『スクエアカット逃避行』(GM:DT)


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スクエアカット逃避行

“シスター・メアリー”信濃(しなの) 美好(みよし)キャラシート(PL:めかぶ)
“サンドマン”柿木(かきき) 夜助(やすけ)キャラシート(PL:猫口@)
“グラジオラス”田中(たなか) 百花(ももか)キャラシート(PL:すきゃっと)
“ゼンブラ”小田切(おだぎり) (より)キャラシート(PC:自動)

【Index】

Opening1/Side:Chaser
Opening2/Side:Chased

Middle1/Side:Chaser
Middle2/Side:Chased
Middle3
Middle4
Middle5
Middle6

Climax

Ending1/Cafeteria
Ending2/Airport


【Preplay】

GM:突発始まるよ~
GM:まずは自己紹介お願いします
GM:コマの並び順に行きましょうか
GM:信濃さんから!
信濃美好キャラシート
信濃美好:は~い!
信濃美好:しなの・みよし。16歳、女。フリーランスです。
信濃美好:シスター服のコスプレをしながら「悪魔祓い」を自称し、UGNの目を掻い潜ってR事案を解決して金を稼いでます。
信濃美好:実は敬虔な信者でもなんでもないのですが、詐欺師の父親に育てられ、
信濃美好:幼い頃から神の奇跡とか言って人をだましていたため、
信濃美好:父親が逮捕された今も、息をするように嘘をついてしまう癖が抜けていないみたいです。
信濃美好:えへへ。
GM:えへへじゃない
GM:顔が良くて乳がデカければごまかせると思うな
信濃美好:かわいいっしょ
GM:デカいな……
GM:かわいい
信濃美好:わ~I
信濃美好:能力はサラマンダー/ノイマン。
信濃美好:ミドル戦闘では「これが神の教えですわ」と言いながら支援をばら撒き、
信濃美好:クライマックス戦闘では、誰よりも先に死に《ラストアクション》で自分にも支援をばら撒いた後、
信濃美好:「これが神の奇跡ですわ」と言いながら《プラズマカノン》を撃つという構成です。
信濃美好:神はいるのですわ~!オホホ!
信濃美好:そんな感じです!よろしくお願いします!
GM:えげつなくてよ!
GM:よろしくお願いします~
GM:では次!柿木くんお願いします
柿木夜助:はーい。通りすがりの盗賊、柿木夜助です!
GM:すがって♡
GM:あとシートもお願い!
柿木夜助:ごめん!
柿木夜助キャラシート
GM:ありがと!
柿木夜助:隠密能力を持った銃使い。お宝を求めて色んなところに出没します。
柿木夜助:UGNのコードは“サンドマン”。ですが“ナイツシュティエン”、“ブラッククラック”など様々な通り名があります。
GM:変幻自在というわけ!
柿木夜助:UGNのコードが何故あるのかですが、これはイリーガルだからではなくブラックリストに乗っているからです。
柿木夜助:ただ外道働きはしないだけの善良さはあります。
柿木夜助:能力はエンハイ/モルフェウスの隠密射撃型
柿木夜助:エピックでギガンティックモードの破壊を無効化して範囲攻撃もできるぞ~
柿木夜助:扱いにくいキャラかとは思いますが皆さんと仲良くしたい!
GM:悪いことしてる!
柿木夜助:以上!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします~
GM:次!田中さん!
田中百花:はい!
田中百花キャラシート
田中百花:"グラジオラス" 田中百花(たなか ももか)です♡
田中百花:気軽にモモって呼んでくださいね
田中百花:田中百花。生粋のUGNチルドレンです。割とバリバリ働いてるエリート系のイメージです
GM:よっエリート!
田中百花:照れちゃいます~
田中百花:常に自信満々なうえに猫を被ってる女です
田中百花:完璧主義で他人に期待せず、だいたい自分でやろうとします。
田中百花:でも面倒見はいいはず わかんないけど……
田中百花:性能は犬オルの代理ドッジ型。
田中百花:最強エフェクト妖精の手で片っ端から避けまくってやります
田中百花:そういう感じです!よろしくお願いします!
GM:え……エリートじゃんッ
GM:よろしくお願いします~
田中百花:天才ですから
GM:じゃあ最後!小田切さん!
小田切頼キャラシート
小田切頼:小田切頼(おだぎり・より)。中学一年生のUGNチルドレンです。
小田切頼:どことなく少年っぽいさっぱりした容姿の少女。セーラー服にパーカー姿。好奇心旺盛なおてんば娘ですが、真面目でどことなく張り詰めた感じもある子です。
小田切頼:あ、チャパレからだから文字が黒い。
小田切頼:性能としてはサラマンダー/オルクスのRCファイター。自分でバフかけた至近範囲攻撃を、縮地で近づきながら打ち込む感じ。演出としては、自分の罪悪感によって拡張する攻撃領域を白い炎として可視化します。基本的には罪悪感は「嘘をつく」行為でやってますね。
GM:オシャレなやつ!
小田切頼:若いからね
小田切頼:なんかうさんくさそうな人ばかりだけど頑張るよ!きっといい人だと思います!
GM:頼れる先輩がいるでしょ!
小田切頼:頼りの頼です
小田切頼:そんなかんじです よろしくおねがいします~
GM:はい、よろしくお願いします!

【Masterschene】

GM:ではまず、マスターシーン。
GM:深夜。郊外にある豪奢な邸宅。
GM:閑静なはずのそこは今、喧騒に包まれていた。
屋敷の主:「何だこの騒ぎは!警備は何をやっておった!」
警備員:「それが、いつの間にかすっかり消えて……」
屋敷の主:「くだらん戯言はいい!探せ!あれはワシのものだぞ!」
屋敷の主:「あれを手に入れたのに一体いくら掛けたと思っとる!」
屋敷の主:「貴様らが何人雇えると思っておるのだ!」
警備員:「ダメです……!どこにも見つかりません!」
屋敷の主:「ヌゥーッ……!」
屋敷の主:「追え!下手人をひっ捕らえろ~ッ!」
屋敷の主:「この手口……許してなるものか~ッ!」
屋敷の主:「彼奴に違いあるまい……貴様を引っ立ててワシの宝を取り戻してくれるわ!」
屋敷の主:「“サンドマン”……!」

【Opening/Side:Chaser】

GM:田中・小田切組のオープニング。
GM:登場をお願いします。
田中百花:田中百花の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (37 → 40)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (32 → 42)
GM:頼ちゃん、エリートと一緒で緊張してるのかな
小田切頼:そうかも…
田中百花:かわいい
GM:【北金家 邸宅】
GM:君達は現在、郊外の豪奢な邸宅に呼び出されていた。
GM:なんでも、この屋敷を所有する北金家は、UGNの活動にも多額の献金を行っている
GM:有力なスポンサーの一つであるという。依頼を無碍には出来ない。
北金沢山:「遅いぞッ……!何をチンタラしておる!」
GM:この屋敷の主で、依頼主の男だ。肥え太った中年。
北金沢山:「貴様らUGNに多額の献金をしておるのは何のためだと思っておる!」
田中百花:「大変お待たせ致しました」あくまでにこやかに会釈する。
北金沢山:「最優先で馳せ参じるのが筋だろうが~ッ!」
小田切頼:怒鳴ってきて怖いので田中さんの後ろに隠れている。
田中百花:「UGNから参りました“グラジオラス”です。それと、こちらが」
小田切頼:「ぜ、ゼンブラです」おじぎ。
北金沢山:「ハァ~ン?」ジロジロと君達を見る。
田中百花:「他ならぬ北金様のご依頼ですので」
北金沢山:「ガキ二人だとォ……?この北金沢山を舐めておるのか……?」
田中百花:「我々UGNとしましても、万全を期すべく人員の選定に時間が掛かっておりました」
田中百花:「ですが、ご安心ください。私共ならば必ず北金様のお役に立つことをお約束します」
北金沢山:「フン!口先だけではどうとでも言えよう!」
北金沢山:「そうでないことを証明してもらおうか?」
GM:彼の周囲の警備員が、前に出る。
警備員:彼らはその手に警棒を構えており、ジリジリと君達を包囲する。
小田切頼:「ええ……!?」
GM:ただの女子2人は敵うはずもない相手だが、
GM:オーヴァード2人では為す術もない相手だろうと見て取れる。
GM:演出で蹴散らして構いません。
小田切頼:「ど、どうしよう百花ちゃん、いいの?」
小田切頼:ポケットの中のマッチをぎゅうっと握りしめる。
田中百花:「……」小田切さんを一瞥して。
田中百花:「……」ほんの一瞬、冷ややかな目で彼らを見る。「浅学ゆえ、このようなご歓待は生憎存じ上げませんが……」
田中百花:「よろしいのでしょうか?北金様」
北金沢山:「構わん!そいつらは所詮取り逃がした無能どもよ!」
小田切頼:「そんな……」
北金沢山:「そいつらにも勝てないのならば金輪際貴様らの組織に期待などせんわッ!」
田中百花:「ちょっと派手に火出すだけでいいわよ」小田切さんに耳打ちする。
小田切頼:「がんばって、怪我させないようにやってみるね」うなずく。
田中百花:「この人たちも嫌々でしょうし。適当に合わせてくれるでしょ」
小田切頼:ポケットのマッチを取り出し、小さな赤い火が。
北金沢山:「やれ~ッ!」
小田切頼:『だいじょうぶ、怖くないからね』
警備員:彼の号令とともに、警備員らが警棒を振りかぶる。
小田切頼:白い炎に飲み込まれ、それがぼうと二人を包む。
小田切頼:ここにはこないでと叫ぶように。
小田切頼:『おいで』
小田切頼:『容赦なんてしないんだから!』警戒を煽って、白く、熱く暴れる。
警備員:「何っ……!うわっ!」
田中百花:驚いて倒れた、あるいは倒れてくれた警備達を一瞥。残った警備達に向け、腰から抜くのは異様な剣──とすら呼べない代物。刃の無い、鍔の付いた柄。
田中百花:指揮者のようにそれを振るうと、剣閃が走り、彼らの構えた警棒のみが根元からばらりと両断される。
警備員:「何……!?何が……!」
小田切頼:「おおー…!」警備員と一緒にこっそりびっくりする。
田中百花:「北金様、如何でしょうか?」柄で掌を叩きながら
田中百花:「まだデモンストレーションが必要でしょうか」
北金沢山:「……素晴らしいッ!」
北金沢山:「なんだ、ガキと侮ったがやるではないか!うちの専属護衛になる気はないか?」
北金沢山:「今の給料の倍は出すぞ?」
小田切頼:マッチをしまい、また百花ちゃんの背中に隠れている。
小田切頼:(いやだよ~~)
田中百花:「……いえ、私共はあくまでUGNエージェントですので。それに、」
田中百花:「北金様。オーヴァードを雇用するというのは、他のオーヴァードや不要なリスクを呼び込む危険性のある行為です」
田中百花:「私共でなくとも、慎重にお考え頂くべきかと」
北金沢山:「フゥ~ム……一理あるが……」
北金沢山:「まあよい!とにかく、貴様らには依頼がある」
田中百花:(やっと本題か……)
小田切頼:「は、はいっ」
田中百花:「お聞かせ頂けますか?」
北金沢山:「先日、ワシのこの屋敷から、宝物が盗まれたのだ」
北金沢山:「警備は万全。ただのネズミはおろか、並の化け物でもくぐり抜けられぬよう」
北金沢山:「対オーヴァード装備の警備も混ぜておったが」
北金沢山:「それでも、盗み出された」
北金沢山:「ワシはこれを、“サンドマン”めの仕業と見ておる!」
GM:情報収集が可能です。
・“サンドマン” 〈情報:UGN〉6
田中百花:コネ:UGN幹部使用で振ります
田中百花:4DX+3>=6
DoubleCross : (4DX10+3>=6) → 9[3,7,8,9]+3 → 12 → 成功

小田切頼:わたしも振ったほうがいいかな
小田切頼:おなじくコネ幹部使って
小田切頼:5DX+1+0@10>=6 情報(UGN)
DoubleCross : (5DX10+1>=6) → 10[6,6,8,10,10]+4[1,4]+1 → 15 → 成功

田中百花:あたしより詳しいッ
GM:すごい!じゃあ2人ともわかります
“サンドマン”柿木夜助。UGNのブラックリストに登録されている盗賊オーヴァード。
何らかの美学に沿って偸盗を行うようだが、人の殺傷などをともなうことは確認されていない。
その手口の捕捉困難性から、何らかの欺瞞能力を持つのではないか?という見解が持たれている。
田中百花:ほんの僅か眉根を寄せる。ここに来るまでに見ただけでも、確かに警備体制はかなりのものだった。本当に盗み出せたとすれば相当な腕だ。
田中百花:「……サンドマンって、確か……」小田切さんを見る。
小田切頼:「うん、盗賊の…」
小田切頼:「会ったことはないけど、そういうことができるから、きっとブラックリストに載ってるんだよね?」
田中百花:「それはそうなんでしょうけど……」
北金沢山:「そうだ!彼奴め……!どこかでワシのお宝に目をつけよったに違いあるまい!」
田中百花:「まさか予告状の類でも?」
小田切頼:「サインがしてあるやつだ…」
北金沢山:「彼奴にそんな美学があるものかよ……所詮は薄汚いこそ泥」
北金沢山:「違ったとて構わん!とにかく盗み出した不埒者を見つけ出し」
北金沢山:「ワシのお宝を取り戻せ!」
田中百花:(滅茶苦茶ね……)笑みを浮かべたまま、心中で息を吐く。
小田切頼:(百花ちゃんと一緒でよかったあ)こっそり。
小田切頼:(怖かったよ~~……)へにゃーとなり、百花ちゃんの背中にひっつく。
田中百花:「“グラジオラス”、了解しました。貴方のご期待に応えられるよう、努力します」
小田切頼:「ぜ、ゼンブラもがんばります」慌てて顔を出す。
北金沢山:「ではとっとと行け!グズグズするなよッ!それから……」
北金沢山:「取り戻した“箱”の中身は決して開けるでないぞ!いいな!」
田中百花:「……?」やや引っ掛かるものを感じながらも「了解しました。そのように致します」
小田切頼:(玉手箱…?)うなずく。
田中百花:「それでは早速任務に取り掛かりますので、これで失礼致します」
田中百花:一礼して、警備達をすり抜けてさっさと歩いていく。
小田切頼:ささっとついていく。
田中百花:そのまま歩いて玄関を出て、邸宅が遠くなった辺りで。
田中百花:「……アンタねえ!」
田中百花:「いちいちオドオドしてんじゃないわよ!あたしまで舐められるでしょ!?」
小田切頼:「うわー!」
小田切頼:「百花ちゃん、素が、素が~」
田中百花:「うっさいわよ!」
小田切頼:「怖いんだもん。百花ちゃんは、怖くないの?」
田中百花:「怖いわけないでしょ。バカ丸出しだし、それにモモの方が強いし。怖い要素が無いわ」
田中百花:「あんな手合い、適当にニコニコペコペコしてたら勝手に気良くして調子に乗り出すんだから」
田中百花:「それで円滑に話が回るのよ。あんたにも出来るでしょ、それくらい」
小田切頼:「……できるけど……気をよくしてるほうが、怖い」ぼそっと。
田中百花:「はぁ……?」隠そうともせず眉を顰めて。
田中百花:「言っとくけど、“サンドマン”が絡んでるってのが本当だったら……」
田中百花:「いや信憑性かなり怪しいけど……」
田中百花:「かなりの相手よ。あんたがどうしようと知ったこっちゃないけど……」
田中百花:「モモの足だけは引っ張らないでよね」
小田切頼:「そっちは、大丈夫だよ」笑う。
小田切頼:「わたしの炎は強いもん。百花ちゃんに心配されないくらい!」
田中百花:「……そ。じゃ、いいわ」息を吐いて
田中百花:「さっさと行くわよ。とりあえず“サンドマン”か……他に手掛かりも無いしね」
小田切頼:「うん」とたとたとついていく。


GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能です
田中百花:小田切頼 ○庇護/不安 でロイス取得します
田中百花:以上です
小田切頼:百花ちゃんに 信頼/不安〇 かな?
小田切頼:キャー庇護
小田切頼:以上でした

【Opening2/Side:Chased】

GM:次のオープニング。
GM:シーンプレイヤーは信濃さんと柿木くん。
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (29 → 35)
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (37 → 42)


GM:北金家邸宅から少し離れて。
GM:屋敷では騒ぎになっている。
GM:君の傍らには、大きな櫃がある。
GM:それこそが、あの屋敷の主、北金沢山が最も重要視していたという遺産、
GM:「湧錬黝簾」が収められているという。
柿木夜助:光も音もない闇の中。
柿木夜助:砂の粒が像を作り上げるように、一人の男が唐突に表れた。
柿木夜助:男の名は柿木夜助。盗賊を生業とする。
柿木夜助:振り返り、北金邸を見やる。サーチライトが夜空を裂き、サイレンが鳴る。
柿木夜助:それを鼻で笑い、櫃をゆっくりと取り出す。
柿木夜助:「“湧錬黝簾”、ねえ。」
柿木夜助:「盗賊如きに奪われるようじゃ、あんたにこの宝を持つ資格は無かったってことさ。」
GM:盗みはうまく行ったはずだが、少しだけ違和感がある。
GM:普段の君ならば、盗んだ後でさえ。
GM:ここまでの騒ぎにはならない。
柿木夜助:(察しが良すぎるな。ある程度オーヴァードに対する備えがあったらしい。)
柿木夜助:(確か、UGNにもスポンサーとして出資しているんだったか。)
柿木夜助:(俺の情報が伝わってたとしても不思議じゃない…か。)
柿木夜助:「なんにせよ、お宝を拝んでやろうか。」
柿木夜助:箱の蓋を開ける。
GM:櫃にはロックが掛かっているが、君の腕ならば造作もなく開く。
GM:そうして、開けられた中には。
GM:一人の少女が眠っていた。
柿木夜助:「………なに?」
柿木夜助:「これは参ったな。俺は盗賊であって、誘拐犯じゃないんだけど。」
信濃美好:その時、キミの背後から忍び寄る者がいる。
柿木夜助:「そのまま───動かないほうがいいよ。」
柿木夜助:「君。」
信濃美好:「…は、そりゃこっちの台詞」
柿木夜助:背中を向けたままだ。しかし、
柿木夜助:脇の下から銃を通し、銃口を背後から忍び寄る影に向けている。
信濃美好:「気付いてんだとは思ってたけどねえ」こちらもハンドガンを構え、皮肉げに笑う。シスター服の女。
柿木夜助:「驚いたよ。」
柿木夜助:「こんなに優秀な警備がいたなんて思わなかった。」
信濃美好:「アッハ! 大丈夫、ここの警備はアンタの仰る通り、ヘナチョコ揃い」
信濃美好:「あたしはあんたと同じ、それを狙いにやってきた鼠ってワケ」
柿木夜助:「………。」
柿木夜助:「ええと、」
柿木夜助:隙は見せない。しかし、わずかに身を傾げ、箱の中身を見せる。
柿木夜助:「鼠の肚に収まるかい?」
信濃美好:「あん? このハラペコの胃にゃ……」強気に言いかけ、それを見る。
信濃美好:「えっ何それコワッ」
柿木夜助:「君も知らなかったわけか。とりあえず、僕はナマモノは手元に置かないタイプでね。」
信濃美好:「お、じゃあちょうだいちょうだい」
柿木夜助:「人間は物じゃないって習わなかったのかい?」
少女:「ん……」少女がゆっくりと目を開ける。
柿木夜助:「君が持ち帰りたいのならこの子に是非を聞いてくれたまえ。」
少女:身を起こし、周囲を見回す。
少女:「え?」
柿木夜助:「やあ、おはよう眠り姫。」
柿木夜助:「箱入り娘と言った方がよかったかな?」
信濃美好:「あたしゃ依頼人から"湧錬黝簾"を奪ってこいって雇われてるんだもんよう」
GM:中学生くらいだろうか。青白く仄光るようにも思える少女。
少女:「あ、あなた達は」
少女:「“私”をどこかへ連れて行くんですか?」
信濃美好:「連れて行きたいところなんだけど」唇を尖らす。
信濃美好:「いま取り込み中でもあるんだよね」お互い武器を構えたままだ。
GM:サーチライトの光が、君達を照らす。
警備員:「あそこだ」「誰かいたぞ」「捕らえろ!」
柿木夜助:「……全く。」
柿木夜助:「騒ぐから観客が寄ってきてしまった。」
信濃美好:「何ぃ、この貞淑な修道女によく言うね」
柿木夜助:箱から少女を抱き上げて、跳躍。
柿木夜助:外壁に着地する。
少女:「わっ」
信濃美好:「あっ!ドロボー!」
柿木夜助:「その箱でも持ち帰ったらいいさ。」
柿木夜助:「鼠の修道女さん。」
信濃美好:「………」ピキピキさせる。頬を。
柿木夜助:「なに、箱だけでも値打ちはあると思うよ。」
柿木夜助:「盗賊の見立てでは、ね。」
信濃美好:「ハッハー……その言い草!」
柿木夜助:「それでは、しばし夜の散歩にお付き合いいただこうか。」
柿木夜助:少女に呟いて、姿を消す。《陽炎の衣》
信濃美好:「"ナイツシュティエン"…じゃないや、今は"サンドマン"だっけ……、まあとにかく、それだろお前!」
信濃美好:「さっきは要らないみたいな顔を…」「あっ」
信濃美好:「いっけすかねえ!」ハンドガンを連射。次々と警備員が倒れていく。
信濃美好:「待ちやがれっつぅの!」シスター服を翻し、夜の闇に溶けてゆく。


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
信濃美好:柿木夜助/わあ有名人だ~/敵対心:〇/ロイス これで取得します。
柿木夜助:ロイスは少女に
柿木夜助:〇興味/宝物ではない
柿木夜助:以上!


GM:次のシーン。
GM:分割ですが便宜上
GM:登場侵蝕はみんな今振っちゃって!
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (42 → 43)
田中百花:田中百花の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (40 → 46)
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (35 → 41)
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (42 → 52)

【Middle1/Side:Chaser】

GM:まずはUGN組は、情報収集が可能です。
・犯人の情報について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉7
・盗まれた宝物について 〈知識:レネゲイド〉〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉7
小田切頼:ももちゃんどっちやります?
田中百花:どっちがいいかな?
小田切頼:じゃあわたし犯人でいいかな?
田中百花:じゃあ宝物をやるわよ
小田切頼:【コネ:UGN幹部】をつかって犯人を調べる!
小田切頼:5DX+1+0@10>=7 情報(UGN)
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 10[3,6,8,9,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

小田切頼:百花ちゃん!わたしデキる女だよ!
田中百花:少しはやるじゃないの
田中百花:私もコネ使ってUGN、宝物について!
田中百花:4DX+3>=7
DoubleCross : (4DX10+3>=7) → 8[2,3,7,8]+3 → 11 → 成功

田中百花:まあ……よし!
GM:優秀だな~
小田切頼:さすが!
GM:では公開します!
・犯人の情報について
現場ではシスター服の女性と思しき姿が目撃されている。
だが、目撃された当時手元に宝物は所持しておらず、複数犯の可能性がある。
“サンドマン”の協力者だろうか?
現在、北金家が金にものを言わせて包囲網を敷きつつある。逃走方向は絞り込めるだろう。
・盗まれた宝物について
“湧錬黝簾”と呼ばれる遺産であるという。
それは無限に宝石を産出する、富を約束する遺産であると言われ、
北金家が莫大な財を成したのもこの遺産の恩恵だと言われている。
形状は不明。北金沢山はこれまで存在を秘匿し、堅い警備網を敷いていた。

GM:君達はこれらの情報を受けつつ、追跡を行っている。
田中百花:紙パックからストローで紅茶を飲みながら、難しい顔でタブレットを見つめる。
小田切頼:「あ、百花ちゃん百花ちゃん」
田中百花:「何? 何か分かった?」
小田切頼:「うん」ひょいっと座っている後ろから顔を出す。
小田切頼:「えっと、目撃情報!なぞのシスターがいたって!」
田中百花:「なぞのシスター……?」怪訝な顔「何よそれ……」
小田切頼:一瞬うろうろして、隣に座る。
小田切頼:「シスターの格好の人がいて。サンドマンの仲間とかなのかもって。でもねえ、宝物は持ってなかったんだって」
小田切頼:「その中身って百花ちゃんわかったんだっけ?」
田中百花:「あたしはホントに“サンドマン”が関わってるのかもまだ半信半疑なんだけど……」
田中百花:「当然でしょ。モモを誰だと思ってんのよ」
小田切頼:「百花ちゃん」
小田切頼:「つまり凄いエージェント、だよね」笑う。「知ってるよー」
田中百花:「よく分かってるじゃない」ふふん、と機嫌よさげになって「けど百花さん、か百花先輩、にしなさい」
小田切頼:「サンドマンって、百花ちゃんみたいに。ひとりでなんでもできちゃうんでしょ」
小田切頼:「百花さんみたいに」言いなおす。
田中百花:「そうらしいわね。聞いた限りだと」
田中百花:「ま、モモほどじゃないでしょうけど?」
小田切頼:「協力者ってうわさ、聞いたことないし、なんかわたしも怪しいなーってなってきた」
小田切頼:「あのおじさんがまず怪しいもんね」むっとする。
田中百花:「そうね。盗まれた宝も、山分けできるか怪しい代物だし」
田中百花:タブレットで資料を見せる。
小田切頼:「そうなの?」覗き込む。
小田切頼:「ええーーー……」
田中百花:「“湧錬黝簾”。いくらでも宝石が出てくる遺産らしいわ」
小田切頼:「ゆーれんゆーれん」
田中百花:「あの北金の資金源もコレでしょうね。ま、仕事が出来そうには見えなかったから、そういう意味では信憑性あるわね」
小田切頼:「そんなお金で威張ってたのかあ…」
田中百花:「形状は不明だけど、分けられるようなものじゃなさそうだし。あたしが泥棒なら絶対渡したくないわね」
田中百花:「そもそもこれさえあれば、泥棒なんてしなくても済むようになるでしょうしね」
小田切頼:「たしかに。人生一発逆転だ」
小田切頼:「シスターが逃げた経路もおじさんはしぼりこんでるみたいだけど」
小田切頼:「なんか、そういうものって、必要な人のところにあってほしいなあ」
田中百花:「シスターに必要なのかしらね?」
田中百花:「壊れた教会を建て直すとか?」
小田切頼:「あは、それだったら、あげちゃいたいよね」
田中百花:「そうは言っても、泥棒は泥棒でしょ」
田中百花:「まあ、あの北金のところにあるのが気に入らないのは分かるけどね」
小田切頼:「そうだけどさあ。そうしないと生きられない人ってちょっと考えちゃう。でも、たぶん」
小田切頼:「だとしても、捕まえる人が必要なんだよね」パーカーの襟をなおす。
田中百花:「分かってるじゃない。それが法律だし、UGNってものよ」
小田切頼:「百花ちゃんのそういうとこ、わたし好きだな」ぽつりと。
田中百花:「は?好……急に変なこと言うんじゃないわよ」
田中百花:「こんなの当たり前でしょ、チルドレンなら」
小田切頼:「んー……えー、変じゃないでしょ?」
小田切頼:「当たり前って難しいもん」
小田切頼:「わたし、嘘をつくから」咽喉を示して言う。能力のことは田中さんも知っているだろう。
小田切頼:「そういう、合ってることを合ってることで、頑張れる人、みたいなの好き」
田中百花:「や……やめなさいよ、調子狂うっての……!」
田中百花:「ま……まあ、凡人には大変なことなのかもね?」
田中百花:「あたしは田中百花だもの。この程度、呼吸するのとおんなじよ」
田中百花:胸を張るように言う。
小田切頼:それを見上げるように見て笑う。
小田切頼:「たいへんだよー」
田中百花:「……」
田中百花:「まあ、そのシスターってのが、少なくとも“サンドマン”よりは有益な手掛かりっていうのは確かだわ」
田中百花:「今後はそのシスターを追いましょう。目立つでしょうしね、明らかに」
田中百花:「お手柄ってことで、褒めてあげてもいいわ。頼」
小田切頼:「そうだね。余裕があったら変装とかしてそうだけど。っていうか、シスターが変装かもだけど」
小田切頼:「わーい!!」
小田切頼:「わたしも百花ちゃん褒める!すごい!ゆーれんゆーれんのことも!」
田中百花:「あ……あたしはいいの!これくらい当然って言ってるでしょ!」
小田切頼:「当然のことはすごいことって言ったもん!」
田中百花:「だから……ああ、もう……何なのよこいつは……!」
田中百花:「ま、まあ……モモに対する畏敬の念は抱いてるみたいだし?」
田中百花:「あんたも、まあ。あの“グラジオラス”の後輩ですって名乗るくらいは許可してあげるわ」
小田切頼:「ふふー、名乗るね。百花ちゃん、ちがった百花せんぱい」
小田切頼:「もしかしたら、あのおじさんの当然がよくないことかもって思ってたけど」
小田切頼:「ううん、思ってるけど。なんか……百花ちゃん見てたら、よしって気分になってきた!」
田中百花:「褒められてるのよね……?まあいいけど……」
田中百花:「そんなに気になるなら、後であの北金って男、調べておいてあげるから。今は任務に集中しなさいよね」
小田切頼:「……」きょとんとして。「やさしい」
小田切頼:「あ、いつも優しくないというわけではないです」慌てて付け足す。
田中百花:「違うっての。浮ついて仕事されて、足引っ張られるのがヤなだけ」
田中百花:「いつも優しいでしょ!」
小田切頼:「いつも優しいよ…!怒るけど!」
小田切頼:「足は引っ張らないよ、わたしはグラジオラスの後輩なんでしょ?」
田中百花:「あたしがいつ怒ったって…… ……そうよ。まあ、モモに任せときなさい」
田中百花:「あんたにも、手伝いくらいはさせてあげてもいいわ」
小田切頼:「うん。大事なことはちゃんと忘れないし、できるから」
小田切頼:「任せるだけじゃないところ、見せるね」
田中百花:「ま、北金も何か引っかかったら釣り上げてやるわ。いくらスポンサーでも、露見した悪事を見逃すほどUGNは甘くも無いし、腐ってもない」
田中百花:「じゃ、早速見せてもらおうじゃないの」
田中百花:腰を上げて。
田中百花:「行くわよ。さっさとそのシスターっての、捕まえるわよ」
小田切頼:「はーいっ」立ち上がる


GM:シーン終了。購入・ロイスが可能です。
田中百花:えーと ロイスは保留で、強化素材とか狙おう
小田切頼:ももちゃんのロイスをPに~
田中百花:3DX>=15
DoubleCross : (3DX10>=15) → 10[6,7,10]+4[4] → 14 → 失敗

小田切頼:じゃあそれやってみるね
田中百花:あっ 1払って買って、スネークブレードを強化します
田中百花:先輩お金あるから大丈夫よ
小田切頼:さすがよ
小田切頼:わたしはメイド試すか
小田切頼:3DX+0+0@10>=20 調達
DoubleCross : (3DX10>=20) → 7[6,7,7] → 7 → 失敗

小田切頼:しょぼー
小田切頼:こんな感じで!

【Middle2/Side:Chased】

GM:あの場はうまく逃げおおせたが、流石は北金家の財力と言うべきか、
GM:街中に検閲が敷かれている。君一人であれば抜けるのは可能だろうが、
GM:流石に少女を抱えたままでは荷が勝つ。
GM:そして、発見されていないようなルートも絞られている。
GM:もし、同じような目的の人間がいれば、必定として
GM:かち合う。今のように。
柿木夜助:「君もつくづくしつこいな。いや、敬虔なのかな?」
柿木夜助:「強欲の罪を咎めようとしているのかい?」
信濃美好:「ハァーーーッ、ハァーーーッ」「ああ…そうだよ…そういうことでいいよもう…」
信濃美好:肩で息を吐きながら、投げるようにして紙袋を渡す。
柿木夜助:「……?」
信濃美好:「……黒ずくめの服した少女を連れて逃げてるって情報、流れてるわよ」
信濃美好:中にはパステル色のコートが入っている。さっき購入してきた。
柿木夜助:「……それはどうも。」
柿木夜助:「ほら、どうぞ。」
信濃美好:「このあたしが…ここまでしてやったのよ…ハァーーー」
柿木夜助:少女にコートを着せる。
信濃美好:「話くらいしてくれてもいいんじゃない? 盗賊さん」
少女:「う、うん」
柿木夜助:「助かったよ。生憎、男物の変装道具しかなかったんだ。」
柿木夜助:「そうだね。それじゃ………」
柿木夜助:うろついて行動の痕跡を消しつつ、路地の入り組んだ場所にある喫茶店へ。
信濃美好:「シスター・メアリー」喫茶店に入るなり足を組む。
信濃美好:「そう呼んで。あなたは"サンドマン"でいいかしら」
柿木夜助:「まあ色々呼び名はあるけど…」
柿木夜助:「とりあえずそれでいいよ、シスター。」
柿木夜助:「それで、君は…?」少女に目を向ける
少女:「あの……私、どこに連れて行かれるんですか?」
少女:「北金の指示ですか……?」
信濃美好:「イケメンっつー情報はなかったじゃん…」一人ごちた後、少女に目を向ける。
信濃美好:「いやいや、あたし達はあのオッサンとは何の関係もないわよ」
少女:「そうなんですか」ぱっと一瞬目を輝かせて。
少女:目を伏せる「……あ。その」
少女:「逃げてください。私を置いて」
柿木夜助:「そうだ。権力にも金にも靡かず悪を為す賊……むしろああいう奴らの天敵さ。」
少女:「北金は絶対許さないです」
柿木夜助:「と、置いて逃げるだって?」
信濃美好:「あん?」と、注文した飲み物を受け取りながら目を丸くする。
少女:「……はい」
柿木夜助:「く、」
柿木夜助:「ははははは。」
少女:「えっ」
少女:「な、なんで笑うんですか……私は真剣ですよ!」
少女:「本当に、命が危ないんです!」
柿木夜助:「何故俺が盗賊なんてやっていると思う?」
信濃美好:「何でかね」二人の様子を見ながらジンジャーエールの瓶を傾けている。
柿木夜助:「誰の言うことも聞きたくないからさ。」
柿木夜助:「俺は俺のためだけに悪を為す。」
信濃美好:「…つーことは、ダメだねお嬢ちゃん」少女を見る。
柿木夜助:「つまるところ…ここであんたをみすみす置いていくのは“悪”だ。」
信濃美好:「このお兄さんによくよく身の丈を語っておいた方がいいよ」
柿木夜助:「あんたがその“悪”を俺に為せというのであれば…俺は聞く気はないね。」
湧錬黝簾:「……私は“湧錬黝簾”です」
信濃美好:「やっぱり、例のお宝なんだ」ぺろりと唇を舐める。
湧錬黝簾:「北金が保有する資金源なので」
柿木夜助:「………。」じっと話を聞く
湧錬黝簾:「絶対、手放そうとしません。ずっと、閉じ込められて」
湧錬黝簾:「毟り取られてきました」
湧錬黝簾:「普通の、人間じゃないから……」
信濃美好:「……だから、北金もアンタを盗んだ人間を許さないって?」
湧錬黝簾:こくこくと頷く。
湧錬黝簾:「……前に」
湧錬黝簾:「私を助け出そうとしてくれた人は」
湧錬黝簾:「殺されました」
信濃美好:「あらあら、神もお嘆きになっていますわ」
柿木夜助:「ほう。」
湧錬黝簾:「だから……」
湧錬黝簾:「もう誰にも死んでほしくないです」
信濃美好:「良い子じゃん」
柿木夜助:「………そうか。」
信濃美好:柿木くんに言う。「どうする、サンドマン。あの北金って野郎、絶対粘着質よ」
信濃美好:「ここで手を引いて、あたしにこの子を預けてみない……」言うだけ言ってみる。
柿木夜助:「盗賊だよ。それもド三流の。」
柿木夜助:「奴はこの子の心を踏みにじり、権利を掠め取った。」
柿木夜助:「自由に生きるという権利をね。」
柿木夜助:「“湧錬黝簾”。俺は君の(それ)を、盗んでくるよ。」
柿木夜助:「これは君のためじゃない。俺が奴を気に入らないからやっているんだ。」
信濃美好:「ちょっとぉ、あたし無視して口説かないでよお」
湧錬黝簾:「で、でも……」
湧錬黝簾:「殺されちゃいます!」
柿木夜助:「信用無いな。盗賊だからかな。」
柿木夜助:信濃に目を向ける
信濃美好:「こっちも依頼人に『何もできませんでした』ってノコノコ言う訳にはいかないのよ」
柿木夜助:「んじゃ、どうする?」
柿木夜助:「俺はこの子の宝の為に、北金が邪魔。」
柿木夜助:「君はこの子を持ち帰るために、北金が邪魔。」
信濃美好:「んで、この子は生きるために北金が邪魔」
柿木夜助:「そう。」
柿木夜助:「ここは一つ、共同歩調といかないか?」
信濃美好:「オッケ。宝をどうするのかは、その後ね」
柿木夜助:「ふ、即決とは。よほど口説いてほしかったのかな。」
柿木夜助:「すまなかった。その格好の通り貞淑とばかり。」
柿木夜助:「これからは定期的に君を口説くとするよ。」
信濃美好:「たまにゃ隙を見せるのが女が生きるコツなのよ」
信濃美好:「愛らしいでしょ? どんどん口説いてちょうだい」
柿木夜助:「花は愛でる前に棘を抜かないと。」
柿木夜助:「君が警戒を解いたらもっと情熱的に口説くんだが。」
柿木夜助:トントンと自分の懐を叩く
信濃美好:「北金の死体でも見せてくれたら考えるわよ」腰を上げる。
柿木夜助:「……だね。」こちらも腰を上げて、勘定を机に置く。
湧錬黝簾:(……ダメだよ、やっぱり、ダメだよ)
湧錬黝簾:(みんな、“あいつ”に殺されちゃう)


GM:シーン終了。購入・ロイスが可能です。
柿木夜助:ロイスは信濃さんに、〇愛らしい花弁/薔薇の棘
信濃美好:口説くじゃん…
柿木夜助:口説いてって言ったじゃん!
GM:口説きロイスだ
信濃美好:少女にロイス。 少女/有為:〇/猜疑心/ロイス
柿木夜助:購入はうーん、
信濃美好:とりあえずアルティメイド服にしよう
信濃美好:2dx+1>=20
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 8[7,8]+1 → 9 → 失敗

信濃美好:だめだ
柿木夜助:ここは武器だなー
柿木夜助:ショットガンを
柿木夜助:1dx+3>=11
DoubleCross : (1DX10+3>=11) → 3[3]+3 → 6 → 失敗

柿木夜助:ぎゃー
柿木夜助:以上です!

【Middle3】

GM:合流シーンです。全員登場お願いします~
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (41 → 48)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (43 → 47)
田中百花:田中百花の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (46 → 48)
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (52 → 56)
GM:喫茶店を出て、検問の包囲を縫うように逃れる。
GM:高いフェンスに覆われた路地裏。
GM:普通は通り抜けられない。
GM:だが、オーヴァードであれば、突破できる。
GM:逃げる側だけではなく。追う側にとっても。
柿木夜助:「君、ペンチか何か持ってるかい?」
信濃美好:「銃弾って代わりになる?」
柿木夜助:フェンスの網の目に指を絡め、軽く押し引きして強度を確かめている
信濃美好:軽口を叩きながら、ふいに視線を別の方向に向ける。
信濃美好:「……誰か来たわね」
小田切頼:「ど、どろぼーーーっ!!!!」駆けてくる小柄な少女。
柿木夜助:「………追手かな。」
信濃美好:「子供じゃん」
田中百花:「バカ!叫ぶの早いわよ!!」その後ろから走ってくる。
小田切頼:「あ、だったーー!!ごめんなさーーーい!!」
湧錬黝簾:「まさか……」
湧錬黝簾:「あれ」
湧錬黝簾:「知らない人です」
柿木夜助:「老若が実力と比例しないのは君も承知してるだろう?」
小田切頼:「あと子供じゃないし!中学生だし!」
信濃美好:「うわっ、でもさあほら、こういうとこがさあ」
柿木夜助:「知らない…となると、北金の手先ではなさそうだ。」
田中百花:「はっ……はっ……そこの二人!動かないで!」刀身のない剣を構える。
柿木夜助:「大方、コネのある別の組織から徴発した人員じゃない?」
小田切頼:「ん?」止まって、ポケットに手。
小田切頼:「その子だれ?」
信濃美好:「そうなると……北金とコネのある組織ったら」
田中百花:「……? そこの……三人!」
信濃美好:「まあUGNか」
田中百花:「UGNよ!」
小田切頼:「そうだそうだー」
湧錬黝簾:「UGNってなんですか……?」
信濃美好:「どうする?」とりあえずハンズアップ。
信濃美好:「あっ知らないの? 説明めんどくさいな」
小田切頼:「……百花ちゃん、この子へんじゃない?」
田中百花:「例のシスターに、……本当に“サンドマン”?それに……」
田中百花:「……共犯らしくはないわね」
柿木夜助:「UGNってのは…ほら。」やってきた二人に
柿木夜助:「説明。」
小田切頼:「オーヴァード警察みたいな……」百花ちゃんを見る。
田中百花:「こいつ何でそんなに態度でかいわけ?盗人猛々しいわね……」
小田切頼:「そ、そうだった…考えてみたら言うこときかなくていいんだった…」
田中百花:「そこのあなた」少女に目を向けて「そいつらの仲間?」
湧錬黝簾:「えっ、えーっと」
信濃美好:「おいおい、あたし達はこの子の命の恩人だけどぉ?」湧錬黝簾ちゃんの肩にグッと手を回す。
湧錬黝簾:「あ、は、はいっ」
信濃美好:「オーヴァード警察のお嬢さん達、あなたの依頼人の北金さんは、この娘を屋敷の奥に閉じ込めてたのよ」
小田切頼:「え……!?」
柿木夜助:「“湧錬黝簾”」
信濃美好:「それがこの娘ってワケ」
小田切頼:「!」
田中百花:「……」
小田切頼:「形状がわからないって……そういう」
柿木夜助:「さて、尋ねるが…」
柿木夜助:「オーヴァード警察UGNの方々はこうした行為を容認しているのかな?」
田中百花:「その前に、はいそうですかって信じられる話でもないけれど。その子とグルで全部嘘ってこともあるでしょうが」
田中百花:「証拠はあるの?あんたが“湧錬黝簾”だっていうなら」
湧錬黝簾:「……」
湧錬黝簾:「……はい」
田中百花:「能力を見せてみなさい」
湧錬黝簾:服を捲ってお腹を見せる。
信濃美好:一瞥する。
湧錬黝簾:その腹部には、宝石のようなものが生えている。
小田切頼:「宝石を生み出して、富を作り出す……」
湧錬黝簾:様々な色に輝く輝石がびっしりと癒着しているように。
田中百花:「…………!」僅かに息を呑む。“遺産”とは何も器物だけを指すものではない。特殊なレネゲイドや情報、そして人をも示すものだが──。
柿木夜助:「…………もういいかい?風邪を引いては困る。」
田中百花:「……分かった。もういいわ。十分」
小田切頼:唇を噛み、ポケットの中の手を強く拳を作る。
小田切頼:「開けてはいけない大きい箱の中は、きみだったの」
湧錬黝簾:ばっと服を下ろす。
田中百花:「……困ったことになったわね。まあ、これで北金を探る手間は省けたけれど」
田中百花:「まず一つ確認したいわ。そっちの二人。その子をどうする気?」「大人しく引き渡してくれるなら、こちらで責任を持って保護する」
柿木夜助:「俺は誘拐犯じゃなくて盗賊だよ。この子をどうもしないさ。」
信濃美好:「あたし達はこの娘の自由を尊重してるの。あんたらに渡すってのも違うと思わない?」
信濃美好:「この娘がどうしたいか…誰についていきたいかが重要だわ。例えばあたしみたいな?頼れるお姉さんのところに?」
湧錬黝簾:「あ、あの」
田中百花:「誘導してんじゃないわよ!……何?」
小田切頼:「なーに?」
湧錬黝簾:「追っ手が……」
柿木夜助:「ああ、そうだ、そうそう。」
小田切頼:「へ!?」
信濃美好:「あ、もう来たの?」
GM:君達の周囲に、物々しい人員が並びつつある。
小田切頼:「その反応、知ってたやつじゃん!」
GM:警備員だけではない。軍人か傭兵のような出で立ち。
柿木夜助:「北金には子飼いの荒事要員がいるんだって。」
柿木夜助:「以前彼女を逃がそうとした人間も、殺されたらしい。」
警備員:「UGNの諸君、ご苦労。それを引き渡してもらおうか」
田中百花:「……」追手に視線を巡らせる。場合によっては協力できるはずだが。
田中百花:「『それ』ね」
警備員:「その盗人共を速やかに排除しろ」
小田切頼:「……あのおじさん、そこまでやってたんだ」下を向く。前髪が顔にかかって表情を見せなくする。
湧錬黝簾:信濃さんの後ろにぎゅっと隠れる。
田中百花:「引き渡して、それからその子をどうするお心算ですか?」
信濃美好:「ふふ! 大丈夫よ。見てなって」彼女に囁く。
警備員:「元の位置に戻すだけだ」
GM:通信機で連絡をとっているものも居る。
柿木夜助:「人間に定位置などないよ。脚に根が生えているように見えるかい?」
GM:手を拱いていれば更に増援がやってくるだろう。
小田切頼:(あのおじさんが怖かったわけがわかった)
小田切頼:大きな声の、大人の男性の、手元から逃がさないように、
小田切頼:(お父さんを思い出しそうになる)
田中百花:「元の位置、ね。箱の間違いでしょう?」「……いや、檻か」柄を握り、
GM:相手をしていてはきりがない。彼に従うわけでなければ、
GM:この場を離れるべきだろう。
柿木夜助:「怖いかい?」小田切の隣で呟く
小田切頼:「怖い」咽喉から漏れるように。「ばれちゃってた?」
田中百花:「あんた達」柿木と信濃に声を掛ける。「優先順位変更よ。協力すれば、今だけは見逃してあげる」
柿木夜助:「悪は恐ろしいものさ。けど…こいつは三流だね。」
小田切頼:「でも、悪いことは、それ自体が怖いよ」笑う。
柿木夜助:「悪党なら、罪も功績も全て独り占めにするべきだ。」
信濃美好:「伏せてて。すぐ終わるから」湧錬黝簾に言う。
柿木夜助:銃を抜く
湧錬黝簾:「は、はいっ」
小田切頼:「じゃあ、あなたたちは悪い人なの、泥棒さん」マッチを取り出す。
柿木夜助:「君に、本物の悪党を見せてあげよう。」
柿木夜助:「そう。」
柿木夜助:「通りすがりの、盗賊さ。」
柿木夜助:手元が光る。否。これはマズルフラッシュ。
警備員:「何をグズグズしてる!早くそいつらを……ぐっ!?」
柿木夜助:眼前にいた三人の男の携帯電話が瞬時に撃ち抜かれる。
柿木夜助:目の前に柿木夜助はいない。
柿木夜助:彼らの後ろ、応援を呼んでいた警備員の背後に立ち、
柿木夜助:彼の携帯電話を握っている。
柿木夜助:「聞いていたろう?ド三流。」
柿木夜助:「欲しければ自分の手を汚したまえ。」
柿木夜■:そう呟き、
柿木■■:携帯電話を持つ手の位相をずらし、警備員の腹の中に入れる。
柿木夜助: す   ぽ  り
警備員:「あ?……ああ?」
柿木夜助:「胃を診てもらいたまえ、諸君。」
柿木夜助:「ついでに、その腹黒さも治してもらうといい。」
柿木夜助:そう告げてから、駆け始める。
信濃美好:「容赦ないね」スカートに入った長いスリットから、ガーターベルトを巻き付けた太腿が覗く。
信濃美好:スネークグレネードを剥ぎ取り、手慣れた調子で口でピンを抜いて、警備員の中に蹴り飛ばした。
信濃美好:瞬時、煙幕が漂い、彼らの視界を奪う。
信濃美好:「おらおら!逃げるが勝ちよう!」そのまま湧錬黝簾を抱え、柿木くんの後を追う。
小田切頼:「百花ちゃん、行っていいよね?」確信を得た声で。
田中百花:「けほっ、ごほっ……ちょっと、何よこれ……!」
田中百花:「ああもう……それしか無いでしょ!」
湧錬黝簾:「わわっ」
小田切頼:「ありがと!」百花ちゃんの手を引く。
小田切頼:「わたし、こういう視界は慣れっこだから!いこ!」
警備員:「クソ……逃がすな!」
田中百花:「じゃあ前見てて!」手を引かれ走りながら、背後に柄を振るう。
小田切頼:「うん!」笑って駆けていく。
田中百花:光が煌めき、フェンスがばらばらに寸断され、鉄条網のようになって地面に広がる。
田中百花:「ったく……面倒なことになったわね……!」
田中百花:走りながら「……ま、話としてはシンプルになったか」
田中百花:「あんたも楽しそうだしね。頼」
小田切頼:「ん?なーに?」
田中百花:「別に。ほら、行くわよ!」
小田切頼:聞こえないけれど、楽しげに追いかけていく。


GM:シーン終了。ロイス購入が可能。
信濃美好:ロイスはまだ保留にするねえ
小田切頼:湧錬黝簾 〇助けたい/同情 で
田中百花:湧錬黝簾 ○尽力/同情 で取得します
信濃美好:二人とも同情!
小田切頼:気が合う
小田切頼:購入はしつこくメイド服を狙うか…
信濃美好:2dx+1>=12 購入はボデアマ
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 4[1,4]+1 → 5 → 失敗

柿木夜助:小田切頼/〇好奇心/不安
信濃美好:無理だったよ~
小田切頼:好奇心~
柿木夜助:ではショットガン!
柿木夜助:1dx+3
DoubleCross : (1DX10+3) → 8[8]+3 → 11

小田切頼:あ、じゃあボディマ狙おうかな
柿木夜助:買えた!
小田切頼:3DX+0+0@10>=12 調達
DoubleCross : (3DX10>=12) → 9[1,6,9] → 9 → 失敗

柿木夜助:ウェポンケースにそれぞれ入れておきます。
小田切頼:うーん、買うほどでもないかな?
信濃美好:まだチャンスはあるはずだわ
田中百花:3DX>=20 メイド服
DoubleCross : (3DX10>=20) → 7[3,4,7] → 7 → 失敗

田中百花:だめ……
小田切頼:わたしのためのメイド服が…
柿木夜助:あ、以上です!
信濃美好:こちらも以上です~
田中百花:以上です~
小田切頼:でうs!
小田切頼:です


【Middle4】

GM:全員登場お願いします。
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (48 → 57)
小田切頼:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (57 → 66)
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (56 → 66)
田中百花:田中百花の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (48 → 55)
GM:まず、逃走のためにあなた達は
GM:情報:UGNもしくは調達判定が可能です。
GM:具体的には、ヴィークルの調達を目指せます。
小田切頼:おおー
田中百花:乗り物!
GM:5人分あれば、十分逃走することが出来るでしょう。
小田切頼:五個いるのね
信濃美好:宇宙船買えるかなあ
小田切頼:ちがう五人分の数値ね
柿木夜助:なるほどお
GM:バイクは二人乗りが可能
GM:乗用車は5人乗れます
GM:つまりバイク(難易度12)を3つ分か、乗用車(難易度22)を1つ。
信濃美好:《戦場の魔術師》《アドヴァイス》を柿木くん、小田切さん、百花ちゃんの3人に。
小田切頼:たすかりのより!
信濃美好:次に行う判定のC値-1、ダイス数+5個。
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を7増加 (66 → 73)
GM:すごいわ!
信濃美好:えへん こういう場合って支援した人は判定できないんですっけ?
GM:出来ないとさせてください~
信濃美好:了解です~!みんながんばれ!
田中百花:とりあえず振ってみます コネUGN幹部使用、情報UGNで
柿木夜助:では調達判定。マイナーで《陽炎の衣》、手配師(ストーン)を使用して合計判定ダイス+9、C値-1、達成値+1
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を3(→ 3)増加 (66 → 69)
田中百花:あっそうか
柿木夜助:車を買います。
田中百花:隠密するんだ 妖精が……撃てない!
小田切頼:おなじくコネUGN幹部使用、情報UGNでいこっと
柿木夜助:アッ
柿木夜助:……素でクリアしちゃるよ!
GM:悲しき定め
信濃美好:がんばえ~~!
柿木夜助:11dx9+4>=22
DoubleCross : (11DX9+4>=22) → 10[1,2,3,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[2,2,5,9]+3[3]+4 → 27 → 成功

田中百花:頑張って……!
柿木夜助:ほら!!
小田切頼:さすが
田中百花:すご……
GM:すご~
信濃美好:えっすご…
小田切頼:盗めぬものなどない
田中百花:振るだけ振ってみよ
田中百花:9DX9+3
DoubleCross : (9DX9+3) → 10[2,2,3,3,3,5,6,10,10]+8[6,8]+3 → 21

小田切頼:11d9+1
DoubleCross : (11D9+1) → 64[7,6,4,6,9,1,5,8,8,4,6]+1 → 65

田中百花:ギリギリで……買えない!!
小田切頼:まちがえた
田中百花:びっくりした
信濃美好:びっくりしたね
小田切頼:無限の富を手に入れてしまってた
小田切頼:まあ車あるから…
小田切頼:乗ろう乗ろう
GM:では乗用車を確保できます。
GM:確保手段は成功した人のさじ加減ですが……
田中百花:ローン組んだのかな~
柿木夜助:追手からパクっちゃお
小田切頼:そもそも免許が…
信濃美好:あ、いいですね パクっちゃお


警備員:包囲網の一角。
警備員:「ったく……面倒な仕事だ」乗用車の中で、警備員がぼやく。
警備員:「人使いが荒いんだよなあのオッサン……」
警備員:そこへ、スーツの男が現れてコンコンと車のドアを叩く。
警備員:「開けろ!奴ら近くまで来てるぞ!」
警備員:「何?そんな通信は……」
警備員:「通信機器が破壊されたんだ!」
警備員:壊れた携帯電話を見せる。
警備員:「何だと……!奴らまた面倒な真似を……!」
警備員:「奴ら、車じゃ入れない路地を伝って逃げている。」
警備員:「座標はここだ。先に追ってくれ。」
警備員:「車の装備を取ったら俺も後を追う。」
警備員:「分かった!ほら」予備の携帯電話を渡す。「気をつけろよ!」
警備員:「すまない。」トランクを開けてショットガンを整備する
警備員:「そっちもな!奴らかなりやるぞ!」
警備員:車から出て、銃を構えて路地に出ていく。
警■員:「………と、そろそろいいかな。」
柿木夜助:傭兵仕様の目出し帽を脱ぐ。
柿木夜助:「ふぅん。流石成金。いい車乗ってる。」
柿木夜助:「出てきていいよ。」
小田切頼:「ふふ、本当に悪い人だ」小柄な少女がひょこっと出てくる。
田中百花:「いや、あんた……」顔を引きつらせて出てくる「サラッと罪を重ねて……」
柿木夜助:「射手なら後ろに銃が余ってるから取るといいよ。」
柿木夜助:「シスター。これ無線ね。たぶん敵の動きを傍受できる。」
柿木夜助:「迷える子羊の声を拾ってあげなよ。」
信濃美好:「ははは、神のお告げをくれてやらぁな」
田中百花:「あ、あと10分もあればUGNで手配した車も来るのに……!悔しい……!」
小田切頼:「百花ちゃんはえらいー」背中を撫でる。
柿木夜助:「UGNの車だとすぐばれるかもしれないでしょ。」
柿木夜助:「北金もUGNと通じてるし。それに…」
柿木夜助:「俺らしくない。」にっと百花に笑顔を向けて、アクセルを踏む
田中百花:「く……」しばらく煩悶して。「……まあいいか。どうせあいつの金で買った車だしね」
田中百花:「てことは、黝簾の力ってことよ」
田中百花:「黝簾のために使っても、文句を言われる筋合いはないわ」
小田切頼:「なるほど!」黝簾ちゃんに拍手。
湧錬黝簾:「私?」
信濃美好:「そうそ。あんたの稼いだ金がまわりまわってこの車になってる」
信濃美好:「いい考えだ。えっと……百花ちゃん? 横のお子さんは?」
柿木夜助:「なるほど。それは道理。」
小田切頼:「?」周りを見る。「まさかわたし!?」
小田切頼:「中学生なんですけど!」
信濃美好:「中学生はお子さんでしょ」
信濃美好:「それとも中学生って呼ぼうかしらん?」意地悪い笑みを浮かべている。
柿木夜助:「君も俺からしたらお子様に見えるけどね。」
小田切頼:「きみだって高校くらいじゃないの…?」むすーとしながら。「小田切頼!シスターさんは?」
信濃美好:「シスター・メアリー。メアリーって呼んで」
小田切頼:「へー、メアリー。苗字はないの?」
信濃美好:「苗字はないよ。ただのメアリー」けらけら笑う。
柿木夜助:「俺は…みんな知ってるみたいだけど一応名乗っておこうか。」
柿木夜助:「柿木夜助。盗賊でシスターの同業他社。」
小田切頼:「メアリー、柿木くん、ゆーれんちゃん」
田中百花:「盗賊って……今時?」
田中百花:「窃盗犯でしょ?」
柿木夜助:「ま、それでもいいさ。だが義賊じゃない。悪党だから良心には期待しないでくれたまえ。」
田中百花:「あ、そう。自分からそう言うのは良い心掛けね」
田中百花:「あたしは“グラジオラス”、田中百花」
田中百花:「言っとくけど、あんた達と慣れ合う気は無いわ」
田中百花:「今回は見逃すと言ったけど、あんた達が泥棒なのは紛れもない事実なんだからね」
田中百花:「頼、あんたもあんまり絆されるんじゃないわよ」
小田切頼:「はーい」ぱたぱたしていた足を止める。
小田切頼:「これはあれだ、共同戦線ってやつだ」
信濃美好:「共同戦線!いいねえ」
田中百花:「どっちかと言えば、呉越同舟って感じだけど……」
柿木夜助:「盗賊、エセシスターにオーヴァード警察、それに囚われの姫君か。」
柿木夜助:「バランスがいいね。胃もたれしそうなほどに。」


GM:シーン終了。ロイス購入が可能です。
GM:また、車を手配したので
GM:このシーンは調達達成値に+3していいです。
GM:車から装備を持っていけるよ
小田切頼:わーい
小田切頼:柿木夜助 〇好奇心/隔意 で
田中百花:やtったあ
信濃美好:やった~
信濃美好:田中百花/有為:〇/警戒/ロイス
小田切頼/有為:〇/子供は苦手/ロイス

小田切頼:中学生だってば!
柿木夜助:ロイス保留で
田中百花:柿木夜助 有為/○警戒 で取得します
小田切頼:車からメイド服を探しますかね
小田切頼:4DX+0+0@10>=20 調達
DoubleCross : (4DX10>=20) → 4[1,2,3,4] → 4 → 失敗

信濃美好:3dx+1+3 購入はボデアマ
DoubleCross : (3DX10+4) → 10[1,10,10]+6[4,6]+4 → 20

柿木夜助:調達はスニーキングスーツを
信濃美好:ええっメイド服変えた……成功です
柿木夜助:2dx+6>=10
DoubleCross : (2DX10+6>=10) → 2[2,2]+6 → 8 → 失敗

柿木夜助:げげげげ
柿木夜助:何だその出目!
小田切頼:メイド服を入れてたアホおったんか
柿木夜助:財産使えないので以上です…
GM:趣味かな
田中百花:私用で所
GM:自分で着るようかも
田中百花:2DX>=10 スニーキングスーツ
DoubleCross : (2DX10>=10) → 4[1,4] → 4 → 失敗

信濃美好:ボデアマ宣言だったからボデアマを着るぜ… 以上だぜ
田中百花:だめだ~以上です


【Middle5】

GM:最後の情報収集があります。
GM:登場する方はしてね~
小田切頼:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (73 → 80)
田中百花:田中百花の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (55 → 60)
小田切頼:ごめん信濃さんだこれ
信濃美好:そのままでいいですよw
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (47 → 49)
信濃美好:出るので 出ます
小田切頼:?こんどはわたしが狂ったな
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (69 → 70)
小田切頼:ごめんさっきも信濃さんの振ってるはこれ
信濃美好:ですね!
GM:どうなってるのッ
小田切頼:ギニャーごめんなさーい!
信濃美好:えっとね、さっき頼ちゃんが信濃の名前で侵蝕率リモコン推しちゃってて
小田切頼:自分のまず二回振ればいいかな
信濃美好:信濃の侵蝕率が9だけ二重に増えてました こちら9下げます
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (49 → 53)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (53 → 61)
信濃美好:信濃は71になりました!これでOKのはず
小田切頼:ありがとうございます~
信濃美好:いいのよ~
GM:OK!気をつけるのよっ
小田切頼:はあい~


小田切頼:たぶんもうだいじょうぶなはず
・北金の戦力について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉8
・“湧錬黝簾”について 〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉8
GM:判定してね~
信濃美好:ゆーれんちゃんかな~
小田切頼:話的に自分は極力しないでおこうかな~
田中百花:UGN組で戦力行きましょうか
田中百花:じゃあ私が
信濃美好:じゃあこちらもとりあえず振ってみますね
柿木夜助:じゃあこちらはゆーれんちゃんかなあ
信濃美好:・“湧錬黝簾”について、〈知識:レネゲイド〉で振ります
田中百花:5DX+3>=8 戦力について コネUGN使用
DoubleCross : (5DX10+3>=8) → 8[1,5,6,6,8]+3 → 11 → 成功

小田切頼:さすが百花ちゃん!
信濃美好:5dx>=8 精神素振り
DoubleCross : (5DX10>=8) → 10[1,3,7,8,10]+6[6] → 16 → 成功

柿木夜助:UGNだとなにもできない…素振りだ…
信濃美好:やったよカッキー!
柿木夜助:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 7[4,7] → 7

田中百花:惜しい!
柿木夜助:信濃さんすごい!
信濃美好:カッキーさっき頑張ってくれたから…
小田切頼:たすけあい
GM:じゃあどっちも開けるね~
信濃美好:ひらけごま
・北金の戦力について
対オーヴァード用の戦力は、数が多いが大した戦力ではない。
機動力を生かして振り切れば難なく撃破できるだろう。
唯一、“ウェット・ワーク”というオーヴァードの傭兵を雇っている。
広域捕食を行うエグザイル能力者。危険度があるとすればその一人で、
その残虐な殺害手口から、“湧錬黝簾”は非常にそれを憂いている。
・“湧錬黝簾”について
宝石として珍重される、黝簾石のレネゲイドビーイング。
それは人としての名ではなく、遺産としての名称。
不完全な《ヒューマンズネイバー》を発現しており、全身から鉱石が生えている。
鮫の歯のように引きちぎればまたしばらく後に生えてくるが、
切除には四肢をもぐのと同じだけの甚大な苦痛を伴う。


GM:【盗難車 車内】
GM:もとい
GM:【手配車 車内】
信濃美好:「おっ、未開封のポテチあったよ。食べる?」車のダッシュボードから取り出したそれを開け、後ろの座席に向ける。
小田切頼:「もらう!」子ども扱いされたことを思い出し「もらう…」むすっとした顔を作る。
湧錬黝簾:「ポテチ?」
小田切頼:(あれ、これ誰の…?)食べてから気づく。
小田切頼:「ポテチ食べたことないかな?おいしいよー、のりしおだよ」
柿木夜助:「」
湧錬黝簾:「のりしお……?」
湧錬黝簾:「食べ物ですか?」
柿木夜助:「じゃがいもを薄く切って揚げた食べ物だよ。」
湧錬黝簾:「じゃがいもは分かります。あの、もそもそしておいしくないやつ」
田中百花:「こっちはもそもそはしてないわよ。食べてみる?」
小田切頼:「揚げるとおいしいよー」ゆーれんの口に放り込む。
田中百花:一応自分で毒見している。
湧錬黝簾:「わっ」さく、とかじる。
湧錬黝簾:「……!」
湧錬黝簾:「すごく美味しいです」
田中百花:「そう。良かったわね」ほんの少し笑んで
田中百花:「……普通のポテチなんだけどね。碌な扱いをされてなかったのは分かってたけど……」
柿木夜助:「手間を掛ければ皆別物に成れる。」
信濃美好:「…実はさあ、あたしの依頼人に黝簾ちゃんのことどんくらい知ってたのか確認してたんだけど」
信濃美好:片手間に操作していた携帯端末をプラプラさせる。「黝簾ちゃん、そもそも」
信濃美好:「レネゲイドビーイングなんだわね?」
GM:彼女は美味しそうにポテチを摘んでいる。
湧錬黝簾:「あ。どこかで聞いたような……?」
湧錬黝簾:「多分。あの人が言ってた……」
信濃美好:「さる筋では、身体が宝石になってる遺産として名高い呼称だそうですわよ」
信濃美好:「……で、依頼人は、その『あの人』がどうやってあんたから宝石を剥ぎ取ってんのかっつーのも聞いたらしいんだけど」
小田切頼:「それって生えてるの?全部がそうなの?」
小田切頼:「うんうん」信濃さんを見上げる。
湧錬黝簾:「あ、えっと。脱ぎます?」
湧錬黝簾:「引っ張らないでくださいね」
信濃美好:「随分痛いらしいじゃない、引っ張るっつーか。もぎとる?」
湧錬黝簾:「……」
湧錬黝簾:「しないですよね」
湧錬黝簾:「嫌です」
小田切頼:「痛いの!?」痛そうな顔になる。
田中百花:「脱がなくていいわよ…… ……は?」
田中百花:「ちょっと……何よそれ?どういうこと?」
信濃美好:「言葉通りの意味よ、百花ちゃん。宝石を産み出すんじゃなくて」
信濃美好:「宝石化した身体を切り離すんですって」
小田切頼:「………ひどい」
湧錬黝簾:両腕で体を抑えている。
湧錬黝簾:「もう、痛いの嫌です」
田中百花:「…………!」顔を歪めて、舌打ちをする。
小田切頼:「うん、しないよ、しないからね」
田中百花:「……あのクソ野郎……!」
柿木夜助:「………。」
信濃美好:「とんだ親UGNの資産家ね」
小田切頼:「人に体を触られて、痛いこといっぱいされて、ずっと辛かったよね」
田中百花:「……“サンドマン”。進路変えて」
柿木夜助:「行き先は?」
田中百花:「戻るのよ。北金邸」
田中百花:「気が変わったわ。このまま直行して叩きのめしてやらなきゃ、気が済まないっての」
田中百花:「丁度戦力の情報も揃ったところよ」
柿木夜助:ハンドルを切る。
柿木夜助:「へえ。どんな?」
田中百花:「UGNと繋がりのある相手だから、逆に辿りやすかった。基本的にはこれまで見たように、大した駒は揃えてないけど……」
田中百花:「一人だけ強いのがいるわね」
田中百花:「“ウェット・ワーク”」
田中百花:「捕食能力を持つエグザイル能力者。これまで北金邸に侵入したオーヴァードも、何人も消息不明にされてるみたい」
柿木夜助:「………。」
柿木夜助:アクセルを踏む
信濃美好:「……聞いたことある気がするわね。あんまり良い噂じゃなかったからすぐ忘れちゃったけど」
柿木夜助:「湧錬。」
湧錬黝簾:カタカタと震えている。
湧錬黝簾:「……はい」
柿木夜助:「君の前で、そいつを倒してしまえば…」
柿木夜助:「君の盗まれたものも戻ってくるかい?」
湧錬黝簾:「だ、ダメ……」
湧錬黝簾:「すごく、すごく強くて、恐ろしくて」
湧錬黝簾:「ダメなんです」
小田切頼:「でも、わたしたちなら勝てるって百花ちゃんは思ってるんだよね。そういう確証がないと、言わない」
柿木夜助:「湧錬。」
田中百花:「当然よ」「この“グラジオラス”がいるもの。ついでに頼、あんたもね」
柿木夜助:「鉱石は加工次第でなんにでもなれる。」
柿木夜助:「ただ鑑賞されるためだけの石でいることも出来る。」
柿木夜助:「が、鋭く研げば刃の切っ先になれる。」
湧錬黝簾:「……」
柿木夜助:「君はどちらがいい。」
湧錬黝簾:「……本当は」
湧錬黝簾:「もう、嫌……」
湧錬黝簾:「嫌で、嫌で、嫌で……」
湧錬黝簾:「助けて、ほしい、です」
柿木夜助:「決まりだ。」
小田切頼:「やっと言ってくれたね」
柿木夜助:アクセルを深く踏む
柿木夜助:見覚えのある通り。ここを抜けた先は…北金邸の正門!
信濃美好:「百花ちゃん、あたし達も混ぜてよぉ」
田中百花:「ハッ、頼まないでも勝手に乗っかってくるでしょ?あんたらは」
柿木夜助:「どのみち、乗り掛かった舟さ。掴まっていたまえ。」
信濃美好:「フフフ!よくわかってくださってて何よりだわ」
柿木夜助:「頑丈な車とはいえ…多少無茶をするよ。」
小田切頼:「呉越同舟ってやつだ」つかまりながら。
柿木夜助:閉ざされた正門の鉄格子が見えてきた。しかし、なおもスピードは緩めない。
信濃美好:「無茶って……あ、マジで?」
田中百花:「……黝簾、シートベルト着けてるわよね」
湧錬黝簾:「?」
小田切頼:「これ、これ」示してあげる。
柿木夜助:「呑気だなあ、君たちは!」
田中百花:「ああもう、間に合わない!」抱きすくめるように抑える。
湧錬黝簾:「わわっ」
GM:瞬間。
GM:激しい衝突音とともに、正門は無残に破壊された。


GM:シーン終了。最後の購入機会と、ロイス取得が可能。
柿木夜助:ロイスは田中百花/〇感服/食傷/ロイス
柿木夜助:購入はスニーキングスーツ!
小田切頼:信濃美好 ポテチ美味しかった/憤慨〇!
柿木夜助:2dx+3>=10
DoubleCross : (2DX10+3>=10) → 3[1,3]+3 → 6 → 失敗

柿木夜助:出目!
柿木夜助:以上です!
田中百花:信濃美好 ○有為/脅威 でロイス取得します
小田切頼:最後のメイド狙うか
信濃美好:ロイス全埋まり!
小田切頼:4DX+0+0@10 調達
DoubleCross : (4DX10) → 7[2,2,3,7] → 7

信濃美好:じゃあこっちで狙ってみよう スニーキングスーツ
小田切頼:おしまい
信濃美好:3dx+1>=10
DoubleCross : (3DX10+1>=10) → 6[4,5,6]+1 → 7 → 失敗

信濃美好:財産P3点払って10にして買います
信濃美好:柿木くんにあげる
小田切頼:できる女
信濃美好:これで口説いてもらうわよッ
田中百花:3DX>=20 メイド服
DoubleCross : (3DX10>=20) → 8[1,6,8] → 8 → 失敗

小田切頼:気持ちが嬉しいよ百花ちゃん
田中百花:う~ん 妖精使っても厳しいか……
柿木夜助:ありがとー!装備!
田中百花:後輩にメイド服を着せるチャンスが……
信濃美好:ww
小田切頼:似合うよきっと
小田切頼:薄い本で着せてね
田中百花:本編で着せられる機会が……
田中百花:以上です
信濃美好:今後作るか… こちらも以上です
小田切頼:こちらも以上


【Climax】

GM:全員登場お願いします。
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (70 → 71)
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (71 → 81)
田中百花:田中百花の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (60 → 70)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (61 → 68)
GM:屋敷に辿り着き、車から降りようかという瞬間。
GM:何かが弾丸のように飛来し、車へと突っ込む。
柿木夜助:「!」
柿木夜助:咄嗟に湧錬を庇いつつ回避する。
信濃美好:「っな……」車から転がり出る。
田中百花:「ッ……!? 頼!!」
小田切頼:「大丈夫!」
田中百花:車から距離を取り、刃の無い剣を構える。頬から血が滲む。
“ウェット・ワーク”:それは人だ。少女。腕を翼のように、奇怪に変化させた怪物。
“ウェット・ワーク”:「無断侵入者を確認」
“ウェット・ワーク”:「排除の許可を求める」
信濃美好:「…女ァ?」
信濃美好:「ゴリラみたいな男だと思ってた」
田中百花:「……“ウェット・ワーク”ね」
北金沢山:《ふははははっ!貴様らの方から来るとは都合が良いわ!》
“ウェット・ワーク”:彼女の持つ通信機からの声。
小田切頼:「私と同じ、か下くらい」汚れた制服と傷の砂を払う。
北金沢山:《無駄に手間を掛けさせよって……これだけ動員するのもただではないのだぞ!》
“ウェット・ワーク”:「許可を求める」
柿木夜助:「自分の手を汚せと言ったろう。」
北金沢山:《黙っておれ!融通の聞かない脳無しのアホめが~ッ!》
小田切頼:「アホはどっちだよ……!」
北金沢山:《そんなものは許可がなくてもやれっ!あれ以外は全部殺せッ!》
田中百花:「良かった。北金沢山。まだそこに居るのね」
田中百花:「大人しく待ってなさい。UGNを嘗めたツケ、きっちり払ってもらうわ」
小田切頼:「ほんとに、ほんとに、許せない」
北金沢山:《中身を見るなという単純な契約も守れん猿どもがほざくなよ~!》
田中百花:「見たんじゃない。その子は自分から出てきたのよ」
信濃美好:「皆、真面目でカッコ良いわねえ」太腿のホルスターから銃を抜く。
柿木夜助:「はは、真面目なのはオーヴァード警察に任せよう。」
小田切頼:「真面目っていうか、ムカついて、怒ってるだけ!」
信濃美好:「それが真面目なんだよ」ヘラッと笑う。
信濃美好:「おっけ。じゃ、悪党らしく、やっていきましょうか」
“ウェット・ワーク”:「排除を開始する」変形した腕の翼で浮き上がり、君達を睥睨する。
警備員:周囲には警備兵が集まってくる。
柿木夜助:銃を抜く
田中百花:剣を構える。
小田切頼:マッチを擦る。
柿木夜助:「予告する。」
柿木夜助:「“湧錬黝簾”。俺がきっちり盗ませてもらうよ。」
北金沢山:《盗んでから言う阿呆がどこにおる~~~!》
柿木夜助:「はっ。」
柿木夜助:「盗むのは、“君の所有物”というレッテルさ。」
柿木夜助:「それが消えて、初めてこの宝石は光り輝く。」
北金沢山:《何を訳のわからんことを~~~犯罪者風情が美学を語るなッ~!》
北金沢山:《ワシのお宝に手を出しよって……貴様らの薄汚い命を終わらせてくれるわ!》
“ウェット・ワーク”:「戦闘形態へ以降」
GM:瞬間。君達を強烈な《ワーディング》が包む。
GM:衝動判定です。難易度は9。
信濃美好:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 10[3,3,6,7,10,10]+7[2,7] → 17 → 成功

小田切頼:5DX+1+0@10>=9 意思
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 10[3,4,6,6,10]+10[10]+6[6]+1 → 27 → 成功

小田切頼:つよ
信濃美好:すご
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (81 → 89)
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (89 → 96)
田中百花:3DX+2>=9
DoubleCross : (3DX10+2>=9) → 10[1,5,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

田中百花:みんな何?
信濃美好:すご…!?
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を2d10(→ 9)増加 (68 → 77)
GM:何が起きてるの~
田中百花:70+2D10
DoubleCross : (70+2D10) → 70+6[2,4] → 76

柿木夜助:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 5[3,5] → 5

柿木夜助:暴走!
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (71 → 80)
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (80 → 90)
GM:カッキー!
柿木夜助:ギャア
田中百花:カッキ―!
GM:ひどい 散々
信濃美好:カッキーが我々の分の出目を引き受けてくれた
小田切頼:さすが
柿木夜助:くそう、やってやるぜ
信濃[6] 柿木[13] 田中[6] 小田切[6]

     5m

“ウェット・ワーク”[9]
  警備兵1,2,3[3]
GM:配置はこう
GM:セットアップから!
警備員:なし
信濃美好:ありません~
田中百花:なしです
小田切頼:《得意領域》《エターナルブレイズ》。RCサラマンダー攻撃にはダイスと攻撃力が増え、行動値が-5になります。
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を0増加 (77 → 77)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を7増加 (77 → 84)
小田切頼:こうかな
“ウェット・ワーク”:《不死身の炎》《生命の海》《ヴァイタルアップ》《ヒュドラの怒り》。
柿木夜助:なしよ~
“ウェット・ワーク”:HPを増加、暴走して攻撃力とダイス増強。
“ウェット・ワーク”:6d10
DoubleCross : (6D10) → 39[1,8,9,7,7,7] → 39

田中百花:ぎゃ~~
GM:イニシアチブ。
“ウェット・ワーク”:《加速する刻》
信濃美好:ぎゃ~~~
小田切頼:ぎにゃ
柿木夜助:ギャア!
田中百花:やめて~
“ウェット・ワーク”:マイナーなし メジャー《コンセントレイト》《無機なる四肢》《細胞侵蝕》《異形の祭典》
“ウェット・ワーク”:命中時、重圧と邪毒5を付与します
田中百花:さっ最悪
小田切頼:ヒー
“ウェット・ワーク”:対象は4人全員!
信濃美好:イヤァ~~
“ウェット・ワーク”:14dx7+4
DoubleCross : (14DX7+4) → 10[1,1,1,2,3,4,4,5,8,8,9,9,10,10]+10[2,3,7,7,8,10]+10[3,5,6,7]+1[1]+4 → 35

柿木夜助:やめて~
柿木夜助:こっちはオートエフェクトないから別の人庇ってあげてね!
柿木夜助:ドッジ!
柿木夜助:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 5[2,4,5] → 5

柿木夜助:無理!失敗!
信濃美好:4dx+1>=35 とりあえずドッジ
DoubleCross : (4DX10+1>=35) → 8[1,4,7,8]+1 → 9 → 失敗

小田切頼:ドッジ 4DX+1+0@10>=35
小田切頼:4DX+1+0@10>=35
DoubleCross : (4DX10+1>=35) → 10[2,4,6,10]+10[10]+7[7]+1 → 28 → 失敗

信濃美好:カッキー暴走中よ~
GM:すごっ
信濃美好:よりちゃんすご!
小田切頼:以外と惜しい
田中百花:≪妖精の手≫
田中百花:頼ちゃん振り足して~
小田切頼:あ、なるほどっ
小田切頼:えーと
田中百花:田中百花の侵蝕率を4増加 (76 → 80)
信濃美好:とりあえず1dxで振り足せば大丈夫よ~
小田切頼:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 2[2] → 2

柿木夜助:暴走中だった…ゴメンネ…
GM:33かな?
小田切頼:惜しい
田中百花:なんてこと
小田切頼:せっかくももちゃんがしてくれたのに!
田中百花:うお~~重圧は絶対喰らう訳にはいかない……!
小田切頼:にゃー
田中百花:≪ゲットダウン≫でドッジします
田中百花:田中百花の侵蝕率を2増加 (80 → 82)
田中百花:5DX+14>=35
DoubleCross : (5DX10+14>=35) → 8[4,4,5,6,8]+14 → 22 → 失敗

田中百花:や……ヤバい…………
信濃美好:《炎陣》で百花ちゃんをカバーリングします
田中百花:信濃ちゃんッッ
信濃美好:任せなッ
田中百花:感謝の極み
柿木夜助:信濃ちゃん…
小田切頼:メアリー・・・
信濃美好:この流れ恥ずかしい!
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を2増加 (96 → 98)
GM:代行しないならダメージ出すよっ
田中百花:代行無しです!
GM:では、ダメージ!
“ウェット・ワーク”:4d10+23 装甲有効
DoubleCross : (4D10+23) → 17[2,3,6,6]+23 → 40

柿木夜助:ウギャー!死ぬ!
小田切頼:死
柿木夜助:《リザレクト》します
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (90 → 97)
信濃美好:死にます!リザレクト!
柿木夜助:お、オウ…結果オーライ
小田切頼:りざりざ
信濃美好:信濃美好の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (98 → 108)
小田切頼:小田切頼のHPを1d10(→ 7)に変更 (28 → 7)
柿木夜助:邪毒重圧も貰う!
小田切頼:ちがうわ
小田切頼:あってるのか
信濃美好:邪毒重圧ももらいます!
信濃美好:更にこのタイミングで《ラストアクション》って可能ですか?
小田切頼:邪毒重圧ー
GM:復活より前に使わなきゃだから出来ないかな?
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を7増加 (84 → 91)
信濃美好:なるほど~ じゃあ使わない!

“ウェット・ワーク”:異常変形した翼が羽撃く。
“ウェット・ワーク”:風が吹く。ただの風ではない。
“ウェット・ワーク”:それは熱風だ。上空から叩きつけるように吹き込まれ、
“ウェット・ワーク”:口から体内へ。身体の中から灼き払う。
田中百花:領域の展開が間に合わない。(……駄目か!)熱風に備え、腕で頭部を庇おうとして。
“ウェット・ワーク”:非オーヴァードであれば、中から臓器を焼かれ惨たらしく死ぬ。
“ウェット・ワーク”:そういう見せしめの手管を、北金はよく用いた。
小田切頼:(あつい、くるしい)自分の炎で焼かれたら、こんなふうなのか。いや、もっと一瞬のはずだ。
信濃美好:「邪魔!」百花ちゃんを思い切り引き倒して庇う。
田中百花:「んな……!?」予想外の行動に目を見張る。
田中百花:「あんた……!」
柿■夜■:自身の身体を虚数の量子と化し、攻撃のダメージを軽減する。しかし、
柿■夜■:やりすぎれば意識すら無に帰す緊急回避策である。
信濃美好:「聞いたことあんのよ、"グラジオラス"……この辺にそういうコードネームの優秀チルドレンがいるって」
信濃美好:「名乗るのがお好き? そのせいで苦手分野までバレちゃってるわよ。こんな風に」
田中百花:「………………!」
田中百花:ぐ、と唇を噛んで、かぶりを振る。
田中百花:「……一つ、借りよ」
信濃美好:「あは!返さなくてもいいわよ?」
“ウェット・ワーク”:「生存を確認。降伏を勧告する」
田中百花:「冗談でしょ?すぐに返すわ」
田中百花:「いくら利子がつくか分からないもの」
信濃美好:「よく分かってらっしゃる」

GM:次はカッキーの手番!
柿■夜■:マイナーで《陽炎の衣》
柿■夜■:オートで呪われし者の銃を装備してメジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《ギガンティックモード》
柿■夜■:対象はウェットワークと警備員1~3!
柿■夜■:柿木夜助の侵蝕率を3(→ 3)増加 (97 → 100)
GM:来なッ
柿■夜■:13dx7
DoubleCross : (13DX7) → 10[1,1,2,2,3,7,7,8,8,9,9,9,10]+10[2,3,3,4,7,9,10,10]+10[3,6,7,10]+1[1,1] → 31

柿■夜■:31!
“ウェット・ワーク”:暴走!
警備員:《イベイジョン》で命中!
GM:ダメージを!
柿木夜助:4d10+13+12 装甲有効
DoubleCross : (4D10+13+12) → 16[1,7,3,5]+13+12 → 41

柿木夜助:ううむ、あんまり!
“ウェット・ワーク”:《氷雪の守護》
“ウェット・ワーク”:自分へのダメージを軽減。
“ウェット・ワーク”:41-3d10
DoubleCross : (41-3D10) → 41-7[5,1,1] → 34

柿木夜助:本来は武器が破壊されますがエピックの効果で無効化。
“ウェット・ワーク”:ショ……ショボ!
柿木夜助:ワオ……
“ウェット・ワーク”:だけどまだ全然余裕!
警備員:警備員はぎりぎり死ぬ!
柿木夜助:柿木夜助の侵蝕率を7(→ 7)増加 (100 → 107)
柿木夜助:ヤッター!
信濃美好:イエ~イ!
小田切頼:わーい
田中百花:さすが!
信濃[6] 柿木[13] 田中[6] 小田切[1]

     5m

“ウェット・ワーク”[9]
GM:演出どうぞ!

柿木夜助:熱風吹きすさぶ庭園。
柿木夜助:陽炎の中から朗々とした声が響く。
柿木夜助:「絶品かな、絶品かな。」
柿木夜助:「湧錬黝簾が値千両とは小せえ、小せえ。」
柿木夜助:「この夜助の目から見れば…」
柿木夜助:「値など到底付けられまい。」
■■■■:「“世に盗人の──」
■■■■:陽炎が揺らいだ。
■■■■:音も、光も、質量も、痛みですら置き去りにした、
■■■■:不可視不可避の弾丸。
“ウェット・ワーク”:「……!」
■■■■:虚数の砂を纏う概念的に知覚されない一撃。
■■■■:それが、4人の悪党“もどき”の急所に突き刺さった。
■■■■:「──種は尽きまじ”」
柿木夜助:「……一人撃ち漏らしたか。しぶといねえ。」
北金沢山:《バカな……!》
“ウェット・ワーク”:「脅威度を修正」ギチギチと肉体が変形して急所を覆う。
“ウェット・ワーク”:「再排除を実施」

“ウェット・ワーク”:“ウェット・ワーク”の通常手番に。
“ウェット・ワーク”:マイナーなし、メジャー《コンセントレイト》《無機なる四肢》《コキュートス》。
“ウェット・ワーク”:PC4人を攻撃。
“ウェット・ワーク”:14dx7+4
DoubleCross : (14DX7+4) → 10[1,1,2,2,4,4,5,5,7,7,8,9,9,10]+10[1,1,2,4,5,8]+10[7]+3[3]+4 → 37

“ウェット・ワーク”:あとさっき忘れてましたけど
“ウェット・ワーク”:ドッジダイスは-1個されます
信濃美好:なんですって
田中百花:ニャ~~
小田切頼:なーーー
田中百花:≪ゲットダウン≫
田中百花:田中百花の侵蝕率を2増加 (82 → 84)
小田切頼:4DX+1+0@10 回避
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[1,5,10,10]+3[3,3]+1 → 14

信濃美好:5dx+1>=37 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=37) → 10[1,2,3,5,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗

田中百花:4DX+14>=37
DoubleCross : (4DX10+14>=37) → 6[2,4,5,6]+14 → 20 → 失敗

小田切頼:はい…
信濃美好:百花~~ッ
柿木夜助:暴走!
田中百花:100越えないと無理……
小田切頼:ももちゃん!
信濃美好:炎陣もできない 重圧を受けているので
田中百花:今回は重圧が無いから大丈夫!
田中百花:無いよね?
“ウェット・ワーク”:ダメージ出してもいいかな
“ウェット・ワーク”:ないよ!
“ウェット・ワーク”:普通の攻撃です
小田切頼:はあーい
田中百花:受けます!
信濃美好:はあ~い
“ウェット・ワーク”:4d10+35 装甲有効
DoubleCross : (4D10+35) → 29[9,6,9,5]+35 → 64

“ウェット・ワーク”:今度は高いな~
信濃美好:なにそれは~~
小田切頼:死 まだリザレクト行けるのでします
田中百花:死ザレクト!
小田切頼:小田切頼のHPを1d10(→ 1)に変更 (7 → 1)
田中百花:84+1D10
DoubleCross : (84+1D10) → 84+5[5] → 89

田中百花:田中百花のHPを5に変更 (28 → 5)
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を0増加 (91 → 91)
信濃美好:う~~~ん 初期ロイス・実父のロイスをタイタス化して昇華、復活します
柿木夜助:信濃さんのロイスタイタス昇華復活!
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を1増加 (91 → 92)

“ウェット・ワーク”:再び熱風が叩きつける――が、それだけではない。
“ウェット・ワーク”:熱風に混じり、微小な皮膚片を飛ばしている。
“ウェット・ワーク”:それが付着と同時に針のように変形。
“ウェット・ワーク”:身体を突き刺し、更に内奥へと熱を送り込む。
“ウェット・ワーク”:「生存の未来はない」
“ウェット・ワーク”:「あきらめろ」
信濃美好:「っつ…」先ほどの熱風を諸に浴びて挙動が鈍っている。今度は庇えもしない。
小田切頼:「っ……」声を殺し、耐える。耐えられず一度意識が飛ぶ。痛い、痛い、体の一部をもがれるとしたら、こんな風なのか。
信濃美好:「噂通りの…残虐たる殺し方でございますこと…!」
■木夜■:「釜茹で、か。」
小田切頼:「はーっ……はーっ」
田中百花:「っ、あ……!」剣を振るうよりも前に熱風に焼かれ、内側から炙られて苦しげな息を吐く。「……諦める?冗談……!」
小田切頼:「石川五右衛門だっけ?」朦朧と立ち上がる。
■木夜■:「成程。ここに刻まれた記憶が悲鳴を上げている。」
■木夜■:首から提げた袋を手で弄っている。
■木夜■:身体の半分は焼け焦げ、残りも存在感があやふやである。
信濃美好:「何その、前世の記憶みたいな台詞」
■木夜■:「………ま、似たようなものさ。」
小田切頼:「なんかかっこいいひとって、そうやって濁すよねえ」苦笑い。

GM:行動値6組の手番!
GM:好きな方から行動してね
信濃美好:最初にうごくね~
田中百花:おねがいします~
信濃美好:まずマイナーで重圧解除。
信濃美好:メジャー。《アドヴァイス》《戦場の魔術師》。対象は百花、頼ちゃん、柿木くんの三人。
信濃美好:次に行う判定のC値-1、ダイス6個。
小田切頼:ありがとー!
田中百花:すごいぜ!
信濃美好:演出もしちゃうぜ!

信濃美好:「はは、かっこつける大人は嫌い?」頼ちゃんに。
信濃美好:「正直なこと言うのが怖くなるのよ、特に悪い大人はね!」
小田切頼:「……きみは大人じゃないじゃん」むすっと。
信濃美好:手配者から奪ってきたマシンガンを構え、連射する。狙いは"ウェット・ワーク"ではない。
信濃美好:「あっははは! だから正直に生きてんの!」
信濃美好:庭に備え付けられたスプリンクラーが破壊され、勢いよく水が放射される。
信濃美好:熱風をかき消すような威力はないが、まあ、妨害くらいにはなるだろう。
“ウェット・ワーク”:「……」鬱陶しそうにそれを見る。
小田切頼:「んむーーーー……嘘でも正直でも」
小田切頼:「頑張ってる人や、人を助けようとしてる人は、好きだから」百花ちゃんを見る。
田中百花:「へぇ……」周囲に立ち込める水蒸気を見て、感心したように「思ったより協調性あるじゃない」
小田切頼:信濃さん、柿木君を。「かっこつけててもつけてなくても、かっこいいよ、みんな」
信濃美好:「もっと分かりやすく褒めてくれてもいいんじゃない? この子みたいに」
田中百花:「十分褒めてるでしょうが。光栄に思いなさいよ」
田中百花:「それに、これからかっこいいところ見せるのは」剣を構え直し「モモの番よ」

GM:次!田中の手番!
田中百花:百花!
田中百花:マイナーの前にオートでスネークブレードの射程を延長。
田中百花:マイナーでジェネシフトします。
田中百花:89+3D10
DoubleCross : (89+3D10) → 89+13[4,4,5] → 102

田中百花:オッケー
田中百花:Dロイス≪戦闘用人格≫が起動します
田中百花:メジャーでウェット・ワークに攻撃します
田中百花:16DX9+14
DoubleCross : (16DX9+14) → 10[2,3,4,5,5,6,7,7,8,8,9,9,9,9,10,10]+10[2,5,6,7,8,9]+1[1]+14 → 35

GM:回してくるな……
“ウェット・ワーク”:暴走につき命中。ダメージをどうぞ。
田中百花:う~ん
田中百花:≪妖精の手≫
田中百花:田中百花の侵蝕率を4増加 (89 → 93)
田中百花:1DX9+44
DoubleCross : (1DX9+44) → 6[6]+44 → 50

田中百花:やった
GM:102→106かしら
GM:とにかく命中!ダメージを!
田中百花:あっそうだ
田中百花:ダメージ!
田中百花:6D10+8+5 装甲有効
DoubleCross : (6D10+8+5) → 33[10,4,9,3,4,3]+8+5 → 46

田中百花:くらえ~~っ
“ウェット・ワーク”:まだまだ平気!HPいっぱい増やしたからね
田中百花:おのれ……

田中百花:音も無く、田中百花のレネゲイドが拡散していく。
田中百花:僅かに輝く銀の粒子めいたそれは、半径およそ20メートルに展開された、百花の『領域』。
田中百花:あらゆる位置に過程を無視して斬撃を発生させる、攻防一帯の戦闘空間。
田中百花:「さ、始めるわよ。ようやく身体も暖まってきたしね」
田中百花:不敵に笑んで、装飾されたレイピアのような、美しい剣を構える。
田中百花:「雑魚ばっかりいくら揃えたって無駄なのよ。あたしに勝ちたいなら、あと10ダース持ってこいっての」
田中百花:ただしその剣には敵に向けるべき刃が、刀身そのものが無い。
田中百花:「見せてあげるわ。UGNの、“グラジオラス”の──このあたしの実力を!」
田中百花:光が煌めく。
田中百花:見えない無数の刃が振り下ろされたように、虚空から幾つもの剣閃が走り、“ウェット・ワーク”の全身を切り裂く。
“ウェット・ワーク”:「!」異形の翼が切り裂かれ、ぼとりと落ちる。
“ウェット・ワーク”:だが、それでも浮いている。翼による飛翔ではない。
“ウェット・ワーク”:上昇気流による浮遊。そして。
“ウェット・ワーク”:「脅威を再設定……!」再び、引き裂かれた翼が生える。
田中百花:「まだやる気?全く……」
田中百花:「汚れ仕事(ウェットワーク)ね。それ、誰が付けた名なのかしらね」

GM:次は小田切さんの手番に。
小田切頼:はーい
小田切頼:マイナーで移動します。《縮地》でウェットワーク と同エンゲージに入ります。
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を2増加 (92 → 94)
小田切頼:メジャーコンボ「夏の雪」《コンセ》《災厄の炎》
小田切頼:15DX+7@6
DoubleCross : (15DX6+7) → 10[1,1,1,4,5,5,6,7,7,7,8,8,9,9,9]+10[2,3,6,7,7,7,9,9,10]+10[1,1,2,4,5,7,8]+10[3,10]+10[6]+1[1]+7 → 58

信濃美好:すごない?
小田切頼:支援のって高価な?
田中百花:ヤバ~
信濃美好:C値-1、ダイス6個 だったわよ~
GM:めちゃ高い!
“ウェット・ワーク”:暴走リア不!ダメージを!
小田切頼:6d10+18
DoubleCross : (6D10+18) → 28[7,6,1,2,2,10]+18 → 46

小田切頼:こうかっ
GM:ぐえーっ
“ウェット・ワーク”:まだ健在!結構減ってきた!
小田切頼:まだあんのかーっ

小田切頼:浮遊する少女を見る。
小田切頼:「本物の悪党さん。わたしもきっと、少しは悪い子だから」
小田切頼:『この子たちの気持ちなんか、わからないから』
小田切頼:マッチを擦る。小さな赤。
小田切頼:その赤い火は白い炎に包まれ、広がっていく。熱風と抗い、飲み込むその灼熱は、視界を白く煙らせる。
小田切頼:嘘で、彼女の罪悪に蝕まれる心で、威力を増す炎は。
小田切頼:『だれも守ってあげない』味方を灼熱から退け。
小田切頼:『だれも傷つけたりしない』ウェット・ワークの肌を焦がし。
小田切頼:『嘘をつくのなんて、怖くないの』
小田切頼:少女の咽喉を、臓腑を、灼く。
“ウェット・ワーク”:「何……?あ、ああああ……っ!」
“ウェット・ワーク”:「何を……!」
信濃美好:「…それ言わなきゃ炎出ないの?」
小田切頼:「言わなくても、でるけど、これがいちばんいいの。悪いことをすると燃えるみたい」
信濃美好:「ほーん、悪党じゃん」
小田切頼:「でしょ?」笑う。「負けないよ」
信濃美好:「はは、あたしよりよっぽど大人かもな」
北金沢山:《何をモタモタしておる!》
北金沢山:《のたれ死にそうになっておった貴様を拾ってやった恩を忘れたか~!》
北金沢山:《何のために貴様に高い金をかけたと思っておる!早く殺せ!》
“ウェット・ワーク”:「……了解」
柿木夜助:「ほお、それじゃこの子もお宝か。」
田中百花:「一番の悪党は誰なのかしらね」
柿木夜助:「いいねえ。宝の宝庫だ。君が持ち腐れる前に、奪ってやるとするか。」

GM:クリンナップ。
GM:邪毒を受けている人はダメージを受けてね
信濃美好:うけます…
柿木夜助:キスキルリラのロイスを昇華して邪毒重圧暴走解除。
小田切頼:うけなきゃ…
信濃美好:その前に、頼ちゃんのロイスをタイタス昇華してバステ解除、無効にします。
信濃美好:あ、いや
小田切頼:小田切頼の侵蝕率を6増加 (94 → 100)
信濃美好:普通に死にます。死んで《ラストアクション》。
小田切頼:まずこう そんで死ぬか
小田切頼:ゆーれんちゃんのロイスをタイタスにして復活。
GM:ラスアク……来な!
信濃美好:へい!マイナーなし!
信濃美好:メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《プラズマカノン》。ウェット・ワークに攻撃します。
信濃美好:7dx7
DoubleCross : (7DX7) → 10[3,5,7,7,8,10,10]+10[3,8,9,10,10]+10[2,5,9,10]+5[4,5] → 35

“ウェット・ワーク”:暴走リア不!
信濃美好:ダメージ!Dロイス破壊者の効果でダメージダイス1増えます
信濃美好:5d10+20  装甲有効
DoubleCross : (5D10+20) → 28[3,1,9,5,10]+20 → 48

“ウェット・ワーク”:グエ~ッ
信濃美好:どうだっ
“ウェット・ワーク”:残りHP41なので
“ウェット・ワーク”:その攻撃でHP0!
信濃美好:やった~~!
小田切頼:おおーーー!!!
田中百花:やったね!
“ウェット・ワーク”:復活もない!戦闘不能です
柿木夜助:ヤッター!
信濃美好:じゃあこちらも戦闘不能になったまま復活せずでいきます
GM:演出どうぞ!

信濃美好:「お子様だと思ったら悪党だったり、悪党だと思ったらお宝だったり」
信濃美好:「まったく嘘つきの皆々様にゃ、神様もお嘆きになりますわよ?」
信濃美好:「だいたいそこのアンタもさ」ウェット・ワークに。
信濃美好:「嫌じゃないの? あの雇い主にこき使われてるの」
北金沢山:《無駄なことをペチャクチャと!》
北金沢山:《そいつは貴様らの聞く耳などもたんわ!》
“ウェット・ワーク”:「ただ、使命を全うする」
信濃美好:「あらあら、ずいぶんな忠犬ですこと! それじゃ神様にもお告げを賜りましょうか」
信濃美好:「奇跡でも起きない限り、悩める子羊は救えない…はあん!」
信濃美好:「成程成程、残念だわぁ」朗々とした調子で言い捨てて、ニヤニヤと笑う。
信濃美好:「それじゃあ、お生憎」
信濃美好:ジャキッと銃を構えて、ウェット・ワークに向ける。
信濃美好:引き金に指をかけて、
“ウェット・ワーク”:自分への軌道を迎撃するように翼が引き絞られる。
信濃美好:一瞬の静寂の後、彼女の後ろにある屋敷が爆発した。
“ウェット・ワーク”:「……」
“ウェット・ワーク”:「……?」
信濃美好:炎の海が屋敷を呑み込み、ごうごうと黒煙を上げて燃え上がる。
田中百花:「ええーーー………………!?」
信濃美好:「あらぁ大変! 何の偶然か、突然屋敷が燃え上がってしまいましたわ!」
柿木夜助:「あちゃー………そりゃあ、もったいないことを。」
北金沢山:《ななななな》
北金沢山:《何だこれは~~~!?》
信濃美好:「やっぱり神様は見守ってくださってるのねえ!カッカッカ」
小田切頼:「……あはは!」
田中百花:「と……とんでもない女……」
北金沢山:《わ、ワシの屋敷が……》
小田切頼:「やっぱり、わたしたち悪党にはなれないね、百花ちゃん」
“ウェット・ワーク”:ぐるりと後ろを向く。
“ウェット・ワーク”:「任務失敗」
田中百花:「そーね……やっぱ本職は違うわ……」
柿木夜助:「………そう。そして、」
■■■■:《陽炎の衣》
■■■■:「“ウェット・ワーク”ともさよならだ。」
“ウェット・ワーク”:「……!」
■■■■:背後から“ウェット・ワーク”の胸を撃つ。
田中百花:「……! な……!?」瞠目する
小田切頼:「っ!?」息を呑む。
田中百花:「あんた、何を……!」
田中百花:「もう勝負はついたでしょう!?」
柿木夜助:「それでも、抵抗を止めるとは限らない。」
柿木夜助:攻撃寸前の状態の翼を指差す。
“ウェット・ワーク”:翼は制御を失って、ベチャリと潰れる。
田中百花:「……ッ……だからって……!」ぎり、と歯軋りして
“ウェット・ワーク”:本体も落ちて地に倒れた。
田中百花:「……やっぱり……」
小田切頼:「悪い人だ」
柿木夜助:「言ったろう?」
柿木夜助:「俺の良心に期待するなと。」
田中百花:「……少しでも信用したあたしが大馬鹿だったわ」
田中百花:「所詮悪党は悪党ね。自分のことしか考えてない」
柿木夜助:「さて、真面目な後処理は任せるよ。」
小田切頼:「待って……」
柿木夜助:「俺は焼け残ったお宝をいただく。」
柿木夜助:頼の声に足を止める
小田切頼:「自分の罪も持っていくのが、柿木くんのいう本当の悪だって」
小田切頼:「その答えを……こうじゃない答えを、持ってると思ってた」
小田切頼:「勝手に期待、するからね、わたしは」
小田切頼:「また会おう」
柿木夜助:「悪党に肩入れしないほうがいい。君もそうなってしまうから。」
柿木夜助:視線を湧錬黝簾に
湧錬黝簾:「本当に、終わったんだ……」
柿木夜助:「これで、“湧錬黝簾”は確かに頂いた。」
柿木夜助:「あとは自由にするといい。」
湧錬黝簾:「あ、あの」
信濃美好:「よっと」そんな彼女を抱え上げる。
湧錬黝簾:「お兄さんについていっちゃ……わわっ」
信濃美好:「ダメよこんな悪党。お姉さんにしときなさい」
湧錬黝簾:「え?は、はい」
柿木夜助:「はは。悪いね。」
柿木夜助:「悪事は一人でやるもんだ。」
柿木夜助:「君たちみたいな善良な人間を巻き込んでやるもんじゃない。」
柿木夜助:「…おっと、善良じゃないのが一人いたっけか。」
柿木夜助:「エスコートしようか、シスター?」
信濃美好:「ハッハッハ! 評判に甘んじて、漁夫の利させてもらいますわよ」
信濃美好:「最後まで口説いてくれてどうも。いいわよ、あんたにもすることがあるでしょうから」
信濃美好:「こっちはこっちでやらせてもらいます。それじゃあね」ひらひらと手を振り、
■■■■:ふっと笑い、姿が掻き消える。《陽炎の衣》
信濃美好:黝簾ちゃんを抱え、颯爽と車を奪取し逃げていく。
■■■■:……その傍らにあった“ウェットワーク”の死体ごと。
田中百花:「あっ……!待ちなさいこの……!」
田中百花:「……“サンドマン”!」
田中百花:消えゆく輪郭に向けて叫ぶ。
田中百花:「あたしは頼と違って甘くない!言ったはずよ!見逃すのは今回だけ!」
田中百花:「次に会った時があんたの最後よ!覚えてなさい!牢獄にぶち込んであげるから!」
田中百花:「何が盗賊よ!この……泥棒野郎ーっ!!」
田中百花:「……」荒い息を吐いて。「……クソ……やられた……」
田中百花:「行くわよ、頼」
小田切頼:「うん」
小田切頼:「わたし、けっこううまくやれてたでしょ?」
田中百花:「自分で言わなきゃもっと上出来ね」
田中百花:「ま、褒めてあげるわ」
小田切頼:「ふふ、だって先輩に褒めてほしかったもん」
小田切頼:「もちろん、これからもね!」
田中百花:「じゃ、その分ちゃんと働きなさい」後輩の頭に手を置いて
田中百花:「ほら、急ぐわよ。館が全部燃える前に、あのオヤジを引っ張り出さないと……」
小田切頼:「任せて、火の中なら慣れっこだから」駆けていく。
田中百花:「ちょっと!一人で先に……熱っ!あいつどんだけ燃やしてんのよ……!」その背を追って、屋敷の中に走っていく。




【バックトラック】

GM:Eロイスはないよ!自分の力で帰って!
田中百花:ロイス6個、戦闘用人格で5個!素振り!
田中百花:106-5D10
DoubleCross : (106-5D10) → 106-28[3,7,5,4,9] → 78

田中百花:やったね
小田切頼:106-5D10
DoubleCross : (106-5D10) → 106-31[7,7,3,5,9] → 75

小田切頼:ほーい
信濃美好:121か~
信濃美好:2倍振りします~
信濃美好:121-12d10
DoubleCross : (121-12D10) → 121-68[3,6,4,4,8,10,8,5,2,4,7,7] → 53

信濃美好:めっちゃ戻った
小田切頼:シュゥゥ…
柿木夜助:等倍ですね
柿木夜助:107-4d10
DoubleCross : (107-4D10) → 107-20[6,6,6,2] → 87

柿木夜助:帰れた!5点!
GM:いつもの5点+シナリオ点10点
GM:Dロイスが“ウェット・ワーク”の変異種で1点
GM:11点に侵蝕足した分が獲得点です
信濃美好:3点足して14点!もらいます~
田中百花:16点!
小田切頼:自分も16かなたしか
柿木夜助:16点!
GM:C((14+16+16+16)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 20

GM:GMは20点もらうね~
小田切頼:まだお年玉で行ける
田中百花:もらって~
小田切頼:もらってください
柿木夜助:お年玉だ~
信濃美好:もらってえ~


【Ending1/Cafeteria】

小田切頼:街をぶらぶら歩いている。一人で出かけるのは好きだが、とくに買いたいものなどはない。
小田切頼:年明けの、祭りが終わったような雰囲気。冬にしては暖かい日だ。
小田切頼:(なんかちょっと食べて帰ろうかな…)と、ぼんやり。
信濃美好:そんな君が通り過ぎる、君には少し大人びているかもしれない、オープンテラスのカフェ。
信濃美好:その一角に、シスター服の女が足を組んで座っている。
小田切頼:「……あれ」
小田切頼:「あの人、ほんとにいつもあの服なの…」
信濃美好:「おん」視線がかち合う。手を上げる。「ヤァッホ~」
小田切頼:「メアリー」まだその名前だと思っている。
小田切頼:「その格好で目立たないんだ…」
信濃美好:「仕事の時はこの格好なの。まあ座りなよ」
小田切頼:「……メアリーのおごり?」
小田切頼:普段あまり立ち入らない雰囲気に迷いながら、足を踏み入れる。こわごわ座る。
信濃美好:「いいわよん」メニュー表を渡す。「今回の事件で結構儲かって、ご機嫌だからね」
小田切頼:「あ、そうなんだ……」メニューを見る。「この、ワッフルサンドと、ミルクティーで」
小田切頼:「儲けるってさ」
信濃美好:呼んだ店員に、それを伝えつつ。
信濃美好:「ん?」頼ちゃんに改めて目を向ける。
小田切頼:「ゆーれんちゃんは、どうなってるの?結局メアリーがどういう事情であそこにいたのか、あんまりわからなかったから」
信濃美好:「ハァーーハハハ」
小田切頼:「な、なんで笑うのー」
信濃美好:「いやぁ~? あたしゃ依頼人に黝簾を盗むよう言われて、それを実行しただけよぉ」
信濃美好:「さっきここで彼女を引き渡した。あんたの座ってた場所に、依頼人が座ってた」
小田切頼:「……引き渡した?」
小田切頼:「それって、大丈夫なの?無事なの?」
信濃美好:「そうね、そりゃあ、あんたが判断するしかないでしょうね」
信濃美好:「依頼人の名前明かすの、ホントはご法度なの。内緒にできる?」
小田切頼:「へ?」
小田切頼:「うん、うん、できる!」
信濃美好:「よしよし」
信濃美好:ちょうどそこで注文していたワッフルサンドとミルクティーが届く。
信濃美好:配膳されるのを見守って、ようやく口を開く。
信濃美好:「ゼノスよ、そこからの依頼だった」
小田切頼:「へ」
小田切頼:「はーー…あ、ああ……」
小田切頼:「そっか……」
信濃美好:「そう。ちっちゃい女の子の顔した大物が、なんでそんなチンケな依頼をしてきたんだろうって思ってたけど
信濃美好:「事情を知って納得したワケ。『プランは無事に収束されました』って言われたところよ」
信濃美好:ワッフルサンドのひとつを勝手に奪って口に運ぶ。
小田切頼:「……そっか」ミルクティーを呑む。「あ…でも奢りだし、しょうがないか…」
小田切頼:一応一個確保する。
小田切頼:「ゆーれんちゃんが幸せになれそうなら、それでいいや」
信濃美好:「まあ、大丈夫じゃない?」
小田切頼:「大丈夫?」
信濃美好:「少なくとも、あの北金の屋敷に居た時よりは、悪いことにはならないと思う……」そこまで言って顔をしかめる。
信濃美好:「…なんて、仕事中にあたしの個人的な考えを言うのはよしてるんだった。なんでもない」
小田切頼:「む、いまも仕事なの」
信濃美好:「プライベートのがいい?」
小田切頼:「わたし、普通にメアリーとごはんしてると思ってた」
小田切頼:「うん、そっちがいい」
信濃美好:「そう」
信濃美好:「そうね、引き渡しも済んだし…。じゃあプライベートのあたしになろうかな」
信濃美好:「ちなみにメアリーってただのコードネームだから」
小田切頼:「え!?そうなの!?嘘つき!!!」
信濃美好:「アッハッハ、騙された」
小田切頼:「えーー、ほんとは?ほんとうのほんとうは誰なの?」
信濃美好:「そんな目で見られると逆に言いづらくなるんだけど」
小田切頼:じっと見上げる。
信濃美好:「……これだから子供は……」
信濃美好:「信濃美好よ。ほんとの名前」
小田切頼:「日本人なんだ」びっくり。「美好ちゃん」
小田切頼:「美好ちゃん、うん、ほんとの名前が分かって、うれしい」
信濃美好:「ギリシャ人の祖父とイタリア人の祖母が駆け落ちして日本に逃亡したの。嘘だけど」
小田切頼:「もー、嘘ばっかり」
信濃美好:「ははは。こういう人間になるなよ」
小田切頼:「べつになってもいいよ」
信濃美好:「へえ?」
小田切頼:「メア……美好ちゃんは、あのときゆーれんちゃんをいっぱい助けてくれてた。わたしよりも」
小田切頼:「人を助けられる人なら、そういうことを当然にできるんなら、べつにいいの」
信濃美好:「……いや」苦虫を嚙み潰したような顔。「あたしゃ仕事を全うしただけだし」
小田切頼:「ふふー、百花ちゃんみたいなこという」
信濃美好:「ふん、じゃあ言ってあげるけど」
信濃美好:喰いかけのワッフルサンドを頼ちゃんに見せる。
信濃美好:「"あんたは黝簾の話を聞いたとき、悲惨な顔をしてばっかで何にもできなかったわね"」
小田切頼:「!」
信濃美好:その瞬間、ワッフルサンドから香ばしい匂いがして、一気に焼け焦げる。
小田切頼:「え!?!?」
信濃美好:「はは、楽しいこれ。今後パクろうかな」ひょいっとワッフルサンドを口にいれた。
小田切頼:「なに、どうやって、これ、っていうか」
小田切頼:「嘘……なんだ」へにゃりと、困ったように笑う。
信濃美好:「さあてね」ニヤリと笑う。
小田切頼:「信じるよ。良心に期待する、ってやつだ」ワッフルサンドを一口。
小田切頼:「子供だもん、素直がいちばんだっていうでしょ?」
信濃美好:「アイアイ」ひらひらと手を振る。「そうねえ、それを言ったご本人は、今頃どうしているやら」
信濃美好:穏やかな午後が、そうして過ぎていった。


【Ending2/Airport】

GM:【某所空港 国際線ターミナル】
少女:「ありがとうございました」
少女:ある少女が、男に礼をする。
空港警備員:「お礼はいらないよ。」
空港警備員:「俺は俺の欲しい物を盗んだだけなんだからさ。」
少女:「いえ。どこかで、必ず」
少女:「あのままだと私、ただ摩耗して、終わっていました」
空港警備員:「…“ウェット・ワーク”は盗んだ。」
空港警備員:「けど、やっちまったことは戻らない。もしかしたら摩耗したままの方がまだましだと思うかもしれない。」
空港警備員:「……“生かす”ってのは“殺す”より時に悪辣なことがあるのさ。」
空港警備員:「だから、これは盗賊の勝手な悪事だ。」
少女:「……それでも。あなたがそちらを選んだなら」
少女:「選択の結果は、生きて示します」
空港警備員:「善いことをしなよ。」
空港警備員:「悪党が増えると、取り分が減る。」
少女:「……そう努めます。そちらもお元気で」深々と再び一礼。
空港警備員:「“良い旅を、お客様”。」
空港警備員:にこやかな顔で送り出す。
少女:歩き去っていき、途中で振り向く。
少女:「ああ、一つ。忠告ですが」
少女:「警察の方がお見えですよ」
少女:それだけ言うと、再び振り向いてゲートへと向かった。
空港警備員:「……。」見送ったあと、後ろを見る。
田中百花:ベンチに、一人の少女が座っている。
空港警備員:それを確認して、その場を立ち去ろうとする。
田中百花:「“ブラッククラック”」
田中百花:不意に口を開く。
空港警備員:足を止める。
田中百花:「“ナイツシュティエン”。あるいは……」
田中百花:「親しみを込めて、柿木夜助、と呼びましょうか?」
空港警備員:「参ったな。」
田中百花:顔を上げ、冷ややかな視線で君を見据えている。
空港警備員:柱の影に一瞬だけ隠れる。
空■警■■:次に現れた時には
柿木夜助:見覚えのある青年がそこに。
柿木夜助:「衣装の出来は良かったと思うんだけど。」
田中百花:「そんなに足が長いなら、警備員なんてせずモデルにでもなってるでしょ」
田中百花:「体型までは誤魔化せない。それに歩き方が堅気じゃなさすぎ」
柿木夜助:「だから足がついたって?でも足を洗う気にはなれないなあ。」
田中百花:「手口なら見たから、こうして尻尾を掴んだわよ」
田中百花:ずかずかと歩み寄って、指先で胸を突く。
田中百花:「あんたねえ!!」
田中百花:「何無駄にかっこつけてんのよ!散々啖呵切ったモモがバカみたいじゃないの!」
田中百花:「こんなのピエロよピエロ!最っ悪…………!」
柿木夜助:「俺は言った通りのことをやったまでだよ。」
柿木夜助:「あの男から何もかも盗んでやった。」
柿木夜助:「それを見て分かるようにしないと、奴も抵抗するだろう?」
田中百花:「チッ……!」不満たらたらの様子で舌打ちして「……あの子、どこに送ったの?」
柿木夜助:「故郷。」
柿木夜助:「欧州の内戦で家族と離れ離れになったそうだ。」
柿木夜助:「そこを北金に攫われて…まあ色々と身体を弄られたって訳。」
柿木夜助:「今その国は政情も安定してる。」
田中百花:「……そ」ようやく胸をぐりぐりするのをやめて。「ま、それが一番いいわよね」
田中百花:「北金(あいつ)のことなら、UGNで散々絞られてるわ」
田中百花:「全身毟られて一文無しよ。ざまぁないっての」
柿木夜助:「はは。悪銭身に付かずか。」
田中百花:「悪銭ね……あんたも、やることの割には質素なナリしてるけど」
田中百花:「やっぱり身に付かないってわけ?」
柿木夜助:「え?」
柿木夜助:上着を捲ると、ちらりと宝石や貴金属が保護された状態で懐に収まっている。
田中百花:「こ……こいつ……!」
田中百花:「どうせそれも盗んだんでしょ!返しなさい!こら!寄越せ!」
柿木夜助:「それは断る。」百花の手を取る。
田中百花:「っ……」
柿木夜助:「同じことをシスターにも言いたまえよ。」
柿木夜助:「相当な“お布施”が僧衣の下にあるだろうね。」
田中百花:「な……!?何がシスターよ、あの生臭女……!」
田中百花:「調べたらバリバリ日本名だったし……!」
柿木夜助:「それでも俺だけを追うのなら…君も攫ってしまおうか?」
田中百花:「……」
田中百花:じっと顔を見る。
田中百花:「聞きたいんだけど」
柿木夜助:「?」
田中百花:「あんたにとっての盗みって……宝って、何なの?」
柿木夜助:「…………。」手を離す。
柿木夜助:「うつくしいもの、さ。」
柿木夜助:「独占したくなるような。簒奪したくなるような。」
柿木夜助:「俺は、」首に下げた袋を、手で弄る。
柿木夜助:「義賊じゃないからね。」
田中百花:「……ふん」
田中百花:不敵な笑みを浮かべて。
田中百花:「それじゃあ、盗まれてなんてあげられないわね」
田中百花:「あたしは田中百花。“グラジオラス”は、剣を持つ華よ」
田中百花:「美しくて。そして、強い」
田中百花:「あんただけじゃないわ。あのシスターも、いえ、世界中の悪党は、あたしが捕まえてやる」
田中百花:「覚悟しておきなさい、柿木夜助。言った筈よね」
田中百花:「“サンドマン”を見逃すのは、前回だけよ」
田中百花:「次に会ったら、容赦はしない」
柿木夜助:「これは手厳しい。…冗談だよ。」
柿木夜助:「俺は誘拐犯じゃないって。」
田中百花:「知ってるわよ」
田中百花:「盗賊でしょ?」
柿木夜助:「そう。」
柿木夜助:「攫わないって。でも攫いたくなるくらい美しいのは確かだ。」
柿木夜助:「攫われないよう剣を磨いて備えたまえよ。」
田中百花:「はっ。枕元にも備えが必要かしらね」
田中百花:「あんたこそ、せいぜい街中でばったり出くわさないように用心しなさいよ」
柿木夜助:「それよりも、必要なのは心の備えかな。」
柿木夜助:「ほら君って……流されやすいというか、ツンツンしているように見えて意外とチョロいからね。」
田中百花:「はぁ!?誰に言ってんのよ!?」
田中百花:「馬鹿にして……!余裕ぶってられるのも今の内よ」
田中百花:「天網恢恢疎にして漏らさず」
田中百花:「UGN(わたしたち)は必ずあんたを捕らえるわ」
田中百花:「執行猶予はこれでおしまい」
田中百花:「じゃあね、柿木夜助」
柿木夜助:「その前に。プレゼントだ。」
柿木夜助:ぽい、と何かを百花に投げつける。
田中百花:キャッチする。
柿木夜助:「制御装置だ。おそらくFHやSOGの非合法組織のものじゃない?」
柿木夜助:弾丸で損傷した小さな機械だ。
田中百花:「……」手元のそれを見つめる。
柿木夜助:「絞りカスに尋ねることが増えたかな?」
田中百花:「……礼は言わないわよ」機械をコートにしまって。「元々あたし達だけでも確保できてたし……あんたが泥棒なのに変わりは無いし」
田中百花:「ただ、まあ」
田中百花:「一応、『またね』にしといてやるわ」
柿木夜助:「ああ。『またね』。」
柿木夜助:「それと、その髪型も似合ってるよ。棘が丸くなっていいんじゃない?」
柿木夜助:ふっと笑って姿が掻き消える。《陽炎の衣》
田中百花:「えっ? ……あっ!」髪に手をやって、お気に入りのリボンが無くなっているのに気付く。
柿木夜助:だが、しばらく髪を探せばあるだろう。
柿木夜助:後ろ髪が二つ結いになって、可憐な印象を与えている。
田中百花:「っ~~~……!あいっ……つ…………!」窓に映る自分を見て、わなわなと震える。
田中百花:「モモを舐めてんじゃないわよ……!」
田中百花:「絶対捕まえてやるからね!!覚悟してなさい“サンドマン”!!覚えてろーーーっ!!」
田中百花:髪を解いて叫ぶ田中に、周囲の視線が集まる。 その背後で、一機の飛行機が飛び立っていった。

GM:ダブルクロス the 3rd Edition
GM: 新春tekeyスペシャル「スクエアカット逃避行」 END