【ミドルフェイズ3】
GM:またまた全員登場よ~
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(53 → 55)
碓氷張メルト:碓氷張メルトの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(54 → 57)
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(61 → 70)
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(51 → 57)
GM:情報収集が出来るよ~
ウヅキ・アーチボルド:やった~
碓氷張メルト:わぁ~
・フランソワーズちゃんの症状 〈情報:ノヴァリス〉〈知識:魔術、植物学〉9
・“卵のようなもの” 〈情報:ノヴァリス、FH〉〈知識:機械工学〉9
・アースィマ・アル=ガーミディー 〈情報:ノヴァリス〉〈知識:レネゲイド〉9
アイシャ・T・ローズ:“三つ”だッ
六条クウリ:どれも情報ノヴァリスでいけるというわけ
碓氷張メルト:みんな社会2だ。
アイシャ・T・ローズ:当機はAIDAパワーで+3個、巨匠パワーでさらに+3個ですね
碓氷張メルト:つよい
六条クウリ:我が方は援護の風があります
碓氷張メルト:じゃあダイス強いアイシャちゃんがフランソワーズさん、アースィマちゃんをノヴァリス技能あるクウリちゃんに言ってもらって
碓氷張メルト:卵のようなものを私とウヅキちゃんが頑張ればいいかな?
ウヅキ・アーチボルド:かな!
アイシャ・T・ローズ:かしこまりました(ぺこり)
六条クウリ:うすうす
碓氷張メルト:アイシャちゃんとクウリちゃんは逆でもいいけどどっちでもいいね。頑張ろう
六条クウリ:ちょうどアースィマちゃんのことを調べたかったのだ
アイシャ・T・ローズ:それではNS『状況に対処します』《巨匠の記憶》でフランソワーズ様を。
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を2増加(70 → 72)
碓氷張メルト:ふっ見抜いていたぜ。
アイシャ・T・ローズ:情報:ノヴァリスでいきましょう。
アイシャ・T・ローズ:(3+3+3)dx>=9
DoubleCross : (9DX10>=9) → 10[1,2,3,5,6,6,7,7,10]+10[10]+7[7] → 27 → 成功
ウヅキ・アーチボルド:すげー!
六条クウリ:学園通の友人に頼って情報ノヴァリスで、判定前に自身に《援護の風》。
碓氷張メルト:すごい知ってる!
六条クウリ:8dx+1>=9
DoubleCross : (8DX10+1>=9) → 9[2,2,3,3,4,7,9,9]+1 → 10 → 成功
六条クウリ:風吹かせて正解だった
碓氷張メルト:じゃあ……FH技能あるけどコネが使えるので、情報:ノヴァリスで私が先に卵を判定します。
碓氷張メルト:失敗したら頼むぜウヅキちゃん。
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を2増加(57 → 59)
ウヅキ・アーチボルド:はーい
碓氷張メルト:コネ:友人を使って情報:ノヴァリスで卵を判定!
碓氷張メルト:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[2,2,6,6,9] → 9 → 成功
碓氷張メルト:ギリギリ
ウヅキ・アーチボルド:ナイス!
アイシャ・T・ローズ:ゆゆうじょうパパワー!
碓氷張メルト:そう言えば聞いたことがあります…
碓氷張メルト:突破だ~
GM:全て空いたようね
碓氷張メルト:まるっとお見通しです
・フランソワーズちゃんの症状
健康的には問題ない……どころか元気なのだが、魔力のパスが遮断されている。
行き場を失った元気のまま暴れていたようだ。
そのうち疲れて動けなくなるだろうから直近ではあまり害はない気もするが、
いずれ魔力枯渇が問題になる可能性がある。
・“卵のようなもの”
アランロド王立魔法学校の敷地内に墜落した機械構造体。
アースィマの言によれば、乗り物であるらしい。墜落時に破損し、搭乗員が投げ出されたと思われる。
まだ内部に解析不可能な部分が残っているが、魔法学校ではどうしようもないだろう。
専門家の伝手を募ることで、連れてくることが出来る。
・アースィマ・アル=ガーミディー
奇妙な銀灰色の肌を有する少女。熱中症になっていたところを発見されたが、
当時の温度はそれほど高くはなかったようだ。日光に極端に弱いと思しい。
キングダムの定時制領土を探索に来たと語るが、出自については語りたがらない。
何故か魔法による解析を受け付けない。
GM:【アランロド校区内 辺境】
GM:フランソワーズを見に行った者たちを見送って、ある場所に立ち寄っていた。
GM:アースィマが見つかった卵がある場所だ。
十掬キョウ:「といっても……」
十掬キョウ:「あんまりこういうの専門じゃないんだよな~」
六条クウリ:「まあね……っていうか」
六条クウリ:「助ける時一部壊しちゃったけど……だいじょぶだった……?」
十掬キョウ:「まあ……壊れてたしね」
碓氷張メルト:「本当に卵に近い形ですね」
碓氷張メルト:興味深そうにペタペタと触っている
アースィマ・アル=ガーミディー:「帰りも乗るとは聞いてなかったです」
GM:特に反応はないが、重そうだ。びくともしない。
碓氷張メルト:「これ、すごく重いです。殻の部分にも色々入ってるのかもしれませんね」
六条クウリ:「一方通行? だろうなって形はしてるけど」
六条クウリ:自分もつられてこんこんと叩きながら。「……考えようによっちゃ、半端なとこに落ちて良かったかもね」
碓氷張メルト:「と言っても機械は詳しくないんですけれど……造形に敏いのは別の人なので」
十掬キョウ:「確かに……人がいるところに落ちなくてよかったね」
碓氷張メルト:「はい。乗り物だとしても着地が急ですね?」
六条クウリ:「そ。探索どころじゃなかったかも」
碓氷張メルト:「巻き込まれてたら大変でした」
アースィマ・アル=ガーミディー:「よかったです」
六条クウリ:「……」
六条クウリ:他人事のような口ぶりにしばし黙って。「で……探索っていうのは」
六条クウリ:「具体的に何をかは……秘密?」
アースィマ・アル=ガーミディー:「昔の遺物のようなものらしいです」どこかフラフラしている。
アースィマ・アル=ガーミディー:「詳しくはわかりません……」
十掬キョウ:「ん~?遺産……?」
六条クウリ:「分かんないって、それじゃ……」声のトーンを上げかける。「……いや待って」
六条クウリ:「またふらついてきてない?」
アースィマ・アル=ガーミディー:「ああ……はい」
アースィマ・アル=ガーミディー:「なんだか……眩しいです」
十掬キョウ:「ええ~? たしかにポカポカお日様は出てるけど……」
六条クウリ:「そんなにだよね……?」ふだん地下にいがちな自分たちからしてすら。
十掬キョウ:「ちょっと暑いくらいじゃない?」上着だけ脱いでいる。
碓氷張メルト:「……この、乗り物の中も熱がこもりやすいわけでもなさそうです」渦の魔眼を差し入れながら。
十掬キョウ:「もしかして……そのお肌がすごい光に弱いのかな?」
アースィマ・アル=ガーミディー:「……っ」
碓氷張メルト:「それに、まだ熱中症の熱も残ってるのかもしれません。よろしければ、こちらへ」
アースィマ・アル=ガーミディー:「変、ですよね」
碓氷張メルト:腰に巻いたスカートをターフ代わりに結びつけ、影を作る。
アースィマ・アル=ガーミディー:「私の姿……」
十掬キョウ:「変とは言ってないよ~!」
碓氷張メルト:「個性の範疇だと思いますよ!」
アースィマ・アル=ガーミディー:「本当ですか……?」陰で休んでいる。
六条クウリ:「うん……それに」
六条クウリ:「前言撤回する。やっぱ定時制に落ちてた方が良かったんだ」苦い顔をする。
十掬キョウ:「あっ、そっか」
十掬キョウ:「そっちだとお日様が出ないから……」
六条クウリ:「思いつかなかったな……アタシたちだけで付き合わせるべきじゃなかった。ごめんね、気が利かなくて」
アースィマ・アル=ガーミディー:「ああ……はい。だから探索しやすいと言われました」
アースィマ・アル=ガーミディー:「普段は外にあまり出ないんですが……」
アースィマ・アル=ガーミディー:「自由に出歩けると聞いたので」
碓氷張メルト:「本来は適材適所となる予定だったんですね」
碓氷張メルト:魔眼で精製した氷をハンカチに包んでアースィマに当てる。
碓氷張メルト:「普段はあまり出歩かないんですか?」
アースィマ・アル=ガーミディー:「ありがとうございます。ええ、はい……」
アースィマ・アル=ガーミディー:「日に当たると……すぐに疲れてしまって」
六条クウリ:「向こうが終わったら迎えに来れないか、アイシャちゃんに伝えとく」スマホを取り出してメッセージを送信。
碓氷張メルト:「なるほど、それで今回も。」
アースィマ・アル=ガーミディー:クタクタうとうとしている。
碓氷張メルト:「と言っても、ムセイオンの子たちもあんまり外には出ないので、他の人のことは言えないんですけどね……」
十掬キョウ:「あっ全然休んでていいからね!?」
十掬キョウ:「僕らもわりと地下なんだよね」
碓氷張メルト:「そうですね、大変そうなら横になってください。こちらへ。」
六条クウリ:「まあねえ。とはいえ」
碓氷張メルト:アースィマさんを横に寝かせる。
碓氷張メルト:「カタコンベ、でしたか」
六条クウリ:「出れないってわけじゃないからな……」日よけのターフの角度を調整する。
アースィマ・アル=ガーミディー:横になってうつらうつらしている。
碓氷張メルト:「クウリさんも、こうして出ていらっしゃいますからね。……私もですけど」
碓氷張メルト:「案外、普段接点がない者同士が邂逅してる珍しい時間じゃないでしょうか?」
碓氷張メルト:楽しそうに笑う。
六条クウリ:「確かに。なかなか無い機会だわ」
六条クウリ:「革命前とかじゃ絶対無理だっただろうな……」
十掬キョウ:「そうかも!」
碓氷張メルト:「革命ですか」
碓氷張メルト:ふむ、と目線を斜め上に向けて考えるポーズ。
六条クウリ:「……どうかした?」
碓氷張メルト:「いえ……」
碓氷張メルト:「クウリさん達は、革命の前後でどんなことが変わりました?」
碓氷張メルト:「やっぱり、大人からの指令が無くなるのが一番だと思いますが、どんな変化があったのでしょう?」
碓氷張メルト:「私気になります」
碓氷張メルト:瞳が好奇心に輝く。
十掬キョウ:「あの、メルトちゃん、あのね」
碓氷張メルト:「? はい」
十掬キョウ:「それ人によってはかなりデリケートになりがちな質問だと思うんだけど」
十掬キョウ:「あまり気軽にってわけにもいかないかもよ?もしかすると……」
碓氷張メルト:「…………そうなんですか?」
碓氷張メルト:チラリ、と伺う。
十掬キョウ:「ん~?」
十掬キョウ:「全然そうは思わない感じ……?」
碓氷張メルト:「ええと……そうですね」
六条クウリ:(……やば。アタシも全然考えないで口に出してたわ)
碓氷張メルト:「ムセイオンの一部の生徒は、しばらく封印……」指をくるくる回す。「ええと、隔離みたいな扱いをされていまして」
碓氷張メルト:「革命当時も話でしか聞いていないのです。…………お気に障ってしまったでしょうか?」
碓氷張メルト:しゅん、と恐る恐る二人を見上げる。
六条クウリ:「…………」
十掬キョウ:「……」
十掬キョウ:「ご、ごめん!」
十掬キョウ:「僕のほうがデリカシーなかったよ~!」
六条クウリ:「アタシが悪かったです」
碓氷張メルト:「え?えぇ?」
碓氷張メルト:わたわた。
碓氷張メルト:「そんな、謝らないでくださいっ。」
六条クウリ:「いやマジで毎回考えなしにデリケートなワード出しちゃうもんでさ……!」
十掬キョウ:「だって……人によっては話ししたのに……」
六条クウリ:「ほんとにごめん……」
十掬キョウ:「自分ができてないよ~!ごめんよ~!」
六条クウリ:「キョウちゃんはそういうの気付ける分いいじゃんかぁ……!」
碓氷張メルト:「すみません、こちらこそ……」
碓氷張メルト:水飲み鳥のように頭を下げる。
十掬キョウ:「だけど……」
十掬キョウ:「……」
十掬キョウ:「よしっ」パンパンと手を打つ。
十掬キョウ:「じゃあ謝りタイムはここまで!」
碓氷張メルト:「私が悪いのです……」
碓氷張メルト:「革命する生徒だなんて、最高の題材を自分の目で見逃したばかりに……あっ、はい」
六条クウリ:「うむぅ……」
碓氷張メルト:「では、ここまでで」
十掬キョウ:「ここまでだよ!ここからはワイワイタイム!」
六条クウリ:「お、おう……」
六条クウリ:「がってんだ。するよ。ワイワイ」ふんすと力を込めるポーズ。
碓氷張メルト:「あの……もしかして」
碓氷張メルト:「気にする人がいなかったのなら……」
碓氷張メルト:「革命当時のお話をお伺いしても……」
碓氷張メルト:「いいのでは……?」
碓氷張メルト:恐る恐る。ワクワク。
六条クウリ:「……アタシは勿論いいけど。自分で持ち出したくらいだし」
碓氷張メルト:口の前で両手を合わせながら、上目遣いで問う。
十掬キョウ:「えっ僕は結構恥ずかしいけど……」
十掬キョウ:「キャラ違ったし……」
六条クウリ:「……それ気になってるんだよね結構」
十掬キョウ:「クウリちゃんに任せよっかな~」
碓氷張メルト:「気になります」
六条クウリ:「え~?」
六条クウリ:「今のウェーイじゃないキョウちゃんの話の方がよくない?」
十掬キョウ:「僕ウェーイなの?」
碓氷張メルト:「明るい人だと思います」
碓氷張メルト:「以前は違ったんですか?」
十掬キョウ:「うーん……」
十掬キョウ:「冷たいアイシャちゃんみたいな……?」
六条クウリ:「分かりやすいけどマジ……?」
碓氷張メルト:「チルドレン教育を受けていると実直な性格になる人、覚えがあります」
十掬キョウ:「だから恥ずかしいんだってば~!」
六条クウリ:「えっじゃあそん時は剣どうしてたの」
六条クウリ:「その時もあの……ああいう起動の仕方ではなかったの……?」
碓氷張メルト:「なにか特殊な剣なんでしょうか?」
碓氷張メルト:鉛筆とノートを手にしている。
十掬キョウ:「えっとというか……」
十掬キョウ:「トツカのAIの人格ベースが当時の僕って言うか……」
十掬キョウ:「って僕の話ばっかじゃん~!」
六条クウリ:「気になるんだもん……!」
十掬キョウ:「次はクウリちゃんなんだからね!」
碓氷張メルト:こくこく、と同意の頷き。
十掬キョウ:「その後は遡ってメルトちゃんの仕事の話とか聞きまくる!」
碓氷張メルト:「そうですね。その大槌の扱いやカタコンベの振る舞い……きっとさぞ事情があることでしょう」訳知り顔。
六条クウリ:「アタシのことはいいからさ~……つまんないし……」
碓氷張メルト:「私の仕事ですか?……どうでしょうね、今も残ってるんでしょうか」
碓氷張メルト:「いえ、そうです。順番ですね、順番」
十掬キョウ:「うん、それから……」
碓氷張メルト:「新鮮ですよ。他の学区の方とこうして話すのも。」
十掬キョウ:「アースィマちゃんが起きたら、アースィマちゃんの話もいっぱいしよう!」
碓氷張メルト:「それは素敵ですね!」
十掬キョウ:「それからみんなと合流したら、みんなの話もいっぱい!」
六条クウリ:「……」
碓氷張メルト:「とても良いです!」
碓氷張メルト:「私、結構聞き上手と言われますから。安心して話してください」小柄な身体で誇る。
六条クウリ:「なんか……」額に手で庇を作る。
六条クウリ:「アタシも日差しがきつくなってきたかも」
六条クウリ:「眩しいわ……若者の輝きが……」
十掬キョウ:「僕16なんだから1しか違わないでしょ~!」
碓氷張メルト:「私は18歳なので、一番年上ですね」
十掬キョウ:「えっ」
六条クウリ:「はっ?」
十掬キョウ:「嘘お」
碓氷張メルト:「…………?」ちょっと考えて「あぁ」
碓氷張メルト:「精神年齢が18ですね」
碓氷張メルト:「身体は14です」
十掬キョウ:「え~すごい!じゃあお姉ちゃんなんだ」
十掬キョウ:「でも肉体は下だから……?うーん……?」混乱してきている。
六条クウリ:「えっと……封印されてた分のズレってことだと思うんだけど」
六条クウリ:「肉体が14だったら精神も14じゃない……?」
十掬キョウ:「あれ?どうなんだろう?そもそも肉体に精神が引きずられて……」
十掬キョウ:「ううん???」
碓氷張メルト:「それはですね、クウリさん」
十掬キョウ:「僕も熱出てきたかも……」
六条クウリ:「精神活動だけしてたみたいなアレでもないんでしょ? ……うん」
碓氷張メルト:自信ありげに言葉を返しつつ。
碓氷張メルト:「……………」
碓氷張メルト:「うーん」
碓氷張メルト:「どうなるんでしょうね?」
碓氷張メルト:3人で頭をかしげた。
GM:【キングダム定時制領】
GM:再び常夜の庭園に舞い戻る。
GM:フランソワーズは大人しく眠っている。
ジョージア・ユーヴォー:それに乗って調べている。「うーん」
フレデリカ・ユーヴォー:「気をつけるのよ」
ウヅキ・アーチボルド:「どう?どう?」
ジョージア・ユーヴォー:「分かってるけど……」
ジョージア・ユーヴォー:「今見てるから待って」
アイシャ・T・ローズ:「まだ麻酔が効いているようですね。効きすぎも問題ですが……」
ジョージア・ユーヴォー:「……うん……?」
ウヅキ・アーチボルド:「お」
ジョージア・ユーヴォー:「なんだか見づらい……?」
アイシャ・T・ローズ:「様子が……?」
アイシャ・T・ローズ:「アースィマ様の時とは違うようですが」
ジョージア・ユーヴォー:「アースィマのときは全部見えなかったけど」
ジョージア・ユーヴォー:「なんだかちょっと見づらかったりする感じ」
ジョージア・ユーヴォー:「流れが切れてる……?」
ウヅキ・アーチボルド:「流れが……」
アイシャ・T・ローズ:「切れるとどうなるのでしょう?」
ジョージア・ユーヴォー:「うーん。すぐにはどうにもならないけど……」
ジョージア・ユーヴォー:「魔法で動いてるから。ずっと切れてたら止まっちゃう」
アイシャ・T・ローズ:「止ま……」それは。
フレデリカ・ユーヴォー:「それにしては、気持ちよさそうにぐっすりだけど……」
フレデリカ・ユーヴォー:「元気がないようには視えないわよ」
アイシャ・T・ローズ:「元気にお暴れになっていた所に強い麻酔を打っていただきましたので……」
アイシャ・T・ローズ:「効き目が切れれば、また元気に火を噴かれるかと」
アイシャ・T・ローズ:「ですが……」
ウヅキ・アーチボルド:「動く源がないから、いずれはってことかな?」
ジョージア・ユーヴォー:「でも切れてるなら……」
アイシャ・T・ローズ:「燃料切れ……あるいは」死ぬ。破壊されたのと同じ状態になる、ということだろうか。
ジョージア・ユーヴォー:「元気も減るはず」
ウヅキ・アーチボルド:「確かにー」
アイシャ・T・ローズ:「その。“止まってしまった”魔法生物は」
アイシャ・T・ローズ:「エネルギーを補充すればまた元に戻るのでしょうか?」
フレデリカ・ユーヴォー:「魔力の極めて少ないだけなら……休眠状態になるけど」
フレデリカ・ユーヴォー:「パスが壊れてしまっていたら……戻るかはわからない」
アイシャ・T・ローズ:「………」
ウヅキ・アーチボルド:「ふむう……割とピンチかも?」
アイシャ・T・ローズ:「ピンチ……」
ジョージア・ユーヴォー:「原因がわからない」
フレデリカ・ユーヴォー:「元気に成った方に、なにかがある気もする」
アイシャ・T・ローズ:「魔法局の方も分からないと仰っていました」
アイシャ・T・ローズ:「フランソワーズ様は……」
アイシャ・T・ローズ:「当機の……大切な思い出に連なる方なのです」
ウヅキ・アーチボルド:「本来は元気がない状態なのを、無理やり元気になっている"何か"があるってことかな???」
ウヅキ・アーチボルド:「むむ……それはなんとかしてあげたいね」
フレデリカ・ユーヴォー:「……とはいえ、魔術的なアプローチだけだと限界があるのかも」
フレデリカ・ユーヴォー:「科学的に……植物と見たときに」
フレデリカ・ユーヴォー:「元気に作用するようなものってなにかありませんか」
アイシャ・T・ローズ:「植物の……当機の専門ではありませんが……」
ウヅキ・アーチボルド:「爆破はダメージ与えちゃうしなぁ」
ジョージア・ユーヴォー:「しないでね」
アイシャ・T・ローズ:「むむむ」お願いインターネット。
アイシャ・T・ローズ:「元気がない原因ならいくらかヒットするのですが……」
アイシャ・T・ローズ:「水の過不足や根詰まり、害虫などですね」
ウヅキ・アーチボルド:「植物ってお水とか日光とか大事っていうよね?そういうのかな」
ウヅキ・アーチボルド:「あとは肥料とか」
ジョージア・ユーヴォー:「日光はないよ」
ジョージア・ユーヴォー:「ここには日が差さないもの」
ウヅキ・アーチボルド:「そうだよねえ」
アイシャ・T・ローズ:「肥料……」
アイシャ・T・ローズ:「植物を育てる時、活力剤や栄養剤のアンプルを挿すことがありますね」
フレデリカ・ユーヴォー:「水か土に、なにか混ぜ物があるということですか?」
アイシャ・T・ローズ:「可能性ですが。フランソワーズ様ご自身の方に原因が見つからないならば」
アイシャ・T・ローズ:「繋がっているもの……フランソワーズ様が摂取しているもの……」
アイシャ・T・ローズ:「そういった部分に異常があるかも知れません」
ジョージア・ユーヴォー:「周りの水や土、取っておこう」
ジョージア・ユーヴォー:「お姉」
フレデリカ・ユーヴォー:つ、と小さな杖を動かす。
フレデリカ・ユーヴォー:ふわり、と周囲の土が浮き、用水から水も浮かぶ。
フレデリカ・ユーヴォー:それらがひとりでに小さな小瓶に収まる。
アイシャ・T・ローズ:「イリュージョン……」
ウヅキ・アーチボルド:「さすが……」
フレデリカ・ユーヴォー:「やはり、私たちだけだと視点が硬直化する気がします」
アイシャ・T・ローズ:「はい……。当機も調査は可能ですが」
ウヅキ・アーチボルド:「別の視点……魔法関係じゃない専門家がいいかもね!」
アイシャ・T・ローズ:「経験やそれに基づく知識、気付きという点では皆様には到底及びません」
アイシャ・T・ローズ:「植物の……専門家? ですか」
アイシャ・T・ローズ:「……ウヅキ様は、すごいですね」
ウヅキ・アーチボルド:「そう?」
ウヅキ・アーチボルド:何も心当たりがないけど、嬉しそう。褒められの気配には敏感。
アイシャ・T・ローズ:「先程も肥料という言葉をお出しになりました」
ジョージア・ユーヴォー:「あまり褒めると調子に乗るよ」
フレデリカ・ユーヴォー:「あなたが言う……?」
アイシャ・T・ローズ:「いえ、重要なことです」
アイシャ・T・ローズ:「フレデリカ様とウヅキ様の言葉がなければ、このように視点を変えることは」
アイシャ・T・ローズ:「当機には出来なかったかも知れません。有機的な判断とは、簡単ではないものです」
ウヅキ・アーチボルド:「考えるのって難しいもんね」うんうんって頷く。
アイシャ・T・ローズ:「……人間とは、かくも」
アイシャ・T・ローズ:「可能性に満ちているのだな、と。思わずにはいられません」
アイシャ・T・ローズ:そして、その分。“人間”が遠く感じる。
ウヅキ・アーチボルド:「アイシャちゃんは人間とはちょっと違うんだってね」
アイシャ・T・ローズ:「はい」
アイシャ・T・ローズ:手を少し動かすと、皆を乗せてきた『テオドーラ』が近くまでやってくる。
ジョージア・ユーヴォー:「魔法生物なの?」
アイシャ・T・ローズ:「近い……のかも知れません」
アイシャ・T・ローズ:「当機はこの『テオドーラ』9号機、そのAIから発生したレネゲイドビーイング」
アイシャ・T・ローズ:「人を模した機械、と評するのが正確でしょう。ですが……」
アイシャ・T・ローズ:頭上の十字冠に手を添える。
アイシャ・T・ローズ:「人の姿を得た時、これが現れました」
ウヅキ・アーチボルド:「へぇー!」
ジョージア・ユーヴォー:「おお……」
フレデリカ・ユーヴォー:「魔法生物のなかでも、それが現れるのは……」
フレデリカ・ユーヴォー:「“生徒”として認を得た証だって。聞いたことがある」
ウヅキ・アーチボルド:「おー。じゃあほとんど人間だ」
アイシャ・T・ローズ:「“生徒”……」
アイシャ・T・ローズ:「人の姿だからでしょうか。当機とフランソワーズ様を分けるものは、それくらいしか思い当たりません」
ウヅキ・アーチボルド:「なるほどね」
ウヅキ・アーチボルド:「いっぱい考えてるんだね」
アイシャ・T・ローズ:首を横に振る。「正しく思考しているとは言えません。結論が出ないのですから……」
フレデリカ・ユーヴォー:「探求の姿勢こそが重要でしょう」
GM:アイシャのスマホにメッセージがある。
アイシャ・T・ローズ:「難しいですね。“人間”は……と」
GM:六条クウリから。アースィマの体調が悪く、迎えに来てほしいとの旨。
アイシャ・T・ローズ:「クウリから呼び出しです」
フレデリカ・ユーヴォー:「む……そうね」
ウヅキ・アーチボルド:「呼び出し!いかなきゃだね」
フレデリカ・ユーヴォー:「ここに居ても、やれることは限られてるし……合流しましょうか」
アイシャ・T・ローズ:「はい、行きましょう。冷たい飲み物の用意もしなくては」
アイシャ・T・ローズ:「……そう」
アイシャ・T・ローズ:「当機は応えます。及ぶ限り」
アイシャ・T・ローズ:“人間”とは程遠くても。それが“人間”に近付く道だと信じて。
GM:シーン終了。ロイス取得と購入ができます
碓氷張メルト:二人に取るとロイス埋まるな…
碓氷張メルト:クウリちゃんにとっとこ
碓氷張メルト:「六条クウリ ◯P気になる/N年上……?」で取得。
六条クウリ:碓氷張メルト ○かわいい/脅威
碓氷張メルト:きゃあ
六条クウリ:光属性の同行者がまた一人……という脅威
碓氷張メルト:ぺかーっ
碓氷張メルト:応急手当買います。
碓氷張メルト:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 8[1,8] → 8 → 成功
碓氷張メルト:買えた!ストック。
六条クウリ:購入なににしようかな
ウヅキ・アーチボルド:アイシャちゃんに取ろうかな! アイシャちゃん 〇好奇心/時々発言が難しい で取得!
碓氷張メルト:手番空いてるならボディアーマーとか?
ウヅキ・アーチボルド:強化素材また狙ってみるか
六条クウリ:それがあった
ウヅキ・アーチボルド:2dx>=15
DoubleCross : (2DX10>=15) → 6[3,6] → 6 → 失敗
ウヅキ・アーチボルド:だめ!以上です!
アイシャ・T・ローズ:ロイスはウヅキ様に ●感服/脅威(爆発) にて。7枠!
六条クウリ:敵性組織ボディアーマーを狙います
六条クウリ:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 2[1,2]+4 → 6 → 失敗
六条クウリ:だめ!以上です
アイシャ・T・ローズ:お買い物は再びクリシー。クウリ、風を出してもらえますか?
六条クウリ:おっけー!
GM:敵性組織のものなんて手に入るわけないでしょ
六条クウリ:《援護の風》をアイシャちゃんに。ダイスを+4します
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を2増加(59 → 61)
アイシャ・T・ローズ:恐縮です。風で筐体を冷やしつつPS『ネットワーク接続』《オリジン:サイバー》
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を2増加(72 → 74)
アイシャ・T・ローズ:(3+3+4)dx+4+2>=25
DoubleCross : (10DX10+6>=25) → 10[1,3,3,3,8,8,8,8,9,10]+6[6]+6 → 22 → 失敗
アイシャ・T・ローズ:うわーん!
ウヅキ・アーチボルド:前回と同じ数値!おしい!
碓氷張メルト:おしい
GM:残念
六条クウリ:購入判定冬の時代……
碓氷張メルト:処理も終わりのようです
GM:敵性組織なら……
GM:なんとかなる可能性もあるんですが……
アイシャ・T・ローズ:敵性組織……許せません……
碓氷張メルト:我らにバディという都合のいい言い訳は存在しない…
アイシャ・T・ローズ:15点で達成値+3というナイーブな考えは捨てろということですか……!
【ミドルフェイズ5】
GM:最後のミドル!登場お願いします
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(86 → 93)
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(61 → 65)
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(67 → 74)
碓氷張メルト:碓氷張メルトの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(64 → 70)
GM:再度の情報収集が出来ます。
・土壌と水質の調査結果 〈情報:学問〉〈知識:レネゲイド〉9
・アースィマ・アル=ガーミディー(2) 〈情報:ノヴァリス、FH〉9
・朱紗野カーラ 〈情報:FH、裏社会〉9
碓氷張メルト:ふむふむ
ウヅキ・アーチボルド:ふむー
六条クウリ:なぜ情報:裏社会が……?
碓氷張メルト:AIDA持ちのアイシャさんに調査結果してもらいつつ、ノヴァリス技能のアースィマちゃんをクウリちゃん、ウヅキちゃんと私でカーラか…?
アイシャ・T・ローズ:YAKUZAなのか……?
碓氷張メルト:不思議な裏社会
ウヅキ・アーチボルド:裏社会……
碓氷張メルト:さっきの分担で如何でしょうね
ウヅキ・アーチボルド:よさそう!
アイシャ・T・ローズ:了解!
六条クウリ:よいです!
碓氷張メルト:オライッオライッ
碓氷張メルト:じゃあ先にやりましょう。カーラちゃんをFH技能で。
ウヅキ・アーチボルド:お願いします!
碓氷張メルト:3dx+1>=9 情報:FH カーラちゃん
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 7[1,7,7]+1 → 8 → 失敗
ウヅキ・アーチボルド:あら
碓氷張メルト:うわー!1点財産を使います
GM:調べるようなこと無かったのかも
GM:チッ……
碓氷張メルト:碓氷張メルトの財産を1減少(3 → 2)
碓氷張メルト:受け取りな!
六条クウリ:アースィマちゃんの2を情報ノヴァリスで。コネと援護の風も使います
六条クウリ:9dx+1>=9
DoubleCross : (9DX10+1>=9) → 9[3,4,5,6,7,7,8,9,9]+1 → 10 → 成功
碓氷張メルト:えらい
六条クウリ:風吹かせといてよかった(2)
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を2増加(74 → 76)
GM:ビュウウ
アイシャ・T・ローズ:では、情報:学問で土壌と水質を分析しましょう。NS『状況に対処します』《巨匠の記憶》
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を2増加(93 → 95)
碓氷張メルト:合コン風だ
アイシャ・T・ローズ:(4+3+3)dx>=9
DoubleCross : (10DX10>=9) → 10[3,5,5,6,8,8,9,9,10,10]+7[1,7] → 17 → 成功
ウヅキ・アーチボルド:めっちゃわかってる
碓氷張メルト:自然と一体化
アイシャ・T・ローズ:通常の二倍の分析結果です。
GM:では開示していくぜ
・土壌と水質の調査結果
土壌には問題がなかったが、水にはある物質が含まれていた。
銀だ。少量であれば植物にとっては有益となるが、魔除けの力を帯びると見做される素材であり、これが魔力を阻害していたようだ。
水を入れ替えれば問題なくマナが回復すると思われる。
用水を引いている地下水は、卵の落着地点と一致する。
・アースィマ・アル=ガーミディー(2)
“全身性銀沈着症”に苛まれており、異常な銀灰色の肌を呈する。
銀の恒常的な接種によりもたらされるものだが、通常考えられる薬剤からの分量ではありえない症状進行であり、
おそらくは能動的に銀を体内に蓄え続けたせいと思われる。
代償として、日光に弱く、日中の活動は困難。あるいは常夜の環境での“運用”を視野に入れたものか。
また、このような異常病状を示す生徒の所属に心当たりのある委員会の生徒もあるだろう。
・朱紗野カーラ
所属不明。自称フリーランス。コードは“アラカルト”。
技師の必要とされる環境が少ないキングダムの近くに来ていたというのは、あまりにも都合がいい。待機していたと見るべきだろう。
だが、呼ばれなければ来れなかったことも鑑みるに、ある程度は想定外があったとも考えられる。
“卵”は本来定時制を目指していたものと思われるが、ある飛行体と衝突した結果、その軌道を反らした。
ウヅキ・アーチボルドはそういえば昨晩箒に乗っているときに何かを空中で弾き飛ばしたような気がすることを思い出した。
GM:朱紗野カーラを待ちながらも、様々な分析や調査の結果は進む。
GM:そこである程度、明るみになってきている事実もある――
アイシャ・T・ローズ:「………」
アイシャ・T・ローズ:『テオドーラ』車内に積んでいた簡易検査キットに反応がある。
碓氷張メルト:「そろそろ、検査結果が出る時間ですよね?」
碓氷張メルト:「水と土を調べていたという……どうでしたか?」
アイシャ・T・ローズ:「はい。結論から言えば、土壌に問題はなく」
アイシャ・T・ローズ:「用水の方から銀が検出されました」
ウヅキ・アーチボルド:「銀!」
碓氷張メルト:「銀ですか」
六条クウリ:その時点で少し眉を顰める。
十掬キョウ:「銀って……あの銀?」
十掬キョウ:「金銀銅の銀?」
アイシャ・T・ローズ:「はい。その銀です」
アイシャ・T・ローズ:「銀そのものは有毒物質ではありませんので、体内に入っても直ちに影響は出ないでしょう」
アイシャ・T・ローズ:「ですが……銀は様々な触媒となり得ます」
ウヅキ・アーチボルド:「学校で使っている人いた気がする」
アイシャ・T・ローズ:「当機は専門ではないので……ここは専門家に伺う方が正確でしょう」
碓氷張メルト:「銀は不安定ですからね。変化があればわかりやすく、影響されやすい素材ですから……」
碓氷張メルト:「専門家?」
アイシャ・T・ローズ:「こと魔法という分野における、銀の性質について」
アイシャ・T・ローズ:「ウヅキ様。ご存知ではないでしょうか?」
ウヅキ・アーチボルド:「うーん、魔除けだっけ?」
碓氷張メルト:「銀が、フランソワーズさん?の体調に影響してるかも、と?」
碓氷張メルト:「あるんですか?」
ジョージア・ユーヴォー:「あ……」
ジョージア・ユーヴォー:「銀が私の探知魔法を阻害した……?」
ウヅキ・アーチボルド:「なるほど?」
六条クウリ:ますます難しい顔。
アイシャ・T・ローズ:「フランソワーズ様の容態は、パスの遮断という結論が出ています」
アイシャ・T・ローズ:「これも銀によるもの……と考えられるでしょう」
碓氷張メルト:「銀が魔法を使う際のマスキングの役割になるんですね」
碓氷張メルト:「そうだとして……普段から水に銀が含まれている土地なんですか?それなら、もっと早くでていそうですけど……」
碓氷張メルト:うーん、と首をひねる。
ウヅキ・アーチボルド:「なんか用水に混ざっちゃったのかも?」
フレデリカ・ユーヴォー:「……ちょっと待って」
碓氷張メルト:「はい?」
フレデリカ・ユーヴォー:「銀がジョージアの魔法を阻害したなら……その……」
フレデリカ・ユーヴォー:「……それがより顕著に出た例が、別にあると思うのだけど」
アイシャ・T・ローズ:「はい。……アースィマ様の検査の時、ですね」
碓氷張メルト:「!」
碓氷張メルト:「で、ではアースィマさんは……?」
六条クウリ:「フランソワーズちゃんよりもよっぽど……銀を身体に多く溜め込んでる」
六条クウリ:「……てことだよねえ」
ウヅキ・アーチボルド:「銀って身体にいいのかな……」
十掬キョウ:「……あの肌。銀皮症なんだ……」
碓氷張メルト:「アルギローズ……?やっぱり、銀を蓄えると良くないんですね?」
十掬キョウ:「ううん。毒性はないはず。ただ……見た目に出ちゃうんだ」
十掬キョウ:「肌が青白く、銀色になっちゃう」
碓氷張メルト:「確かに、アースィマさんの症状に酷似してますね」
六条クウリ:「それだけじゃないよ」
碓氷張メルト:「え?」
アイシャ・T・ローズ:「治療法は……クウリ?」
碓氷張メルト:「クウリさん。なにかご存知ですか?」
六条クウリ:「あれだけ分かりやすいレベルにまで銀が染み渡ってるんだったら、温度変化の影響をものすごく受けやすくなってるはず」
ウヅキ・アーチボルド:「温度変化……」
六条クウリ:「外気や太陽からもそうだし……メルトちゃんの氷がえらく早く溶けるな、とは思ってた」
ウヅキ・アーチボルド:「熱中症もそうだったりするのかな」
碓氷張メルト:「そうですよね……?私の氷って溶けにくいはずなんですが」
十掬キョウ:「銀は熱伝導がものすごく高い金属だもんね……」
碓氷張メルト:「食器にも使われてますものね」
六条クウリ:「たぶんそういうこと」
六条クウリ:「そういう知識だけはある。馴染み深くてさ」背負った大鐘の槌を指で弾いて見せる。澄んだ音が鳴る。
フレデリカ・ユーヴォー:「……定時制に行きたがっていたのも」
フレデリカ・ユーヴォー:「あちらであれば日が差さないから?」
碓氷張メルト:「熱や日光に弱くて、外気の影響にも敏感だから、ですか」
碓氷張メルト:「『探索』が目的でしたっけ。日差しが無ければ普通に移動出来るのかもしれませんね」
碓氷張メルト:「なにか、目的が有ったようですし」
アイシャ・T・ローズ:「症状の重さからすると、ある程度能動的に銀を摂取していたと思われます。その『探索』のためでしょうか?」
ウヅキ・アーチボルド:「じゃあ、アースィマちゃんがフランソワーズちゃんの土壌の水の銀に関係が……」
ウヅキ・アーチボルド:「違うか。卵っぽい機械のほうかな」
アイシャ・T・ローズ:「用水のことであれば、魔法局の方に確認しましょう」座標を添付して送信。
碓氷張メルト:「かもしれませんね。あの卵も銀が含まれている……とか?」
アイシャ・T・ローズ:ぽこん。着信の音。「……あっ、もう返信が。ジャックポットです」
碓氷張メルト:「当たりと言いますと?」
アイシャ・T・ローズ:「用水を引いている水脈が、ちょうどあの装置の地下を通っているそうです」
碓氷張メルト:「となると、あの装置が不時着して、地下水に銀が混ざって、フランソワーズさんに影響が。……とんだ事故の影響が出ていますね」
碓氷張メルト:「それが目的……という訳ではないんでしょうね。不時着という話でしたし」
フレデリカ・ユーヴォー:「ええ……不時着していなければ……おそらく」
フレデリカ・ユーヴォー:「今も定時制の探査を続けていたんでしょうね」
フレデリカ・ユーヴォー:「何を探しているかはわからないけど……」
碓氷張メルト:「そういうことですね!」ぽん、と両手を合わせる。
碓氷張メルト:「つまりは不幸な事故ですか」
十掬キョウ:(……クウリちゃん。アースィマちゃんの所属が“あそこ”なら……)
十掬キョウ:(探しているものって……)
六条クウリ:(……そうなっちゃうよねえ……)嘆息する。
碓氷張メルト:「しかし、事故とは不幸な話ですね……あの装置も銀製だとしたら、それこそ気温で変化して着地してしまったとかなんでしょうか?」
碓氷張メルト:「私は空を飛ぶことって無いんですけど、気流とか凄そうですもんね?」
碓氷張メルト:ね、とウヅキさんに話しかける。
ウヅキ・アーチボルド:「そうだねー、楽しいけど」
ウヅキ・アーチボルド:「気流とか、飛んでくるものとか危険もいっぱいあるからね」
ウヅキ・アーチボルド:「この間だって」
ジョージア・ユーヴォー:「飛んでくるもの……?鳥とか……?」
ウヅキ・アーチボルド:「なんかでっかい硬そうなのにぶつかりそうで、」
ウヅキ・アーチボルド:「爆発の衝撃ではじいたんだけど」
アイシャ・T・ローズ:「爆発で」
碓氷張メルト:「まぁ、危ない」
フレデリカ・ユーヴォー:「でっかい硬いの……」
碓氷張メルト:「そんなものが空を飛んでたんですか?」
ウヅキ・アーチボルド:「うん。ああいう形!」卵型の装置を指さす
ウヅキ・アーチボルド:「てか」
ウヅキ・アーチボルド:「あれだったかも」
ジョージア・ユーヴォー:「……」
ジョージア・ユーヴォー:「えっえっえっ」
六条クウリ:「えっじゃあ……」
六条クウリ:「ウヅキちゃんのせいじゃん……?」
六条クウリ:「不時着」
アイシャ・T・ローズ:「そうとは……」
ウヅキ・アーチボルド:「そうなんだ」
六条クウリ:「そうなんだじゃないけど!?」
碓氷張メルト:「気づいてなかったんですか!?」
ウヅキ・アーチボルド:「今思い出したよ」
六条クウリ:「あ、危なすぎる……!」
ウヅキ・アーチボルド:「ここは今思い出せた功績でどうにかこうにか……」
ジョージア・ユーヴォー:「無事で良かったね……」
フレデリカ・ユーヴォー:「全く……全く……!」
六条クウリ:「それがなければアースィマちゃんは熱中症になることもなく定時制の土地に辿り着けて……」
六条クウリ:「あ、いや……そうなってたらまずかったのか……?」
アイシャ・T・ローズ:「まずいのですか?」
六条クウリ:「まずいって言うか……うーん……」もごもごと口の中で言葉を転がす。
十掬キョウ:「あれ?でもじゃあ……」
碓氷張メルト:「……でも、そうなると」
十掬キョウ:「あの卵は……ただの乗り物なんだよね?」
碓氷張メルト:「なんでしょうか?アースィマさんの装備、というわけではないようですし」
十掬キョウ:「そんなに一生懸命調べる必要あるのかなあ」
ウヅキ・アーチボルド:「ほんとだ」
碓氷張メルト:「それに、カーラさん、『他の中身』って仰ってましたね」
碓氷張メルト:「なにか、心当たりがあったのでは?」
六条クウリ:「いくらアースィマちゃんが銀の塊みたいなのだとしても」
六条クウリ:「ただ横になってるだけで地下水まで染まるわけじゃないでしょ。卵の方にそういう機能があったんじゃ──」そこまで言って言葉が途切れる。
アイシャ・T・ローズ:「……これは」
碓氷張メルト:「……うーん?」
アイシャ・T・ローズ:「カーラ様にお話を伺った方がよさそうですね」
碓氷張メルト:「はい、本人に聞いてみるしか無さそうですね!」
碓氷張メルト:「私は聞きに行きますけど……皆さんはどうします?」
十掬キョウ:「……みんなで行こう」
アイシャ・T・ローズ:「はい。ところで……」
六条クウリ:「……。賛成」
アイシャ・T・ローズ:「アースィマ様の姿をしばらく見ていないのですが。今、どちらに?」
フレデリカ・ユーヴォー:「たしかさっき外に――」
GM:外に飛び出すと、カーラが何やら作業を進めている。
アースィマ・アル=ガーミディー:その隣で作業を覗き込んでいる。
朱紗野カーラ:「おや……どうしたんだい。お揃いで……」
碓氷張メルト:「カーラさん!」ぐいっ。「この付近にいたのは、なにか意図があってのことなんでしょうか!」
碓氷張メルト:単刀直入に聞く。
アイシャ・T・ローズ:「直球勝負ですね。当機も同意ですが」
六条クウリ:「……正直助かる」小声。
朱紗野カーラ:「ははあ。成る程?」
朱紗野カーラ:「雁首揃えてからそれを聞きに来るってことは……そうだねえ」
朱紗野カーラ:「待つのに飽きたかい」
碓氷張メルト:「いえ、気になりまして!」
アイシャ・T・ローズ:「! やはり、その装置には銀を使った細工が……!」
アースィマ・アル=ガーミディー:「あ……」
アースィマ・アル=ガーミディー:「わ、私の……」
アースィマ・アル=ガーミディー:「私の病気のこと……知って……?」
六条クウリ:「……ん……」躊躇いがちに頷く。
碓氷張メルト:「銀の多量摂取に寄る蓄積……とお聞きしてます。クウリさん達の推察ですが。」
アースィマ・アル=ガーミディー:「……!」
六条クウリ:「あのさ……」
朱紗野カーラ:「やれやれ……デリカシーってものがないね。そこのお嬢さんは……」
六条クウリ:「アタシも結構友達が少ないんだ。だから、どうやったらちゃんと……悪くない言い方にできるのか、わかんないんだけど」
碓氷張メルト:「あっ……すみません。人付き合いに疎いもので」しゅん。
ウヅキ・アーチボルド:「デリカシーのなさは私もよくいわれる」
六条クウリ:「カナートスだよね。カナートス臨床医学研究院」
アースィマ・アル=ガーミディー:「……っ」
アースィマ・アル=ガーミディー:「……はい」
六条クウリ:「定時制で探そうとしてたものも……多分あれだろうなってのは分かってる」
六条クウリ:「でもその他のことは、実際まだ全然わかってない。具体的にどうやって探す気だったのか、とか」
六条クウリ:「だから……」
六条クウリ:「……できればこのままケンカしないで済むような話が聞ければいいなと思ってる」
六条クウリ:「……結局脅すみたいだな。そうじゃないんだ、そこはマジで」
アースィマ・アル=ガーミディー:「わ、私の学校、知ってて」
アースィマ・アル=ガーミディー:「差別しないんですか……?」
アースィマ・アル=ガーミディー:「うちの学校を知ってる人に出身を知られたら……酷い目に合うって……」
六条クウリ:「そこは……よく分かんないよ」困った顔をする。
六条クウリ:「ミルキちゃん……うちの委員長からは、何度か戦う羽目になったっては聞いてる」
六条クウリ:「でも悪いやつの話をするときの感じじゃなかった」
六条クウリ:「で、実際いままで話してみてても、特に嫌わなきゃいけないなとは思ってない」
六条クウリ:頭を掻く。「……ぜんぜん知らないもん、まだ。お互い。アースィマちゃんだってアタシのこと知らんでしょ」
アースィマ・アル=ガーミディー:「クウリさん……」
アイシャ・T・ローズ:「はい。少なくとも……当機が今、アースィマ様に思うことは」
アイシャ・T・ローズ:「調査の際、日差しの下に放り出してしまい申し訳ありませんでした」ぺこり。
アイシャ・T・ローズ:「……と言うことが一番ですね」もう一度ぺこり。
アースィマ・アル=ガーミディー:「わ、私……は……」
朱紗野カーラ:「おいおい、そりゃあ……可愛そうってもんじゃないか」
朱紗野カーラ:「その子は別に何も……お客さん方を取って食いたいわけでもなんだ」
朱紗野カーラ:「そう追い詰めてやるなよ」
朱紗野カーラ:「そうだ、質問の答えがまだだったね」
朱紗野カーラ:「この付近にいたのは、なにか意図があってのことか?――イエス」
朱紗野カーラ:「少々不具合があってね。調べに行きたいところだったんだ」
朱紗野カーラ:「その装置には銀を使った細工がなされているか?――これもイエス」
朱紗野カーラ:「まあ、キングダムに向かわせるならこれくらいの“対策”して当然だろ」
十掬キョウ:「……なんで」
朱紗野カーラ:「もう一つ先に答えようか……なんでそんなこと分かるのかって?」
朱紗野カーラ:「簡単だね。これを作ったのはあたしだからさ」
碓氷張メルト:「えっ……!?」
ウヅキ・アーチボルド:「そうとは……」
アースィマ・アル=ガーミディー:「そうなの……?」
アイシャ・T・ローズ:「アースィマ様もご存知なかったのですか?」
アースィマ・アル=ガーミディー:「うん、私はここに乗れば着くって言われただけで……」
碓氷張メルト:「では、カーラさんは、事情もご存知なんですか?」
朱紗野カーラ:「事情ってのは……そいつの“攻性症例”のかい?」
六条クウリ:「カナートスの子の病気のことね」補足する。
碓氷張メルト:「“攻性症例”」疑問を顔に浮かべようとして「あ、そういう意味でしたか」
朱紗野カーラ:「勿論だとも!それ……とても便利じゃないか」
朱紗野カーラ:「症状もヌルい、感染性もない!なのに……」
朱紗野カーラ:「対“魔法”兵器としては覿面にもほどがある」
六条クウリ:すっと目を細める。
アイシャ・T・ローズ:「兵器、と仰いましたか」
十掬キョウ:「……君の言い方はでも……」
十掬キョウ:「なんだか……多分なんだけど。カナートスの子じゃないよね?」
朱紗野カーラ:「ああ、紹介がまだだったね。そうさね……あたしらがどこまで知られてるか」
朱紗野カーラ:「こっちで名刺になるかい?」
朱紗野カーラ:彼女の言とともに、卵が開く。
碓氷張メルト:「! 卵が……!」
GM:そこからはドロドロとギラつく黒い油が漏れ出す。
アースィマ・アル=ガーミディー:「えっ――」
GM:それらがアースィマに纏わりついた。
六条クウリ:「!」
アイシャ・T・ローズ:「アースィマ様! 手を……!」
十掬キョウ:「アイシャちゃん!ダメ!」手を払う。
アースィマ・アル=ガーミディー:「ああ……あああ……っ!?」
アイシャ・T・ローズ:「キョウ!? 何故です……!?」
碓氷張メルト:「あ、油が……!?」
十掬キョウ:「な、なんだか……」
十掬キョウ:「アイシャちゃんに、とっても良くないもののような気がして……」
朱紗野カーラ:「ご明察だね、お客さん!」
朱紗野カーラ:「そいつは“油”。うちらの……“イレクシア高専”の特産品さ」
六条クウリ:「知らないなそっちは!」
朱紗野カーラ:「おや……そいつはショックだ……なんてね」
朱紗野カーラ:「冗談だよ。今知ってもらえばいいんだろ?」
朱紗野カーラ:「“祝福”するよ、アースィマ・アル=ガーミディー!」
朱紗野カーラ:「あんたはこれで“完成”だ」

朱紗野カーラ:「本来は定時制を潰すつもりだったんだけどね……まあ、笑える範囲のトラブルだ」
朱紗野カーラ:「アランロドへの侵攻と行こうじゃないか」
GM:シーン終了。ロイス取得とラスト購入ができます 次がクライマックス!
碓氷張メルト:「朱紗野カーラ P興味/◯N驚愕」で取得します。
碓氷張メルト:敵性ボディアーマー!
碓氷張メルト:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 10[2,8,10]+3[3] → 13 → 成功
碓氷張メルト:買えた!編みます。
六条クウリ:編んでる
アイシャ・T・ローズ:自作だ
アイシャ・T・ローズ:ロイホ(ロイスは保留)で、ジュラルミンシールドを買っておきましょう。
アイシャ・T・ローズ:PS『ネットワーク接続』《オリジン:サイバー》
六条クウリ:うーん ロイスはここではまだ……保留!
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を2増加(95 → 97)
アイシャ・T・ローズ:(4+3)dx+4+2>=12
DoubleCross : (7DX10+6>=12) → 9[1,2,7,7,8,9,9]+6 → 15 → 成功
六条クウリ:購入はブルーゲイル狙いで
アイシャ・T・ローズ:OK。装備してガード値をゲットです。
ウヅキ・アーチボルド:カーラ 好奇心/〇隔意 で取得! 強化素材狙います!
ウヅキ・アーチボルド:3dx>=15
DoubleCross : (3DX10>=15) → 10[5,8,10]+4[4] → 14 → 失敗
六条クウリ:3dx+4>=20
DoubleCross : (3DX10+4>=20) → 9[5,8,9]+4 → 13 → 失敗
ウヅキ・アーチボルド:お
六条クウリ:だめ!以上です
ウヅキ・アーチボルド:財産1つかって購入!
GM:みんな10超えとる
ウヅキ・アーチボルド:デーモンウイングの攻撃力を挙げて以上です
【クライマックス】
GM:全員登場!
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(65 → 69)
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(97 → 101)
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(76 → 82)
碓氷張メルト:碓氷張メルトの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(70 → 80)
碓氷張メルト:ぎゃぁ
アースィマ・アル=ガーミディー:「ああ、ああっ、あああっ……!」
フレデリカ・ユーヴォー:「手荒な真似はしたくないけど……」杖を取り出し、呪文を唱える。
フレデリカ・ユーヴォー:「制せよ!」
フレデリカ・ユーヴォー:颶風が渦巻き、アースィマに直撃するが。
フレデリカ・ユーヴォー:「……無傷……?」
碓氷張メルト:「あっ、もしかして魔法って……」
碓氷張メルト:「耐性があるのでは……ないでしょうか?」
ウヅキ・アーチボルド:「わぁ、なるほど」
朱紗野カーラ:「言ったろ?そいつは全身銀まみれでね。魔術に対しては強烈な呪いの域にも至る特効兵器になってる」
朱紗野カーラ:「そのために銀を接種させられまくってたらしいからね」
六条クウリ:「デリカシーないのはどっちだよ……!」
朱紗野カーラ:「人間のプライバシーを明かしちゃデリカシーがないが……」
碓氷張メルト:「させ『られた』……!?」
朱紗野カーラ:「兵器のスペックを明かすのは構わないだろ?」
アイシャ・T・ローズ:「……その言い様ですと、アースィマ様が望んだ姿ではない、と」
朱紗野カーラ:「当たり前だろ。誰が好き好んでこうなるのさ」
十掬キョウ:「……多分、理事会にそう“仕立てられた”んだと思う……」
碓氷張メルト:「……それが故の、アースィマさんの、あの状態ですか」
アイシャ・T・ローズ:「もし、何か……」
アイシャ・T・ローズ:「引き換えにしてでも向かおうとしている先があるのなら。そうも思いましたが」
アイシャ・T・ローズ:「杞憂だったようですね」
アースィマ・アル=ガーミディー:「ああ……あああ……!」全身が黒い油に染められている。
六条クウリ:「ああもうヤバそう! クッソ……!」
ウヅキ・アーチボルド:「ど、どうしよう。止め方ないのかな」
六条クウリ:「とりあえずアタシはアイツぶっ飛ばすから! いいよね!?」
碓氷張メルト:「良いと思います」
アイシャ・T・ローズ:「異論なく。後は、アースィマ様を苦しめているあの“油”……」
十掬キョウ:「うん、解き方はわからないけど……まずあっちをやらないと気がすまないよ!」
六条クウリ:「助ける方法は……その間になんとか……!」ぶうんと風を切らせて大槌を構え、カーラに突っ込んでいこうとする。
ウヅキ・アーチボルド:「うん……そういうことなら、私もやる」
六条クウリ:「……ウヅキちゃん?」
ウヅキ・アーチボルド:「あ、でもあっちのほうも魔法対策とかあるのかな?」
朱紗野カーラ:「言ったろ?してあるって」
朱紗野カーラ:卵の残骸に乗り込む。
朱紗野カーラ:「こいつは元々陸戦機でね」
朱紗野カーラ:「無理やり外殻とブースターを付けて飛ばしてみたんだが……まあ、本来の使い方もできるのさ」
GM:外殻の卵の殻が弾けていく。
朱紗野カーラ:そこに現れたのは、装甲車だ。
朱紗野カーラ:人員・物資輸送用の装甲車。
アイシャ・T・ローズ:「………」
アイシャ・T・ローズ:「あれは……」
朱紗野カーラ:シールドを備え、バンパーが作業用アームに変形する。
朱紗野カーラ:「名前はなんだったかな……」
装甲車:《登機は――》
装甲車:《登登登登機機はははは》
碓氷張メルト:「ど、どうしたんでしょう……?」
“テオドーラ”:《登機は、“テオドーラ”》
アイシャ・T・ローズ:「姉妹機……」
“テオドーラ”:《“テオ……テオドーラ”……5……》
“テオドーラ”:《……ガガガッ》
朱紗野カーラ:「ああ……そんなだったね?そうだ、そうだ」
朱紗野カーラ:「“テオドーラΦ”。なかなか上等な玩具だろ?」
アイシャ・T・ローズ:「八月革命の中、皆、行方知れずになったのですが……」
十掬キョウ:「えっじゃあ……アイシャちゃんのお姉ちゃんなの……?」
アイシャ・T・ローズ:「そうですか。あなたの元に……」
アイシャ・T・ローズ:「はい。ですが、あの様子では、おそらくもう……」
アイシャ・T・ローズ:AIユニットを含む大部分が侵食を受けているだろう。……あるいは、アースィマ様のように。
アイシャ・T・ローズ:「……当機らは皆、ノヴァリスに住まう方々のお役に立つために生まれました」
アイシャ・T・ローズ:「ですから、姉がカーラ様のお役に立ち、」
アイシャ・T・ローズ:「望む先へと向かうお手伝いが出来たのなら、本望でしょう」
アイシャ・T・ローズ:「あのような“油”を使われずともそうであれたなら……どれだけ幸せだったでしょうか」
アイシャ・T・ローズ:「カーラ様。姉を見つけてくださったことには感謝します」
アイシャ・T・ローズ:「ですが──」両腕から砂が零れ落ちるようにして機械腕が形成される。
アイシャ・T・ローズ:『テオドーラ』の前面バンパーが変形する作業用アームを模した鋼の腕が、拳を握る。
アイシャ・T・ローズ:「在り様を歪めたことには、異議を唱えさせていただきます」
朱紗野カーラ:「歪んだ?逆だよ」
朱紗野カーラ:「“完成”したのさ。こいつはね」
朱紗野カーラ:「あんたも同型機なんだって?なら……ルーティーンで弄れて楽そうだ」
六条クウリ:息を吐く。胸の裡に昂り始めた熱を逃がすみたいに。
六条クウリ:「アタシはいま結構……危ないこと考えてる自覚がある」
六条クウリ:「だから当事者の意見を優先する方がいいと思うんだけどさ」
六条クウリ:「アイシャちゃんはどうしたい? どうしたら手助けできるかな」
アイシャ・T・ローズ:「………」
アイシャ・T・ローズ:どうする“べき”かは明白で。どうし“たい”かは……人の姿の内に燻っている。
アイシャ・T・ローズ:それを口にするのが正しいことなのか。より上位の優先事項に従う“べき”ではないのか。
アイシャ・T・ローズ:「……クウリ」
六条クウリ:「ん」
アイシャ・T・ローズ:「カーラ様を止めるために姉の撃破が必要なら、躊躇わないでください」
アイシャ・T・ローズ:「そのことで、当機のクウリへの感情が変わることはありません」
六条クウリ:「……」
アイシャ・T・ローズ:「──ですが……」
アイシャ・T・ローズ:「叶うなら。姉にも、革命後のノヴァリスで引き続き皆様のお役に立ってもらいたいと思っています」
アイシャ・T・ローズ:「叶うなら。当機のように……」
アイシャ・T・ローズ:「こんな時、どう、言えばいいのか……」
アイシャ・T・ローズ:「申し訳ありません。適切な表現が難しく」
六条クウリ:「……それだけ聞けば十分だよ」
六条クウリ:「その気持ちに添えるようにする」
六条クウリ:「アタシも結構友達少ないからさ。その限られた人たちの考えは、なるべく大事にした方が──」
六条クウリ:敵に正対する。変わらぬ間延びした口調のまま、ただ葡萄色の瞳から温度が消える。「──多少なりマシな自分でいられる気がするんだ」
ウヅキ・アーチボルド:「……私は爆破して壊すことばっかしてきたから」
ウヅキ・アーチボルド:「ちょっとは直したり助けることもしたいなって、たまに思ったりする」
ジョージア・ユーヴォー:「ウヅキ……」
ウヅキ・アーチボルド:「だから、今それをやる」
ウヅキ・アーチボルド:「カーラちゃんの目論見、爆散させてあげる!」
碓氷張メルト:「えぇ、カーラさんは計画のために様々な準備をしてるみたいですが」
碓氷張メルト:「いつだって、『外』からくる圧力とは理不尽なもの」
碓氷張メルト:「どれだけ準備をしても、想定外は起こるでしょう」
碓氷張メルト:「ならば……」
碓氷張メルト:「私達にとってのどんな苦境であろうと、きっと打ち破る事はできるはず」
碓氷張メルト:「さぁ、始めましょう。私達の抵抗を。」
GM:君たちの決意とともに。
GM:どこか遠くから、曙光が煌めく。
GM:それはセイクリッドピラーから差す、大十字冠の輝き。
GM:神聖二重冠の効果が使用可能になりました。
【神聖二重冠】
クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
アースィマ[8]カーラ[10]
10m
ウヅキ[5]メルト[6]
アイシャ[10]クウリ[11]
GM:この戦闘では、NPCカードの効果を、常時適用できます。
“フイヌル”ジョージア・ユーヴォー
HPを回復する効果の際、HPを最大値まで回復する。
碓氷張メルト:回復魔法!
“フィレ”フレデリカ・ユーヴォー
PCが行うあらゆる判定のC値を-1。
ウヅキ・アーチボルド:つえー
“ターンオーバー”十掬キョウ
PCが行う攻撃の攻撃力を+16する。
六条クウリ:つよい
アイシャ・T・ローズ:これが常時!
GM:これだけあればね 余裕ですよね
六条クウリ:もはや勝ったも同然
ウヅキ・アーチボルド:余裕でしょ~
アイシャ・T・ローズ:打ち上げの会場を予約しておきましょう。
GM:では、衝動判定から!難易度は9です
アイシャ・T・ローズ:(5+1)dx+2+1>=9
DoubleCross : (6DX10+3>=9) → 10[2,6,6,7,10,10]+6[1,6]+3 → 19 → 成功
碓氷張メルト:6dx+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 8[1,4,5,7,7,8]+1 → 9 → 成功
碓氷張メルト:碓氷張メルトの侵蝕率を2D10(→ 16)増加(80 → 96)
六条クウリ:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 8[5,7,7,8] → 8 → 失敗
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を2D10(→ 11)増加(101 → 112)
ウヅキ・アーチボルド:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 10[4,4,5,10]+1[1] → 11 → 成功
碓氷張メルト:ぎゃん
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を2D10(→ 11)増加(69 → 80)
GM:クウリちゃん……!
六条クウリ:82+2d10
DoubleCross : (82+2D10) → 82+6[4,2] → 88
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を6増加(82 → 88)
GM:では1ラウンド目、セットアップから。
アースィマ・アル=ガーミディー:《ガードモード》LV2。
碓氷張メルト:セットアップなし
ウヅキ・アーチボルド:EXパスファインダーの効果を使います! 行動値+7!
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を3増加(80 → 83)
アースィマ・アル=ガーミディー:あらゆるダメージを20点軽減。効果中エフェクト使用できず、行動で解除。
六条クウリ:《狂騒の旋律》。同エンゲージの味方に攻撃力+15と暴走の効果を与えます。拒否可能!
アイシャ・T・ローズ:コーリングシステムでヴィークルに乗ります。行動値10→5
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を7増加(88 → 95)
アースィマ・アル=ガーミディー:また、彼女は学区専用アイテム「黒い油」の効果により、Dロイス「機械化兵」を取得しています。
碓氷張メルト:狂騒の旋律を貰います!うおおお!
アイシャ・T・ローズ:ロイス数が少々心配なのでここは貰わずにおきましょう。
六条クウリ:あっ迎撃する魔眼できなくなるけど大丈夫かい
アースィマ・アル=ガーミディー:また、常時エフェクト《ハイデンシティ》LV6を所持しています。
ウヅキ・アーチボルド:旋律貰います!
碓氷張メルト:あっ貰ったは良いけど暴走しちゃうと迎撃する魔眼出来ないな
アースィマ・アル=ガーミディー:つまり……あらゆるダメージを-10して
アースィマ・アル=ガーミディー:行動するまでは更にダメージを-20して
アースィマ・アル=ガーミディー:〈運転〉〈白兵〉〈射撃〉攻撃以外は更に更にダメージを-30します。
六条クウリ:かたい
ウヅキ・アーチボルド:わぁ……
碓氷張メルト:つまり迎撃の前に突破の問題がでてきますね!貰います!ウオオオ
アイシャ・T・ローズ:ガチガチですね。
朱紗野カーラ:コーリングシステム。オルトロスに搭乗。
碓氷張メルト:私特攻の防御札が見える…
朱紗野カーラ:行動値が10→5になります。
アイシャ・T・ローズ:おお……姉……
アースィマ[8]カーラ[5]
10m
ウヅキ[12]メルト[6]
アイシャ[5]クウリ[11]
GM:ではイニシアチブ。ウヅキの手番から!
ウヅキ・アーチボルド:はーい
ウヅキ・アーチボルド:マイナーで《斥力跳躍》!飛行状態で戦闘移動!アースィマ・カーラのエンゲージに!
アースィマ[8]カーラ[5]
ウヅキ[12]
10m
メルト[6]アイシャ[5]クウリ[11]
ウヅキ・アーチボルド:メジャーで《炎神の怒り》《コンセントレイト:サラマンダー》《煉獄魔神》!対象はアースィマで!
GM:来な!
ウヅキ・アーチボルド:11dx6
DoubleCross : (11DX6) → 10[3,3,4,5,5,6,6,7,8,8,10]+10[1,4,6,9,10,10]+10[2,5,7,9]+10[3,6]+10[7]+3[3] → 53
GM:ヒエ……
GM:なんでこいつC6なんだ ゆるせない
碓氷張メルト:つよい
アースィマ・アル=ガーミディー:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 8[3,4,4,6,7,8] → 8
アースィマ・アル=ガーミディー:失敗です。ダメージどうぞ!
ウヅキ・アーチボルド:6d10+26+1+15+16
DoubleCross : (6D10+26+1+15+16) → 31[1,3,10,6,7,4]+26+1+15+16 → 89
GM:ヒエ……
六条クウリ:でかい!
アースィマ・アル=ガーミディー:機械化兵&《ガードモード》で30点軽減
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を9増加(83 → 92)
アースィマ・アル=ガーミディー:謎の敵性装甲8で8点軽減して……
アイシャ・T・ローズ:敵性装甲が出回っていますね……
アースィマ・アル=ガーミディー:C(89-30-8)
DoubleCross : c(89-30-8) → 51
アースィマ・アル=ガーミディー:結構貰っちゃった 上からこんな持ってかれるとはね
ウヅキ・アーチボルド:へへへ
碓氷張メルト:たくさん爆破出来て偉い
GM:次はクウリちゃん!
六条クウリ:はい!マイナーで戦闘移動して前方のエンゲージへ。
アースィマ[8]カーラ[5]
ウヅキ[12]クウリ[11]
10m
メルト[6]アイシャ[5]
六条クウリ:メジャーで《疾風迅雷》《吠え猛る爪》。シンダーじゃないカーラに攻撃します。
朱紗野カーラ:生きたカーラだぜ 来な!
六条クウリ:5dx9-1
DoubleCross : (5DX9-1) → 8[2,4,5,7,8]-1 → 7
六条クウリ:ドッジ不可です
朱紗野カーラ:こんなヘボ~避け
朱紗野カーラ:られないとはね……
碓氷張メルト:出目にびっくりしちゃった。なるほどね
朱紗野カーラ:ガード。《グラビティガード》LV5
碓氷張メルト:重い女がよ!
六条クウリ:かたい
GM:制作者にいいな ダメージどうぞ!
六条クウリ:1d10+12+1d10-4+15+16
DoubleCross : (1D10+12+1D10-4+15+16) → 6[6]+12+10[10]-4+15+16 → 55
六条クウリ:装甲無視!
朱紗野カーラ:やだ~
朱紗野カーラ:オルトロスなのに~
朱紗野カーラ:55-5d10
DoubleCross : (55-5D10) → 55-37[9,9,10,2,7] → 18
朱紗野カーラ:18点も食らっちまったね……
六条クウリ:かたい
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を5増加(95 → 100)
GM:まさか……狂騒のレベルが以降上がっちゃうのかい
六条クウリ:そうだった
六条クウリ:狂騒の効果を受けてるひとたちの攻撃力増加が+18になります
碓氷張メルト:ぐんぐん
GM:くそ~ どうにかしてやる
アースィマ・アル=ガーミディー:アースィマの手番。
アースィマ・アル=ガーミディー:《ガードモード》が解除されます。
アースィマ・アル=ガーミディー:マイナー《インフィニティウェポン》
アースィマ・アル=ガーミディー:メジャー《サンドシャード》LV4《エクスプロージョン》LV4《ツインバースト》LV4《散滅の腕》LV4《スプリットアタック》LV4
六条クウリ:どうにかしようとしてる!
アースィマ・アル=ガーミディー:命中判定直前に、FH専用アイテム「真理の花」を使用。
アイシャ・T・ローズ:!?
碓氷張メルト:真理!
アースィマ・アル=ガーミディー:攻撃力を+10、武器のガードのガード値を-10、この効果でガード値が0以下になった武器を破壊。
アースィマ・アル=ガーミディー:4人全員を攻撃。
アースィマ・アル=ガーミディー:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 9[1,4,8,9,9,9]+2 → 11
アースィマ・アル=ガーミディー:ドッジ不可です。
碓氷張メルト:やーん
ウヅキ・アーチボルド:ひえん
六条クウリ:ふふん
六条クウリ:暴走中だから関係ないもんね
碓氷張メルト:こちらもです。
ウヅキ・アーチボルド:それはそう
GM:チッ……
GM:暴走してなかったらガードしてもらってそのハンマーをぶっ壊したのによ~~~
アースィマ・アル=ガーミディー:《散滅の腕》も入っているので命中したら持続効果は解除するよ~
碓氷張メルト:ぎゃー
六条クウリ:やめなさーい!
ウヅキ・アーチボルド:ひえ~~
碓氷張メルト:このままじゃ暴走しただけの人になっちゃうメル~!?
アイシャ・T・ローズ:ではSS『重力制御システム作動』《グラビティガード》でガードしつつ
アイシャ・T・ローズ:EX『横から失礼します』《砂の結界》
アイシャ・T・ローズ:メルト様をカバーします。
アイシャ・T・ローズ:ジュラルミンシールドはそっと片付けて……この腕で!
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を3増加(112 → 115)
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を2増加(115 → 117)
碓氷張メルト:シュババ
アースィマ・アル=ガーミディー:2d10+46 もろもろ有効
DoubleCross : (2D10+46) → 4[1,3]+46 → 50
アイシャ・T・ローズ:実ダメージを算出します。
碓氷張メルト:出目可愛いね
アイシャ・T・ローズ:50-23-4d10
DoubleCross : (50-23-4D10) → 50-23-28[6,6,8,8] → -1
アイシャ・T・ローズ:これを2倍して無傷です。
碓氷張メルト:つよい
六条クウリ:素手で弾いてる…………
GM:そんな……
ウヅキ・アーチボルド:つよー
アイシャ・T・ローズ:一家に一台『テオドーラ』。よろしくお願いします。
六条クウリ:こちらは死!狂騒も解除されます
六条クウリ:暴走はそのままですよね?
GM:バステはそのままかな?
六条クウリ:暴走だけしてる人になっちゃった
ウヅキ・アーチボルド:ww
ウヅキ・アーチボルド:私も死!
碓氷張メルト:クウリちゃん…貴方の能力、良く馴染みます…
ウヅキ・アーチボルド:リザレクト!
六条クウリ:かつての主人のロイスをタイタスにして復活します。
GM:主人……
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(92 → 95)
ウヅキ・アーチボルド:そういえばNPCカードはどうなるんだろう。あれはまた持続効果とは別?
GM:別扱いにします 掛け直したり出来ないし……
碓氷張メルト:わぁい
ウヅキ・アーチボルド:確かに!あざます!
碓氷張メルト:庇われてノーダメージ。
ウヅキ・アーチボルド:じゃあ全回復!HP29!
GM:では次!メルトちゃんの手番です。
碓氷張メルト:メルー!
碓氷張メルト:マイナーで暴走解除。
碓氷張メルト:メジャーで《C:バロール》《黒の鉄槌》《氷の塔》《黒星の門》。アースィマとカーラにRC攻撃。
GM:ヒエ~
碓氷張メルト:12dx6+2
DoubleCross : (12DX6+2) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,5,5,7,8]+10[5,7]+1[1]+2 → 23
碓氷張メルト:えーん
碓氷張メルト:リアクションどうぞ
アースィマ・アル=ガーミディー:インフィニティウェポンを作ったからガード値がある。ガード。
朱紗野カーラ:ガード。《グラビティガード》LV5。
碓氷張メルト:ではクウリちゃんの18とNPC分の16を足して~
GM:ダメージどうぞ!
六条クウリ:インフィニティウェポンこわれてない?
GM:あっ
GM:こわれてた……
アイシャ・T・ローズ:アースィマ様……剣が!
アースィマ・アル=ガーミディー:ドッジします……
アースィマ・アル=ガーミディー:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 9[3,5,7,8,8,9] → 9
碓氷張メルト:こいっ
GM:ダメでした ダメージどうぞ!
碓氷張メルト:ウオオオー!
碓氷張メルト:3d10+12+15+16+18 装甲有効
DoubleCross : (3D10+12+15+16+18) → 11[2,1,8]+12+15+16+18 → 72
アイシャ・T・ローズ:きりのいい数字ですね
碓氷張メルト:出目がちょっとアレ。72点!
碓氷張メルト:RC攻撃です
朱紗野カーラ:72-5d10-15
DoubleCross : (72-5D10-15) → 72-22[8,6,1,5,2]-15 → 35
朱紗野カーラ:グエ~ッ結構もらうな……35点もらいます
碓氷張メルト:どうぞどうぞ
アースィマ・アル=ガーミディー:軽減-10、〈運転〉〈白兵〉〈射撃〉攻撃以外でのダメージ-30
碓氷張メルト:すごい削るなぁ!
アースィマ・アル=ガーミディー:あと謎ボディ装甲8
アースィマ・アル=ガーミディー:24点のダメージ!
碓氷張メルト:えーん!PCの体力だったとしても生き延びる数値~!
碓氷張メルト:碓氷張メルトの侵蝕率を8増加(96 → 104)
GM:では次!行動値5の方々ですが……
GM:PC優先でアイシャさんです
アイシャ・T・ローズ:はい。
アイシャ・T・ローズ:マイナーで戦闘移動。アースィマ様のいらっしゃるエンゲージに突入します。
アイシャ・T・ローズ:メジャーでNS『状況に対処します』《コンセントレイト》《巨匠の記憶》
アイシャ・T・ローズ:アースィマ様に運転攻撃を敢行します。
アイシャ・T・ローズ:命中判定。ジュラルミンシールドがあるので白兵攻撃にペナルティが……つく!
アイシャ・T・ローズ:(4+3+4)dx6+4-3
DoubleCross : (11DX6+1) → 10[1,1,2,4,6,7,8,9,9,9,10]+10[1,2,3,5,7,9,10]+10[5,5,10]+10[7]+10[10]+3[3]+1 → 54
GM:回すな~~~
アースィマ・アル=ガーミディー:6dx ドッジ
DoubleCross : (6DX10) → 10[2,2,4,7,7,10]+8[8] → 18
アイシャ・T・ローズ:ぶんぶん
GM:ダメージどうぞ!
アイシャ・T・ローズ:6d10+20+16 装甲ガード有効
DoubleCross : (6D10+20+16) → 33[9,6,3,1,7,7]+20+16 → 69
アイシャ・T・ローズ:アイシャ・T・ローズの侵蝕率を4増加(117 → 121)
アースィマ・アル=ガーミディー:18点しか止まらないんだよな……
アースィマ・アル=ガーミディー:C(69-18)
DoubleCross : c(69-18) → 51
アースィマ・アル=ガーミディー:51点もらいます。きつくなってきた
アイシャ・T・ローズ:ううん。元気ですね。
朱紗野カーラ:じゃあ……やり返そうかねえ
朱紗野カーラ:choice[ウヅキ,クウリ,メルト,アイシャ]
DoubleCross : (choice[ウヅキ,クウリ,メルト,アイシャ]) → ウヅキ
ウヅキ・アーチボルド:やだ~
ウヅキ・アーチボルド:やだ~っていったのに~
アイシャ・T・ローズ:音声センサーが反応したのかも
朱紗野カーラ:マイナーなし メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》LV4《巨匠の記憶》LV5。
朱紗野カーラ:オルトロスで運転攻撃します。
六条クウリ:オルトロスバトルだ……
朱紗野カーラ:14DX7+4
DoubleCross : (14DX7+4) → 10[1,1,2,2,2,3,4,5,6,6,9,10,10,10]+10[2,7,7,9]+10[1,1,7]+1[1]+4 → 35
ウヅキ・アーチボルド:ひー 暴走ゆえリア不!
アイシャ・T・ローズ:カバーします?
碓氷張メルト:ウヅキちゃんまだリザ圏内だっけ
ウヅキ・アーチボルド:ですね
アイシャ・T・ローズ:そうですね 95
ウヅキ・アーチボルド:今は大丈夫かも
アイシャ・T・ローズ:了解!
朱紗野カーラ:4d10+20 装甲有効
DoubleCross : (4D10+20) → 23[6,9,1,7]+20 → 43
ウヅキ・アーチボルド:び、微妙に装甲がたりない!
ウヅキ・アーチボルド:死んでリザレクト~!
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(95 → 102)
GM:これでクリンナップ。処理はなさそうかな。
GM:演出に入りましょう!
六条クウリ:やるぜやるぜ
ウヅキ・アーチボルド:はーい
碓氷張メルト:はーい
アイシャ・T・ローズ:はぁい!
フレデリカ・ユーヴォー:「我が友よ、我らを護り給え!」
フレデリカ・ユーヴォー:攻撃が効かないと見るや、振り向き、君たちの方へ。
フレデリカ・ユーヴォー:杖を振るうと、どこか体が軽く、頭が冴え渡る。
フレデリカ・ユーヴォー:「――向こうには効かないのなら」
フレデリカ・ユーヴォー:「私に出来ることはこれ。申し訳ないのだけど……お願いしてもいい?」
ウヅキ・アーチボルド:「わかりましたぁ!」
碓氷張メルト:「これは、なんだか、ふわふわしますね」不思議そうに身体を眺めつつ。
アイシャ・T・ローズ:「承ります」頷く。
六条クウリ:「もちろん──そしてさすが本職。加減が上手いね」
碓氷張メルト:「はい。それがご依頼でしたら」
ジョージア・ユーヴォー:「守りは任せて。もし傷ついても……私が治せる」
碓氷張メルト:「良い結果をお届けします」
六条クウリ:「有効だけど負荷をかけないギリギリのラインってやつだ。わかるよ」
フレデリカ・ユーヴォー:「なんだか面映ゆいけど……そっちの本職も期待してる」
六条クウリ:頷いて。
碓氷張メルト:「ふふ。──いいものですね、期待されるって」
六条クウリ:「……でまぁ、こっちがやるのは、“程々”なんて考えてないやつだから」
六条クウリ:「ヤバって思ったら適当に耳塞いでね!」
六条クウリ:得物たる大槌を高く掲げ、空を混ぜるように緩やかに回す。
六条クウリ:がらん、がらぁん──祝祭を思わせる華やかな鐘の音。その印象と相反して。
六条クウリ:与えるのは敵意。耳朶を起点に広がった波紋が、全身の血を煮立たせるような。それを離れて在る敵対者に向けさせ、無意識下の枷を外させる。
碓氷張メルト:「わあ。綺麗な音……」
ウヅキ・アーチボルド:「すごい熱くなる音だ」
碓氷張メルト:(ただの音の繋がりではなく。もっと、精神に染み入るような……)
アイシャ・T・ローズ:敢えて視野を戦場全体に拡散させ、クウリの齎す力……意識の集束に抗う。
アイシャ・T・ローズ:己に課した役割を果たすために。
アイシャ・T・ローズ:「攻めはお願いします。当機は及ぶ限り守って──」
アイシャ・T・ローズ:「止めてご覧に入れます」
アイシャ・T・ローズ:両腕に生やした機械腕をぐりぐりと動かす。動作良好。
ウヅキ・アーチボルド:──目は真剣そのもの。服は礼装として機能し、瞬時に意識を覚醒させる。
ウヅキ・アーチボルド:レースでは、スタートダッシュこそが肝要だから。
ウヅキ・アーチボルド:箒を浮かせ、大声で歌を。
ウヅキ・アーチボルド:「火を! 火を! 火をくべろ!」
ウヅキ・アーチボルド:自慢の箒『フレイムボルト』の毛先が赤く変色する。高熱を帯びている。
ウヅキ・アーチボルド:「急げ! 急げ! さぁ飛び出せ!」
ウヅキ・アーチボルド:軽く浮かび、そのまま箒の後方を爆発させる。
ウヅキ・アーチボルド:爆発の推進力で凄まじい速度の突進。
ウヅキ・アーチボルド:「おまえの末路は、魔女の釜!」
ウヅキ・アーチボルド:箒が当たる瞬間、さらに爆発!
ウヅキ・アーチボルド:「うおりゃー!」
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルトはこの爆発で怪我一つ負ってない。
ウヅキ・アーチボルド:至近距離における高精度爆発操作、それがこの少女の本領だ。
アースィマ・アル=ガーミディー:「……!」
アースィマ・アル=ガーミディー:魔術に対しては完璧に耐性を持つはずだが。
アースィマ・アル=ガーミディー:直接的な行使に限られる。
アースィマ・アル=ガーミディー:加速された質量自体を、防ぐものではない。
アースィマ・アル=ガーミディー:その身体が吹き飛んだ。
朱紗野カーラ:「へえ……そういう行使をする連中もいるのかい」
碓氷張メルト:「すごいっ、効いてます!」
朱紗野カーラ:「なかなか笑える手じゃあないか。だけどさ」
アースィマ・アル=ガーミディー:すぐにズルリと起き上がる。
朱紗野カーラ:「誰が普通の攻撃が弱点だって言った?」
朱紗野カーラ:「耐久性は担保してあるんでね。削り合いと行こうじゃないか」
ウヅキ・アーチボルド:「むぅ……!」
六条クウリ:(……アタシの鐘、バッチリ聞いてただろうに)
ジョージア・ユーヴォー:「ウヅキ!大丈夫!行けるよ!」
ジョージア・ユーヴォー:「このままウヅキらしくぶっちぎろう!」
六条クウリ:(それでも自分を巻き込まない余裕が──技術があるんだ)
ウヅキ・アーチボルド:「……!うん!」
六条クウリ:(ってかそんだけ細やかにできるのに普段はああなんだ……)
アイシャ・T・ローズ:(人間とは……かくも不可思議な……)
碓氷張メルト:「これは……長丁場になりそうですね。」む、と焦るように表情を崩す。
碓氷張メルト:「あの防御性能に加えて、カーラさんの方も見るからに防御が厚いですから……」
六条クウリ:「なら、そっちはアタシの担当で」
碓氷張メルト:「なんとか出来ると良いんですが……えっ?」
六条クウリ:たっ、と地を蹴る。
アイシャ・T・ローズ:「メルト様、ここはクウリたちに任せましょう」
六条クウリ:──その軽い響きを裏切るように。地面の砂が数度跳ねたかと見えるや、カーラの眼前に現れる。
朱紗野カーラ:「へえ……こっちのほうが御しやすいって?」
六条クウリ:「アンタの方がムカつくってこと!」
朱紗野カーラ:「ははっ!」巨大なアームが振るわれ、少女を掴もうと襲いかかる。
朱紗野カーラ:「随分なこと言ってくれるじゃないか」
六条クウリ:大槌を振りかぶる。だが急接近の弊害か、アームの迎撃には間に合わないタイミング。
十掬キョウ:「――転廻」
碓氷張メルト:「っ、危ない……!」
:
十掬キョウ:アームの先端がシールドごと“跳ね”、宙に舞う。
朱紗野カーラ:「――チッ……!」残ったアームを引き戻すが、間に合わない。
十掬キョウ:「クウリ!」
六条クウリ:「うっ、らあッ!」
六条クウリ:ゴ オ オ ォ ン!
六条クウリ:漆黒の大槌、鐘そのものであるその先端が、真っ向から装甲を打つ。
六条クウリ:大質量による衝撃。それ以上に、鳴り渡る重い鐘の音が凶器だ。
六条クウリ:大気がささくれ立つかの如き音の波が、ぎしぎしと装甲車の駆動部を軋ませ、内に抱かれた者の脳を揺らす。
朱紗野カーラ:「ぐっ……!」
朱紗野カーラ:「成程、振動……そりゃ興味深いね。どこ製の兵器だい?」
六条クウリ:「欲しかったら取ってきな」
六条クウリ:「あの世まで」
六条クウリ:返して数歩分後ろに跳ぶ。
アイシャ・T・ローズ:「あの連携を受けてまだ動けるとは。カーラ様のチューンか、“油”の影響か……」
アイシャ・T・ローズ:「当機より姉の方が、シールド出力が高いようですね」
アイシャ・T・ローズ:「対抗意識を抱いてしまいます」
朱紗野カーラ:「そうかい。じゃあ……」
六条クウリ:「……思ったより堅かったわ」
朱紗野カーラ:「道案内を頼むとしようかね」
十掬キョウ:「……」巨剣を下ろして、刈り取ったアームの断面を見る。
六条クウリ:「キョウちゃん、助かった。ごめんけどあと何回かよろしく」
十掬キョウ:駆動系が完全に“油”に置換されているように満載されている。
十掬キョウ:「ああ……うん。任せてよ」
十掬キョウ:(多分……この子はもうダメだ。でも……)
十掬キョウ:(アースィマちゃんは……どうなんだろう)
碓氷張メルト:「っ、アースィマさんに動きが!」
アースィマ・アル=ガーミディー:表皮を掻くように毟る。
アースィマ・アル=ガーミディー:「攻性症例……407」
アースィマ・アル=ガーミディー:「“全身性銀沈着症”」
アースィマ・アル=ガーミディー:周囲に銀の塵が漂う。
アースィマ・アル=ガーミディー:それらが呼吸器に張り付き、皮膚に張り付き。
アースィマ・アル=ガーミディー:レネゲイドを阻害する。それ自体に害はない物質とは言えど、粉塵としての害をもたらす機能はある。
アースィマ・アル=ガーミディー:呼吸を阻害し、それだけでなく……マナの流れを遮断し、散乱する。
ウヅキ・アーチボルド:「ぐっ、きついなぁ……!」
碓氷張メルト:「……っ」空気中に光がちらつく。塵に装飾される空間が、僅かな景色の違いを生む。
碓氷張メルト:「銀の粉……、芸術家に中毒とは、縁深いものですけど……!」
碓氷張メルト:なんとか距離を取ろうとする。
六条クウリ:「んぐ……っ! げほ、ガハッ……」
十掬キョウ:「……!クウリちゃん!守って!」
十掬キョウ:「武器を!」
六条クウリ:「……!」
六条クウリ:猛りに導く鐘の音は、自身を省みなくなることと表裏だ。最初からそういう戦法として組み込んである。
六条クウリ:激しく咳き込みながらも咄嗟に背に庇う動きができたのは、他ならぬ彼女の言葉だったのが大きかった。
アイシャ・T・ローズ:「──ご安心ください、メルト様」彼女の前に立つ、クラシカルなメイドの姿。
アイシャ・T・ローズ:言葉と共に放たれた重力場が塵のベクトルを変え、吹き飛ばすようにして散らす。
碓氷張メルト:「なっ、危な……!」
アイシャ・T・ローズ:大気中を煌めいて漂う銀粉が、二人を汚すことはない。
アイシャ・T・ローズ:「申し訳ありませんが──」スカートの端を摘まんでお辞儀をする。
碓氷張メルト:「……く、ないみたい、ですね」清涼な空気にぽかんとする。
アイシャ・T・ローズ:「ここはお通し出来ません、アースィマ様」
アイシャ・T・ローズ:「止めてご覧に入れますと、申しましたので」数歩下がり。
碓氷張メルト:「"いい仕事"です、アイシャさん」
アイシャ・T・ローズ:「恐縮です」もう一度お辞儀を。
碓氷張メルト:下がったことで、庇われた身が視界に入る。
碓氷張メルト:渦を巻く魔眼から氷を生成する。
アイシャ・T・ローズ:「それではメルト様。お願いします」
碓氷張メルト:常温下で極度に圧縮された水分が氷へと変わり、柱ほどの大きさが圧縮された氷の杭へと変わる。
碓氷張メルト:「はい、盾が攻め手を塞いだのなら、槍の役目はおまかせを」
碓氷張メルト:両手で手繰るのは氷の糸。
碓氷張メルト:糸同士を絡み合わせて模様を紡ぎ、糸同士を撚り合わせた滑車の力で氷の杭を引き絞る。
フレデリカ・ユーヴォー:「ゲホッ、ゴホッ……!」
フレデリカ・ユーヴォー:「力添え、を……!」
フレデリカ・ユーヴォー:その引き絞る力が、一層強まる。
碓氷張メルト:ギ リ ィ!
碓氷張メルト:杭は二対。巨大な破城槌として限界まで引き絞られた糸が────開放される。
碓氷張メルト:人体ほどの大きさを持つ杭が二人めがけて炸裂。破壊力によって打通する。
朱紗野カーラ:アームがシールドを重ね、重力場を展開する。
碓氷張メルト:ガァァァンッ!!
碓氷張メルト:(いつもより精度が高い……!これがクウリさんに、フレデリカさんの力添えですか!)
碓氷張メルト:誰もが、自分に出来ることをやっている───そんな場合じゃないのに、口元が緩む
碓氷張メルト:「……いい仕事です!」
アイシャ・T・ローズ:(咄嗟の判断でしたが、上手く連携が繋がりました。これが通れば……)
朱紗野カーラ:「チッ……スペック通り出てないのかい?いや……」大きく損傷しているが、まだ持ちこたえている。
朱紗野カーラ:「重力場が相殺軽減されたのか?それも魔眼の作用ってわけだ……」
朱紗野カーラ:「だけどさ」
朱紗野カーラ:「氷を無から生み出してるなら、それはもはや魔法の領分ってわけだ」
アースィマ・アル=ガーミディー:「……」確かに損傷があるが、それも小さい。
碓氷張メルト:「なっ……解釈の範囲が広いですね……!」
碓氷張メルト:あるいは。『空気中』の水分であるが故に混ぜられた銀粉の作用。(……と、考えることも出来ますが!)
碓氷張メルト:「軽減する対象内でしたか……!」
六条クウリ:「コホッ……でも、効いてるよ」口元を拭う。発生源への打撃で銀粉の濃度が薄れている。「おかげで動きやすくなった」
六条クウリ:「いい仕事。アタシからも」
碓氷張メルト:「っ!」ぱ、と笑顔になる。「あ、コホン」咳払い
碓氷張メルト:「ありがとうございます。……私の攻撃は相性が悪そうです。物理的な解決をお願いしますっ」
アイシャ・T・ローズ:「はい」という返事が、
アイシャ・T・ローズ:メルト様からすれば遠ざかり、クウリやウヅキ様からすれば近付いてくるように聞こえただろう。
アイシャ・T・ローズ:氷の杭の命中を見届けた後、すぐに敵陣に向かって跳躍している。
アイシャ・T・ローズ:向かう先は姉である『テオドーラ5』……だったもの、
朱紗野カーラ:「おいおい……破れるのかい。これをさ」
アイシャ・T・ローズ:「難しいでしょう。ですので」
アイシャ・T・ローズ:そう見せかけてアーム上に着地。すぐさま蹴り、方向を変える。
アイシャ・T・ローズ:機械腕を振りかぶり、シールドとして解放した重力場を再び集束させ、
アースィマ・アル=ガーミディー:「……!」
アイシャ・T・ローズ:“油”を遮断するようにして追撃を打ち付ける。
アイシャ・T・ローズ:「接触。障害物粉砕用パイル、オープン」
アイシャ・T・ローズ:機械腕の肘部より円筒形のパーツがせり上がる。
アイシャ・T・ローズ:そして、
アイシャ・T・ローズ:「破砕」
アイシャ・T・ローズ:打ち込む。拳を通じ、重力場の回廊によって引き絞られた衝撃が突き抜ける!
アースィマ・アル=ガーミディー:肌が裂け、身体が傾ぐ。
アースィマ・アル=ガーミディー:ボタボタと油を漏出させながらも、だが、傷が徐々に塞がっていく。
アイシャ・T・ローズ:「──重ねて申し訳ありません、アースィマ様」
アースィマ・アル=ガーミディー:それは油の作用ではない。《リザレクト》の兆候。
アイシャ・T・ローズ:「今しばらく。戦闘を終息させるまで」
朱紗野カーラ:「へえ……こいつは」装甲車が滑り込むように近づいて。
朱紗野カーラ:「そういう機能があるんだ。いいことを聞いたね」
朱紗野カーラ:障害物粉砕パイルが展開されている。その攻撃行動の隙を縫うように、
朱紗野カーラ:中空を舞う少女にそれを振るう。
ウヅキ・アーチボルド:「わっ!」
アイシャ・T・ローズ:「──っ、ウヅキ様!」
ウヅキ・アーチボルド:まともに食らい、礼装の防御性能をもってしても防ぎきれない。
碓氷張メルト:「あれは……同型機の技術を蒐集してるんですか!?」
ジョージア・ユーヴォー:「ウヅキ!大丈夫!」
ウヅキ・アーチボルド:リザレクト。
ジョージア・ユーヴォー:つけられた傷口が燃え上がる。
ジョージア・ユーヴォー:それは治癒力をさらに強化し、賦活する不死鳥の炎。
六条クウリ:「えっ燃え……!?」
ウヅキ・アーチボルド:「わっ、助かる!」
碓氷張メルト:「……て、ない?ですね?」
アイシャ・T・ローズ:「傷が……消えている?」
ウヅキ・アーチボルド:「おー、思ったより万全に治った」
碓氷張メルト:「人を燃やさず、癒やす炎、ですか」
碓氷張メルト:「気になりますね」
十掬キョウ:「!それって……」
十掬キョウ:「アースィマちゃんにも使えないかな!?」
六条クウリ:「ぉお?」
ジョージア・ユーヴォー:「……だめ。あの体表が魔法を弾いてしまうから……」
フレデリカ・ユーヴォー:「……いえ。やりようはあるかも……まずは……」
フレデリカ・ユーヴォー:「彼女の動きを止めてほしい。そうすれば、なんとか出来ると思う」
アイシャ・T・ローズ:「アースィマ様を傷つけずに“油”だけを燃やせる……のですね?」
碓氷張メルト:「なら、魔法の分野については、専門家におまかせしましょう」
碓氷張メルト:「私達はまず動きを止める方針で。……よろしいでしょうか?皆さん」
ウヅキ・アーチボルド:「こっちのやることがわかりやすいのは歓迎だよ!」
六条クウリ:「自分たちの仕事をすればいいってことね」
十掬キョウ:「うん、動きを止めるためってところが良いね!」
十掬キョウ:「メルトちゃん、リーダーの才能があるかも!」
碓氷張メルト:「そ、そうでしょうか。」言われて少し、しゃんと背筋を伸ばす。「ありがとうございますっ」
アイシャ・T・ローズ:「これが“年の功”……」※ちょっと違う
アイシャ・T・ローズ:「承りました。行動方針を修正します」
碓氷張メルト:「では……」
碓氷張メルト:「行動、開始です」
GM:2ラウンド目。
アースィマ[8]カーラ[5]
ウヅキ[5]クウリ[11]アイシャ[5]
10m
メルト[6]
GM:セットアップ。
碓氷張メルト:なし!
アースィマ・アル=ガーミディー:《ガードモード》LV2
朱紗野カーラ:なし
ウヅキ・アーチボルド:なし!EXパスファインダーはシーン1回だった!
アイシャ・T・ローズ:ありません。
六条クウリ:再び《狂騒の旋律》。自身のエンゲージを対象に、味方の攻撃力+18と暴走。
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を7増加(100 → 107)
ウヅキ・アーチボルド:受けまーす!旋律!
碓氷張メルト:うーん。貰いまーす!火力が足りない!
六条クウリ:メルトちゃんは……ごめん……
GM:メルトちゃんエンゲージ離れちゃってるかな?
六条クウリ:離れてるから……
碓氷張メルト:ほんとだ。
碓氷張メルト:もらいません。冷静です
アイシャ・T・ローズ:うーん。悩み所だけどカバーに備えて受けずにおきます。
GM:ではクウリちゃんの手番から!
六条クウリ:はーい。マイナーで暴走を解除。
六条クウリ:メジャーで《疾風迅雷》《吠え猛る爪》。今度はアースィマちゃんを狙います。
アースィマ・アル=ガーミディー:なにっ
六条クウリ:6dx-1
DoubleCross : (6DX10-1) → 10[2,4,6,7,7,10]+9[9]-1 → 18
六条クウリ:あっちがう
六条クウリ:フレデリカちゃんの効果わすれてた
GM:C値9だから ここからクリティカルかな
六条クウリ:すみません!振り足します
六条クウリ:1dx9+19
DoubleCross : (1DX9+19) → 6[6]+19 → 25
GM:ドッジ不可なのに達成値だしよって……
アースィマ・アル=ガーミディー:ドッジ不可なのでなにもできない ガード値0の素手でガード。
六条クウリ:えへへ
GM:ダメージどうぞ!
六条クウリ:3d10+12+1d10-3+1+18+16
DoubleCross : (3D10+12+1D10-3+1+18+16) → 13[8,4,1]+12+3[3]-3+1+18+16 → 60
六条クウリ:さっき強化素材を忘れてた分も入れて装甲無視!
アースィマ・アル=ガーミディー:軽減が30点分効くから……
アースィマ・アル=ガーミディー:30点になり……耐えられないですね。残HPは24でした。
六条クウリ:ホッ……!
碓氷張メルト:やったー
碓氷張メルト:ギリギリだ
アイシャ・T・ローズ:通った……!
アースィマ・アル=ガーミディー:復活もありませんが……
ウヅキ・アーチボルド:が……?
六条クウリ:が?
アイシャ・T・ローズ:が。
ジョージア・ユーヴォー:戦闘不能時、“灯の炎”に相当する魔術を生成し、“黒い油”の効果を解除。
ジョージア・ユーヴォー:支配を解除し、戦闘から除外します。
ウヅキ・アーチボルド:おぉー
六条クウリ:ジョージアちゃん~!
アイシャ・T・ローズ:ジョージア様~!
六条クウリ:ありがとう ありがとう
六条クウリ:六条クウリの侵蝕率を5増加(107 → 112)
碓氷張メルト:すごいぜ~
GM:まだ戦闘自体は続くぜ エネミーが残っているからね
GM:メルトちゃんの手番へ!
碓氷張メルト:メル!
碓氷張メルト:マイナーはなし。
碓氷張メルト:メジャー《C:バロール》《黒の鉄槌》《氷の塔》《黒星の門》
碓氷張メルト:カーラさんにRC攻撃!
碓氷張メルト:14dx6+2
DoubleCross : (14DX6+2) → 10[1,1,1,2,2,2,3,4,6,6,7,9,9,10]+10[1,2,3,4,4,8]+10[9]+10[10]+10[7]+1[1]+2 → 53
碓氷張メルト:よし
GM:回すな~~~
朱紗野カーラ:ガード。《グラビティガード》LV5。
碓氷張メルト:ダメージ!
碓氷張メルト:今回はNPC分だけで~
碓氷張メルト:6d10+14+18+16 装甲有効
DoubleCross : (6D10+14+18+16) → 25[3,1,6,2,5,8]+14+18+16 → 73
碓氷張メルト:73点! さっきより1多い
六条クウリ:やる気!
朱紗野カーラ:73-5d10-15
DoubleCross : (73-5D10-15) → 73-31[9,1,8,3,10]-15 → 27
碓氷張メルト:結構減らすなぁ!
朱紗野カーラ:これで累積80点。ギリギリ生きてます。
碓氷張メルト:ひーん。メジャー分アップ。
碓氷張メルト:碓氷張メルトの侵蝕率を8増加(104 → 112)
碓氷張メルト:二人共!今だよっ!
GM:行動値5チーム!
ウヅキ・アーチボルド:チームだぜ!
アイシャ・T・ローズ:はい、チームです。
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキからいきます!
アイシャ・T・ローズ:そっと道を空けます。
ウヅキ・アーチボルド:マイナーで暴走解除!
ウヅキ・アーチボルド:メジャーで《炎神の怒り》《コンセントレイト:サラマンダー》《煉獄魔神》!対象はカーラ!
朱紗野カーラ:やってみな!
ウヅキ・アーチボルド:えーと、デーモンウイング分のダイスは乗らないので……
ウヅキ・アーチボルド:11dx6
DoubleCross : (11DX6) → 10[2,2,4,4,5,6,7,10,10,10,10]+10[3,4,5,9,9,9]+10[4,6,8]+10[7,8]+10[6,10]+4[1,4] → 54
ウヅキ・アーチボルド:いえいいえい
六条クウリ:いい回転だぁ
碓氷張メルト:繊細な爆発術!
GM:どうしてこうも回るんだ C6だからかよ
GM:誰がそんなことを……
アイシャ・T・ローズ:(じつと見つめる)
ウヅキ・アーチボルド:不思議~
朱紗野カーラ:ガード。《グラビティガード》LV5。
朱紗野カーラ:ダメージどうぞ、お客さん?
ウヅキ・アーチボルド:6d10+29+1+16+18 装甲有効
DoubleCross : (6D10+29+1+16+18) → 42[3,9,5,9,10,6]+29+1+16+18 → 106
ウヅキ・アーチボルド:高いんじゃない?
碓氷張メルト:大台入った
朱紗野カーラ:ゲエ~ッ
アイシャ・T・ローズ:でっかい花火ですね
六条クウリ:すごい
朱紗野カーラ:106-5d10-15
DoubleCross : (106-5D10-15) → 106-20[2,7,3,6,2]-15 → 71
朱紗野カーラ:軽減してもデカすぎる……戦闘不能。
朱紗野カーラ:《瞬間退場》します。
GM:エネミーが全滅したため、戦闘終了です。
GM:皆さんの勝利です。おつかれさまでした!
碓氷張メルト:やった~!
ウヅキ・アーチボルド:やった~!
アイシャ・T・ローズ:ぴーすぴーす。
六条クウリ:うぇいうぇい!
六条クウリ:(……動きさえ止めれば、あの油はジョージアちゃんがなんとかしてくれる。なら……)
六条クウリ:先の交錯から、カーラと相対する形になっている。その認識の裏を突いてしまえと、荒事に馴染んだ思考が告げる。
六条クウリ:(キョウちゃん)僅かに一瞬、そちらに視線をやる。
十掬キョウ:その視線を受けて、ふと、キミを見て。
十掬キョウ:ぱしぱしっとウインクする。
六条クウリ:(──ありがとね!)
十掬キョウ:手を引くようにして、身を入れ替えるように翻す。
十掬キョウ:そのまま勢いをつけて突貫し、カーラへと巨剣ごと踏み込む。
十掬キョウ:目は赤色に爛々と輝き、呼気からは煙が上がる。
六条クウリ:背中合わせに前後を入れ替えて、何もない地面に大槌を振り下ろす。
朱紗野カーラ:「おや……?そうは行かないね。そっちは囮――」
十掬キョウ:衝突する。それが分かってもなお、彼女から目を離すことは許されない。
十掬キョウ:彼女のレネゲイドそれ自身が、好奇を喚起する誘引の惹香であるが故に。
朱紗野カーラ:「チッ……!」
六条クウリ:打った地面を起点として、稲妻じみた罅割れが走り、アースィマの足元まで届いて爆ぜて、土と飛礫を跳ね上げる。死角から足元を崩す布石の一撃。
アースィマ・アル=ガーミディー:「あ……」
アイシャ・T・ローズ:ステップで下がると、重力場を狭く展開し、メルト様とウヅキ様をガードする。
六条クウリ:その様子を横目で確かめながら、踏み込み一つで銀の少女に迫る。
六条クウリ:「……ごめんね」これからすることへの謝罪、ではない。
六条クウリ:「正直ずっと疑ってた」
六条クウリ:おかしな状況で倒れているのを見た時から、関わり合いになるのは気が進まなかった。みんなで看病している間にも、おかしなことが起きはしないかと思っていた。彼女の体質に気付いたのは、ただ信じていなかったからというだけだ。
六条クウリ:皆のように、自分もまた最初から歩み寄る心算でいれば、こんな姿にさせることもなかったかもしれないのに。
六条クウリ:「……だから」得物の柄を強く握る。振りかぶる。
六条クウリ:「恨むんならアタシにしといて」
六条クウリ:大槌の先端が砲弾じみた影となって空を裂いた先、鐘の音が高らかに響き渡る。
六条クウリ:大質量の衝撃が波紋と化し、多重の守りを透過する。骨にまで染みよとばかりに、殴り抜ける。
アースィマ・アル=ガーミディー:「ガッ……!」
アースィマ・アル=ガーミディー:大きく拉げ、油が噴出するように溢れる。
アースィマ・アル=ガーミディー:倒れ伏したその身体からは、だくだくと黒い油が漏れ続けているが――
アースィマ・アル=ガーミディー:再び手指がピクピクと動き出す。
碓氷張メルト:「再起動が早い……!?」
ジョージア・ユーヴォー:「――大丈夫!出来てる!」
ジョージア・ユーヴォー:「ウヅキ!乗せて!」
ジョージア・ユーヴォー:「アースィマに突っ込むよ!」
ウヅキ・アーチボルド:「……うん!」
六条クウリ:「お願い!」飛び退く。
ウヅキ・アーチボルド:箒を浮かせ、後部にジョージアを乗せ、そのままアースィマに文字通り突っ込む!
ジョージア・ユーヴォー:「ひうっ……!」軽く悲鳴が漏れながらも、なんとか耐えて。
ジョージア・ユーヴォー:その直上。盃のようなものを放り込む。
GM:それが落ち、燃え上がる。
アースィマ・アル=ガーミディー:「あああっ……!」
フレデリカ・ユーヴォー:「――ジョージアの不死鳥の炎をただ使うだけでは、銀に弾かれてしまう」
フレデリカ・ユーヴォー:「だから……“金”に。“酒杯”に、炎を凝縮させた」
フレデリカ・ユーヴォー:先程まで、バターエールを入れていた器。その残りを手遊ぶようにしている。
碓氷張メルト:「金、ですか?」
フレデリカ・ユーヴォー:「ええ。銀よりも反応しないとされる物質。それは銀の優位性を貶す」
フレデリカ・ユーヴォー:「この“炎の酒杯”なら……」
フレデリカ・ユーヴォー:「その油から、救い出せるはず」
アイシャ・T・ローズ:「………」
碓氷張メルト:「詳しいことは存じ上げませんが……」「上位互換をぶつけたんですね!」
六条クウリ:「頼むよマジで……」
アースィマ・アル=ガーミディー:炎に包まれた身体が、焼けていく――ことはない。
アースィマ・アル=ガーミディー:その表面の油だけが、蒸発するかのように霧散していく。
朱紗野カーラ:「……火をつけやがったのかい」
アイシャ・T・ローズ:燃え広がった炎を踏み締めてアースィマ様に歩み寄ると、
アイシャ・T・ローズ:跪き、残り火がちろちろと揺れる彼女の体をそっと抱き起こす。
ウヅキ・アーチボルド:「油だけ……消えてる!」
アースィマ・アル=ガーミディー:「……あ」
アースィマ・アル=ガーミディー:「私……?」
碓氷張メルト:「では、成功を……!?」
アイシャ・T・ローズ:「──おはようございます」
十掬キョウ:「おー!やった~!」
六条クウリ:「……っし!」
碓氷張メルト:「えぇ。良い結果だと思います」
六条クウリ:「無事だね!? 体は痛いかもしんないけど!」
アイシャ・T・ローズ:「心音、脈拍、全て正常です。“油”の影響は完全に脱しましたね」
アースィマ・アル=ガーミディー:「ええ、あ、はい……」
ウヅキ・アーチボルド:「よかった……」
アースィマ・アル=ガーミディー:「身体はすごく痛いですけど……何が……」
アイシャ・T・ローズ:「それは後ほど。今は休んでいてください」
六条クウリ:「そこはマジでごめん! でも良かった!」
アイシャ・T・ローズ:「当機がついておりますので」
朱紗野カーラ:「ったく……笑えない展開じゃないか」重力シールドの出力が上昇する。
朱紗野カーラ:「まあいいさ。ここからあたしがやっちまうってのも悪くもない」
碓氷張メルト:「アースィマさんの保護で目標は達成です。あとは……」
碓氷張メルト:「戦果の最大化ですね」
十掬キョウ:「くっ……」吹き飛ばされて、剣を地面に差して凌ぐ。「うん!」
十掬キョウ:「思う存分やろう!」
碓氷張メルト:「えぇ。」渦の魔眼の圧縮が始まる。
碓氷張メルト:氷の礫が巨大な氷塊に拡大し、更に圧縮される
碓氷張メルト:「魔法への抵抗が高かったのはアースィマさんの方ですが、物理的な現象は届いていました」
碓氷張メルト:「ならば、」
碓氷張メルト:ギュイッ、とクロスボウほどに圧縮された氷の矢に捻りが加わる
碓氷張メルト:「威力にてお相手仕ります」
碓氷張メルト:限界まで引き絞った氷の糸を解放───射出。
碓氷張メルト:ライフルのごとく回転する氷の矢が、装甲ごとカーラを貫かんと着弾した
朱紗野カーラ:「!」
朱紗野カーラ:咄嗟にシールドを掲げる。それは氷の矢を止めきれないが……
朱紗野カーラ:シールドを備えたアームが弾け飛ぶときには、それは切り離され、無事な本体が横にスライドするように逃れる。
碓氷張メルト:「切り離して、衝撃を反らしたんですか?……器用なことしますね」
朱紗野カーラ:「……あんた、どこの傭兵だい」
朱紗野カーラ:「今からでもこっちに着く気は?」
碓氷張メルト:「いえ。」
碓氷張メルト:「私は傭兵ではなく、ムセイオンの"機織師"、碓氷張メルトです」
碓氷張メルト:「その乗り物から降りて、衣服を晒して頂ければ、お仕事はお受けしますよ?」
碓氷張メルト:柔らかく微笑む
朱紗野カーラ:「機織師?仕立て屋がこうもやるとはね」
朱紗野カーラ:「生憎だが……この機体は結構気に入っていてねえ。着れなくなるまでは着回すつもりなんだ」
碓氷張メルト:「ありがとうございます師匠が厳しいもので。」
碓氷張メルト:「そうも気に入って頂ければ、制作者冥利に尽きるでしょうね。羨ましいです」
碓氷張メルト:「これでも、観察眼はあるんですよ?そうですね、咄嗟のダメージコントロールもしっかりしているようですから……」
碓氷張メルト:「細かく削るより、もっと広く攻撃するほうがよろしいようです。」
“テオドーラΦ”:《……機は……メージ……険域に……》
アイシャ・T・ローズ:「………」
アイシャ・T・ローズ:「はい。これで……姉の防御には穴が出来ました」
碓氷張メルト:問答の途中から、話しかける言葉は別の相手に向けられていた。
アイシャ・T・ローズ:「今なら完全な対応は不可能です。クリーンヒットも狙えるでしょう」
アイシャ・T・ローズ:「同型機として……保証いたします」
ウヅキ・アーチボルド:「──」静かに頷く。
ウヅキ・アーチボルド:(けど。……この距離だと)
ウヅキ・アーチボルド:前回の攻撃ほどの威力は出ない。突っ込むならばやはり助走がいる。
ウヅキ・アーチボルド:「それなら」箒を強く握りしめ。
ウヅキ・アーチボルド:ドン!
ウヅキ・アーチボルド:爆発の威力で前進し、箒を振り上げ。
ウヅキ・アーチボルド:ドゴォ!!
ウヅキ・アーチボルド:爆発で加速させた箒をカーラの機体に叩きつける。
ウヅキ・アーチボルド:箒『フレイムボルト』は特注で、爆発と衝撃に特化した防護魔法を掛けてある。なんならウヅキの着用する礼装より強い魔法。
朱紗野カーラ:「頼みの綱はそいつかい。もう軌道の演算は――」
朱紗野カーラ:「……何?」
ウヅキ・アーチボルド:続いて爆発が何度もさく裂し、
ウヅキ・アーチボルド:殴打のための加速爆発と、叩きつけの際の爆発。二つの爆発が織りなす殴打の連続は、
ウヅキ・アーチボルド:如何な防御といえど、少しずつ崩していけるはずだ。
碓氷張メルト:「すごい……」小規模な爆発の連続で生じる乱気流に髪を抑える。「これなら……!」
朱紗野カーラ:「シールドの内側に……!」
朱紗野カーラ:そのボディがガタガタと崩れていく。
アイシャ・T・ローズ:「………」ポーカーフェイスの唇が僅かに動く。
アイシャ・T・ローズ:その表情に色はない。結果を見届けようとする視線が少し惑うだけで。
GM:“テオドーラ”が完全に沈黙し、崩れ落ちる。
朱紗野カーラ:そこから這い出すように抜け出して。
朱紗野カーラ:「……はは。やるねえ、お客さん方……」
朱紗野カーラ:その手には拳銃。
十掬キョウ:「……まだやる気?」
碓氷張メルト:「こちらの仕事、ご満足いただけました?」渦の魔眼から氷の矢を構えている。
碓氷張メルト:「できれば、コレで決着としたいのですが」言葉とは裏腹に、カーラの行動を興味深そうに観察している。
朱紗野カーラ:「あたしは“アーキテクト”なんだ。もう仕事は終わりだろ?」
ウヅキ・アーチボルド:「はぁ……はぁ……」爆発に振り回されるように腕を振るったおかげで、疲労し、二の矢は継げない
朱紗野カーラ:「居残り授業をする気はないね」自らのこめかみに突きつけて、銃を放つ。
アイシャ・T・ローズ:「……いけません。メルト様!」
アイシャ・T・ローズ:「拳銃を破壊……!」銃声が言葉を上書く。
碓氷張メルト:「あっ」
アイシャ・T・ローズ:「遅かった……ですね」
朱紗野カーラ:撃ち抜かれた身体が、再生限界を超えて。
朱紗野カーラ:一条の光となって転送されていく。
碓氷張メルト:シュンッ、と矢が放たれたのは、銃声の後だ。
十掬キョウ:「逃げちゃった!」
碓氷張メルト:光となって消えていく体に少し遅れて、地面に矢が突き刺さる
ウヅキ・アーチボルド:「転送!」
碓氷張メルト:「……十字冠の転送ですか。そんな使い方もあるんですね」
六条クウリ:「……」安堵と呆れの混ざった息を吐く。
碓氷張メルト:「すみません、糸の拘束のほうが良かったみたいです」
碓氷張メルト:ふう、と目線を伏せる。
フレデリカ・ユーヴォー:「……ええ。捕まえたかったところではあるけど……」
フレデリカ・ユーヴォー:「今はそれよりも、喜びたい気持ちが強いかな」
碓氷張メルト:「……なるほど。そうですね」
アイシャ・T・ローズ:「はい……。アースィマ様をお助け出来ました」
ウヅキ・アーチボルド:「確かに!」
GM:その場には、救い出された少女が一人。
GM:そして、油にまみれた、装甲車の残骸。
六条クウリ:「……あっちは……」カーラが乗り捨てていったそれを見る。
六条クウリ:「どうにかできるかな。ジョージアちゃん」
ジョージア・ユーヴォー:「……」
ジョージア・ユーヴォー:「多分、油を避けても……」
ジョージア・ユーヴォー:「“闇”に魅入られていると思う」
碓氷張メルト:「闇?」
フレデリカ・ユーヴォー:「……そちらで言う、ジャーム化の事です」
碓氷張メルト:「あぁ……そんなこと、あるんですね」
六条クウリ:「……そっか」
六条クウリ:「無いもんね、冠……」
アイシャ・T・ローズ:「……それでも……」
アイシャ・T・ローズ:「お願い出来ますか。ジョージア様」
アイシャ・T・ローズ:「もし動き出すようなら、当機が責任を持って沈めます」
ジョージア・ユーヴォー:「?うん……」
GM:――テオドーラ5は、人としての形を持つことがなかった。
GM:ジョージア・ユーヴォーの炎によって清められたその車体は、
GM:ただの、残骸となった兵器の破片と化した。
GM:これによって、侵略した“油”の影響は根絶されて。
GM:アランロドへの侵攻は、ここに終結した。
GM:バックトラックしましょう
碓氷張メルト:うおおお
六条クウリ:あっ
ウヅキ・アーチボルド:バクトラ!
六条クウリ:ロール中に取ろうと思ってたけど……じゃあここで取っちゃってもいいですか?へへ……
GM:いいよ~
六条クウリ:やったあ
十掬キョウ:そんな……僕へのSロイスを……なんだかドキドキしちゃうよ……
アイシャ・T・ローズ:(ガタッ)
六条クウリ:アースィマ・アル=ガーディミー ○尽力/悔悟
碓氷張メルト:(パンクかな?)
六条クウリ:キョウちゃんはそんなこと言わな……言わ……言うか……?
碓氷張メルト:公式が言ってるし…
アイシャ・T・ローズ:公式では仕方ないですね
十掬キョウ:言うかどうか確かめてみる?
碓氷張メルト:連撃してきたっ!
六条クウリ:ヒエッ ま……またの機会にさせて!
ウヅキ・アーチボルド:www
GM:Eロイスが実はあります。“黒い油”の効果で一時的に取得していました。
碓氷張メルト:なんと
GM:“ヴォリーダ”アースィマ・アル=ガーミディー:「ファイトクラブ」
GM:1個あります 振る人はどうぞ~
六条クウリ:ほええ
六条クウリ:いただいちゃいましょう
六条クウリ:112-1d10
DoubleCross : (112-1D10) → 112-9[9] → 103
ウヅキ・アーチボルド:あ、最後の攻撃の侵蝕分たしてなかった。今足します
アイシャ・T・ローズ:振ってみましょう。
アイシャ・T・ローズ:121-1d10
DoubleCross : (121-1D10) → 121-9[9] → 112
ウヅキ・アーチボルド:ウヅキ・アーチボルドの侵蝕率を8増加(102 → 110)
碓氷張メルト:6個あるしEロイス分は大丈夫かも。
碓氷張メルト:112から6個で通常ぶりします
碓氷張メルト:112-6d10
DoubleCross : (112-6D10) → 112-38[3,8,2,9,10,6] → 74
碓氷張メルト:5点!
アイシャ・T・ローズ:ロイスはフルに残っているので、ここは等倍ですね。
ウヅキ・アーチボルド:私も~ 6個で通常振りのみ!
アイシャ・T・ローズ:112-6d10
DoubleCross : (112-6D10) → 112-33[7,4,6,2,9,5] → 79
六条クウリ:残ロイス5の等倍で~
アイシャ・T・ローズ:5点です。
ウヅキ・アーチボルド:110-6d10
DoubleCross : (110-6D10) → 110-39[9,10,2,10,4,4] → 71
六条クウリ:103-5d10
DoubleCross : (103-5D10) → 103-23[2,3,6,9,3] → 80
ウヅキ・アーチボルド:5点!
六条クウリ:5点だ
GM:みんな5点だ
GM:シナリオ5点+いつもの5点に加えEロイス1点
GM:Dロイスはアースィマの“機械化兵”と、カーラの“装着者”で2点。
GM:ということで みんな18点かな
ウヅキ・アーチボルド:わーい
GM:C(18*4/3)
DoubleCross : c(18*4/3) → 24
碓氷張メルト:わーいわーい
GM:GMも24点ゲットだぜ
六条クウリ:ポリポリ
アイシャ・T・ローズ:18点のティータイムですね。