【ミドルフェイズ1】
GM:ミドルフェイズ 全員登場お願いします~
析了トオル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6
析了トオル:53ですね
イリス・ウィトルウィウス:イリス・ウィトルウィウスの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(42 → 50)
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(35 → 43)
白兎 七草:白兎 七草の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(35 → 36)
GM:では早速、描写から
GM:ムセイオンの中でも奥まった個所にあるそのアトリエは妙に古風な印象がある
GM:内部には汚損、破損状態の美術品の立てかけられたムセイオンの絢爛なイメージ少し異なるアトリエ
GM:名を「複製修復工房リプリス」
GM:作品の修復を自身の命題としたムセイオンの中でも特異なアトリエである

GM:そして、この場所にアトリエの主が集めたイースターエッグ(?)調査隊のメンバーが集った
春日イトリ:「じゃじゃーん! そういうことでなんとジェネシスより専門家のトオルさん」
春日イトリ:「星室庁より先生にお越しいただきました~」
イリス・ウィトルウィウス:「わぁ~~!」ぱちぱちぱちと賑やかに拍手
箱色ツィラ:「わあ~~~」拍手できないので自分の膝をペチペチしている。
白兎 七草:「わ、こんなに歓迎されるのも珍しいかも……あははっ、うん。よろしくね?」
析了トオル:「はい、専門家です」よく見なくても、服の至る処が伸びたり髪の毛が荒れている。
析了トオル:「スリリングな体験でした。これがムセイオンアートスクールというのですね……」
箱色ツィラ:「……!もしやそれは……」
箱色ツィラ:「私のために、継ぎ甲斐のある姿になってくれたんですか……!?」
箱色ツィラ:「どうしましょう、どうしましょう!」
箱色ツィラ:「何から始めますか!?」
春日イトリ:「ムセイオンはアヴァンギャルドなセンスで他の学校よりうえを行くと思ってましたが...ジェネシスも中々ですね」
析了トオル:「継ぎ……?」
析了トオル:「あ、析了トオルです。よしなによろしくお願いしますね、皆さん」
箱色ツィラ:「トオルちゃん!トオルちゃんはやはり……金がいいですかね」
析了トオル:皆に握手のために手を伸ばす。
イリス・ウィトルウィウス:「あっ危な……」
春日イトリ:「あ、それ以上はいけない」
析了トオル:「はい?」
箱色ツィラ:パッと手を取る。「ああ~~~……」
白兎 七草:「うん、よろし……えっ?」
白兎 七草:手を伸ばし、握手しようとしている
箱色ツィラ:ギッチリと握り込む。
箱色ツィラ:締め上げるように強く。
析了トオル:「あっ力強っ……」
箱色ツィラ:「ああ~……いいですね、いい……」
析了トオル:「待って、待ってください。気持ちは伝わりました。私こう見えて(?)貧弱なもので、実は……」
箱色ツィラ:「さほど運動が得意ではないのですか?ですが指自体は……ゲーム……?」
箱色ツィラ:「ここの皆さんはみな特徴的な痕が出来がちですから。新鮮でいいですね……」
析了トオル:「そうですね、ゲームタコかレバー操作以外……あ、解けませんこれ、ヘルプ!ヘルプ!!」
箱色ツィラ:全然離す様子がない。
白兎 七草:「あ、あ~っと……いったんストップ、一回自己紹介の時間を取らない?」
イリス・ウィトルウィウス:「はいそこまでーっ!」
イリス・ウィトルウィウス:自分の体を二人の間に入り込ませて無理やり引き離す
箱色ツィラ:「ああっ」これでも壊さないように慎重に持っていたので引き離される。
春日イトリ:「そうですね、どうして彼女がこのような凶行に及んだのか」
春日イトリ:「お互いに色々理解する必要がありそうですね」
白兎 七草:「そうそう。何かをするのはお互いによく知ってから、ね?」
箱色ツィラ:「そんなあ~」
析了トオル:「さ、先ほども数件襲撃に会いましたが……ふぅ」
析了トオル:「なかなかに弾けた方が多い様子。これも学区の特色でしょうか」
箱色ツィラ:「いや……」
箱色ツィラ:「よく知ればいいんですね?」
イリス・ウィトルウィウス:「やはり……今のような調子で不用意に作品に触ったり、生徒の声かけに答えたりしてそんなボロボロになってしまったんですね……」
析了トオル:顔は頑張って冷静を保っている、なんとか。
箱色ツィラ:「じゃあ話して下さい。話して話して話して」
箱色ツィラ:「早く~」
白兎 七草:「芸術家である以上、尖ってるのが普通なのかもしれないね」
析了トオル:「とりあえず当たって砕けろ精神で……フフ」
春日イトリ:「ジェネシスの調査方針はみんなチャンドラグプタ探検隊なんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:「まあ待ってくださいツィラ。お越し頂いた立場なんですからまずはこちらから」すっと立ち上がって
イリス・ウィトルウィウス:「改めてようこそムセイオンへ!先生、トオルさん!」深々とお辞儀する。
イリス・ウィトルウィウス:「生徒会長のイリスと申します!本当は、私が出向いてご案内するべきだったんですが、今朝は色々立て込んでまして……」
箱色ツィラ:「イリス姉様も忙しいですね」
イリス・ウィトルウィウス:「ここに来るまで大変だったでしょう……本当に申し訳ありません……!」ものすごく申し訳無さそう
白兎 七草:「生徒会長の……。たしかに何度か危うくはあったけど、全然大丈夫だよ!」
析了トオル:「………成程、成程。貴女が……そう、当代のマスターカラーズにして最近RBとして新生したとされる……」
イリス・ウィトルウィウス:「悪い子達ではないんです……ただちょっと前のめりなだけで……」
析了トオル:「ふむ、ふむ」
白兎 七草:生徒会長、あるいはマスターカラーズ……この子がそうか、と納得したようにうなずく。というかそうじゃないと真面目過ぎるくらいだからだ。
析了トオル:ぺたぺた触ろうと手を伸ばしている。
箱色ツィラ:「あっ」伸びた手を見て思わず手が出そうになる。
白兎 七草:「……思ったよりも大分当たって砕けろ精神、だね」
析了トオル:「現在の表皮、髪の毛の繊維の成分検査をちょっと……お時間があるときに……一本でいいので……」
箱色ツィラ:いや……出ます 出ました。
イリス・ウィトルウィウス:「ほぇ?」
春日イトリ:「あっ!?」
箱色ツィラ:「い……今のはトオルちゃんから出したからセーフですよね?」にぎにぎ
析了トオル:「あっ」
箱色ツィラ:「前に出たので……」
析了トオル:触ろうとした手がインターセプト。掴まれる。
箱色ツィラ:「繋いでくれって……この子が言ってました」
白兎 七草:「……ま、まぁ……今のはトオルちゃんも悪いけど」
白兎 七草:「そうだ。それじゃ、握ったままでいいから自己紹介してくれるかな?」
析了トオル:「え、私が悪いってことになるんですか?!そんなぁ~」
箱色ツィラ:「細いのもいいですね……貰っていいですか?」
箱色ツィラ:「一本でいいので……」
春日イトリ:「学外の者を貰うと問題ですよ」
析了トオル:「落ち着いてください、腕は二本しかありません」
白兎 七草:「あっこの子思ったより我が道行くタイプだ」
箱色ツィラ:「え~……」
イリス・ウィトルウィウス:「イトリから聞いていると思いますが、この手の質問には決して『はい』と答えないでくださいね」
析了トオル:「はい……」
箱色ツィラ:「あっ私の話でしたね」まだ握ったまま。
箱色ツィラ:「ムセイオンアートスクール3年……」
箱色ツィラ:「あれ、私って3年ってことになるんですよね?合ってます?」
イリス・ウィトルウィウス:「まあ留年してますからね…」
春日イトリ:「そこらへんの制度は整備されてないんですよね」
箱色ツィラ:「じゃあ3年……?箱色ツィラです」
箱色ツィラ:「事情により外のことを殆ど知らずにこれまで過ごしてまいりましたので」
箱色ツィラ:「皆々様にご迷惑をかけることもあるやも知れませんが、御指導御鞭撻の程よろしくお願いいたします」
白兎 七草:「うん、よろしくね……ん?ツィラちゃん……って、たしか」
白兎 七草:マスターカラーズ絡みということもあり、名簿には目を通していたが……思わず聞き覚えのある名前にハッと彼女を見て
箱色ツィラ:握ったまま一礼。
析了トオル:「まあ丁寧。力の強さを除けば……」
析了トオル:全然離れない、どうしよう。
春日イトリ:「ムセイオンでいうと次は私ですね」
春日イトリ:「文化財保護管理委員会の会長をしております、修復師の春日イトリと申します~」
春日イトリ:「地味めな私ですが、お役に立てるよう頑張ります」
箱色ツィラ:「イトリちゃんはすごいんですよ」
箱色ツィラ:「珍しく、イリス姉様の他に普通に外の人と話していて怒られないんです」
白兎 七草:「あぁ、修復師。だから……」ノヴァリスの中でも常識人なんだ、という続きは言葉にしない
析了トオル:「つまり常識人という事ですね」
箱色ツィラ:言いながら腕を引っ張り上げて傷跡をまじまじと見ている。
析了トオル:「ああ~~~~っ、そ、それ以上は上がりません!」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!実際イトリが色々手伝ってくれて助かってます!」満面の笑み
箱色ツィラ:「う~ん、漆でもよさそうですね……」
析了トオル:「どういう意味?!」
箱色ツィラ:「どういう意味かと言われますとまずは下地を入れて……」
箱色ツィラ:「乾燥させた後で削ってから下塗りを……」
析了トオル:「削る……?」
春日イトリ:「と、トオルさんの修復は私がするので...マキロンとか使って」
白兎 七草:「うん、それじゃあ私かな」
析了トオル:「あ、ああすみません、先生、どうぞ」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラはこのようにスキンシップ過剰なところがありますが、そこに目をつぶればとっても素直で良い子なんです」
白兎 七草:「うん、ありがとね。えーっと……私は白兎七草。」ツィラさんに指を絡め、一本ずつその指を自分に絡めていく
箱色ツィラ:「……!?」
イリス・ウィトルウィウス:「触れられる距離に近づかないことが一番ですが、触れてしまっても無理に引き抜かなければもげることはありませんので、先生も気をつけ……」
白兎 七草:「星室庁の先生で、要請があったときにちょうど動ける先生だったからさ」
白兎 七草:一本一本、ゆっくりと絡めていくようにしてその手を繋ぐ
箱色ツィラ:「せ、先生!?そ、そんな大胆な……!」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、あわわ……!」
箱色ツィラ:「ああっ!」
析了トオル:「まあ大胆」
春日イトリ:「これが...“大人”」
析了トオル:(意識が逸れた今のうちに……ぬ、抜けない!)
白兎 七草:「そういうわけで私が来たってところかな。よろしくね、ツィラちゃん。もちろんみんなもね?」友人のように手を繋いだ状態で笑いかける
春日イトリ:「よろしくお願いしますね先生」
箱色ツィラ:「はわわわわ……」
箱色ツィラ:「これが大人の手……」
析了トオル:(私に肉体があと6ほどあれば……っ!)
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラが借りてきた猫のように……流石先生です。思えばユージン先生も不思議な魅力を持っている方でしたが」
箱色ツィラ:「張りの中にかすかに感じるたわみ……それから……ペンだこですか?これは……」堪能している。
イリス・ウィトルウィウス:「この様子なら何も心配なさそうですね。安心しました……」ホッと胸をなでおろす
白兎 七草:女性らしい柔らかい手であり、温かみを感じさせながら、書類仕事をしていたのかペンだこが出来ている。
箱色ツィラ:指先二本づつでメチャクチャな力で把持して二人ともと繋いでいる。
白兎 七草:「あはは……まぁ、どうにかなったらその時はその時でって思って動かないとね」本当はそのまま繋ぎたかったんだけど、凄い力で……と内心独り言ちる。
箱色ツィラ:「ああ~……」
箱色ツィラ:「イトリちゃん」
箱色ツィラ:「ありがとうございます」
春日イトリ:「まるで私が供物を準備したみたいな言い方やめてください!」
析了トオル:「まさか……これがムセイオンの陰謀だったとは……」
析了トオル:「この析了トオルの目を持っても読めず……」
箱色ツィラ:「やっぱり指って……この状態のほうが安定しますね……」
析了トオル:「というわけで、私も改めて……でしょうか」
白兎 七草:「うん、折角だし。お願いしていいかな?……この状態でするのも落ち着かなそうだけど」ふふ、と笑い
春日イトリ:「よろしくお願いします“トオル先生”」
春日イトリ:専門家の意
析了トオル:「専門家らしいです。析了トオルです。ところで、この専門家とは何を指すので……?」
イリス・ウィトルウィウス:「はい!トオルさんは、イースターエッグ探索の専門家だと伺っています!」
析了トオル:「成程、イースターエッグの……」
析了トオル:「…………今私、そんなことになってるんですか?」
白兎 七草:「わ、そうなんだ? まだまだ全然わかってないことだらけだと思ってたけど……」
箱色ツィラ:「おお~……」
イリス・ウィトルウィウス:「聞いたところによると、先日の六壬での探索でも指揮を取っていらっしゃったとか……」
析了トオル:「指揮というか変装して潜にゅ……こほん」
春日イトリ:「おぉ~、やはり私の目に狂いはなかったようですね」
箱色ツィラ:「ではこの指で、イースターエッグにも触ったんですか……?」
箱色ツィラ:「つまり私もイースターエッグと繋がっている……?」
析了トオル:「そ、そうなのかもしれません。エッグは実はちょっとだけ後で間近で見せてもらいましたが……」
析了トオル:「触っていはいません、残念ながら」
箱色ツィラ:「そうなんですか」さして残念そうでもなく。
箱色ツィラ:「では私と繋がるためにあるのかもしれませんね、この指……」
析了トオル:(なぜその解釈に……?!)
白兎 七草:「トオルちゃんは普段は何を? 今のところ、聞いた話だけだと探検家にしか聞こえなくて……」
白兎 七草:「やっぱりイトリちゃんが言ってたようにチャンドラグプタ探検隊なのかな」
イリス・ウィトルウィウス:「六壬って言ったら三大校の次くらいには大きな学校で、そこにわざわざ外部から招聘されるだけでもすごいことなのに」
析了トオル:「ンンッ!ゲフッ、んんん………」
イリス・ウィトルウィウス:「せっかく見つけたイースターエッグに触れもしないだなんて……手柄はあくまで六壬の生徒にということでしょうか?とっても謙虚な方なんですね……!」
析了トオル:「ふ、普段は怪奇現象探査部として、世の中の本物の神秘を追い求めて……」
析了トオル:(や、やめてください、視線が痛い……!)
析了トオル:(ノドスに変装して潜入したなんて外では言えない……!)
イリス・ウィトルウィウス:「名誉や実益よりも研究者として世の中に奉仕することを第一の喜びとする……ジェネシス生の鑑です!」
白兎 七草:「へぇ、怪奇現象探査部……他校と協力していけるほど信頼されてるなんて、珍しいんじゃない?」
春日イトリ:誇らしげな顔で後方から頷いている
析了トオル:(フォローもない!!!!)
箱色ツィラ:「それで外の学校にまで……このように外に慣れていなさそうな指で……」
箱色ツィラ:「そして私のところにも来てくれて……」
箱色ツィラ:「やっぱりもっと貰っていいですか?」
析了トオル:「待って、待ってください。呼吸の時間をください」
箱色ツィラ:「一本と言わず……」
析了トオル:「だから二本しかありません!!!」
析了トオル:「はぁ、はぁ…………」
析了トオル:「まあ、活動としては……趣味の集まりのような……感じですが……」
析了トオル:「様々な情報や噂を、真実の濃淡に関係なく集めている自信はあります。よろしくお願いします」
春日イトリ:「よろしくお願いしますトオルさん」
白兎 七草:「うん、うん……よろしくね、トオルちゃん。頼りにしてるよ」
イリス・ウィトルウィウス:「頼もしいです!すごい人を呼んできてくれたんですねイトリ!えらいな~」
イリス・ウィトルウィウス:背伸びしてイトリの頭を撫でてあげる
箱色ツィラ:「ありがとうございます」
春日イトリ:「フフフ、このメンバーであれば完璧に調査を完遂できると言えるでしょう」中腰の姿勢
析了トオル:(間違いない、門前の生徒たちなど序の口……)
析了トオル:(此処に集まっているメンバーはそれ以上に……ヤバい……)
白兎 七草:「適した人選って感じだね。ちょうどイースターエッグに触れたことがあって、そのほか色々な情報に精通しているし」
析了トオル:(先生が頼り!先生、白兎先生何とか……!)
白兎 七草:「(トオルちゃん、寒いのかな……)」
析了トオル:(ああ~~~~っ)
箱色ツィラ:「あっ発汗が……これだから面白いですねこの素材は……」
析了トオル:「ついに素材扱いを……」
春日イトリ:「では早速、イースターエッグの現物と大まかな情報をお伝えします」
白兎 七草:「うん、よろしくお願いしようかな。……あっ、現物がそんなすぐ見せられるところにあるんだ」
春日イトリ:中空にかざした銀の鍵、空間がひび割れ黄金の亀裂から漆黒のオボイド型物質が取り出され
春日イトリ:うやうやしく工房の食堂の机に置く
析了トオル:「……おおっと」
析了トオル:手を繋がれたまま、置かれた方を見る。
春日イトリ:「こちらがオールドカラーズ...先代マスターカラーズの死後に学園長室で発見されたものです」
白兎 七草:「卵型、確かにイースターエッグのようだけど……でも、これは……大分、様子が違うように見えるね」
白兎 七草:「いや、本物を見たことがあるわけじゃないんだけど。トオルちゃんから見て本物に見える?」
析了トオル:「……ふむ」
析了トオル:まじまじとそのエッグとされるものを見やる。
イリス・ウィトルウィウス:「おお!早速専門家の目利きが光ります!」
箱色ツィラ:真剣な表情を横からガン見している。
GM:大きさ、形状は以前確認したイースターエッグと遜色ないように思える
GM:しかし、その表面は光を通さぬ漆黒であり何かが塗布されているのではないかという印象を受けます
析了トオル:「はっきりとは断定できませんが……外側に皮膜があるように見えます」
箱色ツィラ:「被膜?上塗りされているということですか?」
析了トオル:「形状事態は私が確認したものと似通っていますが……」
析了トオル:「現状ではなんとも、触れてみても?」
イリス・ウィトルウィウス:「ひと目見ただけでそこまで……流石はトオルさんです!お目が高い!」
春日イトリ:「構いませんよねイリスちゃん?」
イリス・ウィトルウィウス:「あ、そうですね……」
イリス・ウィトルウィウス:「絶対安全とは言い切れませんが、私の思っているものと同じならおそらく、ただ触れる分には害になならないはずです」
箱色ツィラ:「そっちの手で触って下さい」自分の握っている方と反対側を示す。
イリス・ウィトルウィウス:「あくまで慎重に。細心の注意を払って触ってくださいね」
析了トオル:「あっはい……ではこちらの手で……」
白兎 七草:「何かあったら片手は貸せるからね」
析了トオル:車椅子の向きを器用に変え、人差し指で軽く触れてみる。
春日イトリ:触れた感触は合成樹脂...よりも固形化した油脂に近いでしょう
春日イトリ:「実のところ、トオルさんにはジェネシスの機器を用いた分析等を期待しているのですが可能でしょうか?」
析了トオル:「……ふむ、油絵具の類でしょうか……と、はい。続いてそちらに移っていきますね」
春日イトリ:「ありがとうございます」
白兎 七草:「へぇ、やっぱりそういうこともできるんだ。流石ジェネシスの技術力だね」
析了トオル:(……そういえば試供品もありましたね、せっかくの機会だし後でこちらも使ってみますか)
春日イトリ:「では皆さんにはそれと同時並行であるものを探してほしいのです」
箱色ツィラ:「あるもの?」
イリス・ウィトルウィウス:「ってなんでしょう?」
白兎 七草:「それは?」
春日イトリ:「ずばり、オールドカラーズの蔵書です」
析了トオル:「む」検査器具を取り出しつつ、耳を傾ける。
イリス・ウィトルウィウス:「それでしたら書斎に……あっ」
イリス・ウィトルウィウス:何かに思い当たって目を逸らす「そういうことですかぁ……」
白兎 七草:「蔵書……まとめてどこかに置いてるんじゃないの?」
析了トオル:(く、片手ではやりづらい……!)
箱色ツィラ:「あの、オールドカラーズって何ですか?」
春日イトリ:「あ~~、ツィラ先輩はそうでしたね」
白兎 七草:「……あぁ、トオルちゃん。手伝うよ、私も片手だけど」オボイド型物質を抑えるようにして
析了トオル:「た、助かります。とりあえず中の反応を……」
春日イトリ:「八月革命でイリスちゃんがマスターカラーズのおばあ様を倒したので」
春日イトリ:「学内で先代マスターカラーズとイリスちゃんを呼びやすいように出来たスラングですね」
春日イトリ:「ついつい呼びやすくて、えへへ」
箱色ツィラ:「あっなるほど、マスターカラーズって言うと、今の子はイリス姉様だと思うんですね」
箱色ツィラ:「気をつけないとですね」
イリス・ウィトルウィウス:「そ、そんなにこだわらなくても良いとは思うんですけど……」照れくさそうに
析了トオル:「それで、その大切に保管されてそうな蔵書、例えば高度なセキュリティで隠されているとか……」
白兎 七草:「そういうことならトオルさんの技術力に頼るか……それとも、置かれている場所が分からないってことかな?」
春日イトリ:「セキュリティ...ふっふっふ」
春日イトリ:「その逆です」
春日イトリ:「八月革命に勝利して解放感に浮かれた生徒、そして今まで暴君のように君臨していたおばあ様の蔵書」
春日イトリ:「それはもうすごい勢いで群がるように殺到し我先にと手当たり次第に掴んで自分のアトリエへ...ですよ」
白兎 七草:「そんなことある?……あったのかぁ」
箱色ツィラ:「えー!」
箱色ツィラ:「ずるい!」
イリス・ウィトルウィウス:「ありましたねぇそんなことも」遠い目
析了トオル:「あっやはりそういう反応なんですね……」
析了トオル:次々と計器を変えて調査を試みながら
箱色ツィラ:「私も欲しかった~!」
春日イトリ:「今はちゃんと管理下においているので大丈夫なのですがいくつか回収困難なアトリエがありまして...」
白兎 七草:「つまり……この物質、ひいてはオールドカラーズを知るには必然的に回収してない蔵書を読まないと、ってことだね?」
析了トオル:「それで、その回収作業も必要である、と」
春日イトリ:「はい、なので皆さんは蔵書の回収と遺物の分析をお願いします」
イリス・ウィトルウィウス:「ということはやっぱり、アトリエに乗り込むことになるんですね……」
箱色ツィラ:「えっ!」
箱色ツィラ:「いいんですか!?」
箱色ツィラ:「アトリエに乗り込んで……」
析了トオル:「確かに……この遺物にも何か決まった開け方があるのかもしれません。蔵書に何かヒントがある可能性も高い」
白兎 七草:「ふむ……こういう大人しいところばっかりなら助かるんだけど」
白兎 七草:「多分、そういうわけじゃないんだよね?」二人の反応を見て
GM:ということでシナリオのザックリとしたルールを説明いたします
GM:このシナリオではそれぞれのアトリエに決まった情報が存在します
GM:そしてそれを調査するにはアトリエの主の承諾を得るしかありません
GM:現在、皆さんが調べられるのはイトリのアトリエ
GM:ここで調べられる情報を提示します
複合修復工房リプリス
■オールドカラーズの遺物1〈知識:レネゲイド〉難易度12
■オールドカラーズの塗料について〈情報:ノヴァリス〉難易度8
■蔵書のあるアトリエの情報〈情報:ノヴァリス〉難易度8
GM:ということで今から各自判定で開けてしまってください
析了トオル:フ、私の精神ダイスは9あります
析了トオル:まずは遺物について振ってもよろしいでしょうか?
箱色ツィラ:なんでも+6個でいけます
イリス・ウィトルウィウス:専門家の先生だ
白兎 七草:七草にはコネしかないぞ
箱色ツィラ:GOGO
GM:どうぞ!
箱色ツィラ:じゃあ塗料やろうかな~
イリス・ウィトルウィウス:やっちゃいな!
析了トオル:9dx+4知識:レネゲイド
DoubleCross : (9DX10+4) → 10[2,2,5,6,6,8,10,10,10]+8[1,2,8]+4 → 22
箱色ツィラ:つよ
白兎 七草:まあでもイリスちゃんいますからね なんか出ても大丈夫だろうから……アトリエの情報を探ろうかな
イリス・ウィトルウィウス:じゃあなんか出た時のためにスタンバっときます
析了トオル:perfect
箱色ツィラ:包蟻掛:《砂の加護》使用して判定します。
箱色ツィラ:箱色ツィラの侵蝕率を3増加(43 → 46)
箱色ツィラ:学園通の友人も使って……
箱色ツィラ:9dx+3>=8
DoubleCross : (9DX10+3>=8) → 10[1,3,3,5,5,5,6,8,10]+4[4]+3 → 17 → 成功
GM:完璧!
白兎 七草:では探ります~。ミーミルの覚書を《コネ:学園通の友人》として使います
白兎 七草:(1+2+1)dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 10[2,7,10,10]+10[8,10]+6[6]+1 → 27 → 成功
白兎 七草:今回のシナリオは完璧ですね
箱色ツィラ:みんなめちゃ高
析了トオル:おお、お二人もさすが……
GM:では上から順々に情報を提示いたします
■オールドカラーズの遺物1
ムセイオンの学園長室に安置されていた黒色のオボイド型構造物。同定を行った結果、
その成分の大半が高圧鉱物であり僅かに十字冠と同様の成分が含まれていることが確認された。
また、周囲のレネゲイド濃度の低下が確認されている。
■オールドカラーズの塗料
パレットのアトリエの上を覆う塗料の原材料を分析した結果、約30%のレネゲイド吸着剤と
60%のウロボロスのシンドロームのレネゲイド物質とその他の材料で構成されていた。
アトリエ内部に潜った生徒達の証言によると塗り潰されたアトリエの主は意識を奪われ
創作を行う機能だけ維持されていたとのことだ。
■蔵書のあるアトリエの情報
アトリエをしらみつぶしに調査した結果、入退室困難なアトリエである「イロカのアトリエ」「ディアナのアトリエ」
の両アトリエの持ち主が保管していると考えられる。イリス・ウィトルウィウスがシーンに登場している場合
「イロカのアトリエ」「ディアナのアトリエ」とTipsを公開する。
イリス・ウィトルウィウス:やはり奴らか……これはタフな任務になりますよ
GM:ということで、部屋に二つのアトリエを公開します
白兎 七草:やはりね……(?)
析了トオル:一体どんな人物が……!
白兎 七草:ティアキンやりました?GM
【イロカのアトリエ】黄昏の空に浮く島々と建造物。
【ディアナのアトリエ】洞窟内部を削りだした集落。
GM:シナリオの準備をせずにゲームして失敗すると泣いちゃうのでしてません
イリス・ウィトルウィウス:かわいいね
GM:ということでちょっと多いのですがまずはイロカのアトリエから
Tips
【“イマジニウム” 姫彌イロカ】
美術解剖学専攻。男体構造研究部部長。
生物の解剖学的な構造知識を美術製作に応用する美術解剖学においてオールドカラーズから
意図的に情報の制限を受けた空想と考察の達人。
架空の生命を空想し、考察し、計算する机上現実のバイオアーティスト。
アトリエの性質と能力からムセイオンの怪獣解放戦線に執拗にスカウトを受け迷惑している。
保有するアトリエは“机上考察議事堂ディヴィエーガ”。
【男体構造研究部】
革命以前の男女隔離政策によりノヴァリス生徒は異性への知識が制限されていた。
男体構造研究部は"オトコ"を学術的に研究しノヴァリスに広く普及を目的とした研究会である。
多くの推論、考察を重ねた結果、実在の男体に最も近いイメージを生み出すことに成功し
ノヴァリスにおいて男性の知識は広く普及した。八月革命後の男性教諭の赴任の際
精神的動揺や拒否感の低下は研究会の大きな成果の一つである。
...と主張しているが同時期にいくらかの情報がブラックマーケットから流出しているため真偽不明。
イリス・ウィトルウィウス:ワ、ワァッ……!
イリス・ウィトルウィウス:エッチなのは禁止!死刑!
白兎 七草:風紀風紀!
GM:滅相もありません、これでは学術的な研究でして...
GM:続いてディアナのアトリエです
【“スターバード” ディアナ・オシチュカ】
美術史学専攻。多文化芸術交流会会長。
各地の文化・習俗に結び付いた芸術、芸能の研究者。
自動学習装置否定派であり、自主的な知識の吸収を信条としている。
保有するアトリエは“習俗再演窟ニャモニャス・レア”。
【多文化芸術交流会】
多文化芸術交流会は個人主義者の集まりであるムセイオンにおいて珍しく社交的な研究会である。
ゴッホやモネが浮世絵からインスピレーションを受けたように会長であるディアナ・オシチュカも
異文化交流によりムセイオン内に数多に存在する伝統芸能や伝統芸術との化学反応を期待している。
八月革命以降はノヴァリス土着の先史文化とそれに由来する芸術の探求のための実地調査が主となっている。
イリス・ウィトルウィウス:よ、良かった…こっちはマジメな活動だ(ほんとか?)
析了トオル:どうかな……
白兎 七草:そうかな そうかも……
GM:イリスさんはこれを事前に知っています
析了トオル:回収が難しいって時点でな……
イリス・ウィトルウィウス:まるっと知ってました
箱色ツィラ:へ~ 知っちゃってるんだ
箱色ツィラ:こういうこと詳しいんだ
イリス・ウィトルウィウス:もちろんです
イリス・ウィトルウィウス:子どもたちに見せていい情報かまず私がチェックします
GM:こどもフィルターだ
GM:ではそんな感じで情報共有!
春日イトリ:「恐らく、蔵書があるのはイロカとディアナのアトリエでしょう」
イリス・ウィトルウィウス:「あの二人ですか……」げんなりした表情。
白兎 七草:「イリスちゃん、どういう子達か簡単に教えてくれる?……色々苦労させられてそうなのは何となく察せるけど」
春日イトリ:「イロカのアトリエは“あの事件”があってから一切の出入りを禁じてますし」
春日イトリ:「ディアナのアトリエはそもそも領域の強度が高すぎるので」
イリス・ウィトルウィウス:「いえ、イロカもディアナもとってもいい子たちなんですが、イトリの言うようにアトリエを攻略するとなると厄介な二人ですから」
白兎 七草:「なるほど、そういう事……出入禁止に高い強度、どっちも別ベクトルで大変そうだね」
イリス・ウィトルウィウス:「体験するのが一番ですが、何の備えもないと即死しかねないので、掻い摘んでお話しますね……」
析了トオル:「即死……」
析了トオル:「即死!?」
イリス・ウィトルウィウス:「まずイロカは、男体構造研究部の部長を務めている子です」
析了トオル:「男体構造研究部」
箱色ツィラ:「えっ楽しそう」
イリス・ウィトルウィウス:「御存知の通りノヴァリスには、長い間男子生徒が不在でしたから」
イリス・ウィトルウィウス:「同年代の男の子というものが、想像できない子も多かったのです」
白兎 七草:「わお、凄い部活動……だけど、たしかに男子を作品に出そうとするなら苦労しそうだね」
析了トオル:「絵画や漫画を描くうえでも構造研究は必須。確かに重要ではありますね」
イリス・ウィトルウィウス:「はい、そこで彼女たちは、様々な学術的観点、創造的推論から理想の男性像を作り上げ」
イリス・ウィトルウィウス:「ほぼ現実に即した精度の、架空の男性モデルを構築し、ノヴァリスへ普及することに成功したのです。」
箱色ツィラ:「えっそれ無いんですか今」
箱色ツィラ:「ほしいですけど……」
春日イトリ:「...ですがそれを素直な学術的成果として受け取る人は少なかったんですね」
春日イトリ:「彼女はインターネットでその3Dデータを無料公開しましたが」
春日イトリ:「めちゃめちゃに破廉恥だのスケベな部活だのと叩かれた結果、アトリエの門を堅く閉ざしてしまったのです」
イリス・ウィトルウィウス:「哀しい事件でした……」
白兎 七草:「それは……大分可哀想な……」
析了トオル:「それはそれはご愁傷様で……」
箱色ツィラ:「???」
箱色ツィラ:「どうしてそれが門を閉ざす理由に……?」
析了トオル:「人は異性の裸に性的なものを感じてしまうのです、人体の神秘ですね」
箱色ツィラ:「それは分かりますけど。だったらなお」
箱色ツィラ:「求める反応が得られたので誇るべきでは?」
箱色ツィラ:「それを喚起できたなら歓喜するべきでしょう」
析了トオル:「色々あるのです、人間ですから」
析了トオル:「許容値を大きく超えてしまったのでしょう」
析了トオル:「ともあれ、その固い門戸を開く必要がある……と」
春日イトリ:「まぁ、つまるところ自分の欲しかった評価が得られなかったのでしょげているのです」
白兎 七草:「望む反応とは大きく異なってた……ってところかな。ちゃんと話してあげないとね」
イリス・ウィトルウィウス:「まあ、これも良い機会かもしれません。あの頃に比べればみんな大人になりました」
イリス・ウィトルウィウス:「今更『エロだ―!』『ムラムラ部だー!』などとからかってくる子もいないでしょうし」
イリス・ウィトルウィウス:「イロカにもいい加減、前を向いてもらいましょう」
白兎 七草:「うん、賛成。止まったままじゃ進めないからね」
春日イトリ:「はい、ところで先生は男装に興味はございますか?」
白兎 七草:「エ”ッ」
白兎 七草:「……えっと、な、なに?」
箱色ツィラ:「どうしたんですか急に」
析了トオル:「性癖を否定はしませんが……」
白兎 七草:「い、いやまあ、レディースにもその類のファッションがあることは認知してるけど……」
箱色ツィラ:「言ってくれればいつでも着たのに」
春日イトリ:「あっ、ちが」
イリス・ウィトルウィウス:「ははぁ、そういうことですか……」
春日イトリ:「イリスちゃん~~~!」
イリス・ウィトルウィウス:「安心してください!私はちゃんとわかっています」
イリス・ウィトルウィウス:「かなり有効な作戦だと思いますよ!考えましたねイトリ」
春日イトリ:「イロカにアトリエ越しに交渉したんです」
春日イトリ:「新鮮な男子教諭を持ってくればアトリエに入れてくれると」
白兎 七草:「そんなことある?」
箱色ツィラ:「それなのに女の先生連れてきちゃったんですか」
春日イトリ:「皆さんは十字冠がありますし...そこは何故か手違いで...」
白兎 七草:「まあ、でも……大丈夫、それなら男装してみよっか。」
箱色ツィラ:「でも胸どうするんですか」握手を離して鷲掴む。
箱色ツィラ:「誤魔化せます?」
白兎 七草:「うひあっ!?」
白兎 七草:見た目からも伝わるその感触はずしっと乗っかるような重量感と確かな柔らかさを感じさせ、鷲掴んでいるにもかかわらずかえって包まれているように感じる。
箱色ツィラ:「ずしっと乗っかるような重量感と確かな柔らかさ、鷲掴んでいるにもかかわらずかえって包まれているように感じますね」
析了トオル:(ああっ離れた!)
析了トオル:「まあ……なんとかなるんじゃないでしょうか、サラシなどがあれば……」
析了トオル:自分の胸を少し触れて、若干落ち込む
白兎 七草:「い、いや……まあ、何とかしてみるけど……」
白兎 七草:「トオルちゃんはスレンダーで綺麗だと思うよ」
箱色ツィラ:「大丈夫ですかね」特に手を止めていない。
春日イトリ:「この際です、トオルさんも一緒にやりましょう」
春日イトリ:「免疫の無いイロカに男が二倍...完全に動揺するはずです」
箱色ツィラ:「冠あるのに?」
析了トオル:「…………」
析了トオル:「えっ?」
箱色ツィラ:「それは……ただのイトリちゃんの趣味ですよね」
白兎 七草:「ちょ、ちょっ……ツ、ツィラちゃん。」
箱色ツィラ:「なんですか、先生」
春日イトリ:「だって、トオルさんが自分もいけるか...みたいなそぶりを」食客を売る
白兎 七草:「胸は接ぐとかじゃなくない!?」
箱色ツィラ:「確かにそうですね。手を接ぐものではないですね」ぱっと離す。
イリス・ウィトルウィウス:(胸はそうなんだ……)妙に安堵する
白兎 七草:「ただ揉まれただけ……!? ま、まぁいいけど……」
析了トオル:「まあ……できなくはないですが……そもそもこれどうするんですか」頭の上を指さして。
春日イトリ:「ノドスチルドレンって言い張りましょう」
箱色ツィラ:「たしか……義体って言ってませんでしたかそれも?」
析了トオル:「こふっ」
箱色ツィラ:「というか、ノドスって……今でもかなりセンシティブなんですよね?」
箱色ツィラ:「それを騙るのはどうかと……」
析了トオル:「んぐっ」
白兎 七草:「大分イトリちゃんの趣味じゃない?」
春日イトリ:「そうですね...繊細な部分を騙るのはあまりよくありませんね」
春日イトリ:「先生、お願いします」
析了トオル:「………そ、そうですね、よくないです、ほんとうに」
白兎 七草:「まあ、そうだね……うん、イロカちゃんのところに行く時はそうしようか」
白兎 七草:「流石にトオルちゃんにそんな嘘をつかせるわけにもいかないし」
イリス・ウィトルウィウス:「そうですね……特にムセイオンの子はそのあたり敏感かも知れませんから」
析了トオル:「………」冷や汗が酷い。
白兎 七草:「大丈夫だよ、トオルちゃん。さすがにそんなことはさせないから……」安心させるように手を撫でて
箱色ツィラ:「もう一人の方はどうなんですか?」
白兎 七草:「と、そうだね。ディアナちゃん……だったかな?」
イリス・ウィトルウィウス:「はい。ディアナ・オシチュカ」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女は多文化芸術交流会という団体を作って、会長を務めています」
白兎 七草:「交流会?なんて言うか……こういう言い方をしたら失礼かもしれないけど、珍しいね」
箱色ツィラ:「ムセイオン生でも交流が好きな生徒は居ますよ」
箱色ツィラ:「私がそうです」胸を張る。
析了トオル:「……そ、そうですか。それで……」自信満々な姿に恐怖しつつ
析了トオル:「回収が難しい理由とは?」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに個人単位ではそういった子は何人かいますが。団体として交流を重んじる方針は珍しい方でしょうね」
イリス・ウィトルウィウス:「彼女たちは異文化からのインスピレーションを大切にしてます。ゴッホやモネといった先人たちに倣って、といったところでしょうか」
箱色ツィラ:「ノヴァリスにおける異文化が何か、ということですね」
春日イトリ:「そして彼女らは先住市民の部族芸術に焦点を合わせたと」
春日イトリ:「回収困難な理由は彼女のアトリエの強度の強さです」
春日イトリ:「ディアナは“自分の管理下に置かない”ことで強度を底上げしています」
春日イトリ:「そして制御不能であり...アトリエの内部では言語がリセットされ、分割されるのです」
白兎 七草:「言語がリセットされ、分割される……」
白兎 七草:「って、えーっと……つまり?」
析了トオル:「さしずめ、バベルの塔の物語のように?」
春日イトリ:「つまるところ彼女らは未知の文明との交流のソリューションを得るためにアトリエの内部の文明をランダムに変えているのです」
箱色ツィラ:「絶えず分割される……!?」
箱色ツィラ:「それって……」
箱色ツィラ:「繋ぎ放題ってことですか!?」
箱色ツィラ:「すぐ行きましょう」
春日イトリ:「あぁ、ツィラ先輩の興味が」
白兎 七草:「なるほど。確かにそれは管理下におけないけど、それだけ規則が堅くなるってことだね」
析了トオル:(……確かに、言語を繋げられれば効果的な可能性は十分に)
析了トオル:(でも……それだけで終わるのか……この人が……)
析了トオル:未知のアトリエよりも、まずは隣人が恐ろしい。
白兎 七草:「まあでも、たしかにそこはツィラちゃんにとって適性のあるアトリエなのかな……?」少し不安げ
イリス・ウィトルウィウス:「今回に限っては良い傾向でしょう。ディアナのアトリエでは、興味こそが最大の武器になります」
箱色ツィラ:「イリス姉様今回に限ってはって言いました?」
イリス・ウィトルウィウス:「そもそもディアナは自動学習装置否定派……このノヴァリスのように、労せずしてお互いの言葉が理解し合える現状自体を嫌っているんです」
イリス・ウィトルウィウス:そのまま言葉を続ける。長年の経験から、都合の悪いことは聞き流す機能が実装されている。
イリス・ウィトルウィウス:「攻略には、全くの未知を体験し、自ら学ぶ姿勢が必要です」
箱色ツィラ:「イリス姉様聞こえてらっしゃらないのかしら……」
箱色ツィラ:「お耳に何か継いだほうがいいですかね……」
春日イトリ:「ヒェッ」
箱色ツィラ:「マイク……?」
白兎 七草:「マイク……!?」
箱色ツィラ:「いえ……無線だと繋がっている感じが出ないですかね」
箱色ツィラ:「糸電話みたいにします……?」
析了トオル:「……未知を学ぶ。好きな言葉です」
析了トオル:頑張って隣の恐怖から耳を逸らしている。
白兎 七草:「こほん。……ともかく、大丈夫。隣には先生がいるから、目の前が真っ暗なときは頼りにしてね」
箱色ツィラ:「真っ暗は嫌ですねえ」
春日イトリ:「そういえばトオルさん、遺物について発見はありましたか?」
析了トオル:「はい、大まかにはですが」
イリス・ウィトルウィウス:「おお~!すごいです!流石はノヴァリス一の専門家!」
白兎 七草:「おお!流石トオルちゃん、お手の物だね。それで……これはどんなものだったの?」
析了トオル:「まず、この遺物の成分ですが……」
析了トオル:「そのほとんどが高圧鉱物でできています」
春日イトリ:「高圧鉱石というと炭素がダイアモンドみたいなアレですよね」
析了トオル:「はい、スクネという人物は素手でそれを為したらしいですが……と、話が逸れましたね」
析了トオル:「とにかく、圧力がかかることで構成が変化した鉱物……具体的には」
析了トオル:「隕石などによく見られるものですね」
イリス・ウィトルウィウス:「隕石……」
箱色ツィラ:「隕石?」
箱色ツィラ:「そういえば、前にたくさん隕石降ってましたよね」
春日イトリ:「あーノヴァリス大流星群」
箱色ツィラ:「その時のやつなんですかね?もっと最近?」
イリス・ウィトルウィウス:「いえ、それは……」一瞬言葉に詰まって
析了トオル:「……それより前の可能性すらあります」
白兎 七草:「……つまり、ノヴァリスに来る前とかかな?」
析了トオル:「要するに、外から持ち込まれたか。ですが……」
析了トオル:少し考えるように、息をひそめて。
析了トオル:「残りの成分が問題なんですよねぇ」
白兎 七草:「隕石だけではなく、"何か"が混ぜられてる……?」
春日イトリ:「そんなに厄ものなんですか...?」
析了トオル:「はい、まだ公にはしていない情報ですが」
析了トオル:「恐らく、十字冠と同様の成分が含まれています」
イリス・ウィトルウィウス:「十字冠の成分……?」
イリス・ウィトルウィウス:「えっでも十字冠って……」
箱色ツィラ:「十字冠って成分とかあるんですか?」
イリス・ウィトルウィウス:自分の頭の上で手をスカスカさせる
イリス・ウィトルウィウス:「触れないですよね?」
白兎 七草:「そうだよね、まず触ってるところは見たことないし……」
春日イトリ:「光は粒子である...みたいな」
箱色ツィラ:「そうですよ。もし触れていたら……」
箱色ツィラ:「いっぱい繋いでましたよ」
箱色ツィラ:「不安定な形状の子いっぱいいるんですよね……」
白兎 七草:「触れなくてよかった……」
析了トオル:「……割れたら、残るものがあるでしょう?」
イリス・ウィトルウィウス:「確かに、亡くなった生徒の十字冠は固形化しますけど……」
白兎 七草:「割れたら、って――それは」
析了トオル:「最初はその成分分析から始めたのですが……と、これは長くなるか、端的に言います」
析了トオル:「六壬のイースターエッグがあったでしょう」
析了トオル:「あれの神秘です」
春日イトリ:「えぇ~~」
イリス・ウィトルウィウス:「そ、そうだったんですか……!」
箱色ツィラ:「お~……」
箱色ツィラ:「専門家みたいですね」
春日イトリ:「やっぱり専門家...凄いです!」
イリス・ウィトルウィウス:「大発見じゃないですか!」
イリス・ウィトルウィウス:「もしかして、最初からこれを確かめるために六壬へ……?」
析了トオル:「それは……間違っていません、それを確かめるために向かいました」
イリス・ウィトルウィウス:(それは……?)小さく首を傾げるがすぐ忘れる。
析了トオル:「十字冠の構成物質、ひいてはノヴァリスに遥かな過去を構築する無尽の記憶容量……星珊胚と言うらしいです、降誕派では」
析了トオル:「とにかく、そういったものが含まれている、とだけ」
白兎 七草:「たしかに十字冠は身近なだけに大きな神秘だね。星珊胚……か」
白兎 七草:「でも、そうだとすると……これはノヴァリスの一つの神秘に迫るほどの物質ってことだよね」
イリス・ウィトルウィウス:「なんでそんなものを先代が持っていたんでしょう……」
析了トオル:「後は気になるところとして……周囲のレネゲイドの鎮静作用ですか」
箱色ツィラ:「鎮静……」
白兎 七草:「目的が分からない以上、何も言えないけど……鎮静作用?」
析了トオル:「どうも周囲のレネゲイドの濃度を下げてしまうようで」
析了トオル:「レネゲイドによる破壊、掌握からの防御機構でしょうか、それとも……」云々と一人で呟き始める。
箱色ツィラ:「これに似てません?」
箱色ツィラ:右腕を出す。その腕には額縁がついている……というか、埋まっている。
析了トオル:「そういえば気になってましたが……」
析了トオル:「ファッションでは……ない?」
箱色ツィラ:「ファッションに困りますよ、むしろ」
イリス・ウィトルウィウス:「毎朝大変ですもんねえ」
春日イトリ:「うぅ...」自分の不甲斐なさで小さくなる
イリス・ウィトルウィウス:「ああっ!イトリのせいじゃないですよ!」慌てて背中をポンポンと叩く
箱色ツィラ:「そうですよ、イトリちゃんには毎朝お世話になってます」
析了トオル:(毎朝……)
春日イトリ:「絶対に何とかしてみますからっ」
白兎 七草:「名簿で確認した限りだけど、たしかツィラちゃんはパレットだったよね。」
箱色ツィラ:「? はい」
白兎 七草:「オールドカラーズが亡き後でも影響を及ぼしてるっていうのは……それだけ強大だったんだね」
析了トオル:「それは兎も角……気になりますね、一度触れてみた……」
析了トオル:はっ、と跳ね上がり、腕を後ろに回す。
箱色ツィラ:「あっ……」明らかに待ち構えていたが、寂しそうにする。
析了トオル:(ぐ、罪悪感……)
イリス・ウィトルウィウス:「コトノさんが協力してくれたお陰で、殆どの子はアトリエから出てくることが出来たんですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラの腕だけは、どうやってもこれ以上は……」
春日イトリ:「今回の遺物調査はその一環でもあるわけです」
白兎 七草:「腕だけが……私に手伝えることがあれば何でもするからね」
箱色ツィラ:「何でも……?」
白兎 七草:「……うん、まあ、命に支障がない限りでね」声の調子が変わったことに冷や汗をかきながら
析了トオル:「……思っていたよりも重大なお話ですね。分かりました」
析了トオル:「後で一度触れさせてください、少しでも解決の糸口を見つけられればと」
箱色ツィラ:「いいですよ、触りっこしましょうね」
析了トオル:「多少は我慢します、多少です、少しだけ」
箱色ツィラ:「これ、たしか……新しいレネゲイドが含まれていたんですよね?」
箱色ツィラ:「13番目?の症例のやつです」
イリス・ウィトルウィウス:「ウロボロスシンドロームは、他者のレネゲイドを吸収して糧とする症例です。分類が最近されただけで、昔からそういう力はあったみたいですけど」
イリス・ウィトルウィウス:「ツィラが言うように、遺物とアトリエの塗料が同じものだとしたら……」
白兎 七草:「吸着することでレネゲイドを取り込み、ウロボロスシンドロームによって糧とする……かぁ」
箱色ツィラ:「はい。この中だと何も覚えてないんですけど……」
箱色ツィラ:「創作だけはしていたらしいんですよね」
箱色ツィラ:「だから、この中身も……」
箱色ツィラ:「意識がなく、何らかの機序を繰り返しているかもしれない」
白兎 七草:「ツィラちゃん……」
イリス・ウィトルウィウス:「この中に誰かが閉じ込められてる、なんて、あまり想像したくはありませんけど」
イリス・ウィトルウィウス:「もしそうだとしたらかわいそうすぎます……」
春日イトリ:「えぇ、一刻も早く解明して問題があれば取り除きましょう」
箱色ツィラ:「……」空いた手でエッグに触る。
箱色ツィラ:「ここにも私みたいな子が居るんですかね。だったら……」
箱色ツィラ:「私が一番先輩じゃないのかも」
白兎 七草:「いるかどうか……そもそもこれは何の目的で存在する物質なのか。確かめるためにも、オールドカラーズをもっと知る必要がありそうだね」
析了トオル:「シュレディンガーのなんとやら。中に何があるかは不明ですが」
析了トオル:「……早期に解き明かしましょう。ひいては箱色さんの現状の解決に繋がる可能性もありますから」
箱色ツィラ:「ありがとうございます」
箱色ツィラ:「両手が使えるようになれば……」
箱色ツィラ:「もっといっぱい繋げるようになりますもんね」
析了トオル:「……………」
箱色ツィラ:「早くそうなりたいです」
析了トオル:(今の……二倍……)
析了トオル:背筋に冷たいものを感じる。もしや、大変恐ろしいものを解き放とうとしているのでは……
イリス・ウィトルウィウス:「もしそうなったら、トオルさんはムセイオン第二の救世主ですね!」
白兎 七草:「うん、今回はトオルちゃんに色々頼ることになりそうだね」
春日イトリ:「頼りにしてますよ♪」
イリス・ウィトルウィウス:「解放の女神コトノ像は受け取り拒否されちゃいましたけど……」
析了トオル:「あれ、六壬の地下で勝手に建ってましたよ。こっちでも造ってたんですね」
イリス・ウィトルウィウス:「えっそうなんですか!いいな~!」
白兎 七草:「なんで地下に……!?」
箱色ツィラ:「負けてられませんね」
箱色ツィラ:「もっと大きいの作りませんか?」
イリス・ウィトルウィウス:「けどムセイオンでは代わりに、記念絵画を描いてエントランスに飾らせてもらうことにしたんです」
イリス・ウィトルウィウス:「隣にトオルさんのスペースも確保しておきますね!」
白兎 七草:「ふふ、素敵なプレゼントだね」
春日イトリ:「なんならジェネシスへのお土産にも良いかもしれませんね」
析了トオル:「……お、お土産は少し気恥しいというか、その……まあ……こほん」
析了トオル:「とにかく、期待に応えられるように努力します。能力的にはほぼ機械任せですが」
析了トオル:「……ええ、やってやりましょう。まずはアトリエの一つや二つ……!」そこそこ煽てられたので調子に乗っている。
白兎 七草:「ふふ……うん、私達で協力して蔵書を取り戻さないとね」
白兎 七草:「イリスちゃんもツィラさんも、アトリエについては私達よりずっと詳しいだろうから。頼りにさせてね!」
箱色ツィラ:「はい、お任せ下さい!」
箱色ツィラ:「アトリエに好き勝手入る理由があるなんて、私、とてもやる気です!」
箱色ツィラ:「この機会に色々繋いじゃおうっと」
春日イトリ:「それではツィラ先輩の希望通りディアナのアトリエから...攻略開始しましょう!」
☆☆☆
文化財保護管理委員会会長、春日イトリ
ひと時ですが、お役に立てるよう頑張りますね♪
NPCカード【春日イトリ(期間限定)】
『EX:修復の専門家』
オートアクションで使用。破壊状態のアイテムを選択し破壊を打ち消し、使用できるようになる。シーン1回。
『NS:銀の鍵』
オートアクションで使用。対象の購入判定の機会を1回増加させる。この効果は戦闘時には使用できない。シーン1回。
GM:シーン終了 ロイスが結べます!
析了トオル:箱色ツィラ 〇誠意/恐怖
白兎 七草:箱色ツィラ 〇信頼/なんで胸を!?
イリス・ウィトルウィウス:析了トオル ○尊敬/心配 で取得
箱色ツィラ:トオルちゃん/好奇心:◯/怯えられてる?/ロイス
箱色ツィラ:七草先生/好奇心:◯/男装できる?/ロイス