抗戦せよアカデミア/燎原の以火救火


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PC1:刑部クロオ(猫口@)
キャラシート

PC2:クースディシア(DT)
キャラシート

PC3:歌門光星(白金)
キャラシート

PC4:滝瑞果(珪素)
キャラシート



【Trailer】

オーヴァードアカデミア――太平洋上に浮かぶ孤島に作られた巨大学園都市。
そこはオーヴァードと人間が共存する世界最先端の"日常"の街。学生たちのユートピア。
少年少女たちは自由に、全身全霊で、その青春を謳歌する。

……そうであるはずだ。
……そうであるはずなのに。

あるいは強いられた日常の垣間から、小さな火種は毀れて落ちた。
風に吹かれて冷め消えるそれを、覆い繋いだ者がいた。

"ウォーメイカー"。少女は銃を手に咆哮する。
まやかしの安寧を焼き捨て、オーヴァードアカデミアを正しき戦場にすると。
"ピースメイカー"。少年は手を組み祈り語る。
力を揮わず友愛を語り、オーヴァードアカデミアの正しき理想の姿を守ると。

赤い手紙が戦禍を求めて不気味にのたうち、
白い祈りは鋭い悪意に追われるばかり。

まさに今、紅蓮の戦火は内より外より噴き上がらんとしていた。
それを消し止めるのは、非力なる平和への願いか、さらに強大な戦いの力か。
――そもそも炎は、誰が熾したのか?


  今一度、戦争が始まろうとしている。
 
 

 ダブルクロス3rd Edition
『抗戦せよアカデミア/燎原の以火救火』
 ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。


【Index】

◆Opening
01/クースディシア・フォンド
02/歌門光星
03/滝瑞果
04/刑部クロオ
◆Middlephase
01/これも、お前にとっちゃいつもの騒動か
02/怪我人が出るのは御免よ
03/見世物の王者だからね、俺は
04/結局なんでもなかったら、バカみたいだよな
05/戦場を、居場所にしちゃいけないんだ
06/我が相棒は不調なのかな?
07/兵隊も本当は考えなきゃいけないんだよな
08/あたしがやったんだ
09/今のあたしは人間火力発電所だ
10/依頼は護衛だ、それ以上でも以下でもないよ
11/平和を守るためなんだから
12/俺の剣が届く限り、誰も死なせない
13/彼の平和を愛するという言を、信じていたのに
14/緑の芽吹きのように
15/みなさんの戦争ムードとか平和ムードを煽っていたのです
◆Climax
Climax/抗戦せよアカデミア/燎原の以火救火
◆Ending
01/どうしようもねえくらいヌルい日常
02/刑部クロオ
03/クースディシア・フォンド
04/滝瑞果
05/歌門光星

GM:という感じで始めていきます。まずは各PC自己紹介をよろしくです。
GM:■ PC1 刑部クロオ キャラシート
刑部クロオ:はい!
刑部クロオ:刑部クロオ、風来番長です。
刑部クロオ:戦争帰りの元チルドレン。現在はアカデミアで日常に溶け込もうと苦戦する毎日を送っています。
GM:平和は慣れねえぜ……
刑部クロオ:目つきが悪いせいで避けられがちだけど悪い人間ではないよ。たぶん。
刑部クロオ:性能は低侵蝕アタッカー。1コンボ侵蝕3だからガンガン殴りに行けるぜ!
GM:経済的暴力!
刑部クロオ:それを生かしてライトスピード+セレリティで3連撃することも可能。
GM:物量!
刑部クロオ:半面社会性は皆無!金もない!社会もない!
刑部クロオ:今回は戦争ということで過去のトラウマが抉り返されそうですがなんとかやっていきつつ皆さんと仲良くしたいです。
刑部クロオ:以上、よろしくお願いします!
GM:へい、よろしくお願いしまーす。そんなあなたのハンドアウトはこちらだ!
PC1:刑部クロオ
シナリオロイス…"クリスタルアイズ"高遠定見(たかとお さだみ)  推奨感情…P:同情/N:憐憫
君の同級生である高遠定見は、生まれも育ちもUGNという純粋培養のチルドレンだ。
人生のほとんどが任務漬けだったという彼は、優秀だがどこか浮世離れしていて、アカデミアでの生活に馴染めずにいるらしい。
偶然の機会があって友人のような関係になった君以外に大した知り合いもおらず、プライベートだって知れたものではない。
ある日君は、そんな高遠が『赤い手紙』――アカデミアに対し戦争を起こさんとする"ウォーメイカー"の召集状を手にしているのを見た。
GM:『赤い手紙』は、今回のシナリオで戦争を引き起こそうとしている"ウォーメイカー"が
GM:仲間にならへん? と声をかけてくる感じの手紙です。君も受け取ったかもしれない……
刑部クロオ:ゆ、許せねえー!俺の木刀で首を刎ねたい!
GM:そんなブツを友人が手にしている、っていうかちょっと興味深そうに見ているところが君のOPだ。
GM:シナリオロイスの高遠定見は、いつも穏やかな笑みを浮かべているタイプの、線の細い少年です。
刑部クロオ:素晴らしい!!!
GM:何がきっかけかはともかく、君とは友人と言えるような、言えないような……そんな関係であり、
GM:君と同じくアカデミアの"日常"からはちょっと浮いた存在であります。
GM:まあ、ロイス感情なんかはOP通して改めて決めてもらえば。何かご質問はあるでしょうか。
刑部クロオ:大丈夫です!線の細い少年…守る!
刑部クロオ:オレ、ビショウネン、キズツケナイ……
GM:ククク……
GM:ではそんな感じでよろしくお願いします。次参りましょう。

GM:■PC2: クースディシア・フォンド キャラシート
GM:自己紹介をお願いしまーす
クースディシア:はい!
クースディシア:クースディシア・フォンド・T。某国からの留学せ……亡命者です。
クースディシア:保健委員会に所属。回復能力を所有するBランクサポーター。
GM:Bランクサポーター……実在したのか
クースディシア:口がよくなく、冷たく刺々しい印象を抱かせるかもしれませんが
クースディシア:ファッショントゲトゲなので別に全然刺さらないと思うので安心してくれ!
GM:クーちゃんってばツンデレさんなんだから
クースディシア:性能的には、複数体に攻撃バフを載せながら同じく複数体を攻撃するサブアタッカーです。
クースディシア:いっぱい動く人とは相性が良いぞ
GM:手数!
クースディシア:Dロイス吸血鬼があるので、上手いこといけば味方を再生できるかも。
クースディシア:そんな感じ!よろしくおねがいします。
GM:はーい、よろしくお願いします。そんなあなたのハンドアウトはこちら!
PC2:クースディシア・フォンド
シナリオロイス…"ウォーメイカー"小座野神奈(こざの かんな)  推奨感情…P:誠意/N:厭気
小座野神奈は、アカデミアに来てまだ日の浅い風紀委員である。
他人への態度も思想も刺々しい彼女は、アカデミア全体での戦闘訓練を風紀委員長に進言しては却下され続けていた。
……そんなある日、"ウォーメイカー"を名乗る仮面の女生徒が、無数の自律式仮面を率いて蜂起。オーヴァードアカデミアへ宣戦布告する。
その正体は間違いなく小座野神奈である。君は彼女にその真意を問い、愚行を止めなければならない。
GM:新参新人空回り風紀委員が大事件を起こすようです(ラノベタイトル)
GM:時系列的にはすべてのOPの中で一番最初で、事件の発端に居合わせる形になると思います。
クースディシア:大事件じゃん
GM:小座野神奈も、割とあからさまに人を遠ざけてはいますが、それはそれとして、過激というかアカデミアに馴染まぬ思想を持っていて、それ爆発させちった感じですね。
クースディシア:素直じゃないやつ……もっと人と仲良くしようとすればいいのに
GM:保健委員としての仕事もあるので、ぜひ良い感じに愚行を止めてやってください。
GM:何か質問などあるでしょうか。
クースディシア:大丈夫!しかし仮面してるのに正体丸わかりだと恥ずかしいよな
クースディシア:ディオゲネスの連中を見習ってほしい
GM:彼らの偽装は完璧ですからね……
GM:しょせんは追い詰められてのBOMB!ですよ
GM:それではよろしくお願いします! 続いてPC3、参りましょう。

GM:■ PC3 歌門光星(うたかどこうせい) キャラシート
GM:自己紹介お願いしまーす
歌門光星:はい!
歌門光星:歌門光星。一般生徒の学生王者です。
GM:一般王者!
歌門光星:Cランクでありながら王者である、浪漫溢れる設定を持ちます。
歌門光星:ついでに、記憶喪失者であり、過去の記憶を取り戻すために、色々な事件に首を突っ込み奔走するというキャラクターですね。
GM:ロマン……
歌門光星:性能の方は、そこそこの行動値で、そこそこの攻撃力の範囲攻撃を打てる、そこそこ便利なものになっており
歌門光星:尖っていないのが特徴です。120%超えたら時の棺もどきの砂塵の帳もうてるよ♪
GM:汎用性王者……
歌門光星:日本人なのに金髪碧眼。その手に常にトランプを弄ぶのが似合う華麗な男にしようかと思います。
歌門光星:性格の方も、そんなに尖ってないと思います。何しろ初アカデミアなので緊張していますが、よろしくお願いします。
歌門光星:以上です。
GM:了解です! ありがとうございました。そんなあなたのシナリオロイスはこちら!
PC3:歌門光星
シナリオロイス…"ピースメイカー"  推奨感情…P:感服/N:不信感
"ウォーメイカー"の宣戦に対し、交渉ではなく戦いによって決着をつけようという機運が高まるアカデミアに、彼は現れた。
正体を隠すため仮面を着けた少年"ピースメイカー"。彼は他人のどのような言動にも揺らぐことなく、ただ静かに平和を説く。
しかしそんな彼を疎んでのことか、その活動に対して陰湿な嫌がらせや暴力による妨害が発生するようになってきた。
君は彼からの依頼を受け、その身辺を護衛してやることになる。
GM:時系列的には、PC2のシナリオロイスである"ウォーメイカー"が宣戦布告をして
GM:何日か後になりますね。
GM:君の腕前を見込んだ"ピースメイカー"が依頼してきます。仮面を着けた少年です。
歌門光星:了解です。用心棒に雇われる感じですね。
GM:あとはまあ、Rファイト運営委員的にも、平和を望んでますよ~的ポーズをしておきたい
GM:そんな背景もあって君を仲介したのかもしれない……
歌門光星:Rファイトは健全な精神のもとに運営されてる公式競技!
GM:そう、スポーツ! そういう立場!
GM:まあぶっちゃけこのハンドアウトを見ての(メタ的な)予想は外れてないと思うけど、キャラクターにワリは食わせないようにするので、ひとまず護衛をよろしくね!
GM:というところです。何かご質問などあるでしょうか。
歌門光星:問題ありません!こちらこそよろしくお願いします!
歌門光星:質問も今は特には大丈夫です。
GM:はーい、それじゃよろしくお願いします。

GM:■ PC4 滝瑞果 キャラシート
GM:では最後! 自己紹介をお願いします
滝瑞果:PC4の滝瑞果です。生徒会会計でSランクスペシャリスト。カウンターを主体とする射撃型遺産の保有者です。
滝瑞果:いつも元気で女の子のエッチもエッチな女の子も大好きなド変態だったのですが
滝瑞果:学園戦争でトラウマを抉られたためにめっきり出番が減ってしまった……
GM:エッチでなくなってしまったのか……
滝瑞果:今回のお話で頑張ってセクハラ力を取り戻したいところですね。
滝瑞果:性能は高い達成値で《カウンター》を決める悪魔の力、必中の弓の使い手。最悪のパワー!
滝瑞果:《勝利の女神》や《時の棺》でサポート面も卒なくこなすと思います。
GM:絶対に必中させるぞという意気込みを感じる。
滝瑞果:自分でもどうなるのか全然分からない!やっていきたいと思います。
GM:OKです。それではそんなあなたのハンドアウトはこちら!
PC4:滝瑞果
シナリオロイス…清澄美穂(きよずみ みほ)  推奨感情…P:好意/N:不安
清澄美穂はオーヴァードではない一般人だ。非力な割に意志が強く、折れるということを知らない少女である。
彼女は先に勃発した学園内紛争の戦火に巻き込まれた経験があり、平和を強く願っている。
そんな彼女が"ウォーメイカー"の出現に心を痛め、"ピースメイカー"のように平和を守るため動き始めたことに、何の不思議もなかった。
友情のためか、意志に共感したからか、些細な借りを返すためか――ともかく君は、彼女を手伝うことにした。
滝瑞果:何の不思議もない……平和のために活動することも……
滝瑞果:美少女につきまとい……あわよくばラッキーエッチを狙うこともな
GM:清澄美穂は、君と会った頃はそうでなかったのですが、知り合って少ししてからスパッツ着用者になりました。
滝瑞果:ほう……
滝瑞果:だが私はスパッツも行けるということを
滝瑞果:まだ知らないようだな
GM:まあ、スパッツならまだ恥ずかしくないし……
GM:彼女は彼女で部活があるので、放課後メッチャ仲良いというわけではないですが、
GM:クラスメイトで友人でという感じの間柄ですね。スパッツを履くことで友人でいられるのだ。
滝瑞果:これからもっと仲良くなりた~い
GM:なっていきましょう! 順当な方向性で!
GM:まあそんな感じです。何か質問などおありでしょうか。
滝瑞果:履き替える前のパンツの色などは……?
GM:君は未だ目撃するに至っていませんが……
GM:君固有の情報網によれば、
GM:『彼氏もいないのに結構ハデな下着を常用しているらしい』ともっぱらの噂です。
滝瑞果:素晴らしい!すぐにメモだフブキ君!
GM:えーっ! でもハデな下着なんて描けないっすよ!
滝瑞果:エミュレートが上手い
GM:他は大丈夫かな?
滝瑞果:はーい
GM:ほいさ。では自己紹介は以上!

◆Opening 1 シーンプレイヤー:クースディシア・フォンド

GM:というわけでクースディシアさんのオープニングからスタートです。登場して侵蝕率など振ってください。
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:33->40)

GM:小座野神奈に宛てられた『健康診断受診についてのご連絡』という封筒を君が保険教諭から受け取ったのは、いつも通りの放課後のことだった。
保険教諭:「島外から来たばかりの子なんだけど、なかなか受けてくれないのよね」 年老いた女の保険教諭は困り顔だ
保険教諭:「オーヴァードとしての検査は受けてもらってるんだけど、自分の健康状態を認識して管理するのも必要なことだから……」
保険教諭:「無理に引っ張ってこいとまでは言わないわ。でも手渡しで受け取ってもらってね。その後のことはいいから」
クースディシア:「……言っとくけど、先生が言ってダメなら、私がなんか出来るとは思えないんだけど」
保険教諭:「いいえ、直接私が出向くのは次の段階よ。今はお手紙」
保険教諭:「とにかく渡して、読んでもらって? それで駄目なら、先生が行きます」
クースディシア:「ああ。まずは下々の務めってこと。それならまあ、理解できる」
保険教諭:「そういうふうに言わないの」 苦笑して
保険教諭:「いきなり先生が出てきたらびっくりしちゃうでしょ? それだけよ」
クースディシア:「別にやらないって言ってるわけじゃないわよ。先生には世話掛けてるし」
クースディシア:「検査もしないでめんどくさい病気抱えられる奴出んのも癪だしね。あとから仕事増えるもの」
保険教諭:「そうそう。……病気を治すには、まず病気を見つけて、自覚して、治りたいって思わなきゃいけないんだから」
保険教諭:ちょっと遠い目をする
クースディシア:「バカは治んないものね。せめて予防しなきゃあ」
保険教諭:「またそんなこと言って、……小座野さんは風紀委員よ。今の時間なら、見回りでなければ風紀委員室辺りにいると思う。お願いね?」
クースディシア:「はいはい。精々御自ら罷り越しませんようにでも祈ってて」封筒をひらひらと振る。
GM:では君が教諭の言う通りに風紀委員が利用しているエリアに足を運ぶと、
GM:風紀委員長室の扉の前で、男子生徒と女子生徒が言い争っている。
男子生徒:「……何度持ってきてもダメなものはダメだ」
小座野神奈:「ですが、これはアカデミアに必要なことのはずです」
GM:女子生徒の方は、長い黒髪にきっちり着込んだ制服、そして強い語気に険しい目つき――小座野神奈である。
男子生徒:「お前のその考えが間違っていると、風紀委員長からも言われているはずだが?」
小座野神奈:「だからもう一度委員長とお話しを……!」
男子生徒:「お前が変わらなければ結果も変わらない。……時間の無駄だ!」
GM:男子生徒はぴしゃりと言いつけ、扉を閉める。小座野神奈は一歩後退り、手に持ったプリントの束をぐっと握りしめる。
小座野神奈:「必要な、こと……なのに……!」
クースディシア:「あら。お勤めご苦労さま」横から声を掛ける。それなりに面識はあるといいな。
小座野神奈:「……あなた」 顔を上げた一瞬、捨て犬めいた泣きそうな表情をしていたが、すぐに強気で鋭い顔つきになる
小座野神奈:「フォンドさん。何? 風紀委員に用事?」
クースディシア:「飽きもせずまた陳情?精が出るわね……こっちは風紀委員様に用事」
小座野神奈:「飽きるものですか。これは絶対に必要なことなんだから……」
クースディシア:「風紀委員会じゃなくてね。聞き入れてくれるといいのだけど」
小座野神奈:「……誰? 呼ぶわよ。今ここにいる人はだいたい把握してる」
クースディシア:「今ここにいる人よ」小座野神奈様、と書かれた封筒を突き出す。
クースディシア:「これは絶対に必要なことなんだから」
小座野神奈:眉をひそめて封筒を見る 「私に……ああ、健康診断ね」
クースディシア:「受ける気があると、こっちも楽でいいんだけど」
小座野神奈:「いらない。私は健康そのものだし、それに、行きたくない」
小座野神奈:「しょせん健康診断なんて私を呼びつける名目よ。本命はカウンセリングのつもりなんだわ。……私にはいらない」
クースディシア:「カウンセリングを受けさせられかねない事情があるって言い方ね、それ」
小座野神奈:「ええ。アカデミアに来る前もまったく同じ目に遭ったし。オーヴァードとしての能力検査とかいって、終わった後に色々話を聞かれて」
小座野神奈:「……余計なお世話なのよ。そういうこと、全部」
小座野神奈:彼女が浅く腕を組むと、手にしているプリントの表題が見える。 『疑似戦争状況下における想定訓練の提案書』とある。
クースディシア:「レネゲイド・コントロールの一環でしょうに。それはその」
クースディシア:「あなたの抱える訓練とやらにも沿うんじゃなくて……疑似戦争状況下?」
クースディシア:「ご高承なこと」
小座野神奈:「……あなた、このオーヴァードアカデミアをどう思う? ……いえ」
小座野神奈:「『平和すぎる』と思わない?」
クースディシア:「全くの平和だと思うけど。それがお気に召さない?」
小座野神奈:「……オーヴァードのいる世界はこんなじゃない」
小座野神奈:「オーヴァード同士、戦い、争い、裏切り合い、傷つけ合い……そういう世界に身を置かざるを得ない現実がある」
小座野神奈:「それら一切を覆い隠して、平和なぬるま湯にふやけるまで浸かっていて、本当にオーヴァードのためになると思う?」
クースディシア:「……冷水を浴びせたいって?」
小座野神奈:「現実を学ぶべきなのよ。……私がここに来る前に、紛争じみたことがここでは起きて、負傷者も出たと聞く」
小座野神奈:「『現実』を知っていれば、きっと止められた。平和はどうしようもなく、私たちを鈍らせる。戦う力も、戦いの痛みも……」
GM:窓の外、遠く遠くの方から、何かの破裂音と笑い声が同時に聞こえてくる。どこかの部活がまた何かやらかしたのだろう。
クースディシア:「それは……現実ではさぞ紛争がお止まりになるんでし……何今の!?」
クースディシア:「ああもう……!うっさいわね……!何の話だっけ?」
小座野神奈:窓の外を見て 「……そら見ろ。私だって、こんな音を聞いてもう火急の危機感を抱けなくなってる」
小座野神奈:「このままじゃダメだってことよ。私は諦めない」 そう言って、彼女は君の隣を通り過ぎ足早に去っていきます
クースディシア:「……何が健康そのものよ」後ろ姿に、独り言つ。
クースディシア:「すっかり熱病に罹患済みじゃない。大した自己検診だこと」

GM:――それから、数日の後のことだ。
GM:次の授業のための教室移動の際だったか、あるいは昼の休憩だったか。
GM:ともかく、高等部の中央広場、多くの生徒たちの目の前でそれは起こった。
GM:……爆音! 生徒会長雲雀宏一のブロンズ立像が粉砕される。
GM:生徒たちのざわめきともうもうと立ち込める土煙が収まったころ、その台座に立っていたのは一人の女生徒だ。
"ウォーメイカー":「……聞きなさい!」
GM:彼女は顔の右半分だけを覆う仮面を装着している。……君なら分かるだろう。小座野神奈その人!
GM:剣呑なアサルトライフルを手に持ち、もう片手には赤い紙束を持っている。
クースディシア:「……完全に右派ってわけ?アホくさ」2階の窓から、野次馬と共に眺めている。
"ウォーメイカー":「宣戦布告よ! 平和な平和なオーヴァードアカデミア。二週間後、私は大戦力を以てこのアカデミアを侵掠する」
"ウォーメイカー":「今の日常を愛するならば……愛するなればこそ! 戦いの力を備え、迎え撃って見せなさい!」
GM:突然の宣言を受け止められる生徒は少数だ。何かの冗談としか受け止めていない者も当然いる。
GM:だが"ウォーメイカー"が己の仮面に手を当てると、建物の隙間、床材の隙間から、細く捻れた鋭いシルエットが姿を表す。その表面には、無機質な仮面が浮かんでいる!
"ウォーメイカー":「……これが私の戦力。『自律型仮面』。総勢にして一千万。一つ一つが波のオーヴァードと互角の力を持つ」
GM:その言葉を証明するように、自律型仮面は生徒たちを追い立てるように襲いかかる! 器物損壊!
クースディシア:「てか、あんなのについていくやつが出るとも……ハア!?」
クースディシア:「一千万……!?」
"ウォーメイカー":「……今の日常が、このオーヴァードアカデミアが惜しいなら。全力で私を迎撃なさい。戦争に備え、戦火を押し留めて見せなさい」
"ウォーメイカー":「二週間! ……二週間で変わってみせなさい、オーヴァードアカデミア!!」
クースディシア:「学園島の人口が三万だかで、戦闘員となるとその何%で……ああもう!」
クースディシア:「バカでしょ!」
"ウォーメイカー":「この"ウォーメイカー"を……止めてみせなさい!」
クースディシア:「だから予防しとけっつったのに……!加減しなさいよ……!」
GM:怒号と混乱の中、生徒たちは逃げ去り、自律型仮面が中央広場を埋め尽くす。
GM:その最中、小座野神奈――"ウォーメイカー"は一人空を見上げる。
"ウォーメイカー":「私は……やり切る」
"ウォーメイカー":「見ていて」
クースディシア:「……あんのバカ女……!」
クースディシア:「どれだけ!こっちの!仕事が!増えると!」
クースディシア:「……もう怪我は確定ね。治りゃあいいけど」窓の外から目を反らし、身を翻した。
GM:ではシーンを切ります……が、その前にシナリオロイスをお取りください。推奨はP:誠意/N:厭気です。
クースディシア:-バカ/小座野神奈/バカ/バカ:○/ロイス
クースディシア:これで!
GM:バカなんだよなあ。ではシーンエンド!

◆Opening 2 シーンプレイヤー:歌門光星

GM:夕陽に染まるアカデミア闘技場(コロッセオ)。
GM:客席を埋め尽くす生徒たちが歓声を上げる中、アナウンスが流れ始める。
実況のAみあさん:「――それでは本日最終戦。改めてルールを説明します!」
実況のAみあさん:「『スターマッチ』! それは互いの星を賭けた戦い!」
実況のAみあさん:「両選手は自身の胸に星の飾りを装着します。選手は自身の武器と技術で、対戦相手の星を狙い、先に落とした方が勝者となる!」
実況のAみあさん:「勝負は一度切り、一本勝負。星が地に落ちた瞬間、勝敗は決します!」
実況のAみあさん:「……それでは選手紹介です。挑戦者(チャレンジャー)! 本日のトーナメントを勝ち上がった"アイスバークアウト"木城爪司!」
GM:大きな歓声の中、二つある入場口の一つから大柄な少年が姿を表す!
GM:熊めいた容貌はいかにも歴戦といった風格を湛え、緊張感は皆無。ただ迫る戦いへの高揚に身を任せているといった風体だ。
実況のAみあさん:「溢れ出る自身! 実際本日の試合ではほとんど一方的な勝利を繰り返して来ましたからね! さもありなんといった所でしょう!」
実況のAみあさん:「……そして、この挑戦者を迎え撃つは我らが学生王者(ヘラクレス)。白兵単独戦においては全戦全勝の戦績を輝かす、不動にして並び立つ者なき王者――」
実況のAみあさん:「――"虚幻光(フォックスライト)"! 歌門光星!!」
歌門光星:1d10+32
(1D10+32) → 2[2]+32 → 34

GM:木城爪司が現れた時よりも、尚大きな声援がコロッセオを埋め尽くす!
歌門光星:緩やかな笑みを浮かべ、熟練した手品師のような手捌きでトランプをシャッフルしながら、軽い足取りで闘場へと上がる。
GM:Rファイトを知る者に、その名を知らぬ者なし。歌門光星。オーヴァードとしての能力に関わらず、最強の座に君臨し続ける者がそこにいた。
GM:闘技場の最中、数歩の間合いを挟み、君たちは睨み合う。
木城爪司:「……ようやく会えたな。待ち遠しかったぜ」
歌門光星:「楽しく、やろう。……意気込みがあるなら聞くよ。せっかく、ここまで上がってきたんだ」
木城爪司:「在り来たりで悪ィがよ。俺は戦いに来たんじゃねえ。勝ちに来たんだ」
木城爪司:「今日戦った連中にも、それなりの自負と誇りがあったんだろう。俺はそいつを全部叩きのめしてここにいる」
木城爪司:「……テメエも同じだぜ。虚幻光」 巌のような拳を握り、君へ突きつける。
歌門光星:「成程、気が合うね。俺もだよ。ただ、君と俺が一点違うのは……」
歌門光星:笑顔で流す。
歌門光星:「俺は王者として勝ちに来ている」
歌門光星:「その自負と誇りを今までの連中と同じに考えないでくれると、嬉しいな」
木城爪司:「…………」 口元に獰猛な笑みを浮かべる。もはや交す言葉はないと言わんばかりに、その腕に力を込める
実況のAみあさん:「……はい! 両者とも闘気十分といったところです! 何話してたんだろ。歓声で聞こえなかったな……あとで録音回してもらお」
木城爪司:木城の腕を氷が覆い、氷柱めいた螺旋の剣がその手甲から生え伸びる。
歌門光星:choice[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]
(CHOICE[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]) → スペード

歌門光星:1d13
(1D13) → 3

歌門光星:「スペードの3」
歌門光星:カードをめくり相手に見せつける。
実況のAみあさん:「それではレフェリー、準備をお願いします! 彼の投げたコインが地面に落ちたと同時にスタートです。みなさんお静かにね!」
GM:実況の人が言うと、影の中から黒服のレフェリーが現れ、ラッキーメダル:プラチナゴールドをその手に構える。
GM:余計な発言はない。ピン、とメダルは弾かれ、宙に舞い……
GM:落ちた。
歌門光星:カードを指から落とす。歌門光星から弛緩した空気が消え、氷のような蒼い瞳が薄く細まり、鋭く標的を射貫く。
歌門光星:「さぁ、試合開始(ホイッスル-スタートゲーム)だ。虚幻の光(フォックスライト)と踊れ」
木城爪司:「"アイスバークアウト"! 氷の爪に砕かれて、虚幻とやらを終わらせるがいい!」
歌門光星:刹那、光星の姿が消える。
歌門光星:エンジェルハイロウ能力者ですら知覚困難な驚異的速度、見る者の眼に光の軌跡しか映さぬ光速移動。
歌門光星:瞬く間さえ与えずに相手の懐深くに踏み込み、三度の斬撃音を響かせ、そのまま相手の背後へと切り抜ける
木城爪司:氷の腕剣を構え、飛び出そうとして……止まる。
歌門光星:いつの間にか握られている七色の光を透かす硝子の長剣をブンッと振り、血濡れを払い、顔を後ろへと向け残身。
歌門光星:同時、星とトランプが表の面を空に見せながら落下を終え地に伏した。
木城爪司:最初は、『動けなかった』。ほどなくして『動く意味がない』と気付いたのだ。
木城爪司:氷の剣は砕かれ、遅れて木城は膝をつく。
歌門光星:「……………」
歌門光星:「こんなやり方を考えた過去の自分をぶん殴ってやりたいが、王者らしく派手に決めないとな」
木城爪司:「……なんだと……?」 ここまでしてようやく、受け入れがたい現実を認識し、その抗議を口にできた。
木城爪司:だがそれで終わりだ。敗北者は、その星と同様に地に倒れる。
GM:恐るべき静寂の後――歓声! 大歓声の嵐!
実況のAみあさん:「……強い! 我らが学生王者"虚幻光"、今日も闘技場の土を知ることなし!」
歌門光星:手をあげ、観客に投げキッスをして応える。
歌門光星:「応援ありがとう♪次も勝つぜ。シーユー」
実況のAみあさん:「勝者は歌門光星! 王者の座をまたも守りました! 彼を敗北させるものはこの地上にいないのかーッ!」
実況のAみあさん:「いやーそれにしてもすさまじい絶技でした! みなさんちゃんと見れましたか? 見れましたよね! 私は見れたんですけどこれから見れていない人のためにハイライトを――」
歌門光星:硝子の剣でスペードの3を拾い上げて花道を歩いてゆく。
GM:鳴り止まぬ喝采の中、君は闘技場を歩き去っていく。
GM:その背後では、短すぎた試合時間の帳尻合わせの余興が『予定通り』始まっているところだが、君の知るところではないだろう。
GM:――選手控室。
GM:学生王者たる君には専用の部屋が宛てがわれており、飲食も内装も君の自在だ。なんだったら女の子を連れ込んだって咎められはしないだろう。
GM:……だが君が帰ってきたとき、そんな君の『王室』にはすでに人がいた。
歌門光星:「ここは本当に良いところだと思わないか?こんなことをしてて単位が貰えるんだからね」
歌門光星:「監獄や実験場のようだ。と皮肉めいて感じる事もあるが、いや、今の俺にとってはこれ以上に有り難いことはないね」
歌門光星:「で、君、誰?ファン?」
"ピースメイカー":「君ほど強い人なら、確かにそうでしょうね」 穏やかに応じたのは、仮面を顔につけた少年だ
"ピースメイカー":「"ピースメイカー"と名乗らせてもらっています。顔を晒せぬ無礼はお許しいただきたい」
GM:あ、仮面のデザインは鼻から上を隠すタイプの量産品です
歌門光星:「女の子でないのが残念だが、なに無碍にはしないよ。俺は結構優しいから…自己紹介いるかな?ピースメイカー君」
"ピースメイカー":「いいえ。あなたのことはよく存じています。比類なき強さの"学生王者"……歌門光星」
"ピースメイカー":「知っているからこそ来たのです。依頼にね」
歌門光星:「依頼。さて、役に立てるといいけどね。いいよ、興味はある」
"ピースメイカー":「……あなたはこのアカデミアの現状をご存知ですか?」
GM:君は何日か前、"ウォーメイカー"を名乗る少女がアカデミアに宣戦布告したことを知っていても良い。
GM:そして、その発言の真偽は不明であり現在調査中、流言飛語に惑わされないよう、という声明が生徒会・風紀委員の連名で出されていることも把握していて良いだろう。
歌門光星:「ここ一か月の分くらいはね。何やら、きな臭い事始めた女生徒がいるみたいじゃないか」
歌門光星:「俺のカテゴリーの連中はまあ戦える人間ばかりだから、噂は耳に入ってくるよ」
"ピースメイカー":「ええ。戦争を起こすと。……そして、アカデミア内でも、戦いで応じるしかない、という意見が生まれ始めています」
"ピースメイカー":「とても、とても痛ましいことです」 憂いげに俯く
歌門光星:「困ったものだね」席に座って手癖のようにトランプを弄ぶ。
歌門光星:「俺としても、戦争は勘弁願いたい」
歌門光星:「平和の方が良いね。ランチを食べるのも、睡眠を取るのも、ナンパをするのも、安全な方が有難い」
"ピースメイカー":「同じ気持ちです。……いえ、ナンパなどはしませんが」
"ピースメイカー":「ですので、私は平和のための活動を始めました。大した力はありません。ただ私が思うところを語り、皆さんが平和を望んでくれるようにしているだけですが……」
"ピースメイカー":「声を上げなければならないと思ったので、それを実行に移した次第です。……ただ、それを疎ましく思う好戦的な方もいらっしゃる。そしてそのような方は、暴力に訴えることを躊躇しません」
歌門光星:「ふっ、ほとんどの人が平和の方が良いと思うんだけどね。まぁ、何にでも不満を抱く人間はいるものだ」
"ピースメイカー":「ええ。なので、そのような人から私を守っていただけないか……と、依頼に参った次第です」
"ピースメイカー":彼は懐から封筒を取り出す 「こちら、Rファイト運営委員会会長のキング・ブロッコ氏の推薦状になります。あなたが良いだろうと、ご紹介をいただきました」
歌門光星:「うん、言ってることは理解できる、後ろ暗いところもない」
歌門光星:「俺にとってのメリットを提示してくれれば喜んで受けるよ。要は用心棒と、俺の知名度を利用した火除けだろ?」
"ピースメイカー":「お話しが早くありがたい。アカデミア内通貨での報酬はご用意しています。ひとまずは一日あたりこれくらいで、危険・交戦手当は随時に……」
歌門光星:トランプを切る手を止めて封筒を受け取る。
GM:手に伝わる重さはちょっとしたものだ。少なくとも一日、二日のアルバイトでは非現実的な量だろう。
歌門光星:「OK 後、出来ればでいいんだけど、半年分の授業のノートとかない?それがあれば完璧」
歌門光星:「あ。高等部二年生のね」
"ピースメイカー":「ご用意します。……連絡先を交換しましょう。そこで受講なさっている単位をお伝えください」 LINE的なやつの連絡先も交換する
"ピースメイカー":「他にご所望などあるでしょうか?」
歌門光星:口笛を吹いて文句ないことを告げる。
歌門光星:「よし、今日から俺と君はパートナーだ。よろしく頼むよ。マイバディ♪」
"ピースメイカー":「ええ、よろしくお願いいたします。……と言っても、肌身離れずの護衛までしていただかなくても構いませんが」
"ピースメイカー":「基本的には、平和を訴える路上活動の際に身辺を守っていただければ。スケジュールも後ほど共有いたしますので」
歌門光星:「そこら辺の細かいところは任せるよ。俺はRファイト以外は素人なんだからね」
"ピースメイカー":「ありがとうございます。それではしばらくの間ですが、どうぞよろしく」 悪手を求めて手を差し出す
歌門光星:「ファン以外に握手をするのは初めてだ」
"ピースメイカー":「ふふ、光栄です」
歌門光星:手を差し出しましょう。自分の能力では毒や能力による精神支配は警戒しても無駄。
GM:握手そのものに何か仕掛けがあるとかはありません。普通に手を握り、揺するように振って、離す。
GM:ただその手は、いやに冷たく、柔らかいような、そんな気がした――
GM:という辺りでシーンを切ろうと思います。シナリオロイスです。感情などけっていしてください。
歌門光星:依頼者 ピースメイカー 尽力〇/不信 で
GM:オーケーです。それではシーンを切ります。

◆Opening 3 シーンプレイヤー:滝瑞果

GM:登場ダイスをどうぞ!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+6(1D10->6)した (侵蝕率:35->41)

GM:ギギ――――ィィ……
GM:アカデミア地下監房。
GM:厚さ1メートルにもなり、光一筋も通さない暗黒牢獄の鉄扉が、軋んだ音を立てて開かれる。
GM:キュラキュラとローラー音を立てて監房通路を進むのは、音声自動狙撃看守ロボだ。見回り用ロボットだが、音声に反応して銃撃を放つ機能を兼ね備えており
GM:このロボットが見回りをする夜は、地下監房収監者の中から謎の犠牲者が発生することが多い。
滝瑞果:不思議だなあ
GM:そして、そのロボットのターゲットにならないセイフティタグを手にした少女が、それに続く。
GM:見回り用ロボットと少女は、一つの監獄の前で足を止めた。
清澄美穂:「……滝さん」
???:「へへへ……」何かが這いずる音がする。
???:「女だ……女の匂いがするぜ」
清澄美穂:「……差し入れ、持ってきたよ」
清澄美穂:「生徒会の人に頼まれたのだけど……」
???:「差し入れか……」
???:「いいや、いい……今はパンツって気分には、とてもなれない」
清澄美穂:「パンツ差し入れするわけないじゃん……本だよ、ほら」
清澄美穂:彼女が手に持っているのは厳重に梱包された雑誌のように見える……が、君は知っている!
滝瑞果:「ばっ、パンツじゃないのかよ!?」
清澄美穂:これは女子禁制・筋肉男子限定のオーヴァードボディビルダー部の週刊部誌一ヶ月ぶんであると!
清澄美穂:生徒会からの月に一度の差し入れの中身は、必ずこれなのだ! ……誰がそれを主導しているかは、語るまでもないだろう!
滝瑞果:「ギャアアアアア――ッ!!」悶え、苦しむ!!
清澄美穂:「た、滝さん? 大丈夫?」
清澄美穂:「独房でさらに頭おかしくなっちゃった? ほら、本でも読んで……」 差し出す!
滝瑞果:「はぁ、はぁ……畜生……でも、この扱いも仕方ないのかもしれないな……」
滝瑞果:「やめ、やめろ!」
滝瑞果:「近づけるなその本を!」
清澄美穂:「え……でも必ず受け取ってもらうようにって。滝さんの唯一の楽しみだからって……」 その瞳は無垢!
清澄美穂:おおかた生徒系メンバーが渡した所で拒絶されるだろうから、彼女を使ったのだろう! 誰の差し金かは分からないが!
滝瑞果:「違う!ちくしょう、このままじゃあ遠からず野郎の筋肉フェチに改造されちまう……!」
滝瑞果:「はーっ、はーっ、美穂ちゃん、せめてもの頼みがある」
清澄美穂:「男の人の筋肉、良いよねって話? うーん……」
滝瑞果:「パンツを……見せてくれ……生の……」
清澄美穂:「変なコトじゃなければ……」
清澄美穂:「…………」
清澄美穂:そっと滝さんに手を差し伸べる
滝瑞果:「美穂ちゃん……!」
滝瑞果:手を伸ば……すことはできないので(縛られてるので)、這いずって近寄ります。
清澄美穂:膝をついた清澄美穂は、そっと滝さんの頭を撫で
清澄美穂:がっしと掴み
清澄美穂:「でぃやーーっ!」
滝瑞果:「ギャアーッ!!!?」
清澄美穂:そこを起点として縛られた君をぐるりと回転させ、監房の壁へと放り投げつける!
GM:衝突音! それに反応した看守ロボが思い出したように銃撃!
滝瑞果:「アバババババ――ッ!?」ドガガガガガガガガ!!!
滝瑞果:ダンス・マカブルを踊る滝!!
清澄美穂:「あっ待って待って違うの! 殺すほどでもないから!」 清澄美穂は躊躇なくロボと滝さんの間に割り込む。セイフティタグの効果で銃撃が止まる
滝瑞果:「はーっ、はーっ、随分効くぜ……!監獄の中じゃあ娯楽なんてこの程度しか……」
清澄美穂:「今のを娯楽っていうならそれはそれでかなり性癖がピンチになってる気がするよ滝さん……!」
清澄美穂:「まったく、差し入れに来て第一声がそれなんて」 美穂は困ったように笑う
清澄美穂:「ほんと、変わらないんだから」
滝瑞果:「……そうでもないさ」ぐったりと仰向けに寝転がったままだ。
滝瑞果:「だいぶ……グゥ……きつい!」
清澄美穂:「……それはうん。そうだろうね」 スカートを押さえつつ近づく
滝瑞果:「やっぱり、美穂ちゃんがわざわざ来るなんて……」
清澄美穂:「こんな暗い所にずっといるなんて、私だったら耐えられない」
滝瑞果:「なんかあったの。あたしがいない間に」
清澄美穂:「……うーん。今ねー、ちょっとアカデミアがね」
清澄美穂:「女の子が、宣戦布告? して、ピリピリし始めてて……」
清澄美穂:といった具合で、近況を知らされます。
滝瑞果:「へ、へへ……そうか」
滝瑞果:「バカなことやってんな……相変わらず」
滝瑞果:ヘラヘラと笑います。血も吐く。
清澄美穂:ハンカチで口元を拭いてあげる
清澄美穂:「それでさ、この前の学園紛争みたいになるのは私絶対イヤだから、どうにかして平和のために何か……"ピースメイカー"さんみたいなことをできないかと思って」
滝瑞果:「ゲホッゲホッ……いやー、やめたほうがいいって……」
清澄美穂:「どうして?」
滝瑞果:「あまりバカなことはするもんじゃないよ……あたしはもう十分、懲りた。へへへ……」
滝瑞果:上半身を起こす。
滝瑞果:「二度とバカなマネができないよう、あたしは自分自身を罰した……さらなる暗闇を取り戻すために……!」
滝瑞果:ボロボロになった上着を脱ぐと、そこには!
清澄美穂:「……!」
滝瑞果:なんと滝瑞果の体に何重にも巻き付けられた鎖!彼女は自分自身の意思で収監されていたのだ!
清澄美穂:「……そ、そんな。ひどい……」
滝瑞果:「慣れると案外いい気持ちだぜ……!」
清澄美穂:「やっぱり変な性癖に目覚めかけてるし!」
滝瑞果:「無抵抗のまま女子生徒に暴力的な扱いを受けると気持ちがいい」
清澄美穂:「目覚めてるし!」
滝瑞果:「……大体、美穂ちゃんは何がしたいってのさ」
滝瑞果:「“ピースメイカー”みたいなことをしたいって言っても、“ピースメイカー”がもうやってるんだろ?」
清澄美穂:「うん、だけどそれのサポートをしたり、あとポスターを貼ったり、"ピースメイカー"ほどの影響は出せなくても、みんなに呼びかけたりさ」
清澄美穂:「そういう草の根活動? っていうのかな。そこから始めていかなきゃいけないと思って」
清澄美穂:「……っていうか、何もしないのが我慢できないっていうか。もしそれでこの前の紛争みたいになったら、私は絶対にイヤだから」
滝瑞果:「まあそういうのもいいかもしんないな。マジになりすぎちゃ駄目だぜ~」
清澄美穂:「で、許可をもらうために生徒会に行って、そのついでに滝さんいつまで投獄されてるんですか、解放してください、って言いに行ったんだよ」
清澄美穂:「そうしたら、生徒会長があからさまに嫌そうな顔をして……滝さんが戻ってきたらまた自由にできなくなるとか」
滝瑞果:「あのクソ眼鏡!!!」鎖を引きちぎります。
清澄美穂:「学校内にブロンズ像を1000個建てるまでは……うわっ」
滝瑞果:「あ、あいつ、またなんかアホみたいな買い物しやがらなかったか!?」
滝瑞果:「ブロンズ像!!!」卒倒しかかります。
清澄美穂:「あっ、第一号はこのまえ爆破されてたけど」
清澄美穂:「その後『消すと増えます』宣言をして、一個破壊されるたびに三個追加で建てることを宣言してたっけ」
滝瑞果:「全部着払いでクソ眼鏡の実家に送りつけろ!ちくしょうちょっと目を離すとすぐこれだ……!!」
清澄美穂:「それを聞いて面白がった武闘派の生徒がどんどん壊しちゃって、今えっと……」
清澄美穂:「……1244個建てることになってる? あ、またカウンター回った。1246……1248……」
清澄美穂:なんらかの情報サイトを見ながら言う
滝瑞果:「専用サイト作ってんじゃねーよ!!」
滝瑞果:「カウントするなら止めろ!」
滝瑞果:「今はっきりと分かった、美穂ちゃん……!あたしも学園の正義と平和のために戦う必要があるみたいだ」
滝瑞果:「同じアカデミア生徒として、協力して立ち向かっていこう」
清澄美穂:「えっ、ホント?」 理念に共感してもらい嬉しそうだ
清澄美穂:「滝さんが一緒なら心強い! オーヴァードだし、頭は良いし。ちょっとヘンタイだけど……まあ、私がそばにいれば大丈夫だし」
滝瑞果:「そう。ちょっと変態だけれど頭は良い!まずは何から協力すればいい?」
滝瑞果:「衣装箪笥の整理から女子更衣室の掃除までなんでも任せてくれ」
清澄美穂:「ん、そうそう。監獄を出たあとはしばらく監視状態になるようにしたって生徒会長が言ってたから……」
清澄美穂:「……しばらくは補講と授業をマジメにだって。それしなきゃ生徒会への関与も禁止だってさ」
滝瑞果:「や、野郎……」
滝瑞果:「自分が好き勝手やるための努力だけは惜しまないのか……!」
清澄美穂:「あ、でもちゃんと真面目に生活してるって証言が得られれば、その期間を短くすることもできるって」
清澄美穂:「副会長さんが言ってたから……とりあえず、真面目に頑張ろう!」
滝瑞果:「真面目に……」
滝瑞果:スカートの下に潜り込もうとしている。
清澄美穂:「授業受けて、一緒に平和のための活動とかもしてさ! 早く生徒会に戻れるように! 私も証言するから!」
清澄美穂:なめらかな脚さばきで滝さんの頭から首根を挟み
清澄美穂:「ていーーっ!」 倒立するような動きでその身体を壁へ投げつける!
滝瑞果:「ギャアアアアア――ッ!?」ドカーン!!
GM:衝突音! それに反応した看守ロボがぬかることなく銃撃!
滝瑞果:「アババババババババ――ッ!?」ドガガガガガガガガガ!!
清澄美穂:「うわ、待って待って! 死ぬことはない!」 美穂が間に入ると銃撃が止まる
GM:という感じでシーンを切ります。シナリオロイスを取ってください
滝瑞果:友人/清澄美穂/連帯感:○/パンツを見せてくれない/ロイス
GM:ガードは固いぞ!
GM:ではシーンを切りましょう。

◆Opening 4 シーンプレイヤー:刑部クロオ

GM:登場ダイスをどうぞ!
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:37->46)

GM:"ウォーメイカー"の宣戦布告から数日――
GM:ある時、君の部屋のポストの中に、一枚の赤い手紙が入っていることに気付いた。
GM:噂には聞いた事がある。それは"ウォーメイカー"が『素養あるもの』に向けて送る、召集の手紙だ。
GM:君はそれを下らんものだと他の三流チラシと共に捨てても良いし、中身を覗き込んでみても良い。
刑部クロオ:ポストを開き、赤い手紙に気づく。少し考えた後に手紙を開き、読む。
『赤い手紙』:『 ――アカデミアはキミを弱くする――
『赤い手紙』:今まで自らの身命を賭けて戦ってきたキミたちなら分かるだろう。オーヴァードアカデミアの"日常"は、キミをどうしようもなく弱くする。
『赤い手紙』:命賭す戦場も、厳しい訓練も存在しない。そんなぬるま湯のなかで、キミは錆びきってしまうだろう。
『赤い手紙』: 
『赤い手紙』:それでいいのか?
『赤い手紙』:それはキミの人生を否定することではないのか? そんなことで、人々の日常を守れるのか?
『赤い手紙』
『赤い手紙』:戦争を、始めよう。
『赤い手紙』:誰もが強くなれる、強さを保ち続けられる戦争を始めよう。張り詰めた緊張の下でこそ、人は強さを鍛え、強さを認めることができる。
『赤い手紙』
『赤い手紙』:戦争を、始めよう。
『赤い手紙』:"ウォーメイカー"と共に。
『赤い手紙』:この旗の下が、キミの居場所だ。』
GM:燃えるようなフォントで書かれた煽動文の最後に、連絡先が記載されています。
刑部クロオ:衝動的に手紙を握りつぶす。
GM:ぐしゃり。手紙が潰れる。丁寧に広げれば、まだ読むことはできるだろうが。
刑部クロオ:引きちぎろうとしたところで理性がブレーキをかける。
刑部クロオ:この手紙を分析すれば、あるいは敵の正体や手掛かりを掴めるかもしれない。
刑部クロオ:……尤も、握りつぶした時点で証拠能力は失われたかもしれないが。
GM:立ったまま思索する君の後ろを、一般生徒が足早に通り過ぎていく。
刑部クロオ:激高した自分を戒めながら、手紙をポケットに入れる。
刑部クロオ:「……どこのバカだ。こんなもん撒きやがったのは。」

GM:翌朝。
GM:平日である。君が高校生としての務めを果たすなら、生徒たちの波に乗って学舎へと登校するべきだろう。
刑部クロオ:周囲を見渡す。いつもとは違う雰囲気。暴の匂いが混じった高揚。
GM:"ウォーメイカー"の宣戦布告の後も、生徒会・風紀委員の連名通知により、表向きは日常を保っているアカデミア内部。
GM:だがその内情は、確かに君が感じているように、戦争への接近あるいは忌避の感情により、静かにうねっているだろう。
GM:通学路の壁には戦争反対のポスターが貼られているかと思えば、別の箇所で貼られていたと思しきポスターが引きちぎられ、雑踏に踏みにじられている。
刑部クロオ:舌打ちしながら額を抑える。あの月を見てから収まっていた頭痛が再びぶり返してきた。
GM:では、そんな君に声をかける存在がある。
高遠定見:「クロオ」 人混みの中、大して大きくもないのに、君の耳には届く、透き通るような少年の声
刑部クロオ:「……。」振り返る「高遠か。」
高遠定見:「体調が悪いのかな。つらい顔をしている」 穏やかな表情で目を瞬かせながら君を見ている
刑部クロオ:「大丈夫だ、この程度なら…。」
高遠定見:「そう。発汗が見えて、瞳孔も少し不安定だ。無理をしてはだめだよ」 穏やかに笑い
高遠定見:「……なんて。いつものように君と登校している僕が言えたことでもないかな」
刑部クロオ:「今日の任地は……」無意識に木刀に手を置いていることに気づき、言葉を切る。「いや、授業は……どこだ?」
高遠定見:そう言って、高遠は君に寄り添うように歩き始める。まだ人混みに慣れていないため、同じ方角に向かう体格の大きい者が近くにいた方が安心できるらしい
高遠定見:「午前は座学。あ、昼前は化学だから教室移動があるかな? 午後は総合芸術で、今日は確か野外に出るという話だよ」
高遠定見:「食堂の日替わりは、ミルフィーユカツだって。どんなものだろうね、ミルフィーユのカツって」
刑部クロオ:息を深く吸って、時間をかけて吐く
刑部クロオ:「薄い肉を重ねて厚切りの肉に見立てて揚げたもんだ。」
高遠定見:そんな君の様子をじっと見て、だけど何も言わない
高遠定見:「へえ……薄切りの肉しか手に入らない時に、厚い肉を食べたくなったときの、代替品ということ?」
刑部クロオ:頷く「ああ…。ま、味音痴な俺にとっちゃどっちもさして変わらん。」
高遠定見:「そうなんだ。じゃあお昼はいつもの豆腐と海鮮のサラダで良いかな。今日はエビが入っているかな」
高遠定見:「……ああ、そうだ。クロオ」 それから、普段の話の延長線上のような風で
刑部クロオ:「なんだ?」
高遠定見:「君の所には、これ、届いた?」 高遠はジャケットの内ポケットから赤い手紙を取り出して見せます
刑部クロオ:一瞬、目つきがより鋭くなる。
高遠定見:「届いたんだ」
刑部クロオ:「……お前もか。」
刑部クロオ:ぐしゃぐしゃに潰れた手紙をポケットから出して見せる。
高遠定見:「怒ったのかな、クロオは」 その様子を見て
刑部クロオ:「お前の察しの良さには時々嫌気が差すな。」
高遠定見:「……あ。ご、ごめん」 落ち着いた表情が少し乱れ、動揺する
高遠定見:「嫌な気分にさせるつもりはなかったんだよ。本当だ」
刑部クロオ:「……すまん。」
高遠定見:「いや、クロオが謝ることじゃない。僕がよくなかったんだ」 自分の口を手で押さえる
高遠定見:「なんでも報告することが良いことじゃない……うん、うん。分かっているんだけどね。君の前だからか、すこし油断してしまった」
刑部クロオ:「それは俺が……」と言葉を続けようとしたが、高遠相手では延々と同じやり取りを繰り返してしまいそうだ。
高遠定見:「…………」 それからなんとなく言葉は途切れ、押し黙ってしまう。君から発言しないなら、静かな登校になるだろう。もちろん、それでも高遠は離れないが
刑部クロオ:「いや、すまん……ともかくこいつは然るべき場所に提出するのがよさそうだ。」
高遠定見:「提出……物証としてかな」
刑部クロオ:「何が目的であれ、こいつは戦争を吹っかけようとしてる。」
高遠定見:「そうだね。何かしら証跡が残っている線は高い。そうするべきだ」
高遠定見:「……クロオ。君はどう思った? この手紙の内容について」
高遠定見:「『アカデミアはキミを弱くする』――」
刑部クロオ:「………。」
高遠定見:「――『張り詰めた緊張の下でこそ、人は強さを鍛え、強さを認めることができる』」 高遠は静かに、どこか歌うように諳んじる
刑部クロオ:「正しい論理だ。……人間が何をしても壊れなきゃな。」
高遠定見:「……そうだね。きっと正しい」
高遠定見:「父さんも言っていた。僕はここで、弱さを知ることになるだろうと。それが僕にとって、必要なことなんだって」
高遠定見:「だけど、きっとそうではなくて……」 そこまで言った高遠は、目を伏せ、押し黙る
刑部クロオ:「……高遠。」
高遠定見:「……クロオ?」 顔を上げ、君を見る
刑部クロオ:「あんまり考えすぎるな。」
高遠定見:「……難しいね」 困ったように笑い
高遠定見:「でも、君がそうしろって言うならそうするよ。考えすぎないようにしよう」
高遠定見:「代わりに何を考えようか?」
刑部クロオ:「目の前のことからだ。」
刑部クロオ:「こいつをどこに届けるか。」手紙をひらひらと振りながら
高遠定見:そう言われると、高遠は君をじっと見つめて 「やっぱり、なかなかの男前だね、クロオ」
高遠定見:「あ、そっちか」 頷き 「それなら風紀委員だね。……放課後にでも行こうか」
刑部クロオ:「あとは細かなとこから証拠を集めてこの騒乱の原因を突き止める。」
刑部クロオ:「ポスターやら看板の発注元を探るとかな。」
高遠定見:「なるほどね。そうなると、目の前ばかりも考えていられなさそうだけど……」
高遠定見:「きっとそれがいいんだね。うん、そうしよう」
刑部クロオ:「先を見すぎても足元の石に躓く。」
高遠定見:「色々なところを見るのは得意だ」 目を瞬かせて
高遠定見:「……それじゃあまずは、早く登校しようか? 今の『眼の前』は、きっとそれだよ」
刑部クロオ:「…ああ。そうだ、目の前のことから……。」
???:「そうやって剣を振るい続けて戦争は止められたかい?」
刑部クロオ:刑部の背後から声がする。
刑部クロオ:「っ!」振り返る。そこには緑のミリタリーコートを着た少年が立っている。
刑部クロオ:周囲の人間には見えていない。高遠も気づいていない。
刑部クロオ:「三八…やめろ……。」
???:「前のアカデミア紛争は?あの戦いは?」
刑部クロオ:「やめろ!」叫んだ途端、少年の姿は消える。
高遠定見:「……クロオ?」
高遠定見:背後から声をかけてくる
高遠定見:「どうかしたのかな。……その辺りには誰もいないよ」
刑部クロオ:登校する生徒が自分を遠巻きに見つめていることに気づく。
刑部クロオ:「………何でもない、大丈夫だ。」
刑部クロオ:額を抑えながら前に向き直る
高遠定見:「……」 何か言いたげだったが、何か言う前に自分の口を手で押さえ
高遠定見:「じゃあ、行こうか」 また刑部くんの隣を歩き始める
刑部クロオ:頷き、隣を歩く。
GM:という辺りでシーンを切りましょうか。シナリオロイスの取得をお願いします
刑部クロオ:「目の前の事にしか手が届かないんだ、」
刑部クロオ:「俺には……。」そう呟きながら
刑部クロオ:シナリオロイス!友人/高遠定見/〇庇護/不安/ロイス これで!
GM:OKです。シーンを切ります!

◆Middle 1 シーンプレイヤー:刑部クロオ

GM:登場ダイスをどうぞ!
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:46->53)

GM:時間的には、オープニングシーンの同日中、午後のこと。
GM:君は総合芸術の実習として、多くの生徒たちと共にアカデミア自然公園の中にいた。
総合芸術講師:「……という訳で、皆さんにはこれから写生をしてもらいます!」
総合芸術講師:「言っておきますけど、上手い下手を見るような授業じゃありません! ある風景をどんな風に捉えて、どういう風に描くかというのを皆で見比べようというのが主な趣旨です」
総合芸術講師:「技巧よりも個性! 思うままに書いてみてください。少なくとも一枚は書くようにね! 自由に四~五名のグループを組んで、同じ場所の絵を書いてみてください!」
GM:……という趣旨であるらしい。君のそばにはとりあえず高遠がいる。
高遠定見:「……四~五名のグループを作らなきゃいけないらしいね、クロオ」
高遠定見:「どうしようか。心当たりはある?」
刑部クロオ:「ないな。」キッパリと
高遠定見:「困ったね。二人でも先生の言っていた趣旨は満たせると思うけど……」
高遠定見:「どこかに二人、三人のあぶれているグループがいたりしないかな」
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+4(1D10->4)した (侵蝕率:41->45)
刑部クロオ:「この際二人でも、最悪俺一人でもいいさ。」
滝瑞果:「ゲッヘッヘ……先生……」講師にやたらと絡んでいる生徒がいる。
滝瑞果:「写生をするということは……当然そのぉ……モデルがいるということで……?」
刑部クロオ:スケッチブックを抱えて一人歩きだそうとした矢先、何やら下心に塗れた声を耳にする。
総合芸術講師:「ええ。モデルはこの中にたくさんありますからね!」
滝瑞果:「具体的には、ヌーのド的な存在がいれば、芸術的な観点からして大変助かるのですが……」
総合芸術講師:「ヌーの……ド……? 怒った草食牛ということでしょうか。たいへん意欲的ですが、そのようなものがいるかは……」
滝瑞果:「違う!何故わからないんですかッ!!それでも芸術家ですかッ!?」怒る。
清澄美穂:「……しゃーーーっ!」
GM:そんな風に滝さんが絡んでいると、その身体がふわりと浮かび上がり
滝瑞果:「裸ですよッ!!美少女の裸~~ッ!!」
滝瑞果:「裸ギャア~~~~~ッ!!!」
総合芸術講師:「えっ?」
GM:「美少女の」辺りのタイミングで君は見事に投げ飛ばされ、刑部・高遠両名の眼前に着弾!
滝瑞果:「うぎゃあ~ッ!!」
刑部クロオ:高遠をかばうようにして滝さんの体を受け止める
滝瑞果:「ギャアーッ筋肉!」血を吐く!
清澄美穂:「すみませんっ先生本当……滝さんッこらッ!」
刑部クロオ:「んな断末魔があるかっ!!」滝さんを投げ捨てる
滝瑞果:べシャーッ
清澄美穂:「ああもう、助けられて血とか吐かないでしょ! すみませんすみません!」 刑部さんと高遠にも謝る
滝瑞果:「何が悪いんだ!」
滝瑞果:「お前ら……取り澄ました顔をしやがって!お前らだって例外なく、エッチな行為から生まれたんだぞ!!」
滝瑞果:変質者!
清澄美穂:「常識の欠落が悪い!」
刑部クロオ:「逆に問うが…お前の言葉のどこに悪くない要素がある。」
滝瑞果:「刑部……!」
高遠定見:「……」 あまりの展開に目を丸くしている
滝瑞果:「いい身分だな……こんな女の肌の一つも出ねえ授業で芸術のお勉強かよ」
滝瑞果:よろよろと立ち上がる。制服が草とか土にまみれているぞ。
刑部クロオ:「娑婆に出てきて早々にこれか、滝。」
滝瑞果:「あたしだって当分出るつもりはなかったよ……!文句はクソ眼鏡と“ウォーメイカー”にでも言え」
清澄美穂:「っていうか、滝さんだって真面目にやらないと生徒会に戻れないんだからね! 風景写生!」
刑部クロオ:「……“ウォーメイカー”。」
滝瑞果:渋々画材を取り出している。肌色~褐色の絵の具の種類だけが異常な豊富さだ
高遠定見:「…………」 ぱちぱちと目を瞬かせ、滝さんと清澄さんを見ている
刑部クロオ:「最近はどこでもその名前を聞くな。」
滝瑞果:「ふん。なんだ?気に障ることでも言ったか?」刑部くんには特に視線を向けることなく、適当な女生徒を指で作った窓に捉えている。
刑部クロオ:と、ここで高遠くんに向き直る「ちょうどいい。こいつらとグループを組もう。」
高遠定見:「……え。ああ、そうだね……良いのかな?」 滝さんと清澄へ
滝瑞果:「よし体型はこの子を参考にするか……顔まで似せると肖像権の侵害になるが……ヘヘ……」
清澄美穂:「あっ、私は全然問題ないよ! ちょうどよかった。まさか女の子とグループ組むワケにはいかないし、だけど男の子の知り合いなんていなかったから……」
滝瑞果:「あたしも女の子だぜ美穂ちゃん、ゲヘヘ……」
清澄美穂:「……滝さん! 風景!」 指で組んだフレームの逆側から滝さんを覗き込む
滝瑞果:「クソーッ!」
清澄美穂:「……滝さんがいるからでしょ! まったくもう……」
清澄美穂:「あ、ごめんね。滝さんのことは気にしないで。ちょっとおかしいだけだから……」
刑部クロオ:「情報の収集と犯罪の抑止だ。妙な行動したら抑えろ。」高遠くんにささやいてから
高遠定見:「うん。わかったよ。抑えられるかはわからないけど……」
刑部クロオ:「おかしいのは十二分にわかってるから大丈夫だ。」と滝さんからやや離れた位置に座る。
刑部クロオ:近い位置に座ると吐血の恐れがあるからだ。
清澄美穂:「まあ、私も正直芸術はそんなに得意じゃないからさ。とりあえずさっと書いて、先生に提出できるくらいにはしよう!」
滝瑞果:「ちぇっ。お前には間違っても手出ししないから安心しろよ」
刑部クロオ:ポケットから赤い手紙を出して見せる。
滝瑞果:「……なんだそりゃ」
刑部クロオ:「俺と高遠に届いた“ウォーメイカー”からの手紙だ。」
滝瑞果:「ふーん。話には聞いてたが、ずいぶん暇な奴みたいだな」
滝瑞果:「ちょっと貸して」
刑部クロオ:手紙を渡す。
清澄美穂:「あーそれ。噂では聞いたことあったけど、ホントにあるんだ……」 スケッチブックを広げつつそれを覗き込む
滝瑞果:「……」特に真剣そうな風でもなく、さっと内容に目を通す。
滝瑞果:「ふっ」
滝瑞果:「はは……はははははは!あっはははははははははははは!」
清澄美穂:「アカデミアはキミを弱くする……うわっ何何滝さん」
滝瑞果:「や、わ、笑えたから」
清澄美穂:「笑えたかぁー。まあ、ちょっと気取った文かな? とは思ったけど」
滝瑞果:「ははっ……や、ありがとね刑部。まったくふざけてんな」手紙を返す。
高遠定見:「……」 定期的にまばたきしながら滝さんを見ている
刑部クロオ:手紙を受け取る「……ああ、ふざけてる。」
刑部クロオ:「こんなものは」白紙のスケッチブックに目を落とす「絵空事だ。」
清澄美穂:「……うんうん。そうだよね。こんなのに乗ったりはしないよね」
清澄美穂:「それよりほら、絵、絵! 絵かくよ! 滝さん風景画! 最悪どこかのラインがいやらしいとかそういうのでもいいから、ちゃんと書こう!」
滝瑞果:「まあ、あんまり気にしすぎないほうがいい」性懲りもなく女子生徒のデッサンを行いつつある
清澄美穂:「風景!」 デッサンの手を握って止める。従わなければ投げるという強い意志を感じる……!
滝瑞果:「ち、違う……これは風景にたまたま写り込んだ女子生徒の美と偶然性を追求したもので……!」
刑部クロオ:「…。」自分の不調を見透かされたような発言に一瞬言葉が詰まる。「これも、お前にとっちゃいつもの騒動か。」
滝瑞果:「まあ……うん。まあ、そうだよ」
滝瑞果:「特別に気になることでもあんのか?」
滝瑞果:美穂ちゃんに関節をギリギリと極められつつ
刑部クロオ:頭を抑える「……いや。何も。」
清澄美穂:関節を極めつつちょっとずつその身体の向きを女子高生のいる風景から鬱蒼とした緑の光景へと向けようとしています
刑部クロオ:「あったとしてもお前に相談なんてするかよ。」
滝瑞果:「そりゃ好都合だ。あたしだって、あったとしてもお前の相談は受けないよ」ニヤリと笑う。
清澄美穂:「よくわかんないけど、悩みとかあったら保健室の先生に相談するでも……あっ」 力加減を間違え、滝さんに手首がゴキンと音を立てて外れる!
滝瑞果:「ぐえーっ!!」悶絶!
清澄美穂:「ご、ごめんね! 投げないでこういうのするのあんま慣れてなくて……よいしょ!」 ゴキキ、とねじ込むような音と共に手首が繋げられます
刑部クロオ:「前衛芸術か?」関節を極められ過ぎて人間とは別のクリーチャーになりつつある滝さんに
滝瑞果:「ハァハァ……過激……これだから娑婆はやめられねぇよ……!」
清澄美穂:「あっまたもう変な風に目覚めかけて! いいから描こう、絵!」
刑部クロオ:「うっ……こいつは娑婆に長居させちゃなんねえ奴だな…。」
清澄美穂:「書き上がればあとは自由って先生も言ってたからさ……!」
GM:という訳で、<芸術:絵画>辺りで絵の出来栄えを測りましょうか
滝瑞果:外れた手首じゃ絶対無理w
GM:直した! それは直したから!
刑部クロオ:振ります!唸れ感覚!
滝瑞果:1dx
(1R10[10]) → 2[2] → 2

刑部クロオ:2dx
(2R10[10]) → 7[7,7] → 7

滝瑞果:ほら見て!
刑部クロオ:手首外したから…w
清澄美穂:2dx
(2R10[10]) → 6[3,6] → 6

高遠定見:6dx+5
(6R10+5[10]) → 8[3,4,4,5,6,8]+5 → 13

滝瑞果:滝瑞果はいやらしい題材を見出すことにかけて比類のない執念を見せるが、絵は本当に下手だった
GM:という訳で、皆さんの絵が大体出揃いました。滝さんは手首の後遺症もあってなんともコメントに困る出来栄え
GM:清澄と刑部くんはまあ平均的なくらいで似たような所。そして高遠が頭一つ抜けています
滝瑞果:風景に脈絡なく肌色で棒人間みたいなものが描かれているが本当に何も判別できない状態
刑部クロオ:「上手いな。」高遠君の絵を見て
GM:ただ単に眼の前の風景を書いたのではなく、少し俯瞰するようなアングルで、影や風による動きまで良く表せている
滝瑞果:「すごいな高遠……」
高遠定見:「ん。そうだろうね」 少し嬉しそうに 「絵は任務でよく書いたんだ」
滝瑞果:「あの、リクとか受け付けてます?半脱ぎかつ恥じらいつつも満更ではない感じの表情で……」
高遠定見:「"クリスタルアイズ"と呼ばれる僕の能力は、視界を『飛ばす』ものだ。この絵も、結構色々な角度から見て描いたからね。もしかしたらちょっとズルだったかも」
刑部クロオ:「何描かせる気だ。」
高遠定見:「リク……? 半脱ぎ……ええと……」 助けを求めるように刑部くんを見上げる
刑部クロオ:「よせ、耳を貸すな。」
清澄美穂:「視界を飛ばすっていうのは……?」 ちょっと興味ありげに清澄が問う
高遠定見:「ええと……大体20」
高遠定見:「約30メートルくらいの距離に、自分の目を飛ばして、そこから見えるものを把握できる、というものだと思ってくれていい」
高遠定見:目を瞬かせ 「……今僕は、普通にものを見ているように君たちからは見えている。だけど実際は、僕たち四人を上空30メートルから見下ろしてるんだ」
滝瑞果:「便利な能力だな」
刑部クロオ:上を見上げる「魔眼か」
高遠定見:「で、こうやって見えているものを人に教えるために、絵も学んだんだよ」 さらさらと頭上からの絵を描いてみせる
滝瑞果:「つまり、普通には立ち入れないところにも視界を飛ばせるということだよな……?」
高遠定見:「うん、そうだね。30メートル以内であれば、およそは」
刑部クロオ:「そろそろ木刀抜くぞお前。」
滝瑞果:「ま、まだ何も言ってないじゃないか!」
高遠定見:「……一応言っておくけど、そういうことをしたことはないよ? 証明はできないけどね」 少し困ったように笑い
高遠定見:「ありがとう、クロオ。大丈夫だから」
刑部クロオ:腕を組んで小さくため息を吐く
清澄美穂:「オーヴァードって言ってもホントに色々いるのね……バンバンすごい攻撃したりするばかりじゃないんだ」
滝瑞果:「そりゃ、皆が皆戦闘生物ってわけじゃないさ」
滝瑞果:「戦闘に都合がいい体質ってだけだ」
清澄美穂:「やっぱりその辺り、もっとオーヴァードの知り合いを作った方が理解できる気がするな……! 」
清澄美穂:「……ねえ、そうだ! とりあえずこれで芸術の課題は終わりだけど、この後って空いてる?」 刑部くんと高遠に尋ねる
滝瑞果:「お、刑部連れてく気なのー……?」かなり嫌そうだ
刑部クロオ:「……空いてるが。」こちらもちらりと滝さんを見る。かなり嫌そうな顔。
清澄美穂:「なんで? 良いじゃない! 頼りになりそうだし……赤い手紙の情報とかも"ピースメイカー"さんに教えたいし」
清澄美穂:「それに、滝さんが真面目にやってるのを見てる人が多いほうが、生徒会への復帰は早くなりそうじゃない?」
刑部クロオ:「“ピースメイカー”?」
滝瑞果:「“ウォーメイカー”に対抗してそう名乗ってんのかね。立派な平和活動家さんらしい」
清澄美穂:「そうそう。色々考えたんだけど、やっぱり私、一度"ピースメイカー"さんと話そうと思ってて」
刑部クロオ:破り捨てられた戦争反対のポスターを思い返す。「そんな奴もいるのか…。」
清澄美穂:「今日の放課後、あの最初の宣戦布告があった、生徒会長のブロンズ像跡で何か話すみたいだからね。実際に会って、力になれないか聞こうと思ってるんだ」
滝瑞果:「これ以上ブロンズ像が増える前になんとかしないと……」
刑部クロオ:「どのブロンズ像だよ…。」
清澄美穂:「よければ一緒に来ない? 話も色々聞きたいし! あと私が堰外す時に滝さんの様子見てくれる人がいてくれると嬉しいし……」
滝瑞果:「どうなの刑部?別にあたしは一緒に来なくても全然いいと思ってるけど!」
滝瑞果:「刑部がいなくたってあたしは絶対真面目にやるし!」
高遠定見:「……どうしようか、クロオ」 こっちも刑部くんに判断を委ねている
刑部クロオ:「ついていく。」
滝瑞果:「ええー」
刑部クロオ:「お前から絶対目を離しちゃいけない気がした。…俺はついていくが、高遠はどうする?」
清澄美穂:「わ、ありがとう! ほらほら、いいじゃない! 真面目にやってた! って証言してくれる人が増えるんだし!」
滝瑞果:「でもこいつ、無駄にトラブルを呼び込みそうじゃん」
高遠定見:「僕は……」 少し逡巡して 「……ついていこう。この件は、ちょっと気になる」
滝瑞果:「あっ、エッチな意味でのトラブルなら歓迎なんだけど!高遠の方はそういう体質だったりしない?」
清澄美穂:「そんなことないよー。頼りになりそうじゃん!」
高遠定見:「いや、僕はそういうのは、あまり……得意じゃないかな」 少し声が小さくなる
刑部クロオ:「…トラブルを起こす側のお前にだけは言われたくなかった。」
滝瑞果:「とにかく行こうぜ!さっさと終わらせたいよ!“ピースメイカー”は女の子じゃないって話だしさ~」
清澄美穂:「よし、それじゃあちゃっちゃと絵の方提出して、中央広場に向かいましょう! ついでに色々、話聞かせてね!」
滝瑞果:「エロ以外にピースを意味する言葉なんてあり得ないだろ……美少女のエロ!何も分かってねーよ!」
刑部クロオ:「高遠、こいつから妙なこと頼まれても断れよ。」
高遠定見:「わかった。断るよ。ごめんね、滝さん」
滝瑞果:「妙なこと頼む前提で話してるんじゃないよ!?」
GM:ではそんな感じでここはシーンを切ろうと思います。ロイスのみ可! 君たちはまだ日常にいる!
滝瑞果:同級生/刑部クロオ/共感/食傷:○/ロイス
刑部クロオ:ロイス!滝さんに!
刑部クロオ:同級生/滝瑞果/感服/〇食傷/ロイス
刑部クロオ:以上!
GM:OKです。ではシーンを切ります!

◆Middle 2 シーンプレイヤー:クースディシア・フォンド

GM:登場ダイスをお願いします
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:40->48)

GM:あの『宣戦布告』の日から――
GM:君の目から見て、アカデミア内部がそう派手に変わることはなかった。
GM:……派手に変わることがなかっただけだ。生徒たちの間には、どこか固く険しい空気が流れている。それは、恐らく今までのアカデミアには、存在しなかった空気だ。
GM:戦争を意識し、戦争と向き合い、戦争について考えさせられる空気。
GM:それでもオーヴァードアカデミアがそれでも表向き平穏を保っているのは、風紀委員と番長連が軽率に大きな動きを見せていないことが要因としては大きいだろう。

GM:そして今日も、君の平穏な学生生活は一段落をした。時間割を終え、これから委員会活動というところだ。
GM:だが、教室のクラスメイトの雑談が耳に紛れ込んでくる。
クラスメイト:「……マジなのかな? あの"ウォーメイカー"が学校に乗り込んでくるって」
クラスメイト:「なんかマジっぽいよねー。いろんな人がウワサしてるし」
クラスメイト:「どこに来るんだっけ。巻き込まれたくないんですケド」
クースディシア:「くっだらない。テロ屋1人で右往左往して」会話の方を見やりながら、静かに独り言つ。
クラスメイト:「えーと確か……"ピースメイカー"とかいうのがスピーチするっていう……」
クラスメイト:「……中央広場?」
クースディシア:「影響され易すぎんのよ、此処の連中……」
クラスメイト:「えーってことは中央広場の屋台クレープ食べれないじゃんー! バイヴス下がる~」
クラスメイト:「……でも、その噂って広まってんの? マジだったら広場封鎖とかした方が良いんじゃない?」
クラスメイト:「いや、ワリとマイナーな情報網だし、知らない人のが多いんじゃないかな~」
クラスメイト:「マイナーな情報網ウケる。今度こそ怪我人とか出ちゃうんじゃない?」
クラスメイト:「どっかなー。そうならないといいけどね~~」
GM:……といったことをガヤガヤと話しながら、そのクラスメイトたちは教室を後にしていきます。
クースディシア:「……」
クースディシア:委員会へと向かう脚は止めている。中央広場へと向く。
クースディシア:「仕事を増やすなっての。ホントに……!」
GM:では少し視点を切り替えましょう。ちょっと待っててね。

GM:中央広場、生徒会長ブロンズ像跡――
GM:雑踏に紛れるように、簡素な仮面で顔を隠した少年が、その場に辿り着く。
GM:人の数は多い。その人波を眺めながら、少年は自分の端末を見る。
"ピースメイカー":「……さて、歌門さんは来てくれるでしょうか」
歌門光星:1d10+34
(1D10+34) → 6[6]+34 → 40

GM:というわけで好きに登場してください
歌門光星:トランプをリフルシャッフルしながら中央広場に軽い足取りでやってくる。
歌門光星:ピースメイカーの姿を認めると、トランプを片手に収め軽く手をあげる。
"ピースメイカー":「ああ、来てくださいましたね。ありがとうございます」 頭を下げて応じる
歌門光星:「人集めでも手伝うかい?マイバディ。可愛い女の子になら声かけるよ」
歌門光星:「ラブ&ピース 平和は愛があってこそじゃないか」などと微笑を浮かべる。
"ピースメイカー":「いえ、そちらの方は問題ありません。事前の宣伝はそれなりに手を打ちましたし……ええ。そのために動いてくれる人も、いますから」
"ピースメイカー":「あなたには護衛を。……実際、今日までにあなたのような人を雇い入れることができて本当に良かったですよ」
歌門光星:「オーライ、それじゃ、俺は控えておくことにするよ。不届き者が来たら好きに動くけど、それでいい?」
"ピースメイカー":「ええ。実際、今日の活動に関しては"ウォーメイカー"の手の者が来る可能性が高い」
歌門光星:ピースメイカーの横に控え、周囲に存在を誇示する。学生王者が横についていると見せつけるためだ。
"ピースメイカー":「ここは彼女にとって宣戦布告のモニュメント・ポイントですからね。そんな所で平和を訴えるようなことなどすれば」 生徒会長のブロンズ残骸を手で弄びつつ
GM:辺りを行き交う生徒、あるいは"ピースメイカー"の話を聞きに来た生徒も、その姿を認めれば口々に言葉を交わす。確かな影響力があるのだ
"ピースメイカー":「……だからこそ、実行に移す意味がある。私はそう思っています」
歌門光星:(物騒な話だね。いや、君の胆力に感心するよ。それがわかって演説とか、恐怖という物がないのかな)
歌門光星:内心で称賛しながらトランプをシャッフルしはじめる。
クースディシア:真正面からつかつかと歩み寄る。
"ピースメイカー":「さて、告知していた時間まではまだある。原稿の読み返しを……おや」
クースディシア:「あんたが“ピースメイカー”?」
クースディシア:「たいそう洒落た風体ね。この島で、そんな仮面なんて」
"ピースメイカー":「ええ、いかにも私が"ピースメイカー"。放課後はその名で活動しています」
"ピースメイカー":「おっしゃることはわかりますが、こればかりはお許しを。普段は普段の顔があり、それを明かすのは恐ろしいのです」
クースディシア:「何が恐ろしいの?こんなところに身を晒すよりも恐ろしいこと?」
"ピースメイカー":「仮面そのものにディオゲネスクラブが使うそれのような力はありません。もしご要望なら、あなたのご用意してくださる別の仮面と変えても構わない。顔が隠れるのであれば」
クースディシア:「普段からそんなもん持ち歩くほどお洒落じゃない」
歌門光星:「ピースメイカー、彼女とお話しするのは構わないけどね。敵かそうじゃないかの判断だけは、しかるべき時に言ってくれよ。君の交友関係は俺はさっぱりだから」
歌門光星:「失礼。どうぞ、心行くまで話をしてくれ」
"ピースメイカー":「恐ろしいのは、安心できないこと、ですね。生徒としての営み、食事に睡眠。そういう時まで"ピースメイカー"としての覚悟を持ち続けるのはつらいものです」
歌門光星:クースディシアさんにもそう言って、再びトランプをシャッフルし始める。
"ピースメイカー":「逆に言えば、区切りをつけているからこそ私もこうして思い切った行動を取れる。……では、次会う時にはぜひご用意を。この仮面がお気に召さないのなら」 白く無個性な仮面を指で撫でる
クースディシア:「ああ、そう」嘆息し、傍らの護衛を見やる。
クースディシア:「……贈り物ならファンにでも貰いなさいよ」
歌門光星:視線を感じウインクで返そう。感じは良い。軽薄だが。
クースディシア:辟易したような顔でそれを見る。「……ああ、というか、そうじゃなくて」
"ピースメイカー":微笑を返し 「ええ、ご用件をどうぞ」
クースディシア:「分かってんでしょ?“ウォーメイカー”が来るだろうって」
クースディシア:「来る前に平和的な対処をしてほしいんだけど。その名の通りに」
"ピースメイカー":「それは、つまりこの場での演説を諦めよということでしょうか?」
クースディシア:「そう言ってるの。貴方はそれでご満悦かもしれないし、ああ、そうね」
歌門光星:「平和を説くことが挑発行動にしかならないからね。それは、まあ、問題だ。彼女の言葉には一理ある」
クースディシア:「学生王者様の護衛なんて居るんですもの、そりゃ安全でしょうね」
クースディシア:「……合ってるわよね……?違ってたら恥ずかしいんだけど」
歌門光星:「デートでもすれば、わかるんじゃないか?真実が」
クースディシア:「口説き方は貧困ね。まあいいわ。とにかく、私が言いたいのは」
歌門光星:「どう、この後にディナーでも。と、言いいたいけど、辛辣な返しだった、思ったより…正解。合ってます。〇」
クースディシア:「何こいつ……!とにかく!あんたに群がるファンはそうじゃないでしょ」
クースディシア:「怪我人が出るのは御免よ。仕事が増えるもの」
"ピースメイカー":「ええ。まず結論から言えば、もちろん止める訳には行きません。戦いの暴威に脅かされ、平和を語ることを諦めては、それこそ彼女、"ウォーメイカー"の思う壺だ」
"ピースメイカー":「戦争をちらつかせる者から、平和を語る者が尾を巻いて逃げ出してしまえば、戦争に傾くアカデミアの流れを換えることはできません」
歌門光星:「ヒュー♪この娘、優しいぞ、相棒。彼女は誰かが傷つくのが嫌だってそういう話をしてるんだ。立派なもんじゃないか、君と同じくらい」
歌門光星:「うん。俺は美女の言葉には理解だけは示すよ。けど、相棒の方針には歯向かったりしないので、意味はあまりないけどね」
クースディシア:「調子狂うからちょっと黙っててくれる!?」
"ピースメイカー":「ええ。私も同じ気持ちですよ。私の話を聞きに来た生徒に傷ついて欲しい訳ではない。当然のことです」
歌門光星:「はい。すみません。話したくなったら、いつでも声かけてね」
歌門光星:ウォーターフォールシャッフルを始める。
"ピースメイカー":「だから弁解させてください。当然、私も無策ではありません。たとえばこの護衛たる彼は、敵が現れれば迅速にそれを打倒し……結果的に他の生徒たちを守るでしょう。その鋭さを見込んでの雇用です」
クースディシア:「へえ」値踏みするように歌門くんを見よう。「そりゃ大した“ピースメイカー”ね」
"ピースメイカー":「そして他にも。……実は、私のことを後援してくれているグループがありましてね。私はグループを率いるような性質ではないし、語る平和にブレを生じさせたくないので、関与は最低限にしているのですが……」
歌門光星:余裕の自然体だ。華奢で力強さはあまり感じさせない。
"ピースメイカー":「彼らは"ホワイトフォロウ"と名乗っています。平和を望む集団です。あまり戦闘には向きませんが、彼らとも連携している」
"ピースメイカー":「何かあれば、生徒たちの避難誘導を推し進めてくれるくらいにはね。……それでもまだご不満ですか?」
クースディシア:「……」腰に手を当てる。
歌門光星:「ええと、黙っていろと言われて俺から話しかけるのはルール違反だと思うけどちょっといいかい?」
クースディシア:「……何?」苛立たしげに見る。
歌門光星:「とりあえず今後の会話の円滑化の為にまず名前を教えてほしい。決してナンパじゃないぞ」
クースディシア:「……クースディシア・フォンド。保健委員」
クースディシア:「あとなんか他に情報が必要?」
歌門光星:「君が教えてくれるなら、なんでも聞くよ。何時間でもお相手したいね」
歌門光星:「まあ、その前に、ありがとう。俺は歌門光星。ウッチーでもコウちゃんでもいいけど。本題だ」
歌門光星:「そんなに心配なら、君も演説に付き合うってのはどうだろうか?」
クースディシア:「はあ!?」
"ピースメイカー":横の"ピースメイカー"が薄く笑う。
クースディシア:「今から原稿読めっての?知らないかもしれないけど、こういうのはもっと普通準備期間があんのよ」
歌門光星:「だって、相棒動く気ないしね。議論は多少は不毛と言える。クースディシアさんが聴衆を追い払える権力あるなら別だけど」
クースディシア:「権力なんざあるわけ無いでしょ。ただの一般学生に無茶を言わないでもらえる?」
歌門光星:「なら、付き合って安全面を補強する方が建設的じゃないかと」
歌門光星:「だって、相棒動く気なさ……どう?心変わりした?延期とか…する気あるわけ?」
クースディシア:「だから、スピーチはそんなにやってきてないから練習期間足りないつってんの……!」
"ピースメイカー":「いいえ。今日延伸したところで次の決行日が危うくなるだけです。……つまるところ、フォンドさん。あなたにも歌門さんと一緒に、有事への対応を協力していただきたいのですよ。スピーチではなくね」
クースディシア:「……」
クースディシア:「……そりゃそうよね!そっち!」
"ピースメイカー":「ええ。そちらです。スピーチは『する』ものという認識があなたの中にはおありのようですが……」
"ピースメイカー":「保健委員の方ということは、負傷者の出てしまうような事態を何より避けたい、というのが本懐とお見受けします。そうであるなら、あなたにも協力をぜひお願いしたい」
クースディシア:額を押さえる。「……違う。悪かった、悪かったから忘れて!」
歌門光星:「スピーチしたかったんだ」
歌門光星:「平和の歌を謳いたかったんだ。是非とも拝聴したかったよ」
クースディシア:「忘れろっつったでしょ!分かったわよもう……!勝手にやんなさいよ!」
歌門光星:「忘れてほしければ対価が欲しいな。一緒に仕事してくれるとかね」
歌門光星:「うん。やったね。俺も美女と一緒に仕事できて嬉しいよ。Rファイトよりもワクワクする」
クースディシア:「……Bランクのサポーターよ。エリート様に期待されて困るんだけど」
歌門光星:「俺より上だね。いけるいける」
クースディシア:「そりゃそうでしょ……え」
クースディシア:「はあ?」
歌門光星:「俺はCランクだよ」
クースディシア:「え?嘘でしょ?」
歌門光星:トランプをリフルシャッフルしながら事もなげに言う。
"ピースメイカー":「ランクなど指針に過ぎないということですね。ですからクースディシアさん。大事なのはあなたが何をでき、何をするかですよ」
"ピースメイカー":「よろしくお願いします」
クースディシア:「分かったわよ……あれ」
クースディシア:「仕事減らしたいはずなのに、なんで私仕事引き受けてんだろ」
歌門光星:「それを一言で言うと」
歌門光星:「君が良い女だから。だと思うよ」
歌門光星:ムカツク笑みを浮かべる。
クースディシア:「うっさい口説き方Cランク」
歌門光星:「YES!返しはSSランクだ」
GM:ではこの辺りでシーンを切りましょう。ロイスのみ可!
歌門光星:同行者 クースディシア 信頼〇/恐怖 で!
クースディシア:-キザ男/歌門光星/有為/厭気:○/ロイス
GM:オーケーです。それではシーンを切ります!

◆Middle 3 シーンプレイヤー:歌門光星

GM:ミドル戦闘なので全員登場予定ですが、とりあえず歌門くんとクースディシアさんは登場してください。
歌門光星:1d10+40
(1D10+40) → 4[4]+40 → 44

クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:48->51)

"ピースメイカー":「――本日はお集まりいただきありがとうございます」
"ピースメイカー":「通りがかった方も、よければ聞いていってください。ええ、食べながら飲みながらでも構いませんので……」
GM:オーヴァードアカデミア、高等部校舎中央広場。
GM:定刻が来て、"ピースメイカー"の演説が始まった。
GM:現状に熱心な興味を持つ『聞きに来た』生徒層が前列を固め、その後ろにたまたま通りかかって興味を持った生徒が集まる。もちろん、興味も持たず通り過ぎ去っていく生徒も多い。
GM:そして、遠巻きにその様子を、いかにも興味なさげに眺めている生徒もいる。
"ピースメイカー":「……さて、それでは改めて、現状についてお話しします。"ウォーメイカー"を名乗る生徒が、この平和な我らのアカデミアに宣戦布告をしてからまだ数日しか経っていませんが……」
"ピースメイカー":「……まさしくこの場所で、です。しかし私たちはそんな"ウォーメイカー"の挑発に乗らず、静かに身構え、平和を訴え、彼らと交渉していく必要があり……」
GM:彼が語る内容は、事前の話通りに戦争など考えず平和的対応を訴えるというものだ。
クースディシア:広場の袖で、手を腰に当てて立っている。護衛にも回らず、サクラにも見えない傍観者の位置。
クースディシア:「本当にお静かなことで」呟く。
GM:まさしく一般論的な『平和』。それは人により積極的にも見え、消極的にも見え、果敢な姿勢にも移り、また当たり障りのないごまかしにも見えるだろう。
GM:"ピースメイカー"はメガホンマイクを使っているので、小声でちょっと言葉を交わすくらいなら何の問題もない。
歌門光星:「立派な事を言う物だねぇ」こちらは周囲に目をやりながらも妙に感心して聞いている。
歌門光星:「うぅーん、看板持ちくらいは引き受ければ良かったか。警戒はするが、袖で突っ立っているだけともいうのも、どうも手持ち無沙汰だ」
クースディシア:「それじゃ派手なこと極まりないでしょ。見世物よ」
クースディシア:「あ、いや、もしかしたらそれ、狙ってるのかもね。今からやってきたら?」
歌門光星:「見世物の王者だからね、俺は!GOサインが出れば行くけど、本気で」
クースディシア:「演説中に急に出てきて?いいわね、それ」くつくつと笑う。
クースディシア:「やってみなさいよ。コメディに鞍替えすれば客も増えるんじゃない?」
歌門光星:「コメディでも、それで興味が出てくる人間がいれば演説としては正解だよ。平和を啓蒙するのが目的なのだから」
歌門光星:「うん。即興の割にはなかなか良いこじつけだと思う。相棒、という意見が出てるのだけれどね。どうしよう?」
歌門光星:とイヤホンマイクに音声など入れてみる。
クースディシア:「平和極まりなくは見えるわね。侮蔑にも見えるくらいに」
"ピースメイカー":彼は君に視線だけ送り、微笑しながら僅かに首を横に振った。否定・あるいは拒否のサインだ。
クースディシア:「あら。彼、あなたとは違って真剣みたい」
歌門光星:「侮蔑の視線も投げかけられた気がするよ。極まってる道を示そうとしたら、これだ。平和への道はかくも厳しい」
GM:うむ、ではこのへんで少し視点を移しましょうか。

GM:という訳で刑部くん、滝さんフェイズです。登場してください。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+3(1D10->3)した (侵蝕率:45->48)
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:53->62)
GM:アガってるね……!

清澄美穂:「あ、もう始まってる!」
GM:君たちは"ピースメイカー"の演説が始まり、少し遅れて中央広場にやってきた。何だったらお菓子や飲み物などを片手に持っていても良い。
滝瑞果:「ケッ!どうせくだらねー山師か何かだろ!」
GM:広場に足を踏み入れれば、そうしようとするまでもなく、彼の『平和』を語るスピーチは聞こえてくる。
滝瑞果:「アカデミア水泳部の練習のほうを見に行くべきだぜ!」ポップコーンを抱えています
清澄美穂:「もう、そんなこといって。大体もう滝さん接近禁止令出されて、プールの方に近づくと首に埋め込まれたチップが電流を流すんじゃなかったっけ?」
刑部クロオ:「…山師でも人を率いることはできる。」
滝瑞果:「1ヶ月に3回くらい忘れちゃうんだよな、それ」
刑部クロオ:何も持っていない。腕を組んで演説を見ている。
高遠定見:「……うん。人が多いね。情勢もあるけど、それだけの引力があるんだ」
滝瑞果:「……美穂ちゃん、ポップコーン食う?」
刑部クロオ:「山師が船頭になった船は大概沈むがな。」
高遠定見:こちらも何も持っていない。刑部くんの後ろ横に立ち、緩やかにまばたきをしている。
清澄美穂:「滝さん映画気分! ……まあ食べるけどー」 彼女も彼女で袋詰めされたクッキーなど持っているぞ
滝瑞果:「不吉なこと言うねー、刑部は」
高遠定見:「出港するようなことがなければいいんだけどね。……うん、これ聞いてる人たちの中に、怪しそうな人はいなさそう」
滝瑞果:「………」だが、意外にも演説の内容自体に茶々を入れたりすることはない。
滝瑞果:お菓子をつまみながらではあるが、それなりに真剣に聞いているように見える。
刑部クロオ:はた、と自分の口に手をやる。後ろ向きな考えがつい言葉に出てしまったようだ。
高遠定見:「目に見える護衛が一人……いや、二人? 警戒は緩めてないけど、そこまで緊張感はないかもしれない。遠巻きに見てるのは多分風紀委員……」
滝瑞果:「まあ、騒ぎが起こったら他の連中も出てくるよ」
滝瑞果:「みんな祭り好きだからな。あたしたちも含めてだけど」
清澄美穂:「騒ぎ、ならないといいけどね……」 ポップコーンの塩気とクッキーの甘みを交互に楽しんでいる
"ピースメイカー":「……風紀委員や生徒会とも連絡を取っています。彼らからも、平和的な解決・対応を積極的に探っているという回答は得られました」
"ピースメイカー":「だからこそ、アカデミアの市民たる生徒の私たちは、より積極的にこの平和の輪を広めて行くべきでしょう。戦争が起こらぬよう……」 演説は続いている
滝瑞果:「…………」
清澄美穂:「……平和なのがいいよね、やっぱり」 ぽつりとこぼす
刑部クロオ:「おかしなことを言ってるようには見えないな。少なくとも“ウォーメイカー”よりはまともだ。」
清澄美穂:「アカデミア内の生徒同士……っていうんじゃなくて、同じ人間同士でさ。戦って、傷つけ合うなんて。やっぱりよくないよ」
刑部クロオ:「よくいる平和慈善活動家って感じか。」
刑部クロオ:「………。」清澄さんを見る
滝瑞果:「ふ、恥ずかしいから皆言わないだけだろ」
清澄美穂:その横顔は真剣だ。お菓子を食べる手も止まってしまっている
滝瑞果:「刑部は“ウォーメイカー”のこと、なんか知ってるの」
刑部クロオ:「手紙に書いてあった以上の事は知らん。」
刑部クロオ:「どうしてそんな質問を」
滝瑞果:「たまにいるよな、ああいうやつも」
滝瑞果:「いや、“ウォーメイカー”よりは、って言ってたから、知ってんのかなって」
滝瑞果:「それだけだよ」
滝瑞果:本当に他意なく聞いただけなので、視線はもう演説の方に戻している。
滝瑞果:「お、あそこにいるの歌門くんじゃん?マジ?」
滝瑞果:「学生王者だぜ学生王者」
刑部クロオ:こちらも視線を演説のほうに移す。「あの金髪の男か」
高遠定見:「うん。多分護衛だね。結構警戒してるよ。袖の方にももうひとり女子がいる」
滝瑞果:「クーちゃん!」
歌門光星:「~♪」遠間からの視線に気づき、片手を軽く上げてウインクして応える。
刑部クロオ:「Rファイトはあまり見ないが…なるほど。」
高遠定見:「……危機感はないけど」
滝瑞果:「クーちゃん好き~~!おみ足にまとわりつきたい……」
滝瑞果:せっかくの歌門くんのウィンクから既に興味が移ってしまっている!最悪!
クースディシア:「よくもまあやるわねそういうの」呆れた顔で見ている。
清澄美穂:「……もう。滝さん真面目に聞いてると思ったのに」 美穂も緊張の面持ちを緩める
刑部クロオ:「弛緩しているようでその実気配は鋭い。」
滝瑞果:「ゲッヘッヘ……」こっちは弛緩しまくりだ
刑部クロオ:「暴徒が現れても一瞬であしらわれるだろうな」
刑部クロオ:「お前が暴徒になる前にここで斬って捨てるか…?」
GM:では、スピーチが終盤に差し掛かったその時だ。
GM:生徒の何人か(おそらくは耳が良い生徒だろう)が不意に上の方を見回し始める。直後、誰の耳にも届く、バララララ、というプロペラの音がどこかから聞こえてきた。
歌門光星:「よくやった先の視線はクースディシアさんに移ったみたいだけどね。なんか素敵な笑みを浮かべてるよ。ん?」
歌門光星:視線を音の方に向ける。
高遠定見:「……あ、来るね。ヘリ。速い」
GM:高遠が呟いた直後、中央広場を影がよぎった。高速のヘリコプターが君たちの上空を通り過ぎたのだ。
クースディシア:「見世物ね、あれ」
クースディシア:「スプラッタじゃないでしょうね」
GM:そしてその一瞬で、いくらかの影がヘリから離脱した!
刑部クロオ:「ビラ撒きじゃねえな。あれは軍用だ。こんなものまで持ち出してくるとはな。」
歌門光星:「機関銃とか掃射されたら起こりうるね。スプラッタ」
滝瑞果:「ったく、飛行ルートの許可はイベントと被らないようにしろって……」太陽の方を見て目を細める。
???:「……ら――ッ!!」
???:もっとも大きな人影は、中央広場の中でも人がまばらな辺りに着地した。衝撃波が飛び、驚きによる悲鳴が上がる。
滝瑞果:「おいおいおいおい」舌打ちをして前に進み出る。
歌門光星:「あれは時間重なってる何かのイベントと言うわけではないようだね」トランプをリフルシャッフルしながら着地先に目を向ける。
木城爪司:にわかに舞った砂煙の中から、大柄の男が姿を表す……歌門光星は記憶に新しいだろう。"アイスバークアウト"、木城爪司!
刑部クロオ:腰から木刀を抜いて、着地した人影の元へ急ぐ
滝瑞果:「演説の邪魔だ!パフォーマンスしたいなら他に行け他に!」
クースディシア:「イベントでしょ。時間を重ねた」
清澄美穂:「滝さん、これパフォーマンスっていうか……!」
"ウォーメイカー":「…………」 そして次に大きな人影は、校舎屋上の外縁へ静かに着地した。アサルトライフルを手にしたシルエット。
"ウォーメイカー":太陽を背に立つその顔は、右半分の仮面に覆われている……"ウォーメイカー"だ!
滝瑞果:「言うこと聞け!生徒会様だぞオラッ!生徒会!」
滝瑞果:「美穂ちゃんは下がってて。建物の中がいい――」
滝瑞果:「刑部!」
GM:では、残りの人影は? 彼らは意志のない礫のようにバラバラと舞い落ち、その最中で歪な人影を作り出す。……すべて自律型仮面である。その数30!
歌門光星:「確かにイベントかもしれないけど、でもゲリライベントって言うのはどうだろうかな。さて」
刑部クロオ:静止を振り切り、“ウォーメイカー”の前へ
清澄美穂:「うわ、わっ、待って待って……!」
GM:突然の襲撃に聴衆はパニックに陥る! 対して襲撃者は冷徹に、あるいは獰猛に辺りを見回している。
刑部クロオ:「今すぐそのふざけた真似をやめろ。」木刀の切っ先を“ウォーメイカー”に向け、低い声で勧告する。
"ピースメイカー":「……敵襲ですね。すみません、歌門さん」 "ピースメイカー"は声をひそめ、君に合図した
歌門光星:「仕切りはピースメイカーがやらなければ、お話にならないだろう。行ってくるよ。もう、血気盛んなお客さんが始めてしまったけど」こちらも歩み寄ります。
滝瑞果:「おいおい、いいのかよ」苦笑する。
滝瑞果:「まるで番長だぞ、それ」刑部を指差す。
"ウォーメイカー":「……ふざけた真似? お前の言う『ふざけた真似』はどこからどこまでのことだ」
歌門光星:光速移動。一番目立つ場所に移動。そして叫ぶ。
歌門光星:「いいから!!!落ち着け!!!君たち全員!!!!!!!」
"ウォーメイカー":「この襲撃か? 生徒を勧誘したことか? それとも宣戦布告か? この学園に来たことか、オーヴァードとして目覚めたことか ……生まれてきたことか?」
滝瑞果:「きゃっ歌門光星!」女子みたいなポーズで恥じらう。
刑部クロオ:「……!」反射的に声の方を向く
GM:歌門くんが声を上げれば、生徒たちはにわかに落ち着きを取り戻します。多くの視線が集まる。
歌門光星:「なにがしかの思想、布告があるなら順序立てて!それが出来ないなら、ピースメイカーの護衛たる俺が相手になる」
クースディシア:「……大したピースメイカーだこと」
木城爪司:「……そいつは嬉しい報せだぜ。虚幻光ォ!」 だがそんな君に、木城爪司が飛びかかる!
木城爪司:彼は腕を氷の槍と化し、振るい着けてきた。躱すのも受けるのも容易い一撃だが……
歌門光星:「相手になる。言葉のミスだな、これは」(避けたら被害出るな、クースディシアさんの仕事を増やすのは良くはないぞ)
歌門光星:「よし!受けてやろうじゃないか」
クースディシア:「大したウォーメイカーねそいつ……!」
GM:二人の衝突を見れば、一瞬落ち着いた生徒たちもまた恐れ慄くように広場から離れようとするだろう。だが、先ほどの恐慌状態よりはずっとマシだ
クースディシア:「で?プレイボーイ様はこっち側と取っていいのよね」クロオくんに声を掛ける。
歌門光星:氷の槍を華奢な腕で受けて、血を流しながら顔を歪める。
刑部クロオ:「妙なあだ名をつけるな、保健委員。」
滝瑞果:「あたしもこっち側だよクーちゃ~~ん」
クースディシア:「保健委員としての私の仕事を減らしに……」
歌門光星:「む!俺にも素敵なあだ名をつけて欲しいんだけど?」
クースディシア:「えっ誰誰誰」
クースディシア:「何で私把握されてんの」
クースディシア:「うっさいCランク!順序立てて喋れ!立て込んでんの!」
刑部クロオ:「こいつはこの学園の女子ならほぼ全員把握してるぞ。」
歌門光星:「わかったよBランク、OK真剣にやろうじゃないか。目の前の相手に失礼するのも良くない」
歌門光星:「どうにせよ味方が増えるなら大歓迎だ。なに、平和的に解決しようとした姿勢(パフォーマンス)は見せたしね」
木城爪司:「どの口で礼などなあ!」 一歩引き、腕の氷剣を伸ばしながら身体を回転させ薙ぎ払う、大ぶりの一撃!
歌門光星:「初めての人も知り合いも自己紹介は荒事の後で。さぁ、ここは名前よりも先に腕を見せるところだよ」
歌門光星:バックステップで間合いを外す、前髪の先端がはらりと切れ、凍る。
"ウォーメイカー":「いいや、弾よりも先に名をくれてやる。私は"ウォーメイカー"……このアカデミアに戦争をもたらす者だ。だがそれは『今』ではない」
刑部クロオ:「そうだな…。」改めて木刀を構える。「俺の前で“ウォーメイカー”を名乗った事、後悔させてやる。」
"ウォーメイカー":混乱が収束しつつある中央広場を見下ろし、低く通る声で語り始める。
"ウォーメイカー":「そう、一般の生徒を傷つけるつもりはない。何せ『宣戦布告』をした。戦争の開戦はまだ先だ」
"ウォーメイカー":「……だが"ピースメイカー"。平和を語りオーヴァードアカデミアの牙を抜かんとするその者だけは、根本的に邪魔だ!」
"ウォーメイカー":「ゆえに排除する――今ここで!」
GM
GM
GM:というわけで戦闘を開始します。陣形は
   ["ウォーメイカー"]

     15m

[木城爪司/自律型仮面A/B/C]

     10m

     [PCs]

     5m

   ["ピースメイカー"] 
GM:だいたいこんな感じです。ただし"ピースメイカー"は自身の身を守るのみで、主体的な行動はしません。君たちが頑張るのだ!
GM:というところで、まずはセットアップから入りましょう。何かあればどうぞ。
滝瑞果:ありません
歌門光星:なし
"ウォーメイカー":《戦術》対象は味方全員です。自分以外のメジャーアクションダイス数+5
刑部クロオ:《スタートダッシュ》前方に10m戦闘移動して木城たちのエンゲージに突入。
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:62->65)
木城爪司:《先陣の火》。行動値を+15します
クースディシア:「太陽と獅子」。《活性の霧》《タブレット》《多重生成》。
クースディシア:対象は歌星、自分、滝の3人。攻撃力を+15し、ドッジダイスを-2個。
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+8した(侵蝕率:51->59)
滝瑞果:「お前らさあ」地面に這いつくばっている。
滝瑞果:「あたしがクーちゃんの脚に潜り込もうとしてる時に、勝手にシリアスな流れにしてんじゃねーよ!」
滝瑞果:「ぶん殴るぞ!」
クースディシア:「えっ何何何!」慌てて退く。
刑部クロオ:「お前のセクハラ事情なんて知るか!!ぶった斬るぞ!!」
歌門光星:「どうぞ、キュートなレディ。殴るのでしたらあちらの方に」
滝瑞果:「あっご存知ありませんでしたかクースディシアさん、わたくし生徒会会計の滝瑞果というもので……」
歌門光星:手をひらりとウォーメイカー側に向ける。
刑部クロオ:“不鳴足”。音を鳴らさぬ足運びで敵に詰め寄る。
クースディシア:「生徒会?じゃあ丁度いいわね。暴れてもお咎め無しに出来るってことでしょ?」
クースディシア:「彼が」敵陣に行ったクロオくんを見やる。
滝瑞果:「ったく、勝手なことばかりしやがって」
歌門光星:「……彼はキュートなレディだったのかな?」敵に詰め寄ったクロオ君を見て口角を上げる。「早いな」
滝瑞果:まだ四足歩行のまま。
木城爪司:「フン、悪いがその誘いには」
木城爪司:「……乗ってやれん!」
GM:ではイニシアチブ。先陣の火により木城が動きます。
木城爪司:マイナーで《一角鬼》《氷河の腕甲》《氷の加護》《氷の回廊》。エンゲージを離脱し、後方PCたちがいるエンゲージへ入ります。
歌門光星:木城君のエンゲージすでにクロオ君がいるので氷の回廊で離脱が出来ないのでは?
GM:氷の回廊は飛行状態なるから! 大丈夫のはず!
GM:あれ、大丈夫だよね……?
滝瑞果:飛行状態のキャラクターは、敵とエンゲージしていても敵が飛行状態でなければ離脱できる
滝瑞果:確認してみたところ大丈夫そうですね
歌門光星:再エンゲージの方でしたね。
刑部クロオ:エンゲージからエンゲージへの突入ができるかってところですね
滝瑞果:エンゲージを離脱して、その移動で別エンゲージに入ることはできない
GM:えーっとじゃあ、エンゲージしないで歌門くんの5m手前で止まって攻撃しまーす。
滝瑞果:確かにルールにある!全然気にしたことなかった
   ["ウォーメイカー"]

     15m

[自律型仮面A/B/C/刑部クロオ]

     5m

    [木城爪司]

     5m

     [PCs]

     5m

   ["ピースメイカー"] 
木城爪司:で、メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎の刃》+《鬼の一撃》。対象は歌門くんだ。ガードするならダメージが増えるぞ!
木城爪司:14dx8+3
(14R10+3[8]) → 10[1,2,3,3,3,3,5,6,7,7,8,8,9,9]+7[4,6,6,7]+3 → 20

歌門光星:ドッジダイスが0なのでね。ガードだよ。
GM:あ、私はそこ、ドッジ不可ならリアクション放棄して良い派に所属する者なので
歌門光星:ではリアクション放棄にかけましょう!
木城爪司:2d10+12
(2D10+12) → 7[4,3]+12 → 19

GM:諸々有効
歌門光星:達成値20なら3Dでは!
GM:むっ。01の無限の隙間……
GM:19+1d10
(19+1D10) → 19+8[8] → 27

GM:27点です!
歌門光星:《リザレクト》
歌門光星:1d10+44
(1D10+44) → 9[9]+44 → 53

木城爪司:刑部くんと入れ違いに駆け出した木城は、腕の氷剣を長く鋭く伸ばし、薙ぎ払う。
歌門光星:「いぃねぇ、君、喧嘩(ストリートファイト)の方が強いじゃないか」深く裂かれた腹部から血を流しながら嗤う。
滝瑞果:「お前も何バカやってんだ木城!」
滝瑞果:「性欲か!?」
木城爪司:「……お前に敗けた帰路、俺はあの赤い手紙を受け取った」
木城爪司:「アカデミアが俺を弱くしたのか? その真偽はどうでもいい。だがこちらに着けば強くなれるとは思った」
歌門光星:「弱さを許さない世界というのは、歪だと思うけどね」
木城爪司:「世界が許しても俺が許さんのだ。……より強くなってから戦いたかったが、こうして再戦の機を得られたのなら、逃がすものか。立て! 虚幻光!」
滝瑞果:「持て余された女子への性欲が……暴力衝動として発露しているのか!?」
クースディシア:「えっ何そういうものなの!?」
歌門光星:「あー、でも痛い。これは困ったぞ。後遺症が残りそうだ。美人の保健委員の付きっきりで看病が必要ではないだろうか?」
歌門光星:そんなことを軽く言って、視線を木城から外す。
クースディシア:「頭やられてたら考えるわよ。そういうこと言わなくなったら」
木城爪司:「……俺はあちらに着いて彼女とは縁を切った。性欲などに駆動されるか!」
滝瑞果:「貴様!!!」怒り!四足状態から立ち上がります。
クースディシア:「あら。彼女のほうが良かったの?」ウォーメイカーを見やる。
滝瑞果:「そ、そういうことか!?そっちもアリか……!?」
木城爪司:「……歌門の次はお前たちだ! "ピースメイカー"は捨て置くぞ、"ウォーメイカー"ッ!」
滝瑞果:「とにかく彼女もいるのに贅沢なヤローだぜ!やってしまえ歌門くん!」
滝瑞果:「や、歌門……さん!歌門光星!」
GM:という訳で歌門くんの手番だ。どうする?
歌門光星:「ははは、了解。ちょっとは真面目に喧嘩しようかな、俺も」
歌門光星:「悪いね、木城君。君が立っていたら相手をするけど、これは試合じゃないからね」
歌門光星:《インフィニティウェポン》《光芒の疾走》自立型仮面にエンゲージ 53→56
木城爪司:「何……!」
歌門光星:《コンセントレイト:モルフェウス》《光の舞踏》《咎人の剣》《ギガンティックモード》+学生王者 自立型仮面全員を攻撃。
歌門光星:56→67
歌門光星:6dx7+6+1d10
歌門光星:6dx7+6
(6R10+6[7]) → 10[3,3,5,6,7,8]+10[7,8]+10[7,10]+5[4,5]+6 → 41

歌門光星:41+1d10
(41+1D10) → 41+4[4] → 45

GM:うっ、さすがにやるな……! トループは《献身の盾》を持っているので2が1をカバーします。
GM:ダメージどうぞ!
歌門光星:choice[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]
(CHOICE[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]) → ハート

歌門光星:1d13
(1D13) → 11

歌門光星:光速移動と停止を繰り返し、数多の残像分身を生み出し相手を幻惑しながら間合いを詰める。
GM:対するは30の自律型仮面。一つ一つは人間よりも小さく細いが、四肢は鋭い、敵を傷つけるための道具の軍勢だ。
歌門光星:5d10+41
(5D10+41) → 24[2,2,10,4,6]+41 → 65

GM:うわっ思ったよりひどい! AもCも耐えられません。それで落ちる
歌門光星:分身の数は全部で11。レネゲイドをカードに込める。引き抜いたハートのJが光を透かす透明な硝子の長剣へと姿を変え、それを11人の歌門が全力で敵へと叩きつける。
歌門光星:叩きつけた剣は砕け散り、数多の流星となって周囲をせん滅する。
刑部クロオ:「!」(あいつ…何回”跳”んだ…?速すぎる!)
クースディシア:「あれなんか分身してない……!?気のせい……?」
歌門光星:「俺を口と顔だけのプレイボーイと思ったか?剣戟王者舐めんなよ」
滝瑞果:「かっこよすぎる」
GM:攻撃に対し自律型仮面たちは防御の構えを取る。無機質な腕を盾のように広げ、いくつかの個体が辛うじて残存する!
"ウォーメイカー":「……"学生王者"。護衛は想定していたけど、思った以上に大きな駒」
歌門光星:「声援ありがとう!そういうのは何時だって嬉しいね♪」
クースディシア:「なんでこいつCランクやってんのよ」
GM:では次、"ウォーメイカー"が動く
"ウォーメイカー":《仮初の器》+《砂の鎧》だ。残存する自律型仮面の次の行動ダイスを+5、装甲値を+10します。
クースディシア:支援型なのか……!
刑部クロオ:おのれー!
"ウォーメイカー":自律型仮面の砕かれた残骸、歌門くんが作り出した剣の破片が装甲のように練り上げられ、残存する自律型仮面を補強する
"ウォーメイカー":「……短期で決戦するしかない。可能な限りの耐久を。……"アイスバークアウト"! あなたの敵はあなたを無視した。冷静になりなさい!」
GM:声をかけつつ、次です。クースディシアさんの行動だ。どうする?
クースディシア:マイナーで13m横へ。
クースディシア:メジャーはコンボ:『スウィザー十字』。
クースディシア:あ、やこれ30m届くか怪しくなるな……
クースディシア:5mにしとこう。
クースディシア:ともかく、メジャーは《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《滅びの一矢》《腐食の指先》《タブレット》《多重生成》。3体を攻撃。
GM:判定どうぞ! 良い損ねてたけど自律型仮面は《イベイション》なのできにしないでね
クースディシア:まずオートの侵蝕上昇分があるから
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+5した(侵蝕率:59->64)
クースディシア:ダイスが増えるぞ。判定するぞ。
クースディシア:10dx@8+1
(10R10+1[8]) → 10[1,3,3,5,7,7,8,8,9,10]+10[4,4,9,10]+10[6,9]+2[2]+1 → 33

GM:木城爪司はガード。"ウォーメイカー"はドッジを試みる
クースディシア:命中するとシーン中の装甲値を-5するぞ。
"ウォーメイカー":5dx
(5R10[10]) → 10[4,5,8,9,10]+6[6] → 16

GM:おしいなー
GM:ダメージどうぞ!
クースディシア:4d10+20 装甲有効
(4D10+20) → 23[9,5,7,2]+20 → 43

クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+6した(侵蝕率:64->70)
GM:あっ、ガードって言ったけど普通にガード用エフェクトあるので今言い直して良いかな……
クースディシア:どぞどぞ
GM:言うて《氷盾》だけどね。《氷盾》使ってますということで
クースディシア:「あまり期待はしないでほしいけど。これでも無いよりはマシよね」銃を取り出し、構える。
GM:で、そのダメージだと自律型仮面と木城爪司が健在。しかし装甲値がダウンする。とてもかなしい
クースディシア:敵軍に向け、銃の銃弾――ではなく、水鉄砲の水を噴射した。赤い水。
"ウォーメイカー":で、こいつは落ちる。《蘇生復活》によりHP1で回復!
刑部クロオ:かよわい!
クースディシア:クースディシア自身の血。一度付着すれば拒絶反応を引き起こす。
木城爪司: 「豆鉄砲以下と来た!」氷の剣で凍りつかせて防ぐ……が、氷の剣に赤いヒビが入り始める
クースディシア:「まあ、これで落とせることもないでしょうけど。体内の抵抗も阻害するから、それ」
歌門光星:「血を飛ばしてるのかい?個人情報の塊なのでとても危ないと思うけど…」
"ウォーメイカー":「ぐ……うっ!」 痛みにより膝をつきかけるが、羽織っていたコートを払い捨ててなんとか立ち上がる。コートの下は汚れた制服だ
クースディシア:「書き換えられるのよ、私のは……って」
クースディシア:「あれで膝をつくの?“ウォーメイカー”が?」驚く。自分でも強力な攻撃でないと思っていた。
歌門光星:「そういう隙が可愛げと言うのかな。いや、とても役にも立ってるしね」とウォーメイカーに視線を向け「効果は抜群だ」
"ウォーメイカー":「……何を言っているの。私は負けてない! 行きなさい!」
滝瑞果:「待った!せめてもう一枚くらい脱いでいって……」
GM:というわけで自律型仮面が動きます。マイナーで《インフィニティウェポン》、メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》+《ペネトレイト》+《伸縮腕》+《スプリットアタック》
GM:違う、コンセはなし! ただし対象は全員!
GM:17dx+2
(17R10+2[10]) → 10[1,2,2,2,2,3,4,4,4,4,5,6,7,7,9,9,10]+5[5]+2 → 17

刑部クロオ:ドッジ!
GM:リアクションどうぞ! "ピースメイカー"は勝手に《スプリングシールド》などしています。
滝瑞果:ドッジダイスは振れない。喰らいます
刑部クロオ:5dx+1
(5R10+1[10]) → 10[5,8,9,9,10]+10[10]+9[9]+1 → 30

クースディシア:ドッジできないよ!そのまま食らう。
刑部クロオ:!?
歌門光星:食らいます。
クースディシア:かわしとるし……
滝瑞果:クロオくんすごーい!
GM:2d10+8
(2D10+8) → 12[2,10]+8 → 20

GM:装甲無効!
滝瑞果:ぎゃっ痛い!7点になりました
クースディシア:ちょうど死ぬ!リザレクトします。
歌門光星:《リザレクト》
クースディシア:1d10+3
(1D10+3) → 3[3]+3 → 6

歌門光星:1d10+67
(1D10+67) → 4[4]+67 → 71

GM:歌門くんの剣の破片も取り込み、黒と透明のまばらになった自律型仮面の四肢が、驚くべき伸長と共に回転、君たちを切り裂く!
滝瑞果:「うおおっ!?」せっかく立ち上がったところをなぎ倒される!
"ピースメイカー":「くっ、これはなかなか……あの数で来たら危なかったですね」 こちらは一応身を守ったが、身体を庇った腕を裂かれる
刑部クロオ:“不鳴足”。鞭のように襲い来る四肢を紙一重で避ける。
滝瑞果:「大丈夫か“ピースメイカー”!」
クースディシア:「痛っつ……!」
刑部クロオ:仮面の攻撃は空を切り、身を裂く音は聞こえない。
歌門光星:「成程ねぇ、こういうの持ってれば戦争しようって言う気持ちになるものかな?クースディシアさん平気?」
"ピースメイカー":「ありがとうございます。私は平気ですが、他の方……特に、戦っていない生徒が心配です」
滝瑞果:「刑部だけ無傷かよ……ムカつくぜ」
滝瑞果:「分かってる。すぐ片付けるよ」
"ピースメイカー":「戦場が移り、激化すれば、被害は広がってしまうでしょう。すみませんが……」 微笑を滝さんに返す
クースディシア:「……平気なわけ無いでしょ。さっさと消すわよ」
滝瑞果:「あまり遊ばせてばかりじゃいけないよな」
歌門光星:「俺についた傷跡もあとで消してくれる元気はありそうだ」
GM:という訳で滝さんの手番です。どうする?
歌門光星:足をずたずたに切り裂かれながらも、痛み自体には慣れているので、立ち上がる。
滝瑞果:やるのは木城くんにしましょうか。手番的にそっちから片付けるべき!
GM:あ、先陣の火で動いてるので木城はこのターン動けませんからね。念の為!
GM:次のターンも足遅いし……
滝瑞果:そうか、次のターンも行動値変わらない前提で考えてた
滝瑞果:仮面のほうがいいなそれなら
GM:清く正しいキュマンダーです
滝瑞果:やっぱり仮面を撃ちまーす
滝瑞果:「(x^2+y^2-1)^3=x^2*y^2」。ダイス1個だから命中率は90%以下だぞ!
GM:フッ……おそるるにたらず
滝瑞果:1dx+29 エフェクトは《スキルフォーカス》だけ!
(1R10+29[10]) → 10[10]+4[4]+29 → 43

刑部クロオ:回った!
滝瑞果:10%が……出ちまったみたいだな
GM:ヒイーッ! ダメージをどうぞ!
クースディシア:攻撃力は+15ね!
滝瑞果:5d10+11+15
(5D10+11+15) → 36[7,9,7,9,4]+11+15 → 62

GM:無理ですね! それは落ちます
滝瑞果:「あのなあ!」回転の終わり際、自律型仮面の軸足を撃ち抜く!
滝瑞果:ただの消しゴム弾だが、仮面自身の自重とスピードで転倒させ、破壊する。
滝瑞果:「生徒会がダメって言ってんだから!言うこと聞けお前ら!」
滝瑞果:「無視すんなよ!このあたしをさあ!」
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2した (侵蝕率:48->50)
歌門光星:「ヒュゥ♪飛び道具で合気道したぞ、今の。凄いな、キュートガール」
"ウォーメイカー":「……! 今の攻撃は、何が……!?」
木城爪司:「……破砕点を演算したのか。面白い戦いだ」
滝瑞果:「へへ、キュートガールって誰?あたしのこと?」
滝瑞果:「おら木城!キュートガールだとよ!ひれ伏せキュートガールに!」
クースディシア:「こいつもめちゃめちゃやるわね……」
GM:まばらの仮面は己の勢いを利用され、不運な事故めいて破壊される。
木城爪司:「黙れ。……お前みたいのはタイプでもない」
滝瑞果:「そこまで言わなくてもいいと思う!」
クースディシア:「やっぱ向こうのなんじゃなくって?」くつくつと笑う。
GM:というわけで刑部くんの行動です。どうする?
刑部クロオ:マイナーで戦闘移動。木城にエンゲージ。メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》!対象は木城くん!
刑部クロオ:木刀(大槌相当)で白兵攻撃だ!
GM:来るが良い!
刑部クロオ:9dx7
(9R10[7]) → 10[1,3,3,4,6,7,8,8,9]+10[1,6,8,9]+10[8,10]+10[7,8]+ 10[9,9]+10[1,8]+10[7]+3[3] → 73

GM:ヒッ
刑部クロオ:ダイスが走るなぁ!
木城爪司:ガードします。《氷盾》も使用。ダメージどうぞ!
刑部クロオ:8d10+12+14 移動しているので《一迅の風》の効果も乗ります。
(8D10+12+14) → 43[10,5,6,7,3,3,8,1]+12+14 → 69

GM:無論耐えられない! 倒れます
滝瑞果:「あと、余計な忠告もさせてもらうが――」やや笑いが引きつる。
滝瑞果:「あたしの方を見てないほうが良かったな、木城」
刑部クロオ:滝の意図を察して仮面を背にして急速に反転。
クースディシア:「キュートすぎたのよ、あなたが」
木城爪司:「……!」 危機感に顔を引きつらせ、反転する。攻撃を受けるため、ではない。受ける前にその進路を阻むためだ。しかし……
歌門光星:「そう、男が女の娘の顔を見てしまうのはしょうがないよ。それが喧嘩の最中であってもね」
刑部クロオ:隼が木城“えもの”の背に狙いを付け、急降下する。
刑部クロオ:“牙降”
クースディシア:「もう一人、男を寄せてしまうくらいには。いい男ね、彼」
木城爪司:「ごおッ……!!」 衝撃を受け、血の亀裂から腕の氷剣が内部破砕する。それはすなわち、彼の右腕が砕け折れたということでもあるのだ
刑部クロオ:木刀が袈裟懸けに木城の体を斬る。隼の狩りは、一瞬で終わる。
木城爪司:という訳で倒れます。倒れたその場で《リザレクト》
木城爪司:1d10
(1D10) → 6

刑部クロオ:「すまんな。あんたと王者の決着はRファイトに持ち越しだ。」
木城爪司:「クフッ……まったく。こんな無様な隙を晒すか。俺は本当に『弱くなった』かもしれんな、ここの空気に当てられて……!」
滝瑞果:「ぼ……」
滝瑞果:「暴力だろ!!」
木城爪司:「えっ?」
滝瑞果:「刑部、こんなひでーことを……人間じゃねーぜ……」
刑部クロオ:「だっ…!保健委員も攻撃してただろ!」
木城爪司:「……」 折れた腕を氷で生み出しつつ、刑部くんと滝さんを交互に見る
刑部クロオ:「俺はダメであいつはいいのかよ!」
滝瑞果:「あれはご褒美だから無罪!」
クースディシア:「私巻き込まないでもらえる!?」
歌門光星:「後ろからの不意打ちなんて個人カテゴリーのRファイトじゃ早々されないからねぇ」
歌門光星:「酷いというのは言いえて妙かもしれないな。でも、これ、試合じゃないから」
刑部クロオ:「ぐっ…差別だろ…!」
木城爪司:「クック……まったく陽気なもんだな。第二ラウンドの覚悟はできて――」
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:65->68)
"ウォーメイカー":木城が腕を再び剣めいて変形させた所で、"ウォーメイカー"が声を上げます。
"ウォーメイカー":「撤退するわ、"アイスバークアウト"! もはや兵器は砕かれた。このまま戦闘を継続しても目的は果たせない!」
"ウォーメイカー":「作戦の再考よ。これだけの相手が敵に回るとなると……」
木城爪司:「……仕方ねえ。将がこう言っちゃ下がるしかねえな。また負け星を積んじまったが……」
木城爪司:「またやろうや」 腕を床に打ち付け砕き、氷の破片と冷気をばら撒いてそれを目くらましに逃げ出します。《瞬間退場》です。
クースディシア:「うわっ冷たっ……!」
刑部クロオ:「逃がすかッ!」踏み出そうとして氷の破片に妨げられる。氷の粒を払うもすでにその姿はない。
滝瑞果:「……」ポケットに手を突っ込んでいる。最初から追う気がない。
刑部クロオ:「………くそっ。」木刀を“ウォーメイカー”に向ける。
歌門光星:ピースメイカーに歩み寄りましょう。
歌門光星:「大丈夫かい?相棒」
"ピースメイカー":「ええ、軽傷です。ありがとうございます。あなたのおかげだ」 ピースメイカーは応じ、"ウォーメイカー"を見上げる
歌門光星:その後、皆を見まわして
歌門光星:「皆さん、ありがとう。助かったよ。いやぁ、試合と実戦はだいぶ違うね」
滝瑞果:「刑部にあんまそういうことは言ってやらないほうがいいよ。歌門……あー歌門クン?マジですごいね」
滝瑞果:「サインとかもらっていい?」
クースディシア:「え、まさか初陣なんて言うんじゃないんでしょうね」
歌門光星:「サインなら喜んで。名前も入れる?」と滝さんに笑い
歌門光星:「ははは。クースディシアさん、なんでRファイターが外で戦ってるなんて思うのか?いや、前は戦ってたかもしれないけど」
滝瑞果:「ええーっ、本当にいいの?じゃあ『瑞果へ♥』って書いてもらって……」
歌門光星:「少なくとも今の俺は初めてだった。まあ、でも試合と同じやり方で問題なさそうだ。結果オーライ」
滝瑞果:「『みず』は瑞々しいおっぱいの瑞で、『か』はたわわな果実の果で……」
クースディシア:「ああそう。天才様はこれだから……」
"ウォーメイカー":「……お前たち!」 "ウォーメイカー"は鋭い目つきで君たちを睨め下ろす
滝瑞果:「なんだよもう」うんざりしたように見上げる。
クースディシア:「あら。尻尾を巻いてなかったの?」
クースディシア:「それとも健康診断、受ける気になった?」
滝瑞果:「上手く逃げられるように空気読んでやってんだろ。それともエッチなハプニングでも見せてくれるのか?」
"ウォーメイカー":「敵に憐れまれての退却など企図するものか! ……この場は命を預けてやる。だが"ピースメイカー"……それにお前たち。刑部。滝。歌門。フォンド」
"ウォーメイカー":「お前たちが奴を守り、平和を堅持しようとするなら、私はそれを許さない」
"ウォーメイカー":「私は戦争を起こす。必ずや抗戦させる。お前たち個人にではない。『オーヴァードアカデミア』にだ……!」
刑部クロオ:「俺がそれを待つと思うか。ずいぶん舐めてくれる。」
刑部クロオ:《軽功》で飛び上がり、“ウォーメイカー”に迫る!
"ウォーメイカー":"ウォーメイカー"がアサルトライフルを君に向ける。それと同時、彼女の立っている周囲が砂のように崩れ、即座に変形する
歌門光星:光速移動。クロオ君の襟首をつかむ。
刑部クロオ:「がっ!?」
歌門光星:「待って。お願い」
歌門光星:「ウォーメイカー。宣言通り帰ってくれ。見逃すから」
歌門光星:あたりを見回す。
歌門光星:「ここをこれ以上、戦場にはしたくない。まだ、皆は完全に避難したわけじゃないしね」
"ウォーメイカー":「……フン!」 変形後の姿は超小型の飛行装置だ。それを足場に、"ウォーメイカー"は上空へと離脱します。《瞬間退場》です
滝瑞果:「血の気が多すぎるんだよお前は」制止された刑部を見て
歌門光星:「ごめんね」クロオ君に言う。
クースディシア:「とんだウォーモンガーね」
刑部クロオ:「ゲホッ………」あたりを見回す。「いや…すまん。先走り過ぎた……。」
歌門光星:「保健委員の仕事を増やしてはいけないよ。収めてくれてありがとう」
GM:実際、戦場となった広場にはまだ幾名かの生徒が残っていました。ちなみに清澄美穂の姿もある
滝瑞果:「“ピースメイカー”、大丈夫?」
滝瑞果:「美穂ちゃんも無事だった?なんか飛んできたりしなかった?」
"ピースメイカー":「ええ、私は大丈夫です。他の生徒の方に怪我人が出ていないか見ていただけますか」
清澄美穂:「ううん、大丈夫だった! あの最後の……グルグルしたやつはちょっと怖かったけどね」
クースディシア:「居たらこっち来なさい!応急処置くらいはやる!」声を張る。
清澄美穂:ちなみに逃げ遅れたのは、人波で転んだ初等部の女子を庇ってのことでした。ぐずついてる女の子は清澄美穂のスカートのすそを握っている
滝瑞果:「物騒だよな、まったく」女の子の頭を撫でてやりながら言う。
歌門光星:「ここに保健委員がいますよー!流れ弾に当たった人はどうぞー!保健委員美人ですよー!」
クースディシア:「その言い方やめてもらえる!?」
滝瑞果:「あっいたたたたた……」
滝瑞果:「そういえばあたしは流れ弾が食い込んだまま戦っていたのだった」
クースディシア:「今流れ弾飛んでるんだけど!?」
歌門光星:「おおっ『みず』は瑞々しいおっぱいの瑞で、『か』はたわわな果実の果と書く瑞果さん。が重傷だ!」
GM:残存していた生徒たちはそれぞれ顔を見合わせて互いの様子を見ます。攻撃の余波で汚れたとか、服が破れたくらいの被害はあったようだが、確かに人的被害は出ていません。転んでかすり傷とかそのレベル
滝瑞果:「そうですよ~!みずみずしいおっぱい!たわわな果実!」
滝瑞果:「クースディシアさん!ぜひこのわたくしめを診察してください!」大の字!
クースディシア:「……頭を?」呆れた顔で見下ろす。
刑部クロオ:「頭は治らんから怪我を見てやってくれ。」
歌門光星:「アピールポイントを宣伝すれば人が来るかと思ってね。流れ弾は謝るし、次から気を付けるよ。気を付けるから、俺も治療して」
クースディシア:「まあ、そうね。怪我をしてるのはウソじゃなさそうだし……」
滝瑞果:「ハァハァ……さあもっと豚を見るような目で……!」
クースディシア:「分かってるわよ。やるっての」
クースディシア:「何こいつ……!」
刑部クロオ:「俺は…瓦礫でも片付けてくるか。負傷もねえし。」
清澄美穂:「……あの、滝さんの応急治療お願いしますね」
滝瑞果:「滝瑞果。『みず』は瑞々しいおっぱいの瑞で、『か』はたわわな果実の果です。フフ……」
清澄美穂:「もし手出してきたら、私が投げますから。怪我させずに投げるの得意なんです」
歌門光星:「瑞果さんはユニークな好意表現するなぁ」
高遠定見:「……うん、その様子だと大丈夫そうだね」 賑やかにやっていると、高遠もひょっこり顔を出す
クースディシア:「名前じゃなくて……!ああ、いや、名乗ってはなかったわね、一応」
クースディシア:「なんか知られてるような空気があるけど……!クースディシア・フォンド」
高遠定見:「構内の破壊についても、土木部がもう出動してるみたいだから、大丈夫だよ、クロオ」
刑部クロオ:「高遠、無事だったか。」
歌門光星:「ふむ」
歌門光星:「落ち着いたら、自己紹介とか作戦会議しようか。また来るって言ってたし」
刑部クロオ:「なら保健委員でも手伝うとするか。」すっと治療箱を手に取る。
滝瑞果:「クースディシア・フォンド。美しい……とても高貴かつロイヤルなお名前ですね」
刑部クロオ:「ああ。どうやら全員事情に詳しそうだしな。」頷きつつ滝さんの元へ。「オラ、治療してやるよ。」
滝瑞果:「はああああ!?」
高遠定見:「うん。状況を見るのは得意だから。なんとかね」
滝瑞果:「なんでお前が!!」
クースディシア:ロイヤルの響きには眉根を寄せる。
滝瑞果:「あたしはクーちゃんの治療しか受けたくねーんだよ!!!」
クースディシア:「助かるわ。手が足りないもの」
刑部クロオ:「保健委員は手一杯だろうが。」
刑部クロオ:「応急治療くらいなら俺でもできる。さっさと腕出せ。」
滝瑞果:「お前の治療、絶対絆創膏一枚貼るたび骨が一本折れるだろうが!そういう顔してる!」
刑部クロオ:「人をゴリラかなんかみたいに言うんじゃねえ!」
滝瑞果:滝さんはギャーギャー言いながらクロオくんの治療を受けています。
刑部クロオ:「高遠、こいつ抑えてろ。」ギャーギャー言いつつ治療する。
高遠定見:「ええと……ごめんね……なのかな……?」 白く細い手で滝さんを気持ち抑えつる
滝瑞果:「あんっ」無闇に色っぽい声をあげたりする
歌門光星:「おおっ!?」
歌門光星:声に反応。
高遠定見:「……僕はいらないんじゃないかな……?」 目を逸らして手を引く
刑部クロオ:全く動じず包帯を巻く。結構きつい。
滝瑞果:「ゴリラ野郎めえ~~ッ」
"ピースメイカー":「……さて。歌門くんの言う通り、どうも君たち四人、あの"ウォーメイカー"に目をつけられてしまったかもしれない」
"ピースメイカー":「皆を守った結果として、というのが度し難いことではあるのですが。今後のことを少し考える必要があるかもしれません」
歌門光星:一人で不器用に包帯巻きながらピースメイカーに言おう。
歌門光星:「協力してもらおう。そっちの方が手っ取り早いし安全ではないだろうか」
"ピースメイカー":「はい。それを提案しようかと。私が活動に使っているセーフハウスがいくつかあります。そちらにご案内させてもらえませんか?」 頷く
滝瑞果:「いいよ」
クースディシア:「そのなんだっけ。ホワイトナイトだかバロンだかに?」
清澄美穂:「……へえ」 滝さんの即答を見て
滝瑞果:「まあ、あたしは慣れてるし。生徒会じゃそんなのばっかやってたな……」
刑部クロオ:「異論はない。俺もついていく。」
"ピースメイカー":「"ホワイトフォロウ"ですね。彼らは私と連携していますが、私から彼らに協力を要請することはありません。それとは別です」
滝瑞果:「いいのか刑部?またやりすぎたら困るのはクーちゃんだぜ?」
クースディシア:「……」
刑部クロオ:「……。」
クースディシア:「全然違った……」
刑部クロオ:「いや、別行動して俺だけ襲われるリスクは避けたい。」
刑部クロオ:「俺一人じゃ周りの人間を守れないからな。」
"ピースメイカー":「関与は個人的に。依頼するというよりは、あなたたちをお助けするつもりです。……どうです?」
刑部クロオ:「やり過ぎないように注意はする。やり過ぎたときは…保健委員に頭を下げるさ。」
滝瑞果:「……。そうだな。じゃあ、お言葉に甘えてついていくか」
歌門光星:「サンキュー♪助かるよ」
クースディシア:「まあ、どうせ下げることにはなると思うけど」
歌門光星:そんなことを言ってから気付く。
クースディシア:「それで手を打ってやるわ。頭を垂れるのが務めだって言うなら」
歌門光星:「俺の中ではクースディシアさんはすでに頭数に入ってるし、本人も流れでついてきてるね」
クースディシア:「……」
歌門光星:「いや、話が本当に早くて助かるよ。一応、拒否権とかあったと思うんだけど」
クースディシア:「……油断してた。完全に私も自分で自分を入れてた」
刑部クロオ:「ま、いつもの事さ。」
滝瑞果:「お世話になるよ“ピースメイカー”。ところでセーフハウスにセクシーなメイド女子とかついてたりしない?」
"ピースメイカー":「すみません、活動は単独ですので……セクシーさのあるメイドの衣装、までなら用立てますが」
歌門光星:「あっはっはっ、最高だな」
クースディシア:「まあいいわもう……て、衣装だけ用立てられたらそれ誰かが着なきゃならなくなるでしょうが!」
滝瑞果:「クーちゃん……!!」期待のこもった眼差し
クースディシア:「ほらこっち向く!イヤよ!」
刑部クロオ:「高遠と滝の連れはどうする?」
クースディシア:「何、そっちに着せるの?」
滝瑞果:「美穂ちゃんは活動のお手伝いをしたくて来たんだよな?そもそも」
刑部クロオ:「着せねえよ!!…名指しされたのは俺たち4人だ。」
清澄美穂:「滝さん、せっかく真面目に頑張ろうとするなら、そういうこと言うのはソンだよ!」 しっかり腕を掴んで、後一言迂闊なことを言えば投げられるようにしている
滝瑞果:「あっ、もちろんセクシーメイドに華麗に変身してくれたっていいんだぜ~」
滝瑞果:「あ……」すでに言ってしまった
刑部クロオ:「危険を避けたいのならここで別れるのもアリだが…。」
清澄美穂:「うん。だけど今は――」 ふわりとした動きで滝さんの身体を投げかけ――
クースディシア:「狙われてはいないわけですものね。お強いなら別だけど」
清澄美穂:――ただし、そのままストンと着地させてあげる。
滝瑞果:「ギャアアアァァ――あれ?」
歌門光星:「いや、連れて行こうよ。俺がウォーメイカーなら、知人の類は人質に取るよ」
清澄美穂:「……この子を送り届けてあげるから。だから後で、話聞かせてね!」
クースディシア:「あんたがウォーメイカーじゃなくてよかったわ」
クースディシア:「……ウォーメイカーじゃないわよね?」
清澄美穂:「真面目に頑張ろうとしてるんだもん。いつもみたいにはしないよ。早く生徒会に戻れるように頑張って!」 言いつつ、連れの初等部女子の頭を撫でる
歌門光星:「ふっ、デートすれば正体はわかるかもよ?」
滝瑞果:「……」やや気まずそうに頭を掻く。
高遠定見:「……なら、僕は彼女たちの護衛をしよう。"クリスタルアイズ"の得意分野だ」 と申し出るのは高遠
クースディシア:「じゃあ暫定ウォーメイカーとして扱う」
刑部クロオ:「ああ、頼む。」
滝瑞果:「頼むよ、高遠くん」
歌門光星:「暫定ウォーメイカーとしても異論はないね」
"ピースメイカー":「それではご案内します。こちらへ」 と"ピースメイカー"は歩き出します
クースディシア:「自称されるとそれはそれでめんどくさいからやめてほしいんだけど……!」
滝瑞果:ついていきます。
滝瑞果:(くそー、歌門クン、憧れのクーちゃんとイチャイチャできて羨ましいなあ)
歌門光星:「自分で言って、それはないと思うけど!?はい、冗談は此処までにするよ」
滝瑞果:(滝瑞果はクールに去るぜ)
刑部クロオ:(人質の可能性…)
刑部クロオ:(そうだ、忘れてた。戦争ってやつは何もかも巻き込む。)
歌門光星:足引きずりながらついていきます。自分の言動はさして気にしていない。
乃門三八:「“ウォーメイカー”が言った通り、君は弱くなったのかもね。」
乃門三八:「日常というぬるま湯に浸かって。」
刑部クロオ:「……ッ!」今は亡き親友の声に振り返る。
刑部クロオ:が、そこには誰もいない。
クースディシア:「何?なんか居たの?」
刑部クロオ:「………いや、」首を振る「何でもない。」
クースディシア:「ああ、そう」嘆息するが、それ以上は追求せず歩き出す。
クースディシア:(一番の病人はこいつ、ってオチじゃなきゃいいのだけど)
高遠定見:おっと。最後に去り際、高遠が歩き出した刑部くんのコートの袖を掴んで止める
刑部クロオ:「……なんだ?」幻聴を聞いた後だ、少し声に力がない。
高遠定見:彼は君の顔を見上げて、だけどまた視線を落とし、さんざん逡巡してから口にする 「……ごめん」
高遠定見:「ううん、これは君に対してのものじゃない。誰に謝罪できる話でもないんだけれど」
刑部クロオ:「?」視線を向ける。「どうした、急に。」
高遠定見:「僕はもっと、この被害を抑えられたと思う」 「群衆に怪しい人がいなければ、もっと外側を『見る』。それは"クリスタルアイズ"ならば当然できたことだし、何度もしてきたことのはずなのに」
高遠定見:「……それを誰かに謝りたかった。そこに、クロオ。君がいた。それだけ」 気まずそうな表情で、高遠は手を離す
刑部クロオ:「それは……」
刑部クロオ:高遠の肩に手を置く。
刑部クロオ:「過ぎたことだ。それに取り返しのつかないことが起きたわけじゃない。」
高遠定見:「うん。ありがとう。……これは君に対してのものだよ」 高遠は君に微笑を作って見せる
刑部クロオ:「反省点が見つかったのなら、それでいいじゃねえか。」
高遠定見:「彼女たちはきちんと送り届ける。クロオも、気を付けて」
高遠定見:「……君は僕にも見えないものを見ている。心配だよ」
刑部クロオ:「………っ。」
高遠定見:そう言って、彼は清澄美穂と初等部女子の後についていきます
刑部クロオ:「取り返しのつかない事をしちまったら、どう償えばいいんだろうな……。」一人残された刑部が呟く
刑部クロオ:その問いに答える者は誰もいない
刑部クロオ:「お前はいつもそうだ三八。肝心な時に、目の前にいねえ。」
刑部クロオ:ふらふらと皆の後についていく。

GM:ではシーンを切ります。ロイス・調達等どうぞ!
歌門光星:応急手当を
歌門光星:2dx+1
(2R10+1[10]) → 9[4,9]+1 → 10

クースディシア:手当!
刑部クロオ:応急手当!
歌門光星:買えた。使う。
歌門光星:2d10+4
(2D10+4) → 9[1,8]+4 → 13

滝瑞果:照準器かなあ
刑部クロオ:3dx+4
(3R10+4[10]) → 8[4,7,8]+4 → 12

クースディシア:あ、や、もっと高いとこ狙おう
クースディシア:スペリオルミックスだな……
滝瑞果:2dx
(2R10[10]) → 2[1,2] → 2

滝瑞果:クソザコ!
刑部クロオ:これを滝さんに渡しましょうw
GM:照準器と間違えて誰かの壊れたメガネを拾うなどしそう
刑部クロオ:ゴリラ応急手当だ!
クースディシア:4dx+4>=15
(4R10+4[10]>=15) → 9[4,7,7,9]+4 → 13 → 失敗

クースディシア:財産2点使おう。
滝瑞果:学生王者/歌門光星/憧憬:○/猜疑心/ロイス これで取りましょう
クースディシア:まあ総合的に見て自分で飲むかな……
刑部クロオ:保健委員/クースディシア/〇信頼/脅威/ロイス
刑部クロオ:以上で!
クースディシア:ロイスは保留しておこうかな。おわり!
歌門光星:あ。ロイスはちゃんと自己紹介した後で 以上です
GM:オーケーです。ではシーンを切ります!

◆Middle 4 シーンプレイヤー:滝瑞果実

GM:いかん、おっぱいが
滝瑞果実:滝瑞果の侵蝕率を+7(1D10->7)した (侵蝕率:50->57)
GM:前回の続きで顔をあわせるでもあり、情報収集もする感じのシーンにします。全員の登場を想定しています
滝瑞果実:滝瑞果実です!
刑部クロオ:出ます
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:68->70)
GM:ごめんて
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:73->80)
歌門光星:1d10+71
(1D10+71) → 3[3]+71 → 74

クースディシア:ワーオ

GM:君たちは"ピースメイカー"の案内を受けて彼のセーフハウスにやってきた。
"ピースメイカー":「さすがにこの人数は想定していなかったので、少し手狭かもしれませんが……」
GM:校舎と校舎の隙間のような空間である。彼の言葉の通りこの人数では手狭になるが、それでも座って話すくらいのことはできそうだ。
歌門光星:「なぁに、女の子との距離が近いのは良いことだよ」トランプをシャッフルしながら微笑んで返す。
滝瑞果:「いや、十分な気遣いだよ。ありがとう“ピースメイカー”」真っ先にベッドの下を探りに行く。
"ピースメイカー":ベッドの下は何もないです! 「……脱出口でもお探しでしょうか? 一応窓からも抜けられるとは思いますが……」
クースディシア:「2人帰してよかったわねこれ」
クースディシア:「ギッチギチだもの」
滝瑞果:「へへ……ギッチギチだから……いいんじゃあないか」
滝瑞果:クロオくんの大柄な筋肉の隣でギッチギチになりながら言う
刑部クロオ:「……寄るな。」
滝瑞果:「刑部、ちょ、ちょっと位置代わってくんない?」
歌門光星:「ははは、二人は仲が良いねぇ。そういう関係は少し羨ましいよ」
刑部クロオ:「そうしたいが身動きが取れん。もう少し壁に寄れ」
滝瑞果:「ぐええ!さらにスペースが狭まる!」
滝瑞果:「クーちゃんの隣!ちくしょう~!」
刑部クロオ:一応自分でも体を縮こめているが効果は薄い。
"ピースメイカー":「……すみません。今後はやはりもう少し広めのスペースを確保するようにしましょう」
歌門光星:「今、思ったんだけどね。俺の控室に呼べば良かったね」
刑部クロオ:「後の祭りさ…。で、まずは自己紹介か?」
滝瑞果:「もう何回か言ったよ!生徒会の滝瑞果です!瑞々しい柔肌の瑞に、青い果実の果!」
刑部クロオ:「高等部の刑部クロオだ。」
歌門光星:「滝さんは生徒会の人か。俺は諸事情あって良く知らないけど、皆の反応を思うと有名人だね」
クースディシア:「何それ」鼻で笑う。「有名人の嫌味?」
滝瑞果:「マジか。まあ知らないやつもいるんだろうな……最近ムショに入ってたからな」
クースディシア:「えっ刑務所……?」
歌門光星:「嫌味というより頭の病気だよ。後で見てくれると嬉しいな」
滝瑞果:「何度か入ってるよ」
"ピースメイカー":「アカデミア地下監房だね。そこに入っていたから知らなかったわけだ」
クースディシア:「何度か……?」
歌門光星:「刑務所!?学園監獄。それは」視線を落とし厳しい顔をする。
刑部クロオ:「……いまだにこいつがなぜ生徒会員でいられるかがわからねえ。」
クースディシア:「ちょっと、こいつ大丈夫なの!?」クロオくんに詰め寄る。
歌門光星:「……それは…」
刑部クロオ:「腕は確かだ。腕は。そこは心配する必要はない。」
歌門光星:「少し……格好良いな」
滝瑞果:「いや、大丈夫!あたしは暴力とか詐欺とかじゃないんだ」
刑部クロオ:「ただ寝るときはいつも以上に身辺に気をつけろ。」
滝瑞果:「エッチな罪だけ!」
クースディシア:「はあ?何?マジでおかしくなったの?」
刑部クロオ:「どっちにしろ犯罪だろ!」
クースディシア:「それはそれで大丈夫じゃないでしょ……!」ちょっと距離を取る。せまい
歌門光星:「おっと、そっちに距離を取ると俺とくっつく事になるぞ。いやぁ、有難いな」
クースディシア:「っ」また距離を離して元の場所に戻る。
歌門光星:「逃げられた。口は禍の元だな。黙っていれば良かったよ」
滝瑞果:「ほら、自己紹介でしょ歌門クン!」
滝瑞果:壁と筋肉の間に挟まれつつ
歌門光星:「あっと、悪い、悪い。そうだね。まだ、きちんと名乗ってなかった」
歌門光星:「俺は歌門光星。学生王者やってる、ピースメイカーの用心棒です」
滝瑞果:「素敵~~」
歌門光星:「そこのクースディシアさんとも、つい、さっき知り合った仲なので、もう少し詳しいプロフィールを聞きたいと思ってるよ」
歌門光星:と、自己紹介を促す。
クースディシア:「詳しいも何も、さっきしたでしょう」
クースディシア:「クースディシア・フォンド。保健委員。Bランクサポーター。これで十分でしょ」
滝瑞果:「待った!3サイズの情報などは……?」
歌門光星:「誕生日とか趣味とかもだね」
クースディシア:「何でそれが必要なの?」
滝瑞果:「下着の色もだよ!」
刑部クロオ:「そりゃ後で個人的に聞け。この鼻っ柱の強いお姫様が許してくれるかどうかは知らんが。」
刑部クロオ:と、懐から赤い手紙を出す。
クースディシア:「個人的にでも御免こうむりたいところだけど……それは?」
歌門光星:「それは?ラブレターかい?」
クースディシア:「あら。また新しい娘から?」
刑部クロオ:「“ウォーメイカー”の配ってる召集令状さ。」
クースディシア:「ああ、そう。新しい娘からではあったわね」
歌門光星:「女子からの手紙というのは当たっていた。君、モテるんだねぇ」
刑部クロオ:「……茶化すのはよせ。」
刑部クロオ:頭を掻く
滝瑞果:「こいつがモテるわけないだろ」
刑部クロオ:「……続けるぞ。で、こいつは戦闘経験のあるオーヴァードに配られてるらしい。」
滝瑞果:「ってか、その反応からすると、こいつが来たのはこの中じゃ刑部一人みたいだな」
刑部クロオ:「文面は見ての通りだ。」
滝瑞果:「ま、あたしは収監されてたから届くわけないんだけどね。あはは」
刑部クロオ:「俺以外は高遠にも配られている。」
"ピースメイカー":「そのようですね。実際、届けられた人数はそう多くはないようですよ」
滝瑞果:「へえ、高遠にも……意外だな」
クースディシア:「万一届いてても開かず捨てるわ」
歌門光星:「俺のところには来てないね。不思議と言えば不思議だ」
刑部クロオ:「賢明だな。」
クースディシア:「アカデミアはキミを弱くする、か」
滝瑞果:「ひっひひ」思い出し笑いをしている。
クースディシア:「そんなぬるま湯のなかで、キミは錆びきってしまうだろう……」
クースディシア:「私、なんか変な読み方した?」
刑部クロオ:「………。」手で頭を抑える。
クースディシア:「漢字も間違えてないと思うけど」
滝瑞果:「ウ。な、なんでもない。です」
滝瑞果:クロオくんに抑え込まれながら。
歌門光星:「何か思うところでもあったのかい?」
歌門光星:「ああ、手紙読むの続けて欲しいな」
歌門光星:こちらはリフルシャッフルをしながらだが真面目に聞いている。
クースディシア:「そんなことで、人々の日常を守れるのか?」
クースディシア:「戦争を、始めよう……まあ、単なる安いアジね」
滝瑞果:「“ピースメイカー”的にはどうなの?」
滝瑞果:「“ウォーメイカー”のことはさ」
"ピースメイカー":「良くできた煽動文ですね。いえ、私はもちろん、これを読んでも揺るぎませんが、実際にあちら側へ行った人がいる以上は……」
"ピースメイカー":「ああ、彼女のことですか。とんでもないことですよ。戦争を意図して起こそうなどと」
クースディシア:「よく出来てんの?」ヒラヒラと振る。「こんなんで靡く人間、そうそう居るようには思えないのだけど」
クースディシア:「てか、なんでこの紙グッシャグシャなの」
滝瑞果:「刑部が一回グシャグシャにしたんだろ」
滝瑞果:「絶対そう」
刑部クロオ:「………それは、」
刑部クロオ:言い訳しようとして「おい、決めつけんな」
滝瑞果:「じゃあ違うってのかよォ~~」
歌門光星:「では、本当のところは?」
刑部クロオ:「……まぁ…その通りだが。」ばつが悪そうに
"ピースメイカー":「実際にこの話に乗ってあちらに行った生徒がいる以上、役目は果たした、良い煽動文だと言えるでしょう。認めたくはないものですが」
滝瑞果:「かもね。“ピースメイカー”。あたしがこっちに来たのはさ」
クースディシア:「まあそうね。成果出してりゃそれで上等なわけだものね」
滝瑞果:「美穂ちゃんがあんたを手伝いたがってたからだ。なにかできる仕事があるならやってみてもいいと思ってる」
滝瑞果:「身の回りのやつが襲われるかどうかって話だけなら、生徒会のクソ眼鏡の傍にでもいれば一石二鳥だからな、あたしは」
歌門光星:「俺に手紙が来ない訳もわかったね。Rファイトをただの訓練と見ると、今まで自らの身命を賭けて戦ったことはないからね」
刑部クロオ:「滝が首を突っ込んでる理由はそれか。チャンプは“ピースメイカー”の護衛で…」
刑部クロオ:「保健委員はチャンプの追っかけか?」
クースディシア:「決めつけんな」
歌門光星:「あはは、成り行きだよ。それは、残念ながらね」
歌門光星:「つい、さっき知り合った深い仲。運命を感じるのが刹那の間なら永遠とも言える時間だけどね」
クースディシア:「理由を聞いたらムカついてくるから、やめて」
クースディシア:「成り行きで結局ここまでいる自分にムカついてくるから……!」
歌門光星:ぺらっとトランプをめくりハートのカードを見せる。これはイカサマではあるが。
"ピースメイカー":「滝さん、あなたの言葉はありがたい……本当にありがたい限りです。とはいえ、仕事として私から依頼できるのは、歌門さんと同じく護衛の依頼くらいではあります」
滝瑞果:「あ、そうなの?なんかこう……ビラの整理とか、そういう地味な仕事もあるかもって美穂ちゃん言ってたんだけど」
滝瑞果:「女子更衣室周辺の見回り任務とか、そういうのもないかしら」
"ピースメイカー":「なるほど。スピーチの宣伝などといったその手の活動は"ホワイトフォロウ"の組織力を頼らせていただいています。……清澄さんは果敢でしたからね。今頃声がかかっているかもしれない」
刑部クロオ:「あってもお前にだけはやらせねえだろ。」
クースディシア:「逆に必要なんじゃなくって?」
滝瑞果:「あくまで“ピースメイカー”から直接は声かけないってか」
"ピースメイカー":「ええ。基本的に独立独歩でやらせていただいているのです。ただ、実際に話をしている間のことだけはどうにもならない。だからこそ歌門さんに護衛をお願いしたのですが……」
滝瑞果:「まあ、でも買い出しとか掃除とかくらいはやっていいよ。好きに言って」
歌門光星:「いやぁ、相手の戦力は予想以上だったね。数ではなく質がね」
"ピースメイカー":「……今回のように大規模なことになりそうであれば、皆さんがいて下さるのはかなり心強い。学生王者に加え、それに並ぶ生徒、保健委員に生徒会……」
クースディシア:「あの自律兵器、1000万いるんだって」
"ピースメイカー":「戦力……ああいえ、戦争をする力というわけではありません。ただ、他の方を戦いに巻き込まず、守るための力として……平和を広めるための力として、非常に助かります」
クースディシア:「フカシかは知らないけど。数十だかそこそこであれだものね」
"ピースメイカー":「言っていましたね、宣戦布告のときに」
クースディシア:「本当だったら、頭の痛い話ではある」
歌門光星:「バックに何がついてるんだろうね、彼女。ああ、で、そのウォーメイカーの生徒名知ってる人はいるかい?」
歌門光星:「というか、彼女の個人情報。3サイズとかパンツの色でもいいけど、この際」
滝瑞果:「さすが~!歌門クンは話が分かるッ!」
刑部クロオ:「…3サイズやパンツはどうでもいいが、確かに仮面の素性は知りたい。」
クースディシア:「小座野神奈。風紀委員。3サイズは知らないわ」
クースディシア:「まだ測る前だったもの」
滝瑞果:「えっ、知ってたの!?」びっくり!
刑部クロオ:「……何?」
"ピースメイカー":「……風紀委員」
クースディシア:「え、てか」
クースディシア:「顔半分開いてるじゃん……女子生徒あらかた知ってるならわかるんじゃないの?」
クースディシア:「ああでも、最近来たっつってたか。じゃあ無理もない」
滝瑞果:「面目ない……下から見上げる形だったから」
滝瑞果:「ワンチャン覗けるかもって思ったら頭が一杯で……!」
歌門光星:「測った後だったら情報コンプリートだったのか。つまり滝さんの投獄中に来た娘なんだ」
滝瑞果:「くそ、情報収集を怠ったつもりはなかったんだけどな……!不覚だぜ!」
滝瑞果:「――というか、じゃあその神奈ちゃんはどうやって学園生活送ってるんだよ」
滝瑞果:「ディオゲネスの連中だって、バカをやる時はちゃんと顔隠してるんだぜ」
歌門光星:「バカと思ってないんだと思うよ」
滝瑞果:「……」
クースディシア:「知らない。レッドフォロワにでも匿われてるんじゃないの?」
歌門光星:「事実、賛同者もいるしね。彼女の中では正しい行いをしてるという事じゃないのかな」
"ピースメイカー":「普通に考えれば、『そもそも学園生活を送っていない』でしょうね。寮や学校以外のどこかに身を潜めているとか……」
刑部クロオ:「…1000万の軍団を無力化するためにも、まずは頭を抑えるのが最優先事項だな。」
歌門光星:「力を持て余してる連中、逆に『弱くなった』と感じてる連中からすれば、彼女は天啓や女神のようなものかもしれないね」
滝瑞果:「それとも、そういうの関係なしに物凄くエッチで魅力的かだな」
滝瑞果:「ぜひ後者を望みたいところだね」
歌門光星:「クロオ君。手紙が来たってことはさ。集合先とかはある?」
刑部クロオ:「ここだ。」赤い手紙の一か所を指さす。
歌門光星:「……Hな可能性か。木城君が彼女と別れるほどの!」
滝瑞果:「おお、確かに辻褄が合うぞッ!」
クースディシア:「あんたらいい加減にしなさいよ……!」
刑部クロオ:「下世話な想像だな……」
歌門光星:「すまない。その反応が欲しくて、つい、やってしまったよ」
刑部クロオ:「アドレスしか書いてないから、場所までは割れねえな。」
滝瑞果:「歌門くんが言うとカッコよく聞こえる」
滝瑞果:「あたしと何が違うのだろうか……」遠い目
クースディシア:「今更こっちが連絡してもシカトされるでしょうしね」
刑部クロオ:「二人ともアウトだ!……まあな。俺はもう敵視されちまったし。」
歌門光星:「2人ともアウト。あと1回はチャンスがあるね。じゃあ真面目にやるよ」
滝瑞果:「他の奴のアドレスを借りて連絡する……程度の小細工は向こうも想定してるか」
滝瑞果:「ブラックドッグ能力者が向こうにいないとも限らないしな」
刑部クロオ:「…地道に調べるしかないか。現状の作戦目標は“ウォーメイカー”の捜索及び捕縛。」
歌門光星:「その為に彼女の現状戦力も知りたいね」
刑部クロオ:頷く「敵戦力の解明も目標に加えよう。」
"ピースメイカー":「方向性は見えてきましたね。……さて、私はそろそろ失礼しましょうか」 窓の外を見て、"ピースメイカー"が呟く
クースディシア:「決行日までに増えなきゃあいいけど」
歌門光星:「言うと、増えるよ。そういうの」
"ピースメイカー":「そろそろ夜だ。夜には夜の私がいます。……あなた方も今夜のところは寮に戻られるのが良いでしょう」
クースディシア:「……決行日までに減ってりゃいいのだけど」
刑部クロオ:「……?」(“夜の私”?)
滝瑞果:「……あたしも今日は帰ろっかな」
滝瑞果:「電気止められてるかも。はは」
歌門光星:「君のそう言うところは好ましいよ。さて、じゃあ、寮まで送るかい?お嬢様方」
刑部クロオ:訝しげに“ピースメイカー”を見つつ「ああ。俺もそろそろ。」
クースディシア:「仮面を外したい時間ってことでしょ。いいわ。一人で帰る」
滝瑞果:「あ、別にいいよ歌門クン。大丈夫」手を振って遠慮する
クースディシア:「エリュシオンの警報システムは万全なの。男が近づくほうが危険だもの」
"ピースメイカー":「そういうことです。すみません」 薄く笑み、君たちを見送る。こいつ奥の方にいるのだ
歌門光星:「わお、この切れ味鮮やかな返し!言葉を尽くしてる甲斐があるという物だ。うん、望むべき好敵手達は黄金よりも価値がある」
刑部クロオ:「口が減らねえチャンプ殿だ。」懐から薬を取り出し、錠剤を嚥下する。
歌門光星:「よし、刑部君。帰ろう。一人で帰るのは退屈だからね。それとも用事があるかい?」
刑部クロオ:刑部の目にしか映っていなかった、“ピースメイカー”の隣に座る、ミリタリーコートの男の姿が消える。
刑部クロオ:何もない空間を見つめた後「いいや、ないさ。帰るか。」
クースディシア:「野暮なことを聞くものではないでしょう?逢引かもしれませんもの」くつくつと笑う。
"ピースメイカー":「ええ。お疲れ様です。良いおやすみを」 口元だけの微笑
クースディシア:「御免遊ばせ」そのまま退出する。
歌門光星:「その逢引きを阻止したいのさ。俺は誰かさん方が冷たかったおかげで逢引きできなかったのでね」笑って返し出ていく。
刑部クロオ:手を振って退出する。
歌門光星:「じゃあ、女性陣は気を付けて」
滝瑞果:ポケットに手を突っ込んだまま、他の3人をぼーっと見送る。
"ピースメイカー":「……」 微笑を口元に貼り付けたまま三人を見送り
"ピースメイカー":「……お帰りにならないのですか? それともやはり、お送りをご要望でしょうか」
滝瑞果:「あ……うん、悪い」
滝瑞果:「一応、床とか掃いてくよ」
"ピースメイカー":「気遣いありがとうございます。使う前に軽く掃除すれば、とは思っていたんですが」
滝瑞果:簡単な掃除作業を始める。
滝瑞果:「……」
"ピースメイカー":「そうですね。今日のようなことがあるなら使用後にした方が良い。今後は、そうしましょう」 手伝う
滝瑞果:「…………あのさ、“ピースメイカー”」
"ピースメイカー":「はい」
滝瑞果:「多分さ。今回の“ウォーメイカー”のやつも……」
滝瑞果:「もしかしたら、いつものアカデミアの悪ふざけで……」
滝瑞果:「……というか、気を悪くしないでほしいんだけど」
滝瑞果:「まず間違いなく、あたしはそうだと思うんだけどさ……」
"ピースメイカー":「…………」
滝瑞果:「もし、そんな時に一人でマジになって、みんなに危ないって言い続けて」
滝瑞果:「……結局なんでもなかったら、バカみたいだよな。」
滝瑞果:「あんたは何を思ってこんなことしてるんだ?」
"ピースメイカー":「……それはあなたが、そう『信じて』いないからではないですか?」
滝瑞果:「信じてない?」
"ピースメイカー":「『いつもの悪ふざけ』だと信じているのではない。『いつもの悪ふざけ』であれと願っている」
"ピースメイカー":「ずっと、頭の片隅に、もし、そうでなかったのなら、というIdea……発想が引っかかっている」
"ピースメイカー":「だからそんな『バカみたい』なこともしてしまうのではないでしょうか」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「あんたの方は、そうなの?“ピースメイカー”」
"ピースメイカー":「私は真剣ですよ。真剣にこの地の平和を願い、守ろうとしている。それが私。"ピースメイカー"です」
滝瑞果:「何も起こらなかったら、どう?」
"ピースメイカー":「ええ。もしこれがあなたの言う『悪ふざけ』だったら、まったく無意味に騒ぎ立てて、とバカにされることでしょう。」
"ピースメイカー":「――それこそが『平和』の証。その時その場に、"ピースメイカー"は不要です。それこそが"ピースメイカー"の希望であり、そうすることが存在意義ではないでしょうか」
滝瑞果:「……すごいな」小声で呟く。
滝瑞果:「立派なやつだよ、あんたは」
滝瑞果:ちりとりの中身をゴミ箱に捨てる。
滝瑞果:「なんか、変な話しちゃって悪かったね。次はエッチなDVDの話でもしよう」
"ピースメイカー":「恐れ入ります。……仮面で顔を覆う卑劣者ではありますが」
"ピースメイカー":「ついていければ良いのですが」 微笑を崩さない 「お掃除、ありがとうございました」
滝瑞果:「……そんなの、全然、大したことねーよ。またね」
滝瑞果:軽く手を振って立ち去っていく。
GM:あ、じゃあフェードアウトする前にもう一個だけ
GM:帰路の途中で、滝さんのスマホに着信が来ます。清澄美穂からだ
滝瑞果:「あ、美穂ちゃんだ」
GM:電話じゃなくてLINEです
滝瑞果:「ストリップでも見せたいのかな?」独り言でも構わずそういう言動をする!
清澄美穂:『滝さんがんばってる~? ヘンなこと考えてない?』
滝瑞果:「か、考えてないよ??」
清澄美穂:『あの後ね、初等部の子送ったら、ホワイトフォロウっていう“ピースメイカー”さんを助けるグループに誘ってもらった!』
滝瑞果:『“ピースメイカー”の言ってたとおりじゃん。よかったね』
清澄美穂:『え、言ってたの! よかったよ~』
滝瑞果:『ホワイトフォロウってどんな人達?』
滝瑞果:『エッチな、女の子とか、いたのかな?』
清澄美穂:劇画調の空手着男がパンチするスタンプが送られる
清澄美穂:『実際に顔を合わせたのは男子だったよ。グループには40人くらいいる。女子もいるかな?』
滝瑞果:カエルみたいなキャラが「ぐえ~っ」と言ってるスタンプ
滝瑞果:『ぜひともお知り合いになりた~い』
清澄美穂:『真面目な人が多いっぽいから、滝さんはちょっと』
滝瑞果:『他にはなんかあった?』
滝瑞果:『あたしは“ピースメイカー”の護衛を手伝うことになったんだけど』
清澄美穂:『ないよ~あ、初等部の子からありがとウサギのマスコットもらった!』
清澄美穂:『え、すごい! さすが滝さん~』
清澄美穂:劇画調の空手着男が拍手する動画スタンプを送ってくる
滝瑞果:トカゲみたいなのが「えへん」と言ってるスタンプ
清澄美穂:「それじゃお互い、頑張ろうね!!」
滝瑞果:『そうですね』
滝瑞果:『そうだね』
清澄美穂:『謎丁寧語~』
滝瑞果:何もなければそのまま帰宅します。

GM:オーケーです。それではシーンを
GM:切らない。情報収集判定入ります
・情報項目
アカデミアの現状について <情報:噂話> 難易度6
ディオゲネスクラブの動向について <情報:アカデミア> 難易度8
赤い手紙について <情報:アカデミア><知識:レネゲイド> 難易度7
“ウォーメイカー”の戦力について <情報:アカデミア> 難易度9
“ピースメイカー”について <情報:アカデミア> 難易度8
“ホワイトフォロウ”について <情報:アカデミア> 難易度9
GM:現在こんな感じ。好きなのを選んで掴み取ってくれ!
歌門光星:ウォーメイカー”の戦力について <情報:アカデミア> 難易度9をやろうと思います。
刑部クロオ:社会能力が低いのでアカデミアの現状について <情報:噂話> 難易度6をやろうと思います。
滝瑞果:ホワイトフォロウでも調べようかしら!
歌門光星:コネ:学園通の友人(多分 Rファイト掲示板)を使い
刑部クロオ:あ、やっぱり因縁のある赤い手紙にします…
歌門光星:4dx+3
(4R10+3[10]) → 9[2,6,8,9]+3 → 12

歌門光星:成功です。
刑部クロオ:赤い手紙について <情報:アカデミア><知識:レネゲイド> 難易度7 を情報:アカデミアで
刑部クロオ:3dx+1
(3R10+1[10]) → 10[1,3,10]+4[4]+1 → 15

滝瑞果:2dx+2>=9
(2R10+2[10]>=9) → 4[3,4]+2 → 6 → 失敗

刑部クロオ:成功です
滝瑞果:クソザコ!
GM:クースディシアさんはどうする?
クースディシア:ピースメイカーあたりかな。
クースディシア:5dx+1>=8
(5R10+1[10]>=8) → 9[2,4,5,6,9]+1 → 10 → 成功

GM:オーケーです! それでは三項目、開示していきましょう

・“ウォーメイカー”の戦力について
“ウォーメイカー”は現状、学園島のどこかに潜伏している。潜伏先については風紀委員が目下捜索中だが、風紀委員内から“ウォーメイカー”下についた生徒が一人出たこともあり、動きは慎重。
その主戦力はディオゲネスクラブが開発・運用していた自律型仮面であり、“ウォーメイカー”が自らの仮面の力で操作しているようだ。
また、『赤い手紙』で勧誘したオーヴァードは隊長として迎え入れ、自律型仮面を兵力として貸し与えている。つまり、操作権の移譲も可能な様子。
宣戦布告の際の『総勢にして一千万。一つ一つが並のオーヴァードと互角の力を持つ』という自称戦力は誇張であるとの見方が強いものの、確証も得られていない(戦力を完全に把握することができていない)。

・赤い手紙について
手紙そのものは、“ウォーメイカー”のモルフェウス能力により量産されたもので、特別な仕組みなどは存在しない。
問題はその宛先である。“ウォーメイカー”はこの手紙を、『ある程度自分の思想に同調しそうな者』に限定して送りつけている。
この宛先の選定方法や、そもそもどうやってこの手紙を送付したのかといったところは、現在不明瞭。
なお、正確な数字ではないが、この手紙は学内でおよそ150人に送付され、現状ではそのうち5人が“ウォーメイカー”の元に向かったことが判明している。

・“ピースメイカー”について
特殊な能力を持たない仮面で顔の上半分を隠した少年。高等部の制服を着用し、放課後にのみ姿を現す。
少なくともエグザイルシンドロームを持っており、これにより神出鬼没の動きを見せる。戦闘は不得手な様子。正体の秘匿に気を使っており、活動外の彼、仮面を外している彼を目撃した者はいない。
彼の語る平和はきわめて一般論的ではあるが、静かだが力強い語り口調に安心を覚える生徒も多い。
一方で、その当たり障りない主張を臆病なものと嫌い、アカデミアの抗戦を望む生徒から嫌がらせを受けることもある。もちろん、戦争を起こさんとする“ウォーメイカー”にとっては不倶戴天の敵である。
彼自身は独立独歩を貫いており、“ホワイトフォロウ”とすら密接な協力関係は築いていない。アカデミア商業部のコラボアイテム販売等も断っており、そういった面から信頼を集めている所もある。

GM:なお、「赤い手紙について」「“ウォーメイカー”の戦力について」が割れたので、「“ウォーメイカー”の協力者について」が次回から調べられます。
GM:あと、情報項目が三つ開いたので次シーンはトリガーシーンになります。なので情報共有演出するならここでした方が良いかも。
GM:シーンの長さはあまり気にするな!
刑部クロオ:了解!後日どこかに集まった感じですかね
滝瑞果:やるぜやるぜ
刑部クロオ:せっかくだし歌門君の控室に集まるとかどうでしょう
クースディシア:広いしね
刑部クロオ:歌門君が良ければ!
GM:ああ、そうしましょうか。広いし。
滝瑞果:お邪魔したい!
歌門光星:いいよー!

GM:アカデミア闘技場、Rファイト選手控室。
GM:学生王者たる歌門広星には専用の部屋が宛てがわれており、飲食も内装も思うがままだ。
歌門光星:ローマ風の調度品が並ぶ白亜の控室。場違いに置かれた瓶ジュースの自販機とデジタルピンボール台が特に目を引く。
GM:『あの歌門広星が男子と女子と滝瑞果を連れ込んだ!』などというニュースがアカデミア裏掲示板で流れることくらいはあるかもしれないが、表向きは何一つ咎められることはない――
滝瑞果:あたしも女子なんですけど!
GM:事実には反していない!
刑部クロオ:「うおっ…何だこりゃ…。」豪華な内装を見て思わず声が漏れる。
歌門光星:赤い革張りのソファに足組んで腰を掛けて、皆を待っていましょう。
滝瑞果:「ここが歌門くんのお宅か~」迷わずベッドの下!
クースディシア:「アカデミアにもこういうのあったのね」一瞥して、視線を戻す。興味は薄げ。
歌門光星:ヌードグラビア袋とじが丁寧に切られた週刊誌がベッドの下に。
滝瑞果:(歌門くん……!)感激に震える。
刑部クロオ:「おまえな…前のセーフハウスでもやってたが人んちだぞ…。」滝さんの首根っこを捕まえて無理やり起こす
滝瑞果:学生王者/歌門光星/尊敬:○/エッチ/ロイス に変更します
GM:好きにしろ!
歌門光星:「ようこそ、我が城へ。友達を連れ込むのは初めてだよ」
滝瑞果:「ぎゃっ」エロ本は名残惜しいが、彼の名誉は死守する!
歌門光星:「王者でいる限り、自由に使って良いんだって。そういうシステムはどうかと思うけど、ふふっ、こうして役に立つなら良いものだね」
クースディシア:「ベッドの下ってなんかあるって相場が決まってんの?」
滝瑞果:「じょ、情報共有!情報だろ!?」
クースディシア:「刺客?」
滝瑞果:「ベッドの下はこの際いいじゃないか!ロマンだよ!」
歌門光星:「ははは、相変わらず二人は仲が良いなぁ。 ベッドの下は…まあ、緊急避難場所かな」
歌門光星:「刺客が来た時の…ね」
刑部クロオ:「ふん、Rファイトに刺客なんているのかね。」
刑部クロオ:「古代の決闘じゃあるまいし。」
クースディシア:「古代の決闘みたいなもんでしょ。野蛮さではいい勝負よ」
歌門光星:「剣闘士であることは否定しないよ。美しい姫君の為に剣を取って輝かんばかりの騎士になる時もある」
歌門光星:「脱線した。情報を開示し合おう、そういう話をしに来たんだろ?」
滝瑞果:「って言ってもあたしはなんにもないんだけど!」
刑部クロオ:「本当に口の減らねえ騎士様だ。」その辺の豪奢な椅子に座る「先日の話だが少し訂正しなきゃならん。」
滝瑞果:「電気と水道とガスを通す手続きしてたら一日終わっちゃったよ」
クースディシア:「まあ、大したものはないわよこっちも」
刑部クロオ:「赤い手紙は戦闘経験のあるオーヴァードに送られているものと思ったが…」
刑部クロオ:「実際は『ある程度“ウォーメイカー”の思想に同調しそうな者』に送られているらしい。」
滝瑞果:「ははは、まさか」即座に否定する。
滝瑞果:「刑部が“ウォーメイカー”に同調しそうだって?」
滝瑞果:「冗談だろ」
歌門光星:「心当たりは?」
刑部クロオ:「ねえな。」
刑部クロオ:「……俺とは真反対の思想だよ。」
歌門光星:「例えば、屋台でシンガポールチキンライス食べてる時にだ、 ああ、俺、この学園に来て腑抜けちまった とか愚痴ったのを聞かれたのかもしれない。とか」
クースディシア:「なんでシンガポールチキンライス限定なのよそれ」
刑部クロオ:「戦争なんてもんは、もううんざりなんだ。」
歌門光星:「昨日の晩御飯がそれだったの、俺のね」
クースディシア:「要らない情報共有しないでくれる」
歌門光星:「食いつくとは思わなかったよ。結構おいしかったから、食べたいなら後で教えるけどね」
刑部クロオ:「…………で、必要な情報共有をしてくれるか。」
滝瑞果:「そうそう、次の情報に行こう」両手を叩く。
歌門光星:「じゃあ、俺の専用情報網によると、ウォーメイカーは現状、学園島のどこかに潜伏している。潜伏先については風紀委員が目下捜索中。ただ、動きは鈍いね。風紀委員内からウォーメイカー下についた生徒が一人出たらしい」
滝瑞果:「風紀委員からもか……まあ、そんなものかもしれないな」
滝瑞果:「結局、荒事に進んで関わるような連中は、多かれ少なかれそういう傾向があるってわけだ。風紀委員に限らずな」
歌門光星:「主戦力はディオゲネスクラブが開発・運用していた自律型仮面。ウォーメイカーの仮面で操られてるわけだけど、どうやら操作権の譲渡が可能みたいだ。『赤い手紙』で勧誘したオーヴァードを隊長として迎え入れて、使わせてるらしいよ」
歌門光星:「総数一千万ってのは本当かどうかは確証取れず。と言うところだね」
クースディシア:「一千万が眉唾ってのは、ありそうなところではあるわよね」
クースディシア:「こないだだって、もっと連れて来たっていいわけだもの」
滝瑞果:「あるいは大量操作にもそれなりのコストがかかるかってとこだな」
歌門光星:「そうだね。理論値的に一千万に届くかもしれないけど、実際はそんなに動かせないと思うし、思いたい」
刑部クロオ:「動員できる仮面が少ないうちに叩いておきてえな。時間はあまりないってことか。」
歌門光星:「隊長って何人くらいだろうね?」
クースディシア:「同調したやつの数次第でしょ」
歌門光星:立ち上がって瓶ジュースの自販機で世界で一番売れてる炭酸飲料を買い、栓を抜く。そのまま飲む。
クースディシア:「こないだのが一人と、風紀委員が一人なんだっけ?じゃあとりあえずは2ね」
刑部クロオ:「5人だ。おそらく。」
歌門光星:「ああ、皆も飲み物は自由にどうぞだよ。…思ったより少ないね」
滝瑞果:「同調しそうなやつが……って言ってたね」
クースディシア:「そう?多いくらいでしょ」
滝瑞果:「まさか誰に渡ってるのか地道に全員調べたのか?」
刑部クロオ:「手紙は150名の生徒に送られ、うち5名が同調してあっちについた。」
GM:まあその辺りは風紀筋なり番長筋なりで得た情報という認識にしておいてください。実際は(現在は)もっと増えてるかも
刑部クロオ:「番長連に貸しが一つ増えちまった。」
刑部クロオ:「いつになったら番長を辞めれるのか…。」頭を掻く
歌門光星:「クロオ君は気楽に生きるのが苦手そうだな。いいじゃないか、友達クラブだと思えば」
クースディシア:「まあ、あそこの組織こそピリピリしそうだものね、これ」
クースディシア:(男装番長様が参加してるってことは……無いか。無いわよね)
刑部クロオ:「で、これからもっと増える可能性もあるわけだ。」
歌門光星:「絶対に調べたとは思うので振るけど、クースディシアさんは?」何かあるかい?と
滝瑞果:「もしも何もなかったら」
滝瑞果:「3サイズの情報でもいいんだぜ」
刑部クロオ:嘆息してクーさんの方を向く
クースディシア:「……調べといてよかった……」
クースディシア:「一応。“ピースメイカー”についてね」
歌門光星:「決行日までに増えなきゃあいいけど、言霊だったね。どうぞ 俺は1サイズだけでもいいよ」
クースディシア:「ほら、一応。知っておいたほうがいいでしょう、その」
クースディシア:「味方というか、そういうのでも」バツが悪そうにする。
歌門光星:「ああ、マイバディね。我が雇い主」
歌門光星:「そういえば依頼人の裏を取ってなかったよ。本来なら俺がやるべきことだったと思う」
クースディシア:「おそらく高等部の、エグザイルシンドローム。まあこの辺は、何も言ってないと同義よね」
クースディシア:「どっちも誤魔化しが効くもの」
GM:実際問題、胡散臭いところを見つけようとすればいくらでも胡散臭いと思える人物だろう。そういう意味で嫌っている生徒もいる。
歌門光星:「サンキュー。今度何かおごるよ。今度の休日空けていてくれていいよ」
クースディシア:「開けた使い道は私が決めるわ」
クースディシア:「彼、まあ、嫌がらせを受けてたみたいね。これも既知か……目下は“ウォーメイカー”ね」
クースディシア:「“ホワイトフォロウ”も一線をおいてるってのも、どうも本当っぽい。勢力を作るのを嫌がるのも、分からなくはないけども」
滝瑞果:「だったらなおさらあたし達が深入りして探っちゃまずいんじゃないのか」
クースディシア:「勝手に神輿やら旗印にされても面倒なだけだものね」
滝瑞果:「あたし達から“ウォーメイカー”やらに情報が漏れる可能性だって当然あるわけだろ」
クースディシア:「別に、正体を知りたいわけじゃないわ。どうでもいい」
クースディシア:「知られたくないものを暴きに来てるわけじゃない。ただ、何をするかは見定めないと」
歌門光星:「実は言ってることが全部嘘っぱちでした。とか 俺たちを騙してます。というのが出なかったのなら、それで良いと思うよ」
刑部クロオ:頷く「俺も目的も知らない相手に背中を預けたくない。」
クースディシア:「迂闊なことされて巻添え被害でも出てみなさい。面倒なことこの上ないわ」
滝瑞果:「やっぱ皆そう思うもんかな」
滝瑞果:「ま、いいや。その辺踏まえた上だけど、どうすんの?」
クースディシア:「まあ、迂闊さはあまり伺えなさそうね。商業部のコラボアイテム販売も断ってるらしいし」
クースディシア:「誰が買うのよこれ」
刑部クロオ:「例の5人の同調者から当たるのはどうだ。」
刑部クロオ:「今のところ“ウォーメイカー”に一番近い手がかりはそいつらだ。」
滝瑞果:「一人ひとりに話を聞いてく感じか。悪くないね」
クースディシア:「まあ、そうかもね」
クースディシア:「匿えるような場所を持ってるかもしれないもの。誰かさんみたいに」
滝瑞果:「悪いけどあたしも今回は生徒会の連中はアテに出来ないから……っていうか自己謹慎期間中だから……」
滝瑞果:「地道なやり方でいくしかないな」
歌門光星:「そこに連れ込まれ如何わしいことをされたら大変だね」
歌門光星:トランプをシャッフルしながら言う。
滝瑞果:「いかがわしいこと!」大好きなワード!
刑部クロオ:「チャンプ…!何故滝に餌を与える…!」
滝瑞果:「刑部。あたしはやる気がわいてきたぜ」
歌門光星:眼を逸らし口笛を吹く。
クースディシア:「……やる気になったのならいいんじゃなくて?」
歌門光星:「クースディシアさんも俺をやる気にさせるために頑張ってみない?」
クースディシア:「私のやる気が減る」
歌門光星:「差し引き+-0だ。ふぅ、世の中よくできてるよ」
刑部クロオ:「くそっ…!こいつもしや言動が気障なだけで滝の同類か…?」
GM:ではそう話していると、君たち全員の端末がLINE着信する。"ピースメイカー"からだ
GM:あっやっぱり歌門くんだけにしよう
"ピースメイカー":『突然の連絡ですみません。ゲリラ的ではあるのですが、体育館前の使用許可を得られたので、話をしたいと思います』
クースディシア:「……あら。向こうに同調でもしたくなった?」
"ピースメイカー":『前回よりも広く、開けた場所です。協力をお願いしたいのですが、よろしいですか? 他の方と連絡がつくようなら、そちらもご協力をお願いしたく』
歌門光星:大理石のテーブルの上に携帯端末を置く。
歌門光星:皆に目線を向けて画面を指さす。
滝瑞果:「はいはい。行くか」
クースディシア:「同調でもしたくなるわね。平和のためなら何してもいいと思ってるのかしら、彼」
歌門光星:『OK』とLINEに返しておく。
クースディシア:「アジ屋は支え甲斐のある連中ばかりだことで」
刑部クロオ:「全く、大変だな護衛ってのも。」木刀を確かめ、立ち上がる
GM:で、刑部くんが立った瞬間に、君のスマホが別の着信を告げる
高遠定見:『今から会えないかな』
高遠定見:『場所は公園がいい』 体育館とは逆方向です
刑部クロオ:「……」携帯を取り出して文面を見る。
歌門光星:「デートのお誘いかい?」
刑部クロオ:「んなわけねえだろ。……すまんが3人で行ってくれ。」
滝瑞果:「デートっつっても野郎のデートだからなあ」
滝瑞果:「まあこっちは3人いるんだ。心配しなくていいでしょ」
歌門光星:「そうか。おかげで俺は両手に花のようだ。ごゆっくり」
刑部クロオ:「悪い。少し、嫌な予感がしてな。」
クースディシア:「あまり頭数に加えないでほしいのだけど。まあ向こうの頭数になるよりマシか」
滝瑞果:「両手に……」キョロキョロと辺りを見回す。
滝瑞果:「あっ、あたしか!」
歌門光星:「滝さんは自分が美少女だと自覚するべきだよ」苦笑
クースディシア:「まあ面はいいわよね」しげしげと眺める。
刑部クロオ:「どんな毒があるかわかったもんじゃねえがな、その花…。用が済んだらすぐに追いつく。」
滝瑞果:「あはは、反射的にもう一人セクハラできるんじゃないかって探しちゃったよ」
クースディシア:「居るのよねこの手のやつ」
滝瑞果:「おっと、クーちゃんほどじゃないぜ……?」
刑部クロオ:ではそのまま控室から出て公園に向かいます。
滝瑞果:「そのおっぱい……ふっ、あたしに預けてみないかい……?」すっかりイケメンになった気でいる
クースディシア:「ああそう。それは光栄で……て」
クースディシア:「胸の話ししてないでしょ!?」両手で押さえる。
滝瑞果:「脚と顔の話をしたから」
滝瑞果:「おっぱいの話もしないと、失礼だと思って」ろくろ
歌門光星:「そうやって、反応するから、つつきたくなると思うんだけどね」
クースディシア:「失礼極まりない奴……!」
歌門光星:「でも、今のままの君でいて欲しい」
クースディシア:「つつくとか言うな!」
滝瑞果:「さっすが歌門くんは話がわかるッ!」
歌門光星:ニィと笑う。(つつく 想像したな)
歌門光星:「だろう?滝さんとは同性の親友と話してる気分になるよ、ああ、楽しい」
滝瑞果:「あははは、あたしも同性の親友と話してる気分になるな」
クースディシア:「異星人と話してる気分よ」
滝瑞果:「この調子で体育館まで行くか。体育用具入れのことをどう思いますか……?」
クースディシア:「何も調子が上がってないんだけど……!」
歌門光星:「ははは。まぁ、二人とも魅力的な女性だ。エスコートのし甲斐があると、口説き文句Cランクは言っておくよ」
歌門光星:「そろそろマニアックな体育用具入れじゃない、体育館に行こうか」
GM:ではそうこうと語りながら君たちはその場を後にした……シーン終了!
GM:ロイスと調達をしてもよい!
歌門光星:滝瑞果 連帯感〇/隔意
歌門光星:そして応急手当
クースディシア:滝さんに取ろうっと
歌門光星:2dx+1
(2R10+1[10]) → 10[6,10]+3[3]+1 → 14

歌門光星:買えた。使う
滝瑞果:私も応急手当でも買っておくかあ
滝瑞果:欲張るのはよくない
歌門光星:2d10+13
(2D10+13) → 12[8,4]+13 → 25

刑部クロオ:スペリオル買っておきましょう
滝瑞果:2dx>=8
(2R10[10]>=8) → 10[3,10]+7[7] → 17 → 成功

滝瑞果:こんな時に限ってw
刑部クロオ:3dx+4>=15
(3R10+4[10]>=15) → 8[2,5,8]+4 → 12 → 失敗

刑部クロオ:うおっ…欲張った…失敗!
GM:その達成値はナース服生写真入りだ
クースディシア:-セクハラ女/滝瑞果/感服/厭気:○/ロイス
刑部クロオ:風紀!!仕事して!!!
クースディシア:スペリオル2本め試してみようかな。
クースディシア:5dx+4>=15
(5R10+4[10]>=15) → 7[1,2,4,6,7]+4 → 11 → 失敗

刑部クロオ:学生王者/歌門光星/〇感服/軽蔑/ロイス
クースディシア:うーん駄目!おわり。
刑部クロオ:以上!
GM:ではシーンを切ります。

◆Middle 5 シーンプレイヤー:刑部クロオ

刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:70->77)
GM:登場してね! また、一応他のPCも登場可能ではありますが、ここで登場した場合、次のシーン前半は登場できなくなります。
GM:とはいえそれによる判定的な不利は発生しません

GM:君が高遠に呼びつけられた公園では、五、六人ほどの初等部の生徒が楽しそうに遊んでいた。
GM:君を呼びつけた張本人は、ベンチに腰掛けそれを眺めている。
刑部クロオ:「高遠。」歩み寄りつつ声をかける
高遠定見:君の方を見て、少しだけ笑う 「クロオ。来てくれたね」
刑部クロオ:「相談ってのはなんだ。」高遠の隣に腰かける
高遠定見:目を閉じ、沈黙のまま少し時間が流れる。ただ、思案・苦悩している様子ではない。どちらかというと、何かを準備するかのような、間。
刑部クロオ:「呼び出したのはなんだ、頼み事か?」高遠の隣に腰かける
高遠定見:やがて静かに息を吐く。
高遠定見:「あちら側に行こうと思う」
刑部クロオ:「………」しばらく高遠を見て、視線を落とす
刑部クロオ:「どうしてだ。」
高遠定見:「理由はいくつかあるんだ。だから一番大きな所から話すと、そもそもこの『日常』に、僕の居場所なんてないんじゃないか、って考えてた」
高遠定見:「……公園で、写生の授業の時のこと、覚えてるかな?」
刑部クロオ:頷く「あの絵は、好きだ。」
高遠定見:少し笑う 「あの絵を書くのに使った、僕の能力の話をした時さ。滝さんがいかがわしいことを言おうとして、クロオが止めてくれたよね」
刑部クロオ:「……ああ。」
高遠定見:「あれは嬉しかった。だけど、あの滝さんの発想も、あって当然のものなんだ」
高遠定見:「"クリスタルアイズ"の力は、この平和な『日常』においては、覗きの道具として扱われてしまい、その持ち主の僕は犯罪者予備軍みたいに見られる」
高遠定見:「……君に知り合う前、いやちょうどその頃だったかな。それで失敗して、クラスを変えてもらったことがある」
高遠定見:「なんてやりづらいんだと思ったよ。それまで僕の能力は、僕の存在意義だったのに。それを明らかにすると、卑しい者のように指弾されるんだ」
高遠定見:「……この『日常』に居場所なんてないんじゃないかと思った」
高遠定見:高遠はまた子供たちを見る。だが、そんな彼が本当は何を見ているのかは、彼本人にしか分からない。
刑部クロオ:「………俺の能力は、」
刑部クロオ:「いや、能力と呼べるモンじゃねえか。……人を傷つけることしか出来ねえ。」
刑部クロオ:腰の木刀に触れる。
高遠定見:「結果を言えば、そうかもしれないね」
刑部クロオ:「日常とは相反するモンだ…。それでも……。」
刑部クロオ:「それでも俺たちは日常で生きていかなきゃなんねえ。」
刑部クロオ:コートのほつれた糸を抜き、高遠に見せる。
高遠定見:「……それは?」
刑部クロオ:「俺たちだ。」糸を両手で持ち、引っ張る
刑部クロオ:「戦場ってのは“緊張”だ。気を張る、体を張る、声を張る。」
刑部クロオ:「緊張した糸は」落ちている枝を拾い上げて、糸に絡める
刑部クロオ:糸を引くと、枝が両断され地面に落ちる。
刑部クロオ:「確かに強い。」
高遠定見:「うん。戦場では、強くあれる。彼女の言葉は本当なんだろう」
刑部クロオ:その直後、糸が力に耐えられずぷつんと切れる。
刑部クロオ:「だが、糸は糸だ。」
高遠定見:両断された枝でなく、切れた糸を見る。
刑部クロオ:「張り続けた糸はやがて切れる。だから戦場を、居場所にしちゃいけないんだ。」
刑部クロオ:「俺は切れた糸を何本も何本も見てきた。」
刑部クロオ:「何本も、何本も……。」コートを掴む。
高遠定見:コートを掴んだクロオの手に、小さな白い手が重なる
高遠定見:「優しいね、君は。心配をしてくれてる」
高遠定見:「……だけど僕は、戦場から離れていたら、僕という糸が細く、細くなって、消えてしまうんじゃないかと感じている。怖ろしいんだ」
高遠定見:「だから、あちら側に行く。……"ウォーメイカー"の語る戦争に、積極的に与するつもりはない。ただ、少し距離を取って、僕の放り込まれた『日常』を確かめたい」
刑部クロオ:「高遠……。」
高遠定見:「ものごとを多角的に見るのは、それを理解するための基本だからね。……クロオ。君、右耳の裏に薄いホクロがあるの、知ってる?」
刑部クロオ:反射的に右耳を触る
高遠定見:「……距離を取って、客観的に、他人の目から見ることで、気づくこともあるんだ。今はその『機会』だと、僕は思ってる」
高遠定見:「この『日常』は、僕がいるべき場所なのか。それとも、僕は外からこの『日常』を守っていれば良いのか。視点を変えて、確かめたい」
刑部クロオ:「……お前はすごいやつだよ。」
刑部クロオ:「俺も日常に溶け込めなくて怖かった。」
刑部クロオ:「砲声も悲鳴も無い朝を迎えると狂ってしまいそうで、こんなものにまで頼る始末だ。」懐から薬を取り出して手で弄ぶ。
刑部クロオ:「それでもお前は冷静に、客観的に物事を見極めようとしている。」
高遠定見:「冷静に見ることは、得意技であり、職務だからね。"クリスタルアイズ"の」
刑部クロオ:「……分かった。もう止めはしない。」
高遠定見:「……ありがとう。僕の決定を否定しないでくれて」
高遠定見:「だから、もう一つだけ。確認しても良いかな」
刑部クロオ:「……?」
高遠定見:「…………」 そう言っておきながら、自分の手を組み、視線を落として、高遠はしばし逡巡する。最初の沈黙よりもずっと長い。子どもたちの遊ぶ声が響く
高遠定見:「……僕の」 やがて口を開く。細い声で
高遠定見:「僕が、あっちに行っても……僕の友達で、いてくれるかな。クロオ」
刑部クロオ:「心配すんな。」
刑部クロオ:「…友達さ。」
高遠定見:「……ああ」 安堵した、穏やかな笑みを浮かべる
高遠定見:「ありがとう。それが、それだけが不安だった。僕の居場所のない日常で得た、一つだけ大切なものだったから」
刑部クロオ:「ただし、俺もしたいようにするからな。」
刑部クロオ:「俺はこの日常を守るために戦うし、」
刑部クロオ:「もしこの日常に友達の居場所がないなら、」
刑部クロオ:「俺がこの手で居場所を斬り開く。」
高遠定見:「ありがとう、クロオ。ただ一人得られた友達が、だけど君で、僕は本当に……幸運だ」
高遠定見:そして、高遠はベンチを立つ
高遠定見:「多分、あちらに着いたら今使っている通信機……携帯電話は、没収されると思う」
高遠定見:「だけど、僕が任せられるとすれば偵察のはずだ。だから、君のことを"見る"ことはできる」
高遠定見:「……もし、もしも本当に僕の力が必要になったら、何か合図を出してくれ。僕は必ず君に応えるよ」
刑部クロオ:「ああ。あっちでも達者でな。……俺と力を競いたいなら話は別だが。」
刑部クロオ:普段は言わない冗談だ。
刑部クロオ:獰猛な笑みを高遠に向ける。
高遠定見:「そうしないようにするよ。友達に殴られるのは嫌だし……きっと、友達を殴るのも嫌だろうから」
高遠定見:君に微笑を返し、手を振り、普段と変わらない歩みで公園を去っていく
乃門三八:「それで、見送っちゃったんだ。」
乃門三八:「またあの時の二の舞じゃないの?」
刑部クロオ:高遠が座っていた場所、刑部にしか見えぬミリタリーコートの少年がつぶやく
刑部クロオ:「いいや、そうはならない。」
乃門三八:「なんで?」
刑部クロオ:「ここは戦場じゃない。」
乃門三八:「……じきにそうなる。」少年が薄く笑い、姿を消す。
刑部クロオ:「ここはアカデミアだ。…お前の待ち望んでいた学校だよ。」誰もいないベンチに呟く
刑部クロオ:「戦場になんてさせるものか。」立ち上がり、公園を去る。
GM:ではシーンを切ります

◆Middle 6 シーンプレイヤー:歌門光星

GM:また情報収集の前後に演出がある感じのシーンです。全員登場可能ですが、刑部くんは情報収集の段階から!
歌門光星:1d10+74
(1D10+74) → 9[9]+74 → 83

刑部クロオ:了解です!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2(1D10->2)した (侵蝕率:57->59)
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:80->83)

GM:体育館前――
GM:時刻は夕方であり、部活の途中や、時限の遅い授業帰りの生徒が散見される。そういう層を狙っての演説なのだろう。
GM:"ピースメイカー"の演説は既に始まっている。だが前回の中央広場での演説の時より、人の集まりは芳しくない。
GM:それは場所と時間の偶然か、彼の話が浸透して聞くまでもなくなっている証拠か、あるいは……前回のような襲撃を、恐れてのことか。
"ピースメイカー":「……ご静聴ありがとうございました」 やがて、あらかじめ決まっていた中断の時間が来た
滝瑞果:(……まあ、どっちにしても興味の対象じゃないのは)
滝瑞果:(悪いことじゃないか)ガムとか噛んでる
"ピースメイカー":パラパラという拍手に送られ、"ピースメイカー"は体育館脇に設営された臨時待機テントの中に戻ってくる。
歌門光星:「やはり後半の部の為に看板持ちは必要ではないだろうか?へい、彼女、今は暇かな?楽しい話を聞いていかないか?と声をかけるわけだ」
歌門光星:トランプを手の上でシャッフルしながら、そんなことを言う。暇だったのだ。
"ピースメイカー":「ふう……待機、ありがとうございます。やはりそういうものも必要なんでしょうか」
クースディシア:「怪しさが5割増しになるでしょそれ」
歌門光星:「5割だけなら、やった方が得だね。俺の都合の良い試算によると3倍の人員増が見込める」微笑する。
歌門光星:「まあ、冗談だよ。英語で言うとトラップだな」
滝瑞果:「いや実際、あまり人が集まりすぎるのもよくないんだよこういうのは」
滝瑞果:「特に今回の“ウォーメイカー”みたく、明確な敵がいる場合はさ」
クースディシア:「まあそうね。一大勢力みたいになっても困るもの」
滝瑞果:「集まった連中で『そいつを倒せ』に傾いちゃうんだよね」
歌門光星:「思想の先鋭狂暴化だね。同調圧力とでもいうのかな、怖いものだ」
クースディシア:「そういう意味だと、“ピースメイカー”の活動を続けるのも問題ね」
クースディシア:「あんたの思想を汲んだ別のやつが、自発的にポツポツ現れるくらいが剣呑じゃないところかも」
"ピースメイカー":「そういうことが避けられるように気遣ってはいるつもりです。制御できない暴徒というのは、よろしくない」
"ピースメイカー":「ですね。そのような緩やかな広まりこそが、平和の思想を広げるための理想的な形にはなるかと……」
滝瑞果:「まあ、意味はあると思うよ。戦争がイヤだなって一人で思ってるやつに、自信を与えるくらいでいい」
滝瑞果:「……って何真面目なこと言ってんだかな!歌門くん、いっしょにエッチな催眠音声聞こうぜ!」
歌門光星:「いいね。クースディシアさんに声を入れてもらおう。誰か台本かける?」
クースディシア:「何何何何」
滝瑞果:「あたしが書こう」
クースディシア:「何されようとしてんのそれ」
滝瑞果:「『(悩ましげな溜息)いーい……?瑞果さん……これは治療行為だから……はぁ……目を閉じて、はい』」
"ピースメイカー":「催眠……音声。何なのでしょうか、それは」 興味を示す!
歌門光星:「最高だな。録音機材は任せてくれ。腎臓の一つは売る覚悟がある」
クースディシア:「だから何されるの……!」
滝瑞果:「『みっつ数えたら……体があたたかくなって……すこーしずつ、力が抜けていくからね……?治療行為よ……いーち、にーぃ、さーん……』」
滝瑞果:わざわざ音読しながら(自分で興奮しながら)スマホに台本を打ち込んでいる。
"ピースメイカー":「催眠術の手法……台本に、録音機材。なるほど」 納得をしている!
滝瑞果:「大衆をエッチで骨抜きにして洗脳しようぜ!」サムズアップ
クースディシア:「やるわけないでしょ!!!」
クースディシア:「そもそも、そんな洗脳スピーチの片棒担ぐのは御免よ。というかスピーチの話は金輪際しないで」
クースディシア:「自分にムカついてくるから」
滝瑞果:「なんで!?」
クースディシア:「なんででも」
歌門光星:「ふっ、愛の下僕が労せずして手に入るのに欲がないな」
滝瑞果:「ま、まさか公衆の門前でえっちスピーチ羞恥プレイをさせられてしまったトラウマが既に」
滝瑞果:「よくないぞクーちゃん!」両肩を揺さぶる。
クースディシア:「あるわけないでしょ!?」
歌門光星:「スピーチの方も普通に興味はあるけどね。各人の平和の在り方はぜひ、拝聴したいよ、真面目に」
GM:ではそんな風に君たちが催眠音声企画を立てていると、緊急設営テントの外からメガホンの大音声が響いてくる。
藤堂八斬:「――聞け! 自分は軍事研究会最高顧問、藤堂八斬である!」
歌門光星:「さて、クロオ君だったら、そろそろ突っ込み入れるタイミング(想定が遅い)なので、真面目にいこう」
藤堂八斬:「"ピースメイカー"に勧告する。大衆を惑わす平和論説は即刻中止したまえ! 繰り返す! 自分は軍事研究回最高顧問――」
滝瑞果:「あたしもそろそろミナちゃんに蹴りを入れられそうなところだと思ってたところだ」
GM:やかましい音声は止まりそうにない。外からはざわざわと生徒たちのざわめきも聞こえてくる
"ピースメイカー":「……ふむ。これは」
クースディシア:「じゃあ自省しなさいよ……!」
"ピースメイカー":「嫌な騒ぎですね。時間外ではありますが、対応の必要があるでしょうか」 ペットボトルの水を飲み干し、微笑を浮かべる
クースディシア:「……またこの手のか。意外と多いのね」
クースディシア:「1/5だったりするのかしら」
滝瑞果:「どうする。折角の機会だ。直接ラップバトルでも仕掛けにいくか?」
歌門光星:「どうだろうね。多分、皆、演説好きなのさ」
クースディシア:「あれの平和の在り方でも拝聴するって?いいご趣味ね」
歌門光星:「誰かが目立った自己主張すれば、自分も発信したくなる。その程度の事じゃないかな」
"ピースメイカー":「ラップバトル……は、分かりませんが。対応しましょう。念のため周囲に注意を払っていただけますか」
滝瑞果:「分かってる。まあ、変なものは」
滝瑞果:「飛んでこないと思うよ」消しゴムを指で上に弾く。
クースディシア:「対応してくれるんですって」
歌門光星:「真面目にやる。と言ったばかりだからね。俺も対応するよ、強い言葉を使うと お任せあれ だ」
歌門光星:ゆらりと立ち上がって、知覚を非常時の状態に立ち上げる。
"ピースメイカー":「心強いです。まあ、暴力で訴えかけるようなことがあれば、それは……いえ」
"ピースメイカー":「行ってきます」
GM:"ピースメイカー"は立ち上がり、外へと出る。足を止めていた生徒たちもにわかに沸いた。藤堂八斬は軍服風の衣装に身を包み、複数の部下を背後に侍らせている。
藤堂八斬:「良くぞ受けて出てきた。自分は軍事研究会最高顧問、藤堂八斬である! 勧告しよう。大衆を惑わす平和論説を即刻中止せよ!」
滝瑞果:仮に攻撃があった場合、滝瑞果は遠くからでも妨害ができる。全員が見える位置に立っているだけだ。
"ピースメイカー":「"ピースメイカー"です。残念ながらその一方的な勧告は受け入れられません。ですがあなたの意見をお聞きしたい――」
GM:藤堂の態度は終始威圧的で、"ピースメイカー"の口調は変わらず穏やかだ。二人の対論が始まる。
藤堂八斬:「……我々は、オーヴァードアカデミアは、全学園を挙げて抗うべきである!」
藤堂八斬:「例えるならアカデミアは鶏卵である。弱く柔らかな平和を守るためには、強固な外殻が必要である。そしてその任は、常は風紀委員らが担っているのだろう」
藤堂八斬:「しかし、此度のような異常脅威事態に対しては、風紀委員という殻は薄すぎる! 叩けば割れるようなものではならぬのだ」
藤堂八斬:「より厚く、より強固にするためには全アカデミアの力を結集すべきなのである!」
GM:――彼の主張は『全アカデミアによる抗戦体制の確立』。戦争脅威を払いのけるために、全生徒は戦争を覚悟し、迎え撃つべきだというものだ。
滝瑞果:「“ウォーメイカー”の手下とかじゃあない……こっちは生徒側の“交戦派”ってとこか」
GM:それに対する"ピースメイカー"の論説は、一貫して平和を謳い、そもそも戦争と呼べる事態を起こさせないことに終始する。
GM:多くの生徒たちが見守るなか、その対論の勢いは……少しばかり、藤堂の優位に傾いているように見えた。
GM:さて、三人は<交渉>判定してみてください。難易度は9。
滝瑞果:社会がクソ弱い!
歌門光星:3dx
(3R10[10]) → 9[3,7,9] → 9

クースディシア:5dx
(5R10[10]) → 8[1,3,6,7,8] → 8

滝瑞果:1dx
(1R10[10]) → 1[1] → 1 → ファンブル

滝瑞果:www
GM:美しい……
クースディシア:交渉の余地なし……
歌門光星:成功してしまった。
GM:では歌門くんだけは気付く。"ピースメイカー"は藤堂の言論に対し、常ほどの確固たる主張を出していないように思える。場の雰囲気で藤堂に押され気味なのも、それに起因するのではないか。
GM:ただ、"ピースメイカー"が何故押され気味な論言しかできていないのか、その根本的な原因は分からない――
歌門光星:「ん?気のせいかもしれないけど、我が相棒は不調なのかな?」
クースディシア:「不調?いつも通りの文句じゃない」
滝瑞果:(『……そう、大事なところだから……念入りに治療をしないとね……?治療行為だから……』)
歌門光星:「普段と比べてぬるい気がするよ。手札から絵札を切るのを避けてるような、そんな感じだ」
歌門光星:トランプからスペードのKをめくる。
クースディシア:「そう?じゃあ引いてないのか、温存してるのかしらね」
滝瑞果:(あっ、だめ……だめだよクーちゃん!ああっ催眠で力が抜けてしまっている!困ったな!)
歌門光星:「だが、それでは、困ったことになると思う。力が抜けていくような」
クースディシア:「勝利条件がそもそも違うとかじゃなきゃ……ちょっとそれ止めてくれる!?」
滝瑞果:「え!?」
クースディシア:「私の名前を!抜け!」
滝瑞果:「あ、大丈夫!ちゃんと真面目に聞いていたから!」
歌門光星:「催眠にでもかけられてる、というのはないだろうけど、滝さんの見解は?」
クースディシア:「じゃあ復唱でもしてみなさいよ」
滝瑞果:「ええと、治療行為だから……じゃない、まあ、調子が出ないときだってあるんじゃない……?」
滝瑞果:「だって藤堂、目の前に立ったらだいぶ怖いぜ。ペースが崩れるくらいは、あるだろ」
藤堂八斬:「……平和は祈るだけでは訪れない。平和のための戦争が必要な時はある。その時が今まさに来たのだ!」
藤堂八斬:「我らは、今こそ戦うべきなのだ。抗戦せよ、アカデミア、抗戦せよ――!」
滝瑞果:「……それとも」
滝瑞果:「この中の誰かが代打で出たほうがいいってか?今から、“ピースメイカー”の代わりに」
クースディシア:「……それ、スピーチの代打じゃなくなるでしょ」
GM:藤堂の力強い宣言へ、観衆生徒の中からは拍手すら巻き起こり、反論しようとした"ピースメイカー"を口ごもらせる。
歌門光星:「鶏卵をゆで卵にしたら、殻がいくら硬くても意味はなくなると思うけどね」ため息を一つつき
GM:だがそこへ、風紀委員が走ってきた。藤堂の演説は不許可だったのだ!
歌門光星:「まずいな。言葉が止まってしまった。おっと…」
滝瑞果:「……」やや不機嫌そうだ
藤堂八斬:「ムッ、官憲が来たか。諸君、軍事研究会、転進! 転進である! アカデミア生徒諸君! 今日の感情を忘れずに在り給え!」
滝瑞果:「あ、催眠音声の妄想を中断されたからじゃないよ!」
クースディシア:「誰も何も言ってないでしょ」
藤堂八斬:「転進せよ! 転身せよーッ!」 という訳で、藤堂率いる軍研はその場から退場していきました
GM:ほどなく"ピースメイカー"も君たちの元へ戻ってくる。
"ピースメイカー":「……すみません。押されてしまいましたね。私としたことが」
滝瑞果:「ふ。クーちゃんに耳元で囁かれる妄想で頭がいっぱいだったんだろ」指差す。
滝瑞果:「次から気をつけろよ。まあこういう日もあるさ」
歌門光星:「俺じゃあるまいし」
"ピースメイカー":「え? いえ、そんなことはなく……いや、否定するのも失礼なのでしょうか……?」
クースディシア:「全員失礼よ!」
歌門光星:「調子が悪かったみたいだね。…確固たる主張を敢えて避けていたように思えたよ」
滝瑞果:「なんか調子の出ない理由でもあったの?クーちゃん以外で」
クースディシア:「織り込み済みにすんな……!」
歌門光星:「ははは。クースディシアさん、律義に返すから俺たちが調子に乗るんだと思うよ」
"ピースメイカー":「いえ、理由というのは思い当たりませんし、敢えてということでもありません。……あの威圧に圧されてしまったのでしょうか」
クースディシア:「……じゃあもう絶対無視するわ」
"ピースメイカー":「演説をしておきながら、真っ向からの反論を考えていなかった、私の不徳やもしれませんね」 微笑を浮かべている
滝瑞果:「そっか。そこまで落ち込んでないみたいで良かったよ」
歌門光星:「それは、それで捨てられた子犬のように俺がなってしまうので、頻度を減らすくらいで何とか」
歌門光星:「でも、真面目に、今回のは結構痛いと思う。ウォーメイカーに何人か流れそうだ」
"ピースメイカー":「……そうかもしれません。せめて次の演説では、きちんとした話を見せなくては」
歌門光星:「そういうのを気にして演説するというのも不健全だけどね、事実として、そうなるのは、嫌な話だよ」
滝瑞果:「原稿とかチェックしとく?協力できるならするよ」
クースディシア:「まったく、いつから椅子取りゲームになったのやら」
クースディシア:「ゲームを終わらせることに心血を注げっての」
滝瑞果:「あたしは幸い、今は仕事もねーしな!会計職に復帰したらすぐにクソ眼鏡の眼鏡を顔面ごと蹴り壊して全部自腹で払わせるんだけどな」
"ピースメイカー":「いえ、大丈夫です。お気遣いありがとうございます……皆さんには引き続き、周辺警戒をお願いしてよろしいでしょうか」
GM:さて、その後"ピースメイカー"の演説は予定通りに行われました。彼の調子も悪いということはなかったですが、やはり人の規模は前回、そして直前に比べて少なくなっていた……気はするかもしれません。
GM:という辺りで情報収集判定に移りましょう。現在の項目はこちら!
・情報項目
アカデミアの現状について <情報:噂話> 難易度6
ディオゲネスクラブの動向について <情報:アカデミア> 難易度8
“ウォーメイカー”の協力者について <情報:アカデミア> 難易度11
“ホワイトフォロウ”について <情報:アカデミア> 難易度9
GM:刑部くんも判定するなら登場して振って良いぞよ
歌門光星:ホワイトフォロウ行こうかしら
クースディシア:協力者についてかなー
滝瑞果:さっきの判定で忘れてたけど、私コネ持ってたんだよな……。ディオゲネスクラブの動向について振ります
歌門光星:コネ:学園通の友人(多分 Rファイト掲示板)を使い振ります
クースディシア:5dx+1>=11
(5R10+1[10]>=11) → 10[1,3,3,7,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

歌門光星:5DX+3
(5R10+3[10]) → 7[3,4,7,7,7]+3 → 10

刑部クロオ:じゃあ出ましょう!
歌門光星:成功
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:77->83)
滝瑞果:4dx+2>=8 「学園通の友人」を使用
(4R10+2[10]>=8) → 8[2,2,8,8]+2 → 10 → 成功

刑部クロオ:追加もなければ現状について振ります。
滝瑞果:これがアカデミア地下監獄ネットワークだ
刑部クロオ:アカデミアの現状について <情報:噂話> 難易度6 これを振ります。
GM:うーむ、追加は
GM:うむ、追加はアレです。次の判定からで
刑部クロオ:了解です
刑部クロオ:ではさっきの宣言通り、情報:噂話で振ります
刑部クロオ:4dx>=6]
GM:どうぞ!
刑部クロオ:4dx>=6
(4R10[10]>=6) → 10[1,4,6,10]+3[3] → 13 → 成功

刑部クロオ:出来た!
GM:全員成功! 順番通り開示していきます
・“ホワイトフォロウ”について
“ピースメイカー”に協力する有志生徒のグループ。積極的に平和を獲得し、維持しようという生徒集団と見て良い。
“ピースメイカー”と正式な協力関係を結ぼうとしたこともあるが、活動の独立性を求めた“ピースメイカー”が拒否している。
生徒同士のコミュニケーションツールにより作られたグループが母体で、見どころのある生徒を勧誘して規模を大きくしている。現在50名ほど。
グループ内は一応、建前上は序列等ないことになっているが、初期から活動しているメンバーは幹部のように扱われる。幹部はどこからともなく情報を得てくることが多い。
・“ウォーメイカー”の協力者について
“ウォーメイカー”の宣戦布告前から断続的に、アカデミア生徒データベースへの不自然なアクセス・閲覧の履歴が確認されている(現在はセキュリティ強化により対応済み)。
このアクセスによる閲覧記録と、『赤い手紙』の送信先は重複する部分が多く、これにより『赤い手紙』の宛先を決定していると見て良いだろう。
しかし、少なくとも“ウォーメイカー”にそのような調査能力があるという記録はないため、協力者が存在すると考えるのが順当である。
この不自然なアクセスは、夜の遅い時間に行われていた。
・ディオゲネスクラブの動向について
オーヴァードアカデミアで発生する大半の事件の裏に存在する、FHとも関与のある仮面の組織、ディオゲネスクラブ。
しかし今回の事件に関しては、表に出ている“ウォーメイカー”以外のディオゲネスクラブメンバーの動きは特に確認されていない。
“ウォーメイカー”の宣戦布告前後に、“ラーズグリーズ”というメンバーが多少目撃されている程度である。
・アカデミアの現状について
“ウォーメイカー”の宣戦布告は、既に広く知れ渡っている。
その上で、それをどちらかというとオーヴァードアカデミア的ないつもの冗談程度にしか思っていない生徒は全体の10%程度。
また、(実際に行動に移すかはさておき)“ウォーメイカー”の仕掛けに対し抗戦するべきと考えている生徒と、対話等で解決を図るべきと考えている生徒の割合は1:3程度。
もちろん、現状に対して特に何も考えていない生徒も数多く存在し、オーヴァードアカデミアが表向き普段と変わらぬように見えるのは、彼らのような存在が主流であることに加え、番長連や風紀委員が事態に対し最低限の対応しかしていないのが大きい。
GM:今回の結果を受けて、「[任意] “ウォーメイカー”の能力・来歴について」「“ホワイトフォロウ”幹部について」が追加されます。次回以降よろしくどうぞ!
刑部クロオ:やったぜ!
GM:また、次のシーンにトリガーシーンが入ります。滝さんと清澄さんです。が、その前に共有演出をしましょうか
GM:場所はどこがいい? また歌門くんの控室にタムロる?
滝瑞果:タムロりましょう
刑部クロオ:タムロ~
歌門光星:タムろう!
クースディシア:タム太郎
GM:あっ、じゃあ折角だし、歌門くんが一王座防衛キメ終えて帰ってくるところからやりましょうか

実況のAみあさん:『――強い! 学生王者、虚幻光! 今回も危なげなくその王座を防衛した!』
歌門光星:choice[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]
(CHOICE[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]) → クローバー

歌門光星:1d13
(1D13) → 9

実況のAみあさん:『彼を打ち負かすものは果たしてこの学校に、いやこの世界に存在するのか!? みなさん大きな拍手を――!!』
滝瑞果:「ヤンヤヤンヤ!」アヤヤンヤ!
GM:君たちが控室のモニターでその勝利を見届けて少しして、歌門光星は戻ってきた。
歌門光星:一瞬九撃 唐竹 袈裟斬り 右薙 右斬上 逆風 左斬上 左薙 逆袈裟 刺突。数字通りの攻撃を決めてきた。
歌門光星:歓声に応え、上機嫌で控室に戻ってくる。
刑部クロオ:「……8撃か?」
滝瑞果:「ヤンヤヤンヤ……あっ戻ってきた」
歌門光星:「お待たせ。いや、九。最後に突きを入れたよ。クローバーの九だったからね」
クースディシア:「相変わらずえげつないわね。なんでランク詐欺してんの?」
刑部クロオ:「…敵わねえな、こりゃ。」
滝瑞果:「歌門くん、なんでそんな強いの?」
歌門光星:「レネゲイドは日々進化し続けている、限界の果てに掴める能力なんていうのも発見されている。Cランクオーヴァードは、その限界の上限が低い、その領域に早く手を伸ばせる」
歌門光星:「それは、もう他にはない武器であり強さだ。故にCランクは強いよ」
滝瑞果:行儀が悪いので机の上とかに座ってる
滝瑞果:「ふ。もともと強いやつの理屈だな」
刑部クロオ:興味深そうに試合を見ていたが、椅子に座る。
歌門光星:「Rファイトの上位ランカーはもうそういう見識がほとんどだと思う。俺が強いのは…」
歌門光星:「元からじゃないかなぁ。これは」
滝瑞果:「じゃない『かな』?」
クースディシア:「うっわ」顔をしかめる。「強者の理論ね」
滝瑞果:「なにそれ」紙パックのジュースを飲む。
歌門光星:「言うと、びっくりすると思う」笑う
クースディシア:「もう何言われても驚かないわよ」
刑部クロオ:「あれを見せられた後じゃあな。」
歌門光星:「オーヴァードとしてではなく、剣士として強いとかそういう意味じゃなくね。俺にもよくわからない。だから、かな?という言葉を使っているのだけど」
歌門光星:「いや、だって、俺、記憶があんまないからね。記憶喪失だ」
滝瑞果:「ミステリアスだね~。やっぱり女子人気狙ってるの?」
滝瑞果:「記憶……」
刑部クロオ:「………喪失?」
クースディシア:「は?」
滝瑞果:「え、記憶喪失って言った?」
クースディシア:「はあああ!?」
歌門光星:「女子人気は何時でも狙ってるよ。当然だろ?俺はそういうところは必要以上に取り繕わない」
滝瑞果:「いや記憶喪失って、女子人気とかいうレベルの話じゃなくなってくるぞそれ」
滝瑞果:「本当なの?冗談とかじゃなく?」
刑部クロオ:「オーヴァード覚醒時に記憶に影響が出るケースが確認されている…」
クースディシア:「いや、だって……え?」
クースディシア:「何というか……普通にしてない?」
歌門光星:「そう。目が覚めたら 自分の事何もわからなくてさ。持ってる生徒手帳見たら 俺は歌門光星だ。俺は強い。 とだけ」
滝瑞果:「漫画みたいな話だなあ」
歌門光星:「3分後に試合だった。まあ、だから、滝さんのことを知らなかった諸事情って言うのはこれ」
刑部クロオ:「まさか、それがアカデミア内で起こるとは思わなかったが…。レネゲイドってのは何でも起こるから始末が悪い。」
歌門光星:「普通に見えるのは、簡単なことでさ。どうも、親しい人間いなかったみたいなんだよね」
滝瑞果:「……なるほど、いや、なるほどね。あたしも結構自分の知名度に自惚れてたから、ショックだったけど」
歌門光星:「俺のことを気にする人間がいなければ、誰も普通かそうじゃないか。なんてのはわからないだろ?」
滝瑞果:「マジなら相当に面倒な話だな。なんか協力できることがあればするよ」
滝瑞果:「“ピースメイカー”の後になるだろうけどさ」
歌門光星:「滝さんは、不思議な人だなぁ」
クースディシア:「……まあ、今の状況に関係ないっちゃないのか」
クースディシア:「すっごい落ち着かないけど……」
滝瑞果:「……不思議?」
歌門光星:「そんなことを言えば、胸を揉まれる とか自分なら言うだろうに」と笑って手をひらひらと。
滝瑞果:「あたしより女の子の体のほうが不思議がいっぱいだぜ!」両手を広げる。
滝瑞果:「えっ」さっと両腕を閉じる。
刑部クロオ:「……。」いつになく神妙な顔で滝さんを見る
滝瑞果:「……なんだコラ刑部」
刑部クロオ:「いや、チャンプもチャンプだが……なんだお前のその反応…………」
歌門光星:「いやいや、流石にしないよ。俺はそう言うことは好きだけど、女子の好感度は考えているからね。でも、ありがとう」
滝瑞果:「何か言いたいことでもあんのか!?オォン!?」
クースディシア:「好感度考えてそれなの……?」
刑部クロオ:「言いたいことは…いや、何も言えねえ…脳がバグった………。」
歌門光星:「強引に一線を越えようとしない紳士的対応じゃないか!」
歌門光星:「いや、まぁ、不便だし、落ち着かないし、アイデンティティも希薄だけどね。今を精いっぱい生きてるうちに何とかなる。位に思ってる」
歌門光星:「アカデミアは…ほら、ぬるいから」
歌門光星:「アカデミアが厳しい戦争の世界だったなら、俺は一か月の内に死んでいただろうね」
クースディシア:「“ぬるま湯”だものね」くつくつと笑う。
歌門光星:ぬるく、優しい世界だからこそ、右も左もわからずに放り出された、記憶喪失の男が生き続けていられるのだ。
刑部クロオ:「………」頭を抑えつつ歌門を見る。
滝瑞果:「そりゃ笑えないな」
滝瑞果:「ぬるいからこそ、今の学生王者があるってことか」
歌門光星:「だから、平和でいてもらわないと困るよ。俺が生きていくためにね」
歌門光星:「あ。保健委員はつきっきりで支えになってくれても勿論OKだ。大歓迎」パチリとウインク
クースディシア:「好感度考えてそれなの」
滝瑞果:「二人の今後の話はじっくり進めてもらうとして、あれだ、刑部」
滝瑞果:「やっぱり言いたいことあるんじゃないのか?」
クースディシア:「組ませる前提で話すの止めてもらえる!?」
歌門光星:「組ませる前提で話しを進めて欲しい!」
刑部クロオ:「お前のバグ染みた光景についてか?」
滝瑞果:「ちーがーうーだーろ」
滝瑞果:「この前の体育館前の演説の時、結局戻ってこなかったよな?」
滝瑞果:「高遠と何を話したんだ?」
刑部クロオ:頭を掻く「……高遠はあっちについた。」
歌門光星:「理由は聞いたかい?」
滝瑞果:「どっちだよ。“ウォーメイカー”ってことでいいんだな?」
刑部クロオ:頷く「“ウォーメイカー”だよ。理由についても聞いた。」
クースディシア:「手紙は貰っていたものね。権利自体は持ってたわけか」
刑部クロオ:「あっちに積極的に与するわけでもないが、客観的な立場で見極めたい、だとさ。」
滝瑞果:「……言われてみれば、そういう日和見的な立ち位置でつくやつも出てくるよな」
クースディシア:「向こうが客観とも思えないのだけど。まあそのへんは考え方かしら」
滝瑞果:「でも、高遠って一見大人しいタイプに見えるけど」頬杖をつく。
滝瑞果:「“赤い手紙”のリストに入ってたんだよな……結局そっちが正しかったわけだ」
刑部クロオ:「細かい理由や事情も聴いたが…言うのはやめておく。俺の口から言うべきじゃないだろうからな。」
歌門光星:「真面目そうだったからなぁ」
滝瑞果:「いいよいいよ。そこまで聞きたいわけじゃない」
クースディシア:「理由を聞いたら、引き戻せるわけでもないでしょう」
クースディシア:「親しいやつが無理だったんだから」
歌門光星:「相手が女性だったら抱きしめてキスして、行くな。って言えばねぇ」
刑部クロオ:「…妙なことを言うな。」
歌門光星:「でも、彼、美少年だったけど同性だったからな」
クースディシア:「記憶喪失が戻って真っ当な人格に戻る可能性って無いのかしら」
刑部クロオ:「俺は是非ともそうなることを願うね。」
歌門光星:「抱きしめてキスをすれば記憶が戻るかも。という流れだと嬉しいな」
刑部クロオ:「こいつ、滝二号だぞ。」
滝瑞果:「ヘヘ……あたしがキスくらいで満足すると思うかい?」
クースディシア:「一号はもっと最悪ね……!」
クースディシア:「こっちも戻したり出来ないの!?」
歌門光星:「でも、クロオ君。いいのかい?最悪の事態は考えて、そうなったら、心の折り合いはつけられるのかな?」
刑部クロオ:「刃を交えることも覚悟の上さ。」
刑部クロオ:「それでも、元の関係に戻れるのがアカデミア。そうだろ?」
滝瑞果:「お互い納得の上ならな」
刑部クロオ:「なら大丈夫だ。」
滝瑞果:「……羨ましいよ。刑部」
刑部クロオ:「……?」
滝瑞果:「いや……」天井を見る。
滝瑞果:「……その、“ウォーメイカー”の話に戻るんだけど」
滝瑞果:「まあ鉄板で当たる容疑者として、ディオゲネスの連中の動きを地下の連中の噂で集めてきた」
滝瑞果:「結論から言うと、基本“ウォーメイカー”が単独でやってるんだけど、“ラーズグリーズ”ってやつも多少絡んでる」
クースディシア:「ああ、あれ……」露骨に嫌そうな顔をする。
刑部クロオ:こちらも嫌そうな顔
滝瑞果:「え……」
滝瑞果:「皆会ったことあんの!?」
滝瑞果:「くそ!あたし、ずっと生徒会やってて、一度も見たことないんだよ!絶対おっぱい揉んでやろうと思ってんのに!」
歌門光星:「どういう娘?」
クースディシア:「揉むほどあったっけあいつ……」
歌門光星:「じゃあ、いいかな」
滝瑞果:「貧乳!!」光の速さでメモに書き記す。
クースディシア:「賑やかなお子様よ。メガネみたいな、センスの塊みたいな仮面を堂々と付けて」
滝瑞果:「大丈夫!撫で回すように!刑部はなんか情報ないか!」
刑部クロオ:「ともかく、ムカつく奴だ。裏で計画の糸を引いて、自分が表に出る機会は最小限に留める…。」
滝瑞果:「露出が少ない!?」シュバババ
滝瑞果:「興奮してきた」
クースディシア:「ああ、あれで人前に出れる胆力もあるってことになるのかしら」
クースディシア:「こいつなんでも興奮するのか……!」
滝瑞果:「露出が少ないが……いざとなれば、ひ、人前に」
刑部クロオ:「……今度会ったら滝を引き合わせてやろうか…。」
滝瑞果:「えっちすぎる……!いいのか!?こんな奴が活動していて!」
クースディシア:「本当にこんな奴が活動してていいのかしら」
歌門光星:「やる気が出たのは良い事じゃないか」
歌門光星:「他の人が出てきて滝さんのクースディシアさんへのコンタクトが減るとは、まったく思わないけど」
滝瑞果:「えー……こほん、つまり何が言いたいかというとだ」
滝瑞果:「こいつはディオゲネス側のバックアップを持っているわけじゃないってことだ」
滝瑞果:「情報収集やその他のルートは別にある――例の5人が相当強力な能力者ってことかもしれないけどな。高遠はこの前加わったばかりなんだろ?」
刑部クロオ:「ああ。能力からみておそらく偵察を任されることになるだろう。」
クースディシア:「いや、多分違うわね。その5人が強力かどうかはわからないけれど」
滝瑞果:「む」
クースディシア:「手紙の宛てを選別してるやつが居るわ」
クースディシア:「データベースに不正アクセスされてたんでしたって。夜中に」
歌門光星:「スーパーハッカー」
クースディシア:「そこから誰かが選別した。“ラーズグリーズ”じゃないと思うわ」
滝瑞果:「その根拠は?」
クースディシア:「地道な実働だもの。やる気にならないでしょ」
滝瑞果:「露出が少ないのに……派手好き!」
歌門光星:「面識がある人間の言葉なら信用できるんだろうね」
滝瑞果:「だけど、5人の幹部に近い線ではあると思うぜ。強力な電子戦能力者がお仲間にいるってことなんだからな」
滝瑞果:「――問題はそいつが時系列的に“赤い手紙”より前からいるってことだが」
クースディシア:「まあそうね。5人にプラスしてそいつが居るのか、」
クースディシア:「自分で自分に出しといて5人の中にいるのかは知らないけれど」
滝瑞果:「そうそう、あたしも生徒会の仕事でデータベース打ち込んだりすることあるんだけどさ」
滝瑞果:「『データ整合性処理中』ってシステムメッセージ、めちゃくちゃ興奮するんだよね」
クースディシア:「……どういうこと?」
刑部クロオ:「全く関係ない話を挟むな。」頭を掴んで力を入れる
滝瑞果:「ギャアアア」
歌門光星:「コラでも作るのかい?」備え付けの瓶自販機から世界で一番売れてる炭酸飲料抜き出して、飲む。
滝瑞果:「合法的に『性処理中』って文字列を見ることができるのが最高」
刑部クロオ:もっと力が入る
滝瑞果:「痛い痛い割れる割れる」
クースディシア:「……聞き返さなきゃよかった……!」
刑部クロオ:「で、だ、」離す「次は幹部とその協力者を暴くことが目的になるか。」
歌門光星:「官能文学は奥深いね。その発想は2号には流石になかった」
歌門光星:「ああ、そうだ。方針の前に、まったく関係ない話で悪いけど、俺の方は身内調べをしてきたよ」
滝瑞果:「あっ、そうなの?また“ピースメイカー”のこと?」
歌門光星:「ホワイトフォロウ。に探りを入れてきたんだけどね」
滝瑞果:「そっちか」
歌門光星:「有志の平和自治団体だね。50人くらいの集団でピースメイカーを勧誘しようとして断られてるのは本人も言ってたね」
滝瑞果:「それだけいれば演説できるやつも一人くらいいそうなもんだけどな」
刑部クロオ:「50人か。1000万の軍勢と比べると些か見劣りするな。」
歌門光星:「組織内は平等って建前だけど、古参メンバーが実質の幹部みたいなものだ」
滝瑞果:「こっちも結局幹部か。組織ってのはどうしてもな」
歌門光星:「まあ、気になるのは、その幹部達の情報網かな。組織の活動内容と関係ありそうじゃないとこを拾って動いてるとしか、思えない部分もたまにある」
クースディシア:「まあでも、そういうのが嫌で手を組まないのはわかるわ」
クースディシア:「私だってそういうのから離れたいもの」
滝瑞果:「クーちゃん!高嶺の花!」
滝瑞果:「つまりどこからか情報を集められるやつが上側を握ってて、実働部隊は下の連中か」
滝瑞果:腕組みをする。「似たような組織が外にあったな」
クースディシア:「……スーパーハッカー?」
刑部クロオ:「下の連中は理想を餌にすれば何も知らなくても動く、ってわけだ。」
歌門光星:「しかも善意でね」
滝瑞果:「いや、ちょっと印象悪い言い方になっちゃったな今のは」
クースディシア:「全員が将にはなれないし、なるべきじゃないんでしょ。組織だもの」
歌門光星:「スーパーハッカー多いな、学園!俺の入学前の個人情報を消したのもスーパーハッカーじゃないだろうね」
滝瑞果:「でもホワイトフォロウの幹部連中にはいずれ菓子折りでも持っていきたいって思ってたとこだ」
滝瑞果:「美穂ちゃんが世話になってるもんな」
クースディシア:「あら。女性幹部が居るって?」
滝瑞果:「それならますます大歓迎!」
歌門光星:「そこを詳しく調べておくべきだった」
クースディシア:「しかし、実際どうなのよ。形勢はどこに傾いてんの今?」
刑部クロオ:「無関心がほとんどだ。」
滝瑞果:「そりゃそうだろうな」
刑部クロオ:「ただ、“どちらかといえば”という考えの生徒が多くいる。」
滝瑞果:「藤堂みたいな連中か」
歌門光星:「この流れというか空気っていうのは、どうにか出来るものなのかな」
刑部クロオ:「騒いでる軍事研究会の連中か…。ま、大概の生徒はそんな考え、心の中にしまっていつも通りの日常を送っているさ。」
歌門光星:「Rファイトと違って、シンプルじゃないな。外は。と思い知っているよ」
刑部クロオ:「この騒ぎが表面化していないのは幸いだが…この生徒たちが“戦争肯定側”に回る前に早めに収束させる必要がある。」
滝瑞果:「ははは、歌門にとってはアカデミアでも“外”なんだよな」
クースディシア:「実際、回るものなのかしらね」
滝瑞果:「藤堂みたいなのも……あれはあれで、健全ではあるんだよ。喧嘩したいやつは勝手に喧嘩するのがアカデミアだもんな」
滝瑞果:「だから問題は、“無関心”だとか“やりたくない”連中が巻き込まれることだ。そういうのは……」
滝瑞果:「……マジできついからさ」
刑部クロオ:「……ああ。」
歌門光星:「これから、どうしようか?」
滝瑞果:「本気で戦争を止めたいなら、すごく手っ取り早い方法があるよ」
刑部クロオ:「“ウォーメイカー”一味の幹部とその協力者を暴くことが目的になるか。」
滝瑞果:「“ウォーメイカー”のところに直接殴り込んで潰す」
クースディシア:「で?彼女はどこに居るの?」
歌門光星:「ははは、ジレンマだね。平和を勝ち取るのに暴力を使っていいものか。というのは」
滝瑞果:「でもここにいる皆、最初から結構そのつもりなんじゃないの?」
滝瑞果:「敵を潰す発想がなきゃ、“ウォーメイカー”のことなんて探らないだろ」
滝瑞果:「くくく」
刑部クロオ:「……。」否定できない。手紙を見たときから、その考えはあった。
クースディシア:「まあ、スピーチで戦争ごっこを止めるよりは現実的な考え方じゃないの?」
歌門光星:「俺は平和でなければ俺が困るからね。降りかかる火の粉は払うよ」
滝瑞果:「ま、あたしはもういいけど、戦いたくない奴が戦うしかないのはどうにかなんないかなあ」
刑部クロオ:「……」全員の顔を見回す。
滝瑞果:「……ふざけた仮面野郎を倒すのは生徒会の通常業務の一環だ。“ピースメイカー”には悪いけど、ここから本格的に探りを入れていくか」
滝瑞果:「降りたいやつは降りたほうがいい。お前だぞ刑部」
刑部クロオ:「何……?」
刑部クロオ:滝の目線に射すくめられる。
刑部クロオ:「俺がいつ降りたいなんて言った。」
滝瑞果:「ぶん殴るしかできないのは辛いんじゃないのか?」
刑部クロオ:「………っ」
滝瑞果:「特にお前は、奴らのアジに……“戦争”ってフレーズに引っ張られてる感じがある」
滝瑞果:「こんなのただの名前の問題で、いつもの事件でしかないって、あたしは思ってるけど」
滝瑞果:「でも、名前だけでもしんどい奴に無理させることもないかなって……思うよ」
刑部クロオ:「……余計な気遣いだ。…俺は、大丈夫だ。」
滝瑞果:「わかった」
刑部クロオ:自分の額を抑えながら顔を上げる。
滝瑞果:「……何かあったらあたしに言え」
刑部クロオ:「………。」滝の顔を見上げる。
刑部クロオ:その表情はいつものふざけた表情でも、女の尻を追いかけまわしているだらしない表情でもない。
刑部クロオ:真摯な少女の顔に見えた。
滝瑞果:「えっと」すぐに顔を背ける。
刑部クロオ:「……ありがとう。……すまねえ。辛くなったら、言う。」
滝瑞果:「クーちゃんとかは真面目な話、どう?“ウォーメイカー”をやるってなったら保健委員の仕事じゃないんじゃない?」
クースディシア:「もうずっと保健委員の仕事じゃないわよ、これ」嘆息する。
歌門光星:「クースディシアさんは付き合ってくれるでしょう。確信がある」
歌門光星:「ウォーメイカーとも知り合いで、俺たちがここまで首を突っ込んで、自分だけが抜けるなんて、ないない。性格上あり得ない」
クースディシア:「乗りかけたところで降りるくらいには不誠実じゃないってだけ……って」
滝瑞果:「全部歌門くんが言っちゃったな」
クースディシア:「人に言われるとなんかムカつくけど……!」
刑部クロオ:「……ふっ。やっぱりお前はいいやつだよ。保健委員。」
クースディシア:「あら。3号にでも志願しだした?御免よ」
クースディシア:「あなたの何号にさせられるのか分かったものじゃないもの」
歌門光星:「でも、ほら、当たった。良い奴じゃなくて、いい女の考えは読めるものだよ」
刑部クロオ:「なっ…」
歌門光星:「しかし、こういう危うさを前面に押し出した方がモテるのだろうか?」
歌門光星:「精神的にタフすぎると、隙が無いものな。クロオ君のムーブメントは参考にしよう」
刑部クロオ:「滝の同類にされて俺の精神が折れそうだ。」
滝瑞果:「ははははは!」笑う。
滝瑞果:「あたしも御免だよ」
クースディシア:「仲がおよろしいことで」くつくつと笑う。
刑部クロオ:「ふっ…」っと笑い
刑部クロオ:「しっかりしなきゃな。滝に心配されるなんて末代までの恥だ。俺が末代かもしれんがね。」
歌門光星:「誰にも心配されない人生よりは素敵だと思うよ」
滝瑞果:「末代まで祟る霊って、やっぱり次の代を作るとこも見てんのかな」
刑部クロオ:「マジでそういう発想しか出てこねえのかお前は…!」
滝瑞果:「子供の頃この発想を思いついてから、理想の職業なんだよな~」
クースディシア:「職業ではないでしょ……」
刑部クロオ:「最悪の子供だな!今生に希望を持て!」

GM:ではこの辺りでシーンを切りましょう。ロイス・調達可です
滝瑞果:クーちゃんにまだ取ってなかったのでロイス
刑部クロオ:ロイスは全埋まりなので調達。
滝瑞果:同行者/クースディシア/美脚:○/チョロい/ロイス
クースディシア:なんだそのN感情は!
歌門光星:最悪のN感情w
歌門光星:ジュラルミンシールド購入しましょう
滝瑞果:チョロいと思わない限りNが表にならないから!
刑部クロオ:ww
クースディシア:よ、よかったまだだ
歌門光星:3dx+1
(3R10+1[10]) → 9[4,4,9]+1 → 10

歌門光星:財再ポイント使って買おうっと
刑部クロオ:購入はショットガン(スラッグ)
歌門光星:財産!
刑部クロオ:4dx+4>=11
(4R10+4[10]>=11) → 10[1,3,8,10]+1[1]+4 → 15 → 成功

刑部クロオ:出来た!
滝瑞果:やっぱり照準器がほしいなあ
滝瑞果:2dx>=15
(2R10[10]>=15) → 6[4,6] → 6 → 失敗

滝瑞果:無!
クースディシア:-堅物/刑部クロオ/信頼:○/隔意/ロイス
クースディシア:じゃあ照準器狙ってみよう
クースディシア:5dx+4>=15
(5R10+4[10]>=15) → 7[1,1,3,7,7]+4 → 11 → 失敗

クースディシア:うーん駄目!
滝瑞果:おしさ
刑部クロオ:惜しい
刑部クロオ:控室の外。3人の喧騒を聞きながら幻影と向き合う。
刑部クロオ:「ウジウジしすぎたらしい。ついに滝にまでケツを叩かれちまった。」
乃門三八:「休んでもいいと言われたのに行くのかい?」
刑部クロオ:「ああ。どうあっても、見過ごすことはできないんだ。」
刑部クロオ:「目の前で起きていることはな。」
乃門三八:幻影は何も言わず、ただ何かを手渡す。
乃門三八:水平二連式の、古びたショットガンだ。
乃門三八:刑部に笑顔を向けて、消える。
刑部クロオ:ショットガンを受け取り、ベルトのホルスターに入れる。
刑部クロオ:あ、現在装備ですがウェポンケース1に大槌、ウェポンケース2にスラッグショットガンが入っています。

◆Middle 7 シーンプレイヤー:滝瑞果

滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2(1D10->2)した (侵蝕率:59->61)
GM:エコガール
GM:時間は日中の授業の合間にしよう。次の授業は化学とかで、君は教室移動の準備をしている。
滝瑞果:収監中は授業どうしてたんだろうなこの子
GM:ボディビルダー部顧問のボディビルダー先生による映像授業ですね。
滝瑞果:悲惨

滝瑞果:「いやーいい授業だった」
滝瑞果:「現文の先生、顔は地味だが実はおっぱいはなかなか……」
滝瑞果:授業用具をまとめて席を立つ。とはいってもシャーペン一本に消しゴムくらいの最低限のやつしか持っていない。
清澄美穂:「滝さんっ、良い授業ってどこを見てたのかな!」 とん、と肩に手を置かれる。清澄美穂なら瞬時に投げかかれるポジショニングだ
滝瑞果:「ひっ!美穂ちゃん!」
滝瑞果:「も、もちろんあたしは美穂ちゃん一筋だよォ~!張りのある美乳……!」
滝瑞果:命乞い(のつもり)
清澄美穂:スッと肩に置かれた手が引かれ、あっというまに身体が直立から90度回転。
清澄美穂:そのまま教室の済の掃除用具入れ辺りに放り込まれる!
滝瑞果:「ギャアーッ!」ガシャーン!
清澄美穂:「……まったくもう。ちょっと油断するとすぐこうなんだから」
滝瑞果:掃除用具入れにピッタリ収まります。
滝瑞果:「いやあ、美穂ちゃんのほうこそ相変わらずで何より」
清澄美穂:「真面目にやんないと生徒会戻れないよ?」 頭についたホコリを取ってあげつつ
滝瑞果:「生徒会かぁ~。戻ったとして居場所あんのかなあ今更……」
清澄美穂:「疑問としてはすごく今さらな気はするけど……」
清澄美穂:「でも確か今日、校舎の東西南北を睨む生徒会長ガーゴイルを各階に設置する段取りが進み始めたとか」
清澄美穂:挑発的な情報提供! なんだかんだで地下牢獄でこの手の情報により滝さんが元気付いたのを学習しているのだ
滝瑞果:「ぐぬぬ……!!あきれた眼鏡だ。生かしておけぬ」
清澄美穂:「だからほら、真面目に頑張ろう! 次、教室移動だよ。一緒行こ?」
滝瑞果:「へへへ……そりゃ勿論ご一緒いたしますとも」
清澄美穂:ちなみにこちらはちゃんと教科書やノートもちゃんと持っています。君と清澄は廊下に出る
滝瑞果:「まともな授業は久しぶりだな」
清澄美穂:「そう? ……って、そうか。地下監獄にいたから」
滝瑞果:「収監中の経験で何故か野郎の筋肉の部位について異常に詳しくなっちまったよ」
清澄美穂:「えっ、何その経験……ちょっと興味あるかも。あそこでそんなことに詳しくなれるんだ」
滝瑞果:「ちょっと気を抜くと『キレてる!』とか『大胸筋も幸せだろう!』みたいな反応しちゃいそうになるしさ」
滝瑞果:「だから野郎の裸はまだしばらく見せないでくれよな。永遠に見せてくれなくていいけど」
清澄美穂:「あっちょっと思ったより違う芸風だ?」
滝瑞果:シャーペンを片手でくるくる回しながら歩く。
清澄美穂:「……っていうか、その喋り方だと男の人の裸見て……んっ、ちょっとごめん」
清澄美穂:清澄美穂は立ち止まってポケットからスマートフォンを取り出す
清澄美穂:何やら操作して、眉間にシワを寄せて難しげな表情
清澄美穂:「ううーんん……」
滝瑞果:「何か悪い知らせか?」
滝瑞果:「それともUndineのエッチな隠し撮り画像が流出したとか」
清澄美穂:「そうじゃないんだけど……」 ポケットにスマートフォンをしまい直し
清澄美穂:「やっやめて!」 最低限の動きで迅速な投げつけ! 地面へ叩きつける!
滝瑞果:「ギャアーッ!」
清澄美穂:「Undineでそういうこと言わないで!」
滝瑞果:「あたしも言いたくないけど……本能じゃないか!こういうのは!」
滝瑞果:「心の奥底では邪悪なあたしがエッチを求めているんだよ!」
清澄美穂:「そういうのって下品な男の子の本能でしょ! 滝さんは女の子! ……まったくもう」
清澄美穂:呆れつつも立ち上がるのを手伝ってくれる
滝瑞果:「美穂ちゃんのほうは大丈夫なのかよ」
清澄美穂:「……そう。それでちょっと今話そうとしたのに。滝さんがUndineの……」
清澄美穂:手と腕が虚空をさまよう。投げそうになったのを我慢したのだ
清澄美穂:「……ともかく、うん。"ホワイトフォロウ"のことでね」
滝瑞果:「そっちの制裁のほうが優先度高いのかよ!ちぇっ、別にプライベートなら言わなくていいよ」
滝瑞果:「ただ化学の授業中は途中抜けられないからな」
滝瑞果:「おっ、ホワイトフォロウ」
清澄美穂:「……入ったばっかりの私が言うのもどうかなって思うんだけど、なんか雰囲気がちょっと、おっかない感じになってて」
滝瑞果:「……おっかない?」
清澄美穂:「えーと、"ピースメイカー"のお手伝いをするから、宣伝……ビラ配りとか、あと演説に集まる人の整理とかする、っていう話だったじゃない?」
清澄美穂:「あっ、私もね。体育館前でのやつ! あれ、声掛けとかしてたんだよ!」
滝瑞果:「ええーっ、そうだったんだ?あたしもいたんだよ」
滝瑞果:「全然気づかなかったなあ」
清澄美穂:「あ、そうなの? まあちょっとその場所からは離れてたからかな……?」
清澄美穂:「でもさ、その時に軍事研究会の人たちが来て、論争になったでしょ? それから何だか、雲行きが怪しいっていうか……」
滝瑞果:「嘘だろ!あの程度の連中にそこまで影響力あるか?」
清澄美穂:「私は直接見てなかったけど、なんだかそれで"ピースメイカー"さんがちょっと困って……っていうか、押されてた、みたいな話を聞いたの。それでかな」
清澄美穂:「今後ああいう人が出てきたら強引にでも追い払おうとか、他の場所でもああいうスピーチをするのを許さないようにしようとか、幹部の人から出る話が、そういうのばっかりで」
滝瑞果:「……ちっ。本当にフブキくん連れてくりゃ良かったな。ラップバトルなら無敵なのに」
清澄美穂:「ラップバトル……?」
滝瑞果:「ああこっちの話。口喧嘩の強さは別に思想なんかとは関係ないってことだよ」
清澄美穂:「……ああ、あとそれでね。メンバーもすごい速さで増えてるんだよね。今、えーと……150人?」 スマホを見ながら言う
滝瑞果:「つまり、“ピースメイカー”の劣勢に危機感を覚えた幹部連中が」
滝瑞果:「どんどんメンバーを勧誘しまくってると」
清澄美穂:「私もその規模拡大の流れで仲間に入れてもらったっぽいから、どうとは言えないんだけどさー」
滝瑞果:「……どっちにしろ」
滝瑞果:「美穂ちゃんは頭いいな」
清澄美穂:「……え?」
清澄美穂:「なんで?」 きょとん
滝瑞果:「そういう周りの流れから一歩引いて、ちゃんと最初の目的を見れてるってことだよ」
滝瑞果:「だから、手段と目的がすり替わり始めてるみたいだって、危機感があるんでしょ?」
清澄美穂:「う。そ、そかなー」 ちょっと照れる
清澄美穂:「そうなのかは分からないけど、なんか変だなーとは思ってた。でも、アカデミアの平和のために活動しようとしてるのは、間違ってないはずだし……」
滝瑞果:「平和ってのは、ラップ……じゃない、ディベートで勝つとか演説を成功させるとかが目的じゃないはずだから」
滝瑞果:「……だから活動のための活動になりはじめると良くはないな」
清澄美穂:「……うん、そうそう。そういうのは手段……あっ、手段と目的がすり替わるってそういうこと!」
清澄美穂:「滝さんは頭良いなぁ……」
滝瑞果:「でもまあ、そういう風にグダグダになってる組織とか部活なんて、結構アカデミアにはよくあることだし」
清澄美穂:「生徒会とかも?」
滝瑞果:「ホワイトフォロウが怖いようだったら、別の形で活動してる人を手伝えばいいんじゃない?」
滝瑞果:「生徒会はな」笑う
滝瑞果:「あれは個人がそれぞれグダグダなんだよ」
清澄美穂:「なるほど……?」 分かったような分からないような
滝瑞果:「とにかく……あたしはホワイトフォロウが実際どうかは知らないけど。自分で考えてそう思ったってのは、大切だよ」
滝瑞果:「冷静に考えたらとんでもないことでも、上に命令されるとやっちゃうってことがね。実際あるんだ」
清澄美穂:「それは……」 少し悲しげな表情になる。彼女には思い当たるフシがあるのだ
滝瑞果:「兵隊も本当は考えなきゃいけないんだよな」
清澄美穂:「……考えなきゃいけないよね。ちゃんとさ、自分が何をしたら、どうなるかって」
清澄美穂:少し考え 「……でも、"ホワイトフォロウ"の人全員じゃないんだ。そういうのは、そりゃ、幹部……最初からいる人は、なんかそんな感じだけど」
清澄美穂:「それはおかしいんじゃないか、って言ってる人もいる。だから」
清澄美穂:「……うん、決めた。私もちゃんと、言ってみよう。新入りだけど……別にそれは、"ホワイトフォロウ"に対して新入りってだけで。アカデミアに対しては、違うもんね」
清澄美穂:そう言った清澄美穂の表情は、いくぶんスッキリとしている
滝瑞果:「手助けが必要なら言ってね」
滝瑞果:「“ピースメイカー”の護衛もあるけど、あたしの義理でいえば美穂ちゃんのほうが先だからさ」
清澄美穂:「うん、ありがと。……ホントは、ちょっと"ホワイトフォロウ"やめようかな、なんて思ってもいたんだけど。違うね」
清澄美穂:「間違ってたら、直さないと。それが私! うん、そう決めたらなんか元気出てきた!」 ヒュンヒュンと中空の滝さんイメージを投げる
滝瑞果:「それがやる気のイメージなのか!?」
滝瑞果:「あたしって一体……」
清澄美穂:「へへへ……」 照れるように笑い
滝瑞果:「っていうか、あたしも一言くらいホワイトフォロウの幹部さんに挨拶したいって思ってたんだよ」
滝瑞果:「それこそ“ピースメイカー”の演説周りとかで助けてもらってるわけだからさ」
滝瑞果:「会えたりしない?男女比はどれくらい?趣味は?3サイズは?」
清澄美穂:「あっ、そうなんだ? じゃあ今度その辺も話せるように……いや、もしかしたら私つまみ出されるかもだから約束はできないけど……」
清澄美穂:「女子もいるよ。でも男子の方が多くて2:1くらいかな。幹部の子に一人中等部の女子はいるっぽいけど……」
滝瑞果:「中等部の!!女子!!」
滝瑞果:「瑞々しい肌!青い果実!」
清澄美穂:「自分の名前をバラして興奮するの、ちょっと大変じゃない?」
滝瑞果:別に高等部の女子でも同じくらい興奮していただろう。要するになんでもいいのだ
清澄美穂:「……この距離と角度なら化学室に直接……でも何かあったら周りに被害が出ちゃうかな……」 ぶつぶつと投げシミュレーションしている
滝瑞果:「自分でもたまにこの頭の回転の速さが呪いのように思えるよ。フフ……」
清澄美穂:「ともかく、ありがとね。もうちょっとやってみる。で、ダメだったら手を切る!」
清澄美穂:「だからそうなったら、幹部の子も紹介できないからゴメンね、ってことで!」
清澄美穂:「よーし、がんばるぞー。そのために今は授業をがんばるぞー」 フスンフスンとやる気を出して化学室に向かいます
滝瑞果:「わかった。頑張ってね。考えの似た子にも声かけてみたりさ」
滝瑞果:「化学の先生はおじいちゃんだからな……実験中の事故か何かで突如セクシーダイナマイト美女になってねーかな」
清澄美穂:「それこそ化学への反抗だね……!」
滝瑞果:バカなことを言いながらこちらも授業に向かう。
GM:という感じでシーンを切りまーす。

◆Middle 8 シーンプレイヤー:滝瑞果

GM:連続になりますが、これは侵蝕率の都合です
GM:情報収集シーンです。登場したい方はどうぞ!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2(1D10->2)した (侵蝕率:61->63)
刑部クロオ:じゃあ出ましょう
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:83->84)
GM:エコ!
滝瑞果:ものすごく低くて、ありえないほど低い
GM:残存は以下です! また、今回のシーンでは、情報開示に伴い新しいやつが出たら、即時挑戦できるということにしましょう
GM:・情報項目
[任意] “ウォーメイカー”の来歴について <情報:UGN> 難易度10
“ホワイトフォロウ”幹部について <情報:アカデミア> 難易度11

GM:任意は別に開けなくても支障はないやつです(正直)
滝瑞果:クロオくんどっち開きます?
刑部クロオ:ホワイトフォロウ行きます
刑部クロオ:あ、やっぱり滝さんに任せていいですか?
刑部クロオ:因縁的にも、あとコネもありますよね
滝瑞果:大丈夫です。コネがあるからダイス5個で振れる
滝瑞果:逆にUGNだとちょっとたいへんなのだ
刑部クロオ:ではお願いします!UGNは僕が持ってます!
滝瑞果:じゃあ私が失敗した時のカバーに入ってください
滝瑞果:行きます!
滝瑞果:5dx+2>=11 ホワイトフォロウ幹部について
(5R10+2[10]>=11) → 10[1,7,8,10,10]+6[3,6]+2 → 18 → 成功

滝瑞果:超成功!仮面ライダークウガ!
刑部クロオ:俺も行きます!ready to go count zero!
刑部クロオ:4dx+1>=10
(4R10+1[10]>=10) → 10[3,4,7,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

滝瑞果:スゲーッ!
刑部クロオ:仮面ライダーアギト!
滝瑞果:目覚めろ、その魂。
GM:では開示して行きましょう。
・“ホワイトフォロウ”幹部について
“ホワイトフォロウ”組織活動の初期から所属しているメンバーを、便宜的に幹部と呼んでいる。
彼らが独自の情報網を持っていることは知られているが、その実それは『ある個人との繋がり』である。
彼らはもともと平和思想を広めるための活動をしようと志している、あるいは実際に活動を始めていた生徒たちで、そこへある人物に声をかけられ、"ピースメイカー"支援組織としての”ホワイトフォロウ”を立ち上げるに至った。
"ピースメイカー"の支援という形を取ったのは、その主張にブレがなく、なおかつ独立的な方が支持を得やすいという判断によるという。
それ以来、アカデミア内で平和を訴えようとする者、平和のために働くことを望む者を、“ホワイトフォロウ”の真の創設者と呼ぶべきその人物からの情報に基づき、スカウトしている。
・[任意] “ウォーメイカー”小座野神奈の能力・来歴について
モルフェウス/ノイマン シンドロームのオーヴァード。直接戦闘は得意でなく、支援系能力に特化しているBランクサポーター。
当然ながらアサルトライフルを戦闘的に取り扱うことは困難と思われるが、ノイマンシンドロームオーヴァードのため、素養を秘めている可能性はある。
元は普通の女子高生だったが、FHによる都市規模実験に巻き込まれ、オーヴァードとして覚醒。同じ境遇にあった二人の友人と共にFHと戦った過去を持つ。
戦いの果てに二人の友人は命を奪われ、自身も死の淵にあった所、UGNの介入により救助された。その経緯から、『生き残ってしまった』自分を過度に呵責する、いわゆるサバイバーズ・ギルトに近い精神状況である。
そのためカウンセリングを何度となく勧められているが、心の傷が癒やされれば友人の死が軽くなってしまうのではと本人は思い込んでおり、それを拒絶している。
GM:そこで、最後の情報項目を開示します。「“ウォーメイカー”の協力者と、“ホワイトフォロウ”の真の創設者について <情報:ウェブ><知識:電子技術>等 難易度15 (失敗するごとに難易度-3)」です。
滝瑞果:剣呑だぜ……!
GM:このシーン未行動なら判定可能としても良いんですが、多分演出的には、今出た2つの情報を共有して、
GM:それからこの項目に進むというのが順当かなあと思うので、そんな感じで共有の演出をしましょうか。
滝瑞果:そうしましょう
刑部クロオ:了解です!
滝瑞果:choice[校舎裏,屋上,喫茶店,女子更衣室]
(CHOICE[校舎裏,屋上,喫茶店,女子更衣室]) → 喫茶店

滝瑞果:喫茶店!
刑部クロオ:お、穏当…!
GM:サテンである!
滝瑞果:一番ふつうなのが出ましたね

GM:ここはどこにでもある普通の喫茶店――
滝瑞果:サングラスをかけて隅の席に座っています。
滝瑞果:「――おい。例の“ブツ”はあるか」
地下監獄仲間:「へい。しかし滝サン。こいつは“ヤバすぎる”代物ですぜ」
地下監獄仲間:「もしも見つかったら、風紀委員にどんな制裁が加えられるか……」
滝瑞果:「構わねえよ。それにもしも風紀委員が女子だったら」
滝瑞果:「一石二鳥ってところさ……」
地下監獄仲間:「……ゴクリ(なんてお人だ……)」
地下監獄仲間:「じゃ、じゃああっしはこれで……(主に変態行為に)お気をつけて、滝サン」
滝瑞果:「……フウ」
滝瑞果:モカ・コーヒーに口をつけ
滝瑞果:受け渡された茶封筒の中身を広げます。
滝瑞果:当然そこにはアカデミア美少女たちの隠し撮り写真が!!
滝瑞果:「素晴らしい……どんな金塊にもまさる最高の情報だぜ」
刑部クロオ:興奮を抑えきれぬ滝の肩に手が置かれる。
滝瑞果:「おおっ、この、お尻から太ももに至るこの曲線っ!辛抱たまらん!」
滝瑞果:「!?なんだお前は!?」
刑部クロオ:「ずいぶん上機嫌じゃねえか。」
滝瑞果:「あたしはもう辛抱が――」
滝瑞果:「し、死~~ッ!?」
刑部クロオ:「お前がそこまで勤勉だとは思わなかったよ。」
刑部クロオ:ギギギギギ……肩を掴む手に力がこもっていく。
滝瑞果:「へへ……」
滝瑞果:「な……何枚で見逃す?」
刑部クロオ:「0だ。」茶封筒にライターで火をつける。
滝瑞果:「ウワアアアアアアア――ッ!」
滝瑞果:響き渡る絶叫に寡黙なマスターが顔をしかめたりするのだ。
刑部クロオ:茶封筒を灰皿の上に移し、滝の対面に座る。
刑部クロオ:「ないもんは渡せねえだろ。」
滝瑞果:「ひ、ひどい」焼けた無残な灰に涙を落とす。
寡黙なマスター:顔をしかめたりはするが、滝さんは奇声常連なので一度は見逃してやる姿勢だし、次騒いだら通報ボタンを押す。
滝瑞果:「お前それでも人間かよォ……!」
刑部クロオ:「人間だよ。少なくともお前よりは人間に近い。」
刑部クロオ:灰を前にして名状しがたき悲しみの表情を浮かべる滝さんを眺めつつ。
滝瑞果:「ちくしょう……!飲まずにやってられるかよ!マスター!生一つ!」生クリーム入りコーヒーのこと
滝瑞果:「なんで来やがった……」
刑部クロオ:「情報共有だよ。チャンプは試合だし、保健委員は今手が離せない。」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:バン!
滝瑞果:机に手を叩きつける。もう一通の茶封筒がある。
滝瑞果:「あたしもだ」
陰気だが巨乳で長身の店員:注文された生クリームコーヒーと、刑部くんに水を置いて愛想もなく去っていく
滝瑞果:「先に生写真の封筒の方をもらっときゃ良かったって、死ぬほど後悔してるよ……!」
滝瑞果:コーヒーを一気飲みする「熱ッつ!」
刑部クロオ:こちらも封筒を出す。
滝瑞果:「――刑部。どう思う」
滝瑞果:「たとえばそのままじゃバラバラの、民兵のゲリラ共に……金や装備を与えて支援する組織があったとする。その元締めはどっちだ?」
滝瑞果:「そいつらを支援する側か?それとも逆か?」
刑部クロオ:「………逆。」
滝瑞果:「ふ。そういうのは普通、レアなケースだけどな」
滝瑞果:「ホワイトフォロウについて調べてた。最初から、ちょっと疑問だったんだよな」
刑部クロオ:「ゲリラを形のある軍隊にすればより戦争は泥沼になる。武器の需要が増える。」
滝瑞果:「“ウォーメイカー”はアカデミア全部に宣戦布告してるんだぜ」
滝瑞果:「反発するやつが“ピースメイカー”とホワイトフォロウだけってのは、変な話だろ」
刑部クロオ:「…確かに、反発が小さすぎる。」
滝瑞果:「……結論から言うと、ホワイトフォロウがその原因だ。奴らは個々で活動していた平和主義者を」
滝瑞果:「一纏めに束ねている。例外は“ピースメイカー”だけってことになるな」
滝瑞果:「まとまっていれば、一人より活動も楽だ。仲間内で有意義な議論もできるし――何より安心できる」
滝瑞果:「じゃあそのホワイトフォロウの最初の一人が誰か、って話になってくる」
滝瑞果:紙を開く。「不明だ」
刑部クロオ:「……隠すようなことじゃないはずだ。」
滝瑞果:「間違いなく、歌門くんの言ってた『謎の情報網』の正体がこの一人だ」
刑部クロオ:「真っ当な平和活動家ならな。むしろ公正を期すため名前と所属を明らかにする。」
滝瑞果:「ふん。そこは個人によると思うけどな。でもあたしがヤバイって思ってるのは」
滝瑞果:「構成員のほとんどが、ホワイトフォロウの得る情報源が『一人』に頼っていることを知らないことでさ」
滝瑞果:「美穂ちゃんも怖がってたよ。ホワイトフォロウの活動が、妙な方向に行きはじめてるんじゃないかって」
刑部クロオ:「与えられた情報をただ“フォロウ”する人間を集めて一個の組織を作り上げた。」
滝瑞果:「……のかな。決めつけは良くないけどさ。でもこの一人が誰かってのは、調べる価値がありそうだと思わないか?」
刑部クロオ:頷く
滝瑞果:「あたしはこんなとこ。……っていうか」
滝瑞果:「本当。お前、写真……どうすんだよ……ひでーよ……」
刑部クロオ:「生徒会役員が盗撮写真なんて買ってんじゃねーよ。」
滝瑞果:「そういうマジ気味の正論もやめてほしい」
刑部クロオ:「……ま、ここのコーヒー代くらいは出してやる。それとこの情報も。」
滝瑞果:「……ん」
刑部クロオ:封筒を滝の手元まで押す。中身は“ウォーメイカー”、小座野神奈の来歴だ。
滝瑞果:「3サイズ!!」
刑部クロオ:「どこ見てんだ!!」
刑部クロオ:すぱーんと頭を叩く
滝瑞果:「くっ、載ってない……!なんでだよ!」
滝瑞果:「……」内容を読む。
滝瑞果:「……はぁーっ」机に突っ伏す。
刑部クロオ:「保健委員が首を突っ込んだ理由が分かった。」
滝瑞果:「むしろあたしらの領分じゃないよな。確かにこりゃ、クーちゃんの仕事だ」
刑部クロオ:「………俺にこいつが来た理由もな。」
刑部クロオ:赤い手紙を懐から出して眺める
滝瑞果:「……ふ。あたしには来ないのかな?」
滝瑞果:「来るわけねーか!あはははははは!」
寡黙なマスター:通報ボタンを押す素振りを見せている。フェイントだ!
滝瑞果:「……そろそろ教えてくれていいんじゃないの。刑部」突っ伏したまま
滝瑞果:「なんで刑部にこいつが来たのか」
滝瑞果:「……あたしみたいなのに言いたくないなら、いーけど」
刑部クロオ:水を飲んで、一息つく。
刑部クロオ:「同じような経験をしたからだ。」
刑部クロオ:「俺はUGNチルドレンとして戦場に送られた。」
滝瑞果:「どの辺り?……って関係ないか。そういうのは」
滝瑞果:「戦場は戦場だもんなあ」
刑部クロオ:「……中東あたりか。そこを転戦していた。」
刑部クロオ:「戦いが終わる頃には同期のチルドレンはみな死んでいた。」
刑部クロオ:「これは」ミリタリーコートに触れる「俺の親友のものだ。」
滝瑞果:「うん」
滝瑞果:「……そっか」
刑部クロオ:「……だが俺はあっちには行かない。」
刑部クロオ:「こいつに、こいつがずっと行きたいと言っていた学校ってやつを見せてやらなきゃいけない。」
刑部クロオ:「だから、俺はここに来たんだ。」
滝瑞果:「……刑部は……なんで今は戦おうとしてる?」
滝瑞果:「学園戦争の時はどうしていた?」
刑部クロオ:「どこにも肩入れせず、避難学生の誘導したりしてたよ。」
滝瑞果:「今はそうしないのか?」
刑部クロオ:「……学園戦争のときまでは思ったよ。出来るだけ普通の学生でいようってな。」
刑部クロオ:「だけど、目の前で起きることを見過ごすって結構、心にくるんだ。」
刑部クロオ:「自分にちょっとでも力があればなおさらな。」
滝瑞果:「そうか……いや……」
滝瑞果:「あたしとは全然逆だ……羨ましいな」
滝瑞果:やはり顔を上げない。
刑部クロオ:「…羨むもんじゃない。トラウマみたいなもんだよ。」
滝瑞果:「――あたしも、学園戦争の時のことを、後悔することがある」
滝瑞果:「『何もしなきゃ良かった』ってな」
刑部クロオ:「………どうして。」
滝瑞果:「あたしは今の刑部みたいに思って……ってか、あのさ」
滝瑞果:「会長とフブキくんがやられたからさ。目の前でさ」
滝瑞果:「それで、もう自分がやるしかないって思っちゃったんだよな……なんとか、戦争を止めようってさ……」
滝瑞果:「でも終わってみたら、全然あんな事件、大したことなかったし」
滝瑞果:「結局一人で騒いでたあたしは、友達に酷いこと言って、自分勝手に周りをかき回すだけで」
滝瑞果:「……何もいいことはなかったよ」
刑部クロオ:「…あれを止めたんなら、大したことだと思うがね。」
滝瑞果:「そうなんだよな。フフ!止まるはずがないって思ってたのに、止まっちゃったよ」
滝瑞果:「……多分、あたしが……心の奥底で思ってることがある」
滝瑞果:「あの時、戦争が本当に起きてれば」
滝瑞果:「ヌルいこと言ってた連中も、あたしが言ってたことが分かるかなってさ」
滝瑞果:「……思わないけど!絶対、そんなこと……ないほうがいいのにな。フフフフ……」
刑部クロオ:嘆息して、水のコップを置く
刑部クロオ:「で、それからどうした。」
刑部クロオ:「一人で騒いで、友達に酷いこと言って、自分勝手に周りをかき回して、」
刑部クロオ:「それからは。」
滝瑞果:「地下監獄にいたよ。自分で自分が嫌になった時、他にどうすればいいのかわからない」
刑部クロオ:「どうするもなにも、ノイマンのお前がなぜわからない。」
刑部クロオ:「酷いこと言ったと思うなら謝れ。あの時抱いた思いを分かってほしいなら伝えろ。」
滝瑞果:「……無理。無理だよ……」
刑部クロオ:「お前はまだ何も失っちゃいない!」
滝瑞果:「くそ。わかったみたいなこと言うなよ!」
滝瑞果:「あた、あたしがお前の悩みを聞くほうじゃねーか!逆だろ!」
刑部クロオ:「逆でも何でもいいだろ!俺がしたいようにしてるだけだ!」
刑部クロオ:「いいか、謝るのも伝えるのも辛いかもしれんがな」
刑部クロオ:「それが出来ずに失うのはもっと辛い!」
滝瑞果:「そうかよ。お前は友達を戦争で亡くしてるもんな」
滝瑞果:「……“ウォーメイカー”……神奈ちゃんだってそうだ。くそ。大嫌いなんだよ、そういうの……」
刑部クロオ:「………。」
滝瑞果:「あたしは友達が死んだりはしてねーぞ。刑部」
滝瑞果:左腕の遺産が明滅する。「殺した側だからな。」
刑部クロオ:「……ッ。」
刑部クロオ:「お前が…?」
滝瑞果:「……知ってる?戦争になると、虐殺とかしちゃう兵士がいてさ……そいつはその時は命令に従ってやってるんだけど……」
滝瑞果:「……じゃないよ。誤魔化すなバカ。『兵士』じゃない。あたしだ。あたしがやったんだ」
滝瑞果:「くそ……」
刑部クロオ:「……悪かった。」
滝瑞果:「こんなの……“ウォーメイカー”の戦争ごっこなんて、笑えてしょうがねーよ。なあ刑部?」
滝瑞果:「……謝りたいと思っても、そんなことまで言えないよ」
滝瑞果:「無理。『なんで?』『何があったの?』って聞かれたらどうすりゃいいんだよ」
滝瑞果:「ふざけたキャラでいたいの。あたしは」
刑部クロオ:「…………言えねえよな。」
刑部クロオ:「俺だって人を殺したことがある。ジャームじゃなく、人をだ。」
滝瑞果:「そりゃ、兵士ならな……」
刑部クロオ:「誰にも言えないことだ。」
滝瑞果:「だからあたしも刑部に言ったんだ」
刑部クロオ:「でもよ、友達には全部明かさなきゃならねえって決まりはあるのか。」
滝瑞果:「それは……」
刑部クロオ:「俺はこいつに隠し事があった。」コートに触れる。
滝瑞果:「兵士時代の仲間にもか?」
刑部クロオ:「こいつは妙にモテるやつでな、任務がないときは女の尻を追い回してたもんだ。」
滝瑞果:「羨ましいな。あたしもモテたいよ」
刑部クロオ:「で、週に3回朝帰り。軍服にキスマークは当たり前。」
刑部クロオ:「俺はいつも『香水くせえ』とか『時間は守れ』とあしらう側だったが」
刑部クロオ:「………本当はちょっとうらやましかった。」
滝瑞果:「ふふふ」
滝瑞果:「そんだけ?」
刑部クロオ:赤くなる「もっとあるけどこれ以上は言わねえよ!」
滝瑞果:「あ、あたしはクッソ重い話なのに、お前、刑部……そんだけかよ!」
刑部クロオ:「俺のも結構重かっただろうが!!」
滝瑞果:「もー……全然割に合わないな、マジ……」
刑部クロオ:「兵士時代の話なんて本当は絶対しないんだからな!」
滝瑞果:「あたしだってそうだよ……」
滝瑞果:「…………二人だけの秘密ね、ク・ロ・オ♥」
刑部クロオ:「………。」
滝瑞果:「おい」
刑部クロオ:「…やめろ、脳がバグってちょっと吐きそうになった。」
滝瑞果:「なんかツッコめや」
滝瑞果:「吐くのもやめろ出禁になる」
刑部クロオ:「……誰だって秘密はある。」
刑部クロオ:口を手で押さえながら
刑部クロオ:「お前がひどいこと言った友達にも、振り回した周りの人間にもな。」
滝瑞果:「だから気にしないってのは、永遠にできそうにないけどな……」
刑部クロオ:「なら俺がお前の秘密を引き受ける。」
滝瑞果:「やっぱ自分で自分を罰してる程度じゃ、たかが知れてるか」
滝瑞果:「刑部は……まだ戦うつもりでいるか?」
刑部クロオ:「ああ。」
滝瑞果:「あたしは死ぬほど後悔してるって聞いても?」
刑部クロオ:「………ああ。」
滝瑞果:「バカだな……」
滝瑞果:「……いや、あたしもバカか」コーヒーの残りを飲む。
刑部クロオ:コップに残った水を飲み干す。
滝瑞果:「まだ『戦争を止めたい』みたいなこと考えてるもんな」
滝瑞果:「行こう」
刑部クロオ:「………。」真剣な顔を見て一瞬止まり
刑部クロオ:デコピンする。
滝瑞果:「いたっ」
刑部クロオ:「何が『行こう』だ。ちょっとかっこつけやがって。」
滝瑞果:「何するんだよう」
刑部クロオ:「調子狂うんだよ、いつものお前じゃないと。」
滝瑞果:「ああ!?言ったな刑部!」
刑部クロオ:「ほら、さっきの店員が送り出してくれるぞ。」
滝瑞果:「行くぞ刑部!」
滝瑞果:「真夏の満員電車素人絶頂120分行きまくりだッ!」
陰気だが巨乳で長身の店員:店員は空席のテーブルをやる気なく拭いていたが、滝さんの発言を聞いて面倒臭そうに通報ボタンを押す。
刑部クロオ:「ふっ…それでいいんだよ。」
滝瑞果:「あーっ!押した!本当に押した!!」
滝瑞果:「あ、あたし、もうこれで3アウトなんだけど!?出禁なるよ!!」
刑部クロオ:店員に手を出そうとする滝さんの首根っこを捕まえながら
陰気だが巨乳で長身の店員:「いえ、お金を払ってくれる限りはお客様でいいんですけどぉ」
陰気だが巨乳で長身の店員:「風紀は来るんで、捕まってみっちり叱られてくださぁい」
陰気だが巨乳で長身の店員:「……ふたりとも」
刑部クロオ:「助けるとも止めないとも言ってないがな。」にぃと笑って
刑部クロオ:「えっ」
刑部クロオ:「お、俺もか!?」
滝瑞果:「ざまあ!このムッツリスケベ野郎~!」
滝瑞果:「刑部。次は猥談可セクハラ可の店見つけてきてくれよな」
刑部クロオ:「く、クソッ…この野郎…!」喫茶店から脱兎の如く逃げる!《軽功》
滝瑞果:「あーっ!!逃げるな!卑怯者ーっ!!」
刑部クロオ:「悔しかったら追いついてみろ滝1号!」
陰気だが巨乳で長身の店員:「またのお越しを~」
滝瑞果:同級生/刑部クロオ/共感:○/食傷/ロイス
GM:という所でシーンを切ります。調達等はまたこんど!
GM:あっロイスは変えても良いぞ。
GM:まあロイスは好きな時に変えられるし別に良いか……ではシーンを切ります

◆Middle 9 シーンプレイヤー:滝瑞果

GM:燃え上がれ滝
滝瑞果:うおーっ
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+1(1D10->1)した (侵蝕率:63->64)
クースディシア:すごいな
滝瑞果:今のあたしは人間火力発電所だ
滝瑞果:人間スペリオルミックス
GM:高効率すぎる
歌門光星:発電できてないじゃんw

“ウォーメイカー”の協力者と、“ホワイトフォロウ”の真の創設者について <情報:ウェブ><知識:電子技術>等 難易度15(失敗するごとに難易度-3)
GM:残存項目は……これだ!
滝瑞果:知識が使えるアヤ!
GM:よりによってこうなるとはな……やるがいい!
滝瑞果:精神が高いのが滝さんのいいところ!<知識:電子技術>でスーパーハッカーするぞ
滝瑞果:6dx>=15
(6R10[10]>=15) → 10[7,8,9,9,10,10]+8[6,8] → 18 → 成功

滝瑞果:すっごーい!
滝瑞果:エロへの執念が奇跡を呼んだ!
GM:一撃必殺やんけ……!
GM:開示しますイェーイ!(ズンドコドコドコ)
・“ウォーメイカー”の協力者と、“ホワイトフォロウ”の真の創設者について
それぞれの使用端末・アカウントは別物であるが、セキュリティシステム網、使用ネットワーク、GPS位置情報、“ピースメイカー”の行動方針、さらに入力操作のクセ等々の情報から推測すると、
“ウォーメイカー”の協力者、“ホワイトフォロウ”の真の創設者、そして“ピースメイカー”は、およそ間違いなく同一人物である。

◆Middle 10 シーンプレイヤー:歌門光星

GM:全員の登場が推奨されています。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2(1D10->2)した (侵蝕率:64->66)
クースディシア:すごいね
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:84->89)
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:83->86)
歌門光星:1d10+83
(1D10+83) → 3[3]+83 → 86

刑部クロオ:滝さんだけ本当に低い…w
GM:エッチ地雷でリザレクトとかさせてあげられなくてすまない……

GM:Rファイト、歌門光星の専用控室。
GM:本日、Rファイトは休場である。闘技場に人気はなく、辺りは静けさに満ちていた。
刑部クロオ:控室の扉にもたれかかり、息を整えている。
GM:君たちは情報交換のために、彼の控室に集まっている。何だったら人払いのため、扉の前に係員を立たせることも可能だろう。
クースディシア:「……」勝手に持ち込んだ少女漫画を読みながら、ソファに腰掛けている。
刑部クロオ:「ゼェーッ…ゼェーッ………てめぇ…風紀を全部俺に押し付けやがって…。」
滝瑞果:「あたしだと何言っても有罪判定になるんだもん!」
滝瑞果:「取り調べに来た子が美少女だったのも悪い!」
歌門光星:「お。何を読んでいるのかな?…ヒュゥ♪乙女チック漫画」
歌門光星:少女漫画のタイトルに興味津々だ。
クースディシア:「借り物よ」本を閉じる。
クースディシア:「あら」顔を上げる。「お楽しみのようで」
歌門光星:「ははは。いやぁ、二人とも楽しいデートだったみたいだね。羨ましいよ」
刑部クロオ:「違えよ!」
滝瑞果:「こんな筋肉ダルマなんかよりクーちゃんとお楽しみしたいなぁ~」ぐったりしている。
刑部クロオ:「……で、俺が風紀を引き付けてる間に動いてたんだろう。」
滝瑞果:「えー……」
滝瑞果:「ええー……」あからさまに嫌がる。
クースディシア:「何よ。全然分かんないんだけど」
クースディシア:「分かるように説明してもらえる?」
刑部クロオ:「……言い淀むのは、悪い予想が当たっちまったからか。」
滝瑞果:「言わなきゃダメかー?」
歌門光星:「まあ、何があったかは知らないが、ゆっくり寛いでくれ。と言うわけにもいかないか。そうだよな。何があったのかな?」
クースディシア:「別に、言わなくても私たちが困らないなら言わなくていいわよ」
滝瑞果:「……まあ、言うけど」
滝瑞果:「あのさ。“ウォーメイカー”がハッキングで学生のデータを集めてるって話、あったじゃん」
歌門光星:「スーパーハッカーだね」
滝瑞果:「で、“ホワイトフォロウ”を調べても、やっぱ、幹部の一人だけが情報収集担当だったみたいで、そいつの情報ルートは分かってなくてさ」
クースディシア:「ハッカーだものね」
滝瑞果:「なんか、こういうの全然、当たってほしくないっていうか」
クースディシア:「クラッカーだっけ?まあいいわ。そうそう痕跡を見つけるのは難しいでしょうけど……」
歌門光星:「しかし、秘密にされるのは面白くはないよ。二人だけで秘密を共有すると、その件についてからかうけど、クロオ君はそれでいいのかい?」
滝瑞果:「上手く痕跡を消していたけど、ブラックドッグのデータ復元だとかノイマンの高精度類推だとかなら」
滝瑞果:「どういう経路で侵入して、どういう入力操作をしたかのログは、大体復元できる。盗まれた側のサーバを当たったのね」
滝瑞果:「すると……こう、この二人が同じっていうか」
滝瑞果:「っていうか……」
滝瑞果:「“ピースメイカー”なんだけど……」
刑部クロオ:「………お前らの手が空いてないときに俺たちで調べただけだ。秘密にするつもりはない。」
刑部クロオ:「今、こうして共有したわけだしな。」
クースディシア:「なるほどね、その2人が同じで、“ピースメイカー”で……」
クースディシア:「え」
クースディシア:「え?」
歌門光星:トランプをシャッフルする手が止まる。
滝瑞果:「“ピースメイカー”なんだよ。戦争煽ってるのと、平和活動煽ってるのが、同じ」
滝瑞果:「なんならホワイトフォロウの黒幕も同じ」
歌門光星:「あー、それは、なにかな、なんて言うんだっけ」
クースディシア:「端っから一勢力しかなかったってこと?」
刑部クロオ:「マッチポンプ。」
歌門光星:「八百屋お七?マッチを付けて水をかけるやつ。そう、それだ」
滝瑞果:「八百屋の長兵衛でもあるな」
クースディシア:「何、日本じゃそういうの多いの?」
歌門光星:「そういうお話があるんだ。今度、一緒に見に行かない?歌舞伎部が演る時もあるだろうから」
クースディシア:「結構。自分で自分でも誘ってなさいよ」
歌門光星:「クースディシアさんは何時だって辛辣だ。いや、自分が自分に鮮やかな返しをしてくれるなら、考えるけどね」
滝瑞果:「あたしさ……“ピースメイカー”はあんまり疑いたくなかったんだけど……」
滝瑞果:「まあ、いっか……はー……」ぐったりしてる。
刑部クロオ:「なんだ、惚れてたのか。」
滝瑞果:「違うし!ばか!」
刑部クロオ:嘆息する。「さて、“ピースメイカー”の親衛隊長殿はどうする。」
刑部クロオ:「主が為剣を振るうか?それとも剣闘士(スパルタクス)らしく叛逆の灯を上げるか?」
歌門光星:「彼の真意がどっちにあるにしても、迷惑なことをしてるのは事実ではあるね。で、これは困った」
滝瑞果:「まあ歌門くんの方針に口出すわけにはいかないけど」
滝瑞果:「仕事は選んだほうが良いな……こういう事実が出てきちゃった以上、後々絶対スキャンダルになるし」
滝瑞果:「うまい具合にさり気なく離れたほうがいいと思う」
歌門光星:「俺への依頼については何の問題にもなってない事実なのが問題だ」トランプをめくる。スペードの3
クースディシア:「ちょっと、なんで今引くのよそれ」
クースディシア:「この場で攻撃する気?」
歌門光星:「ぴったり3か」
歌門光星:「ああ。ピースメイカーの護衛を続けるなら、君たちの敵になりかねないという事だからね」
滝瑞果:「何がぴったりなのさ」
歌門光星:剣呑な空気を一瞬出すが、カードを後ろに捨てる。
刑部クロオ:一瞬だけ腰の木刀に手を置いたが、腕を下ろす
滝瑞果:ぐったりしているので、攻撃姿勢どころではない。
歌門光星:「初仕事でいきなり依頼主を裏切るなんて、またアンチスレが賑わってしまうな」
クースディシア:「何それ」ソファの後ろから顔を出す。「そんなのあんの?」
クースディシア:「いや、あることに疑問はあんまりないけど……」
歌門光星:「王者だからね!ファンと同じ数だけ俺が嫌いな奴はいるさ。たまに見に行って凹む。傷ついた心をカウンセリングしてくれると嬉しいね」
歌門光星:トランプを再びシャッフルする。
クースディシア:「見なきゃいいでしょじゃあ」まだ隠れたまま。
歌門光星:「記憶の手掛かりになるかもしれないからね。見たくもないけど巡回はするよ」
刑部クロオ:「どんな手がかりだよ…。」
滝瑞果:「仕事から手を引くってことは、歌門くんはここでチーム離脱って感じかな」
歌門光星:「そうなるね。一応、手を引くのは彼に真意を聞くまではだけどね。でも、君たちと敵対はしないと宣言するよ、改めて」
クースディシア:「……そ。じゃあ、次のサロン探しをしないとね。誰かいいところある?」
刑部クロオ:「……それを聞いて安心した。あんたと打ち合ったら、7、8合で俺が負ける。」
刑部クロオ:「………さっき一つ失ったところだ。」滝さんを一瞥する
クースディシア:「何やらかしたのよ……」うんざり顔
滝瑞果:「セクハラOKの喫茶店が欲し~い」
歌門光星:「ノーパンで接待してくれるやつかい?昔そういう文化があったと聞くよ」
クースディシア:「日本頭おかしいんじゃないの……」
GM:では、そのように話していると、コンコン、とノックの音が聞こえる。
刑部クロオ:「……今日は休場のはずだよな?」
滝瑞果:「へへへ……チャンピオンにエッチなサービスでも来たのかな?」発想がゲス
歌門光星:「誰かな?」ドアの前に歩いて確認。
GM:返事など知らぬとばかりに、扉が開きます。鍵をかけていようと当然のように開いてくる。
刑部クロオ:「!」木刀を抜く
"ピースメイカー":「どうも、すみません。楽しそうなお話しが『聞こえた』ので」
"ピースメイカー":「急いで参上しましたよ。つい走ってしまった」 "ピースメイカー"です。その言葉に嘘はないようで、少し汗ばみ、肩で息をしている。今まで見たことのない姿だ
滝瑞果:「あー……“ピースメイカー”」
クースディシア:「あら。マナーがいいわね」
歌門光星:「クロオ君。Rファイトでは控室での戦闘は厳禁だ。控えて欲しい」
滝瑞果:「聞こえてたなら話は早いな。馬鹿なことはよせ」
歌門光星:「やぁ、相棒。世界で一番売れてる炭酸飲料でも飲む?まあ、落ち着きなよ」
"ピースメイカー":「馬鹿なこと、ですか」 控室に足を踏み入れ
刑部クロオ:「……。」歌門を見て、渋々木刀を収める。だが、いつでも抜ける態勢は維持している。
"ピースメイカー":「私は至極大真面目ですよ。"ピースメイカー"として、ふざけた真似はしていない」
"ピースメイカー":「ごく真剣に、平和を説き、このアカデミアに平和の思想を広めようとしました。……それが、何か?」
クースディシア:「“ピースメイカー”としてはふざけた真似はしてないってことでしょ」
滝瑞果:「……前も言ったけど、結構なことだと思うよ。これからも是非そうしてくれ」
滝瑞果:「だけどわざわざ言い訳に来たってことは、なにかあるんだろう」
滝瑞果:「“ウォーメイカー”のバカを焚き付けて戦争を起こしたい理由がさ」
"ピースメイカー":「ええ、そうですね。もちろん理由があるのです。それをお話しさせてもらえれは……」
GM:ここでEロイス《闇の呼び声》を使用します。みなさん全員を自分のエンゲージに呼び寄せます。
GM:演出的には、不意に“ピースメイカー”の存在感が膨張し、視界から外せなくなる。
"ピースメイカー":「……クフ……「フフ……」「お話しを……」」
"ピースメイカー":その上で、《コンセントレイト:オルクス》+《ブレインジャック》+《要の陣形》。“ピースメイカー”は《未知なる陣形》を取得しているため、対象を5体に変更します。つまり君たち全員です。
"ピースメイカー":8dx7+17
(8R10+17[7]) → 10[1,3,3,4,5,6,7,10]+10[5,7]+2[2]+17 → 39

GM:対決は<意志>! 頼みます!
クースディシア:4dx+1
(4R10+1[10]) → 5[3,3,4,5]+1 → 6

刑部クロオ:4dx 意志!
(4R10[10]) → 10[3,8,8,10]+2[2] → 12

滝瑞果:6dx+2
(6R10+2[10]) → 9[1,2,2,4,6,9]+2 → 11

歌門光星:3dx+3
(3R10+3[10]) → 10[3,9,10]+1[1]+3 → 14

"ピースメイカー":「どうか」
"ピースメイカー":「その事実は、ご内密に。知っている者同士で語らうのはご自由にしていただいて構いませんが、それを知らぬ人に伝えるのはおやめください」
"ピースメイカー":「特に、立場ある者には。証拠など積み重ねた上でその事実を明かされては、さすがに……よろしくない。今までの『仕込み』が台無しです。……お分かりですね?」
"ピースメイカー":「おっと。もちろん、私を傷つけようという真似も、です」
滝瑞果:「へっ、このあたしがホイホイ言われたとおりにすると思うか……?」
クースディシア:「別に、んなことするなんて言ってないでしょ。何でわざわざ念押しするわけ?」
"ピースメイカー":「していただきます。『そのように』しました」
滝瑞果:「亜鷺ちゃんの正面からの水着写真でもあれば話は別だが!」
クースディシア:「知られたくないことを暴きたいわけじゃない。そう言ってるじゃない。まだ不満?」
滝瑞果:「正面からの水着写真!」もう一度要求する。
滝瑞果:「“ピースメイカー”!」
刑部クロオ:木刀を抜く。神速の抜刀。だが、敵に届く前に切っ先はぴたりと止まる。
刑部クロオ:「………ぐっ……!そういう能力か……!」
歌門光星:「君が俺を裏切ってるわけでもないからね。依頼は護衛だ、それ以上でも以下でもないよ。水着写真をくれるなら俺も頂きたい」
滝瑞果:「写真がないとあたしはどうするかわからないぞ……!」
"ピースメイカー":「……物分りが良く助かります。ええ、とても」 普段と変わらぬ微笑が、僅かに歪む。唇の合間に、薄汚れた乱杭歯が覗いた
クースディシア:「止めなさいよ。“ピースメイカー”様に当たるじゃない」
刑部クロオ:木刀を振りぬく。木刀は控室の天井を突き破り、コロシアムの空へ高く、高く浮かぶ。
刑部クロオ:「……あ、何してんだ、俺は……。」
滝瑞果:「……」
刑部クロオ:「すまん、控室まで壊しちまった……。」歌門くんに謝る
滝瑞果:(……マジに撃てない)ポケットの中で消しゴムを弾こうとしても、指がそれ以上動かない。
歌門光星:「後で請求書が行くと思うよ。いや、でも、なんで、あんなことを?」
"ピースメイカー":「いいえ。水着の写真などなくとも、あなたたちはそれができない。そのように、しました」 念押しするように言う
滝瑞果:「と、ということは水着の写真は……?」みるみる絶望的な顔になる。
刑部クロオ:「……なんでだろうな。」空から降ってくる木刀を受け止める。
歌門光星:「口止め料は別途欲しいものだけどね。仕方がない所なのかな」
刑部クロオ:「…ひょっとしたら、必要な事なのかもな。」
"ピースメイカー":「まあ、それくらいならいくらあげても良い。個人の指定は困難ですが……」 歌門くんのスマホに次々と水着グラビア画像が送られてくる
滝瑞果:「あたしのスマホには!?」
クースディシア:「何でそんな大量に持ってんの」
刑部クロオ:「でも俺はちゃんと守ってるぜ。」
滝瑞果:「い、いったい誰の水着グラビアが……!?」
滝瑞果:震える手で画面を確認!
刑部クロオ:「“誰にも何も言ってない”、“お前に刃を向けていない”。」
"ピースメイカー":「お二人でご覧なさい。……ええ、歌門さん。実際あなたには感謝しているのです」
"ピースメイカー":歩み寄り、歌門くんの顔を覗き込む。仮面の下は深い暗闇だ 「あなたのおかげで、"ピースメイカー"の平和活動には間違いなく箔がつきました」
"ピースメイカー":「あなたは実に良い……客寄せパンダだった。どうもありがとうございます」
"ピースメイカー":「ええ。当然、そうできないようにしましたから。念など押さなくても」 にたりとした笑みで刑部くんを振り返る
歌門光星:「……それは、どうも。その言葉は今後の活動の参考にさせてもらうよ」
クースディシア:「それで?今後私たちはどうすればいいの?」
GM:あ、水着画像は過去のアカデミア内流通誌のグラビアです。多分滝さんは全部見覚えある
クースディシア:「お許しがあるなら何でもするわ」
"ピースメイカー":「いえ、別に? ……もはやあなたたちはなんでもない。私の活動を手伝って、来る戦争・来る破局を共に楽しみたいなら別ですが……」
"ピースメイカー":「ですから、もうさよならです。残り数十時間の平和は、お好きなように費やしなさい。それくらいの自由は差し上げましょう」
歌門光星:「でも、残念だ。俺は客寄せパンダではなく、いや、これは良いか……ともかく残念な事だよ」
クースディシア:「ああ、そう。いいご趣味ね」
"ピースメイカー":「分かってくださり幸いです。他に何か確認しておきたいことでも?」
刑部クロオ:「数十時間後、何が起こる。」
"ピースメイカー":「"ピースメイカー"が殺されます。"ウォーメイカー"の手によって」
"ピースメイカー":「それこそが開戦の嚆矢。"ホワイトフォロウ"も温まった。それなりに大きな戦争を始められることでしょう」
"ピースメイカー":「……最後まで、あの風紀委員も番長連も動かせなかったのが口惜しいところですが」
滝瑞果:「おい歌門くん!もっとよく見せろ!というか操作はあたしにさせろ!」
滝瑞果:「……」歌門くんのスマホをガン見しながら。
滝瑞果:「なんで戦争をしたい」
"ピースメイカー":「それだけが私の欲望(ねがい)だからです」
"ピースメイカー":「あなたがその、水着の画像を見たがるのと同じですよ」
歌門光星:「平和を作りたいのではないのかい?」
"ピースメイカー":「ええ。平和の統制もどうにか実現しました。もちろん、破壊するためのものですが」
滝瑞果:「そう言われるとマジに厳しいんだけどな」グラビアから目を離せない。
滝瑞果:「笑えるビビり野郎だよ、お前」
"ピースメイカー":「……」 その言葉には微笑だけを返し、君たちに背を向けます
"ピースメイカー":そしてその場から立ち去っていく。あとに残るのは元通りの静寂だけだ
刑部クロオ:「……おい、お前らちゃんと正気だろうな。」
刑部クロオ:特にひどそうなクーちゃんの目の前で手を振る。
滝瑞果:「あたしはいつでも正気だ!」
クースディシア:「は?正気でないのはあんたの方でしょ」
クースディシア:「何さっきの?」
歌門光星:「記憶喪失の人間の行動って言うのは果たして正気なんだろうか?と言うのはあるけどね」
刑部クロオ:「……」クーちゃんの両頬をつまんで引っ張る。
クースディシア:「当たりでもしたら“ピースメイカー”様に……」
クースディシア:「痛つつつつ」
歌門光星:「重症だ。キスするしかないのでは?」
歌門光星:クースディシアさんに視線を向けて苦笑する。
刑部クロオ:「おい、せめて話せる状態になれ。チャンプがマジの目してるぞ。」
滝瑞果:「キスだけじゃあ正気に戻らないかもしれないぜ!」
クースディシア:「な……」振りほどく。「何すんのよ!」
歌門光星:「待ってくれ!俺はいつだってマジだよ。ふざけた目をしたことなんてない」
クースディシア:「もう少し剣呑でないやり方出来ないわけ!?」
刑部クロオ:振りほどかれる「…俺たちの目的は?」
刑部クロオ:確認のためにクーちゃんに問う
クースディシア:「はあ?バカにしてんの?そりゃ“ピースメイカー”様の目的を」
歌門光星:顔を徐々に近づけよう
クースディシア:「完膚なきまでに圧し折ることでしょ……あれ」
歌門光星:「ちっ」
クースディシア:「変なこと言ってる?なんで今舌打ちされたの……?」
歌門光星:「ぎりぎり正気か」
刑部クロオ:嘆息する「……で、俺たちの行動はエフェクトで制限されている。」
刑部クロオ:「“ピースメイカー”に攻撃できない。真相を誰かに伝えることができない。」
クースディシア:「“ウォーメイカー”を先に叩けないのかとも思ったけど」
刑部クロオ:「いや、それはダメだ。」
クースディシア:「結局、潜伏先もあいつがコントロールしてるわけよね」
刑部クロオ:「俺たちは生徒の前で“ピースメイカー”の側に立って、“ウォーメイカー”に宣戦布告された。」
クースディシア:「“ピースメイカー”が宣戦布告に乗ったってなるわけか。面倒ね」
歌門光星:「ふぅ」眉を顰める。
滝瑞果:「試してみたい抜け道はいくつかないことはないが……」
滝瑞果:「手っ取り早くこの状態を解除できる手立てがあれば一番いいはずだ。保健委員のクーちゃん、なんか心当たりない?」
クースディシア:「エフェクト効果の解除、基本的には術者の解除が一番なのよね」
クースディシア:「あんまり直接対処ってしてなくて。効果切れを待って、それまでの症状を抑えるのが常だから」
滝瑞果:「仮面の能力とかだとなおさらそうだなぁ」
GM:では君たちがそう話していると、キィ、と扉が開きます。
滝瑞果:「エッチなデリバリーサービス!?」真っ先に反応!
歌門光星:「時間制限もあるしね。残り数十時間、それまでに解除できないとマズイ」
GM:顔を見せたのは高遠だ。
滝瑞果:「なんで男しかこねーんだよ!」歌門くんを肘で小突きます
高遠定見:「……その、期待に添えなくてごめん。それと、何があったか聞く前に、警告するよ」
歌門光星:「ああ、クリスタルアイズ。やるねぇ、クロオ君」
GM:高遠は控え室の隅の天井を指差す
高遠定見:「……天井裏に女の子が」
GM:直後、その天井タイルがボン! と内側から突き破られる!
クースディシア:「え?何何何?」
滝瑞果:「女の子が!!!!」
刑部クロオ:「なっ…!」
滝瑞果:ゴキブリのような動きで壁を這い登ろうとする!(途中で落ちる)
"ラーズグリーズ":「あっははははは! してやられました皆さんこんにちは! みんなのディオゲネスクラブから参りましたあなたの"ラーズグリーズ"ですよあいたァ!!」 眼鏡型仮面の少女が、ホコリまみれで落ちてくる!
高遠定見:「聞き耳を立てて……うん」
刑部クロオ:「高遠、来てくれてうれしいが…ちょっと待ってろ。」
滝瑞果:「向こうからいらっしゃるとは!大歓迎~~ッ!」
クースディシア:「……」
歌門光星:「大丈夫」歩み寄って、手を差し出す。
クースディシア:「……恥ずかしくないの?」
刑部クロオ:「こいつを捕まえて滝と同じ独房に入れてやる。」
"ラーズグリーズ":「あっ、えへへ、ありがとうございます……やっばい今日手洗えないかもこんなホコリまみれなのに」
歌門光星:「こんなところに潜まなくても正面から来てくれても良いんだよ」爽やかな笑顔だ。
"ラーズグリーズ":「いやっメイクも悲惨!」 恥じらう
滝瑞果:「えへ……あたしは生徒会会計の滝瑞果と申しやす。やや小ぶりながら素敵なおっぱいですね……?」
高遠定見:「うん。待ってる。クロオならできるよ」
歌門光星:「そして、何か御用かな?ラーズグリーズさん」
滝瑞果:「やはり素敵なサービスなどを……?」
"ラーズグリーズ":「恥ずかしいか恥ずかしくないかと言われれば相当恥ずかしいですがあなたたちもおんなじなのでセーフ! なんせ暗くてホコリだらけの屋根裏からしっかり見てましたからね! あなたたちも"ピースメイカーに"……ムグググッ!」
刑部クロオ:「………。」
クースディシア:「も」
"ラーズグリーズ":「ちょっと、その人出して! 部屋から出して! 話せないでしょ!」 高遠に向けてシッシッと追い払うような手付き
刑部クロオ:「お前もかよっ!!!」
刑部クロオ:「高遠、すまない。ちょっと部屋を出てくれ。」
歌門光星:「俺達も食らってる以上は偉そうなこと言えないけどね」
刑部クロオ:「俺には何も言えない。が…俺はお前を呼んだ。それだけは覚えてくれ。」
"ラーズグリーズ":「そうでええーす! やっと話し合える人ができた! その安堵感により結構テンション高めのラズリーちゃんでした! っていうかさっきから割と不届きなことを言ってるそこのあなた!」 滝さんを指差し
滝瑞果:「私です」
"ラーズグリーズ":「この"ラーズグリーズ"、その手のサービスは大切な人のためにとっておくタイプ! そしてこの胸には……将来性があります! 未来を見ていけ!」
滝瑞果:「おお……」
滝瑞果:「未来……サービス……」
高遠定見:「……」 君たちを見渡して 「分かった。大丈夫だよ、クロオ。いつか話してくれれば、僕はそれで良い」 という訳で控室から立ち去ります
クースディシア:「本当に話し合える人できたって言えるのかしらねこれ」
歌門光星:「彼女はいつもああなのかい?クースディシアさん」
クースディシア:「いつもああよ」
歌門光星:「そうか。毎日が楽しそうな人だね」
クースディシア:「まあ、さぞ楽しいんでしょうね。お幸せなこと」
滝瑞果:「あたしもラーズグリーズちゃんと毎日楽しみた~い」
刑部クロオ:高遠を見送ってラーズグリーズに向き直る「何しに来たてめえ。チャンプにサインでもねだりに来たか?」
"ラーズグリーズ":「だからいかがわしいことはダメですって! あたしこれで恋に恋するお年頃ですから! ……あっでも歌門さんなら……」 もじもじする
滝瑞果:「もちろん見学だけも大歓迎!」
"ラーズグリーズ":「それも欲しいですができるあたしは優先順位を決められる女! よければちょっと経緯を説明したいんですけど。あとタオルとか欲しいです」
歌門光星:「君がもう少し成長して素敵なレディになった時まで取っておこう。将来性を見込んで、ね」
クースディシア:「言っとくけど今あんたの優先順位めちゃめちゃ低いからね」
歌門光星:スポーツタオル(未使用)を渡します。
クースディシア:「上がるように話して」
"ラーズグリーズ":「や……やたっ……輝かしい未来確定……! うわーこれもなんか使いづらいよ……歌門さんが触ったんだよ……!」
歌門光星:(さっきのピースメイカー様を聞かれてたと思うけど、強気だなぁ、クースディシアさん)
歌門光星:(いや、見られていた?が正確だろうか)
"ラーズグリーズ":「あーもうはいはい。えーっとなんだっけ。そうそう。つまりあたしはちょっと前、管理してた仮面が盗まれましてね。その犯人がアイツで、仮面は今"ウォーメイカー"が着けてるやつだったんです」
滝瑞果:「だからディオゲネスも奴のバックアップにはついてなかったってことか」
"ラーズグリーズ":「そいつは"馭者座"という仮面の劣化複製品で、まあそんなに価値はないんですが、かと言って盗まれたままにしては誇らしきディオゲネスクラブの名折れ! なので奪い返すべく勝負を挑んだところ……」
滝瑞果:「敗北し……あられもない姿に!?」
"ラーズグリーズ":「あられもなくはあーりーませんー! あなたたちとおんなじ目に遭いました!」
歌門光星:「洗脳催眠常識改変」
滝瑞果:「あたしたちもあられもない姿になればいいんだな!?任せろ!」
歌門光星:「卑劣なっ!?くっ」
刑部クロオ:「待て。」餌を前にした犬を抑えるように滝さんの首根っこを引く
滝瑞果:躊躇なく上着を脱ぎ始めるが止められる!
"ラーズグリーズ":「どうしてあられもない姿になりたがるんですか!? あっでも歌門さんのあられもない姿なら……!」 もじもじする
滝瑞果:「ぐええ」
歌門光星:ネクタイを緩めましょう。
"ラーズグリーズ":「はーーっっ!!」 目が離せなくなる
歌門光星:「話を続けてくれると、嬉しいな」
クースディシア:「こいつと同じ目なわけなくない?ここまで堕ちてないでしょ」
刑部クロオ:「こいつ…顔がいい奴にしか許されない尋問しやがって…!」
"ラーズグリーズ":「はいっはいっ! あなたたちとおんなじ目に遭いましたが、違うのがそれから10日も経っているということ!」
歌門光星:「うわぁ」クースディシアさんの言動を聞いて思わず
滝瑞果:「とりあえず分かった。あんたも他と情報共有ができない状態だった。違うか?」
"ラーズグリーズ":「そうです! あたしはディオゲネスクラブも頼れず……っていうか"マスターブレイド"的にはこの状況歓迎だし、カルペクソ女は戦場でのラブロマンス~とかトケたこと言ってそうだし、"プラネータ"はどうせ話通じないし」
滝瑞果:「だが、同じ能力の影響下にある同士なら違う――ただの悪趣味かと思ってたが、これが奴の能力の制約である線が出てきたな」
"ラーズグリーズ":「うんうん。で、10日かけて調べてた訳です。"ピースメイカー"の正体を! 地道に! 仮面ナシモードで!」
滝瑞果:「仮面も……下着もなしで……?」
"ラーズグリーズ":「えっ今の話の中で下着脱ぐタイミングありました!?」
歌門光星:「タイミングだけなら10日もあったね」
刑部クロオ:「こいつの呼吸みたいなもんだ、セクハラは。無視して続けてくれ。」
歌門光星:「でも、今はそれよりも本題の方を」
"ラーズグリーズ":「えーコホン……で、その結果! "ピースメイカー"の正体、および能力原理が! なんと!」
"ラーズグリーズ":「わかりませんでした!!」
クースディシア:「……」
滝瑞果:「まとめサイト並に頼れる」
刑部クロオ:「やっぱ監獄に送ろうぜこいつ。」
クースディシア:「さて、これからどう動こうかしらね」
歌門光星:「……嘘を言われるよりは良いんじゃないか」
"ラーズグリーズ":「ま、待って! 色々待って下さい! あの、あたし一応無能じゃないんですよ! 期待をかけられたFHチルドレンです!」
滝瑞果:「こういうのはどうだ!?サイコロで勝負して、出た目の数だけラーズグリーズちゃんの服を脱がせることができるッ!」
クースディシア:「何処から手を付ければいいのかしら。とりあえず外で待たせてる子の話でも……」
"ラーズグリーズ":「どうだ!? どうして!? あーあの人呼ぶのは待って下さいシリアスに続きがあるから!」
刑部クロオ:「早く取引材料を言え。監獄にぶち込まれる前にな。」
刑部クロオ:「俺たちに見逃してもらえる価値のある材料を持っているから、姿を現したんだろう?」
歌門光星:「サイコロはあるよ。トランプゲームにも使うからね。と今のうちに言っておこう」
"ラーズグリーズ":"ラーズグリーズ"は声をひそめる 「……つまりですね。あたしが一応十日もかけて、生徒会筋、風紀筋、番長筋とあらゆるコネを使って調べに調べに調べ回って『分からなかった』んですよ」
クースディシア:「……それは」
"ラーズグリーズ":「言っておきますが、腐っても……いや腐ってないし! まあ、"ディオゲネスクラブ"ですからね。その情報筋はそれなりのものです。お分かりいただけます?」
クースディシア:「そんな生徒、最初からいないってこと?」
"ラーズグリーズ":「それな!」
クースディシア:「……」イラッ
刑部クロオ:「自分の情報を消すことに長けた人間か、あるいは…」
"ラーズグリーズ":「となると考えられるセンは、どういう訳だか島の外からやってきたヤツだということです。とはいえそっちを調べるにはあまりにも情報が多すぎる」
"ラーズグリーズ":「検索条件! ってやつですよ。そこで、どうにか"ピースメイカー"の本当の身元を調べられる情報をゲッツしたいワケです」
滝瑞果:「とはいっても、あたしたちが知ってる情報だって多分ほとんどブラフだと思うけど」
滝瑞果:「ものすごいハッカー能力者ってことくらいしか知らないぜ」
"ラーズグリーズ":「ありません? 心当たり。あの仮面の下の素顔だけでも分かればずいぶん違うかなーとは……」
歌門光星:「歯が案外汚い」
"ラーズグリーズ":「ハッキング能力ですね。あと戦争好きなのは間違いないか。歯が案外汚い……歌門さんの歯は夏の雲のようにおきれいですねっ」
刑部クロオ:「あとはエグザイルシンドローム。」
"ラーズグリーズ":「エグザイル! あと強力な洗脳感はオルクスっぽさありますよね」
歌門光星:「顔のぞき込まれた時に見えたのは、真っ暗闇だったしね」
クースディシア:「暗闇?何それ」
刑部クロオ:「エフェクトで隠しているのかもな。」
"ラーズグリーズ":「暗闇かー。一応ないセンではないですけど……」
"ラーズグリーズ":「……そもそもこの"ディオゲネスクラブ"がいます学園島で仮面を被って活動するってこと事態、正直リスキーなんですよね。偽装能力を持っているならそれ使えば良い。そのくらいの頭が働かないようには見えませんでした」
滝瑞果:「でも一人返り討ちになってるんだろ」
歌門光星:「疑問点その1をあげていい?」
刑部クロオ:「なんだ?」
"ラーズグリーズ":「なってはいますけど! はいなんでよう歌門さんっ」
歌門光星:「なんで顔がわからないのに、ピースメイカーが仮面を盗んだと分かったんだい?声?」
"ラーズグリーズ":「はい! そこはズバリ『最初から仮面をつけていたから』ですね! あとはまあ体格とか、声もそうですけど」
刑部クロオ:「……エフェクトで隠しているんじゃなく、素顔が暗闇?」
滝瑞果:「あの仮面は元からつけてたのか」
クースディシア:「何それ?そんな奴見たことないわよ」
"ラーズグリーズ":「……あー、えっとつまり"ピースメイカー"は最初っからあの量産した仮面を着けてて、盗まれた"仮面"は"ウォーメイカー"が着けてるやつってことです。仮面って言い方良くないですねー」
滝瑞果:「いくらなんでも目立ちすぎるよな」
滝瑞果:「いや、わかるわかる。あいつの仮面はディオゲネス関係ないやつってことだろ」
クースディシア:「別に替えを持ってきてもいいつってたものね」
"ラーズグリーズ":「そうですそうです。多分不思議な力とかもないです。たぶん」
刑部クロオ:「レネゲイドビーイングか、あるいはレネゲイドが励起しすぎた結果人間から離れた姿になるオーヴァードもいる。」
"ラーズグリーズ":「とにかく、あの仮面……いや、お面にしましょう。お面で隠している部分が、多分重要なんですよ。一緒にずっと行動してたあなたたちなら知らないかなーと思って」
"ラーズグリーズ":「覗けないかなあ、あのお面の下。どうにか」
刑部クロオ:「……見る能力が必要になるのか。」
クースディシア:「顔半分空いてりゃ苦労もしなかったのにね」
"ラーズグリーズ":「まあそれが一番手っ取り早い情報源かなーって。あなたたちがウッカリ見た事あったら話早かったんですけど」
刑部クロオ:「高遠、呼んでもいいか。」
滝瑞果:「どうせウッカリ見るなら女子更衣室の中にしたいもんだな」
歌門光星:「…………まあ、そうなるよな」
"ラーズグリーズ":「えっさっきの人……なんでこの流れで……?」 引く
"ラーズグリーズ":「"ピースメイカー"が女の子だったら話早かったんですけどねぇ」
刑部クロオ:「この場で必要な能力だからだ。」
"ラーズグリーズ":「えっ……はあ……ふうむ……なるほど? ならどうぞ!」 よくわからないまま了承する
刑部クロオ:コンコンと扉を叩き、高遠を呼ぶ。
高遠定見:透過の壁に背を預けぼんやりしていたが、君に顔を向ける
高遠定見:「話は終わったかな」
刑部クロオ:「ああ。頼みがある。」
高遠定見:「良いよ。なんでも言って」
刑部クロオ:「“ピースメイカー”の顔が知りたい。」
刑部クロオ:「お前の能力で視てくれないか。」
刑部クロオ:「……よし、言えた。」
高遠定見:「……顔。というと、仮面の下、ということかな」
滝瑞果:(なるほど。『知っていることを伝える』ことはできなくても)
刑部クロオ:「ああ。そうだ。」
滝瑞果:(『まだ知らないことを調べる』なら可能だ)
高遠定見:「理由は……」 尋ねかけて、首を振る 「いや、いい。やってくるよ」
刑部クロオ:「頼み事ばかり、すまんな。」
高遠定見:「"ピースメイカー"なら、どこかしらで演説をしてると思う。少し時間をもらうけど、必ず」
刑部クロオ:「今度会ったときはお前の頼み事を聞くよ。」
滝瑞果:「ちぇっ、どっちかが女の子なら興奮する会話なのに」
高遠定見:「良いんだ……と思ったけど、頼みを聞いてくれるのは嬉しい」 静かに笑って 「何を頼むか、考えておくね」
刑部クロオ:「ああ、待ってる。」こちらも微笑む。
歌門光星:「おお、空気の雰囲気が甘いね」
刑部クロオ:「……友達と話してるだけだろ。」後ろではやし立てる二人に
滝瑞果:「友達だからって秘密を何でも話すもんじゃない、か」
高遠定見:少し顔を伏せ、口元を隠し 「……じゃあ行くね。届くようにするから」
刑部クロオ:「ああ。」頷き、高遠を見送る。
"ラーズグリーズ":「……え、あれでダイジョブなんです?」 なんだか不安げに聞く
刑部クロオ:「大丈夫だ。あいつは俺の、友達だから。」
クースディシア:「……で、これ、分かったらどうすんの?」
クースディシア:「ぶっ潰せないことに変わりはないんでしょ」
歌門光星:「能力が解除されなきゃ、俺たちは関われないからね」
"ラーズグリーズ":「あ、はい。もし正体分かっても、能力を解除する手段が不明だったら、カンペキ手詰まりです」
歌門光星:「最悪だね」
"ラーズグリーズ":「まあ、だからって何もしないワケにはいかないでしょう。やれることやって、正体もバラして、解除手段があることを期待しましょう!」
滝瑞果:「――もしも手詰まりだったら、残された手立ては一つだな」
刑部クロオ:「なんでお前が仕切ってんだ。」ラーズグリーズに
歌門光星:「何か手があるのかい滝さん?」
刑部クロオ:滝さんを見る。
滝瑞果:「ラーズグリーズちゃんの公開ストリップショーを“ピースメイカー”の演説と同時に開催する」
"ラーズグリーズ":「どえええぇぇぇ!?」
"ラーズグリーズ":「なんで!?」
クースディシア:「何がどうなったらそうなるのよ」
滝瑞果:「観客は全員ラーズグリーズちゃんのエッチな姿を見に来る。“ピースメイカー”の暗殺は大した事件にならない」
滝瑞果:「辛いが、これしかない」
歌門光星:「クロオ君、いいだろうか?」
刑部クロオ:「お前が見たいだけだろ!!」滝さんの頭をはたく
滝瑞果:「いたーい!」涙目
刑部クロオ:「お前もいいだろうかじゃねーんだよ!」
滝瑞果:「クロオくんがいじめる~~」
刑部クロオ:「顔がいいから何でも許されると思うなよ!」
"ラーズグリーズ":「このヒトじゃなくてあたしの意志を確認してくださいよ!! あっあたしはもちろんイヤですよ! そういうのはちゃんと手順とか踏んで……!」
クースディシア:「……」自分に矛先が向いてないからまあいいかと思っている
歌門光星:「ありがとう。突っ込んでくれる人がいると調子に乗るのが許される気がしてくるよ」
刑部クロオ:ため息をつく「…ともかく、待つしかねえな。」
刑部クロオ:「……天井、直すか。」
クースディシア:「成功するかどうかが第一で、有用かどうかが第二で、その後どうにか出来るかが第三ってとこか」
クースディシア:「ハードル多いわね」
歌門光星:「一つ目と二つ目が自分で飛べないハードルだから、なおさらね」

GM:ではシーンを切りましょう。調達・ロイス可!
歌門光星:ピースメイカーの感情を反転させましょう。 不信に!
滝瑞果:ラーズグリーズちゃんに取りたいけど、もう全部埋まってるんだよな
滝瑞果:あとピースメイカーにも取ってたような気がしたけど、なぜか消えている
滝瑞果:不思議……。
滝瑞果:調達は照準器で。
滝瑞果:3dx>=15
(3R10[10]>=15) → 9[1,5,9] → 9 → 失敗

滝瑞果:ヒエーッ
歌門光星:調達はスペリオルミックス狙ってみるか
歌門光星:3dx+1
(3R10+1[10]) → 9[1,2,9]+1 → 10

クースディシア:照準器やってみます。
歌門光星:無理でした。以上です。
刑部クロオ:ロイスの感情変更を 同級生/滝瑞果/〇連帯感/食傷/ロイス
クースディシア:5dx+4>=15
(5R10+4[10]>=15) → 6[1,1,2,6,6]+4 → 10 → 失敗

刑部クロオ:調達は照準器!
クースディシア:ダメだ!行けそうな数字なのに……!
刑部クロオ:4dx+4>=15
(4R10+4[10]>=15) → 10[1,6,7,10]+9[9]+4 → 23 → 成功

クースディシア:すごーい
滝瑞果:ア!
刑部クロオ:出来た!滝さんに上げましょう!
滝瑞果:ありがとう!
滝瑞果:大切にするね!
滝瑞果:おいおい、いいのかい?このあたしなんかに
刑部クロオ:きゅーん な、なんだこの感情は…おれがあんな奴に…
刑部クロオ:というわけで以上ですw
GM:それではシーンを切ります! マスターシーン入りまーす

◆Middle 11 マスターシーン

"ウォーメイカー":『……どうして』
"ウォーメイカー":『どうして、二人とも。私だけ残して』
"ウォーメイカー":『死んでしまいたかった』
"ウォーメイカー":『それでも生きなければならないと思った』
"ウォーメイカー":『……ならば、救えなかった償いを』
"ウォーメイカー":『オーヴァードアカデミア――UGNの、学校』
"ウォーメイカー":『この世界を、平和にするための』
"ウォーメイカー":『きっと、そこでなら……私は強くなれる』
"ウォーメイカー":『もう誰も失わないために』
"ウォーメイカー"
"ウォーメイカー":『――あなたの思いはわかります』
"ウォーメイカー":『ならば、教えてあげれば良い』
"ウォーメイカー":『このオーヴァードアカデミアが「どうあるべきか」を』
"ウォーメイカー":『あなたが』

小座野神奈:「……ありがとう」  小座野神奈は通信相手に会釈する。
小座野神奈:「予定の変更はない。兵も、将も、準備できた。あなたのおかげ」
小座野神奈:「……十分? まさか! UGNを相手にするのに、十分なんてない。でもそれで良い。これだけの準備があれば、爪痕くらいは残せる」
小座野神奈:右半分だけを覆う仮面を顔に着け、
"ウォーメイカー":"ウォーメイカー"は立ち上がる。
"ウォーメイカー":「気付かせなきゃいけない」
"ウォーメイカー":「世界を守るのに、必要なものは何か」

GM:――それより数時間後。
GM:テレビの中に、横向きの赤手みあが映し出される。
赤手みあ:「えー、おはようございます! オーヴァードアカデミア、高等部一年の赤手みあ! 続けて読むと――?」
赤手みあ:「…………」
赤手みあ:「はい! みなさんとっても元気が良いですね! 本日私はセントジョージ寮の朝の定期演奏会の取材に来たワケですが……」
GM:……カメラが引き、赤手みあの全貌が映される。彼女は縛られ、床に転がされていた!
赤手みあ:「ご覧の通り! なんか捕まっちゃいました! これやっぱり最近ウワサになってた、うひぃ!」
GM:アサルトライフルで赤手みあは転がされ、代わりに"ウォーメイカー"がフレームインする。
"ウォーメイカー":「……オーヴァードアカデミアの皆。"ウォーメイカー"よ」
"ウォーメイカー":「宣戦布告の期日まであと一日だけど、少しだけ手を出させてもらった。ここの寮の人たち、全然警戒とかしてなかったし」
"ウォーメイカー":「いい? これは私の最後通告。私は本気。この"ウォーメイカー"は、本当にあなたたちへ戦争を仕掛ける」
"ウォーメイカー":「戦争を、しなさい! ……それが私のただ一つの望み」
"ウォーメイカー":「抗戦なさい……現実に!」

GM:――同刻
"ピースメイカー":「……いよいよ開戦まで程なしということになってしまいました。私は無力を感じています」
"ピースメイカー":「ですが、まだ手が尽きた訳ではありません。私はアカデミアの平和の代表者として、この平和を賭け、姿を表した彼らと直接交渉に――」
高遠定見:「はっ……はっ……!」
GM:高遠定見は走っていた。生来、あまり運動は得意ではない。それでもその細い体に鞭打ち、走っていた。
GM:それを追うのは一般生徒である。彼らは揃い、白いコートを羽織っている――いつの間にかできていた、"ホワイトフォロウ"の制服。
GM:見咎められた。仮面の下を描いていたことを、その内容を見て、彼らは目の色を変えて追ってきた。おそらく捕まれば、もう二度と機会は訪れない。
GM:足をもつれさせ、転ぶ。起き上がらず、手の中のもの2つに『分ける』。トレーシングペーパーだ。写しの方を折りたたみ、宛名を走り書きする。多少無理な形状をしていても、住所が正しければ届く。そしてもう一度、駆け出す。
高遠定見:(これだけは……届けないといけない。今なら分かる!)
高遠定見:("ピースメイカー"が、『あれ』がどれほど危険か……!)
GM:角を曲がり、直後のポストに投函する。
GM:前後を確認。誰にも見られていないはず。託された仕事はこれで終わった。あとはできる限り逃げるのみ。高遠は再び走り始め、手近な路地裏へ――
清澄美穂:「……たぁっ!」
高遠定見:「ッ!?」
GM:刹那のことだった。身体を浮遊感が襲い、天地が逆転し、叩きつけられる。自分を投げたその少女は、やはり白いコートを羽織っていて、なんでもないように息を吐く。
清澄美穂:「……ごめんね。でもしょうがないんだよ」
清澄美穂:「平和を守るためなんだから」

◆Middle 12 シーンプレイヤー:刑部クロオ

刑部クロオ:出ます!
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:89->90)
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+1(1D10->1)した (侵蝕率:66->67)
滝瑞果:イカサマダイス
GM:あっ、全員の登場を推奨です
歌門光星:1d10+86
(1D10+86) → 7[7]+86 → 93

クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:86->95)

GM:その朝、君に届いた手紙の内容を、君はもう見ているだろう。
GM:トレーシングペーパーの写しを四角に折り畳み、表に君の部屋の宛先を描いただけの一枚。
GM:その中に描かれていたのは、顔だ。髪型、輪郭からして、"ピースメイカー"に相違ないだろう。
GM:……ただし、その上半分。仮面に隠されていた部分を"顔"と認識するのは困難だった。なぜならそこには、目のあるべき地点に『唇』が描かれており――
GM:すなわち、三つの口を持つ異相。それが、おそらくは高遠が君に宛てた、最後の情報だったのだ。
GM
刑部クロオ:手紙だけが届き、高遠からの連絡は途絶えている。
刑部クロオ:「巻き込んですまん…。必ず助ける。」
"ラーズグリーズ":「うーんキモい……」 再度集まった君たちにちゃっかり同席している"ラーズグリーズ"が、その手紙をじろじろ見る
滝瑞果:「パンツを覗かせていただいていいでしょうか?」お伺いを立てる。
"ラーズグリーズ":「聞かれてますよ、刑部さん」
歌門光星:「能力の解除に結び付くのかな?これは」
刑部クロオ:滝さんの首根っこを捕まえて子犬のように持ち上げる「……高遠からの決死の情報だ。」
刑部クロオ:「お前は天井でも見てろ。」
滝瑞果:「グエエエエエ、エエエエ~~ッ」ジタバタ
クースディシア:「三枚舌ってこと?ご立派な顔立ちね」
"ラーズグリーズ":「まあ、こんだけ特徴的な外見なら、あとは島外のデータベース当たれば情報はヒットするんじゃないでしょうか! あたしもやりますよー」
歌門光星:「ははは。控室での戦闘行為は禁止だからね」
歌門光星:「おや、クースディシアさん、こんな顔が好みかい?俺の方が良い男だと思うけど」
刑部クロオ:ぱっと離す「で、俺たちはお前を見逃す…って取引でいいのか。」
歌門光星:「なにせ、舌が一枚だけだからね」
"ラーズグリーズ":「ん? いや別にそんな取引持ち込んでませんけど……」 不思議そうな顔
クースディシア:「御冗談。一枚でもよく回りますこと」
"ラーズグリーズ":「敢えて言うならあの"ピースメイカー"をぶっちめてくれれば別に良いでーす。ていうか取引なんてしなくても逃げますしね!」
刑部クロオ:「………FHならこれに付け込んで色々と要求するもんだと思ったが。」意外そうな顔。
滝瑞果:「つまり捕まえて色々エッチなことをしてもいいってことォ!?」
"ラーズグリーズ":「いやま、あたしとしても現在の学園島の状態は好ましくないっていうか……」 頭をかく
滝瑞果:「もはや本人から許可を得たも同然!」
歌門光星:「逃げるのは、捕まえてもOKというサインだからね」
"ラーズグリーズ":「混乱のドツボに陥れるのはFHの手でなくちゃいけないっていうかぁ……」 もじもじ
"ラーズグリーズ":「うわっなんか色々勝手な解釈をされています! やめてやめて! 捕まりまーせーんーしエッチなことも禁止です!」
歌門光星:「ともかくハードルの一つ目は越えられた」
滝瑞果:「女の子はみんなそう言うんだ、ゲヘヘ……」
滝瑞果:「……こいつ」似顔絵を見る。
滝瑞果:「なんでわざわざアカデミアなんかに来たんだろうな」
刑部クロオ:「共通の敵を倒すための一時的な共闘か。…ま、いいさ。」と呟いて滝さんを見る。
歌門光星:トランプをシャッフルする。考え事をするときの手癖のようなものだ。
クースディシア:「向こうに居づらくでもなったんでしょう。この島、魅力的に見えるもの」
クースディシア:「亡命先としては理想的よ」
滝瑞果:「亡命先で戦争を起こすか?」
歌門光星:「それ自体が欲望だと言っていたね」
クースディシア:「……じゃあ、ここがチョロく見えたんじゃないの」
滝瑞果:「……かもな」
クースディシア:「ここならいい反応引き出せそう、みたいな」
歌門光星:「戦争を起こしやすい場所として此処は理想的なのかもしれない」
刑部クロオ:「情報を遮断された孤島。レネゲイド戦力を持った生徒。子供ゆえの惑いやすさ。」
刑部クロオ:「なるほど、そう考えればこれ以上の土地もない。」
歌門光星:「感受性の高い未成年が多くて、ほとんどの人間がオーヴァード、そういう事だね?」
クースディシア:「どうなんでしょうね。実際、居る身としてはそうも思えないんだけど」
クースディシア:「こないだのが学園戦争だか呼ばれてる時点で、知れてるとは思うんだけど」
クースディシア:「言って抗争でしょ、あれ。結局、怪我人はともかくとして」
クースディシア:「誰も居なくなってないんでしょ?」
滝瑞果:「くっ、くくくくく」笑う。
クースディシア:「何よ。変なこと言った?」
滝瑞果:「いや、本当。まったくそのとおりだったよな、って思ってさ」
滝瑞果:「くだらないよな」
刑部クロオ:「……ま、ここで推量しても始まらん。」
歌門光星:「彼の正体を暴いてないしね」
刑部クロオ:「“ラーズグリーズ”の情報網と、俺たちの情報網でこの三つ唇の正体に迫るとしよう。」
刑部クロオ:「それでいいか、滝?」
滝瑞果:「やれやれ、もう一仕事しなきゃならないか」
歌門光星:「俺は特に女の子と甘い会話したいけど、やる事やってからの方が株は上がるかな」
滝瑞果:「こういうのは生徒会にでも任せとけよなー」
滝瑞果:「……ってあたしが生徒会じゃん」
クースディシア:「自分で任命してりゃ世話ないわね」
刑部クロオ:「だからお前に頼んでんだろうが。」
"ラーズグリーズ":「いやー、知ってはいましたけどだいぶ終わってますねー生徒会」
"ラーズグリーズ":「そりゃあのボンクラ会長の大仏立像も立つわ……」
滝瑞果:「大仏立像!?」
滝瑞果:「なんでエスカレートする一方なの!?」
滝瑞果:「殺す!!!!」
刑部クロオ:「……あの生徒会長は像を立てなきゃ死ぬ体質なのか?」
クースディシア:「戦争が起きたほうが、金属供出で平和になるんじゃないの、それ」
歌門光星:「腐敗した平和は高潔な戦争よりも素晴らしいかは意見が分かれるところだね」
GM:それでは、えー、ここでまた情報判定(達成値を合計するタイプ)をやる予定でしたが
GM:万一失敗すると最高にダレるので、飛ばします。みんな頑張ってコネを使って<情報:UGN>判定をしてくれましたね?
滝瑞果:しましたー
刑部クロオ:アッハイ…しました…
クースディシア:すごい出目でしたね
歌門光星:はい
刑部クロオ:皆からは見えない位置、後ろ手に滝にあるものを渡す。
滝瑞果:受け取ります。
刑部クロオ:ドッグタグだ。.99という数字と、16桁のコードが刻印されている。
刑部クロオ:「同期のIDだ。権限は俺に引き継がれている。使え。」
滝瑞果:(…………)
滝瑞果:「外の権限か」
刑部クロオ:「ああ。UGNのな。」他の人間に聞こえぬよう囁く。
滝瑞果:「はー……ちょっと生徒会室にちょっかい出しにいくかな」
滝瑞果:「クソ眼鏡へのハイキックのツケも大分今ので溜まったしな~」
滝瑞果:伸びをしながら控室を後にします。
刑部クロオ:「さて、FHの情報網とやらを見せてもらおうかね。」
"ラーズグリーズ":「あっいや情報網は見せませんよ! まあ成果は見せてあげますけどね! ……スマホ取ろうとしたりしないでくださいね!?」
刑部クロオ:“ラーズグリーズ”の後ろに座る。万一のための監視役だ。
刑部クロオ:「んなことしねえよ。」
GM:という訳で最後の情報がこちらです!
・"ピースメイカー"の正体
『アーテ』あるいはĀ(アー)。
ブラックドッグ/オルクス/エグザイル。恐怖の衝動を持つ。生物の感情の動きを知覚し、その変動を娯楽するジャーム。特に大規模な紛争により引き起こされる混乱・恐慌を愛好して止まない。
擬態、対人洗脳、機械操作によりコミュニティへ介入し、戦乱の引き金を引く。知能を働かせているようにも見えるが、実際は『自身の行いにより発生する感情の動き』を予測し、自身の望む結果のため動作しているに過ぎない。
5年ほど前にヨーロッパでUGNと交戦。その際に崩壊しながら海へと転落し、MIA(戦闘中行方不明)扱いを受けていた。学園島に流れ着いた理由・経緯は不明。
本来の姿は、全身の体表に無数の口を持つ人型。擬態能力により人間を装うことも可能だが、目だけは再現できない(知覚器以上の役目を持たないため)。強力かつ柔軟な洗脳能力も保持していたが、交戦の際に受けた損傷のためその能力は大きく弱体化している。
◆《ブレインジャック》による長期的な洗脳の解除
"アーテ"の洗脳は、本来は短時間にのみ限るものを、本人から発せられる特殊な波により維持している。
その特殊な波は脳から発せられる電波のようなものであり、その範囲から一時的にでも離脱するか、知覚認識外からの攻撃を与えるとその波を瞬間的に停止できるため、それにより解除できる。
特殊な波の範囲は学園島全体を覆っており、ここから離脱するのは現実的ではない。
◆《ブレインジャック》による短期的な洗脳の妨害
"アーテ"の洗脳は強力だが、きわめて高度な集中を要する。そのため、攻撃を受けた直後だと発動することができない。
(そのラウンド中に1点でもダメージを受けていた場合、《ブレインジャック》は使用されない)
GM:君たちの方方からの情報収集、そして"ラーズグリーズ"の情報により、以上のことが判明しました。
"ラーズグリーズ":「…………」
滝瑞果:なんて厳しい戦いだったのかしら
"ラーズグリーズ":「詰んでますかね?」
滝瑞果:「へへへ……どうよラーズグリーズちゃん」
歌門光星:「俺たちは彼を攻撃できないからね」
"ラーズグリーズ":「な、何がですか。やめてくださいよその舌なめずり」
滝瑞果:「あたしが決死で集めたこの情報はよ……」全身がボロボロで服とか破けてる
滝瑞果:「なんだかとても眠いんだ」
"ラーズグリーズ":「ウワーなんで!?」
滝瑞果:「最後に……ラーズグリーズちゃんの……膝……を……」ガクリ
刑部クロオ:「そうやって油断させて近づいたところを襲うつもりだぞ。」
"ラーズグリーズ":「で、ですよね。何か攻撃したら解除できると言ったって、あたしたちじゃ攻撃できなくて……」
クースディシア:「実家にも当たってみたけど、どうにもマジっぽいわね、これ」
"ラーズグリーズ":「あっ、えっあっ、た、確かにそうでした。あぶねー膝枕するところだった……」
歌門光星:トランプをシャッフルしている。
"ラーズグリーズ":「実家に連絡て! ホームシックか! ……まあマジっぽですかー。ふー」
滝瑞果:「チッ引っかからねーか」ボロボロのまま立ち上がる。
歌門光星:「クースディシアさんの実家」
刑部クロオ:「知覚認識外の攻撃で解除…俺たちには無理だな。」
"ラーズグリーズ":「引っかかりかけましたよ! 刑部さんのおかげで免れましたけど。あとでポストにアメ入れてあげますね」
歌門光星:「……俺にも実家はあるのだろうかな。なんて言ってる場合ではないな」
クースディシア:「一回外に出て、連絡取ればいいんじゃないの」
クースディシア:「範囲外からなら、情報共有できるんでしょ。間に合うかは知らないけど」
刑部クロオ:「学園島からか?」
"ラーズグリーズ":「いやー、でも港も空港も結構席埋まってたと思いますよ。学園島から離れたい人いっぱいいるでしょうしねえ」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「……たまたま、あたし達以外の誰かが“ピースメイカー”を攻撃してくれる」
クースディシア:「……まあそうか。真っ先に抑えらるものね、そういう所」
滝瑞果:「…………とかは?ダメ?」
クースディシア:「誰がよ」
歌門光星:「ウォーメイカー」
刑部クロオ:「“ウォーメイカー”か!」
クースディシア:「それ、“ウォーメイカー”の一発で死んだりでもしたら一気に詰みよ」
滝瑞果:「どっちにしろ、ウォーメイカーも奴の手下なんだろうから、可能性は薄いんだけどさ」
"ラーズグリーズ":「……や、でもそれも織り込まれてそうじゃないですかね? 攻撃当たった瞬間にはもう終わってそうな……」
クースディシア:「それが最終目的なんでしょ?」
"ラーズグリーズ":「其れ以前ですね。誰かいませんか? あいつなぐれー! って言ったら、理由も聞かずにヨッシャーって行きそうな人!」
歌門光星:「演説邪魔しに来た彼?」
刑部クロオ:「んな鉄砲玉、いるわけ…」
クースディシア:「そんな知能の優れた知り合いなんて……」
クースディシア:「……居るところには居るものね」
刑部クロオ:「いたな。」
"ラーズグリーズ":「いるんだ。え、いるんだ。あんたらのコネ怖っ」
"ラーズグリーズ":「じゃあ、その人を良い感じに焚き付けて? 一発入れて……」
"ラーズグリーズ":「あたしたちは解放? を狙っていきます?」
刑部クロオ:「………それと、“ピースメイカー”、いやアーデの正体を明かす準備もな。」
歌門光星:「ホワイトフォロウとピースメイカーは距離が開いているから、手を出してくれれば成功する確率は高いと思うけど」
歌門光星:「表向きの護衛は俺だけのハズだからね」
刑部クロオ:「一発入れて能力が解除された瞬間、情報を一斉に撒く。」
滝瑞果:「せっかくだ。そこはディオゲネスの連中にも一枚噛んでもらおうか」
滝瑞果:「アジテートならお前らの方がプロだろ」
"ラーズグリーズ":「うわー嫌な感じに言ってくれちゃいますね! ……まあいいですよ。そのままあたしはあなたたちに関わらずドロンさせてもらいます」
クースディシア:「さも“ピースメイカー”の黒幕やってますってポーズ取ってもらうって?」
刑部クロオ:「混乱の原因を明らかにした上で強襲し、“弁解”の隙を与えず」
滝瑞果:「それはアリだな」
刑部クロオ:「ジャームを、討伐する。」
滝瑞果:「……ジャームか」
歌門光星:「ははっ、悪巧みだね」
滝瑞果:「こういう役をやるために生徒会にあたしやエリスがいるようなもんだからな」
"ラーズグリーズ":「え、つまりこの一件、全部まるっとディオゲネスクラブのせいにするってことですよね?」
滝瑞果:「後始末は任せておけよ。あたしは地下監獄に逆戻りかもしれないけど」
クースディシア:「実際そうでしょ」
滝瑞果:「だめ?っていうか今更評判を気にするような連中でもないだろ」
クースディシア:「仮面盗まれたんじゃないの?」
滝瑞果:「いつもの悪ふざけってことにできない?」
"ラーズグリーズ":「いえ、ただ……」
"ラーズグリーズ":両手を組み、仮面の奥の目をキラキラさせる 「……すっごい素敵だなって思って!」
クースディシア:「……ああ」
クースディシア:「あんたそっちだったわね」
刑部クロオ:「筋金入りだな。」
歌門光星:感心の眼で見ている。
歌門光星:「凄いねぇ、君」
"ラーズグリーズ":「え、だってこれだけの混乱を全部あたしのお手柄にして良いんでしょ? あっしかもしばらくディオゲネスクラブメンバーとは接触してないじゃん! 辻褄も合いまくり!」
"ラーズグリーズ":「やたー!!」
滝瑞果:「なんならあたし達が証人になってやるよ」
クースディシア:「本当、居るところには居るものね。知能の優れた知り合いって」
滝瑞果:「これで利害一致だな」
"ラーズグリーズ":「オッケーオッケーのオッケーです。そうなりゃまるっとお任せ下さい。これは全部あたしのせいにしてしまいましょう! いつもの悪ふざけっていうのは不服ですが、目をつむります!」
歌門光星:「うん。二つ目のハードルも越えられそうだね」
"ラーズグリーズ":「ええ! 契約成立です! これは大したものじゃありませんがカルペクソビッチの水着写真!」 白いセクシーな水着の写真を四枚その場に放り出す
滝瑞果:「わぁ~~お!!」
滝瑞果:ルパンダイブ!
"ラーズグリーズ":「あっ、一人一枚ですよ。契約書代わりなので!」
歌門光星:「ジャームか。派手なデビュー戦になりそうだ、王者の相手に不足はない、と言えるかな」光速の動き、床に落ちる前に写真を1枚つまむ。
滝瑞果:「そんな!4枚コンプリートしたい!」
クースディシア:「要らない……」
刑部クロオ:もらった写真を滝さんに渡す。
滝瑞果:「あたしにくれ!」
刑部クロオ:「ジャーム相手だってのに……。気の抜けた連中だ。」
滝瑞果:「あたしにくれ!やったー3枚ゲット!!」
歌門光星:「はぁ、しかし、良い客寄せパンダか。良い友人と言われて終わりたかったんだけど、上手くいかないものだね。本当に残念だ」
刑部クロオ:「やっぱりここはヌルい。だが、そんな場所のためなら」
"ラーズグリーズ":「さあー、それじゃここが正念場ですね! ガンガン謀略やってきますよぉ~!」
刑部クロオ:「剣を振るうのも吝かじゃない。」
クースディシア:「あら。またそれ?」くつくつと笑う。
クースディシア:「存外、ヌルいのね、クロオ」名前を呼ぶ。
刑部クロオ:「……俺ってヌルく見えるのか、クー。」
クースディシア:「ご不満?」
刑部クロオ:「いや。」苦笑する「むしろ、嬉しいくらいさ。」
クースディシア:「なら、素直に貰っときなさいな。素直は大事でしょ」
刑部クロオ:「じゃ、貰っとくよ。ありがとう。」
刑部クロオ:「素直が大事か。お前が言うと説得力があるな。」
クースディシア:「……は?どういう意味それ?」
刑部クロオ:くつくつと笑う「皮肉屋の面してるが、その実お前は真摯で、素直で、いいやつだよ。」
クースディシア:「……何よそれ。そんなんじゃない」
刑部クロオ:「…危ねえ戦いに巻き込んですまねえ。俺の剣が届く限り、誰も死なせない。」
刑部クロオ:「怪我人が出たらお前に頭を下げる。俺の剣に誓う。」
クースディシア:「そういうやつでも治すのが私の役目。私の血が届く限り、誰も死なせないわよ」
クースディシア:「頭なんて下げなくていい。慣れてるもの、物珍しくもない」
刑部クロオ:「こんな野暮ったい騎士の誓いは不満か?」苦笑する。
刑部クロオ:「素直に貰ってくれよ」
クースディシア:「下げなくてもやってやるつってんのよ」
クースディシア:「そういうんじゃないでしょう、私たち」
刑部クロオ:「……お前に引っ張られて気取ったマネしちまったな。」
クースディシア:「はあ?別に気取ってませんー!」
クースディシア:「自然体ですー!」
刑部クロオ:「悪かった。」ふっと笑い
刑部クロオ:「今のは忘れるか、俺たちだけの秘密にしてくれ。恥ずかしいからよ。」
刑部クロオ:コートを翻し、手を振って部屋を出ていく。
クースディシア:「あら。プレイボーイだこと」くすりと笑って見送る。
歌門光星:「二人だけの秘密にしたいなら」呆れた風な口調で言う。
歌門光星:「部屋から出てやるべきじゃないかなぁ。そういうの」
歌門光星:「え?騎・士・様」
クースディシア:「……」
滝瑞果:「やあねえ歌門の奥さん。見ました?あの二人ったら人前でイチャイチャして……」
クースディシア:「……そりゃそうよね!」
刑部クロオ:「………忘れてた。」
刑部クロオ:入口の扉に拳を当てながら震えている。
刑部クロオ:後ろから見ても耳が赤くなっているのがわかるかもしれない。
クースディシア:「……」口に手の甲を当てる。
クースディシア:「なんかこっちも恥ずくなってきた」
刑部クロオ:「俺がやる真似じゃなかったな!本当に!」
刑部クロオ:「チャンプならまだしも!」
歌門光星:「俺と違って天性だね、あれは。なにせ、人目を気にしてる風を装ってる。他にもやってると見たよ」
歌門光星:「ねぇ、滝の奥様」
滝瑞果:「まったく困ったものねえ」
刑部クロオ:「お前らな……!くそっ、先に行って頭冷やしてくる!」
滝瑞果:「とにかく、色々と根回しに行かなきゃだからな。ラーズグリーズちゃんをエッチに捕まえる作戦は立てておいてくれよ!」
"ラーズグリーズ":「つーかーまーりーまーせん! 余計なこと考えるな!」
クースディシア:「ああ、漫画も返しに行かなきゃね。ここも入り浸り納めだもの」
GM:かくして、君たちは憩いの溜まり場を背に、
GM:戦場となろうとしている地へ赴く――
歌門光星:皆が出て行った控室のソファに歌門光星は一人腰を掛ける。単純な話だ。他に行くべき場所がない、思いつかない。
歌門光星:自然、先程までの喧騒と、彼女らのやり取りに思いを馳せる。
歌門光星:誰もいないから、弱気になったのだ。だから、ふと言葉を漏らした。
歌門光星:「友達か。羨ましいなぁ」
歌門光星:自分の吐いた言葉に苦笑し、一人でよかった。と呟き、トランプをシャッフルする。

◆Middle 13 シーンプレイヤー:クースディシア・フォンド

GM:登場ダイスをどうぞ!
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:95->104)
歌門光星:1d10+93
(1D10+93) → 7[7]+93 → 100

クースディシア:げっ
GM:だばぁ

GM:さて、君たちは先の話し合いの結果として、軍事研究会の部室を目指していた。
GM:その部室は部室棟の最奥にある。君たちが人気のない廊下を歩きながら事前の打ち合わせとかしないなら、すぐに到着するだろう。
歌門光星:「さて、クースディシアさん。俺は事を起こすのに、彼の義侠心に訴えるのが良いと思うんだよ」
歌門光星:トランプをシャッフルしながら隣を歩く美人保険委員に声をかける。
クースディシア:「義侠心?そりゃそれがいいでしょうけど。なんか考えでもあんの?」
歌門光星:「些かね。我ながら良いアイディアだと思うよ。俺なら間違いなく引っかかる」
クースディシア:「……あんたが引っかかるようなの、やな予感しかしないんだけど」
歌門光星:片眼を瞑り、微笑し応える。
クースディシア:「それほんとに義侠心なんでしょうね」
歌門光星:「義侠心さ。年若い少女が穢されたと聞いて、正義の怒りが湧かない男がいるだろうか?いや、いない」
クースディシア:「……なるほど」
クースディシア:「……なるほど?」
歌門光星:「ああ、分かり易く言うと。クースディシアさんがピースメイカーに手を出されたという体で、彼に泣きつくと言う訳だよ」
歌門光星:「補足すると、服をちょっと着崩したり、ストッキングを破くとか、どうだろうか?」
歌門光星:完璧だな。と頷く。
クースディシア:「……はああ!?」
クースディシア:「イヤよ、何で私がそこまで……!」
歌門光星:「頼むよ。俺が乱暴されたとかだと無理があるし」
クースディシア:「それはまったくそうでしょうけど……!」
歌門光星:「それに、他に良い手があるなら、そうしてもいいけど、何かある?」
クースディシア:「……」
クースディシア:「……」
クースディシア:「……ちょっと待って、思いつくから」
クースディシア:「……」
クースディシア:「……」
歌門光星:「後、1分くらいだよ。軍事研究会まで」
歌門光星:「クースディシアさんの戦争を止めたという心と、誰も傷ついて欲しくないという保健委員の矜持は、羞恥心を上回ると俺は信じるよ」
歌門光星:「いやぁ、物凄く信じてしまうなぁ」
クースディシア:「……矜持ずったずたなんだけど……!」
歌門光星:「それは大変だね。優しく抱きしめて慰めようか?」
クースディシア:「あんたに乱暴されたって言えばいいんでしたっけ?」
歌門光星:「ゴシップ記事にしかならないと思うよ!それ」
クースディシア:「……やればいいんでしょ、やれば……!」
クースディシア:「……これ、上手く行かなかったら明日から恥ずかしすぎるんだけど」
歌門光星:「その時は学生王者が出来る限り弁護はするから、頑張って、君になら絶対にうまくできるよ」
歌門光星:「そして、ありがとう!クースディシアさんのそう言うところも本当に好きだな♪」
クースディシア:「うっさい。万が一、あいつらに義侠心の欠片もなかったら」
クースディシア:「全員の眼と股間を潰しておいて。こっちを見ずにね」
歌門光星:「………おおっ」
歌門光星:「初めて頼りにしてくれた気がするよ。ははは、任せて」
歌門光星:「カードに誓って」指先でカードを回して笑う。
クースディシア:「……イカサマし放題ってことじゃない」扉の前に立つ。
GM:軍事研究会の部室だ。戸には『入室前に打扉(ノック)すべし』とある。
クースディシア:結わえていた髪をほどき、くしゃくしゃと乱す。
クースディシア:服を一旦全てはだけ、前開きにした後に手で押さえる。
クースディシア:ノックをせずに駆け込む。その方が緊急性があるからだ。
GM:研究会部室内は和の装いである。壁に古めかしいライフル銃や銃剣、国旗、艦船模型などが飾られている。
歌門光星:こちらは、物陰にしゃがんで潜む。いつでも飛び出せる体制。
GM:そして中央、一段高くなった畳敷きの空間に正座しているのが、藤堂八斬だった。キチンとした和服を着て、墨と筆で書をしたためている。『大義』
藤堂八斬:君に向け顔を上げ、眉をひそめる 「……何だ。その有様は?」
クースディシア:「……」涙を流す。
クースディシア:涙は血液から血球を除いたもの。
クースディシア:血液を自在に変化させられる能力者であれば、自在に生み出すのは造作も無いことである。
藤堂八斬:「……」 厳しい面持ちを崩さぬまま、静かに立ち上がり、君へ近付いてくる。自身の羽織に手をかける
クースディシア:頬は赤く腫れている。
クースディシア:クロオくんにつねられたせい。
藤堂八斬:羽織を脱ぐと、君へと押し付けた 「……自分は、その有様は何事かと聞いている。答えよ。日本語が困難ならば英語でも良い」
クースディシア:「……どうしても、言わなければいけませんか」英語にしておこう。
藤堂八斬:しばし黙り、踵を返す 「誰だ」 慣れた風なイギリス英語だ
クースディシア:「……」
クースディシア:「彼の平和を愛するという言を、信じていたのに……」
藤堂八斬:「……!」 表情はいっそう険しくなる。君の方を振り返ろうとして、理性で止まる
藤堂八斬:「まさか……!」
クースディシア:「だから、私はそれをお慕いしていたのに。全部、このためだったなんて」
藤堂八斬:「ッ……ク……もう良い。万事察した」 唸るような声
歌門光星:(ほら、この通り、絶対にうまくできる。やっぱり完璧な作戦だったな)
クースディシア:「……彼の言葉は、力なき女性を集めるためのものなのです」
藤堂八斬:「なるほど、確かにこの学内で、今の奴を疑う者はいまい……風紀官憲すらその行動を容認している」
クースディシア:(なるほどね。デタラメなら言えるってわけか)
藤堂八斬:「奴にも相応の信義があるものと内心認めていたが……外道であったか……!」 わなわなと震える手!
藤堂八斬:そしてその震える手は部屋の奥のダイヤル式黒電話を取った 「緊急呼集である! 総員直ちに応じよ!」 これは日本語
藤堂八斬:受話器の向こうから次々と声が聞こえる 「これがこの学園の意志ならばと静観していたが、やはり彼奴は看過ならん! 武力集結! 奮戦せよ!」
藤堂八斬:「……それと、女子生徒一人。替えの服を持って部室に来い。そこに残っている者を保健室へ連れて行くこと」
藤堂八斬:受話器を下ろし、傍らの鉢巻を頭に巻く
藤堂八斬:「……ここで休んでいよ。助けを呼んだ。すぐに来る」 やはり英語で
クースディシア:「……はい」羽織を前から羽織っている。顔も伏せている。
藤堂八斬:「自分は"ピースメイカー"を止めに参る。今奴は、"ウォーメイカー"の元へ向かっているはずだ。そこで何を為そうとしているかは知らんが……」
藤堂八斬:「……先制の打撃をくれてやろう。二度と愚昧を働かぬように。せめて安心せよ。奴には相応の報いが下されるだろう」
GM:サーベルとライフルを手に、足早に出口へ向かうぞ
クースディシア:「……」手早く前を閉める。
歌門光星:(義侠心の塊だったみたいだね。悪いね、利用して、でも、君の行動は学園の為になるからさ、それで勘弁して欲しいな)
歌門光星:隠れて相手が出るのを見届ける。
藤堂八斬:藤堂は断固たる歩みで扉を開くと、そのままその場を後にした
藤堂八斬:もちろん歌門くんには気付かない
クースディシア:「……これ」呟く。
クースディシア:「羞恥心よりも罪悪感がすごいあるんだけど」
歌門光星:「俺のせいにすれば良いさ」
歌門光星:物陰から出てきて、ほざく。
クースディシア:「いや、私のせいでしょこれ」
クースディシア:「もっといい方法を思いつけなかったのだもの」
歌門光星:「頼んだの、俺なんだから、って考えられない人か、そうだよな、君はそういう人だ」
クースディシア:「とにかく、早く行くわよ」前髪をかきあげる。
歌門光星:「そうだね。彼を利用した分だけの事をちゃんと成さなきゃいけない」
クースディシア:「女子生徒とやらが来る前にね。顔がはっきり割れたら後々が面倒だもの」
歌門光星:「向こうがピースメイカーに手を出すのにも間に合わせなきゃならないしね」
歌門光星:「ところで」
クースディシア:「……何?」
歌門光星:「そろそろ、そちらを向いていいのかな?」
クースディシア:「……あら。別にずっとそのままでもいいのよ?」
歌門光星:「罪悪感が湧かないのかい!?それは」
歌門光星:顔を背けたまま苦笑する。

GM:ではシーンを切りましょう。最後の調達を……許そう!
歌門光星:スペリオルミックスに挑戦だ。
歌門光星:4dx+1
(4R10+1[10]) → 9[2,5,6,9]+1 → 10

歌門光星:無理。以上です。
クースディシア:シューターズジャケットかな。
クースディシア:6dx+5>=13
(6R10+5[10]>=13) → 9[2,3,4,9,9,9]+5 → 14 → 成功

GM:お見事
クースディシア:買えた!服を着替えておきました。
GM:話の流れにそった着替えだ。
GM:ではシーン終了!

◆Middle 14 シーンプレイヤー:刑部クロオ

GM:クライマックス直前最後! 登場したまえ!
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:90->93)
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+1(1D10->1)した (侵蝕率:67->68)
GM:滝さんホント冷静だな……!
クースディシア:イカサマ
滝瑞果:ここまで低いダイス目しか出てこないということは、必ず反動が来るな

GM:君たちが学内を歩いていると、否応なくそこかしこで白いコートの生徒を見かけるようになった。
GM:彼らは時に、学内にポスターを貼ったり、平和維持を呼びかけたりしている。"ホワイトフォロウ"だ。コートはみな同じ型をしていることから、制服であるとアタリがつけられるだろう。
刑部クロオ:雪原に足跡を残すように、深緑のミリタリーコートを着た男が白い群衆の中を歩く。
滝瑞果:「いや~な感じ」ポケットに手を突っ込んで、その光景を眺めている。
GM:すれ違う白コートにたびたび視線を、特に刑部くんのミリタリーコートに向けられるが、何も言われない。
刑部クロオ:「で、どうする。何か高遠の行方を知る手段はあるか。」隣の滝さんに尋ねる
滝瑞果:「あたしはとりあえず、美穂ちゃんに聞くつもりでいる、が」
滝瑞果:「そっちも多少問題はあるかもしれないんだよね。美穂ちゃんも最近のホワイトフォロウの活動はおかしいって思ってたことは言ったっけ」
刑部クロオ:「ホワイトフォロウの異変に気付いてしまったわけか。」
滝瑞果:「それで、幹部に意見を伝えに行くって言ってたから……もしかしたらホワイトフォロウを抜けているかもしれない」
滝瑞果:「あるいは逆に説得されているか、もしかしたらもうちょっと悪いことになってるかもな」
刑部クロオ:「…最悪の場合はどうする。」
滝瑞果:「あたしがわざわざお前なんかと一緒に来てるのはそこを確かめるためもある」
滝瑞果:「最悪の程度による」
滝瑞果:ポケットの中の左手で、消しゴムを握る。
刑部クロオ:「……俺に出来るのは剣を振るうことだけ。確かめるのはお前に任せるが、」
刑部クロオ:「必要であればいつでも使え。」
滝瑞果:「フフ。まさかアカデミアでそういう力が必要だなんて思わなかったけどな。そう思わないか?」
刑部クロオ:「……これきりにしたいもんだ。」
滝瑞果:「刑部こそ、『やる』のがトラウマなら無理しなくていいんだぜ」
刑部クロオ:「………。」眼を閉じ、コートに手をやる。
刑部クロオ:「やるよ。今は、『やらない』方が怖い。」
刑部クロオ:「そんな気分なんだ。」
滝瑞果:「あたしも学園戦争の時はそう思ってたよ。まあ、いざって時は遠慮せず言え」手をひらひらと振る。
刑部クロオ:「ああ、頼む。」
GM:では君たちがそう話していると
清澄美穂:「……滝さん!」 後ろから声をかけられる。白いコートを羽織った清澄美穂だ
滝瑞果:「美穂ちゃん!」
刑部クロオ:振り返る
清澄美穂:「……それに刑部くん。どうしたの、仲良さそうに」 以前とそう変わらない笑みを君たちに向ける
滝瑞果:「ヒヒヒ、コート姿も似合ってるね美穂ちゃん……露出が少ないのが逆に想像力を刺激される……!」
清澄美穂:「むっ。滝さん、相変わらずダメだよそんなこと言っちゃ」
刑部クロオ:「仲よ……まぁいい。聞きたいことがある。」
清澄美穂:「そういう所から平和が乱れてくんだから」
清澄美穂:「それより先に!」 刑部くんの言葉を遮る
滝瑞果:「む」完全に投げられる想定でいたので、立ったまま受け身をしそこねた変な姿勢になる
清澄美穂:「刑部くん、そのコート! 何か思うことはない?」
刑部クロオ:目を細める。「…俺のコートがどうした。平和の為には綺麗なコートを着ろって?」
清澄美穂:「そう! ミリタリ柄ってやつでしょ。軍隊のファッション。そりゃオシャレには色々あるだろうけど……」
清澄美穂:「よくないよ、そういうの。今アカデミアはピリピリしてるんだから。ね?」
清澄美穂:「少しだけ預かります。平和のためだよ」 手を伸ばして受け取る構え
滝瑞果:「まあまあ美穂ちゃん、こいつは実は刑部の友人の形見なんだよ。見逃してやってくれないか?」
刑部クロオ:「……おい。」
清澄美穂:「うっ、形見って。そんなこと言っても!」
刑部クロオ:頭を掻く「言い淀んだことを易々と言うよなあ…。」
滝瑞果:「嘘じゃないよなー?刑部ー?」
清澄美穂:「そういうの認めると滝さんもエッチな本没収されそうになったらこれは形見のエッチ本~! とか言うんでしょ!」
滝瑞果:「あたしは色んな連中の形見を受け継いでるからね!」
滝瑞果:「だから没収するならあたしの服にしてほしい!
滝瑞果:「さあ早く!」
清澄美穂:「だから!?」
清澄美穂:「なんでどうだから!?」
滝瑞果:「美穂ちゃんの手で脱がせてほしいんだ」
清澄美穂:「ッ……も、もう。ヘンなこと言わないで」 滝さんに手を伸ばし……しかし、投げたりしない。ぐっと押しのける
清澄美穂:「……あのね、大丈夫。ホントに預かるだけだから。ちゃんと袋に入れておくし」 と、刑部くんに
刑部クロオ:「………“平和のため”だったら何をしてもいいのか?」
清澄美穂:「……何をしてもいいなんて言ってないでしょ? ただ預かるだけだよ」 少しムッとした風に
刑部クロオ:「“平和のため”だったら誰かのものを奪うことも正当化されるのか?」
刑部クロオ:「“平和のため”だったら、誰かを奪うことも、正当化されるのか?」
滝瑞果:「いや待て刑部。落ち着け。な、本当に大切なものなんだよ美穂ちゃん。あたしのエロ本と違って……いや違わないけどさ」
清澄美穂:「……そんなこと言ってない。何かを奪うことが正しいなんて思ってない」
清澄美穂:「……でも、でもそう。平和のためだよ。刑部くん。ねえ、本当にちょっと預かるだけで……」
刑部クロオ:「何かを奪うことは、正しくない。」
刑部クロオ:「なら、」
刑部クロオ:神速の抜刀。ベルトから木刀が解き放たれ、清澄のコートの留め具を両断する。
刑部クロオ:牙  降
滝瑞果:「刑部!」
刑部クロオ:「斬るべきはその羊の革だ。」
清澄美穂:「…………」 わずかに反応し、防御しようとした。だが当然、間に合わない。コートが揺れる
滝瑞果:「何やってんだテメエ……!」激昂!刑部くんの胸ぐらを掴む!
刑部クロオ:「最悪の事態だから剣を抜いた。」
滝瑞果:「そういう話じゃねーんだよ!!」
滝瑞果:「なんでコートだけなんだよ!!ブラジャーまでやれ!!」
刑部クロオ:覚悟の上だ。叱責は甘んじて受ける…つもりだったが。
刑部クロオ:「やらねえよ!!マジで俺を3号にするつもりか!?」
滝瑞果:「美穂ちゃん……すまないな。このムッツリスケベ野郎の手元が狂ったせいでさ……」
滝瑞果:「……驚かせたのは悪かった」
清澄美穂:「……ううん。やっぱりそういうことするんだ、刑部くんも」 その声は驚くくらいに冷静だ
清澄美穂:「友達なんだね。やっぱり。高遠くんと」
滝瑞果:「そう、高遠!高遠の話を聞きたかったんだけど……」
滝瑞果:「……し、知らない?」完全に聞きづらい雰囲気!
清澄美穂:「……知ってるよ。だって高遠くんは私が捕まえた。高遠くんが悪いことをしたから」
刑部クロオ:「場所を、教えちゃ貰えねえか。」
清澄美穂:「何をしたかは知らないし、話を聞いてもいけないって言われてるから、何も聞いてないけど……」
清澄美穂:「……なんで? 悪いことをした人を捕まえて、今どこにいるかなんて、教えられる訳、ないでしょ? しかも刑部くんと、滝さんに」
清澄美穂:不自然なくらいに平坦な声は、しかしどこか震えている 「そう、だって刑部くんは高遠くんと友達で……同じ悪いことをしていて……コートを……」
滝瑞果:「いいや。あたしは知ってるよ。高遠がどんな『悪いこと』をしたのかをな」
清澄美穂:「……何をしたの。高遠くんは」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:(“ピースメイカー”の素顔を見た)
滝瑞果:「そいつは教えられない」
滝瑞果:「だけどあたし達にも高遠をぶちのめす権利はあると思わないか?」
清澄美穂:「ぶちのめす……権利?」
刑部クロオ:「?」滝さんを見る
滝瑞果:「うん。高遠のやったことが許せないから、場所を知りたい。直接ぶん殴るんだよ。ダメかな?」
清澄美穂:「……ホントは駄目だけど。ねえ、一つ、答えて、もし答えてくれたら、教えてあげてもいい」
滝瑞果:「分かった。とっておきの覗きスポットがある。誰にも教えたことはないんだけどな……」
清澄美穂:「……滝さん、全然平和じゃないし。そうじゃなくてさ……」
清澄美穂:「高遠くんは何をして……」
清澄美穂:「……ううん、なんで私は、どうして追われているか、どんな悪いことをしたのかも分からない知り合いを捕まえて、事情も聞かないのが当然だって思ってるの?」
滝瑞果:「……やっぱりだ。幹部に会ったんだな、美穂ちゃん」
清澄美穂:「だって、これは。同じだよ。あの学園戦争の時と、同じじゃない」
滝瑞果:「そうなんだよ。そう……フフフ」
清澄美穂:「何も分からないのに、動かされて、誰かを……き、傷つけて」 その目には涙が浮かんでいる
滝瑞果:「そうだよ……」
清澄美穂:「こんなのおかしいはずなのに……私、私、全然おかしいって思えてない……」
滝瑞果:「……学園を取り戻すためとか、黒幕を倒すためとかさ……そういう正義があって」
清澄美穂:「私は、そんなの、嫌だったはずなのに」
滝瑞果:目を拭う。「あれ」
滝瑞果:「や。その……あたし、本当は、そうなんだよ」
滝瑞果:「ほ、本当はそうやって……自分で考えてほしかった。ごめん。訳分かんないこと言ってるよな……」
清澄美穂:「滝さん……」 潤んだ瞳で、君の目を見る
滝瑞果:「あの時もさ……皆に……っ……」片手の掌で両目を隠している。
滝瑞果:「見てんじゃねえバカ!!!」刑部くんに蹴りを入れる。
刑部クロオ:「痛え!!……見てねえよ。」
滝瑞果:「もー!もー……!!」
刑部クロオ:「見てねえから続けろ。」
滝瑞果:「美穂ちゃん!あたしも、言えない……!もしかしたら美穂ちゃんになら『言える』かもしれないけど」
滝瑞果:おそらくは彼女も、同じ“ピースメイカー”の精神操作を受けているはずだからだ。
滝瑞果:「それでも答えられない!なあ……だってそうだろ!?」
滝瑞果:「誰かから『誰が悪い』とか『これが真実だ』って言われて……そんな正義はさ」
滝瑞果:「自分の正義じゃないよな!!美穂ちゃん!!」
清澄美穂:「……そう、そうだよ。正義がどうなんて、私わかんない。オーヴァードじゃないから、そういうのを通せる力もないけど……」
清澄美穂:「それでも、私は私の気持ちを……一番大事にしたい。……したかった」
滝瑞果:「わかってる。それは、美穂ちゃんにどうしようもない部分は、なんとかする。出来るやつがなんとかする」
清澄美穂:「わ、私の柔術だって……ホントのホントに、真面目に他人を捕まえたりするのに使ったら、それは『武器』になっちゃうから、使いたくなかったのに」
清澄美穂:「使いたくなかったはずなのに。……使っちゃって。でもおかしいと思えなくて。……ただそれがおかしいことは分かって」
滝瑞果:「あたしを投げる時も、絶対傷つけたりしなかったよな。美穂ちゃんは」
清澄美穂:「どうしちゃったのかなあ、私……」
滝瑞果:「……大丈夫だ。大丈夫だよ」美穂ちゃんを抱きしめます。
滝瑞果:「いやらしい意味じゃないからね!!」カメラ目線
清澄美穂:「滝さん……」 甘んじて抱きしめられる。余計な声は聞こえない
刑部クロオ:「こんな時までカメラ見てんじゃねえよ……。」
滝瑞果:「考えることを止めるな。自分がしたいことと、したくないことを、命令されて見失ったら駄目だ」
滝瑞果:「そうすれば……絶対に、取り返しのつかないことにはならない」
滝瑞果:「美穂ちゃん。お願いね」
滝瑞果:背中を撫でてやりながら言う。
清澄美穂:「……分かった。考える。難しいことは苦手だけど……それでも、考える」
清澄美穂:「……滝さんも、きっとね」 腕を回し、抱きしめ返す
滝瑞果:「うん」
清澄美穂:「滝さんも、きっとそうして……もし、そういうことで迷ってる人がいたら、私にしたみたいに。教えてあげて」
滝瑞果:「わかった。……そうするよ」
清澄美穂:「私、今、助かったよ。助けられちゃった。ううん、きっとなにも変わってないけど、でも助かった」
清澄美穂:「ありがとう」 ひときわ強く抱きしめて、腕を離す
GM:では、刑部くんの携帯電話が何らか着信する。別動していたメンバーからの連絡だ
刑部クロオ:「……歌門からだ。“動いた”。」
刑部クロオ:「行けるか。」
滝瑞果:「……よし、よし。行くか。高遠を助けられたら良かったけど、作戦開始だ」
刑部クロオ:「…滝。」
刑部クロオ:「いざって時は遠慮せず言え。」
滝瑞果:「……コート」
滝瑞果:「借りていいかな。背中でいいんだけどさ」
刑部クロオ:「……」コートを脱いで、羽織らせる。
滝瑞果:「背中だけでいいって言ってんのに」弱く笑って、コートで顔を隠す。
刑部クロオ:「遠慮するなって言ったろ。」
滝瑞果:「はは。洗濯してんのかよこれ」
清澄美穂:「……刑部くん!」
刑部クロオ:「何なら裁縫もしてる。」
刑部クロオ:「なんだ。」
GM:戦場に向かわんとする君たちの背に、清澄美穂が声をかける
清澄美穂:「高遠くんは、"ピースメイカー"さんと一緒に行くことになってる。セントジョージ寮。"ウォーメイカー"さんとの対談の場所に」
清澄美穂:「理由は分からない。結局誰も、それを止めなかった。……"ピースメイカー"さんは郊外にある自動車部の車庫から車を借りて、それで向かうって言ってたから、まだ追いつけるとは思う、けど」
GM:理由に気付きたいなら<知覚>判定難易度7です。別にPL発想で気付いても良いけど。
滝瑞果:クソザコな予感がする!
刑部クロオ:折角だしあと勘違いしてたらあれなので振る!
滝瑞果:2dx
(2R10[10]) → 10[2,10]+2[2] → 12

刑部クロオ:4dx
(4R10[10]) → 10[5,8,10,10]+8[1,8] → 18

GM:さすがビンカンだぜ
滝瑞果:どっちも絶好調じゃん
刑部クロオ:絶好調だ。
GM:多少の体格差こそあれど、"ピースメイカー"の姿は少年のもので、背丈もそう変わらない。
GM:たとえば"ピースメイカー"の仮面をかぶった少年が"ウォーメイカー"に殺されたとして、その仮面を外した時にアカデミア生徒の顔があったならば、人はそれをどう認識するか?
GM:都合よく、高遠が捕まったことを知っているのは、ほぼ"ホワイトフォロウ"のみだ。
刑部クロオ:「………ありがとう。お前自身の気持ちを教えてくれて。」
滝瑞果:(これが“ピースメイカー”の真相を知って……それを暴く行為なら、奴の能力の行動制約に引っかかる)
滝瑞果:(自分で考えて言ったことだからだ)
滝瑞果:(美穂ちゃんが、……自分で)
清澄美穂:「……あの、何……何、言って良いか分かんないけど、私。でも」 もぐもぐ口ごもり
滝瑞果:「嘘言って悪かったよ。高遠は助けるさ」
滝瑞果:「友達だもんな」
清澄美穂:「……うん」
清澄美穂:「それ、良くないって思ってるんだけど、でもなんで良くないのか分からなくて、それがおかしいって、考えれば分かるから……」
清澄美穂:「うーわかんないけど! もう! わかんないから! 私、考えてるから!」
刑部クロオ:「いずれ分かる。その時に、お前はお前の考えで動け。」
清澄美穂:「考えてるから! 行くなら行って! ……それで、できればあとで話してね! いろんなこと!」
滝瑞果:「ありがとう、美穂ちゃん。行くぞ刑部。やれるよな!」
刑部クロオ:「やれるさ。」
清澄美穂:清澄は君たちを静かに見送るのみだ
滝瑞果:歩き出しながら、刑部くんにコートを返す。
滝瑞果:「へ、へへ……刑部」
滝瑞果:「へへへへ」
刑部クロオ:「何だよ。」
刑部クロオ:顔を見る。
滝瑞果:涙は拭っている。「コート汚しちゃった」
滝瑞果:「でもさ」
滝瑞果:「すげー嬉しいよ。あたし」
刑部クロオ:「そりゃよかった。」
刑部クロオ:「このコートも本望だろうさ。」
刑部クロオ:「なにせ、無類の女好きだったからな。」
滝瑞果:「まったく、気が合いそうだな」
刑部クロオ:「美人の涙とキスが原動力みたいなやつだったからな。」
滝瑞果:「……。それってどういう意味だよ」
刑部クロオ:「あいつも手伝いたくて墓から蘇るかもしれねえな。」ふっと笑って走り出す
滝瑞果:「ふん」それ以上喋らず、気持ち刑部より速めに走っていく。
刑部クロオ:再び、白いコートの群れを、緑のコートが切り開いていく。
刑部クロオ:それは冬の終わりのように。緑の芽吹きのように。

GM:では最後の調達を許そう!
刑部クロオ:調達は…何買おうかな…
刑部クロオ:欲しいものありますか
滝瑞果:私も特にはないなあ
滝瑞果:刑部くんこそボディアーマーとかいらないっすか
刑部クロオ:ボデマ!欲しい!
刑部クロオ:買いましょう。
滝瑞果:UGNボディアーマーを買いますよッ
刑部クロオ:4dx+4
(4R10+4[10]) → 10[1,3,7,10]+7[7]+4 → 21

刑部クロオ:買えた!
滝瑞果:買えちゃったw
刑部クロオ:そのまま装備しましょう。
滝瑞果:じゃあ私はあれだ、歌門くんのを買うわ
滝瑞果:3dx>=12
(3R10[10]>=12) → 9[1,5,9] → 9 → 失敗

滝瑞果:ヒーッ
滝瑞果:終わりです
滝瑞果:友人/清澄美穂/感謝:○/パンツを見せてくれない/ロイス
滝瑞果:ロイス感情も変えます
GM:オッケーです! それではシーンを切ります

◆Middle 15 マスターシーン

GM:夕刻。
GM:学園島の道路を自動車部の乗用車が走っている。ルーフにアカデミア紋章の描かれたその一台は、自動車部の持ち物だった。
GM:運転手はいない。自動運転により、"ウォーメイカー"との対談のため、セントジョージ寮へ直接向かっている。
GM:助手席の窓から腕を出して、外の風景を眺めているのは"ピースメイカー"。仮面の奥に真実を隠し、誰も見ていないのに穏やかな笑みを浮かべている。
GM:後部座席にも人影がある。それは"クリスタルアイズ"高遠定見。彼に意識はない。ただ、"ピースメイカー"と同じ量産品の仮面を被らされている。
GM:乗用車は走る。暮れなずむ学園島で、"アーテ"――愚行の神の名を持つ存在のたくらみの、そのすべての成果が結実しようとしていた。

藤堂八斬:「……撃て」

GM:弾丸、一つ。
GM:銃声と共に、一撃が食らいつく。"ピースメイカー"の左半身へ。
GM:――『知覚認識外からの攻撃』。

"ピースメイカー":「!?」
"ピースメイカー":その瞬間、彼から出ていた知覚不可の『波』は絶えた。彼がその能力で長期的思想支配していた者は、その影響を解かれる。
GM:銃弾はそれだけではない。弾雨が降り注ぐ。タイヤはパンクし、自動運転の車は道脇へ逸れて止まる。

GM:――同刻。

"ラーズグリーズ":『……ふふ』
"ラーズグリーズ":『あはははは! どうもどうもこんにちはオーヴァードアカデミアのおマヌケさんたち! 今あたしは街頭スピーカーとかテレビとかざっくりジャックしてお話し中です!』
"ラーズグリーズ":『皆さんいかがお過ごしですか? さぞさぞ、ああもしかして戦争が始まってしまうんじゃないか……と怯えていることかと思います』
"ラーズグリーズ":『それとも、みなさんの希望の"ピースメイカー"が戦争を止めてくれると……』
"ラーズグリーズ":『……まぁーだ信じていらっしゃいますか!? あはっ! あはははは! あはっあがっゴホッゼイゼイ……』
"ラーズグリーズ":『――"ピースメイカー"も"ウォーメイカー"も、ディオゲネスクラブの仮面に踊らされた実験体に過ぎないのです』
"ラーズグリーズ":『"ピースメイカー"は皆さんの平和を愛する心を集めて強くなり、"ウォーメイカー"は戦争を望む心を集めて強くなる。そして最終的に、そのどちらが果たして勝つかという大実験のね!』
"ラーズグリーズ":『そしてあたし、この文武両道優秀可憐な"ラーズグリーズ"ちゃんは、この戦いで残った仮面を手に入れるべく、今まで暗躍してみなさんの戦争ムードとか平和ムードを煽っていたのです!』
"ラーズグリーズ":『いやー皆さんよく踊ってくれました! ……あはっ、今あたし、皆さんのおマヌケな顔を見てるんですけど、サイコーですねこれ! うわー写真撮りたい! あはははっ!』
"ラーズグリーズ":『という訳で、あたしは見事、さらなる力をゲットして大躍進しちゃうのです! 残念でしたねアカデミアのみなさん! 今回はあたしの勝ち! です! バイバーイ!』
GM:―― 通信を切り、"ラーズグリーズ"は一息つく。
"ラーズグリーズ":「……ふう。生徒のみなさんの驚きマヌケ顔見てたらあんまり面白くって思ったより盛っちゃいましたねコレ。まあいっか。強い仮面隠し持ってるってことは他のメンバーに対してもアドバンテージになるし」
"ラーズグリーズ":「…………でもなー」
"ラーズグリーズ":「これ、もしあの人たちが"アーテ"に負けたらすっごくあたしマヌケですよね」
"ラーズグリーズ":「頼みますよホント……!」

◆Climax シーンプレイヤー:刑部クロオ

刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:93->100)
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+6(1D10->6)した (侵蝕率:68->74)
GM:全員登場です。今日で戦闘始まる手前くらいまで目指していきましょう
歌門光星:1d10+100
(1D10+100) → 9[9]+100 → 109

滝瑞果:+6かあ
滝瑞果:結構上がっちゃったな~
刑部クロオ:久しぶりに滝さんが5以上の出目を出しましたね…w
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+4(1d10-1->5-1)した(侵蝕率:104->108)

GM:夕刻。
GM:足を止めた自動車部の乗用車を、軍事研究会が取り囲んでいた。藤堂八斬は声を上げる。
藤堂八斬:「……いざ、出よ"ピースメイカー"! 悪劣なる語り手よ!」
藤堂八斬:「平和を語るなど失笑千万。貴様が其処を本懐とするならば、まずは己が罪を弁解してからにしてもらおうかッ!」
GM:君たちは好きな交通手段でここに到着して良い
刑部クロオ:“ピースメイカー”の答えの代わりに、バイクの音が響く。
滝瑞果:なんらかのカートじみたエンジン音も響く。
刑部クロオ:“ピースメイカー”の車の進路上にドリフトしながらバイクを止め、ヘルメットを脱ぐ。
滝瑞果:ゴゴーッ!
滝瑞果:滑らかに自走してくるのは、生徒会長・雲雀宏一の生み出した自走銅像だ!
滝瑞果:「こんなゴミまで作りやがって!」憤激の表情!
刑部クロオ:「……並走してて他人の振りしたくなったぞ、それ。」
滝瑞果:到着と同時に肩から飛び降り、蹴り倒し、湖へと沈める。
滝瑞果:「次は本体もこうしてやる」
クースディシア:バタバタと、空からロータの音がする。
クースディシア:白地に赤いラインの入ったヘリコプター。救急活動用のドクターヘリ。
クースディシア:乗用車の真上に寄せさせ、顔を出す。乱れた髪も服も、既にすっかり整えている。
クースディシア:「これ、こっから降りるまでがもどかしいのよね」
歌門光星:「怪我人は確実に出るし、これの使用は理に適ってるね。クースディシアさんは聡明だ」
歌門光星:「もどかしいのは嫌いかい?なら」クースディシアさんを抱きかかえ
歌門光星:「これが一番手早いだろうね」華麗に飛び降りる。着地。
クースディシア:「ちょっ」
クースディシア:「待って待って待って……!」
歌門光星:「ははは、落下中に暴れたり喋ったりすると舌噛むと思うよ」
クースディシア:「……いきなり落下してることがおかしいでしょ!?」
藤堂八斬:「貴様たち、一体何を……む、先ほどの乙女! ……大丈夫か?」 クースディシアさんを気遣う
歌門光星:「正しい手順だと手間がかかるって話だったからね。おかしいことをしたのさ」
刑部クロオ:「悪いな、今“ラーズグリーズ”が言ってる通りの事態だ。」
クースディシア:「はあ?誰よあんた。ナンパの手口?」しらを切る!日本語。
クースディシア:恥ずかしいからだ。
藤堂八斬:「"ラーズグリーズ"? あの忌々しいディオゲネスクラブが何を……」
刑部クロオ:流れてくる“ラーズグリーズ”の声明「いつもの仮面騒動だよ。」
藤堂八斬:「……錯誤か。それは失礼した。今我々はこの"ピースメイカー"に問わねばならぬことがあるのだ。邪魔立てするなら……」
歌門光星:「お気に召さない?俺は楽しかった。役得だった。腕の中にある重みが心地良かった。いや、姫君を手にした騎士になったようで気分がいいな」
クースディシア:「重みとか言うな……!」
GM:……バキン!
GM:停止した自動車の扉が不自然に歪み、開き、人影が姿を現す。
GM:割れた仮面が人影の足元に落ちる。人影は自身の手で目元を隠している。
"ピースメイカー":「……ああ」
"ピースメイカー":「どうしたんですか皆さん「痛い」、お揃いで「ふざけた真似を」」
"ピースメイカー":声に、声が混ざり重なっている。同じようでかすかに異なる声音。不快なざわめき。声の大きさも小さいはずなのに、妙に耳へ引っかかる。
歌門光星:「さて、役者は勢ぞろいのようだね?駄目じゃないかピースメイカー、護衛から離れて行動するなんて」
クースディシア:「人抱えんのはだるいのも分かってるけど……!ああ」
滝瑞果:「……」左腕に投影された黒い円周が明滅する。
刑部クロオ:藤堂に「危険だ。人を下げろ。」
クースディシア:「ピースメイカー“様”じゃない」
滝瑞果:「さっきの“ラーズグリーズ”の話を聞いただろ、藤堂?お前ら軍事研究会は数が多すぎる」
滝瑞果:「こいつは戦意を力にする。あたしみたいなふざけたやつじゃないと駄目だ」
藤堂八斬:「いいや無用の気遣いだ。我ら軍事研究会、全員が危険に備え、敵を撃破すべく鍛錬を行ってきた。……"ピースメイカー"! 今こそ我らの問いに……」
GM:……瞬間、不快な肉色の触手が薙ぎ払われた。軍事研究会の面々が吹き飛ばされる!
刑部クロオ:「早く下げろ!正体不明の相手に突っ込んで危険な戦闘を行うのが軍事研究会か!」
"アーテ":触手は、"ピースメイカー"――否、"アーテ"の腕が変化したものだ。いつの間にか手で目元を隠すのを止めていた。目のあるべき所に、口がある。三つの口がいびつに歪み、笑う。
藤堂八斬:「……! さ、下がれ! 何だ……!?」
滝瑞果:「頼むよ!お前の仲間を助けてやってくれ!」
クースディシア:「ヘリに医療設備があるわ!そっちに!」
滝瑞果:「アカデミアの……こういうのは生徒会の仕事だからさ!」
刑部クロオ:「ああいうデザインの仮面なんだ。いいから仲間を助けろ。」
藤堂八斬:「くッ……致し方ないか。退却! 隣の者と見合わせ、負傷の重い方を助けよ! ……後は任す!」
滝瑞果:次の攻撃が来るなら守るつもりでいる。だが複数体の対象を同時護衛するには、エリスの能力が必要だ……!
歌門光星:「此処は任せてくれ」
GM:という訳で軍事研究会は距離を取ります。"アーテ"は君たちを見る。
"アーテ":「……いや、分かるな。分「たすけて」かります。ああ、お前「euiw」たち全員、もう『そう』なのか」
"アーテ":「どいつも「こいつも」落ち着いた感情で「湖のように」……私を「モモモモモ」どうしにきた?」
クースディシア:「姦しいわね。品のあること」
歌門光星:「そうだな、相棒。じゃあ俺から言おうか」
歌門光星:トランプを手に持ち緩くシャッフルする。
歌門光星:「うん。戦いの前に布告はしよう。なぜ、君が斬られるのか、と言う理由は明白にしておくよ」
"アーテ":「……歌門光星「学園王「空虚な頂点」者」。今更何を? 私は君に「お前のことを知っている」用など「ヒヒヒヒ!」」
歌門光星:「君の行いは悪しきものだが、この状況までもって行き、俺たちを追い詰めたのは、紛れもなく実力だ。賞賛に値するよ」
"アーテ":「理由あらば納得するなど!「納得するのか?」「理由があれば!」」
歌門光星:声色は静かにいつもと変わらない。
歌門光星:「だからね、俺はそれについてはあまり怒りを覚えていないんだ、実はね」
"アーテ":「しかし、称賛そのままの「えへっ」態度を「態度を」取るでもなさそうですね「DEAThhhh」」
歌門光星:「だが、君は、俺を欺き、俺を利用し、なにより最後に俺を舐めた。…絶対に、けっして、どうあっても許せない。その報いは受けてもらうよ」
"アーテ":「…ふ。君は思ったとおりの「素晴らしい」人「戦士」のようです」
歌門光星:「言いたい事はそんなところだよ。さぁ、その数多の口から悲鳴をあげろ」
"アーテ":「……良いでしょう。そうなることは「報い報い報い!」想像していた。避けたい事態でしたが……「NOBODY」」
"アーテ":"アーテ"は一歩君たちへ踏み出す。右目の箇所にある口が歪に大開きになり、でろりとした舌がまろび出る。左目の箇所にある口は、不快な笑いを壊れた再生装置のように繰り返している。
GM:学園内に、いや世界に存在すべきでないと思わされる威容は囁き続ける……《ワーディング》が張られます。
GM:それと同時に衝動判定です。距離を取っているはずなのに、耳元から聞こえてくる気がする囁きが、君たちの精神を静かに削り、追い詰める!
GM:難易度9!
歌門光星:4dx+3
(4R10+3[10]) → 9[3,3,8,9]+3 → 12

歌門光星:成功。
刑部クロオ:5dx
(5R10[10]) → 10[4,4,5,6,10]+9[9] → 19

刑部クロオ:成功!
滝瑞果:6dx+2+1>=9
(6R10+2+1[10]>=9) → 10[2,2,7,7,9,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

刑部クロオ:100+2d10
(100+2D10) → 100+11[7,4] → 111

滝瑞果:無敵!
クースディシア:5dx+1>=9
(5R10+1[10]>=9) → 9[3,3,4,6,9]+1 → 10 → 成功

滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+12(2D10->10,2)した (侵蝕率:74->86)
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+7(2d10->4,3)した(侵蝕率:108->115)
歌門光星:109+2d10
(109+2D10) → 109+18[10,8] → 127

GM:ではそれと同時に、君たちの進行方向から別の声が聞こえてくる。
木城爪司:「……へっ。何か騒がしいと思ったら、面白いことやってんじゃねえか」
木城爪司:「何だ、そいつは? 少なくとも闘技場じゃ見られねえ顔だぜ。……なあ歌門光星? お前は見覚えあるか? こういうのよ」
滝瑞果:「木城!来るんじゃねーよ!」
滝瑞果:「なんで来るんだこのタイミングで!衝動判定終わってんだぞ!」
木城爪司:「分っかんねえこと言ってんなよ!? それに来たのはオレだけじゃねえ」
"ウォーメイカー":「……そいつは、ジャームだろう。いや、まるきりジャームじゃないか……! アカデミアにどうしてそんなヤツが!?」
刑部クロオ:「“ウォーメイカー”…!」
歌門光星:「まさか。俺が何かを知ってるわけがないよ。さて、君達はそれでどうするんだい?」
GM:右半分の仮面を被った女生徒と木城爪司が、その場に現れる。木城のバイクに二人乗りで来たのだ。
クースディシア:「そうね。どうされるのかは聞いておきたいところだけど」
"ウォーメイカー":「……事故の音が聞こえたから来たんだ。ラジオのことは知っているが、これは一体……」
刑部クロオ:「…ラジオは“カヴァー”だ。」
"ウォーメイカー":「そうか……いや。私がするべきことなんて、この状況で一つしかない。私が何のために"ウォーメイカー"になろうとしたか。皆に危険を学んでもらいたかったからだ……皆が大切なものを失わないために」
GM:"ウォーメイカー"は仮面を取り、銃を構え直す
小座野神奈:「"アイスバークアウト"! まずはこいつ! 他のことは全部後で良い!」
木城爪司:「だろうなァ! ヘヘッ、歌門と肩を並べるのはシャクだが、こんな大物と戦えるなら面白ぇ……!」
"アーテ":「……まったく、本当に「どうだろう?」騒がしい。ハエがこぞってよくも「よくぞ!」集まった」
"アーテ":「「He-hhhhhh!!!」結末は変わらない「いたくしないで」お前たちが妨害をするなら、すべて飲み込み、先に進むまで「Gggggg...」」
歌門光星:「シャク……さりげなく酷い事を言うな。洗脳されないように気を付けて欲しい。そういう能力を使うんだ、彼」
クースディシア:「……カウンセリングも、手短に済みそうなことで」かすかに微笑む。
"アーテ":「このちっぽけな島を「ふふ、ちっちゃーい」戦禍に染め上げ「罪を償え」憩うのみ。お前たちは開戦の「最初の「はじまりの」」狼煙になれ……!!」
刑部クロオ:対ジャーム戦の心得は忘れていない。
刑部クロオ:衝動に呑まれるなかれ。単独で動くなかれ。
刑部クロオ:そして、生死を問わず、仲間を忘れるなかれ。
刑部クロオ:深く息を吸い、木刀を構える。
刑部クロオ:「お前は始まりの狼煙すら上げられねーよ。」
刑部クロオ:「お前は何も変えられない。この島で続くヌルい日常にお前は負けるんだ。」
刑部クロオ:「それを、」息を吐く「ぬるま湯に浸かった俺の剣で証明してやる。」

GM:Climax特殊ルール
GM:各PCの宣言により、以下の効果を発動させられる。対象はシーン内の誰でも良い。

PC1:刑部クロオ 特殊効果/高遠定見:《死神の瞳》
1ラウンドに1回、ダメージロール直前に使用。ダメージに+5Dする。

PC2:クースディシア・フォンド 特殊効果/小座野神奈:《リバーサルショット》
1ラウンドに1回、判定の直後に使用。その達成値を+10する。

PC3:歌門光星 特殊効果/木島爪司:《炎陣》+《氷盾》
1ラウンドに1回、ダメージロール直後に使用。単体への攻撃を無効化する(木城がカバーリングするものとして扱うため、諸々の制約はそれに準ずる)。

PC4:滝瑞華 特殊効果/藤堂八斬:《リカバリー》
セットアッププロセスに使用。単体の対象のバッドステータスをすべて回復する。

滝瑞果:あたしのだけなんか余り物押し付けられた感じじゃねーか!
GM:清澄ちゃんがいないからしゃーない
GM:彼我の位置関係は ["アーテ"] -10m- [PCs] です。シンプルにね!

GM:◆ Round 1
GM:セットアップです。何かございましたらどうぞ。
滝瑞果:ないでーす
"アーテ":"アーテ"は《ヒュドラの怒り》を使用。先に軍事研究会を薙ぎ払った触手が、さらに肥大していく。
歌門光星:なしでございます。
クースディシア:「太陽と獅子」。《活性の霧》《タブレット》《多重生成》。PC4人の攻撃力を+18し、ドッジダイスを-2個。
"アーテ":もちろん暴走もする。ガードなど弱き人間の技よ!
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+8した(侵蝕率:115->123)
刑部クロオ:《スタートダッシュ》、戦闘移動してアーデにエンゲージ。
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:111->114)
"アーテ":"アーテ"の身体はみるみる内に人としてのバランスを崩し、醜悪なものと変じて行く……ではイニシアチブです。
GM:まずは歌門くんだ。どうする?
歌門光星:では行動。アーテにエンゲージして攻撃しますよ。
歌門光星:《インフィニティウェポン》《光芒の疾走》127→130
歌門光星:《コンセントレイト:モルフェウス》《光の舞踏》《咎人の剣》130→138
歌門光星:《学生王者》 使用!
歌門光星:10dx7+6
(10R10+6[7]) → 10[1,2,2,3,6,7,7,7,7,10]+10[1,6,9,9,10]+10[2,3,8]+ 10[7]+10[8]+10[7]+3[3]+6 → 69

歌門光星:69+1d10
(69+1D10) → 69+2[2] → 71

GM:来い! 暴走しているのでリアクション不可だ!
GM:ナイス王者
歌門光星:choice[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]
(CHOICE[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]) → クローバー

歌門光星:1d13
(1D13) → 7

歌門光星:身体を前に傾け、踵が上がった瞬間に加速を飛ばして既に最高速度。言葉一文字を紡ぐよりも早く、獲物の眼前に現れる。
歌門光星:歌門は右手を優しく標的の胸に当て
歌門光星:「Let's rock! 透剣、錬成」その状態から硝子の剣を錬成する。
歌門光星:敵を串刺しながら現れる血染めの刃。
歌門光星:8d10+50
(8D10+50) → 40[7,9,7,5,3,4,1,4]+50 → 90

GM:問題なく命中です。妨害とかは特にないぞ!
歌門光星:そのまま横薙ぎに振り払い。回転しながら触手を4度切り刻む。最後に喉元に渾身の一撃。
歌門光星:「さて、戦争屋。悪いけどね、観客も歓声も喝采も綺麗事もない戦場なんて、御免被るよ。俺はファイターであってソルジャーじゃないからね」
"アーテ":「攻撃が……ッく「アアァァァ――!!」速いか。『学生王者』」 左目の口から漏れた叫びは電子的なノイズ混じりだ
"アーテ":「ッフフ……そうかね。戦争こそ、誰もが知り誰もが求め「誰もが称える」真実の「お前の過去を知っている」真実の戦場だというのに」
滝瑞果:「信じらんねー速さだな!バケモノかよ!」
"アーテ":「どちらにせよ「邪魔な……」「お前だけは」この戦場においては、まずはお前を「歌門光星!」排さねば、話にならぬようだ」 斬撃された箇所が、それ以上の質量の触手で修復されていく
クースディシア:「化け物なんでしょ、きっと」
歌門光星:「過去、ね。どうだかな。君は一度、俺を欺いたからね。信用はできないな」
滝瑞果:「ジャームより速いバケモノっていうのは、笑えない冗談だけどな」
滝瑞果:敵の攻撃に備え、構え続けている。生徒会の戦いは専守防衛だ。
刑部クロオ:「…化け物の攻撃が来るぜ。華麗でない方のな。」
歌門光星:「化け物じゃないよ、王者さ!学園の頂点に立つ剣の帝王だよ……ああ。と言うことで、クースディシアさんと滝さんは声援と喝采を、このままよろしく頼むよ」
"アーテ":ではこちらの手番。マイナーアクションで《黒曜の鎧》。装甲を得て、行動値が下がります。
"アーテ":そしてメジャー。《コンセントレイト:オルクス》+《縛鎖の空間》+《要の陣形》+《細胞侵蝕》
"アーテ":“ピースメイカー”は《未知なる陣形》を取得しているため、対象を5体に変更可能。よって狙うのは君たち全員だ。命中すれば重圧・放心・邪毒Lv5が入る!
歌門光星:《砂塵の帳》を使いましょう。
"アーテ":ほォう
滝瑞果:5体対象の攻撃は私でもカウンターできなかった!ありがたい……!
歌門光星:138→145
GM:ですね。それは問題なく通る。こちらの命中判定は失敗です
歌門光星:相手の攻撃が成立する瞬間、一枚のカードをめくる。その動きに連動するように無色透明の硝子の壁が相手の前に現れる。
歌門光星:「最初からトランプ(切り札)を持ってるって明らかにしてるだろ?俺はさ。さぁ、こいつが俺のジョーカーだよ」
歌門光星:めくられたカードは鬼札(ジョーカー)。一枚限りのワイルドカード。
"アーテ":「Ahh...アアァァァ――!」 左目の口から狂ったような咆哮が発せられるが、すべてはその硝子の壁に吸収される!
"アーテ":「……フ。「学生王者」よくやるものだ「邪魔!」……だが、同時に己を蝕むレネゲイドウィルスも感じているんじゃないか?」
歌門光星:「まあね。正直に言うと、もう限界に近い。試合ならこれで俺の完封完勝だけど、そうじゃないんだろう?」
"アーテ":ヒビ割れたガラスの壁を触手で割り砕き、自らに取り込んでいく 「戦場知らずの王が、この戦いの後に「ハッピーエンド」果たして人であるか、否か……楽しみに思うよ」
"アーテ":ニヤリ、と右目の口がひときわ醜く歪みます。《加速する刻》
歌門光星:「だけど、個人戦じゃないんだろ?あとは適当に流して、皆に任せるよ」
"アーテ":マイナーで《骨の剣》。メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《形なき剣》+《爪剣》+《アームズリンク》 +《要の陣形》。対象はエンゲージしている二名!
歌門光星:木城君を使っても良いでしょうか?
歌門光星:俺に!
刑部クロオ:こちらは素で受けましょう。
クースディシア:好きに使って!
滝瑞果:もちろんいいです!
刑部クロオ:どうぞどうぞ!
"アーテ":良かろうよ。では攻撃が行くぞ!
"アーテ":14dx7+8
(14R10+8[7]) → 10[1,1,3,5,5,6,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,5,9,10]+ 10[5,7]+3[3]+8 → 41

刑部クロオ:ガード!
GM:ドッジダイス-4。リアクションせよ
GM:ではダメージ!
歌門光星:一応ガード
クースディシア:ドッジダイスこっちでも-2しちゃってる
GM:シナジー
"アーテ":5d10+24
(5D10+24) → 27[6,8,1,7,5]+24 → 51

GM:諸々有効です
刑部クロオ:耐えきれない!総番長のロイスを切ります。
歌門光星:光速の足捌き、木城君を遮蔽に攻撃を避ける!
刑部クロオ:タイタス昇華して復活!
木城爪司:「ハッ、お前に頼られるとはな!」 攻撃を阻む!
刑部クロオ:不鳴足。迫りくる触腕から逃れるため跳び下がるが、
刑部クロオ:間に合わない。薙ぎ払われる!
"アーテ":それは先ほど放たれたのとほとんど同じ、あまりに無造作な巨大触手の薙ぎ払いだ。ただしそこに質量が伴えば、達人でも相応の破壊力と防御困難性を帯びる
刑部クロオ:「グッ……!」
歌門光星:「君は君達の頂点がRファイト以外で膝を屈するのを見たいかい?それに、俺の一撃には及ばない、あの攻撃なら大丈夫だと思ったよ」
刑部クロオ:木刀を支えにして立ち上がる。
木城爪司:「違いねえ。ガレキが降ってきた程度だなこりゃ。お前より全然軽いぜ」
"アーテ":「さて、私は君らを迅速に排除したいと「排除し!」思っているが……「HOPE」……この程度で終わらせてやるつもりはないぞ」
刑部クロオ:「俺にゃ瓦礫でも一度死ぬくらいには痛えよ…。」
"アーテ":「打ってこい「撃ってこい」「討ってこい」。私はその先にいるぞ……さあ!」
GM:という訳で次、滝さんの手番だ。どうする?
歌門光星:「クロオくん。は、俺よりも経験豊富だ。まだ大丈夫だろう、きっと、返しに余裕がある」
滝瑞果:待機します。クーちゃんに手番を渡す。
GM:オーケー、それではクースディシアさんです。どうする?
クースディシア:マイナーで一応5m下がります。
滝瑞果:「……あたし、あまりこういう手の内見せたくないんだけど」
滝瑞果:「今すぐ自殺してもらうってのは無理か?“ピースメイカー”」
"アーテ":「は「??」何を……馬鹿な」
クースディシア:メジャーはコンボ『始生魄』:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《滅びの一矢》《腐食の指先》。
滝瑞果:「そいつが一番平和的だ」
クースディシア:14dx@7+1
(14R10+1[7]) → 10[3,3,5,6,6,6,7,7,7,7,7,8,8,9]+10[2,3,7,8,8,8,10,10]+ 10[1,2,5,6,7,8]+6[6,6]+1 → 37

GM:判定……暴走しているので自動命中。ダメージどうぞ!
"アーテ":「そんなこと、願われようと「請われようと」「乞われようと」するはずがありません。何せ、私が死ぬ「WHY?」理由がない……」
クースディシア:命中でシーン中の装甲値を-10。
クースディシア:4d10+23
(4D10+23) → 22[5,3,6,8]+23 → 45

GM:ヒーッ黒曜の鎧が! ダメージも蓄積されていきます
クースディシア:「悪いけど」水鉄砲を構え、会話中のアーテに向けて撃ちかけている。
滝瑞果:「そうかい」一歩避ける。
クースディシア:「私、こうでもしないと当たんないから。化け物ってわけじゃないもの」
"アーテ":「フクク……そんなことを聞いて「頷くとでも?」「お前の過去を知っている」この私が……!」
"アーテ":「……まったく、それは」 黒ずみ、硬化した触手で受ける 「誤解ですね「お前は間違えた」」
クースディシア:「人を模してるなら、それなりには効くでしょう、これも」
クースディシア:その水はクースディシア自身の血。浸透し、変異し、異物として残留する。
"アーテ":「今の私になら『良く狙えば当たる』はずです。「両目を開けて!」……そこの娘が、小賢しい真似をしようと、すまいと」
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+6した(侵蝕率:123->129)
"アーテ":「……しかし不快な痛みだ。「気持ちが悪い」お前たちの誰もが鬱陶しいですが……「Wooo...」……一番不快なのは、あなたかもしれないな」
クースディシア:「あら光栄」体表に、赤い線がうっすらと走る。「懸想されても困るもの」
"アーテ":クースディシアさんの攻撃を受け、触手まみれの身体がいっそう暴れまわる。だがそれは、半ば制御を失っている現れかもしれない。防御も緩む
歌門光星:「俺は懸想しようかな。美しい花に相応しい茨とみたよ、今のは」
クースディシア:「そいつよりは100倍マシね、それでも」少し笑みをこぼす。
歌門光星:「はははっ、元値が0やマイナスでないなら、その計算式で評価は+だ」
GM:では次、刑部くんの手番だ! どうする?
刑部クロオ:では行きます。マイナーで《ライトスピード》。メジャーで《セレリティ》
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+5した(侵蝕率:114->119)
GM:来たな……!
刑部クロオ:メジャーアクションを3回やるぞ…!
刑部クロオ:では一回目、《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》、大槌でアーテを白兵攻撃!
GM:来い!
刑部クロオ:12dx7
(12R10[7]) → 10[1,3,4,5,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[2,3,3,4,6,6,10,10]+ 10[1,9]+6[6] → 36

GM:暴走宙! ダメージを出せ!
刑部クロオ:ダメージロール前にNPC効果を使います。
刑部クロオ:死神の瞳!高遠君、君に決めた!
GM:良いだろう! 君は戦いの最中、見慣れぬ黒点が"アーテ"の体表にまとわりついているのを見る。
GM:それはおそらくバロールの魔眼だ。だとすれば、こんなことをする候補はそう多くない……!
刑部クロオ:「狙えってことか…キツいだろうに、無理させちまってんな。」
刑部クロオ:「……」息を吸って、吐く「すぐに終わらせる。」
刑部クロオ:4d10+5d10+12+14+18
(4D10+5D10+12+14+18) → 23[4,8,10,1]+28[1,6,9,5,7]+12+14+18 → 95

GM:ら、ライスピでこれ……!
GM:ぶちかまされてます。正直もう危ういぞ。だがまだ立っている!
刑部クロオ:では二撃目。《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》、大槌でアーテを白兵攻撃!
刑部クロオ:12dx7
(12R10[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,6,6,7,7,9,10]+10[4,5,7,10]+4[1,4] → 24

GM:ダメージを出せ!
刑部クロオ:3d10+12+14+18
(3D10+12+14+18) → 11[7,1,3]+12+14+18 → 55

GM:それは……無理だ! "アーテ"は戦闘不能になる。そして即座に《自爆装置》を発動!
刑部クロオ:さ、最悪…!
滝瑞果:ゲゲーッ自爆装置!
滝瑞果:エンゲージしてなくてよかった
GM:対象は刑部くんと歌門くん二人だ。出すぞ。
GM:5d10
(5D10) → 27[10,3,10,3,1] → 27

刑部クロオ:し、死ぬ!
GM:27点!持っていくがよい
刑部クロオ:うう、ロイスどれも切りたくない…!
刑部クロオ:チャンプのロイスを切って復活します。
歌門光星:クロオ君にロイス 感服〇/嫉妬 で取得して昇華しましょう。
GM:オッケーです。そして死亡間際、"アーテ"は《さらなる絶望》を2度使用。
GM:その場に"アーテ・R"と"アーテ・L"が出現します。ただし今回は特殊処理で行動済みのものとして扱います。アンシンシテネ!
刑部クロオ:了解です。では三撃目。《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》、大槌でアーテを白兵攻撃!
GM:えー、この《さらなる絶望》はルールブックにのっているものとは同名の別物で、色々効果が違いますが、詳しくは省略します。
GM:で、どっちを殴る。RとLがいる!
GM:あ、じゃあ一撃残して演出しましょっか
刑部クロオ:はい!
刑部クロオ:「………。」呼吸を整える。目標に集中(コンセントレイト)する。
刑部クロオ:何事かわめく声が聞こえてくる。
"アーテ":「「お前の魂はまだ戦場にある」……恐ろしい表情だ「乾いた風」「沙と血」「死が満ちて」」
"アーテ":「殺人者の表情です「血に汚れた!」。そんな顔をして守るこの平和に、あなたの「お前の「兵士の」お前ごときの」居場所があるとでも?」
刑部クロオ:敵は舌だ。言葉は心を抉る針であり、人を操る糸。
刑部クロオ:ではどうすべきか。
刑部クロオ:不 鳴 足
刑部クロオ:言葉の波の中へ一歩踏み込み、その舌に一撃を見舞わせる!!
刑部クロオ:佞言、断つべし!!
"アーテ":「……いい表情だ「笑って笑って~」見ていますよ、あなたの友達も」 触手が束なり迎え撃つ。回避ではなく、防御!
刑部クロオ:「お前の言葉には、もう耳を傾ける価値はねえ。」もう一撃。讒言、退けるべし!!
刑部クロオ:「俺は」
刑部クロオ:「誰の指図でもねえ。俺の意志で剣を振るう!!」
"アーテ":強靭に、迷い無き一撃で、触手が砕け、解ける!
刑部クロオ:三枚目の舌を断ち斬る!!
刑部クロオ:骨  食
刑部クロオ:因果、被るべし!!
"アーテ":滅殺の一撃だ。確かな手応えを感じた。君は確かに、それを断ち切った。
"アーテ":真ん中の――本来の、人としての口が、笑う。
歌門光星:「ヒュウ♪流石は二人掛かり、友情の連撃だ。まるで嵐だね…む!?」
"アーテ":「……私の番はこれで終わりだ」
"アーテ":「だが」
"アーテ":「『戦争』は、こんな程度では終わら、な、い……!」
刑部クロオ:「こいつ……!」
GM:キン、と甲高い金属音を聞いた気がした、その瞬間。その身体の中心から大爆発が起こる。
刑部クロオ:「がぁっ……!!?」
GM:予動ほぼなしの大爆発は、間違いなく自爆装置! 君たちを炎に飲み、周囲にも熱風を撒き散らすだろう。道端の草がチリチリと焦げる。
クースディシア:「えっ何何何!?」
滝瑞果:「……マジか!」
滝瑞果:「さすがに至近距離の爆発までは……くそっ、大丈夫か刑部!」
GM:――炎と、煙。
刑部クロオ:嗅ぎなれた火薬と煙の香りが辺りに広がる。頭が割れるような耳鳴りと体中に走る痛み。
GM:だがその爆発の威力を最も強く受けたのは、爆発した本人であるはずだ。いくらオーヴァード、いやジャームといえど、無事では済むまいという直感が君たちにはあった。
刑部クロオ:悲鳴を上げる筋肉と神経。だが、「……まだだ」
滝瑞果:「……木っ端微塵だぞ!もう戦わなくていい!」
滝瑞果:「死んでるに決まってる!終わりだ!」
刑部クロオ:「よせよ。ここで倒れたら困るだろ?」
刑部クロオ:「遠慮なんてするな。」
刑部クロオ:まだ、立っている。
滝瑞果:「見透かしやがって……!お前の、そういうところが」
滝瑞果:「ムカつく」
歌門光星:こちらも、やはり直撃をもろに喰らい吹き飛ばされる。
歌門光星:(ぐっ……まずっ、これは致命傷だ。)眼は閃光で塞がれ、身体に幾重もの裂傷。リザレクトなど疾うに不能。
歌門光星:(力が抜ける…くそっ、待て、あいつは、まだ、2人いる、なら、まだだ)
歌門光星:過去がない、友人もいない、自身ですら自分を知らない。歌門光星を知る者など誰一人としていない、信じられるものが、踏み止まる為のものが、余りにもない。
歌門光星:縋る物は結局のところ、ただ一つだけだ。目醒めた自分が初めて目にした言葉。
歌門光星:その意味を噛み締めるように、この世界と自分を繋ぐ楔のように血と共に音にして吐き出す。
歌門光星:「……俺は、歌門光星だ。……俺は強い」
歌門光星:「…使うシンドロームは……エンジェルハイロウ、モルフェウス………俺は、王者だっ」
歌門光星:膝は決して屈しない。王者の矜持で不合理をねじ伏せる。
歌門光星:「しまった。保健委員か生徒会役員のキスをくれないと目醒めない!と言うべきところだったよ」
歌門光星:そして王者である限りは、余裕の軽口を叩き続ける。
GM:……爆発から五感が少しばかり回復する頃、君たちは聞く。炎煙の中に浮かぶ、二つの影。
"アーテ・L":「ヒヒ! ヒヒ! イーヒ……ヒッハハハhahahhhhh!!」ひとつ。甲高く、耳障りな嘲笑を浮かべる口唇の周りに、蠢く触手がまとわりつく。かつて”アーテ”の左目だったもの
クースディシア:「今から男性委員連れてくるの手間だもの。助かったわ」
"アーテ・R":「ブ……ヴゥ――ンン――」ひとつ。だらしなく伸びた舌だったものが捻れながら先端を分裂させ、おぞましく唸る。かつて”アーテ”の右目だったもの。
クースディシア:「てか、これなんなの……?」
刑部クロオ:「あっちはお前のレイピアのキスが無いと眠れないようだ。」
歌門光星:「合理性を考えて欲しいな。俺のすぐ側に保健委員いるのに!」
GM:二つの影は流転するように蠢き続け、立っているようにも浮かんでいるようにも、吊られているようにも見える。そして明らかなのは、それらに未だ君たちへの敵意が漲っているということだ!
滝瑞果:「こっちは完全にバケモノだな。ジャームが……やっぱり、自殺するわけないか。ハハ」
クースディシア:「本当に前衛的ね。ジャームってみんなこんななの……?」
刑部クロオ:「……俺の木刀でもいいが、どうする?」歌門くんの侵蝕を気にかけ、尋ねる。
歌門光星:「ふむ。行儀の悪い上乗りをさせてもらうよ。これも自分を鼓舞するためだ。ファンは減るけど仕方がない」
歌門光星:「はははっ、これで負けにならないなんて、外の戦いは随分とぬるいな」
GM:["アーテ・L"/"アーテ・R"/刑部/歌門] -10m- [滝] -5m- [クースディシア]
歌門光星:「クロオくん、まだ余力があるなら俺に遠慮することもない。やってしまってくれ」
刑部クロオ:「ああ。」返事が聞こえるか否かのタイミング、
刑部クロオ:刑部の姿が掻き消える。
刑部クロオ:では三撃目、アーテRに《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》!
GM:来い!
刑部クロオ:12dx7
(12R10[7]) → 10[3,4,4,4,5,5,7,8,9,9,9,10]+10[1,1,1,5,5,8]+3[3] → 23

刑部クロオ:当たるかな…?
クースディシア:小座野神奈の特殊効果を使います。
クースディシア:達成値に+10。
滝瑞果:使いどころ!
GM:8dx
(8R10[10]) → 10[1,2,4,4,4,5,7,10]+2[2] → 12

刑部クロオ:ありがとう…!
GM:ドッジ無理。ダメージどうぞ!
刑部クロオ:3d10+12+14+18
(3D10+12+14+18) → 14[8,1,5]+12+14+18 → 58

刑部クロオ:色々有効です!
刑部クロオ:あ、あと1d10!
刑部クロオ:1d10
(1D10) → 6

刑部クロオ:64ですね!
GM:こっちは特に何もない。装甲値だけ減らしてそのまま受ける!
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:119->122)
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:122->125)
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:125->128)
刑部クロオ:あ、まだ立ってます?
GM:あ、立ってますよー。やられちゃいられねえぜ?
刑部クロオ:了解です!
GM:その姿はでろりとした巨大な肉板――舌と思しき一枚を核とした異形だ。先端が分裂し、伸び、螺旋の渦を巻いている。
刑部クロオ:掻き消えたクロオの姿が、肉板の背後に現れる。地面を踏みしめる音が響いた後、数舜遅れて
"アーテ・R":「ウゥ――ンンン……」 禍々しいサイレンのような苛立たしい唸りを、身体の隙間から発し続けている。どこで何を知覚しているのかすら定かではない
刑部クロオ:肉板に切断跡が現れ、血が噴き出す。
刑部クロオ:牙  降
"アーテ・R":「ヴィ――VYYWWWWWW!!」 粘つく赤黒の血と共に、サイレン音は一層大きくなる!
刑部クロオ:「ちっ…これでもまだ足りねえか。滝!」
GM:そう、未行動なのは待機中の滝さんだけだぞ。どうする?
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+5した(侵蝕率:128->133)
刑部クロオ:あとライフが-8されます。
歌門光星:「……これとキスするのは面食いの俺としては勘弁だよ」
刑部クロオ:14→6
滝瑞果:戦闘移動。アーテ達のエンゲージに接敵します。
滝瑞果:「皆してムチャばかりしやがる……あたしがサボってられないだろ」
滝瑞果:「エリスじゃないんだからよ……」ブツブツと呟きながら、歩いて近づく。
滝瑞果:対象は“アーテ・R”。(x^2+y^2-1)^3=x^2*y^2……つまり《スキルフォーカス》単体で攻撃だ。
"アーテ・L":「ヒヒ、ウィ、ヒヒヒ……ヒヒヒーッ!!」 もはや言語ですらない、ただ嘲笑うだけの音が君を迎える!
GM:判定どうぞ!
滝瑞果:3dx+10+10+6+3+1
(3R10+10+10+6+3+1[10]) → 9[6,8,9]+30 → 39

歌門光星:「ふふっ、滝さんは、これ以上、俺達に無茶させないために来てくれたんだろ?」
GM:8dx
(8R10[10]) → 10[3,4,6,7,7,7,9,10]+5[5] → 15

GM:ざんねん。ダメージどうぞ!
滝瑞果:「いいや。違うよ。誰かを守るためとか」
滝瑞果:「正義のためとか」
滝瑞果:「平和のためとか」
滝瑞果:クソ眼鏡のロイスを切ります!達成値+1D10!
滝瑞果:39+1d10
(39+1D10) → 39+5[5] → 44

GM:クックソ眼鏡!
滝瑞果:「マジな戦いは、そういう理由でやるもんじゃないよな……」
滝瑞果:5d10+11+18
(5D10+11+18) → 32[7,7,5,7,6]+11+18 → 61

滝瑞果:装甲有効です。
GM:えっそんな出るの……ビビる……すごい削られてます。怖い
GM:でもまだ生きてる!
歌門光星:「おっと、それは俺も女の娘を見る目がまだまだのようだったよ。剣と違って簡単ではないね」
歌門光星:「俺の為だと言ってくれたら単純に凄く喜んだんだけどね」
滝瑞果:「あたしは仲間や平和を言い訳に使ったりしねーぞ」トン
滝瑞果:アーテの体に掌を当てる。
滝瑞果:「ブッ散れ」
滝瑞果:――バギャルルルルルルル!!
滝瑞果:掌の中、ごく狭い空間で何度も回転加速を続けていた鉄片が、解き放たれたドリルのように解放され、広範囲の肉を貫く。
"アーテ・R":「ヴギギギギ……キイィァ――!」 低いサイレンのような唸り声は、ほうぼうを引き裂かれて痛々しい金切り声に変じる
滝瑞果:“周転円”ならば、半径1cmの空間であろうと、極めて長大な加速装置に変えることができる!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+2した (侵蝕率:86->88)
"アーテ・R":「キイ……イィィ……イタ、痛い。痛い。痛い。ヴヴッ、痛い……ヴヴッ、ヴッ」 その唸りに、不完全ながら言葉のようなものが入り混じり始める
クースディシア:「えっ何したの今……?」
GM:という訳で全員行動したね! それではクリンナップ。特に何もなければセットアップだ
刑部クロオ:クリンナップなしです。
滝瑞果:ありませんゾイ
クースディシア:ないよっ
歌門光星:ないです。
刑部クロオ:セットアップは《スタートダッシュ》。戦闘移動で横に5m移動。
刑部クロオ:離脱!
"アーテ・R":こちらもセットアップはなし。ではイニシアチブに移ります。
クースディシア:《活性の霧》《タブレット》《多重生成》。4人の攻撃力を+18、ドッジダイスを-2個。
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+8した(侵蝕率:129->137)
GM:おっと、OKOK
GM:手番は歌門くんだ。どうする?
歌門光星:割り込みがなければ攻撃します。
GM:ないぞ!
歌門光星:《コンセントレイト:モルフェウス》《光の舞踏》《咎人の剣》《ギガンティックモード》 ラスト《学生王者》
歌門光星:エンゲージ内の敵全員 145→156
歌門光星:10dx7+6
(10R10+6[7]) → 10[2,3,7,7,8,8,8,8,9,10]+10[1,3,4,5,5,7,10,10]+10[4,6,7]+ 2[2]+6 → 38

歌門光星:38+1d10
(38+1D10) → 38+4[4] → 42

歌門光星:5d10+50
(5D10+50) → 25[5,8,2,2,8]+50 → 75

GM:まあ待ちたまえよ。とりあえずダメージ数値はそれで良いけど……
歌門光星:出してしまった。リアクションどうぞw
"アーテ・L":ガード。《スプリングシールド》+《磁力結界》です
"アーテ・R":こっちは素振りドッジ
"アーテ・R":8dx
(8R10[10]) → 9[1,4,6,8,8,9,9,9] → 9

"アーテ・L":で、《崩れずの群れ》により"アーテ・R"をカバーリング
刑部クロオ:すいません、今からでも間に合いますか…!NPC効果を使いたいです…!
GM:使え使え!
歌門光星:75+5d10
(75+5D10) → 75+33[4,8,7,5,9] → 108

刑部クロオ:わーすごい!
GM:3d10 これ《磁力結界》のぶん!
(3D10) → 8[1,1,6] → 8

GM:えっと、ダメージから装甲ガード引いて倍で……って計算する必要ないな。これは倒れます
GM:うっごめん。今から《自動触手》宣言して良いかな。ガード時だった……!
歌門光星:うぃ!その自動触手に木城君使えるでしょうか?
GM:それは無理! 基本的な扱いはカバーリングに準じてください。申し訳ない!
歌門光星:OKです!
GM:で、ダメージは15点です。
GM:演出等してくれ!
歌門光星:choice[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]
(CHOICE[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]) → スペード

歌門光星:1d13
(1D13) → 3

歌門光星:闘技場での秒殺の王者にとって、戦闘とは長時間行うものではない。心身ともにすでに限界が近い。
歌門光星:なら結論は一つだ。限界を使い切って眼前の敵を鏖殺するのみ!
歌門光星:「さぁ、俺の限界をくれてやる。虚幻の光(フォックスライト)と踊れ」
"アーテ・L":「ヒ、ヒヒヒ、ヒウィウィWyyyyyyy!!」 君の動きに応じ、笑い続ける口唇が不可解な電撃を放ち、守る。打ち合うつもりだ!
歌門光星:刹那、光星の姿が消える。エンジェルハイロウ能力者ですら知覚困難な驚異的速度、見る者の眼に光の軌跡しか映さぬ超高速斬撃。
"アーテ・L":恐るべきことに、対応してみせる! 捉えられぬのであれば捉えるまでもない防御をすれば良い。異形の触手を張り巡らせ、電撃を放ち、君の攻撃を受けながら君を苛む!
歌門光星:刀身が速度に耐えきれずに砕き割れ、青い空を疾る青色の虹のように、見えない三つの輝線が空間を薙ぎ払う。
歌門光星:相手の反撃を無視した限界駆動。攻撃を全て終え、一体を微塵に斬り散らしたのを確認する。
歌門光星:「……寝る!後は任せたよ。」
GM:……君の手応えに狂いはない。敵の張り巡らせた反撃を浴びながら、しかしその防御すべてを切り刻んだ。
歌門光星:胸から触手を引き抜き。前のめりに倒れる。
滝瑞果:「信ッじられねえ……!」口元を抑える。歌門をカバーするために至近距離に来た。先程の攻撃も少しは見えるのではないかと思っていたが
クースディシア:「はあ!?寝るって……!ちょっと!」
滝瑞果:(ますます見えねえよ……迎撃能力者のこのあたしが。くそっ)
刑部クロオ:目の前で、仲間が倒れる。
刑部クロオ:あの時と同じように。だが、
滝瑞果:「いいよ。ありがとう。寝ててくれ、学生王者」
刑部クロオ:もう失いはしない。
刑部クロオ:繋ぎ止めてくれるはずだ。今は、あの時のように一人ではない。
刑部クロオ:「任せろ。」木刀を構える。
滝瑞果:「刑部。敵はジャームだ。わかってるよな」
滝瑞果:「本当なら、あたしかお前がやるしかなかった。歌門くんにやらせちまったぞ」
刑部クロオ:「……分かってる。死なせはしない。んで……」
刑部クロオ:「巻き込んじまった詫びに、保健室で頭を下げるさ。」
滝瑞果:「そういうノリができるなら、良かった」
滝瑞果:「あたしかお前がやるしかないが――お前はあたしじゃない」
滝瑞果:「『やり方』は任せるぞ」
刑部クロオ:「ああ。俺も遠慮なくお前に頼る。」
刑部クロオ:「『守り方』は任せるぞ。」
滝瑞果:「ふ」口角を上げる。
滝瑞果:『守り方』という言い回しなのは、アカデミアの自分の戦い方を信用してくれている証だから。
GM:では残る"アーテ・R"の行動に移るぞ。
"アーテ・R":マイナーで《イオノクラフト》《骨の銃》。5m後方へ飛行移動。切り刻まれたアーテ・Lをザリザリと舐め取りながら、君たちから離れる。
"アーテ・R":メジャーで 《コンセントレイト:エグザイル》+《オールレンジ》+《アームズリンク》+《雷の残滓》+《形なき剣》+《要の陣形》
"アーテ・R":ドッジダイス-2、命中すれば邪毒Lv5。《未知なる陣形》は失われているので対象は3体だが……
GM:1d4 PC番号
(1D4) → 4

滝瑞果:私だ~
GM:そう、滝さん以外だ!
歌門光星:木城くんに俺をカバーしてもらうぞ。
滝瑞果:E~ッ
刑部クロオ:げええー!
滝瑞果:木城くん頼んだぜ!
GM:そっちはそれでOK
"アーテ・R":9dx7+5
(9R10+5[7]) → 10[1,1,1,2,2,7,8,8,9]+10[4,8,9,10]+10[7,9,10]+ 6[4,5,6]+5 → 41

GM:刑部くんとクースディシアさんは対応してくれ!
刑部クロオ:ドッジはできないか…ガード!
クースディシア:一応ドッジ。
クースディシア:1dx
(1R10[10]) → 8[8] → 8

GM:5d10+8 諸々有効
(5D10+8) → 24[3,1,10,2,8]+8 → 32

GM:さらに邪毒Lv5を受けておいてくれよな!
刑部クロオ:死にます!クーちゃんのロイスを切って復活!
クースディシア:ムリ!師匠のロイスを切って復活します。
滝瑞果:刑部くんも別エンゲージだから守れない
"アーテ・R":「ヴオ、お、ボ……グ」 いくつかに別れた触手が、ブチリと千切れてその場に落ちる。かと思えば蛇のような動きで君たちに高速に這い寄り、飛び上がって食らいつく!
滝瑞果:邪毒は藤堂さんで回復するので、欲しい人はターン終了時に言ってね
GM:ぬめる液体は紛れもない毒性を帯び、しびれるような痛みで君たちを侵す
クースディシア:「うえっ気持ち悪っ……!」
刑部クロオ:「毒か…!ちっ…!」
木城爪司:「チィ! 戦場の最中で練倒れるなど冗談ではないな! 学生王者たるものが……いや、だからこそか?」 守ってあげている!
"アーテ・R":「……ヴ、ヴ、う……ゥ。まだ。まだだ。終わっていない。いや、終わらない」
クースディシア:「何が不快で小賢しいよ……!こっちのほうがよっぽどでしょ、ゲホッ、ゲホッ!」
"アーテ・R":「戦争は、終わらない。終わったように見えても、また始まる。人が愚かである限り、愚行たる戦争は……終わらぬ! ぐ、グ。ググ……」
"アーテ・R":肉の板は傷の合間からそんな言葉を漏らし、のたうつように次の攻撃の準備をしていく
GM:という訳で次は滝さんの手番だ! どうする?
滝瑞果:行動する!ここで100超えないと本格的に時の棺を使えずじまいで終わってしまう
滝瑞果:「わかってるじゃないか“ピースメイカー”。戦争なんてありふれてる。わざわざ起こして面白いようなもんじゃないだろ」
"アーテ・R":「フグ、グ……クク……そうかな……?」
"アーテ・R":「ありふれていようと……それを……楽しい……私の、オレの……思うまま……感情が……ヒヒッ、ギギギギ――ィ!」
"アーテ・R":言葉は途中で途切れ、意味を持たぬ怪音にまぎれていく
滝瑞果:「そこだ。お前も“ウォーメイカー”と同じクチだ。戦争になったら、皆が悲しんだり怒ったり、感情の振れ幅があって、楽しいとか思ってんだろ」
滝瑞果:「夢を見すぎだ」
滝瑞果:「フー……」
滝瑞果:俯き、何かを見つめて集中している。
滝瑞果:「フーッ、フーッ、う、ぐ……お、ああ、ああ」唐突に痙攣を始める……!
"アーテ・R":「……ィギッ、ギギッ、ギ……!」
クースディシア:「何何何何!」
刑部クロオ:滝に声を掛けそうになったが、やめる。自分は任せると言ったのだ。
クースディシア:「なんかやばいの食らってたんじゃないでしょうね……!」
滝瑞果:「オゲエエエ――ッ!!」手に持っていたものを取り落とした!
滝瑞果:女子禁制・筋肉男子限定のオーヴァードボディビルダー部の週刊部誌だ!!
滝瑞果:ジェネシフトします!!!!
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を+22(5d10->7,1,1,4,9)した (侵蝕率:88->110)
滝瑞果:殺意全開!!!
滝瑞果:「こ、これで……」
滝瑞果:「いつもの……全……開……ッ!」
小座野神奈:「……」 どう寛容に解釈しても戦場にあるまじき物を見て困惑している
滝瑞果:マイナー行動をした以上は《スキルフォーカス》をブチ込みます!
滝瑞果:4dx+10+10+8+3+1
(4R10+10+10+8+3+1[10]) → 8[2,4,5,8]+32 → 40

刑部クロオ:「……」一瞬、自分のように“何か”を見ているのではないかと思ったが、安心してため息をつく。
刑部クロオ:「なんだ、いつものお前か…」
滝瑞果:「そうだよ……ああ!」
滝瑞果:「いつもの滝瑞果だ!!」消しゴムを射出!
"アーテ・R":8dx ドッジ!
(8R10[10]) → 10[1,1,5,5,8,9,9,10]+4[4] → 14

GM:だめ! ダメージどうぞ!
滝瑞果:5d10+11+18 装甲有効
(5D10+11+18) → 34[7,8,10,7,2]+11+18 → 63

GM:ゴボーッ! 耐えられない! これは倒れます。
滝瑞果:弾丸は消しゴムだ。それがいつもの自分だから。だが……
滝瑞果:「何か喋ってみろ。“ピースメイカー”」
"アーテ・R":「オブ、オヴ、ぶ……」
滝瑞果:「フー……」
滝瑞果:「別の口でも喋ってみろ?」
滝瑞果:一瞬の射出で
滝瑞果:全ての口の気管に、『消しゴム』を詰めた。
"アーテ・R":「――!? !?」 ギリギリと身を絞るように悶える
滝瑞果:「あたしはいつものやり方でやらせてもらうが」しゃがみ込んで、断末魔を眺める。
滝瑞果:「お前みたいなジャームは生かしちゃおけないからな。」
"アーテ・R":外に漏れ、循環するべき『圧』が内側に籠もっていく、変形することで、千切れることで、当然免れられるはずが、できない。『押さえ』られている――!
"アーテ・R":……爆散! ほどなくして、その総身は血肉の霧と化し、辺りに散らばった。
刑部クロオ:「………。」銃を抜き、対ジャーム弾を取り出しベルトに戻す。
滝瑞果:「自殺だ」
滝瑞果:「これで、おしまい」
"アーテ":「――ええ、終わりです。それでは」
"アーテ":「『次』に行きましょうか――?」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「まだやんのかよ。クソッタレめ……」
GM:《さらなる絶望》を二度! "アーテ・バグズ"がその場に出現します。
GM:飛散した血肉片の一つ一つが小さな翅を持ち、目を持ち、無数の蝗の群れと化し煙のように飛び立つ。
"アーテ":「……フゥ。まだやるも、何も、終わらないんですよ。私は」
"アーテ":「我が名はアーテ。戦争。狂乱。愚行。人の業を仇名に持つものです」 蝗の羽ばたきの一つ一つが調律され、意味ある言葉を紡ぐ
滝瑞果:「どこまでも口が減らないヤローだ」
"アーテ":「今の姿の方が心地が良いくらいだ。群れを動かすことの方が……好きなのでね、私は」
クースディシア:「減らさなきゃあね」
GM:という訳で、登場した"アーテ・バグズ"は例によって行動済みの扱いですが、
GM:どちらもイニシアチブで《異形の歩み》を使います。1は5m右方に、2は5m下に
GM:という訳で次はクースディシアさんだ。どうする?
クースディシア:マイナーなし、メジャーでコンボ『スウィザー十字』。
クースディシア:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《滅びの一矢》《腐食の指先》《タブレット》《多重生成》。2体を攻撃。
GM:判定どうぞ!
クースディシア:14dx@7+1
(14R10+1[7]) → 10[2,3,3,3,5,5,6,8,8,8,9,9,10,10]+10[3,4,4,4,6,6,8]+6[6]+1 → 27

GM:どちらも《スプリングシールド》です。ダメージどうぞ!
クースディシア:小座野神奈の特殊効果を使います。
GM:おっと、OKです
クースディシア:命中で装甲値は-10。
クースディシア:4d10+23
(4D10+23) → 15[4,6,2,3]+23 → 38

GM:ウッそれがあった
GM:ダメージ入ります。装甲も落ちる! まあもともと5しか設定してないけど……!
クースディシア:「あんまこういうの、したことないけど」水鉄砲の設定を変える。
クースディシア:「虫相手ならこっちのほうが都合いいわね」霧吹き状にして吹きかける。
小座野神奈:「そういう攻撃っていうなら、こうした方が良いでしょう……!」 アサルトライフルの稚拙な射撃で、しかしアーテの群れを纏める
クースディシア:赤い霧が周囲に充満する。そのどれもが、選択的に彼女が排除するものだけを苛む。
クースディシア:「あら。そんなに私じゃ危機感があった?」
"アーテ":「ヴヴ……フフフ……死。死。死だ。死だ。私が死んで行く。私の感情が……フフ……!」 霧を浴びた蝗は力を失い、大地に落ちてグズグズに溶けていく
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+11した (侵蝕率:137->148)
小座野神奈:「そういうんじゃない。やれることをやるのは当然ってだけ。……言っとくけど私、何も諦めてないから」
クースディシア:「カウンセリングから逃れることを?いい加減諦めなさいよ」
クースディシア:「次はもっと厄介なのが来るわよ」
小座野神奈:「……うるさいッ! このジャームを倒したら全部仕切り直してやる……!」
クースディシア:「私のときに観念しておけばよかったって、絶対思うから。聞いてる?あんたもよ」
クースディシア:「次はもっと厄介なのが来る」
GM:では次、刑部くんの手番だ。どうする?
刑部クロオ:ではマイナーで戦闘移動。アーテバグス1のところまで10m移動してエンゲージします。
刑部クロオ:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》!対象は1!
GM:来い!
刑部クロオ:…の前にセットアップの侵蝕増やしてませんでした…すいません!
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:133->136)
刑部クロオ:改めて判定!
刑部クロオ:12dx7
(12R10[7]) → 10[2,3,4,5,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,4,7,7,8,9,10]+ 10[3,6,8,9,10]+4[1,2,4] → 34

GM:増えよ!
GM:ガードします。《スプリングシールド》だ
刑部クロオ:4d10+12+14+18
(4D10+12+14+18) → 19[6,6,2,5]+12+14+18 → 63

GM:うっ、素でそれかよ……! 1点オーバーで倒れるな。戦闘不能です。
刑部クロオ:ガード装甲有効!
GM:装甲がないんだよ!
刑部クロオ:ギリギリ倒せた!
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:136->139)
刑部クロオ:バグスからは10m離れた距離。
刑部クロオ:だが、距離も的の小ささも問題ない。
刑部クロオ:この足の届く限り、この翼が開く限り、ここは隼の間合いだ。
刑部クロオ:瞬時に間合いを詰める。走る無数の剣撃が、虫を正確に撃ち落とす。
刑部クロオ:牙  降
"アーテ":「ぐくっ、くっ、うくクっ……クヒッヒ……!」
刑部クロオ:弐  式
"アーテ":怪笑はやがて単なる羽音となり、君が動きを止める頃にはそれは無音となっている。後に残るのは見苦しい残骸ばかりだ。
GM:ではクリンナップです。邪毒受けてる人ー!
GM:HPを減らしてね!
クースディシア:倒れます!
刑部クロオ:倒れる!倒れたままでいていい?
クースディシア:チコリーのロイスを切って復活。
クースディシア:いいよ!
刑部クロオ:寝ていいらしいので寝ます!
GM:ではそのままセットアップです。なんかある方はどうぞ!
クースディシア:「……あいつなら絶対倒れないのよ。や、倒れないっていうか、どうせまた立つっていうか……!」
クースディシア:「こっちが倒れる訳にはいかないでしょう。せめて治すまでは」
クースディシア:コンボ『ダビドの盾』。《活性の霧》《タブレット》《多重生成》《赤き聖餐》。
クースディシア:4人の攻撃力を+18、ドッジダイスを-2。戦闘不能者をHP13で復活させる。
クースディシア:クースディシアの侵蝕率を+11した (侵蝕率:148->159)
GM:セットアップでそれだからな! ひでー話だ!
滝瑞果:藤堂くんに働いてもらいます!クーちゃんに《リカバリー》!
刑部クロオ:こちらは《スタートダッシュ》、滝さんと歌門くんのエンゲージに戦闘移動。
刑部クロオ:刑部クロオの侵蝕率を+3した(侵蝕率:139->142)
GM:クースディシアさんはバステを無限に回復したまえ!
歌門光星:セットアップなしです。
クースディシア:麻痺する体を押して、倒れる2人のもとに歩み寄る。
クースディシア:歌門光星の胸に手を当てる。流れ出る血をすくい取った。
クースディシア:指先を舐め取る。「こいつら、AB型ばっかか」
クースディシア:そのまま自分の指を噛み、血を流す。それを2人の口許に添え、流し込んだ。
刑部クロオ:「……すまん、助かった。何秒落ちてた?」息を吹き返し、立ち上がる
クースディシア:「いちいち数えてないけど、一瞬よ。まだ終わってもない」
歌門光星:「健康には気を使っていてね。味には自信があるつもりだったんだけどな。…おはよう。で、口移しかい?今のは!?」
歌門光星:「とても、重要だ。ほら、やる気的にね」
クースディシア:「それだけ回るなら大丈夫そうね」
GM:不快な虫の羽音はまだ止まらない。君たちはまだ"やるべきこと"を感じ取れるだろう
藤堂八斬:それはそれとして、クースディシアさんの脇にドサッと医療キットが落とされる。藤堂の《リカバリー》だ!
歌門光星:「誰かと違って、舌が一枚しかないからね。それを上手く使うしかないわけだ」
クースディシア:「ほら、さっさと行きなさいって。こっちも血使ってんだから」その場にしゃがみ込む。
歌門光星:「はい。仰せの通りに」
"アーテ":「……やはり、気に食わぬ不快な血よ。死すべき兵を蘇らさす魔。先にお前だけでも喰うべきだったか……?」 羽音混じりの声は憎々しげだ
滝瑞果:「いいなあ。あたしも倒れておけばクーちゃんに医療行為してもらえたのか」
刑部クロオ:「死ぬべき人間なんていない。死ぬべき化け物だけが目の前にいる。」
刑部クロオ:木刀を構えなおす。
クースディシア:「じゃあ、死ぬべきじゃなかったってことでしょ」
"アーテ":「BWYYY.....」
クースディシア:「これ以上出せるか……!今でもいっぱいいっぱいよ」
GM:というわけでイニシアチブに移りましょう。まずは歌門くんだが、どうする?
歌門光星:相手との距離を教えてください。
GM:5m!
歌門光星:《インフィニティウェポン》《光芒の疾走》
歌門光星:156→159
"アーテ":蝗の群れは笑う唇の形を作る
歌門光星:《コンセントレイト:モルフェウス》《光の舞踏》《咎人の剣》159→167
GM:判定どうぞ!
歌門光星:10dx7+6
(10R10+6[7]) → 10[2,2,3,5,8,8,9,10,10,10]+10[1,2,2,4,5,10]+4[4]+6 → 30

GM:ガードします。《スプリングシールド》
GM:ダメージどうぞ!
刑部クロオ:ダメージブーストします。NPC効果発動!
刑部クロオ:高遠くん!死神の瞳してくれ!
歌門光星:9d10+50
(9D10+50) → 48[5,10,4,4,9,1,3,9,3]+50 → 98

GM:斬りかからんという君の視界に、魔眼の軌跡が走る!
GM:それは、耐えられない……! 戦闘不能です。
歌門光星:「カンニングだな、これは。斬るべき場所がもう見えているよ」
GM:増援・復活もなし! ここで決着!
歌門光星:choice[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]
(CHOICE[スペード,クローバー,ダイヤ,ハート]) → ダイヤ

歌門光星:1d13
(1D13) → 6

歌門光星:倒れ空を見上げたままダイヤの6のカードをめくり、金剛石の剣へと変える。
歌門光星:光速を生み出す脚力を跳躍力に変え、寝ころんだ姿勢のまま空高く舞い上がる。同時に身体を回転させて遠心力と落下速度を加えた一撃を叩きつける。
歌門光星:着地。続けざまに腰の後ろまで剣を引き、重力線に沿って一息に振り抜き、空間に五つの傷痕を穿つ。
"アーテ":「...WUVYYUUUU!!」 蟲の雲霞の羽音は、悲鳴じみた音を上げる。五つ空に残った軌跡が、残存する蝗を最高効率で切り裂いていた
歌門光星:「これで、空間に残り全てが吸い込まれる。うん、群体相手に対人の剣は振るえないよ」
"アーテ":「….惜しい……ここまでか、ここまでとは。だが……」 これは羽音ではない。君の足元の蝗が、キィキィと漏らしている
"アーテ":「……君も、分かっていよう? WVYUUUU...戦い続け、もはや人としての一線を越えていることを」
"アーテ":「私と、同じだ。今こそ、友達になろう。歌門光星。そして、私に代わり――」
歌門光星:「相棒。本当に惜しかったと思うよ。でも、ね」
歌門光星:「皆の話に耳を向け、前にあったって言う戦争状態と今回の君の手管、他にも数々の騒動、そういうのを俺なりに考え、感じた事だけどね」
歌門光星:「この島はリアルな戦争するには狭すぎるよ」
歌門光星:カードをめくる。ハートの1。
歌門光星:足元の蝗を煌めく透剣で突き刺した。
"アーテ":断末魔はない。"アーテ"は君の手により、音もなく終わった。
刑部クロオ:「戦争をするには狭すぎるか。だが、」
刑部クロオ:「学び、遊び、恋をするにはちょうどいい大きさだよ。」
クースディシア:「ほんとに、病み上がりでよくそんな動くわね……」へたりこんだまま。
滝瑞果:「……悪かったな、歌門くん」
クースディシア:「王がそう言うなら、この国はそういう国なんでしょうね」
刑部クロオ:「最後のは…まだ未経験だが。俺からもお前に謝らせてくれ。」木刀をベルトに収める。
歌門光星:「それなんだけどね!クースディシアさんと一心同体になったからというのはどうかな?」
クースディシア:「クロオともだけどね、それ」
歌門光星:「愛の力みたいなふわっとした何かが俺の体を突き動かしたのさ」と笑う
滝瑞果:「あー……」声をかけようとした姿勢のまま固まっている。
刑部クロオ:こちらも頭を下げる途中で固まる「……おい、妙なことを言うな。」
歌門光星:「なに。滝さん。別にいいよ。と言うか何に謝ってるのかわからない」
滝瑞果:「……大丈夫?えっと、引きずったりしない?」
歌門光星:「クロオ君もね」
滝瑞果:普段の敵は仮面の生徒で、倒すことはあっても殺すことはない。
滝瑞果:だから、自分か刑部がやるしかないと考えていたのだ。
刑部クロオ:「……いいのか?」
歌門光星:「いや、これは、簡単な事なんだけどさ」
歌門光星:「剣を向ける以上は相手を殺す覚悟と自分が死ぬ覚悟を持つべきだからね」
歌門光星:「俺は戦士だから」
滝瑞果:「フッ、フフフフフ!マジかよ!」
滝瑞果:「そんなにマジな感じにやってたのか、学生王者を!」
歌門光星:「だから、引きずったりはしないし、死んだ奴を恨んだりもしないよ。ねぇ、木城君?」
刑部クロオ:「……Rファイトもその覚悟でやられたら困るぜ、マジで。」
滝瑞果:「そりゃ誰も勝てねーよ……大したもんだ、歌門光星。さすがだ」
歌門光星:「俺たちは大体そんな感じだよねぇ」
クースディシア:「だそうよ」小座野さんの頭を撫でる。「トップはああらしいけど。諦める?」
小座野神奈:「……何撫でてんの」 軽く払って 「別に、トップがどうどか関係ない。私は私の正しいと思うことをする」
小座野神奈:「ただこのやり方は下策だった。……焦りね。あんなジャームに踊らされて。だからもう少し……考える」 アサルトライフルで、自分が捨てた仮面を撃ち抜く
木城爪司:「……ま、俺もそういうつもりだけどな。ただお前がそこまでアッサリしてんのは、まァ、何だ……」
木城爪司:「――超え甲斐があるって、改めて思ったぜ。どうだ、今から一戦」
クースディシア:「あら」くつくつと笑う。「お盛ん」
歌門光星:「絶対に嫌だよ!これから美人保険委員さんに優しく包帯巻いてもらうから俺!」
クースディシア:「……まあ、包帯くらいは巻いてやるわよ」
木城爪司:「そうかい。……あー、オレも包帯巻いてもらえっかね……」 ぼやく
歌門光星:「……」
歌門光星:「………」
歌門光星:「…………」
クースディシア:「……何よ。イヤなの?」
歌門光星:「…………は!?」
歌門光星:「まじで!?」
歌門光星:「いょっしゃーーー!!」
歌門光星:YESと渾身のガッツポーズを決めるのであった。
クースディシア:「Rファイトでもそんな喝采上げてるとこ見たことないんだけど……」
滝瑞果:「全然強がりじゃねーな、ありゃ」苦笑して刑部くんに言う。
刑部クロオ:「……杞憂だったみたいだな。」滝さんに
刑部クロオ:「なんて強い奴だ。」
滝瑞果:「本当にな」
刑部クロオ:「………。」拳を出す。
刑部クロオ:「ほら、あいつほどはしゃぐわけじゃないが、」
滝瑞果:「なんだよ。ふふ」
刑部クロオ:「こういうの、“ここらしい”だろ?」
滝瑞果:拳を合わせるように見せて、パーで拳を掴む。
滝瑞果:「こうしてほしいのか、刑部!?おら!」
滝瑞果:「カッコつけてんじゃねーよ!」
クースディシア:「あら」再びくつくつと笑う。「お盛ん」
刑部クロオ:拳を掴まれ振りまわされながら「誰と誰が!!」
滝瑞果:「ひどーい!あたしとあなたの仲じゃないの!」
滝瑞果:「今夜は寝かさないわよ~ク・ロ・オ♥」
刑部クロオ:「………っ」
滝瑞果:「ごめん」口を抑える。
滝瑞果:「自分で言って、吐き気が」
高遠定見:小さな魔眼が君たちの合間に入る!
刑部クロオ:「お前な、マジでそれ他のやつにやんなよ。」
滝瑞果:「うえ~~っ、別に、結構やってるよクソ眼鏡とかと」
滝瑞果:「でも刑部は、無理!」
刑部クロオ:「他の奴は思考回路がバグるぞ。」
刑部クロオ:「…っと」
刑部クロオ:「高遠、無事だったか。」
高遠定見:小さな魔眼は抗議するように君の額にぶつかると、パッと消える
刑部クロオ:「悪い、やること済ませろってことだな。」魔眼に向かって
刑部クロオ:「気が回るな、お前は。」魔眼を撫でる
刑部クロオ:「保健委員。ドクターヘリ呼んでくれ。」
高遠定見:魔眼は少し撫でられに甘んじるが、すぐに距離を取り、もう一度刑部くんの額にぶつかる
刑部クロオ:「おいっ、何だ何だ!」額にぶつかられながら
藤堂八斬:「その必要には及ばない!」 と、上空から藤堂の声
藤堂八斬:「適切な戦闘回避距離でヘリコプターは待機させておいた。搬送はいつでも可能だ。……諸君」
藤堂八斬:「帰投するぞ!」
クースディシア:「……言っとくけど、その気性は直せないわよ」
クースディシア:「始末は自分でなんとかすることね」
刑部クロオ:「……どういう意味だよ。」
刑部クロオ:とクーちゃんの背中を見ながら呟く

◆ Backtrack

GM:楽しい楽しい帰還の時間だよ~
刑部クロオ:イエイ!
GM:Eロイスは以下の通り! ジャジャン!
GM:《超越活性》《孤独の呼び声》×2《さらなる絶望》×4
GM:計7個! ふ、振りたければ振っても良いんだからねっ!
クースディシア:ふる!
歌門光星:167-7d10
(167-7D10) → 167-43[3,6,2,10,6,10,6] → 124

クースディシア:159-7d10
(159-7D10) → 159-36[4,3,10,1,1,7,10] → 123

刑部クロオ:振る!
滝瑞果:私……
滝瑞果:ふりたくない
歌門光星:2倍
刑部クロオ:142-7d10
(142-7D10) → 142-35[6,3,9,7,2,7,1] → 107

刑部クロオ:1倍!
歌門光星:124-10d10
(124-10D10) → 124-56[2,2,9,10,5,2,10,5,7,4] → 68

刑部クロオ:107-3d10
(107-3D10) → 107-19[9,2,8] → 88

刑部クロオ:帰還しました
刑部クロオ:5点!
クースディシア:2倍ぶりします。
歌門光星:3点で帰還です。
クースディシア:123-8d10
(123-8D10) → 123-35[2,2,8,2,9,5,3,4] → 88

滝瑞果:1倍振り。
滝瑞果:滝瑞果の侵蝕率を-21(5d10->4,6,1,4,6)した (侵蝕率:110->89)
滝瑞果:余裕の5点帰還
クースディシア:こちらは3点。
GM:やった! 全員正気で生還です。ヨカッタネ!

◆ Ending 01

GM:風紀委員、会議室――
GM:あの戦いの翌日、広く殺風景なその部屋に、君たち四人は呼び集められていた。
GM:時間と窓の関係か、日は当たらない。遠くの方から、生徒たちが騒ぐ声が聞こえてくる。
ベアトリス・ハックマン:「…………」 風紀委員組織の長、ベアトリスは、タブレットで資料を閲覧している
GM:君たちは好きに着席しているなり、入室してくるなりすると良い!
滝瑞果:椅子に座れない病のエリスくんとは違うので足を組んで着席してます。
歌門光星:既に着席してトランプを弄んでいます。リラックスして長い脚を組んでる。
刑部クロオ:壁に寄りかかってベアトリスを見ている。
滝瑞果:「お」歌門くんも同じポーズだったので、なんとなく組む足を変える。
クースディシア:腕を組んで普通に着席してます。
歌門光星:「お。気が合うね」なんて話す姿が無礼ではなく優雅と映るのであった。
ベアトリス・ハックマン:「……この会議室は」 おもむろに口を開く
滝瑞果:「へへへー、なんか恥ずかしいね」笑う。
ベアトリス・ハックマン:「完全な防音処置が施されている。エフェクト……たとえば私のエフェクトですら、この会議室内で発生する音声を聞くことはできない」
ベアトリス・ハックマン:「また、録音等もされていない。仮にその手の装置が動いていても、録音されるのはノイズ音だけだ。そういう風にできている」
刑部クロオ:「……。」コンコンと壁を叩く「なるほど。」
滝瑞果:「聞き捨てならないな、風紀委員長」
クースディシア:おもむろに携帯を取り出して録音。数秒で止める。
滝瑞果:「つまりこの防音室以外だったら、あんたのエフェクトで音が聞けるって意味だよな……?」
クースディシア:ノイズを再生する。「……本当ね」
歌門光星:「つまり、どんなに愛の台詞を紡いでも記録に残らないのか」
ベアトリス・ハックマン:ちらりと滝さんに目を向ける 「それが何か?」
滝瑞果:「夜の寮室とか……分かるってことか……?」
ベアトリス・ハックマン:「風紀委員活動上必要であれば」
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「は、はい」やや落ち着かない様子で、それ以上の追求をやめる。
滝瑞果:(ねえクーちゃん)ヒソヒソ
歌門光星:「少し寂しいな。ベアトリス嬢の声は録音したかったよ。後で編集して良い具合に使いたかった」
刑部クロオ:「お前らな……そんな発想しか出来んのか。」
クースディシア:(……何)ヒソヒソ
滝瑞果:(この人、入れ替わってない?いつもの委員長と……)
ベアトリス・ハックマン:「私の音声が必要ならアカデミア風紀委員公式サイトに動画資料のアーカイブがある。好きに使うと良い」
クースディシア:(……いつもはこうじゃないの?)
ベアトリス・ハックマン:「そのようなことを本人の前で公に言うことは、たとえ記憶がなくとも褒められたことではないがな、歌門」
歌門光星:「平和的なインテリジェンスを感じる発想だろ?」とクロオ君に返し
刑部クロオ:いつものビーちゃんを知らないので普通に会話を続けている
滝瑞果:「え、えーと……今日はすげー真面目ですね?ところでご用件は?」
歌門光星:「いやぁ、君の記憶に俺という存在を残したかったのもあってね。こう言うことは言いたくなるんだよ」
滝瑞果:「まさかメチャクチャ怒ってらっしゃる……?」
刑部クロオ:「インテリジェンスというかエスプリだな、キザ野郎め。」
ベアトリス・ハックマン:「君の存在に怒りを覚えることは多いが、今はそれで良い」 滝さんに
刑部クロオ:滝の発言を聞き「……本題に移ってくれ。」
クースディシア:「心当たりがない。他の連中なら分かるけど」
歌門光星:「うん。でも、怒られたので慎みますよ。俺の名前を知っていてくれてるのは嬉しいので、満足です」
ベアトリス・ハックマン:「とはいえ、何の用件で呼ばれているか、君たちみな予想はついているだろう。所属も何も一貫性のない四人だ」
滝瑞果:(仲間だと思ってたのに……!)地味にショック
ベアトリス・ハックマン:「共通点があるとすれば、昨日ある決着を迎えた一つの事件について。違うか?」
クースディシア:「だったら?それが呼び出しとどう絡むって?」
ベアトリス・ハックマン:「君たちに確認したいことは一つだ。最後の局面。あの道路にて」
ベアトリス・ハックマン:「君たちは何と対峙した?」
滝瑞果:「暴走した自律型仮面……みたいな感じじゃダメ?」
歌門光星:「後、数人くらいアレを見た関係者はいると思うけど……アレはなんなんだろうね」
歌門光星:「俺はよくわからないな」
クースディシア:「口さがないクチってとこ?」
刑部クロオ:「…倒しといてよく言う……ま、記憶喪失ならしょうがないか。」
刑部クロオ:「で、それを知ってどうするんだ。」
刑部クロオ:「注意喚起の為に生徒に真実を広めるか?闇に葬るか?」
クースディシア:「広めるなら、こんな部屋要らないでしょ」
ベアトリス・ハックマン:「よく動く口だ。刑部、君に質問を許可した覚えはない」
クースディシア:「部屋の外じゃなくて中を気にする方に便利だもの、ここ」
ベアトリス・ハックマン:「……が、まあ良い。その様子であればな。次に移ろう」
ベアトリス・ハックマン:ベアトリスは机に置いていたペンのようなものを手にする
ベアトリス・ハックマン:「これは記憶処理装置だ。UGNでも使われている一般的なものであり、身体・精神に有害な影響をもたらすものではない」
ベアトリス・ハックマン:「たとえば医療ヘリの操縦手などは、これによる記憶の処理を望んだ。前後の軽いカウンセラーつきでな。君らも望むなら、それを受けることができる」
歌門光星:「つまり、拒否しても構わない?」
ベアトリス・ハックマン:「思い出したくないものか……あるいは、思い出してはいけないもの。ついうっかりと、口に出してはいけない記憶を口に出してしまうかも知れない。そんな恐れがあるのであれば」
クースディシア:「……」バツの悪そうにする。ヘリを呼んだのは自分だからだ。
ベアトリス・ハックマン:「処理を施そう。もちろん、望まぬ者にそんなことはしない」
ベアトリス・ハックマン:「どうするかね」
歌門光星:「じゃあ、俺はパスだ。これ以上記憶がなくなるのは沢山だからね」
刑部クロオ:見覚えのある光景だ。UGN時分にそのような処置を民間人にしていた。
クースディシア:「あら。受けてみたら逆に反動で戻るんじゃなくって?」
刑部クロオ:自分がこちら側に回るのは初めてだが。
歌門光星:「そしたら今度はクースディシアさんや皆と頑張った感動は忘れてしまうかもしれないだろ?手放すのは勿体ないよ」
歌門光星:涼しげに笑う。
滝瑞果:「……委員長」
滝瑞果:「その装置さ、どれくらい前まで遡って記憶を消せるやつ?」
刑部クロオ:「……」滝の声を聴き、過去の回想から現在まで意識を戻す。
ベアトリス・ハックマン:「長期に及ぶ記憶に対する操作は想定されていない。あくまで簡易式だからな。発生時期から日が経っておらず、人格形成に影響のないものである必要がある」
ベアトリス・ハックマン:「そして私は『この件』に関してのこと以外にこれを使うつもりはない」
滝瑞果:「そりゃそうか。アカデミアだからって、そうそう都合よく超性能の処理装置が来るわけないよな」
滝瑞果:「短すぎる。あたしはいいや」
クースディシア:「必要になる機会、無いでしょうしね」
刑部クロオ:「俺もいい。二、三交わした約束があるんでな。」
クースディシア:「私もパスね。一方的に誰かさんに覚えられてるままになるのも癪だし」
クースディシア:「何よりも、私のせいで使わざるを得ないやつが出たなら、私は使う訳にはいかないわ」
ベアトリス・ハックマン:「結構。確認は以上だ。下がってよし」 徹頭徹尾、ベアトリスは表情を小揺ぎもさせなかった。彼女は手元のタブレットに視線を落とす
ベアトリス・ハックマン:「……君たちは今後も、『そのように』学園生活を送ってくれ。その意志を確かめたかった」
ベアトリス・ハックマン:「何か確認したいことがあれば聞こう。この会議室にいる限りであれば」
滝瑞果:「下着の色は!?バストのサイズは!?」ほぼ条件反射!
ベアトリス・ハックマン:ベアトリスが何からタブレットを操作すると、滝さんの首に埋められたチップから激しい電流が流れる!
滝瑞果:「ギャアアアアア――ッ!!!」バババババ
刑部クロオ:「うおっ危ねえ!?」
クースディシア:「何何何何!?」
歌門光星:「その質問は先を越されたな。クースディシアさんの損な性分に聞き惚れたのがまずかった!」
滝瑞果:死ーん
ベアトリス・ハックマン:「……」 無言で君たちを見ている
歌門光星:「OK 真面目にいきましょう。クロオくん、何かないかい?」
刑部クロオ:「例の奴はどこから入り込んできた。」
歌門光星:「結局、アレはなんだったのか?とかね。誰が手引きして学園に来たのか、とか」
刑部クロオ:「侵入ルートを風紀やらの手で塞いだんなら、それ以上聞くことはない。」
ベアトリス・ハックマン:「目下調査中だが、もっとも有力なのは『泳いで』だ」
ベアトリス・ハックマン:「……無論、この学園島に、そんな手段で到達できる訳がない。本来は」
クースディシア:「ディオゲネスクラブの手引きかもね」薄く笑う。「黒幕なんでしょう?」
ベアトリス・ハックマン:「だが、それを可能にした存在がある可能性は、ある。……これは『UGNが』調査をしていることだ」
刑部クロオ:「ディオゲネスクラブが浮き輪でも渡したか?」
刑部クロオ:「ま、それならいいさ。“学生”の俺たちには関係のない話になった。」
歌門光星:滝さんを持ち上げて楽な姿勢で寝かせていよう。
クースディシア:「そうね。ただの学生だもの」
ベアトリス・ハックマン:「さて、ディオゲネスクラブの主導であるなら、いっそその方が救われるが」 相変わらず表情は少しも動かないが、視線を少しだけ逸らした
滝瑞果:「うーんおっぱい……」寝言
歌門光星:「記憶失う前の俺じゃなければいいんだけど、正直、俺は少し興味はあるかな」
クースディシア:「あら。面食いね」くつくつと笑う。
歌門光星:「クースディシアさんかベアトリス嬢!出番ではないだろうか?」滝さんの寝言に対して
ベアトリス・ハックマン:「シンドロームはともかく、君のエフェクト傾向とは合致しない。安心していてくれ」
クースディシア:「男女の指定はしていないでしょう」
滝瑞果:「クーちゃんか委員長がおっぱいを揉ませてくれれば目覚めそう」あくまで寝言だぞ
ベアトリス・ハックマン:ベアトリスが何からタブレットを操作すると、滝さんの首に埋められたチップから微弱な電流がながれ、全身がもぞもぞと痒くなる!
刑部クロオ:「オラ、起きろ。」デコピンする。
滝瑞果:「いたーい!」目を×にして起き上がる。
刑部クロオ:目の前にはおっぱいではなく胸板!
滝瑞果:「グエー筋肉!」バターン!
刑部クロオ:「いちいちあっぶねえなその電流!感電するとこだったじゃねえか!」
クースディシア:「難儀な生態ねこいつ」
ベアトリス・ハックマン:「安全には配慮している。触っても少し痛みが走るだけだ」
滝瑞果:「あたしが安全じゃないんですが!?」
ベアトリス・ハックマン:「神経系に後遺症は残らないよう配慮されている。安全だ」
刑部クロオ:「安全じゃねえなそれ!?」
滝瑞果:「改造人間を作ることに配慮がなくない??」
ベアトリス・ハックマン:「必要と安全の兼ね合いの結果と理解してくれ。そもそも何故彼女の首にチップを埋め込まなければならなかったのかだな」
ベアトリス・ハックマン:「……」 それからまた、少し視線を逸らして
ベアトリス・ハックマン:「君たちが」 おもむろに、少し緊張を緩めた口調で喋り始める
ベアトリス・ハックマン:「君たちが島外と連絡を取り"アーテ"の情報にアクセスした時点で」
ベアトリス・ハックマン:「当然私にも、その情報は共有された。それから8分後には、私は神城警備保障基地のミサイルの発射権限を手にしていた」
滝瑞果:「物騒だな。やっぱりだいぶのっぴきならない事態ではあったわけだ」
ベアトリス・ハックマン:「一発に限り半径5mを跡形もなく焼き尽くす、対ジャーム焼夷ミサイル。それを78発。島外のどこであろうと、確実に着弾させられるものだ」
ベアトリス・ハックマン:「…………」 しばし目を閉じ、もう一度君たちを見る
ベアトリス・ハックマン:「私のアカデミアを守ってくれてありがとう。……以上だ」
クースディシア:「あら。その情報は伝えていいの?」
クースディシア:「それを使う羽目になるんじゃなくて?」
ベアトリス・ハックマン:「この謝意を伝達するには、必要な情報だと独断した。問題はない」
ベアトリス・ハックマン:ベアトリスは席を立ち、特に何もなければ会議室を去ります
滝瑞果:「こっちこそ、ありがとう。こういうのは一回限りのイレギュラーであってほしいもんだよ」
滝瑞果:「お疲れ様、委員長。今度エッチな写真でもおごるよ」
歌門光星:「鉄の女性が不器用にお礼を言う姿は、いいね。俺はそれで満足しようか」
歌門光星:「笑顔を見せて欲しい。君のキャラには合わないから、そこまでは言わないよ」
刑部クロオ:「あんたもしっかりこの場所を守ってるさ、委員長。」
クースディシア:「再発しなきゃ勝ちよ。再発しても負けじゃないけど」
ベアトリス・ハックマン:「そうであって欲しいものだ」 ベアトリスが何がしか操作すると、滝さんに埋め込まれたチップから1分に128回の断続的なペースで電流が流される!
刑部クロオ:「あんたにしか背負えない責任を持って、それでもちゃんと立っていられる。」
刑部クロオ:「そういうところは尊敬してるぜ…だから危ねえって!!」
ベアトリス・ハックマン:「ああ。私は必ずアカデミアを守る。最悪の手段を取ってでも。これからも、必ずな」
クースディシア:「これ、この頻度でやったら出力によらず後遺症残るんじゃないの……?」
滝瑞果:「アガガガガガガ――ッ!」ビクンビクン
滝瑞果:「女の子から制裁を受けていると思うとかえって快感に思えてきた」
ベアトリス・ハックマン:「安全には配慮されている。それでは」 ベアトリスは去っていきます。滝さんに流れる電流も落ち着く
滝瑞果:「あっ……」ちょっと物足りなさそうな顔
刑部クロオ:「おい、変な性癖に目覚めるな。これ以上変態してどうする。」
歌門光星:「快楽の方向性としてメジャーな性癖だとは思うよ。俺は応援するけど」
滝瑞果:「あたしは常に進化を続ける変態なんだよ」
クースディシア:「劣化でしょ」
刑部クロオ:ふっと笑う「ああ、どうしようもねえ奴だな。」
刑部クロオ:「どうしようもねえ奴の集まりに、どうしようもねえくらいヌルい日常。」
刑部クロオ:「それが、アカデミア“ここ”か。」
刑部クロオ:校舎から出て、日の当たる場所に歩み出る。
刑部クロオ:冬が終わり、春の陽気がやってくる。
クースディシア:「『その陽の下が、キミの居場所だ』ってとこ?」くつくつと笑う。
刑部クロオ:「お前ほど詩人じゃねえよ。」
刑部クロオ:「ただ、これが」
刑部クロオ:「俺が見たかったものだ。」
刑部クロオ:そして、このコートもいらないほどの暖かい日の光は
刑部クロオ:あいつに見せたかったものだ。

◆ Ending 02 刑部クロオ

GM:君は――高遠定見と共に、その店の前に立っていた。
刑部クロオ:「これが…頼みか?」
GM:路地裏に構えられた店に店名はない。しかし無意味に無国籍でまとまりのない装飾で飾り立てられている
GM:生徒たちは人目をはばかるようにひそひそと店内へ入り、汗ばんだ様子で店を後にする……
高遠定見:「……うん。色々考えたんだけど」
高遠定見:「これが良いかな、って」
高遠定見:「前から興味はあったんだけど……一人で入る勇気がなくてね」
刑部クロオ:「なんの店だこりゃ。さっぱり見当つかねえ。」
高遠定見:「でも、クロオが来てくれれば、安心できる」
高遠定見:「……入れば分かるよ。行こう?」 言いつつ、君を見るだけで入ろうとはしない
刑部クロオ:ぐいと手を引いて先導する。「こんなんでよけりゃ、暇なときに付き合うさ。」
高遠定見:「あっ……うん」 引かれた手を見つつ店内へ
GM:君が店に入ると、ぶわりとした熱気が顔に叩きつけられ……
店員:「いらっしゃいませー! ガラムマックスへようこそ!」
店員:「空いてるお席おすわりくださーい!」
店員:小麦色の肌の女店員が、元気よく出迎える……少し遅れて君がキャッチしたのは、スパイシーなカレーの匂い!
刑部クロオ:「高遠、辛いの大丈夫か。」
刑部クロオ:「カレー屋みたいだぜ、ここ。」
GM:『ガラムマックス』! それはアカデミア内で許可外運営されている飲食店の一つであり、本場インドから取り寄せたスパイス等を用いて作られる本格カレーがウリのカレー専門店!
高遠定見:「うん、そうなんだ。それでね、ここの特別メニューっていうのを……頼んでみたくて」
GM:その辛さは128段階から選択することができ、最高の辛さのカレーは口にした瞬間侵蝕率が5d10くらい上がるとされている!
高遠定見:「ほら、座ろう。知ってる? ラッシーっていう飲み物があってね……」 高遠はどことなくウキウキしている!
刑部クロオ:「特別メニューね…」茶色を通り越して真っ赤なカレーを食べる客を見つつ。
刑部クロオ:高遠の手を引き、席に座らせた後自分も座る。
高遠定見:「ありがとう。特別メニューっていうのは、その……特殊なスパイス。なんて言ったっけミディトリン、だったかな。そんな名前のスパイスを使ったカレーがあってね」
高遠定見:「昔、父さんに食べさせてもらったことがあって、すごく美味しかったんだけど、その後どこに行っても食べられなくて……」
高遠定見:「……だけど、ここの特別メニューだと、それを使っているっていうから。ちょっとね」 普段より気持ち早口だ
刑部クロオ:「……なるほど、思い出の味ってやつか。」
高遠定見:「そう。だけどその特別メニュー、2人分からしか出せないって話で……」
高遠定見:「僕はあまり食べないし。だから、クロオに協力してもらおうかなって。こんなことで申し訳ないんだけれど」 少し恥ずかしそうに笑う
刑部クロオ:「大事な頼みなんだろ。いいさ。」よければ店員さんを呼ぼう
GM:店員がやってくると、高遠は特別メニューを注文する
店員:「EQカレー一つ! 盛り付けは……」
高遠定見:「あ、それ普通、普通でお願いします。お皿二つで……」
GM:すでになんらかのリサーチをしているのか(あるいは『見た』のか)、高遠はすんなりと注文を終えた。
GM:それからすぐに、ヨーグルトを用いたドリンク、ラッシーが二人分運ばれてくる。薄ピンクの色合いで、かすかに桃の香りがする
高遠定見:「……クロオは外食とか、する?」 ラッシーをストローで吸いながら尋ねる
刑部クロオ:「…最近は、少し。」
高遠定見:「そうなんだ。よかった。何が好きとか、あるのかな」
高遠定見:「クロオはあんまり、そういうのなさそうなイメージだけれど」
刑部クロオ:「普通に学生しようと俺も模索してるんだよ。」
刑部クロオ:「好きなのは…そうだな。月見茶会のハーブティなんかは気持ちが落ち着く。」
高遠定見:「月見茶会? なんだっけ……聞いたことはあるな」
刑部クロオ:「うさぎがいる喫茶だよ。」
高遠定見:「うさぎがいる喫茶……」 少し考え
高遠定見:「……マスコットキャラクター?」
刑部クロオ:「いや、うさぎそのもの。」
高遠定見:「うさぎそのもの……喫茶店……」
刑部クロオ:「うさぎと触れ合えるのがウリの喫茶店さ。」
高遠定見:「触れ合える……触れ合える? うさぎと? 喫茶店で? へぇ……」 ちょっと驚いた様子
刑部クロオ:「そこの店長と知り合いでな。ガラにもなく通ってるのさ。」ラッシーを飲む
高遠定見:「衛生的なこととか、結構厳しそうな印象だけど。あるんだ、そういうお店も……」
高遠定見:「……クロオもうさぎと触れ合うの?」
刑部クロオ:「眺めるだけだ。俺はどうにも、怖がられる見た目らしい。」
刑部クロオ:「コートに毛が付くしな。」
高遠定見:「ふうん……そうだね。体も大きいし」
高遠定見:「じゃあ、怖がられなかったら触りたい?」
刑部クロオ:自分の手を見る「……どうかな。」
刑部クロオ:「俺が触れていいのか、少し自信がない。」
高遠定見:「そう。……でも、僕の手は取ってくれてたね」
刑部クロオ:「お前はうさぎじゃない。」苦笑する
高遠定見:「ふふ」 嬉しそうに笑い 「触れたらだめなんてこと、ない。きっと触ってみたら、ウサギも喜ぶよ」
刑部クロオ:「抱き上げても手を握っても壊れやしないだろう。お前は強い。」
高遠定見:「どうかな。抱き上げられるなんてされたことがないから分からないけれど」
高遠定見:「それは君が僕に合わせて力を調整してるからだよ。だったら、ウサギにも合わせれば、きっと大丈夫」
刑部クロオ:「……そうか。今度、やってみるよ。」
高遠定見:「うん。クロオならできる」
GM:さて、そうこうと話している内に君たちの目の前にカレーが運ばれてきました。
GM:見た目は普通のカレーだ。若干黄色く、明るい色合いである。また、インドカレーでありながらナンではなくサフランライスで食べるタイプのようだ。
刑部クロオ:「ん、本格的だな。」
高遠定見:「だね。……これ、一人分でも食べ切れるかな」 スプーンを手にし、少し不安そう
刑部クロオ:「食えなくなったら皿を渡せ。俺が食うから。」
刑部クロオ:とのたまいながら、カレーを一口
高遠定見:「分かった。頼るよ、クロオ」
GM:口にすると、まず辛味が来て、その後にふわりとシナモンに似た甘く刺激的な香りが漂う。
GM:後味はあまり引かず、心地よい微かな甘味だけが舌の上に残るのみだ。最初の辛味は強いが、決して後を引かない、不思議な味わいである。
刑部クロオ:「ん……」身構えていたが、不思議な味わいに眉間の皺がほぐれる。
高遠定見:「……そう、」
高遠定見:「そうそう、この味だよ。懐かしいな……この、最初は辛いけど、後がふわっとした感じがすごく好きで」
高遠定見:「他の食べ物とかじゃ、全然なかったから……うわあ、本当にこの味だ。懐かしい……」
刑部クロオ:はしゃぐ高遠を見て微笑む
高遠定見:「……っ、あ、ご、ごめん。なんか、その……」 その表情を見て、子供っぽくはしゃいでいる自分に気付き、顔を赤くする
高遠定見:ごしごしとナプキンで口を拭い 「ほら、クロオもどんどん食べなよ。具も美味しい」
刑部クロオ:「いいんだよ。俺はそういうお前も好きだ。」
刑部クロオ:と言って皿に向き直る「……しかし、不思議な味だな。印象に残るのもわかる。」
高遠定見:「やだな、やめてよ。恥ずかしい……」 最初よりもおとなしい速度で、しかし止まることなく、食べるのを再開する
GM:……食事はあっという間だった。食の細さへの心配はどこへやら。高遠はほとんど手を止めずカレーを食べきってしまった。
高遠定見:「……ごちそうさまでした。美味しかった。本当に、まさかこの味をもう一度楽しめるなんて」
刑部クロオ:「皿ごと食っちまう勢いだったな。」
高遠定見:「うん。……って、また食べる所見てたの」
刑部クロオ:くすりと笑い、スプーンでカレーを掬う。それを高遠に差し出す。
高遠定見:「恥ずかしいって言ったのに……ん?」
刑部クロオ:「ほらよ、食べたりなさそうな顔してるぜ。」
高遠定見:「あ、う」 熱くなった頬を押さえ 「そんな、それは……」
高遠定見:「……じゃあ、もらうね。返せないよ?」
刑部クロオ:「俺はもう腹いっぱいだ。」
高遠定見:「……絶対ウソだし。それ」 口を尖らせつつも、刑部くんのスプーンに顔を近づけ
高遠定見:「あむ」 ぱくり、と食いつく。スプーンから唇を離し、もぐもぐと咀嚼
高遠定見:「……美味しい。クロオからもらったぶん、さらに美味しかったかも。ありがとう」 カレーの熱さで汗ばみ、赤くなった頬に浮かんだ笑みを君へ向ける
刑部クロオ:「なんだそれ。」発言に合点がいかないように、苦笑する
高遠定見:「そのままの意味だよ。……ん、ごめん、ちょっとトイレ行ってくるね」
GM:そう言って高遠は席を外した。それと同時に、君は何か紙のようなものがテーブルに置かれていることに気付く。
GM:位置的に、店員が置いていったものだろう。お洒落な縁取りとフォントは名刺のようで、もし君が知っていれば、それは料理に関する解説紙なのではないかとアタリがつけられるかもしれない。
刑部クロオ:解説紙を手に取り、中身を読む
GM:『このカレーのフレーバースパイスであるミディトリンは「古い神の草」を意味する名で、日本で用いられるダシに似た独特の旨味が特徴で、明治日本の華族にも「初めて口にするのに懐かしい味」と愛好されました』
GM:『原産地のヴィビチでも祝い事に用いられ、特に同じ皿に盛られたミディトリンの料理を二人で分け合うと、想い合う者同士であれば気持ちが伝わり結ばれ、既に恋人である者であればいっそう深い関係になるとされています』
GM:『当店でもその故事に則り、メニューはお二人向けから、大きな皿にお出しして提供することにしています(個別の皿に盛ることもできます)』
高遠定見:「……何読んでるの?」 トイレから戻ってきた高遠が尋ねる
刑部クロオ:「…この料理の解説らしい。」
高遠定見:「へえ、何何」 覗き込み
刑部クロオ:紙を手渡す。「日本人に馴染みのある味か。確かに、不思議と食べやすくはあったな。」
高遠定見:紙を受け取り、読み込んで
高遠定見:「…………そ」
刑部クロオ:「そ?」
高遠定見:「そうだね……!」 うんうん頷き、紙をテーブルに慌てて置く
高遠定見:その頬は赤く、汗ばんでいる。カレーのせいだろう
高遠定見:「じゃっ、じゃあ、じゃあ行こうか……クロオ。行こう? もう行こうか?」
刑部クロオ:「ん、おう。」
高遠定見:高遠は慌てた様子で君の手を取り、引っ張るように会計を済ませて、外に出る
刑部クロオ:「……やっぱりお前ちょっと食い過ぎたんじゃねえか?顔赤いぞ。」
刑部クロオ:「どっかで休憩するか?」
高遠定見:「きゅ、休憩」 ぱちぱち目を瞬かせて
高遠定見:「……う、うん。じゃあそうだ。連れてってよ、クロオの言ってたうさぎの喫茶店に……」
刑部クロオ:「……それも頼みか。いいぜ。」
高遠定見:「っあ、ごめん。二つカウントになるなら……うん、またクロオの頼みも聞くからさ……」
刑部クロオ:「でもこれだけじゃ俺の頼んだことには到底釣り合わねえな。」
刑部クロオ:ひょいと高遠を抱き上げる「だから、もっと俺に頼め。このくらい軽いもんは、」
高遠定見:「う、ひゃっ!」 高遠は甲高い声を上げる。その体躯は外見以上に軽い
刑部クロオ:「何もなくともやってやる。友達だからな。」
刑部クロオ:そっと高遠を降ろす。
高遠定見:「うっ……も、もう。なんだよ」
高遠定見:「そんなこと絶対頼まないから! ……行こう!」
刑部クロオ:「お、おいおい…急に元気になりやがって…」
刑部クロオ:「これもカレーのせいか、」
刑部クロオ:「あいつが日常に馴染んできたか、だな。」
刑部クロオ:高遠を追って歩き出す。

◆ Ending 03 クースディシア・フォンド

男子生徒:「……何度持ってきてもダメなものはダメだ」
小座野神奈:「でも、これはアカデミアに必要なことで……」
GM:ある放課後、君は保健委員活動に向かう途中で、言い争う二人を見かけた。
小座野神奈:「……以前いただいたご意見もきちんと取り入れています。表現は確かに硬いですが、これは最初にこういうイメージをきちんと与えてから……」
男子生徒:「そこのこだわりがストッパーなんだ! だから……ああもう、時間がない! とりあえずそれは諦めとけ!」
男子生徒:なんらかの風紀委員活動中だったためか、男子生徒は足早に去っていく。
小座野神奈:「く……!」 残される小座野。その手にあるプリント束の表紙には『疑似危険状況下における想定訓練の提案書』とある
クースディシア:「あら。お務めご苦労さま」声を掛ける。
クースディシア:「飽きもせず陳情?」
小座野神奈:ぐっと振り返る 「……あなた」 その目は鋭いままだ。戦意のような感情が満ちている
小座野神奈:「そう。飽きたりなんかしない。これが必要だって私の意見は変わらないから」
クースディシア:ちらりと表紙に目をやる。「私なら名前伏せるわよ、これ。大仰に見られてもいいことないもの」
小座野神奈:「先輩にもそう言われた……けど、こういう表題にした方が意識が引き締まるでしょう」
小座野神奈:「大したことがなさそうに見せかけておいて重いことをするのは、不実」
クースディシア:「その方が動きやすいもの。新訓練の提案について、くらいが穏当なところね」
クースディシア:「……戦争は外したのね」
小座野神奈:「ぐく……!」 歯噛みして、首を振り
小座野神奈:「……冷静になって気付いた。あの表現は結局、このアカデミアへの当て付けに過ぎなかったって」
小座野神奈:「戦争みたいなことが起こったのに、平和になって、ぼんやりやっているアカデミアが……きっと、許せなかった。もしかしたら、今も許せないかもしれない」
小座野神奈:「でもそれは私の勝手な感情。だから抜いた」
クースディシア:「……言って抗争でしょ、あれも。まあその方がいいと思うわ」
クースディシア:「アカデミアで戦争って書いたほうが安っぽいのよね」
小座野神奈:「……みんなは戦争って言ってるけど、抗争? その辺りの違い、あまり分からないけど……」
クースディシア:「だからよ。違いさえあまり分かってないんだもの。言葉に力はないわ」
小座野神奈:「うっ……むぅ……」
クースディシア:「拗ねるな。外したなら過ぎたことでしょ」
小座野神奈:「拗ねてない! ともかく。とにもかくにも。書き直さないと。意見ありがとう。もうちょっとマイルドな表現にしてみてもいい」
クースディシア:「実際にやる内容も、最初は軽めでいいのかもね」
小座野神奈:「軽めじゃあ、そんなの……ううん」 首を振り 「そういうプランも用意しよう。それじゃあ、私は……」
クースディシア:「徐々に重くしてもついていけるのなら、それだけやる意味を見出した奴が出たってことでしょう」
小座野神奈:「やる意味はある! それは分かってるから良いの! あとはどういう形が良いか……で、最初は軽い所からで……」
GM:神奈がぶつぶつ呟いていると、その肩を何者かが叩く
小座野神奈:「何!」
保険教諭:「こんにちは、小座野神奈さん」 穏やかな笑みの、年老いた女教諭だ
クースディシア:「……ああ、そう。私、偶然会っただけなのよね」
保険教諭:「クースディシア・フォンドさんもこんにちは。今から保健委員?」
小座野神奈:「え、知り合い? ちょっと誰? この人。私は今から……」
クースディシア:「こんにちは。少しお話をしていました」
クースディシア:「……ちゃんと言ったわよね。私のときに観念しておけばよかったって、絶対思うって」
保険教諭:「そう。いつもありがとうねえ。……さて、小座野神奈さん」
小座野神奈:「え? え、何?」
クースディシア:「次はもっと厄介なのが来るって」小声。
保険教諭:「あなたとはじっくり……お話しをさせていただきたいの。色々なことを。ええ、色々なことをね」
小座野神奈:「……まさか、健康診断……わ、私はいらないって」
保険教諭:「いらない? どうして? だって自分の身体のこと、分かるの? 今体温いくつ?」
小座野神奈:「そんなのどうだって……」
保険教諭:「なぁに行ってるのどうだって良い訳がないでしょう? 体温一つで分かることはいくらでもあるの。いい? まずはね……」
GM:まくしたてる保険教諭は、反論を封じながらその握力で神奈をずりずりと保健室の方へ連れて行く
クースディシア:「これが必要だって意見は変わらないものね」その様子を見やる。
小座野神奈:「っう、あ、えっ……」 物理的にも言語的にも封殺されつつある彼女は、君に助けを求めるような視線を向けるが……
クースディシア:「これに懲りたら、私が来てるうちに言うことを聞くことね」ニコニコと笑う。
小座野神奈:「うっ、くそ……!」
保険教諭:「ちょっと話聞いてる? あなたみたいに自分の体温も分からない人がね、そんな自分の身体がどうかなんて分かる訳がないじゃない。いーい? あなた昨日食べた朝ごはん分かる?」
小座野神奈:「む、麦ごはん……」
クースディシア:口に手を当てて考える。思い出せない。
保険教諭:「そう! で、その栄養素は? カロリーは? そもそも何時に食べた? お昼の時間と内容は? ちゃんと食生活のこと全部言える? 昨日ができるならおとついは?」
小座野神奈:「ひゅい」
保険教諭:「そういう日々の管理ができてるならいいのよ! でもあなたできてないでしょ? だからね……」
GM:という感じで小座野神奈は連行されていきました。
クースディシア:「まったく……」腰に手を当て、2人を見送る。
歌門光星:「楽しそうだったけど、用事は終わった?」すぐ後ろ、と言うより、顔は横から声をかける。
クースディシア:「ぎゃあ!」
クースディシア:「き……急に出てくんな!」
歌門光星:「あはは。俺としては気配を殺した甲斐があったよ。ありがとう」
歌門光星:「でも、ちゃんと一息つくまで待ってたんだよ。チャチャ入れないで。凄く偉いと思う」
クースディシア:「じゃあ最後まで気遣いを完遂しろ……!」
歌門光星:「クースディシアさんは難しい事を言うなぁ」むむと思案顔をして。
歌門光星:「俺にとってのメリットが皆無に思う」
クースディシア:「私のデメリットを減らせつってんの!」
歌門光星:「余りに道理が通ってるね、それ!ぐうの音も出ない!OK、気を付けるよ。俺の用事の前に機嫌を損ねさせるのも良くない」
歌門光星:「改めて、今、お時間良いかな?」
クースディシア:「用事?包帯なら巻いてやったでしょ」
歌門光星:「必要以上にキツかったと思う。治りは早かったけどね。いや、カウンセリングしてもらおうかと」
クースディシア:「じゃあ必要なだけの締め付けだったってだけでしょ……カウンセリング?」
歌門光星:「ほら、俺はいい加減で、軽薄で、君を怒らせるような事をして喜んでるけど、記憶喪失患者には違いないじゃないか」
クースディシア:「そうね。そうじゃない人格が上塗りされてる可能性もゼロじゃない」
歌門光星:「うん。そういうのね。なんだろうね、不安?というのはあるんだ」
クースディシア:「……」
歌門光星:「君なら力を貸してくれるんじゃないかと思った。役職的にも、人間性的にも」
クースディシア:「そういう物言いはやめて。てか、そんなこと」
クースディシア:「頼まれなくても無理やりさせるつもりだっての。治そうとせずのうのうとしてる奴見るだけで苛つくくらいだもの」
クースディシア:「今時間あんの?ちょうどカウンセリング受けてるやつが居るから、その後にねじ込むわ」
歌門光星:「あー、じゃあ、早まったな。俺の控室に怒って駆け付けるクースディシアさんを見逃したことになったな」
歌門光星:軽く笑って。
クースディシア:「私よりも厄介なのが行くっつーの」
クースディシア:こちらも軽く笑おう。
歌門光星:「じゃあ、自分から言って良かった」
歌門光星:「いや、そうか、でも、君は最初から見過ごしてくれなかったんだな」
歌門光星:少しだけ真面目な顔をする。
歌門光星:「白状をすると、この前ピースメイカーと戦ってやられた時に、誰も俺のことを知らない事が今更ながらに怖いと感じたんだ」
歌門光星:「誰かに俺のことを少しは深く知って欲しい。だから、今日、君を探してしまったのかもしれない」
クースディシア:「あら。お上手なことで」くつくつと笑う。「それ、絶対染み付いてるでしょ。戻っても更生は期待薄ね」
歌門光星:「ははは。まったく。自然に出てきた台詞だからね、多分、元からこういう奴だったんだろうね」
クースディシア:「……言っとくけど、その気性は直せないわよ」
クースディシア:「始末は自分でなんとかすることね。こんな奴ばっかだったわね、今回」
歌門光星:「この気性が君が嫌いでなければ俺も直す気はないよ……ああ、そうだ」
歌門光星:「カウンセリングついでに、お願いをしてもいいかな?」
クースディシア:「内容による」
歌門光星:「………割と怖いね。俺の評価を考えると」
歌門光星:軽く息を入れる。
歌門光星:「……うん。クースディシアさん、俺と友達になってくれないだろうか?」
クースディシア:「……あなた、ほんとに友達居ないのね」嘆息する。
歌門光星:「強くなるのも、勝ち方もわかる。でも、友達の作り方はさっぱりわからないんだ」
歌門光星:苦笑する。
歌門光星:「とても、難しい」
クースディシア:「私だって知らないってのそんなの」
クースディシア:「多いわけじゃないし……ともかく、まあ。構わないわよ」
クースディシア:「今更めんどくさいやつが1人増えても同じだもの」
歌門光星:「そうか。どんな試合よりも緊張したよ。ありがとう、これからよろしく」
歌門光星:柔らかい笑みを返す。
クースディシア:「これで前の人格がどうしようもなかったら、思いっきり自分にムカつくけど」
クースディシア:「まあ、どうせそんなに変わんないでしょうね」つかつかと歩みだす。
クースディシア:「……来ないの?」後ろを向く。
歌門光星:「行くよ。どこまでもついていこうかな」
クースディシア:「保健室までにして」
歌門光星:「地獄まで位の心意気だったんだけどね。ああ、そうだ。クースディシアさん」
歌門光星:悪戯っぽく微笑む。
歌門光星:「俺は袖にされると、燃えるんだ」

◆ Ending 04 滝瑞果

GM:授業の終わるチャイムが鳴り、同じ教室の生徒たちが席を立つ。
GM:昼休み。昼食の時間だろう。学食へ亜音速で駆け出すクラスメイトたちの流れを避けて、清澄美穂が君の席へ近付く。
滝瑞果:「やあ美穂ちゃん」ふにゃりと手を振る。
清澄美穂:「たーきさん! 授業ちゃんと集中して聞いてた?」
清澄美穂:「あっ、力がない」
滝瑞果:「へへ、あたしは授業聞かなくても成績いいんだよー」
滝瑞果:「はー、素敵な光景だなあ」
清澄美穂:「それでも授業は聞こうよ。知らないことがあるかもよ?」
清澄美穂:「……え?」 辺りを見回す
滝瑞果:体育の授業中の校庭をずっと眺めていた!
清澄美穂:「…………」
清澄美穂:むんず、と滝さんの頭を掴み
滝瑞果:「あっ」
清澄美穂:「だらーっ!」 そのまま教室の床へバウンド!
滝瑞果:「オゴーッ!!」ビターン!
清澄美穂:痛みと衝撃! それでも怪我は何も残らないのは、相変わらずの技量である。
滝瑞果:「へへ……最……高……」これが欲しくて変態行為をしているようなもの!
清澄美穂:「まったくもう……! ホンットなんにも相変わらずなんだから!」 窓にかかっているカーテンを閉めて
滝瑞果:「よかった。技にキレが戻ってくれてさ」
清澄美穂:「……ん。そりゃまあね」
清澄美穂:「私がしなきゃ誰がする、じゃん!」
滝瑞果:「美穂ちゃんみたいな、すげー技を使う女の子にさ……もう一人心当たりがあって」
滝瑞果:「やっぱり、分かるんだよな。調子が戻ってるかどうか」達人みたいなことを言っているが、ただの変態だ
清澄美穂:「へえー……誰だろ。ちょっとお手合わせしたいかも。あ、でもオーヴァードだと無理だなー」
清澄美穂:「……滝さんも、なんかさ」
清澄美穂:「ちょっと変わったよね?」
滝瑞果:「それ……どっちの意味?あたしは常に進化を続ける変態なわけだけど」
清澄美穂:「なんか、前は単純に女の子の体とかエッチなことが好きな、下品な男子っぽかったけど、今は……」
清澄美穂:「……マゾっぽいっていうか……」
滝瑞果:「それは前からそうだ!」
滝瑞果:力説!
滝瑞果:「女の子に暴力を振るうより、振るわれたい!」
清澄美穂:「そ、そう? 私の気のせいかあ」
滝瑞果:「かわいそうなのは抜けない!」
清澄美穂:「滝!」 もう一回床にバウンドさせる
滝瑞果:「ギャーッ!!」宝具演出スキップ!
清澄美穂:「そんなものはない! ……まったくもう」
清澄美穂:「まあ、気のせいなら良い……ん、良いのか? あれ? まあともかく」
清澄美穂:「ともかくさ。お昼食べに行こうよ。エッチなもの見ててもお腹は膨らまないでしょ?」
滝瑞果:「ゲヘヘ、エッチな行為でお腹を……いややめよう」
滝瑞果:「ご飯どこにする?」
清澄美穂:「……あぶなー。滝さんと話す時は言葉も気を付けなきゃなあ」
滝瑞果:「あたしも常にギリギリの綱渡りを続けているんだぜ」
清澄美穂:「出遅れたし適当に買って食べよ。最近ガーゴイルを売ったお金でパンの生産量が増えたって話だし」
滝瑞果:「会長もそれなりに懲りたと思いたいな」
滝瑞果:「向こう3年くらいは、水車を見ただけでゲロを吐くだろうぜ」
清澄美穂:「滝さん、一体何が……」
清澄美穂:「……っていうか、生徒会ちゃんと戻れたんだね! よかったよかった」
滝瑞果:「まあ、ちょっと拷問をな。カレーパンでも食うか」
滝瑞果:「あのさー、あたし、生徒会に戻ったはいいんだけど」
滝瑞果:「今まで以上に激烈に仕事があるんだけど」
清澄美穂:「私もちゃんと、滝さん真面目にやってました報告書類出したんだよ。見かけた人とか、先生にも協力して……ん?」
清澄美穂:「あー」
滝瑞果:「あたしがいない間、金の管理全然してないの!亜鷺ちゃんもさすがに会計は専門外だしよー」
清澄美穂:「なんか地味にすっごい恐ろしい事実聞いてる気がするなあ!」
滝瑞果:「次はマジにクソ眼鏡の眼鏡以外の臓器を売り払うしかねーよ!」
滝瑞果:「あとエリスあたりをマグロ漁船に送り込むかだな……」ブツブツ呟いている。
清澄美穂:「ま、まあまあ。でも滝さんが復帰したからもう大丈夫になるんでしょ?」
滝瑞果:「まったく、どうだかな」苦笑する。
清澄美穂:「もう自分を地下監房に閉じ込めるなんてしたらダメだよ」
滝瑞果:「……わかってるよ」
清澄美穂:「ん」
清澄美穂:「ならばよーし」 滝さんの頭を撫でる
滝瑞果:「えっ」
滝瑞果:「えへへ……なにさ」
清澄美穂:「んー? 別にー……」
清澄美穂:「……別にーでもないか」
清澄美穂:「私、滝さんが普段どんなお仕事してるのかあんまり知らなかったからさ。今の会計の話もそうだし……」
清澄美穂:「……この前だって。あの事件を止めて、高遠くんを助けてくれたんでしょ? ……なんだかおかしくなってた私のことも、慰めてくれた」
清澄美穂:「だから、がんばってるねーって思って」 なでなで
滝瑞果:「へへー、自慢じゃないけどあたしは、影原先輩に続いて生徒会第三位のトラブルシューターだぜ」
清澄美穂:「うんうん。なので今後もぜひ頑張ってください。そしてエッチなことは控えめにしてください」
滝瑞果:「……っていうか、美穂ちゃんこそ」
滝瑞果:「あの……なんて言ったらいいんだろうな」
清澄美穂:「ん?」
滝瑞果:手を所在なさげに動かす。おっぱいを掴もうとしているわけではない。
滝瑞果:「えっと」
滝瑞果:「カッコよかったよ」
清澄美穂:「……そんなことないと思うけど」
滝瑞果:「……カッコよかった。そう、うん……そう思った」
清澄美穂:「滝さんにそう思われたことは、嬉しい。やったぜ」 ぐっと軽くガッツポーズ
滝瑞果:「えっと、『考える』って本当は、すげー難しいことでさ!」食い気味に話す。
清澄美穂:「うんうん」
滝瑞果:「皆が……この、おかしな空気になってても、自分はこうだって、そうやって、しっかり」
滝瑞果:「その……そういうのって、昔のあたしも、できなかったことで……」
滝瑞果:「……なんか。美穂ちゃんがそうできただけで」
滝瑞果:「救われたっていうか……はは、勝手に何言ってんだって……思われるかもだけどさ……」
滝瑞果:「……………ありがとう」
清澄美穂:「……そかー」
清澄美穂:「でもそれだってやっぱり、あの場に滝さんがいたからだよ。ううん、刑部くんもかな……」
滝瑞果:「そうかな……」
清澄美穂:「結局さ、足を止めることが必要だと思うんだ」
清澄美穂:「あの時も、刑部くんに無理に止められて、だからああいう考え、ようやく自覚できた気がする」
滝瑞果:「そう……だね。自分だけじゃ、わからないから……」
清澄美穂:「……大事なのは、止めてくれる友達?」
滝瑞果:「そういうのもここに来て初めて分かったのかもな」
滝瑞果:「美穂ちゃんとあたしも友達かな」
清澄美穂:「え」 驚いた顔で
清澄美穂:「……と、友達だよぉ……?」 ちょっと警戒しながら尋ねる
滝瑞果:「ええ~」
滝瑞果:「今絶対感動的な流れだったじゃん」
滝瑞果:「『友達のパンツ……見てくれるカナ……?』ってたくしあげるエンディングは!?」
清澄美穂:「何が――」
清澄美穂:「感動じゃー!」 投げる! 着地先は階段下だ! もちろん無傷!
滝瑞果:「感動~~ッ!!」グシャーッ!!
清澄美穂:「またそういうこと言って! もう!」 階段を一足で飛び降り、滝さんの隣に着地して起き上がらせる
清澄美穂:「そりゃあ私はオーヴァードじゃないから、ホントに大事な時……っていうのかな。ともかく、ちゃんと隣にいることはできないけど」
清澄美穂:「でも友達だよ。……私はそう思ってるから」
滝瑞果:「そう、そういう流れだよ!そしてパンツ!」
清澄美穂:さらに階段下へ投げる!
滝瑞果:「ギャーッ!」
清澄美穂:「次言ったら、もう、あれだよ。あれだよ! そっちのパンツ見ちゃうからね!」
清澄美穂:そう、美穂の投げは負傷はおろか、女子高生特有の短いスカートを着用している状態でも客観的にはパンツが見えないようコントロールしているのだ。
滝瑞果:「あたしの……パンツを!?」ショックを受ける。
清澄美穂:「そうだよ! 滝さんのパンツ!」
清澄美穂:「どんな形でどんな色柄でとか、ぜ、全部見て、言いふらしちゃうからね!」
滝瑞果:「そ、そんな……」狼狽している!
滝瑞果:どのような反応をしていいか分からないのだ!
清澄美穂:「ふふん!」 得意げ!
清澄美穂:「そうと分かったらそういうこと言わないように! まったくもう……」
清澄美穂:また階段を飛び降りて滝さんを起こしてあげる
滝瑞果:「……」
滝瑞果:「あのさ、美穂ちゃん」
滝瑞果:「あたしが変わったって、こう……やっぱり」
滝瑞果:「性癖的な意味かな」
清澄美穂:「……ふふ」
清澄美穂:「私の感覚だけどね。……ちょっと、顔が前向きになってることが多くなったかな」
清澄美穂:「前より可愛いよ」
滝瑞果:「そうか……」
滝瑞果:皆と同じで、その場のノリでバカをやって、愉快なアホで。
滝瑞果:そうでなくなってしまったと思っていた。
清澄美穂:「?」
滝瑞果:「……それなら、やっぱりあたしも、まだやれるな」
清澄美穂:「何言ってるの。いなくちゃ生徒会のお金が大変なんでしょ?」
滝瑞果:「はは。いや、こっちの話」
滝瑞果:「なんていうか、世話になりっぱなしだよな。今日のお昼はおごるよ。美穂ちゃん」
清澄美穂:「え、そう? やった!」
滝瑞果:照れ隠しのように顔を背けて、前を歩いていく。
清澄美穂:「じゃあ今日はちょっと高いの選んじゃおっかな~。何がいっかなー」 滝さんの肩に手を置き続く
滝瑞果:(こういうのがいいんだ)
滝瑞果:(あたしは――ずっと、こういうのがよかった)

◆ Ending 05 歌門光星

GM:夕陽に染まるアカデミア闘技場(コロッセオ)。
GM:客席を埋め尽くす生徒たちが歓声を上げる中、アナウンスが流れ始める。
実況A:「――それでは本日最終戦。改めてルールを説明します!」
実況A:「『スターマッチ』! それは互いの星を賭けた戦い!胸の星の飾り落とせ!以上!一本勝負!」
実況A:「……それでは選手紹介です。挑戦者(チャレンジャー)! 本日のトーナメントを勝ち上がった"隼風"刑部クロオ!」
GM:大きな歓声が、拍手が、君を闘技場のバトルフィールドへと誘う!
刑部クロオ:「よ」木刀を肩に担ぎながら声をかける。
歌門光星:「これは、どういう心境の変化だい?」
歌門光星:「クロオ君の剣はこういう見世物に使う程軽くはない…くらいには思ってたけど、俺の見立て違いだったかな」
刑部クロオ:物珍しそうに観客を見回す。
歌門光星:ゆるく笑ってトランプをシャッフルしている。
刑部クロオ:「そりゃ前の俺ならこんなことはしないな。」
刑部クロオ:「でもな――」
GM:観客達の歓声は割れんばかりだ。それはおそらく、刑部くんに向けられたものより、歌門くんに向けられているものというのが数段大きいだろう。
刑部クロオ:「友達のやってることって、気になるだろ?遊びでも習い事でも。」
歌門光星:歓声に手をあげながらクロオ君を見てやり
歌門光星:「へぇ、友達にRファイターがいるんだね。俺も知ってるやつかな」
刑部クロオ:「……薄情な奴だな。それとも素か?」
刑部クロオ:「お前だよ、お前。」
歌門光星:「………あー、俺!?」
歌門光星:「いや、それは嬉しいけど、そうか。いや、友達の基準、みたいなのが俺の中で確立できてなかった」
歌門光星:「そうすると、滝さんも、俺のことを友達と思ってくれてるのだろうか?」
刑部クロオ:「たぶん、思うだろうさ。俺はそんな薄情な奴に背中を預けたりしない。」
刑部クロオ:「俺が剣を振るうのは姫様や王様や国のためじゃないぜ、騎士様よ。」
歌門光星:「熱いね。じゃあ何のためだい?」
刑部クロオ:「そりゃお前は…まあ軽薄そうで、滝二号だが…」
刑部クロオ:「それでもお前は気持ちのいい奴だよ。」
歌門光星:「成程。それを伝えにわざわざ此処までやってきたんだから、本気だね」
刑部クロオ:「俺たちと共に戦って、笑ってくれた礼を言う。」
刑部クロオ:「そして、これからの友誼のため」木刀を構える
刑部クロオ:「剣を振るうのも、吝かではないさ。」
歌門光星:「嬉しいよ。だから、もちろん、全力で相手をする。そういう事を望んでると解釈するよ」
歌門光星:トランプの一枚目に手をかける。
刑部クロオ:「6」
歌門光星:めくる。カードはクローバーの6。
実況A:「……はい! 両者とも闘気十分といったところです! なんか今日いつもより長かったけどやっぱり歓声で聞こえなかったな……あとで録音回してもらおどういう関係なんですかあの二人」
実況A:「それじゃレフェリーヘイ!」
GM:影の中から黒服のレフェリーが現れ、ラッキーメダル:ピンクダイヤモンドをその手に構える。
GM:余計な発言はない。ピン、とメダルは弾かれ、宙に舞い……
GM:落ちた。
歌門光星:「ヒュウ♪この6撃受けきれたら王者は君だ!だが他の場所でならいざ知らず、Rファイトで俺の前に立ちふさがる者がいれば、たとえ神であろうと、俺が勝つよ」
歌門光星:「さぁ、試合開始(ホイッスル-スタートゲーム)だ。虚幻の光(フォックスライト)と踊れ」
刑部クロオ:不 鳴 足
刑部クロオ:6という数字には根拠がある。7合以上の打ち合いは手数的にあちらの有利。
刑部クロオ:ゆえに6合以内に決着をつける。
刑部クロオ:1撃目、神速の抜刀。木刀を振り下ろす。
刑部クロオ:牙  降
歌門光星:「反射的に間合いを詰める君の足は脅威だよ、でも、それはわざわざ俺の間合いに入ってきてくれるだけだ。攻撃速度は俺の方が速い」
歌門光星:相手の剣の軌道上に透明な硝子の剣が完成している。滑るように顔を薙ぐ。1.
刑部クロオ:上体を逸らし硝子の剣を避けつつ、右に回転。狙いを胴に切り替える。2撃目!
歌門光星:回転するように跳躍し胴への切り返しを避け、落下しながらの縦に回転する独楽のような斬撃。2.
刑部クロオ:不 鳴 足
歌門光星:(…見せすぎたな。俺の手を読んだ動きだ。対応が良い)
刑部クロオ:後方にバックステップし攻撃を避け、星を狙って突きを繰り出す!3撃目!
歌門光星:踏み込んで肩で受ける。埒が開かないなら、埒を開けるまで!剣劇は最終的に勝てば良いのだから。
歌門光星:肩口に貫通する木刀。
刑部クロオ:木刀を抑えられ、たたらを踏む。
歌門光星:「これで避けられない。武器を捨てても構わないよ」間合いを詰めて横薙ぎにふり抜く。3.
GM:戦局は両者の宣言より折り返し地点に到達する。視認困難な高速戦闘。その最中でも、王者、歌門光星がその肩に牙を受けたことは多くの観客が見て取った。動揺にも似た歓声、それを超える、期待に燃える歓声が渦を巻く。
刑部クロオ:下がれば武器のない刑部は負けるのみ!下がれず、避けられなければ進むまで!
刑部クロオ:木刀を強く握り、前蹴りを繰り出す。致命打ではないが木刀を抜くには十分!
刑部クロオ:4撃目!
歌門光星:肩の傷が剣速を殺す。僅かに相手の蹴りが速い。音速の硝子剣が虚空を薙ぐ。
歌門光星:そのまま木刀が抜けた身体を回転させ血飛沫と共に蹴り足を切りつける。4.
歌門光星:手を床につき着地。
刑部クロオ:血飛沫を目に受ける。隙を殺すため、抜いた木刀を袈裟懸けに振り相手との距離を取る。5撃目!
刑部クロオ:そして、納刀。さらに身体を捻り、相手から剣を見えなくする。
歌門光星:「ふぅ。路上ではクロオ君の方が強いね、多分」
刑部クロオ:抜刀の軌道を読まれにくくするためだ。どこから襲い掛かるか分からぬ神速の隼の爪。
刑部クロオ:それがこの構えの意図。
歌門光星:五撃目をバックステップで回避する。体格差を考えると致命的な間合い。誘われたな。と内心思う。
歌門光星:だが、間合いを離したのは、こちらにも意図がある。
歌門光星:カードをめくる。引くのはJOKER。
歌門光星:神速の隼の爪の前に硝子の壁が立ち塞がる。
刑部クロオ:動き出した隼が、壁に阻まれ墜落する。
歌門光星:割られるまで1秒。だが、その1秒の時間があれば十分だ。刹那、光星の姿が消える。
刑部クロオ:『速度』という翼を?がれた隼は、もはや獲物でしかない。
歌門光星:風を置き去りにする斬撃が通り過ぎ、5.翻った。6.
歌門光星:星が落ちる。
GM:――静寂。
GM:それは恐らく、決着を前にした緊張の静寂だったはずだ。だがその中に、本来有り得ぬその音は響いた。星の落ちる音。
刑部クロオ:「負け…か。」
歌門光星:「俺は、王者だからね」
GM:……数秒遅れ、嵐の如き歓声! 戦いに勝利した王者と、その玉座にかつてないほど迫った挑戦者、その両者への賛美!
歌門光星:「この場所で負けるわけにはいかないよ。君は無傷で俺は傷だらけだけどね」
刑部クロオ:「……すまん。肩、大丈夫か?」
歌門光星:「ふふん、友達に治療してもらうよ」
歌門光星:なぜか少し嬉しそうだ。
刑部クロオ:少し考え「………ああ。」
刑部クロオ:「お前にいわせりゃ、顔を見るだけで治っちまうってか?」
歌門光星:「ははは。俺はそこまでお安くはないよ。ちゃんと治療は頼むよ」
刑部クロオ:「ちゃんと治療だけ頼めよ。塩塗られても知らねえからな。」
歌門光星:「ああ、友人として一つ言っておきたい」
刑部クロオ:「?」
歌門光星:「俺のことを軽薄と言うけどね、良い雰囲気になりそうだったら誰彼構わず自然に口説く君には負ける」
刑部クロオ:「なっ……」
歌門光星:「じゃあ、また後で」
刑部クロオ:「待て!誰が口説いてる!」
歌門光星:歓声に応えて闘場を後にする。
刑部クロオ:さっさと帰ってしまう背中を見送る。
刑部クロオ:「…口の減らねえ奴。…また後でな、歌門。」
GM:背に歓声を受けながら、君たちは試合の場を後にする――
刑部クロオ:追うのをやめ、闘技場を去る。
GM:……君は静かな通路を通り、王の控室へ辿り着く。いつもの道。静まり返った勝者の道。
GM:学生王者たる君のために設えられた、君のためだけの空間だ。あの事件の始まりの時には、仮面の少年が待ち構え、事件の最中は協力者同士で集まったが――
GM:事件は終わった。その控室に、果たして何が――
歌門光星:肩をハンカチで抑えながら控室に。白いハンカチが真っ赤だ。
クースディシア:「……それ。わざとやってる?」保健委員の少女が、腰に手を当てて待つ。
クースディシア:「言っとくけど、医者じゃないから、本格的な治療はまだできないわよ」
滝瑞果:「命がけだな、チャンピオン」
クースディシア:「アズラの奴もちゃんと教えてくれないし」
滝瑞果:控室で雑誌のグラビアページを読んでた。
歌門光星:「いいよ。薬塗って包帯巻いてくれればなんとかなるよ。多分ね」
滝瑞果:「それ、相当アドレナリンがドバドバ出てないとできないやつだぞ」肩の傷を指差す。
歌門光星:ソファに座って、苦笑いをする。
クースディシア:「まあ、オーヴァードってそんなもんか……」手慣れた様子で応急セットを漁る。
歌門光星:「いや、クロオ君、洒落にならないくらい強いよ。俺が勝つにはこうするしかなかった」
歌門光星:「わざとじゃないし、命もかけなきゃいけない相手だっただけだよ」
クースディシア:「知ってる。言っただけよ」
滝瑞果:「あいつ、初心者のはずなんだけどな」こういう戦いでは、とは言わない。
歌門光星:「意地悪だなぁ」知ってるという言葉にまんざらでもなく返し
刑部クロオ:コンコンと扉をノックする音。
歌門光星:「そう。クロオ君は別に王者になりたいわけじゃないからね。だからこそ、絶対に負けられない」
歌門光星:「嫌な相手だよ。そのグラビア雑誌のモデルさんくらいにはいやらしい。どうぞ」
クースディシア:「そんなにご執着?王冠って、そんなにいいものかしら」
歌門光星:扉に向かって入るように促し。
クースディシア:「ちょっと、て言うか、そんなん堂々と広げるの止めてってば」
滝瑞果:「おうおう来なすったぞ!偉そうなこと言って自分は5発しか打てなかった挑戦者さんがよ~!」
刑部クロオ:入ってきたのは応急手当箱を持った刑部だ。
刑部クロオ:もう片方の手にはちょっとした菓子も下げている
刑部クロオ:「うるせ、俺だって恥ずかしいわ。」
滝瑞果:「へへへー。あの様子じゃまだまだだな。卒業まで鍛えても歌門くんに一勝取れるかどうかってとこだろ」
歌門光星:「俺にある数少ないほら、何かだから。日常に繋ぎとめるさ、だから執着はするし、その為に多くの人間に勝ってきたから、責任感みたいなやつ」
歌門光星:「いたっ。しみる。しみる。やっ、クロオ君、君は無傷で羨ましいよ」
歌門光星:「戦った相手は凄い優しかったんだろうね!」
刑部クロオ:「……ま、一勝も譲らんだろうさ。ほれ。」マカロンを滝さんの口に詰める。
クースディシア:「じゃあ、精々取られないようにしないとね。卒業まで狙い続けるんですって」思い切りガーゼを押し付ける。
歌門光星:「傷口に消毒液って凶器じゃないかな!もう少しソフトタッチでも許されると思う」
刑部クロオ:「優しくなくて悪かったな。詫びに菓子持ってきたぞ。」マカロンの入った箱を置く。
滝瑞果:「むにゃ」食わされます。
クースディシア:「優しくなくて悪かったわね」
滝瑞果:「むぐむぐんむぐ!(訳:あたしは厳しくされるほうが好み!)」
歌門光星:「おっ、これは優しくしてくれる流れ?」
刑部クロオ:「人語を話せ。」
クースディシア:包帯をギッチギチに締め上げる。
滝瑞果:「むぐ。しかし、やっぱチャンピオンの控室って最高だなー」
歌門光星:「そんな流れはなかったみたいだ!いや……でも、治療されてるんだなぁ」
歌門光星:「でしょ。これ、負けると、もう使えなくなるからね。それも含めて頑張ってる」
滝瑞果:「雑誌読み放題だし、観戦席買わなくてもでかいモニタで試合見られるしね」
滝瑞果:「事件の流れで使わせてもらってるけど、そろそろ関係者じゃないってバレそうだな」
滝瑞果:「クーちゃんは当分出入りできるだろうけど」
クースディシア:「イヤよ。あらぬ噂建てられそう」
滝瑞果:「だから当分出入りできるって言ってるでしょ~?ゲッヘッヘ」
クースディシア:「だからイヤって言ってるでしょ……!」
刑部クロオ:「……その流れで行くと一番あらぬ噂立てられるの、お前だぞ。」
刑部クロオ:「用もないのに出入りしてんだろ?」
滝瑞果:「あたしの噂は9割ある噂だからいいんだよ」
歌門光星:「俺は噂を立てられても良いけど、縁を切られるのが怖いのでノーコメントにしておくよ」包帯を巻かれ肩が回らない。
歌門光星:「本当に来てくれなくなったら困るしね」
滝瑞果:「ずっと一人だったの?」
歌門光星:「ああ。一人だった。苦ではなかったけど」
歌門光星:「皆と話して、それはとても寂しい事だと知ったよ。アカデミアは君たちを弱くする。って意味が理解できたね」
歌門光星:と、軽く笑う。
滝瑞果:「フッフフフ……呼べばいいさ」
滝瑞果:「友達だって何だって」
歌門光星:「ああ。ここいる皆は友達なんだから、いつ来ても良い、遠慮なく遊びに来てくれよ」
滝瑞果:「やった。言質を取った」わざとらしくガッツポーズしてみせる。
クースディシア:「悪辣……」
刑部クロオ:「呼んだら今度は別の苦労が出来るかもしれんがな。特に滝。」
滝瑞果:「なんだよ刑部」
滝瑞果:「あたしにそんな噂立てる連中なんていねーって」
刑部クロオ:「いや、お前勝手に雑誌広げるなよ…」
滝瑞果:「権利だろうが!!」
滝瑞果:「読んでもいい雑誌があるってことは、どのページをどのように読もうが、権利があるってことだろうが!!」
歌門光星:「クースディシアさんも少女漫画持ち込んで読んでも良いんだよ」
歌門光星:「ああ言う作風を人前で読むのは憚られるとかの時はどうぞ」
刑部クロオ:「グラビアページばっか開いて曼荼羅みたいに並べてるんじゃねえ!邪教か!!」
クースディシア:「ここで読むほうが憚られるんだけど!?」
クースディシア:「なにこれ……こいつ……!」
歌門光星:「滝さんの秘蔵のコレクション凄いな」
歌門光星:「一人の男として尊敬する」
滝瑞果:「あたしのコレクションなんか、この広いアカデミアの猛者達のほんの一部に過ぎない」
滝瑞果:「やはり、いつかあれを……風紀委員長の“コレクション”を……」シリアスな顔で親指を噛む。
刑部クロオ:「滝3号や4号、5号がいるのか…」
GM:では、そう話している君たちの控室の扉を、ガンガンと乱暴に叩く音あり
歌門光星:「どうぞ」
木城爪司:扉は無遠慮に開けられる。大きな体躯。熊めいた容貌
木城爪司:「……何だ、もしかしてお楽しみ中だったか?」 "アイスバークアウト"木城爪司である
歌門光星:「否定はしないよ」笑って返す。
歌門光星:「友情の証」と巻かれた包帯に指をトントンと叩き。
木城爪司:「そうか。まーいーや、人数多くて困るって事ァないだろ」
クースディシア:「そんなに楽しいなら、鼻と口にも巻いてあげますけど」
木城爪司:「そいつはいい! 用件はいくつかある。まず一個はこれだ」
木城爪司:そう言って。木城は背後から高遠を前に押し出す
高遠定見:「……どうも、久しぶりの人も多いけれど」
歌門光星:「呼吸が出来なくなったら俺でも危ないよ!楽しいお喋りもできなくなる」
刑部クロオ:「高遠。珍しい組み合わせだな。」
高遠定見:「うん。試合の後、クロオの控え室に行ったんだけど、いなくてね。だから探していたら、ここにいたのは分かったんだけど……入って良いものかと思って」
歌門光星:「いつでも、どうぞ。歓迎するよ」
木城爪司:「迷ってたんでオレが引っ張ってきたやったワケだ!」
クースディシア:「言質取れたわね」
滝瑞果:「木城、お前いいやつだな……」
刑部クロオ:意外そうな顔「悪いな、ありがとう。」
木城爪司:「いや、そりゃ迷ってるヤツを案内くらいはするだろ……逆にテメエらオレを何だと思ってたんだ! ハハハ!」 楽しそうに笑う
クースディシア:「安いアジに乗った蛮族」
滝瑞果:「迷わずそうできるやつがいいやつってことだよ」
木城爪司:「蛮族言うな。実際あの頃自律型仮面を何百か倒したら、ククク、結構筋肉が張ってな。強くなった! 次は負けねえぜ歌門よお」
高遠定見:「……まあ、用事があった訳じゃないんだけどね。ただ、こういう場にクロオが出るのって珍しいし、話を聞こうと思ってたんだけど」
歌門光星:「クースディシアさん、容赦ないね。相変わらずの切れ味だ」
滝瑞果:「結局ン千万ってのはフカシだったのかね。あたしも何体かやったよ」
歌門光星:「君が俺に挑む限りいつでも相手になるよ。それが王者の務めだからね」
歌門光星:「でも、その前に彼女と仲直りしてからね。と言っておこうか」
刑部クロオ:「見ての通り、友達が何やってんのか気になって来てみたのさ。」
木城爪司:「じゃねぇか? つうかナンなら聞くか? 我らが"ウォーメイカー"様を今から呼んでよ」
木城爪司:スマホを見せる。連絡はできるようだ
クースディシア:「止めなさいって。そう呼ぶと不機嫌になるもの」
木城爪司:「仲直り? とっくにしたした! そりゃこっちに戻って来たらするに決まってんだろ! 屋上から校庭まで投げ捨てられたけどな、へへへ……」
滝瑞果:「彼女と仲直りを!つまり……」
高遠定見:「……みたいだね。うん。クロオ、楽しそうだった。戦っていて」 少し目を細め 「良かったよ」
木城爪司:「あー、んじゃ小座野神奈か。慣れねえな! ハハハ!」
歌門光星:「…つまり?」
滝瑞果:「……いや、皆まで言うべきじゃない!それよりもだ」
木城爪司:「胸なら揉んだぞ」
滝瑞果:「胸!!!!!」
滝瑞果:「さすがだ。男の鑑だ!」
刑部クロオ:「馬鹿、滝に餌を与えるな!!!」
滝瑞果:「せっかくだから皆でカラオケ行こうとか言うつもりだったが」
クースディシア:「そういうこと今言わなくていいでしょ!?」
木城爪司:「アッハッハ! 元気な動物を見たらエサやりたくなるもんだろ!」
滝瑞果:「どうでもよくなった!!女の子のおっぱいは、揉むのが礼儀!!」
刑部クロオ:「いや、カラオケに行こう!連行するぞ!!」
歌門光星:「正直、羨ましいよ」
木城爪司:「よしよし! それじゃ小座野も呼ぶか! 大事な話があるっつってカラオケにな! んでなんかアニメの歌でも歌わせてやろうや!」
刑部クロオ:「こいつは飢えが落ち着くまで収容しなきゃならん!」
クースディシア:「檻の中に入りたくないんだけど、それ」
高遠定見:「……何が?」 歌門くんに聞く
歌門光星:「クースディシアさんはどうする?俺としては来て欲しいけど」
歌門光星:「ほら、平和の歌を唄って欲しい」
クースディシア:「忘れろっつったじゃん!」
滝瑞果:「うおー!あたしはおっぱいの歌を歌うぞ!!」
歌門光星:「ん?いや、彼女がいて、仲直りできて、胸まで揉んだのが、羨ましい。って話」高遠君に応える。
高遠定見:「あ、そ、そう……そういうの全然、困りそうにないけどね。歌門さんは」 ちょっと気まずそうに頬を赤くして
木城爪司:「ちなみに揉むまでで済ませてる訳ねぇからな」
歌門光星:「~~~~♪」忘れろったじゃんと言う言葉に視線を逸らし口笛を吹き。
クースディシア:「だから言わなくていいでしょ!?」
滝瑞果:「セックス!!!!」
刑部クロオ:「やめろっつってんだろ!!!!」
滝瑞果:「ギャアアーッ!!」
クースディシア:「深夜テンションか!」
歌門光星:「俺がだいぶ上品な人間と証明されたところで、カラオケに行こう!防音効いてるからさ」
木城爪司:「アッハッハ! それじゃ行くか行くか! おう、全員来いや! 奢ってやるよ! 割引ポイント溜まってたしな!」
刑部クロオ:「もうだめだ、強制連行しよう。」
刑部クロオ:米俵を担ぐような格好で滝さんを抱え連れていく。
高遠定見:「あんな大声であんなことを……」 恥ずかしいとかそういう次元ではなく、非常識な存在を目撃した顔になっている
滝瑞果:ワーワー叫びながら連れて行かれる。
歌門光星:楽しそうに皆を見やる。
歌門光星:その輪の中の自分が入ってるのは、ひどく落ち着かない
歌門光星:だが、とても心地良いのだろう。自然と口の端が上がる。
歌門光星:「さぁ、じゃあ、出てくれ。戸締りの為に俺が最後なんだから」
クースディシア:「刺客が入るかもしれないものね?」
歌門光星:「包帯で口と鼻を塞ぐ刺客以外はノーセンキューさ」
クースディシア:「あら。包帯使いの暗殺者に襲われないことね」手を振りながら外に出る。
歌門光星:最後に出て扉を閉める。
歌門光星:「これが、アカデミアと言うなら、ああ、確かに戦争は似合わないし、起こしちゃいけないよ」
歌門光星:「ピースメイカー。俺の最初の依頼者。これで本当の意味でさよならだ」
歌門光星:皆を追って歩き出します。

『抗戦せよアカデミア/燎原の以火救火』 終