『山の頂、丹く咲く』(GM:DT)


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■関連プレイエイド
アンジェリカ歌劇団・山組

“ジュラーヴリィ”ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ( )キャラシート(PC1:ナケミン)
“ローズフェール”白雪(しらゆき)スズカキャラシート(PC2:しろい)
“風伯”佐陀(さだ)コトノキャラシート(PC3:メガ大仏)
“ボーパルバニー”津々(つつ)ウララキャラシート(PC4:しお)
“ディスクリートコール”宮本(みやもと)(よう)キャラシート(PC5:冥王星)

【Index】

オープニング:宮本曜
オープニング:津々ウララ
オープニング:佐陀コトノ
オープニング:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ
オープニング:白雪スズカ

ミドルフェイズ1:頂点講座
ミドルフェイズ2:一次予選:自己アピール
ミドルフェイズ3:■■■の■■■■
ミドルフェイズ4:二次予選:体力テスト
ミドルフェイズ5:三次予選(1):テープ録り
ミドルフェイズ6:三次予選(2):アドリブ
ミドルフェイズ7:三次予選(3):撮影

インタールード1:本選前夜
ミドルフェイズ8:本選(1)
ミドルフェイズ9:本選(2)

クライマックス:山の頂、丹く咲く

エンディング:オーディション結果
エンディング:津々ウララ
エンディング:宮本曜
エンディング:佐陀コトノ
エンディング:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ
エンディング:白雪スズカ
エンディング:山の頂、丹く咲く

【プリプレイ】

トレーラー ノヴァリスにて、新しいオーディション番組「ライズSTART」が開かれるという。
それ自体が真新しいものではないが、唯一無二の報酬が耳目を引いた。
優勝者には、「外の世界でのデビュー」を保証すると。

過酷な練習、さまざまな試練を乗り越え、襲いかかる敵を排除して。
君が、君たちだけが、その巨大な山の頂。薔薇色の栄光に手を伸ばすのだ。

DX3rd OVnova『山の頂、丹く咲く』
ダブルクロス、それは――天と地に座す二人の十字戴冠者かいぶつ
GM:DX3rd OVnova『山の頂、丹く咲く』 開始していきます よろしくお願いします!
白雪スズカ:よろしくお願い致します!
宮本曜:よろしくお願いします!!!
佐陀コトノ:よろしくお願いします!
ミラ:よろしくお願いします!
GM:では順番に自己紹介から参りましょう
GM:PC1!ミラさんからお願いします
ミラ:はい!
ミラ:定命の者ども~~~~~~!!
GM:キャ~ッ♡
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ!
GMキャラシート
ミラ:アンジェリカ歌劇団・山組のトップスタァだ! よろしく!
GM:トップスタァだ~
ミラ:さらに、千年の時を生きる精霊の王子であり、そのかんばせはオーロラのように輝く……
GM:はえ~
ミラ:という感じのキャラクターでやっている役者生徒です。恐らく留年することになりました。
ミラ:山組は劇場とか台本とかいらないよね~みたいな感じでやっていると聞いているんですが
ミラ:その理念を拡大解釈して、観客もいらなくないか?という理念で劇をやっています。
GM:ヤバ~
ミラ:その演劇スタイルは観客の一人を共演者のように扱うというスタイルだぜ……
ミラ:割とファンがいる気もしますが、プライベートは謎だったりします。
GM:ロックされちゃう……
GM:謎めいたプライベート!
ミラ:構成はピュアキュマ射撃!
GM:ピュアキュマ射撃!?
GM:キュマイラには……射撃エフェクトがないのでは!?
ミラ:ターゲットロックで一人への打点を上げつつ、魔獣の咆哮でドッジダイスを減らして無理やり当てます。
ミラ:メジャーエフェクト……? そんなものないよ……
GM:ロックされちゃう~~~
ミラ:こんなやつがトップを取って大丈夫なのか!? とは思いましたが、山狩りは得意です。
ミラ:きっと山狩りで好成績を収めたのでしょう。
ミラ:そんな感じで、定命の者どもにかがやきを齎しつつやっていきたいと思います。よろしくお願いします!
GM:はーい
GM:よろしくお願いします!
GM:そんなミラさんのハンドアウトがこちらです
PC1:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ(ナケミン) シナリオロイス:“フェスティナ・レンテ”セロ・ビャリャツキ 推奨感情:有為/厭気 
あなたはアンジェリカ歌劇団・山組のトップスタァである。
山組組長、セロ・ビャリャツキが、あなたにあるオーディションへの参加を命れ………お願いしに来た。
それは優勝者は外の世界でデビューできるという、途轍もないものであった。
彼女はそれを確実に山組で取ると豪語し、教練のための頂点講座の開催を宣言した。
恐ろしい事態になりそうだ。ただのオーディションで済めばいいのだが。
そしてきっと、参加に際して、あなたの傍らには、娘役の彼女があるのだろう。
GM:実は当初より最後の一行だけ増えています
ミラ:あっ……娘役の存在
白雪スズカ:娘役の彼女……誰なのでしょうね……
GM:出たわね
ミラ:きっと蒼月のように美しい少女だろうね
白雪スズカ:ふふ……ミラには劣りますわ
GM:もういちゃつくな
ミラ:千年の時を生きる王子としては、どこにいるかは関係がないが……
GM:とにかくでろって命令されます 命令してくるのはあなたのMAPの真下の女です
ミラ:セロには世話になっているからな……仕方ない
ミラ:白銀のひと時を共有しよう!
GM:まさか……私と!?
GM:よろしくお願いします! では次!
GM:今ちょっと出てた気がする スズカさんお願いします!
白雪スズカ:はい。
白雪スズカキャラシート
白雪スズカ:おはようございます。
GM:おはようございます!
白雪スズカ:白雪スズカと申します。アンジェリカ山組娘役トップスタァをしております。
白雪スズカ:最早この世に生を受け幾程の刻が経ったのか、数えるのをやめて久しいですが……。
白雪スズカ:何故ならわたくしはこの世ならざる者。吸血鬼の末裔なのでございます。
GM:そうなんだ……!
白雪スズカ:わたくしはお止めしませんけれど、あまり深入り致しますと、貴女も……。ふふ。
白雪スズカ:さて、本来ならば人間の皆様とは交わる運命にないのですが。
白雪スズカ:わたくしをこの世に繋ぎ止める唯一のものが歌劇なのです。
白雪スズカ:そして、そこで出会ったミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ。彼女こそがこの世の"真理"であり、"光"です。
GM:おお……歌劇に感謝せねば
GM:過激!
白雪スズカ:ミラの輝きでこの世を満たすこと、それを手伝うことこそがわたくしの宿命なのです。
GM:圧が強いぜ
ミラ:おや……氷河のような頬が染まってしまいそうだよ
白雪スズカ:世界に必要なのはわたくしとミラだけ……。あとのことは全て、些細な事。
白雪スズカ:赤く染まった頬も美しいわ、ミラ
白雪スズカ:……というようなキャラ付けでやらせていただいてるのですけれど。
白雪スズカ:そういうゴスロリ吸血鬼キャラでやっている為、娘役ながら熱狂的なファンを持ち、常にキャーキャー言うファンが周りにいます。
白雪スズカ:そういうイージーエフェクトを取ってまいりました。
GM:キャーッ♡
白雪スズカ:吸血鬼キャラも楽しく演じているのですが、スズカ本人の性格は倒錯的なわけではなく素直で社交的です。ファンともよくカラオケ行ったりボーリング行ったりしてます。
GM:マジ~?
白雪スズカ:タンバリンとかたたきます。
白雪スズカ:本当は普通に17歳だしブラムス/キュマイラのオーヴァードです。キュマイラ因子は亀です。
白雪スズカ:性能的には攻撃性能を持たないカバーリンガー。
白雪スズカ:セットアップで味方を殺して復活させて固くなります。
GM:亀だから硬いんだ
GM:亀といえば味方も殺しますしね
白雪スズカ:そうです。亀なので硬く遅いです。
白雪スズカ:味方殺しと言えば亀ですからね。
白雪スズカ:そういう感じでやらせていただきます。よろしくお願い致します。
GM:はーい!よろしくお願いします!
GM:ではスズカさんへのHOはこちらです
PC2:白雪スズカ(しろい) シナリオロイス:“NMLシグニ”真瀬遊 推奨感情:親近感/脅威 
あなたはアンジェリカ歌劇団・山組のトップ娘役である。
山組は新しいオーディション番組への出演に際して全力を傾けることを決定していた。
あなたにとって重要な事項は、これがペアの応募可ということだ。
つまりは、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの“完成”に、いち早く近づかせる手段であると言える。
あなたはそのためには努力を惜しまないだろう。たとえ試練が待ち受けようとも。
そのための準備を進める中、君はある少女と出会う。
GM:オーディションに行ってもらいます あとなんか出会いもあります
白雪スズカ:なるほど……。
白雪スズカ:ミラが何者にも劣るはずがありません。
白雪スズカ:なんとしても勝ちます。少女……ピンク髪の…………?
GM:そうだぜ それを証明するんだぜ
GM:ピンク髪のです
白雪スズカ:わかりました。証明いたしましょう。
白雪スズカ:ピンク髪の………………?
GM:完全に中の人が出かかってる
GM:ではよろしくお願いします! お次は大英雄コトノ様です
佐陀コトノ:うえっ!? は、はい……!
佐陀コトノキャラシート
佐陀コトノ:佐陀コトノ。六壬学園高等専門学校2年生です。現代神楽部という部活動の部長もやってます
佐陀コトノ:部活動としては主にバンド活動をやっており、担当するパートはメインギター。
佐陀コトノ:最初は所属人数1人でしかも同好会扱いだったのですが段々人数も増え、
GM:ぼっちじゃなくなったんですね
佐陀コトノ:合同文化祭のステージに立つなどこれまでの活動の成果もあって順調に知名度を伸ばしつつあります
GM:あの……合同文化祭で!?
佐陀コトノ:だ、出させて貰いました……! 同じ日に別のステージも出ていた気がしますが記憶が……
佐陀コトノ:性格は善良だけど気弱な性格。そのこともあって人に振り回されることが多めで涙目になりがち
GM:そんな……コトノちゃんを振り回すなんて許せませんね
GM:今回は安心してくださいね 相方とかいませんから……
佐陀コトノ:うう、うぐいす肉……
佐陀コトノ:戦闘時には和風学区の六壬生らしく現代神楽という独自の呪術を使います
GM:和風学区だぜ
佐陀コトノ:具体的にはエレキギターを掻き鳴らしてその演奏で戦うスタイルです
GM:へ……ギター鳴らしただけで一体何ができるっていうんだぜ
佐陀コトノ:データ的にはピュアハヌマーンのサイレンを固定値でぶん回すシーンアタッカー
佐陀コトノ:狂騒の旋律やコンビネーターなども搭載しており、パーティの火力を底上げするのが得意です
GM:ヒエエ……
GM:サイレン様じゃあ サイレン様がお越しになられたんじゃあ
佐陀コトノ:あとIAでサウンドウエイブっていう楽器のユニークアイテムを貰ったので早速使っています
GM:そう!この卓はIA完全採用卓です
佐陀コトノ:新しい楽器の引き心地を早速試したい!
佐陀コトノ:こんな感じで以上! よろしくお願いします!
GM:存分に試して下さい……どんないい声で哭くのかをねえ!
GM:よろしくお願いします ことの・ざ・ろっく!のHOがこちらです
PC3A:佐陀コトノ(メガ大仏) シナリオロイス:“千段治音”ジウ・ファンボ 推奨感情:信頼/憤懣 
“千段治音”ジウ・ファンボは、君が部長を務める現代神楽部の新入部員であり、同窓会の一員でもある。
彼女があなたに持ってきた情報によれば、ノヴァリスにて新しいオーディション番組が開かれるという。
優勝者に外でのデビュー権を保証するというそれは、最高生徒会長を目指すあなたにとっても、大きく箔をつけるチャンスとなるだろう。
だがエントリーは君の意志に関わらず、すでに彼女が済ませてしまっていた。ぶい。
GM:ということで……おやおや……
GM:どうやら勝手に出ることになったみたいですね
佐陀コトノ:さ、早速振り回されてる……!!
佐陀コトノ:でも新入部員は嬉しい! よろしくね
GM:よろしくお願いします 新入部員でありながら学年的には先輩のようです
GM:君の下にある立ち絵の女ですね お金とかたかります
佐陀コトノ:お、お金!?
佐陀コトノ:ううう……後で返してね……
GM:努力します
佐陀コトノ:そ、そんな……
GM:とにかくがんばって!では次!
GM:ウララちゃん おねがいします
津々ウララ:はいな!
津々ウララキャラシート
津々ウララ:津々ウララ!キングダム勧善懲悪委員会所属です
GM:善良そうな組織の名前だな~
津々ウララ:この世の悪を撲滅するために様々なところで勧善懲悪活動をしています
GM:大事ですね 勧善懲悪は
津々ウララ:日夜悪を殲滅するために駆けずり回っています
津々ウララ:一応人語は解せますが独自解釈することも多く
津々ウララ:なんか悪そうなやつはとりあえず殴りたいです
GM:なんか悪いですもんね しかたないですね
津々ウララ:これも治安維持のためです!ご協力お願いします!
津々ウララ:データ的にはコトノさんと同じピュアハヌマーンだということにさっき気付きました
GM:ピュアハヌ仲間だ
GM:なかよくするんだよ
津々ウララ:こちらはほぼ物理で殴ることしか考えておらず、奥の手でマシラ+疾風迅雷で火力を出しつつドッジを無視します
津々ウララ:あとなんか援護の風とかいうエフェクトが使えるみたいです
GM:便利じゃんッ
津々ウララ:IAで特に変更のなかったシザーリッパーをぶんぶん振り回していきます
GM:たくさん悪の首を刎ねましょうねえ
津々ウララ:ヒャア!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします! ウララさんへのHOがこちらです
PC3B:津々ウララ(しお) シナリオロイス:“ルルド”エロイーズ・チゾム 推奨感情:尽力/猜疑心
あなたはキングダムを中心に活動する非公式の治安維持組織である、勧善懲悪委員会の一員である。
その委員長を名乗る女、“美徳聖セイント・ヴァーチェ”リリンが、あるお願いを持ちかけてきた。
オーディション番組への参加。構成員であるエロイーズ・チゾムという少女を、優勝させてほしいのだという。
それが正義実現に関係するかは疑問だが、同好の士を助けることになるならまあ許容もできよう。
GM:ということで仲間の手伝いでオーディション参加してもらうぜ
津々ウララ:これは正義の行いですね!
GM:そうです 委員長が左の善良そうな女でエロイーズちゃんが右の善良そうな子です
津々ウララ:さすが委員長と言うだけあって善良そうですね
GM:でしょ~
津々ウララ:委員長とか会ったことないけどこんな善良そうな人が言うならそうなんでしょう
GM:そうだぜ 為していきましょうね 善を よろしくお願いします~
GM:では最後!宮本先生お願いします!
宮本曜:はぁい!
宮本曜キャラシート
宮本曜:いつもニコニコしている星室庁の女性教師。23歳!
宮本曜:腰に模擬刀を提げたスーツ姿が日常の装いです。
GM:かわい~
宮本曜:戦闘狂の側面があったり、"勝利"に固執する面もありますが、基本的に穏やかな性格で柔軟性もあります。
GM:ただ戦闘狂なだけでよかった~
宮本曜:師と仰いでいた人物を打倒して以降、「第二の人生」を生きているものと定義付けています。
宮本曜:今は戦闘技能よりも、自分磨きや後進の育成に力を注いでるってわけ!
GM:先生じゃんッ
宮本曜:オーヴァードとしては、エグザイル/キュマイラシンドロームで、シャチの身体能力を扱います。
GM:シャチ!
GM:シャチはつよいからな
宮本曜:そうです。データ的には《サポートボディ》によるダイス数支援と、《獣王の力》などの単体攻撃!
宮本曜:そしてIA導入の結果……強化ブレードに費やす常備点が高くなりました!(正しい世界)
GM:ダイスいっぱい振りたがってる
GM:それは……正しい世界ですね……
宮本曜:そんな感じです!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!そんな先生のHOがこちらです
PC3C:宮本曜(冥王星) シナリオロイス:オーディション番組「ライズSTART」 推奨感情:好奇心/不安
あなたはノヴァリスにて「第二の人生」を謳歌している星室庁の教師である。
教育実習生のヤナ・ヤーコヴレヴナ曰く、オーディション番組「ライズ☆START」が開催されるという。
フィクサー不明のそれはその賞品の過大さから、様々な勢力の激発が予想されるという。
星室庁としてはそのような過激化は阻止しなければならない。もっとも近くで動向を探れるポジションは――
GM:もっとも近くで動向を探れるポジション……一体どこなんでしょうね
宮本曜:どこだろ~~
GM:なってもらいますからね 23歳教師系アイドルに
GM:下の立ち絵の人がサポート役の教育実習生です
宮本曜:あら眼力がつよい!
GM:そんな感じ!よろしくお願いします!
宮本曜:よろしくお願いします!
GM:ではこの5人をもって――
GM:『山の頂、丹く咲く』 開催していきます よろしくお願いします~
津々ウララ:よろしくお願いします!
佐陀コトノ:よろしくお願いします!
ミラ:よろしくお願いします!
白雪スズカ:よろしくお願い致します。
宮本曜:よろしくお願いします!


【オープニング:宮本曜】

GM:登場をお願いします。
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(33 → 35)


GM:【セントラル 職員室】


GM:職員室の仕事は、外の尋常の学校に変わらず、あるいはそれ以上に多忙を極めている。
GM:基本的には、総じて専任を持つ教師は少なく、手の空いた人が喫緊の仕事に駆り出されているような状況が続いている。
GM:そんな折、君は一つの仕事を終え、しばしの休息の時を迎えていた。
宮本曜:「ふぅー……」オレンジジュースを飲み、椅子に座って休息している。


宮本曜:こういうとき、コーヒーを飲むものなのかもしれないが、
宮本曜:コーヒーは曜にとってはスイッチの「ON」を入れるものであり、
宮本曜:あと単純に甘いものが好き!
宮本曜:先程までの仕事は事件の事後処理のようなもの。
宮本曜:もっと具体的に言えば、崩壊した建物の瓦礫処理。その手伝いと指揮だった。
宮本曜:「力仕事とか指揮とか、まぁ得意な方なんだけど……」
宮本曜:「その後に取る、何もせずくつろいでいる時間もサイコーっていうか」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:周囲をキョロキョロと見回している生徒がある。
宮本曜:「しばらくは休んでたいっていうか……ん?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:その目が君と合う。その後、君の持っている手元に視線が移る。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:薄くニコリと笑う。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「宮本先生……ありそうですね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「お時間……」


宮本曜:「あ、あー」
宮本曜:一瞬目を泳がせて。覚悟を決めて。
宮本曜:「あるよ。どうしたのかな? バトル? バトルだったらちょっとうれしいけど……!」
TIPS:ヤナ・ヤーコヴレヴナ
ヤナ・ヤーコヴレヴナ・ユーギナ。
コードネーム“グラミス・キャッスル”。
ノヴァリス北部に位置する農業校、クリムゾン商農連合学園出身。
現在は“教育実習生”として、将来的な先生への進路を見越し、先生のサポートを主に行っている。
体力がない。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「そうですね……実質バトルですね」
宮本曜:「お、ちょっとやる気出てきたなぁ。実質てのが気になるけど」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先生……アイドルになりませんか」
宮本曜:「へ?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あれ、ご存知ないんですか?日本人ですよね?」
宮本曜:「いや、知ってる知ってる!多分想定されるものであっている気はする!あっててほしくないけど!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ええと。ノヴァリス特有の隠語とかではないと思います。外と同じ意味かと」
宮本曜:「あ~~、そうなんだ。そうなのねぇ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「はい。そのアイドルです。いいですか?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「よければこちらで手続きします」
宮本曜:「あー、さすが。早いねえ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ありがとうございます、では……」端末を操作し始めている。
宮本曜:「ッスー」ちょっと呼吸を浅く履いて。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「おいくつでしたっけ」何かを記入している。
宮本曜:(止めるなら今だよね?今だよね?)
宮本曜:「23」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「23、と……」
宮本曜:(うーん、でも多分真面目な仕事といえばそうだろうしなぁ……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ペア応募可能……?」
宮本曜:(かわいい生徒のためっぽいし? ちょーっと興味ないわけではないし……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先生、こちらペア応募が可能なようなのですが」端末を見せる。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「候補いらっしゃいます?」
宮本曜:「候補……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:端末に映っているのは、オーディションの応募フォームのようだ。
GM:「ライズSTART」という名のオーディションプログラムらしい。
宮本曜:「オーディションかぁ」言いながら、候補の予定について思索を巡らせている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「はい。あ、説明が遅れていましたが……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「このオーディション、問題が一つありまして」
宮本曜:「うん」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:タブレットをスクロールする。
GM:優勝賞品の欄。それなりの額のクレジットに加えて――
GM:「外の世界でのデビュー権」との一文がある。
宮本曜:「外の世界で……なるほど」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「事実か嘘かは分かりませんが……確実に……混乱が予想されます」
宮本曜:それは確かに問題とされるのも頷ける。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「考えがたいことですが、あるいは……」
宮本曜:「どのような手段で成し遂げるのか、実際嘘か事実かどうかとか、色々懸念があるねえ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「外に生徒を連れ出す方策があるのでは? そう考えるものが集まってもおかしくありません」
宮本曜:「うん、そうだねえ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:頭に冠を輝かせたまま少し物憂げな顔をする。生徒たちすべての頭に輝く十字冠は、この地から離れることを戒める力を持つ。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「星室庁としては、その調査と……過激化した際の鎮圧の必要があると」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「それで宮本先生にお声がけしました」
宮本曜:「なるほど……」
宮本曜:「ヤナちゃんは、私ならアイドル行けそうって思ったんだ?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ええ?はい。美人ですし」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「根性もありそうじゃないですか」
宮本曜:「おー、照れるし嬉しい」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「候補思いついたらそのまま送っておいて下さい」
宮本曜:「確かに話としては真面目な要件らしいし、」
宮本曜:「やってみる気になってきたなぁ」
宮本曜:「じゃあ候補は、『ヤナ・ヤーコヴレブナ』っと」タブレットを借りて、入力を済ませようとする
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「えっ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ちょっと……何してるんですか」
宮本曜:「えっ、見る目ある真面目な子が良いと思ったんだけど」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ヤーコヴレヴナは父称です。姓は続けてユーギナ……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「じゃない!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「何勝手に入れてるんですか!?」
宮本曜:「それ、さっき言いたかったセリフなんだけど」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ぐっ……」
宮本曜:「駄目かなー、ほらーんーと、ヤナちゃんが美人と思うこの良い顔に免じて!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……私が参加した方が」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先生はやる気になるんですね?」
宮本曜:「うん、優秀で美人さんな子が居てくれるなら、勝利もぎ取れやすくなりそうだし!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「はあ」溜息を吐いて。「私。体力には自信がないので」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「カバーはお願いします」
宮本曜:「やったー、ありがとう!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「では、ひとまずは……一つ、調べたい勢力がありまして」
宮本曜:「うん」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「アンジェリカの山組です」
宮本曜:「アンジェリカのところかぁ……なんとなくでしか知らないかも」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「アンジェリカ音楽歌劇学校は……ノヴァリス最大の劇場を持ち、明日のスタァを育成する芸能学校」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「所属生徒は風・林・火・山4つの歌劇団に別れ、日々稽古と公演に勤しんでいますが」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「その内の一つが、山組です」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「彼女らが、このオーディションに向けて、合宿を企図していると」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あまりにも……準備が良すぎます」
宮本曜:「あぁ、合宿とまで行くとかなり準備良いね」
宮本曜:「それは確かにちょっと調べておきたいね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「はい。彼女らの行き先は掴んでいます」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「これから参りましょう。よろしいですね?」
宮本曜:「おっけー」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あっあとそこは17です」タブレットを指す。
宮本曜:「はいはい。17っと。いいね、乗り気じゃーん」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「乗り気ではないですが……」


エントリーNo.XXX
宮本曜(23) セントラル
ヤナ・ヤーコヴレヴナ・ユーギナ(17) セントラル


GM:シーン終了。
GM:ロイスあればどうぞ。
宮本曜:オーディション番組「ライズ☆T」 ◯好奇心/不安 で取得!
GM:はーい!


【オープニング:津々ウララ】

GM:登場どうぞ!
津々ウララ:32+1d10
DoubleCross : (32+1D10) → 32+5[5] → 37



GM:【キングダム 学区境界付近】
GM:人通りのほとんどない、忘れられかけたような居住区。
GM:そこのテラスで、二人の少女が仲睦まじそうに談笑していた。
少女A:「いただきます。あ、ね、あーんしてあげようか?」
少女B:「え~、いいよお、恥ずかしいよ……」
少女A:「いいじゃんか~」
少女B:「じゃ、じゃあ私から……」
GM:だが、突然。同じ席にどかりと座る人物の姿がある。
ワルそうな少女:「へ~っ 楽しそうじゃんw」
ワルそうな少女:「俺も混ぜてよw」
少女A:「えっ……誰ですかあなた」
少女B:「こわい……」
ワルそうな少女:「えってか何食ってんの~?」
ワルそうな少女:「唐揚げ?美味そうじゃん」レモンを取ってかけている。
少女A:「あっ……」
ワルそうな少女:「うめ~」勝手に取って食っている。
ワルそうな少女:「え?てかキミさ~、メガネ取んなよ」
少女B:「あっ……返して下さい!」
ワルそうな少女:「そっちのほうがかわいいじゃんw」
津々ウララ:と、混沌を極めるその席にもう一人、近づく影が
津々ウララ:「ちッス。お邪魔するっすよ~」
ワルそうな少女:「あ? 誰だよ」
ワルそうな少女:「勝手に入ってくるなよ。常識ないのか?」
津々ウララ:「誰かと問われれば答えましょう」
津々ウララ:「自分は津々ウララッス」
ワルそうな少女:「いや、名前とかは聞いてないんだが……」
ワルそうな少女:「君らの知り合い?」
少女A:「いえ……」
少女B:「見えないので分かりません。メガネ返して……」
津々ウララ:「自分は通りすがりの一般生徒ッスよ」
津々ウララ:「そう……」
津々ウララ:「あんたらみたいな悪をボコボコにするのが好きなだけッス」
ワルそうな少女:「な……何ィ!?」
ワルそうな少女:「お前ら悪いことしてたのか!?」
少女A:「えっ」
津々ウララ:「えっ!?そちらも悪いことしてたんすか!?」
少女B:「してない……!してないですよ!」
ワルそうな少女:「してないらしいぞ」
津々ウララ:「なあ~んだ、じゃあしょうがないっすね」
ワルそうな少女:「無辜の人間に因縁つけちゃいけないよな……お嬢ちゃん」
ワルそうな少女:「今のですごいショックだった。あーショック受けた」
津々ウララ:「そうっすね~」
ワルそうな少女:「慰謝料だな。慰謝料」
津々ウララ:「じゃあ」
津々ウララ:次の瞬間、ワルそうな少女の顔をレモンがたっぷりかかったからあげに叩きつける
津々ウララ:「悪はあんたらだけってことッスね~~~~!」
ワルそうな少女:「アブッ」
少女A:「わっ……!」
少女B:「唐揚げ……!」
津々ウララ:「勝手にレモンに唐揚げをかける……メガネっ娘の眼鏡を勝手にはずす……」
ワルそうな少女:「アツッ、アヅゥ……!」
津々ウララ:「もうこれは言い逃れようのない悪!」
ワルそうな少女:「な……なんだと!?」
ワルそうな少女:「レモンは……おいしいだろうが!」
ワルそうな少女:「メガネ外した姿だって……かわいいだろ!?」
津々ウララ:「好みは人それぞれッス」
津々ウララ:「それを強制したら……悪と言われても仕方ないっすよねェ……?」にやり
ワルそうな少女:「う……うるせえ!」
ワルそうな少女:「もしそれが悪だったとして……」
ワルそうな少女:「お前になにかされる筋合いはないだろ!」
津々ウララ:不敵に笑いながら、背中から巨大なハサミのような刀を取り出す
津々ウララ:「問答無用!」
ワルそうな少女:「な……」
津々ウララ:「自分が悪っつったら悪ッス!」
津々ウララ:「おとなしく……"慰謝料"受け取ってくださいよォ……」
津々ウララ:「『こいつ』で支払いますから!」刃物を突きつける
ワルそうな少女:「ヒ、ヒイイ……」
少女A:「行こっか」
少女B:「うん……」
ワルそうな少女:「分かった、分かった、慰謝料はいいから……!」
ワルそうな少女:「それをどけてくれ~!」
津々ウララ:「ええ~」
津々ウララ:「受け取ってもらわないと困るんスけどねぇ」
津々ウララ:少女たちの方には目もくれない。懲悪にしか意識が行っていないのだ
ワルそうな少女:「お……お金か!?」
ワルそうな少女:「幾らで見逃してくれる!?」
津々ウララ:「金……?」
津々ウララ:「お金で解決しようとは……完全に悪じゃないスか……!」
津々ウララ:「ハチャメチャ許せねえッス!」
ワルそうな少女:「えっなんで刺激されるの……!?」
津々ウララ:「でええーーい!」
津々ウララ:刀の背でワルそうな少女を殴打!殴打!
ワルそうな少女:「オボッ、ゴボッ」
津々ウララ:「今回はッ 峰打ちでッ 勘弁してやるッス!」
GM:不良少女はそのまま動かない。
GM:あるいは最初から刃でやってもらえばすぐ転送されたかもしれないが……
GM:それを指摘するものはもうこの場にない。
津々ウララ:「ふう……今日も、善を為したッスね……」やりきった顔
GM:勧善懲悪 完了――


GM:【キングダム郊外 小さな教会】


GM:それからすぐに、君はここに呼び出しを受けていた。
GM:そこには一人の小さな少女が、TV通話を誰かとしていた。
リリン・B・F・F:「ですから、言っているじゃありませんか」
リリン・B・F・F:「そんな人はうちの委員会には居ませんって」
リリン・B・F・F:「証拠?幸貨を持っていた?っは~。騙されないで下さい」
リリン・B・F・F:「それは偽物です。本物はレリーフのところの飾りが3本なんです」
リリン・B・F・F:「2本じゃないですか。巧妙に偽造された偽物です!」
リリン・B・F・F:「なのでその人は知らない人です。その人個人に責任を取らせてくださいね~」
リリン・B・F・F:「じゃあそういうことなんで~」
リリン・B・F・F:「あっ」君に気づいて振り向く。
リリン・B・F・F:「ようこそ、ようこそお越しくださいました!」


津々ウララ:「ちわッス」
リリン・B・F・F:「津々ウララさん。あなたのご活躍はこのリリンの耳にも届いていますよ」
TIPS:リリン・バーナード・フェリクス・F
コードネーム“美徳聖セイント・ヴァーチェ”。
楚々とした清廉潔白な振る舞いから、“キングダムの食人鬼”とも喩えられるキングダム生。
実態の判然ならざる組織"勧善懲悪委員会"の委員長を名乗り、質素な教会で細々と“運営”を行っている。
出自は様々な噂があり判然としないが、信徒を侵す罪をその身に代わりに贖う能力を持つという。
本人は清貧を体現するが、取り巻きには高額な装飾品を身に着けた者が何故か多い。
津々ウララ:「マジすか。そりゃアレっすね、鼻が高いッス」
リリン・B・F・F:「はい。先日も悪行の限りを尽くす生徒を懲らしめ……善を勧めたと」
リリン・B・F・F:「確か……他人の食事に刺激物を意図して混入させたり」
リリン・B・F・F:「他人の障害補助具を無断で取り外してしまうなどしたり」
津々ウララ:「なんかよくわかんねーッスけどまあだいたいそんな感じッス!」
リリン・B・F・F:「えーっと……何でしょうこれ。お花畑?を踏み荒らしたり?」
リリン・B・F・F:「そういうことの常習犯だったようですね。お手柄です!」
津々ウララ:「いや~それほどでも」
津々ウララ:「んで今日はアレすか?表彰式?」
リリン・B・F・F:「はい。それもありますが……おっと」
リリン・B・F・F:「どうやらあなたは今……“白の幸貨”をお持ちではないようですね」
リリン・B・F・F:「ダメですよ~。あれは委員会の証なんですから」
津々ウララ:「ん」ぱんぱんと服を叩く「無いッスね……」
リリン・B・F・F:「もう……ノヴァリス造幣保安協会に作成いただいた貴重な品なんですよ」
リリン・B・F・F:「はい。差し上げます」
GM:"白の幸貨"(ラッキーメダル:ホワイト)を入手しました。
GM:戦闘中以外、常に社会の達成値が+1されます。
津々ウララ:「えっマジすか!やった~!」
GM:そして、あなたの財産ポイントが-2されました。
津々ウララ:やってねえ!
津々ウララ:財産4→2
リリン・B・F・F:「はい。本来は討伐の報酬……えふん、こふん」
リリン・B・F・F:「よく皆さんお隣の建物に入られますけど」
リリン・B・F・F:「今日は天引きしておきましたのでいらっしゃらなくて大丈夫ですよ」
TIPS:勧善懲悪委員会
リリン・バーナード・フェリクス・Fが委員長を自称し、各地で所属自称者の散見される団体。
委員会への加入条件は学籍を問わず、"白の幸貨"を所持することのみ。
一定額のクレジットの浄財によって入手できる。半年更新。
キングダムに仇なす敵、迷惑行為の陳情で槍玉に挙げられた対象、あと委員会に反抗的な気がする連中を"悪"に指定、
その敗北の記録、住居の破壊といった“善行”を行った幸貨所持者に浄罪済クレジットを支払う仕組みを構築しており、
汎学区賞金稼ぎギルドとでも言うべきもの。らしい。
津々ウララ:「なんかわかんないスけど助かるッス」
リリン・B・F・F:「はい、助かりついでにお願いがあるのですが……」
リリン・B・F・F:「ほら、いらっしゃい。エロイーズ」
エロイーズ・チゾム:「あっ、はい……リリン様」少女の後ろから、キングダムの制服に身を包む別の少女が姿を表す。
エロイーズ・チゾム:「よ、よろしくおねがいします」深々と礼。


津々ウララ:「ちわッス!津々ウララっす!」ぺこり
リリン・B・F・F:「エロイーズ・チゾムちゃんです。どうですか」
リリン・B・F・F:「この子……可愛くないですか?」
リリン・B・F・F:「かわいいですよね。かわいいです」
津々ウララ:「ヤバいっすね。お人形さんみたいッス!」
エロイーズ・チゾム:「リ、リリン様……」
エロイーズ・チゾム:「ウ、ウララさんまで……!」
リリン・B・F・F:「彼女がどうしても……その美しさを」
リリン・B・F・F:「覇をノヴァリス全土に示したいそうなのです」
リリン・B・F・F:「これは我々にとっても……すごい宣伝効果です」
津々ウララ:「マジ半端ない野望ッスね」
リリン・B・F・F:「浄財も……」
リリン・B・F・F:「ああいえ。入会者も大いに集まることでしょう!」
リリン・B・F・F:「そうですよね、エロイーズ」
エロイーズ・チゾム:「えっ、あっ……」
津々ウララ:「すげ~」なんかよくわかんないけどすごいと思っている
エロイーズ・チゾム:「は、はい……」
リリン・B・F・F:「ほら!もう受け答え一つとっても……」
リリン・B・F・F:「清楚そのものといった趣でかわいい。はいかわいい」
津々ウララ:「かわいいッス!」
リリン・B・F・F:「これを知らしめることは……すなわち善行です」
リリン・B・F・F:「悪もこのかわいさの前では……そのことごとくが頭を垂れることでしょう!」
エロイーズ・チゾム:「あの、だから……やめて……」
津々ウララ:「マジすか。パねぇ~」
リリン・B・F・F:「しかし!」
リリン・B・F・F:「普通にオーディションが行われれば……当然エロイーズの勝利は揺るがないのですが」
リリン・B・F・F:「ここは魑魅魍魎の跋扈するノヴァリスの地」
リリン・B・F・F:「いかなる悪がその邪魔を企んでいるか……わかったものではありません」
リリン・B・F・F:「許せませんよね」
津々ウララ:「そいつは……許せねえッスね!」
リリン・B・F・F:「はい、許せないのです!」
リリン・B・F・F:「そこで!」
リリン・B・F・F:「ウララさんにはエロイーズとともに応募していただきたいのです」
リリン・B・F・F:「そして彼女の邪魔をしようとする」
リリン・B・F・F:「“悪”を」強調して。
リリン・B・F・F:「悪を、打ち払っていただきたいのです……!」
リリン・B・F・F:「これはあなたにしか出来ない仕事です!」
津々ウララ:「なるほど……完全に理解ワカっちまったッスわ」
津々ウララ:※実際には半分も理解していない
リリン・B・F・F:「どうやら……ルビも完璧にお理解わかりのようですね」
津々ウララ:「任せてください!大船ッス!」
リリン・B・F・F:「はい、ありがとうございます。あっ時にウララさん」
津々ウララ:「なんすか?」
リリン・B・F・F:「先程お渡しした幸貨……もう一度手にとって見せていただきますか?」
津々ウララ:「?」さっき雑にポケットに突っ込んだ幸貨を取り出す
リリン・B・F・F:(……)
リリン・B・F・F:(……直上の縁取りが一本落としてある)
リリン・B・F・F:「……はい、大丈夫です!」
津々ウララ:「?」
津々ウララ:「ッス!」また雑にポケットに突っ込む
エロイーズ・チゾム:「あ。よ……」
エロイーズ・チゾム:「よろしくおねがいしますっ!」
津々ウララ:「ウッス!よろしくお願いしまッス!一緒に善行ッス!」
エロイーズ・チゾム:「は、はい!善行ですね!」
エロイーズ・チゾム:「善行……なのかなあ……?」


エントリーNo.XXX
エロイーズ・チゾム(15) キングダム
津々ウララ(16) キングダム


GM:シーン終了です。ロイスあればどうぞ。
津々ウララ:エロイーズ・チゾム/尽力○/劣等感 にしましょう
GM:はーい!


【オープニング:佐陀コトノ】

GM:登場をお願いします。
佐陀コトノ:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+4[4] → 43



GM:【六壬学園高等専門学校 ライブハウスMETEORミーティア


GM:繁華街の雑居ビルの一角に居を構えるここが、現代神楽部の部室である。
GM:君が店を訪ねた時、そこには一人の部員だけが居た。
ジウ・ファンボ:「……」机の上に伏せっている。
佐陀コトノ:ライブハウスの扉がガチャリと開かれ、ギターケースを背負った少女が中に入る
ジウ・ファンボ:伏せったまま顔だけを向ける。「おお……コトノ」
佐陀コトノ:「あっ、ジウさん。こ、こんにちは」彼女の姿を見つけてぺこりと頭を下げる
ジウ・ファンボ:「うん。こんにちは……ねえ、お金……貸して」
ジウ・ファンボ:「餓え死にしてしまう。このままだと」
佐陀コトノ:「うえっ!? ま、またですか!?」
佐陀コトノ:「あ、あの私この前の昼食代まだ返して貰ってないんですけど……」
佐陀コトノ:困惑してそう言いながらもゴソゴソと端末を取り出している
ジウ・ファンボ:「おお」元気に起き上がる。
ジウ・ファンボ:「コトノ、何が食べたい?」
ジウ・ファンボ:「好きなものでいいよ」
佐陀コトノ:「そ、それ支払うの私じゃないですか!?」
佐陀コトノ:「ううう、もう仕方ないなぁ……」
ジウ・ファンボ:「……ダメ?」
ジウ・ファンボ:「やった」


TIPS:ジウ・ファンボ
コードネーム“千段治音”。
六壬学園高等専門学校3年(留年生)。
最近になって加入した、現代神楽部の新入部員。
笙という日本古来の楽器の、失われたはずの奏法の使い手だという。
同窓会という得体の知れない組織の一員でもあるらしい。あやしいね。
なぜかいつも金欠で飢えている。
佐陀コトノ:「い、いつかちゃんと返して下さいね……! 絶対ですからね……!」
ジウ・ファンボ:「うん。必ずこの恩は忘れない」
ジウ・ファンボ:「この金で食べたご飯の美味しさも……きっと忘れない」
ジウ・ファンボ:「ありがとう、コトノ」
佐陀コトノ:「うう、このやり取り何回目だろう……。忘れないならちゃんとお金返して下さいね……」
ジウ・ファンボ:「失礼な。ちゃんと私だって……考えてる」
ジウ・ファンボ:「お金の当てがある」
佐陀コトノ:「……ふえっ!?」
佐陀コトノ:「じ、ジウさんにお金の当て!?」仰天したような声を出す
ジウ・ファンボ:「コトノが私をどう見てるかはよくわかった」
佐陀コトノ:「ご、ごめんなさい! で、でも本当にあるんですか……? お金の当てが……?」
ジウ・ファンボ:「うん。見て」タブレットを取り出す。
ジウ・ファンボ:そこには、オーディションのお知らせの文字がある。
佐陀コトノ:「オーディション……? な、何かに参加するんですか?」
佐陀コトノ:首をきょとんとかしげて
ジウ・ファンボ:「うん。公開オーディションがあって……」
ジウ・ファンボ:「優勝賞品に結構な額のクレジットが出る」
ジウ・ファンボ:「あとついでに外でのデビュー保証がつく」
佐陀コトノ:「へーお金が出る大会なんですね……」
佐陀コトノ:「…………うえっ!!?」
佐陀コトノ:「そ、外でのデビュー権!!?」
ジウ・ファンボ:「うん」
佐陀コトノ:「ほ、本当だ……。ちゃ、ちゃんと書いてある……」全身を乗り出し、タブレットの画面にその一文を確かめる
ジウ・ファンボ:「おお……」
ジウ・ファンボ:「コトノは、外のデビュー。興味ある?」
ジウ・ファンボ:「中でビッグになるんだと思ってたけど」
佐陀コトノ:「の、ノヴァリスで更に知名度上げてもっとみんなに演奏を聴いてもらうのは勿論なんですけど」
佐陀コトノ:「外の世界の人達に私達の音楽を聴いて貰って、それがノヴァリスと外の世界の交流になれればっていうのはずっと思っていて……」
佐陀コトノ:合同文化祭の事件を経て、そして前夜祭のステージに立って抱いた気持ちの一つだ
佐陀コトノ:「いや、でもこんなにあっさり機会が来るとは流石に思っていなかったんですけど……」
ジウ・ファンボ:「……」
ジウ・ファンボ:「コトノ。騙されないほうがいいよ」
佐陀コトノ:「そ、そもそもどうやって?とか私達って今のままだと外に出れないんじゃ?とか色々ありますし……」
ジウ・ファンボ:「普通に考えて……こんなうまい話あるわけない」
ジウ・ファンボ:「コトノは騙されやすいから。気をつけたほうがいいと思う」
佐陀コトノ:「…………あの、これジウさんが持ってきた話なんですけど……」
ジウ・ファンボ:「……それでも」
ジウ・ファンボ:「それでも、意志は固いんだね?」全く無視するように。
佐陀コトノ:「…………」一瞬嘘だろと言いたげな表情を浮かべながら
佐陀コトノ:「は、はい。出ましょう。嘘でも本当でも、確かめてみる価値はあるはずです」頷いて
ジウ・ファンボ:「うん。きっとそう言うと思ってた」
ジウ・ファンボ:「頑張ってね」
ジウ・ファンボ:「コトノなら……優勝狙える」
佐陀コトノ:「……えっ? ジウさんは来てくれないんですか……?」
ジウ・ファンボ:「行かないわけがないでしょう」
ジウ・ファンボ:「ちゃんと応援しに行く」
佐陀コトノ:「オーディションには参加しないんですね!? もう~~」
佐陀コトノ:この人はそういう人だったとため息をつきながら
佐陀コトノ:「ちゃ、ちゃんとやるからには優勝しますからせめて会場には来てくださいね……! 寝坊とかドタキャンはダメですからね……!」
ジウ・ファンボ:「起きれたら絶対行く」
佐陀コトノ:「…………」
佐陀コトノ:(ダメそう……)
ジウ・ファンボ:「でもまず今は……精をつけるべきだと思う」
ジウ・ファンボ:「美味しいものをたくさん食べよう」
ジウ・ファンボ:「何を食べよう?」
佐陀コトノ:「結局そこに戻るんですね……。うう、またお金払わされる……」
佐陀コトノ:クレジット残高を確認しながらがっくり肩を落とした


エントリーNo.XXX
佐陀コトノ(16) 六壬学園高等専門学校


GM:シーン終了です。ロイスあればどうぞ
佐陀コトノ:ジウ・ファンボ 信頼/お金返して下さい……〇 で取ります
佐陀コトノ:以上です!
GM:はーい!


【オープニング:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ】

GM:登場お願いします。
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(36 → 37)
GM:落ち着いてるようね


GM:【アンジェリカ歌劇団・山組劇場】


GM:劇場の名を冠し、その機能を十全に備えているはずではあるが、その使用頻度は少ない。
GM:彼女ら山組の組員は、必ずしも劇場をも必須とはしていないためだ。
GM:これが行使されるのは、「あえて劇場という装置を使いたい」という要求がある場合と、
GM:あるいは集会などの、公演以外の用途が主だ。
GM:今回はその後者。山組組長であるセロ・ビャリャツキに、君と、もうひとりが呼び出されていた。
白雪スズカ:「好きよ」
白雪スズカ:「わたくしは、劇場が」
白雪スズカ:呼び出されたもう一人である白雪スズカが、雪原の如く白い肌に浮かぶ薔薇のような唇を開く。
白雪スズカ:満月の光を受けたかのように淡く輝く柔らかな銀の長髪。昏い輝きを放つ切れ長の双眸から放たれる眼光は、射貫かれた者の心まで凍てつかせるかの如く鋭い。
白雪スズカ:精巧な人形のような外見は触れれば壊れてしまいそうな儚さとゾッとするような畏ろしさを兼ね備えている。
白雪スズカ:それは彼女がゴシックロリータと呼ばれる退廃的な少女趣味の服装に身を包んでいるから、というだけではないだろう。


白雪スズカ:「ここが使われないのは、少しだけ残念だけれど」
白雪スズカ:「ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの隣に立つことより優先されるべきことなど、ないのだから。全ては些細な事」
白雪スズカ:「ミラは……劇場とポン酢だったらどちらが好きかしら」
ミラ:「二択なら劇場」
ミラ:静かに答える少女は、麗しい外見という様子ではなかった。
ミラ:それは苔生した色合いのフードを目深に被っているからというわけではないのだろう。
ミラ:事実、冬の夜空のような暗青色の瞳は、吸血鬼の眼光を深く受けてなお、反射するように光を湛えている。
ミラ:ただ、華が無い。隠れている。


白雪スズカ:「そう……わたくしたち、似た者同士ね。同じ星を歩む運命として生まれてきたのでしょう」
白雪スズカ:彼女の言葉に満足げに頷く。
ミラ:暗く静かに振る舞うのが、劇場に呼び出されたこの演者の、常の姿勢だった。
ミラ:「私とスズカが? 確かに地球という船に、奇遇にも乗り合わせたことは間違いないが」
ミラ:「どうにも似た者とは思えないな。私は劇場が得意ではないから」
白雪スズカ:「成程」
白雪スズカ:「劇場という小さな箱では、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの輝きを納めきれない」
白雪スズカ:「それは、わたくしも同意見だわ」
白雪スズカ:話が噛み合ってるのか噛み合ってないのか再び満足げに頷く。
ミラ:「スズカ。君の言葉はどれも耳に心地がいいよ」
ミラ:「聞いたことすら気づけなくなりそうだ」通信端末を操作し、目的地を確認している。
白雪スズカ:「……ふふ」楽しそうに唇の端を上げる。
白雪スズカ:「全て本心。そして、確固たる"事実"よ」
白雪スズカ:「あなたの耳の届かなくとも、あなたの重荷になろうとも……わたくしには、関係ないの」
白雪スズカ:にっこりとほほ笑む。
ミラ:「それなら確かに、私と君の関係は運命の輪と言えるだろうね」
ミラ:「どちらかが外れたときは、双方が崩れるときか」
ミラ:「寓話だな。嫌いじゃない」
白雪スズカ:「ふふ、そうね。けど、少しだけ間違い」
ミラ:ちらと横に目をやる。
白雪スズカ:フードの中の彼女の白い頬に手をあてる。
白雪スズカ:「外れない。崩れるのなら、どこも一緒に堕ちていく」
白雪スズカ:「……けど、崩れはしないわ。わたくしと、あなたがいれば」
ミラ:「……少なくとも、千年は」肩を竦める。
セロ・ビャリャツキ:「相変わらずお洒落さんね?」2人に声がかかる。
セロ・ビャリャツキ:にこやかに微笑む少女の姿がある。
白雪スズカ:「あら」ミラから手を離し声の方を見る。
ミラ:「セロ。ご機嫌麗しそうで何より」
セロ・ビャリャツキ:「劇場を指定すれば……舞台に相応しい装いで来てくれるかと思ったのに」
セロ・ビャリャツキ:「当てが外れちゃったなあ。残念」


TIPS:セロ・ビャリャツキ
コードネーム“フェスティナ・レンテ”。
山組の組長であり、娘役。政治劇で組長の地位についたと噂される。
組の自由先進を体現するかのような奔放な振る舞いと、他人を傷つける棘の物言いを両立する。
魂を直接抉り出すとも言われる歌声の持ち主。
常はにこやかに微笑むばかりで実力を見せることは少ないが、尊大な自信家でもあり、いざとなれば強力無比な瞬間制圧能力を発揮するという。
ミラ:少し高い身長から、凪いだ眼で少女を見据える。
ミラ:「私が衣装を着るのは、演劇をするときだけだよ」
白雪スズカ:「舞台は、何にでもなれます」
白雪スズカ:「なら、すべての装いが相応しいといえるでしょう」
ミラ:「右も左も、オンとオフの区別がついていない」
ミラ:「演者と役柄は等号ではないよ。メソッドばかりを囃子立てて」
ミラ:首を振る。
ミラ:「いや、議を闘わせるつもりではないんだろう、セロ?」
セロ・ビャリャツキ:「あなたたち、本当賑やかね!飽きさせない」どこか吐き捨てるように言って。
セロ・ビャリャツキ:「ええ。そんな物騒なことをしに来たわけじゃない」
ミラ:「お望みなら、すぐに舞台人形になってみせるよ」
白雪スズカ:ミラの様子を楽しそうに笑ってみている。
セロ・ビャリャツキ:「――オーディションが開かれる」
白雪スズカ:ぴくりと反応する。
セロ・ビャリャツキ:「これを山組うちで取る」
白雪スズカ:「……その言い方から察するに、山組内やアンジェリカ内ではない……開かれたオーディション」
セロ・ビャリャツキ:「ええ。主催者は不明……フィクサーQと言ってる」
ミラ:「それはどうにも。山組らしくないように聞こえるが」
白雪スズカ:「けれど……劇や歌劇でアンジェリカウチに勝てるとは思えない。ムセイオンならまだしもあそこは個人主義」
白雪スズカ:「……ある程度、雑多な芸術関係者向けのオーディション……というところでしょうか」
ミラ:「オーディションなんて……用意された劇場ハコ筋書ホンに従うのかい」
ミラ:「利益メリットか? それとも誇りデメリットのため?」
白雪スズカ:「フィクサーQ……不明の主催者。ふふふ、怪しくて……悪くありませんね」
セロ・ビャリャツキ:「ええ。あなたたちの言う通り」
セロ・ビャリャツキ:「これはうち向けの箱じゃない」
セロ・ビャリャツキ:「歌劇に限らず、広く芸道者を集める、公開のオーディション」
セロ・ビャリャツキ:「ホンは主催の指示されたものになる」
セロ・ビャリャツキ:「だけど、その箱を踏まないと届かない岸があるならば?」
白雪スズカ:「……届かない、岸?」
セロ・ビャリャツキ:「――外の世界でのデビュー権」
セロ・ビャリャツキ:「それがオーディションの報酬」
ミラ:息を洩らす。
白雪スズカ:「……!」息を吞んでミラにちらりと視線を向ける。
ミラ:「スズカの言葉をよく聞いておけばよかった」
ミラ:「ノヴァリスが小さな箱、とはね」
白雪スズカ:「ええ……ミラは、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィは、こんな小さな箱に収まっていていい人材ではない」
セロ・ビャリャツキ:「ええ。外の目は……何倍になるか見当もつかない」
セロ・ビャリャツキ:「どうしてaniM-usが、あそこまで買われているか分かるよね?」
白雪スズカ:「……外の世界に、発信しているから。姿を隠していようとも、それは揺るぎない価値」
セロ・ビャリャツキ:「ええ。それ……」
セロ・ビャリャツキ:「私達も、あったほうが色々やれるよね?」
ミラ:「……私個人は、衆目を集めたくて役者をしているわけじゃない」
ミラ:「ただ、まあ」
ミラ:「定命の者相手には、それなりの箔がいるか」
ミラ:端末に入力する。
白雪スズカ:「わたくしは、衆目を集めたい」
白雪スズカ:「わたくし個人としても、世界中の人に愛されていたい」
白雪スズカ:「そして、"世界"そのものとしても、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィを知らなくてはならない」
白雪スズカ:「勝たない理由がありません」
セロ・ビャリャツキ:「うん。うん。よろしい」
セロ・ビャリャツキ:「やらないなんて言ったらどうしようかな~って思っていたの」
ミラ:「つまらないオーディションだったら、ジャックにでも投げてたさ」
セロ・ビャリャツキ:「ああ?そこは心配しないで大丈夫よ?」
セロ・ビャリャツキ:「私も応募するから」
白雪スズカ:「……え?」
ミラ:「……」
セロ・ビャリャツキ:「あら?なにかおかしいことを言った?」
ミラ:「お山の大将ではないと思っていたけど、なかなか驚くね」
白雪スズカ:「……優勝者は複数?」
セロ・ビャリャツキ:「さあ?そこは書いていないわね。ペア応募が可能とまでしか」
白雪スズカ:「そう…………」
セロ・ビャリャツキ:「私とそんなにやりたくない?」
セロ・ビャリャツキ:「ショックだなあ……」
ミラ:「畏れているよ。役者にとって、座長は天上人だからね」
白雪スズカ:「セロさんのことは、尊敬しています。だから、椅子を奪い合いたくないのです」
セロ・ビャリャツキ:「あら。ご謙遜」
セロ・ビャリャツキ:「役者にとっての天上は」
セロ・ビャリャツキ:「スタァ以外にないでしょうに」
白雪スズカ:「セロさんにしては、慎重というか迂遠というか。貴女のダメだったときの保険としての、わたくしたちでしょう?」
白雪スズカ:「絶対的唯一無二のスタァであるミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィと、そこに手を伸ばさんとするわたくしの、保険」
白雪スズカ:「だからこそ、光栄ではありますけれど。申し訳ありませんが、貴女が相手でも、わたくしたちは勝ちます」
セロ・ビャリャツキ:「……ふふ」
セロ・ビャリャツキ:「そういう態度で来なきゃあね」
ミラ:「愛しのスズカ。ありがとう」
セロ・ビャリャツキ:「普段がそうで、本番が逆じゃあこまるもの」
ミラ:「やる気が出たよ……セロ、私からも一つ質問を」
セロ・ビャリャツキ:「普段を看過してる意味がなくなっちゃう」
セロ・ビャリャツキ:「ええ、どうぞ?」
ミラ:「君は向こう岸の景色で、何を見たい?」
セロ・ビャリャツキ:「あはは。可愛いこと聞くのね」
セロ・ビャリャツキ:「何が見れるかを知るために行くのよ」
ミラ:「なるほど、山組ウチらしい」
ミラ:「ありがとう。セロ・ビャリャツキ」
白雪スズカ:「実際に登らなければ……山頂からの眺めがどれほど美しいのかなんて、分かりませんものね」
セロ・ビャリャツキ:「ええ。ああ、あと、それからね」
セロ・ビャリャツキ:「やっておけることは、やっておくから」
セロ・ビャリャツキ:「久々に……開こうと思うの」
セロ・ビャリャツキ:「講座ワークショップ
白雪スズカ:「……………………」
TIPS:頂点講座ピーク・ワークショップ
ワークショップとは"公演できる最終段階に持っていくこと"をも意味し、山組においてそれの表すことは、スタァを一人前へと鍛えることである。
そのための修練を重ね、いずれ雄飛するための、あるいは次の公演のために雌伏するための会。
手段を選ばぬ求道に定評とそれを大きく上回る悪評が有り、その極北が崑崙山の山狩り……もとい、学園交流会等。
参加は他組の人間であれ歓迎される。続けていけるかは別だが。
セロ・ビャリャツキ:「だって、ちょうどいいじゃない?参加を目指している他の子達も招いて……」
白雪スズカ:「…………この命が尽きようと、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの輝きを途絶えさせるわけにはいかない……」ぶつぶつ呟いている。
セロ・ビャリャツキ:「先に挫けてもらえば、変な一芸がまぐれ当たりで通る可能性を摘んでおけるもの」
ミラ:「それって、山組のトップスタァは出ないわけにいかないよな」
セロ・ビャリャツキ:「当たり前なこと聞かないでほしいな~」
セロ・ビャリャツキ:「うーん。でも山は暑っ苦しいし……」
セロ・ビャリャツキ:「水辺がいいかな。今の季節なら」
ミラ:「ああ、今のは失言だった……反省する」眉間を抑える。
白雪スズカ:「水辺……?」
セロ・ビャリャツキ:「着たかったら水着持ってきてもいいよ」
白雪スズカ:「吹雪の中……遭難する可能性は低そうですね」
白雪スズカ:「水着……」
白雪スズカ:「…………水着!?」
ミラ:「いいね、見目麗しく防御が薄い」
白雪スズカ:「ミラが!?」バッとミラを見る。
ミラ:「私は着ないよ、スズカ」
白雪スズカ:「着ない……!?!?!?」
ミラ:「勝率を下げるようなつもりはないから安心してくれ」
白雪スズカ:「…………この、オーヴァードといえど命にかかわるような暑さの中」
白雪スズカ:「炎天下の日差しのもと、そのパーカーで過ごしてどうにかなるほど……」
白雪スズカ:「……講座ワークショップは、甘くはないわ」
セロ・ビャリャツキ:「少なくともその格好で来たら殺すからね」
ミラ:「……」
セロ・ビャリャツキ:「オンのつもりでは来て」
ミラ:「これは狩りに適した衣装なんだが……」
ミラ:「ステージ衣装は着るよ」
白雪スズカ:「わたくしだって辛いのです。ミラの水着は絶対に見たいわたくしとミラの水着を絶対に人の子に見せたくないわたくしとただ純粋にミラと水遊びをしたいわたくしが今殺し合っているのです」
セロ・ビャリャツキ:「いいじゃない。そのまま共倒れれば」
白雪スズカ:「2:1なので水着を着てほしいわたくしが勝ちました」
ミラ:「優しいスズカ、勝つために冷酷になろう」
白雪スズカ:「その場に適さない格好で勝ち抜けるはずがないというわたくしが参戦し3:1です」
白雪スズカ:「ステージ衣装ならというけれど。水着の役をできないミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィではないでしょう?」
ミラ:「……わかったよ。水辺に適した衣装を持ってくればいいんだね」
ミラ:嘆息する。
白雪スズカ:「ぃよしっ」小さくガッツポーズ。
セロ・ビャリャツキ:「ええ、じゃあ、そういうことだから」手を合わせる。
セロ・ビャリャツキ:「二人共、よろしくね?それから……」
セロ・ビャリャツキ:「遊びって単語は聞かなかったことにしてあげる」
セロ・ビャリャツキ:「ああ、私ってなんて優しいんだろう」
白雪スズカ:「言葉の綾です」しれっとしている。
白雪スズカ:「寛大なお心遣いに感謝いたしますわ」
白雪スズカ:「遊びのつもりは毛頭ありません。わたくしの存在意義を賭けて、講座ワークショップ及びオーディションに挑みます」胸に手を当てる。
セロ・ビャリャツキ:「ええ。よろしい」
ミラ:「ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ。トップスタァとして、高みを尽くす」胸に手を当てる。
ミラ:「主演は私」薄く笑う。
セロ・ビャリャツキ:「ええ。我らはただ高みそこにあればよい」
セロ・ビャリャツキ:「そのこと……忘れちゃいけないからね?」


エントリーNo.XXX
ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ(18) アンジェリカ音楽歌劇学校
白雪スズカ(17) アンジェリカ音楽歌劇学校

エントリーNo.XXX
セロ・ビャリャツキ(18) アンジェリカ音楽歌劇学校


GM:シーン終了。ロイスあればどうぞ。
白雪スズカ:シナリオロイスとまだお会いしていないのでわたくしは保留で以上です。
ミラ:セロ・ビャリャツキ/〇有為/畏怖 で取りますね~ 初期ロイスだけど
ミラ:以上です
GM:OK!


【オープニング:白雪スズカ】

GM:登場お願いします。
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(29 → 31)
白雪スズカ:ミラがいないので落ち着いています
GM:みんな落ちついてるんだよな


GM:【アンジェリカ学区 メインストリート】
GM:劇場を出て、ミラとも別れ、帰路か、あるいは買い物でもしようかという折だった。
GM:一人の少女が、君の目に留まる。
GM:その少女が、所在なさげにしていたのもあるが、なによりも。
GM:その雰囲気だ。
GM:人を強烈に引き付けるような。そんな空気を感じる。
真瀬遊:「うーん……この辺じゃないのかな……?」


GM:情報収集が可能です。
白雪スズカ:情報……収集……!?
GM:目の前の少女〈情報:噂話,UGN〉8
白雪スズカ:UGN!?!?!?!?!
白雪スズカ:どっちもないので……素の情報で振ります。コミュ強なので社会は4あるので。
GM:つよ
白雪スズカ:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 7[1,1,5,7] → 7 → 失敗

白雪スズカ:コミュ障です。
白雪スズカ:財産が使えるなら使いたいです…………
GM:OK 認めましょう。
白雪スズカ:ありがとうございます!!1億円払って成功!
GM:桁インフレさせないで
白雪スズカ:財産は3から2に。
GM:では、一瞬忘れかけたが思い出せることがある。彼女を知っている。
GM:真瀬遊。アイドル。
白雪スズカ:アイドル……!
GM:ただし。
GM:――外の世界・・・・でのトップアイドル。そのはずだ。
白雪スズカ:な……なにぃ~?
真瀬遊:「あの……すいません」少女は君に声をかける。
白雪スズカ:「……はい」
真瀬遊:その頭には、君たちに総じてあるものもない。
真瀬遊:十字冠が存在していない。
白雪スズカ:「道にお迷いですか?…………ん…………」
真瀬遊:「その……少し迷ってしまって。というか分からなくて」
白雪スズカ:「…………。そうですね。あなたはここは、不慣れなようですから」
白雪スズカ:「……こちらに、いらしたばかりの方……ですか?」
真瀬遊:「え……うん。さっき来たばかりでさ」
真瀬遊:「aniM-usって人ら。どこに行けば会えるの?」
真瀬遊:「このあたりが芸能系っぽい街だって聞いたんだけど」
白雪スズカ:「……ani-Musに、ご用事?」
白雪スズカ:内心勿論イラついている。
真瀬遊:「いや。用事っていうか……」
真瀬遊:「ツラ。拝んどけるなら拝みたいなって思って」
白雪スズカ:「ふうん……?」
白雪スズカ:「同じ、アイドルだから?」
真瀬遊:「……えっ。知ってるんだ?」
真瀬遊:「弱ったな……」
真瀬遊:「ここじゃどうせ誰も知らないから変装しなくていいって聞いたのに」
白雪スズカ:「知らない方がよければ、今から知らないように振舞うこともできますわ」
真瀬遊:「いや。大丈夫だよ。うん。それにさ」
真瀬遊:「あんたも似たようなものでしょ?」
真瀬遊:「やってるヤツの雰囲気出てるもん」
白雪スズカ:「分かるものなのね」
真瀬遊:「まあ、それなりには?……一応名乗っとくか」
真瀬遊:「真瀬遊。あんたは?」
白雪スズカ:「白雪スズカと申します」
白雪スズカ:「わたくしは、役者。ここは、歌劇の役者の住む街。アンジェリカ音楽歌劇学校の学区です」
真瀬遊:「スズカか。可愛い名前……学区」
真瀬遊:「ああ、学区なんだっけ、これ」
白雪スズカ:「ええ。学校が自治をしています。ani-Musはジェネシスインダストリアルアカデミーという……研究色の強い学区にいます」
真瀬遊:「ああ、そうなんだ?」
白雪スズカ:「……来たばかりで慣れているというのもおかしな話だけれど、ずいぶん……危なっかしいですね。大丈夫でしょうか」
白雪スズカ:「案内が必要なら、してもよろしいですが」
真瀬遊:「まあ、あんまり出歩くなって言われてたけどさ……」
白雪スズカ:「どうして……外のアイドルがここに……」じろじろと見つめている。
真瀬遊:「本当?助かる。あっでも……多分他の学区までだと待ち合わせ遅れるかも」
真瀬遊:「てかいいよそんなかたっ苦しくなくって」
真瀬遊:「トシ同じくらいでしょ?」
白雪スズカ:「わたくしは17です」
真瀬遊:「18。ほら、そんな変わんないじゃんか」
GM:十字冠を持たない人間として、一つの候補がある。
白雪スズカ:「これは……遠慮ではなく。素……でもありませんが……服を着たような状態ですから、お気になさらないでくださいまし」
GM:“先生”だ。
GM:旧理事会の代理権限を行使し、この地にとどまることを可能としている大人たち。
GM:だが、それはあくまで、大人であることが前提だ。
GM:未成年者であることはありえない。
白雪スズカ:「遊さんは……"先生"として、ノヴァリスここにいらしたのでしょうか」大人でない、それもアイドルがそんなことをするだろうか?と思いながらも単刀直入に尋ねる。
真瀬遊:「ううん。違う」
真瀬遊:「あたしはね。見つけに来た」
白雪スズカ:「……見つけに?」
真瀬遊:「ええ。見たことのない星を」
白雪スズカ:「……星」
白雪スズカ:白雪スズカにとっては、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ。そして、その隣に並ぶ自分自身がそう在らんとするもの。
白雪スズカ:「そう…………貴女が、何か特定のものを探しに来たのなら少しずれてしまうかもしれないけれど……いえ、たとえそれでも尚」
白雪スズカ:「わたくしは知っている。この世でただひとつ、確かな光を、星を」
真瀬遊:「……へえ」
白雪スズカ:「その輝きは……"真瀬遊"にも劣らない」
白雪スズカ:「……と、わたくしは思っております」
真瀬遊:「ふ、あはっ」
真瀬遊:「あははっ!」
真瀬遊:「マジ?それはさ……」
真瀬遊:「来てよかったよ」
白雪スズカ:「その輝きを確かめる前から、満足されては困ります」
真瀬遊:「だって。向こうでそんなこと言う子なんて全然でさ」
白雪スズカ:「やがてはノヴァリスのみならず、全ての世界をあまねく照らす星となるのですから」
白雪スズカ:「そう……それは」
白雪スズカ:「寂しいでしょうね」
真瀬遊:「楽しみだな……じゃあさ。絶対連れてきてよ」
真瀬遊:「オーディション」
白雪スズカ:「……オーディション」つい先ほど聞いた言葉。
真瀬遊:「そこであたしが見てあげる」
白雪スズカ:「あなたが……Q?」
真瀬遊:「……」
真瀬遊:「ひみつ」
白雪スズカ:「ふふ、ええ」
白雪スズカ:「関係ないもの」
白雪スズカ:「わたくしと、ミラが勝つ」
白雪スズカ:「ただそれだけだから」
真瀬遊:「うん。スズカ、いいね……」
真瀬遊:「もういいや。散歩はおしまいで」
真瀬遊:「楽しくなりそうだもの」
白雪スズカ:「火がついた?」
真瀬遊:「ええ。しっかり」
白雪スズカ:「なら、よかった」
白雪スズカ:「隣に強大な輝きがあって……」
白雪スズカ:「それに並ぶよう、己のすべてを燃やすことは」
白雪スズカ:「とても、楽しいことだから」
白雪スズカ:「見せてあげる。あなたの見たことのない、星」


GM:シーン終了です。ロイスあればどうぞ。
白雪スズカ:真瀬遊 〇P:脅威/N:憐憫 で取得します!
GM:P脅威とはね
白雪スズカ:褒め言葉ですからね


【ミドルフェイズ1】

GM:ミドルフェイズに入る前に、このシナリオでの判定のルールについて説明します。
GM:この先の判定では、(SP獲得可能)という記述があるものがあります。
GM:この記述がある判定に成功した場合、SPを獲得可能です。失敗した場合は獲得できません。
GM:SPは SP/【能力値】/〈技能〉/[達成値(上限30)] のように記述され、
GM:その判定で使用した技能と実際の達成値によって決定します。
GM:例えば回避で12を出して成功した場合、SP/【肉体】/〈回避〉/12 となるわけですね。
GM:これで獲得したSPを使用することで、以下のアイテムと交換できます。
◆心の心得
 自分以外の判定直後に使用、達成値を+3。ラウンド1回。
 レアアイテム。
・入手条件:SP[任意で15以上]*1

◆技の心得
 技の心得:〈技能〉(ランク)のように表現する。
 所持中、指定した技能をランクの数字だけ上昇させる。
 同じ技能の「技の心得」を入手した場合、ランクを合計して一つのアイテムにする。
・入手条件:SP/上昇したい技能以外/[5につきランク1点(端数切り捨て)]

◆体の心得
 体の心得:【能力値】(ランク)のように表現する。
 所持中、指定した能力値をランクの数字だけ上昇させる。(副能力値を再計算する)。
 同じ能力値の「体の心得」を入手した場合、ランクを合計して一つのアイテムにする。
・入手条件:SP/上昇したい能力以外/[10につきランク1点(端数切り捨て)]
GM:キャラクターをどんどん成長させられるわけですね。
GM:ただし、その判定に使用した能力値や技能では
GM:同じものを上昇できません。上げたいものと実際に判定に使うもののバランスを考えましょう。
GM:アイテムの交換はシーン終了時に行えます。


GM:登場お願いします。全員登場ください。
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(37 → 46)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(35 → 40)
佐陀コトノ:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+2[2] → 45

ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(37 → 44)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(31 → 36)


GM:山組組長、セロ・ビャリャツキの出したワークショップの募集は、学区の区別なく志願者を募るものだった。
GM:あるいは、そこに絡む目論見を暴くため、あるいは、オーディション本番に向けて鍛えるために。
GM:様々な目論見を持って、色々な学区からの参加者があった。
GM:今回は水辺に行く、水着で参加も可、との一文もあり、期待に胸膨らませたものも居たかも知れないのだが。
GM:現着。
GM:そこは水辺……ではあるのだが。
GM:紅に染まる湿地。
GM:マーガレット湿血地と呼ばれる、かつての凄惨な争いの流血がいまだ色を呈するといわれるエリア。


セロ・ビャリャツキ:「はい、皆さん」パンパンと手を打つ。普段着。
セロ・ビャリャツキ:「頂点講座ピーク・ワークショップにようこそお越しくださいました」
セロ・ビャリャツキ:「当然、こちらで皆さんにやっていただくのは……演劇です」
セロ・ビャリャツキ:「演目の指定はありません。我々はいかなる環境でも、動かず己を示すことが寛容と思っているので」
セロ・ビャリャツキ:「何が襲ってきても、揺らがずに自分を表現してくださいね?」
セロ・ビャリャツキ:「あ、どうしても帰りたい人は私に声をかけてね~」
津々ウララ:「すっげー!超赤いっすね~!ヤハハハ!」スクール水着姿で駆け回っている
エロイーズ・チゾム:「あ、あんまり離れないでください……」制服のまま。靴下だけ脱いである。
エロイーズ・チゾム:「一人にしないで~」
白雪スズカ:「おはようございます。本日はよろしくお願い致します」黒い帽子に黒いフリルのついた水着姿。


エロイーズ・チゾム:「わ……あの人すごい……」
宮本曜:「確かに演劇するのに水着でバカンス……とはいかないよねえ」うかつだった……とばかりに呟くのは、ノリノリで水着を着用してた成人女性。黒めのスポーティな水着


佐陀コトノ:「ううう、やっぱりこうなると思った……」
ミラ:「……」迷彩柄のパーカーを羽織って、葦と同化するように佇んでいます。
佐陀コトノ:普段通りのパーカーを羽織りつつも、その下からは華奢な素足とサンダルを覗かせている
津々ウララ:「やっぱエロイちゃんも水着着てこりゃ良かったじゃないスか~」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「もうすでに帰りたいんですけど……」普段のスーツのまま。
エロイーズ・チゾム:「だ……だって恥ずかしいですし……!あの、というか、そう略すの止めて下さい……」
白雪スズカ:「…………」水着姿でないミラをじっと見つめているが特に何も言わない。
宮本曜:「私は浮かれ過ぎかもだけど、ヤナちゃんは普段通りすぎない…?汚れるよ?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「浮かれすぎの自覚はあるんですね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「それで……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「何が襲ってきてもというのは……特定の候補があるんですか?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「嫌な予感しかしていないんですけど」
セロ・ビャリャツキ:「ん~。全然どうやっても倒せない相手じゃないよ?」
セロ・ビャリャツキ:「ちょっと数は出るかもね」
セロ・ビャリャツキ:「ほら、あれ」指をさす。
宮本曜:「お、戦いの相手かなー?」ちょっとワクワクしつつ、差された方を見る。
ゴーナ:砲のようなものを背負った、ヤドカリのような巨大生物。
ゴーナ:それが群れをなして迫ってきている。


津々ウララ:「カニさんッス!」
佐陀コトノ:「うええっ!? こ、こっちに来てますよ!?」
TIPS:ゴーナ
マーガレット湿血地に生息するレネゲイド?生物。
旧理事会の開発した生体兵器であるとの説が濃厚。
放棄された砲塔などの兵器を背負い、自在に行使してくる。
特殊なレネゲイド分泌物が採取できるらしく、狩猟部の狩りの対象になっている。
人体に消化できない油を含んでいる上、身はスポンジのようで全然美味しくない。
セロ・ビャリャツキ:「ええ。ここはあの“ゴーナ”の生息地の結構奥の方だから」
セロ・ビャリャツキ:「絶え間なく来ると思うな?」
白雪スズカ:「どのような状況下であっても、芝居を止めることはできません。動揺せず臨機応変に演じる事を学ぶのに、最適な相手ですね」
GM:一部がすでに砲撃を始め、着いてきていた生徒たちの一部が吹き飛ぶ。
セロ・ビャリャツキ:「あらあら。もう射程内みたいね?じゃあ……始めてね」
エロイーズ・チゾム:「ええ……!?」
津々ウララ:「お芝居ってパね~ッスね」
佐陀コトノ:「ど、動じないどころか物理的に吹っ飛ばされてる人がいるんですけど……!!」
パニックの生徒たち:「じょ……冗談じゃないよ!私は演劇の訓練をしに来たのに!」
パニックの生徒たち:「こんなのやってられないよ!帰らせて!」
セロ・ビャリャツキ:「うん。いいよ?帰りたいのね?」
セロ・ビャリャツキ:帰りたがっている生徒たちの胸にトン、と手を当てる。
セロ・ビャリャツキ:瞬間、バツン!と空気が震えて、彼女たちが十字冠転送される。
セロ・ビャリャツキ:「これで無事帰れたね?」
セロ・ビャリャツキ:「他に帰りたい子は教えてね?」
佐陀コトノ:「…………」唖然としている
白雪スズカ:「舞台に立てないなんて……死んでいるのと同じですからね」冷たい目で転送された後の空間を見ている。
パニックの生徒たち:「ヒ……ヒイイ……!」恐慌状態になりながら、まだマシだとでも言うようにゴーナの群れに突っ込むもの。
パニックの生徒たち:あるいは、恐怖でがちがちになったまま演技とも呼べない何かを始めるもの。
セロ・ビャリャツキ:「うーん。骨のある子は全然いないのかなあ」
GM:判定について説明します。
GM:判定:〈任意の技能〉難易度10(SP獲得可能)
GM:失敗した場合は、2d10のダメージを受けます。
GM:何の技能で判定しても大丈夫です。ゴーナを倒す、無視して芸を始める……
GM:その他も色々工夫して演出してみて下さい。
GM:イージーエフェクトの使用提案もご自由にどうぞ。
白雪スズカ:はい!《かしずく歯車》のイージーエフェクトで動じず演技をやりたいのですがいいでしょうか?そういう事をしたという記述を……キャラシに書いています!
GM:はーい 演技関連の技能で判定する場合ダイスを+2個できます。
白雪スズカ:や、やった!!!ありがとうございます~!!
白雪スズカ:じゃあそういうことをしたという感じで……芸術:歌劇で判定してもいいでしょうか!
GM:どうぞ!
白雪スズカ:4dx+4>=10
DoubleCross : (4DX10+4>=10) → 8[2,3,7,8]+4 → 12 → 成功

GM:さすが!
白雪スズカ:はあはあ!失敗してたら腹切ってました
津々ウララ:はーい!《軽功》で海辺を飛び回ってゴーナくんをぶちのめしたいです!
GM:スズカさんは SP/【感覚】/〈芸術:歌劇〉/12 を獲得します。
GM:獲得SPは各自で管理してね~
GM:ウララさんの軽功もOK!ぶちのめす判定にダイスを+2個します
津々ウララ:よっしゃ!白兵で悪そうな甲殻類をふっとばすぜ!
GM:どうぞ~
津々ウララ:10dx+2>=10
DoubleCross : (10DX10+2>=10) → 9[3,4,5,6,6,6,8,8,8,9]+2 → 11 → 成功

GM:意外とギリギリだ 成功は成功!
津々ウララ:マジかこいつ 成功したからいいものの
宮本曜:せっかく水辺なので……イージーエフェクトの《海の恩恵》をつかって、ゴーナ撃破していきたいです!
GM:SP/【肉体】/〈白兵〉/11を獲得します。
GM:メチャクチャ水辺だ!
GM:ダイス+3個と達成値+1もつけちゃお 水辺なことそうそうないので
宮本曜:わぁい ありがとうございます!
宮本曜:では白兵でなぎ倒します!
宮本曜:9dx+7>=10
DoubleCross : (9DX10+7>=10) → 9[1,2,3,3,3,5,8,9,9]+7 → 16 → 成功

佐陀コトノ:《空の楽器》で爆音の演奏をしてゴーナを追い払います!
GM:OK! SP/【肉体】/〈白兵〉/16 を獲得します。
GM:空の楽器もOK!追い払い判定にダイス+2個するよ~
佐陀コトノ:わーいありがとうございます! では芸術<ギター>で判定
佐陀コトノ:マイナーアクションでサウンドウエイブも使用します、このアイテムはハヌマーンのイージーエフェクトの判定でもダイスを増やせる!
GM:なるほどね……!
佐陀コトノ:6dx+4>=10
DoubleCross : (6DX10+4>=10) → 10[1,3,3,6,8,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

GM:20の大台乗ってる!
佐陀コトノ:やったー!
ミラ:《死の眼光》でゴーナくんを睨みつけて、止まったところを撃ちたいです。技能は《射撃》で
GM:SP/【感覚】/〈芸術:ギター〉/21 を獲得しました。
GM:死の眼光!モンスター特効だ
ミラ:マイナーで猟銃の効果を起動して達成値上げます
GM:めっちゃ効きそう!ダイス+3個と達成値+1です
ミラ:ありがとうございます!
ミラ:5dx+6+5+1
DoubleCross : (5DX10+12) → 10[2,2,6,6,10]+9[9]+12 → 31

GM:トップスタァ……
ミラ:回った 嬉しい
白雪スズカ:さ、さすが…………♡
宮本曜:すごい
佐陀コトノ:トップスタァだ……
津々ウララ:トップスタァ!
GM:最大達成値到達しとる……
GM:SP/【感覚】/〈射撃〉/30 を獲得します。
ミラ:最大値! 了解です。
GM:これで全員成功!演出に入っていきましょう。


ゴーナ:ゴーナたちの群れは、まるで機械のように隊列を為して君たち一団へと迫っている。
ゴーナ:その背には様々な破壊兵器。尋常のプレッシャーではないはずだが。
白雪スズカ:「♪戦う者の 歌が聴こえるか 鼓動があのドラムと響き合えば」
白雪スズカ:一切動じる様子を見せず、進み出て歌いだす。ゴーナの砲撃をドラム代わりに、戦いへの参加を促す歌を口ずさむ。
白雪スズカ:「♪列に入れよ 我らの味方に 戦え それが自由への道」
白雪スズカ:ゴーナの攻撃を避けている様子はない。だが、ひとつもゴーナの攻撃が当たることはない。確固たる舞台ステージを作り上げ、それを乱すものなど初めから存在しないかの如く歌声を響かせる。
白雪スズカ:促す。後に続き、共に戦う演じる者たちを。
津々ウララ:「おお……あのヒトすごいッスね~、負けてらんないすよエロイ……エロちゃん……イーズちゃん!」
エロイーズ・チゾム:「一番嫌な切り方されました~!」
津々ウララ:「それはそれとしてあのカニさんたちちょっと邪魔っすね!だいぶ悪っぽいし」
津々ウララ:「ちょっくら行ってくるっス!イーズちゃんは安心してお芝居するっす」
エロイーズ・チゾム:「あっ、はっ、はい……!」
津々ウララ:「ウ~ララ~~~~」猛然とダッシュ、そして
津々ウララ:「ヤーハー!」跳躍!
津々ウララ:「悪~いカニさんは……お仕置きっスよ~!」刃を構え、ゴーナの群れに突っ込んでいく
セロ・ビャリャツキ:「それもまた、一つのあり方だけど……いいのかな?」
セロ・ビャリャツキ:「あれじゃあ早晩荷が勝つけど」
エロイーズ・チゾム:芝居をしろと言われたももの、相変わらず怯えているように見える。
エロイーズ・チゾム:俯き、まるで無力な自分を見つめている――
セロ・ビャリャツキ:(……そういう芝居をやっている・・・・・・・・・・・・)
セロ・ビャリャツキ:「へえ……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先生。あれではあの生徒が危険かもしれません」
宮本曜:「うん、ちょっと助けたくなっちゃうね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「私が飛ばします。対処をお願いできますか」
宮本曜:「もちろん」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:彼女がくい、と手を引くと、宮本曜のその身が、瞬時に前線へと送り出される。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:彼女は自他の位置の移動のみに特化した能力者だ。
宮本曜:「助かる~」
宮本曜:呟くと同時、動き出す。
宮本曜:キュマイラとしてシャチの力を得ることのできる曜は、水辺でも速度を落とさず移動し、ゴーナの間を縫うように移動する
宮本曜:腕を素早く振るって、個体を減らしていく。
ゴーナ:湿地での機動力で、人に遅れを取ることなど本来はありえないはずだが。
ゴーナ:その例外に、次々と擱座させられていく。
宮本曜:この混乱の中では細かく検分することも敵わないだろうが、撃破されたゴーナには噛み跡のようなものが残り、
宮本曜:それが致命打となったことがわかるだろう。
セロ・ビャリャツキ:「……あれが“先生”?」
セロ・ビャリャツキ:「自分で踊る人もいるのね……なかなか興味深い」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(とはいえ……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「キリがないですね……」
宮本曜:「数が多いね」
宮本曜:「あ、そこの君、何体かいくから気をつけて!」近くに居たコトノちゃんに声をかけます
佐陀コトノ:「はっ、はい! ありがとうございます!」
佐陀コトノ:(まだまだゴーナは沢山いる、これを少しでも減らすには……!)
佐陀コトノ:背負ったギターケースを開き、その中からエレキギターを慣れた手つきで引っ張り出す
佐陀コトノ:(……ずっと響いてるこの歌)
佐陀コトノ:まるでここが舞台だと錯覚させるかのような、そして普段耳にするものと性質を異とする重厚で往々しい歌声
佐陀コトノ:それにつられるかのように、ギターを握るその指先が動き出して鉄の弦を弾き出す
佐陀コトノ:術式が大気に力を及ぼし、その旋律を広く届けるアンプの如き性質を与える。彼女を中心に響かせるのは鼓膜を震わせ、生物に本能的な恐れを抱かせる轟音
佐陀コトノ:そして相対する者に威圧感を、並び立つものに高揚感をもたらす果敢な音楽を
佐陀コトノ:(見様見真似で思い付きのアドリブ演奏、まだまだ全然完成度は足りてないけど……それでも気持ち良い!)
ゴーナ:それらは声を発することはない。だが。
佐陀コトノ:呪力を乗せた圧倒的な音圧が水面を巻き上げ、大量のゴーナに直撃し震わせる
ゴーナ:その歩みが明らかに鈍り、そして。
ゴーナ:頭を垂れるように伏していく。
エロイーズ・チゾム:「……ええっ」
セロ・ビャリャツキ:「……!」
佐陀コトノ:「! ゴーナが鈍りました! 後は誰か、お願い!」
ミラ:一声。
ミラ:水鳥が高い声で鳴く。それはあるいは、黒い銃声だった。
ミラ:ゴーナの背負う火器に招かれた弾丸は、火薬と手を取り、燃え上がる。
ミラ:どう、と赤い水が巻きあがった。
ミラ:誘われた爆発が、歌と演奏を飲み込み、静けさと混然する。
ミラ:「……良い演奏だった」
ミラ:その中でも鋭さを失わない声が、コトノの背後から通る。
佐陀コトノ:「ひゃっ!」その声に驚いて振り向く
ミラ:赤い雨をフードで防ぎ、その下には白いかんばせと、深い青の瞳が覗いている。
ミラ:「私はミラ。君の物語に感謝を」
ミラ:肩に担いだ旧式の猟銃からは、一筋の煙がたなびいている。
佐陀コトノ:「さ、佐陀コトノです! その、ありがとうございます……」
佐陀コトノ:その場でぺこりと彼女に向けて頭を下げる
ミラ:「どうして礼を言う? 君の演奏を利用して、頂を奪ったのは私」
ミラ:「そう……それが聞きたい。これはオーディションなのに」
GM:先程までは狂騒のあまりだった生徒たちも、その一声以来。
GM:しん、と静まり返っている。
ミラ:「君の演奏には周囲の人間を鼓舞するような響きがあった」
ミラ:「君なら一人でも、一番星になれたよ。どうして?」
ミラ:朗々と問いかける。
佐陀コトノ:「ふえっ? その、ええと」突然の問いかけに困惑しながらも、見つめる彼女の瞳に視線を返して
佐陀コトノ:「ミラさん、ですよね。あなたは私の演奏を聴いてくれたし、私の呼びかけにも答えてくれた」
佐陀コトノ:「私が届けようとしたものに対して、あなたなりに応えて返してくれた」
佐陀コトノ:「一番星も素敵で綺麗だけど、私が目指すのは違う場所。私は誰かを助けて誰かに助けられて、星と星を繋いでゆくような、そんな道を選びたい」
佐陀コトノ:「だから、奪われたなんて思ったりしないです。最後の射撃、とっても綺麗でした」
佐陀コトノ:そう言って彼女にむけてはにかんでみせる
ミラ:「……」笑顔をまじまじと見つめる。
佐陀コトノ:「あ、あの……な、なんか変なこと言ってしまいましたか……?」不安げなそわそわし始める
ミラ:「いや……ありがとう」
セロ・ビャリャツキ:「もう少し折れてくれるかと思ったけど……まあ、こんなところかな」ぽつりと。
ミラ:「一役者には、すこしばかり刺激が強かったかな」
ミラ:「君の道にも、幸多からんことを」
ミラ:頭を下げ、スズカの方へ立ち去っていく。
佐陀コトノ:「あっ、行っちゃった……」彼女の後姿を見送ってゆく
セロ・ビャリャツキ:「はい。じゃあ落ち着いたみたいだし」
セロ・ビャリャツキ:「そうだね。なんでこんなことしてるのか、一応教えておいたほうがいいかな」
セロ・ビャリャツキ:「それなりのものを見せてくれたお礼」
佐陀コトノ:(ミラさん、一体何者なんだろう……。地味な格好だったけど、あの人もアンジェリカの生徒なのかな……)
セロ・ビャリャツキ:「――ある映画評論家がある映画監督を評するに、こう言ったの」
セロ・ビャリャツキ:「普通の映画は「レンガ」で、彼のは「岩」だって」
セロ・ビャリャツキ:「川を渡るおもいをつたえるために、人は橋を架けるひょうげんする
セロ・ビャリャツキ:「橋をデザインして、レンガで組み立てていけば。向こうに渡ることが出来る」
セロ・ビャリャツキ:「レンガの一つ一つは全体に奉仕して、それらが積み上げられると「橋」という全体ができる」
セロ・ビャリャツキ:「普通の映画……「レンガ」の映画は、そうやって作られてる」
セロ・ビャリャツキ:「――けれども、その監督のあり方は違う」
セロ・ビャリャツキ:「まず川が流れていて、そこに元々、岩が転がっている」とん、と跳ねる。
セロ・ビャリャツキ:「それは人が作ったものじゃなくて、川の流れが、自然に生み出したもの」
セロ・ビャリャツキ:ゴーナの遺骸の上に着地する。またすぐに跳ぶ。
セロ・ビャリャツキ:「そこをぴょんぴょんって、人が飛び越えれば、川は渡れるでしょう?」
セロ・ビャリャツキ:別のゴーナの遺骸の上に、軽やかに着地する。
セロ・ビャリャツキ:「橋なんて要らない。向こうに行こうとする行為こそが必要ーー」
セロ・ビャリャツキ:「それが彼の作る、「岩」の映画」
セロ・ビャリャツキ:ふわり、とその上から降り立つ。
セロ・ビャリャツキ:「私はね。演劇も「岩」でありたいと思う」
セロ・ビャリャツキ:「「岩」の集まりは……山になる。それが、アンジェリカ歌劇団の山組」
セロ・ビャリャツキ:「あなた達は、この場の岩を見つけて、自分で跳んだ」
セロ・ビャリャツキ:「その行いに、頂への道があると信じている」
セロ・ビャリャツキ:「って言うことで納得したかな。うん、納得してもらえたね」
津々ウララ:「なるほど」びしょ濡れで仁王立ちしてうなずいている。多分半分も理解していない。
エロイーズ・チゾム:「おお……」
白雪スズカ:(……どれほど渡りやすい橋か見定めてやろうと腕を組んで待ち構える観客に、岩を跳ぼうと思わせるのは至難の業)歌をやめ、初めと同じように何事もなかったかのように涼しい顔で立っている。
白雪スズカ:(今こうして……岩を跳ばせている事は、誰にでもできる事ではない…………、…………いろいろな意味で)死屍累々の様子とセロを見比べて心の中で呟いている。
佐陀コトノ:「向こうに行こうとする行為こそ……」彼女の言葉を繰り返し呟いて
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「だとしてもやりようはあると思うんですけど……」裾が濡れてしまったので膝まで捲くっている。
佐陀コトノ:「これが、アンジェリカの山組なんだ……」
佐陀コトノ:「……それでその結果がこれなんだ……」血のように赤い水辺と甲殻類の山が視界から外れない
ミラ:(相変わらず、脚本が上手い)
ミラ:「愛してるよ、セロ」
白雪スズカ:ム………………という顔で怨念を渦巻かせている。
セロ・ビャリャツキ:「まあ……嬉しい!」
セロ・ビャリャツキ:「反吐が出そう!」
セロ・ビャリャツキ:「こんなのを愛してもらっても、仕方がないじゃない」
ミラ:肩を竦める。
セロ・ビャリャツキ:「さて、じゃあ……選ばれしあなた達には」
セロ・ビャリャツキ:「私からプレゼント、あげちゃおうかな?」
津々ウララ:「マジすか!やった~」
セロ・ビャリャツキ:「私達の理念を受け取ってもらえたところなら……一層染み入るはず」
佐陀コトノ:「えっ、あの、それ何か嫌な予感が……」
ゴーナ:ズゾゾゾゾ……
セロ・ビャリャツキ:「第二幕」
セロ・ビャリャツキ:「がんばってね?」
佐陀コトノ:「や、やっぱりこうなるんじゃないですかー!!」
宮本曜:「新たな試練……といったところかな」
津々ウララ:「やってなかったッス!わはは!」
エロイーズ・チゾム:「これどこまであるんですか~!?」
白雪スズカ:「進めるはず。岩を超えようという、意思があるのなら」自分に言い聞かせるように。
ミラ:沼地の葦の中に、迷彩が紛れていく。
宮本曜:「これはまた、頂までの道は厳しそうだ」
GM:――そうして、終わりなき頂点講座の道なき道は、ここからも極限まで続いた。


GM:シーン終了です。
GM:ロイスの獲得・購入判定が可能。
GM:また、SP交換アイテムも望むなら取得できます。
GM:溜めておいてもOK。
宮本曜:とりあえずロイスは保留。
白雪スズカ:SP交換アイテムは今取得したら購入判定に反映されますか?
白雪スズカ:このあとからかな?
津々ウララ:ロイスはとりあえず保留で、購入は応急とりあえずとっとこうかな~
GM:あっしていいよ~
ミラ:ロイス保留。
佐陀コトノ:同じくロイスは保留
白雪スズカ:あっマジ~!?
ミラ:財産みたいに必要な分だけ消費できるでいいんでしょうか SP
GM:あっこれはひとかたまりのアイテムなので
GM:分割できません 余剰があっても消えます
宮本曜:あ、なるほど~
GM:足し合わせて消費することは出来ます
ミラ:なるほど、了解です!
佐陀コトノ:了解しました……!
GM:12と18を使って30として使うことはできる
津々ウララ:なるほどね
白雪スズカ:なるほどね
GM:なので端数のものは……
GM:温存して後から使うか ちょっともったいないけど切り捨ててすぐ使うか
GM:考えどころになります
白雪スズカ:体の心得:社会を買います!これでSP/【感覚】/〈芸術:歌劇〉/12を使用しますわ。2くらいいいでしょう。
GM:OK!では社会が+1されます。
白雪スズカ:ロイスは保留で、購入ですごい服を狙います。さっそく体の心得:社会が生きるわ
佐陀コトノ:ちょっと端数が勿体無いんですけど心の心得買っておきます、SP/【感覚】/〈芸術:ギター〉/21を使用
白雪スズカ:5dx+5>=10
DoubleCross : (5DX10+5>=10) → 10[1,4,5,9,10]+9[9]+5 → 24 → 成功

GM:OK!
GM:つよ
GM:マジで生きてる
白雪スズカ:たくさんすごい水着買えました
白雪スズカ:以上!
津々ウララ:そしたら偉い人にもらった怪しげなコインを使って応急手当の購入判定を
佐陀コトノ:購入は高性能治療キットを
リリン・B・F・F:あやしくないですよ~
津々ウララ:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 7[2,7]+1 → 8 → 成功

津々ウララ:ありがとう偉い人
リリン・B・F・F:ほら 役に立ったじゃないですか
佐陀コトノ:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 8[7,8] → 8 → 失敗

佐陀コトノ:財産点1点追加し購入!
佐陀コトノ:手番以上です!
津々ウララ:そしたらSPも使っちゃおう SP/【肉体】/〈白兵〉/11使用して体の心得:感覚を
宮本曜:購入は高性能治療キット!
GM:OK!
宮本曜:2dx+4>=9
DoubleCross : (2DX10+4>=9) → 5[2,5]+4 → 9 → 成功

白雪スズカ:あっ凄い服装備します!装備して以上!
宮本曜:あ、心ってもしかして使い捨てじゃなく一回取得すればラウンド一回制限で何度も使える認識であってます……?
GM:使い捨てじゃないです!一般アイテムだよ~
宮本曜:はぁーい
ミラ:SP/【感覚】/〈射撃〉/30を消費して、体の心得:社会を獲得します!
GM:レアアイテムだから1個しか取れないのは注意してね
GM:もりっと上がった!
ミラ:おりゃっ【社会】+3!
ミラ:で、とりあえず手裏剣買っちゃいます
宮本曜:じゃあSP/【肉体】/〈白兵〉/16を消費して心の心得を取得したいです!
ミラ:5dx+5>=7
DoubleCross : (5DX10+5>=7) → 10[7,8,8,9,10]+7[7]+5 → 22 → 成功

ミラ:これはいい手裏剣だ
ミラ:えーと、猟銃が両手持ちだから装備はすぐにはできない……になるのか
津々ウララ:ツヨイ・スリケン
ミラ:ポケットに入れておきます。
GM:OK!


【ミドルフェイズ2】

GM:全員登場だよ~
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(36 → 40)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(40 → 47)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(46 → 56)
佐陀コトノ:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+5[5] → 50

津々ウララ:ヌウッ
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(44 → 48)


GM:【オーディション 「ライズSTART」 予選会場】


GM:予選会場とは名ばかりの、だだ広い平地に。
GM:多くの応募者が集められていた。
GM:その中には、見知った顔もあることだろう。
エロイーズ・チゾム:「……あ」
エロイーズ・チゾム:「皆さん!」ぱたぱたと手を振る。
エロイーズ・チゾム:「先日はありがとうございました!」
津々ウララ:「いや~つらく長い戦いだったッスね~」
白雪スズカ:「おはようございます」悠然と佇んでいる。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「おや。やはりあなたがたも参加者でしたか……」
佐陀コトノ:「あっもしかしてワークショップの時の……! みんな参加されてるんですね!」
ミラ:「おはよう」
ミラ:通信端末をタップしている。
宮本曜:「見覚えのある子がちらほらいるね~」
佐陀コトノ:「あっミラさんも……!」
佐陀コトノ:(あの綺麗な人の付き添い……?それともオーディションに参加するのかな……)
津々ウララ:「共に戦った仲とはいえ、昨日の味方は今日の敵……容赦はしないっすよ」
津々ウララ:「イーズちゃんが!」
エロイーズ・チゾム:「えっ!?」
エロイーズ・チゾム:「お、お手柔らかにお願いします……?」
ミラ:(頂点講座では、あまり動いている様子ではなかったけど)エロイーズを見つめる。
エロイーズ・チゾム:所在なさげにキョロキョロしている。
佐陀コトノ:「あっ、はい、お互い頑張りましょうね」頑張ろうのポーズ
エロイーズ・チゾム:「……はい!」(この人……)
エロイーズ・チゾム:(同じ匂いがする……)安堵している。
白雪スズカ:(津々ウララ。高い身体能力は勿論、胆力……精神力が強い。ゴーナに動じないのみならず、共演者を信じ託せる心の強さを持つ)
白雪スズカ:(エロイーズ・チゾム。アイドル志望だったかしら……けど、役者の方が向いてるように見える。しかし……庇護欲をかき立てるその姿は天性のもの。強烈な"輝き"……)
白雪スズカ:(佐陀コトノ。その名声は聞いていたけれど。卓越した演奏技術、熱い魂、そして…………当たり前の如く持つ強い善性。何より恐ろしいのは、それらを全て加算ではなく乗算で昇華できる事)
白雪スズカ:(『先生』のチームは……アイドルと聞いて驚いたけれど。やはり生徒を助ける事に重きをおいていた。根柢の善性はいくら稽古を積んでも咄嗟に出るものではない)
ミラ:(手札を伏せているのか……あるいは、運任せオールチェンジが得意か)
白雪スズカ:「……競い合う相手といえど、憎み合う必要はない、と……わたくしは思っております」
白雪スズカ:「全力を、尽くしましょう。お互い」心の中でひっそりと評価を思い出しながら一礼。
セロ・ビャリャツキ:「そもそも、そうピリピリしなくていいんじゃないかな~?」
セロ・ビャリャツキ:「むしろ。予選の間は、協力しあえると思うかな」
白雪スズカ:「……協力しあえる?」
宮本曜:「……というと?」
セロ・ビャリャツキ:「この人数だもの。最初の方は、落とすことが目的の選考になるでしょう?」
宮本曜:「足切り、かぁ」
セロ・ビャリャツキ:「一人一人見る余裕は大きくはない。お互い補えあえるところは補いましょうよ」
津々ウララ:「おお!それはかなり善行っぽいッスね」
エロイーズ・チゾム:「た、たしかに、その方が安心かも……」
白雪スズカ:「……そうですね」静かに目を閉じて頷く。
ミラ:「理解した。読み合わせだな」
ミラ:入力していた端末から顔を上げる。
GM:シナリオ特殊ルールの2つ目を説明します。
GM:このシナリオでは、シナリオの間、適正補正を適用します。
GM:この先の判定では、[Vo]・[Da]・[Vi]のいずれか、または複数がついた判定があります。
[Vo]:ヴォーカル。主に歌唱や感覚寄りの判定に用いられる。
[Da]:ダンス。主にダンスや体力勝負の判定に用いられる。
[Vi]:ヴィジュアル。主に撮影や社会系の判定に用いられる。
GM:これらの判定では、それぞれの適正に振った補正値を達成値に足し合わせます。
GM:複数の記載がある場合はあるだけ合計します。
GM:それぞれは-5~+5まで振れます。
GM:そして振り方ですが……
GM:合計上限はなく、範囲内で好きに決めてください。
GM:要するに、自分のキャラクターが芸能技能がどうあってほしいかをある程度補正をつけられ、
GM:出目による解釈違いの発生をある程度抑えられるということです。
白雪スズカ:わたくしは……[Vo]+5[Da]+5[Vi]+5します。
白雪スズカ:トップスタァなので。
GM:OK!何ら問題ありません。
宮本曜:ひゅ~!
津々ウララ:すごい自信だぜ
佐陀コトノ:トップスタァ!!
津々ウララ:こちらは[Vo]-5[Da]+5[Vi]+0でいきましょう
GM:感覚が下がってる!
ミラ:じゃあ……[Vo]+5、[Da]+5、[Vi]+5にします
GM:OK~
佐陀コトノ:[Vo]+5[Da]0[Vi]+2でいきます!
宮本曜:[Vo]-2[Da]+5[Vi]+3にします!
GM:OK!自分でシートとかに控えておくとよいでしょう
ミラ:メモりました
GM:空にドローンが浮かび、それらが中空にスクリーンを投射する。
GM:映像の中。犬のぬいぐるみが映される。
フィクサーQ:「やあやあ、よく来たね!未来の芸能人たち!」
フィクサーQ:「私はこのオーディションの主催者……“フィクサーQ”!」


フィクサーQ:「お伝えした通り。このオーディションに通ったものには」
フィクサーQ:「賞金だけでなく……外の世界でのデビューを保証しよう!」
GM:おお……と周囲ではどよめきの声が上がる。
フィクサーQ:「とはいえ」
フィクサーQ:「ちょっと……参加者が多すぎてみるの大変なんだよね」
フィクサーQ:「なので……予選をすることにしました!」
フィクサーQ:「用意はいいかな~?」
フィクサーQ:「……」
フィクサーQ:「声が小さいな~?」
フィクサーQ:「用意は……いいかな?」
津々ウララ:「準備万端っす!!!!!!!!」クソデカボイス
エロイーズ・チゾム:「お、おおー?」
佐陀コトノ:「お、おおー!」
宮本曜:「いいとも~!」ちょっと楽しくなってる
セロ・ビャリャツキ:「……チッ」
白雪スズカ:「はい」短く良く通った声で返事。
フィクサーQ:「うん、良い返事だね!」
ミラ:「……」
フィクサーQ:「やっぱり元気な子の方が見てる方も嬉しいからね!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……何なんでしょうね、これ」
白雪スズカ:「この状況で、この言い方ですと……穏やかでなさそうですけれど」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「何が糸を引いているのか……調べたいところではありますけど」
フィクサーQ:「じゃあまずは……予選から決勝までの審査員を紹介するよ!」
フィクサーQ:「まずはこの私!“フィクサーQ”!」
フィクサーQ:「こう見えても結構見てきてるからね~」
白雪スズカ:「ロバのぬいぐるみが……審査を」
エロイーズ・チゾム:「牛じゃないんですか……?」
津々ウララ:「豚さんかと思ってたッス」
セロ・ビャリャツキ:「猫でしょうどう見ても」
佐陀コトノ:「えっ、ええ……??」
宮本曜:「うーん、じゃあ私はどうしよう……犬ではないだろうし……」
白雪スズカ:「……ミラは、何だと思う?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(どうしてハムちゃんって言わないんですかねみんな)
ミラ:「パンダにしようかな」
白雪スズカ:「そう。なら、パンダね」
白雪スズカ:「パンダのぬいぐるみのお眼鏡にかなうよう……頑張りましょう」
佐陀コトノ:「な、なんか自分の見てる世界がちゃんと正しいのか不安になってきた……」
フィクサーQ:「続いて!大御所野オバさん!ノヴァリスの様々な番組に引っ張りだこだからみんな知ってるね」
大御所野オバ:「……フン」偏屈そうな少女……?少女にカメラが映る。
ミラ:「自分の世界を見せる。それが演者だ」
大御所野オバ:「芸能界ってのはね。やりたいでやれるような甘いところじゃないんだよ」
大御所野オバ:「それを近頃のモンはキャーキャーと……厳しさってやつを教えてやろうかい」
フィクサーQ:「わ~厳しいなあ。優しくしてあげて~」
エロイーズ・チゾム:「うう……怖そう……」
白雪スズカ:「……厳しい目線で見る人は、秀でているところをきちんと見てくれるでしょう」
津々ウララ:「悪っぽい感じはしないっすけどねえ」
エロイーズ・チゾム:「な……なるほど!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「彼女まで引き入れているとは……ますますあのフィクサーの正体が気になりますが」
白雪スズカ:「すべてが、逆風であるとも……限りません。そう身構えずに」
宮本曜:「やっぱり有名人なんだね」
佐陀コトノ:(ぜ、全然学生に見えない……)
フィクサーQ:「そして最後!3人目はなんと……びっくりするよ~」
フィクサーQ:「あの真瀬遊です!」
白雪スズカ:「…………!」
真瀬遊:カメラが一人の少女に移る。
ミラ:「む……」その立ち姿に、感じ取るものがある。
真瀬遊:それだけで、モニタの解像度が一段上がったかのように錯覚する。
佐陀コトノ:「わっ、綺麗……」
白雪スズカ:「…………真瀬遊。やはり、このオーディションに…………関わっていたのですね」
宮本曜:「あれ、さすがに聞いたことあるけど……でも、"外"でだったような?」
白雪スズカ:「ええ……"外"の、アイドルです」
エロイーズ・チゾム:「わあ……」
津々ウララ:「なんか有名なヒトすか?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「は……え!?」
佐陀コトノ:「そ、外のアイドル!?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あの真瀬遊!?」
ミラ:「そうか、”外”の」
ミラ:眩しいものを見るように、目を細めている。
真瀬遊:「えーっと。真瀬です」
白雪スズカ:「おそらく、彼女は……このオーディションのために、わざわざ……ノヴァリスに、来た」
津々ウララ:「へーっ!パねーッスね」あんまり理解してない。
真瀬遊:「ここに来るのは……初めてだけど」
真瀬遊:「来てよかったって思いたいです。よろしく」
真瀬遊:その頭には、子供皆にあるべきものがない。
真瀬遊:「……これでいい?」
フィクサーQ:「完璧だよ~ありがとう!」
白雪スズカ:「やはり、十字冠が……ないですね」
フィクサーQ:「皆さんは知らないかも知れないけど……彼女はね」
フィクサーQ:「外の世界でのアイドルなんだ!つまり……」
フィクサーQ:「これから、皆さんと一緒に仕事をするかもしれないんだ!」
真瀬遊:「……合格者がいればでしょ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……あの口ぶり」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「一人の優勝者を決めるわけではない……?」
津々ウララ:「えーっ!マジすか!?」
白雪スズカ:「たしかに人数は明記されていませんでしたが。0の可能性もある……?」
津々ウララ:「したら逆に全員合格もあるんじゃないスか?」
セロ・ビャリャツキ:「いいじゃない。水準が低くても誰かを決めなきゃならないよりは」
エロイーズ・チゾム:「た、たしかに……!」
白雪スズカ:「……外の世界のデビュー権を用意できるのなら、外から人を呼ぶこともできる。それどころか、行き来出来る通路を用意できる、と」
エロイーズ・チゾム:「みんな合格できるならみんなで受かりたいかも……」
白雪スズカ:「この人数が行き来したら……混乱が起きそうですが。果たして全員合格はあり得るのでしょうか」
宮本曜:「合格ゼロでもいいとしたら、主催側の目的はなんだろうね……」
ミラ:「それで喜ぶ人が多いなら、それでいいんじゃないかな」
佐陀コトノ:「あ、頭が混乱してきた……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あるいは、信憑性を上げる撒餌かも知れませんね。見て下さい」周囲を見渡す。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「どうにも、やる気が否応なしに上がっているみたいです」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「確かにそうですよね……そもそも勝ち進めたら」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「真瀬遊に直で会えるかもしれない……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「やる気にもなりますか」
佐陀コトノ:「それに、外の世界のデビュー権も一気に信憑性を帯びてきてる……」
フィクサーQ:「どうかな~?これでみんな、やる気、出てきた?」
フィクサーQ:「私のことも怪しくなくなってきたよね」
白雪スズカ:「怪しいという……自覚があったのですね」
エロイーズ・チゾム:「怪しさは減ってないですよね……?」
佐陀コトノ:「ぎゃ、逆に怪しさが増してる気がするんですけど……」
津々ウララ:「大丈夫っす!悪ならぶちのめせば解決ッス!」
宮本曜:「その発言で怪しんでない人も怪しまないかな……?」
白雪スズカ:「ノヴァリスでの有名人。外の世界の有名人。それに並ぶ、パンダのぬいぐるみですからね。不審です」
大御所野オバ:「おい!早く予選のルールを説明しな!」
佐陀コトノ:「い、一体何者なんですかあのぬいぐるみ……?」
大御所野オバ:「段取りが悪いよ!」
フィクサーQ:「うえええごめんなさい~!」
真瀬遊:「ったく……」
フィクサーQ:「はい!はい!一次予選は……」
フィクサーQ:「シンプルです。あなた達の目的は……」
フィクサーQ:「目立て・・・!」
白雪スズカ:「……目立つ」
フィクサーQ:「何をしてもOK!目立っていた人を私達が見つけて……」
フィクサーQ:「ドローンで照らします!照らされた人は一時予選通過!」
[Vo][Da][Vi]目立つ 【肉体】/〈芸術:芸道系〉/〈知識:芸道系〉
(〈知識:芸道系〉の場合難易度+2)
判定難易度6 (SP獲得可能)
GM:一次予選の判定はこちらとなります。
GM:失敗した場合、以降全ての判定に挑戦できず
GM:シナリオの間応援マシーンになる可能性があるので気をつけて下さい。
白雪スズカ:や……やば!!
宮本曜:ひえ~
ミラ:や、やば
津々ウララ:"観客"になっちゃうんだッ
佐陀コトノ:ひえ……
GM:失敗するわけないよな~
白雪スズカ:VoDaViすべての……補正を……プラスできるってコトッ!?
GM:そうです
GM:補正のチュートリアルみたいなものという噂
白雪スズカ:補正だけで+15ある もしかしたらいけちゃうかも
津々ウララ:全部足したらプラスマイナス0になってしまう
GM:かなしい
佐陀コトノ:かなしみ
GM:いやでも……あれだな
GM:3つすべて足せる判定のほうが不利になるデザインのつもりはないので
GM:複数の場合は、1個以上足せばいくつ分足すことにしてもいいことにします
津々ウララ:やった~
宮本曜:わ~い
佐陀コトノ:わーい
GM:[Vo][Da][Vi]の場合は[Vo]だけつける、とか[Vo][Da]だけつける、とか可能としましょう。
津々ウララ:じゃあ……《軽功》で踊り狂うぜ!
GM:OK!ダイス+2できます
GM:目立つからな 軽功するやつ
ミラ:では《死の眼光》《超越的能力》で、オーヴァードにも通用する顔の良さを出して目に留まります
ミラ:【肉体】で振ります
GM:それは……してしまいますね 通用……
津々ウララ:なんか登場ダイスが跳ねたし素で判定しよう [Da]適正使用して肉体で判定
GM:ダイス+2どうぞ!
津々ウララ:10dx+5
DoubleCross : (10DX10+5) → 9[2,3,3,4,5,5,6,7,8,9]+5 → 14

GM:意外と伸びない でも合格!
津々ウララ:フゥン……
白雪スズカ:《裸の王様》で取り巻きにめちゃくちゃチヤホヤされながらウォーキングをしたいです!取り巻きがいる人間は目立つ気がします!大丈夫でしょうか!
GM:SP/【肉体】/-/14
GM:めっちゃ目立つな……
GM:ダイス+3 達成値+1です
白雪スズカ:や、やった!ありがとうございます!!
ミラ:[Vo]+5、[Da]+5、[Vi]+5全部つけていいのか
GM:全部……つけていいです
佐陀コトノ:《空の楽器》で大音量の路上演奏を披露して目に留まります
GM:絶対目立つ ダイス+2して~
ミラ:謳わないし[Da][Vi]だけ付けます
佐陀コトノ:〈芸術:ギター〉で判定!
ミラ:8dx+10
DoubleCross : (8DX10+10) → 9[2,3,5,5,6,7,8,9]+10 → 19

ミラ:SP/【肉体】/-/19 かしらん
白雪スズカ:わたくしは遠慮なくすべての補正を乗せます。【肉体】で判定します!
GM:そうなります!
ミラ:やった~
白雪スズカ:7dx+5+5+5+1>=6
DoubleCross : (7DX10+16>=6) → 10[1,1,2,7,7,10,10]+9[6,9]+16 → 35 → 成功

白雪スズカ:よし。
GM:やば
佐陀コトノ:マイナーでサウンドウエイブ、ダイス+2個して合計6個。[Vo][Vi]の補正も加えます
GM:SP/【肉体】/-/30
津々ウララ:バチクソ目立っとる
白雪スズカ:やった~!
佐陀コトノ:6dx+4+7>=6
DoubleCross : (6DX10+11>=6) → 9[3,4,5,6,6,9]+11 → 20 → 成功

GM:いいところ行っとる
宮本曜:[Da]+5[Vi]+3し、〈知識:お手玉〉で判定します!
佐陀コトノ:ピタリ賞
GM:SP/【感覚】/〈芸術:ギター〉/20
GM:お手玉!?
GM:いいでしょう どうぞ!
宮本曜:刀をお手玉してたら目立つかな……って
GM:目立つな……
白雪スズカ:刀をお手玉!?
佐陀コトノ:滅茶苦茶目立つよ
宮本曜:3dx+8>=6
DoubleCross : (3DX10+8>=6) → 10[5,10,10]+7[1,7]+8 → 25 → 成功

津々ウララ:すげー目立ってる
GM:SP/【精神】/〈知識:お手玉〉/25
宮本曜:あ、あとなんですけど、
宮本曜:心の心得ってココで使えます?
GM:使えるよ~
宮本曜:ウララちゃんに心の心得を使用します!
佐陀コトノ:ミラさんに心の心得を使います!
GM:OK!では……
佐陀コトノ:達成値+3するんだな!
津々ウララ:これが 心 か
ミラ:ありがとうございます! 達成値22になりました
ミラ:SP/【肉体】/-/22
GM:SP/【肉体】/-/17とSP/【肉体】/-/22になる!
GM:全員余裕で突破です!おめでとうございます
津々ウララ:なりました SP/【肉体】/-/17に
白雪スズカ:やった~~~!
佐陀コトノ:わーい!


GM:そのお題の後に、周囲のめいめいがそれぞれ、様々な動きを始めていく。
GM:その中でも目を引くのは。
津々ウララ:「とにかく目立てばいいんスよね?行くっすよイーズちゃん!」
津々ウララ:「ヤーハハー!」そこらじゅうを飛び回っている
エロイーズ・チゾム:「え?ええ?」
エロイーズ・チゾム:「それ……私もやるんですか!?」
エロイーズ・チゾム:「待って~」それを追いかけている。
エロイーズ・チゾム:追いつくほどの機動力がある訳では無いが、否応なしに目立つものを追いかけていればそれだけで十分目立つ。
GM:2人にスポットライトが照らされる。
大御所野オバ:「なかなか元気でいいじゃない。若い子はそうでなくちゃねえ!」
津々ウララ:「お!これで合格ってコト……すか?」
エロイーズ・チゾム:「え?や……やったっ」
ミラ:「……」フードを降ろす。
佐陀コトノ:「す、すごい! もうスポットライトが!」
ミラ:風を受けて、銀の髪が露わになる。
ミラ:そして、審査員席に目を向ける。紺碧の眼光が獲物を見据える。
ミラ:警戒色。性誘導。威嚇。
ミラ:生物の中に、隠蔽という安全を捨ててまで、「目立つ」生態は多い。
ミラ:つまりは、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィのキュマイラ能力はその点に帰結している。
ミラ:僅かな所作で必要な分だけ、注目を集めることができる。
真瀬遊:「……」それをつぶさに見た。
真瀬遊:「……あなたは合格」
ミラ:当然と、頷く。フードを被り直す。
ミラ:(──とはいえ)コトノに目を向ける。
ミラ:(まただ。あの声が想像より速く──注目を集める手助けになった)
ミラ:(星と星を繋ぐ、か。興味が湧く)その所作を観察する。
佐陀コトノ:(――フードを脱いだだけですぐに注目を集めてみせた)
佐陀コトノ:(やっぱり只者じゃない。それだけの資質を持ってここに立ってるんだ)
佐陀コトノ:「……なら私も、私の戦い方でやってみせます!」
佐陀コトノ:指先がエレキギターの弦を強く揺らす、スクウィール奏法で鳴らされる音色が力強く平原に響いて大気を震わせる
佐陀コトノ:今度こそは自分の一番の得意分野、熱狂を掻き立てる激しいロックの演奏を会場中に届けて
フィクサーQ:「うん!そのギターの子!」
フィクサーQ:「文句なし!合格!」
佐陀コトノ:周囲を巻き込んで湧き上がる狂騒、嵐の中心で渾身の音楽を響かせる!
佐陀コトノ:「――よしっ!」
佐陀コトノ:スポットライトの光を受けて、ぐっと拳を突き上げる
宮本曜:「よっ、と」器用に刀剣をジャグリングの要領でお手玉している。
宮本曜:模擬刀と戦闘用の短剣、そしてそれぞれの鞘、あわせて4つが順に宙を跳ねる。
宮本曜:「ヤナちゃんも一緒にお手玉になる?目立てるんじゃない?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「えっ……何してるんですか!?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「いや絶対入りたくないですけど……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「目立つだけなら私は」ぱっと姿が消える。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:上空に姿を表して、再び消える。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「難しくはないので大丈夫です」再出現。
フィクサーQ:「そこの2人も合格!派手なことするね~!」
宮本曜:「やったね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「まだ、最低限の足切りと言ったように見えますね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……後は彼女ですが」白雪スズカを見る。「まあ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「問題あるとは思い難いですね」
白雪スズカ:(……人には)
白雪スズカ:(隣に並ぶ温かな光だけでなく。上に立ち道を示す強烈な光が必要)
白雪スズカ:(そのひとつは、無論ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ。そして――)
白雪スズカ:『目立つ』為人々が起こす喧騒の中。
白雪スズカ:僅かな動きで合格を勝ち取ったミラと同様、大きなアクションを起こすことなく、白雪スズカは、静かに立っている。
白雪スズカ:曰く。
白雪スズカ:外の世界の有名女優は、ただ歩き、椅子に座っただけで。そのカリスマ性から、オーディションに合格したという。
白雪スズカ:一歩、踏み出す。
白雪スズカ:アンジェリカ歌劇団・山組は、歌劇に必要なものは演者のみと定義する。
白雪スズカ:それは即ち、演者スタァが一人そこに居れば、そこが劇場であり歌劇の世界となるのだ。
白雪スズカ:白雪スズカがただ歩くだけで、周囲の温度が下がったかのように感じられる。
白雪スズカ:夏の日差しの当たる野原から、薄暗い洋館の中、差し込む月明かりをスポットライトに歩を進める少女の姿が『見えるようになる』。
白雪スズカ:静かに口を開く。
白雪スズカ:「……今宵の月は」
白雪スズカ:「美しいですね」
白雪スズカ:白雪スズカの考える役者に必要な事とは、演じることではない。嘘をつくことでもない。
白雪スズカ:正直であることだ。
白雪スズカ:……そして、その静寂の世界は。
白雪スズカ:一人では完成しない。
白雪スズカ:観客がいなければ、劇は成立しない。
GM:静寂の世界は長くは保たなかった。
熱狂的ファン:「キャアアッ!」
熱狂的ファン:「ワァ……ッ」
熱狂的ファン:「死んでもいいわーッ!」
熱狂的ファン:「あの女性はダレ!?」「白雪スズカ……いや、スズカ様よ!」
熱狂的ファン:「素敵ぃ!」
熱狂的ファン:「お美しい……美しすぎます!!」
熱狂的ファン:「スズカ様~!こっち向いて! いややっぱり向かないで!」「私達のことなど見ないで!」
熱狂的ファン:「あっ……♡(気絶)」
真瀬遊:「へえ……」
真瀬遊:「いいじゃんか。スズカ」
白雪スズカ:右手を挙げる。
白雪スズカ:迷子になったスポットライトを導くかのように。
GM:3つのスポットライトが、ひとところに集まった。

第一次予選 自己アピール 全員合格


GM:合格者が集められたエリア。
GM:人数は減ったものの。まだまだ結構なものだ。
GM:そんな折。君たちに近づく影がある。
イクィム・アーミジャカン:「よ~よ~。見てたぜ、あんたらの活躍……」フードを被った少女。
イクィム・アーミジャカン:「オタクらなかなかやるなあ」


津々ウララ:「あざッス!」
エロイーズ・チゾム:「あ……こ、こんにちは」
白雪スズカ:「お褒めに預かり光栄です」言葉と裏腹に無表情に一礼。「あなたもここにいるということは、"なかなかやる"のですね」
ミラ:「見てくれてありがとう」ゆっくりと目を伏せ、開く。
イクィム・アーミジャカン:「ヒヒ、俺みたいなのはギリギリさ……あんたらみたいなの程じゃあない」
佐陀コトノ:「あ、ありがとうございます……」
宮本曜:「ギリギリでも勝ち上がったなら、同じ立場だよ」
イクィム・アーミジャカン:「そりゃどうも。ところで……」
イクィム・アーミジャカン:フードの付いたローブの下から、何本もの缶を取り出す。「一次試験の合格者には……」
イクィム・アーミジャカン:「侵蝕抑制効果のあるジュースが配られてんだと。どうだい?オタクらも……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(……怪しすぎる……)
GM:判定があります。
津々ウララ:「マジすか!すげー太っ腹っすね~」
GM:〈知覚〉か〈意志〉で難易度5。
宮本曜:意志で判定します!
GM:全員判定してね~
ミラ:見抜くぜ! 知覚で素振り
ミラ:2dx>=5
DoubleCross : (2DX10>=5) → 6[5,6] → 6 → 成功

白雪スズカ:知覚で振ります。
宮本曜:3dx+4>=5
DoubleCross : (3DX10+4>=5) → 6[4,5,6]+4 → 10 → 成功

佐陀コトノ:意志で振ります
佐陀コトノ:3dx+1>=5
DoubleCross : (3DX10+1>=5) → 10[4,8,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

白雪スズカ:2dx+1>=5
DoubleCross : (2DX10+1>=5) → 7[1,7]+1 → 8 → 成功

津々ウララ:知覚!
白雪スズカ:大英雄意志強すぎる
津々ウララ:3dx>=5
DoubleCross : (3DX10>=5) → 10[1,7,10]+4[4] → 14 → 成功

佐陀コトノ:すごい回った
GM:では全員成功!
GM:あなた達はみんな気づきます。缶の中身は……何か……
白雪スズカ:何か……侵蝕を下げるようなものが……?
GM:果実とか……麦とか……そういうのを発酵させた
GM:なんか……そういうジュースみたいですね。
白雪スズカ:酒!?
津々ウララ:なんか気分が良くなるタイプのジュース!?
GM:飲んでいればオーディションにおいて多大なデメリットを被っていたことでしょう。
佐陀コトノ:な、なんてものを
ミラ:これほんとに侵蝕抑制効果があるただのジュースなんですか……?
GM:皆さんは気づき、そんなのを勧めてきた相手を締め上げることが出来ます。
津々ウララ:懲悪チャンスだ!
白雪スズカ:勧善懲悪!
エロイーズ・チゾム:「あ、ありがとうございます」素直に受け取り開ける。
エロイーズ・チゾム:「うっ」顔をしかめる。
エロイーズ・チゾム:「変な匂い……」
津々ウララ:「助かるッス!いただ……」超自然的感覚により悪を感知!
津々ウララ:「……むむ。変な匂い……」
津々ウララ:「悪の匂いがするッスねぇ……」
白雪スズカ:「……アルコール、のようですね」
エロイーズ・チゾム:「えっ」
宮本曜:「なるほどぉ。そういう魂胆かぁ」ニコニコしている
ミラ:「頭と舌が回らなくなる。舞台に立つ前に飲むものじゃないな」
佐陀コトノ:「し、侵蝕抑制どころじゃないですよねそれ……」
イクィム・アーミジャカン:「げっ」
津々ウララ:「あんた!悪いヒトっすねえ~!」
白雪スズカ:「親切のフリをして、人を騙して蹴落とそうとするのは……悪と、呼べるかもしれませんね」じっとウララちゃんを見る。
白雪スズカ:“執行”するのかな?とちょっとワクワクしている。
宮本曜:(ウララちゃんの扱い方を心得ているなぁ……)内心で呟くし、こちらもちょっとワクワクしている
津々ウララ:背中の刃に手をかける。「……む、でもコレ、やっちまっていいんスかね」
イクィム・アーミジャカン:「ひ、ヒエッ……」
津々ウララ:「ここで失格になったらイーズちゃんが困るっす!それも悪ッス!」
佐陀コトノ:「あっ、結構理性的だ……!!」
エロイーズ・チゾム:「ウララさん……」
白雪スズカ:「……なら、事情を聞くのはいかがでしょうか」
津々ウララ:「さすがスズカさん!善ポイント高いッス!」
津々ウララ:「というわけで」ガシッとイクィムさんの腕を掴む
イクィム・アーミジャカン:「まあ、まあ待ってくれよ……旦那たち」
ミラ:「確かに、オーディションを抜けるだけなら実力で勝てばいいもんね」
ミラ:茫洋と呟く。
白雪スズカ:「情状酌量の余地があるのか……純然たる悪なのか。尋ねてみましょう」
イクィム・アーミジャカン:「ちょ~っとね?ちょ~っとばかし間違えちゃっただけっていうかあ……」
イクィム・アーミジャカン:「あの、ほら!本物はあっちにありますから!」
津々ウララ:「ん?」そっちに気を取られる
イクィム・アーミジャカン:指を指した先には、テントが張られて缶が並んでいる。
イクィム・アーミジャカン:「よし、今のうちに……」
セロ・ビャリャツキ:頭を掴む。
セロ・ビャリャツキ:「あっちは本物みたいよ?」
GM:PC全員は、スペリオルミックスを獲得します。
白雪スズカ:や、やった!!登場するたびに侵蝕が減るジュースだ!!
GM:使用することで、シナリオの間、登場による侵蝕値を-1(最低1)します。
宮本曜:やった~
津々ウララ:ほんものだ!
佐陀コトノ:やったー!
ミラ:えっすごい!
ミラ:長期のオーディションもこれ一本! スペリオルミックス!
セロ・ビャリャツキ:「わざわざこんなもの用意するなんて……かなり長丁場を想定してるのかもね」
白雪スズカ:「好都合です。どのような過酷な場でも、芝居を止めない訓練はしてきましたから」
イクィム・アーミジャカン:「いだいいだいいだい」
白雪スズカ:「……その方、どうするのです?」じ、と頭をメキメキされているフードの少女を見ている。
津々ウララ:「やっぱ処すっすか!?」
イクィム・アーミジャカン:「あ……あんたのことは知ってるぜ。セロ・ビャリャツキ……」
セロ・ビャリャツキ:「あら、あなたが私について知っていることを話すと……」
セロ・ビャリャツキ:「私からの印象が悪くなる以上に得るものがあるんだ?教えてほしいな?」
イクィム・アーミジャカン:「ヒッ……悪かったよ!黙っとく!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ん、ということは……」
白雪スズカ:(それはそれですごく気になるのですが……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あなたは、オーディションの参加者について詳しいのですか?」
イクィム・アーミジャカン:「ま、まあな……これでも情報通で名は通ってるんだ。よくこういうのには参加してるからな」
セロ・ビャリャツキ:「その割には見かけたことないけど……」
イクィム・アーミジャカン:「う……うるせえ!参加することに意義があるんだ!」
イクィム・アーミジャカン:「いや。待てよ」
イクィム・アーミジャカン:「俺の知ってる参加者の情報を教えてやるから……」
イクィム・アーミジャカン:「見逃しちゃあくれねえかな?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……存外悪くない取引では?」
津々ウララ:「フゥン?」
GM:情報収集が可能です。
・他参加者の情報〈情報:ノヴァリス/FH/噂話/裏社会〉 5人の合計
宮本曜:はえ~
GM:ただし2/3/4種類の技能で判定した場合、ボーナスとして最終値に+2/4/6する。
白雪スズカ:いろんな方法で情報を集めるといいのか!
ミラ:ジャンルを分担したほうがお得なんだ!
GM:達成値5毎に、参加1チームの情報を聞ける。(最大60=12チーム)
津々ウララ:けっこういる!
ミラ:チームでダース単位なのすごいっすね
GM:それぞれ何で判定するか相談してね~
白雪スズカ:わたくしたち全員……情報:FHしかもってない?
ミラ:あっいまSP使って心の心得を獲得しても大丈夫ですか?
GM:あっ交換はシーン終わりだけ!
ミラ:了解です!
宮本曜:ほんとだFHだけっぽい
津々ウララ:こちら社会達成値が+1されるふしぎなコイン持ってます 雀の涙
佐陀コトノ:情報ノヴァリスならコネあります
白雪スズカ:わたくしは社会が5ですが全部1が出たら終わるのはご愛敬です
GM:じゃあ先生がFH コトノちゃんがノヴァリスし
白雪スズカ:しかしまあ、達成値ボーナスのつかない……噂話とかでやってみましょうか
宮本曜:ボーナスがつくのは4種類までだから、二人まではFHでも大丈夫か
GM:次点でFH高い人もFH 残り2人が噂話/裏社会だと一番稼げそうですね
白雪スズカ:なるほど……
佐陀コトノ:GMのアドバイス助かる
ミラ:社会2、情報:FH1のへちゃむくれなので……FHで貢献します
津々ウララ:たすかる
GM:ミラさん社会5でしょ
GM:圧倒的成長したから
ミラ:そうだった……
白雪スズカ:GMAT(GMアドバイス助かる)
津々ウララ:ほな裏社会で行きましょう
GM:ガンガン振りな!
白雪スズカ:では噂話でふりますね!
宮本曜:裏ラちゃんってこと!?
白雪スズカ:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[3,3,6,10,10]+9[1,9] → 19

GM:たか
佐陀コトノ:つよい
宮本曜:とりあえずFHで振ります!
白雪スズカ:圧倒的成長の成果です
宮本曜:2dx+4
DoubleCross : (2DX10+4) → 8[3,8]+4 → 12

ミラ:コトノさんがノヴァリスでしょうし、私も情報:FHで
佐陀コトノ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 7[3,6,6,7] → 7

ミラ:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,2,6,9,10]+4[4]+1 → 15

津々ウララ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 10[5,10]+10[10]+7[7]+1 → 28

佐陀コトノ:か、かなしい
GM:!?
宮本曜:やば
ミラ:えっすご!
佐陀コトノ:すご~~
GM:じゃあ60超えますね……
佐陀コトノ:精通してる
津々ウララ:なんでそんな裏社会に通じてるんだこいつ
GM:全部わかります
ミラ:まあ……通じてそうですよね
キングダム制服のペア
メイド服の少女
双子らしきペア
白い礼服の少女
異形腕の少女
社会人らしきメカと少女
褐色肌の少女
長身凶相の少女
運動着の少女
深緑の制服のペア
黒髪と金髪の少女ペア
獣耳の少女
GM:こういうのを用意して……どれから調べる?ってやろうとしてたんですが
GM:いらないな もう……
ミラ:いっぱいある!
佐陀コトノ:たくさんいる、すごい


イクィム・アーミジャカン:「ほら、そうだな……例えば……」
イクィム・アーミジャカン:ふとキョロキョロと視線を向けて。ピクリと反応して止まる。
GM:そこにあるのは、赤と青。まるで対称的な風貌を持つ少女2人組だ。
南目ロナ:「クスクス……」
南目エナ:「クスクス……」


イクィム・アーミジャカン:「あ、ああ~~~いや」
イクィム・アーミジャカン:「あの子達は……知らないなあ?」
イクィム・アーミジャカン:「全然知らない。かわいい子たちだよな……きっといい子だよ。うん」
津々ウララ:「めちゃくちゃでかい口叩いておいて知らねーんすか」
イクィム・アーミジャカン:「全然知らないけど多分大したことないと思う。警戒しなくていいんじゃないかな~」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「嘘くさい……」
津々ウララ:「やっぱ悪は駄目っすね……」
南目ロナ メサイア学園
南目エナ メサイア学園
イクィム・アーミジャカン:「ま……待ってくれ!他だろ!他なら分かる!」
イクィム・アーミジャカン:「た、例えば……あいつら!」深緑の制服に身を包む2人組を指す。「あいつらは……」
戸根レーラ:「やあイノ。さっきはよく頑張ったね……」一人の少女がもう一人の少女を撫でている。
東風野イノ:「お姉様……♡もっと撫でて下さい……♡」恍惚とした表情でそれに興じている。


イクィム・アーミジャカン:「いや……あんまり知らないな……」
白雪スズカ:「……何も知らないのでは?」
ミラ:「誰なら知ってるんだ、君は」
宮本曜:「情報通?」
津々ウララ:「やっぱ処したほうが良いっすかね」
佐陀コトノ:「ま、まだ待ってあげて……!」
イクィム・アーミジャカン:「えっ優しい……」
イクィム・アーミジャカン:「“ソル・オロ・グランデ”だろ、あの制服は。最近まではあの学校はほぼ鎖国してたらしいな……」
イクィム・アーミジャカン:「お嬢様校だとは聞いてるがね。流石の俺でも情報不足だ」
イクィム・アーミジャカン:「連中、共犯者コンプリーチェっつう姉妹関係を構築してるらしい。コンビネーションは要注意かもな」
戸根レーラ ソル・オロ・グランデ女学院
東風野イノ ソル・オロ・グランデ女学院
イクィム・アーミジャカン:「あれとか見ろって!ほら!」
ENAMELIS-I:女性形のシルエットを描く、人型のマシンが膝をついている。
ステファニー・ワークス:その傍らに、それを整備するスーツ姿の少女の姿がある。


イクィム・アーミジャカン:「あれはジェネシスのオフィサー……幹部役員だな。aniMu-sだけじゃ飽き足りねえと見える」
イクィム・アーミジャカン:「つーかあれ……社会人だろ?アリなのかよ。しかも見たことねえな。新型だな」
ミラ:(結局見たことがないのでは……?)
イクィム・アーミジャカン:「流石に外で活躍するアイドルとしては不利だと思うが。機械バカどもの考えることはわかんねえな~」
白雪スズカ:(やっぱりほぼ知らないのでは……)
ENAMELIS-I 社会人
ステファニー・ワークス ジェネシスインダストリアルアカデミー
イクィム・アーミジャカン:「おおっ!あんなのも居やがるのか……」
日野千花:褐色肌にツインテールの大柄な少女。日差しでダウンしかかっている。


イクィム・アーミジャカン:「まさかエンパイアラブからの参戦たあ驚いたな……!」
イクィム・アーミジャカン:「あいつは地下の太陽、って渾名された帝愛地下労働学園エンパイアラブアンダーワークスクールの地下アイドルだ」
イクィム・アーミジャカン:「多額の借金を抱えて一生出れないだけの奉仕を強制されてるらしいが……」
イクィム・アーミジャカン:「仮釈放で外に出てきてるな、ありゃ……このオーディションに向けて仕上げてきてると見たぜ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「珍しくちゃんと解説してますね」
白雪スズカ:「情報通を名乗るだけのことは、あるのですね」
日野千花 帝愛地下労働学園エンパイアラブアンダーワークスクール
イクィム・アーミジャカン:「褒められて嬉しくなってきたな……どんどん行くぜ」
津々ウララ:「やりゃできるじゃないスか~」
ルクト・ストリンカ:「これうめえな~。どこの食材さ使こてんだろか~?」獣耳の少女が、ゴクゴクとジュースを飲んでいる。


イクィム・アーミジャカン:「なっあいつも来てるのか……!」
イクィム・アーミジャカン:「あいつはアップルシードのルクト・ストリンカ……恐ろしいやつが来やがったな」
イクィム・アーミジャカン:「“アイドル”と“農業”は相性バツグンだからな……」
白雪スズカ:「……なるほど。“ani-Mus”も農業をしていますからね」
イクィム・アーミジャカン:「油断しちゃいけねえ。かくいう俺もあいつとは深い因縁があってな……」
イクィム・アーミジャカン:「お前たちも気をつけろよ。あいつは……自分の写真をパッケージにした自家牛乳を販売してやがるんだ」
ミラ:「地域に密着しているんだ」
イクィム・アーミジャカン:「うちの冷蔵庫は……その牛乳ばかりになっちまった。ああ……なんて恐ろしい……」
宮本曜:「生産者表示……?」
白雪スズカ:「…………!なんと…………恐ろしい」
佐陀コトノ:「……因縁??」
津々ウララ:「そんだけ美味いんすかね」
白雪スズカ:「そのような戦い方は……わたくしたちには出来ないものです。確かに、気を付けた方がいいですね」
津々ウララ:「なんかよくわかんねーすけど気をつけたほうがいいんスね」
イクィム・アーミジャカン:「どんどん行こう。尺もあるからな……」
白雪スズカ:「妨害に来たと思ったら情報を提供してくださる上に尺まで気になさるとは……只者ではありませんね」
ルクト・ストリンカ アップルシード開拓農学校
イクィム・アーミジャカン:「危ねえ これを忘れてた」
イクィム・アーミジャカン:「気を取り直していくぜ」
白雪スズカ:「所属は大切ですからね。お願いします」
十掬キョウ:視線の先。純白の礼服に身を包んだ少女を見る。


イクィム・アーミジャカン:「ありゃあメサイアの合コン委員会だな」
イクィム・アーミジャカン:「合同カタコンベ保全委員会。……気をつけろ。奴らはメサイアの中でも特に強敵だぞ」
イクィム・アーミジャカン:「なにせ……たいがい性格がいいんだ。メサイアのくせに……恐ろしいよな……」
白雪スズカ:「たしかに、それは…………脅威ですね」
津々ウララ:「やっぱ悪だから善によわいんスか」
ミラ:「変な飲み物を飲ませようとしてくる方が恐ろしいかな」
イクィム・アーミジャカン:「舐めんな。悪にも弱い」
イクィム・アーミジャカン:「悪いやつ、怖いし……」
宮本曜:「弱い生き物……」
白雪スズカ:「何になら強いのですか?」
イクィム・アーミジャカン:「情報だけど……?」
津々ウララ:「それも微妙っすよね、よく生き残りましたね~」悪気はない
イクィム・アーミジャカン:「ぐっ……」
白雪スズカ:「なるほど。確かにここしばらくの情報にはお詳しい様子。期待しております」
佐陀コトノ:「う、ウララさんその辺にしてあげて……!」
イクィム・アーミジャカン:「あれだ!あれ見ろよ!」
白雪スズカ:「あっ、名札貼ってください」イクィムさんにこそこそ耳打ち。
イクィム・アーミジャカン:「あっありがと」
十掬キョウ メサイア学園
イクィム・アーミジャカン:「助かりました ありがとうございます」
白雪スズカ:「いえいえ、こちらこそ助かっております」
ミラ:(自然な気配りだ、スズカ……)頷いている。
佐陀コトノ:(名札貼ってることには誰も突っ込まないんだ……)
レコア・モースタン:緑色の制服。白いローブに身を包んだ黒髪の生徒。


長尾アヤ子:その傍らに、真白い制服の生徒。
エロイーズ・チゾム:「あっあれ……」
エロイーズ・チゾム:「キングダム生?」
津々ウララ:「マジすか、知ってるヒトすか?」
イクィム・アーミジャカン:「おい!取るな ポジションを……」
エロイーズ・チゾム:「いえ、知らないですけど、制服……」
津々ウララ:「良かったっすね、仕事あるすよ」
イクィム・アーミジャカン:「……ああ。言う通りだよあんたの」
イクィム・アーミジャカン:「ありゃキングダム……それもアランロド王立魔法学校の制服だな」
イクィム・アーミジャカン:「キングダムは連合学院だからな。その分校の一つさ」
イクィム・アーミジャカン:「あいつら秘密主義だから全く情報がねえが……育成方針から王鍵つー遺産は持たずに魔術研鑽に明け暮れてるらしい」
津々ウララ:「へぇ~そんなんあったんすね~」
イクィム・アーミジャカン:「しかしサポーターの方は本校の一般生徒だなありゃ。なんで魔法局同士つるまないんだ?」
佐陀コトノ:「そ、そんな人達まで参加してるんですね……」
ミラ:「秘密主義か。表舞台に出てきた理由は気になるところだね」
白雪スズカ:「……魔術を使う相手がいるとは思いませんでした。教えていただけなければ、危険なところでしたね」
エロイーズ・チゾム:「……」
エロイーズ・チゾム:(それってあまり分かってないのでは……?)
レコア・モースタン アランロド王立魔法学校(キングダム連合学院)
長尾アヤ子  キングダム連合学院
イクィム・アーミジャカン:「ゲッ」
イクィム・アーミジャカン:「あの連中もいるのか~……」
オリス・カルツェマグ:メイド服の少女。どこからか鏡を取り出して、自分の姿を恍惚と眺めている。


イクィム・アーミジャカン:「あいつはどうも……メサイアの白タイツ愛好部らしいな」
イクィム・アーミジャカン:「人に白タイツを着せて喜ぶイカレどもらしい。理解に苦しむよな」
津々ウララ:「メチャ悪じゃないすか」
イクィム・アーミジャカン:「なあ?だってさ……」
イクィム・アーミジャカン:「黒のほうがエロいだろ」
白雪スズカ:「……わたくしも黒の方が好みですね」
佐陀コトノ:「そっちなんですか!?」
津々ウララ:「ちょいちょい仲良いっすねお二人」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「今その話どうでもよくないですか?」
白雪スズカ:「しかし、ミラには白の方が似合うと思います。彼女たちの主張も侮れないですね……」
ミラ:「まあ、私は下白だけど……」タイツでは無いな……
オリス・カルツェマグ メサイア学園
イクィム・アーミジャカン:「Viもそうだが……あとはDaで要注意の連中もいるな」
小谷シオカ:「フッ……!フッ……!」逆立ちして片手で腕立てしている少女。


イクィム・アーミジャカン:「あのユニフォーム……スポーツ高のレインだな」
イクィム・アーミジャカン:「レインなら大会データ漁れるからな。すぐ調べがつくぜ」
白雪スズカ:「スポーツもまた……芸術のひとつですからね」
イクィム・アーミジャカン:「小谷シオカ……陸上?いや、これ去年のデータだな……」
津々ウララ:「信頼性に乏しいッス」
イクィム・アーミジャカン:「いや……無いな……今年」
イクィム・アーミジャカン:「ここ1年、何の大会も出てないのか?これまで何してたんだこいつ?」
小谷シオカ レイン高等学校
白雪スズカ:「…………」これまで何してたんだこいつはまあまあ目の前のイクィムにも当てはまるのでは……と思っているが黙っている。
津々ウララ:「これまでなにしてたんすか」言っちゃう
イクィム・アーミジャカン:「俺か。俺はさ……」
佐陀コトノ:「う、ウララさん……!」
イクィム・アーミジャカン:「昔は、空の星を眺めてたんだ。だけどいつしか……」
イクィム・アーミジャカン:「地上の星の輝きに……魅せられちまったのさ……」
津々ウララ:「よくわかんねえッス。次いきましょう次」
イクィム・アーミジャカン:「あっはい……」
白雪スズカ:「…………それでやることが妨害なのは……いかがかと思いますけど……」
ロシオ・ディアス:「なあ、これは……何本でも飲んでいいのか?」黒ずくめの少女がかたわらの少女に問う。
チャス・コステロ・コステロ:「いいわけないでしょう?頭すっからかんなんですかあ?」傍らの金髪の少女がそれを諫める。


イクィム・アーミジャカン:「ありゃ商業校ラス・ヴィダスかららしいな」
イクィム・アーミジャカン:「ってなると……ノヴァリスファイターが出てくると思ったんだがな」
イクィム・アーミジャカン:「ロシオ。チャス。全然聞かねえ名だ。無名の選手か、覆面選手の誰かか……?」
イクィム・アーミジャカン:「まあメジャーネームじゃなくて助かったぜ。神宮寺カレンとか来てたらヤバかったからな」
イクィム・アーミジャカン:「ありゃもうこっちでバリバリアイドルやってるし……あっでも……」
イクィム・アーミジャカン:「来てたらサインもらえたかな……?」
白雪スズカ:「やっぱり…………ミーハーなのですね」
セロ・ビャリャツキ:「全然本人の情報じゃないけどねもう」
ロシオ・ディアス ラス・ヴィダス商業学校連盟
チャス・コステロ・コステロ ラス・ヴィダス商業学校連盟
イクィム・アーミジャカン:「まあ、俺の見立てた強豪はこんなところ……」
イクィム・アーミジャカン:「あ、ああ……!」ガクガクとしている。
白雪スズカ:「…………どうなさったのですか?」
イクィム・アーミジャカン:「あ、あいつは……」
イクィム・アーミジャカン:「あいつはマジでヤバいぜ……」
宮本曜:「そんなにやばい人が?」
ミラ:「む、怯えるほどの……」指した先に目を向ける。
佐陀コトノ:「い、一体どんな人が……」
津々ウララ:「どういう方向性のヤバさなんすかね」
イクィム・アーミジャカン:「崑崙山の飛祖華フェイ・ヅゥファ……!」
飛祖華:指差す先にあった凶相の少女が、視線に気づきにこやかに微笑む。


イクィム・アーミジャカン:「先日のキングダムでのチョコレート争奪戦では優勝候補と目されていたが……」
イクィム・アーミジャカン:「気に入らない海賊部員を半殺しにして失格になったらしい」
イクィム・アーミジャカン:「あいつはマジでイカれてる……目をつけられないほうがいいぜ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「いや……もう遅いのでは……」
飛祖華:「やあ☰」
イクィム・アーミジャカン:「ギャア~ッ!?」
津々ウララ:「はじめましてッス!」
白雪スズカ:「素早い……」
佐陀コトノ:「さ、早速目を付けられてる……!」
飛祖華:「どうも。ボクは飛祖華」
飛祖華:「キミたち……すごくいいよね☱」
ミラ:(鋭い目だな。山であったことはないが……)
飛祖華:「ボク……興奮してきたな……☲」
佐陀コトノ:「ふええ……」
津々ウララ:「どうもっす!正々堂々勝負っすよ!」
白雪スズカ:「お褒めに預かり光栄です。あなたの胸も燃やせるよう、全力を尽くします」
宮本曜:「うんうん、強敵見つけて滾る気持ちはわかるなぁ」
セロ・ビャリャツキ:「うちの子たちにすぐちょっかい出さないでほしいんだけどなあ?」
飛祖華:「なんだセロか」
ミラ:「心躍ってくれたのなら嬉しい……知り合い?」
飛祖華:「もしかしてじゃあ……キミとヤらせてもらえるのかな?」
セロ・ビャリャツキ:「昔少しね。ぶつかればそうしてあげる」
セロ・ビャリャツキ:「大人しくしててもらえると嬉しいな?」
飛祖華:「フゥん……☶」
飛祖華:「まあ 待つとするよ」
飛祖華:「果実がおいしく実るまで…☰」
セロ・ビャリャツキ:「はあ……」溜息を吐く。
セロ・ビャリャツキ:「面倒なのが居た」
イクィム・アーミジャカン:「お、おしまいだ……」
イクィム・アーミジャカン:「あいつに目をつけられるなんて……」
エロイーズ・チゾム:「えっ、あの、でも……」
エロイーズ・チゾム:「オーディションに怖さって……関係あるんでしょうか……?」
津々ウララ:「まあ……目立ちはするんじゃないすかね……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……どこかで落ちてくれることを祈りたいですね……」
飛祖華フェイ・ヅゥファ 崑崙山中等専門学校
イクィム・アーミジャカン:「そんなところか……ん、いや……」
イクィム・アーミジャカン:「なんだ、あいつあの腕……」
イクィム・アーミジャカン:「おい 近づいてきてるぞ」
イクィム・アーミジャカン:「お前たちの……誰かの知り合いじゃないのか……?」
GM:こちらに近づいてくる少女。その片腕には異形の付属物があった。
GM:――額縁だ。
津々ウララ:「ぜんぜん知らねッス!誰か知ってんすか?」
箱色ツィラ:「――こんなところで会えるなんて……!」
箱色ツィラ:「コトノちゃん!」


佐陀コトノ:「うええっ!? ま、まさか……!!」
佐陀コトノ:「き、来てたんですか、ツィラさん!?」
箱色ツィラ ムセイオンアートスクール


GM:シーンを終了します。
GM:ロイス取得、購入およびSPの処理が出来ます。
ミラ:ロイスはまだ保留でいいかなっと
宮本曜:ロイスは保留かな
ミラ:SP/【肉体】/-/22 を消費して、心の心得を獲得させていただきやす!
佐陀コトノ:ロイスは保留で!
GM:OK!まるでバディのように動きな
白雪スズカ:わたくしもロイスは保留。
津々ウララ:ロイスまだ良いかな SP/【肉体】/-/17使用して心の心得ゲット!
白雪スズカ:SP/【肉体】/-/30を……技の心得<芸術:歌劇>6と交換しようかと思います。
ミラ:購入はとりあえずの照準器!
ミラ:5dx+5>=15
DoubleCross : (5DX10+5>=15) → 6[2,3,4,4,6]+5 → 11 → 失敗

GM:歌劇が盛りっと上がるぜ
ミラ:社会あげて財産手に入ったし買っちゃおうかな
GM:社会を伸ばすと財産も上がる
宮本曜:SPは取っておこうかな……
GM:それもよし
ミラ:4点払って買っちゃお~
GM:お大尽だ
ミラ:猟銃に装備し、命中を+1です
佐陀コトノ:SP/【感覚】/〈芸術:ギター〉/20 を消費して体の心得:【社会】(2)を取得します
GM:社会性が上がってる
白雪スズカ:購入はステージ衣装を狙います。
白雪スズカ:5dx+5>=15
DoubleCross : (5DX10+5>=15) → 10[1,5,6,8,10]+8[8]+5 → 23 → 成功

佐陀コトノ:コミュ力が上がりました
白雪スズカ:よしよし。装備して以上です。
津々ウララ:強化素材狙っちゃお あやしいコインも使用します
津々ウララ:2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 8[1,8]+1 → 9 → 失敗

津々ウララ:まあそううまい話はない 以上で
佐陀コトノ:ボディアーマー確保しておこう
佐陀コトノ:4dx>=12
DoubleCross : (4DX10>=12) → 10[2,5,7,10]+2[2] → 12 → 成功

宮本曜:私もボデマ狙い!
宮本曜:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 9[4,9]+4 → 13 → 成功

佐陀コトノ:これが成長の力! そのまま装備して以上!
宮本曜:装備!以上です
GM:どんどん実りますね
白雪スズカ:こわい


【ミドルフェイズ3】

GM:シーンプレイヤーはコトノちゃんです 逃げないでね
白雪スズカ:こわっ
GM:他の人は自由だけど出てあげたほうがいいと思う
佐陀コトノ:うううう……
白雪スズカ:でますわ
宮本曜:出ます!
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(40 → 48)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(47 → 51)
津々ウララ:しかたないなあ
GM:まちな
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(56 → 65)
白雪スズカ:あっ!スペリオルミックスつかいます
GM:皆さんは……
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1減少(65 → 64)
GM:そう
GM:侵蝕-1だぜ
ミラ:なるほど ごくごくと飲みます
佐陀コトノ:逃げられないので登場します
佐陀コトノ:50+1d10-1
DoubleCross : (50+1D10-1) → 50+10[10]-1 → 59

ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(48 → 50)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(48 → 47)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィのを0増加(0 → 0)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(51 → 50)
津々ウララ:リモコンに-1仕込めねえかなって思ったけどだめだった
GM:過度のストレスが掛かってるのかな コトノちゃん
津々ウララ:かわいそう
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(50 → 49)
白雪スズカ:0にはならないので面倒だけどぽちぽちしたほうがいいという噂……
佐陀コトノ:めっちゃ動揺してる


箱色ツィラ:片手に額縁を付けた女が、ずんずんと近づいてくる。
エロイーズ・チゾム:「お知り合いなんですか……?」
佐陀コトノ:「あっ、あの、はい、そうです…………」
佐陀コトノ:予想外の再開で明らかに動揺した様子を見せている
白雪スズカ:「なら、六壬の……方?」
津々ウララ:「あれ腕どうなってんスか?」
TIPS:箱色ツィラ
“継師/胡桃色ウォルナット
ムセイオンアートスクール高等部3年(留年生)。
旧マスターカラーズに能力ごと意識封印を受けていた、12名の特筆能力者“パレット”の一人。
封印の解除が不完全であり、隻腕が小型の額縁に呑まれたまま生活している。
極めて社交的だが社交性は低い。握手しないようにしよう。
佐陀コトノ:「えっええと、ツィラさんはムセイオンの方なんですけどちょっとした縁があって……」
箱色ツィラ:「はい!コトノちゃんは……ムセイオンの女神なんです!」
箱色ツィラ:「女神像もちゃんと今みんなで作ってます!」
佐陀コトノ:「つ、ツィラさん!!」
宮本曜:「コトノちゃん像ってこと……?」
ミラ:「……評価を受けてる。頷けるね」
白雪スズカ:「まあ。像が……」
津々ウララ:「マジすか!すげ~っすねコトノちゃん」
佐陀コトノ:「あっあっあのち、違うんです!! ほ、本当は断ってるんですけど全然諦めてくれる気配がなくて……!」わたわたと弁明し始める
箱色ツィラ:「ああ~……でも本物のコトノちゃんだ……」
箱色ツィラ:「やっぱり“本物”の質感、いいですね……」
箱色ツィラ:「繋いでいいですか?」
佐陀コトノ:「ふえっ!?」
白雪スズカ:「……繋ぐ?手を……ですか?」
箱色ツィラ:「はい、だって……不自然な形してませんか?指って……」
箱色ツィラ:「継ぐ前の形してますよね」
津々ウララ:「なんか危険なあぶない感じのヒトっすか?」
箱色ツィラ:「同じ枝の数のものと……いかにも繋いでくれって形ですよね?」
白雪スズカ:「……?そういう……ものなのでしょうか?」ミラちゃんの手をとって見ている。
ミラ:「繋ぐのは自由がなくなるかも」
GM:君は理解できるだろう。もし彼女の言に乗って繋ぎでもすれば……
GM:まあ……当分は絶対に離れないだろう。
GM:当然オーディションどころではない。
佐陀コトノ:「ううう、漆塗りはもう許して下さい……」
佐陀コトノ:何かを思い出して涙目になっている
箱色ツィラ:「漆、ダメでした……?」
箱色ツィラ:「じゃあ今度は金で継ぎます!」
箱色ツィラ:ぐいぐいと手を握りに行こうとしている。
白雪スズカ:「コトノさんは金ならいいのですか?」
佐陀コトノ:「そ、素材の問題じゃないです~~!!」グイグイ押されながらも首をふるふると横に振って
箱色ツィラ:「確かに……私としたことが。安易な提案をしてしまいましたね。すみません」深々と頭を下げる。
箱色ツィラ:「一緒に何がいいか考えませんか?」
箱色ツィラ:「まず繋いでみてから……じっくりと……」
佐陀コトノ:「あうううう……」すっかり竦み上がっている
津々ウララ:「なんか悪って感じじゃないけどスゲー怖いっす」
白雪スズカ:「……宮本先生。生徒の危機のようですよ」
白雪スズカ:「それとも、自主性に任せる教育方針でしょうか」自分は相変わらずミラちゃんの手をぷにぷにしている。
宮本曜:「自主性にまかせるというよりは、崖から落としてみるタイプだよ」
箱色ツィラ:「ああっ……!」
箱色ツィラ:「それも……いいですね……」
佐陀コトノ:「つ、ツィラ……さん……?」
箱色ツィラ:取られている手を見ている。
箱色ツィラ:「よく見たら……繋ぎ甲斐のあるものが、こんなにもあるじゃないですか」
箱色ツィラ:「私の一本では……継ぎ切れない……!」
白雪スズカ:「……身の危険を…………感じます」
宮本曜:「でも、まぁ少し助けてもいいかな、っと……なんか危ないかも?」
箱色ツィラ:「……あ」
箱色ツィラ:「いえ、いえ!」
箱色ツィラ:「出来ますね。私……」
箱色ツィラ:「同時に皆さんと繋がるの・・・・・・・・・・・
津々ウララ:「できちゃうんスか」
ミラ:「逃げた方がいいのではないか……?」
白雪スズカ:「とても……嫌な予感がしますね」
佐陀コトノ:「ま、まさか……!! つ、ツィラさんそれは!!」何かを察して顔が青くなる
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「いや、これは……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「手遅れですね」
宮本曜:「……」推移を見守りつつ、コトノちゃんをかばうように一歩前へ
白雪スズカ:ミラちゃんの手を離すと隠れるようにミラちゃんの背後に回る。
箱色ツィラ:「はい。我が作家性イドは“分岐”。肢先婬れる数多のいろ
箱色ツィラ:「――そして重ねて」
箱色ツィラ:「我が作家性イドは“合流”。恵みを注ぐ涵養の結実いろでもある」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あれは――“アトリエ”です!」
佐陀コトノ:「ううう、もうダメだ……」両手で顔を塞いでる
津々ウララ:「なんかわかんねーっすけどヤバそうな雰囲気を感じるッス!」
箱色ツィラ:「額縁アーキドレイヴ――接合――星の窓ステラレルム
箱色ツィラ:「――“遠未了橋梁ルンカ・ケグ”」


箱色ツィラ:箱式ツィラのアトリエが広がる。
箱色ツィラ:それは広大な、見果てぬ世界に広がる大橋梁。
白雪スズカ:「場所が……変わった……?」ミラちゃんの背中から顔を出してキョロキョロしている。
箱色ツィラ:「この世界アトリエと繋がるのならば、彼方は一つならざると見よ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「これはムセイオン生の“アトリエ”です――」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「彼女たちの創作のために作られた異空間。この中では――」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あらゆる事象が、彼女の作家性の影響下に置かれます」
箱色ツィラ:「これで――一気に繋がれますね?」
津々ウララ:「なるほど」「つまり、メチャヤバいって事っすね!」
セロ・ビャリャツキ:衝撃波が奔り、箱色ツィラに叩きつけられる。
佐陀コトノ:「あ、あの……悪い人じゃないんです……悪気があってやってるわけじゃないんです……」
箱色ツィラ:「わっ……!」
箱色ツィラ:だが、それを特に意に介しては居ないようにニコニコしている。
セロ・ビャリャツキ:「チッ」
白雪スズカ:「悪気がなければ何をしてもいいということではありません。わたくしとミラの進む道を妨害するのなら……許しませんよ」とミラちゃんに隠れながら言っている。
箱色ツィラ:「邪魔なんてとんでもない。私はただ……」
箱色ツィラ:「みんなと繋がりたいだけです!」
ミラ:「都合のいい劇場ハコだね。あまり面白くはないな」
津々ウララ:「ウーン、自分が悪だと思ってなくても無理矢理人に押し付けるのはやっぱ悪ッス!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「アトリエから脱出するためには、彼女の作家性に則って攻略しなければいけません」
宮本曜:「おっ、悪判定だ」
白雪スズカ:「……セロさんの攻撃が……通じていない。そうですね、何か……通常とは違う摂理で成り立つ空間のようです」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「“分岐”。そして“合流”。何か……この場から糸口を見つけなければ」
GM:アトリエのルールを説明します。
GM:脱出方法は以下の2つです。
・手をつなぐ
 佐陀コトノが箱色ツィラとシナリオ間手をつなぐ。
 手を繋いでいる間は〈芸術〉判定およびギターの使用が不能になり、他のキャラクターにロイスを取得できない。
 シーン1回、白兵での対決判定に挑戦でき、勝利すれば解除できる。
・大人しくさせる
 戦闘を行い、箱色ツィラのHPを0にする。
白雪スズカ:手をつなぐやばすぎ
佐陀コトノ:あ、あうう……
白雪スズカ:ほな……コトノちゃんには手をつないでもらって……?
ミラ:シーンごとにツィラちゃんを殴打すればいいか……
GM:下を選択した場合、以下の特殊ルールが適用されます。
【彼方に結ぶ手】
このアトリエ内では、武器を使用した攻撃でしかダメージを与えられない。
また、武器を任意の〈技能〉であるとして使用できる。
白兵武器は白兵攻撃、射撃武器は射撃攻撃にしか使用できないことは同じ。
GM:たとえばRC攻撃でも射撃武器があれば射撃武器の攻撃力を載せられるわけですね。
【彼方と繋がる手】
このアトリエ内では射程は存在せず、全員が同じエンゲージにいるものとみなす。
すべての至近不可の効果を無視する。
【彼方にて組む手】
メジャーアクションの直前に、オートアクションで「接続」を行える。
「接続」:
〈調達〉判定を行い、その[達成値+5]以内の「購入難易度」か「必要EXP」である武器か防具を1つ即座に入手する。
※シンドローム制限や所属制限等は無視できない。
入手した武器は即座に装備できる。この手段での入手は、レアアイテムの回数制限に数えない。
その後、《物質合成》相当の効果を1度、行動権・使用回数を無視して使用できる。
この効果で入手したアイテムは、シーン終了時全て失われ、所持品を合成していた場合は元のデータに戻る。
【彼方でも残る手】
アトリエ脱出時、「接続」で手に入れたことのあるアイテム1つから選択する。
選択したアイテムを合成前のものとして獲得できる。
GM:特殊ルールは以上。質問あればどうぞ。
ミラ:だいたい大丈夫と感じました
白雪スズカ:戦いの中で成長していくから大丈夫です!何かあれば質問します!
宮本曜:こちらも今のところ大丈夫!
佐陀コトノ:大丈夫です!
津々ウララ:概ね理解しました
GM:OK!やりながら見ていきましょう
GM:【彼方と繋がる手】の効果により、エンゲージ概念はありません
GM:あっえっと その前に
GM:・手をつなぐ ・大人しくさせる
GM:どちらを選びますか?
白雪スズカ:コトノちゃん手をつなぎたいですか?
ミラ:コトノさんに選んでもらいましょう
津々ウララ:繋ぎたいなら止めませんよ
宮本曜:でも嫌なら無理してつながなくても良いのよ
佐陀コトノ:つ、ツィラさんごめんなさい! 大人しくされて下さい……!!
箱色ツィラ:そんな~
佐陀コトノ:後者を選択します!
GM:じゃあ……戦ってもらうぜ
津々ウララ:やっぱ暴力じゃん!
ミラ:うおおお~暴力だ~
白雪スズカ:ムセイオンアートスクールの巨乳高身長黒髪ロングストレート芸術怪人にコトノちゃんを好きにはさせないわ!
GM:そうだぜ よくないこと
GM:箱色ツィラの行動値は9です。
GM:1ラウンド目。セットアップから。
箱色ツィラ:なし
宮本曜:なし!
佐陀コトノ:《狂騒の旋律》同エンゲージを対象に攻撃力+18、暴走付与、拒否可能
ミラ:やるかぁ やるべ
白雪スズカ:あっそうじゃんセットアップめっちゃあるんだった
ミラ:NS『静かなるスケルツォ』 ターゲットロック+攻性変色
ミラ:ついでにSS『母なるアムレスの畔で』 狩りの統率者
津々ウララ:暴走してもいいか 狂騒いただきます!
ミラ:箱色ツィラさんのみ対象の場合 攻撃力+40
GM:エグいて!
ミラ:これを範囲に巻きつつ、自身暴走
宮本曜:暴走と狂騒頂きます!
白雪スズカ:暴走できないので遠慮いたします
ミラ:暴走するので狂騒もいただきます!
白雪スズカ:EX『傷つけて良いのは、わたくしだけ』≪赤き聖餐≫≪血色の花嫁≫≪紅のベーゼ≫
白雪スズカ:ミラ……吸ってもいい?♡
白雪スズカ:対象になると死んで生き返るのですが……
佐陀コトノ:統率者頂きます!
ミラ:スズカの頼みを断ったことがあったかな?
GM:殺してる
白雪スズカ:まあ♡ありがとうございます♡♡♡
白雪スズカ:では対象ミラちゃんで…………
ミラ:君の手にかかれる者は幸せだね……
白雪スズカ:えーっと……60点受けてもらってHP15点で回復かな?
白雪スズカ:結構痛いなこれ すみません
白雪スズカ:わたくしのHPが89になります。
GM:89もあるんだ デカすぎ
ミラ:バストサイズかな?
津々ウララ:デカすぎ
GM:もっとあるだろ バストサイズだと
ミラ:いえいえ HP15になりました
白雪スズカ:そうかも……
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を10増加(49 → 59)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を9増加(47 → 56)
GM:セットアップ処理みんなおわったかな?
白雪スズカ:わたくし以上です!
ミラ:OKです!
宮本曜:おーけーです!
津々ウララ:OK!
佐陀コトノ:OKです!
GM:あっ狂騒分の侵蝕上がってないかも
佐陀コトノ:あっすみません! 侵蝕率65になりました!
GM:はーい!ではイニシアチブ
GM:コトノちゃんの手番からです
佐陀コトノ:はい! まずはマイナーアクションでサウンドウエイブの効果使用。RC判定のダイス+2個します。
佐陀コトノ:そしてメジャー直前に「接続」を宣言、調達判定を行います
佐陀コトノ:とりあえず振ってから考える!
GM:OK!判定してみな
佐陀コトノ:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 7[1,2,4,7,7] → 7

GM:ではこれに+5して……
GM:購入12か必要経験点12以下の武器か防具一つを入手できます。
佐陀コトノ:はーい! どれにしようかな
佐陀コトノ:決めました! ユニークアイテムのエフェクトシューター(IA:58)を取得します、必要EXPは10
GM:いいものを見つけてくる……
GM:ではメジャーアクションどうぞ!
佐陀コトノ:改めてメジャーアクション、《サイレンの魔女》で対象ツィラさん! エフェクトシューターによる射撃攻撃です
箱色ツィラ:来て~♡
佐陀コトノ:6dx+14+6-1
DoubleCross : (6DX10+19) → 7[1,2,3,4,5,7]+19 → 26

箱色ツィラ:額縁相当の神木の丸太でガードします
箱色ツィラ:ダメージどうぞ!
佐陀コトノ:3d10+21+18+1d+9+40
DoubleCross : (3D10+21+18+1D10+9+40) → 21[7,10,4]+21+18+8[8]+9+40 → 117

GM:?????
ミラ:火力 すごし
佐陀コトノ:さ、三桁……。そ、装甲無視です……。侵蝕率+5+1で71……
津々ウララ:ワァ……
白雪スズカ:ヤバ…………
GM:痛すぎる……でもアトリエの中だとメチャクチャ元気だから生きてます
白雪スズカ:元気があってえらいね
佐陀コトノ:1点以上のダメージが通ったためコンビネーターを起動、次から受けるダメージを+2dします!
GM:そんなのもある……痛すぎ!
佐陀コトノ:これで手番は以上です!
GM:イニシアチブ9 ツィラの手番。
箱色ツィラ:反撃しちゃお~
箱色ツィラ:マイナーなし
箱色ツィラ:メジャー前「接続」判定。
箱色ツィラ:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,3,4,8,10]+4[4]+1 → 15

GM:20点までの武器か防具をGETしちゃおうっと
ミラ:一体何をゲットするってんでい
GM:ん~
箱色ツィラ:プロトアームドスーツ(IA:P60)を選択。装備します。
箱色ツィラ:そしてメジャーアクション。《セレリティ》《物質合成》。
箱色ツィラ:元から持ってるデバウラーと神木の丸太を合成。続けてメジャーアクションを2回行います。
箱色ツィラ:追加の1回目のメジャーアクション……の前に
箱色ツィラ:メジャーアクション直前にできる判定を行います
箱色ツィラ:「接続」判定します。
白雪スズカ:なんだとお!?
ミラ:あ、ああ~~!
宮本曜:そ、そっか!
津々ウララ:インチキ!!!!!
佐陀コトノ:そ、そういうことか~~!
箱色ツィラ:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[4,7,7,9,10]+4[4]+1 → 15

GM:また20点だ。何にしようかな~
箱色ツィラ:リアクティブシールド(IA:P26)を選択。デバウラー+神木の丸太に合成。
白雪スズカ:わたくしのティアキンだと3種スクラビルドできないのに……
ミラ:どんどん固くなる
箱色ツィラ:できます 私のアトリエなので……
白雪スズカ:任天堂を超えている……
佐陀コトノ:ふええ……
箱色ツィラ:攻撃力30 命中-12 ガード値10の武器になり
箱色ツィラ:武器についている効果が 命中を0にし攻撃ダイス+2 シーン1回ガード値+1d10です。
白雪スズカ:ず……ズル!!
箱色ツィラ:メジャーアクションで《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《砂の加護》《砂塵霊》。
箱色ツィラ:choice[コトノ,ウララ.ミラ,曜,スズカ]
DoubleCross : (choice[コトノ,ウララ.ミラ,曜,スズカ]) → コトノ

箱色ツィラ:コトノちゃん……運命ですね!
佐陀コトノ:うひゃあっ!! こ、こっちにきた……!!
箱色ツィラ:16dx7+5
DoubleCross : (16DX7+5) → 10[2,2,2,3,4,4,4,5,5,6,6,6,8,8,9,10]+10[7,8,9,10]+10[3,5,6,9]+10[8]+4[4]+5 → 49

GM:あっ間違えました
GM:プロトアームドスーツの効果により肉体達成値+2なので51です。
白雪スズカ:なにってんだ
宮本曜:つよ
津々ウララ:わあ大台
佐陀コトノ:うううう暴走でリアクションできません……
白雪スズカ:なら……
白雪スズカ:カバーします。
白雪スズカ:パッシブスキル『痛みだけが生きている証』≪軍神の守り≫≪イージスの盾≫
佐陀コトノ:す、スズカさん……!!
白雪スズカ:ガードします。
箱色ツィラ:どうして……
箱色ツィラ:繋がる邪魔を……???
白雪スズカ:嫌がっているので……
白雪スズカ:ダメージをどうぞ。
箱色ツィラ:6d10+54 諸々有効
DoubleCross : (6D10+54) → 23[1,1,8,7,1,5]+54 → 77

白雪スズカ:C(77-30-12-1)
DoubleCross : c(77-30-12-1) → 34

白雪スズカ:34
白雪スズカ:うけますね。
白雪スズカ:白雪スズカのHPを34減少(89 → 55)
ミラ:た、耐えてる~!
佐陀コトノ:ありがとうスズカさん…………
白雪スズカ:HP55です。
津々ウララ:つよい
宮本曜:耐えた!
白雪スズカ:ミラの血を吸ってなかったら死んでいるので、これはミラの力です。
白雪スズカ:あっまちがいました
白雪スズカ:3d10
DoubleCross : (3D10) → 10[5,2,3] → 10

白雪スズカ:もう20うけます!
白雪スズカ:白雪スズカのHPを20減少(55 → 35)
白雪スズカ:HP35でいきてます。
GM:こんなに削ったのに……
津々ウララ:タフやんケ
箱色ツィラ:でも2回目のメジャーもあるもんね
ミラ:それでも余裕があって綺麗だよ、スズカ
箱色ツィラ:また接続判定しちゃお~
白雪スズカ:接続しすぎ~!
箱色ツィラ:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 8[4,6,6,7,8]+1 → 9

佐陀コトノ:さ、3回目……!
GM:14か……
箱色ツィラ:ジュラルミンシールドを選択し合成。
箱色ツィラ:攻撃力32 命中-15(0) ガード値16
箱色ツィラ:メジャーは《砂の加護》が抜け、《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》。
ミラ:そこに《魔獣の咆哮》を使用します! 命中判定のダイス-9個
箱色ツィラ:《砂塵霊》はなんかこっちだけメインプロセス持続なので残ってます
箱色ツィラ:そんな~
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(59 → 61)
箱色ツィラ:choice[コトノ,ウララ.ミラ,曜,スズカ]
DoubleCross : (choice[コトノ,ウララ.ミラ,曜,スズカ]) → コトノ

箱色ツィラ:コトノちゃん……♡
白雪スズカ:ね、ねらいすぎ
ミラ:好きすぎるだろ!
津々ウララ:好きすぎるだろ
箱色ツィラ:はい♡
宮本曜:一途じゃん
佐陀コトノ:ね、狙われてる……!!
箱色ツィラ:そして判定ダイスですが 砂の加護が抜けて9個
箱色ツィラ:魔獣の咆哮で9個減らされたので ちょうど振れません
津々ウララ:おお
ミラ:お、おおお!
箱色ツィラ:攻撃失敗しました
白雪スズカ:ミラ……♡流石ね♡
宮本曜:ベストタイミングだったというわけ
佐陀コトノ:み、ミラさん……!!
箱色ツィラ:セレリティのコストでHP-8して行動終了。
GM:イニシアチブ8 ウララちゃんの手番へ!
津々ウララ:オス!
津々ウララ:マイナーはないので接続を
津々ウララ:《援護の風》使っちゃお
GM:贅沢な真似を……
白雪スズカ:すごい買う気だ!
津々ウララ:8dx+1 変なメダルも使用
DoubleCross : (8DX10+1) → 7[2,2,3,4,5,6,6,7]+1 → 8

津々ウララ:ヒン……
GM:13点までのアイテムを買ったり 手持ちの武器に付けたり出来ます
津々ウララ:侵蝕は64→66
宮本曜:心の心得で
宮本曜:達成値+3しちゃいます!
GM:なるほどね……
GM:では16点までいける!
津々ウララ:たすかる~
津々ウララ:よし では
津々ウララ:マルチサポートスーツ(IA:60)を 感覚を選択して取得します
GM:OK!このシナリオだと役立ちそうなのだ
津々ウララ:あえて装備はせずにそのままメジャー
津々ウララ:《コンセントレイト》《電光石火》《音速攻撃》
津々ウララ:武器は自前のシザーリッパー!
津々ウララ:13dx7
DoubleCross : (13DX7) → 10[1,2,2,3,4,4,5,8,8,8,9,9,10]+10[2,6,7,8,9,10]+10[1,1,4,8]+10[10]+2[2] → 42

箱色ツィラ:せっかく装甲10装備したのに!
津々ウララ:ゲヘヘ……最も高い装甲は丸裸だァ
箱色ツィラ:ガードし、神木のデバジュラリアシールド太の効果を使用。シーン1回ガード値+1d10。
箱色ツィラ:ダメージどうぞ!
津々ウララ:ロマサガの連携攻撃みたいになっとる
津々ウララ:5d10+3+14+58
DoubleCross : (5D10+3+14+58) → 30[3,9,10,2,6]+3+14+58 → 105

箱色ツィラ:い……痛すぎ!
箱色ツィラ:105-1d10-16
DoubleCross : (105-1D10-16) → 105-2[2]-16 → 87

佐陀コトノ:あっ更に+2dありますよ!
箱色ツィラ:ひいん……
箱色ツィラ:ヒエ~ッ
津々ウララ:らしいっすわ
津々ウララ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 8[3,5] → 8

箱色ツィラ:コトノちゃん……私のこと嫌いなんですか……?
津々ウララ:1d10 電光石火のHP減少
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:累積217点もらいました めちゃくちゃHP盛ってきたのに死にかけてる
白雪スズカ:コトノちゃんには心に決めたムセイオンアートスクールの高身長黒髪ロングストレート巨乳芸術イカレ女神木の丸太装備の相方がいるのよ
箱色ツィラ:それは……私!?
津々ウララ:侵蝕は66→73
白雪スズカ:違うからつながりを拒否されているのよ……ふふん
GM:では次!行動値5のお三方です
GM:相談しつつ順番を決めな
白雪スズカ:わたくし……最初にいってもいいかしら?
白雪スズカ:何故なら……ダメージがでないので、買い物だけしたいから……
ミラ:もしかしたら殺し過ぎちゃう可能性あるから
宮本曜:なるほどね
ミラ:それがよさそうですね
宮本曜:どうぞ!
GM:買い物エンジョイしてる
津々ウララ:便利なアトリエだ
白雪スズカ:なので……いきます お買い物に
白雪スズカ:マイナーなし。メジャー前に「接続」します。
白雪スズカ:5dx+5
DoubleCross : (5DX10+5) → 8[5,7,8,8,8]+5 → 13

ミラ:心得いる?
白雪スズカ:あっじゃあ
白雪スズカ:特に使わないかもしれないけどミラからサポートしてもらったという結果が欲しいのでお願い致します
ミラ:なるほど。
ミラ:では+3どうぞ~
GM:繋がりを求めてる……
白雪スズカ:ありがとうございます!!
箱色ツィラ:いいなあ……
GM:では21かな?
白雪スズカ:ですね!
白雪スズカ:オメガゴーグル(IA62)を買います!20点なので心得がなければ買えませんでした
白雪スズカ:補助なのでそのまま装備しちゃいます。
GM:こんなアイテムあるんだ~
GM:アイテムアーカイブ……色々なアイテムが有るサプリだなあ
白雪スズカ:なんて良いサプリなんだろう これは是非買わなければならないわね
GM:じゃあ……移りな メジャーアクションに
白雪スズカ:はい。
白雪スズカ:ノーマルスキル『咲き誇る花』≪鋼の肉体≫
白雪スズカ:で回復しま~す
GM:せっかく削ったのに!
白雪スズカ:5d10+4
DoubleCross : (5D10+4) → 36[3,4,9,10,10]+4 → 40

白雪スズカ:ウワッめっちゃ回復したな
GM:やば
白雪スズカ:白雪スズカのHPを40増加(35 → 75)
佐陀コトノ:すご
白雪スズカ:以上です。
ミラ:では続いて私、行かせていただければ
白雪スズカ:ミラ~♡がんばって♡♡♡
GM:どうぞ!
ミラ:まず演出で、イニシアチブプロセスにオートアクションでアイテムの破棄
ミラ:カスタマイズ:UGデザインを足元に置きます。
ミラ:これで私のステージ衣装は……大量生産品とは異なるデザインになる!
GM:カスタマイズって取れるんだ!
GM:はえ~ そういう演出なんだ
ミラ:間違っていたらルールに詳しい人に指摘してもらおう
GM:よくわかんないけど……
GM:かっこいいからこの卓はありにします しました
ミラ:ありがとう!(投げキッス)
GM:キャ~ッ
ミラ:マイナーで猟銃起動。命中判定の達成値+5
ミラ:メジャーの直前に接続!
ミラ:6dx+5
DoubleCross : (6DX10+5) → 8[1,4,6,6,7,8]+5 → 13

GM:後出しがなければ18になるようね
ミラ:む……これは心得が欲しいかもです
佐陀コトノ:心の心得を使います!
ミラ:コトノさん~♡
ミラ:これでオメガゴーグル(IA62p)を獲得しようと思います!
GM:おそろだ!
ミラ:スズカとお揃いだね♡
白雪スズカ:おそろいね♡♡♡
ミラ:感覚ダイスを+2して、ツィラさんに射撃攻撃!
ミラ:5dx+6+5+1
DoubleCross : (5DX10+12) → 8[2,3,5,7,8]+12 → 20

箱色ツィラ:アームドスーツでドッジガッツリ下がってるんだよな
箱色ツィラ:神デジリシル太でガードします
白雪スズカ:神デジリシル太……
ミラ:ダメージ出します
GM:どうぞ!
ミラ:3d10+5+58+2d10
DoubleCross : (3D10+5+58+2D10) → 18[4,8,6]+5+58+12[3,9] → 93

ミラ:無侵蝕で……諸々有効です
GM:素打ちで出していいダメージじゃない!
白雪スズカ:つ、つっよ
白雪スズカ:キュマイラ射撃ってつよいんだ
ミラ:コトノさんのおかげですよ
津々ウララ:ヤバ
佐陀コトノ:我々のスーパーバフのおかげですね
箱色ツィラ:16点引いて77点 累積294点
箱色ツィラ:無理です 倒れます!
箱色ツィラ:復活もないです 戦闘終了です。
白雪スズカ:やったか!?
白雪スズカ:うお~~!勝利!!
津々ウララ:やったぜ
宮本曜:やった~ 勝利!
佐陀コトノ:やった~!
佐陀コトノ:ごめんね、大人しくしててね
ミラ:先生に出ていただくまでもありません ここはこのミラめにおまかせを……
箱色ツィラ:キュウ……
箱色ツィラ:アトリエの主が倒れたので、アトリエが解除されました。
【彼方でも残る手】
アトリエ脱出時、「接続」で手に入れたことのあるアイテム1つから選択する。
選択したアイテムを合成前のものとして獲得できる。
GM:こちらの効果で残すアイテムを宣言して下さい。
GM:いや というか……
GM:みんな1個しか持ってないから 自動的にそれですね
ミラ:これが嬉しい! オメガゴーグルいただきわ
白雪スズカ:オメガゴーグルいただきます♡
佐陀コトノ:エフェクトシューター貰います! 使い道あるのかな……
津々ウララ:マルチサポートスーツ!
宮本曜:無を頂きます!
白雪スズカ:GMを……
GM:生徒のみんなはお土産持ったかな? じゃあバスに戻りましょうね
佐陀コトノ:はーい
ミラ:はーい
GM:先生、引き続き引率お願いします
宮本曜:します 引率
GM:では演出に入りましょう!


ミラ:橋を構成する木材を踏む。立ち位置を確かめる。
ミラ:「箱色ツィラ、ここが劇場ハコならば」
ミラ:「ならば演者わたしのステージでもある」
ミラ:「“美術係”にも見せてあげよう」
ミラ:パーカーのファスナーを下ろす。グリーンの迷彩が地に落ちる。
ミラ:銀の髪が風に吹きあがり、熱のような赤い衣装が明らかになる。


箱色ツィラ:「……!」
ミラ:『嗚呼、私の脚を御覧下さい。鋼の顎が掴んで離さないのです』
ミラ:『命の熱は地に吸われ、この身は凍るを待つのみでしょう』
ミラ:かつ、かつと音高にブーツが鳴る。
ミラ:そして、近くに移動していた、白雪スズカを抱きよせる。
ミラ:『ならばその命を、激しく燃やしておくれ』
ミラ:『赫々とした炎で血を溶かし、鋼も滴にしておくれ』
ミラ:『我に貴殿の命を、煌々と羽搏くさまを見せておくれ』
ミラ:強く抱き、白雪スズカに、白いうなじを差し出す。
白雪スズカ:「……ふふ」楽しそうに微笑むと抱き寄せられた身体を抱き返すように腕を回す。
箱色ツィラ:「ええっ……まさか……!」
箱色ツィラ:「はわわわ」
白雪スズカ:『ええ……この命燃やし尽くしましょう』
白雪スズカ:彼女の始めた芝居に、するりと合流する。
白雪スズカ:『あなたの熱をもって。あなたを傷つけていいのは……』
白雪スズカ:『私だけ、なのだから』
白雪スズカ:そう告げると、体に回していた腕をミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの白く細い首に回す。
白雪スズカ:そして、そのさしだされたうなじに、鋭い犬歯を突き立てる。
白雪スズカ:「ん……、く…………」
エロイーズ・チゾム:「えっ……えええっ!?」
白雪スズカ:恍惚とした表情で、その血を啜る。この世で最も尊い者の力を啜り、飲み下し、体内に巡らせる。
白雪スズカ:最後にミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの首に赤い舌を這わせ、唇を離す。
白雪スズカ:その首元には傷は遺らない。僅かな酩酊感を残すのみだ。
白雪スズカ:「ああ……」紅潮した顔を上げ、うっとりと目を細める。
白雪スズカ:『あなたを離さないのは、鋼の竜ではありません』
白雪スズカ:『私の牙が、あなたを繋ぎ止め。全てから護りましょう』
白雪スズカ:月明かりを受けた雪原の如く、清閑さと神秘さを漂わせながら妖しくほほ笑む。
白雪スズカ:その昏い目の奥に灯る輝きは、今までの白雪スズカにはなかった興奮と高揚を含んでいる。
エロイーズ・チゾム:「アンジェリカの人たちって……」
エロイーズ・チゾム:「みんなあんな感じなんですか……?」
箱色ツィラ:「ええ~……いいなあ~……」
津々ウララ:「なんかスゲーっすね」
箱色ツィラ:「ああしたら……もっと繋がれるんですか?」
箱色ツィラ:「コトノちゃん!」
箱色ツィラ:「私もあれやってみたいです!」
佐陀コトノ:「あ、あわわ」二人の様子顔を赤らめて見ていた
佐陀コトノ:「ふえっ!!? あ、あれを……!!?」
佐陀コトノ:「ううう、は、恥ずかしすぎるので勘弁して下さい……!!」
宮本曜:「恥ずかしいからなんだ」
佐陀コトノ:赤面してそう言いながらも、ギターを握り鉄の弦を震わせる
佐陀コトノ:「つ、ツィラさん、ごめんなさい! 今日は大事なオーディションだからこの両手はちょっと貸せないけれど」
佐陀コトノ:「代わりにこの指先で弾いて鳴らして、そして聴かせてみせます! 今日はツィラさんがそれで満足できるように」
佐陀コトノ:「これが劇場ならば、それは演奏者わたしのステージでもある! 佐陀コトノ、行きます!」
箱色ツィラ:「コトノちゃん……!」
ミラ:「……ああ、いい音」微笑む。
ミラ:「さあ、”舞台袖”に見えるのはここまで」
ミラ:箱色ツィラに向けて、白手袋を嵌めた手を差し出す。
ミラ:それは繋ぐためではなく、引き上げるため。
箱色ツィラ:「……!」
ミラ:劇場を支配するものを、同じ舞台へと上げるためのいざない。
ミラ:「舞台ステージは整った」
ミラ:『共に、踊ろうじゃないか?』
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィは、目を奪う。
ミラ:そして彼女の舞台に、劇場はいらない。脚本はいらない。────観客はいらない。
ミラ新たな演者の一人・・・・・・・・が、注目を集めるのだ。
箱色ツィラ:ふらふらと吸い寄せられるように手に近づいて。周囲を見渡す。
箱色ツィラ:(……皆が)
箱色ツィラ:(私を見ている?)
箱色ツィラ:アトリエの主だから、だけではない。何か……それ以上の。
箱色ツィラ:そしてそこからは、その奏者がよく見えた。よく聞こえた。
佐陀コトノ:(……ツィラさん)
佐陀コトノ:深紅の衣装を纏い、煌びやかに壇上へ上がった彼女が箱色ツィラを舞台の上に引っ張り出した
佐陀コトノ:空間のルールを従える支配者としてではなく、空間を形作る一人の演者として今彼女は立っている
佐陀コトノ:ならば彼女に届けよう。共に並び立って、共に与えて受け取って、星と星の繋がりの描き出すものが、このステージを煌びやかに彩ると信じて
佐陀コトノ:それが今このステージの中心に君臨する彼女へ、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィへの返礼にもなると信じて
佐陀コトノ:ストラトキャスターの弦を掻き鳴らす。五線譜の上で踊る和音の重なりがハーモニクスを作り上げて、激しく美しい旋律を形作る
佐陀コトノ:それと同時に巨大な橋梁の一部が剥がれ落ち、解体され、彼女の音楽に従うように空へ舞って
佐陀コトノ:板片の先端がまた別の先端へ、或いはアトリエ内の様々な物品を巻き込んで接続を繰り返す
箱色ツィラ:それを抵抗もなく見上げている。
佐陀コトノ:それらが描き出すのは長い直線、その本数は5、そして線の上をまたがるようにオブジェが規則性を持って貼り付いて
箱色ツィラ:アトリエの作成者が絶対的な支配権を持つ、最大の目的は、創作を邪魔されない・・・・・・・・・ことだ。
箱色ツィラ:その中で創作を行う者を、同様に邪魔することはしない。
佐陀コトノ:描き出すのは『譜面』、佐陀コトノのイメージとリンクして描き出され、そして今掻き鳴らされる音楽を形作る設計図
箱色ツィラ:「ああ……!」
箱色ツィラ:「コトノちゃんが……私のアトリエを繋げている……」
箱色ツィラ:「つまり……コトノちゃんと私が……繋がっている……?」
佐陀コトノ:「な、なんでそうなるんですか!!?」
佐陀コトノ:「と、ともかくこれが私の答え! ツィラさん、受け取って下さい!」
佐陀コトノ:その言葉と共に五線譜が射出され、真っ直ぐに箱色ツィラに向けて放たれる!
箱色ツィラ:それを腕を広げて受け止める。
箱色ツィラ:「ああっ……!嬉しい……!」全身で佐陀コトノの想いを浴びて、満足気にしている。
箱色ツィラ:「私も……」全身に五線譜を受けたまま、上体を起こす。
箱色ツィラ:「私の作家性。見せるね……!」
箱色ツィラ:「クィーちゃん」彼女の手元に、異形の螺旋刀が生み出されている。
佐陀コトノ:「く、クィジーンさんまで……! ツィラさん、全力でやる気だ……!」
“アート・オブ・クィジーン”:彼女が歩みを進めるたびに、その剣が周囲のものを、彼女に刺さる五線譜を、巻き取るようにして吸い取っていく。
“アート・オブ・クィジーン”:正確には、吸い取っているのではない。
“アート・オブ・クィジーン”:「待て。待って。主!待って!」剣から声が響く。
“アート・オブ・クィジーン”:「やりすぎ!」
箱色ツィラ:正確には、彼女が根本を無視して無限に接合し続けている。
佐陀コトノ:「うえっ、その、な、何を……!?」
箱色ツィラ:「だって……」
箱色ツィラ:「コトノちゃんが……あんなに強く繋がりたいって言ってくれたんだもん!」
箱色ツィラ:「応えなきゃ!」
“アート・オブ・クィジーン”:周囲の材を繋ぎ続けた異形の剣は、巨大な手のようになっている。
佐陀コトノ:「い、いくらなんでも応えすぎじゃないですか!?」
箱色ツィラ:「これで私も……楽譜と繋がったんだから」
箱色ツィラ:「私を……弾いてくれるよね。一つの音楽に……繋がろ?」
箱色ツィラ:その巨腕で、佐陀コトノを掴もうとする。
佐陀コトノ:「ひゃあああああっ!!?」竦み上がって目を閉じる
ミラ:「スズカ」静かに口にする。「即興だ」
白雪スズカ:ミラの声に視線で応え、頷く。
白雪スズカ:手をかざす。
白雪スズカ:佐陀コトノの前に巨大な盾が出現する。
白雪スズカ:それは亀の甲羅のような形状。甲羅の盾を展開しながら歌い始める。
白雪スズカ:『♪You who I cradled in my arms抱いてあやした子よ
白雪スズカ:亀の甲羅は肋骨。その内に守られ、母の胸に抱かれたように攻撃から守られ、佐陀コトノは何にも傷つけられない。
白雪スズカ:『♪As long as you can have your chanceお前のためなら――』
白雪スズカ:甲羅が巨大な手を阻み、制御する手が僅かに震える。しかし、白雪スズカを見る者は煌々と輝くその瞳に視線を吸い寄せられ、その変化に気づくことはないだろう。
白雪スズカ:『♪――I swear I'll give my life for you命を、あげるよ
白雪スズカ:朗々と歌い上げる。
白雪スズカ:定められた殺陣の一部であったかのように攻撃を防ぎ手をはらうと、また静かにツィラを見つめる。
佐陀コトノ:「……あれ……?」閉じた目を開いて、覆いかぶさる甲羅の存在に守られたことに気付く
佐陀コトノ:「スズカさん……!」
箱色ツィラ:「どうして……?」
箱色ツィラ:「どうして……繋がせてくれないの」
白雪スズカ:「わたくしたちの脚本は――」
白雪スズカ:「それを認めていないからです」
箱色ツィラ:「……でも……そのホンって……」
箱色ツィラ:「まだ……繋ぐところがありませんか?」
箱色ツィラ:「ありますね。繋ぎます」
箱色ツィラ:甲羅にひたと触れる。
箱色ツィラ:それを繋ぎ変えるように、自らに融合しようとしていく。
箱色ツィラ:「これとも……一緒になれますよ……?」
ミラ:「ああ」甲羅の影から、ツィラの後ろへ移動している。
ミラ:「まだ繋ぐ余地があるとも」
白雪スズカ:「……っ」”繋がろう”とするツィラの様子に僅かに動揺するも。その輝かしい姿を見て安堵の吐息を漏らす。
ミラ:『さぁ、狂おしい鉄の扉に隔たれ!』
ミラ:『暴かれるは希望なのか! 財宝はPandoraの下僕なのか!』
ミラ:声を張り上げる。アトリエ内の光すらもが、彼女に集中する。
箱色ツィラ:「……!?」
ミラ:正確には──そう思うほどに、精神を震わせる咆哮が、ツィラの意識を奪っている。
箱色ツィラ:ツィラのアトリエ、“遠未了橋梁ルンカ・ケグ”は、その名の通り。
箱色ツィラ:未完であることを定められたものだ。
箱色ツィラ:その中身を自ら一点に集中するということは、無限の余地を幻視してしまう。
ミラ:その余地に割り込む。
ミラ:脚本の無い舞台ステージは、すなわち表現のぶつけ合いだ。
ミラ:『秘する受刑者に魂の安息を──奉ずる執行者に、Silk Roadを!』
ミラ:巨大な手とスズカの間に、一筋の道が生まれる。
ミラ:それは自然、その先に立つ一人の演者へと”出番を繋ぐ”、舞台装置となる!
箱色ツィラ:「まだ、私の中に……こんなに繋いでいないものが……!」
津々ウララ:その道の先、ハサミの如き刀を構えて仁王立ちする影。
津々ウララ:「駄目っスよ」
津々ウララ:「そんな無理矢理手を繋ごうとするのは……」
津々ウララ:ゆらりと腰を落とし、低く構える
津々ウララ:「アレッス。唐揚げにレモンかけるのと一緒ッス」
津々ウララ:「つまり」低い軌道で跳躍。
津々ウララ:「悪」ツィラさんの足元に着地。そこから再度跳躍。
津々ウララ:「……ッスよねえ!」刃を振り抜き、天高く飛び上がる
箱色ツィラ:「……それは」
箱色ツィラ:「繋がりを……断つものだよね?」
箱色ツィラ:「そんなものを……私のアトリエで使うほうが」
箱色ツィラ:「“悪”……じゃないですか……?」
津々ウララ:「悪はみんなそう言うんス!」
箱色ツィラ:「そんな……そうなんだ……悪いのはいやだなあ」
津々ウララ:「とにかく大人しくお縄を頂戴するッスよ!ヤハハ!」
箱色ツィラ:「じゃあ……」
箱色ツィラ:「あなたと繋がれば善になれる?」
津々ウララ:「……その発想はなかったッスね」勢いを失い、上空から降りてくる
津々ウララ:「やっぱこのヒト怖いっす!」
エロイーズ・チゾム:「そ、そんな……ウララちゃんが……」
津々ウララ:「善とか悪とかじゃなくてこう……単純にヤバいっす!皆さんやっちまいましょう!」
白雪スズカ:津々ウララが引き付けている隙に、静かにセンターを離れる。
白雪スズカ:白雪スズカの黒い服の下では、甲羅が箱色ツィラの攻撃を受け止めた際の負担で血管が裂け、赤い血が流れていた。
白雪スズカ:しかし、誰にも見られることはなく。舞台を悠然と歩きながらその傷を再生させる。
白雪スズカ:「繋がり」
白雪スズカ舞台アトリエの中から何かを拾い上げる。
白雪スズカ:「否定をする気はありません。コトノさんも、後でならいいと……言っていますから」言っていない。
箱色ツィラ:「……!」
箱色ツィラ:「後でなら……いい!」
白雪スズカ:「今は、通してください。――ミラ」
佐陀コトノ:「うえっ、えええ……!!?」ビックリして困惑している
箱色ツィラ:「いや、でも……」
箱色ツィラ:「今も繋がりたいです~!」
白雪スズカ:手の中の何かを、彼女に投げる。
白雪スズカ:それは、インイヤーモニター。舞台の上、どれほど喧騒が起ころうと、お互いの言葉を聞くためのもの。
白雪スズカ:「ありがとう。ミラ、貴女の手でフィナーレを」
白雪スズカ:自分もまた、耳の中に入れながら、促す。
ミラ:「もちろん。この舞台の終幕は、見えている」
ミラ:イヤホンを着ける。大仰な歩行は、スズカが流した血を目印として、確実にある。
ミラ:ツィラすでに、演目に組み込まれている。ならば最後は、相応しい役を与えるだけ。
ミラ:「箱色ツィラ。愛しの継師」
箱色ツィラ:「愛しの……」
箱色ツィラ:「愛しの……!?」
ミラ:そこは橋の中央で、そしてツィラの目の前だった。
ミラ:「私はすべてのファンを愛している……そして、それ以上に」
ミラ:歩みを進める。彼女の腕の、さらにその奥へ。
ミラ:「私と同じく高みにある共演者を、大切に思っている」
ミラ:顔を近づけ、オーヴァードの目すら奪う深青の視線が通じる。
箱色ツィラ:その顔をまじまじと見る。彼女はもしかして……
箱色ツィラ:手とはまた、別の繋がりを持てるのではないか。
ミラ:『さぁ、裡へお入りなさい』
ミラ:『この夜は、一人では寒いでしょう』
ミラ:劇の始まりとは逆に、薄赤の唇が首元へとキスをして。
ミラ:その感触が、胸をうった。
箱色ツィラ:「……ああっ」それに悶える。
箱色ツィラ:「そんな……そんな繋がり方……」
箱色ツィラ:「知りません……!」
箱色ツィラ:そのまま、へなへなとしなだれかかるように寄りかかって。
箱色ツィラアトリエが崩れていく。
ミラ:「美しい演技、だったよ」
ミラ:迷彩のパーカーを拾い上げ、一番星は暗がりへと戻っていく。

ツィラのアトリエ ~遠未了橋梁ルンカ・ケグ~
攻略


GM:周囲の風景が戻る。
箱色ツィラ:額縁の少女は、へなへなと膝をついてぐったりしている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……どうやら、脱出できたようですね……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あれは相当気力を消耗するようですから。再展開は無いと思いたいですが」
津々ウララ:「危なかったっす!」
宮本曜:「さすがにそうであることを願うよ」
白雪スズカ:「……大丈夫、ですか?」ぐったりしているツィラさんの傍に近づいてかがんで様子を見ます。
箱色ツィラ:「……」
箱色ツィラ:「……ふふ、ふふふ……」
箱色ツィラ:「ふふふ……」
箱色ツィラ:「色々と……知識が……」
箱色ツィラ:「繋がっちゃった……」
箱色ツィラ:嬉しそうにしている。
津々ウララ:「マジで大丈夫すか?なんかキマってないスか?」
セロ・ビャリャツキ:「ムセイオンの連中なんて全員キメてるようなものでしょ?」
白雪スズカ:「……大丈夫じゃなさそうだけど大丈夫そうです」
佐陀コトノ:「そ、そんなことないですよ~」
ミラ:「傷はつけていないから、平気だよ」
宮本曜:「そうだね、みんな穏当に大人しくできてえらかった」
白雪スズカ:「おお……『先生』らしいお言葉です」
白雪スズカ:「褒められると、なんだか面映ゆいというか……嬉しいですね」
宮本曜:「あとちょっと大人しくさせるのが遅かったら」
宮本曜:「私がツィラちゃんを傷つけちゃってたかも知れない」
宮本曜:「私、結構血気盛んだからさ」
エロイーズ・チゾム:「ひぇ~っ……」
白雪スズカ:「ふふ…………変わった『先生』ですね」
津々ウララ:「肉食系ってやつッス」
ミラ:「……」模造刀を観察している。
佐陀コトノ:「ま、間に合って良かった……」
佐陀コトノ:「ええと、立てそうですかツィラさん……?」
箱色ツィラ:「コトノちゃん……」顔をわずかに上げる。
箱色ツィラ:「あ……あの……」
箱色ツィラ:「私のこと……」
箱色ツィラ:「嫌いになりましたか……?」
佐陀コトノ:「はえ? な、何でですか?」きょとんとしたように
箱色ツィラ:「え、だ、だって……」
箱色ツィラ:「繋がるの……嫌なんですよね……?」
箱色ツィラ:「なのに……こうやって……無理やり……」
津々ウララ:「自覚あったんすね……」
白雪スズカ:「まずは……既成事実を作る……ということでしょうか」
佐陀コトノ:「ええと、確かにツィラさんがいつも私と繋ごうとするのはビックリするし困っちゃうのはそうなんですけど」
佐陀コトノ:「だからってツィラさんのこと、嫌いになんかならないです。それとこれとは別の話」
箱色ツィラ:「コトノちゃん……」
佐陀コトノ:「だから、はい」そう言って彼女に手を差し出す
箱色ツィラ:「……!」
佐陀コトノ:「片腕がそのままじゃ、立ちあがるの大変ですもんね」
津々ウララ:「コトノちゃん……!パねぇッス!ド善ッス!」
箱色ツィラ:手を取り、指を絡める。だがこれまでのような、絶対に離れないような膂力でのそれではない。
箱色ツィラ:おずおずと掴むように。
ミラ:「人が良すぎて、利用されそうで不安になるね」
佐陀コトノ:その手を優しく握り返し、ゆっくりと引き上げて立ち上がらせる
佐陀コトノ:「うん、これでよし」
箱色ツィラ:「あ……あの、私」
箱色ツィラ:「コトノちゃんの……音楽も大好きで」
箱色ツィラ:「弾くのを……邪魔したいとかじゃなくて……」
箱色ツィラ:「あの、ただ……我慢できなくて……」
箱色ツィラ:「……それ」
GM:アトリエの風景は霧散しているが、
GM:君たちの手には、アトリエから持ち帰ったものが残っている。
箱色ツィラ:「その……繋がりは、消えないんです」
箱色ツィラ:「良ければ……使って下さい」
箱色ツィラ:「きっと、役に立つと思います」コトノちゃんの手の内になんかある、五線譜の欠片を見ながら言う。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(あれはどう使うんでしょう……)
白雪スズカ:「…………ありがとうございます。ツィラさんとの繋がりが残って、よかった」
白雪スズカ:「閉じ込めて、独占したいほど焦がれる気持ちは、わたくしも分かりますから」
佐陀コトノ:「ツィラさん、ありがとう」ピックほどの大きさの欠片をぎゅっと握る
津々ウララ:「なんかわかんないッスけどもらえるもんはもらっとくっす」いつの間にか薄手のウサミミパーカーを着ている
ミラ:「公演記念品ってことか」イヤホンを眺める。
佐陀コトノ:「ツィラさんとの繋がり、一緒に連れていくね」
箱色ツィラ:「はい……はい!」
ミラ:「いい劇場ハコだった。あなたとはまた演りたい」握り、再び耳にはめ直した。
GM:警備のロボットが集まってくる。
GM:箱色ツィラを連行していく。
箱色ツィラ:大人しくそれに従っている。
フィクサーQ:「はい、ということで悲しいお知らせですけど……」
白雪スズカ:「あ、パンダの……」
フィクサーQ:「勝手に人に危害を加えようとしたら失格だからね!」
白雪スズカ:「……騙して、アルコールを飲ませようとするのは……セーフ?」
宮本曜:「許可取ったらいいのかな、危害」
津々ウララ:「アウトっすよアウト!」
セロ・ビャリャツキ:「……あるいは」
佐陀コトノ:「そ、そういえばあの情報屋の人はどこへ……」
セロ・ビャリャツキ:「向こうからそうしろって指示があるのかもね。このオーディションの中で」
イクィム・アーミジャカン:「あっ」物陰に隠れていたが出てくる。
ミラ:「いた」
イクィム・アーミジャカン:「よかった~。無事だったんだなあ」
白雪スズカ:「心配して……くれていたのですね」
エロイーズ・チゾム:「隠れてたのでは……」
イクィム・アーミジャカン:「疲れたろ~。急にあんなんの相手させられて」
イクィム・アーミジャカン:「飲むかい?」
白雪スズカ:「……通報しましょうか?」
イクィム・アーミジャカン:ジュースの缶を差し出そうとしてくる。
イクィム・アーミジャカン:「……」
津々ウララ:「おっ飲……まねえス!」
イクィム・アーミジャカン:「あっまちがえちゃったな~」棒読み。
佐陀コトノ:「警備ロボットまだ近くにいますけど……」
白雪スズカ:「そんなに勧めてくださるのなら……ご自身でお飲みになってもいいのですよ」
イクィム・アーミジャカン:「いやあ……ハハハ……あっおい見ろ!どうやら……」
イクィム・アーミジャカン:「次の予選が始まるみたいだぜ!」
白雪スズカ:「露骨に話題を……」


GM:シーン終了です。ロイス取得・購入・SPアイテムの交換が可能。
白雪スズカ:ロイスは保留で……高性能治療キット狙います。
津々ウララ:コトノさんにロイス取ろう 尊敬○/心配
白雪スズカ:5dx+5>=9
DoubleCross : (5DX10+5>=9) → 8[2,2,6,7,8]+5 → 13 → 成功

ミラ:ロイス保留
白雪スズカ:買いました。そのままミラに渡します。
白雪スズカ:血を吸ってしまったので…………どうぞ…………
佐陀コトノ:箱色ツィラ 親愛〇/繋がないで…… で取得します
宮本曜:フォローしてる。えらい
ミラ:そう言えば怪我してたね私
箱色ツィラ:コトノちゃん……♡
ミラ:ありがとう、愛しのスズカ……♡
白雪スズカ:ミラ……♡♡♡
白雪スズカ:あと≪鋼の肉体≫の侵蝕上げ忘れてたので上げます。
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を2増加(56 → 58)
津々ウララ:そういえば応急手当があったので使っときます
白雪スズカ:SPも獲得していないので……以上です!
津々ウララ:30+2d10
DoubleCross : (30+2D10) → 30+18[10,8] → 48

ミラ:早速使っちゃおう
ミラ:3d10+15
DoubleCross : (3D10+15) → 21[5,10,6]+15 → 36

津々ウララ:最大の38まで回復
GM:電光石火分があるんだ
佐陀コトノ:購入はもう一個高性能治療キット狙います
ミラ:全快しました HP33
宮本曜:ロイスはコトノちゃん ◯信頼/不安 でとっておこうかな!
白雪スズカ:よかった♡
津々ウララ:んで応急補充しとこ
佐陀コトノ:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[1,1,5,8,9] → 9 → 成功

佐陀コトノ:2個目確保!
津々ウララ:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 7[4,5,7]+1 → 8 → 成功

佐陀コトノ:ミラさんって今HP大丈夫ですか?
津々ウララ:OK!以上かな
ミラ:特に買いたいものないなあ……
ミラ:全快です、大丈夫!
佐陀コトノ:間違えたスズカさんだ
白雪スズカ:わたくしに血を吸われわたくしの高性能治療キットで全快 マッチポンプ
白雪スズカ:あっわたくし?
白雪スズカ:わたくしシーン終わりに吸ったHPが戻り全快になります!
白雪スズカ:なので大丈夫です!ありがとうございます!!
ミラ:スズカさんは治療キット返さなくて大丈夫そうね
佐陀コトノ:あっ了解しました! ではこのまま手番は以上です!
白雪スズカ:元気ですわ!
ミラ:えっと……ウェポンケースかおう
ミラ:6dx+5>=18
DoubleCross : (6DX10+5>=18) → 10[1,2,4,7,9,10]+6[6]+5 → 21 → 成功

白雪スズカ:プリプレイじゃないとしまえなくなったあの!?
ミラ:買えた
ミラ:プリプレイじゃないとしまえなくなったのマジじゃ~ん
宮本曜:ちょっともったいないけど、SP/【精神】/〈知識:お手玉〉/25→体の心得【感覚】2 にしとこうかな
ミラ:無のケースを手に入れちゃった。
GM:感覚が敏感に!
宮本曜:あと購入は強化素材狙ってみます!
ミラ:手放したカスタマイズ:UGデザインを拾って以上です。
宮本曜:2dx+4>=15
DoubleCross : (2DX10+4>=15) → 8[5,8]+4 → 12 → 失敗

GM:へ~ 3も足りないんだ
津々ウララ:そういえば
白雪スズカ:心が……?
津々ウララ:心の心得 使います
白雪スズカ:善の心が!
宮本曜:やった~!さすが善
GM:OK!では15になるようね
宮本曜:購入して、強化ブレードの攻撃+1します
宮本曜:これで以上!


【ミドルフェイズ4】

GM:みんな出てね~
白雪スズカ:スペリオルミックス使いながら登場!
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(58 → 67)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(67 → 66)
佐陀コトノ:71+1d10-1
DoubleCross : (71+1D10-1) → 71+3[3]-1 → 73

GM:覚えててえらい
宮本曜:スペックス使いながら登場!
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を0増加(50 → 50)
宮本曜:まちがえた
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(50 → 56)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(56 → 55)
ミラ:スぺスぺ
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(61 → 68)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(68 → 67)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(73 → 77)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1減少(77 → 76)


GM:モニターに再び、犬のぬいぐるみが大写しになる。
エロイーズ・チゾム:「あっ牛さんが……」
白雪スズカ:「パンダですね」
津々ウララ:「だそうっす」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(ハムちゃん……)
フィクサーQ:「やあ!一次予選突破の皆さん、まずはおめでとう!」
フィクサーQ:「少しばかり……トラブルがあったみたいだけど。基本的には無事で良かった」
白雪スズカ:「……“フィクサーQ”側も、あれをトラブルと捉えてくれていて安心しました」
ミラ:「抑止力は期待できないと思うがね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「まあアトリエを止めるほうが難しいですから……」
フィクサーQ:「では君たちはこれから……二次予選に進んでもらおう!」
フィクサーQ:「水分補給はちゃんとしたかな?」
イクィム・アーミジャカン:「まだ飲んでない人はどうぞ」周囲に渡しに行って相手にされていない。
津々ウララ:「いっそ哀れッス」
白雪スズカ:「……あれはつまみ出されないんですね……」
佐陀コトノ:「ぜ、全然諦めてない……」
フィクサーQ:「二次予選のルールは簡単!ここに一機のドローンがあるんだけど……」
白雪スズカ:「……誰も飲んでいないからいけないのでしょうか?誰かが飲んだらつまみ出される?」
フィクサーQ:「この子が次の会場まで案内してくれるんだ!」
フィクサーQ:「この子についていくだけ!たどり着けば合格さ!」
GM:判定について説明します。
[Da]体力(行軍) 【肉体】/〈芸術:身体技能系〉/〈意志〉
(〈意志〉の場合難易度+2)
判定難易度2/4/6/8/10 (SPは一連判定での最高達成値のみ獲得)
GM:この予選では、判定を5回行ってもらいます。
GM:すべて成功すればクリアです。
GM:ただし、失敗した場合でも
GM:不足分を次以降の判定で出せれば追いつけます。
津々ウララ:ほうほう
ミラ:飛ばせば追いつけるルールなんですね
GM:例えば難易度6で達成値4で失敗した場合、
GM:次の難易度が8から(6-4=)2を足した10になるわけですね。
ミラ:なるほど
GM:ただしいくら上回っても持ち越せません。追い抜いても仕方がないので。
ミラ:つまり、ミスるほど最後の判定の目標値が上がって、最後の判定に失敗したらモブということね
GM:そういうこと!
GM:じゃあさっそく……一斉にやってもらいますか
ミラ:心の心得を使用する場合、タイミングはどうなりますでしょう
GM:心の心得は……
GM:5回のうち1回のみとします。
白雪スズカ:な、なるほど
ミラ:了解です……!
宮本曜:なるほどね~!
佐陀コトノ:ふええ……
津々ウララ:了解!
GM:ではやっていくぜ まずは難易度2!
白雪スズカ:〈芸術:身体技能系〉は歌劇は使って大丈夫ですか?
GM:歌劇か~
GM:ナシにさせてください
白雪スズカ:了解!
GM:もっと明白なやつだけにします
GM:[Da]補正は忘れずにおつけくださいね
ミラ:では1回目 【肉体】で振るぜっ
白雪スズカ:5dx+5>=2 【肉体】でふります
DoubleCross : (5DX10+5>=2) → 9[3,8,8,9,9]+5 → 14 → 成功

ミラ:7dx+5>=2
DoubleCross : (7DX10+5>=2) → 7[1,3,4,4,5,7,7]+5 → 12 → 成功

宮本曜:【肉体】でふります
佐陀コトノ:全て【肉体】で振ります……!
佐陀コトノ:3dx>=2
DoubleCross : (3DX10>=2) → 7[1,3,7] → 7 → 成功

宮本曜:6dx+5>=2
DoubleCross : (6DX10+5>=2) → 10[1,2,5,8,9,10]+2[2]+5 → 17 → 成功

津々ウララ:肉体で行くか
津々ウララ:9dx>=2
DoubleCross : (9DX10>=2) → 9[1,1,1,2,5,7,8,8,9] → 9 → 成功

GM:OK!では難易度4!
白雪スズカ:5dx+5>=4 【肉体】
DoubleCross : (5DX10+5>=4) → 7[3,4,5,6,7]+5 → 12 → 成功

宮本曜:【肉体】でいくぜ!
佐陀コトノ:3dx>=4 【肉体】
DoubleCross : (3DX10>=4) → 9[4,5,9] → 9 → 成功

宮本曜:6dx+5>=4
DoubleCross : (6DX10+5>=4) → 9[1,2,3,4,7,9]+5 → 14 → 成功

ミラ:7dx+5>=4 【肉体】
DoubleCross : (7DX10+5>=4) → 9[2,3,4,7,8,8,9]+5 → 14 → 成功

津々ウララ:6DX+5>=4 肉体
DoubleCross : (6DX10+5>=4) → 6[2,2,2,2,3,6]+5 → 11 → 成功

GM:いい調子 じゃあそのまま行っちゃおう
GM:難易度6!
白雪スズカ:5dx+5>=6 【肉体】
DoubleCross : (5DX10+5>=6) → 10[1,6,9,9,10]+5[5]+5 → 20 → 成功

佐陀コトノ:はぁはぁ
ミラ:7dx+5>=6 【肉体】
DoubleCross : (7DX10+5>=6) → 10[2,5,6,8,8,10,10]+10[3,10]+10[10]+7[7]+5 → 42 → 成功

GM:!?
ミラ:うお
津々ウララ:6dx+5>=6 肉体
DoubleCross : (6DX10+5>=6) → 8[2,2,3,4,5,8]+5 → 13 → 成功

佐陀コトノ:やば
宮本曜:6dx+5>=6 肉体
DoubleCross : (6DX10+5>=6) → 9[3,3,4,5,8,9]+5 → 14 → 成功

佐陀コトノ:3dx>=6 【肉体】
DoubleCross : (3DX10>=6) → 4[3,3,4] → 4 → 失敗

GM:コトノちゃん……!
白雪スズカ:ミラすごいからだ……
白雪スズカ:こ、コトノちゃん…………
佐陀コトノ:お、おいていかないで……!
宮本曜:……!
ミラ:持っていきな!
ミラ:心の心得を使用します!
佐陀コトノ:あ、ありがとうございます……!
佐陀コトノ:達成値7でギリギリ成功!
GM:OK!みんな成功!
津々ウララ:心の強さだぞ
GM:次!達成値8!
白雪スズカ:5dx+5>=8  【肉体】
DoubleCross : (5DX10+5>=8) → 8[1,1,2,3,8]+5 → 13 → 成功

宮本曜:6dx+5>=8 肉体
DoubleCross : (6DX10+5>=8) → 8[1,3,4,5,5,8]+5 → 13 → 成功

津々ウララ:9dx+5>=8
DoubleCross : (9DX10+5>=8) → 10[3,5,5,6,6,8,8,9,10]+6[6]+5 → 21 → 成功

佐陀コトノ:3dx>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 7[5,6,7] → 7 → 失敗

ミラ:7dx+5>=8 【肉体】
DoubleCross : (7DX10+5>=8) → 10[2,3,4,6,8,8,10]+5[5]+5 → 20 → 成功

白雪スズカ:そろそろこわくなってきましたね
白雪スズカ:ああっコトノちゃん!
佐陀コトノ:うえええん
佐陀コトノ:5回目で追いつきます……!
ミラ:マイナス1してラスト…が若干怖い
白雪スズカ:大丈夫よ……コトノならいける!あのオーディションだって受かったんだから!!
GM:別人になるな
佐陀コトノ:リンコさん!!?
白雪スズカ:魂の記憶が……
GM:最後!難易度10!(コトノちゃんは11!)
佐陀コトノ:ううう
白雪スズカ:5dx+5>=10 【肉体】
DoubleCross : (5DX10+5>=10) → 9[1,5,5,8,9]+5 → 14 → 成功

津々ウララ:9dx+5>=10
DoubleCross : (9DX10+5>=10) → 10[1,1,5,7,7,8,8,9,10]+4[4]+5 → 19 → 成功

宮本曜:6dx+5>=11 肉体
DoubleCross : (6DX10+5>=11) → 9[6,7,7,8,8,9]+5 → 14 → 成功

佐陀コトノ:3dx>=11
DoubleCross : (3DX10>=11) → 10[3,6,10]+5[5] → 15 → 成功

GM:ひゅう!
津々ウララ:流石だ
ミラ:7dx+5>=10 【肉体】
DoubleCross : (7DX10+5>=10) → 10[1,4,4,5,7,8,10]+10[10]+7[7]+5 → 32 → 成功

宮本曜:コトノちゃんナイス!
白雪スズカ:や、やった!!!!!!!!
佐陀コトノ:や、やった!!
GM:ミラさん何!?
ミラ:(余裕だったな……)
白雪スズカ:ミラはすごいでしょう♡
佐陀コトノ:トップスタァ強すぎる
ミラ:ウララさんに誰か心得を渡したらSPいい感じなのでは
佐陀コトノ:じゃあ私が!
GM:あっそう 心得ロンダリングして大丈夫です
佐陀コトノ:心の心得をウララさんに投げます!
津々ウララ:真実感謝ッス!
GM:じゃあみんな成功です!二次予選を突破しました
GM:SP獲得を確認します
GM:一番高かった数字と その時の技能を教えてね
白雪スズカ:わたくしは【肉体】20です。
佐陀コトノ:【肉体】15です!
津々ウララ:【肉体】22です
ミラ:【肉体】42です
宮本曜:肉体17です
白雪スズカ:うおっでっか……
スズカ SP/【肉体】/-/20
コトノ SP/【肉体】/-/15
ウララ SP/【肉体】/-/22
ミラ SP/【肉体】/-/30
曜 SP/【肉体】/-/17
GM:以上が獲得SP!
ミラ:やた~
白雪スズカ:やった~~!
宮本曜:わ~い
佐陀コトノ:わーい!
津々ウララ:いただきまーす
GM:では演出!


GM:ドローンがゆったりと飛んでいる。それに皆がぞろぞろと続いている。
エロイーズ・チゾム:「……?これ……」
エロイーズ・チゾム:「予選なんですか……?」
エロイーズ・チゾム:「移動してるだけのような……」
津々ウララ:「思ったよりチョロいっす!」
佐陀コトノ:「うーん休憩を兼ねてるのかな……」
白雪スズカ:「……先程の予選より、楽な内容とは考えづらいです」
宮本曜:「ここから何か待ち受けてるかもね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「イヤですよまた襲撃とか……」
ミラ:「……」辺りを警戒している。
GM:周囲に何かが現れる気配はない。
佐陀コトノ:「あ、あの崑崙山の人とか来たりしないですよね……?」
白雪スズカ:「ああ……」
白雪スズカ:「かなり……あり得ますね」
セロ・ビャリャツキ:「ピッタリと後ろに着いてきてるわよ?」
セロ・ビャリャツキ:「振り向いてみたら?」
佐陀コトノ:「ふえっ!?」
佐陀コトノ:恐る恐る振り返る
飛祖華:にこやかに微笑んでいる。
佐陀コトノ:「…………」
エロイーズ・チゾム:「あまり見ないほうがいいんじゃないですか……?」
津々ウララ:「あんま後ろ見ちゃ駄目っす!前だけ向いて進むっす!」
ミラ:「抜かされたら攻撃されそうな気すらするね」
佐陀コトノ:「な、何も見てない何も見てない……」自分に言い聞かせるように繰り返す
GM:いつの間にかドローンが、思ったよりも先に離れている。
白雪スズカ:「……」
白雪スズカ:「スピードが、あがった……?」
津々ウララ:「む。後ろに気を取られたっす」
GM:集団の歩みが早まっているような気がする。
宮本曜:「周りの速度もあがっているような……」
佐陀コトノ:「い、急がないと見失っちゃう……!」
GM:静かに飛んでいたドローンの羽音が、うっすら聞こえるようになっている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「まさか……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「これ、加速してくんですか」
津々ウララ:「望むところっす!負けないっすよ~!」早歩きでチャカチャカと先頭を目指す
白雪スズカ:「……なるほど、移動……というよりは」
ミラ:「行軍だ」猟銃を肩に構えなおす。
佐陀コトノ:「ううう、結局そうなるんですね……」
エロイーズ・チゾム:「ま、待って下さい~」
エロイーズ・チゾム:「ウララちゃん~……!」
津々ウララ:「離れちゃ駄目っすよ~」
GM:ドローンはますます飛行速度を高めていく。そんな折にも。
ルクト・ストリンカ:「ほっ、ほっ、ほっ……」規則正しいリズムで走っている。
ルクト・ストリンカ:「農業は体力勝負だからな~。このくらい朝飯前だよ~」
小谷シオカ:「うむ……ウォーミングアップにもならないな!」
小谷シオカ:「ジェット噴射でもしてもらいたいくらいだ!」
ENAMELIS-I:「なぜこのようなことを……」機械の義体が、少女を背負いながら走っている。
ステファニー・ワークス:「だって~、わたし、体力ないんだも~ん」背負われた少女が楽しそうに答える。
白雪スズカ:「……自分で走らなくてもセーフなのですね」
津々ウララ:「なるほど!その手が!」
津々ウララ:「イーズちゃん、行くっすよ~」ひょいっとエロイーズさんを背負う
エロイーズ・チゾム:「わわっ」
エロイーズ・チゾム:「お、重くないですか……?」
津々ウララ:「全然ッス!綿毛のようっす!」
宮本曜:「ヤナちゃんも背負う?それとも手をつなぐ?」
ミラ:「アレも……ありなのか」ウララの様子を眺める。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ぜーっ、ぜーっ……」
佐陀コトノ:「はぁ……はぁ……」
白雪スズカ:「……わたくしは、引き上げてもらうのではなく、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの隣に並ぶ者」
白雪スズカ:「羨ましくなど……ありません」
白雪スズカ:若干羨ましそうにエロイーズちゃんを見ている。呼吸を乱さず軽々と走っている。
佐陀コトノ:額に汗が浮かび、呼吸が乱れてきている
佐陀コトノ:「ま、待って下さい……」走りながらも徐々に一団と距離を放されてゆく
ミラ:「ああ、隣に立っても……」コトノを見やる。
ミラ:「……いや、やっぱり。憧れてもらうか」
佐陀コトノ:「はぁ……み、ミラ……さん……?」
ミラ:フードを下ろす。銀の髪が彗星の尾のように輝く。
ミラ:「佐陀コトノ。私が一番星になるから」ぐ、ぐ、と走りながら足を伸ばす。
ミラ:「目を離さないで、最後まで見ているといい」
ミラ:「頂の景色は美しい、だろう?」
ミラ:薄く笑顔を浮かべるが早いか、猛然と加速する。
佐陀コトノ:「……!」
ミラ:息も上がらないまま先頭集団へと追いつき、ドローンを追い越さんばかりの勢いだ。
ミラ:遠く距離が空いても、その一筋の流星は消えない。
佐陀コトノ:その輝くような後姿を目が自然と追ってしまう
セロ・ビャリャツキ:「あら。お優しいこと……」それを目を眇めて見る。
白雪スズカ:「……よかった」
白雪スズカ:「他の輝きにミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィが劣る訳がないと……ミラが、理解してくれていて」
白雪スズカ:満足そうに微笑んで、その流星へ続いていく。銀の星がもう一つ流れていく。
佐陀コトノ:二つの輝ける星が流れていくのを、その瞳は確かに見た
佐陀コトノ:「……私、だって!」
津々ウララ:「チョー速いっす!演劇ってすげ~」
佐陀コトノ:ぎゅっと頬を引き締めて、ふらついていた両足に力を込め直して、その走りが少しずつ速度を取り戻す
佐陀コトノ:あの輝ける一番星と繋がりを描きたいと望む。それならば、こんなところでとどまっている訳にはいかない。星に手を伸ばし、そして届かせなければならない。
佐陀コトノ:受け取ったばかりの欠片をぎゅっと握って、懸命に少女は駆けてゆく
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ああっ……」並走していたが置いていかれる。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「裏切り者ダブルクロス……」
宮本曜:「ヤナちゃんもあれ見ていけそう……?あ、ダメそう……」
宮本曜:「あんまり甘やかしたくはないんだけど……」
宮本曜:「今回はペアだからね!」
宮本曜:言って、一旦速度を落とし、ヤナちゃんのところまで。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「せっ、先生……?」
宮本曜:「失礼するね、お嬢様……っと」
宮本曜:さっ、とヤナちゃんの脚を払い、宙空に浮いた彼女をそのまま抱える。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「わっ……えっ!?」
宮本曜:いわゆる、お姫様抱っこのかたち。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「くっ……!降ろし……」言い淀み。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……すみません……!」苦々しげに言う。
宮本曜:「んー?」
宮本曜:「貸しひとつね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ぐうう……」
宮本曜:言って、速度を上げて前方の集団に追いつく。
GM:君達はみな、ドローンの飛行に追いつき走り続ける。
GM:そんな中。集団から離れて最後尾。
イクィム・アーミジャカン:「ハアッ……!ハアッ……!なんで、どうして……」
イクィム・アーミジャカン:「情報は完璧だったはず……!ハアッ、ハアッ!」
イクィム・アーミジャカン:「こんなところで……終わってたまるか……」なんとか気力で持ちこたえていたが。
GM:彼女の真横に、2人の少女が追走する。
南目エナ:「あはっ」
南目ロナ:「くすっ」
南目エナ:「もうバテちゃったんだあ~♡」
南目ロナ:「つらいねえ、苦しいねえ……?」
南目エナ:「こんなところで終わっちゃうなんて……ダッサいねえ。惨めだねえ?」
南目ロナ:「もう楽になっていいんじゃない……?休んじゃおうよ」
イクィム・アーミジャカン:「あっあっあっあっ」足の力が抜けていく。
南目エナ:「せっかくこの日のために準備してきたのに……体力がなくて負けちゃうんだね~♡」
南目ロナ:「家に帰れば~、エアコンの効いた部屋でゆっくり……アイス食べたりできるのにな~?」
イクィム・アーミジャカン:「ううっ……!」足が完全に止まってしまった。
イクィム・アーミジャカン:「うううっ……!」
イクィム・アーミジャカン:「俺は……まだ……星を……」
イクィム・アーミジャカン:「地上に輝く星を……見れていないのに……!」


第二次予選 体力テスト 全員合格


GM:シーン終了。ロイスと購入とSPができます
白雪スズカ:悩んでいます。感覚ダイスをあげるか、いい加減心を得るかを……
佐陀コトノ:ロイスはとりあえず保留で
ミラ:ロイスは保留で
宮本曜:ロイス保留!
津々ウララ:ロイス保留で
津々ウララ:ここはSPを使用して意志を+4しましょう
白雪スズカ:万が一にもミラが落ちることがあれば腹を切るどころではすみませんからね……もったいないですがSP/【肉体】/-/20を使用して心の心得を得ます。
白雪スズカ:ロイスは保留。芸術道具を購入で狙います。
白雪スズカ:6dx+5>=10
DoubleCross : (6DX10+5>=10) → 10[1,2,6,8,9,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

白雪スズカ:成功しました。とりあえず歌劇でいいかな。
白雪スズカ:以上です!
ミラ:うん、ここはしっかり上げましょう。SP/【肉体】/30を消費して、体の心得:感覚をランク3で獲得します!
宮本曜:私も芸術道具狙おうっと~
佐陀コトノ:SP/【肉体】/-/15を消費して技の心得:〈芸術:ギター〉(3)を取得します
GM:芸術道具は10~とかいうふわふわした難易度設定ですけど
GM:このシナリオは10で買えていいです
佐陀コトノ:わーい
宮本曜:感謝ぁ!
GM:わざわざ難易度上げる意味ないし……
白雪スズカ:あっ助かります!
佐陀コトノ:では芸術道具狙います!
宮本曜:2dx+4>=10
DoubleCross : (2DX10+4>=10) → 6[5,6]+4 → 10 → 成功

宮本曜:ぴったり!
ミラ:照準器や強化素材が欲しい方はいないかい
佐陀コトノ:5dx>=10
DoubleCross : (5DX10>=10) → 7[1,4,4,7,7] → 7 → 失敗

津々ウララ:強化素材ほしいでーす
佐陀コトノ:うぎゃ
GM:へ~ 3足りないんだ
白雪スズカ:今得た心ってもう使えますか?
津々ウララ:あっ意志じゃない!知覚+4で!
GM:使えます!
ミラ:ならば強化素材行きます
佐陀コトノ:こまったよ~どうしよう~
ミラ:6dx+5>=15
DoubleCross : (6DX10+5>=15) → 10[3,4,4,5,10,10]+7[1,7]+5 → 22 → 成功

白雪スズカ:やった!ではコトノちゃんに心を!
白雪スズカ:+3してください!
佐陀コトノ:わ~スズカさんありがとうございます!
ミラ:買えました、強化素材をウララさんにプレゼント!
津々ウララ:わーい シザーリッパー+1になりました
ミラ:あ、感覚が上がったので、行動値11になりました
佐陀コトノ:〈芸術:ギター〉で芸術道具を取得します!
宮本曜:あ、芸術道具はダンスにしておきます
GM:OK!シートに反映しておいてね~
ミラ:オス
宮本曜:SPは保留!以上で!
津々ウララ:芸術道具狙うか
津々ウララ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[4,7,8]+1 → 9

GM:1……足りないようですね
ミラ:この心の心得を持っていきなされ
ミラ:達成値+3です!
津々ウララ:わあい なにからなにまですまないねえ
津々ウララ:芸術道具(ダンス)をゲット
ミラ:諸々以上です
津々ウララ:以上!
佐陀コトノ:修正しました、これで大丈夫なはず……! こちらも以上です
白雪スズカ:わたくしも以上です!
■現在のステータス
ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ(現在)
白雪スズカ(現在)
佐陀コトノ(現在)
津々ウララ(現在)
宮本曜(現在)


【ミドルフェイズ5】

GM:みんなでてね 基本みんな出てもらいます
白雪スズカ:スペリオルミックス登場!
宮本曜:スッス登場!
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(66 → 70)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(70 → 69)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(55 → 63)
津々ウララ:ス!
佐陀コトノ:スス登場!
佐陀コトノ:73+1d10-1
DoubleCross : (73+1D10-1) → 73+8[8]-1 → 80

津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(76 → 77)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(63 → 62)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1減少(77 → 76)
ミラ:スス!
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(67 → 70)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(70 → 69)
GM:あっ最低1だから ウララちゃんは77になります
津々ウララ:スッス!


GM:【第三次予選 会場】
GM:アンジェリカ学区。
GM:ドローンのたどり着いたのは、そこであった。
真瀬遊:ドローンが映し出すモニターに、真瀬遊の姿がある。
真瀬遊:「第二次予選突破おめでと」
真瀬遊:「やっぱりさ……こういう仕事って。結構体力勝負っていうか」
真瀬遊:「持久力と根性、必要になるんだよね。さっきのはそれを見るため」
真瀬遊:「助けてもらったなら……それでもいいよ。“周りに助けてもらえる”のも、ある種の必要な資質だから」
真瀬遊:「次の三次予選は……一発勝負じゃない」
真瀬遊:「いくつかの課題をこなしてもらって、その総合点を競う」
真瀬遊:「上位のチームが……本戦に進出できる。シンプルでしょう」
フィクサーQ:「ちょっと!私の説明することがなくなっちゃう!」
フィクサーQ:「司会が私の仕事なのに……」
大御所野オバ:「あんたがすっトロいからだろ!」
大御所野オバ:「ちゃきちゃき進行しな~!」
フィクサーQ:「あ、はい、すいません……」
フィクサーQ:「なんで主催者なのに怒られるのかな……」
フィクサーQ:「はい、気を取り直して……三次予選、1つ目のお題!」
フィクサーQ:「“自己PR資料”の作成をしてもらうよ!」
白雪スズカ:「……自己PR資料……?」
ミラ:「資料の作成」
ミラ:怪訝な表情。経験がないことだ。
佐陀コトノ:「ど、どういうこと……?」
フィクサーQ:「正確には……“テープ”を作ってもらうよ」
フィクサーQ:「あっ今の子ってテープとかわからないかな……!?」
津々ウララ:「テープってセロテープとかのテープっすか?」
白雪スズカ:「……」テープといわれて誕生日会の飾りに使う折り紙をつなぎ合わせたものを想像している。
真瀬遊:「昔の……音声記録媒体のことなんだって」
フィクサーQ:「昔とか言うな……」
大御所野オバ:「懐かしいねえ」
宮本曜:「書類の資料じゃなくてよかったぁ……あれつくるの苦手なんだよね」
真瀬遊:「要は……こういうこと」
真瀬遊:「音声媒体のみでの自己表現・・・・・・・・・・・・
フィクサーQ:「そういうこと!インタビューでもいい、歌っても演技してもいい、とにかく……」
フィクサーQ:「画の力を使わず、自分の魅力を込めてほしい!」
GM:判定について説明します。
[Vo]テープ撮り 〈知覚〉/【精神】/〈交渉〉
(交渉の場合は難易度+2)
判定難易度12 (SP獲得可能) 3回判定して1回でも成功すればOK
GM:撮り直せるわけですね テープなので
白雪スズカ:はは~
佐陀コトノ:はは~
ミラ:やり~~~
津々ウララ:なるほど
宮本曜:理解!
GM:じゃあ……早速やってもらおうかな 判定を
白雪スズカ:はい!《裸の王様》でオーディエンスのみなさんからのインタビューにこたえたいのですが……いけますか!?
GM:OK!ダイス+2出来ます
津々ウララ:はい!テープ媒体ですが《彼方からの声》でクソデカボイスの収録は可能でしょうか
白雪スズカ:ありがとうございます!!
GM:OK!ダイス+2しちゃお 立派な個性
津々ウララ:良しッ
白雪スズカ:交渉で判定します!
白雪スズカ:8dx+1+5>=12
DoubleCross : (8DX10+6>=12) → 10[1,4,5,5,6,6,8,10]+1[1]+6 → 17 → 成功

白雪スズカ:いけました
津々ウララ:知覚で判定
津々ウララ:6dx+4-5
DoubleCross : (6DX10-1) → 9[3,4,7,8,9,9]-1 → 8

宮本曜:精神で判定しまぁす Vo-2!
津々ウララ:とりあえず3回回す!
津々ウララ:6dx-1
DoubleCross : (6DX10-1) → 10[2,3,6,6,9,10]+9[9]-1 → 18

宮本曜:3dx-2>=12
DoubleCross : (3DX10-2>=12) → 7[2,5,7]-2 → 5 → 失敗

津々ウララ:6dx-1
DoubleCross : (6DX10-1) → 10[2,2,2,7,7,10]+10[10]+2[2]-1 → 21

GM:先生……!
津々ウララ:成長している 戦いの中で
ミラ:すごい!
GM:あっ成功した場合は……その時点で止まるので
白雪スズカ:す、すごい
GM:SPとしては18になるよ~
津々ウララ:くっ
佐陀コトノ:すごい
ミラ:あ、成功でストップなんですね
GM:そうそう
宮本曜:あ、侵蝕ダイスボーナスがあった!
GM:振りたしな!
宮本曜:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 7[7] → 7

宮本曜:かわらず!
宮本曜:二回目!
佐陀コトノ:ここは直球勝負で! <七色の声>で演奏に多彩なエフェクトを掛けて魅せます
GM:いいね~
宮本曜:4dx-2>=12
DoubleCross : (4DX10-2>=12) → 8[2,5,8,8]-2 → 6 → 失敗

GM:ダイス+3 達成値+1です
佐陀コトノ:やった~!
ミラ:先生っ
佐陀コトノ:サウンドウエイブでダイスも増やして<知覚>で判定!
宮本曜:そんな~ 3回目いきます!
宮本曜:4dx-2>=12
DoubleCross : (4DX10-2>=12) → 5[2,3,3,5]-2 → 3 → 失敗

GM:先生……!
白雪スズカ:せ、せんせい……
宮本曜:どんどん下がる……
佐陀コトノ:せ、せんせい……
津々ウララ:バカな 心でも解決できない
GM:じゃあ……先生は失敗しました
宮本曜:はい……
佐陀コトノ:9dx+5+1>=12
DoubleCross : (9DX10+6>=12) → 10[2,2,3,4,7,8,9,9,10]+10[10]+9[9]+6 → 35 → 成功

GM:とはいえ三次予選は即失格ではないので
ミラ:矢羽!!!
GM:次から頑張ってね
GM:コトノちゃんつよ!
宮本曜:頑張りまぁす!
ミラ:さすがコトノさん……
宮本曜:つよい
ミラ:自分も〈知覚〉で判定 イージーは目力なので……封印
佐陀コトノ:やった~
津々ウララ:さすがプロ
白雪スズカ:さすが……!
ミラ:8dx>=12 オメガゴーグル使用
DoubleCross : (8DX10>=12) → 6[1,2,2,2,3,4,4,6] → 6 → 失敗

GM:ミラ……!
白雪スズカ:み ミラ……!
佐陀コトノ:み、ミラさん……!
ミラ:あっ[Vo]+5だった でも失敗ですね
GM:そうじゃん
白雪スズカ:ミラが失敗したらわたくしが参加者全員のテープをたたき割らないといけないわ……
津々ウララ:落ち着いて
ミラ:8dx+5>=12 二回目
DoubleCross : (8DX10+5>=12) → 10[1,3,4,6,8,8,9,10]+7[7]+5 → 22 → 成功

佐陀コトノ:ミラさん何とか成功して
ミラ:こんなもんだね
白雪スズカ:やった~~~!!!!!!
宮本曜:ナイス~
GM:回してる
佐陀コトノ:やった~~!!
津々ウララ:本気出した
ミラ:ちょっと遅くなりましたがスズカさんに心得投げていいですか?
GM:あっ大丈夫だよ!
白雪スズカ:えっ♡♡♡
GM:ガンガン投げあってね
白雪スズカ:ありがとうございます♡♡♡
ミラ:ありがとうございます! では達成値+3をどうぞ!
白雪スズカ:ありがとうございます!!
佐陀コトノ:じゃあ私ミラさんに心得を投げます
ミラ:私も心得いただけるとありがたウーマンです
ミラ:コトノ♡
津々ウララ:そ、そしたらこちらも心得ほしいです!
白雪スズカ:あげます!
白雪スズカ:心をどうぞウララさん♡
津々ウララ:スズカ先輩!
白雪スズカ:+3です!
津々ウララ:21になりました
白雪スズカ:わたくしは20に!
ミラ:SP/〈知覚〉/25になりました!
佐陀コトノ:SP/〈知覚〉/30です!
ミラ:SP/【感覚】/知覚/25
スズカ:SP/【社会】/交渉/20
コトノ:SP/【感覚】/知覚/30
ウララ:SP/【感覚】/知覚/21
曜:なし
GM:こうなったようね
ミラ:ありがとうございます!
白雪スズカ:ありがとうございます!!


GM:~白雪スズカの場合~
白雪スズカ:「……アンジェリカ音楽歌劇学校、アンジェリカ歌劇団・山組。白雪スズカです」
白雪スズカ:テープから聞こえてくるのは、凛とした声で告げられる自己紹介。
白雪スズカ:「数千夜を生きる闇の王。白銀の吸血鬼とはわたくしのことです」
白雪スズカ:澱みなく紡がれる言葉は、荒唐無稽な内容ながら、ふざけているのでもなく演じているのでもなく。
白雪スズカ:『真実を語っているだけ』に聞こえるだろう。
白雪スズカ:「普段は人間の皆様と交流することはないのですが」
白雪スズカ:「折角の機会ですし、特別に」
白雪スズカ:「何にでも、お答えしようと思います。質問のある方は、是非お尋ねください」
インタビュアー:――我々定命の者にその機を与えてくださり、深く感謝しております。
インタビュアー:――どうしてこのオーディションに参加を?
白雪スズカ:「このオーディションの優勝者は、その世界のデビュー権を与えられる……」
白雪スズカ:「ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィのその輝きを、この小さなノヴァリスの地に留めておくことは」
白雪スズカ:「この世界の損失です」
白雪スズカ:「そして、彼女の隣に立つのはわたくし……」
白雪スズカ:「……つまり、平たく言えば、ミラと一緒に外でデビューするために受けました」
インタビュアー:――ありがとうございます。当然優勝は決まっているものとしてお聞きしますが
インタビュアー:――どなたかライバルとして注目している方はいらっしゃいますか?
白雪スズカ:「そうですね……」
白雪スズカ:「オーディションが始まってから仲良くさせて頂いている方々……も」
白雪スズカ:「皆様とても、各々にしかない輝きをお持ちになっています。出来れば皆様の悲しむ姿は見たくない、というのが本音です。そして……」
白雪スズカ:「……"真瀬遊"」
白雪スズカ:「彼女でしょうか。ライバルは」
白雪スズカ:「このオーディションで終わり、ではありませんので。」
インタビュアー:──あなたをキュート、クール、パッションで例えるとどれに当たると思いますか?
白雪スズカ:「そうですね……」
白雪スズカ:「わたくしは、本来冷たい闇の世界の住人です」
白雪スズカ:「ですから、その3つですと……クール、というのが当てはまると思います」
白雪スズカ:「ですが、必要があれば……キュートであれ、パッションであれ、演じきってみせます。」
インタビュアー:――好きな食べ物は何でしょうか?
白雪スズカ:「人の身に流れる血液……ですが」
白雪スズカ:「あまり、大量に口にできるものではありませんので」
白雪スズカ:「トマトを初めとした野菜で代用させていただいています」
白雪スズカ:「だいたい一日に十皿ほどは……いただいております」
インタビュアー:──ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ氏との共演は評価が高く、白雪さんも重きを置いているようですが、
インタビュアー:──プライベートでのご関係については謎が多いです。ズバリ、お聞きしてもよいでしょうか。
白雪スズカ:「……そうですね」
白雪スズカ:「ミラのプライベートは……彼女が隠していることを、わたくしの口から暴くのはよろしくないかと思います。というより……」
白雪スズカ:「…………わたくしも本当は……プライベートでももう少し、ミラと関われたらと……」
白雪スズカ:「…………いえ。ご想像にお任せします」
白雪スズカ:「とにかく。わたくしが目指すのは頂点です」
白雪スズカ:「ミラとふたり、必ず……優勝して見せます」
白雪スズカ:「口だけではないということを、見ていただければ幸いです。ありがとうございました」
真瀬遊:「……ねえ。この子通してよ」
真瀬遊:「私、やりたい」
フィクサーQ:「落ち着いて……君はホントはあんまりフラフラしちゃいけないんだからね」
フィクサーQ:「点数はみんなで厳正につけるから。落ち着いて~」
大御所野オバ:「やっぱ若いのはこんくらいフカさなきゃあね!それに……」
大御所野オバ:「野菜をしっかり食べてるなんて……なんて偉いんだい!」
GM:~レコア・モースタンの場合~
レコア・モースタン:「エントリーNo.XXX……“ウァイブラード”。レコア・モースタン」
レコア・モースタン:「出身はキングダムの……アランロド王立魔法学校。ウチはホントは秘密主義なんだけど……」
レコア・モースタン:「勝ちたいヤツがいるんで。参加しました」
レコア・モースタン:「つっても……そうですね。ウチのやりかたで見せます」
レコア・モースタン:「詠います。声。聞いてもらえばいいんで」
レコア・モースタン:「――蛇が這い来たりて人傷つけたり」
レコア・モースタン:「――ウォーデン九つなる栄光の枝を取り、 蛇を打ちつくるに、これ九つに砕け散りぬ」
レコア・モースタン:「――ここにおいてアップルは毒に打ち克ちて、 以後蛇人の家に住まうことを欲さざるなり」
レコア・モースタン:朗々と唱える。機器越しながら大気が震え、呪われたかのよう。
レコア・モースタン:「……これで伝わったと思います。終わります」
GM:~津々ウララの場合~
津々ウララ:「あー、あー」
津々ウララ:「これ録音できてんスか?」
エロイーズ・チゾム:「あっできてますよ……」小声が入り込む。
津々ウララ:「アザッス!そんじゃ気を取り直して」
津々ウララ:「えーと、キングダム連合学院!勧善懲悪委員会!津々ウララッス!」
津々ウララ:「えーと、あんまり得意じゃないんスけど、精いっぱい頑張って歌うッス!」
津々ウララ:「勧善懲悪委員会ッ!会歌斉唱ッ!」
津々ウララ:♪
学園都市の 平和を守る
東に善ありゃ 手を取って
西に悪ありゃ 殲滅だ
我ら善なる 執行者
悪の栄えた 試しなし
おお 我らが キングダム
勧善懲悪委員会

津々ウララ:お世辞にも上手いとは言えない歌だが、何故だか聞くものの脳裏に
津々ウララ:涙を流しながら夕日に向かって熱唱する津々ウララの姿が浮かび上がる
津々ウララ:「……以上ッ!ご清聴ありがとうございましたッス!」
大御所野オバ:「懐かしいねえ……」
大御所野オバ:「元気があっていいねえ。やっぱり元気以上のものはないよ!」
真瀬遊:「パフォーマンス自体がすごくいいわけじゃないけど……」
真瀬遊:「考えを訴えかける力は持ってると思う」
フィクサーQ:「うんうん、磨けば光るかもね!」
フィクサーQ:「電波に乗せる……リスクはあるけど……」
GM:~日野千花の場合~
日野千花:「はーい!“地下の太陽”こと、日野千花です♪」
日野千花:「私は……これまでもアイ活……アイドル活動、やってきました」
日野千花:「今日はその時のライヴの音源を持ってきたので。それを聞いて下さい」
日野千花:地下でのライヴの様子を流していく。確かな歌唱力を感じさせる歌声が流れるが、どうにも
日野千花:合いの手の治安が悪い。
日野千花:「すっ込めー!」「脱げ~!」「ヤラせろ~!」「金取るのか~!」
日野千花:「……うるせー!」何かを投げ返す音。何かを殴りつける音。
日野千花:物がガシャンガシャン壊れる音。
日野千花:「……その~。私の普段、歌ってる場所……ちょっと、変わってて」
日野千花:「肉体にダメージが入る様しか楽しめなくなっちゃった連中が多くて。なかなか、感動を届けることが難しいいんです」
日野千花:「なんですかゴリラパンチ・ルーレットとか。何が面白いんですか……?」
日野千花:「私は……だから。地上で存分に歌いたい」
日野千花:「娑婆そとに出たい気持ちは誰にも負けません。お願いします!」
GM:~宮本曜の場合~
宮本曜:録音されたテープが再生される。
宮本曜:『………………………』
宮本曜:『………………』
宮本曜:無音。音が小さいのかと思われたが、音量を上げても一向に何も聞こえてこない。
宮本曜:……一方、自信満々に録音を取り終えた曜。
宮本曜:「いやぁ、今回はさすがに自信あったし通過できたんじゃないかなぁ」
宮本曜:「なんせ」
宮本曜:「シャチの特性を使った超音波での自己PR!ちょっとおもしろい趣向だったんじゃあないかな!」
宮本曜:「……ん?」
宮本曜:「あ」
宮本曜:「まって、超音波って録音機械に乗る!?」
宮本曜:サーッと血の気が引く。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「載ったとしても我々には聞こえないですね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「可聴域外なので……」
宮本曜:一応、端末で情報を調べる。
宮本曜:「な、なるほど……そもそも聞こえないし、」
宮本曜:「普通の録音機械では録音サれないことも多い!」
宮本曜:「なるほどね!」
宮本曜:「じゃあ……失敗じゃん!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「おそらく……」
宮本曜:「ヤナちゃん」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「なんですか」
宮本曜:「このミス、貸しと相殺で……許して!ごめんね!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「別に構いません……というか貸しの話はもういいでしょう」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ここからカバーすればいいだけです」
宮本曜:「ヤナちゃん~♪」
真瀬遊:「……へえ」
真瀬遊:「面白い趣向」
フィクサーQ:「え!?何も聞こえてないよ!?」
GM:~チャス・コステロ・コステロの場合~
チャス・コステロ・コステロ:「審査員の皆さんこんにちは~」
チャス・コステロ・コステロ:「このお題……すごく厳しいですよね?」
チャス・コステロ・コステロ:「私の顔も見せずに……アピールしろなんてひどくないですか?」
チャス・コステロ・コステロ:「ということで……私の上げているファッション配信の音声だけ流しますね」
チャス・コステロ・コステロ:「気になったら動画で見て下さ~い」
チャス・コステロ・コステロ:「ズルじゃないですよねえ?勝手に皆さんが動画を見るだけですもん」
チャス・コステロ・コステロ:「じゃあ、そういうことで~」
GM:~佐陀コトノの場合~
佐陀コトノ:「り、六壬学園高等専門学校から来ました、佐陀コトノです」
佐陀コトノ:「えっと、普段はバンド活動をしていて、そこでギタリストをやらせて貰ってます」
佐陀コトノ:「オーディションに参加したのは、その、メンバーに勧められたっていうのもあるんですけど」
佐陀コトノ:「私には目指したいものがあるので、そのための第一歩としてこのオーディションを頑張って勝ち上がろうと思っています」
佐陀コトノ:「ギターの演奏をやります。やっぱり一番聞いて欲しいものはこれなので、よろしくお願いします」
佐陀コトノ:少し間が空いて、軽快なピッキング音と共に再生機器から演奏が流れ始める
佐陀コトノ:伝統楽器のフレーズを混ぜながらも力強くリズムを刻む王道の現代ロック
佐陀コトノ:一つのパートを軽快に走り切り、次の小節に移り変わった瞬間
佐陀コトノ:――ギャイィィィィィッ!!
佐陀コトノ:全く同じ楽曲でありながら、その曲調は激しく突き刺さるようなハードロック
佐陀コトノ:一切の継ぎ目を見せず音響に掛かるエフェクトを切り替え、奏法すら変えてまるで別人にすり替わったかのような演奏を見せて
佐陀コトノ:ジャズロック、オルタナ、メタル、僅か3分余りの演奏時間の中で次々と曲調を切り替え、演奏を続けてゆく
佐陀コトノ:まるで演奏者がリレーのように移り変わっているかのような音楽
佐陀コトノ:しかし、テープという修正の利かない録音媒体がこの演奏をただ一人によって為していることを証明する
佐陀コトノ:「――い、以上です、ご清聴ありがとうございました!」
真瀬遊:「……」
フィクサーQ:「これは……」
真瀬遊:「うん。生で見たいな」
真瀬遊:「本戦になったら見れるんだよね?」
フィクサーQ:「いいって言ったけどさ……」
フィクサーQ:「危ないんだからね?十分気をつけてよ……?」
真瀬遊:「分かってる。でも……見たいじゃない」
GM:~十掬キョウの場合~
GM:――どうしてオーディションに参加を?
十掬キョウ:「え、えーっと……友達が応募しちゃって……」
GM:――ライバルとして注目している方はいらっしゃいますか?
十掬キョウ:「えーっと。その……これから調べ……チェックしていきたいなあって……」
十掬キョウ:どこか歯切れが悪く、インタビューに答えている。
GM:――アピールポイントはありますか?
十掬キョウ:「えっと……もしもなにか悪い人が、会場に現れても」
十掬キョウ:「力の限り戦うよ!結構腕っぷしには自信あるんだ!」
GM:――オーディションのインタビューなんですが……
十掬キョウ:「あっ、えっと……その……こういうのどうすればいいんだろう?」
十掬キョウ:「一生懸命頑張ります!じゃダメ?あっダンスなら得意だよ!」
十掬キョウ:「あと料理も最近勉強したんだ~」
十掬キョウ:「って……録音だと乗らないよね……あはは……」
GM:~ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの場合~
ミラ:「……やあ、定命の者ども」
ミラ:テープは無音から、静かな語りで始まる。
ミラ:銀嶺から湧く清水のように、優麗としながらも、芯が通った声である。
ミラ:「アンジェリカ歌劇団・山組。ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ」
ミラ:「千年の時を生きる私だが……顔の見えない相手と語らうのは、好みではない」
ミラ:「王子なればこそ、常に語らうべき相手とは、目線を合わせるべきだからだ」
ミラ:「だから今は、歌を届けよう。街角の詩人の、夢を語るように」
ミラ:そう言って、アカペラで民謡を口ずさみ始める。
ミラ:三角を為し、冬の天高くを越えていく鶴の群れを見る。
ミラ:鳥の影に戦争で失われた命を重ね、地上に立つ歌い手は命を見送る。
ミラ:いずれ三角の欠けた部分に、自身の命を収めるときが来るのだろう、と。
ミラ:通る声は飾り無く、しかし聞く者の心に哀悼を伝える、冷えた金属のような重みを持ってある。
ミラ:歌い終え、口を開く。
ミラ:「──私は思う。鶴の向かう先は、死のない、安寧とした世界であるのかと」
ミラ:「地上にある者は、ただ安息を願い、それに追従するばかりであるのかと」
ミラ:一拍。
ミラ:「──いずれ、春が訪れる。鶴は再び地上に舞い戻る、白と黒のまま」
ミラ:「多少、春の訪れ卒業は遅れてはしまったが」
ミラ:「それを告げるのは、このジュラーヴリィの他にはいない」
ミラ:「……以上だ。清聴に感謝を。願わくば、本選で我が翼の眩さもご覧あれ」
ミラ:テープが切れる。
真瀬遊:「……これがスズカの言っていた……」
真瀬遊:「ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ」
フィクサーQ:「……うん。うん!さすがアンジェリカ生のトップだよね」
大御所野オバ:「フ……なかなかやるじゃないのさ」
大御所野オバ:「私の若い頃を彷彿とさせるね……」
真瀬遊:「オバちゃんは若いでしょ」
大御所野オバ:「まあ……嬉しいこと言ってくれるねえ」
GM:~小谷シオカの場合~
小谷シオカ:「……自分は、こういった言葉で何かを見せるということは苦手にしています」
小谷シオカ:「やはり……実際の行動で示す。これしか術を持ちませんが……」
小谷シオカ:「この日のために……色々な修練は積んできたつもりです」
小谷シオカ:「部活もやめて、トレーニングに専念してきました」
小谷シオカ:「幸い、そのための環境は用意がありましたから」
小谷シオカ:「優勝し、外の世界に出ることがあれば――」
小谷シオカ:「会いたい人が居るんです」
小谷シオカ:「私はきっと、その人に会うために生まれてきたのだと思っています」
小谷シオカ:「そのために、すべてを捧げる準備があります」
小谷シオカ:「――それだけです」


第三次予選 第一の試練 終

GM:シーン終了。ロイスと購入・SP処理ができます
津々ウララ:ロイスは置いといて
ミラ:ロイスは保留させていただこう
佐陀コトノ:ロイスは保留で
宮本曜:ロイスは、ヤナちゃん◯信頼/ミスの負い目 で取得!
白雪スズカ:ロイスは保留!
GM:あら……
佐陀コトノ:SP/【感覚】/知覚/30を消費して体の心得:【精神】(3)を獲得します
白雪スズカ:SP/【社会】/交渉/20を使って体の心得:【感覚】(2)を獲得します!
ミラ:芸術道具(演劇)買う~
津々ウララ:先にSP使っちゃうか SP/【感覚】/〈知覚〉/21/を使用して体の心得【肉体】(2)を
ミラ:6dx+5>=10
DoubleCross : (6DX10+5>=10) → 10[3,4,5,5,8,10]+7[7]+5 → 22 → 成功

ミラ:イェイ
GM:みんなが公式NPCみたいになっていくよ~~~
ミラ:【感覚】知覚のSPで【感覚】射撃の技の心得は買って大丈夫なんでしたっけ?
GM:いけます!射撃でない技能ならどれでも買えます
ミラ:ありがとうございます~
ミラ:いや……でもどうなんだろう オーデションだからな……
宮本曜:SP/【肉体】/-/17→技の心得<交渉>3にします!
白雪スズカ:購入……どうしようかなあ芸術道具は買ったし……
GM:肉体を使って交渉に!?
GM:どういうことだぜ それは……
津々ウララ:購入かあ
白雪スズカ:なるほどね。
佐陀コトノ:ミラさん用に照準器と
佐陀コトノ:あとはブルゲとかくらいですかね……?
GM:もうかってるはず 照準器は
ミラ:あっ買ってます!
宮本曜:私も購入なやみどころ
佐陀コトノ:あっそうでしたか、申し訳ない!
ミラ:SP/【感覚】/知覚/25 → 技の心得:〈芸術:演劇〉5にします!!!
ミラ:気にしてくれて嬉しいよ、コトノ……♡
GM:伸ばすねェ……
ミラ:実際もらえるなら手裏剣につけるのもあり
白雪スズカ:強化素材かおっかな~
佐陀コトノ:じゃあ特に欲しいものないので狙っておきます
佐陀コトノ:6dx>=15
DoubleCross : (6DX10>=15) → 10[3,4,5,7,9,10]+9[9] → 19 → 成功

佐陀コトノ:な、なんか成功しちゃった
津々ウララ:ワオ
佐陀コトノ:ミラさんにパスします!
白雪スズカ:すごい!さすがコトノちゃん
ミラ:ありがとうございます!
白雪スズカ:6dx+5>=15 強化素材狙います
DoubleCross : (6DX10+5>=15) → 10[1,3,7,7,8,10]+1[1]+5 → 16 → 成功

白雪スズカ:あっ買えた
GM:みんな普通にぶん回してる
ミラ:ファンからのプレゼントだね……ありがとう♡
津々ウララ:そういえば今気づいたんですが SPで肉体伸ばした時最大HPも増えると思いますが
白雪スズカ:クリスタルシールドのガード値+1します!
GM:はいはい
津々ウララ:この場合現在HPって据え置きになります?
津々ウララ:増加分増える感じになるのかな
GM:あ~ 増えることにしましょう
津々ウララ:OK!場合によっては応急買う必要があった
GM:成長した分をわざわざ回復の必要があるのめんどいしね
津々ウララ:それはそれとして何を買おう
津々ウララ:思いつかないから応急揃えとくか
ミラ:リアクティブコート雑狙いするとか……?
宮本曜:あ、それいいなぁ
宮本曜:チャレンジだけしてみよう、リアクティブコート!
宮本曜:3dx+4>=36
DoubleCross : (3DX10+4>=36) → 9[6,9,9]+4 → 13 → 失敗

宮本曜:失敗!おわり!
津々ウララ:よし、そうしよう
津々ウララ:3dx+1>=36
DoubleCross : (3DX10+1>=36) → 10[6,10,10]+8[4,8]+1 → 19 → 失敗

津々ウララ:回ったがだめ!
津々ウララ:以上です
宮本曜:あ、以上です!
佐陀コトノ:以上です!
白雪スズカ:あっわたくしも以上です!
ミラ:以上です!


【ミドルフェイズ6】

GM:次のお題が出るよ~ 登場してね
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(69 → 72)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(77 → 79)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(72 → 71)
津々ウララ:スペリオルミックスの効果で侵蝕率を1(79 → 78)
白雪スズカ:スペリオルミックスを飲みました
佐陀コトノ:80+1d10-1
DoubleCross : (80+1D10-1) → 80+2[2]-1 → 81

宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(62 → 64)
ミラ:スックス
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(69 → 75)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(64 → 63)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(75 → 74)
佐陀コトノ:ススス飲んでます!


GM:テープ録りを終えて、次の課題に移る。次は……
フィクサーQ:「じゃあみんな!次は……とっても簡単だ!またなにか出し物をしてもらおう!」
フィクサーQ:「種目は問わないよ。ただし……やる前に、そのロッカー。開けてもらえるかな?」
GM:君たちの後ろにロッカーが準備されている。
白雪スズカ:「ロッカー……?なんでしょう……、掃除用具ではないでしょうけど」ロッカーを開ける。
佐陀コトノ:「い、いつの間に……」
津々ウララ:「おっ!何すか~?」
ミラ:「始まらないなら……開けるけど」ガチャッと。
宮本曜:「なんだろうね、衣装とか?」
GM:君たちがロッカーを開けると、そこには……
GM:人が入っていた。
エロイーズ・チゾム:「えっ!?」
佐陀コトノ:「えっ、ええ!!?」
白雪スズカ:「…………えっ」
津々ウララ:「じ、事件ス!」
忍者装束の女:それがカッと目を見開く。
佐陀コトノ:「ひゃあっ!!?」
忍者装束の女:「どうも皆さん……」
津々ウララ:「ニンジャ!?ニンジャナンデっすか!?」
白雪スズカ:「どうして人がロッカーの中に……あ、おはようございます」
宮本曜:「どうも~」
ミラ:「……」いつでも銃を撃てる体勢を取っている。
佐陀コトノ:「お、おはようございます……??」
サクラ・シトー:「私は六壬学園高等専門学校、忍者部のサクラ・シトー、です」


サクラ・シトー:「挨拶は済ませました。これより皆さんを……」
サクラ・シトー:「攻撃します」
白雪スズカ:「…………!?」
エロイーズ・チゾム:「えっえっえっ」
佐陀コトノ:「ええっ!?」
フィクサーQ:「わあ~!びっくりだ!」
佐陀コトノ:「な、なんで……!!?」
フィクサーQ:「このままでは急に出てきた忍者が……みんな倒してしまう展開になってしまうよ~!」
津々ウララ:「……!悪のニンジャ軍団……!」
佐陀コトノ:「こ、これオーディションですよね!?」
フィクサーQ:「オーディションだよ!サプライズさ!」
ミラ:「撃っていいなら、反撃するけど」説明の続きを聞いている。
白雪スズカ:「突然出てきた忍者が全員倒す展開よりも……」
白雪スズカ:「面白いものを見せろ……と?」
フィクサーQ:「サプライズの……ニンジャ!」
フィクサーQ:「そういうこと!これより面白くしてもらうよ!」
サクラ・シトー:「依頼とあらば……本気で行かせて頂きます」
サクラ・シトー:「最終的に……全員倒せばいいので」
GM:判定について説明します。
[Vo][Da][Vi]サプライズニンジャ
〈回避〉+〈芸術:〉か、任意の攻撃+ダメージの合計値
判定難易度:50 達成値は累積し、達成しないたび5d10ダメージを受ける。(SPは一連判定での最高達成値のみ獲得)
GM:[Vo][Da][Vi]の補正は1回だけ付きます。
白雪スズカ:はや~~!
GM:攻撃をかわして自己芸術を表現するか、逆に倒してしまうかをすればOK。
GM:ダメージを受けた場合も、累積して再挑戦できます。
ミラ:なるほど~~~
津々ウララ:なるほどね
GM:じゃあ……どちらでやるかを選びながら どんどん判定してもらおうかな!
白雪スズカ:ダメージはガードで軽減できますか?カバーリングはできますか?
津々ウララ:はーい!【軽功】でボーナスつきませんか!?華麗にかわして攻撃します!
GM:ダメージは軽減カバーできません!
GM:直接HPダメージ軽減ならOKだけど
GM:ガード装甲は無理とします
白雪スズカ:了解!ありがとうございます!
ミラ:ニンジャはガードを貫通するからね
GM:軽功はボーナス2個つきますが
津々ウララ:なるほど なるほど?
GM:攻撃エフェクトと組み合わせて判定する場合は付きません
GM:イージーと通常エフェクトを一緒に使えないから……
津々ウララ:まあそりゃそうっすよね!了解です!
白雪スズカ:あっなるほどね
白雪スズカ:《かしずく歯車》で平常心で芸術を……やれませんか!?
GM:なるほど 確かにできそう……
GM:芸術判定の場合 +2個できます
白雪スズカ:やった~~~!ありがとうございます!
ミラ:そうだ セットアップエフェクトの使用は可能でしょうか
GM:使えます!
ミラ:了解です!
宮本曜:すみません、初歩的な話ですが!〈回避〉+〈芸術:〉って回避判定と芸術判定の合計値ってことです?
GM:あっそうです!正確には
GM:回避判定の達成値+芸術判定の達成値+VoDaVi補正となります。
宮本曜:なるほど~ で、任意の攻撃+ダメージの合計値は、
宮本曜:攻撃達成値とダメージの合計+補正で合ってます?
GM:そうです!
宮本曜:ありがとうございます!!
ミラ:う~んよし! 回避+芸術で行きます!
津々ウララ:侵蝕不安もあるしとりあえず回避+芸術してみるか ボーナスもつくし
ミラ:《死の眼光》+《超越的能力》によるイーヴル・アイでニンジャも圧倒できたりしないでしょうか!
宮本曜:私は侵蝕低めだし、軽めのコンボで攻撃やってみようかな……
GM:そういうのを得意とした“クラン”もありますからね……
GM:圧倒できます 芸術にダイス+2できます
ミラ:よし では振ります
白雪スズカ:咎眼流……?
ミラ:まずは回避 こっちには補正つけず
ミラ:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 7[1,4,5,6,6,7,7]+1 → 8

津々ウララ:宣言してなかった気がするので マルチサポートスーツ装備します
GM:OK!
佐陀コトノ:うーんコンボ重いしどうせなら〈回避〉+〈芸術〉でやってみようかな……
ミラ:で、〈芸術:演劇〉で判定 オメガゴーグルも使っちゃいます。
ミラ:10dx+7+1+15
DoubleCross : (10DX10+23) → 10[1,4,5,6,7,7,7,8,9,10]+5[5]+23 → 38

津々ウララ:13dx+1+6dx+1+5 芸術道具(ダンス)も使用
津々ウララ:13dx+1
DoubleCross : (13DX10+1) → 10[1,2,4,4,5,6,6,7,8,8,8,9,10]+9[9]+1 → 20

津々ウララ:6dx+1+5
DoubleCross : (6DX10+6) → 10[7,8,9,9,10,10]+4[2,4]+6 → 20

ミラ:えーっと合計、46…?
GM:強くない……?
津々ウララ:計40!
GM:なかなかやりますわね
宮本曜:まず、オートでDロイス器物使いで強化ブレードを一体化!
白雪スズカ:つ、つよ
佐陀コトノ:つよい
宮本曜:ダイス+3です
白雪スズカ:わたくしも回避+芸術:歌劇でいきますね
ミラ:あっすんません ステージ衣装のダイス+1があったので 念のため振りたしさせていただければ
GM:どうぞ~
ミラ:1dx+7+1+15
DoubleCross : (1DX10+23) → 10[10]+10[10]+5[5]+23 → 48

宮本曜:《コンセントレイト・キュマイラ》《獣の力》で白兵攻撃します!
佐陀コトノ:<空の楽器><七色の声>による大音量演奏で忍者を圧倒します!
GM:増えてる……
佐陀コトノ:強すぎ
ミラ:スミマセン 合計56で達成しました
白雪スズカ:ミラに……
白雪スズカ:あっそうとは
白雪スズカ:心を使おうとしたらいらなかった
津々ウララ:ワァ……
GM:圧倒されます!芸術の判定側に2個足してOK
宮本曜:10dx7+6-1+8
DoubleCross : (10DX7+13) → 10[1,3,3,4,5,5,7,8,9,9]+10[4,8,9,9]+10[2,5,10]+3[3]+13 → 46

佐陀コトノ:まず<回避>で判定、サウンドウエイブでダイス+2個
宮本曜:わぁ
GM:先生もボコボコしとる
佐陀コトノ:すご~
ミラ:先生!
白雪スズカ:す、すごい
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1増加(74 → 75)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を4増加(63 → 67)
佐陀コトノ:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[5,6,7,7,9,10]+2[2]+1 → 13

GM:あれ、サウンドウェイブってRCじゃないですっけ
宮本曜:ダメージ!
佐陀コトノ:あっイージーエフェクトの判定にも乗るので今回はそちらで……!
佐陀コトノ:あっそうだ回避だった
佐陀コトノ:すみません、振り直します
GM:はーい
宮本曜:5d10+17
DoubleCross : (5D10+17) → 23[6,10,1,3,3]+17 → 40

佐陀コトノ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[1,2,8,8]+1 → 9

GM:先生がイキイキしだしたな……
宮本曜:合計86です
白雪スズカ:暴力で……!
GM:やば
宮本曜:戦闘だからね
白雪スズカ:わたくしも振ります~まず回避から!
白雪スズカ:5dx 回避
DoubleCross : (5DX10) → 10[2,3,6,7,10]+9[9] → 19

白雪スズカ:まわったな
佐陀コトノ:改めて<芸術:ギター>で、今度はサウンドウエイブでダイス+2個、補正も付けます
白雪スズカ:続いて芸術:歌劇で判定します。オメガゴーグル使います。VoDaVi補正つけます。
白雪スズカ:10dx+5+5+5+10+1
DoubleCross : (10DX10+26) → 10[1,3,5,6,7,7,7,8,10,10]+9[4,9]+26 → 45

GM:ちゅよ……
白雪スズカ:達成値64でいけました!
津々ウララ:ワァ……
佐陀コトノ:ワァ……
佐陀コトノ:6dx+8+9+7>=50
DoubleCross : (6DX10+24>=50) → 10[2,3,5,6,7,10]+10[10]+5[5]+24 → 49 → 失敗

ミラ:ワッ……
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1増加(71 → 72)
佐陀コトノ:い、1足りない……!
白雪スズカ:あっではこの心を
津々ウララ:心!
ミラ:俺の心も持っていってくれ~
白雪スズカ:全員で!?
白雪スズカ:わたくしの心をあげますわ +3どうぞ!
佐陀コトノ:ありがとうございます……! みんなの心が一つに……!
GM:ウララちゃん以外は成功かな?
佐陀コトノ:達成値52で成功です!
津々ウララ:甘んじてダメージを受けて二回目行くぜ
GM:OK じゃあダメージを出しちゃうよ~
サクラ・シトー:5d10
DoubleCross : (5D10) → 44[9,10,8,9,8] → 44

GM:へへ
白雪スズカ:殺意高すぎない???
宮本曜:でっか
佐陀コトノ:でっっか
GM:詰まってますからね 殺意が
津々ウララ:なんだそのダメージは
白雪スズカ:殺意って胸部にいくんだ
津々ウララ:軽減できないなら死にます リザレクト
津々ウララ:78+1d10
DoubleCross : (78+1D10) → 78+1[1] → 79

GM:リザレクトの達人
白雪スズカ:リザレクトがうまい
佐陀コトノ:リザレクト上手い
GM:タツジン!
津々ウララ:二回目の判定はシザーリッパーで素殴りします
GM:OK!くるがいい
津々ウララ:10dx
DoubleCross : (10DX10) → 10[2,2,3,4,4,5,5,6,6,10]+4[4] → 14

津々ウララ:2d10+15
DoubleCross : (2D10+15) → 5[2,3]+15 → 20

GM:残りは10点。それで突破です!
津々ウララ:しゃっ
GM:ウララちゃんは2ラウンド掛かって災難でしたが
GM:一つだけ優位性があって……
GM:SP獲得は 最高達成値のものになるんですが
GM:SP/【肉体】/〈回避〉/20
SP/【感覚】/〈芸術:ダンス〉/20

GM:これが同値だったので
GM:好きな方を選べます。
白雪スズカ:あっどっちも!?
白雪スズカ:あっ好きな方だった
宮本曜:選べる!
佐陀コトノ:選べる!
津々ウララ:マジすか!
ミラ:オトク~
津々ウララ:それじゃSP/【感覚】/〈芸術:ダンス〉/20のほうをいただいておきます 持ち味を生かせッッッ
GM:OK!
ミラ:SP/【感覚】/〈芸術:演劇〉/30
スズカ:SP/【感覚】/〈芸術:歌劇〉/30
コトノ:SP/【感覚】/〈芸術:ギター〉/30
ウララ:SP/【感覚】/〈芸術:ダンス〉/20
曜:SP/【肉体】/白兵/30
GM:では獲得はこうなります 荒稼ぎをしたようね
白雪スズカ:やった~~!ありがとうございます!
佐陀コトノ:わ~いありがとうございます!
ミラ:ありがとうございます~!
宮本曜:頂きます!
津々ウララ:ワオワオ


サクラ・シトー:「フッ……!」印を結ぶと、彼女の姿が何体にもなる。
サクラ・シトー:分身の術だ。たくさんの人影になり、めいめいの参加者に躍りかかる。
サクラ・シトー:どこに位置していようと、影からは逃れられないとでも言うかのように。
ミラ:「これより面白く────冗談だろう?」
ミラ:猟銃を天に向け、引き金を引く。
サクラ・シトー:一瞬、弾かれるようにそちらを見た。
ミラ:高い音が鼓膜を揺らし、視線を集める。
ミラ:そこには立っている。銀の髪をたなびかせる、輝かしい姿が。
ミラ:「黒子モブがどれほど集まったところで」
ミラ:「スタァの輝きを消すことはできない」
サクラ・シトー:「ぬうっ……!」
サクラ・シトー:だが、すぐに気を取り直し、大気中の金属分を凝集。手裏剣を生成して、神槍のごとく勢いで投げつける。
ミラ:ばさっと、布を宙に舞わせる。それは迷彩柄の上着だ──と気づいたときには。
ミラ:注目を奪う能力は、すなわち注目させないタイミングを、演出する能力でもある。
ミラ:「この程度の殺陣なら、お気に召したかな?」
ミラ:立っているのはフィクサーQの隣、すぐ近く。
ミラ:審査員席を照らす照明を受け、青の瞳が爛々としていた。
ミラ:「では、手番を渡すとしよう!」
ミラ:片腕で猟銃を構え、発砲。
フィクサーQ:「ひやっ……」
ミラ:銃口の先に視線を集める。発射された弾丸は、照明に命中する。
ミラ:スポットライトの角度が変わり、その場にいる者を照らす。
サクラ・シトー:「……!」もはやその場の主役は明白だ。この今のミラを忍者が倒せば……
サクラ・シトー:その方が面白くない。
サクラ・シトー:踵を返し、他の者へと向かう。
東風野イノ:「もうっ……!しつこいですね……!」
東風野イノ:周囲に現れる忍者たちを、水流で押し流しながらぼやいている。
サクラ・シトー:「隙あり!」
東風野イノ:「後ろ!?しまっ――」
サクラ・シトー:「!」飛び退く。
GM:彼女の居たところを、火炎が舐める。
戸根レーラ:「おや……イノに手を出そうなんて、いけない子だな……」指先にチリチリと火の粉が舞っている。
東風野イノ:「お、お姉様~!」
戸根レーラ:「私は火、イノは水……」
戸根レーラ:「この無敵のコンビを、君たちに破れると思うかい?」
東風野イノ:「はい、はい!お姉様素敵です!」
東風野イノ:「もっと撫でて下さい、いえ、それだけでなくもっと……」
戸根レーラ:「うん?何か言ったかい?」
東風野イノ:「あっいっいえ!何でもありません!」
サクラ・シトー:「……割り込めん……」
津々ウララ:「のわーッス!」手裏剣の猛攻を珍妙な動きで回避している
津々ウララ:「お、面白く……面白く?あいたッス!」数発の手裏剣がヒット!
サクラ・シトー:「……確かに素早いが」
サクラ・シトー:「無駄な動きが多いな。それでは気力を浪費してしまう」
津々ウララ:「ぐぬぬ……!悪のニンジャ軍団め……!」
津々ウララ:「面倒っす!もう面白さとか知らんっす!」
津々ウララ:「悪は……斬るっすよ!」刀を構え、ニンジャに肉薄。そのまま斬りぬける!
サクラ・シトー:切り抜けた反撃に、こちらも手傷を与えているが。
サクラ・シトー:「……見事」こちらの方が多く受けたのか、分身が倒れ伏す。
津々ウララ:「やっぱいつもどおりが一番っすね!」
エロイーズ・チゾム:「ウララちゃん……!すごいです!」
セロ・ビャリャツキ:「まあ、そっちで黙らせちゃうほうが早いものね」
セロ・ビャリャツキ:忍者たちの倒れた山の上に座っている。「これくらい、演じるまでもない」
セロ・ビャリャツキ:「ああ、でも……一方的すぎて面白くなかった?でもそれは……」
セロ・ビャリャツキ:「そっち側の問題じゃないかしら」
宮本曜:「さっきは超音波で失敗したけど、今度はこれが役立つはず」
宮本曜:すでに超音波を放っている。
宮本曜:エコーロケーション。超音波を発生させ、その反響で対象の位置や形を捉える能力。
宮本曜:イルカやコウモリが有名だが、シャチもその能力を持つ。
GM:襲いかかる精巧な分身に見えるが、その実、異なる。
GM:外観情報と、反響の形が一致しない。
GM:おそらくは別の人物に、サクラ・シトーの姿を上から重ねている。
GM:唯一一致する一つの影を除いて。
宮本曜:「──なるほど」分身の核となる忍者を捉えた。
宮本曜:「ヤナちゃん!3時の方向に5m、頼んだ!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「――頼みとあらば」くい、と手を引くと。すでに目的は達されて。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「聞かないわけにも行きませんね」
宮本曜:「たすかる!」
サクラ・シトー:「……何故」
サクラ・シトー:「こちらに……」
宮本曜:「さてね」
宮本曜:「許可された戦闘はいいって話だったね」心なしか、声音が喜色に満ちている。
サクラ・シトー:忍者刀を構える。「見たところ、先生のようですが……」
サクラ・シトー:「容赦はしませんよ」逆手に握る。
宮本曜:「うん、こちらも」
宮本曜:キュマイラシンドロームのオーヴァードの真価として代表的なもの。それは……
宮本曜:獣由来の強靭な膂力!
サクラ・シトー:「イヤッ」短く叫び、低く這うように肉薄。
サクラ・シトー:かち上げるようにして手首を落とそうと狙う。
宮本曜:それよりもただ速く、重い一撃で。
宮本曜:迎撃。拳が吸い込まれるように、サクラ・シトーの体に衝撃をもたらす。
サクラ・シトー:「んあっ!?」
サクラ・シトー:完全に刀を抜かれることを想定していた。意表を突かれ、その攻撃をしとど受けた。
サクラ・シトー:ふらふらとよろめいて……
サクラ・シトー:煙玉を叩きつけ、その場から消える。
サクラ・シトー:もはや、この攻防において……
サクラ・シトー:宮本曜のパフォーマンスを上回る存在感を示すことは出来ないと判断している。
宮本曜:「……ごめん、でも楽しい気分になれた。ありがとう」消えた彼女に謝罪と感謝を告げる。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「もしかして……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「こういうのばかり好んでらっしゃいます?」
宮本曜:「……あんまり喧伝しないでね、ちょっと恥ずかしいから」
宮本曜:しーっ、と自身の唇に指を当てて、内緒のポーズ
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「わざわざ言いませんよ。もっと度し難い癖の先生も居ますし」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ただ……その」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……お見事でした」
サクラ・シトー:去った少女は、それでもなお。
サクラ・シトー:対応できぬものを見つけては、その首級を挙げていく。
サクラ・シトー:十字冠の保護機能が発動したことを示す、いくつかの転送光が空に流れている。
サクラ・シトー:そんな折。また一人、目標を見つける。ギターを抱えた少女。
サクラ・シトー:彼女の前に姿を表し――「覚悟!」
佐陀コトノ:「ひゃあああっ!!?」
サクラ・シトー:印を結ぶと、バチバチと幾条もの雷が周囲に召喚され。
サクラ・シトー:災いのように少女へと殺到した。
佐陀コトノ:「わっ、わあっ!」懸命に体を動かし、殺到する雷を必死に避けている
サクラ・シトー:「……逃げるばかりか?」
佐陀コトノ:「はぁはぁ……!! いいえ……!!」
佐陀コトノ:ギターを掴み、彼女の指先が弦を弾いて旋律を奏で始める
佐陀コトノ:「パフォーマンスが求められている以上、絶対逃げたりなんかしません!」
佐陀コトノ:疾走感を伴う激しいロックが強烈に掻き鳴らされて響き渡る
佐陀コトノ:その間も次々と殺到する雷、僅かに体を逸らすことでそれらを回避し続け、だが演奏の手が緩むことは決してなく
佐陀コトノ:それはまるで演出された舞台上であるかのように生み出される雷光と彼女の演奏がシンクロし、
佐陀コトノ:見る者を惹きつける渾然一体の音楽を即興で作り出す!
サクラ・シトー:……術を出していた忍者の手が止まる。
サクラ・シトー:代わりに、ぐっと親指を突き上げた。
佐陀コトノ:「……? あ、ありがとうございます……?」
オリス・カルツェマグ:一人の少女が、忍者に囲まれている。
オリス・カルツェマグ:「……その脚――」
オリス・カルツェマグ:「“鎖帷子”ですね」
オリス・カルツェマグ:「であれば……残念です」
オリス・カルツェマグ:「わたくしのしなやかで軽やかな脚を包むこの白きタイツとは……完全に上位下位の関係にあります」
オリス・カルツェマグ:「白に勝るものはございません」
オリス・カルツェマグ:「そしてもう一つ。他の者と一緒にしてほしくはないのですが」
オリス・カルツェマグ:「わたくしは……この装いは」
オリス・カルツェマグ:「自らにも最も相応しい、と考えております」
オリス・カルツェマグ:「あなた方にはそれを侵すことは出来ない――」脚の一振りが、分身の一つを蹴り飛ばした。
オリス・カルツェマグ:「それを教えて差し上げますわ」足を引き、スカートをつまんで恭しく一礼した。
白雪スズカ:少し離れた場所で嵐の如く鳴り響いていた雷鳴が止まるのを眺め、悠々と歩き出す。
白雪スズカ:規則正しく歩を進める様子は格好の的に見えるが、避ける素振りも見せないのに全ての攻撃を回避している。
白雪スズカ:それは、この戦場が白雪スズカのステージとなったから。
白雪スズカ:演目を邪魔する者の視覚を陽炎の如く狂わせ、立ち位置プロットを狂わせるよう誘導する。
白雪スズカ:「……つばめよ」
白雪スズカ:静かに歌い始める。
白雪スズカ:「地上の星は」
白雪スズカ:赤と青に優劣がないように。隣に並ぶ光も天上に輝く星も、どちらが優れているというものではない。
白雪スズカ:「今何処に……。」
白雪スズカ:けれど――天の星には役目がある。その輝きを止めてはならない。
白雪スズカ:地上の星に。見上げればいつもそこに、光があるのだと。圧倒的な輝きをもって、道標を示さなければならないから。
白雪スズカ:朗々と歌い上げるソプラノの声は空気を、魂を震わせる。銀の髪をなびかせて歩く姿は視線を、心を奪う。
白雪スズカ:忍者が襲ってきていることも感じさせない、いつも通りの――
白雪スズカ:変わらずそこに在り続けるのだと思わせる演技。
白雪スズカ:希望を見せることが、夢を掴めなかったものたちを乗り越え先へ進む者の義務だから。
GM:夢を持つのは皆同じでも――
GM:それに耐えられぬものは、自ずと現れ始める。
GM:君たちはまだ……
GM:そちらに行っていないだけかもしれない。
GM:山の頂はまだ先に。


第三次予選 第二の試練 終

GM:シーン終了。ロイスと購入とSP!
ミラ:ロイスは保留いたします
佐陀コトノ:ロイスは保留します!
宮本曜:ロイスは保留!
津々ウララ:ロイス保留!
白雪スズカ:ロイス保留!
白雪スズカ:ん~SP/【感覚】/〈芸術:歌劇〉/30を……体の心得:【肉体】(3)にしようかな。HPもあがるしなんだかんだ肉体使うし
ミラ:スズカ防具購入チャレンジ何にします?
津々ウララ:SP/【感覚】/〈芸術:ダンス〉/20を使用して体の心得【肉体】2を
佐陀コトノ:SP/【感覚】/〈芸術:ギター〉/30を消費して体の心得:【肉体】(3)を取ります、なんだかんだ使いそうなので……
白雪スズカ:防具どうしよっかな~何が似合うかしら
ミラ:きぐるみとかかな……?
白雪スズカ:ミラがそういうならきぐるみにします……♡
ミラ:いいんだ
宮本曜:SP/【肉体】/白兵/30→体の心得【社会】3にします!
白雪スズカ:戦闘用着ぐるみチャレンジ!高くなったって数値があるということは買える可能性があるということ!
津々ウララ:購入は応急手当を。
白雪スズカ:6dx+5>=34
DoubleCross : (6DX10+5>=34) → 9[1,4,6,7,8,9]+5 → 14 → 失敗

津々ウララ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 10[4,8,10]+10[10]+1[1]+1 → 22

白雪スズカ:まあ……はい。以上!
ミラ:こちらもきぐるみ購入チャレンジ!
津々ウララ:今出るか…… 手持ちと合わせて2個使用します
津々ウララ:5+2d10+2d10
DoubleCross : (5+2D10+2D10) → 5+4[3,1]+12[4,8] → 21

ミラ:6dx+5>=34
DoubleCross : (6DX10+5>=34) → 8[2,3,4,5,8,8]+5 → 13 → 失敗

ミラ:ダメでした!
佐陀コトノ:こちらも着ぐるみで!
佐陀コトノ:6dx>=34
DoubleCross : (6DX10>=34) → 10[3,4,7,8,9,10]+10[10]+10[10]+10[10]+4[4] → 44 → 成功

白雪スズカ:!?
津々ウララ:しょぼい傷薬
佐陀コトノ:?????
GM:えっ!?
宮本曜:すご~~!
津々ウララ:!?
ミラ:すご!
佐陀コトノ:な、なんか取れちゃったのでスズカさんどうぞ……
白雪スズカ:い、いいんですか?ありがとうございます……!
宮本曜:私リアクティブコートチャレンジします!
宮本曜:5dx+4>=36
DoubleCross : (5DX10+4>=36) → 10[1,2,3,8,10]+3[3]+4 → 17 → 失敗

白雪スズカ:クライマックス戦闘が始まりそうになったら着て山組マスコットのやまぐみんになりますね 今はステージ衣装着ておきます
宮本曜:だめ!以上です
佐陀コトノ:こちらも以上です!
GM:勝手にマスコット作ってる
津々ウララ:以上でーす!
GM:治療キットあるんじゃない?使ったら?
佐陀コトノ:高性能治療キット使えますよ! どうぞ!
津々ウララ:あっほないただきます
津々ウララ:21+3d10
DoubleCross : (21+3D10) → 21+14[3,4,7] → 35

ミラ:SPどうしよう……体重ねるかな
白雪スズカ:体を重ねる!?!?!?!?!?!?!
白雪スズカ:わたくしと?
佐陀コトノ:反応がデカい
箱色ツィラ:それって……繋がるということですか!?
ミラ:感覚を重ねるか……
津々ウララ:ステイ!
ミラ:収監されてて
箱色ツィラ:はい……収監されます
ミラ:よし、なんか面白そうだし
ミラ:SP/【感覚】/〈芸術:演劇〉/30 → 体の心得:感覚3で!
ミラ:元から持っているものと合わさって体の心得:感覚 ランク6になるぜ!
GM:あっそれはできない!
GM:感覚→感覚だから
白雪スズカ:あっできないんだ!
ミラ:できなかったぜ! 失礼しました
白雪スズカ:あっなるほど
ミラ:うっかり
ミラ:じゃあ素直に射撃をあげておきます! 技の心得:射撃6で取ろう!
GM:OK!そっちはできます
白雪スズカ:あとで体を重ねましょうね
ミラ:はい……


【ミドルフェイズ7】

GM:みんな出て~
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(72 → 77)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(77 → 76)
佐陀コトノ:81+1d10
DoubleCross : (81+1D10) → 81+10[10] → 91

宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(67 → 69)
白雪スズカ:スペリオルミックス登場!
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(69 → 68)
佐陀コトノ:スぺ適用で90!
宮本曜:スペリオルミックス!
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(78 → 80)
津々ウララ:スペリオルミックスの効果で侵蝕率を1減少(80 → 79)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(75 → 82)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(82 → 81)
ミラ:スス!
GM:みんなミックス覚えててえらい


GM:第二の試練を終え……君たちは屋内へと案内された。
GM:そこはどうやら、撮影スタジオのようだ。
GM:そこにもモニタがあり、犬のぬいぐるみの姿が大写しになっている。
フィクサーQ:「やあ皆さん!ここが三次予選最後の審査項目だよ!」
フィクサーQ:「見ての通り……君たちに今回やってもらうのは……“撮影”さ!」
フィクサーQ:「あっでも……その……先に言っておくんだけど~……」
フィクサーQ:「これはあくまで強制じゃなくってぇ~……」
白雪スズカ:「…………?歯切れが悪いですね……?」
フィクサーQ:「断ったから失格!とかでもないし……」
フィクサーQ:「望むならってことにぃ~……」
白雪スズカ:「忍者と強制的に戦わせておいて……一体何を躊躇しているのでしょう……?」
佐陀コトノ:「ぎゃ、逆に不安になるんですけど……」
ミラ:「断ってもいい審査って、やる意味がないような気がするけど」
津々ウララ:「なんすか!いかがわしいやつなら悪っすよ!」
フィクサーQ:「今回はね……ただの撮影じゃなくて。CM案件なんだ」
フィクサーQ:「メサイアの仕立て屋『ロ・リアット』。主にオーダーメイドの衣類を扱う人気店なんだけど……」
白雪スズカ:「CM……?そのCMを受けられる人を決めるオーディション……でなく、オーディションでCMを……?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……妙ではありますよね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「じゃあこのオーディションは、本当に外の世界でデビューさせるものを選ぼうとしている……?」
フィクサーQ:「そこの新作の宣伝として、商品を身に着けて撮影してほしいんだ!」
宮本曜:「新作の宣伝!」
津々ウララ:「??今のところ断る理由ないっすけど……?」
白雪スズカ:「……ですね」
エロイーズ・チゾム:「きれいなお洋服なら……むしろ着たいですよね?」
フィクサーQ:「はい商品がこれです」ばさっとカーテンが開く。マネキンが並んでいる。
GM:そこに並んでいるのは……様々なデザインのランジェリーだ。
白雪スズカ:「……………………」
津々ウララ:「あっ!ハレンチっす!」
佐陀コトノ:「ま、まさか……さ、撮影って……!」顔を赤くしている
宮本曜:「下着撮影……?」
フィクサーQ:「うん。これを着て撮影してもらおうと思って……」
ミラ:「……」何とも言えない表情。
フィクサーQ:「あ、あの、NGなら断っていいからね!」
フィクサーQ:「ただここまで成績良くない人はここで点数取っとかないと本戦が危ういかも……」小声。
白雪スズカ:「…………み゛っ」ぎぎぎとミラの方を見る。
白雪スズカ:「ミラ…………やる……………………?」
ミラ:嘆息する。
真瀬遊:「……大抵の水着よりは露出少なかったりするけど」
真瀬遊:「まあ、イメージもあるからね」
ミラ:「モデルになりに来てるわけじゃない……断ってもいいならそうするさ」
フィクサーQ:「いや本当はね!?あんまり未成年にやらすのはどうかな~って思ってるんだけど……」
フィクサーQ:「成人居ないし……」
白雪スズカ:「そう……」安心したように息をつく。
ミラ:自分は着ると言うと、追従しそうだなと思いながらスズカを見ている。
白雪スズカ:「なら、わたくしは安心して下着になれますね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……やはりあの言い方」
佐陀コトノ:「スズカさん!!?」
津々ウララ:「成人……」思わず先生のほうを見る
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「外から来た人間のよう」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「いや……人間ではないですか……ハムちゃんですし……」
白雪スズカ:「えっ?ハムスターなんですか?」
宮本曜:「そうだねぇ」ヤナちゃんの言葉に頷く。
白雪スズカ:「成人……ということですけれど。先生は……やるのですか?」
GM:判定について説明します。
宮本曜:「やるよ~。一回失敗してるしね」
[Vi]撮影 「やる」「やらない」を選択可能。

やる:【肉体】+〈知覚〉+[〈任意の技能判定〉(達成値の半分を小数点切り捨て)]
判定難易度:30(SPは一連判定でのどれか1つのみ獲得)

やらない:〈意志〉
判定難易度:8 (獲得SPは最大10になる)
エロイーズ・チゾム:「ほわあ……やるんだ……」
白雪スズカ:「なるほど。一人ではないので、少し……安心しました」
ミラ:「スズカはやるんだね……」
津々ウララ:「ムムム……イーズちゃんにあのようなハレンチな格好をさせるわけには……」
佐陀コトノ:「す、凄い……」
津々ウララ:「かといって敵前逃亡も善ではない気がするッス」
エロイーズ・チゾム:「えっでも……本戦に出るには……」
白雪スズカ:「……?やる必要があることは、やります」
白雪スズカ:「水着審査くらいはあるかと思っていましたから……布面積としては、大して差がないのでは?」
津々ウララ:「仕方ないっす!ここは自分が一肌脱ぐッス!」
ミラ:「君は本物の役者だよ」肩を竦める。
白雪スズカ:そういうわけで……わたくしはやりますよ!やりますよ!
津々ウララ:や~~~~~るっ!
ミラ:やら~ないっ!
宮本曜:やりまぁす
佐陀コトノ:や、やりません!
GM:OK!では自分の選んだ方で……
GM:判定を行っていきな
ミラ:〈意志〉で判定 [Vi]+5
津々ウララ:13dx 【肉体】
DoubleCross : (13DX10) → 10[1,1,2,4,5,5,7,7,7,9,10,10,10]+10[6,8,10]+8[8] → 28

GM:つよすぎ
佐陀コトノ:肉体美
白雪スズカ:肉体が強い
ミラ:2dx+5>=8
DoubleCross : (2DX10+5>=8) → 7[3,7]+5 → 12 → 成功

白雪スズカ:8dx 【肉体】
DoubleCross : (8DX10) → 10[2,2,3,5,5,8,8,10]+3[3] → 13

佐陀コトノ:8dx+1+2>=8
DoubleCross : (8DX10+3>=8) → 9[2,5,6,6,7,7,7,9]+3 → 12 → 成功

津々ウララ:6dx+4 知覚
DoubleCross : (6DX10+4) → 10[4,6,7,8,9,10]+8[8]+4 → 22

白雪スズカ:5dx+1 知覚
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[2,5,8,10,10]+6[2,6]+1 → 17

GM:高くない?
宮本曜:7dx+3 【肉体】+Vi
DoubleCross : (7DX10+3) → 9[1,4,5,6,7,9,9]+3 → 12

津々ウララ:3dx+1 任意技能(芸術:ダンス)
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[3,7,9]+1 → 10

白雪スズカ:最後は芸術:歌劇でやろうかな。Vi補正つけます
宮本曜:あ、
白雪スズカ:6dx+1+5+10 芸術:歌劇(ゴーグルなし)
DoubleCross : (6DX10+16) → 8[3,4,5,6,6,8]+16 → 24

白雪スズカ:半分で12ですね
津々ウララ:Daの+5忘れてた 切り捨てなので7
白雪スズカ:C(13+17+12)
DoubleCross : c(13+17+12) → 42

宮本曜:降っちゃったんですけど、イージー《体型維持》でプラス付きますか!
津々ウララ:計57!
GM:つきそう!
白雪スズカ:42です。
GM:2個ダイス振り足してOKです
宮本曜:ありがとうございます
宮本曜:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 8[4,8] → 8

宮本曜:かわらない!
GM:変わらずのよう
宮本曜:4dx 知覚
DoubleCross : (4DX10) → 7[3,5,5,7] → 7

GM:先生……!
津々ウララ:心を使います!
GM:ちなみになんですけど……
GM:任意の技能判定は……任意なので……
GM:攻撃でも大丈夫です
宮本曜:な、なるほど~~!
津々ウララ:じゃあ心待ってもいいかな
宮本曜:じゃあ白兵攻撃しちゃおう
宮本曜:オートで器物使いの一体化! ダイス+3
宮本曜:《コンセントレイト・キュマイラ》《獣の力》《貪欲なる拳》を使用
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を7増加(68 → 75)
宮本曜:14dx7+6
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[2,2,4,5,6,8,8,8,9,9,9,9,10,10]+10[1,2,3,5,5,7,9,10,10]+10[2,4,6,7]+2[2]+6 → 38

GM:OK!半分で19だけど……これで30に到達しますね
GM:全員突破!
宮本曜:やった~
白雪スズカ:やった~~!!
佐陀コトノ:やった~!
津々ウララ:やった~!
GM:クリアはクリアだけど……
ミラ:スズカさんの知覚判定に心の心得を投げますね~
佐陀コトノ:後出しですがウララさんの肉体判定に心の心得投げます!
白雪スズカ:ミラ♡♡♡♡♡♡ありがとうございます♡♡♡♡♡♡
GM:そうですね 心得ロンダリングをするといいでしょう
津々ウララ:コトノ神!
白雪スズカ:知覚が20になりました
GM:先生にも誰かあげるといいとの噂があります
白雪スズカ:先生も心いりますか?
宮本曜:お願いします!
白雪スズカ:どこに心ほしいですか?
GM:あっSPは最大値に自然となるから
白雪スズカ:あっなるほど
宮本曜:なるほど~
GM:白兵が41になり、半分の20になるかな?
白雪スズカ:では白兵に心を!
GM:つまり……
宮本曜:ありがとう~
ミラ:SP/【精神】/〈意志〉/10
スズカ:SP/【感覚】/〈知覚〉/20
コトノ:SP/【精神】/〈意志〉/10
ウララ:SP/【肉体】/-/30
曜:SP/【肉体】/〈白兵〉/20
GM:獲得SPはこうなりました
白雪スズカ:ありがとうございます!いただきます!
ミラ:いただきまあす!
佐陀コトノ:ありがとうございます!
宮本曜:無じゃなくてうれしい、頂きます
津々ウララ:やった~
GM:では演出!


GM:とはいえ、動き出さない者も多い。それどころか、そちらのほうが多いようだ。
オリス・カルツェマグ:「先程、確認してまいりましたが……」
オリス・カルツェマグ:「あくまで商品の宣伝であるため、白タイツと組み合わせての着用は認められないと」
オリス・カルツェマグ:「ああ……愚かしい考えだこと……」
戸根レーラ:「勿論……イノのあられもない姿を衆目に晒すわけがないだろう?」
東風野イノ:「お姉様……!」
ミラ:腕を組んでいる。動き出さない。
ミラ:(銃の整備でもしておくか…)と考えている。
飛祖華:動く気はないが、撮影場の近くに寄ってじっくりと観察している。
佐陀コトノ:「し、下着はあの、流石にちょっと……!!」
佐陀コトノ:顔を真っ赤にしてもじもじしながら首を横に振っている
フィクサーQ:(……動かないならそれでもいい。それはちゃんと……やりたくない仕事を断れるということ)
フィクサーQ:(問題はこのあと……動き出すものがあった時に)
フィクサーQ:(そう居続けられるか)
津々ウララ:「これなんかちょっと小さいっす!」更衣室から飛び出してくる
津々ウララ:低身長ながらも均整の取れた身体、
津々ウララ:そして低身長ゆえに、相対的に……サイズが大きく見える。
飛祖華:「ヒュウ……☲」
津々ウララ:「あっでも動きやすいっすねこれ!流石っす!」
フィクサーQ:「……なるほど。気づかなかったけど……かなり……」
フィクサーQ:「暴力的だね……!」
白雪スズカ:「……ええと」続いて更衣室から出てくる。
白雪スズカ:白を基調とした下着に身を包んでいる。一見清楚だが黒いレースのガーターベルトが存在感を主張し、否応なしに下着姿であることを認識させられる。

白雪スズカ:下着の補正なのだろうか、水着でもその存在感を放っていた胸の双丘はさらにその大きさを主張している。
白雪スズカ:「……その、歌い……ます」
白雪スズカ:一見いつもと一切変わらない様子で歌を口ずさみ始める。が……
白雪スズカ:白雪スズカの普段のパフォーマンスを知っている者は、常に正確に狂わないその歌声に若干の動揺が含まれていることに気づくだろう。
白雪スズカ:(く……!この程度のことで動揺するなんて……)
フィクサーQ:「ふむ……氷のような表情と思われてたところにあの若干の朱……」
フィクサーQ:「なるほど……なるほどね……」
真瀬遊:「オヤジくさい……」
ステファニー・ワークス:黒髪にツインテールの少女が、現れてポーズを取る。
ステファニー・ワークス:普段のきっちりとしたスーツ姿ではなく、ランジェリー姿でノリノリでポーズを取っている。

ステファニー・ワークス:「どう~?ちゃんと活躍見てる~?」パートナーの方に目線を飛ばす。
ENAMELIS-I:「……!な、なんでこっちに振るんだ……!」
ENAMELIS-I:目?顔?を反らしている。
エロイーズ・チゾム:「や、やっぱり……ウララちゃんだけにやらせるわけには……!」
エロイーズ・チゾム:恥じらいながら出てくる。平坦だが白く陶磁器のような肌を晒している。

エロイーズ・チゾム:「ひ、一人にさせませんから……!」
津々ウララ:「イーズちゃん……!」
津々ウララ:「善の心がそうさせたんすね!」
エロイーズ・チゾム:「う、ううう……でもやっぱり恥ずかしい……」
十掬キョウ:「……どうしても本戦に進まなきゃ、進まなきゃいけないけど……」
十掬キョウ:「やっぱりこれは……」

十掬キョウ:主張が激しい起伏を隠せない。シャツを羽織ってごまかそうとしている。
十掬キョウ:「あ、でも撮影だよね……」
十掬キョウ:「ぴ、ぴーす……?」
十掬キョウ:「テープがちゃんとやれてればやらなかったのに……!」
セロ・ビャリャツキ:「……折角着ておいて」
セロ・ビャリャツキ:「堂々としていないのは頂けないなあ?」
セロ・ビャリャツキ:堂々たる様子で歩みを進める。

セロ・ビャリャツキ:溌剌とした様子で、何も恥じるところがないと言わんばかりに姿勢を決める。
セロ・ビャリャツキ:「正直、このまま行けば進出は間違いないんだけど」
セロ・ビャリャツキ:「それだけじゃあ、物足りない」
セロ・ビャリャツキ:「圧倒しなきゃあね?」
エロイーズ・チゾム:「あ、あんなに堂々と……」
宮本曜:「……」更衣室からでてくる。
宮本曜:「露出の少なめなの選んでみたけど、どうかなぁ」着用しているのは黒を貴重としたネグリジェ。
宮本曜:水着姿のときとはまた違う、隠れている部分が多いのにその起伏や滑らかさが表出される。

宮本曜:「へへ」照れ笑いをしつつ、手持ち無沙汰そうに視線を彷徨わせている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……」
フィクサーQ:「わあ……」
フィクサーQ:「なんだか……なんか……」
フィクサーQ:「あこっ……ぐむっ」
真瀬遊:「余計な事言わない」
フィクサーQ:「ごめんごめん!いや~ね!素晴らしいねってことだよ!」
フィクサーQ:「宣伝効果もありそうだね!」
大御所野オバ:「……」
真瀬遊:「オバちゃん?」
大御所野オバ:「いやね、みんな……あんなにおヘソ出しちゃって……」
大御所野オバ:「風邪引かないかい?」
大御所野オバ:「オバちゃん心配で……」
フィクサーQ:「オバさん……」
フィクサーQ:「これはね……そういう……ものだから……」
フィクサーQ:「ともかく、これで第三次予選、すべてのお題が終了!」
フィクサーQ:「本戦に駒を進めるのは……この中から16チームだよ!」


第三次予選 第三の試練 終

GM:そうして、しばらくの後。本選出場者がアナウンスされた。
ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ アンジェリカ音楽歌劇学校
白雪スズカ アンジェリカ音楽歌劇学校
白雪スズカ:「……よ、よかった」
白雪スズカ:「いえ……疑っていたわけではないけれど。ここまでして進めなかったらどうしようかと思ったから……」
ミラ:「うん。よかった」確かめるように頷いている。
セロ・ビャリャツキ アンジェリカ音楽歌劇学校
ミラ:「スズカの美しさは疑うべくもないよ……」
セロ・ビャリャツキ:「2番手……?いえ、成績順とも限らないけど……」
白雪スズカ:「ふふ。ありがとうミラ……あ、セロさんもやはり……勝ち進んでいますね」
ミラ:「……でも、座長にも勝っていた、かもね」薄く笑う。
佐陀コトノ 六壬学園高等専門学校
佐陀コトノ:「な、名前呼ばれた……!」
白雪スズカ:「コトノさん……おめでとうございます」
佐陀コトノ:「あ、ありがとうございます……えへへ」
宮本曜:「お~、コトノちゃんだ。演奏すごかったもんねえ」
津々ウララ:「皆さん流石っす!」
エロイーズ・チゾム キングダム
津々ウララ キングダム
エロイーズ・チゾム:「あ、よ、呼ばれた……!」
白雪スズカ:「……ウララさんも、さすがですね。おめでとうございます」
津々ウララ:「あっ自分らもっす!やったッス!」
佐陀コトノ:「お二人も! おめでとうございます!」
白雪スズカ:「エロイーズさん、下着審査は出ないかと思いましたが……御二人の絆を感じました」
エロイーズ・チゾム:「ううう……そんなに言わないで下さい~!」
エロイーズ・チゾム:「恥ずかしかったんですから!」
津々ウララ:「善のパワーっす!」
日野千花 帝愛地下労働学園
日野千花:「あははっ!やった~!」
白雪スズカ:「……やはり、情報通の彼女が目をつけていた方も勝ち残っていますね。あんなでも、見る目は確かだったみたいです」
ミラ:「そういえば、会場についた時にはいなくなってたな」
津々ウララ:「そういえばその情報通はいつの間にかいないっすね。いつの間にか脱落したんすかね」
佐陀コトノ:「あっ本当だ……」
ルクト・ストリンカ アップルシード開拓農学校
ルクト・ストリンカ:「ほ……ホントけ?ウソじゃねよな……?」
飛祖華 崑崙山中等専門学校
飛祖華:「フゥん……でもこれで……」
飛祖華:「そろそろ狩れるか……☶」
佐陀コトノ:「こ、崑崙山の人も残ってる……」
白雪スズカ:「……手ごわそうですね……」
津々ウララ:「なんか視線を感じるッス」
宮本曜:「剣呑だねえ」
宮本曜 セントラル
ヤナ・ヤーコヴレヴナ・ユーギナ セントラル
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「すみません、私がしっかりしていれば……」
宮本曜:「おっ」
白雪スズカ:「……先生たちも。よかったです。おめでとうございます」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ここまで労せずともよかったでしょうに」
津々ウララ:「センセー!やったッスね!」
佐陀コトノ:「あっ先生達も! 良かったですね!」
宮本曜:「ううん、助かったよヤナちゃん。みんなもありがと~!」
ロシオ・ディアス ラス・ヴィダス商業学校連盟
チャス・コステロ・コステロ ラス・ヴィダス商業学校連盟
ロシオ・ディアス:「これは……これで呼ばれた相手を全員倒せば勝てるということか?」
チャス・コステロ・コステロ:「いいわけないですけど???」
オリス・カルツェマグ メサイア学園
オリス・カルツェマグ:「当然の結果ですね」
白雪スズカ:「……崑崙の狂戦士と肩を並べる白タイツ同好会、なかなか恐ろしいですよね……」
レコア・モースタン アランロド王立魔法学校(キングダム連合学院)
長尾アヤ子  キングダム連合学院
レコア・モースタン:「……アンタの指図通りやったら上手く行ったみたい」
長尾アヤ子:「はい。この先も任せて下さい」
津々ウララ:「魔法使いさんチームも生き残ったッス!」
戸根レーラ ソル・オロ・グランデ女学院
東風野イノ ソル・オロ・グランデ女学院
東風野イノ:「お姉様……やりました!」
戸根レーラ:「うん。これもイノの頑張りのおかげさ……」
ENAMELIS-I 社会人
ステファニー・ワークス ジェネシスインダストリアルアカデミー
ENAMELIS-I:「くそっ……まだ続くのか!?これは……」
ステファニー・ワークス:「何言ってるの?むしろこれからが本番なのに~」
ENAMELIS-I:「こっちを向くな!早く着替えろ……!」
南目ロナ メサイア学園
南目エナ メサイア学園
南目ロナ:「また遊べるね?」
南目エナ:「まだ遊べるね?」
エロイーズ・チゾム:「……あの人達、なんか……」
エロイーズ・チゾム:「嫌な感じします」
白雪スズカ:「……そうですね……気を付けた方がいいかもしれません」
小谷シオカ レイン高等学校
小谷シオカ:「危うかったが……ギリギリでもクリアはクリアです」
小谷シオカ:「次のステージの突破を目指して精進します」
十掬キョウ メサイア学園
十掬キョウ:「えっ最後!?危なかった~!やった~!」
十掬キョウ:「本当によかった……落ちてたら脱ぎ損だったよ~……」
フィクサーQ:「以上16チームが本選出場者さ!」
フィクサーQ:「みんな、おめでとう!そして……本選は明日!」
フィクサーQ:「ここアンジェリカの……山組の劇場を貸し切らせてもらったんだ!そこで最終審査を行うよ!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……これはつまり」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「許可を出していたということですか?」
セロ・ビャリャツキ:「ええ。個人的に頼まれてね?」
セロ・ビャリャツキ:「だから先立って講座も準備できた。けど誓って内容は聞いてないわよ?」
白雪スズカ:「……オーディション内容は聞いていなくとも」
白雪スズカ:「主催が何者か……目的は何なのか……くらいは」
白雪スズカ:「聞いているのではないですか?」
セロ・ビャリャツキ:「目的?分かりきってるじゃない」
セロ・ビャリャツキ:「外の世界のデビューをかけたオーディションでしょう?」
白雪スズカ:「……そうですね」
セロ・ビャリャツキ:「そのために来たんだと思ったんだけどな」
白雪スズカ:「わたくしは、そのために来ています」
白雪スズカ:「それが果たされるのなら……問題ありません」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(……先生)小声で。
宮本曜:(うん?)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(あの言い方では、彼女は……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(主催者の正体を知っているか、少なくとも感づいてはいるようです。それを踏まえて……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(この賞品・・に、一定の説得力があると断じている)
宮本曜:(……うん)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(一体、何者なんでしょうか……?)
宮本曜:(まだ判断できる材料は少ないかも。引き続き注意しておかないとね)


GM:シーン終了です。ロイス・購入・SP処理ができます。そして……
GM:購入とSP処理については これがラストとなります。
白雪スズカ:な、なんと
GM:悔いのない選択をしてね~
宮本曜:はえ~
津々ウララ:ムムッ
佐陀コトノ:これで最後か~
津々ウララ:ロイスは本戦まで取っておくか
白雪スズカ:うーん、ロイスは保留で……
宮本曜:ロイス保留!
佐陀コトノ:ロイスは保留で
ミラ:ロイスは保留で
GM:あっ!すみません
GM:その前に……
GM:本選出場ボーナスとして SP/-/-/20 を差し上げます。
宮本曜:!!!
GM:こちらは任意の心得に使用できます。
佐陀コトノ:やった~~!!
ミラ:あっすごい!
津々ウララ:おお!
白雪スズカ:え!!!ボーナスじゃん!!!
ミラ:やった~
白雪スズカ:やった~~~!!!!!ありがとうございます!!!!
宮本曜:ありがとうございます~~
津々ウララ:そしたら SP/【肉体】/-/30を使用して技の心得:白兵と
宮本曜:じゃあ、SPはまずSP/【肉体】/白兵/20→体の心得【社会】2に。
白雪スズカ:SP/【感覚】/〈知覚〉/20を……技の心得<芸術:歌劇>4に、ボーナスSP/-/-/20を体の心得:【感覚】2にしようかな!芸術:歌劇が14に、感覚が6になる!
GM:やば
宮本曜:先程もらったSP/-/-/20→体の心得【肉体】2 に!
津々ウララ:SP/-/-/20を使用して体の心得【肉体】2を取得!
白雪スズカ:購入……ほしいものある方います?
佐陀コトノ:SP/-/-/20を消費して体の心得【感覚】2を取得
白雪スズカ:特にほしいものなかったら決勝戦でダメージを負った場合を考えて高性能治療キットを備えにさらに買おうかな?と思っています
佐陀コトノ:SP/【精神】/〈意志〉/10を消費して技の心得:RC(2)を取得します
宮本曜:リアクティブコートチャレンジします。けど、特段すごいほしいわけでもないので、他の方が買おうとしなくても大丈夫です!
ミラ:SP/【精神】/〈意志〉/10 → 技の心得/〈芸術:演劇〉2 
SP/-/-/20 → 技の心得/〈射撃〉4 
にします

宮本曜:7dx+4>=36
DoubleCross : (7DX10+4>=36) → 10[2,4,5,7,7,10,10]+9[8,9]+4 → 23 → 失敗

GM:がんばってる
津々ウララ:とりあえず自分用に応急を
宮本曜:ですが、財産点が13点あるので~~~?
白雪スズカ:なにっ!
宮本曜:買えちゃいま~~~す!!!
津々ウララ:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 10[1,8,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

白雪スズカ:先生~♡お金もってるんですね~♡あ、スズカあのバッグほしいな~♡
GM:すご
津々ウララ:大人の財力!
宮本曜:早速装備します
津々ウララ:というわけで応急を使用
津々ウララ:39+2d10
DoubleCross : (39+2D10) → 39+15[6,9] → 54

ミラ:そういえば高性能治療キット持ったままだったのでスズカに返しますよ
津々ウララ:MAX!
白雪スズカ:えっ!わたくしからのプレゼント返品しないで
ミラ:あっはい
佐陀コトノ:特に必要なものもないのでワンチャン狙いでアルティメイドを!
白雪スズカ:自力で買います高性能治療キットを!
佐陀コトノ:6dx>=50
DoubleCross : (6DX10>=50) → 7[2,3,3,3,6,7] → 7 → 失敗

白雪スズカ:6dx+5>=9
DoubleCross : (6DX10+5>=9) → 9[1,2,3,4,5,9]+5 → 14 → 成功

GM:メイド服50もするんだ……
白雪スズカ:買えました。お揃いですね(圧)
佐陀コトノ:IAになってからえげつないくらい価格上がったので泣いてます
白雪スズカ:原作(?)で着てたのに……
ミラ:じゃあ私もワンチャン狙いでアルティメイドにしよ
佐陀コトノ:ミラさん……!
津々ウララ:高級メイド服……
ミラ:6dx+5>=50
DoubleCross : (6DX10+5>=50) → 8[1,3,4,4,5,8]+5 → 13 → 失敗

ミラ:ふっ……
津々ウララ:こちら以上!
佐陀コトノ:こちらも以上です!
ミラ:エプロンしか買えなかったので……着てください
白雪スズカ:あっわたくしも以上です!
ミラ:以上です。
白雪スズカ:裸エプロン!?
GM:じゃあ今は何も着てないんだ
GM:叙述トリックってわけかよ
佐陀コトノ:あ、あわわ
GM:では……処理は以上ですが
ミラ:下着審査に参加できなかったのはそういうことかい
GM:改めて 本選出場PCの紹介をします
GM:まずはPC1 ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ
ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ(本選出場前)
ミラ:I am Mountain……
ミラ:体の心得:感覚と社会をそれぞれランク3で購入し、それぞれ5に。
ミラ:ピュアキュマらしからぬ行動値11になりました。
GM:すご~
ミラ:技の心得:射撃により射撃技能も16! 結構高いはず
GM:すご!
ミラ:残りは技の心得:芸術:演劇に振り、技能9に。
ミラ:高くなった感覚とともに、名演技をかましていきたいと思います。以上です!
GM:なっちゃった バケモノに……
GM:ありがとうございます では次!
GM:PC2 白雪スズカ
白雪スズカ(本選出場前)
白雪スズカ:はい!
白雪スズカ:わたくしがこの旅路で得たものは以下です。
白雪スズカ:技の心得:<芸術:歌劇>6
技の心得:<芸術:歌劇>4
体の心得:【肉体】3
体の心得:【社会】1
体の心得:【感覚】2
体の心得:【感覚】2
心の心得

Eクリスタルシールド(ガード値+1)
Eステージ衣装
スペリオルミックス
すごい服
オメガゴーグル
芸術道具(歌劇)
戦闘用着ぐるみ
高性能治療キット

白雪スズカ:能力値は肉体7/感覚6/精神1/社会5とトップスタァにあるまじき感覚の低さを解消しました。芸術:歌劇も+10され固定値が14に。
GM:アイテムもメチャクチャ揃えてる!
白雪スズカ:芸術:歌劇でいえばステージ衣装とオメガゴーグル、芸術道具(歌劇)でさらにダイス+3達成値+1がつきます。
白雪スズカ:再生タンクなのに行動値が13あり、殴られる前に回復してしまう可能性があります。
白雪スズカ:ですが……トップスタァらしい成長は……できたのではないでしょうか?と思います。以上です!
GM:た、待機すればいいし……!
白雪スズカ:たしかにそうですね……
GM:はーい!ありがとうございます
GM:では次!
GM:PC3B 津々ウララ
津々ウララ:ッス!
GM:あっゴメン違う!
津々ウララ:はい
GM:いや……間違えたけど
GM:そのままやってもらお
津々ウララ(本選出場前)
津々ウララ:では
津々ウララ:SP/【肉体】/〈白兵〉/11/使用済み:体の心得【感覚】1
SP/【肉体】/-/17/使用済み:心の心得
SP/【肉体】/-/22/使用済み:技の心得〈知覚〉4
SP/【感覚】/〈知覚〉/21/使用済み:体の心得【肉体】2
SP/【感覚】/〈芸術:ダンス〉/20/使用済み:体の心得【肉体】2
SP/【肉体】/-/30/使用済み:技の心得〈白兵〉6
SP/-/-/20/使用済み:体の心得【肉体】2

津々ウララ:あと接続によりマルチサポートスーツを入手
GM:肉体12!
GM:どうしてそんなに大きくなっちゃったんですか?
津々ウララ:ふふふ 実験体なので肉体は驚異の14
GM:14!
GM:その暴力で本選でも勧善懲悪していってくれ!
津々ウララ:感覚は1しか増やしてないのと今はマルチサポートスーツを装備しているので行動値はむしろ遅くなっています
GM:そうとはね……
GM:では次!
GM:PC3A 佐陀コトノ
佐陀コトノ(本選出場前)
佐陀コトノ:は、はい!
佐陀コトノ:では成長履歴を!
佐陀コトノ:【肉体】2→5(+3)
【感覚】2→4(+2)
【精神】3→6(+3)
【社会】2→4(+2)
<芸術:ギター>4Lv→7Lv
<RC>6Lv→8Lv
獲得アイテム
心の心得
エフェクトシューター

GM:まんべんなく上がってる!
佐陀コトノ:今回色々判定求められたのもあって気づけば満遍なく能力値を上げてました
佐陀コトノ:あとは芸術ギターとRCをちょっとずつ
GM:万能の天才ってわけ
佐陀コトノ:行動値は19になってます、だいぶ上がりました
佐陀コトノ:あと接続でエフェクトシューターを貰ってます! お守り代わり!
箱色ツィラ:大事にしてくださいね……♡
GM:では最後!
GM:PC3C 宮本曜
宮本曜(本選出場前)
宮本曜:はーい!
宮本曜:心の心得 ラウンド一回 自分以外の判定直後、達成値+3
体の心得【肉体】2
体の心得【感覚】2
体の心得【社会】5
技の心得<交渉>3

リアクティブコート HPダメ適用直前、HPダメ3D点軽減 その後この防具破壊。装甲6
高性能治療キット 3d10回復
UGNボディアーマー 装甲8
強化素材 武器攻撃力+1
芸術道具(ダンス)

宮本曜:これだけ取得しました!
GM:社会がめちゃ上がってる
宮本曜:結果、装甲が14になり、肉体/感覚/精神/社会が8/3/3/7になりました!
GM:やっぱ教師生活よりも……オーディションのほうが社会性上がるんだな
宮本曜:そうなのかな……そうなのかも
宮本曜:あ、以上です!
GM:ありがとうございます!ではこんな皆さんのこれからのご活躍を見ていく前に
GM:本選前夜の様子を、少しご覧いただきましょう。


【インタールード1】

GM:登場侵蝕は必要ありません。


GM:本選出場者には、宿泊用の個室が適用された。元はアンジェリカ生徒用の寮だ。
GM:君たちはそこで英気を養うことになるが、時間はたっぷりある。
GM:他の参加者と親交を深めることもできるだろう。
GM:【宿舎内 臨時食堂】
GM:普段は劇場内のレストランを運営しているシェフが、今日は宿舎の方に詰めている。
GM:普段観劇客が食べているものと同じものを食べることができる。
白雪スズカ:「…………あら」ミラと並んで食事をとっている。スズカの前にはサラダが5皿並んでいる。
白雪スズカ:「先生も……お食事ですか」
宮本曜:「うん」
ミラ:スペアリブを歯で剥がしている。
宮本曜:「おいしそうなのがいっぱいでどれにするか迷っちゃったよ」
ミラ:「……こんばんは。どのメニューも、味は保証するよ」
ミラ:指をナプキンで拭う。
宮本曜:「おぉ、いいね。隣、いいかな?」
白雪スズカ:「勿論です。宮本先生とは、ゆっくりお話をしてみたかったので」
白雪スズカ:サラダにのってるエビをミラの皿に移しながら頷く。
ミラ:頷き、席を詰める。
宮本曜:『山盛り!山菜てんぷらそば!』というメニューをお盆に乗せている。
白雪スズカ:「美味しそうですね。あっ、これは催促ではありません」
宮本曜:「ふふっ、あーんして食べさせてあげようか?でもミラさんに怒られる?」
ミラ:エビをフォークでつまんでいる。
白雪スズカ:「…………」ミラの方を見ている。
宮本曜:箸を割って、頂きますのポーズ。
ミラ:「……別に怒らないよ。他人との関係が嫌いなわけじゃない」
白雪スズカ:「…………だそうです」ちょっとだけ拗ねたような声色。
宮本曜:「お~、束縛はしない感じだ」
ミラ:「スズカと私は、あくまで共演者だよ、先生」
ミラ:「舞台の上では、決して離れない。運命に転がされる車輪の両軸」
ミラ:「けれど、それがすべてじゃないから」
ミラ:スペアリブを取り上げる。
ミラ:「先生は、すべてを賭すようなものがある?」
宮本曜:「そっかぁ。んー、私?」
ミラ:「雑談だけれど。その心に興味はあるんだよ」
宮本曜:「賭した、、、
白雪スズカ:「……過去形?」
宮本曜:「すべて賭けて、掛けて、全力で頑張っていた時期があったよ」
宮本曜:「そしてこの上ない達成感を得た」
宮本曜:「だから、もうそれは終わりにして、今先生って立ち位置やってるの」
宮本曜:「もちろん、今も頑張ってないわけじゃないけどね」
ミラ:「へえ。達成感……この上ない」
ミラ:肉の繊維とともに、言葉を噛みしめるように。
ミラ:指についたソースを舌で掬い取る。
宮本曜:「二人は? あ、もちろん舞台が大事だろうけど……」
ミラ:「私たちも、最上の景色を見ようとしているんだ」
ミラ:「そうだな……だから。達成したことを終わりにできる、というのがよくわからない」
白雪スズカ:「……はい。わたくしは……怖いです」
白雪スズカ:「わたくしは、全てを賭して、舞台の上に立っている。けれど、それが過去形になって」
白雪スズカ:「板の上に立っていないと生きていけないと思っていたのに、別に舞台を降りても生きていけると知って……」
白雪スズカ:「あの頃は頑張っていたな、と。思い出にして、この日々を過去にするのが」
宮本曜:「あぁ、なるほど」
白雪スズカ:「折角、わたくしは……ミラのおかげで、この世界で生きていけるのだと知ったのに」
白雪スズカ:「そんなものは何でもなかったのだと……思いたくないのです」
宮本曜:「そうだね、そう思うなら」
宮本曜:「それでいいんだ」
宮本曜:「慰めでも世辞でもなく、そう思っているよ」
宮本曜:「ヒトにとっての"勝利"なんてのは」
宮本曜:「千差万別で」
宮本曜:「勝ち取ったら終わりのものもあれば、勝ち取りつづけたいものだってある」
宮本曜:「……って、一度終わりにしてから、違う世界があることを知って気づいたんだ」
白雪スズカ:じ、と言葉を聞いている。
白雪スズカ:「わたくしは……元々は山組の理念とは別の考えを持っていました」
宮本曜:「へぇ」
白雪スズカ:「山組の考えというのは……劇場も照明も音響も、大道具も小道具もいらない。舞台を構成するのは、役者だけでいい……というものです」
白雪スズカ:「わたくし、ここに来る前は劇団をカヴァーにしたセルにいたんです」
ミラ:グラスを傾ける。
白雪スズカ:「けど、カヴァーのはずが、そっちのほうが軌道に乗って。本腰を入れるようになったのですが……」
白雪スズカ:「つまり、劇団の方に向いてない人員から、危険な仕事に振られるということ。演じられなくなるということは、大体において死と同義でした」
白雪スズカ:「だから、わたくしにとって演じるということは命がけでしたし。そのためにスタッフを含め最善を尽くすことは当然でした」
白雪スズカ:「けど……」
白雪スズカ:「ミラに出会って、山組に入って。板の上でないと生きていけないと思っていたのに……」
白雪スズカ:「どこでも劇場にできるのだと知って。それは、世界中どこでも生きていけるのだと思ったのです」
白雪スズカ:「今は、しないといけないからでなく。ただただ、ミラと演じるのが楽しいから、芝居をしております」
白雪スズカ:「思えば……真に楽しいからでなく、何か目的があって芝居をするのは、邪道だと思います。ですが……」
白雪スズカ:「変わった考えが、また変わるのが怖いです」
白雪スズカ:「勝ち続けなくていいのだと……思うのが怖い」
白雪スズカ:「わたくしにとっては、今の価値観が宝物だから」
宮本曜:「なるほど……良い転機を持ったからこそ、それだけ変わってしまうようなことが次くるのがなおさら怖い、と」
白雪スズカ:頷く。
宮本曜:「頷けるし、それについて意見やアドバイスをすることもできなくはないけど」
宮本曜:「私じゃないかも」
宮本曜:「ミラちゃんどう思う?」
ミラ:「私?」
ミラ:「……どうもこうも」
ミラ:「私はセロと契約をして、舞台に立っている」
ミラ:「スズカからすれば正道ではないよ。目的のために芝居をやっているんだ」
ミラ:「戦場よりはマシだ。楽しいというのも間違いない」
ミラ:「御覧の通り……」服を指し示そうとして、止める。
ミラ:「つまるところ、優しいスズカ」
ミラ:「なぜ価値観を一つしか持てないと思うのか、理解できない」
ミラ:「右も左も、メソッドばかりを囃し立て」
ミラ:「変わり身は演者の本分だと思うけどね。私は」
ミラ:サラダを口に含む。
白雪スズカ:「……わたくしの、世界の全てが……」
白雪スズカ:「あなたではないと、思ってしまうのが怖いのよ」
白雪スズカ:「あっわたくしの……」小声で食べられるサラダを見ている。
白雪スズカ:「……あなたの中のわたくしは、わたくしの中のあなたほど、大きくはないのは分かっている。だから……」
白雪スズカ:「わたくしだけは…………大切にしたいの」
白雪スズカ:「……子供っぽい、でしょうか」先生に笑う。
宮本曜:「大人だって、さほど変わらないよ」
宮本曜:「さて」
宮本曜:「ごちそうさまでした」
宮本曜:それは食事を終えた意味なのか、二人の話を聞かせてもらっての感想か。
宮本曜:あるいは両方。
宮本曜:「困ったことがあったらいってね」言って、席をたち、食堂を去った。


GM:【宿舎 屋上】
GM:宿舎内の喧騒は驚くほど聞こえない。
GM:歌劇の練習をすることもあるのか、防音には気を使っているのだろう。
佐陀コトノ:屋上の一角に腰を下ろし、ゆったりとしたテンポでピックが弦を弾き出す
佐陀コトノ:現代神楽部として独立する前は、こうやって適当な場所を見つけて練習することも多かった
佐陀コトノ:上手くなるため、本番で上手く演奏するために弾いているというのはあるけれど、結局は楽しいから弾いている
佐陀コトノ:夜の空の下で、涼しい風に吹かれながら、自分の気持ちのまま自由に掻き鳴らし続ける
佐陀コトノ:「~~♪」
津々ウララ:その音に割り込むように
津々ウララ:「おお~われらがキングダム~ 勧善懲悪委員会~」
津々ウララ:「あっ」
佐陀コトノ:「あっ!」
津々ウララ:「コトノちゃん!お邪魔したッス!」
津々ウララ:「手持無沙汰だったのでウズウズして悪を探しにパトロールしてたっすけど」
佐陀コトノ:「あっ邪魔とかそんな、全然!」手をわたわた
津々ウララ:「ならよかったっす!あの演奏はやっぱ練習のたまものなんスね~」
津々ウララ:「マジ感動したッス!」
佐陀コトノ:「あ、ありがとうございます……! その、私も楽しいからやってるようなものなので……」
佐陀コトノ:「う、ウララさんもパトロール? こんな時間までお疲れ様です」
津々ウララ:「ッス!悪はどこにでもいるッスから」
津々ウララ:「コトノちゃんも気を付けるッス!」
佐陀コトノ:「あ、ありがとうございます……。い、一応気を付けますね……」
津々ウララ:「ッス!本戦には危険あぶなそうな人もいるッス」
佐陀コトノ:(♪東に善ありゃ 手を取って西に悪ありゃ 殲滅だ)勧善懲悪委員会の印象に残る会歌が脳内で流れる
津々ウララ:「……楽しいからやってるって言ったっすけど」
津々ウララ:「やっぱ示すんスか。覇」
佐陀コトノ:「覇……? あっ、優勝ってことですね……」
津々ウララ:「うちの偉そうな人がイーズちゃんの覇を示すって言ってたっす」
津々ウララ:「やっぱみんなそうなんすかねと思って」
佐陀コトノ:「え、偉い人に言われてやってるんだ……。苦労してそうだなぁ……」
佐陀コトノ:「ええと、私は」ちょっと考えるそぶりをして
佐陀コトノ:「頂点を目指してそこに立ったとして、私がやりたいことをやれるのはそこからかなって」
津々ウララ:「おお……」
津々ウララ:「あくまで通過点というわけっすか」
津々ウララ:「パねーっす!」
佐陀コトノ:「あ、ありがとうございます……うう、恥ずかしくなってきた」
津々ウララ:「だーいじょうぶっすよ!胸を張るっす!」ばしばしと背中を叩く
佐陀コトノ:「ひゃっ」ぱしぱしと叩かれて背筋がぴんと
津々ウララ:「自分、応援するッス!邪魔する悪がいたら飛んでいくッスよ!」
佐陀コトノ:「た、頼もしいけどちょっと不安になるなぁ……」
佐陀コトノ:「……でも、ウララさんはまずイーズちゃんのこと、応援してあげて欲しいな」
津々ウララ:「む……それはそうっす」
津々ウララ:「本戦でぶつかったら恨みっこなしっすね!」
佐陀コトノ:「うん! お互い、頑張ろう!」
津々ウララ:「ヤハハ!負けないっす!」
津々ウララ:「そんじゃ自分はパトロールの続き行ってくるッス!」
津々ウララ:「あんま遅くまで練習したらだめっすよ!夜更かしは悪ッス!」
津々ウララ:そう言って屋上から立ち去る。
佐陀コトノ:「き、気を付けます……! ウララさんもまた明日!」
佐陀コトノ:手を振って彼女の去り際を見送ってゆく
佐陀コトノ:そして、彼女が来る前と同じようにギターを手元に寄せて
佐陀コトノ:夏の夜に緩やかな音楽が響いて行く
佐陀コトノ:微かな明日への不安がたった今拭われたかのように、その演奏は心地よさを増していた


GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
白雪スズカ:宮本曜/〇P:信頼/N:困惑 でロイス取得で以上!
ミラ:うーん
佐陀コトノ:津々ウララ 友好〇/困惑 で取得します
津々ウララ:コトノさんにはすでにロイス取ってた!以上で
宮本曜:ロイス枠があと一個しかない! 二人にとりたかったが……
宮本曜:スズカちゃん ◯慈愛/心配 で取得して以上!
白雪スズカ:先生~♡
ミラ:白雪スズカ/〇連帯感/夢想家 で取得します
白雪スズカ:ミラ……♡
ミラ:以上です!


【ミドルフェイズ8】

GM:全員登場です。
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(76 → 80)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(80 → 79)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(75 → 81)
佐陀コトノ:90+1d10-1
DoubleCross : (90+1D10-1) → 90+2[2]-1 → 91

宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(81 → 80)
白雪スズカ:スペリオルミックスでダイスボーナスに届かない!
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(79 → 86)
津々ウララ:スペリオルミックスの効果で侵蝕率を1減少(86 → 85)
ミラ:スス
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(81 → 88)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(88 → 87)


GM:【アンジェリカ音楽歌劇学校 山組 劇場】


GM:アンジェリカの大劇場の中でも、山組の劇場が用いられることは多くない。
GM:彼女たちは必ずしも劇場を必須とはせず、使いたい時に使っているだけだからだ。
GM:その劇場が、オーディション本選の会場として選ばれていた。
GM:選考とは言いながらも、本選の様子は後に番組として配信されるという。
フィクサーQ:「はい、はい!では出場者のみなさーん」
フィクサーQ:舞台にほど近いの観覧席に、犬のぬいぐるみが置かれている。
エロイーズ・チゾム:「本当にいたんだ……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ハムのぬいぐるみを見て本当に居たというのもまた違うのでは……」
白雪スズカ:「……パンダですよ?」
フィクサーQ:「ここからの審査は……直接見せてもらうことにするよ!」
セロ・ビャリャツキ:「直接のつもり……?」
大御所野オバ:「こっからは厳しく見てくからね!」
大御所野オバ:「腑抜けたパフォーマンス見せたら承知しないよ!」
津々ウララ:「望むところっす!」
宮本曜:「そうこなくっちゃね」
真瀬遊:そしてもう一人。椅子に座っている少女がある。「え~……そうだね」
真瀬遊:「あたしからは一つだけ」その少女の頭上には、やはり何者も輝かない。
佐陀コトノ:「ほ、本当に十字冠ないんだ……」
白雪スズカ:「…………」じ、と見つめている。
真瀬遊:「……ここまでおいで」
セロ・ビャリャツキ:「……言ってくれる」
ミラ:薄く笑って息を漏らす。
白雪スズカ:「…………トップに立つのは、わたくしたち。貴女も、超えて」真瀬遊を強い瞳で見つめている。
佐陀コトノ:「……」こくりと頷く
津々ウララ:「やってやるっす!」
フィクサーQ:「じゃあ、オーディションのルールについて説明するよ!」
フィクサーQ:「ここからのオーディションは……トーナメント!」
フィクサーQ:「残った16チームに……それぞれ競い合ってもらうのさ!」
フィクサーQ:「何で競うかも自由!お互いの合意がなされれば何で決めてもいいよ!」
フィクサーQ:「……ただし!」
フィクサーQ:「勝敗は審査とは関係ないよ!」
津々ウララ:「どういうことっすか!」
エロイーズ・チゾム:「えっ?」
ミラ:「どういう意味だ……?」
白雪スズカ:「…………なるほど、直接見るといっておいて随分各々任せかつ何でもありだと思ったら……」
宮本曜:「……?」
白雪スズカ:「戦っている姿そのものが審査対象、ということでしょうか」
フィクサーQ:「うん。この本選の中で……」
フィクサーQ:「“外でデビューさせてもいい”と思えた人を、オーディション合格とするんだ」
フィクサーQ:「勝ち抜けば……それだけアピールの場が増えると考えてね」
フィクサーQ:「だから……合格者は0かも知れないし、全員合格かも知れない」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「なるほど、一人に決めないような物言いはそういう……」
佐陀コトノ:「な、なるほど……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……妙ではあったんですよね。応募人数が決まっていないこと」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「一人でもペアでもいいなら、最終的な合格人数が変わってしまう」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「元からそこに区切りはなかったわけですね」
宮本曜:「確かにね」
白雪スズカ:「……かえって、彼ら……彼女ら?の目的が……分かりづらくなりました」
ミラ:「すべての戦闘が事実上の決勝戦? 面白いね……」
白雪スズカ:「あまりにもジャンルがざっくりしすぎている……何を求め、わたくしたちの中から“外でデビューさせてもいい”人材を探しているのか」
津々ウララ:「常に全力で挑めってことすね!わかりやすいっす!」
白雪スズカ:「人数すらも決まっていない……けど」
エロイーズ・チゾム:「なんだか……それは……」
エロイーズ・チゾム:「デビューさせることが目的みたいですよね……?」
白雪スズカ:「どのような思惑があり、どのような想定があろうとも、それを上回ればいいだけのこと」
エロイーズ・チゾム:「こういう人材がほしいとかじゃない……?」
白雪スズカ:「何か悪巧みがあったとしても……それすら掻き消すほどの輝きを、見せればいいだけ」
白雪スズカ:「やることは変わりません。全力でやるのみ、です」
フィクサーQ:「では……その組み合わせの発表をするよ!」
フィクサーQ:「第1試合!」
フィクサーQ:「ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ&白雪スズカVS……日野千花!」
日野千花:「お、私?」
日野千花:「いいね~。相手にとって不足なしだよ!」
白雪スズカ:「……よろしくお願いいたします」
白雪スズカ:(彼女は確か地下アイドル。どうしても勝ち抜きたい動機とガッツ、そして実力がある……)
ミラ:「よろしく、互いによい舞台を」
フィクサーQ:「第2試合!」
フィクサーQ:「ルクト・ストリンカVS……セロ・ビャリャツキ!」
ルクト・ストリンカ:「あわわわわ……」
ルクト・ストリンカ:「怖そうな人だ……よ、よろしくお願いします……」
セロ・ビャリャツキ:「へえ……じゃあ、これって」
セロ・ビャリャツキ:「2回戦であなた達と当たるんだ?」
白雪スズカ:「……既に勝ち抜くつもりですね」
白雪スズカ:「ですが、わたくしもそのつもりです。二回戦はお手柔らかにお願いしますね、セロさん」
ルクト・ストリンカ:「わ……わだしも負けません!」
ミラ:「思ったより遅かったな」
日野千花:「ちょっと、こっちも見てほしいな~?」
フィクサーQ:「第3試合!」
フィクサーQ:「エロイーズ・チゾム&津々ウララVS……オリス・カルチェマグ!」
津々ウララ:「自分らッス!」
エロイーズ・チゾム:「わ……!オリスさんって確か……」
オリス・カルツェマグ:「ふうん……」
オリス・カルツェマグ:「“白ソックス”、ね」
オリス・カルツェマグ:「惜しいけど……どうやらわたくしの勝ちは揺るぎませんね」
津々ウララ:「人に趣味嗜好を押し付けるタイプッス!限りなく悪っぽいッス!」
フィクサーQ:「第4試合!」
フィクサーQ:「飛祖華VS……十掬キョウ!」
十掬キョウ:「ヅゥファちゃん!よろしくね!」
飛祖華:「おやおや……これは予期せぬお客さんだ☰」
フィクサーQ:「第5試合!」
フィクサーQ:「佐陀コトノVS……ENAMELIS-I&ステファニー・ワークス!」
佐陀コトノ:「わ、私だ!」
ステファニー・ワークス:「よろしくお願いします。うちのENAMELISも……」
ステファニー・ワークス:「あなたと戦いたくて~ウズウズしちゃってるみたいなんです~」
ENAMELIS-I:「してないが……」
佐陀コトノ:「えっと、その、よろしくお願いしますね……」
フィクサーQ:「第6試合!」
フィクサーQ:「小谷シオカVS……レコア・モースタン&長尾アヤ子!」
小谷シオカ:「相手が誰であろうと関係ありません」
小谷シオカ:「自分のパフォーマンスを……最大に発揮するだけです」
レコア・モースタン:「勝てそう?」
長尾アヤ子:「はい。問題なく」
フィクサーQ:「第7試合!」
フィクサーQ:「宮本耀&ヤナ・ヤーコヴレヴナVS……ロシオ・ディアス&チャス・コステロ・コステロ!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……私達ですか」
宮本曜:「そうだね、ヤナちゃん」
チャス・コステロ・コステロ:「あら~先生! よろしくお願いしますね~?」にこやかに微笑む。
ロシオ・ディアス:「……」君たちを見ておらず、審査員席ばかりを見つめている。
宮本曜:「うんうん、よろしくね~」
フィクサーQ:「そして最後の第8試合が……」
フィクサーQ:「戸根レーラ&東風野イノVS……南目ロナ&南目エナ!」
戸根レーラ:「さあ、イノ。僕たちの力を見せつけてやろうじゃない」
東風野イノ:「……」
南目ロナ:「フフ……」
南目エナ:「アハ……」
■トーナメント表
    ┌ミラ&スズカ
   ┌└千花
  ┌└┌ルクト
  │ └セロ
 ┌┤ ┌エロイーズ&ウララ
 │└┌└オリス
 │ └┌フェイ
 ┤  └キョウ
 │  ┌コトノ
 │ ┌└E-I&ステファニー 
 │┌└┌シオカ
 └┤ └レコア&アヤ子
  │ ┌曜&ヤナ
  └┌└ロシオ&チャス
   └┌レーラ&イノ
    └ロナ&エナ
フィクサーQ:「では皆さん……!準備はいいかな?」
フィクサーQ:「ライズSTART、今ここに開催です!」


GM:【第1試合 ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ&白雪スズカ VS 日野千花】
日野千花:舞台には、雌雄を決し合うための2チームだけが立っている。
日野千花:「山組のトップペア!あなた達とやれるのは……いいアピールになる!」
日野千花:「もう、あんな生活……抜け出してやるんだ……!」
白雪スズカ:「よろしくお願い致します。わたくしたちにとっても、貴女と競えるのは良い機会です」
日野千花:「対決項目なんだけど……LIVEバトルはどうかな」
白雪スズカ:「LIVEバトル……」
日野千花:「お互いの最高の技術をぶつけ合って……より評価されたほうが勝ち!」
日野千花:「わかりやすいでしょう?」
ミラ:「いい提案だね」
GM:判定について説明します。
GM:以下の判定の合計値の大きい方の勝利となります。
[Da]〈任意の肉体技能〉+[Vo]〈任意の感覚技能〉+〈任意の精神技能〉+[Vi]〈任意の社会技能〉
GM:ただし、ペア側は
GM:それぞれの判定値について、高い方を採用できます。
白雪スズカ:めっちゃ有利じゃん!!
ミラ:ペア側めっちゃ有利じゃん!
GM:実はそう
白雪スズカ:いや……日野ちゃんの全能力が999の可能性もあるからな……まだわからんな……
ミラ:いいのか……ただでさえこちらが強いのに数の優位まで……
GM:まだわかんないでしょ!
GM:じゃあ……順番に対決していきます
GM:まずは[Da]〈任意の肉体技能〉から
日野千花:9dx+1+4 〈白兵〉
DoubleCross : (9DX10+5) → 9[2,4,6,7,8,8,8,9,9]+5 → 14

ミラ:〈回避〉で振ります! 華麗なステップでアンサーしてやろう
白雪スズカ:8dx+5 白兵で振ります。
DoubleCross : (8DX10+5) → 10[3,3,4,4,7,9,9,10]+9[9]+5 → 24

ミラ:8dx+1+5
DoubleCross : (8DX10+6) → 9[3,3,4,5,5,6,8,9]+6 → 15

ミラ:スズカつよい
GM:つよい……!
GM:24 - 14
白雪スズカ:hugeな肉体がね
GM:次![Vo]〈任意の感覚技能〉
日野千花:5dx+4+4 〈芸術:アイドル〉
DoubleCross : (5DX10+8) → 10[4,4,6,8,10]+1[1]+8 → 19

白雪スズカ:オメガゴーグル使って芸術:歌劇でいきます。これでダイスボーナスがのるようになるというわけ
ミラ:芸術:演劇で振ります オメガゴーグル使用
白雪スズカ:10dx+5+14+1
DoubleCross : (10DX10+20) → 10[1,2,2,3,3,4,8,8,9,10]+2[2]+20 → 32

GM:高すぎ
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1増加(79 → 80)
ミラ:10dx+9+1+5
DoubleCross : (10DX10+15) → 10[1,2,2,2,3,3,3,4,6,10]+2[2]+15 → 27

ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1増加(87 → 88)
GM:盤石すぎる……
GM:56 - 33
GM:〈任意の精神技能〉
日野千花:9dx+9 〈意志〉
DoubleCross : (9DX10+9) → 10[1,1,4,6,6,7,7,8,10]+4[4]+9 → 23

GM:フ……!
白雪スズカ:うっ!つおい!
ミラ:意志強!
ミラ:RCで振ります
ミラ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[2,4,8]+1 → 9

白雪スズカ:わ、わたくしもRCで……
白雪スズカ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 4[2,4,4]+1 → 5

白雪スズカ:え~ん
白雪スズカ:わたくしたちってもしかして精神が弱いの!?
ミラ:ひえ~っ
GM:65 - 56
GM:ここでかなり追いつけてきたぞ……!
ミラ:リードが危うくなっている!
ミラ:すまない、セロ……君と本選で戦いたかった……!
GM:最後![Vi]〈任意の社会技能〉!
日野千花:4dx+1+2 〈情報:ノヴァリス〉
DoubleCross : (4DX10+3) → 10[2,3,8,10]+4[4]+3 → 17

ミラ:購入で振ります
白雪スズカ:わ……わたくしの圧倒的お買い物上手パワーで勝ち進みます!調達で判定!
GM:回した!
白雪スズカ:7dx+5+5
DoubleCross : (7DX10+10) → 10[3,4,5,5,7,8,10]+2[2]+10 → 22

ミラ:調達か
ミラ:7dx+5+5
DoubleCross : (7DX10+10) → 10[1,2,5,5,6,9,10]+2[2]+10 → 22

白雪スズカ:同値♡
ミラ:同値だわ
GM:見せつけてんじゃね~~~
GM:87 - 73
GM:ミラ&スズカペアの勝利です!
白雪スズカ:やった~~~!!!!!
白雪スズカ:精神は課題ですわね……変なアプリを見せられても催眠されない訓練をしないと
ミラ:意志鍛えておかないとね
日野千花:クソ~~~
GM:では演出!


GM:彼女がLIVEバトルの開始を宣言すると、舞台に3つ、マイクが飛び出す。
GM:左右から別の楽曲が流れる。
日野千花:「どちらのパフォーマンスが……よりこの空間を支配できるのか」
日野千花:「誰がこの場の“太陽”か、教えてあげる!」
日野千花:そうして、歌い始める。夏に相応しいナンバーのアイドルソング。
日野千花:自分はこれまで、あなたという太陽に焦がれてきたと。
日野千花:いつかは手を伸ばせると信じて、ひたすら自分を磨いて。
日野千花:それでもまだ届かないけれど、その時間も楽しい。
日野千花:だけどまだ、諦めては居ないのだから……
日野千花:「――こっちを見てよ」
日野千花:間奏で、ちらりと隣を見た。
白雪スズカ:「……アイドルと歌劇。どちらが優れているか……それを競うというのはナンセンスだと思いますが」
白雪スズカ:「そういった、何でもアリの世界で生きてきたのでしょう。あなたの全力に勝てなければ意味がありません」
白雪スズカ:「そして……こちらも手加減をするつもりは毛頭ありません。数の優位と存分に発揮させて頂きます」
白雪スズカ:「わたくしは、"月"」
白雪スズカ:「この世でもっとも美しい輝き、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの光を受けて輝く月」
白雪スズカ:「ミラの歌を受けて、返し、合わさり、共に輝く光」
白雪スズカ:「お見せしましょう。ミラの、ミラとわたくしの、光を」
ミラ:あえて影に潜み、時を待つ。
ミラ:私は信仰を受け続ける偶像ではない。
ミラ展開ストーリーは私が定めなくてはならない。
ミラ:月光を受けて、“精霊の王子”が、夜に降り立つ。
ミラ:間奏。終着点サビへの溜め。
ミラ:その間隙を、粛々と狙い撃つ。
ミラ:「──紅月の姫に応え、蒼月の君から届けよう」
ミラ:「私たちの歌を」
ミラ:二つの国の争いと、王子と姫の恋の歌。
ミラ:古臭いとすらされる、荘厳に、ゆっくりと立ち上げる歌劇。
ミラ季節ポップも、流行トレンドも、時間間隔スケジュールもあったものではない。
ミラ:ただ、山のようにある。
ミラ:『月の虹よ。そのリングは、明くる太陽に消されるのか?』
ミラ:『Non
ミラ:『あなたのイリスの中にある。すべての輝きが届かない深い地にあって』
ミラ:『月はあなたの導き手アイリスである』
日野千花:「……クッ……なんで!?」地上の流行りの歌を研究して、解析して……それだけではない。
日野千花:その先。それを自分のものにして……近い将来のトレンドを見定めた。自分が中心に回ると思っていた。
日野千花:(どうして……動かせない!)
GM:太陽だけが虚しく回り、舞台が終局を迎えた。
GM:そして。
フィクサーQ:「第1試合……勝者」
フィクサーQ:「ミラ&スズカペア!」
白雪スズカ:「……ありがとうございます」深々と礼。
真瀬遊:「うん、やっぱり……」身を乗り出している。
ミラ:同じく、大仰に礼をして見せる。
真瀬遊:「面白い。面白いな……」
フィクサーQ:「あああダメだよ~……」
白雪スズカ:「……日野千花さん」
白雪スズカ:「とてもよかったです。これは慰めでも勝者の傲慢でもなく……」
白雪スズカ:「元気でかわいらしくて……思わず笑顔になれるような」
白雪スズカ:「専門用語でいう……”萌え”というような気持ちを抱けました」
日野千花:「……」ツカツカと君に歩み寄る。
日野千花:手をバッと出す。
日野千花:「……次は」
日野千花:「負けないから」
白雪スズカ:「……ええ」
白雪スズカ:「またやりましょう。大きな舞台で、たくさんの人の前で」
白雪スズカ:その手を握る。
日野千花:「……それから……あなた達の、パフォーマンス……」
日野千花:「……よかったわ」小さく言う。
白雪スズカ:「……ありがとうございます」小さく微笑む。
ミラ:「ありがとう」笑顔を見せる。
白雪スズカ:「顔がいい……」思わずミラの顔の良さに呻いている。
ミラ:片目を瞑る。
ミラ:健闘を称えるように、胸に手を当てて再び礼をして、カメラの画角外へ去る。
白雪スズカ:「うっ」心臓が止まりかけて握手をしたままの日野さんの手をぎゅううっと握る。
日野千花:「痛い痛い痛い」
レコア・モースタン:「あれが優勝候補……」
オリス・カルツェマグ:「“白いジョッパーズ”……」
オリス・カルツェマグ:「惜しい……」
飛祖華:「ボクの見込んだ通り……」
飛祖華:「キミ達はどんどん美味しく実る……☰」


【勝者:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ&白雪スズカ】


GM:【第2試合 ルクト・ストリンカ VS セロ・ビャリャツキ】
ルクト・ストリンカ:「よ……よろしくお願いします!」
セロ・ビャリャツキ:「よろしくね。そうだ?あなたの得意なことは何?」
ルクト・ストリンカ:「わだしですか……!?ええと、ダンスはあんま得意でなぐって……」
ルクト・ストリンカ:「お乳さ絞るのと、力仕事と……あ、あと歌は好きです」
セロ・ビャリャツキ:「歌……」目が細まる。
セロ・ビャリャツキ:「じゃあ、歌で対決するのはどうかなあ?」
ルクト・ストリンカ:「あ、はい!がんばります!」
ルクト・ストリンカ:そうして、歌い始める。さほど技巧に富む訳では無いが、爽やかで伸び伸びとした歌声。
ルクト・ストリンカ:一生懸命に歌っている感じが出ている。
セロ・ビャリャツキ:「スウ……」マイクも持たずに、息を吸って。
セロ・ビャリャツキ:「――私は歌に生き、恋に生きてきましたVissi d'arte, vissi d'amore,
セロ・ビャリャツキ:「人に悪いことをしたことは一度もありません!non feci mai male ad anima viva!
セロ・ビャリャツキ:「私が知り合った惨めな人たちには、そっと手を差し伸べ、助けてきましたCon man furtiva quante miserie conobbi, aiutai...
セロ・ビャリャツキ:朗々と歌い上げる。声量が極端に大きいわけではないが、
セロ・ビャリャツキ:他の旋律をかき消してしまうかのような“圧力”がある。
ルクト・ストリンカ:「あ……」
ルクト・ストリンカ:その横で、どうしても歌い続けることが出来ない。
セロ・ビャリャツキ:「そして天の星たちに歌を捧げました。そうすると、星たちはより一層美しく輝きましたe diedi il canto agli astri, al ciel, che ne ridean più belli
セロ・ビャリャツキ:対戦相手を見ていない。届けるべき相手――審査員席だけを見据えて唄う。
セロ・ビャリャツキ:そうして、自らが歌い終えて。
セロ・ビャリャツキ:振り向く。
セロ・ビャリャツキ:「あれ、途中でやめちゃったの?」
セロ・ビャリャツキ:「最後まで……聞いてみたいけどな?」
ルクト・ストリンカ:「あ、あの……わだし……」
ルクト・ストリンカ:「……ぐすっ」
セロ・ビャリャツキ:「ああ……ごめんなさい」頭を撫でる。「悔しかったのね?」
セロ・ビャリャツキ:「じゃあ、また今度。頑張ってね?」


勝者:セロ・ビャリャツキ】


GM:【第3試合 エロイーズ・チゾム&津々ウララ VS オリス・カルチェマグ】
GM:その開始前。
GM:君たちの控室に、ある人物の訪問があった。
イクィム・アーミジャカン:「……よお」
津々ウララ:「あっ情報屋さん!無事だったっすか!」
エロイーズ・チゾム:「あっ、あなたは……」
イクィム・アーミジャカン:「無事というか……」
イクィム・アーミジャカン:「2回戦落ちだったが……?」
津々ウララ:「ご愁傷様っす」
イクィム・アーミジャカン:「やめろ!その感じ……!」
津々ウララ:「ンなことよりどうしたんスか?ドリンクの差し入れならいらないっすよ!」
イクィム・アーミジャカン:「いや……そうじゃねえよ。俺が負けたなら周りを蹴落とす気もねえし……」
イクィム・アーミジャカン:「お前ら、次はオリス・カルツェマグとやり合うんだろ?」
イクィム・アーミジャカン:「あいつの攻略情報……ほしくねえか?」
津々ウララ:「む……」
イクィム・アーミジャカン:「このままだとお前ら……負けるぜ」
エロイーズ・チゾム:「……ウララちゃん。私……」
エロイーズ・チゾム:「聞いてみたいです」
エロイーズ・チゾム:「勝たなきゃ……」
津々ウララ:「……ぐぬぬ。イーズちゃんがそう言うなら……」
津々ウララ:「役に立つんすよねそれ!」
イクィム・アーミジャカン:「オーケイ。メサイアの白タイツ同好会については知ってるな?」
イクィム・アーミジャカン:「“シュネーヴァイス”オリス・カルツェマグは……その一員だってことも」
津々ウララ:「なんとなくッス」
イクィム・アーミジャカン:「あいつはその中でも異端と言われてる」
イクィム・アーミジャカン:「人に着せることではなく……自らが着用することを最も重んじるとさ」
エロイーズ・チゾム:「それは……」
エロイーズ・チゾム:「普通では……?」
津々ウララ:「人に無理やり着せるほうがどうかしてるっす」
イクィム・アーミジャカン:「だがその思い込みこそが……やつを強固な信念として縛り付けている」
イクィム・アーミジャカン:「オーヴァードの中には思い込みを力にするタイプの連中がいるだろう?」
イクィム・アーミジャカン:「あいつもそのクチだ。唯一絶対性を揺るぎなく信仰してる」
エロイーズ・チゾム:「その攻略情報なんて……あるんですか?」
イクィム・アーミジャカン:「でもよ……おかしくねえか?」
津々ウララ:「おかしいかと聞かれたら全部おかしいっすけど」
イクィム・アーミジャカン:「勧善懲悪委員会お前らが言う……?」
イクィム・アーミジャカン:「とにかく」
イクィム・アーミジャカン:「どうして、自分こそが一番と思ってるなら……」
イクィム・アーミジャカン:「わざわざ同好会になんて入ってるんだ?」
イクィム・アーミジャカン:「ここからは俺の予想なんだが――」
津々ウララ:「フゥン?」
イクィム・アーミジャカン:「あいつは……自分が気づいてないだけで」
イクィム・アーミジャカン:「普通に……他人の白タイツにも興奮してるんじゃないか?」
エロイーズ・チゾム:「えっと……?」
イクィム・アーミジャカン:「つまり……こっちも“着用”すれば」
イクィム・アーミジャカン:「やつの絶対性を乱せるかもしれん」
津々ウララ:「大丈夫っすか?頭強く打ったっすか?」
イクィム・アーミジャカン:「正気だが……」
エロイーズ・チゾム:「あなたが見たいだけじゃないですよね……?」
イクィム・アーミジャカン:「違う!俺は黒派だって言ったろ!」
津々ウララ:「知らんッスけど……」
イクィム・アーミジャカン:「いいか!俺は教えたからな!」
イクィム・アーミジャカン:「信じるも信じないも……オタクらの勝手だけどな!いいな!」
津々ウララ:「……一応、礼だけは言っとくッス」
エロイーズ・チゾム:「ええ~……」
エロイーズ・チゾム:「どうしましょう……」
津々ウララ:「白タイツっすか……」
津々ウララ:「着るだけなら害はないと思いたいッスけど」
エロイーズ・チゾム:「でも……どんな対決項目になるかですよね?」
エロイーズ・チゾム:「一体……どんな項目になるんでしょう?」


オリス・カルツェマグ:「わたくしの提案する対決方法は……」
オリス・カルツェマグ:「“ファッション対決”です」
津々ウララ:「なるほどッス」
オリス・カルツェマグ:「お互い、用意された衣装の中から自分でコーディネイトを行い……」
オリス・カルツェマグ:「選択した衣装でのパフォーマンスを行い、その採点を行って頂く」
オリス・カルツェマグ:「いかがですか?」
エロイーズ・チゾム:「これ……」顔を見合わせる。
津々ウララ:「特に断る理由もないっすが」イーズちゃんのほうを見る
エロイーズ・チゾム:「は……はい!それで……お願いします!」
津々ウララ:「……受けて立つっす!」
GM:判定について説明します。
〈調達〉+【肉体】or〈芸術〉
GM:この調達では、調達達成値で購入可能な防具1つを選択し
GM:それを装備したものと扱い、次の判定を行います。
津々ウララ:ほう
GM:また、選択した防具については デザインの相当品宣言が可能です。
GM:特定のデザインを選んだ場合、有利が付く可能性があります。
津々ウララ:可能性……賭けるぜ!
GM:では……判定して行って下さい
津々ウララ:ラッキーメダル使用して調達!
津々ウララ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 9[6,6,7,9]+1 → 10

津々ウララ:白タイツバニースーツ相当のすごい服を購入します
オリス・カルツェマグ:白タイツバニースーツ!?!?!?
オリス・カルツェマグ:まさか……それを……
オリス・カルツェマグ:“着用”なさるんですか!?
津々ウララ:当然ッ!"着用"するッ
オリス・カルツェマグ:バ……バカなァ~!?
GM:ではそのまま……次の判定お願いします
津々ウララ:肉体で判定してやるぜ!
津々ウララ:16dx
DoubleCross : (16DX10) → 10[1,1,2,4,4,4,5,5,5,5,7,7,8,8,8,10]+8[8] → 18

津々ウララ:あんまり伸びない まあ良し
オリス・カルツェマグ:こちらの判定ですが……
オリス・カルツェマグ:調達にマスターズコネクションを使用。白タイツ付きメイド服相当のメイド服を入手。達成値50として扱いますが
津々ウララ:なにっ
オリス・カルツェマグ:相手が白タイツを着用している場合、次の判定に自動失敗します。判定にファンブルしたので……
オリス・カルツェマグ:合計も0です
津々ウララ:マジで特効だった……
GM:あなた達の勝利です!
GM:いえ……
GM:真の勝者は……どちらだったかは議論の余地がありますね
津々ウララ:サンキュートン……イクィムさん


GM:会場に大きなカーテンが張り巡らされる。
GM:その中にはたくさんの衣装が並んでいる。
エロイーズ・チゾム:「あ……あれ?」
エロイーズ・チゾム:「タイツ……ないですよ……?」
エロイーズ・チゾム:「どうすれば……」
津々ウララ:「それは困ったっすね……」
エロイーズ・チゾム:「オリスさん、すごいおしゃれでしたもんね……」
エロイーズ・チゾム:「普通にファッション勝負になったら、負けちゃいそうです」
津々ウララ:「ないなら無いで正々堂々と勝負するしかないっす!」
津々ウララ:と、一着の服を手に取る
津々ウララ:「……イーズちゃん」
エロイーズ・チゾム:「?はい」
津々ウララ:「正直自分、裏取引したみたいであんまり乗り気じゃなかったんすけど」
津々ウララ:「こうなったら背に腹は代えられんっす!一蓮托生ッス!」
エロイーズ・チゾム:「は……はい!私は……本当は」
エロイーズ・チゾム:「あまり、こういうの、向いてないのかもしれないって……でも」
エロイーズ・チゾム:「私なら、できるって言ってくれた人がいるから」
エロイーズ・チゾム:「がんばりたいです!」
津々ウララ:「わかったッス」
津々ウララ:"その服"を二着取り出す
津々ウララ:「"覚悟"キメるっすよ」
エロイーズ・チゾム:「あっ、それ、白……」
エロイーズ・チゾム:「……」全体像を見てさっと血の気が引く。
エロイーズ・チゾム:「えええ!?」
津々ウララ:「大丈夫っす……!自分も一緒に……着るっすから……!」
エロイーズ・チゾム:「う、ウララちゃんも……一緒なら……!」
オリス・カルツェマグ:先に出て、すでにファッションの審査を終えている。
オリス・カルツェマグ:純白のメイド服。何よりも目を引くのが、その脚。
オリス・カルツェマグ:メイド服にも負けず白く輝く、新雪のようななめらかな白。
オリス・カルツェマグ:肉付きの程よい、健脚を包む白いタイツこそが、その装いにて、最もアピールをしたい部位なのであろう。
オリス・カルツェマグ:「……しかし、遅いですね」
オリス・カルツェマグ:「それ程着替えに手間取る衣装ありましたか……?」
津々ウララ:「お待たせしたッス!」裏から声が響く
津々ウララ:カツン、カツン、とヒールの音を響かせ
津々ウララ:その姿を現す
オリス・カルツェマグ:「ようやくのお出ましです……か……!?」
津々ウララ:下着審査でも目を引いた肉体を包むは漆黒のバニースーツ。
津々ウララ:だが。
津々ウララ:通常、バニースーツといえば網タイツだろう
津々ウララ:その両の足を包んでいるのは……
オリス・カルツェマグ:「“白タイツ”……!」
津々ウララ:そう。純白の、タイツであった
津々ウララ:バァーーーーーーーz_________ン
オリス・カルツェマグ:「そんな……バカな……!?」
オリス・カルツェマグ:「こんな……こんな都合のいいことが許されていいんですか!?」
津々ウララ:「しかも……一度に二人も……ッス」
エロイーズ・チゾム:「お……お待たせしました……!」
エロイーズ・チゾム:対称的な、白いバニースーツ。
エロイーズ・チゾム:だが、その足元には同じく、白タイツがある。
エロイーズ・チゾム:白い髪。白い肌。白い服。白いタイツ。すべてを揃えた、トータルコーデ。
エロイーズ・チゾム:「……ぴょん」
オリス・カルツェマグ:「何……!?」
オリス・カルツェマグ:「はっ、はっ、はあっ……!」呼吸が荒くなっている。
オリス・カルツェマグ:「あ、浅知恵ですわね……!」
オリス・カルツェマグ:「同じものを揃えれば……対抗できるとでも!?」
津々ウララ:「一人なら勝てなくても……二人でなら届く」
津々ウララ:「これが『双子コーデ』ッス!」
エロイーズ・チゾム:「嫌い……ですか……?」


オリス・カルツェマグ:「双子……!?」
オリス・カルツェマグ:「ああっ……それは……決してわたくし一人ではたどり着けぬ境地!」
オリス・カルツェマグ:「比較・・っ……!対照・・っ……!挟撃・・っ……!」
オリス・カルツェマグ:「はあっはあっはあっはあっはあっ」
エロイーズ・チゾム:「えっと……パフォーマンス?を」
エロイーズ・チゾム:「するんですよね……?」
エロイーズ・チゾム:「ぴょん、ぴょん」
津々ウララ:「いくっすよ!荒ぶるウサギのポーズッス!」
エロイーズ・チゾム:「えっウサギって荒ぶるんですか……!?」
オリス・カルツェマグ:「ウサギが!?」
オリス・カルツェマグ:「荒ぶる!?」
オリス・カルツェマグ:「白タイツが!?」
オリス・カルツェマグ:「荒ぶる!?」
津々ウララ:「野生ナメたら痛い目にあうッス」
津々ウララ:「プルルルルルルルルル」なんかよくわからない動きをしている
エロイーズ・チゾム:「ぷ、ぷるるる……」真似しようとしている。
オリス・カルツェマグ:もはやパフォーマンスも忘れて見入っている。
オリス・カルツェマグ:「ありがとうございます………………………………………」
GM:そのまま、気絶するように倒れ込んだ。
エロイーズ・チゾム:「あっ」
津々ウララ:「勝ったッス」「勝ったんスかね?」
エロイーズ・チゾム:「い、いえーい」
津々ウララ:「いぇーいッス!」
大御所野オバ:「女の子があんなに肩出していいのかい」


【勝者:エロイーズ・チゾム&津々ウララ】


GM:【第4試合 飛祖華VS十掬キョウ】
十掬キョウ:「こんにちは~!」
十掬キョウ:「よろしくね!僕は“ターンオーバー”十掬キョウ!」
十掬キョウ:「メサイアの合コン委員会だよ!」
飛祖華:「飛祖華。“喪狼”」
飛祖華:「キミ……肉体系だろ?」
十掬キョウ:「うん!そうだよ?」
飛祖華:「くくく キミはカワイイなぁ☳ だめだよそんなカンタンにバラしちゃ☶」
十掬キョウ:「え?僕かわいいかな……そうかな……」
飛祖華:「まさか、下らないもので決めるなんて言わないだろ?」
飛祖華:「ヤろうよ」
十掬キョウ:「……」
十掬キョウ:「トツカ。起きて」
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 彼等に安息を御与え下さいdona eis requiem.
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 彼等に安息を御与え下さいdona eis requiem.
十掬キョウ:「此世の罪を取り除く神の仔𦍌よAgnus Dei, qui tollis peccata mundi: 彼等に永久の安息を御与え下さいdona eis requiem sempiternam.
十掬キョウ:口から蒸気がもうもうと立ち上り、赤い瞳がより爛々と輝く。
十掬キョウ:彼女の手には、機械めいた意匠のある、とても一人では持てぬように思える巨大剣がある。
十掬キョウ:「行くよ!」
GM:交錯。激突。そして。
飛祖華:「……フフ」
飛祖華:「あと10回くらい戦れば……いい勝負できるようになるかもね☲」
飛祖華:一人の少女だけがその場に立つ、傷だらけではあるが。
十掬キョウ:「う……くう……」
飛祖華:「……キミ」
飛祖華:「本気でヤッてないよね?」
飛祖華:「本気でヤッても、ボクが勝つだろうけど……そうだな」
飛祖華:「キミが避けたかったもの……当てようか?」
飛祖華:「転送・・☶」
飛祖華:「よくわからないけど……この場に留まりたかった理由があるのかな?」
十掬キョウ:「……!」
飛祖華:「まったく……そのせいで消化不良だよ」
飛祖華:「次で鎮めなきゃ☵」


【勝者:飛祖華】


■トーナメント表
   ┌ミラ&スズカ
   │ 千花
  ┌┤ ルクト
  │└セロ
 ┌┤┌エロイーズ&ウララ
 │└┤ オリス
 │ └フェイ
 ┤   キョウ
 │  ┌コトノ
 │ ┌└E-I&ステファニー 
 │┌└┌シオカ
 └┤ └レコア&アヤ子
  │ ┌曜&ヤナ
  └┌└ロシオ&チャス
   └┌レーラ&イノ
    └ロナ&エナ


GM:【第5試合 佐陀コトノ VS ENAMELIS-I&ステファニー・ワークス】
GM:君の控室に、先客がある。
ジウ・ファンボ:「……ん」お弁当を食べていた。
ジウ・ファンボ:「おつかれ。コトノ」
佐陀コトノ:「ああっジウさん!?」
ジウ・ファンボ:「これ美味しいね。アンジェリカは地味にご飯のレベルも高いと聞いてたけど……」
ジウ・ファンボ:「さすが」
佐陀コトノ:「あ、あのそれ、私が貰ったお弁当……」
佐陀コトノ:「まぁいいや……。じ、ジウさんちゃんと会場来てくれたんですね、ビックリしました」
ジウ・ファンボ:箸を置こうとしたがまあいいと言われたのでもう一口食べる。「うん」
ジウ・ファンボ:「……応援しに来たよ」
佐陀コトノ:「ジウさん……!」
ジウ・ファンボ:「それから……」
ジウ・ファンボ:「コトノが次、戦う相手」
ジウ・ファンボ:「気をつけたほうがいいかも」
佐陀コトノ:「あ、あのジェネシスの二人組ですよね、何か知ってるんですか……?」
ジウ・ファンボ:「ううん。判らない」
ジウ・ファンボ:「人間の方はともかく……社会人のほうが、全然分からない」
ジウ・ファンボ:「社会人なのに分からない」
ジウ・ファンボ:「……あんな型の社会人が造られた記録はどこにもない」
佐陀コトノ:「……!」
ジウ・ファンボ:「ただのジェネシスの新型ならいいけど……だったら、ペアはオフィサーの営業部か、広報メディア戦略課になる」
ジウ・ファンボ:「彼女は……総合経営研究所のオフィサー」
ジウ・ファンボ:「つまり……“経営コンサルタント”のはず」
佐陀コトノ:「経営コンサルタント……」
ジウ・ファンボ:「つまり、あの社会人に……なにかの方針を指導している」
ジウ・ファンボ:「……ただの社会人と思わないほうがいいと思う」
ジウ・ファンボ:お弁当を食べ終わる。「……負けないで、コトノ。コトノならできる」
ジウ・ファンボ:「賞金が……掛かってる」
佐陀コトノ:「じ、ジウさんが借りたお金を返すための賞金ですからね……!」
佐陀コトノ:「でも、はい! ジウさん、ありがとうございます! 私、頑張ってきます」
ジウ・ファンボ:「賞金が入ったら部活のみんなで美味しいもの食べようね」
佐陀コトノ:「ま、またジウさん人に奢らせるつもりで……。まぁ、良いですけど……」
佐陀コトノ:「うん、無事優勝出来たらみんなでご飯いきましょう、それまで応援してて下さい!」


GM:本選会場。
ENAMELIS-I:義体が佇立する。人型をしているが、やはりどう見ても人ではない。はずだ。
ENAMELIS-I:だが、何故か、どことなく。人の息遣いを感じてしまう。気がする。
佐陀コトノ:(記録に無い新型社会人と経営コンサルタント……。一体何者なんだろう……)
ステファニー・ワークス:その傍らで、まるで自分は参加する気がないように、観客のように2人を見ている。
ステファニー・ワークス:「この度はよろしくお願いいたします」一礼。
佐陀コトノ:「あっこちらこそ! よ、よろしくお願いします!」ぺこりと頭を下げる
ENAMELIS-I:「……」会釈。
ステファニー・ワークス:「それで~、佐陀コトノさんには……」
ステファニー・ワークス:「うちのENAMELIS-Iちゃんとの対決をしていただくことになるんですけど~……」
ステファニー・ワークス:「何かお得意なことはありますか?」
佐陀コトノ:「そ、それって対決方法をこちらに委ねるってこと、ですか……?」
ステファニー・ワークス:「ん~。勿論、うちのENAMELISちゃんも万能ではないので~……」
ステファニー・ワークス:「お互いに競えるようにはしたいですけどね。でも……苦手なことをしてもらっても、イヤじゃないですか?」
佐陀コトノ:「……」
佐陀コトノ:「正々堂々と戦われる方なんですね、ステファニーさん。私、凄く嬉しく思います」
佐陀コトノ:「私の得意分野はギターの演奏です。これだったら、誰にも負けるつもりはないです」
ステファニー・ワークス:「まあ、ギター!いいですね~」
ENAMELIS-I:「……待て!弾けないぞ!?」
佐陀コトノ:(だ、ダメなんだ……)
ステファニー・ワークス:「知ってますよ~。それに弾けてもどうせ勝てないですよね」
ステファニー・ワークス:「そうですね~、じゃあ……こういうのはどうですか?」
ステファニー・ワークス:「コトノさんにはギターを弾いてもらって……」
ステファニー・ワークス:「うちのENAMELISちゃんが、それに合わせてカワイく踊ります」
ステファニー・ワークス:「先にリズムを外すか、続けられなくなる方の負けというのは?」
ENAMELIS-I:「……おい」
ENAMELIS-I:「踊り方を指定する必要はあるのか!?」
ステファニー・ワークス:「え~?コトノちゃんもカワイイほうがいいですよね~?」
佐陀コトノ:「えっ、そ、そこはあの、お任せします……」
ステファニー・ワークス:「じゃあ決まりですね~」
GM:判定について説明します。
〈芸術:ギター〉難易度10 5連続成功
佐陀コトノ:5連続成功……!
佐陀コトノ:では、判定を行います!
佐陀コトノ:6dx+7+1>=10
DoubleCross : (6DX10+8>=10) → 10[1,2,4,6,10,10]+9[7,9]+8 → 27 → 成功

GM:きな!
GM:つよ
佐陀コトノ:6dx+7+1
DoubleCross : (6DX10+8) → 10[5,7,7,7,9,10]+2[2]+8 → 20

佐陀コトノ:6dx+7+1
DoubleCross : (6DX10+8) → 8[2,3,5,6,7,8]+8 → 16

GM:だがいくら高くてもね 連続成功をしなければ……
佐陀コトノ:6dx+7+1
DoubleCross : (6DX10+8) → 10[2,3,9,9,10,10]+9[6,9]+8 → 27

GM:しなければ……
佐陀コトノ:6dx+7+1
DoubleCross : (6DX10+8) → 6[1,2,2,3,6,6]+8 → 14

GM:ヒエ~……
佐陀コトノ:5連続……成功!
GM:完全勝利です!
佐陀コトノ:やった~!
GM:では、演出していきましょう!


ENAMELIS-I:「……いつでもどうぞ」
佐陀コトノ:「……はい!」
佐陀コトノ:彼女の合図と共にピックを握る指先が弦を揺らし、演奏が始まってゆく
ENAMELIS-I:それに合わせて、機械の体が動く。
佐陀コトノ:掻き鳴らす楽曲はポップで疾走感のあるエレクトロロック
真瀬遊:(……無茶なことを)
真瀬遊:(機械相手に持久力対決なんて……)
佐陀コトノ:リズミカルにテンポを刻み、力強いダンスグルーヴをミックスさせた軽快な演奏
佐陀コトノ:勝敗の判定はどちらが先に失敗するかどうか
佐陀コトノ:より激しく難しい楽曲を弾いた方がミスを誘い、まだ勝ち目があるのかもしれないし、それでも
佐陀コトノ:彼女の魅力を引き出す曲を、彼女の踊りを引き出す演奏を迷いなく選択する
ENAMELIS-I:なめらかに踊る。
ENAMELIS-I:機械のように正確というより、どこか人間のような所作。
ENAMELIS-I:「フッ……!クソッ……!」
ENAMELIS-I:「なんでこんなこと……!」
ステファニー・ワークス:「ああ……たまらないですね~……」その様子を恍惚と見ている。
ステファニー・ワークス:「慣れない体に困惑しながら……うふふ……」
ステファニー・ワークス:「カワイイなあ~……」
佐陀コトノ:(す、ステファニーさんの顔が怖い……!)
ENAMELIS-I:「クソ……恨むぞ……!」
ENAMELIS-I:だが、徐々にその動きが鈍っていく。
ENAMELIS-I:機械が狂った、という様子ではない。
ENAMELIS-I:まるで……疲れがあるかのよう。
佐陀コトノ:(……この人、やっぱり)
佐陀コトノ:一方で佐陀コトノの演奏に狂いはない
佐陀コトノ:鍛えている者達に比べて体力が多い訳ではないが、長時間のライブはこれまでに何度も経験をしてきている
佐陀コトノ:最後までパフォーマンスを落とさないためのペース配分は意識せずともその身に既に染みついている
佐陀コトノ:彼女の掻き鳴らすエレクトロロックは勢いを落とさず突き進み、やがて最後の山場に突入する
ENAMELIS-I:そして、その山場。一段と激しくなる瞬間。
ENAMELIS-I:ステップを外す。「しまっ……」
ステファニー・ワークス:「!」
ステファニー・ワークス:「つ 続けて!演奏!」
佐陀コトノ:頷いて、ネック上に置いていた指先を素早く動かす
佐陀コトノ:――ギュウンッ
佐陀コトノ:ENAMELIS-Iの動きが止まる瞬間に合わせ、演奏のテンポがサビの途中で急激に落とされる
ENAMELIS-I:「……!」
ENAMELIS-I:なんとか体制を立て直す。
ステファニー・ワークス:「ああ……」
佐陀コトノ:コクッと頷き、演奏は再びハイテンポで急加速
ステファニー・ワークス:「フォローされて屈辱的だろうなあ~……」
佐陀コトノ:そのトラブルがダンスに印象的な緩急を持たせる演出であったかのように、演奏は何事も無く軽快に続いて行く
ENAMELIS-I:そこからはなんとか演奏に合わせきって。
ENAMELIS-I:「……クソ」
佐陀コトノ:ラストの間奏が終わり、演奏は余韻を以て締められる
真瀬遊:拍手を送っている。
佐陀コトノ:「!」観客席に向けてぺこりと一礼
真瀬遊:「……あの子……上手すぎちゃうかもな」
ステファニー・ワークス:演奏を終えた2人に駆け寄る。「ありがとうございました~!」
ENAMELIS-I:「ハアッ……」座り込んでいる。
佐陀コトノ:「ENAMELIS-Iさん」彼女の傍に屈みこむ
ENAMELIS-I:「ハアッ……うん?」
佐陀コトノ:「すっごく良いダンスでした。私、とても楽しかったです」
佐陀コトノ:そう言って、ちょっと控えめにハイタッチを求めるように掌を向けて
ENAMELIS-I:拳をゆるゆると上げる。
ENAMELIS-I:「いい……」
ENAMELIS-I:「演奏だったと……思う」
佐陀コトノ:「……ふへへ」嬉しそうに顔を綻ばせる
佐陀コトノ:「ステファニーさんも最後まで見てて下さってありがとうございます」
佐陀コトノ:「勝敗は……どうなるんでしょう、これから2週目やりますか?」
ENAMELIS-I:「エッ……!?」
ステファニー・ワークス:「いえ。私達の負けです」
ステファニー・ワークス:「いや……それも……見てみたくはありますけど……」
ENAMELIS-I:「やめてくれ……」
佐陀コトノ:「も、物凄いへとへとに見えるのでやめておきましょうか……」


【勝者:佐陀コトノ】


GM:【第6試合 小谷シオサ VS レコア・モースタン&長尾アヤ子】
小谷シオカ:――すべての星を見てきた。
小谷シオカ:――部活をやめてから、色々とやってきた。
小谷シオカ:――クリムゾンでの毛ガニ漁もした。
小谷シオカ:――メサイアの靴屋で営業もした。
小谷シオカ:――消防士もした。ガソリンスタンドでも働いた。
小谷シオカ:――役所の仕事だってした。
小谷シオカ:――それらすべての星の経歴を超えて、ようやく。
小谷シオカ:――あの人を目指す舞台が整った。
小谷シオカ:――私は、あの人に。
小谷シオカ:――外の世界の、あの人に……
小谷シオカ:――どうしても、SASUKEに。出会いたいのだ。
小谷シオカ:「それで?何で戦いますか?」
レコア・モースタン:「……アンタは。スポーツ選手として外に出たいの?」
小谷シオカ:「そのようなものです。自らの全身全霊を持って……己の肉体を証明したい」
レコア・モースタン:「……じゃあ。なんか。考えて」後ろを向く。
レコア・モースタン:「それなりに公平に戦えるもの」
長尾アヤ子:「はい。では――」
小谷シオカ:「……レース?」
レコア・モースタン:「ええ。設置したチェックポイントに基づいて……学区内を走る」
小谷シオカ:「……なるほど。パルクールのような……上下差もありますね……」
レコア・モースタン:「体力じゃ勝てないし……これ、使わせてもらう」
小谷シオカ:「……箒?構いませんよ」
長尾アヤ子:「では――始めて下さい」
小谷シオカ:「フッ……」異常なほどの身体能力で、次々と建物の上を飛び、這い登る。
レコア・モースタン:それらを縫うように箒で飛び回る。それだけではない。
レコア・モースタン:カメラの写角に映る際には、髪をかきあげて、自分の横顔がはっきりと映るように調整している。
レコア・モースタン:そうして、自分の勇姿をさんざ撮らせた後に、悠々と舞い戻った。
小谷シオカ:「くっ……ギリギリだったか……!」
レコア・モースタン:「ええ。ギリギリの白熱した試合だった……」
レコア・モースタン:「ありがとう。強敵だったわ」
レコア・モースタン:握手をして、悠然と戻る。「……指示通りやった」
レコア・モースタン:「これで……出るのよね」
レコア・モースタン:「あいつより。人気……」
長尾アヤ子:「そこまでは保証できないけれど」
長尾アヤ子:「印象は残せました」


【勝者:レコア・モースタン&長尾アヤ子】


GM:【第7試合 宮本曜&ヤナ・ヤーコヴレヴナ VS ロシオ・ディアス&チャス・コステロ・コステロ】
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……すみません、先生。ところで……」
宮本曜:「ん、なんだろう」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「何の演目で勝負する感じのおつもりですか?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「まさか……剣とは言いませんよね……?」
宮本曜:「えっ」
宮本曜:「……剣ではないけどぉ、殴り合いとかじゃあだめかなぁ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「いや、ダメではないですが……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「実質2VS1ですよ。負けますよ」
宮本曜:「な、なるほど……」
宮本曜:「ヤナちゃんは何が良い?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ええ……なんでしょう……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……手芸とか……」
宮本曜:「得意なの?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「まあ……いえ。オーディションでやることでもないですね……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「とにかく。戦闘に持ち込まれる事態は避けてくださいね」
宮本曜:「絵面が映えないかもね。素敵な趣味ではあると思うけど……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「そこは上手く……交渉して下さい」
宮本曜:「はぁい」
チャス・コステロ・コステロ:「こんにちはあ」
宮本曜:「こんにちは~」
チャス・コステロ・コステロ:「じゃあ……何で戦います?」
ロシオ・ディアス:「何でも構わない。剣。槍。銃。拳……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ちょ……ちょっと待ってください」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「じっくり……決めませんか」
宮本曜:「あー、うーん、えーと」やりたそうにうずうずしちゃってる
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「宮本曜……!」小声でキレる。
宮本曜:「はい……」
GM:判定について説明します。
・戦闘する:白兵で3回対決し、2本先取。相手は2人分の達成値となる。
・仲良くパフォーマンスをする:
 「説得」を成功させる。技能:<意志>/<交渉> 難易度:対決 対象:単体 射程:10m とする。
宮本曜:なるほどね……
宮本曜:せ、せんとー……く! 説得をします!仲良くパフォーマンスをしようね~ あはは……
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:よし
GM:では判定をしてみてね……あと
GM:どちらかに成功させればOKです。
GM:どっちにやってみるかも選んでね
宮本曜:あ、なるほど!
宮本曜:えー対象も悩むな……
津々ウララ:判定前に《援護の風》使用します ダイス+5
宮本曜:ありがとうございます!
GM:なっばっどこからか風が……
津々ウララ:侵蝕85→87
宮本曜:じゃあなんか、本来なら拳で語り合えそうだった方……ロシオ・ディアスちゃん対象で
宮本曜:交渉でいきます!
宮本曜:14dx+3
DoubleCross : (14DX10+3) → 10[1,1,1,1,3,4,5,7,8,8,8,8,10,10]+7[1,7]+3 → 20

ロシオ・ディアス:OK 追加なければリアクションします。
宮本曜:あ、心を心得てたりする人います~? 一応……ほしい!
佐陀コトノ:心投げます! どうぞ!
宮本曜:コトノちゃん~ありがとうございます!
GM:OK!では23に挑戦。
ロシオ・ディアス:3dx>=23
DoubleCross : (3DX10>=23) → 9[1,1,9] → 9 → 失敗

GM:説得成功です!
宮本曜:やった~~
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:流石ですね
GM:では演出!


ロシオ・ディアス:「では何か……」
ロシオ・ディアス:「他に然るべき手段があると?」
宮本曜:「…………戦闘以外に然るべき手段はない、と言いたいがじつはあります!」
ロシオ・ディアス:「何だと……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(言いたくもならないで下さい……)
宮本曜:「やっぱり平和的に解決しなくちゃね、ここは」
宮本曜:「戦闘は素晴らしい、美しい、それはたしかにそうかも知れない!いや、そう……あ、まって続きがあるの!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(……)ジト目で見ている。
宮本曜:「例えば、武術には型の演武とかあるでしょ?」
宮本曜:「ああいったふうに、直接相手を殴らずに戦闘の美しさを表現する方法はある」
ロシオ・ディアス:「……成程」
宮本曜:「というわけで、仲良く一つのことをパフォーマンス、どうかな?」
宮本曜:「そこは応相談なんだけど……戦隊ヒーローのPVみたいなのとか」
ロシオ・ディアス:「……戦隊ヒーロー……?」
宮本曜:「あとはそうだなー、なにがいいだろ……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「えっそれ私もやるんですか」
宮本曜:「えっ、やらないつもり??」
宮本曜:「ヤナちゃんもできそうなものってなると、」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ええ……」
宮本曜:「難しいな……」
宮本曜:「転移して上から着地するだけでも絵にならない?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「なるほど……」
チャス・コステロ・コステロ:「私は衣装が可愛ければなんでもいいで~す」
宮本曜:「お、食いついた(?)」
ロシオ・ディアス:「わからんが……早くやろう」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「えっ、やる流れ……」
宮本曜:「戦闘は回避したよ!!!」やることはやったといわんばかり。
GM:そうして、対決とは名ばかりの――
GM:“合わせ”が始まった。
GM:結局、審査も難航し――
GM:最終的な勝者は、しばらく後に決まった。


【勝者:宮本曜&ヤナ・ヤーコヴレヴナ】


GM:【第8試合 戸根レーラ&東風野イノ VS 南目ロナ&南目エナ】
戸根レーラ:「さて、では……僕たちは何で決めようか?」
戸根レーラ:「君たちも“姉妹”のようだし……仲の良さとか?」
南目ロナ:「いいけど~?」
南目エナ:「いいのかな~?」
東風野イノ:「……」無言で歩みを進めて。
東風野イノ:双子のもとに行って、くるりと振り向く。
戸根レーラ:「イノ……?何を……」
東風野イノ:「お姉様……」
東風野イノ:「ごめんなさい」
東風野イノ:「私……お姉様の妹であること、辞めちゃおっかな~って思ってます」
東風野イノ:「だって……」
東風野イノ:「お姉様、頭は撫でてくださるけど……」
東風野イノ:「それだけなんだもん」
南目ロナ:その腕を組む。
南目エナ:その腕を組む。
東風野イノ:「この人たちのほうが……」
東風野イノ:「たくさん、たくさん色々してくれますから……♡」
戸根レーラ:「イ……イノ……?嘘だよな……」
南目ロナ:ふうーっ、と耳元に息を吐きかける。
南目エナ:ふうーっ、と耳元に息を吐きかける。
東風野イノ:「あっ……♡」
戸根レーラ:「う……うう……!」
南目ロナ:「ねえ、演目どうするの?」
南目エナ:「何でもいいよ~?」
戸根レーラ:「う……き……」
戸根レーラ:「棄権……する……!」


【勝者:南目エナ&南目ロナ】


■トーナメント表
   ┌ミラ&スズカ
   │ 千花
  ┌┤ ルクト
  │└セロ
 ┌┤┌エロイーズ&ウララ
 │└┤ オリス
 │ └フェイ
 ┤   キョウ
 │ ┌コトノ
 │ │ E-I&ステファニー
 │┌┤ シオカ
 └┤└レコア&アヤ子
  │┌曜&ヤナ
  └┤ ロシオ&チャス
   │ レーラ&イノ
   └ロナ&エナ


【ミドルフェイズ9】

GM:全員登場お願いします。
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(77 → 87)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(80 → 82)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(82 → 81)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1減少(87 → 86)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(80 → 89)
津々ウララ:スス!
白雪スズカ:スペリオルミックス登場!
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(89 → 88)
佐陀コトノ:91+1d10-1
DoubleCross : (91+1D10-1) → 91+9[9]-1 → 99

ミラ:スス
宮本曜:PLの興奮がPCにも……
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(88 → 98)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(98 → 97)
白雪スズカ:こわい


GM:第2回戦に進む前に、1人1回、情報収集が可能です。
GM:選択できるのは以下から。いずれも〈情報:ノヴァリス,FH〉で9となります。
・日野千花
・ルクト・ストリンカ
・セロ・ビャリャツキ
・オリス・カルツェマグ
・十掬キョウ
・飛祖華
・ENAMELIS-I&ステファニー・ワークス
・小谷シオカ
・レコア・モースタン&長尾アヤ子
・ロシオ・ディアス&チャス・コステロ・コステロ
・戸根レーラ&東風野イノ
・南目ロナ&南目エナ
・フィクサーQ
・真瀬遊
津々ウララ:くっ、1回だと
白雪スズカ:え~1回しかできないのにこんなに!
宮本曜:一回か~
GM:次の対戦相手を調べるか 敗退したけど気になるところを調べるか
白雪スズカ:オバはいないんだ……
GM:はたまた運営側を調べるか よく考えてね~
GM:オバは有名人だから 大御所だからね
佐陀コトノ:なるほどね
白雪スズカ:調べるまでもないってことね
ミラ:フィクサーQいきま~す
津々ウララ:飛祖華調べます
ミラ:7dx+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 8[2,3,3,7,7,7,8]+1 → 9 → 成功

佐陀コトノ:レコア・モースタン&長尾アヤ子を調べます! コネ使用!
白雪スズカ:わたくしは真瀬遊さん!
宮本曜:南目ロナ&南目エナいきます!
津々ウララ:4dx+1 ラッキーメダル使用
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[2,3,4,8]+1 → 9

白雪スズカ:7dx+1>=9 情報:FH
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 10[4,5,6,6,7,9,10]+10[10]+10[10]+7[7]+1 → 38 → 成功

佐陀コトノ:8dx>=9
DoubleCross : (8DX10>=9) → 10[1,1,3,4,4,7,10,10]+6[2,6] → 16 → 成功

白雪スズカ:な、なんでもしってる
宮本曜:7dx+4>=9 FH
DoubleCross : (7DX10+4>=9) → 7[1,2,5,5,6,6,7]+4 → 11 → 成功

GM:めちゃ知ってる
佐陀コトノ:超詳しい
白雪スズカ:弱いところまで全部知ってますよ……♡
GM:OK!じゃあ全員成功かな
白雪スズカ:全員成功ですわ!
・飛祖華
コードネーム“喪狼”。
崑崙山生徒だが、強者を求めてしばしば山より降り立つ。
自分が最強だと理解しているため、自分以外の誰にも属さない。
群れで君臨する連中は惰弱だと思っており関心がない。
実力は確か。君たちが束になっても敵わない程度の実力差がある。
もし当たることになった場合は、直接戦闘でない試合内容の提示が必要だろう。

この情報を開けている場合、対決時の達成値に+2。
・セロ・ビャリャツキ
“フェスティナ・レンテ”アンジェリカ歌劇団、山組の組長。
演技のみでなく事前の裏工作にも長けると言われるが詳細を把握するものは少ない。
今回のオーディションに対し、完全な協力体制を構築しており、運営の正体を把握していると思われる。
山組の2人に対しては、総合力の試される直接的な対決を望む。

この情報を開けている場合、対決時の達成値に+2。
白雪スズカ:あれっ座長調べてないと思う!
ミラ:あっ座長開けてないかも!
GM:まちがえた
GM:じゃあありません 補正は
白雪スズカ:エーン
GM:情報だけ持っていって
白雪スズカ:でも情報もらえて嬉しい ありがとうございます
ミラ:分かっていたことだぜ
GM:レコア フィクサー 真瀬 双子ね
白雪スズカ:ですわ!
・レコア・モースタン&長尾アヤ子
“ウァイブラード”レコア・モースタン。
メサイアの議長代行であるマギカ・ウィッチクラフトを敵視しており、キングダムを離れた魔術師が
いかなる権謀術数をもってか冷酷辣腕の絶対君主として君臨していることに大いに不服がある。
自分のほうが魔術の才が上であり、であればもっと目立っていいはずだと思っている。
まるで指揮下に入っているように、長尾アヤ子の指示通りに動く。

長尾アヤ子
情報無し。自らは動かず、レコアのサポートに徹している。

この情報を開けている場合、相手の指示を妨害することができる。相手の判定ダイスを-5個する。
・南目ロナ&南目エナ
“ガザルトニー”南目ロナ&“ガゼルトランス”南目エナ。
メサイア学園なかよし部の所属である双子の姉妹。
特に外に出ることに興味はなく、オーディションの場にならば
落とし甲斐のあるカワイイ女の子がたくさん来ると思って出場しただけ。
開始前の調略だけを考えており、本選でろくに戦うつもりはない。
相手を堕落させてしまうことに悦楽を覚えるタイプであり、あらゆる行為を厭わない。
このインターバルに訪問してくる。その際の達成値に+2。
・真瀬遊
UGNイリーガル。コードネーム“NMLシグニ”。
外の世界のトップアイドルにして、UGNに秘匿されているが、その実、オーヴァードでもある。
未成年。ノヴァリスにおいては『来校者』にあたり、一定の期を過ぎれば
生徒として戴冠し留まるか、ノヴァリスを退去するか選択することになる。
新しい刺激を求め、今回のオーディションのためだけにここに訪問したようだ。
・フィクサーQ
正体は“進路指導室”の先生である。
“クヴェレ”幣原水子。真瀬遊をノヴァリスに招致した張本人である。
目的については、本人の言を待つ他ないだろう。
TIPS:ノヴァリス先進教育認定機構(進路指導室)
UGNが運営する非公式の生徒支援組織。
Novalis Accreditation Board for Evolving Educationの頭文字を取ってNABEEと略されるが、イマイチ可愛くないため生徒からは専ら進路指導室と呼ばれている。
活動内容は卒業後のUGN関連機関への就職・進学斡旋、外の世界の倫理やマナーを教えるセミナー開催、治安向上・暴力抑制の啓蒙を目的とした広告や出版物の頒布等。
本部エージェント"パノプティコン"が室長を務め、数名のUGNエージェントが職員として派遣されている。
最高生徒会の認可を得ずに独自ルートでノヴァリスへ潜入しており、全員が不法滞在者である。
そのせいで予算、人員共に逼迫しており、ビラ配りや電話勧誘等の草の根活動の他、職員が自主的に生徒の問題解決に協力することで信頼向上に努めている。
大半の生徒からはノヴァリスに数あるカルトの一種としか見られていないが、活動自体は至極真っ当なため信頼を寄せる生徒も少なからず存在する。
GM:情報は以上。


GM:【控室内 休憩室】
GM:簡素だが、個室になっているスペースがあった。
GM:君たちはそこで、次に向けた準備と、運営側の調査を行った。
白雪スズカ:「みなさま……一回戦突破、お疲れ様です。宮本先生はまだ、お戻りでないようですが……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「星室庁への報告書の必要がありましたので。必要な情報は伝達しておきます」
白雪スズカ:「なるほど。“先生”も大変ですね……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ふう……」言ってから息を吐く。明らかに疲労の色がある。
白雪スズカ:「……“教育実習生”も、ですね」
佐陀コトノ:「あっスズカさん! み、みなさんお疲れ様です!」
津々ウララ:「大丈夫っすか!飲み物飲みます?」
白雪スズカ:優雅に紅茶のカップを傾けている。自前で持ち歩いている。
津々ウララ:「変な薬は入ってないやつっす!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ありがとうございます……」
エロイーズ・チゾム:「変な薬なんて入れる人居ませんよ……たぶん……」着替える時間をまだ取れていない。
ミラ:「お疲れ様。先生はどうしたの」
白雪スズカ:「報告書を作っているそうですよ」
ミラ:「そう」席に着く。
白雪スズカ:「ミラも飲む?」カップをもう一組取り出す。
ミラ:「……いただこうかな」
白雪スズカ:「ええ。次……がわたくしたちにとって、気が抜けませんからね。喉を潤してください」
白雪スズカ:紅茶を注いでミラに差し出す。
ミラ:「ありがとう、スズカ。口を湿したいところでもあった」
佐陀コトノ:(カップ複数持ち歩いてるんだ……)
ミラ:「少しわかることがあって、わからないことが増えたから」カップを傾ける。
白雪スズカ:「……というと?」
ミラ:「あの人形……フィクサーQ」
エロイーズ・チゾム:「牛さんが?」
白雪スズカ:「パンダの……」頷いて話を聞いている。
ミラ:「なんていうんだったか? 外からきた教師の……でも先生みたいじゃないやつ」
佐陀コトノ:「ええと、進路指導室ですよね。UGNの」
白雪スズカ:「……NABEE……ですか」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……まさか?」
エロイーズ・チゾム:「あ、あの……」
エロイーズ・チゾム:「なんですかそれ……?」
津々ウララ:「自分もあんまわかんないっす!」
ミラ:「教師だけど、宮本先生みたいじゃないやつ……」
津々ウララ:「つまり……悪じゃない感じなんすか?」
白雪スズカ:「……わたくしたちノヴァリスの生徒が、卒業してからの進路をどうするかを考えている……UGNの人たち、ですね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先日、ノドスの宣戦布告に乗じて……国連代表として、一部のUGN構成員がノヴァリスに滞在しています」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「目的は……白雪さんの言った通りのことを標榜していますが」
エロイーズ・チゾム:「え、じゃあ……外のデビューって」
エロイーズ・チゾム:「“卒業”後の進路のことなんですか……?」
白雪スズカ:「……たしかに、今すぐデビューする……とは言っていませんでしたからね」
津々ウララ:「なるほどっす!嘘は言ってない感じなんすね!」
ミラ:「それに、“卒業”なら人数制限もないね」
佐陀コトノ:「そ、そんな言葉遊びみたいな……」
佐陀コトノ:「まぁ、でも、私達の進路を考えてくれた結果がこのオーディションってことなのかな……」
ミラ:「皆が詳しくて助かった。考えるきっかけになったよ」薄く笑う。
白雪スズカ:「……実際、わたくしたちが卒業して、芸能の道に進みたいと考えた場合……」
白雪スズカ:「することは、それこそオーディションを受ける、もしくは事務所等その道の者にコンタクトをする……ということでしょう」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……逆に言えば、即座に冠に干渉するような……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「異常不明な手段を持ち得るわけではないということでしょうね」
白雪スズカ:「それを前倒しでやっている……といえば、それほど騙しているというわけでもないのかもしれませんね」
ミラ:「だとしたら残念だ」
ミラ:「シデハラっていう人らしいけど。思わせぶりな演出でクライマックスが肩透かしだと、少し寂しい」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「名前もご存知なのですね。こちらでも情報を当たります」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先生の権限なら、ある程度情報が引き出せるかもしれません」
ミラ:「外から審査員を連れて来たのも、そう見せるためのトリックだったのか」
津々ウララ:「そんじゃあの真瀬さんってヒトもそっち側なんすか?」
白雪スズカ:「……そうですね。"真瀬遊"……について。わたくしも、眷属を使って調べましたの」
白雪スズカ:「結論から申し上げますと、特に怪しい点のない、真っ当なアイドルでした。UGNに所属するオーヴァードである、という点は、普通ではありませんが」
白雪スズカ:「彼女は"来校者"……このノヴァリスに訪れて、生徒となるか外へ帰るかを選択する猶予期間の只中にある子供……ごく普通に真っ当に外から来ただけの人物でした」
エロイーズ・チゾム:「あ、なるほど……」
津々ウララ:「じゃあそっちも悪じゃない感じなんすね」
白雪スズカ:「本当に、このオーディションのためだけに……刺激を求めてきたようです。ふふ……何の裏もなくてよかったですが。その分彼女の情熱に頭が下がりますね」
エロイーズ・チゾム:「じゃあ……ここに定住するつもりなんですかね?」
エロイーズ・チゾム:「外のすごいアイドルなのに……?」
佐陀コトノ:「ど、どうなんだろう……。確かに自由に行き来は出来なくなっちゃいますよね……」
ミラ:「ノヴァリス生になるために? 私たちは外に出たいのにか」
白雪スズカ:「そうですね……彼女は“外”では、誰もライバルがいなくて物足りない……というような口ぶりでした」
白雪スズカ:「18歳ということですし。こちらに定住を決めても、卒業しようと思えばすぐに卒業できるのでしょう」
白雪スズカ:「本当に自分が求めるものを手に入れられるなら、それが他から見たら窮屈でも、不自由でも……それに勝るものはないでしょう?」
佐陀コトノ:「…………」卒業という言葉を聞いて少し苦い顔をする
津々ウララ:「そんじゃ、マジのマジでこのオーディションは一緒に外に出るヒトを選ぶだけって感じなんすね」
ミラ:「……」カップを置く。
佐陀コトノ:(まだイースターエッグを巡る騒動が終わってない今、新しい生徒として真瀬さんを迎えてしまうのは……)そう思いながらも口をつむぐ
白雪スズカ:「そうですね。わたくしとミラが調べた限りは、裏のない……わたくしたちの未来を案じた、真っ当なオーディションのようです」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「いかにも怪しいですけどね……いや、まあ……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「正体を明かして開いていたら、おそらくここまで集まらなかったでしょうね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「彼らは大多数の生徒には、新興のカルトか何かだと思われていますから」
佐陀コトノ:「い、一応非公式の組織ですもんね……。UGNに良い印象持ってない子も多いだろうし……」
白雪スズカ:「ふふ。謎めいた方が魅力がある……というのは、どうしようもない普遍的な人の子の感受性ですものね?」ヤナちゃんの唇に人差し指で触れる。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「何をするんですか!?」
津々ウララ:「だいぶ善っぽいッスね~。次の自分らの対戦相手のほうが悪っぽいッス」
エロイーズ・チゾム:「あっ、そ、そうですね……」
佐陀コトノ:「あっ、そういえば次のウララさんの対戦相手、崑崙山の人……」
エロイーズ・チゾム:「あっ、あの人……怖いです……」
津々ウララ:「悪……?悪というか……単純に"暴"ッスね!」
白雪スズカ:「ふふふっ……、そうですね。随分……武に自信がある方みたいでしたが」微笑んでヤナちゃんから手を離す。
津々ウララ:「崑崙山ってあんな感じの人ばっかみたいっす!なんか暴力以外で解決できないすかね……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ぐっ……。彼女の対戦相手だった十掬キョウは」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「面識もありますが。武闘派揃いの合コン委員会の中でもかなりやり手のはずです」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あれを一蹴となると……正直なところ、勝ち目があるようには思えません」
白雪スズカ:「…………合コン委員会って武闘派揃いなんですね……」小声
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「とくに距離感の詰め方が上手いですね。誰も彼も」※閉所での戦いに慣れているという意味。
津々ウララ:「ムムム……自分はともかく、イーズちゃんを危ない目に合わせるわけにはいかんッス」
白雪スズカ:「暴力以外、で解決した方がよさそうですね……。なんでしょう……にらめっことか?」
佐陀コトノ:「に、にらめっこに乗ってくれるかな崑崙山の人……。とにかく戦いたくてウズウズしてたし……」
エロイーズ・チゾム:「でも……そんなの賛成してくれますかね?」
白雪スズカ:「……では、暴力に近くて、でも暴力以外の方法……?」
ミラ:「戦闘の方法は互いに納得する必要があるらしいから」
ミラ:「相手に提案させればいいんじゃないかな」
エロイーズ・チゾム:「……ウララちゃん!」
エロイーズ・チゾム:「一緒に……頑張って考えましょう!」
津々ウララ:「ウッス!」
佐陀コトノ:「ふ、二人とも頑張って下さい……!」
津々ウララ:「コトノちゃんもっすよ!」
白雪スズカ:「…………次の対戦相手という意味でしたら、コトノさんの相手も……なかなか、強そうでしたね」
津々ウララ:「魔法使いっぽいヒトでしたっけ」
佐陀コトノ:「うう、そうだった……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「予選の記録を確認しましたが――」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「アランロド生のレコア・モースタンがほぼパフォーマンスを行っていますね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「長尾アヤ子の方はサポートに徹しているようです。おそらく次もそうなるでしょう」
白雪スズカ:「ペアなのに……?」
佐陀コトノ:「そういえば1回戦でもレコアさんが1人でやってましたね……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「そういう意味では……先程のジェネシスの社会人ペアとも近いですね」
白雪スズカ:「あああの……随分と人の子っぽい感じの……」
佐陀コトノ:「そ、それは言わないであげてください……多分秘密にしてるので……」
佐陀コトノ:「レコアさんが1人で戦ってくれるのは助かるんですけど、ステファニーさんと違ってアヤ子さんが何を担ってるのか分からないのが怖くて……」
エロイーズ・チゾム:「でも、なんとなくなんですけど……」
エロイーズ・チゾム:「アヤ子さん?のほうが立場が上みたいに見えました」
エロイーズ・チゾム:「指示とかを……出してるんじゃないですか?」
津々ウララ:「そっちが本当は魔法使いだった!……とかッスか?」
白雪スズカ:「なら、指示や魔法を出す前に……アヤ子さんの方を口がきけない状態にすれば……有利、かもしれませんね?」
佐陀コトノ:「ど、どうなんだろう……! 少なくともレコアさんが魔術師なのは本当だと思うし……」
佐陀コトノ:「あ、あんまり妨害するのは気が引けるけど、とにかくアヤ子さんの動きには気を付けますね!」
津々ウララ:「その意気っす!一緒に勝ち上がるっすよ!」
佐陀コトノ:「は、はい! 頑張ります!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「しかし……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「遅いですね……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「終われば合流すると言っていたんですが」
佐陀コトノ:「一体どうしたんだろう……」
白雪スズカ:「宮本先生、ですか。何かあったのでしょうか……」
津々ウララ:「また変なドリンクの押し売りとか来てないっすかね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「まさか……そもそも」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「来たところで、どうにもならないでしょう」


GM:宮本曜の控室。
GM:報告書を書いているか、あるいは書くのを怠っていると、ノックの音がする。
宮本曜:書いてはいるが、遅々として進んでない。
宮本曜:「ん、はーいどうぞ」
南目ロナ:「失礼しまーす」
南目エナ:「しま~す♡」
宮本曜:「あ、次の対戦相手の……」
宮本曜:「ロナちゃん、エナちゃんであってたかな?」
南目ロナ:「はい、ロナで~す」
南目エナ:「エナで~す。名前、覚えてくれたんですね~?」
宮本曜:「うん、名前覚えるのは割りと得意だし好きだからね」
宮本曜:「それで……どんな用かな?」
南目ロナ:「実は~、先生に挨拶というか……」
南目エナ:「相談があるんです~」
宮本曜:「相談?」
宮本曜:「オーディションの対戦内容だったら……ヤナちゃんも呼んでくるけど」
南目ロナ:「いいえ……先生にがいいんです~」
南目エナ:「その……対戦って。戦うじゃないですか?」
宮本曜:「うん」
南目ロナ:「私達は……なかよし部なんです」
南目エナ:「だから先生と……“なかよく”したくて」
宮本曜:「なかよく……?」
南目ロナ:す……と。距離を詰める。
南目エナ:同じく距離を詰める。
宮本曜:「???」
南目ロナ:「先生だって。生徒を傷つけるの……したくないですよね?」しなだれかかる。
南目エナ:「そんなことより……もっと楽しいこと。したいですよね?」
宮本曜:「ちょ、ちょっと距離近いかも?」
南目ロナ:両側に挟み込むように配置して。顔を寄せる。「私達……見たことなくて」
南目エナ:同じように顔を寄せて。ささやくように。「オトナの人……」
南目ロナ:「もっと……知りたいな~?」
南目エナ:「教えて……くれませんか?」
GM:判定について説明します。
抵抗する〈意志〉9
GM:3回挑戦でき、3回とも失敗すると、抵抗に失敗し、脱落となります。
宮本曜:1回でも成功できたら抵抗成功ってことでしょうか?
GM:そういうことです!
宮本曜:は~い じゃあ早速振ります!
宮本曜:5dx+4>=9
DoubleCross : (5DX10+4>=9) → 9[4,5,7,7,9]+4 → 13 → 成功

GM:チッ……
宮本曜:成功した!
GM:難易度100にすればよかった
宮本曜:それ成功させるつもりあります??
GM:では……好きなタイミングで抵抗できます。好きなタイミングで抵抗してくださいね。
宮本曜:はぁーっはぁーっ
宮本曜:頑張ります!
南目ロナ:いつのまにか、ピタリと体を寄せている。
南目エナ:薄手の生地から、体の起伏が伝わってくる。
南目ロナ:「先生は……こういうの……」耳に息が吹きかかる。
南目エナ:「きらいですかあ?」どこかクスクスと含み笑いを漏らすように。
南目ロナ:「すきですよね」
南目エナ:「すきですよね?」
宮本曜:「えとぉ……」じんわりと手汗がにじむ。
宮本曜:なんとなく、双子がしようとしていることは理解できた。
南目ロナ:ぺろり、と耳を舐めあげる。
南目エナ:二人同時に。
宮本曜:「っ!?」
南目ロナ:「私達は……なかよし部ですよ~?」
南目エナ:「なかよし……しませんかあ?」
宮本曜:「あ、あの……耳は少し弱いからぁ……」
南目ロナ:「へえ……?」
南目エナ:「いいこと聞いちゃった……♡」
南目ロナ:執拗に耳に口づけを落としていく。
南目エナ:「どうですか~?気持ちいいですか~?」
宮本曜:「気持ちいいとかじゃなくて、弱いので……びっくりするから、ね?」
南目ロナ:「ふうーん……」
南目エナ:す、と。手が伸びる。
南目ロナ:先生の着るシャツに手をかけようとする。
南目エナ:二人がかりで。
宮本曜:「……!」
宮本曜:首元に手が触れようとした瞬間、のことだった。
宮本曜:双子たちの視点がぐるりと回った。
宮本曜:反射の行動だった。
宮本曜:「あ」
南目ロナ:「えっ」
南目エナ:「えっ」
宮本曜:二人をそのまま地面に叩きつけそうなところで、
宮本曜:なんとかそっと抱きとめることに成功。
南目ロナ:「あっ……♡」
南目エナ:「わ……♡」
宮本曜:「あ、危なかった~」
宮本曜:自身の急所に触れられそうになったときの行動、反射に至るまでひたすら繰り返しやってきた行動が
宮本曜:ここで裏目(裏目?)に出てしまった
宮本曜:「でも、おかげでちょっとリセットできた……」
南目ロナ:「もう……驚いた……」
南目エナ:もう一度、手をかけようとするが。
南目ロナ:ピタリと止まる。
南目エナ:身体が先の動きを覚えている。強ばる。
宮本曜:「あ、うん……やめておいたほうが良いと思う……」
南目ロナ:「あ……」
南目エナ:「う……」
宮本曜:「ごめんね? 君たちの気持ちはわかったけど……」
宮本曜:「私が相手だとちょっと……ああなっちゃうから」
南目ロナ:「う……うわああん!」泣き出す。
南目エナ:「うわああああん!」泣き出す。
宮本曜:「あ、ごめん……ごめんなさい!」
南目ロナ:「先生のバカー!」
南目エナ:「バカー!」
南目ロナ:そのまま部屋の外まで駆け出していく。
南目エナ:大泣きのまま。
宮本曜:慌てふためくもうまい対処法が思いつかず
宮本曜:「あー、やっちゃったなー……」
宮本曜:「でも、まぁあのまま続けられても」
宮本曜:「それはそれで怖がらせてただろうし……」自身の胸元に手を置く。衣服で阻まれているその内側には、
宮本曜:戦闘痕がしっかりと深く刻まれている。
GM:彼女たちが出ていった扉。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:一人の少女が立っている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……宮本……曜……先生?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「お話。伺っても?」
宮本曜:「う」
宮本曜:「お手柔らかにお願いします……」


GM:【第二回戦 第1試合】
【勝者:宮本曜&ヤナ・ヤーコヴレヴナ (対戦相手不在に付き不戦勝)】
宮本曜:勝利しちゃった……


GM:【第二回戦 第2試合】
GM:【佐陀コトノ VS レコア・モースタン&長尾アヤ子】
GM:前の試合が成立しなかったため、第2回戦が行われるのはこれが初めてだ。
GM:第一回戦で脱落した者の中には、観客席で見学しているものもいる。
十掬キョウ:「どっちもがんばれ~!」
ロシオ・ディアス:「今立っている奴らを倒せば……敗者復活できるのか?」
チャス・コステロ・コステロ:「できるわけないでしょ?大人しく座っててくれません?」
日野千花:「……ま、優勝は私を破ったアイツらだと思うけどね」
ENAMELIS-I:「……」
ステファニー・ワークス:「大人しく座って観戦してるの……面白……」
レコア・モースタン:「観客がこれだけなのは気に入らないけど……」言いながらカメラを意識して髪をかきあげている。
レコア・モースタン:「佐陀コトノ。アンタの名前は聞いてる」
佐陀コトノ:「えっ、あ、ありがとうございます……」
レコア・モースタン:「“ムセイオン解放の女神”だっけ?よくもまあ、臆面もなく名乗れる……」
レコア・モースタン:「でも。アンタを倒せば、その分ハクがつく……」
佐陀コトノ:「うえっ!? えっ、あっ、その、あの、す、好きで名乗ってるわけじゃなくて……!」
レコア・モースタン:「……は?なにそれ?余裕?」
レコア・モースタン:「周りが囃して困ってます~、って?」
佐陀コトノ:「いや、あの、そ、そんなつもりは! ほ、本当に1人歩きしてるだけで」わたわたとした様子で弁明
佐陀コトノ:(ううう、どうしてこんなことに……)
レコア・モースタン:「……」明らかに不機嫌になっている。
長尾アヤ子:「……対戦方式を決めましょう」
レコア・モースタン:「……そうね」
佐陀コトノ:「あっ、は、はい……」
佐陀コトノ:「えっと、その、何で対戦しましょうか……?」
レコア・モースタン:「アンタ、それ使って……封印を解けるんでしょ?」ギターを指して。
佐陀コトノ:「あっ、はい、い、一応そういうことも出来る術式なので……」ギターを手に持つ
レコア・モースタン:「私がこれから……適当なモンに、封印の魔法掛けるから。アンタがそれを解く」
レコア・モースタン:「解けたらアンタの勝ち。解けなかったら私の勝ち」
レコア・モースタン:「どう?」
佐陀コトノ:「あっ、れ、レコアさんが大丈夫ならそれで……」彼女の不機嫌な様子に気圧されている
レコア・モースタン:「分かった」
GM:判定について説明します。
封印解除 [Vo]〈RC〉対決
GM:同値の場合、解除側の勝利となります。
GM:ではまず、こちらの判定から。
長尾アヤ子:《戦術》。ダイスを+5個しますが……
GM:先程の情報項目ボーナスで、これが無効化されます。
佐陀コトノ:やった!
レコア・モースタン:5dx+14
DoubleCross : (5DX10+14) → 10[1,1,3,8,10]+3[3]+14 → 27

GM:よし 高いな……
GM:目標値は27です。判定どうぞ。
佐陀コトノ:は、はい!
GM:あっセットアップエフェクトや
GM:攻撃エフェクトの使用も可能です。
佐陀コトノ:了解しました!
佐陀コトノ:ではまずセットアップエフェクト<狂騒の旋律>、効果諸々は省略で自らを暴走させます。侵蝕率+6で105
佐陀コトノ:マイナーアクションでサウンドウエイブ起動、ダイス+2個
佐陀コトノ:そしてメジャーアクション<サイレンの魔女>を使用してRC判定!
GM:OK 判定どうぞ!
佐陀コトノ:9dx+14+8>=27
DoubleCross : (9DX10+22>=27) → 9[1,1,2,3,4,4,6,7,9]+22 → 31 → 成功

GM:……流石です。対決に勝利。
佐陀コトノ:やった~!
GM:では演出!


レコア・モースタン:「……何か適当な箱、ある?」
大御所野オバ:「これ使いな!」手提げ用の小箱を投げ渡す。
レコア・モースタン:「……ありがと」
レコア・モースタン:自分のネクタイからタイピンを外す。
レコア・モースタン:それを掲げて見せるようにしながら、小箱の中に入れる。
レコア・モースタン:「これを取り出せたら勝ち。分かった?」
佐陀コトノ:「わ、分かりました」こくこくと頷く
レコア・モースタン:「……行くよ」箱を置き、小さな杖を取り出す。
レコア・モースタン:「Kirst, imbi ist hûcze Nû fliuc dû, vihu mînaz, hera Fridu frôno in munt godes gisunt heim zi comonne」
レコア・モースタン:大仰なオーラが出て、七色の光が周囲にあふれる。
レコア・モースタン:「Sizi, sizi bîna Inbôt dir sancte Maria Hurolob ni habe dû Zi holce ni flûc dû」
レコア・モースタン:それに照らされるように、彼女の顔も煌めくように輝き返す。
レコア・モースタン:「Noh dû mir nindrinnês Noh dû mir nintuuinnêst Sizi vilu stillo Uuirki godes uuillon!」
レコア・モースタン:光が渦巻き収束し、箱に吸い込まれるように消える。
レコア・モースタン:「ふう……」カメラに今気づいたようにして、汗を拭う。
佐陀コトノ:「……すごい」感嘆を漏らしながらその様子をじっと眺めて
レコア・モースタン:「出来たわ。やれるものやら開けてみて」
レコア・モースタン:(……ただの封印の魔術じゃない)
レコア・モースタン:(封印解除の途中に、合図したタイミングで、解かれて行き場をなくした魔力流が術者を逆襲する)
レコア・モースタン:(タイミングは彼女が指示してくれる。行ける)
佐陀コトノ:「……はいっ、分かりました」頷いて
佐陀コトノ:「レコアさんの封印、全力で挑ませて貰いますね」その声からは先ほどまでの怯えは消えている
佐陀コトノ:ギターを手に持って、観客席に向けてぺこりと頭を下げる。そして、箱に正面から向かい合う立ち位置を取る
佐陀コトノ:その姿は自然体、普段ステージに立つのと全く変わらない様子で、むしろ笑みすら浮かべていて。そして、彼女の指先がピックを握る
佐陀コトノ:「――行きます!」
佐陀コトノ:掻き鳴らす、軽快に走る指先がステージを震わせて現代神楽の旋律を描き出す
佐陀コトノ:伝統音楽の要素を混ぜた独特のフレーズに王道の現代ロックを乗せて力強く疾らせて、奏で上げるは現代神楽部のヒットナンバー
佐陀コトノ:そして、その演奏が引き出すのは神楽歌の始祖たるアメノウズメの『権能』、あらゆる封印を突破し開かせる『岩戸開き』の力
佐陀コトノ:魔術による封印を施された小箱が演奏が進むにつれて徐々に反応し、弱弱しい虹色の光が点滅するように煌く
レコア・モースタン:「……」
レコア・モースタン:「……すごい……」
長尾アヤ子:「……」なにか指示を出しているようだが。
レコア・モースタン:「まさか、音楽で全て……それよりも、この曲……なんだか……」
レコア・モースタン:「楽しい……」
レコア・モースタン:しばらくそうして呆けていたが。「……あ」
レコア・モースタン:「しまった、タイミング……」
佐陀コトノ:演奏のボルテージは加速的に高まってゆく。時折観客席を振り返りながら会場を盛り上げる出し惜しみ無しのパフォーマンス
佐陀コトノ:「レコアさん!」演奏の途中で振り返り、熱量のまま彼女に笑いかけて
レコア・モースタン:「え……何?」
レコア・モースタン:「なんで……!」
レコア・モースタン:「なんで……笑ってるの……!?」
佐陀コトノ:「レコアさんも笑って! これは私達のセッションじゃないですか!」
佐陀コトノ:その言葉と共に楽曲は最後の山場へ突き進む
レコア・モースタン:「セッション……えっ……ああっもう!」
レコア・モースタン:歌い出す。魔術の詠唱ではない。
レコア・モースタン:私は負けないと。負けたくないと言葉を曲に乗せるだけ。
佐陀コトノ:『岩戸開き』は封印を外より強引にこじ開ける代物ではない、神話になぞらえるように内側よりふういんを開かせることを本質としているものだ
レコア・モースタン:彼女が内に封じ込めたのは、ネクタイピン。
レコア・モースタン:彼女の心臓こころのほど近くにあったもの。
レコア・モースタン:それが開かれれば、自ずと。
レコア・モースタン:虹色の光が、堰を切ったように溢れ出す。
レコア・モースタン:もはや封印は、残っていない。
佐陀コトノ:演奏を静かに締めて、その足で小箱に近づく
佐陀コトノ:「はい、レコアさん」
レコア・モースタン:「ハアッ、ハアッ……」
佐陀コトノ:その手で、彼女の制服にネクタイピンを取り付ける
レコア・モースタン:それを受け取って。「今……すごく……」
レコア・モースタン:「悔しい」そう言って、笑う。
佐陀コトノ:「私はすごく、興奮してる。ありがとう、レコアさん」
佐陀コトノ:彼女に手を差し出す
レコア・モースタン:その手を取って。「……うん」
レコア・モースタン:「それが……悔しいんだよ」
レコア・モースタン:「分かれよ……」言いながらも、晴れやかな顔を見せた。


【勝者:佐陀コトノ】


GM:【一回戦終了後 運営用控室】
真瀬遊:「ふう……」息を吐いて、扉を開ける。
幣原水子:「遊ちゃんお疲れ様」先客……若い成人女性と思われる女が待ち受けている。
幣原水子:その頭には冠はない。
真瀬遊:「お疲れ様です。フィクサーQさん?」
幣原水子:「もう……ここではそれやめてよ~……」
幣原水子:「……ノヴァリスここはどう?」
真瀬遊:「まあ……退屈はしないね。それに」足を伸ばしてくつろぐ。
真瀬遊:「喧嘩も売られたし。楽しみが増えたかな」
幣原水子:「喧嘩って……何度も言ってるけど、こっちでは大人しくしててよ~」
GM:部屋の片隅には、犬のぬいぐるみが置かれている。
幣原水子:「私も……あんまり刺激しないようにやりたいんだからさ」
真瀬遊:「それで……?」
真瀬遊:「まあ、そういうところのセンスを水子に求めるのは酷かな……」
真瀬遊:「大丈夫?こっちじゃアドバイスしてやれないよ?」
幣原水子:「う……うるさいなあ!大丈夫!」
真瀬遊:「……まあ、でも」
真瀬遊:「あんたがあたしのマネ辞めてでもやりたいことが何なのか」
真瀬遊:「見れてよかったかも」
幣原水子:「うん……その節はごめんね……?」
幣原水子:「でも。遊ちゃんなら、私が居なくても向こうでやり続けられる」
幣原水子:「今は……この仕事がしていたいんだ。それに……」
幣原水子:「将来的には、遊ちゃんのためにもなるでしょ」
真瀬遊:「……かもね」
真瀬遊:「まあ、合格者が出ればだけど……いま目星つけてるのは?」
幣原水子:「ああ、えっとね、オバさんとも相談してるんだけど、まずは――」


GM:【第二回戦 第3試合】
GM:【エロイーズ・チゾム&津々ウララ VS 飛祖華】
飛祖華:「なんだ……2人か」あからさまにガッカリしている。
津々ウララ:「なんだとはなんすか!」
飛祖華:「あ ゴメン……群れてるヤツって。あんまり面白くなくってサ」
津々ウララ:「むむ。面白くないならそのまま帰ってもらえると助かるんスけど」
エロイーズ・チゾム:「わ、私たちも……」
エロイーズ・チゾム:「こ、ここまで、頑張りました!」
飛祖華:「へえ……」
飛祖華:「でも勝ち残れば、もっと先に2回もヤれるんだろ?」
津々ウララ:「やっぱこのヒトなんか趣旨勘違いしてるっす!」
飛祖華:「じゃあ……どういうルールでヤりたいんだい?」
津々ウララ:「そ、それはッスね……」
エロイーズ・チゾム:「ええと……」
津々ウララ:「(バトルはまずいっすね……自分はともかく、イーズちゃんはそっち向きじゃなさそうっす)」
エロイーズ・チゾム:「……ご」
エロイーズ・チゾム:「5秒!」
津々ウララ:「!」
エロイーズ・チゾム:「“何でもあり”で……5秒で審査」
エロイーズ・チゾム:「ど、どうでしょう……」
飛祖華:「ほう……」
津々ウララ:「5秒……」
飛祖華:「それいいね☰」
飛祖華:「ボクのやること自体を……縛らないのがいいよ」
津々ウララ:「……イケるんすか?イーズちゃん」ヒソヒソ
飛祖華:「5秒、5秒か……☷」頭の中で“手順”を組み立てるように目を閉じる。
エロイーズ・チゾム:「わ、私たちは、戦って勝たなくていいです」
エロイーズ・チゾム:「5秒の間に……アピールできれば。あとは、転送されないようにがんばればなんとか……!」
津々ウララ:「……了解っす」
津々ウララ:「アピールは……任せるっす。5秒」
津々ウララ:「意地でも守るっすよ」
津々ウララ:とんとんと両足で跳ねるように、準備運動をする
GM:判定について説明します。
・瞬間コマーシャル
〈回避〉12 
成功した場合、3d10のダメージ。失敗した場合、10d10のダメージを2回。
上記のダメージで侵蝕率100%を超えてHP0になった場合、即座に転送される。

その後、[Vo][Da][Vi]〈任意の技能〉20
津々ウララ:ヒィ~
津々ウララ:10d10×2はマジでヤバイ
津々ウララ:ともかく回避!判定前に《援護の風》自身に使用
津々ウララ:侵蝕86→88 ダイス+5
津々ウララ:21dx+1 回避!
DoubleCross : (21DX10+1) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,4,5,5,5,5,5,6,7,8,8,8,10,10]+5[3,5]+1 → 16

津々ウララ:よし!
GM:では成功したので……
GM:3d10ダメージです
GM:3d10
DoubleCross : (3D10) → 19[9,9,1] → 19

津々ウララ:38-19=19で生存!
GM:では次!
GM:[Vo][Da][Vi]〈任意の技能〉20 こちらをどうぞ。
GM:情報を抜いたことで+2の補正もあります。
津々ウララ:ッス
津々ウララ:〈白兵〉で振ります
津々ウララ:16dx+10
DoubleCross : (16DX10+10) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,5,6,6,6,8,9,10,10]+5[4,5]+10 → 25

GM:さすが!
GM:では成功!あなた達の勝利です!
津々ウララ:生き延びた……
GM:演出をしていきます!


津々ウララ:「(集中。集中っすよ)」
飛祖華:「さて、じゃあ……ボクからの武侠クイズ……☵」
津々ウララ:「クイズっすか?クイズは得意っす!」
飛祖華:「ボクは君たちから……5秒もらいましたが……」
飛祖華:「これから君たちを畳むには……何秒かかるでしょう?」
津々ウララ:「5秒以上だと助かるっす」
飛祖華:「答えは――」合図とともに飛びかかっている。
飛祖華:それだけで、捕食者の圧をひしひしと感じる。捕まれば“終わる”。
飛祖華:「自分の体で確かめてね☲」
津々ウララ:「……!」とにかく横に飛び退く。瞬発力だけなら自信はあるが……!
飛祖華:「一、ニ……」その腕の振りを、確かに避けたはずだった。
飛祖華:「……惨」だが、かわしたはずの指先に、掻かれたように腕をえぐられる。
津々ウララ:「……ッ!」「(はっや……!冗談じゃねーッス!)」
津々ウララ:「(とにかく動き続けなければ……!)」
飛祖華:「答えは、――」態勢を崩したところに、トドメの一撃を構えている。
飛祖華:が。「……?」
エロイーズ・チゾム:足元にしがみついている。
津々ウララ:「ナイスッス!」ハサミを抜刀、とにかくフルスイング!
飛祖華:「チッ」それを振り払うように脚を振る。
津々ウララ:その間にエロイーズを抱えて飛び退く。
津々ウララ:「ムチャするっす!」
飛祖華:一瞬反応が遅れたものの、振られたハサミを受け止めようとして。
エロイーズ・チゾム:「けふっ、でも……」
フィクサーQ:「そこまで!」
飛祖華:「おっとお……?」
津々ウララ:「え?5秒!?マジすか!」
エロイーズ・チゾム:「けほっ、こほっ……」
フィクサーQ:「うん。君たちのアピールは、見せてもらったよ……!」
津々ウララ:「もう30秒くらい経ってた気分っす」
フィクサーQ:「どちらもいい演舞だったけど……」
津々ウララ:「はぁ~~~~~~~」大の字に倒れ込む
フィクサーQ:「カメラアングルを意識してたのは、君たち・・の方だったね!」
フィクサーQ:「勝者……エロイーズ・チゾム&津々ウララ!」
エロイーズ・チゾム:「え……あ」
エロイーズ・チゾム:「やった……?」
津々ウララ:「イーズちゃん、やったっすね!マジ死ぬかと思ったッス!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……なるほど。確かに、あそこでエロイーズさんが止めたことで……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「飛祖華側は、舞台の奥を向く形になってしまいました」
津々ウララ:「スゲーっす!計算してたっすか?」
エロイーズ・チゾム:ふるふると首を横に振る。
エロイーズ・チゾム:「ただ、夢中で……」
津々ウララ:「ヤハハ!やっぱ善いことすると神様が助けてくれるんすね!」
飛祖華:「ちぇ……あと2回遊びたかったな☶」
飛祖華:「まあ、でも……」
飛祖華:「キミたちも美味そうだってわかったかな☱」
エロイーズ・チゾム:「はわわ……」
津々ウララ:「……勘弁してほしいっすけど……」
津々ウララ:「ちゃんとルール守るあたり完全に悪人じゃなさそうっす」
津々ウララ:「バトル以外なら付き合うっすよ!」
飛祖華:「……フフ」
飛祖華:「興味が出ればいずれ、ね☰」


【勝者:エロイーズ・チゾム&津々ウララ】


GM:【第二回戦 第4試合】
GM:【ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ&白雪スズカ VS セロ・ビャリャツキ】
GM:第二回戦最後の試合には、今までよりも多くの観客がいるように感じる。
GM:とはいえ、関係者以外には入れないので満員とは程遠いが。
セロ・ビャリャツキ:「せっかくなら決勝がよかったなあ」
白雪スズカ:「そうですね。二回戦で当たるカードにしては……豪華すぎます」
ミラ:「ここが山頂ということにすればいいさ」
白雪スズカ:「一回戦……相変わらずの容赦のなさ、でしたね」
ミラ:髪を撫でつける。初めから偽装はしていない。
セロ・ビャリャツキ:「あら?そう?」
セロ・ビャリャツキ:「むしろ優しいと思うけどなあ。山で死ぬよりは農地で暮らす方が幸せじゃないかしら」
セロ・ビャリャツキ:「酪婦の才能はあるみたいだしね?」
白雪スズカ:「……そうですね。わたくしはセロさんと同意見です。わたくしたち、似ていると思います」
白雪スズカ:「もし自分が舞台に立てば、どこか遠くで知らない誰かが死ぬ……と言われても。わたくしとセロさんは、迷わず舞台に立つでしょう?」
セロ・ビャリャツキ:「ええ」
セロ・ビャリャツキ:「立たなければ私が死ぬ」
白雪スズカ:「うふふ……よかったです。同じですから」
セロ・ビャリャツキ:「ただ、一つ訂正かな」
セロ・ビャリャツキ:「ここが山の頂じゃない」
セロ・ビャリャツキ:「頂は……あそこにある」審査員席。そこに座る少女を見る。
白雪スズカ:「……"真瀬遊"」
真瀬遊:「……もっと」
真瀬遊:「近くで見ていい?」
フィクサーQ:「え~……気をつけてよ……?」
真瀬遊:すたすたと舞台のギリギリまで寄って。そこから立って3人を見ている。
ミラ:「セロ……愛しのセロ・ビャリャツキ」
ミラ:「私が見に来たのは、それでも向こう岸の景色だ」
セロ・ビャリャツキ:「あなたはそうでしょうね、愛しくも憎い、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ」
ミラ:「どこが山の頂か、というのは、天上の星から見れば大差がない」
ミラ:「何が見えるか、山に立つ君に教えてあげるよ」
白雪スズカ:「ミラ……」
白雪スズカ:「…………セロさんが相手でも、勝ちたい……のね?」
ミラ:「そうだな……そうだね」
ミラ:襟を正す。
ミラ:「勝つべきだ」
白雪スズカ:「…………そう」
白雪スズカ:「なら、わたくしも…………本気でいきましょう」
白雪スズカ:「勝ちましょう。二人で」
セロ・ビャリャツキ:「白雪スズカ」
白雪スズカ:「…………はい」
セロ・ビャリャツキ:「山組の頂点とは、燦然と輝くつらの星――」
セロ・ビャリャツキ:「あなたに、主星ミラの伴星が務まるか」
セロ・ビャリャツキ:「それを見定める義務が、私にはある」
白雪スズカ:「……………………」
白雪スズカ:「……………………ええ。そうですね」
白雪スズカ:「認めさせてみせます、と…………普段のわたくしなら言いますし、言わなければならない、と思いますが」
白雪スズカ:「…………わたくしも、腹を括り……全力で、やります。と……今のわたくしでは、そう言うしかありません」
セロ・ビャリャツキ:「ああ、ごめんなさいね?まるで語れって言わんばかりにしちゃった」
セロ・ビャリャツキ:かつ、と足を踏み出して。「演劇これで話しましょうか」
GM:判定について説明します。
総合演技力 [Vo][Da][Vi]〈任意の技能〉*5(ただし同じ技能を選択不可) 2人で合計200
GM:平均20出せばいいだけ かんたんだね
ミラ:ほええ~
白雪スズカ:簡単に言ってくれる~~~~
白雪スズカ:これは同じ技能を選択不可というのは……芸術:演劇と芸術:歌劇はセーフ?
GM:まあ……2人は補正がMAXでついているので
GM:実質170ですからね
GM:あっセーフだし
GM:1人で同じ技能を使えないだけで
GM:2人でかぶるのは大丈夫です
GM:自分の判定が5種類になってねってこと
白雪スズカ:あっ一人で五回するのね!
ミラ:あっよかった~ 了解です
白雪スズカ:VODAVIは毎回つけていいのんですか?
GM:あっそう 今回は2人共5回やり
GM:すべてを合計します
GM:VODAVIはひとり一回!
GM:なので実質170ということ
ミラ:ほいさっさ……
白雪スズカ:一人一回だけどVoDaVi全部使っていいってことね!りょ!
ミラ:まずは小道具から詰めていくぜ 〈調達〉で
ミラ:7dx+5
DoubleCross : (7DX10+5) → 10[1,1,3,5,5,8,10]+6[6]+5 → 21

GM:21/200 残り9回
白雪スズカ:わたくしも<調達>いたしましょう
GM:どんどん判定してみてね
白雪スズカ:7dx+5
DoubleCross : (7DX10+5) → 6[2,2,3,4,4,5,6]+5 → 11

白雪スズカ:げっ
ミラ:どんまいどんまい
GM:32/200 残り8回
ミラ:次は〈回避〉! ステップを決めてみよう
ミラ:8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 9[1,3,3,4,7,8,9,9]+1 → 10

ミラ:ううむ 伸び悩む
白雪スズカ:どんまい!
GM:42/200 残り7回
白雪スズカ:<交渉>いきます!心に交渉するのだ
白雪スズカ:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[2,6,7,8,9,9,10]+3[3]+1 → 14

白雪スズカ:うううううう
GM:56/200 残り6回
ミラ:これはヤバいのではないか……!?
ミラ:流れを変えるぜ! 〈射撃〉で判定! オメガゴーグル使用
ミラ:9dx+16
DoubleCross : (9DX10+16) → 9[1,1,5,5,6,6,7,8,9]+16 → 25

ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1増加(97 → 98)
ミラ:回らんね~
白雪スズカ:20はこえてる……!
白雪スズカ:えっと……!<回避>にDaつけます……!
白雪スズカ:9dx+5
DoubleCross : (9DX10+5) → 10[1,2,7,9,9,9,10,10,10]+10[1,6,10]+4[4]+5 → 29

GM:これが固定値デカいんだよな~
ミラ:おおっ回った!
GM:おっすごい
宮本曜:スズカさんのその判定に心の心得! 達成値+3
白雪スズカ:先生……!ありがとうございます!
GM:113/200 残り4回
ミラ:のこり87……
ミラ:うーん 先に〈知覚〉で振っちゃお オメガゴーグル使用
ミラ:あっこれジェネシフトは可能ですか?
GM:あっいいですよ!
ミラ:ならしてしまおう! 1dだけ
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(98 → 107)
GM:本気のようね
ミラ:上がりすぎ~! だがダイスは増えた!
ミラ:10dx
DoubleCross : (10DX10) → 10[1,1,3,4,4,6,9,9,10,10]+7[4,7] → 17

ミラ:ぐおおお
佐陀コトノ:ミラさんの判定に心の心得! 達成値+3して下さい!
白雪スズカ:ミラ……!
ミラ:コトノさん! ありがとうございます!
GM:133/200 残り3回
白雪スズカ:あの……
白雪スズカ:ロイスきっていいですか?
GM:えっ!
GM:いいけど
GM:別にここで敗退するとセッション詰むぜとかではないよ
白雪スズカ:わたくしはここで負けるわけには絶対に行かないから……!
GM:無理しないでね……!
白雪スズカ:最後に取っておくのが盛り上がるとは思うのですが……芸術:歌劇で判定します。オメガゴーグル使用。
白雪スズカ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ/〇P:憧憬/N:罪悪感をSロイスに指定し昇華します。
GM:はわわわわ
GM:許可します。
ミラ:うおお
白雪スズカ:ありがとうございます!
白雪スズカ:ダイス多いしC値マイナスかな~ +15より良い気がします……うーぬ
白雪スズカ:でもC値9なんだよね……
ミラ:確率なんてわからないけど スズカの声はクリティカルに美しいよ
白雪スズカ:ミラ……!
白雪スズカ:ではC値マイナスにします。C9で判定!
白雪スズカ:あっ、VoとViの補正つけます!
白雪スズカ:11dx9+14+5+5+1
DoubleCross : (11DX9+25) → 10[3,4,4,5,5,5,5,5,7,8,10]+6[6]+25 → 41

GM:OK どうぞ!
ミラ:すごい
GM:(9出てない……)
白雪スズカ:ぐぬ~~~~~ッ まあ……まあ…………ッ
津々ウララ:心の心得を使用します!+3!
白雪スズカ:ウララちゃん……!!ありがとうございます!
GM:177/200 残り2回
白雪スズカ:+15やったあ……………………
ミラ:では、〈芸術:演劇〉で。オメガゴーグル、ステージ衣装、芸術道具:演劇と……VoDaViも乗っけるぜい
ミラ:11dx+9+1+15
DoubleCross : (11DX10+25) → 10[1,3,4,4,5,6,7,7,8,9,10]+2[2]+25 → 37

白雪スズカ:あっこれいった!?
白雪スズカ:さすがミラ……!
GM:214/200 残り1回
ミラ:君の心が欲しいな……
GM:これで突破ではありますが……
GM:最後までやってもらおうかな
白雪スズカ:心をわたします♡+3どうぞ♡
GM:217/200 残り1回
白雪スズカ:では最後に知覚で判定いたしますね。ゴーグル使用します
白雪スズカ:10dx+1
DoubleCross : (10DX10+1) → 10[1,3,3,4,6,6,7,9,9,10]+3[3]+1 → 14

白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を2増加(81 → 83)
ミラ:オメガゴーグル一回忘れてたので二回分侵蝕あげときます
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1増加(107 → 108)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1増加(108 → 109)
白雪スズカ:ミラの心ほしいな……♡
ミラ:では心の心得をスズカの判定に使用! 達成値+3!
白雪スズカ:ありがとうございます♡
GM:231/200 判定終了……勝利。
白雪スズカ:ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア……
ミラ:私たちの……勝ちだッ!
白雪スズカ:勝ちました……!
GM:では……演出します!


GM:【先手 セロ・ビャリャツキ】
セロ・ビャリャツキ:舞台の中心に立ち、一礼。
セロ・ビャリャツキ:顔を上げたときには、にこやかな表情は消え失せて。
セロ・ビャリャツキ:「地獄の復讐がわが心に煮え繰りかえるDer Hölle Rache kocht in meinem Herzen,
セロ・ビャリャツキ:「死と絶望がわが身を焼き尽くす!Tod und Verzweiflung flammet um mich her!
セロ・ビャリャツキ:『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』。
セロ・ビャリャツキ:オペラでも稀な高音を使用する、難易度の高い楽曲。
セロ・ビャリャツキ:それらを音域広く、伸びやかに。そして煮えたぎるような情をもて謳う。
セロ・ビャリャツキ:「お前がザラストロに死の苦しみを与えないならば、Fühlt nicht durch dich Sarastro Todesschmerzen,
セロ・ビャリャツキ:「そう、お前はもはや私の娘ではない。So bist du meine Tochter nimmermehr.
セロ・ビャリャツキ:そして。
セロ・ビャリャツキ:歌い終えると、即座に次の歌唱を始めている。
セロ・ビャリャツキ:「テッサーリアの民よ!Popoli di Tessaglia! ああ、今ほどに皆が泣いて当然のことは、嘗てなかったAh mal piu giusto fu il vostro pianto.
セロ・ビャリャツキ:「皆にとってもこの幼子ら同様A voi non men che a questi アドメータス王は父親Innocenti fanciulli Admeto è padre.
セロ・ビャリャツキ:レチタティーヴォ『テッサリアの民よ』とアリア『不滅の神々よ、私は求めず』。
セロ・ビャリャツキ:更に高音。モーツァルトのあらゆる声楽作品の中で最も高い音を要求される曲。
セロ・ビャリャツキ:それを連続して、苦もなく歌い上げる。
セロ・ビャリャツキ:「私の不幸はお分りになりますまいNon comprende i mali miei
セロ・ビャリャツキ:「私の胸にいっぱいの恐怖もまたnè il terror, che m'empie il petto
セロ・ビャリャツキ:「妻の愛を知らぬお人やchi di moglie il vivo affetto 母の心を持たぬお人にはchi di madre il cor non ha.
セロ・ビャリャツキ:歌い終えると、息を乱すこともなく。
セロ・ビャリャツキ:再び一礼し、軽やかへ舞台の袖へと去る。
エロイーズ・チゾム:「はわ……」
エロイーズ・チゾム:「なんだか……あの人の前だと……」
エロイーズ・チゾム:「もう歌いたくなくなっちゃうかも……」
ジウ・ファンボ:「へえ……コトノじゃないけど、面白い音」
津々ウララ:「マジヤバイっす!素人でもすげーって理解わかるっす」
佐陀コトノ:「す、凄い……! こんなに難しい曲をここまでのレベルで歌い上げて……!」
真瀬遊:「あの子が当たりつけた子?」
フィクサーQ:「うん。いいでしょ」
真瀬遊:「うん、だけど……」
真瀬遊:「個人的には、“次”が気になる」
GM:【後手 ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ&白雪スズカ】
ミラ:「ふふ……」身体に震えがある。指先が冷える感覚。
白雪スズカ:「…………ミラ」舞台袖でその手をそっと握る。
ミラ:(冗談みたいだな。あまりにも険しい)
ミラ:久しく無かった緊張が、手に触れる。
白雪スズカ:「…………」今までなら、大丈夫よ、だとか声をかけていたが。
白雪スズカ:「…………緊張しているのね」
ミラ:「……」
白雪スズカ:「……ごめんね」静かにそう告げて。
白雪スズカ:「…………先に行くわ。舞台で、ね」
白雪スズカ:その手を離し、ほほ笑む。
白雪スズカ:静かに舞台の中央へと一人で歩みを進める。
白雪スズカ:息を吸い、吐く。普段の氷の表情のまま深々とお辞儀をし、顔を上げた表情は――
白雪スズカ:――変わらない。
白雪スズカ:『♪悔やまない』
白雪スズカ:『♪選んだ道が、どんなにつらく……』
白雪スズカ:『♪この日々が、報われず過ぎ去ろうと』
白雪スズカ:アカペラで静かに歌うのは、バックダンサーを決めるオーディションを扱う歌劇のナンバー。
白雪スズカ:ずっとオーディションに落ち続けているヒロインが、それでも悔やむことはないとクライマックスに歌う曲。
白雪スズカ:圧倒的な歌唱力、そしてそれ以上の全てをねじ伏せる"力"を持つセロ・ビャリャツキの歌の後でも、怯むことなくいつもの調子で朗々と歌い上げる。
白雪スズカ:……けれど。
白雪スズカ:ここからは、自分の言葉で喋るべきだと思ったから。歌を止める。
白雪スズカ:『「……わたくしは、思えば」』
白雪スズカ:『「あなたから、目をそらし続けていました」』
白雪スズカ:大きな舞台。山組の劇場。
白雪スズカ:他の場所よりかは幾分か慣れ親しんだそこで、普段は決してすることのない、自分と役の境界線を吐く。
白雪スズカ:――"決して覗いてはいけません"と告げた鶴は、本当に正体を知られたくなかったのだろうか?
白雪スズカ:自分が何者かを偽り続けて最期まで添い遂げる事を望んでいたのだろうか?
白雪スズカ:――白雪スズカは、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの為に舞台に立った事など一度もない。
白雪スズカ:徹頭徹尾、自分の為だけに舞台に立っていた。
白雪スズカ:それどころか、ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィをちゃんと見ようとしたことなど一度もないかもしれない。
白雪スズカ:彼女がどうして舞台に立つのか知らない。演じることをどう思っているのか知らない。
白雪スズカ:無意識の底で、彼女は本当は舞台に立ちたくないのではないかと恐れていたから、確かめるのが怖かった。
白雪スズカ:一段高い所に立って大勢の観客に見つめられるのではなく、誰かの隣に立ってその手を取るのが、彼女の本当にしたい事なのではないかと恐れていた。
白雪スズカ:白雪スズカには舞台しかなかったから。
白雪スズカ:自分が舞台に立つ事以上に優先される事はなかった。それを歪んでいるとも思っていなかった。
白雪スズカ:それでも一人になりたくなくて、自分と同じに違いないと目を背け、舞台に立っていないミラを認めようとしなかった。
白雪スズカ:"『人が良すぎて、利用されそうで不安になるね』"
白雪スズカ:ずっと彼女を利用し続けていた。誰よりも輝く彼女の隣に立てばその光で自分も美しく輝けると思ったから。
白雪スズカ:"偶像として、信仰して"いた。
白雪スズカ:そうすれば、彼女を理解しようとせず傷つけながら利用していることが許される気がしたから。辻褄合わせの為に彼女に陶酔していった。
白雪スズカ:その結果、きっとますます彼女との距離は開いていった。けど、もう止まる事は出来なかった。
白雪スズカ:人間としての自分は、もっと早く立ち止まってちゃんと彼女と目を合わせるべきだったと思う。
白雪スズカ:役者としての自分は、人の苦しみの上に立つのだから振り返る事は許されず、その分まで強く在らねばならないと思う。
白雪スズカ:けれどどうしてか、初めて人としての自分が勝とうとしていた。
白雪スズカ:それは、人に気持ちを押しつけることは悪だと知ったから?
白雪スズカ:勝者としての傲慢さなど気にする事なく純粋に人を思い遣り、星と星を繋ぎたいという真っ直ぐな目を知ったから?
白雪スズカ:自分の全てを賭ける程のものがあっても、やり切ったと笑ってその後を過ごせる事を知ったから?
白雪スズカ:……それとも、価値観は一つだけでなくていいと知ったからだろうか。
白雪スズカ:白雪スズカは初めてちゃんと、彼女の目を見て話したいと思った。
白雪スズカ:……本当はずっと、ささやかでも彼女の支えになったり、気持ちに寄り添おうとしたり、当たり前の人と人との関係を築きたかったのかもしれない。でも、演じていない自分を見せるのは怖かったから、逃げ続けていた。
白雪スズカ:『「……あなたを見ても、いいですか?」』
白雪スズカ:「あなたの隣にいても、いいですか?」
白雪スズカ:舞台袖へ手を伸ばす。
ミラ:「……ミラ。君の手は」白手袋を見つめ、そこに残った熱を撫ぜるように。
ミラ:「吸血鬼の中では、温かいんだな」ひとりごち、舞台に足をかける。
ミラ:スポットライトが降りしきる。無数の星が散り、暗い客席など見えるものではない。
ミラ:ここは宇宙だ。光と闇に取り残された、孤独な天蓋の縁だ。
ミラ:山組の理念は、徹底した個人主義である。
ミラ:そこに劇場はいらない。そこに台本はいらない。そして、観客さえも必要としない。
ミラ:究極の独りよがりを押し付け、叩きつける。
ミラ:それが自分の適性だと思っている。そして、セロ・ビャリャツキもそうだ。
ミラ:(なら、どうして──)息を吸う。
ミラ:(女王は、私と彼女を引き合わせたのだろう?)
ミラ:スズカの前に立つ。答えはきっと見えていた。
ミラ:誰かを助け、助けられて、星と星を繋いでゆくような。
ミラ:宇宙に輝く星座という道を。
ミラ:『日が堕ちるよりも遠く、佇んでいる影よ』
ミラ:『月が欠けるよりも遠く、嘆いている影よ』
ミラ:手を取る。
ミラ:『私を見たまえ。どれほど細い声でも、それが勇逸の歌となる』
ミラ:「私とともに歩んでくれ──その道こそが、至福であってくれと、願うから」
ミラ:微笑み、並び立つ。イヤホンからは高鳴る鼓動が聞こえる。
ミラ:そこにいるはずだ、偉大なる山の頂。
ミラ:『その歌が響くたび、私は一番に輝こう』
ミラ:『湿原を、野原を、森林を、山稜を、黒い黒い夜を僕として』
ミラ:『君が迷わないように、輝いてみせよう』
ミラ:大きく手を掲げ、歌い上げる。
ミラ:喉を張り、力を尽くした。天に昇るためでもあり──
ミラ:舞台を降りてからは、人としての顔で、彼女と会話するために。
白雪スズカ:隣に立つミラの青い瞳をじっと見つめる。
白雪スズカ:幾度と見た、けれどその冬の空のような澄み渡る青を、星より輝くその光を真正面から受け止めたのは初めてのように思う。
白雪スズカ:触れる手が温かい。二人を繋ぐイヤホンから注がれる鼓動が心地よい。
白雪スズカ:(……ああ、やっぱり)
白雪スズカ:(ミラは、どうしようもなく、優しい)
白雪スズカ:冷酷な方がよかった。その才能を利用するだけなら、お互いに利己的な方が気が楽だった。
白雪スズカ:そのはずなのに、見ないふりをし続けた優しさがどうしようもなく、嬉しかった。
白雪スズカ:最初に歌った曲の名前は『愛した日々に悔いはない』。
白雪スズカ:今、その言葉を胸に噛みしめていた。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……」口を開けてそれを見ていたが。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:思い出したように拍手する。
エロイーズ・チゾム:「わ……二人とも、すごいです、素敵です!」
佐陀コトノ:「ミラさん……スズカさん……!」立ち上がって拍手を送る
津々ウララ:「うお~~~んおんおん」号泣しながら拍手している
宮本曜:「綺麗……」ただ一言。それだけ呟いて拍手を送っている。
津々ウララ:「なんか……なんかわかんないっすけど……マジスゲーっす……!うお~~~ん」
佐陀コトノ:「本当に……本当に良かったです!」
十掬キョウ:「あ……あれって……」
十掬キョウ:「やっぱりそういう意味なのかな……」あわあわしている。
レコア・モースタン:「……目立ってくれちゃって……」
フィクサーQ:「ふむ……悩ましいね。どうする?」
真瀬遊:「私は決まった。オバちゃんも大丈夫?」
真瀬遊:「いいって。じゃあ……」
真瀬遊:「お願い」
フィクサーQ:「オッケー……じゃあ……」
フィクサーQ:「準決勝進出者は……こっち!」
フィクサーQ:2人にスポットライトが当たる。
フィクサーQ:「ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ、白雪スズカチーム!」
白雪スズカ:「………………」
白雪スズカ:「わ」
白雪スズカ:「わたくしたち……?」
ミラ:息を吸う。
ミラ:ここはまだ、舞台の上だ。
セロ・ビャリャツキ:「…………」
ミラ:「定命の者ども! ……良い、舞台ステージだった!」
白雪スズカ:実感がなく呆けていたがその声で我に返る。
白雪スズカ:「………………ありがとうございました」深々とお辞儀し。
セロ・ビャリャツキ:「……ありがとうございました」にこやかな仮面を貼り付けて、2人の元へ。
白雪スズカ:「……セロさん…………」
セロ・ビャリャツキ:「次の試合も……頑張って」
セロ・ビャリャツキ:爽やかに握手を求める。
ミラ:「ありがとう。あなたもまた、素晴らしかった」
ミラ:右手を取る。
白雪スズカ:「……はい。勝ちます。全て」左手を取る。
セロ・ビャリャツキ:握った手から伝わるは、祝福の気持ちだけではない。
セロ・ビャリャツキ:だが、それを顔に出すことはなく。「……では」手を離して、舞台の袖へ。
白雪スズカ:「……よかった」
ミラ:「……どうして?」
白雪スズカ:「心の底から祝福されたのだったら、力が抜けてしまうもの」小声で呟く。
ミラ:「ああ、それは──」
ミラ:スズカの肩に手を回す。あるいは支えるように、あるいは寄りかかるように。
ミラ:「同感だ」柔らかく笑った。


【勝者:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ&白雪スズカ】


■トーナメント表
   ┌ミラ&スズカ
   │ 千花
  ┌┘ ルクト
  │ セロ
 ┌┤┌エロイーズ&ウララ
 │└┘ オリス
 │  フェイ
 ┤   キョウ
 │ ┌コトノ
 │ │ E-I&ステファニー
 │┌┘ シオカ
 └┤ レコア&アヤ子
  │┌曜&ヤナ
  └┘ ロシオ&チャス
     レーラ&イノ
    ロナ&エナ


GM:――そうして、2回戦のすべての試合が終わり。
GM:君たちが倦怠の中で、次に向けて舞台を降りようとしたときだった。
真瀬遊:「うん……あと2回も見れるなんて」
真瀬遊:「こっちに来た甲斐があったよ」そう舞台の端で独り言つ少女の前に。
ロシオ・ディアス:「……我慢の限界なんだが……これは、やってもいいのか?」
チャス・コステロ・コステロ:「はい、どうぞ?」
チャス・コステロ・コステロ:「今がみんな……一番疲弊してますから」
ロシオ・ディアス:「――そうか」
ロシオ・ディアス:黒い外套の少女が、真瀬遊の前に躍り出た。
ロシオ・ディアス:「真瀬遊。来校者よ」
真瀬遊:「え、何……?」
ロシオ・ディアス:「選べ」刀を振る、彼女の腹を刺し貫く。
真瀬遊:「な、に、を――?」
ロシオ・ディアス:「このまま、この場所で堕ちていくか」
ロシオ・ディアス:「外に、それを拡げるかを」
真瀬遊:山の頂と言われた少女の腹部から、丹い血の華が咲いた。
真瀬遊:それだけではない。傷口が、黒ずみ、硬質化し始めている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「な――!?」
十掬キョウ:巨大剣を担いで飛び出して、その少女と凶刃との間に立った。
十掬キョウ:「これが……これが君の狙いだったの!?」
ロシオ・ディアス:「……ああ。だって……」
ロシオ・ディアス:「許せないだろう?」
ロシオ・ディアス:「外とこことを、自在に行き来するなんて」
ロシオ・ディアス:「私たちの負う運命は――そんなに軽いものであるものか?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あの症状――!“堕天病”です!」
白雪スズカ:「………………遊!?」降りようとした足を引き返し丹い華の咲く舞台の端へ駆け寄る。
津々ウララ:「な、なんかわかんないッスけど……悪の気配ッス!」
TIPS:堕天病
ラス・ヴィダスの風土病とされている病。発症すると身体の一部が黒変・硬質化し、徐々に全身へと広がっていく。
変異した患部は激痛を伴い、全身を蝕まれた患者は到底正気を保てない程だと言われている。
現在に至るまで有効な治療法は見つかっていない。また最終段階に至らねばヒト同士の感染は無いとされているが、その真偽も定かではない。
ラス・ヴィダスに降る黒い雨がその最たる感染源と噂されており、この病の存在こそが、他学区から差別を受ける最大の原因。
佐陀コトノ:「堕天病……!? そんな、真瀬さん……!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ですが、あれが感染するのは……最終段階のキャリアのはずでは……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「彼女の肌は……そこまで冒されて……は……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:言いかけて、言葉が止まる。
チャス・コステロ・コステロ:《天使の外套》を解除。
ロシオ・ディアス:彼女に掛けられていた光学欺瞞が解ける。
ロシオ・ディアス:全身が黒い鱗のようなもので覆われている。

ミラ:「あれが……最終段階ということか」
ロシオ・ディアス:それは肌だけではない。
ロシオ・ディアス:十字冠をも黒蝕する病毒こそが、この病の特徴でもあるが。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ま……待って下さい」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あの冠……汚染されているだけではなく……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「割れている・・・・・……?」
佐陀コトノ:「!!? まさか……!!」
宮本曜:「割れて……?」
津々ウララ:「つ、つまりどーいうことっすか!?」
白雪スズカ:「………………っ、割れた……十字冠……?」
GM:この場においても、それをすべて知るわけではない。
GM:星室庁の人間。学区のトップ層。あるいは、それから知らされたもの。あるいは、それと相対したもの。
GM:知る者は限られるが……あれは“星徒”だ。

TIPS:星徒スターダスト
インフィニティコードが生み出した神秘の一つ。生徒のジャーム体。
生徒が十字冠を獲得する際、生徒の中から『ジャーム化する可能性』を抽出して生み出される分身。
単なる生徒の複製体ではなく経験、記憶、能力を共有する同位体であり、星徒と相互に参照、補完し合うことで、ノヴァリスの生徒は常識外の不滅性を獲得している。
星徒はノヴァリス上空の宇宙空間に浮かぶ『星の揺り籠』の中で眠りについており、原則として生徒が生きている間は目覚めることはない。
生徒が超過した侵蝕は十字冠を経由してすべてこの星徒に注ぎ込まれ、結果として星徒は超々高侵蝕域で安定した強力なジャームとなる。
ノヴァリスの空に輝く星は、そのすべてが彼女達が眠る『星の揺り籠』である。
※これらは秘匿情報であり、一般の生徒には知らされていない。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「端的に申し上げれば……あれは……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「“ジャーム”です」
白雪スズカ:「………………えっ、ジャーム……?」この地では長らく無縁だった言葉を聞いて眉をひそめる。
フィクサーQ:「遊ちゃん……!」
津々ウララ:「ぜんぜんわかんないッス!全然わかんないっすけど……」
津々ウララ:「"悪"で間違いないっすね!」
大御所野オバ:「あたしが……医者に連れて行く!」
大御所野オバ:「まだ大丈夫だ……これを治す手段はないが」
大御所野オバ:「感染した瞬間なら……まだ間に合う!対象への時間を巻き戻すバロール能力者さえ探せれば……!」
チャス・コステロ・コステロ:「それを……私たちが逃がすと思ってるんですかあ?」
ENAMELIS-I:彼女の前に立ちはだかる影がある。
ENAMELIS-I:「クソッ、まさか本当に出るとは……!」
チャス・コステロ・コステロ:「なんですか~あなた?」
佐陀コトノ:「ENAMELISさん……!?」
チャス・コステロ・コステロ:「社会人風情が……私たちの邪魔をできると思ってます?」
ENAMELIS-I:「ステファニー・ワークス!もう契約は中止だ!」
ステファニー・ワークス:「仕方ないですね……どうぞ。トラブルですしね」
ENAMELIS-I:「……俺は社会人じゃない」
ENAMELIS-I:「“小碓”ミレラ・ツァナ。生徒だよ……」
ミレラ・ツァナ:「ノドスのな」
チャス・コステロ・コステロ:「何……?」
佐陀コトノ:「!!?」
白雪スズカ:「…………の……ノドス?だ、だってノドスは…………」
ミラ:「ノドス……?」眉間にしわを寄せる。
津々ウララ:「ノドスだかのど飴だかわかんないスけど味方なら善ッス!」
白雪スズカ:「いなくなって……、……?」キョウちゃんの方と交互に見ている。
十掬キョウ:「うん。彼らは僕たちに宣戦布告したけど……」
十掬キョウ:「あれは、共通の敵なんだ。彼らにとっても」
ミレラ・ツァナ:「……その点に関してだけはな……!クソッ」
ミレラ・ツァナ:「デマであってほしかったがな」
佐陀コトノ:「社会人では無さそうだなとは思ってたんですけど、まさかノドスだったなんて……」
宮本曜:「なんらかの情報でもつかんでたのかな……?」
白雪スズカ:「…………ええと、とにかく……味方、なのですね?今の状況では」
フィクサーQ:「遊ちゃん!遊ちゃん!?」
フィクサーQ:「大丈夫なの……!?」
真瀬遊:「う……ぐっ……!」
白雪スズカ:「遊…………!」
大御所野オバ:「モタモタしてるんじゃないよ!早く!」
小谷シオカ:「……私が」
小谷シオカ:「私が走る!」
大御所野オバ:「任せた!」
ロシオ・ディアス:「逃がすか――」
エロイーズ・チゾム:「や、だ、ダメです……!」
エロイーズ・チゾム:「わ、私たちが……相手をします!」
津々ウララ:「イーズちゃん!」
エロイーズ・チゾム:「あっ……言っちゃった……」
津々ウララ:「……いや、問題ないッス!」
ロシオ・ディアス:「そうか。そうだな……」
津々ウララ:「相手が悪なら……自分らの出番っす」
ロシオ・ディアス:「外に焦がれ、あまつさえ逃げ出そうとするお前たちも……」
ロシオ・ディアス:「私と運命を共にしてもらう」
ロシオ・ディアス:「順番など……どうでもいいことだ」
津々ウララ:「上等っす!覚えとくといいっすよ」
津々ウララ:「悪いことしたら、勧善懲悪委員会が」「首狩り兎ボーパルバニーがやってくるっす!」
宮本曜:「先生は」
宮本曜:「割と放任主義なんだけど、これは個人的な感情としても見過ごすのは厳しいかな」
ロシオ・ディアス:「同感だな。理事会の支配を引き継ぐ残滓……」
ロシオ・ディアス:「こちらも見過ごすつもりはない」
宮本曜:「そう、相手もその気ならやりやすい」
宮本曜:「師から一つだけ心得を教わっていてさ」
宮本曜:「"売られた喧嘩は買え"」
宮本曜:「存分に血の滾るまま、戦わさせてもらうよ」


ミラ:じゃきん、とボルトを引く。
白雪スズカ:隣の彼女の姿をじ、と見た後ロシオたちを見つめる。
白雪スズカ:「…………どうして山組の頂点が二つの星なのか」
白雪スズカ:「ようやく、答えに近づきつつあります。頂上に一人でいるのは……」
白雪スズカ:「寂しい、から」
白雪スズカ:「……"真瀬遊"は、一人で頂きに立っている。わたくしたちが、その上に立つと、約束したのです」
白雪スズカ:「ミラ、悪いけど力を……」貸してくれる?と聞こうとして。
白雪スズカ:「…………ミラ。一緒に、止めましょう」
ミラ:「もちろん」
ミラ:「やつらに順番は回さない」
佐陀コトノ:「……貴方の気持ちを理解出来るなんて言いません。今はまだ、手を差し伸べることだって出来ない」
佐陀コトノ:「それでも! 私達が無事『卒業』を迎えられるように、そしてその先の『進路』を選べるように今も尽くしてくれる人達がいる! その人達の邪魔はさせません!」
ロシオ・ディアス:「お前たちの進路は……決まっている」
佐陀コトノ:「星徒スターダスト、ロシオ・ディアス! 私達がここで貴方を止めます!」
ロシオ・ディアス:「私と同じところだ」
チャス・コステロ・コステロ:傍らの少女が、隣に立ち微笑む。その冠には汚濁も瑕疵もない。
ロシオ・ディアス:「我が魔星ほしの輝きに……理想ねがいごと腐り落ちろ!」


GM:シーン終了。ロイスの取得および……
GM:侵蝕率100%を超えている方は 十字冠の侵食低減が可能です。
GM:侵蝕率を-10-1d10してね。
ミラ:あっそういえば越えてる!
ミラ:109-10-1d10
DoubleCross : (109-10-1D10) → 109-10-1[1] → 98

白雪スズカ:減らせてよかった……
ミラ:よし!
佐陀コトノ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ/白雪スズカ 尊敬〇/不安 で取得します
宮本曜:ロイス満杯だぜ!
佐陀コトノ:そして侵蝕率低減処理!
佐陀コトノ:110-10-1d10
DoubleCross : (110-10-1D10) → 110-10-6[6] → 94

白雪スズカ:あら♡ありがとうございます♡
津々ウララ:ロイスどーしよっかな せっかくだしヒソカに取っとくか
ミラ:ロイスは ロシオ・ディアス/憂慮/〇敵意 でとっておこうっと
ミラ:あと 佐陀コトノ/〇先達/遠望 でとります
津々ウララ:飛祖華/感服○/脅威 で
佐陀コトノ:せ、先達!? あ、ありがとうございます……!
白雪スズカ:セロ・ビャリャツキ/〇P:親近感/N:嫉妬 でロイス取得で以上!まだ一枠余っています 一個切ってるのに
津々ウララ:もう一枠 ロシオ・ディアス/同情/悪○/ で!
飛祖華:興奮しちゃうじゃないか……☴
白雪スズカ:あっわたくし以上です~!
ミラ:ロイス枠を一つ残して以上です
津々ウララ:ロイスフルで以上!
宮本曜:こちらも以上です~
佐陀コトノ:あっロイス満タンで以上です!


津々ウララ:応急手当を……使用させてください!
津々ウララ:19+2d10
DoubleCross : (19+2D10) → 19+4[3,1] → 23

白雪スズカ:わたくしの高性能治療キットも使ってくださいまし~!
津々ウララ:ありがてえッス!
津々ウララ:23+3d10
DoubleCross : (23+3D10) → 23+19[8,9,2] → 42

白雪スズカ:戦いの気配を感じますので……戦闘用きぐるみに生着替えします。
津々ウララ:ついでに……マルチサポートスーツを脱ぎます!
ミラ:ヒューヒュー
佐陀コトノ:ウララさんに高性能治療キット1つパスします!
津々ウララ:わーい
津々ウララ:42+3d10
DoubleCross : (42+3D10) → 42+17[1,6,10] → 59

津々ウララ:全快!
津々ウララ:こちら準備は以上です
白雪スズカ:わたくしも以上です!
GM:OK!


【クライマックス】

GM:全員登場です。
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(83 → 93)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(88 → 97)
佐陀コトノ:94+1d10-1
DoubleCross : (94+1D10-1) → 94+10[10]-1 → 103

白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を1減少(93 → 92)
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(88 → 98)
津々ウララ:津々ウララの侵蝕率を1減少(97 → 96)
白雪スズカ:スペリオルミックス登場!
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を1減少(98 → 97)
宮本曜:戦闘狂の側面でちゃったな・・
ミラ:ススいたします
津々ウララ:スペリオルミックス……最後まで働いてもらう!
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(98 → 106)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1減少(106 → 105)
白雪スズカ:皆高い
佐陀コトノ:スス適用!


■MAP
ロシオ[6] チャス[15]

   10m

ミラ[11]スズカ[12]
コトノ[19]ウララ[8]曜[9]
GM:クライマックス戦闘を開始します、が……
白雪スズカ:が……!?
GM:開始前に。準決勝進出ボーナスがあります。
白雪スズカ:!!!
ミラ:なんだって!
津々ウララ:やったぁ~
佐陀コトノ:おおっ!!
宮本曜:そんなのが……!?
GM:全員バラバラで、クライマックス中常時効果を発揮できます。
白雪スズカ:え~~!?すご!!
佐陀コトノ:す、すごい
ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ:あなたの攻撃達成値に+〈任意の芸術のLV〉する。
ミラ:おお!
ミラ:これで確殺じゃぁ~!
白雪スズカ:キュマイラ射撃が当てやすくなってる!
白雪スズカ:あなたの行うガードのガード値に+〈任意の芸術のLV〉する。
白雪スズカ:まあ!
白雪スズカ:+14していいの!?
GM:いいです
白雪スズカ:やば!!!!!
佐陀コトノ:すごい硬くなってる
津々ウララ:芸術的すぎ
佐陀コトノ:あなたの所持する任意のエフェクトのLVを+1して効果を算出する。使用回数は増加しない。
白雪スズカ:すご~~~!!
宮本曜:すげー!
津々ウララ:つっよ
佐陀コトノ:うおお!
GM:個数制限もないです 全てのと書かなかったのは
GM:書かないとリザレクトも上がっちゃうから
宮本曜:なるほどね……w
佐陀コトノ:な、なるほど
津々ウララ:そうとはね
白雪スズカ:な、なるほどね
ミラ:なるほど やさしい
津々ウララ:あなたの攻撃力を+【肉体】する。
白雪スズカ:ヤバ!!!!
津々ウララ:力こそパワー
白雪スズカ:暴力的な肉体が暴力に……
宮本曜:おそろしいパゥワー
宮本曜:あなたはあらゆるダイスペナルティを受けない。
宮本曜:え!?いいの!?
津々ウララ:無敵じゃん
ミラ:ペナルティを……受けない!
ミラ:これは勝てない
佐陀コトノ:強い!
白雪スズカ:すご!!!
GM:自分のエフェクトの効果も無視していいです
宮本曜:サポートボディが光る!!!
白雪スズカ:ボディが!?
GM:有効に使ってね
GM:戦闘終了条件はエネミーの全滅です。
GM:では、戦闘開始です!
GM:あ……その前に


GM:君たちが敵に対峙したその時。
GM:君たちの十字冠が、強烈な光を湛えている。
GM:尋常の輝きとは異なる、もう一つの輝き。
GM:君たちから確認する術はないが、それはセイクリッドピラーに輝く大十字冠からもたらされたもの。
GM:神聖二重冠が使用可能になりました。
神聖二重冠ダブルクロス
クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。
ロシオ・ディアス:「……出たか。だが」
ロシオ・ディアス:「それもまとめて、この魔星ほしが侵してくれる」
GM:星徒であるロシオ・ディアスは、ステージオリジナルEロイス「星徒スターダスト」を所持しています。
【Eロイス:星徒スターダスト
あなたがノヴァリスの生徒のジャーム体であることを表すEロイス。
あなたが受ける侵蝕率によるダイスとエフェクトLVに対するボーナスは、300%を超えて以降も増加する。
300%以降の増加量は侵蝕率が50増えるごとにダイスボーナス+1個、100増える毎にエフェクトLV+1とする。
このEロイスはエフェクトやアイテムの効果によって消去できない。
GM:さらに、セットアップ直前。
GM:星徒専用アイテム:侵星魔法冠インヴィジブルクロスの使用を宣言します。
侵星魔法冠インヴィジブルクロス
リエゾンロード"スターロード"が司る『無限』の力を受けて変質した、星徒の十字冠。
超々高侵蝕域で安定状態にある星徒の肉体は、レネゲイドウイルスの無限侵蝕が齎す恩恵を余すことなく行使できる。
しかし、別々のインフィニティコードに由来する『無限』と『十字冠』のシステムは互いに反発し合い、必ず何処かに致命的な瑕疵を孕んでいる。
彼女達が真に無限の力を手にするには、『卒業』を経て十字冠が完全に外れる瞬間を待つ必要があるだろう。

セットアッププロセスの直前に宣言する。
あなたは[戦闘に参加しているPCの総数+1]ラウンドの間、以下の効果を得る。

・あなたの侵蝕率は∞となる。

この効果が適用されるラウンド数は、キャラクターが『神聖二重冠』の選択効果の使用を放棄することで1ラウンドずつ減少する。
また、GMはこの効果を解除する方法を必ず一つ以上設定しなければならない。解除方法は秘匿しても良いが、情報判定等の開示条件を別途設けること。
このアイテムは『十字冠を破壊する』と書かれたエフェクトやアイテム以外によっては破壊されず、GMが指定した方法以外では解除できない。
このアイテムを使用した場合、Eロイスによるバックトラックのダイスボーナスを+1個する。
このアイテムは『アグニヤ生徒会』に所属する星徒のエネミーにしか取得できない。
このアイテムはシナリオ中1回のみ使用できる。
GM:つまりは、このアイテムの効果中……6ラウンドの間侵蝕率が無限になり
GM:星徒の効果によってダイスボーナスとエフェクトレベルも無限になります。
GM:GMはこの効果を解除する方法を必ず一つ以上設定しなければならない……とあるので
GM:こちらの解除条件を開示します。
GM:「PC全員が堕天病患者となることを了承する」です。
GM:ゲーム的なペナルティはありません。
津々ウララ:ワ……?
白雪スズカ:????????????
宮本曜:!?
佐陀コトノ:?????
ミラ:ええ!?
GM:とはいえ……二重冠の選択効果を4人で放棄すれば
GM:2ラウンド後には解除されてしまいますね。
GM:なので……
ロシオ・ディアス:Eロイス「マジカル☆リクエスト」を使用。
白雪スズカ:!?
ロシオ・ディアス:任意のアイテムを取得します。
ミラ:なになにこわいこわい!
佐陀コトノ:い、一体何を……
ロシオ・ディアス:「侵星魔法冠インヴィジブルクロス」を取得。
白雪スズカ:何を「接続」する気なの……!?
白雪スズカ:?????????
佐陀コトノ:う、うわ!!!!!!
ロシオ・ディアス:これで……12ラウンド保ちますね
宮本曜:ま、まじ~~??
佐陀コトノ:やりやがった!!!!!
津々ウララ:なに言ってるの????????????
津々ウララ:インヴィジブルダブルクロスすな!!!!!!!!
ミラ:や、やられたあ~~!
GM:では……セットアップに行く前に
エロイーズ・チゾム:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:ああっ!?
津々ウララ:なっ
ミラ:あ……ああっ!
佐陀コトノ:イーズちゃん!?
宮本曜:エロちゃん!?
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:ヤナちゃん……!?
宮本曜:ヤナちゃん……!?
ジウ・ファンボ:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
佐陀コトノ:じ、ジウさん……!!
白雪スズカ:ジウ先輩!?!?!
セロ・ビャリャツキ:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:ざっ 座長………………………………………………………………
宮本曜:座長さん!
ミラ:座長~
十掬キョウ:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:キョウさん……!
津々ウララ:合コンの人……!
白雪スズカ:黒髪ロングストレート巨乳の……!
日野千花:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:ぁあっ日野ちゃん…………!
ミラ:太陽……!
津々ウララ:債務者の人まで!
レコア・モースタン:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:レコアさん…………!!!!!!
佐陀コトノ:レコアさん……!!
宮本曜:カメラ目線魔法使いちゃん……!
津々ウララ:魔法使いの人……
オリス・カルツェマグ:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
ミラ:うわ出た
白雪スズカ:”私”…………!!!
佐陀コトノ:白タ会……!!
宮本曜:しろ……タイツ同好会の人!
津々ウララ:しろい人……!
ステファニー・ワークス:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:性癖激ヤバオフィサー……!!!
佐陀コトノ:と、特殊性癖の人……!!
津々ウララ:異常性癖者も!
宮本曜:やば女ツインテールさん!
ミレラ・ツァナ:神聖二重冠を持ちませんが……ノドスチルドレン専用Eロイス「罪の仔ら」により
ミレラ・ツァナ:自分の衝動によらないEロイス1つを取得。「マジカル☆リクエスト」を取得。
ミレラ・ツァナ:使用、一時的に「神聖二重冠」を取得。
白雪スズカ:は、はえええ~~~!!!!!
ミレラ・ツァナ:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
宮本曜:うおおおおおお
ミラ:はえ~すごい
佐陀コトノ:ミレラさんまで……!!!!
白雪スズカ:放棄するために……!!
津々ウララ:インチキしてまで……!偽ロボの人!
白雪スズカ:ありがとうドM男の娘……
サクラ・シトー:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:えっ!?
白雪スズカ:サプライズニンジャさんまで!?
ミラ:あなたは!
津々ウララ:ニンジャナンデ!?
宮本曜:分身忍者さん!
佐陀コトノ:ニンジャさんいたんだ……!!
ミラ:これはサプライズ
飛祖華:神聖二重冠の選択効果の使用を放棄。
白雪スズカ:ひっ……ヒソカ…………!!!!
白雪スズカ:ヒソカが!?
ミラ:ヒソカまで……!
宮本曜:い、いいのか!?
佐陀コトノ:ひ、ヒソカ!!
津々ウララ:やっぱ善じゃないすか~!
ロシオ・ディアス:12回の放棄が確認されたため、ラウンドカウントがゼロに。
ロシオ・ディアス:侵星魔法冠の効果が終了します。
ミラ:やったーーーーー!!!
白雪スズカ:うおおおおおおおお!!!!!!やったーーーーーーー!!!!!!!!!!
宮本曜:っしゃ~~~
佐陀コトノ:やった~~~~~っ!!!!
津々ウララ:絆の力じゃい!
GM:では……セットアップ前ですが 演出します。


ロシオ・ディアス:彼女の頭上に輝かない、腐り、毀れた十字冠。
ロシオ・ディアス:それが周辺の空気ごと犯し尽くすように、レネゲイドを染み出させている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「これは……異常です。あまりにも“濃すぎる”……!」
ロシオ・ディアス:「外からのうのうと……あの“先生”気取りも、気に入らないが」
ロシオ・ディアス:「後でいい。まずは……ここからだ」
ロシオ・ディアス:腕を振り上げて、君たちへと振り下ろそうとするが。
ロシオ・ディアス:パツン、と。一筋の閃光がそれを阻む。
ロシオ・ディアス:「……?」
エロイーズ・チゾム:指で鉄砲の形を作り、向けている。
エロイーズ・チゾム:「だ……だめ」
エロイーズ・チゾム:「だめです!」
津々ウララ:「イーズちゃん……!」
エロイーズ・チゾム:「みんなで一緒に……合格するんです!」
ロシオ・ディアス:「まずはお前から――」
ロシオ・ディアス:振り下ろした先に、少女の姿はない。
エロイーズ・チゾム:「あれ?」離れた場所に再出現。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ふう……危ないことしますね……!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ですがあの力……見て下さい」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「どうにも……安定していないようです」
ロシオ・ディアス:黒い蝕が渦巻き、荒れ狂っている。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「攻撃を超濃度で集中できれば……あるいは……」
ジウ・ファンボ:「そう。じゃあ……」
ジウ・ファンボ:笙を取り出す。それを演奏し始める。
ジウ・ファンボ:瞬間、この場の全ての意識を惹く。
ジウ・ファンボ:「狙いはここ。無限にも近い規模で集中させて」
ジウ・ファンボ:「無限と無限は折り合わない。崩せる」
十掬キョウ:「うん、心得たよ!」ばっと飛び出す。
十掬キョウ:「このために……残ったんだから!」
十掬キョウ:「トツカ!全力で行くよ!」
日野千花:さらに真上。灼熱の光輝が降り注ぐ。
日野千花:「さっそくコラボってわけ!いいじゃん!」
日野千花:「誰が一番輝けるか……見せてあげる!」
白雪スズカ:「日野さん……!!」
佐陀コトノ:「ジウさん! みんな……!!」
白雪スズカ:「相変わらず可愛……じゃない、輝いています……」
宮本曜:「みんな……ヤナちゃんもナイスフォロー!」
レコア・モースタン:「やってやる……やってやるっての!」
レコア・モースタン:「光あれ!」無数の光輝が収束し、白い球体となる。
佐陀コトノ:「レコアさんも……!」
レコア・モースタン:それが杖から射出され、ロシオへと飛ぶ。
オリス・カルツェマグ:「いい“白”ですわ!」
オリス・カルツェマグ:その光輝を、蹴り上げるようにして加速させる。
津々ウララ:「タイツの人も!スゲーっす!」
オリス・カルツェマグ:「このような狼藉……許すわけには参りません!」
オリス・カルツェマグ:「我が同胞を……黒に染めるなどと!」
ステファニー・ワークス:「いいんですか?見せちゃって」
ミレラ・ツァナ:「構わない。元々戦闘向きの“トバルカイン”でもないし……あれを止めるにはそれくらい必要だ」
ステファニー・ワークス:「は~い。じゃあ……“擬装解除”」
ミレラ・ツァナ:顔を覆っていたバイザーが解ける。そこにはまるで、人のような顔がある。
ミレラ・ツァナ:本来、社会人は過度に生徒に似せることを禁止されている。
ミレラ・ツァナ:その禁忌を破ることで、擬似的にあるものを再現する。
ミレラ・ツァナ:「トバルカイン……“ブルネシャ”!偽王戴冠プリテンド・クロス!」


ミレラ・ツァナ:一時的に十字冠の効果を発揮し、その出力を底上げする。
ミレラ・ツァナ:そのままロシオへと突貫して、機体を叩きつけ、砕ける。
ステファニー・ワークス:「ああ……勿体ないなあ~」
ステファニー・ワークス:「でも……これを倒すためには必要かあ」
GM:大エネルギーの破砕。その隙をついて。
サクラ・シトー:ロシオの背後。手刀が差し込まれる。
サクラ・シトー:「どうも。ロシオさん」
サクラ・シトー:「私は六壬学園高等専門学校、忍者部のサクラ・シトー、です」
サクラ・シトー:「この度、依頼主フィクサーより新たな忍務を賜りましたので……」
サクラ・シトー:「その首級、貰い受けます」
ロシオ・ディアス:「ぐう……!」傷口から、どす黒い液体が吹き出す。
ロシオ・ディアス:「ガアッ……!」
ロシオ・ディアス:咆哮とともに、周囲のオーヴァードたちを吹き飛ばし。
ロシオ・ディアス:態勢を――
飛祖華:「まだだね☶」
津々ウララ:「フェイさん!?」
飛祖華:「これ倒してよさそうだよね?それは……」
飛祖華:「退屈せずに済む☱」
飛祖華:高速の連打。対応の隙も作らず見えないほどに攻撃を入れる。
エロイーズ・チゾム:「……マジメに戦わなくてよかった……」
津々ウララ:「ホントっす」
チャス・コステロ・コステロ:「ロシオ……!」横から、手をさっと振る。
飛祖華:頬に切り裂かれたような傷ができる。「おっとお……?」
飛祖華:「!」飛び退く。
ロシオ・ディアス:彼女の居た場所に、汚濁にまみれた剣の一差しが空を切る。
飛祖華:「へえ……☵」
ロシオ・ディアス:「!」
ロシオ・ディアス:急に地に足をつく。
セロ・ビャリャツキ:「――あなた達、私たちが疲れたところを狙いたかったのね?」
セロ・ビャリャツキ:「その目論見自体は……そうね。間違ってはないんだけど」
セロ・ビャリャツキ:「一つだけ、間違えてるものがあるんだけどな」
セロ・ビャリャツキ:「ここは……舞台の上よ」
白雪スズカ:「…………!セロさん……!」
セロ・ビャリャツキ:「私たちの舞台せんじょうで……頂点など気取れると思わないでね?」
ロシオ・ディアス:「ぐ、おおお……!」
ロシオ・ディアス:多くのオーヴァードの能力集中により、彼女を覆っていた無限とも思える侵蝕奔流は凪いでいる。
ロシオ・ディアス:だが、それでも。その禍々しい気配はまだ衰えることがない。
セロ・ビャリャツキ:「……」そう言ったものの。明らかに精彩を欠く。
GM:周囲の他のオーヴァードもそうだ。二重冠をも起動して全力以上を出している。
GM:疲弊が激しい。残されたのは……
GM:君たちだけだ。


GM:では……改めて。
GM:戦闘開始します。そして……
ロシオ・ディアス:「おお、おおお……!」咆哮する。
ロシオ・ディアス:「元より……この身で十分だ!」
ロシオ・ディアス:「お前たちを……私と同じにするには!」
GM:彼女から、驚異的なレネゲイドの律動を感じる。
GM:難易度9の衝動判定が発生します。
白雪スズカ:うおおおおわたくしの精神は1!!
白雪スズカ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 9[5,7,9] → 9 → 成功

ミラ:見せてやりますわよ~ 私の精神は1!
白雪スズカ:成功するとはね
ミラ:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 7[1,1,6,7] → 7 → 失敗

津々ウララ:我が精神は2!
ミラ:暴走したあ~!
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を2D10(→ 8)増加(92 → 100)
宮本曜:5dx+4>=9
DoubleCross : (5DX10+4>=9) → 9[2,3,7,8,9]+4 → 13 → 成功

津々ウララ:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 10[4,5,7,10]+10[10]+3[3] → 23 → 成功

佐陀コトノ:私の精神は……6!
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2D10(→ 18)増加(105 → 123)
佐陀コトノ:9dx+1>=9
DoubleCross : (9DX10+1>=9) → 10[1,1,2,3,3,3,5,6,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

宮本曜:宮本曜の侵蝕率を2D10(→ 3)増加(97 → 100)
津々ウララ:96+2d10
DoubleCross : (96+2D10) → 96+16[6,10] → 112

佐陀コトノ:103+2d10
DoubleCross : (103+2D10) → 103+6[4,2] → 109

GM:もしかしてこいつら……
GM:暴走関係ないのでは……
白雪スズカ:そうね…………
佐陀コトノ:お気づきになられましたか
ミラ:どすこい

GM:ではセットアップから!
ロシオ・ディアス:《原初の白:フルパワーアタック》5
ロシオ・ディアス:行動値0になり、攻撃力を増強。
白雪スズカ:ひえええ
佐陀コトノ:《狂騒の旋律》同エンゲージのPCを対象に攻撃力+24、暴走付与。この効果は拒否可能。侵蝕率+6し、115となります
チャス・コステロ・コステロ:なし
宮本曜:《サポートボディ》を使用します!対象の行うあらゆる判定のダイス+6個!対象は、私以外のPC全員!
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を4増加(100 → 104)
ミラ:ターゲットロック+攻性変色+狩りの統率者 目標はロシオ・ディアス!
ミラ:ロシオ=サンのみを目標にした攻撃の攻撃力+48ッス
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を10増加(123 → 133)
宮本曜:狂騒の旋律受けまぁす!暴走!
津々ウララ:狂騒サポートボディタゲロ全部いただきまーす!
白雪スズカ:狂騒はいただきません!サポートとタゲロはいただきます!
佐陀コトノ:サポートボディタゲロ貰います!
GM:セットアップで……あまりにみんなを強化し過ぎでは!?
GM:何だこのパーティ!
白雪スズカ:EX『傷つけて良いのは、わたくしだけ』≪赤き聖餐≫≪血色の花嫁≫≪紅のベーゼ≫
白雪スズカ:ミラ……吸っていい?
ミラ:吸いを……許可します
白雪スズカ:ありがとうございます……♡
白雪スズカ:ミラのHPが0になったあと20になります!
白雪スズカ:わたくしのHPが+70されます。
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を9増加(100 → 109)
ミラ:HP20になりましたん 狂騒いただきます
白雪スズカ:HP105になりました
津々ウララ:自分のセットアップはなし。

GM:ではイニシアチブ……行動値19のコトノちゃんから!
佐陀コトノ:はい!
佐陀コトノ:マイナーアクションでサウンドウエイブの効果を使用、メジャーアクションのRC判定にダイス+2個加算!
佐陀コトノ:メジャーアクションで《サイレンの魔女》《終焉の残響》対象はロシオさんチャスさん二人!
GM:リア不すな~~~
佐陀コトノ:更にメインプロセス直前に神聖二重冠の効果使用
佐陀コトノ:侵蝕値を10点上昇させ、メインプロセス間攻撃力を+20します
GM:ヒエ~
佐陀コトノ:では判定!
GM:どうぞ!
佐陀コトノ:バフ諸々計算してダイス17個!
GM:固定値型なのにダイスありすぎ
佐陀コトノ:17dx+8+14
DoubleCross : (17DX10+22) → 10[2,2,3,3,3,4,5,5,6,6,6,6,6,7,8,8,10]+7[7]+22 → 39

GM:ギエ~
佐陀コトノ:誰か心の心得を下さい!
ミラ:はい! 心どうぞ!
ミラ:達成値+3!
GM:誰だこんなに後出し渡したやつ!!!
佐陀コトノ:ミラさん~~~!! ありがとうございます、これで達成値は42!
白雪スズカ:GMが渡したんだよなあ
津々ウララ:へっへっへ、あんたがくれた心、役に立ってるぜェ~
ロシオ・ディアス:リアクション不可
チャス・コステロ・コステロ:リアクション不可
佐陀コトノ:では、ダメージロールいきます!
GM:ダメージどうぞ!
佐陀コトノ:5d10+27+24+1d+48+20
DoubleCross : (5D10+27+24+1D10+48+20) → 27[5,8,4,9,1]+27+24+4[4]+48+20 → 150

佐陀コトノ:装甲ガード共に無視!
GM:い……いや!
佐陀コトノ:あっすみません!
GM:48点は……ないはず!
ミラ:ですわね ロシオ=サンのみ対象の場合
GM:それでもリア不装甲無視102点か……(絶望)
白雪スズカ:ヤバすぎ
佐陀コトノ:失礼しました……! 改めて102点のダメージです
GM:生きてるけど……削られ過ぎだよ~~~
ロシオ・ディアス:なので……これはさせてもらおう
ロシオ・ディアス:《原初の灰:マクスウェルの悪魔》5
ロシオ・ディアス:ラウンド1回、ダメージを-6d10します。
津々ウララ:なにっ
白雪スズカ:なんだと~
佐陀コトノ:ひえ~~っ
ロシオ・ディアス:102-6d10
DoubleCross : (102-6D10) → 102-31[2,6,9,9,3,2] → 71

ロシオ・ディアス:まだ痛いが……
ミラ:ひえ~っ削られた~
宮本曜:ひん……
佐陀コトノ:ぐうう良い出目
チャス・コステロ・コステロ:こちらもやることがあるぜ
白雪スズカ:なんだとお?
チャス・コステロ・コステロ:《鏡の盾》4。80点のHPダメージを返します。
津々ウララ:痛え!
白雪スズカ:ひええええっ
ミラ:うわーっコトノさーん!
佐陀コトノ:うぎゃあ!!
佐陀コトノ:HPは0になります!
佐陀コトノ:ジウさんのロイスをタイタス昇華し復活! HP15!
GM:これで両者に……コンビネーターも入ったわけね
GM:マジ?
佐陀コトノ:あっそうだった……!
白雪スズカ:コトノちゃんつよ……!
宮本曜:そうじゃん
津々ウララ:転んでもタダでは起きないぜ
佐陀コトノ:1点以上のダメージが通ったためコンビネーターを起動、今ラウンド二人が受けるダメージを+2dします!
GM:ヒエエ……
佐陀コトノ:侵蝕率+19して現在134、これにて手番は以上!

GM:だが今度はこちらから行かせてもらうぜ
チャス・コステロ・コステロ:チャスの手番です。
チャス・コステロ・コステロ:マイナーで《千変万化の影》6。白兵技能を+7。
チャス・コステロ・コステロ:メジャー《コンセントレイト:ウロボロス》4《シャドーテンタクルス》2《光の舞踏》2《滅びの光》4《ピンポイントレーザー》5《レーザーファン》4《背教者殺し》6
チャス・コステロ・コステロ:装甲無視に加え、1点でもダメージを与えた場合ラウンド間の判定ダイスを-7個。
白雪スズカ:やば!!
津々ウララ:キッツ……
佐陀コトノ:ひええ
宮本曜:ひえ~~~
チャス・コステロ・コステロ:PC5人のエンゲージに範囲攻撃。
ミラ:ひー
チャス・コステロ・コステロ:使用武器は「ライトイーター」。ダイスを+3個。
チャス・コステロ・コステロ:12dx7+12
DoubleCross : (12DX7+12) → 10[1,1,1,3,4,4,4,5,5,10,10,10]+10[5,7,8]+4[4,4]+12 → 36

白雪スズカ:ガードします。
ミラ:暴走リア不です
佐陀コトノ:暴走リア不です
白雪スズカ:わたくし以外みんな暴走してる……
宮本曜:暴走中!リア不!
津々ウララ:回避!……と思ったら暴走だ リア不
白雪スズカ:カバーってこのタイミングでしたっけ?おかしいなわたくしカバーリングキャラやってたはずなのに……
GM:そうよ~
白雪スズカ:カバーリングします!
白雪スズカ:ミラを庇います~!
白雪スズカ:パッシブスキル『痛みだけが生きている証』≪軍神の守り≫≪イージスの盾≫
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を5増加(109 → 114)
GM:ではダメージ!
チャス・コステロ・コステロ:4d10+22 ガード有効 装甲無視
DoubleCross : (4D10+22) → 24[2,9,6,7]+22 → 46

宮本曜:ぎえー
ミラ:かばってくれてありがとう!
津々ウララ:いきてる!
GM:HP高すぎ!
佐陀コトノ:肉体のパワー……
ミラ:ウララさんが普通に生きてる……
白雪スズカ:46-4d10-13-14
DoubleCross : (46-4D10-13-14) → 46-24[7,8,6,3]-13-14 → -5

白雪スズカ:無傷です
津々ウララ:ワ……
GM:無傷!?
GM:装甲無視なのに……
ミラ:うそ……私の相方、硬すぎ!?
白雪スズカ:歌劇のぶん乗せられるから……
GM:誰だそんな力与えたの
白雪スズカ:GMなんだよなあ
宮本曜:リアクティブコートの効果を使います! HPダメ適用直前、HPダメ3D点軽減!
宮本曜:46-3d10
DoubleCross : (46-3D10) → 46-22[5,8,9] → 24

宮本曜:39から24ひいてHP15点残ります!いきてる!
GM:い……生き過ぎ!
宮本曜:で、リアクティブコート破壊!
佐陀コトノ:HP0、ツィラさんのロイスを昇華して復活します

GM:では次!スズカさんの手番です
白雪スズカ:待機いたします。
GM:ではミラさん!
ミラ:はーい! マイナーで猟銃を起動
ミラ:ロシオ=サンに素射撃します! オメガゴーグルも使っちゃおうかな
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を1増加(133 → 134)
ミラ:10dx+16+9+5
DoubleCross : (10DX10+30) → 8[1,2,3,3,4,5,6,6,8,8]+30 → 38

ミラ:むっ 心ポイント どなたか!
白雪スズカ:あげます!
白雪スズカ:+3どうぞ!
ミラ:ありがとうございます!
GM:心とかいうやつ……多すぎちゃうか???
白雪スズカ:GMがいっぱいくれたから……
GM:GM……許さない
ミラ:達成値41です!
ミラ:GMをぶったおす!
ロシオ・ディアス:リアクション放棄。《原初の紫:復讐の刃》5。
ロシオ・ディアス:本来これは射程:至近ですが……
ミラ:むっ
ロシオ・ディアス:「影蛇の剣」を使用しています。ウロボロスエフェクトによる攻撃射程を、エフェクトに優位して視界に。
ミラ:げ~すごい
ミラ:そこに撃っとこう! 《魔獣の咆哮》
ロシオ・ディアス:ぐ……だがまだある!
ミラ:ダイスマイナス10で……なんとか生きられないか
ミラ:なにっ
ロシオ・ディアス:Eロイス「マジカル☆リクエスト」。
ロシオ・ディアス:「ダイドウェポン」を取得。「影蛇の剣」に適用。
ロシオ・ディアス:この武器による攻撃のC値を常に-2します。
ミラ:ヒェッ
ロシオ・ディアス:これで判定値は……8dx5+4です
ロシオ・ディアス:つまり……
ミラ:ダイスめっちゃあるなあ~
GM:いえ
GM:ダイス減少前で8個です。
白雪スズカ:あっ
ミラ:ということは!?
白雪スズカ:ここからマイナス10……!?
佐陀コトノ:おおっ
津々ウララ:おお
ロシオ・ディアス:ダイスが振れません。失敗。
ミラ:やった~~!
白雪スズカ:や、やった~~!!
宮本曜:うおー!
佐陀コトノ:やった!!
ミラ:《再起の咆哮》を使用してラウンド間の《魔獣の咆哮》の回数を回復させておきます
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(134 → 136)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(136 → 138)
ミラ:ではダメージ出します!
ロシオ・ディアス:どうぞ!
ミラ:5d10+2d10+48+24
DoubleCross : (5D10+2D10+48+24) → 34[6,9,3,10,6]+10[3,7]+48+24 → 116

白雪スズカ:デッカ
ミラ:諸々有効です!
佐陀コトノ:つ、つよい
GM:素打ちで116点を!?
津々ウララ:つっよ
白雪スズカ:これがキュマイラ射撃……
宮本曜:キュマイラ射撃!
ミラ:これが”キュマイラ射撃”
ロシオ・ディアス:《アナザーセルフ》2。《原初の灰:マクスウェルの悪魔》のラウンド制限を回復。
ロシオ・ディアス:同時に「トゥルーボディ」を使用。HPを30点回復。
ロシオ・ディアス:《原初の灰:マクスウェルの悪魔》5を即使用します。
ロシオ・ディアス:116-6d10-10
DoubleCross : (116-6D10-10) → 116-38[10,7,6,2,10,3]-10 → 68

ミラ:なんて耐久力だ
ロシオ・ディアス:装甲10点も含めて68点に。これでまだ68点も……?
佐陀コトノ:平均値以上出してくる
白雪スズカ:かたいよ~
ロシオ・ディアス:まだ生きてます!

GM:次!宮本先生の手番です
宮本曜:はーい!
宮本曜:マイナーで戦闘移動!ロシオさんたちのエンゲージに。
宮本曜:オートでDロイス器物使いで強化ブレードを一体化!これをつかった攻撃ダイス+3!
ロシオ[0] チャス[15]
   曜[9]

   10m

ミラ[11]スズカ[12]
コトノ[19]ウララ[8]
宮本曜:メジャーで《コンセントレイト・キュマイラ》《獣の力》《獣王の力》《貪欲なる拳》! 対象はロシオちゃん!
GM:来るがいい!
宮本曜:19dx7+6
DoubleCross : (19DX7+6) → 10[1,1,1,2,4,4,5,6,6,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,4,7,7,7,7,8,9,9]+10[2,4,6,6,7,8,10]+10[7,7,7]+6[3,3,6]+6 → 52

宮本曜:宮本曜の侵蝕率を10増加(104 → 114)
GM:高いな……!
ロシオ・ディアス:《原初の紫:復讐の刃》5。リアクション放棄して反撃します。
宮本曜:ひーん!
ミラ:(必要なら咆哮飛ばすッス!)
宮本曜:侵蝕だいじょうぶかしら……
ミラ:大丈夫ですよ……たぶん
宮本曜:でもできればくれると嬉しい!
ミラ:では《再起の咆哮》で使用回数を回復した《魔獣の咆哮》! ダイス-10です!
ロシオ・ディアス:ぐ……ではダイスが0個になり失敗します
宮本曜:ありがとう~!
GM:ダメージどうぞ!
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(138 → 140)
宮本曜:6d10+2d10+24+48+30+1
DoubleCross : (6D10+2D10+24+48+30+1) → 28[9,7,2,3,6,1]+8[7,1]+24+48+30+1 → 139

ミラ:でっかい
白雪スズカ:デッッッカ
GM:ヒエ……
宮本曜:装甲とかはありありです
佐陀コトノ:でっか……
ロシオ・ディアス:防御手段を切らしちゃった……装甲10点だけ軽減して129点ダメージです
ロシオ・ディアス:でもまだ生きてます 耐久めちゃあるから
津々ウララ:入った
宮本曜:やばぁ
白雪スズカ:ヤバ……
ミラ:つよし
佐陀コトノ:ヤバ~
ミラ:もう一回《再起の咆哮》しておきま~す 残り2回
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(140 → 142)

GM:では次!ウララちゃん!
津々ウララ:はいな!
津々ウララ:マイナーで上エンゲージに移動!
ロシオ[0] チャス[15]
 曜[9]ウララ[8]

   10m

ミラ[11]スズカ[12]
  コトノ[19]
津々ウララ:地味につらい背教者の効果を、飛祖華さんのロイスをタイタスにして解除しようと思いますが
津々ウララ:OKですか?
GM:いいけど……サポートボディも乗ってるよ
津々ウララ:マシラで減るからね ダイスは多い方がいいってばっちゃが言ってた
GM:なるほどねじゃあ……すべての不利な効果が解除されるから……
GM:マシラの分も……消えます
津々ウララ:なるほどね じゃあ先に
津々ウララ:《コンセントレイト》《電光石火》《音速攻撃》《マシラのごとく》《疾風迅雷》でロシオさんに攻撃
津々ウララ:飛祖華さんのロイスをタイタスにしてすべての不利な効果を打ち消します
GM:ヒエ……いっぱい消してる
津々ウララ:更に自分に《援護の風》
津々ウララ:サポ6+援護6+肉体14+電光石火5 だけだったかな
津々ウララ:あと侵蝕分載せて
GM:ありすぎ
津々ウララ:34dx7+6
DoubleCross : (34DX7+6) → 10[1,2,2,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,5,6,6,7,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,3,3,4,5,5,6,6,6,6,6,6,6,8,9,10]+5[2,3,5]+6 → 31

津々ウララ:思ったより回ってないな……
宮本曜:(心の心得いります?)
GM:全然回ってない!
津々ウララ:心もらってもダメージは増えないのでこのままで!
宮本曜:あ、そうじゃん!はーい
ロシオ・ディアス:リアクション放棄。《原初の紫:復讐の刃》5。
津々ウララ:ドッジ不可、意味ね~
ミラ:こんにちは わたしはトップスタァなんですが
ミラ:咆哮いります?
白雪スズカ:トップスタァのミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィさん!?
津々ウララ:ありがとうございます こんなところにトップスタァが
津々ウララ:お願い……します!
ミラ:やった~! 《魔獣の咆哮》! ダイス-10します!
ロシオ・ディアス:ニャア~~~
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(142 → 144)
ロシオ・ディアス:一回も復讐振らせてもらえない!!!
ロシオ・ディアス:失敗でしゅ……
白雪スズカ:復讐なんて諦める事ね
GM:ダメージどうぞ!
津々ウララ:じゃあダメージ出すか あんまり回ってないからな~
GM:確かに 大したダメージじゃないかも
津々ウララ:4d10+2d10+24+48+15+44
DoubleCross : (4D10+2D10+24+48+15+44) → 16[5,5,1,5]+8[6,2]+24+48+15+44 → 155

GM:?????
白雪スズカ:デッッッッッッッカ!!!!!
津々ウララ:一番大きい装甲を無視します
ミラ:どっかああああん!
ロシオ・ディアス:装甲無視まで……
佐陀コトノ:大したことありすぎ
宮本曜:シザーリッパー!!!!
ロシオ・ディアス:累積393点になりました まだ……
ロシオ・ディアス:かろうじて生きてます
白雪スズカ:ま、まだいきてる
津々ウララ:生きてるんだ マジか
佐陀コトノ:つ、つよい
宮本曜:つよいよ~~
津々ウララ:侵蝕が112→114→129になります
GM:ウララちゃんはそして……
GM:電光石火のフィードバックがありますね
津々ウララ:くっ
津々ウララ:4-1d10
DoubleCross : (4-1D10) → 4-9[9] → -5

津々ウララ:くそ~
ミラ:生きてるっ
GM:HP4で9点失うから死んじゃうかな
津々ウララ:ロシオさんのロイスをタイタスにして復活します
津々ウララ:HPが……24に!?
白雪スズカ:デッカ!
GM:復活後ってそんななるんだ
津々ウララ:あ!
津々ウララ:GM:津々ウララ:あなたの攻撃力を+【肉体】する。
津々ウララ:コレ忘れてました
GM:マジ?
ミラ:おおっ
津々ウララ:ダメージ+14です
佐陀コトノ:うおお
白雪スズカ:ヤバ……
宮本曜:すげー!
GM:ちょ……ちょっと待ってくれ
GM:じゃあ……
ロシオ・ディアス:それで死にます……
白雪スズカ:!!!!!
ミラ:やったああああああ!!
宮本曜:まじ!?
白雪スズカ:やったあああああああああああ!!!!
佐陀コトノ:やった!!!
津々ウララ:ありがとうなんか追加攻撃力くれた人
GM:渡したやつ……許せねえ!!!
白雪スズカ:GMなんだよなあ
ロシオ・ディアス:《蘇生復活》はするよ!

GM:でも……反撃の手番があるぜ
ロシオ・ディアス:ロシオの手番。
ロシオ・ディアス:マイナーなし、メジャー《コンセントレイト:エグザイル》5《オールレンジ》7《異形の祭典》5
ロシオ・ディアス:PC全員を攻撃。
白雪スズカ:やば~!ガード!
津々ウララ:リア不!
ロシオ・ディアス:15dx5+4
DoubleCross : (15DX5+4) → 10[1,1,1,1,3,3,4,4,5,6,8,8,9,10,10]+10[1,3,3,5,5,9,10]+10[2,8,9,10]+10[3,6,9]+10[10,10]+10[3,8]+10[6]+10[6]+1[1]+4 → 85

GM:フ……
宮本曜:さすがにえぐいな……
GM:いや……ウララちゃんは
GM:暴走も解除されてますね ロイス切ったので
佐陀コトノ:で、出目が強い!!
白雪スズカ:達成値出る前にガードしちゃった
津々ウララ:あそっか!
佐陀コトノ:暴走リア不です!
宮本曜:暴走でリア不!
ミラ:リア不マン
白雪スズカ:コトノちゃんカバーリングします!
佐陀コトノ:スズカさん……!!
津々ウララ:とはいえワンチャンドッジするしか無い
白雪スズカ:パッシブスキル『痛みだけが生きている証』≪軍神の守り≫≪イージスの盾≫
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を5増加(114 → 119)
津々ウララ:17dx+1
DoubleCross : (17DX10+1) → 10[1,3,3,3,4,4,5,6,7,7,7,8,8,8,10,10,10]+6[3,4,6]+1 → 17

ロシオ・ディアス:9d10+32 諸々有効
DoubleCross : (9D10+32) → 47[4,4,2,7,1,2,9,9,9]+32 → 79

白雪スズカ:79-4d10-13-14-3-12
DoubleCross : (79-4D10-13-14-3-12) → 79-20[10,4,1,5]-13-14-3-12 → 17

白雪スズカ:2倍して34点うけます!
GM:そんなに削られるの???
白雪スズカ:白雪スズカのHPを34減少(105 → 71)
ミラ:4人ぐらい死ぬ~! ロシオ・ディアスのロイスを昇華して復活します!
佐陀コトノ:かったい
津々ウララ:堅った……
白雪スズカ:HP71です~!
ミラ:ウチの相方が硬すぎる!
宮本曜:死!オーディション番組「ライズ☆START」のロイスを昇華して復活!HP18!
津々ウララ:まあ死ぬので初期ロイスの犯罪行為をタイタスにして復活
ロシオ・ディアス:《餓鬼魂の遣い》5を、ダメージを受けたコトノちゃん以外の4人に使用します。
ミラ:どっひゃ~!
白雪スズカ:ガキが代……!
ロシオ・ディアス:邪毒のランクは3ですが、「死毒袋」によってランク4になっています。
佐陀コトノ:容赦なさすぎる
宮本曜:死毒袋……!
GM:肉体ヒョロヒョロの復活後HPなんてこれで削りきれますからね
ミラ:新しいアイテムいっぱいですごいなあ
津々ウララ:くっ……!
GM:どうしてみんな……
GM:そんなに肉体が……
白雪スズカ:オーディションで成長したので…………
津々ウララ:あの厳しいオーディションを勝ち上がってきた奴らだ 面構えが違う
ミラ:これは素ですね
白雪スズカ:素でデカい肉体のミラ……♡
GM:キュマイラが世~~~
佐陀コトノ:これがトップスタァの【肉体】
GM:ではこれですべての手番が終了。
白雪スズカ:あっ
GM:違う
白雪スズカ:わたくし!
ミラ:スズカの待機手番~

GM:スズカさんの手番!
白雪スズカ:ありがとうございます!
白雪スズカ:まあそんなないんですが……
白雪スズカ:マイナーなし。メジャーでノーマルスキル『咲き誇る花』≪鋼の肉体≫
白雪スズカ:暴走以外の不利な効果を回復し、HP回復します
白雪スズカ:ので……邪毒バイバイします
ミラ:そのエフェクトつよいねえ
GM:あたしの毒が~~~!
白雪スズカ:6d10+7
DoubleCross : (6D10+7) → 36[8,3,8,7,1,9]+7 → 43

白雪スズカ:白雪スズカのHPを43増加(71 → 105)
白雪スズカ:HPも……全快いたしました。
GM:?????
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を2増加(119 → 121)
GM:もしかして……トップスタァなのか?
白雪スズカ:おはようございます。トップスタァです。
白雪スズカ:トップスタァの手番、以上です。
GM:ひえ……

GM:じゃあ改めて……他の人は毒を受けて下さい……
津々ウララ:うわあっ12ダメージだよ
津々ウララ:いきてる
GM:このダメージで生きていられるはずが……
宮本曜:うわー!こんな猛毒耐えられるか……あれ、耐えられそう……!?
ミラ:うわあっ12ダメージ受けて、のこり4!
白雪スズカ:みんないきてる……
宮本曜:残り6!
GM:どゔじで~~~


宮本曜:──「52ヘルツの鯨」という話を知っているだろうか。
宮本曜:他の鯨に比べて遥かに高い周波数で鳴く、唯一の個体。"世界でもっとも孤独な鯨"ともいわれる。
宮本曜:宮本曜は鯨でなくシャチのキュマイラではある……が、今よりも若き頃、似たような境遇ではあった。
宮本曜:能力を制御できず、シャチの出せる音しか出せなかった。
宮本曜:他人の言葉は理解出来ても、こちらから言葉を発せず苦労した。
宮本曜:その時期に出会ったのが、かつての師。
宮本曜:師は戦闘狂のオーヴァードであったが故に、レネゲイド能力を制御する術に長け、曜はそれを教わった。
宮本曜:代わりに礼として、師の「自分に打ち克つ強者を育ててみたい」という目標を果たすために奮闘し、達成した。
宮本曜:その後の「第二の人生」でも無論、制御術は健在であり──
宮本曜:『よし、聞こえてるよね?』生徒たちに声が届く。頭に響くようないつもと違う"声"。
宮本曜:師に学んだ、獣と人間2つの特徴を融合させる方法を実行している。すなわち。
宮本曜:喉をシャチとヒトの特徴を併せ持つ器官に変化させ、ヒトの可聴域に落とした非常にクリアな音波を発している。
宮本曜:『少し、私なりのサポートをさせてね』
宮本曜:ドクン、ドクン、と静かに脈を打つ音が、音の波を介して伝わる。首の脈動を、そのまま音波に乗せている。
宮本曜:戦闘の高揚感をこなした場数でもって落ち着かせているのか、ゆっくりとした脈拍だ。
宮本曜:『戦闘では熱くなりやすいの』
宮本曜:『その高揚感に身を任せるのも上等。ただ、ちょっとだけ冷静になりたくなったときは』
宮本曜:『私の脈に身を預けてみてね!』
宮本曜:"ディスクリートコール"。
宮本曜:そのコードは、群れ特有の鳴音を意味する。
宮本曜群れでなければ伝わらない、、、、、、、、、、、、ということでもあるが──
宮本曜:……音波の脈動が静かに、されど確かな存在感を保ちながら生徒たちの耳朶を震わせ続けている。
宮本曜:それこそは、曜の発するメッセージが他者へ届いている証。
宮本曜:届かないと思ったものも、いつか届くことがあると示すように。
宮本曜:輝かんとする者へのエールとして。
宮本曜:今を輝く者を摘み取る行為を許容しない意思表示として。
宮本曜:「世界でもっとも孤独なシャチ」だった女は、戦場で勇壮に鼓動を奏でている。
佐陀コトノ:「先生のエール、受け取りました」
佐陀コトノ:内側から湧き上がって回転数を上げてゆく感情、確かにそこに在る灯のように一定のリズムを刻む鼓動を背に受けて
佐陀コトノ:ピンと伸ばした指先は繋がりを辿るように、真っ直ぐ宙に向けられる
佐陀コトノ:「我が心象、是が空に描き奉る。開場せよ、――"星の窓ステラルム"よ!」
佐陀コトノ:流れ星のような光が虚空を奔り、筆を走らせるように光の線を描き出す
佐陀コトノ:見上げた宙には曇り一つ無く、夜空の如く幾星霜の星々が輝いて、
佐陀コトノ:観客席が周囲を取り巻き、数多のステージライトが主役たる者達を照らす
佐陀コトノ:「これが私のアトリエ、私のステージ! 未来がより良くなると信じて進み続ける人達のために、私はここで歌い続ける!」
佐陀コトノ:「さぁ、行こう!!」その啖呵と共に彼女の演奏が幕を開ける
白雪スズカ:ここが舞台の上ならば、自分たちらしい戦いをしなければと。
白雪スズカ:理性でそう考えた瞬間。体を震わせる穏やかな鼓動とスポットライトを浴び、どくんと心臓が跳ね上がる。
白雪スズカ:血を吸いたい。
白雪スズカ:衝動的なその本能に思考が支配されていくのを感じる。
白雪スズカ:舞台に立つのとはまた別の、戦闘による緊張と興奮と危機感により、吸血衝動が激しく喚起される。
白雪スズカ:(……まずい)
白雪スズカ:(このままでは……自分で自分が何をするか……)
白雪スズカ:「……ミラ」
白雪スズカ:煮えたぎる本能をなんとか抑えつけながら呼吸荒く彼女の傍に寄る。
白雪スズカ:「ごめんなさい。我慢できなくて……」
白雪スズカ:「…………どこからなら、吸っていい?」
白雪スズカ:耳元でそっと囁く。普段は冷たい昏い色の瞳が妖しい輝きを放っている。
ミラ:「……」振り向き、目線を合わせる。
ミラ:スズカの顎を指が撫で、少し上を向かせ、
ミラ:形のよい唇を重ね合わせる。
ミラ:差し出すように、舌が入り込む。
白雪スズカ:さすがに少し驚いて目を見開く。
白雪スズカ:しかしすぐに、その舌に舌を這わせ、鋭い犬歯を突き立てる。
白雪スズカ:彼女の舌から流れる赤い液体を舐め、啜り、飲み下す。
白雪スズカ:本能に働きかける興奮に支配され、理性を失わせる昂ぶりの促すまま彼女の命を貪る。
白雪スズカ:白雪スズカの衝動は吸血でなく、嫌悪だ。
白雪スズカ:自分以外の全てが疎ましい。
白雪スズカ:身勝手な動機で平然と人を傷つけるロシオ・ディアス達が疎ましい。
白雪スズカ:戦う前に致命傷を負って搬送された真瀬遊が疎ましい。
白雪スズカ:己に厳しい生き方を、自分もそうでありたいと願った在り方を貫けるセロ・ビャリャツキが疎ましい。
白雪スズカ:大切なものなど増やしたくないのに共にオーディションに挑むうちに心を許してしまった仲間達が疎ましい。
白雪スズカ:心に押し入って道を示すのではなく穏やかに見守ってくれる先生が疎ましい。
白雪スズカ:明るく優しく当然のように相方を思いやり真っ直ぐに善である津々ウララが疎ましい。
白雪スズカ:一見簡単に折れてしまいそうなのに、どうしようもなく強く在る、人を繋ぐ佐陀コトノが疎ましい。
白雪スズカ:どうしようもなく美しく愛おしく、心を乱す目の前の少女が、自分の心を一番占めるミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィが疎ましい。
白雪スズカ:自分自身が疎ましい。
白雪スズカ:傲慢で身勝手な/走っても走っても理想には届かない/不都合なものに蓋をする/群れたくないのに孤独は嫌いな/無限に向き合わなければならない/自分自身が疎ましい。
白雪スズカ:衝動のままに全てを拒絶し突き放してしまいそうになる。
白雪スズカ:それを防ぎ、誰かと繋がる為の手段が吸血という行為として表れる。
白雪スズカ:まるで相手の心臓を素手で握っているかのような危ない高揚感。
白雪スズカ:子供のように全てを拒絶しようとする心を快楽と背徳で押さえつける。
白雪スズカ:一方的な蹂躙。せめて痛みがないように、戦闘に支障がないように己のレネゲイドの力を送り込みながらも、魂を啜るかのように吸血をする。
白雪スズカ:やがて、ゆっくりと柔らかい唇を離す。
白雪スズカ:「……ごめんなさい。少し吸いすぎてしまったかも……」
白雪スズカ:恍惚とした表情で囁く。
白雪スズカ:「もっと貴女を味わっていたくて……でも、もう大丈夫。戦える」
白雪スズカ:これほどの行為を許してもらえる相手を突き放すどころか、もう離れることはできないのだろうと思いながら微笑む。
ミラ:(かまわないさ)
ミラ:血を流す舌は動かさず、唇の動きで伝える。
ミラ:優しいスズカ。善くあらんとする者の一人。
ミラ:(もう少しばかり、酔った演技をしてもらおうか)
ミラ:再び唇を近づけ、舌でなぞり、紅を引いた。
ミラ:(さて、音響は十分。照明も申し分ない)
ミラ:つ、と舌を出し、自らの唇にも朱を付ける。
ミラ:吸血され、白くなった肌に、鮮やかな朱が浮かび上がっている。
ミラ:(これで化粧も済んだ。ならば後は、見せるだけ)
ミラ共演者ロシオへと向き直る。
ミラ:蒼の眼光。白い肌。攻性に染まった、赤の逆月。
ミラ:嵐のような脅威。洪水のような悪意。断崖のような殺意。
ミラ:それらを前にして。
ミラわれわれはただ、そこにあるのだ。
佐陀コトノ:アトリエのスポットライトは揺らめいて煌き、収束した射光が二つの集団を照らす
佐陀コトノ:ロシオ・ディアス。そして、彼女に寄り添うチャス・コステロ・コステロ。彼女達の姿がライトによってハッキリと浮かび上がる
ロシオ・ディアス:それは照らされてなお、深く、暗く、黒い。
佐陀コトノ:「――貴方の在り方をこれだけで変えられるなんて思わない。それでも、貴方達にぶつけて、届けたい!」
佐陀コトノ:指先が五本線上を駆けて旋律を掻き鳴らす、パワーコードで奏で上げる演奏が身体の芯を貫く稲妻のように響く
佐陀コトノ:彼女のアトリエが音を奏で上げて旋律を補完し、彼女の譜面バンドスコア四重奏かんせいけいを形作る
佐陀コトノ:「天つ神は天の磐門を押し披きてあまつかみはあめのいはとをおしひらきて 天の八重雲を伊頭の千別きに千別きてあめのやへぐもをいつのちわきにちわきて聞こし食さむ きこしめさむ
佐陀コトノ:「國つ神は高山の末くにつかみはたかやまのすえ 短山の末に上り坐してひきやまのすえにのぼりまして 高山の伊褒理たかやまのいぼり 短山の伊褒理を掻き別けて聞こし食さむひきやまのいぼりをかきわめて きこしめさむ
佐陀コトノ:唱え上げるは大祓詞。八百万の神に奏上し、罪を病を祓い清める祝詞
佐陀コトノ:その詞は日本神話より複数のエピソードの引用によって一つの形を成り立たせており、その一小節には「天岩戸」の語も含まれている
佐陀コトノ:「遺る罪は在らじとのこるつみはあらじと 祓へ給ひ清め給ふ事をはらへたまひきよめたまふことを 天つ神あまつかみ 國つ神くにつかみ 八百萬神等共にやほよろづのかみたちともに
佐陀コトノ:「聞こし食せと恐み恐み申し上げ奉るきこしめせとかしこみかしこみもうしあげたてまつる
佐陀コトノ:「――唱え奉れ、神祇祭典assembler:mystic
佐陀コトノ:外部に長期間かけて集積されたイメージ、つまり"神秘"の概念によって更に変容させる六壬学園の誇る秘技
佐陀コトノ:そして押し開くは段階の四、他者の精神へ繋がり描く共同幻想、人々の夢物語を組み込み昇華する高等呪術。即ち、神話を体現しその力を振るう呪術の到達点
佐陀コトノ:「――風章・開陳!」
佐陀コトノ:頭上で神聖二重冠が煌めく。五線譜が円を描くように囲み、輝くような閃光が散りばめられて
佐陀コトノ:アトリエによるバックアップ、バンドスコアによる出力の上昇、更に祝詞を重ねて歌い上げ、形作るは祓いの秘曲
佐陀コトノ:大祓祝詞の一部に天岩戸神話の要素が組み込まれていることを逆利用し、現代神楽によって成し遂げるは穢れを祓う力の相乗
佐陀コトノ:「――堕天病は今も治療法がみつかってないけれど、今もずっと治そうとしてる人達がいるって私は知っています」
佐陀コトノ:「それは終わりの象徴なんかじゃない! ばら撒いて、巻き添えにしようとしたって意味なんかない!」
佐陀コトノ:アメノウズメノミコトの神気を帯びた旋律が加速的なブーストと共に解き放たれ、呪力の奔流が彼女達に押し寄せる
ロシオ・ディアス:刀を構えるが、汚染の濁流が反応しない。祓われることを厭うかのように。
ロシオ・ディアス:影を纏い、その直撃を逸らす。それは汚染によるものではない。
ロシオ・ディアス:彼女自体に備わる本来の戦技。
チャス・コステロ・コステロ:「ロシオ……!きゃっ……!」その巻き添えを受けるが。
チャス・コステロ・コステロ:ヒュン、と。いつの間にか佐陀コトノの首に擦過傷を刻む。
チャス・コステロ・コステロ:その後から、呪力が吹き出す。それは佐陀コトノの持っていたもの。
チャス・コステロ・コステロ:鏡のように、その一部を呪い返している。
佐陀コトノ:「――っ!! 呪詛返し……!!」その傷を受けて、痛みで体が揺らぐ。それでも、彼女の演奏は止まらない
ロシオ・ディアス:「私の、頭の中に……入るな!」
チャス・コステロ・コステロ:「ええ、ええ。これは少し……」
チャス・コステロ・コステロ:「お返ししなければいけませんね――ああ」
チャス・コステロ・コステロ:「ウソです・・・・
チャス・コステロ・コステロ:「もうしました」彼女の言と同時。
チャス・コステロ・コステロ:他の皆にも――正確には、一人を除いて。
チャス・コステロ・コステロ:小さな切り傷を刻んでいる。
チャス・コステロ・コステロ:そこから“奪った呪力”を元にした、炎上の呪いが病み苛む。
チャス・コステロ・コステロ:「反応……できませんでしたよねえ?」
白雪スズカ:巨大な甲羅の盾を構えミラの前に立っている。
白雪スズカ:行動に反応して対処しようとしたのではなく、最初から彼女を守る気だったからだ。
白雪スズカ:「……ミラは、傷つけさせません」
チャス・コステロ・コステロ:「……あら?」
チャス・コステロ・コステロ:「見えていた……いや……」
チャス・コステロ・コステロ:「……最初から、捧げている?」
津々ウララ:「流石っすスズカさん!……あつ!あつつ!」
白雪スズカ:「……そうですね。捧げている……というより」盾は完全にミラへの攻撃を防ぎきる。
白雪スズカ:「最初から、共に歩むつもりしか、ありませんので」
チャス・コステロ・コステロ:「……そう」嘲るようでもなく、幽かに笑う。「……そうですか」
ミラ:スズカの盾の影から、悠然と現れる。
ミラ:「山組は……個人の力を重視している」
ミラ:猟銃を振る。それは剣劇のように、一つの型を流麗になぞる。
ミラ:「だからこそ、個の為せることを知っているべきだ」
ミラ:「スズカは美しい。それは、貴様たちの鈍い刃では穢れることがないほどに」
ミラ:流れを止め。固く鋭い切っ先銃口をロシオに向ける。
ミラ:「そして、私は輝いている。それは、貴様たちの澱んだ闇では、染まることがないほどに」
ミラ:口で白手袋を引き脱がし、空いた左手で宙に舞わせた。
ミラ:「さあ、見せてみるがいい」
ミラ:「私たちは、貴様たちと同じには、ならない」
ロシオ・ディアス:「……誰しも、同じだ」刀を構えている。
ミラ:これは決闘だ。
ロシオ・ディアス:「星は全て落ちる。例外はない」
ミラ:合図は、白手袋が地に触れたとき。
ロシオ・ディアス:「この天幕の下で、挫滅しろ」刀の届く距離ではないが。
ロシオ・ディアス:届かせられるのだとでも言うように、ただ構えている。
ミラ:────手袋が墜ちる。
ミラ:銃声。
ロシオ・ディアス:同時に、刀を振り払った。
ロシオ・ディアス:刀身から、影の刃が生まれて。空間を奔った。
ロシオ・ディアス:その残線は、ただの影にあらず。
ロシオ・ディアス:堕天の汚毒。昇天の蜜毒。二つの“死”を抱えたもの。
ミラ:注目を集める。
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの能力は、つまるところそれに帰結する。
ミラ:それを解除すれば、注意を反らすこともできる。
ミラ:だが、逆に、最大限の力をもって使用すれば。
ミラ:『私の翼を火にくべ、槌で打ちなさい』
ミラ:声が響く。
ミラ:『煌々とした真白き兜としなさい。明々とした鮮赤の鎧としなさい』
ミラ:『炎が邪なるものを打ち払うでしょう』
ミラ:役を演じる。その体の動きの一つ一つが、目を離せない輝きを持っている。
ミラ:『黒き刃は、御身の一切を害することが、叶わないでしょう』
ミラ:影の刃は、ミラの周囲を避けるように、その威を反らした。
ロシオ・ディアス:「……」
ロシオ・ディアス:「何……?」硬質化した皮膚が張り付き、無表情にも見えたその顔に。少しだけ驚きの色が見えた。
ミラ:最大に能力を向けられた者は、彼女ミラの演技に見入る。共演者として、その舞台に引きずり上げられる。
ミラ:天敵に睨まれたように、その一つ一つの身振りパントマイムに、背くことができない。
ミラ:そして引かれた脚本は、演者に回避すらも許さないのだ。
ミラ:ロシオの胴体に、丹い花が咲いた。
ロシオ・ディアス:「……!」
宮本曜:「……なるほど、名演だ。さて、こちらも」
宮本曜:いつも腰に提げている模擬刀ではなく、懐から短剣を取り出し、指に添える。
ロシオ・ディアス:風穴を開けられながらも、たたらを踏み、こらえている。絶死の毒剣を再び構える。
宮本曜:宮本曜はキュマイラ/エグザイルのシンドロームだ。力の発現の結果からそのように分類されている。
宮本曜:ただ、曜自身としてはオルクスにも近い能力だと思っている。
宮本曜:曜にとっての自身の能力とは、「己をシャチと"定義付け"する」もの。
宮本曜:肉体という最も身近な領域を支配・制御し、シャチの身体情報で上書きする力。
宮本曜:もともと思い込みが強いために、制御が難しく、苦労した。
宮本曜:だが、この能力だからこそ多少の応用が効く。
宮本曜:まずは自身の「手」を「シャチの顎」として"定義付け"する。握力にシャチの顎の力が加わる。
宮本曜:そして支配する領域を少しだけ広げる。身体が触れた部分──指に添えた剣にまで。
宮本曜:「剣」と「指先」を同一の"歯牙"として認識させ、身体に融合させた。
宮本曜:「一切衆生悉有仏性──」
宮本曜:呟くのは、自分を奮い立たせる一種の暗示。
宮本曜:とても大まかに解釈すれば、すべての人は輝きを秘めているのだと。
宮本曜:赤子や罪人であろうとも、演者も、歌手も、音楽家も、善を勧める者も、一度目標を達した者も。
宮本曜:その全て、輝く力を秘めている。
宮本曜:なればこそ。
宮本曜:「──諸余怨敵皆悉摧滅!」
宮本曜:そうした輝きと可能性を信じるからこそ、その足を引っ張ろうとする所業は払い除ける。
宮本曜:宣って、腕を振るって"歯牙"で噛みつく。
ロシオ・ディアス:剣を持たぬ腕を差し出す。
ロシオ・ディアス:そうして、もう片腕。構えた剣を、横薙ぎに振る。
ロシオ・ディアス:この剣戟は対等ではない。
ロシオ・ディアス:相打ちとはすなわち、この刀による絶望を与えることにほかならない。
宮本曜:「優れた判断だね」
ロシオ・ディアス:1VS1なら、それで終わっていた。
ミラ:(ダメだよ)指を振る。
ミラ:白い指を指揮棒のように、舞台監督のように、教師のように。
ロシオ・ディアス:――その視線を、相対する相手に向けることが出来ない。
ミラ:彼女の心はすでに、舞台の上だ。
ミラ:つい、と指を下に向けると、従うように剣が重くなる。
ロシオ・ディアス:その指を見る。その髪を、その目を。その姿を。その存在を。
ロシオ・ディアス:刀はただ、舞台を深く裂くに留まる。そして。
ロシオ・ディアス:「ガッ……!」注意の逸れたそのままに、その歯牙をしとど受けた。
宮本曜:「ミラちゃんも、ナイスな判断だ」
ミラ:薄く笑い、片目を瞑って返す。
津々ウララ:「――さあ、勧善懲悪の時間っすよ!」
津々ウララ:背中からハサミ型の刀を取り出し、構える。
津々ウララ:「そちらにも事情があることは重々承知っす。でもダメなんスよ」
津々ウララ:「自分がつらいからと言って、相手にもそれを押し付けるのは……」
津々ウララ:頭上のハサミ型の十字冠が輝く。更にもう一つ円が重なり、兎の如き姿となる
津々ウララ:跳躍。徐々に速度を増しながら敵の周りを飛び回る
津々ウララ:飛び回りながらも相手を徐々に切り刻み――
津々ウララ:「それは悪ッス。」
ロシオ・ディアス:「……く!」一撃一撃は重くはない。だが……
ロシオ・ディアス:視線を大きく外すことが出来ない。
津々ウララ:スピードを乗せて、首狩り兎ボーパルバニーは首を狙う
ロシオ・ディアス:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィを見続けなければならない。故に。
津々ウララ:「ヤハ!ちょっと痛い目見るっすよ!」
ミラ:口角を上げる。赤い三日月が誘い、首を差し出させる。
ロシオ・ディアス:一瞬、反応が遅れた。黒鱗に覆われた右目の死角だった。
津々ウララ:低い姿勢から、差し出された首を狙い、刀を振り抜いた。
ロシオ・ディアス:それは過たず頸をとらえた。
ロシオ・ディアス:大きく斬線を刻み、その身体が地に落ちた。
チャス・コステロ・コステロ:「ロシオ……!」
ロシオ・ディアス:「ゴブッ、ガハッ……!」
ロシオ・ディアス:だが、その頸はまだ繋がっている。黒い汚濁が隙間を埋めるように滲み出た。
ロシオ・ディアス:それだけではない。
ロシオ・ディアス:舞台の下から微かな脈動がある。
ロシオ・ディアス:染み潜む影の刃が、静かに迫り、舞台の下をくぐり。
ロシオ・ディアス:小さな刃となって、足の甲を刺し貫く。
ロシオ・ディアス:それに触れれば、その刃渡りからは想像もできぬほどの、異常な激毒痛が走る。
白雪スズカ:「……!下!」
白雪スズカ:咄嗟に甲羅の盾を地に滑らせ、舞台を蹴って佐陀コトノを抱え上げる。
佐陀コトノ:「ひゃっ!」
白雪スズカ:そしてそのまま甲羅の上へと着地。完全に刃を防ぐことはできなかったが、佐陀コトノを守ることはできた。
佐陀コトノ:「あ、ありがとうございます……! でも、その怪我……!」
白雪スズカ:「……いえ、大丈夫です。わたくし、とても今、調子がいいので……」
白雪スズカ:安全なところに彼女を下ろしながら静かにほほ笑む。
白雪スズカ:ふわふわとした酩酊感がずっと身体を巡っている。
白雪スズカ:個人的な感情を殺し舞台に立つことなど慣れているはずなのに、ずっと夢を見ているような感覚から醒めない。
白雪スズカ:しかし感情の昂ぶりに呼応するようにレネゲイドが反応し、貫かれた足が瞬く間に再生していく。
白雪スズカ:「……ね?大丈夫です」
白雪スズカ:「……今必要なのは、あなたの演奏です」
ロシオ・ディアス:「……克服した?」
ロシオ・ディアス:「……だが。3人」
ロシオ・ディアス:「お前たちは……こちらに来た」
白雪スズカ:「……コトノさんの……演奏なら」
白雪スズカ:「救えると、信じています。お願いします」
ロシオ・ディアス:刃を受けたものは、体の中から、作り変えられるかのような激痛を覚える。
佐陀コトノ:「……!」抱きかかえられながらも力強く頷く
佐陀コトノ:「その信頼、必ず応えます」
ロシオ・ディアス:「……あと2人」ずるりと上体を起こす。離れかけた頸が繋がっている。


GM:2ラウンド目に入ります。
GM:セットアップ。
ロシオ・ディアス:《原初の白:フルパワーアタック》5
チャス・コステロ・コステロ:なし
白雪スズカ:セットアップないです!
宮本曜:《サポートボディ》!対象の行うあらゆる判定のダイス+6個!対象は、私以外のPC全員!
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を4増加(114 → 118)
津々ウララ:セットアップありません
白雪スズカ:先生のボディ受けます!ありがとうございます~!
佐陀コトノ:《狂騒の旋律》同エンゲージのPC全員へ、攻撃力+24、暴走付与、拒否可能です! 侵蝕率+6で140
白雪スズカ:狂騒受け取りません!わたくしは正気わたくしは正気わたくしは正気
宮本曜:あ、間違えました……!
宮本曜:サポートボディ、侵蝕レベルアップ分でダイス+7です!
白雪スズカ:すご!
宮本曜:狂騒は受け取ります~
ミラ:狂騒受け取ります……! 自分はなしで! ロシオ対象でタゲロはシーン中継続です
宮本曜:さらに失礼、ボディの対象はウララちゃんだけでした。
津々ウララ:サポートボディ受け取ります。狂騒は対象外。
白雪スズカ:先生のボディ返品します……
宮本曜:こちらの不手際でリコールかかっちゃった……

GM:ではイニシアチブ……
GM:コトノちゃんの手番から!
佐陀コトノ:はい!
佐陀コトノ:マイナーアクションで再びサウンドウエイブ起動、ダイス+2個します
佐陀コトノ:メジャーアクションで《サイレンの魔女》対象はエネミーの二人!
佐陀コトノ:12dx+22
DoubleCross : (12DX10+22) → 10[1,3,5,7,7,7,7,8,8,9,9,10]+6[6]+22 → 38

津々ウララ:心の心得!
津々ウララ:あげます!
佐陀コトノ:ウララさんありがとう……!
GM:やめろ~~~
佐陀コトノ:達成値41になります!
ロシオ・ディアス:リアクション放棄。《原初の紫:復讐の刃》5
佐陀コトノ:で、出た! 復讐の刃……!
ミラ:ごきげんよう わたしはトップスタァ
GM:トップスタァさん!?
白雪スズカ:トップスタァのミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィさんが!?
ミラ:《魔獣の咆哮》を使用しますわ。
佐陀コトノ:トップスタァ……!!
ロシオ・ディアス:グ~ッ!ウウウ~~~~ッ!
ミラ:ダイス-10!
ロシオ・ディアス:こっちが獣になっちゃうよ
津々ウララ:すごいな~あこがれちゃうな~
ロシオ・ディアス:ダイス振れません……
宮本曜:素敵~♪
佐陀コトノ:サイン下さい~~
ミラ:オホホ……これがサインよ
ミラ:《再起の咆哮》を使用しておきます。
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(144 → 146)
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(146 → 148)
チャス・コステロ・コステロ:ドッジ 《原初の緑:切り払い》
チャス・コステロ・コステロ:もう片手に装備している武器の効果を使用します。
チャス・コステロ・コステロ:「鏡返しの盾」。ラウンド1回、回避達成値を+白兵技能値。
チャス・コステロ・コステロ:倍の白兵技能で回避できるというわけ
佐陀コトノ:ひえ~つよい
ミラ:ふたたびごきげんよう わたしはトップスタァ
GM:トップスタァ……!?
白雪スズカ:トップスタァのミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィさん!?!?
佐陀コトノ:その麗しい声は!
ミラ:やったれ《魔獣の咆哮》! ダイス-10です!
チャス・コステロ・コステロ:実は《光の舞踏》置換型で 肉体自体は低いので……
チャス・コステロ・コステロ:全然振れなくなるんですよね。自動失敗です。
ミラ:やった~~~!
佐陀コトノ:きゃ~~!
津々ウララ:ダイスが振れなきゃ固定値も意味ないって寸法よ
白雪スズカ:さすがトップスタァのミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィさん……
GM:打つ手ないなった ダメージどうぞ!
佐陀コトノ:ではダメージ!
佐陀コトノ:5d10+24+27+1d10
DoubleCross : (5D10+24+27+1D10) → 30[2,9,10,6,3]+24+27+7[7] → 88

佐陀コトノ:出目が良い!装甲無視です!
ミラ:ひえ~っ
GM:オゴゴゴゴ
白雪スズカ:ちゅよい…………
宮本曜:つよい子……
チャス・コステロ・コステロ:《光の守護》。シナリオ1回、ダメージを0に。
白雪スズカ:なんだとぉ~~っ
津々ウララ:こいつう
ロシオ・ディアス:こちらは戦闘不能になりますが……
佐陀コトノ:んにゃあ~~
ロシオ・ディアス:Eロイス「マジカル☆リクエスト」の使用を宣言。
白雪スズカ:ええ!?
ミラ:なにっ
ロシオ・ディアス:「ジャガーノーツアンプル」を取得し使用。
ロシオ・ディアス:戦闘不能を回復し、HPを20まで回復。
白雪スズカ:な、なんてこと
宮本曜:なんだって~~~
ミラ:やばいよ~
ロシオ・ディアス:〈意志〉は4以上あるので死亡はしません。
佐陀コトノ:な、なんだって……!
ミラ:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィの侵蝕率を2増加(148 → 150)
佐陀コトノ:ひ~~
津々ウララ:便利Eロイスがよ……
佐陀コトノ:攻撃が通ったためコンビネーター起動、今ラウンド受けるダメージ+2dとなります
GM:ヒエ……
佐陀コトノ:これにて手番以上! 侵蝕率145です!

チャス・コステロ・コステロ:チャス・コステロ・コステロの手番。
チャス・コステロ・コステロ:choice[ウララ,曜,3人のエンゲージ]
DoubleCross : (choice[ウララ,曜,3人のエンゲージ]) → 3人のエンゲージ

チャス・コステロ・コステロ:マイナーなし メジャー《コンセントレイト:ウロボロス》4《シャドーテンタクルス》2《光の舞踏》2《滅びの光》4《ピンポイントレーザー》5《レーザーファン》4《背教者殺し》6
GM:3人のエンゲージに攻撃します。
白雪スズカ:ひえ~~~
チャス・コステロ・コステロ:12dx7+12
DoubleCross : (12DX7+12) → 10[2,2,5,5,5,5,5,7,7,8,9,10]+6[3,5,5,5,6]+12 → 28

白雪スズカ:ガード!
白雪スズカ:そしてガードしたので……
白雪スズカ:サブスキル『蒼き薔薇の棘』≪棘の獣身≫
白雪スズカ:ダメージ受けてもらいます!
チャス・コステロ・コステロ:ゲッ
ミラ:暴走リア不です~
チャス・コステロ・コステロ:120超えてる……!
佐陀コトノ:暴走リア不です!
ミラ:来た! アージエフェクト!
白雪スズカ:チャスちゃんは攻撃入ってないからコンビネーター入らない……かな?
GM:そもそも乗らないかな……?
白雪スズカ:あっそうなんだ!!
白雪スズカ:棘出すの初めてで……ダメージだします!
白雪スズカ:6d10
DoubleCross : (6D10) → 28[1,1,3,9,10,4] → 28

白雪スズカ:28点受けてください!
白雪スズカ:そしてチャスちゃんの攻撃はミラを庇います!
ミラ:出るね~
チャス・コステロ・コステロ:危な!
チャス・コステロ・コステロ:死にかけます
ミラ:カバー有難い……!
白雪スズカ:ぐぬ~~ダイスが跳ねればいけそうだったな……
白雪スズカ:パッシブスキル『痛みだけが生きている証』≪軍神の守り≫≪イージスの盾≫
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を4増加(121 → 125)
白雪スズカ:白雪スズカの侵蝕率を5増加(125 → 130)
チャス・コステロ・コステロ:3d10+22 装甲無視
DoubleCross : (3D10+22) → 12[1,10,1]+22 → 34

白雪スズカ:34-4d10-13-14
DoubleCross : (34-4D10-13-14) → 34-21[9,4,5,3]-13-14 → -14

白雪スズカ:無傷です。
ミラ:かたい
佐陀コトノ:HP0! そのまま復活せず倒れます
GM:なんで~~~

GM:ではそのスズカさんの手番!
白雪スズカ:待機いたします。
GM:ではミラさん!
ミラ:はい! マイナーで猟銃を起動し……メジャーでロシオに素射撃で!
ロシオ・ディアス:来るか……いいだろう
津々ウララ:その判定に《援護の風》!ダイス+6
ミラ:ありがとうございます!
津々ウララ:侵蝕129→131
ミラ:15dx+16+5+1+9 それっ
DoubleCross : (15DX10+31) → 10[1,1,2,2,3,4,5,5,5,5,7,8,9,9,10]+10[10]+8[8]+31 → 59

GM:回しとる!
ミラ:回ってえらい!
白雪スズカ:心の!
GM:もうその下一桁……いやすぎ
白雪スズカ:心得!
GM:ほら~~~~~
白雪スズカ:+3してください!
ミラ:ありがとうございます!!
ミラ:達成値62だ~っ!
ロシオ・ディアス:《原初の紫:復讐の刃》5
白雪スズカ:ガードはできないけど庇いましょう。
ロシオ・ディアス:8dx5+4
DoubleCross : (8DX5+4) → 10[1,1,4,6,6,6,7,8]+10[1,3,5,7,8]+10[4,10,10]+10[7,9]+10[2,6]+4[4]+4 → 58

GM:くっ……及ばない
ミラ:ぐぐぐ もはや咆哮はなし……スズカ!?
ミラ:ううむ
白雪スズカ:《軍神の守り》で守ります!
GM:では……お互いダメージを出しますか
ミラ:いや……
ミラ:心の心得を……ロシオの判定に使用します! 達成値+3!
ロシオ・ディアス:何だと……
ロシオ・ディアス:では達成値61
ロシオ・ディアス:その選択……後悔させてやろう
ロシオ・ディアス:ダメージ!
ミラ:これでこそダメージくらべだ!
白雪スズカ:(受けるのわたくしなのに……)
GM:本当にそう
ロシオ・ディアス:7d10+32 装甲有効
DoubleCross : (7D10+32) → 48[2,7,9,10,5,7,8]+32 → 80

ミラ:ごめん
ミラ:7d10+2d10+48+24+5
DoubleCross : (7D10+2D10+48+24+5) → 40[2,10,8,3,8,6,3]+13[4,9]+48+24+5 → 130

白雪スズカ:いいのよ♡
GM:?????
白雪スズカ:デッカ!
白雪スズカ:80-3-12
津々ウララ:ワオ
ミラ:回った!
白雪スズカ:C(80-3-12)
DoubleCross : c(80-3-12) → 65

佐陀コトノ:つよい
白雪スズカ:白雪スズカのHPを65減少(105 → 40)
GM:なんでこれ耐えてるの???
ミラ:生きてる……
白雪スズカ:残り40しかないよ~
宮本曜:つよい……
津々ウララ:他の人の最大HPより多いんだよな
白雪スズカ:ミラに心もらってたので ロシオ・ディアス/〇P:憐憫/N:殺意 でロイス取ります
ロシオ・ディアス:《原初の灰:マクスウェルの悪魔》5も残しているのですが
ロシオ・ディアス:残HP20、装甲10。全部10が出ても止めきれません。
ロシオ・ディアス:倒れます。戦闘不能。これ以上の復活なし。
白雪スズカ:うおおおおお!!!!!!!!!!!!!
宮本曜:うおーーーー
津々ウララ:っしゃい!
佐陀コトノ:うおおおお!!
ミラ:やったーーー!
チャス・コステロ・コステロ:だが、まだエネミーは残っています。
白雪スズカ:あとはチャスちゃん……!
チャス・コステロ・コステロ:勝利条件はエネミーの全滅のため、戦闘継続。
ミラ:あ、このタイミングで、白雪スズカのロイスを 〇星/寂しがりに変更、Sロイスに指定します。
白雪スズカ:ほあ!?
GM:どこからでも殺してくるじゃん
津々ウララ:おお
宮本曜:おー!
白雪スズカ:スズカは死なないのにPLが無限に死んでいくのだが……????
GM:正反対
ミラ:愛してるよ
白雪スズカ:うう………………好き……………………

GM:宮本先生の手番へ。
宮本曜:はぁい
宮本曜:マイナーで、一応暴走解除!
宮本曜:メジャーで《コンセントレイト・キュマイラ》《獣の力》《獣王の力》《貪欲なる拳》
宮本曜:対象は、チャスちゃん!
GM:判定どうぞ!
宮本曜:19dx7+6
DoubleCross : (19DX7+6) → 10[1,1,2,2,2,2,3,4,5,5,5,5,6,7,7,8,8,9,9]+10[1,3,6,7,7,10]+10[2,4,7]+10[7]+5[5]+6 → 51

GM:ヒエ……
チャス・コステロ・コステロ:ドッジ 《原初の緑:切り払い》
チャス・コステロ・コステロ:5dx+12>=51
DoubleCross : (5DX10+12>=51) → 10[3,5,6,6,10]+7[7]+12 → 29 → 失敗

チャス・コステロ・コステロ:頑張ったが流石に厳しい
チャス・コステロ・コステロ:ダメージを!
ミラ:あたった!
宮本曜:6d10+24+30+1
DoubleCross : (6D10+24+30+1) → 19[5,1,2,6,2,3]+24+30+1 → 74

チャス・コステロ・コステロ:装甲5 残りHPは4でした。
津々ウララ:オーバーキル
宮本曜:死にかけ……!
白雪スズカ:あっ本当にわたくしのダイス惜しかったんだ……
チャス・コステロ・コステロ:HP0。戦闘不能。復活エフェクトはありません。
ミラ:惜しかったようですね
佐陀コトノ:ギリギリだったんだ……!
白雪スズカ:た…………倒した……………………!?
GM:エネミーの全滅のため、戦闘終了です。
津々ウララ:やった~~~~
宮本曜:宮本曜の侵蝕率を10増加(118 → 128)
白雪スズカ:うおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!
ミラ:うおおおおおおおお!!!
ミラ:やった~~~~~~!!!!
宮本曜:うおおおおおおおおおおおおお
佐陀コトノ:やった~~~~!!!!
津々ウララ:善は勝つ!


佐陀コトノ:今一度ギターを握り、指先に握られたピックが軽快に鉄弦を鳴らす。エレキギターの謳い上げる電気的な旋律が高らかに響く
佐陀コトノ:「響かせてみせる! 届くまで、何度だって!」
佐陀コトノ:演奏の最中、掌に握ったものを虚空に投げる
佐陀コトノ:"継師"のアトリエより持ち帰った五線譜の木片、物品として明確な役割を持たされれず原型のまま持ち帰られたからこそ、それは本来の特性を色濃く保つ
佐陀コトノ:彼女のアトリエが木片を媒介に性質を引き出して、虚空より無数のオブジェを作り出す。五線譜を形取ったそれらは夜空を埋め尽くす星々のように展開されて
ロシオ・ディアス:「……!?」
津々ウララ:「行くッスコトノちゃん!てっぺんまで!」
佐陀コトノ:「一人一人の思いも情熱も全部受け取って、それをまた別の誰かに繋ぐ! 私の作家性おんがくはそうでありたいと望む!」
佐陀コトノ:「ここまで繋いでくれたみんなのために、諦観と絶望の沼に沈み続ける貴方にぶつけて、魅せつけます!」
佐陀コトノ:「――唱え奉れ、神祇祭典assembler:mystic!!」
佐陀コトノ:彼女の作り出した無数のオブジェが演奏に込められた神気を帯びて光を灯す
佐陀コトノ:そして、流れ落ちる流星群のように加速し、二人に向けてそれらが殺到する!!
ロシオ・ディアス:その流星を受けながらも、それを意に介さないかのように。
ロシオ・ディアス:「では――こちらも受けて貰うぞ!」
ロシオ・ディアス:影の剣を構え、振るう。「これに犯されてなお……同じことが紡げるのであれば!」
チャス・コステロ・コステロ:彼女の姿はない。幻影。
チャス・コステロ・コステロ:「こっちはアンコールしてないんですけどお?」
チャス・コステロ・コステロ:「では、お返しを――」
ミラ:『私の穢れた姿をご覧ください。あなたが開いた戸の奥にあるのですから』
ミラ:視界の先で、地に膝をつく。
ミラ:先ほど撃ち込まれた刃が、肉体を切り裂き、白い肌が黒く染まる。
ミラ:自らの再生能力を封じ、演じる姿は病に臥す者。
ミラ汚濁の地ラスヴィダスより、伸ばされる乞命の手を、自らの体を潰して演じて見せる。
ミラ:『ご覧ください。私の穢れなき魂が、一羽の鳥となって天に羽搏くまで』
ロシオ・ディアス:「……!」動きが止まる。
ロシオ・ディアス:「ぐ……」
チャス・コステロ・コステロ:「ロシオ……?」
ロシオ・ディアス:「違う。あれは……あれはもういい……」
ロシオ・ディアス:「見るべきは……」だが。それでも目を離すことが出来ない。
ロシオ・ディアス:「何故だ……!」
ロシオ・ディアス:「……ゴブッ」再び黒混じりの血を吐く。
ロシオ・ディアス:よろめくが、刀を支えに立っている。
ロシオ・ディアス:「まだだ……」
チャス・コステロ・コステロ:「ロシオ……!」
チャス・コステロ・コステロ:ヒュンヒュンと風切り音を鳴らす。「どうして」
チャス・コステロ・コステロ:「どうして、ロシオを傷つけるんですか……?」
チャス・コステロ・コステロ:「こんなに痛いんですよ」ピシリ、と虚空にヒビを入れる。
チャス・コステロ・コステロ:それが空間を伝わり、3人へと向かった。
ミラ:こちらも黒混じりの血を吐く。薄く笑う。
ミラ:役に入りすぎた。次の演技まで、呼吸が足りない。
白雪スズカ:「どうして……?本当は分かっていますよね?」
白雪スズカ:毒の刃からミラを守らなかったのは、冷静に舞台を見渡して佐陀コトノを守るべきだと判断したのが半分。
白雪スズカ:ミラの優しさを信じたのが半分だった。事実、彼女は同じ目線で演じることで寄り添ってみせた。
白雪スズカ:そして、地を流れる毒から佐陀コトノを守った時点で、毒に侵され動きが鈍るであろうミラを守る手段は用意していた。
白雪スズカ:白雪スズカの能力は再生と防御。その力を集結したものとして分かりやすく甲羅の盾として具現化しているが、微弱ながらそれ以外の力も仕込んである。
白雪スズカ:ミラへの吸血の際送り込んだレネゲイドが目には見えない結界となり、僅かな傷からは彼女を守る。
白雪スズカ:チャスの攻撃の一撃目はそれで防いだ。だが、今度は防ぐだけではない。
白雪スズカ:送り込んだレネゲイドが、お互いが耳に嵌めた機械が伝える鼓動が、心の繋がりが、ミラの立ち位置ポジションを正確にスズカへ伝える。
白雪スズカ:彼女の中に注いだ力と白雪スズカ自身の力を共鳴させ、ミラの前に甲羅の盾を展開。チャスの放つヒビからミラを守り、呼吸を整える時間を与える。
白雪スズカ:限界近くまで昂った力は甲羅に受けた傷の回復を上回る速度で再生・成長し、過剰分のエネルギーが棘となって甲羅から出現し、チャス目掛けて伸びていく!
白雪スズカ:「大切な者を傷つけられたくないのは、みんな同じだからです」
チャス・コステロ・コステロ:「……!?」
チャス・コステロ・コステロ:「グフッ……虫も殺さぬみたいなツラをしておいて……」
チャス・コステロ・コステロ:「とんだ悪女ですね、あなた」
白雪スズカ:「油断した相手じゃないと通じませんが……でも、びっくりしたでしょう?」
白雪スズカ:「役者って、びっくりさせるのが大好きなんですよ」
チャス・コステロ・コステロ:「そうですか……それは……」
チャス・コステロ・コステロ:「お似合いですね」
白雪スズカ:「お褒めに預かり光栄ですわ」
ミラ:深く息を吸う。
ミラ:スズカの肩に手を置き、さらに一歩前へ歩き出す。
ミラ:先ほどの一幕は、病に対する相手の感情を利用しただけだ。
ミラ:一番星は、最も輝かなければならない。観測者の存在に関わらず。
ミラ:「スズカ、後ろに。私の見せ場だ」
ミラ:猟銃を構える。
ミラ:「ロシオ。悩めるロシオ・ディアス」
ロシオ・ディアス:「私が悩んでいるだと……?」
ロシオ・ディアス:「それはない。私に迷いも衒いもあるものか」
ミラ:『死者は冬へと飛んでいく。生者は地よりそれを観測する』
ロシオ・ディアス:「もはや……お前を見ることもない」自らの目を切り潰す。
ミラ:『いずれ私も、鶴の列の一に加わり、ともに飛んでいく』
ロシオ・ディアス:そのまま、刀を構えたまま、にじり寄る。
ロシオ・ディアス:「見えるから惑う」
ロシオ・ディアス:「お前たちは……外にありもしない希望が見えているからこそ」
ロシオ・ディアス:「生に惑っている」
ロシオ・ディアス:「私が、その目を閉ざそう」
ミラ:その通りだ。見る気が無い観客に対して、役者ができることなどない。
ミラ:「だが、それでも」
ミラ:「私は飛んでいった者たちを、最後まで見続けていたい」
ミラ:「その無念を、故郷の地に帰れない悲壮を想いたい」
ミラ:ブーツが音を鳴らす。たとえ見えなくても、剣の間合いに入ったことが明確にわかるだろう。
ロシオ・ディアス:刀を振りかざし、踏み込む。
ミラ:「悩めるロシオ・ディアス。それでも私は」
ロシオ・ディアス:過つことはない。逸らすことはない。
ミラ:正確な構え。両手で銃身を支え、引き金を引く。
ロシオ・ディアス:その囀りを、断ち切るための一薙ぎ。
ミラ:「彼らが飛んで行った先が、暖かな世界であると信じたい」
ミラ:「山頂から、向こう岸の景色を見たいんだ」
ミラ:役に取り込まれる。それはミラ自身の危惧であった。
ミラ:それでいいと思った。これは悲劇なのだ。
ミラ:一番星は、山頂から現れるより前に、穢れの一つと相殺して消える。
ミラ:ライフリングの声を聴きながら、美しい台本だ、と目を瞑った。
白雪スズカ:白雪スズカはそれを許さない。
白雪スズカ:無粋であろうと、舞台が壊れようと。二人の間に割って入る。
ミラ:「……スズカ?」
白雪スズカ:「……っ、ミラ」咄嗟のことで盾をきちんと構えられず、ロシオの刀を受けた身体から血が噴き出す。
ミラ:目を開ける。瑕疵のない白磁の肌に、皺が寄る。
白雪スズカ:「………………」何かもっともらしい理屈を言おうと思ったが。
白雪スズカ:「………………ひとりに、しないで」
白雪スズカ:役者としてはおよそ許されない言葉しか出てこなかった。
ミラ:「……」
ミラ:スズカは自分に耽溺していると思っていた。運命を共にすると、臆面もなく口にしていた。
ミラ:だが、その自分が選んだ運命を、破壊してきたのだ。
ミラ:白と黒の美しくも悲しい剣劇を、一人で台無しにしてくれたのだ。
ミラ:嗚呼。
ミラ:嗚呼────なんと星のように瞬く、喜劇だろうか。
ミラ:「……さてね。眩いスズカ」目を細める。
ミラ:「君は私がいなくなっても、活躍できそうだよ──だが」
ミラ:「それくらいでないと、繋がる甲斐が無いね」
ロシオ・ディアス:「……」その眼は見えぬまま、撃ち抜かれ、倒れる。
ロシオ・ディアス:だが。黒に蔽われた薄暗い視界の中で、確かに見た。
ロシオ・ディアス:山の頂と、その傍らに咲く……
ロシオ・ディアス:一輪の丹い花を。
チャス・コステロ・コステロ:「……」
チャス・コステロ・コステロ:「……ロシオ?」
チャス・コステロ・コステロ:「嘘……」
チャス・コステロ・コステロ:「ロシオ!」
チャス・コステロ・コステロ:「ああ……!どうして……」
チャス・コステロ・コステロ:「どうして……!また……」
チャス・コステロ・コステロ:「また会えたのに……!どうして……!」
宮本曜:「じゃあ、ここからは私たちと貴方だけの舞台だ」
宮本曜:チャスちゃんをまっすぐみて。
宮本曜:「血沸き肉踊る対決も、戦闘の駆け引きも好きなんだけど……」
宮本曜:「───────」
宮本曜:"何か"がチャス・コステロ・コステロの意識を刈り取る。
チャス・コステロ・コステロ:「――!?」
宮本曜:目に見える変化や事象は発生しなかった。
宮本曜:シャチは超音波の塊をぶつけて魚などを気絶させることがある。ただ、それと同じことをしただけ。
宮本曜:「ヒーローショーの夢でも見て、お眠り」
宮本曜:「一人だけは、寂しいからね」
チャス・コステロ・コステロ:倒れる。目に見える変化は、確かにあった。
チャス・コステロ・コステロ:首筋に、一輪の黒い鱗があった。それを秘すために維持する能力は解けていた。
チャス・コステロ・コステロ:十字冠の戒律により、その身体が転送される――ことはなかった。
チャス・コステロ・コステロ:その冠は、生徒に等しく。二重の輝きを与えていた。
チャス・コステロ・コステロ:つまりは――。ただの一生徒として、その場に倒れた。


GM:【バックトラック】
GM:Eロイスは以下。
“小碓”ミレラ・ツァナ
Eロイス「罪の仔ら」
Eロイス「マジカル☆リクエスト」

“伽藍”ロシオ・ディアス
Eロイス「星徒」
Eロイス「マジカル☆リクエスト」*3
GM:この計6個に加え……
GM:「侵星魔法冠」*2も バックトラックダイスとして計上できるので
GM:実質8個です。振る方はどうぞ。
ミラ:振ります~~~~!!!!!!
佐陀コトノ:振ります!
白雪スズカ:ふります~!
佐陀コトノ:145-8d10
DoubleCross : (145-8D10) → 145-44[5,7,1,7,9,3,6,6] → 101

白雪スズカ:130-8d10
DoubleCross : (130-8D10) → 130-27[8,1,3,1,1,6,5,2] → 103

津々ウララ:振~る!
宮本曜:ふっとこうと~
ミラ:150-8d10
DoubleCross : (150-8D10) → 150-44[8,3,6,5,8,4,6,4] → 106

津々ウララ:131-8d10
DoubleCross : (131-8D10) → 131-53[3,10,8,3,10,6,3,10] → 78

宮本曜:128-8d10
DoubleCross : (128-8D10) → 128-59[10,7,8,4,10,1,10,9] → 69

津々ウララ:めちゃくちゃ回っとる
白雪スズカ:ロイスは一個切ってる……のですが
白雪スズカ:・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
白雪スズカ:これを使用して戻したいです~
佐陀コトノ:おお
GM:OK!神聖二重冠の効果ですね。
白雪スズカ:あっそうです!!
白雪スズカ:神聖二重冠の効果!
白雪スズカ:ありがとうございます!
佐陀コトノ:残ロイス4個の等倍振りで!
白雪スズカ:じゃあ……ロイス6個で等倍でふります
ミラ:ロイスが1枠空いているので、チャス・コステロ・コステロに対して〇演者/寂寥で取得します。
津々ウララ:残ロイス3で等倍!
津々ウララ:78-3d10
DoubleCross : (78-3D10) → 78-16[10,3,3] → 62

白雪スズカ:103-6d10
DoubleCross : (103-6D10) → 103-30[2,3,10,5,9,1] → 73

ミラ:残ロイス5で等倍振り。
佐陀コトノ:101-4d10
DoubleCross : (101-4D10) → 101-23[8,8,2,5] → 78

ミラ:106-5d10
DoubleCross : (106-5D10) → 106-27[5,6,8,7,1] → 79

宮本曜:等倍振りで~ロイス5こ!
津々ウララ:ちょっと戻りすぎた
ミラ:やった~5点です!
宮本曜:69-5d10
DoubleCross : (69-5D10) → 69-26[5,9,6,5,1] → 43

白雪スズカ:5点で帰還です!
津々ウララ:4点帰還!
佐陀コトノ:こちらも5点で帰還です!
宮本曜:3点!
津々ウララ:あっで神聖二重冠の効果
津々ウララ:・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。
GM:OK!適用しな
津々ウララ:なので12点かな
ミラ:そんなのあるんだ……
GM:ミラさんも適用していいよ~
ミラ:あらっ では遠慮なく! 15点です!
GM:いつもの5点+シナリオ点10点+Eロイス8点+本選勝利ボーナス(2点*2)
GM:この27点に加えて……侵蝕値による経験点と
GM:タイタス化していないSロイスがあれば5点を加えたものが 最終獲得経験点になります。
GM:何点になりましたか?
ミラ:ええっと……47点!
ミラ:47点!?
GM:やば
宮本曜:30!
白雪スズカ:47!?
白雪スズカ:C(27+5+5)
DoubleCross : c(27+5+5) → 37

白雪スズカ:わたくし37かな!
津々ウララ:39点デース
佐陀コトノ:32点です!
■経験点
ミラ(ナケミンさん) 47点
スズカ(しろいさん) 37点
コトノ(メガ大仏さん) 32点
ウララ(しおさん) 39点
曜(冥王星さん) 30点
GM:C((47+37+32+39+30)/3)
DoubleCross : c((47+37+32+39+30)/3) → 61

GM:GMも61点……61点!?もらいます
ミラ:やった~~! いただきます!
白雪スズカ:すごい もらってください~!
GM:もらってね 帰還おめでとうございます~
佐陀コトノ:沢山貰って下さい~!
白雪スズカ:わたくしもいただきまーす!
ミラ:GMもそれぐらいもらうべきわね
宮本曜:5人卓だから……そうなるのか!
宮本曜:いただきまーす
佐陀コトノ:わーいいただきます!
津々ウララ:いただいちゃいま~す


【エンディング1】

GM:星徒とその協力者による、オーディションの襲撃。
GM:それらは放送するわけにも行かない。本放送の話は有耶無耶になり、そして――
サクラ・シトー:「……病院から連絡がありました」
サクラ・シトー:「真瀬サンは無事とのことです」
津々ウララ:「やったっす!」
白雪スズカ:「よ、良かった…………」
佐陀コトノ:「ほ、本当ですか! 良かった……」
宮本曜:「良かった。大御所さん達が頑張ってくれたんだね」
十掬キョウ:「こっちにもすぐ回してもらえる?」
十掬キョウ:「ダメージを受けた子がいる。見てもらわなきゃ」
ミラ:「無事か……」深く息を吐く。
サクラ・シトー:「はい。このタイミングで処置できれば、発症なく済みそうです。ですが……」
ミラ:再び迷彩をまとっている。
津々ウララ:「皆さんの協力のおかげっすよ!これはまさに善のなせる結果っす!」
サクラ・シトー:倒れ、拘束されたチャスの姿を見る。
サクラ・シトー:「彼女のは別です。症状は初期段階ですが……」
サクラ・シトー:「“感染”はもっと前でしょう。おそらくは……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……ロシオ・ディアスとの接触時。ですか」
サクラ・シトー:首肯する。
エロイーズ・チゾム:「もしかして……わざとですか?」
白雪スズカ:「…………”同じ”になるために?」
エロイーズ・チゾム:「はい。そうすることで……多分……」
エロイーズ・チゾム:「苦しみを……分かってあげたかったのかなって」
佐陀コトノ:「…………」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「だからといって、彼女らの罪が許されることにはなりませんが」
十掬キョウ:「星徒の関係者の動向には、注意を払わなきゃいけなかったのに……」
十掬キョウ:「ごめんね!みんなを巻き込んじゃって……」
津々ウララ:「問題ありません!結果的に悪となってしまったのであれば」
津々ウララ:「それは勧善懲悪委員会われわれのお仕事ですので……」
幣原水子:「あ……あの……」知らない大人の女性が立って、おずおずと声をかける。
幣原水子:その頭には冠が輝いていない。
ミラ:「その声は……」
宮本曜:「……あなたは?」
白雪スズカ:「…………?大人……の方」
津々ウララ:「どなたっすか!?」
幣原水子:「ええと……フィクサーQの……中身?です」
白雪スズカ:「宮本先生も知らないということは……”先生”でもなく?」
佐陀コトノ:「あっフィクサーさん!?」
白雪スズカ:「……フィクサーQ……!」
宮本曜:「あぁ……なるほど」
津々ウララ:「ああ!あのハム……牛……どうぶつさんの!」
白雪スズカ:「……ロバのね」
エロイーズ・チゾム:「パンダじゃなかったんですか」
幣原水子:「えっ……あの犬のこと……?犬なんだけどな……あれ……?」
佐陀コトノ:「て、訂正出来ないままここまで来てしまった……」
ミラ:「それで、オーディションの首謀者がどうしてここに?」
幣原水子:「私がヘタなのかな……」
幣原水子:「あ、あのっ、ごめんね……?騙すつもりじゃなかったんだけど……」
佐陀コトノ:「そ、そんなことないですよ! 多分……」
幣原水子:「ええと。まずは……」
幣原水子:「遊ちゃんを助けてくれて、ありがとうございました」深々と頭を下げる。
白雪スズカ:「……?遊の……関係者?」
津々ウララ:「礼には及ばないっす!」そっちに関しては特に何もしていない。
白雪スズカ:「主催と審査員、という意味では関係者でしょうけど……」それにしては親し気な口ぶりだな、と思っている。
幣原水子:「ああ、ええっと……」
幣原水子:「元マネです……」
白雪スズカ:「………………えっ」
津々ウララ:「マネ?」
宮本曜:「アイドルマネージャーってことかな?」
佐陀コトノ:「マネージャーさん……!」ああ~と納得したように
幣原水子:「あっそうです。実際にはプロデューサーも兼任っていうか結構いろいろやらされ……やってたんだけど……」
幣原水子:「あっ!てかそうだよね!名前!」
ミラ:「道理で仲が良かったわけだ」
幣原水子:「“クヴェレ”幣原水子です。ええっと……“ノヴァリス先進教育認定機構”って分かる……?」
津々ウララ:「よろしくっす!ぜんぜんわかんないっす!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「QuelleだからQだったんですね」なにか納得している。
白雪スズカ:「…………」一回説明したような……と思ってウララちゃんを見ている。
セロ・ビャリャツキ:「“進路指導室”って呼んだほうが通りはいいでしょ」
佐陀コトノ:「は、はい。以前一度お世話になったことが」
幣原水子:「あっ……セロちゃん!」
宮本曜:「うん、わかるよ」
白雪スズカ:「ああ、そうですね。正式名称は説明しませんでしたから……」
津々ウララ:「なるほどッス」
白雪スズカ:「セロさんとお知り合い……?ああ、だから協力していたんですか?」
ミラ:「言ってくれればいいのに……」
幣原水子:「ええ……これを企画するに当たって、色々相談させてもらって……」
幣原水子:「場所とかも貸してくれたんです」
セロ・ビャリャツキ:「わざわざ言う必要ないでしょう?」
セロ・ビャリャツキ:「審査に便宜を図られていると思われても癪だもの」
幣原水子:「そ……そこはちゃんと見てるよ!?」
津々ウララ:「裏工作とかはしてなさそうで安心っす」
白雪スズカ:「……例え便宜を図られていたとしても、その上から勝ちましたから」
宮本曜:「さすがは座長、面倒見がいいわけだ」
白雪スズカ:「安心してください」
セロ・ビャリャツキ:「……」
幣原水子:「えっと……それでね?」
佐陀コトノ:「ば、バチバチしてる……」
幣原水子:「オーディションは中断になっちゃったんだけど……」
幣原水子:「元々、本選は最後の決勝がどうとかじゃなくて……」
幣原水子:「その過程を審査するものっていう話はしたよね?」
宮本曜:「そういえば……そうだった」
白雪スズカ:「ええ。そういう話でしたね」
津々ウララ:「確かしてた気がするっす」
佐陀コトノ:「は、はい。それは言ってました」
幣原水子:「だから……そのね」
幣原水子:「あなた達を……合格にしたいなって思ってるんだけど」
幣原水子:「どうかな……?」
白雪スズカ:「…………!」ミラの方を見る。
佐陀コトノ:「!!」
津々ウララ:「おお!やったっすねイーズちゃん!」
エロイーズ・チゾム:「え……!」
ミラ:「……」目を開いている。
幣原水子:「あ……でもね!」
幣原水子:「その……申し訳ないんだけど……すぐってわけじゃなくって」
幣原水子:「“卒業”を……待って貰う必要があるの」
幣原水子:「私には……私たちには……あなた達を卒業させる力なんて無いから。あくまでこれは……」
幣原水子:「“卒業後”の進路の話」
白雪スズカ:「…………進路指導室の方、と聞いた時点でそういう事かな、とは思っていました」
幣原水子:「あなた達の進路は……おそらく、一番多いのは」
津々ウララ:「まあそりゃそんな美味い話はないっすよね~」
幣原水子:「元のセルに戻る、だと思う」
白雪スズカ:「…………」
幣原水子:「でも……その……私たちとしては。あまりそうはなって欲しくなくって」
幣原水子:「とは言っても、じゃあUGNのために戦うエージェントになってくれるかって言われても……」
幣原水子:「これはもっと難しいと思うんだ」
宮本曜:「それは……おそらくそうだ」
幣原水子:「宮本先生も……そう思われますよね。私はまだここの経験が浅いですが……」
幣原水子:「そういう印象を受けました」
幣原水子:「だから……それ以外の選択肢になればって思ったの」
宮本曜:「それで……アイドル」
幣原水子:「外でのオーヴァードの仕事として……芸能の道、というのは意外とあなた達が思ってるよりも多い」
幣原水子:「UGNは放送部門にも結構人員を割いてるから……」
幣原水子:「遊ちゃんもその一人」
幣原水子:「だからね、あなた達のデビューの場所は、私たちが責任を持って用意する」
津々ウララ:「フゥン」
幣原水子:「だから……卒業までは、あなた達の力で、お願いね」
佐陀コトノ:「……はい、先生」頷く
白雪スズカ:「…………だから遊は信頼していたマネージャーが突然知らないところに行ってしまっても、呼ばれたら危険でもすぐに応え知らない場所に赴き、実際に窮地に陥った……というわけですね」意地悪く微笑む。
幣原水子:「ち……違うよ!?」
幣原水子:「勝手に行ったのはそうだけど……」
幣原水子:「呼んでない。あの子がここに来たいって言ったの」
幣原水子:「窮地に陥ったのは……私のせいだけど……」
白雪スズカ:「…………それは失礼しました。申し訳ありません」
幣原水子:「でもきっと……いい刺激になったと思う」
幣原水子:「あっ……ケガしたことがじゃなくてね!?」
幣原水子:「私は、あなた達の進路を応援したい。だからここに来た」
幣原水子:「それは信じてもらえると、ちょっと嬉しい」
白雪スズカ:「……そこは疑っていません。例えそこに裏があったとしても、利用するだけですから」
幣原水子:「な……無いよ!?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「下着審査は……?」
津々ウララ:「信じるっすよ!悪っぽい感じが全然ないっす!」
白雪スズカ:「…………確かに……ありましたね、下着審査」
幣原水子:「え”っあれは……」
幣原水子:「あれは……」
幣原水子:「見たくて……」
佐陀コトノ:「えっ」
白雪スズカ:「……………………」
ミラ:「えっ」
宮本曜:「うーん、ちょっと信頼度落ちたかも?」
津々ウララ:「……やっぱ悪かもしれんッス」
幣原水子:「あっいや!?必要な審査ではあったよ!?」
幣原水子:「そっそれにNGの人は無しでもOKにしたし……!」
白雪スズカ:「………………わたくしたちの下着姿が見られていかがでしたか?」
幣原水子:「よかったけど……」
津々ウララ:「職権乱用ッス!」
白雪スズカ:「…………悪なのでは?」
佐陀コトノ:「え、ええ……」スーっと距離を取る
幣原水子:「でも……よくなかったよりはいいでしょ!?」
白雪スズカ:「それは……確かにそうですね」
幣原水子:「あっ信頼が離れるのが可視化される……」
ミラ:「悪党の理論じゃないか、それ」
幣原水子:「あっ今の流れで言いづらくなっちゃったけどさ!」
幣原水子:「……もしも知り合いに、外の芸能界に興味のある子が居たら」
幣原水子:「相談に来てほしいんだ。歓迎する」
白雪スズカ:「今の流れだと完全にいけない文脈ですね……」
幣原水子:「別にアイドルじゃなくてもいいよ。演劇、スポーツ……」
幣原水子:「あっあとは……お笑いとか?」
佐陀コトノ:「お、お笑い」ぽわわんと特定人物が浮かび上がる
白雪スズカ:「…………そういえば、文化祭でコトノさん……バンド以外もやっていたような……」
佐陀コトノ:「うえっ!!?」
津々ウララ:「マジすか!多彩っすね~」
幣原水子:「えっそうなんだ!?」
幣原水子:「マルチタレントとして売り出したほうがいいかな……?」
佐陀コトノ:「お、お、お願いなのでそれだけはどうか……!!!」ブンブンと必死に首を横に振る
幣原水子:「そう?勿体ないけど……まあ本人の意志が一番かな」
佐陀コトノ:「……でも、知り合いに1人いるので今度一緒に相談させて下さい」
幣原水子:「うん?いいよ。いつでもおいで」
佐陀コトノ:「その子、卒業後は実家のセルに戻るしかないって言っていたので」
佐陀コトノ:「こうやって、進路が増えてくれるのは嬉しいです。……相方はやらないですけど……」
幣原水子:「うん。そういうのをさせないために、私が居るつもり」
オリス・カルツェマグ:「すみません」ズイっと出てくる。
幣原水子:「わっびっくりした~!?何!?」
津々ウララ:「タイツの人!」
オリス・カルツェマグ:「彼女たちのデビューの折には……」
オリス・カルツェマグ:「是非“白タイツ”の着用の検討を」
オリス・カルツェマグ:「強くお願い致します」
宮本曜:「強めの思想だ」
幣原水子:「えっ?うん……善処します……?」
佐陀コトノ:「よ、欲望が前面に出たお願いだ……」
白雪スズカ:「恐ろしいのにどうしてか熱量に親近感を抱きます」
津々ウララ:「私利私欲っす!」
佐陀コトノ:「ええっ……!?」
幣原水子:「……芸能の道を選ばない子だって」
幣原水子:「自分たちの納得行く進路を、歩めたらいいのにね」
白雪スズカ:「…………そのために、幣原先生たちがいるのではないですか?」
幣原水子:「……全くその通りだ」
幣原水子:「今回は名前出すと怪しまれるから、怪しくないようにやってみたけど……」
白雪スズカ:「いえ相当怪しかったですけど……」
幣原水子:「いつかこういうのなしに、信頼してもらえるように頑張るよ」
幣原水子:「えっ?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「より怪しいですね」
津々ウララ:「めちゃくちゃ怪しかったっす!」
佐陀コトノ:「凄く怪しかったです……」
幣原水子:「ええ~!?」
ミラ:「怪しかった」頷く。
幣原水子:「だって……遊ちゃんに相談したら……!」
幣原水子:「『アンタがそれで満足するならいいんじゃないの』って……!」
エロイーズ・チゾム:「突き放されてますね……」
白雪スズカ:「肯定ではなく諦めでは……」
佐陀コトノ:「な、なんでそれで良いって思っちゃったんですか!?」
飛祖華:「やあ☳」君たちに声をかける少女がいる。
セロ・ビャリャツキ:「げっ」
津々ウララ:「フェイさん!お疲れっす!」
白雪スズカ:「……っ」ミラを守るように前に出る。
佐陀コトノ:「こ、崑崙山の人……!」
ミラ:「スズカ……」
飛祖華:「そんなに身構えなくても……」
ミラ:おとなしく後ろに立っていることにする。
飛祖華:「今回は十分楽しかったからね……もう行くとするよ☶」
飛祖華:「その前に……アイサツをしておこうかなって思っただけさ」
津々ウララ:「それは何よりっす!」
飛祖華:「キミ達はデビューするんだろ? ボクは興味がないからね」
白雪スズカ:「……それは失礼しました。珍しくセロさんが苦手そうな方だったので……」
飛祖華:「それより前の……君たちが十分実った時に……」
飛祖華:「改めて味見させてもらうよ☲」
白雪スズカ:「…………………………」盾を取り出して構えている。
セロ・ビャリャツキ:「それまでにくたばってくれないかしら……」
ミラ:「出禁とかってできないのかな……」
佐陀コトノ:「こ、怖い……」
エロイーズ・チゾム:「あ……お……お元気で!」
津々ウララ:「ヤハハ!あんま暴れちゃダメっすよ!」
宮本曜:「元気でね~」
宮本曜:覚えのあるタイプなので、にこやかに対応している。
レコア・モースタン:「……コトノ」
佐陀コトノ:「あっレコアさん!」
レコア・モースタン:「私も行くね。放送、なかったの残念だけど……」
レコア・モースタン:「色々、掴めたから。いい経験だったと思う」
佐陀コトノ:「て、テレビ映りたがってましたもんねレコアさん……」
佐陀コトノ:「でも、はい。私も凄く良い経験出来て良かったです」
佐陀コトノ:「また一緒に舞台に立ちましょうね。レコアさん」そう言って彼女に向けてはにかむ
レコア・モースタン:「うん。追いつく」
佐陀コトノ:「追いつくじゃなくて、並び立つって言って下さい」
佐陀コトノ:「私達は共演者だったんですから」
レコア・モースタン:「フフ。そうだね」
レコア・モースタン:「またやろう!」
佐陀コトノ:「はい!」満面の笑みを彼女に返す
佐陀コトノ:(……お別れは言えなかったけど、ミレナさんもまた、いつか会えますよね)
レコア・モースタン:――舞台を降りて、劇場の外へ。
レコア・モースタン:「……アンタは。この結果に満足?」
レコア・モースタン:「――“竜王ロード・タイトル”」
長尾アヤ子:「……はい」
長尾アヤ子:「お陰で、星徒をこの目で確認できましたから」
長尾アヤ子:「星徒は第二次紛争の死者の降りた姿――」
長尾アヤ子:「キングダムにも、おそらく、いずれ舞い降りる」
長尾アヤ子:「その予行リハーサルとしては、いい舞台だったかと」
レコア・モースタン:「……そ」
レコア・モースタン:「一つだけ言っておくけど」
レコア・モースタン:「その舞台に立った身としては、あれを予行って言う物言いは……」
レコア・モースタン:「ちょっと気に入らない。それだけ」
長尾アヤ子:「……そうですか」


【エンディング:津々ウララ】

GM:【キングダム郊外 小さな教会】
GM:君たちは報告のため、ここへと戻ってきた。
リリン・B・F・F:「ああ……よくぞ無事に戻りました!」
リリン・B・F・F:「せっかくの幸貨が無駄にならず何よりです!」
津々ウララ:「はいっ!勧善懲悪活動、完了しましたッス!」びしっと敬礼
エロイーズ・チゾム:「はっ……はい!しました!」真似して敬礼。
リリン・B・F・F:「見ましたよ……“放送”」
GM:結局、オーディション番組は中止とはならなかった。
GM:スポンサーの強い横入れにより、二回戦までの様子を……
GM:さも当初予定からそうだったかのように編集して、放送されていた。
津々ウララ:「おお、見てたんすね!それは話が早いっす」
リリン・B・F・F:「はい……それはもう見事な……」
リリン・B・F・F:「ウサギさんでしたね!」
エロイーズ・チゾム:「その話はしないで下さい~~~!」
津々ウララ:「えー?かわいかったっすよ」
リリン・B・F・F:「はい!可愛かったです!」
リリン・B・F・F:「あれもウララさんの入れ知恵だったんですか?」
津々ウララ:「うーん、あれは……」
津々ウララ:「なんか通りすがりの……ええと」
津々ウララ:「情報屋さんッス!」
リリン・B・F・F:「なるほど……その情報屋さんも気になりますが」
リリン・B・F・F:「その情報を活かして、適切な対応を取ったということは……」
リリン・B・F・F:「とても“善”なる行いですね?」
津々ウララ:「我ながらかなり善ッス」
エロイーズ・チゾム:「そうかなあ……?」
リリン・B・F・F:「はい!これで私のエロイーズのかわいさで……」
リリン・B・F・F:「ノヴァリスに覇の一端を示すことは出来たでしょう」
津々ウララ:「示しちゃったっすね……覇」
リリン・B・F・F:「これで私たちを信仰するものも……」
リリン・B・F・F:「大いに増えることでしょう!」
リリン・B・F・F:「エロイーズグッズの開発も計画しなくては……」
エロイーズ・チゾム:「えっえっ」
津々ウララ:「マジすか。パねぇっす」
リリン・B・F・F:「やはり記念コインでしょうか……」
リリン・B・F・F:「ああっでも個人的には抱きまくらも捨てがたいですね……」
津々ウララ:「なんか銅像とか建てるッス!コトノちゃんに負けてらんないっす!」
リリン・B・F・F:「銅像!いいですね!」
リリン・B・F・F:「その提案……“善”です!」
エロイーズ・チゾム:「あの、本人の意志は……」
津々ウララ:(グッ)親指を立てる
リリン・B・F・F:「しかし……こんなにもエロイーズのかわいさが世間に知れ渡ったというのに」
リリン・B・F・F:「まだ世の悪の種は尽きません。嘆かわしいことです……」
津々ウララ:「それは困ったッス!」
エロイーズ・チゾム:「相関はないのでは……」
リリン・B・F・F:「このオーディションにも……“悪”が現れたとの情報も聞いています」
GM:“星徒の出現”自体は、秘密にせよと言われている。
津々ウララ:「!……はい。残念ながら……」
GM:トラブルによって中断したらしい、とまでは、まことしやかに囁かれているが。
リリン・B・F・F:「“星徒”……救済されぬ哀れな魂……悲しい存在です」およよ、と涙を流す。
GM:当然のように知悉しているかのように。
リリン・B・F・F:「ああなってしまっては、私の“救済”も力をなせません」
津々ウララ:「そうっすか……悲しいっす」
リリン・B・F・F:「はい、ですが……」
リリン・B・F・F:「悲しかろうとも、それが悪を成すのであれば……」
リリン・B・F・F:「やはり“悪”なのです」
津々ウララ:「……ッス。」
リリン・B・F・F:「であれば、その悪を懲らすことこそ、我らの勧める善」
リリン・B・F・F:「これからも、忠勤をよろしくお願い致しますね、ウララさん……それから」
リリン・B・F・F:「白の幸貨は更新制なので、期限が切れる前にかならずお越しくださいね」
リリン・B・F・F:「早めの更新がおすすめです!」
津々ウララ:「了解っす!励むッス!」
GM:そうして、リリンの元を辞して。
GM:帰路の途中。
エロイーズ・チゾム:「あ、あの、ウララちゃん……」
エロイーズ・チゾム:「相談があるんですけど……」
津々ウララ:「イーズちゃん!どしたんす?」
エロイーズ・チゾム:「あの……私……」
エロイーズ・チゾム:「デビュー……って言われても……」
エロイーズ・チゾム:「どうしよう、って思っていて……」
津々ウララ:「フゥン」
津々ウララ:「まあでも時間もあるみたいっすから」
津々ウララ:「いろいろ考えてみるのもいいと思うッス!」
エロイーズ・チゾム:「な、なるほど……」
エロイーズ・チゾム:「……私、アイドルになりたいわけじゃなかったんです」
津々ウララ:「自分も正直わかんないっす!」
津々ウララ:「そうなんすか?」
エロイーズ・チゾム:「はい。ただ……リリン様が、私の事かわいいって、たくさん言ってくれて」
エロイーズ・チゾム:「それで……アイドルにもなれるって言われて、そうしたら……」
エロイーズ・チゾム:「なんだか、その期待をしてくれるなら……」
エロイーズ・チゾム:「受けてみようかなって……」
エロイーズ・チゾム:「だから……」
エロイーズ・チゾム:「ちゃんと、最初から頑張って目指してる人のほうが……」
エロイーズ・チゾム:「相応しいんじゃないかなって……」
津々ウララ:「なるほどッス」
津々ウララ:「それでもあのオーディションを勝ち抜いたのは嘘じゃないっす!」
エロイーズ・チゾム:「でも……あれもウララちゃんが居てくれたからです!」
津々ウララ:「いやいや!助けられたのはこっちっす!」
津々ウララ:「白タイツの人のときも、フェイさんのときも」
津々ウララ:「イーズちゃんがいなかったらどうしようもなかったっす」
エロイーズ・チゾム:「ウララちゃん……」
津々ウララ:「まあ別にアイドルにならなくてもいいとは思うっすけど」
エロイーズ・チゾム:「ウララちゃんは……私の付き添いで来てくれたじゃないですか」
エロイーズ・チゾム:「ウララちゃんは、どうしたいんですか?」
津々ウララ:「自分は……そうっすねえ」
津々ウララ:「アイドルとか全然わかんないっすけど」
エロイーズ・チゾム:「……はい」
津々ウララ:「コトノちゃんとかミラさんやスズカさんみたいに」
津々ウララ:「ああいう風に人を感動させるのってスゲーって思ったっす」
エロイーズ・チゾム:「はい、はい!そうですよね……!」
エロイーズ・チゾム:「みんなすごかったです……!」
津々ウララ:「自分もああなれたらとはちょっと思うっすけど」
津々ウララ:「さすがにそれは正直厳しいっす!」
津々ウララ:「なので、自分ができることをやっていこうと思うッス」
エロイーズ・チゾム:「出来ること……」
津々ウララ:「さしあたって勧善懲悪活動ッス」
エロイーズ・チゾム:「あっ、なるほど……」
エロイーズ・チゾム:「実は……私……これまで、全然そっちの活動もできてなくて……」
津々ウララ:「なるほど」
エロイーズ・チゾム:「リリン様のお側に控えてばかりで……」
エロイーズ・チゾム:「あの……でも……」
エロイーズ・チゾム:「ウララちゃん、本当にすごいって思うんです!」
津々ウララ:「そうっすか?」
エロイーズ・チゾム:「ずっとまっすぐ、勧善懲悪をやってて……」
エロイーズ・チゾム:「やれることからやる……そうですよね」
エロイーズ・チゾム:「だったら……」
エロイーズ・チゾム:「私に、勧善懲悪活動、教えてください!」
津々ウララ:「!」
津々ウララ:「……ヤハ」
津々ウララ:にやりと笑う。
津々ウララ:「その心意気……すでに、"善"っすよ」
エロイーズ・チゾム:「おお……」
津々ウララ:「勧善懲悪活動の山の頂は……遥か彼方っす」
エロイーズ・チゾム:「おお……」空を仰ぎ見る。
津々ウララ:「振り落とされちゃあダメっすよ!」
エロイーズ・チゾム:「はい!」
津々ウララ:「♪学園都市の~平和を守る~」
エロイーズ・チゾム:「東に善ありゃ 手を取って~♪」


【エンディング:宮本曜】

GM:【星室庁 職員室】
GM:事件は収束した。思わぬ形とも言えるが。
GM:結局、当初の警戒をしていたオーディション自体は、それ自体に問題があるものではなく。
GM:ただ、当然のようにと言うべきか、外を警戒する勢力の目に止まり、襲撃され、
GM:その場にあった、様々な人物の助力により、撃破された。
GM:その経緯は、説明しようとすれば難解な面もあり……
GM:報告資料の作成には苦労するだろう。
宮本曜:「ん~、頭の中では組み上がってても、書類として出すとなると難しいなぁ」
宮本曜:しばらく書類やPCと格闘している
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……お疲れ様です」コーヒーを置く。
宮本曜:「……ん」
宮本曜:「あぁ、ヤナちゃん!」
宮本曜:「ありがとう~」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ああ……すみません。オレンジジュースのほうがいいんでしたっけ……」
宮本曜:「いいよ~、仕事中はコーヒーのほうが嬉しい」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「なるほど……進捗いかがです?」
宮本曜:「…………報告って難しいよねえ」
宮本曜:「まぁそれでも、少しずつ進んではいる」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「そうですか……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……なにかお手伝いしましょうか?」
宮本曜:「助かる!けど、んー、実作業としてはもうちょっと一人で頑張ろうかな」
宮本曜:「そのかわり」
宮本曜:「作業終わりのご褒美の設定に付き合ってほしいんだけど……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ご褒美……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……言っておきますが、いかがわしい行為を要求しないでくださいよ」
宮本曜:「いかがわしい行為を要求するタイプに見えるの!?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……」黙る。
宮本曜:「そ、そこは否定してほしいんだけど」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「たまに……明らかにそういう空気の生徒が……出入りしていますから……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「可能性は……否めないかと……」
宮本曜:「えっ、そんな生徒いたかな……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「詮索はその辺りで……それで?設定とは?」
宮本曜:「観劇……興味ある?」タブレットを取り出し、ウェブサイトを開く。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「観劇……ですか?」
宮本曜:山組……ではないが、アンジェリカの公演のサイトが表示されている。
宮本曜:「うん、この間の関係でちょっと興味でてきてさ」
宮本曜:「ヤナちゃんも一緒にどう?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……よろしいんですか?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「興味がないかと言われれば嘘になりますが……」
宮本曜:「うん、ヤナちゃんも普段頑張ってるみたいだし」
宮本曜:「たまには息抜きどうかなって」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……ありがたく受け取ります」
宮本曜:「やったー、終わったあと感想とか言い合おうね!」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「それは構いませんが……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「息抜きであれば、もっと別の子のほうがいいんじゃありませんか」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「私では息が詰まるでしょう」
宮本曜:「そう?そういう認識なんだ」
宮本曜:「私、直接戦闘以外、ぼんやりしがちだし」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「そうですね」
宮本曜:「引き締めてくれていつも助かってるよ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「やはり引き締められているという認識なら……」
宮本曜:「そうですね!? な、なるほど……もうちょっとしっかりするか……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「息抜けなく無いですか……?」
宮本曜:「そうかなぁ……かわいい子側にいれば、癒やされるもんじゃない?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「はあ……」
宮本曜:「あと、しっかりしている子がいるから息抜けるってのもあるし」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……あっそういうことですか!?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「完全に気を抜く気で……いや休みならそれでいいんですかね……?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「時に。よろしいですか?」
宮本曜:「はい」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先生は……我々とは違います」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「先のオーディションの景品」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「“外でのデビュー権”。望むのであれば、今すぐにでも……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「行使できるのでは?」
宮本曜:「あー」
宮本曜:「別にしてもいいけど」
宮本曜:「しません! なぜなら」
宮本曜:「デビューするなら、ヤナちゃんとペアでしたいからね」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あー……すみません、それなんですが……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「私はその……行使のつもりがなく……」
宮本曜:「うん、そう言うと思ってた」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「その。あまり柄ではないと思っているのもありますが……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「他にやりたいことがありまして」
宮本曜:「やりたいこと?」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……」少し言い淀んで。
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……教師を」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「教師を……目指しています」
宮本曜:「そっかぁ」
宮本曜:「教育実習生でもあるもんね」
宮本曜:「良いと思うよ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あ……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「ありがとうございます……」
宮本曜:「あ、もしかして!私が目標だったりするかな!?いやー困ったなぁ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「えっ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「あ~……も……ち……ろん、そう……です……」明らかに苦虫を噛み潰した顔で答える。
宮本曜:「え、いや、ちょっと冗談のつもりだし、無理してない??」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「いえ……無理しかしていませんが……」
宮本曜:「そっか……なるほどね………………」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……ただ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「……いえ。何でもありません」
宮本曜:「え、なんだろう。気になる~」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「何でもありません。先生……」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「手が止まっていませんか?」
宮本曜:「う」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:「締切は近いですよ」
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(……ただ)
宮本曜:「こ、コーヒーありがとう!劇見に行くのもよろしくね!」机に向き直って、作業を再開する
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(生徒に慕われるところは……)
ヤナ・ヤーコヴレヴナ:(目標にしてもいいかもしれません、とは思いますよ)


【エンディング:佐陀コトノ】

GM:【六壬学園高等専門学校 ライブハウス METEOR】
GM:扉を開くと、天上より差し込む光のような音色が聞こえた。
GM:いくつかの音が重なり合い、高め合う。
GM:だが、それを成すのは、ただの楽器の一つ。
ジウ・ファンボ:それ――笙を操る、和服の少女。
佐陀コトノ:「わっ、この音……!」扉を開けたと同時に誰の演奏か悟る
佐陀コトノ:「ジウさん、今日も来られてたんですね! それに演奏まで」
ジウ・ファンボ:「……お」
ジウ・ファンボ:「コトノ。待ってた」
佐陀コトノ:ギターケースを背負ったまま演奏している彼女の近くまで寄っていく
ジウ・ファンボ:「デビューおめでとう」
佐陀コトノ:「あっ、えへへありがとうございます……」
ジウ・ファンボ:「コトノなら出来ると信じてた」
佐陀コトノ:「そ、そんな。予選はミラさん達と一緒だったからっていうのもありますし、本戦で頑張れたのも対戦相手の人のおかげですし……」
ジウ・ファンボ:「……ううん」
ジウ・ファンボ:「それもコトノの実力だと思う。あなたは……」
ジウ・ファンボ:「周りを巻き込んで、強くなれる」
佐陀コトノ:「周りを巻き込んで……」
ジウ・ファンボ:「私も……巻き込まれた。コトノに」
佐陀コトノ:「そ、そこまで言われると照れちゃいますね」少し顔を赤くして
佐陀コトノ:「……でも、少しでも私が目指すものに近づけてるってことなら、それは凄く嬉しいです」
ジウ・ファンボ:「うん。それに……外のデビューは、卒業後なんでしょう?」
ジウ・ファンボ:「それはむしろ……コトノにとっては、チャンスだと思う」
佐陀コトノ:「チャンス……」
ジウ・ファンボ:「“外のデビュー内定”の箔を付けたまま……こっちでの知名度を上げるのに使える」
ジウ・ファンボ:「存分に活かすべき」
佐陀コトノ:「は、箔が付くのはそうなんですけど自分から言うのはちょっと恥ずかしいなぁ……」
ジウ・ファンボ:「そうすればライブチケットの単価を上げてもペイできて……フフフ……」
佐陀コトノ:「ただでさえいつの間にか"ムセイオン解放の女神"みたいな呼び名が広まってるし……うう……」
ジウ・ファンボ:「さらに大きいハコでもガッポリ……」
佐陀コトノ:「じ、ジウさん……め、珍しく良いこと言ってると思ってたら……」
ジウ・ファンボ:「それも使うべき」
ジウ・ファンボ:「それを付けた人たちは……」
ジウ・ファンボ:「あなたを称えるために、そう呼んだはず」
ジウ・ファンボ:「であれば……むしろ名乗らないほうが失礼」
ジウ・ファンボ:「たぶん」
佐陀コトノ:「うう、それを言われるとそうかも……」
ジウ・ファンボ:「自信持って。……ところで……」
ジウ・ファンボ:「賞金は……」
佐陀コトノ:「ちょっとずつ慣れるように頑張りますね……」
佐陀コトノ:「あっ言われると思った」
ジウ・ファンボ:「えへ……」揉み手している。
ジウ・ファンボ:「コトノ先生……」
佐陀コトノ:「す、すっかりお金に目がくらんだ顔してる……!! さっきまでちゃんと凛々しかったのに!!」
佐陀コトノ:「ええと、でもそんなに貰ってないですよ? 合格者が沢山いたからみんなで分けてるので……」
ジウ・ファンボ:「……!?」
佐陀コトノ:そう言って端末に表示した金額を見せる
ジウ・ファンボ:「だったら優勝までやって総取りすべき……あっ」
ジウ・ファンボ:「あっでも結構あるな」
ジウ・ファンボ:「結構……あるな……」
ジウ・ファンボ:「……」神妙な顔つきになる。
ジウ・ファンボ:まるで演奏時のように、真剣な顔。
佐陀コトノ:「…………」うわぁ……という顔をしている
ジウ・ファンボ:「コトノ。とりあえずさ……」
ジウ・ファンボ:「打ち上げ行こう。打ち上げ」
ジウ・ファンボ:「クルミとシキミも呼んで……」
佐陀コトノ:「そ、そうですね……。それは一応約束してましたもんね……」
佐陀コトノ:「じゃあ賞金の使い道はそれで……」端末をしまおうとする
ジウ・ファンボ:「それから……何に使おう?」
ジウ・ファンボ:「ここを改修するのもいいよね」
ジウ・ファンボ:「それとも……音源制作に充てる?」
佐陀コトノ:「い、いつもお世話になってますからね……。私達のやれる範囲でやるのも……」
ジウ・ファンボ:「とりあえず……」
ジウ・ファンボ:「お腹が空いたから、2人が来るまで軽く食べない?」
ジウ・ファンボ:「コトノの……お祝い」
ジウ・ファンボ:「コトノの」
ジウ・ファンボ:「だから……コトノの好きなもの食べよう」
佐陀コトノ:「じ、ジウさん…………」
佐陀コトノ:「そんなに、そんなにお金払いたくないんですか……!?」
ジウ・ファンボ:「ううん」
ジウ・ファンボ:「コトノだから……」
ジウ・ファンボ:「コトノのお金で食べるから……」
ジウ・ファンボ:「おいしくなる」
佐陀コトノ:「うえっ、えええ……??」
佐陀コトノ:「うう、もう仕方ないから奢ってあげますね……。近くのたい焼き屋さんにしますからね……」
ジウ・ファンボ:「やった!」
佐陀コトノ:「また奢っちゃった……。な、何でこんなことに……」
ジウ・ファンボ:「たいやき たいやき~♪」
ジウ・ファンボ:「頭からぎっしり 尾は口直し……」
ジウ・ファンボ:「ん……曲できそう」
ジウ・ファンボ:急に笙を取り出して何やら旋律を描き始める。
ジウ・ファンボ:「コトノも合わせて」
佐陀コトノ:「……! は、はい!」
佐陀コトノ:慌てて取り出したギターを掻き鳴らし、即興でその旋律に合わせる
佐陀コトノ:気の抜けた歌詞に合わせるように二人のセッションは緩やかで楽しげな音楽を描いて
佐陀コトノ:困惑の表情を浮かべていたその顔も興が乗るにつれて次第に笑顔になってゆく
佐陀コトノ:(……外の世界でも四人で、みんなで音楽を作れたら良いな)
佐陀コトノ:まだ見ぬ遥か先の未来に思いを馳せながら、少女達のセッションがライブハウスを満たしてゆく


【エンディング:ミラ・ミハーイロ・ジュラーヴリィ】

GM:ロシオ・ディアスは、他の星徒案件と同様、凍結処理がなされ。
GM:その協力者であった、チャス・コステロ・コステロは、ラス・ヴィダスへの拘留施設への移送が決定していた。
GM:アンジェリカでの拘留ではなく、ラス・ヴィダスへと送還される事になった経緯には、
GM:彼女の“感染”の影響だとも噂されるが、真偽の程は定かではない。
GM:その移送直前。面会の機会が与えられていた。
チャス・コステロ・コステロ:「……このステージではまだ感染力を持たないんですけどね」
チャス・コステロ・コステロ:「まあ、学芸会ばかりしてると、臨床知識なんて持てませんか」
ミラ:「専門家ではないからね」椅子を引く。
チャス・コステロ・コステロ:「しかし……驚きました。どうして」
チャス・コステロ・コステロ:「わざわざ、あなたが?」
ミラ:格子ごしに少女と視線を交わす。
ミラ:「話がしたかったからだ」
チャス・コステロ・コステロ:「話?」
ミラ:「私は裁判官でもないし、牧師でもない」猟銃を撫でる。
ミラ:「ただの役者だから」
チャス・コステロ・コステロ:「ああ……では」
チャス・コステロ・コステロ:「悲劇でもおもしろおかしく劇作になさいますか?」
ミラ:「君たちにとっては悲劇だったのだろうな」
ミラ:「いや……私にとっても。そうあるべきだった物語だ」
ミラ:「案外なアドリブというものは、我々山組の常でね」白髪の少女を想起する。
ミラ:「ともかく私には脚本家の才能もないが──聞いておきたいのは」
ミラ:「君にとって──チャス・コステロ・コステロ個人にとって」
ミラ:「今囚われているという現状は、果たして悪い幕切れなのか、ということだ」
チャス・コステロ・コステロ:「ふ、ふふ」
チャス・コステロ・コステロ:「な~んにも分かってないんですね」
チャス・コステロ・コステロ:「幕切れなんて、とうに終わってますよ」
チャス・コステロ・コステロ:「本物のロシオが死んだ時に、終わってしまったんですから」
ミラ:星徒は、失われた生徒の命に墜ちてくる。その概略は説明されていた。
ミラ:「……それで」
ミラ:「君は今、暗幕の裏で息をしていると言うのか」
チャス・コステロ・コステロ:「……」
チャス・コステロ・コステロ:「……たまに、じぐ、と熱があって、痛むんです」
チャス・コステロ・コステロ:「そう感じるってことは……」
チャス・コステロ・コステロ:「まあ……息をしてるんじゃないですかね?」
ミラ:「……」
ミラ:「もう一度言うが、私は役者だ」
ミラ:息を吐く。
ミラ:「それも最上級の……共演した者の調子ぐらいは、手に取れる」
チャス・コステロ・コステロ:「……」
ミラ:「熱と、痛みか」
チャス・コステロ・コステロ:「……昂揚が」
チャス・コステロ・コステロ:「無かったとは言いませんよ」
ミラ:「そうか」
チャス・コステロ・コステロ:「陰鬱で、陳腐な再演でしたけど」
チャス・コステロ・コステロ:「それでも……主役で……いえ」
チャス・コステロ・コステロ:「端役ではありましたか」
チャス・コステロ・コステロ:「知ってます?あの人……どちらのあの人もですけど」
チャス・コステロ・コステロ:「私の名前なんて、呼んだこと無いんですよ」
チャス・コステロ・コステロ:「ロシオ・ディアスにとっては、“全て”なんです」
チャス・コステロ・コステロ:「愛すべき全てと、憎むべき全て」
チャス・コステロ・コステロ:「……どちらにせよ、そういう奉仕者でした」
ミラ:「……彼女たちは、自らの役割に純粋だ」
ミラ:「その精神は、共演者をどのようにも巻き込む。私はそう感じた」
ミラ:想起する。自身が彼女ロシオの物語に乗せられた、悲劇の舞台ステージ
ミラ:「チャス……君の熱は、炎症ではないと、私は信じたい」
チャス・コステロ・コステロ:「それが役者の物言いですか?」
チャス・コステロ・コステロ:「信仰者のようですよ」
ミラ:「……私は、その熱が昇った姿こそ」
ミラ:「星だと思っているから」
チャス・コステロ・コステロ:「――詩人ですね」
ミラ:彼女の言う通り、これは信仰なのかもしれない。
ミラ:しかし、天から墜ちた徒人たちが。
ミラ:地にある者を導く輝きだとは、思いたくはなかった。
チャス・コステロ・コステロ:「……ロシオは、二の名を“伽藍”と言いました」
チャス・コステロ・コステロ:「信仰者の祈る場所であり、彼女らを抱え、守る場所」
チャス・コステロ・コステロ:「そういうものであったんです」
チャス・コステロ・コステロ:「それが……私に」
チャス・コステロ・コステロ:「“レイエンダ・ネグラ”に、貶められる前の、ロシオ・ディアスですから」
ミラ:「……チャス。貞淑なチャス・コステロ・コステロ」
ミラ:席を立つ。青い瞳が、陰のなかでひときわ深く輝く。
チャス・コステロ・コステロ:「なんですか?ただの役者様」
ミラ:「私も、”伽藍”の名を覚えておこう」
ミラ:「だから君も、”ジュラーヴリィ”の名を、記憶の端に留めていてほしい」
チャス・コステロ・コステロ:「……フ」どこか嘲るように笑う。
ミラ:「ロシオのことを評しはしない。それは役者の仕事ではない」
チャス・コステロ・コステロ:「誰が……」
チャス・コステロ・コステロ:「あの舞台の“ジュラーヴリィ”を、忘れられるとお思いですか」
チャス・コステロ・コステロ:「自己評価バグってます?」
ミラ:「思うさ」
ミラ:「劇を見る気がない者に対して、役者ができることなどない」
ミラ:「……それでも、いつか、私の輝きが更なる天に立つ。一番星だ」
ミラ:「私はどこでも遍く照らす。暗幕の裏であっても」
ミラ:「その時は、熱を厭わないでほしい」
ミラ:「それだけだ……邪魔をした」
チャス・コステロ・コステロ:「……あなたは」去り際の背に向けて、小さく呟く。
チャス・コステロ・コステロ:「やっぱり自己評価バグってますよ」
チャス・コステロ・コステロ:「それが出来るなら、あなたはもう……」
チャス・コステロ・コステロ:「ただの“役者”には、収まれないんですから」


【エンディング:白雪スズカ】

GM:【アンジェリカ学区 メインストリート】
GM:君は呼び出しを受けていた。呼び出すにしても妙な場所ではあるが。
GM:差出人の名前がそうさせたのだろう。
GM:そこには、真瀬遊とあった。
真瀬遊:マスクにメガネ姿。さらにキャスケットを深く被っている。
白雪スズカ:指定された時間より10分ほど遅れ、悪びれる様子もなく悠々と訪れる。
真瀬遊:だが、それでもその佇まいからは、オーラを消しきれていない。
白雪スズカ:時間をきちんと守れるような人間は役者などやらないからだ。
真瀬遊:「遅いじゃん」
白雪スズカ:「……遊?」その輝きに吸い寄せられるように。
白雪スズカ:「ああ、ごめんなさい……少し遅れてしまいました」
真瀬遊:「まあ……急に呼び出したのはこっちか」
真瀬遊:「退院できてさ。声掛けようと思って」
真瀬遊:「……帰る前に」
白雪スズカ:「…………帰る、のですね」
真瀬遊:「うん。こっちで見たいもん見れたし……それにさ」
真瀬遊:「見てよ。これ」スマートフォンを操作する。こちらのものとはまた違うモデル。
白雪スズカ:「えっ?これどこでホーム画面に戻るんですか……?」いいながら画面をのぞく。
真瀬遊:それは幣原水子との、トークアプリの画面のようだ。知らないアプリだが。
幣原水子:『遊ちゃん!これ見て』
幣原水子:動画が添付されている。その下に。
幣原水子:『遊ちゃん見てる?既読スルーしないで?』
幣原水子:『見て見て見て見て見て見て見て』
白雪スズカ:「こわ……」思わず口に出す。
幣原水子:通話
真瀬遊:「いやこれは……気にしないで」
白雪スズカ:「……幣原先生の束縛がキツいから、帰る……ということ?」
真瀬遊:「いやこれは……」
真瀬遊:「開口一番に出てくるのが謝罪じゃなかったからちょっとからかっただけ」
白雪スズカ:「……ふふ、そう」
GM:動画を再生すると、それはなにかのTV番組のようだ。
GM:優勝と言われたアイドルグループが、歓喜のままにインタビューを受けている。
GM:『本当に……嬉しいです!感激です!でも……』
GM:『きっと、これを見てた人は、こうやって言う人もいると思います』
GM:『「真瀬遊が休業してるから、優勝できただけ」だって』
GM:『だから……早く戻ってきて下さい』
GM:『戻ってきたところを……叩き潰してあげますから!』
真瀬遊:「……あたしが勝手に諦めてただけでさ」
真瀬遊:「向こうでもどうも、なにもない訳じゃなかったみたい」
白雪スズカ:「……ふふ」
白雪スズカ:「良かったです。……そうですね、アイドル……といったら、こうして対抗心を燃やすのも、イメージ上……難しいでしょうから」
白雪スズカ:「それをここまで、ちゃんと名指しで言ってもらえるなんて。随分愛されているじゃないですか」
真瀬遊:「ええ。それに気づいてなかっただけみたい」
真瀬遊:「あたし、愛されてた」
白雪スズカ:「ふふ」
白雪スズカ:「……あるいは」
白雪スズカ:「何もない……と、思いたかったのかもと」
白雪スズカ:「思いましたが。邪推でしょうか」
白雪スズカ:「…………幣原先生を、信頼しているのかと思いましたから」
真瀬遊:「……そうかもね。まだ上があると思いたかったのは……」
真瀬遊:「下から超えられることが怖かったからかもしれない」
真瀬遊:「水子は関係ないよ……ってかむしろ不安だけどね?」
真瀬遊:「こっちでちゃんとやってけるのか……」
白雪スズカ:「…………ふふ。そうでしたか」
真瀬遊:「業界人とは思えないセンスが飛び出すんだよたまに。びっくりする」
白雪スズカ:「ロバのぬいぐるみ……とか?」
真瀬遊:「ロバ……?」
白雪スズカ:「え?オーディションの時……フィクサーQを名乗って……ロバのぬいぐるみがいましたよね?」
真瀬遊:「え?あれ……」
真瀬遊:「ペンギンじゃないの?」
白雪スズカ:「…………ペンギン……?」
真瀬遊:「……?」
真瀬遊:「あたしがペンギン好きだからペンギンにしたんだと思ってた……」
白雪スズカ:「…………色で種族を判別している方?」
白雪スズカ:「ふふ、けど……仲がいいんですね。ちゃんと、健全な形で」
真瀬遊:「不健全な仲の良さってなんだよ……いや」
真瀬遊:「なんかやばいところに踏み込みそうだから今のナシで」
白雪スズカ:整った笑顔で微笑む。
真瀬遊:「まあでも、それを見たかったのもあるよ」
真瀬遊:「あたしから離れてまで、水子がやろうとしてることが何なのか」
真瀬遊:「それが分かってよかった。スズカたちみたいなのを……」
真瀬遊:「見つけるためだったんだって分かったから」
白雪スズカ:「まあ。嬉しいことを言ってくださいますね」
真瀬遊:「理屈はよく分かってないんだけどさ」
真瀬遊:「卒業?したら外に来れるんだよね?」
白雪スズカ:「はい。卒業したら、貴女のいる外の世界でデビューをする……そのつもりでいます」
真瀬遊:「それまで向こうで待つからさ……そこで、デビューするときは」
真瀬遊:「一緒に共演ろうよ」
白雪スズカ:「…………ふふ」
白雪スズカ:「大変光栄ですわ。けど、いいのですか?」
白雪スズカ:「頂を、奪ってしまいますけれど」
真瀬遊:「ふふ。何言ってるの?」
真瀬遊:「そっちこそ。いきなりあたしとやっても……」
真瀬遊:「それで辞めるなよ?」
白雪スズカ:「ふふふふ」とても楽しそうに微笑む。
真瀬遊:「ふふっ」
白雪スズカ:「辞めません。わたくしが舞台を降りるのは、死ぬときですから」
真瀬遊:「殺しても死なないらしいのに?」
白雪スズカ:「…………それは十字冠の…………」
真瀬遊:「そうじゃなくて。聞いたよ。あんたの活躍」
白雪スズカ:言ってから、まあまあ十字冠と関係ないところで丈夫なところをオーディションが始まってからは発揮していたかもしれないと思う。
真瀬遊:「……ってか……あ~……」
真瀬遊:「う~……」
白雪スズカ:「…………遊?」
真瀬遊:「水子に偉そうに言っておいて……」
真瀬遊:「ごめん!違うよな!」
真瀬遊:「まず……これだった」
白雪スズカ:「…………?」
真瀬遊:「ありがと!」
白雪スズカ:「…………ふふっ」
真瀬遊:「あんたたちに救われたらしいって。最初にこれだった!」
白雪スズカ:「わたくしが、わたくしの為に……貴女に輝きを見せる前に、ダメになられたら困りますから。勝手にやったことです。が……」
白雪スズカ:「どうしたしまして。貴女が嬉しく思ってくださるなら、わたくしも嬉しいです」
白雪スズカ:「それからわたくしも…………」
白雪スズカ:「…………退院、おめでとうございます」
白雪スズカ:「言い忘れていました」
真瀬遊:「うん。ありがと」
白雪スズカ:「……仕方ないのかもしれませんね。わたくしたち……心が燃え上がったものの前では、礼儀とか順序とかが飛んでしまう」
真瀬遊:「そうみたいだね……でもきっと、これは治らない」
真瀬遊:「そういうものとして、出来てる」
白雪スズカ:「ふふ、そうですね」
白雪スズカ:「貴女に会えて良かったです。心の中の獰猛な闘争心を……」
白雪スズカ:「隠さなくとも、気分を害されないどころか……喜んで頂けますから」
真瀬遊:「ふふ。こっちもそう」通知が鳴る。
幣原水子:『遊ちゃんどこ!?』
真瀬遊:「あっヤバッ」
白雪スズカ:「…………もう、帰るの?」
真瀬遊:「うん!あんまり時間無いみたいでさ!」
真瀬遊:「ゆっくり観光とかしたかったけど……また今度かな!」
白雪スズカ:「気を付けてお帰りください。わたくしが貴女の首を獲る前に倒れられては困りますから」
真瀬遊:「あ、でも一回帰ると二度と戻れないんだっけな……」
真瀬遊:「まあ、だとしても!その1回がこれなら悔いはないよ!」
白雪スズカ:「…………」じ、と見つめる。
白雪スズカ:「わたくしが……こちらの様子を伝えましょうか?」
白雪スズカ:「……できるのかしら?そういうの……アプリとか……?」
真瀬遊:「本当?じゃあ……水子伝手でやれないか聞いてみる」
白雪スズカ:「ああ、なるほど……先生を経由したらいけそうですね。今も連絡が取れているのですから」
真瀬遊:「うん、じゃあ……またね!」
白雪スズカ:「わたくしがこちらで楽しく、輝きを増していく姿をお伝えしますから……」
白雪スズカ:「油断なさらないでくださいね」
白雪スズカ:「お元気で。また会いましょう」
真瀬遊:「うん、お互いね……あなたの恋人にもよろしく!」
白雪スズカ:「んぅっ!?」
白雪スズカ:「ぇっ、あ……っ、…………は、はい」
真瀬遊:「ふふっ」
白雪スズカ:「こい……恋人…………?恋…………」ぶつぶつ呟いている。
真瀬遊:「外に出るまでに……」
真瀬遊:「もうちょっと上手く隠せるようになりなよ?」
白雪スズカ:「……………………はい」
白雪スズカ:「おっしゃる通りです…………」
GM:真瀬遊は、それ以来。ノヴァリスに姿を見せることはなかった。だが。
GM:“外”から入ってくる娯楽の中には、トップアイドル・真瀬遊のものが、欠かさず入っていた。


【エンディング:山の頂、丹く咲く】

GM:【アンジェリカ歌劇団 山組 劇場】
ミラ:無人の劇場、舞台の上に、一人立つ。
ミラ:山組の劇場の、使用頻度は少ない……しかしそれは、管理がされていないというわけではない。
ミラ:むしろ使用頻度から見れば、それ以上かもしれない。
ミラ:きちんとワックスがかけられているし、頻繁に発生する破損は補修されている。
ミラ:今朝も清掃が入ったのだろう、埃のひとつも積もっていない舞台は、湖面のように光を映す。
ミラ:とん、とん、とステップを踏み、足を上げる。
ミラ:──かつては、バレエを修めたこともあった。
ミラ:──潜入工作員として、ある程度の技量は求められたからだ。
ミラ:──すべてはただの技術だった。必要な時だけ取り出せる、演目の一つだった。
ミラ:今もそうだろうか。
ミラ:天に伸ばしていた手を、ゆっくりと降ろす。深く息を吐く。
ミラ:踵を床につけて、舞台の袖に視線を投げた。
白雪スズカ:舞台袖から拍手をしている。
白雪スズカ:「流石、とても綺麗ね。爪先まで意識がいっていて美しい」
白雪スズカ:「普段ももっと、踊りも入れたらいいのに」
ミラ:「できるからと言って、あれもこれもというのは良くない」
ミラ:額についた前髪を払う。
ミラ:「まず初めに観客へと届くのは、スズカの歌声だ」
ミラ:「その前で踊りを披露するというのは、互いの魅力を消してしまうのではないかな」
白雪スズカ:その言葉に微笑むと、タオルを手にミラに近づく。
白雪スズカ:「そうね……バランスは大切だと思う」タオルでミラの顔をぬぐう。
白雪スズカ:「でも、やり方によっては……お互いの魅力をもっと際立たせることもできると思う」
白雪スズカ:「…………ちゃんと言ってなかったわね。オーディション、お疲れ様」
ミラ:「お疲れ様」タオルを手に取る。
ミラ:「君にとっては、望ましい結果だったかな? スズカ」
白雪スズカ:「ええ。とても」
白雪スズカ:「……ミラにとっては?」
ミラ:「練習期間が延びた」
ミラ:「当然、良いことばかりではないさ。それはわかるね」薄く笑う。
白雪スズカ:「……外でデビューするなら、決められた脚本で、スポットライトに照らされて、たくさんの人々に見つめられながら芝居をしないといけないと思う」
白雪スズカ:「ミラは……いいの?」
ミラ:「役者としては頂上じゃないか」
ミラ:「何が不安なのかな? 優しいスズカ」
白雪スズカ:「……ミラはそういうの、嫌いかと思ってた」
ミラ:「ふぅん……ああ、そうか」
ミラ:少し頭を下げる。視線を合わせる。
ミラ:「確かに私は、劇場が得意ではないと言ったね」
ミラ:「君は、劇場ハコには私の輝きが収められないから、と解釈していたが、それは少し違うんだ」
白雪スズカ:「……じゃあ、どうして?」
ミラ:「劇場は……いいかい、スズカ。劇場は、私にとっては大きすぎるのさ」
ミラ:自己紹介をするかのように、胸に片手を添える。
ミラ:「大講堂は? まだ広い。教室なら? それでも広い」
ミラ:「寝室の狭さなら……? とてもじゃないが、広すぎる」
ミラ:胸に添えた手で、スズカの手を取る。
ミラ:再び自分の胸に当てる。規則的な、しかし高鳴る鼓動が伝わるだろう。
ミラ:「これ・・だけさ。私が支配できる広さは、いまだこの肉体一つだけ」
ミラ:人は劇場。人は台本。人は曲。
ミラ:個人の最大化という山組の理念を、愚直に狙い続けている。
ミラ:「だから、私にとっては、どれだけ大きな劇場も、どれだけ多くの注目も、大差はないんだよ」
白雪スズカ:「…………」その温かさを、柔らかさを、鼓動を感じながら、じっと彼女を見つめている。
白雪スズカ:「……欲がないというか、過小評価というか……」
白雪スズカ:「…………ミラは、どんなに大きな劇場だって……それを満たせるだけの力が、魅力があるのに」
白雪スズカ:冷静を装って言葉を紡ぐが、手のひらから伝わる彼女に内心心をかき乱されている。
白雪スズカ:「…………でも、…………"卒業"しても、外でデビューすることになっても…………」
白雪スズカ:「…………わたくしと一緒にいてくれるって、思っていいの?」
白雪スズカ:彼女の青い澄んだ瞳をじっと見つめる。
ミラ:「ああ……そのことだが」
ミラ:手を離す。咳ばらいをする。
ミラ:「まず、過小評価というのは違う」
ミラ:「むしろ、傲慢だ。私は一人で劇場に立っている。演者もそれぞれに、一人だと思っている」
ミラ:「それはある側面では真実だろう……だが、間違いも孕んでいる」
ミラ:「一人じゃない……幾人もの手を合わせて、更なる高みを目指せるというのもまた、真実だ」
ミラ:「一番星が一つ輝いているよりも、満天の星空の方が、美しいと言われるものだ」
ミラ:響き渡るエレキギターの、心地よい音が想起される。
ミラ:「だから、練習期間が延びたことは……悪いことばかりでもない」
ミラ:「私の考えを、役者への理解をより深めていく。それができる時間が与えられた」
ミラ:「それでだ、それで……」
ミラ:視線を観客席に動かし、再び正面を見据える。
ミラ:「私が、星座としての輝きを、本当に理解できるようになるまで、なったら」
ミラ:「舞台で、すぐ隣に立っているのは……スズカ」
ミラ:片手を上に向けて差し出す。
ミラ:「白雪スズカ、君が良いんだ」
ミラ:「……いいかな?」
ミラ:年相応の、少女のように。はにかんで笑った。
白雪スズカ:「…………」じっと、彼女の美しい声を聞いていた。珍しく、自分の呼吸が乱れているのを感じる。
白雪スズカ:「……わたくしは」
白雪スズカ:「あなたの隣に立つのに……相応しい人に、なりたくて」
白雪スズカ:「でも…………そうしようとすればするほど、遠ざかっていた……そう、思っていた」
白雪スズカ:「なのに…………」
白雪スズカ:「なのに…………いい、の…………?」
ミラ:頷く。
白雪スズカ:大きく呼吸をする。少しだけ泣きそうな顔で、彼女を見つめる。
白雪スズカ:「…………けど、けど…………」
白雪スズカ:「わたくし、…………わたくしにとっては、芝居が全てだった。そうでなければならなかったから、その為に盲目的に貴女を愛そうとした」
白雪スズカ:「けど……いつの間にか、芝居よりも貴女の方が好きになってしまったの」
白雪スズカ:「それでも、それでも…………貴女の隣にいて…………いいの?」
ミラ:ふむ、と手を顎に当てる。
ミラ:「そうか……それなら」
ミラ:息を吐く。
ミラ:もう一歩前に出て、細い腰を抱く。
ミラ:顔を近づける。もう一方の手で、赤く染まった頬に触れる。
ミラ:「スズカ。臆病な白雪スズカ」
ミラ:「千年でも、万年でも」
ミラ:「私の隣に立ち続けるのは、君だ」
ミラ:「私も、君のことが好きだから」
ミラ:そっと唇を合わせ、再び顔を引く。
ミラ:深い蒼の瞳が、じっと見つめている。
白雪スズカ:「…………っ」その美しい顔を、年頃の少女のような、はにかんだ顔を見つめる。
白雪スズカ:「……わたくし、少し……怖いの」
白雪スズカ:「貴女を知ってしまったら……舞台に立てなくなるんじゃないかって」
白雪スズカ:「でも……知らない方がもっと怖いから」
白雪スズカ:「教えて。貴女の事」
白雪スズカ:そう囁いて、再び彼女の柔らかい唇に口づける。
ミラ:「ふふ……」
ミラ:口づけを受け、長い銀髪に指を通す。
ミラ:「勿論だ。焦ることはない」
ミラ:「時間は、いくらでもあるのだから」
ミラ:スズカを担ぎ上げ、歩き出す。
白雪スズカ:「わ、わ」
白雪スズカ:夜みたいに静かで真っ暗な世界で、太陽より熱く眩い光に照らされて。
白雪スズカ:辺りを見渡せば、魂を焦がすようなその輝きの中、キラキラと塵が宙を舞う。
白雪スズカ:そんな幻想的な光景を、暗がりの中の人々は知らない。
白雪スズカ:みんな、わたくしを見ているから。
白雪スズカ:見つめている。輝きを反射した瞳でキラキラと。
白雪スズカ:愛されているのが分かる。わたくしが、わたくしの演じる役が。
白雪スズカ:身体を震わせる音響の中、心の奥底から声を張れば、ホールの端まで伝わっていく。
白雪スズカ:灰色の地面。バミりのテープ。機材のコード。素の自分。
白雪スズカ:そんなものは初めからなかったように、人々は美しい夢を見る。
白雪スズカ:食うにも困るような、今日を生きるのに精一杯の人からしたら、何の足しにもならないような。
白雪スズカ:この時間がたまらなく好きだった。
白雪スズカ:それよりももっと好きなものが、できるなんて思わなかった。
白雪スズカ:山頂からの景色は、思っていたのとは少し違った。
白雪スズカ:優しくて、美しい。
ミラ:「好きなものの話をしよう。嫌いなものの話をしよう」
ミラ:「次の舞台の予定も、君と話をしよう。ぴったりの場所を探したいんだ」
ミラ:「先のことも……君の心の影が、照らされるまで……」
ミラ:ブーツの音が、袖へと消えていき。
ミラ:そして、舞台の上には、誰もいない。
ミラ:ちかちかと、照明だけが瞬いていた。
GM:その瞬きは、まるで星のようでもあり。
GM:山は星が落ちる先でもあるが、同時に、星が昇る元でもある。
GM:視界は澄み切って。その山の頂からは、はるか外をも見渡す事ができる。
GM:だが、それでも。山は動かない。泰然とそこにあるのだ。
GM:そして、白銀の山の頂……その傍らには、必ず、たったの一輪。
GM:丹に染まった、美しい花が咲いていたという。

Dx3rdnova 『山の頂、丹く咲く』 終

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

二次創作ステージ『オーヴァード・ノヴァ』については
まとめwikiを参照下さい。
OveredNOVA

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