『ハイヌↅ強襲阻止』(GM:DT)


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“舞祓”雛々未(ひなひなみ)ヒナミキャラシート(PC1:ひなた)
“ヤチマ”道祖土(さいど)ケイキャラシート(PC2:明寝マン)
“モグログモ”グリグ・ラヴァリグ( )キャラシート(PC3:ぽぽ)
貫く邪眼(デモン・ストレイト)黒瀬(くろせ)(なお)キャラシート(PC4:粘土)

【Index】

オープニング:道祖土ケイ
オープニング:グリグ・ラヴァリグ
オープニング:雛々未ヒナミ
ミドルフェイズ1
オープニング:黒瀬直
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
ミドルフェイズ5
ミドルフェイズ6
クライマックス
エンディング:道祖土ケイ&グリグ・ラヴァリグ
エンディング:雛々未ヒナミ&黒瀬直

【プリプレイ】

GM:突発!やるぜやるぜやるぜ
GM:自己紹介からやりましょう みなさんMAPのPC番号にきれいに収まっているので
GM:その順にやっていきますか
GM:ヒナミちゃんからお願いします
雛々未ヒナミ:はーい
雛々未ヒナミキャラシート
雛々未ヒナミ:六壬学園高等専門学校所属、総督府、兼古典呪術科2年生、兼人形部部長。雛々未ヒナミです。
雛々未ヒナミ:マイペースでいつもぼんやりとしている、電波気味の天然巫女セーラー服少女。
雛々未ヒナミ:かつて人形部は、六壬学園にありがちな零細部活の一つでしたが
雛々未ヒナミ:天与のアイドル性と卓越した人形呪術を誇るヒナミが部長になってからファンがこぞって入部し
雛々未ヒナミ:八月革命における主要戦力に数えられるほどの一大勢力となっております。
雛々未ヒナミ:紆余曲折の末メジャーデビューを果たし、現在はノヴァリス全土へアイドル活動の幅を広げています。
雛々未ヒナミ:六壬学園の個人主義と悪化し続けるノヴァリスの治安を真に憂いており、
雛々未ヒナミ:なんかついでに六壬地下のイースターエッグ探索で実は星徒未亡人アイドルだったことにされたりしたので
GM:すごいことなってる
雛々未ヒナミ:アイドル活動を通じて最高生徒会長を目指すかなぁと思ったりしながら踊ったり歌ったりの日々を過ごしています。
雛々未ヒナミ:武装は人形呪術と人形軍隊統制術。データはサングインと九生足に頼り切ったブラム射撃、あとDロイス守護者。
雛々未ヒナミ:ライブパフォーマンスから雑用まで、NGほぼなし。よろしくおねがいしまーす
GM:やった~ なんでもしてもらおうかな……
GM:よろしくお願いします!
雛々未ヒナミ:はい、ヒナミ何でもします……
GM:じゃあ……してくれる……?勉強……
雛々未ヒナミ:勉強
雛々未ヒナミ:がくしゅうそうちのお陰で必要最低限は頭の中に入ってる……はず……
GM:では次!道祖土先生 お願いします
道祖土ケイ:はい
道祖土ケイキャラシート
道祖土ケイ:道祖土ケイ、24歳のれっきとした成人男性、成人男性です
GM:ほんとに~?
道祖土ケイ:身長145cm、覚醒時に肉体成長が止まってしまっています
道祖土ケイ:覚醒時のごたごたで独り身に。生きるために様々な組織を転々としており
道祖土ケイ:UGNやFHの裏切り者として各勢力に雲隠れしていましたが、とうとう処罰されかけたところをノヴァリスに流れ着いた、まだまだ新任の先生
道祖土ケイ:せめて与えられた第二の生くらいは胸を張って生きられるように……と頑張ります
道祖土ケイ:シンドロームはバロールとキュマイラのクロスブリード
道祖土ケイ:ターゲットロックと攻性変色をコズミックインフレーションでばらまいて統率者します
道祖土ケイ:バデムも保持したり、奥の手の奥の手のIAの力で時の棺を2回使用します
GM:めちゃくちゃしてくる!
道祖土ケイ:やることはオーソドックスな神道系の邪視!でも本人の攻撃能力は全くないのでみんなにお任せします
道祖土ケイ:以上、よろしくお願いします~
GM:よろしくお願いします~ まさか先生がPCとはね
GM:では次!グリグ先生お願いします
グリグ・ラヴァリグキャラシート
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグ 36歳 バツイチ
グリグ・ラヴァリグ:コードはモグログモ
グリグ・ラヴァリグ:元々は理事会側の教師兼始末屋でしたが
グリグ・ラヴァリグ:子供産んでから未成年を殺せなくなり 体制の転換に伴い速やかに寝返りました
グリグ・ラヴァリグ:普段は明るい感じのねえさん系の性格してます 子供は大好き
GM:そこがきっかけなんだ
グリグ・ラヴァリグ:大人の裏切り者を始末する仕事は問題なくできてたんですよね多分
グリグ・ラヴァリグ:殺したらちゃんと工作員で隠蔽できるよ
グリグ・ラヴァリグ:武器はワイヤーのついた大型ナイフで投擲しながら遠心力で斬りつけたりする
グリグ・ラヴァリグ:ちゃんと自分で手入れしてるので切れ味も抜群
グリグ・ラヴァリグ:火力はそこそこ高いし何か空も飛べるし 暗殺者って感じの性能ですね
グリグ・ラヴァリグ:今は生徒を守れるので安心して仕事してます
グリグ・ラヴァリグ:空を飛ぶと何か達成値も増えますしね
GM:飛んでるじゃん
グリグ・ラヴァリグ:そんな感じでよろしくお願いします
GM:よろしくお願いします!
GM:まさか先生が二人もいるとはね……
GM:では次!黒瀬さん お願いします
黒瀬直:果たして二人で済むかな?
黒瀬直キャラシート
黒瀬直:くろせ なお 特殊ライフパスは『先生(進路指導室)』。ノヴァリス先進教育認定機構の一員として派遣されてきたUGN本部エージェントだ。
黒瀬直:古い退魔一族の長女として生まれ、UGN創設前から最前線を転戦してきたベテラン中のベテラン。全権大使の霧谷くんとも同い年。
GM:雄吾さんと……?
黒瀬直:FH側にも知れ渡る武名と威圧的な容姿と思考を持つ一方、やたらと懐が広い。
黒瀬直:堅物ながらド天然。自己評価は低く大変な子ども好き。生徒たちの将来を心から憂い、ノヴァリス行きへ真っ先に名乗りを上げました。
黒瀬直:同い年で長い付き合いの霧谷くんに頼んで……な!
黒瀬直:シンドロームはピュア・モルフェウス。《砂の加護》《砂塵霊》により自他を強化し《スプリットアタック》《ペネトレイト》で全てを貫く。
黒瀬直:アイテム・archiveで必中の弓が何故か至近距離に攻撃できなくなってしまったので、距離を詰められたら適当な白兵武器か素手で殴ります。
黒瀬直:弓以外でも戦える設定に公式が追いついた
GM:何故かではないんだよな
GM:これまでがおかしい 世界が正しくなったの
黒瀬直:粛々と受け入れて素素手で20点スタートします
黒瀬直:ノヴァリスではみんなにパブリックエネミーとして巣立って欲しくないな~と思い、UGN・世界秩序側の進路を紹介したりトレーニング付き合ったりと地道に活動中。
黒瀬直:目立った活動としては星徒について隠し事してた上司の腕の骨を折ったり、六壬高専に隠されたイースターエッグ捜索にオペレーターとして参加したりしました。
GM:いろいろやってんな
黒瀬直:今回は本物の先生たちの邪魔にならないよう気を付けつつ、生徒に悪影響を齎す存在であれば射ます。不束者ですがよろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!
GM:先生が3人もいるなんて……
GM:ではこの4人でやっていくぜ
GM:よろしくお願いします~
雛々未ヒナミ:よろしくおねがいします~!
道祖土ケイ:よろしくおねがいします~
黒瀬直:よろしくお願いします~
グリグ・ラヴァリグ:よろしくお願いします


【オープニング:道祖土ケイ】

GM:登場侵蝕をお願いします。
道祖土ケイ:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 9[9]+32 → 41

GM:【星室庁 職員室】
GM:職員室には、悩みであったり依頼を持つ生徒が、直接訪ねてくることもある。
GM:現在、君のもとに来た生徒も、その内の一人として割り振られたものだ。
GM:応接部屋で、少女は先に待っているという。
道祖土ケイ:軽くドアをノックし、一声。
道祖土ケイ:「あー……待たせて済まない。星室庁の道祖土ケイだ。入っても大丈夫か?」
GM:どうぞ、と声。
道祖土ケイ:(……先の件は巻き込まれた形での事件解決だったが、直接話を受けるのは初めてだ)
道祖土ケイ:(気合入れるか)少し大きめに深呼吸、気持ちを落ち着かせて「ああ、入るぞ」
道祖土ケイ:ドアを開き、中へ。小さな背丈が足早に進む。
阿武イチゴ:スマホをいじっていた顔を上げる。
阿武イチゴ:「……あれ、子供……?」


道祖土ケイ:「……ノヴァリスにも偶にいるだろう、成長が止まっているタイプのオーヴァードは」
道祖土ケイ:「僕もそれでね。既に成人しているし、先生としても登録はされている」
阿武イチゴ:「え、じゃあマジでセンコなわけ?それで?」
道祖土ケイ:「それで、間違いない」
道祖土ケイ:小さな溜息をついて椅子に座る。足は床に付かない。
道祖土ケイ:「前置きが長くなりすぎてもいけない、名前と要件を聞いていいか?」
阿武イチゴ:「メサイアの阿武イチゴ」
道祖土ケイ:「ふむ、メサイアの。阿武イチゴ……と。それで、今日は何故職員室に?」慣れた手つきでタブレットに情報を入力していく。
阿武イチゴ:「調べてほしいっていうか……ちょっと脅かしてほしい相手が居るんだよね」
道祖土ケイ:「ふむ、調べ……待て、脅かす?」
道祖土ケイ:タブレットをひとまず置いて、彼女の顔を見る。
阿武イチゴ:「……何。なんか付いてる?」
道祖土ケイ:「……あのな。話によっては、僕たちはそういった揉め事を止めなきゃいけない立場なワケだが……一先ず、そうなるに至った訳を聞こう」
阿武イチゴ:「ウチら……ウチはさ。推してるアーティストが居て。追っかけしてんだけど」
阿武イチゴ:「そこのライブに最近、怪しいやつが居んの」
道祖土ケイ:「アイドルのライブのようなものかな」
道祖土ケイ:確か、そういったものが此方でも流行っているとの話は聞いている。
阿武イチゴ:「そ。グラサンにマスクの怪しいやつ」
阿武イチゴ:「しかもそいつさ……」
阿武イチゴ:「“無い”のよ。あれが」
道祖土ケイ:「……あからさまだな。それに……」
道祖土ケイ:「無い……頭上の冠か?」
阿武イチゴ:「そ。アンタらみたいに」
道祖土ケイ:「……ふむ」
道祖土ケイ:(……大人か、社会人か、それともノドスとやらの関係者か、少なくとも……)
阿武イチゴ:「だからまあ、調べた上で……」
阿武イチゴ:「近づかないように言ってほしいんだよね」
道祖土ケイ:「成程、訝しんで悪かった」
道祖土ケイ:「その当事者の理由はともかく……怪しい格好でうろついているというのは、周囲に不安を与えているのは違いないだろうな」
道祖土ケイ:「こちらで調べてみよう。そのアーティストの名前、教えてくれるか?」
阿武イチゴ:「雛々未ヒナミ」
道祖土ケイ:よいしょっと椅子から飛び降りて、タブレットで検索を始めて。
道祖土ケイ:「この子で間違いないか?確かに……ダンスも歌唱も外と比較しても十分競り合えるレベルだな」阿武イチゴの下に寄り、腕を上げて動画を共に見る。
阿武イチゴ:「えっマジ!?理解るクチ!?」
道祖土ケイ:「うおっ」その勢いに少しバランスを崩しながら。
道祖土ケイ:「……そういった場所に忍び込んだ経験もある、僕はてんでダメだったが、登り詰める人のオーラくらい分かるさ」
阿武イチゴ:「へえ~……」
阿武イチゴ:「で?受けてくれんの?」
阿武イチゴ:「あっでも……そのナリじゃ脅しても効果ないかなあ」
道祖土ケイ:「……痛いところを突くなぁ?!」
道祖土ケイ:「受けるのは問題ない。そのあたりは……別のひとの協力も必要だとは思うが……」
道祖土ケイ:(いけない。自信のない姿を見せては、余計に不安を与えるだけ……だな)
道祖土ケイ:「……任せておけ。片っ端から調べ尽くして、悪いやつだったらお灸を据えてやる」
阿武イチゴ:「おお~……」
道祖土ケイ:「これでも外での経験は豊富な方だ、ここで出来たばかりのツテでも何でも使おう」
阿武イチゴ:「言うじゃんか」
道祖土ケイ:小さな胸を張る。傲慢というよりは、そのことばを自分にも言い聞かせるように地に足を付けて。
道祖土ケイ:「無論、君にも協力してもらうぞ、阿武イチゴ」
阿武イチゴ:「センコなんて信用できね~って思ってたけど……あたし?」
道祖土ケイ:「アイドルの現場、その地の利に長けた君の協力こそ必要だろう」
阿武イチゴ:「そういうこと。ま、そのへんは任せてよ」
道祖土ケイ:「よろしい。では……まずは下調べと行こう。今までの出現ポイント、時間。確かめることは多いぞ、準備は出来てるか?」
阿武イチゴ:「うし、決まりね!」
阿武イチゴ:「ファンなめんな……場所はわかってる、決まれば行くだけ!」
道祖土ケイ:少しながら、高揚している自分がいる。自分はそこまで俗ではないと自覚しているが……
道祖土ケイ:(……輝いているアイドルを見るのは、少しばかり楽しみだ)
道祖土ケイ:そう心の片隅で思いながら、扉の外へと足を進めた。


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
道祖土ケイ:阿武イチゴ 〇信頼/罪悪感 以上!
GM:OK!


【オープニング:グリグ・ラヴァリグ】

GM:登場侵蝕をお願いします。
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(29→ 35)


GM:【星室庁 職員室】
GM:職員室には、悩みであったり依頼を持つ生徒が、直接訪ねてくることもある。
GM:現在、君のもとに来た生徒も、その内の一人として割り振られたものだ。
GM:応接部屋で、少女は先に待っているという。
グリグ・ラヴァリグ:「うーい、入るぞ~」
グリグ・ラヴァリグ:特にノックもせずに扉を開ける
GM:は~い、と間延びした声。
辺津ニウコ:少女が一人、ニコニコと待っていた。
辺津ニウコ:「わ~女の先生だあ」


グリグ・ラヴァリグ:「男の方が良かったか~?」
グリグ・ラヴァリグ:そう言いながら対面に座る。
辺津ニウコ:「いや~、女の先生が良かったんですぅ~」
グリグ・ラヴァリグ:「ま、こういうのは誰に当たるかわからないようにしてるからな」
辺津ニウコ:「えっそうなの~?人気の先生とか居ないんですか?」
グリグ・ラヴァリグ:「そりゃあ居るだろ」
グリグ・ラヴァリグ:「でも指名制にするとその先生が過労で死んじゃうからな」
辺津ニウコ:「確かに……」
辺津ニウコ:「あっ私はメサイアの辺津ニウコです!」
辺津ニウコ:「先生は~?」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、先に相談内容を吟味して最適の先生を充てる場合もあるっちゃあるけど…ん」
グリグ・ラヴァリグ:「あー、そうだな名前名前」
グリグ・ラヴァリグ:「グリグ・ラヴァリグだ。グリグ先生でいいよ」
辺津ニウコ:「グリグ先生~」
辺津ニウコ:「グリグ先生はでも得意そうだな~」
グリグ・ラヴァリグ:「得意そうか~」
辺津ニウコ:「はい~、あのね、私よくライヴ行くんですよ~」
グリグ・ラヴァリグ:「ああ、最近盛んだよな」
辺津ニウコ:「でも最近そこに、怪しい人が居て~……」
辺津ニウコ:「風紀に通報しようにも学区外だったりも結構あるんでその辺わかんなくって」
グリグ・ラヴァリグ:「生徒自治の穴だな、その辺は」
辺津ニウコ:「そうなんですよ~、なんで~……」
グリグ・ラヴァリグ:「学区ごとの管轄の違いってのは意外と面倒だしなあ」
辺津ニウコ:「私でぶっ飛ばしちゃおうかな~って思ってるんですけど」
辺津ニウコ:「その後問題にならないように先生の方で出来ないですか~?」
グリグ・ラヴァリグ:「プッ…ハハハ!何て?」
辺津ニウコ:「えっだから……」
辺津ニウコ:「ぶっ飛ばすので……」
辺津ニウコ:「その後誤魔化してくれません?」
グリグ・ラヴァリグ:「いや、辺津ゥ~」
グリグ・ラヴァリグ:「お前な」
グリグ・ラヴァリグ:「ライブ会場に怪しいヤツが居るってのは良いよ」
グリグ・ラヴァリグ:「居るんだろ、でもなあ」
グリグ・ラヴァリグ:「怪しいからって犯罪者とは限らんだろ」
辺津ニウコ:「確かに怪しいだけだけど……」
辺津ニウコ:「でも怪しいやつがウロウロしてたら……ヒナミちゃんだって不安になります」
辺津ニウコ:「不安にさせ罪で引っ張れますよ」
グリグ・ラヴァリグ:「百歩譲ってぶっ飛ばしたとしてだ。そこまでは喧嘩ですむかもしれないんだが…いや暴行か?」
グリグ・ラヴァリグ:「何だよ、不安にさせ罪って。そういう不始末を誤魔化そうとすんな」
グリグ・ラヴァリグ:「しかも先生に頼むんじゃねーよ」
辺津ニウコ:「え~!」
辺津ニウコ:「じゃあなんですか 先生はこの件……」
辺津ニウコ:「なーんもしてくれないんですか?」
グリグ・ラヴァリグ:「『え~!』じゃねえ」
辺津ニウコ:「ネットに書いちゃうぞ」
グリグ・ラヴァリグ:「炎上させんな!ナチュラルボーンバカなのか?」
グリグ・ラヴァリグ:「順序ってのがあるんだよ!」
グリグ・ラヴァリグ:「怪しいってだけじゃ捕まえたりはできねえの!」
グリグ・ラヴァリグ:「つーか、どのくらい怪しいんだよソイツ」
辺津ニウコ:「え~!じゃあなんか先生で調べてよ!」
グリグ・ラヴァリグ:「見た目が怪しいのか?」
辺津ニウコ:「えーっとね~、サングラスとマスクをしてて」
辺津ニウコ:「あと十字冠がないの!あやしくない?」
グリグ・ラヴァリグ:「それくらいはするだろ」
グリグ・ラヴァリグ:「…ん…んんん~」
グリグ・ラヴァリグ:「教師がこっそり見に行ってる…とか。あと個性の強い社会人とかの可能性もあるっちゃあるがなあ」
グリグ・ラヴァリグ:「じゃあ、まず見回りはしてやる。んでちょっと声かけたりしてやる」
グリグ・ラヴァリグ:「それでどうだ?モチロン怪しけりゃあそこで対処はする」
辺津ニウコ:「お~!先生のくせに話わかんじゃ~ん!」
グリグ・ラヴァリグ:「あくまでライブを楽しみに来てるだけならそのまま放置だ」
グリグ・ラヴァリグ:「お前がちょっと階段を飛ばし過ぎなんだよ!」
グリグ・ラヴァリグ:「アクセルしかねえのかよ」
辺津ニウコ:「いらなくない?」
グリグ・ラヴァリグ:「お前…免許とれねえからそもそも試験受けに行くなよ?金が勿体ねえからさ…」
グリグ・ラヴァリグ:「あとヴィークル戦闘はやめとけ、絶対に向いてねえ」
辺津ニウコ:「試験なんて受けないよ?欲しくなったら裏で買うし」
グリグ・ラヴァリグ:「見た目怪しいヤツよりお前を補導した方が平和になるんじゃねーの?」
辺津ニウコ:「とにかく先生が受けてくれてよかった~」話をそらしている。
グリグ・ラヴァリグ:「むしろ今回の生徒相談のメイン課題はお前の方だよ…まったく」
グリグ・ラヴァリグ:「んで?次のライブの日時と場所は?」
辺津ニウコ:「わかる!ついてきて!」
グリグ・ラヴァリグ:「ついて?今からなの?」
辺津ニウコ:「行こう行こう~」
グリグ・ラヴァリグ:「おい!廊下を走るな!おい!聞いてんのか辺津ゥ!」
辺津ニウコ:「善はASAP!」
グリグ・ラヴァリグ:「お前は悪だよ!悪はSTOP!だ!」
グリグ・ラヴァリグ:仕方なく後を追う。
グリグ・ラヴァリグ:どうやら厄介な生徒に当たったようだ。


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
グリグ・ラヴァリグ:辺津ニウコ/危なっかしい生徒〇/ヤベー生徒/ロイス
グリグ・ラヴァリグ:以上で
GM:OK!


【オープニング:雛々未ヒナミ】

GM:登場侵蝕をお願いします。
雛々未ヒナミ:29+1d10
DoubleCross : (29+1D10) → 29+3[3] → 32



GM:【メサイア地区 ライブ会場】
GM:さほど大きな箱ではないが、学区外での活動として、君の認知は少しづつ進んできている。
GM:今日もいつものようにライブを進め――
雛々未ヒナミ:サイケデリックに輝く無数のぼんぼりが雨霰のごとくステージを照らし、
雛々未ヒナミ:2mを越える巨大な和装人形に肩車されながら、ふわふわとした白髪の少女が歌を奏でている。
雛々未ヒナミ:「きみのくれる声援ことばと――ずっとのどの奥で謳ってる♪」
雛々未ヒナミ:瞳の色に合わせたフルーレセントカラーを差し色に、
雛々未ヒナミ:振袖とセーラー服を足して2で割った、愛くるしいアイドル衣装に身を包みながら。
雛々未ヒナミ:「『傍にいますから』って――唄になれない歌♪」
雛々未ヒナミ:透き通った優しき声色が、柔和な微笑みと共にサイリウムを振る観客達を魅了していく。
雛々未ヒナミ:雛々未ヒナミ。六壬学園が打ち出した新進気鋭のアイドルである。
雛々未ヒナミ:「永遠に降り注ぐ夜の星灯りみたいに」
雛々未ヒナミ:「指の隙間で光った――――」
雛々未ヒナミ:黄色い声援と拍手冷め止まぬまま、持ち曲の中で最も爽やかなアオハルソングを歌い上げたところだ。
雛々未ヒナミ:「――――っと。みんなーっ!合いの手ありがとーっ!!」
GM:ワアッ……!っと会場が盛り上がる。
GM:今日も今日とて盛況だ。多くの生徒達が詰めかけている。
GM:生徒だけではない。少数ながらも社会人や先住市民の姿も。
GM:それから。ステージの上からでも目立つ一人の女の姿を認めた。
GM:サングラスにマスクをつけた、怪しい風体の女。
GM:その頭には十字冠の輝きがない。
雛々未ヒナミ:「……うん?」ファン一人一人の顔を眺めていく中で、違和感。視線が止まった。
雛々未ヒナミ:「(珍しいなぁ。顔を覚えて貰うためかサングラスやマスク付けてる子滅多にいない気がする)」
GM:腕組みして頷いている。
雛々未ヒナミ:「(でもファンだねぇ)」仕草に満足して、ネクストソングのために息を整える。深呼吸。


阿武イチゴ:「ヒナミーッ!輝いてるよーっ!」声の限り張り上げている。
阿武イチゴ:「ほら先生も!」
道祖土ケイ:「僕もやるのか?!いや、確かに来ておいてやらないのは失礼か………!」
道祖土ケイ:「……か、輝いてるぞーっ!」背伸びしてサイリウムを振る。なお、ほとんどは前の人の影に隠れながら。
阿武イチゴ:「視えてねーじゃん!」
阿武イチゴ:「あっ」
道祖土ケイ:「しかたないだろ!物理的に背が……!」
阿武イチゴ:「あいつ!見える?いや見えないか」
阿武イチゴ:「持つ?」
道祖土ケイ:「なっ……恥より優先!頼む!」
道祖土ケイ:万歳して持ち上げられ体勢、何故か手馴れている。
阿武イチゴ:脇に手を入れて持ち上げる。否応にも目立つ。
阿武イチゴ:「左の奥……見える?あれが言ってたヤツ」
阿武イチゴ:「怪しくない?」
道祖土ケイ:「……女、か?確かにサングラスとマスクで……」
道祖土ケイ:「どうする?追うか?それともライブ中はさすがに外せないか……?」
阿武イチゴ:「ライブ中に動くようなら止めるけど……」
阿武イチゴ:「何もしないならライブ中はライブに集中したいけど」
阿武イチゴ:「終わったらすぐ追いかけられるようにだけしとかない?」
道祖土ケイ:「……分かった。見える範囲で僕は注視しておくから、君はライブを楽しんでおいてくれ」
道祖土ケイ:そういって自分の椅子の上で膝立ちになり、件の人物の方をじっと観察し続ける。


辺津ニウコ:「ああ……今日もありがとう……」
辺津ニウコ:「元気に……元気に動いて……」むせび泣いている。
グリグ・ラヴァリグ:「感情の波が激しすぎない?」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、思ったより客も来てるし。実際良いパフォーマンスしてるよ」
グリグ・ラヴァリグ:「偶には良いな、こういうのも」
辺津ニウコ:「オオウン……」
グリグ・ラヴァリグ:「ついに人語を失ったか」
辺津ニウコ:「だって……推しがさ~……」
辺津ニウコ:「さ~……!」
辺津ニウコ:「あっ……あっ!」
辺津ニウコ:「先生、先生!」
グリグ・ラヴァリグ:「お?何だいきなり」
辺津ニウコ:「居た!あいつ!あいつ!」
グリグ・ラヴァリグ:「ん…」
グリグ・ラヴァリグ:「あれか…確かに言ってた風体だが」
グリグ・ラヴァリグ:「今の所はまだ問題というほどじゃないなあ」
辺津ニウコ:「いや……!」
辺津ニウコ:「いまヒナミの視線が向いた!」
辺津ニウコ:「気が散っちゃってるもん!悪だよ!」
グリグ・ラヴァリグ:「ファンサだよ!ファンサ!」
グリグ・ラヴァリグ:「客の方をまんべんなく見るもんだろ、アイドルは」
グリグ・ラヴァリグ:「取り敢えずは、警戒して…」
グリグ・ラヴァリグ:「…」
グリグ・ラヴァリグ:(何か居るなあ)
グリグ・ラヴァリグ:とりあえず教師内ハンドサインを『お・つ・か・れ・さ・ま・で・す』と偶々視線が合ったケイ先生に送る。
グリグ・ラヴァリグ:「お前と同じような事考えるヤツも居たみたいだな」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、それなりに警戒はした方が良さそうか…」


GM:そのままライブはつつがなく――いつものように盛り上がって終わって。
GM:退場し、ステージを後にしようかという時。
GM:君を追いかけてくる人影があった。
GM:サングラスとマスクの女。
雛々未ヒナミ:「今日もお疲れ様~……うん?」肩車されたまま体躯を曲げてぶら下がり、2m和装人形を労っていた時だ。
雛々未ヒナミ:「(あ、サングラスとマスクの子だ)」
雛々未ヒナミ:ひょいっと人形から飛び降り、彼女の前にとてとてと近づいていく。
雛々未ヒナミ:「どうしたの?差し入れは、食べ物以外なら――」顔を近づけ、瞳を覗きこもうと。
GM:その人影が手を出そうとした時――
GM:「危ない!」
GM:君の身体がぐい、と後ろに引かれた。
雛々未ヒナミ:「おわわ」
雛々未ヒナミ:そのまま引っ張られる。見た目相応に軽い。
獣耳の少女:「早く!走って……!」


雛々未ヒナミ:「え?と、わ、わ~~」
雛々未ヒナミ:つんのめって草鞋が脱げそうになりつつも、為す術なく連れていかれる。
雛々未ヒナミ:不慮の自体に焦っている2m和装人形(最近とある事件で裏方役が全損したので日の浅い新人)ともどんどん離れていきます。
獣耳の少女:「バカ、何ぼーっとしてんの!」
獣耳の少女:「アンタいま……危ないところだったのよ!?」
雛々未ヒナミ:「えぇ。だって、ファンの子ならちゃんと挨拶しなきゃ」
獣耳の少女:「あんなファンが居るわけ無いじゃない!」
雛々未ヒナミ:「サングラスで顔もよく見えなかったから、しっかり覚えようって思って」
雛々未ヒナミ:「そなの?」
獣耳の少女:「顔も見せないようにしてるのよおバカ!」
獣耳の少女:「ああもう……不安すぎる……!」
雛々未ヒナミ:「ふえぇ……」
獣耳の少女:「いい?あれは……“大人”よ!」
獣耳の少女:「絶対に……気を許しちゃいけない存在なんだから」
雛々未ヒナミ:「大人。ってことは先生……いや」
雛々未ヒナミ:「"そうじゃない"大人の存在を、貴女は知っているってこと?」
獣耳の少女:「ええ。私は……」
獣耳の少女:「“そういうのを狩る”仕事だったから」
雛々未ヒナミ:「……?」首を傾げる。既知の情報と照らし合わせてもイマイチしっくりときてない。
雛々未ヒナミ:「とりあえず、名前を教えてほしいな」
沙良シロコ:「沙良シロコ」
雛々未ヒナミ:「シロコちゃんだね。ええっと……まずは」
雛々未ヒナミ:「ありがとう」ぺこり、と頭を小さく下げる。
雛々未ヒナミ:「状況は飲み込めてないけど、私の事を助けようとしてくれたんだよね?」
沙良シロコ:「礼は要らないわ。助けたいから助けただけ」
雛々未ヒナミ:「そっか。そしたら、私達はどこまで逃げるのかな」
雛々未ヒナミ:「ていうか追ってきてるのかな」後ろを振り向いてみます。
沙良シロコ:「そうね……逃げ続ける訳にはいかない」
GM:後ろからは追いかけている様子はない。
沙良シロコ:「どこかで……攻勢に……転じる必要がある」
雛々未ヒナミ:「取り合えず撒いたっぽいよ。ライブ会場からも離れちゃったけど……」
沙良シロコ:「任せておきなさい。この私、“ハイヌレイトシックス”は……」
沙良シロコ:「“天才”なんだから」
雛々未ヒナミ:「自信やさんだね。じゃあ、お任せしちゃおうかな」
雛々未ヒナミ:新人和装人形達にステージの跡片付けがちゃんと完遂できるかを心配しながら
雛々未ヒナミ:あれよあれよと手を引かれるまま、誘拐されていった。


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
雛々未ヒナミ:沙良シロコ/○興味/なんだか名前にバリューを感じるね


【ミドルフェイズ1】

GM:登場侵蝕は必要ありません。OPの続きのようなものなので。
GM:道祖土先生とグリグ先生のみ登場です。


GM:ライブ終了後。
阿武イチゴ:「う~ん。今日もヒナミはキレてたな~……」
阿武イチゴ:「いいライヴだったわ~」
道祖土ケイ:「……件の人物、ライブ中は目立った動きはなかったな」
道祖土ケイ:「本当にただ見に来ていただけなのか……?」
阿武イチゴ:「あっいや……どっか行く!」
阿武イチゴ:「あれ出口じゃないよ」
道祖土ケイ:「とすると……関係者口か!」
道祖土ケイ:「会場の経路は調べてある!すぐ向かうぞ!」
阿武イチゴ:「追っかけよ!」
道祖土ケイ:人波に逆らい、駆け出す。
GM:そうして追いかけると、君は人影とぶつかる。
道祖土ケイ:「さて、何も起こらないといいが……っと」
辺津ニウコ:「あだっ……ご、ごめんなさ~い……!」
道祖土ケイ:「……すまない、不注意だった。怪我は無いか?」
グリグ・ラヴァリグ:「人混みを走るなっつったろうが」
辺津ニウコ:「あっはい~……」顔を見上げて。
阿武イチゴ:「小さくて見えなかったんじゃないか……げっ」
辺津ニウコ:「うえーっ」
道祖土ケイ:なお、逆に吹き飛んだのは体格上こちらではあるのだが、自分が注意散漫だったのは間違いない。
グリグ・ラヴァリグ:「子供相手に怪我でもさせたら…」
阿武イチゴ:「イヤなのに会った」
辺津ニウコ:「はあああ~!?」
辺津ニウコ:「こっちのセリフですけど???」
道祖土ケイ:「なんだ?知り合いか?」
阿武イチゴ:「知らない。不審者に知り合いなんて居ない」
グリグ・ラヴァリグ:「何だ、どうした?」
辺津ニウコ:「カッチーン」
辺津ニウコ:「先生~、ついででこいつも逮捕してくれませんか」
辺津ニウコ:「なんか……ムカつく罪とかです」
阿武イチゴ:「語彙やば」
道祖土ケイ:(……典型的な犬猿の仲みたいだな……)
辺津ニウコ:「ああっ!?」
グリグ・ラヴァリグ:「どういう罪だよ」
道祖土ケイ:「……あの、二人とも。とりあえず後にしてもらえるか?」
阿武イチゴ:「センセ、行こ行こ。こんなんほっといて」
道祖土ケイ:「不審者を見失う前に行かないと……と、ああ。急ごう」
辺津ニウコ:「不審者?」
阿武イチゴ:「アンタ以外のね」
辺津ニウコ:「先生、バカにしてくる罪はあるよね?」
辺津ニウコ:「こいつ死刑にしよう」
道祖土ケイ:「……そちらも星室庁の?」終わらなさそうな気配を察して、グリグ・ラヴァリグの方に軽く会釈する。
グリグ・ラヴァリグ:「名誉棄損の事か?まあお互い様じゃねえの?」
阿武イチゴ:「チッ……」
辺津ニウコ:「ぐぬぬ……」
グリグ・ラヴァリグ:「ああ、グリグ・ラヴァリグだ。確か道祖土先生だったかな」
グリグ・ラヴァリグ:「悪い、見た目のせいで一方的に名前だけは知っているんだ」
辺津ニウコ:「っへえ~……先生ねえ……」
道祖土ケイ:「ああ……いえ、知ってもらえているなら何より。諸々の手間が省けて助かるというか……よろしく頼みます」
辺津ニウコ:「またオトコに媚びてるんですかあ~?」
辺津ニウコ:「てかよりにもよって今度はこんな……趣味ヤバあ~」
阿武イチゴ:「あ?んなわけねーだろボケ。死ね」
道祖土ケイ:「お前らな……口を開くたびに煽り合いしか出来んのか……」
辺津ニウコ:「語彙やば~」
阿武イチゴ:「つかアンタもそれ……」グリグ先生を見て。
阿武イチゴ:「そんなんに頼って……恥ずかしくないの」
道祖土ケイ:「……ええと、とりあえずそちらの現在の用件を聞いてもいいか?」止まらない生徒を横目に、グリグ先生へと語り掛ける。
グリグ・ラヴァリグ:「いい加減にしろ、辺津ゥ!」人差し指でこめかみをグリグリする。
辺津ニウコ:「あだだっ!」
辺津ニウコ:「暴力はんたい!」
グリグ・ラヴァリグ:「お前もだよ」もう片方の手で阿武にデコピン
阿武イチゴ:「づっ……!」
阿武イチゴ:「し……信じられない……!」
道祖土ケイ:「おお、力業……」自分ではできないので、少し羨ましげに見ている。
グリグ・ラヴァリグ:「あー…なんかライブに不審者が居るって言うんでね」
道祖土ケイ:「……似たもの同士、か」小さく呟いてから。
グリグ・ラヴァリグ:「放っておくと、コイツが何するかわからないんで付き添いですよ」
道祖土ケイ:「こちらも同じ要件だ。不審者の正体を確かめに来た」
グリグ・ラヴァリグ:「一応、不審者対応もかねてって感じなんで同じような相談みたいですね」
道祖土ケイ:「……という訳なんだが、そこの二人。仲良くできないか?無理?」
阿武イチゴ:「センセ。すぐ行こう」
阿武イチゴ:「こいつに先越されたくない」
辺津ニウコ:「あ?先生~!コイツぶっ飛ばしてからいこ!」
道祖土ケイ:「……無理そうだな……」
道祖土ケイ:グリグ先生にアイコンタクト。"互いに引っ張って連れていきましょう"の意味を込めて。
グリグ・ラヴァリグ:「あー…」”仕方ないですね”的な合図。
道祖土ケイ:「……ほら!行くぞ!目的を見失うな!」
グリグ・ラヴァリグ:「おい、行くぞ。無駄な喧嘩して時間食っても仕方ねえだろ」
道祖土ケイ:阿武イチゴの手を引いて、追いかけようと催促する。
阿武イチゴ:「チッ」
辺津ニウコ:「チッ」
グリグ・ラヴァリグ:「チッ…じゃねえよ!」ニウコの首に腕を回してて無理やり引きずっていく
辺津ニウコ:「絞まる絞まる絞まる!」
GM:そうして無理やり関係者用廊下にまで連れ立つと、そこに先程の不審者の姿がある。
GM:それは雛々未ヒナミに手を伸ばそうとして、
GM:彼女は誰かに手を引かれて奥へと逃げていった。
怪しい人影:「あれ……行っちゃった」
辺津ニウコ:「見つけた!今のは……今のはギルティじゃないですか?」
阿武イチゴ:「あいつ……許せない」
道祖土ケイ:「……まずは顔を改めてみようか。武器を取り出したり能力を使うのはまだ待つんだ」
道祖土ケイ:手を横に広げて(短い)少女たちを制止し、静かに不審者へと足を進める。
怪しい人影:「うーん。何がいけなかったのかな……」
グリグ・ラヴァリグ:とりあえずケイ先生の行動を見守る。
道祖土ケイ:「……すまない、少しいいだろうか」
怪しい人影:「えっ!?あっはい!」
道祖土ケイ:(……素直に応じた。疚しい目的は無さそうか……)
道祖土ケイ:「ああ、僕は星室庁の道祖土ケイという者なんだが……」証明の為にタブレットの情報を提示。こうでもしないと信じてもらえないことが多いため。
怪しい人影:「あっ星室庁の先生!?どうしたんですかこんなところで」
道祖土ケイ:「その……どう言えばいいのか。ライブに不審者の出没情報が出ていてね」
怪しい人影:長髪の女性。顔にはサングラスとマスク。その頭には十字冠はない。
怪しい人影:「あ~、ありますよねそういうの」
道祖土ケイ:「……特別な身体的事情が無ければ、そのサングラスとマスクを外して、身元を明かしてもらえるか?」
怪しい人影:「“外”だと警護とかちゃんと付いてるんですけどね~……あっはい」
怪しい人影:サングラスとマスクをあっさり外す。
幣原水子:「身元……ノヴァリス先進教育認定機構の幣原です」
幣原水子:「何かありました?」
道祖土ケイ:小さく頭を抱えている。
道祖土ケイ:「NABEE……UGNの、いやそれはいい、ひとまず置いておくとして……」
道祖土ケイ:小声でぶつぶつと呟いて、そして。
道祖土ケイ:「その……先ほどまでの貴女の格好が不審者扱いされていて……」
幣原水子:「えっ……」
幣原水子:「えっ……」キョロキョロと鏡を探す。
幣原水子:鏡の前でサングラスとマスクを付けてみる。
幣原水子:「……ホントだ」
幣原水子:「これ不審者ですね…………」
グリグ・ラヴァリグ:「人騒がせな事だな」
幣原水子:「いやっあの……」
幣原水子:「すみません……」
道祖土ケイ:「うん、まあ……分かってもらえたなら幸いだ。今回の件はほぼこれで解決だな」
道祖土ケイ:「……一応参考までに、ライブに来てた理由だけ聞いてもいいか?趣味というならばそれで構わないが……」
幣原水子:「趣味というか……」
道祖土ケイ:勘違いと言えど報告は必要だからな、とタブレットをスワイプしている。
幣原水子:「“進路相談”のコンタクトを取りたかったんです」
幣原水子:「あっちょっと待ってください、これうちに連絡行きます?」
幣原水子:「やばい……」
幣原水子:「誰が迎えに来るんだろ……」
道祖土ケイ:「……とりあえず、不審者情報提供者のそこの生徒二人にも直接釈明してくれ。迎えが来た時に大きな問題にならないように」
幣原水子:「あっはい、あのえーっと」
幣原水子:「私はただヒナミちゃんをスカウトしようとしただけで……」
幣原水子:「疚しい意図はありませんでした。誤解させてごめんなさい」
阿武イチゴ:「えっスカウト?どこの?メサイア?」
辺津ニウコ:「こいつマジ何も分かってないな~。ジェネシスでしょ?」
幣原水子:「いやどっちも違うんですけど……」
道祖土ケイ:「……何も起こらなくてまずは一安心、といったところかな」グリグ先生に、安心したように語り掛ける。
グリグ・ラヴァリグ:「どうだろうなあ」
幣原水子:「外です」
阿武イチゴ:「あ?」
辺津ニウコ:「あ?」
阿武イチゴ:「ヒナミを連れ去ろうとしたんじゃん!」
辺津ニウコ:「潰すか……」
道祖土ケイ:「一瞬で空気が……!」
グリグ・ラヴァリグ:「おいおい、待て待て。落ち着けお前ら」
グリグ・ラヴァリグ:「それはそれとしてだ」
道祖土ケイ:「そうだ。進路相談だろう。おそらく卒業後の話で……」
道祖土ケイ:駆け出してインターセプト。間に挟まって制す。
グリグ・ラヴァリグ:「そういう相談てのは個人的にやるもんなのか?」
幣原水子:「え、まあうち人居ませんし……」
幣原水子:「というか結局会えなかったんで……本人に意向も聞けてないんですが……」
グリグ・ラヴァリグ:「周りに話を通したりしねえのかって話なんだが」
グリグ・ラヴァリグ:「いきなり変装してこういう場で接触すんなよっていう」
幣原水子:「あっ」
幣原水子:「いや……知ったら居ても立っても居られなくなって……」
幣原水子:「つい……」
グリグ・ラヴァリグ:「おい、あんた。こいつらと同レベルだぞ」
阿武イチゴ:「言われてるわよ」
道祖土ケイ:「猪突猛進が過ぎるな……大丈夫なのかNABEEの方は……」
辺津ニウコ:「らって言ってるんですけど……難聴?老化ですか?」
グリグ・ラヴァリグ:「勢いで行動するヤツに子供の将来を任せられるわけねぇだろ」
幣原水子:「それはその……仰るとおりで……」
道祖土ケイ:「大ごとになる前でよかったな、それはそれとしてそちらの上に報告が行くのは仕方ないと思ってくれ」
幣原水子:「そんな……」
幣原水子:「……幽ちゃんあたりが……迎えに来てくれないかな……」


GM:シーン終了です。ロイス取得だけできます
道祖土ケイ:グリグ・ラヴァリグ 〇連帯感/憐憫(今回の件で大変そうだなぁの気持ち
グリグ・ラヴァリグ:道祖土ケイ/しっかりしてる〇/お疲れ様です/


【オープニング:黒瀬直】

GM:登場侵蝕をお願いします。
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(30 → 32)
GM:星室庁からの連絡を受け、急行した現場。
GM:君がそこで見たのは、君の同僚が床に正座している光景だった。
幣原水子:「こっこの度は……」
幣原水子:「申し訳ありませんでしたあ~!」土下座する。
幣原水子:「よりにもよって黒瀬先輩なんて……」小声。
黒瀬直:かつ、かつ、かつ。と硬い靴音が決断的に続く。
幣原水子:「腕はいやだな……ひっ」
黒瀬直:方向は幣原女子の背後。スーツに身を包んだ長身の眼帯女がまっすぐ歩いてくる。
幣原水子:ぷるぷるしている。
黒瀬直:「お待たせしました。ノヴァリス先進教育認定機構の黒瀬直と申します」
黒瀬直:幣原の隣に跪き、躊躇なく正座。
黒瀬直:「この度はうちの幣原の暴走を止めていただきありがとうございます」
黒瀬直:深々と腰を折り曲げ、頭を下げる。
グリグ・ラヴァリグ:「滅茶苦茶礼儀正しいな…でも正座はやりすぎだと思うんだがジャパニーズスタイルだとこれが普通なのか?」
道祖土ケイ:(なぜ本部エージェントがここに……)
黒瀬直:「腹を切るのは流石に時代錯誤ですので」
道祖土ケイ:出来る限り目を合わせないようにしている。都合が悪いため。
幣原水子:「錯誤でなくても切らないでほしいし切らせないでください……」
黒瀬直:幣原の額に手をやり、前髪をそっとめくりあげる。
黒瀬直:ベキッとデコピン。
幣原水子:「あ”っ!?があっ……!?」
黒瀬直:「どうかこれで勘弁して頂きたい。ヒナミくんにも改めて謝罪せねばな」
グリグ・ラヴァリグ:(音が滅茶苦茶痛そうだな)
幣原水子:正座も崩れて転げ回っている。
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、謝るのは私たちにじゃねえだろうし、話付ける相手も私たちじゃねえよ」
道祖土ケイ:「不安になった当人達は……まだ喧嘩してるな……」
黒瀬直:「うむ、心得た。若い子らは元気で良いな」
阿武イチゴ:「山だっつーの」
黒瀬直:「ほら、いつまでも転げてないで」立ち上がって幣原くんをつまみ上げる。
辺津ニウコ:「は?里でしょ?」
幣原水子:「ひうっ」
グリグ・ラヴァリグ:「この学園都市はただでさえ問題が多いんだ。UGNに余計な事されてかき回されるのは困る」
道祖土ケイ:「協力できるところも多いが、その辺りはしっかりとしてくれ」顔をタブレットの陰にしながら。
グリグ・ラヴァリグ:「先生も何してんだ?」
黒瀬直:「我々も生徒本位の考え方は共有できると考えている。こちらでもよくよく指導を付けておきます」
黒瀬直:幣原くんから目を離し、道祖土先生をじっと見る。
道祖土ケイ:「……なんでもない、なんでも……」
黒瀬直:「随分と小柄ですね」
道祖土ケイ:「能力上、成長が……」
黒瀬直:「なるほど寸法の問題ではなく、体形そのものが未成熟だとは思いました」
黒瀬直:「チルドレンたちの教官をしていた時分を思い出しますね」
道祖土ケイ:(顔を覚えられたりしてないか……?UGNチルドレンだった時期もあるからな、できれば気づかないでくれ……!)
黒瀬直:「いや、子ども扱いは礼を失していたか。返す返す申し訳ない」
黒瀬直:しっかりと顔を見ながら頭を下げる。
黒瀬直:「幣原くんの進路指導も、きちんと筋道を立てて行えば生徒らの為になると信じています」
黒瀬直:「卒業後のこともそうですし、芸能活動の発信については我々のコネクションを有効活用が可能だ」
道祖土ケイ:「……あくまで問題なのは方法だったからな。そこさえちゃんとしてくれるなら、表立って荒立つことは無い」
黒瀬直:「全くもってその通りです。せめて私に相談してくれれば良かったのだが」
幣原水子:「すみばぜん……」
黒瀬直:「ヒナミくんや彼女のマネージャーとは面識があるので、今後は私が橋渡しを行おうかと」
幣原水子:「えっ本当ですか?」
幣原水子:「最初から相談すればよかった……」(怖かったのでしなかった)
グリグ・ラヴァリグ:「ちゃんと手順を踏むなら後は本人の意思の問題だからなあ」
黒瀬直:「日系オールド関係の伝手がな……進路指導員でそれぞれ強みが分かれているのは致し方ない」
黒瀬直:「先生方のご理解が得られたなら幸いです。迷惑をかけた子に謝罪したら一緒にヒナミくんと顔合わせしようか」
阿武イチゴ:「あの……」
道祖土ケイ:「……どうした?」
阿武イチゴ:「ヒナミって……」
辺津ニウコ:「今どこにいるんですか?」
道祖土ケイ:「…………」
辺津ニウコ:「さっきそういえば……誰かが連れて行ったみたいに……」
グリグ・ラヴァリグ:「ライブ終わったなら控室とかじゃねえのか?」
道祖土ケイ:「ああ、それにあの手を引いていった犬のような耳が生えた子がマネージャーなのかと思っていたが」
幣原水子:「そうなんですか?」
黒瀬直:「いや、コヨミくんは鬼の角だな」
道祖土ケイ:「…………」
黒瀬直:「どちらかと言うと手を引かれるタイプだ」
黒瀬直:「どうやら……不明な登場人物が増えたようだな?」
道祖土ケイ:「控室とマネージャーに連絡だ。行方が分からなかったら急いで探さないと……!」
黒瀬直:「さあ幣原くん、謝罪行脚の再開だ。良いところ見せるチャンスと思いなさい」
幣原水子:「はい……」


GM:シーン終了です。ロイス取得あればどうぞ。
道祖土ケイ:保留して以上!機を見ます
グリグ・ラヴァリグ:黒瀬直/礼儀正しい〇/隔意/
黒瀬直:同僚:幣原水子/P連帯感〇:N不安
黒瀬直:幣原が鬼になったら私とパノプティコンが腕を折ります
GM:巻き添え


【ミドルフェイズ2】

GM:ヒナミちゃんのシーンとなります。登場お願いします
雛々未ヒナミ:32+1d10
DoubleCross : (32+1D10) → 32+10[10] → 42



GM:メサイアの裏路地に裏路地を抜けて。もはやどこともわからないような路地。
沙良シロコ:「……ここまで来れば撒けたかしらね」
沙良シロコ:「大丈夫?」
雛々未ヒナミ:「いや、結構最初の方から撒けてたような気がするんだけど……」
雛々未ヒナミ:「私は大丈夫。肺活量には結構自信あるから」
沙良シロコ:「そう。よかった……」
雛々未ヒナミ:長距離を走った後でも一切息切れしていない。アイドルのヴォイストレーニングは熾烈なのだ。
沙良シロコ:「……さっき、あなたに声をかけてきたの」
雛々未ヒナミ:「サングラスとマスクの子だね」
沙良シロコ:「子じゃないの。大人の“スカウト”らしいわ」
雛々未ヒナミ:「スカウト」
沙良シロコ:「ええ。言葉巧みにあなたを騙して……」
雛々未ヒナミ:「アイドルに……ってこと?私もうメジャーアイドルだから二重になっちゃいそうだけど」
沙良シロコ:「食いものにすることを生業にする職業のこと」
雛々未ヒナミ:「ふむぅ、それはどちらかというと詐欺師だね」腕を組む。
沙良シロコ:「デビューとは限らないでしょう。例えば……ビデオを撮るとか」
沙良シロコ:「そういう勧誘かも知れない」
雛々未ヒナミ:「私が今まで出会った人は、皆ノヴァリスの未来を考えてくれる人ばっかりだから」
沙良シロコ:「騙されちゃダメ!」
雛々未ヒナミ:「そういった悪意のある大人と逢うのは初めてでちょっと新鮮かも」
雛々未ヒナミ:「ふえぇ」
沙良シロコ:「ノヴァリスの未来なんて……理事会あいつらもみーんな考えてたわ」
沙良シロコ:「より効率的に、より持続的に、より効果的に」
雛々未ヒナミ:「でも、私は殆どNGないし……水着とかもPが許可してくれたら大丈夫だし……」
沙良シロコ:「だ……ダメよ!?」
沙良シロコ:「自分を大事にしなさい!」
雛々未ヒナミ:「はいぃ……」ちょっとたじろぐ。
雛々未ヒナミ:「……確かに、理事会の大人達を信用できないってのには同意だけども」
雛々未ヒナミ:「あのサングラスマスクの子もホントにそうだったのかな」
沙良シロコ:「だって見るからに怪しいじゃない」
雛々未ヒナミ:「そうかなぁ」首を傾げる。
沙良シロコ:「疚しいことがあって近づかない限りあんな格好しない」
雛々未ヒナミ:「うーん……走りながら考えてたけど、ひょっとしたら恥ずかしがり屋さんだったのかもしれないし」
雛々未ヒナミ:「確証がないなら、やっぱり戻って話しに行こう。私も謝るよ」
沙良シロコ:「ダメダメダメ!そう思わせることが狙いなんだってば!」
雛々未ヒナミ:「もし私達の勘違いで、本当にファンだったら……うむむ」
沙良シロコ:「もしかしたら悪い人じゃないのかも……?って」
沙良シロコ:「そういう風に思わせることで、大人は私たちをコントロールしてたの」
雛々未ヒナミ:「(……筋金入りだね。八月革命以前は理事会の連中に相当虐げられてたってことかな)」
沙良シロコ:「笑えない噂も聞いたわ。特級講師総善人説とか」
雛々未ヒナミ:「(私達も人のことは言えないか)」
沙良シロコ:「知ってる?今先生面をしてる大人たちが、どうやって冠なくここに残ってるか」
雛々未ヒナミ:左薬指に嵌めた、鈍色に光る金輪を右手でそっと包みつつ。
雛々未ヒナミ:「うん?」
沙良シロコ:「“理事会の管理権限をそのまま使ってる”のよ」
雛々未ヒナミ:「……うん?」
沙良シロコ:「彼らは解放者じゃない。革命を為したのは私たちでしょう」
沙良シロコ:「あいつらは後からやってきて、甘い蜜を吸いに来ただけ」
沙良シロコ:「私はね。革命後のノヴァリスを支配するのは……女だと思っていた」
沙良シロコ:「だけど、現実は真にはそうなっては居ない……」
雛々未ヒナミ:「うん?……うん…………うん???」
雛々未ヒナミ:段々と頭の上にはてなマークが増えていく。
雛々未ヒナミ:「女……の人って、今の大人云々話に関係あったっけ?」
沙良シロコ:「……細かいところはいいでしょ!」
雛々未ヒナミ:「(ふむむ……これはちょっと重症かもしれない)」眉を顰める。
雛々未ヒナミ:「(気持ちは分かる。だけど、先入観で職員室の先生達に悪感情を持ち続けるのはノヴァリスが進むべき未来と相反していくような……)」
沙良シロコ:「とにかく……私にいい考えがある」
雛々未ヒナミ:「考え?」
沙良シロコ:「彼らから……真のノヴァリスを取り戻す手段を。ずっと考えてた」
沙良シロコ:「帝愛での思索の日々が……私を強くした」
沙良シロコ:「“帝愛帰りの天才”沙良シロコの作戦……」
沙良シロコ:「雛々未ヒナミ。あなたにも乗ってほしい」
雛々未ヒナミ:「私も?」
雛々未ヒナミ:「……そうだね。貴女の事、ちょっと放っておけないや」思想が先走って厄介な事件を起こしてしまいそうだから。
雛々未ヒナミ:「聞かせて欲しいな。これからどんな計画を遂行しようとしているのか」
沙良シロコ:「ええ。まずは先生同士の分断を図る」
沙良シロコ:「他の組織から追い出された爪弾き者が多いもの。彼ら自身の連帯力は自ずと限られる」
沙良シロコ:「今では二組織もあるし……上手く煽れるわ」
雛々未ヒナミ:「先生の組織……ええっと、職員室と」
沙良シロコ:「UGNの組織。NABEEだっけ?」
雛々未ヒナミ:「ああ、進路指導室。黒瀬さんが所属してる、正式名称は……ノヴァリス先進教育認定機構」
沙良シロコ:「そして、対立の隙に……監獄学寮シェオルを襲撃する」
雛々未ヒナミ:「…………」
雛々未ヒナミ:「うん????????」
沙良シロコ:「あそこには“アヌビスΦ”が……うちの隊長が居る」
雛々未ヒナミ:「待って、待って。それは結構大規模に人を巻き込んじゃいそうだよ」
沙良シロコ:「大丈夫。少数精鋭での襲撃は慣れてる」
雛々未ヒナミ:「貴女が排除したいのは大人であって、ノヴァリスの生徒達にまで被害が及ぶのは良しとはできないんじゃないの?」
雛々未ヒナミ:「一人出れたらついでに何人も出てきちゃいそうだよ」
沙良シロコ:「出ちゃう?それがダメなの?」
沙良シロコ:「あれを管理してるのは……大人の意向を汲み取るだけの現生徒会じゃないの?」
沙良シロコ:「その採決意向を遵守する必要なんて無いでしょ」
雛々未ヒナミ:「あー……現生徒会に対しても良くない認識を持ってるのかぁ……」
沙良シロコ:「だけど、私たちはあくまで軍人。我々が政権を握ることは望ましい形とは言えない」
雛々未ヒナミ:「(さらっと政権転覆まで勘案に含めてるって言った?この子)」
沙良シロコ:「別の旗印が要る」
沙良シロコ:「ヒナミ。あなたならそれができる」
雛々未ヒナミ:「……………………………………」
雛々未ヒナミ:「え?」
雛々未ヒナミ:フルーレセントカラーの瞳がまん丸く。
沙良シロコ:「ライヴ聞いたよ。あなたはあれだけの人たちを心酔させることが出来る」
沙良シロコ:「そして、あの歌……あれは今の。子供であり続けることの価値を」
沙良シロコ:「大人になんて支配されないっていうテーマを感じた」
雛々未ヒナミ:「(今日はラブソングとかアオハル系の曲がメインだったんだけど……)」
雛々未ヒナミ:「ええっと……どうしようかな、ええっと」頭を右手で抱えて、少し考え込む。
沙良シロコ:「すぐに結論を出さなくてもいいわ」
沙良シロコ:「決行は明日の0時。さっきのハコで集合する手はず」
沙良シロコ:「決意が固まったら来てほしい」
雛々未ヒナミ:「さっき、少数精鋭って言ってたね。貴方達の、ええっと部隊然としたその物言い。理事会への敵意……」
雛々未ヒナミ:「……キュナリオン、かな?」
沙良シロコ:「……今は違うわ」
雛々未ヒナミ:「ふむ」
沙良シロコ:「鎖に繋がれた番犬じゃない。自らエサを取りに行く狼」
雛々未ヒナミ:「…………」
雛々未ヒナミ:「分かった。明朝0時にライブ会場だね」
沙良シロコ:「ええ。砂にまみれても、気高くある狼……砂の狼たるシロコ」
沙良シロコ:「それが私。待ってる、ヒナミ」
雛々未ヒナミ:「最初に言っとこう。貴方達の旗印になるかどうかは一旦保留にするよ」
雛々未ヒナミ:「計画を遂行する子達の意志をちゃんと見てから判断する」
雛々未ヒナミ:「それでよければ」
沙良シロコ:「うん。わかった」
雛々未ヒナミ:「じゃあ、私は一旦戻ろうかな。ライブ会場に置いてきた和装人形達を回収しに行かなきゃ」
沙良シロコ:「くれぐれも……気をつけてね」
沙良シロコ:「特に……大人には」
雛々未ヒナミ:わかったー、とふらふら手を振りながら、路地裏を後にします。
雛々未ヒナミ:「…………」しかし、真っ直ぐ帰らずに三つ隣の路地裏へと入る。
雛々未ヒナミ:「お疲れ~~。お迎えありがとう」
2m和装人形:体育座りしていた巨躯の和装人形が、主に気付いたとたん嬉しそうに跳び上がります。
雛々未ヒナミ:「話は聞いてたね?ライブの後でお疲れの所申し訳ないけど、もうひと頑張りだ」
雛々未ヒナミ:「まずはライブ会場に戻って、伝手頼りに職員室とNABEEへ相談しないといけないね」
雛々未ヒナミ:「恐らく総出でシロコちゃんを止める方針になるから、それに私も乗っかる」
雛々未ヒナミ:「大人に虐げられていた子供はノヴァリスに沢山いる。疑いようもない過去の真実、まさしく負の遺産だ」
雛々未ヒナミ:「だけど、これからノヴァリスが真の無限の星オーヴァードノヴァを目指すには、私達こどもだけでは満たせぬ光もある」
雛々未ヒナミ:「ピンチはチャンス。私が太陽になるその日まで、頑張っていこうね」
雛々未ヒナミ:騎馬戦宜しく、和装人形に背負われて路地裏を後にした。


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
雛々未ヒナミ:沙良シロコ/○庇護/思想がつよつよ
雛々未ヒナミ:もう取ってたわ。今のなしで以上


【ミドルフェイズ3】

GM:全員登場お願いします。
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(32 → 33)
道祖土ケイ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

道祖土ケイ:44
雛々未ヒナミ:42+1d10
DoubleCross : (42+1D10) → 42+4[4] → 46

グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(35 → 36)


GM:【メサイア学園 ライブ会場】
GM:仮の連絡拠点をここに設置し、捜索に本腰を入れようとしていた矢先だった。
辺津ニウコ:「大変だよ~!大変!」
グリグ・ラヴァリグ:「そんなにデケェ声ださなくても聞こえるって」
阿武イチゴ:「また騒いでるけど……ああいうのは無視していいよ」
阿武イチゴ:「中身があるためしがない」
道祖土ケイ:「……それで、何があったんだ?」
辺津ニウコ:「あるわボケ!さっきあっち探してたら……」
辺津ニウコ:「ヒナミちゃん居た!」
辺津ニウコ:「なんかこっち来てた!」
幣原水子:「ええ……?」
雛々未ヒナミ:「……んしょっと。祭りの場所はここか~~」
黒瀬直:「おや、それは重畳」
黒瀬直:「や、久しぶりヒナミくん」
道祖土ケイ:「本当か?なら杞憂だったという事か」
雛々未ヒナミ:落ち着いたグレーのキャップにロング丈のカーディガンを羽織り、大きな丸サングラスを掛けている。
雛々未ヒナミ:「そのでっかいおっぱいは黒瀬さん。お久しぶり~~」
雛々未ヒナミ:新人2m和装人形に担がれながら、お忍び姿で堂々とライブ会場に凱旋してきた。
阿武イチゴ:「どゆこと……演出……?」
黒瀬直:「ここにいるのはちょうど出発するところだったヒナミくん捜索隊の面々だよ」
雛々未ヒナミ:「ありゃそうだったの。でも大丈夫、ちゃんと戻ってきたからね」
雛々未ヒナミ:「心配かけてごめんね~~」
グリグ・ラヴァリグ:「それじゃ、これで解決解散って所かな」
黒瀬直:「ファンが二人、先生が三人、ファンの先生が一人だね」
雛々未ヒナミ:因みに演出ではない。ヒナミは普段の移動も自身が使役する自律和装人形におんぶさせている。
幣原水子:「あっ先生とは別枠にされるんですね……」
道祖土ケイ:「……ああ。帰って報告書を纏めないとな」
雛々未ヒナミ:「うん。ニウコちゃんとイチゴちゃんは知ってる」
阿武イチゴ:「えっ」
辺津ニウコ:「ええっ!?」
雛々未ヒナミ:「最初にメサイアでライブした時、最前列で一緒に歌ってくれた子だよね」
阿武イチゴ:「えっあっはい……」
辺津ニウコ:「覚えてるんですか……!?」
雛々未ヒナミ:「メジャーデビューしたてで小さい箱だったから、ちゃんとファン全員の顔を覚えられてた時期だったし」
雛々未ヒナミ:「今でも欠かさず私と歌ってくれるんだね。ありがとう~~」
雛々未ヒナミ:頬を赤らめつつにこっと愛らしく微笑む。アイドルの笑顔は100万ドル。
阿武イチゴ:「いや……エグいて……」
阿武イチゴ:「エッグ……」
辺津ニウコ:「あっあっあっ……笑ってる……」
辺津ニウコ:「笑ってるう~……」
雛々未ヒナミ:「あとで蛍光色般若面にサイン書いてあげるね。で、先生は……」
雛々未ヒナミ:「あ、ライブの観客席でだっこされてた小さな子だ」
道祖土ケイ:(プロ意識という奴か、確かノイマンでもないのに、これだけ記憶しているのは流石だな……)
道祖土ケイ:「あー……」
雛々未ヒナミ:「そういえば冠ないし男の人だね。初めまして~~」
グリグ・ラヴァリグ:「よく見てんなあ」
雛々未ヒナミ:常人の0.5倍速で一礼。
道祖土ケイ:「……道祖土ケイ、星室庁から来た先生だ。少しばかり調査があってな。気を紛らわせてしまったならすまない」
雛々未ヒナミ:「そっちの先生は……ああ、右手で見たことない呪印を10回ほど結んでた子だね」
雛々未ヒナミ:「ケイ先生だね。だいじょうぶ、寧ろ顔を覚えやすかったし~~」
グリグ・ラヴァリグ:「大したもんだ、辺津と阿武が入れ込むのもわからんでもないなあ」
グリグ・ラヴァリグ:「ハンドサインだよ」
雛々未ヒナミ:「はえぇ。かっこいい女性の方だけどやっぱり冠ないねぇ」
グリグ・ラヴァリグ:「通じてなかったみたいだけどな。クランサインって言ってな身内向けのコードさ。私も先生やってる、グリグ・ラヴァリグだ」
雛々未ヒナミ:「なるなる。グリグ先生だね、よろしく~~」
グリグ・ラヴァリグ:「はい、よろしく~」
雛々未ヒナミ:「……でもって、そちらのふんわり癖毛黒髪の子も冠がないね」
グリグ・ラヴァリグ:「いや、これくらい集中力ある生徒がいると良いな」
雛々未ヒナミ:「いや」
幣原水子:「あっ……私ですか……?」
黒瀬直:視線にしゃんとしなさいよという意思を乗せて飛ばす。
幣原水子:しゃんとする。
雛々未ヒナミ:「違うね。マスクとサングラスを掛けて話し掛けてくれたファンの子だ」
幣原水子:「あっその節は申し訳ありませんでした……」
雛々未ヒナミ:「うん?」
幣原水子:「徒に不安を煽るような真似をしてしまい……面目次第もありません」
雛々未ヒナミ:「いや、こちらこそごめんなさい。話もできないまま離れちゃって……」
雛々未ヒナミ:「うーん。私は大丈夫だったけど……確かに猜疑心の強い子が騙されちゃってたね」
雛々未ヒナミ:「貴女も先生?」
幣原水子:「あっはい。黒瀬と同じ部署です」
雛々未ヒナミ:「NABEEの方!なるほど。何か進路の話で用向きがあったってことかぁ」
幣原水子:「幣原水子と……あっそうです!そう!」
幣原水子:「“外”の芸能界に興味ありませんか……?」
雛々未ヒナミ:「りょうかい~。とはいえ、調査や仕事や勧誘目的だとしてもライブに来てくれた以上は私のファンだし」
雛々未ヒナミ:「あとで皆にもサイン入り蛍光般若面を……うん?」
雛々未ヒナミ:「外。外の芸能界……」うーんと、悩み込む様に両人差し指を頭に当てる。
黒瀬直:「幣原くんは芸能系のコネに強くてね」こちらはUGN、日系オールド、数か国の政府機関が主。
幣原水子:「あっ般若面はください……うん、“外”」
雛々未ヒナミ:「興味があるかと言われると……ある。卒業した後もアイドルをやりたいと思ってるから」
雛々未ヒナミ:「ただ、卒業までにノヴァリスでやりたい事も沢山あるから、早急にどうこうってのは考えてないかな……」
阿武イチゴ:「えっ行かないで……」
辺津ニウコ:「やだ~~~」
幣原水子:「あっいや、すぐってわけではなくて卒業後にね……」
雛々未ヒナミ:「だいじょうぶ。私はまだ当分ノヴァリスにいるよ」唇に人差し指を宛てて。
阿武イチゴ:「よかった……」
雛々未ヒナミ:「ふむぅ。それなら是非とも話を聴きたいところだけど」
辺津ニウコ:「よかったあ~……」
雛々未ヒナミ:「……それより丁度良かった。"職員室"と"NABEE"双方に喫緊で相談したい生徒のことがあったから」
道祖土ケイ:「……今はどうやらそれどころじゃない、といった風向きか?」
雛々未ヒナミ:「うん。私を引っ張っていった子の話を今からするね」
雛々未ヒナミ:「かくかくしかじか……ということで」
雛々未ヒナミ:「キュナリオン少数派閥に所属している“ハイヌレイトシックス”が」
雛々未ヒナミ:「"職員室"と"NABEE"を対立させつつ、監獄学寮シェオルを襲撃して部隊長を救出し」
雛々未ヒナミ:「私を新たな旗印として現生徒会から政権を奪還し大人を駆逐しようとしてる……って話をしてました~」
黒瀬直:「なるほど……キュナリオンの子とはあまり付き合いが無いのだよね」
幣原水子:「メチャクチャなこと計画してるね……」
黒瀬直:「私は警戒心を煽ってしまうようだ」心なしかオーラがしょんぼりしている。
道祖土ケイ:「また大層な真似を……」
グリグ・ラヴァリグ:「お、おう」
道祖土ケイ:(レイトシックス……通常のナンバーじゃないな。サバカと同じ隊か)
グリグ・ラヴァリグ:「かなり無理筋に聞こえるが…可能性が0とは言えないくらいには」
グリグ・ラヴァリグ:「面倒な案件だな」
幣原水子:「……たとえ目的が成立しなくても」
幣原水子:「その過程の時点で看過すべからざる事件になりますよね」
雛々未ヒナミ:「そうだね。計画開始までもう時間もないし」
雛々未ヒナミ:「このままだと沢山のノヴァリス生が巻き込まれる。それまでに何とかしないと」
グリグ・ラヴァリグ:「UGNに対して何か思う所がある教師は居るだろうしUGNからすればFH系を完全には信用できないって事もあるしな」
道祖土ケイ:「その子の行方に対して、何か聞いたことは無いか?」
グリグ・ラヴァリグ:「まあお互い自重できるだろうし軽々しく踊らされるほどアホじゃねえだろうけど」
黒瀬直:「外に於いては敵同士、因縁もそれぞれ抱えている。純然たる事実だからな」
雛々未ヒナミ:「ごめんなさい、そこまでは。明日0時にライブ会場に来てほしいと私に約束させたくらいだね」
道祖土ケイ:「……分かった。少なくともその時間になれば会えるってワケだ」
雛々未ヒナミ:「私の誘拐事件解決本部が出来ててよかった~~」
黒瀬直:「NABEEとしてやることは変わらんな。我々という異物との接触もあり、生徒が混乱をきたしている」
幣原水子:「ハイヌↅ対策本部にしないとだね……」
黒瀬直:「謝罪行脚を続行し、事態の収拾に計らい、我々の姿勢を理解してもらえるよう努力する」
黒瀬直:「通常方針の通りだ。引き続き協力させてもらえるか?」先生二人に。
幣原水子:「すみません謝罪行脚しまあす!」
道祖土ケイ:「ああ。こちらも事態の収拾並びに彼女の……可能な限りの説得、和解を行おうと考えている」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ聞いちまったからなあ」
グリグ・ラヴァリグ:「放っておくわけにもいかんでしょ」
道祖土ケイ:「……よし」
道祖土ケイ:「後は、雛々未ヒナミは当事者として……」
雛々未ヒナミ:「うん。シロコちゃんをほっとけないし、私も協力するよ~~」
道祖土ケイ:「阿武イチゴと辺津ニウコ、君たち二人はどうする?」
道祖土ケイ:「最初の案件も既に終わったが、最後まで一緒に来るか?」
道祖土ケイ:「無論、どうするかは自由だし、少し荒っぽくなる可能性も高い」
阿武イチゴ:「うん。まだ続けたいことがある」
辺津ニウコ:「荒事得意だよ~」
グリグ・ラヴァリグ:(聞いたら来るって言うよなあ)
グリグ・ラヴァリグ:(でも帰れって言っても来るか)
雛々未ヒナミ:「そっか。そういえば二人共ごめんね。私の事色々心配させちゃって……」
道祖土ケイ:「気合十分、といったところだな。じゃあ暫定このメンバーで……対策を練っていこうか」
黒瀬直:「うん。改めてよろしくね道祖土くん」
道祖土ケイ:「あっ?!……あ、ああ。どうぞよろしく……」
グリグ・ラヴァリグ:「お前らも喧嘩すんなよ」
阿武イチゴ:「しないけど……こいつが突っかかってくるだけだし」
道祖土ケイ:(い、未だに慣れん。チルドレンの頃会っていませんように……)
辺津ニウコ:「ああっ!?」
道祖土ケイ:「……そこ、好きなアイドルの前で醜い争いを見せるもんじゃないぞ」
雛々未ヒナミ:「仲良くね~」


GM:シーン終了。ロイス取得および購入が可能です。
雛々未ヒナミ:黒瀬直/○信頼感/立ち絵によって見た目が切り替わる
黒瀬直:立ち絵ってなんのことだい
雛々未ヒナミ:道祖土ケイ/○信頼感/体は子どもで頭脳は大人?
道祖土ケイ:黒瀬直 連帯感/脅威〇
黒瀬直:生徒:雛々未ヒナミ/P期待〇:N騒がせてごめんね
グリグ・ラヴァリグ:雛々未ヒナミ/将来有望〇/変なのに好かれるタイプだな
黒瀬直:調達は大槌でいこう。《砂の加護》を使用。侵食+3してダイス+6
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を3増加(33 → 36)
道祖土ケイ:雛々未ヒナミ 〇感服/不安
黒瀬直:8dx+1>=14
DoubleCross : (8DX10+1>=14) → 10[2,4,4,5,7,7,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

雛々未ヒナミ:グリグ・ラヴァリグ/○信頼感/私はあんまり呪印を結ぶタイプの術師じゃないんだよねぇ
道祖土ケイ:強すぎ
黒瀬直:ばっちりだ。装備はせずに終了
道祖土ケイ:といっても特に買うものがな!ボデマを買おうか
グリグ・ラヴァリグ:スカイキッドで浮遊すると達成値が増える
雛々未ヒナミ:これでMAX。購入は……一応、応急手当かな
グリグ・ラヴァリグ:ボルトアクションライフル
道祖土ケイ:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 8[5,5,8]+1 → 9 → 失敗

GM:UGNから装備漁ってる……
グリグ・ラヴァリグ:2dx+6>=15
DoubleCross : (2DX10+6>=15) → 8[2,8]+6 → 14 → 失敗

道祖土ケイ:3払って買う。財産はまだ少し余裕があるから
雛々未ヒナミ:1dx+4>=8
DoubleCross : (1DX10+4>=8) → 10[10]+4[4]+4 → 18 → 成功

GM:みんな高くない……?
雛々未ヒナミ:購入成功!以上~~
道祖土ケイ:装備、UGNの装備、よくなじむぜ
グリグ・ラヴァリグ:惜しい
グリグ・ラヴァリグ:金がねえんだよなあ
グリグ・ラヴァリグ:バディムーブがあればなあ
グリグ・ラヴァリグ:チラッ
黒瀬直:はっはっはおかしなことを
黒瀬直:こんなところにUGNチルドレンなどいる筈がない
道祖土ケイ:むっ
道祖土ケイ:必要か、この最強エンブレムが……
雛々未ヒナミ:合法エンブレム
道祖土ケイ:バディムを使用します、達成値+3!
グリグ・ラヴァリグ:な、なんだってー
グリグ・ラヴァリグ:やったー
黒瀬直:今ちょうどよそ見をしていた時にUGNガキの匂いがしたような……
道祖土ケイ:ハハハ勘違いですよ
GM:脱法だろ


【ミドルフェイズ4】

GM:みんな出て~
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(36 → 45)
雛々未ヒナミ:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+8[8] → 54

道祖土ケイ:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 3[3]+44 → 47

グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(36 → 45)


GM:このシーンでは、周辺の治安を整理してもらいます
雛々未ヒナミ:治安整理
GM:<白兵><運転><射撃><RC><交渉>  合計難易度30に成功してもらうことで 周辺のテロ組織をのすことができます。
黒瀬直:くくく……劇的に正常化してやるぜ
道祖土ケイ:こちらの戦闘能力はほぼない!頼んだ!
雛々未ヒナミ:エフェクトを使ってよいのかな
GM:エフェクトも使っていいよ~
雛々未ヒナミ:わぁい
黒瀬直:必中の弓の達成値+効果は乗らないよね?
GM:ありましたね……そんな武器が……
黒瀬直:認知して~
雛々未ヒナミ:今の所一番侵蝕デカいから後詰めマンになります
GM:じゃあ……いいですよ 載せて……
黒瀬直:やったぜ
道祖土ケイ:一人で終わる可能性ある
雛々未ヒナミ:1人で達成できそう
黒瀬直:温情があるし侵蝕率低いので先鋒いきます
黒瀬直:ウェポンケースで必中の弓を装備、《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の加護》で判定
黒瀬直:10dx7+10
DoubleCross : (10DX7+10) → 10[1,2,2,3,6,6,8,9,9,9]+10[5,8,8,10]+10[1,4,7]+2[2]+10 → 42

GM:オワッタ……
道祖土ケイ:お し ま い
雛々未ヒナミ:やったぜ
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を8増加(45 → 53)
黒瀬直:テロ組織、ぶっ射殺した
グリグ・ラヴァリグ:余裕だ
GM:じゃあ……やってもらいましょう ぶち射殺しを


幣原水子:「私はこういうのあまり詳しくないですけど……」
幣原水子:「わざわざライヴ会場を集合場所に選ぶなら……立地的に都合がいいんだと思います」
幣原水子:「周辺に協力してくれそうな勢力の心当たりがあるとかじゃないでしょうか」
黒瀬直:「そうだね。大事を成すにはとにかく人手が要る」
黒瀬直:「聞き込みを始めてみようか」拳を握りミチミチと音を立てる。
雛々未ヒナミ:「少数精鋭に自信ありっぽかったけど……いや、対シェオルの陽動運用もあり得るかもね」
道祖土ケイ:「気にはなっていたが、やはり治安は何処もそこまで良くは無いんだな……」出来る限りのオブラートに包んでいる。
雛々未ヒナミ:「(そういえば黒瀬さん、以前六壬龍脈の件で来てくれた時はしぶしぶオペレータ支援してくれたけど)」
黒瀬直:「現状に不満を覚える子、シェオルに友人の居る子、報酬で動く子」
黒瀬直:「あとはお祭り(六壬用語)好きの子かな。そういう子の集まりを探してみようか」
雛々未ヒナミ:「(体幹がしっかりしてて鍛えられてそうな体格だよね。武闘派というか、そっちが専門っぽそう)」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、そんなとこだろうね」
黒瀬直:事前に当たりをつけていたスケバンサークルの溜まり場などに挨拶をしに向かう。
不良たち:「おい……なにウチらのシマに断りもなく入ってんだ」
黒瀬直:「はじめまして、私はノヴァリス先進教育認定機構……NABEEの黒瀬直という」
不良たち:「何それ?知らね~」
黒瀬直:「それは良かった。知ってもらうチャンスだ」
黒瀬直:「進路指導室とも呼ばれていて、君たちが卒業した後の手助けをしているんだ」
黒瀬直:「外の世界について知りたいことなんかがあれば、思い出してもらえると嬉しい」
不良たち:「ああ……?」
不良たち:「こっちもうちの世界を教えてやろうか……?」
不良たち:「世間の厳しさをよ~……」
不良たち:「ウチらの将来の“手助け”……しちゃくれないか?」
不良たち:「とりあえずはクレジットだよなあ?」
黒瀬直:「ふむ……クレジットか」
黒瀬直:「その点では同士と言えるな」
黒瀬直:「我々NABEEは金銭を獲得する手段に乏しく、糧食の確保にも難儀している」
黒瀬直:「そうだ。うちのジョージ先生がノヴァリスに自生する雑草の調理法を幾つも研究してくれていてな」
黒瀬直:「良ければ紹介するぞ。ためになる学びの機会だ」
黒瀬直:おお、良いことを思いついたぞという顔。
不良たち:「知らねーよ誰だよ」
不良たち:「教えてやるよ先生~……手助けってのはな」
不良たち:「こういう意味だよ!」後ろから鉄パイプを持って不良の一人が殴りつける。
黒瀬直:振り向かずに凶器をひっつかみ、不良の体を半回転させながら軟着陸させる。
黒瀬直:「それは良かった。日々の食生活にも苦労しているわけではないのだな」
不良たち:「なあっ!?」
不良たち:「ナメやがって……やっちまえ!」
不良たち:次々と殺到する。
黒瀬直:「安心したよ」うんうんと頷きながら鉄パイプを抜き取り、膝を当ててめきめきとへし折る。
黒瀬直:「元気は少し良すぎるかな。とりあえず危ないものは降ろしてほしい」
黒瀬直:刹那、黄金の輝きが閃いてその手中に大きな金属弓を握りしめ。
黒瀬直:ぐるりと体を一回転させながら鉄パイプだった破片を装填、発射。
黒瀬直:矢継ぎ早の連射が過たず不良生徒らの構えた得物を弾き飛ばす。
黒瀬直:「そうだ、一つNABEEとして教えておきたい事があってね」
不良たち:「な……あ……?」
黒瀬直:《ワーディング》レネゲイド物質と共に、静かながら強烈な威圧を放つ。
黒瀬直:「外でオーヴァードがやらかす時には、こういう具合にワーディングを行うんだ」
不良たち:「あわわ……」
黒瀬直:「咄嗟の状況では慣れが出るからね、できればノヴァリスでも習慣づけるといいぞ」
不良たち:「な……なんだこいつ~……!」
不良たち:脱兎のごとく逃げ出していく。もう近くに寄り付くこともないだろう。
道祖土ケイ:「心配はいらないだろうと思っていたが……」遠目からその姿を観察して。
黒瀬直:「さて、実は私からも一つ聞きたいことがあるのだが……おや?」
雛々未ヒナミ:「こわー」
黒瀬直:「逃げられてしまった……」オーラが縮む。
道祖土ケイ:「……途中からあの不良生徒が可哀想に見えてきてしまった」
グリグ・ラヴァリグ:「いや~、あの暴力の後に素で落ち着いた声で喋ると怖いって」
道祖土ケイ:「あまりにも実力差が過ぎて、まるで熊に睨まれた一般人だ」
幣原水子:「今日は先輩大人しかったですね」
グリグ・ラヴァリグ:「怒って暴力振るうヤツに対しては怒らないように頭下げたりできるけどさ」
グリグ・ラヴァリグ:「冷静にあの力見せられたらもう、何もできないもんな」
雛々未ヒナミ:「(やっぱ武闘派なんだなぁ)」
黒瀬直:「む……グリグ先生の言葉には頷けるが」
グリグ・ラヴァリグ:「その辺の不良のとるべき選択肢が逃げしかなくなるよ」
黒瀬直:「怒るほどのことをされてはいないし、子どもへ無理に言うことを聞かせたくはない」
グリグ・ラヴァリグ:「じゃあもうちょい、砕けた喋り方しようぜ」
グリグ・ラヴァリグ:「いきなりレッスンワン始められたらおしまいだよ。ははは」
黒瀬直:「なるほど、それなら努力の余地があるな。参考にさせて頂く」
グリグ・ラヴァリグ:「いや~でも強いな。黒瀬さん」
道祖土ケイ:(遠目で見ていたチルドレンの講習の時も確か……こんな感じだったな……)
グリグ・ラヴァリグ:「ここに乗り込んでくるだけあるし、生徒をぶん殴らないとこも気に入ったよ」
黒瀬直:「嬉しいことを言ってくれるね。あなたとは仲良くやれそうだ」
グリグ・ラヴァリグ:「今度酒でも奢るよ。ここじゃ発酵ジュースだけどさ」
道祖土ケイ:少し冷や汗。頭に浮かんだそれをなんとか振り払って。
雛々未ヒナミ:「(……ケイ先生の瞳に、"懐"と"怯"が宿ってる)」
辺津ニウコ:「私のことは殴ったよね……」
雛々未ヒナミ:「(昔、UGNと喧嘩して嫌な過去があったりしたのかな)」
道祖土ケイ:「で、話は聞けなかったが……」
道祖土ケイ:「ここ、相当大きいたまり場だろう」
グリグ・ラヴァリグ:「怪我させるような殴り方じゃないって話だよ」
道祖土ケイ:「周辺には後は小規模な集まりくらいしかないんじゃないか?」
阿武イチゴ:「集団って意味だとそうかな。あとは……」
阿武イチゴ:「個人の問題児とか」
道祖土ケイ:「ああ……そうか、まあ当然いてもおかしくないよな……治安……」


GM:シーン終了。ロイス取得と購入ができるよ~
雛々未ヒナミ:ロイス保留
道祖土ケイ:ロ全部埋まっちゃった、購入します
黒瀬直:先生:グリグ・ラヴァリグ/P尊敬〇:Nお酒は危ない
グリグ・ラヴァリグ:空を飛んで照準器でも狙うかな
黒瀬直:購入はUGNボディアーマー(純正品)
グリグ・ラヴァリグ:2dx+6>=15
DoubleCross : (2DX10+6>=15) → 6[2,6]+6 → 12 → 失敗

黒瀬直:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 8[1,8]+1 → 9 → 失敗

道祖土ケイ:二人とも3足りないらしいが
道祖土ケイ:1回しか使えないぞ
グリグ・ラヴァリグ:アーマーで良いのでは
道祖土ケイ:じゃあ黒瀬さんにバディムーヴ!バレるな~~
黒瀬直:私のサイズが知られてしまった
黒瀬直:装備して以上
雛々未ヒナミ:私もボディマ買ってみます
雛々未ヒナミ:1dx+4>=12
DoubleCross : (1DX10+4>=12) → 6[6]+4 → 10 → 失敗

雛々未ヒナミ:2点払って購入、装備。以上
道祖土ケイ:おっと
道祖土ケイ:こっちも購入、照準器
道祖土ケイ:3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 10[5,7,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

道祖土ケイ:買えたようだ。グリグ先生に渡そう。
黒瀬直:両方フォローするとは……これが先生のやり口
道祖土ケイ:多少は運がいいらしいな!
グリグ・ラヴァリグ:優秀~
グリグ・ラヴァリグ:有難く貰っておこう
グリグ・ラヴァリグ:あ、忘れる所だった!
グリグ・ラヴァリグ:水晶の剣を使ってもいいですか
GM:どうぞ~
グリグ・ラヴァリグ:水晶の剣×3!
グリグ・ラヴァリグ:キーンナイフ三本がキーンナイフ+6になったぞ
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を12増加(45 → 57)
グリグ・ラヴァリグ:以上でーす
GM:やば~


【ミドルフェイズ5】

GM:また全員出てもらおうかな
道祖土ケイ:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 9[9]+47 → 56

雛々未ヒナミ:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+10[10] → 64

道祖土ケイ:がっつり
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(57 → 64)
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(53 → 62)


GM:君たちは周辺で指名手配されている個人を探して、周辺の捜索を行っていた。
辺津ニウコ:「騒ぎになってるし大人しくしてると思うんですけどね~」
雛々未ヒナミ:「それでも、事件に関与する可能性があるならお話ししないといけないかな」
雛々未ヒナミ:新人2m和装人形に肩車されながら、片手間で蛍光般若面にサインをしている。
グリグ・ラヴァリグ:「見つけても一人で行くんじゃないぞ~、逃げられるかもだからな」
グリグ・ラヴァリグ:「つーか、やっぱ目立つな」
雛々未ヒナミ:「そうかな。最近はちゃんと変装して目立たない様にしてるんだけど……」
雛々未ヒナミ:キャップを目深に被り直す。
雛々未ヒナミ:「逃げられない云々にも頑張ってみる……と言いたい所だけど」某事件でベテラン人形は全損以下略。
グリグ・ラヴァリグ:「いや、そっちのデカい子の方な」
2m和装人形:指摘されて焦ってる。新人だから自分の体格を正しく理解できていない。
雛々未ヒナミ:「じゃあ、この子に眼鏡をあげようね」自分のを外して人形に掛けてあげる。
グリグ・ラヴァリグ:「いや、いいよ。別にデカいのも個性だしな」
グリグ・ラヴァリグ:「眼鏡か~」
2m和装人形:ちょっと嬉しそう。
グリグ・ラヴァリグ:「なんて言うか、マイペースだな、雛々未は」
雛々未ヒナミ:「この子は確かに目立つかもしれないね。まだ起動してから日が浅いから……うん?」
グリグ・ラヴァリグ:「アイドルってそういうもんなのか?」
雛々未ヒナミ:「よく言われる。でも、アイドル全体って訳じゃないかな。アニムスの子達も別段そうじゃないし」
グリグ・ラヴァリグ:「なるほどな。私も最近のアイドルの傾向ってよく知らなくてね」
雛々未ヒナミ:「直した方がいいのかな。どう思う?」ニウコちゃんに。
辺津ニウコ:「え~……」
辺津ニウコ:「私の意見とかいいですから……」
辺津ニウコ:「ヒナミちゃんの好きなようにやって欲しい……」
雛々未ヒナミ:「わかった」
グリグ・ラヴァリグ:「私の時代はやたらと数が居るってのがスタンダードっていうか。そういうのが流行り始めって感じだったけど」
雛々未ヒナミ:「そしたら、今のままで行きたいかな。求められれば矯正してもいいけど、今はそこまで余裕ないし」
グリグ・ラヴァリグ:「そのままで良いと思うな、私も」
グリグ・ラヴァリグ:「一人でちゃんと個性あるってーの?」
グリグ・ラヴァリグ:「そういうのが良いんだろ?辺津」
雛々未ヒナミ:「今後、外の世界のアイドルになった時も、ノヴァリスみたいに楽しく歌っていければいいと思う。ただ」
グリグ・ラヴァリグ:「外の流行りはもっとわかんねえなあ」
雛々未ヒナミ:「R能力全振りの自律人形マシマシパフォーマンスは出来ないだろうから」
グリグ・ラヴァリグ:(ウチの娘もアイドルとか目指したりしてんのかなあ)
雛々未ヒナミ:「外の流行に上手く適用できていけるといいね。まだ、当分先の話だけど」
グリグ・ラヴァリグ:「いや、案外いけるんじゃねえの?バックダンサーがロボっぽいくらいならアリだろ」
雛々未ヒナミ:「ちゃんと人間サイズに作り直さないとだね」
グリグ・ラヴァリグ:「その辺は、どの程度リアリティを持たせるかって感じだろ」
雛々未ヒナミ:「…………」グリグ先生の顔に近づいて、ぱっちりとしたお目目で瞳を覗き込む。
雛々未ヒナミ:「今、ちょっと感傷的になった?」
グリグ・ラヴァリグ:「ん?」
グリグ・ラヴァリグ:「は!そういう所な!」
雛々未ヒナミ:「"懐"と……これは、"望"?かな」
グリグ・ラヴァリグ:「ちゃんと相手を見てりゃ、お前は大丈夫そうだな」
グリグ・ラヴァリグ:「ただまー、相手に踏み込み過ぎるのは」
グリグ・ラヴァリグ:「もうちょい相手を見極めてからにした方が良い」
雛々未ヒナミ:「私にアイドルを教えてくれた人のアドバイスでね。人の心を見極めて鏡みたいにお返しする訓練から始めたんだ」
雛々未ヒナミ:「だから、私は相手の心の形を診るのが得意……そうかな」
グリグ・ラヴァリグ:「そうさ」
グリグ・ラヴァリグ:「相手の感情を読むってのは相手との距離を掴むためだ」
グリグ・ラヴァリグ:「距離を掴むんなら踏み込んでほしくない場所を見極めるってのも大事だよ」
グリグ・ラヴァリグ:「パーソナルスペースに踏み込むってのは相手の嫌がる事だからな」
雛々未ヒナミ:「ふむぅ……」
グリグ・ラヴァリグ:「逆に、戦いでは有用だ。相手の嫌がる事をすれば有利に立てる」
グリグ・ラヴァリグ:「でも、お前のやりたいのはそっちじゃないだろう」
雛々未ヒナミ:「……そうだね。別に人の本性を浮き彫りにしてやりたいわけじゃない」
グリグ・ラヴァリグ:「お前を見てくれる相手に心地よさを与えたいなら」
グリグ・ラヴァリグ:「踏み込む場所は見極めなきゃダメさ」
雛々未ヒナミ:「私のライフワークは、一緒に歌ってくれるファン達との心を一つに合わせること」
グリグ・ラヴァリグ:「ああ」
雛々未ヒナミ:「"必要に駆られない"限りは、不用意に問い質すような真似はしない。それは、ちゃんと心得てる」
雛々未ヒナミ:「ただ、グリグ先生はお話であんまり感情を見せてくれないタイプだからね。ちょっと嬉しくなっちゃったんだ」
グリグ・ラヴァリグ:「そうか…」
グリグ・ラヴァリグ:「色々な人が、お前に自分の感情を投影するだろう」
グリグ・ラヴァリグ:「それを自分の心の中だけにしたい奴もいるし、それを知ってもらえて嬉しいと思うヤツもいる」
グリグ・ラヴァリグ:「全部を見極めるのは難しいからなあ」
雛々未ヒナミ:「そっかぁ。理想は皆が私に心を開いてくれることだけどなぁ」
グリグ・ラヴァリグ:「だからそうだな。自分への好意はさっきみたいに返せばいい」
グリグ・ラヴァリグ:「”望”ってやつさ」
グリグ・ラヴァリグ:「でも”懐”は個人の思い出なんでね」
グリグ・ラヴァリグ:「自分から話さないうちに踏み込むべきじゃない」
グリグ・ラヴァリグ:「最もそれでもそれを引き出したいって思うなら。それなりに覚悟してやれって話だけどね」
雛々未ヒナミ:「……ひょっとして私、今煙に巻かれそうになってるのかな」
グリグ・ラヴァリグ:「いや、真面目な話をしている」
雛々未ヒナミ:「そっか。それなら、これは授業ってヤツなんだね」
グリグ・ラヴァリグ:「お前がこのまま伸びていく姿は望ましいよ」
グリグ・ラヴァリグ:「でも、大人は面倒くさくてねえ。思い出は大事にしたいんだ」
雛々未ヒナミ:「大人……大人かぁ」
グリグ・ラヴァリグ:「だから、今の先生と生徒ってだけの関係で踏み込まれるのは好まないよ」
雛々未ヒナミ:「それなら私は、本当に外の世界でもアイドルでいられるのかな?」
グリグ・ラヴァリグ:「どうだろうな」
雛々未ヒナミ:「今、ファンとして一緒に歌ってくれるのは98%が生徒だからね」
グリグ・ラヴァリグ:「この中は純粋な奴が多いからな」
辺津ニウコ:「私は卒業してもヒナミちゃん推すよ!」
雛々未ヒナミ:「心を見通す力でファンを笑顔にしてきた私のやり方が、大人に通用しないのなら……」
グリグ・ラヴァリグ:「国籍もあるようでないみたいなもんだし、年齢の幅も小さい」
雛々未ヒナミ:「ありがとうニウコちゃん……はいこれ、サイン入り蛍光般若面」押すと光る、喋る、呪う!
グリグ・ラヴァリグ:「外はいろんな奴が居るからな。全部を笑顔にするのは難しいんだ」
グリグ・ラヴァリグ:「だから、いろんな歌を歌えばいいさ」
グリグ・ラヴァリグ:「泣きたい奴に向けた歌と笑いたい奴に向けた歌は別だろう?」
グリグ・ラヴァリグ:「それぞれに合った歌やパフォーマンスをすればいい。お前ならできるよ」
雛々未ヒナミ:「勿論。私は心に応えるのが得意なアイドルだからね。持ち曲ももっと増やしとこっと」
グリグ・ラヴァリグ:「そうだな」
グリグ・ラヴァリグ:「だからお前は大丈夫さ」
グリグ・ラヴァリグ:「辺津はまだまだ心配だけどなあ!」
雛々未ヒナミ:「ただ、卒業して外の世界でも心を一つにできるように、もう少し大人のことを知っておきたいな」
グリグ・ラヴァリグ:「大人かー」
辺津ニウコ:「えっ」受け取った般若面を押して呪われている。
雛々未ヒナミ:「職員室やNABEEにももっと関わっていけるといいなと思ってる」
グリグ・ラヴァリグ:「面倒くさいぞ、大人」
辺津ニウコ:「どこがダメなんですか」
グリグ・ラヴァリグ:「どこがダメかわかってねえ所がだよ~」
雛々未ヒナミ:「もっと色んなノヴァリスの事件にも関わっていきたいし……」
辺津ニウコ:「え~!でもイチゴのほうがダメだよ!」
グリグ・ラヴァリグ:「事件に首突っ込むのはアイドルのやる事じゃねえけどなあ」
雛々未ヒナミ:「いや」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、それがやりたい事っていうなら良いんじゃねえの?」
雛々未ヒナミ:「少なくとも、ノヴァリスに居る内だけはやっておきたい。それも、火急的速やかに」
グリグ・ラヴァリグ:「立派な奴だよ、お前」
雛々未ヒナミ:「目標があるからね。今は内緒にしてるんだけど」
雛々未ヒナミ:「ファンの子にはちょっとびっくりさせちゃうからね」
グリグ・ラヴァリグ:「びっくりするってさ」
グリグ・ラヴァリグ:「ちゃんと覚悟しとけよ」
グリグ・ラヴァリグ:「その目標に向かううえで手伝いが必要ならいつでも相談に来てくれ」
グリグ・ラヴァリグ:「先生の仕事はそういうもんだからさ」
雛々未ヒナミ:「ありがと」にへら、と子供らしく笑顔で答える。
グリグ・ラヴァリグ:「辺津もだぞ~」
辺津ニウコ:「ねえ先生~!そんなことよりイチゴだよイチゴ!」
雛々未ヒナミ:「(……私は、ノヴァリスのどこかで思惑に巻き込まれた子達を救うために)」
辺津ニウコ:「オトコにすぐ引っかかってさあ!絶対ヘンタイされちゃうよあれ!」
雛々未ヒナミ:「(一人残らず太陽の光で優しく照らしてあげたいと思ってる)」
グリグ・ラヴァリグ:「何だよ、心配なのか?」
辺津ニウコ:「は~!?心配とかじゃないし!」
辺津ニウコ:「ファンが問題起こしたらヒナミちゃんがかわいそーじゃんか!」
雛々未ヒナミ:「(私みたいに、大切な人を失って悲しむ子をこれ以上見たくないから)」
雛々未ヒナミ:「(その為になるべく名前を売って、最高生徒会長を目指そうとしてる……)」
グリグ・ラヴァリグ:「じゃあお前が変な男に引っかからないように見ててやれよ」
辺津ニウコ:「だって……」
辺津ニウコ:「私がなんか言っても喧嘩になっちゃうもん……」
グリグ・ラヴァリグ:「喧嘩は良いぞ~」
グリグ・ラヴァリグ:「出来なくなったら終わりだからな」
雛々未ヒナミ:「…………」また、目深に帽子を被り直して。
雛々未ヒナミ:「ファン同士であんまり喧嘩はしてほしくないかなって思うけど」
雛々未ヒナミ:「ちょっと難しいんだよね。お互いのことを知っているからこそ衝突するってパターンがあるから」
グリグ・ラヴァリグ:「マジの喧嘩になったら止めてやれ」
グリグ・ラヴァリグ:「マジかそうじゃないかわかるだろ?」
雛々未ヒナミ:「そだね」
辺津ニウコ:「なんか私とイチゴのがポーズみたいじゃんそれ~」
グリグ・ラヴァリグ:「そうだなあ」
グリグ・ラヴァリグ:「ポーズじゃない時もあるだろうけど」
グリグ・ラヴァリグ:「大事な事言うときは真面目な顔しろ」
グリグ・ラヴァリグ:「頑張ってな、真面目な顔で同じこと何度でも言え」
辺津ニウコ:「え……うん」
グリグ・ラヴァリグ:「それ以外は喧嘩でいいよ」
雛々未ヒナミ:「(……やっぱり、ちゃんと先生だね)」
雛々未ヒナミ:「(これが年の功。経験の差かな。生徒だけではどうしても満たせない色の光があるように思う)」
雛々未ヒナミ:「(大人の心を覗き見て、不用意に干渉するのは止めた方が良いと注意されてしまったけれど)」
雛々未ヒナミ:「(やっぱ、大人のことはもっとよく知っときたいな。目標のためにも、将来のためにも)」
雛々未ヒナミ:今度は気付かれないように、横目で瞳を覗きみる。バレなきゃ犯罪じゃないのだ。


阿武イチゴ:「うーん。どういうところにいるものなんだろうね」
道祖土ケイ:「指名手配されている以上、まあ表立って分からない場所だろうな……」
道祖土ケイ:(しかし、まさかこう割り振られるとは……)
黒瀬直:「メサイア学区となると、手軽に借りられる屋根は幾らでもあるだろうな」
黒瀬直:「……道祖土先生、何か気掛かりなことが?」
黒瀬直:無機質な隻眼がじっと見降ろす。
道祖土ケイ:「……い、いや」
道祖土ケイ:「どこも治安が良くないな、と思っただけだ。それだけ」
黒瀬直:「私の認識が正しければ、先生はノヴァリスに来て日が浅い方か」
道祖土ケイ:「……ああ。時間で言えばまだ1週間くらいか」
黒瀬直:「その割には視野が広いな。メサイアは特に活気で溢れている。だが確かにどこも似たようなものだね」
黒瀬直:「君が特別、その方面に興味を傾けているということなのかな」
道祖土ケイ:「……まあ、最初に会った生徒がキュナリオンだったのもあるが」
道祖土ケイ:「治安が悪いのは色々と大変だろうな、と」
道祖土ケイ:「その生徒と今回の案件とは関係……関係ないはず……だが」
道祖土ケイ:(まあ、同じ組織"だった"のは間違いないか)
黒瀬直:「ふむ……?」
黒瀬直:「どうやら既にしっかりと信頼関係を築いているらしいな」
黒瀬直:「正直な物言いをすれば、少し羨ましい」
阿武イチゴ:「……」
黒瀬直:言葉とは裏腹に、嬉しそうに薄く微笑む。
道祖土ケイ:「NABEEは案件が流れてくる数は……まあ、此方よりは多くないか」
道祖土ケイ:「阿武イチゴ。君も僕の一人目の依頼者であることは間違いないからな。最後までしっかり面倒は見るつもりだ」
阿武イチゴ:「分かってる。ねえ、あのさ……」
道祖土ケイ:「……どうした?」
阿武イチゴ:「ニウコのことなんだけど」
阿武イチゴ:「あのグリグとかいう先生……元理事会のエージェントなんだって」
阿武イチゴ:「騙されてないか、心配になる」
黒瀬直:「ふむ、合点が行った」
道祖土ケイ:「理事会……ノヴァリスを元々支配していた大人の集団、か」
道祖土ケイ:「心配なんだな、あの子のことが。付き合いは長いのか?」
黒瀬直:「私と違って上手く配慮しているが、相当腕の立つ人だとは思っていた」
阿武イチゴ:「……まあ、それなりにね」
道祖土ケイ:「……確かに、元々君らを虐げてたやつが、裏切ってこっち側に……なんて、素直には信じられないだろうな」
阿武イチゴ:「うん……」
黒瀬直:「難しい…が」
黒瀬直:「知ってみる、いい機会になるかもしれないよ」
道祖土ケイ:「……そうだな」
黒瀬直:「私は彼女が見せた子ども好きなところを信じてみよう」
道祖土ケイ:「大概、裏切った人間には何かしらの事情がある事が多い」
道祖土ケイ:「それに……大人ってのは長く生きてる分、色々と表に出せない感情も多いんだ」
黒瀬直:「阿武くんはそのままで良い。私や辺津くんの分も目を離さず疑っておいてくれ」
道祖土ケイ:「なんでグリグ先生がそうなったか、なんて。あまり詮索しすぎるのも良くないけどな」
道祖土ケイ:「黒瀬先生の言う通り……自分の目であの人がどんな人か、見極めるといい」
阿武イチゴ:「……事情があったら……過去は許されるの?」
道祖土ケイ:「……許す、許さないは外から向ける感情だ。君が許さないならそれでいい」
道祖土ケイ:「それは君自身の感情で、君だけのものだ。僕たちがどうこう決めるものじゃないからな」
黒瀬直:「罪を許すのは世界や秩序のすることだけど、人を許せるのはひとだけだからね」
阿武イチゴ:「……」
道祖土ケイ:「結局のところ……あの人が今、過去にどう向き合い、どう償おうとしているか」
道祖土ケイ:「許さなくてもいい、しっかりと確かめるんだ」
道祖土ケイ:「何、その先で悪さをしようものなら……」
道祖土ケイ:「僕が止めるさ、心配しなくていい」
道祖土ケイ:(まあ、そんな心配も必要ないと思うけどな)
黒瀬直:「……」じぃっと道祖土先生の顔を見つめている。
道祖土ケイ:「……そ、その、何か……」
黒瀬直:「む、不躾な視線だったな。すまない」
黒瀬直:「君の場合、大きくなったなと言うのは禁句かと悩んでいた」
道祖土ケイ:「…………」
道祖土ケイ:ガチガチに固まっている。
黒瀬直:「うん?どうした道祖土くん」
黒瀬直:「蛇に睨まれた蛙のような反応をして。邪視はきみの能力だろう」
道祖土ケイ:「いや……その……」
道祖土ケイ:「……何故それをなんて、今更か……」
黒瀬直:「かく言う私も"貫く邪眼"だが……慣れてしまった反応だが……」
黒瀬直:「もしや私がきみを忘れている、という認識だったか」
道祖土ケイ:「……できれば知らないでいて欲しい、という認識だったかな……」
黒瀬直:「自分の管轄でなくとも所属した支部から失踪した子どもを忘れるわけがあるまい」普通そんな事はない。分化が進む前の日本支部は相当に広い。
道祖土ケイ:横目で阿武イチゴの方をちらと見て、その後観念したかのような表情になる。
道祖土ケイ:「……偉そうなこと言っておいて自分も外では裏切り者、なんて格好がつかないな」
阿武イチゴ:「え……何……?」
黒瀬直:「逆はともかくな……FHから接収した資料でも顔を見たから心配していたが」
道祖土ケイ:「僕はUGNに居たこともある。FHにも、ギルドにも」
道祖土ケイ:「つまり、大体の組織の裏切り者だ」
阿武イチゴ:「どうして……」
道祖土ケイ:「生きるため、手段を尽くしただけさ」
黒瀬直:「……?」
黒瀬直:「もしやなんだが……古巣の人間に身元がバレないかと」
黒瀬直:「私を警戒してこそこそしていたのか?」
道祖土ケイ:「……ああ、そうさ、そうだとも」
道祖土ケイ:「命の危機が訪れる度に、プライドなんか捨てて各勢力に入り込んだ」
道祖土ケイ:「生憎子供の姿だし、それに短い時間なら年齢操作も効くんだ、実は」
黒瀬直:「あ、それは興味があるな」
黒瀬直:「大人になった君がどんな姿をしているかは楽しみにしていた」
道祖土ケイ:「……鉄火場になれば否応にでも見るさ。ならないといいけどな」
黒瀬直:「……いや、年齢的にはもう大人か。ふむ」
道祖土ケイ:「まともじゃない生き方だった。そういう意味では、理事会と変わらない」
阿武イチゴ:「……」
黒瀬直:「道祖土先生」
道祖土ケイ:「……ん」
黒瀬直:「UGNだのは置いておいた、私の本心を聞いてくれ」
道祖土ケイ:横目にしながら、静かに聞く体勢に入る。
黒瀬直:「ケイくんが元気に、やりたい事をする為に生きていると知れた」
黒瀬直:「私にはそれ以上のことはない。隠さず胸を張ってほしいな」
道祖土ケイ:「……そうか」
黒瀬直:「……会うのが嫌なら、この件が終わったらなるべく近づかないようにする」
黒瀬直:表情は薄いが、目に見えて残念そうな顔。
道祖土ケイ:「別にいい。僕は……そうだな」
道祖土ケイ:「後悔と申し訳なさと……なんというか、そう思ってしまったんだ」
道祖土ケイ:「……勿論、正直怖かったのも無い訳ではないが」
道祖土ケイ:「ただ、それだけだ。考えてみれば悪いのは僕なのに、そちらに遠慮してもらう必要はない」
道祖土ケイ:「……阿武イチゴ」
黒瀬直:「うん……なるべく構い過ぎない方針で……」何やら手をそわそわさせている。
道祖土ケイ:「僕の事を同じく許せないとか、信頼できるのか?と思ったなら……それでいい」
道祖土ケイ:「そう思われても仕方ないからな、僕は」
道祖土ケイ:「だが……今は。一度限りのチャンスを与えられた、この第二の生は」
道祖土ケイ:「……自分にも、皆に対しても、胸を張れるように生きたいと思っている」
道祖土ケイ:「行動で示す。僕の事を見ていてくれ」
阿武イチゴ:「……わーった」
阿武イチゴ:「見てやる」
道祖土ケイ:「……ああ。信頼できる大人になれるように、全力だ」

GM:シーン終了。ロイス取得および購入が可能です。
雛々未ヒナミ:ロイス保留
道祖土ケイ:黒瀬さんへのN感情をP感情側に
黒瀬直:幼子:道祖土ケイ/P安堵〇:Nなんかごめんね
道祖土ケイ:購入は再び照準器、必中の弓用だ
道祖土ケイ:3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 6[3,6,6]+1 → 7 → 失敗

道祖土ケイ:これは流石に無理!
黒瀬直:では照準器
黒瀬直:3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 8[2,8,8]+1 → 9 → 失敗

グリグ・ラヴァリグ:照準器はいくつあっても困らないがアーマーを先に買おう
グリグ・ラヴァリグ:3dx+6
DoubleCross : (3DX10+6) → 1[1,1,1]+6 → 0 (ファンブル)

黒瀬直:バディムーブあればお金ちょうど足りるな
グリグ・ラヴァリグ:な、なんだと
道祖土ケイ:ピ、ピンゾロ
黒瀬直:3個も振ってファンブルすごいな
雛々未ヒナミ:めずらしいファンブル
GM:すご~
道祖土ケイ:バディムーヴ!3持って行って!
道祖土ケイ:逆に運がいいとされる
道祖土ケイ:ガチャ回せば当たるかも
黒瀬直:財産を3点全部使って照準器ゲット!必中の弓に付けておきます
グリグ・ラヴァリグ:1/1000だぞ
雛々未ヒナミ:じゃあもう一回ボディマ
黒瀬直:ケイくんと共同作業だね
雛々未ヒナミ:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 8[6,8]+4 → 12 → 成功

雛々未ヒナミ:グリグ先生にパス
グリグ・ラヴァリグ:ヤッター
雛々未ヒナミ:サイン入り蛍光色般若面です
グリグ・ラヴァリグ:ありがとー
道祖土ケイ:ブラックライトで光る!
道祖土ケイ:こちら以上!


【ミドルフェイズ6】

GM:全員登場お願いします
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(64 → 68)
雛々未ヒナミ:64+1d10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+6[6] → 70

黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(62 → 63)
道祖土ケイ:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 1[1]+56 → 57

黒瀬直:すっきり


GM:情報収集が可能です。
周辺の個人勢力 〈情報:ノヴァリス・裏社会〉12
道祖土ケイ:1個だけかな、高めだ
グリグ・ラヴァリグ:一種類だけかな
GM:1個だけ!
GM:あっいや でもあれだな
“ハイヌↅ”沙良シロコ〈情報:ノヴァリス・FH〉9
GM:これも今作ります
雛々未ヒナミ:今
道祖土ケイ:できた!
雛々未ヒナミ:じゃあやっちゃおうかな出来立ての情報項目
黒瀬直:はやい!
雛々未ヒナミ:>“ハイヌↅ”沙良シロコ〈情報:ノヴァリス・FH〉9
雛々未ヒナミ:4dx+3>=9 コネ付きノヴァ
DoubleCross : (4DX10+3>=9) → 8[2,6,8,8]+3 → 11 → 成功

グリグ・ラヴァリグ:周辺の個人勢力 〈情報:ノヴァリス・裏社会〉12
グリグ・ラヴァリグ:スカイキッドで空を飛んで振る
グリグ・ラヴァリグ:3dx+2>=12
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 10[3,7,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

道祖土ケイ:すご
グリグ・ラヴァリグ:へいへーい
GM:すご~
黒瀬直:これが飛行状態の力……
雛々未ヒナミ:やりおる
グリグ・ラヴァリグ:出目に飛行関係ないけどねw
“ハイヌↅ”沙良シロコ
キュナリオン憲兵学校にかつて存在した秘密警察部隊“Out of Overseers(O-o-O)”の構成員。
理事会の残党を追跡、摘発するために結成されたそれは、現在では解散済。
だが彼女は解散命令に従わず、活動を継続している。
大人狩りに従事した結果、苛烈な反大人主義とも言うべき思考に染まっている。
ブラックドッグシンドローム。天才としても知られ、手ずから様々な対大人機動装甲兵器を開発・運用する。
周辺の個人勢力
“周辺の個人勢力として挙げられる問題児”は2人。
阿武イチゴと辺津ニウコだ。
阿武イチゴは“なかよし部”として、辺津ニウコは“賄賂部”としてそれなりに悪名高く、
また、革命以前には大人から苛烈な仕打ちを受けていたようだ。
“ハイヌↅ”に合流する動機は十分にある。
GM:情報は以上です。
黒瀬直:なかよし部
雛々未ヒナミ:なるほどなぁ
道祖土ケイ:なるほどね……


GM:周辺の捜索を続けるうちに、指定された0時に近づきつつあった。
GM:だが、それらしき相手は未だに見えてきていないのが実情だ。
幣原水子:「少なくとも、その沙良さんについては把握しておきたいところですね」
雛々未ヒナミ:「シロコちゃんについては……待っててね。もうそろそろ来るはずだから……」
幣原水子:「来る?」
雛々未ヒナミ:そわそわとしながら夜の街並みをきょろきょろしている。
2m和装人形:たったったっ……
雛々未ヒナミ:「来た来た。どうだった?」
幣原水子:「来た……」
グリグ・ラヴァリグ:「単独行動できんのか」
雛々未ヒナミ:自律和装人形のおでこに優しく手を触れ、目を閉じる。数秒のち、ゆっくり離す。
黒瀬直:「従者使いがますます達者になったね」
雛々未ヒナミ:「おっけ。ありがとうね~~」労をねぎらい、和装人形をなでなでしてあげる。
道祖土ケイ:「人形の操作。ライブで見た時もそうだが、精度が高いな」
2m和装人形:お年玉を貰った子供みたいにはしゃいでいる。
黒瀬直:「ハルカくんの影響かな……」うんうんと勝手に納得している。
雛々未ヒナミ:「えーっとねぇ。シロコちゃんはやっぱり元キュナリオンだったみたい」
幣原水子:「キュナリオンって確か……警察学校でしたよね」
雛々未ヒナミ:「秘密警察部隊“Out of OverseersO-o-O”」
グリグ・ラヴァリグ:「元って事は離脱したのか?」
雛々未ヒナミ:「うん。かつては理事会の残党を追跡、摘発するための部隊組織だったんだけど」
道祖土ケイ:「……O-o-Oは既に解散していると聞いた」
雛々未ヒナミ:「そう。捕まえる相手が居なくなって解散命令が出たみたい」
雛々未ヒナミ:「しかし彼女達のうち過激派はそれに従わず、反大人主義として今も独自に活動を続けている」
雛々未ヒナミ:「沙良シロコは、その代表格ともいうべき存在だね」
黒瀬直:「なるほど。それで最高生徒会、防衛総寮のコントロールに不満を抱いているわけか」
黒瀬直:「シェオルから脱獄し、今は同窓会に合流した元キュナリオンの子も居ると聞く。同じ所属なのだろう」
道祖土ケイ:「……ま、当然彼女らもはいそうですかと全員解散できるほど一枚岩ではなかったわけだ。理事会の残したものはそれだけ大きい」
グリグ・ラヴァリグ:「単純に理事会は恨まれているからな」
黒瀬直:「ふむ……最高生徒会へのクーデターのみならず、反理事会運動でもある」
黒瀬直:「そちらの線で人を集めることもできるわけだ」
雛々未ヒナミ:「……複雑な気分かも。本来、理事会の魔の手からノヴァリスを護るために成立した部隊の筈なのに」
グリグ・ラヴァリグ:「人を集めやすい思想ではあるが」
幣原水子:「反大人自体は……子供を引き込みやすい惹句ではありますもんね」
雛々未ヒナミ:「今じゃ、その信念を貫き通すため盲目のままに皆を巻き込もうとしてるんだから」
道祖土ケイ:「既に一度、そうやって革命を為している以上。あの時のように……と奮起する生徒がいてもおかしくは無い、か」
グリグ・ラヴァリグ:「こういう活動を持続させておく事で恨みってのを再理解して持続させる」
雛々未ヒナミ:「あと……彼女はブラックドッグシンドローム。部隊でも機械工として働いていたみたいで」
雛々未ヒナミ:「"大人機動装甲兵器"って呼ばれる兵器を量産してるんだって」
道祖土ケイ:「また物騒で直接的だな」
幣原水子:「直接的と言うかそれ……対戦車ライフルみたいなことですよね多分」
幣原水子:「普通に生徒に向けても危険なやつだと思いますけど……」
グリグ・ラヴァリグ:「って言っても。メンバーの数自体は多くはないんだな?」
雛々未ヒナミ:「そういうことだよね。話し合いで済ませたいけど、万が一闘う時には気合を入れないとだ」
雛々未ヒナミ:「たぶん。少数派閥に自信がある、とも言ってたけど」
グリグ・ラヴァリグ:「こういう話にあとどれだけの連中がノッてくるか」
幣原水子:「ここまででも特に……そういう話聞いてないですよね?」
グリグ・ラヴァリグ:「こういうクーデターは結局」
グリグ・ラヴァリグ:「近い思想を持つ人間をどれだけ仲間に引き入れられるかで成功率は全然変わってくるからな」
グリグ・ラヴァリグ:「周辺の雑魚は概ね鎮圧済み…残ってる連中でちょっと名前が売れてるヤツの噂を仕入れてきた」
道祖土ケイ:「近い思想……理事会による被害が大きかった生徒、になってくるか」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ聞くんじゃなかったって感じなんだけどなあ」
黒瀬直:「雑魚ではないよ、皆名前を控えておいた……というと?」
グリグ・ラヴァリグ:「”なかよし部”と”賄賂部”だ」
阿武イチゴ:「……」
辺津ニウコ:「……」
雛々未ヒナミ:「なんだか可愛い名前と普通に物騒な名前だね」
道祖土ケイ:「……部活名だけだと何が何だかわからんな」
グリグ・ラヴァリグ:「具体的には阿武イチゴと辺津ニウコなんだよコレがな」
黒瀬直:「そうなのか」
黒瀬直:「活動内容が気になるね」
雛々未ヒナミ:「はぇぇ。名前が売れてるって、具体的にはどんな風に?」
幣原水子:「えっ」
道祖土ケイ:「そんなに有名なのか、君ら」
阿武イチゴ:「いやまあ……ちょっとやりすぎたかも……」
辺津ニウコ:「全然大したことしてないし!」
グリグ・ラヴァリグ:(過去を探ったとは言わない方が良いな)
グリグ・ラヴァリグ:(大人への不信があるのに、大人から虐待された過去があると公表されたくはないだろう)
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、多少は無茶したんだろうさ」
阿武イチゴ:「……で?それが分かったらどーすんの?」
道祖土ケイ:「まあ……やり過ぎた、なんてのは子供の頃ならよくある事だろう。僕にだって経験はあるし、たまに後悔もするが」
阿武イチゴ:「ウチらを捕まえるワケ」
グリグ・ラヴァリグ:「いや、別に?」
辺津ニウコ:「そうなったら抵抗も……はえ?」
辺津ニウコ:「なんで?」
グリグ・ラヴァリグ:「周囲から連中の仲間になりそうって思われてるってだけだろ?」
グリグ・ラヴァリグ:「別に私はそう思わないからな」
辺津ニウコ:「なんでそう思わないの?」
グリグ・ラヴァリグ:「そういう噂が出るくらいにはお前らは目立ってるってだけで」
グリグ・ラヴァリグ:「そんなことして推しを困らせるような厄介ファンではないってのは知ってるからなあ」
道祖土ケイ:「それに君たちは今、特に問題を起こしてるわけじゃない」
道祖土ケイ:「それどころか……僕たち星室庁に依頼を持ちかけてきた側だ」
辺津ニウコ:「……そ、それは……その……」
道祖土ケイ:「なら、まず君たちを信頼する。それが僕たちにとっての当然だろう」
阿武イチゴ:「……ちげーよ」
阿武イチゴ:「ウチらは本当に……シロコに誘われてた」
阿武イチゴ:「だから星室庁に依頼するって体で……お互いセンコを悪く言って」
阿武イチゴ:「対立させようとしてたの」
GM:>雛々未ヒナミ:「聞かせて欲しいな。これからどんな計画を遂行しようとしているのか」
GM:>沙良シロコ:「ええ。まずは先生同士の分断を図る」
GM:>沙良シロコ:「他の組織から追い出された爪弾き者が多いもの。彼ら自身の連帯力は自ずと限られる」
辺津ニウコ:「私たちは……信頼を裏切ってたんだよ」
辺津ニウコ:「だから……その……」
グリグ・ラヴァリグ:「ああ!あれはそういう事だったのか?」
道祖土ケイ:「そうか」
道祖土ケイ:「……よく、本当のことを言ってくれた」
グリグ・ラヴァリグ:「え?」
グリグ・ラヴァリグ:「いや、何か仲良く喧嘩してるなあくらいにしか」
道祖土ケイ:「はは、それは確かに」
黒瀬直:「やり口が微笑ましいな」
黒瀬直:「流石はなかよし部だ」うんうんと頷く。
辺津ニウコ:「えっ」
阿武イチゴ:「ええ……」
グリグ・ラヴァリグ:「思ってなかったんだけど。ケイ先生的にはちゃんと効果があったんですか?」
道祖土ケイ:「……いや、同じく。喧嘩するほど仲がいいものだと」
阿武イチゴ:「失敗してんじゃねーか!ヘタクソか!?」
辺津ニウコ:「棚上げしないでもらえます~???」
黒瀬直:(誰か賄賂を贈られたりしてるのかな……)きょろきょろ
阿武イチゴ:「……とにかく。オトナなんてマジでカスだと思ってたのはホントだよ」
阿武イチゴ:「でも……何ていうかさ……」
辺津ニウコ:「先生たちはまあまあマトモじゃない~?って思ってたとこ!」
辺津ニウコ:「まああとヒナミちゃんも計画乗り気じゃなかったしね。絶対乗るってシロコちゃんはゆってたけど~」
道祖土ケイ:「少し照れ臭いな……直接そう言われると」頭をポリポリと掻いて。
雛々未ヒナミ:「……そうだね。私はクーデターしてまで最高権力が欲しいってわけじゃない」
雛々未ヒナミ:「イチゴちゃん達のやってた事については分かったよ。私が気になるのは」
黒瀬直:「ヒナミくんの場合、ルールに則った真っ当な方法でも最高権力の候補者だしね」
雛々未ヒナミ:「これからどうするか、だね」
雛々未ヒナミ:「おっとぉ」
グリグ・ラヴァリグ:「大人はマジでカスっていう意見は大概の人間は持ったことあるからなあ」
雛々未ヒナミ:「いたずらに心配させちゃうかもだから、ファンの子達にはまだ黙ってようかなと思ってたのにぃ」
グリグ・ラヴァリグ:「そのうち、上司はマジでカスとか労働はマジでカスにシフトするんだよな」
阿武イチゴ:「えっなんか気になる情報出たような……」
黒瀬直:「そうだったんだ、ごめん……」
辺津ニウコ:「あっでも大丈夫です公式発表までは言わないので!」
道祖土ケイ:「ファンの鑑だな」
雛々未ヒナミ:「ありがと~~。とまぁ、私の秘密についてはさておき」
道祖土ケイ:「とにかく、これからの事だ。沙良シロコについて」
黒瀬直:「ラヴァリグ先生の論調で言えば、キュナリオンの子たちはカスな上司にカスな労働を強要されていた身か」
雛々未ヒナミ:「イチゴちゃん、ニウコちゃんはこれからどうする?私達と一緒に来る?」
阿武イチゴ:「これからシロコを止めに行くんだよね」
辺津ニウコ:「一言言いたいかも!」
雛々未ヒナミ:「おっけ。それじゃあ私達は仲間だ~~」
雛々未ヒナミ:はにかみながら右手と左手、其々を彼女達に差し出す。
阿武イチゴ:「あ……」
辺津ニウコ:「わ……!」
雛々未ヒナミ:「握手会みたいになってるなコレ」されど、手を交わすのはファンとアイドルではなく。
幣原水子:「……」そわそわしている。
黒瀬直:「……シロコくんの隣にも仲間が居てほしいものだ」
雛々未ヒナミ:「っと……水子ちゃんも順番こね~~」シャフ度で振りむき営業スマイル。仕事柄視線には目敏い。
幣原水子:「あっやったっ」
道祖土ケイ:(最初の独走からそうだが、やけに子供っぽいなこの人……)


GM:シーン終了。ロイス取得および購入可能です
GM:購入は最後!
雛々未ヒナミ:ロイスMAX。
雛々未ヒナミ:購入は……なんかあるかな……
道祖土ケイ:購入しましょう、うーん何かな
グリグ・ラヴァリグ:ロイスマックス
グリグ・ラヴァリグ:照準器かな
黒瀬直:ロイスMAX。照準器チャレンジ
黒瀬直:3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 9[2,7,9]+1 → 10 → 失敗

グリグ・ラヴァリグ:飛行
黒瀬直:失敗して以上
グリグ・ラヴァリグ:3dx+6>=12
DoubleCross : (3DX10+6>=12) → 5[2,2,5]+6 → 11 → 失敗

道祖土ケイ:黒瀬さん財産あるし、
道祖土ケイ:バデム入れれば買えるか
黒瀬直:もうないよ
道祖土ケイ:あっもうない!なるほどね
黒瀬直:全回で使い切った
雛々未ヒナミ:それなら私も照準器してみよう
雛々未ヒナミ:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 5[3,5]+4 → 9 → 失敗

道祖土ケイ:グリグ先生の数値だと3足しても1足りないんですよねぇ、15……
雛々未ヒナミ:6点使用して購入。グリグ先生にパスして以上
グリグ・ラヴァリグ:15だったね
GM:つよ
グリグ・ラヴァリグ:目標値
道祖土ケイ:照準器まだ使えますよね、も一個買っちゃお
道祖土ケイ:3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 10[3,9,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

黒瀬直:君をバディムーブ出来る人はいない……
雛々未ヒナミ:数少ない弱点だ
道祖土ケイ:残り4あるので財産3突っ込みます。
GM:弱点というのもおこがましいんだよなあ
道祖土ケイ:グリグ先生の沢山あるナイフのうち1本にシュート!
グリグ・ラヴァリグ:イエーイ
道祖土ケイ:以上で~


【クライマックス】

GM:全員登場です。
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(63 → 65)
雛々未ヒナミ:70+1d10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+3[3] → 73

グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(68 → 72)
道祖土ケイ:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 10[10]+57 → 67



GM:【ライブ会場 0時】
GM:周辺は人払いがされている。
GM:そこに一人の少女が、歩を進めて現れる。
沙良シロコ:「ヒナミ……来てくれたのね」
雛々未ヒナミ:「うん。約束は守らなきゃだしね」
雛々未ヒナミ:対峙に際し、アイドル衣装へと着替え直している。ひらひら袖の和装セーラー服。
沙良シロコ:「うん。ありがとう……決心は付いた?」
沙良シロコ:「一緒に来てくれるよね?」
雛々未ヒナミ:「…………」彼女の真っ直ぐな瞳を認めて、ほんの少しだけ言いよどむも。
雛々未ヒナミ:「ううん」
雛々未ヒナミ:「私は、シロコちゃんの計画に賛同できない」
雛々未ヒナミ:「理事会あいつらとは違う、信頼できる大人の存在を知ってるから」
沙良シロコ:「……!?」
雛々未ヒナミ:「O-o-Oが成立してから、解散命令が出るまで。きっと、貴女達は沢山の功績を上げてきたんだと思う」
沙良シロコ:「……ええ。大人たちの終わるさまをね」
雛々未ヒナミ:「だけど、それとこれとは話が別」
雛々未ヒナミ:「本当にノヴァリスのためを想うなら、盲目的でいてはならない。常に変革が必要だと思ってる」
雛々未ヒナミ:「存命する理事会の大人は確かに消えたかもしれないけど」
雛々未ヒナミ:「彼らが支配する過程で遺した負の遺産やシステムはノヴァリスに根付き、未だ生徒を苦しめ続けている」
雛々未ヒナミ:「それを排除するには、私達子供にはない力。職員室やNABEEに在籍する先生の手助けが必須だと思う」
沙良シロコ:「大人を排除するために……大人に頼るっていうの!?」
沙良シロコ:「その大人が信頼できるかなんて……私たちにどう判断できるっていうの!」
雛々未ヒナミ:「分かるよ。私は一度、ウチの学区の地下で体感した。具体的には、先生になろうとしてる子のことだけど」
雛々未ヒナミ:「彼女の手助けがなければ、私は私の恩人と言葉を交わせなかった。敵として叩き潰し、最後には負けていた」
雛々未ヒナミ:「シロコちゃんも、まずは先生達とお話してみよう。それから、排除すべきかをもう一度考えよう」
雛々未ヒナミ:「貴女は一人じゃない。一人で背負い込む時代は、終わったの」
雛々未ヒナミ:そっと、手を差し伸べる。翠と紫の蛍光色マニュキアがきらり光る。
沙良シロコ:「まずは話し合い、折衝、融和……」
沙良シロコ:「そういう誤魔化しはもういい。表ではそうやって謳いながら……」
沙良シロコ:「裏では私たちをどうコントロールしようか、ずっと策謀を巡らしている」
沙良シロコ:「そういう企てには、もう乗るものですか!」
雛々未ヒナミ:「っ……!」
沙良シロコ:「イチゴ。ニウコ。居るんでしょう?」
沙良シロコ:「ヒナミを拘束して」
阿武イチゴ:「シロコ……やめようよ」
辺津ニウコ:「ヒナミちゃんの言う通りだよ……話してみなきゃわからないよ!」
沙良シロコ:「なっ……!あ、アンタたちも裏切るの……!?」
沙良シロコ:「アンタたちを職員室に遣るんじゃなかった……!」
沙良シロコ:「すっかり唆されて大人の手先ってわけ!」
雛々未ヒナミ:「違う!二人は、それぞれ先生と触れて信頼できるって分かったんだ!」
雛々未ヒナミ:「私達だっていずれ大人になる。いつまでも子どものままじゃいられない」
雛々未ヒナミ:「まだ遅くない。今からでも正しい大人の在り方に、触れるべき――」
沙良シロコ:「じゃあならない!」
沙良シロコ:「だったら私はずっと子供のままでいい!」
沙良シロコ:「――見せてあげる。大人を滅ぼす力を」
沙良シロコ:「隠れてないで出てきなさいよ。私を誰だと思ってるの」
沙良シロコ:「オトナの匂いくらいすぐ分かる」
グリグ・ラヴァリグ:「やれやれ」
道祖土ケイ:「……うん。やはり一筋縄ではいかない、か」
グリグ・ラヴァリグ:「加齢臭でるほど老けてねえと思うんだけどな」
黒瀬直:「よく鼻が利くのだね。流石だ」
雛々未ヒナミ:「……ごめんなさい。私もまだ、子どもだね」
黒瀬直:「君たちがやりたいことを応援するのが先生だ、まだまだ構わせてくれ」
グリグ・ラヴァリグ:「いや、誠意のある良い呼びかけだった」
道祖土ケイ:「謝る事じゃないさ。一度でダメならもう一度。チャンスは自分から掴んでいくものだ」
雛々未ヒナミ:「……うん」力強く頷く。フルーレセントカラーの瞳に、一点の曇りなし。
雛々未ヒナミ:「諦めないよ。シロコちゃんを説得して、ちゃんと目を開かせる」
雛々未ヒナミ:「ケイ先生。グリグ先生。黒瀬さん……直先生」
雛々未ヒナミ:「私に、力を貸してほしいな」
グリグ・ラヴァリグ:「あいよー!生徒の希望には応えなくちゃな!」
道祖土ケイ:「言われるまでもないさ。最初からそのつもりなのは君が誰よりも分かっているはずだ」
黒瀬直:「応ともさ」に、と嬉しそうに微笑み。共にシロコくんに向き合う。
道祖土ケイ:「だが、あえて言うなら……ああ。僕たちに任せておけ」
沙良シロコ:「行くわよ!私の調整した兵器――」
沙良シロコ:「その力に屈しなさい!“バーテクス”!」
沙良シロコ:彼女を覆うように、幾条もの帯が伸びていく。
沙良シロコ:それらが球状に彼女に纏われて、無数の突起が突き出す。
沙良シロコ:「全部……落とし尽くしてあげる!蚊トンボみたいにね!」
GM:クライマックス戦闘を開始します。
シロコ[10]

 5m

ヒナミ[9]ケイ[4]
グリグ[9]直[9]
GM:配置はこう
黒瀬直:脚が短いもんな
雛々未ヒナミ:ちょっと近い
道祖土ケイ:9が多いな
GM:あっあと……忘れてました
GM:衝動判定です
GM:難易度は9!
黒瀬直:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 9[2,9] → 9 → 成功

黒瀬直:鋼の意志
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を2D10(→ 11)増加(65 → 76)
道祖土ケイ:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[1,3,9] → 9

道祖土ケイ:うむ
雛々未ヒナミ:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 7[7,7] → 7 → 失敗

道祖土ケイ:2d10+67
DoubleCross : (2D10+67) → 18[8,10]+67 → 85

雛々未ヒナミ:73+2d10
DoubleCross : (73+2D10) → 73+8[4,4] → 81

グリグ・ラヴァリグ:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 9[1,1,2,9] → 9 → 成功

道祖土ケイ:うおっ
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を2D10(→ 4)増加(72 → 76)
GM:では改めて……セットアップです
沙良シロコ:《戦力増員》。左右の1mにトループを3体づつ生成します。
グリグ・ラヴァリグ:コーリングシステムでスカイキッドを起動し飛行状態になります
雛々未ヒナミ:《鮮血の奏者》+サングイン。HP1消費して自身にラウンド中攻撃力+18。侵蝕85、HP26で以上
沙良シロコ:ミサイル[高速]*2 ミサイル[中速]*2 ミサイル[低速]*2です。
道祖土ケイ:《ターゲットロック》《攻性変色》《コズミックインフレーション》
道祖土ケイ:って左右1mか!エンゲージが外れてる……!
道祖土ケイ:どっちにしようかな
グリグ・ラヴァリグ:あ低速が低速になった
黒瀬直:低速以外はこちらより行動が早いようだな
グリグ・ラヴァリグ:安心
ミサイル(高速/中速/低速) 1m シロコ[10] 1m ミサイル(高速/中速/低速)
      [18/12/6]               [18/12/6]
               5m

            ヒナミ[9]ケイ[4]
            グリグ[9]直[9]
道祖土ケイ:エンゲージ両方に同じのが1体ずつか
道祖土ケイ:とりあえず左側に使いましょう
黒瀬直:戦力増員は最低でもシナリオ6回撃てる
道祖土ケイ:最低でも……
黒瀬直:次ラウンドにもどんどん出てくる以上、相手していてもキリがないな
道祖土ケイ:なるほどなぁ
道祖土ケイ:中央突破が必要という事か
黒瀬直:シロコくんに使い、ガンガン攻めるのが有効だろう
道祖土ケイ:教官……
道祖土ケイ:オーケー。コズミックインフレーションを外し対象は沙良シロコのみ!
道祖土ケイ:侵蝕6増加、自身暴走。対象単体への攻撃時にダメージ+24、さらに……
道祖土ケイ:《狩の統率者》
道祖土ケイ:至近範囲の味方にタゲロ効果をおすそ分けだ。
雛々未ヒナミ:わぁい!頂きます!!
黒瀬直:バフ内容はメモに書いておくねえ
道祖土ケイ:侵蝕は95へ
黒瀬直:セットアップなし!
GM:では行動値18 ミサイル(高速)からです。
GM:マイナーでPC4人にエンゲージ
GM:メジャー《ウルトラボンバー》。
グリグ・ラヴァリグ:ですよねー
道祖土ケイ:うわーっ!
グリグ・ラヴァリグ:爆発するよね!
GM:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 7[2,4,5,7] → 7

GM:リア不です。対象はエンゲージ全員。
道祖土ケイ:メジャー放棄カバーしようとは思ったが全員の侵蝕が控えめ!
黒瀬直:やり得ではあるかな。するならヒナミちゃん?
黒瀬直:神聖十字冠を持ってるのは一人だけだし
GM:あっ!忘れてました
道祖土ケイ:なるほどな!
GM:神聖二重冠……使えます!
雛々未ヒナミ:やったぜ
GM:1人だけだけど……
雛々未ヒナミ:侵蝕は低ければ低いほど嬉しいというわけだ
道祖土ケイ:理解!ヒナミちゃんをメジャーでカバーします。
雛々未ヒナミ:ありがとう先生!!
GM:OK ダメージ行きます
道祖土ケイ:変異暴走飢餓パワー!
GM:1d10+15 装甲有効
DoubleCross : (1D10+15) → 6[6]+15 → 21

道祖土ケイ:ええーと
黒瀬直:天下のUGNボディアーマー様で8点弾いて13ダメージ
道祖土ケイ:装甲減らしてから倍か
黒瀬直:黒瀬直のHPを13減少(25 → 12)
雛々未ヒナミ:高速だから火力低めなのかな
道祖土ケイ:UGNボディアーマーで8弾いて13を2倍で
GM:そういうことです。
道祖土ケイ:26!2余るぞ……!
GM:チッ……
グリグ・ラヴァリグ:装甲で8弾いて13点受けます
GM:大人の邪悪な装備……許せない!
GM:もう一発高速ミサイル打ち込んじゃうもんね
黒瀬直:そんな~
GM:マイナーでPC4人にエンゲージ メジャー《ウルトラボンバー》
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグのHPを13減少(25 → 12)
GM:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 8[2,5,7,8] → 8

GM:リア不
道祖土ケイ:もうメジャーが無いよ~
雛々未ヒナミ:ちゃんとライフで受けます
GM:1d10+15 装甲有効
DoubleCross : (1D10+15) → 8[8]+15 → 23

道祖土ケイ:リザレクト!
道祖土ケイ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

雛々未ヒナミ:HP11!
黒瀬直:UGNボディアーマーの覚悟の力でさえ耐え切れない
黒瀬直:リザレクト
道祖土ケイ:百超えない……!
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(76 → 85)
グリグ・ラヴァリグ:8点弾いて15ダメ 死
道祖土ケイ:97で復活します
グリグ・ラヴァリグ:リザレクトだ
道祖土ケイ:HP2
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(76 → 78)
グリグ・ラヴァリグ:HP2
GM:中速も打ち込んじゃお~
GM:行動は同じです マイナーで移動してメジャー《ウルトラボンバー》。
GM:5dx ちょっと強くなったぞ
DoubleCross : (5DX10) → 10[1,2,3,3,10]+7[7] → 17

道祖土ケイ:うおお、強い
雛々未ヒナミ:ライフで受ける!
GM:2d10+25 装甲有効
DoubleCross : (2D10+25) → 12[2,10]+25 → 37

雛々未ヒナミ:リザ!
雛々未ヒナミ:85+1d10
DoubleCross : (85+1D10) → 85+3[3] → 88

道祖土ケイ:リザ~
グリグ・ラヴァリグ:つよー
道祖土ケイ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

グリグ・ラヴァリグ:リザレクト
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(78 → 81)
道祖土ケイ:ついに100越えた!
黒瀬直:リザレクト
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(85 → 88)
グリグ・ラヴァリグ:HP3
道祖土ケイ:侵蝕104です
グリグ・ラヴァリグ:リザレクト上手先生
GM:しぶとすぎ
黒瀬直:おそろいHPだぜ
雛々未ヒナミ:九生足を噛ませて、HP14の侵蝕89!
GM:もう一発中速叩き込んじゃお~
GM:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 9[4,6,6,6,9] → 9

黒瀬直:こいつ~
道祖土ケイ:棺タイミング逃した!受けるか……!
GM:あっすいません!
GM:撃つなら撃って大丈夫です
道祖土ケイ:いや……1回なら……まだなんとかなるか!
道祖土ケイ:シロコちゃんの攻撃を見よう
GM:ではダメージ!
GM:1d10+25 装甲有効
DoubleCross : (1D10+25) → 1[1]+25 → 26

雛々未ヒナミ:リザ!
グリグ・ラヴァリグ:リザレクト~
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(81 → 86)
雛々未ヒナミ:89+1d10
DoubleCross : (89+1D10) → 89+7[7] → 96

グリグ・ラヴァリグ:まだまだお上手だぜ
道祖土ケイ:グリグ先生のロイスをタイタスで昇華!立ち上がれ~
黒瀬直:リザレクト~
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(88 → 90)
雛々未ヒナミ:侵蝕97、HP18!
道祖土ケイ:HP13
黒瀬直:これが大人のリザレクトだ、ガキめ……
GM:大人って汚い!
沙良シロコ:じゃあシロコ本体の手番です
沙良シロコ:マイナーでRGカートリッジ。所持するレールガンの使用回数に+1。
沙良シロコ:メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》。
沙良シロコ:choice[グリグ,黒瀬,ヒナミ]
DoubleCross : (choice[グリグ,黒瀬,ヒナミ]) → 黒瀬

道祖土ケイ:む、単体攻撃っぽいか
沙良シロコ:黒瀬!お前だ
黒瀬直:来い!受け止めてやる
沙良シロコ:8dx7+8
DoubleCross : (8DX7+8) → 10[1,4,5,6,8,9,10,10]+10[6,7,8,8]+10[8,8,10]+10[1,2,10]+3[3]+8 → 51

GM:すごい回った
黒瀬直:やるじゃん
黒瀬直:4dx>=51 ドッジ
DoubleCross : (4DX10>=51) → 9[5,7,8,9] → 9 → 失敗

黒瀬直:来いっ
沙良シロコ:6d10+20 装甲有効
DoubleCross : (6D10+20) → 43[10,8,9,10,3,3]+20 → 63

黒瀬直:リザレクト!
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(90 → 94)
黒瀬直:最適調整
黒瀬直:オートでちょうど100%乗る
GM:なんてこと……
ミサイル(低速)[6] 1m シロコ[10] 1m ミサイル(低速)[6]

            5m

          ヒナミ[9]ケイ[4]
          グリグ[9]直[9]
GM:ミサイルもいっぱい撃ったしそろそろ瓦解してるかな~
GM:どうしてまだリザレクトできるんだ……


沙良シロコ:「“バーテクス”始動――這いつくばりなさい――!」
黒瀬直:「これが自慢の対大人機動装甲兵器とやらか……!」
沙良シロコ:トゲのように見えたそれは、ミサイルのサイロだ。その一つ一つから、無数のミサイルが射出される。
沙良シロコ:それらが弾幕を張る。圧倒的な面制圧能力。それは数だけではない。
沙良シロコ:その速度が散らされている。それらは回避困難な爆風の連鎖を形成していく。
道祖土ケイ:「……数が多い、動きもランダム性が高い……視界に収めきれない。厄介だ」
黒瀬直:《テクスチャーチェンジ》ねじれた黄金の金属弓を鎖分銅に形状変化。
黒瀬直:「疾ッ」高速回転して雨のように飛び来るミサイルを幾許か逸らし、身を焼く爆風を散らして傷を最小限にする。
道祖土ケイ:(考えるのも必要だが、まずは……!)
雛々未ヒナミ:「本気だね……!少数精鋭に自信があるってのは、こういうことか!」
グリグ・ラヴァリグ:「言うだけの事はあるな!」
道祖土ケイ:反転して駆ける。雛々未ヒナミ、そしてその近くの阿武イチゴ、辺津ニウコの間に割り込み、魔眼で引き寄せた爆風を一手に受ける。
雛々未ヒナミ:沢山の和装人形達が盾になろうとするも、包囲火力の前に容易く砕け落ち、全てを防ぎ切れなかったが。
グリグ・ラヴァリグ:「殺るって意思が感じられる攻撃だ」
阿武イチゴ:「……!」
辺津ニウコ:「きゃっ……!」
雛々未ヒナミ:「ケイ先生……!」
道祖土ケイ:「……言っておくが、僕に戦闘能力はほぼ無い。だから出来ることをやらせてもらう……!」
道祖土ケイ:(一撃でリザレクトの圏内をオーバーしたか、そう何度も持たないな)
道祖土ケイ:血を吐いて立ち上がる。視界には沙良シロコを捉えたまま。
阿武イチゴ:「いやでも……ないでしょセンセにはアレ!」
阿武イチゴ:「無理すんなし!」
道祖土ケイ:「ええいあってもなくてもイヤだろ!生徒が怪我してるところを見るのは!」
道祖土ケイ:「……それに、ギアも高まってきた。ここからが反撃せっとく開始だ、そうだろう!」
グリグ・ラヴァリグ:「良いね、格好いい大人って感じだケイ先生」
黒瀬直:「実に立派。咄嗟に誰かを守りに行けるとは」
沙良シロコ:「――そこ」
沙良シロコ:その射出に本体の手は開いている。両手で大型の砲身を構えている。
黒瀬直:「私も誇らしい。なので攻め筋はこちらで──」その予備動作を見て、前へ踏み出す。
沙良シロコ:ガィン!と大音が鳴り、集団が重なったところを捉え穿たんとする。
沙良シロコ:電磁射出された弾丸が、過たず狙いを違えなかった……はずだった。
黒瀬直:一歩、二歩。飛ぶように駆けながら鎖を右腕に巻きつけて。
黒瀬直:音速を超えて放たれた魔弾に腕を叩きつける。狙い通り。
黒瀬直:耳をつんざく摩擦音と共に、弾体は明後日の方向へ弾け飛ぶ。
沙良シロコ:「捉え……ハアッ!?」
黒瀬直:「最高効率で相手に被害を与えられる。良い狙いだ」
道祖土ケイ:「……マジか」流石に少し引いている。ハヌマーンでもノイマンでもなく、弾速に素で反応して動ける手合いなどそう存在しない。
沙良シロコ:「あ、はあ~……そういうこと、そういうこと」
黒瀬直:「故に読みやすい……だが実に良い狙いだ」ちぎれかけた腕を補強しながら、本気の賞賛を向ける。
沙良シロコ:「また財力に飽かせて装備でも作らせてたってわけ」
沙良シロコ:「いいわ。それでこそ……破り甲斐がある」
黒瀬直:「君の工夫も実に見事だよ」
黒瀬直:「推察するにバーテクスのコンセプトはこうだな?膨大な連続攻撃による制圧、再生即再殺による無力化」
黒瀬直:「実現するためにはミサイルの弾数も相当あろう。勝ち筋が削り殺すことである以上、装甲も硬いと見た」
黒瀬直:「つまり、こちらが取るべきは速攻での集中攻撃だ。動かれれば動かれるだけこちらが不利になる」
黒瀬直:「ついでに加えるならミサイルの爆風は無差別に広がる。がっぷり組み合えば脅威度は下がるかな」
沙良シロコ:「ふん。言うは易しだけど……」
沙良シロコ:「大人の衰えた肉体で、それを成立させられるかしら?」
黒瀬直:「答えをこれから一緒に見るとしよう」
GM:行動値9組の手番です。好きな人から動いてね
グリグ・ラヴァリグ:では動きます
GM:どうぞ~
グリグ・ラヴァリグ:マイナーで戦闘移動 低速ミサイル1にエンゲージ
ミサイル(低速)[6] 1m シロコ[10] 1m ミサイル(低速)[6]
  グリグ[9]
            5m

        ヒナミ[9]ケイ[4]直[9]
グリグ・ラヴァリグ:メジャーで【コンセントレイト】【マルチウェポン】【ヴァリアブルウェポン】
グリグ・ラヴァリグ:シロコを攻撃します
GM:来なさい!
グリグ・ラヴァリグ:9dx7+6
DoubleCross : (9DX7+6) → 10[3,3,4,5,7,7,9,9,10]+10[7,8,9,9,10]+10[2,5,5,6,10]+3[3]+6 → 39

道祖土ケイ:おっ
道祖土ケイ:繰り上がると見た
グリグ・ラヴァリグ:バディ!
道祖土ケイ:バディムーヴ使用!達成値+3!
グリグ・ラヴァリグ:相棒だぜ
グリグ・ラヴァリグ:42
GM:なんてこったい 仲違いしてない……
沙良シロコ:《イベイジョン》 達成値は15です。命中。
沙良シロコ:ダメージどうぞ!
グリグ・ラヴァリグ:装甲-15
沙良シロコ:やだ~~~
グリグ・ラヴァリグ:5d10+33+24
DoubleCross : (5D10+33+24) → 24[2,4,8,6,4]+33+24 → 81

GM:ええ……!痛すぎ!
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を8増加(86 → 94)
沙良シロコ:《電磁反応装甲》を4回使います……!
沙良シロコ:使い切っちゃった 1点受けます。
グリグ・ラヴァリグ:まだリザレクト圏内
GM:どういうこと~~~
グリグ・ラヴァリグ:硬い~
GM:演出どうぞ!


グリグ・ラヴァリグ:「つまり」
グリグ・ラヴァリグ:ジャケットに仕込まれた空中機動装置を起動する。
グリグ・ラヴァリグ:「大人は格好いいって所を見せて欲しいって事だろ?」
グリグ・ラヴァリグ:ベルトに吊るした鞘から大型ナイフを引き抜いて投擲。
グリグ・ラヴァリグ:ナイフはまるで見当違いの方向へ飛ぶが。
グリグ・ラヴァリグ:ナイフからグリグの袖口にのびたワイヤーがミサイルに絡みつく。
グリグ・ラヴァリグ:「よっと!」
沙良シロコ:「どこを狙って――え?」
グリグ・ラヴァリグ:ワイヤーを巻き取り一気に加速。
グリグ・ラヴァリグ:ミサイルの上に着地する。
グリグ・ラヴァリグ:「よう!中々面白い兵装だな!」
グリグ・ラヴァリグ:「バラし甲斐があるぞ!」
沙良シロコ:「なっ、メチャクチャを……!」
グリグ・ラヴァリグ:両手で更にナイフを投擲
グリグ・ラヴァリグ:ワイヤーでコントロールする事で複雑な軌跡を描いた斬撃が。
グリグ・ラヴァリグ:シロコの兵装を切り裂く。
グリグ・ラヴァリグ:「人を斬らないで良い仕事ってのは」
沙良シロコ:バチン!と障壁が展開し、それらを阻むが。
グリグ・ラヴァリグ:「良い!とても気分が良い!」
沙良シロコ:瞬間的に展開されるその電磁パルス防壁が、機動を追い、追いきれずオーバーヒートして沈黙する。
グリグ・ラヴァリグ:ミサイルに腰かけて笑う。
グリグ・ラヴァリグ:「良い装備だな、今のをかすり傷で済ますなんてな。自前か?だとしたら良い才能だ」
グリグ・ラヴァリグ:「なあ、黒瀬先生?」
沙良シロコ:「嘘、バーテクスの“第一防壁プライマルアーマー”を……!?」
黒瀬直:「全く以って頷ける、グリグくんとは気が合うな!」
道祖土ケイ:「……多段の防壁か。だが十二分に僕の能力も効くらしい」
沙良シロコ:遅れて頬を押さえる。かすかな切り傷がある。
沙良シロコ:「……!」
道祖土ケイ:瞳から血涙。最初のミサイルの一撃前に仕込みは既に終わらせていた。
道祖土ケイ:魔眼……邪視による概念的負荷。"目で捉え、触れた場所が弱点と化す"異能。
沙良シロコ:「どうして……まだ耐久限界には余裕が……!」
道祖土ケイ:そして、"その視界を味方全員に共有した"。今、こちらの攻撃の全ては装甲をバターのように引き裂いて見せるだろう。
道祖土ケイ:「すまないが、長期戦は不利そうだと思ってな」
黒瀬直:「生徒をよく見る、生徒によく見せる。天職だな実際」
雛々未ヒナミ:「(……戦術に関する知見。単騎としての戦闘力や支援性能。そして、咄嗟の連携精度の高さたるや)」
雛々未ヒナミ:「(冠がないから無茶しないで、なんて口が裂けても言えないや)」
グリグ・ラヴァリグ:「大人になってっから衰えるってのは勘違いだよなあ。まだまだ伸びしろあるって」
道祖土ケイ:「言ったろ。出来ることをやっているだけだ。長期戦は沙良シロコにとっても負荷になる」
道祖土ケイ:「後はなんとか本人に届かせるしかない、頼んだ……!」
黒瀬直:「ああ、私も出来る限りをしよう」


GM:行動値9組 お次は誰かな?
黒瀬直:それは…私だ!
黒瀬直:マイナーで戦闘移動 低速ミサイル2のエンゲージに突入
黒瀬直:オートアクションでウェポンケース使用。必中の弓を装備
黒瀬直:メジャーでコンボ【金光一閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の加護》《砂塵霊》対象はシロコくん
黒瀬直:オート分で侵蝕率が先に6上がり、100%到達でレベル+1。
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を6増加(94 → 100)
黒瀬直:14dx7+11
DoubleCross : (14DX7+11) → 10[1,1,2,2,3,4,4,6,6,8,9,10,10,10]+10[2,2,3,3,10]+10[8]+10[8]+3[3]+11 → 54

沙良シロコ:なんてこと 来なさい!
GM:ヒエ~ッ
黒瀬直:黒瀬直の侵蝕率を5増加(100 → 105)
沙良シロコ:《イベイジョン》は貫通します ダメージを!
黒瀬直:6d10+35+32 装甲無視
DoubleCross : (6D10+35+32) → 27[3,8,4,9,2,1]+35+32 → 94

沙良シロコ:オゴ~ッ
沙良シロコ:耐えられないんですが……
沙良シロコ:《蘇生復活》します!
ミサイル(低速)[6] 1m シロコ[10] 1m ミサイル(低速)[6]
  グリグ[9]            直[9]
            5m

        ヒナミ[9]ケイ[4]
GM:演出どうぞ!
黒瀬直:「まずは──自己紹介をしよう」
黒瀬直:標的を求めて巡行中のミサイル群へ、自ら突貫。
黒瀬直:「私は進路指導室の黒瀬直。昨日のライブ会場で不審な装いをしていたのが同僚の幣原水子くんだ」
沙良シロコ:「くっ……旋回半径を読んでる……!?」
黒瀬直:共有視界を活用し、四方八方から飛び交うミサイルを身のこなしですり抜けて、
黒瀬直:「その節は混乱させてすまなかった。ヒナミくんを守ろうとしてくれてありがとう!」
黒瀬直:或いは輝く鞭ではたきおとし、そのまま語り続ける。
沙良シロコ:「やっぱり……ヒナミを誑かそうとしてたんじゃない!」
黒瀬直:「そこは本人の弁解を聞いて貰いたいのだが、善意の暴走でね」
沙良シロコ:「ああ……違う、ヒナミは敵なんじゃない……!」
沙良シロコ:「そうだったとしてももう関係ない……!」
黒瀬直:「誤解させてしまった君たちに謝罪するべく動いて……ふん!」舞うように軽々とハイキック、ミサイルの挙動を曲げる。
黒瀬直:「……不本意な形ではあったが、君と彼女の混乱は想定内でもある」
黒瀬直:「我々NABEEは、職員室の先生方以上にノヴァリスの異物だ」
黒瀬直:「シロコくんのように拒絶を覚えることは、織り込み済みでここに来ている」
黒瀬直:両腕に、眩い黄金の弓が備わる。
黒瀬直:「君たちが卒業した時、否応なしに訪れる異物との接触。その予行演習としてな」
沙良シロコ:「だったら構わないってわけ……っ!?」
沙良シロコ:本能的に、それに射竦められたかのように警戒を露にする。
黒瀬直:「構う!!!」
黒瀬直:「君の怒りも、過去の痛みも、全力で向き合い、構い倒す所存だ!」
黒瀬直:「もやもやするなら、大人に当たりたいなら、いつでも私の所に来い!」
黒瀬直:「その決意表明だ。こちらも全力、叩き込むぞ!」
沙良シロコ:「なら、今当ててやる……!」
沙良シロコ:こちらもレールキャノンを再び構え、その異物を排さんとする。
黒瀬直:咆哮。金光一閃。
黒瀬直:瞬く間の内に迅った輝きが、砲塔の中心を貫いている。
沙良シロコ:「なっ……」
黒瀬直:火花が、アラートが、誘爆が、バーテクスを同時に揺らす。
沙良シロコ:「ゴッ……ぐうっ……!」
沙良シロコ:「があっ……!“最終防壁ターミナルアーマー”展開……!」
沙良シロコ:小さな電磁バリアが展開され、誘爆を遮断するように切り取る。
沙良シロコ:レールキャノンの砲身が弾けて吹き飛んだ。
黒瀬直:「緊急時の備えも万全、君の本気が伝わってくる」
黒瀬直:「それは勿論私だけにではない。この戦いの主役にもだ」
雛々未ヒナミ:「(……だけど、この大人達が揃って戦場に立つ理由は)」
雛々未ヒナミ:「(彼らの中に一切存在しない)」
雛々未ヒナミ:「(ノヴァリスに居る生徒のためだ。完全無欠な脇役に徹し、曖昧未熟な主役のために手を尽くし)」
雛々未ヒナミ:「(大人へと進む道を切り拓こうとしてくれている……ゆえに)」
雛々未ヒナミ:「(信念を押し通して幕を開けるのが生徒シロコだったら)」
雛々未ヒナミ:「(無茶を押し通して幕を下ろすのは生徒わたしなんだ!)」
黒瀬直:構えた弓を消し去って、両の腕を胸の前で組み、頷く。
雛々未ヒナミ:大人達が大立ち回りでシロコの兵装を削っていく中、既にライブの準備は終えている。
沙良シロコ:「まだ……勝った気になるなぁ!」


GM:次の手番ですが……
???:《加速する刻》。
道祖土ケイ:なにっ
雛々未ヒナミ:なんですってぇ
黒瀬直:なんだとぉ……
???:メジャーアクションを行います。隠密を解除。
サブアーム:《コンセントレイト:サラマンダー》《炎の剣》《神速の鼓動》。
道祖土ケイ:むっ
サブアーム:極光剣を用いたシーン攻撃をPC全員に。
黒瀬直:www
道祖土ケイ:使いどころか!
黒瀬直:隠し腕じゃん!
道祖土ケイ:《時の棺》
サブアーム:わーん!
道祖土ケイ:侵蝕114
GM:攻撃終了。サブアームは行動値0として沙良シロコの同エンゲージに出現。
GM:あくまで勝利条件は沙良シロコの撃破のみです。
GM:---
幣原水子:「……待って」
幣原水子:「熱源!下から!」
沙良シロコ:スカートがまくれ上がり、その下から機械の腕が伸びている。
沙良シロコ:その先端には、強烈に赤熱する光剣があった。
黒瀬直:「隠し持っていたか……切り札!」
道祖土ケイ:「……分かっている見えている、あれが沙良シロコのとっておきだ」
沙良シロコ:「読まれた……!?いや……押し切る!」
道祖土ケイ:再度、駆ける。前へと、極光を振るわんとする沙良シロコの正面へと。
沙良シロコ:それらを意に介すことなく、極光の大剣を振るう。
沙良シロコ:それらは向かう敵手だけでなく、その周囲の空間そのものを焼き尽くすかのような。
道祖土ケイ:「───高天之原ニ事始テ、皇御孫之命ト称辞竟奉大八衢ニ」
道祖土ケイ:駆けながら祝詞を紡ぐ。自らの能力の根底を呼び覚ます。
道祖土ケイ:「湯津磐村之如ク塞坐皇神等之前ニ申ク」輝きの前に臆せず立ち、祈りを捧ぐように手を合わせ。
道祖土ケイ:(……そうだ。彼女にこれ以上、何かを傷つけさせやしない)
道祖土ケイ:(後になって後悔なんて───できれば、したくないもんな、そんなもの)
道祖土ケイ:「───八衢比古、八衢比売、久那斗」
道祖土ケイ:空間が極光に飲まれる。すべての視界が、眩い白に覆い尽くされる───そうして。
道祖土ケイ
道祖土ケイ:……視界が開ける頃。何もかもを焼き尽くすと思われた熱は、だれ一人傷つけることなく。
道祖土ケイ:「……全く、大暴れしてくれる」先端に立つ、一人の男。そこを起点に災厄の侵入は阻まれた。
グリグ・ラヴァリグ:「おお…凄いな…」
道祖土ケイ:それは、少年の姿ならざる背丈。
道祖土ケイ:比較的長躯の男が、小さな背と入れ替わっていた。
黒瀬直:「あれが……ケイくんなのか?」
道祖土ケイ:雰囲気と喋りは変わらない。能力のオーバーフローにより一時的に元の年齢の姿となった、道祖土ケイ本人だ。
沙良シロコ:「な……誰!?何が……?」
道祖土ケイ:「僕の能力のルーツ……力を借りてるのは道祖神、と言ってな」
道祖土ケイ:「日本……外の世界の道辻に幾つも置かれた、神様の像の力だ」
道祖土ケイ:「災禍を防ぎ、人の道行を守り見守る……っていうと、なんだか格好つけてるみたいだな」そう言って、小さく笑って。
道祖土ケイ:「……ああ、そうさ。君の道行を守るために、これ以上の責任を決して負わせない」
道祖土ケイ:「だから───まずは、彼女の声を聴いてくれ」
沙良シロコ:「何を……ハアッ、ハアッ……!」
道祖土ケイ:とん、と端に退く。奥から訪れる、最も強いヒカリを届けるように。
沙良シロコ:隠し腕からの一撃は、切り札だ。自らの消耗も激しい。
沙良シロコ:思わず見上げる。その先にある、生徒の姿を。
GM:ヒナミちゃんの手番へ。
雛々未ヒナミ:はぁい
雛々未ヒナミ:マイナー《赫き猟銃》。射撃武器を作成する。
雛々未ヒナミ:メジャー《C:ブラム》《赫き弾》。対象シロコ。
沙良シロコ:来なさい!
雛々未ヒナミ:>・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
雛々未ヒナミ:二重冠使用。侵蝕15上げて、達成値を45点増やす。これで侵蝕112。
沙良シロコ:くっ……油断ならないんだから
雛々未ヒナミ:では判定~~
雛々未ヒナミ:9dx7+7+45
DoubleCross : (9DX7+52) → 10[1,1,2,3,3,4,5,8,8]+5[3,5]+52 → 67

雛々未ヒナミ:使っといてよかった~~
沙良シロコ:ガード。ガード値は素手の0しかありませんが……
沙良シロコ:《電磁障壁》。シーン1回、ガード値を+4d10。
沙良シロコ:ダメージをどうぞ。
雛々未ヒナミ:むむ。良かろう、ではダメージ
雛々未ヒナミ:7d10+14+1d10+32+18
DoubleCross : (7D10+14+1D10+32+18) → 32[1,1,10,7,2,1,10]+14+9[9]+32+18 → 105

雛々未ヒナミ:105点。装甲有効
沙良シロコ:105-4d10
DoubleCross : (105-4D10) → 105-9[2,1,3,3] → 96

沙良シロコ:9点て……
雛々未ヒナミ:侵蝕119、HP14で以上だ!
沙良シロコ:残りHP1のため耐えきれません。
沙良シロコ:戦闘不能。これ以上の復活もありません。
沙良シロコ:戦闘終了です。
雛々未ヒナミ:やった~~


雛々未ヒナミ:ライブ会場のスポットライトが一斉に点火。
雛々未ヒナミ:沙良シロコの視線の先。緑と紫の蛍光が、中央に立つ白髪の巫女を照らし出す。
雛々未ヒナミ:これより始まるのは舞台製作。言葉だけで心象を塗り潰す大業の呪術。
雛々未ヒナミ:大きく息を吸う。『心』の冠が瞬く間に『怒』へと燃え上がる。
雛々未ヒナミ:「────五本指でしっかり 君と手を繋いで」
雛々未ヒナミ:赤子を抱く様に優しく、しっとりとした声で紡がれる調べ。
雛々未ヒナミ:持ち歌の一つである友愛のラブソング。そして、六壬の学び手のみに許された神秘の行使と奇跡への道標。
雛々未ヒナミ:「────地上で二人っきり 仲良く寝転んで」
雛々未ヒナミ:第一段階、"地"。雑音も騒音も意識の彼方へと消えていく。無思慮の異能行使。
雛々未ヒナミ:「────水面に歌声が溶け 燦々と煌めいて」
雛々未ヒナミ:第二段階、"水"。儚いはずの音色が聴く者全ての心へ留まる。深層での願望掌握。
雛々未ヒナミ:「────火照った私の頬を 撫でてくれたね」
雛々未ヒナミ:第三段階、"火"。心の奥底で歌声はやがて点の一つとなって。欲望と理論の融和。
雛々未ヒナミ:「────風に二人の想い乗せて 羽ばたけば」
雛々未ヒナミ:第四段階、"風"。誰も彼も問わず心象が結ばれ同じ風景を描く。夢物語の共通投影。
雛々未ヒナミ:「────いずれ宵は明け 陽が天宙そらを照らす」
雛々未ヒナミ:第五段階、"空"。ゆえにキャンパスの広さは歌声の届く先まで。橋は天へ架からず。
雛々未ヒナミ:"神祇祭典"。人々に崇拝されし神秘をその身に降ろし、己のみで到達せしえぬ風章へと至る奇跡。
雛々未ヒナミ:だが、雛々未ヒナミは古錆びた神格や概念を必要としない。
雛々未ヒナミ:無尽蔵の望みと妬みを卑しくかき集めた六壬最新鋭の神秘、唯一無二の偶像アイドルゆえに。
雛々未ヒナミ:自身を人形と見做し、歌声が神秘と現実の境界を混ぜ合わせ、夢幻の舞台を此処へ。
雛々未ヒナミ:「唱え奉れ、神祇祭典assembler:mystic
雛々未ヒナミ:キャンパスへ大量の絵具をぶちまけるように、蛍光色の奔流が敵味方を問わず一息の間に飲み込み。
雛々未ヒナミ:ヒナミの立つ風景の一部が、"神住まう天空の原風景"へと変容していく。
雛々未ヒナミ:それは例えば、地平線まで続く遥かなる大地。
雛々未ヒナミ:それは例えば、優しく流れる河川のせせらぎ。
雛々未ヒナミ:それは例えば、火照った肌を優しく撫でる風。
雛々未ヒナミ:それは例えば、雲一つなく臨む天空の夜明け。
雛々未ヒナミ:それは例えば、遍く世界を照らし出す陽の光。
雛々未ヒナミ:────否。実際に世界が塗り替わったわけではない。
雛々未ヒナミ:ヒナミの歌が耳へ届く限り、心を持つ全ての生命の心象を塗り潰し、舞台を幻視させるだけ。
雛々未ヒナミ:されどこの舞台で語られる伝承は、夢幻の中で"唯一確かなモノ"として成立する。
雛々未ヒナミ:舞台の上で、アイドルは最強だからだ。
雛々未ヒナミ:「……九十九先輩。ちょっとだけ、うたをカバーさせてほしいな」
雛々未ヒナミ:高々と掲げられた左手。その薬指に嵌めた金輪に灯るは、暖かな妖火の祝福。
雛々未ヒナミ:偶像としての在り方を教えてくれた恩人。怪異手繰る星の徒はじめてのファンが祝詞をここに。
雛々未ヒナミ:『流れ墜つ星の瞳よ輝け"空亡そらなき"』
雛々未ヒナミ:『揺らめくままに築け"蜃気楼みづちのといき"』
雛々未ヒナミ:『まっすぐあべこべ通れさかまけ"天逆毎あまのざこ"』
雛々未ヒナミ:『遍く根を絶やせ"子取箱ことりばこ"』
雛々未ヒナミ:"終焉空想"。"位相透過"。"事象反転"。"郎党抹殺"の再演。
雛々未ヒナミ:四者四様の伝承は、いずれの因果も原典に遠く及ばぬ些末な応報。
雛々未ヒナミ:されど。不完全な怪異が列を為し、空想から真実へと召し上げることに意義がある。
雛々未ヒナミ:「『六壬祭歌今様舞祓文楽一座あいどるろっくふぇすてぃばる』」
雛々未ヒナミ:「『再演あんこぉる──九十九物語つくものがたり』!!」
雛々未ヒナミ:暖かな炎と蛍光色の奔流が、天空の原風景を優しく包む。
雛々未ヒナミ:演目の名は"御伽百物語"。
雛々未ヒナミ:新月の夜に百の怪異を巡り、全ての灯火が引き抜かれて闇が訪れし時、真の怪異が現れ災いを為す。
雛々未ヒナミ:しかし、不完全な状態──"九十九"で止めてしまえば、災いは決して訪れない。
雛々未ヒナミ:転じて、"脅威"や"兵器"に対する"平和の象徴"の付与。即ち攻撃性を根絶する釈義介入システムクラックの機能を成す。
雛々未ヒナミ:結果──"頂"は天空に輝く明星の一つへと召し上げられ、一切の禍根を洗い流し泡沫へと溶けて。
雛々未ヒナミ:"平和を与える"以外の全機能を停止させる。
沙良シロコ:「マイクを通して出る力……? そんなものがバーテクスを倒せるものか!」
沙良シロコ:「なのに……動いて!バーテクス、どうして動かないの!?」
雛々未ヒナミ:「……大丈夫。私が舞台を戻したら、さっきまでの状態に戻るよ」
雛々未ヒナミ:いつの間にやら"頂"の外壁を昇ってきて。シロコちゃんの傍へと侵入してくる。
沙良シロコ:「うひゃあっ!?」
雛々未ヒナミ:「これで、ちゃんと話ができるね」
雛々未ヒナミ:「どうだった?大人の先生達にあれやこれやと構われた気分は」
沙良シロコ:「……ムカつく」
沙良シロコ:「なんか……余裕ありますけど?みたいな」
沙良シロコ:「ああいうのがムカつく……」
雛々未ヒナミ:「そうだよね。ムカっとするよね」
沙良シロコ:「え?」
沙良シロコ:「大人を盲信してんじゃないの……?」
雛々未ヒナミ:「別に妄信してるわけじゃないよ。共に手を取り合うことが、ノヴァリスの未来に必要だと理解してるだけ」
雛々未ヒナミ:「後ろで見てて、私もむすっときたの」
沙良シロコ:「ならどうして……」
沙良シロコ:「私を止めたの」
雛々未ヒナミ:「アレだけ強くて、アレだけ賢くて、アレだけ要領が良ければ」
雛々未ヒナミ:「私のやろうとしてることも、もっとスムーズに進められるんだろうなって」
雛々未ヒナミ:「……シロコちゃんが、とっても苦しそうだったから」
雛々未ヒナミ:「自ら定めた信念に首を絞められて、それこそ盲目のままに敵を見出し続けて」
雛々未ヒナミ:「まるで、息継ぎもせずに深海を泳いでいるかのようだった」
雛々未ヒナミ:「私はね」
沙良シロコ:「……」
沙良シロコ:「……うん」
雛々未ヒナミ:「最初に言った通り。ノヴァリスに未だ根付く理事会の負の遺産を全て取り除きたい」
雛々未ヒナミ:「巻き込まれて悲しむ子の顔を見るのがとっても辛いからね」
雛々未ヒナミ:「貴女もそう。私もそう。皆もそう」
雛々未ヒナミ:「未だ、理事会の亡霊に囚われてる」
雛々未ヒナミ:「だからかな。取り返しのつかなくなる事態へ突っ込もうとした貴女をほっとけなかったんだ」
雛々未ヒナミ:「……もし」
雛々未ヒナミ:「もし、シロコちゃんが理事会の大人達を許せないというのなら」
雛々未ヒナミ:「私に協力してほしい」
沙良シロコ:「……協力?」
雛々未ヒナミ:再会した時と同様に、掌をそっと彼女へと差し出す。
雛々未ヒナミ:「シロコちゃんは、私を政府転覆の旗印へと召し上げる予定だったみたいだけど」
雛々未ヒナミ:「実は元から、最高生徒会会長を目指してるんだ。真っ当に選挙に立候補してね」
沙良シロコ:「最高生徒会会長……」
雛々未ヒナミ:「別に権力が欲しいとか、そういうわけじゃないんだけど……」
雛々未ヒナミ:「ノヴァリスの子達を、これまで一緒に歌ってくれてこれから繋がり合っていく皆の心を」
雛々未ヒナミ:「ノヴァリスが進むべき無限の可能性オーヴァードノヴァへと持っていきたいの」
雛々未ヒナミ:「そのための手段の一つとしてね」
沙良シロコ:「……それが出来ると信じてるの?」
沙良シロコ:「本気で?」
雛々未ヒナミ:「うん」
雛々未ヒナミ:屈託なく、頷く。
沙良シロコ:「……」
雛々未ヒナミ:「というわけでね。アイドル活動とは別に、現在進行形でノヴァリスの厄介事に首を突っ込んで」
雛々未ヒナミ:「事件を解決してあげる辻斬りネームバリュー向上大作戦を実行中なのだ」
雛々未ヒナミ:「貴女の兵器は、荒事を治めるための切り札としてきっと役に立つ」
雛々未ヒナミ:「理事会の禍根を払うため。私のクルーへスカウトしたいな……ってね」
沙良シロコ:「……常に世の中を動かしてきたのは、一握りの天才だけど」
沙良シロコ:「あんたはそっちか、はたまた大馬鹿者か。どっちかね」
雛々未ヒナミ:「バカじゃないもん」
雛々未ヒナミ:「あ。アイドルクルーとしては大道具役になるかな。めっちゃハデハデな演出できそう~~」
沙良シロコ:「ハア……いいわよ。騙されてあげる」
雛々未ヒナミ:「この前、メサイアで30m越えの巨人兵器とバトルして、アレの上でライブしたいと思って……おおっ」
沙良シロコ:「それに……悪い大人に取り込まれないように見る役も必要でしょ」
雛々未ヒナミ:「そだね。私はいつもふわふわでマイペースだって言われるから」
雛々未ヒナミ:「天才のシロコちゃんが守ってくれるなら、安心だ」
雛々未ヒナミ:頬を赤らめて、にっこりと微笑む。営業スマイルとは違う、等身大の少女の笑顔。
沙良シロコ:「ええ。貴女には……」
沙良シロコ:「私の心も、一緒に連れて行ってもらうんだから」


GM:クライマックス終了。
GM:バックトラックに入ります。
GM:Eロイスなんてあるわけないですよ
GM:自分の力なり……なんか青いのの力なりで帰りなさい
黒瀬直:Eロイス搭載ミサイルなんていなかった
道祖土ケイ:残りは5、素振りするか
グリグ・ラヴァリグ:100%にすらいってない
道祖土ケイ:114-5d10
DoubleCross : (114-5D10) → 114-33[9,7,6,7,4] → 81

雛々未ヒナミ:119-6d10 等倍
DoubleCross : (119-6D10) → 119-39[6,9,6,4,7,7] → 80

黒瀬直:なんか青いの、なんなんだろうね
グリグ・ラヴァリグ:今からロイス全部切るか
雛々未ヒナミ:5点!
道祖土ケイ:ティウンティウンティウン
黒瀬直:105-6d10 等倍
DoubleCross : (105-6D10) → 105-26[3,7,4,1,3,8] → 79

黒瀬直:お子さんのこと忘れないで
道祖土ケイ:5点だな
グリグ・ラヴァリグ:グリグ・ラヴァリグの侵蝕率を6D10(→ 45)減少(94 → 49)
グリグ・ラヴァリグ:めっちゃ減る
黒瀬直:5点!
GM:みんな無事に帰ってきたようね
グリグ・ラヴァリグ:3点かな
GM:いつもの5点+シナリオ5点+侵蝕分が獲得点です
黒瀬直:15~
道祖土ケイ:15!
雛々未ヒナミ:15!
グリグ・ラヴァリグ:13
GM:C((15+15+15+13)/3)
DoubleCross : c((15+15+15+13)/3) → 19

GM:GMも19点もらうぜ


【エンディング:道祖土ケイ&グリグ・ラヴァリグ】

GM:事件は収束した……というよりも。
GM:事件とすらなっていない。
GM:特段の被害者が生じることはなく、参画したメンバーもハイヌↅ一人のみ。
GM:どうとでも処理できる、取るに足らぬ事案。
GM:君たちの尽力によってだろうと、最終的な結論などその程度になってしまうものだった。
GM:星室庁の休憩室。
道祖土ケイ:「……む」休憩室に入って、目が合う。
グリグ・ラヴァリグ:「よ!」
グリグ・ラヴァリグ:片手を上げて挨拶。
グリグ・ラヴァリグ:「今日はそっちなんだな。ていうか本気出した時だけか」
道祖土ケイ:どうも、と一言のち。自販機で飲み物を選ぶ。
道祖土ケイ:「負担がかかるからな」
グリグ・ラヴァリグ:「あー、無理してるわけか」
道祖土ケイ:「あの時みたいに勝手に元の年齢に戻るとき以外は……意識的に使うのは緊急時に身元をくらます時くらいか」
グリグ・ラヴァリグ:「ああいう術式みたいなのは正直専門外だから」
道祖土ケイ:「ここでは必要ないだろうし、年齢操作をあまり使うつもりはないがな」
グリグ・ラヴァリグ:「理屈はわからんけど。本気出すときは勝手に戻るのか」
グリグ・ラヴァリグ:「ふーん」
道祖土ケイ:「過剰な能力使用に対して体が一時的に最適化する……といったところかな。この姿は出来る事も限られてくるし……」
道祖土ケイ:自販機の上の方に手を伸ばす、ギリギリ届いていない。
道祖土ケイ:「……こういう時は意識的に戻したくはなる」
グリグ・ラヴァリグ:「不便だねえ」
グリグ・ラヴァリグ:「どれ飲むんだ?」
道祖土ケイ:「……微糖コーヒー」
グリグ・ラヴァリグ:ポケットからボールペンを取り出して投げると微糖コーヒーのスイッチに当たる。
グリグ・ラヴァリグ:ボールペンはそのまま回転して跳ね返りグリグの胸ポケットに収まった。
道祖土ケイ:「……助かる。器用だな」
道祖土ケイ:冷えた缶を取り出し、壁に寄りかかる。
グリグ・ラヴァリグ:「私が子供の頃のフィクション教師は居眠りしてる生徒にチョーク投げたりしてたからな」
グリグ・ラヴァリグ:「今はチョークなんて使う機会ねえけど」
道祖土ケイ:「特にノヴァリスだとすべて脳内送信だ。便利なんだろうが……」
道祖土ケイ:「外ではまだそうでもない場所もあるが、いずれそうなっていくんだろうか」
グリグ・ラヴァリグ:「教師なんて要らねえっていうのが」
グリグ・ラヴァリグ:「もう現実の方が先になっちまうのかー」
道祖土ケイ:「それでも、教師としての役割は残ると思う。別に勉学運動だけが全てじゃないだろうし……と」
道祖土ケイ:「……改めて今回の一件、お疲れ様でした」少しかしこまって、小さく礼をする。
グリグ・ラヴァリグ:「あー…?今回の一件?」
グリグ・ラヴァリグ:「何の話?」
道祖土ケイ:「……演出用火薬が引火した軽い事故、かな」上にはそうとだけ報告している。ライブ会場が少し焼け付いた程度だ。
グリグ・ラヴァリグ:ソファに深く座って天井を見る。
グリグ・ラヴァリグ:「は」
グリグ・ラヴァリグ:「ケイ先生もお疲れだ」
グリグ・ラヴァリグ:「“そんな軽い事故”は私は知らねー」
グリグ・ラヴァリグ:「報告書を書いた夢でも見てたんじゃねーですか?」
グリグ・ラヴァリグ:「なーんも、無かったんですよ」
グリグ・ラヴァリグ:「アイドルとファンが仲良くなったってだけの事に大人が関わってなんかねーし」
グリグ・ラヴァリグ:「UGNだの外だの教師だのそんなのどうでも良いじゃないですか」
道祖土ケイ:「……といっても、勘のいい人は何時か気付く。ある程度はちゃんとしておかないと……というのは、昔の悪い癖か」
道祖土ケイ:「神経質になり過ぎたな」
グリグ・ラヴァリグ:「勘のいい人間が気付くような事も」
グリグ・ラヴァリグ:「勘程度じゃ気付かなけりゃ良いんですよ」
グリグ・ラヴァリグ:いつの間にか。
グリグ・ラヴァリグ:真顔で。
グリグ・ラヴァリグ:目を見ている。
グリグ・ラヴァリグ:「神経質になる必要もない」
グリグ・ラヴァリグ:「ちゃんとしようって意識が既に気付かれる原因なんですよ」
道祖土ケイ:「……やれやれ」
グリグ・ラヴァリグ:あらゆる痕跡を消す始末屋。
グリグ・ラヴァリグ:理事会の掃除人イレーザー
グリグ・ラヴァリグ:あったものをなかった事にする。
グリグ・ラヴァリグ:工作員。
グリグ・ラヴァリグ:「軽い事故からでも“勘の良い”ヤツは何かを探しますからね」
グリグ・ラヴァリグ:「まあ、特に何もなかったなら星室庁にもUGNにも」
グリグ・ラヴァリグ:「わざわざ知られなくてもいいでしょ」
グリグ・ラヴァリグ:「あの子たちに瑕は必要ない」
道祖土ケイ:「情報操作をやり過ぎるのも良くないとは思うが……確かにその通りではある」
グリグ・ラヴァリグ:報告書も存在自体が消えているだろう。
道祖土ケイ:「僕の一時間が水に消えたこともまあ、横に置いておこう」
グリグ・ラヴァリグ:映像や痕跡。
グリグ・ラヴァリグ:その全てが。
道祖土ケイ:「けど、いくら潜めても完全に無かったことにはならないものだ。お互いに、な」
グリグ・ラヴァリグ:「怖いね」
グリグ・ラヴァリグ:「じゃあケイ先生に頼めば私を消してくれるんですか?」
道祖土ケイ:乾いた喉を潤しながら、一息。
道祖土ケイ:「ふん」
道祖土ケイ:「僕にはそんな力は無い。今を必死に生き続けるので精いっぱいだ」
グリグ・ラヴァリグ:「残念」
道祖土ケイ:「……後悔があるんだろう。何かは知らないし、察せる程僕は勘が良くない」
道祖土ケイ:「その上で、貴女は今先生として生徒の為に活動している。それが全てなんじゃないか?」
グリグ・ラヴァリグ:「そうだと良いですね」
グリグ・ラヴァリグ:「あー…そう在れれば良いですねえ」
グリグ・ラヴァリグ:「お互いに」
グリグ・ラヴァリグ:「ま、お疲れさまでしたって事で」
道祖土ケイ:「……そうだな。出来得る限り、そう在り続けたい」
道祖土ケイ:「ああ、お疲れ様」
辺津ニウコ:「あ~先生たちがイチャついてる~!」
辺津ニウコ:「い~けないんだ~!」
阿武イチゴ:「いけなくなくはないんじゃないの別に」
道祖土ケイ:「何処をどう見たらそうなるんだ。ただのコーヒーブレイクだっての」
グリグ・ラヴァリグ:「よ~、どした?」
辺津ニウコ:「あっ先生~!」
辺津ニウコ:「あのねあのね、あっお土産~」
辺津ニウコ:「おまんじゅう!」
グリグ・ラヴァリグ:「お!丁度いいな」
グリグ・ラヴァリグ:「どこの土産だ?」
辺津ニウコ:「え~っと……どこのだっけ」渡す。ズシリと重い。
辺津ニウコ:「まあまあ細かいことは気にせず~」
道祖土ケイ:「それで、何か用があるのか?何かないと来てはいけない訳じゃないが……」
グリグ・ラヴァリグ:と言いながら瞬間給湯ポットで湯を沸かす。
阿武イチゴ:「用って……まあ、お礼的な」
道祖土ケイ:壁から背を離して、二人の前へ。
グリグ・ラヴァリグ:「えーと、緑茶の良いヤツがあったよな、ここ」
グリグ・ラヴァリグ:「あったあった」
阿武イチゴ:「ウチらあのままだとさ……多分シロコと一緒にバカやって」
阿武イチゴ:「まあ……その?まあまあ取り返しがつかなくなってたかもってちょっと思う」
辺津ニウコ:「そうそう。なので先生お納めくださいませ~……」おまんじゅうの蓋を開ける。
グリグ・ラヴァリグ:急須に茶葉を入れて湯を注ぐ。
辺津ニウコ:中からは黄金色の輝きがチラチラしている。
道祖土ケイ:「…………」
道祖土ケイ:(賄賂部……)
グリグ・ラヴァリグ:「言うてお前らバカだろ」
辺津ニウコ:「バカじゃないもん!」
道祖土ケイ:「あー、まあ、なんだ」
グリグ・ラヴァリグ:「せっかくの甘味の期待をどうしてくれんだ」
道祖土ケイ:「とりあえずそのキラキラしてる部分は持って帰ってくれ。あるよな?その下に饅頭……無いのか?!」
辺津ニウコ:「え~!でもいっぱい買えるよ!」
辺津ニウコ:「お納めしてよ~~~」
グリグ・ラヴァリグ:「お前コレ財源どうしてんだよ」
道祖土ケイ:「……一応聞くが、綺麗な金だよな?」
辺津ニウコ:「イチゴがくれるんだよ~」
阿武イチゴ:「はあ……これだからアホはだめだな」
阿武イチゴ:「いくら先生が薄給らしいとは言え……こんなんで喜ぶわけ無いだろ」
辺津ニウコ:「はあ~?」
グリグ・ラヴァリグ:緑茶を入れた湯呑をそれぞれの前に置く。
道祖土ケイ:「どうも」
辺津ニウコ:「山吹色のお菓子より嬉しいものなくないか???」
阿武イチゴ:「まったく……ガキだな~」
道祖土ケイ:「ほら、グリグ先生が煎れてくれた茶が冷めるぞ、二人とも」
阿武イチゴ:「ねえ、センセ……」道祖土先生にしなだれかかる。
阿武イチゴ:「センセはさ……なかよし部がどういう部活か、知りたくない?」
阿武イチゴ:「教えてあげようか……?」
辺津ニウコ:「あちゃ~……」
辺津ニウコ:「出たな……」
道祖土ケイ:「実際どういう部活なんだ?」気にも留めないような表情で問いかける。
阿武イチゴ:「ん~。それはね……」
阿武イチゴ:「人となかよくするために~……」
阿武イチゴ:「なかよくなれることをするの」自分の服に手をかけ始めている。
阿武イチゴ:「センセも……嬉しいでしょ?こういうのが」
グリグ・ラヴァリグ:「アレが成功した事あんのか?」小声でニウコに聞く
辺津ニウコ:「いやまあ……顔はいいから」
辺津ニウコ:「わりと……」
グリグ・ラヴァリグ:「なるほどなあ」
道祖土ケイ:びしっと、額に軽く手刀。
阿武イチゴ:「ひうっ」
道祖土ケイ:「あのなぁ……」
道祖土ケイ:「活動を否定はしないが、あまりにも時と場所と後ムードが無さ過ぎる」
辺津ニウコ:「否定しないのかよ」
阿武イチゴ:「え~っ」
阿武イチゴ:「じゃあセンセの部屋行く~」
道祖土ケイ:「百年早い」
阿武イチゴ:「なんでさ~」
阿武イチゴ:「あれか?そのナリで年上趣味なん?」
阿武イチゴ:「えっまさか……」グリグ先生を見る。
道祖土ケイ:「僕の好みは別だろ、強いて言うなら……いや、そうじゃない」
辺津ニウコ:「気にしないでください。あいつ頭の中と外の色が同じなんです」
道祖土ケイ:「……未成年に手を出すのは、大人としてはちょっとな」
阿武イチゴ:「大丈夫大丈夫!」
阿武イチゴ:「センセは寝てればいいよ!」
道祖土ケイ:「何をする気だ何を……」
道祖土ケイ:「バカをやれるのは若者のうちだけどな、ちゃんと自分を大事にもしろよ」
グリグ・ラヴァリグ:「真面目だなあ」
グリグ・ラヴァリグ:「アレは悪い男ではないから良いけど。変な男に転びそうになったらちゃんとお前が止めるんだぞ」とニウコに。
辺津ニウコ:「はあ~い」
道祖土ケイ:「適当にやるのも悪い訳じゃないが、ここで引いたら色々と拙いだろう、色々と……!」
阿武イチゴ:「つれないなあ~……」
辺津ニウコ:「ほら帰るよ~」
辺津ニウコ:「あっ先生!それはお二人で“召し上がって”ください~」
辺津ニウコ:「じゃあそれでは~」
グリグ・ラヴァリグ:「要らねえよ!」
道祖土ケイ:「置いてかれても困るんだ、持って帰って推しに投げ銭しておけ!」
グリグ・ラヴァリグ:箱ごと投げて返す。
辺津ニウコ:「ぎゃんっ」
阿武イチゴ:「ほら失敗した……無理だつったじゃん」
辺津ニウコ:「あんたも似たようなもんでしょ~!?」
道祖土ケイ:「またいつでも来い、話し相手くらいにはなるから」
GM:はあーい、と。間の抜けた返事が2つ重なった。
道祖土ケイ:「全く、どっちもどっちで心配になるな、これは……」
グリグ・ラヴァリグ:「大丈夫だろ、あれは」
グリグ・ラヴァリグ:「むしろ私は大きな夢を追いかける子供の方が心配だ」
道祖土ケイ:「……向こうも向こうで、艱難辛苦は待っているだろうな。いや、既にその先か」
グリグ・ラヴァリグ:「大きな夢ってのは背負うのも重い。そして目を反らすには大きい」
グリグ・ラヴァリグ:「そして自分の力だけでは届かない場所にある」
グリグ・ラヴァリグ:「だから、心配ですよ」
道祖土ケイ:「まあ、でも……生徒たちが抱えているものに関わらず、僕たちのやることは変わらないさ」
グリグ・ラヴァリグ:「しっかりしてますねえ、ケイ先生は」
グリグ・ラヴァリグ:「見習いたくなりますよ」
グリグ・ラヴァリグ:そう言って立ち上がる。
グリグ・ラヴァリグ:「教師の変わらない日常が生徒の助けになりますように」
道祖土ケイ:「ああ」
道祖土ケイ:「生徒の道行に……いえ」
道祖土ケイ:「貴女の道行の先にも、答えが見つかりますように」
グリグ・ラヴァリグ:「流石、道標の神様だ」
グリグ・ラヴァリグ:笑って部屋を出る。
グリグ・ラヴァリグ:休憩の時間は。
グリグ・ラヴァリグ:終わりだ。


【エンディング:雛々未ヒナミ&黒瀬直】

GM:NABEE メサイア事務所
GM:NABEEの事務所はお世辞にもよくはない。
GM:というか……メサイアに至っては明確にボロいと言って差し支えない。
幣原水子:「ごめんなさいね汚いところで……」
幣原水子:「大したお出迎えも出来ず……」
雛々未ヒナミ:「(……ウチの"人形の間"よりかなりちっちゃい)」
雛々未ヒナミ:部室のこと。六壬の一大勢力なので予算はそれなりにあり、塔一棟にライブ会場を併設している。
黒瀬直:「すまないな、粗茶と柿の種しか出せない……」
黒瀬直:真心と柔らかいソファ(来客用。室内で一番金が掛かっている)でカバーする構え。
雛々未ヒナミ:「だいじょうぶ。お茶の味は真心で決まるから」
黒瀬直:「そうか。ならば自信がある」
雛々未ヒナミ:ふーふーと湧き立つ湯気を冷ましつつ、一口。
雛々未ヒナミ:「うん。染みるね」
幣原水子:「これすごい安いのにそこそこ美味しいんだよ」
黒瀬直:「それは何よりだ……わざわざ足を向けてくれてありがとうね」
雛々未ヒナミ:「折角、外での勧誘話を持って来てくれたからね」
雛々未ヒナミ:「それに合うよね、あつ~いお茶に柿の種」貢ぎ物には慣れているので、堂々ともぐもぐ。
黒瀬直:満足げに頷き幣原くんを視線で促す。
幣原水子:「あっあの……」
幣原水子:「どうぞ……?」
沙良シロコ:「……」
沙良シロコ:傍らに直立している。
沙良シロコ:「毒が入っているかもしれないから」
幣原水子:「入れてないよ~……」
雛々未ヒナミ:「私が毒見してあげたからだいじょうぶだよ~~」
雛々未ヒナミ:促す様にシロコちゃんをソファの隣へ座らせます。
沙良シロコ:「遅効性かも……」渋々座る。
雛々未ヒナミ:「ほら、ずずっと一口~~」
沙良シロコ:「……」だいぶ渋りながらも一口。
沙良シロコ:「……普通ね」
雛々未ヒナミ:「普通が一番だよ」
幣原水子:「普通はかなりいい手応え……!」
黒瀬直:「優しい評価痛み入る」
雛々未ヒナミ:「さてさて。折角勧誘してくれたし、外の芸能とかについても聞きたいんだけど」
幣原水子:「あっうん。雛々未ヒナミさん」居住まいを正して。
幣原水子:「私は、正式にあなたをスカウトしたいなと考えています」
幣原水子:「これは……今すぐ活動を辞めてとかそういう話じゃなくて……っていうかそんなことできないから……」
雛々未ヒナミ:「うん。卒業は当分先になるはず」
雛々未ヒナミ:「私の歌が、外でも十分に通用すると考えてくれてるってことだよね」
幣原水子:「ええ。あなたのパフォーマンスは外で通用すると思う」
幣原水子:「これでも見る目はあるつもり」
雛々未ヒナミ:「嬉しいな。私のファンのメイン層は生徒だから、大人から評価を得られるのは、こう……自信になる、というか」
黒瀬直:「つくづく人を魅了する力があるね。二度目ながら惚れ直した」
雛々未ヒナミ:「そかな。えへへ……」
黒瀬直:「……力という言い方には語弊があるか。私が好きなのはヒナミくんの姿勢が大きいし」
幣原水子:「私はこれでも外のアイドルの元マネだからね」
雛々未ヒナミ:「マネージャー!じゃあ、実際に外のアイドルと一緒に過ごしてきたんだね」
雛々未ヒナミ:ずいっと、身体を乗り出す。
幣原水子:「え、うん。そうだけど……」
雛々未ヒナミ:「気になるな。外の世界のアイドルが、どんなことを考えて歌を歌ってるのか……」
沙良シロコ:「近づきすぎ」制する。「離れて」
雛々未ヒナミ:「ふえぇ」ソファに引き戻される。
黒瀬直:「うん、前向きで一途だ」
雛々未ヒナミ:「そりゃあね。私にはこれしかないし、これしかできないから」
黒瀬直:「シロコくんもマネージャーみたいだね」
沙良シロコ:「だって不安で……」
雛々未ヒナミ:「だから、私のクルーに誘うのは私にはない才能を持っていて」
雛々未ヒナミ:「私のファンではなかった人を誘うと決めているの」
沙良シロコ:「入っておいてなんだけどその方針もちょっと不安なんだけどな……」
雛々未ヒナミ:「前のめりな私を別の価値観から見つめてくれる人が必要なんだ」
雛々未ヒナミ:「えぇ……」
沙良シロコ:「あなたに害意を持つ人が入る可能性もあるじゃない」
雛々未ヒナミ:「最初に誘った小道具役のクルーは、私の人形に落書きしまくった傍迷惑なアーティストっ子だよ」ちょっと自慢気。
沙良シロコ:「ええ~……」
黒瀬直:「懐が深いな」これでは周りも気をやきもきとさせるだろう。
幣原水子:「まあまあ……私の受け持った子、あ、遊ちゃんっていうんだけどね。あの子は……」
幣原水子:「何も考えてなかったかも。何も考えてなかったっていうか……」
雛々未ヒナミ:「そうなんだ」
幣原水子:「受けた曲。受けた役。それをどうやって……」
幣原水子:「最もよく“現す”か。それを突き詰めてた」
雛々未ヒナミ:「ふむふむ」
幣原水子:「でもなんていうのかな……周りもそれを分かってたというか」
幣原水子:「遊ちゃんに最も良く歌わせるための、演じさせるためのものを用意するようになったみたいな」
幣原水子:「そうさせるような子だった」
雛々未ヒナミ:「その子も、だいぶアーティスティックな印象を受けるね。天才肌って言えばいいのかな」
黒瀬直:「誰もを自分のファンに変えるのが一流というものか」
雛々未ヒナミ:「きっとマネージャーを選ぶのに苦労したんじゃないかな」
幣原水子:「あはは……まあそこはオーヴァードだったのもあったけどね」
黒瀬直:「付き人に関しては厳しさが必要だしな」
雛々未ヒナミ:「理想は……そうだね。だけど、色々な性格の子が居るし。私にだってアンチも存在するし」
幣原水子:「オーヴァードの進路として、芸能の道は決して狭くない」
幣原水子:「戦いの道に歩む子が大半なのかもしれないけど……ここの子たちがUGNに来てくれるかって言われたら」
幣原水子:「まあ……かなり望みは薄いと思うから……」
幣原水子:「私は戦いを選ばない子たちに与えられる道をなるべくできるだけ用意したい」
黒瀬直:外の世界におけるオーヴァード人口が多い業界、という見方がある。
黒瀬直:最も多いのは犯罪者などの裏社会。次に各国の軍部を含む政府機関筋。UGNやFHなどの結社と続き、その後に芸能の世界が挙がるという。
雛々未ヒナミ:「んー……」
雛々未ヒナミ:「そっか。ちょっと勘違いしてたかも」
雛々未ヒナミ:「てっきり、芸能界への道を整備する代わりにUGNの人材として確保することを考えていたのだと」
幣原水子:「しないよ~……」
幣原水子:「あっでも。UGNイリーガルとしての預かりにはなるかな……?」
雛々未ヒナミ:「いりぃがる?」
幣原水子:「あっそうか。あんまり馴染みないかな……」
幣原水子:「UGNに所属しているわけではないけれど、登録下には置かれているみたいな?」
幣原水子:「協力を要請することはあるけど、あくまで善意の協力者という位置づけ」
黒瀬直:「FHにもイリーガルという区分はあるが、あれは臨時雇用の戦力という面が大きい」
雛々未ヒナミ:「なるほどなぁ……」
沙良シロコ:「やっぱり騙されてないかな……」
黒瀬直:「UGNの場合はオーヴァードの生活を支援するという意味も強い」
黒瀬直:「互いへの伝手として有効活用してもらいたいが、それが首輪になるような事は望んでいない……といったところかな」
雛々未ヒナミ:「ふむふむ、大体イメージは付いたよ。オーヴァード……っていうより、ノヴァリスの子は皆自由奔放だからね」
雛々未ヒナミ:「厳格な組織の一員として活動したくないけど、自分の気になることには首突っ込みがち」
雛々未ヒナミ:「ソレが善意に向けられた子がイリーガル登録をするんだよね」
幣原水子:「あとは……外ではレネゲイドの存在も秘匿されているからね」
幣原水子:「そういうのを……守ってもらう契約っていう意味もあるかな」
雛々未ヒナミ:「それは勿論。ファンの子に危険を及ぼしたくないからね。冠の無い外の世界ならなおさらだ」
幣原水子:「逆に私達は、非オーヴァードの中で生活する日常を可能な限り保証する」
幣原水子:「そこはそんなに悪い取引だと思わないでほしいとは思うというか……」
雛々未ヒナミ:「それも大丈夫。瞳を見ればわかるよ」
沙良シロコ:「曖昧な根拠……」
雛々未ヒナミ:「自信あるんだよ?私は9年間、他人の心を見定めることばっかりしてたんだから」
黒瀬直:「イメージ……ノヴァリスの中で近いものを挙げられるとするなら」
黒瀬直:「職員室の先生たちが一番近いのではないかな」
雛々未ヒナミ:「そうなんだ。確かに、生徒達の生活をサポートする立場だもんね」
雛々未ヒナミ:「……ふむぅ。OK、大体分かったよ。直さん達が私達ノヴァリス生の進路を真剣に考えてくれてることも」
雛々未ヒナミ:「ただ、最初に言った通り。私にはノヴァリスでやりたいことが沢山あるし」
雛々未ヒナミ:「六壬ウチの一人で抱え込みがちな先輩や、職員室の先生達も外の世界に出た時のことを色々と考えてくれてるみたいだし」
雛々未ヒナミ:「すぐに答えは出せない。けれど、選択肢の一つとして持っておく」
雛々未ヒナミ:「……これでいいかな?」シロコちゃんに
沙良シロコ:「……ええ」
沙良シロコ:「少なくとも……今すぐにヒナミをどうこうしようとか」
沙良シロコ:「そういうんじゃないだろうから」
黒瀬直:六壬呪術部の元部長、生徒たちの未来の一助として、敵対する家柄ながらコンタクトを取ってくれた長姉を思い浮かべて頷く。
雛々未ヒナミ:「ありがとう」にへら、と柔らな笑顔で。
黒瀬直:「シロコくんにそう言って貰えるのは、とても嬉しいな」
黒瀬直:「今後もその厳しい目で私たちをしっかり見張ってもらいたい」
黒瀬直:「……いや、こういう態度が"むかつく"のかな…」戦闘時にヒナミが言ってたことをちょっと気にしている。
沙良シロコ:「フン」
雛々未ヒナミ:「あー……私のは気にしないで。単なる羨ましがりだから……」
幣原水子:「……“卒業”については」
幣原水子:「あなた達の力で成し遂げてもらわないといけない」
幣原水子:「もちろん、私たちも全力でサポートできるだけはするけれど……」
幣原水子:「こればかりは、あなた達の問題になっちゃうからね」
雛々未ヒナミ:「うん。ノヴァリスの問題を大人に全部、おんぶ抱っこして貰うつもりは無いから」
雛々未ヒナミ:「私のやりたい事にはその解決も含まれてる。安心していいよ~~」
黒瀬直:「そこも私たちの性分ではあるからな……」
黒瀬直:「今後も焼けるお節介はさせてくれ。意欲は認めてくれることだろう」
雛々未ヒナミ:「……助かります。ありがとう」
雛々未ヒナミ:常人の0.5倍速で一礼する。
黒瀬直:「これからも君のライブを見たいからね」
黒瀬直:「特等席で拝ませてもらったのは、うん。最高だったよ」
雛々未ヒナミ:「ふふ。直さんも立派に私のファンだね」
沙良シロコ:「……クルーに入れないわよね」
雛々未ヒナミ:「私を攻撃したことないからね。範囲外だ」
沙良シロコ:「それはそれで複雑ね……」
雛々未ヒナミ:「じゃあ、そろそろいこっか。とりあえず六壬学園まで来てくれるかな」
雛々未ヒナミ:「鬼姫P……コヨミ達に紹介と、あと人形部との顔合わせに、次回ライブの演出会議!」
沙良シロコ:「ちょっと……予定入れ過ぎじゃない!?」
沙良シロコ:「無理しないようにしなさいよ!」
雛々未ヒナミ:「はーい!」
雛々未ヒナミ:シロコちゃんの手を握りながら、天真爛漫な笑顔で応える。
雛々未ヒナミ:進む先には沢山の艱難辛苦が待ち構えているかもしれない。
雛々未ヒナミ:だけど、私達の未来には同じくらい無限の可能性で満ちているのだ。
雛々未ヒナミ:期待に心を膨らませながら、扉へ手を伸ばした。


DX3rd OVnova 『ハイヌↅ強襲阻止』 終

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

二次創作ステージ『オーヴァード・ノヴァ』については
まとめwikiを参照下さい。
OveredNOVA

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