『君がための今日』(GM:切子圭)


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“カタリュオ”奈良岡(ならおか)侑也(ゆうや)キャラシート(PC1:DT)
“相克”(かばね)彼方(かなた)キャラシート(PC2:明寝マン)
一の太刀(モノブレイド)進藤(しんどう)(あらた)キャラシート(PC3:しんごろ)
“ブラックタイド”景山(かげやま)(みのる)キャラシート(PC4:モッズ)

【Index】

オープニング:奈良岡侑也
オープニング:景山稔
オープニング:進藤新
オープニング:姓彼方
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
ミドルフェイズ5
ミドルフェイズ6
ミドルフェイズ7
クライマックス
エンディング1
エンディング2
エンディング3
エンディング4

【プリプレイ】

GM :さて、それでは

GM :突発卓、はじめていきましょー

進藤 新 :うおうおー!

景山 稔 :イエーイ!

奈良岡侑也 :ワオワオ

姓 彼方 :よろしくおねがいしまーす!

GM :では自己紹介

GM :奈良岡さんから行きましょうか、お願いします

奈良岡侑也 :はーい

奈良岡侑也 :キャラシート

奈良岡侑也 :ならおか・ゆうや。

奈良岡侑也 :カヴァー大学生のUGNエージェントです。

奈良岡侑也 :元は敵性組織への潜入エージェントで、触媒体質を生かして実験に重用されることで中枢に潜り込んだりを繰り返していましたが

奈良岡侑也 :今はやめにして支援要員として活動しています。

奈良岡侑也 :だいぶ人並みの感覚を取り戻せるようになってきました。人間性を削らなくていいのは過ごしやすいですね

GM :取り戻していって

奈良岡侑也 :能力は味方の視界のジャック。ARのように周辺情報を視界の隅に展開してサポートします。

奈良岡侑也 :シンドロームとしてはエンハイ・ブラムス・ブラックドッグの純支援。

GM :めっちゃ会ってるんだけどシンドローム今回知った

奈良岡侑也 :この組み合わせでは支援を範囲化はできないんですが

奈良岡侑也 :攻撃を範囲化はできます。攻撃して移動距離を下げながら

奈良岡侑也 :移動距離をあげます。これでこのとおり支援できるというわけ

奈良岡侑也 :あとはカバーとか行動値上昇とかミスディレとかで便利に動きます

奈良岡侑也 :そういう感じ!よろしくお願いします~

GM :よろしくお願いしまーす!

GM :そんな奈良岡さんのハンドアウトはこちら

ハンドアウト「奈良岡 侑也」 シナリオロイス:「正木真希(マサキ マキ)」
あなたはUGNに所属するエージェントである。
今回あなたに命じられた任務は、不審なレネゲイド濃度上昇が確認されている地区の調査だ。
早速チルドレンの正木真希と二人で現地調査を行っていた所、突如謎の存在から攻撃を受け、真希が連れ去られてしまう。

GM :シナリオロイスは正木真希、なんか燃やしたりするチルドレンです

奈良岡侑也 :よく知ってます

奈良岡侑也 :なにやってんすか真希サン……

正木真希 :えへへ

GM :そんな感じで仲良くいきましょう

奈良岡侑也 :はーい なんとかするぜ

GM :何、良い事もあるかもしれない

GM :では次、姓くん!

姓 彼方 :はい!

姓 彼方 :キャラシート

姓 彼方 :姓 彼方(かばね かなた) 17歳。少し前に覚醒してからUGNイリーガルになりました

姓 彼方 :新人です……って言ってたけどもう幾つか事件に巻き込まれたし3か月も経ったので初心者マークは外していいかも

GM :立派なみおゴンキラーに……

姓 彼方 :ゴン……

姓 彼方 :過去の事件がきっかけで無気力で色んな事に諦め気味の人間でしたが、事件に巻き込まれ覚醒

姓 彼方 :トラウマを払拭。前を向いて進めるようになったので、性格もある程度上向きに

姓 彼方 :誰かを助けられる人になりたかった。そんな幼少の頃の願いを叶えられるように頑張っていきます

姓 彼方 :契約(させられた)遺産は分類名"ジャイアントキル"『ダヴィドの手』

姓 彼方 :片腕に纏いながら、もう片方の腕を異形化して刃を飛ばしたり、空間距離を無視して斬り裂いたりしながら攻撃をします、ズバっと

姓 彼方 :性能は死招きオーバーロード、今回は130なので因子とかの横方向技は無いですが火力だけはあります

姓 彼方 :恐怖感が無くなっていりして心が絶賛歪んでいってしまってますが、理想でツギハギして戦います、がんばろう

GM :頑張るんだぞ少年

GM :私はきみの味方だ

GM :そんな姓くんのハンドアウトはこちら

姓 彼方 :ハンドアウト!

ハンドアウト「姓 彼方」 シナリオロイス:浅河霧江(アサカワ キリエ)
あなたは遺産の力をその胸に宿した高校生である。
浅河霧江は、最近何かとあなたに絡んだり付き纏ってくる変な下級生だ。
放課後、とりとめのない会話をしながら帰路につくあなた達だったが
今日は彼女から何か頼みがあるようで……?

姓 彼方 :変な

GM :変な後輩です

GM :そんな後輩からの頼みを聞いてあげてください

姓 彼方 :みおゴンはお仕事でしばらく空けてたりするのかな……

姓 彼方 :頼まれたからにはな、なんとかしよう

GM :みおゴンなら見守ってくれているよ……

GM :流石先輩!

GM :というわけでよろしくね!

姓 彼方 :よろしくおねがいしまーす!

GM :では続けて

GM :進藤くん、お願いします!

進藤 新 :はーい!

進藤 新 :キャラシート

進藤 新 :進藤 新(しんどう・あらた)、17歳の高校生。金色に染めて逆立てた髪や荒っぽい言葉遣いなど、どこからどう見ても古き不良そのものな少年。

進藤 新 :……が、悲しいかな身長がまるで足りておらず、迫力があるかと言われれば「?」がついてしまう。

GM :なんと……

進藤 新 :内面は外見に違わず、やはり古き不良少年──強きに挑み、弱気を助ける気概の持ち主。

進藤 新 :あいつ雨の日に捨て猫拾うタイプだよな、とささやかれているとかいないとか。

進藤 新 :なお実際、一匹拾って飼っている。

GM :期待を裏切らない男

GM :素晴らしいですね

進藤 新 :期待に…応える!ゆえにDロイスは「守護天使」。

進藤 新 :オーヴァードとしての能力は、単純極まる物質変換。どんななまくら──たとえ木刀だろうと、インパクトの瞬間は無敵の剣となります。

進藤 新 :そんな能力から、コードネームは「一の太刀(モノブレイド)」。

進藤 新 :なお、武器は常備化していないため、シナリオ中のどこかで木刀かなんかを調達します。

進藤 新 :自己紹介としては…以上にて!

GM :おっちゃんたちに買ってもらいなって言おうとしたけど今回年齢平均平たかったわ

GM :ではそんな進藤くんのハンドアウトはこちら!

ハンドアウト「進藤 新」 シナリオロイス:浅河波音(アサカワ ナミネ)
あなたは不良高校生と呼ばれる種類の学生だ。
浅河波音は、数か月前に絡まれていた所を助けた同級生だ。
暗い性格からか、クラスでも影が薄い彼女であるが……?

GM :不良に絡まれてる女の子を助けるOPだよ(シンプル)

進藤 新 :シンプルイズベスト!助けるぜ……!

進藤 新 :しかし締めにうっすらと不穏感。

GM :大丈夫、私のいつものです

GM :応援してるぜ、少年……!

GM :では、最後

GM :景山さん、お願いします!

景山 稔 :あいよ!

景山 稔 :キャラシート

景山 稔 :「“ブラックタイド”だ。景山稔とも名乗らしてもらってる。好きに呼んでくれ」

景山 稔 :「あんたらのような実力者と組めるのは心強い。頼りにしてるぜ?」

景山 稔 :というわけで今日も今日とて任務に勤しむフィールド・エージェントなチルドレンです

GM :有能そう

景山 稔 :一般家庭出身のUGNチルドレンで、チルドレンの肩書は下級エージェント的なニュアンスが強いとかなんとか

景山 稔 :年齢は17-18歳で、普段は高校とか大学に潜入して、イリーガルとの連絡役を買って出たり

景山 稔 :サンプルシナリオでチルドレンがやってるような仕事をしています。

GM :優等生だ

景山 稔 :能力はエンジェルハイロゥ/モルフェウス。

景山 稔 :錬成能力使いで、物体やエネルギーを改造・修理・分解できる……という能力を悪どく使ってトリッキーに戦います。

景山 稔 :データ的には超シンプルな隠密射撃アタッカー。

景山 稔 :隠密による奇襲を使って超能力でガンガン攻撃していきます。

景山 稔 :味方の攻撃に<砂の加護>で援護射撃飛ばしたり、リサーチの補助もしたりできます。

景山 稔 :大体そんな感じかな? よろしくお願いします~

GM :素晴らしい万能性だ

ハンドアウト「景山稔」 シナリオロイス:エージェント幾谷
あなたはUGNに所属するチルドレンである。
今回あなたたちに命じられた任務は、不審なレネゲイド濃度上昇が確認されている地区の調査だ。
現地で起きているらしいトラブルの対応も含めて、バックアップのエージェント幾谷と共にばっちり解決せねばなるまい。

GM :奈良岡くんへの増援ポジションです

奈良岡侑也 :助かります

景山 稔 :了解!がんばって解決しましょ、オレたちで!

エージェント幾谷 :バックアップのエージェント幾谷ですが

エージェント幾谷 :身長130ちょっとの25歳です

景山 稔 :センパイだ。よろしく

エージェント幾谷 :苦手なものはピーマンと注射!

エージェント幾谷 :よろしくね!

GM :というわけで

GM :こちらのイケメン4人でやっていきたいと思います、よろしくお願いしまーす!

姓 彼方 :よろしくおねがいしまーす!

景山 稔 :よろしく!

進藤 新 :うおうおー!よろしく…お願いします!

奈良岡侑也 :よろしくお願いします!

GM :よろしくー!

GM :では早速



【オープニング01】

GM :奈良岡さんから、シーンインどうぞ

奈良岡侑也 ::侵蝕値 1d10

奈良岡侑也 :1d10 (1D10) > 9

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 30 → 39



正木真希 :「手がかり、見つからないわね」スマートフォンに偽装した測定器を片手に、正木真希は不満げに呟いている。

GM :あなたたちがこの街の支部の応援として来て、調査に乗り出す事半日。 当該地域の異常なレネゲイド濃度の原因は特定できずにいる。

奈良岡侑也 :「まあ、そう簡単に行くなら2人も帯同させないでしょう」

GM :日も傾き、夕の刻。

GM :開いている店を探す方が難しい鄙びたアーケードを、あなたと真希は二人並んで歩いている。

奈良岡侑也 :「おれの方でもまだなんとも。まあデートが長引く分には歓迎って向きもありマスけども」

正木真希 :「戦闘あり得るかもって事だもんね……」

正木真希 :「って!? 何言ってるの!?」

正木真希 :思わず測定器を取り落としそうになり、慌てて空中でキャッチ

正木真希 :「仕事、しごとですからホラ! デートじゃないよ!!」赤く染まった顔を振り、ポニーテールが揺れる。

奈良岡侑也 :「冗談デスって」

奈良岡侑也 :「そうならもうちょっとコース考えます」

正木真希 :「ん……! ま、まあ、ここも二人で歩くのには悪くないけどね!」

正木真希 :「ほら、畳店!」

奈良岡侑也 :「おお。なかなか見ることもないっすねじっくり」

正木真希 :まるで繫盛しているようには見えない、潰れていないことだけがかろうじて分かるような店を見て、気を紛らわせようとしているようだ

正木真希 :「そ、そうそう……うん、侑也のテンポにもね、だいぶ慣れてきたんですよ私も」

奈良岡侑也 :「そりゃ光栄です」

正木真希 :「そのうちやり返すかもね……?」首をひねって

奈良岡侑也 :「マジですか」

奈良岡侑也 :両手を広げて迎えるようにして。

奈良岡侑也 :「いいすよ。いつです?」

正木真希 :「え、何そのポーズ」

奈良岡侑也 :「いや、飛び込んででも来てくれるのかなと……」

正木真希 :「……んぐっ……!」顔を真っ赤にして両手を振る

正木真希 :「またそういう事をね……!」

GM :と、あなた達が談笑している時だった

GM :正木へと向けた奈良岡の視線の向こう側、路地の入口から

GM :憔悴しきった様子の、白衣姿の男が顔を覗かせ

GM :周囲を伺っているのが見える

奈良岡侑也 :「真希さん」頬に手を伸ばす。

奈良岡侑也 :「振り向かないで。怪しいのが後ろに」

正木真希 :「……!」頷いて、ナイフに手をかける

白衣の男 :男は奈良岡と真希の方を見て

白衣の男 :《超越者の眼力》

GM :効きません、オーヴァードなので

GM :何かの力を用いようとしたのが奈良岡にはわかる

奈良岡侑也 :「ワーディング……?いや……」

奈良岡侑也 :「――気づかれました」

白衣の男 :「はっ……!?」そして、それに気が付いたのか男は慌てて路地へと駆け出す

正木真希 :「逃げた!? 追おう…!」

正木真希 :ナイフに手をかけたまま頷いて、路地へと駆け出す。

奈良岡侑也 :「お願いします」そういって後ろから続く。

GM :二人が路地を覗き込んだのと丁度同時

白衣の男 :「うわぁぁぁぁっ!!? あっ、あっ、ぁぁぁぁ!?」男の悲鳴が、裏道に響く

奈良岡侑也 :「なんだ……何が」

GM :路地に踏み込んだ貴方たちが同時に見たのは

GM :男に襲い掛かる濁流……濁流としか形容できない超常の何かだった

GM :洪水や鉄砲水が指向性を持ったらそうなるだろうか、まるで猟犬のように水が舞って、男を襲っている

白衣の男 :幸か不幸か、あるいは嬲られているのか、男は水に飲まれてこそいないものの

白衣の男 :徐々に追い詰められている

奈良岡侑也 :「真希サン、一旦退がって……」

正木真希 :「何…あれ!?」

奈良岡侑也 :「術者を探しましょう。見えそうですか?」その両のこめかみに触れる。

奈良岡侑也 :視覚情報を拡張し、周辺の探索情報を視野内に表示させる。

正木真希 :頷いて、視界を受け取る

正木真希 :「……ダメ、それらしいの確認できない!」しかし、周囲に能力者らしき影を確認することはできない

GM :しかし、目の前の存在がレネゲイドで操られていることは間違いなさそうだ

奈良岡侑也 :「あるいは自己暴走か……とにかくあれを退かすしかないデスかね」

奈良岡侑也 :「行けそうですか?」

正木真希 :「もちろん! いつも通りにね!」

正木真希 :

白衣の男 :「ひ、ひぃぃぃっ!!」その間に、追い込まれた男は反転し、貴方たちの方へと逃げ出してくる

GM :その進路をふさぐように水が広がり、先回りする。

正木真希 :そのタイミングで、両手を打合わせ火を纏った真希が飛び込み、濁流に炎の一撃を見舞う。

GM :水蒸気と火花が弾け、周囲へと飛び散る。

正木真希 :「やった……!?」

GM :炎と真正面からぶつかり勢いを削がれた水流は、首を擡げる蛇のように少しだけ後ろへと下がる。

奈良岡侑也 :「……足りない」

正木真希 :「噓でしょ……?」

GM :それに視線や視覚という概念はないが、資格に関わる能力を持つ奈良岡には察知できたかもしれない

GM :___ターゲットが、変わった。

白衣の男 :「こ、こんなはずじゃないのに!!」白衣の男が一目散に路地の奥へと駆け出していく

GM :それと同時、鉄砲水が広がり、真希めがけて叩きつけられる。

奈良岡侑也 :「真希サン……!」

正木真希 :「ぁっ!!」咄嗟に、奈良岡を突き飛ばす。

奈良岡侑也 :「はっ、はあ!?」

正木真希 :次の瞬間、水に半身を包まれ、壁に叩きつけられる

奈良岡侑也 :「何を……」

奈良岡侑也 :「何をやってんデスか!」

GM :まるで、真希のいる空間だけが水中であるかのように、真希の身体に水が纏わりつく

正木真希 :「ごめん、燃えてる手で叩いちゃった……」両手に炎を灯し、自身に絡みつく水をはらうが、奈良岡の見立て通り量が足りていない

奈良岡侑也 :「そこじゃないでしょう」手を突っ込みそれを払おうと試みる。

奈良岡侑也 :「こっちが庇われてどうすんだって話です」

GM :感触は完全に水だが、不自然なほど力で振り払う事ができない。

正木真希 :「あ、はは……そこはお相子ってことで……」

奈良岡侑也 :「……くそ」

GM :真希の叩きつけられた壁、彼女の触れている面だけが波打つ

奈良岡侑也 :「とにかく、呼吸器周りに火を欠かさず……何だ?」

正木真希 :真希の身体が、その面に向かって沈んでいく

正木真希 :「あ、これ……本気に不味いヤツ……?」

奈良岡侑也 :「真希サン!」

GM :まるで、水面に落としたモノが沈んでいくように、少女の身体が蒼の中に消えていく

GM :Eロイス:囚人の鳥籠

GM :シーンから真希を強制退場させます

正木真希 :「あ、えっと、これ最後かもしれないから言っておくと……」

正木真希 :「私……」

GM :ちゃぷん、と音がして

GM :真希の姿は完全に飲まれて消え

奈良岡侑也 :「真希!」

GM :水は、最初から無かったかのように消えている、貴方の身体が濡れていること以外、何も残ってはいない。

奈良岡侑也 :「……」濡れた自分の手を見る。

奈良岡侑也 :大きく息を吐く。

奈良岡侑也 :彼女が消えていった壁を殴りつけた。

奈良岡侑也 :その壁をどうこうできるほどの力はない。

奈良岡侑也 :「……クソ」



GM :シーンアウト、ロイス取得だけ可能です

GM :シナリオロイスは正木真希……なんだけど……

奈良岡侑也 :真希サンにはP愛情で取ってますね

GM :びっくりだよ

奈良岡侑也 :彼女を連れ去ったもの、に取ろう 尽力/脅威:○。

GM :では



【オープニング02】

GM :景山さん、シーンインどうぞ

景山 稔 :1d10 (1D10) > 9

景山 稔 :でっけえなあ

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 36 → 45



エージェント幾谷 :「____って事が、あったんだよ」

エージェント幾谷 :そう言いながら、立っている貴方の目の前でタブレットを掲げてデータを見せているのはエージェント幾谷

エージェント幾谷 :あなたは彼女から、奈良岡が接触したという存在についてレクチャーを受けていた。

景山 稔 :「なんともまあ、穏やかでないなあ」

エージェント幾谷 :見た目は完全に背伸びをしている小学生であるが、一生懸命に手を上げた高さは丁度良くあなたの目の前であった

景山 稔 :「消えたチルドレンも、オレは組んだことないが」

景山 稔 :「相当やり手って噂だ。それを難なく捕らえてみせたというのは」

景山 稔 :「相性があったにせよ、ゾッとしねえ話だ」背伸びしてくれていることに気付いた時点で、こちらから腰を下げる。

エージェント幾谷 :「もしかして、オバケみたいな存在かもってゆーさんも言ってたよ」

景山 稔 :「オバケかぁ。そりゃ益々穏やかでないな」

景山 稔 :「幾谷サンはどう思います?」

エージェント幾谷 :「すごいこわいと思う!」はきはきとした良い声であった。

エージェント幾谷 :「けど、逃げたって事は何かあるよね」

エージェント幾谷 :「本当にさいきょーのオバケだったら、なりーくんが電話くれたりできないもん」

エージェント幾谷 :「ミノくんはどう思う?」タブレットを持ったまま、体ごと傾けて

景山 稔 :「逃げたってことは“何か”あるって幾谷サンの意見に一票」

景山 稔 :「その“何か”がこいつの活動限界とか弱点に繋がってると嬉しいな~~~…というのが私情」

景山 稔 :「んで、気になってるのは」

エージェント幾谷 :「うんうん」

景山 稔 :「最初からUGNの構成員を狙ってたのか?てとこで」

景山 稔 :「だとしたらまあ……ちょーっと面倒な事案だったりするのかな?」

景山 稔 :なにせ、UGNの正規構成員となれば、その頭の中は“秘密”がいっぱいだ。

エージェント幾谷 :「最初から、UGNの人……かぁ……」ほえー、と感心している

景山 稔 :その頭の中を覗きたがる人間は少なくない。……杞憂であればいいが。

景山 稔 :「正木サン、誘拐されてからどの程度経ってんですっけ?」

エージェント幾谷 :「今日で4日目だよ」

景山 稔 :「わあ。………彼女が噂通りタフなことを祈りましょう」

エージェント幾谷 :「うん、きっと大丈夫!」

景山 稔 :迷いなく応えて見せる女性に、こちらも笑みを浮かべて頷き返す。

景山 稔 :何事も信じるところから始める、という意味で、彼女は確かにUGNのエージェントなのだ。

景山 稔 :「オーケー。それじゃ、今回のオレらの任務は捜索と救出」

景山 稔 :「あと、敵性体が居た場合はそれの無力化。こんなとこスかね?」

エージェント幾谷 :「そう! さっすがー……!」

エージェント幾谷 :眼を輝かせて飛び跳ねる

景山 稔 :「有難いことに、現場での経験だけは踏んでるんで」

景山 稔 :「それじゃ、正木サンをこれ以上待たせてもいかんし、行くとしますか」

エージェント幾谷 :「一緒だね、つまり良いコンビ!」

エージェント幾谷 :「うん、行こー!」

エージェント幾谷 :景山の手とって、よろしくね、と笑う。

景山 稔 :こちらこそよろしく、と握手で応える。



GM :シーンアウト

GM :ロイス取得のみ可能です

GM :シナリオロイスは幾谷です! よろしくね!

景山 稔 :エージェント幾谷 〇連帯感/不安 ひとまずこれで

エージェント幾谷 :やったー!



【オープニング03】

GM :登場どうぞ

進藤 新 :1d10 (1D10) > 10

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 33 → 43

GM :数か月前。

GM :まだ蕾も堅い桜が、月明かりに照らされる春先の夜更け

GM :それは、あなたが夜歩きの途中、ふとコンビニ前を通りがかった時の事だった

見るからに不良 :「なー? いいだろ彼女ー」

浅河波音 :「え、えっと。えっとそのあの……」

浅河波音 :あなたと同じ高校の制服を着た小柄な女子が、見るからにガラの悪い男数人に絡まれていた。

あからさまに不良 :「せっかくだし俺らとカラオケしてこうぜー?」

浅河波音 :「あ、あの、私はただこんびにに用があるだけで……うう……」

浅河波音 :困った様子で、半分泣きそうな顔で半歩引くが

浅河波音 :それでかえって囲まれているところから抜け出せなくなっている

進藤 新 :そんな様子を横目に、するりとコンビニへ──は向かわずに。

進藤 新 :「──なぁ、兄ちゃんたちよォ。大概にしちゃどうだ」

進藤 新 :背丈で言えば、囲まれている少女と同じか少し低いくらいだ。自然、下からにらみつけるような形でガンを付けることになる。

すごく不良 :「あん? なんだァ、手前?」振り返り、視線を落とし、進藤を睨む

浅河波音 :「えっ、えっ、えっ……?」進藤の姿を見て、不良仲間が増えたのかとビクリと反応するが、様子の違いに困惑している

あからさまに不良 :「今俺ら、この子と喋ってんだけどさー」

進藤 新 :「なんだと聞かれりゃ、そうだなァ……」

進藤 新 :視線は一瞬、ちらりと少女へ。──それほど濃い縁があるわけではない。普段は自分を遠巻きに見るクラスメイト、そのひとり、といったところ。

進藤 新 :──けれど。

進藤 新 :「そいつのダチだ。……それ以外に、こうして割って入る理由が要るか?」

浅河波音 :「え? だち……だち?」投げ込まれた言葉の意味が分かっていない、おそらく普段取り扱っていない言葉なのだろう

すごく不良 :「ちっ、なんだよこのチビ助、かっこつけ野郎かよ」

進藤 新 :「……ああン?てめぇ……今チビっつったか?」

あからさまに不良 :「お子様はもうおねむの時間だろ?」と、挑発した気になって

あからさまに不良 :笑っている

進藤 新 :「そうかいそうかい。……そうだなァ、もういい時間だ。確かに──」

進藤 新 :男どもの笑い声に応じるように、くつくつと喉を鳴らして──

見るからに不良 :

進藤 新 :──深く踏み込む。ただでさえ低い背丈が、ぐっと沈み込んで。

進藤 新 :男どものひとり、その顎をほぼ真下から、拳が打ち据える。

進藤 新 :「"おねむ"の時間だよなァ!」

見るからに不良 :「しらけたしよー、場所変えようぜ彼女ー……グゲッ!?」

見るからに不良 :波音の折れそうな腕に手を回そうとした男が、アッパーカットを喰らい跳ね飛ぶ

浅河波音 :「ぴゃっ!?」目の前を男が吹き飛んで行く様に、思わず頭を押さえて蹲る

あからさまに不良 :「こ、コイツ……!?」

進藤 新 :体捌きは明らかに素人のそれではない。UGNで、イリーガルとして積んだ訓練の賜物だ。

すごく不良 :「キレてやがる……ッ!!」

進藤 新 :もちろん、世間の人相手に軽々に振るってよいものではない。ないが──

進藤 新 :「──おらぁッ!」

進藤 新 :隣の男の脇腹へと、続けざまに──やはり斜め下から抉り込むような──回し蹴り。

あからさまに不良 :「おごぉっ……!?」くの字に折れ曲がり、地面を転がる

すごく不良 :「お、おいお前……何とかしろよ、空手段持ちって自慢してただろ!!」

めっちゃ不良 :「こ、このやろぉ!」大ぶりな右パンチがあなためがけて繰り出される

進藤 新 :避けられない一撃ではない。それこそ、訓練で受ける攻撃の方がよほど鋭いものだ。──が、あえて。

進藤 新 :「ッ……!」

浅河波音 :

進藤 新 :迎え撃つように、その拳に頭突きをぶつける。額の皮膚が破れ、血が一筋流れて──

進藤 新 :「よし。よしよし。てめぇの方も仕掛けてきやがったな。これで──」

進藤 新 :「おあいこ、だ!」

進藤 新 :先ほどよりも更に深く身を沈め、逆立った金髪をめり込ませるように、拳を振るった男の腹へ本気の頭突きを叩き込む。

めっちゃ不良 :「ぐぉっ……!?」拳を深く突き入れられ、思わず蹲る

見るからに不良 :

進藤 新 :「さぁて、あんたがやる気なら続けたっていいけどよォ……」

進藤 新 :「──最後まで手加減できる自信は無ぇぞ、俺。まだまだ未熟だからなァ」

見るからに不良 :「お……」

見るからに不良 :「お、おぼえていやがれ……!!」

見るからに不良 :不良たちは、倒れた数人を引きずって立ち去っていく。

GM :あとに残されたのは、あなたと浅河波音だけだ。

進藤 新 :「おととい来やがれってんだ、阿呆。……ったく」

進藤 新 :去ってゆく男たちの姿が、曲がり角の向こうに消えたのを確認してから。盛大にため息を吐いて。

進藤 新 :「……あー、悪ィな。不愉快なモンを見せちまった」

進藤 新 :「無事か、あー……浅河?」

GM :と、あなたが様子を窺った浅河は

浅河波音 :「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

浅河波音 :頭を押さえたまま蹲って、ブツブツと機械的に謝罪の言葉を繰り返している。

進藤 新 :「おい。……おい、浅河。……ああ、くそ」

進藤 新 :「……ここで待ってろ。動くんじゃないぞ。いいな」

進藤 新 :吐き捨てるようにそう言って、コンビニに駆け込む。レジで何かしらのやりとりをして──

進藤 新 :「ん」

進藤 新 :出てくるや否や、左右の手に持ったもの──ホットドリンクのカップを突き出す。

進藤 新 :「甘いのと甘くないの。どっちがいい」

浅河波音 :「ごめんなさいお……あ、あれ?」何かに気が付いたように顔を上げて

浅河波音 :「………」

浅河波音 :「……あ、甘い方で」

進藤 新 :「じゃあこっちだ。……俺も甘いのが好きなんだけど、ここは浅河に譲ってやらあ」

進藤 新 :左手、ホットココアが入ったカップを、押し付けるように渡す。

浅河波音 :「え、そんな、そんな大切なもの……」

浅河波音 :と言いながらも、カップを突き返す度胸もないのか

浅河波音 :慎重に持って、目の前で行ったり来たりさせている。

進藤 新 :「……冷めちまうぞ」

進藤 新 :残った方のカップ。ミルクだけを入れたコーヒーを少しずつ啜りながら。

浅河波音 :「あ、はいっ……いたっ、いただき、いただだ……」

浅河波音 :進藤の様子を真似するように、ココアを啜る

浅河波音 :「……はふぅ……」白い息を吐きだして

浅河波音 :「……あ」

浅河波音 :「あの、えっと……助けていたただきましてこのたびははぃ……」立ち上がり

浅河波音 :「ありがとう、ございます……浅河波音といいます」頭を下げる

浅河波音 :身長は進藤と同じくらい、春休みだというのに制服姿

浅河波音 :その下には黒いハイネックのインナーを着込んでいる。

進藤 新 :「知ってるよ。3学期まで同じクラスじゃねェか。……いやまぁ、ちゃんと喋ったのはこれが初めてだけどよ」

浅河波音 :「わ……」

浅河波音 :「私の顔と名前を、憶えて……!?」

浅河波音 :「すごい……そんな人がいるなんて……」

浅河波音 :「あ、でも確かにさっき、あさかわっ って……! 伏線回収……!」

進藤 新 :「……浅河の言ってるこたァよくわかんねェけど」 特に伏線云々は。

浅河波音 :「あ、はい、ごめんなさい一人で喋っちゃって……」

進藤 新 :「こっちだけ一方的に知られてるってのは癪だろ、癪。……俺がクラスの連中を覚えてんのは、そんだけだよ」

進藤 新 :周りのあらゆることに関心を持て、それが土壇場で力になる……というのは、確かUGNの座学で教えられたことだったか。

進藤 新 :そんなことを思い返しながら、憮然とした表情でコーヒーを啜る。

浅河波音 :「か……かかっ……」

浅河波音 :「かっこいい……!」

進藤 新 :「そ、そうか……?……そう言われるのは悪い気はしねェけど……」

進藤 新 :やはり憮然とした顔に、僅かに気恥ずかしさが混じる。

浅河波音 :「私も、学年全員の名前を憶えておくようにしますね……!」

進藤 新 :「そこまでやれとは言ってねェ!?幼稚園で歌う歌じゃねえんだから!」

進藤 新 :一年生になったら、などと。そんなフレーズが脳裏を過る。

浅河波音 :「幼稚園の歌は知りませんけどごめんなさい!」

浅河波音 :「あ」

浅河波音 :「でも」

浅河波音 :「その」

浅河波音 :「えー」

浅河波音 :「えっと……しん」

浅河波音 :「しんどうくん、なのは、しってます」指さして

浅河波音 :「名前、名前で呼んじゃった……!」小声(小さくない)で呟いている。

進藤 新 :「お、おう……」

進藤 新 :その様子に、なぜだか面はゆいものを感じながら。

進藤 新 :「……まァ、こうなったのも何かの縁か。ひょっとしたら、次の学年でも同じクラスだったりしてな」

浅河波音 :「は、はい。 そうですね、同じクラスだったらとっても嬉しいと思います……」

進藤 新 :「ま、学校でこうやって話してたら、浅河まで不良扱いされちまうかもしれねェが──」

進藤 新 :ぐび、と。カップに残ったコーヒーを飲み干す。

浅河波音 :「不良、不良……?」

進藤 新 :「"ダチ"だと思ってるのは嘘じゃねェ。でなきゃああして割り込んだりするもんかよ」

浅河波音 :「ダチだと、ダチ……」

浅河波音 :「とも"だち"……?」

浅河波音 :「……!」

浅河波音 :「_____」フリーズしている、言葉の意味を受け止めきれなかったのだろう

進藤 新 :「……それ以外に何があんだよ」

浅河波音 :「あわ、あわわ……」

浅河波音 :背後に宇宙が浮かびそうな顔になっていたが、何とか持ち直し

浅河波音 :「こ、このような身ではございますが、よろしくお願いいたします……」

進藤 新 :「……ダチ同士でする挨拶じゃねぇんだよなあどう聞いても!」

進藤 新 :自分も大概だが、こいつもまあ変わった奴らしい。それがどうにも、楽しいことのように思えて。

浅河波音 :「そ、そうなのでしょうか!? 私友達いなかったから……!」

進藤 新 :男どもに向けたそれとは違う、少年らしい朗らかな笑みが零れる。

進藤 新 :「そうかいそうかい。じゃあ、これで浅河と俺は正真正銘、トモダチってことだ」

進藤 新 :笑みは止まらぬまま、空になったカップをゴミ箱に放り込む。

浅河波音 :「ほーるいんわん……」友達という言葉に呆然としつつ拍手

進藤 新 :「よせよ。……さァて、時間も時間だ。不安なら家まで送ってくけど」

浅河波音 :「いえ、家は……あ、いや、今のは駄洒落じゃないんです」

浅河波音 :「家は……はい、一人で、帰れます」

進藤 新 :「──そうか」

浅河波音 :訥々と呟く

進藤 新 :何やら一瞬、違和感を覚えないでもなかったけれど。この場でこれ以上踏み込むのは躊躇われて。

浅河波音 :「えっと……ありがとうございます、気にかけていただいて」

進藤 新 :「気にすんな、ダチなら当たり前だろ。……じゃあまァ、寄り道すんなよ?」

浅河波音 :「えっと……はい」

浅河波音 :そう言いながら、一歩踏み出し

浅河波音 :何かに気が付いた様子で、おそるおそる手を上げる

浅河波音 :「あの……最後に質問しても、良いですか?」

進藤 新 :「……ンだよ、改まって」

進藤 新 :眉間に皺を寄せながらも、頷く顔に不快感は無い。

浅河波音 :「どうしたら、進藤くんみたいに……」緊張が見える様子で、絞り出すように

浅河波音 :「強く、なれますか?」

浅河波音 :「ぶたれてもぶたれても、立っていられるようになれますか?」

進藤 新 :なんだそれ、と笑い飛ばすことも出来た。出来たのだろうが──

進藤 新 :「……自分にとって大事なもの。守りてェものを忘れなけりゃあ、負けじゃねェ」

進藤 新 :「俺にとってケンカに勝つってのは、そういうコトだ」

進藤 新 :自分でも上手く言語化できない何かを、そうして精一杯言葉にする。

浅河波音 :「まもりたいもの……」言葉を、反芻する。

進藤 新 :「応よ。もちろん──」

進藤 新 :「ダチも、俺にとっちゃあ大事なものだ」

浅河波音 :「……!」

浅河波音 :「そ、そんな……大事だなんて……」顔を真っ赤にして手を振って、でも嫌ではない様子

浅河波音 :「進藤くんは私の欲しい言葉ばかりくれる、くれますね……」

浅河波音 :ありがとうございます、と頭を下げる。

進藤 新 :「そ、そうか……?……まァ、俺の言ったことで浅河が喜んでくれるってんなら──」

進藤 新 :「悪い気はしねェな、ああ」

進藤 新 :律儀に頭を下げる"トモダチ"に、少し困惑したような声で応えて。

浅河波音 :そのまま、向き直り。

浅河波音 :夜の闇の方へと歩き出した浅河波音は

浅河波音 :数度惜しむようにあなたの方へと振り返ったりしながらも、帰っていった。

進藤 新 :──やはり、その姿が曲がり角を過ぎるまで見送って。

進藤 新 :僅かに戸惑うような気持ちのまま、脚は再びコンビニへと向かう。

進藤 新 :さて、友達とこんなことを話したんだと、誰かに語りたい気分だけれど。ここはやはり──

進藤 新 :「……ああ、あったあった。こいつだ」

進藤 新 :大好物を食べさせながら、あいつに聞いてもらおうと。猫缶を手にして、また笑みを零した。



GM :シーンアウト、ロイス取得のみ可能です

GM :シナリオロイスは浅河波音です

進藤 新 :押忍。浅河波音に「■好意/疎外感」にて!

system :[ 進藤 新 ] ロイス : 2 → 3



【オープニング04】

姓 彼方 :1d10+37 (1D10+37) > 5[5]+37 > 42

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 37 → 42

GM :春も暮れ、桜の花も風に舞い散り

GM :学校を賑わせていた、新学期新校舎の空気感も程良く抜けているこの頃

GM :あなたはいつものように学生としての務めを果たし、今日は一人で家路へとついていた

GM :いつもと同じ帰り道を、あなたが歩いていると

GM :ふと、後ろに気配を感じたと思えば

GM :ふっと、あなたの視界を手が覆う

浅河霧江 :「だーれだっ?」背中に人肌と布の感触、耳元にコケティッシュな囁き声。

GM :あなたの眼を後ろから塞いでいる女子が、問いかけてくる。

姓 彼方 :「……またか、浅河。お前も毎日よく飽きないな」

姓 彼方 :少しため息交じりに手を退け、後ろを振り向く

浅河霧江 :「それはもう、先輩の反応は毎回面白いですからね」パッと退けられた手を放して

浅河霧江 :くるりとその場で回って見せて、悪戯っぽく微笑む

浅河霧江 :制服を雑に着こなした、常に笑みを浮かべた光のない瞳をした後輩、浅河霧江。

浅河霧江 :「せーんぱいっ」最近あなたに何かと絡んでくる相手だ

浅河霧江 :「これはこれは偶然ですね」

姓 彼方 :「偶然な訳あるか。反応見る為にわざとやってるみたいな事言っておいて」

浅河霧江 :「ピーター少年が不幸な目に遭う確率くらいに偶然ですよ」

姓 彼方 :「じゃあ天文学的確率が続いてるみたいだ、明日には隕石が降ってもおかしくない」

浅河霧江 :「そしたら地球最後の二人になれますね、先輩」

姓 彼方 :「あのな……」

姓 彼方 :姓彼方は悩んでいた

姓 彼方 :直近の事件後、無理をした自分の代わりと言って美温や茜音が自分の分も頑張ってくれてるのを聞いていたからだ

姓 彼方 :(そんな中で別の女子と一緒に帰ってるってのもな……)

姓 彼方 :別に悪い気はしない、が。それはそれというやつであって……

姓 彼方 :(……前みたいに問答無用で周りごと襲われたら浅河も危ないだろうしな)

姓 彼方 :そういう訳で―――帰りに顔を合わせた時は、家の近くまでは送っていくことにしている

浅河霧江 :「おや? どうかしましたか先輩、私の身体をそんな舐めるように見て」

浅河霧江 :なお帰りに顔を合わせる率は全盛期のイチローの打率くらいである

姓 彼方 :「自意識過剰だな」額を人差し指でつつき、前を向いて歩きだす

浅河霧江 :「いてっ。 自意識私的なもので」その横に続く

浅河霧江 :「ほら、こう見えて魅力的な後輩なもので」

浅河霧江 :「先輩のためになる事なら何でもしますよ?」ニコニコと笑って

浅河霧江 :「もちろん実際に舐めたいという願いでも歓迎です」

姓 彼方 :「あのな、魅力的っていうのは否定しないが」

姓 彼方 :「そういう事は誰にでも言うものじゃない、もっと自分を大事にしとけ」

浅河霧江 :「むっ」

浅河霧江 :「むむっ」

浅河霧江 :「誰にでも言うヤツだと思われていたのなら、心外ですね」

姓 彼方 :「少なくとも俺みたいなよく分からん男に言ってるだろ」

浅河霧江 :「そうですね、よく分からん先輩にしか言いません」

浅河霧江 :「ますますよく分からん男になれますね、先輩」

姓 彼方 :「誰のせいだ誰の」

浅河霧江 :「えっ、私のせいにしていいんですか、やったー」

姓 彼方 :「あぁ……じゃあもういい、そう言う事にしておく」

浅河霧江 :「私印付きの変な先輩ですね、大事にしなきゃ」

姓 彼方 :話していると最終的に丸め込まれることが多い。からかわれているのは確かだろうけど

姓 彼方 :「で、今日は特に何も無かったか?何処かから視線を感じたとか」

浅河霧江 :「……まぁ、私のような変な後輩と、こうして話していただける先輩ですからね……おっと」

浅河霧江 :「先輩以外の視線はわかんないですけど多分無かったです、もっと胸とか見て良いんですよ?」

姓 彼方 :「……そうか、ならいい。あとそういう発言は返答に困る。かなり」

浅河霧江 :「ちぇー、先輩の紳士ー」

姓 彼方 :「目の前の変な先輩も男子高校生だって事を自覚してくれ、な」

浅河霧江 :「なんだかんだ言って気にかけていただいて、まったく良い人なんですから」

浅河霧江 :「男子高校生でいてくれないと困るのですけどね」

姓 彼方 :「……それは」自分のせいで巻き込まれて誰かが傷つくというのは、見ていられない

浅河霧江 :「先輩も気にかけてもらう側の人間……男子高校生なんですから」

浅河霧江 :「あんまりできた後輩に心配をかけさせないで下さいね?」

姓 彼方 :「あー……」

姓 彼方 :現在進行形で周りに心配を多大にかけており、返す言葉が無い

姓 彼方 :「善処はする」

浅河霧江 :「頑張ってください」

浅河霧江 :「だからやっぱりですね、先輩には男子高校生として本懐をね」

浅河霧江 :「いや、やっぱり再度確認なんですけど。 先輩男子高校生なんですよね?……ほら、もっとガツガツ行きましょうよ」

姓 彼方 :「逆に浅河がガツガツ行き過ぎてるんだって。攻城兵器か何かか」

浅河霧江 :「肝心の城が落ちてくれないんですよねー」

浅河霧江 :「先輩はどうやったら落ちるのか、もう誰かが落としているのかもしれませんが」

浅河霧江 :「こうして話していると、私も心配になってきました。」

浅河霧江 :「嘘です、いつも心配してます」

姓 彼方 :「……俺、そんなにアレか?そこまでか?」

浅河霧江 :「そう見えて裏では……とかであってくれてもいいんですよ?」

浅河霧江 :「まあ、あんまり遊んでなさそうだなとは」

浅河霧江 :「思いますね、先輩」

浅河霧江 :「なんか死に急いでるみたいな」

浅河霧江 :「現代高校生に使う形容ではありませんが、褒めてますからね」

姓 彼方 :「…………」

姓 彼方 :一瞬、表情が固まって

姓 彼方 :「……まだまだ生きるつもりだ、少なくとも寿命は全うしたい」

浅河霧江 :「どうしました、いつにも増して表情が硬いですね。 柔らかいもの揉みます?」自分の胸を持ち上げて

浅河霧江 :「……いやスケールが寿命って時点でなんか、すごいですね」

姓 彼方 :自分への溜息とともに、直ぐに表情を困ったような顔へ戻す

姓 彼方 :「いいだろ寿命で。不老不死とか言ったら余計変な奴だ」

浅河霧江 :「先輩は将来の夢で命かける仕事でも目指されてるんですか、普通に生きてて目標が天寿にはなりませんよ」残念そうに、パッと胸から手を放して

姓 彼方 :「まあ……そういう事になるのかもな」

姓 彼方 :この数か月で、そういう場面に立ち会う事が多くなった

浅河霧江 :「まさかの回答に後輩はワクワク……失礼、ドキドキしてます」

姓 彼方 :「ワクワクってお前……」

浅河霧江 :「だって、先輩は命をかけるような仕事が見つかっているのでしょう?」

姓 彼方 :「……そうだとして、あんまり俺は優良物件とは言えないからな。城攻めするならもっと綺麗な所にしておいた方がいい」

浅河霧江 :「ご心配なく、私の知ってる中で一番立派なお城ですので」胸を張る

浅河霧江 :「……けど、そうですね」

浅河霧江 :「自重で潰れられても困っちゃうので、遊びは作りましょう」

浅河霧江 :「具体的にはよくできた後輩と放課後に遊びましょう」

姓 彼方 :「……まだ明るいし、ゲームセンターでも寄ってくか?」

浅河霧江 :「いいですね」

姓 彼方 :特に何かが上手い訳では無く、経験が無さ過ぎて他に行く場所も浮かばない

浅河霧江 :「繁華街は好きです、先輩と行くならどこでも楽しいでしょうが」

浅河霧江 :「よしよし、では今日はそれで良いとして」

浅河霧江 :「実はちょっと、先輩としたい事あるんですよ私」

姓 彼方 :「嫌な予感しかしないな、一応聞くが」

浅河霧江 :「あ、違いますね、したい事はめっちゃありますけど、その一つです」

浅河霧江 :「はいはい、実はですね」

浅河霧江 :「私、都市伝説ってやつが結構好きでして」

浅河霧江 :「この辺にもあるかなー、って、調べてみたいんですよ」

姓 彼方 :「都市伝説……っていうと」

姓 彼方 :「なんだっけか、あの……こっくりさんとかそういう?」

浅河霧江 :「はい、白髪の男の映るTVだとか、狼男とか、吸血鬼みたいなのも最近あるらしいですね」

浅河霧江 :「まあ、所詮噂ですが。街の地下に迷路があるとかね?」

姓 彼方 :(こういうの、秘匿しきれなかったオーヴァード事件とかもあるんだろうが……)

姓 彼方 :「で、お前は俺が行かなくても一人で調べに行くつもりなのか?」

浅河霧江 :「そうなりますね」

姓 彼方 :「……分かった。なら俺も行こう」

姓 彼方 :何も無ければそれでいい。だが、何かの事件の一旦だった場合……間違いなく、命の危険がある

浅河霧江 :「流石先輩、惚れ直しちゃいそうです」

浅河霧江 :「まあ、所詮高校生の自主研究ですから」

浅河霧江 :「そんなホラー作品みたいなったりはしませんよ」

姓 彼方 :「そうだといいけどな」

姓 彼方 :「単純に治安が悪いとか足場が悪いとか」

姓 彼方 :「そういう意味で危険な可能性だってあるだろ」

姓 彼方 :「噂は尾ひれがつくものだしな」

浅河霧江 :「そんな場所に踏み込む想定で考えていただいてるのがもう先輩ですよ、先輩」

姓 彼方 :「どちらかというと踏み込むタイプだろ、浅河」

浅河霧江 :「私がどう思われているのか非常に参考になりました、涙が出そうです」

浅河霧江 :「まぁ、踏み込んで良いなら」

浅河霧江 :「どこだって」

浅河霧江 :「踏み込むんですけど、ね」怪しげな笑みを浮かべ、首を傾げ

姓 彼方 :「危ない橋を渡るにしても、せめて手の届く範囲にしてくれ」

姓 彼方 :「足を踏み外した時に助けられる位の、な」

姓 彼方 :やれやれと、返すように目を瞑り口角を少し上げる

浅河霧江 :「そうやって助けてくれる先輩だから、この距離にいるんですよ」

浅河霧江 :「じゃあ……今日は今日として、遊びに行きましょうか」

姓 彼方 :「陽が落ちるまでな。春先とはいえまだ早いけど、あんまり家の人に心配かける訳にもいかないし」

浅河霧江 :「うちはその辺寛容なんで、まぁ姉さんに心配はかけられませんが」

姓 彼方 :「ん、姉がいるのか」

姓 彼方 :この性格の妹がいるとなると……相当心労をかけていないか少し心配になるが

浅河霧江 :「お話ししてませんでしたっけ? 自慢の姉ですよ」

浅河霧江 :「一応先輩と同じクラスだった気がしますので、そのうち気が向いたら声をかけてあげてください」

浅河霧江 :「手を出してはいけませんよ、まあ姓先輩は先輩なので無いでしょうが」

浅河霧江 :「そういうのは私にやっていただければ」

姓 彼方 :「……確かに、同じ苗字のやつが居たな」

浅河霧江 :「私に似てかわいい姉でしょう、あげませんよ」

姓 彼方 :あまり自分も饒舌ではない分、クラス全員と話したわけではないが、確か……

姓 彼方 :「霧江。お前と違ってもっと静かなタイプじゃなかったか?」

浅河霧江 :「私といっしょで物静かで礼儀正しいタイプですね」

姓 彼方 :「……………………」

浅河霧江 :「なんですか、嘘は言っていないでしょう」

浅河霧江 :「普段私、先輩以外とはこんな喋りませんし。そも私に寄ってきたがる人がいませんし」

浅河霧江 :遠巻きから見てくるのはいるんですけどね、と続けて

姓 彼方 :「光栄だな。もっとクラスのやつとも話さないと姉さんが心配するぞ」

浅河霧江 :「大丈夫です、よくできた妹なので」

浅河霧江 :「その辺は抜かりなくやっています」

姓 彼方 :(……今度差し入れがてら胃薬でも渡すか)

浅河霧江 :「……まあ、姉離れはできそうにない妹ですので」

姓 彼方 :「まだまだ姉にべったり、か。なんだ、霧江もかわいいところあるんだな」

浅河霧江 :「かわいいところしか無いでしょう。」

浅河霧江 :「まあ、姉さんは魅力的な人ですからね」

浅河霧江 :「姉さんパワーで先輩が名前呼びしてくれた記念日にもなりましたし」

姓 彼方 :「分かり辛いだろ、姉妹が同じ学校に居るのに苗字呼びだと」

浅河霧江 :「……そういえばそうですね、考えた事も無かった」

姓 彼方 :「まあ、嫌なら戻すが。今の反応を見る限り大丈夫って事でいいか?」

浅河霧江 :「もちろんです、めちゃくちゃに呼んでください」

浅河霧江 :「ココだけの話ですが、自分の名前凄い好きなので」

姓 彼方 :「……良い事だと思う。偶に聞くだろ?名前は親からの最初の贈り物だって」

浅河霧江 :「なるほど、つまり……ありがとう姉さん」

姓 彼方 :「そこで姉に感謝するのか……」

浅河霧江 :「大体の事は姉さんへの感謝につながるんですよ、私は」

姓 彼方 :「重度だな。これ以上話を振ると姉の話だけで日が暮れそうだ」

浅河霧江 :「たしかに、姉さんの話なら日が暮れるまでできますね」

浅河霧江 :「先輩の話なら夜が更けるまでできますが」

姓 彼方 :「……冗談はそれくらいにして。行くんだろ?ゲーセン」

浅河霧江 :「冗談ではないのですけど……ええ、行きましょう」

浅河霧江 :「それで普通の高校生らしく、楽しみましょう」

姓 彼方 :「……普通の高校生らしく、か」

姓 彼方 :長い間塞ぎ込んで、再会して、出会って―――確かに掴んだものと同時に、最近は非日常に浸かることも多かったように感じる

姓 彼方 :(誰かと遊ぶってのも、あれ以降あんまりやってこなかったし、な)

姓 彼方 :「太鼓でもやるか、久しぶりに」

浅河霧江 :「いいですね、リズム感覚見せてください……私はプリクラが撮りたいです」

GM :後輩と先輩、それだけの立場の二人は

GM :散った桜の道を踏んで、非日常とは無縁な放課後へと向かった。



GM :シーンアウト

GM :ロイス取得のみ可能、シナリオロイスは浅河霧江です

姓 彼方 :浅河霧江 ●庇護/食傷

姓 彼方 :以上!



【ミドルシーン01】

GM :ミドルシーン01 シーンプレイヤー:奈良岡侑也

GM :景山さんとの合流シーンです

GM :というわけでお二人ともシーンインどうぞ

景山 稔 :1d10 (1D10) > 8

奈良岡侑也 :1d10 (1D10) > 4

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 45 → 52

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 52 → 53

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 39 → 43

GM :真希が攫われてから4日後、この街のレネゲイド濃度は、徐々にだが止まらず上昇を続けている。

GM :事態へ対処するため、追加で送り込まれた人員であるあなた達は、セーフハウスの一つで顔を合わせていた。

景山 稔 :「あんたが“カタリュオ”?」奈良岡くんの姿を認めると、笑みを浮かべて握手を求める。

景山 稔 :「“ブラックタイド”だ。景山稔とも名乗らして貰ってる」好きに呼んでくれ、と続けて。

奈良岡侑也 :「……ああ」顔だけ上げて。

奈良岡侑也 :「どうも」その顔に笑みはない。

エージェント幾谷 :「ええっと……だいじょうぶ?」ぺこりと頭を下げて挨拶して、心配そうに

景山 稔 :「相棒の“灯焔”のことは聞いてる」

奈良岡侑也 :「まあおれは大丈夫ですよ。何もないんで」

景山 稔 :「活動記録も見せて貰った。強い人だ。案外オレらが助けるまでもなく、ひとりで全部ケリつけちゃうかもな」

奈良岡侑也 :「なんか、スイマセンね」

奈良岡侑也 :「気イ使ってもらって」

奈良岡侑也 :「おれは正直なところ、四日もかかったのかって思ってますけど」

奈良岡侑也 :「まあそれは景山さん達に言っても仕方がないデスか」

景山 稔 :「資料を見た上での所感を言ったまでだよ」

エージェント幾谷 :「ごめんね……」捨てられた子犬のようにしょんぼりとしている。

景山 稔 :「こういう時の鈍くささには参るよな。4日も待たせて今更なんだってのは、まあその通りだ」

景山 稔 :「すまなかった。埋め合わせと言ってはなんだが、必ず見つけ出す」

景山 稔 :「いや、見つけ出そう、の方が正確か?こういう時の言葉ってのは難しいな」

エージェント幾谷 :「うん! 絶対、ぜーったいに、見つけようね……!」

エージェント幾谷 :景山の言葉に

奈良岡侑也 :「事件の解決、でしょう」

奈良岡侑也 :「そっちのほうが着実に狙えますよ」

景山 稔 :「着実な狙いってのを目当てにするなら、ここにはいないさ」

景山 稔 :「UGNだもの。やるからには、希望をもってコトに当たりたい主義でね」

奈良岡侑也 :「それもそうですね……“カタリュオ”」手を差し出す。

奈良岡侑也 :「まあ、よろしくお願いします」

景山 稔 :「よろしく!」笑顔で応じる。

エージェント幾谷 :「よろしくね!」それに下からタッチして

景山 稔 :「ああ、彼女は支援担当の幾谷サン。“灯焔”の活動記録に関しても彼女が手を貸してくれた。頼りになる先輩だ」

エージェント幾谷 :「ふっふー、超スーパーエリートエージェント、なんだよ……!」

エージェント幾谷 :つま先立ちしながらキメ顔、高さはまったく足りていない

エージェント幾谷 :「頼りにしてね! 頼りにするから!」

奈良岡侑也 :「じゃあその調子で真希サンを連れてくれると助かりますね」

景山 稔 :「あいたたたたたた、だな」眉根を微かに顰めて、痛いところを突かれたという表情。

エージェント幾谷 :「む、むぅ……」

景山 稔 :「彼女を助ける為にも、幾谷サンの情報処理能力はかなり役立つ。そこは確かだよ」

景山 稔 :「ついでに言うと、あんたの能力もオレは相当頼りにしてるんだぜ?」

景山 稔 :「じゃあオレは何のために来たんだ?って聞かれるとちょいと心苦しいが、まあアレだな。マスターキー係だと思ってくれりゃいい」

奈良岡侑也 :「むしろそっちの手のほうが助かりますよ」

奈良岡侑也 :「こっちだけじゃ何もできませんから。頼りになるのはその手の解錠手段でしょ」

エージェント幾谷 :「前での戦いにとなると、ミノくんが頼りだもんね」

エージェント幾谷 :「その分、後ろは任せて欲しいんだよ!」改めて薄い胸を叩いて。

エージェント幾谷 :「この街のあたりであやしーと思った事、さっき纏めておいたから」

エージェント幾谷 :「そこから調査して行こう」

エージェント幾谷 :

GM :というわけで情報項目

▼【この街で活動していたFHについて】情報:UGN、裏社会 目標値10

GM :追加1あり

GM :あと正木真希の居場所について調べようとすると、何らかの阻害が入るという事があなたたちにわかります。

GM :そしてもう一つ

GM :幾谷は《妖精の手》をシナリオ3回まで、任意のオートアクションで使用します。

奈良岡侑也 :ウルトラエリートだ

エージェント幾谷 :えっへん

景山 稔 :スーパーエリート

景山 稔 :まずは自分が振ってみよう

景山 稔 :<情報:UGN>にコネと《砂の加護》載せます

景山 稔 :侵蝕+3

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 53 → 56

景山 稔 :6DX+2 (6DX10+2) > 10[2,3,7,9,9,10]+7[7]+2 > 19

奈良岡侑也 :ウルトラエリート

エージェント幾谷 :彼もまたえりーと…!

GM :では開示

▼【この街で活動していたFHについて】情報:UGN、裏社会 目標値10
研究者の集団であり、人造レネゲイドビーイングについての研究を行っていたようだ。
しかし、事故で研究していたレネゲイドビーイングに逃げ出された上に
捕獲部隊が返り討ちに遭い……そのすぐ後に、構成員全員が消息不明になっている。
(現在活動している姿が確認されたのは、真希が攫われた場に居合わせた研究者一人のみ)
追加項目:▼FHの構成員について 情報:UGN、噂話 目標値10

GM :今振って大丈夫です

奈良岡侑也 :はーい

奈良岡侑也 :しかし高いな……コネ:UGN幹部使います

奈良岡侑也 :3dx+1>=10 (3DX10+1>=10) > 7[6,6,7]+1 > 8 > 失敗

奈良岡侑也 :無理で~す

GM :妖精の手りますか? 再度シーンインでも振り足し可としますが

景山 稔 :戦闘では火力も支援も足りてると思うし、ここは1回使ってもらいます?

奈良岡侑也 :いや10を試し続けるのキッツいな~

奈良岡侑也 :使ってもらいましょうか

エージェント幾谷 :はーい、では残り2回! 振り足しどうぞ!

奈良岡侑也 :1dx+11 (1DX10+11) > 4[4]+11 > 15

GM :では開示

▼FHの構成員について 情報:UGN、噂話 目標値10
顔が知れている数名が、なぜかこの街で一般人として平々凡々に生活している姿が報告されている。
周囲もそれを異常に違和感なく受け入れており、それについて追及しようとすると認識阻害が起こるのが確認された……何らかのエフェクトの影響だろう。


エージェント幾谷 :「ねえねえお兄さん」

肉屋の男 :「おお、なんだいお嬢ちゃん」浅黒い肌をした、目の下に傷のある男がカウンター越しに応えているのが見える

エージェント幾谷 :「お兄さんこの街長いの? あ、コロッケみっつ頂戴」

肉屋の男 :「あいよー。 いや、この春こしてきたところなんだ、新生活ってやつでな」

肉屋の男 :「無職の折、仕事見つかるか心配だったんだが、ここのご主人に気に入ってもらえてなぁ……」

エージェント幾谷 :「へぇ……よかったね!」

肉屋の男 :「ありがとよ。 お嬢ちゃんもおつかい頑張んなよ」

肉屋の男 :「はいよコロッケ、サービスしといたから」

エージェント幾谷 :「ありがと、お兄さん!」

エージェント幾谷 :とてててててて

肉屋の男 :「まいどありー」



エージェント幾谷 :「____ホントに普通の人になってる」あなた達の方に駆けてきた幾谷が目を見開いて

エージェント幾谷 :「嘘もついてないみたいで、変なんだよ……」《真偽感知》

エージェント幾谷 :「あ、コロッケ食べる?」

景山 稔 :「食べる、食べる。精肉屋のコロッケってお値段よくて味もかなりウマいと侮れないんだよな。侑也は?」

奈良岡侑也 :「いや……」

奈良岡侑也 :「……いただきマス」

奈良岡侑也 :「そういえばロクにメシ食ってなかったです」

エージェント幾谷 :「うんうん、ちゃんと食べないとなんだよ」若干心配そうに見ながら

エージェント幾谷 :「おっきくなれないよ!」

景山 稔 :「うん、美味い!」

景山 稔 :「身長170台は充分大きいと思うけどなァ。……しかし」

景山 稔 :「裏で何か企んでる、とかそういうわけでもなく、本当にカタギになってるというのはまあ……びっくりだな」

奈良岡侑也 :「マジであれがFHセルメンバーなんですね?」

奈良岡侑也 :コロッケを一口かじりながら。

エージェント幾谷 :「うん、人相はひゃっぱー同じなんだよ」

エージェント幾谷 :「……同じなのに、今が今までわからなかった」

景山 稔 :「現状じゃまだ、わからんことの方が多い。多いが……」

景山 稔 :「考えられるのは、連中の研究してたっていう人造RBと」

景山 稔 :「あとは、侑也と“灯焔”が見たって言うこの男だな」プリントアウトした写真を翳して見せて。

奈良岡侑也 :「確かにそいつですね」

景山 稔 :「こいつらのどっちか、あるいは片方だけでも抑えられればグッと真相に近づけるとは思うが……」

奈良岡侑也 :「ワーディングの変種ですかね。そいつを出会い頭に入れてきました」

奈良岡侑也 :「あるいは、普通に張らなかったのも」

奈良岡侑也 :「こっちに」肉屋になっているエージェントを見やって。

奈良岡侑也 :「影響出ないようにってことなのカモしれませんが」

エージェント幾谷 :「ワーディングの範囲はかなり幅があるもんね……」

景山 稔 :「余計な刺激で、寝てる虎を起こすこともないわな」

景山 稔 :「しかし参ったな。あの兄ちゃん」肉屋で愛想よく振る舞う男を遠目に見て。

奈良岡侑也 :「なんデス?」

景山 稔 :「あの様子じゃ、お友達の居場所どころか、自分がどこで何してたのかも思い出せないんだろうな……その方が幸せなのかもな」

景山 稔 :オレならごめんだが、と付け足してからコロッケを口に運ぶ。

奈良岡侑也 :「それもそうですね」

奈良岡侑也 :コロッケを手早く口に放って。

奈良岡侑也 :「どうにもこっちの才能は人並み以上らしいですし」

エージェント幾谷 :「今は幸せなのかも、元々自分が何だったのか忘れちゃうのは……かわいそうだけど」

景山 稔 :「……それで、これからどうする?」コロッケの包み紙をくしゃくしゃと丸めると、ぽい、とゴミ箱へ投げ入れる。

奈良岡侑也 :「まずは例の男の足取りでしょうね。それから……」

奈良岡侑也 :「正直に言えば、実働がもう少し欲しいところデス」

エージェント幾谷 :「そうだね、手数が足りなーい……」

奈良岡侑也 :「前衛1後衛2じゃいざという時景山サンの荷が勝ちます」

エージェント幾谷 :「支部から前衛できる人回してもらおうか……あ」と、幾谷の端末が震える

エージェント幾谷 :「ナリーくん、ミノくん。渡りになんとかなんだよ」

エージェント幾谷 :「例の人、近くの監視カメラで見つけたって」

エージェント幾谷 :端末を返して見せて、映像にはコンビニの裏口から抜け出てくる男の姿

奈良岡侑也 :「まずはクリア、ですか」

景山 稔 :「だな。ツイてる」

エージェント幾谷 :「支部の人にありがとうだね」



GM :シーンアウト ロイス取得と購入が可能です

奈良岡侑也 :増援/景山稔/連帯感:○/無関心/ロイス

景山 稔 :ロイス “カタリュオ”奈良岡侑也 ●連帯感/不安

奈良岡侑也 :買い物は……応急手当でも狙います

奈良岡侑也 :1dx+1>=8 (1DX10+1>=8) > 6[6]+1 > 7 > 失敗

奈良岡侑也 :ダメだ おわりです

system :[ 奈良岡侑也 ] ロイス : 2 → 4

system :[ 景山 稔 ] ロイス : 3 → 4

景山 稔 :狙うだけ狙う形で

景山 稔 :スニーキングスーツ

景山 稔 :1DX>=10 (1DX10>=10) > 6[6] > 6 > 失敗

景山 稔 :ダメ!以上!



【ミドルシーン02】

GM :ミドルシーン02 姓 彼方

GM :後輩と都市伝説探すぞーってシーンです、シーンインどうぞ

姓 彼方 :1d10+42 (1D10+42) > 10[10]+42 > 52

姓 彼方 :ウワッ

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 42 → 52

GM :ワア



GM :では、いきなりですが

GM :情報:噂話or裏社会 どうぞ

GM :目標値は無いですが、高いほどたくさん情報を手に入れられたという感じになります

姓 彼方 :ふむ

姓 彼方 :裏社会コネ!使って振ります

姓 彼方 :5dx (5DX10) > 9[1,3,5,6,9] > 9

姓 彼方 :財産って

姓 彼方 :使えます?とりあえず10にしておきたい気持ち

GM :使えますけど使います?

姓 彼方 :7あるから使ってもいいかと思っています

GM :どうぞどうぞ

姓 彼方 :では1使って

system :[ 姓 彼方 ] 財産点 : 7 → 6

姓 彼方 :これで10!



浅河霧江 :「ふむふむ、なるほど」

GM :翌日の放課後、あなた達が二人で街に繰り出し、聞き込みという名の日常会話やら色々を経て得た情報は

GM :概ねの例に漏れず、大体が真実味のない荒唐無稽な話であった

GM :旧軍の研究がどうとか、古代の秘宝が埋まってるだとか

GM :街の裏で暗躍する秘密組織だとか

姓 彼方 :「まあ……なんというか、ありがちな話だらけだよな」

GM :人が突然、現れたり消えたりする噂だとか

GM :その中の何割かが噂でなく真であることも、あなたは知っているだろう。

浅河霧江 :パタンと手帳を閉じる、表紙には昨日あなたを強引に引きずり込んで撮ったプリクラが貼ってある。

GM :さんざん町中を歩き回ったあなた達が現在立っているのは、街はずれ

GM :あなたにも因縁浅からぬ……と言っても、縁のある場所とは別の、防空壕入り口前

GM :勿論経年劣化で潜れそうとはいえフェンスで閉鎖されているし、中に入るわけでもない

GM :霧江もそういう感じでは無さそうだ。

GM :たまたま偶然、怪しげなこの場所に来た、と言うだけなのだろう。

姓 彼方 :「……粗方見て回ったな、帰るか?」

浅河霧江 :「ここは、今夜は帰りたくないのって答えるべきでしょうか」

姓 彼方 :「ムードも何も無いな、特に場所が」

浅河霧江 :「そうですか? 私は好きですよ、廃墟」

姓 彼方 :「俺は……まあ嫌いという訳でもないが。漫画なら兎も角、いざ入り込んで崩れたら危ないだろ」

姓 彼方 :「お節介だが、好きでも遠目から見る位にしとけよ」

浅河霧江 :「心得てます」

浅河霧江 :「現実主義ですね彼方先輩、夢は大きいのに」

姓 彼方 :「ん……夢がどれだけ大きくても、そこに辿り着くには現実で頑張るしかないしな」

姓 彼方 :「宝くじみたいに一発で、とはそういかない」

姓 彼方 :「話が逸れたな。まあ考え方とか、そういうものだと思ってくれ」

浅河霧江 :「こつこつ地道に積み上げて、ですか」

浅河霧江 :「流石ですね先輩、好感度がアップしました」

姓 彼方 :「……そういう霧江、お前の方は夢とかあるのか?」

姓 彼方 :フェンスに触れ、廃墟の方を横目で覗きながら

浅河霧江 :「私ですか? 先輩が野獣になるところを見たい……以外で考えたほうがよさそうですね」

浅河霧江 :と、背中を預けていたフェンスから離れて、制服の埃を払って

浅河霧江 :「姉さんが幸せでいてくれますように、ですかね」

姓 彼方 :「こういう時も姉の事か。まあ、姉妹愛は良いけどな」

浅河霧江 :「よくできた妹ですので」

姓 彼方 :「……お前自身がやりたい事とか、無いのか?」

浅河霧江 :「それは勿論せんぱ……いやそんな目で見ないでください、そういう話ではないのは分かっていますよもちろん、できた後輩を信じてくださいって。」

浅河霧江 :「しかしそうですね、何かしたい事をと思い浮かべると」

浅河霧江 :「困ったことに自分の顔が浮かびませんね」

浅河霧江 :「しかし、私ぐらいの年頃というのは、本来そうなのではないでしょうか?」

浅河霧江 :「将来の夢よりも、希望と愛に生きる」

浅河霧江 :「そんな感じで生きているんだと思います、おそらく」

姓 彼方 :「……そうか。じゃあそう言う事にしておこう」

姓 彼方 :「希望と愛に生きるってのも、立派な夢だろうしな」

浅河霧江 :「そういう他人を否定しない所は、先輩の数多い美点ですね」

浅河霧江 :「いっそ子供だと笑ってくださっても、よかったんですが」

姓 彼方 :「……その点だと、俺の方が子供っぽいしな」ぽつり、と呟いて

姓 彼方 :「それで、今日はどうする?」

浅河霧江 :「そうですねー……」ぐっ、と伸びをして

浅河霧江 :何かを言おうとした、その時

:「誰か……」

:声が、した

:防空壕の、中から

:「誰か、助けてくれ……」

姓 彼方 :「…………先に帰ってろ」

:小さな、あなたのような空間に関わる能力者でないと気が付くのも困難かもしれない声が、した。

姓 彼方 :「所用が出来た。悪いな」少し切羽詰まった表情で、霧江へと告げる

浅河霧江 :「はい?」

浅河霧江 :こてんと首を傾げて

浅河霧江 :「よく分かりませんが、わかりました」

浅河霧江 :そう言って、また明日ーと軽く挨拶をしてすぐにいなくなる

姓 彼方 :「やけに素直だが……助かる」

姓 彼方 :軽く手を振り、廃墟の方を見据える

姓 彼方 :「……急ごう」

姓 彼方 :霧江の姿が見えなくなるのを見届け。フェンスを乗り越え、廃墟の中へ

GM :あなたが壕内に入ると、すぐに声の主を見つけることができる。

姓 彼方 :「……おい、大丈夫か」

GM :全身ずぶ濡れの研究着姿の男。憔悴しきった様子で、傍らには魔眼が浮いている。

GM :浅黒い肌をしており、目の下に傷のあるのが見える。

ずぶ濡れの男 :「あ、アンタは……!? ファルスハーツか!?」

姓 彼方 :「UGN、の側だ。どっちが安心かは俺の知った事じゃないけどな」

ずぶ濡れの男 :「もうなんだっていい!! 助けてくれ!!」這いずって、彼方に縋り付いてくる

ずぶ濡れの男 :「こんな事になるだなんて思っちゃいなかったんだ! こんな……」ガクガクと震えている

姓 彼方 :「その為に来た。簡潔に何があったか言えるか……それとも此処から先に離れたほうがいいか?」

ずぶ濡れの男 :「あ、ああ……!」

ずぶ濡れの男 :「助かった、あんな目に逢うだなんて嫌だった、あっ____

GM :ぴちゃり、と 水音がした

ずぶ濡れの男 :「あ、あっ、ああ……!!」男が震えながら、彼方に強くしがみつく

GM :男の身体だけが、まるで底なし沼の上にいるように、沈んでいく。

姓 彼方 :「……っ?!下か!」

姓 彼方 :身体を引き上げようと、研究者を持ち上げようとする

ずぶ濡れの男 :「嫌だ!、いやだぁぁぁぁ!! まともになんてなりたくないぃ!!」強い力で、その体が引きずり込まれているのがわかる

ずぶ濡れの男 :「助けて、たすけて、俺の願い、おれのよくぼう……」

ずぶ濡れの男 :その時、姓が掴んだ研究者の身体を見ると

ずぶ濡れの男 :黒い黒い、化石のような、巻貝が

ずぶ濡れの男 :肌の中を、泳いでいた。

GM :男の身体のほとんどが、地中に沈み

ずぶ濡れの男 :最後のあがきか、滅茶苦茶にもがいた拍子に

ずぶ濡れの男 :姓の身体を突き飛ばしてしまう

姓 彼方 :(クソっ……!力が込め辛い。俺の身体は地中に入れないようだし……!)

姓 彼方 :「なッ……おい!お前!」

ずぶ濡れの男 :「あっ、あっ……」

姓 彼方 :体勢を崩し、手が離れる

ずぶ濡れの男 :「助け、助けて……」そして、男は

GM :ちゃぷん

GM :地面に溺れて、消えた。

姓 彼方 :―――伸ばした手が地面にぶつかる。波立つ事は無い

姓 彼方 :「……クソ、どうなってる」

姓 彼方 :周囲を改めて見てみるも、先程の男の気配は感じない

GM :周囲を見渡すあなた

GM :後ろに、気配

浅河霧江 :「____彼方先輩?」

浅河霧江 :ライト代わりのスマートフォンの光が向けられる

姓 彼方 :「……なんだ、目隠しはしないのか」

浅河霧江 :「冗談を言える程度には正気でいらしたようで安心しました、次回は前からやりますね」

浅河霧江 :「……人に入るなと言っておいて、突然入り口を見て帰れと言いだすものですから、もしやと思いましたが」

姓 彼方 :「霧江にしてはやけに素直だと思ったら……」

浅河霧江 :「してはとは、いつでも欲望に素直ですよ私は」

浅河霧江 :「それで、お怪我などされていませんか?」ハンカチを取り出し、土で汚れた彼方の手を拭く

姓 彼方 :「危ないから入るなって言ったろ……ってのは、今言えた事じゃないな」

姓 彼方 :手を拭かれながら、もう片手で頭を抱える

浅河霧江 :「転んでいらっしゃるではないですか、よほど危ない」

姓 彼方 :(……とりあえずUGNにメールで連絡、後は霧江を家まで送っていかないと)

姓 彼方 :(街で何か起こってるのは間違いない。気を使ってもらってるところ悪いが……当事者なら仕方ないだろ)

姓 彼方 :「……誰かの声がした気がしたが、気のせいだったみたいだ」

浅河霧江 :「……」はじめて見る表情であったが

浅河霧江 :呆けた顔だとわかるだろう

浅河霧江 :「それで? 危ないって自分で言ってた場所に入って」

浅河霧江 :「それで泥だらけになってるんですか先輩?」

姓 彼方 :「…………」(其処を突かれると痛いな……)

浅河霧江 :「____最高ですね」笑う

姓 彼方 :「おい」

浅河霧江 :手を拭き終わった後、身体を寄せて

姓 彼方 :「いや、事実だから何も言い返せないんだが、笑う事は―――」

浅河霧江 :「いないかもしれない人でも、助けようと危険に飛び込めちゃうんですもんね、彼方先輩は」

浅河霧江 :「本気なのですね、どこまでも」

姓 彼方 :「……声が聞こえた以上、確認しておかないとモヤモヤするだろ」

姓 彼方 :「無視して帰って、明日になって大変なことになっててみろ」

姓 彼方 :「それ位ならもし何も無かったとしても見ておくべき、じゃないか?」

浅河霧江 :「その理屈を、実際に行動できる人間がどのくらいいるでしょうね」

浅河霧江 :「少なくとも私は……おっと、弱気はいけませんね」

浅河霧江 :「つまり、"よかった、病気の子供はいなかったんだ"なのですね」

姓 彼方 :(……実際はいたんだが、霧江に余計な心配をかける訳にもいかないな)

姓 彼方 :「……ああ。だからとりあえずここにもう用はない」

浅河霧江 :「そうですね、初体験の場所としては最悪に近いロケーションですし、帰りましょうか」

浅河霧江 :「また先輩の素敵な面を一つ、知れました」

姓 彼方 :「それと……なんだ」

姓 彼方 :「ありがとうな、心配して見に来たんだろ」

姓 彼方 :霧江の頭に手を置いて、軽くさする

浅河霧江 :「どういたしまして、望外の喜びです」そう言ってされるがままの黒髪は、人形の髪のような感触だった

浅河霧江 :「あまり女の子に心配をかけすぎると、後が怖いそうなので、気を付けてくださいね」

姓 彼方 :「なら急いで出よう。これ以上心配掛ける訳にもいかない」

浅河霧江 :「そういたしましょう」

浅河霧江 :先に立ち上がり、入口の方を照らす

姓 彼方 :「……暗いし足場も悪いな、手でも繋いでおくか」

姓 彼方 :(またさっきのに襲われたら、次こそは対処に遅れる訳にはいかない)

浅河霧江 :「おや、お誘いですか。 シャイでクールな私でもこれには気分が高揚しますね」手を出して

姓 彼方 :「……帰るぞ」手を取る。真面目な表情を崩さず、周囲に気を張り巡らせながら

浅河霧江 :「そうですね、帰りましょう」嬉しそうに見える笑みを浮かべて

浅河霧江 :「先輩」

浅河霧江 :「私はいい加減で、曖昧な存在で、あまり信用されないという自覚はあります」

浅河霧江 :「それでも、先輩と同じくらいに」

浅河霧江 :「彼方先輩に本気のつもりです」

姓 彼方 :ひとつ。小さくため息をついてから

姓 彼方 :「ああ……鈍感な俺でも流石に知ってる。いや、言われるまで気付かないと思ったか?」

浅河霧江 :珍しく、言葉で返さず、ただ笑みで返す。

浅河霧江 :その手の感触と、感じる体温は、ひどく不確かで

浅河霧江 :その言葉と同じく、何処かへ消えてしまいそうに、そう感じられた

姓 彼方 :「俺は―――」

姓 彼方 :「……俺が拒む事は無い。色々話して、お前がそれでもいいなら、だが」

姓 彼方 :「いい加減で曖昧だとか自己評価しながら、大真面目にこんな事言う奴でもな」

浅河霧江 :「……とても、嬉しいです」

浅河霧江 :手に籠る力が、少しだけ大きくなる。

姓 彼方 :「後は、そうだな。それとは関係なしに、何かあったらすぐ頼れ」

姓 彼方 :「いい加減な事言って周りが誰も信じなくても、俺くらいはお前の事を信じるさ」

浅河霧江 :「そうですね、もし誰にも言えないような事があったら……」

浅河霧江 :「一番に、彼方先輩にお話に行きましょう」

浅河霧江 :「きっと、楽しいお話になりますね……」

姓 彼方 :「……話過ぎたな、行こう。後は外に出たらだ」

浅河霧江 :「ええ、行きましょう」

GM :入口から差し込む夕日の輝きが、あなたたちを照らしていた。



GM :シーンアウト、ロイス取得と購入が可能です

姓 彼方 :ロイスは……研究者にでも取るか……

GM :マジで!?

GM :いやGMがそういう事言っちゃダメだよ

姓 彼方 :だって助けられなかったしな……

姓 彼方 :謎の研究者 ●執着/不信感

姓 彼方 :人を助けることにやたら執着する男

姓 彼方 :購入はシューターズジャケット

姓 彼方 :3dx>=13 (3DX10>=13) > 7[2,5,7] > 7 > 失敗

姓 彼方 :だめ!以上!



【ミドルシーン03】

GM :ミドルシーン03 シーンプレイヤー:進藤 新

GM :他は登場無し、浅河波音と話すシーンです

GM :シーンインどうぞ

進藤 新 :1d10 (1D10) > 4

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 43 → 47



GM :あなたが浅河波音に出会った春休みから、しばらく経ち

GM :新学期もはじまり、同じクラスとなったあなた達であったが

GM :控えめで地味な、クラスでは目立たない方な波音の性格もあり

GM :ほどほどの距離感を取りつつ……というか取られつつ

GM :日々を過ごしていた、そんなある日の放課後

GM :UGNから警戒の知らせは来ているものの、かといって大きな何かが起きる事も無い、そんな時に、あなたが帰ろうとしたところ

浅河波音 :「あの……進藤くん……」浅河波音が、小柄な体をちぢこませながら話しかけてきた

進藤 新 :「おぅ?……どうしたよ、そっちから話しかけてくるたぁ珍しいな、浅河」

進藤 新 :春休みの夜のように、名前を思い出すような間もなく。

浅河波音 :「は、はい! 頑張りました……!」

進藤 新 :「ンなに気張らなくてもいいんだけどなァ……」

進藤 新 :苦笑い……も、逆立てた金髪と相まって、どうにも威嚇のように見えてしまう。

浅河波音 :特にそれに怯える事は無いが、そもそも会話に怯えている

浅河波音 :「は、はい……リラックス、りらっくーす……」大きく息を吸って

浅河波音 :吸って

浅河波音 :「ゲフッ! コフッ……!」咽る

進藤 新 :「何やってんだ……!?ええい、吸ったら吐け、ほら吸ってー、吐いてー」

浅河波音 :「ふー、ふー……」

浅河波音 :「あ、えっと、それででですね……」

進藤 新 :「おう、改まってどうしたよ」

浅河波音 :「い……一緒に帰りませんか!」

浅河波音 :重大な告白かのように、日常会話を叫んだ(小声)

進藤 新 :「…………ぉ、ぉう……?」

進藤 新 :一瞬、ぽかんと。それはそうだ、高校に入って以来、誰かと一緒に登下校するなど皆無。

進藤 新 :「……そりゃあ構わねェけどよ。どうした浅河、ひょっとしてこの前の奴らがお礼参りとかに来やがるのか……!?」

浅河波音 :「そんな事は……無いんですけど」

浅河波音 :「だ、駄目でしょうか……」

浅河波音 :手を後ろで組んでもじもじと

進藤 新 :「それこそ、そんなこたァ無ぇよ。……ただ、その、だな」

進藤 新 :あー、と。言葉を探すように斜め上を見上げて。

進藤 新 :「……こういう風にダチから誘ってもらうのは小学校以来だな、と」

浅河波音 :「わ、私もはじめてです……」

進藤 新 :「そ、そうか……」

浅河波音 :「そう、です……」

進藤 新 :どう答えたものか、再び虚空を見上げて。けれど、結局は。

進藤 新 :「……っし。じゃあ、帰るか!」

進藤 新 :細かく考えるのはやめて、強面に精一杯の笑顔を。

浅河波音 :「……! はい! 帰りましょう!」パッと、嬉しそうに

進藤 新 :おう、と応える声も。吊られるように、朗らかに。



浅河波音 :「えっと、それでですね……」

浅河波音 :「私、こう、変わった……変わって、見えません、か?」

浅河波音 :「その、進藤くんとお喋りできるようになったし……」

GM :廊下を歩きながら、あなた達は言葉を交わす

進藤 新 :「オドオドしてんのは変わらねェけどな。……まあ、確かに──」

浅河波音 :「ご、ごめんなさい……」

進藤 新 :「別に悪いコトじゃねェだろ、無理して賑やかにするモンでも無ぇし。……いやまあ、とにかくだ」

進藤 新 :「──そうだよなァ。3学期まで、こうして浅河と喋ることになるたぁ思ってもみなかった」

進藤 新 :視線を交わす……わけではないけれど。時折横に視線を向ければ、自分とあまり背丈の変わらない少女の顔がある。

浅河波音 :「はい、私もです……」

浅河波音 :まだ幼さの残る瞳と、目が合う。

進藤 新 :「……まあ、浅河以外のダチは片手で数えるくらいしか出来てないワケだけどな」

浅河波音 :「わ、私もです! おそろいですね!!」

浅河波音 :「でもその、数じゃなくて……できた事が嬉しいから……」何かに納得した様子で、自分の手を見て

進藤 新 :「……だなあ。そりゃあダチが大いに越したこたァないけど──」

進藤 新 :「一人だろうが百人だろうが、ダチはダチだ。大事な奴ってことに変わりゃしねぇ」

浅河波音 :「そう、ですよね……凄いです」

浅河波音 :「うう……進藤くんとお友達になれて、よかった……」

進藤 新 :「……俺とこうして話せてんなら、他の奴とも胸張って話せると思うんだけどなァ」

浅河波音 :「それは、えっと……頑張ります……」ずぅんと音が聞こえてきそうな暗い表情

浅河波音 :「あ……だめです、こんな暗いのじゃ……」

浅河波音 :「もっと明るい話、明るい話しなきゃ……」

浅河波音 :「えっと……最近……」

浅河波音 :「動物? を 拾った?……ん、ですよ?」なぜか首を傾げながら

進藤 新 :ふむ、と。相槌を打つように、小さく頷いて耳を傾ける。

浅河波音 :「その子が私の事を好きでいてくれるのは、わかるんですけど」

浅河波音 :「全然その子の事知らないから、もっと知りたいなって思うんです」

浅河波音 :「進藤くん、そういうの……何か知ってたり、しますかね?」

進藤 新 :「あー……難しいよなァ、動物の気持ちってのは……」

進藤 新 :「俺も一匹世話してんだけどさ。こいつがもう、懐かないのなんの。ここも、ほれ」

進藤 新 :目の少し下あたり。喧嘩によると思われる打撲後の隣に、小さな切り傷。

浅河波音 :「猫ちゃんですか? わっ……」傷を見てビクリと反応

進藤 新 :「ったく、腹減ったのは分かるけどよ。毎朝顔に乗られちゃたまらねェ。おかげで高校入学以来、目覚まし時計要らずだ」

進藤 新 :悪態、とも聞こえる言葉はしかし。どこか楽し気でもある。

浅河波音 :「あっ、それは……ちょっとかわいい、ですね」

浅河波音 :薄っすらと笑って

進藤 新 :「……今度、時間があったら見に来るか?案外、浅河みたいなタイプには懐くかもしれねェし」

進藤 新 :「さっきの話ぶりじゃあ、浅河も懐かれてんだろ?その……拾った子にさ」

浅河波音 :「はい、会ってみたいです……」

浅河波音 :「そうですね、きっと愛してもらえてるって事は……わかります」

進藤 新 :「……そうか。なら、それでいいんじゃねェか。そりゃあ、相手のことをなんでもかんでも知れりゃあ万々歳だけど──」

進藤 新 :「全部知らなきゃ一緒にいられねェ、ってワケでもない。……万が一、そうでなくなったとしても」

進藤 新 :──例えば、今この時のように。自分が世界の裏側に半分足を突っ込んでいることを隠していても。

進藤 新 :「そん時ゃそん時だ。……ダチになる運命の奴ぁ、どう足掻いても元の鞘に収まるようになってんだよ、きっとな」

浅河波音 :「な、なるほど……」

浅河波音 :「……なるように、なるしかない、ですね……」胸に手を添えて

進藤 新 :「……ああ、でもな。ひとつだけ追加だ。いやまァ、人様からの受け売りなんだが……」

進藤 新 :「"なんとかなれ"じゃなくて、"なんとかする"と思え、だとさ。……俺も、いざって時にそう出来りゃあいいんだけどなァ……」

進藤 新 :これも、UGNでの座学で教えられたこと──を、自分なりにかみ砕いての解釈だ。乱暴に過ぎると言えば過ぎるけれど──

浅河波音 :「なんとかなるじゃなくて、なんとかする……」

浅河波音 :「いい言葉、ですね……」

進藤 新 :「言うだけならタダ、だしな。……ま、浅河が何かをなんとかしたい、ってんなら」

進藤 新 :「その時は、少なくともここにひとり味方がいるってことは覚えといてくれよ」

浅河波音 :「はい……ありがとうございます」嬉しそうに、精一杯だろう笑みを返す

浅河波音 :「私も、進藤くんみたいに……」

GM :と、その時

女子生徒 :「はろーお二人さん! これからデート?」後ろから歩み寄ってきた女子生徒が、浅河の背をトンと叩く

進藤 新 :「うおっ!?……い、いきなり何言ってんだテメェ!?」

浅河波音 :「ひゃわっ!?」

進藤 新 :なんなら、背を叩かれた浅河以上に驚いた声。

浅河波音 :いきなり背中を叩かれ、目を白黒させている。

女子生徒 :「あはは、ごめんね。 でも波音ちゃんにこんなボーイフレンドがいたなんてねー」

浅河波音 :「あ、えっと、え……?」ポカンとしている

進藤 新 :「ダチって意味なら間違っちゃいねェけどさあ……!」

浅河波音 :「そうです、ダチ、フレンド……です、けど」

浅河波音 :「えっと……」

浅河波音 :「ど、どちらさま、でしたでしょうか……」

女子生徒 :「ん? え? 一応友達の事忘れるのはひどくなーい?」

浅河波音 :「え、友達!? ともだち!? は、はい! ごめんなさい……」

女子生徒 :「いいよ、私転校生だし憶えづらいよね」笑って、女子生徒がその場でクルリと回る

女子生徒 :彼女が結ったポニーテールが、ふわりと揺れる

進藤 新 :「……転校生、なるほど……?」

進藤 新 :まだ、新学期が始まったばかりと呼んで差し支えない時期。そういうコトもあるか、と小首を傾げつつも納得はしている。

真樹理江 :「私、真樹理江。 改めてよろしくね?」首を傾げ、女子生徒は笑って名乗る。

真樹理江 :握手の手を差し出す

浅河波音 :「あ、はい、よろしくお願いします」おそるおそる握手を交わす

真樹理江 :「で、二人の関係が今後進展の可能性は?」ニコニコ笑って

進藤 新 :「転入早々新聞部にでも入ったのかテメェは。ノーコメントだノーコメント」

真樹理江 :「ちぇっ、ざんねーん」

進藤 新 :ひらひらと、あしらうように手を振りつつ。はたと思い返すように。

進藤 新 :「……あー。真樹、だったな。俺は進藤。進藤新。浅河の、トモダチだ」

進藤 新 :「名乗りが遅くなったかもしれねェが、まあなんだ。こうして話したのも何かの縁かもな」

真樹理江 :「よろしくね! 確かに、何かの縁かも」

真樹理江 :「そのうち何かイベントがあるかもねー」ニヒヒと

真樹理江 :靴紐を結び直し、立ち上がって

真樹理江 :「じゃあまぁ、あとは若いお二人で……」冗談めかして手を振って、離れる

進藤 新 :「見合いの世話するオバサンかなんかかテメェは!?」

浅河波音 :「ひ……火みたいな方でしたね……」

進藤 新 :「火っつーか嵐だなありゃあ……随分愉快な奴に目ェ付けられたもんだ、浅河も」

浅河波音 :「は、はい……じゃないです。いえ、でも友達が……増えたので……」

浅河波音 :と、歩き出そうとして

浅河波音 :「?」かつん、と何かに躓き

浅河波音 :躓いたものを拾い上げる、それは橙色のパーツのついた、腕輪のようだった。

進藤 新 :「……ん……なんだ、そりゃあ……?落とし物か……?」

浅河波音 :「……真樹さんのものでしょうか?」と、前を見て

浅河波音 :丁度校門前で、見えなくなりそうになっている真樹の姿を見つけ

浅河波音 :小走りで追いかける。

進藤 新 :「かもしれねェな。ならちょいと追いかけて……って、おい」

進藤 新 :オドオドしている割に思い切りはいい、なるほど自分に声をかけてくるだけある。などと思いつつ。駆け出した浅河を追いかけてゆく。

浅河波音 :「あ、れ……?」少しだけ先を行き、校門の前で真樹の歩いて行ったを向いた

浅河波音 :その姿勢のまま固まっている

進藤 新 :「ん、どうし……た……?」

進藤 新 :走って追いかけたわけではない。浅河がきょとんとした当たりで追いついて、自分も辺りを見回して──

GM :学校前の一本道、真樹はすぐ前を歩いていたはずなのに

GM :彼女の姿は、どこにもなかった

GM :まるで溶けて消えたかのように

浅河波音 :「わ、わわ……」青い顔をしている。

進藤 新 :「……ホントに火みてェにパっと消えやがった。ああいや──」

進藤 新 :熱を残す火ではなく。どこかに蒸発したか、あるいは地に染み込んだか。

進藤 新 :何故だか、そんな風に思われて──



GM :シーンアウト、ロイスの取得と購入が可能です

進藤 新 :ロイスは真樹さんに取らせてもらいましょうか。「好奇心/■不信感」にて!

進藤 新 :購入は木刀に挑戦。

進藤 新 :1dx+1>=5 (1DX10+1>=5) > 3[3]+1 > 4 > 失敗

進藤 新 :惜しいので財産1入れて購入!

GM :よかった……

system :[ 進藤 新 ] 財産点 : 3 → 2

system :[ 進藤 新 ] ロイス : 3 → 4

進藤 新 :シーン締めの処理は以上にて!



【ミドルシーン04】

GM :ミドルシーン04 シーンプレイヤー:姓彼方

GM :全員登場ですが変則でやります、先に進藤さんと姓さんどうぞ

進藤 新 :1d10 (1D10) > 10

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 47 → 57

姓 彼方 :1d10+52 (1D10+52) > 9[9]+52 > 61

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 52 → 61



浅河霧江 :「____それで、頼っていただいたという事です」自分より一回り小さい上級生……姉の肩に手を回しながら

GM :放課後の教室。

GM :地下壕での一件から、翌日

GM :放課後、UGNと合流し、調査に赴こうとした姓だったが

GM :そこに浅河霧江が声をかけてきて、頼みがあるとクラスに引っ張り戻されたのだった。

GM :何でも、彼女の姉であり姓のクラスメイトでもある浅河波音が不可思議な現象に見舞われた、という話だ

浅河波音 :「は、はい……よろしくお願いします……」そんな霧江の手にくすぐったそうに、しかし拒絶することもなく、頭を下げる

浅河波音 :進藤も、涙目で制服の裾を掴んで離さない波音に連れられ、その場にいる事になってしまっている。

浅河霧江 :「どうもはじめまして、進藤先輩。」目線を下げて、進藤の方を見て

浅河霧江 :「浅河波音のできた妹、浅河霧江です。以後お見知りおきを」

浅河波音 :「で、できたって……」

進藤 新 :「自分で言うかよ。……まァ、悪い奴じゃあなさそうってのは──」

姓 彼方 :「姉の前でもこうなのか、お前……」

進藤 新 :「連れを見りゃあ分かるが。……姓、お前いつの間に……まあ、聞くだけ野暮か」

進藤 新 :自分で言うところの"連れ"──姓彼方をちらりと見て、喉を鳴らして笑う。

浅河霧江 :「あたりまえでしょう、仲良し姉妹ですよ」

浅河霧江 :姉を正面から抱きしめる

浅河波音 :「きゅぷっ」体格差のせいで若干持ち上がっている。

姓 彼方 :「……ああ、なんだ。何かあったら頼れって口を滑らせたからな。悪い気はしないが」

姓 彼方 :(……傍から見るとどっちが姉なのか分からないな)

浅河霧江 :「ええ、早速というわけです……ついでのデートの口実とも言えますね?」姉を撫でながら

進藤 新 :「……家でもこんな調子なら、さぞ苦労してんだろうなァ浅河。楽しそうじゃああるけどよ」

姓 彼方 :「まあ、進藤もここに居る理由は同じようなものだろ」

浅河波音 :「いえ、家では……最近は……とても楽しいです」されるがままにされつつ

進藤 新 :「ああ。……と言うよりだ、その「不可思議な現象」ってのはアレだろ、浅河」

浅河霧江 :「はい?」

進藤 新 :「お前じゃない。……ああくそ、ややこしいな!」

浅河波音 :「あ、えっと……わかってますから……」わたわたと

姓 彼方 :「霧江、内容を教えてくれるか?」

進藤 新 :「あー……こっからは波音、でいいな?こうでも呼ばなきゃツッコミで疲れちまいそうだ」

浅河波音 :「あっ……」ぽっ、と 頬が染まる

浅河波音 :「は、はい。 今後ともよろしくお願いいたします……」

浅河波音 :コクリと肯定

浅河波音 :「あ、私も……名前で……」

浅河波音 :「……いえ、なんでもないです」

進藤 新 :「……お、おう。そりゃあ──」

進藤 新 :構わない、と言いかけて。

進藤 新 :「……っと、悪ィ、話の腰を折っちまった。説明は任せていいか、妹サン」

浅河霧江 :「おやおや、攻め攻めですね姉さん、私も見習わなくては」

浅河霧江 :「おっと、そうでしたね」

姓 彼方 :「見習うも何もお前な……」

浅河霧江 :「件の真樹先輩が、目の前で突然消えた件についての……お話ですね」

浅河霧江 :「まあ人が消えるなんてそんな事、普通に考えたあり得ませんので」

浅河霧江 :「姉さんの見間違えか何かでしょうが、ダブルデートの口実がてらその先輩を見つけてお話を伺ってみましょう」

姓 彼方 :「人が消える……か」

浅河霧江 :「おや、先輩にはそういったご経験が?」

姓 彼方 :昨日の一件を思い出す。あれも"人が急に消える"の範囲だろう

姓 彼方 :「さて、な。詳細が分からない事にはなんとも」

浅河波音 :「……み、見間違えなら、いいんです、けど……」何かを口ごもる

進藤 新 :「ついでに言やあ、その消えた奴ってのがこの春からの転入生って話なんだが──」

進藤 新 :「俺にはどうにも見覚えがあるような、無いような微妙なトコでな。……その辺り、姓の感覚っつーか、認識の力も借りられれば、ってとこだ」

姓 彼方 :「それなら、まずは当人に直接会うのが早いだろうな」

姓 彼方 :「遠目から観察するってのもありだが、向こうからしたら心象悪いだろうし」

進藤 新 :「そうだなァ。……あの感じだと、割合話しやすそうな奴ではあったし」

進藤 新 :「……で、ちょっと話は戻るんだがな。件の転入生……真樹を見つける口実に、何だって?」

浅河波音 :「でぇと……?」

浅河霧江 :「おっと、つい本音が……ともかく話を聞くのであれば、急がねばいけませんね」と、視線を窓の外に向ける

GM :視線の先には、昇降口から出てきたところの真樹の姿が。

進藤 新 :「た、タイミングがいいんだか悪いんだか……!」

姓 彼方 :「善は急げだ、行こう」

姓 彼方 :「といっても、俺は話したこと無いから会話の出だしは任せる事になる、いいか?」

進藤 新 :「ああ、そこはこっち側だな。……むしろ妹サンとは波長が合いそうな気がしねェでもないが」

浅河霧江 :「いえーい」

浅河霧江 :「シンクロニシティですね」

姓 彼方 :「…………やめといた方がいいと思う、なかなか大変だ」

浅河波音 :「は、はい……がんばります!」

進藤 新 :「……と、そうだ。なァ、姓」

進藤 新 :おう、と応えて歩き出す寸前。少し声を潜めて呼びかける。

姓 彼方 :「……ん。まだ何かあるか?」

進藤 新 :「ああ、ちょっとな。……そっちにも通知来てんだろ。街じゅう妙なコトになってるって話」

進藤 新 :「……妙なコト全部が"そう"と決まったワケじゃねェが……覚悟と心づもりはしといた方がいいかもしれねェ」

姓 彼方 :「そうだな。昨日俺も妙な事、とやらには立ち会ったし」

姓 彼方 :二人には聞こえないように、トーンを落としながら答える

進藤 新 :「なるほど。……よくよく、お前はそういうのにぶつかり易い質みてぇだなァ」

姓 彼方 :「それに……俺は最初からそのつもりで動いてる。言われなくてもな」

姓 彼方 :「……全く、放っておくと勝手に居なくなりそうな奴が相手だと大変だ」目の前の後姿を呆れたように眺めて

進藤 新 :「実感籠ってんなァ……。……ま、そういうコトなら安心だ」

進藤 新 :「いざって時ゃ遠慮なく頼らせてもらうぜ?もちろん、頼られるのも歓迎ってモンさ」

進藤 新 :その呆れ顔に、何か愉快なものを見たように喉を鳴らして笑いながら。

進藤 新 :「んじゃ、おいてかれないうちに行くとするかね」

姓 彼方 :「ああ……いざという時なんて、来ない方が一番だけどな」



真樹理江 :「あれっ、波音ちゃん……に、どんな集まり?」

GM :あなた達が真樹に追いついたのは、学校を出て少し歩いた、鄙びたアーケードの前でだった。

浅河波音 :「ど、どうもこんにちは……」おそるおそる、といった雰囲気で

姓 彼方 :「あー……暇人の集い、くらいに考えておいてくれ」

浅河霧江 :「どうも先輩、浅河のできた妹の方です」

進藤 新 :「暇人ってのは否定しねェがよ。……波音の妹サンとその友達だよ、こいつらは」

真樹理江 :「へぇ……え、妹?」

真樹理江 :二人を見比べて

浅河波音 :「あう……」恥ずかしそうに

浅河霧江 :「妹です。そして、こちらは私の彼方先輩です」

姓 彼方 :「所有物みたいな言い方は止めろ」

浅河霧江 :「これは失礼、私が彼方先輩の後輩でしたね」

真樹理江 :「えーっと……愉快な子たちね?」

真樹理江 :苦笑い

進藤 新 :「ああ、ホントにな。……でまあ、波音が真樹のことを妹サンに話したら、一度会ってみたい、ってことらしい」

真樹理江 :「え、私に? 私そんな面白いところないよ?」霧江の方を見て

浅河霧江 :「いえいえ、そんな事は……

GM :と、その時

GM :ドタドタと音を立てて、恥も外聞もないといった様子で誰かがあなた達の方へと走ってくる。

進藤 新 :「何を見合いみてェなことを……ん……?」

姓 彼方 :その音の方へと振り返って―――

白衣の男 :「貴様ぁ! ようやく見つけたぞ……!」それは、必死の形相で目を見開いた、研究者然とした男だった



GM :奈良岡さん、景山さん、シーンインどうぞ

景山 稔 :1D10+56 (1D10+56) > 7[7]+56 > 63

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 56 → 63

奈良岡侑也 :1d10+43 (1D10+43) > 10[10]+43 > 53

奈良岡侑也 :ギャー

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 43 → 53

景山 稔 :ダイジョブダイジョブ、オレも相当高い



エージェント幾谷 :「___あ、いたっ!」幾谷がぴょんと飛び跳ねながら指さす。

GM :指さす先には、真希が攫われた場にいたFHの研究者

GM :奈良岡と景山が男の姿をみとめたのとほぼ同時、男は視線の先に何かを見つけた様子で大慌てで駆け出す

白衣の男 :「貴様ぁ! ようやく見つけたぞ……!」そして、下校中の学生集団だろう学生服の集りめがけて大声で叫び散らしている。

景山 稔 :「それはこっちのセリフだったりして」

浅河波音 :「ふぇっ!?」怯えながら、縮こまる。

浅河霧江 :「……」気だるげに首を傾げながら、波音の前に出る。

真樹理江 :「えっ?」困惑と共に振り返って、慄いている。

景山 稔 :す、と銃口を男の後頭部に押し当てる。

景山 稔 :9mm自動拳銃─神城製。UGN特殊攻撃群および諜報部コマンド部隊御用達。確かなレスポンスとパフォーマンス─を握るのは、キミ達と歳の変わらない少年だ。

真樹理江 :「は……!?」

景山 稔 :「放課後に往来のど真ん中で子供怒鳴りつけるってのは頂けねえなあ。お静かに頼むぜ」シー、と人差し指を口元に。

奈良岡侑也 :「は……?」

真樹理江 :研究者に睨まれている学生の中に

真樹理江 :奈良岡が見間違えようはずもない、学生服姿の正木真希がそこにはいた。

姓 彼方 :「騒がしいな、それに……」

進藤 新 :「いやアンタのやってることも大概だよ!往来でやることじゃねェ!」

姓 彼方 :「見覚えがある顔だ」

白衣の男 :「う、うわぁぁっ!!?」慌てて真横に飛びのく

景山 稔 :「あら?」一団の中にいる正木の姿を認めて、怪訝な表情。

浅河霧江 :「何ですか、この方々は……先輩のお知り合いなのですか?」

浅河波音 :「あ、えっ、えっと……」涙目でおろおろしている

進藤 新 :「──姓の知り合いってこたァあっち絡みだな?何してんのか説明を──」

景山 稔 :「おっと」<折り畳み>を再発生。拳銃は瞬く間もなく姿をかき消す。学生の一団には見えない形だ。

奈良岡侑也 :「えっ、いや何やってんすか真希サン……!?」

姓 彼方 :「前に少し、な。心配なら俺の後ろにいてくれ」

真樹理江 :「えっ、ま、真樹だけど……」

浅河霧江 :「いえ、それは大丈夫なのですが……この方は不審者の類という事でしょうか」

真樹理江 :「どこかで会った事、あったっけ……? あれ……?」奈良岡の顔を見て、困惑している

進藤 新 :「……そっちのお兄サンは、真樹の知り合いか?」

姓 彼方 :「……説明が難しいな」

景山 稔 :「わちゃわちゃしてんねえ。状況スッキリさせるか?」GM、<ワーディング>使ってもいいですか?

奈良岡侑也 :「いや何が……えっ?」

浅河霧江 :「……なるほど、では」

浅河霧江 :「先輩、この場はお任せしてよろしいでしょうか」

姓 彼方 :「ああ、一応離れないように頼む。何かあった時に直ぐ対応できなくなる」

浅河霧江 :「わかりました、姉さん……こちらに」

浅河霧江 :姉を背後に庇ったまま、手を引いて連れて行く

姓 彼方 :(向こうも混乱してるようだが、何があった……?)

進藤 新 :「悪ィ、波音を頼むぜ妹サン。……さぁて」

浅河波音 :「あ、うん……進藤くん、気を付けて……」

進藤 新 :何がどうなったものか、と。睨むような目つきで場を見回す。

GM :ワーディング許可します

景山 稔 :<ワーディング>を展開。

GM :あなた達異能者以外の周囲の気配が消え、しんと空気が静まり返る

景山 稔 :「オレとこっちの二人はUGN。そっちは“相克”だよな?その節はドーモ!挨拶もなしで帰っちゃって悪かったな」元気そうで何より、と続ける。

白衣の男 :「あっ……! くそっ!! 貴様ら……!」

白衣の男 :何か分からないが激昂している。

姓 彼方 :「ああ、あの時は……と、世間話は後だ。今どうなっている?」

姓 彼方 :周囲の様子を確認する、続いて姉妹がどのような状況になっているか

景山 稔 :「FHの連中が作った人造RBとやらについて調べててね。そこのおじさまは重要参考人てとこ」

景山 稔 :「ついでに言うと、そのRBがウチの局員を一人飲み込んでどっかにやっちまったってことで探してたんだが……」

浅河霧江 :距離を取って、物陰に隠れる所が見えた

進藤 新 :「……気になるのは分かるけどな。今はこっちだ、姓」

進藤 新 :自分もちらりと背後を振り返りはするが、視線はすぐに男たちに戻る。

姓 彼方 :(……効かなかったのか)

真樹理江 :真樹はワーディングの中だというのに平然と動き回っている

景山 稔 :「陰謀のセンは杞憂だったかな?……見たとこ、100%安心とも行かなそうだが」消えた正木真希に瓜二つの少女を見て。

真樹理江 :というか、困惑しているように見える。

奈良岡侑也 :「とりあえずあいつを確保しますか?」

景山 稔 :「そうしましょ。逃げんなよー、おっさん」白衣の男へ。

白衣の男 :「ま、まだ捕まってたまるか……!」

進藤 新 :「俺としちゃあ、兄サンの狼狽えっぷりと真樹の反応も気になるんスけどね……って、諦め悪ィなコイツ……!」

姓 彼方 :「……この状況でまだ逃げようとするってのは胆力があるな」

ドクターM :「このドクターMの研究の価値も知らないやつらめ、こうなったら全員蹴散らしてやる……!」白衣の男、もといドクターMはそう叫んで

ドクターM :何やら銀色の欠片を取り出すと、地面にばらまく

GM :《イージーフェイカー:物質変化》

虚像兵 :それらはバラバラに分かれ、ムクムクと伸び縮みを繰り返しながら歪な人型の群れを形成する

奈良岡侑也 :「……なんです、こいつは」

エージェント幾谷 :「こないだほーこくしょにいたかも! たしか、FHの量産型兵士EXレネゲイド!」

景山 稔 :「抵抗かな。わかりやすくていいや」

景山 稔 :「イリーガルのお兄さんがた!バイトしてく気は?」

姓 彼方 :「異論はない、手早くやろう」

進藤 新 :「ああ、こういう流れなら金が出なくても文句は無ェよ!」

奈良岡侑也 :「実働2人か。丁度いいデス」

姓 彼方 :(……ああ、けど。最悪記憶処理も考えなきゃいけないのか。今回は)

景山 稔 :「頼りにしてるぜ?」自動拳銃を掌中に握り込み、戦闘態勢。

姓 彼方 :(それでも―――まずは倒すのが優先だ)



GM :ミドル戦闘を開始します

GM :勝利条件は敵の全滅ですが、ドクターMは殺さず生け捕りも可能です。

GM :エンゲージはこちら

GM :「景山[13]、奈良岡[12]、進藤[10]、姓[7]」-【5m】-「ドクターM[11]、虚像兵×2[8]」

GM :ではいきます

GM :セットアッププロセス

GM :宣言あればどうぞ

景山 稔 :セットアップ行動……無し!

景山 稔 :今後も基本ナシです

姓 彼方 :無し!

奈良岡侑也 :温存しとこうかな~ なしで

進藤 新 :こちらもなし!

GM :はい

GM :では

GM :イニシアチブプロセス、行動値13の景山さん

GM :どうぞ

景山 稔 :マイナー<陽炎の衣>。メジャー<C:エンハイ>+<見えざる死神>

景山 稔 :対象はドクターM。

GM :容赦のない!!

景山 稔 :8DX7+3 (8DX7+3) > 10[1,1,1,3,5,8,9,9]+5[2,3,5]+3 > 18

景山 稔 :達成値が振るわんな…

景山 稔 :リアクションどうぞ

ドクターM :《イベイジョン》12で回避

ドクターM :つまり無理だ!

GM :命中、ダメージどうぞ

景山 稔 :8+9+20+2D10 (8+9+20+2D10) > 8+9+20+7[2,5] > 44

景山 稔 :装甲・ガード有効。HP0になってもトドメは刺さない。

ドクターM :そのダメージは……う、うおおおお! 立っているぞ!

景山 稔 :思ったよりは頑丈なのね!

GM :演出どうぞ



system :[ ドクターM ] ダメージ : 0 → 44

景山 稔 :乾いた音が2度、白昼の市街地に響く。

景山 稔 :音速を超えて放たれた二発の銃弾に与えられた命令は2つ。非殺傷と、拘束。

景山 稔 :鈍い音を立てて、銃弾がドクターMの腕と足を捉える。

景山 稔 :通常であれば血肉を貫き、骨を露出させるそれは、着弾の瞬間に鈍いインパクトを与え───飴細工のように捻じ曲がり、即席の手錠と足枷に形を変える。

ドクターM :「ぐがっ!?」手錠と足かせに拘束され、地面を転がっていく

景山 稔 :「そのままお行儀よく頼むぜ?お互い、紳士的に対話で解決したいしよ」

ドクターM :「私を捕まえる気か……!? バカにしてくれる……!」

景山 稔 :「案外オレたちは、共通の問題に対して手を取り合って平和に解決できるかもしれんぜ?」冗談めかして。



GM :イニシアチブ 行動値12の奈良岡さん

GM :メインどうぞ

奈良岡侑也 :マイナーなし、メジャー『囚人の映画』:《血の楔》《血の宴》《強化の雷光》《解放の雷》。

奈良岡侑也 :対象はPC全員。判定します。

奈良岡侑也 :2dx+1 (2DX10+1) > 9[6,9]+1 > 10

奈良岡侑也 :リアクションどうぞ。

進藤 新 :ガードします!

姓 彼方 :あっそうかリアクションがいる。ガード!

景山 稔 :ガード!

奈良岡侑也 :命中したので シーン間:移動距離を+3m、判定ダイスを+4個 次メジャー:C値を-1、攻撃力+2の効果を与えます。

進藤 新 :ありがたい……!

姓 彼方 :助かる~

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 53 → 64

GM :はーい! 演出あればどうぞ!



奈良岡侑也 :「ちょっとそのまま」

奈良岡侑也 :3人にとんとんと肩に手を当てる。

奈良岡侑也 :直後、3人の視界。その周囲の隅に、モニターのような表示が出る。

奈良岡侑也 :血中の電気信号を光学情報として提示する、仮想現実投影の支援能力。

奈良岡侑也 :敵の予想耐久力や攻撃方法予測、周辺の地形情報。

奈良岡侑也 :はたまた君達自身の予想侵蝕状況、命中・補助のレティクル。彼我の距離情報。

奈良岡侑也 :そういった分析データを、視覚的に提示する。

奈良岡侑也 :「おれにできるのはこの辺なんで。取捨選択して使ってください」

景山 稔 :「へえ!こういう形の情報支援か。いいね。サイボーグになった気分」視界の端に映る付加情報を見て。

姓 彼方 :「……助かる。さっきよりも余計見やすくなった」目の前の物言わぬ兵士を見据えながら

進藤 新 :「こいつァありがたい。俺ァ頭悪いからよくわかんねーが……どう殴りゃいいのかくらいは分かるってモンさ!」



GM :イニシアチブプロセス 行動値11 ドクターM

ドクターM :《狂戦士:Lv3》+《解放の雷:Lv2》+《ポイズンフォッグ:Lv4》+《ヨモツヘグリ:Lv4》

ドクターM :ダイス+6個 クリティカル値-2 攻撃力+4 戦闘不能を回復。

ドクターM :同じエンゲージ対象



ドクターM :「どちらにも捕まってたまるか……! 私には私の欲望があるのだ!」

ドクターM :男の装着している眼鏡が光り、ケミカルな七色の雷光が虚像兵たちに降り注ぎ、その力を引き出していく。



GM :イニチアチブプロセス 行動値10 進藤さん

GM :メインどうぞ

進藤 新 :押忍!マイナーで戦闘移動、エネミーのエンゲージに!

進藤 新 :メジャー、巨像兵1に《コンセントレイト/カスタマイズ/レインフォース》にて白兵攻撃!

進藤 新 :割り込みなければ判定に。

GM :どうぞ!

進藤 新 :11dx6+3 (11DX6+3) > 10[3,3,4,6,7,8,8,9,9,9,10]+10[1,2,2,4,7,7,9,9]+10[3,5,6,8]+10[4,10]+10[10]+10[7]+1[1]+3 > 64

進藤 新 :伸びた伸びた。

GM :ひえっ

虚像兵 :《イベイジョン》15で回避

虚像兵 :失敗!

GM :ダメージどうぞ!

進藤 新 :7d10+13+2 (7D10+13+2) > 55[10,8,3,10,9,9,6]+13+2 > 70

進藤 新 :装甲有効、70点!

虚像兵 :装甲が5点あるぞ!

虚像兵 :関係なく吹き飛ぶがな

GM :演出どうぞ

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 57 → 63

進藤 新 :では軽く!



進藤 新 :「さァて。手前ェは手前ェの欲望があるってんなら、こいつらはその駒ってワケだ」

進藤 新 :背負っていた荷物から、するりと木刀を抜いて。それを担いで、無造作に歩み寄っていく。

進藤 新 :「──見たところ、モノを考えるような類にゃ見えねェ。ならよォ──」

虚像兵 :ぎちぎちと音を鳴らしながら、進藤の方を向く

進藤 新 :人形どもがこちらに一撃を放つ、それよりも一瞬早く。

進藤 新 :「遠慮なくブッ壊せるってモンだ!」

進藤 新 :とても剣術と呼べるものではない。ただ力任せの横薙ぎを、人のカタチをした何かに叩きつける。

進藤 新 :獲物はただの木刀。装甲にぶつかり、ひしゃげる音が──

進藤 新 :──する代わりに。硬質のものが金属を切断する、場違いに爽やかな音が響く。

進藤 新 :──インパクトの瞬間。木刀が、金剛石の強度と柳の柔らかさを併せ持つ、唯一無二の名刀と化して。

進藤 新 :「一刀両断、ってなァ!」

進藤 新 :言葉通り、人形を真っ二つに斬り裂いた。

虚像兵 :胴体を真っ二つに切り裂かれ、過剰なダメージでバラバラに散って消える。

ドクターM :「わ、私の強化した兵士を一撃で……だと!?」

奈良岡侑也 :「おっと……お見事デス」

景山 稔 :「豪快だねえ。こりゃひとたまりもねえな」口笛を吹く。

姓 彼方 :「よし、残りは―――」



GM :イニシアチブプロセス 行動値8 虚像兵

虚像兵 :メジャーアクション:《シャドースクラッチ:Lv5》武器で攻撃

虚像兵 :対象は進藤

虚像兵 :16dx8 (16DX8) > 10[1,1,2,3,3,3,5,6,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,3,4,5,6,6,7,9]+5[5] > 25

進藤 新 :ドッジを試みましょう!

進藤 新 :4dx (4DX10) > 10[7,9,9,10]+7[7] > 17

進藤 新 :頑張ったがダメ!

虚像兵 :ダメージへ

虚像兵 :3d10+10+4 (3D10+10+4) > 20[5,9,6]+10+4 > 34

虚像兵 :装甲ガード有効

進藤 新 :装甲などというものは…ない!34点頂いて戦闘不能、リザレクト!

進藤 新 :1d10 (1D10) > 8

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 63 → 71

system :[ 進藤 新 ] HP : 29 → 8

虚像兵 :砕け散った虚像の兵士たちの背後から



虚像兵 :もう一群の兵士たちが、七色の雷光を纏いながら進藤めがけて突進してくる

虚像兵 :そして、生物みのない無造作な動きでもってその手のブレードを振り下ろす。

進藤 新 :「──だよなァ、そりゃあそう来るよなァ……!」

進藤 新 :体に食い込む刃、それを掴んで引き抜く──のではなく。更に自分に押し付けるように。手の届かない刃は抱え込むように。

進藤 新 :「10秒ももたねェぞ!やれ、姓ェ!」

進藤 新 :一撃を叩き込む、その隙を作り出す。



GM :イニシアチブプロセス 行動値7の姓さん

GM :メインどうぞ

姓 彼方 :は~い

姓 彼方 :マイナーで骨の銃、死招きの爪

姓 彼方 :侵蝕7上昇しつつ攻撃力30の武器を作成します

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 61 → 68

姓 彼方 :メジャーでオールレンジ、コンセントレイト

姓 彼方 :対象は虚像兵!

姓 彼方 :13dx6+1 (13DX6+1) > 10[1,2,3,3,4,4,4,5,6,8,8,9,10]+10[2,7,8,9,10]+10[3,4,5,8]+10[8]+3[3]+1 > 44

姓 彼方 :そこそこいった、侵蝕は4増えて72

虚像兵 :《イベイジョン》15で回避

虚像兵 :失敗

GM :ダメージどうぞ!

姓 彼方 :5d10+2d10+30+2 (5D10+2D10+30+2) > 26[1,3,6,9,7]+11[3,8]+30+2 > 69

姓 彼方 :装甲有効で!

GM :消し飛びます

GM :演出どうぞ



姓 彼方 :「―――纏え"Tragen"」

姓 彼方 :左手に顕れるは聖布。契約遺産"ダヴィドの手"

姓 彼方 :分類名:ジャイアントキル。使い手の恐怖を消し去る勇猛の証

姓 彼方 :―――片や、黒く変色したもう片方の掌を虚像兵へと向ける

姓 彼方 :「……何時もより見やすい、それに―――」

姓 彼方 :「ただの人形なら―――微調整もいらないな」

姓 彼方 :「―――巨人の指"Finger des Riesen"」

姓 彼方 :無造作に、虚像兵へと向けた手を握る

姓 彼方 :刹那、鈍色の装甲の周囲

姓 彼方 :"握り潰す様に"―――突如空間より顕れた巨大な黒の爪が、その身体を抉り取る

虚像兵 :現れた爪に反応するも、進藤に動きを縫い留められている。

虚像兵 :どうすることもできず抉り取られ、原型も留めない破片になって砕け散る

姓 彼方 :「これで……周りは片付いたか」

進藤 新 :「ハ、お見事……!」

奈良岡侑也 :「……マジですか?」

景山 稔 :「いやあ、景気いいなぁ!」

奈良岡侑也 :「だいぶ楽できそうですねこれは」

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 68 → 72



GM :クリンナッププロセス

GM :誰もないのは確認してるので

GM :2ラウンド目

GM :セットアップ

景山 稔 :なし!

進藤 新 :なっしん!

姓 彼方 :なし!

奈良岡侑也 :なしです

GM :では

GM :イニシアチブプロセス 行動値13の景山さん

GM :どうぞ

景山 稔 :マイナーなし

景山 稔 :メジャーで武器:フォールンピストルによる<射撃>。エフェクト使わない素撃ちでドクターMを狙います

GM :どうぞ

景山 稔 :11DX9+3>=12 (11DX9+3>=12) > 10[1,4,5,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[5,9,10]+8[3,8]+3 > 31 > 成功

ドクターM :《イベイジョン》12で回避

ドクターM :失敗!

GM :ダメージどうぞ

景山 稔 :CR7より高い出目がでたよ!サンキュー侑也

奈良岡侑也 :頼みます!

景山 稔 :8+2+4D10 (8+2+4D10) > 8+2+27[1,8,9,9] > 37

景山 稔 :装甲ガード有効!

GM :HP50点

GM :無理です、耐えません!

GM :演出どうぞ!

system :[ ドクターM ] ダメージ : 44 → 50



景山 稔 :「それじゃ、ド派手な魔法が立て続けの後じゃいささか拍子抜けかもしれないが。オレも手品をひとつ」

景山 稔 :得物を構える。視界の端には風速、相対距離、現在の侵蝕率が提示される。

景山 稔 :弾丸にエフェクトを纏わせず、二度発砲。

景山 稔 :放たれた弾丸は、吸い込まれるようにドクターMに纏わりついた手枷へ。

景山 稔 :ガ キィ ッ!

ドクターM :「何だ!?」

景山 稔 :1発目の着弾。衝撃と共にドクターMの腕が跳ね上げられ、手錠が開く。

景山 稔 :ジャキッ ガシャッ!

景山 稔 :2発目の着弾。跳ね上げられた腕を中心に、男の身体がさらにのけぞる。

景山 稔 :射撃の衝撃で閉じた手錠が、後方のミラーポールと男の身体を結びつける。拘束完了。

ドクターM :「え、エフェクトか!? この精度でだと……!?」

ドクターM :何とか動こうとするも、脱出できることもなく

景山 稔 :「ウチには優秀な支援屋がいるんでね。頼れる仲間がいれば、これくらいの芸当はエフェクトなしでも容易い」

進藤 新 :「……マジか。手助けアリとはいえ、100%手前の技だってのかよ」

奈良岡侑也 :「とりあえず喫緊の課題は終わりましたか……しかし」

奈良岡侑也 :「しかしなあ」

エージェント幾谷 :「す、すごーい!」真樹を守りながら、目を輝かせている

姓 彼方 :「……前回は直接な活躍はあまり見れなかったが、納得の実力だ」

GM :戦闘終了 勝利

GM :おめでとうございます

GM :ではシーンを続けます



ドクターM :「く、くそ……!」ガチャガチャと手錠を外そうともがいている。

真樹理江 :「な、何なの一体……」目の前の光景に、へたりこんだまま目を白黒させている

景山 稔 :「驚かせてすんませんね、後でちゃあんと説明するんで」真樹と名乗る少女に

奈良岡侑也 :「何が何だか分からないんデスね?」

進藤 新 :「……こっちもまだ、一件落着たぁいかねェらしいなあ」

姓 彼方 :「ああ、それに隠れた二人は……」遺産が溶けるように消え、周囲の様子を窺う

真樹理江 :「えっ……う、うん……」

真樹理江 :「何かの撮影? ドッキリ……とか、じゃ……ない?」

景山 稔 :「真希サンはともかく、もう一人は……登録にはないのか。ご新規の覚醒者さま?」

エージェント幾谷 :「んむー……どうなってるのかよくわかんないねー」

真樹理江 :「えーっと、私って……どうなるの、かしら?」若干恐怖交じりの困り顔で奈良岡の方を見て

奈良岡侑也 :「真希さんは……そうですね」

奈良岡侑也 :「うちで保護することになるんじゃないでしょうか」

奈良岡侑也 :「しばらくは不便かけますケド」

進藤 新 :「……とにもかくにも、いっぺん落ち着いて話せりゃァいいんだが」

進藤 新 :「俺らの連れのことも含めて、な」

奈良岡侑也 :「あとすいません、これは本当に気にしないんで欲しいんですけど」

景山 稔 :「そうしたいのはやまやまだが……なあ、おじさま?そろそろ観念してくんねえかなあ」悪あがきをしているドクターMに。

奈良岡侑也 :肩をつかんで。「……良かった。良かった……」

真樹理江 :「ひゃっ!?」

真樹理江 :「え、ええ……そんな、心配かけましたっけ?」

景山 稔 :「………まあ、その辺も後々」優しく笑みを浮かべて。

GM :その時

GM :あなた達の眼前、10mほどさきのマンホールが

GM :カタカタと揺れているのに気が付けるだろう

ドクターM :「!!!」

ドクターM :「く、くる……やつが、あいつが来る!!」

景山 稔 :「!」

姓 彼方 :「……あいつ?」

ドクターM :「は、早く放せ!! 嫌だ!!」

ドクターM :「こんなザマには」真樹を指差し

ドクターM :「なりたくない、なりたくないぃ!!」

進藤 新 :「おい、テメェ何言って──」

GM :次の瞬間

GM :マンホールが吹き飛び、水が噴出する

進藤 新 :「うおッ、なんだァ!?」

GM :下水道から噴き出したとは思えない、透明な水。

進藤 新 :日常ではまず聞くことのない音が続き、思わず注視。

姓 彼方 :「水……そうか、そういう……!」昨日の現象を確かに思い出し、遺産を再び展開する

景山 稔 :噴出した物体に向け発砲。

GM :それらは粘土のようにまとまり、意思を持つかのように___あなた達を、知覚した、と分かる。

GM :水の内側を弾丸が抜けて、向こう側へと抜けていく。

エージェント幾谷 :「効いてない!?」

ドクターM :「あ、アレは流体で……エフェクトだ!! 低威力の攻撃は意味をなさない!」

景山 稔 :「“灯焔”の攻撃を防いだんだものなあ……!」

進藤 新 :「しかもどうやら、ちゃんとこっちのことを「見て」やがんなァ……!」

姓 彼方 :「一連の事件の原因、あれと見ていいんだな?」

奈良岡侑也 :「……どうします」

エージェント幾谷 :「……むー……」

ドクターM :「分かったら早く私を解放しろ! そうしたらアレの対処手段を…!」

景山 稔 :「決まってら。おっさん連れて逃げるぞ!」

エージェント幾谷 :「ちょっと待ってね」背中に回り、ひょいとドクターMを水の方へと蹴り出す

ドクターM :「ひ、ひィ!?」

進藤 新 :「何してんだァーッ!?」

景山 稔 :「あー……ま、その方が速いわな」

エージェント幾谷 :「対処手段、あるんだよね?」童女の表情を変えないまま

エージェント幾谷 :「言わないと、こわいよ……もう怖い目にあわされた子たちがいる」

姓 彼方 :「……解放も何も、まず話さないと対処もクソも無い、か。確かに」

ドクターM :「わかった、わかったから……ヤツの、"ノーチラス"の腹の中だけは止めてくれ!!」幾谷に背中から押されながら、怯え切った声を上げる

ドクターM :「アレの本質は何処まで行ってもエフェクトだ!! 高威力の攻撃で操作対象を全て消し飛ばせば霧散する!!」

GM :というわけで、攻撃判定(ガード装甲加味せず回避せず)で60点以上の威力を出せれば、霧散させられます

ドクターM :「……一時的にだが」

ドクターM :「その間に私を遮レネゲイド室へ連れていけ! UGNならあるだろう!!」

景山 稔 :「親切に教えてくれてドーモ」“ノーチラス”とドクターを遮るように立ち塞がり、笑顔を浮かべる。

景山 稔 :次の瞬間。右フックがドクターの顎を撃ち抜き、意識を刈り取る。気絶させます。

ドクターM :「わかったk……ゲブエ!!!」もんどりうって昏倒

エージェント幾谷 :「あっ」

奈良岡侑也 :「……お見事」

エージェント幾谷 :「もー……そういうコワイのは、私がやったのに」

エージェント幾谷 :申し訳なさそうに

景山 稔 :「先輩ばっかに汚れ役させるわけにもいかんでしょ」

姓 彼方 :「まだまだ確認したいことはあるが……とりあえず」

進藤 新 :「……ま、どの道ちゃんと連れてくつもりなんだろ、そのオッサン。ならいいさ」

進藤 新 :「──今はここを切り抜けなきゃ、だなァ」

姓 彼方 :「―――ああ、撃退してしまおう」右手を、水塊へと向ける

エージェント幾谷 :「うん、後ろにあの子たちもいるから、撃退しなきゃ」

景山 稔 :「んじゃ、やったりますか」銃を構え直す。

景山 稔 :能力解除により、偽装が解かれ本来のリボルバー形態を取り戻した愛銃を“ノーチラス”へ向ける。

GM :では判定へ

GM :好きな順番でどうぞ、支援かけてもらってもおっけーだし他の人の判定見てからでもおっけー

姓 彼方 :シーン継続中なので武器はそのままでいいですか?

奈良岡侑也 :ダイス+4個はシーン持続で残ってるよ~

GM :可です、また一人60点ではなく合計60点なのでご注意を

景山 稔 :助かる~~~~

進藤 新 :なるほど、シーン持続……!

姓 彼方 :お、じゃあ4で殴れる

姓 彼方 :オールレンジとコンセでいきます

姓 彼方 :13dx7+1 (13DX7+1) > 10[1,4,4,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9]+10[1,2,5,5,6,6,9,9]+10[8,9]+10[6,7]+5[5]+1 > 46

姓 彼方 :回るじゃん……

GM :強い! そのままダメージどうぞ

姓 彼方 :5d10+2d10+30 (5D10+2D10+30) > 23[7,1,4,9,2]+12[2,10]+30 > 65

GM :ファー

奈良岡侑也 :一人でぶち抜いちゃった

進藤 新 :ナイスゥー!

姓 彼方 :や、やった……!

姓 彼方 :侵蝕は76に

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 72 → 76

GM :では、あれば演出どうぞ

姓 彼方 :「単純な出力勝負なら得意分野だ。周囲に飛び散る分、任せていいか?」周りのメンバーに、目線はそのまま問いかける

景山 稔 :「細かい後処理大好き」冗談めかして応える。

進藤 新 :「あいよ。──気にするこたァ無ェ、やっちまえ。少なくとも──」

進藤 新 :「あっちには届かせやしねェさ」

進藤 新 :二人の少女が身を隠しているであろう場所を、ちらりと振り返りながら。

奈良岡侑也 :「……じゃ、任せます」

奈良岡侑也 :その眼前で手を振る。

奈良岡侑也 :その視界の片隅に、人形をかたどったシルエット。

奈良岡侑也 :そこに血流のように、レネゲイドの流れが可視化されている。

奈良岡侑也 :「そいつを集めるイメージで。頼みます」

姓 彼方 :「―――任された!」

姓 彼方 :自らのレネゲイドを右手に集中、見据えた水流の"狙うべき箇所"を探す

姓 彼方 :(こいつはただの水じゃない、レネゲイド塊だ。なら―――)

姓 彼方 :(真正面からの物量押しより、余程対処がしやすい……!)

姓 彼方 :握り締める

姓 彼方 :同時に、"ノーチラス"と呼称された水塊の一点が歪み―――

姓 彼方 :―――顕られた巨大な黒指がそのレネゲイド核を砕き、爆発するように水が弾け飛ぶ

姓 彼方 :「完全に消えるまでまだ掛かる!後は……頼む!」

姓 彼方 :潰す中で、ある程度の指向性は造り出した。自分に出来るのは其処まで

景山 稔 :強大な一撃を受けて、レネゲイドと結びついた流体が爆ぜ飛ぶ。

景山 稔 :レネゲイド・コントロールを介して物質に干渉する能力同士がぶつかり合うとき、そこには不可視の綱引きが発生する。

景山 稔 :“ブラックタイド”というチルドレンの真骨頂はその綱引きの技巧だ。

景山 稔 :“相克”の一撃により大きく結合が緩んだいま、標的に干渉するということは───児戯にも等しい。

景山 稔 :自身の制空権内に侵入した流体が、瞬きの内にただの水滴へ“造り変えられ”ていく。……元の水滴に戻ったと言うべきか?

景山 稔 :水滴は雨粒のように虹を描き、周囲に降り注ぐ。

進藤 新 :──散った水滴は七色の光になって消えた。そして。

進藤 新 :「……おっと、残ってんじゃねェか。俺向きのがよォ……!」

進藤 新 :人の胴体程の水塊。宙に浮き、ゆっくりと──しかし確かに動き続けるそれが落下してきたところを。

進藤 新 :八双を崩したような構えから、木刀をフルスイング。

進藤 新 :瞬間的に強化された木刀が余すことなく運動エネルギーを叩き込み、水塊は水蒸気となって霧散する。

GM :あなた達が攻撃を叩き込む、一瞬のち

GM :その場に満ちていた気配は意志持つ水流と共に霧散し

GM :空間に、静寂が戻る。

エージェント幾谷 :「……ふ、ふへぇ……」

エージェント幾谷 :「上手くいったみたい、みんなありがとうね……助けられたんだよ」

景山 稔 :「ひとまずは凌いだか?」

姓 彼方 :「……みたいだ」

景山 稔 :「いやあ。幾谷サンの判断がなきゃ、あいつに追われて右往左往するとこだった」

奈良岡侑也 :「そのようで……しかしマジでやっちまうとは……」

景山 稔 :「流石先輩!頼りになるね」

エージェント幾谷 :「すっごいぱわーだったね……」

進藤 新 :「そういう意味じゃァ、そこのちっちゃいお嬢ちゃんのお手柄だ。……まァ、問題は──」

景山 稔 :「あれが大元、ってわけじゃないみたいだけどなァ。ドローンリガーとでも呼ぶべきか?」

進藤 新 :「むしろこっから先、っぽいよなあ」

姓 彼方 :「大本があるって事は、これを何度倒しても一時しのぎって所か」

エージェント幾谷 :「うん、操られてるエフェクトっぽかったよ……本体を叩かなきゃ」

真樹理江 :「もう何が何やら……」

景山 稔 :「……そうなるよな」ばつが悪そうに。

景山 稔 :「お互い知りたいことも話したいことも山ほどあるだろうし、場所移しますか」

進藤 新 :「そうしてもらえりゃ助かる。……こっちも、ちょいと──」

進藤 新 :「落ち着く時間と場所が必要だろうからな」

進藤 新 :それは自分たちのこと、ではなくて。

姓 彼方 :「ああ、現状の再確認と……」

姓 彼方 :「この場に巻き込まれた人の保護だ」此処にいる一人と、隠れた二人

景山 稔 :「そうだな。侑也。お前と幾谷サンで、ここの証人保護プログラム動かしてもらっていいか?」

奈良岡侑也 :「証人保護ですか?」

景山 稔 :「あっちの巻き込まれてる彼女たちは純粋に被害者っぽいし……あの“ノーチラス”か?」

景山 稔 :「このオッサンを狙ってるみたいだしなあ。いろいろ教えてもらうまでは、食われちゃまずいだろ」のびている白衣の男を顎で示して。

奈良岡侑也 :「そりゃそうだ」

奈良岡侑也 :ちらりと真希サンを見る。

真樹理江 :怯えた様子で、奈良岡の方を見ている。

奈良岡侑也 :「……大丈夫です」

奈良岡侑也 :「大丈夫」

真樹理江 :「……なんでか分かんないけど」

奈良岡侑也 :(真希サンの望んだ日常の)

奈良岡侑也 :(再現になってるなら、それもアリなのか)

奈良岡侑也 :(……どうなんですかね)

真樹理江 :「そう言われると、ちょっとだけ安心」

浅河霧江 :「彼方先輩、終わりましたか?」なぜか波音を背負った状態の霧江が物陰から出てくる

姓 彼方 :「……二人とも無事だったか」

姓 彼方 :「いや、こんな事しておいてなんだが……」

姓 彼方 :「肝が据わってるな、霧江……」

浅河霧江 :「無事というには少々驚きでしたけれど、彼方先輩のなさることですから」

進藤 新 :「波音も無事、か。……まァ、確かに……ちょいと刺激が強すぎたか……」

浅河波音 :「こ、腰が、抜けちゃって……」

浅河霧江 :「この通りで、できれば姉さんを家で休ませたいので、今日はコレでお開きにしたいのですが」

進藤 新 :「……ってことなら、せめて家の近くまでは送ってってやりてェとこだが」

姓 彼方 :「ああ、関わった以上二人が狙われる可能性だってある訳だしな」

景山 稔 :「妹さん、肝座ってんなぁ!」驚嘆の声。さっきまですぐ傍でかなり派手に戦闘があったというのに。

浅河霧江 :「どうも、よくできた妹で、彼方先輩の後輩なもので」

景山 稔 :「あー……一応、こっちからも警護つけるよう頼んでみるわ。メディカルチェックも受けて欲しいし」一応ね、と安心させるように。

浅河霧江 :彼方の傍らに寄ろうとして、姉の重みにうぐ……と傾ぐ

進藤 新 :「悪ィ、そっちには後で顔を出す……っと、ああ……」

姓 彼方 :「……無理はするな」身体を支える

進藤 新 :「代わるか、妹サン。……ほら、こっちだ波音」

進藤 新 :姓が支える少女の傍に、背を向けてしゃがみ込む。

浅河波音 :「ひゃわっ」

浅河霧江 :「おやおや、男前ですね」

浅河霧江 :笑って、進藤に波音を預ける。

姓 彼方 :「……今になって腰が抜けたとか言わないだろうな」

浅河波音 :「え、えっと……」おそるおそる、進藤の背にしがみつく

浅河波音 :「よろしく、お願いします……」

浅河霧江 :「その手がありましたか」

進藤 新 :「出来るコトをやろうとしてるだけだよ、ッと」

進藤 新 :しっかりと腕が回されたことを確認してから、波音を背負いゆっくりと立ち上がる。

進藤 新 :「……つーわけで、悪ィ。そっちには後で顔を出すからさ」

進藤 新 :自分たちより少し年上らしい(うち1名は少女と見紛う身長ではあるが)UGN関係者たちへ、頭を下げて詫びを入れてから。

進藤 新 :「じゃ、行くか」

姓 彼方 :「……何かあった時、一人で二人をカバーするのは難しいだろ。俺も行こう」

進藤 新 :「ああ、妹サンの方は頼んだ、姓」

景山 稔 :「気ィつけろよ?お前らの実力だ。心配ないとは思うが、また襲って来ないとも限らんからな」

浅河霧江 :「任されされました」

奈良岡侑也 :「ええ、十分注意を」

姓 彼方 :「また変な日本語を……」

姓 彼方 :「それじゃ、また後で。出来るだけ早く戻る」

エージェント幾谷 :「何かあったらすぐ連絡、だからね!」

浅河霧江 :「やはり、彼方先輩は頼りになるお方ですね……」



GM :シーンアウト ロイスの取得と購入が可能です

奈良岡侑也 :ここの購入も

奈良岡侑也 :メジャーダイス+4個よ

姓 彼方 :えっ?!

姓 彼方 :強すぎる

景山 稔 :まだシーンは終わっちゃいない……ってコト!?

進藤 新 :mjd!?

GM :終わらないパーティータイムかよ

姓 彼方 :え~何買おうかな

景山 稔 :スニーキングスーツ狙います ヤアハアアアアアアアアアア!!!!

景山 稔 :6DX>=10 (6DX10>=10) > 9[2,2,3,4,6,9] > 9 > 失敗

姓 彼方 :シューターズジャケット!

進藤 新 :じゃあアタイ……強化ブレード狙う!あ、ネームレスシティのデータはOKでしたっけ……?

景山 稔 :ホイ財産点1投入

姓 彼方 :8dx>=13 (8DX10>=13) > 10[4,6,6,7,8,10,10,10]+6[1,3,6] > 16 > 成功

景山 稔 :購入!装備!

姓 彼方 :購入&装備!

奈良岡侑也 :ボデマかな

GM :イイヨー

奈良岡侑也 :6dx+1>=12 (6DX10+1>=12) > 9[1,2,2,5,9,9]+1 > 10 > 失敗

進藤 新 :ヤッター では判定!

奈良岡侑也 :ダメだ おわりです

進藤 新 :6dx+1>=8 (6DX10+1>=8) > 9[1,7,8,8,9,9]+1 > 10 > 成功

進藤 新 :よし、いい木刀が買えた。

GM :ブレード(木刀)

進藤 新 :買った木刀と入れ替えて装備!ロイスはひとまず保留にて!

姓 彼方 :ロイス保留で以上!

景山 稔 :ロイス取得するんですけど……すまん姓くん!進藤くん!

景山 稔 :ロイス/事件の被害者?/浅河姉妹/〇P誠意/N猜疑

景山 稔 :これで取得します

進藤 新 :猜疑!(納得感)

GM :疑われてる

GM :ではシーン終了



【ミドルシーン05】

GM :ミドルシーン05 シーンプレイヤー:奈良岡侑也

GM :UGN支部に戻った二人からやりましょうか、というわけで景山さん奈良岡さんどうぞ

景山 稔 :1D10+70 (1D10+70) > 4[4]+70 > 74

奈良岡侑也 :1d10+64 (1D10+64) > 10[10]+64 > 74

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 70 → 74

奈良岡侑也 :ずっと跳ねてる……

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 64 → 74

GM :では、支部に戻ってドクターMを拘束したところで

GM :リサーチをいたしましょう

▼【真樹理江/正木真希】知識:レネゲイド 情報:UGN 目標値8
▼【ノーチラス】芸術or知識:拷問 情報:UGN 目標値5、10

景山 稔 :芸術

景山 稔 :奈良岡くんは正木さん当たります?

奈良岡侑也 :そうしたいところ

景山 稔 :では“ノーチラス”はこっちが!

景山 稔 :いざとなれば“砂の加護”もあるのでそれでブチ当てます

奈良岡侑也 :ということで行きます コネ:UGN幹部使って【真樹理江/正木真希】を。

奈良岡侑也 :4DX+1>=8 (4DX10+1>=8) > 9[1,4,7,9]+1 > 10 > 成功

GM :調子が良い

景山 稔 :お見事!

景山 稔 :では自分は“ノーチラス”を。情報〈UGN〉にコネ載せて

景山 稔 :……うーむ、ここは素振りで!

景山 稔 :4DX+2>=10 (4DX10+2>=10) > 10[1,4,5,10]+2[2]+2 > 14 > 成功

景山 稔 :成功!

奈良岡侑也 :さすが!

GM :やりおる

GM :公開、ドクターMの話は長いので量があります

▼【真樹理江/正木真希】
現在はノーチラスの精神制御の影響下にあり、普通の高校生で波音の友達という認識を組み込まれている、が
施されている精神制御には穴があり、誰かの思考を基に強引に上塗りしたものであるため、現状に強い違和感を感じるほど綻びが出ていく。
ただし、ノーチラスの施したフェイルセーフがあり、今の日常を強く拒むと水のように溶けて消えノーチラスの下に連れ戻される(囚人の鳥籠)
▼【ノーチラス】
FHが化石を基に生み出した人工レネゲイドビーイング、ジャーム。
能力は水の性質の制御と、それを触媒にした人間の思考トレース。

人間への興味からFHを脱走、その後に得た協力者と共に追手を撃退し
協力者の"普通な日常を送りたい"という願いを叶え(Eロイス:愚者の契約)
FHの追っ手や巻き込んだ人間を、強制的に"普通"で上塗りして日常を送らせている。

現在は街のどこかに潜みながら、町全体に精神制御の力場を張り巡らせているようで、それによって街のレネゲイド濃度が上昇しているようだ。
能力で潜伏しているようで、居場所の特定が困難となっている。

撃破する事ができれば、全ての"普通な日常"の影響は消滅するだろう。

所持エフェクト:《竹馬の友》、《斥力障壁》、《力の霊水》、《ポケットディメンジョン》

景山 稔 :研究者のサガだなあ

GM :この二つを公開したのでイベントが起こります、具体的にはドクターから協力者を聞き出せます。

景山 稔 :やったー!

GM :そしてもう一つなんですが、奈良岡さん真希にどれくらい現状とかの事話しますか?

奈良岡侑也 :ほとんどしないと思う……

GM :お、会いに行ったりもしない?

奈良岡侑也 :会いはするだろうけど

奈良岡侑也 :例えば今の情報収集の結果とか そういうのは話さないかな

GM :巻き込まない了解いたしました、なんだよ……男の子かよ……



正木真希 :

真樹理江 :「えっと、私はまだ帰れない……のかな?」

GM :支部員によるドクターMの取り調べ中、あなた達の番が回ってくる前、あなた達3人は真希と顔を合わせていた。

奈良岡侑也 :「申し訳ないですが」

景山 稔 :「悪いね。一応、さっき受けて貰った検査の結果が出ないことには……」

奈良岡侑也 :「ええ。このあともまだ検査もいくつか」

景山 稔 :「まあ、形式的なものなんでね!大抵はなーんの異常もないもんだから」

真樹理江 :「そっか……」不安そうに

エージェント幾谷 :「大丈夫だいじょうぶ! 飴食べときな?」人数分のキャンデーを配りながら

真樹理江 :「あの、水の化け物とか変な力とか……ヤラセじゃない、んだよね……?」飴を受け取るだけ受け取って苦笑いしつつ

奈良岡侑也 :「……」その額に指を当てる。

奈良岡侑也 :彼女の視界内に情報を投影して。

真樹理江 :「……」真っ赤になる

奈良岡侑也 :「これもヤラセだと思います?」

真樹理江 :「きゃっ……!? ええっ、なにこれ……」

奈良岡侑也 :「おれの変な力ですよ。別に害はないです」

景山 稔 :「御覧の通り」肩を竦めてみせる。

真樹理江 :「べ、便利そうだね……?」

真樹理江 :「……」

奈良岡侑也 :「まあ、それなりには……」

真樹理江 :「最近、変だったんだよね」

真樹理江 :「ずっとこうしてたはずなのに、ずっとこのままでいたいって思ってて」

真樹理江 :「家も、お父さんとお母さんも……あれ?」真樹の頬、肌の中を黒い墨絵のような巻貝が泳いでいるのが見える。

奈良岡侑也 :「真希サン……!」

奈良岡侑也 :「それは“普通”です」

奈良岡侑也 :「昨日と同じ今日。今日と同じ明日」

奈良岡侑也 :「それを強く思うのは、何も変なことじゃないデスよ」

真樹理江 :「そう、かな……」

真樹理江 :「私がここにいたらいけないって、そんな気がしちゃって」

景山 稔 :「ま、いきなり超能力と怪物を見せられちゃな。それが普通の反応だよ」

真樹理江 :俯いたまま、ありがとうと呟いて頷く

エージェント幾谷 :心配する様子で奈良岡を見上げる

奈良岡侑也 :落ち着いたのを見て、隠した口元でわずかに息を吐く。

GM :丁度その時、支部員からあなた達に声がかかる。

GM :ドクターを尋問する順番が回ってきたようだ

景山 稔 :「ご不便かけてしまってホント悪いね。速いトコ家に帰してもらえるよう、オレからもセンセがたに掛け合ってみるよ」

景山 稔 :腕時計を確認すると、真樹さんに安心させるよう微笑みかける。

奈良岡侑也 :こちらも笑いかけて会釈し、部屋を出る。

奈良岡侑也 :ドアを閉めて、傍らの少年へ。

奈良岡侑也 :「……あのままでもいいと一瞬思いかけたんですけどね」

奈良岡侑也 :「真希サンは普通になる憧れが強かったんで」

景山 稔 :「チルドレンには多いよな。鉄火場に立つよりはよっぽどいいか」

奈良岡侑也 :「まあ……でも」

奈良岡侑也 :「あれしきのことで浮かぶようなら望みも薄ですね」

奈良岡侑也 :「真希サン、敏い人なんで」

奈良岡侑也 :こういうのには、と付け加えて。「薄氷でしょうね」

景山 稔 :「だな。地雷を踏んづけてるようなもんだ」

景山 稔 :「速いトコ解除しちまおうぜ。ホントの意味で日常に戻ってもらわねえと」

奈良岡侑也 :「ええ。あれじゃ困ります」

奈良岡侑也 :「カレシの一人でも作るかもしれませんし」冗談めかして。

景山 稔 :「そりゃ大ごとだ」

景山 稔 :肩を竦めて応えると、取調室に続くドアノブを捻る。



ドクターM :「____コレで全部だ、聞きたい事はそれだけか!?」

ドクターM :拘束され、憔悴しきった様子のドクターMがあなた達を見ながら、今回の事件の原因……自ら生み出したものについて語る

景山 稔 :「街全体の反応濃度の上昇はそういうわけかァ」

景山 稔 :「……まったくこう、どうしていつも自分の手に負えねえモンを造りたがるかな。おたくらは」

ドクターM :「出力は、制御可能なレベルだったはずなのだ」

ドクターM :「あの、地下洞窟で発見した遺産の欠片を組み込むまでは……」

景山 稔 :「それ絶対事故が起きるやつじゃん……」事実、シャレにならない規模のが起きてしまってる。

ドクターM :「それでも所詮、力はあっても使い道を知らない子供のような存在……だったはずなのだ!」興奮しつつもがく

ドクターM :「それを! あの女は!!」

奈良岡侑也 :「……誰です?」

ドクターM :「貴様らが守っていただろう! 確保してるなら今すぐヤツを殺せ!!」

ドクターM :「理由は見当もつかないが、ノーチラスはヤツに執心している、さっさと始末をつけろ!」

奈良岡侑也 :「成程、情報提供感謝しますが……」

奈良岡侑也 :「どうにも解せませんね」

奈良岡侑也 :「まあいいです。どっちです?」

奈良岡侑也 :彼に触れて、その視界内に見せる。

奈良岡侑也 :「右か。左か」

奈良岡侑也 :それは同行していた女性らの姿だ。

ドクターM :不満げな表情のまま、選ぶ。

GM :選択されたのは___



GM :シーンアウト

GM :諸々の前に、このシーンで得られた情報を現在同行していない二人に送りますか?

景山 稔 :雑談タブで良い感じのタイミングで共有しようという方向性になったので

景山 稔 :GMがいい感じだと思ったタイミングで共有してほしい…!

GM :はーい、信頼が嬉しいな

GM :ではロイス取得と購入あればどうぞ

景山 稔 :ロイス保留

景山 稔 :購入はシューターズジャケット狙います

景山 稔 :2DX>=12 (2DX10>=12) > 9[7,9] > 9 > 失敗

景山 稔 :ダメ!

奈良岡侑也 :こちらも保留してジャケット狙いましょう

奈良岡侑也 :2DX+1>=12 (2DX10+1>=12) > 6[4,6]+1 > 7 > 失敗

奈良岡侑也 :ダメです 終わりです

GM :はーい



【ミドルシーン06】

GM :ミドルシーン06 シーンプレイヤー:進藤新

GM :姓くんと二人で浅河姉妹を家まで送るシーンです

GM :シーンインどうぞ

姓 彼方 :はい……

姓 彼方 :1d10+76 (1D10+76) > 6[6]+76 > 82

進藤 新 :1d10 (1D10) > 8

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 71 → 79

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 76 → 82



浅河霧江 :「やはり私も先輩の背中を感じたり、私の凹凸を感じさせたりすべきでしたかね」

GM :浅河家までの道を4人(一人おんぶ)で歩きながら、霧江が笑いつつ問いかけてくる。

浅河波音 :「か、感じるって……感じます?」進藤の背にしがみつく力が少しだけ大きくなる

姓 彼方 :

姓 彼方 :「はいはい、また今度な」

浅河霧江 :「はい、また今度機会があれば」

浅河霧江 :「おっと……見えましたよ」と、指差す

進藤 新 :「……そりゃまァ、密着してるワケだからな。というか改めて言うな、これでも意識が向かないよう努力してんだよ俺も……!」

姓 彼方 :「見えたか……あと少しだ、出来るだけ我慢してくれ」

浅河波音 :「ご、ごめんなさい! 私ちんちくりんだから、進藤君はあまり……楽しくないかも、しれませんけど……」

GM :浅河家は特に怪しいところも何もない、ごく普通な一軒家のように見える。

GM :丁度、新品の買い物籠を持った女性が出てくるのが見える

浅河母 :「あら?」

進藤 新 :「あのなァ、そうやってあんま自分を……っと」

進藤 新 :「……ウス。波音……あー、浅河さんのお母さんッスか?」

浅河波音 :「……! お母、さん……」進藤の背で、波音が小さく震えているのがわかる。

進藤 新 :波音を背負ったまま、小さく頭を下げる。

姓 彼方 :「どうも……姓彼方と言います。娘さんの友人、ということで」軽く会釈をして、進藤の隣へ

浅河母 :「ええ、そうだけれど……どうしたの?」背負われている波音を見て

浅河母 :霧江を見るが

浅河霧江 :冷ややかに視線を逸らす

姓 彼方 :「……どうした?」

浅河霧江 :「いえ、何も」

進藤 新 :「……自分、進藤と言います。娘さんの……ああ、お姉さんのクラスメイトで」

進藤 新 :背中で小さく震える身体に、違和感……に似たような、そうでないような何かを感じながらも。なんとか、言葉を紡いでいく。

姓 彼方 :「足を挫いたか何かで動けないようなので、2人で送ってきました」

浅河霧江 :「ええ、姉さんを助けていただいたんです」

姓 彼方 :「最近物騒な噂も聞きますので、帰り道が女の子だけではと思って」

姓 彼方 :(……これくらいなら自然か)

浅河母 :「……あら! ありがとうね、うちの娘が……」進藤に背負われている波音に近づき、優しく撫でて

浅河波音 :身体がこわばっているのがわかるが、されるがままになっている。

進藤 新 :「……波音?このまま立てるか?」

浅河波音 :「あっ、は……はい。 もう、大丈夫です」

浅河波音 :ふらつきながらも降りて

進藤 新 :「っし。……ああ、そのな」

進藤 新 :「これに懲りず、って言っていいかわからねェが、また声かけてくれよ。色々話てェこともあるし。──だからよ」

進藤 新 :「波音も、なんかあったら遠慮なく言ってくれ。……つーわけでお母さん、妹サン。後は頼んでいいか」

進藤 新 :告げる言葉の後半は、零した本音を繕うように少し早口気味で。

浅河波音 :「何か、何か……えっと……」逡巡している様子

浅河霧江 :「折角ですし、よろしかったらお茶の一杯でも飲まれて行きませんか?」

姓 彼方 :「……どうする?」

浅河母 :「ええ、うちの波音の恩人ですものね」

姓 彼方 :「……」

姓 彼方 :「……進藤が張り切ってたおかげで時間も多少はあると思うが」

進藤 新 :「……よく見てやがんなァ本当に。まァ、ご家族さん方が迷惑じゃねェなら──」

浅河波音 :「……!」

浅河霧江 :「よかったですね、姉さん」

GM :では、そこで

GM :あなた達の端末に同時に、奈良岡と景山から連絡

GM :そこには今回の事件の原因"ノーチラス"についてと、街に起こっている異常について記されている

浅河霧江 :「それに、丁度良い機会なのかもしれません」

浅河波音 :「……」不安を抱えた表情

進藤 新 :「……っと、すまねェ。ちょっと失礼──」

進藤 新 :端末を確認しよう、として。

進藤 新 :「……波音?妹サン?」

姓 彼方 :端末を見やる。予感が当たらないことを祈りながら、そうはならないだろうことを分かっていながら

GM :そして、最後に記されていたのは

GM :元凶であるノーチラスの協力者

GM :浅河波音という少女について、だった。

▼【浅河波音】知識:カウンセリング 情報:噂話、裏社会 交渉 難易度11
▼【霧江】情報:噂話、裏社会 交渉  難易度10(姓彼方のみ8)

姓 彼方 :霧江に裏社会で……コネ使います

進藤 新 :も、目標値が高い!こちらもコネを使って【浅河波音】のリサーチを。

姓 彼方 :7dx>=8 (7DX10>=8) > 10[2,4,5,8,9,9,10]+1[1] > 11 > 成功

進藤 新 :ああいや、使うか。守護天使を使用、ダイス+5!

進藤 新 :9dx+1>=10 (9DX10+1>=10) > 9[2,3,3,5,6,8,9,9,9]+1 > 10 > 成功

進藤 新 :もとい11だった。財産点は使えます…?

GM :もちろん

進藤 新 :やったー!では1点使用して達成値11!

system :[ 進藤 新 ] 財産点 : 2 → 1

▼【浅河波音】
幼い時より両親からストレスのはけ口として虐待を受けており、傷つけられない普通の日常に憧れを抱いていた。
ノーチラスの出会いでオーヴァードとして覚醒、目覚めた能力でノーチラスを助けその礼として普通の日常を与えられた。
両親の性格が普通になった事と霧江が現れた以上のノーチラスの影響については知らない。
ノーチラスのトレースした"普通"の源であり、性格は戦闘向きではないが能力は戦闘向き。
現在の、みんなと楽しい日常がずっと続けば良いと思っている。

所持エフェクト:《ファントムブラッド》、《ツインバースト》、《血の兄弟》
▼【霧江】
波音の願いを受けたノーチラスによって、この街にかつて存在したFHセルの被害者から作り出された血の繋がらない妹。
深い愛情をもって、波音の望む幸せな家族となるよう行動するように組まれている。

GM :その性質あるいは精神性から、能力を持ちながらも普通の妹として成立しており、姉のためになるように用いている
ノーチラスの力によって成る現状を続けた場合どうなるのか、薄々理解している。

所持エフェクト:《陽炎の衣》、《光と闇の眼》、《見えざる道》

浅河霧江 :「____と、これが私の知っている、ノーチラスと姉さんの関係です」

GM :浅河家は綺麗すぎるほど掃除が行き届いており、少々の不気味さがあった

GM :その一室だけの急ごしらえらしき子供部屋の前で、霧江が姓に笑いながら概ねの事を説明する

姓 彼方 :「……成程な」悪い予感は半分ほど的中していた、そして

姓 彼方 :「霧江の姉さんとも一回話がしたかったが……いや」

姓 彼方 :「多分、それは俺が出る幕じゃない」

姓 彼方 :「……あいつなら、上手くやってくれるだろ」進藤の顔を頭に浮かべ、再び霧江へと向き直る

浅河霧江 :「信頼されているのですね、男の友情だ」

姓 彼方 :「霧江、お前にもいくつか聞いておきたいことがある。いいか?」

浅河霧江 :「何でもどうぞ」

姓 彼方 :「まずはノーチラスをこのまま放置した場合、街がどうなるかの所感」

姓 彼方 :「さっきは口ごもってたけど、概ね予想は出来てるんだろう?」

浅河霧江 :「普通になるんじゃないですかね、普通になっては不味い方々まで……もしくは、私の予測も不可能な現象を引き起こすか」

浅河霧江 :「どの道、姉さんの望む方向には間違いなくならないでしょうね」

姓 彼方 :「……つまり、どちらにせよ早急な対処が必要って事か」

姓 彼方 :「うん、此処までは前とやる事は変わらない」

浅河霧江 :「彼方先輩は、対処されるおつもりなのですね」

浅河霧江 :「ここまでは、ですか」

姓 彼方 :「……ああ、だからと言ってお前の姉さんを元に戻してそのまま、なんてことにはならないだろう」

姓 彼方 :「事実を知った以上、然るべき人が動く。最も……進藤の方が真っ先に動くだろうけどな」

姓 彼方 :「こうしてお前と話してる間にも、何かアクションを起こしてもおかしくないだろ。あの様子なら」

浅河霧江 :「いえ、私が来てからは真っ当なものですよ、あのろくでなし共……私が気が付いたのも、お風呂で見た姉さんの傷からですから」

浅河霧江 :「まぁそれでも、終わらせても問題ないと先輩がおっしゃってるなら、そうなりそうですが」

浅河霧江 :「姉さんは素敵な方です、きっと周囲が違えば生きて行けるでしょう」

姓 彼方 :「……お前は、どうなんだ」

浅河霧江 :「わかりません」

浅河霧江 :「ついでに言えば、興味もありません」

浅河霧江 :「嫌気はありますが」

姓 彼方 :「いや……聞き方を変えよう」

姓 彼方 :「ノーチラスを倒した場合、お前はどうなる」

姓 彼方 :「……どの程度をノーチラスに依存している?」

浅河霧江 :「あの、姉さんを生んだこと以外価値のない奴らと違って、血は繋がっていなさそうなのはわかりますが」

浅河霧江 :「どうなるんでしょうね、そこいらのろくでなしが姉さんの妹のガワを着せられてるのか」

浅河霧江 :「あるいは……もしかしたら」と、握り拳を姓の前に出して、手を広げると

浅河霧江 :マジックのように、一羽の鳥がその手の上に乗っている

浅河霧江 :「もう死んでいるのか」

浅河霧江 :「とにかく、戻るだけでしょうね」

浅河霧江 :姓彼方には、姓彼方だけにはわかる

浅河霧江 :黒い烏のように見えるそれは、よくできた彫刻であり

浅河霧江 :遺産であり

GM :あなたと一つになったそれと同じ気配を……あの男の気配を、纏っている、と

GM :鳥はつんつんとあなたをつついたり、興味を示しているように見える。 
惹かれている、とも。

GM :しかしあなたはもう一つ知っている、あなたと関わる数名以外、かつての事件に関わって生き残った者はいない……という事を

GM :だとすれば霧江が、この死んだような眼をした少女が戻るのは……

姓 彼方 :「ああ……そうか」黒い鳥を、人差し指で撫でで

浅河霧江 :「別にいいんですよ、コレが何だとかは」

姓 彼方 :意味が分からないまでも、理解する

浅河霧江 :「私は、私の意志で、姉さんの妹なんです」

浅河霧江 :「この意思が、作られたものだったとしても」

姓 彼方 :ノーチラスを倒せば、元通り―――霧江という存在が、居なくなることを

浅河霧江 :「私の意志で、彼方先輩の後輩なんですから」

姓 彼方 :「……霧江は霧江だ。誰がなんて文句を言おうと、それは変わらない」

浅河霧江 :「望外の喜びです」嬉しそうに笑う

姓 彼方 :「だから……そうだな。ひとつ賭けにでも出てみるか」

姓 彼方 :「これから、俺たちは"ノーチラス"と戦う事になる」

浅河霧江 :「そうなるでしょうね、先輩があれを放置しておけるわけがない、と思います」

姓 彼方 :「そうして、ノーチラスの力の源……」

姓 彼方 :「遺産を抜き取り、霧江……お前に再契約してもらいたい」

姓 彼方 :「お前の意志で、まだここにいたいと望むなら」

浅河霧江 :「……遺産が何であるかは知りませんが」

浅河霧江 :「それが滅茶苦茶な提案である事は、理解できます」異常の源を、使うと言っているのだ

浅河霧江 :「先輩は、私を助けたいのですか? 姉さんを助けていただきたいのですが」

姓 彼方 :「……悪いな、俺は欲張りで傲慢らしいから」

姓 彼方 :「二者択一なんてするつもりは無い」

姓 彼方 :「霧江も、お前の姉さんも―――両方助けたいに、決まってるだろ」

浅河霧江 :「……まったく、そんな堂々とおっしゃる方がいますか、姉妹両方とか欲張りですね先輩は……」

浅河霧江 :「私は、二者択一です」

浅河霧江 :「後輩として、姉さんの望むままに、先輩の望むままに、先輩たちと共にいて……消えるか」

浅河霧江 :「このまま、姉さんの日常を守るために、先輩たちと戦うか」鳥を肩に留まらせて

浅河霧江 :「先輩、作られたものが、そのままで在ろうとするのは間違っているでしょうか?」

浅河霧江 :「誰かに操られた間抜けに、私は見えるでしょうか」

姓 彼方 :「……何も間違ってないさ、それに」

姓 彼方 :「現状から変わろうとするのも、間違ってなんかない」

姓 彼方 :「ぶつかる必要があるなら、俺はお前と戦う」

浅河霧江 :「本当ですか? この状況で助けると言っているような先輩が、私と戦えますか?」

姓 彼方 :「―――やれるさ」

姓 彼方 :「希望がまだあるなら―――戦ってでも、お前を救い出す」

浅河霧江 :「なるほど」

浅河霧江 :「つまり先輩は、どうなろうとも覚悟ができている……という事ですか」

浅河霧江 :「___私とは大違いですね」

姓 彼方 :「……そういうのは人それぞれだろ。でも、そうだな―――」

姓 彼方 :「もし、変わりたいと少しでも思ってるなら」

姓 彼方 :「―――そんな、今日とは違う明日を霧江に見せるのが、俺の役目だ」

浅河霧江 :「変わるなんてそんな、私はできた妹で、できた後輩ですからね」

浅河霧江 :「でも、そんな日が見れるのであったなら、どんなに良かったでしょうね」

浅河霧江 :つん、と、指で姓の胸をつつく

浅河霧江 :「ふふっ」

浅河霧江 :「他の誰が、私自身が忘れたとしても」

浅河霧江 :「先輩は、私の事、忘れないで欲しいです」

浅河霧江 :「___姉さんの所へ、行かないと」

姓 彼方 :「……こんな個性的な奴、忘れるわけ無いだろ」

姓 彼方 :「それに―――忘れさせるかよ。お前に、お前自身を」

浅河霧江 :《陽炎の衣》

浅河霧江 :霧江の姿が、ふっと掻き消える

GM :一拍置いて

GM :あなたの唇に、柔らかい何かが触れた……気がした。



浅河波音 :昨日と同じ今日、明日と同じ今日

浅河波音 :

浅河波音 :お父さんとお母さんが喧嘩して、言い負かされた方が……今日はお母さんが私の所に来て

浅河波音 :いっぱい、いっぱい、私の事をぶつ

浅河波音 :それで、しばらくしたら、泣きながら抱きしめて来て。

浅河波音 :ご飯買って来なさいって、お金をくれる。

浅河波音 :だから私は、いつも、時計の針が上で重なるくらいの時間に外に出て

浅河波音 :コンビニに、ご飯を買いに行く

浅河波音 :変わらない毎日、普通じゃない日々、だけど私にはこれしかない

浅河波音 :でも、その日にちょっとだけ、世界は変わった

浅河波音 :男の子と友達になった、少しだけ前向きになれた

浅河波音 :ぶたれても、ちょっとだけ平気になって、それで

浅河波音 :それから何日か経って__私は、貝を拾った。

GM :それがノーチラスであった、と 子供用机すらない殺風景な部屋で、ベッドに腰掛けながら波音は進藤に説明する。

進藤 新 :「……すまなかったな。波音の口から説明させちまって」

浅河波音 :「いえ、私……だって……言わないと、いけませんから」

進藤 新 :他人の──特にあの母親の──気配がないことを確認してから、自分が知り得る全てのことを告げて。

進藤 新 :──それにはもちろん、自分が世界の「こちら側」にいること。UGNという組織のこと。そして、仲間たちが今分かる範囲のことを調べてくれたことを含めて──

進藤 新 :──そして、彼女が語ってくれたことに、深く頷く。

浅河波音 :「ノーチラスと一緒にいたら、銃とかいっぱい持った人が来て、それで怖くなって」

浅河波音 :「でも、私の中からも同じような力が……使えるようになって」

浅河波音 :「それを使ったら、ノーチラスが私のお願い事を聞いてくれるって……」

浅河波音 :「……ごめん、なさい」

浅河波音 :経緯を聞いて、申し訳なさそうに

進藤 新 :「怒ってるワケじゃねェよ。……力に目覚めて……オーヴァードになって調子に乗るって話なら、大なり小なりみんな通る道らしい」

進藤 新 :「俺もな。あのコンビニでやらかしたことの何倍も、大暴れしちまったのはよーく覚えてる」

浅河波音 :「それだけじゃ、無くて」

浅河波音 :「私がお願いしたから、進藤くんは……大変な目にあって、沢山の人に迷惑を、かけちゃってるん……ですよね」

進藤 新 :「そうだなァ。……そりゃ確かに、みんな大慌てだ。知り合いが巻き込まれちまってる人もいる」

進藤 新 :つまりは真樹のことなんだが、と。波音の「友達」のことを思い返しながら。

進藤 新 :「……でもな。願い事をしたのが波音じゃなくても、きっと同じことをする」

進藤 新 :「どこかの誰かがノーチラスを拾って、何か願い事をして、世界がおかしくなったなら。それを元に戻すために、俺たちは走り回る」

進藤 新 :「それにな。──もし、あのコンビニで絡んできた奴らみたいなのが拾ってたとしたらよ」

進藤 新 :「もっともっと、とんでもねェ願い事をしたかもしれねェだろ?」

進藤 新 :おおこわい、と。少し大げさに身振りをして見せる。

浅河波音 :「そんな……」

浅河波音 :「どうして、私にそんなに優しくしてくれるんですか……」

浅河波音 :「悪いのは、私なのに」

進藤 新 :「ンなのは決まってる」

進藤 新 :空いた間はほんの一瞬。ほぼ即答と言えるほどの間で。

進藤 新 :「誰も悪く無ェからだ。……波音も、妹サンも、真樹も」

進藤 新 :「ああ、ノーチラスを放り出した連中はともかくな。……俺が見聞きした限り、みんながみんな、出来ることをやろうとした」

進藤 新 :そうだ、と。何かを思い出すように、もう一度確認するように。

進藤 新 :「……俺は、そんな奴らのためにこそ戦いてェ」

進藤 新 :守護天使、と。UGNの誰かが、その決意をいつかそう呼んだ。

進藤 新 :自分には似合わない──天使などというガラではない、と。その時は睨みながら笑い飛ばしたものの。

進藤 新 :「──なぁ、波音。知った以上、分かった以上、俺たちゃ動かなきゃならねェ」

進藤 新 :「そいつはつまり、波音が願ったことのいくつかは。ひょっとしたら、ほとんどは──」

進藤 新 :「元に戻っちまうってコトだ」

浅河波音 :ビクリ、と肩を震わせる

浅河波音 :何かを、思い出しているのだろう

浅河波音 :「……お父さんと、お母さんも、です……よね」

進藤 新 :「ああ。……でもな、絶対に戻らないことが一つだけある」

浅河波音 :「戻らない事……?」

進藤 新 :おう、と。神妙な、真面目な表情で。

進藤 新 :「波音と俺がダチ同士、ってことだ。いやもう、こんな話をしたんだから、マブダチって言っていいんじゃねェか」

浅河波音 :「ま、まぶだち……でも、だからこそ……」

浅河波音 :「……家の事に、友達を巻き込みたくないです……」

浅河波音 :泣きそうな顔になりながら、言葉を返す

進藤 新 :「だからこそ、俺は突っ込んでいくんだよ。いいか、俺ァな──」

進藤 新 :「──ダチには笑っててもらいてェ。ああ、そりゃあなんでもかんでもズバっと解決できるワケじゃあねェが……」

進藤 新 :「泣いてるダチを放って、手前だけどっかに走っていくほど薄情じゃあねェんだ」

浅河波音 :「……う」

浅河波音 :「うう……」ぽろぽろと涙を流しながら、顔を上げる

進藤 新 :「……いいか。レネゲイドの力で願いを叶えよう、ってのは。確かに俺たちが立ち向かわなきゃいけねェ事件だ。けど──」

進藤 新 :「願ったこと自体は、誰にも否定できやしねェよ。……誰だって。俺だって」

進藤 新 :「幸せになりてェ、ってのは。当たり前のことじゃねェか」

浅河波音 :「当たり前、なんですね……」

浅河波音 :何か意を決したように、制服に手をかける

進藤 新 :「そうだよ……って、おい!?」

浅河波音 :視線に赤くなりながらも思い切った様子で、インナーを脱ぎ捨て、制服を羽織りなおす。

浅河波音 :インナーで隠されていた部分には、新旧問わず痛々しい傷跡が残されていた。

浅河波音 :首には絞められた跡もある。 誰が行ったものであるか、進藤には察しが付くだろう。

浅河波音 :「……わ、わたしも、かく、かくご……」真っ赤になりながら進藤の方を見る

進藤 新 :「……ばか。そういうのはな、一足飛びにやるモンじゃねェ」

進藤 新 :高鳴る動悸と、彼女に負けないくらいには朱の差した頬を誤魔化すように、笑いながら。

浅河波音 :「……見ていて楽しいものじゃ、無いかもしれないけど……」

進藤 新 :「……そうだな。ダチが……例えダチじゃなくても、誰かがケガをしてんのを見るのは愉快じゃねェ」

進藤 新 :だから、と。──その心配はなかったとしても、扉の向こうにあの親たちの気配がないか注意しながら。

進藤 新 :「またケガさせられそうになったり、ケガを誰かに笑われたりしたら」

進藤 新 :「……そん時ゃ、俺に言ってくれ。相手にケガさせねェ程度に叩きのめす程度の心得はあるし──」

進藤 新 :「──大人ってのもな。案外、話の分かる人だっているんだぜ?」

浅河波音 :「は……はい」正面から向き合ってくれた少年に、頬を赤らめながら頷いて。

浅河波音 :「進藤くんは、やっぱり私の……いえ」

浅河波音 :「そんな進藤くんに応えられるように、私も、やります」

浅河波音 :そう言って、何かを決意した様子で《声なき声》

浅河波音 :「ノーチラスの居場所、分からないって……言ってました、よね」

浅河波音 :「なんとか、します」

進藤 新 :──無理はするな、とか。大丈夫か、とか。思い浮かぶ言葉はいくつかあったけれど。

進藤 新 :(──世界は既に変貌していた、か。ああ、変わるってのも──)

進藤 新 :あの夜。コンビニで見かけた、怯えるだけの少女。

進藤 新 :目の前の──自分たちと同じく、出来ることをやろうと決意したように見える少女。

進藤 新 :ふたりが、間違いなく同じ浅河波音だと、今になって妙な納得感を覚えながら。

進藤 新 :(──悪くねェ)

進藤 新 :そんな風に想いながら、笑った。

浅河波音 :『_______』誰かへ、何かを告げると

GM :Eロイス:囚人の鳥籠

GM :波音の身体が、空間に溶け込むように消えていく

浅河波音 :それに一瞬怯えながらも、進藤の方を見て

浅河波音 :傷だらけの自分の手を、同じく傷ついた進藤の顔に触れさせ

浅河波音 :《血の兄弟》

進藤 新 :──じくりと。滲む血が、肌を通して己の血と交じり合う。平時であれば不快以外の何物でもない感覚に。

進藤 新 :「──波音」

進藤 新 :「任せとけ。……ああ、俺たちも──」

進藤 新 :「やれることを、精一杯やって見せるからよ」

浅河波音 :笑って、その姿が搔き消える。

進藤 新 :沈みゆく少女が伸ばした手を、そうっと穏やかに握って。

進藤 新 :そして、離した。

GM :波音の姿は消えて無くなった

GM :しかし進藤は、自らの内に波音との距離を感じることができる。

GM :波音が言った通りであれば、これを追った先に……ノーチラスが潜んでいるのだろう。

進藤 新 :「……っし。そんじゃァ──」

進藤 新 :──力に目覚めたばかりの自分なら、このまま遮二無二追いかけていっただろう。

進藤 新 :けれど、今は。

進藤 新 :「──やるか、みんなでよ」

進藤 新 :ひとりでは、ない。



GM :シーンアウト ロイスの取得が可能です

姓 彼方 :アッ購入は無しかな?

進藤 新 :購入は応急手当キットを!

進藤 新 :2dx+1>=8 (2DX10+1>=8) > 5[2,5]+1 > 6 > 失敗

進藤 新 :失敗!購入は以上。

進藤 新 :おっと先走った。購入不可なら上は無しで……!

GM :あ、購入可能です!

進藤 新 :ロイスは姓くんに取得しましょう。「■連帯感/嫌悪」にて。

姓 彼方 :購入はブルゲ!

姓 彼方 :5dx>=20 (5DX10>=20) > 8[1,2,2,8,8] > 8 > 失敗

姓 彼方 :回らず

姓 彼方 :進藤くんにロイス取ります ●信頼/隔意

姓 彼方 :以上!

進藤 新 :こちらも以上にて!

GM :ではでは



【ミドルシーン07】

GM :ミドルシーン07 シーンプレイヤー:景山稔

GM :全員登場、クライマックス前のシーンです

景山 稔 :1D10+74 (1D10+74) > 10[10]+74 > 84

姓 彼方 :1d10+82 (1D10+82) > 6[6]+82 > 88

奈良岡侑也 :1d10+74 (1D10+74) > 2[2]+74 > 76

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 74 → 76

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 82 → 88

進藤 新 :1d10 (1D10) > 1

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 74 → 84

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 79 → 80



GM :浅河姉妹が消え、しかし敵の居場所を知る事ができた

GM :あなた達は戦いに備えて、支部で顔を合わせている。

景山 稔 :「それじゃ、二人とも消えた?」姓・進藤から状況を聞いて。

姓 彼方 :「ああ、霧江は多分姉の方を追っていった」

進藤 新 :「どこに行ったかは分かる。……ああいや、地図をさして「ここ!」ってワケにゃいかねェが──」

進藤 新 :「繋がってんだよ、波音とは。そういう能力(エフェクト)だってあるんだろ、確か」

奈良岡侑也 :「それが“沈んだ”先だと?」

進藤 新 :頬に残った血の痕を指先でなぞりながら、奈良岡に頷いて見せる。

景山 稔 :「充分だ。ガイドは頼むぜ?その繋がりが唯一の道しるべだ」

奈良岡侑也 :「……いや、一つ確認させてください」

奈良岡侑也 :「おれ達は彼女らのことをロクに知りませんから」

姓 彼方 :「大体の事は話したと思うが……何が知りたい?」

奈良岡侑也 :「これが罠でない保証は?」

奈良岡侑也 :「姓サンと進藤サンの口から見立てを聞きたいデスね」

奈良岡侑也 :「信じるに足るとした理由を」

進藤 新 :「……手前の感想になるが、構わねェか?」

奈良岡侑也 :「どうぞ?」

進藤 新 :「ありゃあ真剣勝負を仕掛ける奴の目だ。俺はそう感じた」

進藤 新 :「……ああ、もちろん罠かと聞かれりゃわからねェとしか言えねえ。だがよ──」

進藤 新 :「奈良岡サンや景山サン……UGNの人ら。それに姓。みんなと同じくらいに」

進藤 新 :「俺ァ、ダチと見込んだ奴を。波音を信じる。……すまねェが、俺が言えんのはこれだけだ」

奈良岡侑也 :「成程。姓サンはどうです?」

姓 彼方 :「……俺も、似たようなものかな」

姓 彼方 :「事件のについて知る前から、俺はあいつを信じると決めた。」

姓 彼方 :「……今も変わらない。それに霧江は―――」

姓 彼方 :「……姉の日常を護る為に、戦う事になるって言っていたしな」

姓 彼方 :「わざわざ罠を仕掛けようとするやつが、そんな事言う訳もない。だろ?」

姓 彼方 :「見えてる罠になんて意味は無い。だから―――あいつは、待ってる。俺たちが来るのを」

奈良岡侑也 :「よく分かりました。そうデスね……」

奈良岡侑也 :「じゃあ、一緒に行きますか。景山サンもそれで?」

奈良岡侑也 :「置いてくって選択肢も場合によっちゃと思ってましたけど。まあ大丈夫かと」

景山 稔 :「異議ナシ」

奈良岡侑也 :「じゃ、決まりですね」

進藤 新 :「……いや、ああ言った身で言うのもなんだがよォ」

進藤 新 :「いいのか。特に奈良岡サン、アンタその……真樹、ああいやほんとは正木サンか。元々知り合い、なんだろ」

奈良岡侑也 :「いい、とは?」

進藤 新 :「──正直、ノーチラスの野郎をブン殴ったとして、何が起こるのか分からねェ。だってのに、俺らの話を信じて……しかも奈良岡サンまで乗り込んでいいのかって話だよ」

進藤 新 :「その……他の奴に任せて、奈良岡サンは傍にいるとか。そういうのじゃなくて、いいのかよ」

奈良岡侑也 :「いいも何も。真希サンならこう言いますよ」

奈良岡侑也 :「私をこんな目に遭わせた奴は一発くらいぶん殴っておいてって」

奈良岡侑也 :「いやどうだろう、燃やしますかね……まあ、そんなとこデス」

進藤 新 :「……やれることを精一杯、か」

進藤 新 :奈良岡の返答に、つい先ほど自分が口にしたことを、反芻するように呟く。

姓 彼方 :「……奈良岡も、俺達よりもずっとその子の事を知ってるんだ」

姓 彼方 :「なら、後は各々自分が出来ることをやるまで。そうだろ?」進藤に、横目で語り掛ける

進藤 新 :「お、自分はもうやりたいことは決めてるってツラだな、姓」

進藤 新 :それでこそだ、と。楽しそうに、嬉しそうに笑って。

進藤 新 :「……いや、すまねェ奈良岡サン。野暮なことを聞いちまった。そういうことならよォ──」

進藤 新 :「不肖、この進藤新。出来る限りの手伝いはさせてもらうぜ」

進藤 新 :「──俺にやれることを、精一杯やるってカタチでな」

進藤 新 :三度、同じ言葉を口にする。此度は誓うように、約束するように。

奈良岡侑也 :「そいつは頼もしいですね」

奈良岡侑也 :「言ってもおれは支援型なので」

奈良岡侑也 :「あなた達を頼りにしてます」

姓 彼方 :「……ああ、そうだ。ブラックタイド……いや、景山。いいか?」

景山 稔 :「どうした?」

姓 彼方 :「この中のUGN人員……奈良岡は支援系だから、戦いながらの最終的な判断は景山の方がすると思う。その上で頼みがある」

姓 彼方 :「……ノーチラスの中に在る遺産の処遇だ。少しだけ俺に時間が欲しい」

姓 彼方 :「要するに……壊したり、管理することになる前に預けてくれないか」

景山 稔 :「そりゃまたどうして?」

姓 彼方 :「……ノーチラスを倒したら、"霧江"という存在は消える」

姓 彼方 :「今の街の異変はノーチラス……ないしその力を増幅させる遺産の出力に拠るものだろう」

姓 彼方 :「だから、霧江と再契約させる。その力を使って―――夢から一人、現実に引っ張り出す」

景山 稔 :「………それは、彼女の望みか?」

姓 彼方 :「……"そんな日が見れるのであったなら、どんなに良かったでしょうね"」

姓 彼方 :「……確かにノーチラスの見せた夢かもしれないが。それでもあいつはそう望んだ」

姓 彼方 :「……さっきの奈良岡からの質問と違って、こっちは結果的にどうなるかについての確信は無い」

姓 彼方 :「だから、最悪の事態が起きた場合。俺ごと撃っても構わない」

景山 稔 :「いや、参ったなあ!立場上、“遺産”と契約するオーヴァードを増やしたいから手を貸せ、と言われて、さすがに“はい”とはな?」

景山 稔 :「そもそもオーヴァードを増やすこと自体、大っぴらに肯定はしかねる立場なんだが……」

景山 稔 :「オレってばうっかりさんだからな。遺産を確保しようって段になって、つい目を離したり、手を滑らせちゃうことはあるかもな」

景山 稔 :「事故はどこでも、誰にでも起こり得る。そん時ゃまあ、始末書を書く必要はあるだろうが、仕方ねえよな?」

姓 彼方 :「……助かる。借りばかりで済まないな」

景山 稔 :「頼まれるようなこと、あったか?もしもの話だろ」

景山 稔 :「それじゃ、全員のハラが決まったところで行くとしますか」案内頼むぜ、と進藤くんに声を掛ける。

進藤 新 :「ああ、ナビは任せとけ。……それとなァ、景山サン」

進藤 新 :「あんまり姓を悪だくみに巻き込むんじゃあねェぞ?ウワサじゃあ、こいつに何かあったらおっかない女の子が何人も──」

進藤 新 :おおっと藪蛇藪蛇、と。それこそ、悪だくみをしているようなニヤケた笑みを零しながら。

姓 彼方 :わざとらしく咳払いして

景山 稔 :「そうなんだ?いや、お前さんもスミに置けないね」揶揄うように。

景山 稔 :「けどまあ、杞憂だよ。オレはただの下っ端だ」

姓 彼方 :「……行くぞ。浅河姉妹も、正木ってあの人も。全員助け出すために」

景山 稔 :「了解。目指すはハッピーエンドだ」

奈良岡侑也 :「そりゃいい響きで。目指すとしましょうか」



GM :シーンアウト ロイスの取得と購入が可能です

景山 稔 :ロイス保留

景山 稔 :購入はシューターズジャケット

景山 稔 :2DX>=12 (2DX10>=12) > 9[3,9] > 9 > 失敗

景山 稔 :ダメー

進藤 新 :ロイスは1枠残して保留、こちらもシューターズジャケットを狙ってみましょう。

進藤 新 :3dx+1>=12 (3DX10+1>=12) > 9[3,5,9]+1 > 10 > 失敗

進藤 新 :うごご、惜しい(財産点も1足りない)

姓 彼方 :む、じゃあこちら手持ちのシューターズジャケットをお渡ししましょう

景山 稔 :忝い!

景山 稔 :装備します これで行動値が2下がって最速は奈良岡君だ!

姓 彼方 :行動値調整できた方が総火力も上がるぜ!奈良岡君パワーを一身に受けましょう

奈良岡侑也 :同行者/進藤新/連帯感:○/隔意
同行者/姓彼方/連帯感:○/不安

奈良岡侑也 :ジャケット狙おうかな~

奈良岡侑也 :3DX+1 (3DX10+1) > 5[5,5,5]+1 > 6

姓 彼方 :ゾ、ゾロ目

進藤 新 :Standing by... じゃん

奈良岡侑也 :すごいが全然ダメだ おわりです

姓 彼方 :シューターズジャケットを買いに行きます、うおお

姓 彼方 :5dx>=13 (5DX10>=13) > 10[2,7,8,9,10]+3[3] > 13 > 成功

景山 稔 :すご

進藤 新 :おお……!

姓 彼方 :素で買えたわ

姓 彼方 :再装備!

奈良岡侑也 :すご

姓 彼方 :行動値が行ったり来たりする

姓 彼方 :以上!

進藤 新 :こちらも完了にて!



【マスターシーン】

GM :地下深く、能力によって拡張された空間にて

GM :黒く大きい影と、浅河波音は向き合っていた

ノーチラス :「どうしたんだい、波音。」ゴポゴポと音を立てながら、洞穴に声が響く

ノーチラス :「あんな事を……もう終わりにしたいだなんて、言い出すなんて」

浅河波音 :「ノーチラス」目の前の存在に付けられた名を呼ぶ

浅河波音 :「街の人たちや、お父さんやお母さん……皆かかってる力を、解いて」

ノーチラス :「どうして? 以前のように戻りたいの?」

浅河波音 :「戻りたくはない、よ。だけど……」

浅河波音 :「……同じじゃないって、教えてくれたから。」手を握って、傷を撫でる

浅河波音 :「ありがとうノーチラス、幸せを作ってくれて……もう、大丈夫だから」

浅河波音 :「だから___

ノーチラス :「ねえ、どうして? どうしてかな? どうして? どうして?」

ノーチラス :「僕は君のためにやったのに、君のために力を使ったのに」空中に、流体が集い

ノーチラス :無造作に、波音めがけて叩きつけられる。

浅河波音 :「____!」

浅河霧江 :直前、虚空から現れた少女が波音の前に割って入り、水流を遮る

浅河霧江 :「ぐっ……」が、質量の暴力に対抗できるわけもなく。 霧江の身体は水飛沫に跳ね飛ばされ、岩肌に叩きつけられる。

浅河波音 :「霧江ちゃん……!?」吹き飛ばされた、妹の役割を持たされた少女へと駆け寄る

ノーチラス :「何をしてるんだい、君に与えられた役割は……よくできた妹だろう」

浅河霧江 :「忘れないと、約束してくださりましたから」血を吐き出しながら、顔を上げる

浅河霧江 :「あの人は、きっと誰かを助けられるから」視界が揺らぐ、自分にかかっていた何かしらのバックアップが切れた感覚も

浅河霧江 :「私はできた後輩で、できた妹ですからね」徐々に自分が、"元に戻っていく"感覚も、全ての恐ろしさを受け止めながら、立ち上がる。

浅河霧江 :「そのために、働かせていただきますよ」

浅河波音 :「霧江ちゃん……」

浅河霧江 :「姉さん、私の後ろへ」

浅河霧江 :「大丈夫です。姉さんを、幸せにしてみせますから」

ノーチラス :「違うよ」

ノーチラス :「波音を幸せにするのは、僕だよ____」



GM :シーンアウト



【クライマックス】

GM :クライマックス シーンプレイヤー:全員

GM :シーンインどうぞ

姓 彼方 :11d10 (11D10) > 49[4,2,8,1,3,10,1,5,3,5,7] > 49

進藤 新 :1d10 (1D10) > 4

姓 彼方 :ちがうちがう

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 80 → 84

景山 稔 :11D!?

姓 彼方 :1d10+88 (1D10+88) > 4[4]+88 > 92

奈良岡侑也 :1d10+76 (1D10+76) > 10[10]+76 > 86

進藤 新 :11シーン分の侵蝕が。

景山 稔 :1D10+54 (1D10+54) > 8[8]+54 > 62

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 88 → 92

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 76 → 86

景山 稔 :54じゃない!84!

景山 稔 :92になります

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 84 → 92



GM :市外、旧地下壕入り口の一つの前

GM :進藤を導く波音の気配は、そこの奥を示していた

進藤 新 :「ここだ。……いかにも、って場所だなァこりゃ」

進藤 新 :頬に張り付いたままの乾いた血にそうっと触れながら、暗闇に目を凝らす。

GM :しかし、奥へと続く道はトロッコや線路、鉄骨が入り組んで塞がれているのが確認できる。

姓 彼方 :「先に道がありそうだが……塞がれてるな。この先に潜んでそうだ」

奈良岡侑也 :「……どうします?」

姓 彼方 :「……下手に動かすと道ごと崩れるかもしれないな」

エージェント幾谷 :

景山 稔 :「分解したり力任せってのも悪くはないが……これだけ徹底してると、骨が折れるかもだ」

景山 稔 :「どこか抜け道ないか、探してみるか?」

エージェント幾谷 :「ここを通れればいいんだよね」ひょこりと、景山と奈良岡の背後から顔を出し

奈良岡侑也 :「幾谷サンなにか案が?」

エージェント幾谷 :てくてくと、瓦礫の山に近寄って様子を確認してから

進藤 新 :「……力づくでどうにかなるモンでもねェ、となると……?」

エージェント幾谷 :いい感じの棒……ではなく、警棒を取り出し

エージェント幾谷 :「障害の皆さん。空間の外側に、少しだけ退いててね」瓦礫にむけて声をかける

エージェント幾谷 :《猫の道》

GM :鉄骨や岩、瓦礫の山がぐにゃりと歪み

GM :人間が歩いて通れる程度の通路が作り出される

エージェント幾谷 :「……ふう」

エージェント幾谷 :「多分これで通れるんだよ、先がどうなってるかまではわかんないけど」

奈良岡侑也 :「はあ。よくもこんな芸当を……」

景山 稔 :「こりゃあいいや。ありがとよ、幾谷サン」

姓 彼方 :「少しも周りの瓦礫には影響も与えず……繊細な能力だ、助かる。これで進める……!」

進藤 新 :「せっかく開いてくれた道だ、有難く使わせてもらおうぜ。……あんまりのんびりもしてられねェし、な」

エージェント幾谷 :「ふふーん、エリートですから」

エージェント幾谷 :「……今度は間に合わせたいしね」

景山 稔 :「大丈夫だよ。進藤と彼女のパスは切れてない」それはつまり、浅河波音が依然無事であるという証左だ。

景山 稔 :「……きっと、大丈夫だ」幾谷サンの肩に手を当てると、真摯に頷いてから、微笑んで見せる。

エージェント幾谷 :「うん!」頷いて返す



GM :塹壕内を少し歩くと、とつぜん場の雰囲気ががらりと変わる

GM :あなた達がたどり着いたのは、エフェクトで空間拡張された薄暗い大洞窟

GM :ごうごうと、低い音が響く不気味な場所

GM :上を見れば

GM :天井に、水が溜まっている

GM :壁にも、いたるところに、まるでその方向に重力があるかのように水溜りが生じているのがわかる

GM :そして洞窟の中心部、巨大な水球の前で

浅河霧江 :傷だらけの霧江が、片膝をつきながらも背後の波音を守ろうとしている。

姓 彼方 :言葉を発する前に、既に身体は駆け出していた

景山 稔 :「いたな。……行ってくれ」そっと囁く。姓くん達が少女に近づけるよう、前方に一歩踏み出し、銃を構える。

進藤 新 :「波音……!」

姓 彼方 :「―――霧江!」

浅河波音 :「進藤くん……!」

進藤 新 :感謝を示すように──ごく小さなものであったけれど──頷きを一つ返して。名を呼び、走り出す。

進藤 新 :「悪ィ、遅くなった。……無事、とはいかねェみたいだが──」

姓 彼方 :傷だらけの後輩の下へ、奔る

進藤 新 :「──頑張ってくれたみてェだな」

浅河霧江 :「お早いお着きで……」

進藤 新 :膝を突く少女の代わりに、波音の前に立ちながら。視線は、もう一組の少年少女へと。

浅河霧江 :何とか立とうとするが、それすらできないほど衰弱している。

進藤 新 :そちらは頼む、とばかりに。姓に、大きく深く頷く。

姓 彼方 :返すように頷いて

姓 彼方 :「……こういう時は遅いって文句を言っていい」

浅河霧江 :「私はできた後輩ですので、文句など言いませんよ」

姓 彼方 :「さっきは俺と戦う事になるなんて言っておいて……その前からもう、ボロボロじゃないか」

浅河霧江 :「そんな事も言いましたか、そうでしたね」

浅河霧江 :「でも、やっぱり」

浅河霧江 :「私は姉さんの妹で、後輩ですからね」

浅河霧江 :「肩を、貸していただけますか」

浅河霧江 :「戦います、最後まで……姉さんと先輩のために」

姓 彼方 :「ああ……いくらでも貸すさ、でもな」

姓 彼方 :その肩を支えながら、ゆっくりと立ち上がる

姓 彼方 :「貸した分を返してもらうまで、最後なんて来させやしない……絶対に」

浅河波音 :「霧江ちゃん……」泣きそうな表情。

進藤 新 :「……大丈夫みてェだな。──なあ、波音」

進藤 新 :「家族ってのも、悪いモンじゃねェだろ」

浅河波音 :「はい。そう……思います」

浅河波音 :「進藤くん。あの子と向き合うために……力を、貸していただけますか」

進藤 新 :「ああ。……変わっちまったとしても、そこにある日常を守るってのがUGN(おれたち)の役目だ」

進藤 新 :自分たちの背後。見守るように立つ、二人の男──年もさほど変わらないのに、随分と大人びて見える二人に一瞬、視線をやって。

浅河波音 :伺う様子で、二人の方を見る

進藤 新 :「……それとな、波音。……こう言うのはちょいと早ェかもしれねえが──」

進藤 新 :自分の頬に血を刻み込んだ、傷だらけの少女の手を取って。

浅河波音 :「は、はい……」向き直り

進藤 新 :「──よく、頑張ったな。これからは独りじゃねェ」

進藤 新 :「俺たちが──俺が、ここにいる」

浅河波音 :「……はい!」

ノーチラス :「___なんだい、君たちは」水球の内側で、ゆらりと影が動く。

ノーチラス :触腕をゆらゆらと動かしながら、あなた達の眼前に現れたのは

ノーチラス :人間の倍はあろう巨体を持った、大巻貝の怪物……それが、あなた達へと言葉を投げかけてくる

景山 稔 :((侑也。いざって時は彼女たちの逃走経路確保、頼むぜ))奈良岡君に小声で囁く。

奈良岡侑也 :(……ええ。承知してマス)

景山 稔 :それから、眼前の怪獣に少なくとも人語を解する知性があることを確認し、向き直る。

景山 稔 :「オレはUGNの“ブラックタイド”だ。“ノーチラス”だな?」

進藤 新 :「……なるほどなァ。名は体を表す、ってワケだ」

ノーチラス :「そうだよ、僕がノーチラス」

景山 稔 :「お前には適切な保護と治療を受ける権利がある。いいか?オレたちは敵じゃない」そう───少なくとも、今はまだ。

景山 稔 :「お前の場合、現在の過剰な侵蝕率……いわゆるジャーム化の根治が確立するまでの間の冷凍保存および生命維持」

景山 稔 :「根治後の社会と適応するための協力、その他もろもろの支援が約束される。他に助けて欲しいことがあれば、可能な限り手を貸そう」

ノーチラス :「保護と治療? それは君たちの仕事じゃないだろう」

ノーチラス :「僕の仕事だ」ごぽごぽと音を鳴らしながら、巨体が揺れる、笑っているのだろうか

景山 稔 :「お前の仕事?」確認するように問い返す。

ノーチラス :「日常をあげるのさ、素敵なあの子に」平坦な声、ぎょろりと目が動いて、波音を見る

ノーチラス :「UGNって何か知らないけど、僕の方が絶対上手くやる」

ノーチラス :「平穏を望むんだろう、人間って」触腕の一つを上に向ける

GM :天井の水溜まりの中に、どんどんと人影が増えていく。

GM :被害者だろう、見覚えのある顔も中にいる

真樹理江 :真希の、姿も

奈良岡侑也 :「……」

ノーチラス :「でもそうはなれない、何故ならいつも余計な事ばかりしているからだ」

ノーチラス :「だから僕が、上手く上塗りしてあげてるんだよ」

景山 稔 :「いいか?お前が生まれたことそれ自体に罪はない。人間のことをよく知らなかったことも」

景山 稔 :「だが行動には結果が生じる。責任もな」

景山 稔 :「どうしてもやるって言うんなら……こっちも相応のやり方で止めるしかねえな」

奈良岡侑也 :「まだよく分からない、と言いましたね」

奈良岡侑也 :「それじゃあ、正しい判断ができているとは言い難いデス」

奈良岡侑也 :「そいつを学んでからにしませんか」

ノーチラス :「正しいよ、だって波音を幸せにできたんだから」

ノーチラス :「君も、どうだい?」

ノーチラス :「僕の正しさに、波音の日常に、一部として溶け合ってよ」

奈良岡侑也 :「ああ……すいません」

奈良岡侑也 :「もっとはっきり言ったほうが伝わる感じですねコレ」

奈良岡侑也 :「余計なことをするな」

ノーチラス :「_____は?」

ノーチラス :「なんで? 君は平穏な日常が欲しくないの?」

奈良岡侑也 :「いえ。欲しいですよ?デスから」

奈良岡侑也 :「それを乱す異物を取り除く仕事をしてるんデス」

奈良岡侑也 :「それに、そもそも、あなたは」

奈良岡侑也 :「与えられてないですよね?誰にも。平穏とやら」

奈良岡侑也 :「どうです?」と二人に。

ノーチラス :

ノーチラス :「黙れ、波音を惑わすな。 僕は正しいんだ、ちゃんと波音の頭の中を分析して作ったんだから、完璧に、僕が……」

進藤 新 :「──黙るのはテメェだイカタコ野郎」

進藤 新 :「平穏、平和、大いに結構。けどなァ、幸せってのは押し付けられるモンじゃねェ」

進藤 新 :「──頭の中を分析しただァ?……そりゃあ夢みてェな日常を作れるだろうさ。でもなァ、人間は人様の頭を覗ける生き物じゃあねェんだ」

進藤 新 :「──ちょっとずつ近づいて。誤解もされて。たまにゃ殴り合いのケンカもして。それでも、人間ってのは──」

進藤 新 :背負った細長い荷物袋から、木刀をすらりと抜いて。

進藤 新 :「前に進む脚と、モノを言う口と──」

進藤 新 :誰にも備わる"それ"でしっかりと、木刀を握り直す。

姓 彼方 :「―――どう話し合うかを考える。その為の頭があるんだ」

姓 彼方 :「お前の言う日常は……夢は、ただ誰かから与えられるものじゃない」

姓 彼方 :左腕に遺産を展開する。その赤布が霧江の身体を支えるように巻き付いて

姓 彼方 :「相互理解で組み上げていくものだろう?なぜなら―――」

姓 彼方 :「……世界なんてのは、一人の頭の中には無いからな」

姓 彼方 :「たった一人覗いただけでそいつの、世界の全てを分かった気でいるのは……ああ、滑稽だな」

ノーチラス :「うるさい、うるさい、うるさい……」

ノーチラス :「僕が、僕だけが、波音の幸せを考えてるんだ」

ノーチラス :「僕だけが、あの子を幸せにできるんだ……!」

ノーチラス :巨貝の叫びがごとき声が、空間に響き渡った



GM :衝動判定、目標値7でどうぞ

景山 稔 :3DX>=7 (3DX10>=7) > 10[5,8,10]+9[9] > 19 > 成功

景山 稔 :鋼メンタル

景山 稔 :92+2D10 (92+2D10) > 92+12[5,7] > 104

進藤 新 :3dx+1>=7 (3DX10+1>=7) > 8[4,8,8]+1 > 9 > 成功

system :[ 景山 稔 ] 侵蝕値 : 92 → 104

進藤 新 :セーフ!

進藤 新 :2d10 (2D10) > 8[2,6] > 8

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 84 → 92

姓 彼方 :3dx>=7 (3DX10>=7) > 7[2,6,7] > 7 > 成功

奈良岡侑也 :4DX+4>=7 (4DX10+4>=7) > 8[2,5,6,8]+4 > 12 > 成功

奈良岡侑也 :86+2d10 (86+2D10) > 86+10[8,2] > 96

姓 彼方 :2d10+92 (2D10+92) > 16[9,7]+92 > 108

姓 彼方 :うわ~~~~

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 92 → 95

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 86 → 96

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 95 → 108

GM :そして、ここでNPCカードの追加がございます

浅河霧江 :メジャーアクションの前に使用する。このメインプロセス中隠密状態になり、攻撃の命中ダイス+4個、ダメージ+12

浅河波音 :メジャーアクション前に使用する。このメジャーアクションで行う攻撃のダメージに+4d10し、リアクションを不可にする。

GM :行動値前にセットアップ

ノーチラス :Eロイス「さらなる絶望」+戦力増員 で

ノーチラス :虚像兵を2体、同じエンゲージに出現させて

景山[11]、奈良岡[12]、進藤[10]、姓[5]

【5m】

ノーチラス[9]、虚像兵×2[8]

GM :で、改めてセットアップ宣言あればどうぞ

姓 彼方 :なし!

景山 稔 :なし!

奈良岡侑也 :《クロックフィールド》対象はPC全員

奈良岡侑也 :ラウンド間の行動値を+5します

進藤 新 :こちらもなし!

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 96 → 100

姓 彼方 :ありがたい~

進藤 新 :ありがたく…!これでPCの行動値が17,16,15,10になる。

GM :はえー!

景山[16]、奈良岡[17]、進藤[15]、姓[10]

【5m】

ノーチラス[9]、虚像兵×2[8]

GM :早い

GM :ではでは

GM :イニシアチブプロセス、行動値17の奈良岡さんどうぞ

奈良岡侑也 :はーい

奈良岡侑也 :マイナーなし、メジャー『囚人の映画』:《血の楔》《血の宴》《強化の雷光》《解放の雷》。

奈良岡侑也 :対象はPC全員。判定します。

奈良岡侑也 :5dx+1 (5DX10+1) > 10[3,3,6,8,10]+7[7]+1 > 18

奈良岡侑也 :無駄に回ったな リアクションお願いします

姓 彼方 :ガード!

進藤 新 :くっ、なんて高い達成値なんだ。避けれる気がしない、ガードするしか無い!

景山 稔 :ガードで受けるしかない……!

GM :はい、ダメージどうぞ(パブロフワンワン)

奈良岡侑也 :ダメージはないよ!

奈良岡侑也 :命中でシーン間の移動距離を+1m、判定ダイスを+5個/次のメジャーアクションのC値を-1、攻撃力を+4。

奈良岡侑也 :もっていって!

進藤 新 :頂くぜ!

景山 稔 :いただき!

姓 彼方 :ありがたい~~~

GM :演出あればどうぞ!



奈良岡侑也 :全員の肩を叩く。それだけではない。ぐい、とつかむように体幹を変えて。

奈良岡侑也 :ノーチラスの正面を向かせる。

奈良岡侑也 :そのまま、血中の電気信号を支配する。そうして視覚情報に異常を与える。

奈良岡侑也 :本質的には、それは侵蝕――攻撃だ。身体機能に異常を与えるための。

奈良岡侑也 :それを利用して、視界内に映像を与えているに過ぎない。

奈良岡侑也 :倒すべき敵の情報。それが生み出した虚像の分析結果。そして。

奈良岡侑也 :彼我の戦力差。君達の機動力であれば、十全に先手を取れるという事実の提示。

奈良岡侑也 :そして、客観的な数字の羅列の中に。

奈良岡侑也 :わずかに滲む怒り。それも克明に映し出す。

奈良岡侑也 :「……お願いします。全部与えたはずです」

奈良岡侑也 :「あんたらでやれるって、確信できる情報を」

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 100 → 111

景山 稔 :「こうも期待されちゃ、な?」

景山 稔 :「任せとけ。カッコいいトコ、見せてやるよ」

姓 彼方 :「……ああ。お前の分も―――ぶつけてくる」

進藤 新 :「応よ。──俺たちを誰だと思っていやがる。でっかく掲げた"ガーディアン"って看板──」

進藤 新 :「思いっきり叩きつけてやろうじゃねェか」



GM :イニシアチブプロセス 行動値16の景山さん

GM :メインどうぞ

景山 稔 :マイナー:<陽炎の衣>
メジャー:<C:エンハイ>+<見えざる死神>
対象:虚像兵(1)
侵蝕+7

景山 稔 :14DX6+3
(14DX6+3) > 10[1,1,1,2,2,2,4,4,5,5,7,7,8,9]+10[2,2,2,8]+10[9]+10[10]+5[5]+3 > 48

景山 稔 :リアクションどうぞ

虚像兵 :《イベイジョン》15で回避

GM :命中、ダメージどうぞ!

景山 稔 :8+4+12+20+5D10 (8+4+12+20+5D10) > 8+4+12+20+28[8,7,3,3,7] > 72

景山 稔 :装甲・ガード有効

GM :それは……無理! 砕け散ります!

GM :演出どうぞ!



景山 稔 :「そんじゃ、やったりますか!」<折り畳み>解除。瞬時に装束を纏う。

景山 稔 :ギャンブラーハットに髑髏の全頭マスク。対オーヴァード戦を想定したプロテクター。

景山 稔 :それらを闇と同化させるような筒状のインバネスコート。

景山 稔 :黒で統一された装備に、闇を切り裂くように、外套の上で白い波潮模様がファイアパターン状に撥ねる。

景山 稔 :影の銃士が顕現すると、地下の闇に混ざるように、色付きの風と化して敵陣へ飛び込む!

景山 稔 :───兵士の一団に飛び込んでからの“ブラックタイド”の行動は、至って迅速であった。

景山 稔 :暗闇にマズルフラッシュが二度、三度、五度。

景山 稔 :乱闘。銃声。倒れる音。銃声。倒れる音。

景山 稔 :拳を撃ちつける音。次いで、フィスト内臓マグナム炸裂音。暗闇に死神の姿が闇に浮かび上がる。

景山 稔 :最後の一人の足に、何かが引っかかる。ワイヤーウィップ作動転倒音。銃声。

景山 稔 :最後の一人をテイクダウンし、頭部に銃弾を撃ち込む。六度目の銃声。

景山 稔 :「ま、ざっとこんなところで」異形の装束のまま、茶目っ気たっぷりに肩を竦めて見せる。

虚像兵 :一瞬でことごとくが無効化され、バラバラに砕け散る



GM :イニシアチブプロセス

GM :の、前に

ノーチラス :《時間凍結》

ノーチラス :即座に行動、エフェクトを放つよ

ノーチラス :マイナー《オリジン:ミネラル Lv5》自身の装甲を追加

system :[ ノーチラス ] 装甲 : 0 → 10

ノーチラス :メジャーアクション《黒星粉砕 Lv5》

ノーチラス :PC達のいるエンゲージめがけてリアクション不可ダメージを叩き込むよ

GM :今回はカバーは可とします(ガードしてないものとしてダメージ出しますが)

奈良岡侑也 :誰かカバーします ほしい人います?

進藤 新 :こちらは大丈夫!

景山 稔 :こっちも大丈夫!コンボ侵蝕的に姓くん守った方がいい…かな?

姓 彼方 :そうですね……おねがいしてよろしいでしょうか!

奈良岡侑也 :OK、では《マグネットフォース》。姓くんをカバーリングします。

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 111 → 113

姓 彼方 :ありがとう……!

GM :おっけー!

ノーチラス :じゃあダメージ

ノーチラス :10d10 (10D10) > 52[7,2,3,10,4,5,5,8,7,1] > 52

進藤 新 :期待値は下回ってるけど、耐えられ…ぬ!

奈良岡侑也 :倍もらうのでもちろん耐えられません。

進藤 新 :リザレクトします。

進藤 新 :1d10 (1D10) > 7

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 92 → 99

system :[ 進藤 新 ] HP : 8 → 7

進藤 新 :実質的に1ダメージだった。(?)

奈良岡侑也 :ノーチラス/親近感/敵愾心:○/ロイスで取得、タイタス昇華して復活。

景山 稔 :ノーチラスに 同情/脅威◯ ロイス取得でタイタス昇華。

奈良岡侑也 :あ、いや取得じゃないか。

奈良岡侑也 :彼女を連れ去ったもの/尽力/脅威:○ですね。これを上記に変更し昇華します。

GM :はーい



ノーチラス :「あはは、強いね。 じゃあこっちも」触腕がうぞうぞと動くと

ノーチラス :空間の水分が、一か所に集まっていく

ノーチラス :そして出来上がった巨大な水塊が、あなた達めがけて無造作に放られる。

奈良岡侑也 :「……来ます!」3人の視界に警告の表示。攻撃の予測地点と、

奈良岡侑也 :(全員は無理か)退避方向の誘導。

進藤 新 :「あいよ、来ると分かってンなら──覚悟もできるってなァ!」

奈良岡侑也 :それは景山・進藤にはダメージを最小限に抑えさせるための。そして。

姓 彼方 :(不味いな。霧江に当てない様に動けるか……?)

姓 彼方 :「……!」

奈良岡侑也 :そのまま進め、と出る。

進藤 新 :提示された安全地帯。そこに波音を押し込むように移動させて。自分は、半身をデンジャーゾーンに残して踏みとどまる。

姓 彼方 :「―――掴まってろ!」霧江を抱きかかえ、前へ―――飛び出す

浅河霧江 :「はい、お任せします」ぎゅっと体全体でしがみつく

奈良岡侑也 :そこは水塊との直線上。

浅河波音 :「進藤くん___!!」

奈良岡侑也 :奈良岡侑也に着弾し、以降への攻撃を阻むための軌道。

奈良岡侑也 :「――おっと」直撃を受けながら涼しい顔を作って。

姓 彼方 :「……すまん、助かった」進んだ先、二人に到来するはずの水を全て庇い受けた、その姿を見て

奈良岡侑也 :「いえ?こっちのほうが余力ありますからね」

奈良岡侑也 :「できた余裕は攻撃に回してもらって大丈夫デス」

姓 彼方 :「強いな……俺も負けてられない、か」

姓 彼方 :「ああ―――任せろ。今の分も合わせて叩きつけてくる」

ノーチラス :「なんで生きてるの? 不思議……」



GM :改めて

GM :イニシアチブプロセス 行動値15の進藤さん どうぞ

進藤 新 :ヤー!マイナーで戦闘移動、虚像兵とノーチラスがいるエンゲージへ。

景山[16]、奈良岡[17]、姓[10]

【5m】

進藤[15]、ノーチラス[9]、虚像兵[8]

進藤 新 :メジャー、《コンセントレイト/カスタマイズ/レインフォース/バリアクラッカー/MAXボルテージ》の組み合わせで虚像兵に白兵攻撃!

進藤 新 :判定に守護天使を使用、ダイスペナを打ち消して判定ダイスに+5個。(残り1回)

進藤 新 :割り込みなければ判定!

GM :ないです、どうぞ

進藤 新 :19dx6+3 (19DX6+3) > 10[1,1,1,1,2,3,3,5,5,5,5,5,5,6,7,8,9,9,10]+10[1,4,5,6,7,8]+10[5,5,10]+10[8]+5[5]+3 > 48

進藤 新 :そこそこ回った!リアクションはイベイジョンかな。

虚像兵 :《イベイジョン》15で回避

GM :正解! そして失敗です

GM :ダメージどうぞ

進藤 新 :5d10+28+4 (5D10+28+4) > 18[3,1,6,3,5]+28+4 > 50

進藤 新 :うーんダイスが死んだ!装甲無視、50点!

GM :装甲無視か! それは無理、消し飛びます!

GM :演出どうぞ



進藤 新 :「──さて。先手は取られちまったが。後手から巻き返すのが俺らの取柄ってな!」

進藤 新 :「行くぞ。怖けりゃ目を閉じろ。──なんも恥じるこたァ無ぇ」

浅河波音 :「こ、怖いけど……」

浅河波音 :「最後まで、見てます」

進藤 新 :「そうか。ああ、なら──」

進藤 新 :「百人力ってもんさ!」

進藤 新 :先の一撃に巻き込まれなかった方の腕で、波音を抱き抱えるようにして。

進藤 新 :残る片腕、傷だらけのそれで木刀を強く握りしめて──

進藤 新 :「──おぉぉぉぉぉぉッ!」

進藤 新 :雄叫びを上げて、ノーチラスとの間に立ち塞がる雑兵へと襲い掛かる。

進藤 新 :──いっそ軽やかに、斬れぬ刃を振るう姿は。その片腕に少女を抱いていることと相まって。

進藤 新 :どこか、舞踏のような晴れやかさすらあった。

虚像兵 :次々に襲い掛かっては

虚像兵 :少年の振るう刃によって蹴散らされ、砕けていく

虚像兵 :少年の向かう先を、阻むものなどなかったかのように



GM :イニシアチブ 行動値10 姓さん

GM :メイン行動どうぞ

姓 彼方 :マイナーで死招きの爪+骨の銃!

姓 彼方 :攻撃力36の武器を作成して装備します

姓 彼方 :侵蝕115

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 108 → 115

姓 彼方 :メジャーでオールレンジ+コンセ+オーバーロード!

姓 彼方 :ノーチラスに射撃攻撃!霧江のバフももらっちゃう!

浅河霧江 :はいどうぞ、隠密状態になりダイス+4個 攻撃力+12です

姓 彼方 :合わせて……ダイス+8と攻撃力+16!

姓 彼方 :判定!

GM :どうぞ!

姓 彼方 :20dx6+1 (20DX6+1) > 10[1,2,2,2,3,3,3,6,6,6,6,7,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[2,4,4,4,6,6,6,7,7,7,7,8,9]+10[1,3,4,4,5,5,6,7,10]+5[2,4,5]+1 > 36

姓 彼方 :4d10+2d10+36+36+16 (4D10+2D10+36+36+16) > 22[2,10,6,4]+4[2,2]+36+36+16 > 114

姓 彼方 :あっすいません

姓 彼方 :ドッジ判定まだだった!

GM :いいのよ、ついでに対象はノーチラスですよね

姓 彼方 :ですね

ノーチラス :ガード

GM :ダメージどうぞ

姓 彼方 :申し訳ない、諸々有効でさっきの値、114!

ノーチラス :装甲で10点、ガードで5点止めて

ノーチラス :HPダメージ前オートアクション《斥力障壁 Lv5》-1d10+15 ラウンド1回

姓 彼方 :ぬう!

ノーチラス :(114-1D10+15) > 114-5[5]+15 > 124

姓 彼方 :あっプラスになってます!

ノーチラス :諸々引いて84点

姓 彼方 :メジャー侵蝕増えます

system :[ 姓 彼方 ] 侵蝕値 : 115 → 122

GM :はい、演出もどうぞ



姓 彼方 :―――道は拓けた。立ち塞がるのはノーチラスのみ

姓 彼方 :「全力を出す、だから少し時間が欲しい。力、貸してくれるか……霧江」

浅河霧江 :「いくらでもどうぞ」腕の上に止まらせた遺産が……あなたの遺産と共鳴し、力を分け与える。

浅河霧江 :それは隠れ潜み、必殺の一矢を番えさせる力だ。

浅河霧江 :「撃ってください先輩、あの偽りを」

ノーチラス :水球の中の巨大巻貝が、あなた達の方を見る

姓 彼方 :「ああ、しっかり見てろ……いや」

姓 彼方 :「―――特等席で見せてやる。振り落とされるなよ?」

浅河霧江 :「誰に言っているのでしょうか、私は彼方先輩の後輩ですよ」

浅河霧江 :ぎゅっと身体を寄せて、邪魔にならない程度に抱き着く。

姓 彼方 :少しの笑みと同時。二人の姿が霞の様に空間に溶ける

ノーチラス :「あれ?」二人の姿を見失う。

姓 彼方 :周囲を警戒した瞬間―――全方位

姓 彼方 :深海圧力の如きレネゲイドによる圧が―――ノーチラスをその場に縫い付ける

ノーチラス :「___!?」驚愕が、思念波に乗って伝わってくる。

姓 彼方 :そも周囲への警戒など無意味だ、何故なら―――

姓 彼方 :警戒が手薄になったノーチラスの真上―――影が躍る

姓 彼方 :『Wachet auf"目覚めよ"───』

姓 彼方 :『───Ruft uns die Stimme Excitatio"与奪聖痕・叙唱"』

姓 彼方 :その詩は、既に霞の中で唱えられていた故に

姓 彼方 :その殻へと異形の右が向けられる。狙う場所はただ一つ

姓 彼方 :(―――視える。ノーチラスの中でも更に異質なレネゲイドの集まり。)

姓 彼方 :奈良岡からの支援が、違いなく遺産が収められた空間を射貫く

姓 彼方 :「貰うぞ、その力―――!」

姓 彼方 :右手を伸ばすように、前へ、前へ、前へ―――巨人の如き異形の右が。空間すらも穿ち、貫いて

姓 彼方 :その源へ、簒奪の力を秘めた右手を向ける

ノーチラス :外殻ごと吸収された遺産の入った部位を撃ち抜かれ、巨体が大きく傾ぐ

姓 彼方 :(……そうだ。俺たちはノーチラスを倒しに来ただけで、殺しに来たわけじゃない)

姓 彼方 :(変異の源の遺産を抜き取れば―――こいつだってまともに浅河と話し位できる、はずだ)

ノーチラス :その躯体の中ある力の源が繰り抜かれ、動きが鈍る

GM :気が付くと、彼方の手の中には、元が何であったのかすら分からない小さな石片が握られていた。

GM :ただ、それが尋常でないほどの力を宿していることも、あなたは分かるだろう

姓 彼方 :「どうだ……?!」霧江を抱えながら、地に降り立つ

ノーチラス :「___痛いなぁ」

ノーチラス :「人を殴ったらダメだって、習わなかったのかい?」

ノーチラス :依然として、変わらぬ力を発揮するノーチラスが、触腕を広げる

GM :あなたの手の中にある石片から、力がノーチラスに供給されていることがわかる。

姓 彼方 :「……どうやら、繋がり事絶たないと駄目らしい」

姓 彼方 :(だが、大本はこっちにある。今なら―――!)



GM :イニシアチブ 行動値9のノーチラス

ノーチラス :マイナーなし

ノーチラス :メジャーアクション 【コンボ:原始の水流】《コンセントレイト:ソラリス Lv3》+《増加の触媒 Lv4》+《虚空の陥穽 Lv4》+《黒の咆哮 Lv3》
《タブレット Lv5》+《多重生成 Lv3》

ノーチラス :命中したら自分のエンゲージへ移動、4人へ攻撃

ノーチラス :PC全員へ攻撃

ノーチラス :12dx7+4 (12DX7+4) > 10[1,2,3,3,3,3,3,6,8,9,9,10]+10[3,3,5,10]+1[1]+4 > 25

進藤 新 :ドッジを試みましょう!

進藤 新 :7dx+1 (7DX10+1) > 9[2,3,3,4,4,8,9]+1 > 10

進藤 新 :ダメ…!

奈良岡侑也 :ドッジします~

姓 彼方 :ドッジ!

景山 稔 :ドッジ

奈良岡侑也 :4DX>=25 (4DX10>=25) > 7[4,4,7,7] > 7 > 失敗

景山 稔 :4DX>=25 (4DX10>=25) > 6[2,4,6,6] > 6 > 失敗

景山 稔 :ダメ!

姓 彼方 :5dx+1 (5DX10+1) > 9[3,5,6,9,9]+1 > 10

姓 彼方 :回らず、無念

奈良岡侑也 :《マグネットフォース》で……景山くんかな。カバーリングします。

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 113 → 115

GM :ではダメージへ

ノーチラス :3d10+21 (3D10+21) > 19[9,7,3]+21 > 40

ノーチラス :当たらなかった景山以外同じエンゲージへ

奈良岡侑也 :もちろん耐えきれない!結社へのロイスを切って復活します。

景山[16]

【5m】

進藤[15]、奈良岡[17]、姓[10]、ノーチラス[9]

進藤 新 :死……!ノーチラスに「誠意/■脅威」でロイスを取得、タイタス化して昇華、復活!

system :[ 進藤 新 ] HP : 7 → 14

姓 彼方 :それは……耐えられない!ノーチラスへ最後のロイスを取得、●執着/脅威 で取得しタイタス、昇華で復活!

system :[ 姓 彼方 ] HP : 25 → 0

system :[ 姓 彼方 ] HP : 0 → 12



ノーチラス :「キミたち、邪魔」触腕が蠢くと

ノーチラス :洞窟各所の水たまりが、意思を持つかのように動き出し

ノーチラス :あなた達めがけ、襲い掛かる。

奈良岡侑也 :再び網膜に表示が出る。水流の流れ方向の予想。

ノーチラス :「僕と波音の邪魔をしないでよ」

奈良岡侑也 :(この状況なら……景山サンに距離取ってもらうのがいいか)

景山 稔 :「後者の邪魔してるつもりはねえんだけどなァ!」表示される情報を頼りに、済んでのところで安全ラインへ退避。

ノーチラス :あなた達の身体へと纏わりついた水は、急激に水圧を高め、肉体を締め上げる。

奈良岡侑也 :「ガッ……!」

姓 彼方 :「っ……下がってろ……!」咄嗟に霧江の前に出て、水流を一身に受ける

進藤 新 :「生憎、手前ェとばっかり踊らせるワケにゃいかねェんだよ。悪ィが、何があろうが波音は頂いてくぜ」

進藤 新 :「──幸せを語るならなァ!お天道様の下で堂々語りやがれってんだよ!」

進藤 新 :器用にくるくると回る木刀で、水の触腕を絡め取る。腕を、体を締め上げられても、それが己にのみ──少なくとも傍らの少女には向いていないことを確認して。

進藤 新 :朗らかに、笑う。

浅河霧江 :「また無茶を」

浅河波音 :「進藤くん……!? そんな、私のために……」



GM :クリンナッププロセス

GM :何かあればどうぞ

景山 稔 :触媒は大丈夫?

奈良岡侑也 :そうですね、ここで動かしましょう。

姓 彼方 :いったれー!

奈良岡侑也 :景山さんに触媒。お願いできますか?

進藤 新 :ゴーゴー!

景山 稔 :大丈夫!

奈良岡侑也 :ではイニシアチブタイミングで動いてもらいます!

GM :どうぞー!

景山 稔 :マイナー<陽炎の衣>/メジャー<C:エンハイ>+<見えざる死神>

景山 稔 :侵蝕+7。対象“ノーチラス”

景山 稔 :命中判定前に“フォールンピストル”のユニーク効果始動。リアクション側のCR+1

景山 稔 :14DX7+3 (14DX7+3) > 10[2,2,3,3,3,4,5,6,6,7,8,8,8,9]+10[2,2,3,5,7]+5[5]+3 > 28

ノーチラス :ガード!

GM :ダメージどうぞ

景山 稔 :8+12+20+3D10 (8+12+20+3D10) > 8+12+20+14[2,6,6] > 54

景山 稔 :装甲・ガードは有効の54点

ノーチラス :軽減して39点

ノーチラス :合計ダメージ144点、立ってる!

ノーチラス :足ないけど!

GM :演出どうぞ



奈良岡侑也 :「景山サン!」

奈良岡侑也 :先程の誘導。それは水流の回避のためだけではなく。

奈良岡侑也 :その流軌道の分析。ノーチラスがどう動かすかのクセ。

奈良岡侑也 :そこから最も、その水の供給が薄くなるところを割り出している。

奈良岡侑也 :赤い輝点として、それが視界で爛と輝いた。

景山 稔 :ジャカッ! チャッ ジャリッ

景山 稔 :リボルバーの弾倉を開放すると、懐からクイックローダーを取り出し、次弾を再装填。

景山 稔 :「“ノーチラス”。お前やお前を造った連中と、オレ達の違いをひとつ教えてやる」

景山 稔 :「オレ達はチームで戦う。弱いからじゃない。それが互いの強みを補うやり方だと知ってるからだ」銃口を標的へ。

景山 稔 :狙いは“ノーチラス”の外殻よりやや直上───硬い岩盤に覆われた空。

ノーチラス :「弱いから群れるんじゃないのかな?」

景山 稔 :放たれた弾丸は、頭上すれすれで空へ消える。

景山 稔 :「そう思うか?」笑みを浮かべて。「もうひとつ。今日の天気を知ってるか」

ノーチラス :「しらない、ここから出た事ないもん。 何を言って___」

景山 稔 :放った弾丸は、いま精製したものではない。

景山 稔 :事前に“造り変えて”おくことで、この場へ持ち込んだものだ。

景山 稔 :───ぽつり。“ノーチラス”の体表に、赤い雫が降りる。

景山 稔 :「地下壕は晴れのち曇り、ところにより“侵襲性の麻痺毒”が雨になって降り注ぐでしょう」

景山 稔 :これは“ブラックタイド”の能力ではない。この場にはいない仲間のものだ。

景山 稔 :UGNチルドレン“サウダージ”。毒遣い。
自在に精製した毒性物質を、“雨”として指定領域に発生させる固有能力の持ち主。

景山 稔 :「傘のご用意はくれぐれもご注意を!」“銃弾”の形に造り替え、持ち運んだ他者の能力を、解除することで再度展開する。

景山 稔 :水による防御はできない。“カタリュオ”の支援により、既に追い詰められているのだ。

ノーチラス :降り注ぐ毒の雨に、その身を穿たれる

ノーチラス :「ギャ_____」小さく悲鳴、ジュウジュウと音を立てて、外殻が溶け出していく

景山 稔 :もっとも本人の直接制御ではないため、弱点は多い。敵味方の区別や繊細なコントロールを代行する分、威力は本来より衰える。しかし。

景山 稔 :「ずっと気になってた。マンホールから出てきた攻撃を見たときから」なぜ真水なのか?下水道を利用した攻撃なら、そのまま汚濁物質を含むはずだ。

景山 稔 :「それに、この空間。考えて見りゃ当たり前だ。水棲生物だものな」

景山 稔 :「有毒な液体ってのは、オレたちよりよっぽど効くらしい」

ノーチラス :「この……! 卑怯な人間……!」



GM :改めてクリンナッププロセス

進藤 新 :こちらは…なし!

GM :ノーチラスは特になし

姓 彼方 :なし!

奈良岡侑也 :みんななさげ

景山 稔 :なし!バステも受けてないしね!

GM :よかったよかった

GM :では



GM :2ラウンド目

GM :セットアップ 行動あればどうぞ

姓 彼方 :なし!

景山 稔 :引き続き……ナッシング!

進藤 新 :なっしんぐ!

奈良岡侑也 :撃っておこう 《クロックフィールド》。エンゲージ3人の行動値+5。

奈良岡侑也 :姓・進藤・奈良岡の3人です。

景山 稔 :いけーっ

GM :それが強いんだ

姓 彼方 :パワー!

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 115 → 119

景山[11]

【5m】

進藤[15]、奈良岡[17]、姓[10]、ノーチラス[9]

GM :はいでは



GM :イニシアティブプロセス 行動値17の奈良岡さん どうぞ

奈良岡侑也 :マイナーなし、メジャー《血の楔》《血の宴》《解放の雷》

奈良岡侑也 :進藤くん、姓くん対象に攻撃します。

奈良岡侑也 :5dx+1 (5DX10+1) > 10[4,6,7,10,10]+5[1,5]+1 > 16

奈良岡侑也 :安定してクリティカルする……

進藤 新 :今回も回った!?ガード!

奈良岡侑也 :リアクションどうぞ

姓 彼方 :ガード!

奈良岡侑也 :では次のメジャーのC値-1、攻撃力+4です!

system :[ 奈良岡侑也 ] 侵蝕値 : 119 → 128

姓 彼方 :ありがた~

進藤 新 :ありがたい、頂きます…!

GM :うおー、強いな……演出どうぞ!



奈良岡侑也 :「卑怯とは笑わせますね」

奈良岡侑也 :「真希サンには不意打ちしてませんでした?」

奈良岡侑也 :ただ会話をしている。なにか動いているようには見えない。

ノーチラス :「真希? 誰だっけ……」

ノーチラス :「あ、あのへんな子か。 日常を欲しがってたのにすっごいこっち燃やそうとしてきて、怖かったなぁ」

奈良岡侑也 :最初の接触で、すでに伝達は終わっている。あとは彼がその眼で見た分析結果を、伝送するだけ。

奈良岡侑也 :毒の予想侵襲状況。注意力を割いている割合――先程の攻撃により景山稔へが最大。そして。

奈良岡侑也 :「怯える心はあるんですね。では――」

奈良岡侑也 :「こういうのはどうですか」懐から何かを取り出そうとする。

ノーチラス :奈良岡の姿を注視する

奈良岡侑也 :注意力を示す、拡張現実の投影が、

奈良岡侑也 :幾ばくか奈良岡侑也に割かれた。それを君達は見る。



GM :イニシアチブプロセス

GM :行動値15の進藤さん、どうぞ

進藤 新 :ヤー!接敵済みなのでマイナーなし、メジャーで《コンセントレイト/カスタマイズ/レインフォース/バリアクラッカー/MAXボルテージ》による白兵攻撃、対象はノーチラス!

進藤 新 :(100%を超えたので、エフェクト使用回数も1回復活しています)

景山 稔 :そのアクションに

景山 稔 :〈砂の加護〉LV2+ボーナス1。

景山 稔 :ダイス数+4個。

進藤 新 :ありがたい…!そしてメジャー前に、波音のNPCカードを使用したく!

浅河波音 :わかりました……!

進藤 新 :そして自前で、ラストオブ守護天使。ダイスペナ打ち消しのダイス+5!

進藤 新 :割り込みはなさそうなので、判定!

進藤 新 :25dx6+3 (25DX6+3) > 10[2,2,4,5,6,6,7,7,7,7,7,7,8,8,8,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,4,4,4,5,5,5,6,6,6,8,8,8,8,10,10,10]+10[1,1,1,4,4,7,8,9,10,10]+10[1,2,3,7,7]+4[4,4]+3 > 47

進藤 新 :ぐえーッ伸びぬ!

ノーチラス :ガード!

進藤 新 :ククク……《バリアクラッカー》によりガードは不可なのだ……!

ノーチラス :そうだった

ノーチラス :一応回避

ノーチラス :4dx (4DX10) > 3[1,1,2,3] > 3

ノーチラス :むり!

GM :直撃! ダメージどうぞ!

進藤 新 :イェア!ではNPCカードを含めてダメージが……

進藤 新 :5d10+4d10+28+4 (5D10+4D10+28+4) > 26[9,9,3,3,2]+18[4,6,7,1]+28+4 > 76

進藤 新 :装甲無視、76点!

system :[ 進藤 新 ] 侵蝕値 : 113 → 127

ノーチラス :そもそもNPCカードでリアクションできなかったよ僕

ノーチラス :そしてHPは200点

GM :蘇生もなし、消し飛びます!

GM :演出どうぞ!

進藤 新 :ヤー!



進藤 新 :片手で振るっていた木刀を、両手で構え直す。その切っ先は、僅かに震えている。

進藤 新 :「──ああ、クソ。ちょいと格好付けすぎたか。……波音、悪ィが──」

進藤 新 :「──お前の血を、俺にくれ」

進藤 新 :本格的な治療を受けないままの連戦。この戦いでも、聊か血を流し過ぎた。

浅河波音 :「私の、血を……はい」頷いて、木刀を握る手に手を添える

浅河波音 :波音の傷口から、進藤の傷口へ、血が流れて行く。

進藤 新 :傷と傷が重なって、遮るものの無い──痛みを伴った、血と血の触れ合いがそこにある。

浅河波音 :「私も、力を……使います」

進藤 新 :──その痛みに、きっと慣れることはないとしても。

浅河波音 :「私の意志で、あの子を殺すために」

進藤 新 :「ああ。──やれるさ、俺と波音と、こいつらなら」

進藤 新 :降り注ぐ毒雨。視界の片隅を占める情報。──どこまでも伸びる腕で刻まれた、貝殻への爪痕。

進藤 新 :そして、共に木刀を握る傷だらけの手を、頼もしそうに見回して──

進藤 新 :「──それを、分からせてやるよ。覚悟はいいか、"ノーチラス"……!」

ノーチラス :「何を言ってるのか、わからないよ」

進藤 新 :そう告げると同時。刃の無い刀に、赤黒い刃が生じる。

進藤 新 :「……ああ、だろうよ。分からねェなら──」

進藤 新 :──傷だらけの手と手が、その刃を振りかぶり。

進藤 新 :「──分かるまで話しやがれってんだ、馬鹿野郎……!」

進藤 新 :──硬質にして軟質。固体にして液体。鋭にして鈍。

進藤 新 :奔流の如き巨大な血の刃が。ノーチラスを飲み込んで──

ノーチラス :「____」声もなく、清流は流れる血刃に押し流され、引き裂かれる。

GM :一撃が地面を抉り、穿った跡に残るのは

ノーチラス :「痛い、痛いよ……」無残に殻を砕かれた、巻貝の怪物の姿だけだった

GM :それと同時、徐々に周囲の怪奇な水溜まりが力の支えを失い下降し、地底湖となっていく。

ノーチラス :「どうして、なんで、僕がこんなひどい目に合わないといけないの」

ノーチラス :「波音も、人間も、僕がいないと何もできない生き物の癖に……」

進藤 新 :「……そうだよ。そいつばかりはテメェの言う通りだ。人一人に出来ることなんてたかが知れてらァ」

進藤 新 :「──ひとりだけなら、な」

進藤 新 :混ざり合った血が流れて更に傷だらけになった手を、しかし、木刀と少女の手からは決して離さずに。

浅河波音 :怯えながらも、その手を握り返す

姓 彼方 :「……終わった、か」

姓 彼方 :倒れ伏したノーチラスを見て、少し悲しそうに呟く

浅河霧江 :「ええ、終わりの……ようです」自分の手の肌の中にいる、黒い巻貝が消滅していくのを見せながら

浅河霧江 :「倒した敵に向けて、そんな顔をなさるのですね、先輩は」

姓 彼方 :「……ノーチラスだって、好きでジャームになったワケじゃないだろうしな」

姓 彼方 :「さて……後はこっちもやる事をやってしまおう」

姓 彼方 :手にした遺産、その断片を霧江へと渡す

浅河霧江 :「あの話、本気でなさるつもりだったんですか」姓にしがみついた腕の力が、徐々に弱くなっていっているのがわかる。

姓 彼方 :「当たり前だろ。あんな場で冗談を言うと思ったか?」

姓 彼方 :寝かせるように、霧江を地に降ろしながら

浅河霧江 :「思いませんが、よろしいのでしょうか」他の3人と、姉に目を向けて

姓 彼方 :「……お前がそう望むなら、誰にだって邪魔はさせない」

姓 彼方 :「だから、後は霧江次第だ」

浅河波音 :「霧江ちゃん……」何かを言おうとして、押し黙る。 彼女の決断を邪魔しないために。

ノーチラス :「やめろ、それ、ぼくの……」

姓 彼方 :「遺産は持ち主を自分で選ぶ、らしい。だから最初から誰のものでもないさ」

浅河霧江 :「私が望むなら、とは……また随分と」

姓 彼方 :「そして……黒い小鳥はずっと、お前の傍に居た。なら―――」

姓 彼方 :「さ……どうする?」

浅河霧江 :「……」

浅河霧江 :「ああ……消えたくないな。」

浅河霧江 :「本当に姉妹で、本当の先輩後輩だったら、よかったのに」

浅河霧江 :そんな、消え入りそうなつぶやきと同時

GM :霧江の手の中の遺産が砕け

浅河霧江 :眼を閉じた少女の身体から、力が抜ける。

GM :しかし、触れた彼方にはわかる。

GM :霧江の身体は死者のものではなく、生きている人間の確かな温もりを宿している

GM :意識がどうなっているかは、目覚めなければ分からないが

姓 彼方 :「……ありがとうな、霧江」微笑みながら、彼女を抱える。後はUGNの仕事だ

ノーチラス :「ああ、あぁぁぁ……」

浅河波音 :「ど、どうなったのでしょう……か」おろおろとしながら

進藤 新 :「……少なくとも。変わったまんまでいるかもしれねェものが一つ増えた、んだろうな」

エージェント幾谷 :「あとは医療班と病院のお仕事かな。 大丈夫、きっと上手くいくよ」

GM :そして奈良岡は気が付くことが出来る、地底湖へ落ちていく人の中に

GM :正木真希の姿がある事を

奈良岡侑也 :「真希さん……!」

エージェント幾谷 :奈良岡の声に反応した幾谷が空間を操作し、落下速度と位置を調整する。

奈良岡侑也 :そのまま駆け寄り、受け止める。

正木真希 :「んっ……っ……」

奈良岡侑也 :揺する。「真希サン……?」

正木真希 :「んっ……あれ……天国にも侑也がいる……?」

正木真希 :薄ぼんやりと目を開いて

奈良岡侑也 :「天使のポジ取る訳にはいかないでしょ」

正木真希 :「天使みたいなものじゃない、私にとっては……意地悪だけど」

正木真希 :「……頭がはっきりしてきた。 そっか、アイツの能力にやられてたんだ……私」水を吹き出しながら小さくなっていく、ノーチラスの方を見て

真樹理江 :「ちょっとだけ見えてたし、憶えてるよ。 ……侑也、かっこよかった」

奈良岡侑也 :「……」

真樹理江 :「流石私の自慢の、パートナー……みたいな?」

奈良岡侑也 :首元のマフラーを上げて。

奈良岡侑也 :「口説いてマス?」

真樹理江 :「……な?」心配をかけないようにちょっとふざけた調子で言っていたのが、赤くなる

真樹理江 :「う、受け取り方は……自由だし……けど」

奈良岡侑也 :「なるほど。じゃあそううけとります」

真樹理江 :「私もそのつもり、かもよ?」濡れた制服の前を開け、パタパタと乾かしながら

奈良岡侑也 :思わず抱えた手を落としそうになる。

真樹理江 :「わっ!?」

正木真希 :「な、なんだよういきなり!?」

奈良岡侑也 :「あっすいません……!」

正木真希 :「いいけどね、ほら……」抱えられた姿勢のまま、奈良岡にしがみ付く

正木真希 :「……私も、そう簡単には離れてあげないから、さ……」

正木真希 :「……私の手を握ってくれた事、忘れてないから」

正木真希 :「突き飛ばしてごめんね」

奈良岡侑也 :「……クソ」

奈良岡侑也 :「その……なんか」

奈良岡侑也 :「何というか……」

奈良岡侑也 :「何か……色々。色々」

奈良岡侑也 :「言いたいことあったハズなんですけどね」

奈良岡侑也 :「……よかった」しがみつく彼女を抱え直して。

奈良岡侑也 :「よかったデス」

正木真希 :「ひゃっ……!」

正木真希 :「う、うん……心配かけてごめん、助けてくれてありがとう……」

エージェント幾谷 :はわー……、と 両手で顔を覆っているが、指の間からバッチリ見ている。

エージェント幾谷 :とはいえ、すぐに向き直り、景山と一緒にノーチラスへと視線を向ける

ノーチラス :完全に水を吹き出し終えたノーチラスは、拳大の大きさまで小さくなり

ノーチラス :ひゅーひゅーと、苦しそうな雑音だけが思念波として聞き取れる

ノーチラス :「いやだ、いやだ、死にたくない……」

景山 稔 :「だろうな」

景山 稔 :「くどいようだが、お前が生まれたことには何の罪もない。誰かの願いを叶えようとしたこともきっと、悪意からではないんだろう」

景山 稔 :ただ、と続けてから、いつものように笑みを浮かべて。「やり方がまずかったな」

景山 稔 :「お前は間違えた。だが」

景山 稔 :「お前にも、いつかの明日を夢見る権利はある。今日わからなかったことが理解できるいつかを夢見て眠る権利が」

景山 稔 :「どうしたいかは、お前が選べ」

ノーチラス :「間違えた? そんなわけ、そんなはず、ない」

ノーチラス :「僕は人間なんかより、ずっと上手くやれる」

ノーチラス :「そのはず、なんだ」

ノーチラス :「助けて、波音……あの時、みたいに……」

GM :ごろりと、巻貝の化石が地面を転がり

GM :声は消え、声の主も消えた

景山 稔 :声の主の消失を見届けると、化石を回収する。

浅河波音 :「ノーチラス……ありがとう、さようなら」



GM :バックトラック

GM :Eロイスは5個です! 振る方はどうぞ!

奈良岡侑也 :振ります~

姓 彼方 :ふります!

奈良岡侑也 :128-5d10 (128-5D10) > 128-31[9,6,1,7,8] > 97

姓 彼方 :122-5d10 (122-5D10) > 122-22[3,7,3,6,3] > 100

進藤 新 :振ります!

奈良岡侑也 :もう帰れた 1倍ぶりします

進藤 新 :127-5d10 (127-5D10) > 127-20[3,4,3,2,8] > 107

奈良岡侑也 :97-4d10 (97-4D10) > 97-16[3,4,1,8] > 81

進藤 新 :これなら大丈夫やろ。ロイス5つで等倍振りします。

奈良岡侑也 :5点圏で帰還。

姓 彼方 :素振り!

進藤 新 :107-5d10 (107-5D10) > 107-31[8,10,3,2,8] > 76

進藤 新 :5点で帰還!

姓 彼方 :100-5d10 (100-5D10) > 100-32[4,9,9,6,4] > 68

姓 彼方 :4点域かな

景山 稔 :Eロ使っておきます

景山 稔 :121-5d10 (121-5D10) > 121-24[4,3,1,8,8] > 97

景山 稔 :ワアッ

景山 稔 :97-5d10 (97-5D10) > 97-26[9,1,5,5,6] > 71

景山 稔 :70は5点圏だったかな 帰還!

GM :よし、全員帰還!



【エンディング1】

GM :ED1 景山 稔

GM :日本支部に戻ってきたあなたと幾谷は

GM :一通りの急を要する報告を終え

GM :現在は、事後調査用の報告書を二人で仕上げている最中だ

エージェント幾谷 :「これにて一件落着……かなー?」ノーチラスの基になった……現在はただのレネゲイド入りの物体となった化石の写真を見ながら。

景山 稔 :「まあ、概ねは」

景山 稔 :「……間違えることは最悪なことじゃないって、最後まで気づかせてやれなかったな」化石を眺めて。

エージェント幾谷 :「それを伝えようとしたことは、きっと伝わったんじゃないかな」

エージェント幾谷 :「優しいね、ミノくんは」

エージェント幾谷 :高さ最大設定の事務椅子に座り、くるくる回って

景山 稔 :「じゃなきゃ、オレってば可哀想な子供を助けるために、おんなじくらい不憫な境遇のガキを嬲り殺したことになっちまう」

景山 稔 :「それはちょっと、なあ?流石に、オレの美学に反するもんで」

景山 稔 :「ま!幾谷サンの言うように、最後に何か残せてりゃ御の字ってね」

エージェント幾谷 :「それ、すっごい立派な事だと思うな」

エージェント幾谷 :「倒したジャームの事をそうやって思えるってね、きっとミノくんが強い人だからだよ」足で回転を止めて

エージェント幾谷 :「せかいがまわる~」正規エージェントとは思えない情けない声をあげる

景山 稔 :「やっぱ人生の先輩には、そういうとこわかっちゃいます?」冗談めかして。

景山 稔 :「立派というなら、幾谷サンこそ今回の件じゃご立派ですよ」

エージェント幾谷 :

景山 稔 :「あの姉妹が“適切な”形で暮らせるように、いろいろ根回しやってんでしょ?」

エージェント幾谷 :「超スーパーエリートだからねー」

エージェント幾谷 :事後の追及や処遇についての処理が妙に早かった件、その辺りについて手を回していたのだろう

エージェント幾谷 :顔は童女だが、一応第一線でチルドレンから戦ってる25歳である。

エージェント幾谷 :景山の目の前で、眼を回しながらオレンジジュース(炭酸が苦手)を飲んでいるがベテランなのである。

景山 稔 :「よ!さっすが大ベテラン」

エージェント幾谷 :「えへん!」薄い胸を張る

エージェント幾谷 :「ミノくんもエリート名乗って良いと思うよ! 立派だったもん!」

エージェント幾谷 :「周囲を心配出来る子に、悪い子はいないんだよ。」

景山 稔 :「こりゃまた色々と、過大評価だあ。悪い気はしねえけども」

エージェント幾谷 :「評価は受けておくが吉っ! だよ!」

景山 稔 :「ドーモ」

エージェント幾谷 :「ふっふーん」

エージェント幾谷 :「じゃあ、作業ひと段落したらご飯いこっか」

エージェント幾谷 :「大活躍のミノくんに、今日はお姉さんが何でも奢ってあげちゃうよ!」

景山 稔 :「お、いいっすね!あ、奢りじゃなくて食事がね」

エージェント幾谷 :「そこは奢りで喜んでもいいのにー!」

景山 稔 :「いやあ。実はオレも今回の件が片付いたところで、あの姉妹のことで色々無茶を徹した幾谷サンに労いをと思ってね?」

景山 稔 :「もう予約取っちゃってんだなあ。これ」

景山 稔 :そう言って<折り畳み>を解除。

景山 稔 :掌中に現れたのは、都内のシティホテルに併設されたレストランのコースメニュー表だ。

景山 稔 :「いくら人生の先輩っつっても、これを奢りは悪いでしょ。お誘いは先に出されちゃったけど、これくらいなら出しますよ」

景山 稔 :元々、同期のチームでたびたび利用する店だ。さほど特別なことでもない。

エージェント幾谷 :「わわっ!?」突然のコースメニューに驚愕

エージェント幾谷 :「いやいや、お金は任せてよ! お金ならあるよ!」がま口を取り出して

景山 稔 :「まあまあ!無断で誘って出せはアコギ過ぎるでしょうよ」

景山 稔 :「ここは後輩の顔を立てると思って、ね?……あ!フレンチ苦手っすか?ワイン飲まねえなら別の店のがいいかもなんで、そこは罪悪感あるけど…」

エージェント幾谷 :「ピーマン出てこないよね?」

景山 稔 :「パプリカがピーマンに含まれないなら、出てこないな。大丈夫」

景山 稔 :出てもこんなんだよ?と飾り切りされ、彩るよう盛り付けられた画僧を見せて。

エージェント幾谷 :「さすがは一流店……」と、顔を寄せて画像を見て

景山 稔 :「じゃ、行きましょっか?」

エージェント幾谷 :ふぅ、と息を吐いて

エージェント幾谷 :「お誘いは、サプライズも大事だけど……雰囲気も大切、だよ?」と、唇の前で人差し指を立てて呟いて。

エージェント幾谷 :「うん、ご飯楽しみだねー!」

エージェント幾谷 :高めの椅子からトンと飛び降りて

エージェント幾谷 :

景山 稔 :「幾谷サンみたいな素晴らしい女性に、そういうのは失礼でしょ!」滅相もない、と手を挙げて。

景山 稔 :「とはいえ、労う先輩に要らん気遣いさせちゃ、サプライズとして失点だあ。こういうの、いくつになっても難しいもんっすねえ」

エージェント幾谷 :「むずかしいよー、私もわかんない!」

エージェント幾谷 :「気持ちと経験が大事だからね、だーかーらー」

エージェント幾谷 :「エスコート、してくださりますか? 景山さん。」と、笑って

景山 稔 :「喜んで」幾谷サンの手を取って、笑い返す。



【エンディング2】

GM :ED2 奈良岡侑也

GM :事件が終わり、報告も終わり、一通りUGN所属としての仕事を終えたのち

正木真希 :「あらためて、今回はごめんなさい……!」夜分、奈良岡の部屋に訪ねてきた真希が、いつもより少ししょげた様子で頭を下げてくる。

奈良岡侑也 :「……」ムスッとしている

正木真希 :「ほ……ほんとにね、今回ばかりは言い訳のしようがなかったというか……」

正木真希 :「他が大変なことになってるのに何やってるんだとか、心配かけまくったとか……」

正木真希 :「……とにかく、ごめん」

奈良岡侑也 :「そこの話じゃないんですけどね……まあ、いいデス」

正木真希 :「そこじゃないの!? ……ちなみにどの辺りだったり?」

奈良岡侑也 :「……」

奈良岡侑也 :「いや、まずはそっちの話デスね」

奈良岡侑也 :「別に、よくあることでしょ」

奈良岡侑也 :「むしろ、こっちの落ち度です」

正木真希 :「そんな、侑也の悪いところなんて何もないって」

正木真希 :「私が突っ走って、敵の性質見誤ったのも不味かったし……」

奈良岡侑也 :「でも真希サンをカバーできなかったでしょ」

正木真希 :「……最終的には、助けてくれたし」

正木真希 :「落ち度って、わけじゃないよ……」

正木真希 :悲しげな表情で、呟く

奈良岡侑也 :「……おれの力じゃないですよ、それは」

奈良岡侑也 :「助けられたからこそ、デス」

正木真希 :「……聞かせて、侑也の考え」

奈良岡侑也 :「……おれの?」

正木真希 :頷いて

正木真希 :「私、どうしたら良いかとか分かんないから……聞いて、考えたい」

正木真希 :「だって……侑也の事、大切だって思うから」

奈良岡侑也 :「……真希サンは」

奈良岡侑也 :「覚えてるんです?あの4日のこと」

正木真希 :「……あの巻貝に触手突っ込まれた前後以外は」

正木真希 :「凄いぼんやりと、だけど」

奈良岡侑也 :「……どうでした?あるいは、真希サンの望んだものだったんでしょう?」

正木真希 :「そうね、たしかに制服をまた着れて嬉しかったけど……」

正木真希 :「けど、違うなって……身体が分かってた」

正木真希 :「世界の裏側での出来事を知らずに安穏と過ごすだなんて、やっぱり私にはできないし」

正木真希 :「過ごす資格は……資格は、無いとは思ってた」

正木真希 :「けど、やっぱりアレは違うわね……色々自分を振り返る機会にはなったけど」

正木真希 :息を吐いて

正木真希 :「侑也もいないし」

正木真希 :「……操られてる時、酷い事言ってたら……ごめんね」

奈良岡侑也 :「いえ。全然」

正木真希 :伺う様子で、じっと見ている

奈良岡侑也 :「なにより、おれが居ないしって言ってもらったのがよかったデス」

正木真希 :「本当に? 言ってない事とか言い足りないコトない?」

正木真希 :じっと見つめる目には、若干涙が浮かんでいる。 どうしたら良いのか分からないのだろう。

奈良岡侑也 :「まあそうですね……真希サンに足りないとすれば……そうデスね」

奈良岡侑也 :「おれが一番どうかと思ってる辺りですか」

正木真希 :「一番どうかと……」

奈良岡侑也 :「マジでわかってないんですか」

奈良岡侑也 :ぐい、と手を引く。

奈良岡侑也 :「夜中に男の部屋訪ねるもんじゃないですよ」

正木真希 :「きゃっ……」手を引かれるままに

奈良岡侑也 :「おれが一番気にしてるのはソコです」

正木真希 :「それくらい……私だって、分かってる」

正木真希 :「侑也だからしたの」

奈良岡侑也 :「……」

正木真希 :「……」

奈良岡侑也 :「いやそこは……」

奈良岡侑也 :「いつもならええって照れるとこじゃないですか」

奈良岡侑也 :「何してくれちゃってんスか……」

正木真希 :「照れてるよ、めっちゃ」

正木真希 :「照れすぎて言葉が出てこないの、私だって元女子高生だよ」

正木真希 :「恋愛駆け引きを期待しないでよ……」

奈良岡侑也 :「真希サンはいつも真っ直ぐですね」

正木真希 :「褒めてる? 侑也だから褒めてるよね知ってる。」

正木真希 :「まぁ、そういう生き方しかできない人間なんだなって自分の事が」

正木真希 :「最近、ちょっぴり分かるような事が多かったから……」

奈良岡侑也 :「大丈夫デスよ」

奈良岡侑也 :「おれそういう真希サン好きなんで」

正木真希 :「……うう」顔を真っ赤にして

奈良岡侑也 :「それですそれ」

正木真希 :「我慢してたのにぃ……!」

奈良岡侑也 :「いやー、やっぱそれがないと」

奈良岡侑也 :「こっちとしても、応えがデスからね」

正木真希 :「そんなに期待してたの!? 私が照れるトコに!?」

奈良岡侑也 :「まあそりゃ……そういうもんですよ」

正木真希 :「もうっ……」

正木真希 :ポニーテールを結び直して、深呼吸

奈良岡侑也 :「じゃあ、こちらもご期待に添えないとですか」

奈良岡侑也 :「真希サンが分かってるだろうことをしますから」

奈良岡侑也 :「今度は突き飛ばさないでくださいよ」

正木真希 :「えっ、えっ……」

正木真希 :「……」

正木真希 :「えっと、あの、さ……」

奈良岡侑也 :「はい?」

正木真希 :「……侑也には、私の"目覚めた"きっかけの話、したことあった?」

正木真希 :「別に話題そらしじゃないのよ、ホントにね?」

奈良岡侑也 :「ええ、大まかにレベルですが……」

奈良岡侑也 :ぐいと体を引き寄せながら。

正木真希 :「あの時からずっと思ってたの」されるがままに、引き寄せられながら

正木真希 :「私の手の届くところに大切なものがあったら、またいつか」

正木真希 :「炎の中に塗り潰してしまうんじゃないかって」

奈良岡侑也 :「でも、真希サンは炎の中に飛び込んでくでしょ」

奈良岡侑也 :「じゃあその中で一緒に居ますとも」

正木真希 :引き寄せてきた奈良岡の顔に、両手で触れて

正木真希 :「うん、炎の中で生きていくのが私……だから」

正木真希 :「約束ね」嬉しそうに、柔らかな笑みを向ける。

奈良岡侑也 :「……はあ」と息を吐く。

奈良岡侑也 :「だいぶやり返されましたね今」

正木真希 :「そうかしら、思ってる事言ってるだけなんだけど」

正木真希 :「……あと、ここからどうするのか分かんないんだけど、どうしよう」

奈良岡侑也 :「大丈夫デス、真希サンはそのまま居てもらえれば」

奈良岡侑也 :「おれが勝手にやりますから」

正木真希 :「あっ、そう……………うん!?」

奈良岡侑也 :そのまま身体を抱きしめて。「いやあ、楽しみですねこれから」

正木真希 :「おて、お手柔らかに……」抱き返してくる真希の身体は、鍛えているが少女らしい柔らかさも感じさせる



【エンディング3】

GM :ED3 姓 彼方

GM :事件から一週間後

GM :浅河霧江と呼ばれた少女の身体は、UGNの関係施設である病院の一つに運ばれ、治療を受けていた

GM :健康面においてはおおむね異常なしとなっているが、なぜか彼女が目覚める事はなく

GM :あなたはそんな彼女の見舞いに訪れ

GM :目覚めぬ横顔を見て沸き立つ気持ちを抑えるように、屋上の休憩所でやすんでいた。

姓 彼方 :「……ふぅ」缶コーヒーを開け、軽く天井を見つめる

姓 彼方 :普段はコーヒーはあまり飲まないが、なんとなく苦いものを飲みたい気分で

姓 彼方 :「一週間、か」口をつけ、苦みで思考を冴えさせる

姓 彼方 :あれ以降、毎日病院には通っているものの霧江が目覚める気配はない

姓 彼方 :「どうするかな。今日は一人だし……もう少し診てから帰るか」

GM :その時だった

GM :あなたの視界の端を、鳥が横切った

GM :その影を、あなたは知っている

姓 彼方 :「――――――」

GM :次の瞬間

:ふっと、あなたの視界を闇が覆う

:「だーれだっ?」

:背中に人肌と布の感触、耳元にコケティッシュな囁き。

姓 彼方 :「……ああ、随分と遅いお目覚めで」

姓 彼方 :そう言って手を退け、後ろを振り向こうとして

:「まだですよ」正面からぺしりと目を塞いで、もたれ掛かる

:「私が、あなたの望んでいる人かどうか、分かりませんよ?」

姓 彼方 :「さぁ……少なくとも、知ってる中でこういう事をする奴は一人だけだ」

:「世の中には似た人間が三人はいるといいますからね、私のようにスタイル抜群の美少女も探せば複数いるでしょう」

:「……はじめてお会いした日の事、憶えていらっしゃいますか」

姓 彼方 :「そんな前の事じゃないだろ、確か―――」

:「道に迷った女の子がいたんです」

:「何せその子は学校の座標に生み出されたものだから、家の場所が大まかにしか分からない」

:「そんな近寄りがたい雰囲気を放つ後輩に、声をかけてくださった先輩がいましたね?」

姓 彼方 :「そりゃお前。明らかに困ってる様子だったからな」

姓 彼方 :「学校からの帰り道が分からないなんて、まあ変だとは思ったが」

:「ええ、変です」

:「それでも付き合ってくださった、変な先輩もいたものです」

姓 彼方 :「見ないフリなんて出来る訳ないだろ」

姓 彼方 :「放っておいたらいつまでも其処に立ってそうだったしな」

姓 彼方 :「……雨も降って来てたのに、傘一本も持たずに」

:「仕方が無かったのです。雨とか傘って感性は、あの軟体動物にはありませんでしたからね」

姓 彼方 :「……元から水の中に居る生物じゃそりゃそうか」呆れたように呟く

:「詰めが甘いんですよね」笑って

:「それで、彼方先輩が雨の中……半分濡れながら二人で帰った後輩は。」

浅河霧江 :「こんな顔、でしたでしょうか?」両手を外して

姓 彼方 :「さて、どうだったかな。あの頃はもう少し暗い印象だが」

浅河霧江 :「明るくなった理由は簡単ですよ」

浅河霧江 :「大切な家族と、明るくなれる先輩と会えたので」

姓 彼方 :「……なら良かった」

姓 彼方 :目を瞑り微笑みながら、改めて向き直る

姓 彼方 :「それで、目を覚ました気分はどうだ?」

浅河霧江 :「不思議な気分ですよ」

浅河霧江 :「土台は無いのに上の写真立てだけあるような、そんな感覚です」

浅河霧江 :「この私は、どこかの誰かの上塗りにすぎないはずなのに……元の方の記憶がまるっきりなんですから」

姓 彼方 :「……それも、いずれ向き合う時が来るのかもしれないが」

姓 彼方 :「少なくとも、俺が知ってるお前は浅河霧江だ。忘れることは無い」

姓 彼方 :「勿論……俺だけじゃないさ。お前の姉さんだってそうだろう」

浅河霧江 :「姉さんは……そうですね、姉さんが望まれるのであれば、そうしたいです」

浅河霧江 :「それにしても先輩、もしかして喜んでらっしゃいます?」

浅河霧江 :「この胸に、飛び込んでいただいても大丈夫ですよ? 喜びを分かち合いましょう?」

姓 彼方 :「……本当にいつも通りだ、安心した」

浅河霧江 :「いつも通りの方がお好みかと思いまして」

姓 彼方 :―――そのまま

姓 彼方 :軽くハグして、頭を撫でてやる

浅河霧江 :「わっ……先輩、大胆ですね」抱き寄せられ、俯きながら撫でられる

浅河霧江 :「それと、今こちらを見ないようにお願いします」

姓 彼方 :「……揶揄うのは好きでも逆にされるのは苦手な方、と」

浅河霧江 :「私は年相応な女の子ですからね、純情ですよ」

姓 彼方 :「そうか、悪かったな……なら、止めたほうがいいか?」

浅河霧江 :「そこは押しましょう先輩、何事も押さねばはじまりませんよ」

姓 彼方 :「……年相応な女の子なら、強がってないでなんでもすぐ言え、な」

浅河霧江 :「おや、独占欲を出していただいている……? 嬉しいですね」

姓 彼方 :「一回助けておいてそこまで、じゃ無責任だろう。アフターケアまで面倒見ないとな」

浅河霧江 :「それは良かった、先輩は釣った魚に餌をやらないタイプなのでは、と、ひやひやしておりましたが」

姓 彼方 :「それと、姉さんの方もUGNが上手くいくように調整してくれているらしい」

姓 彼方 :そう言って少し離れて、道を空ける

姓 彼方 :「他にもまあ、お前のこと心配してた子が何人かいるんだけど……その紹介はまた今度だな」

姓 彼方 :「……まずは起きたことを家族に報告、しに行くか?」

浅河霧江 :「良いですね……しかし、その前に」

浅河霧江 :「私は、不確かで、この感情や感覚すら作り物の存在ですが」

浅河霧江 :「それでも……」

浅河霧江 :「___先輩、大好きです」

姓 彼方 :「―――ありがとな」

姓 彼方 :そう言って、手を引いて

姓 彼方 :「作り物なら、これから本物にしていけばいい」

姓 彼方 :「……もう、昨日までとは違うんだからな、お前は」

姓 彼方 :「行こう、みんな心配してる」

姓 彼方 :「帰り道だ。いつも通りに、な」

浅河霧江 :「忘れないでくださいね……ええ」手を、握り返して

浅河霧江 :「行きましょう、いつも通りの帰り道です」



【エンディング4】

GM :ED04 進藤新

GM :あの事件から数週間が経ち

GM :霧江が目覚めたという話も、姉妹の今後についての処遇も、落ち着いた頃

浅河波音 :「えっと、それで……UGNに、チルドレンとして入れることになりそうで……」

GM :放課後の教室で、前より少しだけ話しかけるまでに時間をかけなくなった波音に声をかけられ、最近の出来事について会話を交わしていた

浅河波音 :「霧江ちゃんも、同じようになりそうです……はい」

進藤 新 :「そうかァ……ああ、ってコトは──」

進藤 新 :「寮か何かに入る、のか?」

進藤 新 :──つまり。あの家を出て──両親から離れることになるのか、と。

浅河波音 :「そう、なりそうです……お父さんとお母さんとは、距離を取った方が良い、って思ったから」

浅河波音 :「まだ、何処にどうするとか具体的には決まっていないので、今は支部にお世話になっちゃってます……」

進藤 新 :「……俺が一人前に稼げてる男なら、しばらくは面倒見てやる、って言えたんだけどなァ」

浅河波音 :「ふぇ!?」

浅河波音 :「よ、よろしくおねがいいたします!」

進藤 新 :「違ッ……冗談だ冗談!そうできなくて悪ィなって話!」

浅河波音 :「あ、冗談……いえ、だって」

浅河波音 :「こうなれたのは、進藤くんのおかげですし……」

進藤 新 :「……ああ、そりゃまァ。まるっきり100%冗談ってワケでも無ェけどさ」

浅河波音 :「えっ……」

進藤 新 :なんとか、呼吸と声色を常のそれに戻しながら。

進藤 新 :「手を引っ張ったなら、これからどうする、ってトコまで連れてってやる。……立派な男、いや立派な大人ってのは、そういうコトが出来る奴のことだと思う」

進藤 新 :「……悔しいが、俺ァまだそこまで先のことを考えられちゃいねェ。波音のUGN入りを整えてくれたのも多分、景山サンか幾谷サン辺りだろう」

進藤 新 :「今の俺に出来たのは、目の前に立ち塞がってる何かをブン殴って道を拓く。それだけだ」

進藤 新 :「……ああ、だからな。つまり何が言いたいかっつーと──」

浅河波音 :「は、はい……」

進藤 新 :言葉を探すように、ううんと唸る。その間も、視線は波音の目から逸らさずに。

進藤 新 :「──きっかけが誰かのおかげだったとしても、な」

進藤 新 :血のつながらない、ヒトですらない妹。愛の無い、あるいは愛の示し方を間違えた両親。そして、今回関わった自分たち。

進藤 新 :──彼女を取り巻く沢山の人に代わって。

進藤 新 :「これから何かを変えようって、決めたのは波音だ。だからよ──」

進藤 新 :「胸を張れ。自分はここにいる、ッてな」

進藤 新 :そう言って浮かべた笑みは。どちらかと言えば、獣が威嚇するような荒々しいものではあるけれど。

進藤 新 :少年らしい、朗らかなものでもあって。

浅河波音 :「……はい!」せいいっぱい胸を張って

進藤 新 :「……お、おう……」

進藤 新 :──いやまあ。実際そうされると、目のやり場に困りはするのだけれど、それはそれ。

進藤 新 :「……その意気だ。チルドレンになるってこたァ、ひょっとしたらこれから先、一緒に仕事をするコトもあるかもしれねェしな」

浅河波音 :「あっ、そう……ですね!」

浅河波音 :「今度は私も、頑張ります……ね!」

進藤 新 :「……これまでも、今回も、十分頑張ったと思うけどなァ」

進藤 新 :──インナーの下の傷跡。数週間では癒えないであろうそれは、ひょっとしたら一生残るものかもしれないけれど。

進藤 新 :──だからこそ。

進藤 新 :「頑張りと我慢は、ちゃんと報われなきゃダメだ。ああ、つーわけでだ」

進藤 新 :ほれ、と。向き合う少女に手を差し伸べて。

浅河波音 :「は、はい……?」おそるおそる、その手を取る。

進藤 新 :「遊びに行こうぜ。今日は俺の奢りだ。……そうだなァ、UGN風に言やァ」

進藤 新 :「守るべき日常を知るのも大事なこと、ッてな」

進藤 新 :昨日と今日、今日と明日。それぞれが同じものでなかったとしても。

浅河波音 :「そう、ですね……よろしくお願いします!」

進藤 新 :「ああ、こちらこそ──」

進藤 新 :握った手を引き、半歩分距離が縮まる。──夕暮れの教室、何もかもが朱色に染まって見えて。

進藤 新 :「どうぞこれからも、ヨロシク」

進藤 新 :──変貌してしまった日常。それがまたひとつ、変わっていくような。

進藤 新 :そんな予感に、彼女と同じかそれ以上に胸を高鳴らせて──


浅河波音 :苦しみに満ちた昨日があった

浅河波音 :あの子が、私のためだと与えてくれた今日があった

浅河波音 :それらを踏みしめて、彼に手を引かれて

浅河波音 :私は、明日へ踏み出した


ダブルクロス『君がための今日』 おわり


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
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