『アイドル伝説 みゅ~じっく☆みんと:白の陣』(GM:しろい)


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“フレイヤレイヤー”紀里谷(きりや)ネイコキャラシート(PC1:すきゃっと)
“ジイルコーダー”加藤(かとう)凛紗希(りしゃき)キャラシート(PC2:DT)
逆位置のチャイカ(チャイカ・ヴィェルフ・ナガミ)倉良(くらよし)(めぐり)キャラシート(PC3:占任)

【Index】

オープニング/紀里谷ネイコ
オープニング/加藤凛紗希
オープニング/倉良巡
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
ミドルフェイズ5
ミドルフェイズ6
ミドルフェイズ7
クライマックス
エンディング/紀里谷ネイコ
エンディング/加藤凛紗希
エンディング/倉良巡

【プリプレイ】

GM:それでははじめていきましょう!
GM:『アイドル伝説 みゅ~じっく☆みんと:白の陣』
GM:まずは自己紹介から!
GM:PC1の紀里谷さんからお願いします!
紀里谷ネイコ:はい!
紀里谷ネイコキャラシート
紀里谷ネイコ:紀里谷(きりや)ネイコです。
紀里谷ネイコ:ファンからの愛称はねこ、ねっこ等。
紀里谷ネイコ:グループのクール系キャラ。イメージカラーも青です
紀里谷ネイコ:でもファンサはよくやる方です 街中とかでも握手とかサインとかする
紀里谷ネイコ:アイドルに対して理想も意識も高い方で、自他共に厳しいタイプです。強火厄介ファンが多い
GM:ねっこ……俺が守るからな
紀里谷ネイコ:オーヴァードでもあり、イリーガルとしてUGNへの協力も積極的です。
紀里谷ネイコ:あと一人称は僕です。
紀里谷ネイコ:グループの皆の為……がんばるぞ!よろしくお願いします。
GM:なるほどね……女性ファンも多そうですね(安直)
GM:よろしくお願いします!
GM:それではハンドアウトを
GM:出す前に!!!!!
GM:みゅ~じっく☆みんとメンバーの紹介にうつりましょう
島津レイ:弾けるオレンジ、明るく元気なれいちぇるです!
島津レイ:みんなのムードメーカーの16歳!身長は161cm!
島津レイ:好きな動物は犬だけど、最近猫とうさぎも好き!
島津レイ:好きな食べ物はハンバーグと卵料理!嫌いな食べ物は野菜!
島津レイ:割と頑張り屋さんで、歌うのが大好き!
佐野アリア:キュートなピンク、あ~りです。
佐野アリア:155cm、16歳です。
佐野アリア:引っ込み思案な自分を変えたくてアイドルを始めました。
佐野アリア:素直な性格で、なんにでも挑戦したいと思っています。最近はファンの方から勧めてもらったゲームにハマっています。
佐野アリア:特徴がないのが特徴なんですが、変わったことといったらからいものが大好きなところかな?
神宮エミ:陽気なイエロー、お茶目なリーダーのえみりーで~す
神宮エミ:17(書類上)の163cm……てかあたしだけ年行ってるじゃんね
神宮エミ:年長なんでリーダーやらされてまーす
神宮エミ:好きなもの?youtubeチャンネル見てよ ダメ?
神宮エミ:ブログでもいいけど……そういうのナシ?
神宮エミ:ま……じゃあ好きなものは……みゅ~☆みんのメンとファンのみんなかな
神宮エミ:ズルい?ま、そのうちそうも言えなくなるから今日は楽しんでよ
神宮エミ:じゃあ次よろ~
亘理 アイ:ラブ&パッションの赤、燃える心のあいるです。
亘理 アイ:157cmの15歳。こう見えても年下組、身長も二番目に低いんです。
亘理 アイ:クールに見えるかもですが、本気でアイドルやってます。
亘理 アイ:好きな色は紫、パープル、バイオレット。
亘理 アイ:……メンカラ赤なのに? いいじゃないですか、好きなんだから。
亘理 アイ:自慢じゃないけど成績優秀、クイズ番組は任せてください。
紀里谷ネイコ:初めまして、になるのかな?クールなブルー、紀里谷ネイコだよ。
紀里谷ネイコ:15歳、165cm。アイと一緒の後輩組だね。
紀里谷ネイコ:ファンの皆と綺麗な景色を見に行く為、努力は欠かしていないつもり。いつも応援ありがとう。
紀里谷ネイコ:趣味は素敵なカフェを探すことと、アロマキャンドルを焚くことかな?最近はボルダリングもしているよ。
紀里谷ネイコ:今日は他のことは全部忘れて、夢中にさせてみせるから。僕を見ていてくれると嬉しいな。
GM:そんな赤・ピンク・黄色・オレンジ・青の5人のアイドルグループ、みゅ~じっく☆みんと!
神宮エミ:偏り過ぎてんじゃんね ウケる
GM:そのメンバーの一人である紀里谷さんのハンドアウトはこちら!
PC1 紀里谷ネイコ(PL:すきゃっと先輩)
シナリオロイス:佐野アリア

あなたはアイドルグループ「みゅ~じっく☆みんと」のメンバーの一人だ。
同じく「みゅ~じっく☆みんと」のメンバーである「佐野アリア」「島津レイ」などとともに、
ホワイトデーイベントに向けて、コラボアイスのフレーバーの考案、ミニライブの練習と忙しく活動している。
メンバー全員で一生懸命考えたアイスのフレーバーのアイディアが、ライバルアイドルユニット"アステロイド"のコラボ商品として発表される。
"アステロイド"は「佐野アリアに相談に乗ってもらった」と明言しており、佐野アリアに嫌疑がかかってしまう。
紀里谷ネイコ:大変だ
GM:こう……アイドルがんばってください(ざっくり)
紀里谷ネイコ:頑張ります
GM:地球の命運は紀里谷さんにかかっています!よろしくお願いします!
GM:それではネクスト!加藤さん自己紹介お願いします!
加藤凛紗希:はい!
加藤凛紗希キャラシート
加藤凛紗希:かとう・りしゃき。UGNエージェント。
加藤凛紗希:狙撃手であり、食事の時以外支部にほとんど顔を出さない。
加藤凛紗希:くたびれたOLのような風貌で、全くやる気が無いように見えるが、
加藤凛紗希:実際にありません。あくまで本質は
加藤凛紗希:アイドルの追っかけです。
GM:エージェントじゃないんだ……
加藤凛紗希:お金がいるからね
GM:職業はおっかけ 副業でエージェントというわけね
加藤凛紗希:信仰とも呼べる最推しはACODEのなるなる。
加藤凛紗希:彼女のファンの総称……ウッヨーカーの中でも重篤なファンですが
加藤凛紗希:最近はみゅ~☆みんのちぇるも気になってウォッチしてます
島津レイ:ありがと~☆
加藤凛紗希:レスしないで 心臓に悪い
加藤凛紗希:シンドロームはノイマン・ウロボロス。性能としては先んじて複数体対象に狙撃を決めて、
加藤凛紗希:シーン間のガードと装甲をボロボロに削り落とす先導役。
加藤凛紗希:熱の刻印によって、機械兵の制御系の電子回路を狂わせる能力者。
加藤凛紗希:以上、よろしくおねがいします。
GM:よろしくお願いします!うちまくってください!
GM:そんな加藤さんのハンドアウトはこちら!
PC2 加藤凛紗希(PL:DTさん)
シナリオロイス:神宮エミ or "アステロイド"

アイドルオタクであるあなたは「みゅ~じっく☆みんと」とコラボしているサーティサンアイスクリームで同僚の愛里アサヒとアイスを食べまくっていた。
そんな中、UGNから連絡があり、「アイドルたちがR案件に巻き込まれているかもしれない」とのメッセージを受け取る。
今までアイドルに関わる任務はなかったが、ついに仕事でアイドルに関わることになる。
加藤凛紗希:……
加藤凛紗希:来てしまった……
加藤凛紗希:この日が……
加藤凛紗希:どうしよ……
愛里アサヒ:公私混同では?真面目にやってください
加藤凛紗希:いやだって……
愛里アサヒ:実際会ったら絶対性格悪いですよ(笑)
加藤凛紗希:これ終わらんやつでしょ 進めて
愛里アサヒ:アイスに罪はありませんからね……仕方がないから一緒に食べてあげますよ……
加藤凛紗希:アイドルに罪があるみたいな言い方しないでもらえる???
愛里アサヒ:忙しいから肌とか荒れてそうですよね
愛里アサヒ:ていうか凛紗希さんアイドルにあうのにそんな格好でいいんですか?
加藤凛紗希:えっスーツだめなの……?
愛里アサヒ:悪くはないでしょうけどいつもと同じ服でいいんですか?
加藤凛紗希:え~~どうしよ……
加藤凛紗希:考えとく……
GM:そんな感じでアイドルとの任務も頑張ってください!
加藤凛紗希:がんばります!
GM:続いてネクスト!倉良さん自己紹介をお願いします!
倉良 巡:はい!
倉良 巡キャラシート
倉良 巡:倉良巡(くらよし めぐり)、17歳のUGNチルドレンです。
倉良 巡:宇宙での人体の成長の観察実験のため、UGN所属の宇宙ステーションで生まれ育ちましたが、色々あって数年前から地上に避難してチルドレンとして活動しています。
倉良 巡:無重力のなかで生まれ育ったので地球の重力に弱く、日々のほとんどをバロールの能力によって宙に浮いて過ごしていました。
倉良 巡:が、色々あって地上で生きていくことを決意しました。
GM:色々が色々ありましたね……
倉良 巡:少しずつ重力下で行動する時間を増やしていき、今では急激な動きなどがなければ地上で生活できるようになっています。
倉良 巡:某アイドルと個人的に親しくさせてもらっています。いわゆるところの「一般の方」です
GM:一般の方………………………
倉良 巡:データ的には純粋なサポートタイプで、達成値上げたりダメージ増加したり敵の攻撃を失敗させたりリアクション不能を押し付けたりします。
倉良 巡:そういう感じ! よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:そんな倉良さんのハンドアウトはこちら!
PC3 倉良巡(PL:占任さん)
シナリオロイス:島津レイ

みゅ~じっく☆みんとメンバーでありあなたの恋人である島津レイとデートをしていた。
彼女がいうには、どうやらみゅ~じっく☆みんとが何らかのR案件に巻き込まれている可能性が高いらしい。
協力して島津レイ及びみゅ~じっく☆みんとを助けることにした。
GM:なんのデートしたいか考えておいてください
倉良 巡:助けないとな……
島津レイ:巡……♡
GM:それではそんなGMの好みの女3人のPCとみゅ~じっく☆みんとのメンバーでやっていきましょう!
GM:トレーラーはこちら!
トレーラー みゅ~じっく☆みんと ドキドキホワイトデーイベント開催のお知らせ
大好評のあのバレンタインイベントに続き、ホワイトデーもみゅ~☆みんは止まらない!
あの有名アイスクリームショップ「サーティ・サンアイスクリーム」とコラボした商品を展開!
メンバーの考えたフレーバーのアイスが出ちゃいます☆
店舗で1000円以上購入でみゅ~じっく☆みんとメンバーの可愛いイラストのキーホルダーもプレゼント!
ホワイトデー当日の新曲リリース記念ミニライブも要チェックです♪


――立ちふさがる宇宙からの襲来者
アイドルバトルで地球を滅ぼされてしまうのか?
常識的に考えてアイドルが崖を登り木を伐採するのは危険では?業者に任せてくれ

輝く者、輝きに惹かれる者、輝きの傍らに立つ者
それぞれの思惑が交錯するとき、お父さんスイッチが作動する――

ダブルクロス The 3rd Edition.

『アイドル伝説 みゅ~じっく☆みんと:白の陣』

ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

オープニング:紀里谷ネイコ

GM:紀里谷さんは登場侵蝕をお願いします!
紀里谷ネイコ:加藤凛紗希のイニシアチブを1D10(→ 9)増加 (9 → 18)
紀里谷ネイコ:まちがえた
紀里谷ネイコ:侵蝕+9で40です
紀里谷ネイコ:加藤凛紗希のイニシアチブを1D10(→ 5)増加 (18 → 23)
GM:加藤さんが無限にはやくなっていく
加藤凛紗希:ちょっと!
紀里谷ネイコ:ごめんね


GM:■アイドル事務所 会議室
GM:大成功に終わったバレンタインイベントの興奮も冷めやらぬまま、
GM:ホワイトデーイベントの一環として大人気アイスクリームチェーン店「サーティサンアイスクリーム」とのコラボ商品を考えるため、
GM:みゅ~じっく☆みんとのメンバーたちは、事務所でミーティングを行っていた。
GM:ホワイトデーイベントは、このほかにも、
GM:新曲発売記念のミニライブも予定されている。
島津レイ:「実際にお店に並ぶんだよね。どんなアイスがいいかなあ?」
神宮エミ:「てかまず聞きたいんだけど」
神宮エミ:「サチサン行ったことあんのみんな?」
島津レイ:「あたしはあるよ!前からよく行ってたし、コラボの話来てからはちょくちょく食べに行ってる!」
島津レイ:「つぶつぶのやつが好き~」
神宮エミ:「つぶつぶどれだし」
紀里谷ネイコ:「僕も、まあ」ゆるくうねる豊かな黒髪を後頭部で結った、長身の少女が頷く。「人並程度にはね。リーダーは無いのかい?」
神宮エミ:「んー。ぶっちゃけさ。冬あんま行かない」
神宮エミ:「冬にアイス食べなくない?」
島津レイ:「たしかに……」
亘理 アイ:「そうでしょうか」
神宮エミ:「おー?あいるは冬派なん?」
亘理 アイ:「北海道ではむしろ冬にアイスの消費量が増えるといいます」眼鏡をくいっとする
島津レイ:「えーっ、そうなの?なんでだろ?」
神宮エミ:「夏が少ないんじゃね?涼しいし」
亘理 アイ:「他にも外が寒いぶん家の中は温かくしているからという説もあります」
亘理 アイ:「まあここは北海道じゃないですが」
紀里谷ネイコ:「雪見だいふくなんてアイスもあるしね」
神宮エミ:「それね~」
島津レイ:「雪見だいふく好き!おいしいしかわいい~」
紀里谷ネイコ:「寒い中で食べるアイスも、中々風情があると思うよ」
神宮エミ:「でもその方向ありじゃない?家で食べる用的な」
紀里谷ネイコ:「成程。今はテイクアウトの需要も大きいからね。流石リーダー」
佐野アリア:「あっ、逆にですよ!」ふわふわとした雰囲気の少女が、手を叩く。
佐野アリア:「あったかくなるアイス、っていいんじゃないですか?」
神宮エミ:「逆来た?ゆってみ?」
神宮エミ:「何それ~?」
佐野アリア:「アイスなのに……激辛なんです!」
紀里谷ネイコ:「へぇ……新しいね」
佐野アリア:「つめたいのに、どんどんあったかくなっちゃうの!」
神宮エミ:「それあ~りが激辛好きすぎなだけじゃん?」
紀里谷ネイコ:「でも、面白いと思わない?コラボで普通の味を出しても、そうそう話題にはならないしね」
神宮エミ:「いや発想としてはありだけどさ~」
神宮エミ:「みゅ~☆みんぽくならなくない?」
紀里谷ネイコ:「いっその事、それくらい尖ったフレーバーの方がSNSでもバズるかもしれないよ」
佐野アリア:「そう!そうだよねっこ~!話題性!話題性がだいじだよ!」嬉しそうにはしゃぐ。
亘理 アイ:「ですが、カプサイシンは急激に汗をかいてしまいます」
神宮エミ:「うちら甘めの売り方じゃんね」
亘理 アイ:「身体を温めるならむしろ──」
亘理 アイ:「──生姜アイス」
神宮エミ:「生姜?」
佐野アリア:「生姜!おいしそう~!」
紀里谷ネイコ:「ああ、ジンジャーエールなんかもあるしね」
島津レイ:「ジンジャーエールアイスって考えたらすっごくおいしそう!」
神宮エミ:「生姜ありじゃね?」
神宮エミ:「ショウガ湯ありえんくらい温まるもんね」
島津レイ:「生姜ってなんであったまるんだろ?カプサイシンではないんだもんね」
紀里谷ネイコ:「作った人の……愛情が籠ってるからじゃないかな」
神宮エミ:「生姜の栄養あるんでしょなんか……ショウガアールみたいな」
島津レイ:「愛情があるからってめっちゃいいね!それは絶対あったまっちゃうよ~」楽しそうに笑う。
佐野アリア:「し、ショウガアール?」
佐野アリア:「……カプサイシンも作った人の愛情入ってるんじゃないかな……?」小声でつぶやく。
神宮エミ:「農家の愛情たっぷりじゃんね」
紀里谷ネイコ:「ともあれ、僕もいいと思うよ、生姜味。目新しさもあるし」自分で用意していたミント100%歯磨き粉味アイスのフリップをしまう。
神宮エミ:「子供辛過ぎね?大丈夫?ハチミツとか入れとく?」
佐野アリア:「あっ、そういうミックスフレーバーっていいかもしれませんね」
亘理 アイ:「たしかに……年齢層のことは考えないといけませんね。さすがはリーダー」
神宮エミ:「でしょ?」
紀里谷ネイコ:「じゃあ、コラボフレーバーははちみつショウガ味ということでいいかな?」
紀里谷ネイコ:「賛成の人」
神宮エミ:パタパタと手を振る。
島津レイ:「あたしもおおむね賛成!だけどやっぱり……」ちらっと紀里谷さんの下げたフリップを見る。
島津レイ:「あたしたちだし……ミント感もあったほうがいいかと思って。上にミントの葉っぱ乗っけてもらう、とかどうかな?」
島津レイ:「歯磨き粉……ではないけど」
亘理 アイ:「ショウガとはちみつ……喉にいい成分ですね」
紀里谷ネイコ:「ああ、レイらしい意見だね。確かに、ファンの皆にはその方が喜んで貰えるかな」にこりと笑んで
神宮エミ:「ちぇるのいいね~、みゅ~☆みんアピってこっか」
亘理 アイ:「そこにミント……まさにみゅ~じっく☆みんと、という訳ですか」眼鏡クイッ
神宮エミ:「はっぱ載ってたほうが映えっしね」
神宮エミ:「あ~りはどう?」
佐野アリア:「たしかに、ミントフレーバーにしちゃうと苦手な人が食べられないけど……」
佐野アリア:「はっぱだったら、苦手な人はよけられるし、いいと思います!」
神宮エミ:「じゃ決まり!はちみつショウガのミント乗っけ!」
神宮エミ:思い出したようにホワイトボードにそれだけ書く。
島津レイ:「いえーい!」ぱちぱちと拍手をする。
神宮エミ:「いえいいえーい」
紀里谷ネイコ:「試食が楽しみだね」こちらもゆるく拍手をする。
亘理 アイ:うんうんと頷きながら拍手をする。
佐野アリア:にこにこと微笑みながら拍手。
神宮エミ:「じゃあこっちは終わりでライヴの方かな~」
神宮エミ:「段取り通しでリハっとく?」
島津レイ:「あ、いいね!トレーニングルーム使っていいって言われたし!」
紀里谷ネイコ:「ああ。本分を忘れるようじゃいけないからね」
亘理 アイ:眼鏡を外し、コンタクトのケースを取り出す。
佐野アリア:「練習もがんばらないとですね!お客さん、ライブ見に来て、そのままアイス食べに行く、とかもあるのかな」
佐野アリア:「あっ、しかもデートだったりして!」嬉しそうに手を合わせる。
神宮エミ:「デートでアイドルライブ見る?」
神宮エミ:「まー何にせよウチらには遠い話っしょ」
紀里谷ネイコ:「ふふ……でも、そうだったら素敵だね」
紀里谷ネイコ:「誰かの特別な一日を彩れるなら、こんなに嬉しいことは無い」
佐野アリア:「見るよぅ!私最近、ファンの人に教えてもらった『メキメキメモリアル』って恋愛シミュレーションゲームやってるんだけど……」
佐野アリア:「そこのデートコースに、アイドルのライブあるもん!」
神宮エミ:「ゲームはゲームっしょ……普通はあれでしょ」
神宮エミ:「遊園地とかじゃね?ザ・デート!って感じなの」
佐野アリア:「えみりーは分かってないな~」得意げにゆびをふる。
佐野アリア:「遊園地が好きな子もいるし、アイドルライブが好きな子もいるんだよ!その子にあわせた場所を選ぶの!」
神宮エミ:「ま~それはね~」
神宮エミ:「てか好きピとだったらどこでも楽しいわ」
亘理 アイ:「みゅ~☆みんは女性ファンも多いですから。あり得ないとも言い切れません」
神宮エミ:「女性ファン多いって言ってもさ~」
神宮エミ:「だいたいねっこファンっしょ」
島津レイ:「それはあるかも!」けらけら笑う。
紀里谷ネイコ:「そんなことは──」口を開きかけて「あー……無いと思うんだけどね……」困り顔。
神宮エミ:「ねっこのコール露骨に黄色いじゃんね」
神宮エミ:「あたしよりイエローだわ」
紀里谷ネイコ:「皆だって素敵だよ。リーダーも」
紀里谷ネイコ:「僕もファンの一人さ」
神宮エミ:「きゅん……」口で言う。
島津レイ:「うんうん!えみりーは結構女の子のファンも多いよね」
島津レイ:「あたしもあたしも~」楽しそうに笑う。
神宮エミ:「え~じゃああたしも負けねーかんね」
亘理 アイ:「むろん私も、です」
佐野アリア:「あっ、私も!」
神宮エミ:「いや~、みゅ~☆みん明るいわ~」
神宮エミ:「この調子でバンバン成功させてこ!」
佐野アリア:「うん!ふふ……あのね、ゲームってね」そんな様子を見ながら微笑んで喋る。
佐野アリア:「エンディング見たらまた新しく遊べるんだけど、新しく他の子と仲良くしてても、そこで選ばれてない他の女の子はずっとプレイヤーの私のことを好きでいてくれるんだよね」
佐野アリア:「なんだか、アイドルとファンに似てると思って」
佐野アリア:「こう言うと、私たちに知られてないファンの人たちはかまわずずっと応援してくれる……って思ってると思われそうだけど」
佐野アリア:「むしろ、ファンの人たちが日常生活を送ってる間も、ずっと私たちはファンのみんなのこと想い続けてるなーって思って」
紀里谷ネイコ:「確かに。それは言えてるね」くすくす笑う。
紀里谷ネイコ:「ファンの皆がいなければ、僕達はアイドルでいられないからね」
神宮エミ:「うちらがファンのことずっと好きなわけね」
佐野アリア:「だからね、私たちアイドルって恋する乙女なの」
佐野アリア:「好きな人のためなら、たくさん努力しちゃう女の子なんだよ」
佐野アリア:「ずっと片思いだけどね」ふふっと楽しそうに笑う。
紀里谷ネイコ:「なら、振り向いて貰えるよう、頑張らないと」
亘理 アイ:「心を掴むための努力を怠ってはいけませんからね」
神宮エミ:「ま、うちらそういうの苦じゃないでしょ」
神宮エミ:「誰にも見られなかった頃とは違うしね」
島津レイ:「だね!とにかく一生懸命頑張ってきたもんね」
紀里谷ネイコ:「それじゃあそろそろ、恋愛指南お願いできますか?リーダー」スポーツバッグからレッスン用のジャージを取り出す。
神宮エミ:「ねっこに教える自信ないわ~」
神宮エミ:「冗談。絶対実らせたるつーの」
神宮エミ:「全員ね」


GM:そうして、練習が一段落ついたころ。
佐野アリア:「えっ!?」
GM:スマホを見た佐野アリアが驚いた声をあげる。
紀里谷ネイコ:「アリア?」タオルで汗を拭いながら「どうかした?」
佐野アリア:「こ、これ……」震える指でスマホの画面を指さす。
神宮エミ:「何よ~?」
GM:そこにはライバルアイドルユニット"アステロイド"のメンバー、片桐イバラのSNSアカウントが表示されていた。
片桐イバラ:『"アステロイド"がコンビニスイーツとコラボするよ!味はちょっと変わったハニージンジャー味のアイス!袋を開けるとギッシリミントの葉っぱも入ってるお得な商品!』
片桐イバラ:『"みゅ~じっく☆みんと"の佐野アリアちゃんに協力して考えてもらったんだ!楽しみにしててね!』
島津レイ:「ど……どういうこと?」
紀里谷ネイコ:「…………?」不可解に眉を顰める。
神宮エミ:「ええーっ丸かぶりじゃん!」
亘理 アイ:「これは……?」
神宮エミ:「てかあ~りが協力って……」
神宮エミ:「どゆこと?」
佐野アリア:「し、してないよ!」
佐野アリア:「ていうか練習してたからそんな時間なかったし!」
紀里谷ネイコ:「うん。アリアがそんなことする訳ないし……いくら何でも早すぎる」
亘理 アイ:「物理的に不可能ですね」
神宮エミ:「ん~???」
紀里谷ネイコ:「……つまりこれは……」
紀里谷ネイコ:「……」
紀里谷ネイコ:「どういうことだろうね……?」
佐野アリア:「たしかに"アステロイド"のメンバーの水木レンゲちゃんとは交流があるけど……」
神宮エミ:「なんで一回溜めたし」
佐野アリア:「でもコラボの話なんてしたことなかったし……」
島津レイ:「あ~りの考えてきた案をまるまる採用した、ってわけじゃないもんね」
神宮エミ:「ね。うちらでさっき考えたんだもんね」
紀里谷ネイコ:「偶々、話を聞かれていたとか?でも、"アステロイド"の皆さんがそんなこと……」
神宮エミ:「てか聞いててパクるにしてもさ」
神宮エミ:「あ~りの名前出す必要なくない?」
亘理 アイ:「盗聴器でもあれば可能かもしれませんが……流石にそこまでの手段に出るとは思えませんし」
紀里谷ネイコ:「うん……そこが気に掛かる。名前が無ければ、ただの偶然だったかもしれないけれど……」
佐野アリア:「アステロイドの……中でも片桐イバラちゃんって、私たちを『潰す』って普段から言ってて」
佐野アリア:「なのに私が水木レンゲちゃんと仲いいから、気に入らないのかも……」
島津レイ:「あれっ?」スマホを眺めて声をあげる。
神宮エミ:「ははっ、潰れてやんね~」
島津レイ:「SNSにその書き込み、ないよ?」
神宮エミ:「え?」
紀里谷ネイコ:「……んん……?」
片桐イバラ:『ごめん、まだ言っちゃいけない仕事の話書いちゃった!見ちゃったみんなは忘れてね~』
GM:その代わりにそんな投稿がされる。
神宮エミ:「……」
神宮エミ:「これマジで潰す気かも」
紀里谷ネイコ:「……成程」
紀里谷ネイコ:「少なくとも、放っておける話じゃあなさそうだね」
神宮エミ:「うん。うちらのやる事なす事こうされたら困るわこれ」
佐野アリア:「うん……」泣きそうな顔をしている。
神宮エミ:「つってもうちらの事務所に言うくらいしか出来なくない?」
紀里谷ネイコ:「そんな顔しないで、アリア」
神宮エミ:「あ~り泣くなし~、あ~りのせいじゃねーから」
紀里谷ネイコ:「君が悪いわけじゃないことくらい、僕ら皆分かってるからさ」
紀里谷ネイコ:「みゅ~☆みん全員で何とかしよう。ね?」
紀里谷ネイコ:安心させるように肩を抱く。
亘理 アイ:「もちろんです。疑う要素なんて物理的にありませんし──」
佐野アリア:「う~~、みんなの優しさが嬉しくて泣いちゃいそう~」冗談っぽく言いながらも泣きそうな顔で笑う。
亘理 アイ:「そうでなくとも、あ~りさんを疑ったりなんてしません」
島津レイ:「そうだよ!あたしたちみんなでずっとやってきたんだから」
島津レイ:「あ~りがそんなことしない子だってちゃんと知ってるもんね」
佐野アリア:「みんな~、う~っ」大げさに泣き真似をしてみせるものの、本当に嬉しいようだ。
佐野アリア:「でも、どうしよう?アイス……SNSの投稿は五分くらいしか表示されてなかったみたいだけど……」
佐野アリア:「考え直す?それとも最初の案のままいく?」
神宮エミ:「考え直すしかないんじゃね?」
神宮エミ:「見た人は見たんだからそこからやいの言われたくないっしょ」
島津レイ:「でも、やり方はわかんないけど……盗聴とかされてるんだったら、考え直したやつがまた盗まれるかも……」
神宮エミ:「ん~~~」
神宮エミ:「それもそうなんだよね~」
紀里谷ネイコ:「まずは今回の原因を探らないことには、繰り返しになるかもしれないね」
佐野アリア:「盗聴……とか、されてるのかな……」そう言って首を傾げる彼女の耳のイヤリングがきらりと光る。
紀里谷ネイコ:「……? アリア、それは?」
紀里谷ネイコ:「見かけないブランドだね」
佐野アリア:「あっ、レンゲちゃん……アステロイドの水木レンゲちゃんからもらったの」
佐野アリア:「手作りなのかな?かわいいからつけてみたんだ」
紀里谷ネイコ:「……」
神宮エミ:「ガチで仲いいじゃん」
GM:紀里谷さんは、微弱ながら己の中のレネゲイドウィルスがざわつくのを感じる。
GM:このイヤリングには、レネゲイドの何かがある。
紀里谷ネイコ:島津さんに一瞬視線を向けて。
紀里谷ネイコ:「……アリア。そのイヤリング、少しの間だけ貸して貰ってもいいかな?」
島津レイ:同じく何かを感じ取ったらしく、紀里谷さんを見て頷く。
佐野アリア:「えっ、えっ?いいけど……そんなに気にいったの?」
佐野アリア:「作ってもらうように頼もうか?」そう言いながらもイヤリングを耳から外す。
紀里谷ネイコ:「うん。可愛らしいデザインだな、と思って」笑いながら受け取る。
神宮エミ:「ねっこもしかしてこういうの作れんの?」
神宮エミ:「うちらのも作ってよじゃあ」
紀里谷ネイコ:「いやぁ、僕じゃなくてね」
紀里谷ネイコ:「こういうの、詳しい知り合いがいるんだ。少し見てもらおうと思って」
紀里谷ネイコ:「ね」島津さんに頷きかける。
島津レイ:「……うん!すっごく詳しくて、頼りになるんだよね~」
神宮エミ:「2人顔広いかんな~」
神宮エミ:「じゃ~任すわ。よろ~」
紀里谷ネイコ:「うん。任せて」イヤリングを握って、笑う。
紀里谷ネイコ:「想い人(ファン)に心配かけるわけには、いかないからね」
紀里谷ネイコ:「僕たちは、夢を見せる側なんだから」


GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
紀里谷ネイコ:佐野アリア ○連帯感/不安
紀里谷ネイコ:とりあえず以上で!
GM:了解です!

オープニング:加藤凛紗希

GM:加藤さんは登場侵蝕をお願いします!
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (39 → 40)
GM:まだ冷静
GM:■サーティサンアイスクリーム
GM:全国展開するアイスクリームショップ、サーティサンアイスクリーム。
GM:ただいまアイドルグループ『みゅ~じっく☆みんと』とのコラボレーションが行われており、
GM:コラボ第一弾として、一定以上の金額の購入でみゅ~じっく☆みんとメンバーのイラストの描かれたキーホルダーがもらえる。
GM:ブラインドで選べないのもあり、アイドルオタクであるあなたは同僚である愛里アサヒとアイスを食べまくっていた。
加藤凛紗希:「……ふふふ」頭痛に顔を歪めながら、ニヤつく。
加藤凛紗希:キーホルダーを眺めている。
愛里アサヒ:「……でもそれ、凛紗希さんの推しじゃないじゃないですか」
愛里アサヒ:キーホルダーを見つめながらアイスを食べている。
愛里アサヒ:「神宮エミですよね?凛紗希さん好きなの島津レイじゃありませんでしたっけ」
加藤凛紗希:「いいのよ。みゅ~☆みんは箱で尊いから」
加藤凛紗希:「それにどうせ全員引くまで買うんだから」
加藤凛紗希:「一気に買うと溶けるからこれだけにしてるだけ」
愛里アサヒ:「すでに頭痛そうじゃないですか……」
加藤凛紗希:「神経がちょっと開いてるだけ。一回開けば更に入れても一緒でしょ」
愛里アサヒ:「いや絶対悪化すると思いますけど……」
加藤凛紗希:「味はいいし」スプーンですくって口に運んで。「コラボメニューも楽しみ」
愛里アサヒ:「まあそうですよね。どう媚びたのか知りませんけど有名アイスクリームチェーン店ですから……味はしっかりしてますね」
加藤凛紗希:「結構ファミリー層向けの売り方してるのよね、最近……それが悪いとは言わないけどなんかそういう売られ方すると実力がないみたいに見られそうで嫌だけどこの子たちめちゃ歌うまいしダンスなんて……」
愛里アサヒ:「コラボといえば……昨日なんか……アスなんとかってアイドルグループがフライングで仕事情報漏らしたって話題になってましたね」
加藤凛紗希:「え?ああ」
加藤凛紗希:「アステロイドのか」
愛里アサヒ:「そうそうそれです、ステロイド」
加藤凛紗希:「アステロイド」
加藤凛紗希:「イサトサヒって呼ばれたくないでしょ」
愛里アサヒ:「そ、それは腹が立ちますね……」
愛里アサヒ:「そのアステロイド、全方面のアイドルに喧嘩売ってるって話題ですけど……凛紗希さん的にはどうなんですか?」
加藤凛紗希:「ある程度はね……そういう売り方もあると思うし」
愛里アサヒ:「どうせ承諾取った出来レースのプロレスでしょうけどね……」
加藤凛紗希:「周りなんてみんな倒してやるくらいの気概があったほうがやっていける世界だと思うけど」
加藤凛紗希:「それで病んじゃう子が出るようなら考えがあるって感じ」
愛里アサヒ:「ま、まあアイドルなんて……チヤホヤされたくてやってるでしょうからね」ニタニタと笑う。
愛里アサヒ:「喧嘩売られたらいい気持ちがしない人も多そうですよね……」
加藤凛紗希:「あの子達には、本当は綺麗なものだけ見ていてほしいな……」
加藤凛紗希:物憂げに遠くを見て。
愛里アサヒ:「まあこうやって金を落とせば……アイドルたちも良い思いができるんじゃないですか?」
愛里アサヒ:コーンをむしゃむしゃと食べる。
加藤凛紗希:「ええ、コラボの初動は次以降に大きく影響するもの」
加藤凛紗希:減ってきたアイスを見て。「次追加していい?」
加藤凛紗希:「ただならいくらでも食べるって言ったわよね」
愛里アサヒ:「いくらでも食べますよ、どんどんおかわり持って来てください」ニタニタしながら急いで残りのアイスを口に入れる。
加藤凛紗希:そのまま席を立って、追加の注文に行って。
加藤凛紗希:「フレーバー早く選んで」
愛里アサヒ:「たくさん食べるならさっぱりしたのがいいですかね……マスクメロンは案外甘いんでしたっけ」
愛里アサヒ:「レモンシャーベットにします……あ、これも神宮エミカラーですね」
加藤凛紗希:「みりーはもうちょっと濃いイエローだもん」
愛里アサヒ:「黄色ならだいたい同じじゃないですか……」
加藤凛紗希:「コードネーム“衣アンモナイト”になりたくないでしょ?」
加藤凛紗希:「頭足類ならだいたい同じよ」
愛里アサヒ:「いやさっきの理屈は分かりますけど蛸がアンモナイトにはならなくないですか?」
愛里アサヒ:「それにカラーコードが一致していなくても黄色なら神宮エミを思い出した方が神宮エミ側も嬉しいのでは……?」
加藤凛紗希:「……それはそうかも……」
加藤凛紗希:「てか、アサヒ、いやにえみりーに言及するけど」
加藤凛紗希:「ミリオタ※なの?」※神宮エミの推しのこと。
愛里アサヒ:「いや、戦うのは好きですけど軍備には興味ないですけど……」当然呼称が通じていない。ミリタリーオタクの略だと思っている。
加藤凛紗希:「あっえっと、そうじゃなくて」
加藤凛紗希:「神宮エミの愛称がえみりーで、そこからえが抜けていってみりーになって……」
愛里アサヒ:「イサトサヒじゃないですか」
加藤凛紗希:「厳密には違うんだけどあのイベントが密接に関わってくるから……」
加藤凛紗希:「本人が満足してるならいいでしょ、フランス語の頭のHと同じよ」
愛里アサヒ:「つ、都合がいい……」
加藤凛紗希:「とにかく、みりーの推しの通称がミリオタなの」
愛里アサヒ:「は、はあ、なるほど……紛らわしいですね……」
愛里アサヒ:「さっき当たったから神宮エミの話してますけど、別にアイドルなんてみんな好きじゃないですよ」
愛里アサヒ:「特に神宮エミみたいなタイプは私や凛紗希さんのこと絶対馬鹿にしてますよ」
加藤凛紗希:「するわけないでしょ」
加藤凛紗希:「メチャいい子よ」
愛里アサヒ:「じゃあ悪意なく傷つけてくるタイプですよ」
愛里アサヒ:「なんで二人組作ってって言われてるのに友達と組まないの?とか言ってきますよ」
加藤凛紗希:「?」
加藤凛紗希:「それの何が傷つくの?」
愛里アサヒ:「あっ…………」
愛里アサヒ:「…………第七支部で二人組作ることがあったら凛紗希さんと組んであげますからね」
加藤凛紗希:「いや、そのつもりだけど」
加藤凛紗希:「組む相手がいれば組むし、そうでなければ組まない。それだけのことでしょう?」
加藤凛紗希:「ソロでもユニットでも貴賤はないわ」
愛里アサヒ:「………………まあ、そうですね」
愛里アサヒ:「ユニットといえば……みゅ~☆みんはメンバーの仲が良いなんて言われてますけど」
愛里アサヒ:「どうせ裏ではめちゃくちゃギスギスしてるでしょうけど……」
加藤凛紗希:「してないから」
愛里アサヒ:「……でもまあ、キーホルダーもはやく全員揃うといいですよね」
加藤凛紗希:「仲良しだからみんな一緒にお迎えしてあげないと……」
愛里アサヒ:「絵の描かれた無機物なのに……」
加藤凛紗希:「聖遺物なの」
愛里アサヒ:「死んでるんですか?」
加藤凛紗希:「そうじゃないけど~」
加藤凛紗希:「手の届かない先にあるって点では一緒でしょう」
愛里アサヒ:「全国店舗で買える聖遺物、簡単に手が届いてる気がしますけど……」
加藤凛紗希:「聖人の方の話よ」
加藤凛紗希:「……あっすみません、じゃあこれとこれとこれとこれ2個づつ!」急かされて適当に注文する。
GM:急かしたものの店員は嫌な顔一つせずアイスを渡し、中が見えないように個包装されたキーホルダーの箱を差し出す。
GM:『おふたつひいてください~』
加藤凛紗希:「引いてよ。私こういうの運ないの」
愛里アサヒ:「いいですよ。私が引いたら温泉旅行くらい当たると思います」
GM:ニタニタしながら愛里アサヒが銀の包みをふたつ手に取る。
GM:早速開けてみると……
GM:一つ目は……神宮エミ!
GM:そして二つ目は……神宮エミ!
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「もう二周増えたわね」
愛里アサヒ:「温泉旅行じゃありませんでしたね……私が引くんだからそのくらい入れて置くのが筋では?」
加藤凛紗希:両手にアイスを抱えながら。「てか温泉旅行入ってたらキーホルダー手に入らないじゃない」
愛里アサヒ:「私は温泉旅行の方が嬉しいですけど……」
加藤凛紗希:「別に非売品じゃないでしょう、温泉旅行は」
愛里アサヒ:「こんなに偏るものなんですね、売り上げを伸ばしたいからって選ばせないの姑息ですね……」
加藤凛紗希:「こういうの、選べると順位が出ちゃうから」
加藤凛紗希:「あんまりそうさせたくないんでしょ。仲いいんだし」
愛里アサヒ:「でもどうせメルカリで売る値段に差が出るじゃないですか」
加藤凛紗希:「……そういうのはUGNで潰せないの?」
愛里アサヒ:「お、横暴すぎますよ」
加藤凛紗希:「あるでしょう。本部のアデプタスとか」
愛里アサヒ:「レネゲイド何も関係ないじゃないですか」
加藤凛紗希:「私に関係がある」
加藤凛紗希:「ということはレネゲイドに関係がある」
愛里アサヒ:「ぼ、暴君」
加藤凛紗希:「とにかく」また席に座って。
加藤凛紗希:「全部揃えるまでは帰らないから」
愛里アサヒ:「……ええ。私もいくらでも食べるって言いましたし……付き合いますよ」
GM:その後もアイスの周回を重ねたものの……
GM:手元には神宮エミのキーホルダーが10個揃っていた。
GM:その間に来た他のメンバーは0。
愛里アサヒ:「……この店神宮エミしかおいてないのでは?」
加藤凛紗希:「ええ~……」
GM:キーホルダーをひいた小さな女の子が「ままー、ねいこちゃんあたった!」「よかったね~」と会話をしている。
加藤凛紗希:「ねね様当ててる子いるし……」
愛里アサヒ:「……やはりメルカリでは?」
加藤凛紗希:「信仰に反する……」
加藤凛紗希:「トレードならありだけど……」
加藤凛紗希:「ねね様は手放さないだろうもんなみんな……」
加藤凛紗希:「無理かな……」
愛里アサヒ:「や、やっぱり凛紗希さんもメンバー内に優劣があることを認めてるじゃないですか……」ニタニタしながらもういくつめかわからないアイスを食べる。
加藤凛紗希:「優劣とかじゃないの~」
加藤凛紗希:「ファン層の違いと言うか」
加藤凛紗希:「みゅ~☆みんは箱多いけどねこ派※は単が圧倒的に多いの」
愛里アサヒ:「ひとりだけイメージカラーも寒色ですもんね……」
加藤凛紗希:「う~ん……」机に突っ伏す。
加藤凛紗希:「飽きてきた」
愛里アサヒ:「私もさすがに……」
加藤凛紗希:「なんかこう、逆にあったまるアイスとかないの……?」
愛里アサヒ:「あるわけないじゃないですか、溶けますよ」
加藤凛紗希:「そうだけど~……」
GM:そうやってぐんにゃりしている中、加藤さんの仕事用の端末が震える。
加藤凛紗希:ふっと顔を上げ、それを見る。
GM:UGNからのメッセージだった。
GM:『アイドルグループ"みゅ~じっく☆みんと"のメンバーがR案件絡みで盗聴されている可能性が高い。』
愛里アサヒ:「凛紗希さん……ついに『やった』んですか?」横から覗き込んでじろじろと見つめる。
加藤凛紗希:全く無視する。端末を睨みつけている。
GM:『しかもその相手に他のアイドルグループである"アステロイド"が関わっている可能性がある。
 今までぜっっっっっっったいに加藤凛紗希にだけはアイドル関連の任務は回さないようにしていたが、
 昨年末の騒動の後始末で人手が足りないのにくわえ、アイドル同士の関係性の機微を理解できる人間が妥当と考え……………
 非常~~~~~~~~~~~~~に不本意ながら、任務を要請することにした。
 みゅ~じっく☆みんと内のイリーガルとともに、解決にあたってほしい』

GM:以上の文面が印されていた。
加藤凛紗希:「絶対やりたくなかったのに……」
愛里アサヒ:「犯罪を犯しそうだからですか?」
加藤凛紗希:「違うわよ。向こうに行きたくなくて……」
加藤凛紗希:「線引がはっきりしないと恐ろしすぎる」
愛里アサヒ:「は、はあ……」
愛里アサヒ:「とか言ってますけど、現実を見るのが怖いだけでは?」ニヤニヤしている。
愛里アサヒ:「プライベートでは性格が悪いこと知ったら寝込むからでは?」
加藤凛紗希:「アサヒより性格が悪い子なんて居ないから大丈夫よ」
愛里アサヒ:「はい?私より性格が良い人間がいないの間違いでは?」
加藤凛紗希:「いい性格してる」
愛里アサヒ:「似た言葉なのに一切褒められてませんね……」
加藤凛紗希:「まあ、これくらいなら最小限の接触に止めればまあ……」
加藤凛紗希:文章を最後まで見て。
加藤凛紗希:「……?」
加藤凛紗希:「みゅ~☆みん内のイリーガル?」
加藤凛紗希:「えっ何?待って……?」
加藤凛紗希:「え、いや、無理」
加藤凛紗希:「ぜったい無理」
愛里アサヒ:「な、なにが無理なんですか」
加藤凛紗希:「いやだって、同僚として話せってことでしょう」
加藤凛紗希:「そんなの絶対どうすればいいかわかんないし……あの」
加藤凛紗希:「推しに認知されたくない……」
愛里アサヒ:「認知されたくない?個別ファンサとかされたら嬉しいんじゃないんですか?」
加藤凛紗希:「私たちファンを見てほしいけど私を見てほしくない~……」
愛里アサヒ:「あれくらいでかいアイドルだったら個別ファンサとかそういうの無理でしょうけど……」
加藤凛紗希:「ただの大気として観測したい」
愛里アサヒ:「現実見てください、人間ですよ」
加藤凛紗希:「あっいや、万が一吸われたらダメだ、えっと」
加藤凛紗希:「だって……」
愛里アサヒ:「吸われたらって……怖すぎる……」
加藤凛紗希:「えーっ、てか誰???」
加藤凛紗希:「誰なのこれ???」
愛里アサヒ:「返信して聞いてみたらいいんじゃないですか?」
愛里アサヒ:「さすがにもったいぶらないで教えてくれると思いますよ」
加藤凛紗希:「ちょ、ちょっと待って」
加藤凛紗希:「失礼の無いよう返信するから」
愛里アサヒ:「いや相手は普通にUGNの人じゃないですか……みゅ~☆みんの人じゃないですよ」
加藤凛紗希:「拝啓 日増しに暖かさを感じる今日このごろ……」
愛里アサヒ:「そんなにかしこまる必要ないですよね!?」
加藤凛紗希:「いやでも、下手なことしたら外されるかもしれないし」
加藤凛紗希:「いや外されるのはそれはそれでいいんだけど、もし」
加藤凛紗希:「代わりに彼女たちに迷惑かけるようなエージェントがついたらと思うと……!」
愛里アサヒ:「そんな人いませんよ……もし凛紗希さんが外されたら私がやってあげますし」
加藤凛紗希:「アサヒ……」
加藤凛紗希:「現実を見てね」
加藤凛紗希:「いいわけないでしょ。最悪の人選」
愛里アサヒ:「どういう意味ですか」
加藤凛紗希:「どうもこうもない。アサヒと組んでやってけるわけないでしょ」
愛里アサヒ:「ふふ……まあそうですね。私ほど優秀なエージェントの相手がアイドル程度に務まるとも思えませんし」
加藤凛紗希:「今程度って言った?」
加藤凛紗希:「アイドルに程度って付けた???」
愛里アサヒ:「い、いやそうでしょう」
愛里アサヒ:「アイドル活動の合間にUGN関連のことやってるんだったら強いわけないじゃないですか」
愛里アサヒ:「それともアイドルよりオーヴァードとして強いほうがいいんですか?」
加藤凛紗希:「え~」
加藤凛紗希:「どうだろ……」
加藤凛紗希:「ちょっと待って」
加藤凛紗希:「考えるから。考えたことなかったし……」
愛里アサヒ:「考えるところなんですね……」
GM:そんな中、再び加藤さんの端末が震える。
GM:またもメッセージが来たようだが、相手はUGNではなく……見知らぬ相手。
GM:『お父さんスイッチ』と書かれている。
加藤凛紗希:「強いほうが自立してるってことだから当然嬉しいことは確かだけど戦闘経験が豊富って意味合いではそうあってほしくないし強いほど過酷な任務に巻き込まれるかもしれないけど弱ければ弱いでいざという時の巻き込まれを考えると大変で、その場合は強いほうがいいけどでも強者を狙うタイプの相手もいるし……」
加藤凛紗希:「……ん」
愛里アサヒ:「ほ、本当にめちゃくちゃ考えてる」
愛里アサヒ:「どうしました?任務から外されました?」
加藤凛紗希:「お父さんスイッチが……」
愛里アサヒ:「はい?」
愛里アサヒ:「限界になってついに幻覚が?」
加藤凛紗希:「いや、これ」端末を見せる。
愛里アサヒ:「……はい?」
加藤凛紗希:「仕事用のはずなんだけどこれ」
加藤凛紗希:「何?」
愛里アサヒ:「迷惑メッセージですかね……?無差別に送ってるような」
愛里アサヒ:「ほら、出だしも『神宮エミのようす』って書いてますし」
愛里アサヒ:「芸能人の名前を出して興味を惹かせて詐欺にかけるの、よくある手口じゃないですか」
加藤凛紗希:「んー……」
加藤凛紗希:「そうなのかな……」
愛里アサヒ:「詐欺メッセージって結構面白いですよね……誰がひっかかるんだ?って感じで」
愛里アサヒ:「見てみるだけ見てみたらいいんじゃないですか?」
加藤凛紗希:ちらりと見る。
GM:『神宮エミのようす』
GM:『みんなでいっしょうけんめい話し合って決めたコラボの内容が、どうしてかライバルアイドルに漏らされてたいへん!』
GM:『それでも練習を頑張って、ライヴをせいこうさせようとしているよ。』
GM:『神宮エミちゃんにメッセージを送ってね!』
GM:以上のメッセージが書かれていた。
加藤凛紗希:「……何これ?」
愛里アサヒ:「割と手の込んだ迷惑メッセージですね……?」
加藤凛紗希:「というか、送ってねって何よ」
加藤凛紗希:「これに返してもこいつにしか行かないでしょうが」
愛里アサヒ:「そうですよね……伝えるつもりなんですかね?」
加藤凛紗希:「ま、不快なものじゃなくてよかったわ」
加藤凛紗希:「これで貶めるようなものだったら考えがあったけど」
愛里アサヒ:「さっきから考えがあるって言ってますけど具体的に凛紗希さんは何もできないのでは……?」
加藤凛紗希:「出来るやつに直談判すればいいでしょう」
加藤凛紗希:「アサヒ、そういうことできるでしょ」
加藤凛紗希:「その時に頼るわ」
愛里アサヒ:「そ、そんなことに頼らないでくださいよ……犯罪は犯したくないので……」
加藤凛紗希:「正当防衛でしょ」
愛里アサヒ:「凛紗希さんは何も害を被ってないじゃないですか……」
加藤凛紗希:「私の“世界”が害されてるので」
加藤凛紗希:「秩序の守護者として見過ごせるわけもないでしょう」
愛里アサヒ:「UGNの理念を個人的な問題に持ち出さないでください……」
GM:『あ、あの』おずおずと見知らぬ女性が話しかけてくる。
加藤凛紗希:「はい?」
GM:『もしよかったらみりーと交換していただけませんか?れいちぇる、ダブっちゃったので……』そう言って島津レイのキーホルダーを見せる。
GM:『あ、みりー無限回収だったらいいんですけど……!』
加藤凛紗希:「え……あ、いやっ」
加藤凛紗希:「私もかぶっただけなんで。交換しましょう」
加藤凛紗希:「ありがとうございます」
GM:『あっ、ありがとうございます!』と嬉しそうにお辞儀をして、無事に交換することができた。
加藤凛紗希:それが去ったのをクールに眺めて。
加藤凛紗希:「え~」
加藤凛紗希:「どうしよ……」
加藤凛紗希:キーホルダーを裏返している。
加藤凛紗希:「ちょっと待って、心の準備が……」
加藤凛紗希:「すう」「はあ~~~~~」深呼吸する。
愛里アサヒ:「みゅ~☆みんのメンバーと一緒に仕事することにですか?今すぐじゃないじゃないですか」
加藤凛紗希:「いや絵柄確認……」
愛里アサヒ:「そっちですか!?」
愛里アサヒ:「そ、それは心の準備しておいてくださいよ……そのために来たんですから……」
加藤凛紗希:「ふう……」
加藤凛紗希:ぱっとめくる。
加藤凛紗希:「ええ~~~っかわっ!」
加藤凛紗希:「え~っ!?これいつの写真?」
加藤凛紗希:「撮り下ろし……?ヤバ……」
愛里アサヒ:「印刷物によくそこまで興奮できますね……」
加藤凛紗希:「あっえっしかもこれ繋がってるの!?」
加藤凛紗希:「え~~~よすぎる」
加藤凛紗希:「絶対全員集める……」
愛里アサヒ:「……じゃあ、まだアイス食べるんですか?飽きてませんでした?」
加藤凛紗希:「食べてくれるんでしょ」
加藤凛紗希:「最後まで付き合ってよ」
愛里アサヒ:「……ええ、そうですね。そう言いましたし……」
愛里アサヒ:「こういうことでは頼ってください。犯罪じゃないので」
GM:その後もアイス周回を重ね、奇跡的にかぶりは少なく、無事にみゅ~じっく☆みんとのメンバー全員をそろえることができたのだった。


GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
加藤凛紗希:アイドルグループ/"アステロイド"/好奇心/警戒:○/ロイス
加藤凛紗希:これで~
GM:了解です!

オープニング:倉良巡

GM:OP 倉良巡
GM:倉良さんは登場侵蝕をお願いします!
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (32 → 35)
GM:■ゲームセンター
GM:あなたは恋人である島津レイと共にゲームセンターに来ていた。
GM:それなりに大きなゲームセンターであり、クレーンゲームやビデオゲーム、プリクラなどたくさんの種類がある。
島津レイ:「巡はゲームセンターって初めて?」
島津レイ:「あたしはプリクラは撮りに来るけど……ゲームはほとんどしたことないなあ」
島津レイ:「あ、でもみゅ~☆みんの曲入ってるゲームもあるんだよ!」そう言ってニコニコ笑う。
倉良 巡:「そうですね……存在はもちろん知っていましたが、こういう場所に実際来たのは初めてです」
倉良 巡:「曲が入っているというと、音楽ゲームでしょうか? すごいですね」
倉良 巡:「音楽への造詣は深くないので、自信はありませんが──みゅ~☆みんの曲があるなら、触れてみたいですね」
島津レイ:「ホント?あたしも一回やってみたかったんだよね。じゃあやってみよっか?」
倉良 巡:「ええ、ぜひ。……音楽ゲームというのも色々あるようですが、どれに収録されているのでしょうか?」
倉良 巡:音ゲーコーナーに並ぶ筐体をしげしげと眺める。
島津レイ:「いくつか入ってるみたいだけど……太鼓たたくやつとかリズムに合わせてボタン押すやつとかあるよ!」
島津レイ:「あっ、あとでプリクラも撮ろうね!スマホで撮るのとはまた違った感じだし……スタジオみたいに綺麗に撮れるの!」
倉良 巡:「なるほど……パネルを踏むゲームではなくて安心しました」件のゲームに興じる客の脚捌きを見て一人ごちる。
倉良 巡:「プリクラですか。あれは一度やってみたいと思っていたんです──もちろん、レイと一緒に」
倉良 巡:先日から変えたその呼び名を口にし、楽しげに微笑む。
島津レイ:「ね!すごいねえ、後ろ手に柵に捕まって腕を支えにして踊ってるんだ……」同じくパネルを踏むゲームをする人の奇怪な動きを眺めている。
島津レイ:巡はダンスとかやったことないんだろうなあ、なんてぼんやり思っている。
島津レイ:「そうなの?じゃあ、絶対撮ろうね!コスプレ衣装なんかも貸し出してるらしいよ~」そう言って悪戯っぽく微笑む。
島津レイ:「どれやろうねえ、太鼓のがいいかな?太鼓たたけそう?」
倉良 巡:「コスプレ……というと、この前のうさぎ耳のようなものでしょうか?」
倉良 巡:「太鼓ですか。ふむ……」
倉良 巡:(たしかに、もう少し力が要らないものの方がいい気もするけど──)頤へ指を当て少し考えこむ。
倉良 巡:(とはいえ、あのボタンの方は数が多いし、初心者である以上はこちらの方がやりやすそうだな)
倉良 巡:「……そうですね、太鼓の方にしましょうか」
島津レイ:「うさぎの耳もそういうカテゴリーだとは思うけど……もっと本格的なやつかな?服を着替えるから……うさぎの耳だったらバニーガールとか、婦警さんとか巫女さんとかメイドさんとかそういうやつ」
島津レイ:「うんっ、太鼓やってみよ!太鼓って叩いたことないなあ……あ、赤ちゃんの頃はおもちゃの太鼓とか叩いてたかもしれないけど」
島津レイ:「多分本物よりは重くないと思うから!」そう言って手を引いて太鼓のゲームの前に行くと100円玉を投入する。
島津レイ:「……?どうやって始めるんだろう……?太鼓叩いてたら始まるかなあ」操作が分からず首をかしげている。
倉良 巡:「ゲームセンターというのはそういう……衣装の貸し出しをやっているものなんでしょうか?」少し首を傾げる。
倉良 巡:「ふむ、どうやらゲームの開始や選択も太鼓を叩いて行うようですね」バチを手にとり、興味深げに叩いて操作する。
島津レイ:「ゲームセンターの全部が全部衣装の貸し出ししてるわけじゃないけどね。アイドルでもなかったら普通そういう衣装着る機会ないだろうから……結構人気あるみたいだよ~」
島津レイ:「あっ、すごい!画面が動いてる!あっ!これみゅ~☆みんの曲だよ!」そう言って画面をぺたぺた触る。当然始まらない。
倉良 巡:「ん、本当ですね。では、試しにやってみましょうか」太鼓の面を叩き、曲を選択する。
倉良 巡:「難易度は……初めてですし、『かんたん』にしましょう」
倉良 巡:「私からで構いませんか? それともレイが先にやります?」
島津レイ:「太鼓ふたつあるし、二人一緒でもできるみたいだけど……ひとりずつ順番にやる?」
島津レイ:「『かんたん』だったら、初めてでもできそうでよかった~」そう言いながら興味深そうに画面をつついている。当然動かない。
倉良 巡:「そうですね……二人でやるのも楽しそうですが、一度どんなものか見てみてからの方がいいかも知れません」
倉良 巡:「せっかく一緒に遊ぶのですから、初見の何も分からない状態でやるよりもある程度把握してからの方が楽しいでしょう」
倉良 巡:そう言って、決定の太鼓を叩く。
島津レイ:「ふふ、そうだね!二人で一緒にやるってことは対戦なのかな?練習して勝っちゃお~!」
島津レイ:「あ、じゃあこのまま巡からやって大丈夫だよ!やってるところみて勉強しちゃうもんね」そう言って悪戯っぽく笑う。
倉良 巡:「セッションという感じのゲームでもなさそうですし、多分対戦でしょう。……始まるようですね」
倉良 巡:曲のイントロが流れ始めたのを聴き、真剣な表情で両手のバチを構える。
倉良 巡:画面上に流れてくるノーツに合わせ、太鼓を叩いてゆく。
倉良 巡:みゅ~☆みんのファン層の広さもあってか、曲自体の難易度は子供でもプレイできるレベルではある。
倉良 巡:しかし音ゲーに──どころか楽器に触れたことさえ碌になかった身にとってはたやすくない。
倉良 巡:「これは中々……っ、見た目より、難しいですねっ」
島津レイ:「おおー……」その様子を後ろから興味津々で見つめている。
島津レイ:「でもすごいよ!叩いたらドンッって音してるもん!」
島津レイ:「かっこいいよ!がんばって~!」嬉しそうに応援している。
倉良 巡:恋人の声援を背に受け、いよいよ真剣にバチを振るう。
倉良 巡:初めは上手く合わなかったタイミングが徐々に合うようになり──
倉良 巡:演奏が終了すると共に、低評価ながらクリアの文字が表示される。
倉良 巡:「ふう……。なんとかクリアできたようですね」
島津レイ:「すごいすごい!クリアできてるよ、巡!」
島津レイ:「初めてなのにすごいよ~~!」興奮してぎゅっと抱き着く。
倉良 巡:「ふふ、ありがとうございます。……次は、一緒にやってみましょうか」
倉良 巡:その温もりに微笑み、硬貨をもう一枚投入する。
島津レイ:「うんっ!巡のやってるとこ見てたからだいたいわかったし……負けないよ!」
島津レイ:バチを握って、わくわくと興奮した表情で太鼓の前に立ち、画面を見つめている。
倉良 巡:「私こそ、負けませんよ」
倉良 巡:その様子を微笑ましげに眺めつつ曲を選択する。
倉良 巡:「所属グループの曲というハンデはありますが……こちらにも、一回プレイした分のアドバンテージはありますから」
倉良 巡:イントロが流れ始める中、再びバチを構える。
島津レイ:「条件は互角ってことだね……!勝負!」
島津レイ:聞きなれた曲。散々この曲に合わせ、リズムに乗って歌って踊ってきた。
島津レイ:ライブさながらの真剣な表情で――ゆっくりと画面を流れるノーツを見つめて、判定ラインに来たのを見るとワンテンポ遅れて太鼓に視線を落とし、たたく。
島津レイ:ドンッという音とともに、見ていない画面上にはタイミングが合っていない表示。
島津レイ:顔を上げて画面に視線を戻すと、既にいくつものノーツが判定ラインを超えて流れていってしまった後だが、新たなノーツが流れてくる。
島津レイ:真剣な表情で見つめると、判定ラインに来たのを見た後、ワンテンポ遅れて太鼓に視線を落とし、たたく。
島津レイ:叩こうとしたノーツの後のノーツが偶然タイミングが合うことがまれにあるものの、ほぼスコアは0に近い。
島津レイ:(音鳴ってるし……結構いい感じかも!)
島津レイ:「やっぱり……、普段よく聞いてるから、あたしの方が有利かもね!」
島津レイ:得意げにそう言いながら一生懸命太鼓をたたいている。
倉良 巡:こちらはこちらで、彼女の方のラインを見るほどの余裕はない。
倉良 巡:先ほどのプレイで大体の譜面は覚えているし、ノーツに対して叩くべきタイミングも把握済みではある。
倉良 巡:しかし太鼓を叩くという行為自体に慣れないことや、そもそも生来マイペースな性分なのも手伝って、ノーツが連続する個所などでは手がついていかないところもある。
倉良 巡:「やはり難しいですね……っ、ですが、私も、負ける気はっ、ありませんよっ」
島津レイ:不要なほど強く太鼓を叩き続け、汗を流しながら曲が終わる。
島津レイ:結果は――
島津レイ:「あっ、巡の勝ちだって!負けちゃったな~!惜しかった~」
島津レイ:大差で負けているが、それが大差だとわかっていない。どのくらいのスコアだとすごいのかが分かっていない。
島津レイ:「いっぱい丸があると、いっぱい叩かなきゃーって焦っちゃうんだよねえ」
島津レイ:「負けちゃったけど、楽しかった~!巡、初めてなのに上手ですごいねえ」ニコニコ笑っている。
倉良 巡:「ありがとうございます。……やっぱりレイも練習した方がよかったでしょうか?」そのスコアと分かっていない彼女の様子を見て微妙な表情を浮かべる。
倉良 巡:「でも──ええ、楽しかったですね」
倉良 巡:「今度また、一緒にやりましょう。……さて、次はどうしましょうか。他にもみゅ~☆みんの曲は入っているんでしょうか?」
島津レイ:「うんっ、今度また対戦しよ!結構惜しかったから、次はあたしが勝っちゃうと思う!」ふふんと胸を張る。
島津レイ:「ふー、結構汗かいちゃった!他にもみゅ~☆みんの曲あるみたいだけど、後でやることにしてちょっと休憩しよっか……相談したいこともあったし」
島津レイ:「ジュースあるよ、何飲む?」ゲームセンターの椅子の傍にある自販機を見つめている。
倉良 巡:「相談、ですか?」
倉良 巡:ミルクティーのボタンを押しつつ訊ねる。
島津レイ:「うん、あのね、もしかしたら……みゅ~☆みんがR案件に巻き込まれてるかもしれなくて……今その調査が始まったところなの」
島津レイ:続いて自販機の前に立ち、少し迷ってからジンジャーエールのボタンを押す。
島津レイ:「サーティサンアイスクリームとコラボすることになって、そのフレーバーをミーティングしてたんだけど……どうしてか他のアイドルグループの『アステロイド』にSNSで内容を投稿されちゃったの」
島津レイ:「関係あるかはわかんないんだけど……あ~り、……あ、みゅ~☆みんの佐野アリアね。……がアステロイドの子からもらったイヤリングからレネゲイドの反応があって」
島津レイ:「調査チームが出来ることになったんだけど……巡も一緒にやってくれないかな……?」
島津レイ:「みゅ~☆みんのねっこ……紀里谷ネイコって子もオーヴァードだから、その子と……、後もう1人アイドルに詳しいエージェントの人もいるみたいなんだけど。みゅ~☆みん……ていうかあたしに一番詳しいの、巡だし」
島津レイ:「それになにより……巡と一緒にいたいから」
島津レイ:「どうかな……?」少し不安そうに、自分より背が高い恋人の顔を見上げる。
倉良 巡:「コラボの話は聞いていましたが──」ミルクティーのボトルを傾け、真剣な表情で応じる。
倉良 巡:「そんなことになっていたんですね。ネット上の情報には疎いので、知りませんでした」
倉良 巡:「……ふふ」安心させるように、こちらを見上げる恋人の頭を撫でる。
倉良 巡:「他ならぬレイのためです。調査チームに参加できるよう、支部に申請してみましょう」
倉良 巡:「あなたにとって大事なものは、私にとっても大事なものですから」
島津レイ:「いいの?ありがとう、巡っ!」ぱあっと笑顔になって、ぎゅっと抱き着く。
島津レイ:「……危険かどうか分からないけど、危険なことになるかもしれないことに巻き込んじゃってごめんね……」
島津レイ:「……でも、巡のことはあたしが絶対守るから」
倉良 巡:「ええ。頼りにしています」
倉良 巡:「私も……レイを一人で危険な目に遭わせるのは、嫌ですから」
倉良 巡:「全力で、レイを支えます。一緒に解決しましょう」
倉良 巡:自分より小さな彼女の身体を抱き返し、微笑みかける。


GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
倉良 巡:とりあえず保留で!
GM:了解です!

ミドルフェイズ1

GM:合流シーンです。全員登場
GM:登場侵蝕をお願いします!
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (40 → 47)
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (40 → 48)
加藤凛紗希:興奮してきた
GM:おちついて
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (35 → 45)
GM:全員おちついて!!!!!
倉良 巡:みんな高いな!


GM:■UGN支部 会議室
GM:みゅ~じっく☆みんとがR案件に巻き込まれているかもしれない――その事件を解決すべく発足した調査チーム。
GM:その顔合わせが行われていた。
島津レイ:「えっと、そういうわけで、よろしくお願いします!島津レイです」
島津レイ:「加藤さんとは初めましてですけど、協力していただけて嬉しいです!」
紀里谷ネイコ:「紀里谷ネイコです。島津ともども、今回はお世話になります」
加藤凛紗希:「フヒュッ」変な呼気が漏れる。
紀里谷ネイコ:「エージェントの方のご協力が得られるなんて、心強いです」
加藤凛紗希:(いや……)
加藤凛紗希:(二人のパターン考えてなかった……)
加藤凛紗希:(シミュレーション全部飛んだ……)
加藤凛紗希:「……“ジールコーダー”。よろしくお願いします」ボソボソと絞り出す。
紀里谷ネイコ:「"ジールコーダー"さん。よろしくお願いします」
紀里谷ネイコ:その手を両手で握る。
紀里谷ネイコ:普段の煌びやかな衣装から一転して、落ち着いたフォーマルな服装。大きめの眼鏡と帽子は変装を意識したものか。
加藤凛紗希:「!?!?」
加藤凛紗希:とっさに手を引く。
紀里谷ネイコ:「あっ」
加藤凛紗希:のけぞって背中を壁にぶつける。
紀里谷ネイコ:「すいません、つい」朗らかに笑って
島津レイ:「も~。ねっこはスキンシップ激しいんだから」けらけら笑っている。
加藤凛紗希:「あぐっ、あ……し、失礼しました」
加藤凛紗希:(わ)
紀里谷ネイコ:「職業病のようなもので……すみません、どうか気を悪くしないでくださいね」
加藤凛紗希:(笑ってる~~~~~~)
倉良 巡:「チルドレンの倉良巡、"逆位置のチャイカ"《チャイカ・ヴィェルフ・ナガミ》です。……大丈夫ですか?」
加藤凛紗希:(かわい~~~)
加藤凛紗希:「あ、いえ、少し驚いて……」
加藤凛紗希:「問題しかありません、よろしくお願いします」
島津レイ:「そうですよね、あたしも距離感近いって言われるけどねっこは別の方向性で距離感近いから~」
加藤凛紗希:「速やかな任務の遂行をと」
島津レイ:「……問題しか……?」少し不思議そうに首を傾げる。
紀里谷ネイコ:「問題しか……?」
島津レイ:「あっ、ハモったね~」楽しそうに笑う。
加藤凛紗希:「ああ、いえ、間違いです、間違い」
加藤凛紗希:(ハモんないで~~~~~尊すぎるから……)
加藤凛紗希:(殺される……)
加藤凛紗希:「難しい任務になるかも知れませんが、力の限りを尽くします」
島津レイ:「あっ、コードネーム!あたしは“フェンリルポップ”です、よろしくお願いします!」
島津レイ:「名前でもコードネームでも大丈夫なんで!」
倉良 巡:(本当に大丈夫なのかな……?)
加藤凛紗希:「ではちぇ」
加藤凛紗希:「“フェンリルポップ”女史と!!!」
紀里谷ネイコ:「ああ、僕は一応"フレイヤレイヤー"と。仰々しい名前で、何だか照れてしまいますけど……」
加藤凛紗希:「“フレイヤレイヤー”。よろしくお願いします」
加藤凛紗希:(え~コードネームアガる……)
加藤凛紗希:(ちぇるはポップって感じすごい分かるしねね様はクールな感じでえ~よすぎ~誰が付けたんだろ)
島津レイ:「ねっこには紹介したことなかったよね。自分でも言ってたけど、この子が倉良巡で……、あたしの、……友達!」
紀里谷ネイコ:「おや、そうなの?」
島津レイ:「うん、すっごく頼りになるから今回も助けてもらうことにしたの」
紀里谷ネイコ:「改めまして、初めまして。紀里谷ネイコです。島津さんにはいつも大変お世話になってます」
倉良 巡:「はじめまして。こちらこそ、日頃からみゅ~☆みんの皆さんのことは伺っております」
紀里谷ネイコ:「お二人とも、お忙しいところを僕たちの事情でお手を煩わせてしまって申し訳ありません」
紀里谷ネイコ:頭を下げる。
島津レイ:慌てて同じく頭を下げる。
加藤凛紗希:「いえ。解決が必要な事案ですから……頭をお上げください」
加藤凛紗希:(本当に早く上げて)
加藤凛紗希:(お願いだから……心臓に悪すぎる……)
加藤凛紗希:(てかお辞儀綺麗……髪パサーってなちゃってるの可愛すぎる……)
紀里谷ネイコ:「はい……」頭を上げて「ご迷惑をお掛けすることになりますが、どうか我々グループの為にお力をお貸し頂けると幸いです」
加藤凛紗希:「時に、所属のオーヴァードはお二人、との認識で良いのですよね?」
島津レイ:「……んぅ?」栗色のふわふわとした頭を上げながらその言葉に首を傾げる。
紀里谷ネイコ:「ええ。把握している限りでは、他のメンバーはレネゲイドに関しては何も知らない……筈です」
紀里谷ネイコ:盗聴、それもレネゲイドが絡む事案とあって、ステージ上では常に不敵な表情にも不安が滲んでいる。
加藤凛紗希:「なるほど」
加藤凛紗希:(良かったと言うべきか……)
加藤凛紗希:(いや二人の時点でキャパオーバーだけど……)
加藤凛紗希:(いや一人の時点でか……)
島津レイ:「ああ!メンバー二人がアイドルだから、他のメンバーもそうか気になったんですね」
倉良 巡:「件のイヤリングをしていたというあ~りさんも、オーヴァードではないということですね。その出所については分かりますか?」
紀里谷ネイコ:「……当人は、貰い物だと話していました」
紀里谷ネイコ:「別グループのアイドル……アステロイドの、水木レンゲさんからのプレゼントだと」
加藤凛紗希:「えっ」
加藤凛紗希:(あ~りと水木レンゲ仲良しなの!?知らないんだけど!?)
加藤凛紗希:(ええっ~そういうの急に供給しないで……)
紀里谷ネイコ:「……“ジールコーダー”さん?」
紀里谷ネイコ:不審な様子に目を瞬く。
加藤凛紗希:「ああ、いえ、失礼。少し、意外だったもので」
加藤凛紗希:「グループ外の交友が密になされている印象はありませんでしたから」
倉良 巡:「アステロイド──というと、例の漏洩事件を起こしたグループですね」
紀里谷ネイコ:「我々もあまり詳しくは知らないのですが……アリアは水木さんと個人的に仲が良いらしい、とは聞いています」
紀里谷ネイコ:「プレゼントもその一環かと。ただ……そうですね」
島津レイ:「うん。あたしも最近聞いたんだけど、同じとこでレッスンしてたって言ってたかな……?」
紀里谷ネイコ:「そのSNS上でのトラブルの原因になった、片桐イバラさんとは……」言葉を濁す。
加藤凛紗希:「……何か?」
紀里谷ネイコ:「……いえ、その」慎重に表現を選ぶように
紀里谷ネイコ:「……普段から、我々みゅ~じっく☆みんととはあまり親密とは言えない関係でした」
加藤凛紗希:「……そうですか」
加藤凛紗希:「こういった行いをされる可能性を否定できない、と」
島津レイ:「片桐イバラちゃん……ああいう感じが人気な子ではあるんですけどね~」苦笑している。
紀里谷ネイコ:「……」沈黙と瞑目で肯定する。
加藤凛紗希:「ええ、独自の立ち位置をシーンで築きあげているとは……」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「……失礼。とにかくにも」
加藤凛紗希:「極めてシンプルに考えれば、イヤリング自体に遠見に相当する作用があるとみるのが妥当な線でしょうね」
加藤凛紗希:「そして、アステロイドには関与の可能性が大と」
紀里谷ネイコ:「……そう、ですね。極めてシンプルに考えれば、ですが」
紀里谷ネイコ:「まずはそこから当たってみる価値は、十分にあるのではないかと」
加藤凛紗希:「ええ。その2本の捜査を進めていきましょうか……あ」
加藤凛紗希:携帯端末を開く。
加藤凛紗希:「こちらについて、なにか心当たりは?」
加藤凛紗希:『神宮エミのようす』から始まるメッセージを開く。
紀里谷ネイコ:「?」身を寄せて液晶を覗き込む。
加藤凛紗希:(うわ近)
加藤凛紗希:(……メチャメチャいい匂いする!!!)
紀里谷ネイコ:「……」長い睫毛を湛えた目を、ぱちりと瞬いて。
紀里谷ネイコ:「……お父さんスイッチ……?」
加藤凛紗希:(睫毛パッシパシになっが……)
紀里谷ネイコ:「分からないな……レイはどう?」
島津レイ:「お、お父さんスイッチ?」その言葉に身体を寄せて、思わず一緒に覗き込む。
倉良 巡:「お父さんスイッチ……?」二人の後ろから画面を覗き込む。
加藤凛紗希:(2人来た!)
島津レイ:「なにこれ……名前は愉快だけど、書いてる内容は……。あたしもわかんないな」
加藤凛紗希:(吐息が~……)
GM:全員で覗き込んでいると、新たな『お父さんスイッチ』からのメッセージが届く。
GM:『神宮エミのようす』
加藤凛紗希:「またみりー……」小さくこぼす。
GM:『困ったことになっちゃったけど、こういうときはいつも、ちぇるとねっこの知り合いが解決してくれるんだ!』
GM:『顔の広い二人にまかせておけば、安心だね!』
GM:『神宮エミちゃんにメッセージを送ってね!』
GM:以上の書かれたメッセージが届いた。
紀里谷ネイコ:「……。……これは……?」
倉良 巡:「……オーヴァードであるお二人を名指ししているところからしても、単なる悪戯ではなさそうですね」
紀里谷ネイコ:「まるで今の状況を、見ているかのような……」
加藤凛紗希:「ええ。不可解なものです」
加藤凛紗希:「何よりも、意図がつかめない」
島津レイ:「これもアステロイドの……片桐イバラちゃんが関わってるのかな……?」
島津レイ:そう言いながらスマホを取り出し、SNSを眺め、えっ、と声を漏らす。
加藤凛紗希:「……何か?」
島津レイ:「またあたしたちに言及してる……けど、これ……って、どうなんだろ」
島津レイ:言いながらスマホの画面を全員に見せる。
片桐イバラ:『イバラってさ、超能力者なんだよね~。超能力で地球征服しちゃうから』
片桐イバラ:『みんなは知らないと思うけど、超能力者ってけっこーいっぱいいるんだよ?』
片桐イバラ:『みゅ~じっく☆みんとにもいるんだよ~、でもみんなはそっちの超能力には負けちゃダメだからね』
GM:そんなことが書かれていた。
加藤凛紗希:「これは……」
紀里谷ネイコ:「……もしかすると」
紀里谷ネイコ:「聞かれているのかな。今、この会話も」
加藤凛紗希:「爆音でも鳴らしてみますか?」
倉良 巡:「しかしそうなると……イヤリングはまた別の案件なのでしょうか」
紀里谷ネイコ:「それでやめてくれるほど、聞く耳を持った相手ならいいんですが」
加藤凛紗希:「……であれば対処の方法を考えるまでです」
島津レイ:「ですね。もし聞かれてるんだとしたら、対策チームが出来たって知ったうえでこういう投稿してるってことだから」
加藤凛紗希:「とにかく、イヤリングの配置環境下では会議を極力避けましょう」
島津レイ:「逃げるどころか、挑発してるってことだし。なら、お望み通り調べるまでだよ!」
加藤凛紗希:(え~こんな強気なんだ)
加藤凛紗希:(かわいすぎる……)
加藤凛紗希:「意気込みは結構ですが」
加藤凛紗希:「お二人は表の職業がありますから、ご無理はなさらないように」
加藤凛紗希:(本当にお願いだから……)
加藤凛紗希:(怪我させたら私首を切って死なないと……)
紀里谷ネイコ:「ありがとうございます。でも、だからこそ、一刻も早く解決しないといけないんです」
紀里谷ネイコ:「他のメンバーにも、ファンの皆さんにも、余計な心配を掛ける訳には行きませんから」
紀里谷ネイコ:「だよね、レイ」
島津レイ:「うん!"ジイルコーダー"さんが心配してくださるのは、すっごく嬉しいんですけど」
島津レイ:「今のままだと、イバラちゃんに邪魔されてみゅ~☆みんの活動に支障が出ちゃってるし……」
島津レイ:「みゅ~☆みんのみんなも、ファンのみんなも大好きだから。みんなが全力で楽しめるように、頑張りたいんです!」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:ボロボロと泣き出す。
島津レイ:「えっ!?」
紀里谷ネイコ:「えっ……」
倉良 巡:「ど、どうしたんですか?」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「花粉症です」
加藤凛紗希:「お気になさらず……本当に……」
紀里谷ネイコ:「そんな感じでしたか、今の……!?」
紀里谷ネイコ:慌ててハンカチを差し出す。
加藤凛紗希:「いやありますから!」
加藤凛紗希:「本当にいいですそれはっ!」
加藤凛紗希:「しまって!」
紀里谷ネイコ:「そ、そうですか……?」
加藤凛紗希:自前のハンカチで拭いて。
加藤凛紗希:「お二人のご決意は分かりました」ハンカチで拭きながら。
加藤凛紗希:「それを尊重します。そもそも、善意の協力者に指示をする権限もありませんし」
加藤凛紗希:小さくミントの刺繍のあるハンカチ。周囲には赤とオレンジと黄色とピンクと青の五色の丸の刺繍がある。
加藤凛紗希:市販のハンカチに自作したもの。
紀里谷ネイコ:「……あれ、そのハンカチ……?」
紀里谷ネイコ:「もしかして、僕らの……?」目ざとくそれに気付く。
加藤凛紗希:「あ」
加藤凛紗希:ばっとしまう。
加藤凛紗希:「すみません、お見苦しいものを……」
加藤凛紗希:(私のバカ~~~~~!)
紀里谷ネイコ:「いえ、そんな!とても嬉しいです!」
島津レイ:「公式のグッズではなかったよね?もしかして……手作りですか!?」
加藤凛紗希:「ああ、ええ、まあ……」
加藤凛紗希:「いや、あの、なんかこういうの、その、あの」
加藤凛紗希:「ご公式の前で出すの憚られるといいますか」
加藤凛紗希:「なんか勝手にやってすみませんと言うか……」
島津レイ:「えーっ!!すっごく嬉しいです!」思わず手を取る。
加藤凛紗希:「ひいっ!」
紀里谷ネイコ:「ええ。刺繍なんて、手先が器用でいらっしゃるんですね」
島津レイ:「あっ、す、すみません!あはは、あたしもねっこのこと言えないな~」苦笑しながら手を離す。
紀里谷ネイコ:「あの、もしよろしければ、御写真よろしいですか?他のメンバーにも見せてあげたくて……」
加藤凛紗希:「いやそんな……」手が震えている。
加藤凛紗希:「えっ……」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「はい……」
加藤凛紗希:(ええ~……)
加藤凛紗希:(え~…………)
加藤凛紗希:(死にそう)


GM:シーン終了。ロイス取得と購入が可能です。
加藤凛紗希:-ねね様/紀里谷ネイコ/崇敬/無理無理無理:○/ロイス
紀里谷ネイコ:加藤凛紗希 ○感謝/不審
加藤凛紗希:不審、順当
加藤凛紗希:購入は誰か星ピ居る?
紀里谷ネイコ:ボルアクでも買ってみよう
加藤凛紗希:欲しピ
紀里谷ネイコ:4DX
DoubleCross : (4DX10) → 10[2,3,4,10]+7[7] → 17

加藤凛紗希:買えてる……
紀里谷ネイコ:買えた 装備して以上です
倉良 巡:加藤凛紗希/●P:信用/N:怪訝
加藤凛紗希:怪訝、当然
倉良 巡:購入は……とりあえず決め打ちで応急買っておくか……
加藤凛紗希:シューターズジャケット買お
倉良 巡:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 7[6,7] → 7 → 失敗

加藤凛紗希:1dx+4>=13
DoubleCross : (1DX10+4>=13) → 4[4]+4 → 8 → 失敗

加藤凛紗希:ダメ~以上で
倉良 巡:まあ財産使うほどでもないし以上で!
GM:了解です!

ミドルフェイズ2

GM:情報収集シーンです。出る人は登場侵蝕をお願いします!
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (47 → 49)
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (45 → 46)
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (48 → 57)
GM:皆落ち着いてきたと思ったら加藤さんが……
倉良 巡:ミドル1でもう60手前
GM:情報判定の前に、みなさんみゅ~じっく☆みんと及びアイドルに少なからず縁があるので
GM:判定なしで以下の情報を知っています
・アステロイド
人気急上昇中の女性3人組アイドル。
ファンは「アイドルなんかじゃない、そういうのじゃないもっと高尚な存在」と早口でまくしたてる。
「宇宙人の3人の女の子が地球を侵略に来た」というコンセプト。
過激なパフォーマンスで知られ、様々な他のアイドルに喧嘩を売る態度が治安の悪いキッズに大人気。
「歌で世界征服をする」「ライブでドームをぶっ壊す」と常に豪語しており、みゅ~じっく☆みんとも「潰す」と一方的に敵視されている。
加藤凛紗希:興奮してきた
・片桐イバラ
アイドルグループ"アステロイド"のメンバー。センターでリーダー。
天然な変わり者で幼い言動が目立つが幼さゆえか残虐性を隠さない。
「超能力を持っている」と常日頃から言っているが、不思議ちゃんな言動の一環だと思われている。
・水木レンゲ
アイドルグループ"アステロイド"のメンバー。長身を活かしたダンスが得意。
融通が利かない生真面目な性格。
佐野アリアの幼馴染で、同じアイドル養成スクールに通っていた。
・風祭スモモ
アイドルグループ"アステロイド"のメンバー。アイドルらしくない力強い歌唱が特徴。
元々ロックシンガーを目指しており知る人ぞ知る存在だったが、突然アイドルに転向した。
無口でクールに見えるが実は内気でシャイ。
GM:判定が必要な情報は以下の3つです
・"ステロイド"セルについて 情報:UGN 難易度6
・"まぐろラーメン"について 情報:UGN 難易度7
・有坂ナラについて 情報:ウェブ 難易度7
紀里谷ネイコ:嘘だろ
紀里谷ネイコ:知らない情報しかない情報収集ある??
GM:知ってる情報は無条件で出たから……
加藤凛紗希:何?
加藤凛紗希:これを調べようと思い立つことある?
紀里谷ネイコ:とりあえず……ウェブしかないから有坂さん?について行こうかな
紀里谷ネイコ:4DX+2>=7
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 9[1,3,6,9]+2 → 11 → 成功

GM:すごい!あの有坂さんについて知ったなんて……
紀里谷ネイコ:誰……
倉良 巡:じゃあ……まぐろラーメンで……
倉良 巡:(2+2)dx+2>=7 コネ使用
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 9[1,5,7,9]+2 → 11 → 成功

GM:ついにまぐろラーメンの情報がわかってしまうとはね……
加藤凛紗希:じゃあセルについていきます
加藤凛紗希:1dx+4>=6
DoubleCross : (1DX10+4>=6) → 3[3]+4 → 7 → 成功

GM:因縁のセルの情報もわかってしまいましたね
GM:では情報開示!
・"ステロイド"セル
別段目立った活動をしていないため、名前以外のほとんどが謎に包まれているFHセル。
富裕層貧困層、また年齢層も問わず様々な人間で構成されているが、その全員がアイドルグループ"アステロイド"の熱狂的なファンであることは知られている。
"ステロイド"セルが発明したとされる道具がいくつか発見されていることから、開発力に優れたセルであると推測される。
・"まぐろラーメン"
とあるFHエージェントのコードネーム。
そのエージェントは"ステロイド"セルのリーダーであることと、この凶悪なコードネーム以外謎に包まれている。
冷静で冷酷、冷静沈着に一般人の殺害を重ねたとされているが、ある時忽然と姿を消し、以降その活動は知られていない。
姿を消す直前、「光に出会った」と言っていたという証言もある。
・有坂 ナラ
"アステロイド"の熱心なファン。
ある日突然現れ熱心なファン活動を開始し、有坂ナラがファンになってから"アステロイド"はどんどん有名になっていった。
ライブにも足繫く通うが、常に後方の席で腕組みをしながらステージを見つめ、時折頷いたり手を振ったりしている。
物静かで常識的な人物に見えるが、"アステロイド"メンバーのアップした写真の間取りや角度から住所を特定するなど過激な面もある。
特定するだけして満足気に頷くだけで今のところ実害があるわけではない。
GM:■UGN支部会議室
GM:対策チームは昼食を食べながら情報を共有することにした。
GM:UGNエージェント“かつおパスタ”の差し入れたかつおパスタ弁当が大量にあり、無料で配布している。
紀里谷ネイコ:「へえ……鰹パスタのお弁当なんて、ちょっと珍しいね」
紀里谷ネイコ:プラスチック製のフォークでパスタを巻いている。
加藤凛紗希:(……いや……)
島津レイ:「魚ってなんか健康によさそうだよね」
加藤凛紗希:(同じものを食べるとか畏れ多すぎる……)
加藤凛紗希:(たしかにSNSで見て後から買ってみたり行ってみたりしたけど……)
加藤凛紗希:(同じ時に同じ場所ではだいぶ違うというか……)
倉良 巡:「初めて見ましたが……イタリアンだとたまに使われますから、パスタとも合うのかも知れませんね」
紀里谷ネイコ:「うん、結構行ける」
紀里谷ネイコ:「……それで、ええと」
紀里谷ネイコ:「僕の方で、アステロイドについて何か変わった話が無いか、知人に聞いて回ってみたんですが」
紀里谷ネイコ:「少し、気になる話がありました」
加藤凛紗希:「と、言いますと?」
紀里谷ネイコ:「変わったファンがいるらしいんです。名前は有坂ナラさん……HNなのかな?」
紀里谷ネイコ:特に資料を見ることもなく、すらすらと話す。
紀里谷ネイコ:「アステロイドの熱心なファンの方なんですが、少し問題行動も目立つところもあって……」
紀里谷ネイコ:「ただ、問題はそこではなく。その有坂さんが応援するようになった時期と、アステロイドのブレイクが重なっている、と」
紀里谷ネイコ:「まあ、言ってしまえばそれだけなんですが……ともあれ、ファンの中でも有名な一人であるのは確かなようです」
加藤凛紗希:「ファン一人の力でブレイクするほど、単純なものではないでしょうが」
加藤凛紗希:「気になる点はあります」資料を自分の端末に表示する。
加藤凛紗希:「"ステロイド"というFHセルがあります。どうにも、その構成員すべてが、"アステロイド"のファンであると」
紀里谷ネイコ:「FHセル……ファンクラブではなく?」
加藤凛紗希:「ええ。活動内容は不詳ですが、どうにも、レネゲイドアイテムの研究開発に主を置いていると」
加藤凛紗希:「あのイヤリングも、ここの出やもしれません」
加藤凛紗希:「“アステロイド”のメンバーが、これを知っているかは未知数ですけどね」
紀里谷ネイコ:「ただ、熱心なファンがアステロイド……片桐さんに技術提供をしている、という筋書きは引けますね。一応」
加藤凛紗希:「ええ。イバラのいつもの超能力口上が、真実である可能性は十分にありますから」
紀里谷ネイコ:「……」よくご存じですね、と口から出そうになるが、止める。
倉良 巡:「その"ステロイド"セルのセルリーダーの情報がいくつかありました」
倉良 巡:「コードネームなのですが……その」
倉良 巡:フォークへパスタを巻きながら、どこか困惑するように視線を彷徨わせる。
加藤凛紗希:「どうしたの?」
倉良 巡:「……"まぐろラーメン"というらしく。情報が少なく、どうしてそんなコードなのかはよく分かりませんが……」
加藤凛紗希:「???」
紀里谷ネイコ:「……。……美味しそうですね……?」
島津レイ:「……このかつおパスタ作った人、ある人に影響されたって言ってたけど……」
島津レイ:「もしかしてその人って……」
倉良 巡:「そのコードに反して冷酷なエージェントで、一般人の殺害も冷静に行っていたようですが」
倉良 巡:「あるとき突然消息を絶ち、それ以降の活動は確認されていません。その際に残した言葉が──」
倉良 巡:「……『光に出会った』、というものだったという証言がありました」
加藤凛紗希:「成程。その際に“アステロイド”に出会ったと」
加藤凛紗希:「そういうことですね?」
紀里谷ネイコ:「……」少し驚いた顔で加藤さんを見る。
紀里谷ネイコ:「ええ……僕もそう思った、のですが……」
紀里谷ネイコ:「……その、自分でも些か性急な考えかと思ったのですけれど……」
紀里谷ネイコ:「……"ジールコーダー"さんも、そう思われますか?」
加藤凛紗希:「ええ、もちろん可能性の一つとしてですが……」
加藤凛紗希:「逆にそれまで“アステロイド”推しで、推し変したことで去った可能性もありますから」
加藤凛紗希:「そのあたりは追加調査次第といったところですかね」
倉良 巡:「そうですね。あのメッセージの正体もいまだ不明のままですし」
紀里谷ネイコ:「まだまだこれから……という感じかな」
紀里谷ネイコ:息を吐いて、口元を拭く。
加藤凛紗希:(物憂げな感じもかわいい……)
加藤凛紗希:「引き続きの捜査を進めましょうか」パスタにはまだ手を付けていない。
加藤凛紗希:2人が食べ終わってからにしようと思っている。


GM:シーン終了。ロイス取得と購入可能です。
加藤凛紗希:ロイスは保留でシューターズジャケット狙お
加藤凛紗希:1dx+4>=13
DoubleCross : (1DX10+4>=13) → 7[7]+4 → 11 → 失敗

加藤凛紗希:ダメ 以上で~
GM:惜しい~!
紀里谷ネイコ:ロイス保留でハードコート
倉良 巡:ロイス保留、応急チャレンジ
紀里谷ネイコ:4DX>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 10[5,8,9,10]+4[4] → 14 → 成功

倉良 巡:2dx>=8 〈調達〉
DoubleCross : (2DX10>=8) → 9[8,9] → 9 → 成功

紀里谷ネイコ:買えた 装備して以上です
倉良 巡:あっ買えた 以上です
GM:お買い物上手

ミドルフェイズ3

GM:みゅ~じっく☆みんとメンバーによる練習パートです。登場侵蝕はありません。
GM:紀里谷さん以外はオーヴァードではありませんが、
GM:全員任意の芸術:で判定を行ってください。
島津レイ:2dx+2 芸術:歌唱
DoubleCross : (2DX10+2) → 7[3,7]+2 → 9

紀里谷ネイコ:じゃあ……ライブ衣装(ブーストアーマー)を着ます
紀里谷ネイコ:4DX+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 9[6,7,8,9]+2 → 11

紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を2増加 (49 → 51)
神宮エミ:3dx+2 芸術:ダンス
DoubleCross : (3DX10+2) → 6[5,6,6]+2 → 8

亘理 アイ:3dx+2 芸術:ダンス
DoubleCross : (3DX10+2) → 10[4,7,10]+7[7]+2 → 19

紀里谷ネイコ:上手すぎ
GM:最強
亘理 アイ:前世マイケルだったかも知れない
神宮エミ:うちのエース
佐野アリア:1dx+1 芸術:歌唱
DoubleCross : (1DX10+1) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル)

神宮エミ:よしよし
佐野アリア:だめかも……
紀里谷ネイコ:アリア……!


GM:不安な要素はあるものの、ライブは待ってくれない。
GM:みゅ~じっく☆みんとのメンバーたちは、練習を行っていた。
佐野アリア:「う、うう~、全然上手に歌えない……」
神宮エミ:「いや今回のが鬼ムズなんだって」
紀里谷ネイコ:「うん。焦る必要は無いよ」
神宮エミ:「無理くないこれ?サビで喉と脚殺そうとしてくる」
島津レイ:「ね、難しいよねえ。まだ時間あるし、ちょっとずつがんばってこ!」
紀里谷ネイコ:アリアに笑い掛けながらも、内心は不安が燻っている。プレッシャーに強くないタイプの彼女に対し、この状況は酷だろう。
亘理 アイ:「焦るほどパフォーマンスは下がりますからね。リラックスしなければ」
神宮エミ:「ま~とりま休憩入れよっ」
紀里谷ネイコ:(ライブ本番までに、例の件を何とかしないと……)
佐野アリア:「あいるちゃんはすごいねえ……すっごく踊れてる」ほわ~と感心したように見つめている。
神宮エミ:「ね。あいるヤバいわ」
紀里谷ネイコ:「ああ、流石だよ」
亘理 アイ:「これが自主トレの成果……といったところですね」
亘理 アイ:眼鏡をクイッとしようとするが、練習中でコンタクトなのでスカる。
神宮エミ:「MCの掴みもいーじゃん」ケラケラと笑う。
佐野アリア:「ふふふ……」その様子を見てクスクス笑っている。
島津レイ:「あたしコンビニでお菓子結構買ってきたんだ!食べちゃおうよ」
島津レイ:「その分練習で動いて消費ってことで~」
紀里谷ネイコ:「またかい?レイはいつもそれだね」笑いながらも袋に手を伸ばす。
神宮エミ:「ちぇる氏おぬしも悪よの~」
島津レイ:「新商品いっぱい出るから気になっちゃうんだもん!このいちごクリーム大福とかおいしそうじゃない?」
神宮エミ:「またエグいの選ぶね……カロリーヤバそう」
島津レイ:「和菓子の方がカロリー低そうだもん!」
紀里谷ネイコ:「そうかなあ?」
神宮エミ:「クリーム入ったらもう洋っしょ」
神宮エミ:「てかさ~」適当にみんなでつまめるやつを開けて。
神宮エミ:「あれどうなったん?例の」
神宮エミ:「詳しい人に聞くつってたやつ」
紀里谷ネイコ:「ああ、それ?」
紀里谷ネイコ:「うん、順調だよ」お菓子をつまんで
佐野アリア:「そうなんだあ」ほっとした表情。
神宮エミ:「よかった~」
佐野アリア:「ねっこがそう言うなら、安心だね」無条件に信頼している。
亘理 アイ:「助かります。一応事務所にも言ったとはいえ、別事務所のことだと難しいですから」
亘理 アイ:イチゴとブルーベリーのケーキを選びつつ、小さく息を吐く。
紀里谷ネイコ:「うん。だから皆は気にせず、レッスンに集中して」
紀里谷ネイコ:「そっちが疎かになる方が、余程大変だよ。ね、レイ」
島津レイ:「うんうん!今回の曲難しいから気合入れて練習しないとね」
島津レイ:「邪魔なんかに負けないで、めっちゃいいライブにしないと!」
神宮エミ:「……二人に一応聞くんだけどさ」
神宮エミ:「その知り合いって、ヤバい人じゃないんだよね?」
神宮エミ:「なんか……ヤクザとか……」
紀里谷ネイコ:「……うーん」
紀里谷ネイコ:悪戯っぽく笑む。
紀里谷ネイコ:「正義の味方、かな?」
神宮エミ:「……」
神宮エミ:「何それえ?」
神宮エミ:「ねっこ語録かよ~」
紀里谷ネイコ:「ふふっ……ああ、それとね」
紀里谷ネイコ:端末で撮った写真、刺繍入りのハンカチを見せる。
紀里谷ネイコ:「僕たちのファンなんだって。嬉しいよね」
神宮エミ:「ええ~何これ~!」
佐野アリア:「すごい……!」
亘理 アイ:「こういうグッズは出てなかったはず……ということは、自作ですか」
紀里谷ネイコ:「うん。皆に見せたいな、と思って。撮らせて貰ったんだ」
神宮エミ:「こういうグッズあるといいよね~うちらも 写真とかばっかじゃなくてさ~」
神宮エミ:「普段遣いできるやつ的な」
島津レイ:「あ、それいいね!オシャレなやつがいいな~」
紀里谷ネイコ:「いいね。企画してみる?」
島津レイ:「しよしよ~!どんなのがいいかな、やっぱりハンカチ?」
神宮エミ:「いいね~神ねっこじゃん」
紀里谷ネイコ:「女性ファン向けなら色々出来るよね。アパレル系」
神宮エミ:「てかねっこ監修って入れればメチャ売れるでしょ」
佐野アリア:「たしかに……女の子向けだったら、それで何でも売れちゃいそう」くすくす笑っている。
神宮エミ:「ま~でもこういうの考えるのもしばらくお預けかな~」
紀里谷ネイコ:「そんな事無いと思うけどなあ」苦笑して「僕は皆が企画したグッズ、見たいけど……そうだね」
紀里谷ネイコ:「まずは目の前のことから片付けないと」
神宮エミ:「まず抜かれっかも知れないのを出来る人になんとかしてもらって」
神宮エミ:「うちらはライブに集中」
神宮エミ:「みゅ~☆みんアゲてくよ~。みんな覚悟は出来てる?」
亘理 アイ:「そうですね。放置したまま企画して、それをまたリークされたら困りますし」
亘理 アイ:「はい、勿論。ブチアゲていきましょう」
佐野アリア:「うんうんっ!ブチアゲだね!」ぶんぶんと頷いている。
紀里谷ネイコ:「ああ。5人全員で」
島津レイ:「最高のライブに……、ううん、最強のアイドルにしちゃお!」
GM:そうやって団結する中、紀里谷さんの端末に連絡が入る。
GM:『水木レンゲです。アリアちゃん抜きの少人数で、お話したいことがあります』

ミドルフェイズ4

GM:水木レンゲから連絡を受けた紀里谷さんたちUGN組が水木レンゲと会うことになります。
GM:シーンプレイヤーは紀里谷さん。出る方登場侵蝕をお願いします!
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (51 → 55)
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (46 → 52)
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (57 → 65)
加藤凛紗希:興奮しっぱなし
倉良 巡:か、加藤さん
GM:か、加藤さん落ち着いて


GM:■喫茶店
GM:水木レンゲから呼び出された紀里谷さんたちは、水木レンゲと、彼女と同じくアステロイドメンバーである風祭スモモの二名と会っていた。
水木レンゲ:「……急に呼び出してしまって、ごめんなさい」
風祭スモモ:「……紀里谷さんと島津さんは知ってるけど」
風祭スモモ:「あとの二人は?」
風祭スモモ:ぶっきらぼうに喋る。
紀里谷ネイコ:「失礼。こちら、僕の友人の……」
紀里谷ネイコ:二人に自己紹介を振る。
加藤凛紗希:(友人!?!?!?)
加藤凛紗希:「いや、あの、友人では……」
倉良 巡:「はじめまして、倉良 巡と申します」
加藤凛紗希:(いや……)
加藤凛紗希:(否定したらねね様に恥をかかせてしまう……?)
加藤凛紗希:「……加藤です。加藤凛紗希」
紀里谷ネイコ:「今、少々立て込んでてね。二人には色々とお手伝いして貰ってるんだ」
水木レンゲ:「ご丁寧にありがとうございます。私は水木レンゲといいます。”アステロイド”というグループで、アイドルをしています」
風祭スモモ:「……風祭スモモ」
島津レイ:「えっと……早速だけど、話があるって言ってたよね?」
水木レンゲ:「はい。……あの、私たちのグループ……”アステロイド”がどういう感じかは、ご存知でしょうか」
紀里谷ネイコ:「どういう感じ……というと?」
水木レンゲ:「その……」言いづらそうに目を伏せる。
水木レンゲ:「宇宙から来た……とか。あと、イバラ……リーダーの片桐イバラが、超能力が使えるとか」
水木レンゲ:「設定の……話です」
加藤凛紗希:「ええ。アイドルなんかじゃない、そういうのじゃないもっと高尚な存在だと」
加藤凛紗希:「「歌で世界征服をする」「ライブでドームをぶっ壊す」」
加藤凛紗希:「そういうパフォーマンスの話よね?」
風祭スモモ:「高尚な存在っていうのは……ファンの人が勝手に言ってるだけ」
風祭スモモ:「アイドルは……別に低俗じゃないから」
紀里谷ネイコ:「そこに関しては同意するところだけど……その設定が、何か?」
水木レンゲ:「その……私たち、相談したいことがあって」
水木レンゲ:「私たち、本当は……」
水木レンゲ:「……宇宙から来てないんです!」
倉良 巡:「なるほど……」真剣に頷く
紀里谷ネイコ:「……」
紀里谷ネイコ:「……打ち明けて良かったの?そんな大事なこと」
加藤凛紗希:「いやそこはみんな織り込み済みじゃないの……?」
水木レンゲ:「……すみません、他のグループの方にこんな重大なことを教えてしまって……」
水木レンゲ:「ファンの方をだましていると思うと……私たち、辛くて……」
水木レンゲ:「超能力も使えないし……!」
加藤凛紗希:「いやその……」
加藤凛紗希:「ファンも分かってると思うけど……」
紀里谷ネイコ:「そうか……」
加藤凛紗希:「そういうの込みで応援するものだから……」
紀里谷ネイコ:「それをずっと抱えていたんだね……」
加藤凛紗希:「あの……?」
紀里谷ネイコ:「よく、勇気を出して話してくれたね。ありがとう」
紀里谷ネイコ:「……でも、どうして今、それも僕達に話そうと思ってくれたのかな?」
水木レンゲ:「……イバラ、みゅ~☆みんを潰すって……ずっと言ってて」
水木レンゲ:「私、個人的にアリアと交流があるんですけど」
水木レンゲ:「アリアやみゅ~☆みんのみなさんにご迷惑をおかけしてるのが、辛くて……」
水木レンゲ:「だから……何か、困っていることがあったら助けになりたいと思ったのと」
水木レンゲ:「グループ外の人に、聞いてほしかったんです」
水木レンゲ:「どうしたらいいか、分からなくて……」
紀里谷ネイコ:「優しいんだね、レンゲは」
紀里谷ネイコ:包み込むように手を握る。
紀里谷ネイコ:「大丈夫、君が気にすることじゃないよ」
水木レンゲ:「……弱いだけですよ。自分じゃ何もできなくて……人に頼るばかりで。本当に優しいのは紀里谷さんです」弱々しく微笑む。
加藤凛紗希:(ねねレン……)
加藤凛紗希:(助かる……)
紀里谷ネイコ:「迷惑だなんて。アステロイドのスタンスは、界隈を活性化させるものだと思っているし……切磋琢磨しあう良いライバルだと思ってるよ、僕は」
紀里谷ネイコ:「……それとも、何か思い当たる節でもあるのかな」
風祭スモモ:「向上心やハングリー精神は多少は必要だけど」
風祭スモモ:「イバラはやりすぎ」
風祭スモモ:「最近特にみゅ~☆みんのこと目の仇にしてる」
水木レンゲ:「SNSでも名指しで言及して怒られて消したりとか、しょっちゅうで。みゅ~☆みんのみなさん困ってますよね、絶対」
倉良 巡:「ふむ……みゅ~☆みんを特別敵視するようになった動機に心当たりはありますか?」
水木レンゲ:「もしかしたら、私がアリアと仲がいいから、っていうのはあるかもしれないんですけど」
水木レンゲ:「私の考えだと、ただ単に自分たちより売れてるアイドルグループが邪魔なだけだと思います」
水木レンゲ:「……それで……アリアにこれを渡せ、って言われてるんですけど」
水木レンゲ:白い封筒を取り出し、握りしめる。
水木レンゲ:『みゅ~じっく☆みんとへ 果たし状』と書かれている。
水木レンゲ:「……どうしたものか、悩んでいて……」
紀里谷ネイコ:「武士みたいだねえ」笑う。
加藤凛紗希:「中身を改めてもいい?」
加藤凛紗希:「私は、彼女たちを守ることが仕事なの」
加藤凛紗希:「必要があれば命に変えてもそうする」
水木レンゲ:「はい。私たちも見てないんですけど……ろくな内容じゃないと思って」そう言って加藤さんに渡す。
島津レイ:「い、命には変えないでください!気持ちは嬉しいですけど……」
島津レイ:「あたしはみんなを元気にしたくてアイドルやってるから……あたしたちのせいで命を落とすなんてことになるのは、絶対いやです!」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「ひゃい……」
紀里谷ネイコ:「それなら、僕達も命懸けで加藤さんを守らないとね」
加藤凛紗希:「いえいえいえいえ!滅相もない……!」
島津レイ:「……巡のことも、ちゃんと守るからね」小声で巡に話しかける。
倉良 巡:「ええ。頼りにしています」小さく微笑む。
紀里谷ネイコ:「さて……それで、中身は……」
GM:封筒の中には、このような文が書かれている。
片桐イバラ:『果たし状!
片桐イバラ: 今度のみゅ~じっく☆みんとのミニライブ、同日の同じ会場でアステロイドもやることになりました。
片桐イバラ: どっちのライブが盛り上がるか、勝負しろ!
片桐イバラ: 勝った方がなんでも言う事をきくことにしましょう。こっちが勝ったらみゅ~☆みんを解散してください
片桐イバラ: 片桐イバラ』
GM:以上のことが、若干下手な筆文字で書かれている。
加藤凛紗希:「ろくなものではなかったことは確かね」
紀里谷ネイコ:「直筆かな?これ」
水木レンゲ:「またこんなめちゃくちゃなことを……!……はい、イバラの文字だと思います」
水木レンゲ:「あの、本当に気にしないでください!解散なんてできるわけないのに……」
紀里谷ネイコ:「いやぁ、解散と来たかぁ」あはは、と笑って
紀里谷ネイコ:「面白い、受けて立つ!」
紀里谷ネイコ:「……とでも言えればかっこいいんだろうけど。流石に僕の一存でそんなことは言えないなあ」
水木レンゲ:「はい、私としてもこんなイバラの子供みたいな言動でみゅ~☆みんが解散なんてしたら困りますし……」
水木レンゲ:「渡さなかった、って持って帰りますね」
島津レイ:「でもさ、言う事聞くとかはナシでもうちらのほうが盛り上がりたいよね」
島津レイ:「あっ、いや、アステロイドも盛り上がってほしいけど……!」わたわたする。
紀里谷ネイコ:「うん、お互い盛り上がるといいね」
島津レイ:「イバラちゃんがみゅ~☆みんに負けたらいう事聞くつもりがあるんだったら、うちらの方が盛り上がったら邪魔するのやめてくれるかもしれないし」
加藤凛紗希:「それを持って帰って」
加藤凛紗希:「あなたの立場は悪くならない?」
水木レンゲ:「怒られは……すると思います。イバラ、怒ると手が付けられないんです」
水木レンゲ:「でも、グループの方向性とか……完全についていけるわけじゃないな、って思い始めたので。きちんと向き合わないと」
水木レンゲ:「宇宙から来てないし……」
水木レンゲ:「来てたとしても……地球を征服なんてできないよ」
紀里谷ネイコ:「はは、宇宙から来てる人なんて、そうそういないからね」
加藤凛紗希:「そうそうって付ける意味さえ感じられないと思うけど……」
島津レイ:「宇宙から来た人が地球征服するものじゃない……っていうのは、そうかも」ちらっと巡を見る。
倉良 巡:「宇宙から来た人は……"私は"見たことがありませんね。少なくとも、直接は」
倉良 巡:「しかし、こういう物を送ってくるということは、何かしら『盛り上げる』ための当てがある可能性もあります」
倉良 巡:(或いは……みゅ~☆みんの側を盛り下げるための何か、か)
水木レンゲ:「……私たちが本当に宇宙から来てたら、今初めて直接見られたのに……本当に申し訳ないです」
紀里谷ネイコ:「何かしらの工作の可能性、か……」
紀里谷ネイコ:「アステロイドの実力なら、正統派のプロモーションで十分だと思うんだけどなあ」残念そうに息を吐く。
倉良 巡:「その意味でも、片桐さんが無茶なことをしないように気をつける必要はあるでしょう」
倉良 巡:「みゅ~☆みん側は勿論……あなたたち、アステロイドの側も」
加藤凛紗希:「というか、そもそもとして」
加藤凛紗希:「盛り上がりをアイドルとしてどちらがどうの指標にしてほしくないんだけどな」
加藤凛紗希:「ファンが盛り上がりたくて盛り上がってるだけなんだから」
紀里谷ネイコ:「うん。競い合う類のものでないのは確かだね」
紀里谷ネイコ:「片桐さんは、何を目的にアイドルをしているのかな……」
加藤凛紗希:「それこそ、その場なら聞くことも出来るんじゃないの?」
加藤凛紗希:「あなた達のやりたいことを応援する」
紀里谷ネイコ:「……そうですね。直接聞くのが一番だ」
紀里谷ネイコ:「同じアイドルなんだから」
水木レンゲ:「イバラが変な事しないように、私たちの側でも気をつけますね」
風祭スモモ:「私も、正統派っていうか……誰かの足を引っ張るとかじゃなくて、ちゃんとやりたい」
風祭スモモ:「みゅ~じっく☆みんとも、アステロイドも、たくさんの人楽しませられるといいよね」
加藤凛紗希:(……)
加藤凛紗希:(素晴らしいな……)
加藤凛紗希:(こういうのよこういうの……)


GM:シーン終了。ロイス取得と購入可能です。
紀里谷ネイコ:ロイス保留で……応急キット
紀里谷ネイコ:4DX
DoubleCross : (4DX10) → 8[2,3,4,8] → 8

加藤凛紗希:ジャケットまた狙お~
紀里谷ネイコ:買えた 以上です
加藤凛紗希:2dx+4>=13
DoubleCross : (2DX10+4>=13) → 9[2,9]+4 → 13 → 成功

加藤凛紗希:ヤッタ~
加藤凛紗希:装備します
GM:買い物上手さんたち
倉良 巡:"アステロイド"/●P:分かってたけど改めて言われるとちょっと残念/N:疑念
GM:あっ……
倉良 巡:購入は……一応アーマー狙お
倉良 巡:2dx>=12 〈調達〉
DoubleCross : (2DX10>=12) → 4[2,4] → 4 → 失敗

加藤凛紗希:-アイドルグループ/アステロイド/推したくなってくる/これ以上絶対増やせない:○/ロイス
加藤凛紗希:以上で!
倉良 巡:こちらも以上!
GM:了解です!

ミドルフェイズ5

GM:ミドル戦闘です。シーンプレイヤーは紀里谷さん
GM:登場する方登場侵蝕をお願いします!
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (52 → 53)
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (55 → 63)
倉良 巡:中々上がらないな……
GM:ずっと落ち着いてる
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (65 → 71)
加藤凛紗希:ちょっと落ち着いた
GM:6で落ち着いた判定


GM:■人気のない公園の傍
GM:アステロイドの二人と会話した帰り道。
GM:チュンッ!
GM:突然紀里谷さん目掛けて光線が放たれ、狙いが外れ地面を抉る。
紀里谷ネイコ:「……!?」
紀里谷ネイコ:煙を上げる地面、次いで光線の放たれた先に目を向ける。
有坂ナラ:「回りくどいことをせずとも……直接みゅ~じっく☆みんとを潰せばアステロイドの役に立てる」
有坂ナラ:物陰からゆらりと現れる。
有坂ナラ:「アステロイド……この有坂ナラがトップに導くからな……」虚ろな目でブツブツと言っている。
紀里谷ネイコ:「あの子は……」
加藤凛紗希:「下がって!」
加藤凛紗希:「お願いだから早く下がって!」
加藤凛紗希:「ほん……本当にっ!」
紀里谷ネイコ:「っ……」言われた通りに引く。
倉良 巡:「有坂ナラ……件の"ファン"ですか」みゅ~☆みんの二人を庇うように立ち、相手を見据える。
有坂ナラ:「邪魔をするな……!アステロイドこそがトップアイドルにふさわしい!」
有坂ナラ:「な……どうして私の名前を!?」
紀里谷ネイコ:「自分で言ってたよ、今」
加藤凛紗希:「認知されるなんて、終わってる」
有坂ナラ:「心を読んだのか!?みゅ~じっく☆みんと、汚い……!」
加藤凛紗希:「それだけ、迷惑をかけたってことでしょうに」
加藤凛紗希:「汚くない!」
加藤凛紗希:「訂正しろッ!」
有坂ナラ:「アステロイド以外は全部汚いに決まってるだろう!」
倉良 巡:「私はみゅ~☆みんではありませんが……」
紀里谷ネイコ:「みゅ~☆みんを潰してトップアイドルになる……」
有坂ナラ:「うるさーい!!みゅ~☆みんと一緒に居たらみゅ~☆みんがうつるから大体同じだろう!」
紀里谷ネイコ:「君の推すアステロイドは、本当にそれでいいのかい?」
有坂ナラ:「イバラたんがそう言っているんだから良いに決まっているだろう!」
紀里谷ネイコ:「……アイドルは、そんな風にしてのし上がるものじゃないよ」
紀里谷ネイコ:「君も本気でアステロイドが好きなら、彼女たちに魅せられたなら……」
紀里谷ネイコ:「その意味が、分かるんじゃないのかな」
島津レイ:「……全員の夢が絶対叶う世界ではないけど」
島津レイ:「積極的に誰かを傷つけて成功した自分の事、応援してほしいって思えないもんね」
有坂ナラ:「イバラたんがみゅ~☆みん潰すって言ってるんだから……手伝うのがファンの役目だろうが!」
有坂ナラ:「うおおおみゅ~☆みんもみゅ~☆みんに味方する者も全て……潰す!」
有坂ナラ:「来い!ウサティラノサウルス!!」
加藤凛紗希:「なんて?」
倉良 巡:「ウサティラノサウルス……?」
GM:有坂ナラがそう吠えると、地面からボコボコと「何か」が湧き出る。
GM:それは、恐竜の肉体にうさぎの頭のついた……ウサティラノサウルスとしか呼べないような獣が、3体。
紀里谷ネイコ:「ウサティラノサウルス……!」
GM:ウサティラノサウルスたちは、『ウサー!』『ウサー!』『弱肉強食の世界。悪く思うな、人間ども』と恐ろしい鳴き声を上げている!
加藤凛紗希:「キメラを生み出す能力ってところか……厄介そうね」
島津レイ:「ウサティラノサウルスって初めて見るけど、すごく殺気立ってる……!みんな気をつけてね!」
紀里谷ネイコ:「どうやら……言って聞かせても分からないようだね」
倉良 巡:「少し気の毒ですが、襲ってくるようなら迎え撃たなければ」
有坂ナラ:「アステロイドが頂点の世界を作ってやる……!覚悟しろみゅ~じっく☆みんと!」
GM:ミドル戦闘開始です!
GM:位置関係はこちら!
    有坂ナラ(14)

      5m

野良ウサティラノサウルス・忠義A(3)
野良ウサティラノサウルス・忠義B(3)
野良ウサティラノサウルス・懐疑(3)

      5m

加藤(7) 倉良(7) 紀里谷(5)
加藤凛紗希:情報量が多い
紀里谷ネイコ:野良なの……?
倉良 巡:野良なんだ……
GM:セットアップから!
GM:エネミーたちはありません!
倉良 巡:なし!
紀里谷ネイコ:なしです
加藤凛紗希:なし
GM:それではイニシアチブ!
GM:行動値14の有坂ナラから!
GM:あっまって
GM:NPCカードある

・島津レイ ▼ライカ・改
タイミング:メジャーアクション使用後にオートアクション
対象:単体
11dx6の達成値を出した後、{(達成値÷10)+1}d+18のダメージを与えることが出来る。
≪死神の瞳≫の後に使う場合、≪死神の瞳≫分も加算してダメージを算出することが可能。
ただし、≪悪魔の影≫の効果は使用したものとみなされる。

GM:要は倉良さんの後に動いて11dx6で命中判定して攻撃力18でダメージを出すのと同じことができますということです
GM:使ったり使わなかったりしてください!
有坂ナラ:今度こそ有坂ナラの行動!マイナーなし。
有坂ナラ:メジャー≪絶対の恐怖≫≪幻惑の光≫≪スターダストレイン≫≪マスヴィジョン≫≪光の手≫≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫対象:PC全員
有坂ナラ:命中した場合、そのラウンドの間対象が行うあらゆる判定のダイスを-6個し放心を与える。
有坂ナラ:9dx7+2
DoubleCross : (9DX7+2) → 10[2,2,3,3,5,6,6,6,8]+10[10]+1[1]+2 → 23

有坂ナラ:避けたり避けなかったりすることだな!
紀里谷ネイコ:ミドルで-6はヤバいて
倉良 巡:-6て
加藤凛紗希:食らうと何もできん
GM:もしかしてダイス0なる?
倉良 巡:0ですね……
紀里谷ネイコ:≪支配の領域≫+≪絶対支配≫
有坂ナラ:ぐにゃ~っ
紀里谷ネイコ:いや
加藤凛紗希:絶対支配いる?
紀里谷ネイコ:絶対支配いらないわ
倉良 巡:このコンボ重いですからね
紀里谷ネイコ:支配の領域だけで1回目の8を1にします
GM:経験者は語る
加藤凛紗希:達成値8かな
有坂ナラ:じゃあ8ですね……
紀里谷ネイコ:ですかね
加藤凛紗希:2dx+1 ドッジ
DoubleCross : (2DX10+1) → 8[6,8]+1 → 9

加藤凛紗希:やった~
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を6増加 (63 → 69)
倉良 巡:1dx+1>=8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 7[7]+1 → 8 → 成功

倉良 巡:あっぶな
加藤凛紗希:素晴らしい戦果
紀里谷ネイコ:≪幸運の守護≫で回避
紀里谷ネイコ:6DX+2>=8
DoubleCross : (6DX10+2>=8) → 10[2,6,7,9,10,10]+8[1,8]+2 → 20 → 成功

加藤凛紗希:すご
倉良 巡:メチャクチャ避けてる
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を1増加 (69 → 70)
GM:華麗
GM:では全員避けました!
GM:演出!

有坂ナラ:「この世にはアステロイドだけがいればいいんだよーーーーーーーーッ」
有坂ナラ:そう言うと手をかざし、無数の光の雨が全員へむけて降り注ぐ!
有坂ナラ:その色は毒々しく、当たった周りの木々が一瞬で葉をシュンとさせていることからも、当たると危険であることがわかるだろう。
紀里谷ネイコ:その光を掻き消すように、更に強烈なスポットライトめいた青色の光が辺りを照らし出す。
加藤凛紗希:(生命活力の枯渇――拙いか)
紀里谷ネイコ:一瞬、紀里谷たちのシルエットが影絵のように映し出され──
加藤凛紗希:「このメンカラ……!」
紀里谷ネイコ:有坂の放った光は、彼女らに何の影響も及ぼすことなく透過するに留まった。
紀里谷ネイコ:「ステージは一緒に楽しむものだよ、お嬢さん」
有坂ナラ:「何……!?」
有坂ナラ:「手品師だったのか!?みゅ~じっく☆みんと!!」
紀里谷ネイコ:逆光の中、不敵に笑む。
紀里谷ネイコ:「邪魔するのはマナー違反かな」
加藤凛紗希:「そんな……」
加藤凛紗希:(UGNであることをいいことにこの距離でパフォーマンスを見てしまうなんて……)
加藤凛紗希:(私は背教者だ……)
紀里谷ネイコ:「君のような熱心なファン、出禁にはなってほしくないな」
紀里谷ネイコ:「この辺りで大人しくして貰えると嬉しいんだけど……どうかな?」
有坂ナラ:「出禁になるわけがないだろう!私はアステロイドの『全て』を理解している」
有坂ナラ:「私が代行者となるのだ!」
加藤凛紗希:(しかし、私の情緒のキャパさえ無視すれば)
加藤凛紗希:「その能力強度は、頼みになる」
紀里谷ネイコ:「プロにそう言って頂けると、光栄です」
紀里谷ネイコ:ライブとは別の緊張感を覚えながら、おくびにも出さず笑い掛ける。
GM:ネクスト!行動値7の加藤さんか倉良さん
加藤凛紗希:じゃあ私から行こうかな……
倉良 巡:お願いします!
加藤凛紗希:マイナーでボルトアクションライフルの効果起動
加藤凛紗希:メジャーは『倒落への讃歌』:《原初の赤:災いの紅》《傍らに立つ影:腐食の指先》。
加藤凛紗希:有坂ナラを攻撃。
加藤凛紗希:4dx+21
DoubleCross : (4DX10+21) → 10[4,6,8,10]+4[4]+21 → 35

有坂ナラ:アルティメットドッジ!
有坂ナラ:1dx>=35
DoubleCross : (1DX10>=35) → 2[2] → 2 → 失敗

有坂ナラ:惜しい!ダメージをどうぞ!
加藤凛紗希:命中で装甲を-15して
加藤凛紗希:4d10+8+1d10
DoubleCross : (4D10+8+1D10) → 15[8,2,3,2]+8+1[1] → 24

加藤凛紗希:出目ショボ……
有坂ナラ:装甲がメチャクチャになったけど生きてる!
GM:演出どうぞ!

加藤凛紗希:カチャリと銃を構える。大型の狙撃銃。
加藤凛紗希:普段の愛銃ではない。町中での携行性を意識したもの。
加藤凛紗希:「星の……」いつものように、口ずさもうとして。
加藤凛紗希:とっさに噤む。
加藤凛紗希:(何を考えているの、私は)
加藤凛紗希:それはACODESの歌だ。
加藤凛紗希:(どちらにとっても、失礼でしょう)
加藤凛紗希:無言のままに、ただ過たず銃弾が有坂ナラを撃ち抜く。
加藤凛紗希:実弾ではない。ゴム弾に差し替えている。
加藤凛紗希:それでも、その威力は動けなくなるほどには強烈で。
加藤凛紗希:着弾の瞬間、熱焼。
加藤凛紗希:一瞬、熱中症のように、脳の判断力を喪わせる。
加藤凛紗希:「仕留められれば格好がついたんでしょうけど」
加藤凛紗希:「あいにく連携向きの能力で。これの威力以上は期待しないで」銃を撫でて。
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を6(→ 6)増加 (71 → 77)
有坂ナラ:「グワーッ!銃で撃たれると……痛い!!」
加藤凛紗希:加藤凛紗希のHPを2(→ 2)減少 (32 → 30)
有坂ナラ:「許さんぞ!人間……!!」

GM:続いて同じく行動値7!倉良さん!
倉良 巡:マイナーなし、メジャーでコンボ:"ヤー・チャイカ"
倉良 巡:《プレディクション》Lv3+《死神の瞳》Lv5、対象は有坂ナラ
有坂ナラ:来い!
倉良 巡:5DX+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[6,9,10,10,10]+10[6,7,10]+1[1]+1 → 22

倉良 巡:なんか回ってるけどドッジ不可なので関係ないです
GM:毎回回るもんね♡
倉良 巡:怖……
倉良 巡:NPCカード島津レイを使用、対象は同じく有坂ナラ
島津レイ:ワンワン!
有坂ナラ:来い!
倉良 巡:11dx6
DoubleCross : (11DX6) → 10[1,2,4,5,6,7,9,9,9,10,10]+10[1,1,2,2,7,9,10]+10[6,8,10]+10[2,6,6]+10[2,10]+10[8]+10[10]+10[7]+10[6]+10[9]+10[9]+10[9]+10[6]+5[5] → 135

倉良 巡:は?
紀里谷ネイコ:嘘……?
倉良 巡:ビビっちゃった
GM:えっこわ………………
加藤凛紗希:???
紀里谷ネイコ:C2みたいな数字出てる
加藤凛紗希:忖度でしょ
倉良 巡:C値間違ったりしてないよね……
GM:Tekeyくんと心がひとつになれて、嬉しいです
紀里谷ネイコ:『やってる』なこのGM
倉良 巡:えっと死神の瞳分も合わせて
倉良 巡:14d10+7d10+18
DoubleCross : (14D10+7D10+18) → 80[6,9,7,5,6,8,6,1,8,2,10,7,2,3]+39[10,7,1,7,6,7,1]+18 → 137

GM:粉微塵です
GM:有坂ナラ撃破!演出どうぞ!

倉良 巡:「連携向き──というなら、私も同じです」
倉良 巡:腕を伸ばし、有坂との距離を測るように人差し指を上へ向ける。
倉良 巡:「ですが、それで問題はありません。連携を受けてくれる人がいるからです」
倉良 巡:その言葉と共に──有坂の後ろの空間が、彼女の背と同じ高さだけ漆黒に染まる。
倉良 巡:「布石は置きました。いつものように──"フェンリルポップ"」
倉良 巡:視線を敵へ向けたまま、背後に立つ恋人──誰より頼りになる仲間へ、合図を送る。
島津レイ:「任せて!巡!」
島津レイ:小さくうなずくと、銀の風が駆け抜ける。
島津レイ:銀の狼が、黒にとらわれた有坂ナラへと襲い掛かる!
島津レイ:「みゅ~☆みんのピンチも絶対どうにかしたいし……いつもみたいに、バッチリ連携しちゃうから!」
島津レイ:「狼パーンチ!」ちょっとだけ気合を入れたそのパンチは、妙にいいところに入り――
有坂ナラ:「ぎゅわああああああああああ!!!」
有坂ナラ:五回転くらいしながら吹っ飛び、三回ほど地面にバウンドして動かなくなる。
島津レイ:「えっ、あっ……」
島津レイ:「……気絶してる!大丈夫!生きてる!!」
加藤凛紗希:「ええ~……」
加藤凛紗希:(ちぇるバリバリの武闘派なんだ……)
加藤凛紗希:(かわいすぎ……)
倉良 巡:「まあ……オーヴァードですし、大丈夫でしょう」思ったより吹き飛んだことに少し瞠目する。
紀里谷ネイコ:「レイ先輩はいつも一生懸命だからなあ」愉快そうに笑っている。
島津レイ:「……」ちょっとドキドキしながらふかふかのしっぽをフリフリして戻ってくる。

GM:続いて行動値5くらいの紀里谷さん!
紀里谷ネイコ:3だけどこっちが先なので……行きます!
紀里谷ネイコ:マイナーでマイク(ボルトアクションライフル)を構えます
紀里谷ネイコ:メジャーでウサティラノサウルス1を攻撃します
GM:ウサティラノサウルス・忠義Aですね どうぞ!
紀里谷ネイコ:5DX+5
DoubleCross : (5DX10+5) → 10[1,1,6,8,10]+3[3]+5 → 18

GM:ククク……だが……回避!
GM:≪イベイジョン≫達成値は3
GM:あたります ダメージをどうぞ
紀里谷ネイコ:当たった……
紀里谷ネイコ:2D10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 15[5,10]+8 → 23

紀里谷ネイコ:いい当たり方をした
GM:撃破!
GM:ウサティラノサウルス・忠義Aは倒れます
紀里谷ネイコ:やったね
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を2増加 (70 → 72)
GM:演出どうぞ!

紀里谷ネイコ:再び照明が切り替わる。溢れかえるようなフラッドライトの中、紀里谷ネイコの手元にはマイク。
紀里谷ネイコ:同時に、スピーカーも無いのにどこからともなく音楽が流れ始める。
紀里谷ネイコ:みゅ~じっく☆みんとの中でも然程メジャーではない、アルバム収録の一曲。そのイントロ。
紀里谷ネイコ:ライブではセットリストに入ることは少ないが、紀里谷ネイコの気に入っている曲だ。
紀里谷ネイコ:すぅ、と息を吸って、真っ直ぐな瞳を敵に向け、歌いだす。
紀里谷ネイコ:「凍る 凍るような夜の底♪」
紀里谷ネイコ:「何より綺麗な キミを見たよ……」
紀里谷ネイコ:響き渡る歌声。辺りは即席のライブ会場のように変わって、紀里谷の存在感が支配する領域へと塗り替えられる。
紀里谷ネイコ:その歌声は、人語を介さぬ獣の心にも届く。
GM:『ウサー!ウサー!ウッ……!?』その歌声を聞いたウサティラノサウルスの動きが止まる。
GM:『……ありがとうございます。本当に大切なものとは何なのか、それが理解出来たような気がします』
GM:ウサティラノサウルスはそう言うと、涙を流しながらぺこりとお辞儀をし、去っていった。
紀里谷ネイコ:「良かったら今度ライブをするから、見に来てくれると嬉しいな」
紀里谷ネイコ:その背に手を振って、新たなファンが増えたことを嬉しがるように笑う。

加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「きをづけでね……」涙声で絞り出す。
加藤凛紗希:「ま"だのごっでるから……」
加藤凛紗希:「ううおう"……」

倉良 巡:「歌声は怒り猛る獣も鎮めるんですね……」感心したように頷いている
GM:続いて行動値3のウサティラノサウルス・忠義Bとウサティラノサウルス・懐疑!
GM:まずはウサティラノサウルス・忠義B
GM:マイナーなし!メジャーで≪吠え猛る爪≫≪天からの眼≫≪光の銃≫≪コンセントレイト:ハヌマーン≫
GM:対象は倉良さん!
GM:ウサティラノサウルス・懐疑も同じ行動をして、対象は加藤さんです
GM:まずは倉良さんへの攻撃!
GM:11dx8+3
DoubleCross : (11DX8+3) → 10[2,3,5,6,6,7,8,8,9,9,10]+10[6,6,6,7,8]+1[1]+3 → 24

GM:次に加藤さんへの攻撃!
GM:11dx8+3
DoubleCross : (11DX8+3) → 10[1,1,3,3,3,3,4,8,9,9,10]+10[1,5,6,9]+3[3]+3 → 26

GM:避けたり避けなかったりどうぞ!
加藤凛紗希:2dx+1 ドッジ
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[2,9]+1 → 10

倉良 巡:1dx+1 ドッジ
DoubleCross : (1DX10+1) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル)

GM:じゃあダメージをだしちゃお~
GM:3d10+3 倉良さん
DoubleCross : (3D10+3) → 19[6,6,7]+3 → 22

GM:3d10+3 加藤さん
DoubleCross : (3D10+3) → 11[3,1,7]+3 → 14

GM:あっ装甲無視です
加藤凛紗希:加藤凛紗希のHPを14(→ 14)減少 (30 → 16)
倉良 巡:倉良 巡のHPを22減少 (27 → 5)
GM:みんな生きてる!演出!

GM:『ウサー!ウサー!』『人間よ、滅びよ……』
GM:ウサティラノサウルスたちは、懐からちゃきっと銃を取り出し、恐竜の手で器用に構えると発砲する!
GM:ウサティラノサウルスなので当然その威力は低めではあるが、
GM:それでも常人なら耐えられない威力の弾が加藤さんと倉良さん目掛けて放たれる!
加藤凛紗希:「チッ……!」
加藤凛紗希:滂沱の涙は流しっぱなしのまま、地面を転がるようにして威力を殺す。
加藤凛紗希:「操っていたわけではないのね、これ。まだ向かってくるって……」
倉良 巡:「くっ……!」回避し切れず、その弾丸を身体に受ける。
紀里谷ネイコ:「まさかあの手で銃を……!」
倉良 巡:「……銃、使うんですね。ティラノサウルスって」血を流しつつ、素朴な感想を零す。
島津レイ:「っ!大丈夫……!?」銃の音に若干驚きながらも、警戒しつつ狼が心配そうに視線を向ける。
加藤凛紗希:「まあ、噛まれるよりはマシか」
GM:それではクリンナッププロセス!多分なにもないよね
倉良 巡:なし!
GM:続いて2ラウンド目のセットアップ!
GM:エネミーたちはありません!
加藤凛紗希:なし
紀里谷ネイコ:なし!
GM:じゃあ有坂ナラがいなくなっちゃったから
GM:あっセットアップでウサティラノサウルスたち≪光の銃≫つくります
GM:いや一回作ったからいいのか……
GM:まあイニシアチブ!
GM:行動値7の加藤さんと倉良さん!
倉良 巡:あっどうぞ
加藤凛紗希:はーい
加藤凛紗希:マイナーでボルアク起動
加藤凛紗希:メジャーで《腐食の指先》。
加藤凛紗希:4dx+21
DoubleCross : (4DX10+21) → 10[5,5,9,10]+8[8]+21 → 39

GM:対象は何ティラノサウルスにします?
加藤凛紗希:あっじゃあ忠義Bで……
GM:はい!
GM:最強のウサティラノサウルス回避!
GM:≪イベイジョン≫達成値は3
GM:あたります ダメージをどうぞ!
加藤凛紗希:そんなことある?
加藤凛紗希:命中で装甲-15して
加藤凛紗希:4d10+8+1d10
DoubleCross : (4D10+8+1D10) → 26[9,6,1,10]+8+4[4] → 38

加藤凛紗希:今度は高いな……
GM:問題なく撃破!
GM:演出どうぞ!

加藤凛紗希:地面を転がったまま、眉間に正確に狙撃を入れている。
加藤凛紗希:そこから起熱。防御態勢の脳指令を封じる。
加藤凛紗希:「悪いけど、歌で感動させるなんて真似はできない」
加藤凛紗希:「それは本職の仕事でしょう」
加藤凛紗希:「私の本職はこれ」
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を3(→ 3)増加 (77 → 80)
GM:『ウサ……!』眉間を撃ち抜かれたウサティラノサウルスがどさりと地に倒れると、影となってどろりと地面に消えていく。
加藤凛紗希:「……端末?」
GM:『……あるべき姿に戻っただけだ』一匹残ったウサティラノサウルスがぽつりとつぶやく。
GM:『知っての通り、我々ウサティラノサウルスは影の世界で生きている……』
GM:『人間界に顕現するだけの力を失えば、また影の世界で力を蓄えるのみ』
倉良 巡:「"知っての通り"……?」
紀里谷ネイコ:「そういうことか……」
島津レイ:「そもそもウサティラノサウルスという存在を知ったのが初めてなんだけど……」
島津レイ:「ねっこが何かを理解している……!」
加藤凛紗希:「何何何」
紀里谷ネイコ:「影の世界で生きながら、それでも君達は光に触れたかったんだね」
紀里谷ネイコ:「だからこそ、アイドルに焦がれる有坂さんと通じ合った……」
GM:『……ふん、滑稽だと笑うがいい』ウサティラノサウルスがうさぎの鼻を鳴らす。
紀里谷ネイコ:「アイドルとは……推しとは、光そのものだからね」
紀里谷ネイコ:「いいや、分かるよ。僕もそうだからね」
島津レイ:「ねっこ……」
加藤凛紗希:「ねね様そういうキャラ付けだったの……」
加藤凛紗希:(いや……)
加藤凛紗希:(“アリ”ね……)
島津レイ:「ねっこはちゃんと……光だよ」
島津レイ:「影の世界の人も惹きつけちゃうほど、輝いてるよ」
紀里谷ネイコ:「……ふふ」その言葉に、嬉しそうに目を細める。
紀里谷ネイコ:「ありがとう、レイ」
加藤凛紗希:(影の世界の人、か)
加藤凛紗希:(私も、本当はそちらにいないと)
加藤凛紗希:(手を伸ばせるなどと、思い上がってはいけない)
加藤凛紗希:残った一匹を睨み据える。
GM:『……私は、一般のウサティラノサウルスと違って忠義は持ち合わせていないが』静かに最後のウサティラノサウルスが口を開く。
GM:『せっかく顕現したんだ。思う存分暴れさせてもらう』そう言って銃を握りなおす。

GM:続いて行動値7!倉良さん!
倉良 巡:まずさっきの分の侵蝕
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を7増加 (53 → 60)
倉良 巡:コンボ"ヤー・チャイカ"、対象は最後のウサティラノ
倉良 巡:あっいや
倉良 巡:イベイジョン3だからプレディクションいらない気がするな
倉良 巡:やっぱり《死神の瞳》Lv5のみで……
GM:ククク……いいだろう 避けてしまうかもしれんがな
倉良 巡:外したらごめんね……
倉良 巡:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,2,4,9,10]+4[4]+1 → 15

GM:絶対回るんですよね♡
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を3増加 (60 → 63)
倉良 巡:怖……
GM:だがこちらも……回避がある!
GM:≪イベイジョン≫達成値は3
GM:あたります
倉良 巡:はい
倉良 巡:NPCカード島津レイを使用、対象同じ
島津レイ:ワンワン!
倉良 巡:11dx6
DoubleCross : (11DX6) → 10[1,2,3,3,4,5,6,6,8,9,10]+10[2,5,7,7,8]+5[2,3,5] → 25

GM:≪イベイジョン≫達成値は3 あたります!
倉良 巡:さ、さっきと同じダイスとは思えん
GM:ダメージをどうぞ!
GM:毎回135出されたら困るんですよ
倉良 巡:3d10+7d10+18
DoubleCross : (3D10+7D10+18) → 16[6,3,7]+46[10,8,1,6,7,5,9]+18 → 80

加藤凛紗希:十分すぎるんだよな
GM:そのダメージは……なんと……撃破!
紀里谷ネイコ:やった~
GM:全員撃破!
GM:YOUたちの勝利!
GM:演出どうぞ!

倉良 巡:「影の世界、ですか」
倉良 巡:ポツリと呟き、両腕を軽く広げる。
倉良 巡:「観測可能な宇宙の広さは465億光年──」
倉良 巡:その言葉と共に、辺りの空間が漆黒に包まれる。
倉良 巡:しかし暗くはない。黒に染まったのは空間のみで、互いの姿ははっきりと見える。
倉良 巡:「影の住人よ、知りなさい」
倉良 巡:その真っ黒な空間の中──レイの周りのみが、スポットライトのように明るく切り取られている。
倉良 巡:「その無尽の闇でさえ、照らす光のあることを」
島津レイ:「……満月の夜 ずっと明けないで 狼を待っているの♪」
島津レイ:狼の姿から人間へと戻り、静かに歌いだす。
島津レイ:こちらは伴奏などはなく、アカペラだ。歌うのは、みゅ~じっく☆みんとの中でも有名な曲。
島津レイ:幾度となく歌ってきたその曲は、けれどそれ以上の思い入れがある。
島津レイ:歌う事がずっと好きだった。けれど――誰より大切な恋人と一緒に歌うのは、ただ歌うよりずっと楽しいのだと知った曲。
島津レイ:誰よりも暗闇を知る人を、もし照らせているのなら。
島津レイ:影の世界から光に焦がれて現れた者の心にも、響くかもしれないから。
島津レイ:「甘いチョコレートには ミントの寂しさが必要 そうでしょう♪」
GM:その唄声を聞くと、ウサティラノサウルスは静かに頷き、背を向ける。
加藤凛紗希:「そうなのお……」弱々しくコールを入れる。
GM:『……私は、あるべき場所に帰ろう。……こちらの世界に来てよかったと、もう十分に感じたからな』
GM:歌声とコールを背に、ウサティラノサウルスはのっしのっしと去っていった。
加藤凛紗希:「うう……」
加藤凛紗希:「あああ……」
加藤凛紗希:地面にうずくまっている。
島津レイ:「だ、大丈夫ですか?」歌を止めるとうずくまる加藤さんを心配そうに見つめる。
紀里谷ネイコ:「加藤さん……」
紀里谷ネイコ:そっと背を抱く。
加藤凛紗希:「あ、いや、その……あびゃ!?」
紀里谷ネイコ:「怖かったですか?大丈夫ですから」
紀里谷ネイコ:「僕がついてます」
加藤凛紗希:「違う違う違う」
加藤凛紗希:(怖い怖い怖い)
加藤凛紗希:(やめて~……!)
加藤凛紗希:(す……好きになっちゃうでしょ!)
島津レイ:「……巡もこわかった?ウサティラノサウルス、おっきかったもんね……」
島津レイ:「でも、もういなくなったから、大丈夫だよ」そう言って巡の手をぎゅっと握る。
倉良 巡:「えっ?」空間を元に戻しながら、予想外の心配に一瞬声を漏らす。
倉良 巡:「ああいえ、大丈夫ですよ。ありがとうございます」
倉良 巡:「レイと一緒に戦えましたから」その手を握り返し、小声で囁いて微笑む。
加藤凛紗希:「あの、と、とにかく!」振り払うように起き上がる。れいちぇるの方は見れていない。
加藤凛紗希:「有坂ナラは撃退しました。しかし、実際問題として」
加藤凛紗希:「このような手口に走るのは、これまでの手法と同一である可能性は高くない気がします」
加藤凛紗希:「彼女がすべての黒幕であったと見做すのは早計かと」
紀里谷ネイコ:「……そうですね。余りにも直截的すぎる」
紀里谷ネイコ:「こんな手段を取るなら、最初からこうしていても良いわけですからね」
倉良 巡:「むしろ"既存路線"に不満があるか、そもそもその存在を知らなかったためにこうしてやってきた──と考えたほうが自然ですね」
有坂ナラ:「……う、ううう……」気絶していた有坂ナラがうめき声をあげる。
有坂ナラ:「においがする……イバラたんのにおいが……」
有坂ナラ:「そこの人間から……!」そう言って加藤さんを指さす。
有坂ナラ:「イバラたんの!電波のにおいがする!!」そう叫ぶと再び気を失う。
加藤凛紗希:「は?」
紀里谷ネイコ:「……?一体何を……」
GM:加藤さんの端末が震え、メッセージが着信する。相手は――『お父さんスイッチ』。
加藤凛紗希:「片桐イバラと接触を持ったことはないんだけど……」
加藤凛紗希:「合同ライブで見たことはあるくらいで……ん、またか」
加藤凛紗希:端末を開く。
GM:『神宮エミのようす』
GM:『ふたりにまかせて、練習を頑張ろう!みゅ~☆みん、がんばるぞ!』
GM:『神宮エミちゃんにメッセージを送ってね!』
加藤凛紗希:「厄介なミリオタもいるものね……」
GM:そんないつものメッセージが書かれている。
加藤凛紗希:「……これ、送ってみたほうがいいのかしら」
加藤凛紗希:「最悪、ハックならUGNの方で遮断できるでしょうし……」
紀里谷ネイコ:「確かに……試してみたことはないですね」
加藤凛紗希:「どうなるかも確認できるでしょう。あなた達なら」
加藤凛紗希:「彼女に本当に届くのかも確認できる」
倉良 巡:「しかし──本当に届くだけなのか、というのも問題です」
加藤凛紗希:「なにか懸念が?」
倉良 巡:「今の有坂ナラの口ぶりだと、そのメッセージは片桐さんと繋がりがある可能性があります」
倉良 巡:「片桐さんがオーヴァードであるかは未確定ですが──仮にそうであったとして、何かしらの攻撃的な細工をしていないとも限りません」
加藤凛紗希:「送信がトリガーとなって、危害を加えるようなものの可能性か」
加藤凛紗希:「否定はできない」
倉良 巡:「送信するにしても、一度UGN側で調査してからの方が安全と考えます」
紀里谷ネイコ:「ええ。……まあ、今はともかく」
加藤凛紗希:「スイッチをうかつに押さない方がいいかもしれない。一理ある」
紀里谷ネイコ:気絶した有坂ナラを抱き上げる。
加藤凛紗希:「とにかく、継続した調査が必要でしょう」
加藤凛紗希:(えっいいな……)
紀里谷ネイコ:「彼女が目覚め次第、色々と聞いてみましょうか」


GM:シーン終了。ロイス取得と購入可能です。
加藤凛紗希:倉良さんに取るか
紀里谷ネイコ:倉良巡 ○信頼/隔意
加藤凛紗希:-同行者/倉良巡/信頼:○/羨望/ロイス/
加藤凛紗希:購入は応急
倉良 巡:紀里谷ネイコ/●P:感銘/N:困惑
加藤凛紗希:3dx+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 6[1,2,6]+4 → 10 → 成功

加藤凛紗希:買えた~使お
GM:使って使って~
倉良 巡:あっさっき買った応急使います
GM:使って使って~~
加藤凛紗希:加藤凛紗希のHPを2d10(→ 17)増加 (16 → 33)
紀里谷ネイコ:応急余ってるので回復しきらなかった方にあげます
加藤凛紗希:MAX27まで全快しました
倉良 巡:2d10
DoubleCross : (2D10) → 14[7,7] → 14

紀里谷ネイコ:7DX ブルーゲイル
DoubleCross : (7DX10) → 6[2,3,3,4,5,5,6] → 6

紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を2増加 (72 → 74)
紀里谷ネイコ:以上!
GM:おしい
倉良 巡:倉良 巡のHPを14増加 (5 → 19)
紀里谷ネイコ:応急あげます
倉良 巡:これは……ありがたい……
倉良 巡:2d10
DoubleCross : (2D10) → 13[10,3] → 13

倉良 巡:最大値27まで回復しました
GM:皆健やかに生きて
倉良 巡:購入は……試しにブルゲ狙ってみるか
倉良 巡:(2+1)dx
DoubleCross : (3DX10) → 2[1,2,2] → 2

GM:惜しい
倉良 巡:?
倉良 巡:以上!
GM:了解です!

ミドルフェイズ6

GM:情報収集シーンです。シーンプレイヤーは倉良さん
GM:登場する方登場侵蝕をお願いします!
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (74 → 84)
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (63 → 69)
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (80 → 86)
加藤凛紗希:興奮冷めやらぬ
GM:ずっと興奮してる……


GM:情報項目は以下の3つ!
・『お父さんスイッチ』について 情報:UGN 難易度7
・"まぐろラーメン"について2 情報:UGN 難易度8
・佐野アリアのイヤリング 情報:UGN 難易度7(ただし、みゅ~じっく☆みんとメンバーによる判定の場合、難易度5)
倉良 巡:まぐろラーメンセカンドいきます
紀里谷ネイコ:ブーストアーマーを脱いで、イヤリング行きます
GM:紀里谷ネイコ生着替えシーン
加藤凛紗希:そんな……
倉良 巡:(2+1+2)dx+2>=8 コネ使用
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 9[1,2,6,8,9]+2 → 11 → 成功

加藤凛紗希:興奮してきた
加藤凛紗希:お父さんスイッチ行こ
紀里谷ネイコ:事務所NGです
紀里谷ネイコ:8DX>=5 コネ使用
DoubleCross : (8DX10>=5) → 9[2,2,4,5,6,7,8,9] → 9 → 成功

加藤凛紗希:3dx+4>=7
DoubleCross : (3DX10+4>=7) → 10[4,4,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

GM:すごくわかってる
GM:全員成功!それでは情報を出していきます
・『お父さんスイッチ』
"ステロイド"セルが発明したプログラム。
単身赴任等で遠くで暮らすお父さんの様子が気になる、あるいは遠く離れた子供は元気にしているだろうか?
だけど素直にそんな心配を表すのはなんだか恥ずかしい、あるいは子供の前ではカッコ悪いところは見せられない。
そんな親子も安心!この『お父さんスイッチ』があれば、
ボタンひとつでお父さんの様子を自動的に言語化してご利用の端末にお届け☆
勿論登録さえすれば子持ちの男性でなくとも全人類に適用可。
基本は親子間のメッセージのやり取りを想定したものであり、使用そのものに害はない。
・"まぐろラーメン"2 
その正体は"アステロイド"のメンバー、片桐イバラ。
彼女自身が手を下した事件はあまりなく、彼女に心酔した部下たちの起こした出来事が彼女がしたこととされている。
もともとカリスマ性で人を集めるのみで実働はほぼなかったが、
彼女がアイドル活動にのめり込むようになってさらにその活動頻度は減り、"ステロイド"セルもろとも名前だけのものとなっていった。
しかしさらにアイドル活動への熱が上がった結果、セルの力を用いて汚い手段を使ってでものし上がろうとするようになり、手始めにみゅ~じっく☆みんとを潰そうとしている。
父子家庭で、父がFH研究員で忙しく研究をしているため、寂しい幼少期を送ったとされる。
・イヤリング
『お父さんスイッチ』を作動させる鍵。
元々は水木レンゲが純粋に佐野アリアにプレゼントしようとしたものだったが、片桐イバラが細工をした。
範囲内のランダムな対象一人を『お父さんスイッチ』の観察対象の『お父さん』として登録し、
『お父さんスイッチ』のプログラムのマスターである片桐イバラが『子供』役として情報を得ていた。
しかし、制御が不完全であったため、傍受していたUGNの回線と混戦し、丁度UGNと連絡のやり取りをしていた加藤さんの端末も『子供』役として登録されてしまった。
GM:以上です!


GM:■カラオケ
GM:『カラオケにお越しの皆さん、こんにちは!みゅ~じっく☆みんとです!』
GM:そんな映像が流れる中、調べた情報を共有するためカラオケの一室に集まっていた。
加藤凛紗希:入るなり音量を下げようとして手が止まる。
加藤凛紗希:画面を真剣に見る。
紀里谷ネイコ:「あ、この前収録したやつ」
紀里谷ネイコ:「もう流れてるんだね」
島津レイ:「ほんとだ~!実際見るの初めて!」
島津レイ:「どうしよう、せっかくカラオケ来たし歌ってく?」
倉良 巡:「おお……。こういう映像が流れるんですね」
紀里谷ネイコ:「そうだね。レッスンはともかく、カラオケは久々だし」
加藤凛紗希:「いや、あのっ!」
島津レイ:「巡もホンモノのカラオケ来たのは初めてでしょ?」
加藤凛紗希:「じ、時間もないし……!任務の話を……!」
加藤凛紗希:「ね?ね???」
島津レイ:「そっか……そうですよね。やっぱりエージェントの人は真面目だな……」
紀里谷ネイコ:「ああ……そうですね」別グループのアイドルの歌を入力しようとしていた手を止める。
紀里谷ネイコ:「調査の進展はどうですか?」
加藤凛紗希:(ええ~ねね様それ歌おうとしてたの……)
加藤凛紗希:(聞きたすぎる……)
加藤凛紗希:「……えほっ」
加藤凛紗希:「まずスイッチについてご説明します」
加藤凛紗希:「あれはやはり、"ステロイド"セルの作品のようで」
加藤凛紗希:「用途としては、離れた父子のコミュニケーションを企図したものと。それ自体が有害ではないようですね」
加藤凛紗希:「レネゲイドアイテムの時点で、一般に流通は困難でしょうが……」
加藤凛紗希:「父子に限らず、“親機”の登録者の様子を自動的に言語変換し」
加藤凛紗希:「“子機”にメッセージとして伝達するものだと」
紀里谷ネイコ:「……有害でないと言っても……使い方次第、ですよね」
加藤凛紗希:「ええ。使用に害はないだけで」
加藤凛紗希:「悪用方法であれば、枚挙にいとまがない」
加藤凛紗希:「特にこれは、普通の人にはわからないですから」
加藤凛紗希:「秘密裏に事を進めてしまうでしょうね」
加藤凛紗希:「社会に混乱を生みます。私たちの理念としては、排除対象です」
紀里谷ネイコ:「それも、“親機”の承諾も無しに、ですよね……厄介ですね」
紀里谷ネイコ:「……例のイヤリングの件」
紀里谷ネイコ:「水木さんはやはり、純粋なプレゼントとしてアリアに渡したそうです。ただ……」
紀里谷ネイコ:「やはり、あのイヤリングが、その『お父さんスイッチ』の媒介になっていました」
紀里谷ネイコ:「そんな細工が出来る人間は、一人しかいません」
倉良 巡:「片桐イバラ……ですか」
紀里谷ネイコ:頷く。
加藤凛紗希:「それこそ、悪用の目的でしょうね」
加藤凛紗希:「敵情視察、といえば聞こえはいいですが」
加藤凛紗希:「窃視ですからね。アイドルに対して、許され難い所業です」
紀里谷ネイコ:「片桐さんは、イヤリングを介してお父さんスイッチを起動、アリアの周囲の……恐らくはみゅ~☆みんのメンバーなら誰でもよかったのでしょう、情報を得ようとしていた」
加藤凛紗希:「いえ、アイドル相手でなければいいというわけでもないですが……」
紀里谷ネイコ:「しかし改造品ゆえに制御が不完全だったのか、回線が混線し、加藤さんの端末も子機として登録されてしまった……」
紀里谷ネイコ:「真相はそんなところのようです」
紀里谷ネイコ:思い悩むように眉間に指をやる。
紀里谷ネイコ:「しかし、結局のところ……彼女は何故そこまでして……?」
倉良 巡:「それについては……こちらで調べた情報が手がかりになるかと」
倉良 巡:「"ステロイド"セルのセルリーダー"まぐろラーメン"の正体は、片桐イバラであるようです」
倉良 巡:タブレットを取り出し、三人へ向けて資料を表示する。
加藤凛紗希:「セルメンバーがファンどころか、その当人が頭とは……」
倉良 巡:「冷酷に殺傷事件を繰り返していたとされていますが、そのほとんどは部下が起こしたもののようです」
加藤凛紗希:「そもそもが、リーダーへの忠誠心というわけね」
倉良 巡:「彼女自身はそのカリスマ性で人を集めることに注力しており、実働部隊として動くことはほぼなかったと」
加藤凛紗希:「しかしアステロイドがステロイドか……」
加藤凛紗希:「……ふふ」思い出し笑いする。
倉良 巡:「アイドル活動を始めるようになってからは更に活動頻度が落ちていったようですが──」
倉良 巡:「アイドル活動へのめりこむようになった結果、却ってセルの力を活動に利用することを思いついたようです」
紀里谷ネイコ:「……本当にアイドル活動が好きなら」
紀里谷ネイコ:「こんな間違ったこと……してほしくないな」物憂げに目を伏せる。
紀里谷ネイコ:「そんなことしなくても、彼女は実力のあるアイドルなのに……」
倉良 巡:「……彼女の父親はFHの研究員で、幼い頃の彼女は寂しさを感じていたようです」
倉良 巡:「"お父さんスイッチ"のそもそもの出所はそこでしょう。……それを悪用している、というのは、ある意味気の毒な話ですが」
倉良 巡:「だからといって、このような活動を許すわけにはいきません」
紀里谷ネイコ:「……そうですね」
加藤凛紗希:「今の状況を看過し難いのは、同じです」
紀里谷ネイコ:「何か事情があるとしても……だからこそ」
加藤凛紗希:「我々だけでなく、彼女も」
紀里谷ネイコ:「僕たちが止めてあげないと」
加藤凛紗希:「決着の時が来ます。望むと望まざると」
加藤凛紗希:「私達はその時に、可能な限り。あなた達の希望を叶えます」
加藤凛紗希:「それが任務ですので。お申し付けをと」
紀里谷ネイコ:「……ありがとうございます。加藤さん、倉良さん」
紀里谷ネイコ:微笑を浮かべ。
紀里谷ネイコ:「みゅ~じっく☆みんとの一員として……一人のアイドルとして」
紀里谷ネイコ:「僕に出来ることを、精一杯やろうと思います」
加藤凛紗希:「は、ひゃい」胸を抑える。
加藤凛紗希:「頑張ってください……」
島津レイ:「あたしたちのことなのに……こんなに一生懸命になってくださって、本当にありがとうございます」
倉良 巡:「ええ。我々もUGNとして、みゅ~じっく☆みんとの皆さんを守ります」
紀里谷ネイコ:「そうだ。感謝を込めて……一曲歌おうか、レイ」
加藤凛紗希:「は?えっ!?」
島津レイ:「えへへ、巡もありがと……あ、いいね!せっかくカラオケなんだし、時間まだあるし」
紀里谷ネイコ:「話もまとまったことだしね……何がいいかな」
島津レイ:「歌で楽しんでもらうのが、アイドルだもんね!」
加藤凛紗希:「いや、あの、待って」
加藤凛紗希:デンモクをグイグイと引く。
加藤凛紗希:「困るの!困るから!」
倉良 巡:「そうですね……私も、ちゃんとしたカラオケに来たのは初めてなので」
加藤凛紗希:「えっ」
加藤凛紗希:「うっ……」
加藤凛紗希:(カラオケ初めてで楽しんでる人の前で)
加藤凛紗希:(やるなとは言えない……)
紀里谷ネイコ:「じゃあ、折角だから……これから行こうか」
紀里谷ネイコ:ライブの定番曲のイントロが流れ出す。
加藤凛紗希:「は……ちょ」
島津レイ:「いいね!やっぱ盛り上がるし!」マイクを握って立ち上がる。
紀里谷ネイコ:「精一杯歌いますから」
紀里谷ネイコ:「しっかり聞いててくださいね?加藤さん」ばちん、と音が聞こえそうなウィンク。
加藤凛紗希:「~~~~~!」
加藤凛紗希:(こ)
加藤凛紗希:(殺される……)


GM:シーン終了。ロイス取得と購入可能です。
紀里谷ネイコ:ロイス保留でブルゲ
紀里谷ネイコ:6DX
DoubleCross : (6DX10) → 10[4,7,8,9,10,10]+8[3,8] → 18

加藤凛紗希:おしい
紀里谷ネイコ:財産2で購入
加藤凛紗希:すごい
GM:すごい!
紀里谷ネイコ:え~と どっちに渡すのがいいかな……
紀里谷ネイコ:NPCカードもあるから……
加藤凛紗希:わたし複数体攻撃するから先のほうがいいかも
加藤凛紗希:装甲は削れるし……
紀里谷ネイコ:じゃ加藤さんにあげます
加藤凛紗希:えっでも
紀里谷ネイコ:大事に使ってね
加藤凛紗希:もらえるか……?
加藤凛紗希:アイドルからもの……?
加藤凛紗希:無理では……?
GM:?????
倉良 巡:アイドルからヤクを貰うオタク……
加藤凛紗希:神棚に置くから使えないよ
加藤凛紗希:照準器でも狙おうかな
加藤凛紗希:3dx+4>=15
DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 7[3,5,7]+4 → 11 → 失敗

加藤凛紗希:ダメ!以上で
倉良 巡:ロイス保留、購入は……なんだろう、メイド服とか狙ってみるか……
倉良 巡:(2+1)dx
DoubleCross : (3DX10) → 8[6,8,8] → 8

倉良 巡:dame
倉良 巡:以上で!
GM:了解です!

ミドルフェイズ7

GM:みゅ~じっく☆みんとメンバーによる練習パートです。登場侵蝕はありません。
GM:全員任意の芸術:で判定を行ってください。
島津レイ:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 10[8,9,10]+3[3]+2 → 15

亘理 アイ:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 9[5,8,9]+2 → 11

島津レイ:じょうず
紀里谷ネイコ:6DX+2 芸術:アイドル
DoubleCross : (6DX10+2) → 9[1,2,5,8,9,9]+2 → 11

神宮エミ:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 8[1,6,8]+2 → 10

紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を2増加 (84 → 86)
佐野アリア:1dx+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 8[8]+1 → 9

佐野アリア:じょうず!
神宮エミ:あ~りも頑張った!


GM:■レッスンスタジオ
GM:ミニライブを目前に控え、みゅ~じっく☆みんとメンバーたちは最後の仕上げの練習を行っていた。
佐野アリア:「前よりは……良い感じに歌えるようになってきたきがする!」嬉しそうに微笑む。
紀里谷ネイコ:「うん。すごく良いよ、アリア」
紀里谷ネイコ:「これなら、ファンの皆に喜んで貰えるね」
神宮エミ:「いや~、なんとかなるもんだね」
佐野アリア:「うんっ、喜んでもらえるといいなあ」ふわりとはにかむ。
神宮エミ:「最初無茶振りっしょって思ってたけど」
島津レイ:「ノドと脚、殺されなくてすみそうだねぇ」
亘理 アイ:「はい、この分なら成功間違いなしでしょう」
神宮エミ:「半殺しだけどねこれ~」
紀里谷ネイコ:「これまでずっとやってきたのだから。僕達5人なら、出来ないことなんて無いさ」
紀里谷ネイコ:「下積み時代のオホーツク寒中水泳を思い出せば、この程度」
神宮エミ:「やめなし~……思い出したくない」
島津レイ:「やっぱり……泳ぐのは夏がいいよね。もしくは温水プール……」
亘理 アイ:「プールはプールでも高飛び込みはキツかったですが……」
紀里谷ネイコ:「スカイダイビングは楽しかったけどね」
佐野アリア:「やだよ~、高い所にがて~」困ったように笑っている。
神宮エミ:「てかほんとに色々やらされたな~……」
神宮エミ:「でも、ようやくだよ」
神宮エミ:「やりたいとこで勝負できるようになった」
紀里谷ネイコ:「うん、ようやくだ」
島津レイ:「うん……ホントだね」
紀里谷ネイコ:「でも……だからこそ、これから。だよね?リーダー」
神宮エミ:「うん。まだ全然ゴールじゃない」
神宮エミ:「スタートだよ、うちらの」
佐野アリア:「そうだね……ねえ、みんなは」
佐野アリア:「どうして、アイドルやろうと思ったの?」
佐野アリア:「インタビューとかで聞かれるけど……直接ちゃんと話したことってなかったでしょ?」
神宮エミ:「なに急に改まって~。じゃあ言い出しっぺの法則ね」
神宮エミ:「あ~りからよろ」
佐野アリア:「え~っ」言いながらも笑っている。
佐野アリア:「私はね……地味で、なんにも出来ない自分を変えたくって」
佐野アリア:「可愛いもの好きだから、ちっちゃい頃からアイドルが好きで……」
佐野アリア:「あんな風に堂々と、キラキラできるようになれたらなあって思ったの」
佐野アリア:「……まだまだ全然、堂々とキラキラは出来てないけどね」そう言って笑う。
神宮エミ:「いいじゃん。次誰行くよ?」
神宮エミ:「あ~り指名してよ」
佐野アリア:「えーっ!じゃあ……リーダー!」
佐野アリア:「聞かせて~!」
神宮エミ:「あたし面白くないよまじで」
佐野アリア:「私のだってそんな面白くはなかったでしょ?」
神宮エミ:「まあ……そうかも?」
佐野アリア:「あーっ、ホントのこととは言えひどーい!」ふざけて大袈裟にそう言って笑ってみせる。
神宮エミ:「冗談だって……あたしはさあ」
神宮エミ:「友だちが一人じゃ不安だから一緒に来て~つってオーディション受けて」
神宮エミ:「二人とも受かったんだけど、向こうはレッスンきつくてやめちゃった」
神宮エミ:「まーだからなんだろ?やったら楽しかった的な感じかな」
紀里谷ネイコ:「へぇ……そんな友達がいたんだ」
佐野アリア:「へえー、縁って不思議だねえ」
島津レイ:「向いてたんだねえ」
神宮エミ:「んー。今でも応援してくれてっしね」
亘理 アイ:「応援してくれてるんですか。いい友達ですね」
神宮エミ:「じゃあ次指名しちゃお。ちぇるは?」
島津レイ:「あたし?あたしはねー……」
島津レイ:「歌が好きだったから……って、インタビューなんかには答えてるけど」
島津レイ:「ホントは……一人暮らしがしたかったんだよね~」
神宮エミ:「あ~」
神宮エミ:「絶対インタビューで言えね~やつ」
島津レイ:「そうなの~」楽しそうに笑う。
紀里谷ネイコ:「へぇ……何だか意外だね」
亘理 アイ:「一人暮らしをしたくて選んだのがアイドル……というのも、中々珍しいですね」
島津レイ:「実家も関東だからねえ、進学で上京……って手も使えないし、逆に地方に行くっていうのも不自然だし」
島津レイ:「今よりちっちゃかったから、芸能人になって芸能事務所の寮にはいろーっていうのしか思いつかなくて」
島津レイ:「でも今から考えたら他の手段もあったと思うし、それでもアイドルを選んだのは……やっぱり、好きだからだと思うな~」
神宮エミ:「まあそこに来ちゃうよな~」
島津レイ:「あ、でも別に家族と仲悪いわけじゃないよ!ちょくちょく千葉に帰ってるし」
紀里谷ネイコ:「憧れだったんだねえ」
島津レイ:「うん、テレビでアイドルが歌って踊ってるの見て、楽しそうだな―って思って……」
島津レイ:「……実際やってみたら、思ったよりすっごく楽しかった!」
佐野アリア:「そうだねえ、楽しいよねえ」
佐野アリア:「高飛び込みよりは……絶対楽しい」冗談っぽく笑う。
亘理 アイ:うむうむと頷く。
神宮エミ:「まだ言ってるし!高いの嫌いなだけじゃん!」
佐野アリア:「高いのも怖いし、落ちるのもこわいよー!」
紀里谷ネイコ:「僕は結構楽しかったけどなあ」
佐野アリア:「ねっこ、なんでもできちゃうもん~」
神宮エミ:「んじゃ残り二人も行っとく?」
神宮エミ:「どっちトリにしよ」
島津レイ:「じゃああいるから聞きたいな~!」
島津レイ:「なんでもできちゃうねっこの話は、最後のお楽しみってことで!」
紀里谷ネイコ:「プレッシャー掛けるなあ」笑って。
亘理 アイ:「私ですか。と言っても私もあんまり意外性はないですが」
亘理 アイ:こほん、と小さく咳払いして語り始める。
神宮エミ:「てかあいる予想つかん」
亘理 アイ:「やったことがない何かに挑戦してみたかったから、でしょうか」
神宮エミ:「ほーほー」
亘理 アイ:「私、アイドルを始めるまではあまり冒険するようなことをした経験がなかったんです」
亘理 アイ:「予測の立つ範囲で、安定度の高い道を歩んでました」
亘理 アイ:「頭がいいので」
神宮エミ:「自分で言うなし~」
亘理 アイ:わざわざ眼鏡を取り出してクイッとする。
神宮エミ:「まあ実際いいんだけど~……」
佐野アリア:「ふふふ……でも、そこからアイドルって……ずいぶん冒険したんだね?」
亘理 アイ:「でもそれだとつまらない……って言うと、ちょっと言いすぎですが」
亘理 アイ:眼鏡をまたしまって続ける。コンタクトの上から眼鏡をかけたのでちょっとクラっと来た。
亘理 アイ:「せっかくだから、本気で頑張っても、できるかどうか未知数なことに、挑戦してみたかったんです」
亘理 アイ:「今までの自分を変えたかったという意味では、あ~りさんにちょっと似てるかも知れません」
神宮エミ:「それで行けちゃうあたりがな~」
紀里谷ネイコ:「うーん、アイらしいなあ」
佐野アリア:「おそろいだ~」
亘理 アイ:「簡単じゃない世界ですけど──それだけに、とても楽しいです」
亘理 アイ:「……さあ、大トリのねっこさん」
亘理 アイ:「どうぞ」
紀里谷ネイコ:「ううん……ご期待に沿えず申し訳ないけれど」苦笑して
紀里谷ネイコ:「僕はそんなに、格好良かったり特別な理由は無くてね」
紀里谷ネイコ:「……なりたかったんだ、アイドルに」
紀里谷ネイコ:「それだけかな」
神宮エミ:「……」
神宮エミ:「一番かっけえやつじゃん」
佐野アリア:「理由までかっこいいの、ずるいよ~」冗談っぽく笑う。
紀里谷ネイコ:「ええ?そんなことないと思うけど……」笑って。
神宮エミ:「なりたかったんだ、アイドルに……」キメ顔で言う。
神宮エミ:「ほらあたしがやっても締まらんもん」
亘理 アイ:「なりたかったんだ……アイドルに」
紀里谷ネイコ:「ちょ、ちょっと、やめてよリーダー……」珍しく照れたように「アイまで!」
神宮エミ:「ちぇるもあ~りも行っとこ」
亘理 アイ:「くっ……今の私では切れ味が足りない……」
神宮エミ:「ねっこ照れてっぞ!」
佐野アリア:「なりたかったんだぁ……」
神宮エミ:「ブフッ」
神宮エミ:「あ~り反則!」
佐野アリア:「え~っ?やっぱりかっこよくならないよ~」
島津レイ:「もーっ、みんなして茶化さないの!」大袈裟にメッ!と指を立てながら。
島津レイ:「でも……ねっこがなりたいって思うくらいキラキラしたアイドルに、今そのねっこがなってて」
島津レイ:「キラキラしてて、みんなに希望とか憧れとかあげられてるのは……やっぱり、かっこいいよね」
神宮エミ:「それな~」
紀里谷ネイコ:「……そう、かな?」少し驚いたような顔をする。
佐野アリア:「そうだよぉ、ねっこファンの女の子たちいつも泣きながら倒れていくじゃん~」
神宮エミ:「そりゃそうでしょ~ねっこ推しがこの世に何人いると思うのよ」
亘理 アイ:「かっこいいですね」腕組みして仔細らしく頷く。
紀里谷ネイコ:「……そうか……」
紀里谷ネイコ:「……実際ね」
紀里谷ネイコ:「僕、昔は今とは全然違ったんだ」
佐野アリア:「そうなの?あっ、背の順が前の方だったとか?」
紀里谷ネイコ:「背は昔から高かったけど」笑って、
紀里谷ネイコ:「引っ込み思案でね。身体を動かしたり、人と接するのも好きじゃなかった」
神宮エミ:「え~マジで?信じられん」
佐野アリア:「意外~!私みたい」
紀里谷ネイコ:「でも、あるアイドルをを見て……憧れたんだ」
紀里谷ネイコ:「自分もあんな風に、人に希望や憧れをあげられる存在になりたいって、そう思った」
紀里谷ネイコ:「だから……皆がそう言ってくれるのは……うん」
紀里谷ネイコ:「……嬉しいな」
紀里谷ネイコ:はにかむように微笑する。
島津レイ:「ふふ、なれてるよ、そういう存在に。なれてるし……なれてるけど、更にどんどんなってかなきゃ」
島津レイ:「だって、ゴールじゃなくてスタートだもんね?リーダー!」
神宮エミ:「ちぇるはいいこと言うな~って思ったら」
神宮エミ:「あたしが言ったやつか。そうそう」
神宮エミ:「もうすぐだよ。もうすぐライブだ。やっぱりさ」
神宮エミ:「どのお仕事も楽しいけど、お客さんの前に立って、直接歌って踊って」
神宮エミ:「みんなが笑顔になる。あたしはこれが一番好き」
神宮エミ:「……絶対、絶対絶対」
神宮エミ:「成功させよう」
紀里谷ネイコ:「うん。絶対」
紀里谷ネイコ:「皆でね」
亘理 アイ:「はい。絶対に」
亘理 アイ:「いつも通りに。そしていつも以上に、盛り上げましょう」
佐野アリア:「うん!私たちはがんばって、どんどん成長してくから……いつも『いつも以上』にしちゃおうね」
佐野アリア:「難しいダンスも歌も、ちゃんとできるようになったもん」
島津レイ:「頑張ったら頑張っただけ救われるって世界ではないけど……」
島津レイ:「あたしたちはここまで、頑張れるだけ頑張って、ここまできたんだから。今回も頑張って成功させるしかないね!」

クライマックス

GM:全員登場。登場侵蝕をお願いします!
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (86 → 92)
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (86 → 90)
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (69 → 74)
加藤凛紗希:戦闘になると落ち着く
GM:プロだ


GM:■ライブ会場周辺 夜
GM:ミニライブ前日。片桐イバラが何か会場に細工をしていないかどうか、UGNの4人は見回りをしていた。
GM:あなたたちは、壁に妙な金色に輝く薔薇の花を見つける。
紀里谷ネイコ:「……? 何だろう、これ……演出には無かったと思うけど……」
加藤凛紗希:「……明らかに異常物体ね」
倉良 巡:「危険物の可能性もあります。安全に処理できればいいんですが」
加藤凛紗希:「壁ごと取り外して交換が一番安全だけど……できるのかな」
島津レイ:「大掛かりになっちゃいますけど、それがいいのかな……」
GM:あなたたちが薔薇を見つめていると、薔薇から輝くツルが伸び、あなたたちの横の空気を薙ぐ。
紀里谷ネイコ:「ッ……!?」
加藤凛紗希:「……回りくどいことをしていないで」
加藤凛紗希:「速やかに排除したほうが良さそう」
GM:バチバチと帯電する電気を帯びたツルはうねうねとうねっている。
片桐イバラ:「同意じゃん」
片桐イバラ:生意気そうな声が響く。
片桐イバラ:「こんな回りくどいことしないで、ノコノコ現れてくれたなら直接排除すればいい」
片桐イバラ:物陰から現れたのは、数人の武装した人間を連れた片桐イバラだった。
紀里谷ネイコ:「片桐さん……」
紀里谷ネイコ:「……ライブを見に来てくれたのかな?」
片桐イバラ:「言ったでしょ、イバラたちもライブやるって……ああ、言ってないのか。結局渡してくんなかったから」
片桐イバラ:「みゅ~☆みんのライブのとき、コレで攻撃してお客さんバタバタ倒れちゃったらみゅ~☆みんの経歴に傷がつくっしょ?」
片桐イバラ:「そっちにその気がなくても、イバラは勝負してるから。そしたらアステロイドの勝ちってワケ」
加藤凛紗希:「たとえそうしたとて、みゅ~☆みんの経歴には傷はつかないわよ」
加藤凛紗希:「そのようなレネゲイド攻撃の痕跡は、UGNが抹消する。だけどね」
加藤凛紗希:「“だからよし”とはならない」
加藤凛紗希:「人の心の拠り所を犯そうとするあなたに、思い通りのビジョンは描かせない」
紀里谷ネイコ:「アイドルのライブは……勝負なんかじゃないよ」
紀里谷ネイコ:「仮にそうだったとしても……こんなやり方は、間違ってる。絶対に」
紀里谷ネイコ:「片桐さん……いや、“まぐろラーメン”」
紀里谷ネイコ:「君の見つけた“光”って、一体、何なんだい」
紀里谷ネイコ:「こんな風に、力で汚してしまえるものなのか」
片桐イバラ:「アイドルになって……有名になったら」
片桐イバラ:「パパに見えてもらえる」
片桐イバラ:「だから……イバラは一番のアイドルにならなきゃいけないの。どんな手を使ってでも」
片桐イバラ:「汚せないとかなんとかヌルいこと言ってんだったら、大人しく譲ってよ」
紀里谷ネイコ:「譲れないな」
紀里谷ネイコ:「僕の光は、今ここにある」
紀里谷ネイコ:「アイドルは光なんだ。皆に希望と憧れを与える、そんな美しい光だ」
紀里谷ネイコ:「それを決して、汚させはしない。その覚悟は、決して生ぬるいものじゃない」
紀里谷ネイコ:「本当は、分かってるんじゃないか?」
紀里谷ネイコ:「君だって、アイドルだろ」
片桐イバラ:「……強い光はふたつも存在できないんだよ」
片桐イバラ:「弱い光は強い光に隠れちゃう。だから死なないように他の光を潰そうとして何が悪いの?」
加藤凛紗希:「出来る」
加藤凛紗希:「強い星の光は、夜空にいくつだって輝けるの」
加藤凛紗希:「どれだけだって推して行けるんだから」
加藤凛紗希:「一つに絞らないとなんてことはない」
片桐イバラ:「……そんなの……浮気の言い訳でしょ」
片桐イバラ:「いくつも光があったら……目移りして……見つけてもらえない。見てもらえないよ」
加藤凛紗希:「浮気じゃないもん!」
加藤凛紗希:「どちらも全力で愛せる!」
片桐イバラ:「……全力で好きなことやるためにお姉さんはがんばってんでしょ?」
片桐イバラ:「イバラもそうだってだけ」
片桐イバラ:「目的のためならなんでもするって思って、実際そうしてるだけ。甘いこといってる方が本気じゃないでしょ」
片桐イバラ:「特に島津レイとかさ、聞いたよ?お部屋探しのためにアイドルやってんでしょ?」
片桐イバラ:「そんなふざけたやつに絶対負けたくない」
島津レイ:「……きっかけはそうでも、アイドルをやってるのはふざけた気持ちじゃないよ。真剣にやってる」
倉良 巡:「オーヴァードが家族の元を離れる動機──」
倉良 巡:「それについて、もう少し深く考えてみるべきです」
倉良 巡:「あなたの父親はFHの研究員だったから、レネゲイドにも理解はあった。しかし、それが一般人であったなら?」
倉良 巡:「私はそこまででもありませんが──一般に」
倉良 巡:「家族から離れることをなんとも思わない子供は、そう多くありません」
倉良 巡:「……『お父さんスイッチ』」
倉良 巡:「肉親から離れていなければならない寂しさは、あなたこそよく知っているのではないですか?」
片桐イバラ:「……オーヴァードが家族の元を離れる動機を考えろ?」
片桐イバラ:「じゃあ……パパが帰ってこないのはイバラが悪いって言いたいわけ!?」
片桐イバラ:「イバラが悪い子だからパパは帰ってこないの?違う!!」
片桐イバラ:「有名になって……一番になって、思い出してもらって……そうやって帰ってきてもらうしかないじゃん!」
加藤凛紗希:「極端ではあると思うけど、まるで間違っているとは言わない」
加藤凛紗希:「手段以外はね」
加藤凛紗希:「その手を取った時点で、私は」
加藤凛紗希:「あなたを止めると決めているから」
加藤凛紗希:「悪く思うな」銃を取り出して、構える。
片桐イバラ:「イバラの邪魔をするんだったら……全員潰す!」
片桐イバラ:「悪く思わないでよね!」
GM:そう笑うと、いつの間にか地を這っていた金の薔薇のツタがそのツルをのばし、あなたたちへ襲い掛かろうとした。その瞬間――
GM:ばしりと触手がそのツルをはたきおとす。
愛里アサヒ:「……あの、本当に勘違いしないで欲しいんですけど、全然助けに来たとかじゃないんで」
愛里アサヒ:「本当にたまたま近くに居ただけなんで調子乗らないでください」
加藤凛紗希:「アサヒ!」
紀里谷ネイコ:「……ご友人ですか?」
倉良 巡:「加勢……と見ていいんでしょうか?」
加藤凛紗希:「ええ。頼っていい」
愛里アサヒ:「たまたま近くで任務だっただけです。全然調子を見に来たとか心配したとかじゃありませんから」
愛里アサヒ:口から触手を出しながら、不機嫌そうに脳に直接音声を送る。
片桐イバラ:「……何人いようと全員潰すだけ!」
片桐イバラ:「ここでみゅ~☆みんを二人潰してみゅ~☆みんの味方も潰したら、もうアステロイドを止めるものはない!」
片桐イバラ:「全員死んじゃえ!」
GM:そう言うと、殺意のこもったじゃあくな≪ワーディング≫が展開される!
GM:衝動判定!目標値は9です。
紀里谷ネイコ:7DX>=9
DoubleCross : (7DX10>=9) → 9[1,2,4,7,7,7,9] → 9 → 成功

加藤凛紗希:7dx+3>=9
DoubleCross : (7DX10+3>=9) → 9[1,2,2,3,4,5,9]+3 → 12 → 成功

紀里谷ネイコ:92+2D10
DoubleCross : (92+2D10) → 92+2[1,1] → 94

加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を2d10(→ 16)増加 (90 → 106)
紀里谷ネイコ:ラッキー
加藤凛紗希:興奮してきた
GM:極めて冷静な紀里谷さんと極めて興奮した加藤さん
倉良 巡:ジェネシフト 1D
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (74 → 84)
倉良 巡:(5+2)DX+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 9[1,2,2,4,6,7,9]+1 → 10 → 成功

倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を2d10(→ 12)増加 (84 → 96)
倉良 巡:微妙に行かない!
GM:ククク……棺がうてなかろう
GM:そんなわけでクライマックス戦闘を開始します!
GM:位置関係はこちら!
   片桐イバラ(0)
FHエージェントインテリA(16)
FHエージェントインテリB(16)

      10m

  FHエージェント筋肉A(13)
  FHエージェント筋肉B(13)

      10m

 加藤(7) 倉良(7) 紀里谷(3)
GM:そして特殊ルールの説明です
【特殊ルール】
この戦闘には「心のHP」が存在します。
片桐イバラには「心のHP」があり、「心のHP」を0にした場合、片桐イバラを改心させることができます。

通常のHPが残っていても、「心のHP」が0になると戦意喪失し戦闘から強制離脱になります。
逆に「心のHP」が0になっていなくとも、通常のHPが0になると通常通り戦闘不能になり、改心はしないと思います。
通常の攻撃では心のHPには(ダメージの値÷10)+1しかダメージを与えることができませんが、
みゅ~じっく☆みんとメンバーのミドルフェイズい行った任意の芸術の達成値をさらにプラスしてそのまま与えることができます。
紀里谷さんはそのまま自分の、加藤さんは神宮さんの、倉良さんは島津レイの芸術の達成値をダメージとして与えることができます。
また、佐野アリア・亘理さんの値はそれぞれ一度ずつ好きなタイミングで追加ダメージとして与えることができます。
紀里谷ネイコ:攻撃時に通常か心どちらか選ぶってことですか?
GM:攻撃する時に自動的に心のダメージが乗ります
GM:普通のダメージでちょっと心のダメージが与えられて、それにプラス芸術の値が心のダメージとして与えられます
紀里谷ネイコ:なるほど
GM:芸術値の合計はそれぞれこちら
紀里谷ネイコ:22島津レイ:24神宮エミ:18亘理アイ:30佐野アリア:9
GM:また以下のNPCカードが使用できます。
GM:NPCカード

・愛里アサヒ ▼愛里・デコイ
タイミング:オート
戦闘エリアに存在するものとして扱うことができる。
愛里アサヒを配置したところにはエンゲージが発生し、敵は無視して接近することができない。
攻撃を受けると消滅するが、攻撃をしてきた敵に21点のダメージを与える。このダメージは心のHPにダメージを与えられない。
1ラウンド1回使用可能。

・島津レイ ▼ライカ・改
タイミング:メジャーアクション使用後にオートアクション
対象:単体
14dx5の達成値を出した後、{(達成値÷10)+1}d+22のダメージを与えることが出来る。
≪死神の瞳≫の後に使う場合、≪死神の瞳≫分も加算してダメージを算出することが可能。
ただし、≪悪魔の影≫の効果は使用したものとみなされる。
1ラウンド1回使用可能。


GM:要は倉良さんの後に動いて14dx5で命中判定して攻撃力22でダメージを出すのと同じことができますということです
GM:それではセットアップ!
倉良 巡:なし!
GM:筋肉FHエージェントAの≪破滅の足音≫
GM:1d10+1ラウンド後のクリンナッププロセスに自動的に戦闘不能となる。指定ラウンド数より早く筋肉FHエージェントAが戦闘不能になった場合この効果は解除される。
GM:1d10+1
DoubleCross : (1D10+1) → 3[3]+1 → 4

GM:けっこうはやめ
紀里谷ネイコ:なし
GM:4ラウンド後に死だぜ!
GM:インテリFHエージェントAの≪楔の呪い≫
GM:このEロイスが使用されたラウンドの間、タイタスを「戦闘不能から回復する」以外の効果を受けるためにタイタスを昇華することはできない
片桐イバラ:≪加速装置≫行動値+16 行動値14に
片桐イバラ:装備がおもすぎる
加藤凛紗希:ブルゲ使います
加藤凛紗希:行動値+5で12になりました
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を5(→ 5)増加 (106 → 111)
   片桐イバラ(14)
FHエージェントインテリA(16)
FHエージェントインテリB(16)

      10m

  FHエージェント筋肉A(13)
  FHエージェント筋肉B(13)

      10m

 加藤(12) 倉良(7) 紀里谷(3)
GM:それではイニシアチブ!
GM:行動値16のインテリFHエージェントたちから動いちゃおうかな~
加藤凛紗希:来やがれっ
インテリ:マイナーなし。メジャーで≪アームズリンク≫≪急所狙い≫≪コンセントレイト:ブラックドッグ≫
インテリ:対象はそれぞれ倉良さんと紀里谷さん!
インテリ:14dx7+5 倉良さん
DoubleCross : (14DX7+5) → 10[1,2,2,4,4,5,5,5,6,7,8,8,9,10]+10[4,5,5,9,10]+4[4,4]+5 → 29

インテリ:14dx7+5 紀里谷さん
DoubleCross : (14DX7+5) → 10[5,5,5,5,7,7,7,8,8,9,10,10,10,10]+10[2,3,4,4,5,6,9,9,9,10]+10[2,5,6,9]+5[5]+5 → 40

GM:えっこわ
GM:避けたり避けなかったりしてください!
倉良 巡:インテリすぎる
倉良 巡:一応ドッジ
倉良 巡:(1+2)dx+1>=29
DoubleCross : (3DX10+1>=29) → 8[1,5,8]+1 → 9 → 失敗

紀里谷ネイコ:≪リフレックス:オルクス≫+≪幸運の守護≫
倉良 巡:ダメ!
GM:惜しい(節穴)
紀里谷ネイコ:7DX8+2>=40
DoubleCross : (7DX8+2>=40) → 10[1,1,1,2,5,9,9]+4[3,4]+2 → 16 → 失敗

紀里谷ネイコ:無理~
GM:惜しい~
GM:ダメージ!
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を3増加 (92 → 95)
インテリ:3d10+21 倉良さん
DoubleCross : (3D10+21) → 5[1,2,2]+21 → 26

インテリ:5d10+21 紀里谷さん
DoubleCross : (5D10+21) → 45[10,9,8,8,10]+21 → 66

紀里谷ネイコ:何その出目??
加藤凛紗希:威力おかしくない?
GM:殺意がある
加藤凛紗希:アイドルに恨みでもあるのかよ
加藤凛紗希:あったわ……
紀里谷ネイコ:95+1D10 リザレクト
DoubleCross : (95+1D10) → 95+10[10] → 105

倉良 巡:倉良 巡のHPを26減少 (27 → 1)
倉良 巡:い、生きてる
加藤凛紗希:すご
GM:倉良さんは耐えてるの、本当にTekeyの忖度を感じる
GM:演出!

インテリ:「ウィーンガシャン……イバラ様のため……排除すルルルルル」
インテリ:口でウィーンガシャンと言いながら、エージェントが発砲する!
インテリ:その弾は倉良さんと紀里谷さんに放たれ……特に紀里谷さんを狙ったものは馬鹿みたいな量が連続して撃ち込まれる!
紀里谷ネイコ:「っ、ぐっ……!」銃弾に貫かれ、身体が跳ねる。服が血に染まっていく。
紀里谷ネイコ:「……ふ……この程度のトラブル、乗りこなせないようじゃ……トップアイドルにはなれないよ」
倉良 巡:「っく……!」口調こそ妙だが、その動きは素早い。反応し切れず身体を撃ちぬかれる。
加藤凛紗希:「ああっ……!」
加藤凛紗希:自分が撃たれたかのような悲鳴を上げる。
加藤凛紗希:「私はなんてことを……!」
片桐イバラ:「なんであの人がダメージをうけてるんだ……?」
加藤凛紗希:「この恨み……」
加藤凛紗希:「晴らさでおくべきか」幽鬼のようにゆらりと立つ。

加藤凛紗希:イニシアチブでシューターズジャケットを脱ぎます。行動値14に。
GM:おお、了解です!
GM:では続いて行動値14!加藤さんのターンです
加藤凛紗希:マイナーでボルトアクションライフルの効果起動
加藤凛紗希:メジャー『倒落への讃歌』:《原初の赤:災いの紅》《傍らに立つ影:腐食の指先》《原初の白:スプリットアタック》。
加藤凛紗希:取り巻きエージェント4体を攻撃します。
GM:了解!カモン!
加藤凛紗希:5dx+21
DoubleCross : (5DX10+21) → 8[2,3,3,5,8]+21 → 29

GM:≪イベイジョン≫達成値は14と12
GM:あたります!
GM:ダメージどうぞ!
加藤凛紗希:装甲を-20しつつ……
加藤凛紗希:3d10+8+1d10
DoubleCross : (3D10+8+1D10) → 18[2,10,6]+8+10[10] → 36

GM:骨がなくなっちゃうよ
GM:あっギリギリ全員撃破!
加藤凛紗希:やった~
GM:そんな……演出どうぞ!

加藤凛紗希:「お前たち……!」
加藤凛紗希:「その人は、お前たちが傷つけていい人じゃないのッ!」
加藤凛紗希:「その罪を贖えッ!」
加藤凛紗希:目にも留まらぬ4連射。狙撃銃ではありえぬ、照準の暇ない釣瓶撃ち。
加藤凛紗希:直撃も即死の威力などない。
加藤凛紗希:ただ、着弾点に刻印を刻む。
加藤凛紗希(ジイル)刻印(コード)
加藤凛紗希:それはタンパク質の変成温度に達する。
加藤凛紗希:脳を焼く温度に。
加藤凛紗希:ふざけた考えを、二度と起こさぬように。
加藤凛紗希:ねね様へ危害を加えようなどと二度と思わせないように――!
加藤凛紗希:「……殺すまではしないわ」
加藤凛紗希:「今後改心して、同志になるかもしれない」
加藤凛紗希:「そこでパフォーマンスを見てなさい」
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を11(→ 11)増加 (111 → 122)
エージェントたち:「ジジ?ジジジ……ジャーッ!」
紀里谷ネイコ:「……凄い……!」その速さと鬼気迫る迫力に、思わず目を奪われる。
エージェントたち:武装したエージェントたちは撃たれたときは涼しい顔をしていたが、すぐに熱に意識を奪われ地へ転がる。
島津レイ:「一度に四人も……!すごいです!」
加藤凛紗希:「あっ」
加藤凛紗希:縮こまる。
加藤凛紗希:(わ、私なんかに注目しないで……)
加藤凛紗希:(アイドルの皆さまを差し置いてこんな……)
加藤凛紗希:「は、はやく続いてください……」
加藤凛紗希:「お願いします……」
片桐イバラ:「余裕ぶってられるのも今のうちだから!」
片桐イバラ:「お望みどおり、イバラが全員倒してあげる……!」
   片桐イバラ(14)

      20m

 加藤(14) 倉良(7) 紀里谷(3)
GM:続いて同じく行動値14、片桐イバラ。
片桐イバラ:マイナーなし。メジャーで≪魔獣の本能≫≪魔獣の衝撃≫≪雷神の鎚≫≪コンセントレイト:キュマイラ≫+RCブースター
片桐イバラ:対象はPC全員!
片桐イバラ:15dx7+14
DoubleCross : (15DX7+14) → 10[1,1,2,2,4,4,5,5,6,7,7,8,8,9,10]+5[1,1,3,5,5,5]+14 → 29

GM:避けたり避けなかったりしてください!
紀里谷ネイコ:≪リフレックス:オルクス≫+≪幸運の守護≫ ドッジ
加藤凛紗希:4dx+1>=29 ドッジ
DoubleCross : (4DX10+1>=29) → 10[2,3,4,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

加藤凛紗希:回ったけど~
紀里谷ネイコ:8DX7+2>=29
DoubleCross : (8DX7+2>=29) → 10[2,3,7,8,8,10,10,10]+10[2,3,4,4,6,7]+5[5]+2 → 27 → 失敗

加藤凛紗希:おしい
GM:えっおしい
紀里谷ネイコ:≪妖精の手≫
GM:なにーっ
紀里谷ネイコ:1DX7+32
DoubleCross : (1DX7+32) → 5[5]+32 → 37

GM:よ、よけてる
倉良 巡:(1+2)dx+1>=29
DoubleCross : (3DX10+1>=29) → 9[1,4,9]+1 → 10 → 失敗

紀里谷ネイコ:あと≪運命の切り替え≫
紀里谷ネイコ:加藤さんの代わりにドッジします
GM:なんてことだ……どうぞ!
紀里谷ネイコ:≪リフレックス:オルクス≫+≪幸運の守護≫
加藤凛紗希:なんてことだ……
GM:意味が違うんだよな
紀里谷ネイコ:8DX7+2>=29
DoubleCross : (8DX7+2>=29) → 10[2,3,3,4,9,9,10,10]+10[2,2,9,10]+6[6,6]+2 → 28 → 失敗

加藤凛紗希:なんてことだ……
紀里谷ネイコ:くそ~
GM:えっおしい
紀里谷ネイコ:≪妖精の手≫
GM:なにーっ
加藤凛紗希:なんてことだ!
紀里谷ネイコ:1DX7+32
DoubleCross : (1DX7+32) → 6[6]+32 → 38

倉良 巡:大盤振る舞い
GM:よ、よけてる
加藤凛紗希:お、恐れ多い……
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を14増加 (105 → 119)
GM:じゃあ倉良さんにだけダメージだします……
片桐イバラ:3d10+2d10+11
DoubleCross : (3D10+2D10+11) → 24[10,4,10]+11[4,7]+11 → 46

倉良 巡:残り1なので勿論リザレクト
倉良 巡:倉良 巡の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (96 → 105)
倉良 巡:HP9で復活!
GM:これで棺がうてるね
倉良 巡:撃つ機会が回ってくるかどうか
GM:はい!それでは演出!

GM:片桐イバラの影が伸びる。
GM:影はあなたたちの元へたどり着くと、電撃をまとった薔薇のツタとして顕現し、バチバチと音を立てながらムチのように襲い掛かる!
片桐イバラ:「びりびりってして死んじゃえ!」
加藤凛紗希:「思ったより“使える”のね……!」
加藤凛紗希:普段であれば、そもそも攻撃圏に近寄らない。
加藤凛紗希:近距離は同僚に任せ、遠距離からの狙撃を行う。だが、今は。
加藤凛紗希:(これ以上傷つけさせるわけには――)
加藤凛紗希:その場に押しとどまり、雷の蔦が殺到し。
紀里谷ネイコ:その攻撃を阻むように、下方から白煙が噴出する。
紀里谷ネイコ:ステージ演出──スモーク──のように、視界を遮り、茨の標的を一時、見失わせる。
紀里谷ネイコ:「……ファンを傷付けるなんて」
紀里谷ネイコ:濛々と立ち込めるドライアイスの帳から、声が響く。
紀里谷ネイコ:「アイドル失格じゃないかい?片桐さん」
片桐イバラ:「姑息な手を……!」ギリギリと歯ぎしりをする。
片桐イバラ:「ファンはイバラのために存在してるんだから、イバラのために体を張れたら本望でしょ!」
加藤凛紗希:「ぐ、うう……」
加藤凛紗希:(演出に)
加藤凛紗希:(演出に見切れてしまった……!)
加藤凛紗希:(死ぬしかない!)
片桐イバラ:「それに、見えなくても――あたればいいの!」
片桐イバラ:そう言いながら、カンでメチャクチャに電撃のツルをバチバチと振り回す。
片桐イバラ:そのメチャクチャに動かされるツルは、先ほどの攻撃を受けた倉良さんを狙う!
倉良 巡:「ぐぅ……っ」電流を帯びた蔓に身を打たれ、苦悶の声を漏らす。
紀里谷ネイコ:「倉良さん……!」
倉良 巡:「っ、……大丈夫です。こちらはまだ余裕があります」
倉良 巡:(……これに近いものが会場にあったことを思うと──対処できてよかったな)
倉良 巡:呼吸を整え、再び前に立つイバラを見据える。

GM:続いて行動値7!倉良さん!
倉良 巡:《プレディクション》Lv3>4+《悪魔の影》、対象は片桐イバラ
片桐イバラ:こい!
倉良 巡:(5+3)dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 8[2,3,4,4,5,6,6,8]+1 → 9

GM:えっ回らなかったの二回目ですね!?!?!?!珍しい
倉良 巡:あっ珍しく回らない(それが普通)
片桐イバラ:プレディクションであたります!
倉良 巡:命中したので次に受ける攻撃にリアクション不可
倉良 巡:NPCカード・島津レイを使用します
倉良 巡:対象は同じく片桐イバラ
島津レイ:わんわん!
倉良 巡:14dx5
DoubleCross : (14DX5) → 10[3,3,3,4,5,5,5,6,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,2,5,6,6,6,7,9,10]+10[1,3,3,4,5,7,8]+10[4,9,10]+10[2,10]+4[4] → 54

片桐イバラ:リア不であたります!
倉良 巡:6d10+22
DoubleCross : (6D10+22) → 27[10,4,1,6,2,4]+22 → 49

倉良 巡:心ダメージも
GM:それでは本体に49のダメージ、装甲きてるので割と弾かれてる
GM:それで心ダメージが今のところこの攻撃分の5にプラス芸術値の24で25です
倉良 巡:27+1+24で52かな
GM:あれっ27ってどこからきました?(GM)
GM:あっちがう 5+24で29???(GM)
倉良 巡:あっ÷10なんだ
倉良 巡:勘違いしてました
GM:あっそうです 普通のダメージは1/10されてちょびっと入る
GM:分かりづらくて申し訳ない
倉良 巡:なので29ですね、申し訳ない
倉良 巡:せっかくだし佐野さん辺り使うか……?
加藤凛紗希:いっちゃお
倉良 巡:+9で38
GM:了解!心技体とも生きてます
GM:演出どうぞ!

倉良 巡:「宇宙には、10の20乗以上の星があると考えられています」
倉良 巡:指でフレームを作り、片桐イバラを──そしてその背後のステージを収める。
倉良 巡:「勿論、人間がその膨大な数を一つ一つ処理できるはずもありません。故に、その数は試算になります」
倉良 巡:「光は一つしか存在できないと言いましたね。別の大きな光に隠れてしまうと」
倉良 巡:「単純な物理的現象を言えば、その通りです。──しかし」
倉良 巡:「人間は、肉眼では確認し得ない光でさえ、そこにあると想定し、探し続けるのです」
倉良 巡:指のフレームに収められた空間が漆黒へと変わり──イバラの身体が宙へ浮く。
倉良 巡:「小さな光も、弱い光も、誰かがそれを求めている」
島津レイ:宙へ浮いたイバラを目掛け、銀色の狼へと姿を変え駆けていく。
島津レイ:「あたしも……誰かの一番星になりたいと思うから。きっとあなたの気持ち、少しはわかるよ」
島津レイ:「……本当は、誰が見ても一番の輝きだって思われるようになりたいって、思わないといけないんだろうね。アイドルって」
島津レイ:「だからあなたの方が……アイドルらしいのかもしれない、けど」
島津レイ:「……あたしは、大切なモノを守りたいから。あなたを止めるね」
島津レイ:――どうか、この子の苦しみが少しでも薄れますように。
島津レイ:そう願いを込めながら、狼の腕を振るう。
片桐イバラ:「ぐ……!ふん、結局イバラと一緒じゃん!自分の目的のために手段を選ばないってことでしょ!」
片桐イバラ:「そういうもんでしょ!アイドルって!」
片桐イバラ:パンチを受けても、あまり動じていない。衝撃を吸収する防具を着ているのであまり効いていないようだ。

GM:続いて行動値3の紀里谷さん!
紀里谷ネイコ:はい!
紀里谷ネイコ:マイナーでマイク(ボルトアクションライフル)を起動
紀里谷ネイコ:メジャーで片桐さんに攻撃します
片桐イバラ:かもん!
紀里谷ネイコ:7DX+5
DoubleCross : (7DX10+5) → 10[2,3,3,5,6,9,10]+4[4]+5 → 19

片桐イバラ:ドッジ!
片桐イバラ:9dx-4>=19
DoubleCross : (9DX10-4>=19) → 10[1,2,4,4,9,9,10,10,10]+4[1,3,4]-4 → 10 → 失敗

片桐イバラ:あっあたった
片桐イバラ:ダメージどうぞ!
紀里谷ネイコ:いぇい ダメージ
紀里谷ネイコ:2D10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 11[8,3]+8 → 19

紀里谷ネイコ:達成値と同じ珍しい現象
GM:なるほどね
GM:肉体は生きてる!
GM:心ダメージはこのままだと2+22で24ダメージですね
加藤凛紗希:あいるもいっとく?
紀里谷ネイコ:なんか行った方がよさそう
GM:いっちゃう?
倉良 巡:行っちゃおう
GM:ではあいるちゃんの+30というわけのわからない達成値をうけて……
加藤凛紗希:天才……
GM:心HP0!片桐イバラ撃破!復活エフェクトもありません
GM:勝利!
紀里谷ネイコ:勝った……
GM:違法マイクがこんなに役に立つとは
加藤凛紗希:ねね様にかかればイチコロよ
GM:それでは演出どうぞ!

紀里谷ネイコ:……アイドルには二種類の人間がいる。
紀里谷ネイコ:アイドルになった人間と、最初からアイドルとして生まれた人間だ。
紀里谷ネイコ:片桐イバラという人間は、きっと後者なのだろう。
紀里谷ネイコ:人々を魅了し、付き従わせるそのカリスマ性は、凡人がどう足掻いても得られない、天性のものだ。
紀里谷ネイコ:私はそれを、惜しいと思う。怒りすら覚えている。
紀里谷ネイコ:何故なら私は、前者だからだ。才能を持たず、アイドルに『なった』人間。
紀里谷ネイコ:アイドルに焦がれ、必死に、血を滲ませて足掻いてきた。その結果として今、この立場にある。
紀里谷ネイコ:そんな自分でも、決して手に入らないものを持ちながら。それを誤った形に費やしている彼女に、私は怒りを覚えていた。
紀里谷ネイコ
紀里谷ネイコ:辺りを暗闇が包む。
紀里谷ネイコ:波のように広がっていく、揺れる青い光の群れ──夥しいサイリウムの光。
紀里谷ネイコ:スポットライトに照らされて、ステージ上、紀里谷ネイコが立つ。
紀里谷ネイコ:エンジェルハィロゥの光学操作でも、モルフェウスの物質生成でもない。
紀里谷ネイコ:それはオルクスの領域掌握、限定的な現実改編能力。
紀里谷ネイコ:今この場は、紀里谷ネイコのステージと化した。敵はなく、あるのは観客と、一人のアイドルのみ。
紀里谷ネイコ:それはソラリスの、精神操作のような効力も持ってはいないが──
紀里谷ネイコ:必要ない。ただここに“ねっこ”と、一本のマイクがあれば。
紀里谷ネイコ:「……片桐さん」
紀里谷ネイコ:壇上から真っ直ぐに、片桐イバラを見据える。
紀里谷ネイコ:「君の為に歌うから」
紀里谷ネイコ:「聴いてほしいな」
片桐イバラ:「……」その空気に気圧されたのか、ただ黙って紀里谷さんを見つめる。
紀里谷ネイコ:静寂の中、流れ出す音響。片桐イバラの為だけのセットリストが始まる。
紀里谷ネイコ:「凍る 凍るような夜の底♪」
紀里谷ネイコ:「何より綺麗な キミを見たよ……」
紀里谷ネイコ:『会場』に溢れかえる光の奔流。その全てが、紀里谷ネイコを彩る為にある。
紀里谷ネイコ:「……神様なんてなれないけど キミの傍にいるよ」
紀里谷ネイコ:「お星様なんてなれなくても キミの傍にいたいよ」
紀里谷ネイコ:アイドルとして積み上げてきた全てを籠めて、片桐イバラの為に歌う。
紀里谷ネイコ:誰かに気持ちを届かせること。それがアイドルの仕事で、いつもしていることで、最も難しい、最もしたいこと。
紀里谷ネイコ:音と光、歌と踊り。全てが混然一体となり、ほんの一瞬。
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコは本物の偶像(アイドル)となる。それは人の領域ではない。それが女神の領域(フレイヤレイヤー)だ。
紀里谷ネイコ:「この声も 身体も 温度も 全部キミにあげるから」
紀里谷ネイコ:「灰になるまで 全部燃やして 夜明けまで」
紀里谷ネイコ:「照らし出すから 笑ってよ」
紀里谷ネイコ:サビと同時、片桐イバラに笑い掛ける。今の自分に出来る、最高の笑顔で。
紀里谷ネイコ:もう一度、アイドルとして彼女のステージを見られることを願って。
紀里谷ネイコ:紀里谷ネイコの侵蝕率を2増加 (119 → 121)
片桐イバラ:……ただ、強くなりたいんだったら。
片桐イバラ:パパやFHのひとたちがやってるような、武器で人の身体を傷つければいい。
片桐イバラ:それでも、自分がそうしないのは。
片桐イバラ:武力じゃ傷つけられない部分に惹かれたから。
片桐イバラ:「……ずるいよ」
片桐イバラ:「紀里谷ネイコ……アイドルじゃん」
紀里谷ネイコ:「君だってそうだよ」
紀里谷ネイコ:「ああ、それとも」
紀里谷ネイコ:「……ファンになってくれたかな?」
紀里谷ネイコ:嬉しそうに笑う。
片桐イバラ:自分のために歌われた曲に、自分のためにむけられた笑顔に。
片桐イバラ:「調子乗んないでよ」
片桐イバラ:「ライバルだって……だけだし」
片桐イバラ:ただの力では動かせないもの――心に、触れられたのを感じ。
片桐イバラ:不敵に――けれど、憑き物の落ちたような笑顔で、笑った。


GM:戦闘が終了してバックトラック~!!
GM:パフパフ!!!!
GM:今回の~Eロイスは
FHエージェント筋肉A
≪破滅の足音≫
FHエージェントインテリB
≪楔の呪い≫
GM:2つ!
GM:振りたい人はふってね!
加藤凛紗希:そんなピンポイントな持ち方してたの
GM:あとロイス枠もしあまってたら今とってふってへいきです
加藤凛紗希:振ります~
倉良 巡:まずE振ります
加藤凛紗希:愛里アサヒの侵蝕率を2d10(→ 12)減少 (0 → -12)
加藤凛紗希:まちがえた
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を2d10(→ 20)減少 (122 → 102)
愛里アサヒ:そんなに私に生還してほしいんですね
倉良 巡:114-2d10
DoubleCross : (114-2D10) → 114-15[9,6] → 99

加藤凛紗希:ヤバイ数字引いた
倉良 巡:もう帰ってきてしまった
GM:良い空気吸って元気になってる
GM:倉良さんが帰れなかったらGMの命が帰ってこられないから
加藤凛紗希:1倍振り
加藤凛紗希:加藤凛紗希の侵蝕率を4d10(→ 22)減少 (102 → 80)
倉良 巡:1倍で
紀里谷ネイコ:片桐イバラに ○連帯感/憤懣 で取得
倉良 巡:99-5d10
DoubleCross : (99-5D10) → 99-24[2,1,10,6,5] → 75

倉良 巡:生還!
紀里谷ネイコ:121-2D10 Eロイス
DoubleCross : (121-2D10) → 121-16[6,10] → 105

紀里谷ネイコ:105-6D10 1倍
DoubleCross : (105-6D10) → 105-38[4,10,6,9,3,6] → 67

紀里谷ネイコ:戻りすぎた
GM:全員生還!!おかえりなさい!
GM:先ほどのEロイスにくわえ、片桐イバラのDロイス対抗種もあわせてそういうのあわせて3点
GM:いつもの5点、シナリオ5点の10点にくわえて13点プラスそれぞれの最終侵蝕の値をたして経験値にしてください!
加藤凛紗希:18点です~
紀里谷ネイコ:17点かな
GM:倉良さんは18点かな
倉良 巡:18点ですね
GM:ではそれぞれそんな感じの点数を食べて大きくなってください!
加藤凛紗希:すくすく
紀里谷ネイコ:おいしくてつよくなる
倉良 巡:育ってしまう

エンディング/紀里谷ネイコ

GM:■ライブ会場 翌日
GM:“アステロイド”もみゅ~じっく☆みんとと同じ日、同じ会場でライブを行うことになっている。
GM:アステロイドのライブは順調に進んでいき、曲の合間、MCシーン。
GM:少しだけ緊張した顔で、片桐イバラがマイクを手に話し始める。
片桐イバラ:「……今日は、みんなに聞いてほしいことがあります」
片桐イバラ:「イバラは、絶対に絶対に絶対に絶対にトップアイドルになりたかったの。ううん、今もなりたい」
片桐イバラ:「レッスンもがんばって、自主練もして、本とか読んで、勉強になるっていうから映画とか見て、オシャレも研究して……」
片桐イバラ:「そうやって自分の能力を上げる努力をしたうえで、トップにたつために、周りを蹴落とそうとした」
片桐イバラ:「夢を叶えるためになんでもするっていうのは、そういうことだと思ってた。むしろ、そうできないのは甘えてるって」
片桐イバラ:「カワイイ自分が悪者になるのが耐えられない、甘ちゃんだって思ってた」
片桐イバラ:「だから、悪い方法でみゅ~☆みんの仕事の情報を得てリークして、邪魔して潰そうとしたり」
片桐イバラ:「みゅ~☆みん以外にも、色々やってきた」
片桐イバラ:「もし、ファンのみんながイバラに、アステロイドに憧れて、こうなりたいって思うんだったら」
片桐イバラ:「夢の為ならなんだってがむしゃらにするような人になってほしいって、思ってた」
片桐イバラ:そこまで言うと、反応を伺うように客席をじっと見つめる。
紀里谷ネイコ:「……」
紀里谷ネイコ:客席の中から、ほんの一瞬、視線が交差する。
片桐イバラ:「でも……」
片桐イバラ:「イバラは……本当は、優しい人が好き」
片桐イバラ:「自分の理想の為にずっと家に帰らないパパより……」
片桐イバラ:「一緒にまぐろラーメンを食べて、おいしいねって笑って、頭を撫でてくれたパパが好き」
片桐イバラ:「……自分に優しくしてほしいから、イバラが人に優しくしてあげる必要なんてないけど」
片桐イバラ:「イバラみたいになりたいって、ファンのみんなが思うんだったら」
片桐イバラ:「イバラが優しい子じゃないと、イバラに優しくしてもらえないじゃん」
片桐イバラ:「……別に他のアイドルとなれ合うつもりもないけどさ」
片桐イバラ:「全員が仲良しこよしで、おててつないで一斉ゴールインできる世界じゃないのは変わってないんだし」
片桐イバラ:「でも……こっちが邪魔なんてしなくても、圧倒的な強さで周りをみんなねじ伏せてナンバーワンになるのは」
片桐イバラ:「めっちゃかっこいいじゃん」
片桐イバラ:「……特に、こっちの心配なんかしてくるような、甘いやつ相手に全力でぶつかって勝つのは、最高にかっこいいでしょ」
片桐イバラ:ステージ上から、片桐イバラが客席に居るアイドルに向かって、不敵な笑みを見せた……ような気がした。
片桐イバラ:「……いきなり、完璧な良い子になんてなれないし、なるつもりもないけど」
片桐イバラ:「周りを蹴落とさないで、一番のアイドルになるイバラを、イバラたちを、アステロイドを」
片桐イバラ:「どうか、見守っていてください」
片桐イバラ:「お願いします」
GM:そう言って頭を下げる。アステロイドの残りの二人も、驚いた顔をしたものの、慌てて共に頭を下げた。
紀里谷ネイコ:ぱち、ぱち、と。
紀里谷ネイコ:笑みを浮かべ、周囲に先んじて拍手を始める。
島津レイ:続いて、拍手を鳴らす。
亘理 アイ:重々しげに頷きつつ拍手を贈る。
神宮エミ:「アステロイド~!」声援を送る。
佐野アリア:「かっこいいよ~!」少し気の抜けた声で叫ぶ。
GM:拍手が、声援が響き。
GM:アステロイドは、アイドルとしての道を、再び歩み始めたのだった。


島津レイ:「めっちゃ盛り上がってたね~アステロイド!あたしたちも負けてらんないね」
島津レイ:アステロイドのライブ終了後、興奮冷めやらぬ様子ではしゃいでいる。
紀里谷ネイコ:「うん……凄かったね。流石アステロイドだ」
紀里谷ネイコ:「僕達も気合を入れて……おっと」
紀里谷ネイコ:人混みの中に知った顔を見つけ、足を止める。
紀里谷ネイコ:「ごめん、皆。先に楽屋に行っててくれるかな?」
神宮エミ:「ん、どしたん?」
紀里谷ネイコ:「何、ちょっとね」あえて冗談めかして意味深に笑ってみせる。
神宮エミ:「お?お?」
神宮エミ:「すっぱ抜かれんなよな~」
亘理 アイ:「まだ時間には余裕がありますが」ちらとスマフォで時間を確認しつつ
紀里谷ネイコ:「そんなんじゃないよ」笑って「レイも一緒だしね」
佐野アリア:「あっ、例の『詳しい人』?」
佐野アリア:「だったら、ありがとうございますってお礼言っておいてほしいなあ」
紀里谷ネイコ:「おや。アリアはいつも、妙なところで勘がいいね」
紀里谷ネイコ:「分かった。ちゃんと伝えておくよ」
神宮エミ:「え~。だったらあれじゃん。敵でしょ」
神宮エミ:「つよいライバル作っちゃったんだから」
神宮エミ:「なんて。よろしく言っといてね~」
佐野アリア:「あっ、たしかに~」冗談っぽく笑う。
亘理 アイ:「あのアステロイドを説得した実力者ですからね……」
紀里谷ネイコ:「あはは!それも伝えておくよ」
紀里谷ネイコ:「それじゃあ、また後で」
島津レイ:「ちゃんと遅れず行くから!」
亘理 アイ:「はい、では。……私の分もお願いします。お礼」
島津レイ:「うんっ、あのアステロイドを心変わりさせたすっごい人に……ちゃんと伝えるねえ」
島津レイ:一瞬紀里谷さんをちらっと見て笑う。
紀里谷ネイコ:こちらも笑い返し。グループの面々と別れ、UGNの二人と合流する。
紀里谷ネイコ:「……加藤さん、倉良さん!」
島津レイ:「巡~っ」駆け寄って抱き着きかけ、寸前でとどまる。
紀里谷ネイコ:「ご覧になりましたか、ライブ」
加藤凛紗希:「あっわっあっ……お疲れ様です」
加藤凛紗希:「ええ。これまでのパフォーマンスが良くなかったとは決して思いませんが……」
加藤凛紗希:「新境地を見た気分です。やはりこれまではリーダーとメンバーの間に演出のズレが有りましたが」
加藤凛紗希:「少しぎこちなくはありましたが解消されていたように思いました。これから伸びていくでしょうね」
倉良 巡:一瞬いつものように受け止めそうになるが、彼女が止まったのを見て何食わぬ顔で腕を元に戻す。
加藤凛紗希:「あっ」
加藤凛紗希:「その……」
加藤凛紗希:「あの、みゅ~☆みんのみなさんが、負けるなどと思っているわけでは決してなく」
加藤凛紗希:「その、えっと……」
紀里谷ネイコ:「いえ。僕もそう思います。素晴らしいステージでした」気にした様子も無く。
紀里谷ネイコ:「……UGNでは、片桐さんの処分はどのようになるのでしょうか?」
島津レイ:「周りがどれだけすごくっても、あたしたちはあたしたちの全力をやるだけだもんね」抱き着きこそしなかったものの、巡の隣にちょこちょこと駆け寄ると紀里谷さんに笑いかける。
加藤凛紗希:「盗聴とライブの破壊未遂。人的死傷者はなし」
加藤凛紗希:「“ステロイド”セル残党の情報提供の引き換えに、厳重注意と経過観察処置となりました」
倉良 巡:「また、調査によって"まぐろラーメン"の犯行と見られた事件のほとんどはセル構成員のものであることも確認されています」
紀里谷ネイコ:「そうですか……」安堵の息を吐き、
紀里谷ネイコ:「……それと……彼女の、お父さんの件なのですが」
紀里谷ネイコ:「FHの研究者だったということなら……UGNで探すことは出来ないでしょうか?」
加藤凛紗希:「UGNは人探しの機関ではありません」
加藤凛紗希:「ですので……その……」
加藤凛紗希:「あまり期待を掛けずに欲しいといいますか……」
加藤凛紗希:「ねね様の……あっ」
紀里谷ネイコ:「あ……そう……ですよね。すいません、勝手なことを言って……」
加藤凛紗希:「“フレイヤレイヤー”の頼みならば全力を尽くしますが」
加藤凛紗希:「UGNは人探しの機関でした。今そうなりました」
紀里谷ネイコ:「え、ええ……?」
紀里谷ネイコ:「大丈夫なんですか……?」
加藤凛紗希:「もちろんです、あれです、」
加藤凛紗希:「片桐イバラがこのまま耳目を引くようになれば彼女の父親が表に出てくる可能性は強まりますし……」
加藤凛紗希:「彼女を上回る技術力を保有している可能性があるとすればその身柄の捜索は急務なので……」
加藤凛紗希:「何も大丈夫でないところはありません」
紀里谷ネイコ:「……!加藤さん……!」表情を輝かせて。
紀里谷ネイコ:「ありがとうございます!」思わず抱き締める。
加藤凛紗希:「おpも:m:::kopkmponj」
島津レイ:「か、加藤さん!?」
紀里谷ネイコ:「あっ……ごめんなさい!」ぱっと身を離す。
加藤凛紗希:「ヒューッ、ヒューッ……」
倉良 巡:「だ、大丈夫ですか?」
加藤凛紗希:「大丈夫ではないです……」
紀里谷ネイコ:「嬉しくてつい……すみません、失礼なことを……」
島津レイ:「もーっ、ねっこってば意外と力強いんだから……すみません加藤さん!」
加藤凛紗希:「いや失礼なんてことは全ッ然!!!」
加藤凛紗希:「むしろありがとうございますというか触れてしまってすみませんというか……」
加藤凛紗希:「触れて……」
加藤凛紗希:「ヒエ……」
加藤凛紗希:自分の所業に怯える。
紀里谷ネイコ:「でも……改めて、今回は本当にありがとうございました、お二人とも」
倉良 巡:自分はレイにいつも触れてるんだよな……と思いつつおくびにも出さない。
紀里谷ネイコ:「どうお礼を言ったらいいか……他のメンバーからも、感謝を伝えてほしいと預かって来ています」
加藤凛紗希:「いえそんな滅相もない……!」
島津レイ:「うんうんっ、加藤さん、冷静沈着な上にすっごく優しくって、とっても助かりました!」
加藤凛紗希:「ただ職務を果たしただけといいますかッむしろいい空気を……」
倉良 巡:「いえ。こちらこそ、お役に立てて光栄です」
加藤凛紗希:「はいいっ!身に余る光栄で恐悦至極です!」
島津レイ:「巡も本当にありがとうね」そっと巡の手を握って微笑む。
島津レイ:「みゅ~☆みんのライブもみていくでしょ?あ、終わったら楽屋来る?ねっこ以外のメンバーあったことないでしょ?」
島津レイ:「あ、よかったら加藤さんもどうですか?UGNがらみの事は言えないけど、せっかくだし、お世話になったし……」
紀里谷ネイコ:「そうそう。お礼と言ってはなんですが……今回に限らず、是非また僕達のライブを見に来てくださいね」
紀里谷ネイコ:「お二人なら、関係者席をご用意しますから」
加藤凛紗希:「あっいやその……」
加藤凛紗希:「ち、チケットちゃんと取って行きますからっ!」
加藤凛紗希:「関係者だからとかじゃなくて……その……」
加藤凛紗希:深呼吸する。
加藤凛紗希:「ファンなので。みゅ~☆みんの」
紀里谷ネイコ:島津さんと顔を見合わせる。
紀里谷ネイコ:「……ふふっ」
紀里谷ネイコ:「嬉しいです……本当に」
紀里谷ネイコ:「今日のステージ、精一杯出し切りますから」
紀里谷ネイコ:「見ていてくださいね」

エンディング/加藤凛紗希

GM:■ライブ会場 みゅ~じっく☆みんとライブ終了後
GM:みゅ~じっく☆みんとのライブもいつも通り、いやいつも以上に盛り上がり、大成功に終わった。
GM:興奮冷めやらぬ様子で人々がライブ会場を後にしたり、感想を熱く語り合ったりしている。
加藤凛紗希:その中程。誰かと話すわけでも、その場を去るわけでもなく。
加藤凛紗希:突っ立ったままにいる一人の女性の姿がある。
倉良 巡:ライブの余韻を感じつつ、一緒に帰る約束になっているレイを待つために会場を出ようとして、その姿に目を留める。
倉良 巡:その放心した姿を気にかけたのか、単に同じ事件を解決した同僚として挨拶をしようとしたのか。
倉良 巡:或いは──ライブの熱に浮かされて、その心もちを誰かと共有したかったのか。
倉良 巡:「加藤さん」
倉良 巡:自分自身判然としない気持ちのまま、その後姿へ声をかけた。
倉良 巡:「ライブ。とても良かったですね」
加藤凛紗希:くるりと振り返る。
加藤凛紗希:「ああ、倉良さん。ええ――」
加藤凛紗希:その顔には慈母のような微笑が浮かんでいる。
加藤凛紗希:「ええ。素晴らしいものでした……」声も幾分柔らかい。
加藤凛紗希:「あまりの良さに“残心”していました」
倉良 巡:「残心」
加藤凛紗希:「ええ……急激に日常に戻ってしまうと熱の差で死んでしまうので……」
加藤凛紗希:「すみません、お見苦しいところを。その」
加藤凛紗希:「なんといいますか、実際、普段からここまでではないんです」
加藤凛紗希:「多分……」
加藤凛紗希:「ただ、今回はどうしても、彼女らと直接触れ合ってしまいましたから」
加藤凛紗希:「その興奮と罪悪感でメチャメチャになっていました。今ようやく落ち着いたところです」
倉良 巡:「なるほど……?」
加藤凛紗希:「ああ、でもあれかな」
加藤凛紗希:「倉良さんは元よりご友人だったんでしょうから」
加藤凛紗希:「あまりそういう感覚はないかもしれませんね」
倉良 巡:「いえ……元々──というのがアイドルになる前からという意味であれば、違います」
加藤凛紗希:「そうなんですか?」
倉良 巡:「私は数年前まで、宇宙にいました」
加藤凛紗希:「それは……宇宙支部に?」
倉良 巡:「いえ。UGN所属の、小型の実験ステーションです。そこで生まれ育ちました」
加藤凛紗希:「なるほど。こちらでの生活もまだ長くはないというわけですね」
倉良 巡:「ええ。色々あってそのステーションを放棄することになり、地上へ来ました」
倉良 巡:「そしてチルドレンとして活動することになり──彼女と出会いました」
倉良 巡:「実験クルーの中にアイドル好きの人がいたので、曲は聴いたことがあったのですが」
倉良 巡:「なんというか……世間知らずなもので」
倉良 巡:「アイドルと出会う、ということの珍しさを今ほどはっきり理解していなかったのもあって、そこまで強く衝撃を受けることはありませんでした」
倉良 巡:「そうして知り合って、友人になって……」
加藤凛紗希:「今に至る、と。とても素晴らしいことだと思います」
加藤凛紗希:「……差し出がましいことを申し上げますが」
加藤凛紗希:「彼女の支えであり続けてあげてください」
加藤凛紗希:「アイドルにとって、アイドル以外の友人というのはとても得難いものです」
加藤凛紗希:「アイドル同士というのは友人でもありますが、同時にライバルでもある」
加藤凛紗希:「孤立しがちな職業であることは否めないでしょう」
加藤凛紗希:「あなたのような存在は、彼女の救いになっていると。そう信じます」
加藤凛紗希:「ちぇるの推しとして、本当に差し出がましいんですが……!」
加藤凛紗希:「あの子には元気でやってほしいので……!お願いします!」頭を下げる。
倉良 巡:「え……ええ」その勢いに少し気圧されつつも頷く。
倉良 巡:「勿論です。レイを支えることが、私の役目ですから」
倉良 巡:「あの子には、寂しい思いも悲しい思いもさせません」
倉良 巡:「加藤さんも……ありがとうございます。いえ、私がお礼を言うのも変な話ですが」
加藤凛紗希:「……まあそれを言ったら私が頼むのも変な話ですから」
加藤凛紗希:「お互い様かな」と笑う。
倉良 巡:「レイの心を真剣に慮っていただけて、嬉しく思います」
倉良 巡:「そう……ですね。お互い様ですか」
倉良 巡:釣られたように小さく笑う。
加藤凛紗希:(れいちぇる……あなたは、本当に)
加藤凛紗希:(いい友人を持っているんだな)

エンディング/倉良巡

GM:■島津レイの自宅
GM:事件、及びライブから数日後。
GM:あなたは恋人である島津レイの家で、手乗り存在――手のひらサイズの自分たちによく似た不思議な生物たちと、タンポポネコのつつみとともに、手料理を振る舞われていた。
島津レイ:「ベタかなーって思ったんだけど……でも、ベタってたくさんの人が好きってことだし」
島津レイ:少し照れ臭そうにしながら、肉じゃがを器によそっていく。
島津レイ:「それに、外食じゃ案外肉じゃがとかって食べられないでしょ?巡、食べたことないんじゃないかなーって思って」
島津レイ:ニンジンをはじめとした野菜は若干少な目の肉じゃがの隣に、たまごスープとタコの酢の物、炊き込みご飯を並べていく。
島津レイ:「料理するの久しぶりだし、口にあうかわかんないけど……よかったら食べてね」そう言ってはにかむ。
倉良 巡:「おお……」目の前に並ぶ本格的な家庭料理に感嘆の声を漏らす。
倉良 巡:「肉じゃがもそうですが、炊き込みご飯と酢の物も食べるのは初めてですね」
倉良 巡:色とりどりの器に盛られた料理をしげしげと眺めたのち、真剣な表情で背筋を伸ばし、両手を合わせる。
倉良 巡:「では──いただきます」
手乗りれいちぇる:「む!」
手乗りめぐり:「いただきます」
GM:手乗りたちも、倉良さんにならって手を合わせ、目の前の手乗りサイズのお茶碗に向き合う。
島津レイ:「えへへ、召し上がれ!そっか、初めて食べるものばっかりなんだねぇ……口に合うといいけど」
島津レイ:一足先にかつおぶしをもきゅもきゅ食べているタンポポネコのつつみを横目で見ながら微笑む。
島津レイ:「デザートも作ってみたから、よかったら食べてね。プリンなんだけど……プリンは食べたことあるよね?」
倉良 巡:「ええ、プリンはあります。あとたまごスープも」答えつつ箸を手に取る。
倉良 巡:「では……失礼して」
倉良 巡:小皿に盛られた肉じゃがへ箸を入れ、緊張した手つきで口へと運ぶ。
倉良 巡:「──おいしい」
倉良 巡:柔らかく煮付けられた芋の優しい味わいに、我知らず呟く。
島津レイ:「ほんと?よかったあ」安堵のため息をもらす。
島津レイ:「味見はしたけど巡が好きかはわかんなかったから……あたしも食べちゃお!いただきまーすっ」手を合わせ、自分も肉じゃがを口にする。
島津レイ:「うんっ、上手に出来た気がする~!……あっ、ちゃんとご飯食べないとデザート食べちゃダメだよ」じっと自分をみつめる手乗りれいちぇるを笑いながら人差し指で撫でる。
手乗りれいちぇる:「ばたー……」はやくプリンが食べたいらしい。
手乗りれいちぇる:「れい!バター!」手をパタパタさせている。
島津レイ:「あっ、あたしの名前言えるようになったんだ?前は巡しか言えなかったのに……えらいねえ」目を細めて撫でている。
手乗りめぐり:「たこは、おそってきませんか。こわくないですか」酢の物から顔を上げると倉良さんの方を見て少し怯えている。
倉良 巡:「ふふ、大丈夫ですよ。ちゃんと料理されていますから」
倉良 巡:安心させるため──またその微笑ましさから、手乗りめぐりへ笑いかける。
倉良 巡:その言葉を証明しようと、次は酢の物へと箸を伸ばす。
手乗りめぐり:「よかったです。たこは、うみにも、そらにもいるので、おさらでも、げんきかとおもいました」そう言いながら酢の物に手を付ける倉良さんをじっとみている。
倉良 巡:「空のは凧と思いますが──」口へと運ぶ箸は、崩れる心配がないだけ先ほどの肉じゃがよりしっかりしている。
倉良 巡:「……うん、これもおいしいです。酢の利き方も強すぎず丁度いいかと」
島津レイ:「よかった~!すっぱいの好きかどうかわかんなかったから……きゅうりとタコのお吸い物のきゅうり抜きだよ」
島津レイ:嬉しそうにニコニコ笑いながら巡が食べる様子を見つめている。
島津レイ:「……ふふ、巡……手乗りよりお箸使うの上手だね」スプーンでぽろぽろこぼしながら肉じゃがを頬張る手乗りれいちぇるを見ながら悪戯っぽく笑う。
手乗りめぐり:「わたしも、おはしの、れんしゅうを、していますが、まだじょうずではないので、おでかけでは、スプーンです」少し顔を赤くしながら一生懸命喋る。手にはスプーンが握られている。
倉良 巡:「それは純然たるタコの酢の物なのでは……?」
島津レイ:「きゅうりは……野菜の中でも……レベルが高めだから」少し渋い顔をする。
倉良 巡:「練習しましたから。……だから、あなたもすぐにお箸を使えるようになりますよ」微笑み、手乗りめぐりの頭を優しく撫でる。
倉良 巡:「きゅうり、それほど癖もないと思うのですが……」首を傾げつつ、たまごスープの椀を手に取る。
倉良 巡:静かに椀へ口をつけ、その温かな味を堪能する。
倉良 巡:「……やはり、スープは身体が温まりますね」ほう、と息を吐く。
島津レイ:「だいぶあったかくなってきたけど、まだまだ寒いもんね……別に暑い日でもあったかいもの食べておいしいけどね」
島津レイ:「もうすぐ桜咲くかな?桜咲いたらお花見しよっか!あんま人いないところで、手乗りたちやつつみも連れて……」
島津レイ:「タンポポも咲いてたら、タンポポネコとタンポポが並んじゃうねえ」楽しそうに笑う。
島津レイ:「どっちがつつみか見分けつかないかも~」悪戯っぽくそう言うとかつおぶしをもぐもぐ食べるつつみを優しく撫でる。
倉良 巡:「お花見、……お花見も、初めてですね」撫でられるのを気にせず食べ続けるつつみを眺め、呟く。
倉良 巡:「タンポポも、本物を見るのは初めてです。もしかすると、知らないうちに目に入っていた可能性はありますが──」
倉良 巡:「それと意識して見た記憶はありませんから。実質的には初めてですね」
倉良 巡:「……こうやって、色々な"初めて"を体験できるのも。そして、それをとても楽しみに思えることも」
倉良 巡:「レイと出会えたおかげです。……ありがとう、ございます」少しはにかみながら、幸福そうに微笑みかける。
島津レイ:「えへへ……あたしだって、なんでもないことがとっても嬉しくて楽しくて仕方ないのは……巡がいてくれるおかげだよ。あたしこそありがと、巡」幸せそうに微笑む。
島津レイ:「あたしがアイドルだって知ってても……特別扱いしないで接してくれたから、良かったのかなあって思ったけど」
島津レイ:「なんか……そういうの関係なく、巡だから好きになったんだと思うなあ」そう言ってはにかんだ笑顔を向ける。
島津レイ:「タンポポ、見たことないんだねえ……」あまり外に出ないとはいえ、そんなことがあるのだろうか?と一瞬思うものの、
島津レイ:以前は彼女が地を歩くときはどうしても必要に迫られたからであり、その時は周りの草花を楽しむ余裕などなかったのだろうとすぐに思う。
島津レイ:「あ、見たことなかったって言えば、あたしのライブ!実際に見たのは初めてじゃない?楽しかった?」
島津レイ:少しだけ不安そうな顔を向ける。
倉良 巡:「ええ。初めてでした」
倉良 巡:「今まで動画で見たものよりは小さいライブでしたが──」その感動を思い出すように瞑目する。
倉良 巡:「想像以上の熱気の中で歌うレイは──動画で見るよりずっと、輝いていました」
倉良 巡:「とても楽しい時間、すばらしい体験でした」
倉良 巡:「……ふふ」そう言うと、少し悪戯げに微笑む。
倉良 巡:「……あの熱気と人いきれの中、"立ったまま"ライブを見ていられたのは」
倉良 巡:「やっぱり、レイと一緒に地上で生活していたおかげです」
島津レイ:「えへへ……ありがと。巡にかっこいいところ見せられたならよかった~」冗談っぽく笑う。
島津レイ:「巡には、あたしのことたくさん好きになって欲しいから」恥ずかしそうに笑う。
島津レイ:「ふふ……巡は本当に頑張ってるよね。コーヒーカップも乗れるし、うさぎ規格とはいえジェットコースターも……それで、ライブも観られて」
島津レイ:「……お箸も使えるし」笑いながら巡の頭を優しく撫でる。
島津レイ:「恋人のためにこんなに頑張ってくれるなんて、本当に出来た自慢の彼女だよ~」軽い声色で言うものの、心底幸せそうに微笑んでいる。
島津レイ:「巡はあたしのためにすっごく、こんなに頑張ってくれてるのに……なんか、あたしはなんにもできてないなーって思ってたから」
島津レイ:「今日、ご飯食べてもらえてよかった!……あ、そこまで落ち込んでるとかじゃなかったけどね?あたしも巡のためにがんばったぞーって気持ちになりたかったから」
島津レイ:「巡のしたいことを教えて欲しいとかワガママ言ってほしいとかそういうのも、結局そういう気持ちになりたいだけなのかも。勿論、巡に喜んで欲しいっていうのが一番だけどね」
島津レイ:柔らかく微笑みながら、かつおぶしを食べ終わって体をフリフリして遊んでいるつつみを撫でる。
倉良 巡:「なんにもできてないだなんて」真剣な表情で首を横に振る。
倉良 巡:「そんなことはありません。……私が重力に慣れていないとき、レイはいつも助けてくれました」
倉良 巡:「そして今でも。地上には慣れても世間には疎い私を、いつも引っ張ってくれる」
倉良 巡:「楽しみを、喜びを、新しい世界を教えてくれています。私は──本当に、嬉しいんです」
倉良 巡:「ほら、今も──」
倉良 巡:その言葉と共に、炊き込みご飯の茶碗を手に取り、箸で口へと運ぶ。
倉良 巡:「こんなにおいしい料理を作ってくれました」
島津レイ:「えへへ……あたしが巡と一緒にしたいことをやってるだけなのに、そうやって思ってくれるなんて……本当に巡は良い子だな~」
島津レイ:少し照れたようにそう言うと、照れ隠しのようにつつみのフワフワの毛を堪能するように逆立てる。つつみは少しだけ不思議そうに振り向くが気にしない。
島津レイ:「しめじと鶏の炊き込みご飯のしめじ抜きだよ!えへへ……料理も結構楽しいね」そう言うとつつみを撫でる手を止め、自分も食事を進める。
島津レイ:「巡が、おいしいって言って喜んでくれるから、嬉しいし楽しい。一緒に住むようになったらあたしも料理頑張りたいな~」
島津レイ:「胃袋掴みたいもんね~」冗談っぽくそう言って笑う。
手乗りめぐり:「ないぞうを……?」一生懸命ご飯を食べていたが驚いて顔を上げている。
倉良 巡:「たとえですよ、だから大丈夫」驚く手乗りめぐりの頭を撫でて宥める。
倉良 巡:「こんなにおいしいと、もう掴まれてしまったようなものですが」
倉良 巡:(……私も、もっと色々作れるよう頑張ろう)箸を進めながら、胸の裡で決意する。
島津レイ:「ほんと~?」嬉しそうに笑う。
島津レイ:「こう……オシャレで手の込んだ奴がいいかなとか思ったんだけど……えへへ、肉じゃがたちにしてよかったかも」
島津レイ:「偉いぞ~、肉じゃがたち」そう言って肉じゃがを食べて微笑む。
手乗りれいちぇる:「むゆゆ、むぁー」
手乗りれいちぇる:口の中にごはんをたくさん頬張って頷いている。
手乗りめぐり:「ごはんつぶが、ついていますよ」
手乗りめぐり:手乗りれいちぇるのほっぺたをハンカチで拭う。
手乗りれいちぇる:「むっむ!」お礼を言うように頷くと、再び一生懸命ご飯を食べる。ごはんつぶがつく。
手乗りめぐり:「ごはんつぶが、ついていますよ」ハンカチで拭う。
手乗りれいちぇる:「むっむ!」頷いて、再び勢いよく食べる。ごはんつぶがつく。
手乗りめぐり:「ごはんつぶが、ついていますよ」ハンカチで拭う。
島津レイ:「食べ終わってからふくといいんじゃない?」そう言う自分のほっぺにもごはんつぶがついている。
倉良 巡:「でも、見ていると気になってしまうものですから」
倉良 巡:その言葉と共に、彼女の頬についたご飯粒を指でそっと取る。
倉良 巡:「ふふ。ご飯粒がついていますよ」
倉良 巡:悪戯っぽく笑い、そのご飯粒を自分の口へ運ぶ。
島津レイ:「んぇ!あたしのほっぺにもごはんつぶついてた?」少し顔を赤くする。
島津レイ:「あたしと手乗りより、巡がご飯食べるの上手だねえ」楽しそうに笑う。
島津レイ:「それに……一番おいしそう。白くって、雪見だいふくみたい」悪戯っぽく笑うと、そっと巡の頬にキスする。
倉良 巡:「ん、……もう」その感触に、はにかんだ笑みを浮かべる。
倉良 巡:「ほら、ご飯に集中しないと。まだプリンだってあるんですから」
倉良 巡:「手乗りれいちぇるも楽しみにしているでしょう。……勿論、私もです」
島津レイ:「はあい」答えてくすくすと笑い、食事に集中する。
手乗りれいちぇる:「むっむ!バター!むい!バター!」思わず立ち上がって嬉しさのあまりお尻をフリフリして踊りだす。
島津レイ:「プリンね。ほら、ちゃんと座って食べないとプリン食べられないよ」
手乗りれいちぇる:「むい……」慌てて座ると食事を再開する。
島津レイ:(「むい」は言えるのに「れい」は言えなかったんだな……「れ」って難しそうだもんね)そんなことをぼんやり考えている。
手乗りめぐり:「あの、わたしも、たのしみなので、おおきなわたしも、ちゃんと、たべてくださいね」真面目に倉良さんに話しかける。自分は一生懸命食べているが、動作がゆっくりなのであまり進んでいない。
倉良 巡:「ええ。一緒に食べましょう」手乗りれいちぇると手乗りめぐりを撫で、微笑みながらも食事へ戻る。
倉良 巡:談笑しながら食事を進めてゆき──最後のデザート、プリンを残すのみとなった。
島津レイ:「えへへ……プリンは食べたことあるって言ってたでしょ?ふふふ~」悪戯っぽく笑うと、冷蔵庫からお盆に乗せた容器を取ってくる。
島津レイ:「食べたことあるかな?じゃん!プリンはプリンでも……チョコミントプリンでした~」
島津レイ:笑いながらみんなにチョコミントプリンを配る。
島津レイ:「あ、手乗りたちはミント抜きのチョコプリンね」
倉良 巡:「チョコミントプリンですか? それは……確かに初めてですね」興味深げにその鮮やかな緑色を見つめる。
倉良 巡:「では……改めて、いただきます」
倉良 巡:その滑らかな表面へスプーンを入れ、ゆっくりと口へ運ぶ。
倉良 巡:「──おいしい。爽やかでとてもおいしいです」
手乗りれいちぇる:「むい……?」プリンは黄色だと思っていたので戸惑っているようだ。
島津レイ:「えへへ……みゅ~じっく☆みんとを意識して……チョコミントプリンにしてみました」少し照れ臭そうにしている。
島津レイ:「なんか……巡といるときは、アイドルじゃないあたしだしなーって思って……前だったら、こういうのしなかったと思うんだけど」
島津レイ:「みゅ~☆みんの仕事……っていってもR案件だけど。とにかくみゅ~☆みんのこと……巡に手伝ってもらったし」
島津レイ:「アイドルのあたしも、そうじゃないあたしも全部……あたしはあたしだし、全部巡のものだから……」
島津レイ:「いっかなーって思って。作っちゃった」そう言ってはにかむ。
倉良 巡:「大丈夫。おいしいですよ」戸惑う手乗りれいちぇるへ微笑みかける。
倉良 巡:「レイ──」
倉良 巡:胸の奥から喜びが溢れてくるのを感じ、彼女の頭を撫でる。
倉良 巡:「そうです。あなたの全部は私のものですし──」
倉良 巡:「私の全部は、あなたのものです」
倉良 巡:「……本当に、本当に幸せです。ありがとうございます」
島津レイ:「今回……巡に手伝ってもらって、メンバー……ねっこに会ってもらったり……ライブ見てもらったりして」
島津レイ:「前だったら……嫌ではなかったと思うけど、こう……気恥ずかしいっていうのとも違うんだけど……」
島津レイ:「……アイドルとして、『みんな』に笑いかけてることについて、巡に対する罪悪感があったと思うんだけど」
島津レイ:「っていうかそのことで前心配かけちゃったもんね」苦笑する。
島津レイ:「今は……巡に、見て欲しいって思う。……やっぱり、今はアイドルしてるあたしが一番かっこいいんじゃないかな、って思うし……」
島津レイ:「あたしが、巡しか見えてないって、ちゃんと巡に分かってもらえてる気がするから」そう言ってはにかむ。
島津レイ:「……アイドルとしては多分、すごくダメなんだけどね!巡をちゃんと、恋人として紹介しようと思ったけど……やっぱりなんか、出来なかったし……」
島津レイ:「……巡は悪いことしてるわけじゃないのにね。ごめんね」困ったように微笑む。
倉良 巡:「……レイ」
倉良 巡:席を立ち、後ろから彼女の身体を抱きしめる。
倉良 巡:「大丈夫です。焦らないで」
倉良 巡:「私が、地上に慣れていったように。レイが、アイドルのことを前向きに考えられるようになったように」
倉良 巡:「ゆっくり変わっていくことだって、たくさんあるんです」
倉良 巡:「手乗りめぐりだって、いつかは箸を使えるようになるでしょう。私もいつかは、ジェットコースターに乗れるようになるはずです」
倉良 巡:「それと同じで……レイも、いつかみゅ~☆みんの皆さんに話せるようになります」
倉良 巡:「だから、焦らないで。ゆっくり少しずつ、進んでいきましょう」
倉良 巡:「大丈夫。私が一緒です」
倉良 巡:その言葉と共に、こつんと自分の頭を彼女の頭へ寄り添わせる。
島津レイ:「えへへ……ありがと、巡」
島津レイ:彼女に触れられ、ぬくもりを感じ、愛おしさと安らぎを覚える。
島津レイ:「うん。二人だから大丈夫だよね。巡が一緒だから……あたしはちゃんと、大丈夫だよ」
島津レイ:「本当にね、焦ったり悲しんだりしてないんだよ。……巡のマイペースがうつったのかも~」悪戯っぽく笑うと、ふっとその笑みを少し弱々しくする。
島津レイ:「ねえ、巡は……アイドルとしてのあたしは、『れいちぇる』のことは……」
島津レイ:「好き……?」少しだけ、不安そうに尋ねる。けれど、以前のような悲壮感はなかった。
島津レイ:純粋に、ほんの少しだけ心細く――勇気が欲しくて、甘えたくて出た言葉。
倉良 巡:「ええ。好きです」
倉良 巡:「ステージで歌う『れいちぇる』は、とても輝いていますから」
倉良 巡:「でも、今は……それだけではありません」
倉良 巡:「かわいいレイの、かっこいい一面が見られるから」
倉良 巡:「だから……好きです」
倉良 巡:「でも、もし辛くなったら、ちゃんと言ってください」
倉良 巡:「責任を持って──あなたを、奪いますから」
島津レイ:「へへ……ありがと」
島津レイ:「巡がそう言ってくれるなら……好きでいてくれるなら、ちゃんとアイドル頑張れるよ」
島津レイ:「あ、辛いのを無理して、ってことじゃないからね!」
島津レイ:「やっぱりあたしは、アイドルが好き」
島津レイ:「人の心を動かせる、アイドルが好き」
島津レイ:「歌う事が好き」
島津レイ:「ずっと好きだったけど……好きな人と一緒に歌うとこんなに幸せなんだって知れて、もっと好きになった」
島津レイ:「あたしは……アイドルやれてる、あたしが好き」
島津レイ:「好きでいてもらうために、必死で嘘をついてるんじゃなくて……」
島津レイ:「大好きな歌を歌って、人の心を元気に出来て、そうやってるあたしを、好きな人に好きって言ってもらえるあたしは」
島津レイ:「良いなって思う」
島津レイ:「大変なこともあるけど……」
島津レイ:「メンバーのみんながいて、支えてくれる仕事の人たちがいて、ファンの人たちがいて」
島津レイ:「巡が……アイドルのあたしのことも好きでいてくれて、一緒にいてくれるから」
島津レイ:「だから、ちゃんと頑張れるよ。それに、やっぱり……」
島津レイ:「楽しいから!」
島津レイ:「だから……これからも、えっと……」
島津レイ:支えてね、というのは、なんだか偉そうな気がして。応援してね、も遠い気がして。
島津レイ:随分前向きになった。表面上だけじゃなく、明るくなったと思う。
島津レイ:全部全部、巡が幸せをくれたから。
島津レイ:でも、こういう小さな言葉まわしなんかで思い悩んじゃうようなところは、相変わらずだな、なんて。自分で少し苦笑する。
島津レイ:「えっと……これからも、……よろしくね?」
島津レイ:結局、そんな曖昧な言葉しか出なくて。
島津レイ:ちょっとカッコ悪いな、なんて思いながら、それでも随分、強くなったな、なんて思って。
島津レイ:恥ずかしそうにはにかんだ。