プリプレイ
GM:それでは、セッションを始めていきましょう。
GM:まずはPCの自己紹介からです。
GM:PC番号順にやっていきたいと思いますので
GM:まずはPC1、乙犠奏介くん。お願いします
乙犠 奏介:はい!
乙犠 奏介:乙犠奏介です。12歳です。日本の法律に照らすと小学六年生です。
GM:若い!
乙犠 奏介:が、UGNの施設育ちなので基本的には年齢不相応の冷静さなどが備わっており、外見以外は基本的に大人顔負けです。
乙犠 奏介:高校の授業にも(予習をすれば)ついていけるぞ。
GM:さすがチルドレンだぜ
乙犠 奏介:ふふん
GM:キャラシート
GM:貼っておこう
乙犠 奏介:貼られたのだ
乙犠 奏介:アカデミアについては、存在こそうすぼんやり認識していましたが、任務を言い渡されるまでまさか自分が行くことになるとは思っていなかった、くらいの距離感でいようと思います。
GM:なるほどなるほど
乙犠 奏介:ランク制的にはAランクスペシャリスト。何がスペシャルかというと空気の震動の認識・操作であり、
乙犠 奏介:特にその攻撃力を一ヶ所に集中させた時の破壊力とその展開速度には、とても自信があります。固定値で100くらいの自信があります。
GM:すごい高い
乙犠 奏介:あとはえーと、趣味は音楽鑑賞で、空気の振動操作による名盤の再現なんかも得意です。聞き込んだCDとかなら機械すらだませるレベルの再現ができる!
乙犠 奏介:そんな感じで大丈夫かな? よろしくお願いします!
GM:はーい!よろしくお願いします!
GM:では、そんな乙犠くんのハンドアウト!
PC①用ハンドアウト
ロイス:メロディ 推奨感情 P:庇護/N:隔意
クイックスタート:欠けたる弾丸 カヴァー/ワークス:高校生/UGNチルドレン
キミはUGNに所属するチルドレンだ。今回キミに下された任務、それはUGNアイドル部門アカデミア支部から新たにデビューするというレネゲイドビーイングの少女、メロディの護衛をすることだった。任務のためアカデミアへと転入することになったキミだったが、転入先で出会ったメロディという少女はキミでも驚くほどに感情が乏しかった。キミにだけは微かに興味を示すようだったが浮世離れした行動もかなり多い。否が応にも、これから彼女と過ごす過激なハイスクールライフを予感させた。
GM:というわけでシナリオロイスはメロディ。推奨感情はPが庇護でNが隔意だ。
乙犠 奏介:UGNアイドル部門アカデミア支部……?
GM:UGNアイドル部門アカデミア支部です
乙犠 奏介:なるほどな……
乙犠 奏介:そのままでいきましょう。じき変化するかもしれないけど、基本そのままで。表は庇護にしておきます。
GM:実はアカデミアにも支部があったなんて驚きですよね
GM:やった。守ってあげてください
乙犠 奏介:ピンポイント過ぎるんだよな。
乙犠 奏介:ロイスはみんなに分かるように共有メモにまとめておこう!(カメラ目線)
GM:ちなみにハンドアウト時点では高校生を想定していましたが、その辺は大丈夫ですか?
乙犠 奏介:本当だ……明言されてる……
乙犠 奏介:大丈夫です! 背の低い高校生には前例もあるしね。
GM:歴史だぜ
GM:では、そんな感じでお願いします!
乙犠 奏介:よろしくお願いしまーす
GM:次!
GM:PC②、稲姫ちどりさん。お願いします
GM:キャラシート
稲姫ちどり:はーい。こいつは問題児揃いの番長連の中でも指折りの問題児!
稲姫ちどり:定期的にアルコールを摂取しないと侵蝕が異常に進行しやすい特殊体質であり
稲姫ちどり:特例として学内での飲酒を認められている。
稲姫ちどり:という設定です。ついた番長名は、泥酔番長!
GM:危険なやつだ!
稲姫ちどり:見た目はセクシーなお姉さんキャラです。
GM:ヤッター!
稲姫ちどり:データとしてはバロール/キュマイラのクロスブリードなAランクディフェンダー。
稲姫ちどり:たくさんダイスを振って得たガード値でカバーリングをするよ。
GM:堅そう
稲姫ちどり:また、両親も学園島に住んでおり、アカデミアは初等部から通う古株なので
稲姫ちどり:けっこう顔が広い(あちこちで迷惑をかけている)子になります。よろしくお願いします。
GM:ほほうー
GM:なんか無茶ぶりしても許されそうで、GMとしてはありがたい限りです
稲姫ちどり:こわ…
GM:では、ハンドアウトも確認しておくよー
PC②用ハンドアウト
ロイス:“熱血プロデューサー”佐村武内あかり(さむらたけうち・あかり) 推奨感情 P:連帯感/N:嫌気
キミはアカデミアに通う普通の学生だ。生徒会長・雲雀宏一からの頼みごとで、キミは友人の佐村武内あかりとともにPC①という転校生を迎えに行くことになっていた。しかし、その直前、あかりは何者かに襲撃されてPTSDになってしまった。PTSDというのは何かすごく大変なやつだ。あかりは音楽にかける情熱は誰より熱い女で、今は1人のミュージシャンに入れ込んでいた。そのミュージシャン、メロディが狙われるかもしれないと話し、あかりはキミに事件の調査を頼んだ。PTSDや転校生も大変だが、こちらも大変そうだ。
GM:シナリオロイスは“熱血プロデューサー”佐村武内あかり。感情の高ぶりに会わせて周囲が炎上し始める能力を持った迷惑なやつです
稲姫ちどり:迷惑すぎるな…!
GM:推奨感情はPが連帯感で、Nが嫌気。でも、初期ロイスで取ってくれているようなので、枠は開けておくとよいでしょう
GM:今回はそんな彼女が襲撃されてしまうらしいです
稲姫ちどり:へーい!取得済みです。こんな酔っ払いに付き合ってくれる友達!ということで、大事にしています
稲姫ちどり:助けるぞう!
GM:ありがとうございます、ちどりちゃん!
稲姫ちどり:あかりちゃん、いくつなの?
GM:17歳の高校三年生。ちどりちゃんと同学年ですね
稲姫ちどり:了解!
GM:熱血プロデューサー部の部長です
稲姫ちどり:(熱血要るか……?)
GM:冷酷プロデューサー部とかもあるので……
GM:では、そんな感じでお願いしますー
稲姫ちどり:はい
GM:ならば、次!
GM:PC③、篠沢蒼ちゃん。お願いします
篠沢 蒼:はーい
GM:キャラシート
篠沢 蒼:アカデミア高等部1年、Cランクの篠沢蒼。以前のセッションではアイドルでしたが、現在は無所属で普通の高校生です。
篠沢 蒼:アイドルを辞めてからはいろいろな部活の体験入部に顔を出してふらふらしているとか、そんな感じ。
GM:放浪の旅ですな
篠沢 蒼:オーヴァードとしてはCランクのノイマン/ソラリスで、さらなる力による再行動を軸とした支援型。Dロイスの触媒でも再行動させられます。
GM:べんりだぜ
篠沢 蒼:ランクとラッキーメダルで地味に固定値を稼いで、地味にミドルでも働けるはず……たぶん……
篠沢 蒼:それと、番長連の人と交際しています。以上!
GM:おっと、これは衝撃情報!
GM:でも、そこには触れずにハンドアウト!
PC③(篠沢蒼)用ハンドアウト
ロイス:“ファントム教団代表”真神守(まがみ・まもる) 推奨感情 P:有為/N:不快感
キミは最近アカデミアで話題のアイドルのことを耳にした。DAW以後に活動を始めたミュージシャンのメロディ。熱心なファンも多く、近々UGNアイドル部門アカデミア支部からデビューという噂もある。しかし、たまたま出会ったアイドルファンコミュニティ“ファントム教団”の代表である真神守は「メロディのデビューを快く思わないファンも多い」と語った。同時に彼はキミに「もう一度アイドルをやるつもりはないのか」とも尋ねた。それはともかくとしても、メロディのことは応援してやりたいものである。頑張ろう。
GM:シナリオロイスは“ファントム教団代表”真神守。
篠沢 蒼:肩書きが胡散くさい!
GM:ファンと名前に付いているとおり、ファンの集いで、アイドルの支援をしている団体のようです。
篠沢 蒼:そういう命名……!?
GM:代表の真神は背の高いハンサムな好青年。推奨感情はPが有為で、Nが不快感です
篠沢 蒼:ふーむ。感情は会ってから決めたいです。
GM:了解であります
GM:なんだか新進気鋭のアイドルがいるようなので、応援してもいいししなくてもいい
篠沢 蒼:応援したいなあ、暗黒呪殺アイドルとかじゃない限り……
GM:そんな怖いアイドルいるのかなぁ
GM:では、そんな感じでお願いします
篠沢 蒼:はーい
GM:最後!
GM:PC④、片山樋一さん。お願いします
GM:キャラシート
片山樋一:お願いされました!
片山樋一:番長連所属、高等部一年、Cランクのクズ、片山樋一!
GM:あらあら、Cランクですって
片山樋一:自称である猛犬番長をなんとか名乗れるように努力しています。子犬番長のほうで通っている疑惑がある。
GM:子犬チャン!
片山樋一:不良にもなりきれないちょっと不真面目なくらいのレベル。
片山樋一:頭がおよろしくないので、主に肉体を使って頑張ります。
GM:頑張り屋さんですな
片山樋一:性能的にはCランクなので見るべきところはないですが、エンハイ/エグザイル/キュマイラのクロスブリードであり
片山樋一:体の一部しか消えない、不完全な隠密能力をフェイントに織り交ぜて喧嘩殺法します。具体的には隠密攻撃するよ。
GM:賢い戦い方!
片山樋一:それなりの防御も出来るけど、防御特化がいる環境ではたぶん止めさせてもらえないタイプのやつ。カバーで盾になります。
GM:男らしいぜ
片山樋一:ミドルは器物使いでそれなりにこなす!そんなところです。よろしくおねがいします。
GM:器用な人だ
GM:では、そんな片山くんのハンドアウト!
PC④(片山樋一)用ハンドアウト
ロイス:“アヌビス” 推奨感情 P:執着/N:敵愾心
キミは番長連に所属する猛者の1人だ。総番長である無道ささきからの命を受けたキミは、最近起きている売り出し中のアイドルが襲撃されるという事件の捜査に当たっていた。捜査中に少女の悲鳴を聞き付けたキミが現場に駆け付けると、そこでジャッカルめいた仮面のオーヴァード“アヌビス”と出くわした。“アヌビス”は倒れ伏す少女に裁きを下したと告げ、キミのことも「冒涜者」と呼び敵意を剥きだしにしてきた。アイドルを辞めた蒼にまで危険が迫ることはないだろうが、ヤツをこの野放しにしておくわけにはいくまい。
GM:シナリオロイスは“アヌビス”。推奨感情はPが執着で、Nが敵愾心。
片山樋一:敵じゃん
GM:黒いジャッカルめいた仮面を付けた危ない奴だ!
GM:キミのことを「冒涜者」とか呼んでくるが、特に身に覚えはない
片山樋一:知らん……こわ……
片山樋一:酔ってるのかなあ
GM:校則違反!よくない
GM:そんな感じで仲良くしてあげるとよいでしょう
片山樋一:大丈夫ですよ!俺は上から数えて五本の指に入るほどのランクなので、ボコボコにしてやります。
GM:愚かな……神の裁きを見せてくれる……
GM:では、PCの自己紹介はこれで終了!
GM:ここからはPC間ロイスの取得に移りたいと思います
GM:なんかPC間ですでにロイスを持っている人がいるようなので、少し変則的にして
乙犠 奏介:ふしぎだなあ
GM:乙犠さんはちどりさんの、ちどりさんは蒼ちゃんの、蒼ちゃんは乙犠くんの、片山くんはちどりさんのロイスを取得してください
稲姫ちどり:ラジャー
片山樋一:三角形から漏れてる……
GM:乙犠くん周りは実際に会った時の感情を想定して今決めてもいいし、なんならセッションが始まってから決めてもいいよ
乙犠 奏介:ですねえ。ちょっと実物を見てからにしようかな
GM:ほむほむ
GM:決められる人は決めたまえ。ダイスを振ってもいいよ
篠沢 蒼:こちらもどんな人か見てから決めようと思います。
稲姫ちどり:んー、こちらから蒼ちゃんは ○P:愛護/N:猜疑心 かな。
片山樋一:-先輩/稲姫ちどり/感服:○/隔意/ロイス
GM:愛護される!
稲姫ちどり:隔意されてる
GM:感服されている
篠沢 蒼:疑われている
片山樋一:隔意はお酒くさいからです
乙犠 奏介:酔っ払ってても猜疑するんだ……
稲姫ちどり:猜疑心は、ステージの感じとだいぶ違くない?みたいな意味合いです
篠沢 蒼:なるほど
GM:では、乙犠くんと蒼ちゃんは会ってから決めるということでー
篠沢 蒼:はい!
GM:これにてPC間ロイスの取得も終了!
乙犠 奏介:ツラを……見る!
GM:最後にトレーラーを読み上げたらいよいよセッションに入っていきましょう!
トレーラー
オーヴァードアカデミアに流星のように現れた歌姫。
その少女はレネゲイドウイルスが意志を持ったレネゲイドビーイングだった。
感情を知らなかった歌姫は、ある日1人のチルドレンと出会う。
2人の交流によって生まれるのは学園都市に響く新たな音楽と、少女の中の淡い想い。
人とウイルスの境界を越えて、新時代のラブソングが刻まれる。
――かつて、少女は歌を聞いた。
掃き溜めの隅で死んでいくだけだった魂が美しいものを見た。
あの偶像を、もう一度。
ダブルクロスThe 3rd Edition『ACADEMIA:REVERSE 愛を呼ぶメロディ』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:というわけでセッションを始めていきましょう!
GM:よろしくお願いしまーす!
稲姫ちどり:よろしくお願いします!
篠沢 蒼:しまーす!
片山樋一:まーす!
乙犠 奏介:ます!
シーン10/ミドルフェイズ05
GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは蒼ちゃん
GM:他のPCも全員登場だ
篠沢 蒼:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 6[6]+64 → 70
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+6(1d10-1->7-1)した(侵蝕率:73->79)。
稲姫ちどり:1d10+67-1
DoubleCross : (1D10+67-1) → 7[7]+67-1 → 73
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:73->81)
GM:おお、上がる……
GM:このシーンは前のシーンでキミたちが数ある選択肢の中から選びとったように
GM:メロディと一緒にアカデミアを体験するシーンになりますね
GM:場所は放課後の教室。
GM:荷物をまとめたメロディが蒼たちのもとにやってくる。
メロディ:「今日の放課後はよろしくお願いします。皆さん、メロディのためにありがとうございます」
篠沢 蒼:「僕も部活選びに悩んでたとこだから。一緒に楽しんだり悩んだりしよ?」
乙犠 奏介:「僕は仕事だ。気にしないで良い。それに、興味がまったくないと言ったら、嘘になるし」
メロディ:「はい。メロディも楽しんだり、悩んだりしたいと思います」
メロディ:「乙犠さんもメロディと一緒に楽しんだり悩んだりしましょう」
片山樋一:「しっかし五万とあるんだよねこれ。どこ行こう」
稲姫ちどり:「いえーい!カモンジョイナス!レッツエンジョーイ!」
片山樋一:「とりあえず大多数の変なのを省けば結構絞れるか……?」
乙犠 奏介:「護衛任務の了見を外れない限りで。……僕もざっと見た。なかなか他では見ない、個性的というか……妙なものも多いな、ここ(アカデミア)は」
篠沢 蒼:「まあ、自由な校風だからね。すごく」
メロディ:「どんなハプニングが起きるかメロディも楽しみです」
片山樋一:「起きないほうがよくない?」
稲姫ちどり:「なあに失敗してもそれもいい思い出になるからさぁ」
乙犠 奏介:「同意だ。普通に体験できればそれがいい」
メロディ:「では、まずはどこに行きましょうか」小首を傾げる。
GM:と、いうわけでここからはこのシーンの進行について説明させてもらいましょう
GM:このシーンでは、メロディと一緒にいくつもの個性豊かな部活を体験することになります
GM:部活を一つずつ段階的にこなしていくため、このシーンではFS判定を行うことになります
GM:FS判定の説明がほしいひとー?
篠沢 蒼:大丈夫!
稲姫ちどり:だいじょうぶさ
片山樋一:不要!
乙犠 奏介:とにかく高い数値を出す!
GM:雑な認識!
GM:問題なければFS判定の内容を説明しよう!
FS判定データ
名称:メロディと一緒に部活動を体験しろ!
終了条件:5ラウンド経過or判定に8回失敗
判定:〈芸術:歌唱〉など
難易度:? 最大達成値:30
経験点:3点 目標進行値:15
支援判定:【精神】〈情報:アカデミア〉
GM:難易度?となっているとおり、どんな判定を行うかは部活動体験パンフレットチャートで決めてもらう!
GM:そのチャートの内容がこちら!
部活動体験パンフレットチャート
RorC 1d10
1 報道部 カメラの前でニュース原稿の読み上げをやらせてもらう。〈意志〉か〈交渉〉で難易度8。赤手みあを真似て上手いこと言えた場合は難易度4に変更。
2 レース部 スーパーカーやジェット機でレースに参加する。〈運転:二輪、四輪、航空機〉、〈知識:機械工学〉で難易度11。判定に失敗するとマシンが大破し、修理のために財産点3を失う。
3 剣道部 竹刀を持って練習試合をやらせてもらう。〈白兵〉か〈知覚〉で難易度9。
4 ダンス部 創作ダンスの踊り方講座。いざステージへ立て。【肉体】か〈芸術:ダンス〉で難易度6。
5 水泳部 泳ぎ方を教えてもらい、25mプールでの競争に挑戦する。【肉体】か〈意志〉で難易度9。
6 演劇部 舞台に立って台本の読み合わせをする。〈芸術:ダンス〉か〈知識:シェイクスピア〉で難易度8。
7 野球部 キャッチボールやバッティング練習、オーヴァード紅白試合をする。〈白兵〉か〈射撃〉で難易度10。
8 軽音部 楽器の演奏を教えてもらい、一緒にセッションする。〈芸術:音楽〉か〈知識:音楽〉で難易度7。
9 夜間飛行部 夜の学園に忍び込んで校舎を練り歩く。〈知覚〉か〈情報:アカデミア〉で難易度12。判定に失敗した場合、警備に追い回されてHPを1d10失う。
10 執事風支援部(メイドもいるよ) 部活が運営しているカフェで給仕のお手伝い。〈知覚〉か〈交渉〉で難易度8。判定に成功した場合は報酬として応急手当てキットを一つ入手する。
GM:ある程度の進行度に達すると、次の部活に切り替わり、めぐるましい部活体験ができるというわけだ
GM:そして、メロディと一緒に部活体験をすることになるため、これらの判定ではメロディの助けを借りることもできる
GM:その内容がこちら!
NPCカード
●メロディ
このシーン中に4回まで使用可能。
オートアクションで次の2つのうち1つの効果を選択して使用する。
・次に行う判定のC値を-1する。
・次に行う判定のダイス数を+5個する。
GM:各PC1回ずつなイメージではありますが、状況次第では誰が何回使ってもよい。
GM:毎ラウンドの開始時に振るハプニングチャートも専用のものが用意されています
●メロディと一緒に部活を体験しろ!専用ハプニングチャート
D100 効果
01~05 是非もなし。修正は特にない
06~10 思った以上に上手く部活できている。ラウンド中、判定の達成値に+1d10。
11~15 なかなかコツを飲み込むことができない。ラウンド中、難易度+3。
16~20 驚異的な運の悪さ。ラウンド中に行う進行判定はすべてC値+1される。
21~25 強烈な衝動。ラウンド中、判定に失敗したキャラクターは暴走を受け、暴走ロールしないといけない。
26~30 一世一代の大チャンス。ラウンド中、最大達成値+10。
31~35 幸運がほほえむ。ラウンド中に行う進行判定は全てC値-1。
36~40 部活体験大失敗の危機。次の進行判定に失敗した場合、これまで獲得した進行値が0になる。
41~45 緊張がレネゲイドを活性化。ラウンド中、進行判定に失敗したキャラクターは1d10点侵蝕率が増加。
46~55 膠着した進行。修正は特にない。
56~60 綱渡りのような慎重な作業。ラウンド中、難易度+1d5
61~65 ネガティブなイメージが増幅されて体がボロボロになってしまう。ラウンド中、進行判定に失敗したキャラクターは重圧を受け、それっぽいロールをしなければならない。
66~70 消耗を伴う作業。ラウンド中、進行判定を行ったキャラクターは1d10のHPを失う。
71~75 チャンス到来。ラウンド中、進行判定のダイスが+3個される。
76~80 予想外のピンチ。ラウンド中、進行判定のダイスが-3個される。
81~85 分の悪い賭けは嫌いじゃない。ラウンド中、最大達成値+10、難易度+5.
86~90 部活感覚が研ぎ澄まされる。ラウンド中、判定の達成値+3。
91~95 思うように上手く部活できない。ラウンド中、判定の達成値-1d10。
96~100 順当な進行。ラウンド中、進行判定に成功したキャラクターは進行値を+1得る。
GM:専用のものです。
乙犠 奏介:オリジナリティにあふれているぜ
稲姫ちどり:アッハイ専用です
篠沢 蒼:てがこんでいるなぁ
GM:説明はだいたいこんなところかなぁ
GM:何か質問などはありますか?
乙犠 奏介:私は大丈夫です。おそらく……
篠沢 蒼:恐らく大丈夫!
稲姫ちどり:やってみよう
片山樋一:部活動については、RorCってことは
片山樋一:判定が変わるごとにこちらで選択する?
GM:これはですね、基本は判定が変わるごとにダイスを振って選択してもらいますが
GM:最後の一回だけは自由選択になっていますので
GM:どれをやりたいか考えておくといいのではないかなあという思いです
GM:選ばせてもいいんですけど、ランダム性があった方がいいかなと悩みぬいた挙句です
稲姫ちどり:なるほどな
片山樋一:OK!
GM:では、問題なければ始めていきましょう!
篠沢 蒼:はーい!
片山樋一:押忍
メロディ:「あっ、そういえば先ほどのメロディのあいさつは人間らしかったですか?」小首を傾げたまま聞く。
乙犠 奏介:「良い感じだった。よくできてた」
メロディ:「ありがとうございます。褒められによって嬉しさが発生しました」照れている。
メロディ:「では、どこへ行きましょうか?」
GM:と、いうわけで先に行く部活を決めてしまいましょう!
GM:誰でもいいので、1d10を振るとよいでしょう!
篠沢 蒼:振っていいでしょうか!
GM:どうぞ!
稲姫ちどり:ヤーチマイナ
篠沢 蒼:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10
10 執事風支援部(メイドもいるよ)
部活が運営しているカフェで給仕のお手伝い。〈知覚〉か〈交渉〉で難易度8。
判定に成功した場合は報酬として応急手当てキットを一つ入手する。
GM:というわけで最初の判定は執事風支援部(メイドもいるよ)に決まりました!
GM:では、さっそくFS判定を開始しましょう!
GM:ここからはラウンド進行です。
GM:1ラウンド目。
GM:セットアップ。
GM:最初にハプニングチャートを振ってもらいましょう
GM:一番行動値の高い乙犠くん!1d100をどうぞ!
乙犠 奏介:ククク……破壊と争乱……
乙犠 奏介:1d100
DoubleCross : (1D100) → 15
11~15 なかなかコツを飲み込むことができない。
ラウンド中、難易度+3。
乙犠 奏介:ククク……(意気消沈)
GM:難易度があがった!判定の難易度が11になります!
稲姫ちどり:破壊と争乱が…
GM:では、セットアップの行動が何かあれば宣言をどうぞ
稲姫ちどり:ありません
乙犠 奏介:ないです!
片山樋一:なし!
篠沢 蒼:なし!
GM:では、セットアップは終了!
GM:イニシアチブ!
GM:キミたちはまず最初に執事風支援部(メイドもいるよ)にやってきていた。
GM:メイド服を着た気品あふれる美しい所作の少年がキミたちを出迎える。
亜鉈尾太助:「皆様、ようこそおいでくださいました」
篠沢 蒼:「二度めまして、お世話になります」
GM:彼は部長の亜鉈尾太助。メイドとしては完璧なのですが、男です。
片山樋一:「あー、そういや一回行ってたね」
片山樋一:「まあ行った事ないとこだとハードル高いもんな……」
稲姫ちどり:「めいど!美少年!うーん眼福眼福。酒が進むわー」
篠沢 蒼:「うん、だから安全は保証できると思って。それに現代文化におけるメイドとアイドルの立ち位置は通じるものがあるし、接客を通じて人と交流することで……」
メロディ:「なるほど」真剣にメモを取っている。
亜鉈尾太助:「わたくしどもの部では、カフェテリアを運営しております。このたびは部活体験の一環として、皆様にもメイド服や執事服に着替えて給仕をしていただきます」
乙犠 奏介:(これはとりあえず省かれる『大多数の変なの』には含まれないのか……) 蒼ちゃんの話を聞きつつも、理解困難な文化に呻く
篠沢 蒼:「えっと、とにかく。アイドルを知るなら今やメイドは避けて通れないんだよ」
メロディ:「必須科目……」ちびた鉛筆を走らせる。
篠沢 蒼:「……乙犠くんは、どっち?」メイドと執事のコスチュームを指して。
乙犠 奏介:「執事です」 断言 「男は普通、スカートを履きません」
亜鉈尾太助:「お客様がいらっしゃったらご注文をお聞きして、お飲み物やお食事を運んでいただきます。ですので、今のうちにお着替えをお願いいたします」
稲姫ちどり:「うふふ。メイドでもイケそうだけどねぇ」くすくす笑う。
片山樋一:「部長居るから公然とdisるのよくないんじゃない……?」
篠沢 蒼:「普通じゃなくてもいいのにねぇ」
稲姫ちどり:「お、じゃあフォローのために片山君がメイド服を……?」
乙犠 奏介:咳払いし 「……ともかく僕は、執事だ。何、制服を着て、言われたとおりに仕事をする。普段の潜入任務となにも変わらないな」
片山樋一:「その理屈おかしいでしょ!」
亜鉈尾太助:「片山さまもきっとお似合いになるかと存じますが」優雅にほほ笑む。
篠沢 蒼:「でもスネ毛とか生えてますよ」片山くんを指差す。
片山樋一:「えっマジ……?いやいやいや……」
片山樋一:「生えるわ!悪いか!」
亜鉈尾太助:「それは……却下でございますね」残念そうな顔。
稲姫ちどり:「あははは!まあ、準備なしじゃキツいわな。んじゃ、着替えて来よーぜぃ」
乙犠 奏介:(僕はまだ生えていないが、それを言及すればまた面倒になることは分かるぞ……)
メロディ:「メロディも着替える」クラシックなメイド服を手に取る。
篠沢 蒼:「メイドには似合わない、ってこと」ひらひら手を振って更衣室へ。
亜鉈尾太助:「では、間もなくお客さまがいらっしゃいますのでご準備のほどを」
片山樋一:「いや別に着るつもりもねーけど……!」
GM:しばらくして。
GM:部室に併設された薔薇の庭園。
GM:着替えを終えたキミたちはやってきた生徒たちへの接客を開始することになった。
メロディ:「いらっしゃいませ、ご主人さま」クラシックなメイド服を着こなし、無表情でお辞儀する。
亜鉈尾太助:「それでは、皆様。お願いいたします」
乙犠 奏介:「外面は……それなりに整えられたと思うけど」 普段は右目を隠している前髪をヘアピンで留め、しかめっ面で鏡を覗き込む
篠沢 蒼:「お帰りなさいませ、ですよ、メロディ」同じくクラシックなメイド服。既に役に入っている!
乙犠 奏介:「……子どもっぽいかな」 サイズが合うものを探すのに時間がかかったが、それさえ見つかればマニュアル通りの着こなしが可能だ。少なくとも、首から下は
メロディ:「申し訳ございません、お姉さま。……おかえりなさいませ、ご主人さま」律義に訂正している。
片山樋一:「すげー動きづらいのなこれ」伸びをしてみたり、屈伸したりする。
篠沢 蒼:「片山くん、落ち着きがない」
亜鉈尾太助:「片山さま。はしたない動きはお控えください」メイド服を着た少年が優雅にほほ笑む。
篠沢 蒼:「やっぱり似合わないね」表情を緩める。
片山樋一:「あ、え、あ、すいません……」
GM:というわけで最初のイニシアチブ!
GM:まずは行動値16の乙犠くん!
GM:〈知覚〉か〈交渉〉で難易度は11。待機もありだ
乙犠 奏介:フ……任せたまえ。出したり惜しんだりせずさっそくメロディの支援を受けるぞ
乙犠 奏介:判定のC値を-1した上で<知覚>判定です
GM:いきなり全力!
乙犠 奏介:8dx9=>11
DoubleCross : (8R10[9]>=11) → 10[3,4,6,7,9,9,9,10]+7[1,2,5,7] → 17 → 成功
稲姫ちどり:おおー
GM:高い!さすが!
乙犠 奏介:とりあえず成功!
GM:では、これで進行値は+2される!
GM:キミはてきぱきと給仕を行うことができるだろう。
乙犠 奏介:(基本、女子生徒の相手は僕ら執事で、男子生徒の相手はメロディたちメイド……分業が分かっていればどうということはない)
メロディ:「乙犠さん、こっちのテーブルは任せてください」
乙犠 奏介:「ああ。……それでは、ご注文をお聞かせ願えますか、お嬢様」 人を安心させる笑顔を浮かべながら、ソツなく年上の女生徒への接客に当たる!
乙犠 奏介:業務を通じ、心持ちの上目遣いや声のトーンを少し高めに取るなどといったウケが良くなる小技も習得していくぞ
女子生徒:「私はアールグレイとシフォンケーキと……」「この子、かわいい~!小等部の子かな?」
女子生徒:「ねえねえ、なんでこのお仕事してるの?」「すみません!お水お願いしまーす!」
乙犠 奏介:「ご注文、承りました。恐縮ですが、私は執事なので……はい、すぐにお持ちします」 めまぐるしく適切な回転!
GM:そんなこんなでキミは的確に接客を成功させる!
GM:これで乙犠くんの行動は終了!
GM:次は行動値5の片山くんかちどりさん!
稲姫ちどり:やるよ!<交渉>でチャレンジ
GM:おお
稲姫ちどり:固定値とホワイトメダルを足して…
稲姫ちどり:4dx+1+1>=11
DoubleCross : (4R10+1+1[10]>=11) → 8[2,3,7,8]+2 → 10 → 失敗
GM:お、惜しい……!
GM:難易度があがってなければいけた!
稲姫ちどり:「ふっふっふ、いっぺん着てみたかったんだよネー。こういうの」
稲姫ちどり:ロングワンピースに白いエプロン。肩は二重のプリーツひだ、頭に純白のホワイトブリム。
稲姫ちどり:一見すると清楚でおしとやかなメイドに見えなくもない。
男子生徒:「メイドさーん!注文お願ーい!」
稲姫ちどり:「めいど!」片手を上げて挨拶。
稲姫ちどり:メイドと毎度をかけた高度なギャグだ。
GM:そんなキミに男子生徒から声がかかったりもする。
男子生徒:「…………」
稲姫ちどり:「ヘイらっしゃい!なんにしやすぅ!」
男子生徒:「え、ええっと。いいですかね」
稲姫ちどり:テンションが寿司屋!
男子生徒:「寿司屋みたいなノリだな」
男子生徒:「じゃ、じゃあ、自家製ジンジャーエールとニューヨークチーズケーキを……」
稲姫ちどり:「おいしくなーれ!おいしくなーれ!」
稲姫ちどり:手順がバラバラ!
男子生徒:「!?」
男子生徒:「おしとやかさがない!」
稲姫ちどり:「ん?何か間違えたかな。テヘッ」ぺろりと舌を出して自分の額を叩く。
男子生徒:「いいから注文をー!」
男子生徒:「ええい!こんな店でニューヨークチーズケーキが食べられるか!」
GM:ニューヨークチーズケーキ欠乏症の男子生徒は怒って席を立ってしまう!
GM:店のニューヨークチーズケーキの評判にダメージだ!
メロディ:「チドリさん、普段はとても頼りになる人なのですが……」判定に失敗したことでメロディの部活体験ゲージも1つ減って七つになるぞ。
稲姫ちどり:ちょっと待って何そのゲージ
GM:では、次は同じく行動値5の片山君!
片山樋一:押忍!
片山樋一:GM!
GM:はい!
片山樋一:給仕中にズボンの裾からすね毛が見えてしまうと、お客様に不快感を与える可能性があると思うんですよ。
片山樋一:イージーエフェクト《天使の外套》でテスクチャを貼ってごまかすことで、ボーナスが付くでしょうか。
GM:自分から不快感とか言い出した
GM:うーん。まあ、いいでしょう!
GM:面白いので+2個のダイスボーナスをあげましょう
片山樋一:やった!それでは、『能力訓練:感覚』を使用宣言して知覚で判定。
片山樋一:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 8[1,2,2,3,5,6,7,8,8,8]+1 → 9
片山樋一:うーっ回らない……!
GM:お、惜しい……!
GM:では、片山くんも判定は失敗!
片山樋一:「全然自信ないぞこれ……いや、きっとこれならいけるな、よし」
片山樋一:両手を腰の後ろで組み、足を広げて立つ。
片山樋一:「お嬢!お勤めご苦労様でございます!」首元は苦しかったのでラフに開いている。
片山樋一:「全身全霊でサーブさせて頂くんで、何でも申し付けて下さい!」深く礼!
女子生徒:「!?」
女子生徒:「……!?」
亜鉈尾太助:「片山さま、こちらに」
片山樋一:(変に取り繕ったほうがボロが出るからな……こっちのほうが得意分野……)
片山樋一:「……え」
片山樋一:「ダメこれ?」
GM:メイド服を着た少年がキミを奥へと連れていく。
片山樋一:「ダメかあ」
亜鉈尾太助:「そ、それは何の真似でございますか」恥ずかしそう。
亜鉈尾太助:「いえ。一部のマニアックな層には受けるのではないかと存じますが、当店のコンセプトとは異なっております」
片山樋一:「や、だからお嬢に満足いただけるように全力でお仕えを……うーん……」
片山樋一:「篠沢、俺執事ダメだわ」
亜鉈尾太助:「お嬢様!お嬢ではございません!」
亜鉈尾太助:「ま、まあ、ときめきはしたのは事実でございますので、よろしければ後ほど個人的に……」
篠沢 蒼:「部長、まだ勤務中ですよー」
亜鉈尾太助:「はっ、そうでございました」
GM:では、最後に行動値3の蒼ちゃんの番!
篠沢 蒼:《完全演技》でメイドらしく振る舞うことでボーナスはつくでしょうか
GM:ああ。それはありでしょう
GM:片山くんのよりもだいぶそれらしいですし
篠沢 蒼:比較対象が悪い
GM:+3個のダイスボーナスをあげましょう
篠沢 蒼:わーい!
篠沢 蒼:では〈交渉〉で、CランクⅡとラッキーメダル:ホワイトの効果を受けて判定します!
GM:よかろう!
篠沢 蒼:8dx+2>=11
DoubleCross : (8R10+2[10]>=11) → 10[4,4,5,5,7,9,9,10]+5[5]+2 → 17 → 成功
GM:すごい!さすが!
GM:キミは完璧なメイド作法を披露することができるだろう!
篠沢 蒼:「さて、と……経験者として失敗するわけにはいかないからね」大きく深呼吸して精神をメイド化する。
篠沢 蒼:「お帰りなさいませ、ご主人様」テーブルのご主人様に完璧な角度のお辞儀。見たものはヴィクトリア朝にタイムスリップしたかと錯覚するだろう!
上流階級の男子生徒:「ふむ。メイドくん、こちらにも頼むよ」指を鳴らす。
上流階級の男子生徒:「こ、この接客……まるで私がかつて本場イギリスで体験したような……!?」
上流階級の男子生徒:「ち、注文を頼む……っ!」
篠沢 蒼:「なんなりと、お申し付けください」優雅に余裕を持って。あくまで使用人らしい微笑みの中に、わずかな私情を漂わせる。
上流階級の男子生徒:「くっ!ダージリンと、それからスコーンを……!」圧倒され息も絶え絶えになりながらも注文を終える!
篠沢 蒼:「かしこまりました。本日は質のいいファーストフラッシュが入っております。どうぞご堪能ください」小さくお辞儀。
上流階級の男子生徒:「この私が……メイドごときに……ッ!くそーっ!!」脂汗!
亜鉈尾太助:「さすがでございます。篠沢さま」戻ってきた蒼を称賛する。
メロディ:「これがメイド……」
篠沢 蒼:「お客様はご主人様です、の精神。僕には少し向いてないけどね」
GM:キミたちがお客をさばいたおかげでピークも乗り切り、客足も減ってきた。ここでの部活体験は終了だ。
亜鉈尾太助:「皆様、大層立派なメイドぶり、執事ぶりでございました。これはほんの心ばかりのお礼でございます」
GM:判定に成功した乙犠くんと蒼ちゃんは応急手当キットを入手できるぞ。
乙犠 奏介:クラシカルエレガント応急手当キット……!
篠沢 蒼:そんなRPGの特殊効果つき装備みたいな
GM:そして、進行値が4となり、イベントが発生!次の部活へとチェンジするぞ!
GM:チドリさん、1d10を振って次の部活を決めるといい!
稲姫ちどり:ヘーイ!
稲姫ちどり:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
5 水泳部
泳ぎ方を教えてもらい、25mプールでの競争に挑戦する。
【肉体】か〈意志〉で難易度9。
GM:といわけで次は水泳部の部室へゴー!
GM:全員の行動が終了したので、1ラウンド目はこれで終了!
GM:2ラウンド目!
GM:まずはセットアップ!
GM:ハプニングチャートだ!
GM:片山君、1d100を振るといい!
片山樋一:1d100
DoubleCross : (1D100) → 4
01~05 是非もなし。修正は特にない
稲姫ちどり:ナイス!
GM:是非もないよネ!
GM:というわけでこのラウンドは修正は特になしです
GM:セットアップはみんな何もないね?
篠沢 蒼:はい!
片山樋一:ないです
稲姫ちどり:ないよ!
乙犠 奏介:ない!
GM:では、イニシアチブ!
GM:執事風支援部(メイドもいるよ)を辞したキミたちは今度は水泳部へとやってきていた。
GM:水着に着替え、プールのある部屋へと案内されてキミたち。
GM:プールは普通の25mプールや50mプールだけでなく、オーヴァードらしく機雷が浮いていたり電流が流れていたり海賊船が航海をしているプールもある。
GM:波乱万丈なのだ。
メロディ:「泳ぐの、メロディは初めてです。楽しみにします」スクール水着を着たメロディは手のひらでプールの水をすくう。
乙犠 奏介:肌は白く、体つきもまだ細い。一緒に着替えた片山くんの、比較的小さいにしても自分よりはずっとしっかりした体つきが今ばかりは少し羨ましい
GM:というわけで、判定は乙犠くんの番からだ。
乙犠 奏介:ここは……必殺の……
乙犠 奏介:……待機だ!
GM:そうきたか~!
GM:では、次は行動値5の片山くんかちどりさん!
片山樋一:では先にもらいましょう。
乙犠 奏介:「……『水泳の授業』というものがある学校が、世界的に見ると少数派なんだ。プール設備の充実はこのアカデミアが日本支部の影響が大きいことに由来して……」 プール知識の披露!
稲姫ちどり:ドゾー
片山樋一:とはいえ、なにもないので肉体で素振りかな。
片山樋一:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[2,2,2,6,10,10]+10[4,10]+3[3] → 23 → 成功
GM:すごいたかい
稲姫ちどり:なにそれすごい
GM:すごいね!?
乙犠 奏介:こいつ、彼女の前だからって……!
篠沢 蒼:張り切ってる
稲姫ちどり:そういうあれかあ
片山樋一:あ、いや、演出的には女性陣来る前に勝手に泳いでたい!
GM:では、そうしましょう!
片山樋一:「……おし」準備運動を終える。
片山樋一:「先に流しとくか」小柄ながら鍛えているので、筋肉のつき自体はいい。
片山樋一:「教えんの任せるわ。俺に出来ることっつったら多分、手本みせるくらいだろうし」
GM:メロディはプールの隅の方で片山の様子をじっと見つめている。
乙犠 奏介:「専門ほどではありませんが、知識ならそれなりに……」 メロディと一緒に片山くんを見ている
メロディ:「じー……」見つめている。
片山樋一:飛び込み、そのままクロールに移行する。腕の振りはコンパクトながら、無駄のない動き。
メロディ:「おお」無表情に見つめていたが、次第に瞳が輝き出す。
片山樋一:見る間に25m到達し、クイックターンして戻ってくる。
メロディ:「片山さん、すごいです。キレイです」ぱちぱちと熱心に拍手する。
乙犠 奏介:「……」 最初はぼんやり眺めていたが、次第に関心を持って彼を目で追い始める
乙犠 奏介:「確かに、結構泳げる。水泳部だったのかな……」
片山樋一:50mもすぐだ。顔を上げる。
片山樋一:「どう?結構やれるっしょ?」
片山樋一:「番長連名物、地獄の寒中水泳で鍛えられてるからな……」
メロディ:「片山さん、キレイですよ」プールサイドに走り寄って言って顔を近付けて言う。
片山樋一:「あれ泳げないと死ぬし……」
乙犠 奏介:「なるほど、番長連で……体を鍛えてるのか」
片山樋一:「サンキュ……って近い!近い!」
稲姫ちどり:「あっ、片山君。何一人で先に泳いでんだあんにゃろう」
稲姫ちどり:スクール水着の胸元がぱつんぱつんになっている。着替えにてこずって出遅れたのだ。
メロディ:「人間の動きはこういう風にすればキレイになるんですね」興奮した様子で拍手は止めない。
篠沢 蒼:「先輩、プール入って大丈夫ですか? 酔って溺れたりしません……?」
稲姫ちどり:「大丈夫っしょおー。人間はねえ、脱力すれば浮くからァ」
メロディ:「メロディにもぜひ教えてください。ぜひ」片山くんにすがりつく。
篠沢 蒼:同じくスクール水着で現れるが、胸元はフラットだ。水の抵抗も少ないだろう。
片山樋一:「いや違うんすよ、ほら、レーン少ないし邪魔にならないうちにって……」顔より下に目線をやりながら返す。
乙犠 奏介:(水死体も浮くな……)
乙犠 奏介:「まあ、何もせずに待ってるのも少し手持ち無沙汰だったから」
片山樋一:「たしかに浮きそ……ってちょい!ウェイ!離れる!」
メロディ:「チドリさん、篠沢蒼さん。片山さん、すごいんですよ。とてもキレイでした」
GM:ぱたぱたと小走りに2人の方に向かっていく。
篠沢 蒼:「……」メロディに何か言いかけて、やっぱり口をつぐんで、もう一度開く。「それは、よかった」
稲姫ちどり:「おー。なんだなんだ。モテモテだな片山君!あはははは」
片山樋一:「そんなんじゃねえっすよ、ったく……」水から上がり、プールサイドに座る。視線は女性陣のまま。
GM:というわけでキミたちは水泳部での時間を楽しく過ごし……
GM:進行値は7となり、再び部活が切り替わる!
GM:次は片山くん!1d10を振るといい!
片山樋一:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2
2 レース部
スーパーカーやジェット機でレースに参加する。
〈運転:二輪、四輪、航空機〉、〈知識:機械工学〉で難易度11。
判定に失敗するとマシンが大破し、修理のために財産点3を失う。
GM:というわけで、マシンになって学園都市を駆けるよ!
片山樋一:なって……?
稲姫ちどり:変形を…?
GM:乗って!
GM:学園都市のレース場。
GM:様々なマシンが用意されている中にキミたちの姿もあった。
GM:おのおのが自分のマシンを選び、レースに参加する!それこそがアカデミアデッドレースの真骨頂だ!
メロディ:「メロディ、風になります」ヘルメットをかぶっている。
篠沢 蒼:「改めて、アカデミアって法律の届かない場所だよね。免許とか改造車とか……」
片山樋一:「飲酒とか?」
篠沢 蒼:「そう、それもね」
片山樋一:「てか、飲酒はともかく……ともかくかこれ……?飲酒運転はダメじゃない……?」
乙犠 奏介:「運転については、私道・私有地であればそういうものは寛容に許されるんだ。飲酒はまあ……」
稲姫ちどり:「一般車両が入れない、封鎖された場所ならいいらしいよォ」へらへら笑っている。
乙犠 奏介:「しかしメロディ、形から入るな。……分かるのか、運転方法とか」 かくいう自分も、自転車より速い乗り物の操縦はさすがに知らない
メロディ:「ボタンを押せば、進みます」きっぱりとした口調。
片山樋一:「そうでもない乗り物いっぱいあるからね!?」
メロディ:「では、皆さん、どうぞ」ジェットエンジンの積まれたマシンへとキミたちを押しこもうとする。
乙犠 奏介:(それはどこで仕入れた知識かな……)
GM:2人乗りと思しきマシンなので、5人で乗ると微妙に窮屈そうである。
篠沢 蒼:「せめて普通の車がいいかな……」
メロディ:「では、こちらですか?」普通のレースカーを指す。
乙犠 奏介:「どれにせよ、レースとなると五人の乗り物はないんじゃないかな。一緒に楽しむなら、別々の乗り物に乗って、一緒に走るということになるだろう」
篠沢 蒼:「……猛犬号で出てみる?」
乙犠 奏介:「五人用の乗り物っていうと、合体ロボットとか……まさかないだろうし」
稲姫ちどり:「合体ロボット知ってんのね、そーすけ君。ふふふ」
メロディ:「ロボットが合体しますか?」
乙犠 奏介:「…………別に、変じゃないでしょう」 ちょっと気恥ずかしげに顔を逸らす
片山樋一:「いや、あれレース用じゃないし……」
GM:というわけで、迷いながらもキミたちは荒涼とした砂漠地帯へと今まさに走り出そうとしていた!
GM:行動的にはちどりさんの番からです
稲姫ちどり:うむ…
稲姫ちどり:では、蒼ちゃんへの支援判定を<情報:アカデミア>で。
GM:支援判定はイニシアチブなので、一度待機してやることになりますが、いいでしょう!
稲姫ちどり:学園通の友人とラッキーメダルWHで…
稲姫ちどり:6dx+4+1>=11
DoubleCross : (6R10+4+1[10]>=11) → 9[1,2,8,8,9,9]+5 → 14 → 成功
GM:おおー!成功!
GM:では、蒼ちゃんの次の判定は+3!
GM:そして、そのまま行動値3の蒼ちゃんの番!
篠沢 蒼:ところで高速で乗り物を操縦するレースにおいては極限状況での冷静さが求められると思うんですが
GM:ほうほう
篠沢 蒼:《代謝制御》で感情をコントロールして何らかのボーナスを得られないでしょうか
GM:説得力はある!
GM:+3個のダイスボーナスをあげよう!
篠沢 蒼:やったー!
篠沢 蒼:では〈知識:機械工学〉で、CランクⅡの効果を受けて判定!
GM:そっちで判定するか!どうぞ!
篠沢 蒼:8dx+1+3
DoubleCross : (8R10+1+3[10]) → 8[1,2,3,4,4,6,6,8]+4 → 12
GM:判定は成功!さすが!
篠沢 蒼:ぎりぎりだった
稲姫ちどり:「あー、蒼ちゃん蒼ちゃん」
稲姫ちどり:ちょいちょいと肩をつつく。
篠沢 蒼:「はい?」マシンに乗り込もうとしていたところで、振り向く。
稲姫ちどり:「あの赤いマシン、爆走ニトロクラブの連中だから近寄らないよーにね!よく爆発すっから」
稲姫ちどり:コース上を凄まじい勢いで爆走しているマシンを指さす。
篠沢 蒼:「それ、よく廃部になりませんね……」やや呆れた表情でうなずく。
GM:爆走ニトロクラブは走りながら爆発するのが趣味の集団だ!知らずにレースに参加した生徒が危険な目に遭うことが多い!
稲姫ちどり:「一回活動停止にはなったんだけどなあ。あと、白いマシンの奴は石油王部の連中だべ」
稲姫ちどり:「オイルまき散らすから後ろ走らない方がいいニャー」
篠沢 蒼:「部になるほど石油王群生してるんですか」
稲姫ちどり:「んむ。おこぼれに預かりたい……まあ、そんだけさ!気を付けてねぇ」ひらひらと手を振る。
篠沢 蒼:「……とにかく、がんばります」
篠沢 蒼:近未来的なスポーツカーに乗り込み、ハンドルを握る。「シミュレーターでならやったことあるし、多分なんとか」
GM:では、蒼ちゃんはスリルを感じつつも事故を起こすこともなく、無事にレースを終走り終えることができるだろう。
GM:足がふらついていたりはするかもしれないが、ケガ1つなく片山くんたちのところへと戻ってくることができる!
篠沢 蒼:「……やっぱり実物は全然違った」へろへろしながら戻ってくる。
篠沢 蒼:「まさか爆風に乗ってオイルを跳び越える裏技が使えるなんて」
メロディ:「とてもスリリングでした」真剣な表情。
稲姫ちどり:「おっつかれーい。いや、いい走りっぷりだったね!怪我しなくて何よりだわ」
篠沢 蒼:「よかった」笑顔で返す。「格好いいのは片山くんだけじゃないでしょ?」
メロディ:「はい。とてもお見事でした」
乙犠 奏介:「……色々飲み込んだ上で言えば、確かに恰好良かった。手に汗を握るというか……」
メロディ:こくこくと何度も頷いている。
篠沢 蒼:「先輩のアドバイスがなかったら大事故でした」
片山樋一:「え、今のもっかい言って……」
篠沢 蒼:「格好いいのは片山くんだけじゃない、って?」
片山樋一:「んっ」普通に照れる。「いやいい。オッケー」
稲姫ちどり:「何デレデレしてんのん?こいつ」目をぱちくりさせている。
メロディ:「じー……」
GM:というわけで、進行値は+2されて9!ここでまた部活が変更されます!
篠沢 蒼:「……こっちまで恥ずかしくなる」顔を背けて独り言。
GM:乙犠くん!1d10を振るといい!
乙犠 奏介:「あまりそういうことは言われ慣れてなさそうだから……」
乙犠 奏介:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
乙犠 奏介:YAKYU……!
7 野球部
キャッチボールやバッティング練習、オーヴァード紅白試合をする。
〈白兵〉か〈射撃〉で難易度10。
乙犠 奏介:射撃! ならば殺せる!
GM:というわけで、キミたちは野球部のグラウンドへとやってくる!
GM:キミたちの前に姿を現したのはオーヴァード野球部のエースの少年だ。
野球部エース:「ふん、体験入部と聞いてどんなやつが来るかと思ったが、こんなチビスケが相手か」
野球部エース:「俺が特別に練習に付き合ってやろう。打つ方でも投げる方でも好きな方を選んでいいぜ」
乙犠 奏介:「……それはどうも。身体の大小ばかりで決まるものでも、ないでしょうけど」 彼に顔を向けず、ボールの感触を確かめている
GM:野球部エースの北斗はエースキラーの異名で知られており、数々のエースをそのオーヴァード能力で葬ってきた恐るべき選手だ!
乙犠 奏介:ただの闇討ち野郎では……?
乙犠 奏介:「……この重さなら、何とかか。投げで」
片山樋一:「野球か……番長連名物地獄の千本ノック以来だな……」
野球部エース:「いいだろう。ピッチャーマウンドに立ちな!」
篠沢 蒼:「がんばれー、やっちゃえー」ベンチから声を上げる。完全に応援の体勢。
篠沢 蒼:「……番長連なんでもやってるね」
メロディ:「がんばってください、乙犠さん」
稲姫ちどり:「ストライーク!バッターアウト!ゲームセットォー」応援の体勢!
GM:バッターボックスに立った北斗がバットを構えると腕の筋肉が膨れ上がる!獣化能力の応用だ!
乙犠 奏介:応援に対しては少しだけ笑みを返し、バッターボックスを見る
野球部エース:「グフフーッ!あんなチビの球速などたかが知れているわ!ピッチャー返しでトドメよ!」
乙犠 奏介:「オーヴァード野球部、か。アカデミアならではとでも言うべきか。だが……」
乙犠 奏介:「……そっちがその気なら、こっちにも手がある」 ボールを右手で持ち、左腕は力を抜いて、指だけを忙しく走らせる
乙犠 奏介:判定します!
GM:どうぞ!
乙犠 奏介:<射撃>!
GM:来い!
乙犠 奏介:8dx+3=>10
DoubleCross : (8R10+3[10]>=10) → 10[2,3,4,5,5,8,9,10]+1[1]+3 → 14 → 成功
GM:高い!まずは成功!
乙犠 奏介:見よう見まねのフォームは、見るからに力が入っていない。片腕を殆ど使っていないのだから、尚更だ。ボールは比較的まっすぐ、それでも部員のそれに比べれば明らかに弱い勢いで飛ぶ
野球部エース:「ボールが止まって見えるぞーッ!」大ぶりのフルスイング!
乙犠 奏介:だが、左手を走らせる。ピッチャーマウンドとバッターボックスの間で、パン、と弾けるような快音。
野球部エース:「!!?」
乙犠 奏介:野球部エースの手前でボールが急激に軌道を変えた。『戻った』のだ。
GM:確かにど真ん中でとらえたはずのバットが空振りする!
野球部エース:「な、なんだ!?何が起こった……!!?」
乙犠 奏介:そしてもう一度、パン、という音。ボールは再び『戻り』、速度は殆ど変えず、ゆるい軌道を描いて、キャッチャーミットに収まる。
メロディ:「ストライク」無表情に言う。
稲姫ちどり:「ヒュウヒュウ!いいぞぉ、そーすけ君!魔球だ魔球!」手にしたジョッキを一息で空にする。
野球部エース:「こ、こんなはずがー!?」
乙犠 奏介:「止まって見えるボールを相手に空振りなんて、エースとしてどうなんでしょうね」
野球部エース:「も、もう一球!もう一球だ!!」
乙犠 奏介:「……良いでしょう。これなら、身体の大小は関係ない。今回使ったのはただの二音……」
乙犠 奏介:「"百段音階"の本領はここからだ」
野球部エース:「次こそは確実に仕留めてやるーッ!」
GM:2ラウンド目はこれで終了!
GM:セットアップ!
GM:まずはハプニングチャート!
GM:ちどりさんは1d100を振ってください!
稲姫ちどり:やったらー!
稲姫ちどり:1d100
DoubleCross : (1D100) → 87
86~90 部活感覚が研ぎ澄まされる。ラウンド中、判定の達成値+3。
GM:有利なやつやん!
稲姫ちどり:ヒャホホホ ヒャッホイ
GM:では、セットアップは何もないと思うので飛ばして
GM:進行値11の状態で3ラウンド目のイニシアチブ!
GM:まずは行動値16の乙犠くん!
乙犠 奏介:<射撃>で……仕留める!
GM:やってみろやー!
GM:難易度は10だオラー!
GM:達成値は+3されてるぞコラー!
乙犠 奏介:こわい……
乙犠 奏介:第一球、前後攪乱。
乙犠 奏介:第二球、上下攪乱。第三球、左右攪乱。
乙犠 奏介:第四、第六、第八球、各種攪乱の組み合わせによる多元眩惑。第五球、直上に飛ばしてからの急降下。第七球、感動的な音楽再生による士気喪失。
乙犠 奏介:数多の技術で、これまで八つのストライクを奪った。そして第九球。
野球部エース:「次だ……!次こそテメエを仕留めてやる……!」
乙犠 奏介:「……そろそろ塩時でしょう。これが最後だ」
乙犠 奏介:8dx+3+3=>10
DoubleCross : (8R10+3+3[10]>=10) → 9[1,1,2,2,3,5,7,9]+6 → 15 → 成功
野球部エース:「待ってたぜ、この時をよォ!」
GM:北斗はバットを振るように見せかけてギロチン状の光線を放つ!獣化能力の応用だ!
GM:ボールごとキミを真っ二つにするつもりである!危険極まりない!
乙犠 奏介:「……!」 目を剥く。だが、それだけだ。対応不可能ではない。
野球部エース:「グフフーッ!これまでの八球、全てこの時のための仕込みよーッ!」
乙犠 奏介:用意していた衝撃波で、ボールを急加速させる。図らずともストレート。
野球部エース:「野球ってのは最後にマウンドに立ってたやつの勝ちなんだよーッ!」
乙犠 奏介:「……なら、その言葉の通りに勝者を決めるか!」
GM:ギロチン状の光線が飛ぶ!
乙犠 奏介:全ての力を叩き込んだその球速は――音速に匹敵!
乙犠 奏介:ソニックブームを纏った白球は、ギロチン光線を無傷で突破!
野球部エース:「こ、これは……!?」
乙犠 奏介:更にバッターボックスのエースを衝撃波で打ちのめす!
乙犠 奏介:投手本人はしゃがむことで光線を回避!
GM:北斗は反射的にバットを振るが、それが災いして衝撃波にもろに巻き込まれる!
GM:北斗の体が紙のように吹き飛び、観客席に突き刺さる!
野球部エース:「ウワーッ!?」
メロディ:「ストライク。バッターアウト」
乙犠 奏介:「……勝利は」 光線が過ぎ去ってから、立ち上がり
篠沢 蒼:「……メロディ、冷静だね」
乙犠 奏介:「最後にマウンドに立っていたやつ……僕だ」 口の端に、笑みを浮かべて
稲姫ちどり:「決まったぁー!そーすけ君、ナイスピー!あははははは!」
手をたたいて喜ぶ。足元には空のジョッキが散乱している。
片山樋一:「君も変なもんに影響されたんだな……」
メロディ:「いえ。とても感動で打ち震えています。メロディ、こんなに美しい野球の試合を見たのは初めてです」
メロディ:ぱちぱちと拍手をしている。
稲姫ちどり:「だねー!カッコ良かったねえメロディちゃん!」
乙犠 奏介:拍手を聞いて皆を振り返る。作りでない、子どもっぽい笑みだ。
メロディ:「はい。とても格好良かったです」
篠沢 蒼:「確かに、ダイナミックな勝負ではあった……かな」
乙犠 奏介:が、はっとして口元を押さえ、顔を逸らす。 「……まあ、UGNチルドレンとして鍛錬していれば、これくらい当然ということです」
篠沢 蒼:「野球の試合としては、前衛的だけど」
メロディ:「まるで、ヒーローのようでしたよ」にっこりと笑う。
メロディ:「篠沢蒼さんも褒めています」
GM:というわけでこれで進行値は13!最後の部活チェンジだ!
乙犠 奏介:「……エージェントをしてると、そういう風に言われることもあります。あるけど、それで舞い上がらないのが、チルドレンだ」
片山樋一:「舞い上がってたでしょ今」
メロディ:「なるほど」メモを取っている。
GM:最後は自由選択!好きなものを選んでいいよ!
稲姫ちどり:「あはは!ちょーっとくらい舞い上がってもいいんじゃなーい?これは任務じゃなくて部活だもんねぇ!」
篠沢 蒼:「片山くんだって、褒められたら舞い上がるもんね」
片山樋一:「うん。めっちゃ舞い上がる」
篠沢 蒼:「素直でよろしい」にっこり頷く。
乙犠 奏介:「……舞い上がってない……」
稲姫ちどり:「んん……?」蒼ちゃんと片山君の様子を見て首を傾げる。
メロディ:「そろそろ日も暗くなってきました。次が最後でしょうか」
稲姫ちどり:「ふむむ……?あ、うん。そうだねえ。〆に行こう、〆」
篠沢 蒼:「それなんだけど……やっぱりアイドルと言えば、歌じゃない?」
メロディ:「はい。〆といえばやはりラーメン部などが……いえ、歌ですね」
稲姫ちどり:「おっほう!ソレ言えた!さすが蒼ちゃんだぜっ」
篠沢 蒼:「だから軽音部とか、どうかなって……夏川さんのソロのときにも協力してもらったし」
乙犠 奏介:「ここでどういう風に歌が歌われているかとか、知っておくのも良いと思う」
メロディ:「軽音部!素敵だと思います」
篠沢 蒼:「片山くんも、それでいい?」
片山樋一:「まあラーメンよりは全然いいよね」
メロディ:「片山さんが話の分かる人で助かります」
篠沢 蒼:「うん、よかった」
篠沢 蒼:「……メロディ、普段の会話はもうちょっと経験値が必要だね」
乙犠 奏介:「軽音……軽い音楽……たぶんクラシックとかではないよな……」 ぶつぶつ
メロディ:「事と次第によっては実力行使も辞さないつもりで……え、経験値ですか?」
GM:では、そんなこんなでキミたちは軽音部の部室へとやってきます。
GM:軽音部の部室に入ると並んでいるギターやキーボード、レコードなどを見てメロディは瞳を輝かせる。
メロディ:「す、すごい。プログラムではありません。質感があります」
メロディ:「これらはなぜ電子化されていませんか?諸般の事情が?」
篠沢 蒼:「人間は物理空間で生まれたから、かな」
乙犠 奏介:「……実体があった方が、見たり触ったりできるし。なるほど、こういうのか……」
メロディ:「メロディの感情に多大な衝撃です。理由は分かりませんが、これは感動という感情だと推測されます」
稲姫ちどり:「んふふふ。メロディちゃん。よかったねえ」
GM:メロディはショルーダーキーボードを興味深げに見つめている。
稲姫ちどり:「オリジナル曲のヒントになるんでない?」
メロディ:「はい。すごく参考になりそうです」
GM:と、そこで部室内に響くエレキギター音!
坂上ドレミ:「いえーい!みんな、ノッてるかーい!」ギター音!
GM:前髪をヘアバンドで止めた少女がギターをかきならす!
坂上ドレミ:「体験入部ってことで、ここにある楽器は好きに使ってくれていいから!」
篠沢 蒼:「ノるのはこれからでーす」ひらひら手を振る
坂上ドレミ:「ばかやろー!生きてるってことはノッてるってことだろ!?」ギター音!
片山樋一:「生きてるか聞いてたの!?」
乙犠 奏介:「あんまり関わりのないジャンルなので、いきなりは難しい」
稲姫ちどり:「いえー!みんな生きてるぜ!しぇけなべいべー!」
坂上ドレミ:「へっ、なかなかノッてきたじゃねーか」
篠沢 蒼:「稲姫先輩、ノリだけで生きてません?」
GM:彼女は軽音部一年の坂上ドレミ。新入部員だが、こんなノリなので大変なのだ。
稲姫ちどり:「酒も要るよぉ!」
篠沢 蒼:「ロックで?」
稲姫ちどり:「お、うまいこと言うね」
坂上ドレミ:「音楽ってのは技術云々も大事だけど、まずは自由に音を鳴らして楽しむこと!」
坂上ドレミ:「もう好き勝手やってちょうだいよ!先輩にはあたしがあとで怒られます!」
乙犠 奏介:「ロック……?」 頭の中で岩とかロックオンのアレとか色々思い描き、今の発言の意図を測ろうとしている
片山樋一:「怒られ前提なの」
稲姫ちどり:「わーい!歯で弾くやつやろうぜ、歯で」
篠沢 蒼:「頼もしい」
坂上ドレミ:「さあさあ!ミュージック イズ ファン!」
メロディ:「ドキドキです」ショルダーキーボードを手に取る。
篠沢 蒼:「片山くんはギター弾けたよね」
片山樋一:「ん。ああ。モテるかと思って練習したしわりかしイケる」
メロディ:「篠沢蒼さんは、ボーカル、ですか?」ぎこちなく聞く。
篠沢 蒼:「えっと……うん。楽器は全然」苦笑する。「篠沢蒼の歌、聞いたことある?」
メロディ:「え!あります!とてもあります!」首をブンブン振る。
篠沢 蒼:「とても」目をぱちぱちさせる。「ちょっと、困るかも」
篠沢 蒼:「前みたいには歌えないと思うから」
メロディ:「困りません!全然!歌ってもらえるだけで!もう!」
篠沢 蒼:「……そっか、うん」
篠沢 蒼:「じゃあ、がんばるね」
メロディ:「ええっと、皆さん。演奏の準備はいいでしょうか」おそるおそる振り返る。
片山樋一:ギターを構えたままピックを持った手を上げる。
乙犠 奏介:「皆さん」 目を丸くする。腕を浅く組んで傍観の構えを取っていた
稲姫ちどり:「おーらい!」いつの間にかドラムセットの椅子に陣取っている。
篠沢 蒼:「……ん、よし」眼鏡を外し、髪をツインテに結び直す。
メロディ:「乙犠さんもです。当たり前です」少し頬を膨らませる。
篠沢 蒼:「奏介くん、一人だけノリ悪いぞ!」
稲姫ちどり:「わるいぞーう!」
乙犠 奏介:「……分かった。分かった。僕は楽器を弾くつもりはないんだが」 適当に棚からタンバリンを取る
片山樋一:「悪いぞー!生きてんのー?」
乙犠 奏介:「これくらいなら、まあ。リズム取るくらいは……分かったって! 生きてるし!」
メロディ:「楽器、もしわからなかったら、メロディと一緒に弾きませんか」ショルダーキーボードを半分差し出す。
乙犠 奏介:「いい。いいんだ。僕はこれでいい。……ほら、やるぞ」 堅辞
メロディ:「任務でしたらしょうがないです」ショルダーキーボードを構え直す。
篠沢 蒼:「……」小さく首を傾げる。「あとで後悔しちゃうぞ」
篠沢 蒼:「全力でやった方が、絶対楽しいから!」
メロディ:「メロディ、全力全開です」
乙犠 奏介:「……後悔しないためです」 目を閉じ、小声で。そしてタンバリンを構える
メロディ:「いきますよー。さん、はい」
GM:というわけでまずは行動値5の片山くんかちどりさんの番!
片山樋一:やるます!
稲姫ちどり:ごーごー
片山樋一:「能力訓練:精神」を使って知識判定。あと、メロディの効果でダイスを増やしたいです。
GM:どうぞ!
GM:〈芸術:音楽〉か〈知識:音楽〉で難易度は7!
片山樋一:11dx>=7
DoubleCross : (11R10[10]>=7) → 8[1,1,1,2,2,2,3,3,6,8,8] → 8 → 成功
GM:上手い!
GM:これで進行値は14!
片山樋一:主旋律を弾き始める。曲は少し前に流行ったアイドルグループのナンバーから、「Next Step」。
片山樋一:明るい曲調で初心者にも乗りやすいし、なによりこの曲はよく知っている。
メロディ:「片山さん。ギター、上手です。たのしそうな音、してます」キーボードの伴奏を合わせる。
片山樋一:際立って上手いなどということはないが、必要十分、音は外さない。
GM:では、次はちどりさんの番!
稲姫ちどり:そういえばハプニングチャートの達成値+3ってまだ生きてるよね?
片山樋一:ほんとだ
片山樋一:じゃあ11です!
GM:あっ、では、進行値は+2されて15!
GM:本来はこれでFS判定は終了なのですが
GM:アンコールでこのラウンドの終了まで判定をやるかどうかはちどりさんと蒼ちゃんにお任せしたい!
稲姫ちどり:せっかくだからぱぱっとやるぜ
篠沢 蒼:せっかくなので!
GM:では、あらためtちどりさんの番!
稲姫ちどり:こちらは<知識:音楽>で判定を。メロディの効果でダイス増やします
稲姫ちどり:8dx+3>=7
DoubleCross : (8R10+3[10]>=7) → 9[4,5,5,5,7,8,8,9]+3 → 12 → 成功
GM:判定は成功!これで進行値は17!
稲姫ちどり:意外にも正確なリズムを刻み、華麗なフィルインも織り交ぜてスティックを振るっている。
稲姫ちどり:「ふふん。前に付き合ってた子がドラムキチだったんで、ちょっとかじったんだよね」
片山樋一:「やれんじゃないっすかセンパイ!」
メロディ:「チドリさん。勢いあって、とても気持ち良いです。すごいです」
篠沢 蒼:「先輩、すごいすごい!」
稲姫ちどり:「うぇーい!ノッてきたぜぃ!酒が切れないうちにどんどん行こう!」
篠沢 蒼:「この感じ、やっぱり楽しいな」
GM:では、最後に蒼ちゃんの番!
篠沢 蒼:〈芸術:音楽〉で判定!CランクⅡとアイドル手帳を使用、メロディの効果でダイスも増やす!
篠沢 蒼:7dx+3
DoubleCross : (7R10+3[10]) → 10[1,2,2,3,7,9,10]+3[3]+3 → 16
GM:判定は成功!
篠沢 蒼:ギターを弾く片山くんに微笑んで、体全体でリズムに乗って、歌い始める。
篠沢 蒼:「♪Next step 次の扉 新しい場所へ」
篠沢 蒼:「♪もっと大きく 一歩を」最初のフレーズを歌いながら、メロディに目配せを送る。
メロディ:喜びに満ちた様子でキーボードを弾いていたメロディはその視線に少し戸惑う。
乙犠 奏介:「歌うんだ」 合奏のリズムに合わせてタンバリンを振るいながら
乙犠 奏介:「口は空いている。できるだろう」
篠沢 蒼:「君も一緒に、ほらーー ♪踏み出して」
メロディ:頷く。
メロディ:「Next step!」小さくジャンプする。
GM:それをきっかけにメロディは熱く歌を口ずさみ始める。
篠沢 蒼:メロディの歌声に、満面の笑みを浮かべる。
GM:蒼とともにNext Stepを一曲歌い終わるとメロディはへろへろとその場にへたり込む。
メロディ:「うわああああああー……は、初めてでした」
メロディ:「Undineの曲や蒼さんの曲は今まで何度も練習はしてきましたけど、一度も配信はしたことがなくて」
メロディ:「それを……それをこんな……蒼さんと一緒に……」
篠沢 蒼:メロディに手を差し伸べる。「すっごくよかったよ。リズムも音程も完璧だったし……ハートが伝わった」
メロディ:「い、いいんでしょうか。夢じゃないんでしょうか」
篠沢 蒼:「夢は叶えるものだよ」
メロディ:「わ、私の夢は……」
篠沢 蒼:「夢は?」
乙犠 奏介:タンバリンを早々に棚へ仕舞って、そのやりとりを遠くから見守る。
メロディ:「私の夢は、叶ったのか、叶っていないのか分かりませんが、でも幸せなのは確かです」
GM:メロディは立ち上がる。
メロディ:「皆さん、今日はメロディと一緒にいてくれてとてもありがとうございました。メロディはすごく……すごく楽しかったです」
稲姫ちどり:「どーいたしまして。こっちも楽しかったよぉー」汗を拭きつつ手をひらひら振る。
片山樋一:「満足したみたいで何より。まあ今日はこんなもんだよね……暗くなりそうだし」
篠沢 蒼:「私も、久々にこんな風に歌ったよ」
メロディ:「特に乙犠さんは任務なのに、メロディのことをとても気にかけてくれます。それが、メロディはすごく嬉しいです」
乙犠 奏介:「僕。そんな、特別なことなんて……任務だからだし」 顔を逸らし 「いろいろ教えてるのだって、ほら。僕の任務を楽にするためだ」
メロディ:「はい。それでいいです」
メロディ:「ですので、メロディも乙犠さんの任務が上手くいくように頑張りたいと思います。そう思ったら自分の歌も書けそうな気がしてきました」
乙犠 奏介:「そ、か。ヒントができたんなら、何より。歌も、うん……綺麗で良かったし。ちょっと緊張してたけどな」 口元だけで笑い
メロディ:「あんなの、緊張します。当たり前です」
乙犠 奏介:「本番、皆の前で歌うんなら、どうせ緊張するんじゃないか。緊張してもそういう風に見せないのが大事なんだぞ」
メロディ:「いいえ。デビューライブはちゃんと緊張しないでやります」少し膨れている。
メロディ:「あ、そうだ。乙犠さん、それに皆さん」
メロディ:「今度のデビューライブが終わったらまた一緒にメロディと出かけてくれませんか」
片山樋一:「なんだ。そりゃ全然いいけど。いいよね?」
篠沢 蒼:「あ、えっと……」再び眼鏡をかけ直している。「僕でよければ」
稲姫ちどり:「モチのロンでございますわよ。まだまだ、見るとこいっぱいあるからね」
乙犠 奏介:「……護衛は任務だ。今日と変わらず、それくらいはできる。きっと」
メロディ:「とても楽しかったので……この気持ちをもう一度味わいたいのです」
メロディ:「じゃあ、約束ですよ」ノートに書き込んでいる。
篠沢 蒼:「そういうことなら、いくらでも」
篠沢 蒼:「それに、もっともっと楽しいことはたくさんあるよ」ちらりと片山くんを見る。
篠沢 蒼:「本当に、数え切れないくらい」
メロディ:「それは……すごく楽しみです」
片山樋一:「……ああ。そうだな。そうかも」目を閉じる。
稲姫ちどり:「あーあー、それとさあ」思い出したように手を叩く。
稲姫ちどり:「そーすけ君は、今日どうだったよ?」
乙犠 奏介:「え……」 急に振られて、目をしばたたかせ
乙犠 奏介:「どうって。僕が?」
稲姫ちどり:「ウイ。これがアカデミアだよ。色々メチャクチャだけど、面白かったっしょ?」
乙犠 奏介:「……そうだな。ええ、まあ……面白、かった。うん、面白かったことは間違いない」
乙犠 奏介:「それ以上に色々メチャクチャだったけど」 目を閉じ 「あんなの、野球ではない」
篠沢 蒼:「自覚はあったんだ……」
稲姫ちどり:「あははは!そりゃ確かに!でも、その調子でこの学園を楽しんでもらえると嬉しいね!」
片山樋一:「半分君のせいだかんねそれ」
メロディ:「あれは野球ではなかったのですか」きょとんとしている。
乙犠 奏介:「あちらが先に野球選手であることを捨てたから、僕も捨てただけのことだ。あれはあれで、まあ……」
乙犠 奏介:「……任務だから。それなりに」 曖昧に笑って 「メロディもいるし、そんなヒマがあれば」
メロディ:「あれば?」小首を傾げる。
乙犠 奏介:「……ほら、もう帰るぞ。時間だ。楽器も片付けて」
稲姫ちどり:「……ふむ。ま、今のところはそんな感じでいいか」帰り支度に入る。
メロディ:「待ってください、乙犠さん。結局は楽しかったということでいいのでしょうか」ぱたぱたと後片付けを始める。
篠沢 蒼:「……片山くん」皆の様子を見ながら呼びかける。
片山樋一:「ん?」
篠沢 蒼:「歌うのって、楽しいね」
片山樋一:「はは。何だよ、今更さ」
乙犠 奏介:「……ああ。楽しかったとも」 短くそれだけ返す
片山樋一:「知ってたことだろ?」
篠沢 蒼:「前もこんな気持になった気がする。なんでかな、すぐに忘れちゃうんだよね」
篠沢 蒼:「ありがと」
片山樋一:「いや、俺も楽しかった」
篠沢 蒼:「……それと」
篠沢 蒼:「君のこと、いつだって世界一格好いいと思ってるから。恥ずかしいから、ごまかしちゃうけど」
篠沢 蒼:「聞きたくなったら何度でも言ってあげるから、その」
片山樋一:「……」自分の口元を手の甲で押さえる。
篠沢 蒼:「人前でああいう風に、喜ばれると……恥ずかしいです」
片山樋一:「や、その、……今の俺の方がハズいわ、クソ」
篠沢 蒼:「ううう……」顔を抑える。「い、今のなし」
篠沢 蒼:「なしじゃないけど、えっと……なし! また今度ちゃんと!」
篠沢 蒼:「さ、帰り支度!」
メロディ:「お二人ともー。撤退の時間ですよー」
メロディ:「チドリさんが番長連のケイヒでお好み焼きをご馳走してくれるそうです」
片山樋一:「ああ、悪い!すぐ行く……経費でてんの!?俺聞いてないけど!」
GM:遠くの方からメロディの声が聞こえる。
片山樋一:両手で自分の顔を叩く。
片山樋一:「おし。行くか」
篠沢 蒼:「うん、行こう」少し距離を開けて歩き出す。「怪しまれないように!」
GM:では、シーン終了!
GM:ロイスの取得や感情変更のみ可能だよ!
篠沢 蒼:特になし!
片山樋一:ないよっ
乙犠 奏介:稲姫さんのロイス感情をじゃっかん変更 ○有為/懐疑 から、 ○信頼/食傷 へ
GM:やったー
稲姫ちどり:信頼された
稲姫ちどり:メロディに最後のロイスを取ろうかな。○P:庇護/N:心配 で。
乙犠 奏介:飲酒量の割にはね……
稲姫ちどり:割…
稲姫ちどり:いじょうです
GM:では、全員がロイスを取り終わったらシーン終了!
シーン12/ミドルフェイズ07
GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは乙犠くん!
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+2(1d10-1->3-1)した(侵蝕率:80->82)。
GM:他のPCは途中から登場可能になるよ
GM:前のシーンの翌朝。
GM:キミが寮の自室にいるような時間ですね。
乙犠 奏介:昨日が昨日なので、早めに迎えに行くかもしれないけど、
乙犠 奏介:何かあって部屋にいた方が好都合なら報告書作成などしているような、そんな朝の気分です
GM:では、予想外に早い時間に部屋のドアがノックされます。
乙犠 奏介:予想外に早いなら、少し眠たげな目を擦って顔を出します
GM:すると、そこにはメロディが立っている。
メロディ:「おはようございます、奏介さん」
乙犠 奏介:「おはよう。今日は早出だな」 髪もちょっとだけ乱れている
GM:透き通るように白い肌と全くの無表情なところはいつも通りで、昨日の夜の動転した様子もない。
GM:内跳ねショートカットヘアも綺麗に整って、制服もしっかりと着込んでいる。
乙犠 奏介:そんな様子を見て、動揺していないと受け取るべきか、逆に異常だと認識するべきかをぼんやり考えつつ
乙犠 奏介:「何か用が? こんな時間に男子寮に」
メロディ:「む、髪を貸してください。梳かします」くしを取り出す。
メロディ:「はい。私も一晩じっくり考えて思ったのです。昨日は本当にすみませんでした」
乙犠 奏介:「えっ……」 言われるまま貸す
メロディ:「私が学園に来てから奏介さんには色々と助けてもらっています」座らせて髪を梳かし始める。
メロディ:「それこそ、動画サイトで見た保護者かお兄さんのように」
乙犠 奏介:「……いや、良いんだ。今日、今この時、そう思えるんなら」 大人しく座らせられ、神妙な面持ち
メロディ:「でも、世間一般的に考えると、私がお姉さんで、奏介さんが弟なのではないでしょうか」
メロディ:「なので、昨日までの状態はおかしい。私の感情はそう結論付けました」
乙犠 奏介:「……姉が弟より常にしっかりしてるとは限らないよ」 目を閉じ
メロディ:「そういうものですか?」小首を傾げる。
乙犠 奏介:「僕は知らないが、きっと実際の兄弟だって、そうだ。どうせ先に生まれたか、後に生まれたかの違い……」
乙犠 奏介:「……生まれた順序の話なら、僕が兄で良いんじゃないか?」
メロディ:「こういうのは見た目の問題なのではありませんか? 私は大きいです」胸を張る。
乙犠 奏介:「ま、どっちでも良いか」 くすりと笑う 「僕は大人だからな」
メロディ:「いえ、ですから、メロディの方が大人だという話です」キミの髪を整え終えて満足げにしている。
メロディ:「というわけで、私も奏介さんのことは奏介さんと呼ぶので、奏介さんも気軽にメロディをお姉さんと呼んでください」
乙犠 奏介:手で自分の髪を確かめ 「僕を名前で呼ぶのは良いが、後の方は、どうかな。ともかくありがとう……うん、ちゃんとできてる」
メロディ:「経験が活きました」くしをカバンにしまっている。
乙犠 奏介:「今は自分でやってるが、昔はよくこういうことされたよ。それこそ、君みたいに姉ぶる人にね」
メロディ:「姉ぶる人?奏介さんは施設生まれだという話ではありませんでしたか」
乙犠 奏介:「そう、姉ぶる人。血縁はなかったから、"ぶる"だ。ただ先に生まれて施設にいたから、って。体も多少は僕より大きかったし、器用ではあったけど……」
乙犠 奏介:「チルドレンとしての能力も、勉強も、身体能力も、生活面だって! 僕には劣っていたよ。だからよく面倒を見ていた覚えもある」
乙犠 奏介:椅子から立って、鏡を見る 「僕が子どものころ。ずいぶん昔のことだけど」
メロディ:「その人のこと、とても気になります」
メロディ:「でも、聞かない方がいいと、メロディの感情が言っています」
乙犠 奏介:「……そうだな。これは僕と君の間の本題じゃない」
乙犠 奏介:「結局これからどうするつもりなんだ?」 前髪を整えて、普段通り、片目が隠れるようにする
メロディ:「奏介さんがいつかたまたま言いたくなった時に聞くことにします」
メロディ:「なので、学校。行きましょう。きっと今日も楽しいですよ。走りながら食べる用の食パンも用意してきました」
乙犠 奏介:「時間に余裕はあるし、それは必要ないだろう。途中で喫茶店にでも寄るのも良いし」 カバンを持ち
乙犠 奏介:「で、これからどうするつもりなんだ」
メロディ:「これからとは?」小首を傾げる。
乙犠 奏介:「だから……」 言いかけて 「……まあ、良いか」 今彼女が妙な行動を……早起き以外に変なところを見せないのであれば、それで良い、と考えた
乙犠 奏介:一対一で確かめるより、皆のいるところで真意を引き出して、必要なら話をする方が理想だろう
メロディ:「では、行きましょう。メロディはお姉さんなので露払いをします」
GM:というわけで、ここからは情報収集が可能になります。
GM:今のところ判定が可能な項目は次の五つ。
・メロディについて〈情報:UGN、アカデミア〉難易度7
・佐村武内あかりについて〈情報:UGN、アカデミア〉難易度7
・真神守について〈情報:アカデミア〉〈知識:アイドル〉難易度8
・アヌビスについて〈情報:アカデミア、UGN〉難易度8
・ファントム教団について〈情報:アカデミア〉〈知識:アイドル〉難易度9
GM:判定がしたい人はシーンに登場するといいだろう!
稲姫ちどり:出ます
稲姫ちどり:1d10+78-1
DoubleCross : (1D10+78-1) → 3[3]+78-1 → 80
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:82->85)
篠沢 蒼:1d10+79
DoubleCross : (1D10+79) → 2[2]+79 → 81
GM:みんな侵蝕率が控えめだ
GM:では、判定したい人からどうぞー!
乙犠 奏介:メロディについて<情報:UGN>で行きます!
乙犠 奏介:コネもある!
GM:どうぞ!難易度は7だ!
乙犠 奏介:5dx+1>=7
DoubleCross : (5R10+1[10]>=7) → 7[1,2,6,6,7]+1 → 8 → 成功
乙犠 奏介:フッ……エリートUGNの僕の手にかかればこの程度
GM:つ、つよい
GM:では、情報を公開するよ!
・メロディについて
フリープロデューサーの佐村武内あかりによって発掘された新人アイドル。レネゲイドビーイングであり、人間時は少女の姿をしている。
かつてはディオゲネスクラブが使用する戦闘用の自律稼働型仮面だったが、廃棄される直前に篠沢蒼のライブを目撃。心を動かされ、もう一度あの美しい光景を見たいという思いからレネゲイドビーイング化した。
また、メロディを変えるための計画が動いているという噂がある。
GM:新しい情報収集項目が増えました
・メロディを変える計画について 〈情報:UGN、裏社会〉難易度12
GM:メロディの情報が分かったことで、次のシーンで蒼ちゃん絡みのイベントも起きるよ。
篠沢 蒼:ファントム教団について、〈情報:アカデミア〉で学園通の友人とラッキーメダル:ホワイト使用して判定します!
GM:情報収集どうぞー
篠沢 蒼:8dx+2>=9
DoubleCross : (8R10+2[10]>=9) → 10[1,3,5,5,6,7,8,10]+10[10]+9[9]+2 → 31 → 成功
稲姫ちどり:!?
篠沢 蒼:うわっ
GM:高い!?
片山樋一:教団幹部なんじゃないの?
GM:ここまで達成値が高いと余計なことまで分かってしまいそうだ
・ファントム教団について
表向きは学生アイドルの活動を後援するための完全会員制のファンコミュニティ。
名前に『ファン』と付いていることで誤魔化されているが、その実態は狂信的なストーカー団体である。彼らが掲げる理想的なアイドル像に照らして、それに合致した人物に手厚い後援活動を行うが、少しでも逸脱した場合には暴力で制裁を加えるのがモットー。
代表は真神守で、実働要員にドロイド前田らを抱える。今の標的はメロディで、綿密なデビューライブ襲撃計画を練っているようだ。
GM:蒼ちゃんは達成値が高かったので、真神の渡した白い名刺が組織の真実を知るとどす黒く変色して禍々しい字体に変わる仕様であることも分かりました。
GM:というわけで、クライマックスではファントム教団からメロディのデビューライブを守ることになります。
GM:情報は以上!
片山樋一:アヌビスについて、〈情報:アカデミア〉で。能力訓練:社会を使用して判定。
GM:む、やる気か!
片山樋一:6dx+3>=8
DoubleCross : (6R10+3[10]>=8) → 9[3,4,4,7,9,9]+3 → 12 → 成功
GM:高い!やる!
・アヌビスについて
ジャッカルめいた仮面のオーヴァード。学園都市でアイドルやその関係者を襲撃している。彼自身は何も攻撃をしていないのに、相手が勝手に倒れていくため「神の裁き」と呼ばれて恐れられている。無敵のオーヴァードであり、「Eロイス:究極存在」を持つ。
もし篠沢蒼とメロディが和解しようとした場合、妨害に現れるだろう。
GM:この情報を抜いたことで、蒼ちゃんとメロディのイベントで妨害に現れるアヌビスを止めることが可能になります。
GM:そして、最後の情報収集項目も増える!
・アヌビスの能力について〈情報:アカデミア〉〈知識:レネゲイド〉難易度11
GM:情報は以上!
稲姫ちどり:メロディを変える計画について。<情報:UGN>で判定します
GM:ほほう
稲姫ちどり:4dx+1+1>=12
DoubleCross : (4R10+1+1[10]>=12) → 9[3,4,7,9]+2 → 11 → 失敗
稲姫ちどり:財産点を1点消費。残り8!
GM:成功させた!なんてやつ……!
GM:では、情報を公開します!
・メロディを変える計画について
UGN内で進行している計画で、プロジェクトEと呼称されている。資料には関係者として、佐村武内あかりの名前がある。計画についての詳細はUGN内部でも厳重に管理されており、調べるためには関係者から直接聞き出す必要があるだろう。ただ、佐村武内あかりが計画のことを知らないと言っていたのは不自然であり、なんらかの記憶処理を施されている可能性がある。
GM:プロジェクトEについてこれ以上知るためにはあかりにもう一度会って判定を行う必要があります。
GM:情報は以上!
GM:では、情報収集の演出をしていきましょう。
GM:オーヴァードアカデミアの学食。
GM:二万人の学生たちに食事を提供する食堂はお昼時になると大変混雑する。
GM:世界各地のメニューを取り揃えた食事内容は見事だが、席を確保するのは一苦労だ。
GM:タコライスやガパオライス、ロコモコなどのメニューが学生は安価で食べることができるぞ。
GM:昼食を手に入れた乙犠くんはテーブルに見知った顔を発見したりもすることだろう。
乙犠 奏介:「……席が空いているな。あそこにしよう」 アカデミア近海で早朝に獲れた新鮮なネタだけを使った寿司(松)を手にしている
稲姫ちどり:「おー、そーすけ君、メロディちゃん。ぼんじゅーる!」
稲姫ちどり:ちどりが座っている席の前には酒瓶が並び、居酒屋のようになっている。
周囲の学生たちがドン引きして席が空いているのだ。
乙犠 奏介:「どうも。ほらメロディ」
篠沢 蒼:「ん、乙犠くん……と、メロディ」やや居心地悪そうに野菜サンドを食べていた。
乙犠 奏介:「座ろう。ここ以外となるとあと2キロは歩く必要があるかもしれない」
メロディ:「はい。チドリさん。ぼんじゅーるです」おぼんにはロコモコのセットを持っている。
片山樋一:「なんで今日フランス語なんすか」具なしの大盛りラーメン。
メロディ:「ん……んー。はい。わかりました」
稲姫ちどり:「アカデミアの学生は世界様々な国から来ている!」
稲姫ちどり:「色んな国の挨拶を覚えることで、メロディちゃんも友達が作りやすくなるってわけ。やべー、あたし頭いい」
片山樋一:「マジっすか。パねえ」
メロディ:「チドリさんの心遣いが身に沁みます」
篠沢 蒼:「絶対今考えましたよね」
稲姫ちどり:「あれ、なぜバレた」
メロディ:「あっ、メロディとしたことがごまドレッシングを忘れました。取ってきます」
乙犠 奏介:「挨拶だけ覚えてもしょうがない気はするけど」 醤油を手皿に垂らし、いきなり大トロをつけて食べる
GM:メロディは立ち上がるとぱたぱたと走って離れていく。
篠沢 蒼:「あ、メロディ……」
篠沢 蒼:呼び止めようとするが、少しだけ遅い。
稲姫ちどり:「挨拶さえ覚えときゃ、あとは何とでもなるのよん……っと」
乙犠 奏介:「わさびが……」 渋い顔
稲姫ちどり:「……メロディちゃんはまーだ整理ついてない感じかね?」
片山樋一:「サビ抜き、メニューリクエスト出す……?」胡椒を入れまくっている。
篠沢 蒼:「……あとで、ちゃんと話します」
乙犠 奏介:お茶を飲もうとして、それもアツアツであることに気付き、なおさら渋い顔になりつつ
乙犠 奏介:「僕の前では、どうでもない風を装ってはいたけど、今顔を合わせさせて、まあ演技だなって、分かりました」
乙犠 奏介:「そうしてくれるとありがたいし、申し訳ないけど、僕も引き合わすつもりだった。あれじゃあきっと、歌えないと思う」
稲姫ちどり:板かまぼこにわさびと醤油をつけ、口に運ぶ。
片山樋一:「まあなんとかなるっしょ……あやべっ……っとセーフセーフ」
片山樋一:外れて落としかけた蓋を慌てて戻して事なきを得る。
乙犠 奏介:たまごを食べて和やかな表情になり
乙犠 奏介:「……彼女の出生について調べました。あまり詳しくないけど、もとは仮面で、そこから発生したレネゲイドビーイングで……」
乙犠 奏介:「契機になったのが、篠沢さんの歌に心を動かされた事だった、とかで」
篠沢 蒼:「……僕の歌」
乙犠 奏介:「なので、当の篠沢さんと斜向ってる現状は、メロディの歌にも良い影響がないんじゃないか、と思う」
乙犠 奏介:「僕は護衛だ。彼女の目的の達成を、ここでのデビューを助けるものだ。なので、それを妨げる要素はなくしたい」
乙犠 奏介:「……なので、篠沢さんが自分から、後で話す、と言ってくれたのは、ちょっと安心した」 目が隠れている辺りを掻き、それからサーモンを口に運ぶ
篠沢 蒼:「……そっか、うん。そういうことも、あるんだね」
篠沢 蒼:「それなら、なおさら放っておけないね」
片山樋一:「じゃあさ、護衛頼むわ。マジで。俺も2人となると無理かもだし」
片山樋一:「いやさ、あの犬野郎いんじゃん。犬」
乙犠 奏介:「いるな。ジャッカルの」
稲姫ちどり:「アヌビス!」
篠沢 蒼:「ビジョンの人」
稲姫ちどり:「呼び方バラッバラだわ」
片山樋一:「そう。そのわんこがどうも、二人が仲直んの妨害してきそうらしいからさ」
片山樋一:「来たら、俺らで尻尾巻かせてやろうぜ」
乙犠 奏介:「……あの口ぶりでは、そうするのも妥当、か。分かった。僕も警戒し、できる限りのことをしよう」
稲姫ちどり:「子犬番長vsわんこのいぬいぬ頂上決戦だ。勝算あんの?」
片山樋一:「子犬定着させようとすんの止めてもらっていいすか!……勝算は……えっと」
片山樋一:「なんか無敵らしいんで、これから考えます」
稲姫ちどり:「……厳しいなコレ」
稲姫ちどり:梅キュウリを箸で持ち上げて考え込む。
篠沢 蒼:「えっと……頭の痛い話をもう一つ」
乙犠 奏介:赤身を食べながら篠沢さんを見る
篠沢 蒼:「メロディへの妨害、ライブ自体をどうにかしようって計画もあるみたい。厄介な集団がいてね……」
篠沢 蒼:かくかくしかじかと、情報収集で得た内容を話します。
篠沢 蒼:「というわけで、仲直りすれば万事OKともいかないみたい」
片山樋一:「はー。質の低いファンクラブもあったもんだなあ」麺をすする。
稲姫ちどり:「やだねーもう、あっちもこっちもさぁ」
稲姫ちどり:おちょこに口をつけ、呆れ顔。
篠沢 蒼:「ファンの語源はFanaticっていうぐらいだけど……うん、それ以前の問題だよね」
乙犠 奏介:「……障害は多いな。そこまで妨害の勢力があるなんて。正面から叩いていくのも、学生の身分じゃ限度もある……」
乙犠 奏介:「応援を頼むべきか。だがこんな任務に人員が当てられるということも……いや」
乙犠 奏介:「そもそも藤崎さんが関わっているんだから、融通は利くのか……?」 ぶつぶつと難しい顔で呟きながら、エビを食べる。おいしいので表情がなごやかになる
稲姫ちどり:「……ほんじゃま、あたしからも一つ。そーすけ君、メロディちゃんの護衛は当然UGNの指示だと思うけど」
稲姫ちどり:「”プロジェクトE”って何か聞いてる?」
片山樋一:「何すかそれ」
乙犠 奏介:「いや」 しっぽをぷちっと千切り 「何も。作戦名か何かなんだろうか」
稲姫ちどり:「んー、ワンちゃんがちょいと口走った件ね。『UGNはメロディを変えるための計画を実行している』」
稲姫ちどり:「どうもそういう名前の計画が進んでるみたいねえ。関係者にあかりがリストアップされてんのも気になるし、話聞いてみんとだけど」
乙犠 奏介:「ん。それ自体は知って……あかり?」
乙犠 奏介:「あの……燃える」
稲姫ちどり:「そ、そ。燃える熱血プロデューサー部の」
片山樋一:「燃える?」
乙犠 奏介:「燃えているんだ。とにかく。……彼女も関わっているのか、僕は聞いたことない……けど」
稲姫ちどり:「あかりがそんなん秘密にしておけるタイプでもないし、するはずないと思ってんだけどねぇ……」
乙犠 奏介:「……"そういうことになっていた"事そのものが、そもそも関係者である証か」
片山樋一:「どゆこと……?」替え玉を入れている。
乙犠 奏介:「……考えてみたら保健室に藤崎さんもいた。そうか、それで……」
篠沢 蒼:「メロディのプロデューサーになるはずだった人、なんだけど」
篠沢 蒼:「えっと、燃えてるのは物理的にで、それは今関係なくて……」
篠沢 蒼:「……とにかく」
篠沢 蒼:「稲姫先輩の友だちが、UGNの計画に関わってるかも、ってこと。ですよね?」
乙犠 奏介:「…………」 考え込む内、ことさらに難しい表情になる
稲姫ちどり:「そゆコトぉー……あー、くさい。くさいぞ。メンドがくさくなってきた」
片山樋一:「つっても、変えるのが即悪いってわけでもねえだろうしなあ」
乙犠 奏介:「……その件については、直接話を聞いた方が早そうだ。考えても推測以上のことはできない」
乙犠 奏介:「変え方次第だ。それをどういう方向にするのが『プロジェクトE』だったのか……」
篠沢 蒼:「あ、そうか……夏川さんがちょっと柔らかくなったみたいな?」
片山樋一:「そうそう。あれ可愛いよな……じゃなくて、そう、とにかく、まだわかんない」
篠沢 蒼:「それにしても、うーん……」
乙犠 奏介:やっぱり険しい表情になりつつ、顔を上げる 「……メロディはそろそろ戻ってくる頃合いか」
篠沢 蒼:「……あの、申し訳ないけど」
篠沢 蒼:「計画とかなんとかの話、一旦全部忘れます。そういうの抜きでメロディと話したいから」
篠沢 蒼:「えっと……だから、それで、何か問題起きたら……その」
篠沢 蒼:「ごめんなさい」ぺこりと頭を下げる。
稲姫ちどり:「なーんもなんも。それでいいべさ。あたしもちょっとタイミング計ればよかったわ」
稲姫ちどり:からからと笑う。
乙犠 奏介:「……篠沢さんはそもそもアカデミア生徒だ。UGNの考えることにわざわざ縛られたりすることはない」
乙犠 奏介:「そういう所も"強さ"、だと思う」
メロディ:「無事にごまドレッシングを手に入れました」嬉しそうにボトルを胸元に抱えてとことこと走ってくる。
メロディ:「……何のお話をしていましたか?」戸惑うようにキミたちを見る。
乙犠 奏介:「メロディはわさびは平気か? 僕の寿司に入っていたんだ。少量ではあるんだけど……」
篠沢 蒼:「僕が、メロディとお話したいってお願いしてたんだ」
乙犠 奏介:「……そういう話もしていた」 頷き、目線で座るように促す 「ほら」
メロディ:「わさびは日本文化の象徴……メロディは我慢して食べるタイプです……」蒼から目をそらしながら席に座る。
GM:乙犠の携帯にラインの通知が届く。
メロディ:『こわい。勇気をください』
乙犠 奏介:テーブルの下でスマホを取り出し、それを見て
乙犠 奏介:「……僕がついている」 姿勢を動かさず、ごく小声で、彼女にしか聞こえないよう囁くように
乙犠 奏介:「僕は君のためにある。何があろうと」
GM:メロディは小さく頷き、姿勢を変えて蒼の方を正面から見る。
メロディ:「私も話したいこと、色々たくさんあります。なので話したいこと、少しだけ頭の中で整理させてください」
メロディ:「後で必ず蒼さんのところに行きます。絶対です」
篠沢 蒼:「うん。待ってる」安心したように、僅かに表情が緩む。
メロディ:「ありがとうございます。約束です」安心したように息を吐く。片手は奏介の手を握る。
乙犠 奏介:そっと握り返す
稲姫ちどり:「良き哉、良き哉。心通わす二人の少女、眺めて飲めば酒がうまい……くぁー」上機嫌で盃を空にする。
片山樋一:「どうせいつでもうまく飲んでないすか……?」
稲姫ちどり:「オウッ、何故バレた」
メロディ:「はい、メロディもロコモコがおいしいです」
メロディ:「アイドルといえばロコモコを食べるものだと聞きましたが、こういうことだったのですね」
乙犠 奏介:「食事は良いものに限る」 うなぎを食べつつ
片山樋一:「安いほうがよくない……?財産ポイント無いし……」
篠沢 蒼:「……」野菜サンドをモソモソかじる。お好み焼きのカロリーを相殺するメニューだ。
稲姫ちどり:「高くても安くても!楽しく食べるのが大事ィー!あははは!」
メロディ:「チドリさんの言うことには含蓄があります」ロコモコを食べながらうんうん頷く。
GM:では、ここでシーン終了!
GM:ロイスの取得や購入判定が可能だよー
稲姫ちどり:ロイスは…このままでいい。クリスタルシールド購入に挑戦しよう
篠沢 蒼:真神守へのロイスを 親近感/憤懣○ に変更。憤懣が表!
乙犠 奏介:メロディ/○庇護/隔意をメロディ/○庇護/不安に
片山樋一:ロイスは保留。
稲姫ちどり:4dx+3+1>=25
DoubleCross : (4R10+3+1[10]>=25) → 7[5,7,7,7]+4 → 11 → 失敗
稲姫ちどり:足りん!以上です。
乙犠 奏介:応急手当キットしておこう
乙犠 奏介:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 7[1,3,7] → 7 → 失敗
篠沢 蒼:クリスタルシールドいってみます。ラッキーメダルとランクを使って
乙犠 奏介:この社会弱者! 以上です
篠沢 蒼:6dx+3+2>=25
DoubleCross : (6R10+3+2[10]>=25) → 9[2,6,6,8,9,9]+5 → 14 → 失敗
篠沢 蒼:ダメ!以上!
GM:残念!
片山樋一:応急!
片山樋一:3dx+6
DoubleCross : (3R10+6[10]) → 10[1,9,10]+1[1]+6 → 17
片山樋一:使う!
片山樋一:20+2d10
DoubleCross : (20+2D10) → 20+10[5,5] → 30
片山樋一:最大値の29 まで回復!
片山樋一:おわり!
乙犠 奏介:フットワーク……
GM:では、改めてシーン終了!
シーン13/ミドルフェイズ08
GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは蒼ちゃん
篠沢 蒼:1d10+81 とうっ
DoubleCross : (1D10+81) → 3[3]+81 → 84
GM:このシーン、キミたちが情報収集を上手く進めたことで、蒼ちゃんとメロディが話す場面とアヌビスを止める場面の二つを同時進行させることが可能になります
GM:なので、他のPCには2パターンの登場方法があります
GM:蒼ちゃんとメロディが話す場面に登場するか
GM:アヌビスが現れるところに登場するか
GM:考えておくといいでしょう!
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+7(1d10-1->8-1)した(侵蝕率:85->92)
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:82->90)。
GM:なんなら先に残ってる情報収集をやってしまいますか
篠沢 蒼:しましょう!
稲姫ちどり:お願いします。こちらは様子見て登場するかもしれない。
GM:残っている項目はこの三つ!
・佐村武内あかりについて〈情報:UGN、アカデミア〉難易度7
・真神守について〈情報:アカデミア〉〈知識:アイドル〉難易度8
・アヌビスの能力について〈情報:アカデミア〉〈知識:レネゲイド〉難易度11
乙犠 奏介:佐村武内あかりを調べる所存です
乙犠 奏介:これで収集も最後だろ……コネ:UGN幹部に加え、コネ:要人への貸しも使います。
乙犠 奏介:8dx+1>=7
DoubleCross : (8R10+1[10]>=7) → 10[2,2,3,4,5,6,8,10]+4[4]+1 → 15 → 成功
GM:高い!やる!
乙犠 奏介:フッ……
GM:では、情報を公開!
・佐村武内あかりについて
熱血プロデューサー部部長。直情型で嘘の吐けないタイプ。メロディのプロデュースについていたが、アヌビスの襲撃を受けて重傷を負った。現在は一命を取り留めている。
あかりの護衛と、メロディ業務の補佐のために、病室にはUGNエージェントの藤崎弦一が控えている。
GM:情報は以上!
GM:嘘は吐けないタイプらしいということがわかった。
乙犠 奏介:嘘の吐けない……大事なことだ
GM:他の人ー
篠沢 蒼:アヌビスの能力について調べます。〈情報:アカデミア〉で学園通の友人とメダルを使用!
篠沢 蒼:8dx+2>=11
DoubleCross : (8R10+2[10]>=11) → 10[1,1,4,4,6,9,10,10]+6[5,6]+2 → 18 → 成功
GM:高い!さすが!
GM:では、情報を公開します
・アヌビスの能力について
「Eロイス:究極存在」の正体は「堕落の仮面」の効果で取得した「Eロイス:妄念の姿」で自身は微動だにしていないような状態を偽装し、《襲撃迷彩》による完全な隠密能力と《伸縮腕》による遠隔攻撃を組み合わせることであたかも神の裁きであるかのように見せかけたフェイク攻撃だ。実際には普通に攻撃している。
隠密状態のキャラクターがアヌビスに攻撃を命中させることで、「Eロイス:究極存在」の効果は解除される。
GM:情報は以上!
篠沢 蒼:詐欺だ!
片山樋一:ナンテコッタイ
片山樋一:真神守について、〈情報:アカデミア〉。
片山樋一:能力訓練も使う!
片山樋一:6dx+3>=8
DoubleCross : (6R10+3[10]>=8) → 7[1,1,3,3,6,7]+3 → 10 → 成功
GM:成功!さすが!
GM:では、情報を公開します
・真神守について
ファントム教団の代表。他の部活や委員会にも影響力を持つ資産家。長身で爽やかでハンサムな好青年。
かつてのアイドルブームの時にあるアイドルユニットのプロデューサーを務めていたが、所属アイドルへの行き過ぎた指導や体罰が原因でクビになった。ファントム教団を立ち上げたのはその後のことである。
GM:以上!
GM:初めはランク上位にいたのにどんどん人気を失っていった感じのユニットのプロデューサーでした。
乙犠 奏介:どこかの誰かとは大違いだね!
GM:では、キミたちは情報交換を終えたことにして、シーンの描写に移っていきましょうか。
篠沢 蒼:はーい
GM:――夜の学園都市。
GM:蒼ちゃんは寮の部屋にいるような時間かな。
篠沢 蒼:ですね
GM:あ、ちなみに何階でしょうか。
篠沢 蒼:えっ……じゃあ2階で
GM:あれだったら1d100を振って決めても……
篠沢 蒼:100階建てにする気!?
GM:2階ですね。分かりました。
GM:では、夜の寮。蒼さんの自室。
GM:だいたい21時とかそれぐらいの時間でしょう。
篠沢 蒼:夕食も終えて、そわそわしながらスマホをいじっているぐらいの時間。
GM:では、不意に部屋の窓がノックされます。
篠沢 蒼:窓!
篠沢 蒼:びくっとしてそちらを見ます。
GM:少し間を置いてもう一度窓がノックされる。
篠沢 蒼:恐る恐る近づいて窓を開ける。
GM:すると、ガーリーな私服姿のメロディが不安そうな表情でベランダに立っている。
篠沢 蒼:「えっと……敵の目を欺く侵入経路、かな」
メロディ:「約束通り、お話しに来ました、蒼さん」
メロディ:「メロディはここでいいです」窓のそばに座りこむ。
篠沢 蒼:「……それだと、僕もここに座りっぱなしで」窓際にしゃがみ込む。
篠沢 蒼:「窓も閉められないんだけど」
篠沢 蒼:「入って。アイスあるよ」
メロディ:「部屋の中には入れないです。そういう感情です。すみません」
篠沢 蒼:「……そっか」頷く。
篠沢 蒼:「何から話そう。僕のこと? 君のこと?」
メロディ:「私のこと、話していいですか」
篠沢 蒼:静かに頷く。
メロディ:「私は、地面の底で生まれました。何にもない、廃棄物に囲まれたような場所です」
GM:メロディは《ヒューマンズネイバー》の効果を解除する。窓の隙間からごつごつとした機械の指が覗く。
メロディ:「でも、ある時たまたまテレビに映ったステージが私に生きる希望をくれました」
メロディ:「もう一度だけでいい。あのステージが見たい。そう思って、這い上がって、這い上がって、ここまで来ました」
メロディ:「でも、やっとここにたどり着いた時、その人はもういませんでした」
篠沢 蒼:「……」
メロディ:「すごく悲しかったし、途方に暮れました。でも、決めました」
メロディ:「あの人がもういないなら、私がアイドルになろうって」
GM:メロディは《ヒューマンズネイバー》の効果を再び使用。窓の隙間に見える機械の指が白くて細い少女の指に変わる。
メロディ:「それが、私の話です」
GM:メロディの声はか細く震えている。
GM:メロディは立ち上がると、震える声で叫ぶ。
メロディ:「蒼ちゃん、辞めないで!辞めちゃ嫌!」
メロディ:「本当にもうステージには立たないの!?」必死に叫ぶ。
篠沢 蒼:「……そっか」呟いて目を伏せる。言葉を探す間が開く。
篠沢 蒼:視線を上げ、メロディに微笑む。「よかった」
メロディ:「……?」戸惑う。
篠沢 蒼:「僕の……私の歌が、誰かに希望を与えられたんだ。あの日、あのステージで歌えて、本当によかった」
篠沢 蒼:「そして、ごめんね」
篠沢 蒼:「それでも、僕は戻らない」
メロディ:「……そう、ですか」
篠沢 蒼:目に涙が浮かぶ。
メロディ:「蒼ちゃん」
篠沢 蒼:「僕は」
篠沢 蒼:「僕は、正しくもないし、理想のアイドルでもないよ。こうやって皆の想いを裏切ってでも、自分の欲しいものに手を伸ばしたんだから」
篠沢 蒼:「だから、僕のことはどう思っても構わない。……だけど」
篠沢 蒼:くしゃっと笑ってみせる。目尻から涙が溢れる。
篠沢 蒼:「メロディが見つけた生きる希望……メロディの中のアイドルのことは、嫌いにならないでね」
メロディ:「私は――」
GM:アヌビスについての情報収集が完了していない場合、ここでアヌビスが乱入。「Eロイス:歪んだ囁き」をメロディに使用する予定でしたが――。
GM:ここで一旦場面転換!
GM:片山くんと乙犠くんサイド!
GM:夜の学園都市。
GM:女子寮の方に向かって歩く人影がある。
GM:長身のハンサムな青年だ。
GM:その青年は真っ直ぐに篠沢蒼の寮のある方へと向かおうとする。
片山樋一:では、後ろから声がかかる。
片山樋一:「こんな深夜にフラフラとうろつくのは、歓迎できる行為たあ言えねえなあ」
片山樋一:「近頃は物騒なんで。知ってる?アイドル襲撃事件」
真神守:「やあ。キミこそこんな遅くにどうしたんだい。キミも夜の散歩かな?」
真神守:「そんな事件があったなんてね。お互いに夜歩きは控えた方がいいかもしれないな」
片山樋一:「こっちゃ見回りっすわ。女に手上げるクズ野郎がうろついてないかの」
真神守:「……白を切りとおそうかとも思ったが、時間がないな
片山樋一:「ああそう、ところで、だ。そっちには女子寮しか無いんですけど、一体何の御用ですか?」
片山樋一:「――クズ野郎」
GM:青年は足を止め、キミの方を向く。
真神守:「片山樋一くん。キミが犯した罪の大きさがどういうものか、分かったかな」
真神守:「キミは少なくとも――1人の少女から生きる希望を奪い去っていたんだよ」
真神守:「いや、1人どころじゃあ済むまい。何十、何百――もしかすると何千人かもしれないな」
片山樋一:「これからの傷害罪だろ。クズ野郎の逮捕ってことで減免してほしいけど」
片山樋一:「減免されるよね……?大丈夫だよね……?」
真神守:「キミはプロデューサーとしては最低のクズだ」
真神守:「クズ野郎はキミの方だ」
片山樋一:「俺あそいつは引退したんで。とやかく言われる筋合いはねえ」
片山樋一:「引退したやつにとやかく言わせねえ」
真神守:「ふん、責任逃れか。そこをどきたまえ。私にはまだ仕事がある」
真神守:「私はプロデューサーとしての仕事を完遂する」
片山樋一:「そうかよ。じゃあ俺も、久々に業務に復帰するわ」
真神守:「私は篠沢蒼とメロディに用があるんだ。彼女たちにゆっくりと話し合われるのはいささか都合が悪いのでね」
片山樋一:「はた迷惑なファン崩れのクレーマーから、アイドルを守んのも立派なお仕事だ」
真神守:「愚かな。Cランクのキミのクズみたいな能力では私に勝つことはできない。なぜそれが分からん」
片山樋一:「やってみる?タイマン上等。それともそんな勇気はねえってか?」
真神守:「……いいだろう。どうせキミを倒すのなど造作もないことだ」
真神守:「元々あった私のSランク能力はあの方からいただいた仮面の力によってさらに増幅されている」
片山樋一:「……あの方?」
真神守:「この力はもはやSSランクをも超えて、SSSランクにも匹敵する!」仮面を取り出す!
GM:『アヌビス!』どこからともない電子音声!
GM:仮面を付けると、真神の姿がエジプト衣装風のジャッカルめいた獣のオーヴァードへと変貌する!
アヌビス:「二分で終わらせてやるッ!」
GM:アヌビスは杖を鳴らす!
乙犠 奏介:では、そこで
乙犠 奏介:キュィィ、と空気の擦れ、歪む音が走り、直後、爆音。"アヌビス"を、常人では耐えられぬほどの破壊の衝撃が襲う。
アヌビス:「……!」
GM:視認できない何かが衝撃からアヌビスの体を守る!
片山樋一:「タイマンは上等だけどさあ」
アヌビス:「この攻撃……乙犠奏介ェ!また罪人が増えたかァ!」
片山樋一:「下等なCランクのクズなんで。そんな上等な手段で済むとは思っちゃいねえ」
アヌビス:「何人寄ってたかろうが、私のこの無敵の能力を破ることはできない!」攻撃の飛んできた方に杖を向ける。
乙犠 奏介:「尻尾を出すとは文字通り……とは言うが、張り巡らせたフレーズ込みで、最大の攻撃を撃ち込んで、これか」 道の外れ、木の影にもたれかかったまま、指を動かす
乙犠 奏介:「その無敵は本物らしい」 周囲に拡散するはずの爆音を、逆ベクトルの音でかき消しつつ、そこから転がり出て 「だけど」
乙犠 奏介:「意識を逸らしたな」
アヌビス:「乙犠奏介。愚かなUGNの犬め。お前もまた罪人だ。それも、無垢であるべきアイドルを汚そうとした大罪人だ」
アヌビス:「……何?」
GM:というわけでキミたちはこのシーンで一度だけ命中判定を行っていい!ただしアヌビスに回避された場合、4d10のダメージを受けることになる!
片山樋一:なんだと
乙犠 奏介:「本当に無敵なら、堂々としてるものだろ……!」 衝撃の余波で道路には亀裂が走り、辺りには砂煙が舞っている
GM:もちろん侵蝕率のことを考えて判定には挑戦しないのもありだ
片山樋一:マイナーアクションは使えますか!
GM:使用可能です!
片山樋一:じゃあやる!
アヌビス:「馬鹿な。私の能力は完璧だ!貴様のような小僧に『神の裁き』を逃れる術はないィ!」
GM:アヌビスは杖を鳴らす!
片山樋一:マイナー《陽炎の衣》《ハンティングスタイル》。
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+3した(侵蝕率:92->95)
片山樋一:メジャー《コンセントレイト:キュマイラ》《見えざる死神》《血に飢えた跳躍》。
片山樋一:15dx8-1
DoubleCross : (15R10-1[8]) → 10[1,2,3,4,4,5,6,6,6,7,8,8,9,9,10]+10[3,3,6,7,10] +5[5]-1 → 24
片山樋一:ウーン
GM:アヌビスはドッジを宣言!
GM:12dx
DoubleCross : (12R10[10]) → 10[1,1,4,4,6,6,6,8,8,9,10,10]+8[2,8] → 18
GM:固定値は2なのでドッジの達成値は20!
GM:攻撃は命中!
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+8した(侵蝕率:95->103)
GM:アヌビスが杖を鳴らすと、視認できない何かが乙犠の方に迫る!
片山樋一:だが、その後は何も起きない。
片山樋一:一瞬だけ、画像が乱れるように、光がちらつく。
アヌビス:「この私に隙などあるものか!……か?」
片山樋一:高ランクのエンジェルハィロゥ能力者であれば確認できたかもしれない。
片山樋一:視認できない何かが、おぼろげに視認できる、透明の何かに掴まれているような。
アヌビス:「これは……!?」
片山樋一:透明化した腕で、透明化した腕を横合いから掴んでいる。
片山樋一:「何が完璧な能力だ……!ふざけやがって!」
片山樋一:「被ってんだよ!」
アヌビス:「片山樋一ィ!貴様ごときCランクのクズがァ!」
GM:布のように変型したアヌビスの腕が鋭く尖る!
片山樋一:「俺のアイデンティティ!」苛立ちげに、掴んだ腕を引きずり込む。
アヌビス:「私の完璧な能力に楯つくつもりかァ!」
アヌビス:「これは……!?」
片山樋一:腕を引かれ、体勢を崩したであろうアヌビスに、横合いから蹴りを叩き込む。
片山樋一:ダメージロールします。
GM:どうぞ!
片山樋一:3d10+24+3+1 装甲有効
DoubleCross : (3D10+24+3+1) → 24[5,9,10]+24+3+1 → 52
GM:高い!
GM:この分はアヌビスの最大HPから引きます!
片山樋一:これは顔面に入ってしまったな……
GM:アヌビスは蹴り飛ばされて地面を転がる!
アヌビス:「ぐわああ!?クソ!この、私を……!」
片山樋一:「うっわー!ヒヤッとしたあ……!」
片山樋一:「これ情報間違ってたらただ大怪我しただけだからな……!」
GM:アヌビスの体の周囲に浮かぶ透明化されていた無数の布が露わになる!
乙犠 奏介:落ち着いた様子で……最初から何も来ないと、分かっていた様子で、アヌビスを見る。
GM:アヌビスの「Eロイス:究極存在」の効果はこれで解除される!
GM:同時にアヌビスの仮面が外れて、ズタボロの青年の姿に戻る。
乙犠 奏介:「アヌビス……古いエジプト神話において死の神として扱われる」
片山樋一:「えっそうなの?」
片山樋一:「それ、蹴ったらなんか呪われたりとかする……?」
乙犠 奏介:「神の裁き、か。自分で神を名乗って自分で裁きを下せば、確かに神の裁きにもなるんだろうね」
乙犠 奏介:「自称だから大丈夫。コードネームだし……」
真神守:「片山樋一……お前は一度も懺悔したことはないのか。自らの過ちを……!」
GM:スーツがズタボロになった真神は片山を指差す。
片山樋一:「ある。いくらでもあるけど……けど」
真神守:「ならばァ!」
片山樋一:「そいつをするべきは今日じゃねえし、お前に対してでもねえ」
真神守:「愚か者め……!」
真神守:「乙犠奏介。そのクズの次はキミの番が来る。キミは選択を間違うなよ」
乙犠 奏介:「……それって、メロディと恋愛するなって意味? 確かにそれなら、まあ間違えないとは思うけど……」
真神守:「違う」
真神守:「UGNに聞くがいい」
乙犠 奏介:「……」 後ろ手で密かに行っていた攻撃の準備が止まる
真神守:「そして、全てを知り、その選択をする覚悟がなければ、その時は私に全てを委ねるがいい」
真神守:「私は理想的なアイドルを作り上げ、その力で学園都市を救済する。そこに間違いはない」
真神守:「ククク……フハハハハハハハハハ!」
片山樋一:「やべえ、へんなとこぶつけさせたかもしんない」
乙犠 奏介:「……小うるさい音だ」 雑だが確かな破壊力の衝撃波を浴びせる
真神守:「これはただの悪役っぽい高笑いだ!」
GM:真神は《神出鬼没》を使用。その体が布のようにほどけて消える。
GM:真神はシーンから退場します。
片山樋一:「時間帯を考えろ!遠吠え野郎!」
乙犠 奏介:「大丈夫。この辺りで発生した音は大体消えるように逆位相の音を当て続けてるから」
片山樋一:「そうなの……?じゃああの変な笑いも消しといてほしかった」
乙犠 奏介:「難しいんだよね、人間の声は……」 言いつつ、彼の言葉について考える。何を意味しているのか、何故知っているのか――
片山樋一:「ま、なんにせよだよ」背中をバシバシと叩く。
片山樋一:「護衛任務完了ってわけだ。お疲れ!」
乙犠 奏介:「いつつ……ま、今夜のところはね」 ちょっと笑い返し
GM:篠沢 蒼:「だから、僕のことはどう思っても構わない。……だけど」
GM:篠沢 蒼:くしゃっと笑ってみせる。目尻から涙が溢れる。
GM:篠沢 蒼:「メロディが見つけた生きる希望……メロディの中のアイドルのことは、嫌いにならないでね」
GM:メロディ:「私は――」
メロディ:「私は、それでいいです」
メロディ:「私、まだ恋というのがどういう感情なのか分かりませんが、蒼ちゃんがたくさん悩んだことは分かります」
メロディ:「だから、それでいいです。あの日、見た景色はずっと綺麗なままです。一生忘れません」
篠沢 蒼:「うん」
メロディ:「蒼ちゃん、泣かないでー!」
メロディ:「私は今までどおり!私の足で!あのステージを目指します!」
篠沢 蒼:「……ありがとう」
篠沢 蒼:鼻をすすって、涙を拳で拭う。
篠沢 蒼:「ありがとう! 私、本当に幸せだった! アイドルができて、嬉しかった!」
メロディ:「私、歌います。あの日、先輩が見せてくれた景色を、今度は自分の力で見るために」
篠沢 蒼:「あの日のことが、ただの通過点じゃないって……そう思えて、本当によかった」
篠沢 蒼:「応援してる! メロディちゃん! 世界一のアイドルになってね!」
メロディ:「はい!先輩の応援があれば、私はどこででもいくらでも歌えます!」
メロディ:「でも、ファンのみんなには謝らないといけません。私がアイドルをするのは私のためです。ファンのためじゃありません」
メロディ:「そこは、ごめんなさいですね」目に涙を浮かべて笑う。
篠沢 蒼:「ははっ」晴れやかに笑う。「大丈夫だよ」
篠沢 蒼:「メロディがアイドルを大好きなら」
篠沢 蒼:「メロディ自身が、自分の一番のファンになれるから」
メロディ:「私が……私の一番のファン……」
GM:メロディは吹っ切れたように笑う。
メロディ:「ありがとうございます、先輩!なんとなく分かりました!」
メロディ:「私、世界で一番自分勝手で、世界で一番可愛いアイドルになってみせます!」
篠沢 蒼:「その意気だ!」
メロディ:「がんばります!」
篠沢 蒼:「がんばれ、メロディ」
篠沢 蒼:「ずっと応援してるから」
メロディ:「新曲、きっと聞いてください。蒼さんによかったって言ってもらえるようないい曲にします」
メロディ:「私、絶対アイドルをあきらめませんから」
メロディ:「ありがとうございました。じゃあ、私、奏介さんにありがとうを言いに行ってきます」
篠沢 蒼:「あ、ちょっと待って」
GM:メロディは深々と頭を下げる。
GM:そして、ベランダの手すりをまたいだところで静止する。
メロディ:「はい、何でしょう」
篠沢 蒼:ばたばたと室内に戻って、使い古した手帳を持ってくる。
篠沢 蒼:「はい、これ。役に立つか分からないけど……」表紙にはアイドル手帳と書かれている。
篠沢 蒼:「アイドルを、お願いね」
メロディ:「これは……蒼ちゃんの?」
篠沢 蒼:「あ、あの……手書きだし、内容も自分のためだし、分かりづらいと思うけど」
メロディ:「ありがとうございます。宝物にします」嬉しそうに顔をほころばせる。
篠沢 蒼:笑顔で応えます。
篠沢 蒼:「それと」
メロディ:「これは任されました。……はい?」
篠沢 蒼:「次は玄関から入ってね」
メロディ:「……次は、ちゃんと後輩として遊びに来ます」恥ずかしそうに顔を背ける。
メロディ:「それでは」おじぎすると、ベランダの手すりを乗り越える。
メロディ:「あっ、ここ2階」
メロディ:「あー」
篠沢 蒼:「えっ」
篠沢 蒼:「えええええ」
GM:美しい落下音がする。
篠沢 蒼:「……オーヴァードでよかった」
GM:建物の下の方で美しい《リザレクト》音がする。
GM:シーン終了!
GM:ロイスの取得と購入が可能だよ!
乙犠 奏介:取ろう。 ロイス/片山樋一/○信頼/隔意
乙犠 奏介:あとは応急を手当するキットだ
篠沢 蒼:メロディへのロイスを 尽力○/悔悟→尽力○/不安 に変更。人間生活への不安……
乙犠 奏介:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 8[6,6,8] → 8 → 成功
乙犠 奏介:アヌビスほうたいゲットだぜ!
片山樋一:ちぎってる……
GM:剥ぎ取り成功!
篠沢 蒼:クリスタルシールド狙ってみます
篠沢 蒼:6dx+3+2>=25
DoubleCross : (6R10+3+2[10]>=25) → 8[2,3,3,4,8,8]+5 → 13 → 失敗
GM:残念!
篠沢 蒼:全然ダメ!以上!
片山樋一:ジュラルミンシールド。
片山樋一:3dx+6>=12
DoubleCross : (3R10+6[10]>=12) → 10[5,5,10]+9[9]+6 → 25 → 成功
GM:すごい
篠沢 蒼:たっか!
片山樋一:クリスタルシールドでも買えたなこれ……稲姫先輩に渡します。
稲姫ちどり:やったーありがとう
乙犠 奏介:クリスタルばりのジュラルミンシールドだ
GM:では、あらためてシーンは終了です。
シーン16/クライマックス;『ACADEMIA:REVERSE 愛を呼ぶメロディ』
GM:クライマックスフェイズ!
GM:シーンプレイヤーは引き続き乙犠くん!
GM:PCは全員登場だ!
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:100->109)。
篠沢 蒼:1d10+91
DoubleCross : (1D10+91) → 5[5]+91 → 96
稲姫ちどり:1d10+81-1
DoubleCross : (1D10+81-1) → 5[5]+81-1 → 85
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した(侵蝕率:103->112)
片山樋一:グエエ
篠沢 蒼:ひええ
GM:きゃー
GM:では、シーンの描写から。
乙犠 奏介:一緒に行こうぜ……あの線の向こう側までよ……!
GM:軽音部の部室。
GM:キミたちはここに集まっていた。
GM:アカデミアにあるドームではじきにメロディのデビューライブが始まる。
GM:しきりに校内放送でもその宣伝が流れている。
GM:情報通りなら、そこでアヌビス率いるファントム教団の襲撃があるだろう。
GM:段取りを整えたキミたちがライブ会場に向かえば、彼らとの戦闘になる。
乙犠 奏介:窓に向かって立ち、目を閉じて、口も噤み、辺りの音を聞いている
篠沢 蒼:「心臓ばくばくする……自分が歌うわけじゃないのに」
乙犠 奏介:僅かな喧噪。繰り返される宣伝。その中に混ざる、メロディの名前。曲の題名。『Brand New Emotion』
片山樋一:床の一段上がるところに腰掛けている。
稲姫ちどり:「んむ……そろそろか」机に突っ伏していたが、顔を上げて口元の涎を拭う。
GM:『メロディちゃんのデビューライブはこの後、ドームにて!整理券をお持ちでない方は今のうちにゲットしておきましょう!』
GM:『なお、この放送に利権などはまったく絡んでません!整理券だけに!』
乙犠 奏介:「メロディは……成功する」
片山樋一:「ハハ。上手くないよね。放送部チョイスしなくてよかった」
稲姫ちどり:「うへへへへ。いつもながらみあちゃんは最高だな、キレッキレだなあ……」
片山樋一:「えらく自信だな?なんかあった?」
乙犠 奏介:「横やりが、入らなければ。1と1を足したら2になるくらい、当然だ……」
GM:『上手くないって言ったの誰だ!』
片山樋一:「えっなんでこっちの声聞こえてんの……?」
乙犠 奏介:「……二人で少し、話したからね。ここに来てから、彼女は見違えるくらい、変わった」
乙犠 奏介:「変わりながら、アイドルに向けて努力を重ねて、今日に来た。……だったら成功する。緊張なんて、些細なことだ」
篠沢 蒼:「乙犠くんのおかげだよ、きっと」
片山樋一:「ハハ。そりゃ、じゃ、プロデューサーの資質でもあるんじゃねえの?」
乙犠 奏介:「……三人のおかげだ。プロデューサーというのも、ま、できるのかもな」 軽口のように
稲姫ちどり:「にゃはは。そういや昔、あかりが言ってたっけ」
稲姫ちどり:「プロデューサーやるには、アイドルとの信頼関係が絶対必要なんだってさ」
片山樋一:「ま、できる、だってよ。俺あんな大変だったのに……天才こわ……」
篠沢 蒼:「片山くんは3人相手だったもんね」くすりと笑う。「しかも全員可愛い」
片山樋一:「自分で言いますかそれを。いや否定は全くしねえけどさあ」
乙犠 奏介:「信頼関係か。築けたなら、良かった」
乙犠 奏介:「……潜入先の人間と、信頼関係を築くのは。エージェントに必ず必要な素質だからな」
篠沢 蒼:「えっと……さ」
篠沢 蒼:「僕と片山くんの、馴れ初めを話します」唐突に切り出す。
片山樋一:「え」
片山樋一:「今!?」
乙犠 奏介:「なれそめ」
稲姫ちどり:「おっ。いいぞいいぞ!」
片山樋一:「今である必要なくない???」
篠沢 蒼:「ん。学園がアイドルブームで盛り上がってるときに、たまたま廊下でぶつかったのがきっかけ」
片山樋一:「あっもう始める感じだこれ……」
篠沢 蒼:片山くんは黙ってて、という視線を送る。
稲姫ちどり:「いやーんドラマティックぅー!それでそれで!?」
片山樋一:黙りますという顔をする。
篠沢 蒼:「そのとき片山くんは偶然プロデューサー役を押しつけられてて、僕は偶然プロデューサーとアイドル仲間を探してた」
乙犠 奏介:「……偶然ばかりだ」 ぽつりと
稲姫ちどり:(ふつー偶然プロデューサーやることあるか……?)
篠沢 蒼:「片山くんがそんなことになってたのは、たまたまあの会長がいる廊下を通ったから……だけど」
篠沢 蒼:「その頃、学園である噂が流れててさ」
篠沢 蒼:「どんなアイドルでも輝きの頂点に導いてくれる、運命のプロデューサー」
篠沢 蒼:「……乙犠くん」
篠沢 蒼:「偶然が運命になる条件って、何だと思う?」
乙犠 奏介:「……考えたこともないな。そんなこと」
篠沢 蒼:「信じてもらうこと。それだけ」
乙犠 奏介:「信じて、もらう」
篠沢 蒼:「どんな幸運だって信じなければ偶然でしかないけど」
篠沢 蒼:「何かがあるって信じれば、きっと未来につながる。それが運命」
篠沢 蒼:「だから、えっと……」
片山樋一:隅っこで黙って縮こまっている。
篠沢 蒼:「僕は運命を信じてる。君も、自分の感じた運命を信じてあげて」
乙犠 奏介:「自分の感じた、運命を……」
乙犠 奏介:「……なんというか」 目線を横に落とす 「歌みたいだ」
篠沢 蒼:「元アイドルだからね、これでも」余裕のように笑ってみせるが、頬が赤い。
稲姫ちどり:「ちょっとー、彼女凄くね?あんなん可愛すぎて反則じゃね?」
稲姫ちどり:片山君を肘でつつく。
片山樋一:「俺もハズくなってんで今そういうのマジで止めてください」顔を抑えている。
稲姫ちどり:「いひひひひ いっひひひひひ」
片山樋一:「笑うな酔っぱらい……!」
篠沢 蒼:「せ、先輩! その笑い方! 恥ずかしくなってくるから……!」
乙犠 奏介:「ふふ……」 小さく笑い
乙犠 奏介:「……運命を信じる。運命を信じるか」
乙犠 奏介:「どうも、ありがとう。気を遣ってくれて」
篠沢 蒼:「気遣いなんかじゃないよ。僕は信じたいだけ」
篠沢 蒼:「信じることで、何かが生まれる。そのことを信じたいんだ」
乙犠 奏介:思い入るように目を閉じ、顔を上げる
乙犠 奏介:「……僕は、UGNチルドレンだ。優秀だともよく言われる。そのことを誇りに思っているし、これからもそうありたい」
乙犠 奏介:「けど、優秀なチルドレンにそぐわない、似つかわしくない欲望も、今の僕の中にはある。それのことを、運命だって言うなら……」
乙犠 奏介:「……それを信じて動くことも、あるかもしれない」
乙犠 奏介:「何一つ約束はしません。……チルドレンには相応しくないので。だけど」
乙犠 奏介:「きっと後悔のないようにします。稲姫さんの言った通り」
稲姫ちどり:「いいよぉ。溜めこんでないで出しちゃいな、若者の特権だぜ」
篠沢 蒼:「……ありがと、乙犠くん」
片山樋一:拳を乙犠くんの胸に押し当てる。「言うじゃん」
乙犠 奏介:「なんだよ。言うよ」 片山くんに軽くやり返す
篠沢 蒼:「なんか、新鮮……」微笑ましげに二人を見つめる。
片山樋一:「それは俺がイジられてない状態という意味ですか篠沢さん」
篠沢 蒼:「おっと、深い意味はありませんよ片山くん」
稲姫ちどり:「うひゃははは。……さてぇ、和んでばかりもいられんかな?」
片山樋一:「そっすね。そうだ」
乙犠 奏介:「ああ。行こう。……タイミング的には、そろそろだ」
篠沢 蒼:「成功させなくちゃね、ライブ。何もかもそれからだ」
稲姫ちどり:「やったろーぜぃ。祭りだ、祭りだぁ」
片山樋一:「それ飲む口実にしたいだけすよね」
稲姫ちどり:「えー。なぜバレた」
片山樋一:「いつものことだからっすよ。そ、いつものことなんで」
片山樋一:「いつも通り、きっちり〆て無事に済ませましょう」
乙犠 奏介:「頼りにするよ、片山」
GM:では、キミたちが拳を打ち合わせたところで場面転換!
GM:現在。
GM:アカデミアドーム。舞台裏。
GM:メロディのデビューライブは間もなくスタートとなる。
GM:ステージにはメロディが凛と立ち、幕が上がるのを待っている。
GM:舞台裏の警備も厳重体制である。
GM:そこに、警備員に扮した男たちが近付いていく。
警備員A:「ん、どうした。そんなやたら大勢で」
警備員B:「交代の時間だ」
警備員A:「こんなタイミングでか?聞いていないぞ」
警備員B:「ちゃんと上からの指示文書もある」
警備員A:「ふむ。……確かようだな。ご苦労さま」
警備員B:「ああ。ご苦労」
GM:警備員たちは持ち場を離れて去っていく。
GM:男は彼らが立ち去るのを見届けると指示文書を細切れにする。もちろん「Dロイス:工作員」によるねつ造だ。
ロケット山田:「上手くいきましたねえ、真神様」
GM:男の隣に控えるでっぷりとした男が言う。彼はロケット山田。ドロイド前田の双子の弟だ。
真神守:「この程度、私の手にかかれば造作もない」
GM:2人の後に続き、危険な雰囲気を漂わせた警備員たちがメロディの立つステージへと向かっていく。
真神守:「……人に、人は救えない」
真神守:「この世界には人々を救済する絶対的な神が必要だ。理想の女神が」
GM:ロケット山田の背負ったジェットエンジンがにわかに火を噴く。
乙犠 奏介:「……それが」
乙犠 奏介:「それがお前の目的だな。真神守」
真神守:「また私の邪魔をしに現れたか」
乙犠 奏介:警備員の立っていた地点と、ステージまでの間。誰もいるはずのないそこから、静かに姿を現す。
真神守:「乙犠奏介。覚悟はできたのかな?」
乙犠 奏介:「……そう。それについて、どうしても気になってたことがあるんだ」
乙犠 奏介:「仮に僕がお前にすべてを任せたら、どうするつもりなんだ?」
真神守:「気になっていたことだと?」
真神守:「簡単なことだ。私の創るアイドルは全てを救済する。メロディがステージに立つ必要も、キミが苦悩する必要もなくなる」
乙犠 奏介:少し考えて 「……ああ。篠沢さんか
真神守:「勘が良いな」
真神守:「何も考えず、ただ崇めるべき完璧な存在。それこそが究極のアイドルの行きつく果てだ」
篠沢 蒼:「……ずいぶん買いかぶってくれてるね」
真神守:「私ならばそれを創り上げることができる。この手でなァ!」
真神守:「篠沢蒼。ちょうどいいところに来てくれた。メロディが歌えなくなれば、大衆は次のアイドルを求める。そのステージに立つのはキミだ」
乙犠 奏介:「正確に言うなら、こいつを使えば、じゃないか?」 メモリーフラッシャーを手にし、見せる
篠沢 蒼:「いやだと言ったら?」
真神守:「そう。篠沢蒼をステージに立たせるためには、もうひと手間必要なようだからな」
真神守:「片山樋一とのくだらん記憶を消去し、メロディに代わってキミがステージに立つ。そこに拒否権はない」
篠沢 蒼:「……なるほど」眼鏡を押し上げる。「だったら尚更、従うわけにはいかないね」
真神守:「乙犠奏介。キミが私と手を組むのなら、メロディの命までは奪わないでおこうじゃないか。悪い条件じゃなかろう」
篠沢 蒼:やれやれ、といった感じで乙犠くんに視線をやる。
真神守:「拒否権はないと!言っただろうがァ!」蒼に向かって叫ぶ。
乙犠 奏介:「……もうひとつ。確かめておかないといけない」 メモリーフラッシャーを指先で弄びながら
真神守:「これ以上、条件が必要だとでも?」鼻で笑う。
乙犠 奏介:「そこまでの計画を、なぜお前が練れた。どうしてこいつの存在を知っている? ……僕が苦悩するであろうと、なぜ思った?」
真神守:「無能な委員会どものせいでプロデューサーをクビになり、失意の底に沈んでいた私にあのお方が教えてくださったのだ」
乙犠 奏介:「お前に仮面を与えた……」
真神守:「そうだ!この仮面の助力までもいただいたァ!」
GM:真神の胸元で仮面が光を放つ!
乙犠 奏介:「……それ、誰だ」
真神守:「質問に答えるのはここまでだ」
真神守:「キミの返答を聞こうじゃないか!」
乙犠 奏介:「そうか……」
真神守:「もっとも、悩むまでもないとは思うがね」
乙犠 奏介:「ここを去る前に、有益なお土産でも残せればと思ったけど、やっぱり難しいな」 そう言うと、メモリーフラッシャーをくるりと回して、掴み直す。
乙犠 奏介:「――結論は僕のものだ」
乙犠 奏介:「誰にも渡さない」
真神守:「それがキミの答えか」
真神守:「ならば、今夜でメロディの命は終わりだ。メジャーデビュー最初の夜に死ねるとはアイドル冥利に尽きるな」
稲姫ちどり:「あーあ。お恥ずかしったらありゃしない」
稲姫ちどり:手をキツネの形にし、指を合わせてぱちぱち鳴らしながら現れる。
稲姫ちどり:「自分の理想をアイドルと一緒に叶えるんじゃなくて、勝手に背負わせる、押し付ける。はては殺すときた」
稲姫ちどり:「……そういうトコだろぉ、真神君。元々君が間違えたことは。あかりや片山君、そしてそーすけ君との違いだな」
真神守:「……大衆の望まぬアイドルなど元から死んでいるのと同じだ。稲姫ちどり」
真神守:「話を聞いていたなら分かったろう。アカデミアは変革の時を迎えようとしている。頭の古臭いキミの存在はこのアカデミアには不要だ」
稲姫ちどり:「古臭いのはそっちでしょ、この墓石頭」
稲姫ちどり:「アヌビスってなーそもそも"冥界の番人"だ。裁くのも"死者の罪"だ」
稲姫ちどり:「あたしらは生きてる。あかりも、メロディも生きてる。好きに生きるぜ?」
真神守:「それが罪だというのだ!我がままで貪欲で傲慢……そんなことでは完璧なアイドルを創り出すことなどできはしないィ!」
真神守:「ここで死ぬか!尻尾を巻いて逃げ帰るか選ぶがいい!」
片山樋一:では、そこにふらりと進み出て、真神守の顔面に向けて殴りかかる。
GM:警備員服を破り、刃めいた包帯が飛び出す!
GM:刃めいた包帯は真神の体を防御する!
片山樋一:「ガタガタわめきやがって……これが答えだ」
篠沢 蒼:「っ……、片山くん!」
真神守:「片山樋一。お前こそが諸悪の根源だ」
真神守:「お前の勝手な振る舞いがどれだけ多くの人を絶望させたか……」
片山樋一:「諸悪の根源で結構だけどさ」
片山樋一:「篠沢を害しようってなら、ぶっ潰すわ。そんだけ」
真神守:「笑い話にもならん」
篠沢 蒼:「っ……」
真神守:「Cランクオーヴァードで中途半端な偽装能力しか使えないキミが、Sランクオーヴァードで完全な能力を持った私に本気で勝てるつもりでいるのか?」
片山樋一:「俺は笑ってねえぞクソ野郎」
真神守:「全員、答えは同じか?私の救いを拒むと?」
片山樋一:中指を立てる。
篠沢 蒼:「当然……絶対、譲れないものを奪おうって言うんだから」
篠沢 蒼:「死んでも拒絶してやる」
稲姫ちどり:「助けてもらう必要は!ナァーイ!」両手を叩いて、大きく左右に広げる。
乙犠 奏介:「お前に救われる必要なんて、絶対にない」 メモリーフラッシャーをポケットに仕舞い
乙犠 奏介:「……吠え面かかせてやるよ、遠吠え野郎」
真神守:「よかろう。ならば、審判の時だ」
GM:警備員たちは一斉に警備員服を脱ぎ捨てる!その下から露わになったのはミイラめいた仮面と包帯で覆われたエジプト風衣装!ファントム教団の装束だ!
GM:先頭に立つ長身でハンサムな好青年、真神守は仮面を構える!
GM:『アヌビス!タイム・オブ・ジャッジメント!』どこからともない電子音声!
GM:真神の姿が黒い獣めいたオーヴァードの姿へと変わる!
アヌビス:「あの世で後悔するがいい!!」
GM:アヌビスの体から強烈なレネゲイドが放たれ、キミたちの衝動を揺さぶる!
GM:衝動判定だ!
GM:判定は〈意志〉で難易度は9!
稲姫ちどり:3dx+4+1
DoubleCross : (3R10+4+1[10]) → 10[2,4,10]+2[2]+5 → 17
篠沢 蒼:6dx+3>=9
DoubleCross : (6R10+3[10]>=9) → 9[2,3,8,8,9,9]+3 → 12 → 成功
乙犠 奏介:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 6[1,2,3,5,6] → 6 → 失敗
片山樋一:能力訓練:精神を使用します。
片山樋一:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 10[1,2,3,4,6,7,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+15(2d10->8,7)した(侵蝕率:112->127)
稲姫ちどり:2d10+85
DoubleCross : (2D10+85) → 3[2,1]+85 → 88
GM:乙犠くん以外は全員成功!
篠沢 蒼:2d10+96
DoubleCross : (2D10+96) → 13[3,10]+96 → 109
乙犠 奏介:2d10
DoubleCross : (2D10) → 11[5,6] → 11
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+11した(侵蝕率:109->120)。
アヌビス:「完璧なアイドルによる理想郷が到来する。キミたちはその礎となるのだ!」
篠沢 蒼:「完璧なアイドル、理想の女神。そんなもの、頭の中にしかいないよ」
アヌビス:「キミならば理解できると思ったが、残念だよ」
ロケット山田:「兄の仇、ここで討たせてもらう……!」ジェットエンジンが噴出!
GM:というわけで、ここからはクライマックス戦闘の開始だ!
GM:エネミーはアヌビス、ロケット山田、ファントム教団員(トループ)。
GM:行動値はアヌビスが8、ロケット山田とファントム教団員が9。
GM:エンゲージはキミたち4人が1エンゲージ。
GM:そこから前方5メートルにロケット山田、ファントム教団員のエンゲージ。
GM:そこから、さらに5メートルの位置にアヌビスのエンゲージ。
GM:そして、キミたちのエンゲージから後方10メートルの位置に通用口が存在します。
GM:このクライマックス戦闘では特殊な敗北条件があり、エネミーが通用口にエンゲージした時点でアヌビスの「Eロイス:虚実崩壊」が発動してキミたちの敗北となります。
GM:「Eロイス:虚実崩壊」が発動すると、アカデミアはそう遠くない未来に完璧なアイドルである篠沢蒼らを崇める人たちの幸福な理想郷へと変貌します。
篠沢 蒼:ほほう……
稲姫ちどり:興味を示すんじゃない
GM:がんばって戦おう!
アヌビス[8]
5m
ロケット山田[9]、ファントム教団員[9]
5m
乙犠[16] 稲姫[5] 篠沢[3] 片山[5]
10m
通用口
GM:では、さっそく戦闘に入っていきましょう!
GM:ラウンド進行の開始です!
GM:1ラウンド目!
GM:まずはセットアップから。
GM:トループはなし。
片山樋一:なし。
乙犠 奏介:コンボ『苦しみをもって』。《スピードスター》《戦いの予感》使用。
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+7した(侵蝕率:120->127)。
稲姫ちどり:《虚無の城壁》使用。ガード値+12、侵蝕は+2で90に。
GM:ロケット山田は《ロケッティア》を使用。
篠沢 蒼:《活性の霧》を乙犠くんに。このラウンドの攻撃力+18。
GM:行動値が0になり、シーン内の任意の場所に移動が可能になります。
篠沢 蒼:侵蝕109→112
乙犠 奏介:……内から起こる破壊衝動。懐かしく苦々しい、この激情。
乙犠 奏介:だがこれに、抗うことはない。そうだ。今この瞬間の禍動を解き放つため、生涯贖えぬ罪に報いるため、乙犠奏介はここにいるのだから。
GM:アヌビスは《ワイルドグロース》+《完全獣化》+《進化の重鱗》+《進化の末脚》+《進化の大爪》を使用!
GM:ジャッカルめいた獣の姿へと変わり、ガード値、行動値、攻撃力が上昇!
乙犠 奏介:行動値+40、攻撃力は合わせて+58! 代償としてドッジペナルティを負ったりリアクション不可になったりしてしまうぜ……
篠沢 蒼:「乙犠くん。君がどんな選択をしても、何のために戦っても大丈夫。ここはアカデミアだもの」
篠沢 蒼:「だから思いっきり、思うままに、やりたいことをやって」
乙犠 奏介:篠沢さんに向け、目の隠れた右面だけを笑み、応じる
アヌビス:「この仮面の力は無敵だァ!お前たちなど私の足元にも及ばない!」
GM:セットアップはこれで終了!
アヌビス[8]
5m
ロケット山田[0]、ファントム教団員[9]
5m
乙犠[56] 稲姫[5] 篠沢[3] 片山[5]
10m
通用口
GM:まずは行動値の上がったアヌビスの番……じゃないな!
GM:行動値が+40した乙犠くんの番!
乙犠 奏介:そりゃそうさ!
乙犠 奏介:マイナーでコンボ『悲しさをこめて』。《ソニックブリッツ》《オプティカルレンズ》使用。
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+7した(侵蝕率:127->134)。
乙犠 奏介:130を……超える! そこでメジャー、コンボ『ゆっくりと厳粛に』。《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《デトネイトチャージ》+《イェーガーマイスター》
乙犠 奏介:対象はロケット山田です
GM:きやがれー!
乙犠 奏介:11dx7+3
DoubleCross : (11R10+3[7]) → 10[3,4,4,4,5,6,7,8,8,9,10]+10[2,4,5,6,7]+10[9]+4[4]+3 → 37
GM:ロケット山田はドッジを宣言!
GM:アヌビスはそのドッジの判定にSランクサポーターの効果を使用してダイスを+3個!
GM:判定いくぜ!
GM:13dx>=37
DoubleCross : (13R10[10]>=37) → 10[1,1,2,3,3,4,4,4,5,5,6,10,10]+10[10,10]+9[5,9] → 29 → 失敗
乙犠 奏介:あ、スペシャリストなので達成値+3で40です……!
乙犠 奏介:こわいわ!
GM:惜しい!
GM:では、ダメージどうぞ!
乙犠 奏介:4d10+56+18+6+7+16+16
DoubleCross : (4D10+56+18+6+7+16+16) → 31[10,5,10,6]+56+18+6+7+16+16 → 150
乙犠 奏介:諸々有効!
GM:そんなダメージ、耐えられるわけねえだろ!!!
GM:ロケット山田は一撃で戦闘不能!
乙犠 奏介:ロケット山田が動きだそうとした瞬間、ギギ、という鈍い音と共に、その駆動部は跡形もなく粉砕される。
ロケット山田:「メロディを殺して、ファンにとって一番いい世界を作るんだ!……だ?」
乙犠 奏介:動作も何もない。破壊という結果がその鼻面を叩いて砕き、遅れて辺りに火花が散る。空気中のチリが擦過した火花だ。
GM:背中から噴き出していたジェット噴射が止まる!ロケット山田は空へと舞い上がることができない!
ロケット山田:「馬鹿な……僕のジェットエンジンよりも早いのか……!?」
乙犠 奏介:「……たまにいるよな。必殺技を出し惜しむ奴が」
乙犠 奏介:「僕はそんなことはしない。お前たちと僕たちとで暢気に話していた間の音すべて、調律して看過しかねる障害に叩き込む」
乙犠 奏介:「足音。指音。関節音。唾液の落ちる音。服の擦れる音。まばたきの音。呼吸音。血流音。――心拍」
ロケット山田:「わけのわからないことを言うな!僕はエンジンの轟音さえ聞こえればいいんだよ!」
ロケット山田:「あの女の歌声も耳障りだ!」
乙犠 奏介:「ノイズを挙げれば切りがない。だからすべて、僕が調律して、君たちに返そう。彼女のステージを乱すもの、すべて、すべて……君たちを壊すためだけに使う」
乙犠 奏介:指を縦に振り、余剰の衝撃でロケット山田を屋外まで吹き飛ばす。 「……さあ。次はどいつだ」
ロケット山田:「馬鹿なー!?この僕がロケットにーッ!?」
GM:ロケット山田の体は容易く吹き飛んで消える!
アヌビス:「よくやった。デコイとしての役目は十分に果たしてくれた」
アヌビス:「開廷の準備は整った。審判の時だ」
GM:次は行動値17のアヌビスの番!
GM:マイナーで《襲撃迷彩》+《骨の剣》を使用。
GM:アヌビスの体から伸びる刃めいた布がかき消えていく!
GM:メジャーで《伸縮腕》+《重力の手枷》+《コンセントレイト:エグザイル》を使用!
GM:「Eロイス:究極存在」が発動している間は「Eロイス:妄念の姿」でコピーした隠密状態時にリア不、カバーリング不可のエフェクトが組み合うのですが、今は究極存在が解除されたので封印されています。
GM:そして、ここに正義の仮面の効果で取得した「Dロイス:頂の証」によりSSランクの効果を使用!対象を範囲選択へと変える!
GM:対象は4人全員!
稲姫ちどり:来たか。《孤独の魔眼》で対象を自分一人に変更します。
GM:ぐぬぬ……!
稲姫ちどり:侵蝕値は94に。
GM:だが、お前には死んでもらう!
GM:17dx7+4
DoubleCross : (17R10+4[7]) → 10[2,2,2,2,4,5,6,6,6,7,7,8,8,8,9,9,10] +10[1,1,1,2,6,7,9,9]+5[1,4,5]+4 → 29
GM:達成値は29!
稲姫ちどり:《グラビティガード》《イージスの盾》でガード。
GM:ダメージを喰らうがいい!
稲姫ちどり:8d10+12+6+1
DoubleCross : (8D10+12+6+1) → 31[2,4,1,1,8,3,9,3]+12+6+1 → 50
GM:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 24[6,9,9]+18 → 42
稲姫ちどり:ノーダメ。
GM:42点!装甲は有効!
GM:有効!?
稲姫ちどり:ガード値50点のみで弾いたわ
稲姫ちどり:侵蝕はジャスト100
GM:だが、攻撃が命中したので《重力の手枷》の効果によりラウンド中のすべての判定ダイスは?2個されるぞ!
GM:あ、違う!シーン中だ!
稲姫ちどり:OK
GM:くるしめ!
GM:視認できない何かがキミたちの方に迫る!
アヌビス:「お前たちは1人残らず、有罪だァ!」
稲姫ちどり:「あたしが見抜いたわけじゃないけどさあ」
GM:鋭い刃は触れれば容易くその身を切り裂くだろう!
稲姫ちどり:手招きしながら二歩、三歩と後方へよろめいて集団から離れる。
稲姫ちどり:「タネは割れてんだぜ。黙って食らうわけもないね」
稲姫ちどり:床板が剥がれて舞いあがる。ちどりの酩酊する感覚そのものを現実に起こした重力の渦。
不規則に歪み、攻撃のベクトルをズタズタに引き裂く!
GM:視認できない何かはちどりを付け狙い、軌道を変える!だが、その体にかすりもしない!
稲姫ちどり:「ドシャットな」
稲姫ちどり:前傾姿勢でアヌビスに手の甲を向け、指で招く。
「次」
GM:次は行動値9のファントム教団員トループ!
GM:トループはマイナーで《破壊の爪》+《ハンティングスタイル》を使用!
GM:キミたちにエンゲージ!
アヌビス[8]
10m
ファントム教団員[9]
乙犠[56] 稲姫[5] 篠沢[3] 片山[5]
10m
通用口
GM:メジャーで《獣の力》+《鬼の一撃》を使用して攻撃!
GM:対象は蒼ちゃん!
稲姫ちどり:《軍神の守り》でカバーリングします。
篠沢 蒼:とりあえずドッジしてみる!
稲姫ちどり:お、そうだった
GM:では、命中判定!
GM:アヌビスがSランクサポーターの効果で+3個して
GM:12dx+6
DoubleCross : (12R10+6[10]) → 10[1,2,3,4,5,6,7,7,9,10,10,10]+7[4,5,7]+6 → 23
GM:達成値は23!
篠沢 蒼:4dx+1>=23
DoubleCross : (4R10+1[10]>=23) → 9[3,4,8,9]+1 → 10 → 失敗
篠沢 蒼:ダメ!たすけて!
GM:残念!
稲姫ちどり:では改めて《軍神の守り》でカバーリング
稲姫ちどり:ガードは《グラビティガード》《イージスの盾》
稲姫ちどり:10d10+15+6+1
DoubleCross : (10D10+15+6+1) → 37[2,1,3,4,2,2,5,4,8,6]+15+6+1 → 59
GM:《鬼の一撃》があるので、ガードをしているとダメージが上がり
GM:3d10+37
DoubleCross : (3D10+37) → 20[9,1,10]+37 → 57
稲姫ちどり:ノーダメ!
GM:く、くそー!
稲姫ちどり:侵蝕は108。
篠沢 蒼:カタイ
乙犠 奏介:やわらかいのかも
篠沢 蒼:弾力ありそうだよね
稲姫ちどり:きみたち
GM:手にバットや鎌、鉄パイプなどを持ったファントム教団の団員たちが蒼に迫る!
篠沢 蒼:「な、わっ……!」避けようとしてすっ転ぶ!
稲姫ちどり:ぐらりと傾いて攻撃の線上に割り込む。
片山樋一:「篠沢っ……!」
ファントム教団員:「リーダーからはお前だけは生け捕りにするように言われてる!優しく生け捕りにしてやるぜーッ!」
GM:ファントム教団員の構えた鎖鎌が飛来する!
稲姫ちどり:「乱戦は嫌いだー。タイミングシビアなんだよな」
稲姫ちどり:拒否の意思を示すように、前方に差し出した掌を小さく左右に振る。
稲姫ちどり:それだけで襲い来る教団員たちの武器が空間ごと撹拌され、押し戻される。
ファントム教団員:「な、何ぃーッ!?俺の愛用の鉄パイプがー!?」
稲姫ちどり:「ぬるいぜ。ドシャット」
稲姫ちどり:髪をかき上げ、再度指で招く。
稲姫ちどり:「次」
GM:ファントム教団員たちは蒼に襲いかかることができない!
片山樋一:「だあーくそ!すいません!任せます!」
篠沢 蒼:「かた……っ、稲姫、せんぱい」
GM:次は行動値5の片山くんか蒼ちゃんの番!
稲姫ちどり:「オッケーオッケー。こっちは任せな、猛犬番長」
片山樋一:「ウス!やんます!」
片山樋一:いきます!
篠沢 蒼:どうぞ!
片山樋一:マイナーで《陽炎の衣》。
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+3した(侵蝕率:127->130)
片山樋一:メジャー『凶つ双つ撃つ(エミリー・サジェ)』。《コンセントレイト:キュマイラ》《見えざる死神》《血に飢えた跳躍》。
片山樋一:教団員を攻撃。
片山樋一:17dx7-1
DoubleCross : (17R10-1[7]) → 10[2,2,2,2,2,3,4,5,5,6,6,7,8,8,9,9,10] +10[3,4,4,5,7,10]+3[1,3]-1 → 22
GM:こいつはイベイジョン持ちでドッジの達成値は21で固定です
GM:攻撃は命中!
片山樋一:あっぶな!
GM:ダメージどうぞ!
片山樋一:3d10+30+3+1 装甲有効
DoubleCross : (3D10+30+3+1) → 18[5,4,9]+30+3+1 → 52
GM:高い!
片山樋一:「そうだ……俺は守りに入ってる暇はねえんだ」
GM:このトループもかなり高めにHPは設定してあるのですが、その一撃で沈みます!
片山樋一:「全部任す。こっちがやるべきことは……」
片山樋一:「そうだ。テメエらだな……篠沢転ばせやがって……」拳を握る力を込める。ギリギリと硬質な音がする。
GM:団員たちは力任せに凶器を振り回す!当たれば危険だ!
片山樋一:「ブチのめす」凶器に向けて、まっすぐに拳を突き出す。
ファントム教団員:「へっ、お前には生け捕り命令は出てねえ。ズタボロにしても構いやしねえー!」
片山樋一:当然凶器であるのだから、拳で触れればダメージは免れ得ないだろう。
GM:釘バットが振り下ろされる!
片山樋一:だが、釘バットは拳に当たる手前で、何かにぶつかったかのようにへし折れる。
ファントム教団員:「……な、なんだ!?」
片山樋一:隠密能力で隠匿した、透明な小槍を握り込んでいる。その打突が凶器を弾くとともに、
ファントム教団員:「RC攻撃か!?それとも射撃……!」
GM:折れた釘バットが弾かれる!
片山樋一:勢いのまま、教団員まで強かに打ち据える。
ファントム教団員:「ギャーッ!?」
GM:団員は打ち倒される!
片山樋一:「どいてろ!よし次は鎖鎌野郎だな……!全員ブチのめすかんな……!」
篠沢 蒼:「……」尻餅をついたまま、戦う片山くんの姿を見上げる。自分はその隣に立つことができない。彼を守ることもできない。
片山樋一:そのまま団員の群れに躍り込み、一人一人殴り倒して進む。
GM:団員たちは1人、また1人と倒れ伏していく!
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+8した(侵蝕率:130->138)
アヌビス:「愚かな。あの攻撃には注意せよと言っておいたというのに」
GM:では、次はちどりさんの番!
稲姫ちどり:待機します
GM:では、次は本来なら蒼ちゃんの番なのですが
GM:ここでアヌビスが《時の棺》を使用。
GM:あ、違う
GM:《時間凍結》!
GM:割り込んで行動します
篠沢 蒼:持ってるかー
GM:部下が全滅したので、アヌビスは自ら動きます。
GM:マイナーで戦闘移動。
GM:キミたちのエンゲージに入ります。
アヌビス[8]
乙犠[56] 稲姫[5] 篠沢[3] 片山[5]
10m
通用口
GM:メジャーで《伸縮腕》+《重力の手枷》+《コンセントレイト:エグザイル》
GM:さらに《流刑者の大鎌》も使用して対象を4体に変更!
GM:4人全員が対象!
GM:判定いくぞオラー!皆殺しだー!
稲姫ちどり:《時の棺》で判定を失敗させます
GM:やめろオラー!
稲姫ちどり:だがやる!侵蝕は118に。
アヌビス:「実にくだらん。ならば、私が手ずから審判を下すしかあるまい」
GM:アヌビスは杖を鳴らす。すると、次の瞬間、キミたちの前に遠くにいたはずのアヌビスの姿が現れる!
GM:アヌビスの体を起点に伸びた無数の刃めいた布がキミたちに襲いかかる!
アヌビス:「つまらん命だ。紙のように引き裂いてやろう!」
片山樋一:「う、この……!」教団員への対処にかまけて対応できない。
篠沢 蒼:「……っ」とっさに顔を庇う。
稲姫ちどり:「いいよぉ。あたしの感覚、味わってみるか?ただし」
稲姫ちどり:両手を擦り合わせながら前へ。布の一枚を指先で挟み止める。
乙犠 奏介:防御は、思考にない。接近してくる次の標的へ視線を注ぎながら、左手指は絶え間なく動かす。その空間に発生した音を、ただ破壊のために、支配する。
稲姫ちどり:「……酔っぱらうなよ」
稲姫ちどり:そこを起点に、全ての布が奇怪なマーブル模様を描いて捻じれ、四方へと爆散する。
GM:ちどりの体の周囲の地面に刃めいた布が突き刺さって爆発する!
アヌビス:「何だ、これは!?なぜ私の攻撃がコントロールを失う……!?」
稲姫ちどり:「次。ぶちまけるなら狙いはここね。アンダスタン?」
稲姫ちどり:親指を立て、自分の胸を叩く。
アヌビス:「邪魔をするな!お前たち羽虫の命に価値などあるものかァ!」
GM:では、次はあらためて行動値3の蒼ちゃんの番!
片山樋一:「流石っす先輩!マジ愛してます!」
稲姫ちどり:「問題発言ー」
篠沢 蒼:「かた……」呼びかけようとした言葉が止まる。
片山樋一:「あ、や、そういう意味じゃなくて……!ちげーんですって!」
片山樋一:「ちがうの!」
篠沢 蒼:「……分かってるよ」
篠沢 蒼:篠沢の能力は言葉と感情による応援。一声かければその分だけ、小さな無理を押し通せる。
篠沢 蒼:この場の勢いで彼に言葉をかければ、その分だけ無理をさせることになる。自分は傍観したままで。
篠沢 蒼:マイナーなし、メジャーでコンボ『背を押す一声』。《さらなる力》《狂戦士》《スキルフォーカス:RC》、対象は乙犠くん。
GM:では、判定をどうぞ!
篠沢 蒼:7dx+8+6+3>=20
DoubleCross : (7R10+8+6+3[10]>=20) → 10[4,4,5,6,6,9,10]+5[5]+17 → 32 → 成功
GM:くっ、さすがに成功するか……!
篠沢 蒼:乙犠くんを未行動に!更に次の判定ダイス+8個、C値-1!
乙犠 奏介:ヒャァーッ!クルゼ、クルゼ!
篠沢 蒼:「……乙犠くん」一呼吸置いて、あらためて声をかける。
GM:では、次は未行動になった乙犠くんの番!
篠沢 蒼:「僕の能力は戦い向きじゃないんだ。目の前にいるあいつをぶっ飛ばせない。メロディを助けられない。だから」
篠沢 蒼:「僕の代わりに、僕の声を、震えを、鼓動の音を」
篠沢 蒼:「全力で叩きつけて。……お願い!」
篠沢 蒼:侵蝕112→124
乙犠 奏介:今度は、彼女の方を見はしない。
乙犠 奏介:髪に隠れていない左目は暗く、髪の向こうの右目は燃えている。その双眸が捉えるのは、破壊すべき対象のみ。
乙犠 奏介:だから、頷きのみを返し……次ぐ攻撃にて、その承諾を示す。
アヌビス:「お前たちごときが、この私を倒せるものかァ!」
乙犠 奏介:マイナーで《ソニックブリッツ》、メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《デトネイトチャージ》+《イェーガーマイスター》。対象はアヌビス。
乙犠 奏介:節約版だよ! あんしんしてね!
GM:来いやー!
乙犠 奏介:19dx6+3+3
DoubleCross : (19R10+3+3[6]) → 10[1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,6,7,7,7,7,8,8,9,10] +10[1,2,3,4,5,6,6,6,6,10,10]+10[1,2,2,5,7,9] +10[4,7]+3[3]+6 → 49
GM:高い……!
稲姫ちどり:やった!えらい!
GM:ドッジ!
GM:17dx+2
DoubleCross : (17R10+2[10]) → 9[1,2,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,7,8,9,9]+2 → 11
GM:回らない……!
GM:ダメージをどうぞ!
乙犠 奏介:5d10+18+6+16+16
DoubleCross : (5D10+18+6+16+16) → 34[2,9,6,7,10]+18+6+16+16 → 90
乙犠 奏介:諸々有効
GM:なんというダメージ……!
GM:アヌビスはそのダメージで一度戦闘不能になる!
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+14した(侵蝕率:134->148)。
乙犠 奏介:篠沢さんの力による促進、そして声が、稲姫さんが攻撃を防いだことにより生まれた隙に、攻撃をねじ込むことを可能とする。
乙犠 奏介:(本来必要な準備期間を省略した、衝動任せの即興速弾……今ならば可能だ)
乙犠 奏介:キュィ、キュィ、キュィ、と不快な摩擦音が走り、直後アヌビスの胴体を絞り込むような衝撃!
アヌビス:「これは……どこから攻撃が……!?」
GM:アヌビスは刃めいた布を振りかざしてもがく!
乙犠 奏介:左手は止まり、右手は振り上げられる 「腑抜けたことを……センスがないな」
アヌビス:「何ィ!?」
乙犠 奏介:「片山が場を開けて、稲姫さんが作った隙に、篠沢さんの音をねじ込んだ。 ……お前の目の前だ!」
アヌビス:「目の前……だとォ!!?」
乙犠 奏介:そのまま締め上げる。常人ならば骨も砕け臓も肺も絞られ尽きる圧迫だ。
アヌビス:「うおおおおおお!?」
GM:アヌビスの体が破裂する!
GM:が、次の瞬間、包帯めいた布がより合わさり、アヌビスの体が再生していく!
GM:《魔獣の証》を使用!戦闘不能状態を回復する!
乙犠 奏介:「はぁッ……まだ、やるのか。まだやるのかよ」
アヌビス:「やってくれたな。この私をここまで追い込むとは……!」息も絶え絶えに激情を露わにする!
稲姫ちどり:「……寝とけよなあ。もうひと押しかァ」
乙犠 奏介:「僕ら四人を超えられる可能性なんてあるのか。ほんの隙間しかない確率に突っ込んでまでやることが、それか!」 低く唸るように吠える。
アヌビス:「18年かかったのだ。ここに来るまで!」
片山樋一:「クソッ……」小さく悪態をつく。相手がまだ起き上がることについてではない。
アヌビス:「あともう一歩で私の理想が成就する!誰にも邪魔はさせん!」
篠沢 蒼:「関係あるもんかッ!!」
片山樋一:(遠い。分かっちゃいるけれど……あそこまでは、まだ遠い……)
篠沢 蒼:「年月とか! 理想とか! そんなものどうだっていい!」
アヌビス:「何だと……!?」
篠沢 蒼:「そんな下らないもののために、メロディの夢を……アイドルを汚すな!!」
篠沢 蒼:次のイニシアチブでDロイス触媒の効果を使用します。
アヌビス:「アイドルを……汚すだと……。この私が……!」
篠沢 蒼:対象は片山くん!
稲姫ちどり:「ふふ。いい啖呵だ」
稲姫ちどり:思わず口の端を持ち上げる。
アヌビス:「私は!全てのアイドルとファンのために行動している!そこに欠片も誤りなどはない!」
片山樋一:「ある」行動します。
片山樋一:マイナーで《陽炎の衣》、メジャー《コンセントレイト:キュマイラ》《見えざる死神》《血に飢えた跳躍》。
アヌビス:「この私が間違っているというのならば!アイドルが行きつく果てにあるものは何だというのだ!」
片山樋一:アヌビスを攻撃。
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+3した(侵蝕率:138->141)
片山樋一:17dx7-1
DoubleCross : (17R10-1[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,4,4,5,5,6,8,9,9,10,10,10]+ 10[4,6,7,8,9,10]+10[4,7,8,10]+5[4,4,5]-1 → 34
GM:ドッジ!
GM:17dx+2
DoubleCross : (17R10+2[10]) → 10[1,1,2,2,4,5,6,6,6,7,7,7,8,9,9,10,10]+8[2,8]+2 → 20
GM:回避失敗!
片山樋一:4d10+30+3+1 装甲有効
DoubleCross : (4D10+30+3+1) → 31[10,8,5,8]+30+3+1 → 65
GM:《不死なる獣》を使用してダメージを軽減!
GM:65-4d10
DoubleCross : (65-4D10) → 65-25[7,3,8,7] → 40
GM:装甲を引いて……
GM:ギリギリ足りないな
GM:アヌビスはこれで戦闘不能!
片山樋一:「"篠沢蒼はアイドルを続けるべきだったんじゃないか" "篠沢蒼は今後復帰できないのか"」
GM:アヌビスは刃めいた布を張り巡らせ、堅牢な盾を作り上げる!
片山樋一:「そんなことはさ。俺が誰より考えてるよ!」槍を隠さず振るう。
片山樋一:「だけどさあ!」一枚一枚、布を引き剥がすように槍を手繰り、振り回す。
真神守:「ならば、なぜ!」
片山樋一:「本人はそんなこと考えてない!そりゃそうだよな!俺だって本当は考えちゃダメなんだ!」
真神守:「全ての人が願い、全ての人が救いを求めている!」
真神守:「お前たちだけがそれに背を向けているのだ!」
GM:アヌビスの張り巡らせていた城壁が崩れていく!
片山樋一:「……救いになるやつは居るよ。大勢居る」
片山樋一:「じゃあさ、既に救われたやつはさ、それで終わらなきゃならないのかよ」
真神守:「既に、救われた、だと」
真神守:「誰の、何の話をしている!」
片山樋一:「そりゃあ決まってる。俺もだけど、今は俺の話じゃなくてさ」
片山樋一:ロイスを取得します。
片山樋一:-アイドル/メロディ/連帯感:○/不安/ロイス
片山樋一:「俺たちが背を向けているやつの話だ」
片山樋一:崩れた城壁に、穂先をえぐりこむようにねじ入れる。
真神守:「認めるものか!俺は、まだ救われてなどいない!」
片山樋一:「知るか!じゃあこれから聴いて救われろ!」
GM:真神は拳を突き出す!
片山樋一:拳を避けず、顔で受ける。
片山樋一:槍を手放して、こちらも拳を作り殴りつける。
真神守:「……ッ!」
GM:真神の体が吹き飛び、転がる。
GM:真神はふらふらと立ち上がり、叫ぶ。
真神守:「努力した。必死に努力したんだよ。18年間!」
真神守:「俺のどこがお前に負けてるっていうんだよ!」
片山樋一:「知らねえよ!俺だいたい負けるし……!」
片山樋一:「何かはワンチャン勝ってるかもしれないけど知らねえよそんなの!」
真神守:「だったらなんで……。負けろよ、お前が!」
GM:真神はふらふらとした足取りでキミの方へと歩みを進めようとし
真神守:「ちくしょうが……」
GM:そのまま倒れ込む。
片山樋一:片山樋一の侵蝕率を+8した(侵蝕率:141->149)
GM:アヌビスの顔を覆っていた仮面はひび割れていき、砕け散る。
片山樋一:「……」静かに膝をつく。
片山樋一:「あー……」
片山樋一:「ここ愛の力とか言ってキメときゃあ良かったな……」小声でつぶやく。
GM:アヌビスはこれで戦闘不能!
GM:クライマックス戦闘は終了だ!
乙犠 奏介:あっその前に
GM:おお
乙犠 奏介:乙犠 奏介の侵蝕率を+10した(侵蝕率:148->158)。
乙犠 奏介:足し忘れと
GM:こわいせ
乙犠 奏介:(……「そんな下らないもののために、メロディの夢を……アイドルを汚すな!!」)
乙犠 奏介:激憤のような衝動に駆られていた自分の耳に届いた、篠沢蒼の叫び。それに、力を与えられることこそなかったが。
乙犠 奏介:(……本気、なんだな。ああも真剣で……懸命で……それが、人を動かして……)
乙犠 奏介:(メロディの、夢……そうか……)
乙犠 奏介:崩れ落ちるアヌビスの姿と共に、破壊へ己を駆り立てる心が鎮まっていく。静かに。清浄な流水の流れ込むように。
GM:戦闘を終えたキミたちのもとにメロディと歌声とライブの歓声が聞こえてくる。
乙犠 奏介:ということでラストロイス、 ロイス/篠沢蒼/○感服/隔意 で、取ります!ごめんね駆け込みで!
篠沢 蒼:「……片山くん、片山くんっ!!」膝をついた彼に駆け寄り、その身体を支えようとしている。
篠沢 蒼:「ごめん、またこんなに……無理ばっかり、させて……」
片山樋一:「いや、まだこんくらいは無理してねえって……ほら」
片山樋一:「立てる、立てる」フラフラと立ち上がる。
篠沢 蒼:「馬鹿!」しがみつくようにして支える。「それが無理だよ、馬鹿」
稲姫ちどり:「なはは。キツいだろうけど、見ときたいよねえ。そーすけ君もさ?」
片山樋一:「そう、そう。無理すんのはこれからこれから……へへ」
GM:通用口の向こうに見えるライブステージではメロディが気持ちのよさそうな汗を流しながら歌っている。
GM:観客たちは割れんばかりの拍手を送る。
メロディ:「今の曲は私の大好きなアイドルユニットのカヴァー曲、『Next step!』でした!」
乙犠 奏介:「……ああ。ええ。はい」 目も面持ちも、少しずつ元に戻っていく。衝動が消えていく
メロディ:「それじゃあ、次はいよいよお待ちかね!」
メロディ:「みんなー!新曲、いっくよー!!」
乙犠 奏介:「……別に、記録映像は見られるよう、手回しはしてますが……」
乙犠 奏介:「……そうだな、直接。聞けるんだし」 少し笑って
GM:観客の熱狂がより高まる。
篠沢 蒼:「うん。これだけは見逃せない、かな」
乙犠 奏介:「しかし、見るにしたって、こんな舞台袖からだなんて」
乙犠 奏介:「ファンより、プロデューサーなんじゃないか、これ」
片山樋一:「何言ってんだ。プロデューサーは一番のファンだろ」
稲姫ちどり:「お、経験者は語るってやつだネ」
乙犠 奏介:「ふふ……それも、そういうものか」 目を閉じ、聞き入って
メロディ:「『Brand New Emotion』!」
GM:メロディの歌声が満員の会場に響き、そして――。
GM:シーン終了!
GM:というわけでクライマックスフェイズはこれで終了!
GM:ここからはお待ちかねのバックトラックです!
GM:今回のEロイスの数は6個!
GM:まずは6個分引き下げるかどうかを決めてください
乙犠 奏介:振ります振ります(食い気味)
稲姫ちどり:あたしゃ振らないヨ
乙犠 奏介:158-6d10
DoubleCross : (158-6D10) → 158-31[10,8,2,6,4,1] → 127
片山樋一:ます!
篠沢 蒼:振らない!
片山樋一:149-6d10
DoubleCross : (149-6D10) → 149-41[4,9,8,9,10,1] → 108
稲姫ちどり:メッチャさがった
GM:お、すごい
GM:では、あとは残ったロイスの数だけ侵蝕率を引き下げるがよい
片山樋一:1倍ぶり!
片山樋一:108-6d10
DoubleCross : (108-6D10) → 108-37[7,9,3,8,4,6] → 71
稲姫ちどり:ロイス6個で1倍振り
篠沢 蒼:1倍振り!
稲姫ちどり:118-6d10
DoubleCross : (118-6D10) → 118-38[10,3,8,4,9,4] → 80
篠沢 蒼:124-6d10
DoubleCross : (124-6D10) → 124-39[9,2,1,10,8,9] → 85
乙犠 奏介:1倍振り……かな……!
乙犠 奏介:いや怖い! 2倍振りします!
乙犠 奏介:127-12d10
DoubleCross : (127-12D10) → 127-71[6,5,3,7,5,7,5,1,9,5,9,9] → 56
乙犠 奏介:フーッ
篠沢 蒼:安全
稲姫ちどり:よかったー
GM:判断力!
GM:では、皆さん無事に帰還できましたね
GM:おめでとうございます
GM:これでバックトラックは終了!
GM:次からはエンディングだよ!
篠沢 蒼:はーい!
稲姫ちどり:いぇーい
乙犠 奏介:えんでぃーん!
片山樋一:ウス!