『寄り添い合うコンパニオン』(GM:DT)


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空城(ルフトシュロス)”フェリ・ベルクラムキャラシート(PC1:アスハル)
“スコッチ”双海(ふたみ)カナデキャラシート(PC2:北山水)
“ココット”五位堂(ごいどう)マキエキャラシート(PC3:ファサズ)
“ファイナル・ディスティネーション”イザベル・クリニェ( )キャラシート(PC4:B&P)

【Index】

オープニング:合同ひな祭り会
オープニング:五位堂マキエ
オープニング:フェリ・ベルクラム
オープニング:双海カナデ
オープニング:イザベル・クリニェ
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3:シャムロック封鎖地
ミドルフェイズ4:南部未開地
ミドルフェイズ5:アップルシード地雷原
ミドルフェイズ6:???
ミドルフェイズ7:ジェネシス実験場
ミドルフェイズ8:メサイアの墓
ミドルフェイズ9:合同カタコンベ、それから
クライマックス
エンディング:五位堂マキエ
エンディング:イザベル・クリニェ
エンディング:フェリ・ベルクラム
エンディング:双海カナデ
エンディング:合同イースター会

【プリプレイ】

GM:合コン、やります!
GM:自己紹介から参りましょう
GM:PC1 フェリちゃんからお願いします!
フェリ・ベルクラム:はあい
フェリ・ベルクラムキャラシート
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラム。メサイアの映像研究会に所属する、合コン委員会の新人です。
フェリ・ベルクラム:以前から一般生徒としてカタコンベに出入りしていたものの、持ち前の性格と事情から所属は出来ずにいました。
GM:新人さんだ~
フェリ・ベルクラム:最愛の妹を第二次戦争で失っており、映像研究会に所属したことを始め、その他色々なところで引きずっています。
フェリ・ベルクラム:けど、演劇空間に呑まれたり冬に水着に行ったりして、色々な卓を経験し、ちょっとずつ前に進み始めている……らしい!
GM:やったね
フェリ・ベルクラム:能力は神の生み出した奇跡ことピュアソラであり、あらゆる達成値を+14する程度の能力を持ちます
GM:ちゅよ……
フェリ・ベルクラム:「自分の抱える薬効・病毒を他人に押し付ける」という変な猛禽型遺産と適合しており、ソレを使って射撃や支援をするぞ
フェリ・ベルクラム:またこの遺産の影響で暗闇恐怖症です。
フェリ・ベルクラム:ハンデはあるけど、精一杯やるつもりだから……よろしくお願いします。
GM:カタコンベは暗いからね 手を握っててあげるね
GM:は~い よろしくおねがいします
GM:そんなフェリちゃんのHOはこちらです
ハンドアウト: PC1:フェリ・ベルクラム(アスハル)
シナリオロイス:“記憶の欠落” 推奨感情:好奇心/困惑
あなたはメサイア学園合同カタコンベ保全委員会に籍を置くこととなった生徒である。
最近あなたを悩ませる事案は、新たに同僚になった人たちの性状……よりは根深いものだ。
一日のうちに、記憶に抜けのあることが度々起きている。気づくと見知らぬ場所に居ることもあった。
友人に相談しようとしても、どこか余所余所しい雰囲気があり、あなたの疑念は深まるのだった。
GM:なんか……記憶の欠落があるみたいですね
フェリ・ベルクラム:そんな……
フェリ・ベルクラム:神の定めたピュアソラは他人の記憶を操作することはあっても
フェリ・ベルクラム:操作されるなんてありえないィィィ~
フェリ・ベルクラム:友達もなんかよそよそしいよ やっぱり愛想尽かされちゃったのかな…・・
フェリ・ベルクラム:強く生きていきます
GM:強く……生きてね!
GM:では次! PC初登場 カナデちゃんおねがいします
双海カナデ:はーい!
双海カナデキャラシート
GM:フリフリでおしゃれさん!
双海カナデ:双海カナデ メサイア学園に所属する2年生です
双海カナデ:過去にノドスに双子の兄がいたのですが、消失の一件を受けて離れ離れとなり
双海カナデ:片割れを失うという失意の中で、自分の居場所を見つけたのが合コン委員会というわけです
GM:見つけられてよかった~
双海カナデ:性格は一見穏やか、物腰柔らかであるけれども。実際のところは双子の片割れ以外はどうでもいいと思っています。…あくまで本人の中では
GM:みんなとなかよくしようよ~~~
双海カナデ:実際は、心配性なところがあり、何か危険な予感などを感知してしまうとついつい世話を焼いたりしてしまいます
GM:お世話さんなんだね
双海カナデ:性能は、高い行動値を生かした雨粒によるトループの殲滅役!
双海カナデ:あとは、自分の侍従たるクラゲを操ることで高い感知力を生かしたテイマーベル+ハンドリング型です
双海カナデ:情報収集、アイテム購入何でもあれ
GM:つよ~
双海カナデ:今回の卓では、他の合コンの子達にも関心を向けられるような自覚を持てるように頑張っていきたいです。よろしくお願いします!
GM:いっぱい向けて!よろしくね!
GM:カナデちゃんのハンドアウトはこれ!
ハンドアウト: PC2:双海カナデ(北山水)
シナリオロイス:“空城ルフトシュロス”フェリ・ベルクラム 推奨感情:庇護/不安
あなたはメサイア学園合同カタコンベ保全委員会に所属する生徒である。
ここのところ、死の気配を感じ続けている。気配からして、合コン委員会の誰かであろうと。
あなたの考える最有力の候補は、委員会の新人であるフェリ・ベルクラムであった。
彼女をよく観察し、脅威を祓わねばならない。今生の別れを二度と迎えたくないのであれば。
GM:さっそく……向けてもらおうかな!関心を
双海カナデ:大変だ~!!!
GM:心配してあげてね
双海カナデ:ヒ~ン
GM:よろしくね! では次!
GM:マキエちゃんどうぞ!
五位堂マキエ:は!I am Makie……Goukon Makie!
五位堂マキエキャラシート
五位堂マキエ:合コン委員会主に玄室群&葬送係輸送班担当、五位堂マキエです!
五位堂マキエ:革命後ほどなくして合コンにやってきた生徒で、普段はみんな同様お墓の掃除をしております
五位堂マキエ:合コンのみんなとの仲も良好。毎日楽しくやってるぜ~
五位堂マキエ:性格的にはかなーり普通の子。調子に乗りやすいおちゃらけ者な所がありますが、普通なのでメサイアのノリにはタジタジです
GM:わーいわーい
GM:普通なんだ~ 経歴も普通なんだろうね
五位堂マキエ:ふ、普通なはずさ……普通?普通……だと思う……
五位堂マキエ:普通なあたしは革命の……革命の……普通な経緯を経て、ここにやってきました。なのでこのお墓は友達と、とても親しかった人の眠る場所
五位堂マキエ:頑張って守るぜ!
GM:守って~
五位堂マキエ:比較的陽寄りのキャラなので、お友達の範囲は広め。最近はアップルシードに行って寒波で凍えてきたりしました
五位堂マキエ:ノイマン/ウロボロスのシンドロームで、能力はスゴイ車の操作!
五位堂マキエ:みんなでドライブに行ったり、盾になったり、支援をしたり、人を撥ねたりできます!
五位堂マキエ:これはこの街でもらった特別なヤツなのさ~。みんな、今日はこれで海行こうぜ!
GM:すごいいろいろ!
五位堂マキエ:悪いなのび太、この車3人乗りなんだ!
五位堂マキエ:そんなこんなで毎日楽しくやってるあたしですが……
五位堂マキエ:今回はなんと安全保障寮につかまってしまい……!?
GM:つかまえました
五位堂マキエ:ちょっと!あたしが何したって言うの!?え、そ、その事情は……?
五位堂マキエ:過去にまつわる話があたしの影を掴みます!いったいどうなっちゃうの~?!
GM:よろしくおねがいします! その事情は……これ!
ハンドアウト: PC3:五位堂マキエ(ファサズ)
シナリオロイス:“スブ・ロサ”綾云媛リン・ユンユェン 推奨感情:尽力/脅威
あなたはメサイア学園合同カタコンベ保全委員会に所属する生徒である。
あなたは最高生徒会の安全保障寮に呼び出しを受け、諮問の憂き目にあっている。
寮長の“スブ・ロサ”綾云媛曰く、最近回収された“十字冠を破壊する兵器”には、
君の指導を担当していた人間が開発に関与していた疑いがあるという。
理事会エージェント“ペネム”。あなたのよく知る人物である。
五位堂マキエ:よく知る……人……
GM:追求を……する!
GM:あと今回の卓では……
GM:“ペネム”との過去を回想したりもしようかなと思っているので よろしくおねがいします
五位堂マキエ:いったい何者なんでしょうね……ぺ、ペネムシーヌなど己に何の関係もないわ!!
五位堂マキエ:正念場の思いで追求と対峙します。よろしくお願いします!!
GM:よろしくおねがいします!
GM:最後はイザベルちゃん!おねがいします
イザベル・クリニェ:は、はひぃっ!ヴッ……
イザベル・クリニェ
  .,,..,,,,_
/ ,' 3  `ヽーっ
l   ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"

イザベル・クリニェキャラシート
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェ。16歳。合コン委員会所属です。盗掘者の撃退担当。
イザベル・クリニェ:幸運を操る因子を散布する能力を開発された過去を持ち、普段は無意識的に周囲の不幸をおっ被る事で碌な目に遭ってません。
イザベル・クリニェ:元々最初は因子を自分の意志でコントロール出来なかった事から他人を不幸にし続けており、そのせいで周囲から疎まれてもいました。
GM:たいへんだ
イザベル・クリニェ:その時の経験故か、他人が不幸になるよりは自分が酷い目に遭う方がマシだと考えてこのような不幸体質になったようです。
イザベル・クリニェ:最近は…もう大分前なんですがノヴァリスで異例の殺人事件(偽装だったけど)を解決に導きました
イザベル・クリニェ:2学期の激動の中で先輩や同級生達がめっちゃ頑張ったり理想を叶えようとしているのを見ると、自分が小さい人間に思えて来て姿勢を改めつつあるようです
GM:人が死ぬなんて大変なことですからね
イザベル・クリニェ:新顔が増えて大変喜ばしいことですが、なんか皆キラキラしてる!やばい!死ぬ!
イザベル・クリニェ:性格はこの経験故かとても陰気かつ気弱。過酷な実験を受け続けていたりもしたので体もとても虚弱。少しの傷でリザレクトが発動したりします。
GM:イエイイエイ
イザベル・クリニェ:合コン委員すぐ死ぬ。
イザベル・クリニェ:データ的にもHP4 出目が良ければ素手で死ぬ
イザベル・クリニェ:しかしこのメサイアという修羅の国に生きている以上、中々に図太い所もあったり。原義の意味での卑しい部分も
イザベル・クリニェ:データ的には運命の切り替え+反転する運命を用いたドッジからの攻撃反射を狙っていきます
GM:コワ~
イザベル・クリニェ:しかも帰還の声で2回撃てる……!妖精さんの力も借りて頑張りたいと思ってます
GM:こわ……
イザベル・クリニェ:まさかの集団合コン とても楽しみですわ。よろしくお願いしますー
GM:たのしんで~ よろしくおねがいします!
GM:そんなイザベルちゃんのHOはこれ!
ハンドアウト: PC4:イザベル・クリニェ(B&P)
シナリオロイス:“パスカル・トロパリオン” 推奨感情:有為/脅威
あなたはメサイア学園合同カタコンベ保全委員会に所属する生徒である。
最近、あなたを悩ませるのは、カタコンベに度々攻め込む「シオニスト会議」である。
幸い今は抑えきれているものの、その首魁たる「復活派」“パスカル・トロパリオン”は
気炎も高く、抜本的な対応が必要と思われた。
曰く、彼女たちは「雨月夜シオンのイコン」を求めているのだという。
GM:なんか……厄介な連中に目をつけられたみたいですね
イザベル・クリニェ:☆この碌でも無さそうな集まりは……!?
イザベル・クリニェ:度々止まる心臓を抑え付けながら頑張っていきます
GM:がんばって~
GM:ではトレーラーをはり みんなでうおおやるぞ!という気持ちになりましょう

■トレーラー 私達はメサイア学園、合同カタコンベ保全委員会です。
今、委員会の持つ使命はいくつもありました。

一つ、お疲れの先生たちを癒やして寄り添うこと。
ひな祭り会の主催により、私達はこの使命に邁進しつつありました。

一つ、ノヴァリスにおける死者たちを悼み祈ること。
こちらも、常に欠かしてはいませんでした。

一つ、その死者たちの眠る墓所を守ること。
今は執拗に攻め入る殉教の徒たちに、脅かされつつありました。

そして一つ、お星さまになった人たち。それを正しく葬り送ること。
この使命は――

DX3rd OVnova『寄り添い合うコンパニオン』
ダブルクロス、それは――天と地に座す二人の十字戴冠者かいぶつ
GM:うおおやるぞ よろしくおねがいします!
イザベル・クリニェ:よろしくお願いしまああああす!
五位堂マキエ:ウオオオオーーーッ!よろしくお願いします
双海カナデ:よろしくお願いしますー!!!
フェリ・ベルクラム:お願いしますー!


【オープニング:合同ひな祭り会】

GM:全員登場をお願いします。侵蝕率上昇は必要ありません。
GM:楽しいお楽しみ会だからね


GM:【メサイア学園 合同カタコンベ保全委員会 共同墓地】
GM:普段は定例のお菓子会が行われている広間。
GM:そこには現在、普段と異なる飾り付けがなされ、料理が並べられている。
GM:日本の祭りなのだという。女子の健やかな生育を祝う催しであるとか。
GM:一口サイズの手毬のように丸められたちらし寿司。蛤の潮汁。桜餅。
GM:これらの料理は、合コン委員会の面々によって用意されたものだ。
GM:その目的は、自らたちで楽しむもののみではなく。
十掬キョウ:「はい、というわけで……」
十掬キョウ:「先生たち、いつもお疲れ様です!」


五位堂マキエ:「イェーイどんどんパフパフーッ!!」
フェリ・ベルクラム:「お、……お疲れ様、です」
GM:職員室の先生たちを招いた、合同の懇親会。合懇である。
五位堂マキエ:「お疲れ様でーす先生!今日はようこそいらっしゃいましたーっ!」
イザベル・クリニェ:「お、おぉっー!」ガチガチに緊張している
イザベル・クリニェ:「も、元々はほぼ私の提案みたいなものとはいえ……こんなことになるとは想定してませんでしたぁ……」
GM:いつもお疲れ様の先生たちを……癒やして回る“攻め”の合コン委員会の一環であった。
イザベル・クリニェ:「(もしかして失敗したら私の責任ッ!?ひ、ひぇ……)」内心で想像して白目を剥きかけている
十掬キョウ:「ひな祭りっていうのは女の子の成長を祈るためのお祭りなんだけど……」
双海カナデ:「お疲れ様です」薄く微笑みながら、先生へと皿や箸の配膳を行っている
十掬キョウ:「だったら、僕たちが健やかに育ったことを、先生たちに見てもらおうと思ってさ!」
十掬キョウ:「こうやってパーティにすることにしたんだ~」
五位堂マキエ:「さようでございます!今日は飲めや歌えの大盤振る舞いですぞ~皆さん楽しく過ごされてってください!」
イザベル・クリニェ:「え、えっとこういうのってお酌とかして回るべきですよねえ?お話して高いお酒買って貰うとかぁ……」色々誤解している!
フェリ・ベルクラム:「そういうもの……なのね。でも、これで本当にあってるのかな……」
フェリ・ベルクラム:カーペットを被せた移動階段に、思い思いのぬいぐるみや人形が並んでいる。
五嶋キョウヘイ:「いや大分違うと思うぞそれ……ま、それはともかく」「ありがとな。見返りなんか求めて教師やっちゃいないが」
五嶋キョウヘイ:「それでもこういう場を用意してくれたお前らの心意気、本当に有難いぜ?」
フェリ・ベルクラム:『ひな壇』というらしい。映像で見たのはもっと人形だったが、代わりだ。
久留麻栄留:「今の若い子達はいいわねぇ……」
ユージン・マディス:「懐かしいな。日本にいるときに食べた、スシは」
久留麻栄留:「あ、美味しいわ……蛤汁のお出汁が疲れた体に染みる……」
ユージン・マディス:器用に箸を使ってちらし寿司を食べている。
平坂 鶫:「いやあ、まさかノヴァリスここでひな祭りにお目にかかれるとはねぇ。お招きいただき感謝だわ」
十掬キョウ:「普段からちゃんと食べないとダメだよ~?」
"JUN":「なんというか、日頃のお仕事が報われるような気持ちがするよねー!」今日は雛祭りとの事で桃色の和装でやってきた
双海カナデ:「おかわりはたくさんありますからね。いつでも言ってください」
イザベル・クリニェ:「なんか……先生にもいろんな人がいるんですねえ……あ、お料理はお好きにどうぞ。で、出来れば私もお腹いっぱい食べたいですけどぉ……」
十掬キョウ:「イザベルちゃんも食べて食べて!」
九品寺安宅:「一人っ子だったもので経験は無かったのですが…"ひな祭り"とは。レネゲイド星人の皆さんも地球の習慣に馴染むための努力に余年が無いのですね。」
イザベル・クリニェ:「ま、まさかここまで集まるものだなんてぇ……あっえっ、良いんですか!」
十掬キョウ:「僕たちが健康な姿を見てもらうのも目的だもの!」
九品寺安宅:※九品寺は陰謀論者であり、ノヴァリス生徒達をレネゲイド星人だと思っている
"JUN":「そーそー!気にしないで食べていいんだよザベルんイザベル。かしこまられるとオレちゃん達も緊張しちゃうよ!」
イザベル・クリニェ:「うわあん!後が怖いです!でもお腹いっぱい食べます!」
五位堂マキエ:「やったぜ!言い出しっぺはこのベルちゃんことイザベルちゃん!どんどん讃えてやってくださいね!」ぐっと肩に両手!
イザベル・クリニェ:言葉とは裏腹にもがもがと桜餅を食い始める
イザベル・クリニェ:「えっ私に全責任を押しつけた!?」
久留麻栄留:「女の子のお祭りなんだから、あなた達が一番食べないと。オッサン連中や私みたいなおばちゃんは後回しでいいのよ」
五位堂マキエ:「そうそう……たくさん……食べるのよ……どんどん大きくおなり……」
平坂 鶫:「そうそう。主役は健やかに育った貴方達だもの!たんと食べなさいな」
フェリ・ベルクラム:「……、……」取り皿をもってうろうろしている。
十掬キョウ:「わ~!」パチパチ
双海カナデ:配膳や片付けにいそしんでおり、食事に手を付けようとしない
"JUN":「なんならオレちゃんが持ってきた奴も食べるかい?菱餅とか自前で作って持ってきたけど」黒い重箱を一つ開け始めた
十掬キョウ:「フェリちゃんも!何食べたいの?」
フェリ・ベルクラム:「飲み物なにがいいですか……?」
五位堂マキエ:「誉を独り占めってコトよ~!クックック……だがもしもの時は……腹を切ってもらうがなァ!」ガオーッとしたポーズ!
イザベル・クリニェ:「お、おぉ”っ……先生方のお心が……や”さ”し”い”……」緊張で心臓が何度か止まっているが、それだけでも大分心境的に助かっていた
十掬キョウ:「カナデちゃんもだよ~!」
フェリ・ベルクラム:同じタイミングで声をかけてしまった。
五嶋キョウヘイ:「おい大丈夫かあいつ……何かその内ブッ斃れそうだぞ」イザベルを心配そうに見つつ蛤の味噌汁を啜っている
久留麻栄留:「微笑ましいわねぇ。青春だわ」
九品寺安宅:「その時はテオデリク先生に連絡しましょう。私が鳩を出して置きます。」
九品寺安宅:糊の乗ったスーツのまま箸を手繰り、細々と吸い物や蛤を食べている。
ユージン・マディス:「しかし、思ったより集まったな」
"JUN":「困った時のテオ先生……!」蛤の味噌汁をよそってもらってる
双海カナデ:「…あ。ええ、それではいただきましょうか」少し困った様子で笑いながら手毬寿司を一口頂く
ユージン・マディス:「最近は人数も増えたとはいえ」
久留麻栄留:「いいことじゃない。大事件に巻き込まれるよりこっちの方が気が楽よ」
九品寺安宅:「本来の先生であれば期末テストの採点・成績の集計・授業評価に通知表のコメント記載にと凄まじく忙しい時期なはずなのですがね。」
ユージン・マディス:「そういいながら、さっきからチラチラ端末を確認しているだろう」
十掬キョウ:「忙しさにかまけて自分をおろそかにしたらダメなんだよ~!」
五嶋キョウヘイ:「それにこういうのも仕事の内だろ?生徒の心意気に応えるのもな」
久留麻栄留:「そうそう。たまにはこういうのもいいわよ」
イザベル・クリニェ:「そ、そうですよぉ……勝手に死んでるのは私ぐらいでいいんですぅっ……先生方がそうなっちゃいけないと思いますっ!」
十掬キョウ:「時間なんて忘れちゃってさ!僕たちを見るの!」
イザベル・クリニェ:腹一杯食べられているからか若干気が大きくなっている 手巻寿司うま
ユージン・マディス:そういいながら本人もチラチラと視線を遣っている。
イザベル・クリニェ:リスの如く頬を膨らませている
ユージン・マディス:キョウの持ち物である大剣に。
十掬キョウ:「あっもしかして……ユージン先生?」
五位堂マキエ:「先生はホント忙しいって聞くからね~今日の所は羽根伸ばすのがいいと思います!やんややんや!やんややんや!」
十掬キョウ:「ヤヤユちゃんから聞いたの!僕に興味があるんでしょ?」
平坂 鶫:「やんややんやー!」一緒になってはしゃぐ30歳
イザベル・クリニェ:「ぶはっ」
フェリ・ベルクラム:「え゛っ」
イザベル・クリニェ:「えっ興味ってな……い、淫行ってヤツですかあああああああっ!?」
"JUN":「ユージン先生こんな時まで人の持ち物の剣に手を伸ばそうとするのは……よしなよ……!!」あわわ、と抑えようとしている
フェリ・ベルクラム:思わずキョウさんの前に一歩踏み出す。生徒をそういう風に見る先生はいないと聞いていたが。
ユージン・マディス:「いや……待て! 俺は悪くない!」
ユージン・マディス:「お前らもFH所属なら分かるだろう?!」
イザベル・クリニェ:「ま、まずいですよ!キュナリオン案件です!?えっと110?109?」
"JUN":ぶおほっ!!と急にせき込む
イザベル・クリニェ:勝手にわちゃわちゃ慌てている
十掬キョウ:「ここだとあれ(展開スペースがない)だし……後でいくらでも見せてあげるよ?」
双海カナデ:「…さすがに、人の所持物には先に許可を貰ってからにいたしませんか?」
十掬キョウ:「こういうの好きなんだよね?」
イザベル・クリニェ:「キョウさん!?!?!?!?」
五位堂マキエ:「ほほう?いや~キョウちゃんがよいとはさすがお目が高い……と言いたいところですが」
ユージン・マディス:「あの"システム・トツカ"だぞ?!」
ユージン・マディス:「そうか、協力してくれるのか。ありがたい……!」
"JUN":「……キョウちんまずいよ!まずいって!その言い方はまずい!」慌てている
五位堂マキエ:「……トツカ?」続けようとした言葉を切って、言う。
久留麻栄留:「こらオッサン。女の子のお祝いにくだらない欲望を持ち出すんじゃないの」
久留麻栄留:「自重しなさい、自重」
平坂 鶫:「ほら、ユージン先生刀剣マニアだから…」
五嶋キョウヘイ:「あー……その。言い方だけが問題ってヤツだな……?」
ユージン・マディス:「ゆっくりと俺の部屋(鍛冶場)で話してもらえれば……」
五嶋キョウヘイ:「いや趣味の内容ばかりは知らねえけどよ」
五位堂マキエ:「……あー!ユージン先生!噂の刀を舐めるっていう!」
九品寺安宅:「自室への連れ込みですか!?」
イザベル・クリニェ:「部屋ァ!?」
平坂 鶫:「…これマジで通報した方がいいやつ?」
"JUN":「やめなさい!!!」ボタンをポチ!!
ユージン・マディス:「グワーーーーーーッ」
イザベル・クリニェ:「はっ……そ、そうなんですね!この集まりの目的もそういうこと・・・・・・なんですね!」誤解が進んでいる!
ユージン・マディス:手首から電気ビリビリが走る。紙吹雪が舞う。
テオデリク・バージェス:「ユージン…嘘だろ…」白衣にマスクの男がドン引きしている
九品寺安宅:「あっ噂をすれば」
双海カナデ:「お二方とも、もう少し主語を詳細に説明しないと…」
十掬キョウ:「えっ何事!?」
テオデリク・バージェス:「もし心臓が止まったら言ってくれ。こいつに黄泉の川は易々渡らせん。」
イザベル・クリニェ:「せ、先生に見事持ち帰られて!そのまま手籠めにされてしまうんです!そのまま卒業後も一緒にいろって言われて……!?」
ユージン・マディス:説明しよう。ユージンは元理事会のエージェントであり
久留麻栄留:「クリニェさん、落ち着きなさいな」
イザベル・クリニェ:「うわぁんっ!だったら私も幸せにしてください!責任取ってくださいっ……う”っ!」色々誤解しすぎて精神に負担がかかりすぎたのか
久留麻栄留:「ここにいるのは一人を覗いてみんな紳士だから……」
ユージン・マディス:教師活動をする際は他者への管理スイッチ(電撃ビリビリ)の委譲が必須なのである。
平坂 鶫:「さらっと爆弾発言が飛んだな…」
イザベル・クリニェ
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/ ,' 3  `ヽーっ   ばたん。安らかに眠るように突っ伏す
l   ⊃ ⌒_つ
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フェリ・ベルクラム:「イザベルさん!? 何か変なことになっているわよ……!」
久留麻栄留:「先生、早速救命をお願い」
"JUN":「テオ先生の世話になる人がどんどん増えていく!!」
久留麻栄留:「まだオヒラキには早いわよ」
"JUN":「全く。ごめんねみんな。……特にザベルん!誤解しないで欲しいんだけどユージン先生は決して淫行教師じゃないんだ」
双海カナデ:「困りましたね…これでは、後に出そうと思っていた甘酒(ノンアル)も控えた方がいいでしょうか」
五位堂マキエ:「先生が電流で死んで、合コンも一人死んだぜ……これが血の雛祭りか……」
テオデリク・バージェス:「問題ない。さぁ…いつも通り帰ってこい…っ!」
十掬キョウ:「マキエちゃん、インコーって何……?」ひそひそと聞いている。
"JUN":「彼は剣に生きて剣に死す男、その愛は全て剣に注ぐと決めた男……」
五嶋キョウヘイ:「なんでこんな集まりで犠牲者が多発してんだ……」頭を抱えている
テオデリク・バージェス:漆黒のメスから電流が流れ、ユージンを覚醒へといざなう
ユージン・マディス:「あいたっ!」
"JUN":「つまり剣フェチだから人間の女の子に手を出す事は絶対ありえないという点で誰より信頼できる!」
ユージン・マディス:「うーん、もう研げない……」
五位堂マキエ:「……内角高めってことだよ。狙っていきたいです、めっちゃ興味ありますって所ね」キョウちゃんにひそひそと答える
十掬キョウ:「え~。なんだか恥ずかしいね……」
ユージン・マディス:「お。なんだテオ。お前まで来たのか」
五嶋キョウヘイ:「悪ぃ、こっち(イザベル)も頼めるか。どうせこれ(十字冠)があるから問題ないんだろうが」
双海カナデ:「すみませんね、来て日が浅いのに。こんな騒がしいことになってしまって」ひっそりとフェリちゃんへと耳打ち
平坂 鶫:(それはインコーではなくインハイでは?)と思ったが口に出さなかった。少女の情緒を守るだけの良心はあったのだ。
五嶋キョウヘイ:「なんか白目剥いたまま痙攣してるぞコイツ……」
イザベル・クリニェ:びくんびくん
五位堂マキエ:「ドキドキしちゃうね。ユージン先生、あんな顔して積極的なんだから……!」キャッキャとキョウちゃんとお話している
五位堂マキエ:こっちは狙いはトツカだと分かっているから、気楽なものだぞ!
"JUN":「復活ビーム奇跡の雫打ち込んでみるか……復活リボーン!!」ビビビビビ、とコンパクトからビームをイザベルに照射した。
テオデリク・バージェス:「問題先生がいるからな。何故かメス越しで無いと上手く覚醒せんのは驚きだが…。」
イザベル・クリニェ:「アギャーァッ!?」胡乱なビームを浴びて跳ね起きる
フェリ・ベルクラム:「いえ、だ、大丈夫。そういう人もいる……覚えたから」
十掬キョウ:「イザベルちゃん大丈夫……?」
イザベル・クリニェ:「はっ、私は誰……ここは……じゃないですっ。う、うーん……淫行がどうとか、言ってたのは覚えてるんですけど……」
平坂 鶫:「イン高、内角高めの事よ」
久留麻栄留:「忘れなさい……お食べなさい」(手毬寿司を乗せた皿を差し出す)
フェリ・ベルクラム:「あ、デザート出すわね」
十掬キョウ:「イザベルちゃんもそのうちインコーしてくれる人が現れるかもだよ!」
十掬キョウ:「がんばろうね」
イザベル・クリニェ:「こ、これ(心停止)自体はよくあることなのでぇ……あ、いいんですかぁ!?頂きます!デザートもくださぁいっ!」
イザベル・クリニェ:「え”っ」
双海カナデ:片手を口で押えている
九品寺安宅:「テオデリク先生も折角ですし、何かいただかれて下さい」
五位堂マキエ:「んっふっふー、まあ直ちに害はないよキョウちゃん。大丈夫大丈夫」笑って
"JUN":「マキエっち……どうかお手柔らかにネ……」なかなか愉快な子なので教師陣一同振り回されている
五位堂マキエ:「よーしあたしもドリンク出しちゃおうかな~!甘さ控えめ桜風味のサイダーがありますぜ!」
フェリ・ベルクラム:「あ。美味しい……」
テオデリク・バージェス:「ありがたいが、ほどほどにな。それからイザベルは後で精密検査をするから忘れぬように」
フェリ・ベルクラム:デザートを並べながら、興味に負けて一つ摘まんでいる。
イザベル・クリニェ:「あ……お、お菓子なら私も作れたのでどうぞ……完成までに5回ぐらいレンジが爆発しましたけど……」
イザベル・クリニェ:「は、はひ……えっ、それってつまり丸裸にッ……!?」
九品寺安宅:「レンジが爆発…?(卵をそのまま入れたりしたのかな…)」
久留麻栄留:「今日も、平和ねえ……」
平坂 鶫:「んなこたぁないから安心なさい」>丸裸
久留麻栄留:少女たちを見ながら
"JUN":(アルミホイルでも加熱したのかな……)ギョッとした顔で
十掬キョウ:「うん、でもこうやってやることで……先生たちが少しでも癒やされたなら僕たちはうれしい!」
十掬キョウ:「これからも……こういう活動をもっともっとしていきたいね!」
五位堂マキエ:「……ね!」脇からジョッキに入ったサイダーをどんどん配っていき
イザベル・クリニェ:「は、はひ……そうですね……こうして喜んでくれるなら……私も命の張り甲斐がありますっ……」実際は勝手に命が削れてるだけだが
五位堂マキエ:「今日は来てくれて大変ありがとうございます!へへ~外じゃ有料間違いなしだからね~この機会に美女手ずからの一杯を楽しんでいってくれたまえ~!」
双海カナデ:「本日は、お忙しい中来ていただいてありがとうございました」
イザベル・クリニェ:「その、わ、私もいざという時は覚悟は出来ておりますのでっ……そ、の……その時・・・はお手柔らかにお願いします……」
イザベル・クリニェ:未だに誤解は進んでいるようだ
双海カナデ:「何か困ったことがありましたら、私達が力になりますので。よろしくお願いしますね」微笑みながら、食べ終わった皿を片付けていく
フェリ・ベルクラム:「あまり出来なかったところがあったかもしれませんけど……いつも感謝してます」
フェリ・ベルクラム:「またお仕事などでも、機会があったら、是非お願いします」
フェリ・ベルクラム:ぺこりと手を合せてぎこちない礼をする。
GM:メサイア学園、合同カタコンベ保全委員会の持つ使命の一つ。
GM:お疲れの先生たちを癒やして寄り添うこと。
GM:これはこうして、一つの成就を見た。
GM:そして、他の使命は。


【オープニング:五位堂マキエ】

GM:登場ダイスをお願いします。
五位堂マキエ:42+1d10
DoubleCross : (42+1D10) → 42+4[4] → 46



GM:“八月革命”よりも少しばかり前のことだ。
GM:ジェネシスの半ば分校のように扱われている、十把一絡げの小学区。
GM:専用の兵装を生徒に宛てがい、人機一体の戦力拡充を日夜研究しているその学区では、
GM:生徒に対して、観察官となる理事会エージェントが充てられていた。
GM:そのうちの一人。“ペネム”芦穂修士のラボに、一人の女子生徒が訪ねていた。
五位堂マキエ:「……やっぱり、やっぱりですね……」
五位堂マキエ:「あたしにはこの……荷が重いんじゃないかと……思うんですよ……」
五位堂マキエ:「理事会の先生が……どうしてあたしにこんな……こんないい装備を与えたのかがわからない……」
五位堂マキエ:「全然無理……!高度過ぎると……思うんですよ……!」
五位堂マキエ:稼働試験のレポートを提出して、そう告げる生徒がいる
芦穂修士:「僕も直接選んだわけじゃないからなあ」一人の青年がそれを受け取る。
芦穂修士:「でも……」パラパラと稼働データを見る。「見る限りはうまくいってるじゃない」


五位堂マキエ:「“先生”は……どうしてこんな……いえ、どう思ってるんですか……あたしにこんな……!」
五位堂マキエ:「って」
五位堂マキエ:「そう!です!が!」
五位堂マキエ:「そうです!一応ちゃんと動かせてます!でも~~~」
五位堂マキエ:「これくらいじゃまだまだかなあってそう思うんですよ!」
五位堂マキエ:「だって!……っ」ちょっと言いよどんで
芦穂修士:「十分だと思うんだけどなあ。何もノヴァリス最強になりたいわけでもないでしょ」
五位堂マキエ:「……“先生”が選んでくれたものですよ」
五位堂マキエ:「そう、そんな、一番強い生徒とかになりたいわけじゃない……ですけど……」
芦穂修士:「僕は上に推薦しただけ。頑張ってる子に正しく評価が与えられるべきだ、と」
五位堂マキエ:「見せたいじゃないですか……いい所……」
芦穂修士:「頑張ったのはマキエ自身だ」
芦穂修士:「マキエのいいところはたくさん見てる」
五位堂マキエ:「はい……いつもがんばってます……“先生”がそんなところ、たくさん見てくれてるのも……よく知ってます……」
五位堂マキエ:ずるいなあ、と思う。こんな風に、いつも私をほめてくれる。優しい。
芦穂修士:「……おいで」
五位堂マキエ:だから頑張りたくなるし……力をつければ、“先生”の上の覚えもめでたくなる筈なのだ。それなのに……私は……。
五位堂マキエ:「……はい」
五位堂マキエ:ぼふっ。胸に頭をうずめる
芦穂修士:収まった頭を撫でる。「マキエはがんばりやさんだからね」
芦穂修士:「たまにこうやって、張り詰めすぎて切れそうになってしまう」
五位堂マキエ:「……はい」
芦穂修士:「楽にしていいんだ。君のよさはリラックスしている時だよ」
五位堂マキエ:「そうです、あたしは期待には応えたくなっちゃう頑張り屋さんですが才能は微妙なので、」
五位堂マキエ:「いっつもこうして足踏みして、いらだってしまうわけです」
芦穂修士:「うん。分かってる」
五位堂マキエ:「なので、今日はうん~と褒めてください。まずはえらいね!からでいいですから」
芦穂修士:「でも、そういうところを全部曝け出してくれる。そういうのはね」
芦穂修士:「僕としては嬉しくなるんだなこれが。えらいね、マキエ」
芦穂修士:「だからその……見逃してもらいたいことがあるんだけど……」
五位堂マキエ:「ふふふ、えらいでしょうえらいでしょう……くっそ~もっとうまく扱えるようになる……!」
五位堂マキエ:「お小遣いのことならダメです」
五位堂マキエ:「掃除当番くらいならまあ……負けてあげましょう」
芦穂修士:「そっちを握られてるのもおかしいんだけどなあ!?」
芦穂修士:「ええと……洗い場に置いてって言われてたお昼の皿を……」
芦穂修士:「廃液を入れておくのに転用しちゃったことなんだけど……」
五位堂マキエ:「そうですか、お皿を……」ぼんやりと聞いて
五位堂マキエ:「お皿を!!?」がばりと顔を上げる!!
五位堂マキエ:「ちょ、あれ、キングダム印の特別キャンペーン懸賞品……!」
芦穂修士:「えっ、それって貴重なのかい?」
五位堂マキエ:「『ロードマスターのボディにも使ってます!高級真鍮配合(未確認)特別調理皿』を!!?」
芦穂修士:「絶対嘘だと思うけどなあ」
五位堂マキエ:「き、貴重です!あれ当てるの苦労したんですから~~!もう~~~!」
芦穂修士:「ごめんよ……」
芦穂修士:「ちょっと研究が立て込んでて……時間が惜しくなってさ……」
五位堂マキエ:「も、もう~~!!」ぽかぽか!ぽかぽか!胸を叩く。さして力は入っていない
五位堂マキエ:じゃれてるようなものだ。本気で怒ってはいない
五位堂マキエ:「……許してあげますけど!もう~~~!!」
芦穂修士:「ごめんって~……」
五位堂マキエ:……そう。楽しい。とても楽しいのだ。
五位堂マキエ:うれしい。好きな……人と、うん、まあ……言っちゃうのも恥ずかしいが……好きな人と、こんな風に暮らせていることが。
五位堂マキエ:「お説教です!そこになおってください!」
芦穂修士:「ええ~……短くお願いできませんか……?」
芦穂修士:「研究が立て込んでて……」
芦穂修士:言いながら正座している。
五位堂マキエ:「じゃあ手身近に済ませてあげましょう!大体“先生”は研究にかまけて自分のことをおろそかにし過ぎです!」
五位堂マキエ:「お皿はもういいですよお皿は!でもご飯とか、ちゃんとしっかり寝ることとか……!!」
芦穂修士:「ご飯は最近は毎食食べています……感謝もしきれません……」
芦穂修士:睡眠については言わない。
五位堂マキエ:「はいこちらこそどうしたしまして!それならもういいです!ちゃんと寝てくださいね!……寝ろよっ!?」
芦穂修士:「ウス……」
芦穂修士:「いやでも、今すごいいいところで……あの」
芦穂修士:「見る?生徒に見せちゃダメなんだけど……」
五位堂マキエ:「見せちゃダメなものは見せないで!」
五位堂マキエ:「……もう」一息ついて
五位堂マキエ:楽しい。とても楽しい。幸せである。……幸せである、はずなのだが
五位堂マキエ:……どこか、どこか不安がある。心の隅に、いつも。
五位堂マキエ:自分にだってわかる。こんな所にいる、下の方の、末端の先生……。
五位堂マキエ:『力がある』先生ではないのだ。それが、とても不安だ。
五位堂マキエ:こんな風に暮らしてて……私にこんな暮らしをさせてくれて。大丈夫なのだろうか。
五位堂マキエ:……守ってあげたい。何もできない私でも。どうにかして、この人のことを。
五位堂マキエ:「いいです。ほら、椅子に座って」
芦穂修士:椅子にすごすごと座る。
五位堂マキエ:「今日はいつもの門限までに家に帰ってくること。そして指示に従って寝ること。それで許してあげます」
五位堂マキエ:「だから……帰るまでうんと、本気で研究がんばってください」
五位堂マキエ:ばしん。背中を叩く。
芦穂修士:「うん……うん」
芦穂修士:「ありがとう、マキエ。君は天使だよ……いや」
芦穂修士:「こういう調子のいいこと言うとまた怒られるんだよな」
芦穂修士:「最近わかってきたぞ」
五位堂マキエ:「ふふふ、よくわかってくれてるようでうれしいです」微笑む
芦穂修士:「ふむ……」
五位堂マキエ:「そういう所、好きですよ。……そして、あたしが保証します。“先生”なら、この研究バッチリまとめられます」
芦穂修士:「言う前に気づくべきだったな……うん。ありがとう」
五位堂マキエ:「しっかり食べて、しっかり寝て。その上で健康ピンピンで完成できます。そういう格好いい先生です。あたしの好きな先生です」
芦穂修士:「はは……」
芦穂修士:「食わないわけにも寝ないわけにも行かなくなっちゃったなこりゃ」
五位堂マキエ:「はい。……ほら、できますよ!がんばって!いい所、見せてください!」
GM:君が彼の研究を知ったのは、それよりも後のことだ。
GM:“十字冠を破壊する兵器”。その“無害化”。
GM:その研究が成就したかどうかを、君は知らない。
GM:それを見届ける前に……“八月革命”が起きた。
五位堂マキエ:――そう、知らなかったのだ。あたしは、何も。
五位堂マキエ:――今だって、きっと知らないままなのだろう。
五位堂マキエ:――いつか、いつか知ることができるのだろうか。
五位堂マキエ:――それすらも、今はわからない。
GM:“ペネム”芦穂修士の名前は、ノヴァリスからの追放者の名前にはない。
GM:死体も見つかっていない。
GM:ただ、メサイアのカタコンベ。生徒以外の、大多数に本来祀られるべきでないと見做される、大人たちのための分祠廟。
GM:そこにだけ名前がひっそりと刻まれている。


GM:【現在 星室庁 会議室?】
GM:君はセントラルからの呼び出しを受け、会議室に招かれていた。
GM:だが、会議室と言うにはどうにも……閉塞感がある。窓の一つもなかった。
五位堂マキエ:「拝啓お母さん、お元気ですか。マキエです」
五位堂マキエ:「あたしは今、故郷から遠く離れたこの地で、窓のひとつもない部屋へと招かれています」
五位堂マキエ:「これからどうなるのでしょうか。とても不安です。あたしに力をくださいお母さん。 マキエ」
GM:扉から一人の少女が入ってくる。
GM:最高生徒会の白い制服に身を包んだ、二つ結びの少女。
GM:それが凶悪そうな眼光を君に向けた。


五位堂マキエ:「ヒャ…」
綾云媛:「どうも、よくお越しくださいました、五位堂マキエさん!」牙を見せるかのように嗤う。
綾云媛:「来ていただけて嬉しいです!」
五位堂マキエ:「ウ、ウス…」
五位堂マキエ:「きょ、今日はどのようなご用事で……?」
綾云媛:「最高生徒会、安全保障寮にて寮長を務めております、“スブ・ロサ”綾云媛リン・ユンユェンと申します!」
綾云媛:「この度は……」
五位堂マキエ:「安全保障寮……」
GM:星室庁発足と同時期に新設された、外の世界に対しての防諜と広報活動を行う寮だ。
GM:君が呼び出されるいわれなど無いはずなのだが。
綾云媛:「五位堂マキエさんを、尋問させて頂きたく!」
五位堂マキエ:「あたし、こちら最高生徒会にお招きされるようなすっごい功績とかなかったはずですし、その、保障寮さんに呼ばれるようなことも……」
五位堂マキエ:「……えっ」
五位堂マキエ:尋問。
綾云媛:「防衛上の喫緊の課題が見つかりましたので!」
五位堂マキエ:「……な、何ですってーーーーー!!!???」
五位堂マキエ:「ちょ、何スか喫緊って!え、純喫茶!?おしゃれでモダンなコーヒーショップですか!?」
五位堂マキエ:「いやそれはともかく!」
五位堂マキエ:「あたしにそんな……そんな大それたしでかしは何もねーっすよ!?」
綾云媛:「喫緊というのは元々は吃緊と書き示したものですね」
綾云媛:「差し迫った自体という意味です。吃という字には後の言葉を強める働きがありまして」
綾云媛:「喫茶の意味合いはございません!」
五位堂マキエ:「ありがとうございます!それは知ってます!!」
五位堂マキエ:「でも……でもあたしに差し迫った尋問!?」
綾云媛:「であればよかったです!我々は本来“外”への脅威を担当する部門ではありますが……」
綾云媛:「内外に関わる防衛上の懸念については、喫緊の用と定めておりまして!」
五位堂マキエ:「でしたら!……ええと、何かあるんですか。あたしに……何らかの容疑みたいなものが……?」
綾云媛:「はい!ですが五位堂マキエさんに何らかの罪状があると考えているわけでは有りません」
綾云媛:「重要参考人ですね。“十字冠を破壊する兵器”を、我々は近日確保しました」
綾云媛:「残骸と言ったほうが正しいでしょうか。生徒によって破壊され、機能を完全に失っていましたが……」
綾云媛:「“レッドパンサー”と言うそうです」
五位堂マキエ:「……レッド、パンサー……」
綾云媛:「これの開発および改造に携わった理事会人員の中に……」
綾云媛:「“ペネム”の名前があります」
綾云媛:「ご存知ですよね?」
五位堂マキエ:「……っ、……!」
五位堂マキエ:「……知って、います……」かつて自分の所属していた区の理事会員だ。隠す必要は全くない
綾云媛:「はい。調べはついています!」
綾云媛:「そこでお伺いしたいのは……」
綾云媛:「何か彼より、この兵器の機序について、伺っておりませんか?」
綾云媛:「“十字冠を破壊する兵器”の情報は生徒には徹底的に隠匿されていたらしいのですが」
綾云媛:「お近しい間柄だったのですよね?」
五位堂マキエ:「……。……いえ、何も……」
綾云媛:ガンッ!君のすぐ横の壁に手が叩きつけられた。
綾云媛:「正直に――」
綾云媛:「お答えいただけますか?」
五位堂マキエ:「……ッッ!」
五位堂マキエ:「……あたしの知っていることなら、話します。十字冠を破壊する兵器は……あたしの友達も奪っている……」
五位堂マキエ:「でも……そのペネムさんの研究については……詳しいことは何も知らないんです……!」
綾云媛:「なあ」
綾云媛:「どうなんだよ」
五位堂マキエ:「何か秘密の研究があるのかな~くらいは……察してましたが……隙のあったヒトなので……。それ以上は……」
綾云媛:「出せる情報はまったくないのか?」
綾云媛:壁がミシミシと音を立てている。
五位堂マキエ:「……っ!?ぐ……!」その視線に、身がすくむ思いだ。だが受け止める。
五位堂マキエ:「知っていれば……知っていれば答えるよ!」
五位堂マキエ:「合コン委員だぞ!あたしは!合同カタコンペ保全委員会だ!」
綾云媛:殺意のこもった眼光で、頭の先から足元までを舐めるように見た。
五位堂マキエ:「そんな十字冠を破壊する兵器のことを何か知っていて……黙ってるわけないよ!」
五位堂マキエ:「あたしだって……あたしだって!あんな、あんなモノのことっ……!!」
綾云媛:壁に置いていた手を、五位堂マキエの頬にひた、と寄せた。
綾云媛:いつでもこの首をねじ切れるぞ、と示すかのように。そして。
五位堂マキエ:「ぐっ、うう……ぐううう……」呻く
綾云媛:パッと手を離した。「失礼いたしました!」
綾云媛:「どうやらご存知ではなかったようですね……捜査のご協力に感謝します!」
五位堂マキエ:「はぁ、はぁ……」死なないのに。ここノヴァリスにいれば命の危険はないはずなのに……胃に氷が詰まった気分だ……!
綾云媛:ガチャリと戸の鍵を開けている。外は窓があって明るい。どう見てもそのための部屋だったようだ。
綾云媛:「ああ、それから!」
綾云媛:「ここで聞かれたことは口外無用に願いますね?」
綾云媛:「触れ回られては……“お互い”困りますよね」
五位堂マキエ:「……言った所で……どうなるって言うのさ……」触れ回って困ることなど、そちらには何もないのだ
五位堂マキエ:「ふん……!何か……何か情報を得ることがあったら、教えるよ……!」
綾云媛:「はい、ありがとうございます! ああ……そうだ。もう一つ」
綾云媛:耳打ちをする。
綾云媛:「 」
綾云媛:「 」
綾云媛:ぱっと離れる。「お気をつけください」
五位堂マキエ:「……!」耳打ちを聞き、目を見開く
五位堂マキエ:「……どうも……!」絞り出すように、礼。何だって……!?
五位堂マキエ:「……帰っても、いいかな。もう用は済んだよね?」
綾云媛:「はい!お気をつけください」
五位堂マキエ:「ドーモ!では!」ガチャガチャと荷物をまとめ、出ていく!
五位堂マキエ:くそっ、くそ……!何てことだ……!これが真実か否かはさておき……放ってはおけない!
五位堂マキエ:そして……“先生”の研究。あたしは何も知らなった、今でも何も知らない『十字冠を破壊する兵器』を無効化する研究。
五位堂マキエ:知らなければ。そして……必要であればこの保障寮にも伝えなければならない。
五位堂マキエ:喫緊の事態なら……必要だからだ!それが!もう、もう革命の時のようなことは……!
五位堂マキエ:急げ……急ぐんだ!
五位堂マキエ:「……それはそれとして」
五位堂マキエ:「バーーーカあのヘソ出し寮長!!お腹下せ!!!!!」


GM:シーン終了。ロイスの取得あればどうぞ。
五位堂マキエ:は!ロイスは“スブ・ロサ”綾云媛さんに! 〇尽力/脅威で。お腹下せ!!お前の尊厳はあたしの胃腸薬の中だ!
GM:そんなあ~
五位堂マキエ:フフフこの苦しみから解放されたいかえ……?


【オープニング:フェリ・ベルクラム】

GM:登場侵蝕をどうぞ
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(37 → 41)
GM:【メサイア学区 映像研究会部室】
GM:合同カタコンベ保全委員会とともに、君が籍を置く映像研究会。その部室。
GM:そこで君は目を覚ます。
GM:独りで映画を見ていたはずだ。寝落ちてしまったのだろうか?
フェリ・ベルクラム:「…………ん……」目を擦り、ぼんやりとした頭を振る。
フェリ・ベルクラム:馴染んだ部室の空気。映画を見るのに明かりを落とせないのは、少しだけ申し訳なく。
フェリ・ベルクラム:ホラーだとか、薄暗いタイプの映画は、あまり部員を誘わずにひっそりと見る。
GM:ぱさ、と。君にかかっていたブランケットが落ちた。
GM:自分で被った覚えはない。
フェリ・ベルクラム:「……なんだっけ……」
フェリ・ベルクラム:テレビを見る。
フェリ・ベルクラム:いかに退屈だったとしても、何を見ていたかすら思い出せないのはあまりない。
GM:DVDのメニュー画面だ。再生を終えてそこに飛んだのだろう。
GM:見覚えはない。部長のコレクションにあった気はするが……
フェリ・ベルクラム:「ヒオコの。だっけ」
フェリ・ベルクラム:ブランケットを拾い上げて、スリッパを履く。
GM:他の部員の気配はない。
フェリ・ベルクラム:顔を洗いたい。ぱたぱたと、洗面所に向かう。
フェリ・ベルクラム:今日はどうして誰も居ないのだったか。
フェリ・ベルクラム:「……確か、ジュメムが見つけた、カンフーものの新作が……」
GM:洗面所。鏡に映る自分の姿が、どこか幼く思えたのは気のせいだろうか?
フェリ・ベルクラム:「ヒオコは……デモンズシードfreedom、ちゃんと買えたのかな」
フェリ・ベルクラム:「……?」
フェリ・ベルクラム:顔を洗って、タオルで拭いて、視線を上げる。
GM:そこには正しく、寝起きのあなたの顔があった。
GM:僅かな違和感。だがこれが初めてではない。
フェリ・ベルクラム:「……」視線は険しくしたまま、ぐ、と身を捻る。
フェリ・ベルクラム:ふわふわする。心地良いものではない。浮いていると言うよりも、正しい重さがかかっていないような。
フェリ・ベルクラム:ぐっぱっと手を握る。腰元のサイリウムの明かりを付けて、消す。
フェリ・ベルクラム:「……疲れてる? ううん……」
フェリ・ベルクラム:「ソラリスの不養生……キュマイラの撹乱? まさかね」
フェリ・ベルクラム:拭いきれない違和感を抱えながらも、首を振った。
フェリ・ベルクラム:端末を見る。向こうの委員会に時間通りに着くには、少し急がなければ。


GM:【メサイア学園 カタコンベ前】
GM:“向こうの”委員会に着く。今日はカタコンベ外回りの清掃の仕事だ。
GM:一人ではない。確か今日は友人とシフトが同じだったはずだ。
十掬キョウ:先にその姿はあった。箒で道掃除をしており、君が来たことには気づいていない。
フェリ・ベルクラム:その後ろ姿を見る。呼びかけるかどうか迷って、曖昧に小さく手を挙げる。
フェリ・ベルクラム:抱えてきた清掃用具がかたりと鳴った。
十掬キョウ:「んっ」その音に振り返る。
フェリ・ベルクラム:「あっ」
十掬キョウ:「!」君を見るなりびくりと跳ねる。
十掬キョウ:そそくさと生け垣の向こうに身を隠している。
十掬キョウ:「フェっ……フェリちゃん……どうしたの…………?」
フェリ・ベルクラム:「……えっ」思わぬ様子に。「えっと、……その、私もここの担当だから」
フェリ・ベルクラム:「キョウは違った……? どうしたの?」
十掬キョウ:「あ、ああ~っ、そうだったね……」
十掬キョウ:「ぼ、僕こっち側やるからフェリちゃんそっちお願い……」
フェリ・ベルクラム:「え、……ええ、うん」
十掬キョウ:いつもだったらじゃあ一緒にやろう!と頼んでもないのにグイグイと来るはずなのだが。
フェリ・ベルクラム:何かしてしまったのだろうか。だが、言葉に出して聞けるほどではない。
フェリ・ベルクラム:「キョウ、今日は、」言ってから、何か洒落みたいになってしまった。
フェリ・ベルクラム:「本日は何かあった?」
十掬キョウ:「……う、うん……?」
十掬キョウ:「今日はなにもないけど……」
フェリ・ベルクラム:「……そう。それなら良いわ」
フェリ・ベルクラム:「じゃあ、私はこっちの半分をやるから。」
十掬キョウ:「あ……うん……」
十掬キョウ:「あっ、そのね、こないだのことは……」
フェリ・ベルクラム:手際よく、生け垣の草刈りを始める。
フェリ・ベルクラム:「え?」
十掬キョウ:「あ……」君を見て目をそらす。
十掬キョウ:「や、やっぱいい!」
フェリ・ベルクラム:「…………?」 がぁんとショックを受ける。
フェリ・ベルクラム:思ったよりショックを受けた自分にさらにショックを受けてしまう。
フェリ・ベルクラム:「……いいの、本当に?」
フェリ・ベルクラム:数歩近づこうとする。
十掬キョウ:「わあああ~~~!」
十掬キョウ:後ずさっている。
フェリ・ベルクラム:「…………!!」こないだ。こないだ。こないだってなんだ。
フェリ・ベルクラム:ユージンという教師から彼女を庇ったことくらいしか思い浮かばない。
GM:全く身に覚えはない。最後に会ったのはひな祭り会の時……のはずだ。
フェリ・ベルクラム:彼の狙いは剣だったらしいが……
フェリ・ベルクラム:「ご、ごめんなさい。」
フェリ・ベルクラム:何かやってしまった。心当たりはない。だがとりあえず距離はそのまま維持する。
フェリ・ベルクラム:あの天真爛漫なキョウに距離を置かれるのは凹む。
フェリ・ベルクラム:「もうしないから……」平静を保つが、耳が明らかにしゅんとなる。
十掬キョウ:「そ、そうなの……?」
フェリ・ベルクラム:「え……?」
フェリ・ベルクラム:「キョウ、私……」
フェリ・ベルクラム:「……………刈った草は、燃えるゴミの袋でいい?」
十掬キョウ:「……」こくこくとうなずく。
フェリ・ベルクラム:「ありがとう。じゃあ、早く終わらせるわね」
GM:……身に覚えのない事象が、最近とみに多いと感じる。
GM:まるで、記憶に抜けがあるかのように。
フェリ・ベルクラム:(知らないうちに失礼なことをした? でも、キョウ……)
フェリ・ベルクラム:生け垣の雑草を刈りながら、ぐるぐると益体のない思考がめぐる。
フェリ・ベルクラム:足下がおぼつかない感覚がある。新しい環境に慣れていない?
フェリ・ベルクラム:(とにかく、がんばらないと)
フェリ・ベルクラム:せっかく一歩を踏み出せたのだ。合コン委員会に来られた。
フェリ・ベルクラム:こんなところから、躓きたくない。
フェリ・ベルクラム:前に映像研究部で見た草むしり検定の映像を思い出しながら、悩みを振り払うように掃除を続けた。


GM:シーン終了です。ロイス取得が可能。
フェリ・ベルクラム:自己/記憶の欠落/困惑:/焦燥:○/ロイス
フェリ・ベルクラム:怖い~~~
GM:フフフ……
フェリ・ベルクラム:くっ 挙動不審なキョウちゃん可愛いなんて言ってられない
十掬キョウ:はわわわわ


【オープニング:双海カナデ】

GM:登場侵蝕をどうぞ。
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(36 → 42)
GM:ハンドらないやつだ


GM:【メサイア学園 合同カタコンベ】
GM:ひな祭り会は盛況のうちに終了した。
GM:だが、その会の前後から。君はよくない予感を覚えていた。
GM:死の気配だ。先生たちでもない。
合コン委員会生徒:「じゃあ……カナちゃんが心配してるのは、委員会うちの生徒ってこと?」


双海カナデ:「はい。確かな証拠があるわけではないのですが…」
合コン委員会生徒:「ひな祭り会に出てた子でしょ?いいんちょもさよりんも出てなかったし……」
合コン委員会生徒:「マキエっちはそういう雰囲気じゃないよね。いつも明るくて元気だもん」
双海カナデ:「いえ、彼女ではありません」
双海カナデ:「クリニェさんも、途中倒れたりということもありましたが…その時も死の気配は感じなかったので…」
合コン委員会生徒:「うーん……じゃあキョウキョウ?」
双海カナデ:「…社会的死の気配は感じましたが。それでも違います」
合コン委員会生徒:「あれやばいよね~。なんで捕まらないんだろ」
合コン委員会生徒:「私達で護らなきゃね」
合コン委員会生徒:「じゃあそうなると……あとはフェリりんかな?」
双海カナデ:「…ベルクラムさんですよ。最近合コンに入られた」問いに返すように
合コン委員会生徒:「確かにフェリりんは最近入ったから、急に気配がする!もわかるけど……」
合コン委員会生徒:「でも前からよく来てたから、そんな危ない子じゃないと思うよ?」
双海カナデ:「そうですよね…なんでしょう。ソラリスの能力の使い方によるものか何かを誤認。したのですかね?」手を顎に寄せて、少し考えるポーズをし
合コン委員会生徒:「うーん……でもケアしとくのはアリ寄りのアリだよね」
合コン委員会生徒:「カナちゃん、フェリりんのこと見てあげてくれる?」
双海カナデ:「…わかりました。しばらく注視します」
双海カナデ:「そちらも何か変わったことがありましたら、連絡をお願いします」
合コン委員会生徒:「うん。あとそうだ。フェリりんは“妹”だよ」合コン委員会では、誰かを亡くしている人も、誰かと離れ離れになっている人も多い。
合コン委員会生徒:こうして知っておくことで、時に話題を避けたり、時に寄り添ったりしている。
双海カナデ:「”妹”ですか。…わかりました。”私とは逆”ですね」
合コン委員会生徒:「ほんとはキョウキョウの役目なのにね!なんだかギスってるんだよ最近」
合コン委員会生徒:「早く仲直りしてほしいよね」
双海カナデ:「十掬さんと…?」
双海カナデ:「彼女がよそよそしくなるような事があるなんて。いったい何をすればそんなことが…」
合コン委員会生徒:「ほんとだよね~。まあカナちゃんなら大丈夫だと思うけど……」
双海カナデ:「…」
双海カナデ:「では、私は彼女の元に向かうのでこの辺で」
合コン委員会生徒:「いてら~、気をつけてね」
双海カナデ:彼女の元を離れて、一息をつく
双海カナデ:正直、新人のフェリ・ベルクラムがどうなろうが自分の知ることではない
双海カナデ:このノヴァリスで死を感じることなど、基本的に生徒には起こりうることではないから
双海カナデ:…先日も、同じようなことがあった。死の気配を感じる他校の生徒が訪問して、みょうな胸騒ぎがずっとしていたのだ
双海カナデ:この胸騒ぎの不快感が、今も起きている
双海カナデ:この不快感をぬぐうためにも、フェリ・ベルクラムの元へと今向かい彼女の様子を見に行くしかない
双海カナデ:一つ、大きなため息をし。手に持っているランタンの光を揺らめかせる
双海カナデ:光から、自分の従者である海月が形取られていき自分の手元を離れていく
双海カナデ:一刻も早く彼女の現在の様子を確認するために、海月に目になってもらい彼女の足跡を追っていった


GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
双海カナデ:フェリ・ベルクラムちゃんにロイス取得! 庇護/〇不安 どうでもいいはずだけれど。何だろう。この胸騒ぎは
GM:心配してあげてよ~
双海カナデ:途中で感情変える欲望は持ってるので…


【オープニング:イザベル・クリニェ】

GM:登場侵蝕をどうぞ。
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(30 → 34)
GM:4多い


GM:【合同カタコンベ 内部】
GM:合同カタコンベ保全委員会の仕事の一つに、カタコンベ自体の守護がある。
GM:残念ながら、墓荒らしの足は絶えてはいないものだ。死者の静謐を守る墓守としての仕事。
GM:君はその仕事の真っ只中だった。
イザベル・クリニェ:メサイアの生徒曰く、このカタコンベは盗掘者を呪うと噂が立てられている。
イザベル・クリニェ:それは死者の怨念とも、ノヴァリスの古き神々の裁きとも、好き勝手言われているが。
イザベル・クリニェ:その実態は大きく異なっていた。
“シオニスト会議”生徒:「……行け!行け!シオン様のために!」様々な学区の制服の少女たちが、カタコンベになだれ込んでくる。
イザベル・クリニェ:さて、そんな噂が立っていても盗掘者というのは絶えないもので…その日も、そうであった。
イザベル・クリニェ:”幸運にも”というべきか、薄暗いカタコンベ内に盗掘者の邪魔をする者の存在は感じられない。
イザベル・クリニェ:噂を知っていれば、所詮噂は噂かと笑えるような状況であろう。
“シオニスト会議”生徒:「今日はもぬけの殻なのね……きっとご祝福に違いないわ!」
イザベル・クリニェ:喜び勇んで奥へ脚を踏み入れようとした、その矢先。
“シオニスト会議”生徒:「これであの方の元まで……」
イザベル・クリニェ:その一歩を踏み込もうとした先に”不運にも”落ちていたのは……何とも馬鹿らしい事に、バナナの皮であった。
イザベル・クリニェ:こんなもの神聖な墓地に捨てられている筈がないというのに
“シオニスト会議”生徒:「うわっ……!?」滑って将棋倒しになる。
イザベル・クリニェ:それはあまりにも不自然に存在していて、先頭の生徒は見事にスッ転ぶ事に。
“シオニスト会議”生徒:「なんでこんなところにバナナの皮が……」
“シオニスト会議”生徒:「そんなバナナ……」
イザベル・クリニェ:そして、転んで生徒達が銃を軽く落とすことになる。それだけ、少しの痛みとそれだけだったはずなのに。
イザベル・クリニェ:またも”不運なことに” 落ちた銃は一斉に暴発。中の弾丸が四方八方に発射され
イザベル・クリニェ:そして”偶然”にも奇跡的なルートで跳弾。次々と盗掘者達へ突き刺さっていく!
“シオニスト会議”生徒:「バババババッ……!」
イザベル・クリニェ:そしてその惨状の中、暗がりの中で黒翼が広がる。
イザベル・クリニェ:それは凶兆を知らせるかのように。恨めしそうな眼を向けながら自らの喇叭のような得物を構えている。
イザベル・クリニェ:「……こ、ここの人達は安らかに眠っているんです。今も、悲しみを抱えながら」
イザベル・クリニェ:「それをっ…!こんな集団でゾロゾロと騒いでっ!呪いますっ!死んで償ってくださああああいっ!」
イザベル・クリニェ:ジャキッ! 金切り声に近い叫びを上げながら突っ込み、得物のトリガーを引く。
イザベル・クリニェ:本来この銃は彼女の生成した薬品を射出し、広範囲を爆破するためのもの…であるはずなのだが
イザベル・クリニェ:「ギャーッ!」ぼごんっ その彼女の不運故に、必ず暴発して彼女を中心に大爆発する碌でもない代物と化していた。
“シオニスト会議”生徒:「うわあああ……!死神……!?」
“シオニスト会議”生徒:「ギャーッ」
イザベル・クリニェ:爆風が彼女諸共盗掘者達を呑み込み 残ったのはビクビクと痙攣しながら煙を上げ斃れているイザベルの姿。
“パスカル・トロパリオン”:「なんと悍ましいことを……」そこに遅れて足を踏み入れる少女が一人。
“パスカル・トロパリオン”:「このような邪悪な攻撃……恥ずかしくはないのですか?」


イザベル・クリニェ:「う、ひぃ……はっ!」まだ残りがいた 死んでいる場合じゃないとぷるぷる震えながら立ち上がり
イザベル・クリニェ:「邪悪なのはそっちの方ですよぉっ!死者の眠りを妨げる、盗掘者…!なんで、なんでこんなことをするんですか!?」
“パスカル・トロパリオン”:「何故と聞かれましても……決まっているでは有りませんか」
“パスカル・トロパリオン”:「我々は“シオニスト会議”。シオン様のため以外に有りまして?」
イザベル・クリニェ:「…シオン会長の、復活…ですか?」
“パスカル・トロパリオン”:「ええ。お眠り遊ばされている期間があまりにも長ければ……」
“パスカル・トロパリオン”:「それをお起し奉るのも使徒の務めでしょう」
イザベル・クリニェ:「……」それを聞いてギリ、と歯噛みすると同時
GM:だが、君は知っているし、ノヴァリスの人間にも周知の事実がある。
GM:雨月夜シオンの遺体は残っていない。当然このカタコンベにあるわけもない。
イザベル・クリニェ:その言葉が我慢ならなかったのか、バァンッと派手な音を立てて壁を叩く。
イザベル・クリニェ:骨が折れた音がするが痛みは気にしない それだけの怒りだ
“パスカル・トロパリオン”:「なんたる横暴……壁を慈しむ心はないのですか!」
イザベル・クリニェ:「……ありませんよ。会長の体は…ここで眠ってなんかいません。い、いえっ、それ以上に…!」
イザベル・クリニェ:「…合コン委員わたしのなかまは皆、逃げなかった・・・・・・人達です」
イザベル・クリニェ:「……対象は違えど、死という形でこれ以上無く大きなものを欠けさせられて……そ、それでもっ」
イザベル・クリニェ:「それでも逃げなかったから!向き合い続けたから…!私なんかにはない、輝きがあるんです!」
“パスカル・トロパリオン”:「朋友や家族を亡くされた方には痛み入りますが……」
“パスカル・トロパリオン”:「であればこそ、救い主の復活が求められるのでは有りませんか?」
“パスカル・トロパリオン”:「我々はかのお方の下に分かり合えるはずです。剣を収め、鋤へとお持ち替えください」
イザベル・クリニェ:「……ち、違いますっ……本当に本当に、大きすぎるものを奪われたのにっ……あなたは、何も知らないあなたたちは」
イザベル・クリニェ:「その死さえも奪おうとしてるんですっ!そんなの認めませんっ!夢なら、大人しく自分の家で見ててくださぁいっ!」
“パスカル・トロパリオン”:「はあ……」深くため息を吐く。
イザベル・クリニェ:「どちらにせよここには貴女方の目的が果たせるようなものもありませんからねッ!通ろうとしても立ったまま死んでやりますからッ!」
“パスカル・トロパリオン”:「やはり救い主を失ったこの御世では……かのような方々が幅を利かせてしまうのも道理ですか」
“パスカル・トロパリオン”:手を組み祈りを捧げる。
“パスカル・トロパリオン”:先程の爆発に巻き込まれた生徒のうち、未だ転送の憂き目にあっていなかった者たちが立ち上げる。
“シオニスト会議”生徒:その目に生気はなく、虚ろな表情でイザベルへと踊りかかっていく。
イザベル・クリニェ:「…お、大人しく墓前でそれだけやってくれるなら歓迎しますけどぉ…ひ、ひぃ!?」
イザベル・クリニェ:怒りで誤魔化そうとしてもやはり自分一人だけでは怖いものは怖い 怖じ気づく訳にもいかないが。
イザベル・クリニェ:「や、やらなきゃ…私が墓地を守らなきゃなんですからあああああっ!」
イザベル・クリニェ:「どうしてそんな命を軽率に扱うんですか!死んでしまってくださーい!」そう叫ぶと同時
イザベル・クリニェ:バサッ その背の黒翼が大きく広がる。散るは凶兆を示す黒い羽根。
イザベル・クリニェ:――俗説に近いようなものだが、世界の幸運の総量というものは決まっているのだという。
イザベル・クリニェ:誰かが幸運をその身に受けるのならば、その裏には同等の不運をおっ被っている人間が必ずいる。
イザベル・クリニェ:彼女はその因子たる黒羽を用いて、その総量を操作する事が出来た。
イザベル・クリニェ:メサイア全体の”不運”を、目の前の盗掘者達におっ被せる。そうすれば
イザベル・クリニェ:――その日は雲一つ無い晴天であった。その筈であるというのに
イザベル・クリニェ:”不運にも”カタコンベの天井を突き破ってまで、轟音と共に落雷が落ちる!
“シオニスト会議”生徒:「バババババッ」
“シオニスト会議”生徒:限界を超え、生徒たちがまとめて転送されていく。
イザベル・クリニェ:「あ”あ”あ”あ”ーっ!?なんでぇーっ!」…当然その対象には自分も含まれていた 黒焦げになって何度か死ぬ
“パスカル・トロパリオン”:「……ああ」全滅した生徒たちの転送光を見上げて祈る。
“パスカル・トロパリオン”:明らかに生徒の一人を盾にしていたように見えたがきっと気のせいだろう。
“パスカル・トロパリオン”:「なんと惨いことを……」
イザベル・クリニェ:「あ、あなたが言えたことです、かぁっ…」ぷすぷす
“パスカル・トロパリオン”:「どうやら……我々には理解り合うための時が必要のご様子」
“パスカル・トロパリオン”:「もう少し使いものに……もとい、敬虔な信徒を連れて戻ってまいります」
“パスカル・トロパリオン”:「それまでにこの穴をお直しくださいませ。死者も雨垂れに穿たれることは本意ではないでしょう」
イザベル・クリニェ:「も、もう来ないで欲しいんですけどぉっ…あ”っ やりすぎたぁっ!?やっぱり不幸ですぅっ!」
“パスカル・トロパリオン”:恭しく礼をして、スタスタと歩き去って行った。
イザベル・クリニェ:「よ、ようやく撃退…でもこんな破壊状態で…また来る気満々って…はひぇ~~~~……」
イザベル・クリニェ:がくん、とうなだれたように首が下を向いて
イザベル・クリニェ:――翌日。別の合コン委員によって真っ白になって立ったまま死亡しているイザベルの姿を発見したという(声をかけられたら割とすぐに蘇生した)


GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
イザベル・クリニェ:パスカル・トロパニオン 同情/二度とくるな!○
“パスカル・トロパリオン”:また来ま~す


【ミドルフェイズ1】

GM:合流です!全員登場お願いします
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(34 → 40)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(42 → 52)
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(41 → 46)
五位堂マキエ:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+8[8] → 54



GM:【メサイア学園 カタコンベ】
GM:今日はひな祭り会の反省会のために、参加者の面々が集まっている。
GM:良かった部分は褒め合って、もうちょっとなんとか出来たかも?という部分は次に活かすことで
GM:もっと精妙な“攻め”の合コンを行えるはずだ。
フェリ・ベルクラム:「お疲れ様でした」 ひな壇につかった人形がテーブルの上に並んでいる。
イザベル・クリニェ:その日は終始真っ白になっていた 自分のカタコンベの破壊の責任取りやら襲撃者への今度の対処など諸々
フェリ・ベルクラム:「反省会ということだけど、えっと、どういう話をすればいいの?」 緑色の小さな恐竜の人形を手持ち無沙汰に撫でながら
イザベル・クリニェ:全て主に自分の身に降りかかってくる いつものことながら不幸である。
イザベル・クリニェ:「せ、先生らへの対応面ですとかぁ…そういう話でしょうか……」
イザベル・クリニェ:元気無さそうに頬をリスの如く膨らませて出された菓子を詰め込み、もちゃもちゃと”無”の様子で咀嚼している。
双海カナデ:フェリのしゃべる様子をちらりと見た後に
五位堂マキエ:「お、おおおお疲れさまでした~!……あ、そうか今日は……!」どたどたと入室してくる。ひな壇に気づいて
五位堂マキエ:「ひな祭り……の反省会だったね。うっかりしてた」
双海カナデ:「事前のマナーの事前告知の強化を行ってもよかったかなと思います。重傷者もでましたし」参加者にお茶を注いで配膳する
十掬キョウ:「反省だけじゃなくてもいいよ!」
イザベル・クリニェ:「い、淫行行為の取り締まりをキュナリオンさんの方で徹底して貰った方が良いかと思われますッ!」
十掬キョウ:「こういうところはすごく良くできたとか!例えば……お料理はすっごく美味しく出来てたと思うの!」
十掬キョウ:「インコーって取り締まるものなの?」
イザベル・クリニェ:「わ、私としては応えるつもりはあ、あ…じゃなくてですねぇっ!いやそれも問題ですけどっ…んぐぅっ」
五位堂マキエ:「……ふーっ。いやOKOK、了解。……そうだね、ここはまず議題、出してっちゃおう!」
イザベル・クリニェ:もちゃもちゃ食べていた饅頭が詰まりそうになったため死にながらカナデの注いだ茶を飲む
五位堂マキエ:テーブルに並ぶ紅茶を口にし。いったん落ち着いたようだ。
フェリ・ベルクラム:「お菓子は、みんな好評だったと思う」
五位堂マキエ:「うんうん、お菓子は上手くいってたよね!いやみんなが作るのはいつも激ウマなんだけどさ、」
フェリ・ベルクラム:「あとは……リラックスできる音楽とか、流すのはどうかしら」
フェリ・ベルクラム:「興奮してる人がいたし……」
五位堂マキエ:「先生たちにも評価されたのは、やっぱり大きいと思う。合コン外の人にも褒められると、自信つくよね」
イザベル・クリニェ:「…ああいう機会があるというだけでも先生方はとても喜んでいてくれていたような気はします」
イザベル・クリニェ:「こ、興奮……」
イザベル・クリニェ:「そ、そうですねえっ…やっぱりそれだけでも、続けて行くモチベーションにはなった…かなって…」
五位堂マキエ:「他には……インコー……取り締まり……」気まずそうな顔。流す構えだ!!
五位堂マキエ:「……は、置いといて!音楽はアリだね。催し物にもよるけどさ、趣旨に合ったBGMとかあればさ、会も盛り上がると思うんだ」
五位堂マキエ:「人が多くなるとどうしてもワイワイしちゃうからね。楽しいイベントならそれもいいと思うけど……」
フェリ・ベルクラム:「そういえば見たことあるわ。お酒を飲んだ男の人が、頭にこう、ネクタイを巻いて踊るの」
イザベル・クリニェ:「ムセイオンの方と連携とか取れたらいいんでしょうか……」
イザベル・クリニェ:「えぇ…?な、なんでネクタイを……」
五位堂マキエ:「そうそう、お花見とかのあれ!飲めや歌えの騒ぐやつ!」
十掬キョウ:「それは志向してやるタイプのやつじゃないよ……」小声で指摘している。
フェリ・ベルクラム:「さあ……? 大人はそうしたくなるのかも……」
双海カナデ:「ニッポンの伝統。でしたっけ。それ」といいながら、みんなの意見をまとめて議事録の作成を行っている
五位堂マキエ:「……みたいなイベントならともかく、ひな祭りは部屋でお菓子をつまんでオホホと楽しみたい人もいると思うからさ」
イザベル・クリニェ:「や、やっぱり疲れすぎると人間誰しもおかしくなる…んでしょうか…となると先生方も…」
フェリ・ベルクラム:「マキエは詳しいのね。……キョウも?」
十掬キョウ:「たしかに。リラックスしてもらうなら、もっとゆっくりできるようにしてもらうほうがいいのかな」
イザベル・クリニェ:あの先生も疲れすぎて妙な興奮を見せるようになったのかもしれない、と思い始める
十掬キョウ:「お布団とか……?」
十掬キョウ:「あ、う、うん……」フェリには反応が小さくなる。
五位堂マキエ:「最初から、場が盛り上がり過ぎない空気を作るのも……イイかもだ!」
イザベル・クリニェ:「(…な、何だか二人の空気感が…き、気まずいッ…!?)」
双海カナデ:「お酒は出していないのに、酔っぱらいのたまり場のようでしたからね。何故か」
フェリ・ベルクラム:「あ、え……っと、そうなのね」
フェリ・ベルクラム:鏡写しのように小さい。「ご飯と、歌と……」
イザベル・クリニェ:「と、となるとこっちもあまりいきなりガツガツ行かない方がいい…んでしょうかぁ…?」
五位堂マキエ:「ウッス。あたしが“外”にいた頃は、春になると地元でよくあったからね、お花見。そこそこは……んん?」
双海カナデ:「…」二人を交互に見やり
フェリ・ベルクラム:「呼ぶ先生によるわよね。……呼ぶ先生に合わせて何か用意する?」
五位堂マキエ:ちょっとキョウちゃんの様子が妙かも……?気のせいかな……?
十掬キョウ:「あとはライトとか?ちょっと暗いもんねここ」
フェリ・ベルクラム:発言が心なし多い。気まずさを振り払うように喋っていると、よく見ていると感じるかもしれない。
十掬キョウ:「お花見っぽくなるようにピンク色のライトつけるとかいいかもね」
フェリ・ベルクラム:「そのあたりだと、六壬を参考にするのかな」
イザベル・クリニェ:「(う、うっ…フェリさんが露骨に気を遣っているのが伝わりますぅっ…!辛いですよねぇ…こういう場で口回さなきゃならないのしんどいですよねっ…)」
双海カナデ:「本来は、ボンボリという行燈に火をともしていたようですね」そもそも二人の近頃に何があったか?何かきっかけになる事態があったか?と思考しつつ
イザベル・クリニェ:気質が似ている(と勝手に思っている)ので勝手に同情している
イザベル・クリニェ:「(せ、せめて私からも……)」
フェリ・ベルクラム:メモ用紙に書いていく。「薄暗い」「ピンクのライト」「布団」「音楽」
五位堂マキエ:「そうだねえ……いや、ピンクの照明はどうかな、お布団も……」
イザベル・クリニェ:「あ、あの……ち、集まりには直接関係ないんですが一ついいですかっ……」
イザベル・クリニェ:ガチガチに緊張しながらも主体的に挙手し
五位堂マキエ:「あ、はいベルちゃんどうぞ!」
十掬キョウ:「だめなの……?」
イザベル・クリニェ:「え、えっとその…最近カタコンベに襲撃が続いていてぇ…私、それにここの所かかりっきりなんですけども……」
十掬キョウ:「えっ!本廟そっちってそんななんだ」
イザベル・クリニェ:「“シオニスト会議”って言って伝わりますかね……?あの、シオン会長を蘇らせたいって唱えてる集まりなんですけども…」
十掬キョウ:普段は分祠廟に常駐しているのであまり分かってない。
五位堂マキエ:「ダメってことはないですが、ええと……何て言えばいいかな……ウェッ?」
イザベル・クリニェ:「あんな相手私だけに相手させないで欲しいですよぉっ!今度からは他の人も手伝って欲しいですっ……!」
フェリ・ベルクラム:「シオン会長のマニアの組織よね? グッズ市場でかちあったことはあるけど……蘇りって……」
イザベル・クリニェ:「私なんて、ただ顔が良いことしか取り柄がないのにっ……」
十掬キョウ:「そんなことないよ~!かわいい以外にもいっぱいいいとこあるよ!」
五位堂マキエ:「えええまた攻めてきてる人がいるの!?しかもシオニスト会議ってあれだよね、あのケッコー過激な……」
双海カナデ:「過激派の方ですかね…?ここまで突撃に来るような方たちということは」
GM:ここに雨月夜シオンの遺体はない。だが……当然ながら。
GM:墓碑はある。狙いはそれなのだろうか?
イザベル・クリニェ:「そ、そんなこと…じ、じゃなくてっ。その…対処は昨日も続けてたんですけど……」
イザベル・クリニェ:「まだ首謀者を鎮圧出来ていないままで……倒しても倒してもまたシンパを集めて来ちゃうんですよ」
イザベル・クリニェ:「こ、このままじゃ先生もまともに迎える事も出来ませんよぉっ!」
双海カナデ:「今はただ湧き潰しを行っている状態と…」
十掬キョウ:「うーん……狙いが知りたいよね」
フェリ・ベルクラム:「わたしでよければ、いつでも手伝うわ。……それとも、首謀者の居場所を探す?」
双海カナデ:「役割交代いたしますか?複数人の露払いは得意ですし」
五位堂マキエ:「うう~ん、そうだねえ……。確かに今の防衛中心じゃ、相手に対処するだけになっちゃうか……」
五位堂マキエ:「ベルちゃんばかりに負担増やすのも悪いし、手も考えないと。でも……」
イザベル・クリニェ:「手伝って頂けるならそうしてほしいですぅ……うぅ、昨日も派手に本廟も壊れちゃって……」
双海カナデ:「…それか」
イザベル・クリニェ:「どうにか立ったまま死んでいる所を起こしては貰えましたけどぉ…」
双海カナデ:「今ここにいない方に留守を頼んで、こちらから首謀者を叩きに行くか」
五位堂マキエ:「メサイアの警察も、こういうのの対処微妙だからなあ。トランぺッターが積極的に取り締まってくれればいいんだけど……」
五位堂マキエ:「……そうね」カナデちゃんに頷き。
フェリ・ベルクラム:「あまり私達がカタコンベを空けるのも良くないんでしょうけど」
十掬キョウ:「そういえばマキエちゃん……セントラルに呼び出されてなかった?」
十掬キョウ:「あれなんだったの?ミルキちゃんの授業の話とか?」
イザベル・クリニェ:「あっちも忙しいみたいですしねぇ……郷土委員会のおはぎ不法販売とかもこっちで自主的にやらなきゃですし……」
五位堂マキエ:「ここに元々会長の遺体、ないんじゃん?……いやあっても渡すなんて論外だけど……なんとか話だけでもカタをつけ……」
五位堂マキエ:「……あ!」
イザベル・クリニェ:「えっ、そんなところに呼び出しを!?そ、それって結構まずい案件なのでは…」
五位堂マキエ:「そ、そう!そうだよ!ええと……」
五位堂マキエ:ぐいーっと紅茶をのみ。
五位堂マキエ:「……安全保障寮に呼び出しを受けました」
五位堂マキエ:「“十字冠を破壊する兵器”がね、見つかったんだって」
フェリ・ベルクラム:「!」
十掬キョウ:「……!」
イザベル・クリニェ:「んごへっ…!?」同じく落ち着こうと茶を飲んでいた所で軽く噴き出しかける
双海カナデ:「…」
五位堂マキエ:「それが、あたしが昔いた学校の理事会員さんと関りがあるかもしれないってことで、何か知らないかって」
フェリ・ベルクラム:背筋がピンと伸びる。自分の……合コン委員会の関係者の大半にとっての忌名だ。
五位堂マキエ:「……まあそこの辺は、実際知らないんだけどね。あたしは。それで帰してもらってきた所」
双海カナデ:その名前を聞き、一層に濃く死の気配が彼女から漂ってくるような気がした
フェリ・ベルクラム:「メサイアの理事会のエージェントってこと?」
五位堂マキエ:「あたしがメサイア来る前にいたのはジェネシス……の端っこの方だから、そっちだね」
五位堂マキエ:「向こうもそんなに有力な情報は掴んでないんだと思う。だからあたしにも聞き込みの手が及んだ、と。そういうことじゃないかな」
フェリ・ベルクラム:「そういう。……学校にいた生徒なんていくらでもいるでしょうに、わざわざこっちに移ったマキエを呼ぶなんて」
イザベル・クリニェ:「あぁ…最高生徒会あそこその辺り強引だって聞きますからねぇ…うぅ、関わりたくない…」
双海カナデ:「五位堂さんに白羽の矢が立てられたのは…理事会の人間とのかかわりが強かったからですか?」
五位堂マキエ:「……うん。うん……あたしはまあ、そんなに理事会からひどいことはされてなかったからね」
五位堂マキエ:「珍しかったんだと思うな、理事会とそんなに仲の悪くなかった生徒は」
双海カナデ:「だから、比較的公平な視点から事情聴取できる…と」
双海カナデ:ひな祭りの反省会とは別に、資料を作っていく
イザベル・クリニェ:「そうですねぇ…基本使われる・・・・のが基本でしょうしぃ…」
フェリ・ベルクラム:「それって……疑われているんじゃないの?」
フェリ・ベルクラム:「本当に大丈夫? ひどいことされなかった?」
五位堂マキエ:「フェリちゃん……」ぐっと言葉に詰まる。
五位堂マキエ:「大丈夫だよ!あたしは全然~!ちょっといかつい女子プロみたいな尋問官の人に」
五位堂マキエ:「『オラオラさっさと吐かんかい~!』って睨まれただけ!特に拳とかは飛んでこなかったから、もうマジ平気!」
イザベル・クリニェ:「え、えっとぉ……それ以外でもいいですから、マキエさんが辛いなら吐き出してくださいね…?」おどおどしつつも、その意志に嘘はない
十掬キョウ:「結構ギリギリだと思うよ僕それも」
フェリ・ベルクラム:「それは大丈夫なの!?」
五位堂マキエ:「平気だよぉ~」
イザベル・クリニェ:「ど、どうしても許せないなら私、あっちまで突撃する覚悟なのでぇっ!ええ、私が向かえば隕石とか落ちますからッ!」
双海カナデ:「尋問という名の脅迫を受けたなら、それは精神が堪えるとは思うんですよね…」
フェリ・ベルクラム:「待って、イザベルは駄目よ。この前のひな祭りで聞いたけど」
五位堂マキエ:「……みんなありがとね。ほんとに、本当にうれしい」こんなに心配してくれるなんて。
フェリ・ベルクラム:「職員室には不運を集める先生がいるらしいって。鉢合わせたら大変だわ」
五位堂マキエ:……ちょっと涙が出そうになった。こらえる。
十掬キョウ:「あっマキエちゃんが泣いちゃう!」
十掬キョウ:「泣かないで~~~」
イザベル・クリニェ:「う、噂では聞いたことありますけど…まずいですかねぇ…?」
五位堂マキエ:「な、泣かないし!泣いてねーし!」
イザベル・クリニェ:「あっ、えっ、ど、どうしましょうっ。は、ハンカチ使います…?」
五位堂マキエ:「うふふふふ~!もうみんな優しいなあ~幸せ者だよあたしゃ」
フェリ・ベルクラム:「でも、問題がいっぱいね……」
双海カナデ:それっぽいことを言っておけばとりあえずはいいだろう。…今は、新たな情報を共有しているところ。そして問題はいまここにある
フェリ・ベルクラム:「いっそ、星室庁に依頼でも出したほうがいいのかしら」
双海カナデ:「…私からも問題がひとつ」
五位堂マキエ:「でもほんとに大丈夫だよ。みんなのお陰で元気もバッチリ!さて……」
双海カナデ:「皆さんの情報とは違って、あくまで主観的なものですが…」
十掬キョウ:「問題?」
五位堂マキエ:「……まだあるんだね、問題が」
イザベル・クリニェ:「ま、まだ他にもなにか…?」
双海カナデ:「…最近。自分の感知能力から、この合同カタコンベ委員会内で、どうも不穏な予感が漂っているような気がして」
双海カナデ:「先ほどの情報等と組み合わせると下手すれば、死の気配までして…。皆さん。行動に細心の注意を払って動いていただきたいな。と思っております」
五位堂マキエ:「不穏な予感……死の気配……」
イザベル・クリニェ:「ヒェ…な、なんて不吉な……」
十掬キョウ:「カナデちゃんのそういう勘当たるもんね……」
イザベル・クリニェ:「ゆ、幽霊案件は勘弁ですからねぇっ!?わ、私、そういうのは確認出来てないって言われてるから続けられてる所あるんですからっ!」
フェリ・ベルクラム:「穏やかじゃない話が続くわね」
フェリ・ベルクラム:「イザベルのお手伝いも含めて、見回りを増やしたりしたほうがいいのかも」
フェリ・ベルクラム:カナデの隣で、深く考え込む。
五位堂マキエ:「……だったら、だったらさ」
双海カナデ:「───特に、ベルクラムさん。あなたからは特に」皆に聞こえないように、こっそりと自分の影に隠れたフェリ一人だけに伝える
フェリ・ベルクラム:「………っ?!」
フェリ・ベルクラム:囁かれた言葉に、びくりと耳を震わせた。
フェリ・ベルクラム:「え……」周りに気付かれないように、カナデさんを振り向く。
双海カナデ:「…なんでしょうか、五位堂さん?」一瞬だけフェリに目を合わせ、何か伝えたそうにするもすぐに皆の方に向き直り
五位堂マキエ:「……?」ちょっとよく分からなかった様子のカナデさんに、軽い疑問を感じたが……。
五位堂マキエ:「いや、うん、ええと……」
五位堂マキエ:「……これはさ、全然まったく信頼できる感じの情報じゃないんだけど。今呼び出された安全保障寮から聞いた話だし」
五位堂マキエ:「でもそういうことなら一応伝えておくよ。……噂話程度に聞いてね」
五位堂マキエ:「星徒の子も出たんだって」
十掬キョウ:「……!」
イザベル・クリニェ:「えっ…!?」
フェリ・ベルクラム:「星……」
五位堂マキエ:「ここには葬送係の子もいるから伝えておいて間違いはない……と思うんだけどさ」
双海カナデ:「また、出現が確認されたと…」
イザベル・クリニェ:「…や、やらなきゃ…送って・・・あげないと、なんですよね…」
イザベル・クリニェ:「本当にそれがいて、私たちが関わるなら…」
フェリ・ベルクラム:ぎゅ、と自分の腕を抱くようにする。
十掬キョウ:「うん。それも僕たちの使命だ」
五位堂マキエ:「うん。それも……合コン委員会に関わりがあるかもしれないとも言ってた」
五位堂マキエ:「あたしたちの、知ってる誰か……死んじゃった、誰かかもって話」
五位堂マキエ:「けどでもさ……正直信用できるかっていうと怪しいんだよね」
十掬キョウ:「……うん?」
イザベル・クリニェ:「というと…?」
五位堂マキエ:「あたしもついさっき聞いた話でさ、それも“十字冠を破壊する兵器”について疑われてるあたしを呼び出して、聞かされた話だから……」
五位堂マキエ:そう、あの女子プロみたいな尋問官さんが耳打ちしてくれた情報だ。
十掬キョウ:「わざと嘘の情報を流して、僕たちを泳がそうとしてるってこと……?」
五位堂マキエ:「そう。本当にウソかどうかはともかくとして、これを聞かされたあたしが何か動いてボロを出すとか、」
五位堂マキエ:「共有した合コン委員に、何かしら波紋を起こすとか、そういう可能性も考えられるんじゃないかってこと」
フェリ・ベルクラム:「……最高生徒会が、よりによって合コン委員会にそんな失礼なことをするんだったら」
フェリ・ベルクラム:「私もイザベルと一緒に行かなくちゃいけない」  合コン委員会にお世話になったものとしての視点だ。
イザベル・クリニェ:「い、幾ら相手が相手でも、そんな酷い嘘をつくとは考えにくいですけどぉ……」
イザベル・クリニェ:「露呈したらそれはそれは酷い状況になりそうですしぃ……相手側にも一応根拠はあるんじゃないでしょうか……」
イザベル・クリニェ:「そ、それが信用出来るものだったのかって問題は残ってますけど…」
双海カナデ:「私も…合コン委員会にそこまでするような、リスクの高いことを行っているとは考えづらいと思います」
双海カナデ:「私たちは、ある意味ノヴァリスのインフラのようなものですから。そこをわざわざ無下にするなど…」
五位堂マキエ:「うん……そうか……確かにね……」考えるように。
五位堂マキエ:「そうだね、OK。ありがと。そう、実際の所は本当に解らないから、」
五位堂マキエ:「可能性の話としてのつもりだったんだ。でも、うん。生徒会を疑いすぎるのもよくないね」
フェリ・ベルクラム:心なし早口になったマキエさんを気にしながら。
フェリ・ベルクラム:「……ひとまず、シオニストから調べてみましょう」
フェリ・ベルクラム:「いま一番、明確に問題ある相手だし」
双海カナデ:「えぇ。やりましょう」
フェリ・ベルクラム:「ここはみんなの大切な場所なんだから。絶対に守らなきゃ」
イザベル・クリニェ:「そ、そうですねぇ…っ。わ、私も死ぬ気で頑張らなきゃ……」
五位堂マキエ:「OK!やろう!」
五位堂マキエ:「その星徒の子については、みんな本当に気を付けるとして。まず目先のシオニストからナントカしちゃおうぜ~!」
十掬キョウ:「おー!」
イザベル・クリニェ:「お、おぉー…」
双海カナデ:ニコニコと薄く微笑んでいる
フェリ・ベルクラム:「うん……!」
五位堂マキエ:「やるぞーっ!」


GM:シーン終了。ロイスの取得が可能なのと
GM:今回はあれをとってもらおうかな
GM:PC間ロイスというやつを……
五位堂マキエ:PC間ロイス!
フェリ・ベルクラム:PC順にとってくやつ?
GM:フェリ→カナデ→マキエ→イザベル→フェリ で取ってもらいます
双海カナデ:はーい!
フェリ・ベルクラム:懐かしい~
五位堂マキエ:はい~!
イザベル・クリニェ:おおー
イザベル・クリニェ:凄く久々にやる気がする
フェリ・ベルクラム:仲間/双海カナデ/信用:○/動揺/ロイス
五位堂マキエ:ではベルちゃんに! 仲間 イザベル・クリニェ 〇連帯感/隔意 で。結構図太い所もある子だぜ!と思っている!
双海カナデ:五位堂マキエちゃんにロイス取得 〇連帯感/無関心 感情は後々変更予定です
イザベル・クリニェ:フェリちゃんへ 親近感○/隔意を


【ミドルフェイズ2】

GM:情報収集シーンになります。登場どうぞ!
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(46 → 50)
五位堂マキエ:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+7[7] → 61

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(52 → 54)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(40 → 49)


GM:項目はこれです
■情報項目
★“パスカル・トロパリオン” 〈情報:ノヴァリス/FH〉9(ロイスを持つ場合は達成値+3)
└★カタコンベ襲撃の目的 〈情報:ノヴァリス/知識:レネゲイド〉11(上が空いた場合は達成値+3)
 └★???
・綾云媛 〈情報:ノヴァリス/FH〉9(ロイスを持つ場合は達成値+3)
・星徒の詳細情報〈情報:ノヴァリス〉30(シーン経過ごとに難易度低下)
GM:★がシーンを進めるのに必須 └は上をクリアしたらその場ででてきます
イザベル・クリニェ:ふーむ お金もそこそこあるのでどうしようかな
双海カナデ:情報ノヴァリスなら固定値16持てるので…どうしようかな
イザベル・クリニェ:隠しに備えて待機しとくか…?
イザベル・クリニェ:つよい
GM:……???
五位堂マキエ:固定値16
五位堂マキエ:綾さんにロイス持ってるからあたしはそっち行こう!
イザベル・クリニェ:お願いしますわ
双海カナデ:ちょっと様子見しますね
フェリ・ベルクラム:じゃあわたしは最初のトロパイオン行こうか
イザベル・クリニェ:じゃあその後私が目的に…
フェリ・ベルクラム:大いなる 無敵の力 ピュアソラリス
フェリ・ベルクラム:情報収集チーム使用
フェリ・ベルクラム:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 10[2,4,7,9,9,10]+10[10]+5[5]+2 → 27

GM:神の力……
フェリ・ベルクラム:星徒なにするものぞ
GM:なんだったら星徒までいけそうだもんな
GM:公開します!
・“パスカル・トロパリオン”
本名:レーシャ・コヴァリューク。
汎学区雨月夜シオンしゅきしゅきクラブこと「シオニスト会議」の構成員にして、
「復活派」を標榜する勢力の一員。復活派はシオンの再誕を未だに追い求める者たちであり、
彼女たちは現在、“雨月夜シオンのイコン”を捜索しているようだ。
倒れたものを復活させ強化する能力を用いる。
シンドローム推定:ソラリス
GM:★カタコンベ襲撃の目的 〈情報:ノヴァリス/知識:レネゲイド〉11(上が空いた場合は達成値+3)に挑戦できるようになりました。
五位堂マキエ:おお……!ではあたしは綾さんについて!情報ノヴァリス!情報収集チームーっ!きてくれーっ!
五位堂マキエ:4dx+1+2+3
DoubleCross : (4DX10+6) → 10[1,2,8,10]+3[3]+6 → 19

GM:みんなつよない?
五位堂マキエ:成功!
イザベル・クリニェ:つよつよ
フェリ・ベルクラム:合コン委員会は情報収集に強い
双海カナデ:つよつよ…
・綾云媛
最高生徒会において外への防諜と広報活動を司る、安全保障寮の寮長。
若輩ながら天才を自負する自信家であり、上昇志向も強い。
キングダム連合学院出身。当時は探索王ロード・クエストを名乗り、補導団(ガールスカウト)団長を務めていたが、
職員室の正式発足時に最高生徒会へ出向した。
古巣であるはずのキングダム、その海賊部と激しい対立関係にあるという。
前最高生徒会長との直接面識はなく、信奉はとみに希薄。
所持王鍵:ナルテークス軸心髄(イフリートの腕)
シンドローム推定:キュマイラ
イザベル・クリニェ:はえ~海賊部と…
イザベル・クリニェ:ではこちら襲撃の目的いきまーす
フェリ・ベルクラム:かなり武闘派だなあ
イザベル・クリニェ:情報ノヴァリス 情報収集チームに手伝って頂き
五位堂マキエ:おお……
イザベル・クリニェ:6dx+2+2+3>=11
DoubleCross : (6DX10+7>=11) → 10[1,1,1,7,9,10]+5[5]+7 → 22 → 成功

イザベル・クリニェ:余裕だぜ
五位堂マキエ:こっちも高い!
GM:つよ~
双海カナデ:つよ…
・カタコンベ襲撃の目的
彼女たちは現在、“遺痕イコン”――雨月夜シオンの7つの聖冠片の置かれた地を探求している。
聖冠片自体は最高生徒会主導のもとすべて回収され、セイクリッドピラーの「シオンの大十字冠」になったという。
それでもなお、そこには特定のレネゲイドの残痕が色濃く残るのだといい、そのうちの一つが、カタコンベの彼女の墓碑だという。
最高生徒会の人員であれば残りの場所も把握しているだろう。
└★“遺痕”の所在〈交渉〉15 or〈白兵〉30(綾云媛の情報を得ている場合〈交渉〉8 or〈白兵〉20)
GM:こちらが判定できるようになりました。
双海カナデ:では、“遺痕”の所在を調べましょうか 交渉で
五位堂マキエ:綾さんに対して白兵で得られるかもしれない情報……教授、これは!?
双海カナデ:【ハンドリングLv5 】侵蝕:4 あらゆる技能の達成値をLv×3
GM:あっ今回はいいけど……
GM:《ハンドリング》は基本的に 登場時に使うよ~って宣言するものなので
GM:次シーンからご注意ください
GM:今回は大丈夫!存分に使ってね
双海カナデ:あ、わかりました!
双海カナデ:次回より気を付けます!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を4増加(54 → 58)
双海カナデ:3dx+15
DoubleCross : (3DX10+15) → 8[1,1,8]+15 → 23

GM:さすが!
GM:場所についてはロールで開示しようかな!情報共有に参りましょう


GM:【合同カタコンベ シオンの慰霊碑前】
十掬キョウ:「……やっぱり、シオニストの人たちはここを目指してるのかな?」
フェリ・ベルクラム:「素直に来ればいいのに……」
五位堂マキエ:「そうなるよねえ……」
イザベル・クリニェ:「可能性…としては高いと思います…多分お目当ては会長の墓碑なんでしょうけど……」
フェリ・ベルクラム:「これを持ち帰ろうとしてる? 何のために」
五位堂マキエ:「実際本当にシオン会長の遺体何て文字通り全然ないんだよ?なんでこんな……いや、こんなではないけど……お墓だけを……」
GM:空のガラスケースがある。かつては置かれていたものがあるが……現在は何も入っていない。
イザベル・クリニェ:「そ、そこなんですよねぇっ…遺体も残ってないですし、その、私も噂程度で聞いた話なんですけど」
十掬キョウ:お花を添えてお祈りしている。
フェリ・ベルクラム:「素性だけなら、調べれば簡単に分かったわ」
双海カナデ:「どのような方なのですか?」
イザベル・クリニェ:「あ、あっ、本当ですかフェリさんっ…」ではその後の説明の方がスムーズか、と一端黙る
五位堂マキエ:「シオニスト会議の人……」
フェリ・ベルクラム:「レーシャ・コヴァリューク。メサイア生で、他者の支援強化が能力。たぶんソラリス系」
フェリ・ベルクラム:「シオニスト会議で"復活派"って呼ばれる人達のひとり。最近は雨月夜シオンの"イコン"を探してあちこちで活動してるみたい」
双海カナデ:「イコン…」
フェリ・ベルクラム:「そのまま聞くなら、象徴とかになるのかしら……」
イザベル・クリニェ:「イコン…”遺痕”…あぁ、やっぱりそこに繋がるんですねぇっ…」
五位堂マキエ:「"イコン"。何かのアイコンみたいな……?」
五位堂マキエ:「そう、象徴」
フェリ・ベルクラム:「色々とあれだけど、活動自体はトランペッター案件じゃないから……イザベル?」
イザベル・クリニェ:「えっと、その、さっきのお話の続きなんですが」
イザベル・クリニェ:「シオン会長の死後その冠の欠片は7つに別たれ散らばり、最高生徒会によって回収されたそうです……それが今の「大十字冠」になったそうでして」
イザベル・クリニェ:「た、ただ、それでもまだ会長の影響?と言いますか…レネゲイドの残痕というのはノヴァリスの色々な場所に残っているらしく」
イザベル・クリニェ:「……その内の一つがこの墓碑だと……最高生徒会あっちから詳しく話を聞けるなら、多分きっと他の場所も把握してるんじゃないかと…」
十掬キョウ:「うん、ここにも1つ祀られてたんだよね?」空のガラスケースを指して。
五位堂マキエ:「……なるほどー……」
イザベル・クリニェ:「そういうことになり、ますねぇっ…ウエエごめんなさい。若干あやふやな話に終始してしまってぇ…」
イザベル・クリニェ:「た、多分マキエさんが尋問された相手に聞くのが一番手っ取り早いんでしょうけど……取り合ってくれるんでしょうかぁ……?」
フェリ・ベルクラム:「残滓……って目に見える形であったってこと?」硝子ケースを指したキョウさんを見る。
五位堂マキエ:「今はなくなってる……どこかにいっちゃってる……?」
双海カナデ:「今ないものをどうやって…」
五位堂マキエ:「何か手があるのかな、シオニスト会議さんには……」
五位堂マキエ:「でも、そうか、シオニスト会議さんが他の遺痕を狙ってるなら、」
五位堂マキエ:「そっちも何とかする必要はあるよね。そこで……」
フェリ・ベルクラム:「生前の残滓を集めて復活させる……って、かなりオカルト寄りの話になってるけど」
イザベル・クリニェ:「と、当人をふん縛ってやるしかないですよぉっ!目的も聞き取る必要があるなら手っ取り早いのはこうです、こうっ…!」”こう”と示すように拳で掌を叩いている あっ力入れすぎた痛い
フェリ・ベルクラム:「最高生徒会、取り合ってくれるかしらね」
十掬キョウ:「でも残骸の残滓で復活なんてできると思いにくいよね」
十掬キョウ:「遠くない?つながりが」
十掬キョウ:「なんでできそう~って思ったんだろう」
イザベル・クリニェ:「あぅぅ…それも確かに…遺体も残ってないのに」
フェリ・ベルクラム:「それしか残ってないから、それくらいしか頼るものがなかったのかも」
双海カナデ:「復活したものが微弱な力がないとしても、レーシャ・コヴァリュークの力で強化するのでしょうかね?」
五位堂マキエ:「ないし、あたしたちの知らないまだ何かの情報を持っているとか。……ううーん、ちょっとわからないな……」
フェリ・ベルクラム:「放置して失敗させるに任せるのも、イザベルがその間に過労で倒れちゃう」
十掬キョウ:「とにかく他の所在も見つけて保護したほうがいいのはそうだね!」
五位堂マキエ:「他の場所が分かっているなら、待ち伏せもイケるね!」
十掬キョウ:「僕最高生徒会に知り合いいるよ!多分その子は知らないと思うけど……」
イザベル・クリニェ:「フェリさん……!」うるうる なんて優しいんだ…
五位堂マキエ:「となると、やっぱり最高生徒会……今あたしたちに近いのは……」
十掬キョウ:「ここにマキエちゃんの会った子を呼びつけるのはできると思う!」
十掬キョウ:「寮長ってことは偉いんだよね?」
イザベル・クリニェ:「…や、やっぱりそれしかないですよねぇ…?」
五位堂マキエ:「……あの尋問官さんになるのかな。綾云媛さん……」
双海カナデ:「私が”鳩”を飛ばしましょうか?」
五位堂マキエ:「えらいと思うよ!」
イザベル・クリニェ:「…ぶっちゃけで聞きますけどぉ…マキエさん、その人話通じそうでしたぁ…?」
五位堂マキエ:「……話だけなら。筋道通っていれば、ちゃんと聞いてくれる余地はあると思う」
五位堂マキエ:「でも頑固っぽい感じもしたなあ、あたしらが情報欲しいんで教えてください!って正面から言っても望み薄かも……」
五位堂マキエ:「……実際ね、ちょっと聞き込みしたらいくらか解ったよ。あの人については。有名人だったんだね」
イザベル・クリニェ:「ど、どっちにしても苦手すぎる領域…!」
イザベル・クリニェ:カナデに助けを求められないかとチラチラ見ている
五位堂マキエ:「綾云媛さん。最高生徒会の安全保障寮長だけど……」
双海カナデ:目が合い薄く微笑む
フェリ・ベルクラム:「できるの?」
五位堂マキエ:「えっ!イケるの、ナデちゃん?」ビックリだ
五位堂マキエ:「あの人キングダムの王様なんだよ。それも海賊王さんとバチバチにやり合ってた武闘派」
十掬キョウ:「ええ~っ」
十掬キョウ:「マキエちゃんよく無事だったね……」
五位堂マキエ:「う、うん……治安維持……いや、防諜と広報か。そっちの担当ってことで、話は本当に通じてくれたおかげだと思う……」
五位堂マキエ:「キングダムの頃の役職は探索王ロード・クエスト。補導団(ガールスカウト)の団長もしてたんだって」
十掬キョウ:「探すのが得意そう?」
五位堂マキエ:「というよりもこの探索って……」
五位堂マキエ:「うん、人や証拠を探すとか真実を見つけ出すとか、そういう方の探索だと思う。警察とか公安的なあれだね」
イザベル・クリニェ:「な、なるほど…確かに頑固そうですねぇそれなら…」
五位堂マキエ:「今は最高生徒会へ出向してるけど……『やる気』はめっちゃあると思うな。だから、」
五位堂マキエ:「他の遺痕の場所についてはかなり確実に掴めてるんじゃないかな。シオン会長のものだからね」
双海カナデ:「そのことを交渉の材料にすればよさそうですね」
イザベル・クリニェ:「行けそうですかぁ…?カナデさん…」滅茶苦茶心細そう
十掬キョウ:「うん、じゃあ呼んでもらおう!」
十掬キョウ:「カナデちゃんならいけるよ~!」
双海カナデ:「交渉は私がやります。もし、彼女が武力を振るおうとするのならその時は皆さんに助けていただきましょうか」
五位堂マキエ:「おお、マジっすかナデちゃん……心強い!」
フェリ・ベルクラム:「お願いします」(どうやってやるんだろう……)と興味深く思っている


GM:しばらくの後。
GM:2人の少女がその場に突如出現する。
ヤナ・ヤーコヴレブナ:「はあっ、ぜえっ……」
ヤナ・ヤーコヴレブナ:「人使いが荒くないですか……?」
十掬キョウ:「ヤヤユちゃん~!ありがとね~!」ギューッと抱きついている。
ヤナ・ヤーコヴレブナ:「痛い痛い痛い」
双海カナデ:「ありがとうございます。助かります」一礼をする
GM:そしてもう一人。
綾云媛:「これはこれは、皆さんお揃いで!」
綾云媛:「喫緊の要件とは、如何致しましたか?」
綾云媛:「私も多忙の身ですので、重要な案件であれば嬉しいのですが……」
イザベル・クリニェ:「んふぉっ…!?」威勢の良い声に完全に萎縮して固まっている
双海カナデ:「ここまでご足労いただきありがとうございました」
五位堂マキエ:「や~すいません寮長さん!今回はこんなお呼び立てして……」
綾云媛:物腰こそ丁寧だが、どこか半身に構えているような。
綾云媛:今にでも相手取る準備が出来ているかのような立ち居振る舞い。
双海カナデ:「ごゆっくりしていただきたいのですが、お忙しいでしょうしさっそく本題にいきますね。実は、今回頼みがありまして…」
五位堂マキエ:「はい、申し訳ないんですけど、お話したいことと聞きたいことがありまして……」言いつつ後ろに下がっていく。
綾云媛:「はい!お頼みをお聞きしたいのはやまやまですが……」用件を言う前に遮るように。
五位堂マキエ:カナデちゃんにお願いの構えだ。
綾云媛:「最高生徒会としましては特定の学区・・・・・への肩入れとなるような行為は厳に慎まねばなりませんので」
イザベル・クリニェ:「(こ、ここは明るい人達陽キャに任せましょうっ…うん、それしかない…っ!)」
綾云媛:「そこは寛恕お願いいたします!」
双海カナデ:「何も、行動をしていただきたいわけではないのです。雨月夜シオンの遺痕の所在について教えていただきたいのです」
綾云媛:「遺痕とは……?」
双海カナデ:「雨月夜シオンの7つの聖冠片の置かれていた場所。最高生徒会の所属されている方ならご存じではないのですか?」
双海カナデ:薄い微笑は崩れることはない。こちらの思惑を漏らすことはないようだ
綾云媛:「……勿論把握しておりますが」
綾云媛:「何故そんなことをお知りになりたいのですか?」
双海カナデ:「そうですね。まず、一つは最近困ったことにこのカタコンベに“シオニスト会議”の方々が遊びに来られることが多くなりまして」
双海カナデ:「その方々が、どうやら遺痕を探して雨月夜シオンの復活をもくろんでいるようです」
双海カナデ:「このままだと、“ノヴァリスのインフラ”である合同カタコンベの運用に支障が出てしまうのです」
フェリ・ベルクラム:(……はらはら) はらはらしている。悪いことをしているわけではないのだが。
双海カナデ:「それで、私達が事前に遺痕の場所を防衛して、首謀者を叩くことができれば問題が解決するかなと思います」
綾云媛:「ふむ……」
綾云媛:「内憂を合同カタコンベ保全委員会の皆様で押し留めていただけるのであれば、こちらとしても外患に集中できる」
綾云媛:「つまりは両者にとってより良い形と仰りたい訳ですね!」
双海カナデ:「そうです。もし、この問題を放っておいてしまえばシオニスト会議は、雨月夜シオンの復活を大々的にノヴァリスに流布させるでしょう」
双海カナデ:「そうなったら、ノヴァリス全体に混乱が起こる可能性は高い。あなたがたの仕事も莫大に増えてしまいますもの」
綾云媛:「ええ。それは困ってしまいますね」
綾云媛:「何も知らぬ皆様にまでその可能性・・・・・に目を向けられるのはこちらも困りますから!」
綾云媛:「いいでしょう!聖冠片の発見地のうち……」
綾云媛:「6つをお教えいたします。1つはカタコンベにありましたから、正確には5つでしょうか?」
双海カナデ:「ふふ。ありがとうございます。力になっていただけて助かります」
綾云媛:「一つはメサイア郊外」
綾云媛:「一つはジェネシス学区の実験場」
綾云媛:「一つはアップルシードの未開拓地域」
綾云媛:「一つはキングダム学区・・・・・・・、ファウセット新陸帯」
綾云媛:「最後に、ノヴァリス南部。学区境未決定の未開地」
イザベル・クリニェ:「(それでも6つなんですねぇ…や、やっぱり警戒しての対応なんでしょうか…)」ガチガチに固まっている 心臓が止まるかもしれない。
十掬キョウ:「残り1つは教えてくれないの?」
フェリ・ベルクラム:「バラバラね……シオニストも学区を越えた組織だから、どこから狙ってくるか」
綾云媛:「はい!政治的に問題がありますから」
綾云媛:「皆様が確かにその件のテロ組織を防ぐに足る活動があると認めれば、その折にお伝えいたしましょう!」
双海カナデ:「一般生徒の我々が受け取れる情報としては今は十分でしょう。現6か所の防衛成功次第改めて教えてください」
イザベル・クリニェ:「な、ナチュラルに下に見られていますっ……!」
五位堂マキエ:「まあ最高生徒会だしね、一応は上だから……」
フェリ・ベルクラム:「6か所を防衛する間に、首謀者を捕まえてしまいましょう」
双海カナデ:「ありがとうございました。綾云媛さん」
五位堂マキエ:「助かったよ寮長さん~」深々と礼
イザベル・クリニェ:「じ、情報提供感謝しますっ…」
イザベル・クリニェ:「とりあえずこれ以上仕事増やされないように、あの首謀者だけは何としてでも確保しないと…!」
綾云媛:「はい!こちらもお助けできて非常にうれしいです!」ニコニコとするが目は笑っていない。
フェリ・ベルクラム:「あちこち回らなきゃいけないから……マキエが頼りね」
五位堂マキエ:「うん。車なら任せて!」
十掬キョウ:「ここの守りも残さないとだね」
十掬キョウ:「じゃあみんな……がんばろー!」
五位堂マキエ:「ふふ、何だかちょっとワクワクしてきたね。いや警備のお仕事なんだから気を引き締めないとなんだけど……」
五位堂マキエ:「おーっ!」
イザベル・クリニェ:「み、皆で回る事になるわけですねぇ…え、へへ、なんかちょっと分かるような…」
イザベル・クリニェ:「お、おぉっ…!」
フェリ・ベルクラム:「えいえい……」
双海カナデ:「がんばりましょうね」


GM:シーン終了。ロイスの取得及び購入が可能です。
五位堂マキエ:ロイスは一旦保留!
フェリ・ベルクラム:ロイスはキョウちゃんにとっとこ
双海カナデ:ロイスこちらもいったん保留で
フェリ・ベルクラム:友人/十掬キョウ/親愛/不安:○/ロイス
イザベル・クリニェ:どうしようかな カナデさんに感謝○/隔意を
フェリ・ベルクラム:購入はイザベルさんに渡すように 強化ビジネススーツを狙います
フェリ・ベルクラム:目標値19
フェリ・ベルクラム:6dx;1
フェリ・ベルクラム:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[1,2,5,6,8,10]+5[5]+1 → 16

フェリ・ベルクラム:滴を使うまでもないじゃねえか……
フェリ・ベルクラム:財産3点使用。購入して渡します
イザベル・クリニェ:やった~~~足舐めます レロ
フェリ・ベルクラム:ひゃ……
イザベル・クリニェ:こっちどうしようかな とりあえず治療キット買うか…
イザベル・クリニェ:6dx>=8
DoubleCross : (6DX10>=8) → 6[2,4,5,5,5,6] → 6 → 失敗

イザベル・クリニェ:うわーん これならまぁいいかスルーで…
五位堂マキエ:高性能治療キットを狙うか!目標値もそこそこだ!
五位堂マキエ:2dx+4>=9
DoubleCross : (2DX10+4>=9) → 9[4,9]+4 → 13 → 成功

五位堂マキエ:エイッ、成功!これでシーンの合間に3D回復ができる!
GM:あっそのアイテムは……
GM:使い捨てと扱わせてもらうよ
フェリ・ベルクラム:使い捨て裁定だ
五位堂マキエ:アッ!了解です……!
双海カナデ:うーん…
五位堂マキエ:でも十分に使える回復材だぜ……かしこまりました!
双海カナデ:UGNボディアーマー買っときますか…
双海カナデ:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 10[3,3,10]+9[9] → 19 → 成功

双海カナデ:?????
GM:てか……
GM:+15もあるよ
双海カナデ:あ。判定シーン継続なのか!
GM:そうです とにかく成功!
フェリ・ベルクラム:テイマーベル、チート
イザベル・クリニェ:つよい
イザベル・クリニェ:50点使うだけはありますね


GM:次のシーンに行く前に……
GM:次以降のシーンについて説明しますね。
GM:次以降のシーンは選んだ場所に行くことが出来ます。
GM:候補地は以下の7つ。
・メサイア・カタコンベ[0/100] 参加報酬:このシーンの登場侵蝕上昇なし
・メサイア郊外[0/30] 参加報酬:「攻撃力+10」
・ジェネシス実験場[0/30] 参加報酬:エフェクト1つのLV+2
・ノヴァリス南部未開地[0/30] 参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1)
・アップルシード地雷原[0/30] 参加報酬:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
・シャムロック保護区[0/30] 参加報酬:「バディムーヴ」獲得
・???[?/?] ※3つ以上達成で解放 参加報酬:取得可能エフェクト1つを1LVで取得
GM:各項目の見方について。
GM:候補地の隣の数字は「探索値(現在値/目標値)」となり、各候補値に設定された方法で探索値を目標値に到達させるとクリアとなります。
GM:参加報酬については、参加した瞬間に適用可能です。
GM:手分けして参加しても問題有りません。ただし、手分けして参加した場合、
GM:実際に参加したキャラクターにしか参加報酬が与えられないので注意してください。
GM:手分けする意味なんて無いじゃんってお思いかもしれませんが……
GM:上記のうちメサイア・カタコンベについてだけ特殊で、この探索値は「敵」の探索値になります。
GM:こちらはむしろ100に到達することを防ぐ必要があります。
GM:敵は毎シーン、ラウンドの開始時に30点の探索値を稼ぎます。
GM:これに対し、カタコンベに参加したキャラクターは〈任意の攻撃〉or〈回避〉で判定し、達成値分だけ上昇探索値を軽減できます。(マイナスにはなりません)
GM:誰を防衛に残し、誰がどの参加報酬を獲得しに行くのか考えながら攻略を進めましょう。
GM:また、攻略に手間取るとラウンド数が増え、探索値も多く稼がれる可能性があります。
GM:NPCカードが使用可能です。

NPCカード:十掬キョウ シーンごとにどちらか1つを選んで使用できる。
・【肉体】を使用する判定時に使用可能。【肉体】を16あるものとして判定できる。ラウンド1回
・シーン中、カタコンベの探索値上昇を防ぐ。シナリオ1回
GM:説明は以上!質問はありますか?
フェリ・ベルクラム:判定をするのはラウンド? シーン?
GM:シーン内のラウンド判定になります
GM:判定が1周しても探索値を稼ぎきれなかったら次のラウンドに行く形。
フェリ・ベルクラム:そういうことか
双海カナデ:せんせー!ハンドリングを持ってるんですが、それを使用して他の場所にいくことはできませんよね?
フェリ・ベルクラム:一人が1シーンにいけるカ所は1カ所だけってことね
GM:これね……
GM:行けていい気がするんですよね
双海カナデ:!?
五位堂マキエ:うお!
フェリ・ベルクラム:つまりカナデさんは二カ所同時攻略が出来る……?
GM:ただし登場侵蝕はそれぞれで振ってもらいます 1d10と1d10+4を個別に振ってね
イザベル・クリニェ:いいんですか!?
イザベル・クリニェ:なるほどね
フェリ・ベルクラム:やば
双海カナデ:調子コキすぎると転送されるってことですね
五位堂マキエ:つよいぜ……
GM:あと参加報酬も片方しか得られないことにします。やるにしても基本は片方は防衛してもらうほうがいいかも。
五位堂マキエ:ハイリスクハイリターンだ……
フェリ・ベルクラム:まあハンドリング、そもそも「PCの代わりに動物で出られる」ってエフェクトだしね
イザベル・クリニェ:本来同時行動は想定されてない感じの
フェリ・ベルクラム:とりあえずそんなとこかな やりながら覚えよう
五位堂マキエ:おおよそ理解しました!後はわからない所があったら聞いてみます!
双海カナデ:こちらの質問も以上です!お答えいただきありがとうございました!


【ミドルフェイズ3】

・メサイア・カタコンベ[0/100] 参加報酬:このシーンの登場侵蝕上昇なし
・メサイア郊外[0/30] 参加報酬:「攻撃力+10」
・ジェネシス実験場[0/30] 参加報酬:エフェクト1つのLV+2
・ノヴァリス南部未開地[0/30] 参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1)
・アップルシード地雷原[0/30] 参加報酬:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
・シャムロック保護区[0/30] 参加報酬:「バディムーヴ」獲得
・???[?/?] ※3つ以上達成で解放 参加報酬:取得可能エフェクト1つを1LVで取得
GM:候補地はこう 誰がどこに行くかを配分してね
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(50 → 56)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(49 → 58)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(58 → 60)
五位堂マキエ:61+1d10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+4[4] → 65

イザベル・クリニェ:うおおシャムロックへ突撃!
イザベル・クリニェ:ここはね~~キングダムの領土なんですよ~~~!
フェリ・ベルクラム:相談の結果、全員でシャムロックに向かいます
五位堂マキエ:シャムロックに行こうと思います!
双海カナデ:シャムロックへれっつごー!
フェリ・ベルクラム:ではNPCカードでキョウちゃん! カタコンベで留守番お願いします
十掬キョウ:はーい!
十掬キョウ:バッチリ守ってみせるね!
フェリ・ベルクラム:結界の一番弱いところたのむ
GM:ではシャムロック保護区へ4人で参加!
五位堂マキエ:結界の一番弱いところ、不穏……!
GM:参加報酬として「バディムーヴ」みたいなものを獲得できます
五位堂マキエ:やったぜ!


GM:【ファウセット新陸帯 魔術保護区】
GM:君たちはここに赴くに対し、近隣の学区へと渡りをつけていた。
GM:その使いの少女が、君たちを案内している。
フラウ・ロイド:「ようこそ、愛と平和の学区、シャムロックへ」
フラウ・ロイド:緑のタータンチェックに身を包む少女が、君たちに恭しく礼をした。
フラウ・ロイド:「私はシャムロック自由学園のフィオナ騎士団、“ジェオ・グレーネ”フラウ・ロイドと申します」


イザベル・クリニェ:「そ、その説明には大いに疑問がぁ…アッハイ よろしくお願いしますぅ……」
五位堂マキエ:「おおおお……これはこれはご丁寧に……」ぺこりぺこりと礼
フェリ・ベルクラム:「こんにちは。今日はよろしくお願いします」
双海カナデ:「本日はよろしくお願いします」一礼をする
イザベル・クリニェ:「そ、そのぉ~…私たちの用件についてはもうお話は行っているんでしょうか…?」
フェリ・ベルクラム:「わたしたちは、シオン会長の十字冠が見つかった跡地を探しているのだけれど」
フラウ・ロイド:「エアリより伺っております。ここは私たちの庭のようなものですが、指示には従っていただきます」
フラウ・ロイド:「いつ何時、邪智に塗れた業突く張り共が襲ってくるとも限りませんから」
五位堂マキエ:「よろしくお願いします。はい、それは勿論。急にすみません、ファウセットに行きたいなんて……」
フラウ・ロイド:「お恥ずかしながら、私達の戦力は十分といいがたいもので……」
五位堂マキエ:「邪智に塗れた……」
五位堂マキエ:「なんだか大変そうですよね。お疲れ様です……」
フェリ・ベルクラム:「どこも似たようなものなのね……」
フラウ・ロイド:「件の欠片があった場所というのが、この辺りなのですが……」周囲を見渡す。
フラウ・ロイド:崩壊した石の遺跡のようなものがある。
五位堂マキエ:「あれかな?」
イザベル・クリニェ:「…み、見事に壊されてますねぇ…」
フラウ・ロイド:「はい、最高生徒会があれを回収した経緯を伺っていますか?」
フェリ・ベルクラム:「そこまでは……」
イザベル・クリニェ:「やっぱり悪用の危険性を考慮して…?ほ、ほら、特にここは色々あるじゃないですかっ…政治的に、その…」
フラウ・ロイド:「名状しがたい悪行に拠って立つノヴァリス最大の恥部が、これよりずっと東の都にあります」
フラウ・ロイド:「ここから簒奪し、それなる館に収蔵しようと企んだものの中に……冠片も含まれていたのです」
フラウ・ロイド:「最高生徒会では、その輸送の途にあった物を奪還したと聞いています」
五位堂マキエ:「ははあ~」
フェリ・ベルクラム:「……大博物館?」
フラウ・ロイド:「ああ……聞くだに悍ましい……」ギリギリと歯噛みしている。
フェリ・ベルクラム:迂遠かつ剣呑な表現をなんとか読み取る。
フラウ・ロイド:「大と名付けるのも常人の神経を疑います。大きければ善しと考える野卑なる主張者です」
イザベル・クリニェ:「あ、あぁ~…でもそこまでしてよく揉め…いや、今は争ってる余裕もなかったんですかね…あっちもかなり大変そうですし…」
五位堂マキエ:「まあ、そうですね。これは最高生徒会のファインプレイだったんだ」
双海カナデ:「なんともまあ…」
フェリ・ベルクラム:「………えと」曖昧に笑う。迂闊に踏み込みたい話題ではなさそうだ。「博物館に展示されるところを、回収したのね。じゃあここにあるものを最初に見つけたのは誰?」
フラウ・ロイド:「それも把握できておりません。“革命”後はここも混乱の最中にありましたから」
フラウ・ロイド:「しかし……残痕が残っているとすればここです。ですが……」
フラウ・ロイド:歯切れの悪い表情になる。
五位堂マキエ:「何かあるんですか?」何処とも知れない泥棒とか迷惑系冒険家とか、その辺りが荒らしに来たのかなあなどと考えつつ。
フラウ・ロイド:「二度と盗っ人が入らないように……遺跡全体に呪いを掛けたのです」
イザベル・クリニェ:「の、呪いぃ…?」
フラウ・ロイド:「お調べになるのであれば……その呪いを免れ得ないでしょう」
GM:このシーンで必要となる判定について説明します。
五位堂マキエ:「ヒェッ……!さすがそういう魔術はシャムロックさんですね……」
"遺痕"の解呪
〈RC〉〈知識:魔術〉〈知識:レネゲイド〉10
もしくは〈任意の攻撃〉によるダメージ:30点(獲得値は1/3切り捨て)
GM:この判定の合計値が探索値30に達すれば成功です。目標値以下の達成値の場合は0点になります。
イザベル・クリニェ:んお~~苦手~~
GM:また、"遺痕"は10m先にあり、上側の判定を行う場合、"遺痕"にエンゲージしている必要があります。
双海カナデ:RC固定値は9あるのでまかせておけ!
フェリ・ベルクラム:判定順はラウンド進行で良いのかしら
GM:ラウンド進行になります。また、
GM:ラウンドの開始時、判定参加者にはランダムで3つのバッドステータスが付きます。
フェリ・ベルクラム:!?
五位堂マキエ:なにぃ~
双海カナデ:!?
GM:暴走,放心,硬直,邪毒3,重圧,"遺痕"への憎悪のうちのいずれかです。
GM:じゃあ……順番にみんなを呪っていくね
GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] フェリ1
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 憎悪

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] フェリ2
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 重圧

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] フェリ3
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 硬直

イザベル・クリニェ:なにぃっ
GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] カナデ1
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 暴走

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] カナデ2
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 憎悪

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] カナデ3
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 憎悪

GM:同じのでた場合は効果重複とします。憎悪は意味ないんですけど……
GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] マキエ1
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 邪毒

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] マキエ2
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 邪毒

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] マキエ3
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 邪毒

GM:全部毒だ ランク9になります
フェリ・ベルクラム:wwww
五位堂マキエ:グワーッ!
フェリ・ベルクラム:そんなことある?
GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] イザベル1
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 暴走

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] イザベル2
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 邪毒

GM:choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪] イザベル3
DoubleCross : (choice[暴走,放心,硬直,邪毒,重圧,憎悪]) → 暴走

双海カナデ:邪毒がかさなっていく…
イザベル・クリニェ:うわああんこっちに邪毒は痛すぎる
GM:ではこの重篤デバフの中で……改めて判定をしてもらおうかな
双海カナデ:よし、みんなのことを助けるぞ…
イザベル・クリニェ:頑張って欲しい…!
双海カナデ:1番カナデ行きます!
フェリ・ベルクラム:正直カナデさんに全部なんとかしてほしい!
双海カナデ:マイナー開いているのでそのまま10m移動!
双海カナデ:エフェクト使わずそのまま判定します!
双海カナデ:8dx+9 RC
DoubleCross : (8DX10+9) → 10[2,3,4,4,5,7,7,10]+6[6]+9 → 25

双海カナデ:あとは…みんな、がんばってくれ…!
GM:もう25も稼がれちゃった……
フェリ・ベルクラム:天才!
GM:25/30になったので 次に判定に成功すれば目的達成になります。
フェリ・ベルクラム:うおおおマキエちゃん! がんばれ!
五位堂マキエ:よっしゃ!ならあたしっすね、次鋒レオパルドンいきます!!
五位堂マキエ:10m距離を詰め【精神】で判定します……が……あ、そうだバディムがあった!素で振ります!
五位堂マキエ:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[3,5,8,8,8,9,10]+6[6] → 16

五位堂マキエ:必要なかった!達成!
GM:グヌヌ……
五位堂マキエ:そしてあたしは毒を食らいます……
GM:探索値は30に到達 判定突破です!
GM:邪毒だけみんなもらっていきな
五位堂マキエ:27点喰らって残りHPは1!
五位堂マキエ:死ななくてほんとよかった
GM:毒で死ぬなんてありえねーよな
イザベル・クリニェ:9点受けて死にまぁす!!!!!
フェリ・ベルクラム:そうよね。危なかったわね、イザベル……イザベル?
イザベル・クリニェ:(斃れて冷たくなっている)
五位堂マキエ:ベルちゃん?ベルちゃん!?死んでる……
イザベル・クリニェ:これクリアしたなら眠っててよさそうですかね?
双海カナデ:べ、ベルちゃん…
GM:よく考えたらそうかも……
フェリ・ベルクラム:www
イザベル・クリニェ:スヤァ
フェリ・ベルクラム:次のシーンで1で復活しますね
イザベル・クリニェ:では寝ておきます
五位堂マキエ:きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで。


フラウ・ロイド:「あ、私は行きませんからね……?」
フラウ・ロイド:「この呪いを掛けた人絶対性格が悪いし……」
五位堂マキエ:「え!?あ、いやまあ、そうっすね……用があるのはあたし達だけっすもんね……」
イザベル・クリニェ:「の、呪いみたいなものなら受け慣れてますよぉっ!た、ただそれ以外の知識はないので…」
フェリ・ベルクラム:「参考までにどんな呪いがあるかみたいな話はないの……?」
フラウ・ロイド:「あっそうですね、オーソドックスなのだとやっぱり毒とかですかね」
イザベル・クリニェ:「こ、こっちでデコイになりますからっ…本丸はお任せしていいですか……?」
双海カナデ:「かなり用意周到なのですね」
フラウ・ロイド:「あとは精神支配とか……捕縛とか……」
フラウ・ロイド:「色々組み合わせてると思います」
五位堂マキエ:「バラエティ豊かだな……」
フェリ・ベルクラム:「オーソドックスって……でも毒なら私はあまり効かずに済むかも」
イザベル・クリニェ:「うえぇ…どれも受けたら死にそう……」
イザベル・クリニェ:非常に嫌そうだが自分の役割は弁えている
フラウ・ロイド:「あっ」
フラウ・ロイド:「毒だけにオーソドックスという意味ではないです」
五位堂マキエ:「?」
イザベル・クリニェ:「えっ」
フラウ・ロイド:「えっ」
フェリ・ベルクラム:「……ふっ」一拍遅れて、目線を逸らせた。
フラウ・ロイド:「は……早く行ってください!」
イザベル・クリニェ:「あ、あぁ~~…」暫く考えた痕に納得下様子で
イザベル・クリニェ:「わ、私は面白いと思いますよぉ…?」
イザベル・クリニェ:心が痛む同調
フェリ・ベルクラム:「入りましょうか。……長い棒とかがあればいいのだけれど」
フェリ・ベルクラム:複数のライトをつけながら、遺跡の中に踏み込んでいく。
双海カナデ:「行きましょうか」そのままなかったかのように、続いて入ろうとする
五位堂マキエ:「車で入るにはさすがにちょっと狭いからねえ。いや呪いってそういう装甲とか遠隔操作とかも貫通するのかな……」後に続く。
イザベル・クリニェ:「う、うぇぇ…こっちが死んだら放っておいて大丈夫ですので…」
イザベル・クリニェ:恐る恐る入っていく
GM:入った瞬間、ドロリとした瘴気があたりを包む。
GM:一つの呪いではないだろう。複合した呪。
GM:一つを解析しても、他に苛まれる。毒だけではない。
GM:"遺痕"を破壊しなければならないと思えるような強迫観念。
GM:足をすくみ、動けなくなるような束縛の魔術。
GM:脳を揺らし、魔術の行使を妨げる惑乱の呪い。
フェリ・ベルクラム:「――い、っ!?」 ばちゅん、と蜘蛛の巣のような光の帯が、足に絡み付く。
イザベル・クリニェ:「ふぉあっ!?の、呪いぃっ!カース!ひ、あぁっ、来ないでくださぁいっ!」嫌悪の衝動が暴走させられて、バタバタと隊列を乱しかける
五位堂マキエ:「うおっ……!」一歩入って即わかる。これはやばい!
双海カナデ:1歩踏み出した時の不快感。あらゆる嫌悪を凝縮させたかのような呪詛が全身を包む
双海カナデ:「…気持ち悪い」
イザベル・クリニェ:「う”ぉえっ…!ひぃっ…その上この感覚っ…や、ばっ…」呪詛に体も犯され、ただでさえ虚弱な体が悲鳴を上げる
五位堂マキエ:たとえるならあれだ、夜一人の帰宅中ふと道の脇を見た時、
五位堂マキエ:なぜかビルの隙間に挟まってた男と目が合ってしまったかのような、そんな時!
フェリ・ベルクラム:「みんな……っ!」口をコートの袖で塞ぐ。だが続いて激しい眩暈と、強い嫌悪感に襲われる。
イザベル・クリニェ:「さ、先っ…行ってくださいっ…!呪詛、って言っても…こんなの、絡まれるのは一種の”不幸”でしょうっ…」
フェリ・ベルクラム:「んぐっ……早く、遺痕を……!」 足を引き抜こうとするが、呪術罠の素養は何もない。
五位堂マキエ:「な、なめるなよう!」こちらは脳神経の扱いについてはジェネシスで訓練を受けているのだ!
五位堂マキエ:束縛や惑乱の呪いの科学対処的マインドセットくらい……!
双海カナデ:「言われ…なくてもっ!」一番に遺痕の元へ駆け出す
イザベル・クリニェ:「うおぇっ…!ひ、比較的カナデさんとか軽そうですしっ…ある程度の呪いはこっちで引き受け、ますからぁっ…!」
五位堂マキエ:「……グギャーッ!!」横転!すさまじい眩暈!!目の奥に鈍痛!暴れまわる胃酸!!
五位堂マキエ:こ、この呪い、こっちの防衛を読んで病毒系の呪いガン振りで来た!?
双海カナデ:放たれるこの場すべての声が不快だ。すべて消したくなるほどの憎悪を合コン委員会の皆へとせめて向けないように、湧き出る思いを潰していきながら
五位堂マキエ:「な、なによそれ……!!オエーッ!」
五位堂マキエ:――この呪いを掛けた人絶対性格が悪いし……。
五位堂マキエ:その通り過ぎる!!
フェリ・ベルクラム:「イザベル、無理しないでっ! ……カナデさん……!」 床に倒れ込みながら、顔だけを上げる。
五位堂マキエ:「ナ、ナデちゃん!無茶はやめ……!ベルちゃんもそれ、下手すりゃ死……!」
双海カナデ:「これで、私の邪魔などできたと侮るな…この程度の呪詛など、兄さんと引き離された苦痛に比べればまだ軽い」皆から離れたことをいいことに一人呟く。震える手で、海月を呼び出して、遺痕へと接続
イザベル・クリニェ:「こ、これが“無理”ならいつもやってる事ですぅっ…!い、ま、貢献出来るのはこのぐらいなんですからぁっ…やらせて、くだ…グェ……」立っている余裕もなく突っ伏して
双海カナデ:呪いの構成要素はおおむね解析できたが、決定打に欠ける。まだだ。まだ誰かの力が必要だ
双海カナデ:「呪いの要素はおおむねわかりました…!ですが、まだ一手足りません!誰か…!」皆に聞こえるように苦しみ悶えながらも叫ぶ
五位堂マキエ:「ふ、ふんぬ!」カバンから取り出したるは鈍く銀色に光る籠手……のようなマニュピレーター!
五位堂マキエ:「えりゃーっ!」
五位堂マキエ:投擲!指から伸びた影の糸が接続!そのまままっすぐ飛び……遺産に接触!
五位堂マキエ:マキエの車両、神経無線導式戦線支援鉄甲機・疾走D型、その屋内用超小型縮小版!
五位堂マキエ:狭い場所でも自分の手と同様に、影の無線導で動かせる便利ガジェットだ!
五位堂マキエ:ジジジジジ……!解析……みんなにとっては長い長い苦痛の時だったが、実際には短い時間……
五位堂マキエ:遺産の呪いが……鎮まる!
GM:遺跡に静謐が戻る。
GM:先程までの怨嗟の流れが嘘のように、静かな石の物言わぬ遺跡がそこにあった。
イザベル・クリニェ:「お二人とも…流石ですぅ……」息も絶え絶えにそう言い残して
イザベル・クリニェ:「…………」そこから長い沈黙
フェリ・ベルクラム:「う………」
フェリ・ベルクラム:足の拘束が粘つき溶けるように消える。「上手く、いった……?」
双海カナデ:「ふう………」少し力が抜け、地面に突っ伏す
五位堂マキエ:「ひ、ひーっ……ひー……」
五位堂マキエ:「し、死ぬかと思った……ベルちゃんは平気……?……ベルちゃん?」ふらふらになりながら立ち上がって……またへたり込む。
イザベル・クリニェ:――既にその躯は静かに冷たくなっている。生命活動を停止……死んだのだ。
五位堂マキエ:「し、しんでる……」
フェリ・ベルクラム:「イザベル……イザベルーっ!」
フェリ・ベルクラム:「とりあえず強心剤打っておけばいい……?」
五位堂マキエ:「あ、そうだね。それで復活すると思う」
フェリ・ベルクラム:「イザベルのこれ、本当に慣れないのだけど……」
フェリ・ベルクラム:言いながらも、胸元を軽く開けて、慣れた様子でシリンジを打ち込む。
イザベル・クリニェ:そのままイザベル用に常備されてるかもしれないそれを撃ち込まれると
双海カナデ:「はぁ…はぁ…それで、ここには何が…?」呪いが完全に抜けきっていないからか、他の人の状況を無視しつつ、遺痕の元を確認する
イザベル・クリニェ:「――はっ…!い、今のは普段とは大分違う苦しさがありましたねぇっ…気付かない内に死んでましたっ…」
イザベル・クリニェ:がばっ、とすぐさま起き上がる。何だかんだ慣れたものである 死ぬのは。
GM:小さな欠片が置かれていたと思しき、台座と布切れ。
五位堂マキエ:「正直あたしもね、最初は驚いたし今でもちょいちょいギョッとするよ……取り合えず生ビールみたいな感覚で死んじゃうんだもんね……」
GM:たしかにそれからは、未だにレネゲイドの気配を感じる。
イザベル・クリニェ:「あ、ま、またお手間かけちゃいましたぁっ…!?わ、わわ、申し訳ないですっ…!」
フェリ・ベルクラム:「お疲れさま。まだゆっくりしていて」イザベルの額に手を当てる。
五位堂マキエ:「これって……」ふらふらとカナデちゃんの後ろから覗き込み。
イザベル・クリニェ:「ほへぇ…へ、へへ…ありがとうございます…」照れる
双海カナデ:「…!」ビクっと躰を跳ね、後ろを振り返る。マキエの間近には海月がおり、そこからは攻撃性の高いレネゲイドの高まりを感じる
イザベル・クリニェ:「え、えっと…その気配…それが遺痕なんですかぁ……?」
五位堂マキエ:「わ、わわっ。ごめんね、驚かせちゃったかなクラゲさん……」悪さはしないよとばかりに両手を胸の辺りに上げて後ずさり。
双海カナデ:「…!」
双海カナデ:「あ…すみません…まだ戻り切れてなかったようで…」ようやく我に返り、落ち着きを取り戻すとともに、レネゲイドの高まりが消えていく
五位堂マキエ:「ナデちゃんも、ごめんね~。大丈夫大丈夫。こっちがうっかりしてたやつだから、気にしないで~」
フェリ・ベルクラム:「……ひとまず、持って帰ればいいのかしら」
五位堂マキエ:「そうだね、あたしたちの仕事は防衛だけど」
イザベル・クリニェ:「シオニストの皆さんに取られないようにしないと……」
五位堂マキエ:「相手はいつ来るかわからないからね。シャムロックさんがOKなら、持って帰る感じかな……」
双海カナデ:「一時的に隔離させておけば、ある程度時間は稼げるでしょうね…」
五位堂マキエ:「まあ、持って帰ると言うよりは一時的にあたし達で持ち歩く方向かな」
フラウ・ロイド:「皆さん、大丈夫ですか……?」
フラウ・ロイド:「どうでしたか、呪いは……」
フェリ・ベルクラム:「ことが済んだら、元に戻せばいいしね」
五位堂マキエ:「あ、シャムロックさん!」
イザベル・クリニェ:「い、1回死にましたがそのぐらいですぅ……」
フラウ・ロイド:「ええっ」
五位堂マキエ:「お陰さまで、何とかなりました!ざっとこんなもんですよ!」ヘロヘロの状態でガッツポーズ。
双海カナデ:「えっ、倒れてたんですか…?」
フラウ・ロイド:「防備、薄くなかったですか……?」
フェリ・ベルクラム:「……ごらんの通りですけど」
フラウ・ロイド:「なるほど……参考にさせていただきます」
イザベル・クリニェ:ぐったりしている
フェリ・ベルクラム:錠剤をいくつか飲んでいる。
フェリ・ベルクラム:「参考に…………?」
フラウ・ロイド:「やっぱりまだ性格の悪さが足りませんよね……」
双海カナデ:「…?」
五位堂マキエ:「……ん、んん?」
フラウ・ロイド:「エアリくらい悪どくやれるようにもっと頑張らないと……」
イザベル・クリニェ:「は???」
フラウ・ロイド:「? どうされました?」
五位堂マキエ:「……。……まあ、防衛という点では悪どく泥棒をやっつけられた方がいいのかもしれませんけど」
五位堂マキエ:「お手柔らかに、お願いしますね……」
イザベル・クリニェ:「今でも人が死んでるんですからねぇっ!」
フラウ・ロイド:「たった1キル……」不服げ
フェリ・ベルクラム:「死んでいた本人が言っても……」
フェリ・ベルクラム:言いながらシリンジを取り出している。
フラウ・ロイド:「? どうされたのですか?」
イザベル・クリニェ:「そ、そう言いつつ助けてくださるのはとても有難く……うぇへへ……」
イザベル・クリニェ:「と、とにかくっ!あまり厳しすぎても問題が出ますよとだけぇっ……」
フェリ・ベルクラム:「対象のものは、合コン委員会で一度預からせて頂きます。意見があれば最高生徒会まで」
フラウ・ロイド:「はい、よろしくお願いします!今日はありがとうございました!」
フラウ・ロイド:「次にいらした時は必ず……」
五位堂マキエ:「いらさないからね!殺さないでね!!?」
フラウ・ロイド:「もっとまともな呪いをお見せできるように精進いたします」
フェリ・ベルクラム:「わたし達以外にして……」


GM:シーン終了。ロイスの取得及び購入が可能です。
GM:勿論先程獲得した報酬は……
GM:購入でも使えます
五位堂マキエ:ウッヒョ~!
イザベル・クリニェ:つよい
双海カナデ:いえいいいえい
双海カナデ:ロイスは…今回は保留で!
フェリ・ベルクラム:じゃあ医療トランク買お……
五位堂マキエ:ロイスはカナデちゃんに! 仲間 双海カナデ 〇連帯感/隔意 で。いや武士みたいな前のめりな熱さがあるな~でも驚かせちゃったな~
五位堂マキエ:な感じ!
五位堂マキエ:まず高性能治療キットでHPを回復しておこう。使うぜ!
五位堂マキエ:3d10
DoubleCross : (3D10) → 9[4,2,3] → 9

フェリ・ベルクラム:ロイスはまだ保留~
五位堂マキエ:HPは10
フェリ・ベルクラム:というか一つしかない
フェリ・ベルクラム:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[2,3,5,9,9,10]+6[6]+1 → 17

イザベル・クリニェ:照準器狙います
フェリ・ベルクラム:だれか~~~バディ バディを
イザベル・クリニェ:バデム!
フェリ・ベルクラム:ありがたい! 医療トランクゲット!
イザベル・クリニェ:+3じゃい 全員使えるの強すぎ
イザベル・クリニェ:6dx>=15
DoubleCross : (6DX10>=15) → 8[1,1,6,7,7,8] → 8 → 失敗

イザベル・クリニェ:だめだ~
フェリ・ベルクラム:こっちも何度でも使い回せるぜ シーン1回だが
五位堂マキエ:助かる~フェリちゃんありがと~
五位堂マキエ:あたしはそうだな~
双海カナデ:じゃあイザベルちゃんの手伝いをします!照準器で!
双海カナデ:4dx>=15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 10[1,2,2,10]+4[4] → 14 → 失敗

フェリ・ベルクラム:バディムーヴ!
五位堂マキエ:つよい
双海カナデ:後だしでバディムーヴ使用!購入しました!
GM:もしかして…… 全員にバディムーブをわたすと……
GM:よくないのでは……
フェリ・ベルクラム:バディムーヴは自分の判定に自分では使えないが
フェリ・ベルクラム:全員が持ったら……その弱点はなくなる……
GM:そんな……
双海カナデ:他の人のやつでしたか。すみません!
五位堂マキエ:ある意味、最強だ
フェリ・ベルクラム:医療トランクをマキエさんに使います
フェリ・ベルクラム:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+4[2,2] → 14

五位堂マキエ:あ、助かりますありがとうございます!うお~めっちゃ回復!
フェリ・ベルクラム:いやごめん
五位堂マキエ:24になりました!!
イザベル・クリニェ:フェリちゃんにパスしといて貰おう>照準器
イザベル・クリニェ:隼に取り付けておいて
フェリ・ベルクラム:HP10に2d10だから
五位堂マキエ:14だね!
フェリ・ベルクラム:14です  ごめんなさい下手で……
フェリ・ベルクラム:照準器もらいます! ありがとう!
フェリ・ベルクラム:天空の隼+1になりました
五位堂マキエ:こっちこそ勘違いがしてましたごめんね……!
五位堂マキエ:強い天空の隼
五位堂マキエ:あたしはボディアーマーにしよう。装甲を稼ぐのだ
GM:夫空の隼
五位堂マキエ:7dx+4>=12
DoubleCross : (7DX10+4>=12) → 10[2,2,4,4,6,10,10]+7[5,7]+4 → 21 → 成功

五位堂マキエ:成功!装甲が増えたぜ8~以上です!
GM:順調に装備が……


【ミドルフェイズ4】

・メサイア・カタコンベ[0/100] 参加報酬:このシーンの侵蝕上昇なし
・メサイア郊外[0/30] 参加報酬:「攻撃力+10」
・ジェネシス実験場[0/30] 参加報酬:エフェクト1つのLV+2
・ノヴァリス南部未開地[0/30] 参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1)
・アップルシード地雷原[0/30] 参加報酬:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
【攻略済】シャムロック保護区[30/30] 参加報酬:「バディムーヴ」獲得
・※3つ以上達成で解放 参加報酬:取得可能エフェクト1つを1LVで取得
GM:今はこんな感じ!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(58 → 64)
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(56 → 57)
五位堂マキエ:65+1d10
DoubleCross : (65+1D10) → 65+7[7] → 72

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(60 → 68)
フェリ・ベルクラム:今回は、まず全員で南部に向かいつつ、「ハンドリング」でカナデクラゲさんが防衛にもあたります。
双海カナデ:【ハンドリングLv5 】侵蝕:4 あらゆる達成値をLv×3
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を4増加(68 → 72)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(72 → 77)
GM:待ちな 君たちは……南部未開地に行くのであれば
イザベル・クリニェ:なにっ
GM:参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1) これが手に入るので……
五位堂マキエ:今回の登場侵食から早速適用だ!1下がるぜ!
GM:登場侵蝕も下げられるぜ
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1減少(64 → 63)
双海カナデ:ではクラゲ登場分も…?
五位堂マキエ:なので今は71~
GM:そうですね そっちも下がりますし……
双海カナデ:やったー!
GM:ハンドリングは別途撃ってるので
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を2減少(77 → 75)
GM:そっちも下がりますね
双海カナデ:わーい!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1減少(75 → 74)
フェリ・ベルクラム:わたしは今回1だったのでさがら図だぜ
GM:そういうこと!


GM:【ノヴァリス南部 未開区域 密林】
GM:鬱蒼とした密林。そこには人の気配のない……
GM:と言われていたはずだった。無人の未踏地であると。
GM:だが、踏み入れば、庵のようなものがあった。
十掬キョウ:「なんか家があるね?」
イザベル・クリニェ:「こ、ここって未開拓地のはずですけど……原住民とかでしょうかぁ…?」
五位堂マキエ:「あるね。えっ、この辺り学区とかじゃないよね」
双海カナデ:「人の手が入ってますね…?」
フェリ・ベルクラム:「貰った情報ならそのはずだけれど……」
フェリ・ベルクラム:「誰かいるの?」
フェリ・ベルクラム:ライトとシリンジを構えながら、恐る恐る声をかける。
GM:呼びかけに応じて、扉が開いた。
維道繍花:「どちら様でしょう……?」


五位堂マキエ:「ひ、人だ……!ここに住んでるんだ……!?」
フェリ・ベルクラム:(普通に出てきた……)普通に人が出てきたことに驚いている。
維道繍花:「ええ、はい。こちらに居を構えさせて頂いておりますが……」
五位堂マキエ:「え、ええと。急にすいません。あたしたち、メサイアの合同カタコンベ保全委員会という者ですが」挨拶をしてみる!
イザベル・クリニェ:「(す、凄い服……)」
維道繍花:「合同カタコンベ保全委員会……!?」
維道繍花:「わあ、ぜひ一度お会いしてみてかったのです!」
維道繍花:「この穢れ切ったノヴァリスという罪業の地において……」
双海カナデ:「驚かせてしまってすみません。いきなりこのような委員会の者が…あら?」
イザベル・クリニェ:「えっ、そんな憧れられるような対象でしたか私たちっ…!?」
維道繍花:「唯一と言っていい善行をなしている組織ですよね!」
五位堂マキエ:「えっ」
イザベル・クリニェ:「い、いやぁそんな……私なんてただ顔が良いだけでして……」
フェリ・ベルクラム:(六壬の和服に似てる……?)
フェリ・ベルクラム:だが、少ない布地で豊満な身体を覆いきれていない。
維道繍花:「あっ失礼!申し遅れました。わたくしは維道繍花と申します」
五位堂マキエ:「おお、こんな遠くまで名前が届いているとは……」
維道繍花:「六壬学園高等専門学校において……忍び部の部長を務めております」
イザベル・クリニェ:「忍び…ですかぁ?」
フェリ・ベルクラム:「忍び部の部長……あなたはここで何を?」
五位堂マキエ:「忍び部……忍術とかやってる部活ですか」
維道繍花:「いえ?」
維道繍花:「忍び部とは忍ぶための部活です。忍術などというくだらないお遊びでは有りません」
五位堂マキエ:「えっ」
五位堂マキエ:忍ぶための部活。
維道繍花:「ここでは修行を行っております。穢れた欲に塗れた俗世を離れて……」
双海カナデ:「その…忍ぶとは?」
維道繍花:「自らの罪業と向き合い、耐え忍ぶのです」
維道繍花:「忍びとは本来、忍耐を意味するのですから」
フェリ・ベルクラム:「忍者とは耐え忍ぶ者……そういう話は聞いたことがあります」
五位堂マキエ:「へ、へえ~。確かに忍術じゃないね。仏門とか仙人様とかの修行みたいだ」
十掬キョウ:「誰も居ないところで一人で修行してるの?」
維道繍花:「いえ……一人では有りません。わたくしたちは部活動ですから」
維道繍花:「志を同じくした部員の者共とともに過ごしております」
十掬キョウ:「なんだか合宿みたいで楽しそう!」
イザベル・クリニェ:「つ、つまり……ただひたすらに我慢を続けてるってことですかぁ」
フェリ・ベルクラム:「すみません、修行の邪魔でしたか」
双海カナデ:「つまり…ゼンみたいなものですか」
フェリ・ベルクラム:「私達、このあたりにシオン会長の冠が見つかった跡地があると聞いて来たのですが、ご存じですか」
維道繍花:「いえ……構いません。これも修行ですから……」
維道繍花:「冠とやらは分かりませんが……。たしかにここは開けた場所でしたから」
維道繍花:「なにか物が見つかるような場所かもしれませんね」
イザベル・クリニェ:「うぅん…虱潰しに探してみるしかない…?」
双海カナデ:「もっとアテがあればいいのですが…」
五位堂マキエ:「そうするしかないかなあ。何か手掛かりみたいなのがあるといいんだけど」
GM:そんな話をしていると、忍び部の部員らしきものが戻ってくる。
忍び部部員:「部長……!申し訳有りません……!」何やら大きな袋を抱えている。
維道繍花:「どうされました?買い出しの荷物が多いですね」
忍び部部員:「はい……!買い出しに街に繰り出したところ、どうしても邪悪な衝動に抗えず……!」
忍び部部員:「銀行強盗を行ってしまいました……!」
忍び部部員:「お許しを……!」
維道繍花:「なんと……!」
イザベル・クリニェ:「そこまず真っ先に我慢しないと駄目なヤツじゃないですか!?」
維道繍花:「オーヴァードは皆衝動を抱えていますからね……邪悪な衝動のためであれば仕方有りません。鞭打ちで許しましょう」
フェリ・ベルクラム:「え……」「え?」
維道繍花:「憎むべきはこのオーヴァードという存在そのものなのです。いずれジャームという避けがたい存在に変わってしまう……」
イザベル・クリニェ:「えっ怖い」
維道繍花:「それを必死で我慢しているのですから、たまには仕方がありませんとも」
五位堂マキエ:「邪悪な衝動に抗えず」「銀行強盗を行ってしまいました……?」
忍び部部員:「憎き理事会……!」
五位堂マキエ:「えっ……ええ……?!」
維道繍花:「はい!ここからともに忍んでいきましょう……!」
イザベル・クリニェ:「ど、どうしましょう。大分放っておいてはダメな感じがしてきてるんですが」
五位堂マキエ:「……」「見なかったことに出来ないかな……!?」
十掬キョウ:「通報したほうがよくない?」
維道繍花:「ところで……目撃者は居ないのですね?」
忍び部部員:「はい!それはもう……!ここまで誰にも顔を見られずに……」
忍び部部員:周囲を見渡す。
忍び部部員:「部長!今見つかりました!」
五位堂マキエ:「おっと話がさらに不穏になってきたぞ?」
維道繍花:「そんな……!」
維道繍花:「お恥ずかしいところを見せてしまったようですね……」
イザベル・クリニェ:「…あっ」
フェリ・ベルクラム:「その言葉をそんな意味で使うところ初めて見た……」
維道繍花:「仕方有りません……かくなる上は……」
イザベル・クリニェ:「そ、そう来ると思いましたよぉっ!何処かしらでまたそういう”不幸”も来るってぇっ!」
維道繍花:「そちらの“衝動”も発散させていただく所存です」
五位堂マキエ:「フッ。いつものあたしならその服のことかな?みたいなリアクションを取る所だったが……」
維道繍花:「貯めるのは体に毒ですので……」
十掬キョウ:「なんだか大変なことになっちゃったなあ」
フェリ・ベルクラム:「強盗するなら顔くらい隠しなさいよ……!」
忍び部部員:「まずいですよ部長!このままでは地下のお楽しみゾーンまで……!」
維道繍花:「ええ、ここでしっかりと口封じいたしましょう!」
維道繍花:「贖罪の祈りをここに!」
双海カナデ:「え」
五位堂マキエ:「口封じとか言い出しちゃったよ!ワンチャン穏便に帰してくれないかと思ったんだけどなあ!」
双海カナデ:また、さっきのようなことが起きるのか…?と辟易する
イザベル・クリニェ:「何が口封じですかぁっ!自分から晒しに来たくせにっ!」
五位堂マキエ:「ええい!すでにメサイアのあたしが言えたことではないですが!」
五位堂マキエ:「そもそも口を封じる前に!銀行を!強盗するな!」
GM:このシーンの判定は戦闘で~す
フェリ・ベルクラム:ミドル戦闘!
双海カナデ:ミドルだって~!?
イザベル・クリニェ:うおお~
GM:敵は侵蝕値固定で リザレクトもしますが……
イザベル・クリニェ:吹き飛ばしてやります
イザベル・クリニェ:なにっ
GM:HPを0にしたときのオーバーキルダメージ2点につき 探索値が+1されます。
五位堂マキエ:60点オーバーキルで、一発クリアも可能!
GM:事実上、累積オーバーキル60点を与えればクリアとなります。
イザベル・クリニェ:なるほどね~
フェリ・ベルクラム:かしこーい
GM:では……戦闘開始です! 戦闘はラウンド判定でやっていくよ~
イザベル・クリニェ:はーい
■配置
維道[10]

10m

カナデ[21]マキエ[14]
フェリ[8]イザベル[4]
GM:セットアップから!エネミーはありません
フェリ・ベルクラム:どうしようかな
イザベル・クリニェ:《増加生産》
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を2減少(63 → 61)
イザベル・クリニェ:あっちがう
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を2増加(61 → 63)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を2増加(63 → 65)
五位堂マキエ:《活性の霧》!あたしはオーバーキル目指してダメージを稼いでおこう……
五位堂マキエ:侵食率は+3-1で2
フェリ・ベルクラム:何もなしで。女王の降臨、シナリオ制限だし
双海カナデ:なし!
GM:ソラリス多くない?
五位堂マキエ:回数制限ありますからね女王。温存は重要……!
五位堂マキエ:あたしのソラリスはウロボロスによる真似事だぜ!
GM:ではカナデちゃんから手番をどうぞ!
双海カナデ:はーい!
双海カナデ:■マイナー
双海カナデ: なし
双海カナデ:■メジャー
双海カナデ:【雨粒の矢Lv5】【シングインザレインLv3】攻撃力22 侵蝕6-2 シーン選択攻撃
双海カナデ:9dx+9
DoubleCross : (9DX10+9) → 8[1,1,1,2,3,4,5,6,8]+9 → 17

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を4増加(74 → 78)
フェリ・ベルクラム:いきなりチャンス!
フェリ・ベルクラム:バディムーヴしましょう +3して20
GM:やめろ~~~
双海カナデ:ダメージダイスも1個増えた~
五位堂マキエ:もっと増やしておこう。あたしも+3で23!
GM:あっ重複はしないぜ
GM:バディムーブだからね
フェリ・ベルクラム:同じデータは重複しない!
五位堂マキエ:ああ~、そうでした!ごめんなさいなしで!
イザベル・クリニェ:大事だぜ
維道繍花:14dx>=20 ドッジ
DoubleCross : (14DX10>=20) → 10[1,2,2,3,4,4,4,5,6,6,8,8,8,10]+1[1] → 11 → 失敗

維道繍花:チッ……
双海カナデ:3d10+22 装甲有効
DoubleCross : (3D10+22) → 12[3,1,8]+22 → 34

フェリ・ベルクラム:ダイス多いな
五位堂マキエ:14個。こわっ
イザベル・クリニェ:こわすぎ
維道繍花:34点まるっと受けます!
維道繍花:まだまだ生きてます
五位堂マキエ:やはり……!
フェリ・ベルクラム:肉体が……頑丈!
維道繍花:ついていますからね 肉が
五位堂マキエ:装甲だったのか……
GM:では次! マキエちゃん!
五位堂マキエ:は!マイナーアクションでストライクモービル搭乗!
五位堂マキエ:メジャーアクションでコンセントレイト!《無形の影》《影絵の兵士》!
五位堂マキエ:維道繍花さんに運転攻撃!侵食率は3つ分修正かかって+5。行くぞ!
五位堂マキエ:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,2,3,3,3,4,4,4,7,8,8]+6[3,3,6]+4 → 20

五位堂マキエ:ムッ、期待したほどは伸びない……!
GM:あっすいません!侵蝕-1は……
GM:組み合わせて判定する場合は合計から-1です
五位堂マキエ:あ、そうでしたかすいません!では+7だ!
双海カナデ:あ、ごめんなさい!そしたらこちらも修正します!!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1増加(78 → 79)
GM:後乗せはするかな?
イザベル・クリニェ:ぴったりですしねえ 雫入れます?
五位堂マキエ:バディムがあればそれで大丈夫……かな……!?
双海カナデ:じゃあバディムーブを使うぜ!
五位堂マキエ:あざます!!
フェリ・ベルクラム:合計値23でファイナルアンサーだ
維道繍花:14dx>=23 ドッジ
DoubleCross : (14DX10>=23) → 9[1,1,1,1,2,2,2,5,7,8,9,9,9,9] → 9 → 失敗

維道繍花:グヌヌ……
五位堂マキエ:よっしゃーっ!
維道繍花:ダメージを!
五位堂マキエ:ダメージ!
五位堂マキエ:3d10+25
DoubleCross : (3D10+25) → 16[5,2,9]+25 → 41

五位堂マキエ:装甲有効!
維道繍花:くっ……HP0になり 3点貫通します。
維道繍花:《リザレクト》
維道繍花:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

維道繍花:1すな~~~
イザベル・クリニェ:ギリギリ
五位堂マキエ:1!以上です!
フェリ・ベルクラム:ここからはボーナスタイムってわけよ
維道繍花:残り57点のOKダメージを入れればクエスト達成ですね。
維道繍花:では……わたくしの手番に参りますわ
イザベル・クリニェ:ひいい
維道繍花:アッ……
フェリ・ベルクラム:あっ……?
維道繍花:ええと……マイナーで《滅びのかぎ爪》《スーパーランナー》 素手を変化させつつエンゲージ
双海カナデ:ん?
維道繍花:メジャーで……
維道繍花:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《血の宴》《渇きの主》。範囲攻撃します。
五位堂マキエ:あれ……?
維道繍花:《鮮血の一撃》が組めない時は焦ったが……
フェリ・ベルクラム:吸ってくるじゃねーか!!
双海カナデ:回復すな~!
維道繍花:普通にコンセ組めたわ
イザベル・クリニェ:あ~~~
フェリ・ベルクラム:www
五位堂マキエ:そうじゃん!!クソーッ!
フェリ・ベルクラム:ああ~、消費が足りない
イザベル・クリニェ:厄介な
フェリ・ベルクラム:やっぱり消費エフェクトってクソだわ
維道繍花:まず攻撃のたびにHPを4点失います
維道繍花:死ぬのでオーバーキル累積7点。
維道繍花:1d10 《リザレクト》
DoubleCross : (1D10) → 5

維道繍花:12dx7
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,3,5,5,5,7,7,8,8,8,8,9]+10[1,3,3,4,6,8,9]+10[1,8]+4[4] → 34

フェリ・ベルクラム:けっこう気合い入れてくるな……
フェリ・ベルクラム:回避
フェリ・ベルクラム:1dx+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 3[3]+1 → 4

イザベル・クリニェ:う、う~~ん
五位堂マキエ:よけてみよう!
イザベル・クリニェ:避けにかかるか 《リフレックス:ソラリス》+《命の盾》
五位堂マキエ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[2,3,8]+1 → 9

双海カナデ:2dx+1 回避
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[9,9]+1 → 10

イザベル・クリニェ:8dx7+9>=34
DoubleCross : (8DX7+9>=34) → 10[1,2,4,4,6,8,10,10]+10[2,6,7]+10[8]+10[7]+5[5]+9 → 54 → 成功

イザベル・クリニェ:イェイッ
維道繍花:やばすぎ
五位堂マキエ:すご~い!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を3増加(65 → 68)
フェリ・ベルクラム:これだと回避することに意味はあるもんね……
フェリ・ベルクラム:回復が減る
イザベル・クリニェ:なんですよね
双海カナデ:回避すご~い!
GM:いや……
GM:複数人居ても別に回復量増えないから
GM:1人当てればいっしょですよ
フェリ・ベルクラム:そうなんだ……。
イザベル・クリニェ:あっ…
イザベル・クリニェ:まぁリザレクトよりは良い
フェリ・ベルクラム:あと回避行動も侵蝕-1されますよね
GM:される!
フェリ・ベルクラム:だってさ!
維道繍花:4d10+15 装甲無視
DoubleCross : (4D10+15) → 19[3,3,6,7]+15 → 34

イザベル・クリニェ:あ~そっか 強いなこれ
フェリ・ベルクラム:死!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1減少(68 → 67)
維道繍花:HP20点回復しちゃいま~す 25点になりました
フェリ・ベルクラム:リザレクトします
イザベル・クリニェ:みなさーん!
五位堂マキエ:グワーッ!死!リザレクト!
フェリ・ベルクラム:57+2d10
DoubleCross : (57+2D10) → 57+6[2,4] → 63

双海カナデ:リザレクト
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(79 → 89)
五位堂マキエ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

フェリ・ベルクラム:違う
GM:リザレクトも1下がるぜ
フェリ・ベルクラム:57+1d10-1
DoubleCross : (57+1D10-1) → 57+4[4]-1 → 60

五位堂マキエ:侵食は+1
双海カナデ:双海カナデのHPを30減少(30 → 0)
双海カナデ:双海カナデのHPを2増加(0 → 2)
フェリ・ベルクラム:では私の手番かしら
GM:GOGO
フェリ・ベルクラム:マイナーなし。《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》
フェリ・ベルクラム:とはいえ降臨を節約しているからな……
フェリ・ベルクラム:攻撃だ
フェリ・ベルクラム:4dx7+12
DoubleCross : (4DX7+12) → 10[1,2,5,9]+10[9]+1[1]+12 → 33

フェリ・ベルクラム:これに《夢の雫》。合計値47!
五位堂マキエ:伸ばしておこうかな、バデム!+3で50!
フェリ・ベルクラム:誰か……! 1の桁が7なんです……!
GM:なんか嫌な下一桁の【予感】がするな
GM:ほら~~~
双海カナデ:つよ~い
フェリ・ベルクラム:赤ん坊がバディを欲しがっているの!
維道繍花:14dx>=50  ドッジ
DoubleCross : (14DX10>=50) → 10[1,1,2,2,3,3,5,6,7,10,10,10,10,10]+8[2,3,6,6,8] → 18 → 失敗

維道繍花:無理だって~
フェリ・ベルクラム:あぶね~
フェリ・ベルクラム:6d10+10+1d10
DoubleCross : (6D10+10+1D10) → 28[5,2,5,3,9,4]+10+1[1] → 39

フェリ・ベルクラム:サイドリール込みです
維道繍花:維道繍花のHPを39減少(25 → -14)
フェリ・ベルクラム:装甲は命中時点で-5です。なさそうだけど
維道繍花:14点OKによって累積21点です
維道繍花:装甲なんてないです 見れば分かるでしょ
イザベル・クリニェ:う~ん次で流石に目標まで行くのはキツいかな
維道繍花:維道繍花のHPを1D10(→ 7)に変更(-14 → 7)
維道繍花:リザレクトしました
イザベル・クリニェ:ちっそこそこ高い!
フェリ・ベルクラム:いい出目出すな
維道繍花:後39点のOKが必要だぜ
イザベル・クリニェ:ではこちらか
イザベル・クリニェ:《エクスプロージョン》+《ツインバースト》 リアクション不能だから回避に怯える心配はないぜ
イザベル・クリニェ:5dx なお舐めすぎの達成値
DoubleCross : (5DX10) → 9[1,4,4,4,9] → 9

イザベル・クリニェ:バデムくださーい!
GM:恩恵を得まくってる……
フェリ・ベルクラム:わたしたち合コン委員会だからね
フェリ・ベルクラム:バディは得意
イザベル・クリニェ:へへへ 疵のなめ合いとも言う
維道繍花:避けられませーん ダメージどうぞ
イザベル・クリニェ:サラマンダーも来ますかね
五位堂マキエ:いきます。フォールンサラマンダーです。ダイス+2個!
イザベル・クリニェ:ありがとう…
イザベル・クリニェ:17+2d10+2d10 うおおお
DoubleCross : (17+2D10+2D10) → 17+12[4,8]+7[1,6] → 36

イザベル・クリニェ:あああああああ!
イザベル・クリニェ:クソ 惜しい
維道繍花:維道繍花のHPを36減少(7 → -29)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を5増加(67 → 72)
維道繍花:累積50点! ラウンドを超えるぜ
維道繍花:維道繍花のHPを1D10(→ 1)に変更(-29 → 1)
維道繍花:HPは1に。後11点のダメージで突破できそう。


GM:このまま2ラウンド目に行っちゃおう!セットアップ。
GM:エネミーはないよ
フェリ・ベルクラム:なし
双海カナデ:なし!
イザベル・クリニェ:なーし
五位堂マキエ:んんんんんん……なしで!
GM:OK!ではイニシアチブはカナデさんから。
双海カナデ:はーい!
双海カナデ:どうしよかな…ここで侵蝕あげて十字冠効果ねらっていくか
双海カナデ:■マイナーなし!
双海カナデ:■メジャー
GM:このシーンで2回分ハンドリング側も動く可能性あることには注意してね~
双海カナデ:はーい!
双海カナデ:【雨粒の矢Lv5】【シングインザレインLv3】攻撃力22 侵蝕6-1 シーン選択攻撃
GM:いいのかい シナリオ3回の技をそんなに使って……
双海カナデ:ア
双海カナデ:そうだ。回数制限合った!
双海カナデ:雨粒のみにします…
イザベル・クリニェ:多分雨粒でも…足りる…はず
五位堂マキエ:もしもの時はあたしも後ろに控えてるからね……!
イザベル・クリニェ:11点でセーフか 余裕そうですね
双海カナデ:【雨粒の矢Lv5】攻撃10 侵蝕3-1 シーン選択攻撃
双海カナデ:こちらで!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を2増加(89 → 91)
双海カナデ:10dx+9
DoubleCross : (10DX10+9) → 10[1,2,3,5,6,6,7,7,8,10]+10[10]+8[8]+9 → 37

双海カナデ:まわったな?
GM:いやな下一桁……
五位堂マキエ:バディム!
GM:やめろ~
GM:誰がこんなの渡したんだ
双海カナデ:たすかる~!
五位堂マキエ:+3で……40だぜ!
GM:ひーん
維道繍花:14dx>=40 ドッジ
DoubleCross : (14DX10>=40) → 10[1,1,1,2,3,3,3,4,4,4,6,8,10,10]+10[9,10]+5[5] → 25 → 失敗

維道繍花:がんばったのに~
イザベル・クリニェ:うわ怖いッ
フェリ・ベルクラム:こわすぎ
双海カナデ:5d10+10
DoubleCross : (5D10+10) → 29[3,8,4,8,6]+10 → 39

双海カナデ:こわいよ~…
維道繍花:維道繍花のHPを39減少(1 → -38)
維道繍花:これでオーバーキルダメージが60点を越え……
GM:探索値達成 戦闘終了です!
双海カナデ:ほっ…
GM:演出とかしていきましょう


十掬キョウ:「こっちは僕が引き受けるよ!」忍び部の部員たちを巨剣で押しながら分断していく。
五位堂マキエ:「ありがとう!助かるよ!」焦り!焦り!!
双海カナデ:「ありがとうございます。これで1点に集中していける」
フェリ・ベルクラム:「ひとまず、押さえ込んでからゆっくり探す……という方針で」
イザベル・クリニェ:「か、感謝ですぅっ…!」ガチャガチャと得物のパーツを組み立てている このせいで出が遅いのだ
双海カナデ:ゆらり。ランプの光の揺らめきと共に、だんだんとクラゲが形を成していく
双海カナデ:全身を容易く覆うほどの巨大な大きさになったクラゲが、維道の雨傘になるように頭上にたたずむと
双海カナデ:クラゲの触手から、針のように突き刺すような雨が維道の身を突き刺していく!
維道繍花:「くっ……!」
維道繍花:「己の欲望のままに、能力を揮いますか……!」
イザベル・クリニェ:「ぜっっっったいそっちが言えた事ではないですよねぇっ!?」
双海カナデ:「やめてください。まるでこちらが悪者のようではありませんか」困ったように微笑みながら
五位堂マキエ:そう、あたしたち悪者じゃないもんね!そんな顔!そこへ続けて!!
五位堂マキエ:“CRAAAAAAASHあぶなーい!!!!!”
五位堂マキエ:脇の密林から樹木をなぎ倒し突撃してきた疾走D型が維道さんに激突!!
五位堂マキエ:その形は車両から平手へと変形!『STOP!』の構えだ!遠隔操作!
五位堂マキエ:「……悪者じゃ、ないもんね!!」
維道繍花:「んあっ……!」限界がきて再生をしているが、それでも食い止める。
五位堂マキエ:「ひええさすが忍び部、耐え忍んでる……その根性を欲望の我慢に使ってよ……!」
維道繍花:「ああ……この力、振るいたくはなかったのですが……」
維道繍花:メキメキと腕が変形していく。血の塊が巨腕を形成している。
維道繍花:「向こうから攻撃してきたのですから実際正当防衛です!」
五位堂マキエ:「ひ、ひえっ!!?」
維道繍花:腕を遮二無二に振り回し、周囲に破壊の限りを尽くす。
フェリ・ベルクラム:「ち、力技……っく!」
五位堂マキエ:「ウワーッ!!」吹っ飛ばされる!!
維道繍花:「あなた達のここでの振る舞いは、やや邪悪です!」
維道繍花:「自らの虚栄を満たしたいだけなのでは有りませんか?」
フェリ・ベルクラム:「そう見えるのなら、あなたたち本人がそうなんじゃないの?」
イザベル・クリニェ:「ひ、ひいいっ!?あまりにもブーメランが過ぎま……グェーッ!」すってん 逃げようとしたところ見事に木々に足が引っ掛かり転倒
維道繍花:「ああ……」腕についた血を舐め取っている。「甘美……」
イザベル・クリニェ:その頭上を腕が通過していく。
維道繍花:「ああ、いけない。我慢しようと思っていたのに……」
フェリ・ベルクラム:殴り飛ばされ、転がりながらも起き上がる。
維道繍花:「わたくしに禁を破らせましたね!」
五位堂マキエ:「口封じとか言って襲ってこなければいいんじゃん!あと強盗も!地下のお楽しみゾーンも何!?!?!?」
双海カナデ:巨腕に吹き飛ばされ、吐血したために上着に血が付着する
五位堂マキエ:なぎ倒された木々の中から頭を上げて、大声!
フェリ・ベルクラム:「もっと言ってやって……」ポシェットから錠剤を取り出す。
フェリ・ベルクラム:「見たところ、ブラムストーカーの吸血衝動ってところね。なら」
フェリ・ベルクラム:錠剤を飲み込んで、ガリと噛み砕く。「ふ……っ」
フェリ・ベルクラム:周囲に、霧で出来た無数の白い鳥が出現する。
フェリ・ベルクラム:「好きなだけ啜れば良い。薬効投与、ワーファリン」
フェリ・ベルクラム:白い鳥が殺到し、固められた巨大な血の腕を、片っ端から薙ぎ払い、その凝固を打ち破っていく。
フェリ・ベルクラム:「……六壬の人だっけ。しばらく納豆は食べないようにね」
維道繍花:「……!?」
維道繍花:「な……何をしたのですか!?」
フェリ・ベルクラム:投与したのは血液の抗凝固薬。フェリの遺産を介して強化された薬効は、ブラムストーカーの操作能力すら上書きして作用する。
フェリ・ベルクラム:とはいえ一時的なものだ。「イザベル、お願い!」
イザベル・クリニェ:「ぺっぺっ…うええ…は、はぁいっ!」口に入った木の葉などを吐きつつどうにか立ち上がり
イザベル・クリニェ:ジャキッ ようやく完成した喇叭のような得物を向ける。
イザベル・クリニェ:「い、行きますっ…!強盗の口封じでなんて殺されてたまるものですかぁっ!」
イザベル・クリニェ:「第一の天使が喇叭を吹いた。すると、血の混じった雹と火とが生じ、地上に投げ入れられ……!První anděl zatroubil na polnici. Vtom se objevilo krvavé krupobití a oheň, který byl svržen na zem」何やら言葉を呟きつつ、武器のトリガーを引くと
イザベル・クリニェ:ば、ぁんっ! 耳をつんざくような轟音がその砲塔から鳴るも、音ばかりで肝心の弾が出てくる様子がない。
イザベル・クリニェ:「は…?あれ、何で出ないんですかこれっ!こんな時に故障っ……ふぇ?」焦って砲塔を覗いていた所に、差し込んだ巨大な影。
イザベル・クリニェ:ミシ、ベキッ。そう、ここは未開拓の密林。何が出てきても不思議ではなかった。
イザベル・クリニェ:轟音に反応して木々を薙ぎ倒し、後ろから出現したのは……異常成長した熊であった。
イザベル・クリニェ:「ぶっ…!?ちょ、こんなの聞いてな――アァーッ!」
維道繍花:「熊……!?熊なんで……?」
イザベル・クリニェ:『バモオオオオオオッ!』イザベルを掴み上げ、その体を口に咥えると
イザベル・クリニェ:繍花のことも獲物と認定したのかその凶悪なる爪を振り上げ、その体を切り裂く!
維道繍花:「あばっ……!」
五位堂マキエ:「あ、あわ……あわわわわ……」
フェリ・ベルクラム:「イザベル! ちょ、ちょっと大丈夫なの!?」
フェリ・ベルクラム:高い位置で咥えられているイザベルに呼びかける。
イザベル・クリニェ:「ぐぇーっ…」そして最後にべっ、とイザベルを吐き出して相手にぶつけた後、熊は去っていった……
維道繍花:「お、お待ち下さい……!」
双海カナデ:「だ、大丈夫ですか…?」
イザベル・クリニェ:あまり人肉は美味くないな…と思い直したらしい
イザベル・クリニェ:びく、びくっ…と地面に落ちて痙攣している
維道繍花:「わたくしたちはノヴァリスの生徒にしてはしてはかなり控えめで邪悪ではない方です!」
維道繍花:「どうかお見逃しを……」
双海カナデ:「そもそも、こちらの話を聞かなかったのはそちらの方じゃないですか…?」
フェリ・ベルクラム:「いま、私達が控えめでなくて邪悪って言われたと思う?」
五位堂マキエ:「……言われたかもしれないね。でもそっちが控えめで邪悪ではない方なのは……」
五位堂マキエ:「(間)……まあそうかもね!じゃあお開きにしない!?」
フェリ・ベルクラム:「大人しく、私達の探し物の場所を教えるなら見逃してあげてもいいわよ」
イザベル・クリニェ:「ぐ、ぐぐ…でも私たち殺されかけてるんですよぉっ…!せめて、お灸ぐらいは据えてやらないとぉっ…ゲホ、ゲホォッ!」
維道繍花:「皆さん……」
双海カナデ:「よくもまあ人のことを衝動のままに生きている人間扱いして…反省してください」無慈悲にも、二言目を聞くことなく無数の雨で突き刺していく
維道繍花:「場所は……あばばばばっ」
維道繍花:無数の雨に突き刺され、十字冠によって飛ばされていく。
GM:邪悪が取り除かれ、周囲には静謐が戻る。
五位堂マキエ:「あっ……」
フェリ・ベルクラム:「まあ……たぶんあの分じゃ知らなかったんじゃないかしら」
フェリ・ベルクラム:「地下のお楽しみスペース探してみるわね」
双海カナデ:「……あら。やりすぎてしまいました」少し困ったかのように照れ笑いをするそぶりを見せるが
五位堂マキエ:「そうだね、うん……」
イザベル・クリニェ:「そ、それでいいんでしょうかぁ…うぅ、酷い目にあった……」ボロボロ
双海カナデ:これ以上暴れると、自分の本性のボロが出てしまうなと反省した
五位堂マキエ:「…………悪は滅びた!!」
五位堂マキエ:飛んでいく十字冠の光を見送りつつ、お楽しみゾーンへと向かう。キョウちゃんもありがとうね~
フェリ・ベルクラム:「キョウ、こっちは終わったから」 心なし距離を保ちながら声をかけた
十掬キョウ:「う、うん」こっちも終わらせている。「お疲れ様……」
イザベル・クリニェ:「なんで戦ってるだけでこんな目に逢わなきゃならないんでしょうかぁ……」ボロボロの状態で地下へ
イザベル・クリニェ:「(んぉっ…!や、やっぱり気まずいですっ…何なんですかあの空気感!?二人に一体何がっ…)」
双海カナデ:「ベルクラムさん。出血は大丈夫ですか?」二人の間に割り込むように
双海カナデ:「ワーファリン…今、服用したんでしたっけ?」
フェリ・ベルクラム:「あ……はい」
イザベル・クリニェ:「(あっ臆せずあの空気感の合間にっ……カナデさん、あのゆるふわな割にっ…”強い”ですっ…!)」
フェリ・ベルクラム:「大丈夫よ。自分への効能は、ある程度は相殺できるから」切り傷から血がタラタラと流れ続けている。
五位堂マキエ:「キョウちゃん……」確かに何だかよそよそしい気がする。どうしたのかな……。
GM:お楽しみゾーンに入ると、ゲーム機が置かれてスナック菓子や炭酸飲料が散乱している。
双海カナデ:「その薬を飲んだら…血が固まりにくくなるんでしたっけ…?しばらくは気を付けていきましょうね」
GM:完全に堕落極まりない部屋だ。
五位堂マキエ:「お楽しみゾーンだ……」
イザベル・クリニェ:「我慢とかとは全く無縁な部屋ですねぇ……」
GM:さらに、ベッドの上には拘束された生徒がいる。首筋には噛まれた痕がある。
GM:我慢できなくなったときにお楽しみしていたのだろう。
フェリ・ベルクラム:「心配ありがとうございます。……」 笑顔に、どこか含意を感じながら
五位堂マキエ:「何だか拍子抜けだけど、別に隠すことないのに。忍び部なんて言ってたから、引っ込みつかなくなっちゃったのかな……あっ!?」
五位堂マキエ:拘束された生徒を見つける。
フェリ・ベルクラム:「…………えっ」
五位堂マキエ:「堕落の極みじゃん!だ、大丈夫!?」駆け寄る!
イザベル・クリニェ:「ひぇぇっ!?堕落っていうか、爛れてますぅっ!」
フェリ・ベルクラム:思わぬ情景に固まっている。
双海カナデ:「お楽しみでしたか…」手で口元を隠しながら
フェリ・ベルクラム:「お、おたの……」
五位堂マキエ:「しっかり!傷は浅いよ!」
GM:「うう……」助けられた生徒は泣きはらしている。
五位堂マキエ:「なんてヤツらだ……忍び部!」
フェリ・ベルクラム:首を振り、瓶飲料を取ってきて渡す。「怖かったわね。水飲める?」
イザベル・クリニェ:「な、なんてひどい…それはそれは酷い扱いを受けてきたんでしょうねぇ…」
GM:「はい……」
フェリ・ベルクラム:「どこから来たの。帰る場所は分かる?」
五位堂マキエ:「もう大丈夫だよ……。帰りに保健室(メサイアの医療機関)に届けてあげよう。通報もしておかなきゃね……」
イザベル・クリニェ:「もうここの人たちは皆転送されていきましたから、取り締まり等はトランペッターにでも任せましょうか…」
GM:彼女がポツポツと身の上を語り始める。身を起こした彼女のベッド。
GM:その周辺から、他とは異なるレネゲイドの感覚がある。
GM:恐らくは聖冠片があった場所に小屋を立てたのだろう。
五位堂マキエ:「あ、あれ?」
五位堂マキエ:「何だろう、これ……この感覚……」
イザベル・クリニェ:「この気配…も、もしかして」
双海カナデ:「先ほどと同じレネゲイドの気配が…」
五位堂マキエ:「うん。ひょっとしてここが?」
イザベル・クリニェ:「遺痕のある場所……はぁ~~……探し回るまでもなさそうでよかったです……」
フェリ・ベルクラム:「この下……」ベッドの下に潜り込んでみる。
五位堂マキエ:「うん、そうだよ!よかった~すぐ見つかって……」
フェリ・ベルクラム:「捕まっていた彼女と一緒に、マキエの車で一緒に運びましょうか」
双海カナデ:勝手に襲ってこなかったら、もっと早く回収できたのでは?と思ったが、口を噤んだ
イザベル・クリニェ:「そ、そうですねぇ……あと4か所でしたっけ…は~先が長いですぅ……」
五位堂マキエ:「OK!じゃあ運んじゃいましょ!」
GM:カタコンベの防衛の処理を行います。
双海カナデ:やるぜ
GM:達成値30の攻撃が2回来ます。攻撃で迎撃するか回避で軽減するかしてね
双海カナデ:攻撃で迎撃します~
GM:どうぞ!
双海カナデ:【雨粒の矢Lv5】攻撃力10 侵蝕3-1 シーン選択攻撃
双海カナデ:10dx+24
DoubleCross : (10DX10+24) → 10[4,4,4,5,7,7,7,8,9,10]+5[5]+24 → 39

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を2増加(91 → 93)
双海カナデ:【雨粒の矢Lv5】攻撃力10 侵蝕3-1 シーン選択攻撃
双海カナデ:10dx+24
DoubleCross : (10DX10+24) → 10[1,2,4,5,5,6,8,9,9,10]+1[1]+24 → 35

GM:つよすぎ!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を2増加(93 → 95)
GM:どちらも完全防衛成功 カタコンベの探索値は増えません


GM:シーン終了!ロイス・購入ができます
五位堂マキエ:ロイスは~一旦保留!
イザベル・クリニェ:ロイスは保留でー
双海カナデ:こちらも保留します!
フェリ・ベルクラム:ロイスは保留 購入は……余裕があるから狙ってみるか
フェリ・ベルクラム:アンチマテリアルライフル
イザベル・クリニェ:アンマテ!
フェリ・ベルクラム:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[1,6,8,8,9,10,10]+6[2,6]+1 → 17

フェリ・ベルクラム:お、これは……
フェリ・ベルクラム:夢の雫。侵蝕67→69 達成値は31に
フェリ・ベルクラム:ください! ムーヴを!
双海カナデ:バディムーブ!
GM:誰だ渡したやつ そんなものを……
フェリ・ベルクラム:34 では財産1使って購入
フェリ・ベルクラム:装備は天空の隼のままです
五位堂マキエ:すごい
フェリ・ベルクラム:財産9→8
フェリ・ベルクラム:あとは
フェリ・ベルクラム:医療トランク使っておきましょうか マキエちゃんどうぞ
フェリ・ベルクラム:装甲含めて生きられそうだから
五位堂マキエ:やったーっありがとうございます!!使わせて頂きます!
イザベル・クリニェ:つよい…
フェリ・ベルクラム:では
フェリ・ベルクラム:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[8,4] → 12

フェリ・ベルクラム:12回復して
五位堂マキエ:助かりました14!
フェリ・ベルクラム:私は以上!
イザベル・クリニェ:う~ん 狙ってみるかシルバーハンマー
イザベル・クリニェ:7dx>=20
DoubleCross : (7DX10>=20) → 10[2,2,2,3,6,8,10]+10[10]+1[1] → 21 → 成功

イザベル・クリニェ:おっ買えた
五位堂マキエ:やったぜ
GM:つよ
五位堂マキエ:じゃあたしは……高性能キットを買ってさらに治療しよう
五位堂マキエ:3dx+4
DoubleCross : (3DX10+4) → 7[1,4,7]+4 → 11

五位堂マキエ:成功!使います!
五位堂マキエ:3d10
DoubleCross : (3D10) → 9[2,2,5] → 9

五位堂マキエ:HPが23になりました!以上です
双海カナデ:うーん…同じく高性能治療キット買います
双海カナデ:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 9[1,3,3,4,9] → 9

双海カナデ:購入成功。自分に使用します
双海カナデ:2+3d10
DoubleCross : (2+3D10) → 2+20[5,7,8] → 22

双海カナデ:双海カナデのHPを20増加(2 → 22)


【ミドルフェイズ5】

・メサイア・カタコンベ[0/100] 参加報酬:このシーンの侵蝕上昇なし
・メサイア郊外[0/30] 参加報酬:「攻撃力+10」
・ジェネシス実験場[0/30] 参加報酬:エフェクト1つのLV+2
【攻略済】・ノヴァリス南部未開地[0/30] 参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1)
・アップルシード地雷原[0/30] 参加報酬:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
【攻略済】シャムロック保護区[30/30] 参加報酬:「バディムーヴ」獲得
・※3つ以上達成で解放 参加報酬:取得可能エフェクト1つを1LVで取得
GM:今はこんな感じ!
GM:行きたいところを決めてね~
イザベル・クリニェ:ではアップルシードへ!
フェリ・ベルクラム:地雷原行くぜ!
フェリ・ベルクラム:69+1d10-1
DoubleCross : (69+1D10-1) → 69+1[1]-1 → 69

フェリ・ベルクラム:70です 上手すぎる
五位堂マキエ:行きますップルシード!フリーダム!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 1)増加(95 → 96)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10-1(→ 3)増加(72 → 75)
五位堂マキエ:81+1d10
DoubleCross : (81+1D10) → 81+5[5] → 86

双海カナデ:あと宣言!
双海カナデ:【ハンドリングLv5 】侵蝕:4-1 あらゆる達成値をLv×3
五位堂マキエ:あ、1減るから85だぜあたし……!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を3増加(96 → 99)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 8)増加(99 → 107)
双海カナデ:ハァ…ハァ…
GM:ハンドリング体はどっちにいきます?
双海カナデ:クラゲを合コンに滞在させます
GM:クラゲちゃんイエーイ!
双海カナデ:みんな…わたしのことを護って…
フェリ・ベルクラム:本体が合コンに!
GM:OK!では参加報酬を獲得できるよ~
双海カナデ:いや、クラゲが合コンです!
フェリ・ベルクラム:あっ間違えた
GM:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
GM:決めな 何をあげるかを
フェリ・ベルクラム:感覚を+3します
GM:敏感になってる
フェリ・ベルクラム:さ、さようなことは……
五位堂マキエ:精神を+3します。HPと行動値が増えるぜ
フェリ・ベルクラム:行動値+6
イザベル・クリニェ:社会に+3 財産が増える
双海カナデ:同じく精神を強化します! HPと行動値各+3!
GM:OK!


GM:【アップルシード 地雷原】
GM:広大な荒れ果てた農地の入口。
ジェーン・フロム・ウィネ:「うぃす~。ようこそようこそ」ヘラヘラと一人の生徒が手を振る。
ジェーン・フロム・ウィネ:「事情は聞いてるっすよ~。大変っすねそっちも~!」


ジェーン・フロム・ウィネ:土地開発を統括し、関連部活の管理を行う「開拓使」は、アップルシードの三生徒会の一つである。
ジェーン・フロム・ウィネ:彼女はそこの副会長であるという。君たちの現地への案内を請け負っている。
五位堂マキエ:「ジェーンちゃーん!!」両手をブンブン振りながらごあいさつ。
フェリ・ベルクラム:「協力ありがとうございます」
ジェーン・フロム・ウィネ:「うい~」
イザベル・クリニェ:「ど、どうも……まさかこんなノヴァリス中を飛び回ることになるなんて思いませんでしたけどぉ……」
五位堂マキエ:「そうなんだよ~大変でさ~。今回もお世話になります……!」
双海カナデ:「お世話になります」
ジェーン・フロム・ウィネ:「ま~ぶっちゃけあれなんすよね!座標は分かってるんすけど前回収に来たときから正直状況変わってなくって」
ジェーン・フロム・ウィネ:「農地化する価値が低くて除去が後回しなんすよね。戦術上は意味ある土地らしいんすけど」
五位堂マキエ:三生徒会の副長とは、以前こちらでちょっとした騒動に携わった仲だ。もはやマブのようなものである。
フェリ・ベルクラム:「確かアップルシードには、紛争時代の兵器が沢山残っているって聞きましたけど……」
ジェーン・フロム・ウィネ:「この辺の地雷は厄介だし。バリバリに埋まりっぱって訳ですね」
双海カナデ:「地雷原ですか…」
ジェーン・フロム・ウィネ:「まあ、なんで解除しながらってことで」
フェリ・ベルクラム:「……イザベル、慎重にね」
ジェーン・フロム・ウィネ:「踏んでも死なないんでそこは安心していいっすよ。対生徒用なんで!」
フェリ・ベルクラム:じっと見つめて心配そうにする。
イザベル・クリニェ:「な、何故私だけ限定してっ…!?へ、平気…なようにしますぅ…」
双海カナデ:「すみません。私のレネゲイドの高まりがなんだか激しいので、皆さんの最後尾をついていく形になると思います」心配するのは、そっちなんだよなあ。と一瞬フェリに視線を合わせながら
イザベル・クリニェ:「とりあえず何か不幸があっても皆さんを巻き込まないようには…」
五位堂マキエ:「そうなんだ……でも、うん。対人用なら最悪の被害にはならなさそうかも……!」
イザベル・クリニェ:「解除というと…その、どのようにして進めていくんですか…?」
五位堂マキエ:「何ならあたしの車で轢き潰しながら行っても……イケ、るか……大丈夫か……?って手もあるわけだし!」
ジェーン・フロム・ウィネ:「あっ判定はこうっすよ~」
イザベル・クリニェ:「判定」
RC/〈運転:地雷除去車〉/〈知識:地雷除去〉10 〈運転:地雷除去車〉/〈知識:地雷除去〉の場合は達成値+2
GM:成功するにつき地雷を1個除去でき、探索値が+10されます。
GM:3つ除去できればクリアというわけですね。
GM:ちなみにここに地雷は6個あります。解除できなかった地雷はラウンド終了時に爆発します。
五位堂マキエ:爆発
イザベル・クリニェ:ぼんっ
GM:地雷はそれぞれ登場PC全体に不利な効果を与えます。次シーンまで持続するものも。
フェリ・ベルクラム:2つ残るじゃん
GM:本当は3つ残るはずだったのに……
イザベル・クリニェ:えっちな地雷もありそう
五位堂マキエ:おかしいぜ
GM:一個だけはNPCに効果を押し付けて回避できます。
GM:致命的なものは回避するとよいでしょう。
十掬キョウ:カードもあります!
GM:では……早速判定をしていきましょう!
イザベル・クリニェ:はーい
イザベル・クリニェ:肉体も精神もよわよわだからキョウさんのお力借りたい
十掬キョウ:まかせて!イザベルちゃんの肉体を16にしてあげるね
五位堂マキエ:ムキムキイザベル
フェリ・ベルクラム:力がみなぎってきたぞい
イザベル・クリニェ:ウオオオオーッ
イザベル・クリニェ:では運転で判定いきますねえ
イザベル・クリニェ:16dx>=10
DoubleCross : (16DX10>=10) → 8[1,1,1,2,4,5,5,6,6,6,7,7,7,7,7,8] → 8 → 失敗

イザベル・クリニェ:うわーん!
双海カナデ:エーン
フェリ・ベルクラム:wwwww
GM:運転は+2だよ~
イザベル・クリニェ:あっそうでした いいんだこれ
イザベル・クリニェ:セーフ!
GM:OK!1個解除しました
フェリ・ベルクラム:おお、バディるまでもなかった
五位堂マキエ:やったーっ!
イザベル・クリニェ:バディもあるんでした(痴呆) 安心だぜ
フェリ・ベルクラム:とりあえずみんなで判定すれば良いのかな
GM:していって~
双海カナデ:じゃあ2番手私行きましょうか
五位堂マキエ:それっぽいですね。特に順番は気にする必要はなさそうかも!
フェリ・ベルクラム:いけーっ
双海カナデ:RCで判定します!
五位堂マキエ:やっちゃえーっ
双海カナデ:13dx+9>=10
DoubleCross : (13DX10+9>=10) → 10[2,2,3,3,3,3,5,6,7,9,10,10,10]+10[1,4,10]+3[3]+9 → 32 → 成功

双海カナデ:すべてを…理解した
GM:つっよ
イザベル・クリニェ:強すぎ
五位堂マキエ:地雷破壊レイン
フェリ・ベルクラム:地雷除去クラゲ
フェリ・ベルクラム:ではわたしも生きましょう
フェリ・ベルクラム:知識で行ってみるか 知識:地雷除去
フェリ・ベルクラム:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 5[3,3,5]+2 → 7

五位堂マキエ:うおおーっ!バディム!
フェリ・ベルクラム:マキエちゃん……ズッ友!
五位堂マキエ:ベストフレンズ!
フェリ・ベルクラム:〆は任せたぜ……マキエちゃんのスーパー地雷除去号を!
五位堂マキエ:ではフェリちゃんがこれで成功したろうので……最後はあたし!RCで振ります!
イザベル・クリニェ:いけーっ
五位堂マキエ:11dx+1>=10
DoubleCross : (11DX10+1>=10) → 10[1,2,2,3,4,6,7,8,10,10,10]+9[1,8,9]+1 → 20 → 成功

五位堂マキエ:スーパー地雷除去号!
イザベル・クリニェ:ツェーイ
GM:OK!全員成功 探索値40点を稼いで圧倒的クリアです
GM:解除できた地雷を決めます
GM:choice4[BU,EM,HY,HO,SL,RO]
DoubleCross : (choice4[BU,EM,HY,HO,SL,RO]) → SL, EM, BU, HO

GM:ふむ……
GM:じゃあ解除できた地雷を紹介するね
『ルーン・スライム』
武装破壊に特化した地雷。
人体に無害で、金属や合成繊維のみを溶解させる特殊な粘液を撒き散らす。
爆発効果:PCが装備している防具を強制的に取り外す。次のシーン中、PCは新たに防具を装備できない。
『ルーン・エンブレム』
照準式地雷。
刻印術式によって対象の腹部に紋章を刻み込む。
爆発効果:次のシーン終了まで、判定を行うたびに侵蝕率が+1d10される。
『ルーン・バニー』
弱体化地雷。
置換術式によって対象の装備を魔法局謹製の拘束衣バニースーツに変更する。
爆発効果:次のシーン終了まで、あらゆる判定のC値が+1される。
『ルーン・ホール』
誘導支援地雷。
感覚を誤認させ認識を阻む地雷。他の地雷へと導くためのもの。
爆発効果:次のシーン終了まで、【感覚】判定が不能になる。
GM:解除できたのはこいつらだね。
フェリ・ベルクラム:解除できて良かった……
GM:残りの2つが爆発するよ。
イザベル・クリニェ:の、残り二つは……
『ルーン・ローパー』
進軍妨害用地雷。
地中から大量の触手が生えて対象を縛り上げる。
爆発効果:PCを拘束する。ラウンド終了時【肉体】9に成功しない限り、2D10のHPを失わせる。
双海カナデ:ゲーッ
イザベル・クリニェ:死ぬぅ!
『ルーン・ヒプノ』
別に普通のお地雷様。
未開拓地ではお地雷様をお踏みするのは常識ですけど?
爆発効果:解除した地雷のうちからランダムで一つ選び効果を適用する。
GM:この2つですね。
フェリ・ベルクラム:おい! 実質解除できてねーじゃねえか!!
イザベル・クリニェ:質悪すぎ!
GM:片方はNPCに押し付けて防げるよ。
五位堂マキエ:それは……そうなんですが……
双海カナデ:うげ
イザベル・クリニェ:ローパーは任せたいが…
フェリ・ベルクラム:残り四つのうち一つでしょ?
フェリ・ベルクラム:まあキョウちゃんならローパー脱出できると信じるか……
GM:いや、キョウはPCたちと同じのを喰らいます
ジェーン・フロム・ウィネ:押し付けられるのはこっち
イザベル・クリニェ:なるほどね
五位堂マキエ:ジェーンちゃん……
フェリ・ベルクラム:ローパー、普通に死ぬのが二人くらいいるからな
五位堂マキエ:さすがにローパーは我々に危険すぎる……!
双海カナデ:転送されちゃう…!
GM:触手か催眠か 受けたい方を選びな
五位堂マキエ:ではローパーの方をNPCにお願いしましょう……みんなそれで大丈夫かな!?
フェリ・ベルクラム:お願いしまーす
フェリ・ベルクラム:生徒会の人にご迷惑を……おかけしまして……
ジェーン・フロム・ウィネ:ヤダ~
GM:じゃあ……みなさんは踏みます 地雷を
GM:choice[BU,EM,HO,SL]
DoubleCross : (choice[BU,EM,HO,SL]) → BU

『ルーン・バニー』
弱体化地雷。
置換術式によって対象の装備を魔法局謹製の拘束衣バニースーツに変更する。
爆発効果:次のシーン終了まで、あらゆる判定のC値が+1される。
GM:これです
イザベル・クリニェ:バニーッ
五位堂マキエ:グワーッ!バニー!
フェリ・ベルクラム:俺たち、バニーになっちゃったよ~。
双海カナデ:バニーッ!
フェリ・ベルクラム:許せねえ 頭の上の耳が四つになってしまう
GM:そうじゃん


ジェーン・フロム・ウィネ:「気をつけてくださいね~」地雷を除去しながら声をかけている。
ジェーン・フロム・ウィネ:「この辺のはキングダムの魔法局が作った悪意マンマンの地雷っすからね」
フェリ・ベルクラム:「キングダムの魔法局って……」
五位堂マキエ:「う~っす、注意します!……キングダムの魔法局か……」
イザベル・クリニェ:「な、なんか変な噂ばっかり聞くところですよねぇ…?服だけ脱がす地雷とか聞いたことあるんですが…」
双海カナデ:「先ほどの呪いとどちらがましなのやら…」
ジェーン・フロム・ウィネ:「あ~、これっすね」ひらひらと解除した地雷を持っている。
フェリ・ベルクラム:「……処方、ビタミン栄養剤」 無害な霧の小鳥を生み出して遠くを探らせている。
ジェーン・フロム・ウィネ:「武装だけを破壊するスライムが詰まってるんすよねこれ。生徒を無力化すんのに効率的っすからね」
五位堂マキエ:ドドドドド……。同じく疾走D型に乗り込み、地雷を除去しながら進んでいる。今の所、結構何とかなっている。
フェリ・ベルクラム:遠くの方で、遺産のレネゲイドに反応したのか、ピンク色の花火のような地雷が炸裂した。
フェリ・ベルクラム:「きゃ。……今のは?」 何やら紋章のようなものが虚空に空撃ちされている。
五位堂マキエ:「なんか飛んでたね……こわ……」
ジェーン・フロム・ウィネ:「あ~、あれはたしか体に刻印してくるやつかな?たしか下腹部が疼くようになるとかっすね」
ジェーン・フロム・ウィネ:「まあ被害少ないやつっすよ」
イザベル・クリニェ:「えっ何ですかそれ…呪い…?」
フェリ・ベルクラム:「…………本当に嫌なんだけど!?」きゅ、とへそを押さえる。
十掬キョウ:「それで被害少ないんだ……イザベルちゃんふらついてるけど大丈夫?」体を支える。
十掬キョウ:「手伝うよ~」
イザベル・クリニェ:「ぁ、ぅっ…わ、わわっ!?そ、そこまでしてもらわなくてもっ!?」
十掬キョウ:「へへ!いいからいいから!」
イザベル・クリニェ:ハンドルを任されていた所に近くに寄られて心臓が止まりそうになっている
イザベル・クリニェ:「え、えっとじゃあ…お願いします……私が持ってると何が起こるか……いきなりエンジン爆発とかしそうですしぃ…」
十掬キョウ:「そんな不幸なんてそうそう……」
GM:マキエの車両が、何かを踏んだ。穴のようなものだ。
GM:それに引っかかって車体がかしぐ。
五位堂マキエ:「え」
イザベル・クリニェ:「あ”っ」
双海カナデ:「…え?」
五位堂マキエ:「……え、ええっ?」
GM:それ自体は対人用の落とし穴だ。車両を落とす大きさではないが。
GM:バランスを崩して横転した。
GM:そして横転した先で、何かをかちりと踏んだ。
五位堂マキエ:「オワーッ!!」
フェリ・ベルクラム:「みんなっ!?」
イザベル・クリニェ:「ひいいいっ!?ま、また何か踏んだようなぁっ!?」
双海カナデ:「っ…転送される…!?」
五位堂マキエ:踏んだ!起爆!すぐさま立て直そうとするが!
GM:踏んだ瞬間、周囲に紋章のようなものが浮かんだ。
五位堂マキエ:「み、みんな何かに捕まって!耐衝撃防御!」
五位堂マキエ:この車両は特別性だ!そんじょそこらの爆発や魔法に対する装甲だって、勿論厚い。厚いはずだが……何が起こるかわからない!
GM:それを見た瞬間、衝撃が来たのは体ではなかった。
GM:心を囚われる。
五位堂マキエ:「!? ヒェッ……?」
フェリ・ベルクラム:「………!」 びくん、と助けに向かった足が止まる。
イザベル・クリニェ:「な、何が起きてっ……」
双海カナデ:「いったい何が…」
GM:君たちはどうしても……地雷のことを魅力的に感じてしまう。
GM:自らの足で踏みしだかねば我慢ならないほどに。
五位堂マキエ:「う、ウウ……ウウウ……」
五位堂マキエ:「そうだ、ええと……あたしたちは何しに来たんだっけ……聖冠片の場所を探して、そして……」
五位堂マキエ:「そうだ、地雷だよ……地雷、踏まなきゃ!」
ジェーン・フロム・ウィネ:「え!?何言ってんすか!?」
イザベル・クリニェ:「う、ぁぁぁっ…そうでしたぁっ!ここに来たからには!踏まないとぉっ!」
フェリ・ベルクラム:「踏まないと……除去できないから……」
十掬キョウ:「うん……早くいっぱい踏んであげないと……“攻め”の合コンだもんね……」
双海カナデ:「そ、そうですね…踏みた…踏まなければなりませんね」
五位堂マキエ:「えっ、地雷原に来たら地雷を踏むのは当然ですよね?だってここにしかない地雷だもん」
イザベル・クリニェ:ぶるぶる震える足を上げて
イザベル・クリニェ:その勢いのまま踏みしめる
GM:まだ踏まれ足りないようですね。みんなで踏んであげるしかなさそうです。
五位堂マキエ:「大丈夫、キングダム魔法局の地雷だもん……踏んだ所で死にはしないよ……」
五位堂マキエ:キマった目。
五位堂マキエ:「行くぞォ!!」踏む!
フェリ・ベルクラム:「あっちにもある……キョウも、ほら……」
フェリ・ベルクラム:焦点のあってない目で、袖を取って緩く引っ張る。「一緒にいこ……ね?」
十掬キョウ:「う、うん……」おずおずと足を伸ばす。
十掬キョウ:「わ……踏んじゃった……♡」
ジェーン・フロム・ウィネ:「ちょ……待ってって~……!」
ジェーン・フロム・ウィネ:慌てて静止しようとして、別の地雷を踏んでいる。
ジェーン・フロム・ウィネ:「やべっ」
フェリ・ベルクラム:迂闊な行軍により、ばん、ばんっとあちこちで別種の地雷が弾ける。
イザベル・クリニェ:「うあ、なんかちょっとびくびく震えてません…?」
フェリ・ベルクラム:「あは……ふふっ」
五位堂マキエ:「フヒヒ、ここか……」ズガァ! 「ここがいいのかァ……?」ドガァバガァ!!
フェリ・ベルクラム:踏んではいけないと、細心の注意を払っていたものを。一切無視してしまう快感があった。
GM:そうして、連鎖爆発が収まると。
GM:心は晴れていくが、服に違和感がある。
GM:いつもの服装ではない。締め付けられる感覚。
GM:服だけではない。頭にもなにか……
双海カナデ:「この地雷を踏みぬく快感…兄さんにも味わってほしいな……ん?」踏み続けていくうちに違和感に気づく
イザベル・クリニェ:「ふぅっ……やっちゃいけないことするのって……こんなにも気持ちい……ん、ぇ?」
五位堂マキエ:「ヒ、ヒヒヒ……ヒヒ……?」爆風乱れ舞う中、恍惚に満たされた心が次第に晴れていく。
五位堂マキエ:あれ?自分は何をしに来たんだっけ……?
イザベル・クリニェ:服が締め付けられ、頭に何か装着されているような感覚
フェリ・ベルクラム:「う、うう………?」
イザベル・クリニェ:頭に触れる なんかびよーんと伸びたものがそこに
イザベル・クリニェ:体に触れる なんかすべすべとしている
フェリ・ベルクラム:浮ついた頭が徐々に晴れてくる。方向感覚が狂っているのが戻ってくるような
イザベル・クリニェ:「え、えっ」それは
双海カナデ:すーすーとした風が当たる。重みのあるパニエ、ヴェールの感覚も、共にない
五位堂マキエ:「ん、んん?んん……」そうだ、聖冠片を探しに来たんだった。なんでこんなものに現を抜かして……?
イザベル・クリニェ:どこか滑稽にして、煽情的な衣装バニースーツ
イザベル・クリニェ:「…な、何ですかこれはあああああっ!?」
フェリ・ベルクラム:「イザベル、その格好……ひゃっ?!」
イザベル・クリニェ:魂からの叫びが地雷源に響き渡った
五位堂マキエ:しかも何か、ちょっと肌寒いような……えっ、頭も……?んん……?
十掬キョウ:「み、みんなも……!」
十掬キョウ:「え、じゃあ僕も……わあああっ!?」
十掬キョウ:「何これ~!」
五位堂マキエ:「…………な、なんじゃこりゃーーーーーっ!?!?!?」
ジェーン・フロム・ウィネ:「それは……『ルーン・バニー』っす……んっ」
フェリ・ベルクラム:「なんで……え?! っ……!」 消えてバニースーツ姿になっている。
五位堂マキエ:「エッ、なにこれウサギ?うわ皆も来てる!ヒエエいやらしっ!!どういうことなの~!!?」
双海カナデ:「うわ……なにこれ……」嫌悪感を隠すことない表情をしている
ジェーン・フロム・ウィネ:「対象の……服を再構せえっ……して……拘束効果の、ある、装備に置換を……」
ジェーン・フロム・ウィネ:「ひうっ!」
イザベル・クリニェ:「こ、こんなの外出歩けませんよぉっ…っていうか皆こうってことは…あぁやっぱり地雷のせいでっ…」
イザベル・クリニェ:「じ、ジェーンさん…?」
ジェーン・フロム・ウィネ:服こそ無事だが、体に触手が巻き付いて、もがきながら説明している。
五位堂マキエ:「こ、こんなの目の毒過ぎるし社会の乱れだよ!ジェーンちゃんは大丈……」
五位堂マキエ:「ウワーーーーーッ!!」そっちに目を向け驚愕!!
ジェーン・フロム・ウィネ:「弱体化なんで……それ自体に被害は……あっ、ちょ、やだっ……!」
ジェーン・フロム・ウィネ:「てか……」
ジェーン・フロム・ウィネ:「たすけて……」
五位堂マキエ:「もっと大変なことになってんじゃん!!ちょ、ダメでしょ!」
イザベル・クリニェ:「し、シャレになってないじゃないですかぁっ!ちょ、どうしましょう。吹き飛ばします!?」
フェリ・ベルクラム:「ジェーンさん! ……くっ、身体、動かな……!」
五位堂マキエ:「うおお今助けるぞーっ!」車両変形!駆け寄……。
五位堂マキエ:ビターン!!
双海カナデ:「…気持ち悪い」クラゲを射出し、触手に針のような雨を撃たせようとするが
五位堂マキエ:「グワーッ!」吹っ飛ぶ!
五位堂マキエ:「こ、この……」立ち上がってまた向かっていくが……。
五位堂マキエ:「グワーッ!!」吹っ飛ぶ!
双海カナデ:着衣の高速により普段よりもレネゲイドも生成が上手くまとまらない。
五位堂マキエ:また立ち上がり……「グワーッ!」吹っ飛ぶ!「グワーッ!」「グワーッ!」「グワーッ!」吹っ飛ぶ!!!
五位堂マキエ:「……ん?」
フェリ・ベルクラム:どうにか近づいて、触手の塊のようになっているイザベルさんの足を引っ張って助けようとする。
五位堂マキエ:目の前には触手に捕らわれるジェーンちゃん。吹っ飛ばされるあたし。捕らわれるジェーンちゃん。吹っ飛ばされるあたし……。
五位堂マキエ:「こ、この触手……」
イザベル・クリニェ:「せ、せめて私の薬でぇっ…ウワーッ!?」その通りに見事触手の餌食になっている!
イザベル・クリニェ:「ひ、んっ!な、なんか痛くはないけどくすぐ…ちょ、ため、んぅっ…!」
五位堂マキエ:「あたしに絡めとる価値ないってかーッ!!お呼びじゃないってかーッ!!ザッケンナコラーーーッ!!」
フェリ・ベルクラム:「ヒトデに効く毒、ヒトデに効く毒……!」
フェリ・ベルクラム:「マキエ、落ち着いて!?」
ジェーン・フロム・ウィネ:「もうやだあ……」
五位堂マキエ:「うおおしかしフェリちゃん!」
フェリ・ベルクラム:「ああもう!」 注射器を直接触手に突き刺し、びきびきーっと触手の筋肉が固まっていく。
イザベル・クリニェ:「ひいいん…どうせ私は触手の苗床にされるのがお似合いな女なんですぅっ…!顔しかいいところがないからぁ!顔しかいいところがないからぁ!」
イザベル・クリニェ:びえーんと泣きながら触手にされるがままにされていたが
五位堂マキエ:「……ええい!」がしゃん!ばかん!!疾走D型の五指が展開!その指先が輝き始める!
フェリ・ベルクラム:「イザベル、ジェーン、身体ぐって丸めて、できる限りでいいから! 小さく!」
五位堂マキエ:「やろうフェリちゃん!まとめて倒すよ!」同じく自分は身をかがめて。
イザベル・クリニェ:「は、はひぇっ!」言われるまま身を縮こまらせ丸まる
フェリ・ベルクラム:「お願いマキエ! なるべく……二人の身体を避けて」
フェリ・ベルクラム:「あの……クッキーから恐竜を取り出すのみたいな感じで削っていきましょう!」
双海カナデ:「早く、この惨状を終わらせましょう…私も削りに加勢します」
五位堂マキエ:「了解!地層から化石の恐竜を発掘するかのように……」
フェリ・ベルクラム:「あとは、触手を生み出してる地雷の本体が出てきたら、それを壊して」
五位堂マキエ:「うおおーっ!……。……。…………。」特に思いつかない!
五位堂マキエ:「合・コン・シャイン!!!!!」
五位堂マキエ:指先からほとばしる光が稼働に合わせて乱れ飛び、触手を焼き削っていく!ジェーンちゃんにはやけど一つない!
五位堂マキエ:「……どうだ!!」
フェリ・ベルクラム:「いい感じ、その調子……!」 動き出しそうな触手には薬品を撃ち込む。
イザベル・クリニェ:「ぐへぇーっ…!」びたーん 触手から解放されて地面に叩きつけられる
フェリ・ベルクラム:自分もびちゃびちゃになりながら、地層から削られて出てきたジェーンさんを引きずり出す。
ジェーン・フロム・ウィネ:「げほっ、ごほっ……」
双海カナデ:動きださんとする触手に海月雨で牽制をかける
イザベル・クリニェ:「た、助かりましたぁ……うぇぇ、フェリさんはこういう時でも冷静ですよね……」
フェリ・ベルクラム:「良かった……ううん、大丈夫?」
フェリ・ベルクラム:笑いかけようとして、地面にへたり込む。
十掬キョウ:地雷の核に大剣を突き刺してとどめを刺している。
五位堂マキエ:「よっしゃ!ナイスキョウちゃん!」
ジェーン・フロム・ウィネ:「……とりあえず今は……」
双海カナデ:へたり込んだ体を支える
ジェーン・フロム・ウィネ:「シャワー浴びたいっす……」
フェリ・ベルクラム:「っ……!」ぎゅ、と片手でへそのあたりを押さえている。
五位堂マキエ:「ジェーンちゃん……ベルちゃん……」キョウちゃんにサムズアップの後、二人に駆け寄る。
イザベル・クリニェ:「ちょぁっ…だ、大丈夫ですかぁっ!?さっきの地雷の効力なんでしょうか、これも…」
双海カナデ:「…どうしました?」冷静さはまだ取り戻せていないもの、フェリの不調に声をかける
フェリ・ベルクラム:「カナデ、さ、ん……」真っ赤になった顔で見上げる。先程連鎖爆発していたものの中に何があったのか。
フェリ・ベルクラム:「そのまま、少し支えて……」足下に落ちていたポーチからいくつかの注射器を持ち込み、自分の脇腹に撃ち込む。
双海カナデ:「…わかりました」体を支え続ける
フェリ・ベルクラム:「ん…………! なにも、ながっ、た……ぁ」 それだけ言って、がくりと力が抜けた。
フェリ・ベルクラム:カナデさんは、フェリの腹部にうっすら光りかけていたものが消えたように見えたかもしれない。
双海カナデ:「ちょっと…!?ねぇ、ねぇ!しっかり!気を確かに…!」死の気配は…ここなのか!?と一瞬気が動転
五位堂マキエ:「ジェーンちゃん、フェリちゃん……ベルちゃんは、もう復活してる……」
五位堂マキエ:「クッソーッ!地雷撤去なんてもうこりごりだよ~~~~~!!!」


GM:カタコンベの防衛の処理を行います。
GM:今回は1ラウンド!30点を何点減らせるかな
双海カナデ:はーい!
双海カナデ:【雨粒の矢Lv6】攻撃力12 侵蝕3-1 シーン選択攻撃
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を2増加(107 → 109)
双海カナデ:13dx@11+27 ハンドリングLv6込み
DoubleCross : (13DX11+27) → 10[1,1,3,3,5,6,7,7,8,8,9,9,10]+27 → 37

GM:つよすぎ!
GM:カタコンベ、無傷!
GM:では改めてシーン終了!ロイス購入あればどうぞ
双海カナデ:十字冠効果で侵蝕低減します!
双海カナデ:109-10-1d10
DoubleCross : (109-10-1D10) → 109-10-1[1] → 98

五位堂マキエ:ロイスはフェリちゃんに。ありがとね、助かったよ!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を11減少(109 → 98)
フェリ・ベルクラム:どういたしまして………
フェリ・ベルクラム:まずは自前に医療トランク
フェリ・ベルクラム:4+2d10
DoubleCross : (4+2D10) → 4+4[3,1] → 8

フェリ・ベルクラム:ぜんぜん回復してない……。
五位堂マキエ:仲間 フェリ・ベルクラム 〇連帯感/恥辱 すごく助かったよ……でも改めて見るとドキドキするスタイルの良さだ……目の毒!!
イザベル・クリニェ:キット追加購入行きますかぁ
GM:動揺があるようね
フェリ・ベルクラム:後遺症が……
イザベル・クリニェ:7dx>=9 応急
DoubleCross : (7DX10>=9) → 9[2,5,7,7,7,9,9] → 9 → 成功

イザベル・クリニェ:どうぞ~
双海カナデ:イザベルちゃんにロイスを取りましょう! 〇感嘆/不安 いろんな意味で…すごいですね
フェリ・ベルクラム:じゃあ貰ってもいいかしら~
イザベル・クリニェ:どうぞどうぞ
フェリ・ベルクラム:8+3d10
DoubleCross : (8+3D10) → 8+21[7,7,7] → 29

フェリ・ベルクラム:イザベルさんの献身的な介護で復活しました
イザベル・クリニェ:マキエちゃんに 信頼〇/同情で よく頑張ってますよぉホント…
イザベル・クリニェ:やったぜ そして出目スリーセブン
五位堂マキエ:やったぜ
フェリ・ベルクラム:でも感覚は+3されたままです
フェリ・ベルクラム:いいことでは? そうなんですけど……
GM:今回を経て感覚が上がったんだねえ
イザベル・クリニェ:感度が
双海カナデ:ホローポイント弾でも買っときますか
双海カナデ:5dx@11
DoubleCross : (5DX11) → 10[9,9,10,10,10] → 10

双海カナデ:難易度10なので購入成功。使うかわかんないけどフェリちゃんに
フェリ・ベルクラム:あっ助かります これで火力がだいぶ足されている
フェリ・ベルクラム:自分はあれ狙おう 覚悟のさらし
フェリ・ベルクラム:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 9[1,3,3,4,4,7,9]+1 → 10

フェリ・ベルクラム:夢の雫。70→72
フェリ・ベルクラム:24に。すいませんバデイください
イザベル・クリニェ:バデム!
五位堂マキエ:はいよ!バデム!
フェリ・ベルクラム:はいイザベルさん早かった(?)。では27に。
フェリ・ベルクラム:財産点8→5
GM:買いたい放題されてるよ~~~
GM:そんなにもさらしを……
フェリ・ベルクラム:購入します。重圧をシナリオ1回だけ解除できるようになった
フェリ・ベルクラム:「覚悟」のさらしなので  原作再現です
五位堂マキエ:購入は……どうしようかな。あたしもホローポイント弾狙うか!フェリちゃんが2ラウンド目にも使えればそれでよい……!
五位堂マキエ:3dx+4
DoubleCross : (3DX10+4) → 9[3,6,9]+4 → 13

五位堂マキエ:成功!よければ……お使いになってください……
フェリ・ベルクラム:ありがとうございます~!
フェリ・ベルクラム:かねもち
五位堂マキエ:リッチ!以上です~


【ミドルフェイズ6】

・メサイア・カタコンベ[0/100] 参加報酬:このシーンの侵蝕上昇なし
・メサイア郊外[0/30] 参加報酬:「攻撃力+10」
・ジェネシス実験場[0/30] 参加報酬:エフェクト1つのLV+2
【攻略済】・ノヴァリス南部未開地[30/30] 参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1)
【攻略済】・アップルシード地雷原[30/30] 参加報酬:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
【攻略済】シャムロック保護区[30/30] 参加報酬:「バディムーヴ」獲得
・??? 参加報酬:取得可能エフェクト1つを1LVで取得
GM:攻略数が3つに達したため、???が解放されました。
イザベル・クリニェ:では???へ…向かうぜ!
五位堂マキエ:何処に行くのかな~!
双海カナデ:どこだどこだ
GM:OK!では参加する面々は侵蝕ダイスを振り……
GM:参加報酬を獲得するとよいでしょう
フェリ・ベルクラム:70+1d10-1
DoubleCross : (70+1D10-1) → 70+4[4]-1 → 73

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 5)増加(98 → 103)
五位堂マキエ:85+1d10-1
DoubleCross : (85+1D10-1) → 85+9[9]-1 → 93

双海カナデ:あとは…防衛用に
双海カナデ:【ハンドリングLv5 】侵蝕:4-1 あらゆる達成値をLv×3
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を3増加(103 → 106)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10-1(→ 3)増加(75 → 78)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 4)増加(106 → 110)
GM:OK!好きなエフェクトを覚えな
五位堂マキエ:では報酬をゲットしますぞ……《勝利の女神》を1Lvですじゃ!
フェリ・ベルクラム:《力の霊水》。80%から使えるぞい
イザベル・クリニェ:《力の法則》Lv1!
双海カナデ:《勝利の女神》Lv1で取得します!
GM:ヒエエ……


GM:車内に戻ると、ちょうど通信が来ている。
綾云媛:「お疲れ様です!……おや」
綾云媛:「お取り込み中でしたか」
五位堂マキエ:「あ、これは寮長の綾さん!ドーモドーモ!あ、いえ特に何もありません!お構いなく!」
双海カナデ:「違います。キングダムの設置した地雷効果の弊害です」即答
五位堂マキエ:状況が状況だけに半ギレ状態だ!
綾云媛:「メサイアの方々ってやっぱりそういう感じなんですね……」
フェリ・ベルクラム:「なんなの……」
フェリ・ベルクラム:車の隅で身体を縮こめている。
双海カナデ:「アップルシードの地雷原に行った結果です」少しキレ気味に返答する
五位堂マキエ:「やっぱりって何ですか!そういう感じってなんすか!!」
イザベル・クリニェ:「うええ…案の定誤解が進んでいますぅっ…!」
綾云媛:「あっ申し訳有りません!具体性を欠く発言でした」
綾云媛:「これまでに様々に挙げられた報告の通り、性倫理の規範が極めて希薄である集団なのですね!」
綾云媛:「という意味で申し上げました!」
五位堂マキエ:「うおお違ーーーう!!」
十掬キョウ:「誤解だよお~……」
フェリ・ベルクラム:「こいつ……」
双海カナデ:「ここの人間は人の話を聞くって習慣はないの?」ぼそぼそとひとりごちている
綾云媛:「個人の……集団の趣向をあげつらう趣味はありませんが。兎に角にもです」
イザベル・クリニェ:「ぜ、全然そんなことありませんよぉっ!そ、そりゃ先生にはお持ち帰り?ですとか?言われそうになりましたけどぉっ」
綾云媛:「着実に聖痕を収集できているようですね!」
五位堂マキエ:「とにかく!これはのっぴきならない事情によりやむなく着用したものと理解して頂きたい!して、はい!」
五位堂マキエ:「進んでおりますとも聖痕集め!何だかんだね、大変な目に遭いつつね!はい!!」
綾云媛:「皆様が確かにその件のテロ組織を防ぐに足る活動があると認めれば、その折にお伝えいたしましょう」
綾云媛:「そう申し上げた通り、それに足る活動を示していただいたとの認識です!」
綾云媛:「それ故にお伝えいたしますが……これは政治的な案件です」
イザベル・クリニェ:「し、しっかり評価はしていただけてるってことですかねぇ……?なんだか釈然としませんけどぉ…」
イザベル・クリニェ:「政治的…」
五位堂マキエ:「……政治……!?」
綾云媛:「ゆめ、我々から伝えられたとは申し上げませんようにお願いいたします」
綾云媛:「最後の場所は――“N市”です」
五位堂マキエ:「最高生徒会からのリークがあっちゃまずい場所、それって……」
イザベル・クリニェ:「ぇ…N市――!?」
フェリ・ベルクラム:「……?」首を傾げる。
イザベル・クリニェ:「……ってどこです……?」
GM:新星近郊N市。学区ならず、市を名乗る場所はただ一つ。
十掬キョウ:「それって……“同窓会”の?」
GM:前メサイア議長アトラ・アーリーバードらを中心とした、留年生による独立自治組織である同窓会。
GM:それが作り上げた自治区のことだ。
綾云媛:首肯して。「我々は彼女らの活動を認めていない立場ですから」
フェリ・ベルクラム:「アトラ会長……元会長の」
綾云媛:「あなたがたが独自に訪ねたという形でお願いしますね」
五位堂マキエ:「あっ……そ、そうだよ確かに。同窓会は最高生徒会からの公認を受けてない……!」
双海カナデ:「…我々単独での殴り込み。ということですね。あまり干渉することがなければいいのですが」
十掬キョウ:「えっでも……これで行くの……?」
フェリ・ベルクラム:「…………というか、脱げないのだけど……」
イザベル・クリニェ:「あ、あぁ~~…ど、どうしましょうね…?脱ごうにも脱げませんしっ…」
フェリ・ベルクラム:キョウのバニー姿を横目に見る。
イザベル・クリニェ:「もうそういう地雷ってことで納得はしますけど……また合コンの誤解が進みますぅっ!うわーん!」
十掬キョウ:サイズがあまり合っていなさそう。
フェリ・ベルクラム:(きつそう……) 「合コン委員会ってばれたくない……」
五位堂マキエ:「キョウちゃんのは特に目の毒だよ……」
十掬キョウ:「なんか僕だけ拘束きつくない!?」
イザベル・クリニェ:「で、でも説明しないと話なんて聞いてくれないでしょうしぃ…それもシオン会長に纏わる件なら猶更……」
フェリ・ベルクラム:「キョウはこの中だと一番動けるから、それだけきつくなってるのかも……」
イザベル・クリニェ:どうしようかとおどおどと震えながら自分を抱くように腕を組んでいる。意識せずとも盛り上げられる胸部。
綾云媛:「がんばってくださ~い」やる気のない応援とともに通信が切り上げられる。
五位堂マキエ:「あっ!ちょま、もうちょい何かお役立ち情報などを……あーっ切れた!!」
十掬キョウ:「でも……とにかく行ってみるしか無いよね……?」
イザベル・クリニェ:「あ、明らか適当にぶん投げてきましたよぉっ!ぐ、ぐぐ…今度本当に突撃してやりましょうかぁっ…!」
フェリ・ベルクラム:「……あそこにいるのは、アトラ元会長と、あと留年してた先輩方と、……ううん」
イザベル・クリニェ:「そ、う…ですかねぇ……うああ、今度こそ羞恥で死ぬかもしれませぇん……」
五位堂マキエ:「そうね……この地雷の効果もいつ切れるか分からないし、のんびり構えてるワケにもいかない……」
フェリ・ベルクラム:「キングダム、とんでもない学区ね」
フェリ・ベルクラム:「絶対に性格最悪の人達で作られてるでしょう……」
フェリ・ベルクラム:「キョウ、苦しくなったら我慢しないでね」 タイツにかなり締めつけられている足をそっと触る。
双海カナデ:「羞恥も弱体化もあるのですが、なによりも」
十掬キョウ:「ひゃあっ!?」
双海カナデ:「寒いんですよね。この格好」
五位堂マキエ:「まったくだよ。キングダムの魔法局、サイテー!」
フェリ・ベルクラム:「あ……ごめんなさい、つい……」
イザベル・クリニェ:「わ、私のなんて下手したら見えませんかぁこれ…?フェリさんのとかも、その、角度が……」
イザベル・クリニェ:主に下半身に視線が注がれている
フェリ・ベルクラム:「…………っ」ばっ、と両手で下半身を隠す。
十掬キョウ:「わ~っ!わ~っ!やめやめ!」
十掬キョウ:「変な空気になるから……触らないでいこう!」
フェリ・ベルクラム:「…………賛成」
五位堂マキエ:「そ、そうだね。ちょっとこれ……ヤバいよ!」
双海カナデ:「角度が鋭利すぎて、食い込んで擦れて痛そう…あ。そうですね。やめておきましょう」
五位堂マキエ:「プールの授業で水着になったけど、水道管の故障で授業がなくなった状況と思おう!それでいこう!!……ヨシ!」
五位堂マキエ:「……ヨシったらヨシ!!」


GM:N市へと向かう車内。
GM:皆が交代で休みながら動くことにしていた。
GM:一人で見張りに立っていた双海カナデの元に、一人の少女がやってくる気配があった。
フェリ・ベルクラム:バニー姿の少女が、君の顔を覗き込むようにしている。「こんばんは!」
フェリ・ベルクラム:「どうしてそんな格好をしてるんですか?」
双海カナデ:「…こんばんは」少女の姿を一瞥。同じような、格好をしているその子に対し、同じく挨拶
双海カナデ:「何故。でしょうね…?同じような質問を返すのですが、そしたらあなたも何故そのような格好をされてるのでしょうか?」
フェリ・ベルクラム:「えっ」下を見る。「本当だ!なんでだろ……」
フェリ・ベルクラム:「エッチですよね~」
双海カナデ:「随分と他人事のように話すのですね」
フェリ・ベルクラム:「え~?そうですか?」
GM:気配がある。きみが死の気配として感じていたものが、今はより色濃くそこにある。
双海カナデ:「…いくら私が人への興味が薄いからって、そんなわざとらしい様子でだませるわけは……ッ…!?」
フェリ・ベルクラム:「興味、薄いんですか?」つい、と体を寄せる。
双海カナデ:戦闘態勢を構える。死の気配の正体が形を成して表した?この女は?そもそも、ここの人間なのか?
フェリ・ベルクラム:「持ってくださいよ~。フェリ・ベルクラムに興味もってください!」
双海カナデ:思わず、フェリの姿を象った者の頭上を見る
フェリ・ベルクラム:そこにあるのは十字冠だ。割れもなければ欠けもない。
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムのそれそのもの。
フェリ・ベルクラム:「あなたにとってフェリはどういう存在なんです?」
双海カナデ:「ど、どういう存在…!?」攻撃か、応援を呼ぶか、逃走か。次行うべき行動が頭の中でどうどうと巡っていく
双海カナデ:「そ、そういわれても…っ」
フェリ・ベルクラム:「はい! ただの同僚?お友達?もしくはそれ以上?」
フェリ・ベルクラム:甘えるように体を委ねてくる。あるいは攻撃を阻止するための腹づもりなのだろうか。
双海カナデ:どうなのだ、実際はどうなのだ?そう聞かれても、わからない。それは今までずっと片割れ以外への興味を示してこなかったから
双海カナデ:今までは力を分かたれた失敗作として、完全なるオーヴァードを作るため、番と共に肉体の成長を待っていただけの日々だったのに
双海カナデ:その片割れさえも消えてしまい、どうすればいいかわからなかった中で拾ってもらったのがこの合コンだ
双海カナデ:今までは、兄だけいればいい。そう思っていたのに、他の者達が自分の中で入っていき、消えていくかのようで怖かった
双海カナデ:でも、何故それでも自分が人と関わっていこうとしているのか…その理由は…
双海カナデ:「わ……」
双海カナデ:「わか…らない」
フェリ・ベルクラム:「?」
双海カナデ:「どう思っているかは、私にもわからない…」
双海カナデ:「人への関心を…今まで自分から向けたことはなかったからっ…今自分に現れている気持ちをまだ言葉にはできない…」バックステップでフェリの姿をした何かから距離を取る
フェリ・ベルクラム:「あっ」抱きつこうとした手が空を切る。
フェリ・ベルクラム:「うーん……まだこれからってことですね?」
双海カナデ:「…あなたは、何なの?」その問いには頷いた後に、こちらからも問いを投げる
フェリ・ベルクラム:「私?私は……」
フェリ・ベルクラム:「フェリ・ベルクラムは」
フェリ・ベルクラム:「なかなか素直にならないけど、根はとっても優しい子です!」
フェリ・ベルクラム:「だから、仲良くしてくださいねっ」
双海カナデ:「……え、えぇ」その返答に対し少し愕然とする。想定とは違う言動をしてきたから
双海カナデ:「わ、わかりました……?」
フェリ・ベルクラム:「じゃあ分かったところで、もーっと親睦を……」
フェリ・ベルクラム:言いながら、ふらふらとしている。
フェリ・ベルクラム:「……また今度で」
フェリ・ベルクラム:ふらふらと寝床に戻っていく。
双海カナデ:寝床に戻っていく様子に
双海カナデ:もしかして、本物の彼女の肉体を使った何か…なのかと
双海カナデ:肩を支えながら、彼女の体温を念のため確認する
フェリ・ベルクラム:確かに人の体温がある。
双海カナデ:念のため、この躰が彼女本人なのかと確認するためにも。寝床まで肩を貸して連れていく
GM:そこには人一人分の空きがある。
GM:フェリ・ベルクラムが眠っていたはずの場所。
GM:たしかに、今肩にもたれているのは、フェリ・ベルクラムだ。
GM:そのはずだった。
双海カナデ:休みなく動きっぱなしも体に毒だ。彼女を布団で簀巻きにして寝かせて見張りへと戻っていく


GM:このシーンは、まずは判定からしてもらいましょう。
・星徒の詳細情報〈情報:ノヴァリス〉30(シーン経過ごとに難易度低下)
GM:今回の探索値達成手段は、この情報収集項目の達成です。
五位堂マキエ:せっ、星徒!
GM:これには[経過シーン数*3]の難易度低下がかかっています。現在の判定難易度は21です。
GM:バニースーツによってC値が+1されていることもお忘れなく。
イザベル・クリニェ:ここで星徒か~~
イザベル・クリニェ:ふええんつらい
フェリ・ベルクラム:バニースーツが重い
フェリ・ベルクラム:とはいえ……ここは私が振りましょう
フェリ・ベルクラム:情報収集チーム使用!
五位堂マキエ:バニー着てるから情報収集のC上がっちゃうの、説得力がすごい
フェリ・ベルクラム:7dx11+2
DoubleCross : (7DX11+2) → 8[1,3,3,6,7,7,8]+2 → 10

イザベル・クリニェ:ドリーム・ドロップの出番だ
フェリ・ベルクラム:夢の雫! 侵蝕73→75
フェリ・ベルクラム:24だぜ
双海カナデ:えらい
五位堂マキエ:つっよ……バディム!27になりました
GM:30のままならバデムでも届かないのに……
GM:21になってるので突破です
五位堂マキエ:あ、そうだった……必要なかったぜ!やったぜ突破~
・星徒の詳細情報
確認されている星徒は、ラトナ・ベルクラムのものであると思われる。
GM:情報は以上。また、新しい情報項目について、このシーンで判定できます。
・ラトナ・ベルクラム 〈情報:ノヴァリス〉9(ロイスを持つ場合は達成値+3)
フェリ・ベルクラム:うおお……ロイスを持ってる!
フェリ・ベルクラム:持ってるが判定してしまった
イザベル・クリニェ:い 行きますか 行っていいんでしょうか
GM:どうぞ~
フェリ・ベルクラム:ひと思いにやってくれ~
イザベル・クリニェ:じゃあ情報収集チーム!使用!
五位堂マキエ:大丈夫だと思います!バデムの構えも十分です!
イザベル・クリニェ:10dx11+2+2>=9
DoubleCross : (10DX11+4>=9) → 10[1,1,2,2,5,5,7,8,8,10]+4 → 14 → 成功

イザベル・クリニェ:OK!
五位堂マキエ:やったぜ
GM:このチーム社会高いな……成功!
GM:開示します
ラトナ・ベルクラム 
フェリ・ベルクラムの妹。姉とは対照的に、明朗で人懐っこい性格だったという。
第二次革命において“十字冠を破壊する兵器”により亡くなった、“楽園の300人”の内の一人。
コードネーム“傾城シェーンフラウ”。強力なオルクス能力者であり、材料から導かれる未来を克明に描き出せる実現化能力を持っていたとされる。
主要エフェクト:《絶対支配》《未知なる陣形》《絶望の領域》
イザベル・クリニェ:うわーっ絶対支配!


GM:【新星近郊N市】
GM:ノヴァリス各地に点在する街区を地下鉄で結び形成された、他には見られない特異な形態の領土。
GM:多くの先住市民を住まわせることで、生徒に対する防衛の盾とした堅固さでも知られる。
GM:そう知られていたはずの市街に降り立つと、そこは大きな破壊の跡があった。
五位堂マキエ:「えっ……あれ?」
イザベル・クリニェ:「ウワッ ぇ、襲撃の知らせなんてありましたっけ……?」
五位堂マキエ:「N市ってそんなに……いや実際来たのはこれが初めてだけど、こんな所なの……?」
五位堂マキエ:辺りの破壊の後を目の当たりにして。
双海カナデ:「防衛力は高い…と聞きましたが」
フェリ・ベルクラム:「元がメサイアだし、テロリストには強いはずなのに」
十掬キョウ:「……伏せて!」
五位堂マキエ:「お、思っていた感じと違うような……何だろう、アトラ会長がリーダーやってるだけあって、実はメサイアみたいに治安悪いのかな……」
五位堂マキエ:「ウェッ!?」
五位堂マキエ:とっさに伏せる!
フェリ・ベルクラム:身を屈める。
イザベル・クリニェ:「い、いったい誰がこんなぁ……おひぇっ!?」がばっ
GM:伏せた瞬間、皆の頭のあった場所を銃弾が過ぎる。
イザベル・クリニェ:「お”、お”お”っ……」びくびくと震えながらおおよそ美少女が出してはいけない声を漏らしつつ、一瞬心臓が止まる
双海カナデ:「な…戦闘ですか?」伏せた後に、かすめた銃弾音に反応し
GM:銃弾の発射された先。君たちに銃口を向ける少女が立っている。
三潴タタル:「……今度は仲間まで引き連れてきたのか」君たちに明らかな敵意を向けている。
三潴タタル:「我々が、そう何度も後塵を拝すことは無いと知れ」


フェリ・ベルクラム:「な……なに?」
イザベル・クリニェ:「はぁ、はぁっ…!だ、誰ですかぁ…?ぇ、仲間って…?」
イザベル・クリニェ:「な、なんか誤解されてませんかぁ…?別の方向で…」
三潴タタル:もう片手に剣を構えて、低い突撃姿勢で駆け出す。
十掬キョウ:「わっ、わっ……!トツカ!」
十掬キョウ:それを阻むように巨剣が薙ぐ。
五位堂マキエ:「えっ、ちょっと何!誤解してない!?」転がるように距離を取る。
イザベル・クリニェ:「ひ、ぃぃっ!?は、話をっ!まずは話をおおおっ!」ぶるぶる震えながら四つん這いで攻撃範囲から離れる
フェリ・ベルクラム:「キョウ! ……同窓会の人……?」
双海カナデ:「い、いきなり何を…?」
五位堂マキエ:「ありがとキョウちゃん!」
三潴タタル:それに合わせるように剣閃を逸らすと、そのままフェリ・ベルクラムへと一直線に。
三潴タタル:首筋に剣を突きつけて。
五位堂マキエ:「……フェリちゃん!!」
イザベル・クリニェ:「フェリさんっ……!」
三潴タタル:止まる。「……その冠……」
三潴タタル:「別人か?」
フェリ・ベルクラム:「………っ」錠剤の瓶を開けようとした手が止まる。「私達は、合コン委員会よ……」
フェリ・ベルクラム:目盛りの刻まれた止まり木と、小鳥を象った冠。
三潴タタル:「そうか」剣を下ろす。
双海カナデ:「…彼女は、私達合コン委員会とずっと行動してきました。能力の詳細も把握してるので、そちらに向かうことは不可能です」
三潴タタル:「すまなかった。手荒い歓迎をしてしまったようだ」
五位堂マキエ:「お、おお……」
三潴タタル:頭を下げて。上げてからふと。「……」
五位堂マキエ:「よかった……何にせよ、誤解が解けたみたいだね……」
イザベル・クリニェ:「さ、さっきまでアップルシードにいましたからねっ…!そちらの人が証人になってくれるはずですからっ…!」
イザベル・クリニェ:「…?」
三潴タタル:「合コン委員会がどうしてそんな格好を……」
三潴タタル:「私がメサイアを離れてから制服が変わったのか……?」
イザベル・クリニェ:「っ…け、結局その誤解に繋がるんですかぁ……!」
フェリ・ベルクラム:「それは色々と事情があって……待って」
フェリ・ベルクラム:「あなた、私に似た生徒を見たの……?」
五位堂マキエ:「……ですよね!そう思うよね!これはキングダム魔法局の卑劣な術なの!」
三潴タタル:「……いいや」
五位堂マキエ:「あたしたちもね、嫌々着てるんだよ!」
三潴タタル:「私が見たのは、お前に似た星徒スターダストだ」
イザベル・クリニェ:「ぁっ…そ、そうですよねぇ?そもそもなんでそんな誤解を…フェリさんはそんな人じゃ……ぇっ」
イザベル・クリニェ:「す、星徒スターダスト……!」
フェリ・ベルクラム:「!!」 眼を見開く。
五位堂マキエ:「っ、星徒……!!」
双海カナデ:「…」
フェリ・ベルクラム:「それ、って」
フェリ・ベルクラム:足が震える。星徒の存在を聞いたときから、その可能性を覚悟はしていた。
フェリ・ベルクラム:それでも。実際に示されるのは。「ラトナ…………」
十掬キョウ:「じゃあ、最高生徒会の人がマキエちゃんに言ったっていうのは……」
十掬キョウ:「フェリちゃんの、妹の……」
フェリ・ベルクラム:茫然としている。落ち着いて話を聞けるような状況ではない。
イザベル・クリニェ:「そ、そのっ…相手は何か言ってたりしませんでしたかぁ…?どうしてこんなことをしたのかとか……」
フェリ・ベルクラム:身を抱くように、震える肩を押さえつける。
三潴タタル:「求めるものは得た、と」
イザベル・クリニェ:聞いた後思い直す 仲間の事情を完全に分かっている訳ではないが、そのショックが大きいことはとてもよくわかる。
三潴タタル:「彼女が何を探していたかの検討はついていないがね」
五位堂マキエ:「そう、なるよね……」フェリちゃんの、妹。この状況では、ほぼ確実にそうだろう……。
五位堂マキエ:フェリちゃんを支えるように。車内に備え付けてあったカーディガンを貸してやる。
イザベル・クリニェ:「ふ、フェリさんっ……一度落ち着くまで休みましょうっ…話を聞くのは、動くのはそうしてからでも…!」
イザベル・クリニェ:《元気の水》 いつも自分が注いで飲めるように持っている水筒を出して、精神安定の効果があるそれを渡す。
五位堂マキエ:「あの寮長さん、どうしても疑っちゃう気持ちがあったけど……本当に……!」
三潴タタル:「……そうだな。軒を貸そう。解呪の心得のあるものも探そう」
双海カナデ:「…そっくりだと。言いましたよね」一つ心当たりがあり、タタルへと問いかける
三潴タタル:「……ああ」
フェリ・ベルクラム:「でも……遺痕、だって探さないと……」
フェリ・ベルクラム:水筒を受けとる。
双海カナデ:「その星徒は、どのような言動をしていたのでしょうか」
双海カナデ:「例えば、無邪気な様子だった。とか」
三潴タタル:「そうだな。そう形容するのが近いだろう」
双海カナデ:「…そうですか」
イザベル・クリニェ:「そ、そんなの後ででもいいんですよぉっ…!仲間が、一番大事に決まってるじゃないですかぁっ…!」
イザベル・クリニェ:半ば泣きそうになりながらそう諭そうとしている
十掬キョウ:「うん。まずは……休もう」
十掬キョウ:「ほかは全部、そのあと」
フェリ・ベルクラム:「イザベル……」目を向ける。「ごめんなさい……」
双海カナデ:「一度休みつつ、現在の状況をまとめましょう」
五位堂マキエ:「……そうだね。フェリちゃん、やる気があるのはありがたいけど、放っても置けないよ。まずは一旦落ち着こう」
双海カナデ:「大丈夫です。カタコンベの方は私が傷一つつけないよう完璧な防衛をしてますから」
イザベル・クリニェ:「…謝らないで…お気持ちは、たぶん…皆よくわかってますからぁ……」


GM:【N市内 セーフハウス】
GM:君たちは案内された部屋で、一時の休息を得ている。
GM:上着と毛布。温かいココア。
三潴タタル:「……コーヒー派の人が居たらすまないね」
三潴タタル:「私が少し苦手でね」
五位堂マキエ:「いいえ、ありがとうございます」
五位堂マキエ:「甘いドリンク、いいですよね。ココア大好きです!」
イザベル・クリニェ:「い、いえお気になさらずぅ……あ”っづ”!」焦って飲もうとして舌を火傷 一瞬死ぬ
フェリ・ベルクラム:「……助かります」座り込んで、タオルケットにくるまっている。先程よりは少し落ち着いている。
フェリ・ベルクラム:隣でイザベルが一瞬死んだことにも気付けていない。
三潴タタル:「紹介が遅れたな。私は“ベレシート”三潴タタル」
三潴タタル:「同窓会のメンバー。言うなれば留年生だ」
三潴タタル:「昔は“トランペッター”やらテロリストやらをしていたが、今ではここに腰を落ち着けさせてもらっているよ」
フェリ・ベルクラム:「それは……また色々と」
フェリ・ベルクラム:トランペッターとテロリストは対極では。
イザベル・クリニェ:「そ、それはえらい経歴でふねぇ…」ひりひりする舌を冷やしている
フェリ・ベルクラム:「……先に、私達の本来の目的から説明させてください」
五位堂マキエ:「“トランペッター”からテロリスト、すごい経歴ですね……」
三潴タタル:「色々あったんだよ」苦笑しながら。「教えてくれ」
五位堂マキエ:でも外の世界も、軍や自衛隊を辞した人が反社組織に合流してしまう事態は珍しくないものな、そういうものかもしれない……と思い直す。
フェリ・ベルクラム:自分たちが"雨月夜シオンの遺痕"を探して各地を巡っていることを伝える。
フェリ・ベルクラム:今も、同窓会の敷地内に、その一つがあることを聞いてきた。
フェリ・ベルクラム:「ですから、何も聞いていません。襲撃のことも何も」
三潴タタル:「……ここにシオンの遺恨とやらがあったとの認識はなかったが」
三潴タタル:「こちらにも襲撃の目的の心当たりがなかった」
三潴タタル:「私見だが、話を総合するに」
三潴タタル:「ここには“遺痕”が確かに有り、襲撃者がそれを持ち去ったとするのが妥当だろう」
イザベル・クリニェ:「なるほど…一足出遅れたってことになるんですかねぇ……」
フェリ・ベルクラム:「ラト………星徒も、遺痕を……?」
三潴タタル:「君たちの言う“シオニスト会議”も、その星徒と共謀している可能性もあるのでは?」
三潴タタル:「遺痕の話が真実なら、以前から分かっていたことのはずだ」
三潴タタル:「“今”行動を始めた理由がある」
イザベル・クリニェ:「ぁ、ぁぁ~…!あ、あまり考えたくないですけどねえ…いくら目的が目的とはいえ、星徒と組むのは……」
双海カナデ:「…遺痕を回収しているのいうのなら、遅かれ早かれ私達の元へと来るのはおかしくはないでしょう」
双海カナデ:「我が持っているのを奪う必要があるでしょうし」
イザベル・クリニェ:「…じ、じゃあ、そうなったら…」「私たちで”送る”…しかないんでしょうかぁ……」フェリを気遣うように視線をそれとなく向けながら
フェリ・ベルクラム:「ここまで、カナデさんがカタコンベは守ってくれていたけど」
フェリ・ベルクラム:「嫌な想像だけど……」
フェリ・ベルクラム:「私たちが、全部集めるのを待ってる……のかもしれない……?」
十掬キョウ:「……だとしても、じゃあ放置していいか、にはならない」
イザベル・クリニェ:「で、ですよねぇ……」
フェリ・ベルクラム:「……分かってる……星徒は、今のノヴァリスを壊すために活動してる」
五位堂マキエ:「……。っ……」フェリちゃんを心配そうに見やり。
三潴タタル:「……不躾なようで済まないが」フェリに目を向ける。
三潴タタル:「星徒は生前の死者の能力を引き継いでいる」
三潴タタル:「そこから目的の類推は出来ないだろうか?彼女は何が出来た?」
フェリ・ベルクラム:「あの子は…………純粋なオルクス能力者だった」
フェリ・ベルクラム:一つ一つ、思い出すように。
フェリ・ベルクラム:足跡を遡るような、傷跡をなぞるような声。
五位堂マキエ:「……無理はしなくていいからね」穏やかな声。
フェリ・ベルクラム:「ありがとう……マキエ」
フェリ・ベルクラム:無意識に、すぐ隣に座っていた、カナデの服の裾を、ぎゅっと握っている。
フェリ・ベルクラム:「……あの子は、あの子が思い描いたとおりのことを実現できた。材料さえ揃っていれば」
十掬キョウ:「思い描いたことを実現……」
十掬キョウ:「強すぎない?」
フェリ・ベルクラム:「ううん、0から1を生み出すんじゃなくて……ピタゴラスイッチだよ~、なんて本人は言っていたけど」
双海カナデ:「…かなり広範囲なことができる能力ですね」
フェリ・ベルクラム:「その場にあるものを使って、"うまくいきそうな感じ"がしたら、"うまくいける"可能性を掴むの」
フェリ・ベルクラム:「たとえば砂漠にその身一つでいるなら、そこまで脅威ではないかもしれないけど……」
イザベル・クリニェ:「0.1でも可能性があるなら、実現させられるってことでもありますよねぇ……」
イザベル・クリニェ:「そ、そんな相手が星徒になってるなんて……」
フェリ・ベルクラム:ここはノヴァリスだ。介入する材料……武器も、人間も、山ほどある。
三潴タタル:「その材料に、“聖痕”を選んだとも考えられるわけか」
双海カナデ:「…それは、あなたの体を借りて、あなたの友達に会いに行くって可能性も?」
フェリ・ベルクラム:「……え?」
イザベル・クリニェ:「ど、どういうことですぅ…?カナデさん……」
GM:フェリ・ベルクラムであればわかるが、流石にそんな事ができたはずがない。少なくとも当時の彼女には。
双海カナデ:「…フェリさん。あなた、夜の休憩時に私の元に来たのを覚えていない…ですよね」
GM:そんなことができるのであれば察しが付いていただろう。
フェリ・ベルクラム:「? どういうこと?」
フェリ・ベルクラム:「まさか……」
フェリ・ベルクラム:最近、記憶が不規則に飛んでいたことを思い出す。「……いえ、でも、ラトナはそんなことは出来なかった……」
五位堂マキエ:「えっ……えっ……?」
十掬キョウ:「え、じゃああの時も……」
双海カナデ:「星徒による能力の強化があれば…0.1の可能性だった範囲を、0.01にでも0.001の可能性でもできうることが出来るのだと思います」
双海カナデ:キョウの方をじっと見て
フェリ・ベルクラム:「……キョウ? どういうこと?」
双海カナデ:「…もしかして、最近二人の間の関係が少しぎくしゃくしていたのも。その件があったから。ですか?」
十掬キョウ:「えっ、あっ、あっ……その……」
十掬キョウ:「あれフェリちゃんじゃなかったってこと……?」
フェリ・ベルクラム:「え゛っ」 感じ取られていたのか。「えっ」
フェリ・ベルクラム:「あれフェリちゃんじゃなかった、って……」
五位堂マキエ:「な、何があったの……?」立ち絵その物の驚愕顔だ。
双海カナデ:「体だけがフェリさんですが、中身は違っていたのでしょう」
フェリ・ベルクラム:「私、知らないうちに、キョウに失礼なことをしてしまったのかと思っていて……」
十掬キョウ:「なんか……いつものフェリちゃんじゃないみたいな時があって……」
イザベル・クリニェ:「ぇ、ぇっとつまり……」
十掬キョウ:「すっごくグイグイってきて、すっごく距離が近くって……」
イザベル・クリニェ:「フェリさんは定期的に妹さんに操られてた……?」
十掬キョウ:「それで……わあああ~!この話終わり!」
十掬キョウ:「とにかくそういうことがあったの!」
イザベル・クリニェ:「えっ何があったんですか!?」
イザベル・クリニェ:「アッハイ」
五位堂マキエ:「わ、わかった!OKOK!とにかくそういうことがあったのね!」
フェリ・ベルクラム:「えっ」  「あっ」   「な、なにが」
双海カナデ:「……私が出会った時も、すごく距離が近かったのは間違いありませんね」それ以上の話に言及せず
フェリ・ベルクラム:「カナデさんまで……!」
十掬キョウ:「カナデちゃんも……」
フェリ・ベルクラム:「ラ、ラトナ……いえラトナと決まったわけじゃないけれど……!」
フェリ・ベルクラム:目を白黒させて頬を押さえている。
フェリ・ベルクラム:「……」イザベルさんの元気の水の水筒をとって、一気に飲む。
イザベル・クリニェ:「お、落ち着きましょう一回っ…えっと、つまりその」
フェリ・ベルクラム:ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ 「げほっげほっげほっ」 むせた。
イザベル・クリニェ:「目的はまだはっきりわかりませんけど…妹さんはフェリさんの体を定期的に操ってた…と…?」
イザベル・クリニェ:「あ、ぁっ。ゆ、ゆっくり飲みましょうねぇっ!」背中をさすっている
三潴タタル:「だが、もしもそれが真実とするのであれば」
三潴タタル:「君の存在が脅威の一端になる可能性もあるのでは?」
フェリ・ベルクラム:背中を摩られながら、据わった目で。「……星徒が、近しい人の体で動けるのなら」
フェリ・ベルクラム:「私を拘束する必要は、あると思います。けど、キョウや、カナデさんには……攻撃はしなかったんですよね」
双海カナデ:「…今のところは時間制限があるようです」
双海カナデ:「“今はまだ”彼女自身がそのことができるかもしれない。と認識していないだけかもしれませんが…」
双海カナデ:「今回は、フェリ・ベルクラムと仲良くしてくださいね。とだけ伝えてきた。それだけです」
フェリ・ベルクラム:「…………」
イザベル・クリニェ:「う、うぅん…意図が読めない……」
三潴タタル:「分かっていることはある」
イザベル・クリニェ:「も、もしかして純粋にフェリさんを心配しているんじゃ…!な、ないですかねぇっ…?」
三潴タタル:「私は確かに、星徒としてのラトナ・ベルクラムを見た」
三潴タタル:「それは実在しない思念だけの存在などではない」
三潴タタル:「そちらを止める必要は、確実にある」
フェリ・ベルクラム:「あ……十字冠が違う、って言ってたわね」
フェリ・ベルクラム:「ラトナが二人いる……? それとも遠くから私に乗り移って……?」
フェリ・ベルクラム:どちらもしっくりこない。
十掬キョウ:「とにかく……ほかの遺痕を探しておかなきゃだよね」
十掬キョウ:「どうなったかもわからないってなるのが一番困るもの」
イザベル・クリニェ:「じ、情報が純粋に足りてない感じ…ですしねえ…」
イザベル・クリニェ:「今はそうするしかなさそうです…」
五位堂マキエ:「うん。推察は色々できるけど……今はもうちょっと情報を調べた方がいいと思う」
五位堂マキエ:「わからないことが多いよ」
双海カナデ:「…遺痕を奪われた今ここでできることは一つ。とにかく体を休めましょう」
双海カナデ:「私達…ずっと休みなく動きっぱなしでしたから」


GM:ではタイム・オブ・カタコンベ・ディフェンディングです
GM:そろそろ攻め込んでいいと思うんだよな
GM:防衛できるものなら防衛してみな
双海カナデ:🪼<かかってこいやぁ
双海カナデ:【雨粒の矢Lv5】攻撃力10 侵蝕3-1 シーン選択攻撃
双海カナデ:14dx@11+9
DoubleCross : (14DX11+9) → 10[1,1,1,3,3,3,4,4,4,5,5,5,7,10]+9 → 19

双海カナデ:あ
双海カナデ:すみません
GM:!
GM:やった~!ついに探索に成功しました
双海カナデ:ハンドリング固定値はいってませんでした
GM:?????
GM:いくつ増えるんですか……?
双海カナデ:いまはLv6なので…+18で37ですね…
GM:はわわわわわ
GM:じゃあ0です……
GM:カタコンベ、永遠に無傷!


GM:シーン終了!ロイス購入どうぞ
五位堂マキエ:ロイスはもういっぱい!
イザベル・クリニェ:同じくパンパンですわ
イザベル・クリニェ:買うものももうそんななぁい!
双海カナデ:ラトナ・ベルクラムにロイス取得 同情/〇奇怪 思惑は読めないが、姉をよろしく。という言葉は本物なのだろう
フェリ・ベルクラム:まだとってなかった マキエちゃんに  友情:○/罪悪感 でとります
フェリ・ベルクラム:では購入……あと買うのってなんだ
五位堂マキエ:ありがとう!
五位堂マキエ:買い物は……買い物は……そうだなあ、クリスタルシールド狙ってみるか!
双海カナデ:あぁいいですね。クリシチャレンジ
五位堂マキエ:一回クリティカルすれば望みはある……!
イザベル・クリニェ:あ~やってみましょか
イザベル・クリニェ:クリシーいってみよー
五位堂マキエ:イザベルちゃん……!!
イザベル・クリニェ:10dx>=25
DoubleCross : (10DX10>=25) → 10[1,1,1,2,4,5,7,9,10,10]+9[1,9] → 19 → 失敗

GM:結構行ってる
双海カナデ:バディムーブ!
イザベル・クリニェ:おっ ありがてえ!
イザベル・クリニェ:財産3で購入!
五位堂マキエ:社会10が強い!!
GM:ヒエ~
イザベル・クリニェ:よし マキエちゃん使います?
五位堂マキエ:あ、頂けるのでしたら!これでもっと硬くなりたい!
イザベル・クリニェ:ではパース
フェリ・ベルクラム:くそっ、旧環境ならアルティメイド服をカナデさんにパスできるのに
フェリ・ベルクラム:IA信じられねえよ
五位堂マキエ:ありがとうございます~超うれしい!!これであたしはクリスタルマキエ!
イザベル・クリニェ:ヴィークルと合わせて大分固くなれるはず
双海カナデ:クラゲに購入を外注するしかない…
フェリ・ベルクラム:これ
フェリ・ベルクラム:いや無理だな
五位堂マキエ:じゃああたし本体はブルゲを狙いましょう。あたしは既に結構な行動値があるけど、
五位堂マキエ:フェリちゃんベルちゃんが使うことが……あるかもだ……!
GM:セットアップあいてる?
フェリ・ベルクラム:ない
五位堂マキエ:タイミング:セットアップでした!!なかったですごめんね!!
イザベル・クリニェ:ないですわ…
フェリ・ベルクラム:まあいいや 無難にボデマ拾います
フェリ・ベルクラム:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 8[2,4,4,7,8,8,8]+1 → 9

フェリ・ベルクラム:うおお バディください
五位堂マキエ:バディー!+3!
フェリ・ベルクラム:では買います ありがとう
フェリ・ベルクラム:さらばバニー
双海カナデ:使うかどうかはわからないけど、念のためフェリちゃん用の予備弾倉をチャレンジします
双海カナデ:6dx>=10
DoubleCross : (6DX10>=10) → 10[2,2,3,7,7,10]+9[9] → 19 → 成功

フェリ・ベルクラム:ありがとうございます……! そういやあったなそんなアイテム……!
五位堂マキエ:成功だ!じゃああたしは念のための高性能治療キットもう一個にしておくか。使わないかもだけど……!
五位堂マキエ:3dx+4
DoubleCross : (3DX10+4) → 8[1,8,8]+4 → 12

五位堂マキエ:成功です!以上……!


【ミドルフェイズ7】

・メサイア・カタコンベ[0/100] 参加報酬:このシーンの侵蝕上昇なし
・メサイア郊外[0/30] 参加報酬:「攻撃力+10」
・ジェネシス実験場[0/30] 参加報酬:エフェクト1つのLV+2
【攻略済】ノヴァリス南部未開地[30/30] 参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1)
【攻略済】アップルシード地雷原[30/30] 参加報酬:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
【攻略済】シャムロック保護区[30/30] 参加報酬:「バディムーヴ」獲得
【攻略済】N市[30/30] 参加報酬:取得可能エフェクト1つを1LVで取得
GM:今はこう 残るはあと2つ!
GM:どちらを攻略しますか?
イザベル・クリニェ:実験場行きますか!
五位堂マキエ:何もなければ実験場行きたく思います!
GM:あっその前に 侵蝕率低減忘れてた
双海カナデ:あとすみません!前シーンでの侵蝕減少を登場前にやっときたいです!
GM:112からかな? 低下処理お願いします
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を2増加(110 → 112)
フェリ・ベルクラム:実験場かな~
双海カナデ:112-1d10-10
DoubleCross : (112-1D10-10) → 112-8[8]-10 → 94

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を18減少(112 → 94)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10-1(→ 3)増加(78 → 81)
フェリ・ベルクラム:1d10+73-1
DoubleCross : (1D10+73-1) → 8[8]+73-1 → 80

五位堂マキエ:1d10+93-1
DoubleCross : (1D10+93-1) → 5[5]+93-1 → 97

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 9)増加(94 → 103)
双海カナデ:【ハンドリングLv5 】侵蝕:4-1 あらゆる達成値をLv×3
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を3増加(103 → 106)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 8)増加(106 → 114)
GM:OK!防衛がハンドリング側かな?
双海カナデ:そうですね!いつものように防衛にクラゲを派遣します!
GM:はーい!


GM:【ジェネシス学区 実験場】
GM:君たちはジェネシスの生徒会に話をつけて、この実験場を訪ねていた。
O森:「お世話になっております~。あなた達が今回のお相手の皆様方ですね?」
O森:「わたくし、JインダストリアルアカデミーのO森と申します。よろしくお願いいたします」名刺を君たちに差し出してくる。


イザベル・クリニェ:「ぁ、は、はいっ…よろしくお願いしますぅ……」
イザベル・クリニェ:「その、実験場とお聞きしましたけど、具体的にはここでは何を…?」
五位堂マキエ:「ありがとうございます!今回ご案内をお願いします、合同カタコンベ保全委員会です!」
フェリ・ベルクラム:「やっとバニーが脱げた……」 息をつく。
五位堂マキエ:「あああ、すいませんこちらはお返しになるような名刺も何も持っておりませんで……は、O森さん……!」
双海カナデ:「お世話になります」やっとこ元の格好に戻れ一安心した様子で
五位堂マキエ:ありがたく両手で名刺を受け取っている。
O森:「おや、ご存じない……?」
O森:「我々がここで行っているのは……“魔改造”です」
GM:名刺にはこうある。「ジェネシスインダストリアルアカデミー 魔改造部デビルカスタムナイト
五位堂マキエ:「ま、魔改造!? ……ほんとだ、名刺に書いてある!デビルカスタムナイト!」
イザベル・クリニェ:「ひ、響きからして碌なことが起こらない予感がぁ…」
双海カナデ:「魔改造というのは、いったい何を行うのでしょうか…」
五位堂マキエ:「ふ、普通の改造とは違うんですか?そもそも何をどんな風に改造して、どんな『価値』を皆に提供しているんですか?」
O森:「魔改造をご存じない!」
イザベル・クリニェ:「ご、ご存じないですぅっ!」
五位堂マキエ:「は、はい!」
フェリ・ベルクラム:「そんなにメジャーな部活とは思えないんだけど……?」
五位堂マキエ:これでも元ジェネシスの端くれだ、価値の創造をヨシとするジェネシスの流儀は理解していたつもりだが……。
O森:「魔改造とは……ちゃちなリミッターを外し、大人気ないほどのパワーのモンスターとして生まれ変わらせることです!」
O森:「当然そこには無限の価値が産まれる!」
五位堂マキエ:『魔改造』なる改造は、あまり覚えがない!
O森:「そして、たしかに我々はメジャーな部活とは言えないでしょう……ですからこそ!」
O森:「こうして“監査”の機会を頂き!乾坤一擲の大増資を狙っているのです!」
イザベル・クリニェ:「は、ははぁ……立派な理念をお持ちなんですねぇ…?」…何だか本題から離れてるような気がするが
五位堂マキエ:「き、規格外の改造!大丈夫なんですか、それ……」
フェリ・ベルクラム:「えっと……私たちは、遺痕を探しに来たはずなんだけど……」
五位堂マキエ:文字通り、規格の保障の範囲をブッちぎった改造ということになる!無限の価値に……無限の危険が生まれはしないだろうか!
誓願寺レア:「うん。監査の一環」一人の少女が、傍らに立つ。君たちが話をつけたオフィサーの少女だ。
誓願寺レア:「“遺痕”はうちの学区で、魔改造部が発見して確保した」


五位堂マキエ:「誓願寺さん……レアちゃん……!」
イザベル・クリニェ:「え、えっと…私たちは何か協力するべきなんでしょうか…?」
イザベル・クリニェ:「こ、ここまで呼んだってことは、そういうことですよねぇ…たぶん…」
フェリ・ベルクラム:「つまり、交換条件……?」
五位堂マキエ:「そ、そうだよね。“遺痕”と魔改造部の繋がり、確かそういうことだって……」
双海カナデ:「交換条件…」
誓願寺レア:「他学区にただで譲ることは出来ないから」
誓願寺レア:「彼女たちと勝負してもらう。ちょうど魔改造部の価値を確かめたいところだったから」
五位堂マキエ:「うん。それはそうだし勿論出来る範囲のお礼はするつもりだったけど……」
誓願寺レア:「あなたたちが勝てば、“遺痕”は譲る」
双海カナデ:「勝負…ということは、戦闘。ですか?」
五位堂マキエ:「勝負。なるほど勝負ね。それくらいなら……!」
O森:「いえ……対決は……」
O森:「魔改造です!」
イザベル・クリニェ:「わ、私たちもやるんですかぁっ!?魔改造!?」
五位堂マキエ:「ま、魔改造で!?」
フェリ・ベルクラム:「それ、私たちに勝ち目がないんじゃないの」
イザベル・クリニェ:「あ、相手の得意分野そのものってことですもんねえ……というか改造って、元のものがあるから成立するのであってぇ…」
イザベル・クリニェ:「その、どういう形の勝負になるんですぅ…?」
O森:「いえ!あなた達は5人で相談できますし……」
O森:「合コン委員会といえば、数多くの“魔改造”兵装で名を馳せております」
双海カナデ:「……」持ってないなあって顔
O森:「その知見は大いに役立ちましょう!」
五位堂マキエ:「え、えっ!?」
十掬キョウ:「確かに……みんなで相談すればなんとかなりそうかも!」
イザベル・クリニェ:「あっそこに注目されてるんですかぁっ…」
五位堂マキエ:そうなのだろうか、“魔改造”兵装を……!?
イザベル・クリニェ:「ま、まぁ私も周りに合わせないとなって思って……急いで用意したりしてましたけどぉ……」
五位堂マキエ:「……(想像)……そうかも、ね……!!」そうだ、みんなすごい装備を持っていた……!!
双海カナデ:「……私の知識の範囲外なので、できることだけ手伝いますね」
O森:「それに、これの改造は私の専門ではありませんから」
O森:「今回はこれを使います」
GM:1対の社会人の素体が、実験場に置かれている。
O森:「量産型社会人の……“SPAWN-G”くんです」
O森:「“SPAWN-G”はこれといった特長のない量産型社会人ですが……」
O森:「特筆すべきはその吸収力!」
O森:「見る間に学習し、驚くべき成長を遂げるのです!」
フェリ・ベルクラム:「吸収って、何を……?」
五位堂マキエ:「おお~」ちょっと不穏な気がしないでもないが、すごい!
誓願寺レア:「疑似学習エフェクトプログラムがある」
イザベル・クリニェ:「は、ははぁ…つまりそれを活用して競わせる…んですかね…?」
誓願寺レア:「これを予算内で組み合わせて……お互いに戦わせる」
誓願寺レア:「のだけど……一つ忘れてた」
誓願寺レア:「あなた達はまだ参加報酬を受け取ってないよね」
誓願寺レア:「選択したエフェクト1つのレベルを+2してね」
五位堂マキエ:「ありがとうレアちゃん!!」
フェリ・ベルクラム:「そういう台詞、似合うひとね……」
フェリ・ベルクラム:力の霊水を+2します
イザベル・クリニェ:「な、なるほど……何だか随分具体的な説明ですぅっ…!」
五位堂マキエ:《勝利の女神》を+2!
イザベル・クリニェ:力の法則を+2!
GM:覚えたてのエフェクトを強化しよって……
双海カナデ:《勝利の女神》のLvを+2します!
フェリ・ベルクラム:異常達成値増加エフェクトチーム
GM:こわ……
GM:このシーンの判定ルールについて説明します。
GM:今回については、PCの皆さんは判定を行いません。
GM:代わりに判定を行うのが、量産型社会人”SPAWN-G”です。
GM:彼は以下のようなステータスを持っています。
◆量産型社会人“SPAWN-G”(侵蝕率ボーナスなし)
能力値 3/3/3/3 技能なし
行動値9 装甲値0

専用エフェクト:《合成式コンセントレイト》
タイミング:メジャーアクション 技能:効果参照 対象:- 射程:- 侵蝕:- 制限:-
効果:
このエフェクトはあらゆるメジャーアクションのエフェクトと組み合わせできる。
(技能:シンドロームであっても組み合わせでき、制限:を無視する)
組み合わせた判定のC値を-3し、「攻撃力:+0」の白兵攻撃もしくは射撃攻撃を行ったものと扱う。
GM:見ての通りとっても弱いのですが……専用のエフェクト、通称“合コン”を持っており、無限の可能性を秘めています。
GM:これをお互いに予算内で改造……もとい、ただの改造ではなく、
GM:魔級の改造……魔改造をして戦わせてもらいます。
五位堂マキエ:魔級の改造……!!
誓願寺レア:「その魔改造の方法なのだけど……“ガシャ”を引くの」
イザベル・クリニェ:「ガシャ」
誓願寺レア:「“10連ガシャ”で引いたエフェクトから、ドラフトをしてもらう」
フェリ・ベルクラム:「なんだろう……この、なんだかんだ色々あったけど、原点に戻ってきたかのような」
フェリ・ベルクラム:「懐かしさというか……結局ガシャなのね、私達って……」
誓願寺レア:「一人一つ、エフェクトを選んで……“SPAWN-G”に重ねてみて」
誓願寺レア:「選んだ“エフェクト”を覚えさせることができる」
イザベル・クリニェ:「な、なるほど……取り入れるエフェクトを“募集”するというわけですねぇっ…」
五位堂マキエ:「ガシャを……ドラフト……?高校野球かな……?」
GM:取得エフェクトは、クロスブリードの最大レベル相当として扱います。
GM:先にPCが人数分選んだ後に、残り全部を魔改造部陣営が取得します。
GM:現状だと先に選んだ4つVS残り6つになるわけですね。
GM:これを2回やってもらいます。最終的には8エフェクトVS12エフェクトになります。
誓願寺レア:「エフェクトを覚えさせた後は……“対戦”を選ぼう」
五位堂マキエ:「お、おお~……これであたしたちの“SPAWN-G”くんが出来上がるんだ……」
誓願寺レア:「お互いの“SPAWN-G”同士を戦わせるの」
イザベル・クリニェ:「こ、これで石の取得量とかが変わってきそうですぅっ…大事ですよぉっ」
誓願寺レア:「5m離れた位置から開始されるラウンド進行を行って、お互いの手番で与えたダメージを記録する」
誓願寺レア:「その差分が獲得点になる。30点になった方の勝ち」
誓願寺レア:「ダメージを与える先は、お互いの“SPAWN-G”だけじゃない」
五位堂マキエ:「了解!大体わかった……かな……?理解したよ!」
イザベル・クリニェ:「お、概ね理解できた…はずですっ…早速引いてみます…?」
双海カナデ:「質問よろしいでしょうか?」
誓願寺レア:「ラウンド開始時、お互いのエンゲージにダミーターゲットが2体配置される」
誓願寺レア:「うん、後で聞くね?」
双海カナデ:「わかりました」
誓願寺レア:「この子たちは行動を行わない。データは送っておくね」
フェリ・ベルクラム:「相手自身を含めたターゲット3体へのダメージ差を競う訳ね」
◆ダミーターゲット
HP20/20 装甲5 ガード値5 《イベイジョン》達成値15
誓願寺レア:「そういうこと」
フェリ・ベルクラム:「範囲攻撃エフェクトが意味を持つようになる……」
誓願寺レア:「説明は以上。もう一度説明を聞く?」
フェリ・ベルクラム:「流石はジェネシス。しっかり整備されたルールでのスポーツなんだ」
イザベル・クリニェ:「よ、よく考えられてますねぇ…すごいです」私は平気ですぅっ と頷いて
五位堂マキエ:「魔改造って聞いてどうなることかと思ったけど、結構おもしろそうだね」
双海カナデ:「これをホビー化するなどしてビジネスにしても面白そうですね…」
五位堂マキエ:「これならイケるかもだよ。よ~し、やってみよう!」あ、あたしは大丈夫です!とレアちゃんに告げて。
誓願寺レア:「質問があったよね?何が聞きたいの?」
双海カナデ:「エフェクトのシンドロームは、現状我々が知りうるものすべてが出るということでよろしいですかね?」
誓願寺レア:「うん。具体的には……」
誓願寺レア:「診断メーカーを使おうと思う」
イザベル・クリニェ:「診断メーカー…?」
フェリ・ベルクラム:「診断メーカー……」
誓願寺レア:「
これだよ」
フェリ・ベルクラム:「ジェネシスには珍しいものがあるのね……」
五位堂マキエ:「shindanmakerだ……!」
誓願寺レア:「全部で6.5澗通りの可能性があるみたい」
双海カナデ:「しんだんめーかー…」
五位堂マキエ:「澗」
フェリ・ベルクラム:「作成してくれた人には頭が上がらないわね……」
フェリ・ベルクラム:「分かりました。メーカーを回しましょう」
五位堂マキエ:「でもそれだけあれば……ひょっとしてすごい“SPAWN-G”くんもできちゃうかも!ワクワクしちゃうね!」
誓願寺レア:「まずはキーワードを決めるね。1回目は……」
誓願寺レア:「“合コン”」
合コン
SR 崩壊の一点
N クロスアタック
HN ミラーイメージ
N 鋼の肉体
HN 毒の刃
HN 神獣撃
N 停滞空間
R 絶対の恐怖
HN ガラスの剣
N 破滅の言霊
イザベル・クリニェ:「…は、反応に困りますぅっ!滅茶苦茶外れじゃないですか!?これ!?」
フェリ・ベルクラム:「…………聞いたことのないエフェクトがあるわ……」
O森:「ふむ……特定の状況でないと機能しないものが多いようですね」
双海カナデ:「特定条件下でないと機能しないものが多いですね…」
誓願寺レア:「なんだかこのままやっても面白くない結果になりそう」
誓願寺レア:「私の権限で引き直すね」
誓願寺レア:「“合コン_2”」
合コン_2
SR アースシェイカー
R 盾なる力場
N マスヴィジョン
N 鮮血の鎖
HN 融合
HN 怒濤のつぶて
SR 魔神の心臓
R 融合
N アドヴァイス
R 銘なき刃
イザベル・クリニェ:「あ、あっいいんですか再回転リセマラ
誓願寺レア:「こっちはそれなりに面白そうかも。これでやろう」
フェリ・ベルクラム:「さっきよりは……マシ?」
双海カナデ:「使いやすいのもいくつかありますね…?」
誓願寺レア:「じゃあ、あなた達から選んでね」
五位堂マキエ:「おっ、おお~……うん、いいかもしれないね!多分だけど……!」
O森:「ふむ……Mサイアさんのお手並み拝見ですな」
イザベル・クリニェ:「とりあえずダメージが稼げそうなものはあるだけよさそうですかねぇ…?」
フェリ・ベルクラム:「その呼び方はこちらにも適用されるの!?」
双海カナデ:「ちなみに、今回の戦闘の侵蝕は高侵蝕(120%)下ということでいいのですよね?」
誓願寺レア:「言っておくけどジェネシスはGだよ」
イザベル・クリニェ:「Fェリさん Mキエさん Kナデさん Iザベル……」
誓願寺レア:「高侵蝕下ではないけど……」
フェリ・ベルクラム:「取り調べの重要参考人みたいになっている」
誓願寺レア:「《合成式コンセントレイト》は、あらゆる制限を無視して組み合わせられるから」
誓願寺レア:「実質的には高侵蝕下専用のものも運用できるね」
双海カナデ:「わかりました。ありがとうございます」
フェリ・ベルクラム:「じゃあ、私はこれかな」 『怒濤のつぶて』を手に取る。
イザベル・クリニェ:「侵蝕によるレベルアップは適用しない扱いでいいんでしょうかぁ…?」
誓願寺レア:「そういうことだね」
双海カナデ:「それだったら、マスヴィジョンの選択が手堅いでしょうかね?」マスヴィジョンを前に考えつつ
イザベル・クリニェ:「と、とりあえずダメージは稼ぎたいでしょうしね…少しでも…」
フェリ・ベルクラム:「範囲攻撃はなさそう……?」
イザベル・クリニェ:「こっちはないよりはマシでしょうしぃ…これにしますね…?」《銘なき刃》を選択する
五位堂マキエ:「うん、ないね……見た感じ、どれも単体か『対象:-』だよ」
フェリ・ベルクラム:「妨害札なら……あ、鮮血の鎖は駄目ね。ダメージが与えられなくなっちゃう」
イザベル・クリニェ:「魔神の心臓は…相手の構成にもよりますけど悪くない…?」
双海カナデ:「魔人の心臓はどうでしょう?相手の力次第ですが行動(ダイス)を制限できますよ?」
誓願寺レア:「うん。あなた達に有利な点が一つある」
フェリ・ベルクラム:「レアさん。これって行動順はどちらが先になるんですか?」
誓願寺レア:「行動値が同じなら、PC優先の原則になる」
イザベル・クリニェ:「い、いやマイナーが空いてたら無意味なんですかぁっ!なんですかこのエフェクト!う、ううむむっ……」
イザベル・クリニェ:「あ、相手の構成が見えない以上危険なようなっ…でも有利には働き得るし…100%エフェクトですし…」
フェリ・ベルクラム:「イザベル、アースシェイカーを入れましょう。そっちの方が手堅いわ」
五位堂マキエ:「手堅く行くならアースシェイカー、ロマンを追っていくなら魔人の心臓、て感じだね」
イザベル・クリニェ:「あ、あぁ~~…確かにこれなら効くシチュエーションが広いですねぇっ…!」
五位堂マキエ:「でも……うん、手堅く行った方が良さげには見えるかな……」
イザベル・クリニェ:「さ、流石フェリさんです…判断が的確……」
双海カナデ:「魔神の心臓を使うことで、武器を作る手番を封じることができる可能性が高まる…と考えてもいいかもしれませんが。悩みますね」
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:「なんで融合二枚あるの?」
イザベル・クリニェ:「た、確かに……あっ」
イザベル・クリニェ:「これタイミング:セットアップとタイミング:オートで違ってますぅっ!」
イザベル・クリニェ:「な、なんでなんでしょうか……」
フェリ・ベルクラム:「どうしてそんな哀しいことを……」
五位堂マキエ:「ありなんだ、そういうの……」
O森:「では残りをいただくとしましょう!」
五位堂マキエ:「よし、じゃああたしがアースシェイカー取るね!これで4つ!」
O森:「R盾なる力場 N鮮血の鎖 HN融合 SR魔神の心臓 R融合 Nアドヴァイス」
O森:「ふむ……」
O森:「考え甲斐がありますね!」
五位堂マキエ:「さすがだ……」
十掬キョウ:「オブラートじゃない……?」
フェリ・ベルクラム:「どう考えてもキングダム言葉よね……」
五位堂マキエ:「…………う、うん……」
イザベル・クリニェ:「こ、これは重症ですねぇ……」融合のテキストを読んで一言
誓願寺レア:「2回目の10連ガシャを引くね」
フェリ・ベルクラム:「一枚ずつ、互い互いに取っていった方がゲーム性は上がるかも」
誓願寺レア:「次は“魔改造”で」
魔改造
R 再生する下僕
SSR 傷深き呪い
R ファイナルフラッシュ
HN 不死者の人形
SR 揺るぎなき心
N 巨人の生命
N ミスディレクション
R 戦局判断
N 魔弾の射手
HN オーバードーズ
誓願寺レア:「色々ありそう?」
イザベル・クリニェ:「お、おおっ!」
双海カナデ:「オーバードーズ…」
イザベル・クリニェ:「こ、これは結構…悪くないのでは…?」
フェリ・ベルクラム:「ダイス数を増やすエフェクトって案外ないのね……」
イザベル・クリニェ:「とりあえず《オーバードーズ》は確定でいいですよねぇっ…!」
イザベル・クリニェ:「これだけでかなりダメージは伸びますよぉっ…」
五位堂マキエ:「そうだね!」
フェリ・ベルクラム:「あとは……」
フェリ・ベルクラム:「あとは……何……?」
イザベル・クリニェ:「み、ミスディレ…は…意味がなさそうですしねぇ…」
フェリ・ベルクラム:「揺るぎなき心って何のシンドローム? ぜんぜん見当つかない」
五位堂マキエ:「範囲攻撃ないからね、ミスディレクション……」
イザベル・クリニェ:「さ、サラマンダーみたいです…初めて見たかも…」
フェリ・ベルクラム:「ああ……心が強いのね……」
双海カナデ:「不調の回復を行えるみたいですね…?そのエフェクトは」
五位堂マキエ:「揺るぎなき心はサラマンダーでバッドステータスの回復……今回はあんまり意味がなさそうかも……」
フェリ・ベルクラム:「感情操作のエフェクトがサラマンダーに分類されるの、昔は納得いかなかった」
イザベル・クリニェ:「あ、ファイナルフラッシュは悪くないようなぁっ…」
イザベル・クリニェ:「ダメージも伸びますし、判定に勝てる可能性も上がりますよこれっ…」
五位堂マキエ:「アリだね!強くなった鮮血の鎖だよ!」
五位堂マキエ:「オーバードーズとファイナルフラッシュはいい感じ、このルールと出てる札ならHPが増える巨人の生命も悪くないかな……」
イザベル・クリニェ:「あとはほぼ消去法で選ぶことになりますかねぇ……」
フェリ・ベルクラム:「巨人の生命と再生する下僕で、回復手段を作っておきましょうか」
フェリ・ベルクラム:「判定勝ちになるかもだし……」
イザベル・クリニェ:「《オーバードーズ》《ファイナルフラッシュ》《巨人の生命》《再生する下僕》」
イザベル・クリニェ:「こ、これで確定でしょうかね…?」
双海カナデ:「戦局判断…も、自分には使えないから、実質的にはあまり意味をなさないですものね」
五位堂マキエ:「そうだね。前のめりに行くなら一発きりの必殺技、魔弾の射手も選択肢と言えば選択肢だけど……手堅くこの4つでいくの、賛成だよ!」
O森:「では残りは……」
O森:「SSR傷深き呪い HN不死者の人形 SR揺るぎなき心 Nミスディレクション R戦局判断 N魔弾の射手 ですかな?」
O森:「ふむ……どうやら皆さん」
O森:「お目が高いようですね」
イザベル・クリニェ:「これでも大分苦しいですけどねぇっ……」
フェリ・ベルクラム:「なんだか申し訳なくなってきた……」
O森:「いえいえ!勝負はまだ分かりませんよ~!」
O森:「お互い命中力は補填できていません」
O森:「当てたほうが一気に勝ってしまうこともあるでしょう」
五位堂マキエ:「そこは今回のドラフトになかった所だからね……不安だよ……」
誓願寺レア:「では魔改造……効果把握の時間の後」
誓願寺レア:「試技を開始してくね」
五位堂マキエ:「かしこまりました!ドキドキしてきたね!」
イザベル・クリニェ:「き、緊張の一戦ですねぇっ…!」
双海カナデ:「かなりこわいですね…」
フェリ・ベルクラム:「……」少しわくわくしている。
十掬キョウ:「そういえば僕たちが勝ったら“遺痕”が手に入るけど……」
十掬キョウ:「O森さんたちが勝った時は何が手に入るの?」
O森:「あっはい!その時はですね……」
O森:「皆さんを“魔改造”させて頂きたく」
五位堂マキエ:「え゛っ」
十掬キョウ:「うん?」
フェリ・ベルクラム:「はい?」
イザベル・クリニェ:「ひ、ひぇ…」
O森:「本来私……“ギガンティックi2i”の“魔改造”の担当は……美少女フィギュアでして」
O森:「皆さまを……“盛らせて”いただこうかと!」
五位堂マキエ:「ま、魔改造!?オシャレなカフェでランチをおごるとか、掃除炊飯をサポートする研究アシスタントとかじゃなく……」
五位堂マキエ:「“盛らせて”!!?」
フェリ・ベルクラム:「盛………盛る」
フェリ・ベルクラム:「盛るって何を……どこを?!」
双海カナデ:「も、もる……?」
五位堂マキエ:「が、学校の成績かな~~~?それとも内申点とかだったりして~~~?」
五位堂マキエ:「困っちゃうな~負けたのにそんな特典がもらえるなんて~~~」
O森:「もちろん胸部です」
O森:「乳ですね」
双海カナデ:「…豊胸ですか?」
五位堂マキエ:「胸部!!」
五位堂マキエ:「乳!!」
イザベル・クリニェ:「え、エフェクト的な出力かもしれませんね…はい身も蓋もない返答ぅっ!」
O森:「はい!それはもうデカければデカいほどいい!」
五位堂マキエ:「ハ、ハイ……」
イザベル・クリニェ:「あ、案の定といえばそうですけどっ…!こ、ここ、これ以上盛られてどうすればいいんですかぁっ!」
双海カナデ:「ちなみに…どれくらい…?」
フェリ・ベルクラム:「イザベル、その言い方だと既に盛られてるみたいになるわよ?」
O森:「ご説明しましょう」
O森:「Beforeがこれ」
誓願寺レア:「これ……」


五位堂マキエ:「もうBeforeの時点で大きい……」
双海カナデ:「スタイルとしては今はもう十分なのでは…?」
フェリ・ベルクラム:「私もそう思う……」
イザベル・クリニェ:「そ、それは言葉のあやというかぁっ…beforeの時点で大きいのはわ、わたしもそのぉ…同じでは…」
O森:「いえ!バカみたいなバランスがいいです!」
O森:「それこそが魔改造!」
フェリ・ベルクラム:「手段が目的になってる」
イザベル・クリニェ:「や、やばぁ……これがジェネシスの狂気……!」
O森:「Afterが~~~」胸部を弄っている。
イザベル・クリニェ:「…ま、負けちゃダメですからねこっちのG君ぅっ!」
O森:「こちらになります!」
誓願寺レア:ばばーん


誓願寺レア:「重い……」
五位堂マキエ:「……!!!」
フェリ・ベルクラム:「…………」
双海カナデ:「…あまり大きすぎるとクーパー靱帯がすぐに切れて垂れてしまいますよ」思わず正論を吐いてしまう
イザベル・クリニェ:「ひ、ひぇ……足元見えないんじゃぁ…」
フェリ・ベルクラム:「えっ、今、なにしてたの……!?」
O森:「じゃあ靭帯も強化すればいいのでは?」
フェリ・ベルクラム:「た、大艦巨砲主義……」
フェリ・ベルクラム:「絶対に避けなきゃ…………マキエ?」
五位堂マキエ:「……うん!」
イザベル・クリニェ:「そ、そんな当然みたいな顔されてもぉ……ど、どうかしました…?」
双海カナデ:「後、下着がオーダーメイドになって高額になってしまったり、揺れてかなり痛いことに…っていっても話を聞き入れてもらえなさそうですね…」愕然としながらも
五位堂マキエ:「勝たなきゃ!驚愕の事態に言葉を忘れてたよ!」
十掬キョウ:「カナデちゃん詳しいってことは結構悩んでるんだね」
双海カナデ:「みなさん。頑張って勝ちましょうね」さすがに、みんなに同調する
イザベル・クリニェ:「な、なんかマキエさんがちょっと期待してるような……アッハイ」
誓願寺レア:「もどして」
五位堂マキエ:「してませんー!普通にビビってただけです~!!いやすごい技術だとは思ったけど……これはこわいと思います~~!!」
フェリ・ベルクラム:「それにしても私たち……さっきからこういう危機にばっかり遭ってない……?」
フェリ・ベルクラム:「厄日……?」
双海カナデ:「何故でしょうね…」
双海カナデ:「なにものかの陰謀の力が…」
O森:「うむ……完成形を考えたら俄然やる気が出てきました」
五位堂マキエ:「ほら、レアちゃんも困ってる!……勝って!勝ってきてねあたしたちのGくん!!」
O森:「盛り上がってきましたね!」
O森:「胸のように!」
十掬キョウ:「うまくないよ~」
五位堂マキエ:「上手いこと言ったつもりかーっ!!」
イザベル・クリニェ:「う、うぅっ…気づかない内に私が全体に不幸をぉっ…!?」


GM:~~~試技 開始~~~
Jインダストリアルアカデミー
“SPAWN-G”(J校)[9]
ダミーターゲット(J校)*2

5m

Mサイア学園
“SPAWN-G”(M校)[9]
ダミーターゲット(M校)*2
GM:まずはセットアップから。
O森:セットアップこんなにあるのに意味のあるものが皆無なんだが……
フェリ・ベルクラム:かわいそう
五位堂マキエ:おつらい
フェリ・ベルクラム:こちらはなしですな
GM:行動順はPC優先により Mサイア学園からです。
五位堂マキエ:ではマイナーアクションでエンゲージ、メジャーアクションでJのGくんに攻撃でしょうか!
双海カナデ:そうですね!やっちゃいましょう!
五位堂マキエ:ではメジャーアクションで《合成式コンセントレイト》《銘なき刃》《マスヴィジョン》《怒濤のつぶて》《アースシェイカー》《オーバードーズ》《ファイナルフラッシュ》
イザベル・クリニェ:うぉーっお願いします
五位堂マキエ:でJのGくんを攻撃したく!よろしおすか!
O森:どうしてそんなに有用なエフェクトいっぱい持ってるの
O森:どうぞ!
五位堂マキエ:はい!では……普通に3ダイスオンリーか……!うおおーっ!
五位堂マキエ:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[6,10,10]+8[4,8] → 18

双海カナデ:マキエちゃん…お願いします…!
双海カナデ:おおおおおおおおお
イザベル・クリニェ:うぉーっ
GM:あっコンセはあるからC7よ!
五位堂マキエ:そうでした!ごめんなさい!もっかい振ります!
五位堂マキエ:3dx7
DoubleCross : (3DX7) → 5[3,5,5] → 5

双海カナデ:???????
GM:いいよ 高い方で……w
フェリ・ベルクラム:こういうことあるよね
五位堂マキエ:3dだとね、うん……すいません!ありがとうございます!18です!!
フェリ・ベルクラム:上がる効果で振り直すと下がるんだよな(経験論)
イザベル・クリニェ:よくありすぎる
O森:ウオオオ よけてやる
五位堂マキエ:こわいよ~
O森:3dx>=18
DoubleCross : (3DX10>=18) → 9[6,8,9] → 9 → 失敗

O森:くっ……
O森:ダメージをどうぞ!
五位堂マキエ:よ、よかったあ~……!!
双海カナデ:あたった~
五位堂マキエ:ではいきます!それぞれのエフェクトで……
五位堂マキエ:2d10+6+10+15+15
DoubleCross : (2D10+6+10+15+15) → 17[10,7]+6+10+15+15 → 63

O森:ギャアアア
O森:ガードも装甲も有りません。63点丸々が獲得点に。
五位堂マキエ:63!次の判定(多分攻撃になるので)ダイスは-6個よ!
O森:???
O森:じゃあ……
O森:何も出来ないですけど……
フェリ・ベルクラム:まあ……だよね……。
五位堂マキエ:???
イザベル・クリニェ:かわいそ…
フェリ・ベルクラム:だってダイス増加エフェクトないもんな
双海カナデ:かわいそうに…
O森:うん……
イザベル・クリニェ:にしてもかなりダメージが出るな…こんなんでも…
O森:獲得点は0点です
フェリ・ベルクラム:こんなアホな10連で……
五位堂マキエ:オーバードーズがかなり効いてる
フェリ・ベルクラム:オーバードーズが大きかったな 地味に
GM:63-0で 30点以上の差がついたので
GM:PCたちの勝利です!
双海カナデ:神引きだと思いますよ
五位堂マキエ:×5エフェクトも2種入ってるからね……
五位堂マキエ:そして勝利やったぜ!免れたぞ魔改造!
双海カナデ:我々の胸は守られたのだ…
イザベル・クリニェ:やった~~


GM:――今回の魔改造のコンセプトは。
O森:「そうですね……普段は顧みられることのない材料を使って、大きな結果を残していきたいと思っています」
O森:「一流のエフェクトを使うのに比べて、不利は否めません。それでも……」
O森:「夢を追う姿こそが、同志諸君に希望を与えるのです」
GM:――意気込みを教えて下さい。
O森:「絶対に盛ります」
O森:「誤解があるといけないのですが……この際言っておきますが」
O森:「尻も太腿もバッキバキにいきます」
GM:――ありがとうございました。
GM:――続けてMサイア学園Gコン部にも伺います。今回の魔改造のコンセプトは。
五位堂マキエ:「はい!そうですね、魔改造についてはとにかく素人な私たちですが……」
五位堂マキエ:「その分、合コン委員会としての強み……『かわいい』を中心とした女子力や、」
五位堂マキエ:「今はちょっと留守にしている、男子たちの気持ちにも向き合えるような……見てて元気をもらえるようなパワフルなムーブ、」
五位堂マキエ:「そんな夢やロマン?明日への希望?前向きで、みんなを奮い立たせるようなコンセプトをうんと詰め込んだ社会人さんに仕上げました!」
GM:――意気込みを教えて下さい。
フェリ・ベルクラム:「え? これ全員なんですか? え、えっと……」 胸の前で、両手の指を広げて合わせ、輪を作る。
フェリ・ベルクラム:「今回は自分たちじゃなくて、社会人さんに戦って貰うので……力を尽くしたいと思います」
イザベル・クリニェ:「あ、ぇ、そのっ…も、盛られるなんて断固拒否しますぅっ!」
フェリ・ベルクラム:「外の映像作品で、似た競技も見たことがあるので、活かせるといいな……」『ロボコン! ―ロボットカタコンベ保全委員会―』」という映像データを端末で流している。
イザベル・クリニェ:「世の中丁度いいってものがあるってことを、わ、分からせてやりますっ!」
十掬キョウ:「こういうの初めて作ったけど……ちょっと失敗しちゃったかも」
十掬キョウ:「でも……気に入ってもらえたら嬉しいなって」
双海カナデ:「この勝負…合コン委員会の今後の名誉のためにも、絶対に勝たねばなりません」
双海カナデ:「社会人には我々の持ちうる知恵をすべてつぎ込みました。どうか、この願いが彼へと届きますように」


誓願寺レア:「ではまず……Mサイア学園の手番だね」
“SPAWN-G”:「ウイイイン!」
“SPAWN-G”:「ウイイイン!」
五位堂マキエ:「がんばれーっ!のびのび行こう!のびのび!」
五位堂マキエ:「……そして勝ってきてね、あたしたちの尊厳のために……」
フェリ・ベルクラム:「ゆっくり! ゆっくり行って!」
イザベル・クリニェ:「せ、先手はこっちが取れるはずですからっ…あとはめ、命中だけさせられれば大分有利になるはずですぅっ!」
“SPAWN-G”:「ウイイイン!」
“SPAWN-G”:素手が鋭い刃に変化するとともに残像を複数作り出し一斉攻撃し、勢いに任せた射撃が破壊力を増し、局地的な地震を引き起こし、生成する物質の量を増加させたものが過剰投与され、膨大な光であたりを埋め尽くす!
O森:「な……何ですと……!?」
O森:「どんな過剰積載ですか!盛り過ぎでは!?」
イザベル・クリニェ:「えっ…あ、あんなすごい性能になってましたっけ…私たちの……」
フェリ・ベルクラム:「分からない……ガチャに書いてあったとおりのことしか……」
双海カナデ:「おぉ…これならいけるのでは…?」
五位堂マキエ:「……」ちょっと沈黙。
“SPAWN-G”:「ガクガクガク」向こうの機体はバランスを崩している。そして。
“SPAWN-G”:コロッ
五位堂マキエ:「……魔改造部さんに倣ってみました!これがあたし達の盛りすぎチャレンジです!!」
“SPAWN-G”:そのまま転倒して起き上がれなくなっている。
O森:「ああ~!」
O森:「練習では上手く行っていたのに……!」
イザベル・クリニェ:「わ、我々は恐るべきものを作り出してしまったのかもしれませんねぇ……」
フェリ・ベルクラム:「あるあるね……」
誓願寺レア:「Gインダストリアルアカデミー、リタイアする?」
O森:「くっ……リタイアします……!」
O森:「そして我々はJインダストリアルアカデミーです!」
フェリ・ベルクラム:「カタコンベ防衛用の新兵器に、一台持って帰れないかしら……」
誓願寺レア:「Genesisなのに……」
O森:「間違えないでいただきたい!」
誓願寺レア:「ごめん……」
十掬キョウ:「じゃあこれ……勝ったんだね?」
十掬キョウ:「わーいわーい!」
五位堂マキエ:「そこがこだわりポイントなんだ……」
双海カナデ:「それは切実に欲しいですね…いい加減遠隔で操作するのも疲れてきましたし…」
五位堂マキエ:「でも!そうこれであたしたちの勝利!やったーっ!」
“SPAWN-G”:プシュウウ
“SPAWN-G”:煙を吹いている。魔改造がたたったようだね。
“SPAWN-G”:リミッターとかは本来外してはいけないようだ。良い子は真似しないでね
五位堂マキエ:「あ、ああっ!Gくん!!」
イザベル・クリニェ:「こ、これで盛りは回避できましたねぇ……よ、よかったぁ」
イザベル・クリニェ:「尊い犠牲ですねぇっ…後で弔ってあげないと…」
O森:「くっ……敗北は甘んじて受け入れます!“遺痕”はお渡ししますが……!」
O森:「個人的に“魔改造”したい方は後ででもこっそりご連絡ください!」
五位堂マキエ:「ありがとうGくん……あたしたちが盛り盛りにならずに済んだのも、“遺痕”ゲットも全部君のお陰だよ……」
フェリ・ベルクラム:「あっ……良い子だったのに……」
フェリ・ベルクラム:「それはお断りします。というか……」O森さんをじっと見つめる。
フェリ・ベルクラム:「……自分は盛らないの?」
O森:「そこの期間限定おためし版ではなく恒久版もご提供できます!」
五位堂マキエ:「あきらめが悪い!……いや、バイタリティというべきかな!?」
O森:「? 作業の邪魔では?」
O森:何をバカなことを、とでもいいたげ。
五位堂マキエ:「そこはわかってるのかよ!!!!!」
フェリ・ベルクラム:「ええ……心外……」
誓願寺レア:「じゃあこれ戻るんだ。よかった」
双海カナデ:「何故、そのような反応になるのです?そんなに盛りたいのであれば、まず自分を盛ってみては…?」2回目
イザベル・クリニェ:「い、一番質の悪いタイプだった……!」
GM:本当のモンスターは……彼女だったのかもしれませんね
GM:魔改造の夜 おわり


GM:これなるは無傷のカタコンベ!
GM:傷がつくのかつかないのか ご期待ください
五位堂マキエ:「つくのかつかないのかじゃないよ!!つかない方がいいっての!!」
フェリ・ベルクラム:マキエちゃんがコマ枠の外から叫んでる
双海カナデ:13dx+27
DoubleCross : (13DX10+27) → 9[2,2,3,3,4,4,4,4,5,7,8,9,9]+27 → 36

GM:はわわわわ
GM:もう攻められる気がしない


GM:シーン終了 ロイスだけ可能です
フェリ・ベルクラム:今日からここは合同カタコンベではない
双海カナデ:ロイス満杯!
フェリ・ベルクラム:絶対無敵クラゲ防衛圏だ
五位堂マキエ:ありません!!
フェリ・ベルクラム:ロイスマックス
イザベル・クリニェ:ロイスいっぱいだよぉ…
GM:侵蝕率低減処理をしましょうか
GM:100超えんちゅは侵蝕-10-1d10をしてね~
五位堂マキエ:カナデちゃん、お減らしを!
双海カナデ:あ、すみません!
双海カナデ:114-10-1d10
DoubleCross : (114-10-1D10) → 114-10-8[8] → 96

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を18減少(114 → 96)
GM:戻ってこれたようね


【ミドルフェイズ8】

・メサイア・カタコンベ[0/100] 参加報酬:このシーンの侵蝕上昇なし
・メサイア郊外[0/30] 参加報酬:「攻撃力+10」
【攻略済】ジェネシス実験場[30/30] 参加報酬:エフェクト1つのLV+2
【攻略済】ノヴァリス南部未開地[30/30] 参加報酬:あらゆる侵蝕率上昇-1(最低1)
【攻略済】アップルシード地雷原[30/30] 参加報酬:好きな能力値を+3(副能力値を再計算する)
【攻略済】シャムロック保護区[30/30] 参加報酬:「バディムーヴ」獲得
【攻略済】N市[30/30] 参加報酬:取得可能エフェクト1つを1LVで取得
GM:残りはあと一つなので……自動的にメサイア郊外になります
イザベル・クリニェ:行くぜ!
GM:登場する人は登場ダイスをお願いします
フェリ・ベルクラム:1d10+80-1
DoubleCross : (1D10+80-1) → 10[10]+80-1 → 89

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 8)増加(96 → 104)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10-1(→ 6)増加(81 → 87)
五位堂マキエ:1d10+97-1
DoubleCross : (1D10+97-1) → 3[3]+97-1 → 99

双海カナデ:ステータス的にはもう防衛しなくてもいいんですけど
双海カナデ:合コンの心情的には墓荒らしされるのって気分がよくないんですよねぇ
双海カナデ:だから…守護りましょう
GM:なんだって……
双海カナデ:【ハンドリングLv5 】侵蝕:4-1 あらゆる達成値をLv×3
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を3増加(104 → 107)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 2)増加(107 → 109)
フェリ・ベルクラム:ヒエエ
五位堂マキエ:はわわ……
GM:では……全員の攻撃力が+10されるよ~
GM:バケモンになっちゃった
五位堂マキエ:すごいバフが盛り盛りの女子高生集団になっちゃった……


GM:【メサイア郊外 メサイアの墓】
GM:本来、メサイア学区において、墓を示すものはとりも直さず、合同カタコンベである。
GM:にもかかわらず、ここはメサイアの墓と呼ばれている。それは何故か。
GM:そう書いてあるからだ。
GM:「メサイアの墓」と書かれたのぼりがいくつも立っている。資料館みたいな普請の建物もある。
GM:そこでは……
サエ・モーリィ:「ようこそお越しくださいました!」
サエ・モーリィ:「観覧のお客様ですか?」


五位堂マキエ:「こんにちは!お世話になります!!」
フェリ・ベルクラム:「待って待って」
フェリ・ベルクラム:「えっ……なに? ここ」
サエ・モーリィ:「何と言われましても……」
サエ・モーリィ:「メサイアの墓です」
イザベル・クリニェ:「ぐ、具体的には誰の……?」
双海カナデ:「…おや?」
サエ・モーリィ:「え?もちろんそれはイエス・キ……」
十掬キョウ:「わー!わー!」
十掬キョウ:「なんだかよくないことを言おうとしていた気配があったよ!」
五位堂マキエ:「……うん、取り合えずそう名乗ってるし、資料館みたいなのもあるし、実際お邪魔するわけだからあたしもスルーしてたけど……」
五位堂マキエ:「いったい誰の……先住民さんかな……」
五位堂マキエ:「……」
フェリ・ベルクラム:「イエス……ノー?」
サエ・モーリィ:「ノヴァリスにおける新たな“ふるさと”創生の一環ですとも!」
イザベル・クリニェ:「あ、あぁ~…なんか黒い看板に「死後さばきにあう」とかいろいろ書いてあるのも見ましたけど…それも…?」
双海カナデ:「…聞いたことあるのですが、外の世界のどこにでも”ある”というらしいですよね。あの方」
双海カナデ:「どうやら日本にもあるとか…」
五位堂マキエ:「魂のふるさとってか!!危険すぎる地元やめてくれません!?」
双海カナデ:「それを…ノヴァリスでもやると?」
サエ・モーリィ:「日本よりはノヴァリスのほうがまだ“ある”と思いません?」
イザベル・クリニェ:「あ…りますかねぇ…?確かになんか、聖書由来のものは見ますけど…」
五位堂マキエ:「そ、そう?まあ彼のお人、復活後はどこかに消えちゃったって話だから……」
GM:ここは郷土史愛好会によって無許可で作られたもののようだ。
GM:おみやげコーナーとかも勝手に作られている。
五位堂マキエ:「日本の青森よりは可能性は……ある……? いやねーよ!!」
フェリ・ベルクラム:「ああ……でもある意味では原点回帰と言えるのかもね」
フェリ・ベルクラム:「思い返してみればイノリさんもそちらの人だし」
サエ・モーリィ:「どうしてそういい切れるんですか?その時代を生きていらっしゃったんですか?」
イザベル・クリニェ:「ここに遺痕があるんだとしたら、確かに納得はする…んですけど、な、なんでしょう、この釈然としない感じ…」
サエ・モーリィ:「それともなんですか?聖書の一節をすぐさま諳んじれるんですか?」
サエ・モーリィ:「そんな事ができたらもうマスターオーダーですよ」
イザベル・クリニェ:「そ、それができるのは本当に特殊スキルですからねぇっ…!?」
五位堂マキエ:「そ、そっちだって生きてないでしょ!? だ、ダメだ!これマスターオーダーさんしか説得できない!!」
サエ・モーリィ:「はい!つまり解釈に拠っては有り得ることを……」
サエ・モーリィ:「いまお認めになったということでよろしいですね」
サエ・モーリィ:「言質です!」
五位堂マキエ:「というかマスターオーダーさんが同窓会行っちゃった弊害なのか……これは……!?」
フェリ・ベルクラム:「でも同窓会に郷土史研究会って合流しているんじゃなかった?」
サエ・モーリィ:「先代からは引き続き好きにしろと言われております!」
五位堂マキエ:「言質……!こやつ……!!」
フェリ・ベルクラム:「メサイア流ね……」
十掬キョウ:「でもここを勝手に観光地にしてることは怒られるんじゃないかな……」
十掬キョウ:「トランペッターとかに……」
フェリ・ベルクラム:「私たちは雨月夜シオン元生徒会長の遺痕を探しに来たのだけれど」
サエ・モーリィ:「ああ、それでしたらお二階の展示です!」
イザベル・クリニェ:「ま、まぁ破壊活動とかはしてないだけ……ぁっ展示されてる!?」
イザベル・クリニェ:「ま、まぁここなら”やる”って納得感はありますけどぉ…」
五位堂マキエ:「展示!!ちゃんと展示されてるんだ……」
サエ・モーリィ:「奇しくもこちらで聖体が見つかったというのも……なんらかの宗教的符号があったのでしょう!」
十掬キョウ:「一回怒られたほうがいいと思うよ僕」
フェリ・ベルクラム:「これ、このまま置いておけば」
五位堂マキエ:「最高生徒会にも喧嘩売ってない?」
イザベル・クリニェ:「勝手に辻褄合わせてるような気もぉ……えっと、それをお渡ししていただくことはできますか?」
フェリ・ベルクラム:「シオニスト会議とかち合ってくれるんじゃない……?」
フェリ・ベルクラム:「させておきましょうよ、宗教対立」
サエ・モーリィ:「渡す……!?」
サエ・モーリィ:「何故……!?」
イザベル・クリニェ:「ぁ、ぁぁ~…そういう考えもできますか…」
双海カナデ:「お二方を混同させること自体、お二方に失礼になるのでは…?」
イザベル・クリニェ:「え、えっと…ですねぇ…その、ここで展示されているもの以外にも遺痕というのは複数ありましてぇ…」
五位堂マキエ:「『何故』。まあ……そう来ますよね……」
サエ・モーリィ:「!そうなのですか?」
イザベル・クリニェ:「それをこちらで安全に管理させていただけたらって……」
イザベル・クリニェ:「…あっ、まずいこと言っちゃったかもしれませぇんっ…!?」
サエ・モーリィ:「では……さらなる展開が見込めるというわけですね!」
五位堂マキエ:「さらなる展開」
フェリ・ベルクラム:「イザベル…………」 溜息
サエ・モーリィ:「こうしてはおけません!」
イザベル・クリニェ:「う、うぇぇ…ごめんなさぁいっ……」
サエ・モーリィ:「それをお渡ししていただくことは出来ますか?」
サエ・モーリィ:「もちろんただでとはいいません!寄贈者のお名前はしっかりと記載させていただきます!」
双海カナデ:「その方は、あなたが信仰している方の遺痕ではないのです。だからお渡しできません」
五位堂マキエ:「できないよ!できるわけないでしょ!」
フェリ・ベルクラム:「それはタダでしょ」
サエ・モーリィ:「くっ……じゃあ入館料売上の5%……」
十掬キョウ:「額の問題じゃないよ~……」
五位堂マキエ:「遺痕の寄贈はクラウドファンディングじゃないんだけど!?」
イザベル・クリニェ:「こ、こんなところに儲けなんか期待できるわけないじゃないですかぁっ!」
イザベル・クリニェ:「と、とにかく求められても渡せませぇんっ!ただでさえ揃えたら危険そうなのにっ!」
GM:そうこう押し問答しているうちに、二階から叫び声がある。
サエ・モーリィ:「ですから……?」
イザベル・クリニェ:「ピャッ!?」
サエ・モーリィ:「……なんでしょう?」
五位堂マキエ:「期待できてもダメ!お金とかの問題じゃないからね!……むむっ?」
サエ・モーリィ:「少し見てまいります」たたたっと駆けていき。
サエ・モーリィ:何者ですか!えっ、うわっ ぐわーっ!?
サエ・モーリィ:バシュッ
GM:静かになる。
五位堂マキエ:「…………」
フェリ・ベルクラム:「…………」
十掬キョウ:「……見に行く……?」
イザベル・クリニェ:「ひ、ひええ…行くしかない、ですよねぇっ…?」
五位堂マキエ:「これ、行かなきゃダメかなあ……ダメだよね、元々そのつもりで来たんだし……!」
フェリ・ベルクラム:「……遺痕を狙っている人物なら……」
五位堂マキエ:「そう、逆に放っておけない!」
フェリ・ベルクラム:錠剤を口に含む。「……うん。行きましょう」
双海カナデ:「…行きましょう」フェリの傍を離れないようについていく
五位堂マキエ:「行こう!い、いざとなればあたしが盾になるからあとよろしく!」屋内戦では装備の力を十全に発揮できないからだ!
イザベル・クリニェ:「あ、あれなら私の方に引き寄せますぅっ!そのためにいるのでぇっ!」
フェリ・ベルクラム:ポーチからシリンジを数本抜く。臨戦態勢。
イザベル・クリニェ:びくびく震えあがりながらも追従する
五位堂マキエ:じりじりと登っていきます!
GM:では、階段を登った先。そこは展示室のようだ。
GM:ガラスケースが割れて散乱している。その中心に、一人の少女の姿があった。
割れた冠の少女:「……あれ」
割れた冠の少女:「――お姉ちゃん?」


フェリ・ベルクラム:どくん。心臓が跳ねた。
十掬キョウ:「フェリちゃん……?いや……」
五位堂マキエ:「えっ……」
イザベル・クリニェ:「わ、わわ、割れてる……!?」
フェリ・ベルクラム:「……ラトナ」
フェリ・ベルクラム:「本当に、ラトナなの…………?」
イザベル・クリニェ:「つ、つまりっ…じゃあ、この人がっ……!フェリさんのっ…」
星徒ラトナ:フェリ・ベルクラムの妹。ラトナ・ベルクラムの姿であった。
星徒ラトナ:「やだなあ、お姉ちゃん」
星徒ラトナ:「わたしの顔を忘れちゃったの?」
双海カナデ:「……っ」
GM:双海カナデは確信できる。
GM:フェリ・ベルクラムから感じていた死の気配。
GM:それが色濃く伝わる。彼女のそれが流れてきていたと。
フェリ・ベルクラム:瓜二つの外見。けれど決定的に、自分とは違う、あの子の口調。雰囲気。立ち姿。
フェリ・ベルクラム:同じだ。噛み砕いた精神安定剤がなければ、今すぐにでも、みっともなく泣き崩れていたかもしれない。
星徒ラトナ:「まあでも、本当にラトナかって言われると、ちょっと違うのかな?」
星徒ラトナ:「もとのわたしだったものは、あの暗闇の中で消えてなくなってしまったもの」
フェリ・ベルクラム:「星徒。私たちの、侵蝕を引き受けた先」
星徒ラトナ:「知ってるんだ?じゃあ、話が早いね」
フェリ・ベルクラム:「……死者の、記憶と、力を複製したジャームなんだって。そう聞いてる」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんに会えたのもちょうどよかった。会いたかった……」
フェリ・ベルクラム:「あなたは、ここで何をして……」
星徒ラトナ:「ちょっと探しもの。そんなことよりさ……一緒にこっちに来ない?」
星徒ラトナ:「また2人で一緒になかよく過ごそうよ」
十掬キョウ:「フェリちゃん、聞いちゃダメ!」
双海カナデ:フェリの前に1歩踏み出して、彼女の視界を全身で塞ぐ
イザベル・クリニェ:「っ……ふ、フェリさんっ……!」
五位堂マキエ:「っ、……フェリちゃん……!」
フェリ・ベルクラム:「みんな、…………っ」
イザベル・クリニェ:おびえた様子を見せ、カタカタと震えつつも武器を目の前の“敵”へ向ける
イザベル・クリニェ:「そ、そのことが分かってるならっ…心を許しちゃダメですっ…!あの人は、あの人はっ……」
イザベル・クリニェ:辛いのは此方も一緒だ 心情を慮るだけで涙が出そうになる。
フェリ・ベルクラム:「……できないって。分かってるでしょ」
双海カナデ:「…先日ぶりですね。フェリさんの体をお借りしてでしょうが、ようやく対面できましたね」相手の集中をこちらに逸らせるようにする
フェリ・ベルクラム:「あなたが仲良くしたいのは、まだ空にいる私の方でしょ……」
星徒ラトナ:「一緒になればいいじゃん」
星徒ラトナ:「なる手段はあるんでしょ?」
星徒ラトナ:ちらりとカナデを見て。「……誰?」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんのお友達?」
フェリ・ベルクラム:「……?」 その反応に、少し不可解な点があるが。
フェリ・ベルクラム:「友達……だよ。みんな、大切な……」
双海カナデ:「…?」反応が想定されたものではない。体を借りて現れた本人ではないのか?
フェリ・ベルクラム:「それに私は、自分の記憶と姿と力を引き継いだ別人を、自分だとは感じられない」
フェリ・ベルクラム:「そういうところまで、嫌ってほど同じね」 ラトナは感性で動き、フェリは理屈が先に来た。
星徒ラトナ:「わたしは感じられる」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんも、こっちに来れば感じられる」
星徒ラトナ:「わたしのお願い、いつも最後は聞いてくれてたじゃない」
星徒ラトナ:「これはダメなの?」
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:ぐ、と歯を噛みしめる。目尻に涙が浮かぶ。
十掬キョウ:「フェリちゃん、話そうとしなくていいよ!」
十掬キョウ:ぐい、と肩を引いて引き剥がそうとする。
フェリ・ベルクラム:「なんで……なんで……っ」
五位堂マキエ:「……ええと」
フェリ・ベルクラム:キョウに押しのけられるまま、呻くように言葉を繰り返している。
星徒ラトナ:「今、わたしがお姉ちゃんと話してるの」
星徒ラトナ:「お友達は家族の話の邪魔はしないでよ」
星徒ラトナ:割れたガラス片を拾い上げ、手遊ぶようにする。
イザベル・クリニェ:「っ……で、でもっ……それでもっ……私たちはあなたを”送らないと”ならないんですっ…!」
五位堂マキエ:「フェリちゃんの妹さん、ラトナちゃん……だよね。ごめん、今フェリちゃんは混乱してる」
フェリ・ベルクラム:「ラトナ……私は……なんで……なんで今……」
五位堂マキエ:「お話できるような状態じゃないんだよ。今日の所はちょっと、待ってあげてくれないかな」
双海カナデ:「っ…!」
星徒ラトナ:「わたしとは出来なくて、お友達とはできるんだ?」
星徒ラトナ:「ふうん、ふうん、ふうん……」
五位堂マキエ:「……そうだよ!」
五位堂マキエ:「ラトナちゃんが大事だから、できないんだ!」
イザベル・クリニェ:「い、いきなり出てきて、つらいのも、苦しかったのもわかりますっ…会いたい気持ちも十分っ…!」
双海カナデ:クラゲを呼び出し、フェリへと突進を行う。無理矢理引きはがして、ラトナとの距離を強制的に離していく
イザベル・クリニェ:「フェリさんだって、気持ちは同じって信じてますっ…だから、だからっ…」
フェリ・ベルクラム:「?! きゃっ」 クラゲに割り込まれ、その頭部に乗せられるようにして宙に引き離される。
五位堂マキエ:「だからちょっと退いてあげてよ!それだけの相手なんだよ、ラトナちゃんは!」
星徒ラトナ:「……そうなんだ」
星徒ラトナ:「でも、あれは置いていってね」
五位堂マキエ:「わっ……!」突進するカナデちゃんにこっちも体がぐらつく!
星徒ラトナ:「シオンのかけら」
星徒ラトナ:「必要なの」
五位堂マキエ:「ナデちゃん!」気をつけて!無茶は……!
フェリ・ベルクラム:「必、要……」
フェリ・ベルクラム:「星徒は……何がしたいの? シオニスト会議も、あなたと一緒に……?」
フェリ・ベルクラム:クラゲにしがみつきながら、茫然と問いかける。
星徒ラトナ:「あの子達の思いは、わたしといっしょ」
星徒ラトナ:「雨月夜シオンを復活させたいんでしょ?」
星徒ラトナ:「それがあればできるよ。わたしなら」
五位堂マキエ:「復活!?それって……!!」
星徒ラトナ:「その“材料”があれば……シオンの復活に足りない情報を補って構築できる」
イザベル・クリニェ:「い、幾ら何でもそんなことっ……星徒も、すごい力があるとは聞きますけどっ…!」
双海カナデ:「復活させたとして…どうするのです?」
フェリ・ベルクラム:「そんな……そんなレベルのこと、昔のラトナには……」
星徒ラトナ:「どうするかを決めるのはわたしじゃないよ」
星徒ラトナ:「わたしは、みんながわたしと一緒に居たほうがうれしいだけ」
フェリ・ベルクラム:「…………ああ」
フェリ・ベルクラム:「そういう子よね。あなたは」
星徒ラトナ:「わたしはわたし。……渡してくれる?」
五位堂マキエ:「『みんなが』って……でも、そんなことは……!」
フェリ・ベルクラム:「自分は好き勝手するのに、肝心なところはいつも他人に頼んで……」
フェリ・ベルクラム:「……だめよ」
イザベル・クリニェ:「フェリさん……!」
フェリ・ベルクラム:「……渡せない。これは私たちが、私たちのカタコンベで、悼んで、送るためのもの」
フェリ・ベルクラム:胸が痛い。呼吸が苦しい。一言紡ぐ度に、星徒の目元が少し揺れる度に、身が引き裂かれそうだ。
五位堂マキエ:「っ、フェリちゃん……!」
フェリ・ベルクラム:宿主の傷と病を餌とする遺産が声を上げて喜んでいる気配を感じる。
双海カナデ:「…よく、頑張りましたね」フェリの返答にほんの少しだけ、口角を上げ、小さくつぶやく
フェリ・ベルクラム:「良かった。あなたと会っても、……傷は痛いままだわ」
星徒ラトナ:「分かってるでしょ、お姉ちゃん」
星徒ラトナ:握りしめたガラス片が粉々に砕け、周囲に舞う。
星徒ラトナ:「わたし、あきらめが悪いんだよ」
星徒ラトナ:強烈なほどの侵蝕の圧力を発する。
十掬キョウ:「うっ……!ダメだ!」
十掬キョウ:「逃げなきゃ!」


GM:ミドル戦闘となります。
GM:終了条件は、1ラウンドの経過、もしくは星徒ラトナの撃破ですが……
GM:現状で後者を達成するのは極めて困難でしょう。
フェリ・ベルクラム:星屑ひとり、合コンの皆で押し返せないのか
イザベル・クリニェ:やってみるしかねえ!
五位堂マキエ:前森のバフをもってしても……困難……!
星徒ラトナ[4]


5m


マキエ[20]カナデ[24]
フェリ[14]イザベル[4]
GM:1ラウンド目 セットアップ
星徒ラトナ:なし
五位堂マキエ:セットアップしません!
双海カナデ:なし!
イザベル・クリニェ:《増加生産》
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を2増加(87 → 89)
フェリ・ベルクラム:《女王の降臨》。《戦乙女の導き》を自分に。
フェリ・ベルクラム:侵蝕89+7-1
フェリ・ベルクラム:95
星徒ラトナ:星徒ラトナは、専用Eロイス「星徒スターダスト」を所持しています。

Eロイス:星徒スターダスト
あなたがノヴァリスの生徒のジャーム体であることを表すEロイス。
あなたが受ける侵蝕率によるダイスとエフェクトLVに対するボーナスは、300%を超えて以降も増加する。
300%以降の増加量は侵蝕率が50増えるごとにダイスボーナス+1個、100増える毎にエフェクトLV+1とする。

GM:ラトナ・ベルクラムの侵蝕率は666%。ダイスボーナス+13個、エフェクトレベル+6となります。
五位堂マキエ:ば、バカ強すぎ!
星徒ラトナ:イニシアチブ。 《加速する刻》LV3を使用。
双海カナデ:と、飛ばされる~!!!
イザベル・クリニェ:いきなりっ…
星徒ラトナ:マイナーでユニークアイテム「妖精樹の種」を使用。
星徒ラトナ:指定したオルクスエフェクトの使用回数を+1します。《支配の領域》を指定。
星徒ラトナ:メジャー《コンセントレイト:オルクス》LV9《棘の戒め》LV7《塞がれた世界》LV11《アニマルテイマー》LV11《要の陣形》LV11(+未知なる陣形)
星徒ラトナ:PC4人に攻撃。命中で硬直。
イザベル・クリニェ:ま、まずいッ
星徒ラトナ:27dx7+6
DoubleCross : (27DX7+6) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,3,4,4,4,6,7,7,7,7,9]+6[2,3,5,5,6]+6 → 32

星徒ラトナ:振るわないな……
フェリ・ベルクラム:ダイス数だけ増えても結構頭打ちなんだよな、達成値って
フェリ・ベルクラム:ドッジ!
フェリ・ベルクラム:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[2,5,8]+1 → 9

イザベル・クリニェ:《リフレックス:ソラリス》+《命の盾》
イザベル・クリニェ:12dx7+9>=32
DoubleCross : (12DX7+9>=32) → 10[1,2,3,3,3,3,5,6,6,8,8,9]+10[1,4,7]+10[9]+4[4]+9 → 43 → 成功

五位堂マキエ:よけてる!!
星徒ラトナ:《支配の領域》LV11《絶対支配》LV12
イザベル・クリニェ:あああああああああ!やっぱりーッ!
星徒ラトナ:最初の12個を1に。
フェリ・ベルクラム:wwwwww
五位堂マキエ:アーッ
イザベル・クリニェ:ふざけんな!!!
フェリ・ベルクラム:ちょっと意味分からない数字が見えましたね
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を3増加(89 → 92)
双海カナデ:????
双海カナデ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[5,7,8,10]+5[5]+1 → 16

フェリ・ベルクラム:支配の領域はシナリオ回数ですよ!
星徒ラトナ:あと11回しか使えなくなっちゃった
フェリ・ベルクラム:死
五位堂マキエ:11回???
イザベル・クリニェ:ハハッ
五位堂マキエ:うーむ、ドッジ!!
五位堂マキエ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[7,7,9]+1 → 10

五位堂マキエ:ダメ!
星徒ラトナ:4d10+7+33 諸々有効
DoubleCross : (4D10+7+33) → 27[4,8,6,9]+7+33 → 67

フェリ・ベルクラム:死! リザレクト!
星徒ラトナ:ダメージダイスも張り切っている お姉ちゃんの前だから
フェリ・ベルクラム:私の妹が強くてかわいい
フェリ・ベルクラム:95+1d10
DoubleCross : (95+1D10) → 95+1[1] → 96

五位堂マキエ:死ザレクト!
フェリ・ベルクラム:おねえちゃんもリザレクト頑張るね
双海カナデ:と、飛ばされる!!!!
イザベル・クリニェ:67回死寝るダメージ リザレクト
イザベル・クリニェ:アッ
イザベル・クリニェ:カナデさーん!
星徒ラトナ:がんばらなくていいよ~
五位堂マキエ:1D10
DoubleCross : (1D10) → 5

双海カナデ:100%超えてるので転送されます!!!!!
イザベル・クリニェ:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 3

星徒ラトナ:まずは一人!
フェリ・ベルクラム:ウワーッ
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を3増加(92 → 95)
双海カナデ:ごめんなさーい!!!あとは、まかせたっ…!!!
フェリ・ベルクラム:一人だけ無理してたから……!
五位堂マキエ:ゆっくり休んでくれーっ!
フェリ・ベルクラム:うおお 逃げなきゃ
GM:次の手番!マキエちゃんですね
五位堂マキエ:はい!う、動けない!
五位堂マキエ:取り合えず手札を探っておこう!
五位堂マキエ:マイナーアクションで搭乗!メジャーアクションで《コンセントレイト》《影絵の兵士》《無形の影》!
五位堂マキエ:ラトナちゃんに運転攻撃!
星徒ラトナ:きなっ
五位堂マキエ:13dx7+4
DoubleCross : (13DX7+4) → 10[3,4,5,5,6,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,4,6,7,7]+10[5,7]+3[3]+4 → 37

星徒ラトナ:ふーん がんばったんですねえ
五位堂マキエ:なにっ
星徒ラトナ:《支配の領域》LV11《絶対支配》LV12
星徒ラトナ:最初の13個を1にしますね。
五位堂マキエ:ぐえーっ
星徒ラトナ:ファンブルなので自動失敗ですよ。
五位堂マキエ:失敗!!侵食率だけ上がって以上!!
星徒ラトナ:えへへっ
フェリ・ベルクラム:負けるかーっ
GM:次はお姉ちゃん!
双海カナデ:やばいやばいやばい
フェリ・ベルクラム:姉より優れた妹など…………いるものか!
フェリ・ベルクラム:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》
フェリ・ベルクラム:ダイスは感覚3+3、戦乙女の導きで5、さらに侵蝕で+2
フェリ・ベルクラム:13dx8+11
DoubleCross : (13DX8+11) → 10[1,2,3,4,4,5,6,6,6,7,8,9,10]+10[1,6,10]+3[3]+11 → 34

星徒ラトナ:へえ……13個なんだ♡
星徒ラトナ:《支配の領域》LV11《絶対支配》LV12
星徒ラトナ:全部1にしてあげる!
フェリ・ベルクラム:うううう~~~っ
五位堂マキエ:支配の領域と絶対支配から……逃れられない!!
フェリ・ベルクラム:失敗します……侵蝕は96から99に……
GM:じゃあイザベルちゃんの手番だね
イザベル・クリニェ:待機します ビビり散らして動けない!
星徒ラトナ:ふうん じゃあ行動しちゃおう
星徒ラトナ:メジャー《コンセントレイト:オルクス》LV9《棘の戒め》LV7《塞がれた世界》LV11《アニマルテイマー》LV11《要の陣形》LV11(+未知なる陣形)
星徒ラトナ:3体を攻撃するよ~
双海カナデ:いきものでこうげきしてはいけません
五位堂マキエ:ギャアーッ!
フェリ・ベルクラム:硬直が来るーっ
星徒ラトナ:27dx7+6
DoubleCross : (27DX7+6) → 10[1,2,2,2,3,3,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,3,4,4,5,6,6,6,9,9,9]+10[7,7,8]+10[1,10,10]+10[5,7]+5[5]+6 → 61

イザベル・クリニェ:ふええ…
フェリ・ベルクラム:回避ーっ
フェリ・ベルクラム:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 10[5,8,10]+7[7]+1 → 18

五位堂マキエ:うおおドッジ!
イザベル・クリニェ:ふ、普通に回避でっ
イザベル・クリニェ:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 4[1,4] → 4

五位堂マキエ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 9[2,6,7,9]+1 → 10

イザベル・クリニェ:くっ ここはマキエさんを庇います 手番捨てカバー!
星徒ラトナ:7d10+7+33 諸々有効
DoubleCross : (7D10+7+33) → 33[3,1,9,6,4,8,2]+7+33 → 73

フェリ・ベルクラム:UGN
フェリ・ベルクラム:ボディアーマーで8減らして……65!
五位堂マキエ:ベルちゃん!!ありがとう……
イザベル・クリニェ:リザレクトーッ
イザベル・クリニェ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

フェリ・ベルクラム:残りHP1! リザレクトーっ!
フェリ・ベルクラム:99+1d10-1
DoubleCross : (99+1D10-1) → 99+2[2]-1 → 100

イザベル・クリニェ:最大HP4なので4店分
双海カナデ:み、みんな、たえて~!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を4増加(95 → 99)
イザベル・クリニェ:ギリッギリ…!
フェリ・ベルクラム:イザベルさんがあと一回耐えれる
五位堂マキエ:不死身のイザベル
フェリ・ベルクラム:だが……だがこれで凌いだはず
フェリ・ベルクラム:そしてオルクスのエネミーエフェクトにはロクなエフェクトがない……
星徒ラトナ:ふふん そんなのいらないもんね
星徒ラトナ:絶対支配で十分なんだから
イザベル・クリニェ:試合には負けたが勝負には勝つ…!
フェリ・ベルクラム:本当に十分なんだよな
GM:イザベルさんどうぞ~
五位堂マキエ:すごく十分
フェリ・ベルクラム:イザベルさんは手番放棄カバーしたからこれで終わり
イザベル・クリニェ:うむ
GM:ほんとだ
GM:じゃあ……これで離脱できます
GM:逃げ帰ってください
イザベル・クリニェ:ふぅ…
五位堂マキエ:やったぜ
フェリ・ベルクラム:今日はこのくらいにしておいてやるぜ
双海カナデ:よかった~…
イザベル・クリニェ:こんな相手をどう葬送すればいいのだ…!


星徒ラトナ:「う~ん。じゃあまず」指を彷徨わせて、次々に指していく。
星徒ラトナ:「あなた」双海カナデを指して指が止まる。
星徒ラトナ:そのまま止まって、じ、と観察している。
双海カナデ:オルクスと聞いたが、何を展開してくる?
星徒ラトナ:「うん」
星徒ラトナ:「行ける・・・
星徒ラトナ:瞬間、全身に切り裂くような痛みが走る。
星徒ラトナ:双海カナデだけではない。それを中心として、裂傷の渦が巻き起こった。
双海カナデ:わずかな可能性を100にしてくる少女だ。動く前に先にこちらの行動で牽制を───
星徒ラトナ:ぱらぱら……と。持っていたガラス片を粉々にして吹きかけた。
フェリ・ベルクラム:「な――ん、くぅっ……!?」
イザベル・クリニェ:彼女の能力は知っていた。だからこそ反応は早かった。
イザベル・クリニェ:「や、やらせ…ませんっ…!」
五位堂マキエ:「お――ぐあっ……!!」
双海カナデ:ランプの光の揺らめきより前よりも”それ”は起きた。途端に、全身が切り裂き傷が開かれていく
イザベル・クリニェ:その翼がはためき、周囲に黒羽が舞い散る。それは、”導き出される結果を即座に実現させる”彼女の能力を”躓かせるための障害物”を用意するためのもの。
イザベル・クリニェ:幾ら必然の結果があろうとも、それは絶対的な天運次第で出目など左右されゆく。
星徒ラトナ:「――ああ」
星徒ラトナ:「広げないほうが良かったよ」
イザベル・クリニェ:無数の黒羽は”不幸”を呼び寄せ、その結果を不確定なものとしようと、するが
星徒ラトナ:舞い散った黒羽は、たしかに不幸をもたらした。
星徒ラトナ:イザベル・クリニェのみに。舞い散った羽根が呼吸器を塞ぐように暴れ薙ぐ。
イザベル・クリニェ:「これでっ――ふ、ぁぐっ…!?」呼吸を止められれば、ただでさえ虚弱な体は生命の危機を感知する
イザベル・クリニェ:結果として、この場の”不幸”は彼女のものとしてしか発揮されない
星徒ラトナ:「不確定なことなんてない」
星徒ラトナ:「決まったことと、これから決まることしかないよ」
星徒ラトナ:「今決まったの」
イザベル・クリニェ:「そん、な……こ、んなっ…ことがっ…か、ひゅっ…」
星徒ラトナ:異常な出力だ。生前のラトナ・ベルクラムのやっていた行いを遥かに逸脱している。
イザベル・クリニェ:愕然としながら崩れ落ち、続くガラス片に体を切り刻まれる。
フェリ・ベルクラム:「イザベル! カナデさん! ……!」指先から刻まれるような痛みに、身を捩る。
双海カナデ:カナデのレネゲイドは、体の再生に耐えうるほどの侵蝕濃度ではない。度重なるカタコンベの防衛で異常に活性化されたウイルスは、活動限界を超え
星徒ラトナ:「ああ、お姉ちゃん……」
星徒ラトナ:「出てきたらダメだよ」
双海カナデ:「ごめんなさいっ…間に合わなかった!皆さんどうかフェリさんを…たの───」
十掬キョウ:「カナデちゃん……!」
双海カナデ:言葉の最後を言い切るよりも前に、十字冠の特性が発動。光の柱となってカナデは消えていった
フェリ・ベルクラム:ここまで出鱈目ではなかった。領域内の、望んだ結果を引き寄せる。
フェリ・ベルクラム:ただの指先だけの動作で、これほどの結果を。「星徒、だから……?!」
星徒ラトナ:「うん。お姉ちゃんだって……」
星徒ラトナ:「こっちにこれば、力を使うたびに痛くならないよ」
フェリ・ベルクラム:「……それでも……!」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんを苦しめる遺産オモチャもいらない」
フェリ・ベルクラム:「私だって、あの時とは違うの……っ」
フェリ・ベルクラム:「妹の後ろで、妹に守られるだけじゃない……!」
フェリ・ベルクラム:ポーチからシリンジを取り出して、指に挟む。「それを助けてくれた皆を、傷つけさせない……!」
五位堂マキエ:「うぐぐぐっ、ごぼっ……」べしゃりと喉の奥から逆流してきた血を吐き出す。
五位堂マキエ:吸い込んだガラス片に気管が傷つけられているのか?異変に呼吸を止めるのが間に合わなかった――!
五位堂マキエ:涙が出てくる。喉が中からって。こわい。こんな、でも――!
五位堂マキエ:「こ、この……この子は……ラトナちゃんは!まったく、もう!」
五位堂マキエ:強いて気を吐く!気持ちで負けて……たまるか!
五位堂マキエ:まっすぐ、ラトナを見据える。その時!
五位堂マキエ:ズガァァァァァン!!!!!
五位堂マキエ:メサイアの墓資料館二階の壁を突き破って、鋼鉄の塊が突撃!!
五位堂マキエ:疾走D型である。変形!
五位堂マキエ:まっすぐに伸びた五指が錐の形のように先を集中させる。弾丸の形にも似た姿。吶喊!
五位堂マキエ:ギュイイイイイイイン!!!!!
五位堂マキエ:手首から先がすさまじい勢いで回転する。だがその切っ先はラトナの眼前数センチで止まっている。
五位堂マキエ:『何か』の力に阻まれている!
五位堂マキエ:「う、う、う……」
星徒ラトナ:破壊した瓦礫が変形部の各所にとどまり、その動きを阻害しきっている。
星徒ラトナ:「わたし、人のほうが好きなんだよね」
五位堂マキエ:星徒なら。星徒なら、このくらいの遠慮のなさでもきっと足りないだろうと思っていた。思っていた、けど……。
星徒ラトナ:「機械って動きが決まりきっていて、面白くないもの」
五位堂マキエ:「そんな……!!」
五位堂マキエ:花が辺り一帯を夏の昼下がりのように照らす。だが、疾走D型が前進する気配は……まったく、ない!
フェリ・ベルクラム:「マキエ、離れてっ!」
五位堂マキエ:「ううっ!」ゴロゴロと転がるように後退。
フェリ・ベルクラム:シリンジを、自らの腹部に突き刺す。フェリの、ソラリスとしての能力は薬物効果の中和である。薬や毒物の分解能力。
フェリ・ベルクラム:「睡眠薬エスゾピクロン解熱剤アセトアミノフェン降圧剤アゼルニジピン!」
フェリ・ベルクラム:三体の、巨大な光の猛禽がその傍らに出現する。
フェリ・ベルクラム:所有する古き遺産、空獣の計ルフトシュロスは適合者の受けた"傷"から獣を生み出す。
フェリ・ベルクラム:それは、心の傷を餌に増殖する獣の群れだ。過去の適合者の記録では、炎を恐れれば獣を。鈍足を恐れれば馬を。良心を恐れれば蛇を産むなどの記録がある。
フェリ・ベルクラム:「落ちて……星徒!」フラスコの鳥は空を翔る。
フェリ・ベルクラム:薬効だけを宿した翼が、螺旋状に広がり三方から襲いかかる。
星徒ラトナ:それを避けることもない。3つの薬効をしとど受ける。
星徒ラトナ:「おくすりってさ……こうすれば確実に効くなんてないんだよね?」
星徒ラトナ:「じゃあ、今のわたしには効かない」
フェリ・ベルクラム:「…………わ」
十掬キョウ:「嘘でしょ……」
フェリ・ベルクラム:「我がまま言わないで! いつもお姉ちゃんの言うことを効かずに、そうやって……!」
フェリ・ベルクラム:社会人すら擬似的に眠らせることすら出来るはずの薬効遺産を。ただの、自分の気まぐれ一つで変えてしまう。
星徒ラトナ:「どうしてわがままを言っちゃいけないの?」
星徒ラトナ:「わたし、お姉ちゃんのために死んであげた・・・・・・じゃない!」
星徒ラトナ:「ちょっとくらいご褒美ちょうだい?」
フェリ・ベルクラム:「…………っ」
フェリ・ベルクラム:ひゅっと呼吸が止まる。目を見開く。
フェリ・ベルクラム:続いて取り出した強心剤ニトログリセリンを、撃ち込もうとした手が止まる。
フェリ・ベルクラム:「……やめて」
フェリ・ベルクラム:「あなたは、あの子じゃない……!」 死んであげた。死んであげた。そうだ。こんな能力を持つオーヴァードが死ぬとしたらそれしかなくて。
星徒ラトナ:「勝手なのはわたし?本当にそう?」ガレキを手遊んでいる。
星徒ラトナ:「次は~……」
星徒ラトナ:「あなた!」五位堂マキエを指差す。
星徒ラトナ:「あなたが持ってるよね」
五位堂マキエ:「あ、あたし!?」
五位堂マキエ:持っている……聖冠片のことか!それは確かに、そうだ!
イザベル・クリニェ:「う、ぐっ…か、はぁっ……だ、だめっ…ですっ……」血を吐き、咳き込みながら制止しようとする。
星徒ラトナ:「わたしにちょうだい?」
イザベル・クリニェ:いけない。この場で唯一活路を導き出せるのはマキエだけだ。それを、失わせてはならない。
五位堂マキエ:「……っ」
五位堂マキエ:「それは!ダメ!だよ!」
五位堂マキエ:「あなたに、これ以上やらせない!フェリちゃんを傷つけさせない!」
五位堂マキエ:変形!疾走D型の手が大きく開かれる!だが何かをしようにも――。
星徒ラトナ:再びガレキを手元で細かく砕いていく。
五位堂マキエ:間に合わない!!
イザベル・クリニェ:その刹那 ぶるぶると足を震わせ、生まれたての小鳥のように立ち上がる。
星徒ラトナ:それを投げつける。
イザベル・クリニェ:こんな土壇場で恐怖を吹き飛ばせるほどイザベルは強い人間ではない。
星徒ラトナ:空中でそれがパラパラとガレキの雨になって。
イザベル・クリニェ:己の痛みに折れかけ、絶対的な力に震え、今も死の淵にいる弱者だ。
イザベル・クリニェ:だが――
星徒ラトナ:その存在位置が、再び周囲の人間を害すようにその原子配置を確定させる。
星徒ラトナ:はずだった。
イザベル・クリニェ:「っ、く、ぁっ……ま、間に、合って……!」
イザベル・クリニェ:最早まともに機能しない腕を垂れ下げながら、切り刻まれ千切れかけている黒翼をはためかせ
イザベル・クリニェ:血塗れの無様な姿で、必死にそれを受け止める。瞬間、再び盛大に散る黒羽
イザベル・クリニェ:相手への”不幸”が効かないのであれば、マキエに向く攻撃が”不幸にも”こちらに向いた、自分自身への不幸へと転換してしまえばいい。
イザベル・クリニェ:今は自らが傷つき屈服する恐怖よりも、仲間の疵を恐れた。
イザベル・クリニェ:ただ、それだけの話だった。
イザベル・クリニェ:「ぁ、ぎ、ぐぅっ……!」頻繁に死に至る体質で良かったとこの時ばかりは思う。自分の余力がはっきり分かるからだ。
イザベル・クリニェ:これでいいなら幾らでも盾になろう。今、この場で起こる"不幸"もすべて、私がおっ被ろう。
イザベル・クリニェ:そして振り向き、声も出ないまま仲間に口を開き意志を伝える。
イザベル・クリニェ:に げ て
星徒ラトナ:「あははっ」
星徒ラトナ:「その可能性は考えてなかった」
フェリ・ベルクラム:「うぁ、ああ……っ!」粉塵破砕に呑まれ、なすすべなく床に転がりながら、イザベルの姿を見る。
五位堂マキエ:「ベルちゃん!!」
星徒ラトナ:「わたし、考えてなかったことは外れちゃうんだよね。でも覚えた」
星徒ラトナ:「あなたはそういう動きをする子なんだね」
イザベル・クリニェ:声も出ない。しかしまだ、立っている。
イザベル・クリニェ:まだ転送までの余力がある。次があるなら、全部受け止めてやるという意思は失っていない。
フェリ・ベルクラム:「マキ……マキエ……」ずるずると床を這いながら、錠剤を含む。
五位堂マキエ:「フェリちゃん!ううう……!」歯がみ。
フェリ・ベルクラム:「ゴホッ! う……出し、てっ」
五位堂マキエ:「出してって……こんな状況じゃ、逃げるのだって……!!」
フェリ・ベルクラム:ざらざらと錠剤を含む。無数の鳥が現れ、イザベルさんたちとラトナを分断する。
十掬キョウ:「大丈夫!」
フェリ・ベルクラム:無数の薬効の、鳥の壁。そして、自分はラトナ側に残っている。
五位堂マキエ:「フェリちゃん!無茶だよ!!」
十掬キョウ:「うん。フェリちゃんは無茶だよ。効かないんでしょ」
フェリ・ベルクラム:「でも……っ私の……責任だから……!」
十掬キョウ:「ごめんね、フェリちゃん。本当は……」
十掬キョウ:「最初からこうしなきゃいけなかったんだ」
十掬キョウ:「近づけさせるべきじゃなかった」
十掬キョウ:その身体を持ち上げて、投げる。
フェリ・ベルクラム:「……えっ」
五位堂マキエ:「っ、キョウちゃん!?」無数の鳥で視界が遮られている。声だけが聞こえる。
十掬キョウ:「出して!」
イザベル・クリニェ:駄目です そんなことは その意志は言葉にすることは出来ず
フェリ・ベルクラム:自分で作った鳥の壁を突っ切って、放り出される。
フェリ・ベルクラム:「――――――――キョウッ!!」
五位堂マキエ:「キョウちゃん!!?」驚く声。だが同時、疾走D型が変形!考えてやっていることではない、反射的にだ!
五位堂マキエ:ガガガガガガ!あたりの展示物をなぎ倒してD型が走る!車の前部が掌に変形!
五位堂マキエ:フェリちゃんをキャッチ!ベルちゃんをピック!走る!
フェリ・ベルクラム:「うそっ……待って、駄目っ!?」
五位堂マキエ:「キョウちゃん!!」キョウちゃんも早くこっちに――!
十掬キョウ:「――トツカ!」
イザベル・クリニェ:「ぁ、ぐっ…!かはっ……」息も絶え絶えに放り込まれる
フェリ・ベルクラム:車の中から立ち上がれないまま、無意味に手だけ伸ばす。
十掬キョウ:「カナデちゃんと合流して!あとはよろしく!」
星徒ラトナ:「あはは」
星徒ラトナ:「そういうことをするんだ?そういうことをしちゃうんだ」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんの前で」
五位堂マキエ:「そんな、く、くそ、そんな――!!」自分のいた位置をD型が通り過ぎる。すでにその場にない。掴まっている。
五位堂マキエ:「キョウちゃん!!適当な所で死んで!この際十字冠の転送でもいいから、逃げ切って――!!」
五位堂マキエ:ゴガァン!さらに資料館の壁を破壊して脱出!
五位堂マキエ:声が遠ざかっていく――。
イザベル・クリニェ:「だ、め…です…傷つくのは…私だけでいいの、にぃ……」薄れゆく意識の中、途切れ途切れに言葉が紡がれる
フェリ・ベルクラム:涙でぐちゃぐちゃになった景色の先で。
フェリ・ベルクラム:覚悟して生み出した鳥の群れが、二人の戦いに呆気なく散らされていくのを見た。
フェリ・ベルクラム:「いや……いやーーーーーーーっ!」


GM:シーンを終了します。
GM:ロイスはみんな埋まってるのかな
イザベル・クリニェ:埋まりマンです
双海カナデ:うまってます
フェリ・ベルクラム:地面に埋まってます
五位堂マキエ:埋まってまーす!
GM:じゃああとは……侵蝕率の低減処理かな
イザベル・クリニェ:3人超えてる~~
五位堂マキエ:越えてます!下げるです!
フェリ・ベルクラム:下げます 理論最低値
フェリ・ベルクラム:100-10-1d10
DoubleCross : (100-10-1D10) → 100-10-7[7] → 83

双海カナデ:下げましょう…
双海カナデ:109-10-1d10
DoubleCross : (109-10-1D10) → 109-10-5[5] → 94

双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を15減少(109 → 94)
五位堂マキエ:110-10-1d10
DoubleCross : (110-10-1D10) → 110-10-5[5] → 95

五位堂マキエ:下がったぜ!
GM:OK!みんな出れそうだね


【ミドルフェイズ9】

GM:最後のミドルシーンです。全員登場お願いします。
フェリ・ベルクラム:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 5[5]+83 → 88

フェリ・ベルクラム:87です
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 6)増加(94 → 100)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10-1(→ 3)増加(98 → 101)
五位堂マキエ:1d10+95
DoubleCross : (1D10+95) → 2[2]+95 → 97

五位堂マキエ:1減って96!


GM:【合同カタコンベ】
GM:君たちはなんとか撤退に成功していた。
GM:だが、いつもの明るい様子はない。
五位堂マキエ:「…………」言葉がない。ただ逃げることしかできなかった……。
フェリ・ベルクラム:「…………」
双海カナデ:「…みなさん。おかえりなさい」傷一つついていないカタコンベ内で一人、皆を待っていた
イザベル・クリニェ:「……」どうにかリザレクトは働き、傷は修復されたが……俯いて押し黙ったままだ。
フェリ・ベルクラム:口を押さえてへたり込んでいる。涙の筋が隠せていない。
五位堂マキエ:「……ただいま、ナデちゃん。お、無事で何より」務めて明るい顔で応じる。上手くいったかはさておき……。
双海カナデ:「幸いなことにこちらは、護り切ることが出来ました」周囲を見渡す。一人だけいないことに気づき
双海カナデ:「あの…」一人いないことへ対して尋ねようとしたが
イザベル・クリニェ:「……ごめんなさい……け、結局っ…わたしっ…大したことできませんでしたっ……」
フェリ・ベルクラム:「カナデ……さん」
五位堂マキエ:「……ふーっ。みんな、一旦休もうか。あたしたち、働き通しだったし……」
フェリ・ベルクラム:虚ろな瞳で見上げる。「……ありがとう。ここを守っていて、くれて」
フェリ・ベルクラム:「キョウが。……キョウが、残って。ラトナと」
五位堂マキエ:「あっ……」カナデちゃんの様子にちょっと言葉が詰まり。
イザベル・クリニェ:「そ、そう、ですよね…ずっとここを担当してくれてたのは、カナデさんですから……」
双海カナデ:「…そう。ですか」
五位堂マキエ:「キョウちゃんは、こっちに先戻ってきてたりしない?」訪ねる。戻っていないのは明白だが……。
フェリ・ベルクラム:「私が。残らなきゃいけなかったのに……」
双海カナデ:「いえ。こちらには誰も」
双海カナデ:落ち込む様子を微塵とも見せず、次の言葉をつづける
イザベル・クリニェ:「…ど、どうなっちゃったんでしょう、あれから…」
イザベル・クリニェ:まさか星徒とはいえ、殺せるとは思えないが…万が一ということもありえる
五位堂マキエ:「……そっか。了解、ありがと」カナデちゃんを返事に頷いて。
双海カナデ:「…休息を取ったら、過去の星徒との交戦の資料を探して救出に向かいましょう」
双海カナデ:「…ひどいことを言うかもしれないですが」
双海カナデ:「きっと、彼女を思って落ち込むことこそが、十掬さんを…キョウさんのことをみくびってしまうことになる」
五位堂マキエ:「……あの場では、誰かがああするしかなかったよ」フェリちゃんに。
五位堂マキエ:「それは、絶対フェリちゃんでなきゃいけないってことじゃない。気を落とさないで」
イザベル・クリニェ:「でもぉっ…!わかりますけどっ…じゃあどうすればいいんですかっ…!」カナデの言葉に理解は示しつつも
フェリ・ベルクラム:「……ごめんなさい」何度も頷く。この極限状況で、気を遣わせてしまっている。それでも、涙が止まらない。
イザベル・クリニェ:「あんな、あんな相手にっ……一体どう対処すればいいんですかっ……」
五位堂マキエ:「……おサムライさんっぽいなあ~ナデちゃんは」ちょっとだけ笑って。
フェリ・ベルクラム:嫌な想像が止まらない。もしも星徒が、殺すまでいかなくても、生徒を無力化する手段を持っていたら。
五位堂マキエ:「まあ心配はね、してしまいますよあたしたち。花の女子高生なので……へへ」
フェリ・ベルクラム:どことも知れぬ場所に永久に拘束する手段を持っていたら。キョウを信じたい。けれど。
フェリ・ベルクラム:「ごめんなさい……」
双海カナデ:「今は対処の方法はないかもしれない。ですが」
双海カナデ:「希望はあります」
五位堂マキエ:「大丈夫、ちゃんと助けに行くよ。その時はお願い、そのやる気満々の手、借りさせてもらうからね」
双海カナデ:「現に、私達合コン委員会ではないノヴァリスの生徒達もが、星徒を再び眠らせることが出来たのですから」
イザベル・クリニェ:言葉に詰まる。どうしてこの人が謝る必要があるのだろう。一番辛いのは、フェリさんのはずなのに。
双海カナデ:「だから、謝らないでください」
フェリ・ベルクラム:「……、……はい……」
五位堂マキエ:「あやまるなよぅ~フェリちゃん。いい方向に考えましょ、キョウちゃん頑丈だからね、ちょっとやそっと、どうってことないよ」
双海カナデ:言葉がけなんてどうすればいいかわからない。ノヴァリスの危機でもあり、その犯人が肉親だということに。どう傍に立って考えればいいかわからない
フェリ・ベルクラム:ふらふらと立ち上がる。「顔、洗ってきます。」
イザベル・クリニェ:「そ、そうですよっ……きっとキョウさんだって…なんの勝算もなくあんなことはしないって…信じてますっ……」
双海カナデ:ただ、伝えないと。伝わることなど一生ないのだ。だから間違っているかもしれないけれど、声をかけるしかない
イザベル・クリニェ:「は、はい……その、ですからっ…あまり気を落としすぎないで…う、ぅっ…」
フェリ・ベルクラム:「気を遣わせてるわね。……やらなきゃいけないことは、分かってるの」
フェリ・ベルクラム:「どうして貴方が泣くの、イザベル」
五位堂マキエ:「はいよ~。ご飯食べてもいいし、仮眠とってもいいよ。少し休んだら、ラトナちゃんの所また行こう」
イザベル・クリニェ:「だ、ってっ…だってぇっ…!」
フェリ・ベルクラム:ハンカチを取り出してイザベルさんの顔を拭く。
イザベル・クリニェ:「な、仲間のために泣くのが、そんない”げまぜんがっ……」
イザベル・クリニェ:ボロボロと涙が零れる 正直相手の方が逆に冷静になりそうなぐらい、激しく
フェリ・ベルクラム:「……だめよ」 こつりと額同士を当てる。泣き腫らした跡が、鏡合わせのようになる。
イザベル・クリニェ:「わた、しっ…このぐらいしかできることないですから……う、ぅ…フェリさぁん……」
双海カナデ:「…泣いている」
双海カナデ:「…その涙。どうか、キョウさんにまた無事再開するときまで。取っておいてください」
フェリ・ベルクラム:「だって、イザベル、泣きすぎたらまた死んじゃうでしょ……」 言葉尻がほんの僅かに緩む。
イザベル・クリニェ:「ぐす、えぐ……死、にますけどぉっ…それぐらいなら幾らでも死んでやりますぅっ…!」えぐえぐと涙を流し、渡されたハンカチでチーンッと鼻水を拭いている
五位堂マキエ:「死に癖をつけなさんなって……」笑って背中を押し。
五位堂マキエ:「……冷蔵庫のおにぎりでも食べましょうか。みんなお腹がふくれれば少しは元気も出るよ。きっと」
イザベル・クリニェ:「ぐすっ…ぁ、ごはん…そう、ですねぇっ…わたし三つぐらいいですかぁっ…」泣きながらも卑しい
双海カナデ:「いくらでも。足りないなら追加でつくりますから」
イザベル・クリニェ:「カナデお母さん……」
双海カナデ:「お、お母さん…」
フェリ・ベルクラム:「お母さんだったの……」
五位堂マキエ:「イェーイお母さんお母さん。明日学校で雑巾がいるんだけど~~」おどけている。
五位堂マキエ:……しかしこうは言っているものの。実際の所どうすればいいのだろうか。
双海カナデ:「私、子供より年下の母になりましたね…」
フェリ・ベルクラム:「えっ年下?」
イザベル・クリニェ:「えっ」
五位堂マキエ:ラトナちゃん。星徒。あの力に、全く太刀打ちできなかった。今はみんなの調子を整える他ないとはいえ……
五位堂マキエ:あの子をどうにかしようがあるのだろうか。わからない……。
フェリ・ベルクラム:イザベルと同年であることは知っていた。「……上級生じゃない?」
イザベル・クリニェ:「わ、私も自然とそう思ってましたけどぉ……え、違うんです……?」
双海カナデ:「…あれ?」
フェリ・ベルクラム:「……マキエの言う通り、何かお腹にものを入れましょう」
フェリ・ベルクラム:「あとは温かい飲み物も……準備してくるわね」
双海カナデ:「私も行きます」
五位堂マキエ:「ありがと~。ようしじゃあ気合入れて休みますか。行くぜベルちゃん!準備だ準備だ」
イザベル・クリニェ:「あ、じ、じゃあこっちは飲み物に…ふぇ、あぁっ 了解ですぅっ!」
フェリ・ベルクラム:「お願いします」カナデさんと一緒に台所へと向かう
イザベル・クリニェ:涙ばかり流してはいられない どうにか立ち直る


フェリ・ベルクラム:カタコンベに面した、地上にほど近い位置に合コン委員会の調理棟はある。
フェリ・ベルクラム:広々とした場所で、委員会みんなでお菓子を作ったり、普段の任務の休憩にも使われる。
フェリ・ベルクラム:「前に作り置きした賄いが……やっぱり残ってる。温めて持っていきましょう」
双海カナデ:「そうですね。残っててよかったです」
双海カナデ:「少しだけ…たんぱく質になるものも追加しましょうか。時間がないのでちょっとしたものですが」
双海カナデ:まかないと共に、たんぱく質になるウインナーと卵焼きを軽く調理する
フェリ・ベルクラム:横から、じっとその手際を見ている。
フェリ・ベルクラム:「カナデさん、……今更ですけど、大丈夫なんですか」
双海カナデ:「よし。おにぎりといえば…卵焼きとウインナー。ですよね」
双海カナデ:「…何が。ですか?」
フェリ・ベルクラム:「だって、私たちと一緒に探索しながら、カタコンベも守っていたんですよね」
フェリ・ベルクラム:「単純に見ても、二倍かそれ以上なのに」
双海カナデ:「皆さんより、先に離脱してしまった分休息は少し長めに取れたので」
双海カナデ:「…それに、この状況がずっと続くわけではありませんでしょうから」
フェリ・ベルクラム:「強いですね……」
双海カナデ:「身体的な負担だったら、全部終わってしばらく休めればなんとかなります」
フェリ・ベルクラム:「無理はしないで下さいね。……って、私が言えることでもないか……」
双海カナデ:「…もちろんです。この一件が終わったら、しばらくいろんなことを皆さんにお任せするつもりなので」
双海カナデ:「それよりも、心の傷は…体の負担よりも目に見える物ではないので…」
フェリ・ベルクラム:余りのおにぎりのうち半分に、日本の浅黒い液体調味料をかけて、焼いていく。
双海カナデ:「…これからの戦い。大丈夫ですか?」
フェリ・ベルクラム:「…………だいじょうぶ、と言いたいけれど」曖昧な笑み。「正直、分からないです」
フェリ・ベルクラム:「……カナデさんは、どうして、……じゃなくて」
フェリ・ベルクラム:「誰のために合コン委員会にいるのか、聞いてもいいですか」
双海カナデ:「誰のため…ですか」
双海カナデ:「…そういえば、何でなんだろう」
フェリ・ベルクラム:「?」
双海カナデ:「ノドスが消えてしまって、流れるようにここにたどり着いてしまったけれど」
双海カナデ:「…正直言いますと。兄がいなくなってしまったのに、不思議とずっと生きてるって思いつづけてたんです」
フェリ・ベルクラム:「ノドスに……お兄さんが……」
フェリ・ベルクラム:「お兄さんのことが、大切だったんですね」
フェリ・ベルクラム:ノドスもまた、今のノヴァリスの敵として知られている。
双海カナデ:「大事な片割れです…でも。あなたもその気持ちは一緒。ですよね?」
フェリ・ベルクラム:「私は……本当に」
フェリ・ベルクラム:「ラトナのことが大好きだった。いつも人のことを振り回して、好き勝手して、我がままで、強くて」
フェリ・ベルクラム:「誇りだった。……こんなことを言っても、不安にさせるだけだと思うけれど」
フェリ・ベルクラム:「あの星徒のことも……ラトナ本人が生き返ったとは思っていないけれど」
フェリ・ベルクラム:「でも……」躊躇する。「……その忘れ形見のようには、思ってる」
双海カナデ:「…素直な気持ちを言ってもいいと思います」
フェリ・ベルクラム:「……戦いたくない。話し合いたい。傍にいて、意味がなくても謝りたい」
双海カナデ:「…はい」
フェリ・ベルクラム:「もう一回、お姉ちゃんって、呼んでほしい………!」今にも泣き出してしまいそうな嗚咽のような声だった。
双海カナデ:「……」
双海カナデ:こういうとき、どうしたらいいんだろう。兄はどうやってたっけ
双海カナデ:わからない。わからない、けれど
双海カナデ:「その気持ちも…きっと伝わらないかもしれないけれど」
双海カナデ:「自己満足になってしまうかもしれないけれど…ラトナさんにぶつけましょう」
フェリ・ベルクラム:肩を震わせる。唾を飲み込む。
双海カナデ:そっと、泣き出しそうな彼女の体をぎゅっと抱きしめる
フェリ・ベルクラム:俯いて、カナデさんの肩に、顔を当てるように。
フェリ・ベルクラム:「……どっちも、大切なのっ」
フェリ・ベルクラム:「でも、どちらかしか選べないなら、……わたしは、みんなを守りたい」
フェリ・ベルクラム:「マキエの明るさも。イザベルの優しさも。……カナデさんの」
双海カナデ:「…」
フェリ・ベルクラム:「凛としていて、言葉が少なくても、さり気なく人を気に懸けてくれるところも」
フェリ・ベルクラム:「守りたいの。大事にしたい。救われてるの。私。」
双海カナデ:「…あら。私のことそういう風に見ていてくださったんですね」
双海カナデ:「…私は、皆さんのことなど今までずっと考えたことをなかったのに」
双海カナデ:「…ありがとうございます」
フェリ・ベルクラム:「それは……意外よ」 少し、言葉が震えた。悲しみではなく、微笑むように。
フェリ・ベルクラム:「カナデさん、意外と自分のこと、見えてないのね」
フェリ・ベルクラム:焼けた米の、温かく香ばしい匂いが広がっていた。
双海カナデ:「本当ですよ。自分はずっと兄のこと以外どうでもいいって、自分の中では思っていたのですから」フェリから離れ、少し荒熱の取れた卵焼きを切っていく
フェリ・ベルクラム:「…………」
双海カナデ:「…それでは、守ってくれるといってくれたフェリさんに少しおまじないをしましょう」
双海カナデ:腰に下げているランプの揺らめきが小さなクラゲを作っていき、フェリのポケットの中へとすっぽり入っていく
フェリ・ベルクラム:「わ」
双海カナデ:クラゲはぼんやりと発光しており、特になにかできる。というわけではないが、消えることのない光を君へと与え続けてくれる
フェリ・ベルクラム:「……ありがとう」
双海カナデ:「心の暗闇の中で迷子になりそうなときは、この子がついているので」
双海カナデ:「迷子になってもいい。でも、自分に決めたことに嘘をつかないで行きましょうね」
フェリ・ベルクラム:「…………はい」
フェリ・ベルクラム:ポケットの中のクラゲの温かさを、意識しながら頷く。
フェリ・ベルクラム:誰かを気にしたことがない、というのなら。
フェリ・ベルクラム:今までのものは、ただカナデさんが持ち合わせる素の善意なのだとすれば。
フェリ・ベルクラム:(それは、なんて)  (高潔なひとなのだろう)
フェリ・ベルクラム:卵焼きを並べる横顔を見ながら、そう思った。


五位堂マキエ:合コン委員会、調理棟。
五位堂マキエ:広々とした調理スペースの隣に、その給湯室はあつらえられている。
五位堂マキエ:飲み物のための設備は、一通り揃っていた。
五位堂マキエ:「……もう落ち着いたかい?ベルちゃん」
イザベル・クリニェ:「は、はいぃ……ごめんなさい、余計な心配をかけてしまってぇ……」
五位堂マキエ:お茶のためのお湯を温めつつ。
イザベル・クリニェ:「その…あの時も助かりました、マキエさん……あの逃走手段に任せられていなかったら、今頃どうなっていたか……」
五位堂マキエ:「いいってことよ~。ベルちゃんが泣くのも死んじゃうのも、こっちはもう慣れっこだからね」
イザベル・クリニェ:人数分の湯飲みに茶葉を放り込んで待っている
イザベル・クリニェ:「ぇ、へへ……何だか申し訳ないですけどぉ……」
五位堂マキエ:「いえいえ。あたしはむしろああいうことしかできないからね。上手いこと行ってよかったよかった」
五位堂マキエ:「こっちだってラトナちゃんのあれ、かばってくれて助かったよ」
五位堂マキエ:「あれがなかったら多分……あたしは十字冠の転送になってたと思うし、」
五位堂マキエ:「そうなったら逃げられなかったからね」
イザベル・クリニェ:「は、はひ…あれ以上攻撃を受けていたら、マキエさんが転送されてどうにもならなくなるのは分かっていましたからぁ…」
五位堂マキエ:「みんなが頑張った結果かな」
イザベル・クリニェ:「だから、そう思ったら……」
イザベル・クリニェ:「怖いのは変わりませんでしたけど…自然と足は動いてたんですぅ……私には、それぐらいしかできませんから……」
五位堂マキエ:「ふっふっふ~、えら~い」
イザベル・クリニェ:「……皆さんには、もう……これ以上不幸を受けてほしくないんです」
五位堂マキエ:後ろから両手でわしゃわしゃと撫で繰り回してやる!
イザベル・クリニェ:「わぷっ…!?え、ちょ、ちょっとぉっ……」
イザベル・クリニェ:いきなりの行為に戸惑っている
五位堂マキエ:「おっとと、ごめんね」ぱっと放し。
五位堂マキエ:「失礼失礼。えへへ……」ちょっぴりバツが悪そうに笑い。
イザベル・クリニェ:「も、もうっ……そんな、褒められることでもないのにぃ……」と言いつつも、合わせて微かに笑ってしまっている
五位堂マキエ:「でもさ、ベルちゃんは本当にそういう所がえらいよ。いつも助かっております、合コンのお仕事とかね」
イザベル・クリニェ:「…私、皆さんと比べて昔凄く辛いことがあったとか…そういうのが、ないんです」
五位堂マキエ:「えっへっへっへ……」笑って湯呑を温める作業に移り。
イザベル・クリニェ:「この体質の事だって、もう”そういうもの”だって思ってますしぃ……だから、その」
五位堂マキエ:「…………」
イザベル・クリニェ:「…そんなことがあっても負けないで、こんな辛いことを続けてる皆さんが」
五位堂マキエ:いつもなら「毎日のように死んでるのはつらいことじゃないのかな~?」とギャグいじりに入る所だが、黙って聞いている。
イザベル・クリニェ:「すごく、輝いて見えるんです……私よりも、ずっと、ずぅっと……」
イザベル・クリニェ:「……わ、わたしじゃ力不足もいいところかもしれませんけど……それを支えたくて」
イザベル・クリニェ:「……でも、皆さんみたいに凄いことは出来ませんから。だから……」
イザベル・クリニェ:「……私にできることは、少しでも自分を捧げることぐらいなんです。…そのぐらいじゃないと、ついて行けないから」
五位堂マキエ:「……そっかぁ」
イザベル・クリニェ:…普段は怯えてばかりの彼女ではあるが、その言葉だけは淀みなく、そう言い切ってみせていた
五位堂マキエ:「ベルちゃんは謙虚ながんばり屋さんだねえ」
イザベル・クリニェ:「そ、そこまで言われるほどの事じゃ…や、あるんでしょうかぁ…」変に否定するのも、相手に失礼だろうと考えて
五位堂マキエ:「そうだよ~いつもめっちゃ助けてもらってるもん。この~力不足め~なんて思ったことないし」
イザベル・クリニェ:「あ、ありがとうございますぅ……マキエさんだって、それを言うならいつも助けられてますよ……」
イザベル・クリニェ:「外部との話付けてくれるのもそうですし……いざっていう時の機転も一番凄いって思ってます」
五位堂マキエ:「おお~そう?そう?えへへうれしい!ありがと!」ころころと笑ってお茶を淹れている
五位堂マキエ:「あたしこそほら、むしろこんなことしかできないからね」
イザベル・クリニェ:合わせてこぽこぽと湯飲みに茶を注いでいって
五位堂マキエ:「今回のメンバーだって、多分あたしが一番よわよわ戦力だもん。だからまあ、」
五位堂マキエ:「できることはね。車で皆を運んでるわけだし、そういう所だけは……」
五位堂マキエ:「せめて役に立たないとな!ってそれだけだよ~」
イザベル・クリニェ:「…強いですね、マキエさんは…その、嫌じゃなかったら…でいいんですけどぉ…」
イザベル・クリニェ:「…どうして、そこまで頑張れるんですかぁ…?その、考えてみると皆さん昔に何があったのかまでは、聞いたことがない気がしてっ」
五位堂マキエ:「そうかなぁ~?……ふふ、何だかそういう所は似てるかもだね、あたしたち!」
五位堂マキエ:「と、おお……?」質問を聞いて。
イザベル・クリニェ:「そ、そりゃ当然辛い話ですしっ…お互い踏み込まないのも当然ですけど…ちょっと、気になって」
五位堂マキエ:「どうして、そこまでかあ……」少し考えて。
五位堂マキエ:「あたしは、めちゃめちゃ強いて頑張ってるぞ!ってつもりもないけどさ」
五位堂マキエ:「あたしが合コンにきたのは、やっぱりみんなと同じように身近な人が死んじゃって……」
五位堂マキエ:「その時さ、あたし……思っちゃったんだ」
五位堂マキエ:「あたしは……この人に何かしてあげられたのかなって」
五位堂マキエ:「この人に色々なものを贈ったつもりだったけど……実は全然、全然そんなことなかったんじゃないかなって」
イザベル・クリニェ:「マキエさん……」やっぱり明るい光のようなこの人でも、想うところはあるのだと
五位堂マキエ:「がんばったつもりで……全然がんばれてなかったんじゃないかなって……」
五位堂マキエ:「だからかなあ、もう後悔なんかないように、一生懸命やりたいんだよね。この合コン委員会では」
イザベル・クリニェ:「後悔のないように…ですか…と、とても…立派だと思います。それも……」
五位堂マキエ:「またどこかで、いつかどこかでその人に会えたら……がんばったよって、胸を張りたいんだよ」
イザベル・クリニェ:それだけの悲しみがあったのだろう。挫折があったのだろう。苦しみも、あったのだろう。
イザベル・クリニェ:それでも立つことのできたこの人は、やはりとても素晴らしい人だ。
五位堂マキエ:「……それだけかな。なんてね、あはは!」どこか遠くを見ていたような目から、いつものように笑って。
五位堂マキエ:「ごめんね、ちょっと暗かったかも!」
五位堂マキエ:「聞いてくれてありがとね~」
イザベル・クリニェ:「……うぅ~~……!」それを聞いて止まっていた涙がまた流れて
五位堂マキエ:「もう~だから泣くなよぅ~」
イザベル・クリニェ:「わ、わたしっ…やっぱり皆さんに改めてついて行きたいって思いましたぁっ…!だから、だからっ……」
イザベル・クリニェ:「こんな私でも、一緒に居させてくだぁいっ…!」
五位堂マキエ:「……そろそろ、おにぎりも準備できたんじゃないかな。運んじゃおうぜ、お茶!」
五位堂マキエ:「……ふふ。改めてお願いする必要もないよ」
五位堂マキエ:「友達だからね、これからもめちゃめちゃ頼らせてもらうから!」
イザベル・クリニェ:「うぅっ…は、はひっ…!」
五位堂マキエ:「がんばってよ~?ほら、ベルちゃん!死ぬがよい!」
五位堂マキエ:「なんてね、あはは!」
五位堂マキエ:とても、とても楽しそうに笑って。
五位堂マキエ:「……まずは、キョウちゃんとラトナちゃんだね。がんばりましょ!」


GM:再び集まって、用意された食事を口にする。
GM:それは冷めた心と体を温める。
GM:そんな4人での食事の中。
GM:ふと。フェリ・ベルクラムの体が傾ぎ、倒れた。
フェリ・ベルクラム:「――――」
五位堂マキエ:「……フェリちゃん!!」
五位堂マキエ:駆け寄る!
イザベル・クリニェ:「フェリさんっ…!?」
フェリ・ベルクラム:何気ない会話の最中だった。なんの予兆も無かった。
双海カナデ:「えっ…フェリさん?」同じく駆け寄り、バイタルチェックを行う
イザベル・クリニェ:「さ、ささ、さっきの戦いで何かがっ…?だ、大丈夫ですかフェリさんっ、意識はぁっ…」
GM:息はある。脈も正常だ。意識も……意識も?
五位堂マキエ:「大丈夫!?立ち眩み……!?でもないなこれは!医務室に運ぼう!」
五位堂マキエ:「何なら外の保健室でもいいかもしれない!連絡を……!」
フェリ・ベルクラム:ぱし、と目を開いて起き上がる。
イザベル・クリニェ:「そ、そうですねっ すぐに……ぇ?」
五位堂マキエ:「へっ……」
フェリ・ベルクラム:「わ、おいしそう……!」
フェリ・ベルクラム:「これ誰が作ったんですか?」
五位堂マキエ:「えっ……えっ」
五位堂マキエ:「ふぇ、フェリちゃん……?」
五位堂マキエ:「大丈夫なの……?」
イザベル・クリニェ:「…ぁ、あっ……」
フェリ・ベルクラム:「あ、はい!おはようございます」
双海カナデ:「え…フェリさん…いや、ラトナさん…?」
イザベル・クリニェ:そうだ その可能性を考慮すべきだったのだ
イザベル・クリニェ:「…も、もしかして…カナデさんが話してた…」
フェリ・ベルクラム:「……えっ」
双海カナデ:「はい…そうです。彼女が…この状態のフェリさんが…」複雑そうな表情をしながら
フェリ・ベルクラム:「どうしてわたしの名前を?」
五位堂マキエ:「ラトナ、ちゃん……!?」
双海カナデ:「ど、どうしてって。あなた、オルクスの能力で可能性を変動させて我々を監視していたのでは…?」
双海カナデ:この子は本当に“星徒”のラトナなのだろうか
フェリ・ベルクラム:「……?」
フェリ・ベルクラム:「……」
フェリ・ベルクラム:「……ああ」
フェリ・ベルクラム:「“星徒”のわたしと会ったんですか」
イザベル・クリニェ:「…ぇ?ど、どういうことです…?」
双海カナデ:「…やっぱり。星徒のあなたと、今のあなたは違うのですね!」
双海カナデ:「私は星徒のラトナさんと会った時に、こちらのラトナさんとお会いした時の様子を聞いていたんですよ」
五位堂マキエ:「星徒の……?で、でも星徒って、生徒がジャームになったか死んじゃったかしないと現れなくて……」
五位堂マキエ:「えっ、ええ……?」混乱!
双海カナデ:「でも、本人には覚えがまったくがない様子だったので…」
イザベル・クリニェ:「じ、じゃあここにいるラトナさんって…」
フェリ・ベルクラム:「そうですね。ラトナ・ベルクラムの能力を知っていますか?」
イザベル・クリニェ:「い、いったい“何”なんですか…?」
五位堂マキエ:「材料がそろっていたら、過程をすっ飛ばして『完成品』が出来上がるっていう……?」
双海カナデ:「フェリさんがいっていた、1でも可能性があれば、実現させることが出来る。その能力とは何か違うものが?」
フェリ・ベルクラム:「正確には違います。材料から導かれる未来を克明に描き出せる」
フェリ・ベルクラム:「ものならば“完成品”ですけど、人ならば“その人”なんです」
フェリ・ベルクラム:「材料が揃っている、十分に理解した人間相手であれば……」
五位堂マキエ:「“その人”……」
フェリ・ベルクラム:「どう話すかを完全に模倣した存在を作り出すことができる」
フェリ・ベルクラム:「それがわたしです」
フェリ・ベルクラム:もちろん、生前にこんなことできなかったですけどね、と加えて。
イザベル・クリニェ:「…あったかもしれない・・・・・・・・・可能性、ってことですかぁ…?」
フェリ・ベルクラム:「はい。それをお姉ちゃんに降ろしている状態が今のわたしです」
五位堂マキエ:「つ、つまり双子で遺伝的には全く同じだから……フェリちゃんからのラトナちゃんへの理解度が深ければ、こんなこともできるってコト!?」
五位堂マキエ:「そんな、ことが……!」
GM:データ的には、Eロイス『ファイトクラブ』の効果によるものです。
五位堂マキエ:なるほど……!
双海カナデ:ほえ~
フェリ・ベルクラム:「星徒のわたしも、わたしのことは知らないと思います」
フェリ・ベルクラム:「実現能力はあっても、それを観測できる能力があるかは別ですから」
イザベル・クリニェ:「で、でも、なんでそれが今になって出てきたんですかぁ…?」
フェリ・ベルクラム:「たまに出てたんですよ。お姉ちゃんが心配で」
フェリ・ベルクラム:「みなさんは、お姉ちゃんのお友達ですか?」
五位堂マキエ:「り、理屈は判ったよ。お、驚いた……星徒と、その本人……本人?がこんな形で同時現れるなんて……」
フェリ・ベルクラム:「お姉ちゃんは、ちゃんとみなさんとなかよく出来てますか?」
五位堂マキエ:「あ、はい。それはそうです。友達です」
双海カナデ:「…えぇ」
フェリ・ベルクラム:「……!」
五位堂マキエ:「大丈夫だよ。そこはお姉さん、ちゃんと仲良くできてます。いつも助けてもらってて、とっても助かってます」
フェリ・ベルクラム:嬉しそうに、ぎゅーっと抱きつく。
フェリ・ベルクラム:「よかった~!」
イザベル・クリニェ:「あ、は、はいっ…何ならいつも私の方が助けられてばっかりで…」
イザベル・クリニェ:「うぇっ!?」
五位堂マキエ:「わ、わわっ?ひゃっ……」
フェリ・ベルクラム:「本当ですか?お小言ばかり言ってきたりしないですか?」
双海カナデ:「…あの時は答えられませんでしたが。今は、仲良くしたいって。そう思え…きゃっ」
フェリ・ベルクラム:「んふふ……」顔をスリスリして甘えている。
イザベル・クリニェ:「ほ、ホントですよぉっ…とてもやさしくて、私みたいな相手でもよく気にかけてくれますし…何より…」
五位堂マキエ:「う、うん本当です。小言とかそんな。むしろよく助けてもらってるのに、そういうのもないのがちょっと申し訳なく……」
イザベル・クリニェ:「…い、今も妹さんのあなたのことは…とても大事にしてるのが、私にもよく伝わってきますぅ…」
五位堂マキエ:「甘え方がめちゃめちゃ直接的だ~……」
五位堂マキエ:「これはすごい妹ちゃんだよ~……!」
イザベル・クリニェ:「な、なんか…フェリさんが距離近い時があった理由が分かる気がしますね……」
フェリ・ベルクラム:「よかった……お姉ちゃん、愛されてるんですね」
五位堂マキエ:「あ、愛かな?どうかな……。でもみんなから好かれてるのは間違いないかな……!」
双海カナデ:「すごく、んっ…頑張ってますよ…わっ」
フェリ・ベルクラム:「んふふ~」ずっとベタベタしている。
五位堂マキエ:「ひええ~、な、何だかいい匂いもする……はわわわ~……!」
イザベル・クリニェ:「う、うぇぇ…接触がはげし、ぃ…」半ば溶けそうになっている
五位堂マキエ:「よ、よし。ところで」
五位堂マキエ:「そんなラトナちゃんが今出てきたのは……ど、どういうこと?」
五位堂マキエ:「あたしたちに伝えたいことがあるとか?」
フェリ・ベルクラム:「うーん……自在に出れるわけじゃないんですよね」
フェリ・ベルクラム:「意識の波によってはって感じで。出てないときのことはわからないですし」
フェリ・ベルクラム:「でも、なにか聞きたいことがあれば、応えますよ!」
イザベル・クリニェ:「な、何かのトリガーがある…ぁ、そ、それならっ…」
双海カナデ:「そ、そうです。今のうちに色々聞いておかないと」
イザベル・クリニェ:「星徒の妹さんと同じ能力があるなら、弱点だって把握できてるんじゃないですかぁっ…!?」
双海カナデ:「私たちは、現在星徒のラトナさんとの対決の対策方法がないんです」
五位堂マキエ:「そうなんだ……OK、じゃあ話したいことは色々あるけど、今知りたいことを訊こう!」
フェリ・ベルクラム:「弱点……そうですね、弱点ってほどでもないですけど」
フェリ・ベルクラム:「まず一つ。多分、わたしなら星徒ラトナの能力をちょっとだけなら止められると思います」
フェリ・ベルクラム:「何をしたいかが分かるので。とはいえ……」
フェリ・ベルクラム:「わたしの存在に気づいたら、その後は難しいと思います。1回だけかな」
イザベル・クリニェ:「い、1回でもあれを止められるなら十分すぎますよぉっ!行動さえ許されるなら、あとは幾らでもどうにでもなりますのでっ…」
フェリ・ベルクラム:「それから、消耗ですね」
双海カナデ:「一瞬のチャンスさえあるのなら、どうにかなりますね」
フェリ・ベルクラム:「無限に使える能力じゃないんです、あれは。ですけど……」
五位堂マキエ:「スタミナに不安アリってこと?」
フェリ・ベルクラム:「はい。でもそれは……ふつうの侵蝕率ならですね」
フェリ・ベルクラム:「今のラトナに削り合いを挑むのは難しいかと」
五位堂マキエ:「……うん……」
フェリ・ベルクラム:「だから……やるなら侵蝕率を下げる・・・・・・・べきだと思います」
双海カナデ:「下げる…?」
五位堂マキエ:「下げる!? できるの!?」
フェリ・ベルクラム:「はい。できるものを知ってます」
イザベル・クリニェ:「下げる…?で、でもそんなの普通の私たちでもそうそうできることじゃないような…そんなこと、可能なんですかぁ…?」
双海カナデ:「レネゲイドビーイングであれば、そのような力もできそうではあるのですが…」
五位堂マキエ:「それって……それは……あ!!」
五位堂マキエ:「十字冠!?」
フェリ・ベルクラム:「いいえ。星徒の冠はその機能を持ちません」
五位堂マキエ:「違った……!!」ちょっとだけショック
フェリ・ベルクラム:「でも近いですよ!」
フェリ・ベルクラム:「その機能を暴走させる手段があるんです」
イザベル・クリニェ:「ぼ、暴走…というと…?」
フェリ・ベルクラム:「“レッドパンサー”」
フェリ・ベルクラム:「――わたしを殺した、“十字冠を破壊する兵器”です」
五位堂マキエ:「“レッドパンサー”……!?“十字冠を破壊する兵器”……!!」
双海カナデ:「え…?“十字冠を破壊する兵器”を利用するんですか!?」
五位堂マキエ:「それを……使うの……!?」
イザベル・クリニェ:「ど、どう考えても危険そうな感じしかしないんですけどぉっ…!?」
五位堂マキエ:「いや、けど……いくら星徒と戦うためとはいえ、“十字冠を破壊する兵器”なんて……!」
フェリ・ベルクラム:「うーん。でも、わたしは他に手段を知りません」
五位堂マキエ:「…………うん……」それも、そうだ……。
フェリ・ベルクラム:「皆さんは革命で理事会の支配を脱したと聞きました」
フェリ・ベルクラム:「兵器は手に入れてないんですか?」
イザベル・クリニェ:「で、でもどうしますぅ…?いくら星徒を倒すためといっても…」
イザベル・クリニェ:「ぁ、ぁ、えっと今は確かぁ…」主に話を聞いていたであろうマキエさんへ話を促すように視線を
双海カナデ:「基本的には、破棄されてるはずですが…」同じくマキエを見つめ、何か知ってるであろう彼女へ詳細を聞こうと
五位堂マキエ:「少なくとも、あたしたちの知ってる限りでは“十字冠を破壊する兵器”を理事会からそのまま確保した例はあまり聞かないかな……」
五位堂マキエ:「いや、でも待って」
五位堂マキエ:最近、本当につい最近聞いた話がある。
五位堂マキエ:「……最高生徒会が、安全保障寮さんが……手に入れたって……」
五位堂マキエ:「そしてそれが、“レッドパンサー”……!」
フェリ・ベルクラム:「それって使えそうなんですか?」
五位堂マキエ:「機能は失ってるみたい。だから回収したって言っても残骸に近いって……」
GM:生徒によって破壊され、機能を完全に失っていたと言っていた。それ自体の転用は不可能だろう。
五位堂マキエ:「……でも……!」
五位堂マキエ:「ラトナちゃんは、材料があればそこからそれが示す未来を作り出せるんだよね……?」おずおずと、恐る恐る口に出す。
イザベル・クリニェ:「!」
双海カナデ:「そ、そうか…!」
フェリ・ベルクラム:「あー……星徒ラトナはできると思います」
フェリ・ベルクラム:「わたしにその力はないです。お役に立てずごめんなさい」
五位堂マキエ:「そ、そうか……いや、全然いいよ。むしろちょっとほっとしたっていうか……」
GM:だが、その兵器の足跡をたどることはできるかもしれない。
イザベル・クリニェ:「そ、そうなんですか…というか、どちらにせよ持ち出す必要はありそうですしぃ…」
GM:開発および改造に携わったとされる理事会人員を知っている。
五位堂マキエ:「“十字冠を破壊する兵器”で亡くなった生徒さんに、それを復元させるような真似は……出来ればしたくないっていうか……」
イザベル・クリニェ:「生徒会への言い訳は考えておかないといけないのでは……」
GM:彼が研究をしていた場所を。
五位堂マキエ:「でも、そうだね。だから……これはあたしたちで何とかしなきゃいけない。“レッドパンサー”を……」
五位堂マキエ:「そして……」
五位堂マキエ:「……うん、知ってるよ。あたし、多分……その“レッドパンサー”に関わった人を……」
双海カナデ:「そうなってしまっては、他に方法は…?」
フェリ・ベルクラム:「そうなんですか?」
双海カナデ:「え…?知ってるんですか?」
五位堂マキエ:「きっと、その研究を進めていた場所も……」
イザベル・クリニェ:「えっ…?そ、そこまでなんで……ぁっ」
イザベル・クリニェ:さっきした会話の内容が脳裏を過って、反射的に動きそうになった口をつぐむ
五位堂マキエ:「あたしが合コン委員に来る前、革命前にジェネシスで養成プランをつけていてくれた所と、その人だ……!」
双海カナデ:「本当ですか?心当たりがあるのでしたら、案内していただけませんか…?」手段も選んでいられないし、事情を知らないがゆえにぐいぐいと進んで聞こうとする
五位堂マキエ:「…………」少しだけ、口をつぐみ。
五位堂マキエ:「……オッケー。うん、わかった、行こう……!」絞り出すように、答える。
イザベル・クリニェ:「マキエさん……」心配そうにその様子を伺っている
五位堂マキエ:「あたしはその“レッドパンサー”のことは全然知らない。でも、その研究の手がかりならあるよ」
双海カナデ:「よろしくお願いします…!」口ごもる様子に少し疑問を浮かべながらも
五位堂マキエ:「今は、それを調べよう。ためらってる時間はないよ」どこか自分に言い聞かせているようだ。
フェリ・ベルクラム:「はい。……あっ」
フェリ・ベルクラム:「このこと、それからわたしのこと……」
フェリ・ベルクラム:「お姉ちゃんには内緒にしてくれませんか」
五位堂マキエ:「えっ」
双海カナデ:「どうして…?」
五位堂マキエ:「そうなの?そうした方がよさそうっていうなら、協力はするけど……」
イザベル・クリニェ:「り、理由を聞かせていただいても…?」
フェリ・ベルクラム:「星徒ラトナが消えたらわたしは消えると思います」
フェリ・ベルクラム:「2回もさよならしなくたっていいでしょ?」
イザベル・クリニェ:「…それ、は…」
五位堂マキエ:「でもフェリちゃんも、ラトナちゃんが元気でいたなら、きっとうれしいんじゃ……」
五位堂マキエ:「あっ……」返事を聞いて。
五位堂マキエ:「そう、なんだ……」
五位堂マキエ:「それは、確かに……」
双海カナデ:「……」
イザベル・クリニェ:「ど、どうにかできたりしないんですかぁっ…このまま、見捨てるようなことなんて……」
フェリ・ベルクラム:「そっちのほうが自然ですよ」
フェリ・ベルクラム:「眠っている人を、つなぎ合わせて、蘇らせたように見せることのほうが」
フェリ・ベルクラム:「不自然なことなんだろうと思います」
五位堂マキエ:「今のラトナちゃんの状態は、生きてる時のラトナちゃんじゃ出来なかった……」
五位堂マキエ:「星徒ラトナちゃんの力を転用してこそのこの状況、みたいなものなんだよね」
五位堂マキエ:「そしてそれは……」ラトナちゃんの返事を聞いて、何も言えなくなってしまう。
双海カナデ:「…それでも」
イザベル・クリニェ:「い、今の状態がエフェクトによる再現ならジェネシスのほうから技術借りてみるとかっ…その、いろいろ可能性だってあるはずで……」と、まくし立ててみるが
双海カナデ:「フェリさんは、あなたに会いたがっています。さよならも言えず、いなくなってしまったあなたと後悔なく最後に話したがっています」
イザベル・クリニェ:「う、うぅ…わかって…ますけどぉっ…こんなの、寂しすぎるじゃないですかぁっ…!」相手の返答を聞いて声に嗚咽が混じる
双海カナデ:「そのたった一度の機会に気づくことなく、知らないまま時を重ねてしまうのは」
双海カナデ:「それこそ、本当に悔やんでしまうことなのだと…思います」
五位堂マキエ:「ナデちゃん……」
双海カナデ:思わず言葉を紡いでしまう。先ほどみた、彼女の姿が頭が離れなかったから
フェリ・ベルクラム:「……」
イザベル・クリニェ:「そ、う、ですよぉっ…ならせめて今、会わなかったら…フェリさんにはっ…」
イザベル・クリニェ:「あなたに傷つけられたって記憶しか残らないと思うんですっ……今のあなたじゃなくて、星徒のほうですけどっ…それでも…」
五位堂マキエ:「二人とも……」
イザベル・クリニェ:「それは…そうなったらきっと…その傷は深く残ります……っ。もう、立ち直れないかも、しれない……」
フェリ・ベルクラム:「……うん。やっぱり」
フェリ・ベルクラム:「お姉ちゃんは、とてもいいお友達に囲まれてるんですね」
フェリ・ベルクラム:「努力してみます。きっと皆さんのほうが……」
フェリ・ベルクラム:「わたしをなくしたあとのお姉ちゃんを、よく分かっているのだと思います」


GM:ジェネシス学区境界周辺 旧理事会研究施設
GM:革命時の戦闘余波で、破壊し尽くされた廃屋。
GM:それ以上になにかがあるわけでもなく、長らく放置されている状態にある。
五位堂マキエ:「なんだか久しぶりな気がするねえ」ぽつりとこぼす。
双海カナデ:「久し振り…?」
イザベル・クリニェ:「ぁー……」やっぱりさっきの話の人のことなのだろうか、と言いづらそうに
五位堂マキエ:「こっちの方の研究施設には足しげく通ってたとか、そんなことはないんだけど」
フェリ・ベルクラム:「ここに……あるのね」
フェリ・ベルクラム:「レッドパンサー……が」
五位堂マキエ:「まあ、革命前に通っていた学校のことはね、何となく、ね。思い出みたいなものというか」
五位堂マキエ:「革命の後は全然戻ってきてもなかったし」
イザベル・クリニェ:「そ、それでも懐かしい…って、思いますか」
五位堂マキエ:「実際そんな時間経ってないんだけどね。へへへ」
五位堂マキエ:「よし、頑張って探しますか!“レッドパンサー”の手がかりを!」
フェリ・ベルクラム:「……」 ぎゅ、と胸を押さえる。妹を殺した兵器……だが、それを示したのも、またラトナなのだという。
双海カナデ:「行きましょう」少し、カタコンベでの様子に引っかかりを覚えながら
フェリ・ベルクラム:「とはいっても。どういうものだっていう情報はあるの?」
イザベル・クリニェ:「そ、そうですねぇ…そもそも名前と性質ぐらいしか聞いてないような」
双海カナデ:「こんなことになるのだったら、ソル・オロ・グランデの子に情報を聞いておけばよかったですね…」
イザベル・クリニェ:「そ、そもそもぉ……これバレたら最高生徒会から何か言われませんねぇ……?」
五位堂マキエ:「……そうなんだよね。あたしも、保障寮さんからはレッドパンサーって兵器があった、」
五位堂マキエ:「あたしの通ってた学校、教員が関わってるってくらいしか聞いてないから……」
フェリ・ベルクラム:「……生徒が持つべきものじゃないって思う」
フェリ・ベルクラム:「使って、あとで壊せばいい……のかしら」
五位堂マキエ:「……そうだね。それは確かに」
GM:廃屋の床。風化して朽ち始めた底の下から、隙間風が吹いている。
GM:地下に部屋でもあったのだろうか?
五位堂マキエ:「最高生徒会には、あたしは嘘はついてない……とは思う。知らないものだし、新しく情報があったら教えるとは言ったけど」
五位堂マキエ:「後でこの兵器について伝えるか、壊すか、引き渡せば……多分……」とまで言った所で、隙間風に気づく。
五位堂マキエ:「何かあるね。……行ってみようか」
イザベル・クリニェ:「も、もともと疑われてた立場ですし後が怖いのは確かですけどねぇ……え、えぇ…もしかして地下の隠し部屋とか…?」
GM:床の隙間を広げると、そこに地下室がある。五位堂マキエさえ聞いたことはない。
フェリ・ベルクラム:ランタンとペンライトをつける。
五位堂マキエ:「……物々しいね」
GM:そこは小さなラボのようになっていて、電子配線やら工具やらが散乱していた。
双海カナデ:「こんなところに地下室があったんですね…」
GM:だが、なによりも目立つものがある。
イザベル・クリニェ:「あ、明らかに何か”ある”感じですよねぇ…?何かの研究室、でしょうか…」
GM:血のように真っ赤な色合いをした、流線型の機体がそこに鎮座していた。
五位堂マキエ:「わっ」
五位堂マキエ:突然の、場にそぐわ真っ赤な機会に驚きを隠せない。
イザベル・クリニェ:「ろ、ロボット…!?男子の方々が使ってたって兵器に似てますけど…流石に違いますよねぇ…」
イザベル・クリニェ:「となると、これが…?」
フェリ・ベルクラム:「脱出ポッド……みたい」
双海カナデ:「真っ赤な機体…これがもしや?」
フェリ・ベルクラム:「動き出したりしないでしょうね」
五位堂マキエ:「な、何これ……!こんな……乗り物?みたいな物が残ってたなんて……!」
GM:その傍には、記録端末が落ちている。
五位堂マキエ:「よく生徒会にも今のジェネシスにも見つからなかったなあ……」
五位堂マキエ:「おおお……」しげしげと見つつ、何の気なしに目についた記録端末を拾い上げ。
五位堂マキエ:「データとか入ってないかな?もしかしたら“レッドパンサー”に繋がる手がかりかも……」
フェリ・ベルクラム:「ロックが掛かってない?」
双海カナデ:「罠でなければいいのですが…」
イザベル・クリニェ:「と、というかこれならもしかしたら修復までできるかもしれませんし…活用手段も得られるかも…」
GM:ロックが掛かっていない。元の持ち主がズボラだったのかもしれない。
GM:起動すると、それは日付順と思しきテキストのメモが雑多に入っている。
五位堂マキエ:「そうだねえ。あたしの車に戻って解析してみるって手もあるかも。ちょっと危ないけど、ジェネシス製なら多分互換性が……」
五位堂マキエ:「って、わっ」
五位堂マキエ:「ついた!電源も生きてたよ!」
五位堂マキエ:「けど、これ……」
双海カナデ:「え…あまりにも、元々の持ち主が迂闊…?」
五位堂マキエ:レポート?か何かだろうか……?
イザベル・クリニェ:「な、何もなかったんですか…えっと、中身はどんな感じです…?」
GM:調整した機動兵器の詳細を書き連ねたレポート。その“被験者”の評価。
GM:その中には、君の名前もある。あくまで客観的な評価が書き連ねられている。
五位堂マキエ:「…………」
GM:《実用には時間を要するが、本人の資質と熱意は十分である》
五位堂マキエ:言葉を忘れる。その名前を……自分の名前を見る前から、何も言えなくなってしまっていた。
五位堂マキエ:だって、この文は……この書き方は……。
フェリ・ベルクラム:「この学区にいた教師の記録? でも、いくらなんでも無警戒すぎ……マキエ?」
五位堂マキエ:「う、うん」
双海カナデ:「これは…理事会の記録。ですか…?」
五位堂マキエ:レポートのページをめくってしまう。手は震えていないだろうか。端末も、取り落とさないように……。
イザベル・クリニェ:「た、多分あの機械を使わせる対象についての…ですよねぇ…?」
GM:《“レッドパンサー”は、正確には“十字冠を破壊する兵器”ではない》
GM:《これの機序は、3つに分類される》
GM:《十字冠の機能である「侵蝕保護」の機能を暴走させ、離脱不可能域までその侵蝕率を低下させる》
GM:《単純出力による殺傷を試み、《リザレクト》を引き起こさせる》
GM:《最後に、その再生を妨害し、離脱保護と再生のどちらもを発生させない状態を生み出す――》
GM:《これは“十字冠を破壊する兵器”ではなく、“十字冠を持つ生徒を殺害する兵器”とでも言うべきものである》
GM:《非道なものだ。今すぐにでも破壊するべきなのかもしれない》
GM:《だが、これから殺害機能のみを取り去ることは出来ないだろうか?》
GM:《そうすれば、侵蝕低下の機能だけをもたせた道具としての転用が可能かもしれない》
GM:《忘れそうになるが、本来高侵蝕下での活動自体が、人体にとっては耐え難い苦痛だ》
GM:《それを和らげることができるのであれば、これにも作られた価値が産まれると信じる》
GM:そのあとは試行錯誤の痕が続くが……
五位堂マキエ:ページをめくっていく。無言。
GM:いつからか、日記の最初に料理のメニューが時折挟まるようになる。
GM:急に律儀に食べたものを記録している。
五位堂マキエ:「…………」
GM:たまに書いていない日もある。
フェリ・ベルクラム:「ダイエットでも始めた……?」
五位堂マキエ:――ちょっとちょっと、“先生”!またジェネシスの合成レーションで済ませたんですか!?……えっ!三日連続!?
五位堂マキエ:――ダメです。これからはあたしが“先生”の健康を見ます。“先生”は寝食というものを軽く見過ぎです。
五位堂マキエ:――どうすれば、どうすれば食べてくれるかなあ。どんな味が好きなんだろう……。
五位堂マキエ:――寝なさい。もう今日はとにかく寝なさい。寝るまで動きません。何ですか子守歌が必要ですか読み聞かせも欲しいんですか!?
五位堂マキエ:――いいんですよあたしは!?ええもう“先生”がぐっすり寝るなら何でもしてやりますともほら恥ずかしいんならさっさと寝なさい~!!
五位堂マキエ:「う……あ……うああ……」
双海カナデ:「…え、ど。どうされました…!?」急に嗚咽を漏らすマキエへと振り向き
イザベル・クリニェ:「こ、これ…もしかしてっ…」あの話を思い出さないのは無理だった きっと、これが”そう”なのだろう。彼女の頑張りが報われていた証拠なのだろう。
五位堂マキエ:――お帰りなさい。お仕事は大丈夫でしたか。大変なこととかありませんでしたか。何も、つらいことはありませんでしたか。
五位堂マキエ:声だけが、喉から漏れる。涙は出ない。何も出ない。あの日から、自分は泣かないと決めたのだ。だから。
イザベル・クリニェ:「う、う”うぅっ……マキエさん……返って…きてたじゃないですかっ…贈ったもの、全部っ…受け取って貰えてたじゃないですかぁっ……」
五位堂マキエ:――そうですか。よかった。本当に。本当に――。
五位堂マキエ:「あ、あああ。あああ……」声だけが、乾いた喉からずっと漏れている。
五位堂マキエ:「ううううう……」
五位堂マキエ:「ううう……」
五位堂マキエ:だんだんと声がしぼむ。
五位堂マキエ:「うん、うん……」ベルちゃんに頷き。
五位堂マキエ:「これ、が」
五位堂マキエ:「これが“レッドパンサー”だよ。手がかり、あったよ……」
五位堂マキエ:皆に言う。
GM:《一定の成果を得た。情勢は怪しいが、この成果が対立の緊張を緩和できれば何よりだ》
フェリ・ベルクラム:「マ、マキエ……?」おろおろしている。「だいじょうぶ、なの?」
GM:《……古代ローマでは、豹の息は芳しい香りを放つため、獣たちはこれに魅了されて狩られてしまうと言われていた》
GM:《それ故にこれはそう名付けられたのだろうと思う。だが》
GM:《これが転じて、キリスト教では、人々を主に導く伝道者の象徴とされたという》
GM:《この子が、そちらの意味を持つものとして伝わるようになることを願っている》
五位堂マキエ:「……ふふ。また気取った名前をさ、もう……」ぽつりと言う。
五位堂マキエ:「よし、これがあればかなり……かなり役立つと思う……!!」
五位堂マキエ:この兵器が、実際の所どう使われてしまったか。それは知っている。この人の思うようなものには、ならなかったことも……。
五位堂マキエ:でも……。
五位堂マキエ:「何とか、しよう……!これで……あの星徒ラトナちゃんも……!」
イザベル・クリニェ:「は”い…っ…!」マキエさんが涙を流せない分…ではないだろうが、こちらも感化されてびえびえ泣きじゃくっている
双海カナデ:「……」
双海カナデ:きっと、このデータの製作者と過去に何かあったのだろう
フェリ・ベルクラム:……正直なところ、奥底の抵抗は拭えない。理解しきれていないこともある。
フェリ・ベルクラム:けれど。泣きじゃくるイザベルと、マキエを見ていたら。
フェリ・ベルクラム:この忌まわしい兵器が、どうか、マキエさんにとってよいものであってくれと。
フェリ・ベルクラム:祈るような思いを感じた。
双海カナデ:「…大丈夫ですか?…本当に」マキエの顔を覗き込み
五位堂マキエ:「……大丈夫だよ、ナデちゃん。フェリちゃんも」
五位堂マキエ:「……ごめんね。ちょっとここにいた時のこととか思い出しちゃってさ。少し取り乱しちゃった」
五位堂マキエ:顔の前で両手を合わせる。申し訳ない!
フェリ・ベルクラム:「……すこしびっくりした。マキエが取り乱すところなんて」
イザベル・クリニェ:「す、ぐ”なくともっ…悪いことが起こったわけ、ではないはずですからぁっ……」事情はある程度察しているので補足するように
五位堂マキエ:「はい……ほんとに、あの、心配をおかけしたようでしたら……!」
双海カナデ:「…そうなんですね」委員会の潤滑剤としていつも振舞っている彼女が、あのようなことになるのは初めて見たから
フェリ・ベルクラム:「ううん……それよりも、ちょっと嬉しい」
フェリ・ベルクラム:「いつも」
フェリ・ベルクラム:「今回は……私ばかり、情けないところ見せていたから……」
五位堂マキエ:「フェリちゃん……」
フェリ・ベルクラム:「この先、状況が落ち着いて、マキエが話してもいいって思ったら、教えて」
双海カナデ:フェリの言葉に同調するように頷く
五位堂マキエ:「ううん、そんな。フェリちゃんに情けないようなところなんかないよ」今回のような事態では、当たり前のことだと思うからだ。
五位堂マキエ:「でも、けど……」フェリちゃんとカナデちゃん。二人を見て。
五位堂マキエ:「ありがとうね……ありがとう……うん、もう大丈夫です!」
五位堂マキエ:「……状況が落ち着いたら、きっと話すから。うん……!」
五位堂マキエ:「……星徒のラトナちゃん、何とかしようね。フェリちゃんのためにも」
五位堂マキエ:頷いて。
五位堂マキエ:「がんばろう!」


GM:シーン終了です。
GM:十字冠の処理だけ進めましょう
GM:100%超えパーソンは減らしていってね
五位堂マキエ:100行ってないからないでゲス!
双海カナデ:ちょうど100だ
フェリ・ベルクラム:安定してます メンタルは安定してません
双海カナデ:100-10-1d10
DoubleCross : (100-10-1D10) → 100-10-2[2] → 88

イザベル・クリニェ:101-10-1d10
DoubleCross : (101-10-1D10) → 101-10-3[3] → 88

双海カナデ:ミドル戦闘より侵蝕減ってるバグ
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を12減少(100 → 88)
双海カナデ:なかよし侵蝕
イザベル・クリニェ:下げ下げと


【クライマックス】

GM:登場お願いします。
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1D10-1(→ 8)増加(88 → 96)
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(87 → 97)
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1D10-1(→ 5)増加(88 → 93)
フェリ・ベルクラム:あ、96だ
五位堂マキエ:1d10+96-1
DoubleCross : (1D10+96-1) → 9[9]+96-1 → 104



GM:【メサイア学区 合同カタコンベ】
GM:“レッドパンサー”を回収した君たちに、委員会から連絡があった。
GM:それはカタコンベ襲撃の報だった。星徒ラトナによる襲撃。
GM:君たちがカタコンベにたどり着いたときには。
十掬キョウ:「ハアッ、ハアッ……!」大剣にもたれかかるようにして、なんとか立っている。
星徒ラトナ:「あはは。復帰直後なのにずいぶんがんばるんだね」
星徒ラトナ:「また逃げる?」
十掬キョウ:「ここは……ここだけは通さないよ……!」
十掬キョウ:「君のお墓だってあるんだから……!」
星徒ラトナ:「あははっ。それ、余計壊したくなるなあ」
星徒ラトナ:「わたしはここにいるんだもの。いらないよね」
星徒ラトナ:「でも……ちょっと待ってね。今あなたを除いても面白くないもの」
レーシャ・コヴァリューク:「……御使い様。よいのですか?」
星徒ラトナ:「わたしのやることに口を挟むの?」
レーシャ・コヴァリューク:「は。仰せのままに……」
星徒ラトナ:「だってこのまま倒さず戦い続けたら……」
星徒ラトナ:「その時・・・が来たら、こっちに転んじゃうよね?」
星徒ラトナ:「わたしはそれを待ってるんだ」
星徒ラトナ:「あなたは逃げられない。だから……」
星徒ラトナ:「シオンの輝きがやってくるまで、凌ぐしか出来ないんでしょう」
十掬キョウ:「……」応えないが、下がることもない。
星徒ラトナ:「あはは!やっぱりだ」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんにも、お友達が一緒のほうがいいもんね」
星徒ラトナ:「先に待っててあげてよ」
五位堂マキエ:ガ
五位堂マキエ:ゴガーーーーーッ!!!!!
五位堂マキエ:その脇から!銀色の車両が突撃する!
星徒ラトナ:「ふふ」
星徒ラトナ:「おそいよ~」
五位堂マキエ:星徒ラトナにその吶喊は通用しないだろうが――。
五位堂マキエ:「うおおおおおお!!」
五位堂マキエ:ガリガリガリガリガリガリ!
五位堂マキエ:ドリフトをキメつつその場に停車!
五位堂マキエ:「ふ、ふんだ!」
五位堂マキエ:「こっちにもね。色々準備があるんですうー!」
五位堂マキエ:車両から飛び出し叫ぶ!
五位堂マキエ:「そっちだってね、いきなり来て随分な盛り上がりぶりじゃない!アポなし突撃は嫌がられるぞう!」
イザベル・クリニェ:乱暴な運転で死につつ、その後部座席から転がり出るように降りてきて自らの得物を構える
フェリ・ベルクラム:「キョウ! 大丈夫っ!」
イザベル・クリニェ:「き、キョウさん大丈夫ですかっ…!?もう相手に好き勝手にはやらせませんからねっ…!」
五位堂マキエ:割と結構虚勢入ってる返事だ。だがここは、気持ちの上だけでも負けてられない!
フェリ・ベルクラム:座席から跳躍してキョウの傍に駆け寄る。
十掬キョウ:「フェリちゃん……」
双海カナデ:「ここまでよく頑張りましたね…さあ。安全なところに」
十掬キョウ:「ううん……」
十掬キョウ:「僕だけ休んでられない」
十掬キョウ:「まだ、一撃くらいは行ける。一緒に戦わせて」
五位堂マキエ:「キョウちゃん……!!」
イザベル・クリニェ:「そ、そんな、転送されたばかりじゃ……げ、限界は超えないでくださいねぇっ!」
イザベル・クリニェ:その意志もとても分かるので、拒絶は出来ない
フェリ・ベルクラム:「無茶して……」 止めることはせず、キッと星徒ラトナを見据える。
星徒ラトナ:「お姉ちゃ~ん」手を振っている。
星徒ラトナ:「来てくれる決心がついたんだ!」
フェリ・ベルクラム:「……星徒のラトナ」
フェリ・ベルクラム:「本当は……まだ、少し迷ってる」
フェリ・ベルクラム:「その隣の人みたいに。あなたの傍に居ることが、あるべき形なのかもしれないって」
フェリ・ベルクラム:「でも。……それじゃ、何も変わらない」
フェリ・ベルクラム:「手を引かれるばかりじゃ駄目。私だって誰かの手を引いたり。誰かを支えることが出来るって」
フェリ・ベルクラム:「支えたいって思う人を支えられるようにならなきゃ。……死んでしまったあの子に、顔向け出来ないの」
星徒ラトナ:「お姉ちゃん、意味のわからないこと言わないで」
星徒ラトナ:「あなたの妹、ラトナ・ベルクラムは……わたしはここにいるじゃない!」
星徒ラトナ:「この子たちは言ったもの」
星徒ラトナ:「たとえ星徒であろうとも、再び相見えられるのならばそれでいいって」
星徒ラトナ:「どうしてお姉ちゃんはちがうの?」
フェリ・ベルクラム:「……そんなこと」
フェリ・ベルクラム:「だって、星徒は今、生きている」
フェリ・ベルクラム:「同じ記憶を夢見ていたから。同じ力と遺伝子を持っているから」
星徒ラトナ:「だったら……」
フェリ・ベルクラム:「たったそれだけで、同じひとにはならない」
フェリ・ベルクラム:彼女たちは複製体と呼ばれるもの。外の世界においても、稀にある技術の産物。
フェリ・ベルクラム:クローン技術は、薬剤を研究するセルにいたフェリも知らないものではない。
フェリ・ベルクラム:「……あなたには、あなたの人生を生きる権利があるの。星徒ラトナ」
フェリ・ベルクラム:「あなたが、隣に居るそのシオニストがもとめるイコンと同じように、ただのラトナ・ベルクラムとして生きようとすることは」
フェリ・ベルクラム:「妹にも、……あなた自身にも、良くないことだわ」
十掬キョウ:「フェリちゃん……」
星徒ラトナ:「意味わかんない!」
フェリ・ベルクラム:彼女を妹として愛することが出来たら、どんなに良かっただろう。
星徒ラトナ:「お姉ちゃんの話は、持って回って、分かりにくいの!」
星徒ラトナ:「お話はいいんだから!そんなことより……」
星徒ラトナ:「早く一緒になろうよ。体感すれば……」
星徒ラトナ:「きっとお姉ちゃんだってすぐに納得するんだから」
フェリ・ベルクラム:彼女自身もそれを求めている。不幸になる人はいない。
フェリ・ベルクラム:……けれど思う。イザベルの共感を。マキエの涙を。カナデの独白を。
フェリ・ベルクラム:あれを、星徒を愛せば済むものとして見るのは、失礼だと思った。
フェリ・ベルクラム:「うん。……あなたも感じて」 注射器を口に咥える。
フェリ・ベルクラム:「あなたが空の揺り籠で覗き見ていた私と、本物の違い」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんを連れてきて」
星徒ラトナ:「わたしを守って。わたしの揺り籠、わたしの棺、わたしの守り星、わたしの手足!」
星徒ラトナ:「“流星体アステロイド”」
星徒ラトナ:彼女の背後に、肉と結晶が連なったかのような巨人が降臨する。


五位堂マキエ:「ヒェッ……」後ずさる!
星徒ラトナ:「にせもののヒトっていうのは……こういう風に作るんだよ」
星徒ラトナ:「捧げて」
レーシャ・コヴァリューク:「……はい」
イザベル・クリニェ:「っ…!ひ、いぃっ…!」その覇気だけで怖気づき、心臓が止まりそうになる。いや、実際に断続的に止まっている。
双海カナデ:「…大丈夫、いけます。私達なら」キッと流星体を睨む
レーシャ・コヴァリューク:祈りを捧げると、彼女の周囲の取り巻きたちが、虚ろな表情になっていく。
星徒ラトナ:「空の器に、わたしが導き出した人格を降ろすの」
イザベル・クリニェ:だが、しかし。震えていてばかりではいられなかった。
星徒ラトナ:「あなたたちの未来の姿」
星徒ラトナ:「本物じゃないよ?卒業を迎えた星徒じゃない。あくまで架空の星」
星徒ラトナ:「卒業でもない。だけどもそのあり様は、もはや生徒であることを辞めてしまう」
星徒ラトナ:「月の遠地点に描かれたダークムーン」
星徒ラトナ:「“中態星徒リリス・スターダスト”」
GM:彼女が告げると、取り巻きたちは顔を上げた。生気のない表情のままだが、それらが発するのは……
GM:君たちのレネゲイドそのもの。自分の高侵蝕状態を、引き写したかのような。
十掬キョウ:「星徒になった僕たちを……“予想”した……?」
フェリ・ベルクラム:「ほんとうに、出来ると思ったらなんでもやれる……」
フェリ・ベルクラム:「めちゃくちゃだわ」
イザベル・クリニェ:「っ…い、いつまでっ…」自分の姉だけでは飽き足らず、自分たちまでもそのように侍らせなければ気が済まないのか。そう思うと
イザベル・クリニェ:「いつまでわがままを言っていれば気が済むんですかぁっ!!」怒りのあまり、言葉に詰まることなく心からの叫びが出ていた
双海カナデ:「勝手に人の未来の姿を決められてしまっては、困りますね」
五位堂マキエ:「そ、そんな……こんなことを……!」絶句した。おそろしい。
イザベル・クリニェ:「フェリさんだって、今のままでもあなたに向き合おうとしてたのにっ……償おうとしてたはずなのにっ……!」
五位堂マキエ:こんな、こんな周りの人間を部品のように使って、自分だけが理想とする人物を作りだして、それを心底幸福だと……。
五位堂マキエ:星徒のラトナちゃんは言っているのだ。
五位堂マキエ:「これ、が……!」
五位堂マキエ:過去人生において、まともに向き合ったことなどほぼなかった。だが、これが……これがジャームなのか……!
五位堂マキエ:「こんなこと……ダメだよ!いい筈が、ない……!!」
イザベル・クリニェ:「そ、そうですよぉっ…こんなの許したら…その時は今度こそっ……誰も立ち直れなくなっちゃいますっ……!」
五位堂マキエ:「シオニストさん!シオニストさんたちはそれでいいの!?」
イザベル・クリニェ:そうだ 合コンの誰もが折角前を向けたというのに、それをまた、否定されかねない蛮行。
五位堂マキエ:「ここまでして……こんな風になっちゃって……それでも、シオニストさんたちは本人かもわからないシオンさんに会いたいの!?」
レーシャ・コヴァリューク:「はい」
レーシャ・コヴァリューク:「亡くなった方には、どんな形でも会いたい」
レーシャ・コヴァリューク:「それを異常なことと謗りますか?」
五位堂マキエ:「言わないよ!!」
五位堂マキエ:「言わない……けど……!」
五位堂マキエ:亡くなった人には会いたい。でも……今のその姿は、その人に胸を張って、誇って会いに行ける姿なのか?
五位堂マキエ:何を犠牲にしても構わないと言う。本人でなくても構わないと言う。そんな自分で、憧れた人に会いに行くのか?
五位堂マキエ:それを……。
五位堂マキエ:「…………わかったよ!じゃあ今からあんたら皆歯を食いしばれ!目を覚まさせてやる!」
フェリ・ベルクラム:「――合コン委員会の皆は」
フェリ・ベルクラム:「そうだよ。死者に対して当たり前に抱くその思いを。……食いしばって、堪えて、笑ってるの」
フェリ・ベルクラム:「だから私は憧れた。そうなりたいって思ったの」
五位堂マキエ:言えはしなかった。雨月夜シオンさんのことも、シオニスト会議たちのことも、自分は知らなかったからだ。
双海カナデ:「…私達の未来の姿は、私達自身で決める物」
五位堂マキエ:その悲しい気持ちだけを、多少は知っている。そんなつもりだ。ならば……この気持ちでぶつかりに行くしかないのだ。
五位堂マキエ:やってやる!正面から!
双海カナデ:「そして、過去に。亡くなられてしまった方達の思いもその方たちの物」
双海カナデ:「その方達の尊厳を。歪められた思いのままに、欲望を通させるわけにはいきません」
イザベル・クリニェ:「…あ、あなた達のその想いは変わらず尊重します。でも、それでもぉっ…!」
イザベル・クリニェ:「今のフェリさん達の向き合おうとする想いまで否定して、奪うなら話は別ですぅっ!絶対、ぜったいっ……この輝きは奪わせませんからっ…!」
イザベル・クリニェ:きっと、これもある種傲慢な物言いではあるのだろう。「私たちも我慢しているのだから」と、捉えられてもおかしくはない。
イザベル・クリニェ:でも、それでも。譲れないものはあるのだから。これ以上の仲間の”不幸”を、許容してはならないのだから。
双海カナデ:「私達の未来も、ここに眠る人たちの尊厳も。…そして、あなたたちに訪れてくる未来も。すべて守りましょう」
イザベル・クリニェ:そのためならば自分一人が背負う覚悟はある。人柱になる覚悟も
イザベル・クリニェ:…この力は、そのためにあるのだから。
双海カナデ:ランプの光が一層に強まり、揺らめきが形となり膨張していく
双海カナデ:いつしか、その光は、合同カタコンベを覆う海月となり、この脅威を外へと逃さないための壁となっていた
双海カナデ:【ハンドリングLv5 】侵蝕:4-1 あらゆる達成値をLv×3
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を3増加(96 → 99)
星徒ラトナ:「こんなの意味ないよ。逃げ場がないのは……あなたたちじゃない」
星徒ラトナ:「なんならあなたから――」
GM:光が二重に奔った。
GM:真紅の機体から放たれた光が、真っ直ぐに生徒を貫くではなく。
GM:同調するように、拡散して広がる。
星徒ラトナ:「……!?」
五位堂マキエ:「これは……あなたに対するとっておきだよラトナちゃん!」
GM:それはもはや、生徒を害する機能を失っていた。ただの、行ってはならぬ領域から、生徒を引き戻すための道標。
イザベル・クリニェ:「こ、これでもうっ…好き勝手はさせませんからぁっ!」
星徒ラトナ:「こんなの……なんともないんだから!」
星徒ラトナ:「いいよ……!わたしもそれ覚えれば……」
GM:彼女が発すると同時、その機体は役割を終えたかのように自壊する。
星徒ラトナ:「あっ……」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんたちだけずるい!」
星徒ラトナ:「ずるいずるいずるいずるい!」
五位堂マキエ:「……!!」崩れていくその機体に、一瞬言葉が詰まる。
星徒ラトナ:「だったら……真似っこはやめだ」
星徒ラトナ:「こっちに来て」
GM:衝動判定です。難易度は9。
フェリ・ベルクラム:うおおお
フェリ・ベルクラム:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[2,4,7,10]+7[7] → 17

フェリ・ベルクラム:めっちゃ成功した
イザベル・クリニェ:4dx+2>=9 うおお
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 7[1,2,2,7]+2 → 9 → 成功

五位堂マキエ:12dx
DoubleCross : (12DX10) → 8[1,1,2,2,4,6,6,6,7,7,8,8] → 8

双海カナデ:13dx+2>=9
DoubleCross : (13DX10+2>=9) → 10[2,2,3,3,3,6,7,8,9,10,10,10,10]+10[3,4,6,10]+5[5]+2 → 27 → 成功

イザベル・クリニェ:セーフ!
双海カナデ:効かぬわ!
五位堂マキエ:意志やアイテム込みで、+2修正!達成値10で成功!!
GM:侵蝕率も上げな
イザベル・クリニェ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 5[4,1] → 5

双海カナデ:99+2d10
DoubleCross : (99+2D10) → 99+11[9,2] → 110

イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を5増加(93 → 98)
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を11増加(99 → 110)
五位堂マキエ:104+2d10
DoubleCross : (104+2D10) → 104+4[1,3] → 108

フェリ・ベルクラム:2d10+96
DoubleCross : (2D10+96) → 16[7,9]+96 → 112

フェリ・ベルクラム:ギャ
フェリ・ベルクラム:これも111?
星徒ラトナ:こっち来てくれた……♡
イザベル・クリニェ:うわーっ
GM:あっそうです すべてなので
フェリ・ベルクラム:おかしいだろ
五位堂マキエ:こちらも-1が入るなら、減って107!
フェリ・ベルクラム:すでにレッドパンサーの影響下なのでは?
GM:忍び部の心ですよ
フェリ・ベルクラム:ラトナ……今からそっちに行くから……
五位堂マキエ:忍び部の邪悪な心じゃん!!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を1減少(110 → 109)
GM:そして、同時。光差さぬはずのカタコンベに、それでも暖かい光が差すのを感じる。
イザベル・クリニェ:あーじゃあ下げておこう
レーシャ・コヴァリューク:「これは……」
レーシャ・コヴァリューク:「主も我々を祝福してくださるのですね」
GM:神聖二重冠が使用可能になりました。

神聖二重冠(ダブルクロス)
クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。

GM:戦闘について説明します。
GM:勝利条件は星徒フェリの撃破。
GM:星徒フェリの他には、「Eロイス:さらなる絶望」で出現したエネミーが2体存在します。
GM:choice2[フェリ,カナデ,マキエ,イザベル]
DoubleCross : (choice2[フェリ,カナデ,マキエ,イザベル]) → フェリ, イザベル

GM:“中態星徒フェリ”と“中態星徒イザベル”です。
GM:2ラウンド目には「さらなる絶望」が更に2回使用され、残り2体もでてきます
フェリ・ベルクラム:やめなさい
五位堂マキエ:ワーッ!
イザベル・クリニェ:ヒェー
GM:中態星徒のデータは、侵蝕率120%に固定したPCの“元データ”がベースです。
GM:途中の成長分は加味していないというわけですね。
フェリ・ベルクラム:バディムーヴは持ってない……
五位堂マキエ:よかった……
GM:ここにGMがなるべく悪意を持って、途中で取得した1エフェクト以外の選択肢から
GM:LV1の取得可能エフェクトを3つ持たせています。
GM:エネミーエフェクトではないよ。その他のデータは全部同じ。HPもそう。
イザベル・クリニェ:”悪意を持って”
五位堂マキエ:こわい
双海カナデ:悪意
フェリ・ベルクラム:頭マッドパロットか?
GM:こうなってほしいな~とおもいました
GM:また、星徒フェリは“レッドパンサー”の効果により
GM:侵蝕率が-500%されました。
GM:現在侵蝕率は166%です。
フェリ・ベルクラム:つよっ
GM:ダイスボーナス+4個 エフェクトレベル+2ですね。
星徒ラトナ:《絶対支配》はたったLV8になっちゃった
GM:NPCカードが使用可能です。
イザベル・クリニェ:たった…?

十掬キョウ:始末剣 【行動済】の中態星徒1体を排除する。シナリオ1回
イザベル・クリニェ:おぉっ!

ラトナ・ベルクラム:傾城シェーンフラウ 星徒ラトナの使用するエフェクト1つの効果を打ち消す。シナリオ1回
フェリ・ベルクラム:妹がかわいくて強い
五位堂マキエ:二人とも強いぞ!
“中態星徒フェリ”[8]
“中態星徒イザベル”[4]
星徒ラトナ[4]


5m


マキエ[20]カナデ[27]
フェリ[14]イザベル[4]
GM:配置はこう
五位堂マキエ:ウッス!
GM:みんな全てを理解しているね 戦闘していくぜ
イザベル・クリニェ:いくぜいくぜ
双海カナデ:ういっす!
フェリ・ベルクラム:やります
五位堂マキエ:やるぞ……!
GM:セットアップから参りましょう
イザベル・クリニェ:《増加生産》
星徒ラトナ:《絶望の領域》LV7
五位堂マキエ:《活性の霧》!自身の攻撃力増加!
星徒ラトナ:PCのラウンド間のダイスを-14個するね
イザベル・クリニェ:自分のソラリスエフェクト使用時の判定のダイス数+2
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1増加(97 → 98)
五位堂マキエ:侵食率+2。109。
星徒ラトナ:本当はあと8個減らせたのにな~
フェリ・ベルクラム:異常者!!
双海カナデ:なし
フェリ・ベルクラム:《女王の降臨》 からの《戦乙女の導き》
イザベル・クリニェ:ひ、酷すぎ
イザベル・クリニェ:打ち消さないとやってられないのでは…使います?
フェリ・ベルクラム:うーーん
フェリ・ベルクラム:使い所……なんだけど……シナリオ1回だし
フェリ・ベルクラム:ただ私だったらフェリに
フェリ・ベルクラム:持たせますね
イザベル・クリニェ:確かに……
フェリ・ベルクラム:機関の声を
五位堂マキエ:あ、ああ……!
イザベル・クリニェ:や、やりそう
GM:たとえ持っていたとして このラウンドに再使用はできないぜ
“中態星徒フェリ”:《女王の降臨》《戦乙女の導き》
“中態星徒イザベル”:《崩れる大地》。本来はこれで同値PCに先手を取らせるための追加エフェクトなのだが……
“中態星徒イザベル”:そこまで旨味がないか。本物イザベルの行動値を-4します。
フェリ・ベルクラム:あ、戦乙女の導きは自分に使います
“中態星徒フェリ”:私も自分に使うよ~
フェリ・ベルクラム:おんなじだね
フェリ・ベルクラム:侵蝕111+7-1
双海カナデ:ダイス14個減少…だったら、私は振れるダイス…ないですね…
フェリ・ベルクラム:やっぱり……消して貰うしかないか
イザベル・クリニェ:ぬわーっ!
双海カナデ:丁度補正込みで14なんですよ
フェリ・ベルクラム:やはり使うしかない! きてくれ、私の頭の中のラトナ!
フェリ・ベルクラム:任せてお姉ちゃん!
イザベル・クリニェ:ホントに見分け付かないなぁ!
フェリ・ベルクラム:絶望の領域の効果を打ち消すぜ!
フェリ・ベルクラム:えへへ これじゃどっちが喋ってるかわからないね
星徒ラトナ:やだ~!
星徒ラトナ:お姉ちゃん意地悪しないで……
フェリ・ベルクラム:ごめんねラトナ……あなたが嫌いでこんなことしてるんじゃないの
GM:イニシアチブ。
星徒ラトナ:《加速する刻》LV3を使用。手番を行います。
イザベル・クリニェ:ウワーッ
星徒ラトナ:マイナーなし。メジャーはミドルと同じコンボ。
星徒ラトナ:《コンセントレイト:オルクス》LV5《棘の戒め》LV5《塞がれた世界》LV7《アニマルテイマー》LV7《要の陣形》LV7(+未知なる陣形)
五位堂マキエ:オワーッ
星徒ラトナ:レベルはすっかり下がっちゃった
星徒ラトナ:PC4人を対象にします。命中で硬直。
星徒ラトナ:14dx7+6
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[2,3,4,4,5,5,5,7,8,8,9,9,9,9]+10[1,1,4,4,6,7,9]+4[1,4]+6 → 30

星徒ラトナ:ふつう
フェリ・ベルクラム:回避~っ
双海カナデ:動けなくなるでしょ~!!!!
イザベル・クリニェ:うーんうーん 《リフレックス:ソラリス》+《命の盾》
イザベル・クリニェ:支配1回切らせられれば御の字です
フェリ・ベルクラム:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 6[1,4,5,6]+1 → 7

イザベル・クリニェ:13dx7+9>=30
DoubleCross : (13DX7+9>=30) → 10[1,2,4,6,6,6,7,8,8,9,9,10,10]+10[3,5,6,7,8,9,10]+10[3,8,9,9]+10[3,9,10]+5[5,5]+9 → 54 → 成功

星徒ラトナ:《支配の領域》LV7《絶対支配》LV8
星徒ラトナ:最初の6,6,7,8,8,9,9,10,10を1に。
星徒ラトナ:達成値を15にします。
五位堂マキエ:回避にかける!
イザベル・クリニェ:ぐぎゃーっ!
イザベル・クリニェ:しかし使わせられればいい あと4回
双海カナデ:でもこれ
五位堂マキエ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[3,3,7,8]+1 → 9

双海カナデ:勝利とバディムあわせたらいけません?
双海カナデ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[5,6,6,10]+2[2]+1 → 13

イザベル・クリニェ:あ、あぁ~
フェリ・ベルクラム:いや、攻撃にとっておきたいですね
イザベル・クリニェ:まぁそですね…
フェリ・ベルクラム:相手にもイザベルさんがいるので
イザベル・クリニェ:こっちは当たってもそこまで痛くはない
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を2増加(98 → 100)
GM:カナデちゃんの回避が……そんなに固定値ないわけないでしょ
双海カナデ:あ
双海カナデ:そうだった!
双海カナデ:回避にも乗るんでした!!!
フェリ・ベルクラム:つよ……
イザベル・クリニェ:強いなベル…
双海カナデ:13+18で31ですね
イザベル・クリニェ:50点使うだけはある
イザベル・クリニェ:1勝ってる
五位堂マキエ:ヤバい。ヤバし
フェリ・ベルクラム:50点、重いんだよなあ
星徒ラトナ:超えられてるじゃん!
星徒ラトナ:じゃあ……
星徒ラトナ:《支配の領域》LV7《絶対支配》LV8
星徒ラトナ:全部1にします
イザベル・クリニェ:使わせられればヨシッ!あと3回!
双海カナデ:よ、よし2かいつかった!
五位堂マキエ:やったぜ!
星徒ラトナ:だけどダメージは受けてもらうよ!
五位堂マキエ:ぐえーっ
星徒ラトナ:4d10+5+21 諸々有効
DoubleCross : (4D10+5+21) → 19[4,4,4,7]+5+21 → 45

イザベル・クリニェ:死ぬーっ!合コンのロイス切って起きます!
フェリ・ベルクラム:死にます カナデさんのロイスを昇華して復活!
五位堂マキエ:死ぬわよ!ミチカ元委員長のロイスを昇華して復活!
双海カナデ:駄目です!ラトナちゃんのロイスを取得し復活!
双海カナデ:双海カナデのHPを22減少(22 → 0)
双海カナデ:双海カナデのHPを11増加(0 → 11)
GM:演出はあとでまとめてやります 次の手番!
GM:カナデちゃんの手番ですね。
双海カナデ:はーい!
双海カナデ:シングインザレインどうしようかな
双海カナデ:残2回だから思い切り使っちゃうか
フェリ・ベルクラム:使って使って!
双海カナデ:ではいきましょう!
イザベル・クリニェ:躊躇わず行きましょう
双海カナデ:■マイナー
双海カナデ:バッドステータスを解除
双海カナデ:■メジャー
双海カナデ:【雨粒の矢Lv6】【シングインザレインLv4】攻撃力28+10 侵蝕6-1 シーン選択攻撃
双海カナデ:狙いは敵全員
星徒ラトナ:わ~ん
双海カナデ:14dx+9+18
DoubleCross : (14DX10+27) → 10[1,2,2,2,3,4,5,5,5,7,7,8,9,10]+7[7]+27 → 44

イザベル・クリニェ:ステンバーイ…
星徒ラトナ:《支配の領域》LV7《絶対支配》LV8
星徒ラトナ:4,5,5,5,7,7,8,9,10を1に……しても……
イザベル・クリニェ:《妖精の手》!
双海カナデ:こていちが…あるから…
星徒ラトナ:達成値が……まだ30あるので……
イザベル・クリニェ:あ~
星徒ラトナ:これをします。
双海カナデ:す、スモールワールドか!?
イザベル・クリニェ:まだ何かあった 待ちます
星徒ラトナ:妖精樹の種の効果をご存知ですか?
星徒ラトナ:指定したオルクスエフェクトの使用回数を+1するものですね。
イザベル・クリニェ:…ま、まさか
GM:Q:《加速する刻》のように、使用回数制限が複数あるエフェクトに《帰還の声》を使用した場合、どうなりますか?
A:エフェクトが持つ、すべての使用回数制限が1回分ずつ回復します。

GM:これはFAQの記述です。
双海カナデ:つまり…どういうことだってばよ
フェリ・ベルクラム:星徒のくせに公式HP見てるんじゃねえ!
GM:支配の領域の使用回数制限は、シナリオLV回のほかに……
GM:1回の判定に1回まで、という回数制限もあります。
イザベル・クリニェ:ウワッ
GM:なので……
星徒ラトナ:《支配の領域》LV7《絶対支配》LV8をもう1回
イザベル・クリニェ:そんなのアリ!?ありなのか
イザベル・クリニェ:ひ、ひえええっ
星徒ラトナ:残りも全部1にしますね。
五位堂マキエ:?
イザベル・クリニェ:ひ、ひどいっ
双海カナデ:えーん。うそでしょ~!?
星徒ラトナ:全部1なら固定値あってもファンブル!
フェリ・ベルクラム:経験点50よこせ!
イザベル・クリニェ:で、でもまだタイミング的にはセーフだ!改めて《妖精の手》!
双海カナデ:!
星徒ラトナ:くっ……
イザベル・クリニェ:1にされたうち一つを出目10に!そこにバデムも加えちゃいます
双海カナデ:ありがたい!
イザベル・クリニェ:なので1dx+40かな…
双海カナデ:では…あらためて。振りなおします!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を4増加(100 → 104)
双海カナデ:1dx+40
DoubleCross : (1DX10+40) → 1[1]+40 → 0 (ファンブル)

イザベル・クリニェ:おおう
双海カナデ:41ですね
イザベル・クリニェ:ま、まぁセーフ
GM:これはファンブルにはならないからね
五位堂マキエ:フーッ
GM:41か……
星徒ラトナ:オルクスのユニークアイテム「ディスティニーストーン」を使用。
双海カナデ:なんかふえた!!!
星徒ラトナ:シナリオ1回、判定後に達成値を+20か-20。当然-20します。
イザベル・クリニェ:ヒエエエ
双海カナデ:い、いや。それでも21…!
五位堂マキエ:ヒーッ!じゃあせめて《勝利の女神》だ!このタイミングで使えますか!
GM:これで21。追加はありますか?
GM:ある……
GM:当然使えます!
五位堂マキエ:やったぜ!4lvで+12!33になるはず!
双海カナデ:ありがと~!!!
GM:くっ……どうしてこんなに後乗せがいっぱいあるんだ
五位堂マキエ:不思議だぜ……なぜこんなに……
五位堂マキエ:こっちの侵食率は4-1で+3。
GM:リアクションします
“中態星徒イザベル”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
“中態星徒イザベル”:10DX7+6>=33
DoubleCross : (10DX7+6>=33) → 10[4,5,5,6,8,8,8,9,9,10]+10[1,3,5,5,7,7]+2[2,2]+6 → 28 → 失敗

“中態星徒イザベル”:《妖精の手》
“中態星徒イザベル”:1DX7+36>=33
DoubleCross : (1DX7+36>=33) → 10[9]+3[3]+36 → 49 → 成功

双海カナデ:妖精の手を1個剥がせたぞ!
イザベル・クリニェ:くっ…!さすがは私…!
星徒ラトナ:《幸運の守護》LV3《アニマルテイマー》LV7でドッジ
五位堂マキエ:ベルちゃんは当たれば死ぬから、実質HPを削ってるのに等しいぜ!
星徒ラトナ:14dx+6>=33
DoubleCross : (14DX10+6>=33) → 10[1,2,2,5,5,5,6,6,7,8,8,8,10,10]+8[5,8]+6 → 24 → 失敗

イザベル・クリニェ:コワ~
星徒ラトナ:む いい数字じゃない?
星徒ラトナ:ちょうだい
“中態星徒イザベル”:《妖精の手》
五位堂マキエ:エッ?そうかな?24、むしろラッキーナンバーじゃない?変えない方が……!
五位堂マキエ:ウワーッ!
星徒ラトナ:1dx+26>=33
DoubleCross : (1DX10+26>=33) → 1[1]+26 → 0 (ファンブル) → 失敗

星徒ラトナ:くっ……
星徒ラトナ:ドッジに失敗しちゃった~
五位堂マキエ:やっぱりラッキーナンバーなんだよ!
“中態星徒イザベル”:《運命の切り替え》《反転する運命》
イザベル・クリニェ:あぶね~~っ
フェリ・ベルクラム:無駄な抵抗はやめなさーい
イザベル・クリニェ:あっコイツ!!!
“中態星徒イザベル”:代理ドッジを行います。
イザベル・クリニェ:クソ こんなビルド組んだのは誰だ
“中態星徒イザベル”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
双海カナデ:ハァ?
GM:恨むならデータ組んだやつを恨むことですね
フェリ・ベルクラム:的確な分断策だよお……
“中態星徒イザベル”:10DX7+6>=33
DoubleCross : (10DX7+6>=33) → 10[2,2,3,4,4,5,5,5,8,9]+1[1,1]+6 → 17 → 失敗

“中態星徒イザベル”:???
イザベル・クリニェ:ヤッターッ
双海カナデ:神がわからせろと言っている
イザベル・クリニェ:不幸が伝染りましたねぇっ!
フェリ・ベルクラム:リフレックスでそうそう回らないんだよ!
GM:うーん……
GM:つかおう まだいっぱいあるし
“中態星徒イザベル”:《妖精の手》
イザベル・クリニェ:コイツ…
“中態星徒イザベル”:1DX7+26>=33
DoubleCross : (1DX7+26>=33) → 10[7]+4[4]+26 → 40 → 成功

イザベル・クリニェ:ああああ!
“中態星徒イザベル”:やった~
“中態星徒イザベル”:私強いデータだな~
双海カナデ:ぎゃ、逆に考えるんだ。1手番でこんなにリソースを剝がせたんだって
“中態星徒イザベル”:星徒ラトナはドッジ成功。《反転する運命》の効果により
“中態星徒イザベル”:カナデちゃん自身にもこの攻撃が命中します。
双海カナデ:ぐさぐさぐさぐさ
“中態星徒フェリ”:5dx+1>=33 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=33) → 10[3,6,6,9,10]+10[10]+5[5]+1 → 26 → 失敗

“中態星徒フェリ”:えっわたしがんばってる
イザベル・クリニェ:カナデさーんっ!
イザベル・クリニェ:えっこわ
五位堂マキエ:ヒェッ……
“中態星徒イザベル”:最後の《妖精の手》あげちゃお
イザベル・クリニェ:あっ最後
イザベル・クリニェ:次からは行けそう
“中態星徒フェリ”:1dx+31>=33
DoubleCross : (1DX10+31>=33) → 3[3]+31 → 34 → 成功

双海カナデ:よっしゃー!!!これで落とせる算段が湧いたぞー!!!!
GM:全員回避!カナデちゃんだけに当たるので ダメージ算出お願いします
フェリ・ベルクラム:???
五位堂マキエ:カナデちゃんだけに???
イザベル・クリニェ:カウンターだけ帰って来てる…
双海カナデ:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 26[1,9,7,9]+32 → 58

GM:いいダメージだな~
双海カナデ:グワー!!!
双海カナデ:それなら、合同カタコンベ保全委員会のロイスを切ります!
双海カナデ:でも、これでいっぱい剥がせたぞ!!!
“中態星徒イザベル”:あんなに妖精あったのに……
双海カナデ:皆…俺の屍を越えてブッ倒してくれ
“中態星徒イザベル”:1手番で全部使っちゃった
五位堂マキエ:立派な仕事をしたよ!
イザベル・クリニェ:ホントですよぉっ
GM:では次!マキエちゃんの手番。
五位堂マキエ:は!ではあたしもガンガン行こうぜ!します!
五位堂マキエ:マイナーアクションでストライクモービル搭乗!一旦降りてまた乗り込んで……!
五位堂マキエ:メジャーアクションで《コンセントレイト》《無形の影》《影絵の兵士》《ポイズンフォッグ》!
五位堂マキエ:ラトナちゃんたちのエンゲージを一網打尽に狙います!
GM:判定どうぞ!
五位堂マキエ:16dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[1,2,2,2,2,2,2,4,5,5,6,7,7,8,9,10]+10[1,2,7,7,7]+10[6,8,9]+10[6,9]+10[10]+10[8]+4[4]+4 → 68

五位堂マキエ:高いぞ!
星徒ラトナ:わ~こわい
星徒ラトナ:《支配の領域》LV7《絶対支配》LV8
星徒ラトナ:[4,5,5,6,7,7,8,9,10]を1に。達成値6にしますね。
星徒ラトナ:使い切っちゃった……
イザベル・クリニェ:クソぁーっ!《妖精の手》!
五位堂マキエ:グゲーッ!
イザベル・クリニェ:そこから一つを10にする!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を4増加(104 → 108)
五位堂マキエ:ベルちゃん!!
イザベル・クリニェ:14スタートでどうぞ!
五位堂マキエ:うおお!
五位堂マキエ:1dx7+14
DoubleCross : (1DX7+14) → 3[3]+14 → 17

GM:ふ この程度なら……
双海カナデ:俺もいくぜ
双海カナデ:バディムーブ!
五位堂マキエ:これで20!
フェリ・ベルクラム:ラスト支配なら、使い所はここか
フェリ・ベルクラム:《夢の雫》! レベルは8で +16!
フェリ・ベルクラム:侵蝕117+2
GM:達成値操作持ち過ぎじゃないですか?
五位堂マキエ:フェリちゃん!!ありがたや……
GM:決まったことを捻じ曲げようとばかりなさるのね
五位堂マキエ:運命に抗う絆の力だよ!
フェリ・ベルクラム:はしたない角が出てらっしゃるわよ
イザベル・クリニェ:うおお雫!
GM:36か……
星徒ラトナ:《幸運の守護》LV3《アニマルテイマー》LV7
星徒ラトナ:14dx+6>=36
DoubleCross : (14DX10+6>=36) → 10[1,1,1,3,3,3,3,3,4,6,6,6,10,10]+10[3,10]+3[3]+6 → 29 → 失敗

五位堂マキエ:あぶねえーっ!
星徒ラトナ:エーンエーン
双海カナデ:セーフ!!!!
星徒ラトナ:お姉ちゃん……かわいい妹を助けてくれる?
“中態星徒フェリ”:《夢の雫》。達成値を+16。
イザベル・クリニェ:リフレックスなしで2回転してくるの怖すぎ
イザベル・クリニェ:あっコイツ!!
フェリ・ベルクラム:ですよねえー!
五位堂マキエ:おねいちゃん!!
双海カナデ:ここで…どうします?
双海カナデ:いきます?勝利の女神
フェリ・ベルクラム:ふうん。ラトナはそのお姉ちゃんがいればいいんだもんね
イザベル・クリニェ:や、厄介すぎる…
GM:あっそれはできないよ!
フェリ・ベルクラム:リアクション判定に移行してしまったからね……
星徒ラトナ:こっこれはちがくて……
双海カナデ:あ、そうか…
五位堂マキエ:判定直後じゃないと盛れないですからね……!
“中態星徒フェリ”:5DX+1>=36 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=36) → 10[3,4,7,8,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗

“中態星徒フェリ”:がんばったけどむり
“中態星徒イザベル”:《運命の切り替え》
“中態星徒イザベル”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
イザベル・クリニェ:クソァーッ!
“中態星徒イザベル”:10DX7+6>=36
DoubleCross : (10DX7+6>=36) → 10[1,2,5,5,5,7,7,8,8,10]+10[3,3,7,9,10]+10[4,6,7]+3[3]+6 → 39 → 成功

“中態星徒フェリ”:わ~い
イザベル・クリニェ:こ、コイツ…
五位堂マキエ:ギィーッ!
“中態星徒イザベル”:本体もドッジします。《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
“中態星徒イザベル”:10DX7+6>=36
DoubleCross : (10DX7+6>=36) → 10[1,2,3,3,7,7,8,8,10,10]+10[1,3,5,6,8,9]+6[2,6]+6 → 32 → 失敗

イザベル・クリニェ:おっぶぇ!
“中態星徒イザベル”:くっ……!
フェリ・ベルクラム:いける! 星徒イザベルだけ轢殺!
“中態星徒イザベル”:もう妖精もない 雫もない たすからない……
イザベル・クリニェ:そのまま死になさい私!
双海カナデ:いきなさーい!!!
GM:ダメージどうぞ!
五位堂マキエ:行くぞォ!
イザベル・クリニェ:私のHPはクソザコ 確実に仕留められるはず…!
五位堂マキエ:4d10+28+10
DoubleCross : (4D10+28+10) → 16[4,2,6,4]+28+10 → 54

五位堂マキエ:装甲有効!
“中態星徒イザベル”:まだこいつは無傷だったので……
“中態星徒イザベル”:HPは4もある 装甲もない
“中態星徒イザベル”:HP0。戦闘不能。
五位堂マキエ:12人分のベルちゃんが余計に死ぬ交通事故だ
“中態星徒フェリ”:《アクアウィターエ》で復活させます。
イザベル・クリニェ:ゲェッ
双海カナデ:ア゛
五位堂マキエ:奇跡の生還!!
イザベル・クリニェ:厄介すぎる~~~~
“中態星徒イザベル”:あぶなかった……これからもいっぱい代理ドッジしてあげるね
フェリ・ベルクラム:この場合も最大HP4なの?
“中態星徒イザベル”:4です!上限超えないので
フェリ・ベルクラム:かわいそう
GM:続いてフェリちゃん(本物)の手番!
五位堂マキエ:達成値は10-1で9増加。以上!タッチ!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を5増加(109 → 114)
双海カナデ:すみません、さっきエフェクト分の侵蝕上げ忘れてたので上げました…!
GM:はーい
フェリ・ベルクラム:わたしは本物だ 誰がなんと言おうとフェリなんだ
フェリ・ベルクラム:では私の手番! まず……
フェリ・ベルクラム:記憶の欠落 のロイスを切って不利な効果を解除。硬直をキャンセルします
GM:覚悟がある……!
フェリ・ベルクラム:覚悟のさらしもあるのに……
フェリ・ベルクラム:そしてマイナーアクションで戦闘移動し、敵エンゲージに接敵。メジャー
フェリ・ベルクラム:《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》《ポイズンフォッグ》で範囲攻撃。
フェリ・ベルクラム:そのままだと侵蝕は119→124 になるが
フェリ・ベルクラム:神聖二重冠の効果を発動。侵蝕を130にし、達成値を+18する。
フェリ・ベルクラム:三人に攻撃します
GM:ひええ……どうぞ!
フェリ・ベルクラム:能力値3+シナリオ効果3で侵蝕3で、自前戦乙女で6だから
フェリ・ベルクラム:15dx7+11+18
DoubleCross : (15DX7+29) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,5,5,5,7,9,9,10]+10[2,4,5,9]+5[5]+29 → 54

イザベル・クリニェ:(挙手しようとそわそわしている)
フェリ・ベルクラム:ください……!
双海カナデ:勝利の女神待機
イザベル・クリニェ:いや使い切ってるのか!そうだった
フェリ・ベルクラム:うーん……とりあえず妖精をください!
フェリ・ベルクラム:あっもうない?!
イザベル・クリニェ:はーい《妖精の手》!
イザベル・クリニェ:いやこっちは残ってます 相手の支配の話でした
イザベル・クリニェ:手はこれで@1本です
フェリ・ベルクラム:ありがとうございます! えっと30で29だから
星徒ラトナ:絶対支配はもう使えないけど……
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を3増加(108 → 111)
フェリ・ベルクラム:1dx7+59
DoubleCross : (1DX7+59) → 3[3]+59 → 62

“中態星徒フェリ”:《帰還の声》を使用。星徒ラトナの《支配の領域》の使用回数を回復。
五位堂マキエ:おねいちゃん!!
星徒ラトナ:《支配の領域》LV7《絶対支配》LV8
フェリ・ベルクラム:もういるじゃないの。よくできた姉が……
イザベル・クリニェ:あっこいつ
星徒ラトナ:[3,4,5,5,5,7,9,9,10]を1に。これで32。
フェリ・ベルクラム:女神とバディをお願いします!!!
双海カナデ:【勝利の女神Lv4】達成値+12 侵蝕4-1
五位堂マキエ:バデム!+3!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を3増加(114 → 117)
フェリ・ベルクラム:達成値47……!
星徒ラトナ:絶対支配したあととは思えない
“中態星徒イザベル”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
“中態星徒イザベル”:10DX7+6>=47
DoubleCross : (10DX7+6>=47) → 10[1,1,2,2,4,6,7,9,10,10]+10[1,1,4,9]+2[2]+6 → 28 → 失敗

“中態星徒イザベル”:くっ……
星徒ラトナ:《幸運の守護》LV3《アニマルテイマー》LV7
星徒ラトナ:14dx+6>=47
DoubleCross : (14DX10+6>=47) → 9[2,3,3,3,3,3,4,5,7,8,8,8,9,9]+6 → 15 → 失敗

“中態星徒イザベル”:《運命の切り替え》
“中態星徒イザベル”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
“中態星徒イザベル”:10DX7+6>=47
DoubleCross : (10DX7+6>=47) → 10[1,1,4,5,5,7,7,8,9,9]+10[2,3,5,8,9]+10[6,8]+2[2]+6 → 38 → 失敗

“中態星徒イザベル”:ううっ……!
“中態星徒フェリ”:5dx+1>=47
DoubleCross : (5DX10+1>=47) → 10[5,6,7,7,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗

“中態星徒イザベル”:最後の《運命の切り替え》!
“中態星徒イザベル”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
“中態星徒イザベル”:10DX7+6>=47
DoubleCross : (10DX7+6>=47) → 10[2,3,3,3,4,5,5,6,7,8]+6[5,6]+6 → 22 → 失敗

“中態星徒イザベル”:ここに来て全然ダメだ……!
GM:全員命中です ダメージを!
イザベル・クリニェ:全員当たったかな では
イザベル・クリニェ:《力の法則》!
イザベル・クリニェ:ダメージに+5d10します!
フェリ・ベルクラム:わたしの顔をして、そうそうダイスが回ると思うなよ……!
星徒ラトナ:ヤダ~!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を3増加(111 → 114)
フェリ・ベルクラム:いきます!
フェリ・ベルクラム:10+10+1d10+5d10+5d10
DoubleCross : (10+10+1D10+5D10+5D10) → 10+10+9[9]+34[5,8,9,9,3]+48[9,10,10,9,10] → 111

GM:はわわわわ
イザベル・クリニェ:うぉーっ出目がでかい!
フェリ・ベルクラム:ヤバ
双海カナデ:ヒュー!!!!
GM:出目狂ってるッピ!
イザベル・クリニェ:9と10ばっかりだ
フェリ・ベルクラム:どけ! 私はお姉ちゃんだぞ!!!
星徒ラトナ:大ダメージをまるっと受けます……!きつすぎ
五位堂マキエ:ベルちゃんがオーバーキルでほぼ27人分死んでる!
双海カナデ:これが…PC1アタックだ!
“中態星徒フェリ”:HP24 倒れます。
“中態星徒イザベル”:HP4 倒れますが……
“中態星徒イザベル”:《奇跡の雫》で“中態星徒フェリ”をHP10で復活させます。
イザベル・クリニェ:あっこいつ しかしそっちは倒れるか…?
“中態星徒イザベル”:こいつ自体は倒れます。復活なし。
フェリ・ベルクラム:よ、良かった……
イザベル・クリニェ:ふぅ…
五位堂マキエ:強敵だった……やっと倒れた……
フェリ・ベルクラム:恐るべき構築だった
イザベル・クリニェ:安らかにねむれ
双海カナデ:おやすみ…
フェリ・ベルクラム:あ、そうだ
フェリ・ベルクラム:命中した二人の装甲値-10です
GM:フ……そんなものないぜ
五位堂マキエ:潔い
イザベル・クリニェ:つまり丸裸ってコト!?!?
フェリ・ベルクラム:ベルクラムのノースリーブは防御力が低い
星徒ラトナ:お腹丸出しの人に言われたくない
フェリ・ベルクラム:まるだしじゃないもん! 合コンの制服で多めに隠してます~
“中態星徒フェリ”[8]
星徒ラトナ[4]
フェリ[14]

5m

マキエ[20]カナデ[27]
イザベル[0]
GM:“中態星徒フェリ”の手番。
“中態星徒フェリ”:本当は4人に範囲攻撃したかったんだけど……
“中態星徒フェリ”:《ポイズンフォッグ》だからどこ狙っても単体しかねらえない
“中態星徒フェリ”:choice[フェリ,カナデ,マキエ,イザベル]
DoubleCross : (choice[フェリ,カナデ,マキエ,イザベル]) → フェリ

“中態星徒フェリ”:わたしを狙います
“中態星徒フェリ”:《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》
“中態星徒フェリ”:12DX7+11
DoubleCross : (12DX7+11) → 10[1,1,3,4,4,4,5,5,7,7,8,10]+5[2,2,4,5]+11 → 26

フェリ・ベルクラム:はっはっは
フェリ・ベルクラム:私のPCでダイスなんて振るからそうなる
GM:呪われてる……
フェリ・ベルクラム:身さらせ! 回避!
フェリ・ベルクラム:4dx;1
フェリ・ベルクラム:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 9[3,4,5,9]+1 → 10

フェリ・ベルクラム:まあ当たるんですけど……
GM:でも……自分にも返るんだよな それは
イザベル・クリニェ:よし こっちもやっていきますかぁ 《運命の切り替え》
イザベル・クリニェ:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》
GM:なんだって……!なんてずるいエフェクト!
五位堂マキエ:本家!元祖!
イザベル・クリニェ:16dx7+9>=26 オリジナルの力を見ろ
DoubleCross : (16DX7+9>=26) → 10[1,1,2,4,4,5,6,6,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[2,3,3,3,4,7,9]+5[2,5]+9 → 34 → 成功

“中態星徒フェリ”:くっ……
イザベル・クリニェ:わっはっは
フェリ・ベルクラム:イザベル 好き
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を5増加(114 → 119)
“中態星徒フェリ”:失敗です 手番終わり
双海カナデ:えらいぞ~!
イザベル・クリニェ:えへへ…///
星徒ラトナ:お姉ちゃんをいじめないで!わたしが仇取っちゃうんだから
星徒ラトナ:《コンセントレイト:オルクス》LV5《棘の戒め》LV5《塞がれた世界》LV7《アニマルテイマー》LV7《要の陣形》LV7(+未知なる陣形)
星徒ラトナ:4人を攻撃!
星徒ラトナ:14dx7+6
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,2,2,2,3,3,5,6,6,6,7,7,9,10]+10[1,2,3,10]+3[3]+6 → 29

イザベル・クリニェ:行くぜ本気
星徒ラトナ:うーん 使い所ここくらいかな。使っておこう。
“中態星徒フェリ”:《宵闇の魔花》。HPを5点失わせる代わりに達成値を+6。
星徒ラトナ:35になったよ~
双海カナデ:4dx+19
DoubleCross : (4DX10+19) → 10[3,4,4,10]+10[10]+1[1]+19 → 40

GM:?????
双海カナデ:マ
フェリ・ベルクラム:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 7[4,6,7,7]+1 → 8

GM:やばすぎる!
フェリ・ベルクラム:カナデさん強すぎ
五位堂マキエ:すげえ~
イザベル・クリニェ:草
イザベル・クリニェ:えーっとー
双海カナデ:50点使っただけの無法…って感じがする…
イザベル・クリニェ:まず自分の攻撃にはリフレックス+命の盾
イザベル・クリニェ:16dx7+9>=35
DoubleCross : (16DX7+9>=35) → 10[2,3,4,4,4,5,6,6,6,7,8,8,8,8,9,10]+10[2,2,4,8,8,9,10]+10[2,8,9,10]+10[1,3,10]+6[6]+9 → 55 → 成功

イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を2増加(119 → 121)
GM:ずる!
五位堂マキエ:スッと避けてる
イザベル・クリニェ:よし んでフェリさん対象に《運命の切り替え》《反転する運命》
イザベル・クリニェ:ここからが本番だ
イザベル・クリニェ:リフレックス+命の盾で代理ドッジ
イザベル・クリニェ:16dx7+9>=35
DoubleCross : (16DX7+9>=35) → 10[1,2,2,4,5,5,6,6,6,7,7,7,8,8,10,10]+10[1,2,2,2,7,9,10]+10[7,8,10]+10[4,4,9]+10[10]+2[2]+9 → 61 → 成功

イザベル・クリニェ:よし!
イザベル・クリニェ:オラッ回避させつつカウンター返してやるっ
双海カナデ:えらすぎる~
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を9増加(121 → 130)
フェリ・ベルクラム:あとはマキエさんが回避すれば……
星徒ラトナ:ヤダ~
五位堂マキエ:あたしはクリスタルシールドを持っているので、ガード!
星徒ラトナ:くっ……気づかれたか
星徒ラトナ:固定値がそこまで伸びないことに……
星徒ラトナ:わたしとマキエちゃんにダメージ
星徒ラトナ:4d10+5+21 諸々有効
DoubleCross : (4D10+5+21) → 21[9,3,8,1]+5+21 → 47

星徒ラトナ:いたいよ~
イザベル・クリニェ:おらっ全部受けろ!
フェリ・ベルクラム:もう攻撃の対象がぜんぜんわかんない
イザベル・クリニェ:お姉さん見てるー?これから妹さんにカウンター返しちゃいまーすw
五位堂マキエ:クリスタルシールドガード値12+ストライクモービル装甲値13+ボディーアーマー装甲値8で、33点軽減
五位堂マキエ:ギィ~でも14ダメージで死ぬ!寮長の綾さんのロイスを切って復活!
星徒ラトナ:ハア ハア なんとかギリギリ1人倒した……
GM:ではラスト イザベルちゃんの手番!
イザベル・クリニェ:よーし
イザベル・クリニェ:マイナーでBS解除
イザベル・クリニェ:メジャーでエクスプロージョン+ツインバーストで範囲射撃攻撃ー!
イザベル・クリニェ:妹ちゃんと中退フェリさんを殴ります
GM:くっ……判定どうぞ
イザベル・クリニェ:8dx リアクションはさせねえ
DoubleCross : (8DX10) → 8[1,2,3,5,5,6,7,8] → 8

イザベル・クリニェ:なのでこんな出目でも平気なのだ
星徒ラトナ:こんなゴミのような達成値に……
星徒ラトナ:何も抵抗できない ガード値もないし……
“中態星徒フェリ”:同じく何もありません
フェリ・ベルクラム:ではダメージの前の
フェリ・ベルクラム:《力の霊水》LV4。
GM:ダメージ増強が多すぎる
フェリ・ベルクラム:ダメージを4d10してね イザベル 手をよく洗うのよ
イザベル・クリニェ:ムホホーッ ありがとうございます 石鹸も使いますねぇ…
星徒ラトナ:わたしじゃない子に世話やかないで!
フェリ・ベルクラム:寒いから装甲くらい羽織りなさいっていつも言ってたのに……
イザベル・クリニェ:私お姉さんとお付き合いさせてもらってるんです…(彼女は狂っていた)
イザベル・クリニェ:ではダメージ いきます
イザベル・クリニェ:20+10+1d10+4d10
DoubleCross : (20+10+1D10+4D10) → 20+10+9[9]+24[2,10,3,9] → 63

イザベル・クリニェ:どうだ!
“中態星徒フェリ”:倒れます!もう復活もなし。
星徒ラトナ:こっちも……
星徒ラトナ:耐えきれません。HP0になり……
星徒ラトナ:《蘇生復活》します。
イザベル・クリニェ:出たわね
双海カナデ:よーし!
フェリ・ベルクラム:オルクスには蘇生エフェクトがない!!
星徒ラトナ:くっ……でもラウンド終了まで持ちこたえたもんね
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を5増加(130 → 135)
GM:「さらなる絶望」*2。同エンゲージに“中態星徒フェリ”“中態星徒カナデ”を登場させます。
フェリ・ベルクラム:ヤメローーーッ
フェリ・ベルクラム:マキエでは?
“中態星徒マキエ”[14]
“中態星徒カナデ”[21]
星徒ラトナ[4]
フェリ[14]

5m


マキエ[19]カナデ[27]
イザベル[4]
GM:まちがえた
GM:マキエです
フェリ・ベルクラム:よかった
五位堂マキエ:アナザーあたし!
フェリ・ベルクラム:死んでしまう 死んでしまう
イザベル・クリニェ:出てきたわね…
GM:2ラウンド目
GM:セットアップ。
双海カナデ:なし
イザベル・クリニェ:《増加生産》
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を1増加(135 → 136)
“中態星徒マキエ”:《原初の黄:活性の霧》
星徒ラトナ:なし
“中態星徒カナデ”:なし
五位堂マキエ:《原初の黄:活性の霧》!侵食値+3-1、攻撃力+18!以上です
フェリ・ベルクラム:《女王の降臨》し、《戦乙女の導き》を……うーん
GM:至近だから選択肢なくない?
フェリ・ベルクラム:あっホントじゃん
フェリ・ベルクラム:えっこれ至近なの!? 嘘でしょ 雑魚じゃん 自分に使います……
フェリ・ベルクラム:侵蝕136 あと力の霊水分忘れてた+3 139
GM:ソラリスあるある エフェクト射程至近がち
フェリ・ベルクラム:まあ薬品投げるからとはいえ……
GM:ではイニシアチブですが……
星徒ラトナ:《加速する刻》LV3します。これで打ち止め!
イザベル・クリニェ:うげっ
フェリ・ベルクラム:加速は毎ラウンド使える
双海カナデ:ゲェー
五位堂マキエ:ぐえーっ
星徒ラトナ:《コンセントレイト:オルクス》LV5《棘の戒め》LV5《塞がれた世界》LV7《アニマルテイマー》LV7《要の陣形》LV7(+未知なる陣形)
星徒ラトナ:PC4人を攻撃 命中で硬直。
星徒ラトナ:14dx7+6
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,1,2,3,3,3,4,5,5,5,6,9,10,10]+6[3,4,6]+6 → 22

星徒ラトナ:?????
星徒ラトナ:かくなる上は……
星徒ラトナ:誰かたすけて~
“中態星徒カナデ”:《妖精の手》
星徒ラトナ:わーい
双海カナデ:持ってるよなぁ~!
フェリ・ベルクラム:追加エフェクトなら2回か……!
イザベル・クリニェ:うへ~~
星徒ラトナ:1dx7+26
DoubleCross : (1DX7+26) → 10[7]+5[5]+26 → 41

星徒ラトナ:まわった やったね
イザベル・クリニェ:しかしそれでこそ燃えるというものですわ
双海カナデ:回避ーッ!
GM:リアクションどうぞ~
双海カナデ:4dx+19
DoubleCross : (4DX10+19) → 8[1,6,6,8]+19 → 27

イザベル・クリニェ:行くぜ回避 リフレックス命の盾
イザベル・クリニェ:17dx7+9>=41
DoubleCross : (17DX7+9>=41) → 10[1,1,1,2,3,3,5,6,7,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,4,5,5,6,6,6,8,8]+4[2,4]+9 → 33 → 失敗

イザベル・クリニェ:ウアーッ!
フェリ・ベルクラム:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[4,10,10,10]+7[1,1,7]+1 → 18

イザベル・クリニェ:仕方ない ここは捨てよう
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を2増加(136 → 138)
フェリ・ベルクラム:お姉ちゃんちょっと頑張ったのに
イザベル・クリニェ:だがなァ~~~!
イザベル・クリニェ:本命がまだあるんだよォーッ 《帰還の声》!反転する運命の回数を回復!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を5増加(138 → 143)
フェリ・ベルクラム:侵蝕は大丈夫!?
イザベル・クリニェ:た、たぶんいけます……そして《運命の切り替え》《反転する運命》《リフレックス:ソラリス》《命の盾》!
イザベル・クリニェ:ロイスは結構余り気味なので たぶんきっと
イザベル・クリニェ:フェリさんの代理ドッジでー
イザベル・クリニェ:17dx7+9>=41
DoubleCross : (17DX7+9>=41) → 10[1,1,1,1,2,2,4,4,5,5,6,7,8,9,10,10,10]+10[1,3,6,7,7,8]+2[1,1,2]+9 → 31 → 失敗

フェリ・ベルクラム:うう、ごめんなさい駄目なお姉ちゃんで……
イザベル・クリニェ:くっ 女神ください!それで仕留められそう!
双海カナデ:じゃあこちらがプレゼント!
イザベル・クリニェ:やった~~~~
双海カナデ:【勝利の女神Lv4】達成値+12 侵蝕4-1
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を3増加(117 → 120)
イザベル・クリニェ:43で成功!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を9増加(143 → 152)
五位堂マキエ:ありがとうナデちゃん!《勝利の女神》とまで打ったタイプを引っ込めて、お願いします!
イザベル・クリニェ:そしてカウンターも返すぜ これで倒せるはず
星徒ラトナ:くっ、それを凌ぐすべはわたしにはないけど……
“中態星徒マキエ”:《カバーディフェンス》
フェリ・ベルクラム:うわっほんとだ
五位堂マキエ:そう~あたしなら持ってるよな《カバーディフェンス》!
イザベル・クリニェ:そ、それアリなんです!?
フェリ・ベルクラム:判定する運命、「命中したことにする」なんだ……!
双海カナデ:い、一般エフェクト…!
GM:攻撃が命中した状態だからね
イザベル・クリニェ:クソ~~~いい感じに仕留められると思ったのに
フェリ・ベルクラム:「ダメージを返す」じゃない!
GM:カバーリングの通常のタイミングはここ
五位堂マキエ:なので、ベルちゃんが被弾してる分はあたしが受けます。侵食150に達してるからね!
イザベル・クリニェ:ありがた~~
五位堂マキエ:《カバーディフェンス》!
イザベル・クリニェ:皆のやさしさに生かされている…
フェリ・ベルクラム:イザベルさんが皆を活かしてるんだよなあ
星徒ラトナ:ダメージいきます!
星徒ラトナ:5d10+5+21 諸々有効
DoubleCross : (5D10+5+21) → 37[10,3,10,9,5]+5+21 → 63

イザベル・クリニェ:なかなかいいダメージがマキエさんに返った
“中態星徒マキエ”:倒れます!《原初の虚:燃える魂》でHP20点で復活。
イザベル・クリニェ:うぉぉこっちも蘇生系…!
五位堂マキエ:死にます!ベルちゃんへのロイスを切って復活!ウワッ、アナザーあたしも魂燃やしてる!
フェリ・ベルクラム:ゲェーーッ
双海カナデ:飛びます!ロイスは、フェリちゃんへの思いを燃やし復活!
フェリ・ベルクラム:イザベルに守られています……!
イザベル・クリニェ:全力で守ってる
GM:では次!カナデちゃん(本物)の手番!
五位堂マキエ:こちら侵食率は2-1で1点増加。ありがたや忍び部のリラックス術……
双海カナデ:といってもやることは一つしかないのだ…!
双海カナデ:◆マイナー
双海カナデ:放棄
双海カナデ:◆メジャー
双海カナデ:【雨粒の矢Lv6】【シングインザレインLv4】攻撃力28+10 侵蝕6-1 シーン選択攻撃
双海カナデ:あとは…
双海カナデ:神聖二重冠効果!
双海カナデ:・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
双海カナデ:10上げて130から+5で追加!
双海カナデ:達成値は+30!
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を10増加(120 → 130)
GM:デカすぎ
双海カナデ:15dx+30+27
DoubleCross : (15DX10+57) → 10[1,1,2,2,3,4,4,5,6,6,6,7,8,8,10]+7[7]+57 → 74

GM:ヒエ……
イザベル・クリニェ:コワ~~
星徒ラトナ:《幸運の守護》LV3《アニマルテイマー》LV7
星徒ラトナ:14dx+6>=74
DoubleCross : (14DX10+6>=74) → 10[1,2,2,5,6,6,6,6,7,7,8,8,10,10]+4[3,4]+6 → 20 → 失敗

星徒ラトナ:無理だって~~~
“中態星徒カナデ”:《幸運の守護》でRCドッジ
“中態星徒カナデ”:11DX+27>=74
DoubleCross : (11DX10+27>=74) → 10[1,2,4,5,7,7,8,8,8,8,10]+1[1]+27 → 38 → 失敗

“中態星徒カナデ”:くっ……
五位堂マキエ:達成値がモリモリ27点あるからこれでも高い……
“中態星徒マキエ”:《原初の緑:竜鱗》《カバーディフェンス》でラトナをカバー。
GM:ダメージをどうぞ。
双海カナデ:8d10+38
DoubleCross : (8D10+38) → 37[2,2,1,5,7,6,4,10]+38 → 75

双海カナデ:もろもろ有効
双海カナデ:双海カナデの侵蝕率を5増加(130 → 135)
“中態星徒マキエ”:龍鱗で20点軽減しても55の倍の110点食らってしまう
“中態星徒マキエ”:倒れます。復活はなし。
双海カナデ:よし!
“中態星徒カナデ”:《刹那の勝機》。ダメージを0に。
双海カナデ:あぁぁぁ最後の一個がああああああ
五位堂マキエ:なっ
フェリ・ベルクラム:終わった……
イザベル・クリニェ:こ、コイツ…!
イザベル・クリニェ:流石にカバーは切れてるのか…?どうなんだろう
GM:切れてるっていうか……
GM:死にました
双海カナデ:中退マキエちゃんは倒せたので
フェリ・ベルクラム:今度こそ退学した
イザベル・クリニェ:よかった
“中態星徒カナデ”[21]
星徒ラトナ[4]
フェリ[14]

5m


マキエ[19]カナデ[27]
イザベル[4]
フェリ・ベルクラム:だが……カナデが動いてしまう……
“中態星徒カナデ”:動きます
五位堂マキエ:クソーッ!
“中態星徒カナデ”:《雨粒の矢》《シングインザレイン》。PC全員を攻撃。
イザベル・クリニェ:クソァ!
双海カナデ:まわるな
“中態星徒カナデ”:11DX+27
DoubleCross : (11DX10+27) → 10[2,4,5,5,6,6,7,7,8,9,10]+8[8]+27 → 45

“中態星徒カナデ”:えへへ
双海カナデ:ここで真似をするな
イザベル・クリニェ:高い~~~~
フェリ・ベルクラム:そんな達成値お兄さんに見せられるんですか!
“中態星徒カナデ”:たしかに……こんなに低い数字お兄様に見せられない
イザベル・クリニェ:マキエさんまたカバーしてもらっていいです……?
“中態星徒カナデ”:100億にしないと……
イザベル・クリニェ:ぶっ飛びすぎ
五位堂マキエ:します~カバーします~
フェリ・ベルクラム:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 7[3,5,7,7]+1 → 8

双海カナデ:5dx+19
DoubleCross : (5DX10+19) → 8[2,2,4,5,8]+19 → 27

イザベル・クリニェ:じゃあ素ドッジ
イザベル・クリニェ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[5,8,9,9] → 9

双海カナデ:ここで死んだらロイス4消耗か…
五位堂マキエ:うおお《カバーディフェンス》!ベルちゃんの盾になります!
フェリ・ベルクラム:カナデさんもう起きなくてもいいのでは……!
双海カナデ:ね、ねますか…
イザベル・クリニェ:ありがとうございます…!
イザベル・クリニェ:マキエさんで仕留められると信じたい
“中態星徒カナデ”:5d10+28 諸々有効
DoubleCross : (5D10+28) → 28[6,3,8,6,5]+28 → 56

双海カナデ:頼むー!とどめ刺してくる前に何とかしてくれー!!!
フェリ・ベルクラム:わたしはまだ行動があるので起きます 合コン委員会のロイスを昇華!
GM:刺さないよ!とどめは
GM:みんないっしょにジャームになってほしいからね
イザベル・クリニェ:やさしかった
五位堂マキエ:侵食率は2-1で1上昇!
双海カナデ:ジャーム化優先だった
フェリ・ベルクラム:なら良かったね~
双海カナデ:そしたら私はこのまま倒れます…
双海カナデ:みんな。あとはたのんだ
十掬キョウ:そわそわ
イザベル・クリニェ:あっ
双海カナデ:必殺剣!
五位堂マキエ:キョウちゃん!
フェリ・ベルクラム:キョウちゃんのNPCカードを使用! 行動済の星徒カナデさんを倒します!
イザベル・クリニェ:良かった出番あって
十掬キョウ:行くよー!ぐさーっ
“中態星徒カナデ”:ずばーっ
フェリ・ベルクラム:カナデさんがどちらも倒れた
五位堂マキエ:残るはあと一人ラトナちゃん!
五位堂マキエ:さて、あたしも……ここは起き上がって殴りに行くか……!?
星徒ラトナ:くっ……
イザベル・クリニェ:とどめはお願いします…どうか…
星徒ラトナ[4]
フェリ[14]

5m


マキエ[19]イザベル[4]
GM:マキエちゃんの手番!
五位堂マキエ:はい!シーン攻撃をカバーして死んだ分は、カナデちゃんのロイスを切って復活!
五位堂マキエ:マイナーアクションで硬直解除!そのまま《コンセントレイト》《無形の影》《影絵の兵士》!
五位堂マキエ:振ります!
GM:どうぞ!
五位堂マキエ:16dx7+4
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[1,2,2,2,2,3,5,6,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,3,3,6,6,9,10]+10[1,10]+10[8]+5[5]+4 → 49

GM:後乗せはあるかな
イザベル・クリニェ:バデムいきまーす!
五位堂マキエ:侵食率は+8-1で7増加。バデムをもらえれば……ダメージダイスが一個増えるかも!
イザベル・クリニェ:52!
五位堂マキエ:ありがとうございまーす!
星徒ラトナ:《幸運の守護》LV3《アニマルテイマー》LV7
星徒ラトナ:14dx+6>=52
DoubleCross : (14DX10+6>=52) → 10[4,4,6,6,6,6,8,8,8,8,9,9,10,10]+8[5,8]+6 → 24 → 失敗

星徒ラトナ:がんばったけどもうなにもない……
星徒ラトナ:ダメージをどうぞ。
五位堂マキエ:自前の女神は、後のフェリちゃんたちのために取っておく!よしよかった、回ってない……!
五位堂マキエ:フォールンサラマンダー!自分のダメージ+2個。
五位堂マキエ:行くぞ!
五位堂マキエ:8d10+28
DoubleCross : (8D10+28) → 44[3,5,10,6,2,9,8,1]+28 → 72

フェリ・ベルクラム:すみません、割り込み処理になりますが
五位堂マキエ:はい!すいません……見学室のぞくタイミングがずれて、うっかりサラマンダー使っちゃいました……!すいません……!
フェリ・ベルクラム:命中時に宣言。星徒ラトナを行動放棄カバーします。
星徒ラトナ:お姉ちゃん……!
五位堂マキエ:お姉ちゃん……!!
星徒ラトナ:やっぱりわたしの味方してくれるんだね♡ あいつら一緒にボコボコにしよう!
イザベル・クリニェ:お姉ちゃん……
フェリ・ベルクラム:そのまま倒れます
イザベル・クリニェ:あ~~
イザベル・クリニェ:ごめん ならこうします
イザベル・クリニェ:《奇跡の雫》
イザベル・クリニェ:あれなら取り下げますが…!
GM:イザベル……!
双海カナデ:おぉん…
フェリ・ベルクラム:いや……待った! 行動放棄しているから復活されても私が動くことは出来ない……!
五位堂マキエ:ベルちゃん……!
イザベル・クリニェ:でももう後なさそうだし…この方が…エモそうで…(語彙力死滅)
フェリ・ベルクラム:イザベルさん…………
イザベル・クリニェ:抱え堕ちするよりはいいと思うんですよね…!
イザベル・クリニェ:問題なさそうならどぶどぶ行きます
イザベル・クリニェ:改めて《奇跡の雫》 フェリさんをHP10で復帰!
イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を5増加(152 → 157)
五位堂マキエ:あたしはOKよ~。何もなければ、こちらの行動は以上で!
イザベル・クリニェ:このままとどめを刺しに行ければ…なんかまだリソースあったら土下座して腹を切ります
GM:ではイザベルちゃんの手番です
イザベル・クリニェ:ではエクスプロージョン+ツインバースト!これで回数使い切り
イザベル・クリニェ:9dx
DoubleCross : (9DX10) → 10[1,1,2,3,3,4,5,6,10]+8[8] → 18

イザベル・クリニェ:回った~リアクションも不能だしこのまま
イザベル・クリニェ:20+10+2d10
DoubleCross : (20+10+2D10) → 20+10+14[6,8] → 44

イザベル・クリニェ:イザベル・クリニェの侵蝕率を5増加(157 → 162)
星徒ラトナ:お待ち下さい リア不ではなく……ドッジ不可なので
星徒ラトナ:ガードはできます。
イザベル・クリニェ:あ~そうでしたね
イザベル・クリニェ:だ、大丈夫かこれは…!
星徒ラトナ:切り札があるんですよね。《ピンポイントガード》LV7。
イザベル・クリニェ:ウワッッッッッ
星徒ラトナ:これでシナリオ1回、ガード値35で耐え凌ぐつもりだったんですが……
星徒ラトナ:9点貰ってHP1なので……
星徒ラトナ:倒れます。HP0。
イザベル・クリニェ:あ、あぶね~~~~~~
五位堂マキエ:よかった……!!
星徒ラトナ:これ以上の復活はありません。戦闘終了。
フェリ・ベルクラム:力の霊水構えてなくてよかった
イザベル・クリニェ:ふぅ……
五位堂マキエ:勝ったわ……
GM:演出に続いていくのですが……順番を前後して
GM:先にバックトラックはやってしまいましょうか。
イザベル・クリニェ:はーい
五位堂マキエ:そうですね。さっとやってしまいますか!
星徒ラトナ
「Eロイス/星徒」
「Eロイス/ファイトクラブ」
「Eロイス/さらなる絶望」
「Eロイス/さらなる絶望」
「Eロイス/さらなる絶望」
「Eロイス/さらなる絶望」
「Eロイス/さらなる絶望」

“レッドパンサー”
「Eロイス/予告された終焉」
GM:Eロイスは8個。“レッドパンサー”も掌握したものとして計上しています。
GM:星徒ラトナは実は3ラウンド目にも5個目の「Eロイス:さらなる絶望」を使うつもりであり
GM:その場合は《獅子奮迅》《リフレックス:ハヌマーン》《虚空の残影》を備えた中態星徒キョウが出てきていました。
五位堂マキエ:使わないで
イザベル・クリニェ:ひいい
双海カナデ:うわあああ
フェリ・ベルクラム:イカれてる
GM:Eロイス振る方はどうぞ。
五位堂マキエ:振りまーす!8個!
双海カナデ:振ります!
双海カナデ:135-8d10
DoubleCross : (135-8D10) → 135-53[2,5,4,10,10,10,6,6] → 82

フェリ・ベルクラム:139-8d10
DoubleCross : (139-8D10) → 139-46[4,10,2,3,7,5,7,8] → 93

イザベル・クリニェ:振ります
双海カナデ:帰りました
五位堂マキエ:132-8d10
DoubleCross : (132-8D10) → 132-34[9,2,6,3,4,7,2,1] → 98

双海カナデ:通常振りで
イザベル・クリニェ:162-8d10
DoubleCross : (162-8D10) → 162-42[5,5,7,1,9,1,4,10] → 120

五位堂マキエ:帰宅完了!あとは通常振りで
双海カナデ:82-3d10
DoubleCross : (82-3D10) → 82-18[8,1,9] → 64

イザベル・クリニェ:微妙に怖いので倍振り!
イザベル・クリニェ:120-10d10
DoubleCross : (120-10D10) → 120-63[8,8,7,2,2,10,9,2,6,9] → 57

イザベル・クリニェ:ふー
フェリ・ベルクラム:残ロイス4。
フェリ・ベルクラム:93-4d10
DoubleCross : (93-4D10) → 93-20[1,3,8,8] → 73

五位堂マキエ:98-2d10
DoubleCross : (98-2D10) → 98-10[7,3] → 88

フェリ・ベルクラム:なんとか帰りました
五位堂マキエ:あたしはもうロイス2個しか残ってなかったから、このEロイスの数と出目は大変ありがたい……以上完了!
GM:OK!みんな無事に帰ってきましたね
GM:いつもの5点 シナリオ10点 Dロイスは登場しなかった分も含めて以下
中態星徒フェリ「Dロイス/遺産継承者:天空の隼」
中態星徒カナデ「Dロイス/実験体」
中態星徒マキエ「Dロイス/秘密兵器」
中態星徒イザベル「Dロイス/亜純血:帰還の声」
中態星徒キョウ「Dロイス/装着者」
GM:DとE合わせて13点。
GM:合計28点に……侵蝕率分を合わせた数字が獲得経験点となります
GM:何点になりましたか?
双海カナデ:32点!
フェリ・ベルクラム:同じく32かな
五位堂マキエ:33点!
イザベル・クリニェ:えーとえーと
双海カナデ:倍振りなんで3点ですね
イザベル・クリニェ:31点ー
GM:C((32+32+33+31)/3)
DoubleCross : c((32+32+33+31)/3) → 42

フェリ・ベルクラム:今のだいぶカナデさんとイザベルさんのやりとりっぽかったな
フェリ 32点
カナデ 32点
マキエ 33点
イザベル 31点
GM 42点
GM:こうなりました ご査収ください
イザベル・クリニェ:はーい
五位堂マキエ:ありがとうございます。いただきます~
フェリ・ベルクラム:もぐもぐもぐもぐ
双海カナデ:ありがとうございます!


星徒ラトナ:巨人が輝き、波動のような圧力をもたらす。圧倒的な存在感に押しつぶされるかのような。
星徒ラトナ:万に一つも、小さな人間が敵う相手ではないと。踏み潰される蟻の境地へと。
星徒ラトナ:「折れて」
五位堂マキエ:ひゅっ――。
五位堂マキエ:ぐ ワッシャァッ!!!
五位堂マキエ:大きく掌を広げた形になった疾走D型が瞬時に四人の頭上へと盾のように滑り込み……そしてバラバラに大破!
星徒ラトナ:「ふふ……分かってきたよね?」
星徒ラトナ:「あなたたちもいずれ“こう”なるって」
フェリ・ベルクラム:「う……く……!」
五位堂マキエ:「……ならないよ……!」
五位堂マキエ:D型の破片が舞い散る中、まっすぐにラトナを見つめて言う。
イザベル・クリニェ:「ひ、いぃっ…!ぁ”ぐぅっ…!?」そこに不幸という不確定要素が割り込む余地はない。
五位堂マキエ:「あたしたちはラトナちゃんを止めに来たんだ……何度倒れたって……負けるもんか……!」
イザベル・クリニェ:まともに対応すら許されないまま叩き落され、一度は絶命する。だがそれでも
双海カナデ:使役するクラゲとの同調による超感覚で、確かによけた感覚があったはずだが
双海カナデ:何らかの因果の操作で、無理矢理あてられたか?
フェリ・ベルクラム:ひとたまりもなく圧し潰される。無理矢理、レネゲイドを賦活して立ち上がる。それが妹の狙い通りだとしても。
イザベル・クリニェ:「そ、その…通りですぅっ……!フェリさんのために…そして……貴女にこれ以上、辛いことはさせたくないんですっ……!」
星徒ラトナ:「あははっ。何それ?」
星徒ラトナ:「あなたたちって人を可哀想がるんだ」
双海カナデ:確信はないが、試す価値はある。この違和感の謎を解くために、反撃へと展開する
五位堂マキエ:「可哀想がるわい!!」叫ぶ。
五位堂マキエ:「お姉ちゃんをこんな風に傷つけて、周りにうんと迷惑かけて……」
五位堂マキエ:「そんな子にね、生きてた頃のあなたはなりたかったワケないんだ!」
フェリ・ベルクラム:「マキエ……」
五位堂マキエ:「そんな子は……『悲しい子』だよ!悲しい子じゃないなら……なんでフェリちゃんは泣いてるんだ!」
五位堂マキエ:「あなたが『楽しい』のか『怒ってる』のかは分からないけど……」
五位堂マキエ:「そんなもの、絶対に止めてやる!あなたのためにも!」
イザベル・クリニェ:「……もうここから、あなたにフェリさんは傷つけさせません。絶対に」
イザベル・クリニェ:「あなたへの不幸が意味を為さないのは十分わかりましたっ…!でもっ…それでも!」
イザベル・クリニェ:「せっかく貴女の死とも向き合おうとしたフェリさんがっ、これ以上不幸になるなんて道理は通させませんっ!」
双海カナデ:展開、収束、開放
双海カナデ:クラゲが空間を覆う全レンジを対象。身体を穿つほどの水圧の無数の雨を放つ
星徒ラトナ:「ちっちゃい頃さ」
星徒ラトナ:「降ってくる雨を全部避けて歩けるかな~って思ったことがあるの」
星徒ラトナ:「その時は全然出来なくて、びしゃびしゃになったけど……」
星徒ラトナ:「今ならできそうな気がするの。だからできる」
星徒ラトナ:逃げ場もないはずの雨の中を、踊るように歩く。
星徒ラトナ:その体は少しの濡れもない。
双海カナデ:「っ…」
星徒ラトナ:それどころか。
星徒ラトナ:跳ねた雨溜が、“不幸にも”術者まで跳ね返る。
双海カナデ:跳ね返った無数の雨溜が、自らの身に跳ね返され
双海カナデ:自身の体に無数の穴がこじ開けられていく
双海カナデ:「かっ───」
フェリ・ベルクラム:「カナデさんっ!!」
イザベル・クリニェ:「っ、い、今のって……私の”因子”の力を……!?」
イザベル・クリニェ:その”不条理”を見逃さない。普段自分がおっ被り、おっ被せているもの。
双海カナデ:穴という穴から大量の血液を垂れ流しながらも、倒れることはなく、ラトナの瞳をずっと見つめ続けている
フェリ・ベルクラム:「ラトナ……どんどん何でもできるように……!」
星徒ラトナ:「何?怖い顔して……」
双海カナデ:「ふ…ふふっ。因子と因果の操作を行ったんですね…」
双海カナデ:「だけど、いつしか因果は収束していくんです。その数は決して無限ではない!」
双海カナデ:「きっと大丈夫。これからは皆さんが反撃をする番ですよ」
双海カナデ:「…そして。ラトナさんっ!」
双海カナデ:「同じ”妹”として、上の兄弟になんでも通用するなんて甘い考えっ!わがまますぎます!」息を絶え絶えにしながらも、彼女に指さし、これからの因果を変えていくように
双海カナデ:「少しは…姉の言うことを聞きなさいっ!!!」
星徒ラトナ:「うるさい、うるさい!」
星徒ラトナ:「関係ない人が偉そうに言わないで!」
双海カナデ:「関係あります」
双海カナデ:「合コン委員会の仲間の家族が迷惑をかけているのなら。私は、仲間の力になるのですから…!」
五位堂マキエ:カシャアン。
五位堂マキエ:その雨の脇から、ペットボトルほどの大きさの物体が飛んでくる。
五位堂マキエ:カシャアン、カシャアン――。一つではない。複数だ。
五位堂マキエ:……手である。
五位堂マキエ:瓦礫のような鋼鉄がいくつか組み合ってできた、おもちゃのような手だ。それが、次々ラトナたちに飛んできている。
五位堂マキエ:「へいへい、ナデちゃんにばっかり構ってていいのかい」
五位堂マキエ:強がりだ。だが。
五位堂マキエ:カシャアン、カシャアン、カシャアン。どんどん飛んでくる。
五位堂マキエ:神経無線導戦線支援鉄甲機。
五位堂マキエ:ジェネシスの片隅、かつて“ペネム”擁するラボがマキエに与えた特殊装甲車両。
五位堂マキエ:その使用は、多少の例外はあれどノイマンである生徒を前提に開発されている。
五位堂マキエ:――……やっぱり、やっぱりですね……。
五位堂マキエ:――あたしにはこの……荷が重いんじゃないかと……思うんですよ……。
五位堂マキエ:その車両は、無数のブロック状のパーツで構成されている。
五位堂マキエ:移動、輸送を旨とする車両から、パーツの構成次第で本来無数の形状へと変化が可能である。
五位堂マキエ:ゆえに搭乗者には、戦況に合わせて瞬時に変形を完了できるだけの計算能力と、
五位堂マキエ:その場の正解を選び取れるだけの柔軟な発想力が求められるが――!
五位堂マキエ:――全然無理……!高度過ぎると……思うんですよ……!
五位堂マキエ:マキエには、本当に、そこまでの力は、なかった!!
五位堂マキエ:カシャアン、カシャアン、カシャアン!
五位堂マキエ:どんどん殴り掛かってくる!たくさん!たくさん!大破して砕け散った破片が、全て『手』の形に構成されて殴り掛かってくる!
五位堂マキエ:……駆けだす!!
星徒ラトナ:「しつこいっ……!」
五位堂マキエ:「しつこいよ!あたしたちは……しつこいんだ!あきらめが悪いからね!」
五位堂マキエ:けど、もう!無理だなんて言わない!絶対に言わない!“先生”が託してくれたものだ!あたしに、渡してくれたものだから!
星徒ラトナ:そのすべてを正確に迎撃していたが――
五位堂マキエ:がしゃん!がしゃん!がしゃん!無数の手の嵐の中、不気味な音が響く。
五位堂マキエ:頭上!余剰のパーツが合体した、鋼鉄の腕。いや、自身のパーツだけではない……!
五位堂マキエ:“レッドパンサー”。真っ赤な色をしたその機体。瓦解したその機体も、取り込んでいる!
五位堂マキエ:「お」
星徒ラトナ:「……!」
五位堂マキエ:「りゃああああああっ!!」その二つの巨腕が、星徒の侵食率を乱す、その腕が。周囲の小型の『手』を目くらましに、落下する!
星徒ラトナ:それも本来であれば容易な迎撃対象であったはずだが、
星徒ラトナ:「……つっ……!」顔をしかめてこめかみを押さえる。
五位堂マキエ:神経無線導式戦線支援鉄甲機・疾走D型 “花束を贈る腕Flower Offer
五位堂マキエ:何も持っていない。無限の選択肢がある兵装も、自身に最も身近な『手』の形でしか活用できない。
レーシャ・コヴァリューク:「御使い様!」生徒の一人が進み出て、それの直撃を受けた。
五位堂マキエ:そんな凡人のオーヴァードでしかない自分が使う、宝の持ち腐れかでしかない兵装であるが。
五位堂マキエ:「負けないよ……あたしにはこれだけだけど、もうこれだけじゃない!」
五位堂マキエ:「みんながいるからね!」
星徒ラトナ:「それ……嫌な感じ……!」鉄腕に混ざる血のような真紅を、睨み据えている。
イザベル・クリニェ:「マキエ…さんっ…!」阻まれこそしたが、今確かに届く道は見えた
五位堂マキエ:が しゃん!
五位堂マキエ:銀のカラーに、紅の差し色。再構成された二本一対の巨腕が、カタコンベを飛び回る!いつでも……どこからでも、何でも狙える!
フェリ・ベルクラム:「みんな……ありがとう」
フェリ・ベルクラム:無造作に踏み出す。腰のポーチが、シリンジや薬瓶を満載したまま、かしゃりと地面に落ちる。
フェリ・ベルクラム:直接狙うべきはラトナではない。背後の流星体に、周りにあるシオニスト。
フェリ・ベルクラム:ラトナは楽天家だった。思い通りになるモノがあればあるほど、天井知らずにその力が向上していく。
フェリ・ベルクラム:「本当に…………あなたは。ラトナ」
フェリ・ベルクラム:星徒である。複製体であり、それでフェリの罪が和らぐものではない。けれど。
星徒ラトナ:「なに、お姉ちゃん?」
フェリ・ベルクラム:「……前にね。ムセイオンの、修復士の子に言われたの。わたしの、このちっとも思い通りにならない遺産は」
フェリ・ベルクラム:「わたしの心を、空に描けるモノなんだって」
フェリ・ベルクラム:どくん。どくん。どくん。どくん。
フェリ・ベルクラム:フェリの十字冠が震え、形を変えていく。止まり木だった枝が長く伸びて波打つ。
フェリ・ベルクラム:目盛りが描かれた円の中心で、絶え間なく不安定に跳ね続ける心電図が、少女の心境をそのまま映し出す。
フェリ・ベルクラム:「わたしは」声が濁る。「わたしは、人見知りで、喋るのが得意じゃないから」
フェリ・ベルクラム:所有者の傷、病、苦しみを餌に具現化する、獣の遺産。
フェリ・ベルクラム:フェリを苦しめるものは、いつだって彼女自身の感情である。
星徒ラトナ:「お姉ちゃっ……!」
星徒ラトナ:警戒の声ではない。心配の声音。
フェリ・ベルクラム:「だから、これで伝わって!」 鳥が増える。増え続ける。その背に、足下に、腕に頭に、数多の鳥が。
フェリ・ベルクラム:「あなたは悲しみむねをさされる」 飛翔する。シオニストの胸を悲嘆が貫く。
フェリ・ベルクラム:「あなたは迷いあたまがゆれる」 飛翔する。舞い散る翼が、視界を滲ませ、焦点を奪う。
フェリ・ベルクラム:「あなたは悼みあしがうごかない」「あなたは喜びてがふるえる」乱舞する感情の息吹。泣き喚くような翼の嵐は。
フェリ・ベルクラム:「聞こえてるでしょ! 分かって! 伝わってよ! どうして、どうしてアナタは星徒なの!」
フェリ・ベルクラム:「星徒ラトナ!」それは絶対に、外の世界では許されない願い。
フェリ・ベルクラム:「あなたこそ、一緒に来てよこんなにも、あいしているのに!!」
星徒ラトナ:「……!」
フェリ・ベルクラム:とびきり大きな、輝く一羽が、星徒ラトナを薙ぎ払う。
星徒ラトナ:「で、……出来っこないよ!」
星徒ラトナ:言ってはならない言葉を返してしまう。
星徒ラトナ:それは自らの可能性を矯めて、潰す。
フェリ・ベルクラム:「どうして! ジャームだからって、そういう風に作られたからって言うつもり……!」
フェリ・ベルクラム:「ラトナなら、なんだってっ、できるって、ひくっ」嗚咽する。涙を拭う。自分自身の感情の過剰投与オーバードーズ
フェリ・ベルクラム:「おねえちゃんを、おねえちゃんの大切な友達を、困らせないで……!」
星徒ラトナ:「ぐっ……」鳥に啄まれながら、叫び返す。
星徒ラトナ:「やろうとした・・・・・・もん!」
星徒ラトナ:「でも出来なかった!」
星徒ラトナ:「だから……お姉ちゃんがこっちに来て!」
フェリ・ベルクラム:「ラトナぁ……!」
フェリ・ベルクラム:溢れる涙ひとつひとつが翼を得る。どれほど嘆いても、膝を折ることだけはしない。
“中態星徒フェリ”:それを阻むように、一人の少女が前に出る。
“中態星徒フェリ”:それは2人の似姿のようにも見える。薬瓶を取り出して、
“中態星徒フェリ”:星徒ラトナに打ち込む。
星徒ラトナ:「ふ……ふふ……お姉ちゃん……」
星徒ラトナ:「お姉ちゃんはいつもわたしの味方をしてくれる」
星徒ラトナ:「そうだよね」光り輝く鳥が、彼女の周囲に現れる。
星徒ラトナ:正確には、それは鳥ではない。薬効を伴った煙が、偶然そのような形を取っただけ。
星徒ラトナ:そうなる天文学的な可能性を選び取っている。
星徒ラトナ:それらが害意の形を取り、彼女が敵とみなすものに殺到した。
五位堂マキエ:「う、わっ……!」多い!今までとは比較にならない攻撃の規模だ!
フェリ・ベルクラム:「っ……!」 増殖した鳥が迎撃するが、星徒との戦力差は圧倒的だ。
イザベル・クリニェ:「フェリさんっ……!だめです、これ以上はあなたの心がっ…!」
イザベル・クリニェ:今、ただでさえ彼女は身を、心を削って戦っている。ともすれば、妹を道連れに壊れそうなほどに。
イザベル・クリニェ:そう思うと勝手に体が動いていた。ぶわっ、とその背中の黒翼がはためき、羽根が周囲に舞い散る。
イザベル・クリニェ:「助けなきゃっ…私が、やらないとっ…!」イザベルは生まれてこの方、神に祈ったことはなかった。
イザベル・クリニェ:現世において神の加護や罰などない。この世に在るのはただ定義化された"天運"のみ。
イザベル・クリニェ:だからこそ祈る意味などない。この碌でもなく虚弱な体と能力を抱え生きるしかないと、そう思っていたからだ。
イザベル・クリニェ:ただ、今ばかりは心からこう祈った。
イザベル・クリニェ:「こんなにも素晴らしい強さを持っている仲間たちが、これ以上哀しみを抱えないように」と
イザベル・クリニェ:その祈りを叶えるのは天ではない。自分の力で。
イザベル・クリニェ:「や、やらせませぇんっ!」飛び交う光の鳥を迎撃するように黒羽をぶつけると、その実態ある煙は漆黒の鴉へと変化し
イザベル・クリニェ:「うぎっ…!ぁ、ぐっ…!」フェリへ向かうはずだった攻撃が"不幸にも"イザベルのもとへ逸れ、その体を傷つけていく
フェリ・ベルクラム:「イザベル、また! 無理しないで……っ!」
イザベル・クリニェ:「…い、いえっ…やります。私が引き受けますっ…!」
星徒ラトナ:「わたしのものを……勝手に取るな!」
イザベル・クリニェ:「これ以上っ…貴女にに傷つけられた記憶をフェリさんに増やしたくないんですよぉっ!」
イザベル・クリニェ:「フェリさんは誰のものでもないっ!あなたのお姉さんで、私たちの仲間でっ…!」
イザベル・クリニェ:「貴女の死にはずっと、ずっと向き合い続けなければならないでしょうけどっ…それでもっ…」
イザベル・クリニェ:「不幸になるべきじゃないっ!生きてあなたの分まで幸せにならなきゃいけない人なんです!」
イザベル・クリニェ:黒翼で自らの体を掻き抱くように包み込む。その場一帯の不幸を全て自らの身に引き受けるとともに
イザベル・クリニェ:苦しみ、死に至る体を無理やり動かしつつ、散った黒羽の因子を操り、ラトナの体へ纏わりつかせる。
イザベル・クリニェ:刹那。起こるは運命の"共有"。イザベルに刻まれた傷が、ラトナの体にも同じように刻み込まれる。
星徒ラトナ:「うあっ……!?」
星徒ラトナ:その体が、尋常の生徒よりも強靭なわけではない。
星徒ラトナ:傷という傷を受けなかった。命を落とすその時までは。
星徒ラトナ:「ぐぷっ……」
双海カナデ:「させない…」
双海カナデ:「させるかっ…!!!」
レーシャ・コヴァリューク:「くっ……」その傷を手をかざし癒やしていく。
双海カナデ:無数に迫る星徒達の攻撃を迎撃をするために拡散したクラゲたちは1体1体が煙に包まれ消滅するかとおもった束の間
双海カナデ:その身体は、急速に再生を果たし、敵を皆取り囲んでいく
双海カナデ:死してもなお、新たに再生していくクラゲたちが
双海カナデ:星徒の不死性を否定するために
双海カナデ:今度こそ。この戦いを終わらせるべく、無数の雨の弾丸を穿つ
双海カナデ
双海カナデ:今までは兄以外の人への関心を向けずに生きていたのに
双海カナデ:こんなはずではなかったのに
双海カナデ:ああ
双海カナデ:やっぱり、誰かが傷ついて倒れそうになるのを見るさまは
双海カナデ:どこまでも気分が悪かったんだな
双海カナデ:だから
双海カナデ:この戦いを終わらせる。私が絶対に終わらせてやる
双海カナデ:「これ以上、フェリさんを…泣かせるなぁっ!!!」
GM:その滂沱のような雨垂れは、確かに周囲を穿った。
GM:中態星徒のガワを纏わされたシオニストたちが、次々と倒れていく。
GM:だが。君の思う以上に、その雨は多すぎた。
“中態星徒カナデ”:最後の一人。鏡写し――双子のような装いの少女が、同時に。
“中態星徒カナデ”:雨の弾丸を降らせている。
双海カナデ:仕留めきれなかった…?何よりも警戒していた自分自身の攻撃を2度も喰らい
双海カナデ:身体の穴はさらにひどくこじ開けられ、出血量は自らの許容量をとうに超えていた
双海カナデ:「がっ……」
双海カナデ:「あ…あとは、頼みま…す」
五位堂マキエ:「ナデちゃん!!」声を上げる。
フェリ・ベルクラム:「…………うそ」
イザベル・クリニェ:「カナデ、さんっ…」涙が頬を伝う。しかし、ショックは大きくなかった。
双海カナデ:頬や喉をも貫通し、口が裂け、呼吸が漏れる中で搾り上げるかの声で後のことを仲間に任せる
イザベル・クリニェ:後に、勝利に繋ぐための行為と伝わったから。
双海カナデ:いや、この事件を通して、”仲間”に任せることが出来たのだ。だから、大丈夫だ
“中態星徒カナデ”:それを見届けても、その雨の威力は止むことはない。
“中態星徒カナデ”:動かなくなった相手から、まだ立つ相手へと照準を変えて――
五位堂マキエ:「う、ううう……まだあっちのナデちゃんが……!」うめく。
五位堂マキエ:だが自分も限界だ、D型を幾度となく分離・合体・変形させ場をしのぎサポートしているが……。
十掬キョウ:「ううん、出番はturn――」
五位堂マキエ:目元からこぼれる血をぬぐう。ダメだ、対処が間に合わない……!!
“中態星徒カナデ”:その首が刎ねられる。ように見えた。
十掬キョウ:「終わりover。どっちのカナデちゃんも、おやすみ」
十掬キョウ:「……ちゃんと休んでるよね? 自分が傷つくとこなんて、見たくないだろうからね」
フェリ・ベルクラム:「キョウ! 雨が……上がった……」
レーシャ・コヴァリューク:「このっ……!」祈る手を組もうとした彼女を、
十掬キョウ:大剣が押すように抑え込んだ。「へへ……でも僕も限界近いかも!」
イザベル・クリニェ:「っ…一瞬でこんな…!やっぱりすごいですっ……」
十掬キョウ:「みんな、お願い!」
フェリ・ベルクラム:空間を埋め尽くしていた、二重の雨が消えた。蔓延していたレネゲイドが、ほんの一瞬、静まる。
五位堂マキエ:「キョウちゃん!へ、へへ……ナイス!」
イザベル・クリニェ:「は、いっ…!」傷を抑え血を拭いつつ、覚悟を決める。
五位堂マキエ:あまりに目まぐるしく、混沌とした戦況に、疲弊しきった脳で答える。
五位堂マキエ:「う、あ……!!」
星徒ラトナ:「あ……」
星徒ラトナ:「わたし、独りに……」
五位堂マキエ:「ラトナ、ちゃん……」
五位堂マキエ:「これで、これで最期だよ……!」
五位堂マキエ:がしゃん。外装はぼろぼろ、サイズも半分ほどになった巨腕が傍らで狙いを定める。
星徒ラトナ:「い……いや……」
五位堂マキエ:「う、ぐ……!」割れるような頭の痛み。もはや明瞭な判断は望むべくもないが……。
五位堂マキエ:「ぬ、ああああああ……っ!!」
星徒ラトナ:「たすけて、お姉ちゃん……」
五位堂マキエ:最後の一押しを振り絞って腕をラトナに突撃させる!
五位堂マキエ:そしてその場に倒れる。
フェリ・ベルクラム:ど         っ
五位堂マキエ:「ごめん、ね……」ぼんやりとした目、朦朧とした意識で呟く。倒れたまま。
フェリ・ベルクラム:星徒ラトナの胸元から、赤い血が舞った。
イザベル・クリニェ:「ぇ……ぁ、あぁっ……!」これで終わりだと、そう思っていたのに。
フェリ・ベルクラム:正確には、星徒ラトナの胸元に、覆い被さるように飛び込んだ、フェリ・ベルクラムの背中から。
星徒ラトナ:「え……」
イザベル・クリニェ:「フェリさぁんっ……!?」
フェリ・ベルクラム:「……あ」目を丸くしていた。フェリ自身すら、自分がどうしてそこにいるのか分からない表情。
フェリ・ベルクラム:けれど、すぐに理解した。
フェリ・ベルクラム:「げ、ほっ」ぐったりと倒れながら、震える手でラトナの身体を抱きしめる。
星徒ラトナ:「お姉……ちゃん……?」
十掬キョウ:「ううっ、ごめん、フェリちゃん……」
十掬キョウ:「だから……引き合わせちゃいけなかったのに」
十掬キョウ:「そうさせてしまった。ごめんね……」
フェリ・ベルクラム:「…………………よ、かった。ラトナ」 もう泣いてはいなかった。悲しんではいなかった。
フェリ・ベルクラム:だって。
フェリ・ベルクラム:「……………こんどは」       「まもれたよ」
フェリ・ベルクラム:幸せな微笑みを浮かべて、気を失う。
-:――お姉ちゃん。
-:――こんなところでお腹出して寝たら、風邪引いちゃうよ。
GM:眼の前の星徒から聞こえるものではない。君の内から聞こえるもの。
フェリ・ベルクラム:「……、…………?」
フェリ・ベルクラム:そうだ。そのことだけはいつも、妹から姉への小言になるのだった。
-:――あ、起きた起きた。お姉ちゃんってばしっかりしてそうで案外抜けてるんだから……
フェリ・ベルクラム:「だから、言ってるでしょ、……これは別に、……」 朦朧とした意識で返す。
フェリ・ベルクラム:「遺産の運用で必要な、合理的なファッションで……」
フェリ・ベルクラム:「……………ラトナ……?」
フェリ・ベルクラム:自分の胸の裡から響く声。
ラトナ・ベルクラム:――うん。お姉ちゃんのお友達の話を、信じてよかった。
ラトナ・ベルクラム:――ちゃんと届いた。できそうって思ったらできるものだね?
フェリ・ベルクラム:「……私、は」
フェリ・ベルクラム:「ずっと、……謝りたかった」
ラトナ・ベルクラム:――うん。
フェリ・ベルクラム:枯れたはずの涙が、はらはらと零れる。
フェリ・ベルクラム:助けられなくてごめんなさい。弱くてごめんなさい。頼ってばかりでごめんなさい。
フェリ・ベルクラム:あなたのやりたかったことばかりやってごめんなさい。あなたに助けられてごめんなさい。
フェリ・ベルクラム:「ちがうの。本当は。本当はね」
フェリ・ベルクラム:「……飛行船に乗ったの。プールにも行った。色んな子と話して、仲良くなった。ノヴァリスは、すごく、すごく素敵になった」
ラトナ・ベルクラム:――うん。うん。
フェリ・ベルクラム:謝りたかった。謝りたかった。
フェリ・ベルクラム:「――ラトナと、一緒に見たかった」
フェリ・ベルクラム:「あなたが、隣に居てくれたら、どんなに楽しかった、だろ゛うっ、で…………!」
フェリ・ベルクラム:私が守れなかったのに。私を守ったせいなのに。
ラトナ・ベルクラム:――うん。きっとそうなのかもね?
フェリ・ベルクラム:「ごめんね、ごめん………!」
フェリ・ベルクラム:「私。私、がんばるから」
フェリ・ベルクラム:何度拭っても、溢れてくる。「ラトナがいてくれたから」
フェリ・ベルクラム:「私がね、楽しくて、友達が、素敵で、ノヴァリスがね」
ラトナ・ベルクラム:――わたしは今でも、お姉ちゃんのもとにいるよ。
ラトナ・ベルクラム:――星徒のわたしは、星徒のわたしでないわたしを作ろうとして。
ラトナ・ベルクラム:――わたしができたの。でも、星徒のわたしは、出来なかったって思ってる。
ラトナ・ベルクラム:――何故だと思う?それはね。
ラトナ・ベルクラム:――わたしがお姉ちゃんに宿ったから。つまりね。
ラトナ・ベルクラム:――フェリ・ベルクラムのほうが、星徒ラトナよりも、
ラトナ・ベルクラム:――ラトナ・ベルクラムのことを分かってくれてるからだと思うの。
ラトナ・ベルクラム:――お姉ちゃんのほうが、わたしをそのまま居させてくれた。
フェリ・ベルクラム:「うん…………うん……」
ラトナ・ベルクラム:――お姉ちゃんに、質問!
フェリ・ベルクラム:「……え?」
ラトナ・ベルクラム:――わたしはごめんなさい、とありがとう、のうち……
ラトナ・ベルクラム:――どっちをお姉ちゃんに言ってもらえるほうが、嬉しいでしょう?
フェリ・ベルクラム:「…………」分かるよ。そんなこと、決まってる。
フェリ・ベルクラム:謝りたかった。けれど。それ以上に。合コン委員会に入って。彼女たちの想いを傍にして。
フェリ・ベルクラム:いつか、その言葉で伝えられるくらいに、強くなりたかった。
フェリ・ベルクラム:必死に、顔を歪める。笑おうとした。涙と、怪我でひどい表情だと思う。
フェリ・ベルクラム:「ありがとう、ラトナ。これまでと、これからの全部」
フェリ・ベルクラム:「愛してる。私の大好きな、自慢の妹」
ラトナ・ベルクラム:――うん。わたしも愛してる。大好きな、大好きな、お姉ちゃん!
ラトナ・ベルクラム:「……星徒のわたしを」フェリの口から、フェリならぬ声がする。
ラトナ・ベルクラム:「送ってあげてください。お願いできますか?」
イザベル・クリニェ:「っ、そ、の声っ……」声をかけられてびくっと震えるも
イザベル・クリニェ:「わ、分かりましたっ……私が、私が送ります。合コン委員としてのっ…責任を果たしますっ!」
フェリ・ベルクラム:ざあああ、と白い鳥がイザベルの傍で羽ばたく。
フェリ・ベルクラム:――ありがとう。好き。大切だから。
星徒ラトナ:星徒のラトナは動かないが、その背後の流星体。
フェリ・ベルクラム:泣き叫ぶような混乱ではない。暖かな感情が、翼のように散って広がる。
星徒ラトナ:水晶の巨人は未だ動きを止めず、君たちを潰そうとその体を屈めつつある。
イザベル・クリニェ:すぐに覚悟を決め、涙が意識せずとも溢れる。こんな弱い自分が果たせる役割なのか、とも弱気な自分は思う。
イザベル・クリニェ:しかし、それでも。
イザベル・クリニェ:…涙を拭い、皆を守るようにラトナの前に立つ。その覇気だけでも今は心臓が止まりそうなほどの恐怖があるはずだというのに。
イザベル・クリニェ:彼女はフェリのほうを振り向いて、初めて見るかもしれない純粋な笑顔を向ける。紡がれる言葉に迷いはなく、落ち着いたもの。
イザベル・クリニェ:「…最後に文句だけ言わせてくださいっ。こんなっ、こんな大役を丸投げしないでくださいよぉっ…!って…普段なら怒っていたでしょうけど……っ」
イザベル・クリニェ:「よかったです。本当に。…このままフェリさんが終わらせて・・・・・しまったら」
イザベル・クリニェ:「……本当の意味で、もう…戻れなくなっちゃうって、さっきまで思ってましたから」
フェリ・ベルクラム:「……そうやって。イザベルも。みんなも」
フェリ・ベルクラム:「人のこと、ばかり」
フェリ・ベルクラム:泣き笑いのような顔だった。
イザベル・クリニェ:「……当たり前じゃないですかぁ。だって、そうじゃなかったら」
イザベル・クリニェ:「私たち、こうやって仲間になんてなれてませんでしたよ」
イザベル・クリニェ:「でも……ごめん……ごめんなさい……こんないいところのない私を、フェリさんはいつも気にかけてくれてたのに」
イザベル・クリニェ:「…私…最後の最後に恩を仇で返すことになりそうです」
イザベル・クリニェ:その頬に光る涙が伝うと同時、それを隠すように再び前を向いて
イザベル・クリニェ:「妹さんを送るために」「私……こんなやり方しか思いつきませんでしたから」
フェリ・ベルクラム:「……イザベル……?」
イザベル・クリニェ:喇叭のような火器を構え、駆け出す。受けた傷の痛みで内心悲鳴を上げたくなるが
イザベル・クリニェ:止まれない。歩みを止めるわけにはいかない。仲間のために。あの子の安らかな眠りのために。
イザベル・クリニェ:「(あんな相手っ…この武器の火力だけじゃ到底足りませんっ……だから、だからっ、こうするしかないんですっ…!)」
イザベル・クリニェ:不気味な駆動音を発する巨人の威容に体が震える。しかしそれでも彼女は構える。
星徒ラトナ:直接に腕を振るい、掴みかかり、潰そうとする。
イザベル・クリニェ:「っ、来たっ…!ぁ、く”ぅっ…!?ぎぃっ…!」
イザベル・クリニェ:その小柄な体を掴み上げられ、ミシミシと潰される。ただでさえ虚弱な体の骨が折れ、血が噴き出る。そして
イザベル・クリニェそれは狙い通りでもあった・・・・・・・・・・・・
イザベル・クリニェ:パリン 断続的に服の下からガラスが割れる音が響き、血以外の液体が巨人に向け飛び散る。
イザベル・クリニェ:それは彼女が事前に生成しておいた大量の爆薬であった。それが"不幸にも"攻撃で破壊され、巨人の体に狙いすましたように飛び散ったのだ。
イザベル・クリニェ:「これですっ…これでいいっ…!」安堵の笑顔が漏れる。苦痛の中でも、涙を流したくても。それでも。
イザベル・クリニェ:そのままどうにか腕を動かし、武装の発射口を突きつける。私も、咎を背負う以上はせめて。
イザベル・クリニェ:痛みだけでも共有しよう。一緒に逝こう。そうすれば、寂しくないから。
イザベル・クリニェ:刹那。引き金が引かれる。
星徒ラトナ:巨人の結晶がひび割れ、崩折れ、足をつく。
イザベル・クリニェ:彼女を中心に引き起こされる連鎖した爆発が、巨人ごと彼女を飲み込んだ。
フェリ・ベルクラム:爆炎が上がる。流星体が崩れる。クラゲのドームが。
フェリ・ベルクラム:その火柱に、無数の白い鳥が突っ込む。
五位堂マキエ:その爆風が、イザベルに直撃することはない。
フェリ・ベルクラム:いつものことだと吹き飛びかけた少女を、光の羽で出来た揺り籠が包み込む。
五位堂マキエ:掌がある。イザベルの眼前に現れた二つの……鋼鉄の掌が、爆風を遮っている。
五位堂マキエ:かしゃん。かしゃん。かしゃん。小さな手も、爆風の圏外へと引っ張るように、光の揺り籠を運んでいく。
イザベル・クリニェ:「ぁ、れ……」巨人から受けた攻撃で消耗こそ激しいが、生きている。その命は繋がれている。
五位堂マキエ:動きはたどたどしく、それだけでは心許ないものであったが……。
五位堂マキエ:鳥も一緒だ。光の翼が、共にイザベルを運んでいく――。
フェリ・ベルクラム:もう一人、地に倒れていたカナデも羽毛のベッドで守りながら。
フェリ・ベルクラム:爆炎の中心となった、流星体と、その麓にいた星徒の元に足を進める。
イザベル・クリニェ:「…もう、皆さん……」完全に死ぬ覚悟だったため、ばつが悪そうにしつつも感謝の言葉を紡ごうとして
イザベル・クリニェ:「ぁ……う、ぅ…」力がもう出ないのか、ぐったりと横になる。
星徒ラトナ:流星体は完全に崩れ落ちている。
星徒ラトナ:その下敷きになるかのように、少女も倒れて動かない。
フェリ・ベルクラム:「ラトナ」
フェリ・ベルクラム:傍に屈み込む。
星徒ラトナ:「う……あ……」
フェリ・ベルクラム:手を握る。「ありがとう。……生まれてきてくれて、ありがとう」
フェリ・ベルクラム:「私は、あなたと一緒には行けないけれど」
フェリ・ベルクラム:「あなたと出会ったこと、話した言葉すべて、抱えていくから」
フェリ・ベルクラム:「だから、……眠って頂戴」
星徒ラトナ:「……」
GM:それきりはたと動きを止めて、それまで。
GM:まるで眠るように、静かになる。
フェリ・ベルクラム:しゃくりあげるように喉を鳴らして。 「ーー~~、……」
フェリ・ベルクラム:ちいさな鼻唄のように、擦れた歌を歌う。
フェリ・ベルクラム:子守歌のような、他愛もない古い民謡。涙をごまかすように。裡に籠もった想いを、静かに吐き出すように。
フェリ・ベルクラム:少女の胸から、ときおり白い鳥が溢れては、上空へと消えていく。
フェリ・ベルクラム:それを見上げて、フェリは静かに呟いた。ごめんなさい。ありがとう。そして。
フェリ・ベルクラム:「…………さよなら」


【エンディング:五位堂マキエ】

五位堂マキエ:――五位堂マキエにとって八月革命は突然に始まり、混乱のままに終息した事態だった。
五位堂マキエ:知恵と技術の殿堂たるジェネシスにとって、革命は雨月夜シオンの決起以前に水面下から進められていた計画だったし、
五位堂マキエ:ゆえにキングダムを初め、各学区との連携を密に進める中『理事会と距離が近い』マキエのような生徒に、あらゆる情報は一切入らない。
五位堂マキエ:また、理事会側にとっても単に末端の、特筆すべき能力もなかった生徒に何らかの接点を持つ理由は皆無である。
五位堂マキエ:よって。
五位堂マキエ:八月革命、前日。
五位堂マキエ:その日はラボで遅い時間まで報告会があるという芦穂修士を送り出し、
五位堂マキエ:ただ自宅で何事もなく眠りについたのみであった。
五位堂マキエ:明日もまた、今日と同じような、“先生”との他愛のない……だが幸せだったやり取りの日々がくると信じて。
五位堂マキエ:「いってらっしゃい」
五位堂マキエ:それが芦穂修士に掛けた最後の言葉だった。
五位堂マキエ:数時間後、深夜の日付変更からほどなくして。
五位堂マキエ:ジェネシスを初め各学区で爆音と戦火が上がり……丸一日、ひょっとしたらもっとかもしれない、
五位堂マキエ:ただただ訳もわからず、とにかく学区内を駆けまわるのみで、マキエの革命は終わった。何を知ることもなかった。何も、何も。
五位堂マキエ:遺されたのは、ラボに佇んでいたこの疾走D型のみであった。
五位堂マキエ:その日から、五位堂マキエの目に涙が浮かぶことはない。


GM:【星室庁 応接室】
GM:先日招集された、取調室と思しき部屋ではない。
GM:ゆったりとした革張りの椅子。高級感のある設えられた調度品。
GM:菓子と紅茶が饗され、その対面には先日と同じ顔がある。
綾云媛:「この度はお疲れ様でした!」
五位堂マキエ:「っしゃアーッ、お疲れさまでしたーっ!」
五位堂マキエ:高級な革張り椅子にどっかりと座り、美味しい茶菓子に舌鼓を打ちつつ答える。
五位堂マキエ:「うわっ、このお茶もお菓子もおいしい~!さすが星室庁、ナイスなおもてなしですね!」
綾云媛:「ええ、ええ!この度のご活躍……」
綾云媛:「信じておりましたとも!必ずや成し遂げてくださると!」
五位堂マキエ:「はっはっは!そりゃもう、我々はノヴァリスが誇る精鋭お掃除集団ですからね!やると決めたらそりゃあもう!」
綾云媛:「さすがはメサイアが誇る精鋭お掃除集団……」
綾云媛:ノヴァリスが、からメサイアが、と言い直している。
五位堂マキエ:(「規模が縮んだ……!」)
五位堂マキエ:「フフ、そうですね、メサイアの……まあいいでしょう、そうですね!」
五位堂マキエ:バチーン!仕方ねえなあ譲ってあげましょうのウィンク!
五位堂マキエ:ま、これくらいいいってことよ!
綾云媛:「して――」
綾云媛:「我々としても、この度の戦いにおいては一定の情報隠匿が必要と判断して対処に奔走している最中なのですが」
五位堂マキエ:「迅速たる我々が、大きくビッグ(二重表現)ゆえにわずか手が届かなかった星室庁の敵を――っと」
綾云媛:「……“かの兵器”を使用したと聞いています」
五位堂マキエ:「はいはい」ぐっと更に腰かけて話を聞く。
五位堂マキエ:「……例の“レッドパンサー”ね」
綾云媛:「それは……無知を装いながらも、隠れて保有を続けていたということでしょうか?」
五位堂マキエ:「いいえ」
五位堂マキエ:「今回、防衛寮から話を聞いて、それを元にこちらで調査を続けるうち……」
五位堂マキエ:「ジェネシスの廃棄された研究所で見つけたのが、あの兵器だよ」
五位堂マキエ:「あれについては……前にこちらで話した通り」
五位堂マキエ:「本当に大した……大それた、って言った方がいいかな、話は知らなかったし、」
五位堂マキエ:「どういう仕組みで“十字冠”を破壊したり、星徒に有効なのかも初耳だった」
綾云媛:「では……“偶然”にも発見したのですか?」
綾云媛:「この広いノヴァリスの只中から?名前だけで?」
五位堂マキエ:「防衛寮さんも知っての通り、あたしはあそこの出だったからね」
五位堂マキエ:「ペネムさんとも多少は親しかったし、何かあるのかな~とは思ってた……というのも前の取り調べの時言ったね、思ってたけど……」
五位堂マキエ:「それくらいかな、話を聞いて『もしかして……!?』って勘が働いたんだ」
五位堂マキエ:「まさか大当たりとは思わなかったけどな~!」
五位堂マキエ:ワーッハッハッハ!ぐびぐびと紅茶を呷る。
綾云媛:「……ふむ」
綾云媛:「そういう落とし所をご希望なので?」
五位堂マキエ:「……と、ゆいますと?」
五位堂マキエ:「……合コン委員会は、今毎日……色々騒がしいけど、楽しくやっているし」
五位堂マキエ:「あたしも、すごくお世話になってる。みんな好きだし、ありがたいですよ」
五位堂マキエ:「そんなあたしたちが、いよいよ関わった星徒の討伐に、四苦八苦しながらもなんとかやり切った」
五位堂マキエ:「防衛寮さん的にも、当座の憂いがなくなって万々歳。どっちもうれしい……」
綾云媛:「はい。そちらはますます評判がよろしくなるでしょうね」
綾云媛:「当座の憂いは除けました。これは事実ですが」
五位堂マキエ:「そう!だから他には……何もいらないんじゃないかな~!……って」
五位堂マキエ:「勿論、あたし達へのご褒美に何かの色を付けてくれるなら、別の所に落としてくれるのも全然!そりゃあ全然構いませんがっ!」
綾云媛:「星徒を撃滅せしめる組織が、十字冠破壊兵器の運用能力を保有している」
綾云媛:「この状況は、憂いとなりませんか?」
五位堂マキエ:「……そういうことか」
五位堂マキエ:「勿論、あたしたちが見つけた“レッドパンサー”の情報は全部そちらにお渡ししますよ」
綾云媛:「確証を頂きたいのです。あなたたちが今後の運用能力を喪失していること、もしくは――」
綾云媛:「あの兵器が対応可能であるものであるとの証左が」
綾云媛:「……えっ」
綾云媛:「いいんですか。あっさり……」
五位堂マキエ:「もう壊れちゃってますけど、機体が欲しいっていうなら可能な限りパーツを集めて渡しても……」
綾云媛:「あなたがたのイニシアチブでは……?」
五位堂マキエ:「イニシアチブて」
五位堂マキエ:「やっだなあ~防衛寮さん!あたしたちは合コン委員ですよ!」
五位堂マキエ:「……言ったでしょ、合コン委員です。“十字冠を破壊する兵器”なんて、ない方がいいに決まってる」
綾云媛:「……」
五位堂マキエ:「それを星室庁が、あたしたち以上に上手く管理してくれるっていうなら、別に全然いいんです。渡しますよ」
綾云媛:「何ですかそれ」
五位堂マキエ:「あたしたちはね、亡くなった……生徒、さんたちがゆっくり休めるようにする集まりなんで」
綾云媛:「じゃあこんな張り詰める必要ないじゃないですか」
綾云媛:「気を張って損した……」
五位堂マキエ:「……ありゃ!」
五位堂マキエ:「すいません、何か気を……なんでしょ、無闇に緊張させちゃって……ました?へへ……」
綾云媛:「してましたよ……。あー疲れた」お菓子をパクパクと食べだす。
綾云媛:紅茶もグビグビと飲む。
五位堂マキエ:「おっ、イケる口!」
五位堂マキエ:緊張を解いた綾さんに内心ちょっとだけ驚いてる!でもおどけるぞ!
綾云媛:「ぶっちゃけ敵が多すぎますからね。気を張ることに越したことはないんですが」
綾云媛:「なんかもうあなたはいいかなって思いました」
五位堂マキエ:「ほほ~?ほほ~!」
五位堂マキエ:「いやまあ確かに。こんなお仕事してるんじゃ、それも当然っすね。どこの誰も、疑ってかからなくちゃ始まらない……」
五位堂マキエ:「ジェネシスの上の方、キングダムの上の方、メサイアも……まあ、ある意味信用できないか」
五位堂マキエ:「……そりゃそうだね。いつもお疲れ様ですわ」
五位堂マキエ:「まあ、ぶっちゃけるとあたしも今の防衛寮さんの言うことを100%信じられるか……?という点では、」
五位堂マキエ:「どうしても、ちょっと警戒しちゃう気持ちはぬぐい切れないけど……でも、」
五位堂マキエ:「少なくとも、今言ったことは本心ですよ。“十字冠を破壊する兵器”は、星室庁さんに任せていい」
五位堂マキエ:「あたしたちは、皆がそういうことを忘れて、今からでも楽しく暮らせればそれでいいんです」
綾云媛:「……ふん」
綾云媛:「欲がないんですね」
五位堂マキエ:「いや~そうかな~。むしろあたしたちはかなり望みがいっぱいある方だと思うんだけどな~」
五位堂マキエ:「……少なくとも星室庁さんたちがうんとしっかり働いてくれないと、それは手に入らない」
五位堂マキエ:「星徒の今後とか、男子のみんなとか、卒業後のこととか!」
五位堂マキエ:「大変っすよ!そういう所、全部何とか楽しく過ごしたいんで!」
五位堂マキエ:「……欲張りなんだよ。そういう難しいものを、楽しくしたい。だから防衛寮さんも、うんとがんばってよ!」
綾云媛:「欲がないというのは訂正しましょう」
綾云媛:「とてつもなく強欲のようで。まあ、でも、そうですね……」
綾云媛:「それを露わにされて頂ける分には、好ましいとも思います」
五位堂マキエ:「……ぐへへ」
五位堂マキエ:「よし、それじゃあ、お願いしますよ!」立ち上がる。
五位堂マキエ:「“レッドパンサー”の情報は、お話通りすぐにでも!機体は……あ~細かい替えの利くパーツなんかは、」
五位堂マキエ:「ちょっとこっちにも残してくれません?いや、あたしの車に幾つか組み込んじゃって……」
五位堂マキエ:話を続ける。そうだ、あたしたちは欲張りだ。叶うかわからないものを、求め続けている。でも……。
五位堂マキエ:でも大丈夫、手に入れられた物だってある。大丈夫。
五位堂マキエ:あの日――。
五位堂マキエ:――いってらっしゃい。
五位堂マキエ:帰ってこなかったんだ。帰ってこなかったものが……。
五位堂マキエ:星室庁の前には、今疾走D型が停まっている。“先生”が遺してくれた物を、組み込んだ車が。
五位堂マキエ:……帰ってきたんだ。


【エンディング:イザベル・クリニェ】

GM:君は高い再生能力を持っている。そのため、あれだけの激しい戦いを経てなお……
GM:ピンピンとして……
GM:は、特に居なかった。
GM:【メサイア地区 病院】
GM:高侵蝕とダメージの蓄積が祟り、君は入院の憂き目にあっている。
イザベル・クリニェ:彼女は――白いベッドの上で冷たくなっていた。
イザベル・クリニェ:肉体的損傷自体は、まぁ、1回死んだ程度で済ませられるのだが
イザベル・クリニェ:今後の生徒会の追求だったり、カタコンベも戦闘の結果とはいえ派手に爆発させてしまったことだったり
イザベル・クリニェ:それより何より大きな出来事を乗り越えたとはいえ、仲間の心がどうなっているかも心配で
イザベル・クリニェ:彼女はベッドの白に同化するように真っ白になっていた。
レーシャ・コヴァリューク:「……あの」
レーシャ・コヴァリューク:「亡くなってます?」
イザベル・クリニェ:「ふぉあっ!」びくぅっ いきなりかけられた声に飛び上がり、色が戻る。
レーシャ・コヴァリューク:「それどうなってらっしゃるの……?」
イザベル・クリニェ:「さ、三途の川が見えかけでしたぁ…いつも、誰も手振ってないんですけどね……じ、じゃなくてっ」
イザベル・クリニェ:「な、なんであなたがここにぃ…!?」
レーシャ・コヴァリューク:「何故と言いましても……」
レーシャ・コヴァリューク:「カタコンベからは出禁を賜りまして」
レーシャ・コヴァリューク:「仕方がないのでまあ……」
レーシャ・コヴァリューク:「謝罪に来るならここかなと……」
イザベル・クリニェ:「あ、あぁ~……」
イザベル・クリニェ:「そ、そのぉ…ご気分とか、大丈夫ですかぁ…?」今回は彼女も星徒に利用された被害者の側面がある。だからこそ怒るより先に心配の気持ちが勝った。
イザベル・クリニェ:先ほどまで死んでいたというのにするのが真っ先に他人の心配な辺り、自分の体質は気にしても仕方ないと思っている。
レーシャ・コヴァリューク:「まあ……よろしくはありませんが……」
レーシャ・コヴァリューク:「とはいえ、もはや望みを実現するすべは有りませんから。詮無いことです」
イザベル・クリニェ:「…まぁそりゃ…お辛いですよねぇ…」
イザベル・クリニェ:カタコンベ出禁も妥当な処分ではあると思うが、今ばかりは可哀想に思う。
イザベル・クリニェ:「……あそこに入れないんじゃ、反省して故人に手を合わせるってこともできないじゃないですかぁ……」
レーシャ・コヴァリューク:「まあ……あそこばかりが祈る場所ではありませんから」
レーシャ・コヴァリューク:「あそこに遺骸もないわけですし。祈るだけであればどこでも変わりません」
レーシャ・コヴァリューク:「それも怠っていましたがね」
イザベル・クリニェ:「それもそう、ですけどぉ……」あの蛮行に至る気持ちばかりは理解できる立場なだけに複雑な気持ちで
イザベル・クリニェ:「…その、ですね。えっと…そちらがよければでいいんですけど…」
イザベル・クリニェ:「故人の影を追うだけが弔いの形って訳じゃないと思うんですぅ……」
イザベル・クリニェ:「そ、その、貴女の悲しみに寄り添ってあげられて、支えてくれる人がいる環境で、ゆっくり、少しずつ」
イザベル・クリニェ:「大切な人の死に向き合う弔い方もあると思うんです。ですから、そのぉ……」
イザベル・クリニェ:「…あ、貴女も合コン、始めてみませんかぁ…!」
レーシャ・コヴァリューク:「えっ」
レーシャ・コヴァリューク:「正気ですか?」
レーシャ・コヴァリューク:「わたくしどもはあなたたちの寄る辺を襲っては」
レーシャ・コヴァリューク:「ことごとく破壊の限りを……」
レーシャ・コヴァリューク:「尽くそうとはしましたが尽くしてはおりませんが……」
レーシャ・コヴァリューク:「なんですかあの海月は……」
イザベル・クリニェ:「も、もう前みたいな馬鹿をするわけじゃないのは、私でもわかりますぅっ!」
イザベル・クリニェ:「き、きっと心から反省の意志を示せば分かってくれる人たちだと思いますしっ…ほら、私みたいな顔がいいだけの女にも優しくしてくれる方々ですから」
イザベル・クリニェ:「そ、それにっ……私からも委員長に直談判しますっ。ほ、ほんとはあのキラキラっぷりをサシで浴びたくないんですけどぉ…」
イザベル・クリニェ:「で、でも……でもぉっ……」
イザベル・クリニェ:「これでことを終わらせて、一人で悲しさだけ抱えて生きるのは……死ぬよりも辛いと思いますからぁっ……」
レーシャ・コヴァリューク:「……お気持ちはありがたいのですが」
レーシャ・コヴァリューク:「わたくしにも志を同じくするシオニストの方々がおります」
レーシャ・コヴァリューク:「まずは彼女らと心を交わすのが先決でしょう。それから」
レーシャ・コヴァリューク:「わたくしのような者に、斯様に接して下さる方が」
レーシャ・コヴァリューク:「顔だけなどご謙遜召されませるな」
レーシャ・コヴァリューク:「嫌味にもなりますよ」
イザベル・クリニェ:「ふぇ…ど、どうも……?」面と向かってそう言われると当惑しつつ
イザベル・クリニェ:「そ、そういうことならわかりましたぁ…確かにお仲間の方も多かったですもんね…」
イザベル・クリニェ:「で、でもこちらはまた暴れでもしなかったらいつでも受け入れられるようにしたいのでっ…そのぉ…」
イザベル・クリニェ:「…悲しみに負けそうなとき、故人の想いが募ったとき、立って前に進めそうになくなりそうになったとき」
イザベル・クリニェ:「葬送ばかりが仕事じゃありません。そ、そういう時に寄り添えるのも、私たちのいる意味だと思いますので…」
レーシャ・コヴァリューク:「……はい。寛恕を賜り、感謝しております」
レーシャ・コヴァリューク:「あなたのお早いご復活も、お祈り申し上げましょう」
イザベル・クリニェ:「ぁ、は、はい…ご心配どうもです…あ、はは、ふぇ…」
イザベル・クリニェ:彼女がここまで大きく声を出し続けたのは中々なかったと言ってもいい。これ以上なく度胸も振り絞った。
イザベル・クリニェ:それ故に、まぁ、反動も大きく
イザベル・クリニェ:「へ、へ……ウグ……」がくっ ぐったりと首が垂れ下がる。
イザベル・クリニェ:そう。またなんだ。すまない。
GM:怒り心頭のナースがぶっ飛んでくるのも、そう遠い話ではないだろう。
GM:それは不幸でもなんでもない。ただの当然の結末なのである。


【エンディング:フェリ・ベルクラム】

GM:【メサイア地区 病院】
GM:しばらくして、プリプリ怒りながらナースが部屋を出ていく。
GM:君はそれを、同じ部屋から聞いていた。
イザベル・クリニェ:ぷるぷる こってり絞られてベッドの上で震えながら意気消沈するしている。
フェリ・ベルクラム:「……看護師さんが正しいわ」
フェリ・ベルクラム:ゆったりとした患者衣を着て、カーテンを一つ挟んだ向こうのベッドで本を読んでいる。
イザベル・クリニェ:「う、うぅ~フェリさぁんっ…で、でもぉ…すぐ復活は出来るから大丈夫だって言ってるのにぃっ…」
イザベル・クリニェ:彼女の姿が普通にあることに安心する。正直"燃え尽きて"いても不思議ではないと思ったから。
イザベル・クリニェ:「そ、それにむしろあの場はレーシャさんが心配でしたしぃ……」
フェリ・ベルクラム:「治ることは、怪我していいことにはならないでしょ」
フェリ・ベルクラム:「シオニストの生徒の方は、後遺症もなくてピンピンしてるんだし」
フェリ・ベルクラム:……とはいえ、フェリがこの病棟に居るのは、戦いの怪我よりも遺産の濫用の方が大きい。
フェリ・ベルクラム:感情を砕いて撒き散らすような攻撃。泣き叫んだ声は、まだ少し枯れている。
イザベル・クリニェ:「うぐっ…」ド級の正論が突き刺さる。心が折れそうだ。
フェリ・ベルクラム:それでも、今は落ち着いてはいる。
フェリ・ベルクラム:「イザベルは、いつも」
フェリ・ベルクラム:「誰かの代わりに泣いて、誰かの代わりに傷ついて」
フェリ・ベルクラム:「嬉しいし、有難いけど、やっぱり、見てて心配になるから」
イザベル・クリニェ:「う、うぅっ……じ、じゃあっ……フェリさんこそ心配させないでくださいよぉっ……」
フェリ・ベルクラム:「……ん。まあ……迷惑かけたよね、今回は。ほんとうに……」
イザベル・クリニェ:「お、お”きてっ…一番最初に同室で入院してたってわかったとき…ほんと、安心したんですっ…そ、それがどうしてかって…」
イザベル・クリニェ:「ら、ラトナさんもいなくなっちゃったしっ……フェリさん、どこかに消えちゃうんじゃないかって……!」
イザベル・クリニェ:「そのぐらいしても、不思議じゃないって思っちゃって…うぐ、ズビッ、お”お”お”お”お”んっ……!」
イザベル・クリニェ:涙と鼻水を零し、凡そ美少女が上げてはいけない声を漏らして泣きだしている
フェリ・ベルクラム:「ああ、もう……」
フェリ・ベルクラム:もぞりと素足がベッドから出る。スリッパを履いて、イザベルのベッドに寄る。
フェリ・ベルクラム:「ほら、もう、鼻かんで。水のんで」
フェリ・ベルクラム:背中を摩ってあげる
イザベル・クリニェ:「うええん……んく、んくっ…」渡されたティッシュでチーンッと鼻をかみ、水を飲むといくらか落ち着き始めて
イザベル・クリニェ:「う、うぅっ…消えちゃったりしませんよねぇ…もう生きる意味なくなっちゃったとか、そんなこと考えてませんよねぇっ…」
イザベル・クリニェ:泣きすぎて腫れた眼で不安そうに傍にいるフェリを見つめる
フェリ・ベルクラム:「最初は、そうなりたいって思ったときもあった」
フェリ・ベルクラム:どうして、妹が死んだのに、まだ私は生きてるんだろう。
フェリ・ベルクラム:どうしてまだ世界は続いているの。ラトナが死んだとき、世界も一緒に終わったんじゃなかったの?
フェリ・ベルクラム:「……けど、人はそう簡単に消えられない。ラトナが死んだことは、世界には何の影響も与えない」
フェリ・ベルクラム:「イザベル。貴方に大切な人はいる?」
イザベル・クリニェ:「わ、私は……」
イザベル・クリニェ:「……今も折れないで輝きを持ち続けてるフェリさん達が大好きです」
イザベル・クリニェ:「大事な人の想いを受け継いで進めるマキエさんも……優しさを失わないでいられてるカナデさんも……強くて明るさを振りまいてくれるキョウさんも」
イザベル・クリニェ:「みんな、みんなっ……ここから幸せになるべき人たちなんです。…これ以上不幸になんて、なっていいはずないんです」
フェリ・ベルクラム:「…………ありがとう」ぎこちなく、頬を緩める。
フェリ・ベルクラム:イザベルの、まだ涙の残る顔を引き寄せて、抱きしめる。
イザベル・クリニェ:「ぁっ…」とても小さく、心細くも思える体。実際虚弱なのも事実である。
イザベル・クリニェ:しかしそれでも、心の輝きだけは他に引けを取らない少女。
フェリ・ベルクラム:「……妹のいない世界で、私を支えてくれたのは、あなた達。革命を為して、メサイアを維持した生徒達。映像研究部の子に、合コン委員会のみんな」
フェリ・ベルクラム:囁くように伝える。「あなたたちとつながっていたから、わたしは立てているの」
イザベル・クリニェ:「フェリさん……」
フェリ・ベルクラム:「あなたたちが、わたしの万能薬だった……」
フェリ・ベルクラム:「だからね、わたしも同じようにしたいの」
フェリ・ベルクラム:「世界は、人の悲しみに寄り添ってくれない。一緒に終わってくれない、泣いてくれない」
フェリ・ベルクラム:「だから今度は、わたしが、誰かの涙に寄り添えるひとになりたい」
フェリ・ベルクラム:「……イザベルみたいになりたいの。だから、いなくなるわけないでしょう?」
イザベル・クリニェ:……その言葉に、在りし日の光景を思い出す。
イザベル・クリニェ:止められなかった死があって、哀しみがあって、流れる涙があって。
イザベル・クリニェ:……足を動かす理由はそれで十分だった。世界は、人の悪意は恐ろしく、自分を悉く死に至らしめるものばかりだったけど。
イザベル・クリニェそんなもの・・・・・よりも怖いことが、目の前にあったから。
イザベル・クリニェ:そんなちっぽけで、劇的な契機もない想いを初めて受け止めてもらえたような気がして
イザベル・クリニェ:「う”、う”ぅ~……よ”が”った”ぁっ……ありがとう、ございますっ……生きてて、くれてっ……」
イザベル・クリニェ:安心して、その体の存在を確かめるように強く強く、抱きしめ返す。
フェリ・ベルクラム:「もう。あべこべだわ……」
フェリ・ベルクラム:入院して、もう何度目かにもなる確認に、苦笑する。
イザベル・クリニェ:「わ、わたしっ…これからも支えになれるようにしますからっ……ラトナさんの代わりにはなれないし、悲しみも消せないでしょうけどぉっ……」
イザベル・クリニェ:「でも、これからっ…これからを生きて、進んでいくために一緒に頑張りますからっ…だからっ…」
イザベル・クリニェ:「も、うっ…消えないでくださいっ……私のために生きて、くださいっ…おねがい、です、からぁっ……」
イザベル・クリニェ:最後の方は嗚咽でまともに言葉にもなっていない。そんな情けない懇願。
イザベル・クリニェ:しかしそれが今は一番、心に響くのかもしれない。
フェリ・ベルクラム:「はいはい……」あやしながら、艶やかな黒髪を優しく撫でる。「……、……」ぴこぴこと耳が動く。
フェリ・ベルクラム:(いま)(思ったより)(たいへんなことを言われた気がする……)
フェリ・ベルクラム:「分かったから。イザベルより先には死なないわ……っていうと、あまり信用のある表現にはならない……?」
フェリ・ベルクラム:「……ありがとう。本当に」
フェリ・ベルクラム:胸の中で泣く少女をあやしながら、窓から空を見上げる。
フェリ・ベルクラム:――ねえ、ラトナ。
フェリ・ベルクラム:――おねえちゃん、もう少しがんばってみる。
フェリ・ベルクラム:――ラトナみたいには、上手くできないかもしれないけど。友だちを大切にして。助け合って。前を見て生きてみる。
フェリ・ベルクラム:――あなたの思い描く理想よりも、ずっとずっと、自慢のお姉ちゃんになるから。
フェリ・ベルクラム:「どうか、見ていてね」
フェリ・ベルクラム:窓の先、遥か高い空を、白い鳥が横切った。

GM:----
GM:【深夜】
GM:かすかな物音がする。
フェリ・ベルクラム:「…………」
フェリ・ベルクラム:先に、耳が音の方を向いた。「ん……」
フェリ・ベルクラム:身じろぎしながら、目を薄く開く。
十掬キョウ:「……あ」眼の前に少女の姿がある。
フェリ・ベルクラム:ふわふわした頭で考える。自分は、どこで寝ていたのだったか。
十掬キョウ:見下ろすような格好。長い髪が君にかかる。
十掬キョウ:「ごめん、起こしちゃった……?」
フェリ・ベルクラム:「…………きょう?」
フェリ・ベルクラム:ぱちぱちと、瞬きする。
フェリ・ベルクラム:何拍か遅れて、至近距離に気付く。「……え。? キョウ?」
十掬キョウ:「えへへ……おはよう」小声で。
フェリ・ベルクラム:「おはよう……まだ夜だけれど……」
フェリ・ベルクラム:寝転んだまま、喉を晒すように首を傾げる。何故キョウがここにいるのか。
十掬キョウ:「ホントはこっそり置いておこうと思ったんだけど……」
十掬キョウ:手に小さな網籠を持っている。
フェリ・ベルクラム:「何よそれ……サンタさん?」
十掬キョウ:「だってあんまりお見舞いすると、フェリちゃんは申し訳なくなるかなって」
フェリ・ベルクラム:「このほうがびっくりするわよ……」トーンを一段落として囁く。カーテンの向こうから、イザベルの安らかな寝息が聞こえてくる。
十掬キョウ:「起こすつもりじゃなかったんだよ~」ひそひそ声で話している。
フェリ・ベルクラム:「それで……そのカゴは……?」
十掬キョウ:「ん……はいっ」中にラスクが詰まっている。
フェリ・ベルクラム:「……ありがと」
フェリ・ベルクラム:小さく笑いながら、身をそろそろと起こす。
十掬キョウ:「作ったんだ。結構簡単にできるんだよ」
フェリ・ベルクラム:「さすがね。……でも、いま食べれないわね」
十掬キョウ:「えっ……あっ」
十掬キョウ:「ごめん……」
フェリ・ベルクラム:「ふふふ……」
フェリ・ベルクラム:「ねえ、キョウは、大丈夫だった……?」
十掬キョウ:「うん?」
フェリ・ベルクラム:手を伸ばす。キョウの白いコートの、中ほどを摘まむ。
フェリ・ベルクラム:「星徒の……ラトナに」
フェリ・ベルクラム:「ひどいことされなかった……?」
十掬キョウ:「離脱させないようにしてたからね。平気……とまでは言わないけど」
十掬キョウ:「とっても傷つけられたってわけじゃないよ」
フェリ・ベルクラム:ずい、と下から睨み付けるような表情。
フェリ・ベルクラム:嘘を言っているわけではない、と分かっていても。「心配した」
十掬キョウ:「それよりも、僕もごめん。本当はさ……」
十掬キョウ:「会わせないようにしなきゃいけなかったんだよ。葬送係は……」
フェリ・ベルクラム:「?」
十掬キョウ:「2回もさよならさせちゃった。そのせいで」
十掬キョウ:「ごめんよ……」
フェリ・ベルクラム:「キョウ……」
フェリ・ベルクラム:葬送係。星徒。何よりも大切だった、誰かの似姿のジャーム。
フェリ・ベルクラム:「……許さない」
フェリ・ベルクラム:ぐい、とコートをつかんで引き寄せる。
十掬キョウ:「……うん」
十掬キョウ:「だよね。許されないよね……」
フェリ・ベルクラム:「ラトナと会ってしまったことじゃないわ」
フェリ・ベルクラム:「そのために、キョウが、自分から傷つきに行ったこと」
フェリ・ベルクラム:ぽす、とその胸元に頭を当てる。
十掬キョウ:「それは……!」大声を出しかけて。「それは……」
十掬キョウ:「フェリちゃんだってやろうとした」
フェリ・ベルクラム:「うん。……そうね。そう。私たちはみんな、そうしがち」
フェリ・ベルクラム:「イザベルも、カナデも……私も」
フェリ・ベルクラム:「マキエだって……いつも笑っているけど」
フェリ・ベルクラム:「まだ大きな傷を隠してるでしょ」
十掬キョウ:「……うん」
フェリ・ベルクラム:「だからね。キョウ」
フェリ・ベルクラム:顔を上げる。
フェリ・ベルクラム:「『ありがとう』」
フェリ・ベルクラム:眉尻を下げた微笑。「生きててくれて。守ってくれて。一緒に戦ってくれて。……私を合コン委員会に誘ってくれて」
フェリ・ベルクラム:「わたしは、妹みたいには話せないけど……いっぱい、いっぱい伝えるようにする」
十掬キョウ:「うん。うん……」
十掬キョウ:「僕も、フェリちゃんが居てくれて嬉しい。来てくれて嬉しい」
十掬キョウ:「こうして、ここにフェリちゃんがあって……」ぎゅーっとしてから。
十掬キョウ:思い出したようにパッと離す。「……うれしいの」
十掬キョウ:「フェリちゃんはラトナちゃんじゃないけど、ちゃんと伝わってる」
フェリ・ベルクラム:抱きしめられて少し驚くも、身体から力が抜ける。
フェリ・ベルクラム:「そうだと、うれしい」
フェリ・ベルクラム:「……不思議。こんな距離で、人と話したこと、ないのに」
十掬キョウ:「ラトナちゃんは……ちょっと元気すぎるしね」えへへ、と笑う。
フェリ・ベルクラム:「覚えがある気がする……」
フェリ・ベルクラム:「……?」
フェリ・ベルクラム:すこし、手指を遊ばせる。「……いまさらだけれど」
フェリ・ベルクラム:「わたしラトナ、あなたに何をしたの……?」
十掬キョウ:「え”っ」
十掬キョウ:「えーっと、その……」
フェリ・ベルクラム:ず、と至近距離で見上げる。
十掬キョウ:目をそらす。
フェリ・ベルクラム:興味深げに目を丸くすると、少しだけ妹の面立ちに近づく。
十掬キョウ:「違うの、僕はフェリちゃんだと思ってて~……」
フェリ・ベルクラム:「言って」
十掬キョウ:「……」
フェリ・ベルクラム:つい、とキョウの顎に指をやる
十掬キョウ:「ひゃわっ」甲高い声を上げる。
フェリ・ベルクラム:「妹の不始末は、私の不始末だもの」
フェリ・ベルクラム:「何かしてたんなら、責任は取るから」
十掬キョウ:「違うの、違くて……!わたしと仲がいいのって急に言われて、当たり前じゃん!ってゆって……」
十掬キョウ:「じゃあどれくらい?ってなって……ぐいぐいって来て……」
十掬キョウ:「なんかいつもと違うフェリちゃんの感じでドキッって……」
十掬キョウ:「あっわあああ!今のナシ!」
フェリ・ベルクラム:「ぐいぐいって、ふうん。どきって……」
十掬キョウ:「あうあうあう」
フェリ・ベルクラム:「じゃあキョウは」 キョウの両頬に手を当てる。顔が近づく。「こういうわたしが好みなんだ」
フェリ・ベルクラム:………こつん。額が軽くぶつかる。
十掬キョウ:「わ、わ、わ、わ……!」
十掬キョウ:「ひうっ」目を閉じかけるが、衝撃で目を開け直す。
フェリ・ベルクラム:「…………………。なん、て」
フェリ・ベルクラム:「やっぱり、私にラトナは向いてないわ」すい、と手を離す。こちらも頬が赤い。
十掬キョウ:「フェリちゃんはフェリちゃんでいいよお~……」
十掬キョウ:「いつものフェリちゃんが好きだよ……」
フェリ・ベルクラム:「ふふ、ありがと。わたしもいつものキョウは好きよ」
フェリ・ベルクラム:ちょっと弱っているキョウもかわいい。と思ったが口には出さないで済ませた
十掬キョウ:「……合同の懇親会をね。またやろうとしてるんだって」
十掬キョウ:「しっかり身体を治して。本当にいつものフェリちゃんになって」
十掬キョウ:「また一緒にやっていこう」
フェリ・ベルクラム:「………うん。うん」
フェリ・ベルクラム:貰ったバスケットを抱きしめて、大きく頷く。
フェリ・ベルクラム:「とっても、楽しみ」
フェリ・ベルクラム:頬を緩めて、目を弓のようにして笑う。
フェリ・ベルクラム:妹の真似でも、姉の責任でもない。
フェリ・ベルクラム:フェリ・ベルクラムの、ひょっとしたら初めての、自然な笑顔だった。


【エンディング:双海カナデ】

GM:【カタコンベ近郊 地底湖沿岸】
GM:カタコンベの隧道からほど近い地底湖。
GM:ここはお菓子作りにも大事な、委員会の貴重な水場として活用されている。
合コン委員会生徒:「フェリりんが復帰できてよかったね~」
フェリ・ベルクラム:「ごめんなさい、心配かけて」
双海カナデ:「ずっと漂ってた例の気配も完全に消えて、ようやくゆっくり休める気がしますよ」
合コン委員会生徒:「カナちゃんってばずっと心配してくれてたんだよ~?」
フェリ・ベルクラム:「え、そうだったの?」
双海カナデ:「まあ…」少し顔を背け、クラゲの手入れに視線を移す
フェリ・ベルクラム:「ご……ありがとう。」
フェリ・ベルクラム:謝る代わりに、お礼を口にする。
双海カナデ:「…」
フェリ・ベルクラム:ふよふよと、ポケットから光るクラゲを取り出す。
双海カナデ:改めてフェリの方へと振り返る
双海カナデ:「…その子も連れてきてくれたんですね」
フェリ・ベルクラム:「うん。……やっぱり、嬉しそう? かな」
フェリ・ベルクラム:「カナデさんのエフェクトで作った生き物なのかと思っていたんだけど……」
双海カナデ:「エフェクトで作ってはいるのですけれども…でも、生き物としての仕草をしてくれるので」先ほどの言葉で少しだけ赤くなった耳を隠すような仕草をしながら
双海カナデ:「半分は私の意思。もう半分はくラゲ自身の意思が混ざってるんじゃないかなって思うんです」
合コン委員会生徒:「へえ~」つんつんしている。
合コン委員会生徒:「ぷにぷにだ~」
フェリ・ベルクラム:「不思議。透き通っていて、すぐに消えてなくなりそうで……でも確かな存在感がある」
フェリ・ベルクラム:「カナデさんらしい」
双海カナデ:「あら、そんなに儚そうに見えていたんですね。私」
フェリ・ベルクラム:「あ、ええっと……」
フェリ・ベルクラム:「そうじゃなくて……その」 しどろもどろ
合コン委員会生徒:「カナちゃんは儚そうじゃない?」
合コン委員会生徒:「ヒラヒラだし。浮世離れしてそうだし」
フェリ・ベルクラム:「そう……あまり他の子と話しているのを見たこともなかったから」
双海カナデ:「…そうですね。皆さんと距離を置いていたのは事実ですから」
双海カナデ:「でも、ちゃんと地に足着いたところあるんですよ?」
フェリ・ベルクラム:「……たとえば?」
双海カナデ:「この前は、フェリさんと一緒に卵焼き、ウィンナー、おにぎりのセットを作りましたし」フェリの小さなクラゲをもってコンディションを確認しつつ
双海カナデ:「ね?」
合コン委員会生徒:「え~いいな~!」
双海カナデ:「あと、実はおにぎりは梅干派なところとか…」
フェリ・ベルクラム:「案外、戦うときは前のめりだったりとか……?」
双海カナデ:「うふふ…それはちょっと実物を見せたらちょっと引かれそうかもしれませんが」
フェリ・ベルクラム:「うん。でも、そうね。今は知ってるわ、カナデのことは」
双海カナデ:「それでは…また、今度も知っていただけますか?」
双海カナデ:「今度は…今度こそ。歩は遅いかもしれないけれども」
双海カナデ:「少しずつ…少しずつでも、私のことを知ってもらって」
双海カナデ:「皆さんのことを知っていければ…って。少し思えるようになったから」クラゲの元気な様子を確認し、フェリへと返す
フェリ・ベルクラム:「そうね。……触れがたいところ、隠していること、みんなあると思う」
フェリ・ベルクラム:「それでも、教えあって、助け合って」
フェリ・ベルクラム:クラゲを受けとる。「……いつか、私も。カナデのために頑張りたい」
双海カナデ:「…一緒に、頑張っていきましょうね」
双海カナデ:「……」
双海カナデ:「それで、最初に頑張ることなのですが」
双海カナデ:じーっとフェリの体を凝視し
双海カナデ:「能力の使用は過剰にやってないですか?薬や、注射の過剰な摂取の方は控えてますか?」
フェリ・ベルクラム:「えっえっ」
双海カナデ:といいながら、お腹のところを触診等でチェックする
合コン委員会生徒:「おっいいぞいいぞ」
合コン委員会生徒:「うちの子ら無理しがちだからね!」
フェリ・ベルクラム:「ひゃっ?」
合コン委員会生徒:「ガンガンケアしてこ」
双海カナデ:「死の気配が引いたことについては安心しましたが、いくらオーヴァードと言えども、薬剤の過剰摂取は体に毒」
フェリ・ベルクラム:「カナデさんこそ、身体にたくさん穴開けられてたじゃない……!」
双海カナデ:「過剰な服用は、いつか本当に体が病んだ時に効かなくなるのですよ」
フェリ・ベルクラム:「過去の使い手の記録だと、身体に劇物を撃ち込んで増幅射出してたんだけど……」
双海カナデ:「私はいいんですよ。クラゲのように再生して今はこの通りですから」口周りに開いていた穴さえも何事もなかったかのように
双海カナデ:「それよりも、死の気配が引いたのは安心しましたが、過剰な服薬は私許していませんですからね」
双海カナデ:恥がない程度に他のところにも摂取後がないか確認しようとし
フェリ・ベルクラム:「それじゃ私の力ほとんど使えな…………ぜ、善処するから!」
フェリ・ベルクラム:「そこのあたりは駄目!」
合コン委員会生徒:「カナちゃんだいたーん」
双海カナデ:「善処しますか…うふふ。言質取りましたからね」薄く笑ったいつもの顔ではなく、少しいたずらそうに笑いながら
フェリ・ベルクラム:ば、と手で隠して距離を取っている
フェリ・ベルクラム:「もう……一生敵わなそう……」
双海カナデ:「ふふ…合コンの守護者ですからね。私。皆さんに勝つつもりでいますから」
フェリ・ベルクラム:「何をどうしたら勝ちなの……」 気がつけば調子を取り戻したのか、随分と数が増えたクラゲを見上げる。
フェリ・ベルクラム:割と負けず嫌いなこと。これも、今回のことがなければ知らない一面だったのだろう。
双海カナデ:「…そうですね。色々と手段や方法はありますが」
双海カナデ:「今はただ、皆さんのいろんな面を知っていく。そのことで勝ちにつなげていこうと思います」


【エンディング:合同イースター会】

GM:事件が集結し、負傷・消耗していた人員も全員復帰した。
GM:そして今は、前回盛況に終わった合同懇親会。その第2回について、リハーサルの時を迎えていた。
GM:前回の反省を活かして、ムーディな音楽を流しながら……
GM:チカチカしないで落ち着ける薄暗い雰囲気。
GM:春らしい季節感を意識して、ピンクのライトが照らしている。
GM:疲れてしまったときにご休憩できるように、布団も敷かれている。
GM:先生役の生徒が、中心に座らされている。
GM:そして、前回はひな祭りだったイベントのテーマは……
GM:次のシーズンのイベントへと切り替わっていた。
フェリ・ベルクラム:「い、いらっしゃいませ、私たちの歓迎会へようこそ、先生」
フェリ・ベルクラム:いつかの地雷によって着替えさせられたバニー服に身を包み。
フェリ・ベルクラム:どこかで見た銀色のお盆に飲み物を載せている。
GM:これこそ磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教においては最も重要とされる祭――
GM:――すなわち、イースターだ。
イザベル・クリニェ:「ひ、日々の業務、本当にお疲れ様ですぅ…今日は私たちが"癒して"差し上げられればと……」
五位堂マキエ:「いらっしゃいませ~~。はい、そういうことでですね、うんとくつろいでいってくださいね!」
イザベル・クリニェ:ピンクの光に照らされた漆黒の布地がその非日常感を演出しており、その手には黒い羽毛が梵天代わりに付いた耳かきが握られていて
イザベル・クリニェ:「わ、私っ…上手くできるかわかりませんけどぉっ…たくさん、癒していけるよう頑張りますからぁ…」と、こしょこしょとモブ娘の耳元で囁いている
合コン委員会生徒:「ひゃっ……!」
双海カナデ:「……お疲れ様です。先生」顔が非常にこわばり睨みつけるようなようすで
フェリ・ベルクラム:「リラックスしてくださいね」傍に屈み込み、指や手をとって、やさしく揉んでいく。
合コン委員会生徒:「ほわ……」
五位堂マキエ:「へへ~まあ先生、あんまり緊張なさらず。やることと言えばお菓子やレクリエーションで楽しく過ごしましょうといういつも通りのあれなので」
五位堂マキエ:「ゆっくり、楽しまれていってくださいねっ」バチーン!ウインク!
十掬キョウ:「ぴょ……ぴょんぴょん!」薄手の金色のバニー服に身を包み、おずおずとジェスチャー。
十掬キョウ:「う……うさぎは……豊穣の象徴なので……」カンペを棒読みしている。
十掬キョウ:「ここでの生活が……より実りあるものになりますように……」
十掬キョウ:(か、カナデちゃん顔!笑顔!)
双海カナデ:「イースターと言えばウサギと卵」
合コン委員会生徒:「わ……わ……」雰囲気に飲まれている。唾を飲む。
双海カナデ:「新たな生命の象徴として私達が用意した手作り卵を用意したので…」表情がギリギリ…とした食いしばる様子になっていき
双海カナデ:「……」
双海カナデ:「……」
双海カナデ:「中止です!中止!!!」突如爆発したように叫びだす
双海カナデ:「未成年の私達がきわどい衣装に、ギリギリの勘違いされてもおかしくないかのような行為!」
双海カナデ:「このような淫売と間違えられるような行為が許されると思ったんですか!!!」
イザベル・クリニェ:「ふぇっ…!?」ガチガチに不自然な笑顔を浮かべてたところにびくぅっと飛び上がる
フェリ・ベルクラム:「……………ええと、うん、まあ…………」
十掬キョウ:「えっ」足つぼマッサージをしようと先生役のタイツを脱がし始めていた。
イザベル・クリニェ:「い、いいい、いんばっ……」
双海カナデ:「これでは合コン委員会の略称が合同カタコンベではなく合同コンパとして変わってしまいますよ!?」まくし立てるようにキレ出汁しゃべり続ける
五位堂マキエ:「アーッ!ナデちゃんがキレた!ストップストップ!ちょっとストップ!わかるけどストップ!」
合コン委員会生徒:「私もやめたほうがいいと思う!」引っ張られるタイツを抑えている。
フェリ・ベルクラム:「落ち着いてカナデさん。確かにその、準備してる途中で、ちょっとおかしいかな? って思ってた……!」
五位堂マキエ:いつかの地雷によって着せられたバニースーツの上から、赤くもこもことしたカーディガンを羽織ることで可愛らしさをプラス、
イザベル・クリニェ:「じ、純粋に先生の癒しになるアイディアかと思ったのにぃっ…!こ、これがまさかっ…」
十掬キョウ:「や、やっぱりこれ……」
十掬キョウ:「恥ずかしいよね!?」
イザベル・クリニェ:「い、淫行に繋がって…!?い、いんこ…ゥァッ…!」
十掬キョウ:「僕だけじゃないよね!?」
フェリ・ベルクラム:「でも、がんばって衣装も繕って手間をかけた分、やっぱり一度やってみるまでは止まれなくて……」
双海カナデ:「これじゃイメクラとかふうもがもが!!!」抑えられて口をふさがれつつ
五位堂マキエ:なんとか場の雰囲気を和らげつつ、楽しいイベントに出来ないかと工夫を凝らしてみたが……。
五位堂マキエ:「やっぱり!やっぱりダメだよねこれ!?」
十掬キョウ:「みんなもすごい格好だもんね……」
十掬キョウ:「脚とかすっごい出てるし……」
フェリ・ベルクラム:「ええと、こういうのって確か……合同……コンコルド……効果……」
イザベル・クリニェ:「ぅ、ぁぁ……なんか、当たり前に受け入れちゃってましたけどぉ…」
イザベル・クリニェ:「だ、大分まずいんですか、ねぇ…?」
フェリ・ベルクラム:「イザベルは一番まずいと思う」 スッと真顔で。
フェリ・ベルクラム:「このタイツも……タイツって言うか紐だし……」
十掬キョウ:「え……これよくないんじゃない!?」
五位堂マキエ:「うん。ベルちゃんはちょっとこれ、どこにもお出しできないよ」
十掬キョウ:「すっかり雰囲気にのまれてた……」
フェリ・ベルクラム:「キョウ……」
五位堂マキエ:「キョウちゃん……」
双海カナデ:「しばらく別業務に従事してましたが、何でだれも止めなかったんですかぁ!」
合コン委員会生徒:「カナちゃんも……」
合コン委員会生徒:「着る前に気づこうよ」
イザベル・クリニェ:「う、ウァァッ…!だ、だってぇっ…フェリさんのご提案でしたしぃっ…無下にするのもどうかと思ってぇっ…」
五位堂マキエ:「いや、みんな結構ノッてたから……まあリハーサルだし楽しめればいいかなって……」
双海カナデ:「うぐぐぐ…それはそうなのですが…」
イザベル・クリニェ:「も、もう少し穏当な案にしないと…ですかねぇ…?」
フェリ・ベルクラム:「わたしはただ、その、ええっと……」
フェリ・ベルクラム:「キングダムの地雷のせいじゃないかしら」
フェリ・ベルクラム:すっと表情から色が失せる。
五位堂マキエ:「でもナデちゃんは正直めっちゃ似合うと思うよ!なんというか……かっこいいよ!」
十掬キョウ:「う、うん、ソウダネ……」
五位堂マキエ:ここでだけぱっと明るい顔で言う!素直な賞賛だ!
十掬キョウ:「マジュツのエイキョウがノコッテタンダね……」
イザベル・クリニェ:「そ、そうですねぇっ…!なんていうかカナデさんのは…ゾクゾクするっていうかぁ……」
五位堂マキエ:「恐るべしだよ、キングダム魔術局……」
双海カナデ:「似合う服と自分が着たい服は別なんですっ!」褒められて耳(エナメル耳含む)も赤くなるが、それでもキレている
フェリ・ベルクラム:「ウンウン、キットソウ……」のってくれたキョウちゃんをぎゅっと抱きしめる。
イザベル・クリニェ:「見下されてるのが人気出そうっていうか……ま、まぁその……」
イザベル・クリニェ:「先生に純粋に喜んでもらえるなら、何か別の方法もありそうですしねぇ……流石に今のだと、ちょっと自分本位すぎちゃうかもぉ……」
イザベル・クリニェ:何だか自分でも、今のは暴走していた感覚があった。
十掬キョウ:「ちゃんと先生たちそれぞれに寄り添い合わないとね……」
イザベル・クリニェ:「寄り添い…そ、そうですっ!一番大事なのはそれっ…!」
五位堂マキエ:「はいごもっともです!へへ、ほんとにね、クールな感じでいいと思うんだけどね……」ちょっとだけ残念そうにカナデちゃんに言って。
十掬キョウ:「それでこそ、ちゃんと連れ合いコンパニオンになれるもの」
双海カナデ:「はぁっ…はぁっ…よ、寄り添いつつも自分たちの距離は適切に…見極めないと…いけないので」ひとしきりキレ散らかし息を切らしながら
五位堂マキエ:「こ、コンパ……いや、そういう意味でもある、かな確かに……」
フェリ・ベルクラム:「身内でやるだけなら」
フェリ・ベルクラム:「こういうのも楽しい」
フェリ・ベルクラム:「あっいや、服じゃなくてね? 失敗というか、試行錯誤というか……」
五位堂マキエ:「そうそう、それはあるよね。実際」フェリちゃんに頷いて。
イザベル・クリニェ:「ふ、フェリさんっ……!?え、ええまぁ、気持ちはちょっと…分かりますけどぉ…ぇへへ」
イザベル・クリニェ:「そ、そのぉ…カナデさんもなんだか、ちょっと前と違って無理してない感じしますしぃ……」
五位堂マキエ:「何というかさ、ふふ……ふふふっ、ぷ……」
イザベル・クリニェ:「前までならその、そうやって気持ちを通そうともしなかったっていうか…い、いえ!どちらが悪いってわけじゃないんですけどっ!」
五位堂マキエ:「みんなさ、すごい格好してるじゃん……!!ちょっと、何かウケちゃうっていうか……だめだ、おもしろくなってきた……!!」
双海カナデ:「さ、さすがに一気に出しすぎたかなって少しは反省してますが…」
十掬キョウ:「なんで笑うのさ~!」言いながら笑い返す。
双海カナデ:「でも、あんまりにもあんまりなかっこなので、それをみんなで…」
五位堂マキエ:ふふふっ、ふふふ……と辺りを見ておもしろそうに、楽しそうに笑いだしている。
イザベル・クリニェ:「マキエさん~~~っ…!ウァァ、何か言われるとより一層意識してっ…ぁぅぅ…」
双海カナデ:「…っ……」マキエの言葉により、顔を背け、肩が震えだしている
フェリ・ベルクラム:「………あはっ」
五位堂マキエ:「……あははっ!あはははは!」とても、とても楽しそうに笑っている。
イザベル・クリニェ:「そ、それはともかくですねっ…!あのそのっ…わ、私は今のカナデさんのほうがっ…好きですっはい!それだけは本当ですぅっ!」
イザベル・クリニェ:息切れと緊張で顔面蒼白 死にそうだがそれだけ言い切った
双海カナデ:「くっ…くっくっく……あ…あはっ…ありがとうございま……」
双海カナデ:「あっはっはっは…ひっ…ひぃーっ…」徐々にツボに入っていき引き笑いになっていく
十掬キョウ:「ふ、ふふ……たしかにさ」
十掬キョウ:「こういうのも、なんだか悪くないかもね!」
GM:合同カタコンベ保全委員会の持つ使命。
GM:それらも確かに、大事なことではあるのだろうが。
GM:まずは、己たちが互いに寄り添い合うことこそが。
GM:最初に大事なことなのかもしれない。


Dx3rdnova 『寄り添い合うコンパニオン』 終


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

二次創作ステージ『オーヴァード・ノヴァ』については
まとめwikiを参照下さい。
OveredNOVA

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