『スヴァーヴァに日は堕ちた、それでも月は見えず』(GM:DT)


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柾木(まさき)(しゅう)(PC1:大塚零)
キャラシート

小竹木(ささき)龍之介(りゅうのすけ)(PC2:優水)
キャラシート

緒環(おだまき)(しん)(PC3:さささ)
キャラシート



【Index】

オープニング1/-
オープニング2/“ドラウナラッグ”
オープニング3/“パペッティアー”

ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
ミドルフェイズ5
ミドルフェイズ6
ミドルフェイズ7
ミドルフェイズ8
トリガーシーン

クライマックス:vs“不倒翁”
クライマックス:vs“クドラク”
クライマックス:vs“ラウンデル”
クライマックス:vs“サーボモルフォ”

エンディング/緒環伸
エンディング/小竹木龍之介
エンディング/柾木秀

■トレーラー 昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界が繰り返し時を刻み、変わらなければ。
――世界は変貌しない。

来年には滅亡が訪れると言うのは、全くもって。
今年は滅ばないことを保証するものではない。

“閃光の終末”
“4年前の震災”
“風は絶えて、淵を垣間見て”
“四海に掲げる盾”
“健忘の霧”
“賢者の海”
“竜天方舟”
“ガイアとテイア”
“銀魔星”
“対滅機構・界停止式”
“人々を眠らせるもの”
“生”

ダブルクロス the 3rd edition『スヴァーヴァに日は堕ちた、それでも月は見えず』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

【プリプレイ】

GM:セッションを開始します。
GM:まずは自己紹介から!
GM:PC番号順に。柾木くんお願いします!
柾木 秀:あいよ!
柾木 秀キャラシート
柾木 秀:PC1で覚醒枠の柾木秀です! PC1で覚醒枠です!
GM:PC1で覚醒枠だよ!
柾木 秀:性格は一見すると温厚であり、誰にでも優しい王子様男子高校生です。
柾木 秀:ですが喧嘩することになったりとにかく相手と争うことになると微塵も容赦をしない凶悪な一面を持っています。
柾木 秀:なのでカヴァーが優良高校生、ワークスが不良学生というわけね。
GM:なるほどな~
柾木 秀:パット見は優等生だけど危ないやつ、よくジャンプの読み切りとか学園モノで敵として出てくるやつ
GM:主人公力を下げる発言を……w
柾木 秀:じゃあ、初期のデスノート拾ったばかりとか記憶失った時の夜神月みたいな感じですw
柾木 秀:あと、家族とか身内にはめちゃくちゃ優しいです。何があっても守りたい、日常。
GM:守って~
柾木 秀:覚醒後の性能はとにかく邪悪なアイテムカスタマイズ兵器でぶん殴り、
柾木 秀:100%超えれば戦闘人格で増えたダイスでドッジしたり、
柾木 秀:天才的な頭脳で情報収集を抜きます。
GM:万能戦士!
柾木 秀:ということで今回、覚醒枠PC1。ダークヒーロー路線で頑張りたいと思いますよろしくおねがいします。
GM:はーい!よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはこちら
・PC1/柾木秀用ハンドアウト
シナリオロイス:梶鈴香 推奨感情 P:尽力/N:悔悟
それはただの切欠であった。
己に絶対の自信を持つ少年であった。その時までは。
あなたは殺された。少女を救おうと手を伸ばし、その甲斐もなく。
その折に、FHセル“ラヴィ”に助けの手を差し伸べられた。
そして今は、世界を守る戦いに、君の力を借りたいという。
そこには、君が助けそびれた少女――梶鈴香も保護されていて。
GM:問題がなければ梶さんは
GM:クラスメイトってことにしようかな~と思ってますが大丈夫ですかね
柾木 秀:良いですよ! のこのこ出ていって惨殺されます!
柾木 秀:自分が最強だと思いこんでいる自信過剰野郎だからあっけなく殺される。
GM:OK!じゃあそんな感じで行きましょう
GM:よろしくね!
柾木 秀:頑張って守ろうとするぞ!
GM:次はPC2!小竹木さんお願いします~
小竹木龍之介:はい!
小竹木龍之介キャラシート
小竹木龍之介:第十一支部のエージェント、小竹木龍之介です。
小竹木龍之介:と言っても情報面はほかの面々ほどではない、との自己評価。
小竹木龍之介:実際はそこそこできます。ソラリスなので。
小竹木龍之介:穏やかな青年(30さい)で、過去には両親に育成実験をされていました。
GM:何でも出来るよ~
GM:未成年組は万能信仰を抱いている
小竹木龍之介:みんなの期待が重い
小竹木龍之介:男性が恋愛対象のため、マイノリティを排斥するような相手には露骨に嫌悪感を示します。
小竹木龍之介:頼れる大人枠ですが今回は年上もいるしな〜
小竹木龍之介:ほどほどにいい大人をやって行きたいと思います。
GM:弱者の味方であることが尊ばれる場所にいるのであるなあ
小竹木龍之介:あ、性能は高い行動値からデバフを範囲に撒くマンです。もっと行動値をあげたい
小竹木龍之介:全てに先制したい
小竹木龍之介:そんな感じ!よろしくお願いします
GM:えげつないデバフなんだよなあ
GM:よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはこちら!
・PC2/小竹木龍之介用ハンドアウト
シナリオロイス:“不倒翁” 推奨感情 P:好奇心/N:猜疑心
それは取るに足らない事件だった。
あなたは元々FHでの実験体となっていたが、現在はUGNに身を寄せるエージェントである。
市内から発ったUGNの輸送部隊に、スパイが紛れ込んでいたと。
それが奪取したのは、何の効用もないとされる遺産だった。
そのアイテムの名を“四海球儀”という。そしてそれを奪ったものは。
GM:なんかしょぼい遺産が奪われたんですって
小竹木龍之介:四海球儀……なんだかすごく害がなさそうな気がする………
小竹木龍之介:なぜうばわれたのだろう
小竹木龍之介:デートにでも使うのかな
GM:大した事件でもないしまあ後回しでもいいのかもね
小竹木龍之介:そうだねえ、今は大変な時期だし……
GM:そういうレベルの認識で居てもらう感じのやつです
小竹木龍之介:そう言う認識でいよう
GM:そしたら何か別の事件が起きそうな予感……
GM:具体的には
GM:PC3の自己紹介へ。
GM:緒環さんお願いします。
緒環 伸:はいはいー
緒環 伸キャラシート
緒環 伸:"パペッティアー"緒環 伸(おだまき・しん)。第9支部所属のエージェントです。
緒環 伸:古代種であり不老なので、42歳という年齢のわりに見た目は若いにやけ顔スーツ青年。
緒環 伸:中身はだいぶ適当な性格のおっさんですが、なんだかんだ事件があると真面目にやる方です。
緒環 伸:あと最近はえらい目に2回くらい遭って、老後のために以前より仕事するようになったとかいう噂です。老いないけど。
緒環 伸:過去卓では同じく古代種の女性に一方的に惚れていたりしています。よく彼女がいる池に遊びに行きます。
緒環 伸:能力は運命(本人談)を糸の形で知覚し、僅かに操ることができるというもの。要は確率操作です。
緒環 伸:ピュアオルで、基本的には味方3人までの達成値を上げたり、4回妖精の手したりできます。
緒環 伸:あと《ナーブジャック》使用の機会を虎視眈々と狙っています。どうかな……。
GM:ドウデショウ……
緒環 伸:200点では《闘争の渦》《隠された世界》あたりで攻撃を単体化したり回数回復ができたり。
GM:味方3人もいるのかな そこも注目ポイントです
GM:便利なことが出来るようになってる
緒環 伸:なんだってー
緒環 伸:あとは社会高めで財産点があり、ミーミルの覚書も持ってるので、ミドルとお買い物もがんばります。
緒環 伸:以上、よろしくお願いします!
GM:はーい よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトはこちら!
・PC3/緒環伸用ハンドアウト
シナリオロイス:“クドラク”鐙谷朱 推奨感情 P:有為/N:脅威
それは勝てないはずの戦いだった。
あなたは古代種の因子を持ち、運命の糸を紡ぎ操るエージェントである。
ある任務の折、あなたはまばゆき閃光の天使に強襲を受け、致命傷を負う。
代わりにそいつを殺したのは、一体誰だったのか。
後に、その名を知る。“クドラク”鐙谷朱――“ラ・ヴィ”セルの幹部エージェント。
GM:致命傷を負ってね!
緒環 伸:致命傷負います!
緒環 伸:大変なことになってる
GM:そんな感じでよろしく!


GM:では、『スヴァーヴァに日は堕ちた、それでも月は見えず』開始します。
GM:よろしくお願いします!
柾木 秀:よろしくおねがいします!
緒環 伸:よろしくお願いします!
小竹木龍之介:よろしくおねがいしまーす!


【オープニング1:柾木秀】

GM:登場侵蝕……などというものはありませんよ
GM:当たり前じゃないですか……?
柾木 秀:やったぜ!
柾木 秀:覚醒PC特有のやつだ!


GM:ある日の放課後。
GM:君はクラスメイトの梶鈴香とともに、下校の途をゆく。
GM:なんでも、ここ最近は不審者の出没情報があり、
GM:登下校時も、一人で出歩かせたくない、との事情があるとか。
梶鈴香:「……って言うけどさ」君の隣を歩く少女。
梶鈴香:二つ結びの髪を下ろして、気弱そうにも見られるが。
梶鈴香:「心配しすぎかっての」性状はそうでもないと君は知っている。
梶鈴香:「本当にやばいやつだったら、高校生2人でも無理でしょ」
梶鈴香:「素直にバス買えってのよ。どうせ市のお金でしょ」
柾木 秀:「まぁ、それは言えてるね」 学校指定のブレザーの少年が笑いながら答える。
柾木 秀:「本当に対策するならソレが良いんだろうけど……生憎とそういうお金はなさそうだからね」
柾木 秀:「一応、対策してますってポーズはとりたいんだろう。何もしなかったら問題だからね」
梶鈴香:「分かってるけどさ……」
梶鈴香:「あ、別に柾木が頼りないとかじゃないからね」
柾木 秀:「それはどうも、梶さんにそう言われるとは光栄だよ」
梶鈴香:「むしろ当たりの部類でしょ、柾木なら」
柾木 秀:「いや、そんな不審者をどうこうしようとまでは思い上がっていないよ」 嘘だ。
柾木 秀:「まだ、高校生だからね。危ない人がいたら逃げるのがせいぜいってところ」 不審者が出てきたら容赦せずに殴り倒すだろう。
梶鈴香:「置いてかないでよ?」
柾木 秀:「梶さんもあまり頼りにしないでくれると助かるなぁ」 笑いながら答える、頼りにされて悪い気はしない。
梶鈴香:「もし一人で逃げたら思いっきり軽蔑してやるから」
柾木 秀:「ははは、それは怖い。それじゃあ逃げた次の日からクラスで村八分だ」
柾木 秀:「なに、女の子一人守るくらいのことはやってみせるよ。男だからね」
梶鈴香:「はいはい。せいぜい期待させて……」
梶鈴香:「……あれ」通りの先を見る。
GM:一人の男が佇んでいる。
柾木 秀:「ん、梶さん?」 とそちらを向く
梶鈴香:「兄貴?」
GM:彼女は兄との二人暮らしだと聞いたことがあるかもしれない。
梶鈴香:「なんだよ、迎えに来たの?」
柾木 秀:「ははは、大事にされてるね。梶さん」
梶鈴香:「過保護なんだよ、兄貴が……」
梶鈴香:「……?」
梶鈴香:「兄貴?」
GM:男は焦点の合わない瞳で、君たちを見ている。
柾木 秀:「そう言うもんじゃないよ、梶さ……」 様子がおかしいと思い始める。
GM:生気のない顔。
GM:その手許には、何かの機材のようなものが置かれていて。
柾木 秀:そっと梶さんの前に立とう、不審者がまさか……というのはあまり思いたくはないが
GM:手をかざすと、異音。
柾木 秀:それで梶さんが襲われたら元も子もない、余計な心配ならばそれでいいと思――
GM:それを知覚した瞬間。
GM:君の体は、崩れ落ちるように制動を失う。
梶鈴香:「柾木?」
柾木 秀:「――ぁ?」 そのまま無力化して倒れ込む。
柾木 秀:(な、なんなんだこれは……僕は何をされている?)
GM:男は君を踏みつけるように――否。
GM:何もなかったかのように、歩む。
柾木 秀:(こんな状態、一度も体験したことがない。なんなんだ――)
GM:梶鈴香の元まで。
柾木 秀:――無視された
梶鈴香:「何……なんで、兄貴……?」
柾木 秀:「ぉぃ……ま、て……」 かろうじて小さな声を出す
柾木 秀:「か、じさ………に」
柾木 秀:「にげ……」
梶鈴香:「に……逃げろって、でも」
柾木 秀:無視されたことで怒りで体を動かすが、それもかすれ声を上げるのが限界だった。
梶鈴香:「柾木は……」
柾木 秀:「ぃ、ぃ……か……」
GM:再び、音色が響く。
柾木 秀:過去の一度も味わった事のない屈辱が胸の内を焦がす。
梶鈴香:「きゃあああっ!」
梶鈴香:ふらりと倒れる。
柾木 秀:結局、何も出来ずにいる。
柾木 秀:自分が世界の中心にいるかのような万能感がつい先程まではあった。
柾木 秀:しかし今は路傍の石のように存在を無視され、女の子を守れずにいる。
柾木 秀:無力感というかつてない屈辱が膨れ上がっている。
柾木 秀:最早、身じろぎすらも叶わぬ体でその光景を見続ける。目は逸らせない。
GM:しかし、体は動かない。
GM:男は、彼女に近寄り、もう一度――
GM:その時。
???:「……まったく。嫌な仕事だなあ」
柾木 秀:(だ、だれ……だ……)
乱入者:銀の長髪を靡かせた人物が、傍らに立っている。
乱入者:何が起きたかはわからないが、それが現れた瞬間、
GM:男が膝をつく。
GM:それと同時、少しづつだが。
柾木 秀:(なに……が……)
GM:体が動く。
乱入者:「じゃあ、あと。任せていいんだよね」
柾木 秀:それに気付くとぐぐっ……と力を振り絞り起き上がり始める。
GM:「ああ。ご苦労」
GM:もう一つの声。
柾木 秀:(もうひとり……?) そちらを向く
金髪の女:スーツ姿の、金髪の女性。
金髪の女:「もう彼は終わりだ。終わらせてしまおう」
金髪の女:手にはナイフを持ち、膝をつく男に近づき。
金髪の女:その顔を上げると、喉を裂く。
柾木 秀:「あ、ま――待ってくれ」 かすれた声を出す
柾木 秀:遅い。遅かった。
柾木 秀:なんなんだこれは、これは本当に僕が生きていた世界なのか?
乱入者:「……あれ」
乱入者:「動いてる?」
金髪の女:「……ふむ」
柾木 秀:先程まであんなに何でも出来る気がしたのに、なんでこんなに無力なんだ。
金髪の女:歩み寄り、かがみ込む。
柾木 秀:決定的な瞬間になるより先に声を上げられず、遅れるほどに。
金髪の女:「その様子では、今。目覚めたのかな」
柾木 秀:美しい女性だと思った、今までの人生でみた誰よりも。
柾木 秀:「ずっと、起きていた……なんで」
柾木 秀:「なんで……殺した……」
柾木 秀:「梶さんの、家族なんだぞ……」
柾木 秀:ああ、こんなことしか言えない。
柾木 秀:ドラマで似たようなシーンを見た。
金髪の女:「二つの解があってね」
柾木 秀:僕ならば上手くやれると思っていた――だが、これだ。
金髪の女:「まず、あれは最早、君の知る人間ではない」
金髪の女:「既に怪物と成り果てた、成れの果てだ」
金髪の女:「人の皮を被るだけの、理性を持ち合わせない、恐るべき怪物」
金髪の女:「そして、もう一つ答えを返そう」
GM:彼女の背後で、喉を裂かれたはずの男が起き上がる。
金髪の女:「……まだ殺していないよ」2本目のナイフを投げる。
柾木 秀:「う、嘘だ……こんなことありえない」
GM:男は眉間を刺し貫かれ、苦悶の声を上げるが。
GM:死んでは居ない。
GM:そのまま、体を引きずりながら、
GM:倒れる梶鈴香の元へと、這い寄っていく。
柾木 秀:今まで生きていた常識が崩れ去る、こんなのはフィクションだけだと思っていた。
金髪の女:「では、目を閉じるか?」
金髪の女:「あのままにしておけば……そうだな」
柾木 秀:「な、何を……」
金髪の女:「彼女は死ぬ。まだ、それだけの余力はあれにはあるだろう」
金髪の女:君の眼前に、ナイフを突き立てる。
金髪の女:「その体は、動くだろう?」
金髪の女:「彼女を守りたくはないか?」
柾木 秀:「何を、言ってるんだ……助けないと……それが出来るんだろ、アナタは」
柾木 秀:体を起き上がらせる、どうやら動く程度に回復しているらしい
金髪の女:「私は正義の味方ではない」
柾木 秀:「守る……当たり前だろう。だから、頼んで……」
柾木 秀:今まで、他人を当てにしたことなどなかった。自分の力で障害を取り除いてきた。
柾木 秀:今の柾木秀は昨日までの柾木秀からは想像できないほど惨めだった。
柾木 秀:「アナタはなにを……」
柾木 秀:ああ、本当は分かっている。何をすれば良いのか。
GM:「勿論、私が手を下してもいい。だが、その場合は」
金髪の女:「勿論、私が手を下してもいい。だが、その場合は」
金髪の女:「生憎だが、無辜の目撃者を」
金髪の女:「諸共に消す必要が出てくる」
金髪の女:「だが、君が手ずから、それを執るというのならば」
柾木 秀:諸共――それは僕だけの話ではないということなのだろう。
金髪の女:「その“生”を歓迎しよう」
柾木 秀:ああ、理由はある。必要はある。だけどもし、それをしてしまったら。
柾木 秀:僕は彼女になんと言えば良いのだろう。
柾木 秀:守るためにキミの兄を殺した、なんて言えるはずがない。それを僕が認められない。
柾木 秀:男が梶さんに近づいていく。
柾木 秀:ああ、そうだ。僕は僕の無力さを認められないだけだ。
柾木 秀:あまりに無力だったなんて。
柾木 秀:選択を自分で作れず、与えられたそれも自分で決められない。
柾木 秀:そして男が梶さんに――
???:――遅い。
???:既にナイフを手に取り、前傾姿勢のまま駆け出し、男に迫っていた。
???:そして一閃――男の首を跳ねる。
???:続けて手に持ったナイフで左腕の付け根を突き刺し外す――左腕稼働不能。
???:右肘の腱を切り裂き――右腕稼働不能。
???:そのまま右膝の関節をナイフの柄で砕く――右足稼働不能。
???:最後に左脹脛を両断する――左足稼働不能。
???:全可動部機能不全、間違いなく戦闘不能に至らせる。
乱入者:「……へえ。怖いな」
???:「約束は――これで守ってくれるかな? お姉さん」
???:男を惨殺し、こともなげに話しかける。
???:そしてわずかに男が動く様子を見せたので――心臓に向けてナイフを放つ。
???:空気を切り裂いてナイフが突き立てられる。最早、動く気配は微塵もない――絶命した。
金髪の女:「ああ。素晴らしいよ」
???:「これで終わりかな? どうだろう、初めてだからわからないな」
金髪の女:「敬意だ。名乗るとしようか」
エレオノール:「エレオノール=ジル・ド・ジェンヌ」
エレオノール:「ラヴィ」
エレオノール:「そう名付けた組織の、長をやっている」
???:「なるほど、ラヴィ。“生”か」
エレオノール:「ああ。全ては、それのため」
エレオノール:「我々は日々歩む組織というわけだ」
エレオノール:「君と……それから、彼女を」
エレオノール:視線をやる。動かない男の傍らで、
エレオノール:少女がピクリと指を動かした。
エレオノール:「迎え入れよう。歓迎するよ」
???:「それはどうも、とんだ歓迎パーティーをされた気がするよ」
???:「ああ、でも一つだけ良いことがあったな」
エレオノール:「何かな?」
???:「それはアナタみたいな美人に会えたことさ。エレオノール」 不敵に笑う
GM:それが、君の始まり。
GM:そして、あるいは、終わり。


GM:シーンを終了します。
GM:シナリオロイスの取得と、それから。
GM:キャラクターシートの修正をお願いします。
GM:邂逅欄を、代わりに
GM:欲望を入力してください。
柾木 秀:よっしゃ~~~!!!
柾木 秀:では欲望を“自由”にします、これは何者にも縛られずに己を貫くという欲望です。
GM:OK!
GM:シナリオロイスもお願いします
GM:梶さんですね
柾木 秀:4.クラスメイト/梶鈴香/尽力/罪悪感:○/ロイス
柾木 秀:これで生きます、お兄さん惨殺してごめんね!
柾木 秀:いじょうで~す
GM:はーい!


【オープニング2:小竹木龍之介】

GM:登場侵蝕をお願いします。
GM:オーヴァードだからね
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:37->40)
小竹木龍之介:あ、まちがい
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+1した(侵蝕率:40->41)


GM:【支部内、事務所】
GM:君の所属する支部は、情報収集拠点として、一つの集積地となっている。
GM:ここのところは、非常に多忙だ。
GM:そもそもの事件数。事件規模。隠匿必要事象の発生数。
GM:そのどれもが増大傾向にあり、処理に追われている。
GM:そんな中で。
荒原伊吹:「どうだい、進捗は」
荒原伊吹:副支部長が、君に声をかける。
小竹木龍之介:書類の山の前で手を猛烈に動かして処理をしている。
小竹木龍之介:「ああ、荒原さん………そうですね」
小竹木龍之介:「あまり芳しくはない……です。進んではいるんですが」
小竹木龍之介:「増えるペースがそれ以上に早い」
小竹木龍之介:大きくため息をつく。
荒原伊吹:「大小含めて、550」
荒原伊吹:「この1年と8ヶ月ばかりの事件数よ」
小竹木龍之介:「異常な数ですよ。……まあ」
小竹木龍之介:「今年中に片付けないと世界が終わる案件がある、というんですから」
小竹木龍之介:「無理もないのかも知れませんが」
荒原伊吹:「特にここ1年だ……“アルヴィト”の時点でもう1年以上前と来ちょる」
荒原伊吹:「あのときで100と少し、ここ1年が400を超えとる」
小竹木龍之介:「…………」
小竹木龍之介:「有給、使う暇もないですね……」
荒原伊吹:「来年以降に期待するとしようや」
荒原伊吹:「ま、有給はともかく」
荒原伊吹:「今は休んどけ」
荒原伊吹:「根を詰めてもどうせ次から次へと来る」
小竹木龍之介:「……はい」メガネを外して、手を瞼の上から目に当てる。
GM:その時、メッセージが入る。
GM:新たな事件発生の報告。
小竹木龍之介:「わ、また」
荒原伊吹:「……またか」
小竹木龍之介:「えーと……なになに」
GM:内容は、“遺産”の輸送部隊に離反者が発生したというもの。
GM:輸送物を奪取された。それだけ聞けば、非常に剣呑なもの。
GM:だが、報告の緊急性ラベルが低い。
小竹木龍之介:「うん……?緊急性・低………?」
GM:情報収集判定が可能です。
小竹木龍之介:おお
・“四海球儀” 〈情報:UGN〉5
小竹木龍之介:じゃあ振りましょう
小竹木龍之介:いちおうコネ:UGN幹部も使って
小竹木龍之介:6dx+2>=5
DoubleCross : (6R10+2[10]>=5) → 10[5,6,6,7,10,10]+3[2,3]+2 → 15 → 成功

小竹木龍之介:とても知っていました
GM:OK!じゃあ余裕で分かります。
・“四海球儀”
参照Case:EX(地区分類不明)-75; 
『Thous Unchained, Unfold the Untold』
判明時期:8ヶ月前
「最低ないし皆無」の危険度評価を持つレネゲイドアイテム。
市内の資産家が、相争う対象としていたが、騒乱を憂慮したUGNに回収されていた。
その効果は、“2万年前の星空”を映す、というだけのもの。
GM:報告の特記事項に、奪われた遺産は“四海球儀”である、との付記がある。
GM:記録を辿れば見つかる。
小竹木龍之介:「あ………“四海球儀”……?なら確かに緊急性は低いなあ」
荒原伊吹:「なんだったか、そいつは」
荒原伊吹:「事件が多すぎて見返さんと分からん」
小竹木龍之介:「んーと、2万年前のプラネタリウムですよ」
小竹木龍之介:「奪われて今日明日に何かが起こるような代物じゃない。いや、来年までも何も起こらないかもな…」
荒原伊吹:「そんなもんをわざわざ、UGNの輸送部隊から?」
荒原伊吹:「そのへんのチンピラに出来る所業でもあるまいに」
小竹木龍之介:「うーん………」
小竹木龍之介:「ヘンな事件ですね」
GM:それは、違和感。
GM:だが、非常に、非常に、小さな。
荒原伊吹:「まあとにかく、事件は事件だ」
荒原伊吹:「下手人は記録がないか洗わせるとしてだ……待て」
荒原伊吹:「……別件だ」
小竹木龍之介:「うええ」
荒原伊吹:「緊急性・大」
小竹木龍之介:悲鳴を上げるがすぐに真剣な表情になり。
荒原伊吹:「高レネゲイド反応。周囲の緊急封鎖の依頼」
小竹木龍之介:「確認します」
小竹木龍之介:「……すぐに」
GM:先程の違和感は、流されて、埋もれる。
GM:今の我々は、“それどころではない”。
GM:ここは非常に多忙な都市だ。
GM:だから、気づかなかった。まだ。


GM:シナリオロイスは待ってね~
GM:出てないから……w
小竹木龍之介:はーいw
GM:後で出るから!
GM:【オープニング/緒環伸】
GM:登場侵蝕をお願いします
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:36->45)
緒環 伸:どかん
GM:君は現在、パトロール中だ。
GM:一人ではない。
今様洋子:「……またですか」
今様洋子:第9支部預かりのイリーガル。
今様洋子:「出来れば私、もっと真面目な人と任務したいんですけど」
緒環 伸:「あはは、そう言われるとなんにも言えないけど」
緒環 伸:ニヤニヤ笑いながら行く青年。
緒環 伸:「まあ、こんなご時世だし、パートナーに贅沢も言えないよな」
今様洋子:「パートナーって言い方も心底止めてほしいです」
緒環 伸:「あ、僕の方は全く不満はないですよ、パートナーには」
今様洋子:「古いと言うか何というか……誤解を招きますから」
緒環 伸:「はいはい。同行者、ね」
今様洋子:「ぜひそうしてください」
緒環 伸:「人生の同行者、とか言うとまた誤解を招けそうだな……」
今様洋子:「……本当にやめて」
緒環 伸:「冗談だって。ちゃんと知り合いのいないところで言ってますよ」
緒環 伸:「……僕だって、好きで誤解されたいわけじゃないんでね」
今様洋子:「本当ですよ、まったく」
今様洋子:「……そんな同行者さまに伺いたいんですが」
緒環 伸:「はいよ」軽い調子で。
今様洋子:「山鳩さんに最近会いました?」
GM:――以前の事件で、保護した少女。
GM:古代種の因子を持つとされる、狼人間。
GM:今は第9支部の地下で、保護観察下にある。
緒環 伸:「会ったよ。遊びに行った」
緒環 伸:「タンポポネコ連れて」
今様洋子:「えっこら」
今様洋子:「勝手に得体の知れないAオーヴァード持ち歩いていんですか」
緒環 伸:「許可は取りましたって」
今様洋子:「まだ生態に謎が多いんでしょうあれ」
緒環 伸:「ストレス溜まるだろ、ああいう部屋だとさ、どうしても」
今様洋子:「そうやって動物使って女の子の人気取ろうとして……」
今様洋子:「魂胆が汚いです」
緒環 伸:「だからまあ、そっちの方をメインにしてこう、ちょいちょいと」ペンを取る真似をする。
緒環 伸:「どうしてそういう方に取るかなー!」
緒環 伸:「大体人気っつって、僕の人気は上がんないだろ。みんなネコの方見て」
今様洋子:「まあそりゃそうでしょうけど……」
今様洋子:「……彼女、変じゃなかったでした?」
緒環 伸:「そうそう、僕はそういうみんなが幸せそうにしてるところを見て、お裾分けをね」
緒環 伸:「幸せだと頼み事も聞いてもらいやすいし」
今様洋子:「私、噛まれそうになったんです」
今様洋子:「あの部屋になってから、一度もそんなことなかったのに」
緒環 伸:「……おや」
今様洋子:「確かに、月夜に外に出れば、彼女の獣性は凶暴化します」
緒環 伸:「……あの時は状況が特異だったからなあ。ポポネコの方を気にしてた」
今様洋子:「それを遮断できてるはずなんですけどね。なんか、違和感が」
緒環 伸:「……そりゃまずいな。部屋には問題ないと思ったが……」
今様洋子:「すぐ収まったんで、なんか、言い出しづらくって」
今様洋子:「今、この騒ぎでしょう」
緒環 伸:「小さいことはどうしても、ってのはあるよな」頷く。
緒環 伸:「でも、異変は異変だ。見逃して何か連鎖されても困るし……」
緒環 伸:「僕がね、あの子のことは心配だから」
緒環 伸:「気に留めておくし、上にも言っておくよ」
今様洋子:「ええ、助かります……と」
GM:その瞬間。
GM:強烈な《ワーディング》の反応。
今様洋子:「これですね。観測されてたのは」
緒環 伸:「あっちもこっちも異変だらけだよ、全く」眉根を寄せる。
緒環 伸:警戒しながら、ワーディング反応があった方へ。
GM:そこには、輝きがあった。
閃光の天使:まばゆき閃光に包まれた、天使の姿が。
GM:情報収集判定が可能です
GM:・閃光の天使 〈情報:UGN〉5
緒環 伸:ミーミルの覚書をコネにして判定します。
緒環 伸:6dx+4=>5
DoubleCross : (6R10+4[10]>=5) → 7[1,2,4,5,6,7]+4 → 11 → 成功

GM:OK!
・“閃光の天使”
参照Case:4-17; 逢魔が辻のグリンアンバレッド
発生時期:10ヶ月前
N逢魔大通りにて発生した、輝く天使のようなレネゲイドビーイング。
どこかに供給源を持つと思しき、著大な出力を誇る災害。
閃光の終焉を予言したという。
研究によれば、賢者の石によく類似したエネルギーの塊であると。
GM:過去の資料にも記載されている存在ではある。
今様洋子:「……あれ」
今様洋子:「拙くないです?」
緒環 伸:「拙いよ」今様さんの前に軽く出て。
緒環 伸:資料の記憶を辿る。
緒環 伸:「……閃光の終焉、だっけか」
緒環 伸:「多分、交戦してどうって存在じゃない。災害だ」
今様洋子:「街が終わるビジョンが見えるとかいうやつですか?」
今様洋子:「そりゃこんなの見たら、そう思いたくもなるかもですけどね」
緒環 伸:「らしいね」まあ、僕も別のやつは見たけど、と思いながら。
今様洋子:「さっさとぶち抜きましょうか。援護をお願いします」
今様洋子:「どこか抜けば、中身のエネルギーも抜けるでしょう」
緒環 伸:「……そうするしかないか。了解」
今様洋子:ライフルを構える。
緒環 伸:目を細める。周囲に張り巡らされた糸を見つめる。
今様洋子:発射。それ自体は単なる精密射撃だ。
今様洋子:外よりの干渉がなければ。
緒環 伸:今様さんの手に、銃に、糸がぐるぐると絡みつく。
緒環 伸:物理的に支えるわけではない。ただ、事象の干渉を増す。確率に変化を起こす。
緒環 伸:精密よりもさらに精緻な軌道で、弾丸が飛ぶ。
緒環 伸:手元で不可視の糸を引き、その調整をしている。
閃光の天使:それは着実に、致命打となる場所を狙い済ませた弾丸だった。
閃光の天使:それが届く前に、
閃光の天使:圧倒的な熱量で焼き払われなければ。
閃光の天使:「投棄開始」
GM:その熱量は、弾丸だけでなく。
GM:周囲を薙ぎ払うように焼き尽くした。
今様洋子:「ぐ……!これ!」
緒環 伸:(……エネルギーの塊)
今様洋子:「無理じゃないですか!?」
緒環 伸:(災害)
緒環 伸:(終焉)
緒環 伸:瞬間、今様さんを庇うように前に立つ。
緒環 伸:意味があるかどうかはもはや不明だが。
今様洋子:「あっちょっと――!」
緒環 伸:「無理かもしれないが」
緒環 伸:「君が倒れたらもっと無理だよ」
緒環 伸:「僕の方がまだいい」
GM:そのまま光に呑まれて。
GM:気づいた時には、あなたの視界は横向きになっている。
緒環 伸:(…………)
GM:体を動かすことは出来ない。再生が追いついていない。
GM:視界の隅で、君から離れるように駆け出す少女の姿がある。
今様洋子:「この……!こいつッ……!」
緒環 伸:(……まずいやつだな、これ。痛覚も死んでるわ)
GM:銃撃。だが、それも効果を為してはいない。
緒環 伸:ぼんやりと、その様を見ている。
緒環 伸:(……糸、を)
緒環 伸:(……なあ。死んだってそこまで構いやしない、だっけ。姫さん)
緒環 伸:(僕はまだ、そうは思えない……)
GM:糸が視える。あなたの繰り糸ではない。
GM:それは、天から伸びてきて――
緒環 伸:「……?」
GM:ずるり、と。空から墜ちてくるものがある。
GM:首。
GM:天使の姿をしたものの。
緒環 伸:「あ……れは……」
GM:首のあった場所には、赤い嵐がある。
緒環 伸:荒れた声がどうにか出て、そこから痛みが蘇る。
GM:嵐はすぐに収まり、地に降り立つ。
血剣の少女:「……」それは赤い禍々しい剣を佩いた少女だ。
血剣の少女:後ろ手に結んだ髪に、大きな青い蝶の髪飾り。
緒環 伸:(あいつを……一撃で?)
今様洋子:「援軍……?いや」
今様洋子:「誰が……?」
血剣の少女:「……こんなものがどんどん湧いてたら、安心して暮らせない」
血剣の少女:「これが出てきたのも、ぼくらの罪なのかな」
緒環 伸:「……罪?」ゲホ、と血を吐きながら。
血剣の少女:「君たちはオーヴァード?」
今様洋子:「そうだと言ったら?」
緒環 伸:「……おかげで、死にそびれてるとこ、だよ……」
緒環 伸:弱々しく笑う。
血剣の少女:「そっか、じゃあ」彼女に肉薄して「殺そうかな」
緒環 伸:「な……」
血剣の少女:片手で引き倒し、剣を振るおうとして。
血剣の少女:直前でその動きが止まる。
血剣の少女:まるで誰かに、無理矢理に止められたかのように。
血剣の少女:「……チッ」
血剣の少女:「分かったよ。止めればいいんだろ」
血剣の少女:「きみもいずれ殺してやる」
血剣の少女:「だけどまだ、先だ」
血剣の少女:「そう言うんだろ」
血剣の少女:その剣がずるずると短くなる。手のひらの傷口に収まる
血剣の少女:「だけど、これで一つ貸しだ、UGN」
血剣の少女:「こいつらをやっつけるのに、協力してよ」
血剣の少女:「これから、ぼくたちはそうする」
緒環 伸:「……こいつら」“閃光の天使”。
緒環 伸:「……狩りでもするのか」
今様洋子:緒環さんのもとへと駆け寄って、抱き起こす。
血剣の少女:「うん。根絶やしにしなきゃあ、ヒトが安全に暮らせない」
血剣の少女:「バケモノはみんな殺す」
緒環 伸:「そりゃ、今この身で味わったとこではあるけどね……」どうも、不穏だ。
今様洋子:「……UGNではないですよね」
今様洋子:「どこのどちら様ですか」
“クドラク”:「“ラ・ヴィ”の“クドラク”と」
“クドラク”:「……」
“クドラク”:「いや。“クドラク”だけ知ればいい」
緒環 伸:「……覚えとくよ」
緒環 伸:「まあ、さっきの一撃はどうも。それは感謝だ」
“クドラク”:「感謝なんかしないで。気持ち悪い」
“クドラク”:「やるべきものをやっただけだ」
緒環 伸:「なんでもいいさ。僕が勝手にしてるだけ。君がなんだろうとね」
GM:そこから、君の意識は弱まっていく。
今様洋子:「ちょっと黙ってて!いま救護を呼びましたから!」
緒環 伸:「ん、ああ。悪い」声が遠い。
緒環 伸:「大丈夫、真面目にちゃんと、同行を……」
緒環 伸:「……仕事を」仕事を、しないと。
緒環 伸:また、何かが起きる。いつものことだ。いつも、いつも。
緒環 伸:大丈夫。僕は、最高のエージェントで。ずっと長生きをするつもりなんだ。


GM:シーンを終了。
GM:ロイス取得あればどうぞ。シナリオロイスは“クドラク”です。
緒環 伸:"クドラク"に興味/○脅威で取得します。
GM:OK!


【ミドルフェイズ1】

GM:登場は柾木くんのみ。また、このシーンからは
GM:登場侵蝕を振ってもらいます
GM:目覚めたからね君は!
柾木 秀:そりゃそうだ!
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+10(1d10->10)した (侵蝕率:36->46)
柾木 秀:滾ってきたぜ!
GM:がっつり目覚めてる


GM:【月夜銀座 とあるバー】
GM:君は目覚め、この世界について知ることとなる。
GM:オーヴァードという超越者が日夜闊歩する、この世界のことを。
GM:そして、彼らが――“ラ・ヴィ”が。その中で生きることを模索するセルだと。
GM:そして、そのあり方に、危機が迫っていることを。
手袋の少女:「というのが、今の私たちの状況なんです」手袋の目立つ、銀髪を後ろ手に結んだ少女。
手袋の少女:君の世話係を仰せつかっているという。
柾木 秀:「……そう、なのか」 ぽつりと呟く。
手袋の少女:「つまり、来たるべき世界の終焉を防ぐために、一緒に戦ってほしい、というのが正直なところですね」
手袋の少女:「あなたには、その力があります」
柾木 秀:到底信じられない話であり、まだ納得できない部分もあるが、
柾木 秀:先程、自分の身に起きたことに筋が通っている。そのように“理解”出来てしまう。
柾木 秀:「大体の話は分かったけど、来たるべき世界の終焉とは……?」
柾木 秀:「そんなものが……いや、それはなんだ?」 そんなものはない、とはもう言い切れないのだ。
手袋の少女:「“閃光の終焉”です」
手袋の少女:「あと一月もしないうちに、この世界は完全なる停止を迎える、とされています」
手袋の少女:「これだけ言っても、まあ、実感が沸かないでしょう」
柾木 秀:「そうだね。正直な話、実感はわかないよ」
手袋の少女:「この街の地下――というか、裏側ですね、にあるとされる、無限の力源の暴走です」
柾木 秀:実感があるのは先程――梶鈴香の兄を惨殺した感覚だ。
手袋の少女:「この世界を構築しているものは、ずっと、誰しもの管理を離れています」
手袋の少女:「それより前に、閉じようとする作用が生じている」
手袋の少女:「それ自体は、世界の自然な流れですけど」
手袋の少女:「巻き込まれる街は困る」
柾木 秀:「街を放棄する、っていうのは現実的じゃあなさそうだね」
手袋の少女:「ええ。みんなこの街が好きですからね。いささか乱雑で、気に入らない部分もありますけど」
手袋の少女:「ですから、私たちが止めるのは、源そのものではなく」
手袋の少女:「私たちが止めるべきは、滅びだけです」
手袋の少女:「この街が持続する方法を探す。それが目的です」
柾木 秀:(無限のエネルギーの暴走、閉じる作用、巻き込まれる街)
柾木 秀:(――滅び)
柾木 秀:「そして存続させる方法、か」 キーワードを順番に思い浮かべて、最後の言葉を吐き出す。
手袋の少女:「ある程度の目処はついています。問題は何より」
柾木 秀:「目処は立っているだろうね、そうでなければあなた達は具体的に動いてはいないだろうから」
柾木 秀:「その問題とは?」
手袋の少女:「“閃光の天使”の打倒です」
手袋の少女:「あれは、滅びへの呼び声です。そこ声は、ますます大きくなる」
手袋の少女:「本当に、今年いっぱいは滅亡を免れるかと言われると怪しいものなんですよ」
手袋の少女:「それより前に、ふと、世界が終わるやもしれない」
手袋の少女:「それでは困ります」
柾木 秀:「困るね、たしかに」
柾木 秀:「だからそうならないように少しでも原因を排除したい、っていう話か」
手袋の少女:「そのために、柾木さんにも」
手袋の少女:「力を得てほしいんです。見込みはあると、先生も言っていましたから」
柾木 秀:――見込みはある。本当にそんなものが自分にあるのだろうか。
柾木 秀:そんなこと、到底思えない。僕はなにも出来なかった、出来なかったはずなんだ。
手袋の少女:「……せるの人員を紹介しましょうか」
柾木 秀:「……はい、お願いします」
GM:扉を開ける。バーラウンジへと誘う。
GM:そこには数名の人物がある。
GM:見知った顔も。
梶鈴香:「……柾木?」
柾木 秀:「梶さん……」 意識を取り戻したことにホッとするが、同時に胸が締め付けられる。
柾木 秀:「体の調子は、どうかな? 痛みとかは……」
柾木 秀:なるべく普通に話しかける。上手く出来ているだろうか、自信がない。
梶鈴香:「ううん、全然……てか、あんたこそ大丈夫?」
梶鈴香:「なんか……オーヴァード?とか言うのになっちゃったんだけど」
梶鈴香:「……もしかして、そっちも?」
柾木 秀:「あ」 言葉を一瞬失う、だが
柾木 秀:「あははは、そうなんだ。僕もオーヴァードになったんだ、これって運命かな」 なるべく明るく振る舞う
梶鈴香:「……私を、助けようとしてくれたんだって?」
柾木 秀:オーヴァードになったのならば、あの事も知るだろう。いや、知っているのだろうか。
梶鈴香:「……ありがと。一応、お礼は言っとく」
柾木 秀:「うん、なんとかね。それで梶さんは、あの時……」
柾木 秀:あの時のことを知っているか、そう問おうとした。しかし言葉が詰まる。
柾木 秀:「いや、なんでもない」
手袋の少女:耳元でつぶやく。「彼女は、お兄さんのことは」
手袋の少女:「全く存命だと思っています」
手袋の少女:「恐らくは、当人の精神の防衛機制が、そう……」
柾木 秀:心臓が強く弾み、鼓動を早くさせる。
柾木 秀:「あ、あぁ……そう、なんですか。それは……」
柾木 秀:良かったのか、悪かったのか。分からない。
柾木 秀:一つ言えることは時間があるということだ、僕が選択する猶予が。
柾木 秀:「梶さん、なにか不安があったら言ってね。いつでも力になるから」 そう、自分で薄っぺらい言葉だと思いながらも言う
梶鈴香:「……うん。頼りにしてる」
“クドラク”:「きみたち同士の語らいはどうでもいいんだけどな」鼻を鳴らす。
“クドラク”:「ぼくたちの紹介じゃなかったのかい」
柾木 秀:「ああ、ごめん。キミは……?」
“クドラク”:「“クドラク”」
“クドラク”:「すべてのバケモノを殺すものだ」
“クドラク”:「きみたちが“ラヴィ”だって言うなら、手を下すのは最後にするとも」
手袋の少女:「またそんな物騒な……」
柾木 秀:「随分と物騒な事を言うね……仲良くする気は?」
“クドラク”:「ぼくの邪魔をしないと誓うなら、一定以上には扱ってやる」
手袋の少女:「気にしないでくださいね。あれでも身内の面倒見はいいんですよ」
“クドラク”:「黙って」
柾木 秀:「そうか。じゃあ、邪魔をするつもりはないからよろしく」
柾木 秀:「えっと、“クドラク”ちゃん」 小柄な少女なのでそう呼んで手を差し出す。
“クドラク”:ふん、とその手は取らない。「よろしく」
柾木 秀:その様子に苦笑いする。
“不倒翁”:「次は私か!私でいいのだな!」
“不倒翁”:赤毛の少女がぴょこぴょこ跳ねる。
“不倒翁”:よく顔を見れば、その眼には青い蝶の刻印が浮かぶ。
柾木 秀:「キミは?」
“不倒翁”:「“不倒翁”!」
“不倒翁”:「いや、これではまるで男性のようなコードネームだが……」
“不倒翁”:「歴とした女性であるので安心してほしい!」
柾木 秀:「それで女の子じゃなかったら、かなり驚くね……」
柾木 秀:「なんて呼べば良いのかな、その“不倒翁”で大丈夫かい」
“不倒翁”:「名前でも構わんぞ!」
“不倒翁”:「福田柚子子だ!」
“不倒翁”:「よろしく頼む!それから……」
“不倒翁”:「私のことはたくさん褒め称えてくれ!」
“不倒翁”:「称賛の声こそを尊ぶからな!」
柾木 秀:「分かった、よろしくね柚子子ちゃん」 握手を差し出す。
“不倒翁”:「うむ!」手を握ってブンブンと振る。
柾木 秀:「元気があっていいね、それにかわいい」
“不倒翁”:「であろう?ふふん、当然だ」
“不倒翁”:「私なのだからな!」
“フェルフィンゴフ”:「……“フェルフィンゴフ”」テーブルの奥。金髪の少女が気だるげに答える。
“フェルフィンゴフ”:頬には蝶のタトゥー。「……リーダーは?居ないの?」
手袋の少女:「今日は外出されていますね」
“フェルフィンゴフ”:「……そう。じゃあ帰ってもいい?」
手袋の少女:「この顔合わせが済めば構いませんよ」
柾木 秀:「“フェルフィンゴフ”……で大丈夫かい?」
“フェルフィンゴフ”:「ええ。そう呼んで」
柾木 秀:テーブルの奥まで近寄る。
“フェルフィンゴフ”:「名前を名乗る気はないわ」
柾木 秀:「分かった、よろしく、“フェルフィンゴフ”ちゃん」
手袋の少女:「困ったことに、この調子の方たちが多いんですよね」
柾木 秀:「なんとなく、分かってきたよ」
手袋の少女:「まあ、ある程度はしかたがないんですけど、限度があります」
柾木 秀:「限度いっぱいくらいは僕も努力するつもりだよ」
手袋の少女:「それから、あとは“らうんでる”ですね。幹部は」
柾木 秀:「“ラウンデル”」
手袋の少女:「今日は先生と一緒に外出されています。と言っても」
手袋の少女:「お会いしたと聞いていますが。覚醒した折」
手袋の少女:「先生の隣りにいたでしょう、銀髪の……」
手袋の少女:「あれがそうです」
柾木 秀:「ああ……あの人が」
柾木 秀:「また今度会った時に挨拶させてもらうよ」
手袋の少女:「ええ。後々、戻ったら改めて紹介しましょうか」
手袋の少女:「これで全員ですかね」
柾木 秀:「それで、キミは?」
手袋の少女:「あっ」
手袋の少女:「すみません……!」
手袋の少女:「何たる失礼を……お恥ずかしい……」
“フェルフィンゴフ”:「……いつもでしょう」
“ライトニング・A”:「“らいとにんぐ”です。“らいとにんぐ・あくしおん”」
“ライトニング・A”:「“らいとにんぐ”とお呼びいただければと。気に入っていますので」
柾木 秀:「よろしく、“ライトニング”さん」 握手の構え
“ライトニング・A”:握手に応じる。手袋に覆われた手は、非常に硬質。
柾木 秀:いろんな人間と話すことで段々と落ち着き、思考に余裕が生まれてくる。
柾木 秀:世界の終焉、梶さん、ラヴィ、考えることはたくさんある。
“ライトニング・A”:「これから、武器庫に行きませんか?」
“ライトニング・A”:「あなたに合うものを、見繕いましょう」
柾木 秀:「お願いします。武器とかあまり分からないので」
柾木 秀:考えることはあるが、いまここで一つやることがあるとしたら。
柾木 秀:「僕は柾木秀。みなさんどれくらいのつきあいになるかわからないけれど、よろしくお願いします」
柾木 秀:改めて名乗ることだった。この“ラ・ヴィ”で自分はここにいると。

【ミドルフェイズ2】

GM:小竹木さんと緒環さんのシーンです。
GM:登場をお願いします。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:45->50)
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:41->44)


GM:UGNの提携病院。
GM:事件があった場所からほど近く。
GM:小竹木龍之介は、そちらへと案内されていた。
GM:発生した事件の状況聴取と、情報操作準備のためだ。
GM:負傷したエージェントが収容されている病室の前に、あなたはいる。
小竹木龍之介:「───失礼します」丁寧に、衝撃を殺したノック。
小竹木龍之介:一刻待って、入室する。
GM:そこには一人の男性の姿がある。
GM:その傍らに座る少女も。
今様洋子:「ああ」会釈する。「事後処理ですよね」
今様洋子:「どうも」
小竹木龍之介:「第十一支部から派遣された“ドラウナラッグ”です」
緒環 伸:「ああ、どうも。お疲れ様」
小竹木龍之介:「どうぞ、よろしく」
緒環 伸:包帯など、いくらか処置の跡が残っている。
小竹木龍之介:「そっとしておいてあげられたらいいんだけど、完全に治るまで待ってられない、っていうのが今のこの市の状況でさ」
小竹木龍之介:「少し傷に障るかも知れないけど。許してほしい」
緒環 伸:「その辺はお互い様だね。わかってますよ」
緒環 伸:「目をやっちまった時よりはだいぶ元気だし」
今様洋子:「被害受けすぎなんですよ」
小竹木龍之介:「……早速だけど」
小竹木龍之介:「何があったかの確認をさせてもらえるかな」
GM:閃光の天使について、あなた達は共有をすることが出来る。そして。
GM:情報収集が可能です。
“クドラク” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉7
GM:これはおふたりとも挑戦できます。
緒環 伸:やりたいですね
小竹木龍之介:どうぞどうぞ
緒環 伸:わーい、では“クドラク”について〈情報:UGN〉で。ミーミルの覚書をコネとして使用します。
緒環 伸:6dx+4=>7
DoubleCross : (6R10+4[10]>=7) → 7[1,1,2,3,7,7]+4 → 11 → 成功

緒環 伸:いえーい
小竹木龍之介:すごいすごい
“クドラク”
本名:鐙谷朱。
FHセル“ラ・ヴィ”の幹部と目される少女。
強力無比な血の剣の使い手であり、ブラムストーカーシンドロームと目される。
死の血風をもたらす災禍であるとされ、無傷にて帰還するという。
防御・回避・回復能力いずれか、或いはその複数を持つと想定される。
“グンの骨”の遺産継承者:UGNでの遺産種別コードは「聖者の遺骨」。
 代表エフェクト:《乾きの主》《血霧の盾》
GM:また、この情報が空いたことで、次の情報も調査可能です。
“ラ・ヴィ” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉7
小竹木龍之介:ふんふん!
小竹木龍之介:やりましょう
緒環 伸:いけー
小竹木龍之介:コネ:UGN幹部を使用。
小竹木龍之介:6dx+2>=7
DoubleCross : (6R10+2[10]>=7) → 9[2,3,5,8,9,9]+2 → 11 → 成功

GM:やるわね……
緒環 伸:やったー
小竹木龍之介:いえーい
“ラ・ヴィ”
第十一地区にも拠点を持つとされるFHセル。UGNとの敵対事例は多くはないが、ゼロではない。
“安寧なる生”を欲望として掲げ、構成員それぞれが望む世界の形を持つ。
リーダーは“サーボモルフォ”エレオノール=ジル・ド・ジェンヌ。
主戦力は以下の5人の幹部エージェントからなるとされる。
“クドラク”“ライトニング・アクシオン”“不倒翁”“フェルフィンゴフ”“ラウンデル”。
小竹木龍之介:うむ
緒環 伸:なるほどね
GM:それを踏まえて。
今様洋子:「あの乱入者……“クドラク”でしたっけ」
今様洋子:「なんなんです、あれ?」
緒環 伸:「僕らを助けたと思ったら、君を襲おうとしてたな」
緒環 伸:「11さんだったら何かデータとかない? コードネームとか特徴から引っ張ってきて」
小竹木龍之介:「“クドラク”………少しサーチしてみるよ」
今様洋子:「頭にちょうちょの飾り付けた女の子です。蒼い」
緒環 伸:「血みたいな剣を持ってた。ブラム=ストーカー入りかも」
小竹木龍之介:端末に情報を入力しながら、
小竹木龍之介:「蒼い蝶……それなら心当たりがある」
小竹木龍之介:「多分、僕の知ってるFHセルだ」
小竹木龍之介:出てきたデータを共有。
緒環 伸:「さすがー」
緒環 伸:軽く手を叩こうとするが、半分包帯が巻かれて音が出ない。
小竹木龍之介:「やっぱり。“ラ・ヴィ”の構成員…いや、幹部だね」
今様洋子:代わりにパチパチと拍手して。「へえ。“ラ・ヴィ”ですか」
緒環 伸:「どうもどうも。……幹部か。そりゃ強いはずだよな」
緒環 伸:「僕がこんなんなってる相手に、まるで無傷だった」
小竹木龍之介:「“安寧なる生”を掲げるセルだよ」
今様洋子:「
星辰館高等部での能力封印騒ぎ恭英大学での遺産復活騒動
今様洋子:「これまでの活動記録、この程度なんですか?」
今様洋子:「なんか……拍子抜けには感じますけど」
緒環 伸:「積極的にやりあおうってタイプじゃない?」
小竹木龍之介:「うん。その性質上、僕たちUGNとの衝突は少ない」
今様洋子:「じゃあなんかコソコソ企んでるんですかね」
緒環 伸:「とはいえ、あの天使とは今のところ敵らしい」
小竹木龍之介:「……」過去に交流を持った少女のことを少し思い出す。
小竹木龍之介:「平和を脅かすものには容赦しないからね」
小竹木龍之介:「きっと、その天使も脅威ってことなんだろう」
今様洋子:「じゃあ、ただただ借りを作っただけですか?」
今様洋子:「ていうかその後私殺されそうになったんですけど」
今様洋子:「それは関係ないんですかね」
緒環 伸:「やる気に満ちた自警団、って感じか」
緒環 伸:「それだよなー」
緒環 伸:「僕は半分死にかけてたけど」
小竹木龍之介:「……トップはそこまで好戦的ではなかったけど」
緒環 伸:「オーヴァードかって聞かれてなかったか?」
小竹木龍之介:「FHだからなあ。それぞれに思想が細かく違ってもおかしくはない」
今様洋子:「聞かれましたね」
緒環 伸:「そいつの思想はオーヴァード全滅、なのかもしれんね。極端に言えば」
小竹木龍之介:「……あー」
今様洋子:「また物騒な……ここだけで何人居ると思ってるんです?」
小竹木龍之介:「オーヴァードが一般の人たちにとって害、っていう」
緒環 伸:「……自分はどうすんだって話だけど」
小竹木龍之介:「実際、オーヴァードに反感を持っている非オーヴァードも多いしね……彼女はオーヴァードのようだけど」
緒環 伸:「極端に言えばだよ。何か目安があるのかもしれない」
今様洋子:「さあ?最後に自殺でもするんじゃないですか」
小竹木龍之介:つい先の、『魔女狩り』を思い出して。
緒環 伸:「あんまり気持ちのいい話じゃないなあ」
小竹木龍之介:「うん、いや。オーヴァードにも確かにいるよ。オーヴァード嫌い」
今様洋子:「そういうものなんですかね」
緒環 伸:「あの子が幹部ってことは、他にあのレベルが複数いるってことだよなあ」
小竹木龍之介:「うん。衝突例が少ないとはいえ」
小竹木龍之介:「それは決して脅威度が低いということを意味しない」
緒環 伸:「仮にセルごと何か動こうとしてるならまあ、面倒ですねって話だな」
今様洋子:「今まで損耗も少ないってことですもんね。厄介そうだ」
緒環 伸:「単に歩く災害同士がぶつかったんであってほしい」
今様洋子:「……でも、まあ。今回は利害が一致しただけで」
今様洋子:「これで済んだってだけの事態なんじゃないですか?」
緒環 伸:「まあねえ」
小竹木龍之介:「うん………ただ過去の記録から見るに、その『天使』の発生にラ・ヴィが関与してるとは考えづらい」
緒環 伸:「マッチポンプではないだろうな、確かに」
今様洋子:「……「こいつらをやっつけるのに、協力してよ」「これから、ぼくたちはそうする」」
今様洋子:「思い出した。そう、言っていたような……」
GM:その時。
GM:小竹木さんの通信端末に連絡。
小竹木龍之介:通信に出ます。
GM:「また出たらしい」
GM:「例の“天使”だ……!それも2箇所!」
GM:「こっちで迎撃はするが……!後処理班を回してくれ!」
小竹木龍之介:「わかりました!すぐ手配します!」
小竹木龍之介:端末を操作。指示を処理班に飛ばしながら
今様洋子:「……どうやら、済んでもないようで」
小竹木龍之介:「……『天使』が、出た。2箇所にだってさ」
緒環 伸:「多い多い」
小竹木龍之介:「ほんとにね……!手が全然足りないよ」
緒環 伸:「一体でもお祈りする時間はゼロだったんだぜ」
GM:そうして、もう一件、通知。
GM:ラ・ヴィセルからの、会談要請。
小竹木龍之介:「……なんとも、タイミングがいいなあ」
小竹木龍之介:「いや、悪いのかな?“ラ・ヴィ”からの会談要請だ」
今様洋子:「協力要請でも本当にしてくるんですかね」
今様洋子:「FHのくせに」
小竹木龍之介:「………事態と関係はしてるだろうね」
緒環 伸:「……まあ、確かに積極的敵対ってムードじゃないみたいだが……」
緒環 伸:「一緒にクリスマス会でもやろうってか」壁のカレンダーを見て。
小竹木龍之介:「さて、前は支部長がいたけど……」
小竹木龍之介:「……やっぱこれ、僕が行くしかないよなあ……!」
小竹木龍之介:「クリスマス会ね、去年も出られなかったなあ…」
緒環 伸:「あちこち走り回ってお疲れ様だね。師走だから?」
小竹木龍之介:「そりゃあ、ね。ええと、君、第9だったよね」
緒環 伸:「第9。"パペッティアー"緒環伸」
小竹木龍之介:「……ああ!ツグミちゃんに聞いたことある」
小竹木龍之介:「うん。『あの』事件に関わったエージェントさんか」
緒環 伸:「あ、そうそう。ツグミちゃんのところだ。あの子は元気かな」
緒環 伸:手に巻かれた包帯が解けかけているのを、微妙な顔で見ている。
小竹木龍之介:「元気にしてるよ」
緒環 伸:「そりゃよかった。相変わらずお日様みたいにしてるだろうね」
緒環 伸:もうだいぶ治っているが、あまり仕事は振られたくないなあ、という顔。
小竹木龍之介:「うん。彼女にはみんな助けられてる」
緒環 伸:できればもうちょっと寝ていたいなー、今様さんもわりと優しいし……。
緒環 伸:「…………」
緒環 伸:「人手、足りないんだっけ?」
今様洋子:「全くもって」
小竹木龍之介:「そうだね。猫の手も借りたいっていうけど」
緒環 伸:「だよなあ……」ぐるり、と包帯を解く。
小竹木龍之介:「できればパソコンぐらいは扱える手だと嬉しい」
緒環 伸:「ツグミちゃんのことを思い出したら、なんか罪悪感が出てきたよ」
緒環 伸:「手も足も、まあなんとかいけそうだ」
緒環 伸:「手伝えることがあれば、なんなりと」
緒環 伸:「……僕は『あの』事件のことを思い出すと、まあ……」
緒環 伸:「普段の3割増し程度には使える人間になるんだ。よろしく」
小竹木龍之介:「よろしく。小竹木龍之介だ」
緒環 伸:にっと、仕方がないな、という顔で笑う。


GM:シーン終了です。ロイスあればどうぞ。
小竹木龍之介:緒環さんに取ろう
緒環 伸:小竹木さんに○誠意/隔意で取得!
GM:あ、あとそうだ
GM:購入もできます
緒環 伸:やったー
小竹木龍之介:協力者/緒環 伸/有為:○/不安/ロイス
小竹木龍之介:とりあえずボディアーマーかな
小竹木龍之介:4dx+1>=12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 9[3,5,9,9]+1 → 10 → 失敗

小竹木龍之介:財産吐くほどでもないか。失敗!
緒環 伸:自分もボデマを
緒環 伸:4dx+6=>12
DoubleCross : (4R10+6[10]>=12) → 7[2,4,5,7]+6 → 13 → 成功

緒環 伸:わーい、装備! 以上!

【ミドルフェイズ3】

GM:次のシーン。全員登場。
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:44->53)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:50->58)
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:46->54)


GM:月夜銀座内のフランス料理店、ヌーベル・ビュット。
GM:現在、店は貸し切りとなっている。
GM:向かい合うように、テーブルに付く者がある。
GM:UGN側が3名。荒原息吹。小竹木龍之介。緒環伸。
GM:FH側も3名。エレオノール。“ライトニング・アクシオン”。そして、柾木秀。
GM:君は、ただ付いてこいと言われて、この場に連れ出された。
エレオノール:「ご多忙の中、ご来店を感謝します。お歴々」
小竹木龍之介:「…どうも。お久しぶりです」その言葉の端々から緊張が窺える。
緒環 伸:「……どうも、よろしく」あくまで第11の顔は立てないといかんな、と思いながら。
荒原伊吹:「能書きはいい」
荒原伊吹:「用件は。単に飯食わせに来たわけでもあるまい」
小竹木龍之介:「……『閃光の天使』と関係が?」
エレオノール:「ええ。我々はあれを、優先的な排除対象と見ていまして」
エレオノール:「討伐にご協力をいただきたい」
柾木 秀:その話の成り行きを見守っている。場違いな高校生がいる。
緒環 伸:(討伐……そう簡単にできるもんか?)
荒原伊吹:「お前さんたちだけでは荷が勝つと?」
エレオノール:「そもそも、我々が殺して回るのを、あなた方が看過するというのは、あまり推奨できない解決策では?」
荒原伊吹:「……」押し黙る。UGNとしても、看過できる災害ではない。
緒環 伸:高校生らしき少年にふと目をやり、彼は幹部という風ではないが、と思う。
小竹木龍之介:「……そうですね。協力でなくとも」
小竹木龍之介:「あの災害を抑え、排除する必要性は僕たちも理解します」
緒環 伸:軽く笑いかけてやる。特に意味はない。好意と見るか、示威と見るかは向こう次第だ。
小竹木龍之介:「故に、僕たちは僕たちであれらに“対処”する」
“ライトニング・A”:その視線に気づき、笑みを返す。
緒環 伸:「……被害者としても、それは痛感してるね」笑いながら話を戻す。
柾木 秀:こちらは曖昧な笑みを返すだけだ。
小竹木龍之介:「高濃度のレネゲイドのエネルギー体」
小竹木龍之介:「……あれはそういうものだとしても。まだわからないことが多いです」
エレオノール:「あれは、放置しては際限なく拡がる脅威です」
エレオノール:「何度かの討伐を果たしていますが、その度に」
エレオノール:「強大になっている」
エレオノール:「活性化しております。周辺のレネゲイドが」
エレオノール:「ここのところ、頻繁に事件が起きているでしょう」
エレオノール:「それ自体が、この枝の事象の不安定性を生んでいる」
荒原伊吹:「枝?」
エレオノール:「この世界は、無数の世界の、分枝の一つのようなものだと」
エレオノール:「我々に隣を見る術はありませんから、実際のところは分かりませんが」
緒環 伸:「……ああ」
緒環 伸:「なるほど、それで枝」
エレオノール:「このまま進めば立ち枯れることだけは確かです」
エレオノール:「あれは、それに集る虫です」
小竹木龍之介:「終わりの匂いに寄せられたモノ……」
エレオノール:「そして、結実を食い破らんとするモノ」
緒環 伸:「その前になんとかしなきゃいけませんね、ということか」
小竹木龍之介:「……うん。放置する手はない」
荒原伊吹:「……事態は急を要するのは理解できちょるが……」
荒原伊吹:「具体的には何をする」
緒環 伸:「で、殺虫剤を撒いたらすぐ耐性がつく、と」
エレオノール:「女王を滅ぼします」
エレオノール:「あれの一つ一つは端末にすぎない」
エレオノール:「そのために、力を借りたい」
小竹木龍之介:「女王」
エレオノール:「……難しいことを行う必要はありません」
エレオノール:「それは我々が出来る」
エレオノール:「ただ、それまでに迫る脅威を、協力して排除したい」
エレオノール:「こちらから戦力も提供しましょう」
エレオノール:「こちらの2人を、お使いください」
エレオノール:「あなた達が使って、不自然でない駒です」
エレオノール:「ということで、君たちには」
エレオノール:「UGNへと協力をお願いしたい」
緒環 伸:(……なるほど。そういう)
“ライトニング・A”:「“らいとにんぐ・あくしおん”と申します」恭しく一礼する。
エレオノール:「“ツイーザー”の伏せて秘していた、未登録個体です」
エレオノール:「どこにもその記録はないでしょう」
柾木 秀:「分かりました。エレオノールさん、僕には他に出来ることもなさそうですし」
柾木 秀:「柾木秀です、よろしくおねがいします」 頭を下げる
エレオノール:「そして、彼は」
エレオノール:「つい先日、覚醒したてで。FHとしての活動歴など存在しない」
エレオノール:「用いたところで、FHとの癒着を疑われる材料にはなりづらい」
エレオノール:「いかがでしょう?」
緒環 伸:それでコードで名乗らなかったのだな、と納得する。
緒環 伸:そこまでが仕込みでなければ、だが。
荒原伊吹:「どうにも虫が良すぎるが」
荒原伊吹:「その先に何を企んどる」
エレオノール:「いえ。その先からは恐らく」
エレオノール:「対立するやもしれませんので。あくまで、そこまでのお話です」
柾木 秀:「信じようと、信じまいとどっちでも良いですが……話に時間がかかればかかっただけ人が死にます」
柾木 秀:「少なくとも僕はそれを望んではいないですよ」
小竹木龍之介:「荒原さん」
荒原伊吹:「……ああ」
小竹木龍之介:「受けましょう」
荒原伊吹:「いいだろう。おまえさんがそう言うなら」
荒原伊吹:「好きにしろ。責任は俺が取る」
小竹木龍之介:「ありがとうございます」
小竹木龍之介:いずれ対立するかも知れない。それでも
小竹木龍之介:今ここで、彼女に嘘はない、と信じる。
小竹木龍之介:確かにあの時、助けられた。
小竹木龍之介:信じた先のことは、そのあとだ。
小竹木龍之介:「……お受けします」
小竹木龍之介:「あなたを信じます。エレオノール=ジル・ド・ジェンヌ」
エレオノール:「感謝します。では、我らの勝利に」グラスを掲げる。
小竹木龍之介:真っ直ぐに、グラスを掲げて
緒環 伸:少年の方をじっと見ながら。なるほど、と思う。
小竹木龍之介:「乾杯」
緒環 伸:「……乾杯」控えめにグラスを持ち上げる。
柾木 秀:「乾杯」 つられてグラスを上げる。
“ライトニング・A”:「乾杯」空のグラスを掲げる。
荒原伊吹:「……乾杯」渋々げに掲げて。


GM:エレオノールは去り。荒原も支部へと戻り。
GM:改めて、4人。会議室に。
“ライトニング・A”:「では、もう一度、自己紹介を。“らいとにんぐ・あくしおん”」
“ライトニング・A”:「FH“ら・ゔぃ”の、末席を汚しております」楚々として一礼。
小竹木龍之介:「”ドラウナラッグ”。小竹木龍之介。呼びやすい方で、どうぞ」
柾木 秀:「柾木秀です。先日、覚醒したばかりの新人ですがよろしくおねがいします」
緒環 伸:「"パペッティアー"緒環伸。よろしく」
小竹木龍之介:名も明かす。コードのない柾木がいるからだ。
緒環 伸:「新人じゃあ、そりゃコードネームもないよなあ」
“ライトニング・A”:「小竹木様に、緒環様」
緒環 伸:柾木くんに対しては、先ほどよりは警戒してはいない。なんとなくだが。
緒環 伸:「ライトニングちゃん、でいいのかな?」
“ライトニング・A”:「ええ。そうお呼びいただければと」
緒環 伸:「ああ、ちゃんで大丈夫な子か。よかったー」軽く言う。
柾木 秀:「小竹木さんと緒環さんは天使というやつと遭遇したことはありますか?」
緒環 伸:「まさに、こないだ全身ズタボロにされたとこだな」
柾木 秀:「僕は生憎とまだ遭遇していないもので、好奇心、ではないですけど」
緒環 伸:「あれだよ、焼かれても別に髪はアフロにはならんから、面白みはゼロだったぜ」あくまで軽く。
小竹木龍之介:「僕もまだ、これからだね」
柾木 秀:「ふふっ、それは良いニュースですね」 緒環さんのジョークに笑う
小竹木龍之介:「伸くん。散々な目にあったばかりなのに、本当にすまない」
緒環 伸:「ああ、散々な目にはよく遭うんだ」
緒環 伸:くん、という呼び方に少し笑って。
小竹木龍之介:「まあ、何」
小竹木龍之介:「焼いてくる奴をすごく弱めることはできるかも知れないから」
小竹木龍之介:「少しは気を楽に持ってもらえると嬉しいな」
小竹木龍之介:「秀くんも。よろしくね」
柾木 秀:「なるほど、頼りにさせてもらいます」
緒環 伸:「頑張ればアフロができる?」にっ、と笑って。
緒環 伸:「……新人のわりにはずいぶんしっかりしてるよな、君も」
柾木 秀:「こちらこそお願いします。お二人がこういったことに慣れている方のようで安心しました」
緒環 伸:「任されるだけのことはあるって感じだ。よろしく」
柾木 秀:「しっかり……そのように頑張ってるだけですよ。まだまだ、わからないことだらけですから」
緒環 伸:「そんなのは、誰だって同じだよ」
緒環 伸:「おじさんも一緒。気にすんな」
柾木 秀:「おじさん……というほど歳をとっているようには見えませんが」
柾木 秀:「ああ、冗談ですか? それならすみません、緊張しているもので」
緒環 伸:「……その辺はまあ、新人だな」どこまで言うかを少し考え。
緒環 伸:「僕はこれでも、こっちのお兄さんより一回りくらいは上なんだよな」小竹木さんの肩を叩く。
“ライトニング・A”:「えっ」
“ライトニング・A”:「あ、すみません」
小竹木龍之介:「…………」
“ライトニング・A”:「機械化兵なのですか?」
柾木 秀:「……とてもそうは見えませんが」 むしろ緒環さんのほうが若々しく見える
小竹木龍之介:「………あっ、そうだったの?」
緒環 伸:「そういう奴もいるということ」
小竹木龍之介:「どうしよう。敬語の方がいいですか?」
緒環 伸:「機械化は外れ。そのうち当ててみな」
緒環 伸:「いや、別にいいって、いちいち喋り変えられても」
小竹木龍之介:(古代種かな……)
柾木 秀:「分かりました、その問いにはいずれ」
緒環 伸:「まだまだわからないことだらけなのは、いくつでも同じだろ。気にしない気にしない」
小竹木龍之介:「……それは、その通り」
小竹木龍之介:「うちの若い子たちにも、すごく頼られるけど」
小竹木龍之介:「全然なんだよね……年上の人に言われると安心するな」
柾木 秀:「なるほど……」 二人の様子をみて思考する。
緒環 伸:「僕は頼ってもろくなものは出ないぞう」ニヤニヤ笑いながら。
緒環 伸:「まあ、状況が状況だ。仲良くやろうな」
柾木 秀:「新人の僕にそれを言われても困りますよ」 ふっと笑う
柾木 秀:「そうなると小竹木さんが随分と苦労してしまいますから」
“ライトニング・A”:「ええ、少なくとも、決着がつくまでは」
柾木 秀:「ええ、仲良く。僕はそうしたいと願っていますから」 手を差し出す、握手だ
小竹木龍之介:「そうだね」握手に応える。
小竹木龍之介:「…わからないことあったら聞いてね」
小竹木龍之介:……何となく。
小竹木龍之介:無垢の己が、そうと知らずFHに利用されていたことを思い出す。
小竹木龍之介:彼がどうなのかは、解らない。
小竹木龍之介:ただ、何も知らず流されるのではなく。
小竹木龍之介:自らの意志でそこにいるのならばいいと。
小竹木龍之介:そう思った。
緒環 伸:「……はい」
緒環 伸:「手が二本、ここにも空いてるんですがね。僕は寂しいよ」
緒環 伸:ばし、と両手で二人の肩を軽く叩く。
緒環 伸:「僕もよろしく。キリがいいところまではね」
柾木 秀:「はい、それでも構いません。よろしくおねがいします」 と緒環さんとも握手を交わす。
柾木 秀:「僕としてはその後も仲良くしたいとは思っていますが」 屈託のない笑みを返す
緒環 伸:「そうできれば何よりだ」


GM:シーンを終了します。
GM:ロイス取得・購入が可能。
小竹木龍之介:柾木くんに
柾木 秀:PC順的に小竹木さんにロイスを取ろう。
小竹木龍之介:協力者/柾木 秀/親近感:○/庇護/ロイス
柾木 秀:5.同行者/小竹木龍之介/連帯感:○/脅威/ロイス
緒環 伸:柾木くんに○協調/警戒で取得します。
小竹木龍之介:ボディアーマー!
小竹木龍之介:4dx+1>=12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 6[2,4,5,6]+1 → 7 → 失敗

小竹木龍之介:低いなー 失敗で以上!
緒環 伸:じゃあボデマ!
緒環 伸:4dx+6=>12
DoubleCross : (4R10+6[10]>=12) → 9[3,3,9,9]+6 → 15 → 成功

緒環 伸:やったー 小竹木さんにどうぞ!
柾木 秀:応急手当でもかお
小竹木龍之介:わあ嬉しい!いただきます!装備!
柾木 秀:(1)dx>=8 <調達>
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 1[1] → 1 → ファンブル

GM:悲しいね……
柾木 秀:クソ・オブ・クソ
緒環 伸:oh
柾木 秀:社会1のゴミにふさわしい

【ミドルフェイズ4】

GM:まずは、以降のシーンの説明を。
GM:以降のシーンではまず、望むのであればいつでも、
GM:ミドル戦闘に突入可能です。
GM:ただし、何の準備もなしで望めば、苦戦は免れないでしょう。
GM:また、後述の条件を満たしていない場合は
GM:ミドル戦闘が終了後、直ちにバックトラックへ移行し
GM:セッション終了に向けて動きます。
GM:実質的な敗北とお考えください。
GM:そうならないために、行える行動が4種類あります。
一つ目:情報収集。
こちらは通常の情報収集ですね。
セッション攻略に必要な情報と、更には
いずれ敵対するかもしれない相手、あるいは自分の味方である
“ラ・ヴィ”のエージェントの情報についても調査可能です。
GM:項目は後で出しますね。
二つ目:FS判定“違和感の蓄積”。
こちらは過去の事件を浚い、小さな違和感に気づいていくというものです。
これの完了が、クライマックスへの移行条件です。
通常のFS判定とは違い、シーン持続ではなくラウンドごとにシーンを切り替えます。
GM:こちらも後ほど具体的な項目を。
三つ目:自己鍛錬
こちらを実施すると、経験点を獲得できます。
任意の攻撃技能で、1~30の目標値を自分で設定して判定してください。
成功した場合、パーティ全員に目標値÷2の経験点が与えられます。
ただし、この判定自体は一人1回までです。
理論上は最大で45点まで獲得可能ということですね。
四つ目:戦力増員
こちらを実施すると、操作可能なトループを獲得できます。
〈交渉〉か〈調達〉で判定して、達成値の合計値を蓄積していき
一定数以上になる度に、トループ数体を獲得できます。
MAX達成値は120です。
獲得したトループは、各戦闘のセットアップ直前に自分たちのエンゲージか、
自分たちのエンゲージの5m手前に割り振って配置できます。
ミドルで使ってもいいし、クライマックスまで温存してもいいです。
また、状況によってはトループのみを参加させる、も選択可能です。
その場合は自動戦闘処理が行われ数と性能に応じた結果を出力します。
倒してきてくれるかもしれないし、何も出来ずに全滅するかもしれない
GM:そのあたりは情報収集での調査が鍵となります。
柾木 秀:基本的なルールは理解できました。情報項目とか出していただけるならお願いしたいです。
GM:ではまず
GM:登場かな!
GM:登場は任意です
柾木 秀:オイッスー!
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:54->62)
緒環 伸:まずは出ます
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:58->60)
柾木 秀:高くない?
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:53->54)
緒環 伸:よし
小竹木龍之介:おっけー
■情報収集
・閃光の天使について 〈情報:UGN〉10
・“サーボモルフォ” 〈情報:UGN,FH〉8
・“ライトニング・アクシオン” 〈情報:UGN,FH,軍事〉7
・“不倒翁” 〈情報:UGN,FH,噂話〉6
・“フェルフィンゴフ” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉12
・“ラウンデル” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉8
GM:情報収集項目はこう
■FS判定:“違和感の蓄積”
〈情報:UGN〉9
進行値:0/???
終了条件:任意
支援判定:〈知覚〉
最大達成値:30
GM:FS判定はこう
GM:※ルールを追加します。
GM:これらのミドルシーンでは、PCの手番は2回とします。
GM:では、挑戦したいものに挑戦をお願いします。
小竹木龍之介:FS判定に挑戦します。
小竹木龍之介:コネを起動してUGN。
小竹木龍之介:6dx+2>=9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 7[1,2,3,4,7,7]+2 → 9 → 成功

小竹木龍之介:うっ低い
GM:情報の場合は財産も使用可能ですが
GM:どうされますか?
小竹木龍之介:あ、じゃあ財産1入れます
小竹木龍之介:財産残り8!
GM:OK!では最初の情報が手に入ります。
・“四海球儀”を奪取したのは、ラ・ヴィセルの“不倒翁”であるという。
小竹木龍之介:そ、そういうことかー!
GM:現在、閃光の天使討伐に向けて全力を注いでいるはずのかのセルが
GM:わざわざそんな価値のないものの奪取を行っていたというのは不自然だ。
GM:あの遺産には、知られざる効果が隠されているのかもしれない。
GM:調査の結果、このような違和感を感じるというわけですね。
GM:2/??? 進行値はこうなりました
GM:判定項目は変わりません。
GM:次の方どうぞ!
緒環 伸:次自分ですね
緒環 伸:まず、自分を対象に《導きの華》。次のメジャーアクションの達成値が+14されます。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+4した(侵蝕率:60->64)
GM:OK!では1手番目が終わって
GM:柾木くんの手番。
柾木 秀:どうしようかな、こまめに刻んだほうが達成値的には得だが……早く終わらせたほうが登場侵蝕かかんないんだよな
柾木 秀:よし全力でいこう、FS判定します。
柾木 秀:・コンボ『一を知り十を知る』
柾木 秀:《コンセントレイト:ノイマン》《生き字引》
柾木 秀:(4+1+1)dx7+3
DoubleCross : (6R10+3[7]) → 10[3,3,3,3,7,7]+10[1,10]+10[9]+10[9]+1[1]+3 → 44

緒環 伸:つよい
GM:すご……
GM:最大達成値30なのに!
柾木 秀:62→65
小竹木龍之介:すごい
GM:じゃあ一気に2→6まで!
GM:ごく最近の、“ラ・ヴィ”セルの足取りを、あなた達は掴む。
・“トレイター”セル研究資料
参照Case:1-9; 
タテを、掲げよ
解決時期:最近
UGN第一支部の尽力により、最近壊滅したFHセル。
ここの研究資料が、“コピーキャット”セルという、情報回収を専門とするセルにより回収されている。
そこから資料を買取り、技術供与を受けたと思しきセルとして、“ラ・ヴィ”の名前がある。
研究内容は、瞬間的なジャーム化による、効率的なジャーム兵器運用。
直前までオーヴァードとして動かし、必要な際に一気にジャーム化するという運用ドクトリン。
その基幹技術を、なにかに必要として、彼らは得た。
GM:これが達成値4の情報ですね
GM:達成値6の情報。
・第一地区市街地捜査
参照Case:1-1; そして風は、たえる
解決時期:一年5ヶ月前
この時期より第一地区の外れの住宅街で、青い蝶の入れ墨の人物が度々何らかの実験を行っていた。
ラ・ヴィの活動が確認されたのと同時期であり、当時は気にされていなかったが、
今となれば、それはラ・ヴィの構成員によるものであると分かる。
強いてその場所に特筆性があるとすればそれはかつて、
“オカリナ”というS級災害ジャームが討伐された地点であるということ。
現在でも周辺には、独特のレネゲイドパターンが観測されているという。
微弱すぎて看過されていたが、再調査の結果、未知のもの。
GM:判定値はまだ変わりません。
GM:6/???
GM:次。2回目の判定。
GM:再び小竹木さんの手番から。
小竹木龍之介:はい!
小竹木龍之介:情報判定、“不倒翁” について、UGNで振ります。コネ使用。
小竹木龍之介:6dx+2>=6
DoubleCross : (6R10+2[10]>=6) → 9[1,3,4,6,7,9]+2 → 11 → 成功

GM:OK!開示します
“不倒翁”
本名:福田柚子子。
FHセル“ラ・ヴィ”の幹部の少女。
無限にも思える耐久力の、無敵の護衛兵。
埒外の再生能力を持ち、異常回数の《リザレクト》を繰り返す。
その生命力を、攻撃に転嫁することも出来る。自らへの被害を考えなければ。
“ゲンドゥルの皮”の遺産継承者:UGNでの遺産種別コードは「雷神の槌」。
 代表エフェクト:《リザレクト》《ウルトラボンバー》
小竹木龍之介:ゲンドゥル…
GM:次は緒環さん!
緒環 伸:はい、ただいま支援が載っている状態です。
緒環 伸:戦力増員を試してみたいですね
緒環 伸:〈調達〉で判定、《導きの華》で達成値+14
緒環 伸:5dx+20
DoubleCross : (5R10+20[10]) → 10[3,4,5,9,10]+2[2]+20 → 32

緒環 伸:よしよし
GM:ひゅう!
GM:32/120
GM:えーっと 30まで達成したので
GM:このトループを入手します。
δクラス戦闘部隊
種別:トループ
HP10 行動値0
攻撃達成値10(固定) 射程10m 攻撃力2d10+5
GM:これを10体。
緒環 伸:たくさんいる!
緒環 伸:ありがたく使わせていただきます
GM:あ、違う これが20まで
GM:30だとさらに
γクラス戦闘部隊
種別:トループ
HP30 行動値5
攻撃達成値20(固定) 射程10m 攻撃力3d10+10
GM:これが2体です
緒環 伸:強くなった…!
緒環 伸:やったー
柾木 秀:じゃあ、せっかくなのでFS判定を進めます。
GM:どうぞ~
柾木 秀:コンボ『一を知り十を知る』
柾木 秀:《コンセントレイト:ノイマン》《生き字引》
柾木 秀:(4+1+1)dx7+3
DoubleCross : (6R10+3[7]) → 10[3,6,6,7,8,8]+10[2,4,8]+10[8]+10[9]+3[3]+3 → 46

GM:ヒエ……
柾木 秀:おらよ!
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+3した (侵蝕率:65->68)
GM:最大達成値設定しておいてよかった
GM:10/???
GM:8の情報が開示。
・ディープワン・プロジェクト
参照Case:3-9; 淵をみるもの
解決時期:6ヶ月前
"ラ・ヴィ"が“コピーキャット”より受け取った情報は、それだけではない。
“ディープワン・プロジェクト”。
それは“マスターアビス・Λ”の活動記録及びアビス計画の研究データを元に立てられたプロジェクトであり、
超高侵蝕帯にあるジャームの発生、運用を企図したものだという。
“トレイター”セルの研究内容と組み合わせれば、それはつまり、
オーヴァードを瞬間的に超高侵蝕ジャームと化す技術となる。
その使途自体は、一切不明である。
GM:情報は以上。そして、FS判定はまだ継続。
GM:とはいえ、終わりは近いです。


GM:【UGN保有 セーフハウス】
GM:君たちは対策会議のため――そして、
GM:彼らの身元を洗うため。一度、この拠点に集合している。
小竹木龍之介:「“ラ・ヴィ”について調べてたんだけど」
緒環 伸:「ふんふん」
小竹木龍之介:「彼ら…というか、エージェントの一人だね。がある遺産を奪取している」
小竹木龍之介:「これが、大昔の空を映すプラネタリウム」
小竹木龍之介:「四海球儀っていうんだけどね。正直、そんなリスクを冒してまで手に入れるようなもんじゃない」
緒環 伸:「……ロマンチックだけど、え、それだけ?」
柾木 秀:「……」 話を聞いている
小竹木龍之介:「それだけなんだよね」
小竹木龍之介:「デートの演出にはいいかも知れないけど、ねえ。何に使うんだろ?」
柾木 秀:「……誰がそれを?」
小竹木龍之介:「奪ったのは“不倒翁”。超絶な再生力を持ったエージェントだ」
緒環 伸:「普通のリザレクトよりもってことか」
柾木 秀:「柚子子ちゃんか」 手を開いたり閉じたりしている
小竹木龍之介:「うん。攻撃転用も可能らしい」
小竹木龍之介:「君にとっては同僚だね」柾木くんに
柾木 秀:「元気で可愛らしい女の子だったよ」
緒環 伸:「ふうん……」
小竹木龍之介:「そっかそっか」
小竹木龍之介:「二人の方ではどう?」
緒環 伸:「まあ、その辺の判断は11さんに任せるかな、僕は……」
柾木 秀:「ああ、でもこれだけは言っておきます。僕は初耳でしたね、そんな話」
小竹木龍之介:「……まあ。入ったばかりなら無理ないと思うけど」
小竹木龍之介:「これから知っていけばいいんじゃないかな」
柾木 秀:「そうですね。でもいいんですか? UGNがそういう事言って」
小竹木龍之介:「んー、なんて言うかな。自分で選べるようになるといいなって」
小竹木龍之介:「ほとんどまっさらな状態で勧誘されたみたいだし。何かを選ぶには知ることがまず必要だ」
小竹木龍之介:「その上で、君がFHにいようと自らの意志で選ぶなら僕はそれを尊重する。敵対することになってもね」
小竹木龍之介:「でも、ただ流されていくだけなら……無理にでも、引っ張り上げようかな、とは思ってるよ」
緒環 伸:「へえ」軽く笑う。「なるほど、君はそういう人か。いいね」
柾木 秀:「……それは、はい。僕も考えます」
小竹木龍之介:はにかんだ笑みを見せる。
柾木 秀:自分の置かれた立場、とりまくものを考える。
柾木 秀:「……」
柾木 秀:「……これは考えた上での言葉だと思ってください」
柾木 秀:「今の状態はよくない」
柾木 秀:現時点でイニシアチブを握っているのは“ラ・ヴィ”だ。
小竹木龍之介:「今の、状態?」
柾木 秀:“ラ・ヴィ”は裏で何か行動している。それはあまりに危険である可能性が高い。
柾木 秀:「イニシアチブの話、ですね……今の状態はUGNと“ラ・ヴィ”のバランスが取れていない」
緒環 伸:「ふむ」
柾木 秀:「UGNのお二人にとっては、おそらく……かなり不利な状況です」
小竹木龍之介:「……確かに。情報においても、こちらは悔しいことに遅れを取ってる状態だ」
緒環 伸:「それはそれこそ、君の立場でそれを言っていいのかな……というのを『考えた』んだろうな」
柾木 秀:「ええ、これくらいは良いでしょう。世間話みたいなものですし」
緒環 伸:「僕らがどう、というよりは、不安定だ、先行きがわからない、みたいな」
柾木 秀:「小竹木さんの誠意に応えたくなった、とでも思ってくださって構いません」
小竹木龍之介:「………ん」
柾木 秀:「先行き……」 それは見えているはずだ、少なくともエレオノールには
緒環 伸:「そのうち僕にも応えてくれよ」笑う。
小竹木龍之介:「エレオノールさんは、『その先からは対立するかも知れない』と言っていた」
小竹木龍之介:「対立するだけの理由があるのかもしれない。その辺りを、もう少し僕たちでも調べてみたい」
柾木 秀:「ええ、ですから緒環さんにも期待させてもらいます」
緒環 伸:「そうだね、僕もいろいろやってみるか……今回は調べ物はしなかったんだけど」
小竹木龍之介:「天使を倒すだけでは……済まないかも知れないからね」
緒環 伸:「そこだ」
柾木 秀:「はい、そうした方が良いでしょう。僕の言葉……ではいささか信用しきれないでしょうし」
柾木 秀:少なくとも天使を倒して終わりではない。その予感がある
緒環 伸:「とりあえず、今は人手がいると思ったんだよな。伝手を使って声をかけてきて」
緒環 伸:「まあ、精鋭とは言わないが、多少力は借りられた。今は数が大事だと思ったんだ」
緒環 伸:「人数を用意すりゃ、本気度がわかるだろ?」
小竹木龍之介:「それは……助かる」
柾木 秀:「そうですね、少なくともある程度は抑止力になる」
緒環 伸:「そのうち、もっと強力な奴を雇える……かもしれない。余裕があればね」
柾木 秀:オーヴァード相手に雑兵を集めても効果は薄い、しかし確実に限界に追い込めることも事実だ。
緒環 伸:「多分、全部まだとっかかりなんだと思うよ。僕のも、君らの調査も」
小竹木龍之介:「うん。やれることをやって行こう。それぞれね」
緒環 伸:「全方位にいい形にしたいのは本音だからね」
小竹木龍之介:「僕はもう少し情報を探ってみる」
柾木 秀:「僕もそう願っています、心から」
小竹木龍之介:二人の顔を見て、頷いた。
柾木 秀:心から、思う。
柾木 秀:手を開いたり閉じたりする。まだ感触がある。
柾木 秀:人の形をした生き物を殺した感触が、鮮明に。


GM:シーン終了です。
GM:購入及びロイス取得が可能。
小竹木龍之介:ロイスは保留
緒環 伸:ロイス保留!
小竹木龍之介:あ、シナリオロイスとれるんだ
小竹木龍之介:一応とっとこ
柾木 秀:ロイスは緒環さんにとろう
小竹木龍之介:奪取者/福田柚子子/興味:○/脅威/ロイス
柾木 秀:6.緒環 伸/有為:○/猜疑心/ロイス
小竹木龍之介:”不倒翁”へのロイスという感じでひとつ
GM:はあい
柾木 秀:応急手当でも買っとくか……
小竹木龍之介:購入どうしよっかな
小竹木龍之介:応急手当はありだな、買おう
小竹木龍之介:4dx+1>=8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 9[1,7,8,9]+1 → 10 → 成功

小竹木龍之介:一個確保!
柾木 秀:(1+1)dx>=8 <調達>
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 4[1,4] → 4 → 失敗

柾木 秀:はい、クズ!
柾木 秀:以上でーす!
緒環 伸:応急手当かな……
小竹木龍之介:以上でーす
緒環 伸:あ、いや お待ちを
緒環 伸:簡易手術キット!
緒環 伸:5dx+6=>18
DoubleCross : (5R10+6[10]>=18) → 9[3,3,6,8,9]+6 → 15 → 失敗

緒環 伸:3払って買いましょう。残り15
GM:うまいとこ狙ったなあ
■情報収集
・閃光の天使について 〈情報:UGN〉10
・“サーボモルフォ” 〈情報:UGN,FH〉8
・“ライトニング・アクシオン” 〈情報:UGN,FH,軍事〉7
【済】・“不倒翁” 〈情報:UGN,FH,噂話〉6
・“フェルフィンゴフ” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉12
・“ラウンデル” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉8

■FS判定:“違和感の蓄積”
〈知覚〉〈意志〉9
進行値:10/???
終了条件:任意
支援判定:〈情報:〉
最大達成値:30

■自己鍛錬
未挑戦

■戦力増員
32/120
獲得戦力:δクラス×10、γクラス×2


【ミドルフェイズ5】

GM:登場は自由です。登場する方はどうぞ。
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:54->58)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:64->66)
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+10(1d10->10)した (侵蝕率:68->78)
柾木 秀:オイオイ……
柾木 秀:ころすぞ
GM:はわわ
■情報収集
・閃光の天使について 〈情報:UGN〉10
・“サーボモルフォ” 〈情報:UGN,FH〉8
・“ライトニング・アクシオン” 〈情報:UGN,FH,軍事〉7
【済】・“不倒翁” 〈情報:UGN,FH,噂話〉6
・“フェルフィンゴフ” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉12
・“ラウンデル” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉8

■FS判定:“違和感の蓄積”
〈知覚〉〈意志〉9
進行値:10/???
終了条件:任意
支援判定:〈情報:〉
最大達成値:30

■自己鍛錬
未挑戦

■戦力増員
32/120
獲得戦力:δクラス×10、γクラス×2
GM:現状はこんな感じです 好きなものに挑戦してね
小竹木龍之介:閃光の天使行ってみようかな
小竹木龍之介:UGNで、コネを使って振ります。
小竹木龍之介:6dx+2>=10
DoubleCross : (6R10+2[10]>=10) → 7[1,2,5,6,6,7]+2 → 9 → 失敗

小竹木龍之介:財産!
小竹木龍之介:1使います。
GM:OK!
GM:公開します!
“閃光の天使”
終末を幻視させる“賢者の泉”と同じ成分からなると目され、
賢者の石を起源(オリジン)とするレネゲイドビーイングである。
その本体が座すのは恐らく、この街の裏側にあるとされる、賢者の石の鉱床――
あるいはその流動性から、“賢者の海”と呼ばれるもの。
最大の撃破困難要因は、埒外の耐久力と、遍在性。
撃破する度に耐久性を増す上に、1体ではない。
本日は把握している限りでは、6体の閃光の稼働が確認されている。
GM:情報は以上。緒環さんの手番!
緒環 伸:メジャー使用して支援を行います。
緒環 伸:コンボ『ラケシス、糸を計れ』。《導きの華》《光射す場所》《要の陣形》。侵蝕9上昇。
緒環 伸:対象は味方全員で次のメジャーの達成値+19!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+9した(侵蝕率:66->75)
緒環 伸:以上です。みんながんばれー
柾木 秀:頑張る!
小竹木龍之介:頑張るよー
GM:OK!では柾木くん!
柾木 秀:あー……訓練って攻撃じゃないからカスタマイズのらないです?
GM:あ、いえ、攻撃エフェクト使っていいですよ
GM:カスタマイズも乗せて大丈夫
柾木 秀:OK! あとは命中補正はかかりますか?
柾木 秀:武器の命中補正ですね
GM:乗せるならかかるよ~
柾木 秀:了解!
柾木 秀:ダイス4で5を出せるか……?
柾木 秀:ダイス8で7かダイス4で5
柾木 秀:OK、決断しよう。
柾木 秀:訓練を<白兵>で行います!
柾木 秀:使用エフェクトは《マルチウェポン》、使用武器は気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード)と惨終虐刃-エンドメイカー-(アームブレード)
柾木 秀:目標は最大値の30いくぞ
GM:OK!どうぞ!
柾木 秀:(3+1+4)dx+6-2+19>=30 <白兵>
DoubleCross : (8R10+6-2+19[10]>=30) → 9[1,2,3,5,6,9,9,9]+23 → 32 → 成功

柾木 秀:フー……
GM:OK!では全員に15点入ります!
柾木 秀:侵蝕78→81、ダイスボーナス+2だぜ!
GM:OK!では2周め!
GM:ふたたび小竹木さんから
小竹木龍之介:イエス!
小竹木龍之介:訓練を<射撃>で!
小竹木龍之介:目標は30!
小竹木龍之介:頼むぞ……
小竹木龍之介:11dx+22>=30
DoubleCross : (11R10+22[10]>=30) → 10[2,3,3,5,6,7,8,9,9,10,10]+10[1,10]+5[5]+22 → 47 → 成功

GM:すご……
小竹木龍之介:大成功!ありがとう緒環さん!
GM:成功!全員に経験点15点
GM:合計30点を手に入れました。
緒環 伸:ではこちらも訓練をRCで
緒環 伸:4dx+23
DoubleCross : (4R10+23[10]) → 10[4,5,8,10]+5[5]+23 → 38

緒環 伸:目標値は26で!
緒環 伸:おまえ
GM:すごいじゃん
緒環 伸:すごかった……
GM:目標が26なので13点獲得です
GM:総計43点の獲得ですね。
GM:で、このシーン最後の手番。
GM:柾木くんの手番を!
柾木 秀:FS判定を進行します、技能は<意思>
柾木 秀:(4+2)dx+3>=9 <意思>
DoubleCross : (6R10+3[10]>=9) → 9[2,4,5,7,7,9]+3 → 12 → 成功

柾木 秀:危なげなく成功!
GM:OK!
GM:まずは進行値ですが
GM:12/12となります。完了値に達する。
GM:では、君は固有の違和感を覚える。
・覚醒
参照Case:-
発生時期:数日前
君は思い出す。梶鈴香とともに、襲撃された日のことを。
二人暮らしであるという彼女の兄、梶修之に襲われ、君は。
彼を殺した。それは自らを、彼女を守るため、必要であったのかも知れないが。
その瞬間だ。とどめを刺した瞬間。
彼はむしろ、梶鈴香をかばうような動きをしたような。
“ラ・ヴィ”のセルリーダーが居合わせたあの事件は、
ただのジャームの襲撃事件だったのだろうか?
GM:FS判定は完了値に達しますが、
GM:まだ完了ではありません。
GM:柾木秀の「違和感の蓄積」は完了。
GM:他の二人については、まだ。
GM:現状の判定に成功して初めて達成となります。
GM:判定は以上!


GM:港湾地区 廃材置き場
GM:君たちは一人の少女と対峙する。
GM:“ライトニング・アクシオン”。
“ライトニング・A”:「ご足労に感謝します」
“ライトニング・A”:「少し……私の能力は、場所が必要でして」
“ライトニング・A”:「あ、いえ、正確には、場所を問うようなものではないのですが」
“ライトニング・A”:「ゆうじいえぬとしては、どこでも壊していいということはないかと思いまして」
小竹木龍之介:「広域に渡る能力ってことかな」
緒環 伸:「破壊力もある、と。いいね。元気な子は」
“ライトニング・A”:「お見せしましょう」
“ライトニング・A”:廃材の一本を拾い上げる。
“ライトニング・A”:それに手を突っ込むと、ベキベキと変形していく。
“ライトニング・A”:それは砲身に。
“ライトニング・A”:「まあ、このような芸当です」
柾木 秀:「……なるほどね」 目の前の状況を確認しつつ、同時に別のことを思考している。
“ライトニング・A”:「力を見せねば、共に戦うにたると示せませんでしょうから」
“ライトニング・A”:咆哮が発光する。
小竹木龍之介:「それは、お互い様かな───」
“ライトニング・A”:「かの天使の手口を模擬して、攻撃いたします」
緒環 伸:「……ほー」ちょっと嫌な思い出があるが。
柾木 秀:「それは助かります。予習しているのとぶっつけじゃあ全然違いますから」
小竹木龍之介:「力を削ぐよ」
小竹木龍之介:水球を作り出し、砲身へと放つ。
緒環 伸:「ありがたいね。当たるとヤバいくらい痛いんだよ、あれ」
緒環 伸:糸を引く。その水球の軌道を、より正確に。
小竹木龍之介:真っ直ぐに、着弾。
小竹木龍之介:そのエネルギーを発散させる、毒の水。
緒環 伸:「正しくは、最初は痛いと思えないくらいに焼かれる」
“ライトニング・A”:それを避けようともせず、着弾。
“ライトニング・A”:発射。
“ライトニング・A”:甚大な光芒の火力が、拡散して周囲を焼いた。
小竹木龍之介:「……すごい威力だな」「……けほっ」
“ライトニング・A”:「ええ。ですが、妨害できないわけではない」
“ライトニング・A”:「……そして」手招きする。
緒環 伸:「……うん、だいぶマシだよ。これならまだミディアムレアだ」
小竹木龍之介:「減衰できてるなら良かった。ここから更に詰めて行きたいな……うん?」近寄る。
柾木 秀:状況を観察している。小竹木さんと緒環さんの実力、能力を。
柾木 秀:そしてとっさの判断で僅かな安全地帯にその身を隠している。
柾木 秀:(これがオーヴァードの戦い……)
柾木 秀:(あの時……梶さんのお兄さんを殺したときとは全然違う) 同時に走らせている思考から、それを思い出す。
緒環 伸:視線を走らせる。柾木くんを見て、それからライトニング・Aに。
緒環 伸:『今だ』と。
柾木 秀:こくりと頷き、ライトニングの死角から接近し、二つの得物を抜く。
柾木 秀:1つ目の刃は大鉈の如き、片手で扱える限界とも言える刃。名を気狂孤剣-イェポンナマッド-。
柾木 秀:ライトニングとの距離はおよそ10m、一足にて届く距離ではあるが――相手もそれに気付くだろう。
柾木 秀:故に投擲、巨大な刃の塊が次なる体勢に移る前に放つ。
“ライトニング・A”:「……!」回避ではない。周りの廃材を盾のようにして質量で受け止める。
柾木 秀:その廃材の影から滑り込むように死角から接近、2つ目の刃を抜く。
柾木 秀:名を惨終虐刃-エンドメイカー-。おおよそ実戦的ではない、ある意味で趣味の塊のようなナイフだ。
柾木 秀:もし、それが視界に入るのならばそのおぞましさに目を囚われるだろう。
柾木 秀:刺し貫き、抉り、想像を絶する苦痛を与える武器。それをライトニングは知っている。
柾木 秀:つまり――これもフェイント。ナイフの一閃とは別の角度から脇腹に蹴りを叩き込む。
“ライトニング・A”:「……!」まるで対応できていない――いや、していない。
“ライトニング・A”:体に仕込んでいた、バラバラと廃材が砕け散る。
柾木 秀:「っと……これも読まれていたか。なるほど、次からは気をつけよう」
小竹木龍之介:「………すごいな」
小竹木龍之介:「覚醒したてとは思えない動きの良さだ」
“ライトニング・A”:「本来は受けてしまうべきなのでしょうが」
“ライトニング・A”:「この身では難しいので、ご容赦をと」
柾木 秀:「いいえ、良いですよ。ありがとう、勉強になりました」
緒環 伸:「……僕の手助け、特にいらないんじゃないかってレベルだな」手を下ろす。
柾木 秀:「緒環さんのおかげでここまで近づくことが出来たんですよ」
柾木 秀:「お二人とも頼りになる、そう実感しました」
緒環 伸:「みんなで力を合わせれば、ってやつだね。良かったよ」
“ライトニング・A”:「……いい武器でしょう。我々にそれを用いるものはありませんので、持て余しておりました」
小竹木龍之介:「君もね。秀くんがいれば火力面は問題なさそうだ」
柾木 秀:「良い……のかはよくわかりませんが、色々と戦い方を考えられる武器だと思います」
柾木 秀:「少なくとも僕の手に……」一度言葉を切ってから
柾木 秀:「馴染ませることができそうです」
緒環 伸:「妨害、攻撃、援護、と。わりとバランスはいいと思うよ。あいつに通じりゃいいんだけど」
“ライトニング・A”:「とにかく、自らの最適の動きができるように動いてください」
“ライトニング・A”:「さしたる対応を行いません、ただ、」
“ライトニング・A”:「出力が異常に高い」
緒環 伸:「身をもって知ってる」
“ライトニング・A”:「それを削り切る必要があります」
“ライトニング・A”:「攻撃出力だけではありません。生命力といいますか」
“ライトニング・A”:「あれ自体が、きょだいなえねるぎいの塊です」
緒環 伸:「そっちもか。ますます休んじゃいられないなあ」
柾木 秀:「苛烈な攻撃に、異常なタフネス……ですか」
“ライトニング・A”:「我々も分散して、各地の対応に当たります」
小竹木龍之介:「伸くんの支援も重要だね。あとは…」人員の増強も。
“ライトニング・A”:「一地点をお任せすることになるかと……」
緒環 伸:「了解了解」
柾木 秀:「……申し訳ありませんが、僕は少し休ませて貰いたいです」
柾木 秀:「少し、疲れたと言いますか……」 ふぅ、と一つ長く息を吐く
緒環 伸:「ああ、そうだね。アタッカーはちょっと英気を養ってもらった方がいいや」
緒環 伸:「覚醒して早々ならなおさらだろ」
小竹木龍之介:「うん、無理はしないで」
柾木 秀:「ええ、情けない話ですがそう言っていただけると助かります」
緒環 伸:「本番に備えるのも戦いのひとつってね」
緒環 伸:「なんかいい感じのエージェントっぽい発言だろ」笑う。
柾木 秀:「ふふっ……そうですね、頼りになる。そう思いました」
緒環 伸:「本番じゃ君頼りだからね、僕は。今のうちにそう思っといてくれよ」
柾木 秀:「はい、役割は分かっているつもりです」
柾木 秀:頷き、答える。役割は分かっている……それは与えられた役割だ。
柾木 秀:だが、本当は……ライトニングを見る、違和感について尋ねるかどうかは――結局、出来なかった。
柾木 秀:自分が梶さんを殺した、あの事件は。本当に単なるジャームの暴走によるものだったのか。
柾木 秀:確かなことは……それに強い違和感がある、ということだ。


GM:シーン終了です。購入・ロイスが可能。
小竹木龍之介:ロイスは保留にして
小竹木龍之介:何買おうかな。
緒環 伸:ロイス保留
小竹木龍之介:柾木くん、強化素材とかいります?
柾木 秀:強化素材……ほしいです……
柾木 秀:あたくしも強化素材狙います……
小竹木龍之介:じゃあ狙ってみます。
小竹木龍之介:4dx+1>=15
DoubleCross : (4R10+1[10]>=15) → 10[2,4,8,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

柾木 秀:(1+2)dx>=15 <調達>
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 9[5,9,9] → 9 → 失敗

小竹木龍之介:財産3入れましょう。まだ余裕はある。
柾木 秀:クズ~~!!
小竹木龍之介:で、強化素材をパス!
柾木 秀:ありがとうございます……小竹木さん! いや、小竹木様……!
緒環 伸:んーー 念のためのショットガン
柾木 秀:この御恩、必ずやクズの首でお返しします!
緒環 伸:5dx+6=>11
DoubleCross : (5R10+6[10]>=11) → 10[3,4,4,5,10]+2[2]+6 → 18 → 成功

GM:クズかは分からんでしょ
GM:すごい
緒環 伸:よしよし 念のための装備
柾木 秀:ということで気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード)を強化素材でパワーアップさせます
柾木 秀:攻撃力+1! やったね!

【ミドルフェイズ6】

GM:次のシーン。
GM:登場する方はどうぞ~
柾木 秀:流石にお休みます!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:75->82)
緒環 伸:わお
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:58->59)
柾木 秀:緒環さん……!
柾木 秀:小竹木さんひくくない!?
小竹木龍之介:僕に任せて!
緒環 伸:小竹木さんひくい
緒環 伸:めっちゃ任せます


■情報収集
【済】・閃光の天使について 〈情報:UGN〉10
・“サーボモルフォ” 〈情報:UGN,FH〉8
・“ライトニング・アクシオン” 〈情報:UGN,FH,軍事〉7
【済】・“不倒翁” 〈情報:UGN,FH,噂話〉6
・“フェルフィンゴフ” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉12
・“ラウンデル” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉8

■FS判定:“違和感の蓄積”
〈知覚〉〈意志〉9
進行値:12/12(クリア者:柾木)
終了条件:任意
支援判定:〈情報:〉
最大達成値:30

■戦力増員
32/120
獲得戦力:δクラス×10、γクラス×2
GM:では好きなところをやってね~
小竹木龍之介:じゃあFS判定やります。
小竹木龍之介:知覚で判定。
小竹木龍之介:11dx+1
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[1,2,2,3,3,5,5,6,6,7,10]+5[5]+1 → 16

GM:OK!
GM:小竹木さんもクリアです
・全知
参照Case:11-7; 
『アルヴィトは白沙へと征けり』
発生時期:1年1ヶ月前
彼ら“ラ・ヴィ”は、あまりにも市内で起きた情報を知悉している。
なんらかの、あらゆる情報を把握する手段を入手しているのではないか?
君にはその心当たりがある。
“アルヴィト”。“全知”を司るという怪物的ジャームの一柱。
UGNとの協働の際に、それを密かに確保していたとすれば、説明はつく。
彼らはそれを知って、何かを企図しているのだろうと。
GM:情報は以上。緒環さんも突破すればクリアとなります
緒環 伸:してやります
緒環 伸:意志で判定!
緒環 伸:5dx+3 思い出の一品使用
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 9[1,6,6,8,9]+3 → 12

緒環 伸:イエーイ
GM:OK!
・テイア
参照Case:4-10; 『私のテイアはよみがえる』
発生時期:11ヶ月前
彼ら“ラ・ヴィ”は、何故無作為に発生する天使に対応できるのか?
それは鉱床のある程度正確な位置を、把握しているためではないか?
君にはその心当たりがある。
“テイア”――特異点である、N市のコピー。シミュレートモデル。
それにより、場所の把握を済ませているのではないかと。
もしもそうであるのであれば、“ラ・ヴィ”はその地図の作成に関与していたことになる。
GM:違和感の蓄積が完了しました。
GM:そして、3人がクリアしたことで、もう一つの情報を。
・資料異常
発生時期:現在

今まで違和感を抱いていなかったが、手元の情報は妙だ。
発生時期についての記述。
〇年前、〇ヶ月前という表記をすることは通常ない。
通常の資料であれば、○年○月○日と記すのが常。
果たしてこれは、何年に発生した出来事なのか。
その答えは、何故か見つからない。


GM:FS判定完了です。
GM:クライマックスへの突入条件を満たしました。


GM:【セーフハウス】
GM:柾木秀が休息を取り、“ライトニング”の姿もない。
GM:今その場にあるのは、正規UGNスタッフである君たち2人のみだ。
小竹木龍之介:「……二人になったから、話すんだけどさ」
小竹木龍之介:「柾木くん。どうもラ・ヴィのことを調べてたみたいなんだ」
緒環 伸:「……へえ?」
緒環 伸:足を組んで座って、どことなく落ち着きがない様子。
小竹木龍之介:情報支部である十一支部。情報を辿った『痕跡』から辿り着くのは難しくない。
小竹木龍之介:「……色々なことがわかった。」
小竹木龍之介:情報のプリントされた紙を広げる。近くにはマッチとバケツ。
緒環 伸:花火でもやるのかな、と茶化そうとしてやめる。
小竹木龍之介:「トレイターセル。第一地区のジャーム活動地点の調査。ディープワン・プロジェクト」
小竹木龍之介:「ざっと目を通してくれ。そのあと、全部焼くから」
緒環 伸:「……広いな」
緒環 伸:「もう見た。それで、これが?」
小竹木龍之介:「オッケー。じゃあ燃やそう」マッチに火をつけ、書類に火をつけてバケツに放り込む。
小竹木龍之介:「……オーヴァードの即時高侵蝕ジャーム化。そういうことをやろうとしてるぐらいは推測できたんだけどね」
緒環 伸:「そりゃずいぶん厄いことを……」
小竹木龍之介:「他は繋ぎ方がわからない。ただ、そうだね」
小竹木龍之介:「彼らと戦うことにはなりそうだと思う」
緒環 伸:「……盛大に打ち上げ、ってわけにはいきそうにないか」
緒環 伸:燃える火を見て。
小竹木龍之介:「……うん。秀くんがこれを知ってどうするか……彼がどちらに行くことを望むのか、は彼次第」
小竹木龍之介:「僕たちで頑張らなきゃね」
小竹木龍之介:「あとは」
緒環 伸:「?」
小竹木龍之介:「………僕の方で分かったことがある」
緒環 伸:「さすがだなあ。どうぞ」
小竹木龍之介:「昔、彼らと協働したことがある。“アルヴィト”と言うジャームを討伐した時に」
小竹木龍之介:「その、“アルヴィト”を。彼らは利用している可能性がある」
小竹木龍之介:「これは、その毒で『全知』を与えるジャームでね」
緒環 伸:「…………」じっと聞いている。
小竹木龍之介:「………それだと納得がいくんだ。彼らがどうして何もかも知っているのか」
小竹木龍之介:「情報アドバンテージを取られすぎている。あまりにも」
緒環 伸:「知ってる、か。確かにね。詳しいよ。一歩も二歩も」
小竹木龍之介:「……君も、心当たり、何かあるみたいだね」
緒環 伸:「知ってる……」
緒環 伸:少しだけ考えて。
緒環 伸:「心当たりっつうか、これは……星座を作るみたいなもんかな」
小竹木龍之介:「星座を?」
緒環 伸:「ジグソーパズルでもいいや。わかったことに、自分の持ってるピースが嵌まりそうで」
緒環 伸:「怖い」
緒環 伸:「話すよ。"テイア"って知ってるかい」
緒環 伸:「前に僕が遭遇した計画で、裏で誰が動いてたのかはわかってなかった」
小竹木龍之介:「……うん、聞いたことはある。特異点としてのN市のミニチュアだったっけ」
緒環 伸:「そう。そいつにあのセルが関わってたとしたら……いろいろ納得がいくんだ」
緒環 伸:「なんで天使の出てくる場所のこと、あんなに詳しいんだ?とかね」
小竹木龍之介:「なるほどね………」めらめらと燃える資料に目を移して
小竹木龍之介:「───待った」
小竹木龍之介:それが、目に入る。
小竹木龍之介:今まさに焼け焦げて、消えんとするその文字が。
小竹木龍之介:「この、資料」
小竹木龍之介:「……僕たちが目にしてきた情報」
緒環 伸:「うん?」
小竹木龍之介:「なんで、日付が書いてないんだ?」
緒環 伸:「日付?」目をやる。
小竹木龍之介:「どれも……相対的な時期しか書かれてない!」
緒環 伸:「……ああ、本当だ。何かそういう秘匿があるのかと……」
小竹木龍之介:「そう。何かが秘匿されてる」
小竹木龍之介:「でもそれは、僕たちによるものじゃない」
緒環 伸:ぞく、と背に何かが走った気がした。
緒環 伸:「……じゃあ」
緒環 伸:「誰が」
小竹木龍之介:「わからない」
緒環 伸:「……頼むよ、そういうのは夏にしてほしい。花火もそうだけど」
小竹木龍之介:「冬には寒すぎるね」
緒環 伸:「本当だよ……」
緒環 伸:わざとらしく震える真似をして。
緒環 伸:「……ただ単に、天使のやつを倒せばいい、というのじゃない。想像以上に、大きな件かもしれない」
小竹木龍之介:「……何が起こるか、わからなくなってきたね」
緒環 伸:「大体そうなんだよな、この手の事件は……」
小竹木龍之介:「まずは天使を倒そう。でも」
小竹木龍之介:「情報が必要だ。もう少し」
緒環 伸:「……ああ」
緒環 伸:「……なあ、小竹木くん」
小竹木龍之介:「うん?何だい伸くん」
緒環 伸:「そういう厄介な事件の時に、ほっといたら私情を挟みそうなエージェントがいるとする」
小竹木龍之介:「うん」
緒環 伸:「……妙なことをしようとしたら、止めてくれ」
小竹木龍之介:「何か、あるんだね」
緒環 伸:「"テイア"は……その被検体になってた人は」
緒環 伸:「僕の……まあ、知人で」
緒環 伸:「…………」
緒環 伸:「とても、大事な知人で」
小竹木龍之介:「…………伸くん」
緒環 伸:「あの人に妙な真似をした奴を、僕はまだ、とても許せそうにない」
緒環 伸:「我慢するさ。できるだけ。大人だしね」
小竹木龍之介:「……今のところは、そうだね。でも」
小竹木龍之介:「多分、殴る機会はそう遠くないよ」
緒環 伸:「実際のところどうなのか、まだ不確定で……」
緒環 伸:「殴りたいのかもよくわからない。あの人は、多分ひどく恨んでるわけでもないだろうし」
小竹木龍之介:「……そっか」
緒環 伸:「でも、僕は……」
緒環 伸:「僕は」
緒環 伸:「一番大切だと決めた相手を、とても人ではないような扱いをした奴がいて」
緒環 伸:「そいつの前で冷静でいられる自信は、これっぽっちもないんだ」
緒環 伸:「この年で、だよ」
小竹木龍之介:「……冷静でいられなくったっていいよ」
小竹木龍之介:「誰だって、そうだ。どうしたって許せないものを前に」
小竹木龍之介:「感情を、揺らされる。それが、人間ってものじゃないかな」
小竹木龍之介:「それは歳なんて関係ないでしょ。人間だったら、誰でもだよ」
緒環 伸:「……君がいてくれてよかった」
小竹木龍之介:「あはは」
小竹木龍之介:「僕も結構、怒る時は怒るんだよ」
小竹木龍之介:「そして、そう言う自分に嘘だけはつきたくない」
小竹木龍之介:「そういうこと」
緒環 伸:軽く息を吐いて、またいつものように笑う。
緒環 伸:「頼りにしてるよ。君のそういうところも含めて」
緒環 伸:「僕はまあ、私情を挟むと……上手くいく時は結構上手くいくんだ」
小竹木龍之介:「頼もしいよ」
緒環 伸:「5割増しくらいかな。そっちに賭けてくれ」
緒環 伸:ポケットに手を入れる。中には小さな五円玉があって。
緒環 伸:あの時から、特別な事態以外はずっと、肌身離したことがない。
緒環 伸:ポケットから手を出して、キン、と硬貨を弾いて。
緒環 伸:「表が出るよ」
緒環 伸:「きっと僕らにはいい目だ」
緒環 伸:そうなった。


GM:では、2周めの手番。
GM:情報収集か戦力増強が可能です。
小竹木龍之介:情報収集をします。
小竹木龍之介:フェルフィンゴフについてUGNで。コネ使用。
小竹木龍之介:6dx+2>=12
DoubleCross : (6R10+2[10]>=12) → 10[1,3,5,7,7,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

小竹木龍之介:よっし
GM:ひゅう!
“フェルフィンゴフ”
本名不詳。
FHセル“ラ・ヴィ”の幹部の少女。
最も謎に包まれており、戦闘記録も存在しない。無よりいづる死である、とも。
推定だが、隠密行動に長けるエンジェルハィロゥ能力者なのではないか、と目される。
こちらからコンタクトをとることは難しい。
それどころか、向こうからの奇襲も受ける可能性もある――敵対するのであればだが。
“シグルドリーヴァの翼”の遺産継承者であるというが、詳細は不明。
 代表エフェクト:《見えざる死神》《デスストーカー》
緒環 伸:"サーボモルフォ"について情報収集します。
緒環 伸:情報:UGNでミーミルの覚書をコネとして使用。
緒環 伸:8dx+4=>8
DoubleCross : (8R10+4[10]>=8) → 9[1,3,4,5,6,7,9,9]+4 → 13 → 成功

緒環 伸:うす
GM:オッケー!開示!
“サーボモルフォ”
“ラ・ヴィ”セルのセルリーダー。
本名:エレオノール=ジル・ド・ジェンヌ。
資産家としての顔を持ち、市内にもいくつもの拠点を持つ。
ノイマンシンドロームとみられ、指揮官、策謀家としての色が強いが、
本人も蒼い戦闘ヘリ“モルフォ”を操り、一定以上の戦闘力を持つ。
確認されているラ・ヴィの構成員は、何らかの遺産の継承者である。或いは彼女も。
 代表エフェクト:《マルチウェポン》《勝利の女神》
GM:情報は以上です。
GM:シーン終了。ロイス・購入が可能です。
小竹木龍之介:購入ー
小竹木龍之介:強化素材もいっこかな
小竹木龍之介:4dx+1>=15
DoubleCross : (4R10+1[10]>=15) → 10[1,3,4,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

緒環 伸:ロイス保留!
小竹木龍之介:あとで柾木くんに渡そう
GM:やっぱり出目よくない……?
緒環 伸:ジュラルミンシールドいきます
緒環 伸:6dx+6=>12
DoubleCross : (6R10+6[10]>=12) → 10[3,3,4,7,9,10]+2[2]+6 → 18 → 成功

緒環 伸:わあい、装備!
緒環 伸:以上!

【ミドルフェイズ7】

GM:情報と戦力増強が残ってます
■情報収集
【済】・閃光の天使について 〈情報:UGN〉10
【済】・“サーボモルフォ” 〈情報:UGN,FH〉8
・“ライトニング・アクシオン” 〈情報:UGN,FH,軍事〉7
【済】・“不倒翁” 〈情報:UGN,FH,噂話〉6
【済】・“フェルフィンゴフ” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉12
・“ラウンデル” 〈情報:UGN,FH,裏社会〉8

■戦力増員
32/120
獲得戦力:δクラス×10、γクラス×2
GM:こんな感じ 登場して判定してね~
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:59->67)
小竹木龍之介:おっ高い
緒環 伸:一旦お休みかな……
柾木 秀:我らはここで……休みます……
小竹木龍之介:じゃあ情報ささっと抜いてきます
緒環 伸:がんばれー
GM:OK!
GM:じゃあ一人で頑張って!
小竹木龍之介:・ライトニング・アクシオンから。情報:UGNでコネを使って判定。
小竹木龍之介:6dx+2>=7
DoubleCross : (6R10+2[10]>=7) → 10[2,6,8,9,9,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

GM:すごいすごい
小竹木龍之介:続けてやっちゃって大丈夫かな
GM:開!
小竹木龍之介:はい!
GM:あっやっていいよ 開けとくね
小竹木龍之介:“ラウンデル”について!同じくUGNコネ使用!
“ライトニング・アクシオン”
本名:相生美優。
FHセル“ラ・ヴィ”の幹部の少女。
元ツィーザーセル、雷鋼戦騎計画の最高傑作。
崩落戦時には、計画後の他セルとの衝突に備え温存されていたが、セル本体が奇襲により壊滅。日の目を見ることはなかった。
都市との大規模融合により自らを城塞となす機械化兵。最悪の決戦兵器。
“ゲイレルルの角”の遺産継承者:UGNでの遺産種別コードは「ジャイアントキル」。
 代表エフェクト:《融合》《アナザーセルフ》
小竹木龍之介:わあ
小竹木龍之介:6dx+2 判定ー
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 8[1,4,5,6,6,8]+2 → 10

小竹木龍之介:成功!
GM:すごいすごい!
“ラウンデル” 
クリスティ・ユール。
FHセル“ラ・ヴィ”の幹部。
元マスターエージェントであるとも噂される、セルの切り札。
ハヌマーンシンドロームと目され、空気中のレネゲイドウイルス濃度を自在に操る、大規模広域鎮圧能力を持つ。
それは世界を麻痺させる、蛇の一睨みである。
“アルヴィトの卵”の遺産継承者:UGNでの遺産種別コードは「蛇王の外套」。
 代表エフェクト:《サイレンの魔女》《カームダウン》
小竹木龍之介:あー!
小竹木龍之介:アルヴィト!
GM:これで情報はすべてクリア!
GM:また、これにより
GM:“ラ・ヴィ”構成員の位置情報を獲得できます。
GM:ただし“フェルフィンゴフ”以外。
小竹木龍之介:ふんふん
GM:望むのであれば、接触を試みたり
GM:排除を試みたりも出来なくはないです
GM:天使と戦うために各地に散っているはずなので
GM:それを排除するのはお薦めはできませんが……
小竹木龍之介:ふーむ
小竹木龍之介:了解です。


GM:シーン終了。購入もできます
小竹木龍之介:困ったときのブルーゲイル
小竹木龍之介:5dx+1>=20
DoubleCross : (5R10+1[10]>=20) → 8[2,3,3,6,8]+1 → 9 → 失敗

小竹木龍之介:失敗、以上!
GM:戦力増強をしたい場合は続けて登場しても大丈夫です
GM:その場合は登場ダイスを振ってください。
■戦力増員
32/120
獲得戦力:δクラス×10、γクラス×2
GM:残りはこれだけ!好きなとこで切り上げてね~
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:67->69)
小竹木龍之介:戦力増員しまーす
緒環 伸:一旦お任せします
小竹木龍之介:調達
小竹木龍之介:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[7,9,10,10,10]+7[3,5,7]+1 → 18

小竹木龍之介:いいかんじでは?
GM:50ちょうど!
GM:えっと、45までのボーナスで
GM:γクラスが3手に入ります。
GM:δx10,γx5になりました。
小竹木龍之介:ワオワオ
小竹木龍之介:では続けて!
小竹木龍之介:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[3,5,6,9,10]+8[8]+1 → 19

小竹木龍之介:絶好調
GM:69!
GM:次のクラスが手に入ります。
GM:65までのボーナスとして
βクラス戦闘部隊
種別:トループ
HP50 行動値10
攻撃達成値30(固定) 射程20m 攻撃力4d10+15
《献身の盾》持ち
GM:これが2体。
小竹木龍之介:カバーリング持ちだー!
GM:いや、カバー自体は持ってないですね
GM:あくまで行動放棄カバーを選択できるだけ。
小竹木龍之介:あ、カバー可能と言うだけか
小竹木龍之介:何にせよありがたい
GM:δ10、γ5、β2の総戦力となりました。
小竹木龍之介:やったね
小竹木龍之介:今回も演出はパスで!
GM:では購入あればどうぞ~
GM:69/120
小竹木龍之介:ブルーゲイル!
小竹木龍之介:5dx+1>=20
DoubleCross : (5R10+1[10]>=20) → 9[1,6,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

小竹木龍之介:OKOK
小竹木龍之介:判定のため再登場。
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:69->78)
小竹木龍之介:うむ。では戦力増員。
小竹木龍之介:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 8[2,5,5,6,8]+1 → 9

GM:ついにか……
GM:78!
GM:もう一回そのままやってもらいましょうか
小竹木龍之介:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[2,4,6,7,9]+1 → 10

小竹木龍之介:こんなものだな
GM:88まで行きました
GM:あ、言い忘れてましたけど
GM:この判定自体は、調達でやる場合
GM:財産入れていいです
小竹木龍之介:まじですか
小竹木龍之介:じゃあ全ツッパします
小竹木龍之介:いや、2入れるか
小竹木龍之介:キリいいところで設定してるだろうし
GM:そうですね、このあとは
GM:90,105,120に設定されてます
小竹木龍之介:じゃあ2で!
GM:OK!ではまず75までのボーナスで
GM:βがもう1体手に入ります。
GM:そして90のボーナス。α戦闘部隊が手に入ります。
GM:これは3種類あります。白兵・射撃・防御。
GM:お好きな1つを選んでください。
小竹木龍之介:防御で!
GM:OK!防御型はこんな感じ
αクラス戦闘部隊(防御)
種別:トループ
HP80 ガード値10 装甲値10 行動値5
攻撃達成値30(固定) 射程視界 攻撃力4d10
《献身の盾》《カバーディフェンス》LV1持ち
小竹木龍之介:おお、なかなかの硬さ
GM:あと、これを手に入れたらイベントがあります。
小竹木龍之介:イベント!
GM:ちょっとだけ演出。

GM:君のもとに、支部より連絡。
GM:増援を寄越してくれるとの報。
GM:そしてそれは、即座に。
GM:ゲートが開く。
壬生墨佳:「……というわけで」
壬生墨佳:「着任しました。手が足りないんですよね」
小竹木龍之介:「墨佳ちゃん!!」
小竹木龍之介:「君が来てくれるなら心強いよ」
壬生墨佳:「イブちゃんに小竹木さんのためって言われちゃあなあ」
壬生墨佳:「ま、存分に使ってください」
小竹木龍之介:「うん。よろしくね」


GM:購入あればどうぞ~
小竹木龍之介:応急手当にします。
小竹木龍之介:5dx+1>=8
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 6[1,2,2,4,6]+1 → 7 → 失敗

小竹木龍之介:マジか…
小竹木龍之介:今は突っ込まないでおこ。しっぱい。


GM:次。継続して判定する、あるいは追加登場する場合は
GM:登場ダイスを振ってください。
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:78->86)
緒環 伸:そろそろ登場します。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:82->90)
緒環 伸:ぐえー
小竹木龍之介:ごりっと上がった
柾木 秀:様子を見て登場をキメます
小竹木龍之介:まずは自分からなので普通に戦力増員します
小竹木龍之介:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 8[2,3,6,7,7,8]+1 → 9

小竹木龍之介:ンンンンン
GM:99/120
小竹木龍之介:財産2いれます。
GM:2周めでも同じだけど
GM:今入れます?
小竹木龍之介:今入れちゃいます。
GM:OK。101/120になりました。
GM:入手自体は起きません
緒環 伸:では自分も戦力増員を!
緒環 伸:調達で。ちなみに手配師って使えますか?
GM:調達判定ダイスとしかないのでOK!
緒環 伸:了解! 手配師(ストーン)を1回使用します。
緒環 伸:8dx+7
DoubleCross : (8R10+7[10]) → 10[2,3,3,6,8,9,9,10]+9[9]+7 → 26

緒環 伸:よしよし
GM:すご
GM:120/120
GM:じゃあ2体ともゲット!
緒環 伸:そろっちゃった
小竹木龍之介:一気に!
αクラス戦闘部隊(白兵)
種別:トループ
HP50 行動値10
攻撃達成値40(固定) 射程至近 攻撃力5d10+30 装甲無視
《献身の盾》《カバーディフェンス》LV1持ち
GM:白兵がこれ
αクラス戦闘部隊(射撃)
種別:トループ
HP50 行動値20
攻撃達成値30(固定) 射程20m 攻撃力4d10+15 範囲(選択)
《献身の盾》《カバーディフェンス》LV1持ち
GM:射撃がこれです。
緒環 伸:つよいな……
GM:イベントが発生します。

GM:君たちのもとに、UGNからのさらなる増援がある。
下村雛子:「第6支部より、“マオウ”です!」
下村雛子:「足を引っ張らないように、精一杯がんばりますっ」
緒環 伸:「どうもどうも。心強いなー」
小竹木龍之介:「よろしく。無理はしないでね。こっちでもフォローするから」
下村雛子:「えっと、それから」後ろを向く。
今様洋子:「……“ヴァイセローゼ”」気だるげに敬礼する。
今様洋子:「なんか改めて挨拶する感じでもないと思いますけど、これ」
緒環 伸:「……おやおや」目を瞬かせる。
緒環 伸:「まあね、勝手知ったる仲ってやつだもんな」
小竹木龍之介:「ああ、伸くんと一緒にいた」
今様洋子:「一応、イリーガルですから」
緒環 伸:「そうそう、献身的にお見舞いをしてくれてた子」
今様洋子:「適当なところで切り上げますね。残ってると誰かさんに庇われそうなんで」
今様洋子:「うるさい」
小竹木龍之介:「………なるほどね」
緒環 伸:「こういう子だよ。頼りになる」
小竹木龍之介:「頼りになりそうだね」苦笑して
緒環 伸:「こっちの人数も、結構なものになったんじゃないかな?」
小竹木龍之介:「うん。これなら何かあっても柔軟に対応できる」
緒環 伸:「小竹木くんの方で走り回ってもらって助かった」
緒環 伸:「……そろそろ、か……」
小竹木龍之介:「あとは、まあ」
小竹木龍之介:「出たとこ勝負、かな」
緒環 伸:「そいつは僕の得意なやつだな」笑う。
小竹木龍之介:「頼もしいよ」
緒環 伸:「なに、後ろでどっしり構えててあげるし……僕も戦う。そういう気分だ」
緒環 伸:「……相手がなんだろうとね」
小竹木龍之介:頷く。


GM:シーン終了。購入はこれが最後となります。
小竹木龍之介:ブルーゲイル狙います。
小竹木龍之介:6dx+1>=20
DoubleCross : (6R10+1[10]>=20) → 8[1,2,2,2,7,8]+1 → 9 → 失敗

小竹木龍之介:ダメ!以上!
緒環 伸:じゃブルーゲイル、手配師(ストーン)使用
緒環 伸:8dx+7=>20
DoubleCross : (8R10+7[10]>=20) → 8[2,2,3,5,6,6,8,8]+7 → 15 → 失敗

緒環 伸:財産点5点使って購入。
緒環 伸:小竹木さんに渡しておきます
GM:OK!
小竹木龍之介:いただきます!

【ミドルフェイズ8】

GM:次のシーン。
GM:全員登場。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:90->95)
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:81->89)
柾木 秀:もうしらん
GM:ウワーッ
緒環 伸:たかまる……
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:86->96)
GM:高まってきた


GM:作戦開始直前。
GM:柾木秀は再び、“ラ・ヴィ”のアジトへと足を運んでいた。
エレオノール:「……おや」
エレオノール:「久しぶり、というほどでもないが」
柾木 秀:「どうもすみません。少しお話がしたくて」
エレオノール:「顔つきが変わったかな?」
エレオノール:「ああ。構わないさ」
柾木 秀:「お邪魔でしたか?」
柾木 秀:「……ええ、まぁ、色々と思うことがありまして」
柾木 秀:「それで話についてなんですが……」 と一旦区切り
柾木 秀:「新入りの僕に言えないことはいくらでもあると思いますが、それでも聞きたくて」
柾木 秀:「この先……いや、違うな。今まで“ラ・ヴィ”は何をしていたんですか?」
柾木 秀:当然、今の事件の対応の話ではない。それ以前からの動きだ。
エレオノール:「“閃光の終末”の回避策の模索」
エレオノール:「あるものは、レネゲイド自体の大鎮圧を目指し、坑道の入り口とされる学園に根を張った」
エレオノール:「あるものは、そもそもの市内のエントロピーを低下させるために、古代種オーヴァードの小絶滅を図った」
エレオノール:「アプローチは種々あれど、我々には一つの共通点がある」
エレオノール:「描きたい世界をもつという欲望だ。平和な世界をね」
エレオノール:「君もそうであると願っている」
柾木 秀:「それは……」
柾木 秀:「だけど……それには……」
柾木 秀:「例えば……特定の……いや誰でもいいオーヴァードを鍵にして」
柾木 秀:「用が済めば使い捨てる、そんな事をした上でそれを言えるんですか?」
柾木 秀:想像だ。
柾木 秀:全知を与える毒、自傷衝動のオーヴァードを生み出す土壌、強制的にジャーム化を促すシステム。
柾木 秀:これを繋げれば、全知を得るためだけの使い捨てるオーヴァード作れることが可能ということだ。
エレオノール:「まさか」
エレオノール:「“誰でもいい”わけではないよ」
柾木 秀:「……そうですか、否定はしない。そういうことでいいですか」
柾木 秀:「僕は……」 何かを言いかけ、
柾木 秀:「……いや、僕を利用出来るとは思わないでください」 と言い直す
エレオノール:「ああ。君は君の意志で事を運ぶといい」
エレオノール:「見えてきたものもあるだろう?UGNと轡を並べることで」
柾木 秀:「……そうですね。僕は僕の意思で進みます」
柾木 秀:「話はそれだけでした。天使の討伐に向かいます」 今は流れに乗せられているだけだろうけども
柾木 秀:自分の“したいこと”――“欲望”を強く認識する。
GM
GM:君が去った後。
エレオノール:「――さて」
エレオノール:「話の続きをしよう」
梶鈴香:「……」
梶鈴香:「本当なんですか、これ」
梶鈴香:「なんか、全然、信じられない……」
エレオノール:「ああ。後は君の意志次第だ」
梶鈴香:「……あんたのことも、全然信じてないけど」
梶鈴香:「他に方法がないってなら、あたしはやる」
エレオノール:「ああ、そうしてくれ」
エレオノール:「我々こそが、“人々を眠らせるもの”となる」
エレオノール:「咎人としてね」


小竹木龍之介:経験点を使って成長をします。《ソルジャーコネクト》を取得。
小竹木龍之介:残り28点。
GM:OK!


GM:君たちは現在、指定された場所へとたどり着く。
GM:“そこ”に発生するというのが、ラ・ヴィの予測だという。
“ライトニング・A”:「……疑ってらっしゃいますか?」
“ライトニング・A”:「来ますとも。確実に」
小竹木龍之介:「………」
小竹木龍之介:「確信してるね」
小竹木龍之介:「よく『知ってる』」
緒環 伸:「確実に、か……」
“ライトニング・A”:「はい。先生の予測は絶対です」
柾木 秀:「…………」 深く息を吐く
緒環 伸:それは、何を礎にした上での確実なのか。問うのは後にする。
緒環 伸:(……まだ、我慢ができる。大人だからね)
柾木 秀:「天使は倒す、それは全員の共通目的だ」 確認するようにつぶやく
柾木 秀:「ですよね」 と小竹木さんと緒環さんを見る
緒環 伸:「もちろんそうさ」
小竹木龍之介:「うん。その通り」
“ライトニング・A”:「――来ます」
GM:それは突然現れた。
GM:視界が白く焼ける。
閃光の天使:そこに浮き上がるは曙光の天使。
小竹木龍之介:「……サングラスにしてくればよかったかな」
柾木 秀:「かもしれませんね」
緒環 伸:「グラサンが並んでたら、いかにもエージェントですって感じだ」
柾木 秀:「M.I.Bでしたっけ」
緒環 伸:「そうそう……っと」
柾木 秀:「それともマトリックス……古い映画にそういうのがありましたね」
緒環 伸:「あ、もう古い映画なんだ……はは」肩を竦め。
閃光の天使:「……これより」
閃光の天使:「解放行動を行います」
小竹木龍之介:「頼んでないんだよね、解放とか」
緒環 伸:「喋るんだな、あいつ」
閃光の天使:「付近の生命体は、待避をしてください」
閃光の天使:「閃光の投棄を行います」
小竹木龍之介:「………」
柾木 秀:「警告ありがとう、だけど退避はしないよ」
柾木 秀:「そのためにわざわざ来たんだからね」
“ライトニング・A”:「あれはただ、えねるぎいを垂れ流すだけです」
“ライトニング・A”:「善も悪もなく、そういうものであると」
“ライトニング・A”:「とすれば、ただの災害です」
緒環 伸:「不法投棄とは、困ったご近所さんだ」
小竹木龍之介:「なるほど、エネルギーの投棄、か」
小竹木龍之介:「全ての生きものがそう簡単に逃げられるわけじゃないんだよね」
小竹木龍之介:「だから、止めさせてもらうよ」
GM:戦闘を開始します。

   閃光の天使[26]

     10m

柾木[89/6] 小竹木[96/23] 緒環[95/7]
GM:配置はこう。そして
GM:レネゲイドそのものとでも言うべき高密度のそれが、君たちの身体を大きく蝕む。
GM:衝動判定。難易度9です。
柾木 秀:ここでかよ! 行くぞ!
小竹木龍之介:ここでか…
小竹木龍之介:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[2,7,10]+9[9] → 19 → 成功

緒環 伸:5dx+3=>9 思い出の一品使用
DoubleCross : (5R10+3[10]>=9) → 10[1,2,4,6,10]+1[1]+3 → 14 → 成功

小竹木龍之介:んん??
柾木 秀:(4+2)dx+3>=9 <意思>
DoubleCross : (6R10+3[10]>=9) → 10[5,5,8,9,9,10]+4[4]+3 → 17 → 成功

緒環 伸:よしよし
GM:すご
緒環 伸:みんな高い
GM:じゃあみんな成功!
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+16(2d10->7,9)した(侵蝕率:96->112)
柾木 秀:2d10+89
DoubleCross : (2D10+89) → 10[8,2]+89 → 99

緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+15(2d10->6,9)した(侵蝕率:95->110)
緒環 伸:ぐわ
GM:セットアップ……へ以降する前に
GM:トループをどれをどれだけ出すかを選んでください
GM:場所は自分のエンゲージか、5m手前か。
柾木 秀:温存でいきます!
GM:OK!

GM:では改めてセットアップ。
閃光の天使:《得意領域》。
小竹木龍之介:ブルーゲイルを使用します。行動値+5。
緒環 伸:なし
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+5した(侵蝕率:112->117)
柾木 秀:なし!
閃光の天使:あ、失礼。もう一つ。
閃光の天使:《ヴァイタルアップ》。
閃光の天使:無尽蔵にも思えるレネゲイドそのものが、甚大な耐久力をもたらす。

   閃光の天使[26]

     10m

柾木[99/6] 小竹木[117/28] 緒環[110/7]
GM:ではイニシアチブ。小竹木さんの手番!
小竹木龍之介:はい!
小竹木龍之介:マイナーで5m後方に移動。エンゲージを切ります。
小竹木龍之介:メジャー。コンボ:湖。 《コンセントレイト:ソラリス》+《痛みの水》+《罪人の枷》で閃光の天使に攻撃。
GM:どうぞ!
小竹木龍之介:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,1,3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,10]+10[3,4,10]+10[8]+6[6]+3 → 39

閃光の天使:7dx ドッジ
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[1,1,3,4,7,8,9] → 9

閃光の天使:ダメージを!
小竹木龍之介:4d10+2 ダメージ時放心、命中時ラウンド間あらゆる達成値-22です。
DoubleCross : (4D10+2) → 23[8,9,3,3]+2 → 25

小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+7した(侵蝕率:117->124)
GM:ギャーッ
GM:まだ生存!
GM:演出どうぞ!

小竹木龍之介:(───アレは、疾い。僕よりも機を理解してる)
小竹木龍之介:(なら、外付けのブーストを使うまでだ)
小竹木龍之介:奥歯に仕込んでいたカプセルを噛み砕き、神経をブーストさせる。
小竹木龍之介:「先手は取らせない。水に溺れて」
小竹木龍之介:「光を喪え」
小竹木龍之介:すでに、攻撃は終えた。
小竹木龍之介:天使が、水に濡れている。
小竹木龍之介:突然に、雨に降られたかのように。
閃光の天使:雨に流されるように、白い光が流出を始める。
閃光の天使:地に流れ落ちて、周囲に滴る。
閃光の天使:「異常発生」
閃光の天使:「投棄行動の中断はなし」
閃光の天使:「続行」

閃光の天使:マイナー《主の恩恵》《絶対の空間》。
閃光の天使:メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の手》《主の右腕》《破壊の光》《レーザーファン》《光の弓》《マスヴィジョン》《大地の加護》《完全なる世界》《大地の牙》《塞がれた世界》《滅びの光》《ダンシングシミター》《イェーガーマイスター》。
小竹木龍之介:《目潰しの砂》ダイス-5!
GM:choice[前,後]
DoubleCross : (CHOICE[前,後]) → 後

小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+3した(侵蝕率:124->127)
GM:妨害してきた小竹木さんを攻撃します
小竹木龍之介:来い!
小竹木龍之介:放心もお忘れなく!
閃光の天使:24dx7-22
DoubleCross : (24R10-22[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,4,5,6,6,6,7,7,7,7,7,9,9,9,9,9,10]+10[2,2,2,3,4,5,5,5,7,7,9]+10[3,6,10]+2[2]-22 → 10

GM:ゲッ……
小竹木龍之介:す、すごいワンチャンだ……
小竹木龍之介:やってみよう!ドッジ!
小竹木龍之介:4dx>=10
DoubleCross : (4R10[10]>=10) → 5[3,4,4,5] → 5 → 失敗

緒環 伸:妖精使いますか!
小竹木龍之介:あっじゃあもらいます!
緒環 伸:《妖精の手》
緒環 伸:最後のダイスを1個10に変更します。侵蝕4上昇、残り3回。
小竹木龍之介:1dx+10
DoubleCross : (1R10+10[10]) → 3[3]+10 → 13

緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+4した(侵蝕率:110->114)
小竹木龍之介:ドッジ成功!
GM:OK!では回避!

閃光の天使:「投棄を開始」「待避を推奨」「開始」
閃光の天使:全身がまばゆい閃光にきらめき、その手と思しきものをかざす。
小竹木龍之介:(さらに……抑える!)
閃光の天使:そこに光が収束、増大していき――一部は流れ落ちて。
閃光の天使:それでも、十二分に破壊をもたらすだけの量で。
小竹木龍之介:水を凝縮させ、光を反射させる。
小竹木龍之介:拡散。
小竹木龍之介:「……っ」
閃光の天使:照射。
閃光の天使:大きく拡散されながらも、埒外の破壊力を持って迫る。
小竹木龍之介:それを、何とか避けようと跳ぶ。
緒環 伸:その足を、何かが引く。『あまりに上手く』。
小竹木龍之介:(…あ)
緒環 伸:立ったままだ。ただ、手だけが微かに動いている。
小竹木龍之介:目に見えない力が、後押ししている。うまく跳べるように。
小竹木龍之介:そして、……跳べた。
小竹木龍之介:光は、自分のすぐ後ろを掠めていった。
閃光の天使:誰もいない空間を、超密度のエネルギーが焼き尽くした。
小竹木龍之介:視界の端に、緒環伸の姿を認め、得心する。
小竹木龍之介:「見えない糸……か」

   閃光の天使[26]

     10m

 柾木[99/6] 緒環[114/7]

     5m

   小竹木[127/28]

GM:次は緒環さん!
緒環 伸:はい!
緒環 伸:マイナーで2m後方に移動。エンゲージを切ります。
緒環 伸:メジャー、コンボ『ラケシス、糸を計れ』。《導きの華》《光射す場所》《要の陣形》。侵蝕9上昇。
緒環 伸:対象は味方三人。次のメジャーアクションの達成値が+21されます。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+9した(侵蝕率:114->123)
柾木 秀:滾ってきた~~!!
   閃光の天使[26]

     10m

   柾木[99/6]

     2m

   緒環[123/7]

     3m

   小竹木[127/28]
GM:OK!演出どうぞ!

緒環 伸:(……よし、出だしは快調)
緒環 伸:無事避けた小竹木さんを見届け、また観測と干渉に戻る。
緒環 伸:視界には、不可視の糸が張り巡らされている。
緒環 伸:それは、彼が運命と呼ぶ何かにアクセスするためのインターフェースで。
緒環 伸:確かに、物事を動かしていく。望む形に近く。
緒環 伸:「……今の調子で、やっていこうか」
緒環 伸:「できるだろ、柾木くん!」
柾木 秀:「……ええ、休んだ分以上にはやってみせます」

GM:柾木くんの手番へ。
柾木 秀:マイナー、戦闘移動で閃光の天使にエンゲージ!
柾木 秀:メジャー:コンボ『殺戮狂騒』
柾木 秀:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》 対象は閃光の天使
柾木 秀:使用武器は気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード:Cエンチャント)、惨終虐刃-エンドメイカー-(アームブレード:Cエンチャント)、虚月滅刀-マガツキ-(アームブレード:Cエンチャント)
柾木 秀:(3+2+6)dx7+6-3+21
DoubleCross : (11R10+6-3+21[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,7,7,7]+10[1,4,9]+6[6]+24 → 50

GM:ちょうど突いてくるな……
閃光の天使:7dx-22 ドッジ
DoubleCross : (7R10-22[10]) → 10[1,3,4,5,8,8,10]+3[3]-22 → -9

GM:なんだこの-22はよ……
GM:ダメージを!
柾木 秀:あ、強化素材貰うタイミングなかったな……!
GM:あ、渡してたことにしていいよ!
小竹木龍之介:じゃあ渡した!
柾木 秀:じゃあ受け取った! ありがとうGM!
柾木 秀:6d10+9+9+9+1+1 装甲有効、ガード値-15
DoubleCross : (6D10+9+9+9+1+1) → 40[8,10,5,8,3,6]+9+9+9+1+1 → 69

GM:高いな……
GM:だがまだ生存!
GM:演出どうぞ!

柾木 秀:ヒュン――奇形のナイフ、惨終虐刃-エンドメイカー-を天使に向けて投擲する。
柾木 秀:それと同時に一足にて距離を詰める。既に二振りの刃、気狂孤剣-イェポンナマッド-と虚月滅刀-マガツキ-を左右に持っている。
柾木 秀:ナイフが閃光の天使に届き、その頭部を切り裂く。
柾木 秀:天使の足元気狂孤剣-イェポンナマッド-を付き立て、柄を踏み台にして跳躍。
柾木 秀:短い刀、脇差である虚月滅刀-マガツキ-をそのまま跳躍の勢いで逆袈裟に切り上げる。
柾木 秀:閃く刃はただただ美しく、まるで夜に浮かぶ月の如く。鋭い斬撃が天使の翼を切り裂いた。
柾木 秀:そして――偶然にも投擲した刃が宙より手持ちへと戻る。
柾木 秀:おそらくは天使の頭部を切り裂いた時に軌道が変わったのだろう。
柾木 秀:「……なるほど、運がいい」
柾木 秀:――手元に戻ったナイフを天使の損傷部に向けて抉るように突き立てる!
柾木 秀:「結構、ダメージは与えたはずだけど……どうかな」 即座に一定の距離を取る。
閃光の天使:「……漏出異常!」
閃光の天使:それは肉――というか、脂を抉ったような感覚がある。
閃光の天使:だが。
閃光の天使:“本物”の感触とは異なる。
閃光の天使:あくまでも、ただのまがい物の入れ物。
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+8した (侵蝕率:99->107)
柾木 秀:「……あの時とは違うな」 つぶやく

GM:1ラウンド目終了。
   閃光の天使[26]
   柾木[107/6]

     12m

   緒環[123/7]

     3m

   小竹木[127/23]
GM:2ラウンド目。
閃光の天使:《得意領域》
柾木 秀:なし!
緒環 伸:なし
小竹木龍之介:なしです!
GM:では、行動値26、閃光の天使から。
閃光の天使:マイナー《主の恩恵》《絶対の空間》《オリジン:ミネラル》《オリジン:コロニー》。
GM:(さっきはオリジン忘れてました)
閃光の天使:メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の手》《主の右腕》《破壊の光》《レーザーファン》《光の弓》《マスヴィジョン》《大地の加護》《完全なる世界》《大地の牙》《塞がれた世界》《滅びの光》《ダンシングシミター》《イェーガーマイスター》。
GM:choice[柾木,小竹木,緒環]
DoubleCross : (CHOICE[柾木,小竹木,緒環]) → 小竹木

GM:お前だ!お前が脅威なんじゃい!
小竹木龍之介:狙われている…!
閃光の天使:31dx7
DoubleCross : (31R10[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[2,4,4,4,4,5,7,10,10]+10[2,8,8]+4[3,4] → 34

小竹木龍之介:罪人の枷さえあれば…!
小竹木龍之介:ドッジするだけします
小竹木龍之介:4dx>=34
DoubleCross : (4R10[10]>=34) → 10[1,9,9,10]+9[9] → 19 → 失敗

GM:結構回してる……
小竹木龍之介:枷さえあれば……!!
GM:ダメージ!
閃光の天使:4d10+139 装甲有効
DoubleCross : (4D10+139) → 20[2,1,9,8]+139 → 159

小竹木龍之介:すごい固定値
GM:塵も残さぬ
小竹木龍之介:吹き飛びます。閃光の天使に感服/脅威:○で取って昇華。

閃光の天使:破壊の光は尽きそうにない。
閃光の天使:今度は過たず、小竹木龍之介を狙って吐き出された。
閃光の天使:破壊の奔流が、周りすべてを焼き尽くす。
小竹木龍之介:「あっ……がっ………!!」
小竹木龍之介:今度は先手を打てなかった。薬では限界がある。
小竹木龍之介:「……そりゃ、これ食らったら……うん。げほっ」
小竹木龍之介:血をびしゃびしゃと吐く。
小竹木龍之介:「……でも。まだまだ、これからだよ」

GM:次は小竹木さんの手番!
小竹木龍之介:はい!
小竹木龍之介:マイナーは無しで…
小竹木龍之介:メジャー、《コンセントレイト:ソラリス》+《痛みの水》で天使を攻撃。
小竹木龍之介:14dx7+24
DoubleCross : (14R10+24[7]) → 10[1,1,1,3,3,5,5,6,8,8,8,8,9,9]+10[1,2,2,5,6,8]+4[4]+24 → 48

GM:支援が痛いな~
閃光の天使:7dx ドッジ
DoubleCross : (7R10[10]) → 8[1,2,2,4,5,6,8] → 8

GM:全然ダメ!ダメージをどうぞ
小竹木龍之介:5d10+2 ダメージで放心!
DoubleCross : (5D10+2) → 31[4,7,9,6,5]+2 → 33

小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:127->131)
閃光の天使:《オリジン:コロニー》で放心解除!
GM:ダメージは受けます!キツくなってきた
小竹木龍之介:なるほどね
小竹木龍之介:演出!

小竹木龍之介:ダメージを受けたばかりだが、それでも
小竹木龍之介:なぜか、身体が思うように動く。
小竹木龍之介:感覚の集中も。
小竹木龍之介:水の毒は薄く。今から仕込んでも『間に合わない』。
小竹木龍之介:調整をして、光の中に溢れさせる。
小竹木龍之介:その水は確かにエネルギー体の力を奪った
閃光の天使:ゴボゴボと全身から光が漏れ出していく。

GM:次!緒環さん!
緒環 伸:はい。マイナーなし!
緒環 伸:メジャー、コンボ『クロートー、糸を紡げ』。《導きの華》《光射す場所》侵蝕6上昇。
緒環 伸:対象は柾木くん。
緒環 伸:次のメジャーの達成値が+21されます。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+6した(侵蝕率:123->129)
緒環 伸:軽く演出。

緒環 伸:「……効いてはいる。ちゃんと動いてるな……」
緒環 伸:糸を、弾く。振動が、世界を震わす。
緒環 伸:今度は集中して。
緒環 伸:確かに届くよう。まだ出会ってそう間もない少年に繋がる糸を引く。
緒環 伸:「……君が、この先どうするのかは聞いてないし、どうこう言う気もないが」
緒環 伸:「この出会いが当りくじだといいと思ってるよ。柾木くん」
柾木 秀:「…………」
柾木 秀:「僕はお二人と出会ってよかったと思っています、間違いなく。」
柾木 秀:刃を構える、ナイフと脇差だ。

GM:では次!柾木くん!
柾木 秀:マイナーなし
柾木 秀:メジャー:コンボ『殺戮狂騒』
柾木 秀:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》
柾木 秀:100%を超えたので使える武器がふえたドン!
柾木 秀:使用武器は気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード:Cエンチャント)、惨終虐刃-エンドメイカー-(アームブレード:Cエンチャント)、虚月滅刀-マガツキ-(アームブレード:Cエンチャント)、無銘-  -(アームブレード)
柾木 秀:taisyouha
柾木 秀:対象は閃光の天使
柾木 秀:そして戦闘人格も発動済み! ダイス+5
柾木 秀:(3+3+6+5)dx7+6-4+21
DoubleCross : (17R10+6-4+21[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,4,6,6,6,7,8,8,9]+6[2,3,3,6]+23 → 39

緒環 伸:妖精したりはしますか
柾木 秀:うーん……いや、大丈夫です! これを避けられるはずがない!
閃光の天使:頑張るぞっ
緒環 伸:オッケー!
閃光の天使:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[5,6,8,8,8,9,10]+5[5] → 15

GM:ダメだ~
GM:ダメージを!
柾木 秀:4d10+9+9+9+9+5+1+1 装甲有効、ガード値-20
DoubleCross : (4D10+9+9+9+9+5+1+1) → 16[5,2,1,8]+9+9+9+9+5+1+1 → 59

柾木 秀:出目が腐っていく!
GM:あっでもそのダメージは落ちるな……!
柾木 秀:良かった!
GM:オリジン:ミネラル使い忘れてなきゃ残ってたんだが……!
緒環 伸:やったー!
GM:戦闘不能。
柾木 秀:では演出します。
GM:どうぞ!

柾木 秀:閃光の天使を観察し、その出力が減衰した瞬間がわかる。
柾木 秀:判断と実行、そのラグはほぼゼロ。おおよそ最高の形の襲撃となるだろう。
柾木 秀:エネルギー体に向けての印象を狙ったフェイントは無意味――ならば、実際に与えた苦痛を再度思い出させるまで。
柾木 秀:ナイフをまたもや損傷箇所へと放ち、抉り、再生が難しいほどズタズタにする。
柾木 秀:次に跳躍、もう片方の翼を脇差にて両断。
柾木 秀:次に抜くは西洋剣、なんの装飾もなく、異質さも持ち合わせぬただの剣。
柾木 秀:しかし、それで十分。傷ついた獲物を切り裂く分には。四肢を断つ。
閃光の天使:それはゆっくりと墜落して。
柾木 秀:そして落下と同時に地面に突き刺さっていた、巨大な片手剣を地面から抜き、
柾木 秀:その首を断った。
柾木 秀:人型に限定するならば反撃も回避もかなわぬ、完全に殺すためのソレだった。
柾木 秀:「……っと、これで動かないはず」
柾木 秀:軽く息を吐く、行為自体はただの作業だと言わんばかりの態度だ。

閃光の天使:戦闘不能。
閃光の天使:だが。
閃光の天使:起き上がる。
GM:Eロイス「不滅の妄執」で復活します。
柾木 秀:「これで動くか……どうします? 小竹木さん、緒環さん」
閃光の天使:“まだ動く”どころではない。
閃光の天使:その身に蓄えたエネルギーは、増大の一途をたどる。
小竹木龍之介:「まずい… 離れて!」
閃光の天使:光量が増していく。
柾木 秀:「これは……」 観察する、増大するエネルギーを
緒環 伸:「……なんだこりゃ」
“ライトニング・A”:「どうやら、これが“当たり”のようですね」
“ライトニング・A”:「お任せください」
柾木 秀:その言葉に合わせて距離を取る。
“ライトニング・A”:周囲のアスファルトの地面が隆起して、壁となる。
“ライトニング・A”:天使を包囲。
緒環 伸:「当たり……?」
“ライトニング・A”:周囲の廃材が羽根のように舞い上がり、彼女の背に。十門の砲台となる。
“ライトニング・A”:発光。そのエネルギーは、甚大。或いは天使そのものよりも。
小竹木龍之介:「……本体…?」
“ライトニング・A”:「あれは、無限に近い侵蝕率を持ち、それを生命力へと転嫁する事ができますから」
柾木 秀:「……無限に近い侵蝕率か」
閃光の天使:《妄念の姿:アナザーセルフ》。《ヴァイタルアップ》を復活。
閃光の天使:《妄念の姿:闘争の渦》。《妄念の姿:アナザーセルフ》を復活。
閃光の天使:《妄念の姿:アナザーセルフ》。《妄念の姿:闘争の渦》を復活。
閃光の天使:…………
閃光の天使:………
閃光の天使:……
閃光の天使:…
閃光の天使:侵蝕率:∞
閃光の天使:《ヴァイタルアップ》。
“ライトニング・A”:「――同じ手を使います。ご協働ありがとうございました」
“ライトニング・A”:周囲のレネゲイドが異常活性する。
“ライトニング・A”:《異世界の因子》。《闘争の渦》をコピー。
“ライトニング・A”:《アナザーセルフ》。《異世界の因子》を復活。
“ライトニング・A”:《闘争の渦》。《アナザーセルフ》を復活。
“ライトニング・A”:《アナザーセルフ》。《闘争の渦》を復活。
“ライトニング・A”:…………
“ライトニング・A”:………
“ライトニング・A”:……
“ライトニング・A”:…
“ライトニング・A”:侵蝕率:∞
“ライトニング・A”:《背教者の王》《爪剣》《死神の爪》。
柾木 秀:「――それでキミはいいのか、“ライトニング”」 問う、気付いた時には手遅れなのかもしれないが
“ライトニング・A”:「――はい」
“ライトニング・A”:「ここで死なせていただけると」
“ライトニング・A”:「先生から承っておりますから」
柾木 秀:「それがキミの“欲望”で、いいんだね」
“ライトニング・A”:「はい。5年前にやりそこねた、世界の救済です」
“ライトニング・A”:「これを果たして、散ることが私の願い」
柾木 秀:「なら、僕にそれについて何かを言う権利はない。でも、一言」
“ライトニング・A”:「何です?」
柾木 秀:「もう少しキミとは仲良くなりたかった、一番話しやすそうだったからね」
柾木 秀:偽らざる本心だ、そして止めるつもりもない。
“ライトニング・A”:「それは私が、最高傑作機だからですよ」
“ライトニング・A”:「そうなれることも含めて、ですから」
“ライトニング・A”:「お褒めいただき感謝します」
“ライトニング・A”:光が拡がる。
柾木 秀:「そうか……最高のキミに出会えてよかった。数少ない良いことの一つだった」
柾木 秀:「さよなら――“ライトニング・アクシオン”」
“ライトニング・A”:光を上回るだけの破壊の死線が、領域内に注ぎ込まれて。
“ライトニング・A”:絵を削り取るかのように、空間が消滅する。
“ライトニング・A”:発射を終えて、膝を付き。
“ライトニング・A”:倒れかかったところを、
“ライトニング・A”:その首が飛ぶ。
柾木 秀:首の飛んだ先を見る。
“フェルフィンゴフ”:「……」ナイフを手遊ぶ少女が、その側に立っている。
“フェルフィンゴフ”:「……任務完了」
“フェルフィンゴフ”:いつの間にか、そこに姿がある。
緒環 伸:「…………」
緒環 伸:「『そこまで』が?」
“フェルフィンゴフ”:「ええ。あたしたちのセルではジャームを認めてない」
緒環 伸:「なるほどな。ずいぶん鮮やかだ」息を吐く。
“フェルフィンゴフ”:「”ライトニング”がジャームとなれば、大規模テロでは済まないわ」
小竹木龍之介:「………」ただ、見ている。削り取れた空間を。首のなくなった少女の体を。
柾木 秀:「合理的だね、“正しい”判断だ」
“フェルフィンゴフ”:「“そういう使われ方は嫌だ”って言うから、こういう形になった」
“フェルフィンゴフ”:「合理的でしょう」
緒環 伸:(……『自分で選べるように』)小竹木さんのいつかの言葉を思い出す。
緒環 伸:そう、彼女は選んだのだろう。知った上で。
柾木 秀:「一つ質問してもいいかい?」
“フェルフィンゴフ”:「新人?何?」
柾木 秀:「“フェルフィンゴフ”、キミは……納得してるのかい? 彼女の最期に」
柾木 秀:「なんだろうな……悲しいだとか、寂しいとかはあるのかな。……質問が増えちゃったな」
“フェルフィンゴフ”:「全く」
“フェルフィンゴフ”:「あたしは、せっかくならやり合いたかった」
“フェルフィンゴフ”:「そうね。寂しいというのが正しいかも」
柾木 秀:「……そうか、ありがとう。答えてくれて」
緒環 伸:「……僕も寂しいな。呆気に取られてる、という方が大きいけど」
緒環 伸:「……知人がいなくなるのは、寂しい。いつもだ」
緒環 伸:「こんな形じゃなおさらだ、というのは、弱音かね」
小竹木龍之介:「……最初から、ジャームになって死ぬつもりで」
小竹木龍之介:「そう言う作戦だったんだね」
“フェルフィンゴフ”:「ええ。誰かがやらなければならない」
小竹木龍之介:「……ジャームになれば命を断つと言うのは珍しい話じゃない」
小竹木龍之介:「でも、ジャーム化を前提にした作戦は……僕たちはやらないだろうな」
“フェルフィンゴフ”:「そっちから人を出すってのも無理でしょ?」
“フェルフィンゴフ”:「だったら、あたしたちからだ」
小竹木龍之介:「…………」
小竹木龍之介:「彼女が、納得していたみたいだから、いいけどさ」
小竹木龍之介:「本当にそうするしかなかったの?」
“フェルフィンゴフ”:「どうでしょうね。あたしには思いつかないけど」
“フェルフィンゴフ”:「リーダーがそういうなら、それしかなかったんじゃないかしら」
緒環 伸:「それと、だ。この作戦はこれで最後なのかな?」
“フェルフィンゴフ”:「この作戦はね」
緒環 伸:「は、か」
“フェルフィンゴフ”:「あたしは、もう一つ任務がある」
“フェルフィンゴフ”:「その先に来るかどうかを、確認する」
“フェルフィンゴフ”:「……ようやく、この市にはびこっていた、“健忘の霧”が潰えた」
緒環 伸:「その先……」
小竹木龍之介:「健忘の霧……?」
柾木 秀:「“健忘の霧”……」
緒環 伸:「……何?」
“フェルフィンゴフ”:「認識阻害を生む“神性圏界”。大多鬼丸だったかしら?」
“フェルフィンゴフ”:「あなた達が、討伐した神の一柱」
緒環 伸:「……ああ、覚えてるが……」
緒環 伸:秋の仮装行列。大規模な作戦。そう、覚えている。
“フェルフィンゴフ”:「だから今なら、正しく認識できるはず。その資質があるかを聞く」
“フェルフィンゴフ”:「 “崩落戦”は何年前の出来事?」
“フェルフィンゴフ”:「UGNの13支部体制が構築されたのはいつ?」
GM:あなた達は当然知っている。
GM:“四年前”だ。
小竹木龍之介:「四年前………だよね?」
緒環 伸:「ああ、ちょうどその時僕は市外に出てて……けど、そのはずだ」
柾木 秀:「食い違うね……“四年”と“五年”とじゃあ」
柾木 秀:「……“ライトニング”はなんで“五年”って言ったんだい? 五年前にもそういう事があったのかな」
柾木 秀:“ライトニング”との最期の会話、そして今の二人の言葉。別々のことならば問題ないが――
“フェルフィンゴフ”:「……いえ。五年経ってるのよ」
“フェルフィンゴフ”:「四年前、2015年の崩落戦からはね」
“フェルフィンゴフ”:「あたしの言っていることが、ただの支離滅裂な戯言だと思うなら」
“フェルフィンゴフ”:「この話はおしまい」
“フェルフィンゴフ”:「協働は終わって、あなたたちは任務を達成」
“フェルフィンゴフ”:「あたし達は好き勝手にやる」
緒環 伸:「その“健忘の霧”のせいで、僕らはずっと誤認を起こしてた、ってことかな」
緒環 伸:「……だとして、じゃあ……」
緒環 伸:資料の異常を思い出す。あれもそのせいか。
緒環 伸:「それは、認識の問題なのか、それとも、時空そのものの問題なのか」
緒環 伸:「そこを聞きたい」
“フェルフィンゴフ”:「……どうやら、その口ぶりなら」
“フェルフィンゴフ”:「違和感を感じられているみたいね」
“フェルフィンゴフ”:「……付いてきて。リーダーから話をしましょう」
“フェルフィンゴフ”:「あたし達のやろうとしていることを」


GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能。
柾木 秀:ロイスは……保留で!
緒環 伸:一枠あるが、保留
小竹木龍之介:ロイスは満杯!
緒環 伸:あ、変更だけします
緒環 伸:小竹木さんへの感情を○信頼/隔意に!
緒環 伸:以上!
GM:OK!
柾木 秀:あ、攻撃侵蝕上げてなかったのであげます。
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+8した (侵蝕率:107->115)

【トリガーシーン】

GM:全員登場。
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:115->120)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:129->130)
柾木 秀:や、やった! 初めて8,10以外が出たよ!
緒環 伸:ありがてえ……
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:131->132)
GM:おちついてる


GM:月夜銀座。“ヌーベル・ビュット”。
GM:君達3人は呼び出される。
エレオノール:「まずは、協力に感謝する」
エレオノール:「君たちのおかげで、閃光の天使を、一時的に撃滅せしめることが出来た」
緒環 伸:「……やっぱり、一時的なんだよな」いつになく神妙な顔で。
小竹木龍之介:「一時的………」
緒環 伸:「言いたいこと聞きたいことはいろいろあるが……」
緒環 伸:「……本当に、いろいろあるんだぜ」
エレオノール:「ああ。分かっているさ」
エレオノール:「我々としてはだ、これからの計画に」
エレオノール:「君たちの黙認がほしい」
柾木 秀:「これからの計画……」 小竹木さん、緒環さんを見る
エレオノール:「事が終わった後に、君たちに敵対的な組織として扱われていては、行う意味を大幅に減じてしまう」
小竹木龍之介:「……それは、内容次第です」
緒環 伸:「そりゃそうだ。まず聞きたいのはそこだからね」
エレオノール:「だろうね。ではまず」
緒環 伸:とん、とん、と指で軽く机を叩いている。少し苛立っている。
エレオノール:「閃光の天使は、それ自体が滅びをもたらすものではなく」
エレオノール:「閃光の終焉こそが、真の滅びであると。具体的に言えばだ」
エレオノール:「過剰なレネゲイドの集中による、街を取り巻くエネルギーが枯れる」
エレオノール:「多様性は終わりを告げ、“画一化”が始まる」
エレオノール:「症状の一本化。基本機能の異常進化」
エレオノール:「……この時期の君達であれば、心当たりはあるだろう」
緒環 伸:(今、また気になる言い方をしたな)
緒環 伸:「それはもう、というところかな。僕は」
エレオノール:「君たちの努力は知っている。だが、その未来の排除は、不可能であると結論づけている」
エレオノール:「
街の裏側に消えたという呪いは、いつ解けるとも知れない」
エレオノール:「未だその実態を表さぬ脅威。そして、何より」
エレオノール:「無限の並行世界より無限の降臨をもたらす存在を、あまねく抹殺することは不可能だ」
エレオノール:「君たちにも、その手段があるわけではないだろう?」
緒環 伸:「……っ」
緒環 伸:無限の降臨をもたらす存在。一度戦った……勝利と言うには、あまりに時間稼ぎに過ぎない結果。
エレオノール:「それを解決したい。シンプルに言えばそれだけだ」
エレオノール:「世界に安寧を。わかりやすい欲望だろう。つまらないかも知れないがね」
柾木 秀:「……それで、その解決の方法は?」 話を聞いて、考えていた
柾木 秀:満足して自らの“死”を選んだ“ライトニング”を。
柾木 秀:彼女の死になにかを言うことは彼女の“生”に対して侮辱だろう、だからそのことについては言わない。
柾木 秀:だから、先を促すのみだ。
緒環 伸:とん、と指で机を叩く。考えている。自分の無力を。
エレオノール:「“銀魔星”の力を引き出す」
エレオノール:「外来のレネゲイド。願いを叶えるだけの力を持つもの」
小竹木龍之介:「“銀魔星”」
緒環 伸:眉を顰める。
エレオノール:「その出力で、この世界自体の枝を切断する」
エレオノール:「腐り落ちる幹から離れて、植え替える」
緒環 伸:「な……」
緒環 伸:「そんな、植木じゃないんだぞ……?」
緒環 伸:無数の並行世界、そのひとつを自分は知っている。別れを告げた。遠ざかっても、確かにあると聞いた。
小竹木龍之介:「世界を……切り落とす……なんて……」
緒環 伸:そこから、切り離される。
柾木 秀:「……願いを叶えるには代償がつきものだと思いますが、それについては?」
緒環 伸:いや、それを『分けた』相手も自分は知っている。可能かどうかについては……。
エレオノール:「……この街が特異点ではなくなる」
エレオノール:「この街でのみ見られた現象は鳴りを潜める。この街でのみ存在を認められた存在は消えゆく」
エレオノール:「事件の数も減るだろうね。それを代償というかは人次第だが」
GM:具体的に言えば、彼女の計画が成功した先の世界では
GM:「ステージ特有のオリジナルデータ」は存在しなくなる。
GM:例えば、異邦の未来から来たことを示す特異性。
GM:あるいは、侵蝕平衡をもたらす、街に犇めく怪生物。
GM:あるいは、想いが産みあげた、存在しないはずの衝動。
GM:それはたとえ、楽園を冠する存在の産物の、無貌なる残滓であっても。
エレオノール:「それから、もう一つ」
エレオノール:「時空の歪みが閉じて回る」
エレオノール:「言うなれば、我々は不老の存在となることになるね」
エレオノール:「それを認識できるのは、我々だけだが」
緒環 伸:指が止まる。
柾木 秀:「……緒環さん?」 様子が変わったことに気付く
緒環 伸:「つまり」
緒環 伸:「え、つまり、『みんなこのまま』ってこと、か?」
エレオノール:「ああ。誰も年を経ることはない」
緒環 伸:昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
エレオノール:「死ぬことはあるだろうがね?」
緒環 伸:世界は繰り返し時を――。
緒環 伸:時を。
緒環 伸:「……それはまあ、今の僕と同じだな」呟く。
エレオノール:「2021年の襲来は存在しない」
エレオノール:「たどり着かない未来は滅びない」
緒環 伸:「ずっとこのままでいられる、今この時を……もっと穏やかな時間を繰り返したまま、と」
緒環 伸:「すごいな、理想の世界じゃないか。なあ、小竹木くん」笑う。
緒環 伸:笑う。
緒環 伸:その笑顔が、ほんの僅かに、歪んでいる。
小竹木龍之介:「伸くん……」
小竹木龍之介:「本当にそう思うかい」
緒環 伸:テーブルの上の水をぐいと飲み干す。
緒環 伸:「……皆が無事で、ずっと変わらずにいて、僕は暇な時にいつでも昼寝ができる」
緒環 伸:「ああ、最高だ……ところでさ、ひとつ質問が」
緒環 伸:「『テイア』って計画の話はご存知で?」
エレオノール:「ああ」
エレオノール:「その情報がなければ、天使の位置は――ひいては、海のありかは割り出せない」
緒環 伸:「そうかい。あなた方がやってのけたわけだ、あの時」
緒環 伸:「僕らは出し抜かれて」
緒環 伸:「僕の大事な人は、切り刻まれた」
緒環 伸:「その事実は、もう何があっても変わらないな?」
緒環 伸:とん、と指を机につく。
エレオノール:「一応、言っておくが。私は、ただ“地図”を求めただけさ」
エレオノール:「そのための達成手段は、一任していた」
エレオノール:「それが故に、計画に反対するとは言うまいね?」
緒環 伸:「……僕は善意の協力者で、個人で第11支部にどうこう言える立場じゃないよ」
緒環 伸:「ただね、エレオノールさん。そのこれからの安寧のために、あの時、僕の安寧はズタボロになったんだ」
緒環 伸:「路傍の石ころとして、それを八つ当たりしたくなった」
緒環 伸:「最高の安寧な世界でも、あるだろ? 石ころくらいさ」
緒環 伸:「蹴躓いて転ぶなよ」
緒環 伸:「失礼、雑談だ。続けて」背を引き、椅子にもたれる。
エレオノール:フ、と薄くほほえみ。
エレオノール:「繰り返すが、これはただ、世界を切り離して繋ぐだけだ」
エレオノール:「我々としては、そのあとは再び、セルとして活動することとなる」
エレオノール:「安寧のためにね。そのためには、この計画は」
エレオノール:「君たちと争って押し通しても意味はない」
エレオノール:「後々に脅威として滅ぼされるだけだ。それでは困る」
小竹木龍之介:「……それはそうでしょうね」
エレオノール:「――太古の星の観測装置としての機能を持つだけの遺産がある」
小竹木龍之介:「……!」
小竹木龍之介:「“四海球儀”」
エレオノール:「それを“オカリナ”という、特異なレネゲイドパターンを保有する者の残滓をもてジャーム化させれば」
エレオノール:「この世で唯一、“閃光の終末”の影響を受けずに魔星を観測できる」
エレオノール:「他のあらゆる手段では、閃光の終末を避けられぬ。ただ、その4つだけだ」
エレオノール:「“四海球儀”。“オカリナ”。“ディープワン”。“トレイター”」
エレオノール:「500超の事件のうち、この4つの因子のみが、終末の先を観るものとなる」
小竹木龍之介:「遺産をジャーム化させ、そして…その力で魔星を観る、か」
小竹木龍之介:「危険性は?」
エレオノール:「そもそも、遺産である以上」
エレオノール:「適合者にしか使用できない」
エレオノール:「適合者は我々で確保済だがね。その者に命の危険はあるが、そこも了解済みだ」
小竹木龍之介:「………」腕を組んで考え込む。
小竹木龍之介:「正直なところ、納得は行ってないんだ」
小竹木龍之介:「危険なシロモノの力を借りて、それでこの世界を閉じる、なんて」
小竹木龍之介:「心情的にはそれでいいのか?って思うよ」
小竹木龍之介:「でも……論理的に反論できるかって言うと僕には難しい」
小竹木龍之介:「僕の個人的な嫌悪感でどうにかしていい問題じゃないと思う」
小竹木龍之介:「………その適合者は?」
エレオノール:「……入ってきていいよ」
梶鈴香:「……」歩み出る、一人の少女の姿がある。
梶鈴香:「私です」
柾木 秀:「梶さん……」
梶鈴香:「……やらなきゃ世界が危ないんでしょ?」
梶鈴香:「だったら、あたし、やります」
GM:ここで、判定。
GM:〈知覚〉〈意志〉〈情報:UGN〉〈情報:FH〉のいずれかで難易度7。
GM:内容は3人とも別です。
GM:固有の違和感を覚えるかどうか。
小竹木龍之介:知覚で判定します。
柾木 秀:では<意思>にて判定します。
小竹木龍之介:11dx+1>=7
DoubleCross : (11R10+1[10]>=7) → 10[1,3,3,4,5,5,6,6,8,8,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

柾木 秀:(4+3+5)dx+3>=7 <意思>
DoubleCross : (12R10+3[10]>=7) → 9[1,3,3,3,4,4,5,5,8,8,9,9]+3 → 12 → 成功

緒環 伸:〈情報:UGN〉。ミーミルの覚書をコネとして使用。
緒環 伸:10dx+4=>7
DoubleCross : (10R10+4[10]>=7) → 8[2,2,3,5,6,7,7,7,8,8]+4 → 12 → 成功

GM:では全員成功。
エレオノール:「偶然にも、ジャームに襲われているところを保護できてね」
エレオノール:「彼女が適合者として覚醒したことで、計画の実施が可能となった」
GM:まず緒環さんは分かる。
GM:これが虚偽だと。
GM:全知によりあまねくを知り計画を立てたものが、偶然などと。
GM:次に小竹木さんは知っている。
GM:ラ・ヴィの情報を調べるうちに出てきた構成員の名前を。
GM:梶修之。“ディストエーション”――梶鈴香の兄。
GM:もとよりその男は、ラ・ヴィの構成員だ。
GM:最後に、柾木くんは分かる。
梶鈴香:「一度、そういうの、やってみたかったのよね、あたし!」
梶鈴香:「人知れず街を救う、ヒーローみたいな?いいじゃん、そういうの」
梶鈴香:「全然怖くない」
GM:嘘だと。
GM:肩が、声が震えていると。
柾木 秀:「……僕はさ」
柾木 秀:「本当にそう思ってるのなら梶さんを止める気はなかったんだけど」
柾木 秀:「やっぱり気付いちゃったら、止めるべきだと思った」
柾木 秀:“ライトニング”の時と、梶さんは違う。
柾木 秀:「やりたくないことはやらなくていいよ、梶さん」
柾木 秀:「嘘だって、僕には分かってるからさ」
梶鈴香:「は、何を……!?」
梶鈴香:「ち、違う、ちがう!」
梶鈴香:「あたし、やりたいから!」
梶鈴香:「そんな、何を、テキトーなことを……」
柾木 秀:「適当……か」
柾木 秀:「本当にやりたくないことはやらないほうがいいよ。だって僕はさ」
柾木 秀:「今の計画を全部潰すつもりだから」
柾木 秀:「だからなんだろう……巻き込まれないようにしたほうが良い」
梶鈴香:「え……?」
柾木 秀:ずっと考えていた。戦う意味を。
柾木 秀:実のところ、自分に戦う意味などはなかった。
柾木 秀:UGNは戦力を確保できていた、閃光の天使の撃破は“ライトニング”の手によるものだった。
柾木 秀:だけど戦うと決めた――それに、
柾木 秀:あの時、梶さんのお兄さんを僕自身が殺す必要なんてどこにもなかったんだから。
柾木 秀:戦いたくなければ他に任せればいい、手を汚したくなければエレオノールさんに任せればよかった。
柾木 秀:だからそう、僕が戦う意味はなくて、あったのは理由。
柾木 秀:その理由は――僕が楽しかったから。それだけだったんだ。
柾木 秀:「この計画はさ……すごく平和な世界になるんだと思う」
柾木 秀:「だけどさ、その先にはなにもない。すこしずつ可能性だけが目減りしていって何も新しいものは生まれない。きっと最後には何もなくなる」
柾木 秀:「そんなものは楽しくなくて……とても不自由だ」
柾木 秀:「だからさ、すごく無責任な言葉だけど」
柾木 秀:「そんな世界、僕はいらない」
柾木 秀:「これが僕の答えだ」
小竹木龍之介:「………なんか、言いたいこと言われちゃった気がするな」
小竹木龍之介:「梶さん。梶鈴香さんだよね」
梶鈴香:「え……はい」
小竹木龍之介:「君のお兄さんは、梶修之さんで合ってるかな」
梶鈴香:「うん……アニキが、何か?」
小竹木龍之介:「彼は、ここの……ラ・ヴィの構成員なんだ」
小竹木龍之介:「以前から、ね」
梶鈴香:「えっ?」
梶鈴香:「アニキは、ただのミュージシャンで……」
梶鈴香:「今も、どっかで……」
梶鈴香:「……え?」
小竹木龍之介:他の二人を見る。
柾木 秀:構わないと頷く。
緒環 伸:ひらひらと手を振る。
小竹木龍之介:「………彼女を、騙したな」
小竹木龍之介:声の温度が低くなる。
エレオノール:「言わなかっただけさ」
エレオノール:「聞かれたわけでもない」
小竹木龍之介:「偶然保護したというのだって嘘だ。君たちは”アルヴィト”を手にしている」
小竹木龍之介:「……言わなかっただけ、だって?」
小竹木龍之介:「あなたは、わかっていない」
小竹木龍之介:「それが、一体どれほど人から自由を奪うか」
小竹木龍之介:「選択の余地を奪うか」
小竹木龍之介:「いや、わかってるから言わなかった」
小竹木龍之介:「……だけど、それがどれ程………騙されるものにとって致命的であるか」
小竹木龍之介:「重大であるか、わかっていない!」
小竹木龍之介:「……貴女は誠実な人だと思っていたけれど」
小竹木龍之介:「本当に自分が嫌になるよ。人を見る目のなさにね」
緒環 伸:とん。
緒環 伸:《テレキネシス》
緒環 伸:ことん。
緒環 伸:机の上にあった、水のグラスが倒れる。
緒環 伸:中身はさほど残っていない。少し広がっただけだ。
緒環 伸:「悪い。『偶然』倒れちゃったや」
緒環 伸:「誰も濡れなくて何より」
緒環 伸:「嘘だよ」
エレオノール:「……」
緒環 伸:「僕は知ってた。僕が倒した」
緒環 伸:「誰も濡れてなくても、机は泣いてるな」
緒環 伸:「あんたらの言ってること、やってることはそういうことだろ」
エレオノール:「机のために、店を潰すのかな?」
エレオノール:「その水が掛かったものには申し訳ないが」
緒環 伸:「申し訳ないが」
緒環 伸:「使い潰れてもらう?」
緒環 伸:「まあ、あれだろ」
緒環 伸:「きっとご存知だよな、全知様は」
緒環 伸:「そうやって泣いてる路傍の石ころがどこにいくつあって」
緒環 伸:「『偶然』ぶつかってはやれないかって、どれくらいの間考えてたか、とかはさ」
緒環 伸:「なあ」
緒環 伸:「その偶然が、今だよ。"ラ・ヴィ"」
緒環 伸:立ち上がる。ハンカチを机の上に投げて。
エレオノール:「……ああ。どうにも、お気に召さないようだ」
エレオノール:「舌に合うように饗したつもりだったんだがね?」
エレオノール:「であれば、対話の時は終わりかな」
エレオノール:「正規人員2人なら、まだ」
小竹木龍之介:「そうだね。このお店は好きだから」
小竹木龍之介:「……やるなら外がいいな」
エレオノール:「決定的なほどの大脅威ではあるまい。消息を絶ってもね」
GM:その声の瞬間。
GM:ゲートが開く。
GM:それは事前の取り決め。君たち3人を、そして。
GM:梶鈴香を回収するように消える。
エレオノール:「――おや」
エレオノール:「……追跡を」
エレオノール:「彼女以外は如何様にでも」
“フェルフィンゴフ”:「了解。ひとつ、いい?」
エレオノール:「何かな」
“フェルフィンゴフ”:「“エピタフ”の技術があったでしょう」
“フェルフィンゴフ”:「意志を消去した、白紙を作るもの」
“フェルフィンゴフ”:「何故最初からそうしなかったの?」
エレオノール:「それでは……つまらないだろう」
“フェルフィンゴフ”:「はあ?」
“フェルフィンゴフ”:「よく言う。まあいいわ」
GM:闇夜に少女の姿は消える。


GM:【十一地区 裏路地】
壬生墨佳:「全員揃ってる……よね?」今通ってきたゲートが閉じる。
柾木 秀:「どうもありがとうございます」
今様洋子:「キーパーソンの確保も完了?で、いいんですかねこれ」
小竹木龍之介:「ちゃんといるよ」
緒環 伸:「いや、助かったよ」
梶鈴香:「……何が……?」
柾木 秀:「あの状況でよく全員拾えましたね」
壬生墨佳:「まあその辺は天才なんでね」
下村雛子:「問題はここから、ですよね?」
下村雛子:「追撃が来ると思います、きっと」
小竹木龍之介:「だね」
緒環 伸:「そりゃそうだな。怒って出てきちまったし」
小竹木龍之介:「みんなにも手伝ってもらうことになると思う」
小竹木龍之介:「ごめんね」
今様洋子:「なんで謝るんですか?」
柾木 秀:「それは僕のセリフだったと思いますよ、小竹木さん」
柾木 秀:そうしてふっと笑う、冗談だ。
今様洋子:「ようはあれですよね、ムカつくからぶっ飛ばすって」
今様洋子:「だったら賛成なんですけど、私」
緒環 伸:「お、気が合うねえ」
下村雛子:「あまり物騒な手段は……とも言ってられないですかね」
小竹木龍之介:「あー……うん。そうだねえ」
下村雛子:「しっかりお守りしないとです」
梶鈴香:「いや、あの」
柾木 秀:「梶さんを頼みます」
梶鈴香:「何が何だかぜんっぜん分かんないんだけど!?」
柾木 秀:「梶さん、この人達は……なんだろう、正義の味方って人達なんだ」
梶鈴香:「……“ラ・ヴィ”はそうじゃないってこと?」
柾木 秀:「とにかくキミみたいな人を守ってくれる、そういう人達」
梶鈴香:「世界を守るために戦うって」
梶鈴香:「あれも嘘?」
柾木 秀:「あの人達は……あの人達なりの方法でそれをしていたと思う」
柾木 秀:「だから間違ってはいない、なんとなくだけどね」
柾木 秀:「でもさ、やっぱり嫌がる女の子を無理やりやる気にさせるような事は……」
柾木 秀:「僕は悪いことだと思う」
梶鈴香:「……」
梶鈴香:「柾木は戦うの?」
柾木 秀:「本当に死んじゃっても良い。そういう気持ちではなかったでしょ、梶さん」
柾木 秀:「僕か……」
梶鈴香:「……うん。死ぬのは、やっぱり、怖い、けど」
梶鈴香:「……けど」
梶鈴香:「それって、みんな一緒でしょう」
柾木 秀:「……そうだね、そうかもしれない」
柾木 秀:「でもさ、それは人に言われてっていうのはおかしいよ」
柾木 秀:「少なくとも、本当に納得出来ていないのなら」
柾木 秀:「梶さんが生きたいって思ってるのなら」
柾木 秀:“ライトニング”と梶さんのソレは違うから
柾木 秀:「それに……僕が戦うのは自分のためだよ」
梶鈴香:「自分の?」
柾木 秀:色々考えた。
柾木 秀:世界を守る、梶さんを守る。どれも戦うのにはピッタリの理由だ。
柾木 秀:でも、それではどうしてもモチベーションを持つことは出来ない。
柾木 秀:理由は分かっている。
柾木 秀:「うん、僕は……どうやら思った以上にどうしようもないやつみたいなんだ」 困ったように笑う
柾木 秀:楽しいから戦う、力を振るうことが楽しい。それだけしか戦う理由にならない。
梶鈴香:「……あんたがどうしようもないやつだってことは」
梶鈴香:「知ってるけどね。薄々」
柾木 秀:どうしようもない存在だと思う。自分の楽しみだけにしか戦う事ができない。
柾木 秀:「あはは……バレちゃってたか。クラスのみんなにもバレてるのかな」
柾木 秀:「だから梶さんが守られて、僕が戦うことに梶さんが引け目を感じることはないよ」
梶鈴香:「どうだろ?うまく隠してるんじゃない?」
柾木 秀:「こういうのは得て負得手だと思うからさ」
柾木 秀:「そうだと良いんだけどな」
柾木 秀:「それにさ」
梶鈴香:「……うん」
柾木 秀:「……“ラ・ヴィ”の人達とは時間が取れなかったからわからないだろうけど」
柾木 秀:「僕、自分と友達が利用されるの許せないんだよね」
柾木 秀:「絶対に後悔させる、これも理由になるのかな」
梶鈴香:「……まあ、なんというか」
梶鈴香:「安心した」
梶鈴香:「あたし、そういうなんだろう、勝手?なとこ」
梶鈴香:「嫌いじゃないのよね」
柾木 秀:「そっか、それは良かったな」
柾木 秀:「でもそうだね……絶対にまた梶さんに会いに行くよ」
柾木 秀:「だから安心してほしい」
柾木 秀:もちろん、無理を言っているのはわかる。だけど
柾木 秀:少しでも信じて、安心してほしい。それは本当だ。
柾木 秀:どうしようない人間性の持ち主であっても、友達は大事だから。
梶鈴香:「……分かった。信じる」
梶鈴香:「どうせ、信じてやれるやつなんて、あたしくらいしか居ないんでしょ?」
梶鈴香:「信じてあげる」
柾木 秀:「梶さんと友達で良かったよ」
柾木 秀:そう、今は。次はおそらく憎まれるかもしれない。
柾木 秀:でも、それだけでも帰る分の責任を持てるだろう。
壬生墨佳:「色恋沙汰は終わりかい、少年少女」
梶鈴香:「そういうのじゃない。黙って」
柾木 秀:「そのつもりはなかったんだけど……そう見えた?」
壬生墨佳:さてね、と肩をすくめて。「今、アドバンテージを持ってるのはこっちだ」
壬生墨佳:「この地区で追撃戦を仕掛けようってなら、逆にその位置取りはつかめる」
壬生墨佳:「こっちから行こうか。有利な戦力を当てて、先手で削る」
壬生墨佳:「のんびりと待ってやることもないだろ?」
今様洋子:「賛成ですね。守りは性に合わないので」
下村雛子:「は、はい!精一杯がんばります!」
小竹木龍之介:「そうだね。こちらの有利を維持したまま突破しよう」
緒環 伸:「お膝元はありがたいね。やってやろうじゃないか」
柾木 秀:「……世界の平穏を壊す、か」 呟く


GM:このあとの戦闘ルールについて。
GM:クライマックスの回数はコントロール可能です。
GM:一つは、現状の全戦力を互いにぶつける総力戦。
GM:これはクライマックス1回で終わります。
GM:それ以外に、先に個別の構成員について
GM:戦闘を仕掛けることも可能です。
GM
VS.“クドラク” 行動値[15]
侵蝕率120%(固定)

VS.“ラウンデル” 行動値[6]
侵蝕率120%(固定)

VS.“不倒翁” 行動値[5]
侵蝕率60%(可変)

GM:交戦できるのは以下の3体。
GM:何人で掛かっても構いませんし、
GM:NPCだけを送り込むのも可能。
GM:また、同時に2人・3人相手にすることもOKです。
GM:なお、“フェルフィンゴフ”については
GM:どこかで発生した戦闘に乱入します。
GM:こちらから足跡を捉えることが出来ない。
GM:彼女の行動値は9です。


GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得・経験点の使用などなどはここで実施を。
小竹木龍之介:経験点を使用。
小竹木龍之介:15使用しメモリーを獲得。
小竹木龍之介:甲斐孝司/嫌悪
緒環 伸:ロイス、"ラ・ヴィ"に好機/○激怒で取得します。
小竹木龍之介:13点どうしようかな……
柾木 秀:んー、ロイスは保留!
小竹木龍之介:射撃を6上げて9にします。
小竹木龍之介:これで残り経験点1。
小竹木龍之介:1残して終わり!
緒環 伸:《絶望の領域》LV3に25点、メモリー1個に15点で40点。
緒環 伸:メモリーは「思い出の中/過ぎ去った人々/感傷」で取得します。
緒環 伸:残りは射撃を1LV取得して2点、芸術:イカサマを1LV取得して1点。計43点。
柾木 秀:白兵を4→9 意思を3→5 情報:FHを1取得! これで18点!
柾木 秀:《武芸の達人:白兵》をレベル3で習得初期侵蝕基本値+4 これで25!
柾木 秀:基本値+したら侵蝕現在値も上がる、でよろしいですか!
GM:それで大丈夫!
柾木 秀:侵蝕120→124
柾木 秀キャラシート
緒環 伸キャラシート
小竹木龍之介:すみませんシートは貼れないので報告のみで失礼します!
GM:OK!共有メモなりに残しておいてください
小竹木龍之介:はーい


【クライマックス:vs“不倒翁”】

GM:全員登場。
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:132->138)
柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:120->128)
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:130->135)
柾木 秀:もうしらん
GM:では、戦う相手と出る相手を。
小竹木龍之介:はい。“不倒翁”と小竹木さん、δ、γトループで戦います。
GM:OK!


GM:君は待ち構えている。
GM:彼女の姿があったという、旅亭の前。
“不倒翁”:「ふんふんふーん」
“不倒翁”:鼻歌交じりに、少女が姿を見せる。
小竹木龍之介:その前に立つ。
“不倒翁”:「むっ」
“不倒翁”:「こんにちは!」
小竹木龍之介:「こんにちは、“不倒翁”」
小竹木龍之介:「“四海球儀”、君が奪ったんだって?」
“不倒翁”:「おっと、その名を知るということは」
“不倒翁”:「UGNだな!うむ、あれは私が頂いたぞ!」
“不倒翁”:「きれいなものだ」
小竹木龍之介:「うん。綺麗だよね」
小竹木龍之介:「だから、ちょっと」
小竹木龍之介:「ジャーム化させるのはもったいないと思ってさ」
小竹木龍之介:「君個人にそれほど恨みはないけど」
“不倒翁”:「使い道がある方がいいのではないか?」
小竹木龍之介:「戦闘不能になってもらう」
小竹木龍之介:「………」
“不倒翁”:「うむ!私も恨みはないぞ!だが」
“不倒翁”:「戦闘不能になってもらおう!」
小竹木龍之介:「戦闘部隊!」
GM:君の声とともに、部隊が展開して配置される。
“不倒翁”:「ふむ、なるほど!良い手だな!」
“不倒翁”:「だが、その程度で私を崩せるとは思わぬことだ!」
小竹木龍之介:部隊を扱うのは初めてだ。だが、訓練を通して、少しできることは増えた。
小竹木龍之介:「わかってる……」
小竹木龍之介:「でも、倒れてもらうよ!」
GM:戦闘開始です。
  “不倒翁”[60/5]

     10m

   小竹木[138/23]
GM:戦闘部隊の配置が可能です。
GM:同エンゲージか、前方5m。
GM:分割して配置しても構いません。
小竹木龍之介:δを5m前に。
小竹木龍之介:γを同エンゲージに配置します。
  “不倒翁”[60/5]

     5m

  δクラス戦闘部隊*10[0]

     5m

  γクラス戦闘部隊*5[5]
   小竹木[138/23]
GM:こう!
GM:セットアップ。
“不倒翁”:なし
小竹木龍之介:《ソルジャーコネクト》
小竹木龍之介:トループ全体を対象に、行動値を自分と同じ23に変更。
GM:ウワーッ

小竹木龍之介:水を媒介に神経伝達。直接指示を発する。
小竹木龍之介:「ついて来て……一気に畳み掛ける!」

  “不倒翁”[60/5]

     5m

  δクラス戦闘部隊*10[23]

     5m

  γクラス戦闘部隊*5[23]
   小竹木[142/23]
GM:では、誰かでも構いません
GM:行動値23組の行動を!
GM:16体もいるが……
小竹木龍之介:では、自分からいきましょう。
小竹木龍之介:マイナー5m後方へ。
小竹木龍之介:メジャー、コンボ:湖。
  “不倒翁”[60/5]

     5m

  δクラス戦闘部隊*10[23]

     5m

  γクラス戦闘部隊*5[23]

     5m

   小竹木[142/23]
小竹木龍之介:《コンセントレイト:ソラリス》+《痛みの水》+《罪人の枷》で”不倒翁”に攻撃!
小竹木龍之介:15dx7+9
DoubleCross : (15R10+9[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,4,5,5,6,7,8,8,9,9]+10[5,5,6,8,8]+10[6,7]+6[6]+9 → 45

GM:ヒエーッ
小竹木龍之介:命中であらゆる判定の達成値-22です。
“不倒翁”:仕方ない……デバフ嫌い!ドッジします
“不倒翁”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》。
GM:妨害ありますか?
小竹木龍之介:リフレックス持ちだとぉ
小竹木龍之介:やりましょう!
小竹木龍之介:《目潰しの砂》
GM:何個減る……?
小竹木龍之介:ダイス-5!
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+3した(侵蝕率:138->141)
GM:なるほど、では
GM:ちょうど5個なので
GM:失敗しました。
小竹木龍之介:OK!
GM:侵蝕率は60→63になっちゃった
小竹木龍之介:ダメージを出します。
小竹木龍之介:5d10+2
DoubleCross : (5D10+2) → 29[6,8,5,5,5]+2 → 31

小竹木龍之介:まあ何点でもな…
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+7した(侵蝕率:141->148)
“不倒翁”:残りHPは1。
小竹木龍之介:あ、ダメージで放心です。
“不倒翁”:《リザレクト》。エンブレム『命の終着』とDロイス遺産継承者:雷神の槌の効果により
“不倒翁”:最大HPは1。1点で復活します。
“不倒翁”:侵蝕率63→64
“不倒翁”:そして更に
“不倒翁”:放心食らうと攻撃できなくなるんですよね
“不倒翁”:《異形の守り》。放心を解除。
小竹木龍之介:何と…
“不倒翁”:侵蝕率64→66
GM:デバフ量は……?
GM:-22か
GM:きっつ……
小竹木龍之介:-22!まだね!
GM:演出どうぞ!

小竹木龍之介:「まずは、息ができなくなってもらう」
小竹木龍之介:その、肺の中に。
小竹木龍之介:水を生成するイメージ。ひとしずくでも彼女の肺の中に生成できれば、それでいい。
“不倒翁”:「うっ」「けぷっ」
小竹木龍之介:「よし、入った」
小竹木龍之介:「苦しいだろうけど……こっちも退けないんだ」
小竹木龍之介:「悪く思ってもいいよ」
“不倒翁”:「ゲホッ!ゲホッ……!」
“不倒翁”:完全に窒息死を迎えたはずの肉体が、ぱっと起き上がる。
“不倒翁”:「うむ……このように……その……」まだその影響は逃れ得ない。
“不倒翁”:「続くものは苦手なのだ」
小竹木龍之介:「じゃあ少しは僕が有利かな」
小竹木龍之介:微笑む。

GM:次!何もなければ戦闘部隊が一斉射撃します。
小竹木龍之介:一斉射撃!
小竹木龍之介:お願いします
GM:ではまずδクラスが10発。達成値10。
“不倒翁”:すべてドッジ。
“不倒翁”:2dx-21 #1
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 6[2,6]-21 → -15

“不倒翁”:2dx-21 #2
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 8[7,8]-21 → -13

“不倒翁”:2dx-21 #3
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 8[6,8]-21 → -13

“不倒翁”:2dx-21 #4
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 8[3,8]-21 → -13

“不倒翁”:2dx-21 #5
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 9[3,9]-21 → -12

“不倒翁”:2dx-21 #6
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 10[4,10]+1[1]-21 → -10

“不倒翁”:2dx-21 #7
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 3[2,3]-21 → -18

“不倒翁”:2dx-21 #8
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 1[1,1]-21 → -20 → ファンブル

“不倒翁”:2dx-21 #9
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 2[2,2]-21 → -19

“不倒翁”:2dx-21 #10
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 5[3,5]-21 → -16

GM:当然全部ダメです
小竹木龍之介:ファンブル…
“不倒翁”:10回《リザレクト》。
“不倒翁”:侵蝕率66→76
GM:γ5体が攻撃。
GM:達成値20。
“不倒翁”:2dx-21 #1
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 8[4,8]-21 → -13

“不倒翁”:2dx-21 #2
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 5[5,5]-21 → -16

“不倒翁”:2dx-21 #3
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 10[4,10]+3[3]-21 → -8

“不倒翁”:2dx-21 #4
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 10[9,10]+9[9]-21 → -2

“不倒翁”:2dx-21 #5
DoubleCross : (2R10-21[10]) → 10[8,10]+5[5]-21 → -6

GM:はいダメ!
小竹木龍之介:ちょっと回して来てる
“不倒翁”:5回《リザレクト》。
“不倒翁”:侵蝕率76→81

GM:練度はもともと低い部隊ながら、素早く展開している。
GM:一斉射により彼女の肉体を破壊していくが、
“不倒翁”:攻撃を遥かに上回る再生速度。
“不倒翁”:「はははははっ!無駄だ!」
小竹木龍之介:「本当に倒れないな…!すごい再生力だ」
“不倒翁”:「我が肉体を、そんなもので止められると思ってもらっては困る!」
“不倒翁”:「すごいであろう?」
小竹木龍之介:「うん。すごい」
“不倒翁”:「ふふんっ」
“不倒翁”:「では、次はこちらから行くとしようか!」
小竹木龍之介:「でも、止めるよ……止められて、びっくりして欲しいな!」

“不倒翁”:“不倒翁”の手番。
“不倒翁”:マイナーでδ戦闘部隊にエンゲージ
“不倒翁”:メジャー《ウルトラボンバー》。
“不倒翁”:3dx-15
DoubleCross : (3R10-15[10]) → 5[1,4,5]-15 → -10

GM:だ……ダメだあ!
小竹木龍之介:ほっ
GM:自爆失敗しました
GM:雷神の槌の効果により
GM:攻撃の度にHPを失う。
“不倒翁”:《リザレクト》。
“不倒翁”:侵蝕率81→86

“不倒翁”:「では、行くぞっ!」攻撃を物ともせず、包囲陣の中に突っ込んで。
“不倒翁”:「我が“ゲンドゥル”の魔力!とくと見よ!」
小竹木龍之介:「“ヴァルキュリュル・ジャーム”の……!」
“不倒翁”:爆発的にレネゲイドが増幅し、周囲を雷霆にて自分ごと焼き払う遺産効用。
“不倒翁”:しかし、それは。
“不倒翁”:「――あれ?」
“不倒翁”:「どうして……?」周囲に溶け出し、発散する。
小竹木龍之介:「うん、効いてるみたいだ」
“不倒翁”:「なんで……?」
“不倒翁”:「こ、これでは」
“不倒翁”:「私の活躍が!」
“不倒翁”:「困る!」
“不倒翁”:「これでは褒めてもらえぬ!」
小竹木龍之介:「ごめんね」
小竹木龍之介:「ちょっと動けなくなってもらったよ」
小竹木龍之介:「このまま───倒れるまで押し切る!」

GM:1ラウンド目終了です。
小竹木龍之介:あ、ソルジャーコネクトの侵蝕上げてなかったのであげます
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:148->152)
GM:はーい
  “不倒翁”[86/5]
  δクラス戦闘部隊*10[0]

     5m

  γクラス戦闘部隊*5[5]

     5m

   小竹木[152/23]
GM:2ラウンド目。
“不倒翁”:セットアップなし
小竹木龍之介:《ソルジャーコネクト》
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:152->156)
小竹木龍之介:トループ全員23になりな!
GM:OK!
  “不倒翁”[86/5]
  δクラス戦闘部隊*10[23]

     5m

  γクラス戦闘部隊*5[23]

     5m

   小竹木[156/23]
GM:ジャーン
GM:では再び行動値23組どうぞ
小竹木龍之介:ジャーン
小竹木龍之介:また僕からいきます
小竹木龍之介:マイナーなし、メジャーコンボ:湖
小竹木龍之介:《コンセントレイト:ソラリス》+《痛みの水》+《罪人の枷》で”不倒翁”に攻撃
GM:来!
小竹木龍之介:15dx7+9
DoubleCross : (15R10+9[7]) → 10[1,2,3,4,5,6,6,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[1,2,3,3,6,7,8]+10[2,8]+10[8]+4[4]+9 → 53

“不倒翁”:ええ……
“不倒翁”:《リフレックス:ソラリス》《命の盾》。
小竹木龍之介:通します。
“不倒翁”:6dx7+1
DoubleCross : (6R10+1[7]) → 10[1,3,5,6,8,10]+10[7,9]+10[7,10]+10[3,10]+1[1]+1 → 42

GM:がんばったのに!
小竹木龍之介:あぶねえ!だが命中!
GM:ダメージを!
小竹木龍之介:6d10+2
DoubleCross : (6D10+2) → 40[10,7,7,4,5,7]+2 → 42

小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+7した(侵蝕率:156->163)
“不倒翁”:《リザレクト》!
小竹木龍之介:放心+達成値-24!
“不倒翁”:侵蝕率86→90
GM:増えてるう……
GM:放心も受ける!ダイス増えたから1個は振れる!
GM:演出を!

小竹木龍之介:「そろそろ再生もキツくなったんじゃないかな」
小竹木龍之介:「もう一回………行くよ!飲み込め!」
小竹木龍之介:今度は、喉の中に。
小竹木龍之介:毒の水を流し込む。吐き出せない勢いで。
“不倒翁”:「やだっ!」
“不倒翁”:もがいてかわそうとするが、それも読まれている。
“不倒翁”:「オゲーッ」
“不倒翁”:「ううううう~!」毒の水の入った喉をかきむしる。
“不倒翁”:「ガウッ……!くぷっ」引きちぎる。
“不倒翁”:「アア”ーッ……」
小竹木龍之介:「……!」
小竹木龍之介:「再生力があるならそういうことも可能、か……!」
“不倒翁”:「あ、……ま、まだだッ!」

GM:では、再び一斉攻撃。
小竹木龍之介:やれー!
GM:デルタが10発。
“不倒翁”:1dx-23 #1
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 7[7]-23 → -16

“不倒翁”:1dx-23 #2
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 6[6]-23 → -17

“不倒翁”:1dx-23 #3
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 1[1]-23 → -22 → ファンブル

“不倒翁”:1dx-23 #4
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 3[3]-23 → -20

“不倒翁”:1dx-23 #5
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 2[2]-23 → -21

“不倒翁”:1dx-23 #6
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 2[2]-23 → -21

“不倒翁”:1dx-23 #7
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 9[9]-23 → -14

“不倒翁”:1dx-23 #8
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 1[1]-23 → -22 → ファンブル

“不倒翁”:1dx-23 #9
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 9[9]-23 → -14

“不倒翁”:1dx-23 #10
DoubleCross : (1R10-23[10]) → 2[2]-23 → -21

GM:全部ダメ!
“不倒翁”:10回《リザレクト》!
“不倒翁”:侵蝕率90→100
GM:そしてγ5体の攻撃。
“不倒翁”:後がないので《リフレックス:ソラリス》《命の盾》。
小竹木龍之介:1回目に《目潰しの砂》
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+3した(侵蝕率:163->166)
GM:そこまでする……?
GM:5連続でまず避けれないけど……
小竹木龍之介:怖くて…
GM:あとこいつ避けても
GM:このあとの攻撃手段が
GM:雷神の槌で勝手にHPを失う素打ちしかないです
GM:温存してもいいんじゃないかなってGMは思う
小竹木龍之介:じゃあ温存します!
小竹木龍之介:163!
GM:じゃあ避!
“不倒翁”:4dx7-23 #1
DoubleCross : (4R10-23[7]) → 10[1,1,3,7]+10[9]+10[7]+10[7]+5[5]-23 → 22

“不倒翁”:4dx7-23 #2
DoubleCross : (4R10-23[7]) → 10[4,5,10,10]+10[5,7]+10[10]+4[4]-23 → 11

“不倒翁”:4dx7-23 #3
DoubleCross : (4R10-23[7]) → 10[4,6,9,9]+6[3,6]-23 → -7

“不倒翁”:4dx7-23 #4
DoubleCross : (4R10-23[7]) → 10[1,5,5,8]+10[8]+3[3]-23 → 0

“不倒翁”:4dx7-23 #5
DoubleCross : (4R10-23[7]) → 10[3,6,7,9]+10[4,8]+3[3]-23 → 0

GM:最初の1回だけ避けました
小竹木龍之介:一回避けてる!
GM:2発目が着弾して、戦闘不能。
GM:復活もありません。“不倒翁”撃破。

GM:だが、その後の。
GM:間断なく撃ち照らされる射撃を、かわすことは出来ない。
“不倒翁”:「うっ」
“不倒翁”:「うううううっ……!」無限の耐久力ではない。人より異常に再生力が高いだけで、
“不倒翁”:あくまで限界がある。
“不倒翁”:「あっ」
“不倒翁”:「無理だこれ」
“不倒翁”:それだけ言うと、バシャリと倒れる。
小竹木龍之介:「うん、無理はしない方がいい」
小竹木龍之介:「……回収班。後よろしく」通信を入れて。
小竹木龍之介:「ふー………」
小竹木龍之介:「あとの二人も、うまくやってくれるといいけど………」
小竹木龍之介:額の汗を拭った。


【クライマックス:vs“クドラク”】

GM:では、次のターゲットを。
緒環 伸:ターゲットはクドラク、自分がαβ全員連れて出ます。
GM:OK!

GM:月夜銀座 クラブハウス前
GM:日は傾き始め、周囲を赤く染めている。
GM:あるいは血のように。
GM:堂々と《ワーディング》を貼って、血色の剣を持つ少女が通りを歩いている。
緒環 伸:こつん、と小石が蹴られて、その前に転がる。
“クドラク”:「……」気だるげにそちらを向く。
“クドラク”:「やあ」
緒環 伸:「や、どうも」
緒環 伸:にやけた顔をした男と、周りに手勢。
緒環 伸:「悪いんだけどさ、ちょっと付き合ってくれないかな?」
“クドラク”:「また会ったね……聞きたいんだけどさ」
“クドラク”:「そいつらは、みんなバケモノかな」
緒環 伸:「お、ナンパしたら質問を返された」
緒環 伸:「……オーヴァードって意味なら、そうだよ。ただ」
緒環 伸:「僕の仲間だ。バケモノとは呼ばれたくないな」
“クドラク”:「オーヴァードは、みんなバケモノだよ」
緒環 伸:「君も?」
“クドラク”:「こんな醜い、醜い存在が居たら、人々は安全に暮らせない」
“クドラク”:「安寧な平和なんて、ずっと来ない」
“クドラク”:「……当たり前でしょう」
“クドラク”:「だけど、ぼくがぼくを殺してしまったら」
“クドラク”:「他のバケモノを殺せなくなっちゃう」
“クドラク”:「だからぼくは最後なんだ」
“クドラク”:「この世から、綺麗サッパリバケモノがいなくなったら」
“クドラク”:「この汚れた首を切り取って終わり」
緒環 伸:正義感、なのか。それは、ずいぶんと悲しく思えた。
緒環 伸:「おじさんは大人だから、まあ、世の中……そう綺麗にいかないってことを知ってる」
緒環 伸:「一旦休みな」
緒環 伸:「僕が止めてやるから」
緒環 伸:手を差し上げる。
緒環 伸:「いや」
緒環 伸:「僕らが」
“クドラク”:「くだらないな」
“クドラク”:「そう言って、言葉巧みに騙そうとする」
“クドラク”:「そういうバケモノの手口は知ってる。乗るものかよ」
緒環 伸:「わりと乗り心地いい方だぜ、僕の口車は」
今様洋子:「どうにも、これ」
今様洋子:「一度大人しくさせるしかないんじゃないですかね」
緒環 伸:「そういうこったね。お願いするよ、みんな」
壬生墨佳:「結構やり手みたいだ。警戒してやってこう」
下村雛子:「はい!ヒナにお任せください!」

GM:戦闘を開始します。
  “クドラク”[15]

     10m

   緒環[135/7]
GM:初期配置はこう
GM:トループを出すエンゲージを設定してください。
緒環 伸:トループ全員を5m前方に。
  “クドラク”[15]

     5m

  βクラス戦闘部隊*3[10]
 壬生[5] 今様[20] 下村[10]

     5m

   緒環[135/7]
GM:ではこう
GM:セットアップから。
“クドラク”:なし
緒環 伸:なし!
“クドラク”:では最初に動きます。
緒環 伸:あれ、射撃は20では?
GM:あっそうだ
GM:失礼
GM:射撃から!
緒環 伸:とはいえ一度待機してもらいます
GM:はーい

今様洋子:「いいんですか、撃たなくて」
緒環 伸:「ここは様子見……かな。情報からすると」

GM:では改めて!
“クドラク”:マイナー《赫き剣》《破壊の血》《スーパーランナー》。
“クドラク”:HP18消費して武器作成、αとβのエンゲージに侵入。
“クドラク”:メジャー《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《鮮血の一撃》《渇きの主》《生命吸収》《始祖の血統》《血の宴》。
“クドラク”:エンゲージ内に範囲攻撃。
緒環 伸:妨害とかはないです
“クドラク”:30dx7+6
DoubleCross : (30R10+6[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,5,5,6,7,7,7,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,3,4,4,4,5,6,8,8,9]+10[1,3,8]+4[4]+6 → 40

緒環 伸:βにα三体をカバーリングしてもらいます。
GM:OK!ではダメージ。
“クドラク”:5d10+56 装甲無視
DoubleCross : (5D10+56) → 19[4,5,7,2,1]+56 → 75

GM:ベータは全滅します。
緒環 伸:あわわ
“クドラク”:また、《生命吸収》こそ空振りですが、
“クドラク”:《渇きの主》、そして《王者の血》の効果で
“クドラク”:HPを全回復します。

“クドラク”:ふ、と前がかりに倒れたと思えば、すぐ近くまでにじり寄っている。
“クドラク”:血の旋風が吹いた。
“クドラク”:それで終わりだ。
“クドラク”:すでに血の剣は、あたりを無数にと切り刻んでいる。
“クドラク”:「この世界に、バケモノは、いらない」
“クドラク”:「だからせめて、ぼくらバケモノはさ」
“クドラク”:「バケモノを殺す役に立たなくっちゃあ」
緒環 伸:そちらを、凝視するのは止めず。
壬生墨佳:「……大丈夫」
下村雛子:「……まだいけます!」
今様洋子:「頼みましたからね、タイミング」
緒環 伸:「……了解。これ以上はなんとか
緒環 伸:「……止めてやりたいよな」

GM:次は白兵型の手番。
緒環 伸:待機させます
GM:OK!では緒環さん!
緒環 伸:はい。マイナーはなし。
  “クドラク”[15]
 壬生[5] 今様[20] 下村[10]

     5m

   緒環[135/7]
緒環 伸:メジャー、コンボ『ラケシス、糸を計れ』。《導きの華》《光射す場所》《要の陣形》。侵蝕9上昇。
緒環 伸:対象は味方トループ三人。次のメジャーアクションの達成値が+21されます。
GM:OK!
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+9した(侵蝕率:135->144)
緒環 伸:軽く演出。

緒環 伸:「……頼まれたなら、言うしかないよな」
緒環 伸:指が、宙を向けてくるりと渦巻く。
緒環 伸:不可視の糸が、今、血路として確かに見えている。
緒環 伸:あとは、信じるだけだ。それだけ。
緒環 伸:「ここだ、って」
緒環 伸:「行きな。僕が後ろで『糸を引いてる』」
壬生墨佳:「オッケー。琺瑯質とはいかないが」
壬生墨佳:「乙女としちゃあ、そのへん目ざとく受け取っていこう」

GM:防御型が攻撃します。
壬生墨佳:攻撃達成値は固定30+21で51。
“クドラク”:ドッジ。《リフレックス:ブラム=ストーカー》《血霧の盾》。
“クドラク”:9dx6+4
DoubleCross : (9R10+4[6]) → 10[4,6,7,8,9,9,10,10,10]+10[1,3,4,5,5,8,9,10]+10[2,6,8]+10[10,10]+10[2,7]+10[8]+5[5]+4 → 69

“クドラク”:回避。HP-5。

壬生墨佳:「……いや」
壬生墨佳:「無理でしょこれ!?」
壬生墨佳:「なにこいつ……!」
“クドラク”:攻撃を察知していたかのように、既に姿がその場にはない。
緒環 伸:「……動くなあ……」

GM:次!待機していた白兵型の攻撃。
下村雛子:攻撃達成値は固定40+21で61。
“クドラク”:ドッジ。《リフレックス:ブラム=ストーカー》《血霧の盾》。
“クドラク”:9dx6+4
DoubleCross : (9R10+4[6]) → 10[3,4,4,5,7,8,8,9,9]+10[3,6,9,9,10]+5[2,2,5,5]+4 → 29

GM:うわっ全然ダメだ
“クドラク”:HP-5して……
緒環 伸:やったーーー
下村雛子:7d10+30 装甲無視
DoubleCross : (7D10+30) → 41[7,5,10,6,2,3,8]+30 → 71

“クドラク”:えっきっつ……
“クドラク”:死にかけです

下村雛子:「参ります!」大斧を取り出す。神経加速により、凄まじい速度で飛び出す。
GM:糸を引く君は確かに見た。
GM:“クドラク”の周囲。血の霧のようなものが漂っている。
GM:それ自体が、彼女の感覚器官のように振る舞う。
緒環 伸:手を振るう。糸が霧を一瞬、薄く払う。
“クドラク”:「読めるっての」それを軽々と受け流そうとして。「その軌道は」
“クドラク”:「軌道――は」
“クドラク”:「なんだ、一瞬」
下村雛子:「はああっ!」
“クドラク”:「あぐっ……!」
下村雛子:「やりました!」
緒環 伸:「……よし」まずは一打。冷や汗をかきながら。
“クドラク”:「くそっ、なんで……」
“クドラク”:「何をした……!」
緒環 伸:「……バケモノの所業だからねえ」少し悲しげに笑う。
緒環 伸:「多分、見えない」

GM:次は射撃型。
今様洋子:攻撃達成値は固定30+21で51。
今様洋子:ドッジ。
GM:まちがえた
“クドラク”:ドッジ。
“クドラク”:《血霧の盾》はHP不足で使用不可能。
“クドラク”:起点がないため《リフレックス》もなし。
“クドラク”:9dx6+4
DoubleCross : (9R10+4[6]) → 10[1,2,3,4,7,7,9,9,10]+10[2,2,3,7,9]+10[6,7]+10[6,7]+10[1,7]+10[6]+10[6]+10[9]+1[1]+4 → 85

GM:まちがい
“クドラク”:9dx+4
DoubleCross : (9R10+4[10]) → 10[1,2,3,4,5,7,8,10,10]+10[9,10]+4[4]+4 → 28

GM:がんばったんだけどなあ
緒環 伸:でも回す!!!
緒環 伸:こわあああ
今様洋子:6d10+15
DoubleCross : (6D10+15) → 33[1,7,1,10,10,4]+15 → 48

“クドラク”:そのダメージで戦闘不能に。復活もなし。
緒環 伸:やった……

今様洋子:既に動揺したところを狙い撃つ、銃を構えている。
今様洋子:「悪いんですけど」
今様洋子:「この間、動き、見せてもらいましたから」
今様洋子:「負けるわけがないんですよ。だって、こっち」
今様洋子:「お節介まで付いてるんですからね」その銃弾は、まるで糸に繰られたように、
今様洋子:不規則な軌道で、血の霧の合間を縫う。
GM:もしくは、もう既に。その展開量は減衰していたのかも知れない。
“クドラク”:「うっ……うああああ!」剣で弾丸を受け、押し返そうとして。
“クドラク”:剣が折れる。
“クドラク”:「つ……!」
“クドラク”:そのまま吹き飛ばされるように倒れる。
“クドラク”:「そんな……」
“クドラク”:「ぼくは、まだ……」
“クドラク”:「イヤだ!負けたくない!」
“クドラク”:「そうしたら、ぼくは」
“クドラク”:「ただのバケモノじゃないか……!」
緒環 伸:「……そうやってなんでも0と1とで考えると、頭痛くなるぜ」
緒環 伸:「なあ」
緒環 伸:「コインは表と裏があるけど、ほら」
緒環 伸:《仕組まれた幸運》
緒環 伸:キン、と弾いた硬貨が舞う。手の甲に綺麗に着地する。
緒環 伸:「……たまに、こうやって」
緒環 伸:「縁でちょうど立つこともある」
緒環 伸:「僕なんかは、たまにあるそういう時を信じて生きてる」
緒環 伸:「あんまり、煮詰まりなさんな」
“クドラク”:「……くそっ」
“クドラク”:「クソーッ……!」
緒環 伸:「とりあえず、今は頭冷やして休むといいよ」
今様洋子:「これで2、ですか」
緒環 伸:「そういうこと。お手柄でした」
下村雛子:「まだまだ、残ってる戦力は多いですね」
下村雛子:「ここからも頑張らないと……」
緒環 伸:「……やれやれ」
緒環 伸:「もうひと踏ん張り、と思ってからが長いんだ、こういうの」


【クライマックス:vs“ラウンデル”】

GM:では次、ラウンデル戦。
GM:誰が登場しますか?
柾木 秀:私が出る!
緒環 伸:出ます
柾木 秀:ありがとう緒環さん……
GM:OK。トループの使用は?
柾木 秀:射撃と防御をお願いします
GM:OK!


GM:月夜銀座 画廊前
“ラウンデル”:一人の青年が、そこに居る。
“ラウンデル”:人を探すでもなく、待ち合わせのように佇んでいる。
柾木 秀:「こんばんわ、“ラウンデル”さん」 ごく自然に知人に偶然あったような素振りで話しかける。
“ラウンデル”:青年は顔を上げる。「――ああ」
“ラウンデル”:「君か。久し振りだね」
柾木 秀:「久しぶり……そうですね。そういう感じもしますし、それほどでもない」
柾木 秀:「不思議が感じがします」
“ラウンデル”:「聞いたよ。セルを抜けたんだって?」
柾木 秀:「そうですね、方向性の違いってなるのかな」
柾木 秀:「そんな感じで、拾ってもらったのにすみません」
“ラウンデル”:「いや,いいよ。別に、抜けるのはいいんだけどさ」
“ラウンデル”:「……向かってこられるのは困るなあ」
“ラウンデル”:「僕、殺されちゃいたくはないんだけど?」
柾木 秀:「殺す……僕もあまりそうしたくはないんですよ。これは本当の気持ちです」
柾木 秀:「ですから、確認はしたいと思っていまして」
“ラウンデル”:「まさか。君は躊躇しない口じゃない」
“ラウンデル”:「確認?何を?」
柾木 秀:「あまり“ラウンデル”さんとはお話したことなかったので」
柾木 秀:「躊躇しない、だから嫌なんですよ……少し支離滅裂ですけど本当の気持ちです」
柾木 秀:「貴方もやはりエレオノールさんの言う平穏、それこそが答えと思っているんですか?」
“ラウンデル”:「うん、僕はほら、怖がりだからさ」
“ラウンデル”:「恐ろしい連中が、すっかり消えてしまうのなら、喜ばしいと思うな」
柾木 秀:「これは今も変わらないだろうとは思いますが、それでも聞きます……いずれ逃れられない破綻がくる世界であっても?」
柾木 秀:「何も変わらず永遠に繰り返す、だけど死人は出てしまう。そんな世界は終わりが目に見えている」
“ラウンデル”:「君は一つ、勘違いをしているんだけどね」
“ラウンデル”:「そもそも、そっちが異常な世界かどうかはわからないんだ」
“ラウンデル”:「彼らの襲来で、時空が歪んだのか。正常化したのか」
“ラウンデル”:「それは僕の“全知”でも分からない」
“ラウンデル”:「これ、使う度に負荷がかかるから、そんなに万能じゃないよ」
“ラウンデル”:「僕はそのへん、ある程度押さえられるから、これを継承したけどね」
柾木 秀:「継承……前任者は?」
“ラウンデル”:「我らがリーダー。でも、すぐにやめてしまった」
“ラウンデル”:「つまらないんだって。視えるのは」
“ラウンデル”:「僕は先に、何が怖いか知っておけるのはありがたいんだけどね」
柾木 秀:「なるほど……随分と的外れだったな」
柾木 秀:そう言って笑う
“ラウンデル”:「僕を止めに来たんだろ。本当に、嫌になる」
“ラウンデル”:「こんなひ弱なやつに、そんな恐ろしい武器を向けないで欲しいな」
柾木 秀:「ええ、そうですね。すこし話しすぎましたね」
“ラウンデル”:「君が来るって分かってた」
柾木 秀:「僕も躊躇がないと思ってるので止めてくれる人を呼んでおきました」
柾木 秀:「だからまぁ……死ぬことはないですよ。負けても」
“ラウンデル”:「それはありがたい」
柾木 秀:「今まで、ありがとうございました。“ライトニング”ちゃんは良い子でしたよ」
“ラウンデル”:「彼女も怖かったんだよね、僕」
“ラウンデル”:「あんなの、人が持っていい性能じゃなかったよ」
“ラウンデル”:「レネゲイドなんて、この世界にいらないと思うんだよな、僕」
緒環 伸:「……終わった?」横合いから顔を見せる。
“ラウンデル”:「もう……本気だね、本当」
柾木 秀:「はい、どうも無茶を言ってすみませんでした」
“ラウンデル”:「嫌になるな。警戒されたくないのに」
緒環 伸:「や、そりゃ話はしたいだろ。……それで終われば有り難いけど」
緒環 伸:「というわけで、止めてあげる人もいますんで。よろしくね」にっと笑う。
“ラウンデル”:「うん。よろしくね」
GM:まるで覇気のない様子だが。
今様洋子:(なんか……不気味)

GM:戦闘を開始します。
  “ラウンデル”[6]
 “フェルフィンゴフ”[9]

     10m

 柾木[128/6] 緒環[144/7]
GM:トループの配置あればどうぞ。
柾木 秀:エンゲージを分ける意味は……フェルフィンゴフが範囲もってそうなんだよな……
柾木 秀:でも食らうとダイスペナがひどくなるので全員同じエンゲージにしておきます
柾木 秀:射撃と防御を同エン召喚します。
  “ラウンデル”[6]
 “フェルフィンゴフ”[9]

     10m

  壬生[5] 今様[20]
 柾木[128/6] 緒環[144/7]
GM:こう
GM:セットアップ。
柾木 秀:頼む~! お環さん!
緒環 伸:《絶望の領域》。エネミー全員の全ての判定のダイス数を-8個。侵蝕4上昇。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+4した(侵蝕率:144->148)
柾木 秀:これで無力化してくれ!
柾木 秀:私はなしです!
“フェルフィンゴフ”:《先陣の火》。行動値+15して24に。
柾木 秀:くそったれ!
“ラウンデル”:《カームダウン》。全員のあらゆる判定ダイスを-8個。

緒環 伸:(今回ばかりは、ちょっとこれまで通りにはいかないかな……)目を細める。
緒環 伸:さて。
緒環 伸:緒環伸の目に見える糸は、『運命』と呼ぶ何かにアクセスするためのインターフェース。
緒環 伸:繋がれた操り人形のような人々が、彼の視界に映っている。
緒環 伸:その裏、目をさらに凝らせば、もっと深いところが見えてくる。
緒環 伸:複雑に糸が伸びる織りかけの、不安定に揺らぐつづれ織りのような風景が。
緒環 伸:それはその場の全ての事象、全てのものが関わり合い、ぶつかり合い、生まれる動き、そのごく短時間の情報の全て。
緒環 伸:彼はずっと、これを織り上げてきた。
緒環 伸:味方に干渉し、『強める』だけならば糸を引けばいい。ただカードを選ぶのと同じことだ。運はついてくる。
緒環 伸:敵に干渉し、『弱める』には……賭ける度胸が必要。要は高度なイカサマで、それも確実とは言い難い。
緒環 伸:脳を焼きそうになりながら、織り上げられた情報に触れる。必要な糸に結び目を作り、未来の像に干渉する。
緒環 伸:こちらに害為す者の動きが、少しでも鈍るように。
緒環 伸:(ああ、それでも、賽を振るのはこっちの方だ)
緒環 伸:(そうだろ、住良木さん)
“ラウンデル”:風が吹き、周囲のレネゲイドが沈静化する。
“ラウンデル”:空気が重く、沈み、押し付けるような重圧。
“ラウンデル”:「……まずいな」
“ラウンデル”:「似たようなことされてるかな、これ」
“フェルフィンゴフ”:「――だったら、これ」
“フェルフィンゴフ”:いつの間にか、一人の少女の姿がある。
“フェルフィンゴフ”:「解いて。その方がまだマシでしょう」
“ラウンデル”:「それも怖いんだけどなあ」
  “ラウンデル”[6]
 “フェルフィンゴフ”[24]

     10m

  壬生[5] 今様[20]
 柾木[128/6] 緒環[148/7]

GM:イニシアチブ。
“ラウンデル”:《スピードフォース》。
“ラウンデル”:行動します。その前に、《カームダウン》を解除。
“ラウンデル”:マイナー《バトルビート》《ライトスピード》。
“ラウンデル”:1回目のメジャーは
“ラウンデル”:《アースシェイカー》《サイレンの魔女》《疾風迅雷》。対象は敵全員。
“ラウンデル”:命中でシーン間のあらゆるダイスを-6個。
“ラウンデル”:ドッジ不可です。
“ラウンデル”:2dx11+1
DoubleCross : (2R10+1[11]) → 8[1,8]+1 → 9

緒環 伸:ガードするしかない。
柾木 秀:ガードします
“ラウンデル”:では、ガードした対象に
“ラウンデル”:放心を付与します。
緒環 伸:うわあ……
柾木 秀:ダイス-8!
“ラウンデル”:マスターエージェント用エンブレム「蹂躙者」の効果です。
柾木 秀:ファーック!!
“ラウンデル”:さらに、対象単体以外の攻撃のダメージロールを+1d10。
“ラウンデル”:ダメージを出します。
“ラウンデル”:カバーはあります?
柾木 秀:んー……ちょっと考える
柾木 秀:カバーなしでいきます!
緒環 伸:いきます!
“ラウンデル”:2d10+18 装甲無視
DoubleCross : (2D10+18) → 14[6,8]+18 → 32

柾木 秀:おまえな……
緒環 伸:うわ……ガード値6です
柾木 秀:あ、あぶな……HP30、ガード値3でギリギリ1点残ったわ……
GM:惜しい……
緒環 伸:ギリギリで倒れます……クドラクちゃんへのロイスを昇華。復活。
柾木 秀:惜しいじゃないよ!?
緒環 伸:HP11
GM:壬生 HP80→58 今様 HP50→18
“ラウンデル”:2回めのメジャー。
“ラウンデル”:《狂乱の一声》《原初の赤:抗いがたき言葉》《風の渡し手》《疾風迅雷》。
“ラウンデル”:対象は4人。
GM:妨害ありますか?
柾木 秀:なし!
柾木 秀:まった!
緒環 伸:《隠された世界》対象を単体に変更。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:148->152)
GM:OK。対象が単体になり、蹂躙者の効果を失う。
GM:再選択先ですが
GM:choice[柾木,緒環,壬生,今様]
DoubleCross : (CHOICE[柾木,緒環,壬生,今様]) → 柾木

GM:アタッカーをしっかり狙っていくスタイル
柾木 秀:ガードを選択、防御ユニットにカバーディフェンス使っていただきたく思います
“ラウンデル”:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[3,3,10]+10[10]+10[10]+8[8]+1 → 39

“ラウンデル”:ん?
“ラウンデル”:合ってる……
“ラウンデル”:こわ……
柾木 秀:いや!
柾木 秀:クリティカルしないよ!
GM:あっそうだ
柾木 秀:11!
GM:ライトスピードです
柾木 秀:怖いことしないで!
GM:達成値11ね
緒環 伸:こっわ
柾木 秀:改めてガードを選択、防御ユニットにカバーディフェンス使っていただきたく思います
“ラウンデル”:2d10+2 命中でシーン間ダイス-6個、ラウンデルへの憎悪付与
DoubleCross : (2D10+2) → 8[2,6]+2 → 10

壬生墨佳:ダメージなし。

“フェルフィンゴフ”:「さっさと終わらせて。出来るでしょう?」
“フェルフィンゴフ”:「――“マスタークウェル”」
“ラウンデル”:「その呼び方、好きじゃないんだけどなあ」
“ラウンデル”:「警戒されそうで」
“ラウンデル”:手をふると、レネゲイドの鎮静毒が回る。
柾木 秀:「マスターエージェント……これが」
“ラウンデル”:まるで、周囲からレネゲイドが抜け落ちて、なくなってしまうかのような感覚。
“ラウンデル”:そして、吹きすさぶ風そのものが、肉体を切り裂く。
緒環 伸:「……っ、イカサマ、少しは効いてると思ったんだが……」
“ラウンデル”:「あれは辛かったよ」
“ラウンデル”:「アレのせいで、僕、全然本気で止められないや」
“ラウンデル”:自分の方に余力を残さないとだからね
“ラウンデル”:「自分の方に余力を残さないとだからね」
“ラウンデル”:「――さて。まだ動くようだね……恐ろしいな」
“ラウンデル”:「じゃあ、別のアプローチが必要かな」再び風が吹きすさぶ。
“ラウンデル”:それにはアルヴィトから抽出した、神経を蝕む毒が乗っている。
緒環 伸:「……別のアプローチなら」
緒環 伸:「別のやり口があるんだよ、こっちにも!」手首を回す。
緒環 伸:幾重もの糸が絡み合い、細かな網を作る。
緒環 伸:その風を包み込む。消すことはできないが、『まとまる』。
壬生墨佳:「いいね、それ」指を鳴らす。
壬生墨佳:生じた琥珀の静電気塊が、その風を閉じ込める。
柾木 秀:「ありがとう、毒が回って避けられそうになかったんだ」
壬生墨佳:「このまま分解できそうだ。しばらく満足に動けそうもないけど」
壬生墨佳:「何。口先の礼はいいよ」
壬生墨佳:「腕で返してくれ」
柾木 秀:「ああ、こっちに回ってくれば存分にね……」

GM:次、“フェルフィンゴフ”の手番。
“フェルフィンゴフ”:マイナーで完全熱光学迷彩を使用。隠密状態に。
“フェルフィンゴフ”:メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》《光速の剣》《レーザファン》。
“フェルフィンゴフ”:エンゲージに範囲攻撃。
“フェルフィンゴフ”:5dx7+10
DoubleCross : (5R10+10[7]) → 10[4,6,6,6,10]+10[10]+4[4]+10 → 34

“フェルフィンゴフ”:ガード不可です。
柾木 秀:コンボ『囁くもの』
柾木 秀:《リフレックス:ブラックドッグ》《ゲットダウン》
柾木 秀:(3+3+5-8)dx7+9+9+2>=32
DoubleCross : (3R10+9+9+2[7]>=32) → 10[2,3,8]+10[8]+3[3]+20 → 43 → 成功

緒環 伸:うわっすごい
柾木 秀:フー……
緒環 伸:自分もまずはドッジ……
緒環 伸:5dx+1=>34
DoubleCross : (5R10+1[10]>=34) → 7[5,6,7,7,7]+1 → 8 → 失敗

柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+4した (侵蝕率:128->132)
緒環 伸:だめです!
GM:うおー
柾木 秀:行動放棄カバーで防御ユニットが緒環さんをかばってほしいです!
緒環 伸:ありがたく……
壬生墨佳:OK!
“フェルフィンゴフ”:ダメージ
“フェルフィンゴフ”:4d10+47+3d10 装甲有効
DoubleCross : (4D10+47+3D10) → 19[4,2,7,6]+47+13[8,4,1] → 79

“フェルフィンゴフ”:サイドリールとエンブレム『トラッパー』込です。
GM:トループ2人はこれで倒れます。

“フェルフィンゴフ”:無数のレーザが軌道を引く。
“フェルフィンゴフ”:夥しい数の細線が周囲に無差別着弾。命中したものの分子運動を停止させる。
壬生墨佳:とっさに守りに入るが。
“フェルフィンゴフ”:着弾したが最後。
“フェルフィンゴフ”:次に気づいた時には、停止中に撃たれた弾丸に穿たれている。
壬生墨佳:「くそ……何が……」
今様洋子:「ぐ……すみません」
今様洋子:「これ以上は、厳しそうで」
緒環 伸:「……一旦休みな。二人とも……といって」
緒環 伸:「……さーて、なんとか切り抜けるしかないか、柾木くん」
柾木 秀:レーザーの軌道を先読みしてすべてを回避している。
“フェルフィンゴフ”:「……嘘」
“フェルフィンゴフ”:「鈍ったかな、あたし。そんなつもりはなかったんだけど」
柾木 秀:「……なんとか、ですね。本当に」
緒環 伸:「……すごいな。切り抜けてるんじゃん」
柾木 秀:着弾すれば分子運動が停止する、それを“理解”している。
柾木 秀:だからあの攻撃に対してはあらゆる射線を想定しなければならない。
柾木 秀:「見えている問題なら、解くのは得意なんですよ」
“フェルフィンゴフ”:「あはは。それ、挑発?」
“フェルフィンゴフ”:「見せないようにやってるつもりなんだけどな、あたし」
柾木 秀:「けれど二人とも倒れてしまった、頼みますよ。緒環さん」 止めることを頼む

GM:緒環さんの手番に。
緒環 伸:待機します。
GM:OK。柾木くんの手番。
柾木 秀:マイナーで戦闘移動、二人のエンゲージへ
  “ラウンデル”[6]
 “フェルフィンゴフ”[24]
    柾木[132/6]

     10m

   緒環[152/7]
柾木 秀:メジャー:コンボ『殺戮狂騒』
柾木 秀:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》 対象はラウンデル
柾木 秀:使用武器は気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード:Cエンチャント)、惨終虐刃-エンドメイカー-(アームブレード:Cエンチャント)、虚月滅刀-マガツキ-(アームブレード:Cエンチャント)、無銘-  -(アームブレード)
柾木 秀:(3+4+6+5-8)dx7+9+9+2-4
DoubleCross : (10R10+9+9+2-4[7]) → 10[1,2,3,4,5,6,7,10,10,10]+5[1,2,3,5]+16 → 31

緒環 伸:妖精しますか
柾木 秀:いや、大丈夫。当たるはず
緒環 伸:了解!
“ラウンデル”:そもそもドッジ出来ないんですが
“フェルフィンゴフ”:《炎陣》。ラウンデルをカバー。
GM:ダメージをどうぞ。
柾木 秀:4d10+9+9+9+9+5+1+1 ガード値-20
DoubleCross : (4D10+9+9+9+9+5+1+1) → 23[6,6,10,1]+9+9+9+9+5+1+1 → 66

柾木 秀:柾木 秀の侵蝕率を+8した (侵蝕率:132->140)
“フェルフィンゴフ”:全然無理です。HP26しかないので。
“フェルフィンゴフ”:倒れます、が
“フェルフィンゴフ”:《鏡の盾》。
“フェルフィンゴフ”:ダメージを撃ち返す。
柾木 秀:こ、こいつ……
柾木 秀:あー……はい! ロイス切ります! あ、クソ……どれ切るか悩む……
柾木 秀:緒環さんのロイスを昇華して復活する! もう有為/猜疑心とかじゃないし!
柾木 秀:本当に頼りになる! なのでこの失礼なロイスを昇華! 復活します!
GM:演出どうぞ!

柾木 秀:緒環さんに言葉を残すと同時に“ラウンデル”へと駆け出す。
柾木 秀:抜くは惨終虐刃-エンドメイカー-。苦痛を与えることを目的とした一振りのナイフ。
柾木 秀:“ラウンデル”は戦闘を好む性分ではない、相手を鎮圧し、封殺し。なにもさせずに相手を屈服させるタイプ。そのように判断した。
柾木 秀:故に武器はこの一振りで十分。右手でナイフを抜くと同時に左手にて既に三振の刃を投擲。
“ラウンデル”:「いや、だからさ、無理だって!」
“ラウンデル”:「僕は、そういうのは……」
“フェルフィンゴフ”:「うるさい、知ってる」
柾木 秀:おお振りの片手剣――気狂孤剣-イェポンナマッド-、流麗な脇差――虚月滅刀-マガツキ-、無銘の西洋剣が退路を断つ。
“フェルフィンゴフ”:投擲したナイフが、レーザに迎撃される。
“フェルフィンゴフ”:片手剣と脇差はかわしきれない。露光によって逸らすだけ。
柾木 秀:「仕方がない、こっちを先に潰す」
柾木 秀:ナイフを捨て、片手剣と脇差は目標より遠い。だからこれを手に取る。
柾木 秀:跳躍、二人の背後に立つとともに一閃――“フェルフィンゴフ”を西洋剣で背中から斬りつける。
“フェルフィンゴフ”:「後ろ……!ぐうっ……!」
柾木 秀:傷は十分、侵蝕も高まっている。完全なる戦闘不能ではないが一時的に行動不能になるだろう。
“フェルフィンゴフ”:背が大きく裂かれ、倒れかかるが、露出した肌から反撃の熱線。
“フェルフィンゴフ”:それが自らごと、攻撃者を焼いて、倒れる。
柾木 秀:「――ッ!!」 その熱量をもろに喰らい焼かれる。
“フェルフィンゴフ”:「ただでやられるわけないでしょう」倒れ伏しながら。
柾木 秀:だが、わずかに立てられた大振りの片手剣――気狂孤剣-イェポンナマッド-の影に隠れることで致命傷を防ぐ。
柾木 秀:「本当に……厄介だったよ。カメムシみたいだった」
“フェルフィンゴフ”:「あはは――最悪」
“フェルフィンゴフ”:それきり動かない。
柾木 秀:「一つくらいは悪口を言いたくもなるよ、ごめんね」
柾木 秀:深く息を吐く……強い。そういう相手だった
GM:では、待機した緒環さんの手番。
チャットログ:メイン 緒環 伸:では、マイナーで柾木くんたちのエンゲージに移動します。
緒環 伸:メジャーは放棄。以上!
  “ラウンデル”[6]
柾木[140/6] 緒環[152/7]
GM:では、クリンナップはなにもないはず。2ラウンド目。
GM:セットアップ。
“ラウンデル”:《カームダウン》
柾木 秀:ないよ!
緒環 伸:なし
柾木 秀:死んでくれ! 頼む!
“ラウンデル”:ダイスを-8個するよ~
柾木 秀:クリンナップで放心解除、ダイスペナ6にカームダウンの8で合計14
柾木 秀:これでまちがってないね!?
GM:そういう状態!
“ラウンデル”:イニシアチブ。
“ラウンデル”:《スピードフォース》
柾木 秀:やめろばか!
“ラウンデル”:行動します。マイナー《バトルビート》。
“ラウンデル”:メジャー《アースシェイカー》《サイレンの魔女》。
“ラウンデル”:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[2,8]+1 → 9

“ラウンデル”:あたるかな~
緒環 伸:柾木くんをメジャー放棄カバーします。
柾木 秀:触れないよ!
柾木 秀:ありがとう緒環さん! 絶対にぶっ殺すから!
緒環 伸:たのむよーーーー
緒環 伸:マジでーーーーー
“ラウンデル”:ではダメージ!
“ラウンデル”:2d10+18 装甲無視
DoubleCross : (2D10+18) → 15[5,10]+18 → 33

緒環 伸:むりむり……
緒環 伸:倒れます。ロイス復活はなしで。
緒環 伸:ばたん
GM:OK!

“ラウンデル”:その場を制圧し続けるかのように、鎮圧の風は吹きすさぶ。
“ラウンデル”:「もうそろそろいいじゃない。諦めても」
“ラウンデル”:「僕もこれ、続けるの大変なんだからさ。痛み分けって風には行かないかな?」
“ラウンデル”:「お互い、怖いでしょ。堕ちるのはさ」
緒環 伸:「怖いよ。怖いとも」呟く。
緒環 伸:「よーし、いっそ諦めるか」一歩前に出て。
緒環 伸:「僕がいさえすればなんとかできるかも、とか思うのをさ」
緒環 伸:柾木くんの前に立つ。
緒環 伸:「後は頼んだ」
柾木 秀:「任されました、緒環さん」
緒環 伸:「元々、人に任せる方が得意なんだ。……やりすぎんなよ」そのまま、ふらりと身体が揺らぐ。

  “ラウンデル”[6]
   柾木[140/6]

柾木 秀:「……はい、それも含めて任せてください」
“ラウンデル”:「二人ともってわけには行かないか」
“ラウンデル”:「次くらいで諦めてくれると、お互い助かる」

GM:柾木くんの手番。
柾木 秀:マイナーなし
柾木 秀:肉体ダイス3+DB4+カスタマイズ6+戦闘人格5、これがどういうことかわかるか?
柾木 秀:私はメジャーダイスを18個振れて……
柾木 秀:-14されても差し引き4個振れるということだ……!
GM:めっちゃある
柾木 秀:メジャー:コンボ『殺戮狂騒』
柾木 秀:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》
柾木 秀:使用武器は気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード:Cエンチャント)、惨終虐刃-エンドメイカー-(アームブレード:Cエンチャント)、虚月滅刀-マガツキ-(アームブレード:Cエンチャント)、無銘-  -(アームブレード)
柾木 秀:(3+4+6+5-14)dx7+9+9+2-4
DoubleCross : (4R10+9+9+2-4[7]) → 10[2,6,6,10]+10[9]+1[1]+16 → 37

GM:メチャ・回しとる
柾木 秀:対象は当然貴様よ、ラウンデル!
“ラウンデル”:《カームダウン》を解除。
“ラウンデル”:ドッジを試みます。
“ラウンデル”:5dx>=37
DoubleCross : (5R10[10]>=37) → 10[1,4,6,6,10]+4[4] → 14 → 失敗

“ラウンデル”:失敗。ダメージを!
柾木 秀:4d10+9+9+9+9+5+1+1 ガード値-20
DoubleCross : (4D10+9+9+9+9+5+1+1) → 21[2,9,1,9]+9+9+9+9+5+1+1 → 64

“ラウンデル”:HP26、装甲なし。
“ラウンデル”:撃破されます。復活もありません。
GM:演出どうぞ!

柾木 秀:緒環伸が毒を集め、前に立っていたからこそそれは見えなかっただろう。
柾木 秀:その姿が揺らぐことで柾木秀がなにをやっていたのかが分かる。
柾木 秀:柾木秀は一つのナイフを拾っていた。
柾木 秀:おぞましい雰囲気を漂わせた、奇形のナイフ。惨終虐刃-エンドメイカー-を。
柾木 秀:「UGNの人は倒れた」
柾木 秀:「そして“ラウンデル”、貴方を守る人はもういない」
柾木 秀:カツカツと靴を鳴らし、近づく。
“ラウンデル”:「動くのもやっとだろ」
“ラウンデル”:「無理をするべきじゃない」
柾木 秀:片手に持った西洋剣を振るい、切っ先を“フェルフィンゴフ”へと向ける。
柾木 秀:「ええ、辛いです。でも次に貴方がそれを放つよりも早く僕はこれを振るうことが出来る」 奇形のナイフを見せつける
柾木 秀:「使い方は“理解”しています。きっとうまく使える、その自信がある」
柾木 秀:「僕も良いようにやられていたので少し……怒っているかもしれません」
柾木 秀:「なのできっと、これを使えばものすごく苦しんで死ぬことになる」
柾木 秀:「……これで最後です、降伏してください」
柾木 秀:「“全知”を使わなくても、これ以上は無理だと分かるでしょう?」
“ラウンデル”:「怖いことを言うなあ」
柾木 秀:このナイフの特性を“ラウンデル”は知っているだろう。
柾木 秀:そして、僕が一切の躊躇もしないことを。
柾木 秀:だからこれで十分なはずだ。
“ラウンデル”:手を上げる。
柾木 秀:一度、動けば必ず殺してしまうだろう。だから殺さずに済ませるには動く前に終わらせる必要があった。
“ラウンデル”:「まあ、僕、群衆鎮圧が仕事だからさ」
“ラウンデル”:「少数でまっとうに来られると、そんなに効かないんだよな」
柾木 秀:「それでも強かったですよ本当に」
“ラウンデル”:「君みたいに、ギリギリ動けるやつが出てくる。出力不足かな……」
柾木 秀:「出力不足を嘆くよりも……緒環さんに感謝してくださいね」
柾木 秀:「頼まれなかったら、魔が差していたと思うので」 疲れたように笑う
“ラウンデル”:「そりゃあありがたい」
“ラウンデル”:「まあ、敗軍の将らしく、大人しくするとしよう。これだけやれば怒られないでしょう」
“ラウンデル”:「君たちにも義理立てしておこうか。何か、聞きたいことはある?」
“ラウンデル”:「一つくらいなら、この場で分かるけど?」
柾木 秀:「エレオノールさんの場所、あとは……できれば残りの戦力かな」
“ラウンデル”:「ああ、なんだ。“アルヴィト”を使わされるかと思った」
“ラウンデル”:「それなら簡単さ」
“ラウンデル”:「彼女はあそこで、ただ一人」上空を仰ぎ見る。
“ラウンデル”:空に蝶が舞う。
“ラウンデル”:音もなく、4枚羽を羽撃かせる。機械仕掛けの青い蝶。
柾木 秀:「ああ、全く……印象通りの人ですね」 蝶をみやる
柾木 秀:そして緒環さんの体を起こして、目を覚まさせてもらう
緒環 伸:「……ああ、終わった……?」ふらつきながら起きる。
緒環 伸:「いや、これからか」
柾木 秀:「なんとか終わらせました」
柾木 秀:「そうですね、これからでもあります」
柾木 秀:「とりあえず……この人達を何とかするために人をお願いします」
柾木 秀:「それと……なにか聞きたいことがあったらなんでも教えてくれるみたいですよ」
緒環 伸:「了解。それから小竹木くんと速やかに合流、だな」空を見上げる。
柾木 秀:「僕にはないので緒環さんにお譲りします。かばってくれたお礼です」
緒環 伸:「……え? ああ。『全知』か……」
緒環 伸:「ないよ」
緒環 伸:「僕はこれでも賭けが好きでね。勝つ方が好きだけど」
“ラウンデル”:「イカサマは嫌いか。気高いことで」
“ラウンデル”:「僕は見えない札なんか、怖くて仕方がないんだけどな」
緒環 伸:「勝つ方が好き。イカサマだってやるが……ああ」
緒環 伸:「じゃあ、伏せ札をひとつ」
緒環 伸:「エレオノールが何か持ってる、遺産だかなんだか」
緒環 伸:「そいつの正体は?」
“ラウンデル”:「……僕以上に臆病なんだよ、あの人」
“ラウンデル”:「大した遺産じゃない。『スヴァーヴァの翅』は」
“ラウンデル”:「君たちの分類で言えば――そうだな」
“ラウンデル”:「“祈りの造花”」
緒環 伸:「……なるほどね」
緒環 伸:「どうもありがとう。確かにひとつ怖くなくなったよ」
緒環 伸:「……同じくらい、現実的に怖くなってきたけどね」
柾木 秀:「では行きましょうか、緒環さん」
柾木 秀:「そろそろ呼んでもらったUGNの人達も来るでしょうから」
緒環 伸:「はいはい」
緒環 伸:(賽を振るのはこっち、と。それはまあ、どうにかなったかな)
柾木 秀:「今の壬生さん達でも大丈夫でしょう」

緒環 伸:簡易手術キットを使用して回復します。
緒環 伸:4d10+11
DoubleCross : (4D10+11) → 28[9,5,5,9]+11 → 39

緒環 伸:マックスまで回復! HP25です。
緒環 伸:以上!


【クライマックス2】

GM:月夜銀座に蝶が舞い降りる。
GM:それを咎めだてする群衆が、姿を見せないのは。
GM:果たして、こちらの努力によるものなのか。
GM:あるいは、向こうの策謀のうちにあるものか。
GM:真相は沈んだ陽とともに隠れて。
GM:月のない月夜の決戦が始まる。
エレオノール:「――おや」ヘリから顔を出している。
エレオノール:「そのことごとくを破ったと?」
エレオノール:「自慢の部下だったんだがね」
柾木 秀:「えぇ、本当に自慢するに相応しい相手でしたよ」
小竹木龍之介:「もうくたくただし投降してもらいたいんだけどね、できれば」
小竹木龍之介:「……その前に、多少は痛い目にあってもらいたくは、あるけど」
緒環 伸:「誇ってやってほしいよ、本当に……拘置所とかで」苦笑する。
緒環 伸:「さて、陽は堕ちたが、どうする? 多対一で」
エレオノール:「そうだな。もう一度だけ聞いておこうか」
エレオノール:「協力関係を結ぶ気は、やはり無いかな」
小竹木龍之介:「嫌だね」
緒環 伸:「君は、交渉相手を間違えたよ。偶然とはいえ」
緒環 伸:「一年前の僕なら、どうしてたかはわからない。惜しかったね」
エレオノール:「君も、そう答えるのかな」
エレオノール:柾木くんへ。
柾木 秀:「僕、ですか……」
柾木 秀:「さっきも言ったように、やっぱりエレオノールさんの目指す世界はつまらないと思うし」
柾木 秀:「それにですね」
柾木 秀:「いま、貴女と戦ったほうが面白いと思いますから」
柾木 秀:「自慢の部下より不甲斐ない、なんてことはないですよね?」
柾木 秀:そう言って朗らかに、楽しそうに笑う。
エレオノール:「とんでもないものを掘り当てたものだな」
エレオノール:「私は、元より戦士ではなくてね」
エレオノール:「彼らのようには行かないよ。少しばかり、こういった」
エレオノール:「機械の心得があるのと」大型のヘリ――“モルフォ”をこつ、と叩く。
エレオノール:「弁舌の心得があってね」
GM:運転席から、もう一人。少女の姿がある。
梶鈴香:「……あたし、やっぱり」
梶鈴香:「もう一回やってみる」
梶鈴香:その眼は決意の色がある。
柾木 秀:「……梶さん、才能あるよ」
柾木 秀:「でも、どうあれそれを選んだなら後悔は……いや、僕の話を聞いて選んだんだ」
柾木 秀:「徹底的にやるよ、本気でね」
GM:ロータの羽撃きが大きくなる。
GM:頭上に羽を広げていたモルフォが、変形していく。
GM:ゆっくりと降下していき、
GM:地面に到達し、
GM:潜り込む。
GM:翅はスクリューのように、後方に位置する。
GM:瞬間。
GM:視界が蒼に染まる。
エレオノール:「――“凝竜赤骨”という遺産があってね」
エレオノール:「現代の環境では存在し得ない、異常な古代種因子を持った種の、遺骸だそうだ」
エレオノール:空間に声が響く。
エレオノール:「当時の海でしか生きられぬ種族であったと」
エレオノール:「“賢者の海”でのみ、棲息可能な生物であったと」
エレオノール:「その竜骨を用いて組み上げ、レネゲイドの遮断をもたらす装甲技術を蓄積して、外皮として」
エレオノール:「この“竜天方舟”は造られている」
エレオノール:「我々は、これより」それは、君たちに話しかけているのか。
エレオノール:あるいは、同乗する彼女に。
エレオノール:「その一部に潜航する」
エレオノール:「この表現は正確ではないな。正確に言えば、来る」
エレオノール:「君を求めて」
梶鈴香:「私は……何をすれば?」
エレオノール:「何もしなくていい」
エレオノール:「ただ、使命を胸に留めて」
エレオノール:「祈りなさい。平穏が続くようにと」
エレオノール:イージーエフェクト《煽動家》。
エレオノール:人々に任意の感情を引き起こす。
梶鈴香:疑念も恐怖もない。それよりも強く。
梶鈴香:平穏への願いがある。
柾木 秀:「……平穏、か」 呟く
柾木 秀:「それを彼女を求めて来た存在が叶えてくれるっていう話なのかな」
エレオノール:「ああ。“銀魔星”が来る。“テイア”が」
エレオノール:「本物のね」
緒環 伸:「……テイア」
柾木 秀:「ふ……」 笑みが溢れる
エレオノール:「“賢者の海”と呼ばれるものは、2つ。この地のそれと、遥か宙を超えた月に」
エレオノール:「それらを分かちて、根を同じくするものが“テイア”」
エレオノール:「“地球(ガイア)”に衝突し、月を作り上げた魔星」
GM:月は、古くから人を魅入る"魔星"であるとされてきた。
GM:空に浮かぶ月でなく、水に映る月。
GM:巨大な魔力源の一つ。銀を戴く座に輝く命脈。
緒環 伸:「……一年前だったらな」
緒環 伸:「楽な方に流れられたんだよ。本当に。でも」
緒環 伸:「そいつはあんたらが殺した、と思ってる。今は。僕のテイアの時に」
緒環 伸:「本物の星はこっちにあると思ってる。何が来たって構うものか」
緒環 伸:ただ、自分を力づけるためだけに、それだけ言う。
小竹木龍之介:「………嫌なんだよな」
小竹木龍之介:「自分の都合で抵抗できないものを勝手にジャームにしてさ」
小竹木龍之介:「その上、本当のことを隠して選択できないようにして」
小竹木龍之介:「そうやって手足を捥いで自分たちのいいようにしようとしてる」
小竹木龍之介:「何が平穏だ」
小竹木龍之介:「あんたの羽を同じように捥いでやる」
柾木 秀:「……うん、決めた」
柾木 秀:呟く、二人の怒りを見てからか、あるいはそれ以前から決めていたのか。
柾木 秀:「やっぱりエレオノールさん、僕は貴女とは根本的に合わないんだと思う。残念ながらね」
柾木 秀:「僕は平穏であるよりも刺激に満ちた日常を求める」
柾木 秀:「何かを求めるのならば、何かの力を頼りにはしない」
柾木 秀:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
柾木 秀:世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
柾木 秀:だが、世界はすでに変貌していた――事を僕は知った。
柾木 秀:人と出会った。
柾木 秀:覚悟を見た。
柾木 秀:だから僕も選択をしよう。
柾木 秀:「かつて、一時であっても“全知”を得たのなら知っているかもしれない」
柾木 秀:「僕がする、選択を」
柾木 秀:家族を想う。
柾木 秀:父の厳しさ、母の穏やかさ、妹の楽しさ。
柾木 秀:固定ロイスの柾木家のロイスをタイタスにします。
柾木 秀:だが、日常に決別する。
柾木 秀:今の僕は知っている。
柾木 秀:過去に出会った一人の女の意味を。
柾木 秀:僕は自分の力を自分の愉悦にしか使えない。その邪悪さを刻むために
柾木 秀:――それは最も邪悪な者。
柾木 秀:僕は自分の無力さをもう嘆かない。その決意を刻むために。
柾木 秀:――それは最も強いもの。
柾木 秀:僕は自由であり続ける、それを手放すことはしない。その覚悟を刻むために。
柾木 秀:――それは最も欲深きもの。
柾木 秀:「僕は――選択する」
“マスターレイス”:「“マスターレイス”」
“マスターレイス”:「それが僕の名前だ」
“マスターレイス”:「手始めに、平穏な世界を想う願い」
“マスターレイス”:「それを踏み躙ろう」
“マスターレイス”:――それは世界を変えるもの。
“マスターレイス”:ロイスを取得します。
“マスターレイス”:変革対象/世界/執着:○/敵愾心/ロイス
エレオノール:「……ああ」
エレオノール:「最後の障壁たるに相応しいよ」
エレオノール:「月夜の銀の座に捧げよう。地より奉じる古き月の端を」
エレオノール:「“対滅機構・界停止式”」
エレオノール:「羽撃け」

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界が繰り返し時を刻み、変わらなければ。
――世界は変貌しない。
 
“閃光の終末”:2020年末に訪れる、滅び。
“4年前の震災”:それは閃光の終末に伴い、ねじ曲がって繋がったかのごとき時間流。
“風は絶えて、淵を垣間見て”:特殊なレネゲイドパターンの増幅。閃光の終末の影響を受けない。
“四海に掲げる盾”:ジャーム化させた遺産が新たな価値を生む。閃光の終末の影響を受けない。
“健忘の霧”:忘却の圏界は剥がれ落ちた。捻れた刻の流れを認識できる。
“賢者の海”:N市の裏にあるとされるもの。そしてもう一つ、月にも。それは同根であると、彼女は云う。
“竜天方舟”:その海の中でも生存できる、遺骸の竜骨を組み上げて狙うのは。
“ガイアとテイア”:地球(ガイア)に衝突し、月を作り上げたその星――テイア。
“銀魔星”:それは魔星と呼ばれる、願いを叶える、“泉”の源たる魔。
“対滅機構・界停止式”:その“取り出だし、引き去る”力を持って、特異点の力を奪う。元々あった機構を復活させる。
“人々を眠らせるもの”:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。繰り返し時を刻み、変わらない世界。
“生”:それこそが“ラ・ヴィ”の求めるもの。
 
ダブルクロス the 3rd edition『スヴァーヴァに日は堕ちた、それでも月は見えず』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
■MAP:銀魔星

  エレオノール[8] 梶[0]

        10m


柾木[140/6] 小竹木[163/23] 緒環[152/7]
GM:勝利条件:エレオノールの撃破
GM:敗北条件:3ラウンドの経過
“マスターレイス”:にゃに!?
GM:梶鈴香は行動を行いません。
小竹木龍之介:なるほど
GM:ただし、彼女は
GM:イベント発生条件を有しています。
“マスターレイス”:イベント発生条件~!?
緒環 伸:なんだなんだ
GM:1つ目:彼女に交渉判定を成功させる。
GM:ただし、これはリアクション値が自動成功となっています。
GM:戦闘不能状態にするか、《煽動家》使用者本人が実施した場合のみ
GM:リアクション不能で成功させることが出来ます。
GM:2つ目:彼女を戦闘不能状態にし、とどめを刺す。
GM:こちらのイベントを発生させることも可能です。
GM:また、それから
GM:MAP自体がEロイスを使用します。
GM:そのつもりでいてください。
GM:改めて、戦闘開始です。
GM:セットアップ。
GM:銀魔星のEロイス『破滅の足音』*5。
GM:5b10
DoubleCross : (5B10) → 4,7,7,9,10

GM:かぶったら振り直し
GM:1b10
DoubleCross : (1B10) → 1

“マスターレイス”:ん~
“マスターレイス”:つまり……?
GM:2ラウンド目、5ラウンド目、8ラウンド目、10ラウンド目、11ラウンド目終了時に
GM:全員戦闘不能状態となります。
GM:こちらはトループも例外ではない……というか
GM:出すの忘れてた
GM:同エンゲージか5m手前に
“マスターレイス”:ここで1出すGMキライ!
GM:残ってるトループ配置しても構いません。
“マスターレイス”:残った兵力を全部吐き出します。
“マスターレイス”:α白兵を同エンゲージに
“マスターレイス”:δとγを5m手前でお願いします。
GM:OK!
■MAP:銀魔星
  エレオノール[8] 梶[0]

        5m

    δ*10[0] γ*5[5]

        5m

  柾木[140/6] 小竹木[163/23]
   緒環[152/7]  下村[10]
GM:こうなりました。
GM:改めてセットアップ!
エレオノール:「コーリングシステム」。戦闘ヘリに搭乗
“マスターレイス”:あたいはないよ!
緒環 伸:なしで
小竹木龍之介:《ソルジャーコネクト》
小竹木龍之介:トループ全員の行動値を23に
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:163->167)
■MAP:銀魔星
  エレオノール[8] 梶[0]

        5m

    δ*10[23] γ*5[23]

        5m

  柾木[140/6] 小竹木[167/23]
   緒環[152/7]  下村[23]
GM:行動値ぶち上がる
GM:イニシアチブはありません。行動値23の方々どうぞ。
小竹木龍之介:はーい
小竹木龍之介:マイナーで5m後ろに戦闘移動。
■MAP:銀魔星
  エレオノール[8] 梶[0]

        5m

    δ*10[23] γ*5[23]

        5m

 柾木[140/6] 緒環[152/7]  下村[23]

        5m

      小竹木[167/23]
小竹木龍之介:メジャー、コンボ:湖。 《コンセントレイト:ソラリス》+《痛みの水》+《罪人の枷》でエレオノールさんに攻撃。
GM:来いっ
小竹木龍之介:15dx7+9
DoubleCross : (15R10+9[7]) → 10[4,4,4,4,5,6,6,7,7,7,8,8,10,10,10]+10[1,1,2,3,6,6,7,7]+10[1,9]+4[4]+9 → 43

GM:安定して回すなあ
GM:振りたし等あります?
小竹木龍之介:なしで大丈夫!
小竹木龍之介:いや、
小竹木龍之介:妖精ください!
緒環 伸:《妖精の手》
緒環 伸:最後のダイスを1個10に変更します。侵蝕4上昇、残り2回。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+4した(侵蝕率:152->156)
小竹木龍之介:振り足し!
小竹木龍之介:1dx7+49
DoubleCross : (1R10+49[7]) → 3[3]+49 → 52

小竹木龍之介:達成値52です。
GM:ヌウーッ
エレオノール:《言葉の盾》 ドッジ
エレオノール:15dx+6
DoubleCross : (15R10+6[10]) → 10[1,1,3,4,6,7,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[3,10]+6[6]+6 → 32

エレオノール:《勝利の女神》。達成値を+24。
GM:達成値56で回避します。
小竹木龍之介:こちらからは以上!
GM:では演出!

小竹木龍之介:「悪いけど、無力化させてもらう」
小竹木龍之介:青の中に違う青がある。
小竹木龍之介:それが湧き上がり───
小竹木龍之介:エレオノールを飲み込む───
小竹木龍之介:はず、だった。
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+7した(侵蝕率:167->174)
エレオノール:普段とは勝手が違う。レネゲイドの流れは、不規則に乱れて。
エレオノール:「その軌道では、巻き込みかねないが」
エレオノール:「攻撃を続けるかね?」
エレオノール:毒を流し込まれる。言葉の毒を。
エレオノール:「さて。次に来るものは?」

GM:次!
GM:行動値23組!
“マスターレイス”:えー、無駄だと想うけどδ、γ部隊がエレオノールさんに向かって発砲します。
“マスターレイス”:これしかできないから……
GM:OK!
GM:じゃあ15回回避してみよう。
エレオノール:《言葉の盾》。
エレオノール:15dx+6>=10 #1
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 10[2,2,3,4,4,6,6,7,8,9,9,9,9,10,10]+9[9,9]+6 → 25 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #2
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 10[1,1,3,3,4,4,5,6,7,7,8,10,10,10,10]+7[5,6,7,7]+6 → 23 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #3
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 10[1,3,3,4,5,6,6,6,7,8,9,9,10,10,10]+6[3,4,6]+6 → 22 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #4
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 9[1,2,3,4,4,4,5,5,5,6,6,7,7,8,9]+6 → 15 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #5
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 9[1,1,2,2,3,3,3,4,4,4,6,6,8,8,9]+6 → 15 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #6
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 10[1,2,3,3,3,4,5,6,6,6,6,7,9,9,10]+10[10]+10[10]+6[6]+6 → 42 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #7
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 9[1,1,1,2,3,5,5,6,6,6,6,7,8,8,9]+6 → 15 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #8
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 10[1,1,1,1,1,2,2,4,4,5,7,7,7,9,10]+7[7]+6 → 23 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #9
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 10[1,1,1,2,2,3,4,6,6,7,7,9,10,10,10]+7[3,6,7]+6 → 23 → 成功

エレオノール:15dx+6>=10 #10
DoubleCross : (15R10+6[10]>=10) → 10[1,1,1,1,3,3,4,4,4,5,6,7,8,10,10]+7[1,7]+6 → 23 → 成功

エレオノール:15dx+6>=20 #1
DoubleCross : (15R10+6[10]>=20) → 9[1,1,1,1,2,2,3,3,5,5,6,7,7,8,9]+6 → 15 → 失敗

エレオノール:15dx+6>=20 #2
DoubleCross : (15R10+6[10]>=20) → 10[1,1,1,3,3,4,5,5,6,7,7,8,8,9,10]+9[9]+6 → 25 → 成功

エレオノール:15dx+6>=20 #3
DoubleCross : (15R10+6[10]>=20) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,5,5,5,5,7,9,10]+3[3]+6 → 19 → 失敗

エレオノール:15dx+6>=20 #4
DoubleCross : (15R10+6[10]>=20) → 10[1,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,8,9,10]+7[7]+6 → 23 → 成功

エレオノール:15dx+6>=20 #5
DoubleCross : (15R10+6[10]>=20) → 10[1,1,1,2,2,3,5,5,5,6,6,8,9,10,10]+6[1,6]+6 → 22 → 成功

GM:γが2回命中。
GM:違う、3回!
GM:ダメージ
GM:3d10+10 #1
DoubleCross : (3D10+10) → 11[1,6,4]+10 → 21

GM:3d10+10 #2
DoubleCross : (3D10+10) → 12[8,2,2]+10 → 22

GM:3d10+10 #3
DoubleCross : (3D10+10) → 26[9,10,7]+10 → 36

GM:げ、高いやつおる!
GM:装甲20点引いて総計19点ダメージ。
エレオノール:まだまだ平気です。

“マスターレイス”:じゃあ、このまま雛ちゃんにぶん殴っていただきます
GM:OK、ではエンゲージして攻撃。
下村雛子:達成値40。
エレオノール:《言葉の盾》 ドッジ
エレオノール:15dx+6>=40
DoubleCross : (15R10+6[10]>=40) → 10[2,3,3,4,5,7,7,7,8,8,9,9,10,10,10]+10[2,5,10]+9[9]+6 → 35 → 失敗

GM:なんか……
GM:めっちゃ回る……
“マスターレイス”:あのさ~~!!
小竹木龍之介:おかしいでしょ!
緒環 伸:こわいよー
GM:とにかく命中!
下村雛子:5d10+30 装甲無視
DoubleCross : (5D10+30) → 29[1,8,9,3,8]+30 → 59

エレオノール:《刹那の勝機》。
エレオノール:ダメージを0に。

下村雛子:「行きますっ!」
下村雛子:神経加速による、神速の一閃。普段の初速をも超えるその斬斧。
下村雛子:それは確かに、モルフォを両断し――
下村雛子:「! 」
下村雛子:「なにかおかしいです!」
エレオノール:翅の一枚が、身代わりのように破れている。
エレオノール:本体は健在。
エレオノール:「驚かせる。取るに足りないと思っていたが」
下村雛子:「……!」
下村雛子:「でも、効いてないわけじゃない!」
“マスターレイス”:「ですね、間違いなく届きかけた」

GM:次の手番。
GM:エレオノールの手番。
エレオノール:マイナーなし、メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《コンバットシステム》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《神機妙算》。
GM:トループ15体のエンゲージを攻撃。
エレオノール:武器はチェーンガン2つとFHG-666を4つ。
エレオノール:20dx7+8
DoubleCross : (20R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,4,4,4,5,5,6,6,7,8,8,9,9,9,9]+10[1,1,2,5,7,7,8]+10[4,7,9]+10[6,10]+6[6]+8 → 54

エレオノール:6d10+54 装甲有効
DoubleCross : (6D10+54) → 32[5,2,4,4,9,8]+54 → 86

GM:トループは全滅!
エレオノール:“モルフォ”の触覚のように伸びた二門の機銃座。
エレオノール:そこから間断なく弾が吐き出され、エージェント群に殺到。
エレオノール:凌いだものを、一人、二人と。
エレオノール:直接撃ち抜く。
GM:それだけではない。

エレオノール:オートで《チェイストリガー》。
エレオノール:ラウンド間の行動値を+10。
GM:次のイニシアチブに、
エレオノール:《分割思考》。行動値を-10して未行動に。
GM:差し引き±0。即時行動。
GM:choice[下村,小竹木,緒環柾木]
DoubleCross : (CHOICE[下村,小竹木,緒環柾木]) → 下村

エレオノール:マイナーなし、メジャーで
エレオノール:《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《コンバットシステム》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》《零距離射撃》
エレオノール:22dx7+8
DoubleCross : (22R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,2,4,5,5,5,6,6,6,7,7,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,3,3,5,5,6,9,10,10]+10[4,4,9]+5[5]+8 → 43

エレオノール:5d10+54 装甲有効
DoubleCross : (5D10+54) → 17[6,1,3,1,6]+54 → 71

下村雛子:戦闘不能!離脱します

エレオノール:凶弾はエージェント部隊の只中だけでない。
下村雛子:「あれ」自らの身体を見る。
下村雛子:「いつの間に……」
下村雛子:「うぐっ」血を吐いて倒れかかる。
エレオノール:既に、最初のモルフォの斉射の折に。
エレオノール:一撃を入れている。
下村雛子:「う……ぐ……!」それでも、体を無理やり励起させて。
下村雛子:「すみません……!」離脱する。「退きますっ!」
小竹木龍之介:「ありがとう……!」
小竹木龍之介:「あとは、僕たちで!」
■MAP:銀魔星
  エレオノール[8] 梶[0]

        10m

 柾木[140/6] 緒環[156/7]

        5m

      小竹木[174/23]

GM:緒環さんの手番。
緒環 伸:はい!
緒環 伸:マイナーで2m後退。エンゲージ切ります。
緒環 伸:メジャー、コンボ『ラケシス、糸を計れ』。《導きの華》《光射す場所》《要の陣形》。侵蝕9上昇。要は一旦在庫切れ!
緒環 伸:対象は自分、小竹木さん、柾木くんの三人。次のメジャーアクションの達成値が+21から……侵蝕上がるので+23かな?
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+9した(侵蝕率:156->165)
緒環 伸:演出します
GM:どうぞ!

緒環 伸:目を細める。
緒環 伸:つづれ織りの風景を前にして、仲間の姿を見つめながら、楽器でも弾くように糸を動かす。
緒環 伸:真っ青な視界を、少しずつ色で染め上げる。
緒環 伸:今また、多くの糸が青に染まったが、まだ、やりようはあると。
緒環 伸:可能性の情報はあまりに高密度で、己を守るために、見る端からその記憶が失われる。
緒環 伸:だが、目を逸らすわけにはいかない。手を操れ。糸を繰れ。
緒環 伸:望む形に世界を織り上げろと、自分を強いる。
緒環 伸:糸がぴんと張って、また誰かを動かしていく。色が織り変わる。
緒環 伸:(さあ、エレオノール。これが、僕の力、僕の意志、僕の戦いだ)
緒環 伸:(きっと、君の望む世界にはない。僕だけの)
緒環 伸:神の視座と御業のほんの僅かな似姿は、ただの人である彼の身にはあまりに厖大で、途方に暮れるしかなく。
緒環 伸:(……それでも僕は)糸を弾く。世界が揺れる。厳粛な気持ちでそれを見る。
緒環 伸:(憧れを止めることができない。いつか本物の神様みたいになると、自分勝手にそう言った)
緒環 伸:(彼女に約束してもらった、あの時からずっと)

GM:では、柾木くんの手番へ。
“マスターレイス”:マイナー、戦闘移動でエレオノールさんにエンゲージをします。
■MAP:銀魔星
  エレオノール[8] 梶[0]
     柾木[140/6]

        12m

      緒環[165/7]

        3m

      小竹木[174/23]
“マスターレイス”:メジャー:コンボ『殺戮狂騒』
“マスターレイス”:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》
“マスターレイス”:使用武器は気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード:Cエンチャント)、惨終虐刃-エンドメイカー-(アームブレード:Cエンチャント)、虚月滅刀-マガツキ-(アームブレード:Cエンチャント)、無銘-  -(アームブレード)
“マスターレイス”:対象はエレオノールさんです! 行くぞ!
GM:どうぞ!
“マスターレイス”:つうかさっき侵蝕上げてないじゃん……キン肉マンあげます…・・・・
“マスターレイス”:“マスターレイス”の侵蝕率を+8した (侵蝕率:140->148)
“マスターレイス”:(3+4+6+5)dx7+9+9+2-4+23
DoubleCross : (18R10+9+9+2-4+23[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,4,5,5,5,5,7,7,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,3,5,7,8]+10[5,9]+10[10]+10[10]+5[5]+39 → 94

GM:マジかよ……
“マスターレイス”:貴女が世界を平和にするなら僕がそれを破壊する。
エレオノール:《言葉の盾》 ドッジ
エレオノール:15dx+6>=94
DoubleCross : (15R10+6[10]>=94) → 10[1,1,2,3,4,4,6,7,7,8,8,8,8,8,10]+4[4]+6 → 20 → 失敗

GM:いや……無理だよ!
GM:ダメージを!
“マスターレイス”:10d10+9+9+9+9+5+1+1 ガード値-20
DoubleCross : (10D10+9+9+9+9+5+1+1) → 46[1,2,8,7,3,2,3,5,8,7]+9+9+9+9+5+1+1 → 89

“マスターレイス”:“マスターレイス”の侵蝕率を+8した (侵蝕率:148->156)
エレオノール:戦闘不能。《ラストアクション》。
エレオノール:マイナーでモルフォから降ります。
エレオノール:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《コンバットシステム》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。
エレオノール:FHG-666 4本で攻撃。
エレオノール:対象は“マスターレイス”。
エレオノール:あ、《零距離射撃》も!
エレオノール:22dx7+14
DoubleCross : (22R10+14[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9,9,10]+10[1,2,3,3,5,6,6,7,8,8]+10[3,8,9]+10[1,10]+1[1]+14 → 55

“マスターレイス”:ここは……いや、受けて立とう。
“マスターレイス”:なにか後乗せありますか?
GM:ないです。リアクションをどうぞ。
“マスターレイス”:リアクション:コンボ『囁くもの』
“マスターレイス”:《リフレックス:ブラックドッグ》《ゲットダウン》
“マスターレイス”:(3+4+5)dx7+9+9+2>=55
DoubleCross : (12R10+9+9+2[7]>=55) → 10[4,6,7,9,9,9,9,9,9,9,10,10]+10[2,2,3,3,5,6,7,8,9,10]+10[2,3,6,7]+2[2]+20 → 52 → 失敗

“マスターレイス”:う、足りなかった!
緒環 伸:妖精しますか?
GM:ギリギリの攻防だったな……
“マスターレイス”:うーん……いや、ここは食らっておきます!
緒環 伸:オッケー!
エレオノール:6d10+24 装甲有効
DoubleCross : (6D10+24) → 53[10,8,5,10,10,10]+24 → 77

“マスターレイス”:戦闘不能、ではタイタスにした家族との絆、柾木家を昇華して復活します。
“マスターレイス”:“マスターレイス”の侵蝕率を+4した (侵蝕率:156->160)
エレオノール:《蘇生復活》。HP1で復活。

“マスターレイス”:二振りの刃を構える。右手には気狂孤剣-イェポンナマッド-。左手には虚月滅刀-マガツキ-。
“マスターレイス”:駆け出し、跳躍。常人ではありえぬ空を舞う船へと一直線に届く。
“マスターレイス”:すれ違いざまに虚月滅刀-マガツキ-を突き刺し、モルフォへの攻撃とともに制動をかける。
“マスターレイス”:そしてあまった勢いを利用し、気狂孤剣-イェポンナマッド-で背を開くかのように両断。
“マスターレイス”:続いて無銘の西洋剣を抜いて亀裂を開くかのようにしてこじ開ける。
“マスターレイス”:「ここまで来たよ、エレオノールさん」
エレオノール:返答の代わりに。
“マスターレイス”:手には最後のナイフ、惨終虐刃-エンドメイカー-が握られている。
エレオノール:手が伸び、首筋に触れて。
エレオノール:刃もて引き裂く。
エレオノール:「あまり、乱暴をしてくれるな」
エレオノール:「同乗者が怯えるだろう」
“マスターレイス”:鮮血が迸る。空いた手で傷口を押さえる。
“マスターレイス”:「ふ」 笑う
“マスターレイス”:「大丈夫ですよ、ちゃんと言いましたから」
“マスターレイス”:「徹底的に本気でやるって」
“マスターレイス”:「だから梶さんも覚悟してるはずですよ」 鮮血の量が治まり始める。
“マスターレイス”:「さて、もうお互いに手札は出し尽くしました」
“マスターレイス”:「決着をつけましょう、世界の命運を」

GM:1ラウンド目終了。
■MAP:銀魔星
  エレオノール[8] 梶[0]
     柾木[160/6]

        12m

      緒環[165/7]

        3m

      小竹木[174/23]

GM:2ラウンド目。
“マスターレイス”:なしよ!
GM:セットアップ
エレオノール:なし
小竹木龍之介:なし
緒環 伸:なし
GM:では小竹木さんから!
小竹木龍之介:では
小竹木龍之介:マイナーなし、メジャー。コンボ:湖。《コンセントレイト:ソラリス》+《痛みの水》+《罪人の枷》でエレオノールさんに攻撃。
小竹木龍之介:15dx7+32
DoubleCross : (15R10+32[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,5,6,6,7,7,8,9,10,10]+10[2,4,4,7,7,7]+10[8,9,9]+10[1,8,9]+2[2,2]+32 → 74

GM:高!
エレオノール:《言葉の盾》 ドッジ
エレオノール:15dx+6
DoubleCross : (15R10+6[10]) → 10[2,2,2,2,3,4,5,6,7,7,8,8,9,9,10]+3[3]+6 → 19

GM:勝利の女神でも全然届かないな……ダメージを。
小竹木龍之介:8d10+3 放心と達成値-24
DoubleCross : (8D10+3) → 54[10,3,6,4,7,9,9,6]+3 → 57

エレオノール:《ひらめきの盾》を全部使います。6回。
エレオノール:ダメージを-60。
小竹木龍之介:わお
小竹木龍之介:じゃあ、達成値-24だけ!
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+7した(侵蝕率:174->181)
GM:演出どうぞ!
小竹木龍之介:そうだった
小竹木龍之介:いきます

小竹木龍之介:息を吸い、吐く。
小竹木龍之介:先ほどよりも集中力が上がっている。それはきっと───
小竹木龍之介:歳若く見える歳上の男をちらと見て、もう一度呼吸をする。
小竹木龍之介:次の瞬間、
小竹木龍之介:圧倒的な量の水がエレオノールを包み込んだ。
小竹木龍之介:「今度は逃さない」
小竹木龍之介:「溺れろ」
エレオノール:身を翻し、体内への侵入は防ぐ。
エレオノール:だが、それでも、しとど浴びることに違いはない。
小竹木龍之介:それでいい。すべてを侵す毒は、撒かれたのだから。
エレオノール:「……どうにも」
エレオノール:「なかなか、思い通りには行かない」
小竹木龍之介:「そんなものだよ」
小竹木龍之介:「そんなものだ」
エレオノール:「ああ。分かっているとも」
エレオノール:「私は神にはなりたくない」
エレオノール:「只人で居たくてね。人並みの恐怖を持っていたいのさ」

GM:エレオノールの手番。
エレオノール:《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《コンバットシステム》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》。
エレオノール:緒環さんを攻撃。
緒環 伸:きませ!
小竹木龍之介:《目潰しの砂》
小竹木龍之介:やっときます
緒環 伸:ありがたく!
小竹木龍之介:ダイス-6!
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+3した(侵蝕率:181->184)
小竹木龍之介:すみません取り消しします
GM:OK!
緒環 伸:オッケー
エレオノール:20dx7+14-24
DoubleCross : (20R10+14-24[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,7,7,8,10]+5[1,2,4,5]-10 → 5

GM:ゲ
緒環 伸:……ドッジ
GM:いや、これは
緒環 伸:6dx+1=>5
DoubleCross : (6R10+1[10]>=5) → 10[1,4,5,8,8,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

緒環 伸:あっ
小竹木龍之介:やったーーーー!!
緒環 伸:すいません先にやっちゃった
エレオノール:使うしか無いよ……!《勝利の女神》!
緒環 伸:だよな……
小竹木龍之介:あっそうか!
エレオノール:達成値29で!
小竹木龍之介:でも切らせた!
GM:使いたくはないが!
緒環 伸:よしよし!
“マスターレイス”:よしよし!
緒環 伸:ダメージどうぞ
GM:ダメージ!
エレオノール:3d10+24 装甲有効
DoubleCross : (3D10+24) → 19[9,4,6]+24 → 43

緒環 伸:装甲8でHP25、倒れます。
小竹木龍之介:《奇跡の雫》
小竹木龍之介:小竹木龍之介の侵蝕率を+6した(侵蝕率:181->187)
緒環 伸:やったー
小竹木龍之介:HP15で復活!
緒環 伸:いただきます!

エレオノール:銃を構える。緒環伸を狙う。
緒環 伸:運命を織り上げる視線が、現実に戻る。
エレオノール:「人であれと願う者にとってはね」
エレオノール:「神を志すものは、恐ろしくて仕方がない」
エレオノール:「それは、我々には必要ないと思わないか」
緒環 伸:「そんなのは知らない。僕は」
緒環 伸:「ただ、届きたいだけなんだ」
緒環 伸:「星に」
エレオノール:銃撃。それはだが、毒により精彩を欠く。
緒環 伸:避けかける……が。
緒環 伸:精密な射撃を遮れるほど、糸は強くはない。
緒環 伸:脇腹に被弾。よろける。
小竹木龍之介:「伸くん」
小竹木龍之介:その腹を満たすものがある。
小竹木龍之介:水だ。それは、毒ではなく、薬。しかし、劇薬であることに変わりはなく。
小竹木龍之介:「大丈夫。届くさ」
緒環 伸:「……ああ。ありがたい」膝をつく前に、なんとか持ち直す。
小竹木龍之介:「届けと、願うことは」
小竹木龍之介:「誰にも止められない」
緒環 伸:「…………」一瞬、祈りのように目を閉じて。
緒環 伸:「ありがとう。このまま、いかせてもらう」

GM:では、緒環さんの手番。
緒環 伸:あいよ!!
緒環 伸:マイナーはなし。
緒環 伸:メジャー、コンボ『    』。《ナーブジャック》《フラットシフト》。
緒環 伸:対象はエレオノール。侵蝕は《フラットシフト》の効果で0です。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+0した(侵蝕率:165->165)
エレオノール:OK。
緒環 伸:判定!
緒環 伸:8dx10+27
DoubleCross : (8R10+27[10]) → 10[1,4,5,6,7,8,9,10]+7[7]+27 → 44

GM:めちゃめちゃ高い
緒環 伸:《妖精の手》
緒環 伸:最後のダイスを1個10に変更します。侵蝕4上昇、レベル上がったので残り2回。
緒環 伸:緒環 伸の侵蝕率を+4した(侵蝕率:165->169)
緒環 伸:1dx10+47
DoubleCross : (1R10+47[10]) → 4[4]+47 → 51

GM:オーバーキルでしょ
エレオノール:意志で対抗。
エレオノール:9dx+4-24
DoubleCross : (9R10+4-24[10]) → 10[1,1,2,2,4,4,9,9,10]+8[8]-20 → -2

GM:マイナス……
GM:では、任意のメジャーアクションを実施してください。
緒環 伸:はい。梶さんへの交渉判定を行ってください。
エレオノール:OK.では自動成功。
GM:イベント発生。

緒環 伸:傷が半ば癒えると、すぐさままた視界を元に戻す。
緒環 伸:(『クロートー、糸を紡げ』)手を上げ、己に繋がる糸を掴む。
緒環 伸:(『ラケシス、糸を計れ』)それを、ぐいと引き。
緒環 伸:(『アトロポス、糸を断ち切れ』)ふつりと、糸を切り離す。
緒環 伸:緒環伸の戦いは、いつも女神の名と共にある。そして。
緒環 伸:(……奴らのつけた名前だ。癪だが。でも、そう)
緒環 伸:「『テイア、糸を導け』!」
緒環 伸:かつて地と月とを分けたという星の名を。
緒環 伸:あるいは、太陽と月と暁を生んだ女神の名を唱えながら、糸を放り投げる。
緒環 伸:それは、何者にも妨げられず、エレオノール目がけて飛びかかり……。
緒環 伸:「……路傍の小石が、ようやくここまで来て」
緒環 伸:彼自身は糸の数本を掴み、どうにか消えそうな存在を繋ぎ止める。
緒環 伸:「なんとか一矢報いようとしてる。これは、彼女の復讐でもなんでもない」
緒環 伸:「僕の八つ当たりだ。さあ!」
緒環 伸:「動いてもらう……!」
エレオノール:「……」
エレオノール:「……梶鈴香」
エレオノール:「ここからは、私がやる」
梶鈴香:「え……?」
エレオノール:「君には荷が重いだろう」
梶鈴香:「……でも、これを使って、世界を救って」
梶鈴香:「そしたら、お兄ちゃんのもとに行けるんでしょ」
エレオノール:「……君の兄は、望んではいまい」
エレオノール:「君を守るために、その命を落としたのだから」
梶鈴香:「……」
梶鈴香:「じゃあ、返す」
梶鈴香:懐から、小さな花飾りを取り出して、渡す。
GM:スヴァーヴァの翅を。
GM:MAPのEロイスが解除されます。
GM:梶鈴香の死亡条件であった、
GM:戦闘終了時にスヴァーヴァの翅を所持している、が解除されました。
エレオノール:「……」それを受け取って。
エレオノール:糸が手繰るはそこまでだ。
エレオノール:「……成程」
エレオノール:「私がやることになるとはね」
エレオノール:「まあ、それもいい」

GM:“マスターレイス”の手番。
“マスターレイス”:フー……
“マスターレイス”:マイナーで宣言します。
“マスターレイス”:西洋剣を手に取る。
“マスターレイス”:「この剣の名前は真之悪霊-マスターレイス-」
“マスターレイス”:「貴女を打ち破る剣だ」
“マスターレイス”:アームブレードの名前を無銘から真之悪霊-マスターレイス-に変更します。
“マスターレイス”:メジャー:コンボ『殺戮狂騒』
“マスターレイス”:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》
“マスターレイス”:使用武器は気狂孤剣-イェポンナマッド-(アームブレード:Cエンチャント)、惨終虐刃-エンドメイカー-(アームブレード:Cエンチャント)、虚月滅刀-マガツキ-(アームブレード:Cエンチャント)、真之悪霊-マスターレイス-」(アームブレード)
“マスターレイス”:そして、素手
“マスターレイス”:(3+4+6+5)dx7+9+9+2-4
DoubleCross : (18R10+9+9+2-4[7]) → 10[2,2,2,4,5,5,5,5,6,6,7,8,8,8,8,9,9,10]+10[1,2,5,6,7,9,9,10]+10[1,3,6,7]+2[2]+16 → 48

エレオノール:《言葉の盾》 ドッジ
エレオノール:15dx+6-24
DoubleCross : (15R10+6-24[10]) → 10[2,2,3,5,5,5,5,5,5,6,8,8,10,10,10]+9[3,7,9]-18 → 1

エレオノール:ダメージを。
“マスターレイス”:5d10+9+9+9+9+5+1+1-5 ガード値-20
DoubleCross : (5D10+9+9+9+9+5+1+1-5) → 32[10,7,5,9,1]+9+9+9+9+5+1+1-5 → 70

“マスターレイス”:“マスターレイス”の侵蝕率を+8した (侵蝕率:160->168)
エレオノール:戦闘不能に。復活は――
エレオノール:あります。この瞬間、Eロイスが設定されます。
エレオノール:オリジナルEロイス『ディファインセルフ』。

タイミング:オート
技能:─  難易度:─
対象:自身  射程:至近
衝動:─
効果:
自身が戦闘不能になった、もしくは死亡した時に使用する。
戦闘不能、死亡を回復し、HPを最大値まで回復する。
また、自身のデータ(シンドローム含む)を変更する。
このEロイスは1シナリオ1回使用できる。

“マスターレイス”:片手に持ったナイフ、惨終虐刃-エンドメイカー-をモルフォに突き立てるようにして投げる。
“マスターレイス”:意味はない、わずかに視線を逸らすかもしれないが――それで致命的な隙になるわけでもない。
“マスターレイス”:ならばなぜそれをしたのか――それは邪魔だったからだ。
“マスターレイス”:ただ一振り――神速にて放つこの一撃を行うのには。
“マスターレイス”:気狂孤剣-イェポンナマッド-、惨終虐刃-エンドメイカー-、虚月滅刀-マガツキ-。それらを使わない、手に持った剣の一撃。
“マスターレイス”:それは今まで見せてこなかった初めての一振りの武器による攻撃だった。
エレオノール:剣を抜き、構える。白く輝きをたたえる剣。
“マスターレイス”:真之悪霊-マスターレイス-を持って真正面からエレオノールを斬りつける。
“マスターレイス”:それだけだった。
エレオノール:スヴァーヴァの翅。それが真之悪霊-マスターレイス-と打ち合って。
エレオノール:折れる。
“マスターレイス”:「……手加減はしました、余計なことをしなければ死ぬことはないはずです」
エレオノール:そのまま、身体を裂かれて。
エレオノール:「ぐっ……!」
“マスターレイス”:「たとえ、貴女に思惑があったと言えど一度は救われた。その借りをここで返させてもらいます」
エレオノール:「そうだな……では、余計な賭けをするとしよう」
エレオノール:彼女の身体が、変質を遂げていく。
エレオノール:「これを用いても、堕ちるかどうかは」
エレオノール:「どちらに転ぶかは分からなくてね」
エレオノール:「面白いだろう?」
“マスターレイス”:「残念ながら」
エレオノール:人の姿から離れ、特異点の破壊のための、ヴァルキュリュル・ジャームとしての姿を取る。
“マスターレイス”:「貴女は貴女のままが美しかったと思いますから」
エレオノール:それは、大きな蝶。
“マスターレイス”:はじめて会って、目を奪われたことを想う。
“スヴァーヴァ”:名を“スヴァーヴァ”。
“マスターレイス”:「だけど、ああ――」
“スヴァーヴァ”:人々を眠らせるもの。
“マスターレイス”:「それは貴女らしい姿、ですね」
“スヴァーヴァ”:「……いや」
“スヴァーヴァ”:「どうにも、負けか」
“スヴァーヴァ”:その姿が、すぐに崩れ落ちていく。
GM:“ラウンデル”が、臆病と称したのは、これだ。
GM:“スヴァーヴァの翅”。UGNの遺産種別:祈りの造花。
GM:契約者は絶望に立ち向かい戦い続けることを誓約させられる。
GM:そして。
GM:ジャーム化した場合、死亡し、遺産の一部となる。
GM:人並み以上に、ジャームとして生き長らえることを恐れた。それだけのための遺産。
“スヴァーヴァ”:胡蝶の夢のように。その姿が見えたのはただの一瞬で。
“スヴァーヴァ”:灰と散りゆく。始めから、そこには何もなかったかのように。
“マスターレイス”:最期に一言問います。
“マスターレイス”:「貴女は――楽しかったですか?」
“マスターレイス”:答えが返ってくることを期待はしていない。ただ、人として生を歩もうとした彼女にそう聞きたかったのだ。
“マスターレイス”:“人生”に――満足できたか、と。
GM:ふと。流れる灰が頬を撫でた。
GM:それは、虫の冷たさではなく。
GM:どこか、人の手のように暖かく。
“マスターレイス”:それに、少しだけ笑みを浮かべた。


GM:バックトラック。
“閃光の天使”
『妄念の姿』*2

“ゲイレルルの角”
『超越者の戯れ』

“ライトニング・アクシオン”
『予告された終焉』

銀魔星
『破滅の足音』*5

エレオノール
『ディファインセルフ』
GM:Eロイスは10個です。
小竹木龍之介:振ります
GM:振る方はどうぞ
緒環 伸:振る!
小竹木龍之介:187-10d10
DoubleCross : (187-10D10) → 187-56[2,9,1,5,9,4,4,5,7,10] → 131

“マスターレイス”:振るぞ!!
緒環 伸:169-10d10
DoubleCross : (169-10D10) → 169-63[3,9,4,9,7,10,2,7,6,6] → 106

緒環 伸:やったーーー
小竹木龍之介:倍振りします!
“マスターレイス”:168-10d10
DoubleCross : (168-10D10) → 168-35[1,2,8,2,5,3,2,2,5,5] → 133

小竹木龍之介:131-10d10
DoubleCross : (131-10D10) → 131-52[4,10,7,3,5,10,7,2,2,2] → 79

“マスターレイス”:う
小竹木龍之介:3点で帰還!
緒環 伸:残りロイス5個で一倍。
“マスターレイス”:133-7d10 二倍ぶり
DoubleCross : (133-7D10) → 133-39[2,7,6,8,3,3,10] → 94

緒環 伸:106-5d10
DoubleCross : (106-5D10) → 106-38[10,4,10,6,8] → 68

緒環 伸:4点で帰還!
“マスターレイス”:はー……!
“マスターレイス”:死ぬかと思った!!
緒環 伸:よかったーーー
小竹木龍之介:秀くん危なかった…!
GM:OK!全員帰還ね!
“マスターレイス”:二倍ぶり3点!
緒環 伸:いやほんとよかった
“マスターレイス”:うん、残りロイス4で二倍、戦闘人格で-1の7。合ってる

【エンディング:緒環伸】

GM:第9支部内。
GM:君は現在、事件資料の整理を行っている。
GM:ラ・ヴィセルは首魁を失い、幹部は捕縛され。セルとしての機能継続は困難だろう。
GM:彼女が目指したという顛末については、だが。
GM:“よく分からない”。
GM:今後、未来がどう巡るかは、認識の外にある。
GM:それが正常な状態なのだろう。違和感は特にない……はずだ。
緒環 伸:書類仕事は実は得意だ。突き返されることもままあるが。
緒環 伸:"ラ・ヴィ"セルの計画、生き延びた梶鈴香のこと、押収された数々の遺産、……"マスターレイス"のこと。
緒環 伸:主導はあくまで第11支部だが、彼は彼なりに見解と報告を記していた。
今様洋子:「……まあ、キツかったですけど」
今様洋子:「被害は少なくてよかったんじゃないですか」
緒環 伸:「キツかったけどねえー」いつものようにニヤニヤ笑う。
緒環 伸:「……一番キツかったのは、そうだな」
緒環 伸:「もしかして、あっちのやり方も悪くないんじゃないかって思っちゃって」
緒環 伸:「それがね、時々頭をよぎって、そういう時かな」
緒環 伸:「僕一人だったら、ヤバかった」
今様洋子:「アホくさ」
緒環 伸:「本当だよ」
今様洋子:「原因から逃げておいて、そっちのほうがいいなんて負け犬みたいじゃないですか」
緒環 伸:「お、すっかり元気だな。よかったよかった」
今様洋子:「諦めが早い連中を、美徳とは思わないですけどね、私」
緒環 伸:「それが若さだよ。大事にしな」
今様洋子:「気でも使ってるんですか、それ。言っておきますけど」
今様洋子:「私が元気なのは、山鳩さんがもとに戻ったからです」
緒環 伸:「あ、前に言ってたやつか。そりゃよかった」
今様洋子:「どうにも、あれが、月と根を同じくするせいで」
今様洋子:「その活性に“あてられた”んじゃないか、って」
緒環 伸:「厄介だな……。戻ったんなら何より」
緒環 伸:とんとん、と書類を揃える。
今様洋子:「……早いですね。上がりですか?」
今様洋子:「手、抜いてないでしょうね」
緒環 伸:「抜いてないよ。デキる奴は、ちゃんと遊ぶために全力で早く仕事を終わらせるんだよ」
緒環 伸:「なあ、今様さん」
今様洋子:「どうだか……何です?」
緒環 伸:「確かにね、僕はちょっと諦めが早かった……そうなりかけてた」
緒環 伸:「柾木くんとか、小竹木くんとはそこがちょっと違ってて」
緒環 伸:「ただ、今、君みたいな若い子と話してると、思うよ」
緒環 伸:「あの時、おじさんの感傷に巻き込んで、君らみたいな子の可能性まで奪ってしまわなくて」
緒環 伸:「本当に良かった」
緒環 伸:「二人と……増援の皆に感謝だな」
今様洋子:「その発言が完全におじさん臭いですね」
緒環 伸:「おじさんなんだよなあ」
緒環 伸:立ち上がる。
今様洋子:「まあ、でも、受け取っておきますよ。若い子なので」
今様洋子:「ありがとうございます。未来を守ってくれて」
緒環 伸:「お」
緒環 伸:「嬉しいねえ。こっちも受け取っておくよ」
緒環 伸:「額に入れて飾ろうかな……」
今様洋子:「胸に秘めておいてくださいよ。書いてないと忘れちゃうんですか?」
緒環 伸:「おじさんだからね。記憶力に難があって、でも」
緒環 伸:「ちゃんと覚えとくよ。大丈夫」
緒環 伸:書類をまとめて、上着を着る。
緒環 伸:荷物を持って、ドアへ。
緒環 伸:「じゃ。君もゆっくりしなよ。功労者なんだから」
今様洋子:「ええ、お疲れさ……」
緒環 伸:「僕も功労者らしく、ちょっといいとこに行ってくるよ」
今様洋子:「ああ、“女の人”のところですね。行ってらっしゃい」
緒環 伸:「ばれてら。それじゃ」
緒環 伸:ぱたり、とドアが閉まる。


GM:第4地区 蔵ヶ池
GM:そこには、一柱の神が棲む。
GM:大層なものではない。信仰の薄れた、UGNで分類するところの、
GM:取るに足らない古代種のオーヴァード。
GM:少なくとも、組織にとっては。
羽見姫:「やあ。珍しいね、この時間帯は」
GM:名を羽見姫という。かつて、“テイア”という計画に巻き込まれ
GM:その排除のために、尽力した者たちがあった。その際に失った左手は、今は義手となって。
GM:和服姿とは似合うとは言い難い。それでも気にせず、気ままに振る舞うようであるが。
緒環 伸:「……や、どうも」
緒環 伸:いつもは、少し息を整えて、身なりを直して、なんでもないような顔で会いに行く。だが。
緒環 伸:「来ましたよ。姫さん」
緒環 伸:今日は少し息が弾んでいて、小走りで来たのがすぐにわかる。
羽見姫:「うん。緒環くん」
羽見姫:「そして、君、えらく機嫌がいいように見えるね」
緒環 伸:「機嫌ね、いいですよ。最近だとベストです」
緒環 伸:池に近づく。
緒環 伸:「少し忙しかったから、やっと時間が作れました」
緒環 伸:「朗報、って言っていいのかな。わかりませんが、一個あって」
羽見姫:「どうにも騒々しいね。今年は特にだ」
羽見姫:「うん?」
緒環 伸:そう、騒々しい。その最中に何度も巻き込まれた。
緒環 伸:「前に、あなたに酷いことをした奴らがいた。その手の時の話ですが」
緒環 伸:「その時、裏で動いてた奴らをなんとか。叩きのめしました」
緒環 伸:軽く殴るようなジェスチャー。
緒環 伸:多分、大喜びするような人ではない。知っている。
緒環 伸:それでも、伝えたかった。
羽見姫:「ははあ。痛快だね、それは」
緒環 伸:「あ、思ったより反応がいい。よかったー」
羽見姫:「別に、気にしちゃあいないけども。そうだね」
羽見姫:「君がそれを喜んで、私に伝えに来る」
羽見姫:「それがいい。満足はいったかい」
羽見姫:「君、気にしていたろう、ずっと」
羽見姫:「それが軽やぐなら、私は満足だよ」
緒環 伸:「…………」噛み締めるように、その言葉を聞く。
どどんとふ:「小竹木龍之介」がログインしました。
緒環 伸:「……いったといえば、いきましたね。一区切りだ」
緒環 伸:「でも」
緒環 伸:「今のその言葉があれば、もう、なんか」
緒環 伸:「なんでもいいです。苦しいとか、腹が立つとか、そういうのは全部」
緒環 伸:いつものにやけた笑いは影を潜めて、いつの間にか穏やかに笑っている。
緒環 伸:「今どこかに行っちまいました」
羽見姫:「そうかい。そりゃあいい」
緒環 伸:はあ、と息を吐く。
羽見姫:「こちらへの第一歩かもね、それ」
緒環 伸:「まだまだかな……悩みは多いですよ」
緒環 伸:未来が。
緒環 伸:滅びの未来がもし来たるのであれば、この人もいずれは失われるのだと。
緒環 伸:いつか見た自分の姿から、知っている。
緒環 伸:だから迷いがいつも心にあった。
緒環 伸:(『恐れるな』と)
緒環 伸:(こういう時に君の顔はあんまり思い出したくないんだがね、真津人くん)
緒環 伸:「でも、まあ、なんとかやっていきます」
緒環 伸:「あなたのことが好きなので」
緒環 伸:そう言って、まっすぐに顔を見た。
羽見姫:「わあ。いたく情熱的だね、今日は」
緒環 伸:「ちゃんと言わなきゃならないと思ったんですよ」
緒環 伸:取り返しがつかなくなる前に。
緒環 伸:「……ああ、その」
緒環 伸:「前の約束の感じでいいんです。今すぐでなくて」
羽見姫:「ああ。知っているさ」
羽見姫:「この身は、そういうものとはいたく遠いからね。君が近づいてくるか」
羽見姫:「私を近づけるしかない。どちらも、たいそう時間がかかる」
緒環 伸:(どうか)
羽見姫:「だけどね、その長い長い時間は」
緒環 伸:(それが間に合ってくれますよう)
羽見姫:「退屈しない時間だ」
緒環 伸:「……やっぱり」
緒環 伸:「そう言ってもらえるだけで、もう、全部が解決したような、そういう気になりますよ」
緒環 伸:「ねえ、姫さん」
羽見姫:「うん?」
緒環 伸:「たとえ話をします」
羽見姫:「難しくないといいね」
緒環 伸:辺りを見回す。西の空は赤く染まって、東の空は暗い青。
緒環 伸:「それほどでもないですよ。僕の話なんで」
緒環 伸:「ちょうどこんな時間だとします。僕は道に立っていて、周りはまだ街がにぎやかだ」
緒環 伸:「その辺には明かりもあるし、周りには人も多い。でも」
緒環 伸:「道を先に行けば行くほど、人も明かりもどんどん消えていくのが、そろそろ見えてくる」
緒環 伸:「日は堕ちて、月は見えず、夜宙には星もなく……そんな中に」
緒環 伸:「ひとつだけ、ずっと遠くに綺麗な光を見つける」
緒環 伸:「それは、一度は消えかけたけど、確かによみがえってくれた」
緒環 伸:「あなたのことです」
緒環 伸:「僕は、それを見て、ようやく安心して歩けると思ったし」
羽見姫:「言ってしまえば、たとえ話じゃないじゃないか」
羽見姫:難しくはなくなったけど、と笑って。
緒環 伸:「しょうがないじゃないですか」
緒環 伸:「告白は、わかってもらわなきゃ意味がないんですよ。信仰も、愛も」
緒環 伸:言いながら、自分でも笑っている。
緒環 伸:「できるなら、僕も」
緒環 伸:「あなたにとっての光に、いつかなれたら」
緒環 伸:「そういうお話でした」
羽見姫:「君はまた、詩みたいなことを言う」
緒環 伸:「文学部出なんで」
羽見姫:「うん。信仰はね、なによりありがたいものだ。だけどね」
羽見姫:「お供えが足りないとは思わないかな」
緒環 伸:「え」
羽見姫:「まさかとは思うが。話を、あれで終わらせるつもりじゃないだろうね」
緒環 伸:「あの?」
羽見姫:「退屈を紛らわせるような、君の切った張ったの大活劇を」
羽見姫:「分かりやすいように話してはくれないのかな」
緒環 伸:「あはは」
緒環 伸:「なんだ、僕の財布の中身でも狙ってるのかと思いましたが」冗談を言いながら。
緒環 伸:「話しますよ。たくさん。その分ここに長くいられるんですしね」
羽見姫:「貰えるものは貰うよ?」
緒環 伸:「後でちゃんと小銭入れときますから……」
緒環 伸:「五円は、まだ借りたままで」
緒環 伸:「そうだなあ、じゃあ、まず……最初は」
緒環 伸:「しまったな、この話、僕がいきなりピンチから始まるんですけど……」
緒環 伸:「まあいいや。それはそれで盛り上がるでしょ」
緒環 伸:その話の中には、いろいろと、言えない物語も隠れていて。
緒環 伸:それでも、目の前の相手に向けて、語り始める。
緒環 伸:日は堕ちて、月は見えず、星も無くとも。
緒環 伸:それが、未来へのひとつの小さな灯火になるよう、それだけを祈って。
緒環 伸:語り始める。
緒環 伸:彼の、きっとずっと長くなるのだろう物語は、今始まったばかりだ。

【エンディング:小竹木龍之介】

小竹木龍之介:11地区 月夜銀座『Shot the Moon』
小竹木龍之介:事件を終え、諸々の事後処理を終えた小竹木龍之介は、
小竹木龍之介:友人であり、想い人でもある刑事───高井戸庵を誘い、このバーにやって来ていた。
小竹木龍之介:「ありがとうね、急な誘いだったのに」
小竹木龍之介:そう言って、
小竹木龍之介:グラスを傾ける。
高井戸 庵:「いいや。ちょうど時間が空いたところで」
高井戸 庵:「加速装置の動作テストにもちょうど良かったので」
高井戸 庵:ブラックドッグ能力者でサイボーグではあるが、加速装置は別に搭載していない。
高井戸 庵:冗談だ。
小竹木龍之介:「ふふふ。高井戸くんは相変わらず多機能だなあ」
小竹木龍之介:「ちょっと久しぶりに一緒に飲みたくてね」
高井戸 庵:「ああ、呼んでもらえたのはありがたい」
高井戸 庵:「サイボーグにも感謝を示す機能はある……」
高井戸 庵:隣で軽く飲みながら。
小竹木龍之介:「いい機能だ」
小竹木龍之介:「……あのさ」
高井戸 庵:「ああ」
小竹木龍之介:「世界を賭けた戦いをして来たって言ったら、信じる?」
高井戸 庵:「世界を?」
高井戸 庵:そちらを見る。機械化された無表情な顔。
小竹木龍之介:「うん。世界を、作り替えて」
小竹木龍之介:「止まった時の中で平穏に過ごす」
小竹木龍之介:「そんなことをしようとしてる人たちがいてね」
高井戸 庵:「……そちらの職場は、まあ、世界を巡る戦いなど茶飯事と思っていたが」
高井戸 庵:「それにしても規模がすごいな」
高井戸 庵:生真面目に言う。
高井戸 庵:信じない、という選択肢はないような顔。
小竹木龍之介:「……ここまで大規模なのは僕は初めてかな」
小竹木龍之介:そうやって、最初から信じてくれることの、どれほど得難いことか。
高井戸 庵:「私は今日、オーヴァード万引き犯を取り調べてそちらに引き渡したところだが」
高井戸 庵:「規模、全然違う……」
小竹木龍之介:「あー、来てたなそういえば。高井戸くんの担当だったのか」
小竹木龍之介:「オーヴァード犯罪者の取締りも大事な仕事だから……」
高井戸 庵:「ああ。わかっているとも。私の頭脳は明晰だからな」
小竹木龍之介:「うん。その明晰な頭脳で考えて欲しいんだけど」
小竹木龍之介:「世界を救うために、世界を作り替えようとしてる人たちを止めるのってさ……」
小竹木龍之介:「やっぱり、まずかったかなあ」
小竹木龍之介:一口、カクテルを口に含んで飲み込む。
高井戸 庵:「……ふむ」
高井戸 庵:少し考える。電子頭脳ではないので。
高井戸 庵:「あちらにはあちらなりの言い分があった、ということだろうか?」
小竹木龍之介:「まあ、そうだね」
高井戸 庵:「しかし、それは小竹木さんたちの正義とは相容れなかった」
小竹木龍之介:「正義なのか、は、わからないけど……」
小竹木龍之介:「でも。女の子を騙して、操ってた」
小竹木龍之介:「僕は……それが、許せなくて」
小竹木龍之介:「大局で見たら些細なことかもしれないんだけど」
高井戸 庵:「未成年略取、詐欺、行為の強制」
高井戸 庵:「我々は法に則り動くので、そういったことを考えたが」
高井戸 庵:「あなた方は超法規的な組織だ」
高井戸 庵:「確かなものさしがないのは苦労をするだろうと、常々思っていた」
小竹木龍之介:瞬きをする。
小竹木龍之介:「……そう、かもね」
高井戸 庵:「その中で、小竹木さんは許せない、と、そうあってはならない、と思ったのだろう」
高井戸 庵:「……これは、法の徒としてはあまり言うべきではないが」
高井戸 庵:「よくやったぞ、と私は今、話を聞いてそう思っている」
小竹木龍之介:「…………」
小竹木龍之介:「あー………」
小竹木龍之介:「敵わないな、高井戸くんには」
小竹木龍之介:笑顔を向ける。
小竹木龍之介:「すごく、嬉しい」
高井戸 庵:「そうか」淡々と。
高井戸 庵:「私はサイボーグではあるが、同席する相手が喜ぶことに喜びを感じないでもない」
小竹木龍之介:「うん」
高井戸 庵:「ん? 喜びを……喜ぶ?」首を傾げながら。
小竹木龍之介:「……知ってるよ。君は、そういう人だ」
小竹木龍之介:「ありがと」
高井戸 庵:「……小竹木さんは、いつも何かと頑張っていると」
高井戸 庵:「私も知っている。心に留めておいてくれ」
小竹木龍之介:「まだまだ。色々迷いながらさ」
小竹木龍之介:「でも、心強いよ」
高井戸 庵:「そうか」
小竹木龍之介:「明日世界がなくなるにしたって」
小竹木龍之介:「やっていけるって思う。君がいて、そう言ってくれるなら」
高井戸 庵:「ずいぶん大げさなことを言うが……」
高井戸 庵:「小竹木さんが言うなら、そうなんだろうな」
小竹木龍之介:「素直だなー」
高井戸 庵:「これが信頼という感情か……」グラスをゆらゆら揺らしながら。
小竹木龍之介:「うーん、嬉しい」
小竹木龍之介:「………もう、年末だねえ」
高井戸 庵:「ああ。忙しくなる」
小竹木龍之介:「来年も、また一緒にこうやって、飲んだり……そうだなあ、カラオケとか、ゲームカフェとか。行けたらいいなあ」
高井戸 庵:「そうだな。時間を作って行きたいが」
高井戸 庵:「今、そちらはずいぶん忙しそうだと聞いた」
小竹木龍之介:「そうだね。でも多分、年内には片付くと思うよ」
小竹木龍之介:年内に片付くか、世界が終わるか。……その前に終焉は来るかもしれなくて。
小竹木龍之介:でも、その先の話をする。世界は続く。そう、信じたからだ。
高井戸 庵:「そういう種類のものなのか。そちらの業務には詳しくはないが……」
高井戸 庵:「先が見えるのは、いいことだな」
小竹木龍之介:「見えるっていうか……」
小竹木龍之介:「信じる?」
高井戸 庵:「信じる」
高井戸 庵:鸚鵡返しをする。
小竹木龍之介:「来年になって。休みを取ったりして。高井戸くんと遊ぶ。そういうことを信じるんだ」
小竹木龍之介:「そうなるって」
小竹木龍之介:いろんなものを、信じた。心のままに。
小竹木龍之介:何回も、裏切られた。それでも。
小竹木龍之介:信じることを捨てる気はなかった。
高井戸 庵:「……私も、信じるとするか」
高井戸 庵:「そういった機能が搭載されていればだが……あるとも信じよう」
小竹木龍之介:「高井戸くんが信じてくれるなら、それはもう絶対だよ」
小竹木龍之介:「搭載されてるさ。高井戸くんは多機能なんだから」
高井戸 庵:「私の計算によれば、それは100%だからな」
高井戸 庵:無表情のまま、だが、奥で笑っている。
小竹木龍之介:それが、わかる。
小竹木龍之介:信じるものが、すべてはがれて行ってなくなっても。
小竹木龍之介:彼を信じることは、消えないだろう。
小竹木龍之介:そう、確信している。
小竹木龍之介:「頼もしいや」
小竹木龍之介:「信じてるよ、高井戸くん」
小竹木龍之介:100%よりもより強く───
小竹木龍之介:(僕たちは、境界を越える)
小竹木龍之介:「じゃあ、乾杯しよっか」
高井戸 庵:「うむ」グラスを差し上げる。
小竹木龍之介:「僕たちの。世界の明日に」
小竹木龍之介:グラスを掲げて。
小竹木龍之介:「乾杯」
高井戸 庵:「乾杯」
小竹木龍之介:小さく響いたグラスの音は、祝福の鐘の音のように響いた。

【エンディング:柾木秀】

GM:ラ・ヴィが壊滅して。
GM:一人のオーヴァードが、UGNに保護された。
GM:彼らの計画に巻き込まれ、事件の中で覚醒したのだという。
GM:FHに協力していた、という事実はあるものの、それは半ば、
GM:不可抗力だというのが、UGNの見解だ。
GM:軽度の記憶処置とレネゲイドに対する説明、検査を終えて。
梶鈴香:「……」家に帰った時には夜になっていた。
梶鈴香:電気もつけずに、ぼんやりと、ベッドに転がっている。
梶鈴香:兄との二人暮らしだった家は、がらんと広い。
梶鈴香:気がかりは、それだけでなく。
梶鈴香:「……これから、どうすんのよ」
梶鈴香:それは誰に向けたものか。
柾木 秀:ではその言葉に呼ばれたのかは定かではないが。
柾木 秀:窓の向こう側に人が降り立ったのが分かるだろう。
梶鈴香:届いていた月の光が遮られて、目を細める。
梶鈴香:「……ん」ゆるゆると窓辺に。
柾木 秀:そこには見知ったクラスメイトの姿がある。
梶鈴香:「はっ」「えっ」
梶鈴香:「な……何してんの!?」
柾木 秀:いつもと変わらぬ、教室で見たような気安そうな笑顔で。
柾木 秀:「こんばんわ、梶さん。行儀が悪いけど許してほしい」 窓が開けられたのを見て挨拶する。
柾木 秀:「正面から挨拶するには人の目が厳しくてね、申し訳ない」
梶鈴香:「いや……なんで、そもそも」
梶鈴香:人目を気にしなくちゃいけないの、と小さく訊く。
柾木 秀:「いやぁ、それは……」 すこし恥ずかしそうに頬をかいて
柾木 秀:「僕が世界の敵の一人を宣言しちゃったから、みたいな」
柾木 秀:「ふ、世界の敵だって、おかしいよね」
梶鈴香:「ほんと、バカみたい」
梶鈴香:「聞いたわ。あの人達、本当に、正義の味方やってるのね」
梶鈴香:「柾木はそうじゃないってわけ」
柾木 秀:「そうだね」「そうなる」
柾木 秀:「僕はどうにも正義の味方ってやつにはなれないっていうことが分かったし」
柾木 秀:「あんまりやるつもりもないからね」
梶鈴香:「……じゃあ、何をするのよ」
梶鈴香:「そんな所から追いかけ回されてでも」
梶鈴香:「あんたのしたいことってさ、何?」
柾木 秀:「……僕はさ、この力に目覚めて色んな事を知ることが出来るようになった」
柾木 秀:「だから、世の中には僕の嫌いな人間がたくさんいることを“理解”してしまう」
柾木 秀:「だから、殺すよ。全員殺す」
柾木 秀:「少しでも楽しい世の中にしたいからね」
柾木 秀:「ああ、でも勘違いしてほしくないんだけど」
柾木 秀:「別に世の中の虐げられている人のためってわけじゃあないんだ」
柾木 秀:「それをするのが楽しいからやるんだ。」
梶鈴香:「……あんたが何を選ぼうと、理解してやろうって思ってたけど」
梶鈴香:「全然できそうにないな、あたし。軽蔑する」
柾木 秀:「ははは、これを理解されちゃったら梶さんの事を僕が軽蔑してたよ」
柾木 秀:「うん、それに僕は梶さんに好かれるような人間じゃあないしね」
柾木 秀:「僕が梶さんのお兄さんを殺した、自分の快楽のために」
柾木 秀:何事もなく、それを告白する。
柾木 秀:「だから梶さんは僕を憎んでもいいし、それで殺しに来てもいい」
柾木 秀:「本当はこれを言うためだけに挨拶に来たんだ、黙っているのはフェアじゃないと思ったから」
梶鈴香:「……やっぱり、あれ」
梶鈴香:「見間違いじゃなかったんだ。そう、見えて」
梶鈴香:「そんなわけ無いって、あたし……」
柾木 秀:「梶さんは、忘れる権利がある。その方法は知っているはずだ」
梶鈴香:「……」
柾木 秀:「どちらを選ぶのかは梶さんの自由だ」
柾木 秀:「だけど……そうだね、僕に復讐するつもりなら」
柾木 秀:「すごく強くなってきてほしい、僕は手加減するつもりはないし全力で抵抗する」
柾木 秀:「だから僕に負けないくらい、勝てるくらいに強くなってほしい」
梶鈴香:「……柾木」
柾木 秀:「僕も梶さんを殺すのは嫌だからね……僕の立場だと言えることはここまでかな」
梶鈴香:「バーカ」
梶鈴香:「絶対やってやんない」
梶鈴香:「忘れてもあげないし、殺しにも行かない」
梶鈴香:「ずっと苦しめ」
柾木 秀:「ふ、はははははっ」 笑う
柾木 秀:「その答えは、なるほど……うん、分かった」
柾木 秀:「ずっと苦しみ続けるよ、ずっと、ずっと、出来る限り、長く」
柾木 秀:「だから、キミは幸せになって欲しい」
柾木 秀:「僕を馬鹿にして、一番の幸福を掴んでほしい」
柾木 秀:「これは僕の正直な気持ちだ、うん。友人、柾木秀としての気持ち」
梶鈴香:「うん。じゃあ」後ろを向く。
梶鈴香:「受けとっとく。それで、これで、さよならだ」
柾木 秀:「さよなら、梶さん。幸せに」 それだけを言って体を宙に投げ、闇へと消えていく。
梶鈴香:「……幸せになるか、ならないかだって」
梶鈴香:「私の自由でしょ。誰も、勝手に決めないでしょ」
梶鈴香:彼が去った後に、独り言つ。
梶鈴香:誰もいない窓辺を振り向く。「……月」
梶鈴香:「よく見えるな、今日」


柾木 秀:あれから少しばかりの時が経ち、ふとあの戦いについて少しだけ考えた。
柾木 秀:あの戦いであの人と僕達を分けたのはなんだったのだろう、と。
柾木 秀: 
柾木 秀:互いの願いや想いは等しく、また正悪などはなかった。
柾木 秀:だとしたら力だったろうか。
柾木 秀:それもまた差があったとは言い難い、むしろこちらの方が分が悪かっただろう。
柾木 秀:あちらには地の利があり、“全知”という情報があり、強大な力もあった。
柾木 秀:全戦力で待ち伏せていれば僕達の勝ち目は殆どなかったに違いない。
柾木 秀: 
柾木 秀:ではなぜ僕達は勝てたのだろうか。
柾木 秀:ではなぜあの人は負けたのだろうか。
柾木 秀: 
柾木 秀:“全知”を捨てたのはつまらないからだと聞いた。だから必勝を捨てて楽しめる方を選んだのだろうか。僕は少し違うと思う。
柾木 秀:ならばあの人自身、自分の選ぶ道に疑問を感じていて、それを止めてほしかったなのだろうか。僕はそれも違うと思う。
柾木 秀: 
柾木 秀:だとしたら。
柾木 秀:だとしたら、そう。
柾木 秀:あの願いがあの人だけの願いだったのならば、自分の手で叶えたかったはずだろう。
柾木 秀:何者の手を借りずに、自分一人の手で。
柾木 秀: 
柾木 秀:そうだったのなら、あんな事を言ってしまって悪かったなと思う。
柾木 秀:それを伝える相手はおらず、実際にそうだったかを確かめることは出来ない。
柾木 秀:そして進んだ時は巻き戻すことは出来ない、だからこれは意味のない感傷なのだろう。
柾木 秀:でもこれは自分の答えの一つなのは違いない。
柾木 秀: 
柾木 秀:つまりあの戦いは僕達が勝ったのではなく、あの人が負けただけだった。
柾木 秀: 
柾木 秀:未来を譲りはしたが、勝負までは譲らなかったということ。
柾木 秀:少ししか交わる機会はなかったけれど――あの人らしいと思う。
柾木 秀: 
柾木 秀: 
柾木 秀:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
柾木 秀:変貌した世界であっても変わらず、世界が繰り返し時を刻み続ける。
柾木 秀: 
柾木 秀: 
柾木 秀:空を見上げれば、雲ひとつない、限りなく、果てのない、透き通る蒼穹。
柾木 秀:それはあの戦いの最後の時に見た“賢者の海”を思い出させたが、
柾木 秀:目の前に広がる青空は、もう消えてしまった“賢者の海”とは違って、変わらずにあり続けている。
柾木 秀:世界が変わる前からそうだったように、これからも。
柾木 秀: 
柾木 秀:だからこの蒼穹-自由-へと放り出されたのなら、そのスケールの大きさに目眩がするだろう、圧倒されて竦むだろう、寄る辺のない孤独に打ち拉がれるだろう。
柾木 秀:僕にそうした気持ちがないとは言わない、けれど。
柾木 秀: 
柾木 秀:「さて、と。そろそろ始めようか」
柾木 秀: 
柾木 秀:視線を空から地へと落とし、そちらへと向く。見えるは十数人のオーヴァード。
柾木 秀:僕を“マスターレイス”だと認めぬからか、はたまた名を上げるために“ラ・ヴィ”を撃破した僕を狙ってきたのか。
柾木 秀:どちらにしろやることは変わらない――一振りの西洋剣、真之悪霊-マスターレイス-を抜き、告げる。
柾木 秀: 
柾木 秀:「僕の名は“マスターレイス”」
柾木 秀: 
柾木 秀:けれどそこに絶望はない、あるのは見果てぬ世界への高揚感。
柾木 秀:その理由は絶望に抗う剣――“スヴァーヴァの翅”が傍らにあるからだろうか。
柾木 秀:それとも――
柾木 秀: 
柾木 秀:「さあ、蹂躙を望む者から前に出るといい」
柾木 秀: 
柾木 秀:空から視線を落とす直前にそれを幻視したからだろうか。
柾木 秀:どこまでも広がり、限りなく、果てのない、透き通る蒼穹を自由に舞う。
柾木 秀: 
柾木 秀:――一羽の蒼い蝶を。

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だけど。少しづつ、変わっていく。

ダブルクロス the 3rd edition『スヴァーヴァに日は堕ちた、それでも月は見えず』
『そしてあるいは、限りなく果てのない蒼穹へ、マスターレイス』