自由で……透き通った都市なんだから、とびきりのハッピーエンドじゃないとね」
白兎 七草:体を屈め、トオルさんに体を寄せるようにしてその枠を覗き込む。
イリス・ウィトルウィウス:「ふふふ……」ふと、意地の悪い笑みを浮かべて
イリス・ウィトルウィウス:「そういうわけですので、これからよろしくお願いしますね」
イリス・ウィトルウィウス:「エクスちゃん!」気安く呼ぶ。
エクス・カラー:「エクス...」
イリス・ウィトルウィウス:「生まれ変わった記憶があるとはいえ、実質的にはついさっき産まれた赤ちゃんですからね」
イリス・ウィトルウィウス:「このムセイオンにおいては、一番の後輩。妹分ということです」
イリス・ウィトルウィウス:「ちゃん付けもやむなしでしょう。とってもかわいくて良いと思います!」
エクス・カラー:「不服ですが...今の運営に口を挟むつもりはありません」
エクス・カラー:「このような老成した人間をちゃんづけなど...という気持ちはありますが」
エクス・カラー:恨めしそうな顔で睨む
白兎 七草:「まぁ、扱いは転入生になるのかな。それなら猶更、バレないようにしないとね」
白兎 七草:「あ~……エクス、ちゃん。」どこか決まりが悪そうに
白兎 七草:「手続きは私がやるから、心配しないで。……報告もあって色々大変そうだけど、生徒の為なら何のことってね」
白兎 七草:カッコつけるようにポーズを決めるが、同時に今後の苦労を思って遠い目をする
エクス・カラー:「では、”先生”のお手並みを拝見いたしましょう」
イリス・ウィトルウィウス:「とは言え、ロマンやイオリア…パレットの子たちには、正直に謝ってもらいますからね」
イリス・ウィトルウィウス:「死ぬ意外の覚悟はしておいて下さい。私は生徒間の争いには手を出せませんので」
イリス・ウィトルウィウス:「手足の一本くらいなら、取れてもツィラが繋いでくれると思いますし……」
エクス・カラー:「ロマンもイオリアも...謝罪の意は評しますがへそ曲がり達ですから素直な謝罪ほど激昂するでしょう」
箱色ツィラ:「繋ぎますよ?あっ別のにしたいなら言ってくださいね!」
エクス・カラー:「...ツィラ」
エクス・カラー:「ごめんなさい」
箱色ツィラ:「……ふふ」
箱色ツィラ:「そんなに殊勝だと、なんだか……」
箱色ツィラ:「面白くなってしまいますね」
エクス・カラー:「私も責任を感じてますから...」
箱色ツィラ:「ふふ」もう一度笑って。「でも……私は許さないです」
箱色ツィラ:「あっえっと、許す許さないの許さないじゃなくって」
箱色ツィラ:「許すってこの場では言わないですよ」
箱色ツィラ:「私がそうしたから、他の子もそうしてってをつけるのもですから」
箱色ツィラ:「私以外の……11人ですっけ?それと全部繋がってから、改めてどう結ぶか決めましょう」
イリス・ウィトルウィウス:「こういう時のツィラはしっかりしてますね……はい、それが正しいと思います」
イリス・ウィトルウィウス:「パレットの皆と、それにイトリも」
イリス・ウィトルウィウス:「ムセイオンの事はムセイオンのみんなで決めましょう」
春日イトリ:「はい、そのためにも」
箱色ツィラ:「イトリちゃん!」
春日イトリ:「戻りましょうか...私達のムセイオンに」
イリス・ウィトルウィウス:「あっイトリ!もう動いて大丈夫なんですか!?」
春日イトリ:「あはは...実は傷は浅かったんですけど」
春日イトリ:「丸投げしてしまった手前戻るタイミングを見失ってて...」苦笑いを浮かべながら頬を掻く
イリス・ウィトルウィウス:「イトリはそういうとこありますよね~」
白兎 七草:「……ふふっ、何だか理由もイトリちゃんらしいね」
析了トオル:「まあ、それでも。無事であったのなら万事丸く収まるというもの」
春日イトリ:「そうですよ! これも処世術なんですから!」
析了トオル:「……それはそれとして、先のアトリエで置いていった件含め、しっかり反省してくださいね?」
箱色ツィラ:「そうですね」
春日イトリ:「ぐ...外部の人にも言われるとは...」
箱色ツィラ:「しっかり……じっくり……」
箱色ツィラ:「ことこと……」
白兎 七草:「うんうん、色々大変だったんだから……」
白兎 七草:「ことこと……?」
析了トオル:「……と、そうだ」
析了トオル:「私も一度……謝罪しなければいけません」
イリス・ウィトルウィウス:「ほぇ?」
析了トオル:ムセイオンの生徒たちの方を向き直って。
箱色ツィラ:「なんでしょう」
白兎 七草:「うん?」「……あ」少し考えこみ、思い至る。……もしかして、アレのこと?
析了トオル:「緊急時とはいえ。解析したここムセイオンの神秘を勝手に使ってしまった」
析了トオル:「しかも、足りない部分をツィラさんのアトリエを利用する形で」
箱色ツィラ:「ええっ」
箱色ツィラ:「でも……トオルちゃんのアトリエでしたよ、あれは?」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、あの時の!あれすごかったですよね~!ムセイオンの生徒でもないのにあんなのできるんですね…」
析了トオル:「……改めて、感じたことがあるんです」
箱色ツィラ:「引用の範囲じゃないですか……?」
析了トオル:「ムセイオンの人々が創作にかける情熱は、0と1の電気信号だけで作られるものでは決してない」
析了トオル:「私の能力再生産……症例ウロボロスによりまねる事も楽しかったですが、それと同時に」
析了トオル:「……ああ。熱を以て描かれた絵図に、とんでもない蛇足書き足しをしてしまったのではないか、と」
イリス・ウィトルウィウス:「う~ん……」ツィラと(これ言って良いのかな?)と言った様子で顔を見合わせる
箱色ツィラ:「もしかして……トオルちゃんって……」
箱色ツィラ:「ものすごく真面目なんですね……?」
白兎 七草:「個人的には、それより体に負担がかかりすぎてないか心配だったけど……」
析了トオル:「……ま、まじめに見えなかったんですか?!」
箱色ツィラ:「だって……ずっとコスプレしてますし……」
箱色ツィラ:「イロカちゃんのアトリエを出て結構経ちますよ」
エクス・カラー:「(男装趣味ではなかったのですね)」
析了トオル:「ほ、ほら。そこはたまたま会った際にあの子の夢を壊せないというか……」
イリス・ウィトルウィウス:「そこまで気を使ってくれてたんですね…」
白兎 七草:「ふふ……それこそ、いい子ってことなんじゃない?」
春日イトリ:「私の意見ですがもし蛇足だとツィラ先輩が思って」
春日イトリ:「それを描き直さない人だと思います?」
“アート・オブ・クィジーン”:「主は自分のアトリエに描き足された場合……ただ興奮しますね」
箱色ツィラ:「クィーちゃん!やめて!」
白兎 七草:「……そ、そうなんだ?」
箱色ツィラ:「そうですけど言わなくていいじゃないですか!」
析了トオル:「……私、今までもこうやって二か所ほどからいろいろ言われてますので。最終的な判断はお任せします」
箱色ツィラ:「判断……?」
イリス・ウィトルウィウス:「とは……?」
析了トオル:「で、出禁措置……」
白兎 七草:「……あぁ、そういえばイトリちゃんが言ってたっけ。」
箱色ツィラ:「え?なんでですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「えっ!?出禁!?」
イリス・ウィトルウィウス:「そんな恩知らずなことできませんよ!」
春日イトリ:「キングダムも六壬もオールドの巣窟ですからね」
春日イトリ:「ムセイオンの場合“見て学べ”みたいな職人気質というか...」
箱色ツィラ:「そもそも私達って……」
箱色ツィラ:「そういう規制とか好きじゃないですよ」
箱色ツィラ:「ね?」
春日イトリ:「そういうわけでわざわざトオルさんを招待した面もあります」
白兎 七草:「それに……今まで会った皆も、トオルちゃんと会えなくなるのは寂しいんじゃない?」
箱色ツィラ:「そういうのはあえて破るためにあります」胸を張る。
白兎 七草:「特にイロカちゃんとかは……」
イリス・ウィトルウィウス:「あの、トオルさん……確かに気にされる気持ちもわかりますので、はっきり言ってしまいますが」少し言いづらそうに
イリス・ウィトルウィウス:「別に良いですよ。減るもんじゃないですし」
析了トオル:「………」
箱色ツィラ:「あ、今度はみんなで来てくださいよ!」
箱色ツィラ:「その車椅子……仲間たちとの結晶って言ってましたもんね」
箱色ツィラ:「その人達とも……」
箱色ツィラ:「繋がりたいなあ……」
析了トオル:「…………ああ」
イリス・ウィトルウィウス:「トオルさんも"無題原景"を見ましたよね?作家性を見いだせない人に、アトリエが何かを映し出すことはありません」
イリス・ウィトルウィウス:「あれはトオルさんの作品ですよ。だから大丈夫です」
析了トオル:「ムセイオンのトップと当事者にそう言われてしまっては、返す言葉もありません」
析了トオル:「……それでも、少し負い目はありますので……そう、ですね」
析了トオル:「私は、来る卒業の時までに自分の作家性テーゼを解析しつくし……」
析了トオル:「ここの生徒であらずとも、いつか。自らの手で」
析了トオル:「───世界アトリエを描き出す努力を惜しまぬことを……約束します」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!その時はぜひ、この美術館校舎に一枚寄贈して下さいね!」
箱色ツィラ:「おお……!」
箱色ツィラ:「なんだか、ムセイオンとジェネシスが繋がったみたいですね……」
箱色ツィラ:「いや……繋がりました。繋がってます」
白兎 七草:「うん……ふふ、良い交流を見れて私も嬉しいよ」
析了トオル:「また、みんなで来ます。それも約束、ですね」
析了トオル:す、と小指を差し出す。
析了トオル:「六壬……その大本、日本における風習です。指切り……約束の厳守を司る風習、一種の契約のようなものでしょうか」
析了トオル:「小指と小指を繋ぎ、約束を違えぬ事を誓い合う」
箱色ツィラ:「ええ……!?日本にはそんな風習が……」
箱色ツィラ:「行きたいなあ……」
白兎 七草:「懐かしいな……そっか、ツィラちゃんは日本出身じゃないんだ」
イリス・ウィトルウィウス:「七草先生の国でしたら、いつか連れて行ってもらいましょうか。卒業した後に」
箱色ツィラ:「先生は出身なんですか!行きたい行きたい行きたい!」
春日イトリ:「いいですね、卒業旅行!」
白兎 七草:「……ふふ、うん、いいよ。みんな一緒に行こう。」かつてを懐かしみながら
析了トオル:「私も記憶は薄いですので、案内はお任せしましょうか」
箱色ツィラ:「みんなで行きましょ~」
析了トオル:「当然、みんなで」エクスの方もちらと見ながら
イリス・ウィトルウィウス:「では、それも約束に追加ですね」ツィラがそっちの話に反応している間に、トオルさんと指を結ぶ。
白兎 七草:「多少変わってるかもしれないけど……その時はちゃんと案内するよ。卒業しても、先生は先生だ」
白兎 七草:「行きたいところ、全部案内してあげるから。約束、だね?」同じく重ねるように指を結んだ
エクス・カラー:「卒業、えぇ..."約束"です」その内側の複雑な想いを隠すように微笑む
箱色ツィラ:「あ~っ!」
箱色ツィラ:「ずるいずるいずるい」
イリス・ウィトルウィウス:「部活の皆さんにムセイオンを案内する件も、比較的安全なアトリエを見繕っておきますので……」
箱色ツィラ:「私のアトリエ来ましょうよ~」
箱色ツィラ:「まだ全然見せきれてないですよ」
析了トオル:「私は興味ありありですが……ほら、他の皆さんには少しずつ慣れてもらわないと……」
析了トオル:順に指切りをし、最後にツィラさんと向かい合う。
析了トオル:「……では、どうぞ」
析了トオル:怖がる様子も、躊躇う様子もない。
析了トオル:自然に伸ばした指先が、目の前へと。
箱色ツィラ:「……!」
箱色ツィラ:ニコリと笑って、指を絡めた。力をかけるでもなく、自然に。
箱色ツィラ:まるでそれが、最もよい、繋がりであるかのように。
箱色ツィラ:「はい、はい、約束です!」
箱色ツィラ:「まとめて、つなぎたばねる……そういう、ものなんですね」
析了トオル:「ええ、貴女にぴったりな……素敵な文字だと思います」
析了トオル:少しだけ名残惜しそうに、絡む指を離して。
析了トオル:「では……皆で、帰りましょうか」
GM:そうして空想の殻が割れ
GM:現実へと孵る


【エンディング:箱色ツィラ】

GM:■複合修復工房リプリス 生徒寝室
GM:この工房は外部のクライアントを招く数少ないアトリエであり一部の生徒のために増築した宿泊エリアもある
GM:空に翳る月の僅かな灯りが窓から差し込む中
GM:リプリス内で最も大きいベッドの中にひしめくように三人が収まっていた
春日イトリ:「こういうの...あんまり気にしない性質なんですが」
春日イトリ:「いくらなんでもダメじゃないですか?」
箱色ツィラ:「ダメとは……?」
白兎 七草:「……いや、私もそう思わないこともないんだけど……」
白兎 七草:「約束しちゃったんだよね。イロカちゃんのアトリエの時に……」
春日イトリ:「同衾を?」
春日イトリ:「なぜ...」
白兎 七草:「男装して色々誤魔化そうと試行錯誤してて……ツィラちゃんに妬かれちゃった」
箱色ツィラ:「だって……」
箱色ツィラ:「イロカちゃんといっぱい繋がろうとしてたんですよ」
箱色ツィラ:「ズルいな~って思いました」
春日イトリ:「へぇ~~繋がろうと...それはすっごい情熱的ですねぇ~」
春日イトリ:「生徒間恋愛“アリ”とは知りませんでした」
白兎 七草:「い、いやっ……違うよ!?イトリちゃんだって知ってるでしょ、ツィラちゃんの表現の仕方でそう聞こえるだけだって!」
箱色ツィラ:「恋愛……?」
箱色ツィラ:「イトリちゃんはたまに変なこと言いますよね」
白兎 七草:「そ、そういう事じゃなくって……はぁ、ビックリした……」ホッとしたように息を吐いて
白兎 七草:「ただ、他の人に言うと勘違いされかねないから……イトリちゃんもツィラちゃんも、人には言わないでくれると嬉しいな……」
白兎 七草:脳裏に過る、スクープの4文字……。
箱色ツィラ:「はい!」分かっていないがとりあえず返事している。
春日イトリ:「でも、のこのこ付いてくる先生も良くないと思いますけどね」
箱色ツィラ:「私はただ……繋がりたいだけですからね」
箱色ツィラ:「身も心もたくさん触れ合って、すり合って……」
箱色ツィラ:「そうして、お互いに理解を深めて、より深く繋がりたいだけです」
白兎 七草:「私にも非があるのはわかってるけど……」
白兎 七草:「とはいえ、ツィラちゃんにそういう気はないわけだし、それを断るのも良くないと思って」
白兎 七草:「……あと、動き回ってちょっと疲れたのもあるかも」あはは……と苦笑い。
春日イトリ:「繋がって、私のことわかりました?」
春日イトリ:少し翳りのある笑みを見せ腕の傷口をなぞる
春日イトリ:本来であれば綺麗に繋げたがイトリの希望により痕は残してある
箱色ツィラ:「はい……わからないことがわかりました」
箱色ツィラ:「分かってなかったんだってことが分かったのは、分かったんだと思います」
白兎 七草:「……それもそれで、一歩前進だね」
白兎 七草:「痕は……結局、残したままで良かったの?」
箱色ツィラ:綺麗に整形はしている。十字のような縫合痕。
箱色ツィラ:「はい……それに一本で良かったんですか?」
箱色ツィラ:「増やすのも出来ましたけど……」
春日イトリ:「えぇ、これは勝手に自分から壁を作った自分への戒めとして」
春日イトリ:「増やすのはいいです...調達先も怖いですし」
箱色ツィラ:「そうですか……確かに、左右のバランスも悪くなっちゃいますしね」
春日イトリ:「(それに、痕があるとムセイオンにちょっと自分もつながっているって思うのは...良くないですよね)」
白兎 七草:「(増やしていったら、阿修羅像みたいになるのかな……)」
箱色ツィラ:「あっイトリちゃん、作ってますよ、“壁”」
箱色ツィラ:「ちゃんともっと寄って下さい」
春日イトリ:「は、はぃぃ...」
箱色ツィラ:片腕を上げ、寝そべる自分の体の上に乗せる。
箱色ツィラ:その片腕には、未だに額縁がついたままになっている。
春日イトリ:「額縁、結局取れませんでしたね」
箱色ツィラ:「はい。でもいいんです」
箱色ツィラ:「意外と便利なことがわかりましたし……」
白兎 七草:「二重冠を発現させてた時は取れてたから、いつかちゃんと取れるかもしれないけど……」
箱色ツィラ:「クィーちゃんはうるさかったので中に戻しました」
白兎 七草:「えっ、便利?」
箱色ツィラ:「中にしまえるんですよ。便利じゃないですか?」
白兎 七草:「発想が器用って言うか……倉庫みたいな使い方するね」
箱色ツィラ:「あと……多分……」
箱色ツィラ:「なんとなく分かるんですよね。これが繋がったままの理由」
春日イトリ:「聞かせて欲しいですね~」
白兎 七草:「うん……それは?」
春日イトリ:「ずっとお世話することになりそうですし~」
箱色ツィラ:「はい。こうしてたほうが……」
箱色ツィラ:「イトリちゃんがお世話してくれるからです」
箱色ツィラ:「私が、繋がったままにしたいって思ってるせいだと思います」
白兎 七草:「……ふふ。甘えん坊だね、ツィラちゃん」さらりと流れる黒髪をそっと撫でる
箱色ツィラ:「あ……」吐息を漏らす。
春日イトリ:「卒業した先のこと考えてるんですか~?」
春日イトリ:「ずっとそのままじゃいられないんですよ?」
箱色ツィラ:「勿論、考えてますよ」
箱色ツィラ:「日本にみんなで旅行に行きます」
箱色ツィラ:「楽しみですね……」
白兎 七草:「うん、とっても楽しみだ。……旅行中は額縁、どうするか考えておかないとだね」
白兎 七草:少しばかりツィラに近づくと、額縁の繋がる腕を触る
箱色ツィラ:「ん……」
春日イトリ:「(いちいちいやらしいんですよね...)」
白兎 七草:「流石に目立っちゃいそうだし……イトリちゃんは何か思いつく?」
白兎 七草:「あれ……イトリちゃん?」何か考え事をするイトリちゃんに目を向ける。そんなに考えることがあったかな……
春日イトリ:「いえ、大丈夫...大丈夫です」
春日イトリ:「そうですね...」額縁と腕のつなぎ目をなぞり...
箱色ツィラ:「ああ……」目を細めて。
箱色ツィラ:「……私。今」
箱色ツィラ:「うれしいです」
箱色ツィラ:「これまで、ずっと。何とも繋がれなくて」
箱色ツィラ:「暗いのが来るの、イヤだなって思ってたんですけど」
箱色ツィラ:「暗いのが来ても、こうやって、繋がれるなら……好きになれそうです。夜も」
春日イトリ:「一人の夜は...長いですよね」
白兎 七草:「……ふふ、それならここにいる甲斐があったな」
白兎 七草:「今日は色んなことがあったから……きっと、よく眠れるんじゃないかな」
白兎 七草:「それに……夢で今日の事を視たら、夢でも繋がれちゃうかもね?」
箱色ツィラ:「おお……」
箱色ツィラ:「夢に見るのって、相手が自分のことを想っている証拠らしいですね」
箱色ツィラ:「古い日本の風習ではそうだったって」
春日イトリ:「夢枕...とも言いますから」
春日イトリ:「そう思えば眠るのも楽しいのかもしれませんね」
白兎 七草:「それなら、きっとみんなの夢を見ちゃうね」
箱色ツィラ:「はい、より繋がれたほうが……嬉しいです」
箱色ツィラ:「うーん。でもやっぱり……」
箱色ツィラ:「イトリちゃん、シャツこれも脱がせてくれませんか」
箱色ツィラ:「いつもみたいにそっちのほうがいいです」
箱色ツィラ:「より密に……繋がれますから……」
春日イトリ:「...........」
白兎 七草:「んぐ、っ……!?」エッ!?と言わんばかりの驚きの表情と視線を向ける
春日イトリ:「何見てるんですか先生」
箱色ツィラ:「直のほうがいいですよ~」
白兎 七草:「い、いや別に、何って言うか、私がそれを見ちゃうのは流石にまずいんじゃ……!?」
白兎 七草:「(そ……そういうつもりじゃないだけに、こういう時は困っちゃうな……!)」
箱色ツィラ:「? どうしてですか?」
エクス・カラー:「箱色ツィラ、春日イトリ」
箱色ツィラ:「あっじゃあ先生も……あっ」
エクス・カラー:華奢なげんこつが寝ている頭部にお見舞いされる
箱色ツィラ:「あづっ」
白兎 七草:「あっ……」人生の終わりを覚悟するように、今までの人生を振り返るように脳裏に映像が溢れる
春日イトリ:「ぎゃんっ」
エクス・カラー:「ムセイオンのやり方には極力口を挟まない気持ちでいましたが」
エクス・カラー:「安易なエーロスは芸術家の感性の発達に大きな影響を及ぼします」
エクス・カラー:「軽率な行いは許しませんよ」
白兎 七草:「ま、まだ何も……と言うか何もする気はないけど……!」
白兎 七草:脱ぐ脱がない、そんな話の後では説得力がない。
箱色ツィラ:「友愛フィリアです!」
エクス・カラー:「箱色ツィラ、貴方はそうでしょう」
エクス・カラー:「ですがその意識を他者も抱いているという妄信は」
エクス・カラー:「理解不足と言わざるを得ない」
エクス・カラー:「七草先生も止めるべきでした」
箱色ツィラ:「理解が不足しているなら……」
箱色ツィラ:「やっぱりより深めるために繋がるべきじゃないですか」
箱色ツィラ:「あっ軽率って……そういうことですか!?」
白兎 七草:「うぅ、は、はい……いや、それが茶飯事だとは思ってなかったので……」
箱色ツィラ:「もっと真剣にやるべきってことですか」
エクス・カラー:「貴方たち.....全員ッ、そこに直りなさい!」
箱色ツィラ:「え~っ」
GM:夜間のアトリエに怒号が響く
箱色ツィラ:「イトリちゃんは別にいいって言うのに~!」
春日イトリ:「トホホ~、もうお説教は懲り懲りです~」
白兎 七草:「こ、今回は何も言い返せない……す、すみませんでした~!」
GM:アトリエに厳しい叱咤が響く
GM:そうしてムセイオンで起きた大きな騒動は幕を閉じ
GM:小さな日常の変化が続く


【エンディング:イリス・ウィトルウィウス/析了トオル】

GM:■ムセイオン大講堂 額縁前
GM:荒れた講堂の内部、ここはイリス・ウィトルウィウスとマスターカラーズの戦った決戦の地
GM:中央に安置しているのはムセイオンの秘奥である遺産、額縁
GM:析了トオルを見送るためイリス・ウィトルウィウスとエクス・カラーがここに居る
イリス・ウィトルウィウス:四本の大剣によって区切られた長方形の向こうには、ジェネシスの市街地が描かれている。
析了トオル:「……改めて実物を見ると、驚嘆してしまいますね」
析了トオル:「今ここで確認できる要素としては、一種のディメンジョンゲートのようなものでしょうが」
エクス・カラー:「唯一、ムセイオンが外注せざる得なかった代物ですから」
エクス・カラー:「当然の反応です」
イリス・ウィトルウィウス:「額縁の内側に描かれた景色の向こう側へと、扉を開く遺産」
イリス・ウィトルウィウス:「それが空想であれば空想に、現実の風景であればその場所に。普段は外から先生をお迎えする時にしか使わないんですけど」
析了トオル:「はい、格が違います。技術としてみても、芸術品として見ても。これ程のものは滅多にお目にかかれませんね……」
イリス・ウィトルウィウス:「トオルさんにはとってもお世話になりましたから特別サービスです!車椅子もかなり傷んでしまいましたしね……」
析了トオル:過剰なおさわりは禁止されているので、必死に欲求を抑えている。
イリス・ウィトルウィウス:「今回は本当に、トオルさんが来てくださって助かりました」ペコリと頭を下げる。
析了トオル:「……ふふ、そう言われると嬉しい限りですが」
析了トオル:「万事を解決し、結末ハッピーエンドに導いたのは紛れもないムセイオンの方々と先生の助力によるものです」
析了トオル:「私は、少し口を挟ませてもらっただけ」
イリス・ウィトルウィウス:「か、カッコいい……!」
イリス・ウィトルウィウス:「そうやって幾つもの学区の危機を救ってきたんですね!尊敬しちゃうな~!」
析了トオル:「……い、いや、ははは。その……」笑って目を逸らす。問題行動の方が多い。
エクス・カラー:「こほん」
エクス・カラー:「析了トオル、春日イトリより今回の依頼についての明細があります」
エクス・カラー:「こちらを」
エクス・カラー:話を逸らすように一枚の紙を渡す
析了トオル:「……いただきます」
析了トオル:受け取り、内容に目を通して。
析了トオル:「ふふ、お話しておいた通りですね」
エクスカラー:「あと忘れていました」
エクスカラー:「イリス・ウィトルウィウス...例の”アレ”を」
イリス・ウィトルウィウス:「はい、"アレ"ですね!準備はバッチリです!」
析了トオル:「アレ」
エクス・カラー:「アトリエの件もですがジェネシス生徒に芸術の興味を頂けるのはこちらとしても大変喜ばしい」
エクス・カラー:「依頼通り、今回の件に関わった生徒の協同制作」
エクス・カラー:「内容はこちらに一任ということでしたね」
析了トオル:「はい」
析了トオル:「いや、せっかくなので一番乗りを貰いたいじゃないですか、こういうの」
析了トオル:「新生したエクス・カラーを筆頭とした、名のあるムセイオンの方々による一番最初の共同制作、それを任せる権利……」
イリス・ウィトルウィウス:「ではでは、ちょっと失礼して……」額縁を操作し、映し出された風景を切り替える。
イリス・ウィトルウィウス:ムセイオンの本校舎である美術館の正門。そこに大きな暗幕によって覆われた作品が、落成の時を待ちわびるように置かれている。
析了トオル:「どんな作品が出来上がったのでしょう。この未知を真っ先に知ることが出来る……ふふ、興奮を禁じ得ないといいますか……」
析了トオル:車椅子のレバーをガチャガチャと回して、興味深そうにその暗幕に目をやる。
エクス・カラー:頷き、暗幕を引く
イリス・ウィトルウィウス:「せーの!」バサァッ……暗幕が落ち、作品がその姿を表す。
析了トオル:「こ、これはっ……!」驚きと、その先美しいものを見た眼差し、その直後───
GM:それは暴虐の象徴である竜を敷き右手には叡智の書を、そしてそれを遍く広めんとする巨像
GM:ダヴィデなどの筋肉質なものではなく肋骨のラインと僅かな露出がそこはかとないエロスを醸し出す男性
GM:~チを遍く広めんとする賢者トオル像~
析了トオル:「いや男!!!!!!」
GM:その威容がムセイオンに建立される
イリス・ウィトルウィウス:「壮観ですね~」
析了トオル:「ま、待ってください!まあ像であることは置いておくとして……男性の像……あっ……」
エクス・カラー:「イロカの言によると”なぜ女にするのか”と猛抗議されまして」
エクス・カラー:「安易な女体化は断固拒否...とのことです」
析了トオル:「……私のミスでした。事実を明かしておけばっ……こんなことには……っ!」
析了トオル:「私もう、ムセイオンに来るときは確定じゃないですか、男装……!」
析了トオル:ひとしきり喚いた後、ぜえはあと肩で息をして。
イリス・ウィトルウィウス:「賢者トオル像は、同じく制作を再申請中の~真実の笑顔の解放者女神コトノ像~とムセイオンの正門に並んで、訪れる人を出迎える予定です」
析了トオル:「……」静かに、その像と周りの人たちを見てから。
イリス・ウィトルウィウス:「女性的でありながら勇ましさも備えたコトノ像との対比としても、とてもバランスが良いと思います」
イリス・ウィトルウィウス:「これもトオルさんが与えてくださったインスピレーションのおかげですね!ありがとうございます!」
析了トオル:「……ぐ、なんか複雑な気持ち……ですが」
析了トオル:エクス・カラーとイリス・ウィトルウィウス、二人の方を向いて。
析了トオル:「それで、どうでした?」
析了トオル:「改めて、顔を突き合わせながら共同制作をやってみて」
エクス・カラー:「イリスはいかがでしたか?」
イリス・ウィトルウィウス:「もちろん、とっても楽しかったです!」
イリス・ウィトルウィウス:「今までも。生徒達が部活単位で何かを作り上げる事はありましたが」
イリス・ウィトルウィウス:「作家性の全く異なる分野の生徒同士が、協力して一つの作品に向き合うことは稀でした」
イリス・ウィトルウィウス:「その輪の中に、私が入ることも」
エクス・カラー:「私も同感です」
エクス・カラー:「私はムセイオンで自身の作品を作ることもありませんでしたし...生徒と一緒に何かをする経験は無かった」
エクス・カラー:「故に、この作品がここまでの仕上がりを見せることに驚愕しています」
イリス・ウィトルウィウス:「私は、ムセイオンの作家たちの力を一人でつなぎ合わせて、あの芸術巨人を生み出しています」
イリス・ウィトルウィウス:「けれど、それは"みんなで作品を創る"こととは、全く別の行為なんです」
イリス・ウィトルウィウス:「上手くいかなかったり、意見がぶつかり合って明後日の方向に行くこともあるけど」
イリス・ウィトルウィウス:「だからこそ楽しい。それはきっと、創り上げられた成果以上に」
イリス・ウィトルウィウス:「一緒に創った時間が、美しいものだから。それが芸術になるんだと思います」
エクス・カラー:「..................それが今という僅かなモラトリアムだとしてでもですか」苦い顔で言葉を振り絞る
エクス・カラー:卒業の真実、生徒の一員となりイリス・ウィトルウィウスに継承したマスターの立場
エクス・カラー:場にそぐわない言葉だと知りつつも出てしまう
イリス・ウィトルウィウス:「……エクスちゃん」
イリス・ウィトルウィウス:「私は、来年は皆ちゃんと卒業できると確信してますよ」
イリス・ウィトルウィウス:トオルに視線を向けて
析了トオル:「ええ、勿論」
析了トオル:「現在集まったイースターエッグは2個……でしたか。まだまだ先は長いですが」
析了トオル:「不可能はありません。皆、それを探す好奇心に……未来を目指す気持ちに溢れています」
イリス・ウィトルウィウス:「ほら、六壬のイースターエッグ発見の立役者、エッグ専門家のトオルさんも太鼓判を押しています」
析了トオル:「は、ははは…………」視線を逸らして苦笑い。何度目だろう、この流れは。
イリス・ウィトルウィウス:「というかエクスちゃん、そんなに心配してくれるのなら」
イリス・ウィトルウィウス:「何かヒントとかないんですか?派閥が違うと言ってもかつての"七賢人"なら、イースターエッグの隠し場所の一つや二つくらい……」
析了トオル:「……そう、ですね。すっかり失念していました」
析了トオル:「記憶の連続性についてはその殆どを維持していると見ますが……何か知ってることなどは?」
エクス・カラー:「私の死後、書斎を調べても目ぼしい情報は見当たらなかったのでしょう?」
エクス・カラー:「それにイースターエッグ...七つの戒律については私の求めるところではありませんでしたので」
エクス・カラー:「尤も、一度死んだ人間に助言を乞う姿勢はあまり好ましくはありません」
エクス・カラー:「私も生徒として捜索を求められれば助力もやむ無しではありますが今起きているイースターエッグ捜索は今を生きる生徒の...」
イリス・ウィトルウィウス:「むむ!いけませんよエクスちゃん!」
GM:くどくどと長い説教に入ろうとしている
イリス・ウィトルウィウス:「エクスちゃんも今は生徒なんですから。卒業に関する問題の当事者でもあるんですよ」
イリス・ウィトルウィウス:「前世の記憶だろうがなんだろうが、使えるものは何でも使うのが芸術家であり、ノヴァリスの生徒なんです」
析了トオル:「はい、折角もう一度人生をエンジョイできるのです」
析了トオル:「ひとつの事実を知る者として、皆で協力するのも悪くない……でしょう?」
析了トオル:「だって、そうやってわた……あの像も造れたのですから」
エクス・カラー:「ふむ...」
エクス・カラー:「なら尚更教えられませんね」
エクス・カラー:ニヤリといたずらっぽい笑みを浮かべる
エクス・カラー:「教えてしまったら一緒に探す楽しみを味わえませんので」
イリス・ウィトルウィウス:「そんなこと言って~、本当に知らないから誤魔化してるだけじゃないですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「少し過ごしてわかってきたんですけど、いくら記憶があると言っても」
イリス・ウィトルウィウス:「精神性はだいぶ身体に引っ張られてますよね、エクスちゃんは」
イリス・ウィトルウィウス:「だからやっぱり、"マスターカラーズ"とは別の、新しい命なんだと思います」
エクス・カラー:「ならば新たな名前が必要ですね」
エクス・カラー:「付加色エクス・カラーは預けてしまいましたので...ふむ」
エクス・カラー:「ムセイオンのアカデミック芸術は既に履修を終え此処は既に新たな芸術を育む家となっている」
エクス・カラー:「その生徒の一員となるのですから...前衛芸術モダニア
エクス・カラー:「モダニア・バウハウス...そう名乗りましょう」
イリス・ウィトルウィウス:「モダニア……」噛みしめるように呟いて
イリス・ウィトルウィウス:「エクスちゃんのままでも可愛かったと思いますけど……はい、生徒であるあなた自身が決めた名前なら」
析了トオル:「……ええ、モダニアさん。像の製作者一覧に、その名をしっかりと刻みこんでおいてくださいね」
モダニア・バウハウス:「エクス・カラーその色が望まれる時が来るのを待つのも悪くありませんから」
析了トオル:「さて、私もその最奥をいつか見られれば……と」
析了トオル:「そろそろ……お暇しましょうか。部員も待ってますし」
イリス・ウィトルウィウス:「あっ…!そうですよね!ごめんなさい引き止めてしまって」額縁の風景をジェネシスのものに切り替える。
イリス・ウィトルウィウス:「また来てくださいね。今度は、部員の皆さんと一緒に」
析了トオル:「勿論。勢ぞろいで楽しませてもらいますとも」
析了トオル:「……改めて。今回はムセイオンにお招き頂きありがとうございました。この場に居ないイトリさん、ツィラさんにも感謝の意を」
析了トオル:「先生にも、後で星室庁にお礼を送るとして……」車椅子を進め、額縁の前へ。
析了トオル:「……少し名残惜しいですが、それもまた得難い感覚というものです」
析了トオル:「……では」
析了トオル:「───ノヴァリスの、そしてムセイオンの生徒たちに……極彩色むげんの未来があらん事を」
析了トオル:振り返らずに、その奥へと進んでいく。
析了トオル:会う約束をしたのだ。その時にまた、笑顔で。
イリス・ウィトルウィウス:「お元気で~!」その後ろ姿に、大きく手を振っている。
モダニア・バウハウス:「さようなら析了トオル、貴方の描く風景を楽しみにしています」
GM:そうして、少しの静寂の後慌ただしい足音が外から響く
イリス・ウィトルウィウス:「行っちゃいましたね……あっ」
春日イトリ:「あ~~! もう行っちゃいました?!」
イリス・ウィトルウィウス:「も~!遅いですよイトリ~!」
春日イトリ:「ツィラ先輩が全然、離してくれないから~」
春日イトリ:「はぁ...はぁ...それで」
春日イトリ:「トオルさんの感想は...どうでしたか?」
イリス・ウィトルウィウス:「それはもちろん!」
イリス・ウィトルウィウス:「感動のあまり言葉にならない様子でした!あんなに喜んでもらえると創った甲斐がありますよね~」
モダニア・バウハウス:「まぁ...そういうことです」
イリス・ウィトルウィウス:「あっイトリも今日からエクスちゃんの事はモダニアちゃんと呼んであげて下さい」
春日イトリ:「おぉ、新しい名前...!」
春日イトリ:「モダニアさん...うん、エクス・カラーだとどうしても理事会時代の感覚とかありますし良いと思います!」
春日イトリ:「心機一転、なにかを始めるには非常に良い日です」
春日イトリ:「うん...それじゃあ始めましょうか」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!約束してましたもんね!」
春日イトリ:「私..."修復師"として私頑張りますから...っ」
イリス・ウィトルウィウス:「その意気ですイトリ!あ、モダニアちゃんにも手伝ってもらいますよ。はいこれ」瓦礫撤去用のスコップとヘルメットを渡す。
モダニア・バウハウス:「壊した二人ですからね、最後まで付き合います」ヘルメットを締め動きやすいように上着を腰に巻く
イリス・ウィトルウィウス:「はい。教室を散らかしたらちゃんと後片付けしないといけませんからね」
イリス・ウィトルウィウス:そこは、ムセイオンで唯一の講堂だった。
イリス・ウィトルウィウス:ムセイオンで唯一、戦場になった場所で、唯一、人間が死んだ場所。
イリス・ウィトルウィウス:失った友を取り戻すために、無限の試行が行われた場所。
イリス・ウィトルウィウス:常に明後日の方向の未来に生きるムセイオンの中でただ一箇所、過去を見つめ続けるための場所だった。
イリス・ウィトルウィウス:モダニア・バウハウスの存在が、今後ノヴァリスで認められ得るのか、そもそもどこまでを隠し、どこまで打ち明けるのが最も安全か
イリス・ウィトルウィウス:結局ここにはなかったイースターエッグは本当に集められるのか。本当にそれは、このノヴァリスに7つ残っているのか。
イリス・ウィトルウィウス:ディアナが拾ってきたままの古代の遺品はいつまで持っておくべきか、いい感じに有耶無耶にできるタイミングは訪れるのか。
イリス・ウィトルウィウス:ツィラの手に嵌ったままの額縁は本当にあのままで良いのか、そろそろ間違いが起きる前に無理やりにでも引き抜くべきではないか。
イリス・ウィトルウィウス:生徒会長として、考えることはあまりに多く、心配事の種は尽きない。
イリス・ウィトルウィウス:それでも今日、確かにできることがある。
イリス・ウィトルウィウス:壊したものを、汚してしまったものを、亡くしてしまったものを、捨ててしまったものを
イリス・ウィトルウィウス:一つずつ数えて、整理して、拾えるものは拾って、心の内にしまっておく。
イリス・ウィトルウィウス:明日をまた同じように迎えるために、散らかってしまった部屋を片付ける。
イリス・ウィトルウィウス:それは、そのくらいは、生徒に求められるべき責任というものだろう。
イリス・ウィトルウィウス:「始めましょう」
イリス・ウィトルウィウス:「次の作品を創るために」
イリス・ウィトルウィウス:崩れた天井から覗く青い空の下に、スコップが瓦礫を掻き出す音がしばらく響いた。


【エンディング:白兎七草】

GM:■星室庁オフィス 第七小会議室
GM:半ば書類の詰まった中で椅子にもたれながら放心状態の少女
GM:卓上に置かれた菓子類には手も付けられないほど披露している
ココ・ビスキュイ:「お...終わった」
ホン・シュエメイ:「少し骨が折れましたね……」
ホン・シュエメイ:眉間の間を指で揉んでいる。
ココ・ビスキュイ:「ふぃぃん...終わりましたし一緒にパフェ食べに行きましょうよぅ」
ココ・ビスキュイ:「自分にご褒美ないとむりですぅ~」
ホン・シュエメイ:「ココ寮長……」
ホン・シュエメイ:「そもそも、あなたは法務寮の業務に割く時間を返上してこの書類を直していたわけで」
ホン・シュエメイ:「本来の業務には一切手を付けていなかったと思いますが」
ココ・ビスキュイ:「シュエメイ主席執行官...ダメ...ですか?」小動物めいた瞳で懇願する
ココ・ビスキュイ:「奢りますのでぇ...」
ホン・シュエメイ:「……あのですねココ」少し口調が柔らかくなる
ホン・シュエメイ:「疲れた頭に甘味を補給したい気持ちは痛いほどわかります」
ホン・シュエメイ:「わかりますが……」
ホン・シュエメイ:「そんなもので私を買収できるとは思わないことです」目が据わっている。
ココ・ビスキュイ:「ひんっ、法務寮が買収なんて人聞きわるいなぁ」
ココ・ビスキュイ:「これは“ランチ”の提案じゃないですかぁ...」
ホン・シュエメイ:「人聞きの悪い言動をするからです。あいにく私は、パフェは今朝に補給済みです」
ココ・ビスキュイ:「あ、ズル!?」
ホン・シュエメイ:「ズルではありません。計画的と言って下さい」
ココ・ビスキュイ:「そんなんだから二の腕__」
白兎 七草:そんな話をしていると、ドアを叩く音が聞こえてくる。先日と同じく、小気味な音でコン、コン、コン。
ホン・シュエメイ:「どうせ昼間は次から次へと問題が舞い込むのだからご褒美は先に摂っておくべきという合理的な……」
ココ・ビスキュイ:「ど...どうぞ~」
白兎 七草:"有難いお話"を中断するようにドアが開かれると、そこには先日と同じく彼女の姿があった。
白兎 七草:「……あ、えーっと……お邪魔しちゃった?」
ホン・シュエメイ:「おかえりなさい先生。星室庁のご用事はもう済んだのですか?」
白兎 七草:タイミングが悪かったかな、とどこかバツの悪い顔とともに。
ココ・ビスキュイ:「あ、先生~お疲れ様です」
白兎 七草:「うん、生徒も皆無事で済んだよ……ちょっと、色々ありすぎたけど」
ココ・ビスキュイ:「ムセイオンにイースターエッグがあるはずないですからね」
ココ・ビスキュイ:「すぐに帰ってくると思ってました」
白兎 七草:「あはは……うん、そうだね。」本当はイースターエッグと同じくらい、濃密でとんでもない神秘が待っていたが……。
ホン・シュエメイ:「その割には、随分とお疲れのご様子ですが……」
白兎 七草:「あ、いや……ほら、ムセイオンだからね。生徒に会うためにはアトリエに行かなきゃいけなかったんだよね!」
白兎 七草:「少しお話を聞くだけ……のつもりが戦いになってたり……」
ホン・シュエメイ:「そういう事でしたか…。確かに、"マスターカラーズ"の引率があったとしても一筋縄ではいかないでしょうね。あそこのアトリエは」
白兎 七草:「うん、そういう事……でもその分、皆芸術に真摯で、自由で……また行きたいなって思うくらいには、皆輝いてたよ」
ココ・ビスキュイ:「.........」無言でシュエメイ主席執行官とアイコンタクトをして
ココ・ビスキュイ:鍵をかけ、機密用の内部チェンバーを起動する
白兎 七草:「エッ、えっと、ココちゃん……?」
ココ・ビスキュイ:「私、法務寮の寮長として主に他の学区の調停役を担うことが多かったんですけど」
ココ・ビスキュイ:「どうしてショコラ・ショコランくんだりの一生徒が最高生徒会でそんな役を任されたかわかります?」
白兎 七草:「たしかに、一学園の一生徒が任されるポストにしては大きいね」
白兎 七草:「ココちゃんが、それだけ仲裁するのが上手かった……っていうのはどう?」
白兎 七草:「少し平和主義的過ぎるかな?」
ホン・シュエメイ:「……」無言で成り行きを見守っている
ココ・ビスキュイ:「人を見るのが得意だからです...その上で”お願い”なのですが」
ココ・ビスキュイ:「私たちの事...もう少し信じてくれませんか?」
白兎 七草:「……」
白兎 七草:少し考えるそぶりを見せる。
白兎 七草:「……まずは、そうだね」
白兎 七草:「ごめんなさい!」二人に対して謝意とともに直角に頭を下げる。
ココ・ビスキュイ:「わっ、わ?!」
ホン・シュエメイ:「……詳しく伺ってもよろしいですか?」
白兎 七草:「私は、生徒の事を信じてるつもりだったけど…」
白兎 七草:「任せてくれて仕事を請け負ってくれた生徒を信じきれないのは、先生失格だったね」
白兎 七草:「うん、きちんと話すよ。……先に言っておくけど……全部は報告書に書けないことだからね」
ココ・ビスキュイ:「ムセイオンで“何が”あったんですか?」
白兎 七草:「そこには、要請通り"卵"があった。」
白兎 七草:「……それを何か確かめるため、様々なアトリエを巡ったのは本当だよ」
白兎 七草:「結論から言えば――その卵は空想卵ファンタズマゴリア、簡単に説明するなら復活装置だった」
白兎 七草:「――旧、"マスターカラーズ"の」
ココ・ビスキュイ:「えっ___マズくないですか?」
ホン・シュエメイ:「……七賢人が復活したと言うんですか」
ココ・ビスキュイ:「でも先生が隠そうとしたってことは何らかのイレギュラーがあったってコトですよね?」
白兎 七草:「……そう、だね。」
ホン・シュエメイ:「復活の事例自体は初めてでないはずです」
白兎 七草:「ここからの話は――誰にも言わず胸の内に秘めておくべきか、ずっと悩んでるんだ。今もね」
白兎 七草:「だから、此処からの話に関しては……二人を信じて話そうと思う。」
ココ・ビスキュイ:「お願いします...」
ホン・シュエメイ:「先にXM'sでは"マスターデュエル"が蘇り、反乱を扇動したと……これは現"マスターデュエル"らの手で解決しましたが」
ホン・シュエメイ:「聞きましょう。先生」
白兎 七草:「ありがとう、二人とも。」
ホン・シュエメイ:「先生がこうして戻ってこられたということは、"マスターカラーズ"は討伐された」
ホン・シュエメイ:「ということでよろしいのですよね?」
白兎 七草:「……旧"マスターカラーズ"は、もういない。」
ココ・ビスキュイ:「(でもそうだとしたら隠す理由ないですよねぇ...)」
ココ・ビスキュイ:「なんか含みのある言い方ですね...」
白兎 七草:「彼女の目的は、空想と現実を繋ぐこと。そしてそれだけの能力を有する、新たなシンドロームの創造だった」
白兎 七草:「だからこそ、彼女は――生徒として復活した。」
ココ・ビスキュイ:「それって...殺害不可能ってことじゃないですか!」
ホン・シュエメイ:「転生……レネゲイドビーイングに記憶と能力を引き継がせた。確かにそれなら……」
白兎 七草:「新たな色十四色目はもう、封じられた。」
白兎 七草:「生徒となった彼女は、一人の生徒として――生徒が主役である学園都市"ノヴァリス"に、生きることを決めた。」
白兎 七草:「……マスターカラーズとの話し合いの末に。」
ココ・ビスキュイ:「言葉だけ聞くと平和的解決ですが...」
白兎 七草:「分かってるよ、"七賢人の復活"……それはそれだけで学園都市を揺るがしかねない。だよね?」
ココ・ビスキュイ:「先生と現地の生徒の判断を尊重するとして...問題なのは他校への外交とか伏せるべき情報のレベルですね」
白兎 七草:「うん。この話は一人の生徒どころか……ムセイオンの今後を左右しかねない。だから、君達だけに話したんだ」
ココ・ビスキュイ:「実際、話してくれて良かったと思います」
ココ・ビスキュイ:「情報のイニシアチブを星室庁で握るべき案件ですし...」
ホン・シュエメイ:「待ちなさいココ室長」
ホン・シュエメイ:「この件について裁量を持っているのはあくまでムセイオンです」
ホン・シュエメイ:「最高生徒会としても、可能な限り混乱が波及しないよう舵取りすることは必須ですが」
ホン・シュエメイ:「まずは、"マスターカラーズ"と話をしないことには始まりません」
ココ・ビスキュイ:「そうですね...まずは学区トップとの情報と方針の共有から」
ホン・シュエメイ:「その上で、七草先生」
白兎 七草:「前代未聞の事態だからね。それを必要ないと断じる気はないし……うん、シュエメイちゃん。」
ホン・シュエメイ:「星室庁には、生徒間の問題をその場の裁量で調停する、臨時裁判権が認められています」
ホン・シュエメイ:「先生の見解をお聞かせ下さい」
白兎 七草:「……そうだね。」
白兎 七草:「私は、一人の生徒として迎え入れたいと思ってる」
白兎 七草:「彼女は今、マスターカラーズでもない。」
白兎 七草:「あるいは、今は復活を果たした旧マスターカラーズでもない。」
白兎 七草:「モダニア・バウハウス――十字冠を持ち、互いに教導し合う皆と変わらない単なる生徒にして、れっきとしたムセイオン生だ。」
白兎 七草:「……革命中、大人との間に様々な出来事があったのは知ってる。」
白兎 七草:「だからこそ、君達が抱く感情も理解はしきれないかもしれないけど……分かってるつもり。」
白兎 七草:「だから、何かあったときの責任は私が負う。それだけ、みんなと同じように彼女を一人の生徒として信頼してるから。」
白兎 七草:「……これが私の、そしてあの場にいた全員の意見。」
ココ・ビスキュイ:「シュエメイ主席執行官...」
ホン・シュエメイ:「……そうですか」
ホン・シュエメイ:「では、ココ法務寮長。その方向で手続きをお願いします」
ホン・シュエメイ:普段と変わらない様子で指示する。
白兎 七草:「シュエメイちゃん……!」
ココ・ビスキュイ:「わかりました、ではすぐにセッティングを行います」慣れたように応じる
白兎 七草:「良かった……ありがとう、二人とも」下手をすれば学園都市を揺るがしかねない大きな事件、ホッとしたように息を吐く。
ココ・ビスキュイ:「実際、自分の実務内で可能な範囲なら手を尽くしたいですし...」
ココ・ビスキュイ:「(カクタスヒルズではその場すら用意できませんでした..そういうのはもう御免です)」
ホン・シュエメイ:「私達は報告でしか状況を知り得ません、現場で事に当たった先生の見解に異論を唱える材料は、感情以外に存在しませんから」
ホン・シュエメイ:「その言葉を信用できない方を、星室庁にお迎えした覚えもありません」
ホン・シュエメイ:「その上で先生、釘を刺させて頂きますが」
ホン・シュエメイ:「どう責任を取られるおつもりですか?何かが起きてからでは遅い、という事態は容易に考えられます」
白兎 七草:「まずは……だけど。暫くの間はムセイオンに赴いて様子を観察する。」
白兎 七草:「どう変わったか、何があったか。把握しておくべきだとは思ってる」
白兎 七草:「イリスちゃん……現マスターカラーズにもしっかり確認してもらいつつね」
白兎 七草:「その上で……何かが起きるなら」
白兎 七草:「遅くなる前に、命を張ってでも止める。命が残ってたとしても……被害や諸々の改善を確認したら、此処を去る。」
ホン・シュエメイ:「先生」す、と音もなく近づいて
ホン・シュエメイ:唇に指を添えて、続く言葉を遮る。
白兎 七草:「ごめんね、この場で賭けられ……わ、っ――」
ホン・シュエメイ:「すみません、柄にもなく深刻ぶってしまいましたね。そこまで覚悟して頂かなくても構いません」
ホン・シュエメイ:「私達はただ……」
ホン・シュエメイ:「約束してほしいのです」
ホン・シュエメイ:「"そう酷いことにはならない"と」
白兎 七草:「シュエメイ、ちゃん……」
ホン・シュエメイ:「それとも先生は、生徒との約束を破る悪い大人だったのでしょうか?」
ホン・シュエメイ:「信じさせてくださいますか?先生」軽く笑って、先生を覗き込むように小首をかしげる。
白兎 七草:添えられた指をそっと手に取り、微笑む。
白兎 七草:「約束するよ。酷い事にはならないし、させない。」
白兎 七草:「……大丈夫。私は、この選択を後悔することはない」
ココ・ビスキュイ:「えへへ...ではまず先生の約束を果たす助言として一つ」
ココ・ビスキュイ:「そう言うことでしたら顧問という形はいかがでしょう?」
白兎 七草:「顧問……って?」
ココ・ビスキュイ:「しばらくムセイオンに通われるおつもりでしたらそういう肩書も必要かと」
白兎 七草:「なる、ほど……たしかに肩書――ひいては、理由は必要だね」
白兎 七草:考え込む。あの学園で起きた様々な事象を振り返るようにして。
白兎 七草:「――わかった。もちろん、イリスちゃんにも相談させてもらうけど……」
白兎 七草:「私は、ムセイオンアートスクールの顧問になりたい。」
白兎 七草:思い返せば、様々なことがあった。
白兎 七草:一つの疑惑から始まった事象は広がり、学園をも揺るがす事件となった。
白兎 七草:彼女が言っていた言葉――『未来に待つ悲劇』をはじめ、遺品や生徒への寄り添い方、考えるべきことを挙げればキリがない。
白兎 七草:しかし同時に、先生として視なければならないことも多くある。
白兎 七草:生徒は繋がりという根元を変えずとも、確かな変化を遂げ、
白兎 七草:生徒は多くの交流の末に、学園すら超えた交流を実現させ、
白兎 七草:生徒は恐怖を越え、自ら道を創り始めた。
白兎 七草:あるいは、マスターとまで呼ばれた大人は一人の生徒となり、命を得た。
白兎 七草:あの学園、あるいは学園に係った生徒の変化を、今後も見守っていきたい。……そう、思った。
白兎 七草:「……一つ聞きたいんだけど」たしかに頷いたのち、思い至ったように顔を上げる。
白兎 七草:「仕事はもしかしなくても……増える?」
ココ・ビスキュイ:ムセイオンで膨れた仕事は手伝いませんからね...」
白兎 七草:「う、うぅ……大変そうだけど。うん、私の答えはこれで決まりだ」
白兎 七草:「それが一番、進んだ方がいい道な気がしてるからね」
白兎 七草:どこか晴れた顔で、嬉しそうに呟いた。


GM:大修復、かつてマスターカラーズに十二の直弟子"パレット"の救出計画
GM:十二夜計画、アトリエの原型となった遺産を用いたノドス捜索計画
GM:オールドカラーズが残した傷痕は深く、化膿した患部は今もムセイオンに埋もれていた

GM:されど、多くの困難が眼前にあれどムセイオンの生徒は明日の希望を想像し続ける
GM
GM:そしてヒトの想像しうる全てのことは現実となる


Double Cross The 3rd edition Overd Nova
『Everything you can imagine is real』 END


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

二次創作ステージ『オーヴァード・ノヴァ』については
まとめwikiを参照下さい。
OveredNOVA

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