『悪魔が来たりて喇叭を吹く』


メインログ | 雑談ログ


森堂(しんどう)ソウラ( )キャラシート(PC1:アスハル)
川端(かわばた)湧希(ゆうき)キャラシート(PC2:DT)
无号(むごう)辰巳(たつみ)十三(じゅうさん)キャラシート(PC3:ロケット商会)
秋塚(あきつか)譲治(じょうじ)キャラシート(PC4:大塚零)
入間(いるま)誠時(せいじ)キャラシート(PC5:優水)

【Index】

オープニング1:森堂ソウラ
オープニング2:川端湧希
オープニング3:无号・辰巳・十三
オープニング4:秋塚譲治
オープニング5:入間誠時

ミドルフェイズ1

ミドルフェイズ2

ミドルフェイズ3A:セーフハウス
ミドルフェイズ3B:氷室総合病院
ミドルフェイズ3C:市街
ミドルフェイズ3D:十三地区

ミドルフェイズ4A:対“憤怒”戦
ミドルフェイズ4B:氷室総合病院
ミドルフェイズ4C:住宅街
ミドルフェイズ4D:氷室総合病院

ミドルフェイズ5A:氷室総合病院
ミドルフェイズ5B:対“嫉妬”戦
ミドルフェイズ5C:対“暴食”戦

ミドルフェイズ6

クライマックス

エンディング1:森堂ソウラ
エンディング2:无号・辰巳・十三
エンディング3:入間誠時
エンディング4:秋塚譲治
エンディング5:川端湧希

【プリプレイ】

GM:というわけで、大N市ダブルクロス“悪魔が来たりて喇叭を吹く”開始いたします!
GM:よろしくお願いします!
入間誠時:よろしくお願いします!
辰巳十三:よろしくどうぞ!
秋塚譲治:よろしくおねがいしまーす!
川端湧希:よろしくおねがいします!
森堂ソウラ:おねがいしゃーす!
GM:ではトレーラーを
■トレーラー
汝、われを知るや

人を惑わし、人を欺き、
人を誑かし、人を悪徳へと導く、人ならざるもの。

其は悪魔なりと汝は答える。

しかし。
われらは人より生まれ、人の間に交じり、
人と同じ悪性を持つ。
翼なく、鱗なく、蹄もなく、人と同じ姿をする。
人の内にあって悪を為させ、
また人に使われて悪を為す。

今一度問う。この街に集いし七の同胞より問う。

汝、われを知るや

GM:自己紹介!
GM:PC1の森堂くんからお願いします!
森堂ソウラ:はいさーい!
森堂ソウラキャラシート
森堂ソウラ:森堂ソウラ! 軽薄ニヒル系な不良高校生! 
森堂ソウラ:学校をサボってよく街のゲーセンに出没するとのうわさがある。
森堂ソウラ:趣味は俺より面白い事件に巻き込まれに行くことで、『ワンコイン・トラブルシューター』を名乗っている。
森堂ソウラ:ちなみに森堂が発生した時点で、街の筐体には北斗とか戦国バサラとかが置かれる異聞帯になるので
森堂ソウラ:よろしくお願いします
GM:よろしくお願いします。大N市のゲーセンすげえな…
森堂ソウラ:能力はモルフェウス/ソラリスでの液体・固体生成による複合型で『造形物を本物にする力』。
森堂ソウラ:白兵、射撃、カバー、ミドルをまんべんなくこなすミスター器用貧乏。
森堂ソウラ:火力は130点クラスなので、そこは頼りになる皆さんにお任せします。
森堂ソウラ:付き合いは長いが大N市は初参戦! しかし付き合いの長いねむちゃんの為ならエンヤコラサ
森堂ソウラ:頑張ります! よろしく~
GM:よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトはこちら
・PC1:森堂ソウラ シナリオロイス:文月ねむ
あなたは市内に住む高校生であり、UGNイリーガルである。
同じくUGNイリーガルである文月ねむとは何度か任務を共にした仲であり、
つい先日の任務でも共に戦った。文月があなたを負傷の経過観察に連れて行った帰り、
二人の前に異様な仮面を被った男が現れる。
男を見て文月は凍り付く。その男が、
自分を一度死の淵に追いやり、友人を殺害した犯人だったからだ。
森堂ソウラ:テメー! ねむパイセンを怯えさせてんジャネッゾコラー!
GM:文月ねむという仲良しのイリーガルがいるということにするのでよろしくお願いします。
森堂ソウラ:外見から年下だと思っていたが最近、真実を教えられたばかりというムーヴでいきます
GM:了解です!よろしくお願いします!

GM:では次、PC2の川端さん、よろしくお願いします!
川端湧希:はい!
川端湧希キャラシート
川端湧希:川端湧希(かわばた・ゆうき)。市内在住のイリーガル。
川端湧希:レネゲイドコントロールが苦手で、炎を集中して定着することが出来ずに苦慮していましたが
川端湧希:領域操作に後天的に目覚めたことで集中力(コンセントレイト)を獲得。
川端湧希:制御できるようになってからは積極的にイリーガル業に協力しています。
川端湧希:大N市には初登場。初登場キャラクターです。
川端湧希:どこかではキャンペーン一つこなしたりもしたかも知れないけど……初登場です。
GM:初登場なのだなあ
川端湧希:直情気味のキャラクターとしてキャピキャピしていきます。
川端湧希:性能としては、ダンシングシミター活用形の災厄RC。
川端湧希:多重エンチャントとストレンジフェイズでダイスを確保して、高係数サラマンダーRCで焼き尽くす。
川端湧希:それだけ。援護の風……?知らない子ですね……?
川端湧希:そんな感じです!よろしくおねがいします。
GM:エンチャントの数がヤバイ!よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトはこちら
・PC2:川端湧希 シナリオロイス:有平結
あなたは市内に住む高校生であり、UGNイリーガルである。
あなたは幼少期に能力の制御に苦しんでいたが、
UGNイリーガルであるあなたの兄や、
その同僚たちの協力でなんとか生活を送れるようになった。
有平結もその一人で、あなたの近所に住んでいたこともあり、
やがてとても親密になっていた。しかし…
4年前のある日、彼女は殺された。
犯人は分かっていない。だが、現在。
市内で同一犯による殺人未遂があったという噂をあなたは耳にした。
川端湧希:親密だったのに……
GM:どういう親密な関係だったのかは自由に!
川端湧希:姉代わりにしてたくらいのイメージかな
GM:ではそのような感じで行きましょう。よろしくお願いします!
川端湧希:よろしくおねがいします!

GM:ではPC3、辰巳さんお願いします!
辰巳十三:はい!
辰巳十三キャラシート
辰巳十三:辰巳十三、第13地区の支部長をやっていながら、市内の星辰館学園に通う中学生でもあります
辰巳十三:流出したアーティファクトを回収したり、ヤバイ事件に首を突っ込むのが主な業務で、バリバリ働いているつもりです(本人の主観です)
辰巳十三:サラウンドレポートで仲間の情報収集を援護し、財産でサポートしながら、戦闘でも餓狼の爪を使ってさらに支援します。
辰巳十三:白兵オーヴァードなのに感覚が高いのは、さっさとエンゲージに突っ込んで
辰巳十三:仲間のアタックに追撃するため!
GM:餓狼の爪!他のPCの攻撃のダメージ上乗せできる珍しいエフェクトだ。
辰巳十三:川端さんとは奇妙な因縁を感じる…なぜだろう… あとみなさんとPLするのがすごく久しぶりな感触… これもなぜだろう……
辰巳十三:というわけで、今回は同級生とかのためにがんばります! 以上、よろしくお願いします!
GM:久しぶりの戦場で大いに暴れてください!よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトはこちら
・PC3:无号・辰巳・十三 シナリオロイス:犬童美衣
あなたは第13支部の支部長であり、星辰館学園の中等部学生でもある。
あなたは市内で起きた、オーヴァードによる連続強盗事件の犯人を追っていた。
あなたは彼を区画内の廃墟に追い詰めて無力化したが、
取り押さえた彼の身体から奇妙な黒い影が這い出し、
結晶化してその場に転がった。あなたがその結晶に手を伸ばした瞬間、
横から少女が飛び出して結晶を奪い取った。
その少女は、あなたのクラスの女子生徒である犬童美衣であった。
辰巳十三:犬童くん… いったい何者なんだ……!
GM:犬童くんは肩のあたりまで長い黒髪をした女の子です。顔は可愛いけどあまり人に懐かない。
辰巳十三:へへっ!望むところさ!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!

GM:ではPC4、秋塚さん!
秋塚譲治キャラシート
秋塚譲治:秋塚譲治21歳! UGNエージェントやっています!
秋塚譲治:特定の支部についているんだがないんだかよくわからないですが、《ディメンジョンゲート》で色々使い走りをやっている感じだと思います
秋塚譲治:性能はとにかく漆黒パンチで敵をぶち殺す事! 火力を上げるために判定ダイス増加を《瞬速の刃》に絞りました。
GM:バロサラ素手白兵!
秋塚譲治:《フレイムタン》での視界攻撃はやめて、《斥力跳躍》で敵のエンゲージまで移動することになりましたがこれは重要な理由があって
秋塚譲治:視界白兵だとめちゃくちゃ演出がしにくかったのと、私が拳児を読んだからです。
GM:无二打されちゃう
秋塚譲治:性格は軽薄で女の子に優しくするタイプのナンパ野郎です。女にいいところを見せるために頑張りたいと思います! 以上!
GM:よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトはこちら
・PC4:秋塚譲治 シナリオロイス:丹波海
あなたは市内に住むUGNエージェントだ。
数か月前、あなたは昔の同僚であった丹波海というUGNエージェントを
捕縛する任務を受けていた。理由は敵性組織への内通、情報漏洩。
あなたは彼の身柄を押さえるべく交戦するが、彼は以前よりも強力になっており、
痛み分けのような形で彼を取り逃がしてしまう。
彼は最後に君とUGNへの報復を誓って、姿を消した。
秋塚譲治:丹波くん! キミが何故!
GM:何故だろう…頑張っていた彼がなぜ…
秋塚譲治:あ、そうそう。こう嫉妬された理由はなにかやったとかじゃなくてちょっと言いがかり気味の理由がいいですw
GM:そういう感じのものを想定してます!完全な言いがかり!
秋塚譲治:どうもありがとうございます! 流石できるGMだぜ!
秋塚譲治:ではよろしくおねがいします!
GM:よろしくお願いします!

GM:では最後、PC5の入間くんお願いします!
入間誠時:はい!
入間誠時キャラシート
入間誠時:入間誠時23歳何でも屋!
入間誠時:猫探しから汚れ仕事までなんでもやる、厭世的な……
入間誠時:何故か属性が被ってしまった気がする!
入間誠時:めちゃくちゃアホみたいに重い過去持ちだったのが最近少しずつ重さを足されています、キャラシ参照
入間誠時:相手の傷口だとか痛がるところが好きという露悪的なところがありますが
入間誠時:何故か情に厚いと色んな人から伺っております。不思議。
GM:設定が重い!バベルガ・グラビドンかな?
入間誠時:バロールだからね!
入間誠時:能力はシンプルな黒の鉄槌使い。160点では迎撃する魔眼で速やかに100%に到達し
入間誠時:クライマックスでの時の棺を目指します。
入間誠時:視線の通るところにそのまま重力を通す、みたいな概念的設定が付与されたりもしました。
入間誠時:以上!よろしくお願いします!
GM:時の棺…なんと恐ろしい…よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトはこちら
・PC5:入間誠時 シナリオロイス:謎の襲撃者
あなたは何でも屋だ。
あなたは猫探しの依頼を終え、依頼主の家にやってきた。
このまま猫を渡せば依頼は完了だ。しかし、
家の明かりがついているにもかかわらず、チャイムを押しても反応がない。
異変を感じたあなたが家に入ると、依頼主が血の海に倒れ、
見知らぬ男がキッチンで何かを調理しているのを発見する。
あなたは犯人と思しき男を撃退することに成功したが、
手口から見て手慣れていることは確かだ。
次の犠牲者が出る前に男を捉えなければなるまい。
入間誠時:猫の飼い主ーーっ!!
入間誠時:許すことはできない
GM:頑張ってなんとかしよう!
入間誠時:フラッシュバック起こしながらなんとかします(重い)!
GM:頑張って!というわけでよろしくお願いします!
入間誠時:よろしくお願いします!



GM:では早速OPに入っていきましょう。
GM:よろしくお願いします!

【オープニング1:森堂ソウラ】

GM:登場侵蝕をお願いします。
森堂ソウラ:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 2[2]+36 → 38




GM:第4区画
GM:ゲームセンター“プライズ”

GM:ゲームセンター“プライズ”。
GM:大N市でも屈指の機種数の多さ、毎週末のように開催される大会、
GM:そしてメンテナンス状態が良好ということで、ゲーマーたちがこぞって集まるゲームセンターである。
森堂ソウラ:では、画面では
GM:今、その一角で歓声が上がっていた。
森堂ソウラ:オクラのような帽子を被った奇怪な将軍が、
森堂ソウラ:相手キャラを画面端から画面端に繰り返し運びながら、一方的にダメージを与え続けている。
森堂ソウラ:「くあ…………」 欠伸をしながら、指先だけは一定のペースで動いている。
実況:「画面端!追い詰めて!コンボミスらない!」
対戦相手:「コンボミスれ!突き指しろ!」
森堂ソウラ:「マジで乗せるまでのゲームなんだよなコレ……」
森堂ソウラ:「うるせー! これ選んだのはお前だからな!」
森堂ソウラ:ちなみに対戦相手のキャラも色違いのオクラです。
実況:「願いも虚しく援軍でフィニッシュ!これで10連勝!止まらない!」
森堂ソウラ:対戦相手のHPが尽き、画面に「WIN!」の二文字が刻まれる。  
森堂ソウラ:オーモーイーガーシュンヲカケーヌーケーテー
森堂ソウラ:「愚かな挑戦者め……戦国MACROS7を選んだ時点でこうなることは目に見えてたんだよ……」
GM:背後のベガ立ち観戦者も諸手を挙げて歓声を上げる。
森堂ソウラ:「おら! 次の挑戦者は誰だー! できればもうちょいゲームバランスが崩壊してない奴で頼む!」
観戦者:「ヤバイ」「突き指しろ!」「止まんないよこれ」
GM:勝利の歓声が心地よい。
GM:今の君には負けた対戦相手の罵声ですら賞賛の一つだ。
???:「………くん」
森堂ソウラ:「ハッハァー! そろそろ俺も中野に行くべきかな……!」
GM:ゆえに、微かな呼び声にも気づかないかもしれない。
???:「……ソ……くん」
森堂ソウラ:「この町は俺には狭すぎる……」
森堂ソウラ:「だが、もうちょい勝利の味でキラ付けはしておくかな! お前にコンティニューだ!」
森堂ソウラ:そんなわけで、次の対戦相手を待ちうけるべく、コインを投入する。
GM:と、その時
GM:君は急に後ろから服の襟を引かれ、服の中に冷たい缶コーヒーを当てられる。
森堂ソウラ:「あ冷ぁっ!」
???:「ソウラくん。」
文月ねむ:君の背後にいるのは、UGNイリーガルの文月ねむ。
文月ねむ:「今日は何の日か覚えてる?」
森堂ソウラ:「何すんだ……って、うわ、ねむちゃん?」
文月ねむ:君と何度か任務を共にした同僚でもあり、
文月ねむ:昨日の任務で負傷した君の治療の補助をしている。
森堂ソウラ:「何の日って? タケハラさんが初めて世界大会で優勝した日?」
森堂ソウラ:「あれ、あの日は来月だったかな……」
文月ねむ:冷ややかだった目がさらに細くなる。
文月ねむ:「ケガの事後観察!診察は今日だったでしょ!」
森堂ソウラ:「え。あ。あ~~~~~~…………」
森堂ソウラ:首を傾げて面倒くさそうにする。
森堂ソウラ:「大丈夫だって。戦国陸上だってバンバン走れるしさあ」
文月ねむ:「本当に?」小さな肩をいからせて、腰に手を当てて森堂を見つめる。
文月ねむ:「じゃあここ、触っていい?」背中につつ、と指を這わせる。
文月ねむ:もう少し下に行くと、君が負傷した箇所がある。
森堂ソウラ:「あいった!」 
森堂ソウラ:「…………not。」
森堂ソウラ:すぐに席を立って、両手を掲げる。
森堂ソウラ:「今のは、そう、ねむちゃ……ねむ先輩に会いったかったな~、みたいな」
森堂ソウラ:「そういう……」
文月ねむ:「そ。じゃあお姉さんと一緒に行こうね、ソウラくん?」
森堂ソウラ:「……うぇはーい……」
森堂ソウラ:「じゃあ今日のモブ共。俺がいない間に走り込みしとけよー」
観戦者:「え、ええと…?」
観戦者:「どういう関係…?」
森堂ソウラ:「……………」
森堂ソウラ:「……かかりつけ医?」
文月ねむ:「そんな感じです。通してください!」
文月ねむ:くい、と服の袖を掴んで引っ張っていく。
森堂ソウラ:「めんどーいー」 引っ張られて、大人しくついていく。
観戦者:森堂を引っ張っていく小柄な少女を見送ってから、
観戦者:「…あの永コンより犯罪じゃね?」
観戦者:と小声で零した。
森堂ソウラ:「聞こえてんぞ!」
森堂ソウラ:「誰がお医者さんごっこだ!!」
森堂ソウラ:遠くから叫び声が聞こえたとか聞こえてこないとか



GM:2時間後
GM:路上

GM:二人の男女が夕暮れの道を歩いている。
GM:繁華街より少し離れた人通りの少ない道。
文月ねむ:一人は長い癖のある黒髪の少女。外見自体は小学生にも見えるが、
文月ねむ:隣の男子学生と交わす言葉から、むしろ彼よりも年上であることが見受けられる。
森堂ソウラ:実際、付き合い自体はそこそこ長い。が
森堂ソウラ:(……大学生。大学生なあ……いや、落ちついてるなあとは思ってたけど)
文月ねむ:「よかったね、そこまでひどくなくて。」
文月ねむ:にこりと笑って森堂を見る。
森堂ソウラ:そのことに気がついたのがごく最近だったりする。
森堂ソウラ:「つってもさあ、オーヴァードなら、そういうもんは残らないもんなんじゃねえの?」
文月ねむ:「んー、確かにオーヴァードなら怪我の治りは早いけど」
文月ねむ:「そうした力を使って治癒するのは安全じゃないの。」
森堂ソウラ:「無茶は禁物ってことか」
文月ねむ:頷く「侵蝕率の上昇や、不完全な再生…早さと引き換えに様々なリスクを負うことになるから、」
文月ねむ:「出来るだけ普通に治療しようね。」
森堂ソウラ:「はぁい、せんせー」
森堂ソウラ:(こんなちっこいのになあ。あ、つむじ見えた)
文月ねむ:「……返事はいいんだけどなぁ。」
文月ねむ:「ソウラくんって携帯機とか持ってないの?」
森堂ソウラ:「癖っ毛だと右回りか左回りか分かり辛いよね」
森堂ソウラ:「ん? スマホ? あるよ」
文月ねむ:「あ、そうじゃなくて、携帯ゲーム機」
森堂ソウラ:「あー、家庭用か。」
文月ねむ:「ほら。携帯機があれば、こういう日はゲーセンじゃなくて医療機関の近くでゲームやりながら待てるし。」
森堂ソウラ:「あるけど、あんま触ってねえな。目の前に対戦相手がいる方が好きなんだよ」
森堂ソウラ:「人を病院の待ち時間に耐えられないガキんちょみたいに扱わないでくれ」
文月ねむ:「待ち時間に耐えられるオトナは予約の時間越えるまでゲーセンに入り浸らないの。」
森堂ソウラ:「違う。単に忘れてただけだ!」
森堂ソウラ:「またの名を、覚える気が無かっただけとも言う……」
文月ねむ:「……………………」じとっとした目
森堂ソウラ:「…………すんません」 見つめられると弱い。
文月ねむ:「……今度忘れたら、」
文月ねむ:背伸びして、ぴとっと冷えた手を頬に当てる
文月ねむ:「手、入れるからね。」
森堂ソウラ:「子供の悪戯みたいなのやめてくんない!?」
文月ねむ:「オトナになってからいいなさい!」
森堂ソウラ:「つーか、さっきも思ったけど冷たっ! 冷え性、ひどすぎねーか!?」 
森堂ソウラ:合掌するように、ねむちゃんの手を両手で掴む。
文月ねむ:「わっ」
森堂ソウラ:「あったまれ~あったまれ~ なむみょーほーれんげきょー」 
文月ねむ:「………た、体温高いね、ソウラくん。」
森堂ソウラ:健康体なので、真っ当な体温だ。熱が移る。
森堂ソウラ:「……よし、こんなもんだろ」
文月ねむ:「……ありがと。」
森堂ソウラ:両手を離し、やや体温が落ちた自分の手は、首元に当てて元に戻す。
文月ねむ:顔が赤くなっている。血の巡りは良くなったようだ。
森堂ソウラ:「何ならもう片方も……」 言いかけて、口を閉じる。
森堂ソウラ:(………………しくった!!!!!)
文月ねむ:「ソウラくん?」
森堂ソウラ:いまだに、年下として扱う癖が抜けていないのだ。
森堂ソウラ:「すまん! 迂闊に女子の手を取るものじゃなかったな! うん!」
文月ねむ:「いいよ。私はオトナだから気にしないの。」
文月ねむ:そういってくすりと笑う。
GM:ここで、知覚判定をしてください。難易度は7.
森堂ソウラ:オートでブーストアーマーを装備して良いですか?
GM:どうぞー
森堂ソウラ:装備!
森堂ソウラ:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 6[4,4,5,6]+1 → 7

文月ねむ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 5[5] → 5

森堂ソウラ:もっててよかった、ブーストアーマー
GM:ここで森堂くんは気づきます。君たちの歩く道の先、
GM:異様な人影があることに。
森堂ソウラ:「えー、大人が自分でオトナって言…………」
森堂ソウラ:言いかけて、ねむちゃんの前に手を出して足を止める。
???:梟の意匠の仮面を被った異形の男。
???:背の高さ、痩身か肥満体か、しっかりとした印象が定まらない。
森堂ソウラ:「ストップ。ねむちゃん」
???:陽炎のような姿の中で、仮面だけが現実感を保っていた。
文月ねむ:「え?」足を止め、森堂の視線を追う。
文月ねむ:「………ッ」
森堂ソウラ:大N市でトラブルシューターなどやっている以上、多少の覚えはある。
森堂ソウラ:だが、経験が豊富とまでは言えない。慎重に、相手の出方を窺おうとする。
???:「“二度目”だね。」
???:声に特徴がない。否、“特徴がないことが特徴”なのだ。
森堂ソウラ:「? 二度……」
森堂ソウラ:「誰だか知んないが」
???:記憶しようにも全く捉えどころがない。数歩歩けば忘れてしまうかのような特徴の薄さ。
森堂ソウラ:「鳥人間コンテストなら、会場間違えてるんじゃないか?」
文月ねむ:「………」
文月ねむ:男を見つめたまま固まっている。
文月ねむ:「どうして………」
森堂ソウラ:屈んで、ねむちゃんに小さく語りかける。「とりあえず、あんまり良さそうな相手じゃない。人通りの多い所まで……」
文月ねむ:「どうして、ここに……」
森堂ソウラ:「ねむちゃん?」
???:「………。」その言葉に応えず、手の平を二人に向ける。
???:刹那、放たれる光の矢。
文月ねむ:「やめて!!!」森堂を横に突き飛ばす
森堂ソウラ:「っ!」
森堂ソウラ:不意を打たれ、転がされる。
森堂ソウラ:だが転びながら、腰元のフィギュアに手を遣る。
文月ねむ:腹部、肩に光の矢を受ける。額を矢が掠め、流血。
森堂ソウラ:「てめっ……!」 
森堂ソウラ:走った血を見て、即座に起動。「日輪!」
文月ねむ:地面にぼた、ぼた、と血が飛び散り、リムの壊れた眼鏡が転がる
森堂ソウラ:オクラめいた緑色の光を纏った、巨大なチャクラムを具現化。
森堂ソウラ:「なにっ、しやがる!」投げつける。
森堂ソウラ:その隙に、ねむちゃんの傍に駆けつけ、そのまま抱えあげる。
文月ねむ:ぐ、と立ち上がり、森堂に覆いかぶさる。男から森堂を守るように。
森堂ソウラ:「ちょっ……は!?」 思っていたのとは違う対応に戸惑う。
文月ねむ:「やめ、て……殺さないで………」
森堂ソウラ:「どうしたんだよ、ねむちゃん!」
森堂ソウラ:「――おい、文月に何しやがった! てめぇ!」
文月ねむ:「この子を殺すなら……私、を………」
???:「………。」
???:飛来するチャクラムを再び生成した光の矢で貫き、空中で破壊する。
森堂ソウラ:「チッ。あとで取り調べ受けんのめんどいんだけどな……!」
森堂ソウラ:《ワーディング》を張ります。周囲に余計な被害が行かない、数秒間だけ。
???:「今度は君が守る側なのか。」
森堂ソウラ:これで、周囲のオーヴァードたちが気付くだろう。
森堂ソウラ:「はあ? 自己完結してんじゃねーよ、コナン君か」
森堂ソウラ:「人に話しかける時は、まず名乗りから始めろっての」
???:「…。」ワーディングに気付く「君は彼女の友人か。」
???:「意外に頭が切れる。」
森堂ソウラ:「ああそうだ、ダチだよ。世話になってるんだ」
森堂ソウラ:身を起こし、こちらを庇うようにするねむちゃんを、片手で抱くように背中に腕を回す。
???:撤退の判断を取ったようだ。森堂と距離を置く。
???:「名前だけは教えておこう。私は“ルシヘル”だ。」
“ルシヘル”:「この街に救いを齎す者さ。」
森堂ソウラ:「ルシヘル……」 続く言葉に、思い切り眉をしかめる。
“ルシヘル”:陽炎のような姿は、そのまま夕闇に溶け込むように消えた。
“ルシヘル”:《瞬間退場》
森堂ソウラ:「…………」 気配が居なくなったことを確認する。
文月ねむ:「やめて………やめ、て…………」
森堂ソウラ:「ふう……救い? おいおい、オクラ使った日に新興宗教かよ。」
森堂ソウラ:「文月。大丈夫だ」
文月ねむ:文月は“ルシヘル”がいなくなるまで、譫言のように「やめて」と繰り返し
文月ねむ:ずっと森堂の服の裾を掴んでいた。
森堂ソウラ:「鳥野郎はいない」
森堂ソウラ:「怪我したのもアンタだけだ。……。……」
文月ねむ:それを聞いて、裾を掴む力が弱まる。
文月ねむ:そのまま瞼を閉じ、意識を失った。
森堂ソウラ:こんな様子の彼女は、初めて見る。いつも常識的で、戸惑ったり、混乱することはあったけれど
森堂ソウラ:こんな……錯乱するような。
森堂ソウラ:力を失って、袖から離れた手を取る。
森堂ソウラ:「さて」 ワーディングを張った以上、この辺りの物好きか、担当のUGNエージェントが来るだろう。
森堂ソウラ:制服の上着を脱ぎ、気を失った文月さんの上に被せる。
森堂ソウラ:「……何がなんだかな。これは」 へらへらと浮かべている笑みはなく。一人ごちた



GM:シーンカット。ロイスのみ可能です
森堂ソウラ:友達/文月ねむ/庇護:○/執着/ロイス

【オープニング2:川端湧希】

GM:川端さん、登場浸食をお願いします
川端湧希:侵蝕率+1(1d10->1) (侵蝕率:30->31)



GM:4年前

GM:君がまだ、レネゲイドコントロールに慣れていなかった頃の話だ。
GM:君の周りには幸い、エージェントである兄や、兄の同僚がおり、
GM:彼らからその術を学ぶことで、日常を送ることが出来ていた。
GM:有平結もその一人だ。
GM:君の近所に住んでいるということもあり、訓練以外のプライベートでも、
GM:二人は遊びに出かけたり、家族ぐるみで食事をしたりした。
GM:その日もいつものように、君と有平は一緒に遊んでいた。
GM:有平家のキッチン。
有平結:少女が手際よく材料を混ぜている。
川端湧希:それを顔を近づけて眺めている。
有平結:有平結。16歳の高校生。長い茶色がかった黒髪を、片側にまとめて結っている。
有平結:同年代の女子と比べやや背が高く、すらりと引き締まった身体つき。
有平結:君が彼女から聞いた話によると、どうやら陸上部らしい。
有平結:「混ぜるの、やってみる?」
川端湧希:「え、私がやっても大丈夫かな?」
川端湧希:「結さんの方が上手じゃない?」
有平結:「うーん、そうかもしれないけど」
有平結:「自分で作って食べるのって、また違ったおいしさがあるんだよ」
有平結:「料理で疲れてるから、甘味が沁みるだけかもしんないけどねー」
川端湧希:「なるほど……じゃあちょっとやっちゃおっかな」
有平結:「それに、あたしも湧希ちゃんが作ったクッキー食べてみたいなー?」
有平結:「おっ、やってみやってみ?」
川端湧希:「わーずるい。結さんそういうのずるいよ~」
川端湧希:「よっと」材料を混ぜ始める。
川端湧希:1dx 〈芸術:料理〉
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

川端湧希:その手付きは全然ぎこちない。
川端湧希:「これ難しい……!」
有平結:「あはは!ほっぺについてる!」
有平結:川端の頬に付いたクッキーの生地を指で取り、
有平結:そのまま口に運ぶ
川端湧希:「もうちょっと……!それ生だよ~?」
有平結:「ん、おいし。ちょっとだけ!ちょっとだけだから!」
川端湧希:「ねえ、ところでさ、結さんって」生地を混ぜながら。
川端湧希:「お兄ちゃんのこと好きなの?」
川端湧希:兄とは年が離れている。有平結よりも年上。
有平結:「ぶふっ」指を咥えたまま吹き出す
有平結:「どっどど、どうして!?」
川端湧希:「え、だっていつも見てるし」
川端湧希:「お兄ちゃんと話すときだけ声高くなってるし」
川端湧希:「違うの?」
有平結:指摘されてかあと顔が赤くなっていく
有平結:「……ば、バレバレかぁ~、あはは……」
川端湧希:「あ、あのね結さん、私ね」
川端湧希:「応援する!」
有平結:「湧希ちゃん…」
川端湧希:「だって私、結さんみたいなお姉ちゃん欲しいもん」
川端湧希:「お兄ちゃんとじゃファッションの話とか、お菓子の話とかできないもん」
有平結:ぎゅ、と川端さんの身体を抱く
有平結:「湧希ちゃ~~ん!あたしも~~~!」
川端湧希:「わわわっちょっと!」
川端湧希:「結さん!」
有平結:「あたしも湧希ちゃんみたいな妹欲しい~~~!!」
川端湧希:「生地!!!」
有平結:「あ……あはは、ごめんごめん!」
川端湧希:混ぜている間に抱きつかれたのである程度ぶちまけてしまって。
有平結:「わ~、やっちゃった~……」
川端湧希:「もー……あはははっ」生地まみれになったまま笑って。
有平結:生地を片付けながら、
有平結:「湧希ちゃんのお兄ちゃんはね、ファッションとかお菓子の話できないけど、」
有平結:「とってもカッコよくて、とっても頼れる人なんだよ。」
川端湧希:「うん。知ってるよ」
川端湧希:「あ、私がそう言ったって言っちゃダメだからね」
川端湧希:「調子乗るから……」
有平結:「湧希ちゃんも言っちゃダメだからね。」
川端湧希:「言っちゃダメ?さり気なく教えたほうがイシキさせられないかな」
有平結:「も~、どこで覚えてくるのそんなこと~…。」
有平結:「……あたしが直接言うから、ね?」
川端湧希:「うん。分かったってば」
川端湧希:「しばらく経ってもぜんぜん言う気配なかったら言うね」
有平結:「そ、それは急いで言わないと……!」
有平結:「さりげなく時間制限まで付けられちゃった……湧希ちゃんはあたしより大人だなぁ。」
川端湧希:「ふふっ、そんなことないよ」
川端湧希:「私は結さんのことね」
有平結:「えー?同級生でこんなに恋愛のアドバイスできる子いないよ?」
川端湧希:「とってもカッコよくて、とっても頼れるって思ってるよ」
川端湧希:「恋愛のアドバイスは合ってるかわかんないよ……?経験ないもん……」
有平結:「ねむとか超奥手だし。あの子好きな人出来たらどうするつもりだろ…?」
川端湧希:「結さんの同級生?」
有平結:「うん。前言った子だよ。ほら、同じ塾通ってて仲良くなったって…。」
川端湧希:「へー……奥手だと大変そうだよね」
川端湧希:「好きな子できても全然告白できずにこうマゴマゴしちゃったり」
川端湧希:「素直じゃない態度とっちゃったりするんでしょ?そういうのパスだな、私」
川端湧希:「好きになったらすぐ好きっていいたいな~」
有平結:「て、手厳しい~……」
川端湧希:「あ」手をパタパタと振って。「結さんのことじゃないよ!」
川端湧希:「結さんは言うって言ったもんね?」
有平結:「う、うう~……分かった!」
有平結:「明日!明日言う!支部で会う用事あるし!」
川端湧希:「ホントかなー?」
有平結:「言うもん!絶対!」
有平結:「……その代わり、さ。」
川端湧希:「うん。何?」
有平結:「失敗したら、慰めてね?」
川端湧希:「えー?失敗前提?」
川端湧希:「絶対成功させる、で行こうよ、そういうのはさ」
有平結:「やっぱりあたしよりしっかりしてる~…」
有平結:「……うん、成功させる。」
有平結:完成した生地を均等な大きさにしてトレイに並べていく
有平結:「焼こっか!」
有平結:そういって川端に笑いかけた
川端湧希:「うん!」自分の口の端に残っていた、生地を拭って舐めて。
GM:二人だけの約束をして、二人だけの料理教室は再開した。
川端湧希:「……うーん。おいしくない」
川端湧希:それは、きれいに焼き上がった、甘い結末ではなくて。
川端湧希:結末にたどり着くことなく、こぼれ落ちてしまった、まだ火を入れる前のものだった。



GM:やがて夕方になり、有平は友人と塾に向かった。
GM:君は完成した歪なクッキーを持って家に帰った。
GM:……その数時間後。
GM:部屋で微睡む君をけたたましいサイレンの音が起こす。
GM:家のほどなく近くで、付近の住民とパトカーと救急車が集まっている。
GM:住民と警察官、救急隊員の隙間から君が見たものは、
GM:血だまりと、見慣れた学生鞄と、
GM:衝撃で砕けたクッキーの入ったビニール袋だった。



GM:現在

GM:第4区画。君はUGNイリーガルの任務として、このあたりをパトロールしている。
川端湧希:「パトロールって言ってもなあ」街をブラブラと歩きながら。
川端湧希:「街をブラブラしても、そうそう事件が起きることってないよね」
川端湧希:「ま、無いほうがいいんだけど」あることを期待していたような自分の発言を、訂正するように息を吐いた。
GM:時刻は夕方に近い。部活帰りだろうか、学生と時折すれ違う。
GM:その中の一グループが、手に何かを持ってはしゃぎながら君の隣を通り過ぎる。
川端湧希:ちらりと目をやって。
女子高生:「えー?お菓子作りー?」
女子高生:「うん、バレンタインに向けてね。私、あんまり器用じゃないから今からやらないと心配でさ~」
女子高生:「なになに、チョコクッキー?ほんとに初めて?おいしそうじゃん!」
川端湧希:「……」
女子高生:「え~、食べてみないとわかんないよ~」
川端湧希:(……結局、やめちゃったな)
川端湧希:(……全然、教われないままだったから)
女子高生:女子高生たちは川端に目もくれず、市街へ。
女子高生:そのままどこか遊びに寄ってから帰るのかもしれない。
川端湧希:少しだけ振り向いて。
川端湧希:「……今年、作ろうかな」
川端湧希:特定の相手がいるわけではないけれど。
GM:君はそれとは正反対に、人気のない通りへと歩いていく。
川端湧希:兄と、その友人と。同性のクラスメイト。そのくらいは、挑戦してもいいだろう。
GM:徐々に街灯が失われていく。振り返れば、暖かな光と人の活気は遥か向こうにあるだろう。
GM:その時。
GM:君の進む方向から、ワーディングの気配。
川端湧希:「……!」
川端湧希:「たまのビンゴか……まあ、こういう日もあるよね、時には」
川端湧希:即座にその方向へと駆け出して。
川端湧希:(……でも、なんだろう、この感じ)
川端湧希:(嫌な予感がする。気のせいだといいけど)
GM:角を曲がると、その光景が目に飛び込んでくる。
GM:現場は血の海だ。
川端湧希:「……!間に合わ……!」
GM:その中心にいるのは男子学生と、
GM:4年前の事件の時、有平結とともに血の海に倒れていた、
GM:黒髪の少女であった。
川端湧希:「……!?」
川端湧希:「何……何……?」
川端湧希:まるで、あの時に戻ったように――とはいかない。
川端湧希:今度は、まだ失ってはいないかもしれない。
川端湧希:無力なあの時とも違う。いまは経験を積み、研鑽を積み。得たものがある。
川端湧希:2人のもとへと近づいていく。
川端湧希:――私は、今度は。
川端湧希:必ず結末を焼き上げる。
川端湧希:そのための、“地獄の送り火(ヘル・オー・ウィスプ)”だから。



GM:シーンカット。ロイスのみ可能です。
川端湧希:-友人/有平結/遺志/悔悟:○/ロイス で取得して、
川端湧希:タイタス化します。
GM:ヒエエ~~!
川端湧希:以上で!
GM:では今日はここまでです。次回は日曜の14時!
GM:今日は皆様ありがとうございました!
GM:次回もよろしくお願いします!
川端湧希:よろしくおねがいします!
森堂ソウラ:お願いします~
入間誠時:よろしくおねがいします!
辰巳十三:よろしくお願いします!
秋塚譲治:よろしくおねがいしまーす!

【オープニング3:辰巳十三】

GM:辰巳さん、登場浸食をお願いします
辰巳十三:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 5[5]+35 → 40




GM:星辰館学園 中等部

GM:大N市13支部長。无号計画により生み出された戦闘兵器。
GM:13区画の地下の番人。
GM:辰巳十三にはいくつもの顔がある。
GM:星辰館学園中等部生徒というのもその一つだ。
GM:朝。
GM:中等部の教室に生徒が集まって来る。
GM:朝練を終えた運動部の生徒がタオルで顔を拭きながら教室に入って来る。
GM:特にやる事が無くても、早めに来て友人と世間話に興じる生徒もいるだろう。
辰巳十三:「……」 どことなく憂鬱そうな目で、教室の前の方を見ている。
辰巳十三:「…………」 なんとなく、ここではないどこか、遠い場所を見つめている……ように見えるが
辰巳十三:「……(ホイコーローか)」 見ているのは給食の献立、ただ一点のみ。
辰巳十三:「……(ここの給食は美味い)」 「……(それは間違いないが)」
辰巳十三:「……(ホイコーローの場合、肝心なホイコーローのローの部分が少ないんだよな)」
辰巳十三:「…………(チンジャオロースーもロース—の部分が少ないし)」
辰巳十三:「…………(育ち盛りじゃないのか?)」
辰巳十三:「…………(プリンババロアまであと四日もある。遠いな……)」 物憂げにため息をつく。たいしたことは考えていないのだ!
GM:がらり、と教室のドアを開けて一人の女子生徒が入って来る。
辰巳十三:「ん……」 眼球だけ動かしてそっちを見る。
犬童美衣:犬童美衣。成績も並。運動神経もそれほどいいというわけではない。
犬童美衣:しかし、その気質と剣呑な雰囲気からクラスから遠巻きにされている生徒である。
GM:会話に興じていた運動部の男子生徒も、
犬童美衣:「………。」
GM:人睨みされて慌てて口を噤んで路を開ける。
辰巳十三:(俺の経験則でいうと、この手のタイプは7割がオーヴァードで、2割が関係者。1割が性格なんだが)
辰巳十三:(どのパターンでも関わってほしくないタイプなのは間違いない。野良オーヴァード同士、仲良く意気投合できるケースなんてほぼほぼ無いし)
犬童美衣:彼女は辰巳の隣の席に着いて、教科書を机に入れる。
辰巳十三:(だから本人の希望か、トラブルでもなければ関わらないのが基本だ)
辰巳十三:(そして、俺はあんまり基本じゃない)
辰巳十三:「……なあ、犬童サン」 声をかけてみる。
犬童美衣:「…なに?」
犬童美衣:意外にもすんなりと返事をした
辰巳十三:「朝のあいさつしてもいいかい? 玄関前の掲示板にアイサツは大事って書いてあるし」
犬童美衣:「………。」少し考えて
犬童美衣:「おはよう。」
辰巳十三:「おはようございます。……話しかけるなって言われなくてよかったよ」
犬童美衣:「別に。」
辰巳十三:「だよな」 肩をすくめる。
犬童美衣:「……もっと気難しいと思ってた。」
辰巳十三:「きみもね」
辰巳十三:「世の中、難しいことが多すぎるからな。隣の席のクラスメイトくらい簡単にいきたいんだよな」
犬童美衣:「うん。…………難しくて、納得がいかないことばかり。」
辰巳十三:「まったくだ。ホイコーローのローが少ないとかな」
辰巳十三:「ここ一か月くらい、そのことばっかり考えてるよ」
犬童美衣:「……それはしょうがないんじゃない?最近お肉高いし。」
辰巳十三:「それくらいなら、ピーマンなんて減らしていいよ! ……きみは?」
辰巳十三:「何か納得いかないことがある?」
犬童美衣:「あるよ。たくさんあるよ。」
犬童美衣:「けど、話して解決するわけじゃないから。」
辰巳十三:「確かにな。解決はしないかも」
辰巳十三:「俺もカウ……カウンセラー? じゃないしな……。ああ、世の中もっと単純ならいいのにな」
辰巳十三:(彼女には彼女の物語があって、そこでは彼女が主人公だ)
辰巳十三:(俺は自分が強いことを知ってる。解決できそうな連中に声をかけることもできる。……だから強引に押し込むべきじゃない)
犬童美衣:ふと、彼女は時計を見て前に向き直る。
犬童美衣:「そろそろ、朝礼。」
辰巳十三:「……だな」 (彼女の物語を壊してしまわないように)
GM:担任の教師が教室に入ってきて、出席を確認し始める。
GM:いつもと同じ、日常の一ページだった。
GM:まだ、この時までは。



GM:放課後
GM:第13区画

GM:他者の物語を壊さぬために、
GM:他者の物語を傷つける者にピリオドを打つのも、
GM:N市のUGN支部の一つを預かる君の仕事だ。
GM:今君は、13区画に逃げ延びたオーヴァード犯罪者を追っている。
辰巳十三:「この地区で逃げ隠れしようってのは、ちょっと無茶すぎたな……」 廃材置き場のような通路を歩く。
GM:名を真門恭介。強盗、強盗致死、窃盗の常習犯。
辰巳十三:「隅々までとは言わないが、よく知ってるんだぜ。鬼ごっこで負けたことないしさ」
真門恭介:通路の袋小路に追い詰められている。
真門恭介:荒く息を吐きながら、声を聞いて後ろに振り返る。
真門恭介:「お前っ!何なんだよッ!どういうことだ“それ”はよっ!」
真門恭介:「畜生、聞いてねえぞ…!俺以外にもいるなんて…!」
辰巳十三:「逃がしたくないし、お前を許さないってことだよ」 バキバキと背中が開いて、骨の触腕が伸長していく。 「同類に遭ったことがないのか?」
真門恭介:「ま、待て!」辰巳を制止するように手を前に翳す
真門恭介:「お前も契約したんだろ!?悪魔と!」
真門恭介:「俺みたいに願いがあってさ?へへ、そう!同類だよ、同類!」
辰巳十三:「悪魔ァ?」
真門恭介:「同類のよしみで協力してやるからさ、見逃してくれよ?」
辰巳十三:「古典だな……お前、そんなもんとお喋りしたのか?」
真門恭介:「ああ。ほんのちょっとだが、話し終えた頃には俺はとんでもねえ力を持ってた。」
真門恭介:「今まで無敵だったんだ!なあ、役に立つぜ俺?」
辰巳十三:「ん~~~~……」 少し考え、気づく。 「あっ」
辰巳十三:「捕まえてから聞けばいい。……やっぱ間抜けだな、俺」 加速は一瞬。
真門恭介:「だから見逃し――」話し終える前に、
辰巳十三:背中の触腕が高速で振り下ろされ、相手を抑え込む。
真門恭介:「げばっ!?」
真門恭介:「がぁ、アァ……!嘘だ、こんなところで終わるわけがねえ…!」
辰巳十三:「丁寧にやるのが苦手でさ。痛くして悪いが、このまま拘束するよ」
真門恭介:触腕の下でじたばたと暴れるが、無意味だ。
辰巳十三:「落ち着けって! こういう繊細な作業向いてないんだから、内臓とかに刺さったらどうすんだよ! おとなしくしろ!」
真門恭介:「金が足りねえ!女も、名声も欲しい!」
真門恭介:「畜生!もっと、何もかも欲しいんだ俺は!」
辰巳十三:「欲張りだな。大きいつづら開けるタイプだろ」
辰巳十三:「でも、もう無理だ。あきらめろ」
真門恭介:と、その時
真門恭介:真門の身体から何かが膨れ上がり、触腕を押しのけようとする。
真門恭介:先ほどとは比べ物にならない出力だ。
辰巳十三:「……うぉっ!?」
真門恭介:「欲しい、欲しい、欲しい………!」
真門恭介:押さえつけられたまま立ち上がる。
辰巳十三:「なんだこりゃ、出力でかすぎるんじゃねえのか……!」
真門恭介:半身が黒く、背には鴉のような片翼が現れる。
真門恭介:「欲しい、欲しい欲しい欲しッ……!」
真門恭介:触腕を完全に押しのけたところで、
真門恭介:真門が急に動きを止める。
辰巳十三:(……だめだ、きつい。壊すしかない!) 触腕を増やす。完全な攻撃態勢に移行しかけて、
真門恭介:「が、ぼぉっ…!?」
辰巳十三:「……あ?」
真門恭介:破裂した水風船のように、全身の血管から黒い血液が噴き出す。
真門恭介:「ぎぃ、い、あぁああーーッ!?」
真門恭介:大量に出血したのち、胸部から何かの結晶が零れ落ちたのを最後に、
辰巳十三:「うぇっ!? なんだよ!」
真門恭介:崩れ落ちて動かなくなる。
辰巳十三:「……マジか」 伸ばしかけた触腕を、所在なく畳み込む。
辰巳十三:「自壊した? もともとそういう風にできてたのか? いまのは……いやいや。また間抜けか、俺は」
辰巳十三:「証拠品の回収が先だ」 結晶らしきものにかがみこみ、回収しようとします。
GM:君の足元には真門の死体と、琥珀色の結晶が転がっている。
GM:しかし、結晶を回収しようとした瞬間、
GM:何者かが君よりも先に結晶を横取りする。
辰巳十三:「えっ」
GM:小柄な体格。肩まで長い黒髪。大きい瞳。
GM:そして、星辰館学園中等部の制服。
犬童美衣:「………」君が今朝言葉を交わした少女、犬童美衣だ。
辰巳十三:「犬童サンじゃん!」
辰巳十三:「奇遇だな。それ、きみのだったりするワケか? やめとけよ、食べても腹壊しそうだぜ」
犬童美衣:「………………ねえ。」ぼそりと何かを呟く
辰巳十三:「なに?」
犬童美衣:「納得!!!いかねえーーーーーーーーッ!!!」
犬童美衣:怒号と共に横の壁を殴りつける
犬童美衣:壁に拳の形に凹みが出来る。
辰巳十三:「おいおい、いきなりキャラ変えるな! 落ち着けよ」
犬童美衣:「納得いかねえんだよバカ野郎コノ野郎!!」
犬童美衣:「あたしにこんな下らねえことさせやがって!!!」
辰巳十三:「なんだ、仕事で来てたのかよ。回収業者か?」
犬童美衣:「畜生!」もう一度横の壁を殴りつける。壁にひびが入る。
犬童美衣:「……ああ?」
辰巳十三:「どっちにしろそれリサイクルとかできなさそうだし、汚いから捨てときなよ」
犬童美衣:「辰巳?」
辰巳十三:「そーだよ。辰巳です」
犬童美衣:「バカ野郎コノ野郎!!」また壁を殴りつける。今度は壁が粉々に崩れ落ちる
犬童美衣:「最悪なとこ見られちまったじゃねーか!!畜生!!」
辰巳十三:「やめとけって。ただでさえこの辺、ポンコツ建築ばっかりなんだ。超危ないよ」
辰巳十三:「それより、話聞きたいんだけどな……きみ、その結晶のこと知ってるわけだよな?」
犬童美衣:「知ってるけど、言うと思うか?」
犬童美衣:「仕事には守秘義務ってのがあるだろ。」
辰巳十三:「そこをなんとか、クラスメイトのよしみで。……ババロアプリンあげるからさあ。……ダメか?」
辰巳十三:「自分で言っててダメな気がしてきたな」
犬童美衣:「プリンは欲しいけどダメだ!!」
犬童美衣:「アタシはやらなきゃなんないんだよ!!」
辰巳十三:「俺もいくら任務のためとはいえ、プリンは無いな。……っつーか、それがきみの納得できないものってわけか……」
犬童美衣:「……っ」ぎり、と歯を食いしばる
犬童美衣:その言葉には答えずに、反対側の工事用足場を破壊し、辰巳の進行を阻害しつつ撤退する。
辰巳十三:「落ち着いて話を聞きたいんだけど、無理かね。俺もクラスメイトと戦いたくないし……ああ」
辰巳十三:「本日三度目の間抜けだ。……判断力の遅い支部長としてランキング入りしちゃうぞ……」 頭をかきむしる。
犬童美衣:舞い上がる土煙の中から声がする。
犬童美衣:「あいさつ忘れてた!さよならだ辰巳!」
犬童美衣:《瞬間退場》
辰巳十三:「……だな。こんばんは、そしてまた明日」
辰巳十三:「……学校来るか?」 独り言をつぶやいて、去っていった犬童の方を眺めた。



GM:シーンカット、ロイスのみ可能
辰巳十三:犬童美衣/好奇心〇/不安
辰巳十三:で、お願いします!

【オープニング4:秋塚譲治】

GM:秋塚さん、登場侵蝕をお願いします
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+6(1d10->6)した (侵蝕率:35->41)
秋塚譲治:ヒュー!



GM:1年前
GM:まだ、秋塚がN市に赴任する前の事。

GM:廃墟と化した街で、ジャームの群れと対峙する一人の男がいる。
丹波海:UGNエージェント、丹波海。
丹波海:身体の各所から血を流し、左腕を失っている。
丹波海:「くそっ……役立たずどもめ……!」
丹波海:「僕の指揮通りに動かないからだ…!あんな民間人、交戦エリアに入ってくる方が悪い…!」
丹波海:「作戦通りなら…こんなやつら!」ジャームを一体、右腕に持ったブレードで斬り払う。
丹波海:「全員処理して、僕が勲功を独占するはずだったのに……!」
ジャーム:「ギギッ ギッ」
ジャーム:ブレードを振りぬき、態勢の崩れた瞬間を見逃さない。
ジャーム:爪を振りかぶり、丹波を引き裂こうとする!
丹波海:「しまっ……?!」
秋塚譲治:ではその横合いから一人の男が滑り込むと同時にジャームに向かって縦拳を横腹に叩き込む。
秋塚譲治:踏み込みの震脚は地を揺るがす衝撃、突撃の運動エネルギーをそのままぶつけられたジャームは
秋塚譲治:当然、爆砕する!
ジャーム:声もなく絶命。叩きつけられた壁のシミになる。
秋塚譲治:「――っと、どうにか間に合ったみたいだな。丹波」
丹波海:「………お前…どうしてここに……!」
秋塚譲治:「大丈夫か……なんて聞くまでもねえな。正気は保ってるか?」
秋塚譲治:「どうしてってそりゃあ――」
秋塚譲治:「一人残ってるお前を助けに来たんだよ」
秋塚譲治:「他の連中はもう下がってる、あとはお前だけってわけさ」
丹波海:眉間に皺を寄せ、秋塚を睨みつける
秋塚譲治:「あとは後詰めの部隊が片付けてくれるって手筈になってる――って、どうしたそんな面して」
丹波海:「救援感謝する。」全く感謝していなさそうな表情で応え、
丹波海:後方に向けて撤退し始める。
丹波海:(くそっ、くそっ……!)
丹波海:(助けられたのか!僕は!)
丹波海:(あんな“生きている事しか能がない”やつに……!)
丹波海:屈辱に震えながら廃墟を敗走する。
秋塚譲治:撤退していく丹波を確認しつつ、
秋塚譲治:「さて、殿はきっちり務めるぜ。そのための"生還者”なもんでね」
秋塚譲治:残ったジャームとそのまま相対する――
GM:ジャームの怒号と唸り声が、断末魔に変わった。



GM:数日後
GM:某市UGN支部

GM:作戦を完遂させ、治療を終えた君はUGN支部に召集された。
GM:応接室には君と丹波。そして、UGN本部からの査察官が君たちの正面にいる。
GM:事件の重大さから派遣された人員だ。
査察官:「……以上で、任務の事後報告は終了です。」
査察官:表情は読み取れない。きわめて事務的な報告だった。
査察官:「何か質問は?」
丹波海:「……。」憮然とした表情で手を上げる
丹波海:「私が“監査”を受けるとはどういうことですか?」
丹波海:「私は戦況が悪化しても最前線で戦闘を継続していました。」
丹波海:「ひとえに作戦の成功に寄与するためであります。」
丹波海:「その私が何故“監査”を?」
査察官:「作戦の目的は“民間人の救出”です。」
査察官:「“ジャームの殲滅”は二次目標。」
査察官:「にもかかわらずあなたは救出よりも戦闘を優先しようとしたという証言があります。」
丹波海:「………ッ」眉間に皺を寄せる。
秋塚譲治:「査察官、少しよろしいですか?」
丹波海:査察官を人を射殺しそうな目で睨みつけるが…
査察官:「はい。」秋塚に視線を移す
秋塚譲治:「確かに彼の行動は突出したところがあったと思います、ですが……」
秋塚譲治:「UGNの避難が間に合わなかった民間人をいち早く発見できたということもあります」
秋塚譲治:「それと彼らが奮戦していたことで敵を引きつけることが出来た――という見方も出来るかもしれません」
秋塚譲治:「これらの要因があったことも――考慮願います」 とフォローする
丹波海:「秋塚……」
査察官:「……分かりました。」
査察官:「考慮しましょう。ですが、戦闘エージェントから後方への配置換えは覆りません。」
査察官:「その腕では戦えないでしょうから。」
丹波海:「………」
査察官:「以上です。それでは。」
査察官:さっと立ち上がって、退室する。
秋塚譲治:「ありがとうございました、お疲れさまです」 礼をして見送る。
丹波海:立ち上がりもせず俯いている。
秋塚譲治:そして足音が遠ざかるのを確認してから。
秋塚譲治:「いやー、なんとかなったな丹波。ものは言ってみるもんだ」
丹波海:右手で秋塚の襟を乱暴に掴む
秋塚譲治:「配置換えは残念だが……なに、お前なら後方でもうまく――っと」
丹波海:「秋塚ァ!!」
秋塚譲治:「おいおい、どうした。いきなりだな」
丹波海:「何故僕がこうなる!!」
秋塚譲治:「あー……」
秋塚譲治:「何故ってのは、どこからどこまでだ?」
秋塚譲治:「お前が腕を無くしたことか、査察されたことか、配置転換することか」
丹波海:「全部だッ!」
丹波海:「何故手を尽くした僕が腕を失って、」
丹波海:「“ただ生きてるだけ”のお前は成功するッ!?」
秋塚譲治:「さあな。そういうのは比較するもんじゃあないと思うぜ」
秋塚譲治:「確かに、査察官も言っていたとおり他の方針もあっただろうし……それをお前が選んでいれば今の事態になることはなかったかもな」
秋塚譲治:「だけどな、お前の選択は確かに人の命を助けたんだ。それは間違ってないだろう」
秋塚譲治:「第一、俺の成功なんてたまたま“運が良かった”だけに過ぎないって俺は思ってる」
秋塚譲治:「生きてりゃ運がいいことも悪いこともあるだろうよ」
丹波海:「お前は…お前はいつもッ!」左手で殴りかかろうとして、腕ごと失われていることに気付く。
秋塚譲治:「右手があるだろ、そっちで殴れよ」
丹波海:「………クソッ!クソォーーーーッ!」
丹波海:秋塚の前に跪いて、床を叩く
秋塚譲治:「今のお前に伝わってくれるかどうか分からねぇが、言っておくぜ」
秋塚譲治:「何が良くて悪いのかなんて、最後まで分かんねぇもんだと思ってる」
秋塚譲治:「だから……投げ捨てんなよ、色んなもんを」 そう行って退室しよう。突っかかってこないのならば、自分がいるだけ追い詰めることになるだろうから



GM:君は大N市へと異動になり、彼は後方エージェントとしてサポートに回った。
GM:それでこの話は終わりだ。
GM:そのはずだった。



GM:現在
GM:大N市

GM:君は再び丹波海という名を目にする。
GM:UGNエージェントではなく、裏切り者として。
GM:彼はあるUGN支部の所有していた検体を強奪し、
GM:ここ大N市に逃げ込んだというのだ。
GM:君が今向かっているのは、彼の潜伏場所である廃ビルだ。
GM:水の滴る音が断続的に聞こえてくる。
秋塚譲治:(――あの、馬鹿野郎。随分な真似してくれやがったな) 廃ビルの中を警戒して進む。
秋塚譲治:潜伏場所としているのならば、備えがあってしかるべきだ。
秋塚譲治:相手は後方に送られたとは言え、戦闘エージェントだったのだから。
丹波海:崩れたドア板を跨ぎ、廊下の角を曲がると、
丹波海:廃ビルの一角に座る彼がいた。
丹波海:「………そうだよな、お前が来るよなあ、秋塚。」
秋塚譲治:「…………」 発見して、少し考え、覚悟を決める。
秋塚譲治:「丹波、はじめに言っておくが――今ならまだセーフだ」
丹波海:「ここに逃げ込んだ逃亡犯を追うなら、まず市内を自由に動けるエージェントに対処させるはずだ。」
秋塚譲治:攻撃は仕掛けない、それよりも選択肢を提示することが重要だと思ったからだ。
秋塚譲治:「お前が持ち出したブツを渡して、投降すれば。諸々の処罰はあるだろうがルールでは許される範囲だ」
秋塚譲治:「俺の任務はお前の捕縛だ。いいか、捕まえることだ」
秋塚譲治:「そこを間違えんなよ」
丹波海:「……まだセーフ?」
丹波海:「お前本気で言ってるのか、秋塚。」
秋塚譲治:「なんで俺としては投降を勧めるぜ。それ以上の罪は重ねなくて済むし、お互いに痛い思いをしないだろうしな」
丹波海:「戦闘能力が失われたとして後方に送られて、」
丹波海:「あげくこんな不祥事を起こしてセーフで終わると思うか?」
秋塚譲治:「うるせーな、オーヴァードなら情緒が不安定になるときもあるだろ。情状酌量の余地はある」
秋塚譲治:「昔のよしみだしな、弁護もする。だからつまんねえことは止めろ」
丹波海:「うるさいっ!もう引けないんだ……!」
丹波海:「生きてさえいればとお前は言う。だけど、」
丹波海:「“ただ生きてるだけの人間”と思われるのには耐えられないんだ。」
丹波海:何かのスイッチを押すように右手を胸部に押し付ける。
丹波海:かちりと音がして、失われたはずの左腕が生えてくる。
秋塚譲治:「馬鹿野郎ッ!!」 距離を詰めようとします。
丹波海:両手にブレードを持ち、秋塚を斬りつけながら反対側へ抜ける。
秋塚譲治:「ちぃっ!!」 既のところで躱して、抜けられる!
丹波海:「僕の力を証明してやる。まずはお前に思い知らせてやる!」
秋塚譲治:「丹波! お前な……! そんなことしてなんの意味があんだよ!」
秋塚譲治:「力の証明で俺を殺すか? それをしたところで何があんだよ!」
丹波海:「力の証明には意味がある。」
丹波海:「戦闘エージェントとして返り咲くか、あるいは他の組織で地位を築いてもいいかもな。」
丹波海:「けどお前を殺すことに意味はない。これは僕の、」
丹波海:「純粋な恨みだッ!!」
丹波海:振り返り、再び斬り付ける。二つのブレードが両肩に向かって振り下ろされる!
秋塚譲治:「上等ォ……ッ!」 迎撃の構えをとり――
秋塚譲治:ブレードの刃が腕に触れた瞬間――化勁の纏の要領で巻取り一気に距離を詰める。
丹波海:「クッ……!」
秋塚譲治:直後に肘打ちを胸部に、吹き飛ばしたところに顎を掌底をぶちかます。
秋塚譲治:「この距離は――テメェの間合いじゃねえ」
秋塚譲治:そして止めに、絶命を込めた縦拳を胸板に叩き込む――オーヴァードに一度の絶命は意味はないが、闘志を挫くことは出来るだろう。
丹波海:「ガァッ!?」
丹波海:血を吐きつつも、その腕を右手で掴む。
丹波海:今度は――左手がしっかり付いている。
丹波海:「ガァアァアーーーッ!!」
丹波海:左拳で秋塚を殴り飛ばす。
丹波海:以前とは比べ物にならない膂力。
秋塚譲治:「――馬鹿野郎がッ! 殴るのがおせぇ!!」 吹き飛ばされてそのままたたらを踏む
丹波海:「ガハッ……くそっ、くそォ……!」
丹波海:殴り返すも、こちらの負傷も重い。
丹波海:「次は必ず…殺してやる……!」
丹波海:廃ビルの窓ガラスを割り、外へ逃がれる。
秋塚譲治:そのまま窓へと駆け寄るが――丹波の姿はもう見えない。
秋塚譲治:「ああ、クソッ。本当にカッコがつかねえな……」
秋塚譲治:「……」 一つ深呼吸をして猛る気持ちを抑え
秋塚譲治:「……いいぜ、お前が来るってんならとことん付き合ってやる」
秋塚譲治:「今度は恨みつらみ全部相手してやるからな」 窓の向こうを見てから踵を返します。



GM:シーンカット、ロイスのみ可能です
秋塚譲治:4.元同僚/丹波海/友情/憤懣:○/ロイス
秋塚譲治:これで行きますw

【オープニング5:入間誠時】

GM:入間くん、登場侵蝕をどうぞ
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:37->42)



GM:N市
GM:住宅街

GM:N市のとある住宅街
GM:君は猫探しの依頼を受けて、つい先ほどそれを完了したところだ。
GM:依頼主はごく普通の家族。優しそうな父親に、しっかり者の母。そしてこの春小学校に上がるという男の子の3人家族だ。
入間誠時:「よーしよしよしよし。もーすぐだからなー」
入間誠時:猫の胴体をしっかり支えるようにして抱きかかえている。
GM:依頼主の家を再び訪れる頃には辺りは暗くなっていた。
GM:玄関の電灯が点き、家の中からは香ばしい料理の匂いが漂ってくる。
入間誠時:「すっかり遅くなっちまったな……早く顔見せて安心させてやろうな」
入間誠時:そんな軽口を猫に対して叩きながら呼び鈴を押す。
GM:呼び鈴を鳴らすが、反応はない。
入間誠時:「……?」
入間誠時:「っかしーな?壊れてるよーには思えないんだが」
入間誠時:もう一回押して。
GM:全く反応がない。
入間誠時:「………」なんらかの異常を感じる。
入間誠時:玄関の前に立つ。猫は抱えたまま。
入間誠時:「こんばんはー。入間ですけど……」そう言いながら、玄関のドアを一応ノックし
入間誠時:扉を開こうとする。
入間誠時:中を『見る』ことはしない。そうしても良かった筈だ。
GM:扉はすんなりと開く。
入間誠時:家族への遠慮か。どことなく、昔の家を思い出させて気恥ずかしかったのか。
入間誠時:足を、踏み入れる。
GM:玄関には家族の靴と、見知らぬ大き目のスニーカーが一足。
入間誠時:「……」
GM:そしてリビングダイニングの方から、
GM:何か物音がする。
入間誠時:「───今井サン?」
入間誠時:依頼主の名を、呼びながら
入間誠時:「猫チャン、見つかったぜ。なあ。いるなら返事して───」
入間誠時:リビングへの扉を開く。
GM:最初に目に飛び込んでくるのは、リビングの絨毯の上で腰を抜かして固まっている息子だ。
GM:彼は血まみれで、怯えた表情で一点を見つめている。
GM:その視線の先には、血の海に仰向けに倒れた父親。
入間誠時:「信くん!」彼に駆け寄る。視線を塞ぐように。
GM:腹部が鋭利な刃物で裂かれている。
入間誠時:最悪だ。そう、心の中で舌打ちをする。
GM:そして父親の身体の向こう、キッチンに
入間誠時:もう、躊躇いはなかった。自らの目である領域を広げ、背後の景色を見ている。《地獄耳》
豚の仮面の男:「~~♪」鼻歌を歌いながらフライパンを揺らす大型な男がいる。
豚の仮面の男:顔の上半分は仮面で覆われており、素顔は分からない。
入間誠時:《ワーディング》を張ります。
入間誠時:謎の男がオーヴァードである場合、リスクもあるが
豚の仮面の男:「……ん~?」
入間誠時:これ以上、少年にこの景色を見させておくわけにはいかない。
入間誠時:「………ほンっと、最悪だ」
入間誠時:「なア。そこの豚野郎」
豚の仮面の男:コンロの火を止めて「ああ~、ごめんなさ~い。」
豚の仮面の男:フライパンの中身を皿に移す。
豚の仮面の男:「何か用事かな?ちょっと待ってね。」
入間誠時:「………いや、お前今井サンじゃねーだろ」
豚の仮面の男:皿に盛った肉料理を一口で平らげる。
豚の仮面の男:「ゲフッ…おいし~い。」
入間誠時:「何ここの家の主気取ってんだよ。こいつもお前なんかご主人様じゃねーってよ」猫を示しながら
豚の仮面の男:「今井さんって……ああ、このお肉の事?」
入間誠時:「……なるほど、サイテーの悪趣味野郎ってわけだ」首の後ろをガリ、と引っ掻く。
豚の仮面の男:しゃがみ込んで父親の腹部に包丁を当てる。
豚の仮面の男:「ごめん、もう一口食べてからでいい?用事。」
入間誠時:「いい。今」
入間誠時:領域を展開。黒い瞳の視線を
入間誠時:「済ませる」
入間誠時:仮面の男目掛け、突き刺す。
入間誠時:その、包丁が沈み込む様を
入間誠時:見たい、という衝動を黙らせるように。
豚の仮面の男:「ブッ……!?」
入間誠時:「お前がミンチになって食われちまえ」
入間誠時:「それまで、死んだ方がマシってぐらいに痛めつけてやる」
豚の仮面の男:「ガボッ……!アァッ……ひどいなぁ……!」
豚の仮面の男:「お腹が減ってただけなのに…今日は帰るかぁ……」
入間誠時:「フツーは腹減った、でヒト様殺して食わねー」
入間誠時:「しかも、子供の前でよ。…逃すかってんだ」
豚の仮面の男:「またぁ?僕そんなのやらないよー?」
豚の仮面の男:攻撃を食らいつつも、なお生きている。
入間誠時:細い視線状の重力で縫い付ける。
豚の仮面の男:「あ、これどんな味だろ。」
豚の仮面の男:重力を、拘束された箇所ごと喰らう。
入間誠時:「やらないってなんだ。弁明があんなら地獄で頼むぜ」
入間誠時:「………は?」
豚の仮面の男:「プラスチックみたい。まずっ。」
豚の仮面の男:失われた腕がまた生え変わる。
豚の仮面の男:「僕喧嘩とか苦手だもん。ただお腹減ってるだけ。じゃあね~。」
入間誠時:(《リザレクト》……にしては、速すぎんだろ、流石に)
豚の仮面の男:裏口から逃走する。
入間誠時:「待ちやがれ、 ───ッッ!」
豚の仮面の男:かなり動きが早い。追うのは困難だろう。そして…
今井信:「……おとうさん、おとうさん……!」
入間誠時:「……!」
GM:そのままにしておけないことも、君にはあるはずだ。
入間誠時:身を翻し、今井親子の元へと向かう。
入間誠時:「今井サン!……っ、まだ息が……」
今井匡史:「…………。」父親は微かにだが息がある。
今井匡史:「ヒュー……ヒュー………その、声、」
今井匡史:「入間、さん……か?」
入間誠時:「信くん!ホータイとか、薬箱わかるか!場所!」
入間誠時:「今井サン!ああ、入間だ、あんましゃべんな!」
今井匡史:「息子は、無事か……何も、何も見えない………」
今井匡史:大量の失血により視力を失っている
今井信:震える身体を起こして部屋を出る。
今井信:しばらくして、薬箱を持って戻って来る。
入間誠時:「信くんなら無事だ……!だから、気を確かに持ってくれ…!」
入間誠時:「サンキュ、信くん!応急処置するから……すぐに医者も来る!」
入間誠時:端末からUGNの緊急時の回線へショートメッセージを送ってある。
入間誠時:あるだけの知識で、止血等の処置をする。その傷口から意識を逸らしながら。
入間誠時:(マジで、助かってくれよ)
入間誠時:(何もできねーのに目の前で家族がやられるとか、)
GM:住宅街に救急車の音が近づいて来る。
入間誠時:(ガキが選べねーままの人生壊してくれんじゃねー)
入間誠時:今はただ、祈る。
入間誠時:この家族が己のようなものを見続けずに済むようにと。



GM:シーンカット
GM:ロイスのみ可能
入間誠時:ロイスを取得。
入間誠時:クソ豚野郎/豚の仮面の男/執着/憤怒:○/ロイス
入間誠時:以上!


【ミドルフェイズ1】

GM:合流シーン
GM:まずは辰巳さん秋塚さん入間くん登場登場です。登場侵蝕をどうぞ
辰巳十三:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 8[8]+40 → 48

秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+3(1d10->3)した (侵蝕率:41->44)
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:42->46)



GM:第13支部

GM:N市で起きた一連の怪事件の調査のため、秋塚と入間は13支部に集められていた。
GM:犯人像も性質も違う事件に遭遇した彼らが集められたのは、
GM:それらに共通点を見出した者がいたからである。
GM:13区画の地下。
GM:大きなテーブルと椅子だけがある散らかった部屋に、
GM:君たち三人ともう一人、金髪碧眼のぬいぐるみを抱えた少女がいる。
新納忠太郎:UGNチルドレン、新納忠太郎。
新納忠太郎:元大日本帝国陸軍特務大佐。欧州駐在中に事故に巻き込まれ、
新納忠太郎:実験体の少女と融合した状態で、北極海から発見された。
新納忠太郎:そうした特殊なオーヴァードゆえに第13支部の預かりになっている。
新納忠太郎:部屋に入ってきた三人に敬礼する。
新納忠太郎:「辰……支部長どん。」
新納忠太郎:「そんお二人が、例の?」
辰巳十三:「どーも、お疲れさん。そういうこと!」 
新納忠太郎:「お初にお目にかかりもす。新納忠太郎にごわす。」
入間誠時:「初めまして。入間誠時だ」
秋塚譲治:「どうもはじめまして、“クロックワークス”秋塚譲治だ。よろしく頼む」
入間誠時:「支部長サンも、秋塚サンもよろしくな」
辰巳十三:「悪いね、わざわざ来てもらって」
秋塚譲治:「こっちこそよろしく、入間さん。色々とあんたの話は聞いてるぜ」
辰巳十三:「この支部超狭いし、ろくな設備ないんだよな……」
入間誠時:「そいつぁ光栄。悪いウワサじゃないと多少は嬉しいね」
辰巳十三:「適当に座って、状況整理といこうぜ」
辰巳十三:自分はさっさとオフィス用の椅子に座って、ぐるぐる回転をはじめる。
秋塚譲治:「集められたってーことは共同を張る感じだと思ってるんだが……」
秋塚譲治:適当にそこら辺においてある椅子を引き寄せて座る
入間誠時:ぼろっちい丸椅子に座る。
新納忠太郎:全員が座り始めたのを見て、とてとてと付近の椅子に歩いていきちょこんと座る。
辰巳十三:「新納サン、あんたが声をあげてくれたからには何か考えがあるんだろ?」
辰巳十三:「よろしく! ちなみに俺はさっぱりわからん! 頭脳労働、全然ダメでさ」
入間誠時:「頼む。正直、けっこーまだ混乱してるんでね」
新納忠太郎:頷く「そいでは、おいから話をしもんそ。」
新納忠太郎:「支部長どんには、そい以外で頼るこつにしもんで」ふわりと笑って
新納忠太郎:そう言ってテーブルの上に資料を広げ始める。
辰巳十三:「うーん、この資料バサーッ広げるときの会議するぞ感……俺、好きなんだよなあ……」
秋塚譲治:「わかる」
入間誠時:「そーいうもんか」
新納忠太郎:「おいは旧日本軍の特務大佐にごわんそ。」
新納忠太郎:「昭和18年…1943年に日本ば離れて、第三帝国にいっとった。」
新納忠太郎:「あっちでんレネゲイドん研究しとったが、」
新納忠太郎:ぱらりと真門の死体の写真を置く
新納忠太郎:「あっちでん、こいによう似たもんを見たんじゃ。」
辰巳十三:「この黒い血液?」
入間誠時:「これが、支部長サンが見たっていう?」
新納忠太郎:頷く「“悪魔憑き”ん血じゃ。」
秋塚譲治:「“悪魔憑き”ねぇ……随分と物騒な名前じゃないか」
辰巳十三:「少なくともいい印象の持てる呼び方じゃないな」
新納忠太郎:「こいは前線の兵士に配備するこつ想定された兵器で、」
新納忠太郎:「対象に人造の共生型レネゲイドビーイングを埋め込んでオーヴァード化させ、」
新納忠太郎:「過酷な戦場でん生き残る兵士を量産しようとしとった。」
入間誠時:「なるほど、そのレネゲイドビーイングが『悪魔』ってワケだ」
辰巳十三:「追い込まれた人間が考えることは、どこも大差ないな。……戦争中は人間の命が大安売りだ」
新納忠太郎:「“人工悪魔”と呼んどった。」
辰巳十三:「……じゃあ、あれか。こいつが“破裂”したときに出てきた結晶みたいなやつ。あれがもしかすると……」
辰巳十三:「“人工悪魔”かもな」
秋塚譲治:「結晶化は緊急時の殻ってとこかな?」
新納忠太郎:「入間どん、秋塚どん。おはんらが交戦した跡にもこの黒い血液はあっと。」
新納忠太郎:「そいが、おはんらを集めた理由じゃ。」
秋塚譲治:「なるほどね。じゃあ、俺の事情も入間さんには話してもいいってことか」
入間誠時:「……そうか。……ちぇ、気付かなかったぜ。それどころじゃなかったってのもあるけどさ」
辰巳十三:「なんだ、含みがありそうだな。二人とも何があったわけだ?」
秋塚譲治:「まぁね、俺から話しても?」 入間さんに
入間誠時:「ああ。俺は後でいい」
辰巳十三:「よろしく」
秋塚譲治:「じゃあ、お言葉に甘えて――」
秋塚譲治:「俺の場合はちょうどUGNの裏切り者を追っていてね、そいつを捕縛するところが任務だったんだが」
秋塚譲治:「新納さんのいう通りならあれはその“人工悪魔”ってやつだったんだろうな。追い詰められたそいつはそれを使用した」
秋塚譲治:「するとまぁ、オーヴァードでも修復不可となっていた欠損部位の修復と随分とパワーアップしちまった」
辰巳十三:「マジかよ。自発的に使うか? あんな健康に悪そうな代物を……ヤバいな」
入間誠時:「欠損部位の修復……」
秋塚譲治:「俺もそうさせたくはなかったんだがね、無様に失敗して取り逃がしてしまったってわけさ」
秋塚譲治:「ちなみにそいつが使ったブツの出どころはUGNが確保していた、検体。だそうだ」
秋塚譲治:「そいつを奪って、諸々の罪状ってやつだね。俺からは以上」
辰巳十三:「秋塚さんを手こずらせるとは、楽できない相手だなァ。……入間サンは?」
入間誠時:「……んー。俺が遭ったのはクソみたいな変態野郎だ」
入間誠時:「豚のマスクを被って、家の主人の腹の肉切り取ったのを料理してやがった」
秋塚譲治:「そいつはまぁ……一週間は肉料理を見たくなくなりそうだ」
辰巳十三:「ベニスの商人でもそんなことしないぞ。……豚のマスクも冗談にしちゃ趣味が悪い」
入間誠時:「で、制圧にかかったが、バロールによる重力による拘束を……重力の杭と腕ごと喰っちまってさ」
入間誠時:話しながら、首の後ろをさすっている。
辰巳十三:「マジかよ! そ、そんなことでき……。……。そりゃまあ、できなくはないか? やりたくないけど」
入間誠時:「まずいって言ってたぜ。んでそしたら、すぐにその腕も生えてきて、そのまま逃走。……主人はまだ息があったし……」
入間誠時:「まあ、その場を離れるわけにゃ行かなかったんでな。追いかけられなかった」
秋塚譲治:「そいつは仕方ないさ、人命優先した入間さんは正しい判断したと思うぜ」
入間誠時:「……そんな立派なもんじゃないさ」
秋塚譲治:「それに……種の分かってないやつを相手にするのはリスクが高いしな」
入間誠時:「確かにな…あのペースで再生されたんじゃ、俺程度の出力じゃ部が悪い」
入間誠時:「業腹だけどな」
秋塚譲治:「俺としては少なくとも二体相手にすると考えても、三人じゃあちと不安だと思う」
辰巳十三:「どっちも逃げた……ってことはだ」
辰巳十三:「そいつらを追えば事件解決が近づくってことだろ? 手がかりが二つもあってラッキーだな。俺のも含めりゃ三つだな」
秋塚譲治:「もうちょい人手が欲しいとこだね」
秋塚譲治:「流石、十三支部支部長“ケイヴマン”言うことがポジティブでいいね」
新納忠太郎:「もう一つ。手がかりがあっど。」
入間誠時:「ふむ」
新納忠太郎:「こん街に、“悪魔”の名を冠する共生型レネゲイドビーイングを持つオーヴァードがいる。」
辰巳十三:「取り柄の一つだ。……おっ! さすが新納サンの調査力!」
入間誠時:「見習いたい取り柄だね。……へえ、そいつはいい手がかりだ」
新納忠太郎:ぬいぐるみが新納の手を離れて、よちよちとテーブルに上って写真を置く。
新納忠太郎:写真には癖のある黒髪の少女が映っている。
新納忠太郎:「文月ねむ。UGNイリーガル。」
辰巳十三:「ふーん……うちの学校の生徒じゃないな」
辰巳十三:「見たことない」
秋塚譲治:「小学生かい?」
新納忠太郎:「大学生じゃ。」
秋塚譲治:「え、マジで」
入間誠時:「いや、まあ」
入間誠時:「この界隈じゃ見た目通りの年じゃないってのもよくあるし」
新納忠太郎:「さして驚くことでんなか。おいも98じゃ。」
入間誠時:「……98?!」
辰巳十三:「新納サンは経験豊富なオーヴァードなんだ」
秋塚譲治:「この界隈じゃ見た目通りの年じゃないってのもよくあるし、だろ? 入間さん」
入間誠時:「うん……ああ。……想像の倍だった………」
新納忠太郎:二人の様子を見て鈴のようにころころと笑う
辰巳十三:「で? この文月サンに話を聞くのが一番の近道だってことかい? 残りの手がかりは行方不明だもんな」
新納忠太郎:「今連絡を入れてるとこで……」
辰巳十三:(明日学校に来れば、犬童に話を聞くところなんだが。……それはさすがに無茶苦茶だ)
新納忠太郎:といいかけたところで、ぬいぐるみが新納のドレスの袖を引く。
秋塚譲治:「俺と入間さんのやつは今の所アテがないしな」
入間誠時:「ああ。アテがあったらここにはいないな、俺は」
新納忠太郎:ぬいぐるみが背伸びして携帯端末を新納に見せる。
新納忠太郎:「………支部長どん、居場所が分かりもした。」
辰巳十三:「おっと。どこだい? もうこっちに向かってるとか?」
新納忠太郎:「じゃっどん、文月は襲われて重傷を負ったと。」
秋塚譲治:「……マジか」
入間誠時:「……襲われた?」
辰巳十三:「……マジか。先手を打たれた? 調査ルート潰し? タイミングよすぎてそりゃ無いか? どっちにしろ……そうだな」 立ち上がる。
秋塚譲治:「共同してるって訳じゃあないと思いたいが、どうにも廻りが悪い」
新納忠太郎:「現在は第4区画の病院にいもす。…どげんしもんそ?」
辰巳十三:「会いに行こう」
入間誠時:肯く。
辰巳十三:「いま俺、判断早くなかった?」
入間誠時:「…ん?ああ、早かったんじゃないか?」
入間誠時:首を傾げて
秋塚譲治:「OK、だけど“ケイヴマン”ちょいと確認したいことがある」
辰巳十三:「だよな! ……あ、確認? なんだろう?」
秋塚譲治:「あんたの都合で俺たちに言っておくこととかないかい?」
辰巳十三:「……んん……」
秋塚譲治:「後のほうが都合がいいならそれでも構わないぜ」
辰巳十三:「大したことじゃないんだが。その、真門ってやつの体から出た結晶がな」
辰巳十三:「持ち去られたって話はしたよな。俺、どーもその辺の判断の速さがいまいちでね。……で、持ち去ったのが」
辰巳十三:「俺のクラスメイトだった。犬童美衣。……間違いなくオーヴァードだ」
辰巳十三:「出くわしたら、少し話をさせてくれ。俺がなんとかしてみたい。……俺にとっちゃ、初めての学園生活で、初めてのクラスメイトだからね」
入間誠時:「………学園生活、大事だよな」
秋塚譲治:「了解だ、“ケイヴマン”に任せる」
入間誠時:「俺の方もオーケイだ。そっちは頼んだぜ」
新納忠太郎:「わかりもした。辰巳どんのしたいように。」
辰巳十三:「恩に着る」 少し笑って、さっさと歩きだす。
新納忠太郎:ぬいぐるみを抱えて、その後をとてとてと歩く。
新納忠太郎:身長が低いので皆についていけるよう若干早足だ。



森堂ソウラ:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 9[9]+38 → 47

川端湧希:侵蝕率+3(1d10->3) (侵蝕率:31->34)

GM:第4区画
GM:氷室総合病院

GM:氷室総合病院。UGNともつながりがあり、負傷したオーヴァードの受け入れもこの病院で行っている。
GM:3号病棟…オーヴァード専用の病棟の一室。
GM:そこに負傷した文月は収容されていた。
GM:容態は安定。人工呼吸器も外され、あとは意識の戻るのを待つのみとなった。
森堂ソウラ:「ふいー……」 ベッドの横の机に、肘をついて息を吐く。
森堂ソウラ:「なんとかひと段落って感じか。助かったよ、えっと、川端サン?」
川端湧希:「ほんとよかった……」同じ様に息をついて。
川端湧希:「うん、はい。森堂さんも」
森堂ソウラ:「そっちもイリーガルだっけ。同年くらい?」
森堂ソウラ:「俺、高二。UGN登録は中学ん時だけど」
川端湧希:「16です」
川端湧希:「あ、なんだ、タメか」
森堂ソウラ:「ああ、そうそう。敬語いらねーな」
川端湧希:「20くらいなのかとてっきり思ったけど、学生服だもんね?そりゃそうだよ」
森堂ソウラ:「まだ酒は飲めねーよ。一応」
森堂ソウラ:「ちなみに弁えとけよ、こちらで眠っている文月さんはな、いくつだと思う?」
川端湧希:「……知ってるよ」少し目を伏せて。
川端湧希:「だから、同じくらいかと思ったんだよ……私」
川端湧希:「ねむさんと、ソウラが」
森堂ソウラ:「何だ、面識あんの。……俺はつい最近知った」
森堂ソウラ:「年下だと思って接してたもんだから、いやー距離感困る困る」 けらけら笑う。 
川端湧希:「まあそうだよね。全然見えないもん」
川端湧希:「てか全然変わってないんだけど。あれかな?なんか、そういう能力とか?」
森堂ソウラ:目を伏せた、含みには気付かない。
森堂ソウラ:「いやー、あすもんにそういう機能あるってのは聞いてねえなあ」
森堂ソウラ:「イリーガル仲間? 付き合い長い感じ?」
森堂ソウラ:少し、探るように。
川端湧希:「えーっと」
川端湧希:「長くは、ない、かな……?」
川端湧希:首を振って。「いや、まどろっこしいの止めるね。めんどいし」
森堂ソウラ:「ん?」
川端湧希:「ねむさんのお友達と仲が良かったんだ」
川端湧希:「4年前にね。さっきみたいな風になっちゃって」
森堂ソウラ:「ああ、友達の友達か。そりゃ、……」
川端湧希:「それきり。だからさ」
森堂ソウラ:「…………すまん」 
森堂ソウラ:頭を下げる。勢いでベッドの手すりに軽く額がぶつかる。
川端湧希:「ううん。言わないほうが変でしょ?」苦笑いして。
川端湧希:「ちょっと大丈夫……? とにかく、ソウラは、無事で良かったって思ってる」
川端湧希:「これはホント」
森堂ソウラ:「今のはかなり素で頭をぶつけたわけだけど」 額を摩りながら頭を起こす。
森堂ソウラ:「ああやって、庇われたり、気遣われる方が痛てー」
森堂ソウラ:「……支部の人に連絡はしてくれたんだっけ?」
川端湧希:「うん。なんか、たらい回しにあったけど……」
森堂ソウラ:「たらい回して」
川端湧希:「何だろ。何か全然繋がりにくいところに問い合わせしてたんだって」
森堂ソウラ:「まあ、繋がったんなら良いさ。この街、メッチャクチャだからな……」
川端湧希:「ひっどいもんだよねえ。パトロールの当たり率が高いんだよね」
森堂ソウラ:「支部が13個あるんだっけ? 」
川端湧希:「あれ?12じゃなかったっけ?」
森堂ソウラ:「12だっけ? じゃあどっちにしろ13個目あるだろ、王道的に」
川端湧希:「何それ」苦笑して。「へびつかい座、とか?」
森堂ソウラ:「干支の猫年とかな」
GM:と、二人が話していると
文月ねむ:もぞ、と文月が意識を取り戻す。
文月ねむ:「ん……」
川端湧希:「うーん。後は何だろ……なんかあったっけ……?あ」
川端湧希:「良かった……大丈夫ですか?」
森堂ソウラ:「ねむちゃん!」 と、身を乗り出して覗き込む。
文月ねむ:「ソウラくんに…あなたは……」
文月ねむ:「川端、さん?」
川端湧希:「お久しぶりです」ぺこりと頭を下げる。
森堂ソウラ:「ここまで運ぶの手伝ってくれたんだ。パトロール中だったんだと」
文月ねむ:「ありがとう…二人とも…。」
文月ねむ:「ソウラくんも無事でよかった。」
川端湧希:「……怪我はどうですか?」
森堂ソウラ:「無事でよかった、じゃねーって」鼻を鳴らす。「ねむちゃんが俺を庇ってどうすんだよ」
森堂ソウラ:「俺があの梟頭の攻撃に反応できなかったことは棚に上げるけど」
文月ねむ:「命に支障はない程度には大丈夫かな。」川端さんに。
文月ねむ:「……ごめん。」森堂に
文月ねむ:「…………怖かったの。」
文月ねむ:「目の前で、また誰かが同じように死ぬのが。」
川端湧希:「……結さんのこと、まだ?」
森堂ソウラ:「…………。」 複数な情報から、薄らと話が掴めてきた。
文月ねむ:「…………。」布団をきゅ、と握る
森堂ソウラ:「……俺は」
森堂ソウラ:ベッドの端に頭を載せて、ねむちゃんを斜め下から見上げるように。
森堂ソウラ:「俺は、易々とは死なねーよ。知ってるだろ?」
文月ねむ:「………うん。」
森堂ソウラ:「庇ってくれてサンキュな」
川端湧希:「もう大丈夫ですよ」
川端湧希:「今度あったら、私、そいつをボコボコにします」
森堂ソウラ:「ほら、湧希ちゃんもそう言ってる」
川端湧希:「だっておかしくないですか?私達の方で、誰かが悪いとかそういう話するの」
川端湧希:「どうかんがえてもそいつじゃないですか、悪いの」
川端湧希:「悪い奴ぶっ飛ばしましょうよ」
文月ねむ:「………」ぽろり、と涙をこぼす。
文月ねむ:「ソウラくんも、川端さんも…ありがと……」
森堂ソウラ:「うわ、わ、わわ」
森堂ソウラ:「泣くなって! ほら、最近発見された新しい永パコンボの動画見るか?」
川端湧希:「わわわわわ」
川端湧希:「泣かないで下さいよ……!えーと、えーと!動画はないですけど……!」
森堂ソウラ:「始動がマジで芸術的なんだって、いやホントに……」
文月ねむ:「ごめん、安心して、気が抜けちゃって……」目元を擦る
森堂ソウラ:「……っとに。」小さく零す。「今は支部からの連絡待ちだ。詳しい話は、そんときすることになるだろうから」
GM:その時、コンコンとドアがノックされる。
森堂ソウラ:「ゆっくり休め……って」
川端湧希:「あ、もう来たのかな。はーい」
文月ねむ:「は、はい、どうぞ。」慌てて目元を拭いて
医者:「失礼します。」
川端湧希:「あっ、お医者さん?」
医者:入ってきたのは浅黒い肌をした見目麗しい男である。
医者:着飾って表を歩けばモデルと見間違われそうな外見だが、
医者:首に提げたIDが彼が医者であると物語っている。
暁星煉:「はい。担当医の暁星煉です。」
森堂ソウラ:「はー。どうも」
川端湧希:「どうもー」頭を下げて。
暁星煉:「文月さんの術後観察に……」
文月ねむ:「えっ」
文月ねむ:「暁星先生?」
森堂ソウラ:(目立つ奴だな。UGNの人、でいいのか、これ?)
川端湧希:「?どうしたんですか?」
暁星煉:「おや、意識が戻られたんですね。」
文月ねむ:「あ、あのっ!文月です!覚えてますか?」
暁星煉:「ええ。覚えていますよ。」
文月ねむ:表情が明るくなる。
文月ねむ:「4年前先生に助けていただいて、私も医師を志して勉強を……」
文月ねむ:「っ!」怪我が痛んで蹲る
川端湧希:「!」手を出して支えて。
暁星煉:苦笑して、文月の身体を優しく寝かせる。
川端湧希:「ダメですってまだ動いちゃ!」
暁星煉:「彼女の言う通りですよ。」
暁星煉:「今は回復を第一にゆっくり休んでください。」
暁星煉:「医師を目指しているなら分かりますね?」
文月ねむ:「は、はい……すいません……」
森堂ソウラ:「怒られてやんのー」
文月ねむ:むー、と不機嫌な表情に「もうっ、からかわないでよ。」
森堂ソウラ:「にひひ」 明るく笑う。「んで、ねむちゃんの傷は大丈夫なんスか、先生」
暁星煉:「ええ。入院は必要ですが、とりあえず命に別状はありません。」
川端湧希:「よかったーーー……」
暁星煉:「痛みが断続的に続いたり、頭痛や吐き気、その他異常はありますか?」
文月ねむ:「はい…怪我が痛みますけど、他は大丈夫です。」
暁星煉:「ありがとうございます。また体に異変があった時、ナースコールを押してくださいね。」
暁星煉:「それと、暇が出来たらまた話を聞かせてください。」
文月ねむ:「……!」きらきらとした笑顔で「はい!」と答える。
暁星煉:「お二人もお見舞いに来ていただきありがとうございます。」
森堂ソウラ:「いやいや。ダチなんで」
川端湧希:「いえっ」パタパタと手を振って。「そうそう。そんな感じです」
暁星煉:にこりと微笑む。
暁星煉:「それでは私はこのあたりで…」
GM:と、去ろうとした時、
看護師:「すいません、先生!文月さんが…」看護師が足早に病室に入ってきて
看護師:「あれ!?いる?!」
暁星煉:「どうされました?」
看護師:文月を見て驚いた声を上げる
看護師:「いえ、その、文月さんらしき人が先ほど病棟のロビーでお見舞いの方と話してまして…」
森堂ソウラ:「は?」
川端湧希:「ねむさん、双子とか居るんですか?もしくは顔そっくりなお母さんとかおばあさんとか」
文月ねむ:「………。」頭を抑える
文月ねむ:「“アスモデウス”ね……。」
森堂ソウラ:「ねむちゃん家クローン軍団かよ……」と川端さんに軽く言い、「は? あすもん?」
文月ねむ:「一人で出歩くことは出来るのよ。やめろって言ってるのに…。」
文月ねむ:「ごめんね川端さん。私、」
文月ねむ:「もう一人いるの。」
川端湧希:「???」
森堂ソウラ:「マジで? 初めて知ったわ……」
文月ねむ:「ソウラくんは知ってるでしょ!」



GM:病棟 ロビー

GM:一方、病棟のロビー。
GM:辰巳、秋塚、入間の三人は病院に連絡し、
GM:文月に事情を聴きにやってきた。
辰巳十三:「病院って苦手なんだよな……。身体検査とかされるし、注射とか、超長い待合室とかさあ。今日は特別中の特別だぜ……」
新納忠太郎:ぬいぐるみを抱えたままきょろきょろと辺りを見回している
秋塚譲治:「確かに辰巳さんはそんな感じがするな」
入間誠時:「病院ねえ。あんまり来たことないんだよな」
入間誠時:「注射は……」慣れかな、と言いかけてやめる。
秋塚譲治:「俺としては美人が居ればそれだけでOKだけど」
辰巳十三:「好きな奴も少ないと思うけど、俺は特に嫌いだね。秋塚サンは楽しみがいっぱいあってうらやましい……俺はさっさと終わらせたい。どこだ、病室?」
入間誠時:「ま、今日は辰巳サンが診られるわけじゃないだろーし、気楽にしてていいんじゃないか?」
???:「見舞客か?」4人の後ろから少女の声がする。
辰巳十三:「だといいんだけどよ、第四支部とかは何かと理由つけて……おっ?」
秋塚譲治:「文月ねむさんに用があってね……っと」 とそちらを向く
???:振り返ると、写真に瓜二つな顔立ちの少女が立っている。
入間誠時:「んん?」
???:しかし髪は灰色のような白髪で、目の虹彩は宝石のように赤い。
辰巳十三:「似てる人だ」
辰巳十三:「……だよな? 俺は人の顔とか区別するの苦手だから、みんな頼む!」
新納忠太郎:「なんじゃ、おはん。」
入間誠時:「…うん。本人じゃないよな」
秋塚譲治:「俺から見ても関係者っぽいですね、そのぐらい似てる」
新納忠太郎:「もしや………」
???:「お初にお目にかかる。」恭しく頭を下げる。
“アスモデウス”:「我が名はアスモデウス。文月ねむは私の主だ。」
“アスモデウス”:にぃと笑う
辰巳十三:「ああー。なるほど、アスモデウス!」 数秒、考える。 「……知り合いにいなかったわ。どーゆーこと?」
入間誠時:「……“悪魔”……ってやつ?」
辰巳十三:「……入間サン、ナイス! いま俺もピンときた」
新納忠太郎:「……これが、“悪魔”の名を冠する共生型レネゲイドビーイング。」
新納忠太郎:「ち、ことか。」
辰巳十三:「文月サンとボディをルームシェアしてる、レネゲイドビーイングってわけか。先にそっちと会えるなんてな」
入間誠時:「ゆーめーどこの悪魔の名前だったと思うぜ。俺もなんかのゲームで見た」
“アスモデウス”:「見舞い程度なら案内する義理はないが、どうやらそれ以上の用事があるのだろう?」
秋塚譲治:「そういうこと、話が早くて助かる」
辰巳十三:「それも、かなり大事だぜ。まずいことになってる。文月サンに会わせてほしい」
“アスモデウス”:「こういう厄介事は、我が身に火の粉が降りかかる前に主に投げてしまおうか。」
“アスモデウス”:「病室はこちらだ。」
入間誠時:「さて。火の粉、全部投げられるかね」
秋塚譲治:「ま、それを払うのも俺達の仕事でしょ」
辰巳十三:「ぜんぶ焼き払うしかないときもある。努力しようか」
“アスモデウス”:秋塚さんを見る「美人がいればよいと言ったが…私は役不足かな?」
秋塚譲治:「あー、流石に守備範囲外だ。優しくするのは変わんないけど」
“アスモデウス”:「………ふむ。やはり、この小娘の身体は不自由だな。」
“アスモデウス”:前を歩いて4人を先導する
入間誠時:「ま、どんな…属性?でも好きな奴はいるさ」
秋塚譲治:「だけど別のやつにとっちゃ好みかも知んないぜ、男は俺一人じゃあないしな」
入間誠時:「そーそー。外見、年齢、種族…」
入間誠時:「気にしないやつも、特別好きなヤツもいる」
秋塚譲治:「そういうこと、そういうこと」 等と話してついていく



GM:再び病室

GM:かくして5人は集まった。
森堂ソウラ:「……何だ何だ? 大所帯だな?」
辰巳十三:「そういうそっちも」 「……三人もいるとは思わなかった。えーと、だれが文月ねむサン?」
入間誠時:「悪いな、怪我人の部屋に大勢で押し掛けてさ」
川端湧希:「こっち」指さして。
“アスモデウス”:「ベッドで寝転んでいるのがそうだ。」
文月ねむ:「寝っ転がってない!」
川端湧希:「いや寝転がっててくださいよ……」
森堂ソウラ:「うわ、マジでねむちゃんが2Pカラーになってやがる……あすもん、こんなこと出来たんだな……」
文月ねむ:「ご、ごめんなさい…隙見せるとあいつすごい弄って来るから……」
辰巳十三:「あっ、混乱してきた。俺、だいぶ混乱してきたよ……ただでさえ人の顔見分けるの苦手なのに……あの、アレだ。アレしないかい?」
辰巳十三:「自己紹介」
秋塚譲治:「話に聞くより元気そうで良かったよ」
入間誠時:「だな」
入間誠時:「あ、先に言っとくけど、全員オーヴァードだから」
川端湧希:「まあ、そりゃそうだよね」
入間誠時:「一応な」
“アスモデウス”:「ハハ、これは失礼。混乱が深まる前に一つに戻るとしよう。」
“アスモデウス”:そう言って、すう、と文月の影に身体が溶けるように同化する。
秋塚譲治:「入間さん、俺、辰巳さん、そこの彼女と彼、ねむさんの順でやろうか」
秋塚譲治:「こういうのは段取りが重要だ」
入間誠時:「段取り助かる」
川端湧希:「助かるう」
入間誠時:「じゃ。俺からな。入間誠時。何でも屋で、UGNイリーガルも一緒にやってる」
入間誠時:「領域に魔眼乗っけて色んなもん見るのが得意。そんぐらいかな」
川端湧希:「よろしく~」手を振って。
森堂ソウラ:「へえー。何でも屋」興味深げに。「あ、次どうぞ」
入間誠時:「じゃ、秋塚さんどーぞ」
秋塚譲治:「秋塚譲治、コードネームは“クロックワークス”。UGNエージェントだ」
秋塚譲治:「主に殴り合いが得意だね、あとはゲートで移動するくらいか」
辰巳十三:「めちゃくちゃ腕っぷしが強い」
川端湧希:「あー、あれ便利ですよね……そうなの?」
川端湧希:「じゃ、頼りにしちゃおう」
秋塚譲治:「それと女の子には優しいで通ってるのが自慢だね」 とウィンクする
秋塚譲治:「どうも存分に頼ってくれ、それじゃ辰巳さん。どーぞ」
入間誠時:「だ、そうだ。あちらのお兄さんを頼るといいらしいぜ」段々わかってきた
辰巳十三:「あ、俺? 辰巳……无号・辰巳・十三。辰巳でよろしく」
川端湧希:「十三……?」
川端湧希:「それ名前なの……?すごい名前」
辰巳十三:「こんなナリだけど、一応あれだ。第十三地区の……UGNの十三番目の支部長を担当してる」
森堂ソウラ:「十三番! 支部長!」
秋塚譲治:「見て驚け、幻の十三支部長ってやつだね」
辰巳十三:「広報とかしてないから、あんまり聞いたことないかもな。でもまあ、地区が十三あって支部が十二しかないってことは……つまりそういうこと」
森堂ソウラ:「噂をすればなんとやらだ、なあ湧希?」
川端湧希:「ホントにあっちゃったか~。ソウラの言う通りだ」
辰巳十三:「とはいえ指揮力も頭脳にも判断力にもそれほど自信ありってわけじゃない。諸君の協力にスゲー期待してるよ。……そんなところかな。新納サンもうちのエージェントで……あっと、よろしく」
新納忠太郎:「UGNチルドレン、“010部隊”の新納忠太郎にごわす。」
川端湧希:「ごわす……?」
新納忠太郎:さっと片手でぬいぐるみを抱き、片手で敬礼する
新納忠太郎:「辰巳支部長どんの支部に配属されておりもす。」
森堂ソウラ:「もす……?」
森堂ソウラ:「CV設定間違ってない?」
新納忠太郎:「能力は…部下の魂をこんぬいぐるみに憑依させ、操作しもす。おいは指揮官にごわす。」
川端湧希:「でも良かった~。女の子も居て」
川端湧希:「……部下?指揮官?」
川端湧希:「???」
新納忠太郎:「こんおごじょん身体は借り物でごわす。」
森堂ソウラ:「……詳しくはまた後で聞くわ」
新納忠太郎:「ん。そいがよかかと」
新納忠太郎:「何分、複雑なもんで……。」
森堂ソウラ:「皆大変だよなー」 ぼんやり
川端湧希:「じゃあ後でね~。あ、じゃあ次私か」
辰巳十三:「そうそう。次はそっち」
新納忠太郎:ぺこりと頭を下げて川端さんに譲る
川端湧希:「川端湧希。“ヘル・オー・ウィスプ”。高校生で、イリーガルで」
川端湧希:「パトロールしてたら《ワーディング》あってねむさん助けてソウラと連れてきました」
川端湧希:「あとなんだっけ……能力?」
秋塚譲治:「そうだね、自己申告してくれると助かる」
川端湧希:「能力はー」指先から小さな炎の球を出して。
川端湧希:「よっ」上に放って、新しい火球を取り出して。
川端湧希:3個、4個、5個まで取り出してお手玉する。
辰巳十三:「鬼火か」
入間誠時:「大したもんだ、こりゃ」
“アスモデウス”:「“ヘル・オー・ウィスプ”…なるほど。」
川端湧希:「そそっ」キャッチして消して。「こんな感じ」
川端湧希:「あ、報知器大丈夫かな……大丈夫だよね?」
川端湧希:「煙あんまり出ないし……」
森堂ソウラ:「大丈夫っぽいな。かっけーなー」
川端湧希:「でっしょー?練習したからね」
川端湧希:「じゃあ次よろしく、ソウラ」
森堂ソウラ:「ああ、俺か。連れてこられた方、森堂ソウラ。この辺のイリーガル。」
森堂ソウラ:「ねむちゃ……文月さんと一緒に、怪しい梟仮面のクソ野郎に襲われたんでワーディング張ったら逃げた」
入間誠時:「……仮面…」片眉を上げる
辰巳十三:「関係、ありそうだな」
森堂ソウラ:「話聞く限り、色々とクリティカルな案件っぽいし、首は突っ込ませてもらうぜ。」
川端湧希:「なんかそっちも……?ああ、いや」
秋塚譲治:「そいつは助かる」
川端湧希:「まだ紹介の途中か。続けて?」
入間誠時:「ああ。詳しいことは後でちゃんと話す」
森堂ソウラ:「能力くらいか。モルフェウスとソラリスで分類されてっけど、俺が使えるのは一個だけ」
森堂ソウラ:ポケットからキーホルダーを取り出す。各地の土産物屋で異様によく売られている、剣と龍のモチーフだ。
辰巳十三:「おっ。センスいいね」
森堂ソウラ:「起きろ」 それに砂が纏わりつくと、瞬く間に手のひらサイズまで大きくなった龍が、剣を咥えて空に飛び上がる。
川端湧希:「わわわっ」
入間誠時:「へえ!」
秋塚譲治:「なるほどね」
森堂ソウラ:「一瞬だけどな」少し飛び回って、またキーホルダーと砂に戻る。
森堂ソウラ:「大半のものは作れるし、出来る。ああ、愛と勇気と闘争心は自前でなんとかしてる」 からからと笑う。
入間誠時:「そいつぁ………」
秋塚譲治:「嫌いじゃあないな、そういうの」
入間誠時:「悪くない」目を伏せて。
文月ねむ:「私も保証します。ソウラくんにはいつも助けられてますから。」
辰巳十三:「は! いいメンバーが揃ったじゃないか。どう思う? 最後はきみだな、文月サン」
文月ねむ:「はい。UGNイリーガルの文月ねむです。」
文月ねむ:「コードは“トゥーフェイス”。能力は…」
文月ねむ:ずず、と影が蠢く。
文月ねむ:「影を介して対象の力を増幅させること。」
森堂ソウラ:「めっちゃ強い。」
文月ねむ:「あとこれは能力じゃないんですが、一応医者の卵です。」
文月ねむ:「簡単な応急手当くらいならできます。」
川端湧希:「支援型ってわけか。便利だろうけど……」
森堂ソウラ:「めっちゃ頼りになる。」横でうんうんと頷く。
川端湧希:「あんまり出てきてほしくないなあ。一番手当しなきゃいけない人なんで」
入間誠時:「ああ、同意見だ」
辰巳十三:「ま、寝てた方がいい。いま必要なのは文月サンの情報でさ」
文月ねむ:「今は治療に専念するから…」苦笑して
秋塚譲治:「そいつは同感だ、怪我人に手当されるのは居心地悪いからな」
“アスモデウス”:「そして、その能力を担うのが私だ。」
辰巳十三:「そう。……そっちだ、“アスモデウス”」
“アスモデウス”:「名は“アスモデウス”。お前たちの分類で言うならば、」
“アスモデウス”:「共生型レネゲイドビーイングと言った方が通りが良いか?」
入間誠時:「ここに俺たちが来たのも、あんたの……“悪魔”のことが知りたいからでさ」
川端湧希:「悪魔……?」
秋塚譲治:「特に“人工悪魔”だ」
入間誠時:「その辺りも…一息入れたら説明しようか」
川端湧希:「人工悪魔……??ああ、うん。お願いしたいかな」
辰巳十三:「よし。情報交換タイムだな!」 片手に持っていた、でかいビニール袋を差し出す。
川端湧希:「まだ色々、分かんないことだらけだもん」
川端湧希:「これからだ……それは?」
辰巳十三:「お菓子買ってきた」
森堂ソウラ:「そーゆーのはプロに任せる」
入間誠時:「えっなんだそれ」
入間誠時:「いつの間に…」
新納忠太郎:「支部長どん、茶を淹れもす。」
秋塚譲治:「甘いものが好きなんだっけ?」
森堂ソウラ:「いきなりプロっぽくない感じ出してきたなー?」
辰巳十三:「そうだよ、超好き。アルフォートは数を数えながら食べてくれよ。戦争になるからな!」
川端湧希:「しかも病室で?問題児ぽいなー」
秋塚譲治:「気を抜けるときは抜いておくっていうとプロっぽくないか?」
入間誠時:「ま、俺もこーいうタイプの悪いコトは大好きだぜ」
文月ねむ:「あはは、自由にどうぞ。」
入間誠時:「楽しくやろう。ヘヴィな話も出るからな」
秋塚譲治:「そうそう、せめて空気くらいは軽くしたいもんだ」 と入間さんに応える
文月ねむ:「私はお水飲むくらいに留めておきますけど…。」
川端湧希:「あはは。ねむさんは早く治さなきゃね」
川端湧希:「……クッキーも、食べられないでしょう。そうじゃないとさ」
文月ねむ:「…………。」
文月ねむ:「……………うん。」



GM:シーンカット。ロイスのみどうぞ。
森堂ソウラ:川端さんに取ろうかな
入間誠時:同行の二人には取っちゃおうかな
秋塚譲治:PC間ロイスって設定してます?
辰巳十三:秋塚さんと入間さんにとる!
森堂ソウラ:仲間/川端湧希/親近感:○/不安/ロイス
川端湧希:悩ましいがPC1にとって悪いことはなかろう……!森堂くんへ。
川端湧希:-仲間/森堂ソウラ/連帯感:○/不安/ロイス
入間誠時:仲間/秋塚譲治/連帯感:○/隔意/ロイス
辰巳十三:秋塚譲治/信頼〇/脅威 入間誠時/好意〇/不安
辰巳十三:以上!
入間誠時:仲間/辰巳十三/友好:○/奇妙/ロイス
入間誠時:以上です。
秋塚譲治:仲間/入間誠時/好奇心:○/不安/ロイス 仲間/辰巳十三/尽力:○/不安/ロイス
秋塚譲治:2つロイスとってフィニッシュです
GM:では今日はここで終わりましょう。お疲れさまでした!
入間誠時:お疲れ様でした!
森堂ソウラ:お疲れさまでした~
川端湧希:おつかれさまでした!
秋塚譲治:お疲れさまでした!


【ミドルフェイズ2】

GM:シーンプレイヤーは川端さん。他全員登場可能。
GM:登場侵蝕をどうぞ
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+10(1d10->10)した (侵蝕率:44->54)
辰巳十三:出りゃす!
辰巳十三:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 6[6]+48 → 54

入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:46->56)
秋塚譲治:ヒュー!
森堂ソウラ:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 1[1]+47 → 48

入間誠時:おー
川端湧希:侵蝕率+8(1d10->8) (侵蝕率:34->42)
森堂ソウラ:おし!



GM:では早速情報収集の項目を出しましょうか。
■情報項目

・“人工悪魔”について 情報:軍事、裏社会/6
・4年前の事件について 情報:UGN、噂話、裏社会/6
・犬童美衣 情報:噂話、裏社会/7
・文月ねむ 情報:UGN、噂話/6
・暁星煉 情報:UGN、噂話/7
GM:現在調べられるのはこのあたりですかね。
辰巳十三:では、エンブレム『サラウンドレポート』を使用します。辰巳以外の情報収集ダイスを+1できます。
秋塚譲治:サンキュー!
入間誠時:頼れる!
GM:では張り切って情報収集をどうぞ!
森堂ソウラ:どれでもいけるなあ
辰巳十三:で、因縁のあるやつに行った方がいいですね!
秋塚譲治:そうそう
入間誠時:ですね
川端湧希:難易度も低いですしね
辰巳十三:なので辰巳は「犬童美衣 情報:噂話、裏社会/7」にチャレンジします
川端湧希:こちらは4年前の事件かな。
秋塚譲治:で、よろしいかと
森堂ソウラ:ねむちゃんよりは医者の方に行った方がいいかな?
入間誠時:そうしてもらえると、
入間誠時:秋塚さんと私で悪魔とねむちゃんでいい感じに行けそう
森堂ソウラ:じゃあ暁の星の下に生まれついた者を
辰巳十三:「コネ:情報屋」を使って、裏社会のダイス+2!
川端湧希:噂好きの友人を使って、噂話で。
秋塚譲治:じゃあ、入間さんに悪魔をお願いしましょうか
入間誠時:ですね。財産もありますし。
辰巳十三:4dx=>7 (犬童美衣 情報:噂話、裏社会/7)
DoubleCross : (4R10[10]>=7) → 10[1,3,7,10]+6[6] → 16 → 成功

川端湧希:6dx+3>=6
DoubleCross : (6R10+3[10]>=6) → 10[4,5,6,9,9,10]+2[2]+3 → 15 → 成功

辰巳十三:完全に理解した!
川端湧希:当時居合わせたかのように詳しいです
秋塚譲治:では文月ねむさんについて調べようか
入間誠時:裏社会で“人工悪魔” 技能は1、コネはなし。
入間誠時:3dx+1>=6
DoubleCross : (3R10+1[10]>=6) → 5[3,4,5]+1 → 6 → 成功

秋塚譲治:情報収集チームを使用達成値+2。1/3
森堂ソウラ:ダイスは5。噂話で+2 、《能力訓練:社会》で+1。情報収集チームで+2。
入間誠時:あ、サラウンド分乗せ忘れた…でも成功です
秋塚譲治:(2+1)dx+1+2>=6 <情報:UGN>
DoubleCross : (3R10+1+2[10]>=6) → 7[2,6,7]+3 → 10 → 成功

森堂ソウラ:5dx+5
DoubleCross : (5R10+5[10]) → 10[1,3,9,10,10]+6[1,6]+5 → 21

入間誠時:すごいなみんな
GM:つよい!全員成功かな?
森堂ソウラ:めちゃくちゃ優秀メンツだなこれ
GM:では順次開示していきましょう。
・“人工悪魔”について 情報:軍事、裏社会/6
二次大戦中、第三帝国の研究機関にて開発された技術。
人造のレネゲイドビーイングを対象に憑依させることで
オーヴァード化させた兵士を量産するという計画があったが、
“悪魔”という響きに対して軍部と宣伝省からの反発が強く、
開発段階で計画は頓挫した。
現存している“人工悪魔”は7体。
コードはそれぞれ“傲慢”、“憤怒”、“嫉妬”、
“怠惰”、“強欲”、“暴食”、“色欲”。
その内、“嫉妬”は丹波海によって某市UGN支部から奪われたもの、
“色欲”は現在文月ねむの所有であることが確認されている。
・4年前の事件について 情報:UGN、噂話、裏社会/6
N市内で起きた連続殺人事件の一つ。
被害者は有平結と文月ねむ。有平は病院に搬送後死亡が確認されたが、
文月は一命を取り留めた。有平結がUGNイリーガルであったこと、
エフェクトの使用が確認されたことから本件はR事案に指定されたが、
直後に起きた“崩落戦”の影響で証拠を保存していたデータサーバが破壊されたこと、
また。事件から時間が経っていることから追跡が困難な状況だ。
・犬童美衣 情報:噂話、裏社会/7
星辰館学園中等部の生徒。
13区画から電車で学園まで通っている。
治安の良くない半スラムに居を構えており、
家庭の経済状況はあまりよくないという噂がある。
・文月ねむ 情報:UGN、噂話/6
UGNイリーガル。準ホワイトハンド構成員。
4年前の事件の際、自身も瀕死の重傷を負ったが、その際に憑依した
アスモデウスという共生型レネゲイドビーイングの力で蘇生。一命を取り留めた過去がある。
友人の死に対して何も出来なかった負い目から生きる気力を無くしかけていたが、
主治医であった暁星煉の説得により復調し、医者を目指すようになる。
使用エフェクト
《戦術》《常勝の天才》《オリジン:レジェンド》
・暁星煉 情報:UGN、噂話/7
医師。病院がUGNと提携しているため、
しばしば負傷したエージェントやチルドレンの治療を行っている。
医師としての確かな手腕、献身的な姿勢から信頼は厚く、
UGNエージェントとしての登用、ホワイトハンド加入の打診もあるほどだ。
GM:→新たな情報項目が現れます。
・“人工悪魔”について2 情報:軍事、裏社会/10
GM:とりあえずこれだけですね。
入間誠時:了解!
辰巳十三:合点!
秋塚譲治:承知之助
GM:ではこのあたりも踏まえて、お茶会をしましょうか!



GM:病室

GM:文月ねむの病室はそれなりに広くなっている。
GM:重症患者も利用する病室なので、機器を並べるのに不自由ないスペースが確保されているのだ。
GM:なので少々手狭だが、君たち5人や新納を入れても全員腰を落ち着けることはできる。
文月ねむ:「……んく」水を飲んで、一息つく
文月ねむ:「……それで、お話というのは?」
入間誠時:「あー、見舞いの俺達3人、元々別々の事件に出食わしたわけなんだが」
入間誠時:「そいつがどうも“人工悪魔”ってやつに関係してるっぽくてね」薄いプリントの束を取り出す。
川端湧希:「人工悪魔?」
辰巳十三:「そうそう。文月サンと共生しているやつのお仲間じゃないかってこと」
入間誠時:「ん。軽く新納サンに資料ももらった」
川端湧希:「ねむさんがもうひとり居る、ってやつ?」
入間誠時:「そうそう」
入間誠時:「大戦中開発されたっていう、人工のレネビを憑依させる技術さ」
入間誠時:「つっても開発段階で計画は頓挫。現存してるやつは7体だってー話だ」プリントを見ながら。
新納忠太郎:「宣伝相の怒り様はすさまじいもんじゃった。」嘆息する
辰巳十三:「あの宣伝相、もともと怒りっぽいけどな」
入間誠時:「キリスト教の『七つの大罪』をモチーフにしてるみたいだね、どーも」
川端湧希:「宣伝相って……?」
新納忠太郎:「『我が帝国が悪魔の手先と喧伝されたら如何にする!』と。ま、誰でんそう思うじゃろうが。」
辰巳十三:「ヨーゼフ野郎のことはいったんおいとこう。入間サンの話だ」
秋塚譲治:「その辺の事情は想像しやすいな。現代でもジャームやらでレネゲイドのことおおっぴらに出来ないしな」
入間誠時:「で、行方がわかってるのが、UGNから盗まれた“嫉妬”と」ちらりと秋塚さんの方を見て。
秋塚譲治:「ま、恥ずかしい話でね。俺の追ってる丹波海ってやつが持ち逃げした」
入間誠時:「文月くんに憑いてる“色欲”ってハナシだ」
川端湧希:「“色欲”……色欲?」
秋塚譲治:「で、自分に“人工悪魔”を使ったみたいなんだ」 と補足する
文月ねむ:「…………」
川端湧希:ねむさんを振り返って。「色欲?」
入間誠時:「あー……」
文月ねむ:「…………えっ!?あっ、あのっ!?」
入間誠時:「あくまで、そーゆーコードネームみたいなもんだから、レネビの、な?」
森堂ソウラ:「あすもん、エロ担当なの?」
入間誠時:「そーいうことを年頃のおじょーちゃんに聞くもんじゃないぜ」
秋塚譲治:「嫌われるぜ?」 と冗談めかして笑う
“アスモデウス”:「私は人間の不和を操る。故に対象の弱点を看破し、戦の熱を煽る。」
“アスモデウス”:「トロイア戦争も元を辿れば“色欲”がゆえに起こったのさ。」
辰巳十三:「さすがアスモデウス本人は詳しいな。……まあ、そんなわけで話を聞きに来たんだ」
川端湧希:「生存本能を煽るってところか。悪魔っぽいけど……」
文月ねむ:「………えっと。」ちらりと森堂を見上げる
森堂ソウラ:「ほほー。」
文月ねむ:「……私、そんなエッチじゃないからね?」
森堂ソウラ:「別にそういう意味で聞いたんじゃねえって!?」
入間誠時:「はいそこ。そーゆーオハナシは暗くなってから二人きりでな」
文月ねむ:「ご、ごめんなさい……。」赤面して俯く
川端湧希:「はいはい。それで、話ってのは」
川端湧希:「他の悪魔がどこに居るか知らないかってこと?」
秋塚譲治:「そういうことになるね」
森堂ソウラ:「いやいや……」 入間さんを横目で見つつ。これ以上話が逸れるのも何なので黙る。
“アスモデウス”:「残念ながら、私には分からぬな。」
森堂ソウラ:「俺たちを襲った奴は」
森堂ソウラ:「『ルシヘル』って名乗ってたな。入ってる?」
入間誠時:資料をざっとめくる。
辰巳十三:「“傲慢”」
新納忠太郎:頷く。
入間誠時:「……ああ。そうなるのか」
入間誠時:端末に持ち替えて七つの大罪のページを確認する。
辰巳十三:「……だよな? フクロウの仮面か? ただの変なやつじゃなさそうだ」
森堂ソウラ:「ああ、そっか、ルシファーか!」
入間誠時:「うん。梟の姿でも現れるみたいだな」
森堂ソウラ:資料の綴りを見て確認する。「一般読みで寄せてくれりゃあいいのに」 ゲーム知識からだ。
入間誠時:「すると俺が見た豚野郎はベルゼブブってとこか?」
川端湧希:「……一応、確認なんだけどさ」
秋塚譲治:「なんだい、川端ちゃん」
川端湧希:「その悪魔を見つけたらどうするの?」
秋塚譲治:「やっつける、だな」
入間誠時:頷く。
文月ねむ:「えっ……!」
川端湧希:「そう。分かった」
川端湧希:「じゃあ、心置きなく協力できる」
“アスモデウス”:「我々は経過観察か?」
入間誠時:「……特に悪さしてないんだよな?」
秋塚譲治:「そういうことになるかな? で、いいですよね“ケイヴマン”」
辰巳十三:「そりゃそうだ。協力的なやつまで壊すつもりはないよ」
文月ねむ:「は、はい……。そのあたりも違いが分かればいいんですけど…。」
入間誠時:「そゆこと。……川端くんだったか。あんたにもなんか」
入間誠時:「…思うトコがあるみたいだな」
辰巳十三:「何があったのか、ぜひ聞きたいね」
川端湧希:「……」ねむさんをちらりと見て。
文月ねむ:「………いいよ。大丈夫。」
文月ねむ:「川端さんは大丈夫?」
川端湧希:「うん、平気……前にね」
川端湧希:「……4年くらいかな。震災のちょっと前に」
川端湧希:「ねむさんと、もう一人。結さんっていうんだけど。襲われて、結さんは亡くなって」
川端湧希:「ねむさんは重症で。でも、その時の記録は震災でぐちゃぐちゃになっちゃって」
川端湧希:「犯人もさ。まだ捕まってない」
川端湧希:「……なんか、今回と似てるような気がしてさ」
文月ねむ:「……同じだった。」
文月ねむ:「あの光の矢も、痛みも、あの時と同じだったよ。」
森堂ソウラ:「………………」
入間誠時:「同一犯、てコトか……」
秋塚譲治:「あー……結さんっていうのは?」 一般人かオーヴァードかの意味だ、歯切れが悪い
川端湧希:「訓練、手伝ってくれてて。仲、良かったの」
川端湧希:「だからね」クッキーを手にとって。ジュッ、と灰にして。
森堂ソウラ:菓子を片手に、椅子を動かして、ベッドの側面に凭れるように座る。
川端湧希:「その“るしへる”が“そう”なら、私はやるから」
秋塚譲治:「モチベーションがそれ、か」
川端湧希:「悪い?」
秋塚譲治:「いいや、十分だ。悪い場合はその先がないやつだけだよ」
入間誠時:「……」肩を竦める。
秋塚譲治:「川端ちゃんがそればっかりだけじゃあないならそれでいいさ」
川端湧希:「別にそれだけ考えてきたわけじゃないよ。知ったのも、ついさっきだもん」
辰巳十三:「そりゃ頼もしい。……川端サンの方は、だいたいわかったな」
川端湧希:「いいならいいや。それで、それに繋がるんだったら、私は協力できる」
川端湧希:「……同じ様に、悪魔の事件が起きてるってことだよね?」
川端湧希:「こんだけ人が集まるってことはそうでしょ?しかも、この地区のじゃない支部長まで来てるんだもん」
辰巳十三:「ああ。仮面野郎、もう一人いたよな? 入間サン」
入間誠時:頷く
秋塚譲治:「そういうことだ、既に犠牲者も出ている」 と入間さんをみる
入間誠時:「豚マスクの気色悪い奴だ。…子供の目の前で、その子の親を、さ」
秋塚譲治:「言うのかい?」
入間誠時:「……んー」
川端湧希:「何?」お菓子をつまみながら。
秋塚譲治:「良心が咎めないならいいと思うぜ、それだけの覚悟は必要だしな」
入間誠時:「まあ。言っておくか。相手が何をしたか、知るか知らないか」
入間誠時:「それで、どう相対するかも変わるだろうしな……あ、菓子今のうちに食っちまいな」
入間誠時:一呼吸おいて。
川端湧希:「?うん」口に詰めて飲み込んで。
入間誠時:それを見届けてから口を開く。
入間誠時:「…肉掻っ捌いて、食ってやがった」
川端湧希:「……っ」
川端湧希:「そんな…………」
入間誠時:「……なんとか、その人は生きててくれたケドさ……」首の後ろを叩く。
文月ねむ:「………。」思わず自分の肩を抱く
入間誠時:「あんなモン見せられたら、傷になるぜ」
森堂ソウラ:「…………食、」 ぽろ、と食い掛けのお菓子を取り落とす。
辰巳十三:「間違いなくそいつが“暴食”だな」 ハリボーをまとめて掴んで食べる。
川端湧希:「……」次の袋に伸ばそうとしていた手を引っ込めて。
秋塚譲治:「つまりそういうサイコ野郎の相手もするってことだ、今回の事件は」
入間誠時:「あろうことか『重力』も食ってたからな。能力とも紐づいてんだろ」
森堂ソウラ:「攻撃仕掛けたのか、アンタ」
入間誠時:「ああ。そりゃ、やるだろ」
森堂ソウラ:「いや、ま、そりゃそうなんだが……スゲェな」
入間誠時:「?」首を傾げ
川端湧希:「ソウラはやらないの?」
森堂ソウラ:特にそれ以上は言わない。「これで、傲慢と嫉妬と色欲と暴食で、四体か。」
入間誠時:「……結局取り逃がしちまった。一筋縄じゃ行かない相手みたいだぜ、人工悪魔ってやつは」
森堂ソウラ:「……咄嗟に出来るかは自信ねーよ」
秋塚譲治:「敵は色欲を抜いて三体ってところだな」
森堂ソウラ:やや溜めるも、軽い調子に見えるように、肩を竦める。
辰巳十三:「それと、たぶん“強欲”なら俺が遭遇したよ」
秋塚譲治:「ああ、そういうふうに繋がるわけか」
入間誠時:「へェ。そーだったのか」
秋塚譲治:「次は辰巳さんにお願いしてもいいかい?」
辰巳十三:「ああ。……真門ってやつが宿主だったらしくてね。撃破寸前だったんだが、出てきた結晶を回収する前にかっさらわれた」
川端湧希:「確かに多いね、それ」
辰巳十三:「さらったのは犬童美衣。俺のクラスメイトなんだが、……およそ間違いなくオーヴァードだ。悪くすると人工悪魔の宿主でもあるかもしれない」
川端湧希:「……それって」
入間誠時:「……やなカンジだな」
川端湧希:「倒しても、また別の人になるかもってこと?」
森堂ソウラ:「憑依型のレネビって、ンなホイホイ乗り移れるモンなのかよ」
森堂ソウラ:「いや、もとが兵器だから、そういうデザインってことか?」
辰巳十三:「新しい宿主を見つける。そーゆー可能性もあるかもな? “アスモデウス”、本人はどう思う?」
“アスモデウス”:「……そうだな。」
秋塚譲治:「あんたも四年前の事件の際に乗り移った口だろ」
秋塚譲治:「それ以前の体があったのかは気になるところだな」
“アスモデウス”:「私には憑依する以前の記憶が欠損している。」
“アスモデウス”:「人為的に消されたか、事故だったかは定かではないが…。」
“アスモデウス”:「だがこれだけは言える。」
“アスモデウス”:「悪魔が肉体に定着し、宿主が能力を操れるようになるまでには時間が掛かるはずだ。」
“アスモデウス”:「“次”がすぐ目の前に立ちはだかることはまずないだろう。」
入間誠時:「……秋塚サンが戦ったやつってその場で『使った』んだよな」
文月ねむ:「実際、私が訓練してアスモデウスを扱えるようになったのは憑依の半年後です。」
秋塚譲治:「あぁ、その場で『使って』実際に効果が出た」
秋塚譲治:「だけど、そのあたりは文月さんの治癒と同じものなのかもしれないな」
入間誠時:「…治癒と」
“アスモデウス”:「……あるいは、」
秋塚譲治:「あるいは?」
“アスモデウス”:「悪魔の定着を促進する要因があるのかもしれないな。」
入間誠時:「……外的要因があることは考えられるか?」
入間誠時:「いや、ちょっとさっきから引っかかってることがあってさ」
川端湧希:「引っかかってることって?」
秋塚譲治:「言ってみてくれ」
入間誠時:「…この、一連の人工悪魔の事件さ」
入間誠時:「『人工悪魔が関わってる』ってだけで、他がバラバラなんだよ」
入間誠時:「俺が会ったやつだって、『腹が減った』ってだけの理由だったし、そもそも秋塚サンが戦った奴は『盗まれた』検体だ」
入間誠時:「文月くん襲撃もそうだ。タイミングが重なりすぎてる。なのに、人工悪魔を統率する何かが見当たらん」
秋塚譲治:「ああ、だからそのあたりは……事件を一本化出来る可能性のあるやつがいるかもな」
森堂ソウラ:「少なくとも、バラ撒いてる奴は、居るだろ」
秋塚譲治:そういいながらスマホを出して、文月さんに見えないように角度で全員に画面を見せるようにする
秋塚譲治:画面には暁星煉の人名。
入間誠時:覗き込む。
辰巳十三:「同感だし、できればそうであってほしいね。モグラたたきは疲れるからね」 スマホを覗いて、うなずく。
川端湧希:「じゃあ、残り2体もどこかで?」
秋塚譲治:「少なくとも……一体の悪魔の経緯はここに繋がる」 アスモデウスのことだ
森堂ソウラ:「『悪魔の情報』か、『悪魔そのもの』をバラ撒いてる。じゃなきゃ、そのクラスメイトちゃんが支部長よりも先に」
入間誠時:「なるほどね」
秋塚譲治:「俺の件も、知っているやつがいるならどうにでもそそのかすことが出来るしな」
森堂ソウラ:「支部長を出し抜いて、ピンポイントで悪魔の結晶を奪える筈がねえ」
入間誠時:「…ああ。そりゃそうだ」
入間誠時:「サンキュ、大分スッキリした」
森堂ソウラ:画面を見ている。「案外、裏社会の情報網に、今ならお買い得、って書いてあるのかもだぜ」
辰巳十三:「タイミングが良すぎたのは、確かに。もうちょい捜査してみるか」
森堂ソウラ:「ねむちゃんは、ここで休んでろよ。あのお医者さんも居るんだ、よっぽど大丈夫だろ」
文月ねむ:「うん…みんなも頑張ってね。」
文月ねむ:「私に協力できることがあれば、なんでもお話しするから。」
森堂ソウラ:「さっき看護師さん達の噂で聞いたけどさ、相当優秀なんだって? あのイケメン」
川端湧希:「若そうだもんね」
文月ねむ:「うん!そうなんだよ!」ベッドから身を乗り出す
森堂ソウラ:「エージェント起用とか、ホワイトハンドから勧誘受けてるとか、うわっ」
辰巳十三:「リアクションがでかいな」
入間誠時:「ほうほう」
文月ねむ:「でも一番すごいのは、いつでも患者さんに真摯なこと、なんだ」
文月ねむ:「私……結ちゃんが、助からなかった時…」
文月ねむ:「………死のう、って思ってたんだ。」
入間誠時:「……」
川端湧希:「……」
文月ねむ:「あんなに明るくてみんなに慕われてた結ちゃんが死んで、なんで私なんかが生き残っちゃったんだろって。」
入間誠時:「……ん」
文月ねむ:「でも暁星先生は言ってくれたの。」
文月ねむ:「結ちゃんは私を守ろうとしてくれたって。」
文月ねむ:「“彼女の死から意味を取り上げるな”って。」
入間誠時:「………」目を細める。首の後ろをさすっている。
文月ねむ:「だから私、“助ける人”になろうって思ったんだ。」
秋塚譲治:「……」
森堂ソウラ:「……だったら、俺も感謝しなきゃなー」
文月ねむ:「先生は”二回”、私を救ってくれたんだ。」
入間誠時:奥歯を噛み締める。何らかの感情を耐えるように。
森堂ソウラ:「ねむちゃんとあすもんがいなかったら、俺も二三回は死んでっしな」
入間誠時:「……二回、ってのは?」
文月ねむ:「私を重症から助けてくれたこと、それと、自殺を止めてくれたこと。」
文月ねむ:「アスモデウスのおかげでもあるけどね。」
秋塚譲治:「一度目は命、二度目は心ってやつかい?」
入間誠時:「そっか、そん時の治療をしたセンセーなのか」
文月ねむ:「はい。」
辰巳十三:「たいした腕前だな。俺は医者嫌いだからあんまり関わりたくないけど……」
秋塚譲治:「立派な先生だな、俺だったら生きていればいいことありますよくらいしか言えねぇ」
森堂ソウラ:笑って言って、秋月さんの方にちらりと視線を遣る。こんな感じ。
“アスモデウス”:「私のことは“ついで”か。賞罰の正確でない主は嫌われるぞ?」
文月ねむ:「感謝してるってば、ほんとに」
秋塚譲治:「森堂くんはこりゃ、彼女についてないとイケメン先生に取られちゃうかもしれないぜ」
川端湧希:「……ねむさんってその人のこと好きなの?」
森堂ソウラ:「ゴッフ」
文月ねむ:「えっ!? ち、違うよ!憧れてるってだけで…。」
森堂ソウラ:お茶で噎せる。
森堂ソウラ:「つーかな、さっきからチマチマ言われてっけど、俺と文月はそういうのじゃねーから!」
文月ねむ:こほん「好きになるとかじゃないの。その…何か月も一緒にいたって訳でもないし…。」
文月ねむ:「私の治療が終わってすぐ後くらいに、担当医師がUGNの人に変わったから。」
文月ねむ:「会うのも4年ぶりだよ。」
辰巳十三:「……ふーん……」
入間誠時:「品行方正、真摯にして人格面も優秀の医者、か……狙っといて損はないんじゃねーの?」
“アスモデウス”:「私から手管を教えてもよいが、果たして実行できるかどうか…」
川端湧希:「え、やっぱそういうのあるんだ……」
入間誠時:「俺もそれなりにアドバイスできるぜ。いるなら、だけどさ」
“アスモデウス”:川端の前で、文月の影が実体化する。文月とよく似た少女が現れ…
“アスモデウス”:川端の頬に手をやり顔を近づける
“アスモデウス”:「興味があるか?」
川端湧希:「わっ何何何!?」
入間誠時:「ヒュウ」
川端湧希:「ひゃ、わ、あの結構です……!」
文月ねむ:拳で自分の影を叩く
“アスモデウス”:「グッ!」
“アスモデウス”:するすると文月の影に戻っていく
文月ねむ:「やめなさいったら!」
秋塚譲治:「おっと、これ以上は教育に悪い――って梁田さんのこと言えねぇな」 と距離をとらせる
森堂ソウラ:「今のはあすもんが悪ぃ」
辰巳十三:「いやー、余裕があるのはいいことだ」
文月ねむ:「余裕があるのはこいつだけです!」
秋塚譲治:「緊張がほぐれるのにはこしたことはないからなぁ、ってことで次に行きます?“ケイヴマン”」
文月ねむ:顔を赤くして自分の影をつねっている
辰巳十三:「ああ、ありがたいよ。重たい空気は苦手でね。……そろそろ次の仕事にとりかかろうか」
辰巳十三:「まったくなァ、陰気な事件ばっかり起こしやがって。痛い目見せてやろうぜ」
入間誠時:「オーケイ。じゃあここらでお茶はお開きかな」
川端湧希:「もう食べる空気じゃなかったけどね……」
秋塚譲治:「そいつぁ、言わないお約束さ」 苦笑いする
新納忠太郎:「“人工悪魔”について、今おいの010部隊の方で調べとりもす。」
新納忠太郎:「追加の資料もいずれ届くかと。」
入間誠時:「続きは痛い目見せた後。そん時はぱーっとやろうぜ」



GM:シーンカット、ロイス購入可能。
秋塚譲治:森堂くんに取ろうかな
入間誠時:ロイスはなし、とりあえずボディアーマーを狙います。
辰巳十三:ロイスはもう6個なので控えておき、例のボディアーマーを買いに行きもす
入間誠時:3dx+3>=12
DoubleCross : (3R10+3[10]>=12) → 8[2,4,8]+3 → 11 → 失敗

辰巳十三:2dx+5=>12
DoubleCross : (2R10+5[10]>=12) → 5[3,5]+5 → 10 → 失敗

入間誠時:1点か。なら買っちゃおうかな。
森堂ソウラ:入間さんにとっとこ
川端湧希:こちらもボディアーマーかな。
辰巳十三:財産を2使って購入! 財産11→9
辰巳十三:おわり!
川端湧希:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 10[2,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

秋塚譲治:7./森堂ソウラ/懐旧:○/恥辱/ロイス
入間誠時:財産点1減らして購入。財産は10に。
入間誠時:以上。
川端湧希:買えちゃうな。財産1使って入手を。
森堂ソウラ:先輩/入間誠時/敬意:○/隔意/ロイス
秋塚譲治:なんかこの女の子との距離のとり方昔の俺みたいだな—って思ってる
秋塚譲治:ここは堅実に応急手当かっとこ
川端湧希:以上で!
森堂ソウラ:それはどういう評価なんだ・・・w
入間誠時:やったー後輩!
秋塚譲治:(2)dx+1>=8 <調達>
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 6[5,6]+1 → 7 → 失敗

秋塚譲治:うーん、ここはスルーで
秋塚譲治:以上
森堂ソウラ:あ、ちょっと待って
森堂ソウラ:購入!
GM:ごめんなさい!どうぞ!
森堂ソウラ:クリシーにしようかと思ったけど、やめとく
森堂ソウラ:とりあえずボルアク
森堂ソウラ:砂の加護を使用、侵蝕48→51
森堂ソウラ:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 9[2,2,3,5,5,6,8,9]+2 → 11

森堂ソウラ:財産4使用。購入
森堂ソウラ:以上です!


【ミドルフェイズ3A】

GM:シーンプレイヤーは川端さん
GM:他全員登場可能です。
入間誠時:ちょっと休もうかな
秋塚譲治:出よう、俺は生還者だ
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+3(1d10->3)した (侵蝕率:54->57)
秋塚譲治:流石生還者だぜ~!
川端湧希:侵蝕率+10(1d10->10) (侵蝕率:42->52)
辰巳十三:実験体なので出る!
辰巳十三:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 5[5]+54 → 59

森堂ソウラ:出ます
森堂ソウラ:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+3[3] → 54

森堂ソウラ:ちょうしがよい
入間誠時:様子見で!
GM:了解!



GM:情報収集に参りましょう
・“人工悪魔”について2 情報:軍事、裏社会/9
秋塚譲治:支部長、おこぼれをくだせぇ~!
辰巳十三:辰巳がサラウンドレポートを使うので!
辰巳十三:みんなの情報収集ダイスが+1です。
秋塚譲治:ありがてぇ~!
森堂ソウラ:私は追加が出たときように控えておきます
秋塚譲治:じゃあ、私から行こうかな。あんまり変わんないだろうし
辰巳十三:応援してます!
秋塚譲治:情報収集チーム二回目を使用、達成値+2
秋塚譲治:(2+1)dx+2>=9 <情報:裏社会>
DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 6[2,5,6]+2 → 8 → 失敗

秋塚譲治:財産使います
秋塚譲治:財産P4→3 これで成功!
川端湧希:ひゅう!
辰巳十三:お見事
秋塚譲治:失敗とかいうダセェ真似はしたくねぇ~!
GM:やるねえ!
GM:では開示しましょう
・“人工悪魔”について2 情報:軍事、裏社会/9
憑依者の症状は3段階に分けられる。
第一段階、憑依直後は悪魔の力を一時的に借りて行使することが出来る。
第二段階に進むと血液の黒化など身体に変異が起き、悪魔と肉体が融合し始める。
第三段階になると完全に融合し、悪魔の持つ能力を意のままに扱えるようになる。
しかし、同時に憑依者の人格は破壊され、衝動のままに動く獣となる。
症状が進む要因は”欲望”と”罪”であり、
率先して殺人という”罪”を犯す前線兵士を、
強力なオーヴァード兵器に変貌させるという点は高い評価を得ていたが、
逆に強い倫理観・自制心を持つ憑依者は変異も遅く、
能力が扱えるようになるまでに半年~数年の時間が必要とされた点は問題視された。



GM:第4区画
GM:セーフハウス

GM:UGNの勢力下の街には、エージェントが集まり休息する、
GM:あるいは拠点として装備や武器を整えて貯蔵する、会合を行うといった目的のセーフハウスが点在している。
GM:その中でも通信設備の整った一軒家に君たちは集まっていた。
森堂ソウラ:「いやー、やっぱり本業のエージェントとキッチリ仕事すると設備が違うな」
川端湧希:「確かに。イリーガルが多いと、ファミレスとか、カラオケとかばっかだ」
新納忠太郎:パソコンの前に座っていた新納が立ち上がり、秋塚の元へ。
辰巳十三:「実は俺もこんなきれいなとこ借りるの初めてだよ」
新納忠太郎:「秋塚どん宛に連絡が。」
森堂ソウラ:あまり使われていないソファに深く座っている。
辰巳十三:「うちの支部、人呼べる場所じゃねーからな……おっと。もう来た?」
秋塚譲治:「UGNの支部長的にどうなんですかね……っと、サンキュ」
秋塚譲治:「ああ、“人工悪魔”についての追加情報さ」
秋塚譲治:と、プリントされた資料を広げる
秋塚譲治:「どうやら憑依者には段階があるようだな、大きく分けて三段階」
秋塚譲治:「第一段階の憑依直後は悪魔の力を一時的に借りて行使することが出来る――ってのは俺が遭遇したパターンだな」
秋塚譲治:「で、第二段階の血液の黒化など身体に変異が起き、悪魔と肉体が融合し始める。ってのは辰巳サンのパターンだよな?」
辰巳十三:「ああ。実際、そんな感じだったよ」
辰巳十三:「目の前で破裂したのはビビったけど」
秋塚譲治:「ここで変異に耐えられるやつとそうでないやつがふるい分けされるって感じか」
川端湧希:「時間が立つと、変異が進む?」
川端湧希:「ねむさんも、いずれ?」
秋塚譲治:「必ずしもそうではない、順に話していくぜ」
森堂ソウラ:「三段階目ってのは?」
秋塚譲治:「第三段階が完全に融合し、悪魔の持つ能力を意のままに扱えるようになる……これが川端ちゃんたち、森堂くんのパターンになると思う」
秋塚譲治:「ここで仮面が現れて~みたいな話だったらめちゃくちゃわかりやすいんだけどな」
辰巳十三:「ありゃただの趣味かい。……まあいいんだけど。その段階がいちばん強そうだ」
森堂ソウラ:「あれが顔って可能性もあるな。……で」
森堂ソウラ:「……ねむちゃんとアスモデウスは、もう四年はあのままのはずだ」
秋塚譲治:「それと憑依者の人格は破壊され、衝動のままに動く獣となるらしいが……これは第二段階以降に該当すると見ている」
川端湧希:「個体差がある?もしくは、条件とか」
秋塚譲治:「そう、四年だ。四年も大したことをしでかしていないのなら強い理性があればコントロールできる」
秋塚譲治:「つまり症状が進む要因は“欲望”と“罪”だ、逆に強い倫理観・自制心を持つ憑依者は変異も遅い」
秋塚譲治:「能力が扱えるようになるまでに半年~数年の時間が必要とされた点は問題視されたって訳だ」
川端湧希:「……肉を食べてたやつとかは、変異が早そうってことかも」
秋塚譲治:「兵士にこれを使用することについては――まぁ、その方が進行が早くなるから都合が良かったんだろ」
辰巳十三:「戦場で使うなら、クリアできる問題だった。……豚の仮面野郎は、最後までいってる可能性あるね」
秋塚譲治:「そのあたりは腹いっぱい食べたがるやつの方が正解に近いのかもだぜ」
新納忠太郎:「……あの仮面を“悪魔への変異”と取るなら、」
新納忠太郎:「“梟”も最後までいっとるかもしれん。」
秋塚譲治:「第三段階が二体ね。頭が痛くなりそうだがこれ以上がないと思えば前向きになれる……か?」
新納忠太郎:「いかにこやつらを早期に発見して、止められるかじゃな。」
森堂ソウラ:「第二段階でもうジャームってことじゃねえの?」
秋塚譲治:「さてね、ジャームは人格が切り離されるパターンもあるしな。それに適合するかもしれない」
新納忠太郎:「第三まで行けば確実にジャームにはなっとる…とある。」
新納忠太郎:「それ以前は…特に第二に関しては難しいな。」
川端湧希:「まあ、第何段階まで進んでようと、その先の階段は繋がってないよ」
川端湧希:「こういうのは、十三があるのが定番なんでしょ?じゃあ十三段目まで送る」
辰巳十三:「そんなに階段あったら悪魔もびっくりだよ」
秋塚譲治:「十三段目は死ぬとかかね」
辰巳十三:「あー、死刑台! あれか! きみ、なかなか好戦的だな!」
秋塚譲治:「で、だ“ケイヴマン”、アンタはこいつらに優先順位をつけるかい?」
秋塚譲治:「もちろん遭遇したなら見逃すつもりはないが……こういうのは弱いやつから狩っていくほうが勝算高い」
秋塚譲治:「段階的に強くなっていく敵ならな」
辰巳十三:「……そこのところは、トリアージでもあるな」
辰巳十三:「三段階目は助からない。ブラックタグをつけていい」
辰巳十三:「二段階目、一段階目は戻れる――あるいは進行を止められる可能性がある」
森堂ソウラ:「『強欲』を持ってった例のクラスメイトはまだ一段階として。欲求を満たす行動だろ?」
秋塚譲治:「ああ、そのあたり。どう対応するかって意見を聞きたいね」
川端湧希:「え?被害を出してるやつからじゃないの?」
川端湧希:「それ。悪魔を守る側でしょ?」
川端湧希:「人を守る側は?今危ないやつから、倒さなくていいの?」
秋塚譲治:「そこを突かれると弱いんだよなぁ、この話」
辰巳十三:「弱い奴から狩るのは、一つ、これ以上敵を増やさない。二つ、ジャーム化の阻止」
辰巳十三:「一段階目も十分危ないさ。民間人にとっちゃ遭遇イコール死で、リスクはぜんぜん変わんないしね」
森堂ソウラ:「強い奴にかかずらってる間に、同格の奴が増えてくと困るか。……どっちの言い分もあるな」
秋塚譲治:「一応、被害規模の問題もあるしな。強いやつのほうが被害規模は大きくなる」
川端湧希:「……それはそうか。じゃあ一人あたま一人倒すのは?」
辰巳十三:「一人あたま一人か」 笑う 「豪胆だな、川端サン」
新納忠太郎:「分散か……。」
川端湧希:「だってさ、皆バラバラで事件に遭遇したんでしょ?」
川端湧希:「それ、独りで戦えるってことだよね」
秋塚譲治:「厳しいと思うぜ」
川端湧希:「厳しいの?」
秋塚譲治:「強いね、間違いなく。サシならなおさらだ……ただ」
秋塚譲治:「先を捨てれば勝てる。俺たちにはそれが出来る」
秋塚譲治:「行き着く先は――決まってるがね、それを選ぶかい?」
秋塚譲治:「川端ちゃんの意見は実際正しい。だからどう考えて、どこまで見据えるのかを話したいってとこだ」
新納忠太郎:「少なくとも…2人じゃな。」
辰巳十三:「新納サンの参謀的意見に賛成だ」
辰巳十三:「俺も組んで戦う方が実力ってやつを発揮できる」
川端湧希:「……そっか。じゃあ、従う」
川端湧希:「詳しいんでしょう?じゃあさ、うまく使ってよ」
森堂ソウラ:軽く手を挙げる。「優先順位より先の話になるんだけどさ」
秋塚譲治:「OK、言ってくれ」
辰巳十三:「……」 「……なんだろ?」
森堂ソウラ:「『見つかった奴から狩る』だろ、今の段階で言うなら」
辰巳十三:「まったくもってその通り」
川端湧希:「それはそうか。まだ場所わかんないもんね」
秋塚譲治:「今の段階なら、な。俺もそう言ったぜ」
森堂ソウラ:「で、生態は分かったんだろ」
森堂ソウラ:「暴食が人食いしてる時点で、アテになるかは分からねえんだけどさ」
森堂ソウラ:「欲求を満たせそうな場を張れば、ある程度は探しやすくならねえ?」
辰巳十三:「うん――そいつらが大人しくしてられないのは確実だ、事件になる確率も高いと思うね」
森堂ソウラ:「暴食。嫉妬よりは、……強欲か。例のクラスメイトさん、趣味とか目的とかは?」
秋塚譲治:「俺もその話をしようと思ってた」
辰巳十三:「……ちょっと話した感じだけど」
辰巳十三:「あれは憤怒だな」
森堂ソウラ:「憤怒を満たすってどうすんだ……?」
森堂ソウラ:「オチの部分だけ消去したスカっとジャパン見続けるとかかな……」
秋塚譲治:「“ケイヴマン”、大体の居場所の見当はもう付けてるんだろ? そこから行くしかないんじゃないか」
辰巳十三:「住んでる場所は、13地区」
川端湧希:「お膝元ってこと。13地区ってどんなとこなの?」
辰巳十三:「そうだね、ちょうど俺の縄張りってことになるのかな。13地区は……」
辰巳十三:「とにかく治安が悪いんだよなあ。どっちにしても、手がかりはある」
川端湧希:「ふんふんふん。やれることをやらなきゃね」
辰巳十三:「よし……まずは探して、人工悪魔を捕捉する。……そして、できれば戦力を集中して無力化する。増援を待ってられる状況かどうかわかんないからね」
辰巳十三:「現場の判断が最優先になるな。自信あるかい?」
川端湧希:「探す方はどうだろう。まあでも、倒す方なら」腕を組んで鳴らして。
森堂ソウラ:「こちとら、フレーム単位の対応力が売りでね」 山の方なキーホルダーじゃらつかせる。
秋塚譲治:「自信なら売るくらいには余ってますよ」
新納忠太郎:「010部隊にお任せを。」
秋塚譲治:「そういう“ケイヴマン”は?」
辰巳十三:「そりゃ俺は“ケイヴマン”だからね」 笑う。 「作戦はじめよう。よろしく頼むぜ、主人公諸君」



GM:新規情報項目が現れます。
・”傲慢” 情報:軍事、UGN/9
・”憤怒” 情報:噂話、裏社会/9
・”嫉妬” 情報:軍事、UGN/9
・”怠惰” 情報:軍事、FH/9
・”強欲” 情報:裏社会、UGN/8
・”暴食” 情報:UGN、裏社会、噂話/9
・”色欲” 情報:UGN、噂話/9
森堂ソウラ:多いよ!!
川端湧希:7つ!
秋塚譲治:多いわ!
GM:多いけど、既出の情報もありますので
辰巳十三:ウォー!
GM:旨い事取捨選択していきましょうね
入間誠時:残りの手番で判定できる感じですか?
GM:そうですね、いけます
入間誠時:じゃあ出よう
森堂ソウラ:被害がガンガン出てる
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:56->58)
辰巳十三:サラウンドレポートでみんな情報収集ダイスが+1状態なので、何かの足しにしてください!
辰巳十三:見事な侵食率、これはラッキー
入間誠時:いえーい
森堂ソウラ:5人で・・・どうしよう
森堂ソウラ:話題に出てない奴らは取っといた方がいいよね
秋塚譲治:俺は出来ない……!
入間誠時:暴食行きたいけど、新規の方がいいよなあ
秋塚譲治:こういうのは因縁深いやつから行けばいいんスよ!
川端湧希:でも出てるやつも居場所の手がかりになるのかな
辰巳十三:居場所の手がかりになるかも
川端湧希:とりあえず話題にないやつを一個抜いてみて
入間誠時:ふんふん
秋塚譲治:居場所とかだと思う
川端湧希:それの情報量で判断する感じかな
辰巳十三:そうですね。まずは怠惰をあけにいきましょう
辰巳十三:自信のある人どうぞ!
入間誠時:賛成!
秋塚譲治:ええとおもいます
川端湧希:ない技能だろうし、財産ある人に行ってほしみ
森堂ソウラ:じゃあ怠惰、私が行こうか
川端湧希:おねがいします!
辰巳十三:辰巳は自信ほぼなし
森堂ソウラ:技能が一番難しいし
辰巳十三:森堂くん!おねしゃす!
入間誠時:お願いします!
森堂ソウラ:能力訓練:社会使用 +1。
森堂ソウラ:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,4,8,8,10]+4[4]+1 → 15

辰巳十三:イェ~イ
川端湧希:つよーい
GM:つよい!
森堂ソウラ:《怠惰》 抜きましたぜ
GM:では開示
森堂ソウラ:財産使用なし!
・“怠惰” 情報:軍事、FH/9
“人工悪魔”の中で最も危険な個体。
この個体の憑依者は兵士としてではなく、
“爆弾”として敵地に投下される。着弾後、
およそ数十日かけて根を広げ、敵地の土壌を汚染、
あらゆる生命体を死滅させる死の荒野に変える。
ただし、憑依者はあらゆる生命反応が鈍化し、
自ら動けなくなるという欠点もある。
憑依者取得エフェクト
《オリジン:プラント》
入間誠時:危険!
川端湧希:ヤベ~
森堂ソウラ:怠惰ってレベルじゃねえ!!
辰巳十三:やべ~
入間誠時:動けないから怠惰!
秋塚譲治:ヤベ~
森堂ソウラ:しかし、やっぱりいない奴ら抜いた方がいいですね
GM:追加情報はありません。
辰巳十三:うーむ、追加情報があり得る憤怒を狙いたいと思っています。この人、二つ持ってると思うし…!
入間誠時:お願いします!
辰巳十三:コネ:情報屋を使い、裏社会で「“憤怒” 情報:噂話、裏社会/9」を狙います。
GM:GOGO!
辰巳十三:4dx=>9 (“憤怒” 情報:噂話、裏社会/9)
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[2,3,6,8] → 8 → 失敗

辰巳十三:財産を1使って成功させます!
GM:金!
辰巳十三:財産9→8
GM:では開示しましょう
・“憤怒” 情報:噂話、裏社会/9
“人工悪魔”の中でも破壊力に特化した個体。
憑依者に尋常ならざる膂力を与える。
白兵戦・近接戦闘に特化した憑依兵士を作る意図で開発された。
憑依者は少しのことにも激情を表すようになるため、発見は容易だろう。
憑依者取得エフェクト
《オリジン:アニマル》
入間誠時:犬童さん…
森堂ソウラ:一体なんのアニマルなんだ
辰巳十三:キャットだワン
→トリガーシーン:“憤怒”憑依者の発見に移行可能。
→新規情報項目が発生
・“憤怒”の所有者 情報:噂話、裏社会/10
GM:この情報を開けてから行っても、開けずに行ってもいい
入間誠時:どうします?
入間誠時:方針的に見つけに行った方がいいのかな
川端湧希:これ狙っちゃいますか?噂話なら行けますが。
入間誠時:こちらも行けます。
辰巳十三:開けておくといいことがあるかも!
川端湧希:とりあえず一例目はなるべく開けて行きたいですね
森堂ソウラ:開けといた方が良いと思う。どのみち7つは無理だし
川端湧希:取捨選択はその後しましょうか
入間誠時:じゃあ、川端さんにお願いしようかな
川端湧希:やってみますね。うわさ話だけ得意なので。
川端湧希:噂好きの友人を使って、噂話で “憤怒”の所有者 判定します。
川端湧希:6dx+3>=10
DoubleCross : (6R10+3[10]>=10) → 10[1,1,4,7,7,10]+9[9]+3 → 22 → 成功

入間誠時:すごい
川端湧希:知り合いか?
森堂ソウラ:www
GM:すごくない?!
秋塚譲治:すごすぎるw
辰巳十三:よく知っていた
GM:ではこれは…ちょっと待ってね…
・“憤怒”の所有者 情報:噂話、裏社会/9
所有者:犬童美衣
父親が家族を捨てて逃亡。母親は親戚を頼るも、
その親戚に騙されて残された家と土地すら失う。
13区画に移り住んでから母親は病気によって死亡。
姉と二人暮らししていたが、ついに姉も重篤な病気になって第4区画の病院に容れられた。
願望は“姉の治療”。
“傲慢”と、“傲慢”の行う救済に手を貸せば姉の治療を約束する、という取引を行っている。
自身の“悪魔”とおそらく“傲慢”が行っているであろう“悪事”に
納得がいっていないが、姉の治療のために不満を押し殺している。
→トリガーシーンが“犬童美衣の発見”に変化。
森堂ソウラ:めちゃくちゃ分かってしまった
入間誠時:なるほどなあ
入間誠時:これは、傲慢に行きましょうか。
辰巳十三:おねしゃす!
入間誠時:素振りだが何とかなろう!
入間誠時:4dx>=9 一応UGN
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,4,7,10]+7[7] → 17 → 成功

入間誠時:余裕
GM:君たちすごいな
GM:では開示
・“傲慢” 情報:軍事、UGN/9
光を操りレーザーによって敵を攻撃する、
あるいは自身の存在の痕跡を隠蔽する能力から、
光を齎す者、“ルシヘル”と名付けられた。
梟頭の襲撃者が“傲慢”の悪魔の所有者であると思われる。
憑依者取得エフェクト
《オリジン:ヒューマン》
GM:追加情報はありませんが、キーとなる情報の一つです。
川端湧希:ヒト!
GM:人間なんだよセバスチャン!
森堂ソウラ:人間こそが最も最も最も恐ろしいィィィーーーッ
入間誠時:人なんだなあ
GM:あともう手番の残っている人はいないかな…?
入間誠時:いないはず!
辰巳十三:いないはずですね!
秋塚譲治:あっしはすでに人工悪魔を調べている!
森堂ソウラ:もう終わった~
GM:ではシーン描写に行きましょう


【ミドルフェイズ3B】

GM:第4区画
GM:氷室総合病院

暁星煉:「文月さんのカルテ、ですか?」
暁星煉:「ええ、ありますよ。こちらです。」
暁星煉:病院で秋塚と入間を迎えたのは文月の主治医である暁星であった。
入間誠時:「サンキュ」軽い感じで受け取ります。
暁星煉:彼は二人を診察室まで案内し、快くカルテを渡す。
入間誠時:「あー…センセーって文月くんに憑いてるレネビのことってよく知ってるのかい?」
暁星煉:「いえ…よくは知りません。」
暁星煉:「ですが興味深いとは思っています。」
入間誠時:「ふム」
暁星煉:「彼女が立ち直れたのも、隣に誰かがいたからです。」
秋塚譲治:「彼女は先生のおかげって言っていましたけどね」
入間誠時:「うん。あんたの言葉があったからって言ってた」
暁星煉:「僕は少しだけ手伝っただけですよ。」苦笑する
暁星煉:「……一人では困難なことも、二人や、あるいはより多くの人間が力を合わせれば、」
暁星煉:「乗り越えられる。そう僕は思っています。」
暁星煉:「彼女が立ち直るきっかけは僕かもしれませんが、」
暁星煉:「彼女が明るくなったのは周りの人たちのおかげでしょうね。」
入間誠時:「……みんなで力を合わせれば、できないことはない、か…」どこかで聞いた言葉を誦じて。
入間誠時:「周りの助けがあるってのはいいことだよ。でも、その手を取れたのはきっとあんたのお陰なんだろうな」
秋塚譲治:「最初の一歩が大事ってやつだな」
入間誠時:「……あと、これはちょっとした個人的な質問なんだけどさ」
暁星煉:「医者として使命を果たしただけですよ。」微笑む
入間誠時:「センセー、『人の死』には、すべて、意味があると思うかい?」
暁星煉:「………。」
暁星煉:「わかりません。ですが、意味がなく死ぬのは虚しく、悲しい。」
暁星煉:「だからこそ、意味を与えたいんです。」
入間誠時:「………そっか。サンキュ」
入間誠時:「うん。そうだよな」
暁星煉:「死者から思いを受け継いだりね。」
入間誠時:「……悪いな、変なこと聞いて」
暁星煉:「死者に意味を付与できるのは我々生きている人間だけなのですから。」
入間誠時:「…………」
暁星煉:「いえ、大丈夫ですよ。コミュニケーションも立派な療法の一つですからね。」
暁星煉:にこりと微笑む
秋塚譲治:「行くかい? 入間さん」
入間誠時:頷く「じゃあ。俺たちはこれで」
入間誠時:「お邪魔しました。お時間、ありがとうございました」
入間誠時:軽く頭を下げて、秋塚さんとともに退室する。
暁星煉:「いつでもいらしてください。」
秋塚譲治:「どうも、カルテの提供ありがとうございました」 と続いて退出する
暁星煉:頭を下げて見送る。
入間誠時:カルテを見ながら廊下を歩く。
秋塚譲治:「なぁ、入間さん」 部屋を出て、しばらく歩いてから話しかける
入間誠時:「……うん?」
秋塚譲治:「さっきの質問、アンタはどう思ってるんだ?」
入間誠時:「ああ。人の死に意味があるかって奴な」
秋塚譲治:「そうそう」
入間誠時:「……あれば救われるよな、とは思ってる。それでも」
入間誠時:「どー考えても、わかんないし、意味がつけられない死もあるんだよな」
入間誠時:「いや」
入間誠時:「意味があったって言われた方が救われないことだってある」
秋塚譲治:「差し支えなければ聞いてもいいかい?」
入間誠時:「…ん。話すのは全然嫌じゃないけどさ」
入間誠時:「豚野郎の話よかきついかもだぜ」
秋塚譲治:「ああ、なに。大丈夫さ」
秋塚譲治:「ありがとな、心配してくれて」
入間誠時:「ハハ」
入間誠時:「……ま、昔の話で、よくあるかどーかは知らないけどさ」
入間誠時:「父親と母親と子供、仲良く3人暮らしてたんだよ」
秋塚譲治:「そりゃあ典型的な、仲良し家族だな……」
入間誠時:「うん。絵に描いたように、ほんとーに親子仲は良かった。だけど、子供の10歳の誕生日に、それは起こった」
入間誠時:「父親が、何の前触れもなく母親をテーブルに押し付けて、ナイフで丁寧に彼女を解体しだした」
入間誠時:「子供も、もちろんその場にいた。ビビって、部屋の隅っこまで逃げるけど、外には出ていけない」
秋塚譲治:「……」 黙ってその話を聞いている
入間誠時:「よく覚えているのは、母親の首の後ろの傷口と、引き出されたものでさ。目が離せなかったんだ」
秋塚譲治:「引き出されたもの?」
入間誠時:「神経とか血管かな?よくわかんないけどさ」
入間誠時:「体の組織だろ、なんらかの」
秋塚譲治:「目が話せなかったのは怖かったからかい?」
秋塚譲治:離せなかった
入間誠時:「怖かったのもある。全部が訳がわかんなかったし、何も信じらんなかったし。だけど」
入間誠時:「……惹かれてたんだよな。確かに。……そんなん見せられてさ」自嘲気味に笑う。
入間誠時:「ま。そーいうのがあって、その感情含めて暫くトラウマってたわけ」
入間誠時:「……あれに、意味があったのかって考えるとさ」
入間誠時:首の後ろをかりかりと引っ掻く。
入間誠時:「そんなもんあって欲しくないって思うんだよ」
秋塚譲治:「悪いねそんな話させて、それと……聞かせてくれてありがとう」
入間誠時:「いや、こっちこそ……サンキュな」
入間誠時:「こーゆーの、時々ガス抜きっていうか、しねーとダメでさ」恥ずかしそうに頭を掻く。
秋塚譲治:「入間さんがどう思うかはわかんないけどさ。俺としては結局、それは生きている奴自身で決めることだと思ってるよ」
秋塚譲治:「死に意味を与えるのも、考えるのも、それは拾うやつが勝手に決めることでさ」
秋塚譲治:「いいさ、隣で悶々とされている方が困っちまう」「言えるときにぶちまけちまったほうがいい」
入間誠時:「……そりゃ、正解があるもんでもねーよな……うん」
秋塚譲治:「――で、重たければ放ってもおいてもいいと思う」
秋塚譲治:「少なくとも……人生楽しく生きてねぇと、なんのために生きてるか分かんねぇしな」
入間誠時:「……そんなら、まあ」
入間誠時:「悟りの境地になるまでは棚上げだな」
秋塚譲治:「いいと思うぜ、それで。生きてりゃあ、決着を付けられるときもあるだろ」
秋塚譲治:「あとは――そうだな、またなんかぶちまけたくなったときは相談にのるぜ」
秋塚譲治:「一人の友人として、な」
入間誠時:「そいつぁ、ありがたい」
入間誠時:「ま、なんとかそれなりに生きられるようにはなったからな」
入間誠時:「それまで、何とかやって行きますかね」
秋塚譲治:「だろ? めちゃくちゃありがたがってくれ」
入間誠時:「……ん。サンキュ。マジで」
入間誠時:少し照れ臭そうに笑う。
秋塚譲治:「ハハッ、どうも」 こちらも笑う
入間誠時:「んじゃ、まあ、世話んなるよ」
入間誠時:「秋塚くん」
秋塚譲治:「こっちもキツくなったら頼むぜ?」
秋塚譲治:「入間くん」


【ミドルフェイズ3C】

GM:市街

GM:足での捜査はあまり功を奏さなかったが、
GM:森堂はUGNのデータベースから“怠惰”の情報を引き出すことに成功した。
GM:現在は休憩がてら、ファーストフード店で新納と情報の共有を行っている。
森堂ソウラ:「うっわ、出てきたよマジで……」
森堂ソウラ:出てきた内容と、情報を取って来れたことに、二重に驚いている。
新納忠太郎:「どれどれ……?」小さい体を乗り出して森堂の端末を覗き込む
森堂ソウラ:「情報屋キャラのフュギュア、もうちょいとっとくかな……てか」 
森堂ソウラ:端の席であることを確認して、端末を見せる。
森堂ソウラ:「ガチ兵器じゃねーか」
新納忠太郎:「元から兵器じゃよ。」
森堂ソウラ:「いや、そりゃそうなんだけどさ」
森堂ソウラ:「怠惰なんだから、家でサボってりゃ欲を満たせるだろ」
森堂ソウラ:「だから一番見つけづらいと思って探したんだが……」
新納忠太郎:紙コップを両手で持って、ちゅーとストローでジュースを飲んでいる。
新納忠太郎:「怠惰とは停滞じゃ。」
森堂ソウラ:「てーたい」
新納忠太郎:「生のサイクルを停止させることで、あらゆる動植物を殺める。」
新納忠太郎:「これも怠惰の一環じゃろう。……おいが見たときはただのオーヴァード化施術かと思っておったが…。」
森堂ソウラ:「洒落にならねぇ話だなぁ」シェイクをずぞーと啜っている。
新納忠太郎:「………。」
新納忠太郎:「おはんは何故ここに加わっている?」
新納忠太郎:「首を突っ込ませてもらう、と軽く言うたが、」
新納忠太郎:「今でもそう思っておるか?」
森堂ソウラ:「ん?」首を傾げる。「イリーガルがUGNに協力するのは、変なことじゃねーだろ」
新納忠太郎:「イリーガルなら変ではない、か」
新納忠太郎:「こげな妙な兵器が跋扈する場でもか?」
新納忠太郎:「死ぬやもしれんぞ。それゆえにイリーガルには断る権利もあるはずじゃ。」
森堂ソウラ:「アンタは、復活した旧日本軍人だったっけか?」
新納忠太郎:「川端ちゅう娘は仇がおる。入間どんも秋塚どんも歴戦じゃ。辰巳どんは言うまでもなか。」
新納忠太郎:「おう。特務大佐ち過分な位まで貰った。」
森堂ソウラ:「俺の感覚が、言って伝わるかは分からねえんだが……」
森堂ソウラ:「友達が襲われた。友達の友達の仇だから。被害が出てるから。そういう理由も、勿論ある、が」
森堂ソウラ:「シンプルに言えば『興味本位』だよ」
新納忠太郎:「………どげな意味か」眉根を顰める
森堂ソウラ:「俺は、俺がいない場所で、重要な物事が進んでることに、耐えられない」
森堂ソウラ:「旧日本軍から現代に来たなら、分かるだろ。この世界は、情報がカバーされまくってる」
森堂ソウラ:「テレビも、PCも、携帯も、伝聞ですら、フィルターが掛かってる。偽物だ」
森堂ソウラ:「俺は『本物』の経験が欲しい。そこで、戦える、動ける力が欲しい。」
森堂ソウラ:ハンバーガーについてきた、犬のフィギュアが、ほんのわずかな間、子犬そのものになる。
森堂ソウラ:「……身の程知らずって思うか? 軍人さん」
新納忠太郎:「………はっはっはっは!!!」
新納忠太郎:小さい手で森堂の背中をぺしぺし叩く
森堂ソウラ:「うわっ、んだよ」
新納忠太郎:「本物が欲しい、か!」
新納忠太郎:「そう宣う人間の行きつく先は三つよ。」
新納忠太郎:「早死にするか、本物の悪党になるか、本懐を遂げるかじゃ。」
新納忠太郎:「おいはそういう阿呆が、嫌いではなか!」
新納忠太郎:「はっはっはっは!」
森堂ソウラ:「あー、やっぱ、その辺だよな~」
森堂ソウラ:ぐでーっと机に腕を広げる。
森堂ソウラ:「別に、幸せになりたくないわけじゃないんだけどさ~」
森堂ソウラ:「それはそれだからな。しゃーねえわ」
新納忠太郎:「誰かがおはんに付いておれば、幸せにもなれるかもな。」
新納忠太郎:「本物を追いながら、な。そやつが付いてこれるかは別の問題じゃが。」
森堂ソウラ:「俺のワガママのとばっちりに誰か巻き込めっての? それこそ無茶だっての」
新納忠太郎:「はっはっは!物好きが転がっとるかもしれんぞ?」
森堂ソウラ:「おっさんかよ……オッサンだった。見た目はこれなのにな……」
新納忠太郎:「おいは爺も爺じゃ!はっはっは!」
新納忠太郎:(それに…)
森堂ソウラ:「ま、そういう訳だ。途中で逃げるとかはしねーから安心しとけよ」
新納忠太郎:(誰かを気にしとるうちは2番目の道に進むことはないじゃろうからな。)
新納忠太郎:昔の同僚の顔を脳裏に浮かべて、一人ごちる。
新納忠太郎:「おう!おはんは武者として扱うど!」
新納忠太郎:「さて、次は…」と調査場所を選定し始める


【ミドルフェイズ3D】

GM:第13区画

GM:君たちは、“憤怒”の所有者である犬童の情報を集めるために、
GM:13区画でも特に治安の悪い場所を歩いている。
GM:得られた情報は、彼女が“憤怒”を燃やすに至った経緯だ。
川端湧希:「あのっ!ここっ!けほっ」どこかから飛んできたボロ布を振り払って。
川端湧希:「ホントに日本???」
辰巳十三:「どこからどう見ても日本じゃん」
川端湧希:「嘘う」
辰巳十三:「ほら、あれ」 『にっぽんたぬた』と書かれた看板を指さす
辰巳十三:「にっぽんって書いてある」
川端湧希:「逆に日本っぽくないんだけど……!」
辰巳十三:「まあ国籍微妙な人も多いけど……、川端サン、こっち側で任務についたことないのか」
川端湧希:「無いよ。っていうか、こんな地区があるのも知らなかった」
川端湧希:「12の地区に管轄が分かれてるって聞いてたからさ」
辰巳十三:「表向きそうしといた方がよかったんだ……と思う。ここの地区、UGNの施設があるってこと自体隠しておきたかったみたいだしね」
川端湧希:「じゃあ、表向きが上手く行ってたってことじゃないかな……あれ」
川端湧希:「知っちゃっていいの?」
川端湧希:「後から記憶消されたりとか?」
辰巳十三:「いいよ、もう。管理してた危険物も流出しちまったし……隠しとく意味もなくなった」
辰巳十三:「おかげでいま、地区内の掃除やらトラブルやらで忙しい。……これもその一環なわけだな」
川端湧希:「そうだね……大変そうだ」
川端湧希:「驚いたよ。本当に、こんなとこあるんだって」
辰巳十三:「でかい街だからな……おまけに首都圏ほど行政があちこちに金をかけられないらしいし……」
川端湧希:「正直に言うよ?あんまり、暮らしやすいところには見えないかな」
川端湧希:「特に、身体の弱い人にとっては」
辰巳十三:「そりゃもちろん。ここに住んでるってことは、経済的な事情があるってことだ」
辰巳十三:「病気になっちまったら、何がなんでも別の区画の病院に入りたいだろうな」
川端湧希:「……」
川端湧希:「……美衣ちゃんも、そういうことだよね」
辰巳十三:「……だな」
辰巳十三:「何がなんでも。……その気持ちはわかるし、情状酌量もしてやりたいところだ」
川端湧希:「うん。私はさ、とにかく被害が大きいやつから倒そうって思ってたけど」
川端湧希:「こっちが先にわかって、よかったかも」
辰巳十三:「……」 首をかしげる。 「おおっと? 意外だな。俺はてっきり……」
川端湧希:「何?」
辰巳十三:「んんー……きみは、因縁のあるフクロウの仮面のやつを狙ってるんだと思ってたぜ」
川端湧希:「それはそうだよ。あいつは絶対許さない」
川端湧希:「地獄に送り火を届けないとって思ってる。けどさ」
川端湧希:「それ以外がどうでもいいなんてこと無いもん。苦しむ人を少しでも減らしたいし」
川端湧希:「苦しませる人は尚更少しでも減らしてやりたい」
川端湧希:「そのための力なんでしょ?これって」
辰巳十三:「ああ。そうか……俺はやっぱり人のメンタルのことよくわかってねえなァ。……いやさ、刑事ドラマでさ……笑うなよ。俺、ドラマとかそーゆーのでしか勉強してないから」
辰巳十三:「とにかく俺は、刑事ドラマで見たんだ。刑事がな、アレだ。自分が昔にかかわった事件を一人で捜査しようとして、ひどい目に遭うやつ」
川端湧希:「……あるね。そういうのさ」
川端湧希:「私がそうなるかもって?」
辰巳十三:「失礼したね、ほんと」
川端湧希:「ううん」首を振って。「たぶんね、みんなが来てなかったら、そうしてたかも」
川端湧希:「でもさ、そういうのって。最後」
川端湧希:「皆で協力して、解決してハッピーエンドでしょ?」
川端湧希:「じゃあ今回もそうだよ。そうしよう」
辰巳十三:「よくわかってるね、主人公。俺もそう思う」
川端湧希:「だよね?そうすれば、十三くん……言いづらいな」
川端湧希:「辰巳くんの勉強も、無駄にならないってことだ」
辰巳十三:「ハ! だといいんだがね!」
辰巳十三:「……どうにも物言いが皮肉っぽくなっていけないな」
辰巳十三:「訂正。無駄にならないように、全力を尽くすことにしよう」
川端湧希:「うん。任せて、辰巳くん」
GM:とここで、路地の角から喧騒の声が聞こえてくる。
GM:一方は男の声。もう一方は…辰巳なら分かるだろう。
GM:犬童美衣の声だ。
辰巳十三:「おっと、大当たり!」
川端湧希:「えっ、この怒声当たりなの……!?」
川端湧希:「どんなおっかない子なんだろう……」ちょっと緊迫した表情で、路地の角を見て。
辰巳十三:「間違いなく犬童だ、接触しようぜ」 がしゃ、と足元のガラクタや木箱を蹴り飛ばし、跳躍する。
川端湧希:「ちょっと!?」
川端湧希:「それ街中で普通にやっていいの……!?」木箱を掻き分けながら、普通に追いかけて駆け出す。
:「ひ、ひぃ………!」
:男が蹲ってあらぬ方向に曲がった腕を抑えている。
犬童美衣:「納!!得!!」
犬童美衣:「行かねえーーーーーーーーー!!!」
犬童美衣:男が持っていたバタフライナイフを掴んで、
犬童美衣:力を込めるとボキリと折れる。
犬童美衣:自分の手が傷つこうともお構いなしだ。
犬童美衣:「金が欲しいのかテメー?」
犬童美衣:「こんなガキが金持ってると思ったのかよバカ野郎コノ野郎!!!」
:犬童の後ろに、小学生ほどの子どもがおり、
子供:彼女の剣幕に震えている。
辰巳十三:「ほら!」 ワーディングを展開。バッタのように跳躍。 「もうヤバイことになってるじゃん! ――犬童! その辺にしとけ!」
犬童美衣:「大人の都合でガキに刃物向けてんじゃねえ!!とっとと失せやがれバカ野郎コノ野郎!!」
犬童美衣:「!」振り上げた拳が、蹲った男の頬を掠めて、地面に拳状の凹みを作る。
川端湧希:「それは分かったけどさ……!」気を失うであろう子供を抱きとめて。
辰巳十三:「それ以上壊したら、死んじゃうよ」 犬童さんの腕をつかみに行きたい!
犬童美衣:「…………っ!」
犬童美衣:一度は静止する。しかし、
犬童美衣:「大人が壊すのはいいのかよ。」
犬童美衣:「あたしはみんな壊されたんだ。壊す側に回っちゃいけないのかよ。」
川端湧希:「少なくともさ。壊すところを見せられたい子は居ないでしょう?」
川端湧希:「少なくとも私はそうだもん。こんにちは。犬童美衣ちゃんだよね?」
犬童美衣:「…………。」
辰巳十三:「まったくだ。……犬童、壊す側のこと嫌いだろ」
辰巳十三:「お前、自分に対してブチ切れなきゃならなくなるよ」
犬童美衣:「っ」
川端湧希:「みんな壊されたから、壊す側に回る。多分、その気持ちは嘘じゃないかもしれないけどさ」
川端湧希:「“みんな壊す”側になる気はないんでしょ?この子、守ったんだもん」
犬童美衣:「……~~~~~ッ!!」感情をぶつける様に、隣の壁に殴りかかる
犬童美衣:「分からねえンだよ!!壊したいのか壊したくないのか!!」
犬童美衣:「守りたいのか守りたくないのか!!」
犬童美衣:「分からなくて…分からなくて……!!」
辰巳十三:「あー……」
犬童美衣:壁をもう一度殴りつける。
犬童美衣:轟音と共に壁が崩れ、子供と犬童たちを分断する。
川端湧希:「……!」
犬童美衣:「どっかいけよ。」
犬童美衣:「どっかいかねえんなら、」
犬童美衣:「あたしにブッ壊されろ!!!」
川端湧希:「じゃあ、行かない」
辰巳十三:「好戦的だな。まあ、どっか行くわけにはいかねえな」
川端湧希:「私を壊せたら、美衣ちゃんの勝ちね」
川端湧希:「好きにしていいよ。というか、誰も止める人いなくなるもんね」
辰巳十三:「俺を外すな、寂しいだろ。“俺たち”で頼むよ」
川端湧希:「分かったってば。壊せなかったら、私たちの勝ちだ」
川端湧希:「そしたら……そうだな」
川端湧希:「お茶しよっか。辰巳くんもそれでいい?」
辰巳十三:「もちろん、望むところだ。……あと、これ言い忘れてた」
辰巳十三:「こんばんは、犬童。どっからでもかかってきていいよ」
犬童美衣:ぎり、と歯を食いしばる
犬童美衣:「上等だバカ野郎コノ野郎!!!」
犬童美衣:「こん」だんっ、と飛び上がり、「ばんッ」
犬童美衣:拳を振り上げる「はァッ!!!」



GM:シーンカット。ロイス購入どうぞ
森堂ソウラ:ロイスなし。購入、リアクティブシールド。
森堂ソウラ:砂の加護を遣う。侵蝕
秋塚譲治:えー、応急手当キット買います
森堂ソウラ:54→57
秋塚譲治:(2)dx+1>=8 <調達>
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 1[1,1]+1 → 2 → ファンブル

森堂ソウラ:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,1,3,3,4,7,8,10]+7[7]+2 → 19

GM:あ、秋塚さん……
秋塚譲治:パァン!!
入間誠時:応急手当買います
秋塚譲治:見てない! 何もなかった!
川端湧希:-支部長/辰巳十三/連帯感:○/不穏/ロイス
入間誠時:3dx+3>=8
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 8[1,7,8]+3 → 11 → 成功

森堂ソウラ:素クリア、調子がいい
辰巳十三:なににしよう……
川端湧希:バックラーでも持っておこう。無いよりマシだ
辰巳十三:応急手当かな
入間誠時:戦闘多そうな気がするし、手当は持つに越したことはない!以上!
辰巳十三:2dx+5=>8
DoubleCross : (2R10+5[10]>=8) → 9[2,9]+5 → 14 → 成功

川端湧希:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 7[1,3,7] → 7 → 失敗

辰巳十三:おわり!
川端湧希:財産は温存したいな。以上で。


【ミドルフェイズ4A】

GM:対“憤怒”戦
GM:登場PCは川端さんと辰巳さん。登場侵蝕をどうぞ。
川端湧希:侵蝕率+3(1d10->3) (侵蝕率:52->55)
辰巳十三:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 9[9]+59 → 68


GM:では戦闘開始です。エンゲージはこちら
(PC)—(5m)—(“憤怒”)
GM:ではセットアップからやってまいりましょう。
辰巳十三:無し!
川端湧希:ないです!
犬童美衣:《先陣の火》行動値+10
犬童美衣:行動値6→16
GM:ではイニシアチブ、犬童のメインプロセス
犬童美衣:マイナーで《破壊の爪》《歴戦の獣牙》《オリジン:アニマル》《ハンティングスタイル》
犬童美衣:PCのエンゲージに戦闘移動、素手のデータ変更、素手の攻撃力+10
犬童美衣:メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》
犬童美衣:対象は…
犬童美衣:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1

犬童美衣:川端さん!
川端湧希:何だと
川端湧希:いいだろう……来い!
犬童美衣:9dx7
DoubleCross : (9R10[7]) → 10[1,3,3,5,6,8,9,9,10]+10[4,8,9,9]+6[1,2,6] → 26

川端湧希:2dx ドッジ
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[8,10]+1[1] → 11

犬童美衣:3d10+10+18+9 ダメージ!装甲有効
DoubleCross : (3D10+10+18+9) → 6[4,1,1]+10+18+9 → 43

GM:出目!
川端湧希:固定値で十分高いよ……!
川端湧希:《リザレクト》します。
川端湧希:侵蝕率+7(1d10->7) (侵蝕率:55->62)
辰巳十三:「おおっ! こいつはなかなか……速いじゃないか?」
犬童美衣:「アアアアーーーーーーーッ!!!」
犬童美衣:狭い路地をピンボールのように跳ね、視線をかく乱しながら接近!
川端湧希:「どっちに来るか……!」
犬童美衣:辰巳に飛び掛かる…と見せかけ、横の壁を蹴り直前で進路を変更。
犬童美衣:川端の懐に入り込んで拳を放つ
辰巳十三:「よし! 覚悟決めたぞ、こっちこ……あれっ!? やべ、そっち?」
川端湧希:「わっこっちか……!」
川端湧希:「ぐっ……!」
犬童美衣:“憤怒”の人工悪魔は近接戦闘に特化している。
犬童美衣:こうした狭い地形では無類の強さを誇る。
犬童美衣:「ハァー……ハァー……!」
川端湧希:拳を受けてもなお、気丈げに笑う。
川端湧希:「ガス抜きは済んだ?じゃ、次はこっちだ」
犬童美衣:「くっ……けふっ……!」血を吐く。空気に触れた血の色が
犬童美衣:赤から黒に変わる。
犬童美衣:HP-3
辰巳十三:「あんまり長引かせたくないな。……負担がでかそうだ」
GM:次は辰巳さん!どうぞ!
辰巳十三:「暴れるなよ、って言っても無理だしな。少し荒っぽくなるぞ」
辰巳十三:行動します!
辰巳十三:マイナーでコンボ:墓獅子。骨の剣+死招きの爪。侵食率を68→76で、スーパー骨の剣を作成。
辰巳十三:メジャーでコンボ:白銀ノ柄杓。コンセントレイト+オールレンジ。犬童さんを攻撃します。
辰巳十三:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[3,4,4,4,5,6,7,7,8,10]+10[3,5,9,10]+10[4,7]+10[10]+10[8]+4[4] → 54

辰巳十三:!?
GM:ヒエーッ!?
犬童美衣:リアクション放棄、《復讐の刃》
川端湧希:高い!
辰巳十三:やったら~!ダメージ!
辰巳十三:6d10+25
DoubleCross : (6D10+25) → 34[8,4,3,7,10,2]+25 → 59

犬童美衣:7dx9
DoubleCross : (7R10[9]) → 10[1,3,5,6,8,10,10]+10[5,9]+1[1] → 21

犬童美衣:3d10+10+18+9
DoubleCross : (3D10+10+18+9) → 15[4,1,10]+10+18+9 → 52

辰巳十三:これは同時にリザレクトを入れないとならぬダメージ!リザします!
犬童美衣:グボッ…!死にかけてる……!
辰巳十三:80+1d10
DoubleCross : (80+1D10) → 80+9[9] → 89

辰巳十三:ブチ上がりました!
辰巳十三:「こういう狭い場所だと……こっちも」 上半身を大きくひねる。
辰巳十三:人間の関節構造上、ありえないくらいの捻り。そしてそれを解放したとき、上半身が巨大な骨細工の怪物に変わっている。
犬童美衣:「っ!」
犬童美衣:「上ッ等ォーーーーーーーーッ!!」こちらも拳を構えて迎え撃つ姿勢
川端湧希:「うわっ、お化け屋敷!?」
辰巳十三:「乱暴なやり方になっちまうんだよなァ!」 がぎぎぎぎっ、と周囲の壁や地面を抉りながら、骨の鉤爪を振り放つ。切り裂く、というより捕える動き。
辰巳十三:当然、そのおおざっぱな攻撃は防御のことなど考えていない。反撃をもろに食らう。
犬童美衣:骨の鉤爪に捕らえられるが、ただやられたわけではない。
犬童美衣:こちらが放った拳も辰巳に着弾している。
犬童美衣:「ガハッ……!!」
辰巳十三:「ブッ! ……ハハ! 元気じゃないか。でも捕まえたぞ……川端サン! よろしく!」
GM:では川端さん!
川端湧希:「オッケー!任せて!」
川端湧希:マイナーなし、メジャー『麝香ランタン』:《コンセントレイト:オルクス》《災厄の炎》《ダンシングシミター》。
川端湧希:使用武器はナックルダスター3つを指定。アインス、ツヴァイ、ドライ。
GM:ナックルダスター3兄弟!
川端湧希:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,1,3,4,5,5,5,6,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,6,9]+5[5] → 25

犬童美衣:リアクション放棄、《復讐の刃》
犬童美衣:7dx9
DoubleCross : (7R10[9]) → 10[1,6,7,8,8,9,9]+10[5,10]+5[5] → 25

GM:一緒にダメージを出しましょう!
川端湧希:いくぜ!
川端湧希:3D10+24 装甲有効
DoubleCross : (3D10+24) → 13[4,3,6]+24 → 37

犬童美衣:3d10+10+18+9
DoubleCross : (3D10+10+18+9) → 20[7,8,5]+10+18+9 → 57

川端湧希:たっか……
犬童美衣:ぐぐぎ……!そのダメージで落ちる!
川端湧希:当然耐えきれない!《リザレクト》を。
犬童美衣:撃破!
川端湧希:侵蝕率+3(1d10->3) (侵蝕率:62->65)
川端湧希:侵蝕率+9 (侵蝕率:65->74)
川端湧希:手の甲を自分に向け、手首のミサンガに口づけるようにして。
川端湧希:裏返し、手のひらを上に。指先に火球が生み出される。
犬童美衣:火球を見て、骨の鉤爪の中でもがく。
川端湧希:放り上げ、2個、3個、4個。
川端湧希:遠くでコントロールすることは出来ない。精緻な領域の……酸素濃度の調整が必要だからだ。
川端湧希:調整を怠れば周囲を焼く。
犬童美衣:「く、あ、ああーーーーーッ!!」骨の鉤爪の隙間から川端に拳を放つ。
川端湧希:犬童美衣に近寄り、「行けっ!」手を振るう。
辰巳十三:「こいつ、無茶な戦い方しやがるな……落ち着けって!」
川端湧希:「大丈夫」拳打を十分受ける距離。それを体で受けて。「落ち着かせる」
川端湧希:火球が彼女の周囲を取り囲む。焼くためではない。
川端湧希:4つの火球は、舐めるように近くで燃焼し続けるだけだ。
犬童美衣:「ぐっ……!」怯みを見せない川端を見てほんの一瞬だけ動きを止める
川端湧希:それで十分、焼き尽くせる。彼女の周りの酸素を。
犬童美衣:「くっ、あああっ……!」
犬童美衣:「納ッ、得ッ、出来ねえーーーーーーーッ!!!」
犬童美衣:酸素を失い咳き込む
川端湧希:「美衣ちゃんの火はさ、止められないけど」
川端湧希:「周りから燃えるものを、取り上げることは出来るよ」
犬童美衣:「………納得、できねえ。」
犬童美衣:「私が、それをやりたかった……。」
川端湧希:火球が消える。影法師が荒れ狂うように周囲に渦巻いた。
犬童美衣:「私たちに降りかかる火を、火種を全部跳ねのけてやりたかった…」
犬童美衣:「でも何にも守れず、結局は自分まで火種になっちまった、」
犬童美衣:「自分の無力さが、一番、納得できな…い…。」
辰巳十三:「フー……そりゃきみ、単純なパワーだけじゃ無理だぜ。ちゃんと正しいことをするには、緻密な制御ってやつが必要だ」
犬童美衣:「……制、御………?」
川端湧希:「火ってさ。やっぱりね、私」
川端湧希:「移せることが強みだと思うんだ」
川端湧希:「美衣ちゃんが制御できないなら、私たちに移してよ」
犬童美衣:「…………」半分伏せた目で二人を見つめている。
川端湧希:「そしたらさ、受け渡された私達が、思いを繋げる」
犬童美衣:拳を開いて、手を伸ばす。
辰巳十三:「一人でできることには限りがあるからな。……握手してやりなよ、川端サン」
辰巳十三:「俺はこんなんだ」 骨のかぎづめを掲げて見せる
川端湧希:「えー?」犬童さんに手を伸ばして、握手しながら。
川端湧希:反対側の手で、骨の鉤爪を握る。
川端湧希:「辰巳くん、外されたら寂しいんでしょ?」
犬童美衣:くすりと笑う。
辰巳十三:「……まーね。俺はこう見えて寂しがり屋の……おっと」 
川端湧希:「あっ笑った!」
川端湧希:「かわいい~!」
辰巳十三:「いいね。それだ。写真とりゃよかった」
犬童美衣:「……かわいく、ない…」すぐに表情を引き締める
辰巳十三:「ハハ! 照れるよな。そりゃそうだ!」
犬童美衣:「辰巳。」
辰巳十三:「なに?」
犬童美衣:手をもう少し伸ばして、骨の鉤爪を握る。
犬童美衣:「おやすみ。」
犬童美衣:ふっと意識が途絶える。
犬童美衣:死んではない。《リザレクト》で傷も徐々に癒えているようだ。
辰巳十三:「……うおっ。負担かかりすぎたか!? 川端サン! みんなに連絡!」 慌てて抱える。
川端湧希:「はいはい。じゃあ、責任持って抱えてね」
川端湧希:「抱えることに決めたんでしょ?私たちでさ」
辰巳十三:「……俺かァ? 主人公でもあるまいし……でもまあ、確かにな。このくらい軽いもんだ」 抱えなおす。 「おやすみ、だな」
川端湧希:「うん。悪夢を見ないといいね」
川端湧希:「……」火を消した、自分の手のひらを眺めて。
川端湧希:(……さっきの、“影”)自らの攻撃余波。
川端湧希:(……いつもと、違った、ような)何かに共鳴したかのように。
川端湧希:(誰かが、呼んだみたいな……気のせいかな)
川端湧希:考えを振り払って。携帯を取り出して、連絡を急ぐ。



GM:新たな情報項目が現れます。
・人工悪魔について3 情報:軍事、裏社会/11

GM:森堂くんと入間さん、登場侵蝕をお願いします。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:58->62)
森堂ソウラ:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 6[6]+57 → 63




GM:現在残っている情報は、
・“傲慢” 情報:軍事、UGN/9 済
・“憤怒” 情報:噂話、裏社会/9 祓魔済
・“嫉妬” 情報:軍事、UGN/9
・“怠惰” 情報:軍事、FH/9 済
・“強欲” 情報:裏社会、UGN/8
・“暴食” 情報:UGN、裏社会、噂話/9
・“色欲” 情報:UGN、噂話/9
・人工悪魔について3 情報:軍事、裏社会/11

辰巳十三:『サラウンドレポート』を使用。シーンに登場している辰巳以外の全員の情報収集ダイスが+1されます。
辰巳十三:“嫉妬” 情報:軍事、UGN/9 を、情報:UGNで振ります。
辰巳十三:コネ:UGN幹部とスキルがあるので、ダイス+2の達成値+1
辰巳十三:6dx+1=>9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[4,6,7,8,9,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

辰巳十三:あぶなげなし!
川端湧希:つよつよ
GM:つよい!
森堂ソウラ:人工悪魔について3 情報:軍事、裏社会/11 を振ります
森堂ソウラ:能力訓練:社会を使用 +1
森堂ソウラ:裏社会も1あったわ
森堂ソウラ:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[3,4,6,7,9]+2 → 11

川端湧希:ひゅう!
入間誠時:さすが!
GM:やるねえ!
森堂ソウラ:問題なし!
辰巳十三:perfect!
入間誠時:“暴食” 情報:UGN、裏社会、噂話/9を噂話で!
入間誠時:コネとサラウンドリポートでダイス+3、侵蝕で+1
入間誠時:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 10[1,1,4,7,8,8,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

入間誠時:余裕!
川端湧希:つよーい
辰巳十三:イェイ!
GM:では順次開示していきましょう
・“嫉妬” 情報:軍事、UGN/9
所有者:丹波海
“人工悪魔”の中でも防御力に特化した個体。
憑依者の強固な装甲を身につけることができ、まず通常の斬撃や射撃武器は意に介さなくなる。
丹波海が人工悪魔を奪い力の回復と証明を図ったのは、一種の強迫観念からである。
彼の兄は彼のあこがれとなるほどに優秀だったが、数年前にUGNを裏切り処分された。
故に彼は、自分もいずれ処分されてしまうかもしれないと思うようになり、
組織に力を示すため手柄や権威を追い求めるようになった。
左腕を失ってからは強迫観念がより強くなったようである。
現在、UGN査察部が大N市内に部隊を派遣。
丹波を“処分”する意向を固めたらしい。
憑依者取得エフェクト
《オリジン:ミネラル》
・人工悪魔について3 情報:軍事、裏社会/11
犬童美衣が所持していた結晶から以下のことが判明した。
人工悪魔にはもう一つの機能が存在する。
それは人工的に賢者の石を生み出そうとする試みである。
人工悪魔の権能を極限まで使用し侵蝕率がある一定のラインを越えると、
人工悪魔は結晶化し、賢者の石となって体外に排出される。
第三帝国の技術部はこれを最終目的としていたが、
賢者の石の精製精度が低く、実用化には程遠かった。
・“暴食” 情報:UGN、裏社会、噂話/9
“人工悪魔”の中でも特に生命力の強い個体。
憑依者は絶大な生命力と膂力、猛毒や極限環境にも対抗できる適応力を身に着けるが、
強い飢餓衝動に苛まれることとなる。
常に食事を取らなくては空腹感は収まらず、肉体はかなり肥満するはずである。
そして、類似した食人事件が全国各地で確認されている。
故に犯人像は“全国を渡り歩く仕事、あるいは経済力を持った肥満体の人間”である。
憑依者取得エフェクト
《オリジン:コロニー》
GM:→新たな情報項目が現れます
・“暴食”の所有者 情報:UGN、FH、軍事/11
入間誠時:おお
森堂ソウラ:では同じシーンゆえに、遥か彼方から支援をば
森堂ソウラ:《砂の加護》  侵蝕63→66  川端さんのダイスを+4
川端湧希:やった!
川端湧希:では・“暴食”の所有者 情報:UGN、FH、軍事/11 に挑戦してみます。
川端湧希:技能はないので素振り。
川端湧希:9dx>=11
DoubleCross : (9R10[10]>=11) → 10[2,2,4,4,5,5,7,10,10]+10[4,10]+10[10]+7[7] → 37 → 成功

川端湧希:???
GM:????
辰巳十三:スゴイーッ
森堂ソウラ:?
川端湧希:すごく知ってる……
入間誠時:?
川端湧希:もしかして……私……
森堂ソウラ:川端さんのマブダチじゃん
川端湧希:“暴食”の所有者……?
辰巳十三:予想外の展開過ぎる
入間誠時:そんな…
森堂ソウラ:ほとんどDDDじゃん
GM:では情報開示
・“暴食”の所有者 情報:UGN、FH、軍事/11
・所有者:グラタン倉木
市内出身のお笑い芸人。
著名なグルメレポーターでもあり、全国各地を回っている。
裏の顔は連続食人鬼であり、その主な手口は“番組のロケ”
と偽って民家に押し入って家人を殺害、その家のキッチンを使って、
犠牲者を調理するという残忍なもの。
今回彼が特定されたのは、現場に残された血液と
倉木が通院していた病院で採取された血液のDNAが一致したためである。
欲望は“飢えを満たす”こと。しかしここまで悪魔との融合が進行した今、
それは叶わぬ願いだろう。
知名度の高さゆえに、必ず生存者を殺しにやって来るだろう。
彼が生存者の入院先にやってきたところを待ち受けるのが、
一番確実な迎撃方法である。
川端湧希:ヒエ~ッ
入間誠時:グルメレポーター…!
森堂ソウラ:突撃隣が晩御飯
辰巳十三:突撃の意味が本当に突撃
→“暴食”の迎撃が可能になりました。
GM:ではロールしていきましょう。

【ミドルフェイズ4B】

GM:氷室総合病院

GM:辰巳と川端は犬童を病院まで連れてきた。
GM:文月と同じオーヴァード専用の病棟だ。
GM:犬童の傷は幸いにも治りが早く、治療を終えてすぐ君たちを話せる状態になった。
犬童美衣:犬童が懐から結晶を取り出し、二人に見せる。
川端湧希:「……それは?」
辰巳十三:「ただのパワーストーンの類じゃなさそうだ」
犬童美衣:「“悪魔の心臓”らしい。」
犬童美衣:「あの男からこれが出てきたのを見ただろう?」
犬童美衣:辰巳に
辰巳十三:「ああ。あれ、まだ犬童が持ってるの?」
犬童美衣:「お前たちに捕捉されたからな。逃げ回って受け渡す機会を伺ってたんだ。」
辰巳十三:「ぎりぎり間に合ったって感じかな。……しかし、これが悪魔の心臓か」
川端湧希:「これを埋めると悪魔になるってこと?」
犬童美衣:「私にもよくわからん。けど大切なものらしい。」
川端湧希:「あのさ。それって、誰にとって大切で、誰に渡そうとしてたの?」
辰巳十三:「おっ。川端サン、賢い……俺、悪い奴に渡そうとしてたんだろーなぐらいしか思ってなかった」
犬童美衣:「契約者だ。“ルシヘル”と名乗った。他には何も知らない。」
川端湧希:「“ルシヘル”……!」
辰巳十三:「基礎部分だけ合ってた。一番悪そうなやつじゃないか」
犬童美衣:「契約を果たせば姉を助けてくれると言っていた。」
犬童美衣:「…いや、どちらか選べと言われたな。」
犬童美衣:「悪魔に身を委ねるか、契約を果たすか、」
犬童美衣:「どちらかを満たせばいいと。」
辰巳十三:「ろくな取引じゃないね。実質、“悪いことしろ”の一択だ」
川端湧希:「契約を果たすって?他の悪魔を倒せってこと?」
犬童美衣:「“悪魔の心臓”を回収しろ、だ。」
犬童美衣:「これで何が出来るのだ…分からなくて納得がいかん。」
川端湧希:「……それって、さ」
川端湧希:「“どっちを選んでも同じこと”ってことなのかな」
川端湧希:「“悪魔の心臓”を回収しても、美衣ちゃん自身が悪魔に身を委ねても」
川端湧希:「どちらにしても同じ結果になるって意味なのかな」
辰巳十三:「ありえる。“ルシヘル”野郎は、最終的にぜんぶの心臓を集めるつもりなんだとは思う」
辰巳十三:「それも最終進化したやつ」
川端湧希:「……すごい強くなったりでもするのかな」
辰巳十三:「そうかもしれない。でもこの“心臓”、なんっか見覚えあるんだよな……なんだっけ……」
川端湧希:「見覚え?13地区で?」
辰巳十三:「いや、こういう結晶を使うエージェントがいるんだよ。えーと……もうちょっとで思い出せるんだけど……」
GM:その時、病室の扉を開けて何者かが現れる。
“アスモデウス”:「賢者の石、か?」
辰巳十三:「あっ、そう! それ!」
“アスモデウス”:灰色の髪の少女だ。その後から…
文月ねむ:「はっ、はぁっ……」
文月ねむ:「アスモデウス…!急にどっか行こうとするのやめなさい…!」
川端湧希:ねむさんへ手を振って。「ね、賢者の石って?」
川端湧希:「石ころを金にするってやつ?これ、金なの?」
“アスモデウス”:「一般的にはそうだが…我々の間では違う意味を持つ。」
“アスモデウス”:「そうだろう、支部長殿?」
辰巳十三:「レネゲイド活性構造」
辰巳十三:「賢者の石はそれ自体が意識を持ってるなんてやつもいる。破壊的な力を引き出す触媒、原動機、巨大なガソリン……もろもろを兼ねてる超物質」
辰巳十三:「適合者は、賢者の石を制御し、破壊的な力を引き出せる……って話だ。そういう使い方をしてるやつを見たことがある」
“アスモデウス”:「要は、高濃度のレネゲイドウイルスが溶け込んだ代物なのだ。」
“アスモデウス”:「使い道はいくらでもある。悪用の仕方もな。」
川端湧希:「それが、“悪魔の心臓”も?」
“アスモデウス”:「然り。」
“アスモデウス”:「“マモン”のそれはどうやらなり損ないらしいが…。」
辰巳十三:「この悪魔の心臓ってやつは、賢者の石に成りかけの代物に見えるね」
“アスモデウス”:「黄金の触媒よりも黄金そのものを選んだか。実にあやつらしい。」
“アスモデウス”:高笑いする。
“アスモデウス”:「この心臓の作りは実に単純だ。宿主をオーヴァード化させ、」
“アスモデウス”:「衝動を喚起することでレネゲイドウイルスの活性化を促し、」
“アスモデウス”:「濃度を増したレネゲイドウイルスを心臓に取り込み続ける。」
辰巳十三:「そうなると、最後には?」
“アスモデウス”:「宿主が完全にジャーム化する頃には結晶化した賢者の石の出来上がりというわけさ。」
辰巳十三:「……うーむ。これで“ルシヘル”が欲しがってるものがわかったな」
川端湧希:「育てるために、種としてばらまいたってこと?」
“アスモデウス”:「おそらくは。」
文月ねむ:「……あの、私は大丈夫なの?」
“アスモデウス”:「私と主の接続は切れている。私の身体が影に宿った時点でな。」
辰巳十三:「あ、なるほど。そういう形で共生してるのか……珍しいな……」
“アスモデウス”:「そのせいか憑依時の記憶が曖昧だがな。」
“アスモデウス”:「他の悪魔が近くに現れたからか、思い出してきてはいるが。」
文月ねむ:「だからここに来たのね…。」
辰巳十三:「んんー……あとは“ルシヘル”野郎の正体がわかればな」
犬童美衣:「………。」
犬童美衣:「私の姉を救うと言っていた。」
犬童美衣:「“救える立場”の人間かもしれない。」
犬童美衣:「医者とか、看護師とか、病院にコネがあったりとか…。」
川端湧希:「……あのさ。もう一個、考えてることがあって」
辰巳十三:「むっ。川端サンの考察かい?」
川端湧希:「“怠惰”の話。ソウラたちが調べてた」
川端湧希:「あれの宿主ってさ、生命反応が鈍化して、動けないって」
川端湧希:「そういう人を置いていても、不自然じゃない場所じゃないかな」
川端湧希:「病院って」
辰巳十三:「名推理、その2だな! ちなみに犬童がその1!」
犬童美衣:「ほ、褒めても何も出ないぞ…。」
辰巳十三:「ハハ! ……方針ができたな? ここもじゅうぶん危ないかもしれないってことでもある」
川端湧希:「そうだね……悪魔がいるかもしれないわけだ」
“アスモデウス”:「もうここにいるぞ。」からからと笑う
川端湧希:「そういうことじゃないってば」呆れたように。
辰巳十三:「それは知ってる! いいね。まずは他のチームと合流といこうぜ」
犬童美衣:「………。」“アスモデウス”に目を向ける
犬童美衣:「悪魔の摘出は可能なのか?」
“アスモデウス”:「ジャーム化していなければ可能だろう。…したいのか?」
犬童美衣:「………もう少しだけ使う。少なくとも“ルシヘル”に会うまでは。」
辰巳十三:「……」 犬童を横目に見る。
文月ねむ:「……無理だけはしないでね。」
犬童美衣:文月と辰巳を見る「大丈夫だ。無理はしない。」
辰巳十三:「ああ……力の使い方。真面目に考えてくれよ。それがあったからって、何もかもうまくいくわけじゃないしな。……そうなんだよな、本当に……」
川端湧希:「うん。大事なのは、どうハンドリングするかだもん」
川端湧希:「いきなり増やしてもダメだから。一つ一つ、着実にね」
川端湧希:「“ルシヘル”がその一歩なら、そこまでは一緒に手を引くから」
辰巳十三:「さすが川端サン。ハハ。さては訓練慣れしてるな?」
川端湧希:「ふふ。まーね」
犬童美衣:「大丈夫だ!」
犬童美衣:「また挨拶するって決めたんだ。辰巳に。」
辰巳十三:「うん」 首を変な角度で傾け、笑う。 「そいつは嬉しい。今回の一番の報酬だな」
犬童美衣:「その代わり何かあったら辰巳も私に頼ってくれ。」
犬童美衣:「一方的なのは、納得いかん」
川端湧希:「だってさ。報酬、向こうにも払わないとだ」
辰巳十三:「そーするよ。……頼もしいクラスメイトだなァ、まったく。学校通ってよかったよ」
犬童美衣:その言葉を聞いて、にっと笑った。


【ミドルフェイズ4C】

GM:住宅街

GM:いつもと変わりない住宅街。
GM:夕陽が差し込み、ぽつぽつと周囲の家に電灯が灯る中、
GM:ただ一つ、この家だけは暗いままだ。
森堂ソウラ:「おじゃましまーっす、っと……」
入間誠時:軽く頭を下げてから明かりをつける。
森堂ソウラ:手袋をつけた手で、玄関を開く。
入間誠時:「悪いな今井サン、この分の電気代建て替えとくからさ」
森堂ソウラ:血痕とかはそのままなのかな
森堂ソウラ:リビングへの扉を開ける。だいぶ時間は経っているが、惨劇の臭いに顔をしかめる。
入間誠時:「こりゃまだまだアフターケアが必要そうだな」
森堂ソウラ:「ケアしてどうにかなるモンかあ? 俺ならタダでも住む気にゃならねー」
入間誠時:「…ま、そりゃそーだ。俺もごめんだからな」
入間誠時:「そこら辺、UGNから補助が行くよーに交渉しておくか」
森堂ソウラ:「律儀だなァ。何でも屋って、猫探しでもその辺までアフターケアすんの?」
入間誠時:「いや?これは単に、俺がやりたいからやるだけ、かな」
入間誠時:「自己満足ってやつ」
森堂ソウラ:「ほほー。いやー、やっぱカッケーなアンタ」
入間誠時:「やっぱって何だやっぱって」
森堂ソウラ:「先輩って呼んでも良いか?」
入間誠時:「何だ、何でも屋志望か?」
入間誠時:「あんまオススメしないぜ?特に、この町ではさ」
森堂ソウラ:「まだ真似事っつか、駆け出しだけどな」
森堂ソウラ:ぴっと、名刺を投げる。『ワンコイン・トラブルシューター 森堂ソウラ』
入間誠時:名刺を受け取る。こちらも名刺を投げる。『何でも屋 入間誠時』
入間誠時:「なるほど、リーズナブルだ」
森堂ソウラ:「ソリッドだ」 にやりと笑う。
森堂ソウラ:「とはいえ、アンタの言う通り。この町、俺ももともと余所者だから分かるが、ちーっとばかしこの町、勝手が違うんだよな」
入間誠時:「ああ。厄ネタが次から次へと湧いてくる」
森堂ソウラ:「参考までに。猫探しからここまでの厄ネタに発展することは?」
入間誠時:「猫探しから、は初めてだが、友人に会いに行ったら」
入間誠時:「友人はジャームになって、マスターエージェントとやり合うことになったことはある」
入間誠時:肩を竦める
森堂ソウラ:「ちょっと何言ってるか分からねえな……」
森堂ソウラ:「マスターエージェントって、FHの隊長格だろ確か。ホイホイ会うのかよ」
入間誠時:「俺もちょっとわからん」「が」
入間誠時:「けっこーマスターエージェントの噂は他にも聞くね」
森堂ソウラ:「ええー……。」
入間誠時:「ま。だから森堂くんも用心しなよ」
入間誠時:「ワンコインの代償があの世行きかジャーム化、なんて」
入間誠時:「ちょいと高すぎるからさ」
森堂ソウラ:「やっぱ準備は要るな。ワンコインに人生賭けるのは、ゲーマーの本望じゃあるが」
森堂ソウラ:「ダイヤグラム頂点の相手に、無策で玉砕の趣味はねー」
入間誠時:「ん。いいね。危機意識は大事だ。長生きしたいなら」
入間誠時:「俺はそこら辺がどーも薄くてね」
森堂ソウラ:そう言いながら、手元で、鹿撃ち帽とパイプのフィギュアを実体化させる。
入間誠時:「……どっかでみたようなフィギュアだな」
森堂ソウラ:「おっと、それ以上はジャスルァァックに捕まるぜ」
森堂ソウラ:「俺の能力は、模造品の本物化。つまり探偵の帽子で頭もよくなる……気がする」
入間誠時:「フーム」
入間誠時:「じゃあ、探偵サンに所見を聞こうかな」
森堂ソウラ:「特にこれとは関係なく、入る前から気になってたんだがよ」
森堂ソウラ:「例の食人鬼って、裏口から走って逃げたんだよな」
入間誠時:「ああ」
森堂ソウラ:「痩せたり、変形したり、空間を弄ったりとか、そういうのはなかった?」
入間誠時:「逃げることに関して言えば、ナシだ」
入間誠時:「脚こそ早かったが、ここの家族をほっとけば追い付けただろうな」
森堂ソウラ:「だったら……やっぱこれだな」 と、パイプを仕舞い、スマホを取り出す。
森堂ソウラ:「あっちこっちで起きてんだよ。食人の疑いと……あと、問題はアレだ」
森堂ソウラ:「『入り口で争った形跡がない』押し入り殺人」
入間誠時:「……そうか、警戒する必要のない相手」
入間誠時:事件の日の奇妙な既視感。
入間誠時:“その”一瞬前までは平和だったのだ。ここも。
森堂ソウラ:「見るからにばかでかい肥満体で、侵入系の能力もない奴が、全国を渡り歩いて殺人と食人してる」
入間誠時:「……顔が全国に知れてる相手?」
森堂ソウラ:「それか、一見だと安心させる立場があるとか?」
入間誠時:端末に何事か打ち込む。
森堂ソウラ:「警察官とか……は無理だな。肥満体じゃ悪徳警官になっちまう」
森堂ソウラ:「太ってても問題ない……全国を渡り歩く……はっ」
森堂ソウラ:「相撲取り・・・・・・?」
入間誠時:「……全国を渡ってるなら、地域に根差した職は難しいだろうな」
森堂ソウラ:「公務員系は無理か。スポーツマン……ミュージシャン……」
入間誠時:「…あいつをやったときの血」
入間誠時:「既に回収されてるやつのDNAのデータの照合を頼んだ」
森堂ソウラ:「DNA!おお……プロっぽい」
入間誠時:「心当たりは……まあ、ある。そういう悪党の考えることなんてな」
入間誠時:「大体想像がつくんだよ」
入間誠時:端末が振動する。
入間誠時:「……ビンゴ」送られてきた情報を見せる。
入間誠時:「グルメレポーター。グラタン倉木」
森堂ソウラ:「……! 食レポタレントか!」
入間誠時:「ある程度アタリつけて照合してもらったが、正解だったみたいだな」
森堂ソウラ:指差す。「なーるほどな……しかし、うわ、マジか……」
入間誠時:「そ。タレントで食に関わる、なら」
入間誠時:「まあ適当に突撃なんたらかんたら、ってロケのフリすれば入れてもらえんだろ」
森堂ソウラ:「うっわ……えげつねえな……」
森堂ソウラ:「つーか、俺、こいつが勧めてる店、行ったことあるぜ……」
入間誠時:「そーゆーもんさ、悪党なんてさ」
入間誠時:「芸歴がそこそこあるからなあ」
入間誠時:「確か、第一地区のイタリア料理店とかも紹介されてたぜ」
森堂ソウラ:「……だとしたらさ」
森堂ソウラ:「親父さんと子供、まだ入院してるんだっけ?」
入間誠時:「ああ、入院中だな」
入間誠時:「子供に外傷はなかったがメンタルケアもろもろもあって…」
森堂ソウラ:「意識取り戻して、通報したら一発アウトじゃん。そういう場合、どうなる?」
入間誠時:「……口封じか」
入間誠時:「じゃ、待ち伏せだな」
入間誠時:「文月くんトコと同じ…UGN系列の病院だから多少ドンパチやっても後始末に困るこたないはずだ」
森堂ソウラ:「ん? あー、ああ、そうなるのか」
森堂ソウラ:「確かに、獲物を取り逃がすってのはなかったわけだ。今まで」
入間誠時:「あったら、絶対どこかから情報が漏れる」
入間誠時:「平穏無事でお茶の間に顔なんか出していられんはずだぜ」
森堂ソウラ:「ちょうどいい。その様子じゃ、生活習慣病もてんこ盛りだろ」
森堂ソウラ:「病院で迎え討つにゃ丁度いい」
入間誠時:「ああ。綺麗に脂肪まで掃除してやるさ」

【ミドルフェイズ4D】

秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:57->62)
秋塚譲治:流石生還者だぜ、なんともないぜ!
GM:では残った情報はこちらですね
済 “傲慢” 情報:軍事、UGN/9
済 “憤怒” 情報:噂話、裏社会/9
→祓魔済 “憤怒”の所有者 情報:噂話、裏社会/10
済 “嫉妬” 情報:軍事、UGN/9
済 “怠惰” 情報:軍事、FH/9
・“強欲” 情報:裏社会、UGN/8
済 “暴食” 情報:UGN、裏社会、噂話/9
済 “暴食”の所有者 情報:UGN、FH、軍事/11
・“色欲” 情報:UGN、噂話/9

済 人工悪魔について3 情報:軍事、裏社会/11
秋塚譲治:では色欲抜きます、最後の情報収集チーム
秋塚譲治:(2+1)dx+1+2>=9 <情報:UGN>
DoubleCross : (3R10+1+2[10]>=9) → 7[7,7,7]+3 → 10 → 成功

秋塚譲治:ラッキーセブンだぜ
GM:ジャックポット!
GM:では情報はこちら
・“色欲” 情報:UGN、裏社会、噂話/9
所有者:文月ねむ
前線兵士でなく指揮官用に作られた“人工悪魔”。
人間を扇動、狂奔させることにおいて最も効力を発揮し、
“色欲”が指揮する軍団は一様に攻撃性を増す。
代償として、憑依者自身の周りにも不和が発生し親しい人間との絆を失うが、
文月ねむの憑依ケースでは代償が回避されている。
憑依者取得エフェクト
《オリジン:レジェンド》



GM:氷室総合病院
GM:廊下

GM:入院患者、見舞客用の自販機コーナー。
文月ねむ:かちゃりかちゃり、と小銭を自販機に入れ、
文月ねむ:紅茶のペットボトルのボタンを押す。
文月ねむ:「………あれ?」
文月ねむ:自販機の残高表示には150円の文字。
文月ねむ:そしてよく見ると、紅茶の値段は160円。
文月ねむ:「あー……」
文月ねむ:「仕方ないからお水にしよ……」
秋塚譲治:「中途半端は体に毒だぜ、お嬢さん」 と横から現れる
秋塚譲治:「どうぞ」 と十円を自販機に投入する
文月ねむ:「んえっ? あっ」
文月ねむ:紅茶のボタンが青く点灯する。
文月ねむ:「いいんですか?」
秋塚譲治:「気にすることはないぜ、十円だしな」
文月ねむ:「…ありがとうございます。」ぺこりと頭を下げて紅茶のボタンを押す。
文月ねむ:ようやく紅茶のペットボトルを手にして、
秋塚譲治:「結構こういうの困るよなぁ、当たり前と思ってたもんがさらーっと変わってやがる」
文月ねむ:「はい。うちの大学はまだ変わってませんけど…。」
文月ねむ:「時々外の自販機で買うと高くなってて困りますね。」
文月ねむ:困ったように微笑んでペットボトルを開ける
秋塚譲治:「そうそう、いつもの調子で買おうとすると調子が狂ったり損をした気になっちまう」
秋塚譲治:こちらも自販機に硬貨を投入して缶コーヒーを購入する。
秋塚譲治:「で、世間話の一つでもいいかい? キミとの世間話は十円で買うもんじゃあないとは思うがな」 などと笑う
文月ねむ:「いいですよ。」休憩室のソファに座る。
文月ねむ:「アスモデウスは犬童さんたちとの話に花を咲かせてますし。」
文月ねむ:ペットボトルに口を付ける。
秋塚譲治:「ありがとな、一人で手持ち無沙汰だったもんでね」 コーヒーのプルタブを開ける
秋塚譲治:「まぁ、こんな可愛い子と話できるんだ。一人になるのも悪くない」
秋塚譲治:「で、あれから体の調子はどうだい?」
文月ねむ:「あ、はは……」可愛いという言葉に頬を赤らめる
文月ねむ:「体は動くようになりました。激しい運動は当分控えますけど。」
文月ねむ:「心の方も……大丈夫です。」
文月ねむ:「私が不安で、怖くて言い出せなかったことを、川端さんが全部言ってくれたので。」
文月ねむ:「それと、ソウラくんもいますし、入間さんも辰巳さんも、」
文月ねむ:「もちろん秋塚さんもいますから。」
秋塚譲治:「そいつは嬉しいね。だけど……ソウラくんかぁ」
秋塚譲治:「やっぱり距離が近いみたいだな、ふたりとも」
文月ねむ:「……ソウラくんが、何か気になりますか?」
文月ねむ:「……あっ、えっと、その…………」
秋塚譲治:「なに、恥ずかしがることはないと思うぜ。そういうのは大切だからな」
文月ねむ:今度は耳まで赤くなっている
秋塚譲治:「違ったのかい? そうだったのなら謝るけど……」
文月ねむ:「ソウラくんは、」
秋塚譲治:「っと、こういう言い回しはデリカシーがないな。すまん」
文月ねむ:「………いえ、大丈夫です。違いません、きっと。」
文月ねむ:「だけど、躊躇する気持ちもあります。」
文月ねむ:「ソウラくんは、何かを“追いかける”人だから、」
文月ねむ:「私のワガママで足を止めてしまわないかって。」
秋塚譲治:「いい子だな、文月さんは」
秋塚譲治:「だけどまぁ……そうだな、男としちゃあっつーか俺個人としては」
秋塚譲治:「好きな女には私のために足を止めてって言ってほしいぜ」
秋塚譲治:「そんな人間関係、遠慮してたらやりたいことなんざ全然出来ねえだろ」
秋塚譲治:「一回どーん!とぶつかってみるのも良いんじゃあねえか」
秋塚譲治:「まぁ、文月さんの中で」
秋塚譲治:「それで森堂くんが逃げちまうような男だったらやめたほうが良いけどな」
文月ねむ:「………。」
文月ねむ:「なんだか、私がお金払わなきゃいけない気分になってきました」
文月ねむ:くすりと笑う。
文月ねむ:「ありがとうございます。秋塚さん。」
秋塚譲治:「なぁに、十円で売ってくれたからな。こっちもおまけくらいはつけるさ」
文月ねむ:「とってもためになるオマケでした。」
文月ねむ:笑って、ふと時計を見る。
文月ねむ:「あ、すいません、伝えることが。」
文月ねむ:「30分後に一度犬童さんの病室に集合とのことです。」
秋塚譲治:「了解、30分後ね」
文月ねむ:立ち上がる。「はい。私はアスモデウスの様子を見てきますね。」
GM:と、ねむが去ったちょうどその時。君の携帯に着信が入る。
秋塚譲治:(あの調子だと本当に人工悪魔の代償ってのはなさそうだな) と立ち去るねむさんを見て
秋塚譲治:そして携帯の着信に気づいてとる。
秋塚譲治:「秋塚です」
GM:発信相手は査察官の法利聖から。君が最後に丹波と会った時、居合わせたあの査察官だ。
法利聖:『お久しぶりですね。査察官の法利です。』
秋塚譲治:「あのときはどうもお世話になりました。……それで、要件はなんでしょうかね」
法利聖:『あなたに感謝と報告を伝えたいと思いまして。』
法利聖:『あなたの早急な対応によって、丹波海による犠牲者は今のところ出ていません。』
秋塚譲治:「取り逃がしてしまったのは手痛い失敗と思いますが、犠牲者が出てないことは何よりです」
法利聖:『あなたが丹波に痛手を負わせ、時間を稼いだおかげでこちらも準備が整いました。』
秋塚譲治:「準備?」
法利聖:『査察部直属の部隊を動かします。』
法利聖:『彼の居場所ももうわかっています。あなたの手を煩わせることなく、”処分”できます。』
秋塚譲治:「それはこっちの仕事が楽になっていいですね」
GM:→選択肢が発生します
・丹波海を自分の手で止める
ミドル戦闘が発生します。勝利することで彼の処分はあなたが決定できます。
・丹波海の処分を任せる
丹波海は次のシーンで死亡します。
秋塚譲治:選択肢ぃ~!?
秋塚譲治:いやー、これはね! こんなもん決まってますよ!
秋塚譲治:敵もまだ残ってるし、相手は俺のこと嫌いなやつですしね!
秋塚譲治:楽な方、楽な方が一番ですよ!
秋塚譲治:ということで丹波くんを自分の手で止めます
GM:漢~~~~~!!!
秋塚譲治:(正直なところ、他の仲間が敵を倒してくれるのならこれほどありがたいことはない)
秋塚譲治:(相手は“人工悪魔”と呼ばれ、調べたらそれでも無駄なことをする余裕はない。ないが……)
秋塚譲治:「それで丹波の居場所というのは? こっちでの作戦もありますので教えていただければ助かります」
秋塚譲治:(あいつの目的は俺だ。どういう結末になろうが、それを無視することは出来ない)
法利聖:「座標を送ります。」すぐに座標が送られてくる。病院からかなり離れた場所にある廃工場だ。
秋塚譲治:「感謝します、そちらもご武運を」
法利聖:「そちらの交戦に巻き込まないよう、こちらも十分に気を遣います。」
法利聖:「ご武運を、“クロックワークス”」
法利聖:通話が切れる。
秋塚譲治:「……」 携帯をしまい
秋塚譲治:「はぁ~……」 ひとつため息を付いてから
秋塚譲治:「……決着をつけてやる、丹波」
秋塚譲治:(俺は生還者だ。どんな苦境ですら生還してきた)
秋塚譲治:(死んでいった仲間たちも見てきた、多くの無念を。)
秋塚譲治:(だから、それに応えられるのならば応える必要がある。俺は生き残りつづけた)
秋塚譲治:(生還者だからな)



GM:シーンカット。ロイス&購入
秋塚譲治:うーん、応急手当!
秋塚譲治:あと誰かがアームドスーツを買ってくれると嬉しい!
秋塚譲治:(2+1)dx+1>=8 <調達>
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 8[2,5,8]+1 → 9 → 成功

秋塚譲治:はいよ! 成功! ロイスはいっぱい!
入間誠時:我々も購入できる感じかな
GM:できます!
森堂ソウラ:そうだった
GM:みんなできるからやるといいよ!
入間誠時:じゃあアームドスーツ挑戦しましょう
入間誠時:4dx+3>=15
DoubleCross : (4R10+3[10]>=15) → 7[1,2,5,7]+3 → 10 → 失敗

川端湧希:応急かな。ダメージ負ってるし
辰巳十三:応急手当をもう1個買って使おう
川端湧希:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 4[2,2,3,4] → 4 → 失敗

川端湧希:あっ全然ダメだ……
入間誠時:tyotto
辰巳十三:4dx+5=>8
DoubleCross : (4R10+5[10]>=8) → 9[1,4,6,9]+5 → 14 → 成功

入間誠時:5点かあ。
辰巳十三:2つ使用します!
森堂ソウラ:入間さん財産使わないなら
森堂ソウラ:私が買うよアームドスーツ
辰巳十三:9+2d10 一回目
DoubleCross : (9+2D10) → 9+15[7,8] → 24

入間誠時:でも買っておきましょうか。次ミドルですし
入間誠時:次の次か
辰巳十三:24+2d10 二回目
DoubleCross : (24+2D10) → 24+9[4,5] → 33

辰巳十三:全快!以上です。
入間誠時:10→5でアームドスーツ購入!秋塚さんにパス!
森堂ソウラ:誰かブルーゲイル欲しい人いる?
秋塚譲治:入間くん! キミの友情に感謝する!
入間誠時:ユウジョウ!
秋塚譲治:ということで受け取ります! ありがてぇ……! キンキンに冷えてやがる!
入間誠時:ブルーゲイルは後で買おうかなあというぐらいなので必須ではないです
森堂ソウラ:となると・・・うーん
入間誠時:あ、こちらは以上!
秋塚譲治:医療キット買っておくと便利かもw
川端湧希:こっちも以上!
秋塚譲治:医療トランクだね
森堂ソウラ:あー、
森堂ソウラ:買ってみるか。ミドル3回だしな
森堂ソウラ:ミドル戦闘3回
森堂ソウラ:5dx+2>20
DoubleCross : (5R10+2[10]>20) → 7[1,4,4,6,7]+2 → 9 → 失敗

森堂ソウラ:・・・・・・なしで!
森堂ソウラ:最終的にリアクティブアーマーに手を出したい。以上
GM:では次のシーンに行きましょう

【ミドルフェイズ5A】

GM:ミドル5 シーンプレイヤーは入間くん。
GM:他全員登場可能です。
秋塚譲治:deruze
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+3(1d10->3)した (侵蝕率:62->65)
秋塚譲治:流石生還者だぜ
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:62->63)
辰巳十三:1d10+89
DoubleCross : (1D10+89) → 1[1]+89 → 90

川端湧希:侵蝕率+8(1d10->8) (侵蝕率:74->82)
森堂ソウラ:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 8[8]+66 → 74




GM:氷室総合病院
GM:犬童の病室

GM:現在、君たちと新納、文月、は犬童の病室に集まっていた。
新納忠太郎:「ちゅうわけで、野伏せじゃ。」
新納忠太郎:「おいも参陣しもす。いかようにもお遣いあれ。」

■NPCカード① ・新納忠太郎 穿ち抜き
1ラウンド1回、行動値12で行動。以下のメジャーアクションで対象を攻撃する。
《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:RC》《原初の赤:災厄の炎》《戦闘嗅覚》
12dx7+10、攻撃力25、装甲ガード有効。
辰巳十三:「いつものやつだな」
川端湧希:「ノブセって?」
新納忠太郎:「待ち伏せンこつじゃ。病院の手前で奴を食い止め、」
新納忠太郎:たし、とぬいぐるみの前足で地図を叩く
新納忠太郎:「叩く。」
入間誠時:「じゃ、俺もそっちだな」
秋塚譲治:「リベンジだな、入間くん」
入間誠時:「おう。秋塚くんもやるんだろ?」
入間誠時:「リベンジをさ」
辰巳十三:「待ち伏せる側だからな。こいつが一番効くだろ」 コンビニで買ったサンドイッチと牛乳を大量に摂取している。
秋塚譲治:「リベンジな、ああ、やるつもりだぜ」
新納忠太郎:「おう、数は多い方がよか。“暴食”は生命力が強い。」
秋塚譲治:「なんで、申し訳ないが……ちょいと俺は別行動取らせてもらう」
秋塚譲治:「“嫉妬”を倒す、居場所はもう分かってる」
辰巳十三:「秋塚サン、落とし前つけにいくつもりかい?」
秋塚譲治:「まぁな、事情を知ってる人間には何やってんだって言われるかもだけど」
秋塚譲治:「そうしなければ後悔するからな」
秋塚譲治:「ほんっとーになにやってんだかな」
入間誠時:「いいんじゃねーの?そーいうの、ほっとくと」
入間誠時:「ずーっと小骨がひっかかりっぱなしってこともよくあるしさ」
辰巳十三:「ああ、止められないね。任せるよ。そうじゃなきゃ秋塚サンの物語も、相手の物語も終わりようがない」
秋塚譲治:「我儘、通させてくれてマジで助かる」
入間誠時:「つけられる決着はつけるに限るぜ、秋塚くん」
秋塚譲治:「いや、全くだ。入間くんに言われるとマジで身にしみる」
辰巳十三:「なんだ、二人仲良くなってるな」
入間誠時:「へへ」
秋塚譲治:「まぁな、そういう辰巳さんはどうだい?」
秋塚譲治:「女の子と話す機会は多かったから結構仲良くなったんじゃないか」
辰巳十三:「まあね」 きまり悪そうに背中を丸める。 「張り切りすぎて、ちょっと体力を使いすぎた」
犬童美衣:「む………」ばつがわるそうに顔を伏せる
川端湧希:「護衛しなきゃいけないのは、どっちも同じだもんね」
犬童美衣:「すまん辰巳…………。」
辰巳十三:「犬童は気にすんな。俺が勝手にやりすぎただけだ。……そんなわけで、前線に出るのは控えとくよ」
川端湧希:「うん、辰巳くんにはここに居てほしいな」
川端湧希:「“どこから”来ても大丈夫なような保険だ」
辰巳十三:「悪いね。大物がまだ残ってる。余力を残しとくよ」
秋塚譲治:「同感だ、で川端ちゃんはどうする?」
川端湧希:「――まずさ」
川端湧希:「秋塚さん、一人で行く気じゃないよね?」
川端湧希:「言ったよね?一人だと捨てれば勝てるくらいだって」
秋塚譲治:「あー、言ったなぁ。言った」
川端湧希:「それで、その落とし前の先がない訳じゃないんでしょ?」
秋塚譲治:「当然、まだまだ生きる予定が山積みだよ」
秋塚譲治:「新しく友だちになったやつもいるからな」
入間誠時:頭を指で軽く掻いている。
川端湧希:「じゃあ一人で行くのはナシね」
秋塚譲治:「――正直な話、そういう状況でも乗り切れる自信はあるタイプなんだが」
秋塚譲治:「女の子にそこまで心配されちゃあ、な」
森堂ソウラ:「と、なると。2・2か」
辰巳十三:「できる男は辛いなァ。ちゃんと生きて帰らなきゃならない」
秋塚譲治:「ってことで、付き合ってくれるようなすげぇ良いやつが居てくれると助かるよ」
入間誠時:「高校生二人がそれぞれどっちに行くか、だな」
秋塚譲治:「死ぬ余裕がないってのは、悪くはないぜ。辰巳さん」
森堂ソウラ:「んー、じゃ、俺が秋塚サンちの因縁の対決にしゃしゃり出るかな」
秋塚譲治:「悪いね、用件が終わったら超特急で送るさ」
森堂ソウラ:「湧希も先輩も、暴食の方が気になるだろ?」
川端湧希:「ん、ソウラがそっちね?分かった」
川端湧希:「……うん」拳を握って。
川端湧希:「やっぱりさ。許せないって、思う」
入間誠時:川端さんの方を見る。
川端湧希:「私達の力ってさ。ちゃんと制御できないと、いくらでも人を傷つけちゃうでしょ?」
川端湧希:「それをハナっから制御しないで人を傷つけるのってさ。なんか、ムカつく」
秋塚譲治:「んじゃ、俺の分まで“暴食”に一発頼むぜ? そういうの俺もムカつくタイプだ」
川端湧希:「うん。分かった。いつもの2倍……いや」
川端湧希:「3倍かな」
森堂ソウラ:「ひゅー。おっそろしいな」
入間誠時:「頼もしいな」
秋塚譲治:「いいねぇ。川端ちゃんみたいな子、嫌いじゃないぜ」
辰巳十三:「テンションも十分。いけそうだな」
秋塚譲治:「いつでもいけるぜ」
森堂ソウラ:「んじゃ、こっちは頼むぜ歴戦のエージェントさん。生き残り方、参考にさせて貰うんだからな」
秋塚譲治:「俺なんかで手本になるならどんどん参考にしてくれ」
入間誠時:「んじゃ、川端くん、新納サン、よろしく頼むな」
川端湧希:「うん。よろしくね、入間さん。新納ちゃん」
新納忠太郎:「あいわかりもした。」
新納忠太郎:敬礼する。
川端湧希:真似して敬礼して見せて。
秋塚譲治:「ま、俺としちゃあ森堂くんが一緒のほうがありがたいね。文月さんのためにも」
辰巳十三:「やばくなったら連絡してくれ。待機しとくよ。……頼んだぜ、主人公」
犬童美衣:「私もがんばって留守番するぞ!」
森堂ソウラ:「ん? ねむちゃんが関係あんのか?」
森堂ソウラ:「まーでも、そうか。病院組は頼んだぜ」
森堂ソウラ:「戻ってきたら病院燃えてました、じゃ洒落になんねー」
入間誠時:「任せな。1ミリほどの容赦もしないからさ」
辰巳十三:「……いまの発言を聞くと、むしろ森堂くんが大丈夫か非常に心配になるが、まあ任せとけ」
川端湧希:「じゃ、待ち伏せの準備かな。新納ちゃん、色々教えてね」
秋塚譲治:「なに、そいつは安心してくれ。俺がいる限りはね」 辰巳さんに
新納忠太郎:「おう。おいと、」ぬいぐるみが歩いて川端の周りでぴょんぴょんと飛び跳ねる
辰巳十三:「あー……そうだな。秋塚サンに任せた」
新納忠太郎:「010部隊のやり方ば教えちゃる。」
川端湧希:「わ、教えて教えて!」ぴょんぴょん飛び跳ねるぬいぐるみを目で追って。
新納忠太郎:ぬいぐるみを抱えて部屋の外へ。
川端湧希:「じゃ、行こっか」2人に声をかけて、病室を後に。
入間誠時:「じゃ、準備してきますかね」肩をぐるぐる回して
入間誠時:「幸運をな、秋塚くん」
入間誠時:そう声をかけて退室します。
辰巳十三:「……そうか。俺ももうちょい飯買ってこよ」 残りのサンドイッチを一口で食べて、去っていく。
秋塚譲治:「そっちもな、入間くん。ぶちかましてくれ」
秋塚譲治:「んじゃ、俺も外でゲートの用意しておくぜ」 と言いつつ
犬童美衣:「私もお腹減ったぞ!一緒に行く!」
秋塚譲治:文月さんをちらっと見て笑い、部屋を退出する。
文月ねむ:秋塚さんに視線を返して頷く
森堂ソウラ:「なんだなんだ、動きが早えな」
GM:残ったのは文月と森堂だけだ。
森堂ソウラ:「俺ももうちょいガチャ回しとくかな。今日は防御寄りなんだよなぁ」
文月ねむ:部屋を出ようとする森堂の服の袖を引く
文月ねむ:「待って。」
文月ねむ:「行く前に包帯だけ替えさせて。」
森堂ソウラ:「ん?」
森堂ソウラ:「ああ、もうそんな時間か……」
森堂ソウラ:上着をざっくり脱いで、上半身を晒す。
文月ねむ:その後ろに回り、手慣れた動きで森堂の包帯を剥がし始める。
文月ねむ:「もうだいぶ治ってるね。」
森堂ソウラ:「オーヴァードだからな。」
文月ねむ:「…オーヴァードだからって無茶はダメだよ?」ガーゼを替えて、テープで止める。
森堂ソウラ:「無茶なんて、したことねえって」
文月ねむ:「ホントに?」
森堂ソウラ:「ホントさ。そこは間違いない」
森堂ソウラ:「……根っこのところで、みみっちいからな。俺は」
文月ねむ:「………?」
森堂ソウラ:「さっきの湧希とか。先輩……入間さんとかさ。ああいう、なんつーのかな」
森堂ソウラ:「正義感? 許せねーとか、捕まえねーと、とか、そういうのが薄いんだよ、俺は」
文月ねむ:「じゃあ、どうして戦うの?」
文月ねむ:包帯を巻き終えた背中に手を置く
森堂ソウラ:「なんでだろな?」
森堂ソウラ:「ねむちゃんには言ったっけ。俺ぁむかし、病院暮らしだったから」
文月ねむ:「…………。」脇腹の手術痕をみやる
文月ねむ:「うん。長い間入院してたのは聞いた。」
森堂ソウラ:「友達には恵まれてた。家族にも。環境にも。だからこそ、この世界の物事に、参加できねー自分が嫌だった」
森堂ソウラ:「今のコレは、その反動、ってのもあるし……それに、羨ましいんだよな」
文月ねむ:「うらやましい?」
森堂ソウラ:「入間先輩や、湧希、秋塚サン。今まで会った、蛇のおねーさんや、京都の神様や……アンタも」
森堂ソウラ:振りむいて、ねむさんを見て笑う。
森堂ソウラ:「『本物』を持って、本気で生きてる奴らはさ、カッコいいんだよな」
文月ねむ:「『本物』、かぁ……」
文月ねむ:古い包帯を捨て、処置が終わったところで、
文月ねむ:そっと背中に抱き着く。
文月ねむ:「私はね、君のことも羨ましく思ってるんだよ。」
森堂ソウラ:「。…………!?」
森堂ソウラ:「ねむちゃ、文月、さん……?」
文月ねむ:「本物を追ってる時の君の顔が眩しくて、」
文月ねむ:「傍で見ていたいの。」
森堂ソウラ:「……い、ゃ」
森堂ソウラ:「危ねえ、ぜ。それ。俺なん、ノーフューチャーなんだから」
文月ねむ:「君は君のままいればいいの。」
森堂ソウラ:「それに、言ったろ。……今回だって、アンタの為、とかじゃ、ないんだ」
文月ねむ:「私だって、私のしたいようにしてるだけ。」
森堂ソウラ:「……ちょっと前まで、アンタのこと、中学生だって勘違いしてたんだぜ」
文月ねむ:「今はお医者さんごっこだけど、いつかは本物のお医者さんになって君の傍に行くからね。」
森堂ソウラ:「……別に」
森堂ソウラ:背中から抱きつかれているのを、そっと振り払う。
森堂ソウラ:振り向いて、小さな頭を抱き抱えるようにする抱きしめ返す。
文月ねむ:「………あ。」迷惑だったのかと思い、肩を落とす。「ごめ、」
文月ねむ:言いかけたところで、声が止まる。
森堂ソウラ:「今でも、ぜんぜん、そばに居てくれて、かま、わねーんだけど」
文月ねむ:「………迷惑じゃない?」
森堂ソウラ:「………………んなわけないだろ」
森堂ソウラ:「そっちこそ、呆れたらいつでも見限って……」 言いかけて口を噤む。「いや、これ逃げだな」
文月ねむ:森堂の背に腕を回す。
文月ねむ:「逃がしてあげない。」
森堂ソウラ:「……俺はあんたのこと大切に思ってる。たぶん」
森堂ソウラ:「……正直、自分が今まで思ってた好みと全然タイプが違うから、かなり困惑はしてるんだけども」
文月ねむ:「私もソウラくんのこと、大切だよ」
森堂ソウラ:「…………」 顔が赤くなってることが自覚できる。
森堂ソウラ:「はーー……」
文月ねむ:「……速くなってるね、心臓の音。」
森堂ソウラ:片手を額に当てる。「言わないでくれよ医者志望……」
森堂ソウラ:「ダメだわ。……ちょっと考えてたんだけど、やっぱ好きだわ。めっちゃ好き。愛してる」
文月ねむ:「……言うたびにドキドキしてる。」
森堂ソウラ:「うっさい。つーかこんなトコで気付かせんなよ。雰囲気のない場所で申し訳ありません!」
文月ねむ:「ごめんね。」苦笑する。
文月ねむ:「ソウラくんが出る前に言いたかったから。」
森堂ソウラ:「とんだ大人だ」
森堂ソウラ:背中をぽんぽんと叩いて、身をゆっくりと離す。
文月ねむ:名残惜し気に体を離す。
文月ねむ:「いってらっしゃい。」
森堂ソウラ:「……ったく。重りがついた気分だ。こちとら身軽なのがウリだってのに」
森堂ソウラ:赤くなった耳を誤魔化すように髪を掻き回す。
森堂ソウラ:「けど、良い重さだな。……いってきます」
文月ねむ:「あ…ソウラくん。忘れ物。」
森堂ソウラ:「ん?」
文月ねむ:振り返った森堂に背伸びして、頬に口づけする。
文月ねむ:「好き。」
文月ねむ:それだけ呟いてにっと笑う
森堂ソウラ:「……………みーとぅー」
森堂ソウラ:片手で顔を覆って、かろうじて応える。
文月ねむ:「そこは照れちゃうんだ」くすりと笑って「待ってる。」手を振って見送る。
森堂ソウラ:「純な男子を……」
森堂ソウラ:「あーもう」 身体を大きく曲げて、頬にキスを返す。
森堂ソウラ:「帰ってきたら、こんななーなーじゃなくて、ちゃんと初デートの計画とか立てるからな!」
文月ねむ:少しだけ驚いた後に、キスを受け入れる。
森堂ソウラ:ばね仕掛けのように素早く身を翻して、そう言って扉から出ていく。
文月ねむ:「うん。絶対帰って来てね。」
森堂ソウラ:「任せとけ」
文月ねむ:見送った後、椅子に座って自分の胸に手を当てる
文月ねむ:「………どきどきしてる。」
文月ねむ:「…しばらく止まりそうにないや。」真っ赤になって俯くが、その顔はとてもうれしそうだった。

GM:ではミドル戦闘突入前に
GM:病院に寄ったのでHPの減っている人はHPを2d10回復してもよいこととしましょう。
川端湧希:3+2d10
DoubleCross : (3+2D10) → 3+9[7,2] → 12

川端湧希:ちょっとだけ回復!
GM:ではミドル戦闘に参りましょう。


【ミドルフェイズ5B】

GM:廃工場

GM:数か月前に廃棄された工場。
GM:付近の住民や探査ドローンによるとこの付近で左腕のない男の目撃情報が多数上がっているという。
GM:君たちは工場の錆びた鉄扉を開け、内部に侵入するところだ。
秋塚譲治:「さて、この先に敵が待ってるが……用意はいいかい? 森堂くん」
森堂ソウラ:「おじゃましまーす、っと」
秋塚譲治:「っと、そういうのはいらなかったみたいだな」
森堂ソウラ:「いつでもOKっす。多少、いつもより身体は軽いくらい」
秋塚譲治:「そいつはいい。なにかいいことでもあったのかい?」
森堂ソウラ:「あー、まあ、死亡フラグを少々」
森堂ソウラ:そう答えてから、秋塚さんを訝しげに見る。
秋塚譲治:「なるほどね。だったら死ねないなぁ」 くっくと笑う
秋塚譲治:「十円で最高の投資が出来たみたいだ」「んじゃ、行こうか」 と扉を開ける
森堂ソウラ:「……なんか仕込んだろ、アンタ! っと……」
森堂ソウラ:突っ込もうとするも、扉が空いたことで臨戦態勢に戻る。
GM:扉を開けた向こうには、
GM:腹部の傷を自ら治療している丹波の姿があった。
秋塚譲治:「おい! 来てやったぞ丹波!」
丹波海:傷口から流れ出る血液は黒く、墨を沁み込ませたようなガーゼが当たりには転がっている。
丹波海:「……秋、塚………!」
秋塚譲治:「その様子だと段階が進んでるみたいだな」
丹波海:「………ッ。」
丹波海:「知らないね。僕は、お前さえ倒せれば……」
丹波海:右手で頭を抑える。
森堂ソウラ:「おいおい、マジで調子悪そうじゃねーか」
森堂ソウラ:「救急車呼ぶか?」
丹波海:「ぐっ………引っ込んでろ………!」
秋塚譲治:「ってことで、あいつはだいぶ本気だぜ森堂くん」
丹波海:「イリーガルだろ、お前?能力を操る訓練もしてないくせに調子に乗るな!」
森堂ソウラ:「はーん。そういう相手か」
森堂ソウラ:「つっても、そいつだって『人工悪魔』と組んでるんだろ?」
森堂ソウラ:「こっちも俺が味方して、2対2ってのがフェアってもんだろ」
丹波海:「チッ……」
丹波海:「いいさ、何人でも集まれよ。」
丹波海:「僕は、お前みたいなただのイリーガルとも、そこの生きてることしか能のない奴とは違うんだ…!」
秋塚譲治:「あー、丹波。一言言っておく」
秋塚譲治:「俺はUGNエージェント“クロックワークス”としてお前と戦う訳じゃあない」
秋塚譲治:「一人の男、秋塚譲治として戦ってやる」
丹波海:右手を胸に押し込むと、漆黒の左腕が生える。
丹波海:「僕は…負けない!」



GM:対 悪魔戦
GM:“嫉妬”

GM:戦闘開始
GM:エンゲージはこちらです
(秋塚、森堂)—(5m)—(“嫉妬”)
GM:ではセットアップに参りましょう。
森堂ソウラ:セットアップなし!
丹波海:《加速装置》行動値+12
秋塚譲治:なし!
森堂ソウラ:ゲゲーッ
丹波海:行動値3→15
丹波海:では手番に行きます!
丹波海:マイナー、《オリジン:ミネラル》、装甲値+10
丹波海:メジャーで《熱狂》《強化の雷光》、対象は自身。
丹波海:シーン中白兵攻撃の攻撃力+12、シーン中メジャー判定ダイス+4、移動距離+5m
丹波海:そして暴走。
丹波海:「秋、塚ァーーーッ!!」
丹波海:両拳を突き合わせると、手の甲からブレードが展開。
丹波海:悪魔のような黒い皮膚と無機質な鋼板が融合したような装甲が、彼の体を覆っていく。
秋塚譲治:「かかってこい! 全部ぶちまけてこいよ!」
丹波海:ターン終了時に…
丹波海:《分割思考》行動値-10、未行動に。
丹波海:行動値15→5
丹波海:そのまま何もなければ手番に行きます
秋塚譲治:ここは天才的戦術判断により、そちらに譲ります
GM:天才…
GM:では手番を貰います
丹波海:マイナーで戦闘移動。PCのエンゲージに入ります。
GM:(秋塚、森堂、丹波)
丹波海:メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》、対象は秋塚さん!
丹波海:アームブレード*2の効果でガード-10!
丹波海:9dx8+2
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 10[1,1,2,2,2,5,5,6,9]+7[7]+2 → 19

丹波海:ウオッ……19か………
GM:リアクションどうぞ!
秋塚譲治:かつてだったならC値7だったのかもしれんな
秋塚譲治:ドッジを試みよう
秋塚譲治:(3+1)dx+1-3 <回避>
DoubleCross : (4R10+1-3[10]) → 10[3,4,9,10]+10[10]+8[8]-2 → 26

GM:!?
秋塚譲治:すまんな
森堂ソウラ:??
秋塚譲治:俺とキミじゃあ……格が違うってことかな?
GM:秋塚ァ!!
丹波海:ブレードを構えて突進。狙いはもちろん秋塚だ。
丹波海:共に戦っている中で何度も見た動き。しかし、
丹波海:わずかに左腕の動きが鈍い!
秋塚譲治:既に先の交戦で丹波の速度、力は把握している
秋塚譲治:それを理解している相手ならば受け流すことは容易い!!
丹波海:「なっ」
丹波海:ブレードが空を切り、工場の床を穿つ。
秋塚譲治:ブレードを掻い潜っての靠撃! 相手を吹き飛ばし態勢を崩す!
丹波海:「ガハッ……!?」
秋塚譲治:「テメェが裏切って手に入れた力ってのはそんなもんか、丹波!」
秋塚譲治:「だとしたらとんだお笑い草だぜ、そんななまっちょろいもんだったなんてな!」
丹波海:「………ッ!!」
丹波海:「僕を、バカにするな…!僕は優秀で、誰より強い……!」
丹波海:「そうでなきゃ生きてられないんだ!!」
丹波海:「のうのうと生きてる“だけ”のお前とは違うんだ!!」
秋塚譲治:「本当に強い奴ってのはそういうこといちいち言わねえんだよ!」
秋塚譲治:「なんにビビってやがる! 今更、恥なんてねぇだろうが!」
丹波海:「ビビってる、だと…!?」
丹波海:「僕が、何にビビってるって言うんだ!!」
丹波海:ブレードを支えにしてゆらりと立ち上がる。
秋塚譲治:「自分がどう見られてるかばっかりだろうが! そんなに他人の目が怖いかよ!!」
秋塚譲治:「テメーでテメー自身に価値をつけられねえやつに俺が負けると思ってんのか!」
丹波海:「うるさい……!」
秋塚譲治:「言ってみろよ。こういう時、本当に強いやつってのは冥土の土産をくれるもんだぜ?」
丹波海:「うるさい、うるさい……!!」
丹波海:「その口、黙らせてやる!!」
丹波海:二撃目を構える!
GM:次は森堂くんのターン!
森堂ソウラ:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》!
森堂ソウラ:攻撃力2のリアクティブシールドで殴ります
GM:カモン!
森堂ソウラ:能力訓練:肉体を使用 
森堂ソウラ:8dx8+1
DoubleCross : (8R10+1[8]) → 10[1,3,5,6,6,6,8,10]+5[2,5]+1 → 16

丹波海:暴走リア不です。ダメージどうぞ
森堂ソウラ:2d10+2
DoubleCross : (2D10+2) → 10[6,4]+2 → 12

丹波海:装甲で完全に弾きますね
森堂ソウラ:通れーーーーっ!
秋塚譲治:方針は決まったぜ森堂くん!
森堂ソウラ:ですねー!
森堂ソウラ:「ったく、耳に痛いね。――けどなあ、元エージェントさんよ!」
森堂ソウラ:「オハナシにかまけて、背後がお留守だぜ!」 
森堂ソウラ:振り上げた両手には、左右三本ずつ、6本の刀を握った奇怪な籠手が装備されている!
森堂ソウラ:それを叩きつける!
丹波海:ガキンッ!!
丹波海:装甲が完全に衝撃を殺す。
丹波海:「それで僕を黙らせるつもりか?」
丹波海:「だからお前は能力に目覚めたばかりのイリーガルなんだ!!」
森堂ソウラ:装甲で砕けちった刀を籠手ごと放り捨て、表情を苦くする。
森堂ソウラ:「チッ! これだからダイヤグラム最下位の農民筆頭は……!」
丹波海:刀を掴んでボロボロに握り砕く。
GM:では次は秋塚さん
秋塚譲治:「丹波、良い機会だから俺も本音でぶつかるぜ」
秋塚譲治:マイナー《縮退機関》《白熱》
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+5した (侵蝕率:65->70)
秋塚譲治:+攻撃力[HP10消費の攻撃力+20]+素手変更
秋塚譲治:HP29→19
GM:命を削ってる!
秋塚譲治:メジャー《漆黒の拳》のみ
秋塚譲治:(3+1)dx+5 <白兵>
DoubleCross : (4R10+5[10]) → 10[1,4,4,10]+3[3]+5 → 18

秋塚譲治:おやおや……達成値は丹波くんに負けてしまいましたね
GM:回してきやがる!
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+3した (侵蝕率:70->73)
丹波海:暴走リア不!
秋塚譲治:2d10+6+5+20+3 装甲値無視
DoubleCross : (2D10+6+5+20+3) → 4[2,2]+6+5+20+3 → 38

秋塚譲治:「なんで俺の方がお前より評価されるだっけか……?」
丹波海:まだ生きてる!
秋塚譲治:「知るかーーーーーッ!!!!」 蹴り上げた右足が丹波の顎を直撃する!!
丹波海:「ガッ……!?」
秋塚譲治:「大体なぁ、俺が生きてるだけだって!? なに舐めたこと言ってんだ!」 続けて胸板向けて頂肘を放つ!
丹波海:「ぐはっ……!」装甲にひびが入る。しかしそれよりも甚大なのは中の人体。
秋塚譲治:「UGNが生きてるだけの奴を評価する訳ねえだろうが!!」 腰に溜めていた左掌底を捻り込む!!
丹波海:掌底の衝撃が装甲を貫き、肋骨をへし折る。
秋塚譲治:「てめえだって俺に助けられただろうが! 忘れたとは言わせねぇ!!」 連続攻撃の速度を以て、至近距離から頭突きを叩き込む!!
丹波海:頭突きがひびの入った顔部の装甲を砕き、中の素顔を露わにする。
秋塚譲治:「大体、俺なんぞというくらいなら俺にかまってねぇでもっと上を見てろ!!」
秋塚譲治:「何でも中途半端なんだよテメーは!!」 回り込み鉄山靠で背中を打つ!!
秋塚譲治:「中途半端にキレやがって!! だったらテメーの抱えてるもん全部吐き出せ!!」
秋塚譲治:繰り出した攻撃はどれも心技体のバランスが崩れており、見るものが見れば無様極まりないだろう。
秋塚譲治:だが、だからこそ秋塚が剥き出しの感情で丹波と対峙しているのだと分かる……!
秋塚譲治:「そうしなきゃ、俺だって力になれねえだろうが!!」
丹波海:「があああーーーーッ!」
丹波海:廃工場の鉄骨を砕きながら吹き飛ばされる
秋塚譲治:「おら、立てよ!! 一発ぶちかましてこい!!」
森堂ソウラ:「うわお……。すっげえ音しやがる」
丹波海:「………う、………!」
丹波海:「うあああああーーーーーーッ!!!」
GM:クリンナップは無いと思うので
GM:2ラウンド目、セットアップ
秋塚譲治:なしでーす!
森堂ソウラ:なし
丹波海:《加速装置》行動値+12
丹波海:そのまま行動します
丹波海:マイナーなし
丹波海:メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》、対象は秋塚さん。
丹波海:9dx8+2
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 10[1,2,4,7,8,8,8,9,9]+10[4,4,5,5,9]+2[2]+2 → 24

秋塚譲治:うーん、ドッジします
秋塚譲治:(3+1)dx+1-3>=24 <回避>
DoubleCross : (4R10+1-3[10]>=24) → 9[8,8,8,9]-2 → 7 → 失敗

GM:カバーは入るかな?
秋塚譲治:良かったなぁ、丹波くん!
森堂ソウラ:行動放棄してカバーリングしまーす
秋塚譲治:ありがとう!
森堂ソウラ:ガードの際にリアクティブシールド使用。ガード値1d
森堂ソウラ:6+1d10
DoubleCross : (6+1D10) → 6+7[7] → 13

丹波海:すまんな…アームブレードの効果でリアクション側ガード値-10なのだ…
森堂ソウラ:アームブレード分を引いて、装甲15のガード3。
丹波海:ダメージ!
丹波海:30+3d10
DoubleCross : (30+3D10) → 30+21[4,8,9] → 51

森堂ソウラ:なぁにがオリジンミネラルじゃー! 掛かって来いやぁー!
森堂ソウラ:固定値が高いんですけど!
森堂ソウラ:リザレクト!
森堂ソウラ:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 2[2]+80 → 82

丹波海:両手のブレードで襲い掛かる!先ほどのような型通りの動きではなく、
丹波海:感情に身を任せたかのような恐ろしい連撃!
秋塚譲治:今度は流石に読み切れず、受けるしかない――!!
森堂ソウラ:「よい、しょっ、と!」
森堂ソウラ:「援、軍っ……ぐ!」
森堂ソウラ:虚空より唐突に現れた、バイクめいた奇怪な馬を盾にする。
丹波海:「邪魔を、するなァーーーッ!!」
丹波海:馬を両断し、そのまま前蹴り!森堂を吹き飛ばす!
森堂ソウラ:だが、馬は瞬く間に掻き消されてフィギュアに戻り、蹴りを受けて吹っ飛ぶ。
森堂ソウラ:「ガハッ! 」瓦礫の中から立ち上がる。
森堂ソウラ:「生憎となあ、てめえが秋塚さんのことをどれだけ因縁に思ってようが」
森堂ソウラ:「それで委縮する教育は受けてねーんだよ! イリーガルなもんでな!」
丹波海:「減らず口をッ!!」
GM:次は秋塚さん!
秋塚譲治:「それだけ言えりゃあ大したもんだぜ、森堂くん」
秋塚譲治:「で、言ってみろよ。何にテメーはビビってる」
秋塚譲治:「評価されずに終わることか? それとも俺に負けて終わることか?」
丹波海:「……ッ」
秋塚譲治:「本当に生きているだけに耐えられない事か?」
秋塚譲治:「言えよ、誰かが言わなくても分かるだろうなんて甘ったれは捨てろ」
秋塚譲治:「本当に助けて欲しい時は、そういうもんだぜ。丹波」
丹波海:「………僕を、」
丹波海:「倒してから、そういうデカい口は叩くんだな。」
秋塚譲治:「この野郎……ったく。しょうがねえな」
丹波海:ブレードを構える。
秋塚譲治:マイナー:縮退機関 HP19→9 攻撃力+20
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+2した (侵蝕率:73->75)
秋塚譲治:――ズドンと震脚が廃工場を響き渡らせ
秋塚譲治:メジャー:《漆黒の拳》
秋塚譲治:(3+1)dx+5 <白兵>
DoubleCross : (4R10+5[10]) → 10[1,4,10,10]+7[3,7]+5 → 22

丹波海:暴走、リアクション不可
秋塚譲治:おやおや……コンセをしなくてもこの達成値……
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+3した (侵蝕率:75->78)
秋塚譲治:3d10+6+5+20+3 装甲値無視
DoubleCross : (3D10+6+5+20+3) → 22[8,6,8]+6+5+20+3 → 56

GM:そのダメージは…
丹波海:倒れます!復活は無し!
丹波海:ブレードを備えた左腕が、悪魔の鉤爪が迫る。
秋塚譲治:鉤爪よりも早くそのまま縦拳を胸に――八大招式、猛虎硬爬山。ではなく、
秋塚譲治:そっと両掌を丹波に当てる。
秋塚譲治:――暗勁。
秋塚譲治:丹波の内部に凄まじい衝撃を伝達させる。必殺ではなく、必倒の技。
秋塚譲治:「これで満足か?」
秋塚譲治:「俺の――勝ちだ」
丹波海:両者の動きが静止する。空気が振動を止め、音が消える。
丹波海:呻き声もなく、丹波の口から黒い血が噴き出て、崩れ落ちる。
丹波海:カチ リ —
丹波海:悪魔の心臓が血を撒き散らしながら零れ落ち、幻想の左腕が無に還る。
森堂ソウラ:「終わった、……か?」
秋塚譲治:「みたいだな」 すっと息を吐き
秋塚譲治:「あー、カッコつかねぇな」 頭をかく
丹波海:「………秋、塚……」
秋塚譲治:「何だ、丹波」
丹波海:「僕は、誰かに見捨てられるのが怖かったんだ。」
丹波海:「僕の兄さんは裏切って、今まで仲良くしてた仲間からも見捨てられて、」
丹波海:「そのまま死んだ。」
丹波海:「僕よりも優秀で、誰とも仲良く出来た兄さんがあんな死に方をして、」
丹波海:「僕は怖くなったんだ。だから誰かを従わせる側に、“見捨てる”側に回ろうとした。」
丹波海:「左腕を失って、その道すらも閉ざされて…」
丹波海:「…………それが、理由だ。」
丹波海:「負けたから、答えた。」
秋塚譲治:「俺はお前の兄さんとその仲間たちのことは知らない」
秋塚譲治:「彼らの中でなにかあったのかもしれないし、そうでないかもしれない」
秋塚譲治:「だけどな、一つだけ言えるのは……お前自身が自分をどうしようもねぇって思っていても」
秋塚譲治:「……こうして付き合ってやる友人がお前にはいるってことだ」
丹波海:「……。」
秋塚譲治:「あん時も言ったと思うがーーお前があの戦いで突っ込んだおかげで助かった命がある」
秋塚譲治:「感謝してるやつもいる。だから、もう少し自分を好きになってみても良いんじゃねえか?」
丹波海:「………なぁ、秋塚。」
秋塚譲治:「なんだ?」
丹波海:「生きてりゃいいことあるかな?」
秋塚譲治:「はっ」
秋塚譲治:「それ、俺に言うことか?」
丹波海:「………そうだよな。」
秋塚譲治:「いいことはあるさ、なかったら見つけりゃ良い」
秋塚譲治:「好きな女の一人でもいりゃあ、世界は簡単に変わるぜ」
丹波海:「……生きて借りを返すよ。生かしてくれればの話だけど。」
丹波海:「そうすれば、もう少し自分が好きになれるかもしれないから。」
GM:廃工場に人の足音が響く。
森堂ソウラ:「めでたしめでたし、っと……?」
GM:おそらくは、査察部直属の戦闘部隊だ。
倉秀空時:「始末しに来たぜェ、丹波…って」
倉秀空時:「あン?もう終わってんじゃン!?なんで?」
秋塚譲治:「悪いね、先に片付けちまったよ」
倉秀空時:査察部 “ブラックアンカー”倉秀空時
毛有治:「……そのようですねえ。」
毛有治:「観光でもして帰ります?」
毛有治:禿頭を撫で上げながら
毛有治:査察部 “ホワイトクラフター”毛有治
法利聖:「………お疲れ様です。“クロックワークス”。」
法利聖:「ここで会うとは思いませんでしたが。」
法利聖:「どういう心境の変化でしょう?」
秋塚譲治:「言ったじゃないですか、こっちの作戦もあるって」
秋塚譲治:「なんでーーまぁ、俺の任務は丹波海の捕縛。邪魔されると困るって訳ですね」
法利聖:「捕縛、ですか。」
秋塚譲治:「そちらに無駄足を踏ませてもらって悪いですが……俺の顔を立ててもらえませんか?」
倉秀空時:「おいおいおいおーい?獲物かっさらう気かよ?」
法利聖:ヒールで倉秀の足を踏む
倉秀空時:「痛てぇ!?」
秋塚譲治:「いやぁ、任務中止とかされてなかったんで最初からこっちの獲物ですよ」
法利聖:「……捕縛に拘った理由は?」
秋塚譲治:「戻れると思った、はUGNには十分な理由だろ」
法利聖:「…………。」
秋塚譲治:「それと人間のうちなら、人間の法で裁くのが筋だ。まだ化物じゃあない」
森堂ソウラ:「まあ、ジャームって様子じゃあないよな。仮面も出てないし」
法利聖:「分かりました。彼はこちらで“確保”します。」
秋塚譲治:「そうしてくれると助かる。まだこっちには仕事もあるんでね」
法利聖:「ご武運を。」
法利聖:「……倉秀。ゲートを開けなさい。」
倉秀空時:「あいたたた…はーい。」
倉秀空時:《ディメンジョンゲート》
法利聖:「彼はこちらで公正に裁きます。その際はあなたにも証言をお願いしますので、そのつもりで。」
法利聖:「さぁ、行ってください。病院に直通です。」
秋塚譲治:「了解しました、査察官」
森堂ソウラ:「お、ありがたい」
秋塚譲治:「本当に何から何まで申し訳ない、この借りはいつか返しますよ」
秋塚譲治:「それじゃあ、また」 とゲートを潜る
法利聖:「ええ。もちろん借りは返していただきます。労働という形で。」
法利聖:「それでは。」
森堂ソウラ:「あざーっす。いちち」 と怪我した所を抑えつつゲートをくぐる 
GM:二人がゲートを潜り、姿を消す。
倉秀空時:ゲートを閉じる。
倉秀空時:そしてしゃがみ込んで足を抱える。「まだ痛てぇよ~~!姐さん容赦ないって!」
倉秀空時:「毛有、なんとかしてくれぇ~!」
毛有治:「ツバでもつけときゃいいんじゃないですか?」
倉秀空時:「毛有~~~!」


【ミドルフェイズ5C】

GM:氷室総合病院
GM:正面エントランス付近

GM:正面エントランスから、一人の男が病院に足を踏み入れる。
GM:肥満体の男だ。手に持っているのは焼き鳥の串。
GM:歩きながら根元から串に喰らいつき、一口で全て食べてしまう。
グラタン倉木:「美味~~~~っ!」
グラタン倉木:「やっぱり5本ずつじゃ足りなかったなぁ~。もっと買っとけばよかったぁ~。」
川端湧希:「後悔してもさ。もう遅いんじゃない?」後ろを塞ぐように少女が立つ。
グラタン倉木:「………?」
川端湧希:「それが最後だから。それ以上は食べさせないよ?」
入間誠時:「ま。最後の晩餐てやつだよな」
入間誠時:正面に、いつの間にか立っている。
新納忠太郎:「然り。ここでその首貰うど。」
入間誠時:「こんばんは。グラタン倉木サン」
新納忠太郎:入間の隣から歩いて来る。
入間誠時:「あんたがいらっしゃるってことはここに随分な美食があるらしい」
グラタン倉木:「何何何~?サイン~?」
グラタン倉木:「……って思ったけど違うのかなぁ。」
川端湧希:「サインするのは法務大臣なんだっけ?」
川端湧希:「まあ、関係ないよね。ここじゃあ、私達だ」
グラタン倉木:「………やだなぁ。」
グラタン倉木:「やる気なの?やだよぉ、お腹減っちゃうじゃないか~。」
グラタン倉木:「ただでさえ、」持っていた焼き鳥の串をぼりぼりと噛み砕いて、飲み込む
グラタン倉木:「お腹減ってるのにさぁ~」
入間誠時:「同情はしないぜ。人食いってのも、フザけた話だけどさ」
入間誠時:「平和に日常送ってるご家庭を当然のように踏みにじって」
入間誠時:「自分は腹も欲も満たそうって?」
入間誠時:「………楽に死ねると思うなよ、アンタ」
グラタン倉木:「この前いた、肉の薄い人だね~…?」
グラタン倉木:豚の仮面が目元を覆い隠す。
入間誠時:「食い出なさそうだろ?」笑う
グラタン倉木:「おやつにはちょうどいいかもね。」
入間誠時:「ハ」
入間誠時:「いいぜ。食いたいなら好きにしな」「その分」
入間誠時:「たっぷりと痛い思いをさせてやるからさ」
入間誠時:背にぐるりと無数の平面眼球が浮き出す。
川端湧希:「……」知覚している。炎を。静かな怒りの炎を。
川端湧希:「うん。やろう。私達で」手をかざす。無数の炎球が浮き出す。



GM:対 悪魔戦
GM:“暴食”

GM:戦闘開始です。
(入間、川端)—(5m)—(“暴食”)
※NPC:新納忠太郎 参戦中
GM:エンゲージはこちら
GM:セットアップです。
川端湧希:ないです!
入間誠時:こちらはなし。
グラタン倉木:《ディクタトル》《ヴァイタルアップ》HP+50、攻撃力+10、放心
入間誠時:オルクス…!
GM:ではイニシアチブですが…NPC効果を使うならこのタイミングです
川端湧希:行動値は11……当然使いたい!お願いします!
入間誠時:お願いします!
GM:・NPCカード 新納忠太郎 使用
GM:“穿ち抜き” 《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:RC》《原初の赤:災厄の炎》《戦闘嗅覚》
新納忠太郎:12dx7+10
DoubleCross : (12R10+10[7]) → 10[1,2,3,4,5,6,7,7,8,9,9,10]+10[2,6,9,9,9,9]+10[2,5,8,9]+10[9,10]+10[5,10]+10[8]+10[10]+10[10]+4[4]+10 → 94

川端湧希:???
入間誠時:ひえ…
GM:待て待て待て待て待て
GM:そういうことするなって!!!
川端湧希:すごいですね……特務大佐って……
入間誠時:これが薩摩隼人…
グラタン倉木:ガード
新納忠太郎:10d10+25
DoubleCross : (10D10+25) → 57[9,2,6,10,8,7,7,3,2,3]+25 → 82

川端湧希:うわあ
入間誠時:ひええ
グラタン倉木:《異形の捕食者》
入間誠時:あー
入間誠時:そりゃあるよな…!
グラタン倉木:82-5d10
DoubleCross : (82-5D10) → 82-31[3,9,5,4,10] → 51

グラタン倉木:31点軽減して…攻撃力31上昇に加えて…
グラタン倉木:ごめんなさい適用順間違えました・・
グラタン倉木:ガード時に《自動触手》
グラタン倉木:新納に15点ダメージ。そしてダメージを与えたときに《喰らわれし贄》を発動して攻撃力+12。
グラタン倉木:合計攻撃力43上昇中。
入間誠時:めっちゃ上げてくるな…
新納忠太郎:「010部隊、出撃じゃあ!」
新納忠太郎:ぬいぐるみに新納の影が溶け込んでいく。徐々にぬいぐるみの体躯が大きくなり、
新納忠太郎:成人男性をゆうに越える大きさに。
新納忠太郎:ぬいぐるみの前足に乗り、そのまま投擲される。
新納忠太郎:「首!」
新納忠太郎:影の炎を纏った右拳で倉木の頭を刈り取る!
新納忠太郎:「獲った!!」
川端湧希:「うわっ速!」
入間誠時:「ヒュウ」
グラタン倉木:「あ、おいしそ」 ぶつり
グラタン倉木:首が千切れ飛んで、地面に転がる。
川端湧希:「やったの……!?」
新納忠太郎:「他愛なか。さっさと片……」
入間誠時:「……首は落ちた、な」
入間誠時:「新納サン!」
新納忠太郎:ぶ す
新納忠太郎:「………ッ!?」
新納忠太郎:入間の声に反応して間一髪で致命傷を避けた。
新納忠太郎:長大な舌が新納の肩口に刺さっている。
川端湧希:「え……!?」
新納忠太郎:「か、はっ……こやつ………!」
入間誠時:「やっぱ、生きてやがったか」
グラタン倉木:舌の根元は首の落ちた胴体。その腹部が上下に避け、巨大な口を作り上げている。
グラタン倉木:「美味~~~~ッ!」
川端湧希:「何……?何なの、こいつ……!」
入間誠時:「すっ…かりバケモンだな。ゴシューショーサマだ」
新納忠太郎:「ぎっ……!」傷口を舌で嬲られ、小さく悲鳴を上げる。
グラタン倉木:「こっちももったいないや。」
グラタン倉木:落ちた自らの頭部を、腹部の口に押し込む。
川端湧希:「……っ」
グラタン倉木:「我ながら、美味~~~~ッ!」
川端湧希:「何なの……っ!?」
入間誠時:「悪食の王サマって感じだな……川端くん、ヘーキか?」
川端湧希:「ヘーキなわけ無いよ……気持ち悪い」
入間誠時:「だよな。けど、多分もう暫くエグい絵面が続くぜ」
入間誠時:「適度に目ェ伏せてやり過ごしてくれ」
川端湧希:「う、うん。必要になったら教えて」
川端湧希:「残ってたら、全部灰にするから」
入間誠時:「オーケイ。見るのは得意分野だ」
新納忠太郎:「気を付けい…おいの炎まで喰らっておる……。」
新納忠太郎:纏わりつく舌を剥がそうとするが、
新納忠太郎:炎が全て吸収されていく。
入間誠時:「さて、どこまでやりゃあ腹壊してくれっかね」
入間誠時:「……再生力が高かろーが、悪いな」
GM:次、入間くん!
入間誠時:はい!
入間誠時:マイナーで10m後退!
(入間)—(10m)—(川端)—(5m)—(“暴食”)
入間誠時:メジャー、コンボ『視線維』。《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》/《紡ぎの魔眼》で暴食を攻撃。
入間誠時:また、判定前にRコントローラーも起動!ダイス+5!
入間誠時:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,5,6,7,8,8,9,10,10]+10[5,6,6,6,7,8]+3[3,3]+4 → 27

入間誠時:あまりにも普通
グラタン倉木:ガード、《原初の紫:蒼き悪魔》攻撃者に15点ダメージ
入間誠時:オーケイ、ダメージ!
入間誠時:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 12[7,3,2]+12 → 24

入間誠時:まあまあだな…
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+4した(侵蝕率:63->67)
入間誠時:入間誠時のHPを10にした(HP:25->10)
グラタン倉木:入間くんにダメージが入ったので《背徳の理》発動。判定ダイス+8
入間誠時:どこまで喰えるかな…!
グラタン倉木:まだ倒れない!
入間誠時:では演出!
入間誠時:背の領域の目から細く穿つ重力の線。
入間誠時:「…まず、その御行儀の悪い舌だ」
入間誠時:新納を苛む舌を引き剥がすように縫い付ける。
入間誠時:そして、開いた腹の中にも
入間誠時:「大したダメージにゃならんだろうが…」
入間誠時:「まずいんだろ?これ。もっと食べさせてやるよ」
入間誠時:「嫌がるなら嫌がるだけ、さ」
グラタン倉木:「グブッ……!」
グラタン倉木:「もうこの味、飽きたのにぃ~!」
グラタン倉木:重力線を捕食。捕食。捕食。
入間誠時:「飽きても飽きても飽きても飽きても」
入間誠時:「もう腹一杯になっても、欲しくないモンを食わされ続けるのがどんだけ痛いか……」
入間誠時:「よく、覚えとけよ。先の短い命のためにさ」
グラタン倉木:「が、フッ……!しつこい、なぁ……!」
グラタン倉木:腹が先ほどよりも大きく膨れ、脈動している。
新納忠太郎:「くあっ……助かったぞ!」拘束から抜け出して
新納忠太郎:「あと少しじゃ!馳走せい!」
GM:次は川端さんの手番
川端湧希:「うん」薄目を開ける。「3倍って約束したからね」
川端湧希:マイナーでエンゲージ。
川端湧希:メジャー『麝香ランタン』:《コンセントレイト:オルクス》《災厄の炎》《ダンシングシミター》。
川端湧希:倉木を攻撃します。
(入間)—(10m)—(川端、“暴食”)
GM:どうぞ!
川端湧希:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,6,7,7,8,9,10,10,10]+10[1,3,3,4,7,8,9]+10[1,1,9]+10[9]+4[4] → 44

川端湧希:いい感じ!
グラタン倉木:ガード!自動触手も蒼き悪魔もネタ切れ!
入間誠時:やっちゃえー!
川端湧希:5d10+24 諸々有効
DoubleCross : (5D10+24) → 28[7,9,6,1,5]+24 → 52

入間誠時:強い
グラタン倉木:グオッ…そのダメージは…死ぬ!
グラタン倉木:総HPは105でした。
入間誠時:やった…!
川端湧希:無数の火球を中空に生成する。
川端湧希:本来、射出して飛ばすことは困難である――精密な軌道制御を行う必要があるため。
川端湧希:だが、今は違う。
川端湧希:重力線の道標がある。それに沿うように、無数の火球が吸い込まれていく。
川端湧希:グラタン倉木の腹へと。それは一つ一つが影を湛えた、超密度の火球。
川端湧希:「飽きさせないよ、私?」
川端湧希:「一口で分からせる」
グラタン倉木:「グ、ガッ」
川端湧希:「ああ、豚って猫舌なのかな?」
グラタン倉木:「こ、これはっ、アツアツで……」
グラタン倉木:「美っ…味~~~~~ッ!!!!」
グラタン倉木:ついに腹に亀裂が走り、穴の開いた水風船のように黒い血液を噴出する。
川端湧希:「っ」思わず目を閉じて。
グラタン倉木:そのまま物言わぬ肉塊と化して、地面にどちゃりと広がる。
川端湧希:収縮する炎と影を見やった。
川端湧希:(……影、普通だ。あの時だけ……?)
入間誠時:「お疲れさん。サンキュな」川端さんの側に。
川端湧希:侵蝕率+9 (侵蝕率:82->91)
川端湧希:「あ……はい、お疲れさまです」
GM:血だまりと肉塊の中に、きらりとした結晶が落ちている。
入間誠時:「…すぐにUGNのスタッフが後片付けに来てくれるはずだ」端末を片手に。
入間誠時:では、それを拾いましょう。
GM:では、拾おうとした瞬間。
GM:何者かがそれよりも早く結晶を手にする。
入間誠時:顔を上げる。
入間誠時:「アンタは……」
“ルシヘル”:「ふむ……」
“ルシヘル”:梟の仮面をした人影。
“ルシヘル”:「これが“完成品”だな。」
川端湧希:「……“ルシヘル”……?」
“ルシヘル”:「ああ、そうとも。」
入間誠時:「ウワサの梟野郎だな。目当てはその賢者の石か?」
入間誠時:「人工悪魔バラ撒いたのも?」
“ルシヘル”:「それは目標や手段であって目的ではない。」
川端湧希:「目的が知りたいわけじゃない」
川端湧希:「アンタがやったのか、ってだけ」
入間誠時:「そーゆーこと」
川端湧希:「そうなら、あとはさ」
川端湧希:「これしかないから」火球が再び周囲に生成される。
入間誠時:「…いや、待て川端くん」
入間誠時:「俺もこいつをやっちまいたいのは山々だけどさ」
入間誠時:「今は……キツいだろ」
“ルシヘル”:「そうだよ。周囲に引火する危険性もある。無為な死は、避けた方がいい。」
入間誠時:「……無為な」
川端湧希:「無為?」
“ルシヘル”:「悲しいし、寂しいからね。」
入間誠時:「………『人の死』には意味を与えたい?」
“ルシヘル”:「意味を与えることが、救済だ。」
“ルシヘル”:「いずれ分かるよ。」
川端湧希:「アンタが殺した分は、救済されたって?」
川端湧希:「ふざけんな」
入間誠時:「川端くん」
入間誠時:「……わかる、とか俺が言えた立場じゃねーけど。ただ、俺も」
入間誠時:「…このままにしておくつもりはねー。……今は、抑えてくれ」
入間誠時:「確実に、アイツを」
入間誠時:「救いの反対側に連れてくためにもさ」
川端湧希:「……」強制的にガス栓を切られたように、炎が掻き消える。
川端湧希:どんな言葉をかけられても、止める気は微塵もなかった。
川端湧希:ただ、その奥の。燃えたぎる火を感じたから。
“ルシヘル”:“ルシヘル”は恭しく礼をした後、空に溶けた煙のように姿を消す。
川端湧希:「……うん。そうみたい」
川端湧希:「攻撃しても、多分、逃げられてた」
川端湧希:「……ありがとう。本当はね?今」
川端湧希:「すごいキツい」その場でしゃがみ込んで、膝をつく。
入間誠時:「だよな。犬童サンともやりあって、まだそんな回復もしてないだろ」側に屈んで肩を貸す。
川端湧希:「ありがとうございます。あの子のパンチ、重かったからね」
入間誠時:「……でも、今川端くんがあーやって怒ってなかったらさ」
入間誠時:「多分俺がやろうとしてたな」
川端湧希:「……そうなんじゃないかな、って思った」
川端湧希:「それでも、同じくらい怒ってるだろうに、入間さんが止まってたから」
川端湧希:「私も、って」
入間誠時:「………ん」
入間誠時:「この怒り……この、“火”は、さ」
入間誠時:「決戦の時用に育てとこうぜ」
川端湧希:「うん。火は、移せることが強みだもん」
川端湧希:「3人分の火を持ってるから。二人に返して、育ててもらって」
川端湧希:「全部合わせて、やるほうがいいってことですよね」
入間誠時:「そゆこと。そのためにも……」
入間誠時:「今は、一回休み、だ」



GM:シーンカット、ロイス購入可能です。
入間誠時:豚の仮面の男のロイスをタイタスにしときましょう。
川端湧希:-仲間/入間誠時/連帯感:○/隔意/ロイス
森堂ソウラ:応急手当……
森堂ソウラ:応急手当を買う。
入間誠時:豚野郎/グラタン倉木/食傷/憤怒:○/タイタス
秋塚譲治:応急手当を買うぞ!
川端湧希:応急!
森堂ソウラ:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 8[2,2,6,6,6,8]+2 → 10

川端湧希:5dx>=8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 10[1,4,4,5,10]+1[1] → 11 → 成功

森堂ソウラ:成功!
秋塚譲治:(2+1)dx+1>=8 <調達>
DoubleCross : (3R10+1[10]>=8) → 10[4,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

秋塚譲治:de,
秋塚譲治:手持ちの2つを使います! GM使ってもいいかな?
入間誠時:応急手当!
川端湧希:私はこっから回復してもなんで
川端湧希:足りない人に渡します
入間誠時:いや、待て
入間誠時:持ってるのを足りない人に渡して
川端湧希:秋塚さんか森堂くんかな
入間誠時:それ見てから決めよう
森堂ソウラ:私が欲しいです
森堂ソウラ:運が良ければ一撃は耐えられるから……
秋塚譲治:マックスまで回復したいところですね! なぜならHPを消費するから!
森堂ソウラ:秋塚さんのが必要だな
秋塚譲治:2d10+9 応急手当、1つ目
DoubleCross : (2D10+9) → 11[10,1]+9 → 20

秋塚譲治:2d10+20 手持ち2つ目
DoubleCross : (2D10+20) → 10[2,8]+20 → 30

入間誠時:すごい安定した応急手当だ
秋塚譲治:1点オーバーで回復完了!
入間誠時:では、私の分は森堂くんに
川端湧希:じゃあこちらも渡します!
入間誠時:受け取れ後輩!
川端湧希:受け取れタメ!
入間誠時:んで購入はブルーゲイル
森堂ソウラ:ありがとう先輩と同輩! 応急手当3つ!
入間誠時:4dx+3>=20
DoubleCross : (4R10+3[10]>=20) → 6[1,5,6,6]+3 → 9 → 失敗

森堂ソウラ:2d10+2
DoubleCross : (2D10+2) → 3[2,1]+2 → 5

入間誠時:失敗!以上!
森堂ソウラ:…………。
森堂ソウラ:二つ目。
森堂ソウラ:5+2d10
DoubleCross : (5+2D10) → 5+11[2,9] → 16

森堂ソウラ:三つめェ!
森堂ソウラ:16+2d10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+15[10,5] → 31

森堂ソウラ:なんとかなった
GM:つよいぜ
川端湧希:最後に跳ねたな……
辰巳十三:調達しよう……
入間誠時:少しずつ高級品に
辰巳十三:な、なんかほしいものある人います?
秋塚譲治:ブルーゲイル?
川端湧希:入間さん用のブルゲくらい?
森堂ソウラ:ブルーゲイルくらいですかね それか強化素材か
入間誠時:ブルゲがあれば嬉しいかんじ!
辰巳十三:任せて!ブルーゲイルいきます!
辰巳十三:4dx+5=>20
DoubleCross : (4R10+5[10]>=20) → 10[3,4,4,10]+3[3]+5 → 18 → 失敗

川端湧希:すごい
入間誠時:すごい
辰巳十三:財産2を使って購入!
秋塚譲治:パネェ!
GM:つよい
川端湧希:買えちゃってる
辰巳十三:そして入間サンに横流し!以上だ! 財産8→6
入間誠時:ありがとう支部長!
入間誠時:受け取って以上です
森堂ソウラ:見事也
GM:では本日はこれにて終了です。
GM:お疲れさまでした!
森堂ソウラ:お疲れさまでした~
秋塚譲治:お疲れ様でした!
入間誠時:お疲れ様でした!
川端湧希:お疲れさまでした!
辰巳十三:お疲れさまでした!

【ミドルフェイズ6】

GM:うまくいけばクライマックス前最後のシーンになる予定です。
GM:シーンプレイヤーは入間くん。他全員登場可能です。
GM:登場侵蝕をどうぞ!
秋塚譲治:出ようかな
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:67->68)
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:78->86)
森堂ソウラ:1d10+82
DoubleCross : (1D10+82) → 9[9]+82 → 91

入間誠時:死ぬほど侵蝕がひくい
森堂ソウラ:死んでしまう
辰巳十三:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 3[3]+90 → 93

川端湧希:ちょっと休んどこう



GM:氷室総合病院

GM:人工悪魔との戦いを終え、君たちは再び病院に戻った。
GM:負傷をした者は負傷を癒しつつ、
GM:それぞれの戦場で起こった情報の整理を行っている。
新納忠太郎:「………“暴食”は斃した。」
秋塚譲治:「“嫉妬”も排除したぜ。問題なく」
新納忠太郎:「じゃが人工悪魔の結晶は、乱入してきた“傲慢”の手に落ちた。」
森堂ソウラ:「梟ヤローはこっちに来てたか……」
入間誠時:「………業腹だったけどな。あのまま連戦はまずかったんで引いた」
入間誠時:「川端くんにあれ以上無茶されちゃいざって時に困る」
辰巳十三:「どっかで出てくると思ったけど、さすがにタイミング見計らってやがったね」
新納忠太郎:「すまんのう。アレと当たるには万全の状態で挑まねばならんじゃろう。」
新納忠太郎:「各個撃破は何としても避けねばならん。」
辰巳十三:「うん。見方によっては、多方面作戦をとらなくてよくなったといえるしな」
秋塚譲治:「そうそう、賢明な判断だったと思うぜ」
森堂ソウラ:「けどよ、だったらアイツは何が目的なんだ?」
辰巳十三:「目的の推測! 俺の苦手分野だ。誰か頼む」
入間誠時:「………救済?」
入間誠時:真っ直ぐな黒髪を指で弄びながら呟く
新納忠太郎:「何を以て救済とするか、じゃな……。」
新納忠太郎:「言葉通りの意味じゃったら、今頃奴は慈善家として名高い存在じゃろう。」
入間誠時:「人の死に意味を与えること」
入間誠時:「そう、言ってたぜ。梟の野郎は」
森堂ソウラ:「よくわっかんねーな。なんだそりゃ」
辰巳十三:「死に時こそが人の一生を決める、か? 考えが武士だな」
秋塚譲治:「免罪符、って考えりゃあ自然だけどな」
森堂ソウラ:「ハッピーなら生きてるうちにくれよ」
入間誠時:「無為な死は、悲しいし、寂しいんだってさ」手をひらひらと
秋塚譲治:「人が死んだのには意味があります、だから私は進まなければならないってな」
入間誠時:「それ」秋塚くんの言葉に
入間誠時:「最近似たこと聞かなかった?」
秋塚譲治:「聞いたなぁ」
辰巳十三:「えーと……誰だっけ?」
文月ねむ:森堂を手当てする手を止める。
文月ねむ:「………暁星先生、と似たようなことを言ってますね。」
入間誠時:「それだ」
入間誠時:「だからイコールっちゃ言わねーけどさ」
入間誠時:「でも妙な符合だ」
辰巳十三:「……とりあえず、フクロウ仮面の立場の条件と一致するな」
森堂ソウラ:「…………」
文月ねむ:「………違いますよ。きっと、先生の言葉を聞いた誰かです。」
文月ねむ:森堂の背に、縋るように手を置く。
入間誠時:「……どっちでもいいように覚悟だけはしといた方がいいぜ」
入間誠時:「そうじゃないならそれでいいんだ」
辰巳十三:「森堂クン。あんたはどう感じる?」
森堂ソウラ:背中にあたる手を、細い腕を掴む。
森堂ソウラ:「別に、特別な話じゃねえとは思うぜ」
森堂ソウラ:「たとえば、地獄とか天国だって、死に意味が欲しい~って願いで生まれたモンだろ?」
森堂ソウラ:「弾幕STG知識だけどよ。それ主張だけじゃ、何とも言えねえ。……」
辰巳十三:「確かにね。坊主か牧師が言いそうなことではある」
入間誠時:「ある程度ちゃんとした人格者……とされるやつなら誰でも言うかもな」
犬童美衣:「……目的はわからんが、特定だけならできるのではないか?」
辰巳十三:「おっ。犬童の頭のいいところを聞けるか!?」
犬童美衣:「本当の悪魔は知らんが、人工悪魔は一人で相手を選ばんのだ。」
犬童美衣:「誰かに埋め込まれるものだ。だから…」
犬童美衣:「埋め込んだ人間は宿主全員と顔を突き合わせたことがあるはずだ。」
犬童美衣:「私は“傲慢”と取引して人工悪魔を宿した。」
文月ねむ:「……私は、あの事件の時、病院に運び込まれて…気が付いたらアスモデウスが傍らにいた。」
文月ねむ:「だから、事件のあった当時病院にいた人…のうち誰か。」
犬童美衣:うんうんと頷く。「これで候補を絞って…」
犬童美衣:「全員と面識のある誰かが“傲慢”だ。……どうだ!?頭いいか!?」
森堂ソウラ:「……お前なあ……」
秋塚譲治:「あー……まぁ、そうだなぁ」
秋塚譲治:「頭いいと思うよ、うん」
入間誠時:「んんん………」
辰巳十三:「完璧だな!」
秋塚譲治:「で、正直にいくかい?」 冗談交じりに言う
森堂ソウラ:「まあ、重要情報ではあったよ」
入間誠時:「そだなあ。秋塚くん的にどうよ。例えば『嫉妬』のコトとか?」
辰巳十三:「さては犬童、俺より成績いいな……」
犬童美衣:「にひひ」
秋塚譲治:「あんなもん、UGNに繋がりがあればいくらでも流せるでしょ。Rラボとかホワイトハウンドとかな」
森堂ソウラ:「マジかよ辰巳サン……。成績大丈夫か?」
秋塚譲治:「そういう入間くんはどうだい? “暴食”は」
辰巳十三:「正直やばい。……あぁ、UGNか。嫉妬に接触するには、そこのつながりも必要だな……」
入間誠時:「んー、病院関係者……特に医者ならいくらでもやれるんじゃん?実際今回も通院してたトコから絞ったしなあ」
森堂ソウラ:「ヤバいのかよ! ああ、いや、もうUGNに就職してるからいいのか……いいのか?」
森堂ソウラ:「暴食の担当医は?」
森堂ソウラ:「人食い事件が始まった期間で、「悪魔」を宿した時期は絞れるだろ」
辰巳十三:「通院してたんだもんな。担当医がいたはずだ」
新納忠太郎:「複数回の通院がある。糖尿病、腎不全、骨折…。あれだけ食うてたら当然じゃな。」
秋塚譲治:「それに自分の事件の生存者の入院先を知っていたってのは……どう思う?」
新納忠太郎:「カルテと通話記録を洗うか。」
秋塚譲治:「普通は隠すことだぜ、R事件だ。UGNが隠す。それを知っているってのは、まぁ、そういうことなんじゃないか」
森堂ソウラ:「…………ついでに」
森堂ソウラ:「この病院の患者に『怠惰』っぽいやつがいないかも調べれるか?」
森堂ソウラ:「原因不明の昏睡状態で、見舞いもいなくて、入院費の出先が怪しい奴ってとこだろ」
辰巳十三:「その特定も絶対に必要なことだな。放置できるやつじゃない」
入間誠時:「ああ」
入間誠時:「……全部見つけてやる。どんだけ隠しても」
入間誠時:「“傷”ってのは残るモンだ」
秋塚譲治:「時間との勝負になるな」
森堂ソウラ:ねむちゃんの手を握る。
辰巳十三:「このまま存在させちゃいけないやつってのがいる。今回のがそれだ」
辰巳十三:「結構怒ってるんで、速やかに掃除といこうかな」
秋塚譲治:「一線を超えているからな、間違いなく」
文月ねむ:「………」森堂の手を握り返す。
森堂ソウラ:「大丈夫だ」 小さく、ねむちゃんにだけ聞こえるように。
入間誠時:「……良かった。俺も怒ってるし、トーゼン休憩中の川端くんも怒ってる」
文月ねむ:「うん」こちらも小さく返す。
GM:では、最後の情報項目を出します。
入間誠時:「火をくれてやる時だ」
・“傲慢”の所有者 情報:軍事、UGN/14
辰巳十三:サラウンドレポートで、みなさんの情報収集ダイスは+1されます!
辰巳十三:遠慮なくやっちゃってくださいよ!
森堂ソウラ:私は購入を温存したいので、誰か頼みたい
入間誠時:じゃあ行ってみます
入間誠時:《紡ぎの魔眼》を使用してダイス+3。UGNで。
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+1した(侵蝕率:68->69)
入間誠時:8dx>=14
DoubleCross : (8R10[10]>=14) → 9[1,2,3,6,8,8,9,9] → 9 → 失敗

入間誠時:ギリギリ届きますね
入間誠時:財産5点!
辰巳十三:さすが!
秋塚譲治:sasuga
GM:ほんとだ!お金のちからってすげー!
GM:では開示しましょう
森堂ソウラ:みんな金持ち
・“傲慢”の所有者 情報:軍事、UGN/14
所有者:暁星煉
調査の結果、グラタン倉木はこの病院に骨折のため通院しており、
真門恭介も逮捕前に警察と争った際軽傷を負い、入院経験がある。
“病院内で信用と権力があり”、“UGNに近しい立場であり”、
“全ての人工悪魔の宿主とコンタクトを取っている”。
このすべてに該当する人間はただ一人、暁星煉である。
願望は“救済”。
救済の手段として彼は、病院地下に隠した“怠惰”の弾頭を、
今まで集めた人工悪魔の結晶をリソースとすることで起動し、
街の人間を悪魔化・死滅させてその全てを結晶化させようとしている。
入間誠時:うむ…
GM:ちなみに暁星は外科医なので、重体になった今井父の情報も掴んでますし
GM:自分で起こした事件の担当医になることも容易です。
入間誠時:なるほどな……
秋塚譲治:ウソダドンドコドーン!!
森堂ソウラ:オンドゥルルラギッタンディスカー!
GM:ではシーン描写!



入間誠時:「……残念ながら」
入間誠時:「ビンゴだったよ。あのセンセーだ」端末の画面を切って言う。
入間誠時:コネのある情報屋に金を掴ませ記録の類を洗い。「見る」領域で病院内を見た。
秋塚譲治:「お疲れ様、入間くん」
辰巳十三:「すげえな。予想の数倍はすばやい調査だった。これで決まりか」
新納忠太郎:「グラタン倉木…本名倉木茂。大腿骨の骨折で入院経験あり。担当医は暁星煉。」
新納忠太郎:「真門恭介、逮捕時に警官と争った際軽傷を負い、入院。担当医は暁星煉。」
新納忠太郎:「病院から丹波海のいたUGN支部との複数回の通話記録あり。いずれの時間帯にも、暁星煉が当直で病院にいた…。」
新納忠太郎:入間が手に入れた資料に目を通す。
入間誠時:「サンキュな……まあ」
入間誠時:「なんかしら『陰』はあると思ってたよ、初めて見た時からさ」
入間誠時:「人格者で、信用があって、地位も高くて」
入間誠時:髪を弄びながら過去に視線を遊ばせる。
入間誠時:「そーゆーやつって結構、あるんだよな。暗いトコがさ」
秋塚譲治:「初対面の印象ってのは馬鹿にできないよな、本当に」
森堂ソウラ:「隠す気もありゃしねえ。……いや、調べるやつ自体がいなかったのか」
辰巳十三:「俺はそーゆー人が裏表なくいてくれるといいと思ってたよ。残念だ」
入間誠時:「『怠惰』らしき奴もわかった。地下だ」
秋塚譲治:「全く、ロクでもないことに決まってるけどなにが起きるって?」
入間誠時:「……あの悪魔の結晶な。あいつをリソースにしてブチ込むんだとよ」
入間誠時:「この街に。んで、みーんな悪魔にして結晶にしちゃおうってさ」
入間誠時:「そうすりゃ死に意味が生まれるとか言う気かね」
秋塚譲治:「あー、それな。ちょいと考えてみたんだけど」
秋塚譲治:「馬鹿馬鹿しくて言う気なかったんだが……神にでもなるつもりなんじゃないか?」
入間誠時:「そいつあ、大きく出たな」
秋塚譲治:「自分のモチーフにそれを選んでいる以上はっぽいだろ」
森堂ソウラ:「堕天使じゃねーか」
辰巳十三:「いつの時代も阿呆の主張だ」
入間誠時:「ルシファーじゃなくてルシヘルだからな」
秋塚譲治:「ま、それならこの事件の方向性と性質の辻褄が合うってだけの話だ」 肩を竦める
辰巳十三:「信じる対象に自分がなっちまったら、そこにはただワガママな赤ん坊がいるだけなのにな。……止めなきゃならないよ」
犬童美衣:「誰も居ないのに神になってどうすると言うのだ。威張る相手もいないのに。」
文月ねむ:「………。」
文月ねむ:「あの。」
文月ねむ:おずおずと手を上げる。
入間誠時:「……ん。大丈夫か?」
文月ねむ:その問いには答えず、「……………提案があります。」
森堂ソウラ:「ねむちゃん?」
秋塚譲治:「どうぞ、文月さん」 促す
文月ねむ:「私、2時間後に手術を受ける予定があります。」
文月ねむ:「執刀医は暁星先生だと思います。」
森堂ソウラ:「は?!」
入間誠時:「……なんでまた」
辰巳十三:「……なるほど。そいつは……」 森堂くんと文月さんを一瞬だけ見る。
文月ねむ:「もし暁星先生が“ルシヘル”なら、私が連れていかれる場所はきっと手術室じゃなく、その地下の隠された部屋だと思います。」
秋塚譲治:「地下なら戦闘になっても被害を抑えられるし、逃走も難しくなる。怠惰も発見できる。リターンは大きいな」
文月ねむ:「はい。………私、確かめたいんです。」
文月ねむ:「あの言葉はただ私を利用するための方便だったのか。」
文月ねむ:「それとも、あなたたちの勘違いなのか…。」
入間誠時:「………」目を伏せる。(方便でも、ないだろうな…)
森堂ソウラ:「……ちょ、っと待てよ」
森堂ソウラ:「別に、馬鹿正直に乗る必要はねえだろ? んな、囮みてーな……」
森堂ソウラ:「全員揃って、地下の怠惰でも何でもブチ壊しに行きゃあ良いだけじゃねーか!」
文月ねむ:「それを見つけるのに時間が掛かるし、気づかれて逃走されたら…」
文月ねむ:「また野放しになるんだよ。」
森堂ソウラ:「…………っ」
辰巳十三:「それに、これは心の話だよ。……いうまでもなく森堂クンにはわかってるだろうけどさ。俺は野暮だからあえて言うぜ、文月サンは確かめたいって言っている」
入間誠時:「ん。『怠惰』を潰しても『傲慢』に逃げられたら」
入間誠時:「多分おんなじことが起きるだろうな」
秋塚譲治:「手段が変わるだけってやつだ」
森堂ソウラ:「言われなくても、分かってる……!」
入間誠時:辰巳さんを、そして森堂くんの方を見る。
森堂ソウラ:「けどな」
森堂ソウラ:「ジャームだか何だかって分かってる相手に、むざむざ差し出すなんて、俺は嫌だ」
森堂ソウラ:顔をくしゃりと歪めて、ねむちゃんを見下ろす。
文月ねむ:「考えはあるよ。むざむざ死んだりなんてしない。」森堂くんの腕を掴む。
文月ねむ:「医者は死んじゃダメなの。患者が死んでしまうから。…医者の大原則。」
文月ねむ:「だから絶対生きるつもり。自己犠牲なんてしないし、誰にもさせない。」
森堂ソウラ:「心持で永パから抜けられるなら、誰もコンボの研究なんてしねえ」
森堂ソウラ:「……けど、俺に止める権利なんかねえ。代案もねえしな」
文月ねむ:「…………ごめんね。ありがと。」
文月ねむ:「アスモデウス!」
“アスモデウス”:ぞわりと文月の影が蠢く
“アスモデウス”:「ご命令を、我が主。」
文月ねむ:さらさらとメモ帳に何かを書きつける。
文月ねむ:「この薬品を持ってきて。場所は1階の院内薬局。」
“アスモデウス”:「承知。」ぞるぞると影が地面を這い、部屋の外へ。
文月ねむ:「……手術までの間に出来るだけ準備を整えます。」
入間誠時:「俺たちでも、出来る手は打っとく」「……ある程度までならあんたのことも『見て』られるはずだ」
森堂ソウラ:「頼むぜ、先輩」
森堂ソウラ:「俺も、出来るだけのモンを作っておく」
辰巳十三:「やれることはぜんぶやる。当然だな。あとは、新納サンも得意ないつもの戦術だ」
新納忠太郎:「おう。囲んで潰す!」
入間誠時:「……ああ。いざって時」
入間誠時:「文月くんを助けるのは君の方がいい」
入間誠時:「カッコつける準備しとけよ?」
入間誠時:ニヤリと笑って。
秋塚譲治:「そりゃあな、馬に蹴られたくない」
犬童美衣:「私も手伝うぞ!」
辰巳十三:「さすが犬童。うれしいこと言ってくれる」
辰巳十三:「抜き穿ち、いこうか。作戦開始だ」
犬童美衣:「ふふん!」と笑った後に真剣な表情になる
犬童美衣:「……もう大人に踊らされてなんかやらない。潰してやる。」
森堂ソウラ:「彼氏の甲斐性だ。言われなくても譲らねえよ」
秋塚譲治:「上等、悪魔にさらわれるお姫様を助けるなんてシチュエーションで男冥利に尽きるだろうしな」
入間誠時:「マッタク。羨ましいよな」
秋塚譲治:「主人公なら目指すはハッピーエンドだ。そうだろ? “ケイヴマン”」
森堂ソウラ:「攫われるんじゃなくて、自分から突っ込むんだからな……。強いったらありゃしねえ」
文月ねむ:「………あの。」森堂の服の袖をくいくいと引いて小声で尋ねる
文月ねむ:「なんでみんな知ってるの……?!」
辰巳十三:「よくわかってるじゃないか。……そうだよ、主人公諸君。ハッピーエンドは必須条件だ! 大変だが、やってもらおうか」
森堂ソウラ:「そういやそうだな。なんで知ってる?」
辰巳十三:「なんでって……」
入間誠時:「いや、どう見てもそういう空気だろ…?」
入間誠時:「と思って投げてみたらマジに彼氏宣言だもんな」
秋塚譲治:「やっぱり気づくよな」 笑う
“アスモデウス”:「私よりも色欲の悪魔らしいな。」
辰巳十三:「むしろいままで付き合ってなかったのか……!? ビビるぜ」
文月ねむ:「うるさいっ!早く行きなさいって!」
森堂ソウラ:「ついさっきだ」>付き合ったの
森堂ソウラ:「まあ、別に隠すことじゃねえからな。先公がいるわけでもなし」
文月ねむ:「い、いや、恥ずかしいよ…………嬉しいけど。」
入間誠時:「くくっ」少し森堂くんの側に寄って。
入間誠時:「もしお付き合いの上で困ったことがあったらこちら何でも屋にご用命を。恋の駆け引きから大人の付き合い方までなんでも取り揃えております」囁く。
森堂ソウラ:「マジで? そういうこともやってんの?」
森堂ソウラ:「じゃあ、ボス戦後の初デートの相談頼むから、予約しとく」
森堂ソウラ:からから笑う。
入間誠時:「……毎度あり」くす、と笑う。



GM:全員が、最終決戦に臨み動き始めた。
GM:先の怪我の治療をするものもあれば、作戦の準備を行うもの、
GM:心を落ち着ける為一人で過ごすものもいる。
入間誠時:適当に壁に寄りかかってぼうっとしている。
辰巳十三:「…………精神統一かい、入間サン?」
入間誠時:「…ん?あー……ああ、似たようなモン……かな?」
辰巳十三:「メンタルセットは重要だもんな。それとも何か思い出してたか?」
入間誠時:「色々ドバッとコトが起きたからな。ちょっと休めてたっていうか」
入間誠時:「……そうだなあ」
入間誠時:「思い出すことは……山ほどあるよ」首を軽く上に傾けて
入間誠時:「いっつもなんかしら思い出してるんじゃないかな」
辰巳十三:「人間は頭の中にあることしか考えられないもんだからな。そうじゃないのは神託使いだけだ。……たとえば、入間サン。“暴食”のやつ」
入間誠時:「ん」
辰巳十三:「だいぶ腹を立ててたみたいだと思った。俺は誰が何に対して怒るのか、知っておきたいと思ってる。入間サンは、ああいうのが許せないのか?」
入間誠時:「ああ……うん……そうだな……」言葉を頭の中で拾い、形にしていく。
入間誠時:「………子供がさ。見てたんだよ。その目の前で、奴は凶行に及んだ」
入間誠時:「腹捌かれるの見せられるだけでも相当の傷だ。……でも、それだけじゃあない。目の前で、食べたんだ。親の肉を」
入間誠時:「そーゆーのはさ、遺るんだよ。ずっと。まだ何かが出来るほどの力がないのに、選ぶこともできずにその場面を押し付けられる」
辰巳十三:「子供の、心のことか。入間サンがきにしてるのは」
入間誠時:頷く。
辰巳十三:「心は肉体よりも深く傷つき、治すことが難しい」
入間誠時:「……ああ。一生モンの傷になることもザラだ」
辰巳十三:「入間サンが許せないのは、そういうことをするやつなんだね」
入間誠時:「……」少し、考える。
入間誠時:「探せば、他にもありそうだけどな。許せないモノ」
入間誠時:「でもま、今回のがかなり効いたのも、許せねーのも事実だ」
辰巳十三:「それは、入間サンの中にルールがあるからなんだろうな。いいな。それは入間サンの持ち物で、すごく価値がある」
入間誠時:「……なんか、不思議なヒトだな、あんた」
入間誠時:「初めてそんなこと言われたよ」
辰巳十三:「頑張ってるんだよ。みんなのことが結構……っていうか恥ずかしいけどちゃんと言うと、すごく好きでね。なんとか共感したいと思ってる。たとえば」
辰巳十三:「犬童がな。怒ってるんだよ。だいたい常に何かに怒ってる感じがしてた」
入間誠時:「ん」
辰巳十三:「でもそれは俺の怒りとは違って、いまいちピンときてなかった。俺は阿呆だから人の気持ちがサッパリだからな……みんなの怒りを知りたいと思った」
辰巳十三:「教えてくれて助かったよ。少しは、もう少しは、ちゃんと共感できるかもしれない」
入間誠時:「……そーゆー風に、頑張れるのってけっこーすごいと思うぜ、俺は」
入間誠時:「共感しようとか……そのために努力とか……考えたことなかったもんな、俺。自分のことで手一杯さ」
辰巳十三:「近づきたいんだよ。みんなに憧れてるんだ。……入間サンにもね。手一杯ってことは、まさに全力ってことだよ」
入間誠時:「……いいな。憧れ……」
辰巳十三:「……入間サン。こういうのは森堂クンや川端サンにすすめるわけにもいかなくてね」
辰巳十三:「戦い方から、俺が自分で使おうと思っていたけど」
辰巳十三:「もしも必要なら、あんたに渡しておこうかと思う。あんたなら、ちゃんと使えるだろうから」 ブルーゲイル。アンプル型のそれを振って見せる。
入間誠時:「……ああ」そういうモノならば、打ち慣れている。
入間誠時:「じゃあ、もらっとこうかな。俺が使うのが丁度いいよ、実際」
辰巳十三:「うん。……やっぱり入間サンとは、許せないものが同じでよかった」 アンプルを渡す。
入間誠時:「………ありがとう」アンプルを受け取る。
入間誠時:「話せて、良かった」
辰巳十三:「こっちこそ。先手は譲るよ、主人公……任せたぜ」
入間誠時:「……ん」手を振って、見送って。
入間誠時:少し間を置いて、ふと
入間誠時:「………主人公?」
入間誠時:首を、傾げた。



GM:ロイス&購入!これが最後の機会です。
入間誠時:辰巳さんのP感情を友好→信頼に。こちらが表のままです。
辰巳十三:ロイス/暁星煉/敬意/憤懣〇 !
入間誠時:購入……思いつかない
森堂ソウラ:ねむちゃんへのロイスを変更
森堂ソウラ:友達/文月ねむ/庇護:○/執着/ロイス  →恋人/文月ねむ/愛情:○/不安/ロイス
森堂ソウラ:購入は・・・これだ! リアクティブアーマー!
森堂ソウラ:砂の加護を使用し、ダイス+4!
森堂ソウラ:侵蝕91→94
辰巳十三:購入は思いつかないな……何もなしだ!
森堂ソウラ:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 9[2,2,5,6,6,8,8,9,9,9]+2 → 11

入間誠時:こちらもなしで!
森堂ソウラ:財産13点使って購入。鉄壁!
GM:買えた!?すごい
秋塚譲治:ロイスはなし! 購入もなし!
GM:では最終決戦、行きましょう!
森堂ソウラ:装備して、更に行動値が下がります
GM:行動値がいつの間にか2に…
GM:では行きましょう。

【クライマックス】

GM:全員登場です
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:86->94)
GM:登場侵蝕をどうぞ!
秋塚譲治:フー!
辰巳十三:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 9[9]+93 → 102

森堂ソウラ:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 3[3]+94 → 97

辰巳十三:ゴボッ
川端湧希:侵蝕率+5(1d10->5) (侵蝕率:91->96)
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:69->71)
入間誠時:あがらねえ…!



GM:氷室総合病院

GM:病院の地下。
GM:薄暗い部屋に、麻酔で眠った文月は運び込まれていた。
暁星煉:カツ、カツという足音。
暁星煉:部屋の壁を埋める引き出しのようなものに手をかけ、
暁星煉:中身を引き出す。
暁星煉:中身はビニールカバーを掛けられた2m弱の長細い寝台。
文月ねむ:「………………ケホッ、ゲホッゴホッ…かはっ………!」
文月ねむ:「死体安置所、ですか……。」
暁星煉:「………?」
暁星煉:「麻酔が効いていなかったのかな……?」
文月ねむ:「おえっ……!」胃の中のものを思わず吐き出す。吐しゃ物の中に溶けかけたカプセルが。
文月ねむ:「……ネオスチグミンと、硫酸アトロピンです。」
文月ねむ:事前に奥歯に仕込んでおいたものだ。麻酔を受けた瞬間、噛み砕いた。
文月ねむ:両者とも筋弛緩剤に拮抗作用をもたらす薬剤である。
文月ねむ:「すいません。どうしても聞きたいことがあって……こうしました。」
文月ねむ:ふらふらとした足取りで寝台を降りて、ドアを叩く。
森堂ソウラ:バキン! 厳重に鍵の掛けられたドアが、何らかの作用によって外から開く。
森堂ソウラ:隙間から身体を螺じこむ用に入り、ふらつくねむちゃんを片手で抱き止める。
森堂ソウラ:「――さて。ご高説を聞かせて貰おうか、センセイ」
入間誠時:「ナイス後輩。お姫様は任せたぜ」すっと隣に立つ。
入間誠時:「ま。あんたはなんかあるだろーなあって思ってたけどさ」
入間誠時:「俺も是非、色々教えていただきたいな。無学なモンでね」
秋塚譲治:「俺も大いに興味があるね」 いつの間にか立っている
秋塚譲治:「随分とデカイ事件を引き起こして、色んな人間を巻き込んで」
秋塚譲治:「その御大層な目的は一体何をしたかったのか、とかな?」
辰巳十三:「――おう!」 ドアの周辺ごと壁が砕けて、骨細工の異形が出現する。
辰巳十三:「悪い、壊した。……でもまあ、これでいいんだろう。どうせロクな目的の部屋じゃないしな」
辰巳十三:「聞いたらがっかりしそうだぜ、秋塚サン。……いや、それともブチ切れるか? とっくに怒りまくってるのが一人いるけど……」 背後を振り返る。
川端湧希:「うん。みんな、とても優しいと思う」砕けた壁の奥から歩み寄る。
川端湧希:パチ、パチと。火球は見えず、火の粉のみが弾けて揺らめく。彼女の感情に呼応するかのように。
川端湧希:「長く聞こうと思わないもん、早く、早くって。そればっか思ってる」ミサンガを巻いた手を突き出すようにして。
文月ねむ:川端の表情を見てから、暁星に向き直る。
文月ねむ:「………何で、こんなことをしたんですか。」
文月ねむ:「私、あなたの言葉に励まされました。あの時掛けてくれた言葉は嘘だったんですか。」
暁星煉:「………。」
暁星煉:「トリアージ。……医者の卵の君なら知ってるね。」
暁星煉:「この街の人間は…いや、この街自体が。言ってしまえば“黒”…」
暁星煉:「蘇生の見込みがないのさ。…私はそれを4年前に思い知った。」
暁星煉:「この街が無意味な死に包まれるんだ。…その悲劇を回避するために私は“人工悪魔”の研究を始めた。」
暁星煉:「この街のすべての命を使い、降り来たる神に対抗する。あるいは破壊の範囲をこの街のみに留める。」
暁星煉:「神に叛く悪魔となり、人間を救う。…それが私の目的だよ。」
暁星煉:「死に意味を持たせる…その言葉に偽りはない。」
暁星煉:「あるとすれば、」
暁星煉:寝台のビニールを剥がす。
暁星煉:横たわっている人間に、文月と川端は見覚えがあるだろう。
有平結:4年前の事件の時、死んだはずの有平結だ。
川端湧希:「え……?」
暁星煉:「有平結は生きているよ。…“怠惰”の弾頭としてね。」
暁星煉:「そこだけは嘘をついてしまった。二人には申し訳ないことをしたね。」
入間誠時:「……川端くんの……」
文月ねむ:「…………っ」息を呑む。
辰巳十三:「お前……」
入間誠時:「…………マジに最悪だなアンタ」
入間誠時:「一切遠慮も手加減もしなくていいって解ったのは助かるけどな」吐き捨てるように。
秋塚譲治:「ああ、クソッ。最悪だ」
秋塚譲治:「マジで最悪だよ。悪魔らしい」
文月ねむ:膝が震える。呼吸が乱れる。今すぐ倒れてしまいたい。
文月ねむ:「結………ちゃん……………」
森堂ソウラ:「…………」 確りと文月さんを抱き直す。小さな頭を抱えるように。
川端湧希:「それが、意味のある死だっていうんだ」
森堂ソウラ:「てめえ」ぎち。ぎちり。と、逆の手に握り込んだ、何かの媒介を軋ませる。
暁星煉:“暴食”から生み出された結晶を有平結の胸に当てる。
暁星煉:「“ベルフェゴール”、起動。準備フェーズに移行。」
有平結:ぎぎ、と油の切れた機械のように
有平結:軋んだ動きで寝台から立ち上がる。
辰巳十三:「……暁星、お前、マジかよ」 骨細工の怪物に表情はないが、その声からわかることは一つ。もう怒ってはいない。代わりにある感情は、 「可哀そうに」
有平結:結晶が胸の中央に埋め込まれ、四肢から触腕のように植物が生えて部屋全体を覆っていく。
森堂ソウラ:「文月。あすもん。身体は?」
文月ねむ:深呼吸する。
文月ねむ:「大丈夫……大丈夫。」
“アスモデウス”:「こちらもな。」
暁星煉:「量産型人工悪魔、連鎖起動。」
森堂ソウラ:「サンクス。いつもどおり、頼むぜ」
川端湧希:「入間さん、ありがとうね」
暁星煉:「バエル、アガレス、ウァサゴ、ガミジン、マルバス、ウァレフォル、アモン、冬眠状態解除。活動開始。」
川端湧希:「さっき、止めてくれて。その分さ」
川端湧希:「今、全力で燃やせる」
入間誠時:「………ああ」
入間誠時:「特大のを、食らわせてやろうぜ」
GM:ゴォ …ォン
GM:病院が揺れる。
暁星煉:「“人工”の利点は量産化だ。レシピさえあれば複製することも可能。」
暁星煉:「サンプルがあってこその成果だけどね。文月さんには感謝しているよ。有平さんにもね。」
森堂ソウラ:「……!」
森堂ソウラ:揺れに気付く。ここではない。もっと上層だ。「て、め、え、バレたら見境なしかよ!」
入間誠時:「…の野郎」
秋塚譲治:「いい加減にしろよお前、今回はもう少し冷静でいられると思ったんだがな」
新納忠太郎:「……おいは、上の加勢に」
入間誠時:外を『見』る。そこかしこで、暴威を振るう『悪魔』を。
GM:と言いかけたところで、
GM:入間は、その“悪魔”を穿つ黒い槍を目にするだろう。
入間誠時:「───」
倉秀空時:「オイオイオイ、言った通りになってんじゃねえかよ!」
秋塚譲治:「何があった? 入間くん」
入間誠時:「……あれは……UGNか?」
毛有治:「そうですねえ。捕虜の言う事なんか無視すべきだと思ったんですけど。」
毛有治:禿頭の男の視線の先には、
法利聖:黒いスーツに身を纏った黒髪の女と、
丹波海:手錠を掛けられた丹波海の姿がある。
法利聖:「言う事を聞いた覚えはありません。証言を参考にしたまでです。」
入間誠時:「……もしかして……」彼らの特徴を手短に秋塚くんに伝える。
秋塚譲治:「本当に……地獄に仏ってこういう事言うのかね」
秋塚譲治:「頼もしい限りだぜ。増援だ、量産型は向こうさんがなんとかしてくれる」
辰巳十三:「援軍かい? こいつは助かる。あとは中枢を叩いて終わらせる」
森堂ソウラ:「さっきのおっさんたちか!」
丹波海:「民間人の救助を最優先にしろ!僕の指示通りにすれば出来るはずだ!」
丹波海:「生きてりゃいいことあるんだからな!!」
丹波海:《熱狂》《強化の雷光》《タブレット》《多重生成》
倉秀空時:「仕切ってんじゃねーよ捕虜の癖に。」
法利聖:「でも、」光弾がまた一体悪魔を穿つ「参考にはします。」
入間誠時:「……生きてりゃいいことあるってよ、秋塚くん」
入間誠時:「民間人の保護を優先してくれてる。気兼ねなくやれるぜ」
秋塚譲治:「だな、入間くん。生きてりゃこうして良いことを返して貰える」
秋塚譲治:「そういうことの積み重ねだ、人生ってのは」「だから、勝手に悲観して意味を無理やり作るやつには」
秋塚譲治:「俺は絶対に負けるつもりはないぜ」
入間誠時:「……うん」
暁星煉:わずかに表情が強張る。
辰巳十三:「よし! 新納サン、俺たちの後ろには戦う力のない民間人が何万人もいる。……こんなときだと思わないか? 命を捨てがまるのは!」
新納忠太郎:「応さ!今ぞ!!」
入間誠時:「意味とかはさ、センセー」
入間誠時:「大きなお世話って奴。俺は、勝手なコトされたくない」
入間誠時:「まして、自分で殺して意味を与えるなんて奴には真っ平ごめんだね」
暁星煉:「バルバトス、ブエル、パイモン、グシオン、シトリー、ベレト、冬眠状態解除。」
暁星煉:「殺して?違うな。もう死んでいるんだ。」
暁星煉:「大きなお世話だろうと、死に意味を持たせることは生きていく者への希望となる。」
暁星煉:「救済の礎となれ。」
入間誠時:ロイス。敵/暁星煉/外見/憎悪:○/ロイス
森堂ソウラ:「哲学は必要な患者にやってくれ」
森堂ソウラ:文月さんの肩を抱く。「俺は生きてる。文月も、先輩も、ここにいる皆、心臓が動いてて、体温があって、生きてるんだ」
森堂ソウラ:「勝手に諦めて、お前のレバガチャに巻き込むなよ」
暁星煉:「今生きてようと、運命はすでに決まっている。」
森堂ソウラ:「知るかよ。――数が自慢か? だったら」 袖から、大量のチェーンが顔を出す。
森堂ソウラ:「得意分野だ。てめえの悪魔と、俺の悪友(パトリオット)! どっちが勝つか、やってやろうじゃねえか!」
暁星煉:「ウァプラ、ザガン、ウァラク、アンドラス、フラウロス、アンドレアルフス、」
暁星煉:「キマリス、アムドゥスキアス、ベリアル、デカラビア、セーレ、ダンタリオン、アンドロマリウス、」
暁星煉:「機能統合。」
暁星煉:暁星の背から12枚の純白の羽根が現れる。
秋塚譲治:「名乗れよ暁星煉、お前の悪魔の名を」
暁星煉:「“ルシヘル”。」
秋塚譲治:「そいつがお前の墓に刻む名前になるだろうよ」
暁星煉:「戦闘機能開放。」
暁星煉:「救済開始。」
GM:対 悪魔戦
GM:“傲慢”、“怠惰”
GM:戦闘開始
GM:衝動判定です。難易度は9!
秋塚譲治:(3+2)dx>=9 <意思>
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[2,4,6,10,10]+6[3,6] → 16 → 成功

森堂ソウラ:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[2,6,7,8,8,9]+1 → 10

秋塚譲治:クソ野郎には負けねえぜ!
森堂ソウラ:問題なし!
入間誠時:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 7[3,6,7,7] → 7 → 失敗

川端湧希:5dx+2>=9
DoubleCross : (5R10+2[10]>=9) → 10[6,6,8,8,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

川端湧希:OK!
入間誠時:こういう時に!!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+13(2d10->6,7)した(侵蝕率:71->84)
川端湧希:侵蝕率+14(2d10->5,9) (侵蝕率:96->110)
辰巳十三:リーダーズマーク!
辰巳十三:3dx+5=>9
DoubleCross : (3R10+5[10]>=9) → 10[6,8,10]+5[5]+5 → 20 → 成功

秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+13(2d10->5,8)した (侵蝕率:94->107)
辰巳十三:2d10+102
DoubleCross : (2D10+102) → 16[7,9]+102 → 118

森堂ソウラ:97+2d10
DoubleCross : (97+2D10) → 97+6[4,2] → 103

入間誠時:みんな意志がつよい
辰巳十三:死にそう
森堂ソウラ:みんなーーー!?
秋塚譲治:やばくない?
GM:み、みんな……
入間誠時:ごめん…暴走してる上に棺も撃てなくて…
GM:ではエンゲージを…
      森堂[2] 川端[5]
    辰巳[9] 秋塚[3] 入間[7] 
        |
       (5m)
        |
    “傲慢”[14]“怠惰”[12]
GM:そして、戦闘に入る前にNPCカードのご紹介です。

■NPCカード
・新納忠太郎 穿ち抜き
1ラウンド1回、行動値12で行動。以下のメジャーアクションで対象を攻撃する。
《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:RC》《原初の赤:災厄の炎》《戦闘嗅覚》
12dx7+10、攻撃力25、装甲ガード有効。
※“嫉妬”撃破兼生存時に使用可能。

■NPCカード
・犬童美衣 サタニックブロウ
1ラウンド1回ダメージロール時に発動。対象のダメージに+37。
※“憤怒”撃破兼生存時に使用可能。

■NPCカード
・文月ねむ 不可視のアルルカン
セットアップに使用。
1シーンに1回、PC全員のメジャー判定ダイス+7、攻撃力+24。
秋塚譲治:つよくない?
森堂ソウラ:全員前のめりなんだけど……
入間誠時:やばい
GM:ミドルにみんなが頑張ったご褒美です。
秋塚譲治:ねむちゃんの支援ってNPCに乗ります?w
GM:乗ることにしよう!
川端湧希:えげつない
入間誠時:やっばい
秋塚譲治:やった! 言ってみるもんだぜ!
森堂ソウラ:ヤバヤバのヤバじゃん
GM:では質問もなければセットアップに入りますよ!
入間誠時:大丈夫です!
辰巳十三:大丈夫です!
秋塚譲治:大丈夫です!
川端湧希:OK!
森堂ソウラ:OK
GM:ではセットアップ!
“ルシヘル”:《光の剣》《光の銃》《幻影の騎士団》武器作成、攻撃を受けるまで攻撃力+12
辰巳十三:なし!
有平結:《尾を食らう蛇》《巨人の影》HP-1d、《流血の胞子》のLV+2
入間誠時:ブルーゲイルを使用します。行動値+5
有平結:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

森堂ソウラ:なし
川端湧希:なし!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+5した(侵蝕率:84->89)
秋塚譲治:じゃあ、このタイミングでねむさんに働いてほしいです!
・文月ねむ 不可視のアルルカン
文月ねむ:「…………私の診断は違います、先生。」
文月ねむ:「誰かの運命を決める権利は医者には…他の人間にはありません。」
文月ねむ:「あなたの病名は、“傲慢”です。」
文月ねむ:文月から伸びた影が君たちに接続し、レネゲイドを励起させる。
森堂ソウラ:「くあーっ! 来た来た……これだよなぁ!」
森堂ソウラ:テンションが上がる!
入間誠時:まくった袖を歯で噛み、アンプルを注入する。
川端湧希:「んんっ……!何か、変な感じ……!」
秋塚譲治:「将来、良い医者になれるぜ。文月さんっ……!」
入間誠時:「……あー……」「ちょいとやばいな、コレ」
入間誠時:レネゲイドが様々な方向から引っ張られる感覚。
辰巳十三:「レネゲイドが励起してる。こういう能力か。第三帝国が危険視するだけあるぜ……」
新納忠太郎:「ははっ!宣伝相どんは慧眼にごわったというわけじゃな!」
入間誠時:「大分……キマッちまう」
辰巳十三:「影の力、少しだけ俺と似てる」
GM:ではイニシアチブに行きましょう
“ルシヘル”:《原初の灰:解放の雫》範囲(選択)、ルシヘルと有平のメジャーアクションの判定達成値+18
“ルシヘル”:そして自分の手番を行いましょう。
“ルシヘル”:マイナーで《オリジン:ヒューマン》判定達成値+6
“ルシヘル”:メジャーで《天からの眼》《マスヴィジョン》《レーザーファン》
“ルシヘル”:対象はPC全員。
“ルシヘル”:9dx+25 射撃判定。
DoubleCross : (9R10+25[10]) → 9[2,4,4,5,7,9,9,9,9]+25 → 34

入間誠時:暴走中!受けます。
森堂ソウラ:リアクティブシールド起動しつつガード!
秋塚譲治:ここはドッジ! ガードしても意味がない!
辰巳十三:ドッジワンチャン!
辰巳十三:7dx+1=>34
DoubleCross : (7R10+1[10]>=34) → 10[1,4,6,7,8,10,10]+4[2,4]+1 → 15 → 失敗

秋塚譲治:(3+3)dx+1-3>=34 <回避>
DoubleCross : (6R10+1-3[10]>=34) → 10[4,5,5,9,9,10]+9[9]-2 → 17 → 失敗

辰巳十三:無理でした
川端湧希:ガード値はない!ドッジを。
秋塚譲治:ムリムリカタツムリ
川端湧希:5dx>=34
DoubleCross : (5R10[10]>=34) → 9[2,4,8,8,9] → 9 → 失敗

辰巳十三:お、お願いします森堂さん!!!!
川端湧希:ダメ!
森堂ソウラ:《砂の結界》で辰巳さんを庇います。
森堂ソウラ:ガード値!
辰巳十三:ありがてぇっ
“ルシヘル”:ではダメージ!
森堂ソウラ:6+1d10
DoubleCross : (6+1D10) → 6+6[6] → 12

“ルシヘル”:4d10+23+12 装甲ガード有効
DoubleCross : (4D10+23+12) → 22[6,6,4,6]+23+12 → 57

秋塚譲治:ハーイ! 装甲値10点引いても47! 死ぬ!
入間誠時:死。《リザレクト》
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:89->97)
入間誠時:入間誠時のHPを8にした(HP:10->8)
森堂ソウラ:ガード値12、装甲値15で27減らす。30×2で60ダメ。
秋塚譲治:なので7.同行者/森堂ソウラ/懐旧:○/恥辱/ロイスを昇華して復活!
森堂ソウラ:無理太郎。リアクティブアーマーの意味、一切なし!
森堂ソウラ:アーマーは使用しない
川端湧希:お兄ちゃんのロイスを切って復活しよう。
森堂ソウラ:ルシヘルに敵意:○/憤懣 のロイスを取って昇華
GM:では演出は置いておいてイニシアチブにいきます。何故なら…
有平結:《覚醒の秘薬》“傲慢”を未行動に
入間誠時:ウワーッ!!!
“ルシヘル”:再びこちらの手番です。
“ルシヘル”:マイナーなし
森堂ソウラ:ちょとsyれにならんしょ・・・
“ルシヘル”:メジャーで《天からの眼》《マスヴィジョン》《レーザーファン》
“ルシヘル”:対象はPC全員!
“ルシヘル”:9dx+25
DoubleCross : (9R10+25[10]) → 10[1,1,2,3,3,6,7,9,10]+4[4]+25 → 39

森堂ソウラ:ヤメローッ
秋塚譲治:やめやめろ!
入間誠時:死んでしまいます
辰巳十三:ドッジ!
秋塚譲治:行くなエース!
入間誠時:暴走!
秋塚譲治:(3+3)dx+1-3>=39 <回避>
DoubleCross : (6R10+1-3[10]>=39) → 10[2,4,5,5,9,10]+4[4]-2 → 12 → 失敗

辰巳十三:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 7[3,4,5,5,5,6,7]+1 → 8

辰巳十三:無理!
川端湧希:ドッジ!
森堂ソウラ:ガードの意味ない! ドッジ!
川端湧希:5dx>=39
DoubleCross : (5R10[10]>=39) → 10[3,4,7,8,10]+1[1] → 11 → 失敗

森堂ソウラ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,3,5,6,10]+2[2] → 12

森堂ソウラ:《砂の結界》 で川端さんをカバー!
川端湧希:ありがたく!
“ルシヘル”:4d10+23+12
DoubleCross : (4D10+23+12) → 12[3,5,3,1]+23+12 → 47

入間誠時:リザ!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:97->107)
入間誠時:そこまで上がれとは言ってない
森堂ソウラ:装甲値で15減らす!32×2!
辰巳十三:暁星煉のロイスをタイタス昇華して復活!
入間誠時:入間誠時のHPを10にした(HP:8->10)
GM:帳尻合わせてきた
秋塚譲治:ダメ! 死ぬ! 5.仲間/入間誠時/好奇心:○/不安/ロイスをタイタス昇華! 今はもう友だちだから!
森堂ソウラ:初期ロイスのゲーセン野郎どもを昇華して復活!
GM:では演出を
“ルシヘル”:「私は明けの明星。光を齎す者。」
“ルシヘル”:「この街に遍く救済の光を。」
“ルシヘル”:「“ルシヘル”、攻撃開始。」
“ルシヘル”:手に灯した光が部屋中に拡散し、無数の光線となり君たちに襲い掛かる。
入間誠時:「あ、」視界がぐるぐると回る。思うように動けない。
入間誠時:そのまま、光線に穿たれる。
入間誠時:「……は、はははっ」妙に、ハイだ。
辰巳十三:「――ぶはっ! キツいね! とてもじゃないが受けきれない!」
森堂ソウラ:「――――ぐ、あっ!」 じゃらじゃらと袖から無数の土産物フィギュアが飛び出す。
川端湧希:「んんうっ……!」
秋塚譲治:「あ――クソッ、痛ぇな……!」
辰巳十三:「ひどい戦い。こういうときの、俺たちなんだよな!」 骨細工の欠片が再び寄り集まり、怪物の体を形成する。
森堂ソウラ:並び立つ五重塔。金閣寺。建造物が生まれては破壊されて周囲を多少なり護る。
秋塚譲治:「だが、こんなもんじゃ俺を仕留めきれねぇぜ……! “生還者”だからな!」
森堂ソウラ:「京都、シリーズ……! つ、ぐっ!」 破壊のフィードバックが返ってくる。焦げた血を吐きつつも立ち上がる。
“ルシヘル”:「まだ立つのか。無駄なことだ。」
“ルシヘル”:「じきに“怠惰”が起動する。」
有平結:「…………。」ザワザワと植物の蔦が蠢く。
GM:次は入間くんですね。行動値12組ですが…NPCカードの使用はありますか?
秋塚譲治:じゃあ、先に新納さん使います。
秋塚譲治:先に攻撃して倒してくれると助かるから
・新納忠太郎 穿ち抜き
新納忠太郎:メジャーで《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:RC》《原初の赤:災厄の炎》《戦闘嗅覚》、対象は”ルシヘル”と有平。
新納忠太郎:12dx7+10
DoubleCross : (12R10+10[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,6,6,7,8,9,9]+10[2,4,5,10]+10[10]+1[1]+10 → 41

森堂ソウラ:ぶち殺せーーー!
秋塚譲治:よし!
GM:※すいません、新納のダイスは正確には19dx7+10でした。次ラウンドより修正します。
新納忠太郎:7dx7 追加分
DoubleCross : (7R10[7]) → 10[2,2,4,4,6,8,9]+10[7,8]+10[9,10]+5[2,5] → 35

新納忠太郎:ということは…45が正しい達成値ですね
“ルシヘル”:9dx+8 ドッジ
DoubleCross : (9R10+8[10]) → 7[1,1,1,2,2,2,6,6,7]+8 → 15

有平結:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[4,6,6,10]+1[1] → 11

川端湧希:新納ー!殺せー!その悪魔をー!
秋塚譲治:じゃあ、ダメージに犬童さん使います
辰巳十三:犬童さんカードも使います!がんばれ!がんばれ!
・犬童美衣 サタニックブロウ
GM:植物の蔓を切り払いながら、何かが部屋に乱入する。
犬童美衣:「おらあぁあーーーーーーーッ!!!!」
犬童美衣:「納得、」
犬童美衣:「したぜェーーーーーーーー!!!」
犬童美衣:「お前がぶん殴ってもいいクソバカ野郎だってなァーーーーーーーッ!!!!」
新納忠太郎:「合わせるぞッ!!」
新納忠太郎:「新納の軍法を舐めるなよッ!!」
新納忠太郎:蔦を炎が焼き尽くし、
犬童美衣:その隙に犬童がルシヘルと有平を強かに打つ!!
新納忠太郎:5d10+25+37+24
DoubleCross : (5D10+25+37+24) → 20[5,7,5,2,1]+25+37+24 → 106

辰巳十三:「よーくわかってるじゃないか。第十三支部名物、先触れの穿抜……見せてやれよ!」
“ルシヘル”:「ダンタリオン機能停止。デカラビア90%機能喪失………なるほど。」
“ルシヘル”:羽の一つが動かなくなるが、いまだに健在。
有平結:「………」こちらもまだ立っている。
“ルシヘル”:「威力はそれなりにあるようだ。」
“ルシヘル”:「サンプルを埋め込んでおいてよかった。」
“ルシヘル”:服が破れ、12個の結晶が埋め込まれた胸元が露わになる。
“ルシヘル”:「死に意味はある。こうして彼らの遺志は私の中で生き、」
“ルシヘル”:「未来の人間の希望へと繋がるのだから。」
      森堂[2] 川端[5]
    辰巳[9] 秋塚[3] 入間[12] 
        |
       (5m)
        |
    “傲慢”[14]“怠惰”[12]



GM:次は入間くんの手番です。
入間誠時:はい!
入間誠時:マイナーで暴走を解除します。少しロールを挟みます。
入間誠時:───ゆらゆらと、視界が揺れる。
入間誠時:自分の喉が笑っているのを感じる。
入間誠時:誰でもいい。愉しい思いをさせてくれ。そんな昂揚に引っ掻き回される───
入間誠時:(……違う。今は、違う)
入間誠時:(立て。足を踏みしめろ。痛めつけるべき奴が、そこにいるだろう)
入間誠時:(顔を上げろ)
入間誠時:……少しずつ、平衡感覚が戻ってくる。視界も焦点を結んでいく。
入間誠時:息を深く吐いて。そして、今の『敵』を見据える。
入間誠時:…では、メジャーに移ります。
入間誠時:コンボ『視線維』。《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》で『怠惰』を攻撃。
入間誠時:オートで《紡ぎの魔眼》及びRコントローラーを使用します。
入間誠時:更にねむちゃんからのバフも入れて……ダイス22!行きます!
入間誠時:22dx7+4
DoubleCross : (22R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,4,5,5,5,5,5,6,7,8,8,9,9,9,10,10]+10[2,3,4,7,7,7,10,10]+10[3,3,7,10,10]+10[1,6,9]+2[2]+4 → 46

入間誠時:そこそこ!
GM:達成値は…46!リアクションします!
有平結:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[1,3,3,7] → 7

有平結:ウウム駄目だ。
有平結:ダメージください!
入間誠時:5d10+12+24
DoubleCross : (5D10+12+24) → 30[9,3,10,5,3]+12+24 → 66

GM:うおっマジか……!
入間誠時:ダイス頑張った!ねむちゃんありがとう!
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+4した(侵蝕率:107->111)
有平結:撃破!HPは175でした!しかし!
入間誠時:撃破…!
有平結:《原初の黒:ラストアクション》
入間誠時:うおお
有平結:手番に移ります。マイナーで《オリジン:プラント》《影の武具:黒曜の鎧》感覚判定達成値+12、装甲値15の防具を装備
有平結:メジャーで《原初の赤:光の手》《流血の胞子》《癒しの水》《オーバードーズ》《ポイズンフォッグ》《アウトブレイク》
入間誠時:あ
有平結:対象はシーンに登場しているキャラクター全員。命中時HP7d10+3回復、邪毒LV10付与。
入間誠時:それは、止めましょう。
GM:棺!
入間誠時:《時の棺》
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+10した(侵蝕率:111->121)
GM:では判定は失敗!
有平結:そのまま戦闘不能になります。
入間誠時:では、演出に移ります。
GM:どうぞ!
入間誠時:「……ホントのとこ、お前を痛めつけてやりたいのは山々なんだけどさ」”ルシヘル”を睨みながら。
入間誠時:「先に、弔いがいる。……そーいうのは、俺がやったほうがいい」
入間誠時:『怠惰』───有平結。
入間誠時:川端くんが、仲が良かったと言っていた。文月くんとも、友人の。
入間誠時:……以前の事件を思い出す。異形と化した……ああ、彼はやっぱり友人だった。
入間誠時:それでも変わってしまったならば。それを引き裂くのは自分がいい。
入間誠時:きっと、なんの痛痒も感じないのだから。
入間誠時:『怠惰』の周りを平面の目が取り囲む。360度とは行かないが。
入間誠時:「……できるだけ、痛くないようにしとくよ」
入間誠時:「難しいかもだけどさ」
入間誠時:見る。
入間誠時:痛みを通さず、命を止める場所を。……それが、できる。
入間誠時:きっと、これが文月ねむ、そしてアスモデウスの力だ。
入間誠時:いつも以上に視覚が研ぎ澄まされている。鋭く、鋭く───
入間誠時:その、研ぎ澄まされた視線がそのまま、有平結だったものを穿った。
有平結:「………かッ……はっ…………」初めて口を開く。肺に溜まっていた冷たい空気を吐き出すように。
入間誠時:「恨んでくれていい」
入間誠時:「そーゆーヤツだからさ、俺は」
有平結:「………」入間に、そして君たちに手を伸ばす。
有平結:「君も、痛そうだよ。」
入間誠時:「…ッ……」
有平結:「待って、今、治すから………」かすれた声で呟く
有平結:君に伸ばされた生身の腕が、たちまち茨のような棘を持つ植物に覆われていく。
入間誠時:既視感。
有平結:“怠惰”は着弾した箇所の土壌を汚染する。
有平結:しかし、そのやり方は生命力を奪うのではなく、“与える”。
有平結:過剰な生命力を与え、対象を急激に成長させて生命力を枯れさせる。
有平結:故に、回復能力者である有平が素体に選ばれたのだ。
入間誠時:ぞわりとしたものが背を駆けた。
入間誠時:生命力を与えて、注ぎ込んで……
入間誠時:そして、相手を異形へと変えたもの。
入間誠時:それと、『似ている』。
文月ねむ:「………入間さん!」
文月ねむ:「結ちゃんは、“赤”です。」
文月ねむ:「体の動きに対して、植物の動きがわずかに合っていない。」
文月ねむ:「人工悪魔がまだ適合しきってない証です。」
入間誠時:「なら……」
入間誠時:「ますます、使わせない方がいいってことだ」
文月ねむ:「……はい!」
入間誠時:「………有平サン。痛いのは、いいんだ」
入間誠時:「だから、おやすみ」
入間誠時:有平結は『目』の中にいる。
有平結:「………あ。」糸の切れた人形のように動きが止まる。
入間誠時:世界を観測する『目』の中。
入間誠時:それが、閉じて。
入間誠時:彼女の時も、暫し、閉じる。
“ルシヘル”:「………“怠惰”だね。」
“ルシヘル”:「4年掛けて“ベルフェゴール”を馴染ませたというのに、まだ抵抗するとは。」
入間誠時:閉じていた目を開き、その男を睨め付ける。
入間誠時:「何様のつもりだてめぇは」
“ルシヘル”:「“強欲”と“憤怒”と“色欲”……あと三つで後押しすれば、起動は出来るか。」
入間誠時:「彼女は玩具でも道具でも何でもねー。お前みたいなやつが、一番反吐が出る」
入間誠時:「何でも自分の思うようになると思いやがって」
“ルシヘル”:「道具とも玩具とも思っていない。彼女は大切な命だ。大切だからこそ、意味を与えなくては。」
入間誠時:「そーかいそーかい」
入間誠時:「なんとなく、わかったよ。俺の身内も、そういう思考でやられたのかもな」
入間誠時:「あんたには意味の代わりに痛みを、存分にくれてやる。一切、容赦はしないからな」
GM:“怠惰” 機能停止
GM:続いて辰巳さんの手番です。
辰巳十三:「時間を飛ばしたのか? 助かるぜ。さっきのはヤバかった」
辰巳十三:「……反撃いくぜ! 押し込み時だ!」 行動します!
辰巳十三:マイナーでコンボ:墓獅子。骨の剣+死招きの爪+ハンティングスタイルで、骨の剣を作りながら”ルシヘル”にエンゲージします。
辰巳十三:侵食率は118→125
辰巳十三:それからメジャーでコンボ:白銀ノ柄杓。コンセントレイト+オールレンジでルシヘルを攻撃。
辰巳十三:ダイス計算中・・・・・・
辰巳十三:計算完了!ダイス20個!
辰巳十三:20dx7
DoubleCross : (20R10[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,3,3,4,4,5,5,5,7,7,8,8,9,10]+10[1,1,3,5,8,10]+5[2,5] → 25

辰巳十三:低い!
GM:おおう
“ルシヘル”:7dx ドッジ!
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,4,5,5,6,9,9] → 9

“ルシヘル”:こっちも普通なのだ!
辰巳十三:あたった!ダメージいきます!
辰巳十三:3d10+31+24 もろもろ有効
DoubleCross : (3D10+31+24) → 21[8,9,4]+31+24 → 76

GM:うおっ…ですがまだ健在。
GM:演出どうぞ!
辰巳十三:「アァ……お前に対して怒ってたんだが……いまはなァ」 多段関節を有する触腕が、八本の槍に変わる。鞭のようにしなって奔る。
辰巳十三:「俺から言えることは、“可哀そうに”ってところだ。ひどい連中を怒らせちまったな!」
辰巳十三:八本の槍が突き刺し、螺旋構造となって捻りこまれる。高速で、大質量の飽和攻撃。
“ルシヘル”:「セーレ、アンドロマリウス、防壁展開。」背中から生えた12本のうち2本の翼が巨大化し、
“ルシヘル”:ルシヘルの身体を包み込んで攻撃から身を守る。
“ルシヘル”:「…………パージ。」
“ルシヘル”:役目を終えた大翼がごとりと背中から落ちる。
辰巳十三:「ちぇっ。ガードが硬いな! でも捕えた――準備完了!」 異形の体が変形を繰り返し、それに従って影もうごめく。攻撃態勢に入っている。
“ルシヘル”:「哀れなのは君たちだ。運命を信じたくないのか、」
“ルシヘル”:「それとも自分に現状を変える力があると思っているのか。」
“ルシヘル”:「無意味に抗い続ける。」
GM:続いて川端さん!
川端湧希:はい!
川端湧希:マイナーでルシヘルにエンゲージ。
川端湧希:メジャーは『イグニス・ファトゥム』。《コンセントレイト:オルクス》《災厄の炎》《ダンシングシミター》《プラズマカノン》に加え、
川端湧希:Dロイス『超侵蝕』の効果を使用。
川端湧希:22dx7+10
DoubleCross : (22R10+10[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,4,4,4,4,5,6,6,7,7,7,8,9,10,10]+5[1,1,3,3,4,5,5]+10 → 25

川端湧希:めっちゃ腐った
GM:Oh……
“ルシヘル”:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 9[1,1,2,3,4,5,6,7,9]+2 → 11

“ルシヘル”:ギエー!
辰巳十三:命中したら餓狼の爪を使って追撃します。
“ルシヘル”:ギャア~~!命中です!
辰巳十三:ダメージを31点プラスしてください! 侵食129→132
川端湧希:3D10+60+24+31 諸々有効
DoubleCross : (3D10+60+24+31) → 12[4,6,2]+60+24+31 → 127

“ルシヘル”:まだ倒れません。
森堂ソウラ:なんだこいつ!?
入間誠時:マジか…
GM:演出どうぞ!
川端湧希:掌に火球をかざす。それを浮かせるのではなく、
川端湧希:自らの胸へと押し当てる。
川端湧希:(……完全に、制御が出来ているなら)
川端湧希:(私の火は、私を灼かない)
川端湧希:瞬間。彼女の周囲を包む、巨大な爆炎の球が発生する。
川端湧希:その表面は太陽のように、プロミネンスが噴出して。
川端湧希:禍々しくも見える、荒れ狂う影に包まれている。
川端湧希:その状態のまま、“ルシヘル”にじり寄って。
川端湧希:それだけだ。手を出すこともない。
“ルシヘル”:「……デカラビア、キマリス、アムドゥスキアス。」
“ルシヘル”:「耐低環境防壁展開。」
川端湧希:神気取りが、陽に勝手に近づいてその翼を焼き落とされるだけだ。
“ルシヘル”:三枚の翼が広げられた瞬間、
“ルシヘル”:蝋のように一瞬で溶け落ちる。
辰巳十三:「白銀を――柄杓に曲げて、」 高速変化する異形の骨が追い撃つ。炎によって浮かぶ影が、瞬く間に怪物の姿を現す。
“ルシヘル”:「………っ。」
“ルシヘル”:右腕で骨の一撃を受け止めるが、
辰巳十三:「水をば汲まぬ、さよにこそ」 処刑器具のように展開した鎌の影が、“ルシヘル”の翼を一枚余分に引き裂いた。
“ルシヘル”:腕の皮膚が痛々しく焼けただれる。
川端湧希:「そうなることも、あんたの運命だって言うなら」火はかき消えて。陰だけが色濃く、燃え殻のようにその場に留まる。
川端湧希:「私、何度でもやるからね」
川端湧希:侵蝕率+13 (侵蝕率:110->123)
“ルシヘル”:「…………君たちの力は分かった。」
“ルシヘル”:「しかし、」焼け落ちた翼を補うように、6枚の翼が広げられる。
“ルシヘル”:「限界に近いだろう?」
川端湧希:「うん。我慢のね」
辰巳十三:「……すごいな。いや、驚いた」 川端さんの炎と、それが生み出す影を一瞥する。 「“ストレンジネス”の呪詛式か? 稀代の呪術師だった……こんな形で残ってるとはな」
“ルシヘル”:「強情だね。……いいだろう。」
“ルシヘル”:「私を天から堕とせるか、試すがいい。」
GM:続いては秋塚さん!
秋塚譲治:「天からとは……また随分と偉くなったもんだな?」
秋塚譲治:「もう神様気取りかよ、御大層な目標を掲げるとそうなっちまうもんかね」
秋塚譲治:「正直な話――アンタの理屈は正直言うと大体は気に入っていた。だが、残りがどうも許せねぇ」
秋塚譲治:「死に意味を見出すのは良いだろうさ、だがそれを勝手にラベルを張るんじゃねぇ。その人の数だけ答えがある」
秋塚譲治:「だからその身勝手な傲慢――叩き潰させてもらうぜ……!」
秋塚譲治:マイナー:コンボ『ロック・クロック』
秋塚譲治:《縮退機関》《白熱》《斥力跳躍》
秋塚譲治:+攻撃力24[HP12消費]+素手変更、でルシヘルにエンゲージ
秋塚譲治:静かに息を吐き、調息。レネゲイドコントロールに意識を集中させる。
秋塚譲治:秋塚譲治の周囲の景色が揺らぎ始める。その変化が意味するところは二つ。
秋塚譲治:膨大な熱エネルギーをその身に宿し、魔眼の重力制御領域を体内に展開したということである。
秋塚譲治:メジャー:コンボ『クロック・リリース』
秋塚譲治:《コンセントレイト:バロール》《漆黒の拳》《瞬速の刃》
秋塚譲治:対象は当然ルシヘル!
GM:カモン!
秋塚譲治:(3+3+5+7)dx7+5 <白兵>
DoubleCross : (18R10+5[7]) → 10[1,1,1,3,4,4,4,5,5,5,6,7,7,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,6,6,8,8]+10[2,9]+5[5]+5 → 40

“ルシヘル”:グエエ!
“ルシヘル”:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[1,1,2,3,5,7,8,8,10]+1[1]+2 → 13

“ルシヘル”:足りない…ダメージください!
秋塚譲治:5d10+7+6+24+3+24 装甲値無視
DoubleCross : (5D10+7+6+24+3+24) → 18[3,1,2,3,9]+7+6+24+3+24 → 82

秋塚譲治:相変わらずダメージダイスはくそなんですね~!
GM:ダイスは残酷…
“ルシヘル”:まだ立ってます。
秋塚譲治:一足にて懐へと潜り込んだその間合いは八極拳の真価を発揮するには十分たる至近距離。 三つの轟音がほぼ同時に鳴り響く。
秋塚譲治:一つ目はまるで天から落ちた雷の如く、地を揺らし、足元を踏み砕いた震脚。
秋塚譲治:二つ目は全てのエネルギーと自身の限界まで引き上げられた重量を以て、胸部へと放ちたれた金剛八式、衝捶の一撃。
秋塚譲治:そして最後――直撃した縦拳は音と熱を伴った文字通りの“爆裂”した音である――!!
“ルシヘル”:「ウァラ――」言葉が途中で切れる。
“ルシヘル”:読み違えたのだ。距離があると思っていた。その踏み込みの速度を侮っていたのだ。
“ルシヘル”:「………っ!」
“ルシヘル”:「か、はっ……!」
“ルシヘル”:「アンドラス、リソースを治癒に転化……。」
秋塚譲治:「まだ神を気取るには早いぜ、クソ野郎。テメェがその力で立ち続けるなら」
秋塚譲治:「それが尽きるまでいくらでもこいつを喰らわしてやる」
“ルシヘル”:「………全面的に同意してもらえたら、」
“ルシヘル”:「君も悪魔の一員にしてもよかったのに。…残念だよ。」
秋塚譲治:「笑わえねぇこと言うんじゃねえよ」
秋塚譲治:「そんなもん最初から願い下げだ」
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+6した (侵蝕率:107->113)
秋塚譲治:秋塚譲治の侵蝕率を+8した (侵蝕率:113->121)
GM:続いて森堂くん!
森堂ソウラ:あいさ!
森堂ソウラ:マイナーで戦闘移動。ルシヘルの所へエンゲージ。
森堂ソウラ:メジャー。《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《クリスタライズ》オートで《砂の加護》
森堂ソウラ:ダイスは自前13+侵蝕3に戦術7
森堂ソウラ:ルシヘルをリアクティブシールドで殴ります!
森堂ソウラ:23dx7+2
DoubleCross : (23R10+2[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,9,9,10,10,10,10]+6[1,2,2,2,3,3,3,3,5,6,6,6]+2 → 18

GM:り、リアクティブシールドだとお!
森堂ソウラ:こんなんある?
GM:森堂くん…?
“ルシヘル”:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,9,10]+10[10]+5[5]+2 → 27

川端湧希:ウワッ
森堂ソウラ:うわっ
GM:Oh……回ってしまった……
森堂ソウラ:はい・・・森堂、侵蝕12上昇します・・・
GM:すまんね…森堂くん……回避成功だ。
森堂ソウラ:まあいい! 演出!
森堂ソウラ:「他の皆に構ってんなよ、オラ!」  走り込みながら、右手を握りこむ。
森堂ソウラ:剣を咥えた龍が具現化。それを腕に巻き付かせて、殴りかかる!
“ルシヘル”:「ウァラク。」
“ルシヘル”:拳は的確に“ルシヘル”を捉える。しかし、
“ルシヘル”:殴られた“ルシヘル”には翼がない。
“ルシヘル”:砂上の楼閣のようにボロボロと崩れ落ちる。
森堂ソウラ:「……!? こいつ……!」
“ルシヘル”:「欺瞞装甲解除。」翼で強かに森堂を撃つ!
森堂ソウラ:「っぐあ!」 吹っ飛ばされる。「どんだけタフだよ、こいつ……!」
“ルシヘル”:「………君は、」
森堂ソウラ:「悪い、生き残らせた!」
“ルシヘル”:「何故そこまでする。彼らのように恨みを、使命を負っているわけでもないだろう。」
森堂ソウラ:「ハッ。愚問だな」
森堂ソウラ:「アンタにゃあ、ほんとは感謝するべきなのかもしれねえ。少なくとも」
森堂ソウラ:「真意はどうあれ、文月はアンタに憧れて、その文月に、俺は助けられた。間接的には、恩人ってわけだ」
森堂ソウラ:「その恩人が馬鹿やってんだ。そりゃあ、止めなきゃなんねえだろ」
文月ねむ:「………。」
“ルシヘル”:「馬鹿とは…辛辣だね。」
森堂ソウラ:ざらざらとキーホルダー群を地面に落とす。
森堂ソウラ:素手の右手が、モルフェウスとソラリスの混じり合った、金色の粒子を纏う。
森堂ソウラ:「追い詰められた時に、最後の一撃ブッパに賭ける奴が、馬鹿以外の何だっ点だ」
森堂ソウラ:「さっさと落ちろ。悪魔気取りの神気取り」
文月ねむ:「………やっちゃえ。」拳をきゅっと握って後ろから声を掛ける。
文月ねむ:「やっちゃえ、ソウラくん!!」
GM:ではクリンナップ。邪毒はありませんのでそのまま次のターンに行きましょう。

GM:2ラウンド目、セットアップ。
入間誠時:行動値が7に戻ります。そしてセットアップはなし。
森堂ソウラ:なし
川端湧希:なし
秋塚譲治:ありません!
辰巳十三:なし
“ルシヘル”:《幻影の騎士団》攻撃を受けるまで攻撃力+12
GM:ではイニシアチブ、
GM:の前にちょっとエンゲージを整理しましょうか
       入間[7] 
        |
       (5m)
        |
森堂[2] 川端[5] 辰巳[9] 秋塚[3]
      “傲慢”[14]
GM:ありがてえ……!!!
GM:助かります!では改めてイニシアチブ
“ルシヘル”:《原初の灰:解放の雫》対象は自身。メジャーアクションの判定達成値+18
“ルシヘル”:そのまま手番に。
“ルシヘル”:マイナーなし
“ルシヘル”:メジャーで《光の舞踏》《マスヴィジョン》《原初の虚:神速の鼓動》
森堂ソウラ:おいやめろ馬鹿
森堂ソウラ:この試合は早くも終了ですね
“ルシヘル”:9dx+25,攻撃力+24
“ルシヘル”:対象は全員!
“ルシヘル”:9dx+25
DoubleCross : (9R10+25[10]) → 10[1,3,3,4,4,5,5,8,10]+2[2]+25 → 37

入間誠時:《迎撃の魔眼》。
秋塚譲治:ガード!
森堂ソウラ:ドッジ!
川端湧希:ドッジ。
辰巳十三:ドッジ!
森堂ソウラ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,1,2,7,10]+6[6] → 16

川端湧希:5dx>=37
DoubleCross : (5R10[10]>=37) → 10[2,3,4,9,10]+5[5] → 15 → 失敗

辰巳十三:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[2,2,3,4,5,5,6,8,9,10]+10[10]+5[5]+1 → 26

川端湧希:攻撃達成値と一緒じゃねーか
森堂ソウラ:言うなよ!!
辰巳十三:こんなところで不慮の回りだが無理
森堂ソウラ:黙ってれば分からなかっただろ!
辰巳十三:そういう問題かな……
入間誠時:6dx7+4 黒の鉄槌で反撃。リアクション不可!
DoubleCross : (6R10+4[7]) → 10[4,5,7,9,10,10]+10[3,4,4,10]+2[2]+4 → 26

森堂ソウラ:あ、《砂の結界》で辰巳さんを庇います
GM:よせ!傷に塩を塗るのは!!
GM:では仲良くダメージを出していきましょうか。
辰巳十三:ありがたさの炎!!!!
入間誠時:はーい
“ルシヘル”:4d10+24+18
DoubleCross : (4D10+24+18) → 22[5,5,9,3]+24+18 → 64

入間誠時:3d10+14
DoubleCross : (3D10+14) → 20[8,6,6]+14 → 34

入間誠時:出目いいな…
“ルシヘル”:すいません、58ダメージですね…
入間誠時:で、死ぬので、グラタンのタイタスを昇華して復活。
森堂ソウラ:装甲で15減らして、リアクティブアーマー起動
入間誠時:こちらのダメージは装甲諸々有効です!
入間誠時:入間誠時のHPを11にした(HP:10->11)
秋塚譲治:4.元同僚/丹波海/友情/憤懣:○/ロイスのロイスをタイタス昇華! 俺達ともだちだもんげ!
川端湧希:無理!タイタス化している結さんのロイスを昇華。
森堂ソウラ:86-2d10
DoubleCross : (86-2D10) → 86-5[3,2] → 81

森堂ソウラ:81
“ルシヘル”:おっと、ここで迎撃する魔眼でダメージを適用されたので
“ルシヘル”:《鏡の盾》
森堂ソウラ:川端さんのロイスを昇華して復活!
“ルシヘル”:34ダメージ返します。
入間誠時:そんなの持ってたのか
入間誠時:これは処理順としてはどうなるんだ…?
GM:あ、あー……同時に死亡………?ど、どうなるんだ……
森堂ソウラ:あ、ルシヘルも死んだ?
入間誠時:攻撃→反撃→攻撃ダメージ→反撃ダメージ→反射ダメージ?
GM:死んでないです。生きてます。
入間誠時:とりあえずもっかい復活します!
GM:そうですね、適応順としてはそうですね。
GM:すいません、この卓ではその裁定で!
入間誠時:暁星先生のロイスをタイタス昇華!ぜってーゆるさねえ!
入間誠時:入間誠時のHPを11にした(HP:11->11)
“ルシヘル”:「やられはしないよ。」
“ルシヘル”:「医者は最後まで生きていなくてはならない。」
“ルシヘル”:「この世界の病巣を取り除けるのは、私だけだ。」
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+7した(侵蝕率:121->128)
“ルシヘル”:再び光線が部屋中に乱舞する。
秋塚譲治:「ハ、それを言ったらおしまいだぜ」
川端湧希:「まだ、こんな力が……!」
辰巳十三:「ヤバいな……! ごめん、森堂クン。負担かけちまってるな」
川端湧希:「ぐううううっ……!」
森堂ソウラ:足元から具現化する、三十三軒堂の地蔵群が出鱈目に相殺する。
入間誠時:「……じゃあ、あんたの病巣は誰が取り除くんだろーな?」
秋塚譲治:「死に意味がある、崇高な目的のためには犠牲が必要みたいなセリフは結局、テメー自身を勘定に入れてねぇ」
森堂ソウラ:個人まではとても護れない。もっとも体躯の大きな辰巳さんへのダメージが防がれる。
森堂ソウラ:「ハッ……! まだ、余裕だっての、これくらい……!」
秋塚譲治:「自分は例外だなんて――そんな都合のいい話が通るわけねぇだろ……!」 不屈の闘志で立ち上がる。
入間誠時:光線に貫かれながら、その光の軌道に視線を返す。
“ルシヘル”:「……ウァラク、欺瞞装甲展開。」デコイを生み出して反撃をかわそうとするが…
入間誠時:「ま、それを取り除いてやろうなんて優しいことしてやるつもりはねーんだけど」
入間誠時:「せいぜい、化膿するまでグチャグチャにしてやる」
入間誠時:三日月のように鋭利な笑みを浮かべる。
“ルシヘル”:「……ッ!」入間の眼は“真実”を見据えている。本体に着弾。
“ルシヘル”:「ベリアル!攻勢防壁!」
“ルシヘル”:翼が枯葉のように散り、無数の刃となって入間に襲い掛かる。
入間誠時:「かはっ……くくっ、はははははっ!!」血を吐きながらも笑う。
入間誠時:黒く広がる髪のシルエットは、『悪魔』的ですらあった。
GM:続いて行動値順で行けば辰巳さんの手番ですが…
辰巳十三:新納さんお願いします!
・新納忠太郎 穿ち抜き
新納忠太郎:《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:RC》《原初の赤:災厄の炎》《戦闘嗅覚》
新納忠太郎:12dx7+10 対象は“ルシヘル”
DoubleCross : (12R10+10[7]) → 10[1,1,3,3,5,5,5,5,6,7,7,8]+10[5,6,10]+5[5]+10 → 35

“ルシヘル”:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[1,2,3,3,4,6,7,8,10]+1[1]+2 → 13

新納忠太郎:4d10+25
DoubleCross : (4D10+25) → 28[9,6,6,7]+25 → 53

辰巳十三:犬童さんも加勢してくれるはずだ!
・犬童美衣 サタニックブロウ
犬童美衣:ダメージに+37
“ルシヘル”:まだ立ってる!
犬童美衣:「さっさと倒れやがれバカ野郎コノ野郎!!!」
新納忠太郎:「新納を舐めるんじゃなかと!!」
新納忠太郎:二人で挟み込むようにして“ルシヘル”に掌打を放つ。
“ルシヘル”:「ザガン、ウァプラ。」
“ルシヘル”:その打撃を翼が受け止め、逆に反撃を加える。
犬童美衣:「がぁっ!!!」
新納忠太郎:「ちぃ……!!」
“ルシヘル”:「………」しかし、衝撃に耐えきれず崩壊する羽根を見て眉根を顰める。
辰巳十三:「犬童、新納サン、二十秒くらい休んでな。ここはひたすら押しの一手だ!」
GM:では辰巳さんの手番!
辰巳十三:やるぞっ
辰巳十三:マイナーなし。エンゲージしたまま攻撃。
辰巳十三:メジャーでコンボ:白銀ノ柄杓。コンセントレイト+オールレンジ。ルシヘルを殴ります。
辰巳十三:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,4,6,7,8,9,9,9,9]+10[3,4,5,9,9,9]+10[3,3,8]+10[7]+6[6] → 46

“ルシヘル”:回した!
“ルシヘル”:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 9[1,1,2,2,5,5,7,8,9]+2 → 11

“ルシヘル”:ギィ~~~
辰巳十三:ヨシ!
“ルシヘル”:ダメージください!
辰巳十三:5d10+31 もろもろ有効!
DoubleCross : (5D10+31) → 31[4,6,5,9,7]+31 → 62

“ルシヘル”:まだ立ってるぞ!
辰巳十三:「だいたいコツはわかってきた」 骨の触腕が槍になって伸びる――というより、射出される。翼を貫く。 「引っかけて」 
“ルシヘル”:「アンドラス、回復を……っ……!?」
辰巳十三:「引きずり落とす。剥がす。引き裂く。……こいつが天使を撃墜する方法だ」 伸びた骨の槍は、空中で楔状に変化する。
辰巳十三:「逃がすかよ!」 全身が触腕だらけの異形と化し、震えている。笑っているのかもしれない。
辰巳十三:侵食132→136
“ルシヘル”:「くっ………!」
“ルシヘル”:「………全リソースをフラウロス、アンドレアルフスに集中。」
“ルシヘル”:傷つき、機能を失った翼を廃棄し、
“ルシヘル”:純白の翼が背中から現れる。
“ルシヘル”:「まだ、私は……!」
GM:続いて入間くん!
入間誠時:はい!
入間誠時:マイナーでちょこっとだけジェネシフトします
入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:128->132)
入間誠時:侵蝕ボーナス!
GM:いい塩梅だ!
入間誠時:メジャー!《コンセントレイト:バロール》+《黒の鉄槌》/《紡ぎの魔眼》+最後のRコントローラーでルシヘルに攻撃!
入間誠時:16dx7+4
DoubleCross : (16R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,4,4,4,6,8,8,10,10]+10[2,3,7,7]+10[6,7]+10[9]+5[5]+4 → 49

入間誠時:いい回転!
GM:回すなア!
“ルシヘル”:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[1,3,5,7,8,9,9,10,10]+8[1,8]+2 → 20

“ルシヘル”:惜しい~~
入間誠時:ひえっ回すな…
辰巳十三:餓狼の爪で追撃します!
入間誠時:イエス!
“ルシヘル”:ヒエエ~~~!!
“ルシヘル”:ダメージください!
辰巳十三:ダメージを31点プラスしてください。
入間誠時:了解!
辰巳十三:侵食136→139
入間誠時:5d10+14+31
DoubleCross : (5D10+14+31) → 28[6,5,8,1,8]+14+31 → 73

入間誠時:入間誠時の侵蝕率を+4した(侵蝕率:132->136)
GM:まだ立ってる…けどギリギリですね。
入間誠時:いい感じだ
入間誠時:では演出!
入間誠時:「さて」
入間誠時:黒の目の曼荼羅。それが“ルシヘル”の頭上と足元に広がる。
入間誠時:「あんたの傷を、見つけてやる。痛いってことがどういうことか………」
入間誠時:「しっかりと教育して差し上げますよ、センセイ」
辰巳十三:「東方はァ、薬師の……浄土の」 骨の槍が鎖状になって巻き付く。動きを封じる。
入間誠時:上下から、黒の視線が降り注ぐ。それは、檻の如く“ルシヘル”を縫い付ける。
“ルシヘル”:「フラウロス、アンドレアルフス!防壁……」しかし、鎖で身動きが取れない!
入間誠時:痛覚を的確に刺激する槍。それを、食い込ませる。
入間誠時:「あんたがしたことで、齎された痛みは……」
入間誠時:「こんなんじゃ、全然足りないだろうけどな!!」
辰巳十三:「玉の御構ヤ、高天原の色に出るもの」 骨の鎖が弾ける。 「お見事、入間サン。まだだ。まだ押すぜ……!」 
“ルシヘル”:「…ぐッ!!」
“ルシヘル”:翼が全て落ちる。悪魔はついに堕天した。
“ルシヘル”:しかし、
“ルシヘル”:「“ルシヘル”!」
入間誠時:「アシストサンキュ!オーケイ、このまま…!」
“ルシヘル”:背中から新たに黒い翼が生える。
“ルシヘル”:「まだだ…!」
辰巳十三:「っつ……! マジかよ。自信なくすね」
入間誠時:「いや。行ける。そーだろ?」
入間誠時:その言葉は、続く者に。
GM:続いて川端さん!
川端湧希:「うん。今の今まで、ずっと」手首のミサンガを叩いて。「燃えてる」
川端湧希:マイナーなし。メジャー『麝香ランタン』。
川端湧希:《コンセントレイト:オルクス》《災厄の炎》《ダンシングシミター》《プラズマカノン》で、ルシヘルを攻撃。
川端湧希:15dx7
DoubleCross : (15R10[7]) → 10[2,2,3,4,4,6,6,6,7,7,8,9,9,10,10]+10[2,7,7,8,8,9,9]+10[2,7,8,8,9,9]+10[1,1,2,8,10]+10[4,10]+5[5] → 55

川端湧希:回った!
“ルシヘル”:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[3,3,5,6,6,6,7,8,10]+5[5]+2 → 17

“ルシヘル”:こっちも回ったが・・!
川端湧希:6d10+50 装甲有効
DoubleCross : (6D10+50) → 43[3,5,9,10,9,7]+50 → 93

川端湧希:出目もいい!
“ルシヘル”:死ぬ!HPは666でした!しかし《蘇生復活》!
川端湧希:あっそういうこと……!?
GM:そういうことです。演出どうぞ!
入間誠時:そういうことか…!
川端湧希:指先に細かい炎が無数に生まれ、ルシヘルへと殺到する。
川端湧希:太陽のような業火であった先ほどと比べれば、それは遥かに火力の低いもの。
“ルシヘル”:「“ルシヘル”、光を!意味なき死(やみ)を照らす光を!」
“ルシヘル”:光線を放ち迎撃しようとする!
川端湧希:「天国とか、地獄とかってさ。本当にあるのかな」
川端湧希:「私はさ。あってほしいと思うんだ。だって」
川端湧希:「終わってからもあんたみたいなやつと一緒の場所なの、嫌だし」掌に火球を凝集。
“ルシヘル”:「それは私が作り出す。この街を地獄にするからこそ、天国は存在し得る。」
川端湧希:「じゃあ、下見してきて」ふ、と火球に息を吹き込む。
川端湧希:「送り火、付けてあげるからさ。地獄の」火球はゆっくりと進み、ルシヘルを包む。
川端湧希:迎撃の光線は、あらかじめの弱い火球に――“予熱”に炙られて逸れる。
“ルシヘル”:「!」光が拡散し、弱まる。
川端湧希:「もう、焼き癖、覚えたから。上手く作れる」
川端湧希:侵蝕率+13 (侵蝕率:123->136)
“ルシヘル”:「グアァアーーーーーーッ!!!」
“ルシヘル”:「ガァア……!!……ルシヘル…パージ!!」
“ルシヘル”:最後の羽が落ちる。
“ルシヘル”:そこにいるのは、人を救う医師でも、人を惑わす悪魔でもない。
暁星煉:ただの人間だ。
GM:続いて秋塚さんの手番!
秋塚譲治:「森堂くん、いけるかい?」
森堂ソウラ:「正直きちーが、虚勢なら売るほどあるぜ」
秋塚譲治:「それだけ言えれば十分。それじゃ一発キミに託すぜ」
森堂ソウラ:イニシアチブでリアクティブアーマーを破棄。行動値が4になります。
秋塚譲治:「ああいう奴に一番効く倒し方は、キミみたいな奴にやられることさ」
秋塚譲治:「俺や“ケイヴマン”、入間くん、川端ちゃんじゃあない、森堂くんだからこそ一番効く」
森堂ソウラ:「そりゃあ利害の一致だな。俺も、一発、」
秋塚譲治:「なんてったって、言い訳ができねぇ」 笑う
森堂ソウラ:「殴らなきゃ、気が済まねえ」
森堂ソウラ:というわけで、行動します!
秋塚譲治:「んじゃ、頼むぜ、一発デカイのぶちかましてやれ!」
GM:どうぞ!
森堂ソウラ:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《クリスタライズ》 オートで《砂の加護》
森堂ソウラ:リアクティブシールドで殴ります!
森堂ソウラ:16dx7+2
DoubleCross : (16R10+2[7]) → 10[1,3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,9,9,9,9]+10[4,5,6,8,8,10]+6[2,4,6]+2 → 28

GM:カモン!
暁星煉:9dx+2 ドッジ
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[1,1,4,5,5,6,7,10,10]+8[5,8]+2 → 20

暁星煉:ウッ……!
森堂ソウラ:そこで意地張るなよ!
森堂ソウラ:3d10+14
DoubleCross : (3D10+14) → 16[10,1,5]+14 → 30

森堂ソウラ:装甲無視!
暁星煉:それは…倒れる!今度こそ撃破!
暁星煉:復活もなし!
森堂ソウラ:「……悪かったな。こっちの勝手で、呼び出しちまって」
森堂ソウラ:羽の散る積もる床を、一歩進む。
森堂ソウラ:「ウァプラ。ザガン」 翼が、森堂の持つ粒子と混ざり、消えていく。
森堂ソウラ:歪に作り出され、加工され、従えられた悪魔が、ほんの半瞬、元の姿を取り戻し、
森堂ソウラ:あるべき場所へと還っていく。
暁星煉:「………!?」
森堂ソウラ:「んじゃな。ウァラク、アンドラス。よくやったよ。フラウロス、アンドレアルフス。おつかれ」
森堂ソウラ:「キマリス、アムドゥスキアス、んーっと、聞こえ辛ぇな。……ベリアル」
森堂ソウラ:「デカラビア。セーレ。アンドロマリウス。ダンタリオン……また、どっかで会ったら、その時は敵じゃないといいな」
暁星煉:「何、を……!」
森堂ソウラ:「生憎と、こだわりが違うんだよ。――人工悪魔? 人造賢者の石?」
森堂ソウラ:「俺は、偽物じゃあ我慢ならねえ。模造品じゃあ我慢ならねえ」
森堂ソウラ:右手にリストバンドを嵌める。京都土産。ベタな、武士の籠手を象った柄が、本物の籠手になる。
森堂ソウラ:「その時点で、」 羽を蹴立てて、駆け出して。「――分かって、ねえんだよっ!」
森堂ソウラ:暁星さんの顔面を、殴り飛ばす。
暁星煉:「がはっ!!」
暁星煉:壁に叩きつけられ、崩れ落ちる。
暁星煉:「人を救うには…これでも、足りなかった…のか……」
暁星煉:黒い血を吐く。思わずそれを手で抑える。ちっぽけな人間の手で。
暁星煉:その手を眺めてから
暁星煉:悪魔ですらなかった人間は、自らの無力さを思い知って死んだ。
GM:“傲慢” 祓魔
森堂ソウラ:「……普通に医者をやってただけで」
森堂ソウラ:「アンタに救われた人間も、大勢いたろうに。……やっぱ、満足できなくなっちまうのかね」
森堂ソウラ:侵蝕12上昇。115→127
森堂ソウラ:あと大変すまない、カバーリング3回分も上げてなかった。
森堂ソウラ:127→131  ダイス目に関係はないはずなのでご勘弁を……



文月ねむ:「………。」少しだけ、悼むように目を伏せた後
文月ねむ:倒れた有平に駆け寄る。
文月ねむ:「川端さん。」
川端湧希:「……何?ねむさん」
文月ねむ:「結ちゃんを助ける。……無理をするかもしれないけど、」
文月ねむ:「出来る?」
文月ねむ:じっと川端の眼を見据える。
川端湧希:「無理をすれば出来るんだ?」
川端湧希:「じゃあ、やる」
文月ねむ:手が傷つくことも厭わず棘のある蔦を掴んでかき分け、
文月ねむ:有平の胸に融合しつつある結晶を見せる。
文月ねむ:「結晶と肉体を分離させる。そのために川端さんの炎がいるの。」
川端湧希:「私の、火?」
文月ねむ:「その炎、レーザーみたいに細くできる?」
川端湧希:「やる」出来る、とは言わない。
文月ねむ:「細くした炎で結晶と融合しつつある肉を焼き切って、切除する。」
川端湧希:「……肉、を……」
文月ねむ:「跡は残るかもしれないけど…運が良ければ…本当に、運が良ければ侵蝕の上昇を抑えて結ちゃんを元通りに出来るかもしれない。」
文月ねむ:「みなさんも、」振り返る。「余力があったら手伝って欲しいです。」
森堂ソウラ:「当然。」即答する。「ねむちゃんの診断に外れはないだろ?」
秋塚譲治:「もちろん、ここはバシッと決める場面だ。そうでなきゃいけない」
森堂ソウラ:「で、なにすりゃいいの?」
辰巳十三:「もちろん、喜んで」
入間誠時:「やるさ」笑って。
文月ねむ:「ありがとうございます。ソウラくんもね。」
文月ねむ:「まず蔦を抑えて。少しでも結ちゃんの身体が揺れると手元が狂うかもしれない。」
文月ねむ:「川端さんのレネゲイドコントロールを補助できる人は援護をお願いします。」
森堂ソウラ:「ほいほい」 と言いつつ、《万能器具》で先ほどのものと同じ籠手を生成。
辰巳十三:「出番だな。気合の入れどころだ」
文月ねむ:「それと、声を掛け続けてください。…祈ってください。」
森堂ソウラ:「湧希。細くすんのは初めてか?」
文月ねむ:「お願いします。」
川端湧希:「……うん。やったことはない」
森堂ソウラ:「じゃあ、イメージを決めようぜ。レーザー。刀。流水。錐。何か、思いつく?」
川端湧希:「……口金」
川端湧希:「クッキーに、模様を書く時に。使ってた……」
森堂ソウラ:「ん? ……ああ、チョコとかクリーム塗る奴か」
森堂ソウラ:「オッケー。」 写真を確認し、生み出した粒子が、その輪郭を描く。「重ねて。手伝うぜ」 
森堂ソウラ:※《砂の加護》 の演出
GM:では救出する判定を説明します。
・有平結の治療 RC/難易度50
GM:これは攻撃エフェクトを使って判定しても構いません。
GM:さらに、
GM:起動キー不足:“強欲”、“色欲”、“嫉妬”、“憤怒”
GM:により、達成値がそれぞれ+5されます。合計で達成値+20ですね。
GM:さらに達成値が足りない場合、
GM:シーンに登場しているPCがロイスをタイタスに変えて昇華させることで、
GM:達成値を+1d10することができます。
GM:あ、勿論川端さんに砂の加護を飛ばしたりするのもありですよ
GM:では質問が無ければ判定に行きましょう!
森堂ソウラ:やった!
入間誠時:了解です!
辰巳十三:いきましょう!
秋塚譲治:押忍!
川端湧希:理解!
森堂ソウラ:とりあえず川端さんに『砂の加護』。侵蝕133→136
川端湧希:ありがたく!
GM:覚悟が決まったら判定どうぞ!
川端湧希:ダイス増加を乗せるためには思い切り撃たないとなんだよな。《コンセントレイト:オルクス》《災厄の炎》《ダンシングシミター》。
川端湧希:加護は何個増えるんでしたっけ
森堂ソウラ:100%こえてるので5つ!
川端湧希:OK!じゃあ合計11個、技能なし。
川端湧希:21個だ
川端湧希:21dx7+20>=50
DoubleCross : (21R10+20[7]>=50) → 10[1,2,2,3,5,5,5,6,6,6,7,7,8,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,3,4,4,7,7,7,9,9]+10[3,4,6,9,10]+10[6,10]+10[9]+10[9]+1[1]+20 → 81 → 成功

辰巳十三:!?
川端湧希:……
GM:…………?
川端湧希:えへへ
入間誠時:すご
秋塚譲治:やったね!w
森堂ソウラ:キャーユーキチャーン
GM:めちゃくちゃ綺麗にできましたね。
GM:有平結、生存です!演出行きましょう!
文月ねむ:「……川端さん。」
川端湧希:「……うん。大丈夫」
川端湧希:「何でだろう?失敗する気がしないや」
文月ねむ:「かっこいいなあ、川端さん。…お願い。」腕を抑え、有平の手を握り、祈る。
川端湧希:「ソウラのおかげかな。私、こうやって」
川端湧希:「お膳立てされ……助けられるの、慣れてるのかもしれない」
森堂ソウラ:「…………」慎重に。必要以上に干渉はしない。
川端湧希:「……“アインス”。“ツヴァイ”。“ドライ”……“フィーア”」
川端湧希:「力を貸して……なんとかしろ?前だけ見ろ?」
川端湧希:「……意外と指示が大雑把ね、相棒」
川端湧希:目を閉じて、慎重に炎の細工を形成する。
川端湧希:荒れ狂う火は、影が包み押し留めて。
川端湧希:彼女の火は、そもそも。自分を燃やさないように制御できる。
川端湧希:制御できるようになった。
川端湧希:であれば。有平結の肉体に対しても、同じように。
川端湧希:口金状の結晶から押し出るような炎の流れは、優しく結晶を押し包んで。
川端湧希:あとは、それでお終い。完成するのを、祈りながら待つだけ。
GM:しばらくして結晶はころりと、有平結の身体から零れ落ちた。
文月ねむ:「…………」深く息を吐く
文月ねむ:「……出来ることはやった。」
文月ねむ:「あとは祈るだけ。……結ちゃんを運び出して、次は皆さんの治療を!」
GM:戦士の闘いは終わった。そして、医者の闘いはこれから始まる。



GM:バックトラック!
GM:今回のEロイスはこちら
“暴食”
《飢えの淵》《餓鬼の晩餐》
“怠惰”
《ファイトクラブ》《虐殺機関》
“傲慢”
《超越活性》×5
川端湧希:あっもしかして生命増強を活性……?
GM:超越活性で生命増強を活性させてました。
森堂ソウラ:肉体が300あるわけじゃなかったのか・・・
秋塚譲治:良いボスでしたw
GM:ドッジダイスが大変なことになるでしょ!
入間誠時:すごかった…
GM:では振る方は振ってください!
森堂ソウラ:めっちゃふります
秋塚譲治:121-9d10-3d10-3d10 一倍ぶり
DoubleCross : (121-9D10-3D10-3D10) → 121-49[5,1,9,10,3,9,8,3,1]-10[2,2,6]-16[7,7,2] → 46

辰巳十三:ふります!
川端湧希:あ、振る前に
辰巳十三:139-9d10
DoubleCross : (139-9D10) → 139-48[6,7,6,7,7,4,5,4,2] → 91

川端湧希:侵蝕率+9 (侵蝕率:136->145)
森堂ソウラ:136-9d10
DoubleCross : (136-9D10) → 136-46[8,1,2,6,6,8,5,1,9] → 90

川端湧希:上げとかなきゃだ。で、振ります
入間誠時:当然振ります
辰巳十三:そして1倍振り
辰巳十三:91-5d10
DoubleCross : (91-5D10) → 91-24[6,3,6,4,5] → 67

川端湧希:145-9d10
DoubleCross : (145-9D10) → 145-56[7,9,1,4,6,10,3,10,6] → 89

入間誠時:136-9d10
DoubleCross : (136-9D10) → 136-57[8,8,8,1,7,1,6,9,9] → 79

森堂ソウラ:90-3d10
DoubleCross : (90-3D10) → 90-13[3,3,7] → 77

入間誠時:め、めっちゃ下がった
辰巳十三:OK!侵食率4点で生還
入間誠時:一倍!
川端湧希:めっちゃ下がった……!確定帰還。1倍ぶりを!
入間誠時:79-4d10
DoubleCross : (79-4D10) → 79-29[10,4,7,8] → 50

川端湧希:89-4d10
DoubleCross : (89-4D10) → 89-27[7,9,6,5] → 62

森堂ソウラ:帰還!5点じゃーい!
川端湧希:私と入間さん、バクトラの出目高すぎない?
入間誠時:3点!!
川端湧希:4点です。
GM:バクトラの出目が高すぎる
秋塚譲治:侵蝕46の3点です
森堂ソウラ:還る気満々
GM:では経験点配布も済ませましょう。
GM:まずはシナリオ点は基本5点に、
GM:丹波海が生存で+1点、犬童美衣が生存で+1点、有平結が生存で+2点の9点。
GM:続いてDロイスは文月除く全員の”奇妙な隣人”を計上して+6点。
GM:Eロイスは先ほどの9個で+9点。
GM:これにいつもの5点と侵蝕点を足して…
GM:計算中………
■経験点
アスハルさん:34点
DTさん:33点
ロケット商会さん:33点
オツカレーさん:32点
優水さん:32点
GM猫口@:54点
GM:以上お渡しします!&いただきます!
川端湧希:もぐもぐ!
入間誠時:ヒューっ!!いただきます!
秋塚譲治:いただきます!
辰巳十三:ありがとうございます!
森堂ソウラ:うまうまうま
GM:ではEDに参りましょう……


【エンディング1 森堂左右良】




GM:???

GM:君はゲームセンターで連勝している。前後の状況はあまりはっきりと覚えていない。
GM:とにかく君の前には筐体があり、対戦相手がいて、その相手にいつものようにコンボを叩き込んでいる。
森堂ソウラ:いつものようにコンボを叩き込んでいます。
森堂のキャラ:『アァーイ!イィーヤ!シュテルベンッ! フンッコシヌケガ……!』
実況者:「はい小パンミスらなーい!!コンボ繋げていく!!」
森堂ソウラ:「ハッハッハァーッ! やっぱり旧日本軍はロクでもねーな!」
実況者:「コンボ完走してピッタリライフ0!!これで■■連勝!!」
森堂ソウラ:「やっぱり今の時代はドイツの秘密結社だよなあ~~~」
森堂ソウラ:旧日本軍とナチスドイツの秘密結社が戦う格ゲーである。
森堂ソウラ:(当然彼らは凍結保存により現代に蘇ったり何だりしている)
GM:湧き上がる歓声。そして対戦相手からの罵声。
GM:どこかで見たことのあるような光景。そして、
???:「ソウラくん」
???:歓声の中から微かに、聞きなれた女性の声がする。
森堂ソウラ:「ん」 いつもより、反応は早い。喧噪の中でも、声は聞きわけられている。
GM:どこかで見たような光景。しかし、声の元は後ろではなく、筐体の中から。
森堂ソウラ:「んお?」 筐体を見る。
“アスモデウス”:「起きろ、森堂左右良。」筐体の画面に、銀髪の小柄な女性の貌が映っている。
森堂ソウラ:「うおっ!?」
“アスモデウス”:筐体からまるで有名なホラー映画のようにずるりと這い出して、森堂と正対する。
森堂ソウラ:「うおぎゃああ!?」
森堂ソウラ:「なんだ……ハッ、まさか今時流行りの、ゲーム世界に引きずり込まれて転生チートハーレム的な……」
“アスモデウス”:「我が主が、お前が起きるのを待っている。」
“アスモデウス”:「……待っている間にあちらも眠ってしまったがな。」
森堂ソウラ:「……あすもんじゃん」 急に、周囲の喧騒が遠くなる。
“アスモデウス”:「ハハハ!まだ目が覚めんようだな。……それでもいいぞ?」
“アスモデウス”:森堂の顎の輪郭を、指でつつと撫でる。
“アスモデウス”:「その場合、夢の中でお前を横取りすることになる。」
森堂ソウラ:「……わーお。流石は色欲」
“アスモデウス”:「どうする?」
森堂ソウラ:「悪いな。俺、文月のビジュアルに惚れた訳じゃねーからさ」
森堂ソウラ:「あすもんとは、友達のままで頼むわ」
“アスモデウス”:「ハハハ!友達か!悪魔を共に持つとは酔狂だな。」
“アスモデウス”:周囲の景色が割れたガラスのように崩れていく。
森堂ソウラ:崩れたガラスの中を、水の中に沈むようにして落ちて、
森堂ソウラ:「……だよなあ。流石に夜明けの電光戦記がもっかい流行るのはきちーよなあ……」と呟いて。
森堂ソウラ:目を覚ます。



GM:氷室総合病院
GM:森堂ソウラの病室

GM:起床した森堂は、手のひらに暖かい感触を覚えるだろう。
文月ねむ:森堂の手を握ったまま、ベッドに突っ伏すように寝入っている。
森堂ソウラ:「…………」 薄らぼんやりとした頭を、緩やかに振る。
森堂ソウラ:握ったままの片手の熱を、有難く思いつつ。
文月ねむ:「…………ん。」
森堂ソウラ:ねむちゃん、眼鏡は掛けたままです?
GM:掛けたままです。
森堂ソウラ:(危なっかしいな。ったく) 起こさないように、そうっとつるに手を掛けて外してあげる。
森堂ソウラ:自分たちの治療に駆け回っていたことを知っている。彼女自身、戦地に立っていたというのに。
文月ねむ:「………」顔に触れる手の感触で目覚める。「ソウラ、くん?」
森堂ソウラ:「あ、悪り。起こしたか」 小さな声で。「眠いなら、寝とけよ。俺は大丈夫だからさ」
文月ねむ:「ん……だいじょうぶ?」
森堂ソウラ:もぞもぞと起き出す。病院のベッドは、あまり好きではない。
文月ねむ:森堂の病衣を掴む。「まだ寝てなきゃダメ。」
森堂ソウラ:「えー……」
文月ねむ:こちらはもぞりと起き出して、置かれた眼鏡を掛ける。
文月ねむ:「……みんな、無事だよ。」
文月ねむ:「川端さんも辰巳さんも、秋塚さんも入間さんも、」
文月ねむ:「新納さんも犬童さんも………結ちゃんも。」
文月ねむ:「みんなで帰ってこれたよ。」
森堂ソウラ:「だな。めでたし、めでたしってやつ……」
森堂ソウラ:「で、……いいのか?」
文月ねむ:「…………そりゃ、」
文月ねむ:「“暴食”の犠牲者も、暁星先生…“傲慢”の犠牲者も、」
文月ねむ:「戻ってこないけど……でもそれ以上は止められた。」
森堂ソウラ:「だな。そこまで望むのは、それこそ神様気取りってやつか」
文月ねむ:「いっぱいいっぱい、悲しかったり、嬉しかったり、ほっとしたり、不安になったりしたけど、」
文月ねむ:「ソウラくんにはこれだけ言うね。」
文月ねむ:「……ありがと。」
森堂ソウラ:「……こちらこそ。彼氏ミョーリに尽きる、ってやつだ」
文月ねむ:「……ふふ。」笑って、机の上を指差す。
森堂ソウラ:「ん?」 そちらを見る。
GM:机の上に、携帯ゲーム機とパズルゲームのソフトが置いてある。
文月ねむ:「頑張ったソウラくんにトラブルシューティング代。」
森堂ソウラ:「うおお! ……え、いいの? 高かったんじゃね?」
文月ねむ:「いいの。…ほんとはこれだけじゃ足りないんだから。」
文月ねむ:「これ私もやってるゲームだから、たまには彼女にもゲームに付き合ってね。」にこりと微笑む
森堂ソウラ:「そりゃ、楽しそうだな」
森堂ソウラ:「マッハで追いつくから見てろよ」
文月ねむ:「すぐ追いつかれちゃいそうだなぁ」苦笑しつつ
文月ねむ:病床のカーテンを閉め始める。
森堂ソウラ:「医学生だと、時間なくて大変だよな」
森堂ソウラ:「…………」 ふっと考え込む。
森堂ソウラ:シリアスな顔だ。「ねむちゃんさ。今、どこ大?」
文月ねむ:「恭英大学だけど…?」
森堂ソウラ:「あそこか。ってことは、確か他に薬学と経済と……」
森堂ソウラ:「医学部は流石にきついけど……医学部ってことは6年制だろ」
文月ねむ:「うん。」
森堂ソウラ:「頑張ればキャンパス生活、被せられる気がする」
文月ねむ:「………ソウラくんは好きにしていいんだよ?」
森堂ソウラ:「だから、好きにするんだろ? 今までなかったからさ」
森堂ソウラ:「あっやっぱ別学部でも偏差値高いな。あーくそ、今からノイマンに目覚めねえかな・・・!」
文月ねむ:「勉強教えよっか?週末なら予定着けれるかもしれないから。」
森堂ソウラ:「マジで? それは、なんかいいな」
文月ねむ:「近くで頑張るソウラくん、見たいしね。」
文月ねむ:後ろ手にカーテンを閉じる。
森堂ソウラ:「ククク、不良学生の汚名を返上する時が来たようだな……」
文月ねむ:いつの間にか寝台は白いカーテンに包まれている。
文月ねむ:薄布で区切られた、二人だけの空間。
文月ねむ:「ソウラくん。もう一個、君に言いたいことがあるの。」
森堂ソウラ:「ん、……」
森堂ソウラ:部屋が狭くなったように感じる。距離が縮まったようにも。
森堂ソウラ:「何、デスカ?」 何か、正体のわからぬ緊張が。
文月ねむ:「目、閉じて。」
文月ねむ:目を閉じた森堂の耳に、ぱた、と病院のスリッパを脱いだ音が聞こえてくる。
文月ねむ:揺れと共にぎし、となったのはベッドの音だ。
森堂ソウラ:「……? ……!? 」言われた通り目を閉じて、軋む音。
森堂ソウラ:近づく温度を感じる。「……!?」
文月ねむ:布擦れの音と共に、耳元でぎ、と音がする。
文月ねむ:顔の両側に手を置いた音だろう。
森堂ソウラ:(ちょ、待て。これは。いいのか? え? 覚悟は? ないよ? というか)
森堂ソウラ:(アッハイ)
文月ねむ:そして、唇に柔らかい感触を感じるだろう。
文月ねむ:互いの体温を交換し、溶け合うように、長く口付ける。
森堂ソウラ:「…………!」 反射的に目を開ける。
森堂ソウラ:薄目で、近すぎる位置の少女の顔を見る。
文月ねむ:唇を離す。森堂の視界には、顔を真っ赤にした文月が映っているだろう。
文月ねむ:「大好き。」
森堂ソウラ:左右は、ばさりと落ちた黒い長髪で見えない。視界には、少女の大きな眼だけ。
森堂ソウラ:「…………」 反射的に、小さく身を起こす。一度は離れた唇に、こちらからも重ねて。
文月ねむ:視線と視線が至近距離でかちあう。
森堂ソウラ:……すぐに、離れる。
文月ねむ:「んっ………」
森堂ソウラ:「っ、くは……」
文月ねむ:「……ずるいんだ。私からしたかったのに、」
森堂ソウラ:「……………おれも、だよ」 額に手を当てて、かろうじて、それだけ呟く
森堂ソウラ:「一回ずつがフェアだろ……」
文月ねむ:「今ので、ソウラくんに負けちゃった。…………いじわる。」
森堂ソウラ:こちらも耳まで赤い。
文月ねむ:体を起こす。黒髪がふわりと森堂の頬を撫でてから、離れる。
森堂ソウラ:「勘弁してくれ……」
文月ねむ:病院のスリッパを履く。
文月ねむ:「……私も疲れたから休んでくるね。」
森堂ソウラ:「……ちゃんと、自分の部屋で休めよ。医者は一番、元気でなきゃいけないんだから」
文月ねむ:「うん。」
文月ねむ:「………また、診察に来るからね。」唇に指を当てて微笑む。
文月ねむ:「私はソウラくんの主治医になるんだから。」
森堂ソウラ:「どーも、お待ちしておりますよ。文月先生」
GM:患者と医師はささやかな会話を交わした。
GM:これからも、診察は続くであろう。


【エンディング2 辰巳十三】




GM:星辰館学園 中等部

GM:そして、また昨日と同じ今日がやって来る。
GM:何事もなかったかのように登校し、
GM:授業を受け、給食を食べ、あるいは居眠りする。
GM:昨日と同じでないところは、君のクラスメイトである犬童美衣から幾分か刺々しさが失われ、
GM:周りの生徒とも徐々にではあるが話すようになっている事だろうか。
GM:放課後。
GM:終礼も終わって生徒たちが帰宅のため、あるいは部活のため教室を出ていく。
辰巳十三:(日常に馴染むのはいいことだ。それがあるからオーヴァードは戻ってこれる) 窓際の席。頬杖をつきながら、犬童さんの席を見るともなしに眺めている。
犬童美衣:教科書を片付けている犬童が視線に気づいて顔を上げる。
辰巳十三:(2,3日休むようなら、責任もって給食デザート争奪戦は俺も参加する予定だったが、その必要もなくて残念……いや、よかった) 傍目には物思いに耽る神秘的な少年に見える。
犬童美衣:バッグに教科書を詰め、辰巳の元に歩いて来る。
犬童美衣:「こんばんは。」
辰巳十三:「お」 かすかに皮肉っぽく笑う。 「こんばんわ、には、まだ早いよ」
犬童美衣:「んむむ。」窓の外を眺めたあと、時計を見る。
犬童美衣:「夕方はまだこんにちはでいいのか?」
辰巳十三:「いいよ。でも、俺のおすすめは『ごきげんよう』だな」
辰巳十三:「犬童がそれ言ってたらちょっと面白いし、上品だ」
犬童美衣:「人の挨拶を面白がるな!」
犬童美衣:「……けど、まあ、上品なのがいいなら言ってやらんこともない。」
辰巳十三:「悪い。でも、隣の地区のお嬢様学校の連中って、そういうあいさつしてるらしいぜ」
辰巳十三:「俺も使おうと思ってたところだ」
犬童美衣:「…………ごきげんよう。」
犬童美衣:「……………」顔を赤らめる「やっぱりダメだ!普通にする。」
辰巳十三:「ごきげんよう。……ハハ! 残念だ」
辰巳十三:「俺たちの住んでる地区で、こんなあいさつしてるヤツはいねえわな」
犬童美衣:「だいたいは“よう”か“金出せ”だな。」
犬童美衣:「…って違う違う。地元トークがしたいわけではない!」
犬童美衣:椅子をずりずりと動かして
辰巳十三:「ひでえ話だ! ……おっと、違ったのかい」
犬童美衣:辰巳の席の隣に。
犬童美衣:「相談だ。」
辰巳十三:「相談か! いいねえ。俺も相談ってやつをされてみたいと思ってたんだ」
辰巳十三:「なにしろ、俺の支部の連中ときたらそろいもそろって優秀すぎてさ……ぜひやってくれよ」
犬童美衣:「うん。ありがとう。……端的に言うと、だ。」
犬童美衣:「イリーガルというやつになりたい。」
辰巳十三:「へえ。……意外だな。UGNに、協力してもいいって気になったのか?」
犬童美衣:「金が欲しいのだ。……“アテ”は外れたしな。」
犬童美衣:「……大人に使われるのは変わらない。けど、」
犬童美衣:「UGNが誰かを助ける組織なら、私はそこで使われる方がいい。」
辰巳十三:「ああ。金が必要ってことなら、確かにUGNは気前がいい。それに……」
辰巳十三:「そういうことなら、いい選択だと思う。お前が、大人を使ってやれよ。金を稼いで、そして、誰かを助ける」
辰巳十三:「そのためにUGNを利用してやればいい。イリーガルってのはそういう立場でいい」
犬童美衣:「……。」
犬童美衣:「………辰巳は、大人なのか?」
辰巳十三:「俺は自分をそう思えたことはない。そうだといいなと思っているけどね。……ぜんぜん……ちっとも……できないことだらけでさ……」
辰巳十三:「許せないことも多すぎる。支部長なんて、本当はガラじゃないんだな」
犬童美衣:「もっと大人だと思ってた。」
辰巳十三:「がっかりさせて悪いな。犬童は、大人になりたいか?」
犬童美衣:「話してるとお前の言葉で納得するんだ。」
犬童美衣:「うん。なりたい。」
辰巳十三:「ちゃんとした大人になるのは難しい。でも、犬童ならなれる気がするね。……一緒に働けるなら、心強いよ」
犬童美衣:「………。」
犬童美衣:「一緒に、大人になりたい。」
犬童美衣:「辰巳の言葉は私を納得させてくれる。私を大人にしてくれる。」
犬童美衣:「その分だけ、辰巳が大人になる助けが出来たらいいなって思うんだ。」
辰巳十三:「願ったときから、それを叶える旅が始まる。……ありがたい話だ。それじゃあ」
辰巳十三:「一つ、犬童に必要な目標を教えてやれる。……本物の“名医”がいるんだ。本当に本物の」
犬童美衣:「……名医。それって……!」
辰巳十三:「Dr.シュタインメッツ。まずは、その人に診てもらうだけの額を稼ぐことだ。手伝うよ」
辰巳十三:「とびきりヤバイ案件が回ってきたら、真っ先に連絡する。当てにしてるぜ、犬童美衣」
犬童美衣:「…………!」
犬童美衣:「うん……!うん!」
犬童美衣:「頑張るぞ!」
辰巳十三:「幸い、事件には事欠かない」 鞄を担いで、立ち上がる。
辰巳十三:「さようなら、また明日。……学校にはできるだけ来いよ、仲のいいやつがいないと学校なんてつまんねえからさ」
犬童美衣:「ああ、また明日!」
犬童美衣:「………それと、これは言わなきゃいけない言葉だ!」
犬童美衣:「ありがとう!」
犬童美衣:にっと笑って、足取り軽く帰路に着く。
辰巳十三:「ハハ」 半ば辛そうに、半ば嬉しそうに笑う。 「どういたしまして」
GM:友達同士は、支部長と部下になった。
GM:子どもと子どもが、大人と大人になる日はいつになるのか。


【エンディング3 入間誠時】




GM:第9区画
GM:ケーキ屋『ヌーヴェル・リュヌ』

入間誠時:イートインスペースのテーブルにコーヒーとケーキが並んでいる。
森堂ソウラ:華やかで、ゆったりとスペースが確保された店内を物珍しそうに見ている。
入間誠時:「森堂くんはこーゆー店ってあんま来ない方?」
森堂ソウラ:「……ダブルで来ねーよ。デザートなんてコンビニスイーツだけだし」
森堂ソウラ:「女子向けじゃねえの? 先輩めちゃめちゃ馴染んでるけど」
入間誠時:「はは。じゃあ舌を肥やすチャンスだな」
入間誠時:「んー。俺は結構よく来るからな。パティシエも顔馴染みだし」
森堂ソウラ:「だよなあ。考えてみりゃ、俺、彼女が出来たの初めてだからな」
森堂ソウラ:「感覚磨いてかねーとなー」
森堂ソウラ:入院生活からオーヴァードライフなので、普通の
森堂ソウラ:普通の青春を送った期間が存外短い。
入間誠時:「そーそー。女のコはやっぱ、こーゆーとこ好きな子が多いし」
森堂ソウラ:「店主と顔なじみってのも凄いな……何でも屋人脈?」
入間誠時:ガナッシュケーキをフォークで切って一口。
入間誠時:「そーだな。仕事やってるうちにひょんなことで知り合って、みたいなやつだ」
森堂ソウラ:「入間先輩は、経験豊富そうだよな。モテるっしょ」
入間誠時:「はは。見た目が良いからなー」
森堂ソウラ:「何食ったらそんなイケメンになんの……?」 ケーキ食ってるだけで異様に絵になる。
森堂ソウラ:「ああいや、こういうとこ食やいいのか……」 フルーツの沢山乗ったケーキをパクり。「うまっ」
入間誠時:「さてねえ。中学出てから向こう碌なもん食ってねーけど幸い」
入間誠時:「悪いようにはならなかったね。便利だし煩わしくもあるけどさ」
入間誠時:「イケるだろ。ま、一番はちゃんと栄養バランス考えて食べることだろーが」
入間誠時:「色んなケーケンすりゃ自然とサマんなってくもんさ」
森堂ソウラ:「そーゆーもんかね。……さ、じゃあ相談だ相談」
入間誠時:「おう。どんと来い」
森堂ソウラ:「実際、N市の中でもあっちこっちスポットはあるんだよな。やっぱり遠場は移動時間もあるしさ……」
森堂ソウラ:と、アイパッドでN市内の観光地の適当な候補地を出しつつ、相談を始める。
入間誠時:「そうだなあ。割とどの地区にもそれなりのスポットはあるんだよな」
入間誠時:「だからお互いのアクセスが良いトコだと嬉しいよな。……でも、だ」
入間誠時:「デートってのは非日常だろ」
入間誠時:「普段から仲良くしてるんなら尚更、特別さを演出するのが好ましい」
入間誠時:「だから多少遠出になってもあんま行く機会のないトコに行くのがオススメだな」
森堂ソウラ:「……成程。確かに。ただでさえ普段からゲーセン街連れまわしてるし……」
森堂ソウラ:「連れまわしてるって言うか、連れ戻されてるんだけど」
入間誠時:「ふーん?なるほどね?」
入間誠時:にやにやと笑っている。
森堂ソウラ:「確かにな……なら遊園地……いや、間違いなく大半で身長が引っ掛かるか」
入間誠時:「あー……身長なあ」
森堂ソウラ:「映画館は…………水族館とか……」
入間誠時:「水族館なら、この辺りにあったな確か」
森堂ソウラ:「なんだよ、随分楽しそうだな、先輩」
入間誠時:「くく。いや、いい力関係だなーと思っただけだよ」
入間誠時:「強いお姫サマってのも悪くない」
森堂ソウラ:「まーなー。最初会ってからしばらくは、年下なのにしっかりしてんなーと思ってたんだが」
森堂ソウラ:「ところがどっこいあの通りでな。最近は普通にそれに甘えている気がする。大変よくない」
入間誠時:「かなり見た目幼いもんなあ。勘違いするのも無理ない無理ない」
入間誠時:「頼れる時は頼っとけよ。いざという時守ってやりゃあいいのさ」
森堂ソウラ:「でも小言言ってるところも可愛いしな……惚れた弱みゆえな……」 キメ顔で。
入間誠時:「くくっ、良いね良いね。青春だ」
森堂ソウラ:「まあ。俺はどっちかってと、支援や防御のが向いてるな。プロ集団の中だと、どうも攻撃は一手遅れる」
森堂ソウラ:「ねむちゃんを護りつつ支援貰うの、相性は悪くない」
入間誠時:「ああ、悪くない」
森堂ソウラ:「先輩だってまだまだ行けるだろ。そうやって他人事だと思ってると、運命に出会っちまうぜ」
入間誠時:「……あー」
入間誠時:「俺は、そーゆーのはいいんだよ」手をひらひらさせて。
森堂ソウラ:「んん?」
入間誠時:「付き合ったりとかイロイロ、やったことはあるケドさ、よくわかんないんだよな」
森堂ソウラ:「よく分かんない、ねえ」
入間誠時:「それに、俺みたいなのと付き合ったら相手の子もかわいそーだろ」
森堂ソウラ:「ああ。確かに先輩、ガチでバトってるときちょっと怖ェもんな」
入間誠時:「だろ?あーいうトコあんの、俺は」
入間誠時:「少なくとも一つ屋根の下で暮らすとかは無理だな。何やらかすかわかったもんじゃねー」
入間誠時:瞳の奥には、ずっと子供の頃の光景がある。
森堂ソウラ:「でも、だからこそ、さ」 クリームのついたフォークを掲げる。
入間誠時:「ん」
森堂ソウラ:「ぴったり合う相手が出てくるかもだぜ。そういう時に、きちんと見逃さないようにしとけよ」
森堂ソウラ:「目を逸らすなんて似合わねーぜ? ま、後輩からの軽口だけどな」
入間誠時:「………んんん」
入間誠時:まだ見ないようにしているものがある。見えてしまうから。
入間誠時:……目を逸らさずにいたら。見つけたものを、失ってしまいはしないだろうか。
入間誠時:「ま。覚えとくよ」
森堂ソウラ:「そうだな。その時は、『ワンコイン・トラブルシューター』のご利用をお忘れなく、だ」
入間誠時:「お。ここぞと営業を仕掛けて来たな。いいぜ、フリーランスは営業が命だ」
入間誠時:「そんときゃ一枚綺麗なコインを奉納させていただきますよ」
森堂ソウラ:「楽しみにしとくよ。………………ところでさ」
入間誠時:「ん?」コーヒーを飲みながら
森堂ソウラ:「ここ、言うてもN市なわけじゃん」
入間誠時:「ん。」
森堂ソウラ:「水族館デート中に突然オーヴァードテロリストに襲われた時のパターン、備えといた方がいいと思うか?」
入間誠時:「あー」
入間誠時:「……まあ。そしたら電話でもメッセージでもなんでもくれ」
入間誠時:「後輩の面倒ぐらい見てやるよ」
森堂ソウラ:「サンキュ。頼りになる先輩を持てて、俺は幸せだぜ」
GM:何でも屋と何でも屋は、横の繋がりを広げた。
GM:それはフリーランスという絆の薄くなりがちな生業にとっては、貴重なものかもしれない。


【エンディング4 秋塚譲治】




GM:戦いの後、丹波は改めて拘束された。
GM:本来ならば市外に護送される手筈であったが、
GM:“人工悪魔”の被害と安全性の確認が終わるまでは、
GM:ひとまず市内のUGN支部に拘禁されることになった。



GM:接見室



GM:白い殺風景な部屋に、拘束衣を巻かれた丹波の姿がある。
GM:部屋の扉の両側には査察部のエージェント、毛有と倉秀が立ち、
GM:万が一の事態に備えている。
秋塚譲治:「よう、丹波。調子はどうだ?」 いつもの調子で話しかける
丹波海:「……妙な気分だよ。」
丹波海:「積み上げてきたもの全部失くしたのに、」
丹波海:「すっきりしてる。」
丹波海:「………民間人の被害は?」
秋塚譲治:「幸いなことに軽微だよ、少なくとも大きなものはない」
丹波海:安堵したように息を吐く。「………そうか。」
秋塚譲治:「俺達だけじゃあ、こうはならなかっただろうな」
秋塚譲治:「随分といい顔になってるぜ、本当に憑き物が落ちたってところか?」 あえて冗談めかして言う
丹波海:「かもな。」少しだけ口角を上げて応える
丹波海:「落としてくれたことには、感謝してる。」
秋塚譲治:「そいつはどうも、素直に受け取っておくぜ」「まぁ、俺としちゃあ」
秋塚譲治:「いい加減、我慢の限界だったからぶん殴ったくらいしかしてねぇけど」
秋塚譲治:「今、思い返すと割とだっせえのな」
丹波海:「ダサいとか言うなよ。」
丹波海:「お前に嫉妬してた僕がバカみたいだろ。」
秋塚譲治:「それに関しちゃあ、ぶん殴った時に俺の答えは言ってるからなぁ」 からからと笑う
秋塚譲治:「実際、馬鹿だよお前は。そんな嫉妬なんぞはなっからしなくて良いんだよ」
秋塚譲治:「だってなぁ」 と、姿勢を正して
秋塚譲治:「救援感謝する」 あの時、丹波が俺に言った言葉を返す。ただしそこには感謝がある。
秋塚譲治:「お前が来てくれなきゃ、連れてきてくれなかったら被害を最小限に抑えられなかった」
秋塚譲治:「だから――ありがとな」 そして表情を崩して笑う
丹波海:「……ふっ。」
丹波海:「…僕は、何年掛かっても戻って来るぞ。秋塚。」
秋塚譲治:「ってことで、俺達は対等だ。助けて助けられて、そういうもんだろ?」
秋塚譲治:「とは言え、お前は俺には十分借りがあるからな、それを返すまで放り投げんなよ」
丹波海:「今は……そうだな、これで対等だ。」
秋塚譲治:「俺はすげえ心優しいからな、利息ゼロだ。どうだ」
丹波海:「そんな憐みいらないね。利子をたっぷりつけて返してやる。」
秋塚譲治:「上等、それだけ言えるなら期待してるぜ」
丹波海:「………僕が行くまで死ぬなよ。」
丹波海:「生きることは得意なんだろ?」
秋塚譲治:「誰に向かって言ってんだ、俺はどんな死地だろうと還ってくる――」
秋塚譲治:「"生還者"だぜ?」
GM:ビー、というブザーの音が響き、
法利聖:秋塚の背後のドアからスーツの女性が入って来る。
法利聖:「時間です。」
秋塚譲治:「もう、そんな時間か」
丹波海:丹波もエージェントたちに両脇を固められつつ、立ち上がる。
丹波海:「またな。」
秋塚譲治:「それじゃ丹波、またな」 生きて再会することを込めて言う
丹波海:ふ、と笑って部屋を出る。
秋塚譲治:「ふ」 丹波の言葉に笑みが溢れる。
秋塚譲治:そして同時に退出する。
法利聖:「………。」丹波を見送った後、呟く。
法利聖:「彼は護送中に無断で行動しました。」
法利聖:「おそらく監査でも不利になる行動でしょう。」
法利聖:「……ですが、彼が民間人の救助に尽力したのもまた事実です。」
法利聖:「情状酌量の余地は大いにあります。」
法利聖:「正規エージェントは難しくとも、イリーガルとして前線に復帰するか…」
法利聖:「そこから先は彼次第です。」
秋塚譲治:「分かってますよ、それくらい。俺も、あいつも」
秋塚譲治:「だけど俺は大丈夫だと思いますよ。本気で殴り合いましたからね」
秋塚譲治:「もし悩んでも、その時は――まぁ、俺とか他の信頼できる奴に頼るでしょうし」
秋塚譲治:「結局、人と人との助け合い。これがうまくいってればなんとでもなりますよ」
秋塚譲治:「俺達の世界って、そういうものじゃないですか」
法利聖:「余計な発言、失礼しました。……信頼しているんですね、彼とこの世界を。」
秋塚譲治:「どうも親切感謝します」「もちろんですよ」
法利聖:「また機会があれば、助け合いましょう。“クロックワークス”。」
法利聖:鉄面皮に笑顔が浮かぶ
秋塚譲治:「そうですね、こちらこそ。それに」「貴方みたいな美人を助けられるならすぐに飛んでいきますよ」 と冗談を言う
法利聖:「そうした浮ついた発言も査察の対象ですよ。」柔らかく注意して歩き始める。
法利聖:「……行く場所があれば送っていきましょうか?」
秋塚譲治:「お気遣い感謝します、だけどそれは遠慮させていただきますよ」
秋塚譲治:「色々と訳ありなもんで」 そう言ってゲートを開き、そのままくぐる。
法利聖:「またいずれ。」
法利聖:秋塚の背中がゲートに消えた後、呟く。
法利聖:「残念です。エスコートして差し上げたかったのに。」ふっと唇に手を当てて微笑み、また歩き始める。



GM:第13支部



秋塚譲治:「どうも失礼しますよっと」 《ディメンジョンゲート》から現れる
辰巳十三:「――心臓に悪い出方するね、秋塚さん」
辰巳十三:骨細工の姿で、大きな体を部屋の隅に押し込んでいる。触腕を何本も伸ばし、何か作業していたようだ。
秋塚譲治:「そいつは申し訳ない。次からは気をつけるよ、辰巳さん」
辰巳十三:「でも、便利だな」
秋塚譲治:「だろ?」
辰巳十三:「この支部、通勤が不便だからね。わざわざこんな辺鄙なところまで来てくれるとは、つまり、何か話があるのかな」
秋塚譲治:「どうも話が早くて助かる。腹芸は俺も苦手でね」
秋塚譲治:「単刀直入に言うと、アーティファクト。アレの回収に深く関わりたくてね、辰巳さん――“ケイヴマン”とその話がしたかった」
辰巳十三:「こいつは驚いたな。突然出てきたときより驚く。……関わりたいとは、よほどの酔狂だぜ」
辰巳十三:「マジかい?」
秋塚譲治:「マジさ。それとこれも言っておくか、そのあたりの個人的な目標ってやつ」
辰巳十三:「ぜひとも聞きたい。気になってきたよ」
秋塚譲治:「目当てのアーティファクトの回収ができたら、そいつの使用許可が欲しい。効果は――」
秋塚譲治:「不老の解除、古代種の変質ってところか。そいつが目的だよ」
辰巳十三:「……なるほど」
秋塚譲治:「あいつがちょこちょこちょっかいを出していたなら、そのあたりの物品があったんじゃないかと思ってね」
辰巳十三:「よくわかるよ。秋塚サンがそいつを探す理由は。強いモチベーションだな」
秋塚譲治:「あー、まぁ、そうだな。めちゃくちゃモチベーションが高いのは認めるぜ」
辰巳十三:「ちょうどいい。ウチの支部は万年人手不足で……、そういうやる気のあるメンバーは大歓迎だ」
秋塚譲治:彼女が聞いたら、余計なことを、と怒るか、呆れるだろうか。だがそんなことは関係ない。
秋塚譲治:「ってことは、諸々の事情を分かった上でってことでいいかい?」
秋塚譲治:居場所を作ると約束したのだ、ならばその用意をすることは当然だろう。
辰巳十三:「もちろん」 笑った気配がある。
辰巳十三:「遅かれ速かれ知るだろうし、彼女には秋塚サンから教えてあげといてくれ。俺は呆れた声を聴きたくない」
秋塚譲治:「そいつはまぁ、考えておくよ。自分のプライドと相談してね」
秋塚譲治:「できるだけ良い格好はしておきたいのさ、我ながら小さいとは思うけどな」
辰巳十三:「ハハ! ……健闘を祈る。あんたからその手のプライドを取ったら、魅力が三割減だ」
辰巳十三:「ま、歓迎会の準備をしておくよ」
秋塚譲治:「そいつは楽しみだ、これからよろしく。――っと、好きな呼び名はあるかい? 今後はそれにするが」
辰巳十三:「好きな風に呼んでくれよ。みんなも適当だしな。――よろしく、“クロックワークス”秋塚サン」
秋塚譲治:「それじゃ、お言葉に甘えて。――よろしく"ケイヴマン"辰巳クン」
GM:生還者は友を繋ぎ止め、また繋がりを増やしていく。
GM:生きる理由も、それに伴って増えるだろう。


【エンディング5 川端湧希】



GM:氷室総合病院


GM:有平結は生還した。しかし、4年という年月は人体を錆びつかせるには十分すぎるほど長い。
GM:有平は現在四肢がほとんど動かせないような状況だ。
GM:元通り動けるようになるまでどれだけ掛るかは分からない。
文月ねむ:「結ちゃん。無理しないようにね。」
有平結:「うん。」息を切って、腕に力を込める。
有平結:腕が持ち上がり、机の上にある鉛筆を手に取ろうとする。
有平結:親指と人差し指で鉛筆の腹を摘まんで…
有平結:手が震えて取り落とす。
有平結:「あ……。」
川端湧希:その鉛筆を拾い上げて。「大丈夫」
川端湧希:「そこまでは動かせるようになったんだもん」
文月ねむ:「うん。すごい進歩だよ。」
文月ねむ:「……休憩しよっか。結ちゃんも楽にしてね。」
有平結:「ありがと」息を吐いてリクライニングしたベッドに背を預ける。
有平結:「……ちょっと寝てるだけでこんなにガタが来ちゃうなんて思わなかったな。」
有平結:「湧希ちゃんは中学生になった?」
川端湧希:「高校生ですよ」くすりと笑って。
有平結:「………あれ?」
川端湧希:「見た目で分かりませ……えっと」
川端湧希:文月さんの方を見て。「いやそうでもないか……」
有平結:「……何年経ってる?」
有平結:こちらも文月を見る。
文月ねむ:「あれから4年だよ。………二人とも、その視線はどういう意味?」
有平結:「え、嘘!?だって、」
川端湧希:「ね。びっくり」
有平結:「ねむ全然成長してないじゃん!?」
文月ねむ:「したよ!!…………1.5cm。」
川端湧希:「誤差……」
有平結:「してないじゃん」
文月ねむ:「う、ううーーー!!」
文月ねむ:「ぐいぐい伸びる川端さんが羨ましい……。」
川端湧希:「そう?私これ以上伸びないくらいがいいんだけどな」
文月ねむ:「この前ゲーセンに行ったら小学生と間違えられて追い出されかけたんだよ!20歳なのに!」
川端湧希:「ふふっ」笑って。
有平結:「ねむ、ゲーセンに行く趣味なんてあったっけ?」
有平結:「昔遊びに誘った時怖いからヤダって引け腰だったじゃん。」
川端湧希:「ソウラと一緒に?」
文月ねむ:「うん。ソウラくんって知り合いの子を迎えに行ったの。ゲーム好きだから。」
文月ねむ:「最近は……一緒に行くこともあるけど。」
文月ねむ:少しだけ視線を逸らす
有平結:「………湧希ちゃん、ソウラくんって何歳?」
川端湧希:「高二。私と一緒」
有平結:「4歳下の子とゲーセンデートかぁ…」
有平結:「めちゃくちゃ成長してんじゃん……」
有平結:「というか成長し過ぎじゃない…?」
文月ねむ:「いや、あの、その……違くて…………」
川端湧希:「えっ付き合ってたんですか?」
文月ねむ:「ええ、と……………………」
文月ねむ:人差し指同士を合わせてもじもじする。
川端湧希:「えっ、全然そんな素振り無かったのに……!いつから?いつからですか?」
川端湧希:「どっちからコクハクしたんですか?」
文月ねむ:「うわ!?」凄い勢いで詰めてくる川端にたじろぐ
文月ねむ:顔はすでに真っ赤だ。
文月ねむ:「そ、その、そういうのを…ソウラくんに断りも入れずに言うのは……」
有平結:「………自供?」
川端湧希:「あ、ソウラに聞けばいいの?」
文月ねむ:「へ!?」
川端湧希:「断り入れればいいってことだよね?」
川端湧希:「あ、じゃあここに呼ぶ?」
文月ねむ:「あ、だ……やっぱダメ!!」
文月ねむ:「飲み物、買いに行ってくるね!」
文月ねむ:耳まで赤くしながら脱兎の如く病室を飛び出してしまった。
川端湧希:「あっ逃げちゃった……」
有平結:「今度はソウラくんに断りを入れてからじっくり聞こうよ。」
川端湧希:「そうだね、逃げられない場所で、だ」
有平結:「ねむを逃がさないように掴む力強くしなきゃ。」からからと笑う
川端湧希:「カラオケとかかな?そのためにはさ。うん」
川端湧希:「出歩く脚も治さなきゃね」
有平結:「うん。湧希ちゃんがどんな歌声なのか気になる~。」
川端湧希:「えっ私?私はいいよ~。自信ないもん」
有平結:「えへへ、逃がさないよ~~。言い出しっぺは湧希ちゃんでしょ~?」
川端湧希:「そうだけどさあー……!」
有平結:4年前のように川端に抱き着こうとするが、身体が上手く動かない。
有平結:手をわずかに伸ばすに留まる。
川端湧希:その手を引くようにして、身体に飛び込む。
川端湧希:「……ふふ」
有平結:「………」手を川端の背に回す「おっきくなったね。」
川端湧希:「うん。私ね、たくさん、色々経験した」
川端湧希:「もう、能力だってちゃんと制御できるようになったし」
川端湧希:「あ、そうだ。あのね?この間の件で、エージェント志願も通ったの」
有平結:「エージェントに?」
川端湧希:「うん。これで、結さんの処遇にも口出しできるでしょ?」
川端湧希:「まあ、どうにかしてやろうっていう流れがあるわけじゃないけどさ」
川端湧希:「でも、絶対。一人でパトロールするよりは、多くを抱えられると思うから」
有平結:「…………おっきくなったね。」
川端湧希:「なったよ~?」
有平結:頭を撫でる。
川端湧希:「……ふふ」笑って。「結さん、今」
川端湧希:「手。上手く動かせてる」
有平結:「………え。あ!」
有平結:「湧希ちゃん!感覚忘れないうちに座らせて!」
川端湧希:「あっ今やるの!?ちょっと待ってってば……!」
川端湧希:「結さん重いの……!もう一人いるってば!ねむさんどこ!?」
川端湧希:「もうイジらないから戻ってきてよ~!」
有平結:「が、頑張って!何とか起きる…起きるから…んぎぎ……!」
有平結:ベッドに座りなおし、目の前の机にある鉛筆に手を伸ばす。
有平結:「ん……!」
有平結:2、3度掴み損ねるも、何とか鉛筆を摘まんで持ち上げることに成功する。
有平結:「…………出来た」
川端湧希:「わ……やった!」
川端湧希:「やったー!」
有平結:「出来た~~~~~!やっぱり湧希ちゃんは最高の妹だよ~~~!」
川端湧希:「私なんにもしてないよ?」
川端湧希:「結さんが頑張ったからだ」
有平結:「湧希ちゃん分を補給したから出来たんだよ。あとねむのテレ顔。」ふふんと得意げに
川端湧希:「何それ?じゃあ、もっと追及しなきゃだね」
有平結:「えへへ~。追及してして~。もっと補給したいから。」
有平結:やがて限界になって手を下す。ころり、と鉛筆が机の上で転がる。
有平結:「…………あ、あの、さ。」
川端湧希:「うん?」
有平結:「…………勇巳さんって…まだフリー…?」
川端湧希:「お兄ちゃん?どうだろう」
川端湧希:「今ロンドン支部なんだよね」
有平結:「と、遠っ……?!」
有平結:「……まだ間に合うと思う?」
川端湧希:「分かんないけどさ、応援するよ?」
川端湧希:「私、結さんみたいなお姉さん欲しいもん」
川端湧希:「あ、呼び戻す?あとカノジョ出来たかも聞いとこうか?」
有平結:「…大丈夫。自分から行くよ。」
有平結:「決めた。歩けるようになって、3人でカラオケ行って、」
有平結:「湧希ちゃんとクッキー作る!」
有平結:「………付き合ってくれる?」
川端湧希:「うん。いいね、それ」
川端湧希:「やろうよ」
有平結:「…ありがと。約束ね。」
有平結:「今度は時間を破らないようにする。」
川端湧希:「うん。急かさないよ」
川端湧希:「一歩一歩、やってこうよ」
川端湧希:「そのための灯火だからね、私」
GM:3人は、過去のしがらみから解放された。
GM:マイナスをゼロにした。今からはゼロをプラスにするすべく、
GM:前へ進むのみだ。



GM:全行程終了!
GM:お疲れさまでした!
GM:皆様ありがとうございました!
秋塚譲治:お疲れさまでした!
辰巳十三:お疲れさまでした!!!
川端湧希:おつかれさまでしたー!
入間誠時:お疲れ様でした!