【ミドルフェイズ2】
GM:次はミドルシーン2。先ほどのシーンの後、市中に転送された所から始めるよ
GM:少し描写をしてもらってから、潜伏判定を行ってもらう感じかな。
GM:問題なければ全員登場してもらおう。登場侵蝕をお願いします。
倉光啓人:倉光啓人の侵食率を1d10(→ 8)増加 (69 → 77)
園内想羽:園内想羽の侵食率を1d10(→ 9)増加 (65 → 74)
園内舞智:園内舞智の侵食率を1d10(→ 10)増加 (66 → 76)
GM:滅茶苦茶緊迫してる
園内舞智:逃走中かもしれん
GM:“ジェマドの刻印”によって転送されたのは、園内姉妹が出入り口として教えられていた倉庫の一角だった。
GM:ほとんど明かりの入らない暗い倉庫の中に君達は投げ出されるような形で出現する。
倉光啓人:「うわっ……!」
園内想羽:「うぎゅっ」バランスを崩して下敷きになり、小さく悲鳴を零す。
倉光啓人:二人を抱き寄せた状態のまま、突然の転移の酔いに負け、その場に転倒する。
GM:周囲に人の気配はない。UGNの人員もここまでは回されていないようだ。
園内舞智:「うえっ」
GM:最も、刻印が掌握されているなら、君達がここに転送されたのが特定されるのは時間の問題かもしれないが。
倉光啓人:「うっく、目が……悪いっ……」 頭をふらつかせながらも、どうにか手をついて二人の上から立ち上がろうとする
園内想羽:「んん……大丈夫、ですっ」這うように身を起こして、闇の深い周囲に目を凝らす。
園内想羽:「この辺りは包囲されてない……のかな」
園内舞智:「う~……」寄りかかるように支えにして身体を起こす。
園内舞智:「あっえっと、まずあれだよ、あれ」
園内舞智:「刻印壊す!」
GM:セルメンバーが“ジェマドの刻印”を使って逃げることは想定されてなかったのかもしれません。
園内想羽:「あ……そうですね、また使われたら……!」
園内舞智:発見のおそれがあるときは、刻印の記された物ごと隠滅するようにと。
園内舞智:そう言われていた気がする。したことは一度もなかったが。
園内想羽:咄嗟に手頃な叩きつけるものを探しかけて、倉光くんと目が合う。
GM:UGN側が“ジェマドの刻印”の機能を掌握しているという確信があったのだろう。
倉光啓人:「ふう、ふう……」 どうにか膝立ちになり、荒っぽい呼吸をする。先程までの戦闘と、そのままの勢いの転移は、倉光には十分過酷な行脚であった
倉光啓人:「……ああ、分かった。壊すんだな、その……大丈夫、それくらいなら」
園内舞智:「倉光……平気……?」
園内想羽:「あ……だ、大丈夫……?」
園内舞智:心配そうに袖をつかんで。「私たちがやれたらいいんだけど」
園内想羽:アウルの言葉を思い出す。私達の能力は受ける側の負担が大きい、と。
園内舞智:「そういうの、出来なくて……」
倉光啓人:想羽に頷き返し、ふらつくように立ち上がる 「平気だ。ちょっと……色々あり過ぎてさ」
倉光啓人:「大丈夫」 辛そうながらも、舞智に笑いかけると、最低限の大きさの雷の杭を生成し
園内想羽:「……本当に危なくなったら、ちゃんと教えてくださいね」
倉光啓人:そのまま刻印へ突き刺します。少しずれたが、破壊は十分できるだろう
倉光啓人:そしてそのまま、壁を背に座り込む 「ふうっ……これでひとまず、大丈夫なのか?」
GM:では刻まれていた壁面が砕け、キィン、という高い音をたてジェマドの刻印はその力を失うよ。
園内想羽:「うん……これで、もう動かないはずです」壊れた刻印を触って確かめながら。
園内舞智:「でも……ここに行ったってのは分かっちゃう気がする」
倉光啓人:「ってことは……あんまゆっくりもしてられない?」
園内舞智:こくこくと頷く。
園内舞智:「離れなきゃ……離れて……どこか……」
園内舞智:「……どこか……?」
園内想羽:「……」
倉光啓人:「……ごめん、その前にさ。舞智、想羽」
倉光啓人:「最低限確認したいんだけど。っていうか、お互い確認、しときたいだろ……」
倉光啓人:UGNから支給された、転移のための腕輪と、スカウターつきのマスクを手にしている
園内舞智:「……うん」
園内想羽:『……"ブラックナイト"に合流すれば、何とかなるかな』そう口にしかけて、迷う。
園内想羽:倉光くんを見る。彼をあんなやつらと関わりを持たせるのは、どうも気が咎めた。連中と関わるようになってから、私達も、お父さんもおかしくなった。あいつらは、疫病神だ。
倉光啓人:「二人がオーヴァードだったとか、知らなかったし。それだけならまだしも、FHのとこにいて……」
園内想羽:彼らが果たして本当に、UGNに囲まれているこの状況で戦力を割いて自分達を助けてくれるだろうか。それに……
倉光啓人:「いや、違うな……」 首を振り 「とりあえず俺は、UGNなんだ。イリーガルって言って……まあ、バイトみたいなもんで。下っ端だし、全然経験とかないんだけどさ」
倉光啓人:それから、言葉を選ぶようにゆっくり話す 「……で、FHは皆、悪い奴だって聞いてる」
倉光啓人:「舞智、想羽。どうなんだ、その辺……マジな所、聞かせて欲しい」
園内舞智:「……うん」高校に通いたいと言った時、釘を差された。
園内舞智:高校にはUGNの人間が潜入しているかもしれないから注意しろと。だけど、まさか。
園内舞智:「……まさか、倉光だったなんて」ぼそりと言う。
園内舞智:「私もそわもオーヴァードで。ええと……」
園内舞智:「“サンクタム”には、派遣されて来てて」
園内想羽:「所属してるのは、"ブラックナイト"っていうセルなんです。傭兵業のようなことをしてる」
倉光啓人:「派遣……へえ。他にもFHがあるのか」
園内想羽:「お父さんがそいつらに借金して、返せなくなって……それで、私達がオーヴァードだって事も知られてたから」
園内想羽:「うちで上手く使ってやる、って……それが、いつも言ってた私達のバイトです」
倉光啓人:「バイトって、そうだったのか。親の借金で……」 表情が曇る
園内想羽:「まあ……この通り、攻撃とかできないから。お荷物みたいな感じだったんですけど」指から伸びた糸をひらひらとさせて、自重するように笑う。
園内舞智:「そう、だから、FHは、悪い所ってのも、そうなんだろうなって思うけど……」
園内舞智:「……だけど」
園内舞智:「UGNは、そういうところから、オーヴァードを逮捕する警察みたいなところなんでしょ……?」
園内舞智:「なんで……」
園内舞智:「なんで、みんな、何も聞かずに、殺すの」
園内舞智:「UGNのほうが、悪いやつじゃない」
倉光啓人:「……そうだよな」 姉妹の様子を見て、言葉を交わして……もちろん、自分の判断基準が正しいなんて保証は、未だないにしても
倉光啓人:下された命令は、そしてスカウターに表示されていた内容はおかしいと、改めて確信する。
園内想羽:「……でも、倉光くんは」
園内想羽:「その判断に納得しなかったから、こうしたんです……よね?」
倉光啓人:「……舞智の言う通り、命令は、そうじゃなかった」
倉光啓人:手にしたマスクを見せて 「これで、映ってる相手の侵蝕率が見えるって話で……数字が高い奴は絶対に殺せ、っていう命令でさ」
倉光啓人:「あの中にいた人は、みんな高い数字が表示されてた。だから殺して回ったんだと思う。……俺だって、そうしなきゃいけないと思ってたよ」
GM:少なくとも倉光の見た範囲では“サンクタム”の人間は全員がジャームで、保護するべき者は居なかった。
園内舞智:「そんな……」
倉光啓人:「で、二人にも同じように高い数値が見えて……俺は殺せなかった」
倉光啓人:苦々しく笑う 「想羽の言うような、納得しなかったから、って言うほどかっこいいもんじゃなくて……、まあ、そういう所はあるかもしれないけど、二人だから殺せなかっただけだよ」
GM:表示が間違っていたとして、どうやってそのような細工をしたのかも、何故殺すような命令を出したのか、末端の君に推し量ることはできない。
園内舞智:「絶対おかしいよ。私たちはジャームじゃないし……」
園内想羽:「……うん。私も、まちも、ジャームなんかじゃありません」
倉光啓人:「そうだよな。……多分、他の人もジャームなんかじゃなかったんだ」
園内舞智:「それに、私たち……」
園内舞智:「相手の侵蝕ばかり負担させるから、“ジャーム発生機”って、呼ばれてて」
園内舞智:「勝手に能力使うなって。でも。それって……」
倉光啓人:「ジャーム発生機、て……」
園内想羽:「あ、えっと……本当にジャームを発生させた事がある訳じゃ、ないんですよ」
園内想羽:「うちの人達、みんな口悪いですから。すぐそういう言い回しをするんです」
園内舞智:「今はジャームじゃないから、相手の侵蝕をあげるのはダメって言われてたはずで」
園内舞智:「ええと……あっ」言ってから思う。
園内舞智:自分たちがジャームでないという話はいいが。
園内舞智:他のものもジャームではなかったという話をしてしまって、本当に、
園内舞智:大丈夫だったんだろうか。
倉光啓人:「……なんつうか、しんどい所にいたんだな」
倉光啓人:想羽に向けて言う。舞智の危惧した所は特に問題にはならなかったようだ。……倉光もなんとなく、明らかにおかしいということを察している。
園内想羽:「あはは……まあ、悪党の巣窟ですからね」
倉光啓人:「なんとなく分かったよ。UGNの今日の作戦は、なんかすごいおかしかったし……」
倉光啓人:二人に笑いかける 「……二人もFHだからって、別にすごい悪いとかじゃないんだろ、その様子だと」
園内舞智:「うん……その……」
園内舞智:「だいたいお茶くみとか……書類運んだりとか……」
倉光啓人:「雑用じゃん」 笑う 「俺でもできそう」
園内想羽:「記録の上では戦闘員って事にはなってたけど、戦場には来るなって言われてましたからね。さっきの理由で」
園内舞智:「うん。何かあった時の予備で……」
園内舞智:「何か……あったんだけどな」
倉光啓人:「あ、でも……"リンキード"さんと確かに戦う時、すごい力出たもんな……あんな感じなんだ」
GM:……君達が話していると、遠くからサイレンの音が近づいてくる
倉光啓人:「あれを長く続けるとやばい感じで……」 言いかけ、首をすくめる
園内舞智:「……!」
GM:だが、君達を探している訳ではなかったようだ。倉庫の前を通り過ぎ、サイレンはすぐに遠ざかっていく。
園内想羽:「……流石に、まだ見つかったって事はないと思いますけど」
倉光啓人:息をひそめて、サイレンが遠ざかっていくのを聞き、息を吐く 「……だけど、時間の問題なんだよな」
倉光啓人:「いつまでも話してちゃまずいか。えっと……どうしよう」
園内想羽:「区画単位で封鎖してから追い詰める、みたいなのもあり得るかもですね」
倉光啓人:「俺んち……はまあ無理だよな。どっか隠れるとか……? になるのか?」
園内舞智:「警察に話すのも……ダメだよね」
倉光啓人:「多分。警察……っていうか、役所系はUGNと協力してるって聞いたし」
園内舞智:「確か……UGNは政府機関とズブズブ癒着してるって」
園内舞智:「やっぱり本当なんだ……」
倉光啓人:苦笑する 「癒着って。一応治安を守る……みたいな感じだと思うんだけど」
園内想羽:「UGNも公的機関も頼れないってなると……」
倉光啓人:「……"ブラックナイト"? 二人のその、派遣元だっていう……」
園内舞智:「……」首を横に振る。
園内舞智:「“アウルトラベル”の倒された責任を取らされる」
園内舞智:「あっえっと、私たちの上司で……」
園内舞智:「そっちはちゃんとした戦闘員だから……」
倉光啓人:「責任って。俺、あんまよく見えなかったけど、うちの支部長にやられてたんじゃん」
倉光啓人:「舞智や想羽のせいじゃない……」
倉光啓人:「……ってのも通じないの、か?」
GM:しかし二人共、それくらいしかツテが無いのも事実だ。UGN側に見つかれば、ジャームとして殺されると考えれば
園内想羽:「まあ……"アウルトラベル"は、私達のこと大嫌いでしたからね」
園内舞智:「“アロー”はいざという時“ランス”の盾にならないといけないから」
GM:今以上に待遇が悪くなろうと、"ブラックナイト”に頼るほうがマシだという見方もできるかもしれない
園内想羽:「体を張って逃がすなんてあり得ませんから……見捨てて逃げてきたんだな、って断定されるでしょう。実際、その通りなんですけど」
倉光啓人:顔をしかめる 「ひどいな、ホント……」
倉光啓人:「分かった。じゃあ、今すぐに決めなくてもいいけど、とりあえずここは離れよう」
園内想羽:「でも、だからって貴重なオーヴァードを簡単に処分したりは……あ、そうですね」
倉光啓人:ゆっくりと立ち上がる 「話してて、体力はちょっと回復できたし……暗くてあんまり見えてないけど、多分お互いボロボロだろ」
園内想羽:「その辺りどうするか決めるのは、ひとまずもっと逃げてからで」
園内舞智:「……ねえ」
園内舞智:「倉光は?」
園内舞智:「倉光は戻れないの?」
倉光啓人:「俺は……」
倉光啓人:「……はは」 もう何度目かの苦笑 「無理だと思うな。"リンキード"さん……俺のリーダーを、支部長の前でぶん殴っちゃったし」
倉光啓人:「しかも、UGNからしたらジャームのお前らを逃がすために。超・命令違反じゃん」
倉光啓人:「まあ、それでもUGNならなんか、罰とかで済ませてくれるかもしれない……って思ってはいたけど」
倉光啓人:今日の様子を思い出す。次、誰かのスカウターに自分が映った時、そこに『150%』と表示されない保証があるだろうか?
倉光啓人:「……へへ。ま、戻れないな! お前らと一緒だよ」
倉光啓人:敢えて明るく言う。当然空元気だ
園内想羽:「……ふふ。私達、やっぱり悪い人かも」
園内想羽:「倉光くんをこんな風にしちゃった」こちらも冗談のような調子で笑って応じる。
園内舞智:「……」
園内舞智:「……あの、あのね」しゅんと顔を伏せて。
倉光啓人:「ん?」
園内舞智:「……ごめんね。でも、嬉しかった」
園内舞智:「言ってなかったから。そわを助けてくれて、ありがとう」
倉光啓人:「……おう」 浅く頷き
園内想羽:「うん……その、なんて言ったらいいのかな」
園内想羽:「倉光くんが選んだこと、批難する人はいっぱいいると思いますし……後悔することも、あるかもしれませんけど」
園内想羽:「私達は、そうしてくれてよかったって思ってますから」
倉光啓人:「……ああ、うん」 わずかに首を振り 「正直、後悔が全然ないって言ったら、ウソだよ」
倉光啓人:「"リンキード"さん、殴っちゃったし……支部長の怒り方、やばかったし」
倉光啓人:「……それでも……舞智と想羽を殺さずに澄んで……助けられて、良かった」
倉光啓人:「それだけは絶対マジだから……うん」
倉光啓人:そう改まって言葉にすると、なんだか少しもの恥ずかしく、それを誤魔化すように歩き始める
倉光啓人:「行こうぜ。……どこかは分かんないけど、とりあえず、ここ以外に!」
GM:では潜伏判定と、その後に出来る情報収集の項目を貼っておこう
・市外への逃亡経路 〈知識:地理〉〈情報:FH、UGN〉9
・“ブラックナイトセル”の対応〈情報:UGN、裏社会〉8
・“サンクタムセル”について〈情報:UGN、噂話〉6 11
・“UGNX市支部について”〈情報:FH、裏社会〉7 12
1.『休息施設にトラブルが発生する。適切な対処を取らねば余計な消耗を招くだろう』 〈知識:機械工学〉 【肉体】 難易度7
2.『情報提供者に裏切られる。どうにかしてこの危機を脱しなければ』【肉体】【精神】難易度12
3.『手傷を負う、あるいは体調不良に見舞われる。適切な応急手当をしなければ』〈知識:医療〉【感覚】難易度9
4.『調査中、追手に見つかりかける。息を潜めるため狭隘な場所に隠れることに』〈知覚〉〈意思〉で判定。難易度8
5.『尾行を撃退するも警察に物音を聞かれてしまう』〈知覚〉〈白兵〉で判定。難易度9
6.『休息場所が見つからない。仕方なく粗悪なレジャーホテルに泊まることになる』〈調達〉〈意思〉難易度7
7.『予想外の襲撃を受け、着替えを始めとした物資を失う。』〈調達〉〈白兵〉難易度12
8.『路銀が尽きる。何らかの方法で逃亡資金を調達しなければ』〈調達〉〈芸術:任意〉難易度8
9.『無関係の市民とトラブル。レネゲイド抜きで切り抜けなければ』〈白兵〉【社会】難易度12
10.『トラブル無く休息が取れる。久しぶりに穏やかな時間が流れる』判定なし
園内舞智:難易度高いな……
園内舞智:うちら社会カスパーティで行けるかな
GM:PCを代表して倉光くんに1d10を振ってもらおうかな
倉光啓人:情報は想羽に任せるため、何とか俺と舞智で行けそうなのを……出したい! 振ります!
倉光啓人:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
倉光啓人:白兵! ……12!?
GM:白兵12か【社会】12ですね
倉光啓人:これエフェクトて大丈夫なんですかね
GM:そういえばレネゲイド抜きって書いてあるな
倉光啓人:目立たないようにとか、ワーディングを使わないようにというニュアンスであれば……
倉光啓人:良いんじゃないかな……!?
GM:ワーディングとか使うなって意味あいで付けてたから……使ってもいいんじゃないかな
園内想羽:なるほどね
園内舞智:なるほどね
倉光啓人:よかった。ではコストを払って切り抜けましょう。《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の一撃》で判定します
GM:では判定をお願いしようかな
倉光啓人:9dx8=>12
DoubleCross : (9DX8>=12) → 10[1,1,5,5,6,6,9,10,10]+10[1,7,8]+10[10]+3[3] → 33 → 成功
園内舞智:さすが
倉光啓人:倉光啓人の侵食率を4(→ 4)増加 (77 → 81)
倉光啓人:倉光啓人のHPを14(→ 14)に変更 (16 → 14)
園内想羽:つよい
GM:見事成功!絡んできた半グレを容赦なく返り討ちにできるよ。
園内想羽:じゃあ情報もこのまま判定かな
GM:情報の方もやってもらおうか
園内想羽:財産点って使えますよね?
GM:使えます!
園内舞智:やった~
園内想羽:なるほどね じゃあUGN調べようかなあ
GM:潜伏の方も社会が絡んでいるやつは使えます
園内想羽:・“UGNX市支部について”〈情報:FH、裏社会〉7 12 いきます
GM:どうぞどうぞ
園内想羽:コネ:情報収集チーム使用
園内舞智:・“ブラックナイトセル”の対応〈情報:UGN、裏社会〉8 にします 情報収集チーム使って裏社会で判定
園内想羽:6dx+3>=7 ,12
DoubleCross : (6DX10+3>=7) → 10[2,7,8,9,10,10]+10[5,10]+2[2]+3 → 25 → 成功
園内舞智:2dx+3>=8
DoubleCross : (2DX10+3>=8) → 8[7,8]+3 → 11 → 成功
GM:おおー。二人共成功だ
園内想羽:いっぱいぬけましたね
GM:では結果をはろう
園内舞智:わーいわーい
◆“UGNX市支部について”〈情報:FH、裏社会〉7 12
“ランブルルード”が率いる支部。規模は比較的大きな部類に入る。
大規模な資金運用による非正規戦力の囲い込みや実験段階のEXレネゲイドの投入などを行なう
UGNの中でも武闘派に分類される過激な支部。
今回行われた“サンクタム”セル襲撃に対しては疑問を持っている支部員も多く、
支部長派とそれ以外のメンバーの間では意見の対立が起きている。
現在はUGNを裏切り逃亡した“フラッシュエッジ”の追跡と殺害を目的に動いているが、
作戦の正当性を崩す証拠を見つけその情報を内部に流すことができれば追跡の手が緩むかもしれない。
支部の上層部にしか知らされていなかったが、“サンクタム”セル襲撃の数日前に
FHエージェントの一部が“サンクタム”を裏切り、UGNX市支部へ投降したという記録がある。
遺産制御実験が失敗したという情報や、“ジェマドの刻印”の技術提供は、このメンバーによって行われたようだ
◆“ブラックナイト”セルの対応〈情報:UGN、裏社会〉8
“サンクタム”セルとの契約は危険度最大、死亡前提での契約がセルと交わされていた事がわかった。
これはセル側だけが把握していた事実であり、メンバーには知らされてない。
“サンクタム”セルに派遣されたのは味方への暴力行為を働く者や、ジャーム化への過剰推進を引き起こすなど問題のあるメンバーばかりであり、
“ブラックナイト”セルはそういった者たちの処分も兼ねて契約を行っていたのだと思われる。
“サンクタム”セルで何が起こったかは既に把握しているはずだが、目立った動きはないのもこのためだろう。
“ブラックナイト”セルが救援を派遣する可能性はほぼないと見ていい。
セルの保護を受けるとしてもX市からの脱出は自力で行わなければならない。
GM:では描写の方に移っていきましょう。
GM:君達は一先ず一夜を明かせる場所を求め、港湾部に隣接する繁華街へと向かっていた。
GM:この辺りは一際治安が悪い。UGNの捜査が及びにくくはあるが、明らかに訳ありな様子をしている、負傷した園内姉妹にとっては危険な場所でもある。
倉光啓人:揃ってボロボロな高校生男子に、幼い顔立ちの双子。どうしたって目立つ取り合わせ。それでいて、下手に目立ってはUGNに追跡される。
倉光啓人:その危惧から、倉光は一旦二人を路地裏の雑居ビルの階段で休ませて、どうにか一夜を明かせる場所を探すべく、一人で動いていた。
GM:倉光が去ってから程なくして、君達に近づいてくる影がある。
タトゥーの入ったチンピラ:「ヨウお嬢ちゃ~ん?こんな夜遅くにこんな場所で何してるのかな~?」
酔っ払った大男:「その様子だとワケアリって感じじゃねえか?」
園内舞智:「え……あ」追手かと思った。ビクリと震える。
イカれた男:「ヒッヒっ。俺たちに話してみろよ。力になるぜ~?」
園内舞智:「け……結構です。人を待ってるので……」
園内想羽:「……人と待ち合わせているんです。大丈夫ですから、お構いなく」
園内想羽:手で傷を隠しながら、笑みを作って応じる。
タトゥーの入ったチンピラ:「マアマア、そんな連れないこと言わずにさぁ」舞智の隣に座り、馴れ馴れしく肩を組む
園内舞智:「やっ……」ばっと振り払う。
園内舞智:《ワーディング》を咄嗟に使おうとする。
園内想羽:「まち、ダメ」
園内舞智:「そわ……!でも……」
イカれた男:「ヒヒヒ、うわ、胸でっか!ねえ、君何歳?制服来てるってことは高校生かな?」想羽の隣に腰掛け乱暴に胸を触る
園内想羽:「は、え……ちょっと、どこ触ってるんですかっ」
園内舞智:男の顔を殴る。
園内舞智:全然威力のあるパンチではない。
園内想羽:落ち着いて姉を制しようとしていたが、あまりに暴挙に一瞬思考が真っ白になる。……気づけば眼の前で彼女が手を出している。
イカれた男:「おほ」殴られてもびくともせず「かわい~。猫ちゃんのパンチかと思ったぜ」
酔っ払った大男:「おいおい、親切にしてやったのにその対応はねえだろ」逃げ場を塞ぐように正面に座り込み舞智の腕を掴む
園内舞智:「今すぐ消えて……うっ」なすすべなく掴まれる。
タトゥーの入ったチンピラ:「あ~あ~。こっちは優しく話を聞いてやろうと思ってたのに」
園内想羽:「やめなさい、ちょっと……!」
園内舞智:「離し……離して!」蹴ろうとする。
タトゥーの入ったチンピラ:「先に手足したのはそっちだからな?これ正当防衛だから」
園内想羽:「必要ないと言ってるんです。警察、呼びましたからね……!」後ろ手にスマホをやり何かを操作する仕草をしつつ、きっと睨みつける。……ブラフだ。呼べるわけがない。
イカれた男:「ヒヒ、気が強くていいねえ!おい、こいつ俺のな!」
イカれた男:蹴り上げようとした足を手で止め、後ろに回りかぶさるように抱きつく
イカれた男:生暖かい、薬物の匂いの混ざった息が君の顔にかかるよ
園内舞智:「あぐっ」踊り場の床に押し付けられ、苦悶の声を上げる。
酔っ払った大男:「何勝手に決めてんだ?……って、ああなったらもう聞かねえか」
園内想羽:「な、何を考えてるんですか……!? ちょっと、やめなさいってば……」
園内舞智:「やだ……やだっ!」
園内舞智:「離せ……離してっ!」
酔っ払った大男:「しょうがねえな。おい、人の心配してる場合か」
酔っ払った大男:想羽の顔を掴んで
園内想羽:「う、ぐっ」
酔っ払った大男:「お前はこっちだ。俺たち二人の相手してもらうからな」
園内舞智:「そわ……!」
タトゥーの入ったチンピラ:「でもあっちよりかはマシだと思うぜ~?大人しくしてたら優しくしてやるからよ。ぎゃはははは!」
園内舞智:「だ、ダメ!それはダメ!」
園内舞智:「そわには手出さないで……!」
倉光啓人:カラン、カランカラン
倉光啓人:近くの建物の壁に立てかけていた鉄パイプが倒れ、転がる音がした。そこに立っているのは倉光だ。
園内想羽:「ま、ち……っ」身長差のある相手に襟をぐいと掴み上げられ、苦しそうな声を漏らす。……もうワーディングを使うしかないだろうか、と覚悟しかけて。
倉光啓人:「……すみませんけど」 その声はいくぶんか低い
イカれた男:「ぷくく。手出さないで~」声真似をし「だってよ!声もかわいいね~すぐにもっと可愛い声……」
倉光啓人:「その二人、俺の……連れで。良いですかね」
タトゥーの入ったチンピラ:「……あ?何だてめぇ。こっちは今取り込み中なんだよ」
倉光啓人:「どいてもらっても……?」
タトゥーの入ったチンピラ:「へぇ。連れねえ。でも悪いな。もうオレたちの連れだから」
タトゥーの入ったチンピラ:懐から折りたたみ式のナイフを取り出し、音を立てて弄ぶ
倉光啓人:「……」 浅く息を吐くと、先程音を立てて倒れた鉄パイプを拾い
タトゥーの入ったチンピラ:「痛い目見たくねえよな?メガネくんわかったらさっさと来た道戻って……」
倉光啓人:ろくに言葉も発さないまま距離を詰め、タトゥーのチンピラの腕を殴りつける。
倉光啓人:エフェクトはほとんど使っていない。が、それでも戦闘型オーヴァードの膂力をぶつけてやった。
倉光啓人:……多少の距離はあったが、その様子は目に見えたし、二人の悲鳴交じりの声も聞こえていた。
タトゥーの入ったチンピラ:「ぎ、ぎゃあっ!て、てめっ……!ひい、う、腕が、腕が~!」
タトゥーの入ったチンピラ:ナイフを落とす……だけでは済まない。完全にへし折れ曲がってはいけない方向に曲がっている
倉光啓人:交渉とか、説得とか、そういったものをしてやれるとは思わない。次いで、舞智に覆いかぶさっていたイカれた男の頭に鉄パイプを振り下ろす。
イカれた男:「はぎゃっ」
園内舞智:「ひっ」自分に覆いかぶさっていたものへの衝撃に、小さく悲鳴を漏らす。
倉光啓人:それを見ると、少しばかり罪悪感が及ぶ。……他人に暴力を振るったことなんて、子供のケンカとUGNの訓練を除けば初めてだった。
酔っ払った大男:「こ、このやろう!良くもダチを!死ね!」
倉光啓人:「なあ、頼むからあんた、この二人連れてって……クソッ」
園内想羽:「ぁ……はっ……はぁっ……」喉を絞めるような拘束が解かれて、息を乱しながら尻餅をつく。
酔っ払った大男:腰にかけていた警棒を伸ばし、君の頭に向かって振り下ろす。
倉光啓人:それをかざした左腕で受ける。ジン、という痛みと痺れ。タトゥーのチンピラと同じようにまっすぐの骨が折れ曲がる。
倉光啓人:だが、その左手で警棒を持っていた腕を掴むと、鉄パイプを胴体と、そして警棒を持っていた腕に、立て続けに振り抜く。
倉光啓人:(……"リンキード"さんに比べれば、全然怖くねえ)
酔っ払った大男:「うるぁああっ!死ねっ!死っ……ゲェッ、エッ!」
酔っ払った大男:路地に転がり、ヘドを吐きながら身悶えする。
倉光啓人:折れ曲がった鉄パイプを捨て、警棒を取る 「……頼むから、どこかに行ってくれ」
タトゥーの入ったチンピラ:「ひ、は、はいぃ!ほ、ほらしっかりしろ!い、行くぞ……!」
倉光啓人:「……二人に手を出しただろ。それじゃ俺も容赦はできない」
GM:君に完全に打ちのめされ、3人のチンピラはふらふらと逃げていくよ。
倉光啓人:大男の警棒で折られた腕は、まっすぐに添えてしばらく押さえていると、自ず回復する。これくらいのダメージも、再生も、慣れたものだ。"リンキード"に叩き込まれた。
倉光啓人:逃げて行く3人の方を見たまま……あるいは、気まずさで2人の方を見られないまま
倉光啓人:「……ごめん。まさかこんなどうしようもない連中がいるなんて、想像してなかった」
園内舞智:ゆるりと上体を起こすが、まだしゃがみ込んだまま。
園内想羽:「まち……大丈夫、ですか?」
倉光啓人:「その……俺の判断ミスだ。……戻ってくるのも遅くて……」
園内舞智:「大丈夫って……そわだって……」
倉光啓人:「……いや、ともかく」 首を振る。情けない、弁解ばかりじゃないか……二人の方を見る 「怪我とか大丈夫か」
園内舞智:「……」言いながら涙ぐんでいる。
園内舞智:「……うん……」
園内想羽:「わ……私は、平気…………じゃないけど」
園内想羽:「……あ、ううん! 倉光くんは、何も悪くないですから……」
倉光啓人:「……っくそ、あいつら……」 苦々しく怒りを滲ませるが、それ以上どうにかできるものでもない
倉光啓人:「ともかく、休めそうな所は見つけてきた。なんか、何も入ってなさそうな事務所っぽい所で……何もなかったけど、何もなかったからこそ大丈夫のはず」
園内想羽:どこか放心した様子だったが、謝罪の言葉を述べる彼に気づいて困ったような笑顔を作る。
園内舞智:「……倉光は」
倉光啓人:「カギもあったから……とりあえず安全だと思う。もうあんな目には遭わせないから」
園内舞智:「居る?どっか行かない?」
園内舞智:乱れた前髪を整えて、目をこする。
倉光啓人:「いる。行かない」 力強く言った後 「……いや、さっきまで行ってたけど……」
倉光啓人:膝をついて、舞智に視線の高さを合わせる 「もう行かない。危険だって分かった」
倉光啓人:「3人一緒だ」
園内舞智:「……うん」
園内想羽:「あ……そ、そんなに重く受け止めなくても……いいんじゃないかなって、思いますけど」
園内想羽:「でも……うん」
倉光啓人:「いや……重く受け止めるよ。俺の失敗だった」 想羽の方を見て
倉光啓人:「実際、チンピラじゃなくてUGNだったら、もっとやばかったし……」
園内想羽:「……私も、一緒にいてくれると、安心する。かも」
倉光啓人:「もちろん。想羽も一緒だ。一緒にいる、ちゃんと」
園内想羽:「うん……ありがと」
倉光啓人:……少しだけ、肩に手を置くとか、抱きしめるとか……そういうことをしたい、してやりたい、という気持ちも疼いたが。
園内想羽:強張っていた表情を崩すような笑みを浮かべて、じっとその顔を見て。
倉光啓人:起きた事が事であったため、結局それはできず 「……おう」 視線に気付き、笑みだけを返す
園内想羽:「……あの」そっと顔を近づけ、耳打ちする。「まちの手、握ってあげててくれませんか」
倉光啓人:「え……」
園内想羽:「私では、不安をはらってあげられませんし。……ちょっとの間だけで、いいですから」それだけ言って、また離れて。
倉光啓人:表情には少し動揺が見えたが、わずかに頷くと、舞智の方を見て
倉光啓人:「……舞智」 名前を呼びながら、そっとその手に触れる
倉光啓人:ゆっくりと、包み込むように、小さく細い手を、大きな両手で包み込むように握る。
園内舞智:一瞬ビクリと引っ込めようとするが、君を見て。止まる。
園内舞智:そのまま弱々しく、く、と軽く握り返す。
倉光啓人:また応じるように、そっと優しく、手を握り返す
園内想羽:「……ふふ。じゃあ、移動しましょうか」その様子をちらと見やり、微笑みを浮かべて。
倉光啓人:「俺は……どこにも行かない」
倉光啓人:「一緒に行こう、舞智。想羽と、俺とだ」
園内舞智:「うん。……うん」半身を預けて、委ねるようにして。
園内舞智:「倉光が居て、よかった」
GM:君達は倉光が見つけた休息場所へ向かい始めた。逃亡一日目。まだ先は長い。
GM:シーンを終了します。ロイスの取得、購入が行なえます
園内舞智:ロイスは保留しよう
倉光啓人:初期ロイスの園内舞智を変更 ○誠意/不信感 → ○庇護/悔悟
園内舞智:購入は何がいいだろう とりあえず応急集めるか
倉光啓人:購入っていうか、応急手当キットをまず使います
園内想羽:倉光 啓人:◯幸福感/羨望 → 倉光 啓人:◯信頼/罪悪感 にします
倉光啓人:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[6,4] → 10
園内舞智:2dx+6>=8
DoubleCross : (2DX10+6>=8) → 6[2,6]+6 → 12 → 成功
倉光啓人:倉光啓人のHPを24(→ 24)に変更 (14 → 24)
倉光啓人:で、応急手当キットを買います
倉光啓人:3dx=>8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 9[1,7,9] → 9 → 成功
倉光啓人:買えた! 以上ス
園内想羽:まあそうね 倉光くんHP削れがちだから……私も王宮買っておこう
園内想羽:王宮じゃない 応急
園内舞智:王国築こうとしてる
園内想羽:6dx+3>=8 応急
DoubleCross : (6DX10+3>=8) → 9[2,2,5,6,8,9]+3 → 12 → 成功
園内想羽:買ってそのまま倉光くんにわたしとこ おわりです
GM:では無事に購入も終わり終了。次のシーンに移りましょう。
園内舞智:私も渡しとくね
倉光啓人:受け取ります ウハウハだぜ
【ミドルフェイズ3】
GM:次のシーンは引き続き潜伏と情報のシーン
GM:倉光くんは潜伏シーン表を降ってみてね
倉光啓人:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4
園内想羽:登場もしたほうがいいかな
園内舞智:そうじゃん
GM:4.『調査中、追手に見つかりかける。息を潜めるため狭隘な場所に隠れることに』〈知覚〉〈意思〉で判定。難易度8
園内舞智:ロッカーだ
GM:この結果を見て登場したい人とかを決めるといいぜ
園内想羽:あっここで選べるわけね
園内舞智:まあ情報出揃ってないし でとこ
倉光啓人:ブラムス白兵 知覚も行けるぜ 出ます
倉光啓人:倉光啓人の侵食率を1d10(→ 2)増加 (81 → 83)
園内舞智:園内舞智の侵食率を1d10(→ 8)増加 (76 → 84)
園内舞智:さっきあんなことあったせいで……
園内想羽:園内想羽の侵食率を1d10(→ 3)増加 (74 → 77)
・“サンクタムセル”について〈情報:UGN、噂話〉6 11
・市外への逃亡経路 〈知識:地理〉〈情報:FH、UGN〉9
GM:情報項目はこちらに成るよ。
倉光啓人:潜伏判定をします。<知覚>にて勝負
GM:イイデショウ。判定をどうぞ
倉光啓人:5dx+1=>8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 9[2,7,7,8,9]+1 → 10 → 成功
園内舞智:やった~
倉光啓人:よしよし
GM:ギリギリセーフ!このシーンも問題なく情報判定が行なえますよ
園内想羽:じゃあ“サンクタムセル”についていこうかなあ
園内想羽:情報収集チームしつつ 判定します
園内舞智:市外への逃亡経路やります
園内想羽:6dx+2>=6 ,11
DoubleCross : (6DX10+2>=6) → 10[1,2,6,8,9,10]+5[5]+2 → 17 → 成功
園内舞智:情報FH 情報収集チーム使用
園内舞智:4dx+3>=9
DoubleCross : (4DX10+3>=9) → 8[1,3,7,8]+3 → 11 → 成功
倉光啓人:有能双子
GM:すげ~。社会雑魚だけど平気かなって心配してたけど杞憂だった
GM:では貼りますね
◆“サンクタムセル”について〈情報:UGN、噂話〉6 11
FHセルリーダー“オールド・ワン”によって興された研究系のセル。海底遺跡の技術解析、復興を目的としている。
元々治安の悪化していた港湾部の勢力を彼女がまとめあげ、UGN支部と拮抗するような勢力まで成長した。
しかしその過程には不可解な点が多く、“オールド・ワン”はソラリスなどの精神操作能力を持っているのではと噂されている。
“サンクタム”がサルベージした遺産“ジェマドの刻印”の技術は機密扱いであり、
その全貌を知っているのはセルリーダー“オールド・ワン”のみである。
◆市外への逃亡経路 〈知識:地理〉〈情報:FH、UGN〉9
X市は四方を自然に囲まれた天然の要塞とでも言うべき地形をしている。
市外へ出るには公道を通るか、山を超えるか、海を渡るかのいずれかの手段を取るしか無い。
この内公道と海路はUGNの監視が厳しく、足も付きやすい。市街地を抜け山越えを行なうのが現実的だ。
幸い、調査の結果UGNの警戒が薄いルートを特定できた。
次のシーン、トリガーシーンとして山岳部から市外への脱出を試みる事ができる。
また、この情報が明らかになった場合、脱出の希望が見えたことにより侵蝕を-1d10してもいい。
園内舞智:やった~!
園内想羽:おお~
倉光啓人:希望……!
園内想羽:減らしますか 蝕を
園内舞智:します 希望ダイスを
倉光啓人:します 減を
倉光啓人:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
園内舞智:園内舞智の修正値を1d10(→ 8)減少 (8 → 0)
園内想羽:1d10 10出すとこ見てて
DoubleCross : (1D10) → 6
園内舞智:ちがう 侵蝕84→76です
倉光啓人:現在値83なので、7減って76に
園内想羽:77->71
GM:それからUGN支部とサンクタムセルの情報を集めたことで新しく開放される情報項目があります
裏切り者”〈情報:UGN、FH〉 12
・“サンクタム”セルの海底遺跡 〈知識:学問〉〈情報:UGN、噂話〉9
GM:まあこのシーンでは判定できないので
GM:描写とかを頑張ってもらおうか
GM:翌日。君達は倉光の見つけた空きオフィスの中で目を覚ました。
GM:柔らかいベッドなどは無かったが、それでも眠れただけマシだろう。幾らか疲れは取れた。
GM:君達は持っている情報を元に、これからどう動くかを話し合うことにした。
倉光啓人:「……っていうか、そんなに色々分かったのか」
倉光啓人:感心した様子だ。情報収集のノウハウなど当然ない
園内舞智:「うん。データベースへのアクセスは制限されてないし……」
園内舞智:「付箋にパスワード貼ってる研究員の人もいたから」
園内舞智:「自分で覚えられないようなのにしなきゃいいのにね?」
園内舞智:昨晩とは裏腹、いつもの明るい様子。
園内想羽:「元々、親切に説明してくれる人ばかりじゃなかったですしね」
園内想羽:「いろいろ自分で調べられないと、泣きを見るんです。たくさん借金を背負わされたりとか」
倉光啓人:「……まったくだよな」 舞智の明るい様子に、自然と笑みを浮かべる
園内想羽:冗談ぽく笑いながらさらっと言う。
倉光啓人:「うへえ、想羽もしっかりしてるな……」
倉光啓人:借金、の辺りには、少しヒヤッとしたものを感じさせられる。二人とも、痛い目を見て学んだのだろうか。
園内舞智:「とにかく、“ブラックナイト”に頼るよりは……」
園内舞智:「自分たちで市外まで逃げたほうがいいと思う」
園内舞智:「私たちを助ける気はないみたい。少なくともここにいるうちは」
園内想羽:「まあ……やっぱり、そうですよね」
倉光啓人:「本当、とんでもない所だな……でも、市外にさえ行ければ、か」
園内想羽:「自販機の下に転がったのが一円玉なら、みんな諦めちゃいますから」
園内舞智:「私は絶対取るけど……」
園内舞智:「お金ないし……」
園内想羽:「私もいま喩え間違えたかなって思ったとこです」舞智の言葉を聞いて、確かに自分でも取りに行くかもな……と思った。
倉光啓人:「……二人は一円玉なんかじゃないからな。俺にとっては」
倉光啓人:「……」 真面目に否定した所で前言を翻され、微妙な表情になる
園内想羽:「ええ、もちろん。倉光くんがそうじゃないのは、分かっていますよ」
倉光啓人:「サンキュな、想羽……」
倉光啓人:ふう、と気を取り直して 「……ともかく、山だな。山。どっから行けば良いのかも分かったなら……もうそこ行くしかないだろ」
園内舞智:「じゃあ何円玉?」
倉光啓人:「何円とかじゃなくて……ええ、なんになるんだろうな……」
園内想羽:「確かに自力で脱出できるなら、それも一つの手ですが……」
倉光啓人:しばし考える。ギザギザした十円玉とか……十円? いやいや……
倉光啓人:「……海外旅行の時の、大切な思い出のコイン、とか……」
園内舞智:「ふ~ん?」
園内想羽:「どうやらUGNの中にも、私達をここまでして追い立てることに関して異議を唱えている人達もいるみたいで」
倉光啓人:「えっ、あ、UGNの中にも? 異議を唱えてる人が……」
園内舞智:「おお。やっぱり強引だったのはそうなのかな」
園内想羽:「ええ。ですから、そっちを味方につける……というアプローチも、ありはするのかなと」
園内舞智:「でも……」
園内舞智:「流石にその人達に身を寄せる、は無理だよね……?」
倉光啓人:"リンキード"の顔を思い出すが…… 「……いや、うーん」
園内想羽:「それこそ、私達がジャームでないって事をはっきりと証明できたりすれば……」
倉光啓人:「今回の作戦は……俺みたいなアルバイトが見てもおかしな所があったわけだから」
倉光啓人:「当然、他にも気付いてる人はいるだろうし……そういう人なら、もしかしたら平気かもしれない、けど」
園内想羽:「……うん」
倉光啓人:想羽の言葉に、首を振る 「証明とかは、今んところ思いつかない。誰を頼れば良いかも」
園内想羽:「まあ……そうですよね」
園内舞智:「でも、希望が見えただけでもすごいよ!」
園内想羽:「やっぱり、ひとまずは脱出する方向でしょうか」
園内舞智:「うん。山登りしないとだね」
倉光啓人:「うん。俺もそう思う。とりあえず脱出目指せるぶんにはな」
GM:では君達の方針が固まりかけた時。
倉光啓人:「靴だけでも買えればだいぶ違うだろうし。それくらいの金ならギリギリ……」
GM:ギイ、と下の階の扉が開く音がする。誰かが入ってきたようだ。そのまま、コツ、コツと階下から足音が響いてくる。
やる気の無さ気なエージェント:「……おい。お前、聞いたか?昨日この辺りでチンピラ同士の喧嘩があったんだってよ」
倉光啓人:「……!」 目を丸くして顔を上げる 「おいおい……!」
園内想羽:「……!待って、いま誰か……」
園内舞智:「え?人居ないはずじゃ……」
倉光啓人:声を押さえて 「とりあえず荷物持って! 今から逃げるのは……無理っぽいか」
やる気の無さ気なエージェント:「この辺りじゃよく有ることなのになあ。タイミングがタイミングだ」
園内舞智:「ど……どうしよう」
倉光啓人:窓の方を見る。飛び降りることはできるだろうが、否応なく目撃情報は集まるだろう。
園内想羽:「あ……ここ、空いてますっ」
倉光啓人:「どこだ、想羽っ」
やる気の無さ気なエージェント:「それに手を出した方は見つかってないんだと。それでこんな汚らしい場所を探す羽目に……」
やる気の無さ気なエージェント:「やんなっちまうよなあ。タダでさえ怪しい作戦に参加させられて、ガキ3人見つけるためにこの暑い中走り回されるなんてよ」
園内想羽:ロッカーの扉を開けている。中は身を寄せ合えば二人くらいはかろうじて入れそうなスペースがある。
GM:間違いなく、君達を探している口ぶりだ。話し声はだんだん近づいてくる。
園内舞智:「そわはそこ入ってて」
無口なエージェント:「ガキ3人じゃない……ジャーム二人と……裏切り者が一人」
倉光啓人:「よし。とりあえずそこには……」
倉光啓人:「……舞智、お前も入っとけ。俺は別で探す」
園内想羽:「私は隣の部屋に行きますから、二人はここで……」姉と声が被って。
無口なエージェント:「十分な危険因子だ……少しは口を閉じて眼を動かし、耳を澄ませ」
園内舞智:「隣はだめ。別の人が来てる」
倉光啓人:「舞智と、想羽だ」 強い声で言う 「俺はその気になったら少しは強引に隠れられるから」
園内舞智:「うん、一緒に入ろう。なんとか入るはず」
倉光啓人:自分の身体能力なら、天井の剥がれやすいところを探して隠れるくらいはできるだろう、と当たりをつけているのだ。
園内舞智:そのままそわの手を引いて、招き入れる。
やる気の無さ気なエージェント:「へいへい。真面目なやつだねえ。ここに居るって決まったわけでもないのに……」
園内想羽:「あ、え……」押されるままロッカーの中に収まるが、まだ倉光くんのことを不安そうに眼で追っている。
倉光啓人:二人のロッカーを背に、まず床を見る。……物が散乱しているが、自分たちが寝泊まりした痕跡らしいものはないはずだ。
GM:部屋を順に回っているのだろう。扉を開く音がだんだんと近づいてくる。
倉光啓人:次いで、天井。明確に隠れられる場所はなし。壁。綺麗なもので、傷らしい傷もない。
倉光啓人:冷や汗が流れる (今から廊下には出られない。この部屋で他に隠れられる場所は……)
やる気の無さ気なエージェント:「おーい。そっちの階はどうだ。何かあったか?」
倉光啓人:(場所は……)
園内舞智:2人分の余裕は全然ある。むしろ一人で入っているより安心なくらいだ。
無口なエージェント:「……いや。まだ何も。次で最後だ」
倉光啓人:(無理だ)
倉光啓人:決然とロッカーを振り返り、扉を開く
GM:そうこうしている内に、扉を開ける音はすぐ隣の部屋まで来ている
園内舞智:「っ」扉が開いて一瞬驚くが、その姿を見て。
倉光啓人:似た顔の小さな二人が、身を寄せ合っているのが目に入る。罪悪感がよぎるが
園内舞智:何も言わずに手を引く。
倉光啓人:「ごめっ……」 そのままロッカーに入り、扉を引き、音を立てぬよう静かに閉める
園内想羽:「はやく」と口元だけを動かす。能力によって発現した白い糸を僅かに外へと伸ばして、ロッカーの扉を締める。
GM:……ガチャリ
無口なエージェント:君達の居るオフィスの扉が開かれたのは、倉光がロッカーに入ったほんの数秒後だった。
無口なエージェント:「……」ライトを手に持ち、硬質な足音を響かせながらオフィス内を回る
倉光啓人:「っ……っ……」 少しも音を立てないよう、呼吸を止めるが
無口なエージェント:ライトがチラ、チラと君達の居るロッカーを照らし
園内想羽:声を出さないようにぎゅっと唇を閉じているが、呼吸のたびに胸はゆっくりと上下して圧迫感を生み出す。
倉光啓人:……それどころではない。何故なら、この狭いロッカーの中に、二人の姉妹と押し込まれているのである……!
無口なエージェント:「……」すぐ目の前をエージェントがゆっくりと通り過ぎていく。
園内舞智:上半身に、押しつぶされるような圧迫感がある。「んっ」くぐもったうめき声が微かに漏れる。
無口なエージェント:「……む?」
倉光啓人:(うお……っ……) 否応なく、二人の、二つの柔らかな圧迫感が、腹の辺りに押し付けられる
無口なエージェント:一度はロッカーの前を通り過ぎたが
園内想羽:掠れるような呼吸音。……異性と密着するというのは、普通なら幾らか恥じらうような状況だったのかもしれないが、今は緊張と罪悪感が勝ってそれどころでなかった。
倉光啓人:呼吸に伴う微動が、いっそうその存在感を訴えてきてやまない。 (いやっ……ば……)
無口なエージェント:うめき声を聞かれたのか?……引き返し、ロッカーの扉に手をかけようとして……
倉光啓人:(それどころじゃ……ない……だろっ……頼む、開けるな……!!) 顔を上に向け、内心で祈る
やる気の無さ気なエージェント:「おい!お前!すげえぞ!ちょっとこっちに来いよ!」
園内舞智:何よりも、蒸すような暑さがある。廃事務所に冷房など入っているはずもない。汗が揮発して、ほのかに香る。
無口なエージェント:「……何だ、なにか見つかったか……!?」
無口なエージェント:呼ばれて、駆け足で別の部屋に向かう
倉光啓人:……顔を上げた弾みに、そんな甘やかな少女の芳香をもろに吸ってしまう 「っ……!!」
やる気の無さ気なエージェント:「ああ、見ろよ。かわいい~!猫の赤ちゃんだ。」
園内想羽:(は……はやく、どっかいって……!)
倉光啓人:自らの舌を噛み、どうにかその刺激から気を逸らそうとする。そうしなければ……この密着した空間で……大変なことになる!
やる気の無さ気なエージェント:「ちみ~こんな所に一人でどうしたの~?お母さんとハグレちゃったのかな~?よちよち、いいこでちゅね~」
無口なエージェント:「……」
園内想羽:狭い空間で、膝を折るように少し姿勢を崩してしまった。ぷるぷると足腰を震えさせながら耐えている。
園内舞智:(うう……)身動ぎして、なんとか苦しくない姿勢を探っている。
やる気の無さ気なエージェント:「いまご飯をあげますからね~……。おい、何突っ立ってるんだ。餌買いに行くぞ餌」
やる気の無さ気なエージェント:「それとも何か見つかったか?」
倉光啓人:「は、はっ……」 息を吐きながら、舞智の刺激に苦悶しつつ
園内舞智:シャツの裾がめくれ上がり、軽くずり上がっていく。
無口なエージェント:嘆息し「……いや。何も見つからなかった。次の場所へ行こう」
倉光啓人:「……っく……」 想羽が苦しそうにしているのに気付き、腕を彼女の腰に回し、支えるように抱き寄せる
やる気の無さ気なエージェント:「こっちも異常なしだ。無駄足だったな……。ま、この子が見つかっただけ良しとするか」
GM:二人の足音が遠ざかっていく。
倉光啓人:(っいや、舞智……シャツが……服……!)
園内想羽:「ぁ、っ……」不意に触れられたことで、暗闇の中、熱っぽい声を零す。
GM:やがて来たときと同じように出入り口が閉まる音がし、再びビルの中に残るのは君達3人だけになる。
園内舞智:「……行った……?って」
園内舞智:「そ、そわに何してるの」ささやき声のまま問い詰める。
倉光啓人:(……!!) 不意に漏れた声に耐えきれず、腰が引ける
園内想羽:「だ、だいじょうぶ……?本当に……?」不安そうな声と共に耳を澄まして。
倉光啓人:「倒れっ……そうになってたから……支えたんだ」 舞智へ
倉光啓人:「行ったか……? っ、出て大丈夫なら、出ないと……っ」
園内想羽:「えっ……あ、そうですよ。変なことされた訳じゃ……」
園内想羽:「むしろ、こっちがごめんなさい……」
園内舞智:「あっちょっと、むやみに動かないで……」
園内想羽:「ひゃっ……」脚が痺れていたのか、扉が開いて開放されると同時に大きくよろめいて。
園内想羽:「あうっ」手をつくようにその場に転ぶ。顔を上げ、改めて周囲を見渡して。「な、なんとかなった……?」
倉光啓人:「うお……!」 同じく、身体を硬直させていたばかりに、ロッカーの扉が開くと足をもつれさせて
倉光啓人:下敷きになるように、後ろ向きに倒れ込む。
園内舞智:「そわ!倉光!」
園内舞智:「大丈夫!?」
園内想羽:「あ、わ、ごめんなさいっ……」
倉光啓人:「いっつつ……いや、大丈夫……ごめん、急に入ってきたりして」
園内想羽:フローリングの床とは違う感触に、慌てて身体をずらして離れる。
園内想羽:「いえ、あの状況では仕方なかったですから……」
倉光啓人:倒れ込まれた弾みにすら、柔らかい質量を感じさせられた。 (……いや、薄々分かっちゃいたが……)
倉光啓人:(やっばいんだよな……二人とも、背は小さいのに……)
園内舞智:「もう。大丈夫~?」倒れた二人を覗き込む。
園内舞智:見下ろす格好になる。スカートに入れていたシャツの裾はめくれ上がって、白い腹部が覗く。
倉光啓人:「隠れられる場所、全然なくって……」 舞智の方を見上げ、その白い腹、へそが目に入り
園内舞智:「うん……しょうがなかったよ」
倉光啓人:「……っ……っ……」 言葉が切れ、自分の腹の辺りをさするようなジェスチャーをする
園内想羽:「その……すみません、ずいぶん窮屈な思いをさせてしまって」まだ少し乱れている息を、ゆっくりと整えながら。
園内舞智:「?」一瞬、その意味を理解できず首を傾げるが、下を見て。
園内想羽:「もっとスリムな身体でいなかった事をこんなにも後悔したのは、体育の持久走がきつかったとき以来でした……」
園内舞智:バッ!っと弾かれたようにシャツの裾を思い切り下に引っ張る。
倉光啓人:(スリムな身体でない……) 言うまでもなく、太っているという意味ではない。想羽自身も、そのサイズ感を自覚しているのだ……という事実に
園内舞智:その動きは、むしろ一瞬、ボディラインを露わにする。「見た!?」
倉光啓人:舞智の白い腹の肌の視覚情報と、瞬間際立って強調されたボディラインの輪郭が繋がり
倉光啓人:「……見たんじゃなくて、見えたんだ」 弁解しながら、立ち上がることなく、おずおずとうつぶせになる
倉光啓人:「すまん、ちょっと……休憩する、俺」
園内想羽:「……? 何が見えたんですか?」
園内想羽:まちの仕草をあまりちゃんと見ていなかったので、不思議そうに首を傾げる。
倉光啓人:「や、舞智の腹が、ちょっと……ちょっとだけだから」
園内舞智:「言わなくていいじゃん!?」
園内舞智:しゃがんで両腕で体を抑えている。
園内想羽:「まあ、お腹ならそこまで気にしなくてもいいんじゃないですか?」
園内想羽:「さっきまでぎゅーっとくっついていた事に比べたら、些細なことですよ。たぶん」
倉光啓人:「いやでもホント、ちょっとだけで、舞智が思ってるほどじゃない……ほら、想羽もこう言ってるし……」
園内舞智:「それは……!」
倉光啓人:「ぎゅーっとくっついていた……」
園内舞智:「それは……そう……」
園内舞智:「ぎゅーっと……」
倉光啓人:そう言われ、先程までの感触、香り、その他すべてを思い出し
倉光啓人:ごん、と床に頭をぶつけ、こすりつける 「ぐぐ……」
園内想羽:「ええっ、倉光くん!?どうしたんですか?」
園内舞智:「何?お腹痛くなっちゃった?」
倉光啓人:「大丈夫……何でもない。ちょっと……落ち着きたくて」 うつぶせのまま、顔は上げないでいる
倉光啓人:「すぐ落ち着く、すぐ落ち着くから……二人は出る準備、しててくれるか」
園内舞智:「大丈夫?」背中をさする。「うん?」
倉光啓人:「ありがとな、舞智……大丈夫だから」 顔だけを見せて、弱々しく笑って見せる
園内舞智:「……う、うん」いつになく切実そうな表情に見える。
園内想羽:「ほ、ほんとに大丈夫ですか……?」
倉光啓人:しかしながら倉光が今戦っているのは、腰のあたりの生理現象であり、これに勝利し問題を解決するには、落ち着いて時が過ぎるのを待つしかないのである。
倉光啓人:「大丈夫。……想羽、ロッカー見つけて偉かったな。助かった」
倉光啓人:「ありがとな、想羽……」
園内想羽:「あ……はい、どういたしまして……」
GM:シーンを終了します。ロイスの取得、購入が可能。
園内想羽:ロイスはそのままで。購入どうしようかな~
倉光啓人:園内想羽のロイスを ○庇護/不安 → ○庇護/罪悪感 へ
倉光啓人:罪悪感……
園内舞智:ロイス保留して購入していこうかな
GM:承知しました
園内想羽:……? 倉光くんはなにも悪いことなんてしてないのでは……
倉光啓人:罪悪感……
倉光啓人:UGNボディアーマー辺りを狙い始めるぜ
園内舞智:ボディアーマー買いたくないな……
倉光啓人:なんてことを
園内想羽:あたしそこそこ調達得意だよ
園内舞智:シューターズジャケットあたり狙います
園内舞智:じゃない
倉光啓人:倉光は被弾が軽ければ助かる場合もある! UGNボディアーマー!
園内舞智:アームドスーツか こっち
園内想羽:じゃあ失敗した人のカバーしていくか
倉光啓人:あ、そか アームドスーツあれば確かに
園内舞智:4dx+6>=15
DoubleCross : (4DX10+6>=15) → 10[3,6,9,10]+8[8]+6 → 24 → 成功
園内舞智:買えちゃった
倉光啓人:すごい
園内舞智:これが侵蝕率80%のちから あげるね~
倉光啓人:着ます アームドスーツを
GM:ではこれでシーン終了。
倉光啓人:あ、まって 調達を……
GM:あ、どうぞどうぞ
園内想羽:私もまだしてなかった 何買うかね…
倉光啓人:やっぱりUGNボディアーマーを調達します 我慢して着なさい!
倉光啓人:3dx=>12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 8[4,5,8] → 8 → 失敗
GM:後これはGMアドバイスなんですけど想羽舞智もHPを一回回復しておくといいことがあるかもしれません
倉光啓人:医療トランクとか応急手当キットとか買って二人も回復しとくとか そうよね
園内想羽:応急はもう十分な気はするし……と思ったけどそう言うならやっとくか
園内舞智:そういえばボロボロだった
倉光啓人:倉光が持ってる分1個ずつ渡すので使いな
園内想羽:トランクっておいくらだっけ……
園内舞智:20?
GM:だったかな
園内想羽:20なら狙ってみるか
園内想羽:6dx+3>=20 医療トランク
DoubleCross : (6DX10+3>=20) → 9[2,3,4,8,9,9]+3 → 12 → 失敗
園内想羽:財産がなんか14あるので8入れて買います
GM:すげえ!買えました
園内想羽:2d10+8 じゃあ倉光くんに貰った分の応急
DoubleCross : (2D10+8) → 11[4,7]+8 → 19
園内想羽:後は買ったトランクでまち治療しとこ
園内舞智:わーい
園内想羽:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 12[2,10]+7 → 19
園内想羽:おそろいのHPだね
園内舞智:ありがと~そわ
GM:ではこれで今度こそシーン終了。
【ミドルフェイズ5】
GM:次はミドルシーン、潜伏と情報判定を再開します。
GM:登場侵蝕をお願いします。
園内想羽:園内想羽の侵食率を1d10(→ 8)増加 (76 → 84)
倉光啓人:倉光啓人の侵食率を1d10(→ 4)増加 (83 → 87)
園内舞智:園内舞智の侵食率を1d10(→ 5)増加 (84 → 89)
GM:君達が市外へ脱出する事はできなかった……君達は気づく。“ジェマドの刻印”はただの、聖域を飛び回るための翼ではない
GM:君達を聖域に繋ぎ止めておくための鎖でもあるのだ、と。
GM:転げ落ちた先、いつの間にか空は曇り、ぽつぽつと雨が振り始めていた。
倉光啓人:どうにか起き上がり、意識を失った舞智を木の下に横たわらせる。
園内想羽:「まち、倉光くん……っ!」眼の前で砂利だらけの坂を転がり落ちていった二人を追いかけ、走り降りてくる。既に境界からは離れて、刻印の暴走は収まっている。
倉光啓人:地面が硬そうだったので、自分の足を伸ばして、そこに頭を置いてやって 「想羽」
倉光啓人:「大丈夫……だと思う。意識はないみたいだけど、呼吸とかは、多分……」
園内舞智:「すう……」寝息のような声を立てている。少なくとも命に別条はないだろう。
園内想羽:「あ……う、よかった……」
園内舞智:能力使用の後、たまにこういう意識の失い方をすることは、想羽は経験がある。
園内想羽:膝を付き、傍で顔を覗き込んで。息があることを確かめる。
倉光啓人:「な」 想羽に笑いかけて 「……想羽は? 痛いの、あったんだろ」
園内想羽:「はい。今はもう、大丈夫です」
園内想羽:「ここにいて、町の外へ行こうとさえしなければ……」
園内想羽:「……」
倉光啓人:「……行こうとしなきゃ分からなかったことだし」
倉光啓人:「どっちにしても、今のままじゃ困るだろ……それじゃあ旅行にも行けない」
倉光啓人:言って、想羽の手を取る 「この辺りに何か、あるのか?」
園内想羽:頷く。「ジェマドの刻印、と言って……私達のあの拠点に向かうための、転送技術だと聞かされていました」
倉光啓人:「でも、それだけじゃないんだ。あの腕輪が、山を越えようとしたら壊れたみたいに……」
GM:今でもレネゲイドを活性化させれば、倉光が研究施設で見た物と似た文様が手の甲に浮かんでくるだろう。
園内想羽:「その腕輪って、あの場所に転移するために使った道具ですよね」
倉光啓人:「ここから外に出ようとしたら、罰みたいに……ひどすぎるな」
倉光啓人:表情には憤りが滲む 「そう。UGNから貰ったんだ。同じ機能なんだろうな」
GM:これはなんとなくわかっていいですが、恐らく山に限らず他の道を通ってもこうなっただろうね
園内想羽:「……ふふ、間抜けでしたね。こんな首輪が嵌められてることに、自分でも気づいていなかったなんて」
GM:想羽は思い出してもいい。ブラックナイトは君達の死亡が前提となった契約を”サンクタム”と交わしていたことを
GM:それは恐らく、生きていたとしても帰還することは出来ないと知っていたからではないだろうか。
倉光啓人:「そんな言い方するな」 想羽の手を両手で握る。舞智にしたように 「悪いのは仕掛けた奴らなんだから」
倉光啓人:「舞智は悪くも間抜けでもない。……今はもう、痛まないんだよな?」
園内想羽:「……うん。今はもう、大丈夫」
倉光啓人:「良かった。……良くはないけど」
園内想羽:「でも、ここから逃げるのはもう、難しそうですね……」
倉光啓人:「ん。市外に出て助けを求めるどころじゃない……想羽と舞智の手のこれをどうにかしなきゃ」
園内想羽:「……」
園内想羽:じっと、その手に力を込める。浮かび上がった刻印をじっと見つめて。
園内想羽:「……この手を切り落とせば、逃げられるのかな」
倉光啓人:沈黙したまま、舞智と同じ、想羽の小さな細い手を支えている
倉光啓人:「想羽」 少し怒ったような声
園内想羽:「だ……だって」
園内想羽:「他に、どうにかする方法なんて……」
倉光啓人:「片手がなくなったら、生き残っても大変だろ。もしやるとしても、本当の本当に最後の手段だ」
倉光啓人:「俺だって、そんなの分からないけど」 強く手を握る
倉光啓人:「自分を大事にしてくれよ。……舞智だって俺だって、怒るし、悲しい」
園内想羽:「……どうして、そこまで」
園内想羽:「倉光くんだけなら、外に逃げられるのに……」
倉光啓人:「もし俺だけ行って、"ブラックナイト"に助けを求められるなら、そうする」
倉光啓人:「でもそうじゃないだろ、多分……話してる感じ、"ブラックナイト"でも、舞智と想羽のこと、ひどい扱いみたいだし」
園内想羽:「……うん。あいつらは、私達が死ぬこと前提で契約してたみたい」
倉光啓人:「なら行かない。二人を置いて、俺だけ逃げるなんてしない」
園内想羽:「…………」じいとその顔を見て。
倉光啓人:想羽の顔を見返して、少し笑う 「3人一緒、だろ」
園内想羽:「それって、やっぱり」
園内想羽:その視線を、彼の傍で眠りにつく姉へと移して。
園内想羽:「倉光くんがまちに惚れてるから、なんですか?」
倉光啓人:「…………」
倉光啓人:顎の緩んだ、口を半開きにした笑い 「なんて?」
園内想羽:「ですから……まちのことを異性として好いているんでしょうか、と」
倉光啓人:「あ、口が滑ったとかでもないのかそれ……」
園内想羽:「その、不躾な事を聞いている自覚はあります……けど」
倉光啓人:頬を指先で掻き、目線を逸らす 「……俺もそんな、経験豊富とかじゃないし。中学の頃も、好きな子はいたけど、まあ……って感じで」
倉光啓人:「だからまあ、何ていうか……ごめん、予防線張ってる場合じゃないな」
倉光啓人:目を閉じて、静かに息を吐く 「好きだって言ったら、俺は舞智のことも想羽のことも好きだよ」
園内想羽:「……わ」にわかに目を見開いて。
倉光啓人:「一緒に勉強とかしてて、まあ能率悪い所もあるけど、努力してるし……話してて楽しい」
倉光啓人:「声も顔も、まあ……可愛いと思う。二人とも、性格違うけど、俺はどっちも好きだ」
倉光啓人:予防線を張っている場合じゃない、とはいいつつ、可愛い『と思う』、というのはやっぱり予防線である。倉光は、間違いなく可愛いと思っている。
園内想羽:「え、あ……すごい褒めてくれますね……? いえ、私が請うたようなものなんですけども……っ」
倉光啓人:からかうように笑う 「もうちょっと細かく褒めるか? お菓子を美味しそうに食べる所とか……」
園内舞智:目を開けて、想羽を見る。しばらく前から起きていたが起きるに起きられなかった。
園内想羽:「い、いえ……大丈夫です、もう。十分ですからっ」
園内舞智:ぱくぱくと口だけ開く。(やめさせて)
倉光啓人:「……で、それが、想羽の言うような、異性として恋愛的にってのは……置いといてさ」
園内舞智:(やめさせて~……)
園内想羽:「その、すみません……信じると言ったものの」
園内想羽:「ここまで尽くしてくれる理由を、ちゃんと言葉にしてほしかったというか……でも、安直な話でしたよね」
園内想羽:(あっ、はい)まちのそれに気づき、目線だけで応じて。
倉光啓人:舞智が目を覚ましていることには気付いていない 「そう。別に良いだろ。助けるとか尽くすとか……そんなすごい理由がなくたって」
倉光啓人:「ただ、あの場でUGNを裏切ってまで、想羽と舞智の命を助けたんなら……最後までやりたい」
倉光啓人:「もう完全に、助けられた! って思いたいし、思ってもらいたいんだ。……俺が納得するために」
園内想羽:「うん……。よく分かりました、それが倉光くんの思いなら」
園内想羽:「私達が助かることを諦めるなんて、失礼ですもんね」
園内想羽:「一緒に探しましょう、他の方法を」
倉光啓人:「またそれだ」 想羽を見る 「失礼とかじゃなくて……私が助かりたい、って俺は思って欲しいんだけどな」
園内想羽:「む、む……難しいですね」
倉光啓人:「……ま、無理強いはしないよ。多分俺、想羽のそういう所も好きなんだろうし」
倉光啓人:「というか、結局スタート地点、あそこで俺が想羽と舞智を助けたのは、やっぱ二人のことが好きだから、って考えたら……」
倉光啓人:「お前の考えも、半分は当たってるのかも」 言いつつ、さすがに小恥ずかしそうな顔をする 「……これ、舞智には内緒にしてくれよ」
園内想羽:「あっ、えっと……分かりました、うん!大丈夫です!」まちの視線が鋭く刺さって、ぶんぶんと手を振る。
園内想羽:「ちゃんと内緒にしますから、ええ」
倉光啓人:「ああ」 誤魔化すような笑いで頷く 「……なんかキャラじゃないこと言っちゃったな」
倉光啓人:「お前のせいだ」 想羽の頭を軽くつつき 「あと、舞智がいつまでも寝てるせい」
倉光啓人:言って、舞智の方を見下ろす
園内舞智:「ぐ、ぐ~~~……」
園内想羽:「う……すみません、でも……」突かれてきゃあ、と声を上げながら。そっと顔を近づけて
園内想羽:「私も、倉光くんのこと、好きですよ?とっても」まちに聞こえないような声で耳打ちして、離れる。
倉光啓人:「……っ……」 その囁きに、目を丸くして赤くなり
倉光啓人:「…………っ……ほ、ほら舞智。舞智!」
園内想羽:しとしとと雨の降る灰色の空を背に、真っ赤になった顔を見つめて、いたずらっ子のように微笑んでいる。
倉光啓人:「いびきかく元気あるなら起きろ!」 困って舞智を起こす
園内舞智:「あっもう~!」
園内舞智:「今いいと……げふん!気持ちよく寝てたのに~……」
園内想羽:「うふふ。おはようございます、まち」
園内舞智:「おはよう、そわ」
倉光啓人:「何が気持ち良くだ、何が……足痺れてきたんだ」 顔を逸らしつつ
倉光啓人:「……おはよう。もう痛くないか?」
園内舞智:「ごめんごめん。うん、もう大丈夫」頭を起こして。「大丈夫だけど」
園内舞智:「……これから、どうしようね」困ったように笑った。
GM:では改めて、潜伏と情報収集を行ってもらいましょう。
GM:また、トリガーシーンを経たことで新しく追加される情報項目があります。
・“サンクタム”セルの“裏切り者”〈情報:FH、UGN〉12
・“サンクタム”セルの海底遺跡 〈知識:学問〉〈情報:UGN、噂話〉9
+
・“ジェマドの刻印” 〈知識:レネゲイド〉〈情報:FH〉 14
園内舞智:おお 刻印が増えたわけね
GM:倉光くんは1d10を降ってどのイベントが起こるか決めてね
倉光啓人:ヘーイ
倉光啓人:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6
GM:6.『休息場所が見つからない。仕方なく粗悪なレジャーホテルに泊まることになる』〈調達〉〈意思〉難易度7
GM:雨が降ってるのに休む場所がないみたいですね
倉光啓人:レジャー……ホテル……
GM:俗な言い方をするとラブホです
園内舞智:直接的すぎ
倉光啓人:アワワ……
園内舞智:倉光調達意思大丈夫そう?
園内想羽:なるほどね
園内舞智:私やろうか?
倉光啓人:実はどっちも苦手分野です とはいえ情報もどうしようもないので
倉光啓人:ダメ元で振って、ミスったらお願いかな
園内舞智:でもこっち失敗するよりはこっち確実にやってもらって
園内舞智:情報ダメ元のほうがいいのでは 手数的に
倉光啓人:なるほど……んじゃそうしましょう
GM:噂好きの友人を信じよう
倉光啓人:あっほんとだ 噂話はあったわ
倉光啓人:ともあれお願いします!
園内想羽:じゃあお願いします~
園内舞智:はーい では潜伏判定を調達で行ってみるね~
GM:どうぞどうぞ
園内舞智:4dx+6>=7
DoubleCross : (4DX10+6>=7) → 10[2,8,9,10]+7[7]+6 → 23 → 成功
倉光啓人:強靭
GM:滅茶苦茶手慣れた様子だ
園内想羽:すごいぜ
GM:では無事にレジャーホテルの中ではちゃんとした所に泊まれることになったよ
園内想羽:じゃあ刻印いこうかなあ
倉光啓人:"サンクタム"セルの海底遺跡! <情報:噂話>で行きます。コネ:噂好きの友人使用
GM:倉光、想羽は情報収集を行なうのだ
園内想羽:“ジェマドの刻印” 〈知識:レネゲイド〉〈情報:FH〉 14 いきます
倉光啓人:5dx+1=>9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 10[1,3,7,9,10]+10[10]+10[10]+1[1]+1 → 32 → 成功
倉光啓人:好きすぎだろ 噂が
園内想羽:最後の情報収集チームを使って
園内想羽:7dx+3>=14
DoubleCross : (7DX10+3>=14) → 10[2,4,5,7,7,9,10]+2[2]+3 → 15 → 成功
園内想羽:あぶない
GM:では開示していくよ
◆海底遺跡 〈知識:学問〉〈情報:UGN、噂話〉9
X市海中に存在するという海底遺跡。遺跡からは神殿の一部や異形の神像が発掘されている。
“サンクタム”殲滅作戦後に取られたデータによると“サンクタム”の六つの主要な研究施設は北斗七星になぞらえて設置されており、
軌跡をたどることで七つ目の主要施設、海底に存在する遺跡の座標が浮かび上がるようになっている。
“サンクタム”セル内で遺跡に立ち入ったことのある者はごく少数だが、遺跡内には“神卵”と呼ばれるレネゲイドアイテムが安置されているらしい。
また、遺跡から発掘された碑文の一節には六つの聖地で血を捧げよ、という旨の言葉が刻まれている。
“サンクタム”に対して行われた虐殺はこの生贄の儀式であったと見ていいだろう。
UGNが調査を進めているが海底付近には特殊な海流が発生しており、通常の方法でたどり着くことは出来ないようだ。
◆“ジェマドの刻印” 〈知識:レネゲイド〉〈情報:FH〉 14
持ち主のレネゲイドと引き換えに領域内の瞬間移動を可能とする遺物。
契約者は代償として刻印から離れた場所での活動を制限される。
遙か古代では刻印の契約者は巫女と呼ばれ、実質的な人柱として扱われていた。
この技術を齎したのは嘗て天から地上に降りてきた天使たちだとされている。
転送の際に与えられたレネゲイドは地脈を通して海底の遺跡へと蓄積されている。
また、遺跡に残されていた経典によると、刻印を持つものは“神卵”の孵化とともに天の国に帰るとの記述が見つかった。
GM:いつまでも山に残っているわけには行かなかった。“ジェマドの刻印”の対処法を見つけるため、そしてUGNの捜査の手から逃れるため、君達は再び市街に戻り休息場所を探した。
GM:しかし、中々君達が身を休められる場所は見つからず……。唯一泊まることが出来たのが、君達の今いるレジャーホテル
GM:俗に言うとラブホテルと呼ばれている場所だった。
倉光啓人:「……うおぅ……」
園内舞智:すごい安い所見つけた、と嬉しそうに持ってきたのがここだ。
倉光啓人:部屋に入り、思わず声を漏らす。安いながらに間接照明の利いた、ムードある部屋。それでいて手狭であり、ドン! と大きなベッド以外には、長机とソファのみ。
園内想羽:「まあ……こういう場所の方が、目立ちにくいかもしれませんね」
倉光啓人:トイレにカギはないし、シャワールームはガラス張りである。カーテンがなければ即死であった。
倉光啓人:「……確かに、目立たないことが何よりだよな」
倉光啓人:「一応体も洗えるし……」 ちらりとシャワールームを見る。登山帰りにはありがたい限りなのだが
園内舞智:「なんかへんな部屋だねでも」
園内想羽:「ええ、ようやくシャワーも浴びれそうです」
園内舞智:「雨降ったしね~。早く髪洗いたい」
GM:年齢確認も粗末なものだったのも、未成年である君達が利用するには都合が良かった。
倉光啓人:「あっ……」 ばちばちとまばたきする。想羽はさておき、舞智は……このホテルの『目的』を分かっていない!
園内舞智:「そわ、早く入ろうよ」
倉光啓人:もちろん倉光も、存在やそれにまつわる噂話を知っているのみである。入ったのは初めてだ。
園内想羽:「ん、入りましょうか」
倉光啓人:「……あっ、待った。備え付けのシャンプーとか使う時は、確認しろよ中身……!」
倉光啓人:そう言いつつ、慌ててソファの方へと大股で歩いていき、どんと座る。
園内想羽:「あら……どういうアドバイスなのかよく分かりませんけど、詳しいんですね?」
園内舞智:「中身~?別に何でもいいよ?」
園内舞智:「こだわりあるわけじゃないし」
園内想羽:「あるんですか、来たこと」
園内舞智:「あっそうなの?」
倉光啓人:「なっ、ない! ……ただ色々話とか聞くだけ!」
園内舞智:「へ~、有名なホテルなんだ」
園内舞智:「レビュー欄見てなかった。あとで見よっかな」
園内想羽:「へえ、そういうものなんですね」そんな会話をしながら、脱いだブレザーのしわを伸ばしている。
倉光啓人:「有名てか……まあ……」
倉光啓人:何を言っても墓穴になるような気がして、うつむいて押し黙る 「……ちゃんとカーテン閉めて……静かにな! 後で俺も入りたいから……」
園内舞智:髪を留めるリボンを外しながら。「ん~」
園内舞智:「覗くなよ」
倉光啓人:「覗かない!」
園内想羽:「そうそう。覗きは犯罪ですからね」
園内想羽:「どうしても見たくなった時は、然るべき手順に則ってくださいね」
倉光啓人:「てじゅっ……」
園内舞智:「手順って?」
園内想羽:「そりゃ、まずは恋人になる所からじゃないですか?」
倉光啓人:「……」 ならない、と言い切ろうかと思ったが、なんだかそれは躊躇われて 「……早く入れっ……」 小声で絞り出す
園内舞智:「……おお」
園内舞智:「そうか……」
園内想羽:「そこから先は私もあまり詳しくはありませんけど……あ、そうですね。早く入らないと冷えちゃいます」
園内舞智:「手順……」
園内想羽:「……まちは実際、どうなんですか?」カーテンの向こう、冷えた身体にシャワーの熱が染み渡っていくのを感じながら。向こうには聞こえないような声。
園内舞智:「実際って?」シャワーの余りの流れで足を洗っている。
園内想羽:「さっき倉光くんがいろいろ言ってた時は、満更でもなさそうに見えましたけど」
園内舞智:「そ、そわはどうなの」
園内想羽:「んー……?そうですねえ」
園内想羽:「惚れちゃったかも」
園内舞智:「えっ」
園内舞智:「そわも?」
園内想羽:「うふ。やっぱり、そうだったんだ」
園内舞智:「やっぱり……?あっ」
園内舞智:「あ~~~っ!」
園内舞智:「そわ!」
園内想羽:髪を洗い終えて、ゆっくりとかき上げる。にんまりと笑みを浮かべている。
園内想羽:「あ。大きな声を出したら聞かれちゃうかも」
園内舞智:「今のはズルじゃ……」声を潜めて。「ズルそわ~!」
園内想羽:「ズルくないですよ~だ」
園内舞智:「でもさ~」シャワーヘッドを受け取って、身体を洗い流していく。
園内舞智:「倉光はそわ派じゃん?」
園内舞智:「両思いじゃない」
園内想羽:「ええ~……?」
園内舞智:湯が玉のような肌に弾かれて、煙を立てていく。
園内想羽:「どう見てもまち派ですよ」
園内舞智:「え~?そわの胸ちら見してたよいつも」
園内想羽:「いや、まちだってだいぶ見られてましたよ……?」
園内想羽:「勉強でん~ってなってる時とか、すぐ視線行ってましたもん。まちは気づいてなかったと思いますけど」
園内舞智:「……そわって」
園内舞智:「そゆときも倉光見てたんだ」
園内舞智:上から順に体をゴシゴシと洗いながら。
園内想羽:「え……」
園内想羽:「それは……まあ、そういうこともあるっていうか」
園内舞智:「好きすぎか~?」
園内想羽:「なっ、なんですか……!別に、好きじゃなくたって隣にいたら顔くらい見ますよ……っ」
園内想羽:反論するようにぱしゃと脚にかかったお湯を跳ね上げるが、すぐに俯いて。
園内想羽:「いや…………まあ」
園内想羽:「好き、ですけど……」
園内舞智:「ほら~~~」
園内舞智:「そわはかわいいなあ」
園内想羽:「だ……だって、色んなことすぐに気がつくし、優しいし……」
園内想羽:「体つきとかしっかりしてて、手とかあたるとドキッとしますし……」
園内舞智:「ん~?」にやにやしながらちょろちょろとシャワーを浴びせかけている。
園内想羽:「だ……大体、昨日のあんなの……誰だって惚れるじゃないですか」
園内想羽:「まちだってそう思いますよね? ねえ?」
園内舞智:「……」
園内舞智:「……うん」
園内舞智:「うん……」
園内想羽:「ほら~っ」
園内舞智:「だってえ……」
園内舞智:「手」
園内舞智:「手、握ってくれて、ゴワッとしてて、でもあったかくて」
園内舞智:「それで……」
園内想羽:「それで、なんです?」にやにや笑みを浮かべながら続きを促す。
園内舞智:「それで、いいなって思っちゃったの!」
園内舞智:「も~……!バカそわ!」
園内舞智:「バカ!」
倉光啓人:ンンッ、とシャワールームの外から咳払いが聞こえる。
園内想羽:「だったらまちもバカです~。成績ほとんど同じくらいでしょ」
倉光啓人:少し声を上げれば響いて聞こえてしまうようだ。
園内想羽:「……ね、まち」声を潜めつつ、少しだけ真剣な顔になって。
園内舞智:「……うん」声を潜めて。「私たち、バカなのかも……うん?」
園内想羽:「倉光くんがどっちを選んでも、恨みっこなしね」
園内想羽:「いや、倉光くんはぜったいまち派だと思うけど、一応……一応ね」
園内想羽:「……これでまちと仲悪くなるのとか、絶対いやですから」
園内舞智:「ぜったいそわ派だけど……あのね、そわ」
園内舞智:「倉光のことは好きだけど、世界で2番だからね」
園内舞智:「1番はそわだよ。何があっても」
園内舞智:「どっち選ぶとか、選ばないとか、関係ないんだ」
園内想羽:「あ……」頬を朱に染め、手で口元を隠して。「えへへ」
園内舞智:「えへへ」同じように笑い返す。
園内想羽:「うん。私も、まちのこと大好き」
園内舞智:「ふふ。ねえ、そうだ、そわ」
園内舞智:「私、いいこと考えちゃったの」
園内想羽:「……ほんとに?」
園内舞智:自分と同じ姿の妹に、ひそひそと、耳打ちをした。
園内想羽:「その顔、わるいこと思いついてる時のやつですよ」
園内舞智:「わるいこと~」
園内想羽:「ふふ、もう……」そのささやきを聞いて。しょうがないな、と言いたげに笑みを返した。
倉光啓人:……二人がシャワーに入ってしばらく時間が経った。
倉光啓人:どれくらいだろうか? 時計を見る余裕も、時間を数える余裕も倉光にはない。
倉光啓人:ただ、シャワールームから聞こえるシャワーの音、二人のかすかな声……気配。
倉光啓人:そういったものを感じながら、しかし無闇に思索はしないよう、両手を固く握り、そう綺麗でもないカーペットを睨んでいた。
倉光啓人:やがて、シャワーの音が止まる。
園内想羽:「ん、おまたせ~」
園内想羽:しっとりと濡れた髪にリボンを結び直しながら、カーテンを開けて姿を現す。
園内想羽:「どしたの、倉光? なんかおでこにシワよってる」
倉光啓人:「別に、もっとゆっくり入ってても良かったけど……」 ゆっくりと顔を上げて
園内舞智:「お待たせしました……覗いていませんよね?」その後ろで、悪戯そうに笑う。
倉光啓人:「なんでもない。……覗いてもいない」
園内舞智:「覗く前に手順を踏んで、とか。本気にしなくてもよかったんですよ?」
園内想羽:濡れた着替えは洗濯に回している。ふっくらとして熱を帯びた白い肌が、バスローブに包まれている。
倉光啓人:「っ舞智、お前、な……」
園内舞智:「まちは来ないのかな~って言ってました」
倉光啓人:顔を上げて、改めて二人を見て硬直する 「わ、な……何だその……それ」
園内想羽:「い、言ってない!」
園内舞智:「え~?」くすりと笑う。
園内想羽:「捏造だよ捏造! ていうか、まちのほうがずっとえっちなこと言ってたでしょ今!」
園内舞智:「倉光くん、私そんなこと言ってないですからね!?っていうか、例えばどんな事ですか……」
倉光啓人:「あっ……あっえ……え?」 二人のやり取りを聞いて、顔を、風呂上がりの格好を交互に見て、その情報量を処理しきれていない
園内舞智:「どうしたんですか?またお腹でも痛くなっちゃいました?」
園内想羽:「だ、だから……手順を踏まずに覗きに来ていいとか……」
園内想羽:「あ、やっぱ顔色変だよね。なんか変なもの食べた?」
園内想羽:ぴとー、と熱を測るように手のひらで額に触れる。
園内想羽:「んー……熱はなさげ?」
倉光啓人:「うあっ……!」 びくりと硬直する。間近から、風呂上がりの熱と香りが漂ってくる
園内舞智:「早くシャワー浴びちゃったほうがいいかもですね。雨に濡れたままですし……」
倉光啓人:「やっちょ……大丈夫、大丈夫だ……! 全然、熱とか……ただちょっと、びっくりしただけで……」
園内舞智:「びっくり?私たちがお風呂上がりだからですか?」
倉光啓人:「風呂上がりだからっていうか……」 想羽から目をそらせば舞智がいる。舞智から目をそらせば想羽がいる。窮して目を閉じ天井を見上げる
倉光啓人:「……恰好が、その……」
倉光啓人:「制服……じゃなかったから……な……?」
園内想羽:「あー……」言われて、自分たちの装いに目をやって。
園内舞智:「確かに、倉光くんには今まで制服姿しか見せてなかったですね」
園内想羽:「そっか。倉光、そういう気分になっちゃったんだ?」にんまりと目を細めて笑う。
倉光啓人:「そだな……全然、放課後とか、休日遊ぶとかなかったし……」
園内想羽:「ごめんね~目に毒で」
園内舞智:「どうです?いつもと違うまちは」
倉光啓人:「そういう気分って……!」 目を固く閉じる。まったく否定できない。『そういう気分』なのは
倉光啓人:「どうつわれたって……」 ちらりとそちらを見て 「……すっごい難しいんだけど」
倉光啓人:「なんかいきなりこんな場所っていうのは……ナンだな……ってのもあるし」
園内想羽:「ほらほら、そわ。あんまり倉光をいじめちゃだめだよ~」
園内舞智:「い……今いじめてるのはまちじゃないですかっ」
倉光啓人:「それこそ、舞智の言ってた、順序、じゃないけど……」
倉光啓人:「……」
倉光啓人:細目で、二人の顔を交互に見る
園内舞智:「?」
倉光啓人:「……な、舞智……」
倉光啓人:「ここって何のための場所だか、お前は分かってるんだよな?」
倉光啓人:「泊まるじゃなくて……『休憩』……ってやつ」
園内想羽:「え、それは……一応、ね。一応」
園内舞智:「?」
倉光啓人:「それって、そのための恰好で……」
倉光啓人:「…………」
倉光啓人:「……」
倉光啓人:両手を上げて、ぱしっ、と同時に双方の頭を叩く
園内想羽:「うぎゃっ」
園内舞智:「はうっ」
倉光啓人:「舞智、想羽!」
倉光啓人:「からかうなっ、こんな……お前っ、こんな……」
園内想羽:「あ……」
園内舞智:「あ、あ~……」
倉光啓人:「バカ姉妹!」 もう一回叩く
園内想羽:「ご、ごめん……ちょっとふざけすぎちゃった、かも」
園内舞智:「あたっ……!バレてた……?」
倉光啓人:「はあ~~……」
倉光啓人:大きく俯いて、息を吐き 「……マジで怒ってるとかじゃないからな、一応」
園内舞智:「完璧だと思ったんだけどな~」想羽のように振る舞っていたほうが、ラフな口調になる。
園内想羽:「わ、分かってる……ごめんね? 反省してるから……」
倉光啓人:想羽っぽく喋っていた舞智と、舞智っぽく喋っていた想羽を、交互に見る。……頭を叩いた所で、二人の危険なボディラインと纏う空気は、一切変わらない。
園内舞智:「そわ。もういいってさ」
園内舞智:「てかどこで分かったの?」
園内想羽:「あ、うん……」こほん、と咳払いして振る舞いを戻す。いや、倉光くんがからかうなと言ったのは、そういうことではなかったような気もするが……。
倉光啓人:じろりと舞智を見て 「最初から」
倉光啓人:「……てのはカッコつけ過ぎだけど、何か……変な感じだとは思ってたよ」
倉光啓人:「でも途中から、お互いのことホントの名前で呼んだり、舞智を呼んだのに、想羽のフリした舞智が返事したり……」
倉光啓人:「って感じではあったから、それで分かったって感じ」
園内舞智:「もっと練習しなきゃダメか……」
園内想羽:「えー、呼びましたっけ……?」むむ、と唸りながら首を傾げている。
倉光啓人:「しないでいい……」 疲れた様子 「舞智は舞智で、想羽は想羽だ」
園内想羽:「でも、すごいですよね。むかしお父さんにやった時は、半日気づかれなかったのに」
園内舞智:「見た目は全然違わないからね。私のがちょっと眼が赤っぽいのとー」
倉光啓人:「昔はもっと、お互い子供っぽくて、区別がつかなかったんじゃないか? 親が俺より分かんないってことはないだろ……」
園内舞智:「あとほくろくらいじゃない?」
園内想羽:「まちはこの辺にほくろありますよね」バスローブで隠された鎖骨と胸の間あたりをとんと指で叩く。
園内舞智:「そわはこっちだもんね」右胸をつつく。
倉光啓人:「ほくろ……」 想羽が叩いた辺りを見て……その大きな胸元に視線が吸い付き
倉光啓人:「……!」 慌てて俯いて、自分の額を叩く
園内想羽:「ひゃっ……ちょっと、自分のでやってくださいよぉ」
倉光啓人:「ぐっぐ……く、痛……」
園内舞智:「だって私にはそこにないんだもん~」
園内舞智:「あっねえねえ、そうだ」
園内舞智:「休憩って何?」
倉光啓人:「…………」
園内想羽:「あー……」
倉光啓人:思い詰めたような顔を舞智に向け、ちらりと想羽を見て……もう一度舞智を見る
園内想羽:困ったように倉光くんと視線を合わせて。
GM:では、そこで倉光くんは気づいていいよ。
GM:ベッド脇のサイドテーブル。置いてある籠の中に個装の避妊具が置いてある。
倉光啓人:「…………」
GM:シャワーに気を取られて気づけていなかった。
倉光啓人:心臓が激情の早鐘を叩き、脳は狂騒の旋律で軋み上がらん勢いである。
倉光啓人:この場で……この場で何もかもを爆発させてしまいたいとすら思う。
倉光啓人:だが、それでも
倉光啓人:「……ふうぅ…………」 長く息を吐いて、脳裏に小動物の戯れる水場、心癒される風景を思い描き
倉光啓人:改めて舞智を見る。
倉光啓人:「……あのな、舞智……これは、本当に……誰が悪いとかじゃなくって……でも、この機会にハッキリさせておきたくてな」
倉光啓人:「俺は……舞智。お前のことが好きだから……お前には、自分を大切にして欲しくって……だから、話すんだ」
倉光啓人:真剣な様子である。その言葉に二心があるようには感じられない。
園内舞智:「分かってるよ。私をバカにしないって言ってくれてるんでしょ」
園内舞智:「知らないのは私が悪いんだから。ちゃんと学ぶよ」
倉光啓人:「……お前のことをバカにはしないし……できれば、俺のことも嫌いにならないでくれ。……一回しか言わないぞ」
園内想羽:「……」ドキドキしながら成り行きを見守っている。自分から姉に説明してもいいのだが、そのままにしておいた方が楽しそうだ。
倉光啓人:「俺は男で、お前の父親とかでもないんだから、どうしたって女子の……裸に近い体とか、見たら」
倉光啓人:「どんなにお前が子どもっぽくても、興奮するし、触ったり、押し倒したり、そういうことをしたくなる、っていう所があるんだ」
園内舞智:「あ……」
倉光啓人:「舞智も高校生なんだから、それをちゃんと分かって……」
園内舞智:「そ……そういうこと……」
倉光啓人:「……自分を大切にしてくれ」
園内舞智:「倉光も、私たちに思うんだ……?」
倉光啓人:「思う」
園内舞智:「思う……」
倉光啓人:口元を押さえ、じりじりした目で舞智を見る 「……でも、我慢してる」
倉光啓人:「想羽の言ってる通り、順序は守るべきだって思ってるから」
園内舞智:「我慢……」
倉光啓人:はあっ、と溜息混じりに言い切り 「…………それだけ! ちゃんと復習しておくように!」
倉光啓人:ばっと立ち上がり、二人を押しのけるようにベッドサイドに行って
園内舞智:「えっ、あっ」
園内舞智:「うん……」
園内想羽:「あ……えっと」
倉光啓人:「こんなもんっ……!」 避妊具を手にしてポケットに入れると、そのままシャワーに向かっていく
園内想羽:「ありがとね、倉光くん」
倉光啓人:歯を食いしばって、想羽を振り返り 「……言ってんだろ」
倉光啓人:「二人のことが好きだからだよ……全部」
園内想羽:「……うん」
倉光啓人:カーテンを引いて、シャワーに入っていく。
園内舞智:「……そっか。そっか」彼が去ったあとに呟く。
園内舞智:「倉光も……見てるんだ。考えてるんだ」
園内舞智:「そういうこと……」
園内舞智:どこか少し嬉しそうに、それに浸っていたが。「あれ」
園内舞智:「休憩は……?」
園内舞智:「そわ、休憩って何?」
園内想羽:「……」はあ、と静かに溜息をついて。
園内想羽:「あのね……」こしょこしょと耳打ちする。
園内舞智:「……」
園内舞智:「……!」
園内舞智:「……!?」
園内想羽:「……そういうこと。だから、倉光くんはずっと様子がおかしかったの」
園内舞智:「そ、そこに私、あんな自信満々に……」
園内舞智:「宿見つかったよ~ってやってたの……?」
園内想羽:「まあ、安くて休めるのは本当ですから……」
園内舞智:「エッチみたいじゃん!」
園内舞智:「う……うう~!」
園内舞智:「ううううう~~~!」
園内想羽:「あー、よしよし……悪気がなかったのは、倉光くんも分かってますからね」
園内舞智:「……ねえ」
園内舞智:「そわは分かってたんだよね」
園内舞智:「分かってて……」
園内想羽:「……あ。まあ、一応……」
園内舞智:「面白そうだからほっといた?」
園内想羽:「…………」
園内舞智:「バカそわ~~~!」
園内舞智:シャワールームに響くほどの怒号が発せられた。
GM:シーンを終了します。ロイスの取得と購入が可能
園内想羽:ロイスは保留かな~
園内舞智:ロイス変更しようかな
園内舞智:園内想羽/親愛:○/偏愛 →親愛:○/憤懣
倉光啓人:エロ姉妹/○エロ/エロ でロイスを取りません
園内舞智:倉光啓人/好奇心:○/隔意 →幸福感:○/恥辱
GM:踏みとどまれて偉い
園内舞智:これで~
倉光啓人:まっちは医療トランク使っときな
園内想羽:そうじゃんトランクある 使ってね~
倉光啓人:調達は もしかしたらブルーゲイル飲む必要が発生するかもなので、狙ってみます
園内舞智:わーい
園内舞智:この袋に入ったやつ?どうやって使うのかな
倉光啓人:メッ!!
倉光啓人:3dx=>20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 10[5,9,10]+8[8] → 18 → 失敗
園内舞智:おしい
倉光啓人:最後に手が滑ったんや
園内想羽:私もブルゲねらおうかな
GM:財産なかったか
園内舞智:2d10
DoubleCross : (2D10) → 4[3,1] → 4
園内舞智:しょぼトランク
園内想羽:7dx+3>=20 ブルゲ
DoubleCross : (7DX10+3>=20) → 9[1,3,3,4,6,9,9]+3 → 12 → 失敗
園内舞智:園内舞智のHPを4(→ 4)増加 (5 → 9)
GM:動揺で応急手当できなかったんだろうな……
園内想羽:しょんぼり
園内舞智:ブルゲしてみよかな
園内舞智:4dx+6>=20
DoubleCross : (4DX10+6>=20) → 9[1,3,7,9]+6 → 15 → 失敗
園内舞智:だめ!
園内舞智:おわりです
GM:では次のシーンに移りましょう