「あなたは殺さない、あなたは愛さない」(GM:DT)


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“エキストラ・ワン”神埼(かんざき)ユウキキャラシート(PL:サムトー)
“ニグレド・スミス”白梶(しろかじ)奈々人(ななと)キャラシート(PL:さささ)
“クロゥクローク”東堂(とうどう)蛙太郎(あたろう)キャラシート(PL:ガントス)
“レイディアンス”時祭(ときまつり)レイキャラシート(PL:ねり)

【Index】

オープニング:白梶奈々人
オープニング:東堂蛙太郎
オープニング:神埼ユウキ・時祭レイ
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
クライマックス
エンディング

【プリプレイ】

GM:年を越すぞ~~~
東堂蛙太郎:越すぞ越すぞ越すぞ越すぞ
時祭レイ:越して行こう!
神埼 ユウキ:年越しの時間だ!
白梶 奈々人:うおーー
GM:では自己紹介から参りましょう
GM:お名前順に行きますか
GM:五十音!最初の人だあれ
神埼 ユウキ:か行です
時祭レイ:た行です
白梶 奈々人:さ行!
神埼 ユウキ:もしかして俺からか……
GM:そのご様子
神埼 ユウキ:では一番手。緊張するな……
東堂蛙太郎:ガンバ
神埼 ユウキキャラシート
神埼 ユウキ:神埼 ユウキ(カンザキ ユウキ)です。一般的UGNチルドレンをやっています
神埼 ユウキ:黒の短髪に季節問わず黒のコート、長いマフラーが特徴の高校生。夏場は暑っ苦しく悪目立ちして困っちゃう。
神埼 ユウキ:年齢の割に落ち着いている、というか卑屈で冷めており、自身のことをモブと自虐する陰気系男子。
GM:またまた~
神埼 ユウキ:まあまあまあ
神埼 ユウキ:自身のコードネーム"エキストラ・ワン"も"その他の一人"という自嘲の意味があります。
神埼 ユウキ:一方で非常に負けず嫌い、勝負になると熱くなりやすいです。モブだけどね、それはそれとして。
GM:ほんとか~
神埼 ユウキ:構築としては仲良しの技術班から借りてきたブーメランアスピスで固定値を投げまくり
神埼 ユウキ:完全熱光学迷彩服、イレーストレースの隠密セットで低侵食での隠密攻撃を狙います。カバーもあるよ!
GM:低身長88cmから好意寄せられてたりしないんですか?
神埼 ユウキ:と、突然なんのことですか
GM:89だっけ……
神埼 ユウキ:コメントを控えさせていただきます
GM:しかし便利な性能してるな……
神埼 ユウキ:一般チルドレンらしく器用に仕事をしていきます
神埼 ユウキ:今日もモブ面しながら元気に事件解決するぞ!よろしくおねがいします
GM:してして!
GM:ではお次の人自己紹介お願いします~
白梶 奈々人:自分かな
白梶 奈々人キャラシート
白梶 奈々人:"ニグレド・スミス"白梶奈々人(しろかじ・ななと)。26歳武器屋です。UGNとも提携してるよ。
白梶 奈々人:見た目はラフな格好の気さくな兄ちゃん、性格も大体そんな感じだけど金にはシビア寄り。
GM:武器屋!
白梶 奈々人:そうです!
白梶 奈々人:『黒戸商店』というお店をやっています。ぱっと見は雑貨屋とかなんじゃないかな。
白梶 奈々人:なんで店名と名前が違うのかというと、元店主でちょっと惚れてたお姉さんが店を置いてどっか行っちゃったからですね。
GM:へ~
白梶 奈々人:以来頑張って店を維持して保たせつつ、いつか「何してくれてんだ」と言うためにぼんやりと彼女を探しています。
白梶 奈々人:シンドロームはモルフェウス/ソラリス。モルフェウスパワーで金がいっぱいあります。
白梶 奈々人:基本的にはソラリス社会とこの金でミドルを凌ぎ、砂の加護を飛ばしたり水晶の剣していきます。
GM:お金持ち!
白梶 奈々人:たくさん買うよ。手配師もいっぱいあるし
白梶 奈々人:戦闘では砂塵霊も飛ばせ、あとはカバーと砂塵の城壁で防御したりします。
白梶 奈々人:ミドルで気持ちよくなれれば他のことはあんまり……考えてなくて……がんばります……。
GM:便利な性能してる
白梶 奈々人:以上、よろしくお願いします!
GM:たくさん気持ちよくなってね♡
GM:よろしくおねがいします~
白梶 奈々人:きゃっ
GM:ではネクスト!
東堂蛙太郎:とう、だからオレっちかな
時祭レイ:そうだね。
東堂蛙太郎:ではお先!
東堂蛙太郎キャラシート
GM:カエルじゃんッ
東堂蛙太郎:“クロゥクローク”東堂蛙太郎(とうどう・あたろう)。なんでも屋やってるUGNイリーガルです。
東堂蛙太郎:とある一匹のカエルをオリジンとした、意志を持った独立型レネゲイドビーイング。
東堂蛙太郎:年齢はだいたい20さいくらい。まだまだ若造。
GM:なるほどね
東堂蛙太郎:レネビ~は大体みんなヒトに対しての興味が尽きないものですがこいつは中でもヒトが生み出すカネに目が眩んでしまったRBです。
東堂蛙太郎:オカネスキスキ!
GM:チャリーン
東堂蛙太郎:カネを稼ぐ手段として、普段は人間に擬態し(画像右)、「東堂なんでも請負事務所」という小さな何でも屋を営んでおります。
GM:画像右に出てます ログだとわからないでしょうが
東堂蛙太郎:へへへ
東堂蛙太郎:従業員は街の犬とか猫とか鳩とかの小動物を破格の賃金で雇っており
東堂蛙太郎:それ故に情報収集能力にかけては他の追随を許さないでしょう……と思ったけど今回はみんな優秀ですね。社会値が。
東堂蛙太郎:戦闘面はマジモンのカスであり、攻撃系のエフェクトは持っておらず
東堂蛙太郎:カバーリング主体でシナ1で奥の手の"守護者の巨壁"が使えるくらい。
東堂蛙太郎:ボルアクでちょっとした支援攻撃や勝利の女神なんかも持ってるので
GM:便利じゃん
東堂蛙太郎:何も出来ないことはないと思いますが……へへへ、せいぜいオレっちをラクさせてくれよな。
東堂蛙太郎:そんなかんじ!
GM:今回カネの匂いがしますからね
GM:がんばってください よろしくおねがいします~
東堂蛙太郎:よろしゅう!
GM:では最後!満を持しておくれ!
時祭レイ:いいとも。
時祭レイキャラシート
時祭レイ:時祭(ときまつり)レイ。明るく人懐っこい男装のJKです。
時祭レイ:英国生まれの英国淑女ですが、実家の都合で日本のUGN関係者の家に預けられ、日本の学校に通っています。
時祭レイ:知覚に特化したオルクス能力者で、領域内の事象を余さず把握する《地獄耳》の持ち主です。
時祭レイ:幼い頃にとんがった能力の影響で家族も含めて他人と接触出来ずにいたのですが、
GM:トキントキン
時祭レイ:素敵なおじさまから貰った『お守り』のおかげで能力が安定し、まともに暮らせるようになりました。
時祭レイ:そう、素敵な出会いだったのさ……
GM:おじさまどんなのなんだろうな~
時祭レイ:ふふ……乙女の秘密さ
時祭レイ:以来、そのおじさまのように人を助け笑顔に出来る人になりたいな~と願って
時祭レイ:男装に手を染めました。形から入るタイプなのかもしれない
時祭レイ:性能はRC。《ダンシングシミター》と《完全なる世界》でボッコボコにします。
時祭レイ:ピュアオルクス、ミーミル、Dロイスで取得したAIDA、お金の力でミドルもそこそこ戦えます。
時祭レイ:《妖精の手》もLv1だけど持って来ているのでダイスをフォロー出来るぞ。
GM:便利な能力だ
時祭レイ:とんがった能力にも使いようはあったということさ
時祭レイ:初稼働でいろいろファジーな所もあるかと思いますが、今回は紅一点。
時祭レイ:がんばります。よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいします~
GM:ではそんな4方をお迎えして年越し卓をやっていくよ~
GM:よろしくね
東堂蛙太郎:よろしく~!!
白梶 奈々人:よろしくお願いします!
時祭レイ:よろしく!
神埼 ユウキ:よろしくおねがいします!


【オープニング/白梶奈々人】

GM:登場をおねがいします。
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (31 → 41)
白梶 奈々人:ひい
GM:ひえ……

白梶 奈々人:『黒戸商店』と看板の掛けられた店舗は、一見何も物騒には見えない。
白梶 奈々人:少しヴィンテージ趣味の入った日用雑貨が並び、背の高い店主が暇そうにしている。
白梶 奈々人:そう儲かってもいないように見えるが、本当の稼業は店の裏側にある。
白梶 奈々人:そちらの客が来るのがいいことなのかそうでないのか、未だにわからないままに、店主は欠伸をする。
GM:扉が開く。ツインテールの小さな少女が顔を覗かせる。
少女:「こんにちは~」
白梶 奈々人:「はいよ、いらっしゃいませ」
白梶 奈々人:好きに見ていきな、という風に顎で示す。
少女:てってってと展示品には目もくれず、店主の元へとまっすぐ。
少女:「ほしいのはこっちじゃないんです」
白梶 奈々人:「ああ……だいぶでかい玩具で遊ぶんだな」
白梶 奈々人:世も末だな、と思いながら、バックヤードに続く扉を開ける。
白梶 奈々人:「いろいろあるよ。お試しは勘弁な」
白梶 奈々人:「言ってくれりゃ、そっちの遊び場と提携してっから」
白梶 奈々人:射撃場だの、道場だの。繋がりは幾らかある。
少女:「ふふん」くるくると回りながら、刃物を手に取る。
少女:そのまま回りながら振りながら持ち替えている。
白梶 奈々人:「お試しは勘弁っつったでしょ」
白梶 奈々人:万が一でも当たらぬよう、離れてじっと見ている。
少女:「お試しじゃないでしょ~?」
少女:「お試しってのは」くるくると回りながら距離を詰める。
白梶 奈々人:「あ?」
少女:突きつける。「こういうのでしょ?」
白梶 奈々人:「っ!」
白梶 奈々人:後ろに跳び退る。
少女:「ちぇーっ」
白梶 奈々人:外から見えぬよう、しっかりと閉めた扉に肩がぶつかる。
少女:「これね」ナイフを撫でる。「すごいいいよ」
白梶 奈々人:「……ってえ……」
白梶 奈々人:「……当ててから言いなよ、嬢ちゃん」
白梶 奈々人:「で、当てるならここでは駄目だ」
少女:くるくると弄びながら。「ふぅん……」
白梶 奈々人:「今のはギリ、やんちゃで済ましてやっから、置くか買うかだ」
白梶 奈々人:「な」後ろ手に扉をそっと開ける。
少女:ぱっとナイフを鞘に入れる。
少女:「はあい。じゃあくださいな」
白梶 奈々人:(『大体、武器なんて買いに来るのは正義の味方気取りかサイコ野郎か』)
白梶 奈々人:(『正義の味方気取りのサイコ野郎に決まってるのよ』だっけか)
白梶 奈々人:「オーライ。妙な振り回し方しちゃ駄目だぜ、まったく」
白梶 奈々人:手早く領収書を切ってやる。
少女:「ありがとう~」ニコニコと手を振って。
白梶 奈々人:「毎度。スタンプカードとかはないんで、よろしく」
白梶 奈々人:(……作るとリピーター、来るもんかな)
白梶 奈々人:(……来て欲しくねえな、スタンプ目当てのリピーター……)
少女:「お兄さんも殺そうかな~って思ったけど」出口のドアに手をかけながら。
白梶 奈々人:「うぐ」
少女:「いい武器だったから殺さないであげるね!」
白梶 奈々人:「そ……そりゃあどうも……」
白梶 奈々人:(二度と来て欲しくねえな! これは!)
少女:そのままスキップをしながら店の外へと出ていく。
白梶 奈々人:その背中を見送り、ドアがしっかりと閉まるのを見てから。
白梶 奈々人:ポケットから携帯端末を取り出す。商談の際は必ずつけている。
白梶 奈々人:ボイスレコーダー機能を。
白梶 奈々人:「……もしもし、黒戸商店……はい」
白梶 奈々人:「いや、ちょっと様子のおかしな子が来たもんで。そちらさんのとこならまあいいんですけどね?」
白梶 奈々人:UGN支部へと連絡を行う。
白梶 奈々人:音声データは提出するつもりだ。大口の提携先とトラブルは起こしたくない。
白梶 奈々人:(正義の味方気取り、まあ、ただのサイコ野郎よりはなんぼかマシだろ)
白梶 奈々人:(……なんでまた、そんな最悪寸前の三択で、物を売るんですか、って聞いたことがあったっけ)
白梶 奈々人:(『せめて最悪は防ぐためよ』)
白梶 奈々人:はー、と息を吐く。
白梶 奈々人:「今のはどうかね、だいぶ……最悪に近かったよなあ?」
白梶 奈々人:ぴしゃん、と裏に続く扉を閉めた。
GM:――後のUGN支部からの返答は、該当するオーヴァードなし。
GM:――それから数日後。君はUGN支部からの招集を受ける。
GM:――君の売ったその武器で、何人もの人間が殺戮された痕跡がある、と。


GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能です
白梶 奈々人:少女に、興味/○サイコ野郎 で取得します
GM:OK!


【オープニング/東堂蛙太郎】

GM:登場をおねがいします
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (0 → 10)
東堂蛙太郎:アラ
東堂蛙太郎:しつれいしました 初期値が41なので51です
GM:高いな~


東堂蛙太郎:街の郊外。夜になれば明かり一つない、鬱蒼とした林の奥。
東堂蛙太郎:辺鄙な場所にぽつんと立っている古びた家屋。年季が入っているのか、ぼろぼろの看板には「なんでも請負〼。東堂なんでも事務所」との文字。
東堂蛙太郎:煩雑に並べられた書類の山。たまには整理でも、と手を伸ばした瞬間に。
タイショー:「ワンワンワンワン!!!!」
東堂蛙太郎:けたたましいワン公の鳴き声と共にばしゃりと床に散らばる様を見て。5秒で諦め、どかりと椅子に腰を沈める。
東堂蛙太郎:「オメェで片付けろよ、穀潰し」
東堂蛙太郎:はぁ、と溜息をついて天井を見る。
GM:では、そんな君のもとに訪問者がある。
藤田徹:「よう東堂センセ」藤田徹。君の金ヅ……お得意様だ。
東堂蛙太郎:「んあ……おっ」
GM:既にだいぶ搾り取っているが、まだ君に心酔している。
東堂蛙太郎:「ひさぶりじゃねえの。トオルちゃん」
藤田徹:清潔感のある眼鏡の青年。最初来たときはこうではなかった。
藤田徹:「いやセンセのお陰だわ……“目的”に近づいてる感じある」
東堂蛙太郎:「ふ~~~ん?」隅のダンボールからペットボトルのお茶を投げてやって。
藤田徹:「サンキュ。早苗ちゃんと付き合える日も近いかもしれん」
GM:彼の言う早苗ちゃんというのは、アイドルだ。
GM:本気で付き合おうと考えて、君にアドバイスを求めていた。
GM:当たり障りのない服装改善、肉体改造などを真に受けて真面目になっており、そのたびに君にコンサル料を支払っている。
東堂蛙太郎:「機が良かったよなあ、トオルちゃんはよ」
東堂蛙太郎:「オレっちはついこの間まで、ヒトの外見の良し悪しみたいなヤツ、さっぱりで興味もなかったけど」
東堂蛙太郎:「まー、ちょっこし興味っつーか。カネにも繋がるな……ってトコロで、勉強してたタイミングだったからさあ」
東堂蛙太郎:「アイドルなんてモンに惹かれる気持ちも今じゃあ、わからないでもねえ」
藤田徹:「だろ?あっCDいる?」
東堂蛙太郎:「置いといてくれ」幾らぐらいになるかな。
藤田徹:「いや~なんか、モテるようになってきてさ」
藤田徹:「まあ他の女なんてどうでもいいんだが……」
東堂蛙太郎:「一途だねえ」
藤田徹:「まあな……んでさ、センセ。次何すればいいだろうか」
藤田徹:「やっぱり接触機会が大事だと思うんだけど。コネとかないの?」
東堂蛙太郎:「う~~~~~ん」
東堂蛙太郎:腕組みしながら頭をひねる。
藤田徹:「アイドルの知り合いとか……」
東堂蛙太郎:「ツテのツテのツテ……ぐらいなら無くはねェけど」
藤田徹:「おお!」
東堂蛙太郎:ぶんぶん、と頭を横に振って。
東堂蛙太郎:「割にあわねえし、後が怖すぎる。ダメだな」
東堂蛙太郎:「となると……」
東堂蛙太郎:「チョクで行くのが速ェと思うけどなァ」
藤田徹:「直?」
東堂蛙太郎:「例えばよ。休日に街をゆくカノジョ。そこに現れる……犬」
東堂蛙太郎:ちらりと"従業犬"を見る。寝るな。
東堂蛙太郎:「犬と戯れるカノジョ!そこで現れるトオルちゃん!」
東堂蛙太郎:『すみません、僕の犬が……』
東堂蛙太郎:『あの、ご迷惑をかけたついでに……』
東堂蛙太郎:『付き合ってもらえませんか?』
東堂蛙太郎:「………」
東堂蛙太郎:「どうよ?」
藤田徹:「おお……!」
藤田徹:「流石だ。完璧に一部の隙もねえ」
藤田徹:「つまり……」
藤田徹:「犬を飼い始めればいいんだな」
東堂蛙太郎:「オレっちとトオルちゃんの仲じゃねえか」
東堂蛙太郎:「ウチの"タイショー"でよければ使ってやってくれや」ぴぴぴ、と電卓を打ち込んで。
東堂蛙太郎:「1時間、これぐらいでいいからよ」
藤田徹:「おお……乗った!」
東堂蛙太郎:「よっ!それでこそ男の中の男!トオルちゃん!」
東堂蛙太郎:ガシッと腕を組んで。
東堂蛙太郎:「式には呼んでくれよ?」
藤田徹:「おう!当然だ」
藤田徹:「スピーチしてくれ」
東堂蛙太郎:返事には答えず、ぽんぽんと肩を叩いて。にっと笑う。
藤田徹:「じゃあそういうことで!よろしく頼まあ!」
東堂蛙太郎:「おう!吉報待ってるからよ!」
藤田徹:そのまま彼はうきうきと去っていって。
GM:2,3日の後。
GM:犬だけが君のもとに帰ってきた。
タイショー:「………」
東堂蛙太郎:「………あん?」
東堂蛙太郎:半分ほど残った酒瓶を脇に置いて、怪訝そうに犬を見る。
東堂蛙太郎:いつもは元気十二分に息遣いも荒いコイツが。どことなく気落ちした様子だったから。
東堂蛙太郎:「トオルちゃん、どうだったよ」
東堂蛙太郎:「ま、流石に無茶苦茶言った自覚はあるからよ」
東堂蛙太郎:「詫びの印に今度は少し多めに……」
GM:藤田徹はそれ以来、行方が知れていない。
東堂蛙太郎:「(決してよ)」
東堂蛙太郎:「(情が移ったわけでも、心配してるわけでも無ェ)」
東堂蛙太郎:「(ただ)」
東堂蛙太郎:ピピ、ピピ、ピピ、と次々に鳴る携帯電話。
東堂蛙太郎:両手の"八本指"それぞれで何台ものそれを操作しながら、同時にキーボードを叩く。
東堂蛙太郎:「"飛ぶ"んにゃあまだ、早いぜ、トオルちゃんよ」
東堂蛙太郎:ケケッ、と笑いながら。青い光を放つモニターに向かってぽつりと呟いた。


GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能です。
東堂蛙太郎:藤田徹 P○有為/N心配で取得します。
GM:OK!


【オープニング/神埼ユウキ・時祭レイ】

GM:登場をおねがいします。
時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (42 → 47)
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (33 → 40)


GM:岳舎町。
GM:かつては遷都の計画が持ち上がり整備されたが、その話も立ち消えて久しく。
GM:現在では、古い町並みを保存する活動が進み、当時の趣を残しながら、観光業で成り立っている町。
GM:その町の中に、岳舎町支部はある。
GM:凶悪な怪蛇による旧支部メンバーの全滅を経て、新規人員が招集され、
GM:新生岳舎町支部として再始動を始めたばかりの支部。
GM:その支部のカヴァーは、旧い武家屋敷だ。
GM:立派な塀を構えた屋敷群の一つが、立入禁止の区画となっている。
GM:資料館を模したようなエントランスを抜けたずっと先。関係者以外立入禁止の部屋の奥。
GM:そこにある会議室に、君たち二人は招集を受けていた。
椹木夜未:「……」苛立たしげに腕を組む背の低い少女。高校生くらいだろうか。
時祭レイ:「どうもー。間に合ったかな? 遅刻しちゃったかな?」
神埼 ユウキ:その様子を見てちらりと横目に見る。
時祭レイ:会議室のドアが半開き、その隙間からのぞく顔と声。
椹木夜未:「おっそいっ!」
時祭レイ:「あっはは。誘いは全部断ってきたから、それで許してよう」
時祭レイ:全身を黒のパンツスーツに包んだ女がするりと室内に入り込む。
椹木夜未:「あんた私が年下だからって舐めてんでしょ!」
神埼 ユウキ:「大変ですねえ、人気者は」
椹木夜未:「支部長を敬いなさいっ!」
時祭レイ:でしょー、と指のジェスチャーで返す。
神埼 ユウキ:「褒めてねえ」
時祭レイ:「まさか。申し訳ないと思っているとも」
椹木夜未:“ヘクサメロン”椹木夜未。新岳舎町支部に赴任した若き支部長。
神埼 ユウキ:「あー、申し訳ないですね、支部長……多分この人、誰にでもこんな感じなんで……」
椹木夜未:「私には変えなさいじゃあ!」
時祭レイ:「お詫びではないけど、ボスの綺麗な顔がこれ以上曇らないよう、えーと……あれだ、あれ」
時祭レイ:「ふんこつさいしん?」
神埼 ユウキ:「俺に言われましても。そういう要望が出てますが」
時祭レイ:「でオーダーには応えるとも!」
時祭レイ:大仰な身振りも交えて訴えかける。
椹木夜未:「……よろしい」ブスッとしながら。
椹木夜未:「いい?この岳舎町支部はね、折角私が滑り込……」
椹木夜未:「任じられたのだから、積極的な運用をしていくわ」
神埼 ユウキ:何も聞こえていない、とパタンと耳を塞ぐ。
時祭レイ:聞き流しました、と言わんばかりの仕草。
椹木夜未:「遊撃支部にする。各地の任務にもなるべく志願してねじ込む」
椹木夜未:「支部の名声を高めて、ひいては私の名声を高めなさい」
時祭レイ:「仰せのままに。私たちの責任は重大だね、ユーキ」
神埼 ユウキ:「ええ、そりゃもちろん。こっちに着たときにお聞かせいただいたので」
神埼 ユウキ:「お好きなように使ってくださいよ。あいにく俺は大駒じゃないですけど」
椹木夜未:「駒の大きさで任務達成は決まらないわ」
椹木夜未:「利く駒を早く展開することが大事なの」
神埼 ユウキ:「(時々子供っぽいけど、こういうとこ見ると支部長って感じだな……)」
椹木夜未:「いま失礼なこと考えたでしょ」睨みつける。
椹木夜未:「バカにしてんだな~って感じのやつわかるんだからね!」
神埼 ユウキ:「いや、滅相もない。尊敬の念を新たにしただけですよ、ほんとに」
椹木夜未:「嘘くさ……」
杉下紗弓:「支部長さん支部長さん」長身のスーツの女。
時祭レイ:「あははっ。それじゃ、これからの働きぶりで信じてもら……ん?」
椹木夜未:「何よ口出しして」
杉下紗弓:「そろそろ任務の話してあげてもいいんじゃないかと思うな」
杉下紗弓:“マネイネム・キュービー”杉下紗弓。支部長補佐の後方エージェント。
椹木夜未:「今しようと思ってたの!」
椹木夜未:「あんたのせいでする気なくなったじゃない」
高橋真沙緒:「子供じゃん……あっ」制服姿の女子高生。
椹木夜未:「真沙緒!」
高橋真沙緒:「いやすいませんですけど名前で呼ばないでください!」
神埼 ユウキ:「いやいや、そう言わずに……ええっと、そだ」
高橋真沙緒:“フレール・ジャクリーヌ”高橋真沙緒。所属チルドレンの一人。
神埼 ユウキ:「さっき仰ってましたね、『利く駒を早く展開する』」
神埼 ユウキ:「ってことは、俺ら向きの任務ってことでしょうか。隠密行動が必要とか?」
時祭レイ:「私の《耳》の出番かな?」
椹木夜未:「必要なのは耳と腕」
椹木夜未:「R性の殺人事件が周辺で発生してる」
神埼 ユウキ:「……殺人」
神埼 ユウキ:表情を引き締める。
椹木夜未:「ええ。それもとびきり猟奇的なやつ。ナイフで何度もズッタズタ」
椹木夜未:「被害者にはオーヴァードも居たわ。リザレクト限界まで刺され続けたんでしょうね」
時祭レイ:「成る程……どうりで」机の一角に積まれた資料を手に取る。
時祭レイ:「ケーサツの初動捜査の資料なんてのもあるわけだね」
神埼 ユウキ:「オーヴァードも、居た……一般人も犠牲になってるのか……」
椹木夜未:「当然、そんなのを看過するわけにはいかないでしょ」
椹木夜未:「見つけ出して、始末する。町に被害が出ないうちにね」
時祭レイ:「オーケー、ボス。小耳には挟んでいるよ」
時祭レイ:「確か、凶器の出どころも分かっているとか?」
神埼 ユウキ:「耳が良いな」
時祭レイ:「自慢でね」ふふんと胸を張る。
杉下紗弓:「ええ。凶器は『黒戸商店』のものね」
杉下紗弓:「UGNと提携する武器商。支部にも通報を受けてる」
杉下紗弓:「ちょっと様子のおかしな子が来た、って」
神埼 ユウキ:「ってことは、犯人の人相も見当ついてるんですね」
椹木夜未:「こうよ」
椹木夜未:血ののたくりまくったような奇怪な前衛芸術のような絵を出す。
高橋真沙緒:「ひどすぎる」
神埼 ユウキ:「……えっ、殺害現場ですか?」
時祭レイ:「聞きしに勝る凄惨な現場だな」
椹木夜未:「は?なんで現場の話してるの?」
椹木夜未:「人相の話してたじゃない」
時祭レイ:「………」
神埼 ユウキ:「いやだって……あ、」
神埼 ユウキ:「あー……」なんとなく納得した、という顔をして
時祭レイ:額に手を当てて天を仰いでいる。
高橋真沙緒:「紗弓さん私書き直しますよ」
杉下紗弓:「お願いしようかな。特徴は後で連絡するね」
神埼 ユウキ:「……ええっと、そちらの店主さんとはお話できます?」
神埼 ユウキ:「やっぱり直接本人に確認するのが確実かなと……」
時祭レイ:「……そうだね。それにあれだ、監視カメラ」
時祭レイ:「そういうものが店の周囲にあれば、それで裏付けも取れるだろう」
椹木夜未:「既に招集してる。ただ」
椹木夜未:「共犯の可能性も考慮しなさい」
椹木夜未:「犯人の情報だけ売って、摘発を逃れ続けてる可能性もあるわ。まとめて引っ張れるかも」
時祭レイ:「勿論だとも。しっかり聞き耳を立てさせてもらうよ」
神埼 ユウキ:「了解、警戒しておきます。ご期待にそえるかはわかりませんけどね」
椹木夜未:「そしたら結構な手柄じゃないかしらこれ」
椹木夜未:「そうすれば日本支部から本部、中枢評議会……」
椹木夜未:「足がかりとしては悪くないわ」
神埼 ユウキ:「支部長、野心マシマシっすね……」
時祭レイ:「フ……」
椹木夜未:「当たり前でしょ!じゃなきゃ誰が好き好んでこんな町」
高橋真沙緒:「私地元なんですけど」
椹木夜未:「……」
椹木夜未:「このような責任重大な職位に志願しないけど?」
神埼 ユウキ:「実際良いと思いますよ。目指せる人は上目指してかなきゃ勿体ない」
椹木夜未:「話分かるじゃない。やっぱり誰しも中心に立たなきゃよね」
神埼 ユウキ:「……や、そこは俺、エキストラですので。ひとまず支部長が登り上がるお手伝いをやらせてもらえればと」
椹木夜未:「ふぅん……まあいいわ」
時祭レイ:「このくらい溌剌としていてくれた方が支え甲斐もあるだろうさ。な?」杉下さんを見る。
杉下紗弓:「まあそうね。言い得て妙」
杉下紗弓:「現在、本人の捜索もそうだけど」
杉下紗弓:「周辺の行方不明者もあたってる。人知れず犠牲になってる人が居ないかどうかね」
杉下紗弓:「警察との捜査線の棲み分けも必要でしょう?”彼女”に当てれば犠牲が出る」
神埼 ユウキ:「そうですね、この場合向こうがしっかり仕事した場合のが問題だ」
神埼 ユウキ:「危険のありそうなラインはうまくこっちで引き受けて、余計な被害を増やさないようにしないと……」
時祭レイ:「ああ、大事なことだ。あちらの顔を立てつつ、だからね」
椹木夜未:「声だけでかいやつの顔を立てなきゃならないのは癪だけど」
椹木夜未:「まあ、仕事に必要なら我慢してやるわ」
時祭レイ:「その忍耐が報われるよう、私たちも微力を尽くそう」
時祭レイ:「で、だ。話を戻すけど」
時祭レイ:「例の店主とは段取りが付いているかな? こちらから出向くかい?」
椹木夜未:「ついた上でこちらから出向く」
椹木夜未:「なにか押収できるかもしれないでしょう」
神埼 ユウキ:「抜け目ない。了解です」
神埼 ユウキ:「後は現場の再確認か。時祭さんの"耳"ならなにか捉えられるかもしれないし」
高橋真沙緒:「やることは多そうだよね……」
時祭レイ:「ユーキの“視座”も当てにしているよ。なに、千里の道も一歩からとこの国では言うだろう」
時祭レイ:「ひとつひとつ、積み重ねて行こう。焦れば重要なファクターを見落としてしまうからね」
神埼 ユウキ:「ご期待どうも、ほどほどに飛ばせてもらいます」
神埼 ユウキ:「ひとまずこんなところかな。任務は俺と時祭の二人で?」
椹木夜未:「あと真沙緒」
高橋真沙緒:「だから名前ヤなんだって……」
神埼 ユウキ:「名字呼びでとのご要望ですが……」
椹木夜未:「高橋!」
時祭レイ:(キュートな名前だと思うけどなぁ)微笑ましげに見つめている。
椹木夜未:「とにかくあんたらでチーム組んで動きなさい!」
神埼 ユウキ:「ありがとうございます。じゃ、お2人ともよろしく」
椹木夜未:「報告は逐次!戦力の不足を感じたら連絡!」
高橋真沙緒:「あっうんよろしくお願いします」
時祭レイ:「心得ているとも。二人とも、よろしくね」パチコン、と片目を瞑る。
高橋真沙緒:「かっこいい人だなあ……」
神埼 ユウキ:「ああいうのが決まるのずるいよなあ」
杉下紗弓:「ああ、そうだ。これは未確認事項なんだけど」
神埼 ユウキ:「はい?」
杉下紗弓:「暫定名“特進域(アドバンスド)”。覚えておいて」
高橋真沙緒:「なんですかそれ」
時祭レイ:「Advanced?」
杉下紗弓:「この町に漂っている、特殊なレネゲイドの残滓みたいで」
杉下紗弓:「効用は……なんと言えばいいのかな」
杉下紗弓:「体感侵蝕率の誤認」
神埼 ユウキ:「誤認……?わからなくなる、ってことですか?」
高橋真沙緒:「なんか危ないやつですか……?」
椹木夜未:「正しく認識できてれば帰還には問題ないわ」
時祭レイ:「ふむ。体感……か」
椹木夜未:「そうじゃなくて、身体は侵蝕深度を高いと判断する」
椹木夜未:「侵蝕深度が必要なほどの大技を、たやすく撃てるほどにね」
特進域(アドバンスド)
 打ち倒された神級ジャームの残滓の影響によるとされる、特殊なレネゲイド波動。
 ステージ限定効果。エフェクトの侵蝕率制限を-20する。
神埼 ユウキ:「それは……自分が動く分には有利ですけど……」
神埼 ユウキ:「調子乗って大技撃ちまくると、それはそれで危険そうだな」
時祭レイ:「ユーキは燃費良いはずだからともかく」
時祭レイ:「私とマ……高橋くんは要注意、かな」
椹木夜未:「調査しようとしたんだけどね、これも」
神埼 ユウキ:「現時点ではまだはっきりしない、というか対策できない?」
椹木夜未:「研究してた施設がFHの強襲で壊滅した」
神埼 ユウキ:「それは、また……なかなか落ち着けないですね」
椹木夜未:「適合率の話もあるでしょ」
高橋真沙緒:「ああ……私のやつですよね」
高橋真沙緒:「遺産適合率が、この町ではすごい高いってやつ」
椹木夜未:「だから。レネゲイド自体が異常な特殊性を持ってても、不思議ではない」
神埼 ユウキ:「特殊な街なんですね……改めて」
椹木夜未:「身体のレネゲイド受容に対する閾値が低くなるのかもって線ね」
椹木夜未:「とにかく、今するべきことはその研究でもないわ」
椹木夜未:「そのサイコ女の撃破!」
神埼 ユウキ:「まずは目の前の事件から、ですね。了解しました」
時祭レイ:「オーケー。心に留めておこう」
高橋真沙緒:「了解ですっ!」
椹木夜未:「それから。絶対死なないこと。ジャーム化もね」
椹木夜未:「そういうの出ると査定に響くんだから」
神埼 ユウキ:「………」
時祭レイ:「……ま。そこは安心して待っていてほしいな」
神埼 ユウキ:きょとんとして、上官を見る。
時祭レイ:苦笑しながら支部長の手を取り、
時祭レイ:「言ったはずだよ。ボスの綺麗な顔がこれ以上曇らないよう、オーダーに応える、とね」
椹木夜未:「ひえっ」
椹木夜未:「何すんのよ!」ブンと振り払う。
高橋真沙緒:「はわ~」
時祭レイ:「おっと。刺激的だったかな?」
神埼 ユウキ:二人の様子を見て、思わず吹き出す。
椹木夜未:「笑うなっ!」
神埼 ユウキ:「こりゃ失礼を」
椹木夜未:「あんた達やっぱり……私への敬意が足りてないっ!」
神埼 ユウキ:「(不器用なんだなあ)」
神埼 ユウキ:「そんなつもりはないんですけど。とりあえず、成果を出して忠誠心を示しますか」
神埼 ユウキ:「"エキストラ・ワン"、任務につきます。最後のオーダーも確かに」
時祭レイ:「おかしいな……敬意に満ちた発言のつもりなんだが……」頬をかき。
時祭レイ:「いいとも。“レイディアンス”、任務を拝領する」
GM:そうして、岳舎町支部が始動する。


GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能です。
神埼 ユウキ:ロイス 椹木夜未 ○P:敬意/N:嫉妬
神埼 ユウキ:とりあえず以上かな!
時祭レイ:ユーキに ●連帯感/食傷 、 ボスに ●慈愛/不安 にて。
GM:嫉妬たすかる


【ミドルフェイズ1】

GM:全員登場です。登場をどうぞ
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (40 → 43)
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (41 → 45)
白梶 奈々人:よし
時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (47 → 53)
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (51 → 56)


GM:岳舎町 武家屋敷街 岳舎町支部
椹木夜未:「……ということで」
椹木夜未:「行方不明事案を捜査してるイリーガルを招集したわ」
神埼 ユウキ:「早速の応援、助かります」
東堂蛙太郎:「うい。ご紹介に預かった、“東堂なんでも請負事務所”所長の東堂蛙太郎」
東堂蛙太郎:どうぞよろしくな嬢ちゃん坊っちゃん、と四本指の手をひらひらと振る。
東堂蛙太郎:"慣れ親しんだ方"の姿。UGNだとこういう時はラクな姿でいいのが助かるね。
神埼 ユウキ:「(蛙だ……)」
時祭レイ:「トード?」Croak、と喉の奥で鳴き真似をする。
神埼 ユウキ:口に出すと失礼になるのかな、と口をつぐんだ。横であっさり同じ感想が飛んだが。
東堂蛙太郎:「へっへっへ。ヒキガエルってよりはフロッグがオリジンだけどよ。まあよろしく頼んまあ」
椹木夜未:「……着ぐるみ芸人を呼んだ覚えないんだけど!」机をどんと叩く。
高橋真沙緒:「落ち着いて~……」
神埼 ユウキ:「ええと、失礼……に、なるのかな。レネゲイドビーイングの方で?」
東堂蛙太郎:「新任の支部長ちゃんはオレっちのこのキュートな姿がお気に召さねえようだがよ」
東堂蛙太郎:「まあ、そこの坊っちゃんの通り。RBってやつよ」
神埼 ユウキ:「キュートっていうかシュールじゃねえかなぁ」
時祭レイ:「そうかい? 十二分にキュートじゃないか。遊園地のマスコットにだってなれるさ」
神埼 ユウキ:「坊っちゃんって……若造と言われればそうですけども」苦笑しつつ。
椹木夜未:「ああもうへんなやつ……絶対変なやつ……」
東堂蛙太郎:ぱちん、と指を弾く。どろりと肉と衣服が溶けたかと思えば、次の間にはぼさぼさの髪、青白い肌の少年の姿。
椹木夜未:「ぎゃーっ!」
時祭レイ:「おや。……そうか、人前に出る時はそちらというわけだね」
時祭レイ:支部長をどうどうしながら。
東堂蛙太郎:「まあな。流石にカタギ相手にあのカッコで商売は出来ねえからよ」
高橋真沙緒:「うわ~ちょっとシュールかも」
神埼 ユウキ:「キュートよりハンサムの方なフォルムを使ってると」
東堂蛙太郎:にっ、と笑って。「で、オレっちがここに呼ばれたワケ」
杉下紗弓:「あなたの調べている事件。こちらと繋がりがあるのかもしれない」
東堂蛙太郎:「数日前の……あー、殺人事件?それと関係してるって?」
時祭レイ:「『カタギのお客さん』のことだね」
東堂蛙太郎:がりがり、と頭を掻いて。「おう。この先も有望なクライアントだったってのによ」
神埼 ユウキ:「失踪したお客……ご友人を探してる、ってことでしたか」
時祭レイ:「事に至る経緯を伺ってもいいかな? そちらの守秘義務もあるだろうけど」
東堂蛙太郎:「んー。まあ、お得意サマの頼みとあっちゃあな」
椹木夜未:「守秘義務なんかよりも守護者優先よ!」
東堂蛙太郎:つらつらと、藤田徹とのこれまでの経緯を簡単に語って。
高橋真沙緒:「……あの~……それ……」
神埼 ユウキ:「どうどう、落ち着いて支部長……えーっと」
時祭レイ:「夏川早苗、気鋭のアイドルだね。代表曲は……」曲名をいくつか挙げる。
高橋真沙緒:「詐欺では……」
東堂蛙太郎:「そんなワケで、勢い勇んで愛しの早苗チャンと交際を迫るべく戦地に向かったのが2,3日前……」
神埼 ユウキ:「戦、起きる可能性あった?」
神埼 ユウキ:「大戦どころか小競り合いの気配すら見えないんですケド」
東堂蛙太郎:「滅多なコト言うもんじゃねえ! ちゃんと目覚ましい成果だって出てるんだからよ……」
時祭レイ:(公権力との小競り合いが起きた可能性はあるな……2、3日なら拘留の可能性も……)
神埼 ユウキ:「彼個人としてはね?目標には近づけてたかそれ!?」
東堂蛙太郎:「オレっちを頼ってくるまでのアイツよりは、少なくともな……へへ」
東堂蛙太郎:「……ま、そんぐらい、なりふり構わなかったトオルちゃんがよ」
東堂蛙太郎:「玉砕するにしても、オレっちにひとつの連絡も入れずに消えちまうってのは、まあ考えられねえ」
東堂蛙太郎:「殺人事件。……オレっちが調べた限りじゃあ、表沙汰になってる被害者のリストにゃあ、ヤツの名前は見つからなかったが」
東堂蛙太郎:ううん、と唸る。
神埼 ユウキ:「師匠ヅラに邪さがにじみ出てる……のはまあ、今は置いといて」
時祭レイ:「トード。念のためだが、警察に確認はしたかい?」
杉下紗弓:「確認結果はこちらでも持っています」
杉下紗弓:「……そんな人物は存在しない、と」
神埼 ユウキ:「……どういうことです?」
時祭レイ:「……?」
椹木夜未:「何それ。元々偽名かなんかってこと?」
時祭レイ:「うん、気になる返答だね」
東堂蛙太郎:ぐっと眉間を抑える。
神埼 ユウキ:「戸籍に残ってない……ってことなら、それこそ東堂さんみたいなRBとか」
神埼 ユウキ:「あるいは、FHとかどこかの組織の……?」
椹木夜未:「情報が足りないわね。とにかく、ただのアホである可能性が低いわ」
椹木夜未:「曰く付きのアホである可能性が濃厚」
神埼 ユウキ:「アホは確定なんですね」
東堂蛙太郎:「うん」
神埼 ユウキ:「お墨付きかぁ」
時祭レイ:「あらゆる意味で一筋縄では行かないということか」
椹木夜未:「調査候補に含めて。それから、蛙太郎」
椹木夜未:「あんたもこっちの捜査についてきてもらう」
時祭レイ:「私たちはこれから、殺人事件の方の、凶器の出どころに話を聞きに行く所なんだ」
東堂蛙太郎:「じゃあオレっちはこんな所で……あん?」
時祭レイ:「トード。君にも同行してほしい」
東堂蛙太郎:「喧嘩、弱いんだけどよう」
椹木夜未:「イリーガル一人……一匹?で嗅ぎ回って死なれたらうちの支部の失点になるの」
神埼 ユウキ:「イリーガルってことなら強制はできませんけど」
東堂蛙太郎:はああ、と息を吐いて。
神埼 ユウキ:「どうせ動くんなら共同したほうが色々効率がいいでしょ?」
東堂蛙太郎:「……ま、それもそうか」ん、と伸びをして。
東堂蛙太郎:「精々報酬にイロは付けてくれよな、嬢ちゃん」
東堂蛙太郎:「支部長の度量ってやつがよ。それで明らかになるってのがオレっちの持論だからよ」
椹木夜未:「成功したらいくらでも出してやろうじゃない」
杉下紗弓:「上限はつけようか?」
東堂蛙太郎:「(チッ……)」
神埼 ユウキ:「言い値にしたらふっかけられそうですしね」
神埼 ユウキ:冗談めかして。
時祭レイ:「あっはは。ま、今後の良いお付き合いのためにも、そこは飲み込んでおくれ?」
神埼 ユウキ:「っと、失礼。"エキストラ・ワン"、神埼ユウキ」
神埼 ユウキ:「あんたと同じで喧嘩は苦手。得意なのは雑務諸々と不意打ち。今後ともよろしく」
時祭レイ:「“レイディアンス”、時祭レイだ。彼はこう言うが、体を張るのは私とユーキがやらせてもらうよ」
神埼 ユウキ:「苦手って言ってるのにホイホイ頭数に入れてくれるなあ!?」
東堂蛙太郎:「ん。ヨロシクなぁ、ユー坊にレイ嬢よう」
高橋真沙緒:「“フレール・ジャクリーヌ”も一応……高橋です」
時祭レイ:「おや。乙女を一人で矢面に立たせるのかい?」ニッ。
東堂蛙太郎:「タカハシ、タカハシ……なに?」名前で呼ぶのが好きなのだ。
神埼 ユウキ:「はいはい、男女平等ね。あんまり期待はしないでくれよ」
椹木夜未:「真沙緒」
東堂蛙太郎:「よろしくなあ!マサ!」
高橋真沙緒:「マサかあ~~~……」
東堂蛙太郎:「まあ、精々オレっちをラクさせてくれや。……バトってもう限界ってんなら、盾になるくらいはしてやっからよ。応相談で」


GM:『黒戸商店』と看板の掛けられた店舗は、一見何も物騒には見えない。少しヴィンテージ趣味の入った日用雑貨が並ぶ。OPにそうあったからそうだ。
椹木夜未:「ということで、強制捜査するから」
椹木夜未:店主に向けてふんぞっている。
白梶 奈々人:「はあ、もうこっちとしちゃなんも言えねえですけどね」
白梶 奈々人:やれやれ、といった顔。
神埼 ユウキ:「支部長、もう少しこう、手心というか……」
白梶 奈々人:「一応商品には気ぃつけてもらっていいですか」
東堂蛙太郎:様子を耳にしながら店内の商品を物色している。お、コレ回せば売れそう。
白梶 奈々人:「あの子が『お試し』した時にシールドが一個微妙にダメんなってるんで……」
白梶 奈々人:使用には差し支えないが、売り物としては傷が入ってしまったらしい。
椹木夜未:「高橋あんたやりなさい。詳しいでしょ」
時祭レイ:「勿論だとも。一通りUGNに話したと思うが、事情聴取にも協力してもらえるとありがたいな」
高橋真沙緒:「別に私は詳しくないですけどお~……」
白梶 奈々人:「そりゃやるよ、犯人扱いされてたまるかっていう」
白梶 奈々人:「……ん?」
白梶 奈々人:「あれ、あれか。君、上にお姉さんいる?」高橋さんに。
高橋真沙緒:「えっあっはい……姉のお知り合いですか?」
白梶 奈々人:「仕事でちょいちょいな。……じゃあまあ、多少は安心か……」
白梶 奈々人:"ミサ"とは、業務である程度の信頼関係は築いている、つもりだ。
神埼 ユウキ:「商売の邪魔にはならないよう、できるだけ気をつけるつもりですんで……」
白梶 奈々人:「もう既にあの子に邪魔されてるって話だけどな、ったく……」
神埼 ユウキ:「こちらとしても、提携できる相手は貴重ですから」
東堂蛙太郎:「災難だったなあ、旦那」
椹木夜未:「んで」ばんと机を叩く。「実際どうなのよ」
椹木夜未:「ああいう連中に売りさばいてるの?」
神埼 ユウキ:「ちょっと、支部長!?」
白梶 奈々人:「今回しくったのは確かだよ。ただ、いつもなわけがあるか」
白梶 奈々人:「……武器屋って特性上、何に使われるかわからんってのはあるが」
白梶 奈々人:「それでも、最低限……最悪は防ぐようにはしてる」
神埼 ユウキ:「『お試し』でだめにされたって仰ってましたね、さっき」
神埼 ユウキ:「暴れまわられた感じですか?」
白梶 奈々人:「回られはしたな。くるくるっと」
白梶 奈々人:「そこまで派手にはやってねえが、こっちに向けてきた」
東堂蛙太郎:「うへえ」ぶるりと身震い。
白梶 奈々人:「俺、直にやり合うのは苦手なんでね。一旦退くしかなかったのさ」
時祭レイ:ぐるりと店を見回し「『奥』の方で、か」
白梶 奈々人:「そういうことだよ。見るかい? できれば触って欲しくねえが」
神埼 ユウキ:「正解だと思いますよ。素直に譲ってなかったら、被害者が一人増えてたかも」
白梶 奈々人:親指で奥を指す。
白梶 奈々人:「嬉しいね、俺学生時代から正解取るの苦手でね」
高橋真沙緒:「じゃあお願いしまーす……」
白梶 奈々人:「あとは……そうだな。人相の話はもうしたし……」
白梶 奈々人:扉を開ける。
時祭レイ:「ああ、人相のことなんだけど」
時祭レイ:凄惨な殺害現場のような絵を思い浮かべ。
白梶 奈々人:奥には、しんと静まり返った部屋があり、武器が並んでいる。
白梶 奈々人:「ん?」
神埼 ユウキ:「後でもう一度確認いただけますかね。……色々とその、事故が」
白梶 奈々人:「事故? 事件だけじゃなくて?」
白梶 奈々人:そりゃ大変だな、という顔。
椹木夜未:「これよ」自信満々に凄惨な絵を突き出す。
高橋真沙緒:「あっ私が書き直してからにして……」
白梶 奈々人:「……事故現場? これが?」
神埼 ユウキ:「折れないなあんた!」
東堂蛙太郎:「………想像以上にエグイ手法だなァ」
時祭レイ:額に手を当てて天を仰いでいる。
白梶 奈々人:「え、人相と事故に何が……」
神埼 ユウキ:「違うんです……」
神埼 ユウキ:頭を抱えて下を向く。
白梶 奈々人:「んんん?」見つめ直す。
東堂蛙太郎:「絵心あるなァ、支部長チャンよ。これほど正確に(殺害現場を)表せるとはよう」
東堂蛙太郎:「フツーじゃねえ」
椹木夜未:「分かるじゃない」
白梶 奈々人:「『髪は上の方でふたつに結って……赤っぽい色』」
白梶 奈々人:「『で、なんだかやたらと嬉しそうにしてて』……これ、目か?」
白梶 奈々人:「『ヒラヒラの服を着てた』あー、この、なんか広がってるやつ」
神埼 ユウキ:「あ、解読していただいて……お手数おかけします……」
白梶 奈々人:「ということか! 事故か、そうだな!」
時祭レイ:「マスターは審美眼をお持ちだったか」肩を竦める。
白梶 奈々人:「髪がいけねえな、本気で赤いから……」
東堂蛙太郎:「?」きょとんとした顔。
椹木夜未:「?」
白梶 奈々人:「伝言ゲーム、難しいな。支部長ちゃん」
白梶 奈々人:困ったもんだ、という顔。
神埼 ユウキ:コホン、と咳払い。
神埼 ユウキ:「話を戻してですね。凶器にされているというナイフの話ですけど」
神埼 ユウキ:「なにか特別な一品だったりしたんですかね」
時祭レイ:「この子が」絵を指し、
時祭レイ:「『すごくいい』品だと言っていたそうだね」
白梶 奈々人:「まあ、いいものではあるよ。うちがきっちり確認して仕入れたやつだ」
神埼 ユウキ:「良い品ではあった、けど一品物とかではなかった?」
白梶 奈々人:「保管状態も気を配ってる」《細菌環境操作》を使用している。
白梶 奈々人:「そうだな、何か特殊なブツではない」
白梶 奈々人:「普通のナイフだよ。投げてよし切ってよし」
白梶 奈々人:「……一般人はともかく」
東堂蛙太郎:「じゃ、使うブツの悪影響で~、とかじゃあなく」
東堂蛙太郎:「やっぱり、その使ったヤツ側の問題って事かよ」
神埼 ユウキ:「そういうことになりますかね」
白梶 奈々人:「そういうことにしておいてくれねえかな……」へろへろしている。
高橋真沙緒:「ああ、代償だったりってわけじゃないってことですね」自分の手をにぎにぎする。
神埼 ユウキ:「(店主が嘘をついていなければ、だが)」
神埼 ユウキ:思考の後半は口に出すことはなく。
白梶 奈々人:「そうそう、エフェクト強化能力なんかも、こっちではなんもしてない」
時祭レイ:「ふむ……」
時祭レイ:「ここに少女がいたなら、なにか残留反応や痕跡が残っているか、とも思ったけど」
時祭レイ:「マスターの様子や部屋の保管状態からすると、その線は薄そうだね」
白梶 奈々人:「悪いね。俺も何か残ってたくらいの方がまだマシだったよ……」
白梶 奈々人:疑われていることくらいはわかっている。
東堂蛙太郎:「巻き込まれただけじゃねえか?」
椹木夜未:「現場じゃなさそうね、少なくとも」
東堂蛙太郎:「似たような商売やってる側からするとよ。ちったあ同情しちまうな」
白梶 奈々人:「ありがてえな。次安くしとくよ」
東堂蛙太郎:「へへへ。"黒戸"は支払いキッチリ、ビタイチまからねえもんだなと敬遠してたがよ。ハナシが分かるじゃねえの、旦那」
東堂蛙太郎:上機嫌に笑う。
神埼 ユウキ:「っと、俺ももっと同情を前に出すべきだったか」
神埼 ユウキ:「今からでも間に合いますかね」
白梶 奈々人:「こういう時くらいは世辞も言うし……」
東堂蛙太郎:「世辞……世辞!?」
白梶 奈々人:「ちっと遅いな、少年」にっと笑う。
神埼 ユウキ:「残念無念」
時祭レイ:「ふふ。次回の課題にしようね、ユーキ」
神埼 ユウキ:「勉強させていただきました。っと」
時祭レイ:「ともかく、現時点で少女について類推出来る情報はないね」
神埼 ユウキ:「次の現場に向かいますか?支部長」
椹木夜未:「そうね。足跡を追うほうが重要だわ」
椹木夜未:「こっからはあんたたちでやりなさい」
東堂蛙太郎:「なんだよ。手伝ってくれねえの?」
時祭レイ:「支部長ともなればご多忙なのさ。私たち以上にね」
神埼 ユウキ:「事件全部の現場に出てたら体がいくつあっても足りないしな」
椹木夜未:「もしあんたたちで手に負えなくなったら呼びなさい」
GM:このセッションでは、支部長に助けを求める、が選択可能です。
GM:選択した場合、クライマックス戦闘を終了しますが、
GM:シナリオ経験点が得られなくなります。また、未撃破エネミーのEロイスをバックトラックに使用できず、経験点にも換算されません。
時祭レイ:「ボス、マスターはどうしてもらおうか? 重要参考人だが、同行してもらうかい?」
白梶 奈々人:「え、あんたたちに入ってんのかい、俺」
東堂蛙太郎:「お、そいつぁいい」「足りない手が補える」
椹木夜未:「入って。あんたの武器でしょう」
神埼 ユウキ:「そりゃ手伝ってもらえるならありがたいけど……いいんですか?」
白梶 奈々人:「そりゃそうだ。俺の売っちまった武器で……」
白梶 奈々人:「あー……」
白梶 奈々人:「あんたらほど、正義の味方って顔はできないけど。それでいいなら」
時祭レイ:「マスターは推定犯人の顔を見ている。拠点も割れている」
神埼 ユウキ:「(まあ、近くにいてくれたほうが怪しい動きは止めやすいが)」
時祭レイ:「口封じの可能性もあるからね。近くにいてくれた方がありがたいのは確かだ」
時祭レイ:(その方が監視もしやすい。色がハッキリするまでは、ね)
神埼 ユウキ:「……正義の味方、か」
神埼 ユウキ:はは、と小さく笑って
神埼 ユウキ:「そこまで気取ったもんやらなくても大丈夫でしょ」
東堂蛙太郎:こええこええ、と肩を竦める。
白梶 奈々人:「ならまあ、こっちの安全もあるしな。多少は付き合うよ」
白梶 奈々人:(……サイコでも正義気取りでもない、ただの商売人のつもりなんだが)
白梶 奈々人:(必要な人間が必要な時に使う、それでいいだろ、と普段は思っているんだが)
高橋真沙緒:「よろしくおねがいしまーす」
白梶 奈々人:(……見ちまったんだよなあ、ニュース……)
白梶 奈々人:「よろしく。ああ、そうだ。ちゃんと名乗ってなかったっけか」
白梶 奈々人:「"アルベド・スミス”白梶奈々人。武器屋」
神埼 ユウキ:「"エキストラ・ワン"神埼ユウキ。ケンカは得意じゃないけど今回は男女平等で前衛、よろしくです」
白梶 奈々人:「ま、よろしく」
時祭レイ:「“レイディアンス”、時祭レイ。正義の味方とはくすぐったいが、尽力しよう」
東堂蛙太郎:「"クロゥクローク"の東堂蛙太郎。ケチななんでも屋の、レネゲイドビーイング」
東堂蛙太郎:「オレっちも殺人鬼相手はチト怖いからよ。後でま、見繕ってくれよな、旦那」ちらりと奥に視線をやる。
高橋真沙緒:「あっ“フレール・ジャクリーヌ”です。高橋真沙緒です」
白梶 奈々人:「ミサの妹がマサなわけね。なるほど」
椹木夜未:「“ヘクサメロン”が人員各位に命じる」
椹木夜未:「我等は切り裂く剣か?刺し貫く槍か?はたまた叩き割る斧か?」
椹木夜未:「否。盾の本分を全うせよ。以上」


GM:シーン終了。ロイスの取得と……
GM:あと武器・防具のみ、調達も可能です
神埼 ユウキ:やったー!
白梶 奈々人:わあい
東堂蛙太郎:イェ~イ!
時祭レイ:ヤッター!
神埼 ユウキ:あ、武器防具のみってことは
神埼 ユウキ:照準器もだめか
神埼 ユウキ:まあとりあえず東堂白梶組の武器からかしら
白梶 奈々人:あ、自分はあれですね
神埼 ユウキ:とりあえずロイス取ろう
東堂蛙太郎:白梶 奈々人 P○連帯感/Nまからない で取得します
白梶 奈々人:着ぐるみとかを先に買う方がいいかも
神埼 ユウキ:あ、なるほど
白梶 奈々人:最悪シールドがある
東堂蛙太郎:ほほう
白梶 奈々人:あ、あと!
白梶 奈々人:ユウキくんに水晶の剣使えますか
神埼 ユウキ:やったー!
東堂蛙太郎:クリスタルアスピス!
GM:どうぞ~
白梶 奈々人:ありがとー
時祭レイ:カキーン
白梶 奈々人:じゃあまずそれから
白梶 奈々人:コンボ『再結の晶石』《水晶の剣》侵蝕4上昇。
白梶 奈々人:ユウキくんのブーメランアスピス対象
白梶 奈々人:攻撃力が+6。こちらが100%になったら+8になります。
神埼 ユウキ:わーい!これでクリスタルシールド!
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を4増加 (45 → 49)
白梶 奈々人:ロイスはどうしようかな
時祭レイ:クリシー(射撃)
東堂蛙太郎:そうとは
白梶 奈々人:蛙太郎くんに○親近感/まからねえよ
神埼 ユウキ:まからないね……
神埼 ユウキ:ロイス 白梶 奈々人 ○P:連帯感/N:不信感
時祭レイ:明朗会計だ
神埼 ユウキ:ありがとうだけどそれはそれとして
東堂蛙太郎:ケロケロ……
白梶 奈々人:ふふ
東堂蛙太郎:じゃあ狙います ボルアクを
東堂蛙太郎:頼むぞ黒戸商店!
東堂蛙太郎:3dx+4>=15
DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 9[2,7,9]+4 → 13 → 失敗

白梶 奈々人:おっ
東堂蛙太郎:財産2点払う!
白梶 奈々人:まいどあり!
神埼 ユウキ:金が潤沢
東堂蛙太郎:結構お得だった!
時祭レイ:チーン(レジの音)
東堂蛙太郎:スタンプおねがいします
白梶 奈々人:ねえよ
東堂蛙太郎:シュン…
神埼 ユウキ:東堂君も防具はきぐるみが良い感じかな?
白梶 奈々人:じゃあ戦闘用着ぐるみを手配師(ストーン)使用して
東堂蛙太郎:あーそうですね それかシューティングジャケットかボデマか みたいな?
白梶 奈々人:7dx+2>=14
DoubleCross : (7DX10+2>=14) → 10[3,4,5,7,8,9,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

白梶 奈々人:っしゃ
東堂蛙太郎:ホームが強い
白梶 奈々人:装備して以上!
時祭レイ:黒戸商店からの持ち出しだ
白梶 奈々人:あ、いや
白梶 奈々人:ウェポンケースに入れた方がいいな
白梶 奈々人:入れます。以上!
神埼 ユウキ:生活の知恵
神埼 ユウキ:せっかくだしきぐるみ狙っちゃうか
神埼 ユウキ:マイナーで<完全熱光学迷彩服> コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:オートで<ブーメランアスピス>起動 コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:隠密状態となり、イレーストレースの効果で自身が隠密状態で行うあらゆる判定のダイス+2、攻撃のダメージ+5
神埼 ユウキ:更にこの判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (43 → 44)
神埼 ユウキ:で、きぐるみの調達します
東堂蛙太郎:オイオイオイ
神埼 ユウキ:3DX+2+4@10>=14 調達
DoubleCross : (3DX10+6>=14) → 8[3,6,8]+6 → 14 → 成功

白梶 奈々人:全力
時祭レイ:ピッタリ
神埼 ユウキ:よしぴったり成功。東堂君にあげる
白梶 奈々人:すごい
東堂蛙太郎:やっちゃ~!
東堂蛙太郎:装備しとこ
白梶 奈々人:あ、そうか、砂の加護もありますので
白梶 奈々人:必要な時言ってね。まだ余裕あるし
神埼 ユウキ:ありがてえ……
時祭レイ:では最後。ロイスはこちらもマスターに ●連帯感/不信感 にて
時祭レイ:お買い物はボルトアクションライフル。
時祭レイ:ミーミルを手配師に変更、AIDAの社会ダイス増も加えて……
時祭レイ:(4+3+3)dx+2>=15
DoubleCross : (10DX10+2>=15) → 10[2,2,2,3,4,5,6,7,9,10]+1[1]+2 → 13 → 失敗

神埼 ユウキ:惜しい
時祭レイ:お小遣いを2点出しましょう。で、マスターにそっと手渡します
白梶 奈々人:ありがとーー
東堂蛙太郎:お金持ちーズ
時祭レイ:フ……
白梶 奈々人:現在クリシー装備中につき、所持だけしておきます
神埼 ユウキ:私は以上かな!
白梶 奈々人:こちらも以上!
時祭レイ:こちらも以上です。
東堂蛙太郎:おなじく!
GM:OK!


【ミドルフェイズ2】

GM:情報収集シーンです。登場は自由にしてね
東堂蛙太郎:ウオーッ!
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (56 → 64)
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (49 → 53)
時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (53 → 54)
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (44 → 50)


GM:情報項目はこう
・殺人少女について 情報:UGN,噂話,裏社会 難易度7/11
・藤田徹について 情報:UGN,噂話,裏社会 難易度9
GM:あとから増えるかも
東堂蛙太郎:なるほどね
時祭レイ:財産ある組が待機しましょうか と思ったんですが
時祭レイ:みんな財産あるんですね(4,7,18,18)
東堂蛙太郎:UGN,噂話、裏社会はヘンチマンあるのでコネ使えますよ
白梶 奈々人:ざくざく
神埼 ユウキ:あ、ヘンチマンなんですけど
白梶 奈々人:相棒があるので+2できます
神埼 ユウキ:あれオートアクションかな?
東堂蛙太郎:どうだろ
神埼 ユウキ:隠密中だとオートアクションの対象にならなくて……
GM:オートってことにしようか コネが多分そうだよね
GM:あ~
東堂蛙太郎:なるほど
神埼 ユウキ:あ、そもそもコネがメジャー前のオートアクションだったと思うからどっちにしろだった
GM:じゃああきらめて
神埼 ユウキ:はーい まあ自力でなんとかできるでしょう
東堂蛙太郎:見せてくれや!
東堂蛙太郎:まあ 全員なんとかなりそうならトオルちゃんいこうかな
白梶 奈々人:少女いきたい気持ちはありますが
神埼 ユウキ:私からかな 殺人少女については最大11ということでいいでしょうか
神埼 ユウキ:あ、そっか
GM:そうです 7と11で別情報出るよ~
白梶 奈々人:どっちでもいいです!
神埼 ユウキ:まあ全員得意な部類だから行きたいところ優先で良さげか
東堂蛙太郎:ぽいですよね
神埼 ユウキ:二人にお願いしましょうか 待機しよう
白梶 奈々人:じゃあすいません、いかせていただきます
時祭レイ:お願いしましょう!
東堂蛙太郎:どうぞ~!
白梶 奈々人:殺人少女について 情報:UGNで、要人への貸し(ストーン)と相棒使用。
白梶 奈々人:7dx+3>=11
DoubleCross : (7DX10+3>=11) → 6[3,3,4,5,5,6,6]+3 → 9 → 失敗

白梶 奈々人:財産点2支払って11に
東堂蛙太郎:おみごと!
白梶 奈々人:残り10点か
白梶 奈々人:16点だった
東堂蛙太郎:では藤田徹について 難易度9を噂話で。
東堂蛙太郎:情報収集チーム使用。達成値+2。
東堂蛙太郎:4dx+4>=9
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 5[1,1,3,5]+4 → 9 → 成功

東堂蛙太郎:ギリ!
神埼 ユウキ:固定値は正義
時祭レイ:バッチリ!
白梶 奈々人:わおわお
GM:さすが!
GM:では2つとも開けるよ~
・殺人少女について
 難易度7
 岳舎町に侵入したと思しき少女。UGNの命名呼称は“ダブル・イベント”。
 他の街では凄惨な殺戮を繰り返しており、その傷口は黒戸商店で購入した刃物と一致する……ものと、
 素手により刺し貫いたと思われる傷がある。手刀と刃物の二刀を扱うノイマンシンドロームと推定される。
 難易度11
 殺戮を楽しむ享楽・連続的な犯行であり、隠匿も何もない手口であったが、
 この街に来てからはまだ発生……あるいは発覚していない。何か宗旨変えでもあったのだろうか?
・藤田徹について
 本名斎藤徹也。藤田徹は偽名。
 FH寄りのマーセナリーだが、仕事は金のためと公言し、稼いだ資金で“推し活”をしていた。
 岳舎町での姿が確認されている。別の人間と行動をともにしていたようだ。
 コードネームは“セイヤーズロー”。肉体を周囲環境に適合変形させる隠密能力者。
・藤田徹と行動を共にしていた人物 情報:UGN,噂話,裏社会 難易度10
GM:が新規出現。
GM:これはこのシーンから挑戦できます
神埼 ユウキ:ふむふむ
東堂蛙太郎:斎藤この野郎!
神埼 ユウキ:時祭さんどっちが行きましょうか
神埼 ユウキ:もう一つ出るかな 一応私侵食使うので先に行ってもらおうかな
時祭レイ:こちらだとノーコストで振れますし、先に行きましょう
神埼 ユウキ:お願いします
東堂蛙太郎:がんばれ~
時祭レイ:では追加情報をば。ミーミルを情報収集チームに変えて、情報:UGNにてチャンレジ。
時祭レイ:(4+3)dx+1+2>=10
DoubleCross : (7DX10+3>=10) → 10[1,3,5,6,7,9,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

時祭レイ:とてもよくわかった!
神埼 ユウキ:つよ
東堂蛙太郎:レイ様~♥♥
時祭レイ:フ……
白梶 奈々人:わおわお
GM:すご~
神埼 ユウキ:美形にしか許されない笑い!
白梶 奈々人:あ、すいませんGM、さっきの自分の判定なんですが
白梶 奈々人:7dx+3じゃなく7dx+4だった
GM:成功してるからヨシ!
白梶 奈々人:財産点1点少なくて済んだので、修正していいでしょうか
GM:修正してもいいよ
白梶 奈々人:ありがと!
神埼 ユウキ:節約
GM:では開示するね~
白梶 奈々人:17点残ってます。以上です
・藤田徹と行動を共にしていた人物
 盗掘を生業にするFHエージェント“マアムーン”。
 岳舎町に遺産等のレネゲイドアイテムを探しに侵入したと思われる。
 セルを持たない一匹狼だが、任務の際は他セルから戦闘メンバーを雇用するようだ。
 おそらくは“セイヤーズロー”藤田徹がその一人。
GM:情報は以上!
GM:【岳舎町 橋詰茶房】
GM:橋のたもとに設えられた茶屋の中。
GM:君たちは現状の情報を整理するために集合していた。
GM:窓の外を見れば、河と、それに架かる朱塗りの橋が一望できる眺めだ。
神埼 ユウキ:「それで、改めて確認してもらいましたけど」
神埼 ユウキ:「なにかわかったことあります?白梶さん」
白梶 奈々人:「うん。同業者と顧客の繋がりであれこれな」
神埼 ユウキ:湯呑を傾けて、少し眉間にシワが寄る。
白梶 奈々人:「で、わかったことは、例の女子はこの町に来てるのは確か」
高橋真沙緒:「じゃあ……被害も?」
白梶 奈々人:「……ただ、事件を起こしてるのは、外でだけ、らしい。見つかってないだけかもしれないけどな」
高橋真沙緒:「ええっ」
白梶 奈々人:「隠してるとするとおかしいんだよ。これまでと手口が全然違ってくる」
高橋真沙緒:「そうですよね?なんか……殺したくて殺してます、みたいな感じだったのに」
神埼 ユウキ:「来たばかりで、まだ獲物を探してる……とか?」
白梶 奈々人:「そうそう。傷口もわかりやすくてさ」
東堂蛙太郎:「ああいうタイプが、急に自制心を身に着けましたってのも無ぇだろうしなあ」
神埼 ユウキ:「や、しかし……これまでの事件の被害者も、相手を選んでる感じはなかったよな」
白梶 奈々人:「……うちのナイフ。これがひとつ。もうひとつは、武器もなんにもない、素手で貫いてる」
高橋真沙緒:「うん。今までの被害者にも法則性とか無いですよ」
時祭レイ:「これまでは隠蔽工作などもなかったようだしね」紅茶のカップを唇から離す。
白梶 奈々人:「そうな、獲物を探す事自体が妙だってことになる」
白梶 奈々人:「なんだっけ。UGNさんのほうで名前がついてんだよな」
白梶 奈々人:高橋さんの方を見て。
神埼 ユウキ:「ええと、ダブル……?」
高橋真沙緒:「ええと……“ダブル・イベント”ですね」
神埼 ユウキ:「それだ」
東堂蛙太郎:「わざわざナイフ持ってるのに、素手でヤんのか?」
白梶 奈々人:「……それも、傷口のせいでついたんかな」嫌な顔。
高橋真沙緒:「比べてるんですかね?」
神埼 ユウキ:「切れ味を?」
高橋真沙緒:「武器と自分の手のどっちが強いか、とか……」
白梶 奈々人:「そんな比べ方すんな! トマトでも切ってろ!」
白梶 奈々人:「……失礼」
高橋真沙緒:「怒んないでくださいよ~!」
神埼 ユウキ:「や、そら怒る」
高橋真沙緒:「私達じゃないんですよやってるの」
時祭レイ:「ふむ。とすれば、『すごくいい』の意味も通るが……まあ、マスターのお怒りもごもっともだ」
白梶 奈々人:「わかってるよ、わかってる……俺でもないよ」
神埼 ユウキ:「せめて巻藁か何かで満足してくれりゃいいんだがね」
神埼 ユウキ:「……あ、ほんとにそれで満足するようになったとか?」
白梶 奈々人:「そうであってくれ……」
白梶 奈々人:「あとは……そう。二刀流ならノイマンの十八番だろ。他に何してくるかもデータ持ちなら想像できるかもな」
高橋真沙緒:「でも、だったらお咎めなしじゃないですしね」
東堂蛙太郎:「切れ味を試したいうんぬんは、理解出来ねえけどよ」
白梶 奈々人:「俺はまあ、そっちは詳しくないんで。あとは頼んだ」
高橋真沙緒:「捕まえなきゃなのは同じです」
白梶 奈々人:「そりゃそうだよ」
東堂蛙太郎:「一度ヒトの肉の味を知った獣はよう、そう簡単に止められねえもんだ」
白梶 奈々人:「……それはまあ、人も同じか」
神埼 ユウキ:「おっかない意見だ。分かってるよ、希望的観測だって」
白梶 奈々人:スタンプ目当てのリピーターは欲しくない。それは本音だ。
時祭レイ:「熊なら狩猟せねばならない。さて、人間はどうしたものかな」
神埼 ユウキ:「ともかくそっちは引き続き調査続行だ。何してくるか、についても改めて」
白梶 奈々人:そんなに軽く扱われては、たまらない。
神埼 ユウキ:「失踪事件の件がまだある。そっちとなにかつながるかも」
高橋真沙緒:「でもそうなると手詰まりですか……?」
時祭レイ:「うん。手詰まりになったなら、視点を変えよう」
東堂蛙太郎:「あー……」ばつが悪そうにしながら。
東堂蛙太郎:「……まず言っておくけどよ? オレっち、クライアントの裏は、あんまり探らねえようにしてんだよな」
神埼 ユウキ:「なにか分かったって顔っすね。あんま良いことじゃなさそうだけど」
白梶 奈々人:「まあ、それはわかるよ」
東堂蛙太郎:「藪蛇突くのはゴメンだしよ……」
東堂蛙太郎:「で……」
神埼 ユウキ:「……蛇が出た?」
高橋真沙緒:「蛇が出ちゃった……?」
時祭レイ:「つついてしまった、か」
東堂蛙太郎:「藤田トオルちゃん……斎藤徹也くんだったか」
東堂蛙太郎:「マジモンのFH……って」
神埼 ユウキ:「偽名か。……厄介なほうのアホだったわけだ」
東堂蛙太郎:「ワケじゃあねえけど。"黒"寄りの方……マーセナリーってのは事実……らしい」
白梶 奈々人:「……ナメクジ、どっかにいりゃいいな」
東堂蛙太郎:気まずそうに手元のゴマ団子を一口で飲み込んで。
時祭レイ:「コードネームは分かるかな?」
時祭レイ:「マーセナリーをしているなら、偽名の他にコードネームも持っているはずだ」
東堂蛙太郎:「“セイヤーズロー”。……そうそう」
東堂蛙太郎:「ユー坊と似たような能力だってウワサ」
神埼 ユウキ:「不意打ちだまし撃ちですか」
時祭レイ:「……ああ! ほら、ユーキ」
時祭レイ:「景色に溶け込むタイプの隠密能力者。確か要注意リストに載っていた……」
高橋真沙緒:「セイヤーの法則(セイヤーズロー)ですね」
白梶 奈々人:「データ持ち、ほんと便利だよな」フリーの視点からぼやく。
神埼 ユウキ:「色々雇われて稼いでるって話は見た気がしますねえ。こんなとこで使途が知れるとは思わなかったけど」
高橋真沙緒:「動物の体表の日陰が明るく、光の当たるとこが暗いことで」
高橋真沙緒:「迷彩効果になるんですって」
神埼 ユウキ:「動物のキュマイラの類……いや、そう思わせるフェイクの可能性もあるか」
東堂蛙太郎:「相変わらずオレっちには及びも付かねえ研究してんなあ、ヒトは」
高橋真沙緒:「もしかしてなんですけど、数日で痩せたのも能力なんじゃないですか」
高橋真沙緒:「普通無理ですよ。私諦めたし……」
神埼 ユウキ:「そういう小賢しいことしてくる可能性はある、俺と似たタイプなら」
東堂蛙太郎:「……オレっちの対処療法のお陰じゃなかったってのか」愕然
東堂蛙太郎:「でも、それならなんですんなりカネ払ってたんだ?」
高橋真沙緒:「アドバイスは役に立ったから……?」
時祭レイ:「私も体形の維持には気を遣っているが。ものの数日で効果が出ることはまずないよ」
高橋真沙緒:「レイさんスタイルいいですよね……なにやってるんですか」
神埼 ユウキ:「女性陣のお美しさの秘訣はまた別の機会に伺うとして」
東堂蛙太郎:「不便だねえ」
時祭レイ:「ふふ。後でこっそり、ね」
神埼 ユウキ:「肝心の失踪した理由は?……というか、どこかで見つかったのか?」
東堂蛙太郎:「ワケの方はまだかな。ただ、この町での目撃情報はあった」
白梶 奈々人:「ふんふん」
東堂蛙太郎:「誰かさんと連れ立って歩いていたとか」
神埼 ユウキ:「えっ……?それって……」
白梶 奈々人:「じゃあ、マジの行方不明ってわけでもなかったんだな?」
白梶 奈々人:「誰かさんってのは?」
高橋真沙緒:「女の人?」
東堂蛙太郎:「まあね。知れたら知れたで知りたくなかったけどよう……」
神埼 ユウキ:「まさか、ほんとにアイドルと……!?」
時祭レイ:「いや、アイドルがそんなことになっていたら週刊誌とワイドショーが黙っちゃいないだろう」
東堂蛙太郎:うんうん、と頷いて。
時祭レイ:「もう一つ付け加えておくと、常に最悪の想定はしておくべきだ」
時祭レイ:「……すなわち、今回は彼が本業で街に入ったという可能性」
神埼 ユウキ:「……一緒にいたやつに心当たりでも?」
時祭レイ:「残念なことにね、合致する情報がある」
時祭レイ:業務用の携帯端末を全員に見えるようにテーブルの上に置き、ある女性のプロファイルを呼び出す。
東堂蛙太郎:「あれ。こいつ……」
時祭レイ:「おや。知っているのかな?」
東堂蛙太郎:「こいつだよ。トオルちゃんと歩いてたの」
白梶 奈々人:「アイドル……ではないよな?」
時祭レイ:「ジャックポットだね。ご明察」
高橋真沙緒:「誰なんですか?」
時祭レイ:「FHエージェント、“マアムーン”。盗掘者(トゥームレイダー)だ」
神埼 ユウキ:「盗掘、でこの街ってことは、狙いは……」
高橋真沙緒:「遺産、ですよね」
白梶 奈々人:「……うちとはまた別の筋だな、そりゃ」
時祭レイ:「そうとも。こいつがこの街で確認されている」
白梶 奈々人:興味はあるが、商品とは違うよな、という顔。
時祭レイ:「特定のセルに所属せず、自身のセルも持たない。活動する時は他所から戦力を調達する」
東堂蛙太郎:「へえ」何となく親近感が湧く。黙っているけど。
神埼 ユウキ:「今回はその傭兵が、件のトオルちゃんだった……ってとこか」
時祭レイ:「連れ立って歩いていたとなれば……まあ、そういうことだろうね」
神埼 ユウキ:「予想外のところにつながったな……とはいえ、こっちはこっちで見過ごせねえ」
東堂蛙太郎:「聞いた限りだとよ。"ダブル・イベント"とその二人の繋がり……みたいなモンは」
東堂蛙太郎:「まだ見えて来ねえな」
東堂蛙太郎:「ま、どっちも放っておいちゃあヤベエのは確かだけどよう」
白梶 奈々人:「そうだなあ、手口が変わったあたりに気になるところはあるが」
神埼 ユウキ:「だな。ひとまず支部長に報告は入れる」
高橋真沙緒:「事件が2個なら2個で……その」
高橋真沙緒:「支部長はどうせ手柄が2倍でお得じゃない!って言い出すと思います」
時祭レイ:「はは。目に浮かぶようだよ」
神埼 ユウキ:「あるいは追加の人員なり、場合によっては部隊を分けるとかもあるかもしれないが……」
神埼 ユウキ:「このメンツで戦力分散はできないよなあ。今後ともよろしく」
東堂蛙太郎:「報酬も倍ならいいけどなあ」
白梶 奈々人:「俺もまあ、FHの方はなんともわからんことだらけだ」
神埼 ユウキ:「手柄が倍ならあるかもですぜ旦那」
高橋真沙緒:「とにかく、見えてる二人を追う方針ですかね」
東堂蛙太郎:「ケケッ。乗せるのが上手いヤツぁ出世するぜ。ユー坊」
神埼 ユウキ:「できたらいいんすけどね。なかなか」
白梶 奈々人:「やれやれ、こっちは後回しか……繋がっててほしいもんかどうか」
時祭レイ:「後回しだが、置いておきはしないさ。どちらにしても片はつけるよ」
神埼 ユウキ:「ああ、調査続行ってことで」
時祭レイ:「マスター。そう腐らずに協力しておくれ」
白梶 奈々人:「腐っちゃいねえよ」
白梶 奈々人:「その辺の管理は大得意だ」
白梶 奈々人:首をこきりと回して。
時祭レイ:「これは失礼。見習わせてもらおう」
神埼 ユウキ:「宗旨変えしたお嬢さんが、元の木阿弥になる前に。急がねえとな」
白梶 奈々人:「はは、商人なんざ見習うもんじゃねえよ。ソロバン弾くだけだ」
白梶 奈々人:「嬢ちゃんみたいなのは……もうちょっと、高い、綺麗なとこを見ときな」
時祭レイ:《地獄耳》。言葉の合間に隠れた小さな揺れが、さざ波のように響いてくる。
時祭レイ:それを噛み締めるように目を細めて頷くと、紅茶を口に運んだ。


GM:シーン終了。ロイス取得と購入ができます
白梶 奈々人:時祭さんに○連帯感/劣等感、ユウキくんに○連帯感/苛立ち
時祭レイ:キャッ
白梶 奈々人:これで全枠かな
神埼 ユウキ:時祭レイ ○P:連帯感/N:食傷
時祭レイ:キャッ
神埼 ユウキ:東堂君にも取っちゃお
東堂蛙太郎:神埼 ユウキ P○好奇心/N脅威で取得~
神埼 ユウキ:東堂蛙太郎 ○P:連帯感/N:不安
神埼 ユウキ:これでフルかな
神埼 ユウキ:購入は今回は制限なしですか?
GM:大丈夫!
神埼 ユウキ:ありがたい!では照準器買います
神埼 ユウキ:<完全熱光学迷彩服>と<ブーメランアスピス>
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (50 → 51)
神埼 ユウキ:ダイスを2つ増やして達成値+4、調達!
神埼 ユウキ:3DX+6+0@10>=15 調達
DoubleCross : (3DX10+6>=15) → 5[2,2,5]+6 → 11 → 失敗

神埼 ユウキ:あ、しょっぱい。お金使い切るのはちょっとな……
神埼 ユウキ:このまま失敗で以上!
白梶 奈々人:じゃあウェポンケースを……手配師(ストーン)2個目使用!
白梶 奈々人:7dx+2>=18
DoubleCross : (7DX10+2>=18) → 10[1,3,8,8,8,9,10]+10[10]+10[10]+1[1]+2 → 33 → 成功

白梶 奈々人:!?
神埼 ユウキ:強い
時祭レイ:……すごいウェポンケースだ
白梶 奈々人:か、買えました……ボルトアクションライフルを中に入れておきます
東堂蛙太郎:すごすぎる
白梶 奈々人:水晶の剣は購入終わった後にやるね
時祭レイ:ロイホ(ロイスは保留)で、お買い物はアルティメイド服にチャレンジしましょう
GM:全国展開してる言い回しだ
時祭レイ:(4+3)dx+2>=20
DoubleCross : (7DX10+2>=20) → 10[1,3,6,6,6,7,10]+4[4]+2 → 16 → 失敗

時祭レイ:お小遣い4点入れちゃおう。ウェポンケースに放り込みます。
東堂蛙太郎:ヤル!
時祭レイ:全国展開アルティメット執事服だよ
GM:ロイヤル!
東堂蛙太郎:でどうしよ ななとさん用のきぐるみか
白梶 奈々人:買ってるねえ
東堂蛙太郎:ユウキくんアムドスーツとかいる?
白梶 奈々人:もう持ってる<きぐるみ
神埼 ユウキ:あ、私射撃!
東堂蛙太郎:あるか
神埼 ユウキ:あと防具はあります
GM:迷彩だしね
東堂蛙太郎:アッ射撃なんだ
神埼 ユウキ:熱光学迷彩服が
東堂蛙太郎:ン~じゃあブルゲでいいか
神埼 ユウキ:欲しい物で言えば照準器ぐらいかな そこまで優先度は高くないけど
神埼 ユウキ:あ、ブルゲもいいですね
神埼 ユウキ:そんな感じ
東堂蛙太郎:4dx+4>=20
DoubleCross : (4DX10+4>=20) → 9[1,4,4,9]+4 → 13 → 失敗

東堂蛙太郎:7点払っちゃお
神埼 ユウキ:お大尽
GM:お大尽!
白梶 奈々人:あっじゃあ水晶の剣します
白梶 奈々人:コンボ『再結の晶石』《水晶の剣》侵蝕4上昇 を2回使用。
白梶 奈々人:自分と蛙太郎さんのボルトアクションライフルにそれぞれかけます。
白梶 奈々人:攻撃力が+6。こちらが100%になったら+8になります。
神埼 ユウキ:さらに強くなった
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を4増加 (53 → 57)
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を4増加 (57 → 61)
東堂蛙太郎:ウホ~~~!
東堂蛙太郎:ありがとうございます
白梶 奈々人:がんばっていこう
時祭レイ:ダイスボーナスもゲットだぜ
白梶 奈々人:以上です
東堂蛙太郎:あ、さっきのブルゲはユウキくんにパスします
東堂蛙太郎:PC1だしね
東堂蛙太郎:あっまてよ
東堂蛙太郎:きぐるみ装備してるから
東堂蛙太郎:ななんさんの方が良さそう
東堂蛙太郎:ななとさん!
白梶 奈々人:あっまじで セットアップは空いてます
東堂蛙太郎:あげる!悪いなユー坊!
神埼 ユウキ:あったら便利ぐらいなので
神埼 ユウキ:大丈夫大丈夫!
白梶 奈々人:ありがとありがと!
白梶 奈々人:またなんかあったらパスします
神埼 ユウキ:たのもしい
東堂蛙太郎:えへへぇ
神埼 ユウキ:あっこっちはオッケーです
東堂蛙太郎:以上!


【ミドルフェイズ3】

GM:全員登場です。登場お願いします
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (61 → 65)
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (51 → 57)
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (64 → 67)
時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (54 → 55)


GM:このシーンでは捜索をしてもらうよ~
GM:知覚で難易度9で判定してください
東堂蛙太郎:唸れオレっちの感知!
東堂蛙太郎:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 9[3,9] → 9 → 成功

白梶 奈々人:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[4,6,9] → 9

東堂蛙太郎:唸った
神埼 ユウキ:全員ですか?
白梶 奈々人:あ、やった
神埼 ユウキ:あとマイナーやオートアクションは使えるでしょうか
GM:全員です
GM:つかえるよ~
神埼 ユウキ:了解!では熱光学迷彩とアスピス!
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (57 → 58)
神埼 ユウキ:6DX+5+0@10>=9 知覚
DoubleCross : (6DX10+5>=9) → 8[1,2,3,5,6,8]+5 → 13 → 成功

神埼 ユウキ:やっといてよかった
時祭レイ:普通の知覚はそんなに強くないのだ
時祭レイ:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 6[1,6] → 6 → 失敗

時祭レイ:ぐぇーっ
東堂蛙太郎:レイち!!
時祭レイ:フフ……
GM:では、君たちは二人を発見することができる。
GM:連れだって歩いている。
GM:確かに“セイヤーズロー”と、“マアムーン”だ。
東堂蛙太郎:「のうのうと野郎~~~~」ぎり、と歯噛みして。
東堂蛙太郎:「で、どうすんよ。まだこっち、気づいてねえみたいだけど」
白梶 奈々人:「まだ今はただの通行人だが……」
神埼 ユウキ:「どうしますかね。様子を見るか、いっそ奇襲かけて拘束するか……」
時祭レイ:「どちらにしてもひと気のある場所では避けたいな」
白梶 奈々人:「奇襲は得意な奴に任せたい」
東堂蛙太郎:ぽん、とユウキの肩に手を置いて。
神埼 ユウキ:「俺ですよね、はい。遠距離から支援してもらって、と」
東堂蛙太郎:「頃合い見たら、ちょっと痛すぎなくらいで頼むぜ」
時祭レイ:「支援は引き受けよう。……ふむ、万全を期すならトードに気を引いてもらおうかな?」
東堂蛙太郎:「……えっ? お、オレっちも?」
白梶 奈々人:「ああ、知り合い同士な」
神埼 ユウキ:「いずれにせよある程度人がいなくなるまで静観を……」
GM:彼らの会話が漏れ聞こえる。
神埼 ユウキ:「……なにか話してる?聞こえるか?時祭さん」
時祭レイ:「やってみよう。集中するから警戒は頼むよ」《地獄耳》
白梶 奈々人:(こっちも、得意な奴に任せるに限る……)押し黙り、警戒。
“マアムーン”:「……てか連れはどうしてるんだい」タバコを片手にくゆらせた眼鏡の女。
“セイヤーズロー”:「……この辺に居るはずなんですが」
“セイヤーズロー”:「……つーか、見ればド派手にやってるから分かるって……全然そんな痕跡ねえな」
時祭レイ:聞き取った内容をスマホに打ち込んでいく。
“マアムーン”:「とにかくそいつと合流次第作戦開始だ」
“マアムーン”:「さっさと浚うぞ」
“セイヤーズロー”:「はいよっ。俺はあんたの言う通り従いますよ」
東堂蛙太郎:レイが打ち込んだスマホの画面の文字を目にする度、だらだらと嫌な汗が流れる。
時祭レイ:「……途切れたな」打ち込みを終える。
神埼 ユウキ:「……あいつらの言ってる連れってのは」
白梶 奈々人:眉間に皺が寄っている。
東堂蛙太郎:「まあ……そういうことだよな。畜生……」
神埼 ユウキ:「のんびり様子見してる場合でもなくなったか。合流されるとまずい」
時祭レイ:「ああ。だが、トード……」
東堂蛙太郎:「危険手当、奮発しろよう……」
白梶 奈々人:「あーあ、あんまりぶつかりたい相手でもないが……」
時祭レイ:「君としてはトオル……“セイヤーズロー”をどうする?」
時祭レイ:「私とユーキは掴まえて事件の全容を明らかにする。マスターは身の潔白を証明する」
時祭レイ:「そこが落とし所だ。君の落とし所はどこに設定する?」
神埼 ユウキ:「FHは絶対許さない、ってほど俺は性急じゃないつもりだけど」
神埼 ユウキ:「戦闘になったら容赦できる保証はないな。……何も要望がないなら」
白梶 奈々人:「俺はもう、やれることをやるだけだよ。特に義理もねえ」
東堂蛙太郎:「……ま。"マーセナリー"っての、聞いた当初からよ。覚悟はしてたさ」
東堂蛙太郎:「奴は良い金ヅルでよ。ヒトとしてもまあ、嫌いじゃなかったのは事実だけど」
東堂蛙太郎:「ヤツが今からやろうとする行いはよう」
東堂蛙太郎:「今後のオレっちが、この街で商うモンに、差し障る」
白梶 奈々人:「ソロバン弾くのが生業だもんな、俺らは」
神埼 ユウキ:「……」
東堂蛙太郎:「ってなワケでまあ……ちょっと行ってくるわ」
時祭レイ:「オーケー、トード」ふっと微笑み。
時祭レイ:「がんばれ」
白梶 奈々人:「……行ってきな」
神埼 ユウキ:「一応」
神埼 ユウキ:「できる限り、手加減できるように努めますよ」
神埼 ユウキ:「期待はしないでほしいけど」
白梶 奈々人:(ソロバン弾くのが生業で、ただそれだけでいいってわけにもいかないが)
白梶 奈々人:(でも、行くんだな)
東堂蛙太郎:ぶんぶん、と後ろでに手を振って。散歩をするような足取りで二人の前へ。
東堂蛙太郎:「よう」
東堂蛙太郎:「アイドルの尻、追っかけるのは止めたのかい、トオルちゃん」
“セイヤーズロー”:「……ああ?東堂センセじゃねえか」
“セイヤーズロー”:「こんなとこで合うなんて驚きだな……てか」
“セイヤーズロー”:「“アイドルって何の話だ?”」
東堂蛙太郎:「冷てえな。忘れちまったのか?」
東堂蛙太郎:「……初めて聴いたけどよ。悪くなかったぜ」
東堂蛙太郎:「あの曲」
“セイヤーズロー”:「……なんの話をしてるんだ」
“セイヤーズロー”:「どうしちまったんだ?」
東堂蛙太郎:「……あ?」
東堂蛙太郎:惚けているモンだと思ったが。
東堂蛙太郎:どうにも様子がおかしい。
“マアムーン”:「……おい。必要か?」
“セイヤーズロー”:「あ~……いや、悪い、東堂センセ」
“セイヤーズロー”:「今仕事中なんだわ。また今度な」
東堂蛙太郎:「おっと。そうは問屋が卸さねえ」
東堂蛙太郎:「オレっちも同じだからよ。仕事中なんだわ」
“セイヤーズロー”:「あ?」
東堂蛙太郎:瞬間。がごっという音と共に。男の顎が外れ。
東堂蛙太郎:大口を開けた口内から見える銃口の照準の先。“セイヤーズロー”に狙いを定める。
東堂蛙太郎:かちり。
“セイヤーズロー”:「!」その身が周囲に溶け込み、逃れようとする。
東堂蛙太郎:引き金を喉で引く音が鳴り。
東堂蛙太郎:爆発音と共に銃弾が発射──────されなかった。
東堂蛙太郎:「(注意引くだけならよう)」
東堂蛙太郎:「(こんなモンか?)」
白梶 奈々人:《ワーディング》
神埼 ユウキ:姿が溶け回避行動を取る、その先に。
神埼 ユウキ:すでに音と光から逃れてきた、氷の刃が忍び寄る。
白梶 奈々人:東堂さんが変貌したあたりで周囲の一般人からの視認を防ぐ。
白梶 奈々人:(……まだまだ商売すんだろ。バレちゃあ仕方ねえ)
神埼 ユウキ:「(隠れるなら、そっち。『俺なら』そうする)」
“セイヤーズロー”:「がっ……!」その刃が体をかすめた。
“セイヤーズロー”:再び姿を表す。致命傷ではないが幾ばくかの手傷。
神埼 ユウキ:「(浅いか……だが)」
時祭レイ:アタックと同時、『何か』が“マアムーン”の出鼻を挫くように掠めて飛び去る。
時祭レイ:それが飛来した元を見れば、男装の女が掌に弾丸と思しき立方体を載せてそちらを睨んでいる。
“マアムーン”:「チッ……」影のようなものが一瞬飛び出そうとして、引っ込む。
“マアムーン”:「なんだテメエらは!」
神埼 ユウキ:「これで少しは、見えやすいだろ」
時祭レイ:「想像はついているだろうに。尋ねてくれるとは君、案外役者だね」
“マアムーン”:「……UGNか」
時祭レイ:「いかにも。ああ、さっき出そうとした物は引っ込めたままにしてくれると有難い。次は直撃させるよ」
東堂蛙太郎:「ま、そういうこった。トオルちゃん。"テっちゃん"のがいいか?」
“セイヤーズロー”:「……そういうことかよ」
神埼 ユウキ:「暴れないでくれるならこれ以上手荒なことはしない。できればおとなしくしてもらえると嬉しいんだが」
白梶 奈々人:ガチャリとシールドを構え、一旦の防御姿勢。
“セイヤーズロー”:「……俺が足止めする。あんたは見つけてこい」
“マアムーン”:「そうさせてもらおうかな」ずるり、とその体が影に埋もれる。
高橋真沙緒:「逃げられた……!」
神埼 ユウキ:「(させるか)」
時祭レイ:「このっ!」飛び去ったはずの『弾丸』が影に向かって軌道を変える。
神埼 ユウキ:空気に溶けるように姿を消し、影へと追撃をかける。
“セイヤーズロー”:ぐらりと視界がゆがむ。飛び去った影自体が、幻影。
神埼 ユウキ:「……違う!やりやがる!」
“セイヤーズロー”:そういう色彩パターンを体表に作った。
神埼 ユウキ:「気をつけろ、目だけに頼ると騙されるぞ!」
GM:このシーンは簡易戦闘になります。
GM:ラウンド進行の開始時、“セイヤーズロー”がPC全員に攻撃。
GM:回避12で回避可能。失敗で3D+知覚失敗者のダメージ。
GM:つまりは4d10ダメージになります。ガード装甲適用可能。
東堂蛙太郎:なるなる
時祭レイ:ぴぇん
神埼 ユウキ:だいじょぶだいじょぶ
GM:その後は通常イニシアチブ通り進行を行い
GM:80点のダメージを出せば撃破になります。
白梶 奈々人:80!
GM:リアクションやガード装甲はありません
神埼 ユウキ:火力か がんばります
東堂蛙太郎:80かァ~
白梶 奈々人:ダメージはカバーリングできますか?
GM:可能です!
白梶 奈々人:やったね
GM:倍になるので注意してね
白梶 奈々人:はあい
GM:では進行していきます。まず攻撃から。
GM:回避12狙いか、ガードか!
東堂蛙太郎:ワンチャンドッジ!
白梶 奈々人:まず、ウェポンケースから戦闘用着ぐるみを取り出して装備します。行動値-2
神埼 ユウキ:あ、そっか回避もあるのか
神埼 ユウキ:でもガードしよう ガードします
白梶 奈々人:その状態でクリスタルシールドでガードします。
東堂蛙太郎:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 6[2,4,6]+1 → 7 → 失敗

東堂蛙太郎:ぴえん
時祭レイ:こちらはドッジチャレンジ。
時祭レイ:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 8[8]+1 → 9 → 失敗

時祭レイ:がんばった……
神埼 ユウキ:惜しい
時祭レイ:フ……
GM:ではダメージ
東堂蛙太郎:おちゅらい
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 19[10,4,3,2] → 19

GM:ふつう
白梶 奈々人:装甲ガードで24。無傷!
GM:かった
東堂蛙太郎:装甲12で7点くらいます!
神埼 ユウキ:装甲7ガード値8、4点受けます
東堂蛙太郎:HP20!
神埼 ユウキ:神埼 ユウキのHPを4減少 (26 → 22)
時祭レイ:オートでアルティメイド服を着用。行動値が3になり、10点弾いて残り15です。
GM:みんなカチカチじゃない……?
東堂蛙太郎:マネーイズパワー
GM:じゃあ続けてPC陣の判定です
GM:神埼くんから!
神埼 ユウキ:行動値順なら私か
神埼 ユウキ:マイナーアクションで<完全熱光学迷彩服>使用 コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:隠密状態となり、イレーストレースの効果で自身が隠密状態で行うあらゆる判定のダイス+2、攻撃のダメージ+5
神埼 ユウキ:オートアクションで<ブーメランアスピス>の効果 コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (58 → 59)
神埼 ユウキ:この判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
神埼 ユウキ:メジャーアクション、<コンセントレイト:エンジェルハイロゥ>+<見えざる死神> コンボ:Flare Blitz/ignition
神埼 ユウキ:まずは命中!
神埼 ユウキ:7DX+7+0@7 (侵食上昇4)
DoubleCross : (7DX7+7) → 10[4,5,5,5,6,10,10]+6[3,6]+7 → 23

神埼 ユウキ:侵食ボーナスがないとダイスが少ない!もうちょっと回ってほしかった
神埼 ユウキ:まあいいや、ダメージ振ります
GM:OK!そのままダメージを
神埼 ユウキ:水晶の剣の効果で攻撃力+6してサイドリールでダイス一つ追加
神埼 ユウキ:3d10+1d10+20
DoubleCross : (3D10+1D10+20) → 13[2,1,10]+2[2]+20 → 35

神埼 ユウキ:あ、6点たせてない! 41点です
時祭レイ:もう半分行った!
GM:ヤバ
東堂蛙太郎:オイオイ
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を4増加 (59 → 63)
GM:残り39点です 次の方~
白梶 奈々人:うおお
GM:安くない……?
東堂蛙太郎:オレっち~
東堂蛙太郎:といっても火力はあまり貢献できる自信が無いぜ!
東堂蛙太郎:ボルトアクションライフルをマイナーで使用。達成値+5。
東堂蛙太郎:で、素撃ちしますね。
東堂蛙太郎:2dx+2+5
DoubleCross : (2DX10+7) → 10[8,10]+8[8]+7 → 25

東堂蛙太郎:回ったねえ
白梶 奈々人:たかい
東堂蛙太郎:ダメージ!
東堂蛙太郎:3d10+8+6
DoubleCross : (3D10+8+6) → 26[9,10,7]+8+6 → 40

東堂蛙太郎:???????
白梶 奈々人:?
GM:?????
神埼 ユウキ:落ちた……
時祭レイ:www
東堂蛙太郎:ちが……
GM:はい……落ちます
東堂蛙太郎:あたしそんなつもりじゃ……
時祭レイ:フ……見事な腕前だ、トード
白梶 奈々人:すごいぜ
GM:では演出!


“セイヤーズロー”:彼の体が光に溶け込む。特定の種類の生物種ではなく、
“セイヤーズロー”:濃淡による迷彩機能を持つ生物の集合体のキュマイラ。
“セイヤーズロー”:溶け込み、薄まり、かき消えて。
“セイヤーズロー”:次の瞬間、周辺に無数の牙や爪が殺到した。
神埼 ユウキ:「ちっ……!」
神埼 ユウキ:攻撃のタイミングを見切り、左腕の盾で受け流す。捌ききれなかった爪牙に腕を浅く裂かれる。
東堂蛙太郎:それを知覚した瞬間、己の身に穿たれる牙。同時に鉄がへしゃげるような音。
東堂蛙太郎:「ぐっ……!」
東堂蛙太郎:事前に"飲んで"おいた防具で致命傷には至らなかったものの。衝撃までは殺せずに、半歩後ずさる。
白梶 奈々人:がぎん、と音が鳴るが、ずいぶんと硬質なものだ。
白梶 奈々人:傷ついた元売り物のシールドと、着込んだ装甲が牙を食い止める。
白梶 奈々人:(ここまでは、うちの商品のデモンストレーション)
白梶 奈々人:あくまで防具そのものの力を見せてから。
白梶 奈々人:「次が、『俺の』力の見せどころだからな。仕込んだやつ、頼むわ」
白梶 奈々人:先に触れ、純度と殺傷力を高めておいたそれぞれの武器を見やる。
時祭レイ:「まさに足止めというわけだね。そつがない仕事をする」涼しい顔をして切り裂かれたジャケットを脱ぎ捨て、
時祭レイ:《地獄耳》。見失った“マアムーン”の行方を探る。
時祭レイ:が、
時祭レイ:「……ダメだ。もう、ワーディング圏内に“マアムーン”はいない。感知出来ない」
時祭レイ:「まずは彼に大人しくしてもらおう。いいかい、みんな」
神埼 ユウキ:「了解!」
東堂蛙太郎:「オーライ、レイ嬢」
高橋真沙緒:「は……はい!」
神埼 ユウキ:敵の姿はいまだ視界に映らない。自分と似たタイプと聞いていたが、なかなかどうして厄介。
神埼 ユウキ:「(けど言ったぜ。見えやすいってな)」
神埼 ユウキ:盾に搭載した探知機を起動する。探るのはレネゲイド反応。
神埼 ユウキ:彼自身のレネゲイドならばあるいは隠す手もあるかもしれない。
神埼 ユウキ:だが、傷口に残した僅かな冷気──ユウキ自身のレネゲイドならば。
神埼 ユウキ:「あそこだ!」
神埼 ユウキ:放たれた氷の刃がなにもない空間に突き刺さり、想定以上の出力でそこに居るものを縫い止める。
神埼 ユウキ:「なるほど、良い手入れだ、店長さん」
“セイヤーズロー”:「何……っ」何かが見えぬまま蠢き、止まる。
白梶 奈々人:「カスタムはサービスですよ」にっと笑う。
神埼 ユウキ:「まだそこに居る!畳みかけろ!」
東堂蛙太郎:「ナイスだユー坊」
東堂蛙太郎:元来狙撃はニガテな方だ。動く的なら10回撃って5回は当たれば良い方。
東堂蛙太郎:動かねえヒトガタの的相手に外すほど下手なつもりもねえ。
東堂蛙太郎:ごくり、と飲み込むような喉の動きでボルトを操作。旦那とっておきのアレを装填。
東堂蛙太郎:ぱん、と空気を裂く音。
東堂蛙太郎:大口開けた口内から覗く銃口から放たれるクリスタルの弾丸。
東堂蛙太郎:ひゅう、ん、と音をも切り裂く7.62mmNATO弾が“セイヤーズロー”の肩口を抉り。
東堂蛙太郎:びきびき、と肉を侵蝕するように弾が膨張する。
“セイヤーズロー”:「……!」
東堂蛙太郎:「ほうら、"リザレクト"。切り続けねえと痛みでトンじまうぜ」
“セイヤーズロー”:「チッ……!」
東堂蛙太郎:「ナナトの旦那特性のブツだからよ。ケケケッ」
“セイヤーズロー”:腕がその場に転がる。
“セイヤーズロー”:「だがっ!」
“セイヤーズロー”:《魔獣の証》で復活。そして、《瞬間退場》
“セイヤーズロー”:「時間は稼いだぜ」
“セイヤーズロー”:別の場所に再出現し、走り去っていく。
東堂蛙太郎:「………」
東堂蛙太郎:「に、逃げやがった!」
高橋真沙緒:「追いかけましょう!」
白梶 奈々人:「っ!」
時祭レイ:「ああ。“マアムーン”と合流し、彼らのお目当てに近付くはずだ。こちらも一気にチェックを掛けるとしよう」
白梶 奈々人:「すまん、防御に気をやりすぎてた……!」
神埼 ユウキ:「あるいは例のナイフ女もな。まだ追いつける、急ぐぞ!」
時祭レイ:「いいや、こちらの被害は最小限だ。救護が必要な状態でないから、すぐに追いかけられるのさ」
高橋真沙緒:「あっ待ってください」
高橋真沙緒:通信機を差し出す。「支部長から……」
椹木夜未:《現状。どうなってる?》
時祭レイ:「おや、ボス。“マアムーン”と“セイヤーズロー”を発見」
神埼 ユウキ:「“セイヤーズロー”と戦闘、逃げられました。追跡します。問題は?」
椹木夜未:《問題ない。《ワーディング》が2つ。心当たりは?》
椹木夜未:《あんたらが貼った?》
時祭レイ:「一つはこちらだよ。後処理をお願いしよう。もう一つはどこで?」
白梶 奈々人:「やること決まったらひとつにすっからな」解除準備。
椹木夜未:《すぐ近く。そこから北西に……》彼の去った方角。
東堂蛙太郎:「サンキュー、旦那」
東堂蛙太郎:「トオルちゃんが逃げてった方か」
時祭レイ:「“マアムーン”か、あるいは……。とにかく、目印ではあるな」
神埼 ユウキ:「会話からして“マアムーン”たちはもうひとり、仲間を待っていたようです。“ダブル・イベント”かも」
椹木夜未:《もう一度言うわ。必要なら呼んで》
時祭レイ:「了解。そうならずに済むようには尽くすよ」
神埼 ユウキ:「利く駒なんでしょ。ご心配なく」
神埼 ユウキ:「期待以上は無理でも、やれる分はやりますよ」
白梶 奈々人:「……最初は、そちらさんで済ませられるなら、とも思ってたがね」
白梶 奈々人:「自分の手で始末をつけられんなら、それに越したことはないよ」
東堂蛙太郎:「そういうこったな」
東堂蛙太郎:「ま、ヨミ子ちゃんは安心して吉報を待っててくれや」
椹木夜未:《呼び方に明らかに敬意が感じられない……》
椹木夜未:《とにかく!行ってきなさい!》
高橋真沙緒:「“フレール・ジャクリーヌ”了解ですっ」
神埼 ユウキ:「はいはい!"エキストラ・ワン"、了解!」
東堂蛙太郎:「"クロゥ・クローク"、アイ・サー」
時祭レイ:「“レイディアンス”、オーケー」
白梶 奈々人:「あ、俺もコードにすべき?」
白梶 奈々人:「じゃ、"アルベド・スミス"。やってきますよ」


GM:シーン終了。ロイス取得と最後の購入機会です
神埼 ユウキ:ロイスはいっぱい
白梶 奈々人:ロイスはおわり!
神埼 ユウキ:とりあえず照準器かな
時祭レイ:トードに ●誠意/ちゃっかり で取得しましょう。これで満タン。
白梶 奈々人:砂の加護ほしかったら言ってね
白梶 奈々人:ユウキくんには効かないか
東堂蛙太郎:時祭レイ P○誠意N隔意 で取得~
神埼 ユウキ:自力でなんとかします
神埼 ユウキ:マイナーアクション、<完全熱光学迷彩服>の効果を起動 コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:オートアクション、<ブーメランアスピス> コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (63 → 64)
神埼 ユウキ:ダイス+2、達成値+4で調達。照準器!
神埼 ユウキ:4DX+6+0@10>=15 調達
DoubleCross : (4DX10+6>=15) → 7[2,4,5,7]+6 → 13 → 失敗

神埼 ユウキ:財産2点入れて成功に。ブーメランアスピスに使います
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの財産を2に変更 (4 → 2)
神埼 ユウキ:こちら以上!
白梶 奈々人:じゃあ自分用の照準器買おっかな
白梶 奈々人:手配師(ストーン)使用。
白梶 奈々人:8dx+2>=15
DoubleCross : (8DX10+2>=15) → 9[3,4,4,6,6,7,8,9]+2 → 11 → 失敗

白梶 奈々人:財産点4点使用して購入。
白梶 奈々人:残り13……余るな。ボルトアクションライフルに使用!
東堂蛙太郎:どーしょっかな
東堂蛙太郎:照準器オソロ買うか
神埼 ユウキ:それかブルゲ?
東堂蛙太郎:んーじゃブルゲいこうかな
東堂蛙太郎:4dx+4>=20
DoubleCross : (4DX10+4>=20) → 8[1,2,7,8]+4 → 12 → 失敗

東堂蛙太郎:8点払って購入します~
時祭レイ:羽振りがいいぜ
東堂蛙太郎:で今度こそユウキくんにあげちゃお
神埼 ユウキ:わーいありがとう!
時祭レイ:まずアルティメイド服をウェポンケースに戻します。これで行動値6に。
時祭レイ:続いてジェネシフト。4個行っちゃおう
時祭レイ:4d10
DoubleCross : (4D10) → 23[8,7,1,7] → 23

時祭レイ:SUGOI DEKAI
時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を23増加 (55 → 78)
東堂蛙太郎:あがったねえ
白梶 奈々人:あ、そだ。こっちも戦闘用着ぐるみをウェポンケースに戻しておきます。
時祭レイ:お買い物は……う~ん。悩むけど……ブルゲ!
時祭レイ:実はストーン付きの手配師を持っていました(自白)
時祭レイ:(5+3+2)dx+2+1>=20
DoubleCross : (10DX10+3>=20) → 10[1,1,1,3,3,5,5,5,7,10]+6[6]+3 → 19 → 失敗

時祭レイ:1点投入して購入。自分で持っておこうかな
時祭レイ:こちら、処理は以上です。


GM:通りの先。店の前に、一人の男と、赤い二つ結びの髪の少女の姿がある。
初老の男:「ありがとねえ。お嬢ちゃんが来てから助かってるよ」
“ダブル・イベント”:「いえ……お世話になりましたから」穏やかに笑う。
初老の男:「そうかい。それで、お嬢ちゃんはこれからどうするんだい?」
“ダブル・イベント”:「分かりません。なにか、したいことがあったはずなのに、思い出せなくて」
初老の男:「まあ、慌てんでもええだろ。ここでゆっくり――」
GM:背中に氷を突っ込まれたような感覚が周囲を包む。
GM:周辺で展開された《ワーディング》。
“ダブル・イベント”:それに呼応するように、彼女の体からもそれは発せられて。
“ダブル・イベント”:「何、これ……」彼女が困惑する前で。
初老の男:男はその場に倒れ伏せた。
“ダブル・イベント”:それを見ると、ふと。
“ダブル・イベント”:Eロイス『惨劇の輪廻』。
“ダブル・イベント”:体が勝手に動いていた。
“ダブル・イベント”:男の首を、手刀で刎ねていた。
“ダブル・イベント”:「な……なんで、私、手が勝手に」
“ダブル・イベント”:「体が……覚えてるみたいに!」


【クライマックス】

GM:全員登場です。
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (67 → 68)
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (64 → 73)
時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (78 → 81)
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (65 → 71)


GM:君たちがワーディングのもとに駆けつけるとそこには。
“ダブル・イベント”:倒れ伏した男を抱えて涙を流す少女の姿がある。
“ダブル・イベント”:「違うんです、違うんです……」
白梶 奈々人:「あ……いつ!」
“マアムーン”:「あ?何がちげえんだよ」
神埼 ユウキ:「……白梶さん、あいつが?」
“マアムーン”:それを見下ろすように立っている。「テメエがやったんだろうが。他に誰が居る」
時祭レイ:「聞いた人相とは一致するね」
白梶 奈々人:「間違いねえが……妙だな」
神埼 ユウキ:「ああ。あいつら、なにか様子が……」
“ダブル・イベント”:「手が……手が勝手に!」
東堂蛙太郎:「マジ泣きだぜ、ありゃあ」
白梶 奈々人:「俺ん時はあんな殊勝な様子じゃなかった」
高橋真沙緒:「うん、なんか変……」
高橋真沙緒:「殺人鬼であることを、すっかり忘れちゃったみたいな……」
時祭レイ:「忘れる……か」
東堂蛙太郎:「………トオルちゃんもよ」
東堂蛙太郎:「同じだったよ」
神埼 ユウキ:「同じ?」
“セイヤーズロー”:「お前にその気がなかろうが、お前は追われるぞ」
東堂蛙太郎:「あれほど固執してたモンを、まるでハナから知らねえみたいに……」
“セイヤーズロー”:「俺たちと一緒にやるしか道はねえってことだ」
神埼 ユウキ:「どういうことだ……?“マアムーン”がなにかやったってのか?」
“マアムーン”:「なんなんだこいつ……気色が悪い」
“マアムーン”:「使えるんだろうな、本当に」
白梶 奈々人:「向こうも把握してねえみたいだな……?」
“マアムーン”:「“サーシー”のやつ……妙な駒を寄越しやがって」
時祭レイ:「ああ。まだ見えてないファクターがありそうだね……」
白梶 奈々人:「なあ、俺、聞いてちゃまずいことは聞いてないことにすっから」
白梶 奈々人:「記憶処理はなしにしといてくれ。平穏にしたい」
神埼 ユウキ:「上にはそう伝えますよ。……この場をどうにかできたら、ね」
白梶 奈々人:「まずそこなんだよなあ!」
高橋真沙緒:「まず向こうが物騒ですから」
東堂蛙太郎:「あ、ずりいよ旦那。オレっちも困るぜ、んなモンされたらよ……」
東堂蛙太郎:「で、どうする?」
東堂蛙太郎:「行くか?」
“マアムーン”:「出てこいよ、UGNども!」
時祭レイ:「あちらもお呼びだ。行くとしようか」
神埼 ユウキ:「やっぱりもう気づいてやがった。二度目は通じないな」
“マアムーン”:「邪魔者は決着をつけてやる。全員埋めてやるよ」
神埼 ユウキ:「行こう」
東堂蛙太郎:「うへえ」
白梶 奈々人:「俺は所属じゃないんですがね、やれやれ」
白梶 奈々人:「邪魔をする気は、満々だ」
白梶 奈々人:シールドを構える。
“ダブル・イベント”:「……」うなだれている。
“ダブル・イベント”:「どうして、私、私」
神埼 ユウキ:「一応、改めて言っておく」
神埼 ユウキ:「おとなしくしてくれるなら、手荒な真似はしない」
“マアムーン”:「冗談!」
“セイヤーズロー”:「ま、雇い主がこの調子なんで。失うものもないしな」
神埼 ユウキ:「聞こえてます?」
“セイヤーズロー”:「望みも特に無い。ただ、使命を全うするだけだ」
東堂蛙太郎:「ケケッ」
東堂蛙太郎:「もう失っちまってるならよ。そんな台詞も出るわな」
東堂蛙太郎:「何されたかは知らねえけどよ。ま、是迄のサービスだ」
東堂蛙太郎:「ぶっ叩きゃあ思い出すかよ?アイドルバカ」
神埼 ユウキ:「止まってくれねえなら、仕方ねえ。相手しますよ」
時祭レイ:「ああ、思い出してもらおう。ついでに、稼業を見直してくれると有難いな」
神埼 ユウキ:姿が陽炎のように揺らめく。
時祭レイ:ふぅ、と白い息を吐き出す。
時祭レイ:「私たちは『盾』だ。多くの場合は間に合わず、何かが失われるが……それでも『盾』を掲げるのは」
時祭レイ:「これから起ころうとしている悲劇を止め、これから失われようとしているものを失わせないためだ」
時祭レイ:左手を広げる。零れた光の粒子の一つ一つが、鈍い輝きを放つ小さな立方体になって浮かぶ。
時祭レイ:「止めるぞ。少し荒っぽく行くが、お互い様だ。恨み言は聞かないから、そのつもりでね」
白梶 奈々人:「……なあ、嬢ちゃん」“ダブル・イベント”らしき少女に、少し逡巡して声をかける。
白梶 奈々人:「ナイフを、持ってるかい?」
“ダブル・イベント”:「え?」懐を探る。
白梶 奈々人:「柄は黒で、余計な飾りはついてねえやつ」
白梶 奈々人:「かなり欠けにくい、いい材質を使ってる」
“ダブル・イベント”:「ある。なんで?え?」ナイフを取り出す。
白梶 奈々人:「……あるんだよなあ」軽く目を伏せ。
“ダブル・イベント”:「私、これ、あなたから買った」
“ダブル・イベント”:「どうして……?」
白梶 奈々人:「そうだよ」
白梶 奈々人:「お試しはダメだっつってるのに、あんたは」
白梶 奈々人:「俺にそいつを突きつけた」
白梶 奈々人:このまま、忘れたままでいた方が幸せなのだろうか、とも考えた。
“ダブル・イベント”:「なんで、なんでそんなこと」
白梶 奈々人:(けど、それじゃ……それじゃあ、きっと)
白梶 奈々人:(浮かばれねえでいる奴がいるんだ、俺はそれを知ってる。俺が売ってしまったから)
白梶 奈々人:「なんでだろうな。俺は知らん」
白梶 奈々人:「罪を償え、ってのも俺が言っていいのかもわからん」
白梶 奈々人:「ただな、だから……一緒に考えようぜ」
白梶 奈々人:「あんたの手が、どうしてその人を殺してしまったのか」
白梶 奈々人:「なんで俺が、そんな物騒なもんをずっと商ってるのか、もな」
“ダブル・イベント”:「分からない、分からない、分からない!」
“ダブル・イベント”:「どうして、どうして、私、私」
“ダブル・イベント”:「ああああっ!」
“マアムーン”:「大丈夫なのかよこいつは」
“セイヤーズロー”:「分かりませんよ。こっちに刃が向かないことを祈りましょうや」
時祭レイ:(……そうか。そこが彼の“落とし所”だったか)
時祭レイ:(いやはや。『だから』必要なのだろうな……彼のような立場の人間は)
時祭レイ:(そして、彼がここにいたことは、救いでもある……か)
時祭レイ:「じゃあ、始めようか。刃が外に向かないうちにね」
GM:戦闘開始です。
GM:この戦闘ではNPCカードが使えます

“フレール・ジャクリーヌ”高橋真沙緒 『ペーパー・アンド・ストーン』:
 ダメージロール直前に使用。ダメージを+4d10する。ラウンド1回
GM:うまくつかってね
東堂蛙太郎:ありがたい…
GM:衝動判定に参りましょう。
GM:難易度は9です
白梶 奈々人:2dx+6>=9 思い出の一品(ブランケット)
DoubleCross : (2DX10+6>=9) → 10[4,10]+1[1]+6 → 17 → 成功

白梶 奈々人:よしよし
神埼 ユウキ:オートアクション、<ブーメランアスピス> コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:この判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
東堂蛙太郎:4dx+4>=9 思い出ブランケット
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 9[2,2,7,9]+4 → 13 → 成功

神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を4増加 (73 → 77)
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を2d10(→ 4)増加 (68 → 72)
神埼 ユウキ:間違い
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (73 → 74)
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (71 → 82)
神埼 ユウキ:3DX+6+0@10>=9 意思
DoubleCross : (3DX10+6>=9) → 4[3,3,4]+6 → 10 → 成功

時祭レイ:(4+3)dx>=9
DoubleCross : (7DX10>=9) → 10[1,3,6,6,6,7,10]+8[8] → 18 → 成功

神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を2d10(→ 15)増加 (74 → 89)
時祭レイ:意志がつよい
時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を2d10(→ 10)増加 (81 → 91)
“ダブル・イベント”[7]
“セイヤーズロー”[5]
 “マアムーン”[8]

    5m

 神埼[9]時祭[6]
 東堂[4]白梶[4]
GM:配置はこう
GM:セットアップから。
GM:エネミーはなし。
東堂蛙太郎:なし!
神埼 ユウキ:なし!
白梶 奈々人:こちらはなし
時祭レイ:なしとしよう。
GM:OK!
GM:ではイニシアチブ順。神埼くんから!
神埼 ユウキ:はい!
神埼 ユウキ:どうしよ、魔獣の証使ったセイヤーズローを落としに行くか
神埼 ユウキ:マイナーアクション、<完全熱光学迷彩服>の効果を起動 コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:隠密状態となり、イレーストレースの効果で自身が隠密状態で行うあらゆる判定のダイス+2、攻撃のダメージ+5
神埼 ユウキ:オートアクション、<ブーメランアスピス> コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (89 → 90)
神埼 ユウキ:この判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
神埼 ユウキ:メジャーアクション、<コンセントレイト:エンジェルハイロゥ>+<見えざる死神> コンボ:Flare Blitz/ignition
神埼 ユウキ:対象は“マアムーン”!
神埼 ユウキ:対応なければ命中
GM:隠密のくせに!
神埼 ユウキ:そうだった。命中振ります
神埼 ユウキ:9DX+8+0@7 (侵食上昇4、侵蝕80~)
DoubleCross : (9DX7+8) → 10[1,2,2,2,3,3,4,9,9]+10[7,10]+6[3,6]+8 → 34

神埼 ユウキ:34!
“マアムーン”:ガード。《レネゲイドイーター》を使用。
GM:ダメージを!
神埼 ユウキ:4d10+1d10+23+6 (侵食100~)
DoubleCross : (4D10+1D10+23+6) → 27[7,9,5,6]+4[4]+23+6 → 60

神埼 ユウキ:はねたな。装甲ガード有効60点!
“マアムーン”:60-5d10
DoubleCross : (60-5D10) → 60-32[8,1,10,5,8] → 28

“マアムーン”:ガッツリ削ったぞ。28点もらって生存。
神埼 ユウキ:ガッツリ削りおって!
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を4増加 (90 → 94)
神埼 ユウキ:演出!

神埼 ユウキ:神埼ユウキのスタイルは隠密・暗殺。姿さえ捉えていれば驚異にはならない。
神埼 ユウキ:白梶と東堂、戦闘が本職ではない二人がいるなら尚更。敵の注意が外れない。
神埼 ユウキ:──だから、
神埼 ユウキ:「(こっちを、見ろ)」
神埼 ユウキ:相手の視界をこちらに集中させる。他の何も見えなくなるように。
神埼 ユウキ:神埼ユウキを視界から外すのではなく、神埼ユウキ以外のすべてを視界から外させる。
“マアムーン”:「――何を」
神埼 ユウキ:「……モブに注目、どうも!」
神埼 ユウキ:視野を奪われた“マアムーン”に、炎の刃が降り注ぐ。攻撃は既に、上空に放たれていた。
神埼 ユウキ:「悪いね、このままこっち見ててもらうぜ……!」
“マアムーン”:「ぐうっ……!」視線はそのまま、上方に巨大な手が現れて、それを遅れてせき止める。
“マアムーン”:「野郎……!」

GM:マアムーンの手番へ。
“マアムーン”:マイナーなし
“マアムーン”:メジャー《コンセントレイト:ウロボロス》《混色の氾濫》《原初の赤:妖しの招き》《原初の白:腐食の指先》《カスタマイズ》
“マアムーン”:PC全員を攻撃。
神埼 ユウキ:おおっとおおっとぉ
東堂蛙太郎:ケロ……
東堂蛙太郎:待ちな!
東堂蛙太郎:使うぜ!”
神埼 ユウキ:いけー!
東堂蛙太郎:【守護者の巨壁】! 攻撃対象をオレっちひとりに変更!
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を6(→ 6)増加 (72 → 78)
“マアムーン”:何だと……
“マアムーン”:11dx7+1
DoubleCross : (11DX7+1) → 10[1,2,3,4,4,4,6,6,6,9,10]+10[3,7]+10[7]+5[5]+1 → 36

東堂蛙太郎:うおおおドッジ!
東堂蛙太郎:3dx+1>=36
DoubleCross : (3DX10+1>=36) → 10[3,5,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

東堂蛙太郎:無理!
“マアムーン”:命中で装甲-10!
東堂蛙太郎:がああああ!
“マアムーン”:4d10+13 装甲有効
DoubleCross : (4D10+13) → 24[2,8,8,6]+13 → 37

白梶 奈々人:ではそこに
白梶 奈々人:コンボ『悲喜の狭間』《砂塵の城壁》侵蝕1d10上昇。
白梶 奈々人:そのダメージを0に。自分はHP9を失います。
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (82 → 83)
東堂蛙太郎:奈々人のダンナ~♥
白梶 奈々人:省エネ
白梶 奈々人:HPは14になります
GM:硬すぎ
“マアムーン”:引き寄せも効かないじゃん!
神埼 ユウキ:助かる!
東堂蛙太郎:ゲヘヘヘヘ!
白梶 奈々人:うおお
時祭レイ:フ……助かったよ

“マアムーン”:「くたばれっ!」巨大な影の腕が伸びる。
“マアムーン”:それは指先からボロボロと崩れている。壁を削り、宝物を奪い取る盗賊の手。
東堂蛙太郎:「(ありゃ無理だ)」
東堂蛙太郎:舌打って、彼らの前へと躍り出る。
東堂蛙太郎:すううっ、と息を吸う。一帯の大気全てを腹に収めるかのように。
白梶 奈々人:「……お前、何を……!」
東堂蛙太郎:ぶくぶくと膨れ上がる肉の巨大な盾。
東堂蛙太郎:迫る巨大な手。だらりと汗が流れる。
東堂蛙太郎:「痛えだろうなぁ、これ!」
東堂蛙太郎:ぎゅう、と目をつぶる。
白梶 奈々人:「あー、クソ、これ俺もしんどいんだけど」手を伸ばす。
白梶 奈々人:「あれ見てやらねえのは……アレだろ。薄情にも程がある……!」
白梶 奈々人:アルベド=白化の白は、銀の白。
白梶 奈々人:迫り来る手を一瞬だけ物質と化し、食い止められる存在へと貶める。
白梶 奈々人:錬金の逆回転。貴から卑へと。影を存在へと。
白梶 奈々人:黒い影が、崩れながら銀の手へと変わっていく。
白梶 奈々人:それならば、盗むこともなく……抉ることもない。
白梶 奈々人:盾を柔らかく撫でるだけで済むはずだ。
“マアムーン”:「何……!?」
白梶 奈々人:「目ぇ開けて見てろ蛙太郎!」
東堂蛙太郎:「あぁ!?……おおっ」
東堂蛙太郎:腹に弾かれる手をしかと眼に入れて。
東堂蛙太郎:「へへへっ!流石ナナトの旦那ぁ!」
白梶 奈々人:「結構、綺麗だろ」冷や汗を流しながら笑う。
神埼 ユウキ:「おいおい、ほんとに本職じゃないのかよ……!」
時祭レイ:「まったくだ。いずれにせよ助かったよ」
高橋真沙緒:「……すごい……!」
神埼 ユウキ:「(とはいえ、二度三度は厳しいか。削られる前に終わらせる……!)」

GM:“ダブル・イベント”の手番。
“ダブル・イベント”:マイナー《縮退機関》《斥力跳躍》。
“ダブル・イベント”:HPを消費し、PCのエンゲージへ。
神埼 ユウキ:飛んできた!
東堂蛙太郎:くんな!
時祭レイ:ぴょいん
“ダブル・イベント”:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《コンバットシステム》《コントロールソート》《漆黒の拳》《漆黒の波濤》。
“ダブル・イベント”:エンゲージに範囲攻撃。
神埼 ユウキ:ひえーっ範囲が多い!
“ダブル・イベント”:13dx7-1
DoubleCross : (13DX7-1) → 10[1,3,4,4,4,5,5,6,6,9,9,9,10]+10[4,5,6,9]+10[10]+1[1]-1 → 30

神埼 ユウキ:やるだけドッジ!
東堂蛙太郎:ドッジ!
東堂蛙太郎:3dx+1>=30
DoubleCross : (3DX10+1>=30) → 10[2,3,10]+9[9]+1 → 20 → 失敗

東堂蛙太郎:がんばった
白梶 奈々人:ウェポンケースから戦闘用着ぐるみを取り出して装備します。行動値-2
白梶 奈々人:その状態でクリスタルシールドでガードします。
神埼 ユウキ:4DX+1+0@10>=30 回避
DoubleCross : (4DX10+1>=30) → 7[3,6,7,7]+1 → 8 → 失敗

神埼 ユウキ:失敗!
時祭レイ:ドッジ!
時祭レイ:3dx+1>=30
DoubleCross : (3DX10+1>=30) → 7[2,6,7]+1 → 8 → 失敗

時祭レイ:仲良しね
白梶 奈々人:ではコンボ『いや果ての赤へと』《砂の結界》侵蝕2上昇。
白梶 奈々人:ユウキくんをカバーリングします。
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を2増加 (83 → 85)
神埼 ユウキ:助かります!
東堂蛙太郎:【崩れずの群れ】でレイさんをカバーリング。
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を2(→ 2)増加 (78 → 80)
時祭レイ:ありがとう、トード
GM:多いのよカバーが
“ダブル・イベント”:4d10+11 装甲無視
DoubleCross : (4D10+11) → 29[8,9,3,9]+11 → 40

GM:すごいダメージ出た
東堂蛙太郎:さっきからダメダイスたかない? いっぱいしぬ……リザレクト!
白梶 奈々人:ガード12で28ダメージ、だめですね。リザレクト
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (80 → 85)
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (85 → 93)
東堂蛙太郎:HP5。
白梶 奈々人:うおおHP8
GM:ようやく倒せたぜ

“ダブル・イベント”:片手にナイフ、片手に血まみれの手刀をだらりとぶら下げて。
“ダブル・イベント”:ふわり、と意識の間隙を突いて君たちの中心にある。
時祭レイ:「……っ」(速い!)
神埼 ユウキ:「(反応、できない……!)」
“ダブル・イベント”:踊るようにそこで回転。凶刃がひらめく。
白梶 奈々人:「……あ」店での一幕を思い出す。
白梶 奈々人:「……っ! なら!」
白梶 奈々人:今度は身体ごと神埼くんの前へ。
白梶 奈々人:刃を盾で止めることは叶わず、そのまま切り裂かれる。
神埼 ユウキ:「白梶さんっ……!」
白梶 奈々人:「盾の真似事はまあ、そう何度も上手くはいかんよなあ……!」
東堂蛙太郎:「クソッ」毒づきながらぐん、と腕を伸ばす。
東堂蛙太郎:時祭レイへと振るわれんとする刃。膨張した掌から上腕部まで、幾重にも赤線が刻まれて。
神埼 ユウキ:「無茶しすぎだろ、店主さん。カッコつけすぎると後がきついぞ」
白梶 奈々人:「うるせ、大人は学んでるんだよ。先に格好つけとかないと……」
白梶 奈々人:「後に回したら、きっちりいいとこを見せらんねえってな」
“ダブル・イベント”:「ああ、どうして、どうして……!」
“ダブル・イベント”:「どうして、私、こんなに、こんなに」
“ダブル・イベント”:「うまくやれちゃうの!」
東堂蛙太郎:「そんなに上手いならよ。か、加減してくれや。嬢ちゃん……」
時祭レイ:「トード! ……もう、無茶をして」
時祭レイ:「でも、ありがとう。二度も助けられてしまったね」
時祭レイ:彼の背にそっと手を添えて支え、
時祭レイ:「この分は戦働きで返させてもらうよ。少し、淑女らしくはないがね?」
時祭レイ:フ、と口の端をゆるめた。
東堂蛙太郎:「コレぐらいしか能がねえからよう」
東堂蛙太郎:「ま、レイ嬢の"盾"っぷりも。お手並み拝見と行こうじゃねえの」
東堂蛙太郎:釣られるように口を歪める。

GM:では次!時祭さんの手番へ。
時祭レイ:はーい。
時祭レイ:う~ん。ジェネシフトは……いいか!
時祭レイ:マイナーなし。メジャーで『ハウンドストーム』《コンセントレイト》《ダンシングシミター》《完全なる世界》
時祭レイ:100%エフェクトが入ってますが『特進域』の効果で使えます。
時祭レイ:対象はマアムーンちゃん。
時祭レイ:よろしいかな。命中判定!
時祭レイ:の前にメイド服着ます。RCの達成値+3。
GM:OK!
時祭レイ:(4+4+6)dx7+4+3
DoubleCross : (14DX7+7) → 10[1,1,1,2,3,4,4,5,6,6,6,7,8,9]+10[6,8,8]+5[3,5]+7 → 32

“マアムーン”:《レネゲイドイーター》でガード。
GM:ダメージを!
時祭レイ:の前にNPCカード!高橋くんを召喚!
高橋真沙緒:はいっ
時祭レイ:ダメージロールを+4d10してもらって。いざ!
時祭レイ:4d10+15+9+4d10 装甲ガード有効
DoubleCross : (4D10+15+9+4D10) → 20[1,5,9,5]+15+9+25[9,1,9,6] → 69

時祭レイ:時祭レイの侵蝕率を10(→ 10)増加 (91 → 101)
“マアムーン”:69-5d10
DoubleCross : (69-5D10) → 69-27[7,4,1,6,9] → 42

“マアムーン”:耐えきれない……!HP0です!
時祭レイ:ほっ
神埼 ユウキ:落とした!
“マアムーン”:復活もない。倒れます。
神埼 ユウキ:ナイス!
白梶 奈々人:やった
東堂蛙太郎:ナイス!
時祭レイ:では演出。

時祭レイ:「さて。これ以上、“マアムーン”を自由にさせたくないな」
時祭レイ:先程の攻撃が彼女の脅威度を跳ね上げた。二度もアレを喰らうのは避けたい。
時祭レイ:「高橋くん。手伝ってもらえるかい?」
高橋真沙緒:「はい。私が先に入れます。その隙に!」
時祭レイ:「了解だ。合わせよう」
時祭レイ:両腕を広げ、軽やかなステップで踊るようにくるりと一回転。
時祭レイ:白魚の指先に沿って、生成した立方体──レネゲイドウィルスによる高密度エネルギー結晶が円周上に並ぶ。
高橋真沙緒:「右手がパーで……左手がグー」両手を構えて。
高橋真沙緒:「ヘリコプター!」叫ぶと同時、手先から金属刃が飛び出す。
高橋真沙緒:それは回転しながら、”マアムーン”へと襲いかかる。
“マアムーン”:「甘えんだよ!」それを腕で迎撃して。
高橋真沙緒:「今です!」
時祭レイ:「いいとも! さあ……」
時祭レイ:「踊れ! 『ハウンド』!」
時祭レイ:命じる声に従い、猟犬と名付けた結晶が乱れ飛ぶ。
時祭レイ:──いや。
時祭レイ:そのように見せて、それぞれが幾何学的な模様を描き、
時祭レイ:金属刃に注意を向けた“マアムーン”の腹部に次々と突き刺さる。
時祭レイ:「おまけだ」そして、左手を“マアムーン”に向けてぐっと握る。
時祭レイ:彼女に突き刺さった『ハウンド』が一斉に爆ぜ、爆圧が一帯を揺さぶった。
“マアムーン”:「あがっ……!?」
“マアムーン”:彼女の姿がかしげ、崩折れる。
“マアムーン”:「クソがぁ……!」
時祭レイ:「やれやれ。墓荒らしなぞ、罪深い行いを反省してもらいたいものだね」
“マアムーン”:「テメエらの持ってるオモチャだって同じだろうが……!」
“マアムーン”:「私は英雄だッ!人類に価値をもたらしてんだよ!」
時祭レイ:「君が英雄かどうかは、君の行いを見た人々が決めるだろう」
時祭レイ:「審判の時は遠くない。その日を伏して待ちたまえ」
“マアムーン”:「ぐうう……」そのままうずくまって動かなくなる。
“セイヤーズロー”:「おっと、もうリタイアか?」
高橋真沙緒:「や……やりました!」
時祭レイ:「ああ。素敵なアシストだったよ」
神埼 ユウキ:「雇い主はダウンみたいだぞ。このへんで止まれないか?」
“セイヤーズロー”:「全滅させたら回復待って続けられるからな」
神埼 ユウキ:「律儀なことで……!」
“セイヤーズロー”:「それまでは粘らせてもらうさ。他に執着することはねえ」
東堂蛙太郎:「言ったろ」
東堂蛙太郎:「アホだってよう!」
白梶 奈々人:「執着、ねえ……」眉根を寄せる。

“セイヤーズロー”:“セイヤーズロー”の手番。
東堂蛙太郎:待ちな!
東堂蛙太郎:脱ぐぜ!きぐるみを!
東堂蛙太郎:イニシアチブは……5!
GM:ムッ
“セイヤーズロー”[5]

    5m

“ダブル・イベント”[7]
 神埼[9]時祭[3]
 東堂[5]白梶[4]
GM:ではPC優先で先手になるぜ
東堂蛙太郎:いただくぜ
東堂蛙太郎:マイナーでボルトアクションライフルの効果を使用。達成値+5。
東堂蛙太郎:メジャーで素撃ち!対象は“セイヤーズロー”!
白梶 奈々人:判定前に!
白梶 奈々人:コンボ『黄にも遠く』《砂の加護》《砂塵霊》侵蝕6上昇。
白梶 奈々人:ダイス4個増加、攻撃力+12
東堂蛙太郎:サンキュー旦那ァ!
白梶 奈々人:白梶 奈々人の侵蝕率を6増加 (93 → 99)
白梶 奈々人:いいってことよー
東堂蛙太郎:で、藤田徹へのロイスをタイタス昇華。
東堂蛙太郎:判定ダイスを10個増やします。
GM:おお……
東堂蛙太郎:17dx+2+5
DoubleCross : (17DX10+7) → 10[1,2,2,2,3,3,4,5,5,7,7,9,9,9,10,10,10]+10[3,3,10]+5[5]+7 → 32

東堂蛙太郎:ヨシッ
GM:ヤバ……
“セイヤーズロー”:11dx ドッジ
DoubleCross : (11DX10) → 10[1,1,2,2,3,4,4,6,6,8,10]+6[6] → 16

東堂蛙太郎:こわいねえ!
GM:全然勝てうるのに……
東堂蛙太郎:ダメージが行く!
GM:ダメージをどうぞ!
東堂蛙太郎:4d10+8+6+12
DoubleCross : (4D10+8+6+12) → 27[5,10,10,2]+8+6+12 → 53

東堂蛙太郎:装甲有効!
白梶 奈々人:たか
GM:マジで……
“セイヤーズロー”:倒れます!HP40なので まさかやられるとは……
“セイヤーズロー”:これ以上復活もない!
白梶 奈々人:やりー!
東堂蛙太郎:やっちまったぜ
時祭レイ:フ……流石だね、トード
神埼 ユウキ:ナイス!
東堂蛙太郎:演出!

東堂蛙太郎:前とは違う。足止めは皆無。姿までも消されては、照準の定めすらままならない。
東堂蛙太郎:「ならよ」
東堂蛙太郎:当たる距離まで近づきゃあ、いい!
東堂蛙太郎:ぐうん、とゴムのように伸びる前腕。
“セイヤーズロー”:「なっ」
東堂蛙太郎:“セイヤーズロー”に触れるまであと少し。
東堂蛙太郎:血に濡れた、黄緑色の肌。"ダブル・イベント"により抉られた傷口から。
東堂蛙太郎:破るように突き出るライフルの銃口。
東堂蛙太郎:破裂音。"アルベド・スミス"が拵えた弾丸が勢いよく打ち出される。
白梶 奈々人:水晶で固められたその姿は、あくまで第一段階。『蛹』だ。
白梶 奈々人:外装は発射され、飛び行くままに、さらさらと砕けて砂になる。
白梶 奈々人:後には……銀色の弾丸。水晶を触媒に、今変えた。
白梶 奈々人:「……獣を倒すにゃあ、うってつけのやつ」
白梶 奈々人:「毎度。安くしときましたよ」
“セイヤーズロー”:それに過たず撃ち抜かれて、一撃で動きを止める。
“セイヤーズロー”:「カッ……」
東堂蛙太郎:「贔屓になっちまうな。全く」あまりの破壊力に肩を竦めながら。
東堂蛙太郎:「トオルちゃんよう。今のオマエは、全くつまんねえ」
東堂蛙太郎:「バカみてえな妄言でもよ。目ン玉きらきらさせながらオレっちに訴えてきたオマエの方が」
東堂蛙太郎:「厄介だったぜ」
東堂蛙太郎:「欲深いヤツはよ。オレっち、嫌いじゃねえからな」
“セイヤーズロー”:「だから」
“セイヤーズロー”:「何の話か、全然、理解できねえ……」
“セイヤーズロー”:そのまま血を吐き、倒れる。

GM:次は白梶さんの手番。
白梶 奈々人:一応動きます! マイナーなし。
白梶 奈々人:クリスタルシールドで"ダブル・イベント"を白兵攻撃。
白梶 奈々人:判定前に少女("ダブル・イベント")へのロイスをタイタス昇華。ダイス+10個します。
白梶 奈々人:判定!
GM:OK!
白梶 奈々人:13dx-1
DoubleCross : (13DX10-1) → 10[3,4,4,4,6,6,7,7,7,8,8,8,10]+6[6]-1 → 15

白梶 奈々人:ぬ
東堂蛙太郎:勝利の女神!
白梶 奈々人:やったー!!
東堂蛙太郎:達成値+12どうぞ。
東堂蛙太郎:東堂蛙太郎の侵蝕率を4(→ 4)増加 (85 → 89)
白梶 奈々人:27になりました! 感謝!
“ダブル・イベント”:《リフレックス:ノイマン》《アナライズ》。
白梶 奈々人:げっ
“ダブル・イベント”:6dx8
DoubleCross : (6DX8) → 10[3,4,6,8,9,10]+6[1,3,6] → 16

白梶 奈々人:これは……
東堂蛙太郎:持っててよかった
GM:駄目だ……
GM:ダメージをどうぞ!
白梶 奈々人:こわ……
白梶 奈々人:3d10
DoubleCross : (3D10) → 14[2,5,7] → 14

白梶 奈々人:ちっちゃ!
GM:まだ平気!
東堂蛙太郎:かわいいね
白梶 奈々人:まあ削れればよし
白梶 奈々人:ですよね
神埼 ユウキ:本職じゃないからね……
白梶 奈々人:演出します。侵蝕上昇はない!

白梶 奈々人:"アルベド・スミス"、黒化を経た白化の職を担う者、というのがそのコードで。
白梶 奈々人:ある女が洒落でつけた通り名だ。いつの間にか自分でも名乗るようになっていたが。
白梶 奈々人:能力は『再結晶』。物質の純度を高め、硬質化、結晶化を行う。
白梶 奈々人:腐敗の黒を通り越し、変容と合一の黄と赤にはまだ遠く。
白梶 奈々人:自分のところは通り過ぎた、ただし道半ば、という、そういう意味合いだったろう。
白梶 奈々人:武器を扱う者として……商人としても、使い手としても。
白梶 奈々人:(……ああ、本当にその通りだよ)
白梶 奈々人:(本職じゃねえ、ってのは言い訳にならん。俺に大した力はない。けど)
白梶 奈々人:ひびの入ったシールドを少女に向けて振りかざし、思い切り叩きつける。
白梶 奈々人:一瞬だけ結晶が外面を這い、すぐに砂に変わる。
白梶 奈々人:攻撃力を増すほどの力はない。ただ、保てばいい。一撃だけ。
“ダブル・イベント”:くるりとかわそうとしてそれを受ける。
白梶 奈々人:……本来想定されている使用法ではない。そんなことは構わない。
白梶 奈々人:「なあ」
“ダブル・イベント”:「ああっ……!」
白梶 奈々人:「俺はあんたに、最悪の商品の売りつけ方をしちまったんだ。覚えてるか?」
“ダブル・イベント”:「なんで、なんで」
白梶 奈々人:「覚えてようがなかろうが、被害は広がるんだろうな」
“ダブル・イベント”:「なんでこんな物売ったの」
白梶 奈々人:「そう、そうだよ」
白梶 奈々人:「なんで俺はそんなもんを商ってる?」
白梶 奈々人:さっき、一緒に考えよう、と話しかけた。通じるかもわからずに。
白梶 奈々人:「止める、ためだよ」
白梶 奈々人:「俺は、一度間違えた。何がなんでも、あんたを妨害して、逃げて、通報でもすべきだったんだ」
白梶 奈々人:「そういう間違えた最悪を、食い止めるために、俺は武器を売ってる」
白梶 奈々人:「……俺の手で、ってわけにはいかなかったけどな。そこは、本職がいるだろ」
“ダブル・イベント”:「分からない、分からない、分からない!」
白梶 奈々人:他の皆を眺めて。
“ダブル・イベント”:「意味がわからない!」
白梶 奈々人:「……そうか」
“ダブル・イベント”:そう言いながらも、その手先だけは油断ならず君たちの頸を狙っている。
白梶 奈々人:「盾は、殴るためのもんじゃねえ。守るためのもの……だっけか」
白梶 奈々人:「あと、よろしく。俺も守る方に戻るわ」
白梶 奈々人:軽く手を振って、シールドを構え直す。

GM:ラウンド終了。2ラウンド目!
GM:セットアップ。エネミーはなし。
神埼 ユウキ:なし!
時祭レイ:ブルゲを服用。行動値8、侵蝕率106に。
東堂蛙太郎:ない!
白梶 奈々人:なしで
GM:OK!
“ダブル・イベント”[7]
 神埼[9]時祭[8]
 東堂[5]白梶[4]
GM:では神埼くんから!
神埼 ユウキ:了解!
神埼 ユウキ:マイナーアクション、<完全熱光学迷彩服>の効果を起動 コンボ:Lizard.N/ready
神埼 ユウキ:隠密状態となり、イレーストレースの効果で自身が隠密状態で行うあらゆる判定のダイス+2、攻撃のダメージ+5
神埼 ユウキ:オートアクション、<ブーメランアスピス> コンボ:LightningⅡ/ready
神埼 ユウキ:この判定の達成値を+4、自身の侵食値を+1
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を1増加 (94 → 95)
神埼 ユウキ:メジャーアクション、<コンセントレイト:エンジェルハイロゥ>+<見えざる死神> コンボ:Flare Blitz/ignition
神埼 ユウキ:対象はダブル・イベント、命中行きます!
GM:来な!
神埼 ユウキ:10DX+8+0@7 (侵食上昇4、侵蝕100~)
DoubleCross : (10DX7+8) → 10[1,3,5,6,7,7,8,8,8,10]+10[6,7,8,8,9,9]+10[1,3,6,7,9]+10[5,8]+1[1]+8 → 49

神埼 ユウキ:回った!49!
神埼 ユウキ:あっごめん侵食100超えてない!
GM:ゲエ~ッ
GM:おっと
神埼 ユウキ:振り直していいでしょうか
GM:お振り直し!
神埼 ユウキ:9DX+8+0@7 (侵食上昇4、侵蝕80~)
DoubleCross : (9DX7+8) → 10[1,2,3,4,5,5,6,8,9]+6[4,6]+8 → 24

神埼 ユウキ:だいぶしょんぼり!
GM:これならいけそう
神埼 ユウキ:いかないで
“ダブル・イベント”:《リフレックス:ノイマン》《アナライズ》
“ダブル・イベント”:6dx8
DoubleCross : (6DX8) → 10[1,3,3,6,6,10]+3[3] → 13

神埼 ユウキ:ほっ。
白梶 奈々人:よかったー
GM:ぜ……全然駄目だ!
神埼 ユウキ:NPCカードもオートアクション扱いでしょうか?
GM:あっ隠密に関わらず使っていいよ
神埼 ユウキ:助かります!
神埼 ユウキ:力を貸して!
高橋真沙緒:任せて!
神埼 ユウキ:ダメージ行きます、サイドリールと高橋さんの力で+5d10、水晶で+6
神埼 ユウキ:3d10+1d10+4d10+20+6
DoubleCross : (3D10+1D10+4D10+20+6) → 11[1,3,7]+7[7]+16[3,7,1,5]+20+6 → 60

神埼 ユウキ:60点!
“ダブル・イベント”:それは耐えきれない!HP0になります。
“ダブル・イベント”:復活もない。倒れます。
GM:戦闘終了です。
神埼 ユウキ:神埼 ユウキの侵蝕率を4増加 (95 → 99)
白梶 奈々人:うおー
神埼 ユウキ:ふうっ……
東堂蛙太郎:やった~!
時祭レイ:ナイスキル(イケボ)

神埼 ユウキ:走り出す。“ダブル・イベント”へ向けて一直線に。
神埼 ユウキ:張られた光学迷彩は不完全。その姿は消えても、動く度空間のゆらぎがその位置を知らせる。
神埼 ユウキ:目をこらし、視界に捉えれば見失うことはない。
神埼 ユウキ:それまでは。
神埼 ユウキ:“ダブル・イベント”の視界から、神埼ユウキが完全に消失する。
神埼 ユウキ:視界を奪い続け、極端に視野を狭くさせ
神埼 ユウキ:こちらを注視させるため、あえて見せていた陽炎を消す。
神埼 ユウキ:二重の迷彩を受けて、エキストラは観衆の視界から去っていく。
神埼 ユウキ:──全身にまとった装備が、常より重い。
神埼 ユウキ:どうして武器を扱ってまで戦うのか。自身の力だけで足りないなら諦めてしまえば良いのに。
神埼 ユウキ:端役で満足してしまえばいいのに。
:『あんたらほど、正義の味方って顔はできないけど──』
神埼 ユウキ:ああ。そんなものに今でも憧れて、
神埼 ユウキ:人を傷つける武器を振るって、盾を気取っている。
神埼 ユウキ:「あんたの"どうして"、俺も知らないけど」
神埼 ユウキ:「もうやらせませんよ、あんたに」
神埼 ユウキ:少女の両手足を凍てつく刃が貫き、氷漬けにして動きを止める。
“ダブル・イベント”:「えっ」
“ダブル・イベント”:「何、これ……」
“ダブル・イベント”:「やだ、やだ、やだっ」ジタバタと手を動かす。近づくものを害そうと暴れる。
神埼 ユウキ:「なんのために振るうのかも覚えてないやつに」
神埼 ユウキ:「そいつは、荷が重すぎだ」
神埼 ユウキ:血に濡れた刃を取り上げる。
神埼 ユウキ:「えらそうなこと言える立場じゃないけどな」
神埼 ユウキ:「そういうことで、いいんでしょ」
神埼 ユウキ:白梶を見返す。
白梶 奈々人:「……そういうこと、なんだろうな」ふと笑う。
“ダブル・イベント”:「……」そのままうなだれて、動きを止めて。
高橋真沙緒:「……終わった」
時祭レイ:「……すぐに、拘束と確保の手配をしよう」携帯端末を取り出す。
神埼 ユウキ:「ああ、頼んだ。……」
神埼 ユウキ:倒れた少女と少年を見る。共通している、記憶の欠落。
東堂蛙太郎:「……結局よう」
神埼 ユウキ:それが一体何によるものだったのか──
東堂蛙太郎:「思い出しちゃあ、くれなかったなあ」
東堂蛙太郎:寂しげにぽつりと呟く。
白梶 奈々人:「まあなあ」
時祭レイ:(この事件の中で明らかにならなかったファクター……か)
白梶 奈々人:「いつか、を待つか。待って戻るものなのか」
神埼 ユウキ:「そうですね。そっちは、終わりじゃないか」
白梶 奈々人:「わからんが……ともかく」少年の手の中のナイフを見て。
白梶 奈々人:「まずは、ありがとな」
神埼 ユウキ:「……いえ、こっちこそ。助かりました」
高橋真沙緒:「帰りましょうか、支部に」
神埼 ユウキ:「だな」
時祭レイ:「そうしよう。それに……ほら、あれだ」
時祭レイ:「このような事象、ウチのボスが放ってはおかないだろうからね」
時祭レイ:「きっと報告を首を長くして待っているよ」
神埼 ユウキ:「確かに。首が伸びすぎて飛び出す前に、安心させないとだな」


GM:バックトラック
“ダブル・イベント”
「惨劇の輪廻」
「惨劇の輪廻」
GM:Eロイスは2個だよ~
東堂蛙太郎:振……らぬ!
白梶 奈々人:今回は振らないー
神埼 ユウキ:私も大丈夫かな
時祭レイ:振らんちゅ。
神埼 ユウキ:そのまま素振りします。ロイス6!
神埼 ユウキ:99-6d10
DoubleCross : (99-6D10) → 99-36[4,8,10,9,3,2] → 63

白梶 奈々人:一倍振り、ロイス5個
東堂蛙太郎:同じくロイス6つですぶり~
白梶 奈々人:99-5d10
DoubleCross : (99-5D10) → 99-42[7,10,9,6,10] → 57

神埼 ユウキ:4点かな?帰還!
白梶 奈々人:さがりすぎ
東堂蛙太郎:89-6d10
DoubleCross : (89-6D10) → 89-52[10,10,6,9,10,7] → 37

東堂蛙太郎:オイオイオイ
時祭レイ:みんなすごく帰って来てる
東堂蛙太郎:3点!
時祭レイ:最終侵蝕率106、ロイスは6本。等倍!
時祭レイ:106-6d10
DoubleCross : (106-6D10) → 106-23[2,3,2,9,6,1] → 83

白梶 奈々人:4点かな
神埼 ユウキ:おかえり~
時祭レイ:低いなw 5点!
白梶 奈々人:今回でよかった
GM:いつもの5点シナリオ5点Eロイス2点で12点
GM:ここに経験点足した分が獲得点だよ~
白梶 奈々人:16点いただきます!
東堂蛙太郎:15点もぐもぐ!
時祭レイ:17点いただきます。フゥ……(紅茶を一口)
神埼 ユウキ:16点!おいしい
GM:C((16+15+17+16)/3)
DoubleCross : c((16+15+17+16)/3) → 21

GM:GMも21点もらうね
白梶 奈々人:たべてー
東堂蛙太郎:はつ経験点だ~
神埼 ユウキ:おたべ!
時祭レイ:ファイナルセッションにしてファースト経験点というわけね
GM:そういうこと!


【エンディング】

GM:岳舎町支部
GM:新年を迎え、支部には簡素だがしめ縄などの飾りが設えられている。
椹木夜未:「あけましておめでと」晴れ着姿。
時祭レイ:「おめでとう、ボス。その姿もキュートだ」晴れ着姿。
神埼 ユウキ:「どうもどうも、あけましておめでとうございます」
東堂蛙太郎:「おう。馬子にも……何でもねえや。ハハハ」
白梶 奈々人:「……ここで新年たあ思わなかったな……」
白梶 奈々人:「あけましておめでとう、と」
白梶 奈々人:こちらも礼装ではないものの、着流しを着ている。
神埼 ユウキ:「いやあ、ほんとに。うちの支部は美女揃いで嬉しい限りで」
杉下紗弓:「みなさんおめでとうございます」いつものスーツ姿。
神埼 ユウキ:「みんな着飾ってるなあ。ま、せっかくの機会だもんな」同じくいつもと変わらぬ格好。
時祭レイ:「君はこういうのは着ないのかい、ユーキ」
時祭レイ:「どこからどう見ても立派なアクターだろうに。美丈夫が勿体ない」
神埼 ユウキ:「いやほら、ゲームとかでもレア度低いやつは限定差分ないでしょ?そういうことで」
椹木夜未:「連帯感がないのよこいつらは」
椹木夜未:「真沙緒なんて一番ひどいんだから!」
椹木夜未:「友達と初詣行きますって!」
白梶 奈々人:「レア度高いだろ、たまに見えなくなってるんだから」
東堂蛙太郎:「いいことじゃねえの?」いつものパーカの袖を捲くって酒がないか物色している。
白梶 奈々人:「ま、服装なんざ着たいのを適当に着ときゃいいとも思うけどな」
白梶 奈々人:「防御力ねえし」
東堂蛙太郎:「オレっちらみてえなのに仲良くしてくれる奴ら、貴重だしよ」
神埼 ユウキ:「装備じゃないんだから」
白梶 奈々人:「そのさらに上に着るもんだろ、装備は」
神埼 ユウキ:「ともあれ、早々にひとまず解決まで持って行けてよかったですよ、ええ」
椹木夜未:「とにかく、ん」包みを差し出す。
椹木夜未:「お年玉」
椹木夜未:全員分ある。
神埼 ユウキ:「えっ、俺たちに?」
東堂蛙太郎:「えっ……」
時祭レイ:「うん。ひとまずだが、……ボス?」シャンパンのグラスを揺らして。
白梶 奈々人:「あ? 俺も?」
椹木夜未:「こないだの任務のボーナスよ」
椹木夜未:「真沙緒にはあげないけどね!」
東堂蛙太郎:「ヨミちゃん……いや……夜未支部長サマよう」
椹木夜未:「初めて敬意を感じる」
東堂蛙太郎:「今後ともよしなに……へへへ……うへへへへあ……」
神埼 ユウキ:「現金」
東堂蛙太郎:涎が垂れている。
神埼 ユウキ:「いやもう敬意通り越して邪念でしょこれ」
白梶 奈々人:「まあ、そういうことならいただきますがね……と」
時祭レイ:「あっははは。一周回って逆に素直なんじゃないの」
白梶 奈々人:「ここまでなんのはすげえなあ」
神埼 ユウキ:「おっと、先にお礼だった。ありがとうございます支部長」
時祭レイ:「謹んでいただこう。ありがとう、ボス」そっと彼女の小さな手を包むようにして受け取る。
神埼 ユウキ:「(高橋さんにもなんだかんだ後で渡すんだろうな)」
白梶 奈々人:「……じゃ、俺の疑いはもうオールクリアっつうことでいいんですかね」
椹木夜未:「クリアよクリア」
白梶 奈々人:「ありがたき幸せ」謹んで受け取る。
白梶 奈々人:「今後はまた、クリーンなお付き合いをどうぞよろしく」
神埼 ユウキ:「俺も多分色々お世話になります、なにせ武器頼りなもので」
神埼 ユウキ:「あ、客としてお眼鏡に叶えば、ですけど」
白梶 奈々人:「おう。安くしとくよ。これは単にセールストークだけど」
神埼 ユウキ:「残念無念」
時祭レイ:「私は……そうだね。表の方のお客として行くのもいいかもしれないな」
白梶 奈々人:「ああ、あっちはあっちで俺の趣味でね」
白梶 奈々人:「見てもらえりゃそれは嬉しいよ」
東堂蛙太郎:「ダンナはこれで色さえ付けてくれりゃあな」ひいふうみい、と手元の福沢諭吉を数えながら。
白梶 奈々人:(……正義の味方気取りにも、サイコ野郎にも支えられてる商売だ)
白梶 奈々人:(選ぶ必要がある、ってのは少しわかってきた。こいつらなら、まあな)
椹木夜未:「……こないだの連中だけど」
神埼 ユウキ:「はい」表情を引き締める。
椹木夜未:「記憶を覗かせたけど、連続性が失われてるわけじゃない」
時祭レイ:「記憶は消えていなかった、と」シャンパンを口に運ぶ。
東堂蛙太郎:「んん?」
神埼 ユウキ:「消されたんじゃなく、書き換えられた……ってことですか?」
東堂蛙太郎:「じゃ、なんで覚えてなかったってんだ?」
神埼 ユウキ:「違和感に気づかないように、連続性を保った上で別物に」
椹木夜未:「そうじゃないわ。別に消されてるものがある、と予想してる」
白梶 奈々人:「…………」
神埼 ユウキ:「別……?記憶じゃないなら、一体何を」
椹木夜未:「“欲望”」
白梶 奈々人:「そりゃあまた」
神埼 ユウキ:「色々おっかなく聞こえる単語ですね。この界隈だと」
時祭レイ:「……成る程。共通点だね」
東堂蛙太郎:「ああー……」どことなく得心がいったように頷いて。
東堂蛙太郎:「たしかによ。ガツガツした感じがまるで失せてたもんなあ」
椹木夜未:「だけど、ジャームから欲望を取り上げたって」
椹木夜未:「そのあり方は変われない」
白梶 奈々人:「……ああ」
椹木夜未:「理性を失ってることに変わりはないわ」
白梶 奈々人:血に染まった記憶を思い出す。
神埼 ユウキ:「だから本人も困惑したまま、衝動を止められなかった……」
白梶 奈々人:理解できずに、それでも殺戮を繰り返していた姿。
白梶 奈々人:「……しんどいもんですな、そりゃ」
時祭レイ:「欲望……というのは、ともすれば悪く言われがちだが」
時祭レイ:「実態は純粋なエネルギーだ。言い換えれば情熱、その指向する先の問題というわけでね」
時祭レイ:「それがなくなるというのは……」
椹木夜未:「少なくとも、私達の益になる行いじゃないわ。こいつの手口は」
時祭レイ:「ああ。恐ろしいね」
東堂蛙太郎:「何がしてえんだよ、そいつ」
東堂蛙太郎:「より強くなる、とかだったらま、わからんくもねえけどよ」
東堂蛙太郎:「……残酷なだけだぜ、ありゃあ」
白梶 奈々人:「なんだろうな。実験なのか、目的がハッキリとあるのか」
神埼 ユウキ:「本人に聞いてみるしかないかもな」
白梶 奈々人:「……支部長さん。クリーンなお付き合いを、ってのは当然ながら」
椹木夜未:「本人?」
神埼 ユウキ:「いずれ捕まえる。ですよね、支部長?」
神埼 ユウキ:「……ん?誰かが故意にやったことじゃないんですか?」
白梶 奈々人:「今回みたいな件を止めるためなら、黒戸商店はまあ、謹んで協力をいたしますんで」
椹木夜未:「ああ。黒幕か」
椹木夜未:「絶対ぶちのめす。協力も感謝する」
白梶 奈々人:「そりゃ良かった」
時祭レイ:「なら、まずは辿り付かないことには始まらない。だろう?」グラスの中身を飲み干す。
時祭レイ:「ま。何者かの仕業か、どこかしらから発生している現象かは、これからの話だけれども」
東堂蛙太郎:「頼もしい。岳舎町の未来は明るいぜ」
神埼 ユウキ:「未来……っとそうだ、大事な話。治るんですか?欲望を奪われる、っての」
椹木夜未:「今のところ無理ね。完全に取り除かれてる」
白梶 奈々人:「そんなことができるもんなのか。いや、できてるんだろうが……」
時祭レイ:「では……彼は、あのままか」
椹木夜未:「そうなるわね」
神埼 ユウキ:「……本当にえげつないな」
東堂蛙太郎:「なら、しゃあねえか」
東堂蛙太郎:「オレっちもよ。出来うる限りまあ、手伝うわ」
神埼 ユウキ:「東堂さん……」
東堂蛙太郎:「依頼を途中で反故にすんのは、オレっちのポリシーに反するからよ」
白梶 奈々人:「見上げた心がけだよな」
神埼 ユウキ:「助かりますよ。うち、まだまだ人手不足だから」
時祭レイ:「古株という古株もいないからね、ここ」
東堂蛙太郎:「アイツが晴れて愛しのアイドルと付き合えるまで、だけどな」にっと笑って。
東堂蛙太郎:「そうさなあ。ダンナが一番上……ぐらいだもんなあ」
神埼 ユウキ:「終身雇用になりそうだ、そりゃ」
時祭レイ:「win-winの関係ということなら、ま、いいんじゃないかな」
時祭レイ:「ほら。今日は元旦、一年の始まる日だ」
時祭レイ:「食べて飲んで。新しい年を祝うとしよう」
椹木夜未:「ええ。今日は勝利を讃えなさい」
神埼 ユウキ:「そうですね。明日のためにもまずは今日だ」
白梶 奈々人:「今くらいは前向きに、な」
東堂蛙太郎:「っしゃ!じゃあ飲むべ飲むべ!」
時祭レイ:「ユーキ。これノンアルだから、君も飲みなさい」グラスにシャンパンを注ぐ。
時祭レイ:「トードとマスターにはこっち。ちゃんとお酒」
白梶 奈々人:「ありがてえな。いただきますよ」
神埼 ユウキ:「どうもどうも。せっかくですし乾杯でもします?」
白梶 奈々人:グラスに映る自分の顔を見て、少し笑う。
東堂蛙太郎:「へへへ、レイ嬢はやっぱり気が効くよなぁ~!」
白梶 奈々人:(なんだかな。正義の味方気取り、だなんて。俺も相当なものだよ)
白梶 奈々人:(まだまだ、先は長い。ゆっくり歩いていこうか。あんたを探しながら)
時祭レイ:「ふふ。英国淑女だからね、私は」グラスを手渡す。
時祭レイ:まるで舞うような軽やかな足取り。フローラルの香りもお届けする。
椹木夜未:「では、今日までの勝利と、明日の先の勝利に言祝ぎましょう」
椹木夜未:「乾杯。良い年を」
白梶 奈々人:「……乾杯」
東堂蛙太郎:「かんぱ~い!」
神埼 ユウキ:「乾杯」
時祭レイ:「Cheers!」
GM:刃物を突き合わせる音ではなく、ガラスの澄んだ音が響いた。


ダブルクロス3rd「あなたは殺さない、あなたは愛さない」 終


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.