『88』(GM:DT)


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“エキストラ・ワン” 神埼(かんざき)ユウキキャラシート(PL:サムトー)
“フューチャーダイアリー”小日向(こひなた)涼夜(すずや)キャラシート(PL:立川)
(スローター)更科(さらしな)紅葉(もみじ)キャラシート(PL:MAO)

【Index】

オープニング/小日向涼夜
オープニング/神埼ユウキ・更科紅葉
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
クライマックス
エンディング


プリプレイ

GM:じゃあ始まるよ 突発が
GM:自己紹介から参りましょう 行動値順!
神埼 ユウキ:私からかな!
神埼 ユウキキャラシート
神埼 ユウキ:神埼 ユウキ(カンザキ ユウキ)です。UGNチルドレンをやっています
神埼 ユウキ:黒の短髪に季節問わず黒のコート、長いマフラーが特徴の高校生。夏場は暑っ苦しく悪目立ちして困っちゃう。
神埼 ユウキ:年齢の割に落ち着いている、というか卑屈で冷めており、自身のことをモブと自虐する陰気系男子。
神埼 ユウキ:自身のコードネーム"エキストラ・ワン"も"その他の一人"という自嘲の意味があります。
神埼 ユウキ:一方で非常に負けず嫌い、勝負になると熱くなりやすいです。モブだろうと勝ちたいもんは勝ちたい!
神埼 ユウキ:構築としては仲良しの技術班から借りてきたブーメランアスピスで固定値を投げまくり
神埼 ユウキ:完全熱光学迷彩服、イレーストレースの隠密セットで低侵食での隠密攻撃を狙います。カバーもあるよ!
神埼 ユウキ:モブらしく地味に仕事しつつジャイアントキリング狙っていきます。よろしくおねがいします
GM:無料隠密楽しいよね
GM:モブの性能じゃないだろ よろしくね~
神埼 ユウキ:熱光学迷彩素敵……
GM:次!小日向さんおねがいします
小日向涼夜:ha-i!
小日向涼夜キャラシート
小日向涼夜:「その未来は知っています」
小日向涼夜:小日向 涼夜(こひなた すずや)です。高校生。
小日向涼夜:人呼んで「学園1の秀才」です。よろしくお願いします。
GM:どこの……
小日向涼夜:どこだろう……
小日向涼夜:沈着冷静な秀才で、ものごとを確率ですべて予測する秀才です。秀才です
GM:天才じゃない……
小日向涼夜: 周囲からは完璧超人だと思われているが、結構ポンコツだったりもします。でも秀才です。
小日向涼夜:努力で掴んだ秀才…
小日向涼夜:シンドロームはオルクス&ノイマン。オルクス因子で周囲の情報を網羅し、ノイマンの演算力による予測に基づいた戦闘を行う。
小日向涼夜:その完璧な演算から、まるで未来を見通してるかのように振舞う女。そこで”フューチャーダイアリー(未来日記)”のコードを冠しました。秀才。
小日向涼夜:性能はフォールんシールドをダンシングシミターしたり、八重垣したりします。よろしくお願いします。
GM:よろしくおねがいします!
GM:最後更科さん!
更科紅葉:はい
更科紅葉キャラシート
更科紅葉:「やっかいねぇ、殺してはいけないというのは──」
更科紅葉:更科紅葉、“鬼”と分類されるタイプのRB。
更科紅葉:かつてFHに幼生体の状態で発見されましたが、
更科紅葉:魅入られ組織を裏切った研究者に人として育てられました。
更科紅葉:その父もFHによって殺され、現在は残された遺産と伝手を使って、養父の恩に報いるために「ヒト」として生きていこうとしています。
更科紅葉:現実主義な露悪家ですが、根っこの部分ではぎりぎり善良です。
更科紅葉:先述の考えもあり、UGNイリーガルとして活動。
更科紅葉:覚醒時に父を焼き殺されたトラウマから、炎を忌避しています。
更科紅葉:シンドロームはキュマイラ/ノイマン
更科紅葉:ロイス関係は――
更科紅葉:Dロイス №98【遺産保持者】
更科紅葉:亡き養父【更科道生@純愛/◯愚昧】
更科紅葉:使える組織【UGN@○有為/不信感】
更科紅葉:となります。
更科紅葉:データ的にはミドルでは生き字引で情報を、
更科紅葉:戦闘では龍鱗で耐えて近づいて、固定値30オーバーの金棒で単体白兵攻撃を行います、シンプル。
更科紅葉:DTさんとはお久しぶり、
更科紅葉:立川さんとは初めてのPLPLになるかも。
更科紅葉:ともあれ皆様、よろしくおねがいいたします。


オープニング/小日向涼夜

GM:登場をお願いします。
小日向涼夜:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 8[8]+34 → 42

小日向涼夜:興奮気味です

GM:学校の帰り道。君はパトロールに赴いていた。
小日向涼夜:てくてくと歩いています。
大村みい華:「涼夜ちゃんてさ~」君の隣を歩くのは、UGNのチルドレン、大村みい華。
大村みい華:「勉強できんの?」
小日向涼夜:「はい?なんでしょう、大村さん」
小日向涼夜:「勉強……ですか。そうですね」
小日向涼夜:すーっと溜めて
小日向涼夜:「出来ます」(ふんふん)
大村みい華:ギターケースのような箱を肩がけに背負っている。バンドがミシミシときつそう。
大村みい華:「お~」
大村みい華:「言うじゃん。自分で言うのマジでできるやつじゃん」
小日向涼夜:「大村さんも、ギターは得意ですか?」
大村みい華:「あは、これ?違う違う」
大村みい華:ケースを降ろして、中身を開ける。
大村みい華:中に入っているのは、湾曲した細長い木と、そこから伸びる紐。
小日向涼夜:「これは……!!」
大村みい華:「お、分かる?」
大村みい華:「さすが秀才……」
小日向涼夜:「勿論です。全ての情報を整合すると、謎は全て解けます」
大村みい華:「聞こっか?」
小日向涼夜:「……お任せください。これは――――」
小日向涼夜:「かつて一射にて戦争を終わらせた伝承を持つ剛弓、“睦ぎ援的”」
小日向涼夜:「大村さんの所持する武器である確率、88%です」
大村みい華:「最初から全部知ってんじゃんかよ~~~」バン、と背中を叩く。
大村みい華:「謎じゃねーし!」
小日向涼夜:痛い痛いと嫌がるも、褒められると嬉しい
大村みい華:「まあ、使う気ないけどもねこれ」
小日向涼夜:「それは……」じーっと、大村さんを見る
大村みい華:「ん?また推理か~?」
小日向涼夜:きつそうなバンド、弓矢特有の跳ね返り、大村さんの身体的特徴。それらすべてを統合する。謎は全て解けた。
小日向涼夜:「……胸が、大きいからですか?」
大村みい華:「……分かるか~」
大村みい華:「秀才にはお見通しかあ」
小日向涼夜:「恐らく」
小日向涼夜:「88%の確率ですが、分かります」
大村みい華:「全部88%じゃね?」
小日向涼夜:「計算の結果、偶然そうなっただけです」
小日向涼夜:なお、こいつも胸部は立派なタイプです。
大村みい華:「計算やべ~な……ま~とにかく、射撃は涼夜ちゃんに任せっからね」
大村みい華:「これがブチ当たるクチでもないでしょ」その胸をツンと。
小日向涼夜:「ブチ当たるんですね……それ……」
大村みい華:「捨てたいんだけどね~」
小日向涼夜:「それを捨てるだなんてとんでもない」
大村みい華:「継承者は肌身離すなっつわれてっから」
大村みい華:「呪いの装備じゃんね」
小日向涼夜:(弓矢の話だった)
小日向涼夜:(胸の話だと思ったので僅かに赤面しつつ)
小日向涼夜:「呪い、ですか」
小日向涼夜:「その割には、あまり悲観的には見えませんが」
大村みい華:「ま、これなしでもやってけてっからねえ」
大村みい華:「おまけよ、おまけ。こっちは。みい華ちゃんが主役」
小日向涼夜:「自分に自信がおありなんですね。少し羨ましいです」
大村みい華:「学園一なのに無いん?」
小日向涼夜:「いえ、私の事ではなく」
小日向涼夜:「知人に、まったく正反対の思考をされる方がいるもので」
大村みい華:「ふうん?一回ひっぱたいたほうがいいかもねそれ」
大村みい華:「手伝ってやろっか?」
小日向涼夜:くすり、と笑って
小日向涼夜:「それも良いかもしれません。ですが」
小日向涼夜:「それでもその性格が治らない確率。88%です」
大村みい華:「また88%だし!」
大村みい華:「それテキトーにゆって……」
GM:その時。
GM:《ワーディング》の気配。
大村みい華:「お」
小日向涼夜:「……大村さん!!」
大村みい華:「居んね~なんか」
小日向涼夜:顔を見合わせて。現場への急行を促します
小日向涼夜:「はい。……急いで向かいましょう」


GM:シーン終了。ロイスあればどうぞ。
小日向涼夜:わーい!
小日向涼夜:大村さんに取ります。
GM:わーい
小日向涼夜:大村みい華/〇羨望/恥辱
GM:触ったこと怒ってる?
小日向涼夜:怒ってないよ(暗黒微笑)
GM:怒ってるやつじゃんか~
GM:次に行くぜ


オープニング/神埼ユウキ・更科紅葉

GM:登場をお願いします!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (40 → 42)
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (33 → 39)


GM:二人はこの周辺のパトロールにあたっている。
GM:ここ最近、不審な《ワーディング》反応が相次いでいるというのだ。
神埼 ユウキ:「っつって、ワーディングだけってのも妙な話だよなあ」
更科紅葉:「だからこその調査なのではなくてぇ、エキストラ・ワン?」
更科紅葉:長い白髪を指で弄りながら、仏頂面の少女が少年へと応じる。
神埼 ユウキ:長いマフラーを翻してぼやく。
神埼 ユウキ:「おっと失礼、分かってますよお」
神埼 ユウキ:「小競り合いでも起きてるのか、無自覚に誰か覚醒しちまったのか」
神埼 ユウキ:「いずれにせよ把握はしとかないとだしね」
更科紅葉:「そういうことねぇ」
更科紅葉:「それらを把握、処理。あるいは保護が、あなたたちの組織のお題目なのでしょうし」
神埼 ユウキ:「お題目て。手厳しいなあ」
神埼 ユウキ:苦笑する。
更科紅葉:「間違っていたかしらぁ?」
神埼 ユウキ:「まあ、100点満点で目標達成できてるとは言いませんがね」
神埼 ユウキ:「それに近づけるようには努力はしてるんだぜ、皆」
神埼 ユウキ:「結果が出せてなきゃ、と言われちゃ返す言葉もございませんが」
更科紅葉:「いいえぇ、悪いとは言ってないし、むしろ好ましく思っているわよぉ」
神埼 ユウキ:「あら?そうなんだ」
更科紅葉:「少なくともそのお題目のおかげで、私も人間社会に類するものとして扱ってもらえている訳だしねぇ」
更科紅葉:「本当に、ありがたいお話」
神埼 ユウキ:「まあ、それに関してはこうして手伝ってもらってるわけだし」
神埼 ユウキ:「ギブアンドテイクってことで良いと思うけど」
更科紅葉:「ギブアンドテイクができると言うことは」
更科紅葉:「互いを認めあわなければできないしょう?」くつくつと、からかうように笑いながら。
神埼 ユウキ:「なるほど。嫌ってるからじゃなくて」
神埼 ユウキ:「認められてるからハードル上がってるわけだ」
神埼 ユウキ:「それはそれで大変だな……いざとなったら潜っちゃっていいすかね?」
更科紅葉:「好悪の前の話ねぇ」
更科紅葉:「ええどうぞ、ご自由にぃ」
更科紅葉:「安心していいわよぉ、その行動を以て、『UGNとはそうしたものだ』としたりはしないから」
神埼 ユウキ:「ただ俺個人が『そういうもの』として見られるだけと」
更科紅葉:「ただ、エキストラ・ワンとはそうした人間なのだという判断はするかもしれないわねぇ」
更科紅葉:「御名答」
神埼 ユウキ:「おっかなーい。肝に命じておきまーす」
神埼 ユウキ:「まあでも、実際」
神埼 ユウキ:「俺を見てUGNを判断する、なんて言われたらそりゃ困るから。助かる」
神埼 ユウキ:「……ありたいと思うのと、そうあれるのは別だからな」
更科紅葉:「あら、それは早計にすぎるわねぇ」
更科紅葉:「少なくとも『そうした人間が所属しているのだ』とは判断するわよぉ、当然」
神埼 ユウキ:「気は抜くなと仰る」
更科紅葉:「それに関してはなんとも、ねぇ」
神埼 ユウキ:「ええ、了解。せいぜい『UGNの一人』としては」
神埼 ユウキ:「恥ずかしくない程度にゃ頑張りましょう」
更科紅葉:「気を抜きたければ、そうすればいい。したくなければ、そうしなければいい」
神埼 ユウキ:「好きにしろ、好きに見るから、と」
神埼 ユウキ:「厳しいんだか甘いんだか……それも受け取り方次第かねえ」
更科紅葉:「ええ、つまるところは」
更科紅葉:「それとも誰かに言われたいのかしらぁ。『こうあるべき』と」
神埼 ユウキ:「……」
神埼 ユウキ:「なるほど、優しいな」
神埼 ユウキ:「まあともあれ、何も起こらないなら」
神埼 ユウキ:「それはそれで見せるのもせいぜい、サボらない程度に収まるわけで」
神埼 ユウキ:「それが一番ラクなんですけどねー」
更科紅葉:「私としては」
更科紅葉:「何かが起こってくれた方がいいわねぇ」
神埼 ユウキ:「そりゃまたどうして」
更科紅葉:「それを解決すれば、少なくとも印象はよくなるでしょう。あなたたちにとっての私が?」
GM:その時。《ワーディング》の気配。
神埼 ユウキ:「そこは平穏を望んでくれたほうが、こちらとしては──っと」
神埼 ユウキ:「残念ながらかお望み通りか」
更科紅葉:「ええ。フューチャーダイアリー、スレッドショップ・ガールの方かしらぁ?」
神埼 ユウキ:武装の状態を確認、異常なし。待機状態を維持。
神埼 ユウキ:「追いかけます。問題は?」
更科紅葉:「無いわねぇ。そちらは?」
神埼 ユウキ:「いつでも」
神埼 ユウキ:「それじゃお互い、示すとしましょうか」


GM:シーン終了。ロイスあればどうぞ。
更科紅葉:チーム【神崎ユウキ@◯信用/侮蔑】 を取得します。4つ目
神埼 ユウキ:ロイス 更科紅葉 ○P連帯感/N隔意
神埼 ユウキ:以上!
更科紅葉:以上


ミドルフェイズ1

GM:全員登場です。
小日向涼夜:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 5[5]+42 → 47

更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (42 → 49)
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (39 → 41)


GM:小日向涼夜と、大村みい華の眼の前。
GM:《ワーディング》のもとにあったのは、一人の男。
GM:「お、お出ましかあ」君たちをジロジロと見る。
大村みい華:「わーウザ。キモ」
小日向涼夜:「あなたが、この《ワーディング》の発信源のようですね」
小日向涼夜:「目的は?」
GM:「あ……あー……」
GM:「達した」
大村みい華:「はあ?」
GM:直後。彼女の背中の荷物が爆ぜる。
大村みい華:「つあっ……!何っ!?」
小日向涼夜:「大村さん!?」
GM:「いや~……ずっと来ないか待ってたんだけどさ」
GM:「ついに来たわ。“継承者”」
小日向涼夜:男を睨みつけ、周囲の情報をかき集める。処理。演算。思考をフルに回している。
小日向涼夜:「それは」
GM:彼の手には、彼女の遺産――“睦ぎ援的”がある。
小日向涼夜:「……やはり」
大村みい華:「痛ううう……」
GM:「網を張り続けたかいがあったな……」
小日向涼夜:「……大村さん。そこで休んでいてください。あなたの遺産は」
小日向涼夜:「“私たち”が取り戻します」
小日向涼夜:この場に駆けつけてくる者たちがいる。その未来を、既に知っている。
神埼 ユウキ:男の後方、空間が僅かに揺らぐ。
神埼 ユウキ:光を隠し、熱を抑え、音を殺し、忍び寄った氷の短剣が男の首へと振るわれる。
GM:「ガアッ……!?」
GM:男が体制を崩し、たたらを踏む。
神埼 ユウキ:舌打ちを飲み込み、即座に後退。
神埼 ユウキ:小日向と大村の直ぐ傍で姿を表す。
神埼 ユウキ:「なんで"たち"とか言っちゃうかなあ」
神埼 ユウキ:「向こうに聞こえてなかったからいいものを、バレるとこでしょお嬢さん!」
小日向涼夜:「それでも、奇襲が成功する確率が88%だったものですから」
小日向涼夜:「ちゃんと成功したじゃないですか」
更科紅葉:「気を引いてくれたと考えなさいなぁ」
更科紅葉:百貫を超える金砕棒を肩に担いだ制服姿の少女が、続けてゆるりと現れる。
神埼 ユウキ:「仕留めきれなかったけどねえ、まあ一発でやれるとは思っちゃいないが」
更科紅葉:「さて、“継承者”と言っていたわねぇ」
更科紅葉:「こちらも目標だったりするのかしらぁ?」
更科紅葉:睨めつけるような視線を、男へと送る。
GM:「ふふふ……はああ……2個か、もったいねえが……」
GM:「言ったろ。もう達したって」
GM:彼はそのまま、首から血を吹き出して倒れる。
GM:その血が、彼の持つ弓にかかると。
神埼 ユウキ:「……何?」
小日向涼夜:「皆さん、気を付けてください」
GM:一瞬、閃光。
更科紅葉:「──────」眩さに、一瞬だけ顔をしかめ──
GM:それが晴れると、そこには鎧武者の姿がある。
神埼 ユウキ:「くっ……!」
GM:血で作られたかのような、真紅の全身。
GM:その手には、“睦ぎ援的”。
更科紅葉:「──ずいぶんと、古風ねぇ」
神埼 ユウキ:「なんだ……!?一体何が……!」
神埼 ユウキ:「小日向さん、計算の程は!」
更科紅葉:回復した視力で、鎧武者を捉える。
大村みい華:「これ、絶対ヤベーっしょ……」
大村みい華:息も絶え絶えにこぼす。
小日向涼夜:「――――“達した”とは、こういう事ですか」
小日向涼夜:「……嫌な予感がします。その確率は」神崎くんを見て
小日向涼夜:「――――88%です」
神埼 ユウキ:「88パーね!」
更科紅葉:たんっ!
小日向涼夜:声が揃った。ぐむむ
更科紅葉:跳躍。大村みい華の方へと移動する。
小日向涼夜:「更科さん。大村さんをお願いしても?」
更科紅葉:「ええ、そのつもりよぉ」
更科紅葉:息も絶え絶えな少女を、両手で抱え上げる。
小日向涼夜:「では神崎さん。こちらも」すっと手を取って。
小日向涼夜:「撤退すべき確率。88%です」
神埼 ユウキ:「話が早い、さあてそれじゃあ」
神埼 ユウキ:小盾から放たれた弾丸が炸裂する。煙幕を伴った撹乱弾。
大村みい華:「ん……ごめ……」
更科紅葉:「しっかり抱きついてなさいなぁ、スレッドショップ・ガール?」抱えた少女に念を押して。
神埼 ユウキ:「(三十六計うんぬんかんぬん)」
GM:鎧武者の剛弓が、それをかき消すかのごとき一射を放つ。
神埼 ユウキ:手をつないだ少女とまとめて、迷彩を起動する。
GM:撹乱のおかげで、それは狙いをこそ逸らすが。
GM:凄まじい威力。
神埼 ユウキ:「(あ、っぶね……!)」
更科紅葉:「流石の威力ねぇ──」
小日向涼夜:「まともに当たれば致命傷ですね。まともに当たれば、ですが」
神埼 ユウキ:「当たる確率はいくらになるやら」
小日向涼夜:「言わせたいんですか?」
神埼 ユウキ:「やめとく、まずは分析だ」
神埼 ユウキ:「誰かに当たる前に処理すりゃ0だしな」
更科紅葉:「そうしてくれるかしらぁ。お先に」
更科紅葉:少女を抱いたまま軽やかに跳躍。煙に紛れて姿を消します。
神埼 ユウキ:「うおっ、はっや……急ごう、置いてかれる」
小日向涼夜:「そうですね。この煙ですが、以ってあと8秒。急ぎましょう」
小日向涼夜:そういって、こちらも煙に紛れる。
神埼 ユウキ:「そこは88じゃねえのかよ……!」


GM:シーン終了です。ロイスあればどうぞ
小日向涼夜:わーい!
小日向涼夜:撮ります!
小日向涼夜:神埼 ユウキ/〇信頼/隔意
小日向涼夜:更科紅葉/〇友情/脅威
小日向涼夜:以上です!
更科紅葉:チーム【小日向涼夜@◯敬意/苛立ち】を取得します。とりあえず以上で。
神埼 ユウキ:小日向涼夜 ○P:信頼/N:不安
神埼 ユウキ:以上!


ミドルフェイズ2

GM:全員登場です。
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (41 → 47)
小日向涼夜:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 5[5]+47 → 52

更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (49 → 52)


GM:ミドル判定は以下の2つのどちらかを行えます。
《追い込む》:40侵蝕率
追跡対象のジャームを、さまざまな手段で追い込む。
任意の技能で判定し、「達成値」だけジャームのHP上限と現在値が低下する。
この判定には、財産点を使用可能。
侵蝕率を+10することで、達成値をさらに+5することができる。
GMは、《蘇生復活》一回かEロイスひとつを使用不能にすることで、この効果を無効化することができる。

処理順:
《追い込む》宣言>コストによる侵蝕率+40>判定>侵蝕率上昇による達成値上昇>財産点の使用による達成値上昇>GMの宣言(HP低下、ないしその無効化)
《準備する》:50侵蝕率
ジャームと戦うための準備をすすめる。
〈調達〉技能で判定する。購入判定に修正を与える装備品を使用可能。
この判定には、財産点を使用可能。
判定後、侵蝕率を10上昇させることで、達成値をさらに+5することができる。
すべてのPCは、購入判定の目標値が達成値以下のアイテム一つを入手できる。
アイテムを入手しない場合、以下の効果を予約できる。
「休暇申請:バックトラックのダイスを振る直前に宣言する。同意した任意のPC1人の侵蝕率を7点低下させる」
GM:なお、敵のHPはPC3人のため、+75されています。
神埼 ユウキ:任意技能への判定ですが
神埼 ユウキ:エフェクトの使用は可能でしょうか?
神埼 ユウキ:あ、追い込むの方ですね!
GM:可能です!
神埼 ユウキ:ありがとうございます!
神埼 ユウキ:では私は《追い込む》を宣言します
神埼 ユウキ:まずは侵食率上昇かな
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を40増加 (47 → 87)
神埼 ユウキ:改めて判定、メインプロセス一回分でよろしいでしょうか?
神埼 ユウキ:マイナーアクションから
GM:セットアップもいいですよ あるなら
GM:1ラウンド分?
神埼 ユウキ:ありがとうございます!セットアップはなし
神埼 ユウキ:マイナーアクション、<完全熱光学迷彩服> コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:隠密状態となり、イレーストレースの効果で自身が隠密状態で行うあらゆる判定のダイス+2、攻撃のダメージ+5
神埼 ユウキ:判定前に<ブーメランアスピス>の効果起動 コンボ:LightningⅡ/ready
GM:ズルしてる
神埼 ユウキ:GMがそれ言います!?
更科紅葉:w
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (87 → 88)
神埼 ユウキ:この判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
神埼 ユウキ:メジャーアクション、<コンセントレイト:エンジェルハイロゥ>+<見えざる死神> コンボ:Flare Blitz/ignition
神埼 ユウキ:判定を行います、ダイスが諸々足して9、固定値は7
神埼 ユウキ:9DX+7+0@10 (侵食上昇4、侵蝕80~)
DoubleCross : (9DX10+7) → 8[1,1,2,2,4,4,5,6,8]+7 → 15

神埼 ユウキ:あっすいません!
神埼 ユウキ:クリティカル値下げてなかった
GM:本当だ
神埼 ユウキ:振り直してよろしいでしょうか……申し訳ない
GM:直しな~
神埼 ユウキ:ありがとう!
神埼 ユウキ:9DX+7+0@7 (侵食上昇4、侵蝕80~)
DoubleCross : (9DX7+7) → 10[1,1,3,3,4,5,5,9,10]+5[5,5]+7 → 22

神埼 ユウキ:それでも低いな!
神埼 ユウキ:財産を4点投入します、これで26
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの財産を0に変更 (4 → 0)
GM:低いねえ
神埼 ユウキ:こちらの判定は以上かな?浸食率は上げません
GM:でもノルマは達してます 26点減りました
GM:次どうぞ~
神埼 ユウキ:なんとかギリギリ。後は任せます
小日向涼夜:はーうい!
小日向涼夜:《追い込む》!
小日向涼夜:浸食を+40します。52→92
小日向涼夜:《コンセントレイト(オルクス)》+《ダンシングシミター》
小日向涼夜:私には既に視えています。未来がね。
小日向涼夜:9dx8+4
DoubleCross : (9DX8+4) → 6[1,1,1,2,2,3,4,4,6]+4 → 10

神埼 ユウキ:見えてたの?
小日向涼夜:ね?
更科紅葉:88じゃない!?
神埼 ユウキ:お金……もない!
神埼 ユウキ:ここで88出てたら泣くでしょエネミー
小日向涼夜:……
小日向涼夜:以上です……n
神埼 ユウキ:ドンマイ……
更科紅葉:がんばったよ
小日向涼夜:浸食は92→97になりました
GM:ヒエ……
更科紅葉:ではこちらも《追い込む》で
GM:GOGO!
更科紅葉:まず侵蝕率を+40と
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を0に変更 (52 → 0)
更科紅葉:コンボ点鬼簿(生き字引/コンセ)を使用します。侵蝕率+3
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を3(→ 3)増加 (92 → 95)
神埼 ユウキ:あら、生き字引の方が達成値高そうです?
神埼 ユウキ:あ、固定値が意思だいぶ高いのか……
小日向涼夜:おお、なるほど!
更科紅葉:うん、最低値がこっちのが高めなので。
更科紅葉:判定しまーす
更科紅葉:5dx7+5
DoubleCross : (5DX7+5) → 10[1,6,8,8,10]+10[6,9,9]+6[4,6]+5 → 31

小日向涼夜:やった!
神埼 ユウキ:ナイス!
更科紅葉:財産4もつぎ込んでおこう。35でフィックス。
GM:ワオワオ!
GM:C(26+10+35)
DoubleCross : c(26+10+35) → 71

GM:追加HPは+4だけになった!
GM:演出していきましょう。
小日向涼夜:わーい!
更科紅葉:惜しかった<残り4
更科紅葉:了解です!
GM:鎧武者は、ジリジリと君たちの撤退した方角に向けて歩んでいる。
GM:《ワーディング》を垂れ流したまま、歩みを止めない。
GM:それを少し離れたところから、君たちは遠巻きに見ている。
大村みい華:「……解析班の話では」
大村みい華:「遺産の適合者としての従者を、再現する能力なんだと」
大村みい華:「あんにゃろの能力が」
小日向涼夜:「……やはり、そうでしたか」88%の確率でそうだと思っていました。本当です
更科紅葉:「従者にしては不遜ねぇ」
更科紅葉:「主を敬っているようには見えないのだけれどもぉ?」
神埼 ユウキ:「使い手を作る能力、だからまず武装を探してたってこと……か?」
更科紅葉:顔色の悪い少女──遺産の主を見やりながら。
大村みい華:「本体がやられても独立して動くタイプ。言うなれば私の弓が主ってとこ」
神埼 ユウキ:「弓が主、あの鎧が従か」
小日向涼夜:「そうすると、困りましたね」
大村みい華:「暫定名レネゲイド・フェイカー。どうする?」
更科紅葉:「ひとつだけ尋ねるわねぇ」
大村みい華:「止めなきゃやばいっしょあれ……うん?」
更科紅葉:「であれば、アレを鏖殺しても、あなたに影響はないのかしらぁ、スレッドショップ・ガール?」
更科紅葉:さらりと告げる。
大村みい華:「鏖殺ってまた言うね~」
大村みい華:「うん、まあ平気だと思う。さっき爆発したやつ以外はなんか起きてる感じしないし」
大村みい華:後ろを向く。背中がぱっくりと焼け開いて、傷が治りかけている。
神埼 ユウキ:「こっちからも確認。分かるならで良いんだが」
神埼 ユウキ:つい、と目を逸らして
更科紅葉:「それはなによりねぇ。繋がっているなどであれば少し厄介だったでしょうけど」
神埼 ユウキ:「あの鎧、壊せば止まるで良いんだよな?」
大村みい華:「体積削ればリンク保てなくなるんじゃね?が情報部の見解」
大村みい華:「あと視線分かっからなそういうの」
神埼 ユウキ:「だから逸らしてるでしょー」
更科紅葉:「許してやりなさいなぁ、年頃なのだから」くつくつと笑いながら。
神埼 ユウキ:「(弓が"本体"になってて、壊さなきゃ……ってことはなかったか)」
神埼 ユウキ:苦笑しながら安堵する。
神埼 ユウキ:「や、更科さんも年は変わらんように見えますけども」
神埼 ユウキ:「ともかくそれなら、反転して破壊に動きますかね」
更科紅葉:「なればこそ、年頃の女性にそう問うのはどうかと思うわねぇ?」
神埼 ユウキ:「そりゃ失礼を」
更科紅葉:「ええ、そうねぇ」
更科紅葉:「フューチャーダイアリーもそれでいいかしらぁ?」
小日向涼夜:「異論はありません。神崎さんが大村さんの肢体を視線で追っていたことは気になりますが」
神埼 ユウキ:「思考能力の高くないタイプなら、どこかで待ち伏せかなって感じだけど……」
神埼 ユウキ:「言い方に悪意ありませんかねぇ!?」
更科紅葉:「あら──」
大村みい華:「言い方……」
更科紅葉:「なるほど、気になるのねぇ、そうしたことが」
小日向涼夜:「鎧の破壊。それが最善だと私も判断します」
更科紅葉:からかうような笑みを少女へ向ける。
小日向涼夜:「む。な、なんですか。ともかく」
更科紅葉:「大したことではないわぁ」
更科紅葉:「嫌悪ではなく、気になると告げたことが、気になったというところねぇ」
大村みい華:「指狙いがいいと思う」
神埼 ユウキ:「指……ああ、弓使いだから?」
小日向涼夜:「指?」
大村みい華:「弓に力込めれんくなるんだよね。そこ削られっと」
大村みい華:弓をひく動作をする。
大村みい華:胸を張って。「これ。ここないと全然力掛からんから」
大村みい華:「ピンポイントで狙撃。できそ?」
更科紅葉:「精密な攻撃は、私には無理ねぇ」
更科紅葉:残る二人に視線を送り。
小日向涼夜:「88%の確率であれば。ただ」
大村みい華:「動き止まればってとこ?」
大村みい華:「そしたら12%上がる?」
小日向涼夜:「そうですね。そして、動きを止められれば」
小日向涼夜:「見えざる者がやり遂げてくれるでしょう」残る一人に視線を送る。
更科紅葉:「ええ、そうねぇ──」
更科紅葉:同じく、そちらへ視線を向けて。
神埼 ユウキ:「……まあ、止まってる相手なら」
神埼 ユウキ:「ただ射程はあまりないからな」
神埼 ユウキ:「結構時間稼ぎシビアになるかも。頼めるか?」
更科紅葉:「なら私は囮役と言ったところねぇ」
更科紅葉:「もう不要とは告げていたけども、遺産に執着はあるようだったから」
更科紅葉:「正面から顔を出せば、多少の興味も湧くでしょう」
大村みい華:「んじゃ決まり。ちょっと3人来て」
神埼 ユウキ:「了解。注意をひいてもらったらなんとかやってみます」
大村みい華:顔を寄せられる距離に。「目え見てね」
神埼 ユウキ:「はいはい?」
更科紅葉:「なにかしらぁ?」
小日向涼夜:なんだろう?大村さんに言われるがままに
神埼 ユウキ:「って、何……」
小日向涼夜:「神崎さん、もうちょっと詰めてください」こちらも顔を近づけて
大村みい華:4人で顔を寄せ合って。
神埼 ユウキ:「いや、近いって……」
大村みい華:ずい、と覗き込むようにして、とんとんとみんなの頬を叩いていく。
更科紅葉:結果、少年を挟み込むような位置に。
大村みい華:「近くないと下見んだろうがよ男の子は」
小日向涼夜:「そうなんですか?」
小日向涼夜:じとーっと男の子を横目で。
更科紅葉:「ああ、ならしかたないわねぇ」
大村みい華:「これはマジ」
更科紅葉:くつくつと笑う。誰がとは言わないが。
神埼 ユウキ:「だから目逸らしてるって言ってんじゃーん!」
大村みい華:「はいはい。おっけおっけ。掛かったかな」
大村みい華:「じゃ、お願いね」
神埼 ユウキ:「あのですね大村さん」
更科紅葉:「タネは明かしてもらえないのかしらぁ、これは?」
神埼 ユウキ:「能力なのは大体分かったんだけど」
神埼 ユウキ:「先に仰っていただけません?」
小日向涼夜:「これは……!!」レネゲイドが想起するのが分かる!計算では導き出せないパワー!
大村みい華:「うん?ああ。催眠」
大村みい華:「催眠すんね~ってあんま言うとかかりにくいやつもいるからね」
神埼 ユウキ:「ああ、そういうのもあるのね……」
小日向涼夜:「まるで、身体に羽が生えたようです!」シュッシュッ
更科紅葉:「なるほどねぇ」
大村みい華:「そこまでになる感じではないはずなんだけどなあ……?」
神埼 ユウキ:「別に俺を弄るために黙ってたわけではないと」
大村みい華:「ゼロではない」
神埼 ユウキ:「プラシーボ効果……?」
更科紅葉:「素直な子ほど、かかりやすいのではなくてぇ?」
神埼 ユウキ:「そこは0って言ってほしかったなあ!」


GM:そうして、君たちは、その敵と対峙する。
RF:血の鎧武者が、歩みを止めずに進軍を続ける。
RF:どこへ向かっているかはわからない。だが、目の前に立つものは撃ち壊しながら。
更科紅葉:その行く先に──
更科紅葉:「私が言うのもどうかと思うけれども──」仁王立ちした少女が、呆れたような声音で告げる。
更科紅葉:「乱暴ねぇ」
更科紅葉:嫋やかな──それでいて挑発するような笑みを浮かべながら、悠然と鎧武者へと歩を進める。
RF:「……」それを瞳のない眼で見やると。
RF:ずい、とその歩みの向きを変えた。
RF:身の丈2mを超えるかのごとく偉丈夫。
更科紅葉:すたすたすたと歩み寄り、鎧武者を見上げるような位置まで近づいて。
RF:ぐ、とその巨手が、阻むものを押しのけようと迫る。
更科紅葉:がっ!
更科紅葉:細く小さな手が、巨大な腕を鷲掴む。
更科紅葉:「弓なのでしょう、あなたの本領は?」
更科紅葉:笑みを浮かべながら、もう片方の手も鷲掴む。
更科紅葉:「近づいてどうしようと言うのかしらぁ?」
RF:ギリギリとその小さな少女を捻り潰そうとするが。
RF:「……!」
更科紅葉:微塵も動かない。
更科紅葉:巨躯の武者が小柄な鬼女に、完全に動きを束縛されて──
神埼 ユウキ:息を潜め、熱を溶かし、光を流す。己を殺し機会を待つ。
神埼 ユウキ:気づかれる恐れはない。観客の目は主役が奪っている。
神埼 ユウキ:誰の目に止まらずとも、己の役目を全うする。端役はただそれだけでいい。
神埼 ユウキ:息を止め、心臓の鼓動を抑え、視界に表示されたレティクルが止まる。
神埼 ユウキ:「(今)」
神埼 ユウキ:静寂は氷の刃の着弾によって切り裂かれる。
小日向涼夜:――――
小日向涼夜:「――――その未来を。知っています」
小日向涼夜:まるで未来が見えていたかのように、それだけを告げる。その言葉は、氷の刃が、鎧武者の指を切り裂くと同時に紡がれた。
RF:「……!」
RF:血の指が切り裂かれ、元の血へと変じて垂れ落ちる。
RF:外れた拘束を振りほどいて、巨体が後ずさった。
RF:「……ロイ」ゴポゴポと音を立てる。
RF:「……面白イ……!」
更科紅葉:「言の葉を口にできる知性があったのねぇ」
神埼 ユウキ:「(命中……!一旦撤退を、)」
RF:「当代ニモ……使ウ者ガ……アルトハナ……!」
神埼 ユウキ:「(させちゃ、くれないかこりゃ)」
小日向涼夜:「……退却できない確率、88%」
RF:「アア……喰イタイ!喰ワセロ……!」
神埼 ユウキ:迷彩を解除し、姿を現す。
神埼 ユウキ:「このまま押し切る。行けるか?」
更科紅葉:「ええ、もちろん。なにを感心したのかは知らないけれど──」
小日向涼夜:「無論です!」ふんす
更科紅葉:だんっ──何処から取り出した金砕棒の頭を、大地へと突きつける。
更科紅葉:「アレにこれ以上なにかを喰らわせるのは、ごめんこうむるわねぇ」
小日向涼夜:「ここで、決着を着けるべきだと判断します」その瞳には、既にこの戦いの結末が見えている。
神埼 ユウキ:「了解、好きに暴れてくれ。こっちに当てても文句は言わない」
神埼 ユウキ:「詰めに行こうか」


GM:シーン終了。ロイスあれば!
更科紅葉:チーム【大村みい華@◯信頼/不信】取得します。6つ目。
神埼 ユウキ:大村みい華 ○P:連帯感/N:恥辱
神埼 ユウキ:以上!
小日向涼夜:以上!取得なし!
更科紅葉:以上!
GM:恥辱なんだ……ふーん?


クライマックス

GM:全員登場です。
小日向涼夜:1d10+97
DoubleCross : (1D10+97) → 8[8]+97 → 105

更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (95 → 98)
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (88 → 92)
RF:「……オオオオオッ!」
RF:強烈なプレッシャーが発生。衝動判定。
RF:難易度は9です。
神埼 ユウキ:<ブーメランアスピス>の効果を起動 コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (92 → 93)
神埼 ユウキ:この判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
小日向涼夜:7dx>=9
DoubleCross : (7DX10>=9) → 10[1,2,4,5,6,9,10]+9[9] → 19 → 成功

神埼 ユウキ:4DX+6+0@10>=9 意思
DoubleCross : (4DX10+6>=9) → 10[2,4,6,10]+5[5]+6 → 21 → 成功

神埼 ユウキ:成功!
小日向涼夜:この未来は知っていました。
GM:意志つよ~
更科紅葉:5dx+5>=9
DoubleCross : (5DX10+5>=9) → 8[3,4,4,5,8]+5 → 13 → 成功

更科紅葉:成功
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を2d10(→ 9)増加 (98 → 107)
神埼 ユウキ:皆意思強ーい
小日向涼夜:2d10+105
DoubleCross : (2D10+105) → 14[8,6]+105 → 119

神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (93 → 104)
GM:彼我の距離は10m
GM:大村みい華のNPC効果を、以下のどちらか1つ使用可能。
小日向涼夜:おお!
更科紅葉:おお、NPCカード!
神埼 ユウキ:わーい
・行動済の対象1人を未行動にする。 ・戦闘不能の対象1人をHP10で復活させる。
GM:オートアクションで使用可能です。
小日向涼夜:つえー!
更科紅葉:強いぜ!
GM:どっちかね!
更科紅葉:はーい。<どっちか
神埼 ユウキ:はーい!
神埼 ユウキ:助かる
GM:また、RFはEロイス『破壊神顕現』を保有しています。
神埼 ユウキ:やばいもんもってる!
小日向涼夜:顕現しちゃう…
GM:敗北した場合、周囲一帯を破壊し尽くすまで止まらないでしょう。
小日向涼夜:絶対に負けられないぜ
更科紅葉:止めないと
GM:セットアップ!
小日向涼夜:なし!
神埼 ユウキ:なし
更科紅葉:ありません
RF:なし。
GM:イニシアチブ。RFの行動から。
RF:《コンセントレイト》《ペネトレイト》《カスタマイズ》《レインフォース》《血の宴》
RF:範囲攻撃を行います。使用武器は必中の弓。
神埼 ユウキ:ですよね!
RF:13dx7+21
DoubleCross : (13DX7+21) → 10[1,1,2,2,3,4,4,5,6,7,8,10,10]+10[2,4,5,8]+5[5]+21 → 46

小日向涼夜:大丈夫?必中の弓、外したらデメリットあるのよ?
小日向涼夜:全然大丈夫だったね
更科紅葉:でもまだ88じゃない!
神埼 ユウキ:外さないから必中なんですねえ
神埼 ユウキ:ガードしあmす
小日向涼夜:ガード!《八重垣》
小日向涼夜:フォールンシールドの効果も使用します。
更科紅葉:ドッジします。
更科紅葉:8dx10>=46
DoubleCross : (8DX10>=46) → 8[2,4,4,4,5,7,7,8] → 8 → 失敗

更科紅葉:当たりー
神埼 ユウキ:ダメージ前に!
神埼 ユウキ:<炎陣>の使用を宣言します。 コンボ:Substitute/ignition
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を2増加 (104 → 106)
RF:5d10+22 装甲無視
DoubleCross : (5D10+22) → 24[3,7,2,7,5]+22 → 46

神埼 ユウキ:更科さんをカバーリングします。改めてどうぞ
小日向涼夜:HP6点残して生存!
神埼 ユウキ:2倍ダメージで余裕で倒れる!RFにP:執着/○N:驚異でロイス取得、タイタス化して復活!
神埼 ユウキ:神埼 ユウキのHPを14減少 (26 → 12)
小日向涼夜:八重垣とフォールンシールドの効果で浸食124に!

RF:ちぎれた指で、弓を構えて、放つ。
RF:ろくに力も入らないはずのその一射は、しかし。
RF:それでもなお、尋常ならざる威力をもたらす。
RF:少なくとも、大村みい華を射手としたときとは、隔絶たる差。
小日向涼夜:迫りくる弓矢に腹部を貫かれるが、致命は避けている。その射線は、既に読んでいるからだ
神埼 ユウキ:その一射は、更科紅葉に届かない。
神埼 ユウキ:否、最初から放たれてすらいない。武者の瞳に映っていない。
神埼 ユウキ:「おっと、"見つかった"か」
神埼 ユウキ:隠密行動に"失敗"した少年の姿が、その視界に割り込みをかけている。
RF:「……フン」
神埼 ユウキ:放たれた矢に撃ち抜かれ、盾を弾かれて吹き飛ばされる。
RF:「謀ルカ……!」
神埼 ユウキ:「なんのことやら」
神埼 ユウキ:立ち上がったときにはその傷は消えている。消えているように見せている。
神埼 ユウキ:「次は気をつけないとなあ」
RF:「下ラヌ、児戯ヲ……!」
更科紅葉:「そうしたことをしておいて、普段のあの言動──」
更科紅葉:「やめてほしいわねぇ」嘆息。同時に呆れたような苦笑を浮かべ──

GM:神埼くんの手番へ!
神埼 ユウキ:はーい!
神埼 ユウキ:割り込みなければ手番いただきます
更科紅葉:やっちゃえー
神埼 ユウキ:マイナー、<完全熱光学迷彩服>の効果使用 コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:隠密状態となり、イレーストレースの効果で自身が隠密状態で行うあらゆる判定のダイス+2、攻撃のダメージ+5
神埼 ユウキ:メジャーアクション前に<ブーメランアスピス>の効果を起動 コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (106 → 107)
神埼 ユウキ:この判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
神埼 ユウキ:メジャーアクション、<コンセントレイト:エンジェルハイロゥ>+<見えざる死神> コンボ:Flare Blitz/ignition
神埼 ユウキ:対応なければ命中判定!
GM:隠密にあるわけ無いでしょ!
GM:来な!
神埼 ユウキ:10DX+7+0@7 (侵食上昇4、侵蝕100~)
DoubleCross : (10DX7+7) → 10[2,2,3,5,6,7,7,7,8,8]+10[1,4,5,6,9]+1[1]+7 → 28

神埼 ユウキ:低めだがなんとか28!
RF:《屍者の肉体》。ドッジ達成値は26。
神埼 ユウキ:あっぶなっ!
RF:命中です。ダメージを!
神埼 ユウキ:ダメージ、固定値23にサイドリールで+1d10
神埼 ユウキ:3d10+1d10+23 (侵食100~)
DoubleCross : (3D10+1D10+23) → 16[7,4,5]+8[8]+23 → 47

神埼 ユウキ:47点!装甲有効です
RF:結構もらったが健在!
GM:演出を!
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を4増加 (107 → 111)

神埼 ユウキ:「さて、児戯と言うか」
神埼 ユウキ:「しかしこれしかないもんでね」
神埼 ユウキ:「バカの一つ覚えにやらせてもらおう」
神埼 ユウキ:再びその姿をくらませる。
RF:「……猪口才ナ……」
神埼 ユウキ:瞳から隠れ、耳から逃れ、
神埼 ユウキ:武者の背中から風切音。
RF:ぐるりと振る向き、迎撃の一射。
神埼 ユウキ:刃が砕けちる。
神埼 ユウキ:その先に捉えるものはない。
RF:「……ナ」
神埼 ユウキ:「ひどいな」
神埼 ユウキ:氷の刃が武者の背中を斬りつける。
神埼 ユウキ:「言われたとおり正面から来たのに、目をそらすなんてよ」
神埼 ユウキ:「……しかも、結構高かったんだぜ、それ!」
RF:「……ッ!」
神埼 ユウキ:自律稼働し放たれる刃、その残弾を数えながら、再びその姿が空気に溶ける。

GM:小日向さんの手番!
小日向涼夜:はーい!
小日向涼夜:マイナーなし!
小日向涼夜:【コンボ:必中を約束された一撃は確定された未来をなぞる】
小日向涼夜:《コンセントレイト(オルクス)》+《ダンシングシミター》
小日向涼夜:RFを攻撃します
GM:来な!
小日向涼夜:あー、そのまえに
小日向涼夜:RFに執着/〇脅威 でロイスとって、昇華しよう
小日向涼夜:ダイス+10します
GM:ムッ
GM:いいでしょう!
小日向涼夜:改めて!
小日向涼夜:20dx7+4
DoubleCross : (20DX7+4) → 10[1,1,1,2,4,4,5,5,5,6,7,7,7,8,9,9,9,9,10,10]+10[1,1,1,3,3,4,4,8,10,10]+4[2,3,4]+4 → 28

小日向涼夜:あぶな!
神埼 ユウキ:あぶない!
更科紅葉:ぎり(汗)
RF:《死者の肉体》。ドッジ達成値は26。
神埼 ユウキ:ナイスヒット!
更科紅葉:グッドアタック
小日向涼夜:ダメージ出します!
小日向涼夜:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 17[5,2,10]+12 → 29

小日向涼夜:弱い!
神埼 ユウキ:期待値は出てるから十分十分!
RF:まだ生きてる!
小日向涼夜:ぐにゃー
GM:演出を!

小日向涼夜:はーい!
小日向涼夜:ふよふよと、小日向涼夜の周りにコンクリートの破片が浮かぶ。
小日向涼夜:タクトを振るかのように指先をかざすと、破片は一斉に掃射される。――――変哲の無い速度。変化の無い射線。避けるのは容易いだろう。
RF:避けることもせず、迎撃。
RF:矢が破片を全て吹き消すかのように、飛んでいく。
小日向涼夜:「その未来は」
小日向涼夜:撃ち落されるコンクリートの破片。だがそれは囮
小日向涼夜:「既に、知っています」RFの背中に刺さっているのは、先ほど砕いた神埼 ユウキの刃の破片だ。
小日向涼夜:「命中する確率88%。予測通りです」
RF:「……ガアッ!」
RF:「苛ツカセル……!」

GM:更科さんの手番!
更科紅葉:はーい
更科紅葉:マイナーで戦闘移動。RFにエンゲージ。
更科紅葉:メジャーでコンボ蹂躙(獣の力/獣王の力/コンバットシステム/コンセ)侵蝕率+10
更科紅葉:ロイスを取得。敵【RF@関心/◯敵意】。同時にタイタス昇華。ダイスを+10
GM:みんなゴリゴリ切る
更科紅葉:妨害などなければ判定します。
神埼 ユウキ:当たるか不安なのよ!
GM:ないよ!
更科紅葉:いくぜ
更科紅葉:21dx7
DoubleCross : (21DX7) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,4,5,5,6,6,7,8,8,9,9,9,10,10]+10[2,2,3,3,6,7,10,10]+10[2,3,8]+4[4] → 34

RF:《死者の肉体》。ドッジ達成値は26。
更科紅葉:34でフィックス
更科紅葉:ではダメージ
更科紅葉:4d10+36
DoubleCross : (4D10+36) → 19[3,2,7,7]+36 → 55

更科紅葉:55の装甲有効!
更科紅葉:更科紅葉の侵蝕率を10(→ 10)増加 (107 → 117)
RF:そのダメージは……
更科紅葉:(どきどき
RF:HP0になり、《蘇生復活》します。
神埼 ユウキ:ナイス!
小日向涼夜:ヒュー!
GM:演出を!

更科紅葉:「エキストラ・ワン──いえ」
更科紅葉:「神崎ユウキの技を児戯と嘲笑ったようだけれどもぉ」
更科紅葉:近づいていた。
更科紅葉:神埼ユウキが生み出した時間を以て、一足一刀の間合いに。
更科紅葉:その姿、伝説に語られる鬼。
更科紅葉:一角の角を有する、空想上の生き物。
更科紅葉:それが金砕棒を振りかざし、告げる。
更科紅葉:「──それに気をとられたあなたは、児戯以下ねぇ?」
更科紅葉:凄惨な笑みを浮かべながら、巨大な質量を有するそれを、強大な膂力で振り下ろす!
更科紅葉:ごしゃり──
更科紅葉:兜を構成する部位が一緒くたに、縦方向に押しつぶされて──
更科紅葉:「その身でもう一度確かめてみなさいなぁ」
更科紅葉:「かの技が、児戯か否か?」
RF:「オオオオッ……!」
RF:鎧が砕け、大男の姿が顕わになる。
RF:強靭な肉体を持つ、精悍な男。それが血で模られ、
RF:周囲がにじみ始めている。
RF:「■■ノ如キ気迫、見事」
RF:「ダガ」
RF:弓をなげうつ。
RF:「俺ヲ、本気ニサセタナ」
RF:その手に形成され、現れる血の武器。
RF:槍と斧を備えた長物。ハルバード、あるいは。
RF:「俺ハ、■■■!貴様ラ如キに討チ取レルモノカ!」
小日向涼夜:「いいえ、貴方の敗北です」

GM:何もなければ、1ラウンド目終了。
神埼 ユウキ:おっと失礼
神埼 ユウキ:大村さんのNPCカードのお力を借りたいです!
更科紅葉:トドメの時!
神埼 ユウキ:皆さんよければ・行動済の対象1人を未行動にする。の効果で
GM:OK!
神埼 ユウキ:私を未行動にしていただければ
大村みい華:はーい!

大村みい華:「神埼」
大村みい華:「まだ行けるでしょ」
大村みい華:「【まだ攻撃してないでしょうが】」
大村みい華:そうでないことはもちろん知っている。
大村みい華:だが、まるでその言葉が真実かのように、肉体の疲労は消える。
大村みい華:「【ここまで温存したんだから】」肉体のみを騙す催眠能力。

GM:手番をどうぞ。
神埼 ユウキ:はい!
神埼 ユウキ:マイナーアクション<完全熱光学迷彩服> コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:行動前に<ブーメランアスピス> コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (111 → 112)
神埼 ユウキ:大村さんのロイスをタイタス化してダイスを+10します!
神埼 ユウキ:メジャーアクション、<コンセントレイト:エンジェルハイロゥ>+<見えざる死神> コンボ:Flare Blitz/ignition
神埼 ユウキ:対応なければ判定!
GM:だからできないってば!
神埼 ユウキ:20DX+7+0@7 (侵食上昇4、侵蝕100~)
DoubleCross : (20DX7+7) → 10[1,1,3,3,3,4,4,5,5,5,7,8,8,8,8,8,9,9,9,10]+10[1,2,2,2,2,3,5,5,6,7]+1[1]+7 → 28

神埼 ユウキ:あっっぶない!
小日向涼夜:あぶない!!w
神埼 ユウキ:固定値7でこんな腐る?
神埼 ユウキ:命中したならダメージ!
GM:てかずっと28だ
RF:命中です!ダメージを!
神埼 ユウキ:3d10+1d10+23 (侵食100~)
DoubleCross : (3D10+1D10+23) → 24[10,10,4]+10[10]+23 → 57

神埼 ユウキ:ダメージは跳ねたな
神埼 ユウキ:57点装甲有効!
RF:残りHPは1。戦闘不能です!
小日向涼夜:ヤッター!
GM:もう復活もありません。戦闘終了。
神埼 ユウキ:やったー!
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を4増加 (112 → 116)
更科紅葉:撃破!
GM:演出を!

神埼 ユウキ:「皆して上げてくれるよ、全く」
神埼 ユウキ:苦笑交じりに姿を現す。
神埼 ユウキ:「……本気、か」
神埼 ユウキ:斧槍を構えた武者へと向き直る。
神埼 ユウキ:チリチリと、燻るものを感じる。
神埼 ユウキ:「良いのかよ、そんなこと言って」
神埼 ユウキ:参ったな、そんなこと言われちゃ。
神埼 ユウキ:「勝負になっちまうぜ」
神埼 ユウキ:冷えきっていた瞳に炎が宿る。氷の刃を逆手に構え、
神埼 ユウキ:武者を正面に捉え、笑う。
神埼 ユウキ:「討ち取れるかどうか、やってみようか」
神埼 ユウキ:「いざ」
神埼 ユウキ:「尋常に」
RF:「……意気ヤヨシ!」
神埼 ユウキ:敵が己を捉えたことに笑みを深め、
神埼 ユウキ:「勝負っ!」
神埼 ユウキ:駆け出す。真っ直ぐに。
神埼 ユウキ:斧槍の間合いの一歩手前から、苦無を投擲。
神埼 ユウキ:対応に1手使わせ、懐に入ればこちらの間合──!
RF:それを意に介しない。避けない。
RF:致命傷ではないと知っている。
神埼 ユウキ:「……っ!」
RF:代わりに、戟の一薙が神埼ユウキを襲う。
神埼 ユウキ:間合いの差は歴然。防ぐことも叶わず。
RF:「児戯ト言ッタ!」
神埼 ユウキ:その刃に捉えられる──
神埼 ユウキ:致命には、至らない。
神埼 ユウキ:わずかに視界を『ずらしていた』。しかし重傷、反撃は届かない
神埼 ユウキ:「同じ手とはね」
RF:「ヌ――」
神埼 ユウキ:ユウキを捉えた刃から、熱が逆流して襲いかかる。
神埼 ユウキ:奇しくも同じ一手。肉を切らせて、
神埼 ユウキ:「骨まで、もらうっ!」
RF:熱。そんなものは、猛将にとっては手を緩める理由にはならない。
RF:だが、この身は偽物だ。
RF:血で構成されたまがい物。
RF:それは熱を受け、蒸発する。
神埼 ユウキ:己に投影していた虚像が消えていく。
RF:肉を押し込み、骨こと断つはずの一撃が緩む。
神埼 ユウキ:現れた傷から流れ出す血が蒸発していく。
RF:その姿が存在を保てず、溶けていく。
RF:「……見事」
RF:「マサカ、俺ガ」
神埼 ユウキ:「あんたの言うとおりさ」
神埼 ユウキ:「児戯もいいところだ」
RF:「一騎打チデ負ケルカ」
神埼 ユウキ:「きっと、本当のあんたのほうがずっと強い」
神埼 ユウキ:「それでも」
神埼 ユウキ:「……俺達の、勝ちだ」
RF:その”適合者もどき”は溶け落ちて。
GM:“睦ぎ援的”。それだけがその場に転がっていた。


GM:バックトラック。
GM:Eロイスは『破壊神顕現』があります。
GM:振る方はどうぞ。
小日向涼夜:ふるふるー!
神埼 ユウキ:振ります!
更科紅葉:頂きましょう。
小日向涼夜:124-1d10
DoubleCross : (124-1D10) → 124-7[7] → 117

神埼 ユウキ:116-1d10
DoubleCross : (116-1D10) → 116-5[5] → 111

更科紅葉:117-1d10
DoubleCross : (117-1D10) → 117-6[6] → 111

神埼 ユウキ:残り4つ、申し訳ないが2倍振りします
更科紅葉:残り5つ。等倍で。
神埼 ユウキ:111-8d10
DoubleCross : (111-8D10) → 111-34[1,6,2,2,1,7,8,7] → 77

小日向涼夜:1倍振り!
GM:あたしの点数が……
神埼 ユウキ:生還!
更科紅葉:111-5d10
DoubleCross : (111-5D10) → 111-12[4,1,4,2,1] → 99

神埼 ユウキ:ごめんね!
神埼 ユウキ:あっぶなっ!
更科紅葉:あっぶな(汗)
神埼 ユウキ:こういうのあるでしょだって!
小日向涼夜:117-5d10
DoubleCross : (117-5D10) → 117-28[7,1,8,8,4] → 89

小日向涼夜:生還!
神埼 ユウキ:良かった!
GM:ヤバ
更科紅葉:でも生還。セーフ(汗)
小日向涼夜:99こわっ!
更科紅葉:怖かったけど5点域です。
神埼 ユウキ:3点!
更科紅葉:いやほんと怖かった(汗)
小日向涼夜:5点!
神埼 ユウキ:よかったよかった
GM:いつもの5点、Dロイス(遺産継承者)1点、Eロイス1点、シナリオ5点
GM:12点に侵蝕点を足した点が合計です
小日向涼夜:17点!
神埼 ユウキ:15点!
更科紅葉:17点を拝領いたします(もぐもぐ
GM:立川さん17点 サムトーさん15点 MAOさん17点 GM17点
GM:こう
GM:もってけ!
小日向涼夜:もぐもぐ!
神埼 ユウキ:いただきます!もぐもぐ
更科紅葉:ありがたやー


エンディング

GM:UGN提携の病院、休憩室。
GM:検査着に身を包んだ少女が、君たちの前に現れる。
大村みい華:「異常なしってさ」
大村みい華:「一応調べろっつわれたけども」
小日向涼夜:その言葉を聞いて、ほっと胸を撫でおろして。
更科紅葉:「なによりねぇ、スレッドショップ・ガール」
大村みい華:「大手を振って呪いの装備を取り戻せたってわけ」
大村みい華:検査着のサイズは合っていないように見える。
小日向涼夜:「捨てることが出来ないから、呪いの装備なんですね」
神埼 ユウキ:「ともかく何事もないなら良かった、だろ」
大村みい華:「ま、あれで取り上げられて終わりも据わりが悪いしなあ」
神埼 ユウキ:「一件落着、めでたしめでたし」
更科紅葉:「一件落着──ねぇ」
更科紅葉:揶揄するようなつぶやき。
大村みい華:「うん?紅葉ちゃんはなんかご不満?」
神埼 ユウキ:首ごと横を向いている。
更科紅葉:「そうねぇ」
小日向涼夜:「神崎さん?首がへし折れそうなほどに傾いていますが……」
更科紅葉:「できればあの武者のことを、もう少し知りたいところねぇ」
神埼 ユウキ:「見てないだけでーす」
大村みい華:「よ~紳士~」
神埼 ユウキ:「最初から紳士ですよ……っと」
大村みい華:「ま、これの使い手として相応しいんでしょ、あの姿が」
神埼 ユウキ:更科の方へ向き直る。
大村みい華:「どうもちゃんと引けるようだし」
更科紅葉:「それだけにしては、ねぇ」
神埼 ユウキ:「どうもただの従者にしては」
神埼 ユウキ:「人格みたいなのが見えたような……」
更科紅葉:「ええ、大層な自我があったようにも思えるのだけれども」
更科紅葉:「そちらでは掴んでいないのかしらぁ?」
神埼 ユウキ:「あの作り手の人格が反映されたとか?あんな武人タイプには見えなかったけど」
大村みい華:「“睦ぎ援的”がホンモノかは知らんよ?知らん前提だけど」
大村みい華:「それが志向する使い手なら多分、元の伝承の持ち主を想定して」
大村みい華:「それに近づくようなエミュレートしたってことじゃねえかなあ」
神埼 ユウキ:「……歴代の使い手の模倣ってことか」
更科紅葉:「かつて戦を一射で止めた──だったかしらぁ?」
神埼 ユウキ:「いや、伝承のってことは最初の?」
小日向涼夜:「……やはり、そういう事でしたか」
神埼 ユウキ:「何%?」
小日向涼夜:「88。」
神埼 ユウキ:「やはりな」
大村みい華:「うん。聞いたことない?」
大村みい華:「ある戦争がありました」
大村みい華:「ある男が、その仲裁にやってきて」
大村みい華:「この弓を当てられれば、お互い軍を退け、ってやったの」
神埼 ユウキ:「あー……三国で争ってた頃の?」
神埼 ユウキ:「や、まだ三国確立前か」
大村みい華:「んで、そいつは見事ぶち当てました。戟の斧の部分」
大村みい華:「援に的中。それで“睦ぎ援的”」
神埼 ユウキ:「……って、え」
神埼 ユウキ:「そこまでの業物だったのかよそれ!いや遺産だからそりゃそうか!」
更科紅葉:「話が大きくなって来たわねぇ」
大村みい華:「まあ武器が強いタイプの逸話じゃないでしょこれ」
大村みい華:「射手のほうがヤバいタイプっていうか」
神埼 ユウキ:「そりゃ天下一とか言われたやつだからなあ」
更科紅葉:「十二分ということでしょう」
神埼 ユウキ:「そんな相手のコピー……うへぇ、道理で」
大村みい華:「出てきたのはまあ、ホンモノ100%とかじゃないと思うけどね流石に」
更科紅葉:「遺産となる要素としては」
更科紅葉:「“英雄”の弓なのだから」
神埼 ユウキ:「ホンモノに出てこられたらお手上げだったろ、そりゃ……」
更科紅葉:「何%くらいだったのかしらねぇ?」
小日向涼夜:「そうですね。やはり」
小日向涼夜:「88%程度だったと見ておくべきではないでしょうか」
大村みい華:「なんで全部88%なの?」
大村みい華:「涼夜ちゃんの乳のサイズなのか?お?」
大村みい華:「アピールか?」
小日向涼夜:「!!」
神埼 ユウキ:「すげえセクハラ」
小日向涼夜:「えっ……?」
小日向涼夜:「ど、どこでそれを……?」
神埼 ユウキ:「………」
大村みい華:「……」
更科紅葉:「──────」嘆息
神埼 ユウキ:ぱたんと手を耳に当て
大村みい華:「ご、ごめん」
大村みい華:「当たるとは……」
神埼 ユウキ:「ナニも聞いてないなー」
小日向涼夜:「必中しました……」
更科紅葉:「こんなところまで、必ず当てなくてもいいでしょうに」
神埼 ユウキ:「おあとがよろしいようで」



ダブルクロス 3rd 『88』 終