『Rumble Chase』(GM:すきゃっと)


メインログ | 雑談ログ

【参考セッション】
『進撃・阿修羅地獄堂女学院地下大迷宮の巻!』
『HEY YOU,YEAH YOU QUEEN YOU'RE GONNA MAKE IT!』


“初代ユーレイ・スケバン”喪神(もがみ)春花(はるか)キャラシート(PC1:ヤヒロギンジ)
“スケボー・スケバン”風吹(ふぶき)リューキャラシート(PC2:そごう)
雷神の系譜(レクス・サンダラス)六堂(りくどう)結葵(ゆうき)キャラシート(PC3:EXst)
“ミルクアンドハニー”細川(ほそかわ)瑠璃良(るりら)キャラシート(PC4:DT)

【Index】

オープニング/Side:Badgirl
オープニング/Side:UGN
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
クライマックス
エンディング/六堂結葵・細川瑠璃良
エンディング/喪神春花・風吹リュー

【プリプレイ】

GM:突発セッションはじめるよ~
GM:というわけで各自短めに自己紹介をお願いします
GM:まずはPC1
GM:喪神さんからキャラシを貼って元気よく自己紹介してね
喪神春花:ぐへへへ、私がPC1だ!
喪神春花キャラシート
喪神春花:喪神春花(もがみはるか)スケバンのユーレイやってます。現住所はスケバンのスケボーです
GM:日本語の比喩的表現??
喪神春花虚構(ウソ)じゃないです
喪神春花:第二次大戦期に存在した女学校……を隠れ蓑にした陸軍の実験施設の実験体でしたが
喪神春花:紆余曲折あって人格の一部が分離し、RBとしての実体を得ました
喪神春花:その後、大迷宮と化した母校の番人、ユーレイ・スケバンとして80年の時を孤独に過ごしつつ
喪神春花:現世の娯楽をちょいちょいつまみ食いして自堕落に生きてきましたが
喪神春花:つい最近、諸々の問題が解決し晴れてお役御免となり、今はスケボー・スケバンの相棒として悠々自適の生活を楽しんでます。
GM:よかったね(??)
喪神春花:よかった~
喪神春花:スケボーの中は狭いのと外人のおじさんとの相部屋なのが玉に瑕ですが
喪神春花:相棒のリューちゃんはとってもかわいいので概ね満足です
喪神春花:今日もリューちゃんの頼れる相棒としてがんばります。
GM:がんばってね~

GM:ハンドアウトはPC2と共通なので
GM:続いてPC2の風吹さんも自己紹介よろしく!
風吹リュー:イェイイェイ いくぜ
風吹リューキャラシート
喪神春花:ヒューヒュー!リューちゃん頑張って~!
風吹リュー:風吹リュー(ふぶき -)。スケボーのスケバンやってます。あとスケボーにユーレイを住まわせています。
GM:日本語の比喩的表現??
風吹リュー:阿修羅地獄堂女学院スケバン八大天王の1人であり、やがては全てのスケバンの頂点に立つと息巻く野心家。
風吹リュー:名前を付けてかわいがっているスケボー、アセンション太郎は古のレネゲイドアイテムすなわち遺産であり
風吹リュー:共に戦ううちにその力を使いこなせるようになりました。具体的には雷とか風とかが出ます。
風吹リュー:戦闘においては卓越したスケボー技術によるスケボー殴打、スケボー斬撃、スケボー轢き逃げなどを華麗に操るSS(スケバンスケボー)殺法を用い
風吹リュー:他校のアバズレや仁義にもとるオーヴァード悪者を血祭りにあげるぞ。
風吹リュー:ダンジョンと化した母校の地下空洞を攻略したことで
風吹リュー:スケボーに幽霊が憑りつきました。その後タイムトラベルしたり月に行ったりなんやかんやして友情を深めています。
GM:何言ってるんだ……?
喪神春花親友(マブ)です♡
風吹リュー:今回は春花との初PL同卓! 何が起きるか楽しみです! よろしくお願いします
GM:OK!そんな二人のハンドアウトはこちらです
ハンドアウト:PC1/2
君達はスケバンだ。
ある日、街中でひとりでに動いて喋るルンバと出くわした君達は、それを助けることになる。
風吹リュー:喋るルンバ!
風吹リュー:11地区で出没したという……
喪神春花:中におっさん入ってない?
GM:大抵のルンバはひとりでに動いて喋ると思いますが
GM:本当に動いて喋ります
喪神春花:あら素敵~
風吹リュー:こんな女子高生PCばっかのセッションにおっさんが出てくるわけないだろ
風吹リュー:おお~
GM:というわけで頑張ってルンバを助けてね ではお次!

GM:PC3の六道さんお願いします!
六堂結葵:この二人の後に自己紹介するのハードル高いですね……
六堂結葵キャラシート
六堂結葵:六堂結葵(りくどう・ゆうき)。17歳の女子高生です。
六堂結葵:母親はUGNのエージェント、父親は同じくイリーガルという二人のオーヴァードから生まれました。
六堂結葵:当人も生まれついてのオーヴァードですが、できれば平穏に過ごして欲しいと両親からは最低限の教えのみを受け
六堂結葵:チルドレンとしての路は進ませていませんでしたが、恵まれたオーヴァード身体能力は隠すことが出来ず。
六堂結葵:結局、イリーガルとして活動する道を親に認めさせ、現在に至ります。
六堂結葵:こうは言ってますが家族仲は良好、いつか母親のような運命的出会いがないかと考えつつ、今日もお仕事を頑張ります。
GM:いい家庭……
六堂結葵:DXで親子が仲良くたっていいじゃないですか……
六堂結葵:構成は肉体特化。秘密兵器のレイジングブレイドである機攻殻剣をブンブン振り回して殴って斬る。
六堂結葵:100%以降は《フルパワーアタック》《雷神の降臨》《ロケッティア》と行動値0からぶっ飛びます。
六堂結葵:代償は肉体以外が死んでいること! 無事に済むことを祈って。
GM:暴力の化身犬キュマ!
六堂結葵:瑠璃ちゃんとは前に任務で組んでから色々お世話になってます。よろしくねー。
GM:よろしくお願いします!
GM:こちらもハンドアウトは共通ですので最後!

GM:細川さんお願いします!
細川瑠璃良:はーい
細川瑠璃良キャラシート
細川瑠璃良:ほそかわ・るりら。女子高生/UGNチルドレンです。
細川瑠璃良:完璧美少女であるため、そのように振る舞う完璧美少女です。
GM:本当に完璧なのか……?
細川瑠璃良:表向きは優しい美少女を繕っています。
細川瑠璃良:実際は辛辣な美少女です。
細川瑠璃良:UGNのチルドレンのシステムは正直全然好きじゃないですけど
細川瑠璃良:他の組織は輪をかけてクソなので真面目にやってます
GM:消去法……
細川瑠璃良:能力としてはサラマンダー/ソラリス。
細川瑠璃良:熱殺蜂球を駆使するミツバチ使い。
細川瑠璃良:社会が高く範囲攻撃とガードカバーとバディームーヴができます。完璧美少女なので……
細川瑠璃良:結葵ちゃんとはお友達だよ~♡
六堂結葵:ね~
細川瑠璃良:そんな感じです!よろしくおねがいします!
GM:優秀だわ~
GM:Ok!二人のハンドアウトはこちら!
ハンドアウト:PC3/4
君達はUGNチルドレンだ。
物資輸送任務のため空港を訪れた君達は、そこで敵の襲撃を受け、任務対象のアタッシュケースを奪われてしまう。
君達は何としてでもその中身を取り返さねばならない。
GM:がんばってね
六堂結葵:頑張らなきゃ!
細川瑠璃良:がんばろうねっ

GM:というわけで早速始めていきましょう!よろしくお願いします!
六堂結葵:よろしくお願いします!
細川瑠璃良:おねがいします!
風吹リュー:よろしくお願いします!
喪神春花:よろしくお願いします!


オープニング1

GM:まずはPC1・2のOPから。登場侵蝕をお願いします。
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (36 → 44)
風吹リュー:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 6[6]+34 → 40



GM:春も近付きつつある、2月の休日。
GM:君達は映画を見た帰り、街をぶらついていた。
風吹リュー:カタン。シャーッ。カタン。
風吹リュー:縁石や手摺に時折飛び乗ってテールをスライドさせながら
風吹リュー:スケボーを駆る少女。
風吹リュー:「割と良かったな。いっぱい爆発してたし」
風吹リュー:捨て忘れた半券を公園のゴミ箱に放り込む。
喪神春花:「フゥ~!映画見た後の暴走(ライド)は心が洗われますねえ~」
喪神春花:スケボーの中から騒がしい女の声が響く
風吹リュー:「この程度で暴走なんて言われちゃぁ本物(マジ)のやつを魅せざるを得ねぇな」
喪神春花:「良い火薬使ってましたねえ。今どきCGじゃない方が予算かかると思うんですけど」
風吹リュー:にわかに加速して、時折手なども使いながらパルクールさながらに建物の密集する路地を駆けあがっていく。
風吹リュー:「そうなの? CGってだって……難しいんじゃないのか?」
風吹リュー:火薬は自分でも使うのでその分ハードルが低いと考えている。
喪神春花:「リューちゃん……今どきのJKとしてその程度の認識なのはどうかと……おおっとぉ……!」
喪神春花:「おほぉ~……この内臓が浮く感じ……癖になりそう……」
風吹リュー:「すぐ変な声出す! んじゃもっと行くぞ~そらそらそら!」
風吹リュー:ぐいんぐいんと目まぐるしく春花を振り回す。迷惑。
喪神春花:「あははははは!」けらけらとした笑い声がスケボーから響く
風吹リュー:「あとなんかアレ! アレ良かったよな、信長が実はUMAだった! っていうオチ。意外性あって」
風吹リュー:けらけらと笑う。
喪神春花:「え~そうです?信長はもう何になっても驚かないっていうか、むしろミッチーが……」
風吹リュー:「なんか食って帰る? せっかくちょっと遠出したし」
喪神春花:「あっ!良いですね!」
喪神春花:「ラーメン食べましょう!ラーメン!」
風吹リュー:「駅前にスピカが映えがどうとか言ってた店あったよな。あっこ行くか」
GM:そうして君達が街を疾走していると
GM:その行く手、物陰から不意に円盤状の影が飛び出してくる!
風吹リュー:「うん?」
風吹リュー:ざざ。テールブレーキ。
GM:ロボット掃除機だ。普通は家の中で使う類のもの。
喪神春花:「く、曲者!?」
ルンバ:「ウィィィィィィン……」
風吹リュー:ゆるやかに減速させ、スケボーを縁石にぶつけるようにして蹴り上げ、キャッチ。
風吹リュー:「あっこれ知ってる。床掃除するやつじゃん」
喪神春花:「あらあら!リューちゃん、これはママさんが欲しがってたあの……」
喪神春花:「ルンバ!」
ルンバ:「……はぁ……」
ルンバ:深々と重苦しい溜息を吐く。
ルンバ:「一体……どうすればよいのでしょうか……」
風吹リュー:「ルンバ、それだわ」
風吹リュー:「……いや道路はきついだろ。床掃除するやつと言えど」
風吹リュー:と、通り過ぎてから。
喪神春花:「しゃ……」スケボーがガタガタ震えだす
ルンバ:何やら困り果てた様子で、道端のゴミを吸っている。
風吹リュー:「今何か声した?」
喪神春花:「喋ったぁ~~~~!!!???リューちゃん!ルンバが喋りましたよ!?」
喪神春花:「おばけじゃないですか!?もしくは妖怪!?」
風吹リュー:「は? んなわけねーだろ」
ルンバ:「誰かに相談できればなあ……」
風吹リュー:「全世界春花みたいな面白生物でできてるわけじゃないっつーの」
ルンバ:誰かに相談したい様子で駆動音を響かせている。
風吹リュー:きょろきょろと声の主を捜そうと周囲を見渡すが。
風吹リュー:「…………」
喪神春花:「ほらまた!リューちゃん、現実を直視して下さい!」
風吹リュー:「えぇ……うん……」
風吹リュー:困惑しながらルンバの前にしゃがみ込む。
風吹リュー:「どうしたの?」
ルンバ:「ゴォォォォ……」
ルンバ:「……えっ?」
ルンバ:きょろきょろと首を動かして
風吹リュー:首、何だよ
ルンバ:「……まさか……聞こえるんですか!?私の声が!?」
喪神春花:「ちょっとリューちゃん!なに呑気に話しかけてるんですか」
風吹リュー:「えっごめん……ダメだった? 何が正解?」
風吹リュー:本気で困っている。
喪神春花:「人の言葉を話す無機物なんて怪しすぎますよ!」
風吹リュー:「そうかも……」
ルンバ:「ほ、本当に……!?本当に聞こえるんですか!?」
風吹リュー:「スピーカーとか入ってるわけじゃないよな」
風吹リュー:ルンバを裏返して調べている。
ルンバ:「ひぃっ」
ルンバ:「な……何をするんですか……!」
ルンバ:「初対面でそんな……破廉恥な……!」
ルンバ:頬を赤らめて抗議する。
喪神春花:「ほら、なんか弱ったふりをして警戒を解こうと必死です。白々しいですね~。私もよくやるからお見通しですよっ!」
風吹リュー:「どうすればいいんだ……全然わからん……!」
ルンバ:「えっ……何ですかこの声……?」
ルンバ:「……」
ルンバ:「す、スケボーが……」
ルンバ:「スケボーが喋ってる……!?」
風吹リュー:「もういいよ!」バシーン!
喪神春花:「あいたー!」
ルンバ:「あぁっ」
風吹リュー:強めにルンバをスケボーの上に載せる。
喪神春花:ルンバを叩きつけられゴム毬のように飛び跳ねる
風吹リュー:「いいよそういう棚上げ合戦は!」
風吹リュー:「そこのルンバ!」
ルンバ:「は……はい!」
風吹リュー:「オレ、声、聞こえる、事情、話せ」
風吹リュー:なぜか片言になっている。
ルンバ:「……!」その言葉に瞳を輝かせて。「はい!」
風吹リュー:「(その地の文はいちいちどういうことなんだよ!)」
喪神春花:「痛た……あなた、リューちゃんの寛大さに感謝するんですね……」
喪神春花:「妙なことをすれば私のユーレイ・エンジンが火を吹きますからね……」ブツブツ言ってる
ルンバ:「えっと……えぇと……」
ルンバ:「私……実は……」
ルンバ:「ルンバじゃないんです!」
風吹リュー:「そっかー」
風吹リュー:「確かにルンバが喋るわけないもんな」
風吹リュー:「……はっ、いかん。ループの入口だこれ!」
喪神春花:「じゃあ何だって言うんですか」
ルンバ:「う……それが……」
ルンバ:「お……思い出せなくて……」
風吹リュー:「見るからにルンバじゃんね」春花と顔を見合わせる。
喪神春花:「まさか大昔の幽霊が乗り移ってるとでも言うんですか~?はっそんなベタな……」
ルンバ:弱々しく目を伏せる。
ルンバ:「ひょっとしたら……セグウェイなのかも……」
風吹リュー:「うーーむ」
風吹リュー:「オレがあまりにスケボーに乗るのが上手くなりすぎて」
風吹リュー:「とうとうセグウェイの声まで聞こえるようになっちまった……ってんなら」
風吹リュー:「辻褄は合うな」
風吹リュー:神妙な顔で。
ルンバ:「自分が何なのか思い出せなくて、お話しできる方もいなくて……」
ルンバ:「とても困っていたところなんです」
風吹リュー:「改造車も運転できたし、全てののりものに熟達してしまったかもしれん」
喪神春花:「合いませんよ!私とリューちゃん(あと太郎さん)は特別なんです~!」
ルンバ:「で……ですが、あの!聞いてください!」タイヤを空転させながら
ルンバ:「一つだけ、覚えていることがあるんです」
風吹リュー:「そりゃ確かに春花は特別だし、運命の相手と言ってもいいが……」
風吹リュー:「おっ。何何?」
ルンバ:「とても大事なことで!誰かに伝えないといけないことなんです!」
喪神春花:「勿体ぶりますね……さっさと言ったらどうなんですかぁ?」
風吹リュー:「そうだそうだ。黙ってるとお前のためにならないぞ」
ルンバ:「2月13日、13:35羽田発、新千歳行き」
風吹リュー:今は何月何日何時何分ですか?
GM:今は2月13日、丁度正午を過ぎた頃です。
風吹リュー:「めっちゃ具体的なヒントじゃん!」
風吹リュー:「なんでこんなとこでゴミ吸ってんだよ」
ルンバ:「この飛行機を止めないと……大変なことになるって」
ルンバ:「それだけは覚えてるんですけど……!」
ルンバ:「私だけじゃいけないんです!」
ルンバ:「充電が……足りなくて……!」
喪神春花:「そこは電力なんですね……」
風吹リュー:「チッ」
風吹リュー:ルンバを拾い上げる。
ルンバ:「お願いします……!これだけは覚えてるんです!」
ルンバ:「何とかしないと、沢山の人が傷つくことになると……!」
風吹リュー:「分かった」
風吹リュー:「いいぜ、手伝ってやるよ」
喪神春花:「はぁ、結局こうなりましたか」
ルンバ:「……! 本当……ですか……!?」
風吹リュー:「ちょうどうちの親がルンバ欲しがってたとこだったしな」
風吹リュー:「この貸しは体で返してもらうから」
ルンバ:「か、体でって……そんな……」電源ランプを点滅させて
ルンバ:「……ありがとう、ございます……」
ルンバ:「見るからに不良と怪しいスケボーなのに……」
ルンバ:「意外といい人なんですね!」
喪神春花:「怪しいルンバがなんか言ってますよ……」
喪神春花:「……まあ、私もそろそろ後輩(パシリ)が欲しいと思っていたところですし」
風吹リュー:スケボーを駆り、音も無く。通りがかったトラックの荷台に飛び乗る。
風吹リュー:「こいつ失礼なやつだな」
喪神春花:「パパっと解決しちゃいましょうか。ね、リューちゃんっ」
風吹リュー:「道端のゴミ拾いしてたことくらいしか褒めるとこないぞ。まあ」
風吹リュー:「阿修女(うち)でならやってけそうだけど」
風吹リュー:お前からすればどいつもこいつも後輩だろうが、と。スケボーを軽く叩いた。


GM:シーン終了。
GM:ロイス取得のみ可能です
風吹リュー:ルンバに。
風吹リュー:これも何かの縁〇/不審
風吹リュー:以上です
喪神春花:マスコットキャラ ルンバ 興味/危機感○ で所得します


オープニング2

GM:続いて六堂さん、細川さんのOPです
GM:登場どうぞ!
六堂結葵:六堂結葵の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (33 → 43)
六堂結葵:ウワー
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (39 → 40)
細川瑠璃良:ふふん
GM:明暗分かれた


GM:12:52 羽田空港 ロビー


GM:君達は物資輸送任務の最中にあった。
GM:空港のロビー、その手にはひとつのアタッシュケース。
GM:中身は君達も知らされてはいない。
GM:今は飛行機に乗り込む前、通信で改めて指示を受けているところだ。
田中百花:『それでは改めて今後の動きを確認しますね。“雷神の系譜”、“ミルクアンドハニー”』
田中百花:『双方ともよろしいですか?』
細川瑠璃良:「はあい、おねがいしまーす」間の延びた返事。
六堂結葵:「はーい。しっかり聞こえてます」
田中百花:『分かりました。それでは』こほん、と小さく咳払いの音。
田中百花:『これから貴女達には、手配したその飛行機……35分発の便に搭乗して頂きます』
田中百花:『こちらで根回しは済ませていますので、ケースは必ず肌身離さず護衛していてください』
細川瑠璃良:「預ける必要はないんだ。なんか変な感じだね」
細川瑠璃良:「悪い事してるみたい」
田中百花:『まさか。良い事ですよ』くすりと笑って
六堂結葵:手に持ったケースの感触を確かめる。さて、中には何があるのやら
田中百花:『新千歳で、あちらのエージェントと合流。本人確認のワードは事前にお渡ししたものから変わりありません』
田中百花:『そこでケースを受け渡しして、任務は終了となります』
田中百花:『せっかくですから、少し観光でもしていかれたらいかがかしら』
細川瑠璃良:「あはは。成功したら考えよっかな~ でもでもー」
細川瑠璃良:「簡単そうに聞こえるけど、オーヴァード2人が要る任務なんだよね」
細川瑠璃良:「襲撃者のあたりがついてる?」
田中百花:『当たらずも遠からず、でしょうかね』
六堂結葵:「FH? それとも、SoGとか他所のところかな」
田中百花:『現在のところは、そういった相手は確認されていません。が』
田中百花:『どこかで情報が漏れていた場合、確実な襲撃が予想される』
田中百花:『その仮のリスクに対しても、こうして貴方がた優秀なチルドレン2名を任務に当たらせる』
田中百花:『それだけの中身ということです』
六堂結葵:隣の友人に視線を向ける。ほぼ漏れてる、くらいの思考はしていてもよいだろう
細川瑠璃良:「結葵ちゃんはイリーガルだけどね~」頷きながら。
細川瑠璃良:「まあでも、田中さんがバックアップしてくれるなら」
細川瑠璃良:「優秀なチルドレン2名で間違ってないかもだ」
田中百花:『お褒めに預かり光栄です』冗談めかして言って
田中百花:『兎に角、そういうことですので。何が起きるか分かりません』
田中百花:『こちらでもバックアップしますが、くれぐれもお気を付けて』
細川瑠璃良:「うん。任せてっ」
六堂結葵:「評価されてるなら、応えられるようには」
田中百花:『では、次回の連絡で』通信は終わる。
六堂結葵:「無事の報告をできるように」終わる間際にひとつ伝えて
六堂結葵:「…………」腕組み
細川瑠璃良:「……」
六堂結葵:「なんだか匂う話を押し付けられたね、瑠璃ちゃん」
細川瑠璃良:「開けてやろうかしらこれ」悪態をつく。
六堂結葵:「気にはなるけど封印切れたら怒られちゃうよ」
六堂結葵:吐息。傍らに置かれていた長方形のケースを担ぎ直して
細川瑠璃良:「……悪いことしてる気分になる」
六堂結葵:「そうなると私達の末路は口封じに」ばーん、と指鉄砲の仕草
細川瑠璃良:「やめなさいよ縁起でもない」
細川瑠璃良:「まだ、北海道旅行でも考えたほうがマシね……」
六堂結葵:「ごめんごめん」
細川瑠璃良:「つっても回れて空港近くくらい?」
六堂結葵:「レストランでご飯食べてお土産買ったら終わっちゃいそう」
六堂結葵:「三泊くらいできればいいけどね~」
細川瑠璃良:「あー、いいわねそれ」
六堂結葵:「カニ食べてウニ食べてラベンダーのソフトクリーム食べて北のラーメン食べて」食い物しかない
細川瑠璃良:「えっ空港に温泉あるんだ……いいじゃない」
細川瑠璃良:「いいじゃん!」
六堂結葵:「ええ、北の国すごい……」
細川瑠璃良:「マッサージもあるし……」
細川瑠璃良:「……」
細川瑠璃良:「いい任務かも」
六堂結葵:「現金だねぇ。私もだけど」
細川瑠璃良:「元々乗り気じゃなかったのよ」
細川瑠璃良:「直接誰かを助ける任務のほうが性に合ってる」
六堂結葵:「モノだけ守っても甲斐はないしね」
六堂結葵:「私は瑠璃ちゃんとまた任務、ってことで嬉しかったけどね。気も楽だし」
細川瑠璃良:「ま、それはそーね。やりやすい」
細川瑠璃良:「……ああ」
細川瑠璃良:「私も結葵ちゃんとまた任務できてー、すっごく嬉しいよ~♡」
六堂結葵:「うーん久しぶりのやつ」相変わらずの精度だ
細川瑠璃良:「こっちのがいい?」
六堂結葵:「そっちがしたい方で」
細川瑠璃良:「おけ。そう言ってくれるから助かるのよね」
細川瑠璃良:「したいようにする」
六堂結葵:「女の子はそれが一番。……それに」
GM:その時、君達の端末に着信が入る。
六堂結葵:顔を合わせるかもしれない輩に、それほど気を払えるかはわからない。と伝えかけたところに
六堂結葵:着信に画面を確認し、出る
GM:発信元は、先程連絡を終えたばかりの田中だ。
田中百花:『あんた達、まだロビーにいる!?』
田中百花:切羽詰まった声。
六堂結葵:「もしもし? 連絡忘れか何かで……」
細川瑠璃良:「ずいぶん早いね……?」
細川瑠璃良:「うん、まだロビーだけど……」
田中百花:『ああ、もう……!』
田中百花:『ヤバいことになったわ!飛行機はいい!』
田中百花:『ケースを持って、今すぐそこから離──』
GM:ザ ザザッ
GM:ノイズが走り、通信が途切れる。
GM:端末には圏外の表示。
GM:周囲の一般人も同じ様子で、俄かにざわめきが広がっていく。
細川瑠璃良:「……チッ」舌打ちする。
六堂結葵:「ここからだと離脱ルートは?」端末越しに問いかけを返すこともなく。瑠璃良へ訪ねる
細川瑠璃良:「通用口か……いや、むしろターミナル一度突っ切って抜けるべきか……?」
GM:君達はどこかから視線を感じる。それは人のものではない。
細川瑠璃良:「……の前に、障害除去ってとこかしら」
GM:ロビーに配された無数の監視カメラが、どれも不自然に首を曲げ、君達だけにレンズを向けている。
GM:同時に、幾つもの巨大な虫の羽音のような、耳障りなプロペラ音。
細川瑠璃良:「……随分といい趣味だこと」
六堂結葵:「電子戦は苦手なんだけど。……直接来るなら」
GM:何機ものドローンが姿を現し、ロビーの中、君達の周囲を旋回する。
GM:そしてもう一つ、異様な人影が姿を現す。
GM:目鼻も口もない、つるりとしたヘルメットを被ったような頭部。
六堂結葵:担いだウェポンケースを縦に置く。ロック解除、次の瞬間には引き抜ける
GM:手足からは駆動音。さながら服を着込んだロボットのような姿の人物が、ドローンを引き連れ、君達に近付いて来る。
細川瑠璃良:「……あなたたち、なんなんですか?」
細川瑠璃良:「一体、どうしてこんな事を……?」弱々しく問いかける。
???:『UGN』
???:喉を震わせた声ではない。スピーカーからの合成音声。
???:『ケースを渡して頂きます』
細川瑠璃良:「……させませんっ!」
六堂結葵:「北海道旅行、ダメにした分。八つ当たりさせてもらうよ」
細川瑠璃良:「あなた達の狙いはわかりませんが……こんな、皆さんに迷惑を掛けるやり方」
細川瑠璃良:「許せない!」
細川瑠璃良:(それから、瑠璃も)
細川瑠璃良:(旅行ダメにされた分は、落とし前つけさせてもらう)
???:『いいえ』
???:片腕がスライドし、内側から裏返るように長銃へと変形する。
???:『既に決定済みのことです』
???:『自動的にね』
???:黒く鈍く光る銃口を、君達に向けた。


GM:シーン終了です。
GM:ロイス取得のみ可能です
細川瑠璃良:結葵ちゃんにとる~
六堂結葵:まず瑠璃ちゃんに 「〇友情/劣等感」で
六堂結葵:今回は以上
細川瑠璃良:-友人/六堂結葵/友情:○/劣等感/ロイス
細川瑠璃良:あたしもこれで!


ミドルフェイズ1

GM:ミドル1、合流シーンです
GM:全員登場!
六堂結葵:六堂結葵の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (43 → 47)
風吹リュー:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 7[7]+40 → 47

喪神春花:喪神春花の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (44 → 47)
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (40 → 49)
細川瑠璃良:みんななかよしでいいな~


GM:襲撃者が、ドローンが、四方から一斉に銃火を放つ。
GM:辺りに弾痕が刻まれ、ソファや窓が砕け散る。
細川瑠璃良:「……埒が明かない……!」
GM:それだけならば避けるも防ぐも可能だろう。だが。
GM:≪ワーディング≫で昏倒した子供のもとに、君達を追わんとしたドローンの銃口が向く。
六堂結葵:「……瑠璃ちゃん、ケース任せる!」
六堂結葵:アタッシュケースを預け、銃口を向けた一機めがけ。弾幕の中を無理やり突っ切る
六堂結葵:ウェポンケースを盾に。カバーへ入り、狙われた子供へ飛んだ弾丸を受け止め
細川瑠璃良:「……結葵!」
GM:子供は無傷。 だが、受け渡しの一瞬の隙を突き、小型のドローンが飛来。
細川瑠璃良:そこを狙うドローンに、蜂の群れが殺到する。
GM:空中でアタッシュケースを掠め取る。
細川瑠璃良:押し包み、蒸し焼きにするその蜂の群れは、多数で大型の虫を相手取るもの。
細川瑠璃良:相手の方が大型で多数では、手が回りきらない。
細川瑠璃良:「……こいつら……!」
襲撃者:『……確保しました』
襲撃者:ケースを手に取って。
襲撃者:『目的は果たされました』
六堂結葵:ひとまずは守りきれた。だが、ドローンの数は減らない。こちらに向けばすぐさま同じことが繰り返される
襲撃者:『ですが、今後の計画の為……』
襲撃者:『障害は取り除いておきましょう』
細川瑠璃良:「……!」
襲撃者:二人に向けられる無数の銃口。
襲撃者:最早ケースは確保した。加減する必要も無い。
六堂結葵:(まずい────)突撃して切り抜けられるか。間に合わない。一撃が当たる保証もない
六堂結葵:冷や汗が額を伝う
風吹リュー:がしゃぁああん!
風吹リュー:ガラス張りの窓を粉砕しながら、特徴的なリーファーコートとフライトキャップを身に着けた女が乱入する。
襲撃者:『……』
襲撃者:ぴくり、と動きを止める。
六堂結葵:「……今度は何!?」
風吹リュー:「悪いやつ、雰囲気で決めていいなこれ」
喪神春花:同時に、襲撃者の周囲で次々と爆発が起こる。
喪神春花:熱も風もない、目くらましの幻影(ホログラム)。しかし
細川瑠璃良:「何……!」
風吹リュー:《軽功》
喪神春花:先程見た映画の影響か、妙にリアリティが高い。機械相手といえど、一瞬動きを止める程に
風吹リュー:処理が委縮したドローンの上を渡りながら、スケボーのデッキをロールさせ、スピンさせ。つぎつぎと破壊してゆく。
GM:処理回路に負荷がかかり、ドローンの群れが俄かに動きを止める。
襲撃者:『……不明なオーヴァードが現れました』
細川瑠璃良:「よく分からないけど……!行って!」
細川瑠璃良:その攻撃の間隙。隙を突こうとする個体を潰していく。
風吹リュー:「はっは! 助かるぜ。おいルンバ! 撃たれんなよ!」小脇に抱えた何かに無茶なことを叫ぶ。
ルンバ:「な、何でしょうかこれ!」
ルンバ:「既に大変なことになっているのでは!?」
喪神春花:「さてさて……これがルンちゃんの言ってた『とんでもないこと』なんでしょうかねえ……」スケボーの中から声が響く
喪神春花:「あっちがうんですね……そうですか……」
風吹リュー:「時間になってねーしな。よっと!」
六堂結葵:「スケボー……?」闖入者に思考が止まりかける
襲撃者:『……予想外の事態です』
風吹リュー:「ほんとにな!」
襲撃者:『重大なリスク。撤退します』
風吹リュー:「こちとら今頃ラーメンの写真撮ってるはずだったん、だぜ!」
喪神春花:「ま、どのみち一般人が襲われてるのは確かみたいですし、放って追いたらスケバンが廃りますね!やりますよ~」
襲撃者:ケースを持ったまま、身を翻そうとする。
風吹リュー:ドローンを踏みつぶし、統率個体と思しき機械頭へ、跳ぶ。
喪神春花:虹色の炎を吹き出しながらドローンを蹴散らしていく
風吹リュー:「SS(スケバンスケボー)殺法!キャノンボール滅流星!!」
風吹リュー:体を限界まで丸め、思い切り体重を乗せた蹴りを放つ!
襲撃者:影が飛び出して、寸前でその蹴りを防ぐ。
襲撃者:空港で使用されている、1mほどの大型清掃ロボット。
襲撃者:一機だけではない。わらわらと集まってきて行く手を塞ぎ、君達と襲撃者とを分断する。
風吹リュー:「おあーーっ!?」
喪神春花:「な、なんですかこれ~!?」
ルンバ:「ええ~~こんなのあるならこっちがよかったです!」
風吹リュー:「おいルン子、親戚か!?」
ルンバ:「言われてみればどことなく面影が……」
風吹リュー:弾かれ、吹き飛ばされながら態勢を立て直す。
襲撃者:『……私を気にしている場合ではありませんよ』
襲撃者:そう言って、頭を割れた窓の外、空に向ける。
GM:青空に白い翼が舞っている。
GM:この空港に着陸するはずの飛行機。だがその軌道がおかしい。
喪神春花:「そうやって注意を逸らそうとしても無……げえっ!?」
GM:小さな機影は徐々に大きくなって。
GM:こちらに近付いてくる。
風吹リュー:「へ? うっそお!!」
細川瑠璃良:「……“全部”コントロールしてるわけか……!」
六堂結葵:「滅茶苦茶な!」
喪神春花:「ちょっ、突っ込んできますよリューちゃん!」
風吹リュー:「チッ、いけるか春花」
風吹リュー:「…………いける?」
風吹リュー:言ってから不安そうになる。
襲撃者:『UGNは……』
襲撃者:『どちらを優先するのでしょうか?』
喪神春花:「米軍の戦闘機を落としたのも一度や二度ではありませんが……」迫りくる飛行機を見て
細川瑠璃良:「ちょ、ダメ……!」
襲撃者:言って、ドローンに紛れて姿を消す。
細川瑠璃良:「人が乗ってるの!」
襲撃者:≪瞬間退場≫。
喪神春花:「いやでっか!無理無理無理!避難しましょうリューちゃん!机の下とか!」
細川瑠璃良:「それから待って!」
風吹リュー:「お、おう。そうだよな! 危ない時は机の下だもんな!」
細川瑠璃良:「死にたくないなら言う事聞いて!」
風吹リュー:「!」
細川瑠璃良:「動かないで。そこから」
細川瑠璃良:「一番安全よ」
GM:コントロールを失った巨大な旅客機。それが君達のもとに突っ込んでくる。
GM:轟音。入り乱れた気流が吹き荒れる。
風吹リュー:その、有無を言わせぬ確信を孕んだ言葉に従う。
風吹リュー:《風の支配者》
風吹リュー:踏みしめたスケボーのウィールがゲーミング発光と共に回転し、気流をわずかばかり弱めるように風が起きる。
六堂結葵:先ほど庇った子供を、比較的無事な所へ寝かせ。迫るものを見る
喪神春花:「うう~……誰だか知りませんが信じますよ~っ」
六堂結葵:「瑠璃ちゃん。破片は受け止めてね」
GM:≪ワーディング≫で管制塔も機能していない。健在だったとしても、恐らく襲撃者のクラッキングでなすすべはなかっただろう。
細川瑠璃良:「うん。大丈夫だよっ」
GM:あまりにも巨大な鋼の鳥が、全てを押し潰さんと迫り来る。
六堂結葵:ウェポンケースの蓋が開き。中から取り出されるのは機械、鉄塊が融合した大型の一振り
六堂結葵:鞘のグリップを握りしめ、構える。紫電が空気中へバチバチと音を立てながら、結葵の髪を浮かばせて
六堂結葵拘束(チャージ)/カウントスタート:3
六堂結葵:1:圧縮
六堂結葵:2:捕捉
六堂結葵:3:解放
六堂結葵:「電磁抜剣(レールガン)
六堂結葵:「“獅子心”」
六堂結葵:抜剣。狙うは機体ではなく、衝突によって発生する瓦礫と障害物
六堂結葵:道が開けた。症状分類:《ロケッティア》、結葵の体が一瞬で前方へ射出され
六堂結葵:「──せええい!!」
六堂結葵:真っ向から。機体を受け止める
風吹リュー:「お、おい! マジの力押しじゃん!」
風吹リュー:吹き飛ばされそうになる帽子を押さえながら細川さんへ不安そうな叫び。
細川瑠璃良:「……嫌い?」
細川瑠璃良:「私は嫌いじゃないですよ、そういうのと」
風吹リュー:「や、そりゃ」
細川瑠璃良:「それでやれちゃう、結葵ちゃん」
風吹リュー:冷や汗を浮かべながら、口の端を歪める。
六堂結葵:圧倒的質量差。少女一人の体躯で受け止められるものではない。普通の、人間であれば
風吹リュー:「好きだぜ、通るんなら」
GM:軋む音が響く。コンクリートと機体が擦れ、激しく火花が上がる。
GM:膨大な衝撃に、ガラス窓が一斉に砕け散る。
ルンバ:「あわわわわわ……!」
細川瑠璃良:砕けた窓に、蜂の群れが殺到。
細川瑠璃良:相打ち気味に硝子の雨を受け止めていく。
GM:耳をつんざく不協和音が、徐々に収まり──
喪神春花:「と……」スケボーの中から半身が飛び出している。リューちゃんを庇う様にその前方へ
喪神春花:「止まった……?」
風吹リュー:「……ははっ」
GM:黒い焦げ跡を残して、ロビーを破壊する寸前で、飛行機はその機首だけを僅かに侵入させるに留まる。
風吹リュー:「こら」すかっ、と春花を叩こうとした掌が空を切る。
GM:訪れた静寂の中で、パンフレットの類がひらひらと風に舞っている。
細川瑠璃良:「ふ~~~~~」ぺたん、と座り込む。
六堂結葵:土埃が漂う中、顔をしかめながら。ゆっくりと歩みを三人の元へと進めてくる
ルンバ:「ほ……本当に止めちゃった…………」
細川瑠璃良:「よかった……」
喪神春花:「あだーっ!」拳はすり抜けたが痛そうに頭を抱える
風吹リュー:「何こっそり庇おうとしてやがる。こっそり庇おうとすんな」
風吹リュー:「んで」
六堂結葵:「また服ダメにしちゃった」下に着こんでいたインナースーツを叩いて、埃を落としながら
風吹リュー:2人へ向き直る。「助かったぜ。いーコンビネーションじゃん」
細川瑠璃良:「あはは。また買いに行こっか」笑い返して。
細川瑠璃良:「あの、あなた達は?」
細川瑠璃良:「どちら様ですか?」
六堂結葵:「こっちこそ、ありがとう。どこの誰かは知らないけど」
細川瑠璃良:「達でいいんだよね……?」
細川瑠璃良:「達で……?」
風吹リュー:「おう」
喪神春花:「もちろんです!」ドロンと浮かんでくる
ルンバ:「な、何とかなりましたね……よかった~」
六堂結葵:「……」
ルンバ:「皆さんのお陰です!」
細川瑠璃良:「……?」
六堂結葵:「ルンバ?」
風吹リュー:「オレたちは」
細川瑠璃良:「3人声する……」
風吹リュー:「スケバンとスケボーとルンバだ」
細川瑠璃良:「???」
六堂結葵:「???」
細川瑠璃良:「あの、ごめんなさい」
喪神春花:「はるちゃんとリューちゃんとルンちゃんです」
細川瑠璃良:「ちゃんと聞き取れなかったです」
細川瑠璃良:「もう一回言ってもらえますか?」
六堂結葵:「瑠璃ちゃん。siriになってる」
風吹リュー:「スケバンとスケボーとルンバ」
風吹リュー:「そっちは?」
ルンバ:「私は誰か分からなくて……こっちの二人は知らない方です」
細川瑠璃良:「???」
細川瑠璃良:「人と人……?」
風吹リュー:無事だった自販機から適当にミネラルウォーターを購入している。
喪神春花:「リューちゃんリューちゃん、どうやらこの子たちモグリみたいですよ」
喪神春花:「一回ちゃんと名乗りを上げてあげたほうがいいんじゃないです?」
風吹リュー:「何? 音に聞こえし阿修羅地獄堂女学院八大天王を知らねぇとは」
風吹リュー:どっかりと瓦礫に座り込む。
細川瑠璃良:「何?何?地獄?」
六堂結葵:「阿修羅地獄堂女学院八大天王」
六堂結葵:オウム返し
風吹リュー:「オレは"スケボー・スケバン"。風吹リュー」
風吹リュー:「最強のスケバン女学校、阿修羅地獄堂女学院の最強のスケバンだ」
喪神春花:「そして私はその相棒、初代ユーレイスケバン、喪神春花!」
風吹リュー:「そしてこいつは喪神春花。わけあってオレのスケボーに居候してる」
六堂結葵:「スケバン女学校」
細川瑠璃良:「……」
細川瑠璃良:「わああーーー……すごいですねーーー……」
細川瑠璃良:「素敵そうなお二人です~~~」心がこもってない。
風吹リュー:「そういうことよ」
喪神春花:「いやあそれほどでもありますけど~」
風吹リュー:「そしてこいつは喋るルンバ」
六堂結葵:(さしすせそモードに入ってる)
ルンバ:「ルンバです!」胸を張る
細川瑠璃良:「そうなんだ~~~」
六堂結葵:胸どこだ
ルンバ:「暫定ですが……」
ルンバ:「セグウェイかもしれません」
風吹リュー:「セグウェイだったら持ち運びが大変だったからルンバでよかったよ」
六堂結葵:「……」眉間を揉みながら
ルンバ:「えへへ……」頭を掻く
風吹リュー:ルンバを撫でてあげる。
細川瑠璃良:「面白い人たち……人……?……ですね?」
喪神春花:「私達はこの子に言われて、止めに来たんです」
喪神春花:「2月13日、13:35羽田発、新千歳行き、この飛行機を……って、あー!!」
六堂結葵:「わぁびっくりした」
喪神春花:「ルンちゃんずるいです~!私だって3日に一回しか撫でてもらえないのに~!」
ルンバ:「そうなんですか?お可哀想に……」
風吹リュー:「ちゃんとそれとは別に磨いてやってるだろ!」
風吹リュー:「というかそう!」
風吹リュー:「飛行機を止めないとまずい事が起きるんだ。オレ達はそれを止めに来た」
風吹リュー:「お前らもそうか?」
六堂結葵:「少し違うけど……」
細川瑠璃良:「……それ、私達が乗ろうとしてたやつ」
風吹リュー:「13:35羽田発新千歳行きがそうならそう」
ルンバ:「……この人達じゃないですか!?」
ルンバ:急に興奮する
風吹リュー:めんどくさそうにすかりすかりと春花の頭を撫でている。
風吹リュー:「あん?」
喪神春花:「えへへ~……と」
喪神春花:「本当ですかルンちゃん?」
ルンバ:「そうですよ!その飛行機に乗る予定のこの人たちが襲われると知って……私は止めに来たんですよ!」
ルンバ:「……」
ルンバ:「……多分……!」
風吹リュー:「と、この通り曖昧な情報源なんだ……」
六堂結葵:「信頼性が怪しい……」ともあれ
細川瑠璃良:腕組みして、少し考えて。
細川瑠璃良:「……私達は、UGNの任務でここに来てます」
ルンバ:「でも無事に済んで良かったですねえ~」
ルンバ:「私のお陰ですね」
風吹リュー:「おーそうだそうだ! 間に合って良かったな。……任務?」
喪神春花:「うーん、でもルンちゃんが聞いていた話だと飛行機を止めないとって……これ乗る前ですし……」
細川瑠璃良:「はい。もしも、あなた達が、UGNに敵対的でないオーヴァードさんたちなら」
喪神春花:「ナルホド、UGN」
細川瑠璃良:「協力してくれませんか? 奪われたものを、取り戻すのを」
細川瑠璃良:「……あっUGNって分かります?」
風吹リュー:「そこは大丈夫。知り合いが何人か働いてるし」
喪神春花:「も~リューちゃん素直じゃないですねえ」
風吹リュー:「……友達……っが」
細川瑠璃良:「よかった……なんか雰囲気が独自のオーヴァードコミュニティの感じだったから……」
細川瑠璃良:「知らない感じかもと思って……」
風吹リュー:「友達がUGNで働いてるの! うっせーな春花!」
風吹リュー:「おう。まぁ独自のコミュニティと言えなくもないな」
六堂結葵:「おかげで話は早いか……」
喪神春花:「治外法権といいますか……まあ高度に政治的なアレがありまして」
風吹リュー:「奪われたもの……どう思う? 春花、ルン子」
風吹リュー:「やっぱまだ続いてる? これ」
喪神春花:「っぽいですねえ……本番はこれからってやつじゃないですか?」
風吹リュー:「さっきの機械ヘッド人間も取り逃したしな」
六堂結葵:「もし、私達の話と。そっちの件が関わってるとすると」
六堂結葵:「インパクトの大きい飛行機の部分が残ってて、本題のものについてはうっすらしかわからなかったのかも」
風吹リュー:「ま、釈然としない感じは確かにある。いいぜ、乗り掛かった舟だ」
細川瑠璃良:「やった!風吹さん、優しいんですね」
細川瑠璃良:「すっごく嬉しいですっ」
風吹リュー:「おいおい。そんなに褒めんなよ」
風吹リュー:「ま? そんなつもりはねえけど? 器のデカさっつーか?」
六堂結葵:(あ、エンジンかかってきた)
風吹リュー:「やっぱ滲み出ちまうんだな~これが」
細川瑠璃良:「すごいな~ ひしひしと感じちゃいます」
喪神春花:「う~んこれは奸臣の匂い。私わかっちゃうんですよね~近いから」
喪神春花:「それはともかく、もちろんリューちゃん在るところに私在り!」
ルンバ:「ちょろくないですかこの人?大丈夫なんですか?」
細川瑠璃良:「喪神さんも、そんな風吹さんをずっと支えてこられたってことですよね」
喪神春花:「相棒として私もバッチリサポートしますよ~」
風吹リュー:「お前みたいに性格悪いのとそうホイホイエンカする訳ねーだろ。見る目あるじゃんUGN。何て呼べばいい?」
細川瑠璃良:「すっごく健気で、素敵だと思います!」
喪神春花:「あ、わかりますぅ?ほんとこの子ったら私が居ないと危なっかしくてぇ……」
六堂結葵:(褒められ慣れてない……)
細川瑠璃良:「あ、はい!細川瑠璃良。“ミルクアンドハニー”」
細川瑠璃良:「何でもいいけど、瑠璃が一番好きですね。可愛い呼び方だから」
風吹リュー:「おっけ、瑠璃な。そっちは?」
六堂結葵:「六堂結葵、コードは“雷神の系譜(レクス・サンダラス)”」
六堂結葵:「呼び方は六堂でも、結葵でも呼びやすい方で」
喪神春花:「なるほど、結葵ちゃんですね!」
六堂結葵:「よろしく。風吹さん、喪神さん」
細川瑠璃良:「お二人は……お三方?は」
細川瑠璃良:「こう呼ばれたいとかありますか?」
ルンバ:「えっ……」
ルンバ:「お嬢様……とか……?」
細川瑠璃良:「女の子なんだ」
風吹リュー:「俺と春花は特に拘りないけど。そういえば」ルンバを見る。
風吹リュー:「いやお嬢様はねーだろ」
ルンバ:「どうしてですかぁ!?」
六堂結葵:(ルンバだものなぁ……)
風吹リュー:「名前わかんないなら暫定ルン子でいかない? かわいいし。ルンルンとかの方が良い?」
喪神春花:「使われる側の自覚がないとは……哀れな子ですね……」
ルンバ:「ルンルンはパンダみたいなので……ルン子で……」
ルンバ:「何ですか!あなたもスケボーのくせに!」
細川瑠璃良:「はーい」
細川瑠璃良:「では、よろしくおねがいしますね、ルン子お嬢様」
風吹リュー:「我が乗機ながらこわこの女……」
喪神春花:「私はスケボーに住んでるだけの幽霊ですもーん」
細川瑠璃良:「何なりとお申し付けくださいっ」
ルンバ:「悪くないですね…………」
風吹リュー:「いいやつだな瑠璃。こんなわけわからん奴に人並みの対応を取ってやるとは」
六堂結葵:「そこが瑠璃ちゃんのすごいところでもある……」
喪神春花:「勘違いしないほうがいいですよルンちゃん。世の中瑠璃ちゃんみたいに良い子ばかりではないですからねっ」
細川瑠璃良:「うん。相手がどうあっても、喜んでもらえる対応のほうがみんな嬉しいもん」
細川瑠璃良:(てかワケわかんないやつなのはあんたら全員そうなんだけど……)
六堂結葵:(それはまぁそう)
六堂結葵:「ひとまずUGNの支援が来るまで、目立つしここから離れようか」
六堂結葵:「私も服が欲しい……」
細川瑠璃良:「そうだねえ。それじゃあ目立っちゃうよ」
細川瑠璃良:「まあ、普段から人目引いてるけどね、結葵ちゃん」
ルンバ:「胸が御立派だからですか?」
六堂結葵:「好きで大きくなったわけじゃないもん」
風吹リュー:「あー。体の線出るしな。コート貸そうか?」気づかわしげに。
喪神春花:「確かにいいものをお持ちですが、リューちゃんも負けてはいませんよ~」
GM:混乱の中、君達は空港を後にする。田中からの通信があったのは、それから間もなくのことだった。


GM:シーン終了。
GM:ロイスのみ可!
風吹リュー:PCに!
細川瑠璃良:保留しておこ~ まだどれだけ“使える”か分かんないもん
風吹リュー:細川瑠璃良 大変にいい奴〇/油断
喪神春花:協力者 細川瑠璃良 見どころがある○/油断
細川瑠璃良:きみたち
六堂結葵:見事に
風吹リュー:六道結葵 感服〇/服破れんの大変そう
風吹リュー:以上です
六堂結葵:こちらはリューさんに 「〇悪い人ではない/スケバ……?」
六堂結葵:以上で


ミドルフェイズ2

GM:ミドル2、情報収集シーンです
GM:シーンPCは……侵蝕みんな同じだな 喪神さん!
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (47 → 48)
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (47 → 48)
風吹リュー:お揃い~
六堂結葵:六堂結葵の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (47 → 52)
喪神春花:仲良し~
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (49 → 50)
GM:項目はこちら!
・襲撃者について 情報:UGN 難易度9
・ロボット掃除機 情報:UGN/噂話 難易度7
・荷物の中身 情報:UGN 難易度8
GM:というわけで判定どうぞ~
風吹リュー:ロボット掃除機いってみます
風吹リュー:4dx>=7
DoubleCross : (4DX10>=7) → 10[3,6,6,10]+10[10]+2[2] → 22 → 成功

風吹リュー:非常にわかる
六堂結葵:カタログ読んでたのかな
喪神春花:リューちゃんすご~い
ルンバ:私にそんなに興味が……?
細川瑠璃良:ママがほしかったから……?
風吹リュー:フッ……
喪神春花:襲撃者いっちゃおー
細川瑠璃良:親孝行なんだ~ すご-い
喪神春花:マイナー《オリジン;ヒューマン》シーン中エフェクトを組み合わせた判定の達成値+5
六堂結葵:判定は三つだしひとまず待機してようかな
細川瑠璃良:あ、私待ってるよ~
細川瑠璃良:得意だから
六堂結葵:了解
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を2増加 (48 → 50)
喪神春花:《壁に耳あり》情報:UGNで判定
喪神春花:3dx+6>=9
DoubleCross : (3DX10+6>=9) → 9[3,8,9]+6 → 15 → 成功

喪神春花:喪神春花の侵蝕率を1増加 (50 → 51)
風吹リュー:シンプルにリサーチ強い
細川瑠璃良:わー 素敵~
六堂結葵:つよい
細川瑠璃良:何でも知ってるんですね……すごい
六堂結葵:では残った荷物の中身を素振りで
喪神春花:ふふん、幽霊探偵春花ちゃんと呼んで下さい
六堂結葵:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 5[5] → 5 → 失敗

細川瑠璃良:バディムーブします。
六堂結葵:ああ~助けて~
六堂結葵:さす瑠璃ちゃん
風吹リュー:最強エンブレム!
細川瑠璃良:助けるよっ 友達だもん
GM:これが友情パワーか……
喪神春花:瑠璃ちゃんは何でもデキるんですね~偉いな~
細川瑠璃良:えへへ……みんなが頑張ってくれてるからだよ~
細川瑠璃良:私も頑張んなきゃ、って気持ちになるんです
喪神春花:なんて健気な子……ホロリ
GM:では開示します
・襲撃者について
外見情報とハッキング能力から、空港を襲撃し荷物を奪ったのはFHエージェント“オートマティカ”であると判明した。
FHに所属しながら他のFHを毛嫌いしており、常に単独で行動しているエージェント。
極めて重度の身体改造者でもあり、全身のほぼ全てを機械化しており、生身の部位は脳の一部しか残っていないらしい。
約5年前まではUGNエージェントであり、機械化とも無縁だった。温厚で情の深い人格者でありながら、優秀なエリートとして将来を嘱望されていたようだ。
“自動化計画(オートメーション)”という計画を進めているようだが、詳細は不明。
・ロボット掃除機
ロボット掃除機の内部には微弱なレネゲイドと意識体が入り込んでいるようだ。
レネゲイドパターンを照合した結果、UGNイリーガルである新島累子という少女のものと一致した。
新島は数週間前から行方不明になっている。“オートマティカ”の拉致によるものだろう。
データベースにもクラッキングによる改竄の痕跡が見られ、追跡が困難になっている。
・荷物の中身
シーン内で開示


GM:空港近郊 ファミレス『キャバリエオブサンド』


田中百花:「……何でメシ食ってるわけ!?」
GM:君達は空港を出て、近くのファミレスに腰を落ち着けた。
風吹リュー:「食わないのか? 貰うぞ」
六堂結葵:「飛行機受け止めたらお腹空いて。先に頂いてます」
GM:全員分の注文が出そろったところで、不意にオペレーターの田中百花が顔を見せた。
風吹リュー:田中さんのバスケットに手を伸ばす。
田中百花:「し、心配してわざわざ来てやったのにこいつら……!」
喪神春花:「腹が減ってはなんとやらと言いますからねえ。幽霊やるのもカロリー使うんですよ」
六堂結葵:羊の串焼きを一本、咥えて
田中百花:バスケットをひったくって。
喪神春花:ナポリタンをフォークで巻き取って口に運ぶ
ルンバ:「私の分……私の分は……?」
風吹リュー:「都合いい時だけ実体あるもんなお前」
風吹リュー:「ん、食えるの?」
細川瑠璃良:「あのね田中さん、真面目にやってないわけじゃなくて」
細川瑠璃良:「ちゃんと調査してるんだよこれでも……」
喪神春花:「ルンちゃんにはちゃんとポータブル充電器買ってあげたじゃないですか」
ルンバ:「食べられますよぉ!ゴミが吸えるのに食べ物吸えないわけないでしょ!」
ルンバ:「それは別腹なんです!」
風吹リュー:「うーんベタベタしてなきゃ大丈夫かな……」
田中百花:「……」
細川瑠璃良:「吸引能力じゃなくて消化能力の話じゃないかな……」
風吹リュー:パンくずを撒いてあげる。
六堂結葵:「詰まったりしないかな」
ルンバ:「ゴォォォォ……」
ルンバ:CMもかくやという勢いで吸引する。
田中百花:胡乱な目で細川とルンバ、スケボーを見比べて。
喪神春花:「おお~やっぱり一家に一台欲しいですねえ」
細川瑠璃良:「電子機器が全部止められてたなら、足跡からの追跡は難しいでしょ?」
細川瑠璃良:「まずは相手の正体を知るところからだよ」
細川瑠璃良:ミニサラダだけ頼んでいる。
風吹リュー:「そう。結果待ちなんだよ、おっ来た」
風吹リュー:端末のメッセージを確認する。
喪神春花:「えーとなになに~?」横からリューちゃんの端末を覗き込む
風吹リュー:「やっぱりというかなんというか、ルン子のことだが、ヒトの意識が入ってたって事らしい」
ルンバ:「私……人だったんですか……!?」
喪神春花:「ということはやっぱり……幽霊……?」顔を青くさせて
ルンバ:「そんな……美少女の幽霊だなんて……」
喪神春花:「ど、どうしましょうリューちゃん……お祓いとか行ったほうがいいでしょうか……?」
細川瑠璃良:「まあでも、それはなんか分かるかも?」
風吹リュー:「アホ」春花の頬を人さし指で突き刺す。
細川瑠璃良:「人っぽい感じはありますよね、ルンバに人格が宿ったってよりは」
喪神春花:「ぶげっ」
細川瑠璃良:「そういう子って感じ」
六堂結葵:「ものを食べたがるし。もとからルンバならバッテリーでよさそう」
風吹リュー:「あっ指にナポリタンついた」
風吹リュー:「都合いい時だけ透けるな」
細川瑠璃良:「喪神さん、触れたり触れなかったりするんだ……?」
ルンバ:「名前とかは!?何歳ですか!?どこに住んでました!?会えますか!?」
ルンバ:風吹の足にごつごつぶつかる。
風吹リュー:「ん、そうだな。レネゲイド波形の照合も済んだらしいぞ。えっと」端末をスクロールしながら
風吹リュー:「ええい鬱陶しい!」
喪神春花:「まあの辺は割と雰囲気で……あ、これですね」
風吹リュー:「新島累子っつーイリーガルだろうってことだけど」
風吹リュー:「何週間か前から行方不明になってるな。攫われた……?」
ルンバ:「新島……累子…………」
風吹リュー:「なんか思い出したか?」
ルンバ:「そ……そうです!それ!私の名前!それです!」
ルンバ:ウィンウィンと興奮気味にファンを動かす。
ルンバ:「どうして忘れていたんでしょうか……!?」
風吹リュー:「名前忘れる事なんてあるんだなァ」
細川瑠璃良:「聞いたら思い出すってことなのかな?」
細川瑠璃良:「そうなると他の情報も、聞いたら思い出すのかも……?」
ルンバ:「ええ……しかしますます分からなくなってしまいましたね……」
喪神春花:「どういう絡繰りにしても、人格をまるっと何かに移すってのは難しいですからねえ」
六堂結葵:「忘れさせられてた、なら。都合が悪いことがあったと考えられそうだけど」
ルンバ:「どうして私のような美少女がルンバに……?」
細川瑠璃良:「累子ちゃんについては色々調べるとして、だよ」
六堂結葵:「そこは譲らないんだね」
細川瑠璃良:「問題はあっちだよね」
細川瑠璃良:「あの、ケースを奪ったヘルメットの人」
喪神春花:「何者なんですかねえ……あ、もう一通来ましたよ」
喪神春花:リューちゃんの端末に新しいメッセージが入る
喪神春花:「深々ちゃんからです、FHの線も探っておいて正解でしたね」小声でリューちゃんに
風吹リュー:「へぇ~ ダブルクロスやってたってのも、悪い事ばっかじゃねーな」同じく小声で返す。
喪神春花:「ふむふむ、どうやらこの幽霊探偵の豊富なコネクションによると」
細川瑠璃良:「幽霊探偵の豊富なコネクション、すごいね……?」
喪神春花:「あのロボットさんはFHのエージェントみたいですね。コードネームは“オートマティカ”」
細川瑠璃良:(マジでどこから仕入れてるのこいつら……?)
六堂結葵:「阿修羅地獄堂女学院、底が知れない…」
細川瑠璃良:(……洗ったほうがいいかもか)
細川瑠璃良:「FHのひとだったんですねえ」思考はおくびにも出さず。
喪神春花:「見たまんまの重機械化兵(フルボーグ)みたいですけど、おや?」
風吹リュー:「えっあいつ元UGNか?」
喪神春花:「ですです。この人、何年か前まではUGNのエリートだったんですって」
細川瑠璃良:「……確かに、何ていうんでしょう? UGNをこう、当てこするように聞こえました」
風吹リュー:「UGNへの嫌がらせもお上手でいやがったしな」
六堂結葵:「わざわざあんな手口を使うのも、そういう」
風吹リュー:不快げに鼻を鳴らす。
細川瑠璃良:「うん。力のない人たちを巻き込むなんて、許せません……」拳をギュッと握る。
喪神春花:「うーん、でもこの「自動化計画」ってなんなんでしょうか」
喪神春花:「UGNの方では何か掴んでたりします?最近のFHのトレンドとか」
風吹リュー:「何も書いてないってことは何もわかってないんだろ、少なくとも深……」
風吹リュー:「み……みたところは!」
風吹リュー:情報源を漏らしそうになり慌てて誤魔化す。
細川瑠璃良:「……う~ん。トレンドも何も、セルによってぜんぜんバラバラだからなあ」
風吹リュー:「聞いたことある? 自動化(オートメーション)計画」
六堂結葵:「さっぱり」
田中百花:「……“オートマティカ”については、少し気になる点があります」
細川瑠璃良:「単語がシンプルすぎて絞れないよ~それが狙いかもだけど」
細川瑠璃良:「うん?なに、田中さん」
田中百花:「彼の身体改造は外注で行われたもので、その履歴を一部入手したのですけどね」
田中百花:「少し異様なんですよ、順番が」
喪神春花:「順番、とは?」
田中百花:「戦闘力を求めて機械化兵になるオーヴァードは、そう珍しくないでしょう?」
細川瑠璃良:「うん。“機械化兵(フルボーグ)”特筆性、だっけ?」
喪神春花:「かもですねえ。手とか足とかを付け替えてる子はいっぱい居ますし」
田中百花:「ええ。リザレクトのあるオーヴァードなら過度の改造にも耐えられるから。改造の深度で言えば、“オートマティカ”に並ぶ者もそれなりに多い」
田中百花:「ただそれは、例えば腕や脚を機械化し、その制御の為に脳改造を施すような……」
田中百花:「必要に駆られて、最終的な形として人から離れることが殆どでしょう。でも“オートマティカ”の場合……」
田中百花:「四肢や内臓より先に、最初に頭部、脳に重度の改造を施している」
風吹リュー:「サイボーグ化の順序に異様とかあんの? と思ったが……そりゃあ」
細川瑠璃良:「……それ、なんだか」
風吹リュー:「なんとなく変……に聞こえるな」浅い。
細川瑠璃良:「その改造がメインって聞こえる」
田中百花:頷く。
田中百花:「内臓の殆ども置換して、恐らく今の彼には、食事や睡眠も必要ではないはず」
田中百花:「改造の結果、人から離れる……のではなく」
田中百花:「人から離れるために改造を施した」
田中百花:「そういう印象を受けるわね」
田中百花:「まあ……」肩を竦める「現状では、だから何、という話なのだけれど」
六堂結葵:「昔の自分との決別、みたいに聞こえもするな」
風吹リュー:「『自動化』つーのも意味深な感じしてくんね」
六堂結葵:「……概ねのことはわかったけれど。それじゃあ、田中さん」
細川瑠璃良:「うん」
細川瑠璃良:「最初に戻ってくるよね?」
喪神春花:「あ!奪われたっていう例のブツですね!」色めき立った声を上げる
六堂結葵:「その彼が狙った、私達の荷物は一体なんだったの」
田中百花:「……」
六堂結葵:「こうなった状況じゃ、さすがに何も知らずに追いかけられない」
田中百花:周囲をちらりと見回すようにして。
田中百花:「……あのね」
田中百花:君達に顔を寄せる。
細川瑠璃良:「ごめんね、言いづらいのに聞いちゃった?」
細川瑠璃良:「でも、知らなきゃいけないの。お願い」
田中百花:「あなた達が思ってるより、まずい事態なのよ」
田中百花:「だからわざわざ直接来たの。食事してる場合じゃないわよ、マジで」
風吹リュー:「む。んぐ」クラブハウスサンドの最後の一切れをドリンクで流し込む。
田中百花:「……奪われたケースの中身はね」
田中百花:声を潜めて。
田中百花:「……“賢者の石”なの」
風吹リュー:「………………」
風吹リュー:春花の方を見る。
細川瑠璃良:「えっ、それって……」
細川瑠璃良:「あれだよね、超高濃縮のレネゲイドで」
細川瑠璃良:「すごい希少なアイテムなんじゃ……」
喪神春花:「………」またか、という顔
田中百花:「……そうよ」頷く。
六堂結葵:「……」
田中百花:「取り戻せなかったら、どういう事態になるか分からない」
田中百花:「いや、ならなくても……」
細川瑠璃良:「そうだよね、UGNにだって数えるほどしかないはずだし」
田中百花:「イリーガル連中はまだいいけど」
細川瑠璃良:「そんなの、悪い人の手に渡れば、何が起きるかもわからないってことだよね」
風吹リュー:「(なあ、賢者の石ってそんなヤバいの?)」こそこそ話。
田中百花:「私と」指差して「細川。あなたは」
田中百花:「……外れるわよ、出世コース」
田中百花:「確実に」
風吹リュー:「(いやヤバいはそうなんだけど……)」
喪神春花:「(世間的にはヤバいんですよ。ザックザク掘ってたうちがおかしいんです)」
細川瑠璃良:「賢者の石だもんね……」
田中百花:深刻な顔で口にする。
田中百花:「今回の任務は、極秘裏に石を北海道の研究施設に運ぶのが目的だったの」
田中百花:「恐らくそれを、“オートマティカ”はクラッキングで察知した……」
風吹リュー:「お、おう……」
風吹リュー:「賢者の石か。聞いたことはあるぜ」
細川瑠璃良:「うん。賢者の石ってね」
細川瑠璃良:「適合に失敗してさえ、特筆性――そのオーヴァードが、特別なものであるとみなされる」
風吹リュー:実際、あのケースに入る量だけでも、自分を100回殺して余りあるものだと言う事は分かっているし、この扱いが正常なのも理解できるのだが。
細川瑠璃良:「規格外の代物なんだ。想像できないかもだけど、本当に桁外れの希少品」
喪神春花:「へ、へぇ~……そんなに……」
六堂結葵:「持ってて嬉しいものではない、なんて聞かされてるけどね……価値はよくわかってる」
風吹リュー:「とんでもなく……マズい事態ってことなんだな……?」
田中百花:「……最悪、世界がメチャメチャになるかも」
細川瑠璃良:「石一つで、大げさって思うかもしれないけど」深刻な顔。
細川瑠璃良:「本当に、それだけ恐ろしいものってこと」
風吹リュー:「……ああ」
喪神春花:「(リューちゃん。わかってると思いますけど、学園祭の出し物気分で取引してたとか絶対言っちゃだめですからね)」
風吹リュー:「月を地球にぶつけたり、歴史をめちゃめちゃに書き換えたりできる代物だってのは知ってる」
風吹リュー:「(オレ悪くねーだろあれはさ!!)」
細川瑠璃良:「いやそこまでは出来ないと思うよ流石に……?」
六堂結葵:(なんか隠し事してるような……)
喪神春花:「はい!あんなことをそう何回もやらせるわけには行きませんよね!」
風吹リュー:「あっ……しまった……春花!」
六堂結葵:「何回?」
田中百花:「何回も……?」
風吹リュー:「くっ……なんとか……しなきゃいけないな。なんとかしなきゃいけないなぁこれは!」
細川瑠璃良:「風吹さん?喪神さん?」
喪神春花:「あっばっ、ピュ~ヒョロロ~」
喪神春花:わざとらしく口笛を吹く
風吹リュー:「なんでもない! 頑張るぞ! えいえいおー!」
風吹リュー:謎の罪悪感に駆られて拳を突き上げる。
喪神春花:「おー!!」
風吹リュー:「ルン子暫定累子のためにもな!」
ルンバ:「おーですよ!!」
細川瑠璃良:「おー……?」
細川瑠璃良:(何なのよ、こいつら。本当に)
六堂結葵:「おー……」
六堂結葵:(大丈夫かな。いや、人格とかじゃなくて終わった後に色々出てこないか)
田中百花:(大丈夫なの……?)


GM:シーン終了。
GM:ロイス購入可能です
六堂結葵:喪神さんへ 「〇好奇心/何回???」
細川瑠璃良:-同行者/風吹リュー/有為/猜疑心の塊:○/ロイス
-同行者/喪神春花/有為/猜疑心の塊:○/ロイス

六堂結葵:調達はアームドスーツ!
風吹リュー:ロイス変更なし
六堂結葵:1dx>=15
DoubleCross : (1DX10>=15) → 4[4] → 4 → 失敗

風吹リュー:アームドスーツ狙うか
六堂結葵:財産払ってもダメ、以上です
風吹リュー:2dx+3>=15
DoubleCross : (2DX10+3>=15) → 5[3,5]+3 → 8 → 失敗

風吹リュー:財産7点切りたくないな~
喪神春花:ロイス変更なし
細川瑠璃良:4点は?
風吹リュー:優秀チルドレン!
風吹リュー:ください!
細川瑠璃良:ではバディム!
喪神春花:jyaa
細川瑠璃良:じゃあ結葵ちゃんに買ってあげよ
細川瑠璃良:こっちもアームド
風吹リュー:瑠璃! 完璧美少女! ありがとうございます。4点払って購入して装備
細川瑠璃良:4dx+9>=15
DoubleCross : (4DX10+9>=15) → 6[2,2,5,6]+9 → 15 → 成功

喪神春花:じゃあこちらはボデマで
細川瑠璃良:出目低いけど買えちゃうんだなこれが
細川瑠璃良:調達精鋭なので……
六堂結葵:完璧美少女~
喪神春花:1dx>=12
DoubleCross : (1DX10>=12) → 4[4] → 4 → 失敗

喪神春花:幽霊にお小遣いはない。以上
細川瑠璃良:結葵ちゃんに服買ってきてあげたよ~
細川瑠璃良:以上!
六堂結葵:ありがとう。ちゃんと応えるね


ミドルフェイズ3

GM:ミドル3
GM:情報収集シーンです
GM:シーンPCは風吹さん、全員登場可能です
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (51 → 54)
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (50 → 60)
六堂結葵:六堂結葵の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (52 → 54)
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (48 → 49)


GM:情報項目はこちらです
・新島累子 情報:UGN/噂話 難易度7
・自動化計画 情報:UGN/FH 難易度9
GM:というわけでどうぞ!
六堂結葵:では新島さんに噂話で
喪神春花:じゃあ難しい方行ってみようかしら
六堂結葵:コネ使って+2D!
細川瑠璃良:GOGO!
六堂結葵:3dx+1>=7
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 9[4,4,9]+1 → 10 → 成功

風吹リュー:えらみ
喪神春花:流石!
六堂結葵:社会1でもがんばれる
喪神春花:マイナー《オリジン;ヒューマン》シーン中エフェクトを組み合わせた判定の達成値+5
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を2増加 (54 → 56)
喪神春花:《壁に耳あり》情報:UGNで判定
喪神春花:3dx+6>=9
DoubleCross : (3DX10+6>=9) → 8[5,7,8]+6 → 14 → 成功

喪神春花:喪神春花の侵蝕率を1増加 (56 → 57)
細川瑠璃良:すご~い♡
GM:お見事
六堂結葵:万能
喪神春花:ふふ~んっ
風吹リュー:えらいぞ春花
喪神春花:でへへ
風吹リュー:かわいい
GM:では開示わよ~
・新島累子
新島の能力は、意識と意識の並列化。
意識を接続した人間同士はお互いの思考を手に取るように把握することが可能であり、戦闘時には連携において大きなアドバンテージとなるらしい。
UGNへの協力の際には、この能力を用いて支援を行っていたようだ。
・自動化計画
機械化以前からの“オートマティカ”本来の能力は、自我の剥奪。自我を剥奪された者は疑問や感情を持たずに生存活動のみを行う、“自動化された”人間となる。
“オートマティカ”は新島の能力を賢者の石で強化し、全人類の意識を接続した上でそれを剥奪し、全ての人間から自我を剥奪しようとしている。
既に必要な材料は揃っている筈であり、何故まだ“オートマティカ”が計画を発動していないのかは不明。


GM:UGNセーフハウス


GM:君達は付近のセーフハウスに足を運んだ。
GM:田中は戻ってバックアップに回り、居るのは君達とルンバのみ。
ルンバ:自分のことが気になるのか、そわそわと部屋を掃除している。
ルンバ:「あの……何か分かったでしょうか……?」
六堂結葵:ぴろーん、と端末に着信。頼んでいたリストが届いてきた
六堂結葵:「あ。ちょうどルンバ……もとい、新島さんの登録データが届いたよ」
風吹リュー:「UGNそこがいいよな~」
六堂結葵:全員で確認できるよう、セーフハウスに備えつきのタブレットへ転送。
風吹リュー:「組織としてデカいしちゃんとしてるから」
風吹リュー:「引っ張ってきやすいやつ……ん」確認する。
六堂結葵:「細かいパーソナルの部分は置いといて。能力の方だけど」
喪神春花:「伊達に世界最大を謳ってはいないですよねえ」
細川瑠璃良:「2人も入ればいいじゃない。イリーガル登録はしてないの?」
ルンバ:「どっ……どうでしたか!?」
細川瑠璃良:「バックアップも十分得られると思うけど……」
風吹リュー:「春花はともかくオレはどうだろ……多分されてるはず……」
風吹リュー:「まぁそれはいいとして」
六堂結葵:「まぁ、呼ばれないのもある意味で平和の証ではあるから……」
六堂結葵:「話を戻すね。面白い、というのはちょっと悪いけど。意識間の並列接続が新島さんの特技だったみたい」
細川瑠璃良:「それ、どういうこと?なかなか聞かないけど」
風吹リュー:「並列……ってなんだ。普通につなげるのとは違うのか?」
ルンバ:「……!」高速で回転しながら一同の足にガンガンぶつかる。
六堂結葵:「いたいいたい」
風吹リュー:「こらこら暴れるな」
風吹リュー:ルンバを抱き上げます。
喪神春花:「痛たっ!折れる折れる!」
風吹リュー:「お前足ないだろ」
六堂結葵:「思い出せたなら、本人に話してもらうのがいいかも」
細川瑠璃良:「どうしたのかな~?」
細川瑠璃良:「元気だねえ」
ルンバ:「ウィーウィウィウウ……ガガガガガ……」
風吹リュー:しらーっとした目で春花の足元を見る。
細川瑠璃良:「喋れなくなってる……?」
喪神春花:「いえ太郎さんが……って、なんかヤバくないですか?」
風吹リュー:「どうした? おい累子……? でいいんだよな」
ルンバ:「はっ……」
ルンバ:「すいません……つい興奮しすぎました」
ルンバ:「そうです!それです!」
風吹リュー:それはごめん。と春花に謝りながらスケボーバッグを椅子に載せる。
ルンバ:「思い出しました……私がこうなってる、理由!」
風吹リュー:「お、おお……」
風吹リュー:「そうだよな。理由がないとルンバにはならないもんな……」
風吹リュー:「理由があるなら……ルンバになるのも仕方ないよな…………!」
六堂結葵:「そうかな……そうかも……?」
ルンバ:「そうですよ!仕方なかったんです!」
細川瑠璃良:「仕方なくはないんじゃないかな……?うん。聞かせて?」
喪神春花:「それで、一体何があったんですかルンちゃん。いえ累ちゃん……?」
ルンバ:「でもそれを話すなら……あの人……“オートマティカ”について」
ルンバ:「先に話してもらったほうが分かりやすいでしょうか…… 分かりましたか?何か」
風吹リュー:「どうだった春花ー?」
風吹リュー:預けた連絡端末を弄っていたのは見たが。
喪神春花:「『自動化計画』ですよね。任せて下さい!ちゃーんと詳しそうな筋に……おっ!」
喪神春花:「キてます!キてますよ~!」端末をいじってはしゃいでいる
細川瑠璃良:「あの」
細川瑠璃良:「どういう情報網……?」
風吹リュー:「ほーん。どれどれ」
六堂結葵:「UGNをどうこう言える立場なのかな……」
風吹リュー:「や、最初のは本当UGNのやつ使わせて貰っただけだから」
風吹リュー:「そっちの回線がまだジャックされたばっかで危ないかもっつってたから代わりに」
喪神春花:「やっぱり持つべきは友達ですねえ~。えーとなになに……うわぁ」
風吹リュー:「んで……んん? ええ…………?」
風吹リュー:「あのケース1つ分でそんな事できんの? うわぁ~」
風吹リュー:この期に及んでケースいっぱいに賢者の石が詰まっていると思っているが、多分そんな事はない。
風吹リュー:六道さんがそうしたようにデータを転送する。
細川瑠璃良:「何何何」
六堂結葵:「発言がいつもながら引っかかるんだけど…」
喪神春花:「"オートマティカ"さんの能力は"自我の剥奪"……多分これはUGNの記録にも残ってると思うんですけど」
喪神春花:「『自動化計画』というのは、賢者の石でこの能力と累ちゃんの力を増幅させた上で」
喪神春花:「全人類の意識から、同時に自我を奪ってお人形さんにする。っていう計画みたいですね」
細川瑠璃良:「ええっ……!?」
細川瑠璃良:「いやなんでも流石にそんなことは……」
細川瑠璃良:「限度があるんじゃないかな……?」
喪神春花:「ええ、色々疑問は残りますよね……」
六堂結葵:「先にこの話を、ということだけど……聞かせてもらえる?」
風吹リュー:「限度っつーと。ある程度以上の力を持つオーヴァードは抵抗できる。とかか?」
喪神春花:「まず、いくら賢者の石でもそんなことできるのかってのが一つと」
喪神春花:「そもそも、何のためにそんなことを?っていうのが一つ……」
細川瑠璃良:「いや、規模が……」
風吹リュー:「賢者の石なのに……?」
六堂結葵:「なのにって何……」
風吹リュー:「(わからん。グラムあたりどれくらいの代物なんだ賢者の石…………)」
ルンバ:「私、いきなりあの人に捕まって、拉致されて……」
喪神春花:「いやなんというか、私の感覚だと念の為あの箱の三倍くらいは使いそうだなって……」
ルンバ:「抵抗したら、意識を引っぺがされそうになったんです」
ルンバ:「その時、ヤバい!と思って、自分の能力を使って……」
風吹リュー:「おお、どんどん思い出していってる」
風吹リュー:「いいぞルン……累子!」
喪神春花:「頑張って累ちゃん!その調子ですよ!」
ルンバ:「……何とか意識と能力の一部だけを切り離して、外に逃がすことに成功したんです」
ルンバ:「でも、レネゲイドビーイングですらない、剥き出しのままの意識体は、弱々しくてすぐに消えてしまうんです」
ルンバ:「それでその……たまたま目に入った、この……」
風吹リュー:「この……」
風吹リュー:視線を落とす。
六堂結葵:「家電に」
喪神春花:「入っちゃったというわけですか」
風吹リュー:「よかったなーーーー本当にお前人間だったこと思い出せて」
ルンバ:「はい……」タイヤを空転させる。
細川瑠璃良:「本当にね……」
細川瑠璃良:「よくそんな姿になっても頑張ってきたね」
細川瑠璃良:「偉いよ~」
風吹リュー:「裏返した時セクハラされたみたいな反応返ってきたから本当にルンバなのかと思ったよ……」
ルンバ:「うぇへ……へへへっ……」
ルンバ:「……それで、ですね」
ルンバ:「私がこの能力の一部を切り離したまま逃げ出したから、」
ルンバ:「“オートマティカ”はまだその計画を実行できないんだと思います」
ルンバ:「ほら!」
ルンバ:ルンバからレネゲイドが放たれ、君達の意識が接続される。
風吹リュー:「む……えっ何何! 気持ち悪い!」
喪神春花:「お、おお……!?」
風吹リュー:「情報量が!」
ルンバ:内心の思考が束の間、つまびらかにされる。
細川瑠璃良:「何これ!?」
六堂結葵:「うぇっ」
喪神春花:「あ……!これアニメで見たことあるやつ!なんか変な空間で裸になってるあの……!」
六堂結葵:発言に思わずその場面で流れていた挿入歌を思い出してしまう
風吹リュー:「結葵、こういうアニメとか見るんだ」
細川瑠璃良:「何これ?アニメ……?」
ルンバ:「どうですか~」自慢げに鼻を鳴らす。
風吹リュー:考えていることをほぼ口に出しているのでこの女に関しては一切情報量が増えない。
六堂結葵:一時間のドラマとかだと隙間時間がなくて……と頭の中で返事をする
細川瑠璃良:いやすごいけど……
細川瑠璃良:何勝手にやらかしてくれちゃってんのよこいつ……
細川瑠璃良:許可得てやるでしょこういうの……?何考えてるの……?
細川瑠璃良:「ああ~……」
細川瑠璃良:「なるほどね……?」
風吹リュー:「えっ……今の誰のやつ?」
風吹リュー:心当たりが全然ない
喪神春花:「……あれ?なんか瑠璃ちゃんっぽい声でしたけど……」
風吹リュー:つーかマズいじゃん。こういうのが漏れるってことは
細川瑠璃良:「誰のだろうね~あはは~……」
六堂結葵:「さぁ~。私の見てた番組が混ざっちゃったかな~」
細川瑠璃良:後で電池ぶち抜いてやるこのポンコツ……
風吹リュー:さっきなんとなく言わなかったアレがバレてしまうのでは……
細川瑠璃良:いや今ブチ抜いていいのかな……?
喪神春花:「ですよねえ~。瑠璃ちゃんはもっと優しいいい子ですもんね」
六堂結葵:おさえておさえて
風吹リュー:「ええい心頭滅却!」
細川瑠璃良:「う、うんうん!」
細川瑠璃良:「あのさっ!というか、もう能力分かったし」
風吹リュー:急にスケボーに飛び乗り室内を走り回ることで心を無にする。
細川瑠璃良:「いいんじゃないかな~~~?」
六堂結葵:「ともかく。いちいち喋らなくても意思疎通できるなら、戦闘中とかは便利だね……」
細川瑠璃良:「それはそうかも……?」
ルンバ:「いいんですか?お互いの親睦を深め合ういい機会なのに……」
ルンバ:言いつつ能力をオフにする。
六堂結葵:「段階が。必要よ。そういうの」
細川瑠璃良:全部ひけらかしゃ親睦なわけじゃないのよ、アンタやっぱ後で――
喪神春花:「そうですね~」まあ、わたしとリューちゃんはいつでも通じ合ってるから必要ありませんけど!むふふふ
風吹リュー:「……はっ……終わったか」
細川瑠璃良:「はー……」
風吹リュー:事務机の上で華麗にテールスピンを決めたところだった。
ルンバ:「それでですね!全部思い出したので……」
風吹リュー:「ハァハァ……それはよかった」
ルンバ:「“オートマティカ”と私の居場所も当然思い出しましたよ!」
細川瑠璃良:「えっ」
細川瑠璃良:「やるじゃん!」
細川瑠璃良:「あっ……すごいよ~~~」
喪神春花:「おお!でかしましたよ累ちゃん!」
風吹リュー:「おおーーっ!」
ルンバ:「そうでしょう~?」得意げに頭を掻く。
風吹リュー:「えっ? とんでもなくお手柄じゃん」
喪神春花:手どこだよ
六堂結葵:頭とは
ルンバ:「ご案内しますから、助けに来てください!私が一生ルンバで居る羽目になる前に!」
細川瑠璃良:なんかツッコミ聞こえたような……?
風吹リュー:えっこれまだちょっと繋がってる!?
風吹リュー:「ゴホンッ。任せとけよ」
細川瑠璃良:「ま、まあ、とにかく」
六堂結葵:「さすがに一生ルンバは私も勘弁だからね……」
風吹リュー:「"オートマティカ"に攫われながら。奴に能力を利用されるのを阻止し、外部に助けを求めて、敵の所在も割れてる」
風吹リュー:「全部お前がウルトラCを決めたからだ! 最高!」
風吹リュー:ルンバを持ち上げてキャッキャしている。
細川瑠璃良:「うん。居場所がわかってるなら、乗り込んで、ぶち潰……」
細川瑠璃良:「懲らしめよう!」
ルンバ:「褒めすぎですって~!」くねくねする。
風吹リュー:くねくねする部位どこだよ
喪神春花:やっぱキャラかぶってますねこの子……
細川瑠璃良:知らないわよ
六堂結葵:はいはい落ち着いて
風吹リュー:「瑠璃やっぱお前……」
細川瑠璃良:「んー?」
六堂結葵:「さぁ早く行こうか! 田中さんに連絡!」
風吹リュー:「気のせいか。すまん」
風吹リュー:「さーいっちょ働くか!」
喪神春花:「はい!ここからがスケバンの本領発揮ですよー!」
細川瑠璃良:「はい!私も精一杯がんばりますっ♡」両手でぐっと握りこぶしを作った。


GM:シーン終了です。
GM:最後のロイス購入タイム!
風吹リュー:瑠璃良ちゃんのNを疑惑に
風吹リュー:ルンバ これも何かの縁〇/不審を
細川瑠璃良:なんでかな~?
風吹リュー:新島累子 肩入れ〇/憐憫 に変更します
喪神春花:六堂結葵 親近感○/驚異(肉体) で所得
風吹リュー:いや……気のせいだと思うから……
細川瑠璃良:-ルンバじゃなかった人/新島累子/有為:○/このアマ……/ロイス
六堂結葵:新島さんへ 「〇頑張ろう/でもちょっと勘弁して」
風吹リュー:2dx+3>=20 ブルゲ
DoubleCross : (2DX10+3>=20) → 6[1,6]+3 → 9 → 失敗

六堂結葵:購入は、スーツ買ってもらえたから特にないかな。いまのうちに装備します
喪神春花:ルンバのロイスを新島累子 庇護○/対抗心 に変更
風吹リュー:終わり!
細川瑠璃良:購入はメイド服狙お
細川瑠璃良:5dx+9>=20
DoubleCross : (5DX10+9>=20) → 9[4,6,7,8,9]+9 → 18 → 失敗

細川瑠璃良:財産2点で購入
細川瑠璃良:装備!
喪神春花:細川さんのロイスを N:気のせい に変更
細川瑠璃良:2人して!
風吹リュー:信じてるから……
喪神春花:私ドッジ型なんでアヴォイドマント狙ってみよっかな
六堂結葵:どっちも正しい瑠璃ちゃんだよ
風吹リュー:理解者仕草してる!
細川瑠璃良:いいこと言うじゃない
喪神春花:1dx>=21
DoubleCross : (1DX10>=21) → 1[1] → 0 (ファンブル) → 失敗

細川瑠璃良:ひどい……
喪神春花:全然だめ!以上!
六堂結葵:私もアームドスーツ装備して以上!


クライマックス

GM:クライマックスシーンです。
GM:全員登場!
六堂結葵:六堂結葵の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (54 → 59)
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (49 → 56)
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (57 → 67)
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (60 → 65)


GM:累子の案内と田中が先導するUGNのバックアップを元に、君達は“オートマティカ”のアジトを突き止めた。
GM:山奥に築かれた小さな工房。出入り口も封鎖し、君達は内部に踏み込み、彼を追い詰めることに成功した。
“オートマティカ”:『…………』
“オートマティカ”:『困りました』
“オートマティカ”:表情の読み取れない頭部で言う。
風吹リュー:「困ってるのはこっちだっつの」
風吹リュー:「返してもらうぞ。累子の体」
細川瑠璃良:「それから皆さんです!」
ルンバ:「あっ、あれ……!」
細川瑠璃良:「あんな空港をめちゃくちゃにして……大勢の人を巻き込んで……!」
ルンバ:手術台に載せられた少女の身体を指差す。
六堂結葵:「しっかり責任は負ってもらうよ」がしゃん、とウェポンケースを降ろして
ルンバ:「私です!あの美少女!」
風吹リュー:「いちいちアピールがしつこい奴だな……! あれか!」
ルンバ:言うなり、ルンバが動かなくなる。
ルンバ:「…………」
喪神春花:「へ、へ~っ、なかなかかわいいじゃないですか」
喪神春花:「あれ、累ちゃん?」
六堂結葵:「……戻った?」
新島累子:「……ぷはっ……!」
細川瑠璃良:「おーい?」
新島累子:「こっち!こっちです!」
細川瑠璃良:「あっ……」
喪神春花:「あ、生き返った!」
風吹リュー:「気ぃ散らすな、春花の方がかわいいから」
風吹リュー:「っと。おい、いいのか今戻って」
新島累子:「いや~~やっと戻れま……あれ!?」
風吹リュー:警戒に目を細める。
新島累子:がちゃがちゃと拘束されたまま。
喪神春花:「えっ、やだも~リューちゃんったら急に大胆すぎますよ~」くねくねする
新島累子:「動けないですよォ~~っ!?」
六堂結葵:「あれじゃないよ!」
風吹リュー:「ばっ、バカ!」
細川瑠璃良:「……」
細川瑠璃良:「今助けるからね~?」
新島累子:「ちょっと間がありませんでした!?」
風吹リュー:「このバカ!」なぜだろう。もうひとり分言った方が良い気がして、言う。
“オートマティカ”:『……まあ、いいでしょう』
風吹リュー:「くっ、こうなっちゃぁ仕方ねぇ」
風吹リュー:「決着をつける時が来たようだな! "オートマティカ"!」
“オートマティカ”:『自動的に来てくれたなら、話は早い』
“オートマティカ”:『あなた達を片付けて、改めて計画を実行します』
喪神春花:「やいやいやい!大それた計画でどんな変態的嗜好を満たそうとしていたのかは知りませんが」
“オートマティカ”:周囲で無数のドローンが起動する。
風吹リュー:「この風吹リューと!」
喪神春花:「喪神春花が来たからには、そんな計画(プラン)はバシッと!」
喪神春花:「台無しにしてあげますからね!覚悟して下さい!!」
風吹リュー:「台無しにしてやるぜ! 覚悟しな!」
風吹リュー:コートに隠し持った謎の小型ミサイルををビュンビュン飛ばし、無駄な爆発演出!
細川瑠璃良:「え~ そういうのあるんだ……」
細川瑠璃良:「なんか、楽しそうだね」
六堂結葵:「やってみる?」
細川瑠璃良:「どうやろう?」
六堂結葵:「言われると難しいなぁ」
六堂結葵:「……まぁ。思い付いたら、で」
細川瑠璃良:「……うん。次までの宿題ね」
六堂結葵:ウェポンケースから取り出される機攻殻剣を握り、
細川瑠璃良:「だから、まずは」片手を突き出すように構えて。「今回だ」
六堂結葵:「やるよ。瑠璃ちゃん」
細川瑠璃良:「働きなさい、結葵」彼女にしか聞こえぬように言う。
六堂結葵:「──ええ、女王(クイーンビー)
“オートマティカ”:『……始めましょうか』
“オートマティカ”:機械化された身体が、弾けるように変形する。
“オートマティカ”:全身から銃口を露わにした、異形の姿。
“オートマティカ”:『貴女たちも、自動化してさしあげます』
GM:クライマックス戦闘を開始します。
喪神[19/67%] 風吹[7/56%] 
細川[1/65%] 六堂[2/59%] 

    (10m)

  オートマティカ[8] 
  ドローンA,B,C[6] 
“オートマティカ”:Eロイス≪堕落の誘い≫
“オートマティカ”:衝動判定失敗時、侵蝕率が100になります
“オートマティカ”:衝動判定、難易度9!
風吹リュー:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 8[2,3,5,8]+1 → 9 → 成功

風吹リュー:2d10+56
DoubleCross : (2D10+56) → 16[6,10]+56 → 72

六堂結葵:1dx>=9
DoubleCross : (1DX10>=9) → 2[2] → 2 → 失敗

六堂結葵:2d10+100
DoubleCross : (2D10+100) → 12[6,6]+100 → 112

喪神春花:《ヒューマンズネイバー》でダイス+1
喪神春花:3dx+2>=9
DoubleCross : (3DX10+2>=9) → 7[2,4,7]+2 → 9 → 成功

喪神春花:67+2d10
DoubleCross : (67+2D10) → 67+14[5,9] → 81

細川瑠璃良:スティールマインドでダイス+2
細川瑠璃良:5dx+3>=9
DoubleCross : (5DX10+3>=9) → 10[4,5,7,8,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を2d10(→ 8)増加 (65 → 73)

GM:ではセットアップから!
風吹リュー:ありません
喪神春花:なし!
“オートマティカ”:≪加速装置≫行動値+6
細川瑠璃良:なし
六堂結葵:《フルパワーアタック》《雷神の降臨》《ロケッティア》
六堂結葵:行動値0へ
六堂結葵:侵蝕126
喪神[19/81%] 風吹[7/72%] 
細川[1/73%] 六堂[0/126%] 

    (10m)

  オートマティカ[14] 
  ドローンA,B,C[6] 

GM:イニシアチブ。行動値……
GM:19って何??
風吹リュー:さすが感覚実験体だぜ!
GM:喪神さんの手番です。
細川瑠璃良:はや~♡
細川瑠璃良:すごーい
喪神春花:でへへへ
喪神春花:マイナー《オリジン:ヒューマン》シーン中エフェクトを組み合わせた判定の達成値+5
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を2増加 (81 → 83)
喪神春花:そしてメジャーで……
喪神春花:隠密します。攻撃エフェクト無いので……
GM:メジャー隠密野郎!
GM:演出ありますか?
喪神春花:じゃあちょっとだけ!

喪神春花:「行きますよリューちゃん!ユーレイエンジン、最初から蒸かします!」
喪神春花:スケボーの中へと完全に身体を融合させる。
喪神春花:ホイールが青白い炎を上げて空転し、周囲に虹色の火花の粒子を散らしていく
風吹リュー:「来た来た来た! ブッちぎるぜ!」
風吹リュー:呼応するように風が起きる。紫電がはじけはためくリーファーコートを照らす。

GM:行動値14、オートマティカの手番です
“オートマティカ”:マイナー ≪ポルターガイスト≫ インプラントミサイルを破壊
“オートマティカ”:メジャー≪コンセントレイト:オルクス≫+≪空間歪曲射撃≫+≪要の陣形≫+≪アームズリンク≫+≪雷光撃≫+≪MAXボルテージ≫
“オートマティカ”:対象は隠密してるユーレイ以外!
六堂結葵:暴走につきリアクション不可!
“オートマティカ”:12DX7 ドッジダイス-2個 ガード値-5
DoubleCross : (12DX7) → 10[2,2,3,4,4,5,5,5,7,8,9,10]+10[1,2,8,8]+10[2,10]+10[9]+10[9]+10[7]+3[3] → 63

喪神春花:たっか!
風吹リュー:メチャ・回すじゃん
GM:死ね~~~ッ
風吹リュー:3dx 回避
DoubleCross : (3DX10) → 9[3,7,9] → 9

風吹リュー:はい
細川瑠璃良:ガード。『ブレイクビーズ』:《氷盾》《炎陣》で結葵ちゃんをカバーするねっ
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を4(→ 4)増加 (73 → 77)
六堂結葵:ありがとう瑠璃ちゃん
“オートマティカ”:ダメージ!
“オートマティカ”:7D10+20+12
DoubleCross : (7D10+20+12) → 35[1,4,8,4,4,4,10]+20+12 → 67

風吹リュー:死! リザ!
風吹リュー:風吹リューの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (72 → 74)
細川瑠璃良:全然無理!
細川瑠璃良:細川瑠璃良のHPを1d10(→ 6)に変更 (31 → 6)
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を6(→ 6)増加 (77 → 83)
喪神春花:みんな~!
六堂結葵:瑠璃ちゃ~ん

“オートマティカ”:『……この世界の』
“オートマティカ”:『ありとあらゆる悲しみは……人が人であるがゆえに生まれます』
“オートマティカ”:『戦争、差別、自殺、テロリズム……人間とオーヴァード、UGNとFHの争いも、そうです』
“オートマティカ”:『愚かな自我が、人間性こそが全ての悪。人はただ、生きるために生きるべきなのです』
“オートマティカ”:『私はその為に、全てを自動化します』
“オートマティカ”:変形した身体から、高速回転する弾丸が放たれる。
細川瑠璃良:「何を……!」
喪神春花:「やべーこと言ってますねこの人……来ますよ!リューちゃん!」
風吹リュー:「応!」
“オートマティカ”:彼にとっては人から離れる為、後付けの理由で付けた武装だが、十分な殺傷能力を秘めている。
六堂結葵:「勝手なことを!」
風吹リュー:回避軌道。熟達のパワースライドを繰り返して"オートマティカ"へと漸近しようとする。
風吹リュー:が!「がっ……ごっ!」
喪神春花:「リューちゃん!」
風吹リュー:「っ、──内臓は外した!」
“オートマティカ”:『痛いですね?』
風吹リュー:躱しきれぬも、攻撃線を最低限外し、弾幕を抜ける。
“オートマティカ”:『こんな痛みを伴う争いも、自動化すれば無くなります』
喪神春花:狙いを逸らすために撒いたノイズが意味を成さない「く……結構性能いいじゃないですか……!」
風吹リュー:「それがどしたァ!」
風吹リュー:「賢者の石なんてもんに手を伸ばす奴ァ、揃いも揃ってお題目がご立派でいけねぇなあ!!」
風吹リュー:痛みをかき消すために吠える。
細川瑠璃良:バチバチバチバチバチッ!
細川瑠璃良:弾丸に引きずり込まれて、肉が爆ぜる音がする。
細川瑠璃良:彼女のではない。
細川瑠璃良:彼女の手元、大量の蜂群。
細川瑠璃良:それが肉の盾となり、接触摩擦による熱の盾となる。
細川瑠璃良:「らあっ……!」全ては防ぎきれぬが、
細川瑠璃良:致命打は防ぐ。自らのではない。
細川瑠璃良:群れ全体の致命の話だ。
細川瑠璃良:「……ええ。それがどうした、って感じですよね」
細川瑠璃良:「そっちも大丈夫そうで」
風吹リュー:「おう。根性あんじゃねーか」
細川瑠璃良:「あはっ。それあっても可愛げにならないからなあ」不敵に笑う。

GM:行動値9、風吹さんの手番です。
風吹リュー:マイナー《クイックモーション》《スーパーランナー》搭乗して"オートマティカ"のエンゲージへ
風吹リュー:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:運転》対象"オートマティカ"!
GM:判定どうぞ!
風吹リュー:7dx7+7 命中
DoubleCross : (7DX7+7) → 10[1,1,1,5,9,9,9]+10[1,2,9]+1[1]+7 → 28

風吹リュー:まあまあ!
細川瑠璃良:バディムーブ。
細川瑠璃良:達成値を+3します
風吹リュー:キャー助かる!
喪神春花:私を差し置いて!
風吹リュー:では命中31。リアクションどうぞ!
“オートマティカ”:≪支配の領域≫
風吹リュー:げ
“オートマティカ”:2回目の9を1に
細川瑠璃良:は~?
喪神春花:《デビルストリング》
喪神春花:支配の領域を打ち消します
GM:ミ~ッ
細川瑠璃良:わ~ さすが相棒だな~っ
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を6増加 (83 → 89)
喪神春花:huhu~nn
細川瑠璃良:すごいすごい!
風吹リュー:春花~~やっぱりお前が居ないとダメだよ~
六堂結葵:すごい~
GM:ダメージどうぞ!
風吹リュー:フォールンサラマンダーを宣言。ダメージ+2d10
風吹リュー:6d10+13 装甲有効
DoubleCross : (6D10+13) → 33[4,4,9,1,9,6]+13 → 46

“オートマティカ”:≪電磁反応装甲≫
“オートマティカ”:ダメージ-20
風吹リュー:こしゃくなやつ!
風吹リュー:侵食81に
GM:演出どうぞ!

風吹リュー:ごう、と一陣の風とともに"オートマティカ"の目の前へと現れる。
風吹リュー:ドローンを無視し狙うは一つ、大将首!
“オートマティカ”:「────!」
“オートマティカ”:表情の読み取れない頭部。だがその動作から驚愕が伝わる。
風吹リュー:人機一体、主として掌握した遺産のスケボーは慣性を蓄積して加速するだけに非ず。異常な機動で接近する。
風吹リュー:そして風吹リューは絶えず動き続ける足場の上で、その足場そのものを武器へと変える異形の戦闘術を完成させている。
風吹リュー慣性転換(パワースライド)で素早く方向を変え、膝を使って速度を上げる。片輪走行で斜め倒しにしたスケボーをフローター、両足で挟み込むようにして回転させ、思い切り頭部を打ち据えざまに顎を蹴りぬこうと──。
GM:横合いから銃声。ドローンが備え付けた機銃から銃撃、風吹を阻まんとする。
喪神春花:「バレバレですよ!」発射の直前、彼女に照準をつけた銃口が糸のようなものに絡め取られ、一斉に狙いを逸らす。
喪神春花:喪神春花は本来、蜘蛛の獣化因子を持ったキュマイラ能力者。RB化に伴いその能力は消失したが、
喪神春花:曖昧な実体は、短時間であれば容易くそれを再現できる。
風吹リュー:そうなるのが分かっていたかのように、一切の軌道をぶらさない。
細川瑠璃良:「お願い、蜂さんたち!みんなの力が必要なの!」
細川瑠璃良:「力を貸してあげて!」
細川瑠璃良:そう叫ぶときには、本当は既に終わっている。
細川瑠璃良:《誘蛾灯》で絶対支配の元に置いたミツバチの群れは、
細川瑠璃良:円を描くようにシビアな攻撃軌跡を導き出すように宇に描いている。
細川瑠璃良:現代ではシミュレーションアルゴリズムへの応用さえなされている、ミツバチの歩行軌跡。
風吹リュー:そうして刈り取った、一瞬の間隙を落雷が穿つ。
風吹リュー:「テメーのその自動化とやら」
風吹リュー:肘と拳を入れながら鋭いカットバックで切り返す。
風吹リュー:「不服(ノーコンポライ)を突きつけさせて貰うぜ!! オレたちはそのために来た」
“オートマティカ”:『ッ……!!』
“オートマティカ”:ドローンを盾として防ごうとするが、それすら貫通する衝撃。
“オートマティカ”:義体化された全身が、ガクンと大きく揺れる。
細川瑠璃良:(へえ……)その様子を見やる。
細川瑠璃良:(無茶目な軌道指示してやったのに、まだ余裕ありそうな感じか)
“オートマティカ”:『アナーキストですか……不要です、そんなものは……』
“オートマティカ”:『唾棄すべき個人主義。私が全て等しく、自動化します』
喪神春花:「アナーキスト?違いますよ」
喪神春花:「私達は、スケバンです」

GM:行動値6、ドローン群れの手番です
GM:ABC、それぞれ喪神、風吹、細川に≪アームズリンク≫
GM:7DX+4 喪神
DoubleCross : (7DX10+4) → 10[1,1,2,4,8,10,10]+2[1,2]+4 → 16

GM:7DX+4 風吹
DoubleCross : (7DX10+4) → 10[3,3,4,5,8,9,10]+1[1]+4 → 15

GM:7DX+4 細川
DoubleCross : (7DX10+4) → 9[1,3,6,7,8,8,9]+4 → 13

GM:死ね~~ッ
風吹リュー:えーいドッジ!
喪神春花:まずは自分のドッジ
風吹リュー:4dx>=15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 5[3,4,4,5] → 5 → 失敗

喪神春花:《神の目》《リフレックス:エンジェルハイロウ》
喪神春花:11dx8+6>=16
DoubleCross : (11DX8+6>=16) → 10[1,2,4,4,6,6,6,7,7,8,9]+10[5,9]+6[6]+6 → 32 → 成功

細川瑠璃良:ガード。《氷盾》使用
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を2(→ 2)増加 (83 → 85)
喪神春花:ではリューちゃんへの攻撃に《鏡の中の人形》
喪神春花:代理ドッジします
風吹リュー:ゆけっアセンション春花!
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を3増加 (89 → 92)
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を3増加 (92 → 95)
喪神春花:アセーッ!
喪神春花:11dx8+6>=15
DoubleCross : (11DX8+6>=15) → 10[3,4,4,4,5,6,7,8,8,10,10]+10[1,4,8,9]+10[8,8]+4[1,4]+6 → 40 → 成功

細川瑠璃良:すごーい♡
喪神春花:成功!揃って回避!
GM:こ……こいつらァ~~ッッ
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を3増加 (95 → 98)
六堂結葵:NTめいた超回避
GM:細川!貴様だけでも殺す!
細川瑠璃良:こわいよ~
GM:2D10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 10[6,4]+8 → 18

六堂結葵:できるかな~
細川瑠璃良:ガード27装甲10
細川瑠璃良:無傷です
GM:ふざけんな~~~~~
喪神春花:すご~い!
細川瑠璃良:クスクス……
風吹リュー:かっこい~
六堂結葵:鉄壁~

GM:空間を埋め尽くすドローン群。細川の操る蜂の羽音より更に大きく響く、幾重ものプロペラ音。
GM:銃口が君達に向けられる。“オートマティカ”による並列操作。全方位からの同時三次元銃撃が、君達を襲う!
風吹リュー:「そろそろあったまってきたんじゃないか──春花!」
喪神春花:「むむっ失礼な!私はいつでも全速全開ですよっ!ですがまあ……」
喪神春花:先程ドローンを絡め取った糸が、今度は空中に張り巡らされる
喪神春花:鉄にも等しい強度に硬化し、スケボーを駆る少女の前に新たなる道を作る。
風吹リュー:「そうこなくっちゃ」
喪神春花:「リューちゃんとなら、どこまでも熱くなれますけどね!」
風吹リュー:アシュラ・スケバンとの戦いを思い出す。あのときは敵の貼った糸の上を渡ってみせた。
喪神春花:「今日のコースはちょっと難しいですよ!抜けられますか?リューちゃん!」
風吹リュー:今は味方だ。
風吹リュー:「あの時ほどじゃ」
風吹リュー:ギャリリッ!! ウィールが糸を擦る音が響く。
風吹リュー:「ないだろ!」
風吹リュー:風吹リューの能力は、風読み。ノイマンの身体制御の一系統は卓越したバランス感覚の保持。風が荒れ狂うほどにその能力を先鋭化させていく。
風吹リュー:「全方位からの攻撃なんての、一番避けやすいんだよ。何より」
風吹リュー:「オレとお前が揃えば、走れない道なんてない」
細川瑠璃良:「まったく」その隣。球体が崩れて、少女が顔を出す。
細川瑠璃良:蜂の群れだ。一つ一つはか細い羽音に、か細い熱しか持たぬそれらは。
細川瑠璃良:集団の力で、盾として死に、女王を守る。
細川瑠璃良:む~、と頬を膨らます所作をとる。
細川瑠璃良:「私がお手伝いする余地がないじゃん。妬けちゃうなあ」
細川瑠璃良:(ま、その分攻撃に回せってことか)
細川瑠璃良:手を振り、残存した蜂を糾合する。
風吹リュー:「さっき何かやってたろ。まだ足りねーのかよ」
風吹リュー:「オレのカリスマに当てられて手伝いたくなっちまうのもわかんないでもねーけど、な!」
六堂結葵:「手札の多さが強みだからね」
六堂結葵:「次、任せておくよ」
細川瑠璃良:「女の子は欲張りなので」
細川瑠璃良:「何でも欲しくなっちゃうんだ。うん、任されるよっ」

GM:行動値1、細川さんの手番です。
細川瑠璃良:マイナーで5m前進
細川瑠璃良:メジャー『ハーレムシェイク』:《エクスプロージョン》《ツインバースト》
細川瑠璃良:敵エンゲージに範囲攻撃します。
GM:来やがれ~ッ
細川瑠璃良:4dx+4 ドッジ不可
DoubleCross : (4DX10+4) → 10[1,9,9,10]+4[4]+4 → 18

細川瑠璃良:やった~回った
“オートマティカ”:≪支配の領域≫撃っても変わらん……
細川瑠璃良:えへへ
GM:ドローンは≪イベイジョン≫17の上ドッジ不可なので命中
“オートマティカ”:ドッジします
“オートマティカ”:ドッジできねえ!!
“オートマティカ”:ガード!
GM:ダメージどうぞ!
細川瑠璃良:2d10+17 装甲有効
DoubleCross : (2D10+17) → 14[9,5]+17 → 31

細川瑠璃良:どーよ!
六堂結葵:いい目!
“オートマティカ”:≪電磁反応装甲≫ダメージ-20
“オートマティカ”:効かねえロボだから
細川瑠璃良:む~
“オートマティカ”:嘘 ちょっと効く
細川瑠璃良:嘘はダメですよ!
GM:ドローンはHP25なので全滅しました……
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を6(→ 6)増加 (85 → 91)
細川瑠璃良:わーい♡
風吹リュー:優秀~
喪神春花:瑠璃ちゃんえらい!

細川瑠璃良:「みんな、ごめんね……」目を伏せる。
細川瑠璃良:「痛いよね。苦しいよね。でも」
細川瑠璃良:「もうちょっとだけ、頑張って……お願いっ!」
細川瑠璃良:その祈りに応じるように、蜂の群れは敵軍へと雪崩かかる。
細川瑠璃良:自らより大きなドローンへと、勇敢に飛びかかる。
細川瑠璃良:女王に忠誠を誓う死兵として。
細川瑠璃良:それは一匹では、敵うはずもない。
細川瑠璃良:ただ、銃火に死ぬ。だが。
細川瑠璃良:群れの力。球状包囲し、その体熱で“蒸し焼く”熱殺蜂球こそが、
細川瑠璃良:彼女がサラマンダーシンドロームに分類される所以。
細川瑠璃良:最低温クラスの高熱使い。
細川瑠璃良:自らよりも大きな獲物を、その群れの大多数を失ってでも焼き殺す。
細川瑠璃良:耐熱装甲であろうとも、その隙間。
細川瑠璃良:通信機能であれば、駆動部であれば、その熱で十分に殺せる。
“オートマティカ”:『ぐっ……!?』視界一杯に、拡張された処理能力すら越えて襲い来る蜂の群れ。
“オートマティカ”:熱による暴走、あるいは駆動部に蜂を巻き込んで、ドローンが次々と機能を停止し、墜落していく。
“オートマティカ”:そしてそのダメージは、全身を義体化した“オートマティカ”にとって、生身の人間よりむしろ重篤なものとなる。
細川瑠璃良:「……ふう」
細川瑠璃良:「結構使ったな……」
細川瑠璃良:残兵を再び手元に周らせつつ呟く。
細川瑠璃良:「……おっと。や、やりましたよっ!」
“オートマティカ”:『……莫迦な……!』
細川瑠璃良:「でもでも~」
細川瑠璃良:「“まだ”足りませんよ?」
細川瑠璃良:本命の一刺しは、ここから。

GM:行動値0、六堂さんの手番です。
六堂結葵:マイナー、《ロケッティア》の効果で“オートマティカ”のエンゲージへ移動します
六堂結葵:メジャー、《C:ブラックドッグ》《アームズリンク》
六堂結葵:残る“オートマティカ”へ攻撃!
六堂結葵:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[2,3,6,6,7,7,8,9,9,9,9]+10[1,1,2,3,9,9,9]+3[1,3,3] → 23

GM:くっ……
細川瑠璃良:支配に強いな~
“オートマティカ”:ドッジ!
“オートマティカ”:6DX>=23
DoubleCross : (6DX10>=23) → 10[2,4,5,8,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

六堂結葵:ひとつ回してきた……
“オートマティカ”:ウオォォ
“オートマティカ”:≪妖精の手≫!
細川瑠璃良:そんなものを……
六堂結葵:ぬわ~
喪神春花:《デビルストリング》
“オートマティカ”:最後の1を10に……
細川瑠璃良:そんなものを!
喪神春花:妖精の手を打ち消します
“オートマティカ”:何ィィ~~~~ッッ
風吹リュー:ふふん。
“オートマティカ”:ギャアア~~~ッッ
喪神春花:喪神春花の侵蝕率を6増加 (98 → 104)
GM:ダメージを出しやがれ~~ッ
六堂結葵:強いなスケバン…
喪神春花:やっちまいな!
六堂結葵:では。ダメージ前に機攻殻剣(レイジングブレイド)の効果を使用、+2D
六堂結葵:3d10+2d10+59
DoubleCross : (3D10+2D10+59) → 22[7,9,6]+2[1,1]+59 → 83

GM:何それ…………
六堂結葵:追加分しょっぱ…83点です
細川瑠璃良:素敵だよ~♪
“オートマティカ”:≪電磁反応装甲≫ ダメージ-20
“オートマティカ”:しても死ぬ!残りHP52
“オートマティカ”:復活エフェクトもありません
GM:戦闘終了です
細川瑠璃良:やった~!
風吹リュー:すごいぜ!
喪神春花:最高~
六堂結葵:よかった仕事ができた!

六堂結葵:残るは一人。女はただ剣を構え、動かずにいた
六堂結葵:「今回も、ありがとね瑠璃ちゃん」庇われたことを口にして
六堂結葵:目の前で繰り広げられたトリック、阿修羅地獄堂女学院……そのものについては言及が難しいが
六堂結葵:あの二人が、多くの鉄火場を走り抜けてきたことを理解させるには十分だった。
六堂結葵:(……じゃあ。私も負けられないよね)
六堂結葵:すぅ、と息を吸う。微かに焦げた電子回路、溶けた保護カバーの匂いを感じながら。
六堂結葵武装接続(アームズリンク)=アームドスーツ+機攻殻剣(カウリングソード)
六堂結葵:関節強化保護/背+肩+腕/腰+脚+踝
六堂結葵:カウント省略──加速。
六堂結葵:快音=大気の壁を抜ける二種多段加速=ブラックドッグによる電磁気力レール/キュマイラによる人外の瞬発力
六堂結葵:既に目標は、射程圏内
“オートマティカ”:即座に防御姿勢。僅かに残ったドローンを総動員し、自らも機構を展開。
“オートマティカ”:攻撃を防ぐ鋼鉄の壁を形成する。
“オートマティカ”:『こんな、ところで……!』
“オートマティカ”:『もうすぐなんです……!こんなところで……!』
風吹リュー:「その『もうすぐ』の紙一重を」
風吹リュー:例えば、阿修羅地獄堂女学院地下大迷宮、始まりのスケバンとの邂逅であるとか。
風吹リュー:例えば、八十年前の過去、実存の歴史を遊戯盤にて行われた架空戦記であるとか。
風吹リュー:例えば、月の裏側の賢者の海、次元の橋が夢界を繋ぐ大帰還の決死圏であるとか。
風吹リュー:例えば、"オーガン"を生誕させるために精製された大N市という舞台(ステージ)であるとか。
風吹リュー:「いくつブッ潰してきたと思ってる! 春花!!」
喪神春花:「はい!リューちゃん!!」
喪神春花:"オートマティカ"の周囲に糸が寄り集まり、網目状のドームを形成して取り囲む
喪神春花:「太郎さん、ちょっと借りますよ!」そこへ、雷音と共に幾筋もの光条が差し込む。
喪神春花:プリズム上に編まれた透明な糸に乱反射した光は、不規則な信号となって"オートマティカ"を守るドローンのセンサーに流れ込み
喪神春花:完璧な統制下にあった動きをかき乱す。ドローンが好き勝手に動き回り、鉄壁の守りに穴が開く。
“オートマティカ”:『ぐ、うぅううッ!?』
“オートマティカ”:“オートマティカ”の音声にノイズが混じる。
喪神春花:「あなたに必要だったのは、すべてが貴方と同じ様に自動化された世界なんかじゃありません」
喪神春花:「そんなものは認めないと、私達スケバンがそうであったように、押し付けの理想(ゆめ)を跳ね除けて」
喪神春花:「その顔をぶん殴ってくれる、友達(ダチ)だったんです」
“オートマティカ”:『や.め//:ろ-……!』
“オートマティカ”:『友な[[^ど……繋が`り%など……』
“オートマティカ”:『それ#\が悲劇の..根源だ]と、ど|\うして気付>かない……!』
喪神春花:「お断り(ノーコンポライ)です!私達は…」
風吹リュー:「そうだ、オレ達は!」
喪神春花:「スケバンですから!!今です!結葵ちゃん!」
風吹リュー:「スケバンだからな!!行け、結葵!」
六堂結葵:「受け取ります!」
細川瑠璃良:「結葵ちゃん!」
六堂結葵:思うことはあれど。──最後の一刺しの声が届いた。
六堂結葵:制御機構より通知、鞘内部の限界点を確認
六堂結葵:「“ABRA(死に)”」
六堂結葵攻殻解放(カウリングオープン)/雷霆射出/一刃を以て権能を降ろす
六堂結葵:「“HADABRA(雷の洗礼を)”」
六堂結葵:轟雷=光/音/熱の暴力が鞘走り、大気を埋め
六堂結葵:開いた防御の穴を通し。雷大波電圧とブレードの一撃が、義体を飲み込むように襲い掛かる
“オートマティカ”:『がッ……────────!!』
“オートマティカ”:電子音とノイズに変換された、異様な悲鳴が響き渡る。
“オートマティカ”:鋼鉄の身体は轟雷に焼かれ、刃に溶断され、
“オートマティカ”:真っ二つに分断され、スパークしながら崩れ落ちる。
“オートマティカ”:『私-^……h/a……』
“オートマティカ”:小さなノイズと共に、その動作を停止する。
六堂結葵:「…………」終わるその最後を聞き届け。紫電を瞬かせるブレードを鞘へ納める
六堂結葵:「それでも私は、明日を信じていたいんだよね」
六堂結葵:強制冷却の排気を吹かす鞘を構え直して。
風吹リュー:「…………おお」
細川瑠璃良:「結葵ちゃん~!」パタパタと手を振る。
六堂結葵:「ありがとう二人とも。なんとか、仕事はできたかな」
細川瑠璃良:「かっこよかったよ~!」
風吹リュー:ギャリッ。火花を上げてデッキを停止させる。
風吹リュー:「そっちこそ。だ。やるじゃん」
風吹リュー:「いい女ぶりだったぜ」
六堂結葵:「わ、嬉しい評価」
喪神春花:「すんごい一撃でしたよ~!太郎さんにも見習ってもらわないと」
風吹リュー:軽くジャンプ。背中越しにスケボーを跳ね上げキャッチ。ウィールの土埃を拭う。
細川瑠璃良:「どなた?彼氏さん?」
六堂結葵:「古風な名前だけどどんな人?」
風吹リュー:「おーおー。太郎も褒めてる。あっそうか説明してなかった」
喪神春花:「いえ、家主さんです。私はリューちゃんのものなので……」くねくねする
風吹リュー:「あれだよ。UGNで言うところの遺産。人格が宿ってることあるだろ」
細川瑠璃良:「えっ」
六堂結葵:「えっ」
細川瑠璃良:「激レアものじゃない……!」
風吹リュー:「それがまた可愛くねー奴でさ。信じられか? オレが使い始めてから1年くらい……そうなのか?」
風吹リュー:「結構見たことあるけど」
細川瑠璃良:「ええ~……?」
六堂結葵:「いやいやいやいや」
六堂結葵:「そんな畑に大根植えてあるみたいな」
細川瑠璃良:「絶対おかしいよそれ」
風吹リュー:「ええ~」
喪神春花:「そ、そんなことありませんよ~」冷や汗
風吹リュー:「たまたま集まったイリーガルとエージェントがまとめて遺産使いだった事もあったぞ」
細川瑠璃良:「はあっ!?」
細川瑠璃良:「それ自体が事件でしょそれもう!」
風吹リュー:「あのときは全員の相棒が変な箱に吸われて大変だったな……あ、その箱ってのも遺産で」
細川瑠璃良:「???」
細川瑠璃良:「待って」
細川瑠璃良:「何」
細川瑠璃良:「何???」
喪神春花:「(リュ、リューちゃん、もうその辺で……!)」
風吹リュー:「(ん、どうした春……あっ)」
細川瑠璃良:「衝動分類が妄想だって言われてたりしない?」
細川瑠璃良:「その発露がとみにしやすいタイプですとか……」
風吹リュー:「あ、ははは……そう、だったかもしれん」
六堂結葵:「…………」
風吹リュー:「気づいたらリザレクトもしたし、結構侵蝕率上がっちゃってるしな」
細川瑠璃良:「あっ」
細川瑠璃良:「賢者の石は!?」
風吹リュー:「悪い癖が出てたかも……はっ、そうだ、ルン子!」
喪神春花:「はっ、そうでした!」
六堂結葵:「そうだ、つい阿修女の空気に」
新島累子:「はよ出してください~~」
細川瑠璃良:「ごめんね~すぐ助けるからね~~~」
新島累子:ガチャガチャと拘束具を揺する。その傍らの装置に、赤く光るごく小さな石が安置されている。
風吹リュー:「お前な~~っ そもそも最後の最後でお前がアホだから!」
新島累子:「ええ~~っ私のせいなんですか!?」
六堂結葵:「まぁまぁ」
細川瑠璃良:「いやまあ……」
細川瑠璃良:「ルンバのままのほうが危なかったでしょ」
細川瑠璃良:残雷が燻るかのようなオゾン臭を嗅ぎながら。
風吹リュー:スケボーを構えてずばっと振るって拘束を断ってゆく。
風吹リュー:「そうかもだけどさ~」
新島累子:「そうですよ~蜂とか吸ったら故障しますって!メーカー修理対象外ですよ~」
風吹リュー:「あ、ちょっと嬉しそうにすんな太郎。今のお前はスケボーなんだぞ」
細川瑠璃良:「てかそれ切れるものなんだ」
細川瑠璃良:「すごい普通に切り始めてスルーしかけた」
喪神春花:「太郎さんもリューちゃんの役に立てて嬉しいんですよ~」
風吹リュー:「まぁそういうスケボーだからな」
六堂結葵:「突っ込まない方がいいと思う。前はなんだったのか聞いたらまたおかしくなりそう」
細川瑠璃良:「???」
細川瑠璃良:「う、うん」
細川瑠璃良:「結葵ちゃんの言うとおりにするね……?」
風吹リュー:「すごいだろ」
細川瑠璃良:「す、すごいな~……」
六堂結葵:「すごーい」
六堂結葵:棒
新島累子:「???」
細川瑠璃良:「あっ累子ちゃんもこっちだ!おいで!」
細川瑠璃良:「3vs2になろ!」
新島累子:「スケボーってすごいんですねぇ……」
細川瑠璃良:「いや……」
細川瑠璃良:「向こうだな……?」
風吹リュー:「見どころがあるな。ルンバと心を通わせただけある」
喪神春花:「立派なスケバンに育ててあげますからね~!」
細川瑠璃良:「そういえばそういうクチの子だった……」
六堂結葵:「ルンバに順応する時点で向こう側か……」
風吹リュー:「ま、いいだろ細かいことは」
風吹リュー:「あんな有様でよく頑張ったな。累子」
新島累子:「えっ……」予想外に褒められてきょとんとしつつ。
新島累子:「えへへ~……ありがとうございます」照れくさそうに指を弄る。
細川瑠璃良:「……ま、そうね。今は何より」
細川瑠璃良:「無事を祝いましょうか。みんな、お疲れ様」
六堂結葵:「ん。お疲れ様」
喪神春花:「はい、お疲れさまです!……それはそうと!」
風吹リュー:「?」
細川瑠璃良:「うん?」
六堂結葵:「何かあった?」
喪神春花:「いえ、累ちゃんが入っていたルンバはどこかな~と」
新島累子:「? これですか?」足元にある自動掃除機を拾い上げる。
喪神春花:「キャラかぶりも解消されたことですし、持って帰って大切にこき使ってあげれば」
喪神春花:「私も楽ちん、ママさんの覚えもめでたく、私の家庭内の地位も向上すること間違いなし!ぐふふふ……」
風吹リュー:「おっそうだそうだ。そんな話だった」
風吹リュー:「ついでに思い出したぞ。オレ達はラーメンを食いに行く途中だったんだ」
六堂結葵:「長い道のりになったね……」
風吹リュー:「うーん。ま。トントンかな。お前らとも知り合えたし」
喪神春花:「あっそうです!ラーメン!」
細川瑠璃良:「あ、じゃあさ」
細川瑠璃良:「一緒に行かない?ラーメン食べに」
細川瑠璃良:「ちょっと遠出になるけど」
新島累子:「いいんですか!?」
風吹リュー:「お、遠出?」
六堂結葵:「……ああ、それはいい考え」
新島累子:「久々の食事です!楽しみです!」
風吹リュー:「そっちも予定があった感じか。いいね」
喪神春花:「では行きましょう!みんなで!」
喪神春花:「それで、遠出って一体……」
喪神春花:「どちらへ?」
細川瑠璃良:「うん?」赤い石を拾い上げて。
細川瑠璃良:「新千歳」

GM:バックトラックです
GM:Eロイスは≪堕落の誘い≫で2個分
GM:振りたくばお振りなさい!
風吹リュー:振らない!
喪神春花:振りません!
六堂結葵:振ります!
細川瑠璃良:いらない~
六堂結葵:130-2d10
DoubleCross : (130-2D10) → 130-12[5,7] → 118

細川瑠璃良:1倍振り
風吹リュー:81-6d10
DoubleCross : (81-6D10) → 81-33[4,6,6,4,4,9] → 48

喪神春花:ロイス5,
風吹リュー:戻りすぎ! 3点
六堂結葵:素振りで6D!
喪神春花:等倍振り
六堂結葵:118-6d10
DoubleCross : (118-6D10) → 118-32[5,8,9,2,2,6] → 86

細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を6d10(→ 21)減少 (91 → 70)
喪神春花:104-5d10
DoubleCross : (104-5D10) → 104-24[10,2,2,5,5] → 80

細川瑠璃良:こうだ……いや低いな……
喪神春花:帰還!5点!
六堂結葵:5点で帰還です!
細川瑠璃良:しかもギリギリ4点のやつ!
GM:いつもの5点にシナリオ5点、侵蝕点加えて差し上げます~
細川瑠璃良:14点貰うね~
風吹リュー:13点! いただきます~
六堂結葵:15点拝領いたします
細川瑠璃良:ありがとうございます♡
喪神春花:美味しい~!
GM:というわけで全員無事帰還!お疲れさまでした~
喪神春花:15点いただきました!


エンディング

GM:北海道

風吹リュー:北海道に来た4人は、北海道観光をなんやかんやして。
風吹リュー:その後別れて温泉に浸かっている感じなのだ。


細川瑠璃良:「ん~~~~~」
細川瑠璃良:大きく伸びをする。
細川瑠璃良:「やっぱ落ち着くわこれ……」
六堂結葵:「大変だったけどこれならお釣りは十分かな~」
六堂結葵:隣で、足を水面で軽く暴れさせて
細川瑠璃良:「ね~、てかこんな行けるとは思わなかったわ」
細川瑠璃良:「賢者の石の危機ともなればふんだくれるもんね、休み」
六堂結葵:「それ以上に色々聞いてたらまずそうな話もいっぱい来たけどね……」
細川瑠璃良:「……」
六堂結葵:ラーメン食べながらついうっかり飛び出す武勇伝()を思い出してしまい
細川瑠璃良:「やめよやめよやめやめ!」
細川瑠璃良:「アイツらの話は今はなし!」
六堂結葵:「はぁい」
細川瑠璃良:「いやおかしいでしょあれ!?」
細川瑠璃良:「なんかさ~……」
細川瑠璃良:「別にアイツらのこと全然嫌いじゃないっつーか」
細川瑠璃良:「むしろ好きだけどね。ああいう連中」
細川瑠璃良:「だけど何ていうかさ……」
細川瑠璃良:「あれが全部大マジで、こう、こっちまで人知れず救われてましたみたいな話になると」
細川瑠璃良:「納得し難いのよね、なんか」
六堂結葵:「なんだろうね……こう、レイヤーが違う感じが……」
細川瑠璃良:「は~……」
細川瑠璃良:「いや話は無しっつったんだったわ」
六堂結葵:「結局私達は。自分に見えるものしか見えないし、できないし」
六堂結葵:「きっと誰かにとっては、私達のやってることも。風吹ちゃん達みたいなことに聞こえるのかも」
細川瑠璃良:「……ま、オーヴァードなんて知らない層からすればそうもなるか」
六堂結葵:背伸び。わずかな呻きと、雫が落ちて。丸い二つが湯に浮いている
細川瑠璃良:「ごめん。こっちの想像力不足か」
六堂結葵:「謝る必要なんてないでしょ。あんなの聞かされたら誰だって変になるって……」
細川瑠璃良:「ぶっ飛んでると目立つものね」ちらりとその胸元を見る。
細川瑠璃良:「……でもさ、正直ね」
六堂結葵:「うん?」
細川瑠璃良:「羨ましい、って。思ってるかもしれない」
細川瑠璃良:「そういう、わかりやすい世界の危機を救って、大活劇しました、みたいなやつ」
細川瑠璃良:「別に、今の仕事がイヤとかじゃなくてね」
細川瑠璃良:「ないものは全部欲しいのよ、瑠璃は」
六堂結葵:「欲張りだもんねぇ、瑠璃ちゃんは」
細川瑠璃良:「そういう物があったほうが、みんな瑠璃を認めて讃えるでしょう?」
細川瑠璃良:「ええ。だって、それくらいあっていいと思ってるもん」
細川瑠璃良:「それに足るだけのものを持ってると思ってるし、より伸ばせる」
細川瑠璃良:髪をかきあげる。白い肌が垣間、湯の下からあらわになる。
六堂結葵:「さすがの自信」ぱしゃり、と顔を洗って
六堂結葵:「じゃあさ」
細川瑠璃良:「うん?」
六堂結葵:「その時は、私も連れて行ってくれる?」
六堂結葵:「世界を救う女王様の隣にさ」
細川瑠璃良:「ふふ。何よ」
細川瑠璃良:「あんたも随分と欲張りね」
六堂結葵:「女の子はそういうものでしょ。移っちゃったんだから」
六堂結葵:「みんな、誰より上に。誰より素敵に。誰よりもその手に一杯の」
六堂結葵:「甘い幸いが欲しいものでしょ」
細川瑠璃良:「そういうの、言わないほうが可愛げがあるわよ?」
細川瑠璃良:くすりと笑う。「そのほうが受けはいいのに」
細川瑠璃良:「まあ、瑠璃はそういうの好きだけどね」
六堂結葵:「それはそれは」
六堂結葵:「とにかく。約束」
六堂結葵:小指を立てて、手を伸ばして
細川瑠璃良:「ええ。ちゃんとその資質があるように、励みなさいよね」
細川瑠璃良:身を寄せて、指を絡める。
細川瑠璃良:「つまんないとこで死んだりしないでよね?もう、瑠璃の働き蜂になるんだったら」
細川瑠璃良:「その使い道は、瑠璃が決めるんだから」
六堂結葵:「──女王のお言葉(ゴスペル)とあれば」
六堂結葵:「私は瑠璃ちゃんの力になるよ。正しく、ね」
六堂結葵:「謀反起こされないよう、頑張ってね?」
六堂結葵:悪戯めいた笑顔を浮かべて。指をほどいて
細川瑠璃良:「ええ、当然……え」
細川瑠璃良:「起こすの……?」
細川瑠璃良:「ちょ、ちょっと聞いてないんだけど……?」
六堂結葵:「ンフ~」
細川瑠璃良:「約束してから言うなっ!」
細川瑠璃良:「ちょっと!取り消しよっ!」
細川瑠璃良:「瑠璃に不利な条件なんて認めないんだから!」
六堂結葵:「おっとエステに時間だわ。お先に~」
細川瑠璃良:「待ちなさいったら!」
六堂結葵:「あっはっは。たまには私だって瑠璃ちゃんに一杯食わせたいもんね」
細川瑠璃良:「いや普段瑠璃が振り回されてるんだからね……!」
細川瑠璃良:「瑠璃に主導権握らせなさいってば……!」
細川瑠璃良:肩をぎゅっと押さえこむ。
六堂結葵:「そういうところ常識人的だからね瑠璃ちゃん……押しが微妙に弱い」
六堂結葵:逃げる気も薄く素直に湯の中へ戻る
細川瑠璃良:「はあ?」
細川瑠璃良:「そういうところが可愛いんでしょ瑠璃は!」
六堂結葵:「知ってる知ってる。私も鼻が高いもの」
細川瑠璃良:「結葵も可愛いけどね。てか肌すごいな……」ペタペタ触る。
細川瑠璃良:「じゃなきゃ隣に置いてもいいって思わないんだからね」
六堂結葵:「鍛えてるからね~。ちょっと筋肉ついて重くなるのは嫌なんだけど」
六堂結葵:重くなってるのは本当に筋肉なのかは疑問が残る
細川瑠璃良:「ま、その辺はさ」
細川瑠璃良:「これからゆっくりほぐせるでしょう」
細川瑠璃良:「しばらくは、使い出もないでしょ?休みなんだもの」
六堂結葵:「むしり取ったよ。折角だもの」
細川瑠璃良:「欲しいものは何でも貰わなきゃね」立ち上がる。
細川瑠璃良:ほどかれた髪がなびく。
細川瑠璃良:白い肢体にぺたりと張り付く。
細川瑠璃良:大ぶりと言うほどではないが、均整の取れた裸身があらわになる。
細川瑠璃良:「休みも、温泉も、エステも……あんたも」
細川瑠璃良:手を伸ばす。
細川瑠璃良:「全部瑠璃のもの」
細川瑠璃良:「使い倒して、瑠璃が瑠璃らしくするための踏み台にしてあげる」
六堂結葵:その手を取って。立ち上がる
細川瑠璃良:「だから、あんたもそうしなさい」
細川瑠璃良:「お互いそうすれば、どこまでだって登れるでしょう」
六堂結葵:「……やっぱり」
六堂結葵:「強くて綺麗だね、本当」
六堂結葵:これは彼女に向けた言葉で。同時に、自らへかける誓いだ
六堂結葵:強くあろうとする友人に、並び立つものとしての約束だ
六堂結葵:隣の彼女をわずかに見上げて。そして空へと視線を向ける
六堂結葵:「夜空の月に手が届くまで」
六堂結葵:「登っていこう、女王様?」
細川瑠璃良:「ええ。もう、雷までは手が届いたんだからさ」
細川瑠璃良:「それもそう遠い話じゃあない」
細川瑠璃良:きっと行けるだろうと、信じている。
細川瑠璃良:「ま、まずはエステからだ」
細川瑠璃良:「美しさは武器なんだから、きちんと磨いておかなきゃね」
六堂結葵:「お供するよ。最後まで、ね」
六堂結葵:理想を夢見る。走り続ける。この手の熱がある限り
六堂結葵:願う理想が、現実となるまで



風吹リュー:「地獄谷たぁ気が効いたネーミングじゃねぇの」
風吹リュー:かぽーん(謎のSE)
風吹リュー:「やー良かったなクマ牧場。クマがいっぱい居て」
喪神春花:「はぁ~地獄に仏とはこのことですねえ~成仏しちゃいそう」露天風呂の湯船に口元まで浸かっている
風吹リュー:「えっ困る困る」
喪神春花:「牧場の首領(ドン)の座をめぐる仁義なき戦いの歴史、圧巻でしたねえ」
風吹リュー:「ああ……飼育員さんにはあんなに慣れてるのにな……」
喪神春花:「サチオの再起劇は思わずスケバン魂が熱くなりました……」
風吹リュー:手のひらで湯を掬って首元にかける。
風吹リュー:「オレはやっぱマンタロウ派だが」
風吹リュー:「……」
風吹リュー:「春花ー」
風吹リュー:気の抜けた声。
喪神春花:「はい~?」同じくだらけきった声
喪神春花:「なんですかーリューちゃんー」
風吹リュー:「やっぱ大N市ってヘンなとこだったんだな」
風吹リュー:「阿修女が特別なのは、そりゃ当然のことだが……」
風吹リュー:あの後なんども面倒になりそうなことを口走りかけ、都度止められていた。
喪神春花:「うーん確かに色々、事件とか集中してはいましたし」
喪神春花:「ぶっちゃけ世界有数の危険地帯と言っても過言じゃなかったですけど」
風吹リュー:「そんなに」
喪神春花:「……けど、それだけですよ」
喪神春花:「別に変でも、特別でもありません」
風吹リュー:「あーん? お前があんなんになってまで守ったとこが特別じゃないわけないだろうがよ」
風吹リュー:手で水鉄砲の形を作り、ぴゅっぴゅとお湯をかける。
風吹リュー:「その心は?」
喪神春花:「ふんっ!百聞ちゃん直伝、忍法空蝉の術!!」スゥーッと一瞬消えて水を躱す
喪神春花:「そのまんまですよ。みんな、その瞬間を必死に生きて」
風吹リュー:「いまだ研鑽を積んでいるとはな……さすが我が相棒……」
喪神春花:「誰かが誰かのために頑張って、明日を繋いでいく」
風吹リュー:「……」
風吹リュー:「そか、ま。他でもねえてめーがそう言うんなら」
喪神春花:「どこにでもある物語です。誰だって平等に、かけがえのない私達の日常です」
風吹リュー:「そうなんだろうな」
喪神春花:「そうですよー?年寄りの話は聞いておいたほうがお得ですよ~」
風吹リュー:「都合のいい時ばっか年寄りになりやがって~」
風吹リュー:戯れに春花の胸を掴もうとする。
喪神春花:「むふふふ……悠久の時を経た妖艶さと少女の無邪気さのギャップが人々を虜にするのです」
風吹リュー:「ずる! まんがかよ。こんなきゃぴきゃぴした年寄りがいるか!」
喪神春花:「ってあ~れ~!リューちゃんのケダモノ~!」
喪神春花:自分から体を押し付けてリューちゃんにしなだれかかる
風吹リュー:「わっ」触れると思っていなかったので動揺!
風吹リュー:2人の双丘が2つの体に押しつぶされるようにして形を変える。
喪神春花:「北の大地の開放感がついにリューちゃんの野性を目覚めさせてしまったのですね……」
風吹リュー:「は、はぁ!? 違うし……」
風吹リュー:「それ言うならいやらしいのは春花のほうだろ! なんかちょくちょくそうやって、女子校特有のファッション……ごにょごにょ……みたいな……」
喪神春花:「こうなっては致し方ありません。喪神春花、リューちゃんの欲望を受け止める準備はできてますよ~」
喪神春花:「なんです?ごにょごにょ言ってて聞こえませんよ?」
風吹リュー:「う…………」
風吹リュー:なぜだろう。無駄にドキドキしてしまう。春花なんかを相手に。
風吹リュー:「ない! ないからそういう欲望とか!」
風吹リュー:自由な左手をぱしゃぱしゃさせるが、目の前の彼女を跳ね除けることができない。
喪神春花:「も~、ノリが悪いですよ~リューちゃ~ん!私だけが見境ないみたいじゃないですか~」
風吹リュー:「えっ。ああ……ごめん……」
喪神春花:「普段あれだけ周りの子に粉かけてるんですから、いつ押し倒されても文句は言えないんですよ~?」
風吹リュー:何だ……そうだよな……そういうノリだよな……となったところに
風吹リュー:また不穏な単語が出てきて硬直する。
風吹リュー:「押し倒っ……いや粉かけてねーよ!」
喪神春花:「またまた~」うっとしい指差しポーズ
風吹リュー:「むしろからかわれてる側だろーが、左文字とかに」
喪神春花:「自覚がないって怖いですねえ~春花ちゃん心配です……」
風吹リュー:憎まれ口の調子も戻ってきた……が。
風吹リュー:ふと、彼女の方を向く。
喪神春花:「リューちゃん?」
喪神春花:「あ、もしかしてのぼせちゃいました?スノボーではしゃぎすぎましたかね~ホントこの子は」
風吹リュー:星空の下、湯気と柔らかな灯りが春花のシルエットを縁取っている。
喪神春花:顔を近づけてリューちゃん額に手を添える
風吹リュー:「ん……」
風吹リュー:「や、綺麗で……」
風吹リュー:ぽろりと零してから、口を塞ぐ。
喪神春花:「へ?ああそうですねえ」後ろを振り向く
喪神春花:「露天風呂にしてよかったですねえ。きれいな雪景色で、星もあんなに輝いてます」
風吹リュー:安堵の息を吐く。空を見上げる、その後ろ姿をぼんやりと眺める。
風吹リュー:「……ああ。都会にゃ空がないとか調子こいたこと言い出すやつがいるのも分かるよな」
喪神春花:「はい。本当、来てよかった……」ほう、と吐いた息が白く染まる
風吹リュー:適当に話を合わせる。何だってんだ。
風吹リュー:「来てよかった、か」
風吹リュー:「ああ、本当」
風吹リュー:彼女のそういう言葉が聞けて、良かったと思う。
風吹リュー:幾重にも滅びを受け入れていたはずの、彼女の。
風吹リュー:なんとなく白い髪を星空に透かすように漉いてみる。
風吹リュー:「次はどこ行こうな」
喪神春花:「そうですねえ~……函館の朝市で毛ガニ食べて、小樽でウニ食べて、釧路の牧場行ってジンギスカン……」
風吹リュー:「めっちゃ移動するじゃん。ま、せっかくだしな~」
風吹リュー:「防波堤ドームとかまで行っちゃうか。寒ぃけど」
喪神春花:「いいですねえ~旅情があって……あ、すぴかちゃんから返信来てますよ。時計台でガッカリ映え撮ってきてですって」
喪神春花:「また行くとこ増えちゃいましたね」
喪神春花:完全防水スマホを浮かべる
風吹リュー:「んなんいちいち全部聞いてられっか……ま、スピカはいいか」
喪神春花:「ふふ、まあいいじゃないですか」
風吹リュー:「ガッツリ映えねぇ……」大橋綺羅星のインスタとにらめっこする。参考にするためだ
喪神春花:「ずっと、ず~っと」
喪神春花:「二人で行きたい場所が尽きないのなら、それまでは」
喪神春花:「わたしも、ず~っとリューちゃんのそばにいますからね」
風吹リュー:「いい心がけだな。それまでァ成仏とか考えんなよ」
風吹リュー:「そうやってる間に当分先までの未練作りまくってやっからよ」
風吹リュー:二人で行きたい場所が尽きないのなら。か。
風吹リュー:これ以上ない言葉だ、と思う。
風吹リュー:オレ達が揃えば走れない道はない。
風吹リュー:どこにだって、行けるのだから。
喪神春花:厳冬の夜、二人の吐息は湯気と共に月の光に照らされて、厳かに輝いていた。
喪神春花:「───あ、言いました?言いましたね?約束ですよぉ?どこでも連れてってくれるんですよね?」
喪神春花:防水スマホをササッと操作する
喪神春花:「じゃあ明日はここ行きましょう!『髑髏山男泣トンネル』!!」
喪神春花:「年間数十組のカップルを闇に呑み込んだ曰く付きの心霊スポットです!画像越しにも桁外れの怨念をビンッビン感じますよ~」
喪神春花:「温泉で温まった後に新鮮な呪いを吸収すれば向こう百年はしつこく現世にしがみつけること間違いなし!」
喪神春花:「いや~本当、来てよかった~!」
風吹リュー:「え? は? お、おう…………」
喪神春花:「やっぱり私達、最っ高の相棒ですね!」
風吹リュー:「ああうん……最高の相棒であってカップルではないから安心だよな!!」
喪神春花:「リューちゃんだ~いすき!」脳天気な顔で抱きつきつつ、大声で笑う
風吹リュー:「春花のため春花のため春花のため……」
風吹リュー:ぶつぶつと青い顔で呟きながら
風吹リュー:「は、はは……はは……」
風吹リュー:悲壮な決意を固めるのだった。