ミドルフェイズ4
GM:では三日目だか四日目のセッションを始めていくよ~
GM:今日はミドルの4、情報収集フェイズから。
GM:シーンプレイヤーは雨堂さん。他のPCも登場可能。
GM:登場する人は侵食ダイスを振ってくれよな
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+3(1d10->3)(侵蝕率:39->42)
田井中次郎:田井中次郎の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:67->76)
涼暮御幸:侵蝕率+10(1d10->10) (侵蝕率:51->61)
田井中次郎:ウギャーーー
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+1(1D10->1)した (侵蝕率:43->44)
GM:すごい!30以上離れてる!
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:44->45)
GM:では、情報収集項目を公開だ
◆由比ヶ浜 藍〈情報:噂話〉9
◆風祭 翔〈情報:UGN〉4、12
◆カース・マスター〈情報:UGN〉難易度6、12
◆海星塾(1)〈情報:噂話〉9
◆海星塾(2) 〈情報:UGN〉9
◆クラテール・コイン(1)〈情報:裏社会〉〈知識:レネゲイド〉8
GM:現在情報収集が可能なのはこの6項目だぞ
涼暮御幸:6も!
雨堂聖理:なるほどみがある
雨堂聖理:財産があるので融通は利くけど、人まずは由比ヶ浜ちゃんかな
GM:シーンの描写とかロールとかは判定の後でいいかな?
林藤はるか:難易度の高いチャレンジをサポートできます
田井中次郎:コネUGNと知識レネゲイド…クラテールコインいこうかな
雨堂聖理:あとででいいとおもう!
涼暮御幸:UGN実質4とダイス数があります
涼暮御幸:こちらがカースマスター行くべきかな
林藤はるか:じゃあ私は海星塾で。
GM:海星塾は噂話で判定するかUGNで判定するか言ってくれよな
GM:出てくる情報が違うぞ
涼暮御幸:能力訓練を使用して、“カースマスター”を。
林藤はるか:噂話にしようかなー。UGNはみんな技能持ってるっぽいし
涼暮御幸:5dx+4>=12
DoubleCross : (5R10+4[10]>=12) → 10[1,2,4,10,10]+6[5,6]+4 → 20 → 成功
GM:OK!ではダイスを振ったりするといいぞ
田井中次郎:7DX+2 クラテール・コイン!
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[2,3,3,5,7,8,10]+5[5]+2 → 17
涼暮御幸:やったね
田井中次郎:わーい
林藤はるか:ミーミルの覚書を噂好きのコネに変化させます
林藤はるか:(ゴワゴワゴワ……)
林藤はるか:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[1,4,7,8] → 8 → 失敗
林藤はるか:ヒエーッ 財産1使って成功にしようかな
GM:そう言えば涼暮さんもミーミル持ちか
林藤はるか:オルクスのともだち ミーミル
涼暮御幸:こいつは振り直しコネにしたほうが強い!
雨堂聖理:2dx=>9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 8[1,8] → 8 → 失敗
GM:なるほどな~
GM:では全員成功したようだな~
GM:雨堂さん失敗じゃん
雨堂聖理:してない! 財産1支払って成功!
田井中次郎:メチャクチャ金持ってる女子高生
林藤はるか:いや、雨堂ちゃんは
林藤はるか:バディムーヴで成功させます。お金使わなくていいよ!
GM:最強~
雨堂聖理:あっ、やった! ありがとう!
田井中次郎:つよい
雨堂聖理:お金、他に使わないからね
GM:じゃあ公開してこ
◆由比ヶ浜 藍〈情報:噂話〉9
星辰館高校二年生女子。「皆を笑顔にしたいな~」が口癖。海星塾の生徒。
最近、明るい性格が一変し異様に冷たい性格になってしまった。
行方不明になる前、家族に「願いを叶えるにはもっと力が必要だ」とこぼしていたらしい。
また、クラテール・コインとよく似たコインを持っているのが目撃されていた。
◆カース・マスター〈情報:UGN〉難易度6、12
名はチィン・リィエン 。
崩落戦の実行部隊、FHセル“イエローコゥト”の幹部、『五凶星』の一人にして、
自らが紡いだ蠱毒によって誕生した、FH最強の『濃縮体』。生きた呪い。意思を持った呪物とも。
崩落戦で大N市を去った後は、FHチルドレンの教官を努めていたようだ。
なお、彼の教導を受けたチルドレンはほぼ例外なくジャーム化している。
12~
現在は赤川清志郎と名乗り、海星塾で講師をしているらしい。
また、クラテール・コインの影響で、戦闘力は通常時の1/8程度まで減少している。
◆海星塾(1)〈情報:噂話〉9
大N市第二地区に存在する少人数・個人指導塾。
最近講師が変わり、「海星塾に通えば願いを叶えられる」という怪しげな評判が立ち始めた。
他にも、塾の生徒が急な変化を遂げているという噂もある。具体的には
『不良生徒が勉学に真剣に打ち込むようになった』
『万年補欠だった野球部が寝る間も惜しんで練習に打ち込み、レギュラーを勝ち取った』など。
同時に、生徒は友人との関係が希薄になった、会話が噛み合わなくなった等、悪い噂もある。
◆クラテール・コイン(1)〈情報:裏社会〉〈知識:レネゲイド〉8
“アーティファクト”と呼ばれる、レネゲイドに感染したオブジェクトの一つ。
その名の通りコイン状で、「所有者のレネゲイドを弱体化させる」機能を持っている。
失敗作ではないかと思われていたが、どうやら別の隠された機能があるようだ。
GM:と、言う感じで
GM:様々な情報がわかりましたね
GM:それとクラテール・コイン(1)を開けたので
GM:◆クラテール・コイン(2)〈情報:裏社会〉〈知識:アーティファクト〉11
GM:これも調査可能になります
GM:これで未調査の項目は
◆風祭 翔〈情報:UGN〉4、12
◆海星塾(2) 〈情報:UGN〉9
◆クラテール・コイン(2)〈情報:裏社会〉〈知識:アーティファクト〉11
GM:この3つになったというわけ
田井中次郎:そういうわけか…
GM:という事で情報を共有するロールなどをしてね
GM:場所は何処がいいとかありますか?
雨堂聖理:マクドにしよう
涼暮御幸:あんまり外ってわけにも行かないのかな
涼暮御幸:ホタル飛ばしにくそうだし
林藤はるか:学校とかだとどうですかね
雨堂聖理:あー、なるほど
林藤はるか:田井中くんが入りにくそうか
林藤はるか:でも童顔だからあんまりバレなさそう
田井中次郎:不審者…
雨堂聖理:河原にしよう!
林藤はるか:なんだかデジャビュな気がするぜ
林藤はるか:河原!
GM:夕日をバックに殴り合え!
雨堂聖理:まかせろ!
田井中次郎:こわい
涼暮御幸:清流なんだろうな
GM:では描写を開始しよう。
GM:第二支部で別れた後、君たちは各々情報を調べ
GM:夕方頃再び集まりました。林藤さんの蛍端末が不自然に見えないよう
GM:河の近くに再集合しています。それぞれわかったことを話してくれよな。
GM:あ、あとここよく分かんないから質問みたいなのがあれば
GM:答えたり、それはどこそこの情報を調べると出てくるよって言ったりするので遠慮なくね
雨堂聖理:「ふー」
雨堂聖理:「冷たーい」 靴とソックスを脱いで、河に足を浸している
林藤はるか:『気持ちよさそうですね』
林藤はるか:ふよふよと小さな光が漂っている。
田井中次郎:下を向いてテクテク歩き回り、平らな石を探している。
涼暮御幸:「しかし、便利なものです、その端末」ホタルに向けて。
林藤はるか:『そうでしょう』
雨堂聖理:「気持ち良い! うん、林藤さんは遠隔型の操作能力、って言ってたっけ」 光の方に手を伸ばす
涼暮御幸:「私も試してみたことはありますが、全くと言っていいほど適正がなかったようで」
雨堂聖理:目を細めて 「これやっぱりホタルだよね? それで見たり聞いたり喋ったりできるの、すごいなあ」
林藤はるか:『生体機能を他の生物と同期させているんです。虫の体ですけど、人間と同じような感覚でものを見れますよ』
林藤はるか:『というより、フィードバックの都合上人間の感覚からあまりずらせないというか』
雨堂聖理:「へえー……難しそう。でもホント便利そうだな。あたしも欲しい、そういうのすごく」
涼暮御幸:「虫特有の感覚器を得ても、人の体では処理できないと。道理です」
雨堂聖理:「試すとかできるんだ?」
涼暮御幸:「君が得ることはなんというか……考えたくないな。行動半径がどこまで広がってしまうやら」
雨堂聖理:「ええ、なんで! あたしがそんな行動半径広げたらマズいみたいな!」
田井中次郎:「前から気になっていたんだが……」
田井中次郎:「ホタルは本物なのだろう? 毎回調達しているのか?」
林藤はるか:『これもレネゲイド研究の副産物でできた変種で』
林藤はるか:『一年中繁殖や生息が可能な種類みたいです。私も詳しくは知りませんけど。だからあまり許可なく使える能力でもないんですよね』
雨堂聖理:「あ。そりゃそうだよね。ホタルの生態とかよく知らないけど……」
田井中次郎:「ああ、成程……」病室で退屈している姿を思い出しつつ、まじまじとホタルを眺める。
涼暮御幸:「EXレネゲイドの亜種のようなものなのでしょうね。そういった生物の発生も、市内ではしばしばあると聞き及んでいます」
雨堂聖理:「ふうーん」 川面に足を揺らし、ぱしゃぱしゃ音を立てて遊んでいる
林藤はるか:『雨堂さんの能力はどんな能力なんですか?』
雨堂聖理:「あたし? ええと、普通のハヌマーンとバロールだっけ……速く動いたり、重くしたり、あとゲート開いたり……なんとなくその人が嘘ついてるかとか分かったり……」 指折り数える
雨堂聖理:「……運命を選び取る? とか、レネゲイドを感知するような機械とか能力を防いだり……なんかいろいろ」
林藤はるか:『多機能ですね。能力の底が広いというか』
涼暮御幸:「説明がつかない、というのが正直な所です。全貌をとても把握できては」
田井中次郎:「ん……? えっ……?」何か運命とかすごいワードが聞こえたような気がして二度見する。
雨堂聖理:「ん。バラバラだって言われます」 足を揺らして 「なんか、そういうのしたい! って思ったことができるようになっちゃった感じで……」
涼暮御幸:「シンドロームの分類でさえ、暫定的なものに過ぎません」
雨堂聖理:「だからあたしも操れれば良いんだけど、ホタル……ホタルじゃなくてもいいけど。カラスとか」
林藤はるか:『カラス!かっこいいですね。それに蛍より知能も高そうです』
涼暮御幸:「やってみたら出来た、と言いそうで困るな君は……」
涼暮御幸:「もし出来てしまったら、頼むから報告だけはしてくれ」
雨堂聖理:「なんかシンドロームとか、まだそういうことよくわかってないんだよね……難しい」
雨堂聖理:「それにカラス、可愛いし! 一緒に遊んだりしたいなあ。あ、でも操るってことは遊ぶって感じじゃないのかな……?」
雨堂聖理:「分かった、できたら報告します! できるように祈っててください!」
涼暮御幸:「ああ。祈らせてもらうよ……仕事が増えぬように」後半は小声で。
田井中次郎:「報告といえば……報告だ」
田井中次郎:平たくなめらかな石を拾い上げ、
雨堂聖理:「……あ、そうですね報告。話逸れちゃった」
田井中次郎:「世間話をするために集まったのではないぞ」
田井中次郎:振りかぶり、川面に投げる。
田井中次郎:円盤状の石は、一度も跳ねずに水中に没する。
田井中次郎:「…………」
田井中次郎:「……聞かせて貰おう。何か分かったことはあるか?」
林藤はるか:『よもやま話の“よもやま”は、感じでは四方山と書いて』
林藤はるか:『四方にある山、つまり見渡す限りの広い世界を意味しているんですよね』
林藤はるか:『つまり世間話、ということになります。意味しているところは同じなんです』
雨堂聖理:「へえー」 小器用に足で川底の石を挟み込む
涼暮御幸:「……」
涼暮御幸:「……今のは、第2支部特有の符丁なのでしょうか」
林藤はるか:『?』
雨堂聖理:「よ……っと」 挟み込んだまま脚を抱えこむようにして石を手にし
田井中次郎:「……いや……気にしないでくれ……」
涼暮御幸:「その。申し訳ないのですが、報告内容を正しく汲み取れず……はい?」
田井中次郎:「でも出来たら聞いてやってくれ……喜ぶから……」小声で。
涼暮御幸:「ああ」得心したように。「四方山の範疇ですか」
雨堂聖理:「じゃあよもやまじゃない、事件話しよう! あたしいい? 由比ヶ浜ちゃんのことなんだけど」
涼暮御幸:「すまない。続けてくれ」
林藤はるか:『由比ヶ浜藍さんのことですね』
雨堂聖理:ということで情報項目のことをきちんと共有します
雨堂聖理:「……『願いを叶えるにはもっと力が必要』って言ってたみたいで。いなくなる前に。つまり多分、昨日の放課後だと思うんですけど」
雨堂聖理:「あと、なんか変わったコイン? 持ってたらしいです。たぶん肌身離さずで」
林藤はるか:『コイン!』
雨堂聖理:「ですよね! 林藤さんが追いかけてるアーティファクト」
雨堂聖理:「関係あるかな……?」
林藤はるか:『私が追跡していたアーティファクトもコインでした』
林藤はるか:『変わったコインをいつも持ち歩いている人なんてなかなか見ませんよ!これはかなり確率が高くなってきました』
田井中次郎:「ああ、その件はこちらで調査した……」
林藤はるか:『性質について分かったことがあるんですね』
林藤はるか:田井中くんの周りにふわふわ寄っていく。
田井中次郎:「概ね“フォックスリンカ”の情報通りだ。所有者のレネゲイドを弱体化させるという、それほど使い道の無さそうなアーティファクトだが……」
涼暮御幸:「そうですね。敵に使用するには、コインという形状は不向きです」
田井中次郎:「何か他に、隠された性質があるらしい。更に調べてみる必要があるだろう……」再び水切りを試みる。跳ねない。
雨堂聖理:「レネゲイドを弱体化させる、かー」
林藤はるか:『敵に使う、とかですかね?一応……金沢さんの追跡の際には、私と黒井さんは大雑把にそういう前提で動いていました』
涼暮御幸:「あとは、オーヴァードとしての反応を隠す用途でしょうか?」
林藤はるか:『おお』
雨堂聖理:「ポケットに入れるとかでも良いなら、思わぬ使い方はできるかも? あ、反応を隠すのも確かに」
林藤はるか:『確かに、オーヴァードであることを悟られなければ、色々と潜入に有利かもしれません!頭いいですね!』
涼暮御幸:「ですが、まだこれも符合しません」
涼暮御幸:「隠したいのであれば、奇妙なコインを持つ事実をも隠すでしょう」
雨堂聖理:「あると嬉しい感じかも」 さっき足で拾った石を、えいっと投げる
雨堂聖理:ぼちょん。跳ねずに沈む
林藤はるか:『それも確かに。けれど由比ヶ浜さんはつい最近まで普通の子だったわけですから、そういう訓練はまだなのかも』
雨堂聖理:「それともなかったら、田井中さ……」
涼暮御幸:「……断定は難しそうですか。追加の情報がほしい所です」
雨堂聖理:「……ナイトメアブリンガーさんが言ってた、隠された性質。うん。そっちかもだし」
林藤はるか:『隠された性質があると分かっているだけでも、随分違いますからね』
雨堂聖理:「もうちょっと調べたいですねー」 また足先で川底の石を探る
涼暮御幸:「……そもそも、彼女が持っているのも謎です」
田井中次郎:「……ああ。カース・マスターが奪ったコインを由比ヶ浜藍が持っているとすれば……」言葉を濁らせる。
涼暮御幸:「はい。コインは“カースマスター”の手に渡っていたはずです。複数個あるのか、彼が由比ヶ浜藍に渡したのか」
林藤はるか:『やっぱり海星塾でしょうか?』
雨堂聖理:「海星塾」
林藤はるか:『悪の組織が背後にいるとか、異常な献金があるみたいな話が聞ければよかったんですけど』
林藤はるか:『私が集めた限りだと、おおよそ今わかっている情報の通りのようです』
林藤はるか:『生徒と友人との関係が希薄になった、会話が噛み合わなくなった』
雨堂聖理:「まさしくあたしと由比ヶ浜ちゃんだ」
涼暮御幸:「あの規模の隠れ蓑であれば、一から立ち上げるよりも、頭をすげ替えれば済むのでしょう」
林藤はるか:『ご存知ですか?海星といえばヒトデの漢字表記ですが、ヒトデは体内に血液の代わりに海水をそのまま流していて……』
雨堂聖理:「ヒトデ……?」
涼暮御幸:「……生体系のセルの絡みであると?」
林藤はるか:『いえ、そんなことはないと思いますが』
涼暮御幸:「……???」
雨堂聖理:ぽちぽちスマホをいじる 「……お、ほんとだ。『ひとで』で海星、出てくる。そのまんまじゃん」
林藤はるか:『でも面白いですよね!ヒトデは海水から直接酸素を取り込んでるんです!』
雨堂聖理:「え? でもそれってサカナとかと同じじゃないの?」
田井中次郎:「…………」ごほん、と咳払いをする。
田井中次郎:雨堂さんと涼暮さんに、いつもこうだから分かってやってくれ、というアイコンタクトを送る。
雨堂聖理:「あっ。ご、ごめんなさい。話また逸れちゃってた。えーと……」
涼暮御幸:「失礼。その“海星塾”ですが」
雨堂聖理:アイコンタクトを注意の目線と受け取った!
涼暮御幸:「やはり、講師の彼――赤川清志郎を名乗る男が、“カース・マスター”であるようです」
田井中次郎:「! 既にそこまで……!?」
涼暮御幸:「本名はチィン・リィエン。名が分かれば、多くの情報で照合できます」
雨堂聖理:「……なるほど。塾の先生にFHがいるんだ。チィン・リィエン」
涼暮御幸:そう言って、得られた情報を展開しましょう。
林藤はるか:『すごいですね。さすが生徒会長さんですね』たくさん出てきた証拠を興味深げにふわふわ眺める。
田井中次郎:「……思った以上に、時間の猶予は無いかもしれんな」
雨堂聖理:「……戦闘力が1/8なら」
雨堂聖理:「行けるんじゃない? 奇襲かける感じで……」
涼暮御幸:「彼が持っていればな」
田井中次郎:「……これまでチルドレンをジャーム化させてきた教官が、正体不明のアーティファクトを手に塾で講師をしている……ということか」
雨堂聖理:「……あそうか。今は由比ヶ浜ちゃんが持ってる……かもでしたね」
涼暮御幸:「由比ヶ浜藍に渡して手放していれば、十全な戦闘能力者がまるまる残っている」
林藤はるか:『あからさまに危険ですね。支部長クラスが動けるまで待ったほうがいいでしょうか』
田井中次郎:「当たってはみるが……厳しいかもしれないな。今はどの支部もフルで稼働している状態だ」
田井中次郎:「悠長に機を伺っていれば……手遅れになる可能性がある」
雨堂聖理:「みんな忙しいですもんね。色々事件起こるし」
林藤はるか:『大変ですよね。わくわくします』
涼暮御幸:「わくわく……?」
田井中次郎:「しない……」げっそりしている。
雨堂聖理:「わくわく……」
涼暮御幸:「その。胆力があるとは思います。私は、とても」
林藤はるか:『ふふふ。ありがとうございます』
田井中次郎:「ありすぎるから困るんだ……」頭痛がしている
雨堂聖理:(……っていうか、遠隔操作で安全だから……?) 内心思う
田井中次郎:「とにかく、俺の方で各支部に掛け合ってみよう。だが、直接の影響と被害はまだ小さい。十全な増援は見込めないだろうな……」
田井中次郎:「その間に、追加で調査を頼みたい。情報は少しでも欲しいところだ」
雨堂聖理:「田井中……ナイトメアブリンガーさんの言う通りで、あたし的にも速く事件を解決したいですし」
林藤はるか:『その方が要請も通りやすくなりますもんね』
雨堂聖理:「はい。ばんばん行きましょう!」
涼暮御幸:「そうですね。我々で可能なことに、手を休める必要はありません」
涼暮御幸:適当に石を掴んで、河原へ放る。
涼暮御幸:水面で3度ほど跳ねた。「やれることを、着実に」
雨堂聖理:「あっ、上手」
雨堂聖理:「さすが生徒会長」
田井中次郎:嘘だろ……という顔。
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得・購入判定などが可能
田井中次郎:涼暮さんに ○感服/脅威で取得します。
雨堂聖理:とろ ロイス/林藤はるか/○綺麗/疑念
涼暮御幸:水切りに感服されちゃった
林藤はるか:残念……
田井中次郎:情報収集もすごかったし…
雨堂聖理:調達は大鎚!
田井中次郎:2DX+1>=8 応急手当キット
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 9[6,9]+1 → 10 → 成功
涼暮御幸:購入はどうしようかな
田井中次郎:以上!
雨堂聖理:2dx+3>=14
DoubleCross : (2R10+3[10]>=14) → 7[5,7]+3 → 10 → 失敗
雨堂聖理:4点支払って購入
涼暮御幸:応急かな。能力訓練このシーン使っちゃったし
林藤はるか:涼暮さんが応急なら
林藤はるか:雨堂ちゃんにバディムーヴします。財産を3点肩代わりだぜ
林藤はるか:私は応急手当キットの2個め。
涼暮御幸:節約生活!
林藤はるか:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 3[2,3] → 3 → 失敗
林藤はるか:アヤヤ~ッ!?
涼暮御幸:3dx+5>≒8
涼暮御幸:3dx+5>=8
DoubleCross : (3R10+5[10]>=8) → 9[3,8,9]+5 → 14 → 成功
雨堂聖理:マジかよ!
雨堂聖理:ありがてえ~……財産点損失は1点のみ!
GM:では次のシーンに移ろうか
ミドルフェイズ5
GM:ミドル5。次のシーンも再び情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは雨堂さん。他の人も自由に登場できるぞ。シーン途中からの登場もOKだ。
GM:現在調べられる情報はこれ!
◆風祭 翔〈情報:UGN〉4、12
◆海星塾(2) 〈情報:UGN〉9
◆クラテール・コイン(2)〈情報:裏社会〉〈知識:アーティファクト〉11
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5(1d10->5)(侵蝕率:42->47)
涼暮御幸:侵蝕率+6(1d10->6) (侵蝕率:61->67)
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+1(1D10->1)した (侵蝕率:45->46)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:46->47)
田井中次郎:しんしょくヤバ太郎なので様子見!
涼暮御幸:3つですしね残り
GM:他にもなにか調べたいことがあったら、宣言してくれると項目を作ったりするかも?
涼暮御幸:休んで休んで!
雨堂聖理:落ち着きすぎガールズ
GM:GMの想定では今出てるのを調べれば大丈夫かな~と思って項目は作ってます
雨堂聖理:クラテール・コイン(2) いく! コネあるし
GM:という事で誰が何を調べるか決めたり実際にダイスを振ったりするといいよ
涼暮御幸:風祭くんに挑戦します
林藤はるか:じゃあ私は海星塾ふたつめ!
涼暮御幸:能力訓練:社会使ってUGN。
雨堂聖理:<情報:裏社会>で行きます
雨堂聖理:4dx+2=>11
DoubleCross : (4R10+2[10]>=11) → 9[2,6,8,9]+2 → 11 → 成功
涼暮御幸:6dx+4>=12
DoubleCross : (6R10+4[10]>=12) → 10[1,2,2,8,8,10]+8[8]+4 → 22 → 成功
林藤はるか:ミーミルの覚書をUGNのコネにこねこねして、技能UGN。
GM:強いなあ
林藤はるか:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[1,1,4,9]+1 → 10 → 成功
雨堂聖理:ドヤ……
GM:じゃあ君たちは全てを理解する。情報をはっつけて行きます。
◆クラテール・コイン(2)〈情報:裏社会〉〈知識:レネゲイド、アーティファクト〉12~
所有者からレネゲイドを吸収し複製分裂する機能を持つ。
複製されたコインの所持者は、吸収されたレネゲイドを引き出して使用することも可能。
簡単に言えば、「自分の持つ力を他者に分け与える」アーティファクトである。
◆海星塾(2) 〈情報:UGN〉9
「願いを叶えた」と思われる元海星塾の生徒数名を検査した所、脳に腫瘍が出来ているのがわかった。
人格の変化はこの腫瘍による影響だと思われる。
現時点では命に影響は無いが、このまま放置しておけば病状は深刻なものに成るかもしれない。
現在は七人の生徒が在籍しているらしい。
また、海星塾のある場所がわかった。次のシーンから海星塾に直接向かうことが出来る。
◆風祭 翔〈情報:UGN〉4、12
星辰館高校に所属する男子学生。海星塾の生徒。
成績は可もなく不可もなく、無口で目立たない生徒だったが、
最近になってやたらとお喋りになり、成績も異様に上がったらしい。
クランテール・コインとよく似たコインを持っているのが目撃されている。
その正体はFHの戦闘チルドレン、“グライダー・ダウン”。
崩落戦の際任務として星辰館高校に潜入したが、その後命令を受けること無く、4年間普通の生徒として生活していた。
海星塾では「自分らしく生きたい」「自分と同格の友人が欲しい」と願っていたらしい。
急に性格が変わったように見えたのは、任務から開放され、素の自分を出すようになったからではないかと思われる。
今は恩返しも含めて塾の手伝いをしているらしいぞ。
GM:という事です。追加の項目とかはないので何か質問とかあったら言ってね。
GM:特に無ければ共有のロールとかしたり、いや、直ぐに塾に向かうぜ!って感じなら
GM:共有は宿に向かうついでにやってもいいよ
雨堂聖理:シーン切って改めて、塾向かう感じにしますか
涼暮御幸:そうですね。向かうのは次シーンかな
林藤はるか:そうしましょう
GM:そうです!向かうのは次シーン!
GM:ではさっとシーンを終了しましょうか。
GM:昨日の今日でロイスを取りはしないだろう。購入が可能です。
雨堂聖理:ナイトメアブリンガーさんもいないし……
林藤はるか:応急手当キット買いまーす
林藤はるか:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 4[1,4] → 4 → 失敗
林藤はるか:社会弱者の非ソラリスめ!
涼暮御幸:ボディアーマー狙ってみよう
涼暮御幸:3dx+5>=12
DoubleCross : (3R10+5[10]>=12) → 10[4,7,10]+8[8]+5 → 23 → 成功
涼暮御幸:買えた!雨堂さんにあげる!
雨堂聖理:やった! ありがとう!
雨堂聖理:じゃあちょっとジェネシフトします。2d10くらい
雨堂聖理:2d10+47
DoubleCross : (2D10+47) → 17[7,10]+47 → 64
GM:これでジャーム化しても私は知らないからな~
涼暮御幸:すごい上がった
雨堂聖理:で、コネ:手配師使ってブルーゲイル買う
雨堂聖理:6dx+3
DoubleCross : (6R10+3[10]) → 10[1,1,1,5,9,10]+5[5]+3 → 18
涼暮御幸:また節約できる!
雨堂聖理:残り2点……
林藤はるか:節約バディムーヴ!
田井中次郎:最強のふたり
雨堂聖理:やったー節約ガール! ありがとうございます!
林藤はるか:隠密状態じゃない人と組むと支援しやすくてよい
涼暮御幸:大体の人と相性がいい!
雨堂聖理:わざわざ隠密状態で判定する人なんているのかなあ
GM:では次のシーンに移るよ~
ミドルフェイズ6
GM:ミドル6。ミドル戦闘のシーンになります。シーンプレイヤーは林藤はるかさん。他のプレイヤーも登場可能です。
林藤はるか:ハルーッ
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+3(1D10->3)した (侵蝕率:47->50)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:50->51)
田井中次郎:田井中次郎の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:76->80)
涼暮御幸:侵蝕率+2(1d10->2) (侵蝕率:67->69)
田井中次郎:ヨシヨシ
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+7(1d10->7)(侵蝕率:64->71)
雨堂聖理:高揚してきた
GM:情報収集の結果、海星塾の場所を突き止めた君たちは、急ぎその場所へ向かっていた。
GM:道中で、新たに手に入った情報を共有しつつね。
雨堂聖理:「……あのコインは、力を抑えるっていうよりは」
雨堂聖理:「溜める感じの道具だったみたいですね。で、溜まると増えて、人に分けられるとかで」
林藤はるか:『それが本当なら、とんでもないことですね』
雨堂聖理:最寄り駅で集合し、みんなで歩いている
林藤はるか:『オーヴァードの力を貯蔵して、保存できるということになりますから』
林藤はるか:『電力や石油のようにエネルギー源としても使えるということになります。そういう研究をしていたのかもしれませんね』
田井中次郎:「マスターエージェント級の力を、か……」
雨堂聖理:「へー……賢者の石みたいな感じなのかな」
田井中次郎:結局バックアップの支援はともかく、直接的な増援はほとんど得られなかった。
涼暮御幸:「ブラム=ストーカーの従者が近いのかもしれんな」
涼暮御幸:「分体に力を分け与え、本体の力を落とす。それが外付けで出来るということなのでしょう」
雨堂聖理:「あ、それなら分かる! なるほどなるほど……確かに便利だ」
涼暮御幸:「そして、複数枚存在すると来ている。何枚あるのやら」
林藤はるか:『力を分け与えられるということは、生徒に願いを叶える力を与えることもできるんでしょうか?』
林藤はるか:『カース・マスターは自分の目的のためにコインを使うような口ぶりではありませんでした』
雨堂聖理:「願いにもよるんだろうけど……パワーが欲しいとかなら、まあ。そういうオーヴァードはいっぱいいますよね」
田井中次郎:「レネゲイドの力が、願いを叶える為のものだとしたら……そうだろうが」やや皮肉っぽく言う。
林藤はるか:『正体が海星塾の教師で、赤川先生として言っていたことが嘘ではないのなら、生徒に力を配布しているかもしれないですよね』
涼暮御幸:「一般的な願いにアクセスしやすくなるのは事実でしょう」
涼暮御幸:「生徒らが一般人であるのならばですが。レネゲイドの侵蝕は、身体能力も、感覚器官も、精神作用も、社会能力さえ強化します」
林藤はるか:『脳局所症状という症状をご存知ですか?』
田井中次郎:「? しらない」
涼暮御幸:「いえ。お恥ずかしながら存じ上げません」
雨堂聖理:「脳……脳局所症状?」
林藤はるか:『脳腫瘍によって引き起こされる症状のひとつで、脳内に発生した腫瘍が周辺部位を圧迫して阻害することが原因で――』
林藤はるか:『例えば手足が麻痺したりだとか、言語や知覚に障害が出たりします』
林藤はるか:『異常に怒りっぽくなったり、逆に無気力になったりします。極端な例では、ホルモンの分泌異常で体型に変化が現れたりもします』
田井中次郎:「…………」いつもの豆知識とは違うものを感じ取り、「何か、関係が?」
涼暮御幸:「……それが四方山であることを祈りたい私が居ますが」
林藤はるか:『病院のスタッフに協力してもらって、検査しました』『海星塾で“願いを叶えた”生徒にその症状があります』
雨堂聖理:「……」 後半に語られた、性分の変化には思い当たる所がある。つまり
雨堂聖理:「脳に……腫瘍が?」
涼暮御幸:「……そうですか」
林藤はるか:『つまり性格の変化は物理的なものであるということです。脳腫瘍が現れているんです。全員に』
田井中次郎:「ッ……!」思わず、足を止める。
雨堂聖理:「全員……」 もちろん、彼女とて例外ではあるまい。知れず、視線が落ちる
涼暮御幸:「……それは。生徒の願いの代償としては、いささか悪性ですね」
林藤はるか:『もちろん、医学的にはそんな兆候がなかった人達ばかりです。エフェクトで脳腫瘍を生み出して、人格を改変しているということですね』
田井中次郎:「……許されるのか、そんな事」顔を歪め、
田井中次郎:「奴の目的が何であろうと……何も知らない子供を、利用して……!!」声を荒げる。
雨堂聖理:「えっ……あ、そうか。力が与えられたからその代わりに脳腫瘍とかじゃなくて、脳腫瘍で力を……!?」
田井中次郎:「くそっ……!!」ぎり、と強く拳を握り締める。
雨堂聖理:表情が険しくなる 「……治せないのかな、そういうのって。なんかすごい……オーヴァードのお医者さんとか。いるんだよねUGNにも」
林藤はるか:『いるかもしれません。少なくとも今回症状が判明した人達は治療を受けることになると思います』
涼暮御幸:「しかし、もしもそれが、呪いを得意とするマスターエージェントの呪いによるものであれば」
林藤はるか:『ただ、エフェクトによる攻撃だとすれば、本体を倒さない限り根本的な解決にならない場合も多いです』
涼暮御幸:「はい。困難やもしれません」
雨堂聖理:ふー、と息を吐く 「……そっか。なるほど。分かった。じゃあ簡単だ」
田井中次郎:「……肉体の問題だろうと、エフェクトや呪いであろうと……カース・マスターは一刻も早く排除するべき、か」
田井中次郎:大きく深呼吸して、精神を整える。
雨堂聖理:「FHを倒して、みんな助ける。……UGNのいつものお仕事ですよね?」
涼暮御幸:「言うは易しだがな。相手はマスターエージェントだ」
涼暮御幸:「生半可な決意では挑めんよ」
林藤はるか:『それに雨堂さんは元々第七地区のイリーガルなんですよね?大丈夫なんでしょうか』
林藤はるか:『支部長への通達とか』
雨堂聖理:「そうは言っても、なんていうか……やるしかないじゃないですか。もしダメだったら逃げるけど……」
雨堂聖理:「……ダメじゃないかどうかは、結局当たってみないとですよ」
田井中次郎:「いや、こちらで連絡したが……」雨堂さんの顔を見て、通話の結果を思い出し、目を逸らす。
雨堂聖理:「あ、あたしの支部長の方は大丈夫です! あたしあんまり構われたりしてないし」
雨堂聖理:手を振って 「支部長、怒ったりしてませんでした? いつも怒ってるんですよ。すごい怒ってるの。すみません、ナイトメアブリンガーさん」
田井中次郎:「怒ってた……」思い出して蚊の鳴くような声で言う。
林藤はるか:『怖いですもんね第七支部長』
林藤はるか:『第二支部の支部長は見た目怖いですけど優しいんですよ』
涼暮御幸:「そうなのですか?厳格で実直でこそあれ、然程その様な印象は」
雨堂聖理:「やっぱり……なんかごめんなさい。ホントなんであんなに怒ってられるんでしょうね。なんか体の中にエンジンがあるのかな……」
雨堂聖理:「あー、確かに支部長、UGNのちゃんとした人にはそこまで怒んないかも……」 異国よりやってきた、射手の少年を思い出す
雨堂聖理:「権力に弱いのかな……?」
林藤はるか:『そうかもしれませんね。権力で対抗しましょう!』
田井中次郎:「権力……」皆無。
涼暮御幸:「対抗?そのような権力構造が?」
雨堂聖理:「でも相手は支部長だし……」
林藤はるか:『雨堂さんは向いていると思いますよ。物凄く正義感が強いので』
林藤はるか:『クラスの友達のためでも、なかなかそこまで出来ないと思います。こだわるタイプの人なんでしょうか?』
雨堂聖理:「え、ホントですか!」
雨堂聖理:「へへ……だといいなあ。別にこだわるとかじゃなくて、なんていうか、やるって決めたことはやらなきゃって思うだけで……」
雨堂聖理:「ほんとは学校にも行かないで、UGNエージェント、なりたかったんですけどね。ダメって言われちゃって」
林藤はるか:『ますます珍しいですね。何か目標とかあるんですか?』
林藤はるか:『……。夢とか。海星塾みたいな話になっちゃいますけど』
雨堂聖理:「え?」 目を丸くして 「目標って……それは」
雨堂聖理:ちょっと考えて 「……人を助けたい、かなあ。普通ですよ、普通」
林藤はるか:『人を助けることが目標なんでしょうか?褒められたり尊敬されたりとかではなく?』
雨堂聖理:「ううーん。そういうのはあんまり……褒められたり尊敬されたりしたらもちろん嬉しいけど」
林藤はるか:緑色に光る。
雨堂聖理:その光に少し目を細め 「……FHっていう、本当にひどい人たちが世の中にはいて。普通の人じゃあどうしようもないひどいことがあって」
雨堂聖理:「そういうことから人を助けたり守ったりしたくて」
雨堂聖理:「多分それが、あたしの意味だと思ってて……」
林藤はるか:『へえーっ』
雨堂聖理:「……」 頬を掻き 「あはは、また話逸れちゃった。林藤さん話し上手だから」
林藤はるか:『いえ。とても興味深い話でした!到着まで無言でも寂しいですしね』
林藤はるか:『ありがとうございます。雨堂さん、面白い人ですね』
雨堂聖理:「面白いなんて、そんな。普通じゃないですか? こういうのって。みんなそう思ってるでしょ?」
雨堂聖理:「生徒会長も、ナイトメヤ……ナイト……ブリンガーさんも」
林藤はるか:『私は思ってませんよ』きっぱり言う。
雨堂聖理:「え」
林藤はるか:『私は別に相手がひどいから怒っているのではなくて、私の好きな人を助けたいからやってるんです』
林藤はるか:『どうにもならない理不尽や悪意に怒ってばかりだと疲れちゃいますからね。だからちゃんと怒れる人を尊敬してます』
雨堂聖理:「……あ、ああ。そういう意味だ……へえー」
林藤はるか:『だから雨堂さんは田井中さんにちょっと似てると思ったんですけど、やっぱりちょっと違いますね……』
林藤はるか:頭の周りをひらひらと飛ぶ。
林藤はるか:『どこがというのは、分からないですけど』
雨堂聖理:「林藤さんはなんか……不思議だなあ。怒ってると疲れて……うん、確かに疲れるときもあるけど」
雨堂聖理:くるくると光を目で追い
雨堂聖理:「ブリンガーさんも、なんか正義感強そうですもんね」
雨堂聖理:妥協案の呼び方をしつつ 「生徒会長はどっちだろう……怒る派? 怒らない派?」
田井中次郎:「……俺は……」口を開いてから、自分でも意外そうな顔をして。「……どうなんだろうな」
田井中次郎:「余りそういうことを……考えたことが無かった」
涼暮御幸:「……私は、怒らないように心掛けている」
涼暮御幸:「君たちがやってくれるからな。極力冷静に采配する者が居たほうがいいだろう」
雨堂聖理:「へー。ブリンガーさん、直感派なんですかね」
雨堂聖理:「……生徒会長はさすがだなあ。女帝って言われるだけあります。冷静ー」
涼暮御幸:「その呼び方は……」咎めだてようとして。「いや、いいか」
田井中次郎:「…………」考え込んでいる。
涼暮御幸:「私まで呼び名に執着せずとも……む。ここか?」
林藤はるか:『住所ではこの辺りですよね』
雨堂聖理:「あ。そうですね」 背負ってた通学リュックを手に持つ
田井中次郎:「……海星塾」
涼暮御幸:「どうやら、退屈しのぎはここまでのようですね」
林藤はるか:雨堂のリュックの中にさっと隠れる。
GM:その通り。そんな話をしていると、君たちの前に情報収集で得た外見と同じような建物が現れるよ。
涼暮御幸:「とは言え、じきに喧しくなるでしょう。向こうには“グライダー・ダウン”がいるやもしれませんから」
林藤はるか:『どんなエージェントなんですか?』
雨堂聖理:あっ、リュックの中は分解した大鎚とかショットガンとか弾薬とかワイヤーとかピッキングツールとか色々入ってるけど気にしないでね
林藤はるか:『ひえーっ』
林藤はるか:すぐに驚いて出てきます。田井中くんのコートのポケットに隠れる。
田井中次郎:「“フォックスリンカ”……!?」
涼暮御幸:「ああ、彼は……む。何か?」
林藤はるか:『いえ、なんでもないです。“グライダー・ダウン”がいるんですよね?』
GM:外見は普通の一軒家と同じだ。表札の代わりに、海星塾と書かれた控えめな大きさの看板?みたいなのが出ている。
雨堂聖理:「ん?」 声の発生源を目で追って 「……あ、ビックリさせてごめん……うんうん。敵の話聞かせて」
涼暮御幸:「崩落戦時に指揮系統が寸断され、現在まで指示なく孤立していたエージェントだ」
GM:情報によると、この時間には講義があるはずだが……中に人の気配は感じません。
涼暮御幸:「どうにも“先生”と接触し、彼のために放縦に生きるようにしたようだが……無人か?」
田井中次郎:「……何にしても、ここで動けるのは俺たちしかいない。生徒たちを助けられるのはな」
田井中次郎:「……やるしかない。俺は一人でも行く」
涼暮御幸:「……いえ。援護します」
雨堂聖理:「えっ、というかどう考えても一人で行く流れではなかったのでは……?」
GM:中に入るとやはり人はいない。ただホワイトボードや、授業に使うレジュメなど、講義の準備はしてある。
涼暮御幸:「……これは。我々を察知して、離脱を?」
雨堂聖理:中に入ったならショットガンをリュックから手に取り出して持っている 「……支部でも確か、任務を降りて良いって言ってましたけどー……」
GM:と、言う感じで、皆が中に入った後。
雨堂聖理:「絶対あたし抜けてたら困ってたと思いまーす……んー」
田井中次郎:「しかし、相手はだな……」警戒しつつ建物内を進んでいく。
GM:コツコツと、誰かが階段を降りてくる音がします。
田井中次郎:「……!」
雨堂聖理:銃口を向ける
赤川清志郎:「ああ……今日は生徒は……誰も来ないと思っていたのですが……」
田井中次郎:咄嗟に全身を影にして隠れます。
赤川清志郎:「その通りでしたね……見学の方というわけでも……なさそうだ……ふふ……」
林藤はるか:廃ビルで見たカース・マスターと同一人物ですか?
涼暮御幸:髪飾りを手に取って。
雨堂聖理:目線はその人物に向けたまま、生徒会長に聞く 「この人?」
GM:あの時は一応、覆面を被っていたので顔はわからないんですが
林藤はるか:そういえばそうだった。じゃあ背丈とか声!
GM:まあ林藤さんの知覚能力なら同一人物だとわかって問題ないでしょう
林藤はるか:ヤッタネ
林藤はるか:『……少なくともあの時のカース・マスターは』コートの中で声を発する。
林藤はるか:『この人です。間違いありません』
カース・マスター:「人間の方の……自己紹介は……要らないようですね。ええ、はい」
カース・マスター:「はじめまして。こんにちは。カース・マスターです今の声は……あの時の虫さんかな?」
涼暮御幸:「本当に……マスター・エージェント」
林藤はるか:『はい。またお会いしましたね』
田井中次郎:ずず、と小さな影のままゆっくりと床の隅を滑り、カース・マスターの背後へ回り込んでいく。
カース・マスター:「やっぱりあの時……逃しちゃいけなかったみたいですね……星の話といい……勉強になりました……」
雨堂聖理:「そうなんだ。なるほど」 引き金を引こうとして、田井中さんの動きに気付き、止める
林藤はるか:田井中くんのポケットから出て、蛍光灯に溶け込むような光で光っている。
カース・マスター:「ああ……止めておいたほうがいいですよ……それ……見えてるので……」
GM:では、背後に回ろうとした田井中くんですが
GM:君はいつの間にか影の中から出て、涼暮さん雨堂さんの後ろに戻っていることに気づきます
田井中次郎:「……ッ……!?」
田井中次郎:唖然として自分の身体を確認する。
涼暮御幸:「レネゲイドの弱体化の、作用範囲がそこまで……?いや、別の要因……?」
田井中次郎:(何をされた……!?)
雨堂聖理:「……」 その事態に内心で動揺するが、銃を構える手は揺るがない
カース・マスター:「……一応……聞いておきますが……ふ……僕に構っていて……いいのですか?」
林藤はるか:『どういうことですか?』
カース・マスター:「虫さん……いえ……林藤はるかさん……でしたか……」
カース・マスター:「貴女は……ふ……知っているでしょう……僕よりずっと危険なオーヴァードが……この街には大勢います……」
カース・マスター:「“スターゲイザー”、“荒天龍”、“マスタープラント”……彼らが出した被害は……数百数千に上ります」
林藤はるか:『そう主張するなら、自分が今何をしているのかも説明できますよね』
林藤はるか:『あなたが他のオーヴァードよりもずっと安全であるかどうか、あなたの行動を証明してもらうまでは分かりませんから』
林藤はるか:『塾生徒に生じた脳腫瘍はあなたの行動によるものですか?』
カース・マスター:「賢い虫さんなら……聞かなくてもわかっているでしょう……?」
カース・マスター:「まあ……その通りですが……」
カース・マスター:「でも……彼らは……後悔していないと思いますよ……彼らの願いに……『長生きしたい』なんて……含まれていませんでしたから……ふ……」
雨堂聖理:「……言葉が通じるなら聞きたいことはあるんだけど」
カース・マスター:「はあ……なんですか?」
雨堂聖理:その言葉に奥歯を噛み締め 「今日は生徒は誰も来ないと思ってた、って、何で? 生徒はどこかに行ったの?」
カース・マスター:「さあ……ふ……僕は来るように言ったんですが……」
カース・マスター:「一人……コインを欲しがっている生徒が……居ましてね……ふ……もしかすると……」
カース・マスター:「集めて回っているかもな、と……私でも……コインは……7枚配る所までが……精一杯だったので……」
カース・マスター:キン。コインを弾く。“クラテール・コイン”。力を分配するアーティファクト。
林藤はるか:『今、塾の在籍生徒は七人です』
雨堂聖理:「……奪い合ってるってこと? たくさん手に入れればもっと力が手に入ると思って」
林藤はるか:『塾生の人数分、力を分割していると見て間違いありません――』
カース・マスター:「殆どの生徒は……コインを与えるまでもない……少し……ふ……『真剣になってもらう』だけで済むのですが……」
カース・マスター:「今いる七人は……それだけでは……不十分だったようなので……ふ……」
涼暮御幸:「奪い合いか、一方的な強奪かは分からんがな……一つだけ、分かったことはある」
カース・マスター:「少し力を貸しました……まあ……それでも駄目な生徒が……どうするかというのは……ふ……ふふ……」堪えきれないと言った様子で、肩を震わせながら笑う
涼暮御幸:「貴様を見逃す理由はないことだ」羽飾りが展開し、刺突剣へ。
田井中次郎:「……カース・マスター。お前の目的は、何だ」怒りを押し殺し、口を開く。「何のために彼らを利用している」
カース・マスター:「嫌だな……利用なんて……僕はただ、彼らを助けたいだけですよ」
田井中次郎:「……助ける、だと?」
カース・マスター:「全ての願いには価値がある。だからせめて……私の目に入った範囲では、叶えさせてあげたい……」
田井中次郎:「その結果、人格を捻じ曲げられ、命を落としてもか」
カース・マスター:「ふ……死んで行く人間など……元から……その程度の力しか無かったということ……」
カース・マスター:「本当に必要な人間なら、私に心を惑わされることも、死ぬこともない」
涼暮御幸:「神でも気取るつもりか。傲慢な」
涼暮御幸:「私が貴様の速やかな死を願えば、貴様はそれを叶えるのか?」
カース・マスター:「ふ……願いは自分の力で叶えるものですよ」
涼暮御幸:「……そうか。性に合っているよ」
涼暮御幸:剣を構え直して、向き直る。
カース・マスター:「見逃しては……くれませんか……しっかり説明した……つもりなんですが……」
カース・マスター:「残念です……では私も……努力しましょう……生徒たちのためにも……」
カース・マスター:「ここで死ぬわけには行きませんからね……ふ……」
GM:という事で
GM:ミドル戦闘を開始します
雨堂[12] 涼暮[1] 田井中[8] 林藤[10]
5m
カースマスター[1]
GM:君たちは一つのエンゲージに固まっています。敵はカース・マスター一人。距離は5mです。
GM:セットアップに入りましょう。何かある人!
涼暮御幸:なし
林藤はるか:ないでーす
雨堂聖理:ないぞ!
田井中次郎:行動値1…アクセルいらないな…なし!
GM:では最初に雨堂さんの番かな
雨堂聖理:そうとも! マイナーで移動してメジャーで攻撃。《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》です。
雨堂聖理:武器はショットガン
涼暮[1] 田井中[8] 林藤[10]
5m
雨堂[12] カースマスター[1]
雨堂聖理:攻撃すっぜ!
雨堂聖理:7dx8+1
DoubleCross : (7R10+1[8]) → 10[2,3,4,5,6,7,8]+10[10]+4[4]+1 → 25
カースマスター:ガードします。
雨堂聖理:3d10+7
DoubleCross : (3D10+7) → 17[7,6,4]+7 → 24
雨堂聖理:諸々有効
GM:ちょっぴり喰らいます
雨堂聖理:でしょうね!
雨堂聖理:「……あのさ。もう一つ聞きたいんだけど」
カースマスター:「はあ……なんですか?」
雨堂聖理:「多分生徒の中に由比ヶ浜ちゃんって子が、
雨堂聖理:と、話している途中で当然のように引き金を引く。銃口に開いた極小の魔眼により、その速度は通常の散弾よりも速度を増して襲いかかる。
雨堂聖理:のみならず、それは牽制である。銃撃と同時に身を低く駆け出した雨堂は、排莢しつつカース・マスターの懐に飛び込み、次撃。引き金を引く。接近距離での散弾。
カースマスター:「痛いなあ」
雨堂聖理:「……ッ」 さらに撃ち込むことも考えたが、相手の動きが『なさ過ぎる』。感覚的な不穏を悟り、警戒距離へ
カースマスター:衝撃でわずかに体が浮くが、それだけだ。身体から弾かれた散弾が、チリンチリンと音を立てて地面に落ちる。
カースマスター:「虫さんといい……嘘つきさんが多いですね……UGNは……」
雨堂聖理:「……ダメだ」 (もっと出力を上げないと……!)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5(侵蝕率:71->76)
GM:次は林藤さんの手番です
林藤はるか:私はもちろん待機。やることがないのだ
GM:では田井中くんの手番!
田井中次郎:マイナーで移動して接敵、メジャーで≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫!
GM:こいっ
涼暮[1] 林藤[10]
5m
雨堂[12] 田井中[8]
カースマスター[1]
田井中次郎:8DX7+1
DoubleCross : (8R10+1[7]) → 10[1,2,3,5,9,9,9,9]+10[1,1,6,7]+1[1]+1 → 22
カースマスター:ドッジします。
カースマスター:同時に、Dロイスの効果を使用。
田井中次郎:えっえっ
カースマスター:『賢者の石』の効果を3つ使い、C値を-6します。
涼暮御幸:???
田井中次郎:ハァーーッ!?
林藤はるか:3つ!?
雨堂聖理:?
カースマスター:7DX4+2
DoubleCross : (7R10+2[4]) → 10[1,2,4,7,7,7,10]+10[4,5,6,8,10]+ 10[2,3,9,10,10]+10[3,3,10]+1[1]+2 → 43
カースマスター:避けました。
田井中次郎:ふざけんなこいつ!
林藤はるか:アヤヤ~~ッ!?
田井中次郎:「『全ての願いには価値がある』、か。確かにその通りだ」
田井中次郎:身体と影との境界が曖昧になり、全身が黒く染まっていく。
田井中次郎:「だが、他の願いを踏みつけにする願いだけは、許されてはいけない」
田井中次郎:「たとえ力が無かろうと。分不相応な願いだったとしても」
田井中次郎:田井中の全身が影に沈んでいく。膨張した黒影が床と壁すべてを黒く覆い尽くす。
カースマスター:「"ナイトメアブリンガー”ですか……貴方は少し強そうだ……この状態だと……」
カースマスター:「3つ……必要かな……」
田井中次郎:巨大な影が、カースマスターを包囲する。
カースマスター:影に向かって手を掲げる。身体が泡立ち、内側から3つ。
田井中次郎:「その価値を決める権利は、お前には無い!!」
田井中次郎:カースマスターに向け、全方位から鋭利な影の棘が放たれる。
田井中次郎:回避不可の一撃だったはず。だが――。
カースマスター:光り輝く水晶が現れる。同時に凄まじい、レネゲイドが周囲に溢れ出し
カースマスター:向かってくる影、その全てを光で塗りつぶす。
田井中次郎:「――!!」
田井中次郎:影を剥ぎ取られ、元の姿の田井中が姿を晒される。
雨堂聖理:「!?」 突然の光に、顔を僅かに俯かせて前髪を幕とする
涼暮御幸:「……な」
涼暮御幸:「……今の。何が……!?」
田井中次郎:「それは……! その力は……!!」愕然と、カース・マスターを見る。
カースマスター:「そうですね……貴方の言う通り……願いの価値を決めることなど……私には出来ません……」
林藤はるか:『レネゲイドを……う、打ち消した……?』
カースマスター:「ですが……私を倒せるかどうかは……ふ……力で決まるのですよ」
田井中次郎:侵蝕率80>87
涼暮御幸:「いや、打ち消しではなく……出力だけで、相殺を……?」
カースマスター:カースマスターの身体から現れたのは、賢者の石。
カースマスター:体表が変化し、更に四つの賢者の石が身体の中から現れる。計七つ。
雨堂聖理:「賢者の石が……な。」
雨堂聖理:「7、個……!?」
林藤はるか:『ぜ、絶対……あり得ません……』
林藤はるか:『一人のオーヴァードで耐えられるはずがない……』
涼暮御幸:「馬鹿な……それでは、まるで」
涼暮御幸:「……悪夢だ」
カースマスター:大N市で生まれた、FH最強の濃縮体。最悪の呪いの正体は
カースマスター:『賢者の石の適合者』を濃縮して生み出された怪物的オーヴァードだ。
GM:次は涼暮さんの手番です
涼暮御幸:マイナーで《縮地》。カースマスターのエンゲージの15m右へ。
涼暮御幸:侵蝕率+2 (侵蝕率:69->71)
林藤[10]
5m
雨堂[12] 田井中[8]
カースマスター[1] 15m 涼暮[1]
涼暮御幸:オートでスネークブレードを起動して、
涼暮御幸:メジャーは『五大力恋緘(ごだいりきこいのふうじめ)』。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
涼暮御幸:能力訓練:白兵も使用。
涼暮御幸:13dx7+1
DoubleCross : (13R10+1[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,5,6,8,10,10,10]+10[3,7,8,10]+ 10[8,9,9]+5[4,4,5]+1 → 36
カースマスター:うっ、やるな……!でもドッジします
カースマスター:先程と同じく、賢者の石の効果を3つ使用。
カースマスター:7DX4+2
DoubleCross : (7R10+2[4]) → 10[1,3,4,8,9,9,10]+10[3,4,4,6,8]+10[1,2,5,8]+ 10[1,7]+10[10]+10[5]+2[2]+2 → 64
カースマスター:避けました。
涼暮御幸:この野郎……
雨堂聖理:やるなじゃねえよ!
林藤はるか:ヒエーッ
田井中次郎:ふざけんな!
涼暮御幸:その場からかき消えて、彼の側面を取る。
涼暮御幸:(知覚範囲以外からの狙撃であれば――)
涼暮御幸:白刃が閃く。空間接続による、刺突剣でのノーモーションの狙撃。
カースマスター:転移から攻撃に移る、僅かな時間の間に君は気づく。
カースマスター:カースマスターの目が君を追っている。
涼暮御幸:「……!?」
カースマスター:体を捻り、刺突を避ける。現象として起こるのはそれだけだが
カースマスター:それがどれほど異常な事か、君は理解している。肉体と知覚の超強化。万能の成功要素、賢者の石のなせる技だ。
涼暮御幸:《熱感知知覚》による異能の眼で、その異常を完全に捉えているが。
涼暮御幸:理解の外にある。彼の姿は、灼かれる程に眩しい。
涼暮御幸:侵蝕率+5 (侵蝕率:71->76)
涼暮御幸:「こんなものが、あってたまるか……!」冷や汗を流して。
GM:では次はこちらの手番!
カースマスター:「……やりますね……UGNも……思った以上に……」
カースマスター:「最後まで持つか……心配になってきたな……」
GM:マイナーはなし。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》
GM:林藤はるかさんを狙います。
カースマスター:判定前に賢者の石の効果を使用。
カースマスター:C値を-2します。
カースマスター:7DX6+2
DoubleCross : (7R10+2[6]) → 10[4,4,4,5,7,8,9]+10[2,7,9]+4[1,4]+2 → 26
林藤はるか:はるーっ!
カースマスター:あっ避けられるこれ
林藤はるか:《リフレックス:エンジェルハィロゥ》《神の眼》でがんばって避けます。
林藤はるか:4dx8+15>=26
DoubleCross : (4R10+15[8]>=26) → 10[2,3,4,9]+5[5]+15 → 30 → 成功
林藤はるか:ハルハルーッ
田井中次郎:最強!!
GM:やるなあ
カースマスター:――バンッ!
カースマスター:突然、君たちの後方の壁に巨大な穴が開く。凄まじい音と衝撃を発しながら打ち出された学習机が、道路の向こうで砕けているのが見える。
林藤はるか:『……っ』いつものように会話で気を引くことも出来ない。
雨堂聖理:思わず目をそちらに向ける。敵を前に視線を外すことなど、普段の雨堂ではあり得ない。
林藤はるか:かろうじて回避している。予測して避けたわけではなかった。
林藤はるか:『…………こ、これで』
林藤はるか:『1/8ですか?そんなわけないですよね』
カースマスター:「狙いは正確だったと思うのですが……どうやら貴方とは……相性が悪いみたいですね……虫さん……」
田井中次郎:「林藤……!」
林藤はるか:『ふ、ふふふ』
林藤はるか:『的が小さいのが自慢ですから』
涼暮御幸:「今の……空間を直接繋げて……?」
涼暮御幸:「いや。速度だけ、で……?」
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+3した (侵蝕率:51->54)
カースマスター:「すみません……世界を重ねるだとか……時間を捻じ曲げるだとか……命を作り出すだとか……そういう特別な力は……僕には有りませんので……」
カースマスター:「まあ……別に負けるとも……ふ……思いませんが……」
涼暮御幸:(呪いの熟達。敵を呪う、術士だとばかり……)
涼暮御幸:(世界に対する、呪いだとでもいうのか。これは)
GM:クリンナッププロセスを挟んで、セットアップ。
雨堂聖理:ないよ!
涼暮御幸:ないです!
林藤はるか:あ、待機手番で動いていいですか
林藤はるか:田井中くんや雨堂ちゃんのところまで戦闘移動したーい
雨堂聖理:あっそうだそうだ。林藤さんを忘れるな
GM:どうぞどうぞ!
雨堂[12] 田井中[8] 林藤[10]
カースマスター[1] 15m 涼暮[1]
林藤はるか:(賢者の石一つだけでも、生み出す結果は予想できない)
林藤はるか:(それが七つ。勝てない。このままだと死ぬ……んでしょうか?)
林藤はるか:逃げるのではなく、田井中くんの懐にまで飛来します。
林藤はるか:『死ぬのはいやですよね』
GM:OK!
GM:では改めてセットアップ!
林藤はるか:セットアップもない!
田井中次郎:なし!
雨堂聖理:ないぞ!
涼暮御幸:なきなき
GM:こちらもないです
GM:ということでイニチアシブを挟んで雨堂さんだ!
雨堂聖理:残念ながら変わったことはできない。追いジェネシフトもちょっと怖いしな……! 《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》。ショットガンで、対象はカース・マスター。
雨堂聖理:7dx8+1
DoubleCross : (7R10+1[8]) → 10[4,4,4,6,8,8,9]+5[3,5,5]+1 → 16
雨堂聖理:へにゃへにゃ
カースマスター:ガードします
雨堂聖理:舐めてくれる……!
GM:ダメージどうぞ!
雨堂聖理:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 11[10,1]+7 → 18
カースマスター:少し受けます
雨堂聖理:実のところ、賢者の石はオーヴァードとしての知識に乏しい雨堂が、ほとんど唯一正しく認識している『脅威』である。
雨堂聖理:ただ一つでも、それがどれほどの出力をもたらすか、雨堂は身を持って知っている――それが、7つ。
雨堂聖理:(……だとしても)
雨堂聖理:引き金を引く。動揺と、あるいは畏れで照準がブレていたとしても。『自分の銃撃は命中した』という事実に拠って。
雨堂聖理:事実、散弾は命中し、多少の傷を負わせているはずだ……!
カースマスター:「痛いですよ……」他の二人に対してとは違い、回避行動は取らない。
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5(侵蝕率:76->81)
カースマスター:ただの銃撃が自分を殺せるはずなど無いと確信している。
GM:イニチアシブを挟んで林藤さんの手番です
林藤はるか:当然待機!他の二人に攻撃が来たら守るぞ
GM:では次!田井中くんの手番!
田井中次郎:マイナーなし、メジャーで≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫!
田井中次郎:8DX7+1
DoubleCross : (8R10+1[7]) → 10[1,2,2,3,5,10,10,10]+10[2,5,9]+2[2]+1 → 23
カースマスター:ガードします。
田井中次郎:3D10+6+2D10 ダメージ!
DoubleCross : (3D10+6+2D10) → 28[9,10,9]+6+7[3,4] → 41
GM:高いな!結構貰います!
田井中次郎:「見方を変えろ。これは僥倖だ。またとない好機だ」周囲に、というより、自分に言い聞かせるように。
田井中次郎:「奴は今、周囲に力を分け与え、格段に弱体化している」
田井中次郎:「此奴を殺せるのは、今を逃せば二度とは無いかも知れん……!」
林藤はるか:『本当にできるんでしょうか。出力の底が全く分かりません!』
林藤はるか:『私の能力でも田井中さんを守れるかどうか……!』
田井中次郎:影の装甲に覆われた腕から、黒炎が噴き出す。
田井中次郎:「それでも、やるしかないんだ!!」
林藤はるか:『……!』
田井中次郎:業火を撒き散らす腕を、思い切り振りかぶり、
田井中次郎:「オオオオオォッ!!」
田井中次郎:咆哮と爆炎と共に、拳を叩き込む!
カースマスター:再び手をかざし、影を打ち消そうとするが
カースマスター:先程の光は現れない!炎に包まれた拳がカースマスターの身体に打ち込まれるぞ!
田井中次郎:「――届いたぞ……! カースマスター……!!」
涼暮御幸:「決めたのか……!?」
田井中次郎:侵蝕率87>94
カースマスター:「……ッ!っと、ふ……まだ折れませんか……私の見立てだと……」
カースマスター:「もうとっくに……諦めているものかと……ふ……」
涼暮御幸:「……すごいな」思わず呟いて。
カースマスター:「嫌いです……“ナイトメアブリンガー”……貴方のような人は……」
雨堂聖理:「……誰がそんなの。実際、ブリンガーさんの言う通り」 排莢し、真っすぐに睨む
雨堂聖理:「弱ってる奴は弱ってる内に……殺せないと」
GM:まだ倒れません。涼暮さんの手番です
涼暮御幸:マイナーで《縮地》。エンゲージに突入。スネークブレードの効果を解除。
涼暮御幸:侵蝕率+2 (侵蝕率:76->78)
雨堂[12] 田井中[8] 林藤[10] 涼暮[1]
カースマスター[1]
涼暮御幸:メジャー《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
涼暮御幸:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[1,1,1,1,1,3,4,4,6,7,8,8,9,9]+5[1,3,3,4,5] → 15
涼暮御幸:うわっ
林藤はるか:ヒエーッ
林藤はるか:《妖精の手》!
カースマスター:これはドッジ出来るかなー
涼暮御幸:ありがたく!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+4した (侵蝕率:54->58)
カースマスター:ではその妖精の手を《レネゲイドディゾルバー》で打ち消します
田井中次郎:クソ野郎!!
涼暮御幸:最低……
林藤はるか:アヤヤーッ!?
雨堂聖理:キッチリしてやがる!
カースマスター:更に《万象の虹》でコピー
林藤はるか:最強の敵だ……
雨堂聖理:あっこら
林藤はるか:ヒエーッ、ヒエーッ!
カースマスター:ドッジします
涼暮御幸:最低の最低……!
林藤はるか:待った!
林藤はるか:バディムーヴは打ち消せないしコピーできないぜ!
GM:そのとおりだ……!
林藤はるか:涼暮さん、この達成値3を受け取ってくれ
涼暮御幸:じゃあ達成値18!
カースマスター:では改めてドッジします。
カースマスター:7DX
DoubleCross : (7R10[10]) → 7[2,3,4,6,6,6,7] → 7
カースマスター:《妖精の手》
カースマスター:1DX+10
DoubleCross : (1R10+10[10]) → 8[8]+10 → 18
カースマスター:回避します
涼暮御幸:ロイス切ります
田井中次郎:ふざけんなこいつ!!
雨堂聖理:ヒェーッ
涼暮御幸:-敵/カースマスター/尽力:○/脅威/ロイスで取得して昇華。
GM:ぎえーっ
涼暮御幸:1d10+18
DoubleCross : (1D10+18) → 5[5]+18 → 23
GM:覚悟の勝利だ……!ダメージを受けます
涼暮御幸:3d10+33 装甲有効
DoubleCross : (3D10+33) → 20[4,7,9]+33 → 53
GM:まだ立ってます
涼暮御幸:マジで……?
田井中次郎:ウソだろ……
林藤はるか:強すぎる
雨堂聖理:耐えるのか
涼暮御幸:(――位置取りが読まれるのであれば)再び転身。
涼暮御幸:カースマスターへと肉薄する。僅かな狙撃のラグが消えるからだ。
涼暮御幸:彼の動き出しを、熱の眼で捉える。回避の挙動を読み、刺突を試みた。
涼暮御幸:はずであった。
カースマスター:……チカッ
カースマスター:涼暮の視界の端で光が瞬く。……林藤の蛍。
カースマスター:幻惑の光が、君の刺突を僅かに狂わせている
涼暮御幸:(支援……?いや、これは)
涼暮御幸:(違う。私が、乱されて――)
カースマスター:――ドッ!
カースマスター:カースマスターの身体に、深々と剣が突き刺さる。だが……致命の一撃ではない。わずかに。
カースマスター:「いったいなあ……本当に死んだら……どうするんですか……」
林藤はるか:『わ、私では……ないです!ど、どうして……』
カースマスター:「……呪詛返しです……ふ……びっくりしましたか?虫さん……」
涼暮御幸:「あああっ!」裂帛の叫び。「まだだ!」
カースマスター:「いえ、終わりです……これ以上は……」
涼暮御幸:侵蝕率+5 (侵蝕率:78->83)
涼暮御幸:その場で転身。彼女の髪が生物のように蠢き、彼を刺し貫こうとして。
GM:そしてこちらの手番。
GM:マイナーアクションの前に、《異世界の因子》を発動。涼暮さんの《縮地》をコピー。マイナーアクションで移動しながら、《縮地》を使用。
GM:シーンの端に移動し、メジャーアクションで退場します。
涼暮御幸:その止めのはずの一撃は、空を切った。
カースマスター:「付き合うつもりは……有りませんので……」
田井中次郎:「……!! カースマスター……! 貴様……!! 逃げる気か……!?」
カースマスター:一瞬微笑んだ後消える。
林藤はるか:『はーっ、はーっ……』対空していた蛍がひらひらと力なく床に落ちる。
田井中次郎:「……!!」鞭のように伸ばした影の刃が、空を切る。
雨堂聖理:「……!」 反射で引き金を引き、消えた後の空間に、涼暮さんと同時に攻撃する。もちろん空振りだ
カースマスター:空間を接続し瞬間的に移動する、涼暮の能力を模倣したのだ。
涼暮御幸:「……軽々と使ってみせる、か」その様子を忌々しげに見やる。
田井中次郎:「くそっ!! ……くそッ……!! ふざけるな……ふざけるなよカースマスター……!!」
雨堂聖理:「逃げらっ……いや、本当に逃げられたんですか? 追えないんですか?」 涼暮さんを見る。なんとなく似た能力だとは察せられた
林藤はるか:『……違います……雨堂さん』床に落ちたままの蛍が言う。
林藤はるか:『逃げられたのではなく』
林藤はるか:『見逃された、というべきです……この状況は……』
涼暮御幸:「……追跡も無理だ。あくまで同じ速度では動けるだろうが、方向がわからぬ以上」
涼暮御幸:「……それに」剣を取り落としている。
涼暮御幸:「私が、そうしたくないと。思ってしまっている」
田井中次郎:「くそっ……!」ガン、と床を殴り付ける。
雨堂聖理:「…………」 その言葉に、銃を持つ腕から力が抜ける
涼暮御幸:「あれで、1/8……?」
雨堂聖理:常に物静かで落ち着いていた彼女の、一瞬の激高を見ていた。『怒らないようにしている』と語った彼女の乱れを。
田井中次郎:「カースマスター……奴は、絶対に許さない」
雨堂聖理:「……分かりました。今は、うん」
雨堂聖理:……終わってみれば、味方に負傷者はなく、敵が被害をもたらしたでもない。
雨堂聖理:だというのに、この敗北感は。まるで、決して手の届かない、威圧的に反り立つ壁を前に、屈してしまったかのような敗北感は――
田井中次郎:強い怒りを吐き出すように言う。
田井中次郎:「この手で必ず、奴に悪夢を見せてやる」
GM:シーンを終了します
GM:ロイスの取得が可能です
田井中次郎:カースマスターのロイスをP敵愾心に反転。
林藤はるか:ミドルのやり取りを踏まえて田井中くん意外にも取得しよう
田井中次郎:以上!
林藤はるか:
同行者/雨堂聖理/好奇心○/脅威/ロイス
生徒会長/涼暮御幸/信頼○/疎外感/ロイス
雨堂聖理:生徒会長/涼暮御幸/○信頼/心配
涼暮御幸:-友軍/“ナイトメアブリンガー”/信頼:○/隔意/ロイス
雨堂聖理:あと田井中さんのロイスも変えよ 同行者/田井中次郎/○信頼/不審
GM:では今日のセッションはここまで!
GM:続きは明日の14時からです。よろしくおねがいします!
林藤はるか:お疲れ様でーす!
涼暮御幸:はーい!おねがいします!
田井中次郎:よろしくお願いします~!
雨堂聖理:よろしくお願いします!
クライマックス/希望の光は
GM:次のシーンはクライマックスシーン。全員登場でお願いします。
涼暮御幸:侵蝕率+10(1d10->10) (侵蝕率:93->103)
涼暮御幸:ヤッバ
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+8(1d10->8)(侵蝕率:85->93)
雨堂聖理:あったまってきた
田井中次郎:田井中次郎の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:99->104)
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+10(1D10->10)した (侵蝕率:62->72)
田井中次郎:大台
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:72->73)
GM:田井中くんの運転と林藤さんのナビゲートにより、君たちは件の廃ビルに到着した。
雨堂聖理:後部座席からもっとスピード出ません?とか三回くらい言ってた
田井中次郎:法定速度厳守!
GM:他の場所とは明らかに気配が違う。暴風が吹き荒れ、空にかかった雲がビルを中心に渦巻いている。
GM:君たちが屋上に足を踏み入れた瞬間、風も雲の異常も止まる。そして
GM:君たちに向かって、血だらけの人間が飛んでくる。ボロボロになった風祭翔君だ。その向こうにいるのは
雨堂聖理:「……由比ヶ浜ちゃん!」
由比ヶ浜 藍:「これで……四枚目」キン、キン。
由比ヶ浜 藍:クラテール・コイン4つを弄ぶ、返り血に染まった由比ヶ浜藍だ。
田井中次郎:「……由比ヶ浜藍だな」
雨堂聖理:「……なんでそんなこと、とかは聞かない。由比ヶ浜ちゃんのやりたいことは分かる」
由比ヶ浜 藍:「貴方達がUGN?雨堂聖理、貴方もそうだったのね」
雨堂聖理:「目の見えない子たち……それだけじゃないかもしれない。笑顔になれない人を笑顔にしたいっていうのは分かる。あたしだって似たようなものだし」
雨堂聖理:「あたしはアルバイトみたいなものだけど! ……でもだからちょっと分かることもあって……ええっと……」 もにゃもにゃ
雨堂聖理:「……とにかくやめよう? そんなことして、由比ヶ浜ちゃんが無事じゃ済まないよ?」
由比ヶ浜 藍:「貴方達が私を力づくで止めるから?」
雨堂聖理:「そういうんじゃなくて! 力自体が危険なの!」
由比ヶ浜 藍:「ふうん……」
雨堂聖理:「確かにそれは大きな力があるけど……持ち主の命も、その他色々も、危なくなっちゃうから」
由比ヶ浜 藍:「私の命が失われるとして、それがどうしたの?」
雨堂聖理:困ったように笑う。引いてはくれないだろうな、と確信していたけれど
雨堂聖理:「由比ヶ浜ちゃんが死んじゃったら……あたしは悲しいよ。笑顔じゃいられなくなるかもだし」
由比ヶ浜 藍:「確かに、私が死んだら願いは叶わないかもね。でもそれって無駄なことかしら?」
由比ヶ浜 藍:「気づいたのよ。私、どんどん自分の理解力が上がっていくのを感じている」
雨堂聖理:「由比ヶ浜ちゃんの家族も、他の友だちも、助けてあげた人もさ……ムダとかじゃなくって……」
雨堂聖理:「……気付いた?」
由比ヶ浜 藍:「たしかに私のやり方は危険で、今回は偶然失敗するかもしれない」
由比ヶ浜 藍:「でもそれは、可能性の話でしかない。なら、試したほうがいい。成功の確率が1%しか無かったとしても」
由比ヶ浜 藍:「100人が、1000人が、一万人が私と同じ様に挑戦すれば、誰か一人は成功する」
由比ヶ浜 藍:「私の願いは必ず誰かに受け継がれる。死は必要なリスクなのよ。それを避けようとしてもどうにもならない」
雨堂聖理:「そんなバカな話はやめて!」 声を荒げて
雨堂聖理:「下手な鉄砲数撃ちゃあたる、の、一度しか撃てない火縄銃になったりして」
雨堂聖理:「由比ヶ浜ちゃんは人間なんだよ!? 友達も家族もいるでしょ!」
雨堂聖理:「もし願いが引き継がれても、その後には残された人の悲しさも残って……」 「……消えないんだよ、それは」
由比ヶ浜 藍:「それでも、力を得たのは私だけだから」
由比ヶ浜 藍:「やるしかない。そうでしょう?」
雨堂聖理:俯いて、垂れた前髪の奥、悲しみに細く揺れていた目は
雨堂聖理:「……分かった」 スイッチを弾くように切り替わる。決意
由比ヶ浜 藍:「よかった。貴女との会話を一刻も早く終わらせたかったの」
雨堂聖理:「ならそれを砕く。由比ヶ浜ちゃん一人の力と、あたしと……ここにいる人の力と比べて」
雨堂聖理:リュックサックの口から突き出た棒を引き抜く。その先端にあるのは槌頭。ハンマーだ
雨堂聖理:「その由比ヶ浜ちゃんだけの力っていうのが、どんなに大したことないか」
雨堂聖理:「分かるようにしてあげる」
由比ヶ浜 藍:「貴女を見ていると、胸がざわついてしょうが無いから。貴方は邪魔。ここで消えて」4枚のコインを握りしめる。
由比ヶ浜 藍:言葉とは裏腹に、君を睨む両目からは、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちていく。
由比ヶ浜 藍:「私の願いのために」
風祭 翔:「よ、よせ……逃げるんだ……か、敵わない……彼奴は本物の化け物だ……」
雨堂聖理:「……すみません、手伝ってください。ここで止めたいんです」 と、林藤さんと涼暮さんと田井中産へ
涼暮御幸:「君に言われるまでもないよ。助力を頼むべきは、我々の方だ」
涼暮御幸:「彼女を救うのを、手伝ってくれ。私から頼むよ、雨堂」
林藤はるか:『大丈夫です。彼女の現在の人格は脳腫瘍の影響によるものだと分かっています』
田井中次郎:震えるほど握り締めた拳から、ぽたりと血が垂れる。
田井中次郎:奥底から湧き上がる怒りは目の前の由比ヶ浜藍でなく、ここにいないカースマスターに向けられたもの。
田井中次郎:「……やるぞ。彼女を助ける」
雨堂聖理:「すみません……ありがとうございます。ホントありがとうございます」
雨堂聖理:「……だったらこっちも。由比ヶ浜ちゃんを助けるのが願いだ」
雨堂聖理:「その力、消す」
GM:クライマックス戦闘を開始します
GM:敵は由比ヶ浜藍一人。
GM:君たちとの距離は10mです。
GM:戦闘前に説明しておきますが、現在由比ヶ浜藍は4枚のクラテール・コインを所持していますが、その能力を全て使えるわけでは有りません。
GM:ウェブから巨大なデータをダウンロードする時に時間がかかるのと同じで、引き出すのに時間がかかるわけです。ゲーム的には
GM:Rが進むごとにどんどん性能が強化されていきます。2R時点で全能力値・技能値が1R目の倍に。Dロイス賢者の石が一つ使用可能に。
林藤はるか:倍!?
田井中次郎:速攻で倒さないと……
雨堂聖理:1Rでぶっとばしてやるぜ!
GM:3R時点で全能力値・技能値が1R目の4倍になり、4*9、36個のグローイングクリスタルが使用可能になります
田井中次郎:すざけんあ!!
GM:それ以降の強化はありません。
雨堂聖理:ヒェ……
雨堂聖理:もう少し段階を刻め
涼暮御幸:ひっどい
GM:という事で、戦闘を開始します。まずはセットアップから。
涼暮御幸:ない!
雨堂聖理:ないぞ!
林藤はるか:ありません
田井中次郎:自身に≪アクセル≫ 行動値10>18 侵蝕104>105
雨堂聖理:あと一応聞いておくけど衝動判定は平気……?
GM:現時点では有りません。
雨堂聖理:OK
涼暮御幸:変な枕詞をつけるな
GM:では、イニチアシブ。
雨堂[12] 涼暮[1] 田井中[16] 林藤[10]
10m
由比ヶ浜[10]
GM:由比ヶ浜藍が動きます。《加速する時》
田井中次郎:グギャーー
由比ヶ浜 藍:マイナーで《猛毒の雫》メジャーで《罪人の枷》《ポイズンフォッグ》、オートの《タブレット》で視界化
林藤はるか:毒使いか!危険だなあ
由比ヶ浜 藍:範囲攻撃です。君たち全員を攻撃します。
雨堂聖理:デバフ野郎!
林藤はるか:なに~!《ミスディレクション》してやるぜ!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+5した (侵蝕率:73->78)
由比ヶ浜 藍:ぐえーっ!単体!
由比ヶ浜 藍:じゃあ雨堂さん狙お
由比ヶ浜 藍:判定行きます
由比ヶ浜 藍:7DX+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 8[1,2,5,5,5,5,8]+4 → 12
林藤はるか:あっそうかこいつ
林藤はるか:コンセがないんだ。一般人だから!
雨堂聖理:しかしそれでも回避技能はないんだよな……!
雨堂聖理:ドッジを試みましょう
林藤はるか:一応回避してみて!
雨堂聖理:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[4,7,7] → 7
GM:命中した場合ラウンド間達成値-10、ダメージでランク2の邪毒です
田井中次郎:ウゲ~~ッ
林藤はるか:ウーン
林藤はるか:カバーリングしようかな。攻撃手の達成値が下がるのはよくない
雨堂聖理:スンマセン、頼みます……!
林藤はるか:邪毒も達成値もぜんぜん痛くないぜ!
林藤はるか:行動放棄カバーしまーす
GM:くっ!カバーされる!
GM:ダメージ行きます
GM:2d10-5
DoubleCross : (2D10-5) → 12[8,4]-5 → 7
GM:七点ダメージです
林藤はるか:全然へっちゃら!HPは17になります。
林藤はるか:なんだこいつ大したことないぜ~
由比ヶ浜 藍:コインを握りしめ、それを君たちに向かって翳す。桃色の霧が君たちを包み込むように立ち込め始める。
林藤はるか:『誘導します!』霧が三人を包んでいるように見える。
由比ヶ浜 藍:毒の霧、典型的なソラリスシンドロームの攻撃だ。
林藤はるか:少なくとも由比ヶ浜からはそう見えるはずだ!複数の蛍の光点が座標を欺瞞しているのだ。
由比ヶ浜 藍:「……それで終わりだと思わないで。これから、指一本動かすことも出来なくなる」
GM:ということでイニチアシブ行動は終わり
GM:田井中くん行動どうぞ
田井中次郎:マイナーで戦闘移動して接敵、
雨堂聖理:「……無事で、済んだ。毒……毒のシンドローム」
田井中次郎:メジャーで≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪フェイタルヒット≫ 対象由比ヶ浜藍!
雨堂[12] 涼暮[1] 林藤[10]
10m
田井中[16]
由比ヶ浜[10]
GM:おっと、では
GM:判定の前にエフェクトを使用します。
田井中次郎:yamete
由比ヶ浜 藍:《盲目の羊》。至近で行われる判定ダイスをー4。
田井中次郎:ウオオオ
GM:判定をどうぞ
田井中次郎:5DX7+1
DoubleCross : (5R10+1[7]) → 10[1,2,3,9,10]+10[4,10]+10[10]+3[3]+1 → 34
田井中次郎:ヨッシャ!
由比ヶ浜 藍:うっ、ドッジします。
雨堂聖理:ガッツがある
由比ヶ浜 藍:《幸運の守護》。RCで回避。
由比ヶ浜 藍:10DX+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 10[3,3,4,5,6,7,8,8,9,10]+2[2]+4 → 16
由比ヶ浜 藍:避けられませんでした
田井中次郎:こいつヤバ…
GM:ダメージをどうぞ!
田井中次郎:4D10+9+2D10+4D10 装甲有効
DoubleCross : (4D10+9+2D10+4D10) → 10[3,2,3,2]+9+4[2,2]+28[9,8,8,3] → 51
GM:えっ!?
GM:高くない!?
田井中次郎:う~ん出目は…普通…?
GM:滅茶滅茶くらいました。
田井中次郎:ヤッタネ
GM:この人怖い
田井中次郎:屋上に落ちる田井中の影がざわざわと形を変え、広がっていく。
田井中次郎:影は由比ヶ浜のもとまで伸びてゆき、瞬時に硬質化。
田井中次郎:四方から鎖めいて彼女の脚を串刺しにする!
田井中次郎:「動きを止める! 行け!」
田井中次郎:侵蝕105>116 HP28>25
由比ヶ浜 藍:「くっ……!もっと、もっと力を引き出さないと……!」瓦礫を操作し攻撃を止めようとするが、制度が足りない!
GM:次は雨堂さんの手番です
雨堂聖理:「ありがとうございますブリンガーさん!」 駆け出しながら声を上げ
雨堂聖理:マイナーで移動してエンゲージに入り、《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《黒の咆哮》。Dロイス守護天使の効果も使う
涼暮[1] 林藤[10]
10m
田井中[16] 雨堂[12]
由比ヶ浜[10]
雨堂聖理:あっ、武器はこれ大鎚になっちゃうな。またウェポンケース常備し忘れて……ブン殴ります!
GM:クロ!
GM:こい!
雨堂聖理:12dx8-1
DoubleCross : (12R10-1[8]) → 10[1,1,2,3,3,5,6,7,7,7,8,8]+4[3,4]-1 → 13
雨堂聖理:ヒェ~ッ……
林藤はるか:悲惨!《妖精の手》します
雨堂聖理:ありがとう林藤さん!
GM:ドッジタ~イム
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+4した (侵蝕率:78->82)
GM:と思ったが!
雨堂聖理:1dx+20-1
DoubleCross : (1R10+20-1[10]) → 10[10]+10[10]+8[8]+19 → 47
GM:ぐええええ
雨堂聖理:ありがとう林藤さん!!
涼暮御幸:これまだ回ってない?
由比ヶ浜 藍:ドッジします。《幸運の守護》
林藤はるか:アヤッタッタ
雨堂聖理:あっほんとだ。
林藤はるか:ほんとだC値が抜けてる
田井中次郎:コンセ入ってない!
GM:本当だ!じゃあ回していいぞ!
雨堂聖理:1dx8+50-1
DoubleCross : (1R10+50-1[8]) → 10[10]+2[2]+49 → 61
雨堂聖理:なにこれ(素)
涼暮御幸:ひどいことになった
田井中次郎:ナニコレ
由比ヶ浜 藍:ドッジします。《幸運の守護》
由比ヶ浜 藍:10DX+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 9[1,1,2,2,5,5,6,8,8,9]+4 → 13
由比ヶ浜 藍:しょぼぼ……
由比ヶ浜 藍:ダメージください
雨堂聖理:7d10+12+12
DoubleCross : (7D10+12+12) → 41[5,3,6,5,6,9,7]+12+12 → 65
雨堂聖理:諸々有効
GM:火力高すぎ!
GM:メッチャ喰らいます。
GM:痛いよママ……
雨堂聖理:駆け出しながら、狙うべき敵を見る。その視界に映るのは、涙を流す由比ヶ浜藍。転校してきて以来の友達。
雨堂聖理:(……ッ) 内心で、僅かの躊躇。武器の使い方は身体が覚えている。だが不合理な感情が、どうしてもブレーキを踏みたがる。
由比ヶ浜 藍:「寄るなと言ったわ、雨堂聖理。もう貴女に用はないの!」
雨堂聖理:……その冷たい声に、友人のものであって、友人のものでない声に、むしろ理性が手を伸ばす。追いすがった思考が、その躊躇を引き剥がす。
雨堂聖理:(砕くべきは……)
雨堂聖理:心に思い出すのは、友の顔などではない。あの男――マスター・カース。
雨堂聖理:「……お前、だ!」
雨堂聖理:足の踏み込み、槌頭の重量。己の魔眼でそれらを制御しながら、尋常の外の速度で横に、彼女の腕と胴を狙って振り抜く。
雨堂聖理:常人であれば骨は折れ、肩は外れ、臓腑の破裂するだろう一撃を、確実に。
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+9(侵蝕率:93->102)
由比ヶ浜 藍:「が、ああ……!」ゴム毬のように弾き飛ばされ苦悶の声を上げるも、立ち上がる。
雨堂聖理:「……オーヴァードなら。立ち上がり続ける。レネゲイドウィルスが、力を与える。《リザレクト》って言って」
由比ヶ浜 藍:「雨堂……もっと早く貴女を殺しておくべきだった……いや、そもそも、貴女と出会ったのが間違いだった……!」
雨堂聖理:「だから動けなくなるまで、打ち込み続けるしかない」 返り血を腕で拭う。瞳を燃やして 「……まだ行くよ。その力の意味のなさを証明しなきゃいけないんだから」
GM:ではイニチアシブを挟んでこちらの手番。
GM:マイナーで《猛毒の雫》
GM:メジャーで《恐怖の一言》《抗いがたき言葉》《絶対の恐怖》《要の陣形》《領域調整》
林藤はるか:要の陣形!もうだめだ!
林藤はるか:終わりだ……何もかも……。
雨堂聖理:ああっ《ミスディレクション》が無力な攻撃に林藤さんが自信を失っているわ!
田井中次郎:どうしよう~~~
GM:命中でシーン中、ダイス-4、エンゲージから10mの距離まで移動。ダメージで邪毒。対象は3人
田井中次郎:シーン中か……
林藤はるか:強制移動も地味ながらつらさ
田井中次郎:≪時の棺≫
GM:では判定します
GM:うわ~!
雨堂聖理:こっちは《守護天使》で基本押し倒せるけどね!
GM:何も出来ねえ……
雨堂聖理:あ、それがあった
林藤はるか:たっ田井中さん!
田井中次郎:失敗しろ~~
GM:では失敗するよ!
由比ヶ浜 藍:「どれだけ言葉を並べても……無駄なこと。所詮貴女達も最後は、私の力にひれ伏すの」
由比ヶ浜 藍:彼女の言葉と同時に、先程とは違う幻覚物質が発生し、君たちの体の動きを鈍らせようとする、が……
田井中次郎:その初動が、途中でぴたりと停止する。
田井中次郎:身体を動かすことができない。その場にいるオーヴァード、全員が。
田井中次郎:田井中次郎――“ナイトメアブリンガー”の能力は、レネゲイドの強制的な励起と鎮静化。
田井中次郎:ほんの短時間、周囲のレネゲイドを完全に停止させる。まるで時が止まったかのような領域の中で、動けるのは田井中ただ一人。
田井中次郎:「……させない、君に、これ以上」
田井中次郎:甚大な負荷に、息を荒げる。
田井中次郎:「人を傷付けさせるわけには、いかない」
田井中次郎:侵蝕116>128
由比ヶ浜 藍:「余計なお世話よ……たとえ何人傷つけたとしても、最後に皆が笑顔になれるなら……!」
GM:では次はイニチアシブを挟んで涼暮さんの手番
涼暮御幸:マイナーで《縮地》。3人のエンゲージの15m右へ。
涼暮御幸:侵蝕率+2 (侵蝕率:103->105)
林藤[10]
10m
田井中[16] 雨堂[12] 15m 涼暮[1]
由比ヶ浜[10]
林藤はるか:ちゃんと右に行ってる
林藤はるか:えらい
涼暮御幸:自分でめんどくさいから……
涼暮御幸:スネークブレードを起動。メジャー《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
林藤はるか:特権階級。涼暮さんのロイスを切り、C値を-1します。
GM:うおっ!ロイスアタックだ!
涼暮御幸:やった!攻撃するぞ。
涼暮御幸:16dx6
DoubleCross : (16R10[6]) → 10[1,1,1,2,3,4,4,4,5,5,6,6,7,8,8,9]+10[3,6,7,7,9,9]+ 10[4,5,8,8,10]+10[6,10,10]+10[1,5,6]+10[7]+ 10[6]+10[10]+2[2] → 82
涼暮御幸:よい出目
林藤はるか:ヤッタッタ
雨堂聖理:ヒェ……
GM:うへえ~
由比ヶ浜 藍:ドッジします。《幸運の守護》
由比ヶ浜 藍:10DX+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 10[2,4,5,6,8,9,10,10,10,10]+8[3,3,4,8]+4 → 22
由比ヶ浜 藍:クゥ~ン
田井中次郎:頼む死んでくれ~~ッ
由比ヶ浜 藍:1Rでこんなボコボコにされるとは思っていなかった……!ダメージください!
涼暮御幸:9d10+36 装甲有効
DoubleCross : (9D10+36) → 44[2,2,5,5,4,9,6,4,7]+36 → 80
GM:こんなの耐えられるか!
GM:戦闘不能になります。そして《アクアウィターエ》!HP40で復活します!
田井中次郎:ウッゲーーッ
GM:たった一個しかない復活エフェクトをもう使ってしまった……!ググ……!
涼暮御幸:「君が力を出し切れぬ前に押さえる――」既に横飛びしている。
涼暮御幸:熱を知覚する彼女の眼は、由比ヶ浜藍の動き出しを完全に捉えている。
涼暮御幸:まず彼女の心に浮かんだのは、安堵だ。自分の戦おうとしているのは化け物ではない、と。
涼暮御幸:それから、嫌悪だ。愚かなことを考えたという自己嫌悪。
涼暮御幸:それを振り払うように、刺突剣を押し込む。「卑怯と罵るもいいだろう。立って居続けられるのならば」
由比ヶ浜 藍:「ぐ、うううう……!こんな……想定外だわ……ここまで、力の差が……!」
涼暮御幸:一点を集中する狙撃。遅れて刀身が、ギシリ、と刃金を鳴らす。
由比ヶ浜 藍:よろめきながらも立っている。肉体が再生して傷を塞ぐ。「はぁ……足りない……!これじゃまだ足りない……!」
涼暮御幸:侵蝕率+5 (侵蝕率:105->110)
涼暮御幸:「……まだ、粘るか。拙いな……」
由比ヶ浜 藍:「もっと……力を……もっと力を……!」
涼暮御幸:「今ので抑え込んでおくはずだったが。鈍ったか?」
GM:ではクリンナッププロセス!
GM:邪毒を受けてるひとはダメージを受けてね。
林藤はるか:ぎゃっ
林藤はるか:6点受けて残りHPは11になりました。
GM:OK!ではセットアップ!そしてこのタイミングで
GM:由比ヶ浜さんの全部の能力値と技能値が倍になり、Dロイス賢者の石が使用可能になります。
雨堂聖理:出たわね
田井中次郎:オギャ~~
GM:行動値が20に増え、HPも少し上昇。関係ないけど財産も上がる。
林藤[10]
10m
田井中[8] 雨堂[12] 15m 涼暮[1]
由比ヶ浜[20]
由比ヶ浜 藍:彼女の言葉に答えるかのように。クラテール・コインから、凄まじいレネゲイドが溢れ出し、彼女の身体に吸収されていく
由比ヶ浜 藍:「そう……これよ……!この力さえあれば……ふふ……!」
由比ヶ浜 藍:「負けるはずないわ……私は……ふ……無敵だ……!」
雨堂聖理:「その笑い方やめて……!」 奥歯を軋る。あの貨幣から侵蝕するのは、力だけではない
GM:ではクライマックスを再開するぞ!
GM:セットアップ!何かありますか!
田井中次郎:由比ヶ浜藍にロイス ○尽力/悔恨 で取得。
涼暮御幸:ないです!
田井中次郎:雨堂さんに≪アクセル≫!行動値+8しなさい!
GM:貴様~!
雨堂聖理:受け取った! こっちはなし!
林藤はるか:私もセットアップありません!
林藤[10]
10m
田井中[8] 雨堂[20] 15m 涼暮[1]
由比ヶ浜[20]
田井中次郎:雨堂の腕から炎が噴き上がる。それはレネゲイドを活性化する、無温の黒炎。
田井中次郎:「行け! “シンギュラルアーク”……いや」
田井中次郎:「――雨堂聖理!!」
雨堂聖理:「うわっえっ」 突然のことに驚くが、その影のように深い黒は記憶に新しい
雨堂聖理:「……ありがとう。行ってきます、"ナイトメアブリンガー"!
GM:ではイニチアシブですが。
GM:由比ヶ浜さんが《加速する時》を使用します。即座に行動。
田井中次郎:侵蝕128>129
田井中次郎:ギエ~~
雨堂聖理:おまえというやつは!
GM:マイナーで《猛毒の雫》
GM:メジャーで《罪人の枷》《ポイズンフォッグ》。雨堂さんと田井中くんを狙います。
林藤はるか:むむ 遠いのでかばえない……
林藤はるか:だが《ミスディレクション》はできるようだぜ。単体にしな!
由比ヶ浜 藍:ぎええええ
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+5した (侵蝕率:82->87)
由比ヶ浜 藍:じゃあ雨堂さんにします!全力攻撃なんて出来ると思うなよ
由比ヶ浜 藍:12DX+8
DoubleCross : (12R10+8[10]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,8,8,9,9,10]+2[2]+8 → 20
GM:20だぞ
雨堂聖理:一回転してくれれば……!
雨堂聖理:4dx=>20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 4[1,2,3,4] → 4 → 失敗
GM:運命は私に微笑んだようだな
雨堂聖理:へなちょこ!
田井中次郎:流石にこの侵蝕じゃ庇えねえ~~
林藤はるか:ううーん
林藤はるか:妖精しようかな……。一応30%で回避させられるんだが
林藤はるか:雨堂ちゃん、達成値-10されたら
林藤はるか:ロイス切って回復したりします?
雨堂聖理:そうしようかな。現状まだ余裕あるし……
林藤はるか:というか、そうだ
林藤はるか:私のロイス切ればいいじゃん。
林藤はるか:当たっていいぜ!
雨堂聖理:り……林藤さん!
雨堂聖理:天使!
GM:特権階級!
GM:守護天使林藤!
雨堂聖理:ならばこい!
GM:ではダメージ出しますね
田井中次郎:林藤はるか……!
由比ヶ浜 藍:3D10-5
DoubleCross : (3D10-5) → 24[6,10,8]-5 → 19
由比ヶ浜 藍:装甲有効。命中で邪毒2付与です。
林藤はるか:ダメージは素手だから本当に大したことないんだよなあ。状態異常だけ気をつけるのだ
由比ヶ浜 藍:後ラウンド間達成値-10。
雨堂聖理:甘んじて受けます。ボディアーマーで減らして11点。生存はしてる
由比ヶ浜 藍:「ねえ、雨堂聖理。私達、友達でしょう?もうやめて……私の好きにさせてよ。私を傷つけてまで止めようなんて、間違ってると思わないの?」
雨堂聖理:「思わない。友達だってことは、傷つけないことの理由にはならないよ」
雨堂聖理:「それが人を守るためなら……人から物を盗んだって、誰かを傷つけたって。あたしは全然平気。それが友達でも」
雨堂聖理:「……それをしなきゃ、絶対に悔やむって分かってるんだから!」
由比ヶ浜 藍:「ふ……そうですか……じゃあ、私が貴女を傷つけるのも問題ないわね……安心した」言葉をかけると同時に幻覚物質を生成。身体が麻痺していくのを感じるぞ。
雨堂聖理:神経が鈍るのを感じる。槌を持つ手を直す。たとえ力が弱まっても、それを振るえるように。
GM:ということでこちらのイニチアシブでの行動は終わり。行動値20、同値の雨堂さんの番です!
雨堂聖理:判定の前に
雨堂聖理:特権階級様からのお慈悲は……エヘヘ……いただけるんですかね……?
林藤はるか:いいですよ!雨堂ちゃんのロイスを切って状態異常回復。
林藤はるか:本当はこれでC値下げてあげるつもりだったけど
雨堂聖理:ありがとうございます! 達成値-10などない!
雨堂聖理:これが正義の力だ!
GM:ぐええ~!ついでの毒も消えるぞ!
林藤はるか:特権階級で使えるのは一度に一個なのでね。下げたければ自分で下げなさい
林藤はるか:犯罪者!
雨堂聖理:というわけでいくぞ。《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《黒の咆哮》。マシラはちょっと温存しておく。40点なら殺しきれるはずだ……
雨堂聖理:さらにDロイス守護天使も使うぞ
GM:やってみろ~
雨堂聖理:すみません、さっきのコンボに《獅子奮迅》+《マシラのごとく》も追加します
GM:うっ!本気だ!いいでしょう
GM:思う存分殺せ……!
雨堂聖理:ここで倒れろ!
雨堂聖理:14dx7-1
DoubleCross : (14R10-1[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,4,5,5,7,7,7,8,10]+5[3,3,4,4,5]-1 → 14
雨堂聖理:うっそやん
GM:わーい!ドッジしちゃお~
雨堂聖理:すみません林道さん! 妖精を!
雨堂聖理:お慈悲を……いただけませんか!
林藤はるか:もー、仕方ないな!
林藤はるか:わがまま雨堂!
林藤はるか:《妖精の手》!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+4した (侵蝕率:87->91)
雨堂聖理:やったー! はるかお姉ちゃん大好き!
GM:やめろや!
雨堂聖理:1dx7+20-1
DoubleCross : (1R10+20-1[7]) → 6[6]+19 → 25
林藤はるか:微妙マン!
GM:避けちゃお~
雨堂聖理:どこまでもヘタレ。これ以上はダメだな……!
林藤はるか:バディムーヴもあげるからこれでも食べなさい
雨堂聖理:お姉ちゃん!
雨堂聖理:28です! ありがとう!
田井中次郎:甘やかされてる
林藤はるか:大無罪よ~♡
由比ヶ浜 藍:《幸運の守護》でドッジ。賢者の石の効果を使用してC値も-2しちゃう。
林藤はるか:ゲゲーッ
田井中次郎:バカ!
由比ヶ浜 藍:15DX8+8
DoubleCross : (15R10+8[8]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,4,5,5,6,6,6,7,8]+4[4]+8 → 22
由比ヶ浜 藍:うわっ!足りねえ!
雨堂聖理:やめろや!!!
林藤はるか:アヤッター!
田井中次郎:あぶね~~!!
由比ヶ浜 藍:一個じゃ役に立たねえな賢者の石!
由比ヶ浜 藍:クソー!ダメージください!
雨堂聖理:普通は一個なんだよなあ
林藤はるか:由比ヶ浜ちゃんも結構ダイス目悪いですね 15個振って1個しかクリティカルしない
雨堂聖理:3d10+68
DoubleCross : (3D10+68) → 21[7,4,10]+68 → 89
雨堂聖理:オラッ諸々有効だ!
GM:いやそれは無理でしょ
GM:HP0になります。宣言通り復活エフェクトも無いよ!
GM:回数回復エフェクトなんて性格の悪いものも積んでいない……戦闘終了だ!
雨堂聖理:「止める……!」
雨堂聖理:由比ヶ浜ちゃんへの道程半ばで、黒い炎に揺らめく大鎚を振り上げ……瞬間、ゲートの魔眼が展開。
雨堂聖理:一歩踏み込んだ雨堂が姿を表すのは、由比ヶ浜後方に開いたゲートだ。やはり魔眼を纏い重量を増したそれを、躊躇なく水平に振り抜く。打ちのめすのは胴。
雨堂聖理:常人ならば頚椎肋骨諸共に砕け、身体が破断されるであろう打撃。それにより吹き飛んだ彼女の身体の先には、さらに別のゲート。
雨堂聖理:スイングの勢いを失わずに回転した雨堂は、その手のハンマーを勢いのままに振り下ろす。そこにゲートが開き、打撃すべき相手が出現すると、分かっているから。
GM:容赦がなさすぎる
雨堂聖理:「……砕け、ろッ!!」
雨堂聖理:……その間。転移座標。槌の重量。由比ヶ浜の抵抗。雨堂自身の身体運動。すべてを調整し、無慈悲に、最善の打撃を喰らわせるという結果を、引き寄せているものがあった。
雨堂聖理:運命の暗い海を密航し、目的へ到達するその力。名付けて曰く――『因果夜船』。
由比ヶ浜 藍:「ま、やめ……!」
雨堂聖理:「止めない、絶対に! ……その下らない十円玉を捨てるまで、全部!!」
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+18(侵蝕率:102->120)
雨堂聖理:「だからそっちこそ……やめてよ! 自分がどうなってもよくて、願いを叶えるなんて」
雨堂聖理:「やめるって言え……!」
由比ヶ浜 藍:「私は……そんな事言わない……最後まで諦めず願いを……願いを……」
由比ヶ浜 藍:「を……」
由比ヶ浜 藍:「……」
雨堂聖理:「…………」 大鎚を振りかぶり、さらなる打撃の備えをしていたが
林藤はるか:『雨堂さん』
林藤はるか:『やりましたね。戦闘不能です』
雨堂聖理:「……うん」
雨堂聖理:「だよ、ね……」 林藤さんの声を受けて、脱力する。ゴン、と槌頭からそれを足元、安全な所へ落として。
由比ヶ浜 藍:最後まで抵抗の意思を見せ続けていたが。打撃の嵐を受け、やがて動かなくなる。
田井中次郎:「あ……ああ……やったな……」何歩か後ずさりして。
涼暮御幸:「親和まで時間がかかって助かった、というべきか……しかし」
雨堂聖理:「う……うぅ~」
由比ヶ浜 藍:キン……キンキン。彼女が倒れると同時に、その手からコインが音を立てて地面に落ちた。
涼暮御幸:(この出力も……“戻る”のか、奴へ)
雨堂聖理:「もうバカ。由比ヶ浜ちゃんホント……バカなんだから」 膝に手をつき、独り言のように漏らす
林藤はるか:『田井中さん!』
林藤はるか:地面の四点で赤く点滅発光している。
田井中次郎:「ああ……」転がったコインを拾い上げ、見つめる。
林藤はるか:『コインはこれで全部みたいです。回収漏れがないようにしないといけませんね』
田井中次郎:「他の生徒のコインも、UGNが回収に向かっているはずだ……」
田井中次郎:「一件落着……とは、到底言えないが……。 ひとまず、そういうことにしておこう」
林藤はるか:『お疲れさまです。田井中さん』
涼暮御幸:「……そうですね。被害が増えなかったことを、喜ぶべきなのでしょう」
雨堂聖理:「……とりあえず、おんなじようなことはもう起こらないんですよね? なら大丈夫です」
田井中次郎:「ああ……皆、よく頑張ってくれた」
田井中次郎:その場にしゃがみ込む。
田井中次郎:「疲れた……」
雨堂聖理:(本当は壊したいくらいだけど……"アーティファクト"。ああいう効果なら)
雨堂聖理:(……役に立ったりするのかもだし)
涼暮御幸:「お疲れ様です。少しお休み下さい」
雨堂聖理:「ですね。お疲れさまですほんと……ありがとうございます」
田井中次郎:「問題ない……この程度、俺は……」
涼暮御幸:「警戒は私が。十全かは分かりませんが、無いよりはマシでしょう」
雨堂聖理:「由比ヶ浜ちゃんを助けるの、手伝ってくれて」
田井中次郎:「“ナイトメア……ブリンガー”……だか……ら……」
涼暮御幸:「……その後で、私が休みたいので。交代制としませんか?」
田井中次郎:緊張が解けたのと疲労とで、その場で倒れるように眠りに落ちる。
涼暮御幸:その様子を見て、くすりと笑って。
涼暮御幸:「……よい夢を」
GM:では、シーンを終了します。ただし、バックトラックには入りません。
雨堂聖理:ヒ
涼暮御幸:どういうことだぜ!
田井中次郎:エッ
田井中次郎:猛烈に嫌な予感
涼暮御幸:クライマックスが終わったらバックトラックというのが常識のはず……
クライマックス2/私達には眩しすぎて
GM:クライマックス2に入ります。シーンプレイヤーは雨堂さん。他のPCも搭乗可能です。
涼暮御幸:なんだと
田井中次郎:オゲゲーーーーッッ
林藤はるか:ヒエーッ!!
GM:と言っても戦闘はないです。安心してください。
雨堂聖理:よ、よかった……マシラ切っちゃってたもだ
GM:由比ヶ浜さんが病院に運ばれてからのシーンになります。
田井中次郎:出るか……
涼暮御幸:侵蝕率+1(1d10->1) (侵蝕率:110->111)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+10(1d10->10)(侵蝕率:120->130)
田井中次郎:田井中次郎の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:129->132)
雨堂聖理:躍進
GM:シーンの途中からでもいいですよ
林藤はるか:じゃあ私は途中から出ようかな
GM:君たちは由比ヶ浜藍を保護し、UGNの関連病院まで連れていきました。
GM:彼女の検査が終わった後、君たちは担当医から呼び出しを受けます。
雨堂聖理:「あの」 食い気味に問う 「どうなんですか、由比ヶ浜……さんは」
担当医さん:「突然の呼び出し、申し訳ない。疲れもあるでしょう。しかし、任務に携わった貴方達に伝えるべきだと思いました」
担当医さん:「海星塾の生徒の脳に腫瘍が見られたというのはご存知ですね」
担当医さん:「彼女の場合、その腫瘍が他の生徒より異常なまでに多い。三倍以上の数です」
涼暮御幸:「……コインを奪った分、負債も多く引き受けた、と」
雨堂聖理:「……」 想像はしていたことだ。急激な変貌、3枚のコイン
田井中次郎:「……容体は」
担当医さん:「わかりません。他生徒より人格調整に手間取ったという可能性、あるいはカースマスターが彼女に何らかの執着を抱いていたという線もあります」
担当医さん:「現状わかっているのは、直様手術しなければ命に危険があること」
担当医さん:「その手術は失敗する可能性のほうが高いこと、もしも成功したとして」
担当医さん:「……以前の人格が戻ってくる可能性は、極めて低い事。二度とまともに思考できない、廃人のような状態になってしまう可能性が高いことだけです」
涼暮御幸:「ホワイトハンドに処置を具申する……というわけにも行かないのでしょうね」
雨堂聖理:「……そんな」
涼暮御幸:「……他支部への増援どころではなく、実現困難でしょう」
担当医さん:「到着まで彼女のほうが保たない。むしろ今生きているのが不思議なくらいです」
雨堂聖理:「ホントになんとかできないんですか? UGNなんでしょ? こう、オーヴァードの力とか技術で……」
涼暮御幸:「……レネゲイドは万能の魔法ではないよ」
担当医さん:「異常に高まったレネゲイドが、なんとか脳機能を維持している状態です」
担当医さん:「私も最善を尽くしますが……それこそ、奇跡でも起こらない限りは……」
雨堂聖理:「分かってるけど……!」 雨堂は基本的に、UGNのことを『ものすごく権力と技術があって何でもできるすごい組織』だと思っている
田井中次郎:「……そんなのって……ないだろ……!」深く俯き、拳を震わせる。
雨堂聖理:ぎっ、と歯噛みして、それでも静かに頭を下げる 「……お願いします」
雨堂聖理:「お願いします。ホントに……」
担当医さん:「祈ってあげてください。それが彼女の力にも成るはずです」
田井中次郎:「祈る……」顔を上げ、「……雨堂聖理」
担当医さん:医師はそう言って、手術室へ向かう。君たちも手術室の前まで通されます。
雨堂聖理:諦めたような、覚悟をしたような、そんな面持ちで田井中さんを見返す
雨堂聖理:「……なんですか」
田井中次郎:「お前のその能力……『因果夜船』、だったな」
田井中次郎:「その力は……人を傷付ける為にしか使えないものなのか?」
雨堂聖理:「……わかんないです。あたしもこの力のこと、よくわからない。……ただやっぱり」
雨堂聖理:「戦闘だと使いやすいんです。敵を動けなくするっていう、目指すべき所がハッキリしてるから」
雨堂聖理:「それ以外のこと……できるのかな」
涼暮御幸:「いささか牽強附会に聞こえますが、まさか」
涼暮御幸:「……彼女の能力が、現状の打破に寄与しうると?」
田井中次郎:「『分からない』んだな? 出来ない、ではない」
田井中次郎:「試してみる価値は、あると思うが」
GM:では、雨堂聖理はわかる。確かに、君の能力。“シンギュラルアーク”を使えば、手術の成功を確定出来るかもしれない。
GM:だがそれは、君の適正とあまりにもかけ離れている。具体的には
GM:RCで難易度25の判定に成功する必要があります。成功した場合、彼女は元の彼女に戻れますが
GM:もしも、君が失敗した場合。手術の失敗もまた確定します。由比ヶ浜藍は間違いなく死亡します。
雨堂聖理:無理の難易度~
田井中次郎:キツイよ~~
雨堂聖理:何かないかな……都合よく判定を強化してくれるアイテムとか……
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+2(1D10->2)した (侵蝕率:91->93)
林藤はるか:《ハンドリング》。林藤はるかの侵蝕率を+1した (侵蝕率:93->94)
林藤はるか:『助けが必要ですか?』淡い青色の光球がソファの下から出てくる。
雨堂聖理:「……林藤さん」
田井中次郎:「“フォックスリンカ”……!?」
田井中次郎:神出鬼没さにぎょっとする。
林藤はるか:『ふふふ』
林藤はるか:『ご存知ですか?アーク、といえば方舟、もしくは箱そのものを意味する単語ですが』
林藤はるか:『ノアの方舟伝説にも、原型となるお話があるんですよ』
雨堂聖理:「え……?」 突然の話に困惑する
林藤はるか:『ノアの方舟の物語の図式は、紀元前1600年頃のメソポタミアの、シュメール洪水伝説が元ではないかという説があるんです』
林藤はるか:『神によって滅ぼされそうになった生命を、ジウスドゥラ王が船に乗せて救う。お話の筋はほとんど同じなんですね』
雨堂聖理:「……」 知的興味の満足により感心する精神の余裕はない。困ったような目でその光を見る
林藤はるか:『雨堂さんは……』こちらもやや対応を決めあぐねるように、視界の前でふわふわ揺れる。
林藤はるか:『どうすれば自分の能力を最も集中できると思いますか?』
林藤はるか:『例えばリラックスしている時とか、逆に戦闘時のように昂揚して緊張状態にある方がいいとか』
林藤はるか:『オーヴァードの能力制御にもっとも重要なのは、集中することです。ご存知ですよね』
雨堂聖理:「……集中。うん。そういうことで言うと」
雨堂聖理:「『見る』ことだと思う。集中しようとしたら、まばたきの回数が極端に減るって言われたことあるな。この力を他人に使う時も、見ていなきゃいけない」
林藤はるか:『分かりました。具体的に対象が見えていた方がいいですか?手術に立ち会うとか?』
雨堂聖理:「……そういうことになるんだと、思う。立ち会い、できるかな……」
雨堂聖理:平時のような躊躇のなさ、厚かましさがないのは、本当にそれで状況を打開できるという自信を持てないからだ
涼暮御幸:「……そういう視点はありませんでした。さしずめ、方舟の外を見る鳩ですね」
田井中次郎:「……UGNの関わっている病院だ。事情を説明すればある程度は融通が利くと思うが……」
林藤はるか:『手術室の立ち会いには本来法的な制限はありません。例えば医療機器のメーカーの人が立ち会うケースもあります』
林藤はるか:『手術中に機器に不具合が起こらないようにそうするわけですね』
田井中次郎:そうなんだ……という顔。
雨堂聖理:「へえ……じゃ、できるにはできるんだ」
涼暮御幸:「しかし、本当に可能なのでしょうか?」
林藤はるか:『あるいは、普段の雨堂さんならこのように考えたりはしませんか?』
林藤はるか:『UGNが回収したコインの力を使えば可能かもしれない……』
GM:……キィン。
雨堂聖理:「…………!」
GM:林藤の言葉に答えるかのように。一枚のコインが雨堂の足元に転がってくる。
GM:田井中が回収したはずの、"クラテール・コイン"だ。
田井中次郎:「なっ……どこから……!?」確かに収容したはず。きょろきょろと辺りを見回す。
林藤はるか:『!』『私ではありませんよ!』さっと隠れる。
雨堂聖理:「……」 コインを見下ろす
GM:周囲に他の人間は居ない。コインがひとりでに動いたとしか思えない。
涼暮御幸:「……オルクスシンドロームには、幸運を選び取る力がある者もあります」
涼暮御幸:「物体に因子を埋め込んで、望む結果を引き寄せる……しかし。それでも説明は……」
GM:このコインの吸収した……賢者の石の……カースマスターの力を使えば。成功の確率は格段に上がる。
GM:だが同時に、由比ヶ浜のように汚染を受ける可能性もある。
GM:ゲーム的には、このコインを使用すれば君はシナリオ中一度だけ判定のC値を-6出来ます。
GM:代わりにDロイスを失います。なにか、君の根本の部分が変わり
GM:表面上は変わらずにいられても、今までのように守護天使として人々を守ることは出来なくなるという事です。
GM:"クラテール・コイン"の力を使おうと、使わまいと、判定が成功すれば由比ヶ浜藍は助かり
GM:失敗すれば死亡することは変わりません
GM:GMからは以上です。ロールや判定などをお願いします。
雨堂聖理:コインをそっと拾う。蛍光灯の下、金属の煌めきをまっすぐに見る。その瞳は、まるで可憐な花に魅入られているようにも見える。
雨堂聖理:「……マスター・カースの力で追い込まれている由比ヶ浜ちゃんを」
雨堂聖理:「マスター・カースの力で助けることは、おかしなことじゃない。元に戻るだけだと思うんです」
GM:コインは、まるで自ら光を放つかのように、輝いている。眩しさで、目が眩みそうな程に。
雨堂聖理:これが希望の光だというのなら。
雨堂聖理:その先にある恐ろしさから、眩しさから目をそらし、この力を掴めないことこそが、間違いなのかもしれない。
雨堂聖理:……世界に自分とコインと、ふたつの存在だけになったような錯覚を覚える。可能だと確信できる。このコインから力を引き出せば、確実に。大切な友達を助けられる。
雨堂聖理:……だから、
雨堂聖理:「ッ!」 そのコインを床に叩きつける。転がりそうになるそれを踏みつける。その勢いで立ち上がる
林藤はるか:『雨堂さん!』
雨堂聖理:「……手術室に入れてもらいます」
田井中次郎:「…………!」目を見開く。
雨堂聖理:その目に迷いはない 「でもこの力は使わない。これだけは使えない」
林藤はるか:驚いて下がる。おずおずと話す。
林藤はるか:『……よ。よかったです。雨堂さんが、アーティファクトに頼ろうとしなくて』
:「後悔……しちゃいますよ?ふふ……」
GM:気のせいかもしれない。
GM:だが、雨堂さんだけには、確かにその声が聞こえた気がした。
涼暮御幸:「……何故だ?」
雨堂聖理:「なんでかな。ううん、確かに分かるんです。本当に、これを使えば由比ヶ浜ちゃんを助けられるって」
涼暮御幸:「……であれば。私であれば、恐らく使うだろう。それが確実な選択肢であるのならば」
涼暮御幸:「それでも、君は。選ばないと?」
雨堂聖理:「絶対に助けられる。……でも結局、それは多分……移すだけになるんだ」
雨堂聖理:「カース・マスターの呪いで受けた、由比ヶ浜ちゃんの腫瘍を……カース・マスターの力で治して」
雨堂聖理:「だったら、きっと次に呪われるのはあたしじゃないですか。由比ヶ浜ちゃんみたいに、自分が犠牲になっても、ってなっちゃうかもしれないじゃないですか」
雨堂聖理:笑う 「嫌なんですよ。あたしはみんなを守りたいし……守ったみんなのことを、この目で見ていたい」
林藤はるか:『……あの。これは私の、単なる個人的な考えなんですけど』
林藤はるか:『やっぱり、自分が救われていないと駄目ですよね。人を助けるとしても』
林藤はるか:『自分の話なので、あまり人には強要できないんですけど……だからよかったです。雨堂さん』
雨堂聖理:「はい。……あたしはそうです。あたしは自分のやったことをちゃんと見たいし……そうすれば、もっといろんなことが、いろんな人を、守って、助けられると思ってますから」
GM:コインは消えてます。
GM:今から使いたいと言っても使えません。
雨堂聖理:「でも多分、あたし一人じゃ無理です。……力を貸してくれませんか」 と、三人へ
田井中次郎:雨堂聖理に目を向ける。
涼暮御幸:「……君はUGNエージェントになれないと思う」
涼暮御幸:「……ならなくていいとも、思うが」
雨堂聖理:「なりたいんだけどな、エージェント」 苦笑して 「でもそれならそれで、良いのかも。あたしは何よりあたしでいたい」
林藤はるか:『…………もう一つ、私の考えを言うなら』
林藤はるか:『“ゼロ人より一人の方がいい”です。どんな人でも、いないよりはいる方が、その人にとって良いことになるはずです』
林藤はるか:『協力します。集中力を高めるくらいのお役には立てますよ』
雨堂聖理:「ありがとう、林藤さん。今はそれが、何より心強いです」
雨堂聖理:それから、田井中さんを見て 「……あの」
雨堂聖理:「"因果夜船"って、かっこいいですか?」
田井中次郎:「…………」虚を突かれたような顔をして。
田井中次郎:「……ああ。いい名前だと……俺は思う」頷く。
田井中次郎:「……だが……お前はお前だ」
田井中次郎:雨堂聖理に、火を灯す。レネゲイドを活性化する、無音の炎。
田井中次郎:「お前の願いは、俺が見届けてやる」
雨堂聖理:「ありがとうございます」 ゆっくりと目を閉じる。音もなく、熱もない炎を、確かに感じながら
田井中次郎:「その目で見極めろ。お前の求めるものを選び取れ。“因果夜船”、雨堂聖理」
雨堂聖理:そして、目を開ける 「はい。あたしは"因果夜船"で……雨堂聖理だ」
雨堂聖理:自分の手を強く握り、落ち着いた足取りで手術室へ向かう
GM:手術室への扉が開く。麻酔で眠り、無影灯で照らされた由比ヶ浜藍の姿が、君の目に映る。
GM:では。判定をお願いします。
GM:〈RC〉で難易度25です。
田井中次郎:≪原初の紫:砂の加護≫ 侵蝕132>136
田井中次郎:雨堂さんのダイス+4個!
林藤はるか:特権階級。由比ヶ浜藍に最後のロイスを取得し、C値を-1します。
林藤はるか:救出対象/由比ヶ浜藍/尽力○/不安/タイタス
雨堂聖理:素で7d、田井中さんの砂の加護で+4d、林藤さんの特権階級でC-1
雨堂聖理:で、ここに最後の守護天使を使用して12dx9。さらに田井中さん、林藤さん、涼暮さんのロイスをタイタスにして昇華
GM:だ、大丈夫ですか?Eロイス無いですよ?
林藤はるか:すみません、今ジェネシフトします
林藤はるか:2個振ります!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を+4(2D10->3,1)した (侵蝕率:94->98)
林藤はるか:ウワーッ!
GM:あっ
林藤はるか:すみません……最後の最後でこんな出目に!
田井中次郎:ヤバい…………
雨堂聖理:ロイスは無傷なので3個残る。倍振りに追加振りなら9個。平均3.3で帰ってこれる……!
林藤はるか:もう一発勝負!!
GM:いい覚悟だ……!
林藤はるか:頑張るしか無い!
雨堂聖理:平均3.3……ちょっと不安だな……
雨堂聖理:お姉ちゃんのロイスは温存しよ
GM:OK!ダイスを振るといい!
雨堂聖理:C値を1下げて、ダイス数を+10して、22dx8。これだ
雨堂聖理:……『因果夜船』――
雨堂聖理:(……この力は)
雨堂聖理:(大事なものを救えなかった。何もかも終わる少し前に、寝坊したくせにご立派ですみたいな顔をしてやってきた、冗談みたいな力)
雨堂聖理:(この力のことが嫌いだ。この力が最初からあれば、きっと皆を――皆を、家族を、友達を、故郷を……大切な何もかもを、あたしは守れたはずだ)
雨堂聖理:(だから向き合いたくなかった。認めたくはなかった。こんな力で自分を表されたくはなかった)
雨堂聖理:(でも)
雨堂聖理:(これがあたしの力の一番だって言うんだったら。これがあたしを表すに相応しいものだというなら)
雨堂聖理:(――あたしは"因果夜船"だ!)
雨堂聖理:(この力で大切なものの一つくらい、助けてやる――!!)
雨堂聖理:22dx8
DoubleCross : (22R10[8]) → 10[1,1,1,3,3,3,3,4,5,6,6,6,8,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+ 10[2,2,5,6,6,6,8,8,10,10]+10[4,4,6,8]+5[5] → 35
GM:では、君は目撃し、確信する。君たちの絆は、人を助けたいという願いは、呪いに汚されたりはしないと。
GM:希望の光は、確かにここにあると。
バックトラック
GM:クライマックス2を終了します。バックトラックに入ります。
GM:今回、Eロイスは有りません。
雨堂聖理:残ロイスは4つ。倍振りしまーす
涼暮御幸:1倍ぶりします
雨堂聖理:130-8d10
DoubleCross : (130-8D10) → 130-53[3,9,6,8,8,5,6,8] → 77
涼暮御幸:涼暮御幸の侵蝕率を-22(5d10->6,10,1,2,3)した
雨堂聖理:余裕じゃん!
林藤はるか:私100越えてない……
林藤はるか:1倍振りします
涼暮御幸:これで89!
田井中次郎:2倍振り!
林藤はるか:林藤はるかの侵蝕率を-14(3D10->7,1,6)した (侵蝕率:98->84)
田井中次郎:136-12D10
DoubleCross : (136-12D10) → 136-49[2,1,1,2,3,4,3,4,10,6,7,6] → 87
田井中次郎:よしよし
GM:全員帰還しましたね!
GM:経験点は雨堂さんが3点、涼暮さんが5点、田井中さんが3点、林藤さんが5点かな