【ミドルフェイズ2】
GM:ではミドル2! 情報収集+αシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは朝倉くん! 他は登場自由!
朝倉侑生:ボク!
朝倉侑生:朝倉侑生の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (42 → 49)
壬生墨佳:出よ出よ
鶴蒔千波瑠:でる!
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (55 → 63)
粕原雄二郎:出るぞ
鶴蒔千波瑠:鶴蒔千波瑠の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (46 → 49)
粕原雄二郎:粕原雄二郎の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (47 → 50)
GM:では
GM:まずは情報項目からやっていきましょう
【飯海美乃について】 《情報:噂話》《情報:ウェブ》 難易度6
【“白昼夢”および撮影中の事故について】《情報:噂話》《交渉》 難易度7
【“ストラグルヴィジョン”について】 《情報:UGN》 難易度8
【映画“百重喉”について】 《情報:噂話》《知識:映画》 難易度7
朝倉侑生:シナリオロイスの百重喉について調べたいんだけど ダイスが1しかない…
鶴蒔千波瑠:僕みみのん調べようかと思ったけど交換しようか
朝倉侑生:ウ~ン 技能的に同じことになってしまう気がします
朝倉侑生:チハルくんはみみのんお調べ!
鶴蒔千波瑠:朝倉くん……!すまない
壬生墨佳:あたしUGNのやつ行きますね “ストラグルヴィジョン”についてで。
壬生墨佳:コネ使って振ります
壬生墨佳:5dx+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 8[3,4,4,7,8]+1 → 9 → 成功
壬生墨佳:おっけ~
鶴蒔千波瑠:【飯海美乃について】執拗に調べます。《情報:噂話》噂好きの友人使ってダイス+2
粕原雄二郎:《支援射撃》ダイス+6!朝倉くんに使用します
鶴蒔千波瑠:4dx+1>=6
DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 8[1,2,5,8]+1 → 9 → 成功
鶴蒔千波瑠:ヨシッ
粕原雄二郎:侵蝕50→52
朝倉侑生:わーい!支援射撃を受けながら映画“百重喉”について調べます 情報:噂話で
朝倉侑生:7dx+1>=7
DoubleCross : (7DX10+1>=7) → 7[3,4,5,6,6,7,7]+1 → 8 → 成功
粕原雄二郎:自分は事故について
朝倉侑生:ヨッ 良かった~~
粕原雄二郎:2dx>=7
DoubleCross : (2DX10>=7) → 5[1,5] → 5 → 失敗
粕原雄二郎:ばでむください!
壬生墨佳:はーい バディム!
粕原雄二郎:達成値8!成功!
GM:お見事! 安心した!
GM:では順番に公開していくわ
【飯海美乃について】
ここ一年で急激に頭角を現した新進気鋭の女優。
見取りの技能に優れており、ほとんどの台詞や演技を一目見ただけで覚え、共演者やスタッフの調子も察知して自らの演技に反映できる。
オーヴァード由来の力であると思われるが、逆にそれ以外の力は持たず、そのためUGNに感知されていなかった。
『みみのん』という愛称を自己提唱しているが、キャラと合ってないため事務所に見送られている。
【“白昼夢”および、撮影中の事故について】
美乃が幾度となく巻き込まれている、謎の閉鎖空間。
古い街並みの中で、不可視の蛇めいた異形『ぬるぬる』が絶えず襲いかかってくる。
ここ一ヶ月ほどの間に不定期に繰り返されているが、一方で撮影中は発生しない。
撮影が事故で滞る → 浮いた美乃が巻き込まれ何とか脱出する という流れ。
百重喉は美乃の初めての主演映画であり、万全の準備をしているが、この白昼夢のせいでコンディションは落ち気味。
GM:→ 特殊調達判定『代役判定』が解放されました このシーンから選択可能
【“ストラグルヴィジョン”について】
特に複数勢力が入り交じる抗争で、稀にFHエージェントから言及される存在。
それが出た戦場では、倒した覚えのない敵をいつの間にか自分が倒したことになっている、という現象が勢力・実力問わず起きる。
今回のK町管轄支部壊滅の際も言及があり、《黒馬》と《ゲダニア》が呼び出された。
また、SVが確認された戦では、抗争に使われた遺産や兵器が無くなることが多い。
情報操作や火事場泥棒を得意とするFHセルではないか、という意見もあるが、確かではない。
GM:→ 【FHセル《ウルギーラ》が所有していた遺産について】が解放されました 次シーンから調査可能です
【映画“百重喉”について】
この地方に伝わる荒神の伝承。
目のない多頭の蛇神の姿で描かれ、数十年に一度、もっとも美しい瞳を持つ人間を生贄を捧げることで、人々に加護を与えるとされていた。
映画《百重喉》は大正時代を舞台とし、その時代にまで続いていた生贄の風習に身を捧げんとする良家の少女と、それを否定する傷痍軍人の交流を描いた小説の実写化。
瞳を求める一方で大音量を嫌うとされ、この地方の祭りでは打上花火や太鼓山車などを控える習慣がある。
GM: → 【“百重喉の社”について】が解放されました 次シーンから調査可能です
GM:情報項目については次のシーンから。続けて、特殊調達判定についての説明を行います。
GM:【代役判定】
GM:このセッションでは、調達判定を消費して『代役判定』を行うことが出来ます。
GM:これは、相次ぐ事故でガンガン人員が減っている映画撮影の手伝いをする判定です。
GM:代役判定という名前ですが、代役・撮影手伝い・照明・小道具作成から炊き出しなど、何をしたかのフレーバーは自由です。
GM:以下、詳細なルールを説明します
【代役判定①:難易度9/財産点使用可能】
使用技能:《肉体》《芸術:演技》《意志》《調達》
① 使用技能にかかわらず、財産点を使用できます。
② 映画撮影に役立つイージーフェクトを使用する場合、一つなら達成値+2、まさかとは思いますが三つ以上ある場合、達成値を+5できます。
壬生墨佳:そんなにあることある?
GM:流石にないと思いますけどね……ルールは定めておかないと
③ 判定に成功した場合、『達成値までのアイテムを調達(調達品は判定成功後に決められる)』か『自身の財産点を+3する』のどちらかを選べます。
④ 代役判定には何人でも挑戦できます。代役判定をせず、通常の調達判定を行っても構いません。
⑤ ただし、代役判定の成功者が一人もいない状態でシーンが終了すると、美乃+PC一名(ランダム)が『白昼夢』に遭い2d10のダメージを受けます。
GM:ルールは以上になります。
GM:基本的には、調達項目の後出しが出来る、ちょっと珍しい調達判定と考えてください。
GM:何か質問はありますか?
壬生墨佳:大丈夫!
朝倉侑生:大丈夫です~!
粕原雄二郎:OKです!
鶴蒔千波瑠:完璧理解!
GM:ではシーン再開となります。代役判定は調達判定なので当然、シーンのいつでも出来ます
GM:代役判定に挑戦する方は振って下さーい
朝倉侑生:挑戦します! 《芸術:演技》でやるぜやるぜ
朝倉侑生:7dx+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 9[3,4,4,4,7,7,9]+1 → 10 → 成功
粕原雄二郎:代役判定、《調達》で振ります
粕原雄二郎:2dx+5>=9
DoubleCross : (2DX10+5>=9) → 10[1,10]+10[10]+10[10]+9[9]+5 → 44 → 成功
朝倉侑生:!?
壬生墨佳:ヤバ
GM:……・あと今
鶴蒔千波瑠:何だこのオッサン
粕原雄二郎:な……なんじゃこりゃあ
GM:?
壬生墨佳:もしかしてスポンサーの方ですか?
GM:グラサイ?
朝倉侑生:一体何を買うおつもりで………?
壬生墨佳:代役判定します~ 炊き出ししたいんですけど
壬生墨佳:《万能器具》で自分の手に完璧に合うような専用の調理器具を作り、《成分分析》で鮮度や糖度の大小を正確に判定、《無上厨師》で忠実に料理を再現、《電子使い》で電気調理器の扱いをより緻密にし、《テスクチャーチェンジ》で見た目を美しく捏造すると
壬生墨佳:なにか得があったりしますか?
壬生墨佳:必要があればRCで判定いたしますが……
GM:こ、こいつ
GM:達成値+5 もってけ!!
壬生墨佳:やった~
壬生墨佳:意志でやろ~
壬生墨佳:4dx+6>=9
DoubleCross : (4DX10+6>=9) → 8[2,7,8,8]+6 → 14 → 成功
GM:はい有り難うございます
壬生墨佳:44に比べると霞みまくる 44何?
鶴蒔千波瑠:なんだろうね……
粕原雄二郎:では鶴蒔くんに《支援射撃》 侵蝕52→54
GM:全員成功なので、達成値までのアイテムを調達するか、次回以降に備えて財産点を+3するか
GM:違った
鶴蒔千波瑠:あたしまだ!
朝倉侑生:チハルくんがこれからだよ~!
粕原雄二郎:ダイス+6だぜ!
鶴蒔千波瑠:こちらは意思で判定します!でも演技なんてやったことないので…
GM:ちょっと達成値合計が5人分くらい在る気がして……
鶴蒔千波瑠:ありがとうございます!
鶴蒔千波瑠:10dx>=9
DoubleCross : (10DX10>=9) → 10[4,4,4,5,6,8,9,9,9,10]+8[8] → 18 → 成功
鶴蒔千波瑠:よし!
GM:はーい、ありがとうございます!
GM:シーン終了までに何を買うか考えてね
朝倉侑生:すごいすご~い
壬生墨佳:あっあたし……
壬生墨佳:何とは言わないが20ほどで買えるやつが欲しいので
壬生墨佳:バディムーブするね チハルくんに
鶴蒔千波瑠:やった~
鶴蒔千波瑠:何でも買ってあげるね
壬生墨佳:やった~
GM:ではシーン
飯海美乃:「かくかくしかじか」
監督:「…………。成程、彼らが新しいヘルプさんだと」
監督:「そういうことか……ティン! と来た!」
監督:「相応しい役柄を考えよう! これは、映画の撮影に役立つかもしれない!」
監督:「インスピレーションがわいてきた……」
【代役判定①-1 鶴蒔千波瑠 ハンドアウト】
君は将来を嘱望されながらも、怪我で一旦療養することになった大正時代の若き軍人だ。
観光地ではあるものの、君の存在はやはり人目を惹く。やや緊張しながらも、療養所からほど近い店にやってきた君は、ウェイトレスの興味深げな歓待に逢う。
【代役判定①-2 壬生墨佳 ハンドアウト】
君は田舎の観光地に暮らす、大正時代のいち少女だ。友人が『祭り』の主役を務めることも知っている。
そのことに複雑な想いもある。だが、ある日、どこか閉塞感のある街の人々とは違う、外部からの異人を見かける。
療養中の軍人であるというその人物に、あなたは店員に駆こつけて話しかけてみることにした
GM:旧K町 大衆食堂
GM:やってきた鶴蒔さん(仮名)は、雑多な喧噪と、遠巻きながらも興味深げな視線を居心地悪く思いながらも注文を考えている。
鶴蒔千波瑠:「……」どこか影のある表情でメニュー表を眺める精悍な顔立ちの男。
鶴蒔千波瑠:右目は大きな包帯で隠されており、テーブルの脇には松葉杖が立てかけられている。
鶴蒔千波瑠:懐から懐中時計を取り出して時間を確認する。迎えの人物との待ち合わせまでまだ30分以上ある。
鶴蒔千波瑠:「もし」通りがかったウェイトレスを呼び止める
壬生墨佳:「あ、はいっ!お呼びでしょーかっ、旦那様!」朗らかな声。
壬生墨佳:着物風の洋装に、大きな蝶結びのリボンをあしらったエプロン。
鶴蒔千波瑠:「コーヒーと、あと軽く食べるものを」
壬生墨佳:和洋の折衷に入り混じった風体の女給が、男へと振り向く。「かしこまりました~」
鶴蒔千波瑠:「あまりこういった店には縁がなくてね、おすすめがあれば教えてくれ」
壬生墨佳:「サンドイッチなどオススメですよ」
鶴蒔千波瑠:「サンドイッチか。ならそれで」
壬生墨佳:「はあーい!コーヒーとサンドイッチお願いしますっ!」店の奥へと声をかけて。
鶴蒔千波瑠:メニューを閉じ、窓の外へと視線を移す
壬生墨佳:すぐに戻ってきて。「コーヒーとサンドイッチ、お待たせしました!」
壬生墨佳:そのトレイには二人分ある。「よいしょっ」
壬生墨佳:対面に座る。
鶴蒔千波瑠:「ああ、ありがとう。……ん?」
鶴蒔千波瑠:「頼んだのは一人前だが」
壬生墨佳:「ちょっとお席お借りしますね。ぼ……わたし、休憩なんですけど」
壬生墨佳:「お店の裏に座るとこないんですよ。信じられなくないです?」
壬生墨佳:そう言って、自分の前にサンドイッチを置いて食べ始める。
鶴蒔千波瑠:「それは大変だな」感情の読めない表情でうなずいて
壬生墨佳:「でっしょ?」
鶴蒔千波瑠:「帝都でも女給の待遇は度々問題になっていると聞く」
壬生墨佳:「えっ、旦那様、帝都から?」オーバーに口に手を当てて驚く。
壬生墨佳:「珍しいですね。へえ~……」せわしなくジロジロと見る。
鶴蒔千波瑠:「まあ、生まれで言えばそうかな」
壬生墨佳:「それにその身なり……軍人さんです?」
鶴蒔千波瑠:「実際はあちこち走り回っていたから、住んでいるという感覚はなかったが」
壬生墨佳:「この辺りは平和で何もな……くはないですけど」
壬生墨佳:「なかなかお見掛けしませんよ、将校さまは」
鶴蒔千波瑠:「将校というほど偉くはないさ。それに今はこれでね、軍務できた訳じゃない」
鶴蒔千波瑠:松葉杖を掲げて
壬生墨佳:「わあ……お悔やみ申し上げます?お大事に?」
壬生墨佳:「食べさせて差し上げましょうか?」首をかしげる。
壬生墨佳:「お代は頂きません。休憩中なので」
鶴蒔千波瑠:「止してくれ。この店はそういったカフェーではないだろう」
壬生墨佳:「ご推察痛み入りますっ」
壬生墨佳:「して、養生のためにこちらに?」
壬生墨佳:「いささかにぎやかで向かぬと愚考しますけど?」
鶴蒔千波瑠:「賑やかか。確かに観光名所とは聞いているが……」
鶴蒔千波瑠:「駅からここまで歩いてきた限りでは、実にのどかで過ごしやすそうに見えたがね」
壬生墨佳:「ああ、もしやもしや、もしかしてもしかして」
壬生墨佳:「ご存じないのですね」
鶴蒔千波瑠:「ふむ?」
鶴蒔千波瑠:「なにぶん急な事だったのでね、禄に下調べもしていない」
壬生墨佳:「……」笑顔が消え、値踏みするような目を向けて。
鶴蒔千波瑠:「……なにか、失礼をしたかな?」
鶴蒔千波瑠:精悍な顔に一筋汗を浮かべて
壬生墨佳:「……いえ? ではでは、伊達たる旦那様にお教えしましょう」
壬生墨佳:「ああ、ただ、一つ、お静かにお願いしますねっ」唇に指を当てて。
壬生墨佳:「あれは喧騒を厭いますから」
鶴蒔千波瑠:「ふむ?そこは安心してくれていい」
鶴蒔千波瑠:「よく静かすぎると小言を言われるクチなのでね」
壬生墨佳:「沈黙は金と申しますから」
壬生墨佳:「こっほん。ではでは、お聞かせいたしましょう。この地にて催される――」
壬生墨佳:「『祭り』のお話です」
監督:「はいカーーーーーーット!」
監督:「いやー良かったね! 壬生クンも鶴蒔クンも良い演技だったよ~!」
壬生墨佳:「はあーーーっ!」その声を聞くやいなや、机に倒れ込む。
鶴蒔千波瑠:「……っはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ…………………」
粕原雄二郎:「いやいやいやいや……お前らマジで初めてなの?」
鶴蒔千波瑠:隣の少女以上に大きいため息を付いてしゃがみ込む
壬生墨佳:「……いや、あのっ!」
壬生墨佳:「何なのこれ!?」
朝倉侑生:「ノリノリバリバリだったね~。監督も絶賛してたよ!」
壬生墨佳:「代役って……!裏方じゃないのかよ!」
鶴蒔千波瑠:「いやほんとですよ……」
監督:「これならこの先も……うん?」
監督:「何だって? 私が持ち込んだ映画三女神の像が呼んでる……?」
鶴蒔千波瑠:「なんでいつの間にか主役級の役者までリタイアしてんですか」
監督:「こうしちゃ居られないな! すまないが失礼! 何せ忙しいのでね!」
壬生墨佳:「いや無理でしょ続けるの……?え、ちょっと」
監督:「今後も期待しているよおおーーーーーーーー」
壬生墨佳:「ちょっとお!?」
監督:走り去っていく。
鶴蒔千波瑠:「あの監督、聞いていた以上にヤバいな……」
粕原雄二郎:「……いや実際やべーらしいぜ?この撮影……」
監督:登場人物のほとんどが厚着であることを利用した代役の宛てっぷりで今までやっていたらしい。
壬生墨佳:「やべーって何が」机に倒れ込んだまま聞く。
鶴蒔千波瑠:「粕原さん……あ、カンペありがとうございました」窓の外をチラチラ見ていたのは粕原さんのカンペを見るためだった
監督:『背格好さえ似ていれば、最悪、台詞は後からはめ込める』とかなんとか
粕原雄二郎:「おう。いやな?裏方ついでに色々聞いてたんだが」
粕原雄二郎:「ここ一ヶ月ほど事故続きで人がどんどんいなくなってるんだとよ」
粕原雄二郎:「そんでこの有様ってわけだ……よく中止にならねーな」
壬生墨佳:「まあ、この様子じゃそうだよなあ」
朝倉侑生:「ボクがここに来たのも、事故に遭ったスタッフから話を聞いたからだもーん」
壬生墨佳:コーヒーにガムシロップを2個突っ込んでいる。
朝倉侑生:壬生さんの隣に座って足をぷらぷら揺らす。
鶴蒔千波瑠:「あの監督ですからね……流石にそろそろ限界だと思いますけど」
粕原雄二郎:「そもそも"百重喉"ってのがいわくつきって話だが……」
壬生墨佳:「マジの伝承だってもっぱらの噂だけど、どうだか」
朝倉侑生:「あ、でも」「その、事故に遭ったスタッフの人がね」
朝倉侑生:「『蛇のバケモノを見た』って怪談話として話してるんだよね」
粕原雄二郎:「蛇……ってーと」
鶴蒔千波瑠:「蛇のバケモノ……『ぬるぬる』のことか」
壬生墨佳:「ぬるぬるだろうね」
粕原雄二郎:「だろうな」
鶴蒔千波瑠:「俺とみみのんだけじゃないんだな……」
鶴蒔千波瑠:「いやまあ、あの空間の外まで追ってきたんだから、会っちゃう人もいるか」
壬生墨佳:「しかし、今は来なかったな」
壬生墨佳:「これまでのテープも見たけど、その手のものが映ってる様子はない」
壬生墨佳:「一ヶ月もやってれば映る機会があっても良さそうなもんだけど」
鶴蒔千波瑠:「これまでもってことは、オーヴァードを警戒してるわけでもないっぽいですね……」
朝倉侑生:「美乃ちゃんは大丈夫なのかな~?」
朝倉侑生:「あの子、戦闘できるオーヴァードって感じでもないよねえ?」
壬生墨佳:「少なくともそういった自覚はないだろうね」
粕原雄二郎:「あのねーちゃんもあんな感じだからいまいちわからんな」
壬生墨佳:「これまでに反撃したという話もないわけだし」
鶴蒔千波瑠:「あの後少し話してみたんだけど」
朝倉侑生:「お~?」ニマニマした顔で千波瑠くんを見る。
壬生墨佳:「へえ~?」
鶴蒔千波瑠:「な、なんだよ」
粕原雄二郎:「いや?別に」
鶴蒔千波瑠:「情報収集ですよ。情報収集。必要でしょ、護衛対象のことを知るのは」
壬生墨佳:「旦那様はお手が早いですなあ」演技めいた間延びした声。
鶴蒔千波瑠:「それで!彼女の能力ですけど!」大きな声で
朝倉侑生:「んふふ。何々?」
鶴蒔千波瑠:「彼女、台本の瞬間記憶とか、演者の感情の動きを感じ取ったりとか」
鶴蒔千波瑠:「そういった演技の補助以外では力を使ってこなかったみたいですね。というか使えないみたいです」
壬生墨佳:「ふむ……」
壬生墨佳:「ノイマン・シンドローム分類が妥当かもな。人体能力の拡張」
鶴蒔千波瑠:「そんなだから傍目にはすごい才能の女優としか映らなくて、UGNも見落としてたのかも」
壬生墨佳:「ああ。それゆえ隠しおおせやすいとも言えるわけだ」
粕原雄二郎:「ぶっちゃけその辺は境目が曖昧だからなァ」
朝倉侑生:(Cランクって言えば早いのにな~)甘くしたアイスコーヒーを勝手に飲んでいる。
鶴蒔千波瑠:「さっきはもう限界が近いって言いましたけど」目を伏せて
壬生墨佳:「あっ」
壬生墨佳:「ちょっと!僕が飲もうとしてたのに……!」
朝倉侑生:「一緒に飲む~?」
鶴蒔千波瑠:「できることなら、このまま撮影が続いて欲しいですよね。この映画は彼女にとって……」
鶴蒔千波瑠:「まだありますよ。人いないんで余ってるんです」
壬生墨佳:「どーも。そっち貰う、全く……」
壬生墨佳:「……じゃあ彼女は“ストラグルヴィジョン”とは無関係なのか……?」小声で。
粕原雄二郎:「あン?なんだその……なんとかヴィジョンってのァ」
壬生墨佳:「ん、ああ……僕のもともとの任務でね」
壬生墨佳:「倒した自覚のないものが誰かに倒される、みたいな不可解な現象と」
壬生墨佳:「そのヴィジョンの名前だけが、まことしやかに語られる」
壬生墨佳:「この辺りでもその名前が出たって話があってね。それでこんなとこまで僕が来たってわけ」
壬生墨佳:「こんなとこまで来て……こんなことを……」
朝倉侑生:「ノリノリだったじゃん~」
壬生墨佳:「いやなんだよこれ……」
壬生墨佳:「そりゃやるとなったら手は抜かないけどさ……」
鶴蒔千波瑠:「実際すごかったですよ。俺と違ってカンペも見てないし」
粕原雄二郎:「さすが万能エリートってか」
朝倉侑生:「そのヴィジョンさんは、不可解なゲンショーだけ起こしてるの?」
朝倉侑生:「それとも、そういうFHセルの名前なの?」
壬生墨佳:「そこも分かんないけど、一つ手がかりがある」
壬生墨佳:「物が消えるんだ。現場で」
朝倉侑生:首を傾げる。「ん~?」
朝倉侑生:「泥棒?」
壬生墨佳:「かもね。兵器なり遺さ……レネゲイドの影響を持った道具なり」
壬生墨佳:「あるいはそれが目的なのかもしれないけどね」
粕原雄二郎:「……聞く限りではあんま関係なさそうだな」
壬生墨佳:「ま、並行してそっちは捜査するとも」
壬生墨佳:「やるとなったら手は抜かないからな」
鶴蒔千波瑠:「うーん、寝てる間に勝手に敵を倒してくれるって言うなら」
鶴蒔千波瑠:「いいヤツなのかとも思ったけど、そう簡単な話じゃなさそうっすね」
壬生墨佳:「目瞑ってる間に嫌なことは消えちゃくれないぜ」
鶴蒔千波瑠:「はは……それはごもっとも」
朝倉侑生:「マジメだね~、墨佳ちゃんも」
壬生墨佳:「不真面目よりいいだろ?」
壬生墨佳:「素人がプロの領域に踏み込むんだ。真面目にやらなきゃだろ?」
粕原雄二郎:「肩凝らねえか?」
壬生墨佳:「……セクハラですか?」
壬生墨佳:「通報プログラムありますよね」
粕原雄二郎:「はァ!?」
粕原雄二郎:「おま……人が普通に心配したらお前……」
壬生墨佳:「冗談だっての」
壬生墨佳:「ま、飛ばせるだけの余裕はあるってことで」
粕原雄二郎:「眼がマジじゃなかった?怖……」
壬生墨佳:「こんな純真な瞳を捕まえて何を言うかなあ」
朝倉侑生:「ボク的には、素人にプロみたいなクオリティ見せられると困っちゃうんだけどねえ」プラプラと足が揺れる。
壬生墨佳:「そりゃ光栄で。じゃあ」
壬生墨佳:「みたいな、でないクオリティをご期待しますとも」
朝倉侑生:「千波瑠くんもやたらハマッてたし…」墨佳ちゃんを見やる。「……んふふ」
朝倉侑生:「もちろんだよっ」ニコッと笑う。
鶴蒔千波瑠:「みみのんも共演するの楽しみにしてるってさ」
朝倉侑生:「え~、ホントかな?」顔を覗き込む。「分かってる~千波瑠くん」
鶴蒔千波瑠:「な、なにが……?」
朝倉侑生:「この映画、ラストシーンは美乃ちゃんとのラブシーンが目白押しだよ~?」
鶴蒔千波瑠:「は……?え……!?」慌てて脇に置いていた台本をめくる
朝倉侑生:「それこそ、二人して楽しみにしてたりして~~~?」
鶴蒔千波瑠:「わ……!ぅわ……!!」終盤のページを見て固まっている
鶴蒔千波瑠:「……はわ……」
鶴蒔千波瑠:「……………あの」
朝倉侑生:「ん~~?」ニマニマしている。
鶴蒔千波瑠:「代役の代役とかは……?」
朝倉侑生:にっこりと笑う。「だ・め★」
鶴蒔千波瑠:「ま……」
鶴蒔千波瑠:「まじかー………」
鶴蒔千波瑠:天を仰ぐ。目を閉じるとさっき読んだシーンが浮かんでしまうので
鶴蒔千波瑠:目は開けたまま。丁度日が傾きかけた空が妙に赤かった。
GM:シーン終了です。
GM:代役判定での調達物品の決定と、ロイスのみ可能。
GM:調達物品は次回開始までに決めてくれれば良いよ
壬生墨佳:44点のアイテム……
粕原雄二郎:何買おうかな~
朝倉侑生:10点だったので 応急手当買っておきます~
鶴蒔千波瑠:何でも買える
朝倉侑生:ロイスはなし!以上です
鶴蒔千波瑠:壬生さんは何欲しいのかな~
壬生墨佳:メイド服買ってほしいな~
鶴蒔千波瑠:撮影で使ったやつ!
鶴蒔千波瑠:あげます
鶴蒔千波瑠:アルティメイド服を壬生さんにプレゼント
壬生墨佳:わ~い
壬生墨佳:ありがと♡
鶴蒔千波瑠:私も軍服(ボデマ)着ようかな
壬生墨佳:あたしの14点誰か使っていいよ
鶴蒔千波瑠:もらっていい?
壬生墨佳:あげるね~
粕原雄二郎:とりあえずPDW買っとこうかな
朝倉侑生:なかよし
鶴蒔千波瑠:やったー!
壬生墨佳:とりあえずで高級品買うのすごい
GM:潜水艦とか買わなくて良い?
鶴蒔千波瑠:ロイスは壬生さんに
粕原雄二郎:運転:潜水艦ないからね…… ロイスは保留で!
鶴蒔千波瑠:共演者/壬生墨佳/感服:○/緊張/ロイス で取得
壬生墨佳:緊張してるんだ……
壬生墨佳:あたしは以上で~
粕原雄二郎:以上!
朝倉侑生:以上よ!
鶴蒔千波瑠:以上!
GM:では本日はこれでしゅうりょうです
GM:皆さんお疲れ様でした! 次回予定はまた来週以降となりますので
GM:お楽しみに~
【ミドルフェイズ3】
GM:それでは再開していきます。ミドルフェイズ3!
GM:引き続き情報収集です。シーンプレイヤーは鶴蒔くん。他は登場自由。
粕原雄二郎:出!
朝倉侑生:出るよ~~
鶴蒔千波瑠:鶴蒔千波瑠の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (49 → 54)
粕原雄二郎:粕原雄二郎の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (54 → 64)
朝倉侑生:朝倉侑生の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (49 → 59)
粕原雄二郎:ピギャー
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (63 → 73)
壬生墨佳:厄い日
鶴蒔千波瑠:みんな緊張してるのかな
朝倉侑生:ヤバいですね
壬生墨佳:さっきの疲れが……
GM:シーンの内容は前回と同じです。情報収集判定→代役判定→シーン(演技)→情報共有。
GM:まずは項目を出しますね
【FHセル《ウルギーラ》が所有していた遺産について】《情報:UGN》《情報:裏社会》9
【飯海美乃の眼について】《情報:UGN》難易度8
【百重喉の社について】《情報:UGN》《知識:民俗学》難易度10
【tips:黒馬について】《情報:UGN》難易度6
【tips:監督について】《情報:噂話》難易度6
朝倉侑生:いっぱいある!
粕原雄二郎:難しいの行く人支援射撃アルヨ~
GM:tipsはシナリオとはほとんど関係ないので、↑3つを優先してね
朝倉侑生:一番情報収集苦手マンだから様子見してようかな
壬生墨佳:柏原さん知識という手もあるのか ノイマンだし
鶴蒔千波瑠:ノイマン頭脳が火を吹くのね
粕原雄二郎:だぜ
壬生墨佳:じゃあそれお任せしてほか行こうかな
朝倉侑生:千波瑠くんにみみのんをオススメしたいぜ
鶴蒔千波瑠:僕ミミのん行きたいな
鶴蒔千波瑠:言われてたぜ
壬生墨佳:それがよさそうかな 技能あるあたしが高いほう行ったほうがいいし
壬生墨佳:ちょうど良さげですね
朝倉侑生:じゃあひとまず皆にお任せします~
壬生墨佳:もともとこっち関連のだしなこれ……遺産についてやります
壬生墨佳:コネ使ってUGNで
鶴蒔千波瑠:技能ないのでできれば支援射撃いただければありがたく…
壬生墨佳:5dx+1>=9
DoubleCross : (5DX10+1>=9) → 10[1,1,4,4,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
朝倉侑生:すご~~~
粕原雄二郎:了解!《支援射撃》鶴蒔くんに
壬生墨佳:まあ僕天才なんで……
鶴蒔千波瑠:よーしやるぞ~
粕原雄二郎:ダイス+6!侵蝕64→66
粕原雄二郎:ではこちらは知識で社を
鶴蒔千波瑠:10dx>=9
DoubleCross : (10DX10>=9) → 10[3,3,3,4,4,6,6,7,8,10]+4[4] → 14 → 成功
壬生墨佳:ワオワオ!
鶴蒔千波瑠:やった!
朝倉侑生:いい感じ!
粕原雄二郎:7dx>=10
DoubleCross : (7DX10>=10) → 7[2,2,4,4,4,6,7] → 7 → 失敗
鶴蒔千波瑠:支援射撃のおかげだぜ
壬生墨佳:バディムーブ。
朝倉侑生:さすがすぎ
粕原雄二郎:凄ェ助かる!
鶴蒔千波瑠:チルドレンの鑑
朝倉侑生:監督調べたいんだけど噂話のコネを持ってないので
朝倉侑生:黒馬調べるね
朝倉侑生:【tips:黒馬について】《情報:UGN》難易度6 情報UGNでコネ使います
朝倉侑生:3dx+1>=6
DoubleCross : (3DX10+1>=6) → 9[2,7,9]+1 → 10 → 成功
朝倉侑生:やった~
壬生墨佳:わーい 優秀パーティ
鶴蒔千波瑠:まるっとお見通しだ
GM:はーい では張ります
【FHセル《ウルギーラ》が所有していた遺産について】
《ハロウトの弔花》。外見は標本瓶に入った花、いわゆるハーバリウム。
中東で発見された七種一組の遺産の一つであり、"完全"の名を冠する水の遺産。所有者の不足を他者から補う機能――他者の取り込み、支配的融合を可能とする。
記録を遡ったところ、先日のUGN支部壊滅事件の際のギルド構成員に対して、その使用痕が確認された。
支部の無力化は意図されたものである可能性がある。
【飯海美乃の眼について】
美乃の持つオーヴァード能力について検査結果が出た。
彼女の視覚は、全てのオーヴァードの持つ《衝動》を看破する。過去に彼女が「不思議な眼」だと感じた相手を調査したところ、全員がオーヴァードであった。
コード『審判の眼』の変種。白昼夢の中で使い続けたことでその出力は上がっており、隠密能力や偽装能力も彼女の前では無意味だ。
【百重喉の社について】
業界の慣習に漏れず、百重喉の撮影にあたり、祀った神社への参拝は行われている。
だが、UGNの手を借りて改めて調査したところ、その神社は戦後の開発で不当に移されたものであり、もともとは町外れの山中の湖に社があるらしい。
多少の難所ではあるが、オーヴァードであれば問題なく行き来出来る距離だ。
行ってみる価値はあるだろう。
→ 次のシーンから【百重喉の社】に行けます。
【tips:黒馬について】
黒い馬の姿をしたUGNチルドレン。
《猫の道》《テレキネシス》《不可視の領域》を持っており、その高い行動範囲による伝令兵として文字通り日本中を駆け回っている。
遺産:必中の弓の所有登録があり、戦闘時の謎の衝撃波はこれによるもの。どうやって使っているかは不明。
GM:データはこの通り!
GM:続けて【代役判定】の方も載せますね
GM:ルールも再掲しますね
【代役判定②:難易度9/財産点使用可能】
使用技能:《肉体》《芸術:演技》《意志》《調達》
① 調達判定を消費して挑戦可能。使用技能にかかわらず、財産点を使用できます。
② 映画撮影に役立つイージーフェクトを使用する場合、一つなら達成値+2、まさかとは思いますが三つ以上ある場合、達成値を+5できます。
③ 判定に成功した場合、『達成値までのアイテムを調達(調達品は判定成功後に決められる)』か『自身の財産点を+3する』のどちらかを選べます。
④ 代役判定には何人でも挑戦できます。代役判定をせず、通常の調達判定を行っても構いません。
⑤ ただし、代役判定の成功者が一人もいない状態でシーンが終了すると、美乃+PC一名(ランダム)が『白昼夢』に遭い2d10のダメージを受けます。
朝倉侑生:ワーイ 《芸術:演技》で判定します その時にイージーエフェクト《スポットライト》を使用しまして
朝倉侑生:自分が美しく見えるようにセルフライトを設けたいと思います
朝倉侑生:7dx+1+2>=9 というわけで
DoubleCross : (7DX10+3>=9) → 9[1,2,3,4,5,9,9]+3 → 12 → 成功
朝倉侑生:あっボディーアーマー買える やったー
粕原雄二郎:調達で勝負!特に気の利いたイージーはない!
粕原雄二郎:3dx+5
DoubleCross : (3DX10+5) → 8[7,8,8]+5 → 13
粕原雄二郎:前のターンがおかしかったからね 良し良し
朝倉侑生:十分スゴいでしょ~
鶴蒔千波瑠:意思で判定!粕原さんもっかい《支援射撃》いいっすか……
粕原雄二郎:よっしゃまかしとき
鶴蒔千波瑠:あざます!
粕原雄二郎:《支援射撃》鶴蒔くんに
粕原雄二郎:66→68
壬生墨佳:撮影協力しよ~
鶴蒔千波瑠:10dx>=9
DoubleCross : (10DX10>=9) → 10[4,4,5,6,7,7,7,9,9,10]+5[5] → 15 → 成功
鶴蒔千波瑠:っしゃ!
朝倉侑生:良い出目すぎる
壬生墨佳:《人間発電機》で電力供給しながら《タッピング&オンエア》で画像の送受信を円滑に進めて
壬生墨佳:《テスクチャーチェンジ》で撮影者自体は編集不要で写り込まないようにしておきます
GM:こいつ…………。
鶴蒔千波瑠:CG班にも優しい
粕原雄二郎:便利人間
GM:達成値+5もってけセーラー服!(和風メイド服)
朝倉侑生:なんでもやれるなあ
壬生墨佳:やった~
壬生墨佳:意志で振ります
壬生墨佳:4dx+6>=9
DoubleCross : (4DX10+6>=9) → 8[1,2,8,8]+6 → 14 → 成功
壬生墨佳:よきよき
朝倉侑生:いい感じ~
粕原雄二郎:いいぞ~
鶴蒔千波瑠:さすがだ
GM:では全員成功だな。調達したいものシーン終了までに考えておいてね
飯海美乃:「まるまるうまうま」
監督:「成程……彼らが今回の助っ人というわけか」
監督:「なるほど……分かったぞ! ここで使うべき道が……!」
飯海美乃:「本当に大丈夫なんですか?」
監督:「ああ、大丈夫だ……私には勝算がある!」
監督:「配役は、こうだ! ウオオオオーーーーッ!」
監督:「…………っていうか朝倉侑生いない?」
【代役判定②-1 朝倉侑生 ハンドアウト】
貴方は若くして佐官の地位についている、現日本軍の青年将校だ。
今回の任務は、この地方に伝わる異形『百重喉』を捕らえ、軍事利用できるか見極めることだ。
だが、この町には、貴方の同期であり、唯一のライバルでありながら深い理由(任意)で袂を別った鶴蒔(仮名)士官も療養中であった。
彼とどのように接触するか、貴方はまだ決めかねている。
【代役判定②-2 粕原雄二郎 ハンドアウト】
貴方は朝倉(仮)佐官と取引を行っている、裏社会の情報屋だ。
今回の仕事は、彼と同行し、この地方に伝わる伝承、『百重喉』を調査することだ。
だが、貴方の正体は大陸の某組織との二重スパイである。
朝倉佐官――ひいては日本軍がどの程度『使える』か判断し、必要に応じてつく側を見極める必要があるだろう。
GM:旧K町 旅客街
GM:K町は、地方ながらも観光地、避暑地として名を知られる場所だ。
GM:それはつまり人の出入が激しいということであり……それはつまり身分確かならざる人々の集合地ということでもある。
GM:ここはそんな、観光街の裏路地のとある店……掠れた文字で『破燕屋』という看板が傾いでいる。
GM:怪しげな漢方、玩具、はたまた骨董品。それらが並ぶ雑貨店という趣。その店主は、この日、この場には似つかわしくない珍客を出迎えるのだった。
朝倉侑生:長裾の上着には高い階級を示す記章が輝く。それを着ているのはまだ子供と言っていい年頃の少年だ。
朝倉侑生:雑多な店内をつまらなそうに見ながら、椅子に腰かけて膝を組む。
粕原雄二郎:「……」カウンターで気怠げに水タバコを嗜んでいる
朝倉侑生:「情報屋、『祭り』の準備は進んでいるか?」
粕原雄二郎:「……あァ。」カウンターの後ろからゴソゴソと何かを取り出す
粕原雄二郎:「こいつが招待状だ」
粕原雄二郎:そこには暗号化された百重喉の概要が書いてある(という設定)
粕原雄二郎:「しかし旦那、こいつはチイっとヤバそうですぜ」
朝倉侑生:「…何がだ」偽装された書状を見ていた視線を上げる。
粕原雄二郎:「田舎とはいえ、今の時代まで生贄だなんて……普通じゃねえ」
粕原雄二郎:「何か裏があると思ったほうがいい」
朝倉侑生:「ハ! お前まで村人共の世迷い事を信じるのか?」
粕原雄二郎:「いやそうじゃあねえですが……俺は自分で調べたことしか信じねえんでして」
粕原雄二郎:「明らかに不自然なんでさァ」
朝倉侑生:「ふうん? 不自然?」
粕原雄二郎:「いやね、昔までさかのぼって調べたんですが」
粕原雄二郎:「社が移動された形跡があるんでさ」
粕原雄二郎:「この、湖から……」地図をなぞる
朝倉侑生:「………」じろりと粕原さんを見て、それから地図を見る。
朝倉侑生:「つまり…既に、人為的な手が入っているというのか」
粕原雄二郎:「くせェと思いませんか?」
朝倉侑生:「……村人共が五月蠅く騒ぐ伝承」「あれ自体、なんだか妙だとは思わないか、情報屋」
朝倉侑生:「神の名を百重喉と冠する割に、その後続くのは美しい瞳を持った女を愛したという話ばかり」
朝倉侑生:「たいていの地方伝承では、神が生贄に求める物を、その名に当てはめる…」「…美しい声の女を求める方がよほど自然だが」
GM:百重喉。百の喉持つ盲目の蛇の姿をしたその神は、最も美しい瞳を持つ娘を、贄に求める。
GM:或いはそれは……こう推理することも出来るだろう。百の喉持つその蛇は、自らに足りていないものを求めている。
GM:捧げられた生贄の、『瞳』を奪うもの。ひととき『視覚』という甘美なる宝物を得た怪物は、その報酬に、人々への加護を与える。
朝倉侑生:「……だが。だとしても、だ」目を伏せる。「僕は軍の指示に従い、社に向かうさ」
粕原雄二郎:「でしょうなァ。あんたはそういうお人だ」
朝倉侑生:「そうだとも。どうだ、お前もついて来るか?面白いものが見られるかもしれないぜ」
粕原雄二郎:「……くく、わかってらっしゃる。どのみち案内は必要でしょうよ」
朝倉侑生:「フ。……お前は本当に」「嘘をつくのが上手い」
粕原雄二郎:「さて嘘とは、どれの話でしたかねェ」
朝倉侑生:「フン!追求はしまいよ。代わりに聞かせてくれ」
朝倉侑生:「どういう気分なんだ? ひとりだけ、他の者が知らないことを知っているというのは」
粕原雄二郎:「……」煙を吐き出す
粕原雄二郎:「そうですなァ。俺のような小心者にゃあ、荷が重いですね」
朝倉侑生:「だろうな」ニヤリと笑い、腰を上げる。「その荷を下ろしたくなったら、いつでも泣きついてくれ」
粕原雄二郎:「ハハッ……さすが人を口説くのが上手いことで」
朝倉侑生:「こういう風に話せる相手がいると気楽だからね、僕も」
朝倉侑生:「それじゃ、決行の日に」
朝倉侑生:それだけ言って、店を去っていく。
粕原雄二郎:「……まったく、面白え。これだからこの仕事はやめられねえ」
粕原雄二郎:そう呟き、店の入口に「閉店」の看板をかける
監督:「はいカ~~~~~~~ット!」
監督:「いやー、ベスト! 良かったよ、お二人!」
粕原雄二郎:「……っはァ~~~~~~~」椅子に座り込む
朝倉侑生:「ほんっと~~~?嬉しい~★」
朝倉侑生:ニコニコしながら店の外から戻ってくる。
監督:「情報屋も! いや、ここ限りのチョイ役だったんだけど、迷うなあ~」
監督:「出番増やしちゃおうかな? うーーーん」
粕原雄二郎:「いやお前……朝倉……マジで天才子役だったんだな……」
監督:「朝倉くん! いや、麗しさは全く衰えがないね!」
朝倉侑生:「だーかーらー、そう言ってたじゃん!でも雄二郎くんも堂に入ってたよ~」
朝倉侑生:「ちょっと面白かったもん」
粕原雄二郎:「いやそりゃそっちに引っ張られたっつーかよ」
壬生墨佳:「僕らと完全に同じ反応してら」
鶴蒔千波瑠:「二人ともすごかったっすよ。おつかれさま」掲げていたレフ板を置いて、タオルと飲み物を持って二人に近づく
朝倉侑生:「あ、千波瑠くんありがと~」手をブンブンと振る。
鶴蒔千波瑠:「言われた通りに立ってただけだけど、照明ちゃんと当たってた?」
監督:「じゃあ僕は次の撮影があるのでね! ごゆっくりしてくれたまえ」
粕原雄二郎:持ってきてもらったコーヒーをぐいっと飲む「……いい仕事だったぜ」
壬生墨佳:「お疲れ様でーす」スタンドに置いているカメラをいじっている。
壬生墨佳:中身をその場で加工している。
朝倉侑生:「当たってた!もうバッチリだよーっ」千波瑠くんの両手を握ってブンブン振る。
壬生墨佳:「しかし……」
壬生墨佳:「マジで同一人物とは思えないな……」
壬生墨佳:「回ってるときとそうでないときで別人でしょ」
粕原雄二郎:「それな」
鶴蒔千波瑠:「やっぱプロってすごいんすね……」
朝倉侑生:「フフーン」フフーンとする。
朝倉侑生:「でもさでもさ、この脚本ってホントにここの伝承のこと調べて書いてあるんだね?」
鶴蒔千波瑠:「"百重喉"のこと?」
粕原雄二郎:「おう、こっちで調べたこととマジで同じこと書いてあってビビったぜ」
朝倉侑生:「それそれ」千波瑠くんに頷く。「社が動かされてたってハナシ!」
壬生墨佳:「うん……実際に発生した事象と見るべきか……?」
粕原雄二郎:「いっそのこと試しに行ってみるか?」
壬生墨佳:「そうだね。そいつもありだ」
鶴蒔千波瑠:「移される前の本当の社、か……」
朝倉侑生:「そこにキレーな瞳を求める神様がいるっていうの~?」
壬生墨佳:「神様って言えば聞こえはいいが」
壬生墨佳:「ブクブクと欲望に肥え太ったジャームかもな」
粕原雄二郎:「……ん?瞳を奪う……?」
粕原雄二郎:「…………まさかな…………」
壬生墨佳:「……どうしたの?」
壬生墨佳:「懸念があるなら共有してくれ」
朝倉侑生:「情報屋、隠し事は良くないぞ~」
粕原雄二郎:「いや、別件でちょっとな……あんまり共有したくはないんだが……」
鶴蒔千波瑠:「そこで黙られると気になるじゃないすか」
粕原雄二郎:「……まあいいか」
壬生墨佳:「いいのかよ!?」
粕原雄二郎:「"プランナー"案件だ」
壬生墨佳:「はいはい、“プランナー”ね、なるほど……」
壬生墨佳:「……はあっ!?」
壬生墨佳:「いや、そんな案件なのこれ……!?」
粕原雄二郎:「な?やべー匂いがしてきただろ?」
壬生墨佳:「やばいと言うか関わり合いになりたくないと言うか……」
朝倉侑生:「分かった?」千波瑠くんに聞く。
鶴蒔千波瑠:「あのー」小さく手を挙げる
鶴蒔千波瑠:「"プランナー"……ってなんですか?」
粕原雄二郎:「あー…………」
壬生墨佳:「あー……えーっと」
鶴蒔千波瑠:「これ、もしかして常識だった……?」朝倉くんに小声で
朝倉侑生:「ボクも今取り残されてる」小声で返す。
粕原雄二郎:「知らんなら知らんままのほうが良いこともある」
壬生墨佳:「元敵ボスの今は第三勢力の長的な……?」
鶴蒔千波瑠:「よかった……一人じゃなかった」
粕原雄二郎:「とにかくろくでもないやつだということだけ覚えて帰ってくれ」
壬生墨佳:「意図が全然つかめないから困るんだよなあの手の……」
鶴蒔千波瑠:「なるほど……とにかく強くて危険で怪しいと」
朝倉侑生:「たしかに関わりたくなさすぎー」ケラケラ笑う。
鶴蒔千波瑠:「てかすごいですね粕原さん」
鶴蒔千波瑠:「そんなヤバい人と関わる案件任されるって」
粕原雄二郎:「関わるというかあっちから絡んでくると言うか……何故か……」
粕原雄二郎:「クソッ、思い出したらなんかムカついてきたな。この話やめ!」
朝倉侑生:「荷が重そうですな~」足をプラプラ揺らす。
壬生墨佳:「……今回の件と関わりあるかは怪しいけど」
壬生墨佳:「もう一つ荷物持ち込ませてくれ」
鶴蒔千波瑠:「その言い方だとそっちも重そうっすね」
朝倉侑生:「ふふふふ、泣きついてくれたまえ~」
粕原雄二郎:「もうこの際なんでも来いだ」
壬生墨佳:「女の涙は切り札なんで。使い所は承知してるっての」
壬生墨佳:「この間話したろ。“ストラグルビジョン”の話」
壬生墨佳:「あの現象に見舞われたときのセルが持ってた遺産なんだけどね」
粕原雄二郎:「遺産……」苦い顔
壬生墨佳:タブレット端末を取り出して。
鶴蒔千波瑠:「あ、例の盗まれたとかいう……」
壬生墨佳:《タッピング&オンエア》。タップするとあるはずもない機能で、ホログラムのように投影される。
壬生墨佳:標本花の写真。「こいつだ。“ハロウトの弔花”」
朝倉侑生:「へ~。ハーバリウムみたいだねー」視線を動かす。「かわいい~」
粕原雄二郎:「こういうなんでもねえやつにこそやべー機能が付いてるもんだが」
壬生墨佳:「……効果は、所有者の不足を他者から補う」
壬生墨佳:「百重喉の伝承と、微妙に符合しないか?」
鶴蒔千波瑠:「えーと」しばらく考えて「つまり、この花も……?」
粕原雄二郎:「バッチリ関係ありそうなやつじゃねーか」
鶴蒔千波瑠:花が巨大化して獲物を捕食する絵面を想像している。
壬生墨佳:「弔花とはよくも嘯いたもんだよな」
壬生墨佳:「手ずから奪えばそりゃ犠牲者のもとに手向けられた花になるって寸法だ」
鶴蒔千波瑠:「でも、今どこにあるかわからないんですよね?」
壬生墨佳:「ああ。失われてるときてる」
鶴蒔千波瑠:「盗んだのが"ストラグルヴィジョン"だったとして、この町の伝承と直接関わりがあるかは……」
壬生墨佳:「分からないから調べる」
壬生墨佳:「そういう仕事さ、僕らのはね。これで十分だとも思っちゃいない」
壬生墨佳:「だからこそ、現地に行こうって腹だろ?」
粕原雄二郎:「ま、そういうこった」頭をガリガリと掻く
粕原雄二郎:「こういうのは足使って調べるって相場が決まってんだ」
壬生墨佳:「前時代的で嫌なんだけどな……」
鶴蒔千波瑠:「そういうとこ、結局どの業界も一緒なんですね……」若干疲れた表情で
壬生墨佳:「机上で済むに越したことはないんだけど、そうそう都合良くは行かないか……」
朝倉侑生:「それはいいけどー」瞬き。「そしたら、美乃ちゃん一緒に来てもらう?」
朝倉侑生:「あんま離れたところにいるのも、心配だよね? …千波瑠くん」
鶴蒔千波瑠:「え、みみのんも?」はっとして顔を上げる
粕原雄二郎:「たしかに置いてくっつーわけにはいかねェか……」
鶴蒔千波瑠:「いや……確かに"白昼夢"がいつ襲ってくるかわからない以上側にはいたいけど……でも」
鶴蒔千波瑠:「社につれてくのもそれはそれで危ない気もするし……うーん……」
壬生墨佳:「俺が守るとでも豪語すればいいだろ」
鶴蒔千波瑠:「み、壬生さん……」
朝倉侑生:「傍にいたいんだもんね~」
藤枝支部長代理:それに合わせて、横合いから声が掛かる。「そうだね、その方が良いかもしれない」
粕原雄二郎:「お、代理の……」
藤枝支部長代理:「護衛もだけど、連れて行く価値はあるだろう」 ロケ現場の中にさらっと入り込んでいる。
朝倉侑生:「わあ、サラッと登場したねえ」
壬生墨佳:「セキュリティ不安になってきたな」
鶴蒔千波瑠:「わ、ちゃんと身分証作ってる。すごいな……」
藤枝支部長代理:「関係者枠だからね」名札をかざす。「そうだね? 飯海さん」と、背後に声を掛ける。
飯海美乃:「ええ、私も《百重喉》には興味があるわ」
飯海美乃:艶やかな和服姿。撮影着のままだ。
壬生墨佳:ひゅう、と囃す。「お似合いで」
鶴蒔千波瑠:「興味っ……て……」一瞬目を奪われて言葉に詰まる。
朝倉侑生:「わ~、かわい…」言いかけて、千波瑠くんを見て黙る。
飯海美乃:「あら。墨佳ちゃんの方もお似合いだったわよ」
粕原雄二郎:「いやさすが主演女優だぜ、華があるねェ」
壬生墨佳:「そりゃ光栄で。美乃の友人枠としてあまり見劣りしちまうと困るからな」
藤枝支部長代理:「鶴蒔くんの話と、あと壬生さんのデータも照合して診察したんだけど……」
壬生墨佳:「診察?それは……」
壬生墨佳:「“眼”?」
藤枝支部長代理:「ああ。……結論から言うと、UGNコード『審判の眼』。って言っても、分かる人はいないか」
壬生墨佳:「……いや。聞いたことある……何だったか……」
粕原雄二郎:「そりゃまただいぶレアっつーか。名前しか聞いたことねえぞ」
朝倉侑生:「ぜんぜん聞いたことなーい」
鶴蒔千波瑠:「おなじく……」
粕原雄二郎:「なんかオーラみてーなのが見えるんだったか?よく知らんが」
藤枝支部長代理:「オーヴァードやジャームに、固有の衝動……レネゲイドが影響を与える精神的方向性があるのは知ってるかな」
藤枝支部長代理:「レネゲイドが高ぶったときに、周りを破壊する、自分を傷つける、妄想に取り憑かれる……そういう症状が出るのは覚えがあるだろ?」
鶴蒔千波瑠:「あーなんかそんなこと言ってたような……なんかマークシート式の診断みたいなのやらされました」
藤枝支部長代理:「審判の眼は、それを察知する。一種の共感覚でね……視覚を介して、衝動を見抜ける」
飯海美乃:「私の場合、眼を合わせることがキーなんですって」
飯海美乃:と言いながら、鶴蒔くんの顔をじっと見る。
鶴蒔千波瑠:「けどその時の話だと、普通の時にやる診断の的中率は五分五分くらいで、実際は暴走してみないと……」
鶴蒔千波瑠:「……あ!そうかあの時……」
壬生墨佳:「衝動を持たない、つまりはイコールで」
壬生墨佳:「オーヴァードでない相手も分かるってことだ」
藤枝支部長代理:「そうだな。審判の眼の最たる特徴はそこだ」
藤枝支部長代理:「通常、能力の発露やワーディング耐性でもない限り判定できないオーヴァードを、一方的に判定できる」
粕原雄二郎:「まあ便利っちゃ便利だが」
鶴蒔千波瑠:「不思議な眼をしている。ってのは、オーヴァードかどうか分かるって意味だったんだな」
鶴蒔千波瑠:「……俺が特別なわけじゃなかったか……」聞こえないくらい小さな声で呟く
飯海美乃:「びっくりだったわ。まさか、あのまろちゃん、みゅー☆みんの島津さんや早川なつみさん、一色ユウマさんまで、超能力者だったなんて……」
朝倉侑生:「えっ」
飯海美乃:「私、遅れてたのね……」
壬生墨佳:「……」
朝倉侑生:「今、芸能界にそんなオーヴァードいるの!?」
朝倉侑生:「現役活動してて!? ええ~~~!?!」
朝倉侑生:「えええ~~~!!?」
鶴蒔千波瑠:「えっまじで」
壬生墨佳:「こいつ箝口令敷かなくて大丈夫か!?」
粕原雄二郎:「…………大丈夫じゃねえだろ…………」
壬生墨佳:「いやダメか、記憶消してもどうせまた見えるんだなこいつ!」
壬生墨佳:「君マジでそこらで触れ回るなよなそれ!」
粕原雄二郎:「一応俺らそういうのが広まらねえように頑張ってるわけでな……」
飯海美乃:「本人に訊くのは?」
壬生墨佳:「ダメ!」
飯海美乃:「はあい。分かったわ」
藤枝支部長代理:「逆に、管理下にないオーヴァード見つけたら報告して貰えるからね……」
壬生墨佳:「てか言っとくけど君その力を使うたびに負荷かかってるんだからなそれ……?」
朝倉侑生:「ボクが覚醒した時はもっと厳しかったのに…ズルい……」一人でスネている
鶴蒔千波瑠:「あの、それはわかったんですけど」
鶴蒔千波瑠:「その能力と、彼女を祠に連れて行くことって……」
藤枝支部長代理:「彼女の眼は特に精度が高いのよ。隠密や幻覚もある程度は感知できる」
壬生墨佳:「……たしかに強力だが」
壬生墨佳:「何より、希少性だな。そっちがヤバそうに聞こえる」
鶴蒔千波瑠:「あ……」不可視のヌルヌルを視認していたことを思い出す
藤枝支部長代理:「その《百重喉》と……ぬるぬる? が関係あるとしたら」
藤枝支部長代理:「同じように何らかのステルス性を有している可能性がある。無駄足にはしたくないからね」
粕原雄二郎:「なるほどなァ」
粕原雄二郎:「保護するより利用するっつーワケかい」
朝倉侑生:「せめて協力してもらうって言おうよ~」
壬生墨佳:「善意の協力者だからな、イリーガルは」
飯海美乃:「違うわ、私から頼んだのよ」
鶴蒔千波瑠:「みみのんが?」
壬生墨佳:「拒否するならこっちはお手上げなんだが。いいの?」
粕原雄二郎:「へェ」
壬生墨佳:「危機がないとは断言できないぜ」
朝倉侑生:「ほえ~」
飯海美乃:「だって、この事故だとか、白昼夢が、たとえばその百重喉さんの祟りみたいなものだったら」
飯海美乃:「私、きちんとお願いして、やめて貰いたいもの」
朝倉侑生:「百重喉さんにお願いするの?」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「思ったより問題児だな……」小声で。
飯海美乃:「うん。脚本にはあああったけど、正確な位置は危ないのと分からないので、お祓いはいけなかったの」
飯海美乃:「チハルくんや皆が付いてきてくれるなら、頼れるし……」
鶴蒔千波瑠:「……」
壬生墨佳:「チハルくんや皆だそうで?」
朝倉侑生:「ボクらはオマケかな~?」
粕原雄二郎:「そりゃしょうがねえな」
鶴蒔千波瑠:「み、みんなって言ってるでしょ!」
鶴蒔千波瑠:「……仮に"百重喉"がそこにいたとして」
鶴蒔千波瑠:「もし言うことを聞いてくれなかったら、やっぱり……」
鶴蒔千波瑠:「戦うんですよね。UGNは」
壬生墨佳:「そりゃそうもなるかもしれないな。相手の規模にもよるが、よくて鎮圧、最悪排除」
粕原雄二郎:「話してわかる相手なら苦労しねェんだがな」
鶴蒔千波瑠:「……じゃあ、すみませんけど」
鶴蒔千波瑠:「もしそうなった時は、俺のことは戦力として当てにしないでください」
壬生墨佳:「おや。というと?」
粕原雄二郎:「……ブルってるっつーわけじゃあねえな?」
壬生墨佳:「君は飯海美乃を護衛せしめたんだろう。戦闘能力がないとは思っちゃいないが」
鶴蒔千波瑠:「そりゃあ……」飯海さんを見て
鶴蒔千波瑠:「たぶん彼女を守るだけで精一杯だと思うので」
朝倉侑生:「おお~~~」パチパチパチ。
壬生墨佳:「……ふっ」
粕原雄二郎:「ッかァ~~~~~~」
壬生墨佳:「じゃあ立派な戦力だろそれは」
壬生墨佳:「いちばん大事なくらいだ。僕らにとっちゃあ」
飯海美乃:「……護ってくれるの?」
飯海美乃:小さく笑って「じゃあ、私もチハルくんを護るわね」
鶴蒔千波瑠:「……先に助けてもらったのは俺だからね。ちゃんと借りは返さなきゃ」
鶴蒔千波瑠:「ええっ」
飯海美乃:「大丈夫。いざとなったら、みみのんパンチが火を噴くわ」
藤枝支部長代理:「念のため言っておくぞ。彼女に戦闘向けの能力は皆無だ」
飯海美乃:しゅっしゅっと両手を振るう。
鶴蒔千波瑠:「わかってますよ!頼むからじっとして……ああもう」
鶴蒔千波瑠:「なんとか迅速に鎮火できるようにがんばります……」
GM:シーン終了! ロイスと、代役判定の調達が可能です。
壬生墨佳:鶴蒔くんに取ろ
朝倉侑生:粕原さんに取得します
粕原雄二郎:朝倉くんに取得
壬生墨佳:-同行者/鶴蒔千波瑠/期待:○/キザ/ロイス
鶴蒔千波瑠:粕原さんに所得
壬生墨佳:朝倉くんにも取る~
粕原雄二郎:朝倉侑生/感服○/生意気/ロイス
壬生墨佳:-同行者/朝倉侑生/感服:○/猜疑心/ロイス
朝倉侑生:えっ やったね
壬生墨佳:代役調達は財産3点に換えます
朝倉侑生:同行者/粕原雄二郎/好奇心:〇/なんか大変そうな立場/ロイス
壬生墨佳:3点→6点になりました。
GM:はーい どうぞどうぞ
鶴蒔千波瑠:共演者/粕原雄二郎/憧れ:○/不安/ロイス
鶴蒔千波瑠:代役判定は財産点3点追加で!
朝倉侑生:代役調達は財産3点追加で!
朝倉侑生:3→6点です
鶴蒔千波瑠:3→6点!
粕原雄二郎:こっちも財産点にしとくか 0→3
GM:ギャラが入りました 良かったね!
GM:では今日は終了! 次回は水曜日21時! ミドル戦闘の予定です。
壬生墨佳:よろしくおねがいします!お疲れさまでした!
GM:邪悪な怪物、百重喉をぶっ倒してこの事件を終わらせろ!
朝倉侑生:うおお!ミドル戦闘をクライマックス戦闘にしてやるぜ!
粕原雄二郎:やってやろうじゃん
鶴蒔千波瑠:やってやるぜ!
壬生墨佳:みぶぶんパンチが火を吹くぜ
鶴蒔千波瑠:蜂のように刺しそう
GM:次回、「百重喉、死す!」 ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉――
GM:お疲れ様でしたー
【マスターシーン】
飯海美乃:「士官さま。拙い言葉でよければ、聞いていって下さいまし」
飯海美乃:「その蛇は、遙か彼方の海の向こう、砂漠の国で生まれました」
飯海美乃:「蛇は、生まれながらに、百の喉を持っていました。百の口。百の声。あらゆるものを喰らい、あらゆる音を聞き、あらゆる声を出せたのです」
飯海美乃:「けれど、蛇は誰もが持つものを持っていなかった。その瞳は永遠に、虚ろな穴のままだった」
飯海美乃:「蛇を生み出した悪魔が、蛇に『光』を見ることを許さなかったの」
飯海美乃:「やがてその悪魔も滅び、遠い異国にたどり着いた蛇は、荒神となっておりました。全ての音を知る蛇にとって、自分以外の全ては、醜い雑音の塊でしかない」
飯海美乃:「けれど、荒ぶる蛇に対し、一人の人間が身を捧げた。それほど望むのならば、私の瞳を差し上げますと」
飯海美乃:「蛇はひととき、光を得た。蛇以外のものを認識し、蛇は人々に加護を与えた」
飯海美乃:「――けれど、蛇は悪魔に生み出された邪なる怪物。蛇の眼孔に、人の瞳は適合しない。瞳は時とともに朽ち果て、蛇はまた光を失い荒れ狂う」
飯海美乃:「そうして人は、大いなる《百重喉》を鎮めるべく、贄の瞳を差し出す――」
【ミドルフェイズ5】
GM:というわけでやっていきましょう、ミドル5です。
GM:シーンプレイヤーは鶴蒔くん。他は自由。
鶴蒔千波瑠:鶴蒔千波瑠の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (82 → 90)
粕原雄二郎:出!
粕原雄二郎:粕原雄二郎の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (77 → 80)
朝倉侑生:朝倉侑生の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (81 → 82)
朝倉侑生:やった
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (91 → 92)
壬生墨佳:よきよき
GM:良い感じに揃ってきたわね
粕原雄二郎:いいぞッ
GM:では情報収集項目から行くわよ
【“百重喉”の行動について】 情報:噂話 交渉 難易度8 (朝倉侑生が挑戦した場合、交渉:難易度2)
【“ぬるぬる”“影の異形”について】 情報:UGN 知識:レネゲイド 難易度8
【tips:監督について】 情報:噂話 難易度6
朝倉侑生:なんかある
朝倉侑生:えっと…じゃあ…一番上をやらせていただいて…
鶴蒔千波瑠:僕は役に立たてなそうなんで監督調べようかな
朝倉侑生:【“百重喉”の行動について】、せっかくだし交渉で振りますね
朝倉侑生:3dx>=2
DoubleCross : (3DX10>=2) → 7[4,6,7] → 7 → 成功
粕原雄二郎:そしたらぬるぬる行くかな
朝倉侑生:やった~
壬生墨佳:GOGO
壬生墨佳:すご~ 何でも話してくれそう
粕原雄二郎:8DX>=8 知識で行こう
DoubleCross : (8DX10>=8) → 10[1,2,3,6,8,8,9,10]+10[10]+2[2] → 22 → 成功
鶴蒔千波瑠:監督について噂話で判定、コネ使用。
粕原雄二郎:全知
鶴蒔千波瑠:知性の塊
朝倉侑生:ヤバ…
GM:ピュアノイじゃん…………。
鶴蒔千波瑠:6dx+1>=6
DoubleCross : (6DX10+1>=6) → 8[1,1,1,2,7,8]+1 → 9 → 成功
GM:はーい、では全員成功ね
朝倉侑生:いい感じ~
壬生墨佳:天才しかおらんのか?
GM:公開します
【“百重喉”の行動について】
オリジン:レジェンド種の古代種RB。
来歴はおおよそ伝承通りだが、大正時代末期、生贄の少女を護らんとした軍人の試行で捧げられた当時最先端の「機械の目」、ダゲレオ式カメラと奇跡的な適合を見せる。
以降は不法投棄家電等から適宜性能をアップデートしながら、現代まで人の営みを(テレビ番組で)見守ってきたミーハー古代種。数多の映像作品のおかげで情緒もガンガン育ち、そのため過去の所業に言及されると口を鎖す。
ここ数週間、飯海美乃を襲っていたものと同様の敵性レネゲイドに襲撃され続けており、とうとう自分も討伐される時が来たのかと戦々恐々としていた。
発生自体は江戸時代あたりで、仏教と共に伝来した邪竜……ザッハークやアジダカーハの伝承が原型と見られる。
【“ぬるぬる”“影の異形”について】 情報:UGN 知識:レネゲイド
執拗なまでに自らの正体を隠匿し、暗躍し続けていた蛇状の怪物。
戦闘および攻撃痕に残された物質から、蛇ではなく、何らかの海棲生物系キュマイラの触手ないし触腕の一部であるとの分析結果が出た。
美乃の眼が捉えた衝動は『殺戮』。
UGNのデータベースから、該当する性質を持つFHエージェントの記録が得られた。
《ストラグルフィーラー》。"他者の能力を装って戦闘を行う"技術を持っていた、特殊な戦闘エージェントである。
かつては隠匿など何もせず、衝動の通りに暴れ回る厄介な存在だったが、とあるマスターエージェントとの同士討ちに敗れ、姿を消している。
姿を消した時期は《ストラグルヴィジョン》現象の目撃開始時期と一致する。
→【《ストラグルヴィジョン》について】が公開されました。指定したタイミングから調査可能です。
【tips:監督について】
夜間撮影でも外さないサングラスがトレードマークの、界隈では有名なベテラン監督。
いささかならず変人の気があるが、バイタリティと異様なコミュニケーション能力に溢れており、おおよそヒットメーカーといって差し支えない。
当初、百重喉の配役には難色を示しており……特に商業上の都合による飯海美乃には『人真似が上手いだけの素人だ』と苦い顔をしていたが、撮影が始まって以降は、そのような様子は見られなかった。
GM:情報は以上になります。続けて、最後の代役判定ね
GM:判定説明~
【代役判定③:難易度9/財産点使用可能】
使用技能:《肉体》《芸術:演技》《意志》《調達》
① 調達判定を消費して挑戦可能。使用技能にかかわらず、財産点を使用できます。
② 映画撮影に役立つイージーフェクトを使用する場合、一つなら達成値+2、まさかとは思いますが三つ以上ある場合、達成値を+5できます。
③ 判定に成功した場合、達成値までのアイテムを調達できます。
④ 代役判定には何人でも挑戦できます。代役判定をせず、通常の調達判定を行っても構いません。
⑤ 既に"白昼夢"の気配はない。失敗のペナルティはありません。
GM:挑戦する人は宣言して振ってね~
朝倉侑生:イージーエフェクト《スポットライト》使用して、《芸術:演技》で判定します
朝倉侑生:10dx+1 ダイスボーナス+2、あと【学園帰り】で更にダイス+1
DoubleCross : (10DX10+1) → 9[2,3,3,4,5,5,7,7,8,9]+1 → 10
朝倉侑生:ムムム 回らないな~
粕原雄二郎:調達で振ろう
粕原雄二郎:4dx+5
DoubleCross : (4DX10+5) → 9[1,2,4,9]+5 → 14
GM:12ですね 朝倉君
鶴蒔千波瑠:演技は気合。意志で判定します
朝倉侑生:12でした!ありがとうございます
鶴蒔千波瑠:粕原のアニキ、《援護射撃》いいすか……?
粕原雄二郎:しょうがないなあチハ太くん
粕原雄二郎:《援護射撃》~(例の効果音)
粕原雄二郎:侵蝕80→82
鶴蒔千波瑠:わ~い!
鶴蒔千波瑠:12dx>=9
DoubleCross : (12DX10>=9) → 10[1,2,2,2,3,4,4,7,7,8,8,10]+8[8] → 18 → 成功
朝倉侑生:すごい出目!
鶴蒔千波瑠:粕原ひみつ道具のおかげです
GM:おっ 気合い入ってますねえ
壬生墨佳:バディムしちゃお~
粕原雄二郎:気合も入ろうというものよ
壬生墨佳:あ、いやでも皆財産貯めたのか
鶴蒔千波瑠:ラストシーンのために整えてきました
壬生墨佳:粕原さんにするべきかなこれ
鶴蒔千波瑠:財産点あるぜ
壬生墨佳:メイドあと2個手に入れる計画のためには……
粕原雄二郎:そんなプランが!?
壬生墨佳:代用判定します~ 《壁抜け》《ポケットディメンジョン》で機材の大量輸送します 傍からは《テスクチャーチェンジ》でごまかすよ
朝倉侑生:ほしい~
GM:こいつ……!
GM:ボーナス強盗だ! 捕まえろ! +5どうぞ!
壬生墨佳:わ~い
壬生墨佳:5dx+6>=9 意志
DoubleCross : (5DX10+6>=9) → 8[3,6,7,7,8]+6 → 14 → 成功
鶴蒔千波瑠:いい感じ
飯海美乃:「さて。いつまでも、助っ人に頼るわけにはいかないわね」
監督:「ああ。間違いなく傑作になるぞ……!」
監督:「宣伝フレーズはどうするか。話の途中だが《百重喉》だ! とかかな……」
飯海美乃:「それはどうなのかしら……?」
【代役判定③ 鶴蒔千波瑠 ハンドアウト】
貴方は傷もほとんど癒え、いつでも軍属に戻れる立場になった元傷痍軍人だ。
町をあげての『祭り』はもう近い。数週間に渡る前夜祭に盛り上がるとある夜。あなたは、懇意にしている『お嬢さん』の飯海(仮)と、買い物に出かける。
あなたは既に知っている。祭りの日に、彼女は生贄に捧げられ、その美しい眼は永遠に怪物に召し上げられることを。
あなたは既に知っている。彼女がそれを自覚し、覚悟の上で貴方の前で笑っていることを。
GM:どこか寂れた町が、今は見違えるようだった。
GM:色とりどりの明かり。夜遅くまで行き交う人々。屋台で売り出されている、玉石混淆の品々。
GM:すっかり顔見知りも多くなったその中を、鶴蒔士官は、少女と二人で歩いている。
飯海美乃:「士官さま! はやく、はやく!」
鶴蒔千波瑠:「走ると危ないですよ。お嬢さん」
鶴蒔千波瑠:喧騒の中、人ごみの間を縫って歩く。街に来た頃に付いていた松葉杖はもう不要になった。顔の右半分の包帯も今はない。
飯海美乃:真新しいブーツの踵を鳴らし、跳ねるように
鶴蒔千波瑠:傷の影響かその眼の色は少しだけ薄くはなっていたが、足取りに不安はない。
飯海美乃:「林檎飴、型抜き、焼きたて落雁、射的に……」
飯海美乃:「急がなきゃ、とても回りきれないですもの」
鶴蒔千波瑠:「……」
飯海美乃:「大丈夫。士官さまは目立つから、はぐれはしませんわ」
飯海美乃:頬を膨らませ、破顔し……“普段”とはまるで異なる、多彩な表情。
鶴蒔千波瑠:「……なら良かった。とはいえ自分もお嬢さんをそうそう見失いはしませんが」
飯海美乃:「そうですね」背伸びする。「士官さま。傷が癒えて、本当に良かったです」
鶴蒔千波瑠:「町の皆さんに良くして頂いたおかげですよ」
鶴蒔千波瑠:「もちろん、お嬢さんにも」
飯海美乃:「あら、ご存じかしら。町の女子は皆、士官さまの噂をしているんですのよ」
鶴蒔千波瑠:「おや、それは……少し聞くのが怖いな」
飯海美乃:悪戯っぽく笑う。「どうか一緒に連れ帰っては貰えないか、なんて、夢見ている子ばかりよ」
鶴蒔千波瑠:「はは、本当ですか?」困ったように笑う
飯海美乃:「気に入った子はいた? 私の友人の、店子なんかはどうかしら」
鶴蒔千波瑠:「あまり愛想良くできた覚えもない。厄介者がようやく消えてせいせいするものとばかり思ってましたが……」
飯海美乃:「町から出てみたいと言っていたからちょうどよくってよ」
鶴蒔千波瑠:「ああ、あの女給の。彼女には街に来たばかりの時に世話になって……」
GM:太鼓や花火はない。かわりに、奥ゆかしい緩く空気を貫くような笛の歌が響く。
鶴蒔千波瑠:「……この祭りの話を聞いたのも、その時でしたか」
鶴蒔千波瑠:「けれど……」
飯海美乃:「……士官さま?」
鶴蒔千波瑠:「……いえ。彼女には、発つ前に礼を言わなければ。それと、次はいい人に会えるだろうとも」
鶴蒔千波瑠:「生憎誰も連れていくつもりはありません。自分は……」
鶴蒔千波瑠:「自分……は……」言葉に詰まる。どこか眼が泳いでいるようにも見える。
飯海美乃:「――。……」泳ぐ眼を見る。笑顔が一瞬動き、
飯海美乃:「あ! 囃子だわ。ねえ、士官さま、見に行きましょう!」そういって、小さな両手で手を握る。
飯海美乃:カメラから見えない角度で、鶴蒔さんの掌に指を這わせる。
鶴蒔千波瑠:「え?……あ、はい、ええ、お嬢さ……」
飯海美乃:次の台詞の、最初の単語が伝えられる。
飯海美乃:「笛囃子は、目玉なのよ。太鼓がないぶん、東京の名人にだって、皆負けないくらい!」
鶴蒔千波瑠:「───……」視線だけを一瞬合わせ。その手を握り返す。
飯海美乃:ぱちりと瞬き。握られた手を委ねる。
鶴蒔千波瑠:「……そんなにおっしゃるなら、見に行きませんか」
飯海美乃:「え?」
鶴蒔千波瑠:「確かにこの祭りの笛は素敵ですが、神田囃子も負けてはいない」
飯海美乃:「……それ、って……」
飯海美乃:明るいばかりの笑顔が、きょとんとしたものに変わる。
飯海美乃:変わって、そして、俯く。
鶴蒔千波瑠:「浅草の太鼓も、隅田川の花火も、お嬢さんは見たことがないでしょう」
鶴蒔千波瑠:「見に行きませんか。自分と。東京へ」
GM:人混みから離れ、提灯と月明かりと、遠い笛の音だけが。
飯海美乃:「……士官さま、ったら」
飯海美乃:「ご冗談が、お上手だわ」
鶴蒔千波瑠:「そこまで器用な男なら、こんな傷は作っていませんよ」
鶴蒔千波瑠:握ったままの手を引いて、お嬢さんを抱き寄せる。
飯海美乃:「そう……ですよね。よく、知っています」
飯海美乃:「…………!」
飯海美乃:「……ダメ。ダメです。士官さま」
飯海美乃:「私のことは。もう、ご存じなのでしょう……?」
鶴蒔千波瑠:「駄目なものですか」
鶴蒔千波瑠:「自分は軍人です。目の前で犠牲になる命を、見ているだけにはできない」
飯海美乃:「私が、行くんです。あの、恐ろしくも、哀れな神は、私を選んだ」
鶴蒔千波瑠:「選ばれたから行くのですか」
飯海美乃:「選ばれたから、行くのです」
飯海美乃:「これが私の運命なのだと、そう思って。……そう、思って……」
飯海美乃:声が震える。
鶴蒔千波瑠:「なら自分も……俺も、あなたを選びます」
飯海美乃:「……!」
飯海美乃:頬が赤い。重ねた手が、寄せた体が。分厚い一重越しにすら分かるほど熱く。
飯海美乃:「ああ。どうか、そんな……こと……」
鶴蒔千波瑠:「哀れな神が、貴方の運命を弄ぶというのなら」
鶴蒔千波瑠:「俺が取り戻します」
飯海美乃:「ああ……」
鶴蒔千波瑠:「もしも、この街に俺が来たこともまた運命だというのなら」
鶴蒔千波瑠:「それこそが貴方です。お嬢さん」
飯海美乃:「……いけません」
飯海美乃:「…………いけませんね。私は……」
飯海美乃:手を、強く握り返す。
飯海美乃:「ああ。お願いします」目元に涙。「どうか、士官さま。――私を、攫って下さいまし」
飯海美乃:「運命が、二度と追ってはこれないほど。遠く……強く……!」
鶴蒔千波瑠:「……はい、必ず」その涙を拭い
鶴蒔千波瑠:「どこまでもお連れします。決して離しはしない」
鶴蒔千波瑠:「約束です」
鶴蒔千波瑠:隣合った二人の影が、ゆっくりと重なっていく
GM:明かりに照らされた、一つの長い影は。
GM:泣きじゃくる少女の声が消えるまで、離れることはなかった。
GM:山場シーン撮影後。
GM:本日の撮影はこれで終わりだと言うことで、再びあなたたちは気兼ねなく集まる機会を得た。
朝倉侑生:「チューは~~~~?」
朝倉侑生:「しなかったの~~~~~??」
鶴蒔千波瑠:「……………………」
粕原雄二郎:「ばっかおめえこういうのは段取りってもんがな」
飯海美乃:「あのシーンにはそもそも入ってないわ」
壬生墨佳:「いや~でもなあ」
壬生墨佳:「あそこはこう……」
鶴蒔千波瑠:「…………………………ハァ~~………」魂が抜けたように宙を眺めている
朝倉侑生:「え~、アドリブ入れてなかった~~?」
飯海美乃:「抱き寄せるのは鶴蒔くんのアドリブよ」
粕原雄二郎:「アドリブであれかよ!……マジか」
壬生墨佳:「へえ……?」
飯海美乃:「びっくりしたけど、とても、うん、良かったわ」
朝倉侑生:「わ~、良かっただって、良かっただって」墨佳ちゃんに言う。
壬生墨佳:「へええ~~~???」
飯海美乃:「やっぱり、才能あると思う」
鶴蒔千波瑠:「ハァ~……えっ!?いやっ」
鶴蒔千波瑠:「ないないない!途中台詞飛びかけたし!」
粕原雄二郎:「ンなもん急遽キャスティングされてんだから当たり前じゃねーか」
飯海美乃:「あ、やっぱり飛んでたのね、あそこ」 くすりと笑う。
飯海美乃:「余計なお世話じゃ無くて良かったわ」
鶴蒔千波瑠:「いえあの……とても……助かりました」
飯海美乃:「良かったわ。プロの面目は保てたわね」
壬生墨佳:「てかマジで演技してるときと表情ぜんぜん違うな……」
壬生墨佳:「あの笑顔作れるのすごいな……」
粕原雄二郎:「さすが女優だな……」
朝倉侑生:「普段から笑えば可愛いのにね~」
飯海美乃:「ありがとう。……それが好きだから、役者をやってるのかも」
朝倉侑生:「じゃあ、美乃ちゃんが安心して役者できるように」
朝倉侑生:「早くあの"ぬるぬる"をなんとかしないとだねえ」
粕原雄二郎:「あァ、アレか……」
鶴蒔千波瑠:「結局何なんですかね、アレ」
粕原雄二郎:「壬生のおかげで観察できたが……」
粕原雄二郎:「どうも蛇じゃねえらしいなアレ」
鶴蒔千波瑠:「そうなんですか?なんか這った跡みたいのありましたけど……」
粕原雄二郎:「タコかイカかわからんがそっち系のやつっぽい」
壬生墨佳:「ああ。そもそも体表が粘滑質の蛇なんてほとんど存在しないんだ……」
鶴蒔千波瑠:「タコやイカ……」
朝倉侑生:「え~、より気持ち悪そう」
壬生墨佳:「引きずるほどに重量があるってことだろ」
粕原雄二郎:「で、嬢ちゃんの眼で見た話も総合して……」
藤枝支部長代理:そのとき、部屋に入ってくる。「すまない。遅くなったな」
粕原雄二郎:「いや、いいタイミングだぜ」
藤枝支部長代理:「戦闘痕と、君たちが受けた傷のデータの照合が済んだ」
藤枝支部長代理:「それに、飯海が捉えた《衝動》……」
藤枝支部長代理:「恐らく、殺戮衝動に分類されるということだったが」
飯海美乃:「…………。うん」 やや、緊張した面持ちで。
飯海美乃:「そうだと思う。……今にして思えば、最初から、薄らとは感じてたの」
飯海美乃:「殺したい、殺したいって思いながら……何故かそれを必死に押えてる。そんな感じ」
鶴蒔千波瑠:「押さえてるの……?」
壬生墨佳:「……衝動に抗ってると言えば聞こえはいいが」
壬生墨佳:「なんだ……?状況が整うのを待ってるってとこか……?」
飯海美乃:「それ。とっておいてる……みたいな」
粕原雄二郎:「溜め込んでるっつーのか?」
朝倉侑生:「なんで~?」
藤枝支部長代理:「その意図は分からない。……しかし、そこまで読み取れるのか」
藤枝支部長代理:「軽い読心みたいなものだな。君の眼は」
藤枝支部長代理:「その能力と衝動、それに戦闘痕から図れる、出力の大きさ」
藤枝支部長代理:「粕原の想定通り、調べた。過去に当てはまるオーヴァードの記録がある」
粕原雄二郎:「ビンゴだったか。んで、どこのどいつでえ」
藤枝支部長代理:資料を出す。「こいつだ。FHエージェント、《ストラグルフィーラー》」
藤枝支部長代理:「強力なエージェントで、活動時はこちらも幾度となく被害を受けている」
壬生墨佳:「能力は……“他者の欺瞞”?これって……」
鶴蒔千波瑠:「あ!確かにあの時のぬるぬるも百重喉の攻撃を真似るようなことしてたかも……」
粕原雄二郎:「なんか最近聞いたような名前だな、ストラグルなんとか」
藤枝支部長代理:「触手、触腕の操作。他人の能力を真似る能力」
藤枝支部長代理:「今いち噛み合わない気もするが……オーヴァードの能力が常に一つにまとまるわけでもないからな」
壬生墨佳:「ていうか真似る能力なら一本の可能性もあるだろ」
壬生墨佳:「その能力で再現してりゃ線通るんだから……」
朝倉侑生:「えっと、ストラグルフィーラーがストラグルヴィジョンを起こしてるってこと?」
朝倉侑生:「それで、ぬるぬるにもなってる?」
壬生墨佳:「可能性はあるだろ」
壬生墨佳:「出力的には、失われた遺産なんてものもある。荒唐無稽な話でもない」
鶴蒔千波瑠:「けどそいつ、記録が残ってるってことは、昔は普通に活動してたんですよね。隠れたりとかせず」
藤枝支部長代理:「そうだ。かなり派手に動いていたようだ」
鶴蒔千波瑠:「なんで今はわざわざ誰かになりすますようなことしてるんですかね?」
藤枝支部長代理:「能力を真似る能力も、どちらかといえば相手を嘲るために使っていたとある」
壬生墨佳:「例えば、ジャーム化による変容を果たした」
粕原雄二郎:「なくはねえ話だな」
壬生墨佳:「例えば、更に上の指揮系統に組み込まれて、指示に従っている」
壬生墨佳:「例えば、名を騙る別人」
壬生墨佳:「可能性を考えればきりがないが……」
藤枝支部長代理:「関係あるかは分からないが……こいつ、登録は削除されてるんだよ」
壬生墨佳:「削除?それは……」
壬生墨佳:「“無力化”されたと判断された?」
藤枝支部長代理:「ああ。FH同士の内ゲバなんで情報は多くないんだが、敵対したマスターエージェントに負けたとか殺された、とか」
粕原雄二郎:「そいつはいつの話だ?」
藤枝支部長代理:「ここだ。行動記録の最後」
粕原雄二郎:「……はは~ん」
粕原雄二郎:「繋がってきたんじゃねえのか?」“ストラグルヴィジョン”の資料を出す
鶴蒔千波瑠:「これ、粕原さんが調べてるっていう……」
壬生墨佳:「……正確には僕がだ。しかし、同時期か」
粕原雄二郎:「これで何もねえってこたねーだろ」
鶴蒔千波瑠:「"ストラグルフィーラー"が死んですぐ、"ストラグルヴィジョン"が現れた……」
鶴蒔千波瑠:「……えっじゃあ」
鶴蒔千波瑠:「"ストラグルヴィジョン"は"ストラグルフィーラー"の幽霊ってことですか!?」
朝倉侑生:「あは!怖!」
壬生墨佳:「幽霊って……」呆れたようにして。
粕原雄二郎:「おもしれー発想だな、まあ実際のところわからんが」
藤枝支部長代理:「触手の幽霊か。ぞっとしない発想だ」
朝倉侑生:「分からんから…また調べるしかない、ってやつ~?」
飯海美乃:「……私、触手の幽霊に呪われるようなことしたかしら」
粕原雄二郎:「そういうこった。本人に聞けりゃ早いんだがな」
壬生墨佳:「幽霊なんて非合理的な……」
飯海美乃:「たこ焼きやイカ焼きは好きだけど……でも大好物ってほどじゃないし……」
鶴蒔千波瑠:「いや、別にタコやイカの代表ってわけじゃないと思うよ……」
壬生墨佳:「てかそんな化け物とかがそのへんにゴロゴロしてるわけじゃないからな!」
藤枝支部長代理:「ただ、当初の容疑者だった《百重喉》が完全にハズレである以上はな」
壬生墨佳:「普通は居ないんだよそういうの!」
壬生墨佳:「なんなんだよあの完全にハズレ!」
朝倉侑生:「カメラのおめめのとこにサインあげたら喜んでたよ」
粕原雄二郎:「まあそう言ってやるなよ……あいつも苦労して……ねえかなやっぱ」
藤枝支部長代理:「遺産やストラグルヴィジョンについても全く心当たりはないそうだ」
鶴蒔千波瑠:「本当にただの被害者だったんですね……」
藤枝支部長代理:「まあ、前向きに考えよう」
藤枝支部長代理:「彼がクソオタじゃなかったら、彼を討伐して事件解決、となっていたかもしれん」
粕原雄二郎:「まあそれは確かに」
壬生墨佳:「いやオタクが悪いみたいな言い方……」
壬生墨佳:「いやまあ……マナーはよくないが……」
粕原雄二郎:「プランナーのやつも思わせぶりなこと言いやがって……」
朝倉侑生:「プランナーって人は結局雄二郎くんに何をしてほしかったの?」
朝倉侑生:「雄二郎くんの話しぶり的に、百重喉をやっつけて~みたいなお願いしたんだと思ってたよ、ボク」
粕原雄二郎:「なんか……見届けろって……」
粕原雄二郎:「俺も討伐を覚悟してたんだがなァ」
壬生墨佳:「奴さんが何考えてようがいいだろ別にさ」
壬生墨佳:「あれに命令されてるわけじゃない。あくまで僕らの命令系統はUGNだ」
壬生墨佳:「だろ?」
粕原雄二郎:「まあそうだな」
粕原雄二郎:「気を取り直していくとすっか」
朝倉侑生:「ふうん…じゃあえっと」
朝倉侑生:「また調査~? 地味じゃな~い?」
壬生墨佳:「もしかしたら派手なの来るかもしれないぜ?」
壬生墨佳:「何しろ向こうはこっそり隠れてると来た。いつ飛び出してもおかしくないだろ」
朝倉侑生:「え~っ。はやく来ないかな~!」「ね~千波瑠くん」
鶴蒔千波瑠:「えっ、俺!?」一瞬慌てるが
壬生墨佳:「彼はそっちのクライマックスどころじゃないだろ」
鶴蒔千波瑠:「……いや」
鶴蒔千波瑠:「狙われてるのはみみのんですから……ずっと影から狙われるよりは」
鶴蒔千波瑠:「いっそ痺れを切らして出てきてくれた方が、スパッと解決できていいかもっすね……」
飯海美乃:「……それは」
飯海美乃:言葉を濁す。「…………ううん」
鶴蒔千波瑠:「その方が映画に集中できるっていうか」
鶴蒔千波瑠:「彼女のためかなと……みみのん?」
飯海美乃:「私は、どちらかといえば……撮影の方を、先に終えたいわ」
鶴蒔千波瑠:「そうなの?俺はてっきり……」
飯海美乃:軽く俯く。「だって、ほら、その。事件が終わったら、皆帰っちゃうでしょう?」
壬生墨佳:「いやまあそりゃそうだが……」
飯海美乃:「朝倉先輩もだし。墨佳ちゃんなんか、今や裏方のひとたちのスターみたいになってるし。ね」
飯海美乃:心なし早口。
粕原雄二郎:「スミに置けねーな」
朝倉侑生:「え~、なに~、どしたの美乃ちゃん、さみしくなっちゃったの?」
壬生墨佳:「からかわれてるだけだろ、物珍しさに……ほら」スマホを取り出す。
壬生墨佳:「別に連絡先くらい教えてやるから」
飯海美乃:「わ。……いいの?」
飯海美乃:かなり食いつくように覗き込む。
壬生墨佳:「別に僕には拒む理由もないからな」
鶴蒔千波瑠:「あ、あの!じゃあ」
鶴蒔千波瑠:「みんなで交換しません?連絡先」
粕原雄二郎:「おっ、いいぜ」
飯海美乃:「私、あんまりその、お仕事関係ない人との交換なかったから……」
朝倉侑生:「しょーがないな~っ、なんちゃってー。良いよ~」
壬生墨佳:「てかこれ、どうせなんだから」
壬生墨佳:「オフショットの一枚でも撮ってやろうか」
壬生墨佳:パシャ、とスマホを掲げてみんなを撮る。
鶴蒔千波瑠:「わっ、不意打ちですよ!心の準備が……」
壬生墨佳:「出来てないからいいんだろ、こういうのは」
飯海美乃:「……ふふふっ」
飯海美乃:演技の時のように、それよりも自然に眼を細めて笑う。
GM:この日はこれで終わりと、部屋を出た、ちょうどその時。
飯海美乃:美乃の携帯に、メッセージが来る。
飯海美乃:「あら。……チハルくん、良いかしら」
飯海美乃:去り際の鶴蒔さんを呼び止める。
鶴蒔千波瑠:「俺?別にいいけど……どしたの?」
鶴蒔千波瑠:慌てて振り返る。
飯海美乃:「監督から連絡が来たの。明日の撮影について打ち合わせがしたいから来てって」
飯海美乃:「ここからの撮影、ほとんどチハルくんと同時出演でしょう? 貴方も聞いた方が良いと思って」
鶴蒔千波瑠:「う、た、確かにそうだけど……ああ、うん」一瞬たじろいで
鶴蒔千波瑠:「わかった行くよ。代役でも責任は果たさないとね」
鶴蒔千波瑠:軽く頬を叩いて気合を入れる。
藤枝支部長代理:「なんだ、寄り道か? 帰りは送ってやるんだぞ」
藤枝支部長代理:「今からだと、遅くなるだろうからな」
鶴蒔千波瑠:「えと、すみません。映画の打ち合わせで呼ばれちゃいまして」
鶴蒔千波瑠:「先に帰ってて貰えれば……こっちも遅くなるかもなので」
藤枝支部長代理:「映画撮影というのも大変なものだな……こちらも情報を詰めておく。また明日に」
飯海美乃:「はい、行ってきます」
鶴蒔千波瑠:「ども。お疲れさまです。また明日」
飯海美乃:「じゃあ行きましょうか。近くに、ロケスタッフの借りてる旅館があるから」
鶴蒔千波瑠:「ん、ああ。……旅館?」
飯海美乃:夕暮れ時の街並みを歩いてゆく。
鶴蒔千波瑠:「……いや落ち着け。これは仕事……打ち合わせ……」
鶴蒔千波瑠:「……って、一人で行くと危ないって!」
鶴蒔千波瑠:慌ててその後を追っていく。
飯海美乃:「今更だけれど。本当に、今回はありがとうね」
飯海美乃:鶴蒔さんが追いつくのを待って、そう切り出す。
鶴蒔千波瑠:「どうしたの急に」照れたように笑って
飯海美乃:「ほら、百重喉さん、見たでしょう?」
飯海美乃:「今回は良かったけれど。普段から、ああいうものと戦ってるんだったら」
飯海美乃:「私がこうして自由にさせて貰えてるの、運が良かったなって思って」
鶴蒔千波瑠:「映画の撮影中止にされてたかもってこと?」
鶴蒔千波瑠:「それは確かに運が良かったかもだけど……粕原さんや壬生さんが理解のある人だったし」
鶴蒔千波瑠:「朝倉くんっていう助っ人もいたしさ」
飯海美乃:「本当にね。朝倉先輩はびっくり」
飯海美乃:「見た人、みんなびっくりするわよ」
飯海美乃:くすりと笑う。
鶴蒔千波瑠:「はは、ウチの事務員さんとか仕事休むかも」
飯海美乃:「チハルくんも、似合っていたから。ファンが増えるわね」
飯海美乃:「けれど……そう。本当に危ないと思ったら」
飯海美乃:「止めてくれてもいいからね」
鶴蒔千波瑠:「止めるって、撮影のこと?」
飯海美乃:「うん。……確かに私は、これに全部懸けるつもりで望んでいるけど」
飯海美乃:「……言ったでしょう。あの、ぬるぬるは、全部、ずっと」
飯海美乃:「私達みんなを、殺そうとしてるのよ」
飯海美乃:軽く、腕を巻き付けるようにする。
鶴蒔千波瑠:「………っ」
鶴蒔千波瑠:「えと……そりゃ確かに」
飯海美乃:衝動を見抜く眼。意図を読み取る視界。先ほど、皆の前では濁したこと。
飯海美乃:当然ながら、それは殺意をよりダイレクトに受けるということでもある。
鶴蒔千波瑠:「みみのんが死にそうになったら、監督を引きずってでも逃げた方がいいのかもしれないけど」
鶴蒔千波瑠:「けど、みみのんは最後まで映画を撮りたいんだよね」
飯海美乃:「……うん」
鶴蒔千波瑠:「なら、俺はギリギリまで付き合うよ」
飯海美乃:「……ありがとう。」
飯海美乃:「あのとき来てくれたのが、チハルくんで良かったわ」
飯海美乃:笑顔を見せる。
鶴蒔千波瑠:「……うん」それを見てどこか安堵したように笑って
鶴蒔千波瑠:「俺も、助けてくれたのがみみのんで良かった」
飯海美乃:「ふふっ。おあいこね――」 そう言いながら、道の先を見る。
飯海美乃:「あ」 少し驚いたように。 「……監督だ」
鶴蒔千波瑠:「え、マジ?迎えに来てくれたのかな?」
GM:見れば、確かにそこにはここ数日、あなたの演技指導をした監督が立っている。
鶴蒔千波瑠:そう言って自分も道の先に視線を送る。
監督:「やあ、やあ! 来てくれたか、飯海くん!」
監督:「む? 隣の君は、代役の、ええと……」
鶴蒔千波瑠:「鶴蒔です」
鶴蒔千波瑠:「えと、明日のシーンの打合せって聞いたので……ご迷惑でしたか?」
監督:「ああ、そうだそうだ。いや、今日の演技は素晴らしかったよ」
監督:「問題ない。そうだな、手間が省けたというところかな」
鶴蒔千波瑠:「あ、ども……恐縮です」
監督:「飯海くんも。スタッフが不足する中、一人で頑張ってくれていたね」
飯海美乃:「頑張っていたというのなら、監督が一番です。ここまでこれて、本当に感謝しています」
監督:「感謝なんていいさ。全て、私の為だからね」
監督:「“こいつ”は元々、君を歓迎してはいなかったようだが……君は素晴らしい成長を見せてくれた」
鶴蒔千波瑠:「……?」
監督:「本当に。君を一目見たときから……一目見られた時から、ね」
鶴蒔千波瑠:「監督……?何の話を……」
鶴蒔千波瑠:言いながら、思わず彼女の手を取る。
監督:「君のお陰もあるのかな。眼の君も」
監督:「彼女の成長に、一役買ってくれたのだろうな」
鶴蒔千波瑠:頭の奥が警鐘を鳴らす。いつでもその手を引いて逃げられるように……
監督:「よくぞ。ここまで育ててくれた」
監督:轟、と。夕暮れに紛れるように。
監督:その背から、透明な触腕が展開され、チハルさんを吹き飛ばす。
鶴蒔千波瑠:「なっ、がっ……!!」
監督:手首を叩き折り、頭部を揺らし、地面に叩きつける。
飯海美乃:「――チハルくんっ!?」
監督:「本、当、に…………」
鶴蒔千波瑠:「ぶっ……ぐ……」
監督:口の端から。触手が漏れ出ている。緩やかに、サングラスを外す。
飯海美乃:「監督、なんで…………っ!?」 その目を見て、身を竦ませる。
飯海美乃:「その眼…………衝動、殺、……あ、ぐっ!」
監督:《生体侵入》《まだらの紐》。体の中から、溢れ出ている。
飯海美乃:触手につかまれ、つり上げられる。
鶴蒔千波瑠:「ま……て……」
監督:「本当に、…………本当に本当に本当に!」
監督:「素晴らしい眼だ! 百重喉が本命だったが、とんでもない!」
鶴蒔千波瑠:折られた手首の先で、それでも彼女の手を離してはいない。
監督:「ティンと来る! それさえあれば、もう二度と、俺は見つからない!」
監督:「殺し続けられる! 誰にも、何にも見つからずに!」
鶴蒔千波瑠:指先がほんの少し引っかかる程度、それでも痙攣しながらその手を引こうとする。
監督:「あの恐ろしい《凝視》に、二度と見つかってなどたまるものか!!」
飯海美乃:「か……は、ふ……」
飯海美乃:息は、かろうじて出来る。
飯海美乃:やがて、彼女は二人を見比べて、
飯海美乃:……鶴蒔さんの手を、振り払う。
鶴蒔千波瑠:「ぁ………」
監督:「君の眼は、俺が貰う。……本物のRBに気付かず、それを逆撫でするような映画を撮影し」
鶴蒔千波瑠:地面に叩きつけられ潰れた顔面が、更に驚愕で歪む
監督:「主役の少女は眼を奪われ、怒りに触れた撮影陣が全滅。そういう筋書きだからな」
飯海美乃:「……いい、から」
飯海美乃:「チハル、くん。…………こなくて、いいから」
飯海美乃:「撮影じゃ、ないの。……お話の、方じゃない」
鶴蒔千波瑠:「だめ……だ……行く、な……!」
飯海美乃:「私だけで、すむなら。皆を連れて、行って……」
飯海美乃:ぎし「――か。は」
監督:「そういうわけにはいかない。俺は、誰にも認識されてはならん」
鶴蒔千波瑠:「っああああ!!!!」
監督:「俺の名にまで気付いたお前達を、生かして返すわけにはいかない」
鶴蒔千波瑠:その瞬間、這いつくばっていた身体が跳ね上がる。
鶴蒔千波瑠:激情に任せた急激な《リザレクト》
鶴蒔千波瑠:自分の唯一の特異能力といえる“眼”の力も忘れて、ただ再生の瞬間の爆発的な贅力だけを頼りに監督へ襲いかかる。
監督:「――填めろ。遺産《護光七曜/ハロウトの弔花》」
監督:伸びた触手の全体に、奇妙な空気穴が開く。
監督:視覚では捉えられない、音の衝撃波が、鶴蒔さんを吹き飛ばす。
鶴蒔千波瑠:「─────────っ」
監督:「仲間共に伝えろ。社で待つ。一つでも情報を外に出せば」
鶴蒔千波瑠:今度は声を上げることすらできず、遠くアスファルトの上に叩きつけられる。
監督:「俺のこの手が、この町の何人に融合済みか、思い知ることになる」
監督:《瞬間退場》《瞬間退場Ⅱ》
監督:飯海を連れ、姿を消す。
鶴蒔千波瑠:「──────ッゲホッ!!……ゴホッ……ヒュー……ヒュー……」
鶴蒔千波瑠:遅れて空気を吸い込んだ肺が悲鳴を上げる。
鶴蒔千波瑠:「……クソ……バカかよ……俺は」
鶴蒔千波瑠:直前にあのような演技をして、気が大きくなっていたのかもしれない
鶴蒔千波瑠:或いは、自分ひとりでも彼女を守れるのだと勘違いするほどに
鶴蒔千波瑠:立ち上がれないまま空を仰ぐ。日が沈んだ空に輝く星は、ぼやけて4つに重なっている。
鶴蒔千波瑠:「…………」
鶴蒔千波瑠:叩きつけた拳が、アスファルトにもう一つ大きな亀裂を刻んだ。
GM:シーン終了です。ロイスと、代役判定による調達が可能です
朝倉侑生:代役判定12に財産点1点を払ってシューターズジャケットを獲得!粕原さんにパスするぜ
粕原雄二郎:やった~
朝倉侑生:最後のロイスを壬生さんに取ろ~ 同行者/壬生墨佳/誠意:〇/隔意/ロイス
朝倉侑生:以上です
壬生墨佳:ロイスは満タン!
粕原雄二郎:じゃあ判定17+財産3でアルティメイド服買って朝倉くんにお返しするぜ
鶴蒔千波瑠:最後のロイスを監督に
粕原雄二郎:ロイスは満タン!
朝倉侑生:きゃ~~♡♡
壬生墨佳:ウェポンケース買います~ 財産4点使って朝倉くんに!
朝倉侑生:わーい!ありがと~!
鶴蒔千波瑠:監督/ストラグルヴィジョン?/憤怒:○/恐怖/ロイス で取得
鶴蒔千波瑠:では判定18+財産点2でアルティメイド服を購入
鶴蒔千波瑠:自分で着ちゃいま~す
GM:めちゃくちゃ買われてる どうしてこんなに……。
GM:では続きは明日から! お願いします
【マスターシーン】
GM:山奥の湖。かつては社があったその場所に、奇怪なものが鎮座している。
GM:岸辺に倒れる、悍ましき盲目の多頭の蛇。その体をくまなく覆い取り込む、花の根。
GM:その花の根は、蛇の背に腰を下ろす、男の手にある水瓶から生じている。
《ストラグルヴィジョン》:「――遺産《ハロウトの弔花》は、そこまで隔絶した力を持つ遺産じゃない」
《ストラグルヴィジョン》:「融合には時間と適正が要る。凡人を潜り込んで操る程度なら造作もないが、オーヴァードの能力を奪おうとすれば、相当の難易度になる」
《ストラグルヴィジョン》:「――お前だけが、その例外だ。百重喉」
百重喉:『…………。ォ、ォ…………』
《ストラグルヴィジョン》:「悪神の僕たるアジタカーハの、更に歪んだ断片。善神の護り神たるハルワタート。――神話として、《護光七曜》と《百重喉》は完全な上下関係にある。お前自身が知らなかろうと、オリジン:レジェンドは、その格の差には逆らえない」
《ストラグルヴィジョン》:「嘆くことはない。お前がかつてヒトにそうしていたように。お前もまた、捧げられる贄になるときが来た。ただ、それだけの話だ」
GM:やがて、花の根が消える。それは、所有者と対象の融合が終わったということだ。
《ストラグルヴィジョン》:「そうだ。お前の全盛期の力を、俺に渡せ」
百重喉:《ワーディング》を放つ。それは、知らずに滲むような。現実を侵蝕する異様なもの。
百重喉:Eロイス《神性圏界:胚》を発動。
百重喉:シナリオ終了時まで、全ての非オーヴァードをエキストラ化。外部への連絡を行う、この事態を新たな対象に伝えようとする行為に対し、判定を要求し、ダイス数-5のペナルティを与える。
【クライマックス】
GM:クライマックスフェイズ。全員登場!
粕原雄二郎:粕原雄二郎の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (85 → 92)
鶴蒔千波瑠:鶴蒔千波瑠の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (93 → 95)
朝倉侑生:朝倉侑生の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (91 → 93)
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (101 → 105)
GM:綺麗だ……。
GM:夕焼けに照らされる湖に、巨躯が君臨している。
GM:狂い咲いた睡蓮のように、水面に佇立する《百重喉》。そして、中心に吊り下げられた少女と、その傍に立つ男。
飯海美乃:「ん。ぅ…………」
《ストラグルヴィジョン》:「来たか。流石は正義の味方。誘いやすくて助かることだ」
壬生墨佳:「随分と映える絵図じゃないか。趣味は良くないが……」
壬生墨佳:「何。ハンディキャップだよ。良心に逆らって獣の行いをするのは苦痛だろ?」
《ストラグルヴィジョン》:「映える? 知らんな。ティンと来ただけだ」
壬生墨佳:「お天道様に顔向けできる分、もともと大幅有利なんで。これくらいはね」
《ストラグルヴィジョン》:「分かるだろう。この神格の力を。ここでなら、こちらに勝算が……」
粕原雄二郎:「んなこたどーでもいい」
《ストラグルヴィジョン》:「…………。……少し待て」
粕原雄二郎:「あ?」
《ストラグルヴィジョン》:ぞるりと、その監督の姿が傾ぐ。一気に脱力し、百重喉の巨体を転がって岸辺に転がる。
壬生墨佳:「何だ?何が……」
《ストラグルヴィジョン》:抜け出た透明な触腕が、凝り固まり、分割し、再構成され、……そして、表面に色を纏い。
鶴蒔千波瑠:「……監督も、お前の本当の姿じゃないってわけか」
《ストラグルヴィジョン》:「……これでいい。やはり融合したまま話すのは苦痛だ」 片目を隠した男の姿になる。
壬生墨佳:「……お前……」
粕原雄二郎:「知り合いか?」
壬生墨佳:「ああ。“ウルギーラ”の……」
《ストラグルヴィジョン》:「ああ、そうか。ウルギーラの戦場にいた女か、貴様」
《ストラグルヴィジョン》:「見かけを真似ただけだ。この姿で、そこにいたUGN支部長を倒したんだったか……」
《ストラグルヴィジョン》:周囲の瓦礫を持ち上げて、巨大な拳にしてみせる。
壬生墨佳:「……お前、じゃあ、もしかして」
壬生墨佳:「僕の姿も使ったんだな?」
《ストラグルヴィジョン》:……何のことはない。ただ、展開した透明な触手を使って、似たような見かけを起こしているだけだ。
《ストラグルヴィジョン》:「ああ。楽だったよ。余所からの助っ人は、アリバイがない時間が多い」
《ストラグルヴィジョン》:「力は、少しばかり盛ってやった。感謝しろよ、良い実績になったろう」 触腕の色が変わる。巨大な琥珀塊が現れる。
壬生墨佳:「……無断で使われちゃあな。報酬を要求したいところだな」
壬生墨佳:「胸の肉1ポンドで手を打とう」
《ストラグルヴィジョン》:触手が凝り固まり、色を変え、その場にいる人間に次々に変わり、また戻る。
飯海美乃:「……トオガタイカ」 吊り下げられていた少女が呟く。
鶴蒔千波瑠:「みみのん……?」
飯海美乃:「あのまろちゃんに会ったときに、聞いたことがあるわ……完全に透明な体を持つ、深海の……」
《ストラグルヴィジョン》:「博識だな。それとも、それも眼の力か」
飯海美乃:「…………どうして。来たの。チハルくん……」
鶴蒔千波瑠:「……決まってるだろ」
鶴蒔千波瑠:「君がいるからだ。まだ映画は終わってないんだから」
鶴蒔千波瑠:「だから、俺も俺の役をもう少し続ける」
飯海美乃:「チハルくんの、役……」
鶴蒔千波瑠:「生贄の女の子を救う……」
鶴蒔千波瑠:「主人公だ」
飯海美乃:「そんな…………だって……!」
飯海美乃:くしゃりと顔を歪める。
飯海美乃:「駄目よ。駄目、死なないで……!」
鶴蒔千波瑠:「……死なないよ。多分、ちょっと自身はないけど」
鶴蒔千波瑠:「俺は君の映画が見たいから、まだ未来を諦めない」
《ストラグルヴィジョン》:「ああ……そうだな。懐かしいな」
《ストラグルヴィジョン》:「俺も、そう考えていた時があった。自分は無敵で、何にも負けず、望んだもの全てを叶えられる……」
《ストラグルヴィジョン》:「ある日、そんな夢は夢でしかないと思い知らされる」
《ストラグルヴィジョン》:「だから俺は、誰にも見つかりたくない。望みも行動もする。誰にも認識されない。誰にも見つからない」
《ストラグルヴィジョン》:「目立たずに殺して回りしたいだけなんだ。理解してくれ」
粕原雄二郎:「そりゃ確かに無敵で誰にも負けねえだろうな」
鶴蒔千波瑠:「……アンタの挫折の話なんか俺には関係ない」男を睨みつける。
鶴蒔千波瑠:「一つだけ教えてくれ。"ストラグルヴィジョン"」
鶴蒔千波瑠:「アンタが監督の中に入ったのはこの街に来てからか?」
《ストラグルヴィジョン》:「そうだが? 元々狙っていたのは百重喉だけだ」
鶴蒔千波瑠:「そっか……なら良かった。ファンだったんだ。監督の」
鶴蒔千波瑠:「アンタの演技指導、ためになる部分もあったけど……」
鶴蒔千波瑠:「アンタがやってきことは演技じゃない。ただ他人の過去を奪ってきただけだ」
《ストラグルヴィジョン》:「それがどうした。未来も奪う。過去も奪う」
《ストラグルヴィジョン》:「それこそ真の蹂躙だ」
鶴蒔千波瑠:「その先にアンタ自身の未来はない。アンタは、アンタが蹂躙してきたものを踏み潰してたんじゃなくて」
鶴蒔千波瑠:「ただ怖がって、見ようとしなかっただけだ」
《ストラグルヴィジョン》:「………………。……」
《ストラグルヴィジョン》:「未来がない? 言ってくれる」
鶴蒔千波瑠:「先を見る勇気が無いから、無様に逃げ回る羽目になるんだ。自業自得ってやつ」
《ストラグルヴィジョン》:轟。かろうじて視認が出来る。巨大なイカの触腕が、長く長く展開する。
《ストラグルヴィジョン》:だが、一つ奇妙な点があるだろう。イカのキュマイラでありながら――触腕の、その根元がない。
《ストラグルヴィジョン》:どこにも基づいていない。《ストラグルフィーラー》の、無双を誇ったその触手だけが単独で自立している。
《ストラグルヴィジョン》:「――ああ、口では何とでも言える。俺の挫折に、興味がないとそう言ったな」
《ストラグルヴィジョン》:「頼みにした四肢十脚の、”それ以外の全てを跡形も無く圧し潰されれば”、お前にも分かるだろうさ!」
朝倉侑生:「なるほど」
朝倉侑生:「それでお兄さんの挫折が分かるってぇ~?」「大変だったのかとかはお察ししてあげてもいいけど~」
朝倉侑生:「たった一回挫折したくらいでウジウジしてるヒトになんか、負けたくないねえ」
《ストラグルヴィジョン》:「ああ……貴様は知っているぞ。監督(アレ)の記憶で見た」
朝倉侑生:「そりゃどうも~」
《ストラグルヴィジョン》:「姿を消した子役。その様相、オーヴァード化に伴って残っていられなくなったか」
《ストラグルヴィジョン》:「見かけをどれだけ取り繕おうと、化物がシアターなど笑いモノだ」
朝倉侑生:「いま一番バケモノみたいな見た目してるのはお兄さんでしょ~。んも~!」
朝倉侑生:「ムカつくな~!もうやっちゃっていい!?」
粕原雄二郎:「おう。ナメられたらぶっ潰すってのはどの世界でも同じだ」
粕原雄二郎:「派手にぶちかましたれ」
壬生墨佳:「周りは気にしなくていい。それはこっちの仕事なんで」
壬生墨佳:「君等は全力でやってくれ」
朝倉侑生:「おっけー!ヒロイン救出場面だもん!そうと言われちゃ、派手にやってくよ~!」
《ストラグルヴィジョン》:「ああ、いいなぁ……この感じ」
《ストラグルヴィジョン》:「この瞬間の為に、俺は雌伏に耐えている!」
《ストラグルヴィジョン》:周囲の禍々しいワーディングが、一気にその濃密さを増す。
百重喉:『ォィイオオッジュフビビイウッhンッbghジ――――』 ワーディングと共に、可能聴覚範囲ギリギリの異音が響く
《ストラグルヴィジョン》:衝動判定です。難易度は9。
朝倉侑生:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 8[2,4,6,8]+1 → 9 → 成功
朝倉侑生:2d10+93
DoubleCross : (2D10+93) → 12[6,6]+93 → 105
粕原雄二郎:8dx>=9
DoubleCross : (8DX10>=9) → 10[1,2,7,8,8,9,10,10]+9[8,9] → 19 → 成功
朝倉侑生:ヤバ!
粕原雄二郎:2d10+92
DoubleCross : (2D10+92) → 8[7,1]+92 → 100
粕原雄二郎:いい数字~
鶴蒔千波瑠:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 10[1,1,4,5,8,10]+6[6] → 16 → 成功
鶴蒔千波瑠:95+2d10
DoubleCross : (95+2D10) → 95+8[5,3] → 103
壬生墨佳:6dx+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 9[1,2,4,7,8,9]+1 → 10 → 成功
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (105 → 116)
GM:ではまずエンゲージ説明!
【ストラグルヴィジョン(12)】
【百重喉(8)】
↑
5m
↓
鶴蒔(5) 壬生(6) 粕原(6) 朝倉(16)
↑
5m
↓
【透形喉手1~4(10)】
GM:【透形喉手】(=ぬるぬる)は、Eロイス《悪夢の鏡像》により分離独立した触腕です。トループではありません。
GM:また、この戦闘では二種のNPCカードが使えます。
【NPCカード1】
飯海美乃:『勝利の女神』タイミング:オート
任意の判定の達成値+15 シナリオ1回。
【NPCカード2】
黒馬:『必中の弓+フェイタルヒット』タイミング:イニシアチブ
10+5d10 のダメージを単体に与える。ただし、この攻撃でストラグルヴィジョンのHPを0にすることは出来ない。ラウンド1回
GM:何か質問はありますか?
鶴蒔千波瑠:大丈夫!
壬生墨佳:勝利条件は敵の全滅?
鶴蒔千波瑠:そうだぜそこを聞いとかなきゃだぜ
GM:《ストラグルヴィジョン》の死亡が勝利条件ですが、透形喉手は本体を守りますし、百重喉も同化の結果ジャーム化しています。
粕原雄二郎:くっ
GM:Eロイス使ってるので……。
朝倉侑生:ジャーム化してるの
壬生墨佳:ヒエ……
鶴蒔千波瑠:マジカヨ……
GM:見える範囲はそんな感じです 頑張って倒してね
粕原雄二郎:そしたらとりあえずこちらはOKです
朝倉侑生:はーい
鶴蒔千波瑠:OK!
GM:はーい。ではセットアップ!
粕原雄二郎:なし!
壬生墨佳:なし
朝倉侑生:《スピードスター》を使用してラウンド間の攻撃力+16します
朝倉侑生:朝倉侑生の侵蝕率を3増加 (105 → 108)
鶴蒔千波瑠:なし!
朝倉侑生:演出は手番のときやります!
百重喉:なし。ルーラーは既に《神性圏界・胚》として使われている。
《ストラグルヴィジョン》:《野獣本能》《完全獣化》《破壊の爪》《究極獣化》
《ストラグルヴィジョン》:ダイス上昇。素手威力上昇。ダメージ上昇。装甲上昇。
《ストラグルヴィジョン》:Eロイス《唯我独尊》《殺戮衝動》
《ストラグルヴィジョン》:ストラグルヴィジョン生存時、クリンナップ時に戦闘不能のキャラクターは死亡する。
《ストラグルヴィジョン》:「ハハ、ッハハハハハハハハ!」 周囲に無数の、透明な触手が展開される。
GM:イニシアチブ。
GM:何もなければ朝倉さんどうぞ
朝倉侑生:はーい
朝倉侑生:じゃあマイナーでウェポンケースからアルティメイド服を取り出して装備します
GM:大正和メイド朝倉!
朝倉侑生:行動値16→13、装甲値10になりました
朝倉侑生:メジャー!《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《空を断つ光》《滅びの光》
朝倉侑生:敵全員に対しシーン攻撃します
GM:スターダストレイン!
朝倉侑生:そっちじゃない方!
粕原雄二郎:その攻撃に《支援射撃》!
GM:あ、二つあるのか!
粕原雄二郎:ダイス+7になりました
朝倉侑生:ワーイ
粕原雄二郎:侵蝕100→102
GM:はあい
朝倉侑生:(7+1+3+7)dx7+6
DoubleCross : (18DX7+6) → 10[1,1,1,1,2,2,2,3,3,5,5,6,7,8,9,9,10,10]+10[2,3,5,5,7,8]+6[5,6]+6 → 32
朝倉侑生:な…なんかダイスの周りが悪い
《ストラグルヴィジョン》:ドッジ
《ストラグルヴィジョン》:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 10[2,3,4,4,4,7,9,10]+2[2]+2 → 14
百重喉:同じくドッジ
百重喉:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[3,5,8,9] → 9
透形百手:こいつらはイベイジョン15。命中します
朝倉侑生:わー じゃあダメージ出します
朝倉侑生:4d10+12+2+5+16 装甲有効
DoubleCross : (4D10+12+2+5+16) → 36[10,7,10,9]+12+2+5+16 → 71
朝倉侑生:装甲有効71ダメージです!
朝倉侑生:よかった こっちは良い出目だった
壬生墨佳:すご~
鶴蒔千波瑠:良いダメージ!
粕原雄二郎:いいゾ
透形百手:3が1をカバー。4が2をカバー。
透形百手:二本消える。
百重喉:《電磁反応装甲》 ×2
《ストラグルヴィジョン》:《原初の灰:電磁反応装甲》×2
鶴蒔千波瑠:こいつら……
朝倉侑生:ちょっと~
《ストラグルヴィジョン》:融合してるので……。
《ストラグルヴィジョン》:獣化装甲で10減らして、合わせて50減らして21ダメージ。
《ストラグルヴィジョン》:なんで50減らしてまだ喰らうんだよ……。
百重喉:40減らして31ダメージ。
粕原雄二郎:こわ……
朝倉侑生:21だけなの~!?
《ストラグルヴィジョン》:いきなり生存エフェクト切らすなや!!
GM:演出どうぞ!
朝倉侑生:朝倉侑生の侵蝕率を14増加 (108 → 122)
朝倉侑生:「はー、ムカつくムカつく」「『自分は無敵で、何にも負けず、望んだもの全てを叶えられる』『そんな夢は夢でしかない』?」
朝倉侑生:「あのね~~」「そんなのはね、言われなくても嫌なほど分かってるの!」
朝倉侑生:手を掲げる。指鉄砲から生まれた閃光の散弾銃は、高く舞い降りてから降り注ぐ。
百重喉:『ォオギィイィイエィエアアアンィエエエイア――――』
朝倉侑生:夕暮れを場違いに明るく照らす、流星雨が放たれ、敵を穿つ。
粕原雄二郎:攻撃に合わせ、触手の動きを制限するようにショットガンを撃つ
百重喉:降り注ぐ弾幕に、全身の圧縮空気孔が衝撃波で相殺し、あるいは突破されて穿たれる。
《ストラグルヴィジョン》:触手の先端が、朝倉さんの放つ光の弾そっくりの色に染まる。
《ストラグルヴィジョン》:噴水のようにそれらが真上に上がり、本物の光弾を相殺する。
朝倉侑生:「あ~~~っ!ムカつく!」「んも~~!真似しないでよっ!」
《ストラグルヴィジョン》:「軟体動物だから容易く灼けると、破れると、そう思ったか?」
《ストラグルヴィジョン》:「そこらの単細胞と一緒にするな。《ストラグルフィーラー》の十手は、研ぎ澄ませ、鍛え上げている」
GM:イニシアチブ。何かありますか?
鶴蒔千波瑠:『ゴルゴーン』《時間凍結》
GM:来やがったか……!
鶴蒔千波瑠:HPを20消費しイニシアチブにメジャーアクションを行います。
GM:HPを……20も!
鶴蒔千波瑠:鶴蒔千波瑠の侵蝕率を5増加 (103 → 108)
鶴蒔千波瑠:マイナーはなし。
鶴蒔千波瑠:メジャーでコンボ『ザラキエル』《黒の鉄槌》《暴君の槌》《コンセントレイト:バロール》《黒星の門》《インビジブルハンド》《黒の咆哮》
鶴蒔千波瑠:"ストラグルヴィジョン"と百重喉のエンゲージに攻撃します!
GM:来い!
鶴蒔千波瑠:9dx7+5
DoubleCross : (9DX7+5) → 10[3,5,5,7,8,8,9,9,10]+10[2,2,5,6,8,8]+6[2,6]+5 → 31
鶴蒔千波瑠:悪くない
《ストラグルヴィジョン》:ドッジ。さっきは完全獣化分を足してなかった
《ストラグルヴィジョン》:13dx+2
DoubleCross : (13DX10+2) → 10[2,2,3,5,6,6,7,7,7,7,8,10,10]+7[5,7]+2 → 19
朝倉侑生:こわすぎる
鶴蒔千波瑠:こわい…
《ストラグルヴィジョン》:ちょいちょい行けるな……
百重喉:ドッジ
百重喉:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[4,6,7,10]+5[5] → 15
GM:ちょいちょい行くな……。
鶴蒔千波瑠:頑張るじゃないの……
GM:ダメージどうぞ
鶴蒔千波瑠:命中でラウンド中判定ダイス-3。ダメージ出します。
鶴蒔千波瑠:4d10+50 装甲有効。ダメージで飛行解除
DoubleCross : (4D10+50) → 28[8,6,8,6]+50 → 78
鶴蒔千波瑠:いい出目!
朝倉侑生:スゲ~~!
粕原雄二郎:やる!
壬生墨佳:さっきからダメージダイスヤバい
百重喉:《電磁反応装甲》×2
《ストラグルヴィジョン》:《原初の灰:電磁反応装甲》×2
《ストラグルヴィジョン》:装甲と合わせて50減らして28ダメージ!
《ストラグルヴィジョン》:まだ元気だけど装甲は切れた!
百重喉:40減らして38ダメージ!
百重喉:装甲が切れた!
GM:演出どうぞ
鶴蒔千波瑠:「鍛えてる、ね。なら内側からはどうかな」
鶴蒔千波瑠:長い前髪を掻き上げる。妖しい輝きを放つ紫の瞳が、ストラグルヴィジョンと百重喉を視界に収める。
《ストラグルヴィジョン》:「…………ッ、それか!」
鶴蒔千波瑠:「この眼で暴いてやるよ。アンタが見ないようにしてきたものすべて……!」
《ストラグルヴィジョン》:触手が湖を叩く。飛沫が噴き上がり、ひとたび自らの姿を覆い隠す。
鶴蒔千波瑠:瞳の焦点を狭める。同時に、敵の周囲の空間に重苦しい圧力が満ちていくが……
鶴蒔千波瑠:「……っ」
鶴蒔千波瑠:タイミングをずらされた。数カ所で空気が破裂するが、会心の一撃とは言い難い。
《ストラグルヴィジョン》:「対策など、何重にも積んでいる……ッ! 雑多なその辺の魔眼など、効くモノか!」
《ストラグルヴィジョン》:……そうだ。間違いはない。もとより光を介さぬ彼の触手は、邪視に対して本質的に強い。
《ストラグルヴィジョン》:(だというのに、この悪寒はなんだ……!)
鶴蒔千波瑠:「は……よっぽど怖い目にあったみたいだな」
鶴蒔千波瑠:「そいつに教えてほしいね。この目の使い方をさ」
《ストラグルヴィジョン》:「素人が……!」
鶴蒔千波瑠:鶴蒔千波瑠の侵蝕率を16増加 (108 → 124)
GM:イニシアチブ。何もなければ《ストラグルヴィジョン》です。
《ストラグルヴィジョン》:マイナー《千変万化の影:白兵》《ハンティングスタイル》《襲撃迷彩》
朝倉侑生:ギャアア
GM:あ、いや
GM:《ハンティングスタイル》はないです
朝倉侑生:よかった
GM:これ別に一緒に使わなくても良いんだな
《ストラグルヴィジョン》:メジャー。《コンセントレイト:ウロボロス》《血に飢えた跳躍》《シャドーテンタクルス》《原初の赤:要の陣形》《オールレンジ》《死神の精度》
《ストラグルヴィジョン》:隠密状態で三人に攻撃。
《ストラグルヴィジョン》:対象は、鶴蒔くん、壬生さん、粕原さん
《ストラグルヴィジョン》:18dx7+10
DoubleCross : (18DX7+10) → 10[1,2,2,3,3,3,3,5,5,5,5,6,6,6,7,7,8,9]+10[1,2,4,7]+10[10]+2[2]+10 → 42
朝倉侑生:避けるんだーっ
鶴蒔千波瑠:ドッジ!
鶴蒔千波瑠:4dx+1>=42
DoubleCross : (4DX10+1>=42) → 5[1,3,4,5]+1 → 6 → 失敗
粕原雄二郎:ドッジします
粕原雄二郎:3dx>=42
DoubleCross : (3DX10>=42) → 9[1,4,9] → 9 → 失敗
壬生墨佳:『エンジェルズ・グレイス』:《電磁障壁》《魔人の盾》《砂の結界》。
壬生墨佳:鶴蒔くんをカバー。
GM:やるか……!
《ストラグルヴィジョン》:ダメージ出します!
鶴蒔千波瑠:ありがとう…!
《ストラグルヴィジョン》:5d10+32+2d10
DoubleCross : (5D10+32+2D10) → 20[2,6,8,2,2]+32+17[8,9] → 69
朝倉侑生:ヤバ~
鶴蒔千波瑠:やるじゃん…
壬生墨佳:69-30-4d10
DoubleCross : (69-30-4D10) → 69-30-22[8,8,5,1] → 17
GM:究極獣化の方が乗ってるので……
粕原雄二郎:ミンチになっちゃう
壬生墨佳:ここに装甲10点引いて7点の、2倍で14点。
壬生墨佳:耐えました!
鶴蒔千波瑠:壬生さんもスゴ~
GM:ゲ、ゲーッ!!
粕原雄二郎:名も知らぬ同僚のロイスを切って復活します
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を8(→ 8)増加 (116 → 124)
朝倉侑生:名の知らぬ同僚~~
GM:名も知らぬ同僚ーっ
壬生墨佳:壬生墨佳のHPを14(→ 14)減少 (24 → 10)
GM:演出いきます
《ストラグルヴィジョン》:「ああ、だが、だが嫌な気分なのも確かだ」
《ストラグルヴィジョン》:「俺の前から消えてなくなれ」
《ストラグルヴィジョン》:足を回す。真後ろ。数十メートルに渡って触手が伸びる。右側に二本。左側に一本。
《ストラグルヴィジョン》:先の戦いでも見せた攻撃。ごく単純なものだ。触腕とは、その全てが筋肉の塊である。
《ストラグルヴィジョン》:伸びきったものが一斉に収縮し――――水面を風切りながら、正面へと迸る。
《ストラグルヴィジョン》:眼にも留まらぬ早さで、消耗した鶴蒔さん達を襲う。
鶴蒔千波瑠:「く……っ」右眼に淡い光が灯る。しかしその力は目の前の触手を止めるには弱すぎる。
壬生墨佳:それが進む方向は、正面ではない。
鶴蒔千波瑠:的が大きい上に速すぎる。焦点を絞るのが追いつかない。
壬生墨佳:曲げられている。その力の源は、磁力。
壬生墨佳:正確には、起電による電磁力。その作用による横合いからの引力。
壬生墨佳:琥珀の盾が置かれている。彼らの正面にではなく、側方。
《ストラグルヴィジョン》:「死、―――――――ッ!?」
壬生墨佳:堅固な盾ではない。直接触手の一撃を受ければひとたまりもないが。
壬生墨佳:「僕のコピー、つまんなかかったか?やれることがショボくて」
壬生墨佳:「悪いけど、知恵と工夫で補う派なんで。こっちもコピーしてもらわないと」頭を指差す。
《ストラグルヴィジョン》:達人の拳打めいた――否、そのものの一撃が。その完璧な軌道を僅かに乱される。
粕原雄二郎:「痛って……くっそ、見えねーとなんともならんな」
壬生墨佳:「……まあ、とはいえ」
壬生墨佳:「限界があるなこれ……」逸しただけだ。無力化したわけではなく、ギリギリのところを掠めている。
鶴蒔千波瑠:「すご……」舞い上がる土煙を手をかざして防ぐ。身体のほんの数十センチ横を触手が通り過ぎていった。
朝倉侑生:「まだまだ来るんじゃないの~…?」
壬生墨佳:「1.5人分ってとこか……言っておくけど、こんなの」
壬生墨佳:「何度も通じないからな。各々で頑張ってくれよ、これ以上はさ!」
壬生墨佳:「てか先に倒してもらえると一番助かる!」
粕原雄二郎:「攻撃は最大の防御ってな……!」
《ストラグルヴィジョン》:「本職の防御型か。削り殺すのも楽しいものだが……」 触手が戻っていく。
朝倉侑生:「ボクだってそれが一番理想だよ~!」
壬生墨佳:「本職は戦闘型じゃないの!」
鶴蒔千波瑠:「わかっちゃいますけど……」男の下の巨大な影を見る
鶴蒔千波瑠:「その前にもう一発来そうですよ。デカイのが……」
《ストラグルヴィジョン》:「お望み通り、試させて貰うか」
GM:イニシアチブ。透形喉手1。
透形百手:マイナー《千変万化の影:RC》《オリジン:レジェンド》
透形百手:メジャー《無機なる四肢》《原初の赤:雷の槍》《細胞侵蝕》《貪る顎門》
透形百手:ドッジダイス-1。単体対象。命中時、邪毒3と重圧と硬直を付与。
朝倉侑生:コワすぎ
壬生墨佳:重圧つらすぎ
粕原雄二郎:厳しい
鶴蒔千波瑠:やめてくれ~
透形百手:対象は壬生さん。流れ的に。
壬生墨佳:ミ~
透形百手:5dx+9
DoubleCross : (5DX10+9) → 6[1,3,4,5,6]+9 → 15
壬生墨佳:ドッジ。
壬生墨佳:(4-1)dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 8[2,4,8]+1 → 9 → 失敗
壬生墨佳:ダメです……
透形百手:2d10+14
DoubleCross : (2D10+14) → 14[7,7]+14 → 28
透形百手:頑張るな……。
壬生墨佳:HP減ってるから耐えられないんだよな……死にます
壬生墨佳:ストラグルヴィジョンへのロイスを昇華して復活。
壬生墨佳:壬生墨佳のHPを11(→ 11)に変更 (10 → 11)
透形百手:デバフはそのまま受けてね~
壬生墨佳:邪毒3と重圧と硬直が入りました
《ストラグルヴィジョン》:「《ハロウトの弔花》」
透形百手:正面ではない。ストラグルヴィジョンとは真逆。
透形百手:触腕の一つ。その表面が奇妙に罅割れる
透形百手:無数の挿し木めいた花の枝が、その罅の全体から伸びきたり、壬生さんを刺し貫く。
壬生墨佳:「えっ嘘そういう……ぐうっ……!」
朝倉侑生:「えっうわ墨佳ちゃん! 大丈夫!?」
鶴蒔千波瑠:「壬生さん!?」
壬生墨佳:「こんなもの……っ!」もがいて引き抜こうとして。
透形百手:即座に融合とまではいかない。だが、根が体内を侵蝕してゆく痛みが襲う。
粕原雄二郎:「クッソ面倒くせえ、マジで速攻カタつけねーとな」
壬生墨佳:「こいつ、入って……!ああっ!」
《ストラグルヴィジョン》:「ふん。本来の用途には程遠いが……妨害には十分か」
壬生墨佳:「えほっ……毒か」
《ストラグルヴィジョン》:「盾は剥がした。ゆっくりと殺されるのを楽しんで逝け」
壬生墨佳:「いや、拒絶反応ってところか、君の手口からして……」
GM:イニシアチブ。
GM:何もなければ透形喉手2の手番になります
粕原雄二郎:NPCカードを使用します
GM:はいはいらっしゃい
粕原雄二郎:黒馬:『必中の弓+フェイタルヒット』 これを透形喉手2に
GM:あいよ!
GM:自動命中です。
GM:ダメージ。
《黒馬》:10+5d10
DoubleCross : (10+5D10) → 10+34[5,4,10,8,7] → 44
GM:気合い入れてくるな!
朝倉侑生:いいぞ~
鶴蒔千波瑠:えらいぞ~
GM:透形喉手2、落ちます。
朝倉侑生:イエーイ
粕原雄二郎:うまぴょい!
《ストラグルヴィジョン》:「もう一手だ。――うろちょろと喚くガキを黙らせろ」
壬生墨佳:イエイ イエイ
透形喉手:触腕の表層が蠢く。その表面に葉脈めいた罅が走り、
透形喉手:再び遺産の根を伸ばそうとした、その瞬間。
《黒馬》:ガ オンッ
透形喉手:不可視の衝撃波が、隕石着弾めいた威力を残し、バラバラに引き裂く。
朝倉侑生:「うわ~?なになに~?」
《ストラグルヴィジョン》:「……! 何……!?」
《ストラグルヴィジョン》:「狙撃? いや……違う」 空を振り仰ぐ。「どこから、撃ってきた!」
《黒馬》:「気をつけろよ。《ゲダニア》、《メテオール》」 かつかつと蹄を鳴らす。
朝倉侑生:「おおっ」そちらを見る。
《黒馬》:実を言えば、それはただのブラフだ。全く必要がない。
《黒馬》:「少しばかり接続が悪いが、……俺も『眼』には一家言ある」
《黒馬》:空の夕焼けの、ごく一部。空の一角に、黒い穴が開いている。
《黒馬》:「棺の中より須臾を視る。……連射は効かんぞ、次だ」 結界外にいる本体からの狙撃。それがいかなるギミックによって行われているのかは、彼のみが知っている。
壬生墨佳:「気をつけろは……ハアッ……!」
壬生墨佳:「もう少し、早く言ってよ……」
粕原雄二郎:「……ケケ、てめー自身がわからん殺しされてちゃ世話ねーな!」
朝倉侑生:「すっごーいかっこいい~、馬~」
鶴蒔千波瑠:「ともかくこれで……」
《黒馬》:「それはすまんかった。ビショップ嬢」
鶴蒔千波瑠:前を見る「目の前の敵に集中できるってことですね」
GM:再度イニシアチブ。
壬生墨佳:ここで防具を脱ぎます。
GM:なんと
壬生墨佳:行動値が9に戻ります
GM:ではイニシアチブの結果、壬生さんの行動になります
壬生墨佳:マイナーで重圧を解除。メジャー『デビルズ・プレイ』:《死神の瞳》。
壬生墨佳:対象は百重喉。
GM:おっとそっちか。
壬生墨佳:6dx+17
DoubleCross : (6DX10+17) → 10[1,3,4,5,5,10]+6[6]+17 → 33
壬生墨佳:よろし
朝倉侑生:いいぞ~
百重喉:回避ダイスは4から1へ。
百重喉:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 3[3] → 3
百重喉:くっ……紙一重だったか……
壬生墨佳:やった~
壬生墨佳:次に受けるダメージを+7d10します。
GM:たっか
GM:演出どうぞ
壬生墨佳:よろよろと立ち上がり、袖を破り捨てる。
壬生墨佳:ちぎった布で自分の腕を縛り上げて。
壬生墨佳:「……さあ、待たせたね」
壬生墨佳:「反撃といこうじゃない」
壬生墨佳:とん、と地面に手を当てる。
壬生墨佳:地面からヤニが湧き出して、染み出す。
壬生墨佳:それは時間流を急速圧縮して、琥珀として固着する。
壬生墨佳:直後、それが擦り合わされ、起電。静電気が発生。
壬生墨佳:モルフェウスの生成・バロールの圧縮・ブラックドッグの起電。
壬生墨佳:トライブリードと見做される、琥珀使いとしての戦闘技巧。
壬生墨佳:それはあるいは、睥睨。いずれ来る死をもたらすものとしての。
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を3(→ 3)増加 (124 → 127)
壬生墨佳:「蛇が睨まれてちゃお終いだな」
《ストラグルヴィジョン》:「また何だ、こざかしいことを……」
GM:イニシアチブ。
GM:何も無ければ百重喉になります。
粕原雄二郎:ではシューターズジャケットの装備を外します イニシアチブ8
GM:あ、了解です
GM:では粕原さんどうぞ
粕原雄二郎:マイナーでPDWの効果を起動します 範囲化
粕原雄二郎:《コンセントレイト》《コントロールソート》《コンバットシステム》《マルチウェポン》
粕原雄二郎:PDWとショットガンでストラグルヴィジョンと百重喉を狙います
粕原雄二郎:13dx7+3
DoubleCross : (13DX7+3) → 10[1,2,2,3,3,4,4,4,5,6,7,8,9]+10[3,6,9]+10[10]+10[8]+10[10]+6[6]+3 → 59
粕原雄二郎:オッホ
朝倉侑生:ヒエエ
鶴蒔千波瑠:すごい
壬生墨佳:バディムしちゃお~
GM:?
壬生墨佳:62にするね
《ストラグルヴィジョン》:ドッジ!
《ストラグルヴィジョン》:10dx+2
DoubleCross : (10DX10+2) → 10[1,1,3,3,4,7,9,9,9,10]+5[5]+2 → 17
百重喉:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 5[5] → 5
GM:このゴミども!
粕原雄二郎:7d10+5+5+9
DoubleCross : (7D10+5+5+9) → 26[5,4,3,3,6,3,2]+5+5+9 → 45
粕原雄二郎:百重くんはおまけ
粕原雄二郎:7d10
DoubleCross : (7D10) → 39[8,1,1,6,7,7,9] → 39
《ストラグルヴィジョン》:装甲で10減らした! 35ダメージ! 健在!
百重喉:そしてそんなん耐えられるわけねーだろ! 落ちます! 復活エフェクト等なし!
鶴蒔千波瑠:すご~い!
粕原雄二郎:安らかに寝ろ
GM:演出どうぞ!
粕原雄二郎:「若えやつらにばっかり働かせるわけにもいかねーな」短機関銃とショットガンを構える
粕原雄二郎:「安心しろ、俺ァ普通に撃つしかできねーからよ!」
粕原雄二郎:短機関銃を掃射しながら接近。
粕原雄二郎:回避しようとしたところをショットガンで牽制、撃ち落とす
《ストラグルヴィジョン》:「その程度の、凡人の技能が……!」
《ストラグルヴィジョン》:「撃ち落とせ! 百重喉!」
粕原雄二郎:派手さはないが、確実に敵を追い詰める戦い方をする
百重喉:『ォォオオイキイウフウウッyhbヌウウェェェエアアァァア――――――』
粕原雄二郎:「させねーっつうの」
百重喉:硬質な鱗の、下の喉が一斉に開く。呪詛めいた音波が、一斉にその場を飲み込まんとする。
壬生墨佳:だが、それは遅い。
壬生墨佳:百重喉に近づいた瞬間、弾丸は電磁力により加速。
壬生墨佳:呪いが撒かれる前に、電気の力が、伝承を終わらせる。
粕原雄二郎:「ビンゴだ!良い仕込だぜ」
百重喉:「――――――――!」 加速した弾丸が、圧縮空気孔に舞い込む。
粕原雄二郎:「……悪いな。"プランナー"のやつには見届けろと言われたが」
百重喉:「ガ ィ ジ ァ――――――――…………」
粕原雄二郎:「そうなっちまったら、もう終わりだ」容赦なく銃撃を浴びせる
百重喉:遙かな西方の、邪竜の末裔は。とうとうその呪詛を一度も放つことなく、沈黙する。
《ストラグルヴィジョン》:「…………な」 瞠目する。
朝倉侑生:「ううん」「せっかくサインしたげたのになあ…」
《ストラグルヴィジョン》:「馬鹿な。腐ってもアジダカーハの神格だぞ……!? それが、この程度で……!!」
鶴蒔千波瑠:「………」僅かに目を閉じて、蛇神の最期を悼む。
《ストラグルヴィジョン》:「…………ッ」
粕原雄二郎:「ケッ、無理やり利用しちゃどんな神でも力を出しきれんだろうよ」
粕原雄二郎:侵蝕102→114
《ストラグルヴィジョン》:「……構うモノか。死骸でも殻は使える。俺の失われた胴に填めるには十分なほどだ」
壬生墨佳:「君が失ったのはここだろ」自分の胸を指して。
壬生墨佳:「それは補填されちゃあくれない」
《ストラグルヴィジョン》:「黙れッ! 知った風な口を、叩くな……!」
GM:イニシアチブ。
《ストラグルヴィジョン》:《加速する刻》。
壬生墨佳:こいつ……!
鶴蒔千波瑠:げぇっ!
粕原雄二郎:野郎
朝倉侑生:エ~!
【ストラグルヴィジョン(12)】
↑
5m
↓
鶴蒔(5) 壬生(9) 粕原(8) 朝倉(16)
↑
5m
↓
【透形喉手1(10)】
《ストラグルヴィジョン》:マイナー《襲撃迷彩》 メジャー《コンセントレイト:ウロボロス》《血に飢えた跳躍》《シャドーテンタクルス》《原初の赤:要の陣形》《オールレンジ》《死神の精度》
《ストラグルヴィジョン》:対象は朝倉、粕原、鶴蒔。
《ストラグルヴィジョン》:死神の精度はシーン一回でした。なし
《ストラグルヴィジョン》:15dx7+10
DoubleCross : (15DX7+10) → 10[2,2,3,3,5,5,6,6,6,7,7,9,10,10,10]+10[2,4,4,7,7,10]+10[4,6,10]+1[1]+10 → 41
朝倉侑生:《スピードスター》使用ラウンドのためリアクションできません!
鶴蒔千波瑠:ドッジ!
鶴蒔千波瑠:4dx>=41
DoubleCross : (4DX10>=41) → 10[3,8,9,10]+8[8] → 18 → 失敗
鶴蒔千波瑠:回ったけど無理!
粕原雄二郎:ウオオドッジ
粕原雄二郎:4dx>=41
DoubleCross : (4DX10>=41) → 9[1,3,7,9] → 9 → 失敗
粕原雄二郎:無理~
GM:カバー入る?
壬生墨佳:《砂の結界》。朝倉くんをカバー。
朝倉侑生:墨佳ちゃん♡
壬生墨佳:侑生くんのためなら……
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を2(→ 2)増加 (127 → 129)
鶴蒔千波瑠:ファンじゃん
粕原雄二郎:魅了入ってたか……
《ストラグルヴィジョン》:5d10+22+2d10
DoubleCross : (5D10+22+2D10) → 34[8,8,7,10,1]+22+11[6,5] → 67
《ストラグルヴィジョン》:こいつ頑張るな……。
《ストラグルヴィジョン》:要の陣形の使用回数が切れた。
鶴蒔千波瑠:死!"マスターゲイザー"のロイスを昇華してHP11で復活します。
壬生墨佳:無理!朝倉くんのロイスを切って復活。
粕原雄二郎:日常のロイスをタイタス化して復活
《ストラグルヴィジョン》:「お前達、如きに……ッ!」
《ストラグルヴィジョン》:「飯海美乃の魔眼と! 百重喉の神格!」
《ストラグルヴィジョン》:「それら全てを手に入れて! 俺は、俺こそが《マスターヴィジョン》になる!」
鶴蒔千波瑠:「マスター……?」
《ストラグルヴィジョン》:三本の触腕が、銃弾と、光弾と、琥珀塊を象る。
粕原雄二郎:「マスターたぁデカく出やがったな……ッ」
朝倉侑生:「FHの偉い人だよねそれって……わっ?!」
《ストラグルヴィジョン》:「あの忌まわしい怪物に……ッ!」 それらを雑多に、嵐のように振り回す。
《ストラグルヴィジョン》:「並ぶのだ……!」見かけだけ合わせた、不揃いな攻撃。だが、単純な質量と威力は本物だ。
壬生墨佳:「化け物になりたいなら勝手にやれ!」
壬生墨佳:「僕はそういうの、ダサいと思うけどな……!」琥珀の盾が凝集する。不揃いな攻撃の間隙にねじ込むように、
壬生墨佳:朝倉侑生の前に広がり、攻撃に空白を作る。
壬生墨佳:「あぐぅ……!人のまま居るほうが、どれだけ得難いものか……」
壬生墨佳:「なんでこの手の連中はわかんないのかな!」
粕原雄二郎:「げぇっほ!ゲホッ!」攻撃をまともに受け、再生する
朝倉侑生:「墨佳ちゃん…っ、ちょっと!ボクだって男の子だよ!」
朝倉侑生:「女の子に守ってもらわなくても大丈夫!」
壬生墨佳:「大丈夫だってならその余力全部あいつに突っ込んで!」
鶴蒔千波瑠:「それ……俺も耳が痛いかも」触手に抉り取られた腹が再生していく。
壬生墨佳:「こっちはぶっ飛ばせないんだからな!」
朝倉侑生:「えーっまだちょっと充電足りない…!」
粕原雄二郎:「そういうこった。アタッカーはアタッカーの仕事をしろい」
朝倉侑生:「千波瑠くんいける~!?」
鶴蒔千波瑠:「きつい……けど……」
鶴蒔千波瑠:「行くしか……無いでしょ!」足を踏ん張って立ち上がる。
GM:イニシアチブ。チハルさん……の番ですが
粕原雄二郎:ですが?
鶴蒔千波瑠:なにっ
GM:イベントが入ります
朝倉侑生:ヌヌッ
鶴蒔千波瑠:むむむっ
飯海美乃:「…………。……」
飯海美乃:百重喉が斃れて。僅かに、拘束が緩む。
飯海美乃:皆が戦っている。薙ぎ倒されながら。何度も、何度も繰り返し戦って。
飯海美乃:逃げてなんて、今更言えるわけもない。戦わなきゃ。自分に出来ることを。
飯海美乃:だけど、自分には見ることしか出来ない。演技だってそうだ。見て覚えたものを、そのまま……
飯海美乃:「……他の。誰かに、見せる」
飯海美乃:拘束の隙間から、震える指を上げる。自分にだけ見える、トオガタイカの触腕のカタチ。
飯海美乃:「同じ、ように……」
飯海美乃:審判の眼。「衝動は、『殺戮』。……」
飯海美乃:見えないモノを見る、エンジェルハイロゥの力。きらりと。見えるレネゲイドに沿って。
飯海美乃:光を載せる。
《ストラグルヴィジョン》:「――何、だ」
《ストラグルヴィジョン》:見えない触腕の姿が、浮かび上がる。触腕を動かすたび。光を透過するたびに流れるレネゲイド。
《ストラグルヴィジョン》:その全てに、色がついている。「なんだ、これは……!」
飯海美乃:メジャーアクション。《イルミネイト》。
飯海美乃:鶴蒔さんの次のメジャーアクションの判定ダイスを+3する。
鶴蒔千波瑠:受け……取った……!
《ストラグルヴィジョン》:「馬鹿な。やめろ……やめろ!」
《ストラグルヴィジョン》:「何をしている! こんな……ああ! こんなに見えては……目立っては……!」
《ストラグルヴィジョン》:「何をしている! やめろーーーーーっ!!」
GM:鶴蒔さんの手番です。どうぞ
鶴蒔千波瑠:マイナーなし
鶴蒔千波瑠:メジャー、コンボ『クドルシュチス』《黒の鉄槌》《暴君の槌》《コンセントレイト:バロール》《黒星の門》《黒の咆哮》
鶴蒔千波瑠:"ストラグルヴィジョン"に攻撃します。
鶴蒔千波瑠:みみのんの力を受け取ってダイス+3!
鶴蒔千波瑠:12dx7+5
DoubleCross : (12DX7+5) → 10[1,3,4,5,5,7,7,8,9,9,9,10]+10[1,1,3,4,6,7,8]+10[5,8]+6[6]+5 → 41
鶴蒔千波瑠:ありがとうみみのん……!
朝倉侑生:良い調子!
《ストラグルヴィジョン》:ドッジ!
《ストラグルヴィジョン》:10dx+2
DoubleCross : (10DX10+2) → 8[1,2,4,4,5,5,5,6,6,8]+2 → 10
鶴蒔千波瑠:命中でラウンド中判定ダイス-2、ダメージ出します
《ストラグルヴィジョン》:無理! ダメージください1
鶴蒔千波瑠:5d10+48 装甲有効
DoubleCross : (5D10+48) → 17[1,10,3,2,1]+48 → 65
《ストラグルヴィジョン》:それは……無理! 死!
朝倉侑生:おおっ
鶴蒔千波瑠:よっしゃ~
粕原雄二郎:ヒャア!
《ストラグルヴィジョン》:オートで《魔獣の証》で復活しますが。
壬生墨佳:イエーイ
壬生墨佳:こいつ!
粕原雄二郎:まあそれはそう
朝倉侑生:ま~
鶴蒔千波瑠:なにぃ
《ストラグルヴィジョン》:まあね とりあえず演出どうぞ
鶴蒔千波瑠:「ありがとう、みみのん。ようやく姿が見えた……これなら」
鶴蒔千波瑠:前髪を掻き上げ、右目を見開く「全部をこの眼に納められる」
鶴蒔千波瑠:「おとなしく受けてはくれないだろうけど……壬生さんの攻撃を見て閃いたことがある」
鶴蒔千波瑠:「アンタを倒す方法。……ティンと来た、ってやつだ」
鶴蒔千波瑠:声を張り上げる「みみのん!」
《ストラグルヴィジョン》:「…………やめろ」
鶴蒔千波瑠:「今からちょっと……無理をしてみる。だから」
鶴蒔千波瑠:「俺を見ててくれ。俺がちゃんと演じられてるか」
鶴蒔千波瑠:「君に見てて欲しい」
飯海美乃:「…………うん」
飯海美乃:「打ち倒して。……どんな運命も、二度と追ってはこられないように。遠く、強く」
鶴蒔千波瑠:「ああ、約束する!」
鶴蒔千波瑠:紫の右眼が輝く。妖しげな光はやがて熱を持ち、火花を散らす。
鶴蒔千波瑠:同時に、"ストラグルヴィジョン"と自身の間に、漆黒に渦巻く巨大な球体が出現する。
鶴蒔千波瑠:バロールシンドロームの発症者が操る超重力球、"魔眼"。
鶴蒔千波瑠:その魔眼が、視界から"ストラグルヴィジョン"を覆い隠す。
《ストラグルヴィジョン》:一瞬、飯海に振り分けた意識を、鶴蒔に戻す。露わになれば分かる。質量と脅威に溢れた、巨大な触腕。
《ストラグルヴィジョン》:それらが、まるで爪楊枝か何かのように思えてしまう。
《ストラグルヴィジョン》:これは。……これは! そんな、馬鹿な!
《ストラグルヴィジョン》:「馬鹿な、馬鹿な、馬鹿な……! アレが居るはずがない! もう気づかれるはずがないのに!」
鶴蒔千波瑠:その眼には視えている───すべてが。
《ストラグルヴィジョン》:触腕を纏め上げる。半ば本能的に、それを砕こうと。
鶴蒔千波瑠:「重力レンズ……映画の知識も馬鹿にならないな」
鶴蒔千波瑠:『重力レンズ』と呼ばれる現象が存在する。
鶴蒔千波瑠:強大な重力は光を曲げる。厳密には、重力元が周囲の時空を歪めることで、そこを通過する光は『同時に複数の』経路を通って観測者へと到達する。
鶴蒔千波瑠:故に宇宙空間に於いては、星の影に隠れて見えないはずの銀河の光も、当の星の巨大質量がもたらす重力レンズ効果によって観測することが出来るという。
鶴蒔千波瑠:しかし果たして、重力レンズが捉えるのは遥か彼方の星の光だけであろうか。
鶴蒔千波瑠:全く同時に複数の経路……歴史を辿ったそれを視たのなら、観測者はその瞬間、『異なる宇宙』を垣間見るに等しい。
鶴蒔千波瑠:───"それ"はそう考えた。
鶴蒔千波瑠:オーヴァードの中からごく僅かに発生する並行世界観測者。彼らが持つ特異視覚のメカニズムを、"それ"が曲がりなりにも解き明かしたなら……
鶴蒔千波瑠:邪視、邪眼、"視る"ことで不吉の運命を呼び込むもの。
鶴蒔千波瑠:千の運命を垣間見、同時にそれを一点に収束させるその眼は
鶴蒔千波瑠:真実、無限に分岐する自らの重みでその存在を押しつぶす。
鶴蒔千波瑠:「俺だけじゃ無理……だけど、今はみみのんも見てるから」
鶴蒔千波瑠:「アンタの光は、余さず俺の眼に届く。だったらその逆も同じこと」
鶴蒔千波瑠:「アンタがどこに隠れようと……」
鶴蒔千波瑠:「この眼はお前を視ているぞ!"ストラグルヴィジョン"!!」
《ストラグルヴィジョン》:魔眼に近づくに従って。深海に投げ込まれたドラム缶めいて触手が凹み、潰れていく。
《ストラグルヴィジョン》:受ける側は何も分からない。重力。空間操作。あらゆる能力を、その表層の外見だけを真似ることに終始したストラグルヴィジョンならば尚更だ。
《ストラグルヴィジョン》:だが、それだけは覚えている。彼の胴を挽き潰したアレのことを。
鶴蒔千波瑠:───視ている。
鶴蒔千波瑠:視ている → お前を ← 視ている。
鶴蒔千波瑠:どこに隠れようとお前を視ている ↓
鶴蒔千波瑠: 視ている → お前を ← 視ている。
鶴蒔千波瑠:幾千幾万の瞳がお前を見つめている↑
鶴蒔千波瑠:昏い湖の水底から、深い森の木々の隙間から、夕闇に薄っすらと浮かぶ星々もまた
《ストラグルヴィジョン》:「俺は、……俺は闘争幻像だ! ありえない。やめろ。やめろやめろやめろやめろやめろ」
鶴蒔千波瑠:凝視している。千変する虚像を、ただ一視の元に曝いていく。
鶴蒔千波瑠:───目が、合った。
鶴蒔千波瑠:たまらず視線を逸したその先にも、また目が。
鶴蒔千波瑠:目、目、目、目、目
鶴蒔千波瑠:目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目↓目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目→ ←目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目↑目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目目
《ストラグルヴィジョン》:「俺を、捉えるなァァァァアアアアアッ! 《マスターゲイザー》――――――――――――ッ!』
《ストラグルヴィジョン》:ぐ しゃり
鶴蒔千波瑠:「ぐ……ああっ!!」
鶴蒔千波瑠:視界が文字通り潰れると同時に、邪なる瞳も罅割れた。
鶴蒔千波瑠:鶴蒔千波瑠の侵蝕率を12増加 (124 → 136)
鶴蒔千波瑠:「ハァ……ハァ……今……」
鶴蒔千波瑠:「"マスターゲイザー"って……」
鶴蒔千波瑠:砕けた右眼を押さえて、尋常の左眼で前を睨む
鶴蒔千波瑠:「……いや今はそれどころじゃない、か。これで……」
GM:静寂が戻る。
GM:湖畔は静まりかえり。奇妙な夕焼けは砕け落ち始めている。
飯海美乃:「……チハル、くん……」 拘束が外れ、水辺へと転がり落ちて膝をつく。
鶴蒔千波瑠:「みみのん!」
壬生墨佳:「君な……!誰がそこまでやれって……!」
鶴蒔千波瑠:ふらつきながら彼女の元へ駆け出していく。
GM:その場には何も残っていない。駆けだして、抱き留めようと近づく、その瞬間。
GM:クリンナッププロセス。戦闘はまだ終了していない。
GM:邪毒の効果が発動。壬生さんの体に、未だ残留した根が侵蝕する。9ダメージ。
壬生墨佳:「ゲホッ……!ダメだ!」
壬生墨佳:「下がれ!まだ――」
壬生墨佳:壬生墨佳のHPを9(→ 9)減少 (11 → 2)
壬生墨佳:HP2になりました。
粕原雄二郎:「チッ……!警戒しろ!」
朝倉侑生:「むっ」
《ストラグルヴィジョン》:ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる
鶴蒔千波瑠:「え?」
《ストラグルヴィジョン》:空を飛び越え、遙かな彼方――町の方から、一斉に。
《ストラグルヴィジョン》:無数の触手の欠片が飛び来たり、一点に収束していく。
《ストラグルヴィジョン》:「ァア…………ア、ハハハハハハ、ハァ、ハァ、ハハ……!」
《ストラグルヴィジョン》:「生キ、延ビタ…………!」
《ストラグルヴィジョン》:「生キ延ビテヤッタゾ! 《マスターゲイザー》ッ!!」
GM:散らしていた触手の残滓が、歪な人型を取って、哄笑する。
GM:2ラウンド目。セットアッププロセスです。
粕原雄二郎:なし!
朝倉侑生:なし!
鶴蒔千波瑠:なし!
壬生墨佳:なし!
《ストラグルヴィジョン》:なし
透形喉手:なし
GM:イニシアチブ。何もなければ朝倉さん。
朝倉侑生:はーい
朝倉侑生:マイナーなし
朝倉侑生:メジャー。《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《スターダストレイン》《滅びの光》。
朝倉侑生:敵全員に対しシーン攻撃を行います。
粕原雄二郎:《支援射撃》!
朝倉侑生:センキュー!
朝倉侑生:(7+1+3+7)dx7+6
DoubleCross : (18DX7+6) → 10[1,1,2,2,4,5,5,5,5,6,6,8,8,8,8,8,9,10]+10[1,1,6,6,8,8,10]+10[1,3,9]+6[6]+6 → 42
粕原雄二郎:侵蝕114→116
朝倉侑生:おお!増えた
壬生墨佳:これ全部突っ込みますか
朝倉侑生:女神ってもらうか
鶴蒔千波瑠:やっちゃえ~
壬生墨佳:やろやろ
朝倉侑生:NPCカードで美乃ちゃんの《勝利の女神》使用します
GM:OK!
朝倉侑生:42+15で57!
壬生墨佳:さらにここにバディムーブ。
朝倉侑生:60!
GM:わあい
粕原雄二郎:グッド!
壬生墨佳:女神二人分だ よろしく頼むぜ?
鶴蒔千波瑠:キャ~
GM:惚れちゃう
朝倉侑生:墨佳様~♡
《ストラグルヴィジョン》:ドッジ
《ストラグルヴィジョン》:13dx+2
DoubleCross : (13DX10+2) → 10[1,2,2,4,4,5,5,6,7,7,8,9,10]+9[9]+2 → 21
《ストラグルヴィジョン》:最後までちょっと頑張るんじゃないよ ダメージください
朝倉侑生:はーい
朝倉侑生:7d10+12 装甲有効
DoubleCross : (7D10+12) → 41[10,3,6,1,4,7,10]+12 → 53
朝倉侑生:53ダメージ!
鶴蒔千波瑠:良いダメージ!
朝倉侑生:あんしん
《ストラグルヴィジョン》:魔獣の証は3レベル! 装甲で10減らしますが、無理。
《ストラグルヴィジョン》:死亡。復活はありません。
朝倉侑生:うしろの子は?
透形喉手:完全に忘れてた HP30なんで死ぞ
朝倉侑生:よかった!
朝倉侑生:朝倉侑生の侵蝕率を13増加 (122 → 135)
GM:演出どうぞ~
鶴蒔千波瑠:「くそ……っ!アイツまだ……!!」
《ストラグルヴィジョン》:「二度だ! 二度、殺シ損ねた!」
《ストラグルヴィジョン》:「お前に、俺は殺せなイ! この《ストラグルフィーラー》を! ……そうだ! 私に勝算がある!」
鶴蒔千波瑠:少女との間に立ちはだかった巨大な影を再び圧し潰そうとその眼を開くが……
鶴蒔千波瑠:「ぁぐ……!!」
《ストラグルヴィジョン》:「僕は戦闘エージェントじゃないんだ。――よくも、弟を! カナヤを!」
鶴蒔千波瑠:罅割れた瞳は火花と激痛を散らすだけで、輝くことはない。
粕原雄二郎:「無理すんな!あとは任せろ」
壬生墨佳:「助演の余地を残してもらわなきゃあな」
《ストラグルヴィジョン》:「私は代理の代理の代理なんダよ。……ティンと来た」
《ストラグルヴィジョン》:言葉は錯綜している。これまで真似てきた、あるいは融合、潜入、監視してきたものたちの言葉。
朝倉侑生:「千波瑠くんにだけカッコつけさせるわけにいかないもんね!」
鶴蒔千波瑠:「粕原さん、壬生さん……」
鶴蒔千波瑠:「朝倉くん……」
飯海美乃:ゆっくりと、這うようにやってきた少女が、その手を取る。
飯海美乃:「大丈夫。……大丈夫よ。チハルくん」
飯海美乃:飯海美乃の『色付け』は、集った触手にも変わらず作用している。
粕原雄二郎:「もう完全にぶっ壊れてやがる。主役様が出るまでもねえだろ」マシンガンを《ストラグルヴィジョン》に向ける
飯海美乃:レネゲイドの動き、収縮、中心点。それが、誰の目にも、手に取るように分かる。
壬生墨佳:「そのようで」合わせるようにトイガンを構える。
朝倉侑生:「千波瑠くんには最後の仕事も残ってるしね」指鉄砲を向ける。
鶴蒔千波瑠:「そっか……よく考えたら俺は代役で」
鶴蒔千波瑠:「この人達はプロだったな……まだまだ適わないや」
朝倉侑生:「何言ってるの!」
壬生墨佳:「あのな、君、忘れてないか?」
壬生墨佳:「何を請け負うって言ったんだよ」
鶴蒔千波瑠:「へ……?」
壬生墨佳:「君の相手はこんなのじゃないだろ」
壬生墨佳:「主演女優サマだ」
鶴蒔千波瑠:「あ……はは……!」
鶴蒔千波瑠:「そういや……そうでしたね。こっちが俺の本命だったや」苦笑する。
鶴蒔千波瑠:「じゃあ……そっちはおまかせします」
鶴蒔千波瑠:「彼女は、俺が最後まで守りますんで」
飯海美乃:「任せて」
飯海美乃:疲労した様子で、それでも笑う。「……ちゃんと、攫ってもらうまで、ね」
粕原雄二郎:「聞きました奥様?お熱いこった」
朝倉侑生:「…というわけで!」「悪役は退場する時間だよっ!」
《ストラグルヴィジョン》:ひゅん、ひゅん、ひゅん。
《ストラグルヴィジョン》:「ああ。俺の姿ヲ、馬鹿にしタな」
《ストラグルヴィジョン》:ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる
《ストラグルヴィジョン》:捻れて、引かれて、見失って。それでも触手を引く構えは、人の時のままである。
《ストラグルヴィジョン》:「こノ、《ストラグルフィーラー》を! 目に焼き付ケて、逝け――――――――ッ!」
朝倉侑生:「それはこっちの台詞!」
粕原雄二郎:「おっと。見えてりゃこっちのモンだっつーの」触手を一つ一つ確実に撃ち落とす。「――やっちまえ!」
壬生墨佳:琥珀の弾丸を放つ。小さな雷の華を描いて散華して、固着。動きを縛る。「任せるぜ」
朝倉侑生:「正義の味方でも、未来を掴むふたりの姿でも、好きなだけ目に焼き付けてけっつーの!」
朝倉侑生:光弾が放たれて、地面を滑るように縦横無尽に飛んで触手を落としていく。
《ストラグルヴィジョン》:一つ一つ、残ったものが消えていく。
《ストラグルヴィジョン》:手足がもがれ、落とされ、その中心にあるべき芯は何もない。
《ストラグルヴィジョン》:やがて、最後の一本が焼き落とされ。
《ストラグルヴィジョン》:同時に。壬生さんに侵襲していた花の根が抜けるように消え、その足下に、一瓶のハーバリウムが落ちた。
GM:適合者を失った『ハロウトの弔花』は。その名のままに、骨すら残らない《ストラグルヴィジョン》の墓標となった。
【バックトラック】
GM:戦闘終了。バックトラックに入ります。
GM:今回のEロイスはこちら!
【Eロイス】
・殺刃圏
・虐殺機関
・唯我独尊
・殺戮衝動
・悪夢の鏡像
・神性圏界:胚
GM:振りたい人は振ってね
朝倉侑生:いっぱいある!
壬生墨佳:めっちゃある~
鶴蒔千波瑠:振る!
壬生墨佳:振ります!
朝倉侑生:振ります
粕原雄二郎:遠慮なくもらう!
朝倉侑生:135-6d10
DoubleCross : (135-6D10) → 135-42[10,5,6,10,1,10] → 93
粕原雄二郎:116-6d10
DoubleCross : (116-6D10) → 116-27[9,5,1,1,6,5] → 89
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を6d10(→ 24)減少 (129 → 105)
鶴蒔千波瑠:136-6d10
DoubleCross : (136-6D10) → 136-37[9,7,1,7,7,6] → 99
壬生墨佳:1倍ぶりします。残り4本。
鶴蒔千波瑠:ロイス5、等倍振り
朝倉侑生:ここにきて… 一倍します ロイス6
粕原雄二郎:残り4で1倍振り
朝倉侑生:93-6d10
DoubleCross : (93-6D10) → 93-44[4,9,9,7,8,7] → 49
鶴蒔千波瑠:99-5d10
DoubleCross : (99-5D10) → 99-30[9,5,5,3,8] → 69
粕原雄二郎:89-4d10
DoubleCross : (89-4D10) → 89-13[2,6,4,1] → 76
壬生墨佳:壬生墨佳の侵蝕率を4d10(→ 23)減少 (105 → 82)
朝倉侑生:もどりすぎちゃった
壬生墨佳:めっちゃ帰ってるじゃん
粕原雄二郎:すげえ出目
壬生墨佳:5点で帰還です~
朝倉侑生:3点です
粕原雄二郎:5点!
GM:はあい では経験展
鶴蒔千波瑠:4てんかな?
【Dロイス】
遺産継承者:ハロウトの弔花
野獣本能
神格
古代種
GM:※ ハロウトの弔花、相当品としては誓約の瞳になります
GM:この4つで四点。いつもの五点に、シナリオ達成点は6点で15点。
GM:それに侵蝕を足してね
朝倉侑生:Eロイス分も足すのではっ
GM:それだ
朝倉侑生:15点+Eロイス6点+最終侵蝕率3点で24点でした
粕原雄二郎:じゃあこっちは26点かな
壬生墨佳:26です!
鶴蒔千波瑠:25!
GM:では合わせて3で割って
GM:33点もらいます
GM:どうもありがとうございました~
朝倉侑生:もらってって~
粕原雄二郎:押忍!いただきます!
壬生墨佳:一緒に食べようね
鶴蒔千波瑠:存分に喰らえい!