『スカー・劣等・バイオレンス』(GM:冥王星)


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“ポーラー”白土(しらと)夏稀(なつき)キャラシート(PC1:すきゃっと)
悉視天使マラクタウス諏訪(すわ)桜海(おうみ)キャラシート(PC2:DT)
“バッズ・オブ・ロット”春芽(はるめ)ハジメキャラシート(PC3:今日日)

【Index】

オープニング:白土夏稀
オープニング:諏訪桜海
オープニング:春芽ハジメ
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3:白土夏稀・荒川ナツミ
ミドルフェイズ3:諏訪桜海・春芽ハジメ
ミドルフェイズ4
クライマックス
エンディング:春芽ハジメ
エンディング:諏訪桜海
エンディング:白土夏稀

【プリプレイ】

GM:『スカー・劣等・バイオレンス』、始めていきます~よろしくお願いします!
諏訪桜海:よろしくおねがいします!
春芽ハジメ:よろしくお願いします~
白土夏稀:よろしくお願いします~~
GM:じゃあさっそく、自己紹介お願いします!キャラシ貼ってから、自己紹介という流れでお願いします!まずはPC1、白土くんから!
白土夏稀:はーい
白土夏稀キャラシート
白土夏稀:白土夏稀(しらと・なつき)です。17歳の高校2年生。
白土夏稀:身長2メートルを超えており、筋骨隆々の巨漢です。だいたいハルクみたいな体型ですね
GM:大きい!
白土夏稀:見た目はそれですが、腰が低く穏やかな性格です。スポーツは出来るけどインドア派。
白土夏稀:改革前の神城財閥の幹部グループの一族の生まれですが、家は派閥争いに敗れて没落。
GM:没落……壮絶な過去!
白土夏稀:本人も半ば無理やり実験台にされてしまいました。死ぬ予定の実験でしたが持ち前の生命力で生き延び、更にでかくなりました
GM:体力・生命力って大事なんだなぁ
白土夏稀:その際に助けられたので神城早月さんには恩があり、時折神城の指示で動いています。普段はUGNイリーガルでもあります
白土夏稀:性能は獣王の力で殴ります 以上!
白土夏稀:そんな感じです よろしくお願いします!
GM:シンプルゆえ強い性能だ!よろしくお願いします!
GM:そんな白土くんのハンドアウトはこちら!
PC1:白土夏稀 シナリオロイス:”遁甲”荒川ナツミ
あなたは高校の昼休み、廊下で荒川ナツミに出会う。
去年クラスが同じだった、UGNイリーガルの小柄な少女だ。
軽く会話をして別れると、一件のメールが入っていた。
内容は神城グループの名を騙る密売人に関する任務の話であり、荒川ナツミも参加するらしい。
白土夏稀:なんて悪いやつだ……許せないぜ
GM:たまに来る恩の返し時というわけ!あと同年齢の少女と会話もこなそう!
白土夏稀:荒川さん 一緒に頑張りましょう
荒川ナツミ:がんばろー!
GM:というわけで、次の自己紹介!
GM:PC2、諏訪さんよろしくお願いします!
諏訪桜海:はーい
諏訪桜海キャラシート
諏訪桜海:“悉視天使マラクタウス”諏訪桜海(すわ・おうみ)。
諏訪桜海:“人魚姫”と渾名された元水泳選手で、以前はオリンピックの強化選手でしたが、オーヴァード覚醒に伴って引退。
諏訪桜海:以来無感動に振る舞っていますが、自らの存在誇示に対する強烈な快楽衝動は現役時代から変わらないままであるため、
諏訪桜海:フリーのボディーガードとして危険な仕事にも従事します。
GM:存在誇示、気持ちいいもんね……
諏訪桜海:そうです
諏訪桜海:シンドロームはバロール/エグザイル/ブラム=ストーカー。
諏訪桜海:全身を無数の極小魔眼として再構成し、泡のごとく消失と再出現を繰り返す能力です。
諏訪桜海:性能としてはなんか……分かりづらいんですが実用上の仕事はカバーリングだけで
諏訪桜海:《生命の海》《紅のベーゼ》でHPを積み増して耐える型ですが、HP盛り型は元来範囲2倍ダメージが痛いという問題があるので
GM:そう!最初混乱した!
諏訪桜海:その解消のために、《時間凍結》を駆使してでもなんとか先手とってメジャー隠密するへんな挙動のカバー型です。
GM:面白いことを考えるぜ……!
諏訪桜海:そうすると2倍をかわして単体カバーにできてHPを活用できるわけ
諏訪桜海:そういう感じです 攻撃はみんなにお任せ!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:そんな諏訪さんのハンドアウトはこーちら!
PC2:諏訪桜海 シナリオロイス:”グレイ・フォックス”
あなたは情報屋の少女”グレイ・フォックス”と知り合いだった。
彼女はいつか大物になることを夢見ていた。
そしていつの間にか彼女は失踪し、あなたも連絡が取れなくなっていた。
そんなあなたにUGNから、神城グループ関連の任務が舞い込んでくる。
捕獲対象の名は「”グレイ・フォックス”」。
GM:知り合いの情報屋がなんかしでかしたらしいぜ!
諏訪桜海:失踪してる!
諏訪桜海:しょうがないやつね……
GM:もしかしたらわけがあるかもしれないし、普通に悪いことしたのかもしれない
GM:とにかく、とりあえず任務がんばろう!
諏訪桜海:はーい
GM:次~ PC3、春芽ハジメさん自己紹介お願いします!
春芽ハジメ:はーい
春芽ハジメキャラシート
春芽ハジメ:"バッズ・オブ・ロット"こと春芽ハジメ。イリーガルやってる大学生です。
春芽ハジメ:両親が事故で亡くなったり家に保管されていた遺産に知らずに適合したりと、まあまあ激動な人生を送ってきました。
GM:激動だ~
春芽ハジメ:まあ今はその辺落ち着いたので、たまにイリーガル業務受けつつ自堕落大学生生活してます。気分で学校サボりがち。
GM:大学の自由な感じ、ハマっちゃうとね……
春芽ハジメ:性格的にも怠惰めで面倒臭がり。でも常識も良識もあるので、なんだかんだ基本は善人。
春芽ハジメ:特に有事となるとサボってる場合でもないのでそこそこ真面目にやります。遺産の代償もあるし……。
GM:えらい!
春芽ハジメ:能力はその遺産の恩恵である錬金頼り。物を砂にした後砂を剣にしてぶった切ります。
GM:シンプルだけど良い能力よね。錬金かっこいいから……
春芽ハジメ:剣以外も作れたら便利なんだけどね……。そこまで都合よくは行かなかった。
春芽ハジメ:こんなとこかな。よろしくお願いします~。
GM:はーい、よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトです!
PC3:春芽ハジメ シナリオロイス:獅子原トア
あなたは訓練または定期的な検査でUGN支部を訪れていた。
その帰り、獅子原トアというUGN輸送班の女性に輸送車両を清掃する手伝いを頼まれる。
渋々、または喜んで承諾したあなたは手伝い、トアに懐かれる。
そんなこともあってか、後日UGNの任務にトアから推薦され、トアと共に参加することになった。
春芽ハジメ:懐かれたぜ
GM:懐かれるらしいです。輸送班の子に
春芽ハジメ:懐かれて仕事が増えたぜ……
GM:サボっちゃダメだよ~
春芽ハジメ:まあ年下に懐かれるのは嫌いじゃないので頑張ります
GM:というわけで、最後トレーラーはって開始としたいと思います!

トレーラー 昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
このままの日々が、ずっと続くと思っていた。
けれど、私の劣等感/衝動は膨らみ続けていて。

麻薬密売人が神城グループを騙り、薬をばら撒いている。
ならば、威を借る狐は狩らねばなるまい。
獅子と共に、狐を追う戦いが始まる。そして────

この快楽/快楽を味わったら最後、私は止まらない/止められない。

ダブルクロス  The 3rd Edition『スカー・劣等・バイオレンス』

ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。


【オープニング:白土夏稀】

GM:白土くん登場侵蝕お願いしますー
白土夏稀:白土夏稀の侵蝕を9(→ 9)増加 (32 → 41)


GM:高校の休み時間。
GM:それは学生にとって短くも貴重な時間だ。
GM:君は何らかの理由で廊下を移動していた。
GM:すると、前から見知った少女が歩いてくる。
荒川ナツミ:「お、白土くんだ~~」
GM:去年クラスメートで、今はクラスが違う少女、荒川ナツミ。
GM:活発的で歯に衣着せぬストレートな言い方をするタイプの少女
白土夏稀:「……荒川さん?」
GM:UGNイリーガルで、時々UGN支部で会うこともあったかもしれない
白土夏稀:名を呼ばれて、一人の少年が足を止める。
白土夏稀:白土夏希。学内でもかなりの有名人だ。
荒川ナツミ:「おっすおっす!元気してた!?」
白土夏稀:原因はひとえに、2mを越える日本人離れしたその長身。筋骨隆々の体躯は横幅も大きく、岩塊がそのまま動いているかのような印象を受ける。
白土夏稀:こうして話していても周囲の生徒から頭一つ以上は大きく、やや注目を集めている。
荒川ナツミ:バシバシと無遠慮に肩を叩こう……として手が届かない。
白土夏稀:「ええ、お陰様で至って健康です」胸板を叩かれながら
白土夏稀:「荒川さんはお変わりありませんか?」
荒川ナツミ:「変わらないよ!元気もりもり1000%!」
白土夏稀:「それは何より」穏やかな微笑を浮かべる。
白土夏稀:「お昼はもう済んだのですか?いつもはご友人とご一緒されていたような」
荒川ナツミ:「ん、本返しに図書室行こうと思って!延滞しすぎて怒られに行くの!」」
白土夏稀:「だめですよ、借りた本は返さないと……」
白土夏稀:「しかし、荒川さんが図書室ですか。失礼ですが、少し意外なような」
白土夏稀:「どんな本を借りていたのですか?」
荒川ナツミ:ずい、と掲げた本は『家康も恐れた最強の武将たち』とかいてある
白土夏稀:「ほう、戦国……」
荒川ナツミ:「スポーツも頭もよくなるためには、最強を知る必要が有ると思って!」
荒川ナツミ:「でもよくわかんなかった!」
白土夏稀:「向上心が高いのですね、荒川さんは」
荒川ナツミ:「ふふん」flat chestを張る。
荒川ナツミ:「白土はスポーツすごいよなぁ」
白土夏稀:「ありがとうございます」少し困ったように笑う。過度な謙遜はしないが、生まれつき与えられた才能のみで活躍出来てしまうのはあまり好きではない。
白土夏稀:「荒川さんは、部活のほうは?」
荒川ナツミ:「やってたけどさ」
荒川ナツミ:「"覚醒"しちゃうとやりづらいってか」若干声潜めて
白土夏稀:「それはそうでしょうね。自分も似たようなものですよ」
荒川ナツミ:「だから今は支部で訓練的なのを頑張ってる!」
荒川ナツミ:「やっぱにたようなものかぁ」
白土夏稀:「ええ。よく誘って頂けるのですが、あまり断り続けるのも忍びなく……」特にバレー部やバスケ部などから
白土夏稀:「ですが、そうですね。今の自分に出来ることで努力するのは、立派な心掛けだと思います」
荒川ナツミ:「でしょでしょ!」
荒川ナツミ:brown hairが嬉しそうに揺れる
荒川ナツミ:「あ、てかそろそろ図書室いかないと!」
荒川ナツミ:「図書委員の雷がこわい!」
白土夏稀:「ああ、そうでしたね。引き留めてしまってすみません」
荒川ナツミ:「んや、こっちが話しかけたしね!」
荒川ナツミ:「あ、なんらかのお仕事で一緒になったらそのときは」
荒川ナツミ:「ナツナツコンビとして頑張ろうねー!んじゃ!」
白土夏稀:「ええ、是非。……ああ、そうだ」
荒川ナツミ:「ん」
白土夏稀:「今日の図書の当番は西田さんでしたね。私からもよろしくと伝えてください」図書室にはよく通っている。委員には知人が多い
白土夏稀:「多少は雷が緩くなるかも」
荒川ナツミ:「おっけー!」
荒川ナツミ:廊下を走ろうとし、教師に見咎められ、早歩き二切り替えそそくさと
荒川ナツミ:図書室の方に向かっていく。
白土夏稀:跳ねるように去っていく小さな背を見送る。
白土夏稀:彼女は尊敬に値する人だ。そう思う。ああした天真爛漫な明るさは他者の心をも明るく和ませる。自分には無いものだ。
GM:では少女が去った静かめの廊下で、あなたはメールが携帯に届いているのに気づくだろう。
白土夏稀:「……ん……」
GM:授業中は流石に禁止だが、休憩時間に携帯を開くのは拘束に反していない。メールを見てみると、
白土夏稀:巨体が通行の邪魔にならないよう、通路の隅、壁の影に身を寄せて画面を見る。
GM:神城グループ、それも神城早月の派閥関連のお仕事だ。
GM:神城グループの名を騙り、非合法ドラッグを販売していたグループの摘発。
GM:信用問題にも関わるこの任務に、ぜひとも参加してほしいとのことだった。
白土夏稀:僅かに眉根を寄せる。神城幹部グループの一族であった過去に未練は無いが、今のグループは白土の恩人が牽引している。
白土夏稀:その名を汚し、彼女の道行を僅かでも妨げるとすれば……それは白土にとっては許し難いことだった。
白土夏稀:(密売グループ……荒事抜きでは終わらなそうだな)
白土夏稀:更なる詳細を確かめるべくメールをスクロールし、「……む」参加者の中に見知った名を見つける。
GM:先程話した荒川ナツミの名を見つけるはずだ。
白土夏稀:つい今しがた会話を交わした少女の名に、奇遇を感じてほんの少し苦笑する。
白土夏稀:「ナツナツコンビは……どうかと思いますが」
白土夏稀:誰に聞かせるでもなく呟き、端末をしまってその場を後にした。


【オープニング:諏訪桜海】

GM:登場侵蝕お願いします!
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (33 → 34)


GM:どこかの街の裏路地。
GM:君はUGNの任務で情報収集のため、人を訪ねていた。
GM:"グレイ・フォックス"。知り合いの情報屋だ。おとなしめでダウナーな少女。
"グレイ・フォックス":「……わかった。FHセルの拠点の情報だね?」
諏訪桜海:「ええ」ムスッとした顔で応えて。「……場所」
諏訪桜海:「どうにかならないの?路地裏って……」
"グレイ・フォックス":「え、かっこよくなかった?裏路地の取引」
"グレイ・フォックス":「こういうカッコよさみたいな形から入るの、大物に鳴るためには大事だと思うんだけど」
"グレイ・フォックス":「そもそもセンスが間違ってたかな……?」
諏訪桜海:「裏でコソコソして大物もなにもないでしょ」
諏訪桜海:「やりたきゃ表で顔を……いや」
諏訪桜海:「UGN的にはあんまりそうされると困るんだっけ……」
"グレイ・フォックス":「多分そうだとおもう」
"グレイ・フォックス":若干しょんぼりした様子。結構かっこいいとおもってたみたいだ。
諏訪桜海:「まあでも、キャラ付けの必要性自体はあるんじゃないの」
諏訪桜海:「売りがある方が押し出す方もやりやすい」
"グレイ・フォックス":「なるほど……」君は変化の少ない表情の中に、驚きの感情を見出せるかもしれない。
"グレイ・フォックス":「ふむ……じゃあキャラ付けっぽく」
"グレイ・フォックス":地図を取り出し、いくつか丸をつけていく。
"グレイ・フォックス":「……どう?こういうのささっとするの、かっこよくない?」
諏訪桜海:「……」
"グレイ・フォックス":「……」期待の目。
諏訪桜海:「まあ、そのスピードで提供出来るのはいいんじゃないの」
"グレイ・フォックス":「……ん」
"グレイ・フォックス":口元がほころんでいるのが、変化の少ない表情の中に、いや、普通にわかるだろう。
"グレイ・フォックス":「さて、君が探しているセルの拠点はいっぱいあってね」
"グレイ・フォックス":「どれも使われてはいるんだけど」
"グレイ・フォックス":「本質的には、ダミーに近い」
"グレイ・フォックス":「一番重要な拠点はここってわけ」丸をバツで消していき……
"グレイ・フォックス":端っこの一拠点を花丸で囲む。
"グレイ・フォックス":「……うまくかけた」
"グレイ・フォックス":たいへんよくできました、と自分で地図の花丸の横に書き込む。
諏訪桜海:「……」
諏訪桜海:「それ格好がつくと思ってやってる?」
"グレイ・フォックス":「これは……」
"グレイ・フォックス":「楽しいから」
諏訪桜海:「……そ」
諏訪桜海:「路線考え直した方がいいと思うわ」
"グレイ・フォックス":「……なるほどね」
諏訪桜海:「てかツラで売れば?」
"グレイ・フォックス":「ツラ?」
諏訪桜海:「顔。ちゃんとすればそれなりに固定客取れるでしょ」
"グレイ・フォックス":「……んー」
"グレイ・フォックス":「それはそうかもだけど」自覚はある
"グレイ・フォックス":「あんまかっこよくない」
諏訪桜海:「花丸書かなきゃ説得力持ってやっても良かったけど……」
諏訪桜海:「そういうプロモーションがイヤってなら」地図をすっと抜き取るように受け取る。
諏訪桜海:「愚直にウデ見せるしか無いんじゃないの」
"グレイ・フォックス":「……おーけーおーけー」
諏訪桜海:「少なくともこっちについては不満ないんだし」
"グレイ・フォックス":「頑張るよ」
諏訪桜海:「精々頑張りなさいな」ひらひらと手を振って。
諏訪桜海:「そっちの方向で行きたくなったらまた連絡しなさい」
諏訪桜海:「店巡りくらい付き合ったげるから」
"グレイ・フォックス":「……ん。まいど」
GM:そうしてグレイ・フォックスとは別れ、君は無事に情報を利用して任務を達成した。
GM:その後、いつからかこの情報屋とは連絡がとれなくなり、
GM:次に消息を知るのは、任務の連絡からであった。
GM:"グレイ・フォックス"。彼女はどうやら、UGNと神城グループにとっての捕獲目標となったらしい。
諏訪桜海:「……」その任務の詳報を受け取り、眉根を寄せる。
諏訪桜海:「……そっちの方向で行けなんて言ってないっての」吐き捨てるようにつぶやいた。


【オープニング:春芽ハジメ】

GM:春芽さん登場侵蝕お願いします!
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を1d10(→ 3)増加 (31 → 34)


GM:君は定期的な検査で、UGN支部を訪れていた。
GM:検査内容としては異常なく、予想より短時間で支部を出ることができた。
春芽ハジメ:「あー……終わった終わった」
GM:今は支部として使われている事業所の玄関を出て、駐車場を歩いている。
春芽ハジメ:ぼさついた茶髪を抑えるようにフードを被り、やや猫背気味に歩いている。
GM:なにやら車両の清掃を行っている模様。地面が湿っていたり、
春芽ハジメ:流石に検査をすっぽかす訳には行かないからと家を出てきたけど、さてこれからどうしたものか。
GM:洗剤やバケツがあちこちに置かれている。
GM:そして、清掃中の一人の女性と目が合った。合ってしまったというべきだろうか。
獅子原トア:「お」
春芽ハジメ:「ん?」 ぼんやりこの後のことを考えながら駐車場を横切ろうとしていた。
獅子原トア:「うみょーん! 君、比較的背が高いね!?」
春芽ハジメ:「え、うん」 167cm。女性平均よりはまあまあ高い。
春芽ハジメ:(うみょーんってなんだ……?) そこに気を取られたせいでとりあえず返事をしてしまった。
獅子原トア:「にょんにょん! 助かるー! 手伝ってくれないかな?高いところの清掃!」
獅子原トア:「あ、私輸送班の獅子原トアっていってね」
GM:ここでNPC情報だ!
NPC情報:獅子原トア(ししはら とあ)
バロール/オルクス
兎の耳に見えるヘアバンドを着用している少女。UGN輸送班所属。変わった鳴き声を発する。
トアのみが観測できる未知の物質「ファントム」。その動きや密集度合いを観測することによって広範囲の物質・人物の動きが察知できる。
獅子原トア:矢継ぎ早にこれらの情報を伝えられたり、知ってしまったりして
獅子原トア:困惑しているであろう君をよそに、流れるようにスポンジと洗剤を渡す。
獅子原トア:「みゃはー、頼んだ!いや、頼まれてくれるよね!?」
春芽ハジメ:(勢いがすげー……)
春芽ハジメ:流されるままに受け取ってしまったスポンジと洗剤を抱えつつ一瞬視線を宙に彷徨わせて。
春芽ハジメ:(でもまあ、この後なんも予定考えてなかったし。この勢いの子断るのも大変そうだし)
春芽ハジメ:(たまに支部に顔出した時くらい善行積んどくのもいっか。別にそれで普段がチャラにはならんだろうけど)
春芽ハジメ:そう結論付けて頷く。 「ん、いーよ。頼まれましょう」
春芽ハジメ:「ちなみにどっからどこまでやる感じ?」
獅子原トア:「うおー、やった!」
獅子原トア:「あ、でも今日はこの車一台だけだよ」
獅子原トア:話を聞くと、
獅子原トア:ハイエース的なやつの屋根を拭いてほしいらしい。
獅子原トア:「脚立使っても良いんだけど、ちょっと怖くてね~にゃはは」
春芽ハジメ:「ああー、一人で使うとバランス崩したとき危ないしね」
春芽ハジメ:「おっけおっけ。一台だけなら大した手間でもないし、お姉さんがやったげよう」
GM:女性はかなり小さく、見た目小中学生くらい。140あるかちょっと怪しい
獅子原トア:「わっほーい」
春芽ハジメ:実際こっちがお姉さんかは分からないが、まあ多分見たとこ年下だろう。
獅子原トア:「昔ちょっと悪い大人に薬で成長止められちゃってね~」
獅子原トア:「こういうとき不便だけど」
獅子原トア:「親切な人がいて助かるよ!」
春芽ハジメ:「あっ、そういう……」 思わず声に出しつつ。
春芽ハジメ:「あー、こっちはほら。別に伸ばしたい訳でも無かったけどなんか伸びたタイプだから」
春芽ハジメ:「それがなんか役に立つってんなら、それはそれでラッキーというかね。伸びた甲斐があるってもんですよ」
獅子原トア:「ほほーん、ホント助かる~」
春芽ハジメ:フォローになるかは分からないことをぺらぺらと喋りつつ脚立を組み立てて。
春芽ハジメ:「で、いくら背が高くても素で全部拭くってのは難しそうだし。良ければ脚立抑えるの手伝ってもらっていい?」
獅子原トア:「あ、やるやる」
獅子原トア:「手伝ってもらってる身だしね~」
獅子原トア:「よいしょ。気をつけてね~」しっかりと抑えつつ、上を見上げる。
春芽ハジメ:「ありがと。それじゃ、っと……」
春芽ハジメ:脚立の上から2段目くらいまで足を掛け、車の屋根に手を置く形で屋根を拭いていく。
獅子原トア:「……別にこの掃除、してもしなくてもいいやつなんだけどさ」
獅子原トア:「やっぱり綺麗な車に人乗せたいからね!」
春芽ハジメ:「そっか。確かに、乗る側としても汚れてるより綺麗な方が嬉しいだろうし」
春芽ハジメ:「ましてこれから任務ってときに、テンション下げたくないもんな」
獅子原トア:「そうそう、そういうことなんだよね!」
獅子原トア:「前線で頑張って貰う人に少しでも負担かけずに運びたいっていうか」
獅子原トア:「うん、まぁ、テンション下げてもらいたくないってことかな」
春芽ハジメ:「輸送班としてのこだわりな訳だ」
春芽ハジメ:(テンションと勢い凄いけど、良い子なんだな)
春芽ハジメ:内心感心しつつ、一応隅から隅までを拭き終えて。
獅子原トア:「お、拭き終えたかんじ!?」
春芽ハジメ:「ん。一通りね」
獅子原トア:「やっはー、ありがとう~~~」
春芽ハジメ:「あ、でもどうかな。輸送班のこだわり的にお眼鏡に叶うかどうか」
春芽ハジメ:ちょっと考えて、パーカーのポケットからスマホを取り出して車の屋根を写真に収める。
春芽ハジメ:「こんな感じだけど。どう?」
獅子原トア:「あ、ピッカピカ!」
獅子原トア:「満点!百点満点!花丸あげるよ!」
春芽ハジメ:「お、なら良かった」
春芽ハジメ:トントンと脚立を降りて、掃除用具を返す。
獅子原トア:「ほんとーーにありがとう!これ、お礼。支部の食堂のサービス券ね!」
獅子原トア:「あ、てか。お名前きいてなかった!にゃははは」
春芽ハジメ:「あ、そうじゃん」
春芽ハジメ:「イリーガルやってる春芽ハジメだよ。コードだと"バッズ・オブ・ロット"」
春芽ハジメ:「サービス券はありがたくいただきます」
獅子原トア:「あい!お名前しっかり記憶したよ!ハジメちゃん!」
獅子原トア:「じゃ、あとは私だけで大丈夫だから」
獅子原トア:「また会うことがあったらなんか……よろしくね!うっさぴょーん!」
春芽ハジメ:「ん。お仕事頑張ってね」
春芽ハジメ:緩く手を振りつつその場を離れて。
春芽ハジメ:「にしても……」
春芽ハジメ:仕事にマジメというか、こだわり持ってやってる良い子なのは伝わってきたけども。
春芽ハジメ:「うみょーんとかうっさぴょーんとかはなんだったんだ……」
GM:では、そうして帰途につき、しばらく日が過ぎて。
GM:新しく任務の依頼がやってきた。なんでも、このときあった獅子原トアからの紹介で君の名が上げられたらしい。
GM:トアも参加する旨の連絡も来た。
春芽ハジメ:「人脈って作っとくもんなんだなぁ……」
春芽ハジメ:存外即効性だった善行の成果に驚き半分感心半分でそう漏らして。
春芽ハジメ:「ま、親切な人なんて言って貰っちゃったし。幻滅されないくらいには頑張りますか」
GM:そうして君は、任務に臨むこととなった。


GM:OP終了!そしてすみません、すーっかり完全に忘れてたのですが、ロイスとれるのしてなかった!
春芽ハジメ:シナリオロイスだ
GM:なのでPC全員、それぞれのOPでとりたいロイスあったらここでとってください!
白土夏稀:荒川ナツミ ○尊敬/隔意 で取得します
春芽ハジメ:トアちゃんに○感心/隔意で取っときます
諏訪桜海:"グレイ・フォックス"/庇護:○/苛立ち/ロイス
GM:あい!


【ミドルフェイズ1】

GM:合流シーンです!全員登場お願いします
白土夏稀:白土夏稀の侵蝕を1D10(→ 3)増加 (41 → 44)
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を1d10(→ 10)増加 (34 → 44)
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を1d10(→ 4)増加 (34 → 38)


GM:UGN支部・会議室。
GM:君たちは任務の説明を受けるために、この会議室に集まっていた。
獅子原トア:「わんにゃん! どーも、今回の任務まとめ役でーす!」
獅子原トア:「説明役、引率役ともいう!獅子原トアというよ!よろしくお願いします!」
白土夏稀:「獅子原さん、よろしくお願いします」頭を下げる
白土夏稀:「イリーガル、“ポーラー”、白土夏希です。今回はお世話になります、皆さん」
春芽ハジメ:「よろしく~」 まとまるのかな……と失礼なことを考えつつ緩く手を振る。
白土夏稀:巨体でなるべく幅を取らないように座っているが、僅かに身動ぎするだけでパイプ椅子が断末魔のような軋みをあげる。
諏訪桜海:「……」怪訝な顔。
春芽ハジメ:「あ、そっか自己紹介。私は春芽ハジメで、コードは"バッズ・オブ・ロット"。同じくイリーガル」
荒川ナツミ:「よろしくでーす!白土くんとは同じ高校の人間、荒川ナツミです!」
獅子原トア:「そうそう、自己紹介!してね!背中預けるのに名前も知らないと……ちょっとあれでしょ!」
獅子原トア:「いや、知らなければ知らないでちょっとおもしろいか?ドラマみたいで……」
春芽ハジメ:「あ、そういや気になってたんだけど」 そう言いつつ諏訪さんの方を向いて。
諏訪桜海:「“悉視天使(マラクタウス)”です。この度はご協働よろしくお願いいたします」パッと一礼。
春芽ハジメ:「諏訪選手だったりします?水泳の」
諏訪桜海:「うん?ええ……」
白土夏稀:「……水泳?」
諏訪桜海:「元だけど」
春芽ハジメ:「やっぱり!どっかで見た顔だよな~って集まった時から思ってたんだ」
荒川ナツミ:「お、マジマジ!?なんかテレビでてた、よね!?」
春芽ハジメ:「そうそう。なんだっけ、オリンピックの強化選手とかで」
白土夏稀:「そうなんですか?それは凄いですね」
春芽ハジメ:「私は別に詳しい訳じゃないんだけどさ。同い年で凄い子がいるんだなぁって思った記憶があってね」
諏訪桜海:「あら。それは悪い気分じゃないわね」
諏訪桜海:「ま、でも……元、よ」
諏訪桜海:「ビョーキ・・・・で辞めたもの」
白土夏稀:「ああ……」この場にいるという時点で、彼女は既に只人ではない。
春芽ハジメ:「あ、っと。そっか、そうだな」 少し上がっていたテンションが落ち着いて。
春芽ハジメ:「ゴメン、出会い頭にズケズケと。自己紹介も遮っちゃったし」
諏訪桜海:「いや?分かりやすかったでしょ」
諏訪桜海:「お互いどういうやつか、だいたい分かったんじゃない」
荒川ナツミ:「そうかも!」
諏訪桜海:「それで、私たちは誰の指図を受ければいいのかしら」
獅子原トア:「ふにゃおー じゃあ自己紹介できたって感じかな!」
獅子原トア:「え、私!まとめ役っていってたでしょ!」
白土夏稀:「では獅子原さん、任務についてご説明をお願いできますか?」
春芽ハジメ:「あ、指示もトアちゃんな感じね。なるほど」
獅子原トア:「あ、そうだね!えーっと、今回の任務の内容を説明します」
諏訪桜海:(これで……?)
諏訪桜海:(人材不足も拍車がかかってるのかしら……)
荒川ナツミ:「これで……?まとめ役つとめりそうかな……!」無神経なとこあるのでずけずけいう
白土夏稀:「荒川さん……」
獅子原トア:「ふしゃーっ! 務まります!務めて見せます!」
獅子原トア:「ごほん」
獅子原トア:「それで、今回は神城グループに関する任務です」
獅子原トア:「大体わかるかな?神城グループについては。まぁなんかすごいところです!」
荒川ナツミ:「すごいふわふわした説明!」
獅子原トア:「そのすごいところに、人員を提供することがあるのね、UGNは」
獅子原トア:聞かなかったことにして、説明を続ける。
獅子原トア:「で、今回もその一環!」
諏訪桜海:「役所仕えのくせに派遣労働もしてるの? ご苦労なことね」
白土夏稀:「UGNと神城は緩やかな提携・協力関係にありますからね」
春芽ハジメ:「へー」 素直にすごいところなんだなぁと思っている。裏事情にまだ詳しくないので。
獅子原トア:「お、今回は割りとストレートな物言いの人員が多いな!お姉さんのハートはナイーブだぞ!」
荒川ナツミ:「お姉さん?」
獅子原トア:「成人済みです!」
諏訪桜海:「えっ」
春芽ハジメ:「あっ、マジ?」
白土夏稀:「……」眼鏡を直す。
諏訪桜海:「それでそれ?」
春芽ハジメ:「じゃあ最低でも同い年か年上じゃん。生意気言ってすみませんでした」
春芽ハジメ:多分こっちが上だろのノリでお姉さんとか言ってた。
獅子原トア:「いいってことよー」
獅子原トア:「それでね、神城グループの名を勝手に使って違法薬物売りさばいてるところがあるんだって!」
白土夏稀:無言で頷く。事前に聞いていた通りだ
獅子原トア:「グループ名は"闇商売"」
白土夏稀:「……」
獅子原トア:「なんかセンス怪しいね……」
春芽ハジメ:「うわ、そんななんか……犯罪っぽい案件もあるんだ」
白土夏稀:「それがグループ名ですか……?」
春芽ハジメ:「ストレートすぎてウケるね。誰も止めなかったんかな」
荒川ナツミ:「でもちょっとストレートに闇ってついてると怖いかも?そうでもないな……」
白土夏稀:「通称としている内に定着してしまったのでしょうか」
獅子原トア:「別にFHセルとかではなく、」
獅子原トア:「ただただ小規模な非合法グループって感じらしい」
諏訪桜海:「騙った名と整合させる気とかないの……?」
諏訪桜海:「……たかがそんなザコに」
獅子原トア:「ちなみに売りさばいてるメインの商品名は"バグドロップ"」
諏訪桜海:「天下のUGN様が出向くの?」
白土夏稀:「……オーヴァード人員が含まれているのでしょうか?」
獅子原トア:「それもある!」白土くんに向かって
獅子原トア:「それにバグドロップ自体にレネゲイドの成分が含まれてるとか」
獅子原トア:「まぁ微量だから、すぐさまどうこうって話ではないんだろうけど」
獅子原トア:「蓄積するとどうなるかわからないしって話だね」
獅子原トア:「で、さきほどのオーヴァード人員の話に戻るよ!」
白土夏稀:(UGNとしても放置はできない状況ということか……)耳を傾けつつ
獅子原トア:「基本的な人員は非オーヴァードのチンピラなんだけど、一人だけいるらしい」
獅子原トア:「オーヴァードが」
獅子原トア:「UGN側で確認されたコードネームでは"グレイ・フォックス"」
諏訪桜海:「……」ぴくりと眉を動かす。
獅子原トア:「その人物については、捕獲命令がでてるらしい」
荒川ナツミ:「およ?」
荒川ナツミ:「諏訪さん、聞いたことある人?」
荒川ナツミ:めざとく反応を見つける
諏訪桜海:「……石投げればゴロゴロ当たりそうなコードでしょ。そいつの身体的特徴は?」
獅子原トア:「特徴……灰色の髪の毛で、いやこれ写真みせたほうがはやいかも!」
春芽ハジメ:「確保するなら顔分かってないとだしね」
獅子原トア:「ん!」雑踏の中でとられたらしき写真をみんなに見せる
白土夏稀:身を寄せると窮屈になるのでその場から目を凝らす。
荒川ナツミ:「なんで人混みの中?」
諏訪桜海:「……」
獅子原トア:「過去にUGNにオーヴァードとして登録するとき『かっこよい写真を撮ってきた』ってもってきたんだって」
白土夏稀:「UGNと接触経歴があるんですね。しかし何というか、自己顕示欲の強い……」
白土夏稀:「……諏訪さん?どうかなさいましたか」
諏訪桜海:「……捕獲命令って言ったわね」
諏訪桜海:「討伐じゃないのね」
獅子原トア:「にゃー、いいました!」
春芽ハジメ:「えっと、ならジャームってヤツではない感じ?」
獅子原トア:「とりあえず捕獲です!ジャーム化してそうではないとのこと」
諏訪桜海:「そ。ならいい。知り合いだっただけ」
白土夏稀:「……そうでしたか」
荒川ナツミ:「あ、やっぱり知り合いだったんだ!捕獲のほうで良かったね!」
白土夏稀:以前の任務でも仲間が知人と交戦するのを見たことがある。オーヴァードのネットワークはそう広いものではない。こうしたことは往々にしてあるのだろう。
白土夏稀:「……無理に引き受ける必要は無いと思いますが。人員は他にも……」
諏訪桜海:「撃てなくなる心配でもしてる?なら問題ないわよ」ひらひらと手を振る。
獅子原トア:「ぽんぽこぽん!大丈夫そう?」
諏訪桜海:「そもそも私防御専門だから。あんたたちでやってよね」
獅子原トア:「ちなみに私は薬物売人に恨みがあるので、ちょっとマジになってしまうかもしれない!」
獅子原トア:「いざとなったらとめてくれたまえ、にゃはは!」
諏訪桜海:「急に闇見せてきたわね……」
春芽ハジメ:「ああー……ならまあ、ほどほどにで」
白土夏稀:「……そうですか」そう言われればそれ以上の確認はしない。「では、頼りにさせて頂きます」
春芽ハジメ:事情を聞いてしまっているので安易に止められないな……という顔。
荒川ナツミ:「でもまぁ、そういう情報というか性分しっているほうが助かるかも?」
荒川ナツミ:「いざというとき、困惑して最善手打てないほうが困るし!」
獅子原トア:「ほーほけきょ!……細かい経緯はいうつもりないぞ!」
獅子原トア:「ともかく!諏訪ちゃんも大丈夫そうだし」
諏訪桜海:(幼児から抽出した因子でも打ち込まれたのかしら……)
獅子原トア:「まずは"闇商売"の情報とか、拠点の位置とか、そういうの探すぞ!」
春芽ハジメ:「おー」 乗っかるように緩々と拳を上げる。
白土夏稀:「了解しました。頑張りましょう、皆さん」
諏訪桜海:「いまいち曖昧……」呆れたようにする。
諏訪桜海:「ま、たまには自分で情報くらい取るか」
荒川ナツミ:「おー!」やる気がある様子で拳をあげる


GM:シーン終了!ロイスと購入ができます!
諏訪桜海:ロイス保留して着ぐるみでも狙うか
諏訪桜海:1DX+1>=14
DoubleCross : (1DX10+1>=14) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

諏訪桜海:ダメ 終わりです
白土夏稀:ロイスはまだ保留かな 大槌ねらいます
白土夏稀:2DX+1>=14
DoubleCross : (2DX10+1>=14) → 7[6,7]+1 → 8 → 失敗

白土夏稀:だめ 以上です
春芽ハジメ:ロイスはこっちも保留で
春芽ハジメ:購入は着ぐるみ狙ってみようかな
春芽ハジメ:2dx+2>=14
DoubleCross : (2DX10+2>=14) → 9[5,9]+2 → 11 → 失敗

春芽ハジメ:あっ行けそう 財産3点払って購入
春芽ハジメ:残り3点になりつつ諏訪さんにパス!
諏訪桜海:やった~


【ミドルフェイズ2】

GM:情報収集パート! シーンプレイヤーは諏訪さん!ほかは登場自由!
白土夏稀:白土夏稀の侵蝕を1D10(→ 3)増加 (44 → 47)
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を1d10(→ 9)増加 (38 → 47)
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を1d10(→ 7)増加 (44 → 51)


GM:じゃあさっそく情報収集判定!そのあと共有ロールって感じ!
GM:情報項目はこちら!
・荒川ナツミについて 難易度7 技能〈情報:UGN〉
・“闇商売”について 難易度7 技能〈情報:噂話/UGN〉
・“闇商売”の拠点について 難易度8 技能〈情報:噂話〉
GM:項目を選んで判定どうぞ!
白土夏稀:何故荒川さんの項目が……?とりあえずそれを調べます
白土夏稀:コネ使用してUGN
白土夏稀:4DX+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 10[8,9,10,10]+7[1,7]+1 → 18 → 成功

白土夏稀:だいぶわかった
GM:めちゃ知った!
諏訪桜海:すご
諏訪桜海:拠点についていこうかな
春芽ハジメ:ならこっちが商人についてで
諏訪桜海:2dx+2>=8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 9[4,9]+2 → 11 → 成功

諏訪桜海:やったね
春芽ハジメ:噂話でコネ使用
春芽ハジメ:4dx>=7
DoubleCross : (4DX10>=7) → 9[6,7,8,9] → 9 → 成功

白土夏稀:優秀
GM:全員成功!
GM:じゃあ情報詳細だしていきます!
荒川ナツミについて:
自身を非力だと認識している少女。シンドロームはオルクス/エンジェルハイロゥ。
もっと強くなりいろんな人を助けたいと思っている。
その志は真っ直ぐで、イリーガルでありながら日々UGN支部での訓練に精を出す。
ただ、その勢いには若干の危うさが感じられる。
"闇商売"について︰
違法薬物密売グループ。
しばらく前に結成し、神城グループの名を使うことで売上を伸ばしていった。
レネゲイドも微かに含まれている薬物「バグドロップ」が主力商品。
"闇商売"のなかで“グレイ・フォックス”のみがオーヴァード。用心棒という立ち位置らしい。
"闇商売"の拠点:
様々なダミー拠点がある。メインの拠点として使われているのはトラック車。
移動拠点として、あちこちで密売を行っている。
今晩、取引相手から間違って送られてきた薬物の返品を漁港で行う予定。


GM:UGN支部食堂。
GM:人はまばらで、ちょっと寂れた風があるが。
GM:情報共有の際、情報を普通に喋ってもいいという点で重宝されている食堂だ。
獅子原トア:「きゅうきゅう!みんな情報持ってきたかなー!」
白土夏稀:「いいですね、食堂のある支部は」山盛りの丼物やカレーなどが幾つも所狭しと机の上に並んでいる。
春芽ハジメ:「持ってきたよー」 海老天丼とあげもちうどんとで単品二つをお盆にのせている。
荒川ナツミ:「おー、いっぱいたべるねえ」こちらは焼きおにぎりの乗った横長の皿が一つ。
春芽ハジメ:罪悪感に負けて申し訳程度のサラダもつけた。
白土夏稀:「御見苦しくてすいません」
白土夏稀:極度に食欲旺盛なわけではないが、身体を維持するだけでもかなりのカロリーが要る。
諏訪桜海:「えげつないほど食うのね」野菜ジュースの缶と売店のおにぎり2個。
獅子原トア:「ずぞぞぞ!いっぱい食べるほうがかっこいいぞ!」これは鳴き声ではなく、そばをすする音
春芽ハジメ:「白土君の場合食べないと持たなそうだしなぁ」
白土夏稀:「ええ、まあ……そうですね」
白土夏稀:家計もかなりの額が食費に圧迫されている。
白土夏稀:「失礼。自分のことより……調査結果ですね。いかがですか、皆さん」
諏訪桜海:頂きます、と手を合わせておにぎりのビニールを開けている。
荒川ナツミ:「私は成果なし!その代わりここでご飯はどうかと提案しました!」
春芽ハジメ:「例のグループの話、ちょっとだけ深掘り出来たよ」 こっちもいただきますしつつ。
獅子原トア:「うむ!大事だし、私も成果ないが、それを採用する采配をみせた!」
諏訪桜海:「連中の実態について調べてたわよね。どうだったの?」
獅子原トア:「お、聞かせて聞かせて!」
春芽ハジメ:「まあ基本は最初に出てた情報通りかな。ちょっと前に結成された違法薬物密売グループで」
春芽ハジメ:「神城って会社の名前を騙って売上伸ばしてる感じ。主力商品は『バグドロップ』っていうレネゲイド入りの薬物」
春芽ハジメ:「で、例の"グレイ・フォックス"さんが用心棒してるんだって」
諏訪桜海:「用心棒?」
春芽ハジメ:「うん?唯一のオーヴァードってことだし、妥当なとこなんだろうなって思ったんだけど」
春芽ハジメ:「なんか違和感とかある?知り合いの視点的に」
諏訪桜海:「私の知ってるそいつは情報屋よ」
白土夏稀:「ふむ……」所作自体は上品だが、大型肉食獣めいた一口で大量の米がごっそりと消えていく。
荒川ナツミ:「へー、情報屋!」
白土夏稀:「戦闘系のオーヴァードではないと?」
春芽ハジメ:「んん……じゃあ確かにちょっと違和感あんね」
諏訪桜海:「んー……そりゃオーヴァードなんだし腕もそうじゃないのよりはマシなのかもしれないけど」
春芽ハジメ:綺麗に三角食べをしつつ、餅を齧っている。
獅子原トア:「それはたしかに違和感あるかも」
諏訪桜海:「用心棒として付きたがるかって言われるとあんまりしっくりとは来ない」
白土夏稀:「ワーディングとリザレクトさえあれば、一般人相手の用心棒としては十分ではありますが……」
獅子原トア:「実はバリバリ戦えるか、あるいは人員が本当に足りてないか……」
獅子原トア:「ま、いずれにせよ遭遇してみないとわからないなー」
白土夏稀:「そもそも情報屋なのであれば、こうしてUGNに捕捉されることも簡単に分かるでしょうから──」
白土夏稀:「確かに自ら用心棒を務めるというのは不自然に思えますね」
諏訪桜海:「ええ。足取りも追えてる」
荒川ナツミ:「お。すごーい!」
春芽ハジメ:「あ、そうなんだ。情報屋ってんならむしろその辺が本領ぽいのにね」
春芽ハジメ:「こう……情報操作というか。足取り追われないようにする的な」
諏訪桜海:「まあそのあたりに強いかは怪しいけど……」
諏訪桜海:「とにかく。方々にダミー持ってるようだけど、本丸はトラック車みたいね」
荒川ナツミ:「トラック!移動拠点みたいなかんじかな」
白土夏稀:「だとすれば、見つけるのに少し厄介ですね」
諏訪桜海:「いや、それが……」
白土夏稀:「警察に掛け合って、ナンバー読取のデータを回して貰えれば良いのですが…… ?」
諏訪桜海:「今晩、取引相手から間違って送られてきた薬物の返品を漁港で行う予定って」
諏訪桜海:「何か……なんか」
諏訪桜海:「アレじゃない……?」
春芽ハジメ:「……一番知られちゃダメな奴じゃん!」
獅子原トア:「すごい!そこまでわかるの!?お手柄じゃん!」
春芽ハジメ:口に入ってた天ぷらをどうにか呑み込んでから。
荒川ナツミ:「確かにアレな感じはあるね……迂闊というか……」
諏訪桜海:「罠……?」
白土夏稀:「そうですね。少し違和感はありますが……とはいえ」四杯目の丼を空にして
白土夏稀:「分かっていて動かないわけにもいかないでしょう」
獅子原トア:「んなー、そうだね」
獅子原トア:「少なくともそこになにかはあるんだから、」
獅子原トア:「行って確かめなきゃかなー」
獅子原トア:「そこまでの運転は任せな!」
荒川ナツミ:「そういえば一応輸送班らしいですね……!」
諏訪桜海:「届くの?」
諏訪桜海:「ブレーキとか……」
獅子原トア:「届きます!!!」
春芽ハジメ:「割としっかりというか、真面目にやってるぽいから……一応は外したげて」
春芽ハジメ:こだわりとか見た人間としてのフォロー。
獅子原トア:「お、ナイスフォロー!!!さすが我が友!」
白土夏稀:「助かります。安全運転でお願いします」
荒川ナツミ:「なるほど……それは失礼!」
諏訪桜海:「こっちは入るの……?」巨躯を見ている。
白土夏稀:「…………」
白土夏稀:「現地集合でも……」自信が無い
春芽ハジメ:「いやほら、ハイエース的な車あったし、アレならまあ……」
春芽ハジメ:「二人分くらい見た方が良いかもしれんけど」
獅子原トア:「大丈夫!割りと車高が高いやつにのせるから!……大丈夫!ね!」
白土夏稀:「ご迷惑をお掛けします……」
荒川ナツミ:「背が高いって、ときに大変なんだなー」
獅子原トア:「さて、調べた情報はこんなもん?」
獅子原トア:「不安なこととかあったら、いい感じに共有なり、相談なりしてね」
諏訪桜海:「他に何もないでしょうしね」
獅子原トア:「別に全員じゃなくても、個別に相談とかでもいいから!」
白土夏稀:(思ったより指導役としてしっかりしているな……)内心で感心しつつ口には出さない
白土夏稀:「分かりました。では、今夜に備えるということでよろしいですか?」
獅子原トア:「そうだね!」
春芽ハジメ:「ん、こっちも他は特に無いんで備えときまーす」
春芽ハジメ:そう言いつつ最後の海老の尻尾を口に放り込む。
諏訪桜海:大した量ではない。とうに食べ終えている。「まあ、それがよさそう」
獅子原トア:「この支部集合で大丈夫よ! 現地集合でもたつくより、ここで集合したほうが都合いいから」
白土夏稀:「了解しました。気を引き締めていきましょう」言って、最後の一口を食べきる。空になった大量の容器が机上に並んでいる。
春芽ハジメ:「おお~。お見事」 食べっぷりに感服してる。
荒川ナツミ:「すごい食べっぷりだったなぁ」
荒川ナツミ:「私も英気養って、頑張ります!」
春芽ハジメ:「圧巻だったね。私はうどんつけたのちょっと後悔した」
春芽ハジメ:「夜までに腹ごなししないと……」
諏訪桜海:「クオリティ微妙そうだったのに……」
白土夏稀:「中々美味しかったですよ」
春芽ハジメ:「そうそう。なんか、こういうとこの食事だからこその美味しさってない?」
白土夏稀:「そうですね。普段は食べられないところですし……」
荒川ナツミ:「わかるわかる」
諏訪桜海:「大体知れてるでしょ……それになんか……」
諏訪桜海:「見栄えにこだわる気ゼロなのが気に入らない」
春芽ハジメ:「こう……タレでデロデロになって、ご飯の熱気で湿気てる天ぷら特有の美味しさっていうか」
白土夏稀:「UGNはチルドレンも多いですから、量とパフォーマンス重視なのかもしれませんね」
春芽ハジメ:「見た目を求めるのはねえ……。早さも重視してそうな食堂には酷でしょ」
諏訪桜海:「そういう妥協がイヤって言ってんの」
諏訪桜海:「やんなら完璧にやる。そういうののがいいわ」
荒川ナツミ:「おー、水泳すごい秘訣にもつながりそう」
春芽ハジメ:「分かる。ストイックというか、プロの選手ぽさを感じた」
白土夏稀:「アスリートとしての気質ですか」
春芽ハジメ:真似できないなぁというのは内心に抑えつつ。
諏訪桜海:「アスリートのっていうか」
諏訪桜海:「諏訪桜海としての」
獅子原トア:「ぷよぷよ~ん いいな、それ。私も言ってみたい」
白土夏稀:「成程。見習いたいですね」
春芽ハジメ:「めちゃかっこいいな……」
荒川ナツミ:「ん!じゃあメンバーがかっこいいと知れたところで!一旦お開きかな!」
獅子原トア:「あ、それまとめ役のわたしの台詞!」
獅子原トア:「か、各自食べたものはちゃんと片付けるように!私の部屋のようになってはいけない!」」
諏訪桜海:「年上として信頼できる情報を出してほしいんだけど」
春芽ハジメ:「お、仲間じゃん」
獅子原トア:「心の友!」
白土夏稀:「春芽さんもなんですね……」
諏訪桜海:「2人も……」信じられない物を見たような顔で頭を押さえる。
春芽ハジメ:「いやほら、自室だけだし。リビングとか割と綺麗」
春芽ハジメ:最近はそもそも出入りしてないからだが。埃は多分ちょっと溜まってるが。
獅子原トア:「ま、まけた!」


GM:ロイス取得と購入判定ができまーす
春芽ハジメ:ロイスはひとまず諏訪さんに○尊敬/隔意で取ります
春芽ハジメ:白土君とはもうちょっと話してからにしようかな……
諏訪桜海:同行者/春芽ハジメ/有為/隔意:○/ロイス
白土夏稀:諏訪桜海 ○尊敬/隔意 春芽ハジメ ○連帯感/心配 で取得します
諏訪桜海:部屋汚いとか信じられない……
白土夏稀:2DX+1>=14 大槌チャンス
DoubleCross : (2DX10+1>=14) → 4[3,4]+1 → 5 → 失敗

白土夏稀:以上です
諏訪桜海:大鎚やってみよ
諏訪桜海:2dx+1>=14
DoubleCross : (2DX10+1>=14) → 10[9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

春芽ハジメ:強い
諏訪桜海:買えた あげます
白土夏稀:ありがた~ありがとうございます
白土夏稀:装備しときます
GM:すご
春芽ハジメ:どうしよ 応急手当キットとか狙っとくか
春芽ハジメ:2dx+2>=8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 10[7,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

春芽ハジメ:なんか今日購入上手いわ
GM:お上手~
GM:じゃあみんな終わったかな!シーン終了!


【ミドルフェイズ3】

GM:今回は全員でてくださいな!登場侵蝕お願いします!
白土夏稀:白土夏稀の侵蝕を1D10(→ 7)増加 (47 → 54)
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を1d10(→ 9)増加 (51 → 60)
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を1d10(→ 10)増加 (47 → 57)


【SIDE:白土・荒川】

GM:移動中の車。
GM:君たちは獅子原トアの運転する車に乗って、"闇商売"が取引する漁港へと向かっていた。
荒川ナツミ:「白土くん」
荒川ナツミ:隣の席の白土くんに声をかける
白土夏稀:「はい」前傾で首を傾けているが、頭が天井に擦っている。
白土夏稀:「どうかしましたか?荒川さん」
荒川ナツミ:「白土くんは、UGNのしごと、」
荒川ナツミ:「どれくらい回数こなしたの?」
白土夏稀:「そう多くはありませんよ。2、3回程度でしょうか」
白土夏稀:「神城関連の仕事でしたら、もっと多くなりますが」
荒川ナツミ:「あ、そっか。そっち関連で色々請け負ってるみたいだもんね」
荒川ナツミ:「じゃあ、オーヴァードとしては結構ベテランさんかぁ」
白土夏稀:「ええ。元々は……」少し言葉を選び「神城側に縁がありますので」
白土夏稀:「ベテランと言うほどでは……。まあ、初心者ではないという意味なら、そうかもしれません」
荒川ナツミ:「私、UGNのお仕事これで3回目なんだ」
荒川ナツミ:「白土くんと違って……他でオーヴァードの力つかうことないから」
荒川ナツミ:「正真正銘3回目」
荒川ナツミ:「3回目だけど、いや、3回目だからなのかな」
荒川ナツミ:「結構、緊張しちゃうんだ」
荒川ナツミ:「失敗したらどうしようとかって思っちゃってね」
白土夏稀:頷く「熱心に取り組んでいらっしゃいるからこそですね。見れば分かります」
荒川ナツミ:「ん、逆かな」
荒川ナツミ:「失敗したくないから、熱心に取り組まざるを得ないというか」
荒川ナツミ:「そんな感じ」
白土夏稀:「卵と鶏の関係じみていますが」少し笑って
白土夏稀:「しかし、緊張感を保つというのも、そう悪いことではないでしょう」
荒川ナツミ:「そう……?」
白土夏稀:「油断や気の緩みは失敗に繋がりますし、そうした時の後悔もまた、ベストを尽くした時よりも大きいものです」
白土夏稀:「勿論、緊張しすぎも良くはありませんが」
荒川ナツミ:「……そっか」
荒川ナツミ:「そういうもんか」
荒川ナツミ:こくこく、と頷いて、自分の中に落とし込むような動作。
白土夏稀:「今回は諏訪さん、春芽さん、獅子原さんに……私もいます」
白土夏稀:「お互いにカバー・バックアップしていけば、多少の失敗や不測の事態にも対応できるはずです」
白土夏稀:「ですから、力みすぎずにリラックスしていきましょう。味方を信頼することがチームワークの第一歩ですから」
荒川ナツミ:「なるほど……」
荒川ナツミ:「ちなみに緊張とかするの?白土くん」
白土夏稀:「ええ、勿論しますよ」言いながらも、その表情や態度は平静そのものに見える。
荒川ナツミ:「ほんとかー?」
白土夏稀:「今回は荒事になりそうですし……自分以外、皆さん綺麗な方に囲まれていますしね」後半は冗談めかして
荒川ナツミ:「男子一人、女子三人だもんね」
荒川ナツミ:「え、じゃあ緊張しすぎたときとかどうする?和らげる方法とか」
白土夏稀:「方法ですか?そうですね……」顎に手をやって
白土夏稀:「起こり得る事態と、それに対するリカバリーの方策を考えること、ですかね」
荒川ナツミ:「ほう!」
荒川ナツミ:「知らないから不安になる、みたいなこと?」
白土夏稀:「ええ。イメージトレーニングに近いでしょうか。本番でどんなハプニングが起き得るか予め想定しておけば、実際に起きた時にもスムーズに対応できますから」
白土夏稀:「勿論、自分の想像を超える事態も往々にして起きるものですが……」
白土夏稀:「少なくともそうすることで、自信に繋がるはずです。何か考えていたほうが、ただ不安に駆られているよりも精神的に落ち着くという面もあります」
荒川ナツミ:「おおー」
荒川ナツミ:「なんか、面白いな」
荒川ナツミ:「いや、今のはありがたい話だし」
荒川ナツミ:「実際参考にしようとおもったんだけど」
荒川ナツミ:「同学年の男子から、こういう真面目な話聞くのがね」
荒川ナツミ:「こういう状況じゃなきゃないから、面白いなって」
白土夏稀:緊張している様子の荒川のため、口ではもっともらしくそう言っているが……実際のところ、白土は殆ど緊張するということはない。事前の準備を怠らずベストを尽くせば、おのずと結果は導き出せると考えている。
白土夏稀:「確かにそうかもしれませんね。それこそ、UGNの仕事でもなければ」
白土夏稀:「……先程も言いましたが、荒川さんはこの仕事に熱心に取り組まれているようですが」
白土夏稀:「何か、理由があるのでしょうか?将来はこの道に?」
荒川ナツミ:「や、そこまで考えてない。けど」
荒川ナツミ:「前もいった通り、部活できなくなったから」
荒川ナツミ:「なんか真っ当に自分が打ち込めるものないとさ」
荒川ナツミ:「元気、から回っちゃうみたいな気がして」
白土夏稀:「……成程……」
白土夏稀:「確かにエネルギッシュな方ですからね、荒川さんは」
荒川ナツミ:「そうかも!」
白土夏稀:「良いことだと思いますよ。自分に出来ることを果たす……それも社会奉仕、人助けに繋がる仕事となれば」
白土夏稀:「それはこの上なく理想的な行いであると思います」
荒川ナツミ:「褒められたぜ」
荒川ナツミ:「あ、でもでも」
荒川ナツミ:「ちゃんと勉強にも力入れ始めたから!そこはちゃんとし……し始めたから!」
荒川ナツミ:「学業をおろそかにしているわけではないので、そこんところ誤解なきよう!」
白土夏稀:「戦国武将からも学んでましたからね」笑みを零す
白土夏稀:「自分も見習いたいです」
荒川ナツミ:「あれ、勉強苦手なタイプだっけ?」
白土夏稀:「姿勢についてです。自分はあまり、荒川さんのように情熱を持って邁進するというのが苦手なタイプのようでして」
白土夏稀:「敬愛できる人のサポートに回るほうが向いているようです」
荒川ナツミ:「へぇ~」
荒川ナツミ:「でもそれもすごいじゃん!」
荒川ナツミ:「そういうのは逆に私できないから……」
荒川ナツミ:「……ま、とにかく」
荒川ナツミ:「若干、緊張ほぐれた気がする!」
荒川ナツミ:「誇っていいぞ!」
白土夏稀:「それは何よりです。少しはお役に立てましたね」
白土夏稀:「御自分で考えて行動できる荒川さんのような方を、自分は尊敬していますよ」
白土夏稀:「……そろそろ着きますかね。お互いに頑張りましょう」
荒川ナツミ:「うい!」


【SIDE:諏訪・春芽】

諏訪桜海:「しかしゴツい車だこと。目立ちそう」
諏訪桜海:ペイロードに余裕があるためか、広々とした座席で脚を組んで伸ばしている。
春芽ハジメ:「ね。まあ乗る面子的にある程度ゴツくないとキツいだろうけども」
春芽ハジメ:ちらっと白土君達が座ってる後ろの座席を見つつ。
諏訪桜海:「まあ狭っ苦しいよりはいいけど……」
諏訪桜海:「……てかそれ」格好を見やって。「能力的にその服装しなきゃならないの?」
春芽ハジメ:「ん?服装?」
春芽ハジメ:白いパーカーに黒のインナー。下は適当なジーンズで、口元には黒マスク。
春芽ハジメ:服装を考えるというのが面倒なので、似たようなのを3セット程持ってたりする。
春芽ハジメ:「特に能力関係ないよ。私が楽で気に入ってるだけ」
諏訪桜海:「……それを……?」信じられない物を見たような顔で見る。
諏訪桜海:「麻薬取引に行く側の格好でしょ」
春芽ハジメ:「そんな存在しない筈のものを見る目しなくても……」
春芽ハジメ:「前にも似たようなことは言われたけどね。FHの人間から『フードを被ってるやつは大体こっち側』って言われたり」
諏訪桜海:「フードって被るものなんだってのも正直驚いてるわよ」
春芽ハジメ:「えっ。そのためにあるものじゃないの」
諏訪桜海:「えっ」
春芽ハジメ:「えっ……諏訪さん的には何のためにあるものなのコレ」
諏訪桜海:「ファッション」
春芽ハジメ:くいくいと被ってるフードの生地を摘まんで。
春芽ハジメ:「ははぁ。まあそうか……」
春芽ハジメ:「いやほら、これいうとまた信じられないもの見る目されそうだけど」
春芽ハジメ:「フード被ると寝癖が多少誤魔化せるのが便利で……」
諏訪桜海:「……」
諏訪桜海:「直せば……?」
春芽ハジメ:「猫っ毛なんだよ~。軽く梳かすとか水つけるだと直らんこと多くて」
春芽ハジメ:「あと単純に家出るまで時間がない」 ダラダラしがちなので。
諏訪桜海:「ちゃんとブローすれば……てかなら早く起きればいいじゃない」
諏訪桜海:「いくらこれから汚しに行くとは言ってもさ……限度があるでしょ」
春芽ハジメ:「正論が胸に痛すぎる……」
諏訪桜海:「手抜ける時に抜くのは分からなくもないけど……だとしてもっていうか」
諏訪桜海:「勿体ないでしょうに」
春芽ハジメ:「勿体ない?」 きょとんとした顔で聞き返す。
諏訪桜海:「持てるスペックを活かさないの、無駄でしょ」
春芽ハジメ:「ああー……それも前に言われた気がするな……」 それこそ、自分のスペックをフル活用することに全力な友達の顔を思い浮かべて。
春芽ハジメ:「なんだろ。私多分、自分のスペックっていうヤツに基本自信や興味が無いというか」
春芽ハジメ:「自分が何か持ってると思ってないとこがあるっぽくて」
春芽ハジメ:「活かせるでしょって言われてもピンとこないんだよね。どうも」
諏訪桜海:「興味はともかく、自信ってのは信じがたいけどね」
諏訪桜海:「そんな卑屈な風には見えない」
諏訪桜海:「というかそもそもさ……」
諏訪桜海:「自信がないならなおやるべきでしょうが」
諏訪桜海:「やった分だけ自信つくんだから」
春芽ハジメ:「ううん~~それもそうなんだけど、いやほら」
春芽ハジメ:「自信がなくてやってこなかったら、知識も経験もなんもかんも0のとこからスタートする訳じゃん」
春芽ハジメ:「つまりある程度慣れてることとか元から知識があることより色々手間がかかるじゃん。初期コストというか」
春芽ハジメ:「それがより億劫になるというか……しかもコスト掛けた上でなお始めたばかりっていう効果実感しにくいとこにしか立てないし」
諏訪桜海:「いや?やり始めが一番変わるよ」
諏訪桜海:「初期コストがハードルだってなら話も早そうだしね」
諏訪桜海:「その解消手段があればいいんでしょう?」
春芽ハジメ:「……嫌な予感が薄らしてきたんですけど、その解消手段って……?」
諏訪桜海:「知識と経験をアウトソースする」
春芽ハジメ:「人に教えを乞え、と」
諏訪桜海:「私でもいいし、それか居ないの、周りに?」
諏訪桜海:「ちゃんとしてる知り合い」
春芽ハジメ:「ああ~……」 心当たりはいる。瑠璃良ちゃんとか専門分野だろうし、亜純ちゃんもヘアアレンジとか好きそうだし。
春芽ハジメ:あとはまあ、ちゃんとしてる子っていうなら真っ先に思い付く子も居る。……居た、けども。
春芽ハジメ:「……人の手煩わせるのは、ちょっと」
春芽ハジメ:「申し訳ないっていうか。その上、ちゃんと続けられる自信もないし」
春芽ハジメ:「教えてもらっておいて続けなかったら、その分の相手の労力完全に無駄になるじゃん」
春芽ハジメ:「それで呆れさせるのもこう……いや、うん。だからまあ、結局は全部面倒くさがりの言い訳なんだよな」
春芽ハジメ:実際に、呆れられてしまったようだから。あの子には。
諏訪桜海:「……私に泳ぎを教えた人間。私をプロデュースした人間」
諏訪桜海:「そいつらって、さぞ無駄な時間を過ごした。そういうことになる」
諏訪桜海:「そういうことが言いたいって取ってもいいかしら」
春芽ハジメ:「うえっ、いや!そういうつもりではなくて!」
春芽ハジメ:「あくまで私の話で、というか諏訪さんのは諏訪さん自身の意志ではないじゃん!」
諏訪桜海:「同じじゃない」
諏訪桜海:「それで続かなかったらまあそりゃ、もちろん落胆はあるでしょうけど」
諏訪桜海:「そいつにかか患っただけ無駄だったとは思わない」
諏訪桜海:「そういうもんでしょ」
春芽ハジメ:「……そういうもん、かな」
諏訪桜海:「私はそう思うことにしてるし……そうね」
諏訪桜海:「これを受けて、あんたがこの後別に何もしなかったとしても」
諏訪桜海:「無駄な話をしたなとは思わないんだから。まあ、気が向いたらやりなさいな」
諏訪桜海:「必要なら初期コストくらい払ってやるから」
春芽ハジメ:「……諏訪さん、なんというか」
諏訪桜海:「……何?」
春芽ハジメ:「物言いから受ける印象の8倍くらい面倒見良いね」
諏訪桜海:「喧嘩売ってる?」
春芽ハジメ:「売ってないです!言い方が悪かったのは自分でも思ったけど!」
春芽ハジメ:「そういう風に言ってくれんの嬉しいし有難いな~って思っただけ!マジで!」
諏訪桜海:「……そう」自分の横髪をくしゃりと弄って。
諏訪桜海:「そういうことにしておいてあげる」
春芽ハジメ:「ありがと。……まあその」
春芽ハジメ:「マジで嬉しいし有難かったんで、もしかしたらお願いするかも。初期コスト」
春芽ハジメ:「その前に、まずは任務だけどさ」
諏訪桜海:「そっちの自信は?」
春芽ハジメ:「とりあえず、オシャレよりはあるかな」
諏訪桜海:「そりゃ結構」


GM:シーン終了です。ロイス取得と購入可能!
GM:購入はこれがラストですわよー
春芽ハジメ:ロイス、諏訪さんの奴の感情を○尊敬/劣等感に変えておきます
白土夏稀:う~ん ブルゲでも狙おうかな
白土夏稀:2DX+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[3,9]+1 → 10

白土夏稀:だめ 以上です
諏訪桜海:同行者/春芽ハジメ/期待:○/隔意/ロイス に変えておきます
春芽ハジメ:購入はこっちもブルゲチャレンジしてみよ
春芽ハジメ:3dx+2>=20
DoubleCross : (3DX10+2>=20) → 9[1,2,9]+2 → 11 → 失敗

春芽ハジメ:流石に無理!以上です
諏訪桜海:ジュラルミンシールド狙おう
諏訪桜海:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 8[6,8]+1 → 9 → 失敗

諏訪桜海:財産3使って買う 装備します
GM:買えてる!


【ミドルフェイズ4】

GM:全員登場でお願いします!
白土夏稀:白土夏稀の侵蝕を1D10(→ 5)増加 (54 → 59)
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を1d10(→ 7)増加 (57 → 64)
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を1d10(→ 9)増加 (60 → 69)


GM:漁港。夜の港は静かで、潮風が冷たく吹く。
GM:"闇商売”が返品の取引を行うという地にたどり着いた君たち。
GM:車から降り、物陰から様子を伺うと、大きなトラック車と数人がそこに佇んでいた。
"グレイ・フォックス":「…………」
GM:捕獲対象で用心棒だという"グレイ・フォックス"の姿も確認できる。
白土夏稀:「……写真の通りですね」声を潜めて
白土夏稀:「諏訪さん、本人ですか?」
諏訪桜海:「……ええ。外見の欺瞞をしてなければだけど」
春芽ハジメ:「見た目用心棒って感じしないね。いやまあ、オーヴァードだとそういうの関係無いんだろうけど」
獅子原トア:「ふむ……」
獅子原トア:「奇襲かけれるのが一番だけど、彼らがいるところは開けてるからなぁ」
白土夏稀:「こちらには気付いていないようですが……取引相手がまだでしょうか」
荒川ナツミ:「そうっぽいね。取引している様子はないなぁ」
白土夏稀:「取引相手を待って一網打尽を試みるのもいいですが、リスクは大きくなりますね。どうしますか、獅子原さん」
獅子原トア:「最悪、トラックだけでも封じれば、逃げにくくはできると思うんだけど」
獅子原トア:「遠距離攻撃なら、荒川ちゃんかな?」
荒川ナツミ:「おっけー、やれます!」
獅子原トア:「よし、下手に気づかれたりする前にやっちゃおう。トラックのタイヤ狙ってもらって」
獅子原トア:「そしたらみんな出てもらうね」
白土夏稀:「“ポーラー”、了解です」
諏訪桜海:「《ワーディング》は?」
獅子原トア:「あ、っとその説明忘れてた」
獅子原トア:「《ワーディング》、使いたいのはそうなんだけど」
獅子原トア:「まだ一部の人があっちとかで仕事してるっぽいんだよねぇ」少し離れた倉庫群を指して。
春芽ハジメ:「ああ~。範囲とか自由に弄れないんだっけ」
春芽ハジメ:「てか、近くに人が居るんならあんまり騒ぎにならないようにしないとだ」
諏訪桜海:「愚直にすり潰すしか無いのね。了解」
白土夏稀:「手短に片付けましょう」
獅子原トア:「あい、じゃあそんなかんじで!」
荒川ナツミ:「はい、……っと!」透明な矢が数本生成され、一直線に向かう。
GM:タイヤが小さく破裂音を出し、トラックが傾き、走行不能になる。
"グレイ・フォックス":「……!」
白土夏稀:「御見事」
獅子原トア:「今だ!」
荒川ナツミ:その言葉で、物陰から出ていく。
"グレイ・フォックス":「……なに? もしかして」
"グレイ・フォックス":「神城グループ? UGN?」
"闇商売"メンバー:「なんだと!」
"闇商売"メンバー:「やべえぞ!」
諏訪桜海:「そのもしかしてよ」歩み出て、姿を表す。
諏訪桜海:「呆れた。何をやってるの?」
"グレイ・フォックス":「……!」
"グレイ・フォックス":「……それは」
"グレイ・フォックス":「えと……」
"闇商売"メンバー:「くそ、逃げるぞ!」
白土夏稀:(本人か……)二人が話している間に回り込み、他メンバーの逃げ場を塞ぐ。
諏訪桜海:「何。答えられないってわけ」
諏訪桜海:「だんまりじゃ分からないんだけど」
"グレイ・フォックス":「用心棒、なんだけど」
"グレイ・フォックス":「あんまり、本意ではないというか」
"闇商売"メンバー:「本意ではない!?護衛してくれるんだよな!?」
諏訪桜海:「はあ?じゃあ今すぐやめなさいな」
"グレイ・フォックス":「ひっ……」
春芽ハジメ:(脅されでもしてんのかな……) 口は挟まないが、白土君同様逃げ場を塞いでいる。
"グレイ・フォックス":「うぅ……でも」
諏訪桜海:「でも何」
"グレイ・フォックス":「ごめん、やらなきゃみたい」
諏訪桜海:「はあ?」
"グレイ・フォックス":「……劣等感。そんなの感じる必要なかったのに」
"グレイ・フォックス":「私はその感情に苛まれて、がむしゃらにいろんな仕事を探してたりしたら」
"グレイ・フォックス":「ちょっと悪い人たちと付き合うようになっちゃって」
"グレイ・フォックス":「用心棒やって、ささいな称賛に舞い上がっちゃったりして」
"グレイ・フォックス":「こんな状況になっちゃった……」
諏訪桜海:「……ダッサ」
諏訪桜海:「じゃあさっさとやめればいいじゃない。今すぐ」
"グレイ・フォックス":「それは……」
"グレイ・フォックス":「そんなのできたら、こうなってない」
諏訪桜海:「ああそう。じゃあ聞き方を変えようか」
諏訪桜海:「ここをどうにか出来ると思ってるんだ?」
諏訪桜海:「用心棒さんは」
"グレイ・フォックス":「……やるしかないじゃん」
"グレイ・フォックス":「もう、やるしか!ないのぉ!」
"グレイ・フォックス":涙目になりながら、戦闘態勢に入ります。
"闇商売"メンバー:「くそっ、いまだ!」トラックの車内に隠れていた男が二人、狭い通路に飛び出していきます。
荒川ナツミ:「あ、ちょ……!私、追ってきて良い!?」
白土夏稀:「お願いします!我々はこちらを!」
獅子原トア:「あ、私もいく!悪いけど、戦闘には役立たないし、頼んだ!」
春芽ハジメ:「了解!こっちもなるべく早く片付けて追いかける!」
GM:ミドル戦闘が始まります!
"グレイ・フォックス"

[10m]

みんな
GM:位置こんな感じ!
GM:1ラウンド目です!
GM:セットアップ!
白土夏稀:なし!
春芽ハジメ:なし!
諏訪桜海:ないです 今使うと自殺するだけだから
"グレイ・フォックス":《赤方偏移世界》行動値4→10 戦闘移動+10m
諏訪桜海:くそっはやすぎる
春芽ハジメ:絶妙に抜かされた
白土夏稀:音速
GM:イニシアチブ10!
GM:"グレイ・フォックス"の手番!
GM:なんかあります?
GM:ちなみに、内緒の話なんですけど、
GM:なんかあったとしても、動かないほうがいいかも?という秘密情報があります
春芽ハジメ:優しい秘密情報だ
諏訪桜海:なんもないぜ
白土夏稀:ないです
GM:じゃあグレイ・フォックスさんの手番!
"グレイ・フォックス":マイナーで《破壊の爪》《斥力跳躍》 飛行状態で戦闘移動  素手のデータを変更 攻撃力:+9 ガード値:1
"グレイ・フォックス":PCたちのとこにいくね
"グレイ・フォックス":メジャーで《コンセントレイト:バロール》《漆黒の拳》《瞬速の刃》《巨人の斧》攻撃対象は……
GM:ここで突然ですが、演出!
"グレイ・フォックス":「攻撃……対象は……」
"グレイ・フォックス":「……ない」構えた腕を。
"グレイ・フォックス":「できない」静かに下ろして。
"グレイ・フォックス":「こんなの、カッコよくない」
"グレイ・フォックス":「知り合いや止めようとしてくれた人を攻撃するなんて、全然カッコよくない!」
"グレイ・フォックス":「だから……」
"グレイ・フォックス":「降参します」
諏訪桜海:「……」息を吐く。
白土夏稀:「……」まだ警戒は解かないまま、諏訪さんに視線をやる。
諏訪桜海:「……おっそい」咎め立てると言うよりは平坦気味に。
"グレイ・フォックス":「……ごめんなさい」
諏訪桜海:「……"グレイ・フォックス"から降参の意志を確認」
諏訪桜海:「正規人員不在のため、現場の判断でこれを受諾」
諏訪桜海:「異論あるかしら」2人に問いかけるように。
白土夏稀:「ありません」チンピラ達の背中をつまみ上げながら
春芽ハジメ:「私も~。あっさり終わってくれるならそれに越したことないし」
春芽ハジメ:「グレイちゃんが良い子で良かった」 直接のすというよりは作り出した剣でチンピラをビビらせて降伏させつつ。
諏訪桜海:「いい子ならそもそもこうならないと思うけど……」
春芽ハジメ:「それはそうか。ならまあ、悪い子になり切れない子で良かった」
諏訪桜海:「とにかく」のされていくチンピラ達を見ながら。「終わってよかった」
"グレイ・フォックス":「……これから」
諏訪桜海:「うん?」
"グレイ・フォックス":「いい子になります」
諏訪桜海:「なんなさい」
"グレイ・フォックス":「うん」
GM:……ミドル戦闘終了です!
白土夏稀:ごつい掌で器用にチンピラを縛っていく「ここはともかく」
白土夏稀:「あとは追っていった二人が心配ですね」
諏訪桜海:「心配って……」
諏訪桜海:「追った相手、ザコ2人でしょ?オーヴァードが後れを取るかしら」
春芽ハジメ:「ナツミちゃん、バッチリ攻撃できてたしね」
白土夏稀:「それでも、何があるか分かりませんよ。物陰から頭を殴られたりすれば、気絶くらいはしかねませんし」
春芽ハジメ:「とはいえ放っておくのも心配だし。私らも追っかけよっか」
諏訪桜海:「運転手も向こうだものね。そうしたほうが良さそう」
諏訪桜海:「あんたはどうすんの」
"グレイ・フォックス":「……?私?」
諏訪桜海:「あんた」
"グレイ・フォックス":「ついていっていいなら、付いていく」
"グレイ・フォックス":「わるいこと、しないから」
諏訪桜海:「そ。じゃ、来れば」
"グレイ・フォックス":「ん。行きます」
白土夏稀:「状況的にも、ここに置いて行った方が気に掛かりますからね」しっかりとチンピラ達を拘束して
白土夏稀:「では急ぎましょう」
春芽ハジメ:「ん。多分チンピラはこれで全部っぽいし」
GM:その時。
GM:ドオン!と大きな音がするとともに、《ワーディング》を君たちは感じるだろう。
諏訪桜海:「……あの二人が張るとは思い難い」
GM:音がしたのは、ナツミとトアが向かった方向。
春芽ハジメ:「てことは、新手?」
白土夏稀:「……!」二人の方に走り出す。
諏訪桜海:首肯して。「思ったより急いだほうが……いや」
諏訪桜海:「口より脚か」こちらもそれを追うように走り始める。
"グレイ・フォックス":「……!」ついていくように、こちらも走り出す。
春芽ハジメ:「だね。言うより行動、だ!」 同じく走り出す。


GM:シーン終了です。ロイス取得だけ、あれば!
白土夏稀:なし!
春芽ハジメ:こっちも無しで!
諏訪桜海:なしで~
GM:はーい!


【クライマックス】

GM:全員登場お願いします!
白土夏稀:白土夏稀の侵蝕を1D10(→ 1)増加 (59 → 60)
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を1d10(→ 1)増加 (64 → 65)
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を1d10(→ 8)増加 (69 → 77)


GM:時は少し遡る。
GM:破壊痕と、倒れ伏す"闇商売"のメンバーたち。
GM:無事に、ナツミとトアは彼らを止めていた。
獅子原トア:「ふぅ、なんとかなってよかった」
荒川ナツミ:「まぁ……用心棒やとってるくらいですからね。一般の域を得ないというか」
荒川ナツミ:「この人達、強くなる薬って言ってこんなの注射してたけど……大したことなかったな」
荒川ナツミ:注射器と薬品の入った箱を拾い上げる。
荒川ナツミ:オーヴァードが飲むとまた違うのだろうか……これで強くなれるなら。…………などと一瞬考える、が。
荒川ナツミ:──白土くんとの会話を思い出す。
荒川ナツミ:「イメージトレーニング……イメージトレーニング……」
荒川ナツミ:起こりうる事態と、そのリカバリー方法。それを想起して、手を止める。
荒川ナツミ:「こんなので強くなっても、意味がないもんね」
荒川ナツミ:だが、そのとき。
荒川ナツミ:「え……?」チクリ、と足に小さな痛みが。
"闇商売"メンバー:「はぁ……はぁ……この女を暴走させれば、他の追手を巻き込ませられるかもしれねえ!」
荒川ナツミ:気絶するフリをしていた"闇商売"のメンバーが自身に薬品を注入したのだと気づく。
獅子原トア:「荒川ちゃん!?」
荒川ナツミ:「……!このっ!」
"闇商売"メンバー:「ぐあっ!」
荒川ナツミ:振り払い、攻撃を加えるとその男は倒れ伏す。
獅子原トア:「大丈夫……?」
荒川ナツミ:「……うん」
荒川ナツミ:だが、攻撃を加えた感覚が、いつもよりなんだか"心地よく"て……
荒川ナツミ:「あ、ダメかも」
獅子原トア:「え?」
荒川ナツミ:悪寒と共に快楽がせり上がってくる。
荒川ナツミ:「う、あ、あああああああああああああ!!」
GM:そうして、荒川ナツミは周囲に大規模な攻撃を撒き散らし始めた。


GM:君たちが豪音の発生地点に近づこうとすると、獅子原トアが駆けてきた。
獅子原トア:「……ご、ごめん!」
獅子原トア:「何もできなかった……荒川ちゃんが、荒川ちゃんが……!」
白土夏稀:「ッ……! ……落ち着いてください、……何があったんですか?」
諏訪桜海:「ええ。どんな敵?」
諏訪桜海:「もうオーヴァードはいないと思ってたけど……」
獅子原トア:「違うの」
獅子原トア:「不意打ちで薬打たれて」
獅子原トア:「荒川ちゃんが、」
春芽ハジメ:「うえ、薬!?」
獅子原トア:「暴走しちゃってる」
諏訪桜海:「……!」
"グレイ・フォックス":「もしかして……」
"グレイ・フォックス":「"パワフル"……!?」
諏訪桜海:「“パワフル”……!?」ネーミングに気絶しそうになるがこらえる。
"グレイ・フォックス":「衝動の喚起と力の増幅をもたらすドラッグ……」
"グレイ・フォックス":「だがあれは試作途中で、今の段階では衝動に飲まれたまま侵蝕が上がり続けるやばい薬」
"グレイ・フォックス":「手に負えないからアレを返品する予定で我々は動いてて……」
諏訪桜海:「返品って、そういうこと」
"グレイ・フォックス":「ごめんなさい!でも、今なら」
"グレイ・フォックス":「気絶させればジャーム化は防げるかもしれない!」
諏訪桜海:「衝動に飲まれたままに侵蝕が上がるなら――」
春芽ハジメ:「なら、逆に言うとさっさと気絶させるしかないって訳か」
諏訪桜海:「その衝動を感じる意識自体が飛べば進行が止まるかも、か」
白土夏稀:「行きましょう」聞くなりワーディングの発生源へと駆け出す。喋っている暇はない。
白土夏稀:「……荒川さん!」
GM:すぐにたどり着く。破壊の中心に。
GM:クレーターのように地面が大きく削れている。
GM:大きな一撃による破壊ではなく、
GM:なんども攻撃が乱打されて凹んだ様子。
GM:その真ん中に。
荒川ナツミ:「ううううううぅ」
荒川ナツミ:駆け寄ってくる人影を複数視認して。
荒川ナツミ:「……来ないで! 壊したくない、ううん、壊したくなっちゃうから!」
白土夏稀:(……明らかに出力が上がっている……)
白土夏稀:「荒川さん!聞こえますか?意識はあるんですね!」
荒川ナツミ:「う。あはは。あるよ。意識。気持ち。強く持ってる」
諏訪桜海:「いや……おかしいでしょこれ」
荒川ナツミ:「みんな、潰してしまいたくなってるの」
荒川ナツミ:「~~っ、頭が痛くて気持ちくてわけわかんない」
荒川ナツミ:「だから、こないで」
白土夏稀:「……いいですか? 今の貴女は薬の効果で衝動が喚起され、侵蝕率が上がり続ける状態にあります」
荒川ナツミ:「薬、うん、なんかそうみたい」
白土夏稀:「このままでは危険です。ですから、我々で一度あなたを気絶させます」
白土夏稀:「申し訳ありません、少々手荒くなりますよ」
荒川ナツミ:「違う!これは私のもの!私の気持ち!全部私が壊す!あっははっは」
荒川ナツミ:支離滅裂な言葉がめぐり、衝動を抑えきれていない。
白土夏稀:深く息を吐く。彼女にあんなことを言っておいて、この状況は想像もしていなかった。
白土夏稀:「……荒川さん、気を強く持ってください。これ以上衝動に呑まれないように」
白土夏稀:「貴女なら出来ます」
荒川ナツミ:「ううう……できる……?何が?ん、でもがんばるから」
荒川ナツミ:「みんな、壊れないで」
荒川ナツミ:それは、一時の正気か、はたまたすぐに壊れないでほしいという衝動から出た言葉か。
白土夏稀:「諏訪さん、春芽さん」筋骨の塊めいた拳を握り締める。
白土夏稀:「お願いします」
諏訪桜海:「ええ。壊させない。そこは任せなさい」
諏訪桜海:「止めるのはあんたたちよ」
春芽ハジメ:「了解。ナツミちゃんが気に病んだり引きずらないように」
春芽ハジメ:「最速で行こう」
獅子原トア:「みんなごめん!でも」
獅子原トア:「帰りの車だけは、任せて!」
白土夏稀:(……させない)
白土夏稀:一度は道を奪われ、それでも別の道を探し、己に出来ることを精一杯果たそうとする彼女の姿を思い出す。
白土夏稀:それは誰にも顧みられぬ、ささやかでちっぽけなものだったとしても──その意志と行いは、確かに輝ける、価値あるもののはずだ。
白土夏稀:(こんな形で……奪わせなどしない)
GM:衝動判定です。難易度9で意思で判定お願いします
白土夏稀:2DX+1>=9
DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 10[4,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

春芽ハジメ:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 8[7,8] → 8 → 失敗

諏訪桜海:3dx+4>=9
DoubleCross : (3DX10+4>=9) → 3[2,2,3]+4 → 7 → 失敗

諏訪桜海:エエ~ッ
諏訪桜海:固定値4あるのに
春芽ハジメ:出目が……
白土夏稀:まじかよ
GM:まじ?
白土夏稀:2D10+60
DoubleCross : (2D10+60) → 10[8,2]+60 → 70

諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を2d10(→ 11)増加 (65 → 76)
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を2d10(→ 11)増加 (77 → 88)
GM:配置は、こう!
[荒川ナツミ(10)」

10m

[白土夏稀(5)][諏訪桜海(5)][春芽ハジメ(9)]
GM:では戦闘入ります!
GM:1ラウンド目
GM:セットアップ!
白土夏稀:なし!
荒川ナツミ:なし!
諏訪桜海:「水面の私を水仙が視ていた」:《生命の海》《血色の花嫁》《紅のベーゼ》。
春芽ハジメ:なし
諏訪桜海:同時に造血剤の使用を宣言します。《紅のベーゼ》によってHPを失わない。
諏訪桜海:諏訪桜海のHPを40(→ 40)増加 (28 → 68)
諏訪桜海:諏訪桜海のHPを4d10(→ 37)増加 (68 → 105)
諏訪桜海:めっちゃ上がったな……
GM:すご
白土夏稀:やば
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を10(→ 10)増加 (76 → 86)
GM:そういえば荒川ナツミは行動値10です
GM:というわけでイニシアチブ10!なにもなければ荒川ナツミの手番!
諏訪桜海:《時間凍結》します
GM:時間凍結!どうぞ!
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を5(→ 5)増加 (86 → 91)
諏訪桜海:諏訪桜海のHPを20(→ 20)減少 (105 → 85)
諏訪桜海:マイナーで暴走を解除
諏訪桜海:メジャーで隠密状態になります。
諏訪桜海:以上。
GM:あい!


諏訪桜海:「――視て、悉視天使マラクタウス」こつ、と靴音を立てた。
諏訪桜海:水面に立つかのように、地面に波紋が生まれる。
諏訪桜海:つ、と爪先を差し入れる様にして、蹴り上げる。
諏訪桜海:ぱしゃり、とそれに追随して泡沫が寄り集まる。
諏訪桜海:頭上にて、逆向きの諏訪桜海自身の姿を形どる。
諏訪桜海:それを迎え入れるように仰ぎ見ると、口づける。
諏訪桜海:瞬間、ぴちゃん、と。
諏訪桜海:ふたりの姿が泡と消えた。
諏訪桜海:否。
諏訪桜海:彼女は肉体を、それを構成する血――他諸々の水分を。
諏訪桜海:魔眼へと変じた。魔眼が見立てるのは、極小の球単位。
諏訪桜海:細胞核。無数の数、一つ一つの魔眼が、その大きさに。
諏訪桜海:絢爛なるその泡変は、無数の眼へと自らを変じるもの。
諏訪桜海:彼女は悉視天使。その在り方を捉えることは出来ない。


GM:他イニシアチブは大丈夫ですか?
白土夏稀:持ってないです
春芽ハジメ:あるけど自分の手番の前にやろうかなと思っています
GM:あ、なるほど!
GM:じゃあ改めて荒川ナツミの手番!
荒川ナツミ:マイナー《黒曜の鎧》行動-3 ドッジ-3 装甲値23の防具を作成・装備
諏訪桜海:ガチガチじゃん
白土夏稀:すごい固い
GM:硬いぜ
春芽ハジメ:23キッツイな……
荒川ナツミ:メジャー《光の手》《雨粒の矢》《シングインザレイン》《リコシェレーザー》《大地の加護》 対象は……PC全員!
諏訪桜海:私はねらえないぜ 隠密してるから
荒川ナツミ:そうじゃん
荒川ナツミ:対象は……諏訪さん以外です!
白土夏稀:ギャーッ
春芽ハジメ:うわーっ!
荒川ナツミ:8dx+19
DoubleCross : (8DX10+19) → 8[1,2,3,3,4,6,6,8]+19 → 27

春芽ハジメ:暴走なので棒立ちで喰らいます……
白土夏稀:7DX>=27 ドッジ
DoubleCross : (7DX10>=27) → 10[3,3,5,7,8,10,10]+7[1,7] → 17 → 失敗

白土夏稀:くっ
春芽ハジメ:頑張ってる
GM:がんばってた
荒川ナツミ:じゃあダメージ!
荒川ナツミ:3d10+27
DoubleCross : (3D10+27) → 26[9,10,7]+27 → 53

諏訪桜海:ダメージゴツいな
荒川ナツミ:そうね!
荒川ナツミ:装甲は有効です
春芽ハジメ:吹っ飛ぶのでリザレクトします
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を1d10(→ 9)増加 (88 → 97)
春芽ハジメ:春芽ハジメのHPを9(→ 9)に変更 (25 → 9)
白土夏稀:死!リザレクトします
白土夏稀:1D10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 4[4]+70 → 74

春芽ハジメ:1d10の出目がずっと重てえ~
白土夏稀:白土夏稀のHPを4(→ 4)に変更 (33 → 4)
GM:演出は次の手番とまとめてしちゃうね
GM:なぜなら、イニシアチブ9で……
荒川ナツミ:《加速する刻》!
白土夏稀:ウワーッ
春芽ハジメ:やめろーっ!
諏訪桜海:ヒエ
荒川ナツミ:マイナーないです
荒川ナツミ:メジャー《光の手》《雨粒の矢》《シングインザレイン》《リコシェレーザー》《大地の加護》
荒川ナツミ:8dx+19
DoubleCross : (8DX10+19) → 10[1,1,2,3,3,7,9,10]+3[3]+19 → 32

春芽ハジメ:暴走なのでやはり当たります
諏訪桜海:《崩れずの群れ》します。ハジメさんをカバーリング。隠密解除。
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を2(→ 2)増加 (91 → 93)
白土夏稀:7DX>=32
DoubleCross : (7DX10>=32) → 9[1,2,4,5,5,8,9] → 9 → 失敗

春芽ハジメ:諏訪さん~!
荒川ナツミ:ダメージ!
荒川ナツミ:4d10+27
DoubleCross : (4D10+27) → 15[6,2,4,3]+27 → 42

白土夏稀:死ザレクト!
白土夏稀:74+1D10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+8[8] → 82

諏訪桜海:ガード6装甲12
諏訪桜海:C(42-6-12)
DoubleCross : c(42-6-12) → 24

諏訪桜海:諏訪桜海のHPを24(→ 24)減少 (85 → 61)
諏訪桜海:ちょっと減りました
荒川ナツミ:体力すごい
春芽ハジメ:タフすぎる
GM:では演出!
白土夏稀:何だこの女


荒川ナツミ:「う、あ、ううううぅぅぅぅ!」
荒川ナツミ:ナツミのコードネーム"遁甲"の由来である「奇門遁甲」は占術の一つである。
荒川ナツミ:吉凶を占い、凶となる場合は呪法などで運を開く
荒川ナツミ:すなわち、未来を切り拓くための方法。
荒川ナツミ:眩い光と水の矢の乱打は、問答無用で道を切り開き、凶をねじ伏せる。
荒川ナツミ:……あくまで、ナツミ本人にとっての"凶"であるというのが如何ともし難い点であり、今まさに君たちの脅威として矢が降り注ぐ!
白土夏稀:「ぐぅっ……!」
白土夏稀:雨霰と降り注ぐ矢弾を、両腕を盾の如く構えて正面から受け止める。
白土夏稀:巌のような肉体ではあるが──防御能力を持つわけではない。血飛沫が舞い、骨肉が貫かれては再生していく。踏み留まるのは偏に気力ゆえのものだ。
春芽ハジメ:「お、わっ」
春芽ハジメ:ナツミのレネゲイドに中てられてか、動きが鈍る。躱すにも受けるにも半端な姿勢のまま矢の雨へ晒された。
諏訪桜海:何もない筈の空間に、水分が凝集する。
諏訪桜海:湧き出す泡のごとく、少女の姿が露わになる。
諏訪桜海:それは春芽ハジメの前に立ちはだかり、水の矢に貫かれた。
春芽ハジメ:「諏訪さん!?」
諏訪桜海:バチャバチャとその輪郭が崩れて、
諏訪桜海:すぐに再び少女の姿を形どった。
諏訪桜海:再び浮かびては消え、また湧き出す泡のように。
諏訪桜海:「ふん。私を見なさいな」
諏訪桜海:「そうして喝采を……」荒川ナツミを見やって。
諏訪桜海:「観客がそんなじゃ演じがいもない」
白土夏稀:異様な光景を横目に見遣る。(特異な……そして凄まじい能力……物理では生半には倒れなそうだ)
春芽ハジメ:「はは、そっか。壊させないんだもんな」
荒川ナツミ:「ふーっ……ふーっ……!」呼吸を荒くしつつ、静かにその異様な様子を見据える。
春芽ハジメ:魔法か童話のような光景に瞬いた目をナツミへ向け直して。
春芽ハジメ:「なら、こっちも受け持ち果たさないとな」


GM:次!イニシアチブ9! 春芽さんの手番です!
春芽ハジメ:はーい じゃあ手番前のイニシアチブでコンボ使うとこから
春芽ハジメ:シード・オブ・ピース:インフィニティウェポンLv5+スピードクリエイトLv1
春芽ハジメ:命中:0、攻撃力:12、ガード:3、射程:至近の白兵武器作成、侵蝕率+5
春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を5(→ 5)増加 (97 → 102)
春芽ハジメ:で、マイナーは戦闘移動でナツミちゃんに接敵 メジャーはそのままコンボ!
春芽ハジメ:バッズ・オブ・ロット:咎人の剣Lv6+カスタマイズLv6+コンセントレイト:モルフェウスLv3
春芽ハジメ:攻撃力+30、判定のD+6、C値-3、侵蝕率+8
春芽ハジメ:11dx7
DoubleCross : (11DX7) → 10[1,4,4,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,3,6,7,8,10]+10[1,10,10]+10[4,9]+6[6] → 46

荒川ナツミ:わぁ
荒川ナツミ:一応ドッジ!
荒川ナツミ:5dx-3
DoubleCross : (5DX10-3) → 10[2,5,5,6,10]+3[3]-3 → 10

春芽ハジメ:あ、剣精の手も使って振り足し!
荒川ナツミ:だめでーす
GM:あ、そうでした
春芽ハジメ:1dx7+50
DoubleCross : (1DX7+50) → 10[10]+6[6]+50 → 66

春芽ハジメ:さらに伸びたわ
白土夏稀:すごい
諏訪桜海:やば
荒川ナツミ:いずれにせよ無理!
春芽ハジメ:ダメージ出すぜ!
GM:どうぞ!
春芽ハジメ:7d10+13+30
DoubleCross : (7D10+13+30) → 38[2,1,9,10,8,3,5]+13+30 → 81

春芽ハジメ:春芽ハジメの侵蝕を10(→ 10)増加 (102 → 112)
白土夏稀:やばい
荒川ナツミ:ひん
諏訪桜海:つよ~
荒川ナツミ:装甲23引いて58ダメくらう!
荒川ナツミ:まだ生きてます!
春芽ハジメ:硬いよ~~
GM:演出どうぞ!


春芽ハジメ:ナツミちゃんを見据えたまま踏み出そうとして、ふと自分の中に違和感に気が付く。
春芽ハジメ:元々、ハジメは争いと名のつくものが大体苦手だ。ゲームくらいのお遊びならともかく。
春芽ハジメ:それでも、適合してしまった遺産は戦場へ向かうことを義務付ける物で。逃げ出すことは許されない。
春芽ハジメ:内心で『戦いたくない』と思っていても、踵を返して逃げ出そうとすれば自然と足が止まる。そういう物。
春芽ハジメ:だからこそ、戦っても良いと思えるだけの理由を求めていた筈で。そうやって自分の中で折り合いを付けていた筈で。
春芽ハジメ:なのに、今自分の中には。『戦わなければいけない』という義務感めいた衝動があった。
春芽ハジメ:止めなければナツミちゃんが大変なことになるから。諏訪さんに止める役目を任されたから。それも任務の内だから。
春芽ハジメ:どれも嘘ではない。でも後付けの理屈でしかない。最初に有ったのは、"暴走"めいた感情の発露。
春芽ハジメ:「……はっ」
春芽ハジメ:物置で眠っていただけのネックレスにしか見えない、遺産。どんなに御大層な物だと説明されて、自分の異能力の源と言われても。
春芽ハジメ:身に染みて理解なんかしていなかったのかもしれない。人の心を歪める物だと、あれほど聞かされたのに。
春芽ハジメ:支部で受け取った錬金素材用の警棒が砂へと変じ、手元で渦を巻く。それが象ったのは。
春芽ハジメ:植物の意匠が散りばめられた一振りの剣――と、両手を覆う籠手。
春芽ハジメ:初めて身に着けたはずなのに不思議と馴染む籠手越しに柄を掴み、勢い任せに振り下ろす。
春芽ハジメ:「お、らぁっ!」
荒川ナツミ:「──っ!」
荒川ナツミ:振り下ろされた一撃を、その身で受ける。鎧をまとったはずなのに……それは
荒川ナツミ:「う、ぐ……痛い!でも、まだ……まだ」
諏訪桜海:「はっ。大層な自信に見合うだけある」
白土夏稀:「今の一撃は完璧だったはず……あちらの装甲が固すぎますね」
春芽ハジメ:「みたい。正直大分渾身の一撃だったんだけど」
荒川ナツミ:まだ意識は途切れず、戦闘を継続する意志もありそうだ。
春芽ハジメ:軽く確かめるように手を開閉する。やっぱり、違和感がない。ないことこそが違和感なほどには。
春芽ハジメ:……いや、今はそんなことよりも。
春芽ハジメ:「白土君、頼んだ!」
白土夏稀:「了解しました」


GM:次~イニシアチブ5!
諏訪桜海:どうぞ~
白土夏稀:では
GM:では白土くんどうぞ!
白土夏稀:マイナーで戦闘移動、荒川さんにエンゲージ
白土夏稀:メジャーでコンボ【ラスト・リゾート】
白土夏稀:《コンセントレイト:キュマイラ》+《獣の力》+《獣王の力》
白土夏稀:対象は荒川さん!
荒川ナツミ:うわー、来い!
白土夏稀:8DX7
DoubleCross : (8DX7) → 10[2,3,3,4,4,4,8,10]+10[3,10]+5[5] → 25

荒川ナツミ:ドッジ!
荒川ナツミ:5dx-3
DoubleCross : (5DX10-3) → 8[3,4,5,6,8]-3 → 5

荒川ナツミ:無理!
GM:ダメージどうぞ~
白土夏稀:ダメージ!
白土夏稀:3D10+40+12 装甲有効
DoubleCross : (3D10+40+12) → 22[10,3,9]+40+12 → 74

白土夏稀:100行ってれば~
荒川ナツミ:装甲引いて51ダメ!
荒川ナツミ:耐えられないです!
白土夏稀:やった!
GM:復活蘇生もなし!
白土夏稀:白土夏稀の侵蝕を8(→ 8)増加 (82 → 90)
GM:戦闘終了でーす!
GM:演出!
白土夏稀:やった~~
諏訪桜海:ワオワオ
GM:-----
白土夏稀:「……荒川さん、聞こえますか?」
白土夏稀:「可能な限りで構いませんので、防御姿勢を取ってください」
荒川ナツミ:「……!」
白土夏稀:攻撃で引き裂かれた制服の袖を捲り上げる。力を籠めると同時、太縄の如き隆々と引き絞られた筋肉が膨れ上がる。
白土夏稀:瞳孔が収縮し、牙持つ獣じみた眼光が荒川を射抜く。
荒川ナツミ:言葉が多少通じたのか、一応の防御姿勢を取る。
白土夏稀:「あまり……手加減が、得意ではありませんので」
白土夏稀:手当たり次第に攻撃を撒き散らす荒川へと、真正面から向かっていく。
白土夏稀:筋骨が軋みを上げ、みしみしと樹木が引き裂かれるかのような音を立てる。
荒川ナツミ:「う、ううううう!」獣のようにうなり、威嚇をし、わずかに後ずさる。
白土夏稀:白土夏稀のコードネーム“ポーラー”は、彼がその身に宿すキュマイラ因子に由来している。それは、世界最大の肉食獣──ホッキョクグマ。
白土夏稀:彼を知る多くの者がそう考えている──だが実際には、違う。
白土夏稀:筋骨の塊めいた巨体が荒川のもとまで辿り着き、少女の小さな体を見下ろす。
白土夏稀:「どうした」
白土夏稀:唸るような声が低く響く。
白土夏稀:獣じみた犬歯を剥き出しに、獲物を前にした捕食者の眼が彼女を射止める。
白土夏稀:「怖いか?」
荒川ナツミ:「……」無言のまま睨むように、精一杯と言った風に目を逸らすことはしない
白土夏稀:「ハッ」
白土夏稀:笑ったのは一瞬。
白土夏稀:「……オォオオオオオオオォオオオオォオッ!!!」
白土夏稀:びりびりと鼓膜を震わす咆哮が轟き渡る。
白土夏稀:振り翳される大木の幹のような腕。万力の如く握り締めた拳からぎりぎりと異音が発せられ──
白土夏稀:────衝撃。
白土夏稀:振り下ろされた拳が、荒川の足元、アスファルトを粉々に粉砕する。
荒川ナツミ:「────っ」
白土夏稀:地響き、轟音。大量の破片が礫のように飛び散り、同時にその体勢を崩させる。
荒川ナツミ:ぐらり、と身体の姿勢が崩れる。
白土夏稀:その隙を逃さない。巨体に見合わぬ恐るべき俊敏さで背後に回り込み、抱きすくめるようにして太い腕が首元を絞め上げる。
荒川ナツミ:「……か、ひゅ」
白土夏稀:普段の穏やかさとは正反対の、極端な変貌、暴力性の発露。まさしく“ポーラー”の名の通りに。
荒川ナツミ:そのまま意識を失い、身体が力が抜ける。
白土夏稀:「……」それを確認し、すぐに力を抜いて解放する。
白土夏稀:額に汗を滲ませ、深く息を吐く。力を出すことよりも、それを抑えることのほうが余程難しいと改めて痛感する。
白土夏稀:「……“グレイ・フォックス”さん!」
"グレイ・フォックス":「……!」
白土夏稀:「昏倒させました。これで大丈夫ですか?」
"グレイ・フォックス":警戒は解かず駆け寄り、様子を確認し……
"グレイ・フォックス":頷く。
"グレイ・フォックス":「これで、大丈夫のはず」
白土夏稀:改めて安堵の息を吐く。
白土夏稀:「良かった……」
白土夏稀:「皆さん、ありがとうございました」
春芽ハジメ:「……あ、うん。いやいやこっちこそ」
諏訪桜海:「……」ざぷ、と音を立てて中空に姿を表す。
獅子原トア:「……ありがとう」
諏訪桜海:「やっちゃってないでしょうねそれ」ふわりと降り立つ。
春芽ハジメ:変貌ぶりに呆気に取られてたのを立て直す。そのついでに衝動が抜けたのか、籠手と剣は元の砂へと解けおちた。
白土夏稀:「だ……大丈夫のはずですが……」不安げ
荒川ナツミ:「……」静かに眠るように意識を失っている。小さくも安らかに呼吸を行っているのが見て取れる
諏訪桜海:「……あとはこいつの意思次第か」
白土夏稀:「……大丈夫ですよ」
白土夏稀:「強い人ですから、彼女は」
GM:そうして……
GM:事態が事態だったため、トアが呼んでいたUGNの応援も駆けつけ、
GM:ナツミは支部の救護室に運ばれ、経過観察。グレイは事情の聴取、及びUGNによる要観察対象となり、
GM:この事件は幕引きとなった。


GM:バックトラック!
GM:Eロイスはなし!そういうジャームを出さないための戦いだったからね!
白土夏稀:ロイス5個で等倍振り!
白土夏稀:90-5D10
DoubleCross : (90-5D10) → 90-19[2,2,4,7,4] → 71

諏訪桜海:5個で1倍振りします
春芽ハジメ:白土君に○連帯感/脅威で取って、5つで素振り
諏訪桜海:諏訪桜海の侵蝕を5d10(→ 43)減少 (93 → 50)
春芽ハジメ:112-5d10
DoubleCross : (112-5D10) → 112-23[4,3,2,8,6] → 89

諏訪桜海:すごない?
諏訪桜海:うれしくないが……
GM:すごい!
春芽ハジメ:平均8越えだ
白土夏稀:すごい
諏訪桜海:てかこれ3点圏じゃん!
GM:ギリギリね……
GM:今回はシナリオといつものやつ、あわせて13点!
春芽ハジメ:なら18点!
白土夏稀:18!
諏訪桜海:16です……
GM:では私は18点っぽい!頂きます!
GM:おかえりなさい!
白土夏稀:わ~い
春芽ハジメ:わおわお~
諏訪桜海:ただいま~


【エンディング:春芽ハジメ】

GM:UGN支部の駐車場。
GM:君が遺産絡みでの定期検査を終え、玄関を出ると、いつか見たような光景があった。
GM:アスファルトの広がる濡れた跡、広めの輸送車。
GM:洗剤や洗車道具、そして。
獅子原トア:「にゃんころりん~」機嫌良さそうに掃除をしている様子の獅子原トアがいた。
春芽ハジメ:「お」 今回の戦闘中、いきなり勝手に錬成された籠手についてのことで検査を受けていた。
春芽ハジメ:結論から言えば、異常という訳では無い遺産の機能の範囲内だろうと言われ、問題なしとの結果だった。
獅子原トア:「ん」
春芽ハジメ:何でも、コード『祈りの造花』に含まれる遺産には防具を錬成する機能が含まれるものも多いらしい。まあその辺は余談として。
春芽ハジメ:「やほ~、トアさん」
獅子原トア:「お、やっほー」
春芽ハジメ:「また掃除?お手伝い要る?」
獅子原トア:「あ。今回は大丈夫!」
獅子原トア:「屋根の方は今回はなしのつもりだったから」
獅子原トア:「おかげさまで、一度ピカピカにしたからね」
春芽ハジメ:「そっか。お役に立てたなら何より」
獅子原トア:「うんうん、この間のお仕事も頑張ってもらっちゃったしね」
獅子原トア:「そっちはまたお仕事?それとも検査?」
春芽ハジメ:「検査。ちょうどそのお仕事のとき、今までやったことないことが急に出来たもんで」
獅子原トア:「はえ~、それはびっくりだし、気になっちゃうね」
獅子原トア:「で、大丈夫だったの……?」
春芽ハジメ:「ん。私の遺産ならまあある範囲でしょってさ」
春芽ハジメ:「むしろ、今まで使えてなかった機能が使えるようになってきてるのかも?って褒められた」
獅子原トア:「おぉ、なるほど……!それは良いこと!……ん、」
獅子原トア:「良いことなの……?」
春芽ハジメ:「え?良いことじゃない?」
春芽ハジメ:「出来ることが増えるんだし、基本良いことだと思ってたけど」
獅子原トア:「戦闘には役立つだろうけど」
獅子原トア:「遺産って代償あるんだよね……?それが強くなってたりとかしない?」
春芽ハジメ:「あー……」
春芽ハジメ:あの時。胸に自然と沸き上がった、『戦わなければいけない』という義務感。
春芽ハジメ:それが、遺産の影響だとして。今まで感じてこなかった物が、今回急に沸き上がったのは何故か。
春芽ハジメ:以前と今とで、何か変わったことがあるとすれば――。
春芽ハジメ:「……どうかな。ちょっと今回、そういうのが強かったかもだけど」
春芽ハジメ:くるりと回った思考をかき消すように話し出す。
獅子原トア:「……そっかぁ」
春芽ハジメ:「まあでも、戦闘終わったらいつも通りだったし。検査も問題なしって出たし」
春芽ハジメ:「そんなに大層なことにはなってないと思うよ。少なくとも、今んとこは」
獅子原トア:「ふむぅ……」少し思案するような動作をする
獅子原トア:「や、そういうの専門でもなし」
獅子原トア:「検査で大丈夫なら、今のところ大丈夫なんでしょう!」
獅子原トア:「でも一応気をつけてね?定期じゃなくてもなんかあったら検査するように!」
春芽ハジメ:「はーい。ま、今回のもそれの関係でやった定期外検査だし」
春芽ハジメ:「案外そういうのはちゃんと受ける方だよ、これでも」
獅子原トア:「そうなんだ。えらいじゃん」
春芽ハジメ:「ふふん。まあほら、検査してなくてなんかあったら一緒に仕事してる人にも迷惑かかるしね」
春芽ハジメ:「自分の部屋掃除しなくて迷惑かかるのは自分だけだけど、他人に迷惑かけるのは違うじゃん?」
春芽ハジメ:「トアさんだって、自分の部屋は汚くても車はマメに洗車してるし。そういうアレ」
獅子原トア:「あ、そう!そうなの!」
獅子原トア:「部屋は汚くてもね、心持ちはきれいなの」
獅子原トア:「他人に迷惑はかけてないし」
獅子原トア:「最低限ゴミ出しはしてるし」
獅子原トア:「うんうん、いいこというねえ」
春芽ハジメ:「良いことっぽい物言いが得意なもので」
春芽ハジメ:大学のレポートもこの物言いで乗り切っていると言っても過言ではない。
春芽ハジメ:「あ、そういやグレイちゃんとかナツミちゃんって、あの後どうなったの?」
春芽ハジメ:自分の検査が優先だったので、その辺の処遇を聞き損ねていた。
獅子原トア:「あ、そうね」
獅子原トア:「あの子達はね──」
GM:そうして、しばらく穏やかな会話をゆっくりとする二人であった。


【エンディング:諏訪桜海】

GM:瀟洒……といったらよいのだろうか。
GM:諏訪桜海と"グレイ・フォックス"。この二人はそんな感じの素敵オシャレなカフェを訪れていた。
"グレイ・フォックス":「……おぉ」小さく声を漏らしながら、辺りを見回している
諏訪桜海:「あんまキョロキョロしない」メニューを開いて見ている。
"グレイ・フォックス":「う、うん」緊張しているのが見て取れる
諏訪桜海:「別にそんなかしこまるほどでもないわよ。ドレスコードあるわけでもなし」
諏訪桜海:メニューを渡して。「好きなの頼みなさいな」
"グレイ・フォックス":「ん、わかった……」
"グレイ・フォックス":メニューを見て、
"グレイ・フォックス":「むずかしい……」
"グレイ・フォックス":「多分見たらこれね、ってなるのばかりなんだろうけど」
"グレイ・フォックス":「カタカナと複雑な……凝った名前多くないかな」
諏訪桜海:「そういうものだから……」
諏訪桜海:「紅茶とフルーツケーキにでもしときなさい。種類はこっちで適当に選ぶから」
"グレイ・フォックス":「……うん、そうするそうする」
"グレイ・フォックス":発声は平坦だが、目が嬉しそうに瞬いている。
諏訪桜海:適当に注文を済ませて。「……で?」
諏訪桜海:「あんたの処遇はどうなったわけ」
"グレイ・フォックス":「保護観察」
"グレイ・フォックス":「執行猶予的なもので」
"グレイ・フォックス":「次はかなり重い処分になるからなって言われた」
諏訪桜海:「まあそりゃそうでしょ」
諏訪桜海:「何なら寛大ねって思ったくらい」
"グレイ・フォックス":「用心棒という立ち位置だったけど」
"グレイ・フォックス":「一度も戦闘っぽい戦闘をしてないのが」
"グレイ・フォックス":「プラスに働いたっぽい、ぶい」Vサインをする
諏訪桜海:「それを誇っていいのかは怪しいけど……」
諏訪桜海:「まあとにかく、あんなダサいのやめて正解ね」
"グレイ・フォックス":「うん」
諏訪桜海:「あんただって分かってたんでしょ?自分で」
諏訪桜海:「だからリークまがいのことして、こっちに情報をよこした」
"グレイ・フォックス":「そこまで考えられるほど」
"グレイ・フォックス":「余裕はなかったけど」
"グレイ・フォックス":「でも、似たようなものかも」
諏訪桜海:「……」
諏訪桜海:「やっぱりあんたそっちで売りなさいよ」
"グレイ・フォックス":「なに?」
諏訪桜海:「何じゃなくて。腕で」
"グレイ・フォックス":「……褒めてる?」
諏訪桜海:「なんで貶してると思ってるのよ」
"グレイ・フォックス":「……や、えっと、そういうのするんだって思って」
"グレイ・フォックス":「褒めるの」
"グレイ・フォックス":「あ、今のなし」
"グレイ・フォックス":「失言でした」
諏訪桜海:足を蹴る。
"グレイ・フォックス":「う」
諏訪桜海:「と言うか。そもそも心外なんだけど」
諏訪桜海:「腕のないやつをわざわざ使うように見えたわけ?私が」
"グレイ・フォックス":「あー、なるほど」
"グレイ・フォックス":「そういうわけじゃないけど」
"グレイ・フォックス":「面倒見がいいから、その一環で使ってくれてるのかと」
諏訪桜海:「……」
諏訪桜海:来たケーキを受け取って無言で一口。
"グレイ・フォックス":「言いたいことがあるなら言ったほうがいいよ」
"グレイ・フォックス":「そうじゃないと」
"グレイ・フォックス":「この間の私みたいになっちゃう」
諏訪桜海:「それはない」
"グレイ・フォックス":「そう?……そうかも」
諏訪桜海:「……ともかく」
諏訪桜海:「やめんなって思ってるだけ。たかがこんな経験程度で」
"グレイ・フォックス":「そっか。わかった」
"グレイ・フォックス":「じゃあそれにあたって一つ、お願いあるけど」
"グレイ・フォックス":「いいかな」
諏訪桜海:「内容による」
"グレイ・フォックス":「また」
"グレイ・フォックス":「あって欲しい、定期的に」
"グレイ・フォックス":「保護観察、してほしい」
諏訪桜海:「嫌」
諏訪桜海:「保護観察たって何すりゃいいかわかんないもの」
"グレイ・フォックス":「ご飯たべよ」
"グレイ・フォックス":「こうやって」
諏訪桜海:「それなら付き合ってやるわ。まともな店ならね」
諏訪桜海:「あとは服ね。それはあんた一人に任せると危うそうだもの」
"グレイ・フォックス":「え」
"グレイ・フォックス":「そんなこと、ないとおもうけど」
諏訪桜海:「だってあんた……フードを被るものだと思ってるでしょ」
"グレイ・フォックス":「うん? うん」
諏訪桜海:「そこからのレベルの人間二人目か……」
"グレイ・フォックス":「なんか心外なこと言われている気がする」
"グレイ・フォックス":「じゃあ」
"グレイ・フォックス":「お手並み拝見ということで」
"グレイ・フォックス":「今度会う時は服屋ね」
"グレイ・フォックス":「決定」
諏訪桜海:「ん」紅茶を飲みながら応じて。
諏訪桜海:「てか。この後行けばいいじゃない」
"グレイ・フォックス":「なるほど」
"グレイ・フォックス":「名案」
"グレイ・フォックス":紅茶をこちらも飲んで。
"グレイ・フォックス":「ありがとう、いろいろ」
諏訪桜海:「自分のためにやってるだけよ」
諏訪桜海:「あんたみたいなのが折れずにやってけば、私の気もいくらか晴れる」
諏訪桜海:「それだけ」
"グレイ・フォックス":「ん、努力する」
GM:そうして。
GM:服屋でまた二人のセンスの乖離が見られたりしたのだが。
GM:それは別の話。


【エンディング:白土夏稀】

GM:図書室。
GM:学校の中で最も静かな場所の一つといえるだろう、書籍の宝庫。
GM:読書を好む生徒たちが読書スペースでページをめくっていたり、
GM:新しい物語に出会おうと、本棚を順にタイトルを眺めていたりする。
GM:君もまた、そうした者のひとりだ。
白土夏稀:図書委員と軽く談笑を交わした後、席について人気作家の新刊を読んでいる。
白土夏稀:図書室に無骨な大男が座っている光景には異様なものがあるが、いつものことゆえに常連たちは最早慣れてしまっている。
白土夏稀:「……」
白土夏稀:新たに頁をめくろうとした時、ふと近付いてくる足音に気付き、顔を上げた。
荒川ナツミ:「隣、いい?」いつもより抑えめの声量で声をかける。
白土夏稀:「……荒川さん。ええ、勿論」隣の椅子を引く
荒川ナツミ:「助かる」
荒川ナツミ:そういって、隣にすとんと座る。
白土夏稀:「その後、お加減はいかがですか?」
荒川ナツミ:「ん、大丈夫」
荒川ナツミ:「暴走の気配はないし、」
荒川ナツミ:「調子とか侵蝕も安定してる」
白土夏稀:「それは良かった」報告は受けていたが、本人の口から聞いて改めて安堵する。
荒川ナツミ:「まぁ、しばらくUGNのお仕事はお休みで」
荒川ナツミ:「検査通いになっちゃうんだけど」
荒川ナツミ:「そこはまぁ、元の調子に戻っただけ」
荒川ナツミ:「良かったと思うことにしてる」
白土夏稀:「……ええ、そうですね」頷く。あと一歩で取り返しがつかなくなっていたことは確かだ。
白土夏稀:「良かったです、本当に」
荒川ナツミ:「それも白土くんや」
荒川ナツミ:「あのとき尽力してくれたみんなのおかげ!」
白土夏稀:「そうですね。皆さんのお陰……というのも、勿論ありますが」
白土夏稀:「それでも、最後はやはり、あなたが意志を保とうとしたからですよ」
白土夏稀:「そうでなければ、間に合わなかったかもしれません」
荒川ナツミ:「そうかもね……」
荒川ナツミ:「あのとき」
荒川ナツミ:「頭ぐちゃぐちゃになって大変だったけど」
荒川ナツミ:「それでも、直前に聞いた話のせいか」
荒川ナツミ:「それとも、みんなが呼びかけてくれたせいか」
荒川ナツミ:「こうして元気に今学校にいるってわけ」
白土夏稀:「……」
白土夏稀:少し目を伏せ
白土夏稀:「……荒川さん。一つ聞いてもよろしいですか?」
荒川ナツミ:「うん、なんだろう」
白土夏稀:「今回、貴女は大変な目に遭いましたね」
白土夏稀:「一歩間違えれば死亡、ジャーム化……そうなってもおかしくない、危険な状況でした」
白土夏稀:「そんな経験をして、まだ……」
白土夏稀:荒川さんの目を見て
白土夏稀:「……UGNとしての活動を続けるのですか?」
荒川ナツミ:「んー」
荒川ナツミ:「ちょっと悩んだよ、実際」
荒川ナツミ:「でも」
荒川ナツミ:「同じような状況になった人を救える可能性がある」
荒川ナツミ:「その能力もあるのに、それをやりたいと思う自分がいるのに」
荒川ナツミ:「そういう活動、やめちゃうの」
荒川ナツミ:「それは、白土くんたちが掬い上げてくれた」
荒川ナツミ:「私の意志に反してるから」
荒川ナツミ:「続けるよ」
白土夏稀:「……」
白土夏稀:「そうですか」
白土夏稀:真っ直ぐな言葉に、暫時瞑目する。
白土夏稀:結局のところ──自分はこの言葉が聞きたかったのだと思う。
白土夏稀:「応援しています。心から」
白土夏稀:「貴女なら必ず出来ます、荒川さん」
白土夏稀:あの時──戦いに臨んだ時。
白土夏稀:レネゲイドの昂揚と共に己の内に沸き上がってきたのは、暴力と破壊の衝動だった。
白土夏稀:どれだけ外面を取り繕おうとも、それが生来生まれ持った自分の性質であり、本性なのだろうと思う。
白土夏稀:良識と常識を鎧のように着飾り、どんなに善人ぶったところで、結局のところ、自分はそういう人間なのだ。血を好み、暴力を愛する、そんな最低の人種。
白土夏稀:だからこそ──彼女のような人間の意志を、白土夏稀は美しいと思う。
白土夏稀:己の無力を知り、悩みながらも前に進み、正しきを為さんとするその意志を、何にも代えがたい尊いものだと思う。
白土夏稀:今回の事件は、社会に知られることもない、UGNや神城にとってさえ、取るに足らない小さな事件だったかもしれない。
白土夏稀:だがその中で、彼女の道程の一助となれたなら。そして、名も知らぬ誰かの日常を護ることが出来たのなら。
白土夏稀:自分のこの忌まわしい力も、意味があるものであったのかもしれない。
白土夏稀:白土夏稀は、そう思っている。
白土夏稀:軽やかに去り行く彼女の背を見送って、微笑と共に、新たな頁をめくった。

スカー・劣等・バイオレンス 全工程終了


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
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