【ミドルフェイズ2】
GM:お次はミドル2シーン目。情報収集のターン。
GM:シーンプレイヤーは嬬恋さん、そのほか登場したい方もダイスをどうぞ!
嬬恋七瀬:嬬恋七瀬の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:40->43)
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:42->49)
壬生墨佳:侵蝕率+8(1d10->8) (侵蝕率:49->57)
GM:それでは情報収集項目の開示から。現在調べられる項目はこちらになります。
情報収集項目
ツグミの異常について 情報(UGN)/知識(レネゲイド) 難易度:8/12
コピーキャットの動向について 情報(FH) 難易度:9
妖怪の噂について 情報(UGN) 難易度:6
GM:判定を先に纏めてやっていただいて、後から開示で行こうと思います。ご相談の上お振りください。
嬬恋七瀬:情報よわよわ
彩谷千映理:フフッ、実は素だとそこまで強くない
壬生墨佳:1つ目は
壬生墨佳:振る技能で情報が違う感じ?
GM:あ、いえ。どちらも同じです。
嬬恋七瀬:達成値でなんか出る感じか……
彩谷千映理:UGN使えれば+4かつミーミル乗せて振れる
嬬恋七瀬:順当に妖怪かなあ 財産あるからコピーキャットでもいいかも
壬生墨佳:UGNなら+4とコネがあります
壬生墨佳:あ、うそ +5
彩谷千映理:つよ
嬬恋七瀬:つよ……
嬬恋七瀬:じゃあコピーキャット行こうかな?FHだし
彩谷千映理:そういえばバディムーヴあるからヨロシクネ
嬬恋七瀬:優秀~
壬生墨佳:あ、じゃあそれがいいかも
彩谷千映理:よろしやす
壬生墨佳:あ、そうだ
壬生墨佳:《成分分析》でボーナスついたりします?
壬生墨佳:毛玉をこうワシャワシャと……
嬬恋七瀬:こいつ……
彩谷千映理:隙あらば撫でようと
GM:ふむ、では+2さし上げましょう
嬬恋七瀬:職権乱用!
毛玉ツグミ:「きゅぅぅ……」と撫でられます。
壬生墨佳:わあい 合法的にいっぱい撫でます
彩谷千映理:おのれ~
嬬恋七瀬:許せん
彩谷千映理:じゃあ彩谷は妖怪ウォッチかな
壬生墨佳:ツグミの異常について、コネ使ってUGNで。
壬生墨佳:4dx+7>=12
DoubleCross : (4R10+7[10]>=12) → 9[3,5,5,9]+7 → 16 → 成功
彩谷千映理:ナデナデの成果
嬬恋七瀬:ぐぬぬ
嬬恋七瀬:コピーキャットの動向について 振ります
彩谷千映理:そういや支援射撃もあった
彩谷千映理:いります?
嬬恋七瀬:いやこいつ素振りだと1か……
嬬恋七瀬:ほしい!
壬生墨佳:優秀かよ
彩谷千映理:あいよ~
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+2した(侵蝕率:49->51)
彩谷千映理:ダイス3つお待ち!
嬬恋七瀬:新鮮~
嬬恋七瀬:4DX>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[2,6,7,8] → 8 → 失敗
彩谷千映理:バデをムしましょう
壬生墨佳:情けない……
彩谷千映理:+3
嬬恋七瀬:やった~
嬬恋七瀬:頼れる後輩だなあ
壬生墨佳:後輩にそんなおんぶにだっこで恥ずかしくないの?
嬬恋七瀬:こっちと相棒組もうかな
壬生墨佳:千映理もあんまり甘やかすなよ
壬生墨佳:(ツグミを撫でながら)
彩谷千映理:羨ましい……撫で……モフモフ……
毛玉ツグミ:「きゅ~……」
彩谷千映理:この胸に燃える羨ましさを力に変えて妖怪ウォッチッチします
彩谷千映理:ミーミルの覚書起動でUGNコネとして使います あとエージェントツールも乗って達成値+2
彩谷千映理:4dx+2+2=>6
DoubleCross : (4R10+2+2[10]>=6) → 8[1,3,4,8]+4 → 12 → 成功
彩谷千映理:よし
壬生墨佳:優秀チーム
嬬恋七瀬:優秀すぎ
彩谷千映理:優秀なんだよな~
GM:流石皆さん
GM:それでは開示していきます、まずはツグミについて。
ツグミの異常について
難易度:8
恐らくはキュマイラ因子の暴走によるもの。何らかの外部刺激により因子が活性化され、本来適性の無い獣化が発動してしまったようだ。
現在は安定しているものの、獣化が発動した状態で安定してしまっていることと当人もコントロールに慣れていないことが合わさり人の姿には戻れなくなっている。
また獣化は行われているが種族を特定できるような特徴は判別できず、何の因子であるかは未だ謎のままだ。
難易度:12
現在はロック中。トリガーシーンにて開示。
コピーキャットの動向について
十一地区付近に存在するとあるビルに人員が出入りしていた形跡を掴めた。
またそのビルから何らかの大型の機会を運び出した様子も確認できた。
→新項目:ビルについてを新たに調査可能
妖怪の噂について
ここ数日にかけて流行り始めた噂。
人ほどの大きさの鯰、あるいは蜘蛛。三本足の鴉や怪奇現象など、種類は多いがどれも複数の証言が上がっている。
R案件の可能性を鑑みて調査をするべきではないかとの意見も上がりつつある。
GM:以上になります。
彩谷千映理:「……ってことで、誰からいく?」
壬生墨佳:「じゃあ、こっちから」支部に残っていた。
壬生墨佳:ツグミを膝の上に乗せて座っている。
彩谷千映理:視線はツグちゃんに固定されている
壬生墨佳:「それなりに分かってきた……要はこれ」
毛玉ツグミ:「きゅ」 沢山撫でられてご満悦の顔。
壬生墨佳:「ツグミ自身の能力発現ってところだ。トリガーは外部的かも知れないけど」
嬬恋七瀬:「ツグミ自身?」
嬬恋七瀬:「ツグミに毛玉になる能力なんてあったか?」
彩谷千映理:「ツグちゃん、キュマイラだもんね確か」
壬生墨佳:「持続している事象は、キュマイラ・シンドロームの獣化作用に近い」
彩谷千映理:「……毛玉のキュマイラ、じゃないもんねえ」
壬生墨佳:「まあ普段はそういう方向性じゃないから、異常であることは確かなんだけど」
毛玉ツグミ:『はい!……いえ、あれ。もしかしたら毛玉のキュマイラなんでしょうか……?』
壬生墨佳:「そんな生き物居ないだろ……とにかく、ツグミはこう……イレギュラーなんだよ」
壬生墨佳:「キュマイラの中でも、異常変種というか……」
嬬恋七瀬:「暴走みたいなもんってこと?」
壬生墨佳:「少なくとも、エフェクトの効果を自分で解除できないのは普通じゃない状態だ」
嬬恋七瀬:「まあ、キュマイラにも色々いるもんな」
嬬恋七瀬:「珍しい動物とかならともかく、ドラゴンとか、ユニコーンとか、あとサキュ……」
壬生墨佳:「?」
彩谷千映理:「?」
嬬恋七瀬:「……色々いるらしいな」目を逸らす。
毛玉ツグミ:「?」
嬬恋七瀬:「まあ、今すぐヤバい事態じゃないならよかった」
壬生墨佳:「とはいえなあ」
壬生墨佳:「どうすれば解決する、の糸口がない」
彩谷千映理:「糸口ねえ」
壬生墨佳:「他にもサンプルが居れば推定できるかもだけど……」
壬生墨佳:「うちの支部でキュマイラ見繕うのはな……」
彩谷千映理:「……あ、妖怪」
毛玉ツグミ:『うぅ……出来れば早めに解決したいんですけど、全然やり方が分からなくて』
壬生墨佳:「ツグミは無理しなくていいよ、侵蝕上がっても困るし……妖怪?」
壬生墨佳:膝の上のツグミを撫でながら。
彩谷千映理:「そ、最近流れてる噂話。でっかい鯰とか蜘蛛とか、ヤタガラスって言うんだっけ?三本足のやつとかをさ」
彩谷千映理:「見たって人が結構いるらしくて」
毛玉ツグミ:『うぅ……あ、そこ気持ちいです……』
嬬恋七瀬:「そんなに?それなりに信憑性あるってことか」
壬生墨佳:「……それあれじゃないの?ほら、アホみたいな生物たくさん作ってるとこ」
壬生墨佳:「あったろそんなセル」
嬬恋七瀬:「あー、ツチノコとか」
彩谷千映理:「それか、もしくは」ナナ先輩をちらっと見ながら
彩谷千映理:「その真似事するとこ」
嬬恋七瀬:「んー……どうだろうな」
嬬恋七瀬:「“コピーキャット”の件。元々頼まれてたから調べてきたけど」
嬬恋七瀬:「うちの地区のビルに出入りしてる形跡があった。何かの機械を運び出してたって証言もあるんだけど……」
嬬恋七瀬:壬生さんの膝からツグミを抱え上げ、胸に抱いて。
嬬恋七瀬:「何やってるかまでは分かんないな。そのビル調べてみないことには」
毛玉ツグミ:「きゅわ」
壬生墨佳:「あっこら!」
毛玉ツグミ:『わ、嬬恋先輩?』
彩谷千映理:「“コピーキャット”って、性質上『何をやるか』は分かりづらいっていうかさー、『何かあってから』コピーキャットの仕業だってわかること多いじゃん」
壬生墨佳:「まだ調べてる途中なんだよ!邪魔するな!」
嬬恋七瀬:「人間毛玉化装置とかだったら怖いよな~」毛並みを梳かすようにツグミを撫でる。
毛玉ツグミ:「きゅきゅ~」
壬生墨佳:「てか、露骨に露見する時点であんまりあちらさんの手口っぽくないだろ」
毛玉ツグミ:『ですねえ……』 撫でられて目尻が下がる。
壬生墨佳:「なんで回収する時に目立たせるんだよ」
彩谷千映理:「……そういえばさ」真面目な話の最中も、ツグちゃんに視線は固定されっぱなしである。
彩谷千映理:「もし妖怪が、ツグちゃんみたいな変異キュマイラの成れの果てだったりしたらさ」
彩谷千映理:「シンプルにマズい気がするんだよねー」
嬬恋七瀬:「ツグミは通信できる能力があるからいいけど……」狭い額に指先を立て、掻くように撫でる。
嬬恋七瀬:「そうじゃなかったら普通、意思疎通も出来なくてお手上げだよな」
嬬恋七瀬:「見た目よりヤバい事態じゃないか?これ」
壬生墨佳:「……ノイマンシンドロームの中には、動物と意思疎通できる連中もいるらしいけど」
壬生墨佳:「まあ、とりあえずは実地調査かな」ツグミを取り上げて。
壬生墨佳:「そのビルだっけ?2人で行ってきなよ」
彩谷千映理:「あっ、次私……」
毛玉ツグミ:『ふわあ……え?』 話は聞こえていたがちょっと夢見心地だったかもしれない。
彩谷千映理:「私も……」
嬬恋七瀬:「あっこら!」
嬬恋七瀬:「お前は散々撫でてたんだろ!」
壬生墨佳:抱えたままちょっと彩谷さんに触らせるようにしながら。
彩谷千映理:撫でたいのに……と言いたげに手だけが虚空を撫でる。
嬬恋七瀬:「せめて彩谷だろ!代わるにしても!」
壬生墨佳:「撫でてない。調査してるの」
彩谷千映理:「あ、えへへ……柔らかい……」
嬬恋七瀬:「なら今から第四まで送ってって本格的に調査してもらうか?」
彩谷千映理:「痒いところはないですかー、かわいいねー、うちの子にならなーい?」満面の笑み
壬生墨佳:「はあ!?」
毛玉ツグミ:『あう……嬉しいですけど、私は木虎家の子なので……』
壬生墨佳:「ふざけるなよ、ツグミを他の支部に出すのか!?」
毛玉ツグミ:『あ、でもどうしましょう。この姿のまま帰るのはちょっと……』
壬生墨佳:「また舐め腐った任務に放り込まれるだろそんなの」
嬬恋七瀬:「検査の為だって言ってんだろ!」
壬生墨佳:「有り得ない。よくそんな提案できるな?」
嬬恋七瀬:「お前が一人で延々撫でてたいだけだろ」
壬生墨佳:「調査のためだって言ってんだろ」
壬生墨佳:「早くそのビル調べてこいよ」
彩谷千映理:「よーしよしよし、ツグちゃんよーしよしよし」
嬬恋七瀬:「もっと専門家に任せてもいいだろって言って……彩谷!味方しろよ!」
毛玉ツグミ:『ふわああ……』
彩谷千映理:「えっ、何?何の話?」
壬生墨佳:「えっ何も聞いてなかったの」
彩谷千映理:「ごめん、五感の全てを『撫で』に集中させてて……」
壬生墨佳:「没収!」
彩谷千映理:「あーん酷いー!」
嬬恋七瀬:「あっこいつ!」
彩谷千映理:「うっうっ、もうツグちゃん無しじゃ生きてけないのに……」
嬬恋七瀬:「あー分かった分かった分かりました。ツグミを他の支部にやるのは無しってのはいい」
壬生墨佳:「ようやく分かったか」ギュッと抱きかかえて。
嬬恋七瀬:「でも本音はお前が撫でてたいだけだって認めろよ」
毛玉ツグミ:「むぎゅ」
壬生墨佳:「えっそりゃ……」
壬生墨佳:「当たり前だろ……」
嬬恋七瀬:「こいつ…………」
彩谷千映理:「素直……」
壬生墨佳:「逆になんで撫でたくないんだ?そっちのほうがおかしいだろ」
嬬恋七瀬:「開き直りやがった……!」
彩谷千映理:「私も撫でたい……もっと……」
壬生墨佳:「僕はそれに足る能力適性があるからなあ」
壬生墨佳:「分析能力がね……」
彩谷千映理:「横暴だー!職権乱用だー!」
嬬恋七瀬:「そうだ!公私混同するな!」
毛玉ツグミ:「むぎゅぎゅ」
壬生墨佳:「だって僕本来オフだったんだぜ」
毛玉ツグミ:『あの、壬生先輩。ちょっと苦しい、です』
壬生墨佳:「この時間だって、本当はツグミと一緒にいるはずだったんだから……あ」
壬生墨佳:「ごめんね」緩めて撫でる。
毛玉ツグミ:「きゅう」 ぷは、と息をつく。
嬬恋七瀬:「自分の欲望のためにツグミを苦しめやがって……」
嬬恋七瀬:「どう思う彩谷」
彩谷千映理:「独禁法に違反してると思う」
壬生墨佳:「ごめんよツグミ~……なんか食べたいものある?僕作ろうか?」
彩谷千映理:「私も撫でたいのに……」
毛玉ツグミ:『あ、ええと……うーん……。お肉食べたいです!』
壬生墨佳:「オッケー、お肉ね……」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「これ味付け薄めにしなきゃダメかなあ」
壬生墨佳:「塩分よくないって言うじゃん」
嬬恋七瀬:「どうなんだ……?」
彩谷千映理:「……キュマイラって内臓まで変わるの?」
嬬恋七瀬:「そっちも動物なのかな……」
壬生墨佳:「いや普通は解除してから食べるだろうし……」
壬生墨佳:「……」
彩谷千映理:「確かに……」
毛玉ツグミ:『私はなんかこう、変わった感じしないんですけど』
壬生墨佳:「てかこれ消化器官あるのか?」
毛玉ツグミ:『……あれ、もしかして私今チョコ食べちゃダメだったりします!?』
壬生墨佳:「分からないけど……やめといたほうがよくない?」
嬬恋七瀬:「……」
彩谷千映理:「……試して大変なことになったらそれこそ」
彩谷千映理:「……」
毛玉ツグミ:『そ、そんなぁ……』
嬬恋七瀬:「……なんか……早めに解決した方がいい気がしてきたな……」
壬生墨佳:「早く戻すぞ……僕らで争ってる場合じゃない」
彩谷千映理:「そうだね、ツグちゃんの日常を取り戻さなきゃだ」
嬬恋七瀬:「とりあえず調べるか……例のビル……」
嬬恋七瀬:「待っててなツグミ。すぐに戻してやるからな」もう一度撫でて。
嬬恋七瀬:「行こうぜ、彩谷」
彩谷千映理:「だね、ナナ先輩。ちゃっちゃと終わらせなきゃ」
GM:シーンカット、購入とロイス取得が可能です。
壬生墨佳:ボデマねらお
彩谷千映理:ほしいものある人~
壬生墨佳:あ、そうじゃん
嬬恋七瀬:彩谷千映理 信頼/〇かわいそう
壬生墨佳:得意な人だ
壬生墨佳:メイド服が欲しいな~
彩谷千映理:頑張って買っちゃうぞ~
嬬恋七瀬:とりあえず自分でボルトアクションライフルねらお
嬬恋七瀬:あっ支援射撃って自分に使えないんだっけ
彩谷千映理:使えないよん
壬生墨佳:他人のみですね
嬬恋七瀬:じゃあこっちに欲しい~~
彩谷千映理:欲しいかい?
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+2した(侵蝕率:51->53)
彩谷千映理:あげちゃう3D
嬬恋七瀬:わ~いありがとう!
嬬恋七瀬:4DX+3>=15
DoubleCross : (4R10+3[10]>=15) → 6[2,3,5,6]+3 → 9 → 失敗
彩谷千映理:バデのムで+3
嬬恋七瀬:頼りになりすぎる
彩谷千映理:財産節約ネー
嬬恋七瀬:財産3払って購入、装備します のこり3点
彩谷千映理:でこっちはアルティメイド服狙っちゃう 手配師1個使って残り1個
彩谷千映理:5dx+4+2+10=>20 潜伏者:調達も使用 残り2回
DoubleCross : (5R10+4+2+10[10]>=20) → 8[2,3,6,8,8]+16 → 24 → 成功
彩谷千映理:ふふん
壬生墨佳:すごーい
GM:お見事
嬬恋七瀬:つよ……
彩谷千映理:どうぞ
壬生墨佳:もらった
壬生墨佳:応急でも狙っとこ
壬生墨佳:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 8[7,8] → 8 → 成功
壬生墨佳:OKOK 以上で~
彩谷千映理:ロイスは壬生墨佳/信頼/職権乱用じゃない?○/ロイスで
彩谷千映理:以上!
GM:はい、それでは改めてシーンカット!
【ミドルフェイズ3】
GM:続けて情報収集のターン。シーンプレイヤーは連続になりますが嬬恋先輩。
嬬恋七瀬:嬬恋七瀬の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:43->48)
GM:ひとまず様子見で後から登場なども可能とします。
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:53->58)
壬生墨佳:侵蝕率+9(1d10->9) (侵蝕率:57->66)
GM:では現在の情報収集項目はこちら。
情報収集項目
済:ツグミの異常について 情報(UGN)/知識(レネゲイド) 難易度:8/12
済:コピーキャットの動向について 情報(FH) 難易度:9
済:妖怪の噂について 情報(UGN) 難易度:6
ビルについて 情報(FH) 難易度:9
彩谷千映理:ナナ先輩に支援射撃して調べてもらおう
嬬恋七瀬:それがよさそう
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+2した(侵蝕率:58->60)
彩谷千映理:そーれっ
彩谷千映理:3D入りましたー!
嬬恋七瀬:支援貰って素振り!
嬬恋七瀬:4DX>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[6,7,7,8] → 8 → 失敗
嬬恋七瀬:また??
壬生墨佳:ボスにいいつけてやろ
彩谷千映理:バディムーヴあるから
彩谷千映理:大丈夫大丈夫
嬬恋七瀬:デジャヴを感じる
彩谷千映理:+3しなさい
嬬恋七瀬:しました
嬬恋七瀬:成功!
彩谷千映理:無敵のコンビ
嬬恋七瀬:やっぱこっちとバディ組もうかな~
GM:はーい、では開示します。
壬生墨佳:じゃあ僕ツグミと組むね
壬生墨佳:うちのバディに近づかないでね
彩谷千映理:あっずるい
嬬恋七瀬:こいつ!
ビルについて
インリークォ所属の研究員、上峰武良が潜伏していた研究施設らしい。
上峰自身は数日前に遺体となって発見されている。
恐らく現在はコピーキャットセルによる監視下にあると思われる。
→新項目:上峰武良についてを調査可能
→新行動:ビルへの潜入調査を次シーンより実行可能
GM:潜入調査が行えるのは次シーンからですが、上峰についてはこのターンから調べられます。
彩谷千映理:それならば調べてみまっしょ 難易度おねがいします!
GM:はーい、難易度はこちら!
上峰武良について 情報(FH) 難易度:11
彩谷千映理:なるほどね
壬生墨佳:僕やろっか
彩谷千映理:お願いしてみよう
壬生墨佳:技能無しで素振り
壬生墨佳:3dx>=11
DoubleCross : (3R10[10]>=11) → 9[1,2,9] → 9 → 失敗
壬生墨佳:バディム浪費して無ければなあ
彩谷千映理:くっ、バディムーヴはナナ先輩に使っちゃった……
嬬恋七瀬:残念だなあ
彩谷千映理:仕方ない、私が出よう
壬生墨佳:たのんだ!
嬬恋七瀬:頑張って!
彩谷千映理:地味にミーミルが使えないというのがやりおるポイント
彩谷千映理:無形だけでとりあえずやってみよう
壬生墨佳:収集チームは?
彩谷千映理:ほんとだコネだ
彩谷千映理:使っちゃお~
嬬恋七瀬:ミーミルくんは優秀だな……
彩谷千映理:ミーミルを情報収集チームとして使用して+2します
彩谷千映理:それと無形でほぼ素振りで判定
彩谷千映理:5dx+2=>11
DoubleCross : (5R10+2[10]>=11) → 9[1,4,6,7,9]+2 → 11 → 成功
彩谷千映理:ナイスゥ!
嬬恋七瀬:優秀過ぎる……
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+4した(侵蝕率:60->64)
GM:お見事!では情報開示です。
上峰武良について
インリークォセル所属の『葉』すなわち研究員の一人。
専門は“妖怪”について。正確には妖怪の――幻想種の因子を持つキュマイラについて。
妖怪という存在に非常に執着しており、自身の琴線に触れるキュマイラを蒐集しその因子について研究していた。
当人は現在進行中の『戴冠計画』についての内紛で数日前に死亡が確認されている。
嬬恋七瀬:ほっ本当に妖怪だった
彩谷千映理:しんでる
嬬恋七瀬:件のビルに向かう道中、彩谷さんと二人で街を歩いていく。
彩谷千映理:「そういえばさあ」
嬬恋七瀬:「ん?何だよ」
彩谷千映理:「こないだ夏目さんと先輩二人とで解決した事件、大変だったらしーじゃん?」
嬬恋七瀬:「あー……」
嬬恋七瀬:「……まあな。かなり」頷く。
彩谷千映理:「……その割には任務の愚痴とか、無かったなって」
彩谷千映理:「そういう時って、だいたいスミちゃん先輩絡みでなんかあった時じゃん?」
彩谷千映理:「統計的に」
嬬恋七瀬:「ぶっ」
嬬恋七瀬:「勝手に取るな!統計!」
彩谷千映理:「おっ、今回は大当たり」
嬬恋七瀬:「別に何も……!」
嬬恋七瀬:「……」
嬬恋七瀬:「あったけど……」
彩谷千映理:「やっぱりー」悪戯っぽく笑う
嬬恋七瀬:「……」居心地悪そうに。
彩谷千映理:「……ま、別にからかって言いふらそうなんて思ってないよ」
彩谷千映理:「応援してるのはマジだし」
嬬恋七瀬:「それは分かってるけどさ……」
嬬恋七瀬:「いや、でも、今回ばかりは」
彩谷千映理:「ばかりは?」
嬬恋七瀬:「マジであいつ……意味わかんないんだって……」
嬬恋七瀬:深々と溜息を吐く。
彩谷千映理:「いつもと段違いで、って感じだ」
嬬恋七瀬:「ああ……」
嬬恋七瀬:しばらく迷って黙り込み。
嬬恋七瀬:「……今回の任務、マジで大変でさ。まあ……内容のほうは、ボクから言う事じゃないから省くけど」
嬬恋七瀬:「その相談で、この前あいつの家に呼び出されたんだよ」
彩谷千映理:「へえ、家まで。見かけ上は進展してるじゃん」
嬬恋七瀬:「うーん……まあそうなんだけど……」
嬬恋七瀬:「……で、色々話してたら」
嬬恋七瀬:「……」
嬬恋七瀬:「壬生にさ……」
彩谷千映理:「話してたら?」
嬬恋七瀬:「ボクのこと好きかもしれない、って言われた」
彩谷千映理:「……」
彩谷千映理:「…………」
彩谷千映理:「やったじゃん」
嬬恋七瀬:「いや、でもすぐに『やっぱ今の無し』みたいに言われてさ……」
嬬恋七瀬:「その時点ではぁ!?ってなるじゃん」
彩谷千映理:「……それはまあ、確かに」
嬬恋七瀬:「でも、その時さ」
嬬恋七瀬:「もう一回改めて、ちゃんと伝えたんだよ。ボクは壬生のこと好きだって」
彩谷千映理:「おー、やるじゃん」
彩谷千映理:「改めて尊敬した」
彩谷千映理:久々に、とは言わないでおく
嬬恋七瀬:「いや……そしたらあいつ……」
嬬恋七瀬:「……」
嬬恋七瀬:「……今夜はここに居て、って言ってきてさ……」
彩谷千映理:「…………」
彩谷千映理:「わお」
嬬恋七瀬:「……でもあいつ、すごい……こう……」
嬬恋七瀬:「サラッと言ってきたからさ……」
嬬恋七瀬:「意味分かって言ってんのか?って確認したら……」
彩谷千映理:「したら……?」
嬬恋七瀬:「帰れっていきなりキレられて、追い出された」
彩谷千映理:「……」
彩谷千映理:「……ぷっ」
嬬恋七瀬:「これ……」
嬬恋七瀬:「何……?キレていいやつだよな……?」
彩谷千映理:「えっ、そんなことある!?ってなる」
嬬恋七瀬:「こんなことねーだろ!?」
嬬恋七瀬:「何なんだよあいつ!?意味わかんないんだけど!」
彩谷千映理:「それは確かに意味わかんないけどさー」
彩谷千映理:「多分本人も意味わかってないんじゃないコレ」
嬬恋七瀬:「そりゃ……」
嬬恋七瀬:「そうだろうけど…………」
嬬恋七瀬:額を抑える。「余計悪いだろ……」
彩谷千映理:「うわー……見たかったー……」
嬬恋七瀬:「彩谷!」
嬬恋七瀬:「見世物じゃねーぞ!」
彩谷千映理:「いやーほんとに見たかったなー間近で見たらより一層正確に判定できたろうになー」
彩谷千映理:「……ま、なんというか」
彩谷千映理:「聞いてる限り、スミちゃん先輩がバグったんじゃない?って感じはする」
嬬恋七瀬:「バグ……」
嬬恋七瀬:「確かにたまにバグるけど……」
彩谷千映理:「……ナナ先輩を好きって言ったこと自体じゃなくてさ」
彩谷千映理:「あれだよ、そう思ってる自分のことがよくわかんないってヤツ」
嬬恋七瀬:「……自分が、ねえ…………」
彩谷千映理:「……ていうか、さあ」
彩谷千映理:「二人ともなんか似てない?その辺」
嬬恋七瀬:「……は?」呆気に取られて。
嬬恋七瀬:「どこがだよ。どの辺が?」
彩谷千映理:「相手の事を滅茶苦茶大切に思ってるくせに、口と態度が全然ついてこないとことか」
嬬恋七瀬:「う……」
彩谷千映理:「カッコつけすぎなんだよね、二人とも。素直になればいいのになーって思うけど」
彩谷千映理:「ま、カッコつけてて素直だったら夏目さんみたいになるんだけども」
嬬恋七瀬:「いや……ボクは素直になってんだろ!?」
彩谷千映理:「だからさ、次はスミちゃん先輩のターンなんだって」
嬬恋七瀬:「……」
嬬恋七瀬:「それ、いつまで待てばいいんだよ……」
彩谷千映理:「それは……まあ」
彩谷千映理:「……スミちゃん先輩次第としか」
嬬恋七瀬:「……はぁあああ……」重々しい溜息を吐く。
嬬恋七瀬:「告白してからがこんなに長いこと、今まで無かったわ……」
嬬恋七瀬:「大体誰でも即オトしてきたのに……」
彩谷千映理:「それはそれでどうなのさ」笑いながら
嬬恋七瀬:「恋愛なんて全部分かったつもりでいたのにさあ」
嬬恋七瀬:「壬生のことは全然分かんない。ちょっと分かった気になるとすぐにもっと分かんなくなる」
嬬恋七瀬:「何なんだよ、あいつ……」
彩谷千映理:「……」
嬬恋七瀬:「何であんな面倒なやつ好きになっちゃったんだろ……」
彩谷千映理:「……」微笑み。
彩谷千映理:「……ま、あれだよ」
彩谷千映理:「好きになる理由なんてさ、わかんないもんだし」
彩谷千映理:「私だって、夏目さんの好きなところはいっぱい言えるけどさー」
彩谷千映理:「……なんで好きになったのか、ってのは、いまだによくわかんないというか」
彩谷千映理:「説明できないし」
嬬恋七瀬:「……そんなもんかなあ」頭の後ろで手を組む。
彩谷千映理:「……そんなもんでしょ」
嬬恋七瀬:「……まあ、聞いてくれてありがとな」
嬬恋七瀬:「誰かに愚痴りたくて仕方なかったから。マジで」
彩谷千映理:「ナナ先輩の愚痴面白いからいいんだよー」
嬬恋七瀬:「面白がるな……!」
彩谷千映理:「キャー怒られた」
嬬恋七瀬:「……気長に待つか……ボクだって散々時間掛けて、二人に背中押してもらったんだしな」
嬬恋七瀬:「何年掛かるか不安だけど……」
彩谷千映理:「……待つって言うと不安だろうけど」
彩谷千映理:「ま、何年だって隣にはいられるでしょ、ナナ先輩なら」
嬬恋七瀬:「……そうだな」
嬬恋七瀬:「その為に告白したんだからな」
嬬恋七瀬:「焦らず待つことにするよ。後輩に追い抜かれそうだけど」
彩谷千映理:「ブーケ投げようか?」
嬬恋七瀬:「調子に乗んな」額を小突く。
彩谷千映理:「あだっ」
嬬恋七瀬:「そういえば今回、夏目さんにも色々お世話になったんだよな」
嬬恋七瀬:「話聞きたい?」
彩谷千映理:「えっ、めっちゃ聞きたい」
彩谷千映理:「どんなだった?」目を輝かせながら
嬬恋七瀬:「あー、どこから話すかな。今回、元遺産管理局ってのが絡んできてさ……」
嬬恋七瀬:「それで夏目さんが一緒に……」
嬬恋七瀬:話しながら、街の雑踏を歩いていく。
GM:嬬恋と彩谷が居なくなり二人になった部屋で。
毛玉ツグミ:『あ』
壬生墨佳:「ん?」
毛玉ツグミ:『あ、いえ。ええと』
毛玉ツグミ:『今日壬生先輩に相談したいことがあったなーっていうのを、今思い出して』
壬生墨佳:「相談?何?」
毛玉ツグミ:『その、うーん』
毛玉ツグミ:『今のこの状況とかとは全く関係ないんですけど……』
壬生墨佳:「うん、何でもいいよ」
毛玉ツグミ:『……その、ですね』
毛玉ツグミ:もぞもぞと少し居心地悪そうに身じろぎした後。
壬生墨佳:「何だよ。何言っても怒んないよ」
毛玉ツグミ:『壬生先輩は、どういう好きなら恋の意味の好きだと思います?』
壬生墨佳:「ブッ」
壬生墨佳:「……は」
壬生墨佳:「はあっ!?」
壬生墨佳:「え……は……!?」
毛玉ツグミ:『あ、え。聞いちゃダメなことでした!?』
壬生墨佳:「いや駄目というか……」
壬生墨佳:「なんで知りたいの……?」
毛玉ツグミ:『ええと、その』
毛玉ツグミ:『その、私が今、好きかもしれないなーって思う子が居て』
壬生墨佳:「えっ」
壬生墨佳:「ええーっ……」
毛玉ツグミ:『でも、今までそういう風に思ったことが無いからそういう好きなのかなっていうのが分からなくて」
毛玉ツグミ:『どういう好きならそういう好きなのかっていうのを、色んな人に相談してるんです』
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:(どんな奴だ……?)
壬生墨佳:(一体どんな男を……)
壬生墨佳:「……ツグミは、その子のことが好きだけど、恋の意味かは分かんないってこと?」
毛玉ツグミ:『そう!そういう感じです!』
壬生墨佳:(なんとか穏便に回避させるか……)
壬生墨佳:「えっと、向こうはどう?」
壬生墨佳:「ツグミのこと、好きなんだと思う?」
毛玉ツグミ:『ええと、好かれてるとは思います。嬬恋先輩にも前そう言ってもらいましたし』
毛玉ツグミ:『ただ、それが恋って風なのかは……やっぱり分かりません』
壬生墨佳:「えっあいつの知り合いなの……」独り言つ。
壬生墨佳:「急に不安になってきたな……」
壬生墨佳:「……ツグミはさ、それを知って」
壬生墨佳:「どうしたいんだ」
壬生墨佳:「恋だったら、とか。恋じゃなかったら、とか」
毛玉ツグミ:『私は、ううん』
毛玉ツグミ:『恋じゃなかったら、それは今まで通りで良いかなって思いますけど』
毛玉ツグミ:『恋なんだったら、その子に伝えたいなって思います』
毛玉ツグミ:『その子のこと、とっても大好きなので。どういう好きかっていうのも知って欲しいと思うし』
毛玉ツグミ:『それで、その子も同じように私のこと好きになってくれたら、すっごく嬉しいと思います』
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「何て言うかさ……」
壬生墨佳:「いや、その、なんだ」
壬生墨佳:「あくまで僕の話として聞いてほしいんだけど……そうしろとかじゃなくてね」
毛玉ツグミ:『はい!』
壬生墨佳:「……なんか、そんな定義に、意味なんてあるのかって思う」
壬生墨佳:「こうだったら恋、みたいなもの、本当にあるのかなって」
壬生墨佳:「だってさ、そういう形って、人それぞれだろ。人それぞれっていうか」
壬生墨佳:「関係性それぞれっていうか……」
壬生墨佳:「だからあくまで自分と相手がどう思うか次第なんだと思うんだけど……」
壬生墨佳:「思うんだけどさ……」手に抱えたものを悩ましげにぐりぐりする。
壬生墨佳:「思ってはいるんだよ」
壬生墨佳:「だけどなんかさ……」ぐりぐり。
毛玉ツグミ:『なるほど。……あの、壬生先輩?』 ぐりぐりされている。
壬生墨佳:「向こうからこっちほど、こっちはそう思ってるのか?とか」ぐりぐり。
壬生墨佳:「じゃあ、そうだったら、その先、どうなりたいと思ってるのかとか思われてるのかとか」
壬生墨佳:「なんかそういうこと考えるとわかんなくなるんだよ」ぐりぐり。
毛玉ツグミ:『あの、先輩。壬生先輩』
毛玉ツグミ:「むぎゅぅ、きゅ……」
壬生墨佳:「はあ……何、ツグミ」
毛玉ツグミ:『ええと、ううん。私の勘違いかもですけど』
毛玉ツグミ:『壬生先輩も何か悩んでるんですか?』
壬生墨佳:「えっ」
壬生墨佳:「なんかそういう形になってた今?」
壬生墨佳:「ちょっと待ってね、悪い」
毛玉ツグミ:『なんとなくそうかなあって』
壬生墨佳:「ツグミの話だよな。ええと、どこまで言ったか」
壬生墨佳:「とにかく、こうしたい、があるなら動けばいいんじゃないかなと思うよ」
壬生墨佳:「そうやって動いたら可否はともかくはっきりと……」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「……することも、あると思う……」
壬生墨佳:「おそらく……」
毛玉ツグミ:『なるほど……』
毛玉ツグミ:『……ええと、こう』
毛玉ツグミ:『これも勘違いかもなあって思うので、そうだったら全然いいんですけど』
毛玉ツグミ:『嬬恋先輩と何かあったんですか?』
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「……あった」
毛玉ツグミ:『あ、やっぱり』
毛玉ツグミ:『ううん、それって私が聞いても大丈夫なことですか?』
毛玉ツグミ:『もしそうなら、私も……あ、いえ私じゃあんまりお力にならないかもですけど』
毛玉ツグミ:『壬生先輩にしてもらったみたいに相談乗りますよ!』
壬生墨佳:「いやツグミにこういうこと話すの、なんか……」
壬生墨佳:「情けなくないか……?」
毛玉ツグミ:『情けなくなんてないですよ!』
毛玉ツグミ:『壬生先輩を情けないなんて思ったことないですし、これからもきっとないです!』
毛玉ツグミ:ぴょんぴょんと軽く跳ねて目いっぱい主張する。
壬生墨佳:「ツグミ……」跳ねる毛玉を見る。
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「僕、ツグミのこと」
壬生墨佳:「ぬいぐるみだと思うから」
壬生墨佳:「しばらく黙ってて」
毛玉ツグミ:『はい!』
毛玉ツグミ:きゅっと口をつぐむ。
壬生墨佳:膝の上にツグミを載せて、頬を乗せて沈む。
壬生墨佳:「……あいつに告白されたんだよ。クリスマス」
壬生墨佳:「あれ、年明けだっけ……?とにかくさ」
壬生墨佳:「驚いたんだよ。そん時は。思ってもなかったし」
壬生墨佳:「そん時はだからどうこうって話じゃなかった」
壬生墨佳:「悪く思ったわけでも無いけど、同じ気持ちだなんて言えることもなかったし」
壬生墨佳:「こないだの事件で。改めてというか」
壬生墨佳:「正しさよりも、僕を選ぶって」
壬生墨佳:「そう、言われて。でも」
壬生墨佳:「僕はそこまで想えるか、分かんない」
壬生墨佳:「……今のままじゃ、何か駄目なのか?」
壬生墨佳:「……もし、互いに思いあったとしたら、なんか」
壬生墨佳:「変えなきゃいけなくなるのか?」
壬生墨佳:「デートのお墨付きってわけでもないだろ」
壬生墨佳:「肉体接触の許可証ってわけでもないだろ」
壬生墨佳:「婚約の一工程ってわけでもないだろ」
壬生墨佳:「なんか、本当にさ、意味が分かんないんだよ」
壬生墨佳:「僕が何を言ったら、どういう意味になるんだ」
壬生墨佳:「嫌いとかじゃないんだよ。好きなんだと思うけど……」
壬生墨佳:「うまく定義できてないと言うかさ……」
毛玉ツグミ:「……」 もぞもぞと何か言いたげにしている。
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「ごめん。もういいよ」
毛玉ツグミ:「ぷは」
壬生墨佳:「適当に忘れて」
毛玉ツグミ:『ええと、あの』
毛玉ツグミ:『あのですね、壬生先輩』
壬生墨佳:「何?」
毛玉ツグミ:『私もこう、最近勉強し出したばかりであんまり分かってないですけど』
毛玉ツグミ:『壬生先輩は、嬬恋先輩の隣に居たいですか?』
毛玉ツグミ:『嬬恋先輩の隣に別の人が居たら嫌ですか?』
壬生墨佳:「分かるんだよ。それがYesだったら恋だってやつだろ」
壬生墨佳:「アンサー1は居るのが当然だから分からない」
壬生墨佳:「アンサー2もよく見るからすぐに嫌になるわけじゃない、正直分からない」
壬生墨佳:「定義できないだろ」
毛玉ツグミ:『ん、んん……。ええと』
壬生墨佳:「意地悪したいわけじゃないんだよ」微笑んで撫でる。
壬生墨佳:「多分さ。変な道を通ってきちゃったんだと思う。これまで」
壬生墨佳:「だけどさ、別に、そのことを苦にしてるわけじゃないし」
壬生墨佳:「こうあるべき、になりたいわけでもないんだと思う」
壬生墨佳:「……」
毛玉ツグミ:『……私もまだ、あんまりちゃんと分かってはないと思うんですけど』
毛玉ツグミ:『友達とかと恋人ってどう違うのかなっていうのは、考えたんです』
毛玉ツグミ:『それで思ったんですけど、恋人って他の人に恋人ですよって言えるのが違うんじゃないかなって』
壬生墨佳:「……ふむ。外への定義付けってことか」
毛玉ツグミ:『ああ、ええと。こう、私はこの人のことが好きで、この人も私のことが好きなんですよって言える。みたいな」
毛玉ツグミ:『だから、恋人になったから二人の関係が変わるとか変えなきゃいけないとかじゃなくて』
毛玉ツグミ:『私達は恋人なんです!って言えるところが大事なんじゃないでしょうか』
壬生墨佳:「まあ、それは分からなくもない」
壬生墨佳:もうひとりの後輩のことを思う。
壬生墨佳:その彼女の“恋人”のことも。
毛玉ツグミ:『だから、うん。嬬恋先輩との関係を変えなきゃいけないのか?って悩むんじゃなくて』
毛玉ツグミ:『もし恋人だって他の人にも言うようになったらどう変わるかとか、それが嬉しいか嫌かみたいな考え方をしてみるのはどうですか?』
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「これ、絶対言うなよ」
壬生墨佳:「僕、」耳打ちする。
壬生墨佳:
壬生墨佳:
壬生墨佳:「……」顔を上げて。
壬生墨佳:「……まあ、でも」
壬生墨佳:「ありがとう、ツグミ」
壬生墨佳:「だいぶ分かってきたとは思う、自分のこと」
毛玉ツグミ:『そうです?私、ちゃんと相談出来てました?』
壬生墨佳:「出来てたとも」頭を撫でる。
壬生墨佳:毛を堪能するのではなく、髪を優しく梳くように。
毛玉ツグミ:「きゅぅ」
壬生墨佳:「次は、僕が君の困りごとを解消する番だ」
壬生墨佳:「早く取り戻さなきゃあな、その体」
壬生墨佳:「呪いを解く王子様のキスってわけにも行かないだろ」
壬生墨佳:「魔法使いの手管で我慢してくれ」
毛玉ツグミ:『うぅ……確かに、これを見られちゃうのは恥ずかしいですし』
毛玉ツグミ:『見られないためには早めに戻らないとですし……。お願いします……』