『レフト・ハンデッド・トラップ』


メインログ | 雑談ログ


関連セッション『クラック・クラップ・トラップ』

高宮(たかみや)美玲(みれい)キャラシート(PC1:紅井寿甘)
(すえ)妙算(たかかず)キャラシート(PC2:中村)
依包(よりかね)緋鶴(ひづる)キャラシート(PC3:粘土)

【Index】

オープニング:高宮美玲
オープニング:陶妙算・依包緋鶴
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3
クライマックス
エンディング:陶妙算
エンディング:依包緋鶴
エンディング:高宮美玲

【プリプレイ】

GM:では、突発セッションを開始します。
GM:自己紹介から参りましょう。
GM:高宮さんからお願いします。
高宮美玲:はい!
高宮美玲キャラシート
高宮美玲:「最速最短で最大の火力をもって薙ぎ払う。……合理的だろう?」
高宮美玲:第五支部所属、星辰館2-A生徒、UGNチルドレン"レイショナル・ワン"高宮美玲(たかみや・みれい)17歳。
高宮美玲:最速最短で最大火力をブチ込むオーヴァードを作るという合理的戦術を追求したプロジェクト出身。
高宮美玲:己も口癖のように合理性に言及しますが、実は非合理なことが嫌いじゃないと最近カヴァーの学園生活を通して理解しつつあるご様子。
高宮美玲:性格は冷静め。合理的な判断が好き。非合理で血が熱くなる判断は実はもっと好き。
高宮美玲:性能としてはシナリオ最大4回のすんごいエクスプロージョンをスピードフォースで最速で叩きつけます。
高宮美玲:以上、よろしくお願いします!
GM:すごい爆発してくる……
GM:よろしくお願いします!では次!
GM:陶くんお願いします
陶妙算:はーい。
陶妙算キャラシート
陶妙算:第10支部所属のチルドレンです。
陶妙算:白兵技能が人よりちょっと優れてることが取り柄の子です。
GM:ちょっとか?
陶妙算:あと全体的に優等生美少年チルドレンじみた振る舞いをしたい。
陶妙算:友達に依存しがちなところがあるけど、自分でもそこらへんはよくないなと思ってるので頑張って律してくれるはずです。頑張れ。
陶妙算:性能としては高い白兵で素殴りしたり避けたりフェイタルをヒットさせたりそんな感じです。
陶妙算:よろしくおねがいします。
GM:よろしくお願いします!
GM:次!依包さん!
依包緋鶴:はーい
依包緋鶴キャラシート
依包緋鶴:よりかね ひづる、第10支部エージェントにして阿久津ガーディアンサービスの社員です。
依包緋鶴:外見は烏羽色の髪、灰色のスーツ、黒い眼鏡と手袋、194センチの長身。
依包緋鶴:女秘書兼ボディガードみたいな雰囲気の人です。
依包緋鶴:シンドロームはブラックドッグ・ノイマンのクロスブリード。両腕両足の機械義肢で戦うぞ。
依包緋鶴:サイバーアップした四肢を、生体電位信号によって自在に操作して敵を倒します。
依包緋鶴:コードネームは日出掌(ブライトハンド)。その名の通りに、右手が熱を放ちながら白く光ります。
依包緋鶴:でも本当は右手以外も光るし高熱を発するし、強力な磁場とか発生させる方がメイン。コードはブラフですね。
依包緋鶴:データ的にはDロイスの実験体で伸ばした精神で、《コントロールソート》と《生き字引》をぶん回します。
依包緋鶴:それからカバーリングしたり、《マグネットムーブ》で敵味方を動かしたり、《ラストアクション》で殴り返したりもできます。
GM:べんりだ
依包緋鶴:よろしくおねがいします!
GM:OK!では開始していきましょう
陶妙算:よろしくおねがいします!
依包緋鶴:よろしくおねがいします!

【オープニング:高宮美玲】

GM:まずは高宮さんのOPから。
高宮美玲:はい!
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:34->43)

GM:星辰館高校
藍音夢:「美玲ちゃん、美玲ちゃん」
GM:あなたのクラスメイト、藍音夢。
GM:快活そうなショートカットが特徴的な彼女は、UGNにイリーガル登録されているオーヴァードというだけでなく
GM:ブラックリストに登録されている。
高宮美玲:「どうかしたかい、藍」机に突っ伏しながら、首だけで向く。
藍音夢:「放課後、時間あるかな?あたしのリスト埋めに協力してよ」
GM:彼女は片手に、アルバムを抱えている。
GM:それこそが問題なのだ。
GM:彼女の呼ぶ“リスト”とは、市内で確認されたオーヴァードのリストだ。
GM:その中には極めて機密性の高いはずの者まで確認されているとか、1000近い登録がなされているとか。
GM:どこまでが真贋かは定かではないが、その“リスト”と、それを作り出すに足る彼女の身は、
GM:危険極まりないと言って差し支えない。
高宮美玲:「放課後に時間はあるがね、私も一応組織人としてやっていいこととわるいことで分別をつけなければいけないのだよ。端的に換言すると、まだ諦めてなかったのかバカ」
高宮美玲:「散々怒られてるだろうが今までにも。そのうち組織が本腰入れて介入することになっても知らないぞ」
藍音夢:「う……真面目なお説教があたしの薄い胸に染み入る……」
藍音夢:「薄いとか言わなくていいじゃんね。えっと、あたしもちょっとは反省してるので」
高宮美玲:「私も何度もこんなお説教をすることになるなんて薄い胸が痛いよ。同じことを何度も言うのは非合理極まる」
藍音夢:「UGNの機密データベースを勝手に漁るのはもう止めることにしたんだけどね」
藍音夢:「あっ今の内緒ね」
高宮美玲:「本気でいい加減にしときたまえよキミ」
藍音夢:「そこであたしは気がついた。怒られない方法を」
高宮美玲:「ほんとか? ほんとに怒られないか? 言ってみたまえよ」
藍音夢:「UGNが未掌握のオーヴァードを捜してリスト化して」
藍音夢:「UGNにも教えてあげる」
藍音夢:「これなら、怒られるどころか褒められない?」
高宮美玲:「……確かに未登録のオーヴァードを我々は保護あるいは活用の為に血眼で探しているが」
高宮美玲:「そんなリスト作成して、FHから目ぇつけられても私は責任取り切れないぞ」
藍音夢:「ノンノンノン。ただの木っ端オーヴァードじゃ面白くない」
藍音夢:「あたしが収録したいのは、マスターエージェントなの」
高宮美玲:「面白さ基準でバッサリ足切りするな……は?」
藍音夢:「“トラップマスター”。数年前に市内で消息を絶ったとされる、正体不明のマスターエージェント」
藍音夢:「そうやって報告書に書いてあった」
高宮美玲:「山でツチノコ探す方がなんぼか合理的だぞそんなもの。仮に見つかっちゃったらどうするつもりだ」
藍音夢:「ツチノコは3件ほど見つかってるもんね」
藍音夢:「リストに書いてある」
藍音夢:「決まってるでしょ。見つけたら……」
藍音夢:「美玲ちゃんに報告して、美玲ちゃんがお手柄になって」
藍音夢:「あたしを怒りにくくなる」
高宮美玲:「探す過程が危険だって言いたいんだよ私は。マスターエージェント狩りなんてさあ……」
藍音夢:「狩るとは大きく出たね美玲ちゃん」
高宮美玲:「山狩りと同じような文脈だよ。……アタリもなくそーゆーことすんのはやめときたまえよ。……いや、アタリがあるほうが怖いんだけど」
藍音夢:「アタリ?あるよ?」
藍音夢:「これから行こうと思うんだけど」
藍音夢:「一緒に来る?」
高宮美玲:「なんであるんだよぉ……」くしゃりと虚空を握りつぶす。
高宮美玲:「そこまで聞いといて一人で行かせられるわけないだろう。……仕方ないから同行する」
藍音夢:「よしっ」
藍音夢:「これで怒られても責任者は美玲ちゃんだ……」
高宮美玲:「しまいにゃ友達やめてやるぞ、私は」
藍音夢:「あっ嘘聞こえてた!?嘘!嘘!冗談!」
藍音夢:「友達やめないで~」
藍音夢:「やめたらあることないこと書いてばらまくからね」
高宮美玲:「やめろ! 勝手に他人が風呂でどこから体を洗うかとかを捏造したら本気で許さんからな!」
藍音夢:「ちなみにどこ?」
高宮美玲:「左の二の腕……ばかか君は! ……いや、ばかだったな……」
藍音夢:「左の二の腕……」
藍音夢:「こだわりをかんじる」
高宮美玲:「もういいだろ! ついてってやるから案内したまえ、ほら!」
藍音夢:「そう来なくっちゃ……場所は第10地区の――」

GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
高宮美玲:ギリギリ学友/藍音夢/友情/〇脅威 で取得。
高宮美玲:以上!
GM:OK!

【オープニング:陶妙算・依包緋鶴】

GM:次は陶くんと依包さんお二人のオープニングです。
GM:登場をどうぞ。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:39->49)
陶妙算:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 7[7]+48 → 55

陶妙算:わーい、ゾロ目
依包緋鶴:テンションお高め

GM:あなたたちは、パトロールへと駆り出されていた。
GM:というのも、最近。担当地域内では、
GM:謎のビル倒壊事件が散発しているからだ。
陶妙算:また
GM:老朽化によるものではない。新築のビルも含めて。
GM:不自然にねじれ落ちていった、というのが、目撃者の談だ。
GM:そのうちの現場の一つがここだ。
依包緋鶴:「……報告にあった通り、酷い状態ですね」
陶妙算:まろみを帯びた優しい肩の線、艶やかな墨のような髪、春のせせらぎにも似た柔らかく潤んだ瞳、露に濡れた果実のような唇。
陶妙算:美童の艷やかさ、清楚を一つ身の中に、絶妙な均衡を保って同居させた少年がビルの破壊された現場に立っている。
依包緋鶴:「周りに気を付けてくださいね、陶くん。不安定な状態は続きますから」
陶妙算:「はい。」
陶妙算:鈴の音のような愛らしい声で応える。
依包緋鶴:「ある程度の距離までなら私の方で庇えますから」静かな微笑みをこちらも返して。
陶妙算:「頼りにさせていただきます。」
陶妙算:「しかし、ねじれて落ちた、というのはにわかには信じがたいものでしたが」
陶妙算:芙蓉の花のごとき涼やかな瞳をビルに向ける。
陶妙算:「これは、比喩ではなく、まさにその通りの状況ですね。」
陶妙算:「バロールシンドロームによるものでしょうか?」
GM:周囲のビルには被害はない。そのビルだけが、その場でねじれて沈んでいる。
依包緋鶴:「そうですね。分かりやすい手段としてはそれがらしいです」周囲を見回し、痕跡を見回す。
依包緋鶴:「奇妙な破壊痕跡と言えば、"レーゲンフォーゲル"らのも中々でしたね……」
依包緋鶴:「あるいは物質的要素も残っているかもしれません。油断なく探索しましょう」
陶妙算:「アスファルトを突き破って植物の芽が生えてくる。」
陶妙算:「どころの話じゃありませんでしたものね。」
陶妙算:「はい。」
依包緋鶴:「大がかりなことをする為に、大がかりな準備を要する者であれば」
陶妙算:耳にかかった濡羽烏の黒髪をさらりと撫でながら返事をする。
依包緋鶴:「早期解決は被害者の減少に繋げられます」
陶妙算:「大掛かり……」
陶妙算:大きいという言葉を聞いてくだらない妄想が連想させる。
陶妙算:「透明な巨人が力づくでビルをねじ切った、というのも大掛かりな準備に入りますかね?」
依包緋鶴:「独力でやってのける相手だったら、そこは少し困ってしまいますね……」
依包緋鶴:「生育には時間と資源が必要でしょうから、まあそれはそれで?」
GM:その時。真後ろから声。
陶妙算:「すいません、くだらないことを…」
“セーラー服の少女”:「きみたちは……二人か?」
陶妙算:と言って声の方に振り返る
依包緋鶴:「外壁部に痕跡があれば……どなたですか?」同じく振り返る。
“セーラー服の少女”:「なに。“それ”の作者だよ」
陶妙算:「作者?」
“セーラー服の少女”:「どこの所属かな。UGNあたり?」
陶妙算:「それに答えれば貴方のことも教えていただけますか?」
陶妙算:柔らかな茶色い瞳にかすかな警戒の色を込めながら言う
依包緋鶴:「ええ、私もあなたに興味があります」
“セーラー服の少女”:「そうか……参ったな……そんなことを言われると」
依包緋鶴:「……」戦闘用の人工神経巡らせて、周囲の地形を把握する。
“セーラー服の少女”:「どちらかだけ帰そうと思っていたのに。どちらにしようか迷ってしまう」
依包緋鶴:「それではどうでしょう。こちらに選択権を委ねてみるというのは」
陶妙算:「どちらか、なんてつれないこと言わないで。」
“セーラー服の少女”:「ああ。それでもいいよ。それで、どちらが帰るんだい」
陶妙算:「三人で一緒に帰るとか、ね」
依包緋鶴:「みんな仲良く、が一番ですかね」
“セーラー服の少女”:「つまらないなあ。そういうことじゃあ、伝わらないだろう」
“セーラー服の少女”:「本気さが」どちらにしようかな、と指差している。
陶妙算:瞬間、すい、陶の体が沈む。
“セーラー服の少女”:それには全く反応できていない。
陶妙算:ゆらり、と水が流れるが如くに淀みない歩みで少女との距離を縮め
陶妙算:ふわり、と剣を振るう。
依包緋鶴:(おびき出されたのはこちら側。それなりの備えがあるものと知れず)
陶妙算:伯耆安綱が天空から大きく弧を描いて振り下ろされていき、少女の鼻先に刃の影が真っすぐ走る
“セーラー服の少女”:「!」
依包緋鶴:周囲に警戒を巡らせながら、ひとまずは見守る。
陶妙算:「なら、帰らずにここで遊びましょうよ」
“セーラー服の少女”:「やだなあ。か弱い女の子をいじめないでよ」
“セーラー服の少女”:「こんな細腕の、何の力もない女の子にさ。それはひどいんじゃないかな」
陶妙算:レネゲイドの力を一切に外に発さない。内功のみの一閃。力は弱いが、それ故に読みづらく、回避困難なはずの一閃が。
陶妙算:躱された瞬間に、意識をこちらに向けるようにワーディングを発します。
“セーラー服の少女”:「あっばか!」
陶妙算:「本気を伝えたかったのでしょう?だからこちらもそれに応えたまでです。」
“セーラー服の少女”:「それは持たないんだよこの体は……」
“セーラー服の少女”:「まだ名乗」ふらつき、倒れる。
陶妙算:「あ……」
依包緋鶴:「……これはもしや」
陶妙算:「……………」
依包緋鶴:ばちん。弾かれるように激しく地を蹴って、倒れる少女をそっと支える。
陶妙算:「すいません。先走李過ぎました。」
依包緋鶴:「いえ……私こそ」
GM:アラームが鳴る。彼女のポケットからだろうか。
依包緋鶴:「失礼」ポケットを探り、音源を手に取る。
陶妙算:女性の体にむやみに触れるのは失礼だと思うので依包さんにおまかせする
GM:発信画面だ。宛先には「起爆」とある。
GM:その瞬間。どこかで小さな発砲音のようなものがして。
GM:目の前の崩れたビルが、あなた達に向けて倒れ掛かる。
陶妙算:ゲットダウン的なあれで回避行動をします。
陶妙算:依包さんには少女の守護に専念していただく。
依包緋鶴:マグネットフォース的なあれで少女を庇います。
依包緋鶴:意見の一致!
GM:陶妙算はその瓦礫をかわし切り。
GM:依包緋鶴と、庇われた少女に、瓦礫が殺到する瞬間、
GM:どこからか伸びてきたワイヤーが、ビルを縛り止めて。
GM:速度を緩めて、ゆっくりと倒れる。
依包緋鶴:「ふむ……これは」警戒は怠らず、少女を抱えて安全圏へ退避する。
陶妙算:「大掛かりな仕掛け、ですね…」
???:「――余計だったかな」ワイヤーを手に取った女性が、瓦礫の向こうから歩いてくる。
依包緋鶴:「本気は重々伝わったので、このぐらいにして頂きたいものです……いえ」
依包緋鶴:「助かりましたよ。あなたの所属は?」少女を改めてボディチェックしながら声を掛ける。
GM:依包緋鶴は、その顔に見覚えがあるかも知れない。
???:「……“フリー”のUGNエージェント」
“墨溜まり”:「“墨溜まり”です」
GM:崩落戦前。
GM:UGNの地区区分は、13ではなく9に分かたれていた。
GM:現在の第10地区と称されるエリアは、かつては第7地区と分類されており、
GM:そこの支部長であった女は、“墨流し”虹坂歩香といった。
GM:今、あなたの目の前にいる女性だ。
依包緋鶴:「……支部長」動揺僅かに洩らしてしまう。喉の震え、瞳の動き。
“墨溜まり”虹坂歩香:「……あなたの支部長であった時代はないでしょう……いえ」
“墨溜まり”虹坂歩香:「誰にとってもか。……とにかく」
“墨溜まり”虹坂歩香:「今は、もう一度だけ。手を取り合わせてほしいの」
“墨溜まり”虹坂歩香:「“トラップマスター”が来るかもしれない」

GM:シーン終了。ロイスあればどうぞ。
陶妙算:上官/依包緋鶴/敬意/ごめんなさい…○
陶妙算:以上で
依包緋鶴:仲間:陶妙算/P庇護〇:N憐憫 で取得。以上です。

【ミドルフェイズ1】

GM:全員登場です。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:49->52)
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:43->47)
陶妙算:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 9[9]+55 → 64

陶妙算:わーい、DBゲット
GM:早いんだよなあ

GM:ビルが崩落した跡地。
GM:ワーディングの影響は消え失せて。
GM:少女は目を覚ます。
セーラー服の少女:「あれ、私……」周囲を見渡す。
セーラー服の少女:「なんで、こんなところに……?」
陶妙算:「おはようございます。」
セーラー服の少女:「お、おはようございます……?」
陶妙算:「先程のお話の続きを伺わせていただいでも大丈夫ですか?」
セーラー服の少女:「続き……?」
依包緋鶴:「いえ、少し記憶が曖昧なようです」スーツを彼女の下に敷いていたので、今はワイシャツ姿だ。
依包緋鶴:「まずはそうですね、自己紹介からにしましょう」
依包緋鶴:「初めまして、私は依包緋鶴と申します」ゆっくりと落ち着いた声で話しかける。
陶妙算:「陶妙算です。」
陶妙算:露のついた果実の唇から声を漏らす。
虹坂歩香:「……虹坂歩香」
古谷野依理:「えっと。古谷野依理です……」
古谷野依理:「私、学校に行く途中だったはずなのに」
古谷野依理:「何が……?何なんですか、これ?」
GM:今は業後、夕方だ。
GM:学校に行く途中の時間帯であるはずがない。
陶妙算:「えっと」
陶妙算:「古谷野さんは定時制の学校の方ですか?」
陶妙算:スマホを出し、時間を確かめてもらいながらいいます
古谷野依理:「えっなんで!?」
古谷野依理:「嘘!」自分のスマホを取り出して。
陶妙算:「あ、違うみたいですね。」
古谷野依理:「えっ何この番号……?」
古谷野依理:「起爆……何何えっ」
古谷野依理:「なんなの……???」
依包緋鶴:「……無暗に触らない方が良いかと」
古谷野依理:「えっ」手放して。
虹坂歩香:「……演技とみるよりは」
虹坂歩香:「操作されていた、と見るほうが妥当に感じる」
依包緋鶴:「仕掛けの幅が手広いようで」落ちるスマホをその前につかみ取る。
依包緋鶴:「支部へ連絡を取りましょう。古谷野さんの保護以外にも色々と対処が必要かと」
虹坂歩香:「……支部か……」
依包緋鶴:「はい。現在の第10支部ですね」
陶妙算:「宜しければ、古谷野さんも僕らと一緒に来ていただけませんか?」
陶妙算:「僕らも、貴方に伺いたいことがありますし。」
古谷野依理:「え?えっと、はい……?」
虹坂歩香:「……阿久津さんの息子が支部長をやっているんでしょう」
虹坂歩香:「じゃあ、私は敷居を跨げない……必要になったら呼んで」
虹坂歩香:「私のことも、報告せずに居てもらえると、助かる」
依包緋鶴:「……はい」
陶妙算:「UGNの、エージェントの方なんですよね?」
陶妙算:「なら、支部と協力したほうがよいのでは?」
虹坂歩香:「君は、第10支部のチルドレン?」
陶妙算:「はい。先程は、ご助力いただきありがとうございます。」
虹坂歩香:「……そう。まあそうか。知らない顔が増えてるのかも」
虹坂歩香:「支部とは協力する。あなたたちへの助力は惜しまない」
虹坂歩香:「だけどね。私が顔を出すかは、別の話」
陶妙算:「……」
依包緋鶴:「色々、ありましたのでね」名刺を取り出し、虹坂さんに差し出す。
依包緋鶴:「などというのは便利な言葉ですが、はい。私宛てに連絡を」
陶妙算:「わかりました。でしたらこれ以上は何もいいません。」
虹坂歩香:「……ありがとう」
虹坂歩香:「……ところで」
虹坂歩香:「そこの2人は、あなた達の知り合い?」
依包緋鶴:「ここへ来たのは、私たちだけですが」
依包緋鶴:すっくと立ちあがり、古谷野さんを背中に庇う形で立つ。
藍音夢:「あっ」
藍音夢:「怪しいものじゃないです……本当!ほんとに!」
高宮美玲:「……なんだ、これは。この惨状が『アテ』か? これを予知していたとなるといよいよ機密データベースへのアクセスをやめたという言が怪しくなるが」傍らの少女に向けて。
陶妙算:「あれは、確か第五支部の…」
高宮美玲:「……この現場に居る者たちにだったら、いきなりこう名乗るほうが合理的だな。第五のチルドレンと、預かりのイリーガルだ」
藍音夢:「預かられです」
虹坂歩香:「第5は今でも梁田さんなんですっけ……」
依包緋鶴:「なるほど、第10のエージェントとチルドレンと被害者と……エージェントです」
高宮美玲:「あー……放課後の散策の途中で、たまたま目に入ったのでやってきた。必要ならば助力はするぞ」まさか野良マスターエージェントを探していたとは言えまい。
藍音夢:「陶妙算さんと依包緋鶴さんと……」リストを片手に。
陶妙算:「はい、はじめまして」
藍音夢:「知らない人だ!」
陶妙算:「『アテ』がどうのと仰っていましたが?」
高宮美玲:「ちょっとした探し物をしていてな。何、プライベートなことだから気にするな……ばか! 興奮するな!」藍さんに向けて。
依包緋鶴:「すいませんチルドレンさん。そちらの怪しいカウントをしている方とリストは?」
藍音夢:「だって載ってないんだよ!」
陶妙算:「載ってないって、何の話ですか?」
高宮美玲:「……あぁ、私は高宮。"レイショナル・ワン"高宮美玲。こっちは藍音夢。……すまない、このイリーガルはちょっとしたマニアックで……人をリスト化するのが趣味と言うか……」
高宮美玲:「説明が大変だろうばか!」藍さんに向けてぷんすかおこる。
藍音夢:「説明が大変でごめん美玲ちゃん!」
陶妙算:「それは、変わった趣味をお持ちで。」
依包緋鶴:「ふむ……聞いたことがないでもないですが」
高宮美玲:なにせブラックリストに載っているイリーガルだ。知られていても不思議ではないが。
依包緋鶴:「ここへ来たのもその趣味が原因でしょうか?」
高宮美玲:「……言ってしまえば、そうなる。私はその付き添いと言うか、監督だ」
藍音夢:「はい。“トラップマスター”の手がかりがあるかなーって」
虹坂歩香:「どういうこと……?」
虹坂歩香:「何故それを……」
藍音夢:「何故それを って!」
藍音夢:「ほら、アテだよアテ!ほらほら!」
高宮美玲:「誇るな! ほんとに会っちゃったらどうするんだ!!」
陶妙算:「…え、待ってください」
陶妙算:「イリーガルが、マスターエージェントを追ってるんですか…?」
藍音夢:「え」
藍音夢:「ダメ……?」
高宮美玲:「そちらからするとなぜなぜ尽くしなのは謝罪するが」
虹坂歩香:「だめというか……何で……?」
高宮美玲:「御覧の通りの発狂マニアックなので、一応手綱として私が着いて来たんだ……本当……なんでこんなことに……」
藍音夢:「だって名前しか分かってないなんて」
藍音夢:「気になるじゃん!気にならなくないの?」
陶妙算:「好奇心の旺盛が過ぎる。」
虹坂歩香:「……とはいえ」
虹坂歩香:「それだけの力があるというのなら、無碍には出来ないのかもしれない」
依包緋鶴:「興味で地雷原に突っ込んでらっしゃる場合は端的に迷惑ですが、はい」
虹坂歩香:「積極的に巻き込みたくはないけど……」
陶妙算:「巻き込まれに来ることを止めるのも難しそうですね。」
陶妙算:「高宮さんのお顔を見ると、なんとなくそんな気がします。」
依包緋鶴:「古谷野さんはごめんなさいね。よく分からない話をしてしまって」
古谷野依理:「さっきからずーっとぜんぶなんにもわからない」
古谷野依理:「何……???」
依包緋鶴:「知らなくても良い事ですかね……」
高宮美玲:「わからないなら気にしなくていい。覚えていなくてもいいぞ。後を考えるとその方が合理的とすら言える」
古谷野依理:「は、はあ……」
藍音夢:「またリストにない人ですかっ」
古谷野依理:「えっ何なの!?」
陶妙算:「あまり怖がらせないであげてください」
陶妙算:「さっき大変な目にあったばかりなんですから」
依包緋鶴:「大変な目、続いてますからね」
陶妙算:「それは、本当にごめんなさい」
虹坂歩香:「……懐かしいな」
虹坂歩香:「昔も、ここはいつも大変で、騒がしかった」
依包緋鶴:「御覧の通り、どこもかしこも人手不足ですよ」
陶妙算:「また古谷野さんが入れない話をしようとしないでください。」
依包緋鶴:「ここと反対側の第2支部辺りに戻ってきませんか……おっと失礼」
古谷野依理:「いやもう」
古谷野依理:「諦めてます」
古谷野依理:「なんにもわかんないもん……」
陶妙算:「本当にごめんなさい…」
陶妙算:「けど、僕らは貴方に害意はありませんし、貴方に何が起こったから調べる力もありますので。」
陶妙算:「出来れば、協力をいただけると…ありがたいです…」
陶妙算:瞬きする度に音がしそうな濃い睫毛に囲まれた目を伏し目がちにしながら言う
古谷野依理:「えっわっえっ」
古谷野依理:「は、ひゃい……」

GM:シーン終了。ロイスや購入ができます
陶妙算:被害者?/古谷野依理/庇護○/罪悪感
陶妙算:ボデマー
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[1,9] → 9

高宮美玲:ロイスは一旦保留で。調達はアルティメイド服狙います。
陶妙算:ダメ、おわり!
高宮美玲:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 10[1,4,4,10]+9[9] → 19 → 失敗

高宮美玲:びっくり。財産一点いれて買って着ます。
GM:すごい
依包緋鶴:被害者?:古谷野依理/P〇庇護:N警戒心 で取得
依包緋鶴:購入はUGNボディアーマー
依包緋鶴:1dx+2>=12
DoubleCross : (1R10+2[10]>=12) → 2[2]+2 → 4 → 失敗

依包緋鶴:以上です
高宮美玲:こっちも以上!
GM:OK!

【ミドルフェイズ2】

GM:全員登場可能
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:52->55)
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:47->53)
陶妙算:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 7[7]+64 → 71

陶妙算:素数!


GM:本セッションはプライズ判定です
使用技能:<情報:UGN,軍事,裏社会>
目標値 :9
プライズ:0/8
シーン数:1/6
陶妙算:コネUGNを使います
依包緋鶴:上限はありますか?
陶妙算:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 7[2,5,5,7]+3 → 10

依包緋鶴:ナイスお仕事
GM:上限つけとこ!30で!
依包緋鶴:はーい!
高宮美玲:コネ:UGN幹部使って素振り。
高宮美玲:6dx+4
DoubleCross : (6R10+4[10]) → 6[2,3,4,5,5,6]+4 → 10

高宮美玲:そこそこお仕事
依包緋鶴:メジャーでコンボ【接続】《コンセントレイト:ノイマン》《生き字引》で侵蝕率+3、思い出の一品(ブランケット)を使って情報収集。
GM:安定感だ
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+3した(侵蝕率:55->58)
依包緋鶴:10dx7+3
DoubleCross : (10R10+3[7]) → 10[2,5,6,6,6,7,8,8,9,10]+10[2,2,8,8,10]+10[1,2,7]+10[9]+10[9]+3[3]+3 → 56

依包緋鶴:よし
GM:上限あってよかった……
高宮美玲:上限値!
依包緋鶴:できる女秘書
陶妙算:マジで回すな
GM:プライズは4点になりました。
依包緋鶴:やったね
GM:では、情報を。
・古谷野依理
市内の学校に通う高校生。非オーヴァード。
昨日、登校中に行方がわからなくなり捜索願が出されている。
何らかの精神操作・憑依に準ずるものを受けていたと考えられる。
現状では痕跡は見られず、間の記憶はないようだ。
・ねじ切れたビルについて
ねじ切れたビルは当初、その異常な破壊方法から
オーヴァードにしか行えないと考えられていたが、理論上は
細工した鉄骨を螺旋状に順番に引き抜くことで、力学的に発生しうると考えられる。
レネゲイドの力によらず、破壊が可能であった可能性あるが、
それには当然、高度な演算知識ないし、破壊工作の素養が必要。
・虹坂歩香
“墨溜まり”。市外で活動していた、UGNのエージェント。
4年前は市内の旧第七支部の支部長代行をしていたが、崩落戦の発生時に
ツイーザー、ローグ、トラップマスター等の集中攻撃に晒され、
支部は壊滅、協力企業のCEOも死亡、彼女自身も婚約者を亡くしている。
その後は支部再編時に支部長職を辞任。“墨流し”を名乗り、市内へは戻っていなかったが、
突如市内へ舞い戻っている。“トラップマスター”を追っているとのこと。
GM:情報は以上です



GM:【第十支部 会議室】
GM:あなた達は今後の対応のため、会議室へと集まっていた。
GM:古谷野依理の実態。
GM:ねじ切れたビルのからくり。
GM:虹坂歩香の存在。
GM:……藍音夢の対処。
GM:考えることは多い。
高宮美玲:「んー……ヨソの支部にくると、背筋が伸びるな……」ちょっと緊張したふうに。
依包緋鶴:「まあ、あまり肩に力を入れずとも。美玲さんはしっかりしていますから」
陶妙算:「いえ、多分、緊張されているのは連れの方が居られるからかと」
高宮美玲:「うん……とりあえず藍の事は私が見ておくとして……他の懸案事項の方から片付けて行こうか」
依包緋鶴:「まあ、それは……はい」資料走査を一仕事終えて、それぞれに用意されたミネラルウォーターを一口。
依包緋鶴:「検査の結果、古谷野依理さんは何者かに身体を操られていた非オーヴァードと診断されました」
高宮美玲:「あぁ、あの子。……よく分かってなさそうだったし、本当にかわいそうな被害者……なのかもなぁ」
陶妙算:「二重人格、という線は消えたわけですね。」
依包緋鶴:「陶くんの《ワーディング》によって操作が断ち切られた事は覚えておくべきですね」
依包緋鶴:「今後同様に操られた方が出てきた場合、判断と対処の一手段となります」
依包緋鶴:「尤も、狡猾な敵です。過信は禁物ですがね」
陶妙算:「古谷野さんは、オーヴァードではなかったからワーディングで倒れてくれましたが」
陶妙算:「敵がオーヴァードも洗脳することができるのなら。」
高宮美玲:「事に当たってはまず《ワーデイング》を張って一度様子を見る……端的に換言すれば、基本通りということだな」
高宮美玲:「あぁ、それができるとしたら……武力で止めるしかなくなるな」
依包緋鶴:「古谷野さんだって、無力化された振りをしていた可能性だってありましたしね」故にこそ自分が抱えていた。
依包緋鶴:「今回の敵はおそらく、レネゲイドの力のみならず高度な破壊工作技術を持ったテロリストです」
陶妙算:「その根拠は?」
依包緋鶴:「被害に遭ったビルの破壊痕跡を調査して、後方支援班の調査チームに回してきました」
依包緋鶴:「一見すると超常の力か……同じぐらい埒外な怪力でもなければ駄目そうに思えましたが」
依包緋鶴:破壊痕の画像と、調査チームから回ってきた資料を並べる。
依包緋鶴:「技術的に不可能ではない、だそうですよ」
高宮美玲:「みるからにR案件に見せておいて……その実は物理的なもの、と」
依包緋鶴:「……こういう手口に通じているのが、"トラップマスター"たちでした」
藍音夢:「ストップ!」急に顔を出す。
藍音夢:「たちって何ですか」
依包緋鶴:咄嗟に資料を回収して隠す。
高宮美玲:「急にどうした藍! ステイ!」
藍音夢:「知ってるんですかなにか知ってるんですか教えて下さい教えて下さい」
高宮美玲:「こらっ! 突然吠えて困らせるな!」藍ちゃんのほっぺをむに~っとやる。
依包緋鶴:「ちょっと怖い……」
依包緋鶴:「じゃない、高宮さんはいつも苦労していらっしゃるのですね」
藍音夢:「痛つつつつ」
依包緋鶴:高宮さんへ向ける視線が一際優しくなる。
藍音夢:「暴力反対~!」
藍音夢:「やめ、やめて……左の二の腕!」
高宮美玲:「暴力に軽率に訴えられないために普段の言動から慎みたまえ君は……こら! ばか!」パっと手を放す。
藍音夢:「あぶっ」
依包緋鶴:(左の二の腕?)なんとなく自分のそれに触れる。腕も手も鉄だけど。
依包緋鶴:「……まあ、話しはするんですが。協力、していただきますからね」
藍音夢:「するよするする!めっちゃします!」
依包緋鶴:「"トラップマスター"は4年前、現在の第10地区辺りに出没したマスターエージェントです」
依包緋鶴:「奴とその配下たちは高度な工作技術と、それを操作するための改造技術に長けていました」
依包緋鶴:「こう……身体にトリガーを仕込むというか、具体的にはよく分かりませんが」
依包緋鶴:クイクイと手の指を動かしたり、手首を変な角度でひねったりする。
高宮美玲:「マスターエージェントの例に漏れず、名は体を表す、という奴か……」
藍音夢:「あ、それが強力な磁場と高熱、白光を放つ機械義肢ですね」
藍音夢:「リストにあるので分かる」
依包緋鶴:「ちょっとそれ回収させてくれませんか」
藍音夢:「えっやだ!」両手で抱える。
高宮美玲:「雉も鳴かずば撃たれまいに、藍……」
陶妙算:「それがわかってなお近づこうとするのは、すごいですね。」
依包緋鶴:「……で、ですね。"トラップマスター"の話に戻りますが」
依包緋鶴:「思考の誘導、的確な作動、周到な用意。正に罠を操ることに精通していました」
陶妙算:「けれど、洗脳能力は持ち合わせていないはずですよね?」
依包緋鶴:「私の知る限りでは。それに本人はもうずっと消息を絶っていますからね」
依包緋鶴:「奴が強力であると同時に、その教えを受けた部下たちは恐ろしい敵でした」
依包緋鶴:「その求心力、或いは称号は今でも魅力的なようでしてね」
依包緋鶴:「……数か月前、その技術を継承された部下たちがこの地区で暴れました」
依包緋鶴:「目的は支部長……阿久津数馬の暗殺により、2代目"トラップマスター"を襲名することだったとか」
高宮美玲:「報告書は読んだことがあるな……それで、初代様がお怒りになって戻ってきたとか?」
依包緋鶴:「……さあ。虹坂さんや藍さんの目的は"初代"なのでしょうが」
依包緋鶴:「今回の犯人は麾下の者ではと私は睨んでいますね」
依包緋鶴:「あとは、そう。初代を捜索する"復位派"なるものもいるとか」
依包緋鶴:「技術と能力を発揮して、消えたアピールしたいということも考えられますね」
陶妙算:「なるほど。」
藍音夢:「でもわざわざ目立つことするってことは」
藍音夢:「またやるんじゃないかなー」
高宮美玲:「……まぁ、相手が誰であろうとこの街で狼藉を働く以上、我々の手からは逃がさない、がな。端的に換言すると、ぶっ潰す」
藍音夢:「美玲ちゃんかっこいい……」
陶妙算:「目的も、現状ではつかめかねますしね。」
依包緋鶴:一瞬、ぽかんと。瞳を丸くして。
陶妙算:「ビルの破壊が単なるアピールなのか、それ自体に別の狙いがあるのかも現状ではわかりません。」
高宮美玲:「追加の犯行が行われる前に止められるのが理想だがな……後手後手なのは非合理だ」
依包緋鶴:「……そうですね。重要なのはこちらがどうするかです」
依包緋鶴:「敵はビルの倒壊現場にて、他勢力が介入してくるのを待ち構えていました」
依包緋鶴:「"本気を示す"とも言っていましたね。ですので、はい」
依包緋鶴:「また次の仕掛けを講じてくるでしょう。それを察知して先に攻める」
依包緋鶴:「UGNの"本気を示す"ということでやっていきましょう」
藍音夢:「頑張るぞー!」
藍音夢:「どこ行きます?あたしはどこでもいいけど」



GM:シーン終わり!
GM:ロイス購入しな!
依包緋鶴:過去:"トラップマスター"/P執着:N悔悟〇 で取得。昔のことを思い出してつい早口に……
高宮美玲:センパイ/依包緋鶴/〇尊敬/劣等感 で取得。
依包緋鶴:1dx+2>=12 購入はUGNボディアーマー
DoubleCross : (1R10+2[10]>=12) → 2[2]+2 → 4 → 失敗

依包緋鶴:また4か。以上です!
高宮美玲:調達はブルーゲイル。
高宮美玲:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 8[2,4,5,8] → 8 → 失敗

高宮美玲:失敗。以上で!
陶妙算:ロイス保留
陶妙算:ボデマ
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 1[1,1] → 1 → ファンブル

陶妙算:やったぜ
陶妙算:終わり
GM:ファンブってる……

【ミドルフェイズ3】

使用技能:<情報:UGN,軍事,裏社会>
目標値 :9
最大達成値:30
プライズ:4/8
シーン数:2/6
GM:登場しつつ判定を!
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:58->61)
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:53->55)
陶妙算:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 4[4]+71 → 75

陶妙算:コネ:UGNを使って
陶妙算:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 10[2,6,10,10]+8[3,8]+3 → 21

陶妙算:やあ。
高宮美玲:コネ:UGN幹部使って情報:UGNで。
GM:すごいぜ
依包緋鶴:すごい
高宮美玲:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 10[1,5,9,10]+10[10]+10[10]+5[5]+4 → 39

高宮美玲:???
GM:!?
陶妙算:インフレ
依包緋鶴:すごい!
GM:何を……何……?
依包緋鶴:じゃあ私は振らないでおこう
高宮美玲:私もなにこれ……何……?
依包緋鶴:お前のプライズをめちゃくちゃにしてやるよ関口……って言おうと思ってたけど
依包緋鶴:後輩がめちゃくちゃにしちゃった
GM:なってるよ
依包緋鶴:出来る新人
GM:アサクサプライズが燃やされちゃった
GM:プライズ8/8!
GM:情報!
“トラップマスター”について
“トラップマスター”を自称するエージェントが周辺で活動しているが、本物ではないとの見方が強い。
おそらくは麾下の継承派の仕業ではないか?と考えられている。
だが、市街に被害をもたらしていることに変わりはない。
無辜の民を操り苛んでいることも、だ。
・ねじ切れたビルについて(2)
ビルの解体は、爆薬による遠隔起爆。
周辺の目撃情報を鑑みるに、実行したのは
古谷野依理ただ一人である。もちろん、彼女に予備知識などはない。
これが真実であれば、“トラップマスター”自称者の手にかかれば
非オーヴァード一人を、ビルを人力で再現困難なレベルに解体せしめるだけの
特級工作員へと変貌させることが出来るということになる。



GM:第10地区 市街地
GM:《ワーディング》が展開。
GM:それに
GM:駆けつけてみれば、そこには。
GM:倒れる数人の人々と、虹坂歩香の姿がある。
虹坂歩香:「……」
陶妙算:「これは…」
陶妙算:「何があったんですか?虹坂さん。」
虹坂歩香:「……彼らの手許を見て」
GM:スマートホンが握られている。
GM:「起爆」の文字が映っている。
依包緋鶴:「なるほど。古谷野さんと同様に、ですか。お疲れ様です」
陶妙算:「…これだけの人数を、同時に…」
高宮美玲:「二代目……いや、ニセと呼称した方がいいか? "トラップマスター"の仕業か」
依包緋鶴:端末を取り出して支部へ連絡。回収班へ状況を報告する。
虹坂歩香:「……ええ。私も、本物ではないように感じる」
虹坂歩香:「あまり、上手くは表現できないんだけど……もっと、こう」
虹坂歩香:「じわじわと締め込まれる息苦しさがあった」
高宮美玲:「藍にとっては残念だろうけど。大方"継承派"の誰かの僭称だろうな」
高宮美玲:「……しかし、これだけの数の人を。全員、超一級の工作員に変えてしまえるとは……」
藍音夢:「え、あたし別に、それはそれでもいいけど……」
藍音夢:「リストには載せられるし……」
高宮美玲:「……ほとほとキミの欲はよく分からないな……いや分かりやすいのか、いっそ……?」
依包緋鶴:「……まあ、詐称であっても厄介で危険ですね、この敵は」
虹坂歩香:「……ええ。だから放置していいなんてならない」
依包緋鶴:「どこに敵が這い寄ってきているか分からないなんて……」
依包緋鶴:「本当に、ぞっとしない」
陶妙算:「洗脳の手口も、未だわからないままですからね。」
依包緋鶴:「大っぴらに動いている内に、なんとか仕留めねばなりません」
高宮美玲:「一刻も早く本体を叩かないと、この街の人口が丸ごと敵になると換言しても差し支えなくなってしまうからな……」
依包緋鶴:「古谷野さんの行動履歴からして、掌握にかかる時間も恐ろしく短いですからね」
虹坂歩香:「希望はある」
虹坂歩香:「巻き込まれた彼らは、皆、身元を辿れる」
虹坂歩香:「失踪したタイミングが分かれば、市内の監視カメラにその様子が映っているかもしれない」
虹坂歩香:「犯行自体が映っていなくても、その場に“共通して映っている”人物が居れば、要警戒対象として絞り込める」
高宮美玲:「……!! 頼めますか、支部のほうで」
陶妙算:「重労働になりそうですね。」
依包緋鶴:「まあ、その手の設備の掌握は得意ですからね。うちの支部」
依包緋鶴:「なにせ私のカバーも警備会社ですから」
虹坂歩香:「頼れる会社」
虹坂歩香:少し笑って。
依包緋鶴:「ええ、第10支部はしっかり強くなりましたよ」
依包緋鶴:「自慢の支部長と、それを支える精鋭たちが揃っています。ねえ陶くん」
陶妙算:「はい、支部長をはじめ、頼りになる方々ばかりです。」
虹坂歩香:「それは、本当に……何よりだね」
陶妙算:「虹坂さんも」
陶妙算:「とても、頼りになります。」
陶妙算:「さすが元支部長です。」
陶妙算:白い頬を薔薇色ににじませながら微笑む
虹坂歩香:「……聞いたんだ」
依包緋鶴:「……聞かれましたので」
虹坂歩香:「……いえ。別に、口止めしていたわけじゃないもの」
虹坂歩香:「昔の話よ」
依包緋鶴:「そうですね。私がまだ鉄ではなかったぐらい昔の話です」
陶妙算:「すいません、余計なことを言ってしまいました。」
陶妙算:「今は犯人の確保に尽力しないと、ですもんね。」
依包緋鶴:「……おっと、私も少し余計な話をしそうになりました」
依包緋鶴:「若い子たちにお世話になりっ放しですよ。本当に」
虹坂歩香:「……お互い、歳を取ったということかも」
依包緋鶴:「まだ28なんですがね……」
依包緋鶴:「この業界では年長者扱いもザラ……などと話していてはますます年を取ってしまいます」



GM:シーン終了。ロイスと購入可能
GM:購入は最後!
陶妙算:ボデマ!
陶妙算:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 4[4,4] → 4

陶妙算:ゾロ目がよう出るな
高宮美玲:アームドスーツ!
高宮美玲:4dx>=15
DoubleCross : (4R10[10]>=15) → 8[4,4,7,8] → 8 → 失敗

高宮美玲:財産7点突っ込んで購入して依包さんにトス!
依包緋鶴:ありがとうございます!装備しますね
依包緋鶴:同志:虹坂歩香/P親近感:N悔悟〇 で取得
高宮美玲:ロイスは…… 敵/自称トラップマスター/執着/〇憤慨 で取得して以上で。
依包緋鶴:2dx+2>=20 購入はブルーゲイル
DoubleCross : (2R10+2[10]>=20) → 8[2,8]+2 → 10 → 失敗

依包緋鶴:財産足りないので失敗。以上!
陶妙算:同行者/高宮美玲/有意○/不安
陶妙算:以上で

【クライマックス】

GM:全員登場。
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:61->68)
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:55->64)
陶妙算:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 10[10]+75 → 85

陶妙算:やったぜ
依包緋鶴:幸先が良いね



GM:阿久津ガーディアンサービスの情報網から、相手を特定。
GM:監視カメラ網を通じてその足跡を追って。
GM:あなた達は、犯人と思しき影と対面していた。
GM:それは、中学生くらいに見える少女。
GM:丁度、サラリーマンらしき人の首に手を当て、昏倒させているところ。
“トラップマスター”?:「……む」
“トラップマスター”?:「……ここはこの時間人通りがないはずなのに」
陶妙算:「はい、だからここに来るだろうと予測しました。」
“トラップマスター”?:「その口ぶりは、分かっているってことかな」
“トラップマスター”?:「ぼくが“トラップマスター”だと」
陶妙算:「それは、初耳ですね。」
高宮美玲:「街の設備に傷をつけ、無辜の市民に手を出し、あまつさえ位を僭称する……端的に換言して、クズだとは分かっているよ」
陶妙算:「てっきり、何人かいる自称"トラップマスター"の一人かと」
依包緋鶴:「"渦蜘蛛"、"シングルバインド"、"フットホールド"」
依包緋鶴:「残党の方も色々居ましたからね。その一人になっていただこうかと」
“トラップマスター”?:「……ふざけるな」
“トラップマスター”?:「ぼくを“継承派”と一緒にするな……ぼくは」
“トラップマスター”?:「“復位派”だ」
“トラップマスター”?:「偽物のぼくが、名を上げることで」
“トラップマスター”?:「本物が戻ってくる。ぼくを殺しに来る」
“トラップマスター”?:「邪魔をするんじゃない、UGN……!」
陶妙算:「"邪魔をする"というのなら」
陶妙算:「貴方こそ、平穏に生きている人々の営みの"邪魔をする"んじゃない。」
“トラップマスター”?:「平穏に生きているからこそ意味があるんじゃないか」
“トラップマスター”?:「そのうちの誰が、罠になっているか分からない」
“トラップマスター”?:「そうなればもはや、実際に仕掛ける必要もない」
“トラップマスター”?:「優秀な罠は、極少のコストで作れ、絶大の効果を発揮するものだ」
“トラップマスター”?:「罠を使わない罠が、一番優秀だろう?」
高宮美玲:「……合理的だよ。そんな悪夢が実現しないよう、やはり君を今ここで叩けて正解だな」
陶妙算:「話が噛み合いませんね。」
陶妙算:「人は、貴方の罠の材料でも、"トラップマスター"を呼び寄せる餌でもないと言ってるんですよ。」
依包緋鶴:「過去に囚われるというのはこういうことです。私も気を付けないといけませんね」
“トラップマスター”?:「追い詰めたかと思ったのか?勝ち誇るなよ――仕掛けろ」
GM:彼女がそう言った直後。緋鶴さんに通信。
虹坂歩香:《――事前に想定しておいてよかったわね》
依包緋鶴:「罠は予想できないが、敵の情報が揃えばその意図は予想できる」
虹坂歩香:《鎮圧されたのはフリかもしれない、ですっけ?》
虹坂歩香:《こちらは大丈夫。そちらは、そちらの仕事をお願い》
依包緋鶴:「ええ、はい」
依包緋鶴:「意図が分かれば対処も出来る……至言ですね」
“トラップマスター”?:「――何?」
依包緋鶴:「貴女が居れば安心して戦えるというものです、では」
依包緋鶴:「なに、あなたが手数を増やせることに対して」
依包緋鶴:「私どもは手を繋げられると、そういった次第ですよ」
“トラップマスター”?:「……っ……まだだっ!」
“トラップマスター”?:「まだ、ぼくの仕込みは終わっちゃいない……!」
“トラップマスター”?:「きみたちを嵌め殺して、あの人を呼び出す!」
高宮美玲:「やってみたまえ。最速最短でその目論見、挫いてみせよう」メガネのブリッジを直す。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
高宮[2] 陶[6] 依包[9]

    5m

“トラップマスター(偽)”
GM:配置はこう。
“トラップマスター(偽)”:カチリ、と歯を噛む。
GM:その瞬間、どこからか凍りつくようなプレッシャーを感じる。
GM:何らかの対レネゲイド装置を起動させたのだろう。
GM:衝動判定です。難易度9。
高宮美玲:4dx+1>=9 意志
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[2,3,3,9]+1 → 10 → 成功

依包緋鶴:10dx+3>=9
DoubleCross : (10R10+3[10]>=9) → 10[5,6,7,7,7,7,9,10,10,10]+9[3,7,9]+3 → 22 → 成功

GM:たかない?
依包緋鶴:鋼の意志
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+10(2D10->8,2)した(侵蝕率:64->74)
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+16(2d10->6,10)した(侵蝕率:68->84)
陶妙算:6dx+2>=9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 10[1,3,6,9,10,10]+8[6,8]+2 → 20 → 成功

陶妙算:やー
陶妙算:2d10+85
DoubleCross : (2D10+85) → 8[2,6]+85 → 93

陶妙算:たー!
高宮[2] 陶[6] 依包[9]

    5m

“トラップマスター(偽)”[28]
GM:敵の行動値忘れてた
陶妙算:たかっ
高宮美玲:はっやい
依包緋鶴:早っ
依包緋鶴:仕込みは万全というわけね
GM:セットアップから。
陶妙算:なっし!
依包緋鶴:なし
“トラップマスター(偽)”:『茨の冠』を使用。
高宮美玲:あり!
“トラップマスター(偽)”:さらにEロイス『唯我独尊』+『茨の冠』を2回。
“トラップマスター(偽)”:3人とも『茨の冠』の対象に。
高宮美玲:ヒエーッ
高宮美玲:《活性の霧》Lv5。対象の攻撃力+15、ドッジダイス-2個。
高宮美玲:対象は自身。
陶妙算:ずるっこしてんのら!!
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+3した(侵蝕率:74->77)
“トラップマスター(偽)”:メジャーアクションを行うたび、5d10のダメージ。(メジャーアクション消費で解除可能)
依包緋鶴:うへえ
“トラップマスター(偽)”:「オーヴァードだろうが、質量無視の存在じゃない」
“トラップマスター(偽)”:「力場の拘束は効く。捉えたぞっ!」頭を抑えながら、叫ぶ。
陶妙算:「……ッ!」
依包緋鶴:「くっ……迂闊に動けばただでは済まなさそうですね」
依包緋鶴:「さて、如何なる追撃を用意しているでしょうか」
“トラップマスター(偽)”:イニシアチブ。
GM:なければ彼女の行動から。
高宮美玲:ないです。
依包緋鶴:ないです
“トラップマスター(偽)”:では!
“トラップマスター(偽)”:マイナーなし、メジャー《即席武器》《崩壊の一点》《コントロールソート》《神機妙算》。
GM:エンゲージに範囲攻撃。1点でもダメージで防具を破壊。
高宮美玲:なっばっ えっち!
陶妙算:即席で罠をつくるな!!
依包緋鶴:きゃーっ!
“トラップマスター(偽)”:13dx+11
DoubleCross : (13R10+11[10]) → 10[2,2,3,3,6,6,6,6,8,8,8,9,10]+6[6]+11 → 27

依包緋鶴:アームバンカーでガード。
高宮美玲:ドッジ。
高宮美玲:……できないや! 素手でガード!
陶妙算:ドッジ
陶妙算:ゲットダウン
陶妙算:5dx+28
DoubleCross : (5R10+28[10]) → 9[4,6,8,9,9]+28 → 37

陶妙算:よっし!
依包緋鶴:さすが
GM:素で超えるな
“トラップマスター(偽)”:3d10+15 もろもろ有効
DoubleCross : (3D10+15) → 17[9,1,7]+15 → 32

GM:1点でも入れば防具破壊!
依包緋鶴:ガード値1、装甲10で11点軽減。21ダメージ受けて残りHP12。
依包緋鶴:そしてアームドスーツ脱げちゃう!
高宮美玲:装甲で10点軽減。22点受けて残りHP3に。アルティメイド服が脱げる!
“トラップマスター(偽)”:ガンッ
“トラップマスター(偽)”:瓦礫がビルの上から降り注ぐ。
“トラップマスター(偽)”:通常ならばかわせるであろうそれも、力場の中では動きが鈍る。
“トラップマスター(偽)”:それらはただの瓦礫ではない。
“トラップマスター(偽)”:瓦礫に混じって、瓶が割れる。
“トラップマスター(偽)”:酸だ。装備を溶かす劇薬。
“トラップマスター(偽)”:「オーヴァードと戦うのに、レネゲイドの力は必要ない」
“トラップマスター(偽)”:「技術の進歩も目覚ましい。装備は日々アップデートされている」
高宮美玲:「ちぃ。敵ながら合理的な……」羽織った白衣ごと、衣服が溶かされていく。組み込まれたRCサポートの機能ももはや期待できまい。
“トラップマスター(偽)”:「そのうち、誰が戦っても変わらなくなる」
依包緋鶴:「シッ」白兵戦闘用にチューンされた両腕が高速・精密に駆動。
依包緋鶴:瓦礫を粉砕、破断して負傷を避けるが劇薬を被り
依包緋鶴:「スーツが溶けてしまいましたね」その下の人工皮膚もまた損傷、金属光沢を照り返す両腕が露わになる。
陶妙算:トラップマスターの動作で罠を発動する瞬間を察知する
陶妙算:トラップマスターの視線の揺れで罠がどこから来るのかを見極める。
陶妙算:間と軌跡さえ読むことができれば。
陶妙算:おのれが身を水月が如くし、流水さえ避けることはたやすい
陶妙算:空中で不規則に変化する酸の動きを読み切る。その体には一滴もかすらないぞ!
陶妙算:「その台詞、戦記物で軍師が必ず言う言葉ですね。」
高宮[5] 陶[6] 依包[11]

    5m

“トラップマスター(偽)”[28]
GM:防具破壊によってちょっと行動値が変わったが
GM:次は依包さんの手番。
依包緋鶴:マイナーで戦闘移動。トラップマスター(偽)にエンゲージ。
依包緋鶴:メジャーアクションで茨の冠を解除します。
   高宮[5] 陶[6]

    5m

   依包[11]
“トラップマスター(偽)”[28]
GM:解除されちゃった……
陶妙算:ひどいぜ
依包緋鶴:「そうですね。技術の進歩は目覚ましいものです」
依包緋鶴:みしりと地面を踏みしめて、めきめきと力場を軋ませて。
依包緋鶴:「特にオーヴァード用の技術なんて。こうして肉体を損失しても前線へ復帰できる程度にはね」
依包緋鶴:銀色の両腕を晒して、周囲を警戒しながら着実に接近する。
“トラップマスター(偽)”:「……チッ」(この距離では力場の効きも……)
GM:次は陶くん!
陶妙算:はーい
陶妙算:マイナーで移動
   高宮[5]

    5m

  陶[6] 依包[11]
“トラップマスター(偽)”[28]
陶妙算:メジャーで素殴り!
“トラップマスター(偽)”:《インタラプト》。C値を+1。
陶妙算:こんにゃろ!
陶妙算:5dx+29
DoubleCross : (5R10+29[10]) → 7[1,2,3,4,7]+29 → 36

GM:うう高い……がんばってはみよう
“トラップマスター(偽)”:《理知の城壁》《言葉の盾》でドッジ。
陶妙算:こいつ…!
“トラップマスター(偽)”:13dx+9
DoubleCross : (13R10+9[10]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,6,9,10,10]+7[3,7]+9 → 26

陶妙算:こええ
GM:ダメだ……ダメージを。
陶妙算:4d10+11
DoubleCross : (4D10+11) → 28[3,8,9,8]+11 → 39

陶妙算:よし、高振れ!!
“トラップマスター(偽)”:《ディフレクション》。
陶妙算:手数が多いよ!
“トラップマスター(偽)”:ダメージを40点まで軽減し、軽減した分のダメージを
“トラップマスター(偽)”:本体に返す。
陶妙算:茨の冠とどっちが先になります?
GM:ディフレクションかな
GM:茨の冠はプロセス終了時だからね
陶妙算:トラップマスターさん、防護点とかはない?
陶妙算:あ、関係ないか。39点そのまま受けて死にます。
陶妙算:リザレクト
陶妙算:1d10+95
DoubleCross : (1D10+95) → 1[1]+95 → 96

陶妙算:しぶてえ
陶妙算:茨の冠
陶妙算:1-5d10
DoubleCross : (1-5D10) → 1-25[1,3,7,5,9] → -24

陶妙算:リザレクト
陶妙算:1d10+96
DoubleCross : (1D10+96) → 5[5]+96 → 101

GM:こんだけやって全然打撃じゃない!
陶妙算:いい感じの侵蝕になった!
陶妙算:<高上極意・五点>〝独妙剣〟
陶妙算:これは〝水〟をかたどる。自ら形をもたず、しかもどんな隙間へも浸透する。万物を生かし、本源を悟り、天下にただわれ一人の位で、勝つ。
陶妙算:構えは隠剣より出て、本覚の位をとり、われとわが身を信じ、敵中に入って、独擅場の趣きで敵を裂く
陶妙算:流水の如き動きで罠の隙間をくぐり抜け、敵にいたり、いざ刀を振り下ろす
陶妙算:伯耆安綱の刃先がトラップマスターに迫りゆく!
“トラップマスター(偽)”:「そこ、足元」指をさす。
“トラップマスター(偽)”:最後の踏み込みの瞬間。床が凹む。
陶妙算:敵が"罠使い"であることを意識しすぎたせいか
陶妙算:その言葉に過剰に反応してしまう。わずかに剣筋が鈍る
“トラップマスター(偽)”:指にかけた糸を引く。
“トラップマスター(偽)”:背後。物陰に置かれたライフル銃による狙撃。
陶妙算:「……ッ!」
陶妙算:弾丸に背中から肺腑を貫かれる。
陶妙算:肺腑に血が流れ込み、体に開けられた穴からは空気が溢れていく。
陶妙算:陸で、溺れているような錯覚に陥る
“トラップマスター(偽)”:「使えるものは、なんだろうと使う」その様子を見やり。
“トラップマスター(偽)”:「死なないでよ、まだ?動けずに倒れたままが理想だ」
“トラップマスター(偽)”:「次の罠の材料になる」
陶妙算:「何度も言わせないでください。」
陶妙算:「人は、貴方の罠の材料じゃない。」
陶妙算:白いシャツの裾を破り、それを傷口に巻きつける。白く、柔らかな二の腕が露わになる
“トラップマスター(偽)”:「“人”は材料じゃないよ。それを操る方だ」
“トラップマスター(偽)”:「“化け物”はいいだろ?材料にしたってさ!」
GM:高宮さんどうぞ!
高宮美玲:はい!
高宮美玲:マイナーは放棄。
高宮美玲:メジャー。「茨の冠」の効果を解除します。
高宮美玲:……しゅうしゅうと。己のレネゲイドを活性化させる薬物を、分泌させ続けている。
高宮美玲:それは、己の発奮に必要な量を過剰に超えて。……霧となって、可視化されるほど大量に。
高宮美玲:それをハヌマーンの流体操作能力で、ゆらめかせ……力場の巡りを把握する。
GM:力線が見える。密ではあるが、決してくぐれぬような規模ではない。
高宮美玲:「……タネは割った」逆らわぬように、しかし疎な方へ向けて。するりと、力場を潜り抜ける。
高宮美玲:「次から反撃と行かせてもらおうじゃないか」眼鏡のブリッジに指を押し当て、直す。
   高宮[5]

    5m

  陶[6] 依包[11]
“トラップマスター(偽)”[28]
GM:2ラウンド目。
GM:セットアップ。
“トラップマスター(偽)”:なし
依包緋鶴:なし
陶妙算:なし
高宮美玲:《活性の霧》Lv5。対象の攻撃力+15、ドッジダイス-2個。
高宮美玲:対象は自身。
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+3した(侵蝕率:77->80)
“トラップマスター(偽)”:“トラップマスター(偽)”の手番から。
陶妙算:こい!
陶妙算:いや、くるな!帰れ!
GM:choice[近,遠]
DoubleCross : (CHOICE[近,遠]) → 遠

GM:高宮さん狙いかな
高宮美玲:いいだろう!
“トラップマスター(偽)”:《即席武器》《コントロールソート》。
“トラップマスター(偽)”:13dx+11
DoubleCross : (13R10+11[10]) → 10[2,2,4,5,6,6,7,7,8,8,9,10,10]+6[6,6]+11 → 27

高宮美玲:DBが増えたからドッジが振れるぜ! ドッジ!
高宮美玲:1dx>=27
DoubleCross : (1R10[10]>=27) → 5[5] → 5 → 失敗

高宮美玲:無理! ダメージください!
“トラップマスター(偽)”:3d10+15
DoubleCross : (3D10+15) → 9[1,4,4]+15 → 24

高宮美玲:HP3しか残ってないし装甲もさっき脱がされちゃった! ダメ! リザレクト!
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+1(1D10->1)した(侵蝕率:80->81)
“トラップマスター(偽)”:ぜ、ぜんぜん効いてない
“トラップマスター(偽)”:足元で急に爆発が起こる。
“トラップマスター(偽)”:力場の発生装置を自爆させた。
“トラップマスター(偽)”:「力場からさえ逃れれば、無意味だとでも思ったか?」
“トラップマスター(偽)”:「こういう使い方だって出来るんだよ!」
高宮美玲:「ぐっ……!!」ボロボロになった衣服の隙間から、爆風が肌を焼く。最低限動けるぶんだけ《リザレクト》で傷を塞ぐ。
高宮美玲:「爆発で私に喧嘩を売るとは……後悔させてあげよう……」息も絶え絶えという風で返す。
GM:依包さんの手番に。
依包緋鶴:メジャーでコンボ【鉄拳】《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》でアームバンカーによる攻撃。侵蝕率+4。対象はトラップマスター(偽)
“トラップマスター(偽)”:《インタラプト》
“トラップマスター(偽)”:C値を+1してください
陶妙算:ずるっこしてんのら!!
高宮美玲:ずるっこずるっこ!
依包緋鶴:11dx8-2 行くぞ~
DoubleCross : (11R10-2[8]) → 10[1,1,1,2,2,4,4,7,8,9,9]+10[1,2,8]+10[10]+7[7]-2 → 35

GM:結構回すな……
“トラップマスター(偽)”:《理知の城壁》《言葉の盾》でドッジ
“トラップマスター(偽)”:13dx+9
DoubleCross : (13R10+9[10]) → 10[1,2,3,4,5,5,7,8,9,9,10,10,10]+6[1,1,6]+9 → 25

GM:ダメ!ダメージをどうぞ。
依包緋鶴:15+4d10 装甲有効
DoubleCross : (15+4D10) → 15+20[7,3,7,3] → 35

依包緋鶴:ダメージで硬直状態です。一応……
依包緋鶴:依包緋鶴の侵蝕率を+4した(侵蝕率:84->88)
GM:まだ生存!とは言え結構削れてしまった
依包緋鶴:「さて、トラップマスター麾下の技術は危険ですので」
依包緋鶴:右腕の機構を展開、激しい白光と高熱がその掌に。
依包緋鶴:「指一本動かせなくなるまで、叩き伏せさせて頂きます」
依包緋鶴:ばちん 地面から弾かれたように高速の、罠の存在を前提とした踏み込み。
“トラップマスター(偽)”:水道管に穴をあける。視界が水で覆われる。
“トラップマスター(偽)”:その隙に、次の、罠を
依包緋鶴:「遅い」その程度の障害は想定内。瞬時に蒸発せしめて、水蒸気の中から迫る光。
依包緋鶴:瓦礫も装甲も紙のように引き裂き砕く、正確無比に動く鉄の腕、届いて。
依包緋鶴:がしりと左腕捕まえて、握力と高熱を以て破壊する。
依包緋鶴:「抵抗していただいて構いませんが、この身はそれなりに頑強です」
“トラップマスター(偽)”:「あがあああっっ……!」
依包緋鶴:「それなりの覚悟を以て、ご抵抗ください。あなたが止まるまで続けますので」
“トラップマスター(偽)”:左の二の腕から下が、灼きねじれて落ちる。
“トラップマスター(偽)”:「ぐっ……畜生ッ!」
GM:次は陶くんの手番。
陶妙算:はーい
陶妙算:マイナーなし
陶妙算:メジャーで素殴り!
“トラップマスター(偽)”:インタラプト!
陶妙算:対象はトラップマスター!
陶妙算:ずるっこ!
陶妙算:6dx+29
DoubleCross : (6R10+29[10]) → 10[3,4,7,8,10,10]+10[6,10]+1[1]+29 → 50

“トラップマスター(偽)”:C値11で39かな
陶妙算:あ、ミス!
GM:何故C値11でも39出てくるんだ……?
陶妙算:どうしよう。
陶妙算:後出しでロイスでバステ解除したことにしていいですか?
GM:バステ解除というか
GM:C値マイナス斬った形かな
GM:いいですよ!
陶妙算:やったー!特に意味はないけど!
陶妙算:“トラップマスター(偽)”/敬意/敵意○で取って即昇華。C値を-1、したことにする!
陶妙算:《フェイタルヒット》
陶妙算:侵蝕が105に
陶妙算:6d10+4d10+11
DoubleCross : (6D10+4D10+11) → 29[6,1,4,8,8,2]+19[5,5,6,3]+11 → 59

陶妙算:おら!
GM:あっドッジは挑戦させて!
陶妙算:あ、そうだ。ごめんなさい。どうぞ
“トラップマスター(偽)”:《理知の城壁》《言葉の盾》
“トラップマスター(偽)”:13dx+9
DoubleCross : (13R10+9[10]) → 10[3,4,5,5,6,8,8,8,10,10,10,10,10]+9[1,5,8,9,9]+9 → 28

GM:まあ無理だったが……
陶妙算:怖いわ
陶妙算:では改めて59ダメージ
GM:そのダメージは倒れる!
“トラップマスター(偽)”:《蘇生復活》します
陶妙算:古谷野さんのロイスを切って茨の冠の効果を解除します。
GM:OK!
陶妙算:演出!
陶妙算:陶の腰元から白い光が放たれる。
陶妙算:白蛇の如く唸りながらトラップマスターに襲いかかるそれは。
陶妙算:相手に知覚すらさせぬ神速の剣でもなければ
陶妙算:防御すら打ち破る剛力の剣でもない。
陶妙算:されど、一つの技術を極めんとし、或いはその頂がうすらと見えている彼女にはわかるだろう。
陶妙算:これは、或いは極まった罠と同じく。
陶妙算:見えていても、読めていても、知っていても
陶妙算:回避することも叶わぬ、技術の粋によって編み出された一閃であることを
陶妙算:「やあっ」
陶妙算:気合の一声ととも、力場ごと“トラップマスター(偽)”を裂こうとする
“トラップマスター(偽)”:その刃をもろに受けて。
“トラップマスター(偽)”:「うがっ……!あああああっ……!」裂け目から鮮血。
“トラップマスター(偽)”:それが、急速に再生を始める。
“トラップマスター(偽)”:人間の技術の粋でも何でもない。
“トラップマスター(偽)”:オーヴァードとしての生存反応。
“トラップマスター(偽)”:「……今。ぼくは」
“トラップマスター(偽)”:「見惚れたのか……」
“トラップマスター(偽)”:「いや」「違う」
“トラップマスター(偽)”:「ふざけるな……!」
“トラップマスター(偽)”:「ぼくの心を奪うのは、“マスター”だけだッ!」
“トラップマスター(偽)”:「さあ、出てきてよ“マスター”!あなたを騙るぼくに断罪を!」
陶妙算:「技術が進めば、“誰が戦っても変わらなくなる”。たしかにそうなるかもしれません。」
陶妙算:「けど、貴方は、本当はそれを認めてないでしょう?」
陶妙算:「今だってそうだ。」
陶妙算:「"トラップマスターの変わりなんて誰もいない"、と貴方は叫んでる。」
“トラップマスター(偽)”:「……っ」
陶妙算:「人は材料じゃない。化け物だって、そうだ。」
陶妙算:「僕たちは、自分の意志でここに立って、何かを守ろうとしてる。」
陶妙算:「その"意志"の力を、甘く見ないでくださいね。」
“トラップマスター(偽)”:「……けふっ」血を吐く。
“トラップマスター(偽)”:「甘く見てはいけないのは、きみたちの方だ」
“トラップマスター(偽)”:「“トラップマスター”麾下の力を、侮るなッ!」
GM:高宮さんの手番。
高宮美玲:はい。
GM:あ、ごめん
高宮美玲:マイナーは放棄。
GM:違う!
高宮美玲:どうぞ!
GM:イニシアチブ。
“トラップマスター(偽)”:《分割思考》。
“トラップマスター(偽)”:行動値を-10して未行動に。
GM:ということでこちらの手番だ……!
陶妙算:なんでそれでも一番たけえんだよ…!!
高宮美玲:ここでイニシアチブのエフェクト宣言可能ですかね?
GM:……
GM:出来ますね……
GM:行動値18の通常行動なので……
高宮美玲:《スピードフォース》Lv1。
高宮美玲:未行動なので、イニシアチブにメインプロセスを行います。なんもなければ手番を頂く。
GM:どうぞ!
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+4した(侵蝕率:81->85)
高宮美玲:改めて、マイナーは放棄。
高宮美玲:メジャー。
高宮美玲:きゅっとしてぼかーん=《エクスプロージョン》Lv3+《ツインバースト》Lv3+《増加の触媒》Lv3+《振動球》Lv1
“トラップマスター(偽)”:一応《インタラプト》を。
“トラップマスター(偽)”:C値+1です
高宮美玲:ドッジ不可の装甲無視、射程視界の範囲選択。対象は"トラップマスター(偽)"。
高宮美玲:(2+3)dx11+3 命中
DoubleCross : (5R10+3[11]) → 10[2,3,4,10,10]+3 → 13

“トラップマスター(偽)”:回避……できない!
“トラップマスター(偽)”:《戦士の知恵》でガード。
高宮美玲:2d10+42 ダメージ
DoubleCross : (2D10+42) → 6[4,2]+42 → 48

“トラップマスター(偽)”:ガード値12のHP1。
GM:その攻撃で倒れます。これ以上復活もない。
GM:戦闘終了です。
高宮美玲:高宮美玲の侵蝕率を+12した(侵蝕率:85->97)
高宮美玲:「……うむ、大体言いたい事は陶くんが言ってくれたからね。私から繰り返す言葉は無いよ。二度言うのは非合理的だ」ふわりと、風が吹く。
高宮美玲:ソラリスの力で分泌した可燃性物質を、ハヌマーンの酸素濃度操作と流体操作で任意の箇所で起爆する一撃。
高宮美玲:彼女流に端的に換言するなら。
高宮美玲:「きゅっとして」虚空を握りしめる。同時に。
高宮美玲:「ぼかーん、だ」爆発。
高宮美玲:再生を果たした四肢をもう一度焼くように、爆風が殺到する。
“トラップマスター(偽)”:「かっ――」
“トラップマスター(偽)”:次の準備をしていた。まだ次撃の到達は先だと。
“トラップマスター(偽)”:それを――
“トラップマスター(偽)”:「ぐ……うう……」
“トラップマスター(偽)”:「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
“トラップマスター(偽)”:「“マスター”……あなたの、名前を……」
GM:それきり焼け焦げた彼女は動かず。
GM:きみたちを取り囲んでいた全ての罠は、沈黙した。
GM:----
GM:バックトラック。
GM:Eロイスは『唯我独尊』が2つ
GM:振る方はどうぞ
陶妙算:ふら、ない!
陶妙算:105-4d10
DoubleCross : (105-4D10) → 105-19[4,6,3,6] → 86

依包緋鶴:Eロイス振らずに等倍で
陶妙算:生還!5点!
依包緋鶴:88-6d10
DoubleCross : (88-6D10) → 88-33[7,8,7,4,3,4] → 55

依包緋鶴:4点で帰還
高宮美玲:Eロイス振らずに等倍で
高宮美玲:97-5d10
DoubleCross : (97-5D10) → 97-20[3,7,1,6,3] → 77

高宮美玲:5点で帰還!
GM:全員帰還!
GM:いつもの5点+シナリオ5点+Eロイス2点の12点に
GM:侵蝕を加えたぶんを持っていって下さい
依包緋鶴:16点です!
高宮美玲:17点!
陶妙算:17点!
■経験点
すあまさん 17点
中村さん 17点
粘土さん 16点
GM 17点

【エンディング:陶妙算】

GM:第10地区を脅かしていた事件は終結した。
GM:操作されていたと思しき、巻き込まれた民間人に支障はない。
GM:倒落ビルも無人、周辺の人的被害もゼロであった。
GM:おそらくは、それも含めての技術の誇示であったのであろう。
GM:操作されていた人たちは、最低限の記憶処置を施され
GM:日常へと戻ることになっている。
GM:古谷野依理も例外ではない。
陶妙算:「お疲れさまでした。」
陶妙算:支部に待機していてくれていた古谷野さんに声をかける。
古谷野依理:「あ、えっと……お疲れ様です……?」
古谷野依理:記入を終えた検査書類を抱えている。
陶妙算:「申し訳ありません。僕らの都合で、古谷野さんには不自由を強いてしまいまして。」
古谷野依理:「いや覚えてない私が悪いし……なんか、一日ずれちゃってるから」
古谷野依理:「脳に異常がないか、お医者さんが見てくれるんだって」
陶妙算:目の縁いっぱいにみなぎる茶色い瞳を古谷野さんに向けながら言う
GM:それがカヴァーであることを、チルドレンであるきみは当然知っている。
陶妙算:それを聞いて、一瞬表情が暗くなる。
陶妙算:「…自分が悪いだなんて、そんな悲しいことを仰らないでください。」
陶妙算:「古谷野さんは、何も悪くありません。」
古谷野依理:「うん、まあ被害者だもんね……」
古谷野依理:「その……」
陶妙算:「はい、なんでしょう。」
古谷野依理:「陶、くんは……」目をそらしながら。
古谷野依理:「なんで私を助けて……?」
陶妙算:想定外の質問に
陶妙算:一瞬思考が止まる
陶妙算:「えっと、助けたのが僕でご迷惑でしたか?」
古谷野依理:「えっいやっ」
古谷野依理:「そんな事は全然ないっていうか、むしろ嬉……違くって」
陶妙算:「それなら、よかった。」
古谷野依理:「まだ中学生でしょう……だよね……?どうして、そんな風にできるの?」
陶妙算:清らかな白い肌の頬を優しく綻ばせる
陶妙算:「それは」
陶妙算:「僕も、助けてもらったことがあるからです。」
古谷野依理:「……そうなんだ」
陶妙算:「はい。」
陶妙算:「助けられずにいる間は、とても苦しかった。」
陶妙算:「助けてもらった時は、すごく、嬉しかった。」
陶妙算:「それを知っているから、僕も、出来るだけ人の助けになりたいんです。」
陶妙算:「幸い、そういったことを得意に出来る力も授かっていますし。」
古谷野依理:「……力?」
陶妙算:露に濡れた果実のような唇が言葉を紡ぎ
陶妙算:「ああ、すいません。また古谷野さんにわからない話をしちゃいました。」
陶妙算:「はい、貴方のような大切な人を守るために、貴方の日常を守るために役に立つ力のことです。」
古谷野依理:「普通じゃない、ってこと……?」
陶妙算:その言葉を肯定するように、こくり、と頷く。
古谷野依理:「教えてもくれないんだ」
陶妙算:「…ごめんなさい。」
陶妙算:「ただ」
陶妙算:「今回、古谷野さんが巻き込まれた事件を起こせるような人たちは他にもいます。」
古谷野依理:「そう、なんだ」
陶妙算:「怖い、と思うかもしれませんが。」
陶妙算:「僕たちは、出来る限り、皆がこんな目に合わないように仕事をしています。」
陶妙算:「だから」
陶妙算:「僕たちのことは忘れてもいいから」
陶妙算:「安心して、今まで通りの日常を過ごしてください。」
古谷野依理:「あはは。忘れないよ」
古谷野依理:「君みたいな子、忘れられるわけないじゃん?」
陶妙算:「ふふ、そうなら、嬉しいなあ」
陶妙算:寂しさを隠すように優しく微笑む
陶妙算:「僕も、忘れません。」
陶妙算:「絶対に、忘れません。」
古谷野依理:「うん。嬉しい」
陶妙算:「そろそろ、時間ですかね。」
陶妙算:「今回は、お世話になりました。」
陶妙算:「貴方の協力のおかげで、事件を迅速に解決することが出来ました。」
古谷野依理:「何もしてないけどなあ」
陶妙算:「素性も知れない僕たちを信じてついてきてくれただけでも。」
陶妙算:「すごく助かりましたし、嬉しかったんですよ?」
陶妙算:「お礼ぐらいは言わせてください。」
陶妙算:白磁色に映える首筋を淡紅色を滲ませんがら笑う。
古谷野依理:「う、うん……どういたしまして……?」
陶妙算:「ま、またよくわらかないこと言っちゃいましたか…?」
陶妙算:少し不安げな顔をする
古谷野依理:「うん、分からないけどさ」
古谷野依理:「でも、分かった」
陶妙算:「?」
古谷野依理:「あはは。よく分かんないかな?」
陶妙算:「むう、今までの仕返しですか?」
古谷野依理:「じゃあ、行ってくるね!」検査用紙を手に掴んで。
古谷野依理:「またね!」
陶妙算:「はい、また。」
陶妙算:「また、会いましょう。」
陶妙算:最後に。
陶妙算:一つだけ嘘をついた。
陶妙算:この嘘も、
陶妙算:これが嘘であることも、
陶妙算:あの人に伝わってしまうのかな、と思いながら
陶妙算:ただ、自分がどうあってほしいと望んでいるのかは、最後までわらかないままだった。

【エンディング:依包緋鶴】

GM:第十地区、ビジネス街
GM:とある高層ビルの屋上。
GM:そこは第十支部であるとある偽装ビルを、わずかに臨める場所。
虹坂歩香:そこに腰掛けて、ビルを眺めている。
依包緋鶴:「……この度はお疲れ様でした。虹坂さん」
依包緋鶴:「お陰で被害者も、物的損害も最小限に留めることが出来ましたよ」
虹坂歩香:そちらを見て。「お疲れ様。と言っても、あなた達ほどじゃないけどね」
依包緋鶴:「それこそ私は、大したことを出来ていませんよ」
依包緋鶴:「あの子たち……陶くんと高宮さんに引っ張ってもらったと言いますか」
虹坂歩香:「……そうね。世代はもう変わってる」
虹坂歩香:「“トラップマスター”の偽物も……恐らく、あの歳なら」
虹坂歩香:「当時の作戦参加者じゃないでしょう」
依包緋鶴:「ええ、一体どこで継承されたものだか」
虹坂歩香:「やっぱり、この街は」
虹坂歩香:「……多すぎる。異常なほどに」
依包緋鶴:「それだけ聞いてはどれを指しているか分からない、というあたり」
依包緋鶴:「筋金入りですね。全く嫌になる」
虹坂歩香:「……オーヴァードの総数よ」
虹坂歩香:「事件が多いから、UGNの職員がどんどんと投入されてる――それでは説明がつかない」
虹坂歩香:「“リスト”を、少し見せてもらったの」
依包緋鶴:「藍さんの、1000にも届くとかいう?」
虹坂歩香:「何より異常なのは、転入者と転出者が全く釣り合っていないこと」
虹坂歩香:「侵入したオーヴァードは数多かれど、退去したオーヴァードは数えるほど」
虹坂歩香:「そうさせない何かが、あるのかもしれない」
依包緋鶴:「オーヴァードを誘引して、離れさせない何かですか」
依包緋鶴:「何かを求めてこの街へ襲来したセルは、幾つも覚えがありますね」
依包緋鶴:「継続的な実験の場として選ぶとか、土地の特性を利用するだとか」
依包緋鶴:「……あるいは、4年前の雪辱であるとか」
虹坂歩香:「……知らなかった」
虹坂歩香:「今も、それだけのものと、戦ってるなんて」
虹坂歩香:「……でも、やっぱり」
虹坂歩香:「私は、此処には残れないや」
依包緋鶴:「……そうですか」
依包緋鶴:彼女の隣に腰掛ける。視線の先に支部を据えながら。
依包緋鶴:「私としては、この後勧誘を行おうと思っていたのですが」
虹坂歩香:「“リスト”を見たの」
虹坂歩香:「懐かしい名前もいくつかあった」
虹坂歩香:「……そうじゃない名前も、沢山あった」
虹坂歩香:「みんな、今の体制で。精一杯やってきてる」
虹坂歩香:「だから、邪魔をしたくないし……私にとっては、ここは墓標でしかない」
依包緋鶴:「ええ、負った傷を無かったことにはできませんが」
虹坂歩香:「参ることは出来ても、住むことは出来ない」
依包緋鶴:「……ええ、分かります」
依包緋鶴:「その気持ちは、分かるつもりです。私も失って、墓守を志していましたから」
虹坂歩香:「それでも、あなたは。そうならなかったでしょう」
依包緋鶴:「少し前までは、そうでしたから」
依包緋鶴:今も胸元に忍ばせているナポレオン式懐中時計。今は亡き阿久津慎吾様から頂いた、大切な贈り物。
依包緋鶴:チクタクと細やかに音を刻む。止まることなく、過ぎた時間を私に知らせ続ける。
依包緋鶴:「今の支部長、阿久津数馬支部長がね。頑張っているんですよ」
虹坂歩香:「……ええ」
依包緋鶴:「忘れ形見と思って、いざという時に身を賭して護ろうなんて思っていましたが」
依包緋鶴:「やんわりと窘められてしまいました」
虹坂歩香:「それは……いい支部長」
依包緋鶴:「ええ……とても」
依包緋鶴:「ですので出来ることは何でもして差し上げたいのですが、一つどうでしょう」
依包緋鶴:「常駐なんて願えません。今すぐなんて急かせませんが」
依包緋鶴:「一度、会ってあげてはくれませんか」
虹坂歩香:「……」
虹坂歩香:「……そういう頼み方をされると」
虹坂歩香:「断りづらい。厄介な人がUGN第十支部には居るようで」
虹坂歩香:「阿久津数馬支部長も、安泰なように思える」
依包緋鶴:「支えたいお人柄ですので、はい」くすりと微笑む。
依包緋鶴:「期待のホープ、新しい世代の代表ですからね」
依包緋鶴:「……虹坂さんに会わせたい人とも、思っています」
依包緋鶴:「難色示しながらとはいえ、色よい返事が頂けて何より」
虹坂歩香:「色が良くないってことなんだけどな、それ」苦笑して。
虹坂歩香:立ち上がって。
依包緋鶴:「もうお帰りになりますか?」
虹坂歩香:「いえ」ビル屋上の傍らにある、屋上社殿へと向かう。
虹坂歩香:数年前の“災害”によって、失われた社員の命を祀ったものだという。
依包緋鶴:かつかつと靴音鳴らして、追随する。
虹坂歩香:「会いたい人が、たくさんだ」手を合わせて。
依包緋鶴:「増やしたくないものです。あちら側には」同じく合わせる。革手袋の柔い音ひとつ。
GM:祈りは過去へ。歩みは未来へと。
GM:人生は止まらない。

【エンディング:高宮美玲】

GM:後日 星辰館高校
藍音夢:「美玲ちゃん、美玲ちゃん」
高宮美玲:「どうかしたかい、藍」机に突っ伏しながら、首だけで向く。
藍音夢:「こないだはさ」
藍音夢:「……ありがとね」
藍音夢:「美玲ちゃんがいなかったら、あたしは危ない目に遭ってた」
高宮美玲:「別にいいさ。イリーガルの面倒を見るのも、チルドレンの務めで……いや、訂正しよう。私たちは、友達だろ」
藍音夢:「美玲ちゃん……!」
藍音夢:だっと机まで駆け寄り、後ろからのしかかるように抱きつく。
高宮美玲:「それにしたって今回の事件、ハタから見れば私たちは本気でなんだったんだってなるがな。実際どういうツテからのどういったアテだったんだ。吐きたまえよキミ……うわっ」
藍音夢:「美玲ちゃんありがとう~!」ぎゅむぎゅむ
高宮美玲:「えぇい、薄い胸同士で乳繰り合っても需要が無いだろ! いや、あってもやるな!」がばっと立ち上がる。
藍音夢:「需要?」
藍音夢:「“リスト”から豊かな胸の人をピックアップする?」
高宮美玲:「やめたまえ! 惨めな気持ちになるだろうが! いや、個人差の大きい身体特製について悩むのなど非合理甚だしいが!」
藍音夢:「うちの学校なら拝田綾ちゃんで、よそなら阿修女の澪標深々子ちゃんが……」
藍音夢:「あれ。違うの?」
高宮美玲:「学友の名前をぽんと出すのやめたまえよ、色々悪い気分になるじゃないか……」
高宮美玲:「というか改めてその“リスト”、脅威だな……」
藍音夢:「そう?でも3サイズとかは殆ど書いてないよ」
高宮美玲:「ちょっとは書いてある方が怖いわ」
藍音夢:「で、でも役にだって立つんだよ」
藍音夢:「こないだのUGNの人に見せたら助かったって言われたもん」
高宮美玲:「まぁ、誰かの助けになるのなら悪くはないか……なんて絆されると思ったか! 本当にほどほどにしたまえよ!!」
高宮美玲:「好奇心で身を滅ぼされたら日常の楯の甲斐が無い!」
藍音夢:「何で身を滅ぼすならいい?」
藍音夢:「やっぱりラブかな」
高宮美玲:「ロマンティックな発言だとは思うが身を滅ぼすのを前提のラブは多分ろくでもないぞ」
藍音夢:「あはは、冗談、冗談」
藍音夢:「役に立つならそっちのほうがいいしね……」
藍音夢:「それはそうと」
藍音夢:「あたし、気づいたんだけど」
高宮美玲:「なにかね」
藍音夢:「美玲ちゃんを入れるの忘れてた」
藍音夢:「いやなんかてっきり……入れた気になってて……」
高宮美玲:「……」あんぐりと口を開けている。
高宮美玲:「散々未登録者を探しておいてそのオチはちょっと傷つくぞキミ!!」
藍音夢:「ごめん!ごめんって!」
藍音夢:「ね、なんて書いてほしい?」
藍音夢:「巨乳って書く?」
高宮美玲:「いくらそのリストが眉唾ものでも嘘を書くな嘘を」
藍音夢:「じゃあいくつって書く?」
高宮美玲:「胸から離れたまえ!! 書く必要はない!!」
高宮美玲:「それじゃあ端的に……」


『レフト・ハンデッド・トラップ』 終