『Green Unleash / 証明の一滴』(GM:馴染)


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“ヴンダーシェッツェ” 京良城(きょうらぎ)東真(あずま)キャラシート(PC1:白金)
“奈落歩き” 織田(おだ)雪晴(ゆきは)キャラシート(PC2:赤いポスト)
活人剣(ライフセイバー)柳生(やぎゅう)咲玖夜(さくや)/ “殺人刀(グリムリーパー)柳生(やぎゅう)日那多(かなた)キャラシート(PC3:ヤヒロギンジ)
“刃金鳴らし” 涼暮(すずくれ)御幸(みゆき)キャラシート(PC4:DT)

【Index】

◆ Opening 01 ScenePlayer:京良城東真
◆ Opening 02 ScenePlayer:織田雪晴
◆ Opening 03 ScenePlayer:柳生咲玖夜
◆ Opening 04 ScenePlayer:涼暮御幸

◆ Middle 01 ScenePlayer:京良城東真
◆ Middle 02 ScenePlayer:涼暮御幸
◆ Middle 03 ScenePlayer:京良城東真
◆ Middle 04 ScenePlayer:織田雪晴
◆ Middle 05 ScenePlayer:柳生咲玖夜
◆ Middle 06 ScenePlayer:京良城東真

◆ Climax ScenePlayer:京良城東真

◆ Ending

【プリプレイ】

GM:◆PC1 京良城東真
GMキャラシート
GM:という感じで自己紹介をどうぞ!
京良城東真:はい。PC1の京良城東真です。
京良城東真:まあ、いわゆる普通の高校生、UGN者であり、フリーランス突っ込みにくい所で回せるぞ。みたいな子です。
京良城東真:演劇部のイケメンであり、アクション俳優じみた動きで戦う男になるんじゃないでしょうか。
GM:授かりのイケメン……
京良城東真:戦闘用人格で色んな演技人格を宿しイージーのウォーキングクローゼットで衣装チェンジしながら柳葉刀を振り回します。
GM:衣装にまで気を使うことある?
京良城東真:性能は、力場の形成で行動値の高い方や範囲攻撃持ちの火力を上げて、妖精の手で支援する。該当者がいなかったら自分にかけます。
京良城東真:今回多分、該当者はいませんね。剣精の手も持ってるので結構な達成値が出せるんじゃないかと思います!
GM:舞台全体を見渡す視野の持ち主ということか……!
京良城東真:こんなところですかね!よろしくお願いします!
GM:はーい、よろしくお願いします! んじゃハンドアウト確認!
PC1:京良城 東真 シナリオロイス…乙川 文音  推奨感情…信頼/隔意
君は星辰館学園演劇部の不動のエースだ。
いつものように部活を終えた君に、部内で演出・脚本を担当する乙川 文音が声をかける。
彼女は演劇部の部員の間に、少し前から『グリンシュ』なる怪しいドリンクが流行していることを掴み、その正体について内密に調査したいのだという。
君に声をかけたのは、覚醒直後の君を導いた先輩からの紹介であるという。
仕方なくか、積極的にかはわからないが、君は『グリンシュ』の調査に協力することになる。
GM:調査を手伝うよう依頼されました。
京良城東真:どんな人ですかねぇ。楽しみだなぁ
GM:演出担当で、オーヴァードのこととかも特に知らない非オーヴァード。
GM:表舞台には立たないけど、舞台を良くする情熱は強いです。演劇部としても人としてもそこそこ信頼は集めているタイプ……のはず
京良城東真:ふむふむ。
GM:まあ、詳しくは実際に話してからということで! 京良城くんの
GM:OPでは、軽く実際の舞台をやってみることも考えているので、まあ、なんとなくそのつもりでいてください。
京良城東真:はーい。
GM:悪い君主を倒す放浪の騎士の役をしてもらいます。
GM:という感じで、次のPCに移りましょう。

GM:◆PC2 織田雪晴
GMキャラシート
GM:PC2、織田さん! 自己紹介をどうぞ!
織田 雪晴:はい!
織田 雪晴:「“奈落歩き”織田雪晴。現着しました」「13秒9……今日は調子でも悪いの?」
織田 雪晴:星辰館高校二年生のUGNチルドレン。学校では陸上部マネージャーもしている優等生です。
織田 雪晴:所謂陸上部のマドンナ(非公認)。本人は簡単なフォーム指導以外は走りませんが。
GM:走れるのか……?
GM:なぜとは言わないが……
織田 雪晴:『それは剣というにはあまりにも大きすぎた以下略』、な巨剣二本を、質量操作能力で担いで振り回す剛剣使い。
織田 雪晴:ちなみにこの能力で自分の体重もサバ読み(物理)できたりするけどご愛嬌。
GM:女子の誰もが憧れる強能力だ。
織田 雪晴:性能としては、Dロイス:秘密兵器での《超軽量化》レイジングブレイド二刀流。行動値命中補正ともに-8だけどどうにかしました。
GM:超力技だ
織田 雪晴:ちっちゃい(身長150cm)女の子におっきい武器は正義。異論は認める。
織田 雪晴:余談ですが、制服は規定のものだとどうしても前が閉じないらしく、特注品です。
織田 雪晴:今回はマネージャーのお仕事からはじまる任務! がんばっていきます!
織田 雪晴:よろしくおねがいします!
GM:閉じないことってあるのか……あるんだな(納得) よろしくお願いします!
GM:そんなあなたのハンドアウトはこちら!
PC2:織田 雪晴 シナリオロイス…"フロントライト"  推奨感情…執着/憤懣
君は星辰館学園の陸上部マネージャーだ。
君は記録を前に悩める部員たちの間で、『グリンシュ』なる怪しいドリンクが噂に上がっていることを知る。
ドラッグを連想させる在り来りな売り文句も、彼らの苦悩には甘美に響いたのか。
はたして君は、奇妙な外套に身を包んだ怪人物が、部員にそのドリンクを手渡すところを目撃する。
GM:ドーピング示唆罪です。
織田 雪晴:あ、怪しすぎる!
GM:この"フロントライト"は、オープニング中でその人物が名乗る名前です。
GM:謎のドリンクを流通させる謎の人物。
織田 雪晴:絶対捕まえてやりましょう不届き者!
GM:その意気で頼むぜ!では次のPCだ。

GM:◆PC3 柳生咲玖夜/柳生日那多
GMキャラシート
柳生咲玖夜:はーい!
GM:自己紹介頼みます!
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜、市内の某高校に通うUGNチルドレンです
柳生咲玖夜:名門柳生一族の端っこの方の生まれですが、その割には戦闘はダメダメ
柳生咲玖夜:具体的に言うと肉体ダイス1の上にメインウェポンが巨人の斧と言うアンバランスっぷりで正直落ちこぼれです
GM:ダイスペナルティがつらそう
柳生咲玖夜:普段は専らサポート要員ですが、侵蝕が高まると……
柳生日那多:0G柳生の達人である双子の姉、柳生日那多の人格が出てきます
GM:せ、戦闘用人格……!
柳生日那多:こっちは衛星軌道上の宇宙ステーションにスンでいますが、二人のオルクス因子を介した交信、所謂《ハンドリング》の要領で
柳生日那多:ピンチの時だけ出てくるお助けキャラって感じです。普通の時も入れ替われますが、その場合は出力が足りず歩けないので車椅子生活
柳生咲玖夜:性能としてはミドルは《紬の魔眼》でそこそこ役立ちつつ
柳生咲玖夜:クライマックスは戦闘用人格で白兵ダイスを稼ぎアタッカーも兼任する無理やり万能型
柳生咲玖夜:あと棺も打てます
GM:100%が本当にボーダーって感じだ
柳生咲玖夜:今回は通ってる学校が大変ということで
柳生咲玖夜:スケ……ゴニョゴニョ……の一人として頑張ります!
柳生咲玖夜:よろしくお願いします!
GM:何か後ろめたいことがあるのかな……? よろしくお願いします!
GM:そんな柳生さんのハンドアウトはこちら!
PC3:柳生 咲玖夜 シナリオロイス…"DID"蛇神 医間子  推奨感情…信頼/脅威
君は阿修羅地獄堂女学院、スケバン八大天王の一人だ。
ある日君は、生徒たちも時折世話になる闇医者、蛇神 医間子から呼び出しを受ける。
彼女によると、阿修羅地獄堂女学院の生徒たちの何名かの中から、レネゲイドウィルスを活性化させる化学物質が検知されたという。
その化学物質の薄さから、すぐさまどうなるという危険性は低いだろうが、今後もそうとは限らない。
彼女は君のコネクションを見込み、事が大きくなる前にUGNと連携して事件を解決するよう進言する。
GM:闇医者から調査依頼を受けます。
柳生咲玖夜:なんで女子高生が闇医者のお世話になってるのかな~?
GM:なぜだろう……普通のお医者さんに行くと面倒なことが……?
GM:闇医者は、オーヴァードではあるんですが闇なので、UGNと関係してタイホとかされたくないため、あなたを頼る感じですね。
柳生咲玖夜:なるほどね!
柳生咲玖夜:ギブアンドテイクの関係だ
GM:もうちょっと事態がハデなら八大天王を直接焚きつけるんだけど、
GM:まだ実態が掴めないので理性的な解決法でことをすすめるとか……そんな感じです!
GM:大丈夫かな?
柳生咲玖夜:理解しました
柳生咲玖夜:後一応どうでも良い設定ですが
GM:ふむふむ?
柳生咲玖夜:あくまで八大天王は姉の方なんで、咲玖夜=日那多である事を知ってるのは割と限られてる感じを想定していました
GM:あ、なるほどね
柳生咲玖夜:髪型とかも変わるんで
柳生咲玖夜:たぶん闇医者さんは知ってると思います
GM:じゃあお言葉に甘えて闇医者は知ってることにします!
GM:闇なので……
柳生咲玖夜:深淵……
柳生咲玖夜:じゃあエッチな闇医者さんと仲良くしていくぞ!
GM:エッチだとは言っていないが……よろしくお願いします!
GM:ではラストPC!

GM:◆PC4 涼暮御幸
GMキャラシート
涼暮御幸:はい!
GM:自己紹介を……頼むぜ!
涼暮御幸:涼暮御幸(すずくれ・みゆき)。
涼暮御幸:星辰館高校高等部第一生徒会、通称『破風の会』の生徒会長であり、
涼暮御幸:同時に、同組織をUGNの学内拠点、準支部として運用・指揮する立場にあります。
GM:UGN……指揮官!
涼暮御幸:人となりを知らないものからは冷徹な女帝としての印象を持たれていることも多いが
涼暮御幸:別に全然そういうことはないというか、どちらかというとアクの強い学内オーヴァードに振り回されることが多い。
GM:不憫常識人ポジ……
涼暮御幸:性能としては標準的なバックスタブ型の白兵能力者。空間歪曲からの射程攻撃による狙撃手としてのポジション。
涼暮御幸:器物使いと3種の能力訓練により、ある程度まではミドルも万能にこなせます。
涼暮御幸:そんなところ!よろしくお願いします!
GM:万能選手だ。よろしくお願いします!
GM:そんなあなたのハンドアウトは……こちら!
PC4:涼暮 御幸 シナリオロイス…"スプリンクリング・セカンド"  推奨感情…尽力/不快感
君は星辰館学園の生徒会長だ。
星辰館学園の生徒たちの間に、奇妙な噂が広がっていることは把握していた。口にした人間の潜在能力を目覚めさせるドリンク、『グリンシュ』。
オーヴァードに覚醒するまでに到らずとも、体内のレネゲイドウィルスが活性化している生徒が散見されることも、そう無関係なことではあるまい。
調査の末、君は学園近くの廃屋にて、学園を観察するFHエージェントを捕捉した。彼女は、"スプリンクリング・セカンド"と名乗った。
GM:捕捉しました。
涼暮御幸:捕捉したからには叩き潰さなきゃ……
GM:この観察というのは、オペラグラスつけて眺めてるとかではなく、あきらかにゴテゴテした双眼鏡とか機械とかで学校を覗き見してる感じなので
GM:遠慮なく叩き潰しにかかって欲しい感じです。
涼暮御幸:理解を得ました!
GM:αトランスを使った事件みたいに、あからさまに覚醒とかジャームとか増えてる訳じゃないけど
GM:放って置いたらどうなるか分からないし……ってなくらいでお願いしまーす。

■Trailer
 眠れる種が芽を発するか。
 試さずして諦められるか。

 潜在能力を解き放つ。
 在り来りな文句と共に、『グリンシュ』と呼ばれるそれは静かに少年少女を侵略する。
 その拡散の裏に横たわるのは、諦められぬ想いと、諦めさせぬ想い。
 ままならぬ一つの意地が、火花と化して緑を揺らす。

 ダブルクロス3rd Edition
『Green Unleash / 証明の一滴』
 ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。



◆ Opening 01 ScenePlayer:京良城東真

GM:侵蝕ダイスをお願いします!
京良城東真:1D10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 2[2]+31 → 33


GM:『誓いの騎士』
GM:インターネット上で公開されている、フリードメインの劇脚本の一つ。
GM:悪しき王により追放され、財産も奪われ、身一つとなった騎士が、
GM:旅路の中で多くの人々と出会い、新たな財産を得て、悪しき王を打ち倒すという物語。
GM:シンプルな筋書きながら、基礎的な舞台技術が細やかに求められ、アクションもあり、若年層に人気のある一本だ。
GM:今の演劇部一年に与えられた、課題作でもある。

GM:舞台はクライマックスだ。玉座の間にて、いよいよ騎士が悪しき王を追い詰める。
GM:……舞台は視聴覚室、衣装はジャージ、手にする剣は使い古した張りぼてであっても。
GM:赤い照明に照らされたそこは、間違いなく、炎に燃える決戦の場だ。

難波 北登:「来たか」
GM:騎士の姿を認めた王が、玉座にかけたまま静かに言う。
京良城東真:王を一瞥する。
京良城東真:文字通り芝居がかった動作で剣を抜き、掲げる。
京良城東真:「夢に身を任せ今こそ懊悩を捨てよう。燃える我が想いは、刃すら燃やさん」
京良城東真:「……王よ。お覚悟を」
難波 北登:「私は全てを奪い尽くし、お前を追放した。それはいずれ、その剣が私に届くという恐れがあったからだ」
難波 北登:応じる声音も、静かで厳しい。
難波 北登:「だが結局、お前は剣を手に、ここまで届いた」
難波 北登:静かに、王もまた剣を手に立ち上がる。
難波 北登:「騎士よ。覚悟せよ。お前に死をもって、本当の終わりを与えてやる」
GM:……そして、剣戟が始まる。
京良城東真:「その恐れは正しく、また貴方の見立ては正しかった。しかし、それも、そこまで」
GM:打ち合わせた通りの殺陣に合わせた、音声加工に剣戟の音が小気味よい。
難波 北登:「黙れ! そんな運命を私は認めない!」
京良城東真:「正しき終わりは、この私が示しましょう!」
GM:言葉と剣。幾度かの交錯の果て、やがて騎士は、王に致命的な一撃を加える。
難波 北登:「ぐぅ……!」
京良城東真:「貴方を討つ、この誓いこそが運命。さぁ幕を引きましょう、この国の為に、姫の為に」
GM:膝をつく王。しかし、力はまだ失われていない。剣を構え、最後の力で君に挑みかかる。
難波 北登:「うおおおおーーッ!」
京良城東真:「御免!しかし、共に地獄に墜ちましょうぞ、我が王よ」
京良城東真:一閃して切り捨てる。
京良城東真:「我が不忠の罪、いずれ受けますれば」
GM:照明は更に赤く、しかし暗く。燃える炎ではなく、鮮血の飛沫を表すような。
難波 北登:「私は……」
難波 北登:「認め…………」
GM:――暗転。

GM:視聴覚室。
GM:先日撮影した、『騎士の誓い』の通し映像が止まり、電気が点灯する。押し黙っていた室内の演劇部員たちは、まるで安堵したように息を漏らす。
難波 北登:「……さすだがな、京良城。舞台の上でもそうだと思ってたが……」
難波 北登:「本当に隙がない。やはりスゴいよ、お前は」
難波 北登:舞台の上で悪しき王を演じた、君と同年の男子生徒が声をかけてくる。
京良城東真:「いやぁ、格好良いですね、僕」
京良城東真:「これはなんか良い感じにモテたり、そういうのが発生するのでは?」
難波 北登:「後半がなければ、その前半を否定できるやつはいなかっただろうな」 苦笑して
京良城東真:「そこは俺の演技があればこそ!とか言ってくださいよ。僕が激烈に調子乗ってるみたいじゃないか」
難波 北登:「お前くらいになっちまうと、そうやってツッコむにも度胸がいるんだっつの。否定できないしな」
難波 北登:「……実際、モテたりとかそういうのが発生しないってことはないんじゃないのか? お前くらいなら」
京良城東真:「ふふん。ま。激烈に調子に乗ってましたけどね!」
京良城東真:「それが、モテない。そういう話を聞いたことがない。不思議だ。何故だろう?」
難波 北登:「乗ってんじゃねえかよ。ったく食えないぜ」
難波 北登:「そういう食えない所のせいかもな、モテないのも」
京良城東真:「はははは。性格に問題があると遠回しに言われました」
難波 北登:「遠回しに聞こえたか? こりゃ俺はホン書きの適性は……」
GM:そんな風に話していると、女子生徒の声が飛んでくる。
乙川 文音:「……ほら、そこの主演二人!」
京良城東真:「剛速球(ストレート)にしては遅すぎますよっと……おおっ!?」
乙川 文音:「今劇以外の話してなかった!?」
難波 北登:「おっと、監督サマだ」 肩を竦め、小さく両手を上げる
京良城東真:「あ。乙川ちゃん、今日も美しいね」京良城語でおはようの意味である。
京良城東真:「あ。彼氏か好きな人が出来たら、言ってね。こういうこと言わないようにしますから」
乙川 文音:「……その口に万力でも取り付けてやりたいわ」
乙川 文音:「舞台の上以外じゃ喋れないようにね」
乙川 文音:……乙川文音。演出・脚本志望であり、『誓いの騎士』の課題においては、監督役を務めている。
京良城東真:「そういう役柄ならやりますけど。違うならプライベートに干渉するくらい深い仲になってよ~」
京良城東真:軽薄に笑う。
京良城東真:これ以上ないくらいの薄さ。投げるとふわふわ浮く、
乙川 文音:ぎろりと君を見て 「私は今、劇以外の話をしていたことを怒ったの」
乙川 文音:「それなのにそんな調子で話すってことは、私の怒りはどうでもいいってこと?」
京良城東真:「乙川ちゃんが王の役に適役では?」
京良城東真:うんうん。と頷き。
乙川 文音:「裸一貫で追放して、戻ってこれるか試してやろうかしら」 ため息まじりで言って、首を振る
京良城東真:「残念ですが、危機を知らせてくれる使用人がいないので、この話は此処でおしまいにしましょう」
京良城東真:「ごめんなさい。それで、真面目に劇のお話をする?」
乙川 文音:「最初からそう言ってくれればいいのに……」 ぶつぶつとぼやきつつ、改めて視聴覚室内の面々を見る
GM:そう。今回の映像鑑賞は、実際に通しで『誓いの騎士』を演じて見て、それでこそ見えてくる問題点を打ち合わせるという趣旨のものだった。
GM:これから部員間で自由に意見を出し合い、劇を良くしていくための話し合いが行われる所だ。
難波 北登:「……収めてくれて助かったぜ、京良城」 難波が小声で言う
難波 北登:「お前がどうかはわからないが、俺は今の映像で、見直したい所を大小20は見つけたからな」
京良城東真:「え!?そんなに?大変じゃん」
京良城東真:「主役の僕がとても大変ですよね、それ。困る」
難波 北登:「ああ。当然付き合ってもらうからな。特に最後の殺陣。紛れもない見せ場なんだが……」
京良城東真:「乙川ちゃんがそうだな。せめて半分の10に収めて欲しいな。念を送ろう」
難波 北登:少し悔しげな表情をして 「……まあ後で相談するよ。乙川とも話しつつな」


GM:そして、一通りの意見出しと、それを踏まえた話し合いを終えて、夕方。
GM:部活はひとまず終わる時間だ。部員の多くは自主的なワークや練習に時間を費やすことになる。
GM:そんな中
乙川 文音:「……ちょっと」
乙川 文音:「この後時間ある?」 下校の支度を済ませた乙川が、君に声をかける
京良城東真:「君の為になら幾らでも時間を作りますよ」京良城語で 暇だよー 位の意味である。
京良城東真:髪を指でかきあげる。
乙川 文音:「その肺活量が、舞台の下では20%くらいになってくれれば丁度良いんだけどね」 溜息を吐く。見慣れた光景だ
京良城東真:「え。じゃあ、暇だけど」
京良城東真:「宿題くらいしかやることがありません」
乙川 文音:「……いや。それはそれで調子狂うわね……まあいいわ」
乙川 文音:「京良城。『グリンシュ』って聞いたことある?」
GM:君は聞いたことがあってもなくてもいい 名前だけなら、<情報:噂話>で6くらいだ
京良城東真:「ああ、しってるしってる」
京良城東真:「待って、今、ネットで調べて、なんか昔から知ってた風の手触りで返すから」
京良城東真:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[2,7,9] → 9

乙川 文音:「別にいいけど。ネットじゃ出ないわよ。ローカルな噂だし」
乙川 文音:「まったく、適当なことばっかり言って……」
GM:君は問題なく知っている。それが『潜在能力を解き放つ』なんて怪しげなフレーズで出回っているドリンク剤であることも含めて。
京良城東真:「頭良さそうで話題に精通してる感じで高校生活を過ごしたいんですよね」
乙川 文音:「それ、演技だけで通すには難しい配役よ。『グリンシュ』っていうのは……」
京良城東真:「そういうのがモテそうだし、それで、人間の脳の力を100%引き出す系のジュースとか?」
乙川 文音:「……そうよ。知ってたの?」
乙川 文音:説明に入ろうとしたところで、出鼻をくじかれた様子だ
京良城東真:「はははは。この流れですよ。君の様子を見て適当に」
京良城東真:「ネットじゃ出回らないローカルな学生同士の噂なら、おまじないかドラッグあたりじゃないかなって」
乙川 文音:「っとーに軽いんだから……まあ、様子見てそこまで言えるんなら、確かに適役なのかな」 こめかみを押さえながらも
京良城東真:「そうすると、後は2分1です。僕が乙川ちゃんに怒られるよりは分が良い確率ですね」
乙川 文音:「しかも運まで良いんだから……ともかく、その『グリンシュ』が、演劇部内でも出回ってる様子なの。学年問わず」
京良城東真:(まあ、本当は噂程度に知ってたんだけど、これはそれっぽい探偵仕草だったんじゃないだろうか)
乙川 文音:「広告過剰なただの栄養ドリンクとかならいいんだけど、もしこれで本当にドラッグとかで、そのせいで部が潰されたりしたらたまらないわ」
京良城東真:「僕は使ってませんよ!」
乙川 文音:「でしょうね。……って言っても京良城くんを信用してるんじゃない。先輩を信用してるの」
GM:彼女が名前を挙げるのは、君を導いたUGN所属の先輩だ。
京良城東真:「うちの部の人達、僕に辛辣だよね」
乙川 文音:「身に覚えがないなら相談に乗るけど?」
京良城東真:「相談場所は遊園地とカラオケどっちがいいです?」
乙川 文音:「みんながいる部室。……ともかく、この件で先輩に相談したら、京良城くんと協力するのが良いんじゃないか、って言われたから」
乙川 文音:「協力して欲しくって。いい?」
京良城東真:「歩いて0秒なのは合理的すぎるよね。でも、他ならぬ君の為ですからね、この命に代えても」
京良城東真:京良城語でOK、やるよー。くらいの意味。
乙川 文音:「舞台の上でそういうセリフ言う時は、その殺しても死ななそうな顔はやめてよね。……じゃ、合理的に動き始めましょうか」
乙川 文音:そう言う彼女の手の中には、名刺のようなカードがある
乙川 文音:「実際にそのドリンクを売ってる場所、押さえに行くから。それで止めさせてやるの」
乙川 文音:「合理的でしょ?」
京良城東真:「暴力的の間違いでは?」
乙川 文音:「合理的じゃない」
GM:……もしこれがオーヴァードも関わる事件なら、オーヴァードである君がいるべきだ。
GM:先輩の思惑はこんな所だろう。
京良城東真:「うん。喜んでほしい乙川ちゃん」
京良城東真:「僕、王に無理難題を吹っ掛けられる騎士の気持ちが心から理解出来ました」
乙川 文音:「ちゃんと予定は聞いたでしょ。寛大な王に感謝してよね」
京良城東真:「それでは、合理的にお付き合いすれば良いのでしょう」
乙川 文音:「ありがと。じゃあ行きましょ」
京良城東真:「今は王命に従いますれば」



GM:シーン終了。ロイスのみ可!
京良城東真:部活仲間 乙川 文音 尽力〇/憤懣
京良城東真:以上で。



◆ Opening 02 ScenePlayer:織田 雪晴


GM:登場ダイスをどうぞ!
織田 雪晴:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+5[5] → 43


GM:放課後。
GM:部活も一区切りの時間帯だ。部活以外やっていられないという者はさらに自主練に励み、そうでない者は三々五々散っていく。
女子生徒:「……ユキさあ、知ってる?」
GM:そんな折、一人の女子生徒が君に話しかけてきた。
織田 雪晴:「……なにを?」空のボトルの片付けや、記録管理も一段落した所。女子生徒の方を見て
女子生徒:「『グリンシュ』って。最近噂になってるやつ」
GM:知ってるかどうかはダイス次第だ。<情報:噂話>で8くらいあれば知ってるだろう。知らなくてもよい。
織田 雪晴:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 1[1] → 1 → ファンブル

GM:驚くほど知らない
織田 雪晴:「グリ……なんて?」
織田 雪晴:「グリーンシュー?」
織田 雪晴:とっさに抹茶味のシュークリームを連想した
女子生徒:「『グリンシュ』。やっぱユキ知らないかあ。そういうのニブそうだもんね」 にっと笑う
織田 雪晴:「……なんかシャクね、それ」「いいから吐きなさいよ、気になるじゃない」
女子生徒:「あはは、ごめんごめーん。ドリンクだよ、ドリンク。栄養ドリンク!」
織田 雪晴:「栄養ドリンク……? それがどうかしたの?」
女子生徒:「でもなんか怪しい感じのやつなの。何だっけ……『潜在能力を解き放つ』とかなんとか言って」
女子生徒:「実際、飲んだらすごい力が出たーとか、そういう話もあるみたい」
女子生徒:「怪しいっていうのは、ネットで検索しても全然話がでないから。つまりちゃんとした商品じゃないのよ」
織田 雪晴:「……なにそれ」プラシーボだったり、たちの悪い詐欺であればまだいい。まぁ後者は問題ではあるが、どちらかといえば警察の管轄だ。
女子生徒:「もしかしたら……」 声をひそめて 「ヤバいクスリかも」
織田 雪晴:最も厄介なのは……そのお題目が偽りでなかった場合
織田 雪晴:「……ヨーコ、あなたまさか」
織田 雪晴:「そんな眉唾、信じたり持ち込んだりしてないでしょうね?」
女子生徒:「えっ? いやいやウチは持ち込んでないよ!? っていうか見たこともないし!」 ぶんぶんと両手を振り
女子生徒:「ただほら、こーゆーのって悩んでる人がいる所を狙うって言うじゃん?」
織田 雪晴:「まぁ、そうよね……」
女子生徒:「この前ユキ、部の記録会が近いからなんかピリピリしてるって言ってたじゃん。それってそういうのかなって思ったからさー」
女子生徒:「気をつけなよ? もし本当にクスリとかで、生徒会の会長に見つかったら、部活だってヤバいだろうし……」
織田 雪晴:「そうね……」ちら、とつけていた記録を見る。何人か記録の伸び悩んでいる生徒の欄を見て
織田 雪晴:「全く、だれがこんな下らない噂を……」
女子生徒:「って、まーマジな話はここまでにして……」
女子生徒:人好きする笑みを浮かべ 「今日、放課後どう? カラオケいかね? 券が今日まででさー」
織田 雪晴:「あぁ、ごめん。今日先生に、記録会前の参考記録持ってくるよう言われてるのよ」まとめた記録をクリアファイルに挟んで
女子生徒:「へーい。相変わらず真面目なんだから」
織田 雪晴:「この埋め合わせは、明日精神的に、ってことで」
女子生徒:「あいよ、了解。じゃねー」 ひらひらと手を振り立ち去っていく
織田 雪晴:「あと、それはヨーコが不真面目なだけよ」
織田 雪晴:手をひらひらと振り替えしながら、さりげなく毒づく


GM:その後、職員室へ記録を届けた君は、体育館裏の方からひそひそとした話し声がするのを聞く。
???:「……これが『グリンシュ』……」
???:「……どうするかは、お前次第……」
???:「……本当にヤバイとかじゃ……」
???:「…………」
GM:話し声は止まらないが、片方の男子の声は
GM:君が聞き覚えのある。少し気の弱い陸上部員のものにも似ているだろう。
織田 雪晴:話し声をきいて、《天使の外套》で姿を隠して聞き耳を立てます。
織田 雪晴:「『グリーンシュー』……いやちがうちがう。『グリンシュ』……? ヨーコが言ってたあの……」
GM:なるほど。そうであればもう少し接近できるかな。
陸上部員:話しているのは、君の思った通りの陸上部員と
外套の人物:背丈のある外套の人物。
陸上部員:「……合う合わないがあるって?」
外套の人物:「そうだ。合わなければ少しばかり体調が悪くなるかもしれないが……」
外套の人物:「合えば、お前に能力が芽生える」
陸上部員:「……合えば……」
外套の人物:「……足りないんだろう?」
外套の人物:「今のお前は、足りない。今のお前じゃ、手の届かないものを求めてる」
外套の人物:「だが、それを飲めば。もしかしたら」
陸上部員:「…………」
陸上部員:彼は手に持っている小さな瓶……ラベルのない栄養ドリンクのようなものだ。それのフタをひねり、開く。
外套の人物:「……お前と同じ、部員の中にも、既に芽生えた奴がいる」
陸上部員:「……知ってるよ」
外套の人物:「そいつと同じ舞台に立って、競いたいなら……」
陸上部員:「分かってる……!」
陸上部員:声を上げると、彼は意を決してそのドリンクを飲もうとする。
織田 雪晴:「……そこ、なにやってるの!?」アレが問題のものだったら、まずい。さも今ここに来たような体で角から現れる
陸上部員:「!!」
陸上部員:彼は思わずドリンクの瓶を取り落とす
外套の人物:「……チッ……邪魔が入ったか」
外套の人物:「……驚かせて悪いな。見逃してくれないか?」
織田 雪晴:「……その人、どちら様? 知り合い?」
織田 雪晴:「この学校の人には見えませんが」ずかずかと歩み寄って
外套の人物:落ち着き払って君にそう言う彼の声は、どこか安心感を感じさせるようなものだが……君には通じない。
GM:具体的に言うと、イージーエフェクト《竹馬の友》の効果を帯びた声です。エクストラにしか聞かないので、織田さんには効きません。
GM:また、その声に何かエフェクトを伴う作用が働いていたことに君は気付いても良い。
外套の人物:「まあ、良いじゃないか……間の悪い所を見られてしまったようだが」
織田 雪晴:「……」エフェクトを受けた時の感覚。R案件の可能性アリ、か
外套の人物:「そう怒らないでくれ。誤解なんだ。見逃してくれないか? お互いのためにも……」
"フロントライト":「俺は"フロントライト"と名乗ってる。あだ名みたいなものだ。君は?」
織田 雪晴:「なにが、どう、誤解なんでしょう。私は『なにをしているか』と聞いただけですが」胸の下で腕を組み、あくまでも毅然と
織田 雪晴:《ワーディング》、抜剣──いや、ダメだ。
織田 雪晴:まだ人目も少しだがある。R案件とはいえ、相手の手の内がしれない以上、無用に挑発するのは得策ではない。
"フロントライト":「言ってるだろ。そう怒るような話じゃない、そうやって警戒を続ける……」
"フロントライト":「……続けるということは……」
"フロントライト":声音が沈む 「……お前もオーヴァードか」
織田 雪晴:「っ……」マズったか、ととっさに背中──頭の横に手を伸ばして
織田 雪晴:見えない柄を掴む。片手は自由にして、《ワーディング》はいつでも張れるように
"フロントライト":"フロントライト"が手を翳し、振り払う。次の瞬間には鋭い刃物――剣を手に、大きく一歩後退している。
陸上部員:「ひっ……!?」 刃物に、怯えるような声を漏らす陸上部員
"フロントライト":「……オーヴァードってのはホント、あちこちに潜んでるんだな」
"フロントライト":「嫌になる」 怒りとも、苛立ちとも取れる声で漏らしつつ
織田 雪晴:「そりゃどう、も」パチン、と指を鳴らす。《ワーディング》を展開して、そのままもう片手も、反対側の頭の横
織田 雪晴:見えない柄を掴み、振るう。
GM:君の後方、部員は意識を失う。これで見られる心配はない。
織田 雪晴:薄衣を裂くようにして姿を表したのは、鉄塊の如き巨剣が、片手に一本づつの二振り。
"フロントライト":「……ははっ」 呆れたように笑って
"フロントライト":「ドラゴンでも狩るつもりか?」
織田 雪晴:「……さて。あいにくワイバーンはともかく、ドラゴンは拝見したことがありませんで」
"フロントライト":「ワイバーンはいるのかよ。それはちょっと戦ってみたいかもな」
"フロントライト":「けど、今じゃない。戦うのは。……ワイバーンとも、お前ともだ」
"フロントライト":ひときわ大きな動きで後方へ身体を沈めこむと、高く跳躍
"フロントライト":そのまま建物の上へと姿を消します。追うことはできるが、君の機動力では少々厳しいだろう
織田 雪晴:「っ待……」追走──不能。自分の機動力のほどは把握している。今は、他にやるべきことがある。
織田 雪晴:「……あぁ、もう」巨剣を背中に背負い直すと、そこになにもないかのように姿が隠される。
GM:さて、君が辺りを見ると、"フロントライト"が跳び去った後に、一枚のカードが落ちているのが分かる。
織田 雪晴:「……ほら、タカキ君。風邪ひくわよ」まずは状況整理、報告……やることは多い。まずは巻き込んだ生徒をどうにか……?
織田 雪晴:ふと、そのカードを拾い上げる
GM:名刺のようなカードだ。見れば、N市内のどこかの住所が記されている。
陸上部員:「す、すみません先輩……俺、どうしてもあの人の言葉、信じちゃって……」
陸上部員:「……他の先輩に、あの"フロントライト"さんのこと紹介されたんです」
織田 雪晴:「……他の先輩に、ね」
織田 雪晴:「とりあえず、先輩からの忠告ですが」
陸上部員:「ウス……」
織田 雪晴:「あんな怪しい人にはもう関わらないこと」「怪しい話に乗らないこと」
織田 雪晴:人差し指を立てた拳を振りながら
陸上部員:「わ、分かっちゃいるんですけど、でも先輩に誘われちゃうと、どうしても……」
陸上部員:「今日も先輩、『グリンシュ』しに行くつってましたし……」
織田 雪晴:「『グリーン─』じゃない。『グリンシュ』?」
陸上部員:「はい。あの、俺が飲もうとしたのは、試供品で」
陸上部員:「それ飲んで体が合ったら、もっとちゃんとしたのが飲めるとかで……場所は、俺、知らないんですけど」
織田 雪晴:「……タカキ君」
陸上部員:「は、ハイ!」
織田 雪晴:「『グリーンシュー』だか『グリンシュ』だか知らないけど……力は自分で付けるものです」「ましてやこんな怪しいもの」
織田 雪晴:「……練習なら、付き合ってあげるから」
陸上部員:「う、ウス……」 視線を落とす
織田 雪晴:「よろしい」腰に手を当てて
織田 雪晴:「……あと、よかったら。その先輩のこと、教えてくれる?」
織田 雪晴:グリンシュ。“フロントライト”。所属はわからないでも、オーヴァードが出張ってきている以上、相応の対応が必要になる。
織田 雪晴:噂は噂でしかない以上、今手元にある手かがりは……この名刺に書かれた住所。
織田 雪晴:(これは、カラオケには間に合わないなぁ……)



GM:シーン終了です。シナリオロイスは"フロントライト"!
織田 雪晴:要注意人物 “フロントライト” 執着/○警戒 で取得!


◆ Opening 03 ScenePlayer:柳生咲玖夜


GM:登場ダイスをどうぞ!
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+9(1D10->9)(侵蝕率:34->43)した

GM:"DID"蛇神 医間子の闇病院。
GM:それは一見するとただの民家だが、玄関の扉を開けば、
GM:壁中に注射器や人骨(たぶん模型)が飾られた、異様な建物である。
GM:彼女から連絡を受けた君は、ものものしい雰囲気のリビングで、紅茶を振る舞われていた。
柳生咲玖夜:「(相変わらず気味の悪いところだなぁ……)」萎縮した様子で椅子に座っている
蛇神 医間子:「……"紅"茶って言うけど」
蛇神 医間子:「言うほど"紅"って感じがしないわよねェ」
柳生咲玖夜:短く揃えられた黒髪に藤色の瞳、縁無しの眼鏡。この場には似つかわしくないセーラー服の少女だ
蛇神 医間子:「"茶"茶、って感じじゃない? フフ!」
柳生咲玖夜:「へっ?あ~……はい、そうですね……」
GM:……蛇神 医間子は35歳、子持ち独身の闇医者である。苗字の通り、蛇を思わせる鋭い目つきが特徴的だ。
柳生咲玖夜:困惑しながら紅茶を口に運ぶ
柳生咲玖夜:「(こんなでも紅茶は美味しんだよなあ……)」
GM:誰に対しても別け隔てなく接する性格で、特に君たちの年代の少女には優しい。
GM:ケンカばかりの阿修羅地獄堂女学院などの女子生徒の治療を、親に秘密でやってくれたり、恋の悩みに乗ったりすることもあるのだという。
蛇神 医間子:「……それ、お口に合ってる?」
蛇神 医間子:君の様子をヘビのような目で伺いながら尋ねる
柳生咲玖夜:「も、もちろんです!うちの生徒の間でも評判なんですから!」慌ててカップを置き
柳生咲玖夜:「あ、そうだ蛇ちゃん先生。余り物ですけど良ければお茶請けに……」
蛇神 医間子:「良かったァ~……」 蛇のように深い口角で笑って
柳生咲玖夜:鞄からクッキーの包を取り出す
蛇神 医間子:「あら! 何かしら?」
柳生咲玖夜:「部活……のお茶会様に作ったんですけど、今日は集まりが悪くて」
柳生咲玖夜:厳密には、部活には入っていない。
蛇神 医間子:「あらあら~。ありがと! 娘も喜ぶわァ」
柳生咲玖夜:阿修羅地獄堂女学院。そこに集う、何故かスケバンと呼称されるオーヴァードの集会を、外向きにはそう言っている
蛇神 医間子:「本当はこっちで用意したかったんだろうけど……今月は出費が多くて。ウフ!」
柳生咲玖夜:「いえいえ、お構いなく……」
蛇神 医間子:「んじゃあ、そろそろ本題に入ろうかしら……」 自分のカップにも紅茶を注ぎつつ、君の目の前に座り
柳生咲玖夜:「(蛇ちゃん先生、本当にいい人なんだけど、面と向かうとどうしても萎縮しちゃうんだよなあ)」蛇に睨まれた蛙の心持ち
蛇神 医間子:「血がね……良くないの」
蛇神 医間子:前後もなく、そんなことを言う
柳生咲玖夜:「あ、そうでした!一体なにが……」
柳生咲玖夜:「血、ですか……?」
柳生咲玖夜:「ええと、誰のでしょう……?」
蛇神 医間子:「アシュ女の子のね……名前は聞いてないわ。闇医者だから」
蛇神 医間子:「妖魔邪淫ヶ丘の子とケンカして、痛そうだったから治療したんだけど」
蛇神 医間子:「夜ご飯のおかず代わりに、その時ガーゼで拭き取った血を分析してたの」
柳生咲玖夜:「邪淫と……」我ながらすごい名前だなあと思いながら
蛇神 医間子:「そうしたら、悪かったわ。……αトランス、って聞いて、分かる?」
GM:君は多分知っているだろう。体内のレネゲイドを喚起する薬品だ。
柳生咲玖夜:「おかず……おかず?」
柳生咲玖夜:「あ、はい……レネゲイドを換気させる薬の中でも代表的な……」
蛇神 医間子:「おかずよ」 蛇神は頬杖をつくと、けだるげな長髪が揺れる 「……楽しいのよ? 血液分析。その子の人生が分かって……」
柳生咲玖夜:「何度かFHが起こしたテロで使用された事例を耳にしたことがあります」
蛇神 医間子:「まあ、その話は今度ね。そう、それよ」
柳生咲玖夜:血液型占いみたいなものかな、とちょっと興味を惹かれつつ
蛇神 医間子:「そういう薬品に似た……精確に見ると違うんだけど、そういう傾向が見えるのよ」
蛇神 医間子:「レネゲイドウィルスが元気になっちゃうような血」
柳生咲玖夜:「それって元々その子が持っていた性質……というわけじゃなさそうですね」
柳生咲玖夜:「ソラリスシンドロームなら自分で似たような成分を作ることもできそうですけど」
蛇神 医間子:「ええ。明らかに外部的なものよ。普通にご飯を食べてケンカをしてるだけじゃならないようなコト」
蛇神 医間子:「まあ、今すぐにね。どうこうなっちゃうっていうようなレベルじゃあないんだけど……あくまで『今はまだ』っていうだけ」
蛇神 医間子:「理由も意図も分からないの。医者としては放っておきづらいわァ……」
蛇神 医間子:「闇でもね」
柳生咲玖夜:「拘りますねそこ……」
蛇神 医間子:「時々ほんとの医者だと勘違いして危ないことをしそうになるわ。ウフフ」
蛇神 医間子:「……で、ここから咲玖夜ちゃんを呼んだ理由。咲玖夜ちゃん、結構しっかりしたUGNの子でしょ?」
柳生咲玖夜:「(今からでも免許取ればいいのに……)」
柳生咲玖夜:「ま、まあ、一応チルドレンなどやっておりますが……」もうバレてるので特に隠さず言う
蛇神 医間子:「ええ。だからね。この変なコトについて、UGNと連携して調べてくれないかしら?」
蛇神 医間子:「こういう、何が起きてるか分かんないけど調べなきゃ、ってこと、得意な子は少ないでしょ?」
柳生咲玖夜:「わ、私ですか!?」「いや……うん。そうですね……正面からカチコミするのはみんな得意なんですけど」
柳生咲玖夜:「ええとつまり、うちの学生の間でαトランスに似た性質の薬物が出回っていて」
柳生咲玖夜:「その出所や目的を調べて、あわよくば止めさせる」
柳生咲玖夜:「ってことですよね」
蛇神 医間子:「そうよ」 蛇のような笑み 「そういう風に分かってくれるから……咲玖夜ちゃんを呼んだのよォ」
蛇神 医間子:「だったら、これを渡すわね」
GM:そう言って、蛇神はテーブルの脇に置かれていた名刺のようなカードを君に差し出す。
柳生咲玖夜:「出来るかなあ……」
柳生咲玖夜:「へ?これは?」きょとんとしながら受け取る
蛇神 医間子:「脱がした時……」
柳生咲玖夜:「脱がした!?」
蛇神 医間子:「その子の傷の治療のためにね。スカートのポケットから落ちて」
蛇神 医間子:「後で気付いたの。……怪しいでしょ? なにかの住所と、『グリンシュ』って言葉くらいしか、ちゃんとした情報がない……」
柳生咲玖夜:「……あ!治療!治療か~~!なんだ~~あはは」
柳生咲玖夜:「『グリンシュ』……」
蛇神 医間子:「……?」 咲玖夜ちゃんの動揺する様子は、不思議そうな目で見る
蛇神 医間子:「普通に考えたら、その化学物質に何か関係する場所なんだけど」
蛇神 医間子:「そこを押さえれば解決、っていうほど、コアーな情報でもないはず。そこはあくまでスタート地点ね」
蛇神 医間子:「闇の勘よ。……どォ? 動けそうかしら?」
柳生咲玖夜:「は、はい!バッチリです!手がかりがあるだけでも全然!」
柳生咲玖夜:「闇の勘最高です!」カードを鞄にしまいながら
蛇神 医間子:「ウフッ」
蛇神 医間子:「嬉しいわ、咲玖夜ちゃん良い子だから。……お用事はここまでよ」
柳生咲玖夜:「あの、本当に、ありがとうございます」姿勢を正して
蛇神 医間子:「いいの。アタシはね。あの学校のみんなが毎日楽しくしていてくれれば」
柳生咲玖夜:「喧嘩の怪我を内緒で治療してくださるだけでも有り難いのに、こうして協力までして頂いて……」
蛇神 医間子:「それがアタシのハッピーなの。そのためなら闇医者だってしちゃうくらいだもの。だから気にしないで」
柳生咲玖夜:「蛇ちゃん先生……」闇である必要はあるのかな?と思いつつ頷く
蛇神 医間子:「それじゃあまた、咲玖夜ちゃん」 目を細め、それでも蛇のように深い口角で笑う 「今度はラヴ相談に来てね」
柳生咲玖夜:「ラッ……!?」
蛇神 医間子:「ウフフゥ……」 その眼は、あるいは獲物を見定める狩猟者の目のようでもある
柳生咲玖夜:「や、やだな~先生!私そういうの全然で……」慌てた様子で
柳生咲玖夜:「………」
蛇神 医間子:「…………」 蛇のような笑み
柳生咲玖夜:「ちなみに先生、A組のカナちゃんに最近彼氏ができたそうなんですけど……」小声で
蛇神 医間子:「まァ」
柳生咲玖夜:蛇神先生の常連だった少女だ
柳生咲玖夜:「もしかして先生がご指南を……?」
蛇神 医間子:「ちょっと前に、少しね。でも嬉しいわねェ。最近顔を出さないと思ったら、そういうことだったのかしら」
蛇神 医間子:「お赤飯ケーキを作らなくっちゃァ……」 わくわくしている
柳生咲玖夜:「へぇ……」
柳生咲玖夜:ばっ、とかばんを持って勢いよく立ち上がり
柳生咲玖夜:「……先生」
蛇神 医間子:「なァに?」
柳生咲玖夜:「私、やります!学院を狙う巨悪を暴いてみせます!」
柳生咲玖夜:先程までとは打って変わって張り切った様子
蛇神 医間子:「ふふッ、そう? 巨悪かどうかは分からないけど……」
蛇神 医間子:「お願いね、咲玖夜ちゃん。良い知らせ、待ってるわァ」
柳生咲玖夜:「はい!必ずやり遂げます!」満面の笑み
柳生咲玖夜:「愛のために!」
柳生咲玖夜:紅茶の残りをぐいと飲み干して診療所を後にします。
蛇神 医間子:蛇のような目は、その背中を優しく見守っていた。



GM:シーン終了。シナリオロイスは蛇神 医間子ですが、
GM:ぶっちゃけこの後シナリオでの出番はないはずなので、漠然と『ドラッグを流通させてそうなヤツ』みたいな感じにしても良い。お任せします。
柳生咲玖夜:せっかくなので先生に取ります!
柳生咲玖夜:闇医者 蛇神 医間子 尊敬◯/萎縮
柳生咲玖夜:以上!


◆ Opening 04 ScenePlayer:涼暮御幸

GM:登場ダイスをどうぞ
涼暮御幸:侵蝕率+9(1d10->9) (侵蝕率:35->44)

GM:『グリンシュ』というドリンクの噂と存在が、一部の生徒の間で密かに広まっていたのは、生徒会長の君も把握している所だった。
GM:オーヴァードに覚醒する、あるいはレネゲイドを暴走させる、といった危険な作用こそないものの、間違いなくそれらはレネゲイドウィルスを活性化させており
GM:その流通経路の調査をする過程で、君はある不審人物が、学校を望める廃屋に住み込んでいることを突き止める。

GM:廃屋。
GM:一見すれば、昭和の戦後頃に建てられた、古い二階建ての一軒家。
GM:長く放置されて草が伸び放題に伸び、ツタ状植物が壁を覆う、人の出入りもなさそうな廃屋でしかないが、
GM:玄関先は、他に比べて汚れがない。人が出入りしている証左だ。
GM:聞けば、この建物の2階の窓から、星辰館学園の方角を熱心に見ている人影が目撃されており、その時期は『グリンシュ』の流行り始めと一致しているのだという。
GM:という訳で、扉の前だ。君は礼儀よくチャイムを押して訪問しても良いし、鍵の閉まったドアを物理的に突破して内部に踏み込んでも良い。
涼暮御幸:では、ノックを。チャイムは壊れているかも知れないので。
GM:コンコン、という音が響く。反応はない。
涼暮御幸:「失礼します。こちらは星辰館学園生徒会のものです」声を上げる。
涼暮御幸:「お話を伺いたいのですが、どなたかいらっしゃいますか?」
GM:君が声を上げると、頭上、2階の方からドタドタという騒がしい物音がする。
GM:人が動いて、転んだような音だ。しかし、それきり音は止む。身を潜めているかのようでもある。
涼暮御幸:「大丈夫ですか?」ドアをガタガタと開けようとする。
涼暮御幸:鍵がついているのであれば、ドアと融合し、しれと開ける。
GM:再び物音。何か慌てふためいているような様子が聞いて取れるだろう。
涼暮御幸:「ああ。開いていますね」
GM:ドアは問題なく開く。家の中はホコリっぽく乱雑だが、すぐそばにある2階への階段周りは、キレイに整理されている。
涼暮御幸:「どなたかいらっしゃいますか?」
:「……ぇっ、な、何で」
:「やばいやばい……」
GM:2階の方から慌てるような声がかすかに聞こえてくるだろう。
GM:そしてまた、ドテン! と転ぶような音。
涼暮御幸:音の先に向かい、先の様子を。
GM:階段を登っていけば、人のいる場所はすぐに分かる。ちょうど星辰館学園がある方角の一室だ。ドアは開いている。
小柄な影:目深にフードを被り、ゴーグルのようなものを装着した小柄な影が、妙な機材に囲まれて、コードに絡め取られ転んでいた。
涼暮御幸:「……」
小柄な影:どたどたと転がるように這いずり回り、ようやくコードの拘束から抜ける
小柄な影:「ぜえ、ぜえ……」
涼暮御幸:黒髪を白い髪飾りで束ねた少女が、怜悧にも見える視線でそれを見下ろす。
小柄な影:「…………あ」
涼暮御幸:「星辰館生徒会のものです。お話を伺いたいのですが」
涼暮御幸:「こちらで、何を?」
小柄な影:「あはははは……これはどうも、生徒会長さん……」 ヘナヘナした表情で応じる。目元が覆われているので分かりづらいが、少女のようだ
小柄な影:「えーっと……何をと言うと複雑な話になるので長くなっちゃうのですが……」
小柄な影:這いずり這いずり、窓の方へ身を寄せつつ
涼暮御幸:「ああ。存じ上げているのですね」
涼暮御幸:「生徒会のものです、としか申し上げていませんが。うちの生徒ですか?」
小柄な影:「あっ……いえ、ええと、あはは、しまっちゃったな」
小柄な影:「こ、こういう時、どうやって答えるといいんだろ。ごめんなさい、私あんまり話すの、得意じゃなくて……」
小柄な影:誤魔化すような笑み
涼暮御幸:「苦手でもやって欲しい」
涼暮御幸:「逃げるのは得意なのかもしれんが、そちらは後にしてくれ」
小柄な影:「あひっ! に、逃げるなんて……逃げたいですけど……」
小柄な影:「せ……生徒ではないです。星辰館の。会長さんのことは、その、下見で、潜入した時にご存知上げて……」
小柄な影:「かっこいいですよね、会長……それに、オーヴァードだなんて。星辰館には、いっぱいいますケド……今なら分かる」 ゴーグルが君を見る
小柄な影:「エグザイル、サラマンダー、オルクス……トライブリード。侵蝕率は安定。模範的なオーヴァード」
小柄な影:「……UGNチルドレン?」
涼暮御幸:「君のような探り方で」
涼暮御幸:「市井の無辜のオーヴァードということはあるまい」嘆息して。
"スプリンクリング・セカンド":「"スプリンクリング・セカンド"」
"スプリンクリング・セカンド":「……"スプリンクリング"って、ご、ご存知? その娘なんで、エヘ、"セカンド"……」
GM:君は知らない。
涼暮御幸:「済まない。残念ながら、潜入をしたこともないからな。調べがついていない」
涼暮御幸:「親御さんとやらを教えてくれるなら、拝聴するが」
"スプリンクリング・セカンド":「あ……それ無理なんです」 表情が沈む
"スプリンクリング・セカンド":「お父さん、死んじゃって……無理に実験しようとしたから。自分の体で」
"スプリンクリング・セカンド":「だから、私がそれの後を引き継いで……エヘ……やってるんです」
"スプリンクリング・セカンド":「実験と……応援」
涼暮御幸:「被験者がうちの生徒というわけか」
"スプリンクリング・セカンド":「は、はい。で、ほら……それを観察するために、いっぱい機械揃えて……高かったんですよ、これ」
"スプリンクリング・セカンド":「もう半分くらい諦めてますけど……」
涼暮御幸:「成程」羽飾りを髪から解いて。
涼暮御幸:圧縮されていた細剣が、その刀身を顕にする。「では」
涼暮御幸:「残りの半分を埋められるよう、善処するとしよう」
"スプリンクリング・セカンド":「今、半分の半分くらい埋まって……エヘ」
"スプリンクリング・セカンド":「でも、ここまで来ちゃえば、諦めってついちゃうっていうか……」
"スプリンクリング・セカンド":「……自分で台無しにする諦めが」
涼暮御幸:「我々は人道的な取り扱いを……む」
"スプリンクリング・セカンド":……彼女の影から、不意に泡のような球体が浮き上がる。
"スプリンクリング・セカンド":握り拳程度の大きさの、影そのもののようなそれらが、君に向かって殺到する。
涼暮御幸:はるか後方に飛び退く。同時に刀身が消え、
涼暮御幸:消えた刀身が虚空から突き出されるように本体を狙う。
"スプリンクリング・セカンド":「……ひひゃっ!」
GM:悲鳴。確かな手応え。攻撃は命中した。それと同時、影の球体がぱん、と弾ける。
涼暮御幸:遅れて、鈍い金属音。圧延から一気に展開された剣身が拉げる音。
涼暮御幸:刃金を鳴らす音だ。
GM:破裂した球体は、火のような光を帯びたままその場に留まり……
"スプリンクリング・セカンド":「いたっ、痛い……っけど……」
"スプリンクリング・セカンド":「こっちも行くんですから……!」
GM:バチッ、と火花の爆ぜるような音。
GM:それから一秒も待たず、球体が次々に爆発。2階全体を覆わんほどの威力だ。
涼暮御幸:「……っ!」
"スプリンクリング・セカンド":「うううーっ! 大損ー!」 そして彼女自身は、この爆風に身を任せ、窓から2階を飛び出していく。
GM:爆発が収まれば、古い二階層目はぐちゃぐちゃに吹き飛んでおり、
GM:彼女が調達したという、要塞のような機材の数々も、見事に壊れている。
GM:"スプリンクリング・セカンド"の姿はない。君の読み通り、逃げの手は確かな相手のようだ。
涼暮御幸:「……逃したか。だが」爆炎に焼かれた上着を払って。
涼暮御幸:「一定の成果はあったと思いたいものだがな」壊れた機材を臨み。
GM:ではそうやって機材を見ていると、その部屋のテーブルに、名刺のようなカードの束が置かれているのを見つけられる。
涼暮御幸:それを拾い上げて。
GM:『グリンシュ』という名前と、住所だけが入っているカード。
GM:ただし、住所が入っているのは数枚のみで、大半は住所のないカードだ。
GM:このカードの住所が『グリンシュ』流通の鍵だとしたら、その住所は刻々と変えられるものなのかもしれない。
GM:つまり、本拠地は別にあるのかもしれない。
涼暮御幸:「彼女がこの件においてどこまでのポジションにあったかも、まだ不明となれば」
涼暮御幸:「大した事件ではない、と断ずることも出来んか」
涼暮御幸:(――いや)
涼暮御幸:(生徒に累が及ぶものに、軽視する要素などあるものかよ)
涼暮御幸:「――『グリンシュ』。これ以上の跳梁を許すと思うな」
涼暮御幸:カードを握る手には、少しだけ力が籠もって。



GM:シナリオロイスは"スプリンクリング・セカンド"です。お取得を!
涼暮御幸:-敵/"スプリンクリング・セカンド"/尽力/憤懣:○/ロイス で!


◆ Middle 01 ScenePlayer:京良城東真

GM:全員登場ですが、登場ダイスは登場時に振ることにしましょう。
GM:まずは京良城くん、お願いします。
京良城東真:1D10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 7[7]+33 → 40



乙川 文音:「ここ」
乙川 文音:スマホの地図と、名刺のようなカードを見比べつつ君を先導していた乙川は、曲がり角の前で立ち止まった。
京良城東真:「ざっくりしてますね。二文字ですよ。二文字。もっと言葉を飾りましょうよ」
GM:辺りは閑静な住宅街だ。夕方から夜に差し掛かる時間帯。人影はちらほらとある。
乙川 文音:「……ここの角を曲がると」
乙川 文音:「このカードに書いてある住所が見える、ってこと」
京良城東真:「へぇ、ところでですね」
京良城東真:「乙川ちゃんは如何にして、そのカードを手にしたんですか?」
乙川 文音:「普通よ。『グリンシュ』の話してた部員を捕まえて、ちょっと問い詰めて」
乙川 文音:「で、『譲って』もらったの。穏便にね」
京良城東真:「合理的(ぼうりょくてき)な手段じゃないですか!?乙女には殿方に言えぬ秘め事がある。と言われた方がマシでしたよ!」
京良城東真:言いながら住所の方に歩いている。
乙川 文音:「ちょっと、はっきりさせとくけど、暴力はしてないわよ! 得体のしれない相手ならともかく、同じ部員に対して……」
乙川 文音:「ただ威圧はしたけど……あっちょっと、待ちなさい!」 曲がり角の手前で君を止める
乙川 文音:「……ここまで連れて来といてあれだけど、もしかしたら、ちょっと荒っぽいことになるかもしれない」
乙川 文音:「準備とかできてる?」
京良城東真:「おっと、レディファーストに則った方が良いですか?危険に敢えて身を乗り出すことで御身の安全を確保しようとしたんですけど」止まる。
京良城東真:「一応、護身用に、京劇で使う刀持ってきましたよ。ロッカーの隅で寂しそうでしたから!」
乙川 文音:「気持ちは有難いけど。でも役者の顔に傷でも付けたら、それこそ面目が立たないわ」
乙川 文音:「……まあ、そうやって準備をしてるならいいか。まったく使えない、ってことはないだろうし」
乙川 文音:「先輩方も刀を使う予定もなかったはず……」
京良城東真:「ふふ。なぁに、顔の傷は男の勲章ですよ。花になれど、塵になることもなし。僕は本当に顔が良いですからね」
京良城東真:「それに、貴方の言葉に導かれて、その手を取った時から覚悟はできていますので(訳:此処まで連れ出しておいて殊勝なことを言われてもなぁ)」
乙川 文音:「……そのよく回る口にばっかりは、ちょっとくらい傷がついた方が良いかもね」
乙川 文音:「回転数、あれば良いってものじゃないんだし……」
織田 雪晴:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 5[5]+43 → 48

織田 雪晴:「──そこのあなたたち。こんなところでなにをしているの?」あなたたちの後ろから、鋭い声をかける。
乙川 文音:「……!」
京良城東真:「逢引きに見えますか!?案外その通りです!」
乙川 文音:「違います! テキトー言うな京良城!」
京良城東真:「美しい、貴方、こんにちは。お話はゆっくり聞く準備があります。どうです?そこの喫茶店にでも」
織田 雪晴:「……」うぇ~……っていう顔
織田 雪晴:「……改めて聞きます。なにをしているのですか」頭痛そうにしながら
乙川 文音:「す、すみません! こら京良城、台詞は文脈の前後をちゃんと意識する!」
京良城東真:「おや、そのような表情もできるのですね。悪くはないと思いますが、調子が悪いのなら病院に連れ添いますよ」
京良城東真:京良城語で 大丈夫ですか?位の意味である。
織田 雪晴:「夫婦漫才はもう結構ですので、質問に答えていただけますか?」
京良城東真:「はい。そうですね。このままでは話が進みませんからね」
乙川 文音:「星辰館一年、演劇部の乙川です。これは京良城。口はよく回りますが害はないので……」
京良城東真:「美しい薔薇ですが棘は剪定していますので。美しい貴方は?」
乙川 文音:「私たち、『グリンシュ』について調べに来たんです。ええと、飲みたいとかじゃなくて、ちょっと知り合い……っていうか部内で噂が流れてて」
乙川 文音:と、軽く経緯を説明します。妙な問題になる前にドリンクの正体について調べをつけて、できれば内々で解決したいという旨。
織田 雪晴:「……なるほど」口元に手を当て、考える素振りをしてから
織田 雪晴:「私は二年陸上部の織田です。ちょうど陸上部でも同じような噂が流れていまして……」
乙川 文音:「織田さんですね。……陸上部でも噂が?」
京良城東真:「ははぁ。それは大変ですね。そして世に勇ましい女性は乙川ちゃんだけじゃなかったんですね」
織田 雪晴:「えぇ。目的としては、あなた達とほぼ同じです」
織田 雪晴:「……すみません、先程は。『グリンシュ』目当ての人かと思ってしまって」
乙川 文音:「ああ、いえいえ。そう思っちゃうのも当然っていうか、そんな」 あわあわ手を振り
京良城東真:「つまり、合理的に 蝶を絡めとろうとする毒花を刈り取ろうと?(訳:売人をボコりに来たんですか?)」
織田 雪晴:「……」胸の下で腕を組んで一瞬考えてから、翻訳を求める目を乙川に
乙川 文音:「えーと、『グリンシュ』を扱ってる人をとっちめに来たのか? くらいのニュアンスですね……」
織田 雪晴:「……まぁ、できれば穏当な手段を取りたいところですが、抵抗した場合は」
京良城東真:「これ乙川ちゃんの負担が半端ないですね。柄でもないですが普通に喋りましょう」
乙川 文音:「……分かってくれて嬉しいわ、京良城くん。もうちょっと早ければ、とは言わないでおく」
織田 雪晴:「あ、普通に喋れるのねあなた……」
京良城東真:「僕はこう見えても慎重派なので。手早く何かするのは苦手なんですよ」
京良城東真:「はい。これは演劇部向けの喋りですね。さてと」
京良城東真:「じゃあ、協力しましょうよ。情報交換とか色々するべきですね。それに校内にそんなに蔓延ってるなら、生徒会長さんに相談するのが良いと思います」
京良城東真:「あの人、美人ですし!」
乙川 文音:「ともかく、そういうことなら良かったです。でしたら一緒に行きましょう」
乙川 文音:「……京良城くん」 じっとりした目 「そりゃそうなんでしょうけど」
乙川 文音:「そんなことになったら、それこそ大ごとじゃない。あの女帝様に知られたら、部活だってどうなるか……」
乙川 文音:「そうならないために私たちで解決しようとしてるの。織田さんもそうですよね?」
織田 雪晴:「私は……その」
京良城東真:興味深そうに織田さんを見ている。
織田 雪晴:「あんまりこういう隠し事は得意ではないし、未遂者も出たから早く片付くなら越したことはないかなって」
織田 雪晴:「……まぁ、できれば内々にしたいから、一人できたんだけど」
乙川 文音:「ね?」 両手を合わせ 「同じ考えの人が一緒で心強いです」
京良城東真:「僕たちと似たような物ですね。でも、女性一人と言うのは少々不用心だとは思いますけど」
京良城東真:「そうですよ。それに貴方を守れるであろう僕との出逢い、これも運命ですね」
織田 雪晴:「大丈夫ですよ、これでも腕っぷしには自信ありますから」袖をまくって、細く白い二の腕を見せる
織田 雪晴:そして乙川に翻訳を求める目を向ける。
乙川 文音:「京良城くんは良い所を見せたいんです、あなたに」
乙川 文音:「……私も一応、空手とかやってたんで。積極的に使いたいわけじゃないけど、乱暴なことになった時にやり過ごすことはできると思います」
乙川 文音:「京良城くんも、まあ、男の子ですし。何かあったらお互い助け合いましょう」 口ではそう言いつつも、完全に織田さんを護衛する気持ちになっている
京良城東真:「今のは言葉通りの意味だったんですけどね」心外だなぁ。みたいな顔をしている。
織田 雪晴:「……別に私に見せたってしょうがないでしょう。見せるなら隣の人にしたらどう?」袖を戻して整えながら
乙川 文音:「あの、私と京良城くん、同じ部活ってだけですから、一応……」
織田 雪晴:「……あら、ごめんなさい」
乙川 文音:「……よしっ。じゃあそろそろ行きましょう」
京良城東真:「いえいえ。誰かを守るとか、何かを守るとかは、可愛い女の子にだけ適用してるわけじゃないのです。そっちのが嬉しいのは事実ですが」
京良城東真:「部活を守る仲間同士助け合うのは当然じゃないですか」
京良城東真:言いながら歩き出します。
織田 雪晴:「……なんだ、まともな事も言えるじゃない」失礼にもちょっと驚きつつついていく
GM:角を曲がり、住所の地点を見れば。
GM:そこにあるのは今時珍しい、古い駄菓子屋だ。個人商店だろう。
GM:エプロンをつけた年老いた女性が、今にも店を閉めようとしている。
乙川 文音:「……ま、間違いないです。地図だと、何のお店か分からなかったけど」
乙川 文音:「あそこのお店。え、駄菓子屋……?」 困惑している
織田 雪晴:「……学生が通ったり屯しても怪しまれない、という点では、なんら違和感のある話ではないでしょう」
京良城東真:「僕、お婆ちゃん。グリンシュ売ってません?って聞くのは流石に嫌ですね」
乙川 文音:「なるほど……」
乙川 文音:「……じゃあ私が聞く。こういうのはまっすぐに行くのが一番なんだから」
織田 雪晴:「いや、まぁそうでしょうけど……」
乙川 文音:つかつかと老婆の元に歩み寄って、声を上げる
乙川 文音:「すみません! 『グリンシュ』のことなんですけど……」
京良城東真:万が一に備えて横につける。
織田 雪晴:念の為ついていく
GM:彼女が聞くと、老婆はゆっくりと振り向いて
老婆:「あい。カードあるかい?」
乙川 文音:「……これですか?」
老婆:差し出したカードをひょいと取ると、店の脇の道を示す
京良城東真:(案外気さくに対応してる!?)
老婆:「あっちね。番号は0524」
老婆:「カード一枚で一本だけよ。おばあちゃん怒られちゃうから。……そっちの人は?」
老婆:京良城くんと織田さんを見る
織田 雪晴:「……こちらに」
京良城東真:「学友ですね。綺麗なお婆さん」
老婆:「あらありがと。あなたもイケメンね~」 気さくだ
京良城東真:「あ。ご結婚されてらしたら言ってください。こういうこと言いませんから!」
織田 雪晴:「学友その2 カードありです」すっと名刺のようなカードをさしだして
老婆:「主人はいたけどもう死んじゃったから。もしかしたら今夜化けて出てくるかもね」 にまにましている
老婆:「はいありがと。じゃあお嬢ちゃんもどうぞ。今度は早めの時間に来てね」 と、織田さんのカードを取る
京良城東真:「おや、これは失礼を。ご主人に嫉妬されないように言葉には気をつけましょう。出てくるなら僕の枕元よりも愛する人のところが良いと思いますしね」
老婆:「最近店じまい早いから……ウフフッ! やあね。あの人はもうあたしの顔なんて見飽きてるから」
老婆:「会いになんて来ないわよ。でもものすっごいヤキモチ焼きで……」 話が長くなりそうだ!
織田 雪晴:「……私先に行ってるわよ?」
京良城東真:「では、僕は酢昆布買います。それでは連れが行くと言うので、また」
乙川 文音:「あ、私も行きます。……京良城くん?」
京良城東真:酢昆布買って皆についていきます。
老婆:「はい、まいど~。あ、お帳簿付けとかなきゃ……」
GM:駄菓子屋横の脇道を抜けると、そこは古びた空き地だ。
GM:草も生え放題で荒れているが、しかしそんな空き地には場違いな、真新しいクーラーボックスが置いてある。
京良城東真:「倫理観バグってません!?あそこ?」
GM:蓋には番号付きの錠が付けられているが……
織田 雪晴:「……」周囲を警戒。
乙川 文音:「……なんだろう。あのお婆ちゃんは」
乙川 文音:「なんにも知らないんじゃないか、って感じした。何となくだけどね」
乙川 文音:言いながら、先程伝えられた番号を錠に入れると、あっさり開いた
織田 雪晴:「知っているかどうかはともかく……主犯ではないことは確かでしょう」
京良城東真:「ふっつーーーの駄菓子と危険であろう薬がシームレスに扱われてる感じでしたよ」
乙川 文音:無遠慮にボックスを開く 「変な仕掛けもないし……ほら見て」
京良城東真:「宝箱の中にはいかなる毒が。ジュリエットを眠らせられるヤツのが好みではありますが」
GM:中には確かに、栄養ドリンク特有の茶色いビンが並んでいる。ラベルはなく、蓋にも刻印はない。
乙川 文音:「毒かは知らないけど」 瓶を慎重に取り出す 「物はあったわね。あっさり」
織田 雪晴:「……タカキ君が受け取ったものと同じ……?」
GM:織田さんには同じ瓶に見えます
京良城東真:「日本の治安が心配になりますね」
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+5(1D10->5)(侵蝕率:43->48)した
柳生咲玖夜:「お婆ちゃん、ありがとうございましたー!」呑気な声で老婆に礼を言って、少女が路地に入ってくる
柳生咲玖夜:「ええと、この先をまっすぐ……」
柳生咲玖夜:「え?あわわっ!?先客……!」
織田 雪晴:「……また来ましたか」
乙川 文音:「……!」 新たに現れた顔をばっと振り返る
京良城東真:「こんにちはー。あ。またまた美しい貴方!今日はラッキーディでは?薬を買いに来た。というシチュエーションじゃなければなぁ」
柳生咲玖夜:「あ、あの!」
織田 雪晴:「はい」
乙川 文音:「京良城くん! ここは舞台の下!」
京良城東真:「はい。つまり我慢しろと言う事ですね」
柳生咲玖夜:「考え直してください!こういう怪しい薬とか手を出しちゃいけません!!」
柳生咲玖夜:「今ならまだ間に合います!!だから……」
織田 雪晴:「ストップ」
柳生咲玖夜:「はえ?」
京良城東真:「ははぁ、つまり、僕たちと貴方は同じような目的みたいですね」
京良城東真:「安楽椅子もパイプも必要なくわかるぞ。今の台詞だけで」
織田 雪晴:「……私たちは、その『怪しい薬』の噂とその正体を突き止めて、解決するために来た者です」
柳生咲玖夜:「ええと……皆さん『グリンシュ』を買いに来たわけではなく……?」
柳生咲玖夜:「な、なんとっ!?」
京良城東真:「大元を探し出して流出を止めたいな。出来れば大事にすることなく」
乙川 文音:「そ、そうなんです! 私たち星辰館の生徒で……えっと、あなたは」 制服を見る
柳生咲玖夜:「よ……」わなわなと肩を震わせて
柳生咲玖夜:「良かった~~~!私だけじゃなかったんだ~~~!」喜んで駆け寄る
京良城東真:「買った学生の未来とかを潰さないために。秘密裏に片づけたい。と言う所です。美しいお嬢さん」
織田 雪晴:「……内容は普通なのに、言い回しが気障なのどうにかなりませんか?」
京良城東真:(貴方にだけ、この言葉を捧げろと?って言うと話が進まないな。凄い言いたいけど!)
柳生咲玖夜:「う、美しいだなんてそんな……!」くねくねと照れながら
柳生咲玖夜:「あ……申し遅れました!」
柳生咲玖夜:「私は阿修……阿修女の柳生咲玖夜です」
柳生咲玖夜:阿修羅地獄堂女学院と大声で言うのには抵抗があるのだ
乙川 文音:「えっ、阿修女……」 驚きの混ざった声を漏らす
織田 雪晴:「阿修女……阿修羅地獄堂女学院ですか」
京良城東真:「僕は京良城東真。阿修女ですが、あそこの女生徒の皆さんは元気が良くて眩しい人が多いですね」
柳生咲玖夜:「あぁ!警戒しないでください……!!」わたわたと手を振り回して
柳生咲玖夜:「阿修女の生徒がみんなスケバンというわけでは……はい!」
織田 雪晴:「わかってますよ……落ち着いてください」
乙川 文音:「す、すみません。そうですよね」 頭を下げる 偏見を持ちやすいタイプなのだ
柳生咲玖夜:「よ、良かった……わかってもらえた……」
京良城東真:「柳生さん。阿修女でもグリンシュが流行ってるんですか?……と、こんなところでも立ち話もなんですね」
京良城東真:「乙川ちゃん。流石にこれはお茶をしたり、カラオケに行ったりが許されると思います!」
京良城東真:「作戦会議しましょう!」
柳生咲玖夜:「そ、そうですね。これだけ広範囲に薬が蔓延してるとなると、まずはお互いの情報を交換して……」
GM: ゴゴッ
GM:君たちが話していると、僅かに地面が揺れる。
乙川 文音:「……え?」
織田 雪晴:「っ……?」「なに?」
GM:揺れは次第に大きくなっていく。地震……と言うには、乱れた揺れだ。まるで
GM:足元、地面の下で、何かが蠢いているような……!
柳生咲玖夜:「地面の……下……?」足元に意識を向ける
GM:乾いた地面の上の砂利が跳ねる。ミシミシと苦しげな音を立てて、土にヒビが入る。
柳生咲玖夜:「まずいです!皆さん一旦離れ……!」
京良城東真:《ワーディング》乙川ちゃんを寝かせて、横抱きに抱えよう。
GM:  バ キ キ ッ!
乙川 文音:「え、な……」
京良城東真:「ちょっと寝ててね。ごめんね」
GM:地面を割って、巨大な植物の根のようなものが姿を現すのと、乙川が意識を失うのはほぼ同時だった。
柳生咲玖夜:「え!?今のって……」京良城くんから発せられたワーディングの気配に一瞬驚き
京良城東真:では、乙川ちゃんを安全な所にダッシュで隔離して舞い戻りましょう。
柳生咲玖夜:「って、なんか出た!?」
織田 雪晴:「乙川ちゃん頼みました!」とっさに柳生の手をとり、自身と一緒に軽量化。軽くなったまま地面を蹴って、ふわりと飛び上がる。
京良城東真:「お。柳生さんにも織田さんにも効かなかったんですね!」
柳生咲玖夜:「うわわわ!?」
GM:地面を割って姿を表した巨大な根は、空き地中に屹立して、君たちを逃すまいと取り囲んでいるようだ。退路も塞がれている。
GM:そして、君たち三人ともと同様に、太い根のようなものも動きを止めない。レネゲイドの力を帯びている!
織田 雪晴:「っと、失礼」着地してから、軽量化を解除して立たせる。
柳生咲玖夜:「ど、どうも……助かりました」
柳生咲玖夜:「……というか、皆さんオーヴァードだったんですね」
京良城東真:「そのようですね。でも、残念ながら、詳しい自己紹介はちょっと後かな」
織田 雪晴:「そのようで」
京良城東真:「向こうやる気ですし」
京良城東真:「その後にアドレス交換してライン作りましょう!」
織田 雪晴:「……はぁ、荒事になるとは思ってましたが、まさかこういう形とは」背中──頭の横。見えない何かを掴んで
柳生咲玖夜:「そうですね、まずは目の前の脅威を……え!?そんな急に…‥!?」
京良城東真:芝居用の柳葉刀を抜いて指先ででくるくると回している。
織田 雪晴:「東真くんはステイ!」
柳生咲玖夜:「あわわわ……!」慌てて虚空から刀を取り出し構える。
織田 雪晴:掴んだ柄を、振るう。薄衣を裂くようにして現れた、鉄塊のような巨剣を構える。
京良城東真:「うーん。なんで僕たちを襲うのかな。ま、いいか。それも後で考えましょう。では、皆さん頼りにしてますよ」
柳生咲玖夜:「(二人の構え……かなりの戦闘訓練を積んでる。"野良"じゃない……これなら!)」
GM:対する奇妙な根は、まるで太い五指で握り込むように君たちに迫り……
柳生咲玖夜:「って、え!?速!?」刀を引き抜く途中で虚を突かれ硬直する
涼暮御幸:侵蝕率+7(1d10->7) (侵蝕率:44->51)
涼暮御幸:迫る途中で、先端が不自然に拉げてねじ切れた。
GM:ねじ切れた根の一本が、悶えるように捩れる。
涼暮御幸:遅れて、軋む金属をぶつけたような甲高い音。
京良城東真:「おぉ!?」
柳生咲玖夜:「こ、今度は何……?」
京良城東真:何事かと音の出どころに視線を向ける。
涼暮御幸:「《ワーディング》を感知してみれば、これは――」根の包囲の一つに穴が空いて。
織田 雪晴:「っ……この音、まさか」
涼暮御幸:細剣を佩いた少女が顔を出す。「君たちは、我が校の生徒か?いや」
京良城東真:「あぁ、生徒会長!今日も美しいですね。一方的に知ってるだけの初対面ですけど」
京良城東真:「彼氏や好きな人がいたら言ってくださいね。二度と言いませんから」
織田 雪晴:「東真くんステイ!」
涼暮御幸:「詮無い事か。そうでなければせぬと言うわけでもない」
柳生咲玖夜:「生徒……会長……?」
柳生咲玖夜:「(星辰館の生徒会長って、確か……)」
京良城東真:手をぶんぶんと振って存在をアピールしながら、根っこを黙れとばかりに柳葉刀でベシっと払う。
GM:払われた根は身を守るように距離を取る。が、逃げ出すような様子はまったくない。
織田 雪晴:「……とりあえず、話は草刈りの後ですよ」
涼暮御幸:「――君は。“奈落歩き”か」
涼暮御幸:「君の判断を支持するとしよう。地域の清掃も、我々のなすべき行いだ」
京良城東真:(これは大事になってしまったのでは?)
柳生咲玖夜:「はい!やりましょう!これだけ的が大きければ、私でも……!」
柳生咲玖夜:黒刀を抜き放ち、腰だめに構える。
◆ ROUND 1
[奇妙な根1/2(5)]

5m

[京良城(7)/織田(13)/柳生(7)]

5m

[奇妙な根3(5)]

5m

[涼暮(3)]


GM:という陣容でミドル戦闘を開始します。
GM:まずはセットアップから。こちらは全員なし。
柳生咲玖夜:なし!
京良城東真:《力場の形成》40→43 攻撃力+8
織田 雪晴:なし!
涼暮御幸:なし!
GM:ではイニシアチブに進みます。京良城くんと柳生ちゃんが同値だが……
柳生咲玖夜:こっちから行きましょうか?
京良城東真:はい。GOしてくださいな。
柳生咲玖夜:と思ってけど織田ちゃんのが速い!
GM:修正! イニシアチブ最速は、無手状態の織田ちゃんでした。
GM:行動せよ!
織田 雪晴:はい、では
織田 雪晴:マイナーで戦闘移動。奇妙な根1,2のほうにエンゲージ
織田 雪晴:オートでレイジングブレイド×2を装備 行動値13→5
織田 雪晴:どうせシーン一回だしここで切りますか。レイジングブレイド×2の効果を起動! 
GM:ヒッ
織田 雪晴:ダメージダイスが4つ増える
織田 雪晴:メジャーで▼ミストルテイン 《コンセ:ノイマン》+《光の舞踏》+《マルチウェポン》 対象根っこ1号
GM:判定どうぞ!
織田 雪晴:6dx-1@7 侵蝕48→55
DoubleCross : (6R10-1[7]) → 10[2,3,3,4,8,9]+4[3,4]-1 → 13

GM:ドッジ
涼暮御幸:あわわ……
京良城東真:《妖精の手》
京良城東真:43→47
GM:ゲーッ
柳生咲玖夜:フェアリータッチ!
GM:躊躇がない……! 振り足してください!
織田 雪晴:1dx+19@7
DoubleCross : (1R10+19[7]) → 6[6]+19 → 25

GM:やってやらあ……!
GM:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,4,5,6,8,10]+7[7] → 17

涼暮御幸:あぶな……
GM:命中。ダメージどうぞ!
柳生咲玖夜:怖っ
織田 雪晴:あっぶ
京良城東真:良かったね!
織田 雪晴:3d10+24+4d10 装甲有効
DoubleCross : (3D10+24+4D10) → 16[4,6,6]+24+23[10,10,1,2] → 63

柳生咲玖夜:でかい!
GM:ミドル1で出すダメージじゃないんだよなあ
GM:成すすべなく切り捨てられます。2度死ねるRPG
織田 雪晴:では演出
織田 雪晴:「さて、行きますか」両手に一本づつ2本の巨剣、そして自身を軽量化。筋出力を変えないまま質量だけが変化したことにより
織田 雪晴:小柄な体躯と重装備を抱えながら、高い機動力を発揮する。
織田 雪晴:「相手が人間なら、もうちょっと小細工をいれるんですが……相手が根っこなら必要ありませんね」
京良城東真:「僕はじゃあ、小細工しようかな。 そこですね。草刈りするなら早い方が良いですよね」
京良城東真:織田さんが走り出した瞬間に、伸びた根っこを京良城が蹴りつける。そこから振動が伝わり動植物だというなら一瞬だけ意識伝達を飛ばしKOした。
織田 雪晴:飛び上がり、壁を蹴って方向転換。軽量化したまま剣を振るい、遠心力を乗せて振り下ろす──瞬間。
織田 雪晴:軽量化を解除し、逆に重量化。今の彼女の実戦操作範囲上限は……実に5t。大型トラック並の重量を持った斬撃が、軽量化した加速度を持ったまま振り下ろされる。
GM: ……ダンッ!
GM:文字通りに叩き切る挙動で発せられた打斬撃は、太い根を一撃で切断せしめる。
柳生咲玖夜:「(あの剣の軌跡……インパクトの瞬間に重さが跳ね上がった……?質量操作……バロール、いや、モルフェウス……!)」
GM:先端ではなく、根幹から。倒れた根は、力を失いもう動かない。
柳生咲玖夜:「すごい……」
柳生咲玖夜:超重量の刀の柄を握りしめる「……私だって!」
京良城東真:「華麗に空を舞う白鷺のような美しさでしたね。いやぁ、良かった。良かった」
涼暮御幸:「頼もしいものだ」少しだけ笑って。
GM:ではイニシアチブを進めましょう。改めて7の二人!
柳生咲玖夜:では改めてこちらから!
京良城東真:いっていって!
柳生咲玖夜:オートで数打(伸縮性警棒)装備、マイナーで戦闘移動し根2にエンゲージ
柳生咲玖夜:メジャー『逸ノ太刀・片割月』《コンセントレイト:バロール》《巨人の斧》《紬ぎの魔眼》根2へ攻撃
GM:判定どうぞ!
柳生咲玖夜:2dx8+4
DoubleCross : (2R10+4[8]) → 10[8,8]+2[1,2]+4 → 16

涼暮御幸:頑張った!
柳生咲玖夜:これでも回った方!
GM:避けるぞ~
GM:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[1,4,5,5,7,8] → 8

柳生咲玖夜:よっしゃ~~
GM:む、無念……ダメージどうぞ!
柳生咲玖夜:2d10+11
DoubleCross : (2D10+11) → 10[4,6]+11 → 21

柳生咲玖夜:平均値!
GM:それは……生存する! でも半分以上削れてます
柳生咲玖夜:ガリガリガリガリ
柳生咲玖夜:刃先で地を擦りながら、奇怪な根へ向かって突進する
柳生咲玖夜:バロール能力により極限まで密度を上げた黒刀。しかし、柳生咲玖夜はそれを自在に振り回す術を持たない
GM:根は君の進路を阻むように、幹のように太い体をのたうつ。
柳生咲玖夜:半月を描くような歩法。三度の回転を経た遠心力で、漸く刃先が宙に浮く
柳生咲玖夜:「てやあああ!」
柳生咲玖夜:オーヴァード相手であれば先ず当たらない大振りの一撃。黒刀の刃が太い幹を斬りつける。
柳生咲玖夜:「あ、当たった!」
GM:刃は……入る! 根の固い表皮を裂き、その内側の白い組織が、泥と共に散る。
GM:だが、先の一撃のように、切断までには到らない。根は悶えるように震え、君の追撃を阻むかのように暴れる。
柳生咲玖夜:「(けどまだ浅い……!もうひと押し)」
柳生咲玖夜:「わわっ!」
涼暮御幸:「――あれが彼女の武器か。それに、あの制服……?」独り言つ。
柳生咲玖夜:追撃を試みるが暴れまわる根に阻まれて踏み込めない
GM:では同タイミングの京良城くん! 行動をどうぞ!
京良城東真:「それであれば、あれは助けに入った方が良さそうですね」
京良城東真:手の中で柳葉刀をくるくる回し、そして柳葉刀を胸の前に掲げる。
京良城東真:「君はとある高名な将の愛刀だ。石を切っても刃毀れせず、鉄を裂き、山をも破る。いいね。よし」言葉の終わり共に刀がぼんやりと薄緑色の力場に包まれる。
京良城東真:「さぁ、いきますよー。アクションスタート」
京良城東真:と言うわけで2にエンゲージ!
GM:来るが良い!
京良城東真:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》
京良城東真:5dx7+3
DoubleCross : (5R10+3[7]) → 10[2,2,5,5,9]+2[2]+3 → 15

京良城東真:《剣精の手》
GM:当たるかn……ギャース!
京良城東真:1dx7+23
DoubleCross : (1R10+23[7]) → 10[7]+4[4]+23 → 37

GM:や、やったらあ! 根っこだって気合が入る!
GM:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 7[2,3,4,5,5,7] → 7

GM:だめでした。ダメージどうぞ!
京良城東真:47→51→53
京良城東真:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 15[1,10,3,1]+19 → 34

GM:それは耐えられない! 根2も戦闘不能!
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》服装が白いスーツにソフト帽へと変わる。荒事を行う街の用心棒のそれだ。
京良城東真:タンタンと軽くステップを踏み、跳ねるように飛ぶ。バク宙を繰り返しながら根へと接近し、柳葉刀を上空から振り下ろす。
京良城東真:「あ、やべっ、外した、かも?」《剣精の手》「なんてことは」
京良城東真:「ないんだけどねっ!」
GM:その動きを叩き落さんと、根も応戦した……ように見えた。だが、あるいはそんな動きすらも、君の殺陣を飾る一挙ですらなかったか。
京良城東真:柳葉刀が意思を持つように不自然な軌道を描き根を両断した。
京良城東真:帽子を押さえて着地。
京良城東真:「柳生さん、大丈夫?助けに来たよ」
GM:ズゥン 力を失った根が、君の背後で倒れ、埃煙を上げる。
柳生咲玖夜:「た、助かりました……ええと……」
京良城東真:「貴方の騎士、愛の下僕、どちらでも」
柳生咲玖夜:「愛!?」
京良城東真:京良城語で好きに呼んでいいよ。程度の意味である。
柳生咲玖夜:「あ!思い出した!京良城くん!京良城くんね!ありがと!!」
柳生咲玖夜:慌てた様子で早口に礼を返す
京良城東真:「はい。ではそれで。あと1匹頑張りましょう」
織田 雪晴:「……思ったより実力はあるようですね」
涼暮御幸:「――やはり。京良城東真か……あれは」その様子を見やり。
京良城東真:「生徒会長頑張ってくださーい!」
GM:ではイニシアチブを進めましょう。奇妙な根3が動く!
涼暮御幸:「ああ。言われるまでもない」
GM:マイナーで《緑の鞭》。メジャーで《鮮血の一撃》
GM:対象は~
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

GM:織田さん! 行くぞー
GM:10dx+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 9[1,3,3,4,6,7,7,7,8,9]+4 → 13

織田 雪晴:コイヨー!
GM:リアクションどうぞ!
織田 雪晴:ここは……ガード! 肉体は1しかない!
GM:ではダメージを出す
GM:2d10+5
DoubleCross : (2D10+5) → 8[6,2]+5 → 13

織田 雪晴:レイジングブレイドのガード値は6点です。なので7点だけもらいます
GM:ダメージが入ったら、さらにそこへ《餓鬼魂の使い》。邪毒Lv3を付与するぞ。
織田 雪晴:23→16
織田 雪晴:グワーッ!
GM:およそ2/3は片付いたが、残る根もただ刈られるままにしている訳ではない。
GM:太い根の2本を刈り取った君たちへ、地中から伸びてくる根が迫る。標的となったのは……織田さん!
GM:叩きつけるような動きで根が衝突し、更にそこに生えた、繊毛の発達した鋭い棘が無数、君に食い込む!
織田 雪晴:「んなっ……キャアッ!」とっさに自身を軽量化して衝撃を逃がすが、棘はしっかりと食い込み、傷を付ける
GM:棘の刺さった部位に感じるのは、ただのズキズキとした痛みではなく、熱を持ち侵食してくるような痛みだ。毒か、それに似た成分が入り込んでいるのかもしれない
織田 雪晴:「うぐっ……これ、毒……?」軽量化を解除して着地、剣を再び構えながら、呼吸を必死に整える。
織田 雪晴:「はぁ、厄介な……」
GM:ではイニシアチブを進めましょう。涼暮さん!
涼暮御幸:マイナーで《縮地》。根のエンゲージへ。
涼暮御幸:侵蝕率+2 (侵蝕率:51->53)
涼暮御幸:メジャーは『忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)』:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
GM:判定どうぞ!
涼暮御幸:11dx7
DoubleCross : (11R10[7]) → 10[2,3,4,4,6,7,7,7,8,9,10]+10[3,4,6,7,9,10]+6[4,4,6] → 26

GM:グエッ……よ、避けるぞ……!
GM:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,1,4,5,9,10]+4[4] → 14

GM:努力はした。ダメージどうぞ!
涼暮御幸:3d10+28 諸々有効
DoubleCross : (3D10+28) → 15[10,1,4]+28 → 43

GM:なんという手際……耐えられません。戦闘不能!
涼暮御幸:羽飾りを解いて、細身の刺突剣を弓引くように構える。
涼暮御幸:それは剣士の所作でも、間合いでもない。その状態で、相手をつぶさに見る。
涼暮御幸:先天的なレネゲイド漏出疾患を抱えた彼女の目は、熱源の揺らめきを確かに知覚して。
涼暮御幸:穿つ。白刃が閃き、宙空を舞った。
涼暮御幸:遅れて、歪んだ鍔鳴りのような音。
涼暮御幸:彼女の本分は“狙撃手”だ。
涼暮御幸:侵蝕率+5 (侵蝕率:53->58)
GM:植物の根、とはいえ自動し攻撃するそれは、明らかに尋常のそれではなく。
京良城東真:「あははははは。凄い、鮮やか」
GM:ならばその動きの起点と言うべき処を探知し、狙い、穿つことも、可能である。
GM:いびつな金属音と共に、最後の根が力を失って倒れる。
涼暮御幸:刺突剣を圧延し畳んで、元の白い羽飾りに。「“奈落歩き”。無事か?」
織田 雪晴:「……問題ありません。ありがとうございます……“刃金鳴らし”」
京良城東真:根っ子を拾い上げてみよう。
GM:辺りに舞っていた土埃が沈んでいく。先程までこの場を荒らしていた巨大な根は、もうすっかり動かず、急速に萎れていくようだった。
涼暮御幸:「待て、迂闊に触るな……」
涼暮御幸:「どの様な毒性かもまだ判然としない」
京良城東真:「その時は看病してくださるとかどうです?」
GM:根っこの欠片も、一見すればただの植物とは変わらない。樹液、とでも言うような液体が、僅かに肌へ痛みを訴える。
京良城東真:言われて捨てる。
京良城東真:「ちょっとピリってきましたね」
GM:が、ピリッとする程度のものだ。……具体的にどういったものかは、調査をする必要があるだろう。
織田 雪晴:「東真さんステイ」
涼暮御幸:「私に医療技術はないよ。期待されても困る」
柳生咲玖夜:「あ、指、大丈夫?」ハンカチを差し出して「あとで」消毒したほうが……」
京良城東真:「ははは。ありがとう柳生さん。後で洗って返すね」
京良城東真:「綺麗で清潔なハンカチは君の人柄がうかがえるね」
京良城東真:なんて言いながらハンカチ受け取って。
柳生咲玖夜:「そ、それほどでも……!」頬を赤らめる
涼暮御幸:「――柳生。やはり、君は」
涼暮御幸:「“ライフセイバー”か?」
織田 雪晴:「よいしょ、っと」立ち上がって、巨剣を背中に背負い直す。薄衣に包まれるように、巨剣が見えなくなる
京良城東真:《ワーディング》を解除する。
柳生咲玖夜:「え?は、はい!そういう貴方は……」
柳生咲玖夜:「星辰館の会長さんということは、"破風の会"の?」
涼暮御幸:「ああ。“刃金鳴らし”の涼暮だ」
涼暮御幸:「そちらにも及んでいるということは、やはり、事態はそう単純なものではないのかもしれんな」
柳生咲玖夜:「(あわわわ……学内限定とはいえ支部と同格の権限を持つ"破風の会"……緊張するな……)」
京良城東真:「生徒会長もグリンシュをお探しに?」
涼暮御幸:「というよりは、その供給源の打倒を――いや」
涼暮御幸:「積もる話は後か。君がそれを解いた以上、彼女が目覚めるだろう」
乙川 文音:「ううん……」
京良城東真:「ですね。適当な所で作戦会議しましょう。でもラッキーだな。みんな美人です」
乙川 文音:涼暮さんの言葉通り、むずむずと目をこすり、乙川が意識を取り戻す
乙川 文音:「……京良城くん、なんか私、あなたに触られたような……」
京良城東真:「あ。おはよー。生徒会長にばれてしまいました。色々あって!」
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》すでに学生服に着替えている。
涼暮御幸:「気がついたようだな」手を差し出す。「立てるか?」
乙川 文音:寝ぼけた目で涼暮さんを見上げて 「……え……」
柳生咲玖夜:「ゆっくりでいいですからね。吐き気が残るようなら病院に……」
乙川 文音:「かっ」 「会ちょ……京良城くん!? バレ、え、えっ!?」
京良城東真:「バレました!概ね。でも、会長は協力してくれるみたいですよね」
京良城東真:「ね☆」会長の方にウィンクなどして
涼暮御幸:「……この件は生徒会で預かる」
乙川 文音:「え、ええ……あっ、わっ、分かりました……」
乙川 文音:事態を把握しきれていないが、少し怯えているようにも見える。『女帝』のイメージは強い。
涼暮御幸:「だが、まずはだ」
涼暮御幸:「君の体調が第一だ」怜悧な眼で見下ろす様な形になっている。
乙川 文音:「は、はい……」 完全に萎縮!
涼暮御幸:「余計な真似はするな。速やかに休息できるよう手配をつける」
織田 雪晴:「……乙川ちゃん。そんなに怯えなくていいのよ。会長はそこまで冷たい人じゃ……」
涼暮御幸:「待て。冷たいとは……?」
京良城東真:「その怜悧で雪のように白い美しさは俗界にいる身には少し毒なのかもしれませんね。(訳:クール美人過ぎて乙川ちゃんはびびってるんですよね。普段の距離も遠いし)」
GM:と、なごやかしている所で
GM:<知覚>判定を振ってもらおうかな。難易度8です。
織田 雪晴:6dx>=8 こちとら【感覚】6やぞ
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 10[5,5,5,7,8,10]+4[4] → 14 → 成功

京良城東真:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[1,4,10]+6[6] → 16

GM:全員振って良い! 振らなくても良いが……
涼暮御幸:能力訓練:感覚を使用。器物使いをかませるぞ
柳生咲玖夜:魔眼使っちゃおうかな
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:54->55)した
涼暮御幸:4dx+1>=8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 10[1,2,5,10]+10[10]+4[4]+1 → 25 → 成功

涼暮御幸:えへへ
柳生咲玖夜:5dx>=8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 8[4,4,8,8,8] → 8 → 成功

柳生咲玖夜:ラッキー
GM:どいつもこいつも敏感になりやがってよ……
GM:では全員気付きます。近くの家屋の屋根の上、外套をはためかせて立っている人影がある。君たちを見ていたのだろう。
"フロントライト":さらに織田さんは、それが"フロントライト"、学内にて『試供品』を手渡していた者だと分かる。
京良城東真:「ん?二階席から熱烈な視線を感じますよ」
涼暮御幸:「毒とは、ああいうものを言うのだろう?」そちらを向いている。
織田 雪晴:「……?」「……“フロントライト”!」見上げて、すぐに気づいた
柳生咲玖夜:「!!新手ですか……!?」
"フロントライト":「……さっきのは《ワーディング》と言うんだったな」
京良城東真:「ボーイフレンドですか?織田さん。僕の方が……顔は見えないな。でも、行動において僕の方が良い男ですね!」
"フロントライト":「あれだけのジャーム化した植物を相手に、十分戦える……お前たち。四人全員、オーヴァードなのか」
"フロントライト":「生徒会長に……他校の生徒まで……」 忌々しげに漏らす
京良城東真:「うちの生徒みたいですね」
織田 雪晴:「御冗談を。……陸上部の後輩に、『グリンシュ』の試供品を渡していた人間です」
涼暮御幸:「貴様がこれをけしかけたのか?」
柳生咲玖夜:「じゃあ、『グリンシュ』の売人……!?」
乙川 文音:「え、何? 誰……? あれが悪い人なの?」
乙川 文音:まだ少しぼんやりした様子で、言葉に交じるよく分からない単語は意識に留まらない
"フロントライト":「……答える義理はない。そう思うならそう思っておけ」
京良城東真:「生徒会長。攻撃届くのでは?」横についてひそひそと
涼暮御幸:「馬鹿を言うな。彼女の前で見せるわけにはいかんよ」
涼暮御幸:「彼女に覆いを敷けば、それこそがこちらが攻撃する合図だ」
"フロントライト":「……大人しくしていろ。俺の邪魔をするな」
"フロントライト":「あと少しなんだ」
"フロントライト":「もしこれ以上調べを進めるつもりなら、これ以上の攻撃をすることになるぞ」
涼暮御幸:「そのような脅しには屈する訳には行かないな。生徒を守るのが私の責務だ」
柳生咲玖夜:「阿修女の生徒にカードを配っていたのも貴方ですか!?」
柳生咲玖夜:声をかけながら、乙川さんを庇う位置取りへ
"フロントライト":「阿修女……ああ、そうか」 かすかに頷き
"フロントライト":「『そうだ』と言っておこう。全ては俺の手の内だ」
"フロントライト":「こうして、星辰館では嗅ぎつけられてしまったからな。……阿修女で気づかれるのは、想像以上に早かったが」
柳生咲玖夜:「……!なら……逃がすわけには行きません!」
"フロントライト":「……いいや、逃げるさ」
京良城東真:「あ。待って!一言!」
"フロントライト":「まだ俺は、舞台に上がることはできない」 一歩退き
京良城東真:「僕は君の願いよりも乙女の願いの方を優先させてもらうよ。徹底的に邪魔をするのでよろしく」
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》で白い手袋を作り出し投げる。
京良城東真:「決闘だ!」
"フロントライト":「…………」
"フロントライト":惑うように動きを止めかけたが、結局それを手に取る
"フロントライト":「……言ってろ」
"フロントライト":《瞬間退場》。屋根から屋根へと跳躍し、夜へ沈みゆく家並みに姿を消します。
涼暮御幸:一拍遅れて、それの立っていた屋根をカツン、と金属が打ち付けた。
涼暮御幸:乙川文音に見えぬ角度で、一撃を狙っていたが。「逃したか」
柳生咲玖夜:「うぅ~!逃げ足の早い……!」
乙川 文音:「……えっと、あの……つまり」
織田 雪晴:「……はあ」一応柄にかけていた手をおろして
乙川 文音:「今の、いかにも怪しい~人が、犯人……?」
涼暮御幸:「その可能性が高いということだ。警察には私から通報しておくが」
京良城東真:「黄昏時に黒い外套をはためかせるなんて、キザなやつでしたねぇ」
涼暮御幸:「君も、厳に警戒してほしい。また現れないとも限らん」
織田 雪晴:「……東真くんにだけは絶対に言われたくないと思いますよ、それは」
京良城東真:「言動が追い付いてないのは残念でしたけど」
涼暮御幸:「こちらに害を及ぼすことも仄めかしているからな」
京良城東真:「はい。はーい。僕が皆さんをつききっりで護衛するというのはどうでしょうか?」
織田 雪晴:「正直私は、乙川ちゃんには手を引いて欲しいくらいなんですが……」
京良城東真:「あ。ベッドが近いなら床で寝ても全然大丈夫ですよ」
織田 雪晴:「東真くんステイ」
乙川 文音:「は、はいっ。気をつけます。京良城くんのことは」
乙川 文音:「ええと、織田さんくらいの感じでお願いします……すみません」
乙川 文音:「根っこは良い奴なんですけど」
涼暮御幸:「根っこにはいい思い出はないな」真顔で。冗談のつもり。
柳生咲玖夜:「そうですね……」疲れ果てた表情で
織田 雪晴:「……それはわかってるわよ」二重の意味で
京良城東真:「まってくださいよ。こんなにも華があるじゃないですか」
京良城東真:その場の会話に笑って返す。



GM:シーン終了です。ロイス・調達可!
京良城東真:応急手当をば
京良城東真:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 5[1,3,5] → 5

京良城東真:無理。
涼暮御幸:じゃあこっちも応急
柳生咲玖夜:協力者 織田 雪晴 感服◯/劣等感 で所得!
涼暮御幸:能力訓練:社会を使用。
織田 雪晴:薄い人 京良城東真 ○有為/東真くんステイ! で取得
柳生咲玖夜:購入は大槌
柳生咲玖夜:紬ぎの魔眼でダイス+3
涼暮御幸:あ、いや、もっと高いの狙ったほうがいいかな……?
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:55->56)した
京良城東真:ロイスは 織田 雪晴 有意○/隔意 で。
織田 雪晴:購入はボデマでいきましょうか
柳生咲玖夜:6dx>=14
DoubleCross : (6R10[10]>=14) → 10[2,2,5,5,6,10]+1[1] → 11 → 失敗

織田 雪晴:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 3[3] → 3 → 失敗

織田 雪晴:バディムいりますか?
柳生咲玖夜:だーおしい!
涼暮御幸:いいものを持ってる
柳生咲玖夜:バディムほしいです!
GM:ムーブしていけ
織田 雪晴:では柳生ちゃんにバディムーヴ! 達成値+3!
柳生咲玖夜:やった~~!
涼暮御幸:ボディアーマーにしておこう
涼暮御幸:5dx+5>=12
DoubleCross : (5R10+5[10]>=12) → 7[1,1,2,3,7]+5 → 12 → 成功

柳生咲玖夜:購入してウェポンケースに入れます!
涼暮御幸:きっかり!織田さんにあげよう
織田 雪晴:やりました。ありがたく頂戴します
涼暮御幸:ロイスは保留!以上で!


◆ Middle 02 ScenePlayer:涼暮御幸

GM:情報収集シーンです。登場する方はダイスをどうぞ
涼暮御幸:侵蝕率+9(1d10->9) (侵蝕率:58->67)
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+5(1D10->5)(侵蝕率:56->61)した
京良城東真:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 5[5]+53 → 58

織田 雪晴:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 2[2]+55 → 57



◆ 情報収集項目 1
・『グリンシュ』の成分について <情報:UGN> 7
・『グリンシュ』の取り扱いについて <情報:噂話> 7
・"フロントライト"について <情報:噂話> 8
・"スプリンクリング・セカンド"について <情報:UGN> 9
GM:情報項目は以下の通り! 全員判定をしてから項目をオープンする形式なので。
GM:バンバン振ってくれ!
京良城東真:情報UGNとコネを持ってるのでそちらをやりたいです。
京良城東真:成分かな。
柳生咲玖夜:魔眼とコネあるので難しい方行っとこうかな
涼暮御幸:UGNなら+3かな
柳生咲玖夜:スプリングリンク・セカンドで
涼暮御幸:UGNなら5dx+3で噂話なら5dx+1
織田 雪晴:消去法で取り扱いかしら
涼暮御幸:まあでも、簡単なのを織田さんのほうがいいですね
涼暮御幸:難しい方はバディムできるかもですし。
織田 雪晴:1611は伊達ではない
柳生咲玖夜:バディムのありがたさ
織田 雪晴:とりあえず取り扱い振りますね
京良城東真:じゃあ俺、お金もあるし噂話7のほういきましょう
京良城東真:織田さん成分の方がよろしいのでは
涼暮御幸:技能使えますしね
織田 雪晴:固定値あるほう……! ありがたく
織田 雪晴:1dx+1>=7 情報:UGN
DoubleCross : (1R10+1[10]>=7) → 7[7]+1 → 8 → 成功

織田 雪晴:成分クリア!
柳生咲玖夜:やった!
京良城東真:『グリンシュ』の取り扱いについて を振ります。
京良城東真:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[6,6,7] → 7

京良城東真:成功です。
涼暮御幸:じゃあこっちはフロントライトを。
涼暮御幸:能力訓練:社会を使用。
涼暮御幸:5dx+1>=7
DoubleCross : (5R10+1[10]>=7) → 10[1,5,6,6,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

涼暮御幸:OK!
柳生咲玖夜:残ったスプリングリンク・セカンドで
柳生咲玖夜:紬ぎの魔眼、コネ:UGN使用
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:61->62)した
柳生咲玖夜:8dx+3>=9
DoubleCross : (8R10+3[10]>=9) → 10[2,5,5,6,9,10,10,10]+3[2,3,3]+3 → 16 → 成功

柳生咲玖夜:危なげなく
GM:優秀者(ゆうしゅうもの)どもがよ~
GM:順番に公開します。


・『グリンシュ』の成分について
口当たりよくするための成分は市販の栄養ドリンク等と大差ないが、
レネゲイドウィルスを帯びた未知の化学物質を多く含んでいる。
それらは一般にαトランスと呼ばれる、オーヴァードの覚醒を強制する薬剤に似ているが、
そのルーツは恐らくソラリスシンドロームによるものだろうと推測できる。
駄菓子屋裏で確保できた物は濃度が薄いが、これを濃縮すれば、αトランスと同様に、
オーヴァードでないものを強制的に覚醒させることも可能であると見込まれる。

実際に飲用した者の感想も様々で『気分が悪くなっただけだった』という者もいれば、
『頭が冴えるようになった』『足が速くなった』等、何らかのごくささやかなエフェクトを、一時的に発現した者もいる。
・『グリンシュ』の取り扱いについて
涼暮が"スプリンクリング・セカンド"から手に入れたカードを見ての通り、
『グリンシュ』の取扱店を示すカードは、住所を後入れするようになっていた。
調査の結果、先の駄菓子屋を始め、『グリンシュ』を置いてあるのは個人経営の商店に限り、
その誰もが、エフェクトの効果により"フロントライト"を信頼して、取り引きを幇助していた。
また、店舗で『グリンシュ』を入手する際に金銭授受が発生していなかったが、
これはカードをやり取りする際と『グリンシュ』を店に置く際にのみ金銭をやり取りする仕組みであったため。

エフェクトによって信頼を得たにしても、取り引きに都合の良い個人商店を見つけるには、土地勘がなければ難しいだろう。
・"フロントライト"について
外套で全身を隠した人物。過去の活動歴はない。声からは男性と推測できる。
星辰館学園内で『グリンシュ』の試供品を配ったり、『グリンシュ』と交換するためのカードを売っていた。
逆に、阿修羅地獄堂女学院では姿を見せていない。
→ ☆ 情報追加『阿修羅地獄堂女学院の『グリンシュ』売人について』

・"スプリンクリング・セカンド"について
日本各地で目撃されているFHエージェント。ソラリス/ウロボロス。
年齢は10代後半と目される。死亡が確認されているFHエージェント、"スプリンクリング"の娘。
"スプリンクリング"は元UGN研究者で『αトランスを元とした安全なオーヴァード覚醒剤』の研究を主張していたが、
UGN内でそれが認められることはなく、下野。FHエージェントとして研究を行っていた。
その娘である"スプリンクリング・セカンド"もまた、彼の研究を引き継ぎ、日本各地で勝手な実験を行っている。
とはいえ、その危険度は低く、手法が密やかであったため、今までその身柄を捕捉することができなかった。

研究者として高い能力を持つ一方で、護身のための戦闘も可能。
また、実験の過程で発生した植物のジャームを手懐け、戦力として運用する。
→ ☆ 情報追加『"スプリンクリング・セカンド"の実験方法について』

GM:開示した情報は共有メモとしても貼り付けておきます。


GM:夜。
GM:星辰館学園。
GM:日中に比べれば当然静かなものだが、決して『静まり返っている』わけではない。
GM:遅くまで活動してる部活動、あるいは委員会。教員。そういった者の話し声や蛍光灯の灯りは、夜闇の中でもよく響く。
GM:そしてまた、一つ新たな灯りが点く。
GM:星辰館学園、生徒会室。あるいは、"破風の会"、その拠点。
涼暮御幸:「……先に言っておくが」明かりをつけた手を降ろして。もう片手には生徒会室の鍵。
涼暮御幸:「君達を招き入れたことを、触れ回ってはくれるなよ」
京良城東真:「はい。先に言っておくが?彼氏とかいるから口説いても無駄。とかですかね?」
織田 雪晴:「東真くんステイ」
涼暮御幸:「特に、許可証無しで学外より招き入れたなど、他に示しがつかん」
柳生咲玖夜:「え、彼氏いるんですか!?意外……あ、すみません……」
涼暮御幸:「彼氏の有無が何の関係が……?」
涼暮御幸:「いや、居るわけでもないが……」
織田 雪晴:「……早く話を進めましょうか」頭痛をこらえるような仕草
柳生咲玖夜:「ああ!すみません話の腰を……」
京良城東真:「彼氏がいるのに、甘い声かけは仁義にもとりますし、許可証無しで学外より招き入れるくらいに筋が通らない行動です。あ、お邪魔しまーす」
京良城東真:生徒会室を見回す。
京良城東真:「ないですね。トランポリン」
涼暮御幸:「トランポリン……?」
織田 雪晴:「トランポリン……?」
柳生咲玖夜:「生徒会室に……?」
京良城東真:「あるって噂があったんですよ」
涼暮御幸:きれいに整った部屋。お菓子受けだけは容量が大きいように思えるくらい。
涼暮御幸:破風の窓からは、外――校舎を見渡せる。外が暗闇でなければだが。
涼暮御幸:「どこからそんな噂が……あるわけがないだろう」
柳生咲玖夜:「(うちの集会場の体育館には置いてあったな……壊れてたけど)」
京良城東真:「残念です。アクロバットは得意なんですよ。あ、さっきも飛んだり跳ねたりしたのは見てくれたと思いますが」
柳生咲玖夜:阿修羅地獄堂女学院の体育館は雑多な備品の掃溜めと化しているのだ
京良城東真:言いながら机にコンビニ菓子を丁寧に広げる。
京良城東真:「それで、みんなオーヴァードなんですよね」
織田 雪晴:「えぇ、そうですが」
涼暮御幸:「今更だな。ワーディングの最中にあれだけの活動ができるものがそうでないはずもないだろう」
京良城東真:「僕は顔が狭いのでびっくりしました!そっちの方での自己紹介が聞きたいです」
柳生咲玖夜:「はい。この際もう一度、お互いの身元をはっきりさせておきましょうか」
涼暮御幸:「そうだな。それがいい」
柳生咲玖夜:「そ、それじゃあ先ずは私から……一番余所者ですし……」
柳生咲玖夜:「"活人剣(ライフセイバー)"柳生咲玖夜。UGNエージェントです。分類上は、チルドレン……と言ってわかります?」
京良城東真:「UGNの未成年従事者の総称みたいな感じですね。僕もそれです!」
涼暮御幸:「正確には、多くが先天的に能力を有する、施設上がりのオーヴァードだ」
柳生咲玖夜:「あ、そうなんですか……すいません他の学校に潜入してる人の名簿には目を通していなくて……もしかして皆さんも?」
京良城東真:「順番にいきましょう。話すことないなと思ったら誰かにパスする感じで」
涼暮御幸:首肯して。「続けてくれ」
柳生咲玖夜:「あ、そうですね……それでさっきも言いましたが、阿修羅地獄堂女学院に通ってます」
涼暮御幸:「こちらで言うところの『破風の会』のようなものだな。向こうでのオーヴァード互助組織の一員として潜入していると聞いている」
柳生咲玖夜:「ま、まあそんなところです!」スケバン八大天王という名称は口に出さない
柳生咲玖夜:「生徒がお世話になってる闇……お医者さんから、患者の血液の中に妙な反応が増えてると聞かされまして」
涼暮御幸:「曲者ぞろいの向こうの連中をよくも御していると思うよ。私には務まらんだろうな」
柳生咲玖夜:「それで、『グリンシュ』にたどり着いたわけなんですが……」「い、いえ!私なんかとても……!」
京良城東真:「大変なんですねぇ。柳生さんも会長も」
柳生咲玖夜:「最近は人員も増やしてもらいましたし、すごいんですよ!入学して早々八大天王の一角を落としちゃって……」
織田 雪晴:「八大……?」
柳生咲玖夜:「あ!いえ!これは関係ない話でした……!」
京良城東真:「八大天王?面白そうな単語が出てきました!」
柳生咲玖夜:「そ……その話は後ほど!」
京良城東真:「絶対個性豊かな美女ですよね。はい、後程にします」
涼暮御幸:「……学校特有の呼称があるものだろうさ。我々とてまだ年若い組織だ」
涼暮御幸:「シンドロームの区分さえ、まだ暫定的なものに過ぎぬほどだ」
柳生咲玖夜:「私はそんなところです!はい!次の方どうぞ!!」
京良城東真:「あ。その前に質問があります」
柳生咲玖夜:「はえ?」
京良城東真:「あ。彼氏や好きな人の有無は今後のコミュニケーションのかけ方的に重要ですよ。僕はフリーの方にしか積極的に声をかけないので」
京良城東真:うんうんと頷き。
柳生咲玖夜:「ええ!?彼……!?」赤くなり
涼暮御幸:「それは、任務と何の関係が……?」
柳生咲玖夜:「え、えーと……彼氏はいませんが……」もじもじしながら
織田 雪晴:「東真くん……」
涼暮御幸:「そういう者を持つ者が、説明できない力を発揮したという事例も確認されてはいるが。だが……?」
柳生咲玖夜:「す……好きな人なら……いる……かも?」声が小さくなっていく
京良城東真:「パーソナルスペースにどこまで侵入するかと言う話ですね。初対面ですから大事です。ハイ!OKです」
織田 雪晴:「……そこで柳生ちゃんも正直に答えなくていいのよ」
柳生咲玖夜:「え?そうなんですか!?」
京良城東真:ロイス取ります。 柳生さん 同行者 信用〇/脈無し
京良城東真:「じゃあ、次は僕がいきましょうか」
涼暮御幸:「場を和ませるための君なりの手管というわけか?……ああ、頼む」
京良城東真:「この学校の1年の演劇部員で京良城東真と言います。オーヴァードになったのは3か月くらい前ですね。モルフェウス/オルクスだそうです」
柳生咲玖夜:「1年……えっ年下!?」
京良城東真:「うちの部にもグリンシュが出回ってるらしく、乙川ちゃんに付き合う形で今回の事件に首を突っ込みました」
京良城東真:「はい。1年です。今回は美しい皆さんとご一緒出来て嬉しいと思ってますよ」
涼暮御幸:「成程、登録から漏れていたのか。コードは?」
京良城東真:「“ヴンダーシェッツェ”ですね。能力と無関係ではないかな」
涼暮御幸:「成程。理解したよ。頼みにしている」
京良城東真:「そうだ。僕は荒事は大丈夫ですけど、皆さんは怖くないんですか?」
涼暮御幸:「怖れないようにしている」
織田 雪晴:「怖くないわけがないでしょう」
涼暮御幸:「上に立つものが怖じていては、誰もついては来ないだろう」
柳生咲玖夜:「え、意外ですね……二人ともあんなに強かったのに」
織田 雪晴:「ただ私は、恐怖と付き合うのがちょっとだけうまいだけです」
涼暮御幸:「私以上の猛者など、いくらでも居るさ。殊この市内においては、」
涼暮御幸:「石を蹴れば当たるほどだろう」
京良城東真:「ふむふむ。会長はその齢で女帝と言われるわけですね。言動が上に立つ者のそれです。雇われ騎士の一時の主としては十分に過ぎる。と言う所ですね」
涼暮御幸:「女帝と呼ばれたいわけではないのだが……」少し困惑した風に。
京良城東真:「じゃあ姫様?ユアレディ?愛しの君?お望みのままに」
京良城東真:芝居がかったしぐさで大げさに言う。
織田 雪晴:「東真くんステイ」
涼暮御幸:「やめてくれ」
京良城東真:「だそうですので。僕はこのくらいですね。質問があればどうぞ。後、手の甲にキスをして忠誠を誓えというのならやりますよ。織田さんと会長には」
涼暮御幸:「その……何だ。反応に困る」
京良城東真:(むちゃくちゃ続けたいですね。これは!)
京良城東真:(でも、話が進まないので、やめておきましょう)
柳生咲玖夜:「演劇部員って、普段からここまで役作りするものなんですね……すごいなあ」妙な所で感心している
涼暮御幸:「……改めて名乗るほどでもないが」
涼暮御幸:「涼暮御幸だ。この星辰館高等部で生徒会長を拝命している」
涼暮御幸:「学内のUGNメンバーにとっては周知の事実ではあるが、この生徒会……『破風の会』は」
涼暮御幸:「それ自体がUGNのメンバーのみで構成されている、学内の治安維持組織であり」
涼暮御幸:「その長を務めている形になる。銘は“刃金鳴らし”」
涼暮御幸:「本校の生徒を脅かすレネゲイド事件においては、解決の責を持つと考えている」
涼暮御幸:「こんなところか?」
柳生咲玖夜:「私も、"破風の会"のお噂は聞き及んでいます」
京良城東真:「それが事件の解決に必要じゃないものなら応える必要がないなら、逆に」
京良城東真:「必要ならプライベートなことを聞けるという事ですが、何も思いつきません」
柳生咲玖夜:「尋常でない数のオーヴァードが集まる学校の治安を取り仕切る"女帝"」
柳生咲玖夜:「阿修女の自治組織は私の他数名が食い込めてるだけで、ほぼ治外法権なので……」
涼暮御幸:「取り仕切りきれているわけではないよ。優秀なスタッフに助けられているに過ぎん」
柳生咲玖夜:「いえ!それでもすごいです!尊敬です!」
京良城東真:「ですよねぇ。この学校大きいですからね。その中でオーヴァードの仕切りをやってるんですから」
涼暮御幸:「君と立場としてはそう変わるわけではないと思うのだが……」
織田 雪晴:「会長はもうすこし、ご自分が慕われているということを自覚したほうがよろしいかと」
京良城東真:「僕も慕ってましたよ。面識ありませんでしたけど」
涼暮御幸:「ならばいいのだがな。どうにも冷たいと思わているようだからな」
織田 雪晴:「うぐ……」
京良城東真:「雪の下の華の美しさに気付く者はそうはいない。みたいな話ですね」
涼暮御幸:「……冗談だ。“奈落歩き”」
涼暮御幸:「残るは君だ。頼む」
織田 雪晴:「……はい」
織田 雪晴:コホン、と咳払いを挟んで
柳生咲玖夜:「風聞が行き過ぎるのも大変ですよね……私もこの制服来てるだけで他校の生徒から避けられて……」だれも聞いてない
織田 雪晴:「UGNチルドレン、“奈落歩き”織田雪晴です。星辰館の二年生をしています」
織田 雪晴:「シンドロームはモルフェウス/エンジェツハイロゥ/ノイマンのトライブリード」
京良城東真:「僕は中身の方にこそ興味がありますから、柳生さんも気を落とさずに、好きな人に嫌われなければ良いと思いますよ」バカなことを言いながら織田さんの自己紹介を聞いている。
織田 雪晴:「エンジェルハイロゥが混じっては居ますが……能力はモルフェウス偏重ですね。ものの質量操作がせいぜいです」
京良城東真:「あぁ、あの大きな剣を振り回してたのはそういう絡繰りですか」
織田 雪晴:「えぇ。バロールと違って、ただ重さが変わるだけなので、コントロールはマニュアルですが」
京良城東真:「凄いな。エフェクトと言うのは色々なことが出来るんですね」
柳生咲玖夜:「うんうん!戦いの中で繊細な質量操作を組み合わせるのは一朝一夕じゃいかないはずです!見習いたいです!」妙に興奮しながら
織田 雪晴:「……話すことはこんなところですかね」
涼暮御幸:「ああ、ありがとう。そして、我々のすべてが、『グリンシュ』なる物を追っている」
涼暮御幸:「この事件の解決に、君達の力を借りたいと考えている。頼めるか?」
京良城東真:「姫君の頼みを断る騎士がどこの世界にいましょうか。我がゲッシュに賭けて一命を捧げましょう」
京良城東真:京良城語で はい。期待して任せてください。程度の意味です。
涼暮御幸:「……むず痒い……」
京良城東真:「手の甲に、やりますか?」
涼暮御幸:「やめてくれ。私は協力を依頼しているだけだ」
涼暮御幸:「忠誠を誓ってもらおうなどと驕っては居ないよ」
柳生咲玖夜:「あ、私はもちろん!むしろこちらがお力をお借りしたい立場ですし!」
織田 雪晴:「無論協力いたしますよ、会長」
涼暮御幸:「2人も。ありがとう」
涼暮御幸:「――では、だ」ホワイトボードを持ち出して。
京良城東真:「噂だと生徒会室には3D投影ディスプレイがあるという話だったんですけど、アナログですね」
涼暮御幸:「公立校にそこまで潤沢な設備を求めてくれるな」嘆息して。「会議を始めようか」
柳生咲玖夜:「ちゃんと生徒会っぽい……!いいなあ……」ゴミ溜めの上に屯す集会と比較して感動している
織田 雪晴:「柳生ちゃんはいったいどういう生徒会を想像して……」
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》黒いスーツとネクタイ。サングラス。映画に出てくる諜報部員のような出で立ちに変化する。
京良城東真:「お任せあれ」
涼暮御幸:「……遊んでいるわけではないんだがな……」
涼暮御幸:そう言いながらも、ホワイトボードに項目を羅列していく。
・『グリンシュ』の成分について
・『グリンシュ』の取り扱いについて
・"フロントライト"について
・"スプリンクリング・セカンド"について
涼暮御幸:「取り敢えずは、こんなところだろうな」
柳生咲玖夜:「おお……わかりやすい……!」
京良城東真:「物語から必要な要素を取り出すのが上手いですね、会長。良い脚本書きか批評家になれますよ」
涼暮御幸:「そうであるならば、事件解決のシナリオを引きたいところではある」
涼暮御幸:「何でもいい。心当たりのあるものは、知っていることを伝達してほしい」
京良城東真:「あのフロントライトはエフェクトで非オーヴァードに友好的な人間であると認識させて、受け渡ししてましたね。自然、個人店が取引先になる。あの駄菓子屋のように」
京良城東真:「でも、それって、ここら辺の土地勘やら商業知識がないと難しいですよね」
柳生咲玖夜:「最近この街に入ってきた者ではないってこと?」
涼暮御幸:「そうだな。学生に流通させるのであれば、彼らの通学ルートをも加味せねばなるまい」
柳生咲玖夜:「じゃあつまりは……」
柳生咲玖夜:「犯人は学生か、少なくとも学校関係者……の可能性が高いと……」
涼暮御幸:「ああ。彼は星辰館の担当なのだろう」
涼暮御幸:「彼は”彼”、だ。阿修羅地獄堂女学院にその足で赴くことはあるまい」
涼暮御幸:「そちらにはそちらの売人がいると見るのが妥当だろう」
京良城東真:「あの黒外套は男だったので阿修女の生徒って可能性は低いと思います。性別誤魔化してる可能性を言われたらそうなんですけどね」
柳生咲玖夜:「あれ?でもさっきは全て自分の手の内だって……」
柳生咲玖夜:「ブラフ、でしょうか……?」
涼暮御幸:「彼の部下という線もある。少なくとも、だ」
織田 雪晴:「阿修女側の売人に支持を出していたか……あるいは、ただの自己顕示からくるものか」「情報が足りませんね」
涼暮御幸:「彼以外に、"スプリンクリング・セカンド"というエージェントの活動も確認している」
涼暮御幸:「星辰館を監視していた女だ。取り逃がしたがな」
柳生咲玖夜:「"スプリンクリング"……どこかで聞いた気が……」
涼暮御幸:「"スプリンクリング”の娘を自称していたが。知っているか?」
柳生咲玖夜:「ええと……あ!思い出しました!」
柳生咲玖夜:「昔のUGNにそのコードを持つ研究者が在籍していたはずです」
京良城東真:「UGNって味方じゃないですか。その娘さんがなんで問題起こしてるんですか?」
京良城東真:「男に振られて自棄になったんですかね。かわいそうに」
柳生咲玖夜:「研究内容は確か、『αトランスを用いた安全なオーヴァードへの覚醒』」
涼暮御幸:「それは――些か剣呑な響きだな」
涼暮御幸:「αトランス――オーヴァードへの強制覚醒をもたらす濃縮レネゲイド体」
涼暮御幸:「過去にはFHの作戦展開で広域散布を企図されたこともある」
柳生咲玖夜:「どうもUGNの中ではその研究が認められなくて、かなり前に下野してるみたいですね」
柳生咲玖夜:「おそらく、FHに鞍替えしたのではないかと」
京良城東真:「『誓いの騎士』をやった人間なので、そのことにどうこう言えなくなってしまいました」
京良城東真:「冷遇されて追い出されたら反逆もしますね!」
涼暮御幸:「それの利用を狙う研究が頓挫しても、そう不思議には思わんがな」
柳生咲玖夜:「以前の任務で古いレネゲイド関連の論文を漁ったことあって、そこで見つけた名前なので、その娘が同年代でも不思議はないかも……」
涼暮御幸:「彼女は、父親が自分の体で実験をして失敗したと話していた」
涼暮御幸:「その遺志を継ぎでもしているというつもりかもしれんな」
柳生咲玖夜:「遺志、ですか……」
織田 雪晴:「……実は、うちの陸上部の後輩が、件の“フロントライト”から試供品を受け取っていましてね」
京良城東真:「織田さん、試供品から成分わかりました?遺志につながりそうです?」
織田 雪晴:「……幸い、寸でのところで摂取は防ぎまして。確保できた分を解析してもらった結果」
織田 雪晴:「そのαトランスに近い成分が検出されました」
織田 雪晴:「……具体的には、そのものではなく、ソラリスシンドローム由来のものだろうとのことですが」
柳生咲玖夜:「そういえば闇……お医者さんもそんな事を言っていました。αトランスに近い成分だと」
織田 雪晴:「駄菓子屋裏で確保したものは、非常に濃度の薄いものでしたが……濃縮すれば、αトランスと同様のことが可能とのことです」
涼暮御幸:(なぜ闇という枕詞が……?)
京良城東真:「あ。闇医者。阿修女に闇って言葉似合いますよね!」
柳生咲玖夜:京良城くんの言葉は聞こえないふりをしている。反応しなければ掘り返されないだろうという魂胆
京良城東真:「…………」
京良城東真:ふむ。と少しだけ珍しく思案するような顔。
京良城東真:「ところで会長。事件と少し関係ないけどわからないことがあるんですよ」
涼暮御幸:「少しあるなら聞こう。何だ?」
京良城東真:「オーヴァードをなんで、わざわざ増やすんですか?」
涼暮御幸:「……どういう意味だ?」
京良城東真:「能力を持つ人間は希少な方が良いと思うんですよね」
京良城東真:「特別。って言うのは少ないからこそ価値があるじゃないですか。他の人間をわざわざ超人にするなんて慈善事業過ぎません?」
涼暮御幸:「君は恐らく、才を持つものの側だな」
涼暮御幸:「それを憂いても居ない」
涼暮御幸:「……羨ましくもあるが、危険でもある」
京良城東真:「そうなんですかね。あ、なら、びしばし監視しちゃってください」
京良城東真:「会長なら歓迎ですよ!」
涼暮御幸:「……君の言は一つの側面かも知れないが、誰もがそう考えるわけではない」
涼暮御幸:「場合によってはそうさせてもらおう……そうならないことを願うが」嘆息して、続ける。
涼暮御幸:「人は孤独には耐えられない。オーヴァードは排斥される側であり、日陰の住人だ」
涼暮御幸:「レネゲイドの存在を詳らかにすること。これはFHセルの掲げる欲望の中でも多くを占める」
涼暮御幸:「オーヴァードの数を増やすというのも、それに沿った行いと考えれば自然だ」
涼暮御幸:「隠匿不可能な規模での覚醒。もしくは、そもそもとしての感染者-非感染者のレシオの逆転」
京良城東真:「成程。相手の動機がこれでわかりました。ありがとうございます」
京良城東真:納得したのか頭を下げる。
涼暮御幸:「まだそうと決まったわけでもないがな。隠れ蓑として、別の本命の作戦を走らせている可能性も否定は出来ん」
涼暮御幸:「……実際、効果は出ているのか?」織田さんに向けて。
織田 雪晴:「気分が悪くなったというだけの人もいれば……」
織田 雪晴:「頭が冴えた、足が早くなった……等。なんらかの効果を得た人もいる模様です」
涼暮御幸:「覚醒したと見るべきか、どうか……」
柳生咲玖夜:「少なくとも……効果が出た人達は"適正あり"ってことですかね」
涼暮御幸:「……症候群(シンドローム)にさえ至らない、副作用(ボーナス)を得ただけの可能性もある」
柳生咲玖夜:「その人達が『グリンシュ』を常用するようになれば、次第に成分が濃縮されて」
柳生咲玖夜:「やがて覚醒に至る。それが"安全な覚醒"ということかも……」
京良城東真:「うーん、そんなので覚醒するなんて少しずるい気もしますね」
涼暮御幸:「侵蝕率の増大そのものが、我々の能力を引き上げることも……ずるい?」
京良城東真:「あ。僕、覚醒の時に死んだらしいので」
柳生咲玖夜:「死んだの!?」
織田 雪晴:「……それは、ご愁傷さまです」
京良城東真:「その時のことは少し後悔してるんですよね。ともかく、ほら、僕は死んだのに、って僻みです」
涼暮御幸:「……“死”による覚醒は、発症の起源としては珍しいものではない」
涼暮御幸:「その多くは、強い侵蝕を受ける傾向にあると聞く……服用による“感染”のほうが、」
涼暮御幸:「リスクは小さいのは確かだろうな」
織田 雪晴:「……ずるいですか、それで」
柳生咲玖夜:「けど、それで覚醒したとして、本当に安全なんでしょうか?」
京良城東真:「ずるいですよー。でも、柳生さんの言うようにグリンシュは爆弾の可能性もありますしね」
涼暮御幸:「必ずしもそうではない。確率の話でしかないからな」
織田 雪晴:「……私も4年前。胸を剣で貫かれた時に覚醒しましたが」「ずるいと思ったことはありませんね」
京良城東真:「へぇ。織田さんは凄いなぁ」
織田 雪晴:コホン、と咳払い「ともかく」
柳生咲玖夜:「そもそもが衝動を制御できるオーヴァード自体が希少なはずです。過去のαトランステロではその場で半数がジャーム化したといいますし……」
京良城東真:「よし。事件の全容をどんどん暴いていきましょう。乙川ちゃんと会長を安心させてあげなきゃいけないですものね」
涼暮御幸:「そもそもとしてだ」
涼暮御幸:「彼らがオーヴァードになることを、ましてジャームになることを望んでいるわけではない」
涼暮御幸:「自らの欲望のために、無辜の生徒を躙ることは、許されるものではない」
柳生咲玖夜:「そう……ですね」
柳生咲玖夜:「特別になりたい。そう願う気持ちを利用されてるだけ……」
柳生咲玖夜:「『グリンシュ』に手を出した生徒たちの気持ち、私は少しだけわかる気がします」
柳生咲玖夜:「私はオーヴァードですけど、その中では"特別"ではありませんから」
涼暮御幸:「……同じ状況なら、手を出していたと?」
涼暮御幸:「……いや。責める意図があるわけではない」
柳生咲玖夜:静かに首を振る
柳生咲玖夜:「いえ、理解できる、というだけです」
柳生咲玖夜:「私は、特別ではないですけど……特別な者がどの様な代償を払ってそれを得たかも知っているので」
柳生咲玖夜:「だからそうですね……楽をして力を手に入れるのは、自分が許せなくなってしまうかな……と」
柳生咲玖夜:「あ……すいません……!生意気なことを……!」縮こまる
涼暮御幸:「……いや。いいさ」
涼暮御幸:「君の考えが知れただけで、それは収穫だ」
涼暮御幸:「気高いものだ。敬意を払うよ」
京良城東真:「柳生さんも立派なことを考えるんですね。とても良い事だと思いますよ。僕は少し感動したな」
柳生咲玖夜:「ええ……!?そんなことは……!」ますます縮こまり
織田 雪晴:「素敵だとおもいますよ。私は」
京良城東真:「好きな人がいるなんて勿体ない事です。惜しかったな」
柳生咲玖夜:「や、やだも~~~!」バシンッと京良城くんの背を叩く
京良城東真:「あははははは。照れてますね。かーわーいーなー」
織田 雪晴:「そろそろ東真くんステイ」
柳生咲玖夜:「きょ、京良城くんは普段からそういうこと言ってると、本当に好きな人に本気にしてもらえないからね!」
京良城東真:「言われたので少し黙ります」
織田 雪晴:「はぁ……全く」
織田 雪晴:「東真くんには少しお話があります」
京良城東真:「貴方のお言葉なら、一言一句聞き漏らす非礼はしますまい」
京良城東真:「あ。どうぞどうぞ。と言う意味です。一応」
織田 雪晴:「……普通に喋れるなら普通に喋ってくれるかしら?」
織田 雪晴:「……まぁ、いいわ。とりあえず」
京良城東真:相手の言葉を待ちます。
織田 雪晴:「……αトランス、もとい『グリンシュ』で覚醒する人のこと。あなたはずるいと言っていたわね」
京良城東真:「言いましたね。つい数分前ですね」
織田 雪晴:「その言葉の意味、役者ならわからないわけじゃないわよね」
京良城東真:「そうですね。でも、これは僕の人間性として飲み込むのもどうかと思ったので」
京良城東真:「こういう根源的な所で嘘をつきたくないんです」
京良城東真:「そういうのため込んで我慢する方がヤバイ気がするので!思ったことは素直に周りに伝えようと思います」
織田 雪晴:「……ただの口先おべっかペラペラ男ってわけじゃないのね。そういう所」
京良城東真:「周りを結構信用してるんですよね。僕」
京良城東真:「こうやって苦言を呈してくれる先輩もいますしね。言わないと何も言ってくれないでしょう?」
織田 雪晴:「全く、調子のいい……」
京良城東真:「調子よくないですよ。あまりにステイ言われてるので、織田さんにはその手の質問を我慢しているのです」
京良城東真:「本当に調子が良いのなら、彼氏や好きな人の有無をとりあえず聞きまくってました」
織田 雪晴:「……まくる必要は、あるのかしら」
京良城東真:「明確な確認が出来なければですね」
織田 雪晴:「……はぁ。いいわ。一応、あまり鬱陶しかったら言ってね?」
京良城東真:「僕と言う華に戯れる蝶を愛らしいと思いこそすれ……」ニィと笑う。
京良城東真:「うるさく思わないですが、これからもご指導のほどをよろしくお願いします。先輩」
京良城東真:「というところですね!」
織田 雪晴:「……なんか調子狂うわね、それは、それで……」
京良城東真:「で、いるんですか?彼氏とか好きな人」
織田 雪晴:「……東真くんステイ」
織田 雪晴:「……はぁ。どっちもいないわよ、そんなの」

GM:シーン終了です。ロイス・調達可。
京良城東真:応急手当
京良城東真:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[1,2,7] → 7

柳生咲玖夜:ボデマ!
京良城東真:1払って買って織田さんにパスします
涼暮御幸:能力訓練:社会使ってアームドスーツ狙おう。
柳生咲玖夜:紬ぎの魔眼つかってダイス+3
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:62->63)した
織田 雪晴:わーい
涼暮御幸:6dx+5>=15
DoubleCross : (6R10+5[10]>=15) → 10[1,6,8,8,8,10]+7[7]+5 → 22 → 成功

涼暮御幸:買えた!装備します
GM:ヒョエ……
GM:応急は入手次第忘れないうちに使って良いからね!
柳生咲玖夜:7dx>=12
DoubleCross : (7R10[10]>=12) → 10[1,2,3,4,6,7,10]+10[10]+7[7] → 27 → 成功

京良城東真:以上です。
織田 雪晴:京良城東真のロイスを ○有為/東真くんステイ! → ○誠意/東真くんステイ! に変更
涼暮御幸:すごいアーマーだ
柳生咲玖夜:めっちゃ良いボデマが買えた
織田 雪晴:購入はぼでま
織田 雪晴:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 8[8] → 8 → 失敗

織田 雪晴:はい。
GM:ミドル優秀かよ……
織田 雪晴:そして応急手当を使用
涼暮御幸:-京良城東真/尽力:○/困惑/ロイス
織田 雪晴:16+2d10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+12[8,4] → 28

柳生咲玖夜:協力者 京良城東真 連帯感◯/憤懣 で所得
涼暮御幸:-柳生咲玖夜/敬意:○/不安/ロイス
涼暮御幸:以上!
織田 雪晴:全回復
柳生咲玖夜:ボデマ装備して終了!
GM:根っこくん……
GM:ではシーンを切ります!


◆ Middle 03 ScenePlayer:京良城東真

京良城東真:1D10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 9[9]+58 → 67

GM:情報収集シーンですが、その前に日常の光景みたいなのは挟みます。全員登場可能です
織田 雪晴:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 1[1]+57 → 58

涼暮御幸:侵蝕率+8(1d10->8) (侵蝕率:67->75)


GM:舞台の上で、思ったとおりに動き、思ったとおりに語るために
GM:体力、筋力、肺活量これらのどれも欠かすことはできない。
GM:ゆえに、演劇部は週に何度か、朝練として、グラウンドのマラソン周回が行われていた。
GM:今日はまさに、その朝練の日だ。他の部活動の邪魔立てにならないよう、君はラフなペースで他の部員とともにグラウンドを周回している。
GM:サボりたいならサボっていても良いが……
京良城東真:黙々と一定のペースで走っています。流れる汗が日の光に反射してキラキラしている。
GM:では君目当てに朝早くからグラウンドを訪れる女子や、他部活の部員の視線を感じる
京良城東真:ただ、その一定のペースが機械のように正確に続き続けるのはある種異常なのだが。
京良城東真:視線に気付いて手を振る。とかは敢えてしない。
京良城東真:ストイックに頑張り続ける真摯な僕と言う演出だ。
京良城東真:でも、誰かに突っ込んでほしいな。ヒマだなー。とかも思ってる。
GM:黄色い声が上がることはないが、君に突き刺さる視線は熱くなっていくばかりだ。そこへ、
乙川 文音:「京良城くん!」
乙川 文音:制服姿の彼女が声をかけてくる。裏方なのでマラソンはサボりだ
京良城東真:「やぁ、乙川さん。今日も美しいね。その声も小鳥の囀りのようで心地好いよ」
乙川 文音:「はいはい、おはよう。ちょっと足止めてもらっていい?」 たったっと並走しつつ
京良城東真:足を止めます。
京良城東真:「はい。なにかな?あ。タオルとスポドリを渡してくれるというなら大歓迎です」
乙川 文音:「小鳥にそこまで期待しないで」 と、用意していたらしいタオルだけ渡し
乙川 文音:「……結局、『グリンシュ』のことってどうなった? 私が帰った後も、京良城くんは会長と話したんでしょ?」
京良城東真:「その美しい囀りと天使の羽衣を心の慰めにします」言いながら受け取り汗を拭いて。
京良城東真:「それは、まだ言うべき時ではない……真実は闇の外套をまだ纏って脱ごうとはしてない。という事は言いませんよ」
乙川 文音:「言ってるし……」 腕組みジト目
京良城東真:「大元の名前がなんとなくわかった感じかな。後、動機みたいなの」
乙川 文音:「そうじゃなくて……いや、それも大事なんだろうけど」
乙川 文音:声をひそめる 「……うちの部活に何かまずいことになる、ってことはない?」
乙川 文音:「あの女帝様に見つかったのよ?」
京良城東真:「あははは。会長良い人だよー」
京良城東真:「僕がいつもの調子で接すると、困るのでやめて欲しい。って言うんですよ!」
京良城東真:「あと、なんでも質問に答えてくれるし」
乙川 文音:「それ京良城くんが普通に困らせてるだけでしょ!」
乙川 文音:「……分かった。とりあえずすぐに問題になりそうなことはない、でいいのね?」
京良城東真:「会長怖いことはないよ。って話なんだけどね」
京良城東真:「でも、そうですね。話して分かったんだけど、罪を集団に求めるタイプではないかなぁ」
乙川 文音:腰に手を当てる 「それって京良城くんが怖いもの知らずなだけじゃない? 微妙に信じて良いのか不安なんだけど……」
乙川 文音:「……でも、そう言われれば確かに、そんな感じにも見えるかも」 罪を集団に求めるタイプじゃない、ということについて
京良城東真:「だから仮にウチの人間がなにがしかしても、明確な監督不行届じゃなかったら大丈夫だと思いますよ」
京良城東真:もちろんこれはこの男の勝手なイメージの押し付けではある。
京良城東真:ただ、少しは話してる相手を安心させようとしているのだ。
乙川 文音:息を吐く 「分かった。とりあえずそういう風に思っとく。ただ、何もしてないと思われるのは良くないからね」
乙川 文音:「私も私なりに動かないと。京良城くんもお願いね?」
京良城東真:「いや、乙川ちゃんが動くのどうかと思います!」
乙川 文音:「別にそんなまずいことをするつもりはないわよ。生徒会長に会いたく……じゃなくて、邪魔しちゃ悪いし」
京良城東真:「下手に首を突っ込むと、悪い魔法使いに眠らされて僕にキスをされるハメになると思うんですよね」
乙川 文音:「部内を見て回るくらいにするつもり。なら別に良いでしょ?」
京良城東真:「あ、良かったです。合理的な話し合いじゃなくて。安心しました」
乙川 文音:「なんか乱暴者みたいに思われてる気がするんだけど……」
京良城東真:「そこも魅力的ですけどね」それだけは当然のように付け足した。
乙川 文音:文句を続けようとした所で
難波 北登:「……どうした、乙川。それに京良城」
難波 北登:「劇以外の話をしてるみたいじゃないか」
GM:こちらもマラソン中だった難波が背後から声をかけてくる。
乙川 文音:「何でもない。確かに劇以外だったけど……」
京良城東真:「いやぁ、僕は話題が豊富ですからね」
難波 北登:「?」 左手の小指だけを立てて見せ
乙川 文音:無言で難波の脛を蹴る
難波 北登:「うおっ、お前舞台の上に立つ奴にな……!」
京良城東真:「^^」親指をグッと立てる。
乙川 文音:「……」 あんたも蹴られたいか? という目を京良城くんに向け
京良城東真:「あははは。1分前の発言がもう自分に返ってきましたなぁ」
京良城東真:無遠慮に笑っています。
難波 北登:「……行くぞ京良城。このままじゃ舞台どころか、どこでも立てなくなりそうだ」
京良城東真:「彼女に看病してもらうチャンスじゃないんですか?」言いながら走りを再開しましょう。
難波 北登:「いや、あれはたとえ夫だろうと病院にぶち込んだら顔も見に行かないタイプだろ……」
乙川 文音:好きに言葉を交わしながらマラソンを再開する君たちを、ため息交じりに首を振って、乙川は見送っていた。


陸上部員 右野:「はあ~ぁ……」
織田 雪晴:演劇部が使用しているグラウンドのスペースとは別。比較的外周のライン。
陸上部員 右野:乙川よりも更に遠くから、走る二人を眺める女生徒が一人。
陸上部員 右野:紛うことなきサボりである。
織田 雪晴:「ほらミユ、走り込み中によそ見しないっていつも言ってますよね!」最後尾を走り、後ろから遅れる人間の尻を蹴る役をする。
織田 雪晴:下着などで工夫はしていても、揺れはどうしても抑えきれない。何とは言わないが
陸上部員 右野:「うわわっ、衝突する衝突する!」
陸上部員 右野:慌てて速度を取り戻す。真面目にやればちゃんと動けるのだ。
陸上部員 右野:「ちょっとくらい良いじゃない。こんな朝から走って……」
陸上部員 右野:「ああいう役得がなきゃあ」
織田 雪晴:「……ってことは、また演劇部のほう見てたんですね」
陸上部員 右野:「見てましたー。いいでしょ、京良城くん!」
陸上部員 右野:「目から栄養補給してたの。走りには大事でしょ、そういうの」
織田 雪晴:「…………東真くん、ねぇ」敬語と砕けた口調は、仕事(部活動の役目上の台詞を含む)の話をする時人、そうでない時で使い分けている
織田 雪晴:「顔はいいんだろうけど……」
陸上部員 右野:「スタイルも良い!」
陸上部員 左川:「あと笑顔も!」 別の部員も口を挟んでくる
陸上部員 左川:「まあ、走りはちょっとうますぎて味がないけど、あれはあれで……」
陸上部員 右野:「彼氏が真っ二つに裂けて中から京良城くんが出てこないかな~」
織田 雪晴:「気障すぎるのが鼻につく。普通に喋れるんだから、普通に喋ってくれればいいのに」喋りながらだと、どうしても姿勢制御に粗が出る。揺れる。
陸上部員 左川:「……ちょっと待ってユキ」
織田 雪晴:「なに?」
陸上部員 左川:「その物言い」 走りながら顎に手を当て 「喋ったの?」
陸上部員 右野:「え!?」
陸上部員 右野:「抜け駆け!?」
織田 雪晴:「あとミユは、さっきの言葉。そっくりそのままタカキ君に伝えておきますね」
陸上部員 右野:「あ~っ待って待って! タカキ割とマジに受け取っちゃうから!」
陸上部員 右野:「で、誤魔化すなよユキ! ……話したの? 京良城くんと? なんで?」
織田 雪晴:「いや、いいでしょべつに……しゃべるくらい」
陸上部員 右野:「いいでしょって……」
陸上部員 左川:「……いいと思ってんの!? いや、良い悪いは別として」
陸上部員 左川:「何で喋ったの? 京良城くんと!?」
陸上部員 右野:「マジメに接点が思いつかないんだけど……」
織田 雪晴:「……バイトの都合ですよ、バイトの」『グリンシュ』関連、という話をしては、話題目当てに手を出しかねないため、適当にお茶を濁す
陸上部員 左川:「バイト……ああー、なんかたまに抜けるもんね。ユキ。それで?」
陸上部員 右野:「えっ紹介してよ。京良城くんと働けるの? だったら私時給いらないよ?」
陸上部員 右野:「っていうか、払うよ?」
織田 雪晴:「今人募集してません。直談判に行かれても迷惑ですし」
陸上部員 右野:「くっそぉ~。良いなあ! 京良城くんとバイト……!」
織田 雪晴:「あと、それでってなんですか」
陸上部員 左川:「ミユ、あれよ。バイトって大体狭いスペースでの作業になるから、その胸もバッチリ活用したりするのよ」
陸上部員 右野:「かーっ! それで話を!?」
織田 雪晴:「んなっ!?」流石に顔に朱がはいる
織田 雪晴:とっさに胸を抱えるように腕をまわして
陸上部員 左川:「京良城くんVSユキの胸……」
陸上部員 右野:「エイリアンVSプレデターか!?」
織田 雪晴:「私を、もとい私の胸をなんだと思ってるのよ!?」
陸上部員 右野:「……」
陸上部員 左川:「……」
GM:二人は顔を見合わせて
陸上部員 右野:「I」
陸上部員 左川:「J」
織田 雪晴:「カップ数の話はしてないんだけど!?」
陸上部員 左川:「ほら、このアルファベットを聞いて『カップ数』が出てくる発想」
陸上部員 右野:「不埒だわー。これは京良城くんも危なくなるわ—」
織田 雪晴:「しまった、謀られた!」
陸上部員 左川:「ふふっ」
陸上部員 右野:「あははははっ!」
織田 雪晴:「~~~、もう……!」


GM:生徒会室
GM:朝の日差しが差し込む窓から、グラウンドの喧騒は届いてくる。
涼暮御幸:朝練の時間帯には、すでに生徒会室に身を置いている。
涼暮御幸:生徒会業務だけではない。市内のレネゲイド事案の報告書に目を通し、
涼暮御幸:逆に、学内のオーヴァード動向についても定期的に報告を行っている。
GM:手元の資料を見れば、今回の協力者である演劇部・陸上部以外にも、多くの部活で
GM:普段に比べて目覚ましい働きをした者、不自然に調子を崩していた者等の報告が上げられている。
GM:その数は、日頃より明確に多い。
涼暮御幸:「……影響が小さいというのも考えものだな」嘆息して。
涼暮御幸:「どこまでが異常で、どこまでが平常か。区別がつかん」
涼暮御幸:「……いや。この世界自体がそうなのかな」破風の窓から、外を見やる。
的場葵子:「御幸ちゃんセンパイ何見てるんですか?」
的場葵子:生徒会庶務が、彼女に声をかける。
涼暮御幸:「御幸ちゃんはやめろ。何のことはない、ただの日常だよ」
的場葵子:「何か気になる人でもいるんですか」窓を覗き込む。
的場葵子:「あっ演劇部?京良城くんですか?」
的場葵子:「カイチョーも意外とミーハーですね」
涼暮御幸:「……別に、彼のみを見ていたわけではないが」
的場葵子:「へーへーへー」
涼暮御幸:「……彼は」
涼暮御幸:「元から“特別”だったのだろうな」
涼暮御幸:「レネゲイドの侵蝕の有無の話ではない。持って生まれたものがあった」
的場葵子:「? 何の話ですか?」
涼暮御幸:「覚醒を経れば、元のようにあることなど望むべくもないとばかり思っていたが」
涼暮御幸:「あながち、そうではないのかもしれんな。あるいは、そう振る舞いきれているだけなのか」
的場葵子:「よく分かんないけど好きってことですか」
涼暮御幸:「違う」
的場葵子:「ホントに?」
涼暮御幸:「やめろ。そういうんじゃなくって」
涼暮御幸:「私は、ただ、彼を――」

◆ 情報収集項目 2
・阿修羅地獄堂女学院の『グリンシュ』売人について <情報:噂話> 11 ※ 柳生咲玖夜なら達成値+4
・"スプリンクリング・セカンド"の実験方法について <情報:UGN> 10
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(1D10->1)(侵蝕率:63->64)した
柳生咲玖夜:ボーナスがあると聞いては出るしかあるまい
織田 雪晴:とりあえずバディムを構える
涼暮御幸:セカンドやってみようかな
GM:これ以上情報項目が増えることはありません。遠慮せずふったって!
柳生咲玖夜:阿修女の売人行きます!魔眼とコネ使用!
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:64->65)した
涼暮御幸:能力訓練:社会使ってUGNで判定。
涼暮御幸:6dx+3>=10
DoubleCross : (6R10+3[10]>=10) → 10[3,5,7,7,10,10]+8[2,8]+3 → 21 → 成功

涼暮御幸:とてもわかる
柳生咲玖夜:8dx+7>=11
DoubleCross : (8R10+7[10]>=11) → 10[1,1,4,5,5,7,7,10]+7[7]+7 → 24 → 成功

GM:こわい……
柳生咲玖夜:めちゃくちゃわかる
GM:問題がなさ過ぎる
GM:手堅いな……では内容を公開しましょう。


・阿修羅地獄堂女学院の『グリンシュ』売人について
阿修羅地獄堂女学院で『グリンシュ』と引き換えるカードを流通させていた者も、"フロントライト"と同様に姿を隠していたが、
その隠形は"フロントライト"よりも杜撰であり、調査の結果、女学院生徒の喜多原 ミナミであると確定した。
→ 次のシーンで、トリガーシーン:喜多原ミナミを呼び出し(シーンプレイヤー:柳生咲玖夜) が発生
・"スプリンクリング・セカンド"の実験方法について
現地で協力者を募り、実験薬剤をドリンクとして様々な方法で配布。その経過を観察するというもの。
手法そのものはN市と同様だが、以前までのケースに比べると、実際の配布活動に移るまでの準備期間が短い。
また、前回までは信用できる協力者を複数見つけ出し、複数の組織で実験と検証を同時進行し、速やかに成果を回収・逃走していた。
今回は、"フロントライト"以外の協力者がいない様子で、現状のように実験が露呈している。
有り体に言うと『慎重さに欠けている』のではないかと推測できる。

その理由は不詳だが、あるいは"スプリンクリング・セカンド"の暴走の兆候と言えるのかもしれない。
→ 次のシーンで、トリガーシーン:事件(シーンプレイヤー:織田雪晴) が発生

GM:N市。カラオケルーム。
GM:複数の身分の者が連れ立って入っても不自然でなく、なおかつある程度の密室と防音性が担保される空間として、
GM:情報交換に重宝される場所の一つだ。
GM:放課後、君たちはそれぞれの視点で集めた情報を持ち寄り、その一室に集まっていた。
京良城東真:「それで、ですね!何入れます?僕は一通りいけますよ!」
京良城東真:「あ。それとも先に飲み物を頼みますか?今日は長丁場になりそうですしね」
織田 雪晴:「……東真くん。私達は別に、遊ぶためにここに来たわけでは……」
柳生咲玖夜:「ま、まあ、程々に遊ぶのはいいんじゃないかな?店員さんに怪しまれないためにも……」
涼暮御幸:「ああ。複数の身分の者が連れ立って入っても不自然でなく、なおかつある程度の密室と防音性が担保される空間という訳だ」
京良城東真:「ついでに言えば、花壇の外に咲く花が紛れ込んでも問題がないというわけですね(訳:阿修女の人と一緒でも不自然じゃないですしね)」
柳生咲玖夜:「花壇……外……??」理解が追いついてない「あっ、演劇の台詞の練習かな?部活熱心だね~」
織田 雪晴:「…………他校の人が一緒でも、不自然じゃない?」口元に手を当てて考えた後
京良城東真:「織田さんは演劇部の素質がありますね。概ねその通りです」
京良城東真:演劇の素質ではない。
織田 雪晴:「いらないわよそんなもの……あー、頭痛い」
涼暮御幸:「さて。まずは君から報告があるのだったな」柳生さんに向けて。
京良城東真:「ですね。このままだと僕がsecret base ~君がくれたもの を唄いかねなかったので、作戦会議からはじめましょう」
柳生咲玖夜:「は、はい!」パフェを注文しようとした受話器を慌てて置いて
京良城東真:「あ。皆も後で唄ってくださいね!僕が聞きたいので」
柳生咲玖夜:「学校で少し聞き込みをしてみたんですが、やはり阿修女に『グリンシュ』を流しているのは"フロントライト"ではないみたいです」
涼暮御幸:「ない、と言うからには、変装や隠形の可能性も低いと?」
京良城東真:「好感度操作能力あるなら働きバチを作る方が効率的なんですかねぇ」
柳生咲玖夜:「そうですね"フロントライト"は、おそらく男性……ということ以外はわからない、かなり入念に素性を隠していましたが」
柳生咲玖夜:「こちらはそれに比べるとかなり杜撰です」
織田 雪晴:「杜撰、といいますと」
柳生咲玖夜:「杜撰と言うか、殆ど隠れてないですね。名前も簡単に割れました」
柳生咲玖夜:「喜多原ミナミ。阿修羅地獄堂女学院の生徒です」
京良城東真:「へぇ、綺麗で素敵な名前ですね。写真あります?」
柳生咲玖夜:「え、写真?ええと……ええと……」鞄をガサゴソして
織田 雪晴:「東真くんステ……いやまぁ、写真はいいか」
京良城東真:「ですよ!売人の面相は重要じゃないですか。ね。会長。ね」
涼暮御幸:「……そうだな」
柳生咲玖夜:「あ、これです!はっきりとは写ってないですけど、この端っこの……」
柳生咲玖夜:学校行事の集合写真らしいものを見せる
GM:これと言って特徴のない人相です。キレイ系か可愛い系かどっちかというと可愛い系。
織田 雪晴:「この人が、阿修女側の売人ですか」身を乗り出して写真を覗き込む
涼暮御幸:「……阿修羅地獄堂女学院の方は、あくまで捨て札なのかもしれんな」
涼暮御幸:「少なくとも、こちらが黒幕との線は薄いように思う」
京良城東真:「制服が似合う可愛い子ですね。こんな子でも、売人をやるんですねぇ」
涼暮御幸:「当然、それはそのままにしておくことを意味しているわけではないが……」
柳生咲玖夜:「はい、直接の面識はありませんが、彼女が"フロントライト"の共犯者か、お店の人のようにただ操られているだけかはなんとも言えない感じですね」
京良城東真:「ちょっと効果のある栄養ドリングだと思って善意でやってるつもりなのかな。でも、それなら直接話を聞けば良いですね」
柳生咲玖夜:「星辰館ほどではないですけどオーヴァードが多い学校ですが、ちゃんと訓練を受けていない人も多いですし……」
柳生咲玖夜:「はい。この子には私の方で接触してみるつもりです」
京良城東真:「学生同士のコミュニティは構築しやすいでけど、秘密も漏れやすいです。そうですね、カースト上の人間が絡めば、あっというまに構造が瓦解します!」
涼暮御幸:「そうだな。それがいいだろうが」
涼暮御幸:「一人で平気か?」
柳生咲玖夜:「も、もちろんです!……と言いたいところですけど」
織田 雪晴:「そうですね……できれば私か会長が同行したほうが」
柳生咲玖夜:「……彼女が"共犯者"の方で、いざ荒事になったら無事に切り抜けられる自信はないです……少なくとも『今はまだ』……」
京良城東真:「え?僕じゃダメなんですか?」
京良城東真:織田さんの言葉にえぇ!?と反応して。
涼暮御幸:「阿修羅地獄堂女学院は女子校だろう」
織田 雪晴:「です」
京良城東真:髪を指でかき上げる。
京良城東真:「だからこそ。と言う考えですね」
織田 雪晴:今は……? と柳生の言葉に小さく首を傾げて
織田 雪晴:「東真くんステイ」今は気にする必要はないだろう、と気を取り直し
柳生咲玖夜:「う~ん、気持ちは嬉しいけど、京良城くんはうちの子たちには刺激が強すぎるかも……」
京良城東真:「火傷してもアロエを塗るんだけどなぁ。でも、そうですね。なら会長が良いのかな、よその学校の生徒会長って言うなら威圧もできますし、身分を明かさなくても」
京良城東真:「会長は初対面の人に怖がられるので!」
涼暮御幸:「待て」
京良城東真:「交渉がしやすいと思います。美人だけど!」
涼暮御幸:「そうなのか?」
涼暮御幸:「怖がられているのか」
京良城東真:「はい!乙川ちゃんもびびってました!」
織田 雪晴:「………………そんなことありませんよ!」
涼暮御幸:「……今の間は……?」
柳生咲玖夜:「きょ、京良城くん……もう少しオブラートに……」わたわたして
涼暮御幸:「柳生。君はそのような印象を抱いたか?」
京良城東真:「え!?僕は会長好きですよ!初対面から。美人ですし、彼氏もいないし」
織田 雪晴:「東真くんステイ」
涼暮御幸:「好悪の話ではないだろう、今は」
柳生咲玖夜:「は、はい!涼暮さんはとても美人だと思います!」
涼暮御幸:「いや、だからそういう話じゃなくて!」
織田 雪晴:「か、会長は美人でお優しい方だとおもいます!」
柳生咲玖夜:「それに、相手がスケバンなら舐められないことは重要かと!」
京良城東真:「あ。この娘スケバンなんですか!?」
涼暮御幸:「……もういい、分かったから」
京良城東真:「会長。笑顔です。笑顔を見せれば誤解されませんよ」こいつが見たいだけなのだが。「ファイト♪」
涼暮御幸:「それくらい分かっている」口角を上げる。目つきはより鋭くなる。
柳生咲玖夜:「(お、怒ってらっしゃる……?)」
織田 雪晴:「……この話はここまでにしましょうか」
柳生咲玖夜:「と、ともかく!涼暮さんが来ていただけるのなら心強いです!」
京良城東真:「うん。その顔を見せるのは、僕の前にだけにしてくださった方が良いですね」
涼暮御幸:「……こちらも、気がかりがある」
織田 雪晴:「と、申しますと?」
京良城東真:「"スプリンクリング・セカンド"さんやフロントライトさんの方ですね」
涼暮御幸:「ああ。彼女らの動きは拙速に見える」
涼暮御幸:「かつては組織化されて、鮮やかに成果を回収していたようである」
涼暮御幸:「何故今回に限っては、そうなっていない?」
京良城東真:「組織として行動してないんですかね。ほらUGNの敵の何て言いましたっけファルコンバースみたいなの」
京良城東真:「ああいうのが関与してないで、個人でやってるんですかね」
涼暮御幸:「ファルスハーツだ。彼らの運営形態は様々だよ」
涼暮御幸:「小規模の精鋭部隊として暗躍するもの。企業をカバーとして隠れ蓑にするもの」
涼暮御幸:「単独でセルをなすものも、中には存在するという」
京良城東真:「ははぁ。無秩序に乱立する部活動みたいなもんなんですね」
柳生咲玖夜:「彼女はどちらなんでしょうね……」
柳生咲玖夜:「父親の死亡時期から考えても、"スプリンクリング・セカンド"の活動期間はそれなりに長いと予想されます。今まで巧妙に隠し通してきたのに、ここに来てそれが露呈しだした」
涼暮御幸:「一つの共通点はある」
涼暮御幸:「彼らの軸は“欲望”だ」
涼暮御幸:「それが肥大化、あるいは変質したとの見方をするべきかもしれん」
柳生咲玖夜:「衝動を制御できなくなっている、ということですか?」
織田 雪晴:「暴走の兆候、ということですか」
涼暮御幸:「ああ。可能性の話ではあるが、我々には“不可逆”の変質がある」
涼暮御幸:「そういう事が起きていたとしても、不思議ではあるまい」
柳生咲玖夜:「暴走の更に先……戻れないところまで行ってしまったかも知れない……と」
織田 雪晴:「一応説明はつきますね……」
京良城東真:「あ。無茶苦茶ヤバイことになってるかもしれないということですね」
涼暮御幸:「そうであるのならば、だ」
涼暮御幸:「これより先は、より直接的で、過激な手段に訴える可能性もある」
涼暮御幸:「警戒は厳にしてくれ」
織田 雪晴:「了解」
柳生咲玖夜:「……はい!」ごくり、と唾を飲んで
京良城東真:「僕と同じくらい回りくどい言い方なのに、会長は尊敬される。今度真似をしましょう」
京良城東真:「貴方の忠実な騎士でありますれば、魂にその言葉を刻みましょう」
京良城東真:京良城語ではーい。と言う意味である。
涼暮御幸:「ぜひそうしてくれ。ひと時の叙勲ではあるが、騎士とやらの忠勤を期待している」
京良城東真:「イエス、マイ、レディ」
京良城東真:言いながらデンモクを手に取り
京良城東真:「よし!じゃあ、残りの時間唄いましょうよ!せっかく来たんですし!!」
京良城東真:「大体、作戦会議はやったと思うのですが。どうでしょうか?あ。僕は飲み物ウーロン茶でお願いします」
織田 雪晴:「ええ……結局歌うの?」
涼暮御幸:「確かに使用時間を申告した際に、些か長いとは思っていたが……」
柳生咲玖夜:「あ、はいはいウーロン茶ね……他の皆さんは……」反射的に動いてしまう
柳生咲玖夜:「私はこのジャンボパフェなど頼もうかと思うんですけど……」
織田 雪晴:「柳生ちゃんまで……」
柳生咲玖夜:「い、いえ!これはあくまで女子高生のカヴァーに忠実に……!」
京良城東真:「いいですねー。柳生さんのそういう所、僕は好きですね」
涼暮御幸:「いや。糖分の補給の重要性を否定はしないよ」
京良城東真:「じゃあ、会長もパフェ頼みましょうよ。絶対可愛いですよ。と言うか織田さんもそうしましょう。僕、奢っちゃいますね」
柳生咲玖夜:「そうですよね!いい案を考えるためにも糖分は大事です!」
織田 雪晴:「……」「じゃあ、私も」甘味に屈する音
涼暮御幸:「……じゃあ、そうしてくれ」ゆるゆると屈して。
柳生咲玖夜:「はい!あ、もしもし、ウーロン茶とこのパフェを……」電話口で注文を伝える
京良城東真:「よーし乗ってきた。乗ってきた。それじゃあ何唄います皆さん?あ。緊張をほぐすために僕から行きますね!」
GM:この部屋のカラオケマシンには、全国ネットワークに繋がった採点システムが搭載されている。
京良城東真:MOON CHILDの『ESCAPE』など入れて。芸術:歌唱で判定だ。
京良城東真:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[5,6,7,10]+6[6] → 16

涼暮御幸:めちゃうまい
織田 雪晴:めっちゃうまい
GM:16はかなり上手い……! 全国2%くらいには入るだろう。
柳生咲玖夜:さすが演劇部というわけね
京良城東真:「ふふん。ちょっとしたものでしょう。演劇部のエースは伊達じゃありませんよ」
京良城東真:と、マイクを誰かにパスします。
織田 雪晴:「……さすが、といいますか」
涼暮御幸:「訓練しているだけはある、ということか」
柳生咲玖夜:「うんうん!不覚にも聴き入っちゃいました!」
京良城東真:この面子でのかってない賞賛に激烈に調子に乗った顔をしている。
織田 雪晴:「……なんかその顔、一周回って似合っててムカつく」
織田 雪晴:パスされたマイクを手にとって
織田 雪晴:「……まぁ、これでいいか」
織田 雪晴:米津玄師の『打ち上げ花火』などいれて。芸術:歌唱いきます
織田 雪晴:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,1,3,3,5,10]+9[9] → 19

涼暮御幸:勝ってるw
柳生咲玖夜:うまっ!
京良城東真:負けた!一瞬で!やったw
GM:京良城くんを超えた……これは全国上位1%に入らんかという腕前!
織田 雪晴:「……ま、ざっとこんなもんでしょう」どうよ、と得意げな顔でマイクをパスする
京良城東真:「織田さん。上手。これは通ってますね!!いいなぁ、陸上部の女子たちのカラオケ会に僕も混ざりたい」
涼暮御幸:「……オーヴァードというのはみんなこうなのか?」
涼暮御幸:「チルドレン課程では義務化を?」
京良城東真:「会長はあまりこういう所には来ないんですか?」
織田 雪晴:「いや、これはただ私が友達とよく来るっていうだけで……」
柳生咲玖夜:「わ~~!素敵な歌声です!陸上部の肺活量は伊達じゃないですね!」
京良城東真:「義務化とか言って会長あざといですよー。あははは」
織田 雪晴:「私マネージャーだけどね」
涼暮御幸:「そうそう機会がなくてな」
京良城東真:「じゃあ、また来ましょう!」
柳生咲玖夜:「あ、いいですね!任務成功の打ち上げ!」
涼暮御幸:「そういうものは、成功してから算段をしてくれ」苦笑げに笑う。
柳生咲玖夜:「あぅ……そうでした……!」縮こまりながらマイクを受け取る
京良城東真:「YES!それがいいですね。柳生さんは良い事いうなあ。口実としては完璧です」
織田 雪晴:「皮算用もたまにはいいものですよ、会長」ふふん、と上機嫌
柳生咲玖夜:「よーし、それじゃあ私も……」デンモクとにらめっこしつつ
柳生咲玖夜:「といっても、身内の趣味で古い曲の方が詳しいんですよね、私」
柳生咲玖夜:JUDY AND MARYの『クラシック』を入れて、《紬ぎの魔眼》を使用して判定
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:65->66)した
柳生咲玖夜:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[2,6,6,6,8,8] → 8

柳生咲玖夜:ふつうだ
GM:そこそこのスコア! 全国上位35%くらいに入る。
京良城東真:「柳生さん。歌声かわいー!」
織田 雪晴:「柳生ちゃんやるわねー」
柳生咲玖夜:ちょっと照れが抜けきってない感じの、音程は合ってるけどリズムはノリきれてない感じで歌い切ります
柳生咲玖夜:「え、えへへ……皆さんの後だと緊張しますね……」
京良城東真:「照れた感じの初々しさが僕的にはとても良かったです」
京良城東真:満面の笑みだ。良い空気吸ってるな、こいつ。
涼暮御幸:「いや、実際」
涼暮御幸:「すごいものだと思っている」
柳生咲玖夜:「そ、そうかなあ……!」頬に手を当てて
京良城東真:「そうですよ。かわいく歌い切った。凄いです」
京良城東真:そして会長の方を向いて、さぁ、どうぞ!みたいな笑みを浮かべる。
織田 雪晴:「ここまで来たら会長も歌ってくださいよー」友達と来た時のテンションになっている
涼暮御幸:「……校歌が収録されていれば、自信があったのだがな」嘆息して。
柳生咲玖夜:「涼暮さんの歌、聴きたいです!」観客気分
涼暮御幸:能力訓練:感覚を使用して判定。
涼暮御幸:選曲は 松任谷由実で『春よ、来い』。理由はシンプルで、
涼暮御幸:音楽の教科書に載っていたからだ。
GM:なるほどなあ
涼暮御幸:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[3,5,6,7,9]+1 → 10

GM:これはなかなかのスコア! 全国上位20%くらいには入る!
涼暮御幸:朗々と歌い上げる。もともと人前で声を出すのが苦手ではないし、
涼暮御幸:マイクの調子を繊細に微調整することも不可能ではない。
涼暮御幸:「……こんなところか。中々に緊張するものだな」
京良城東真:「会長が歌うと格調が高くなりますね。綺麗でしたよー」
京良城東真:パチパチパチと拍手する。
涼暮御幸:「しばらく慣れそうにはない」
織田 雪晴:「なんというか、凛とした歌声で素敵でしたよ!」
柳生咲玖夜:「全然初めてには思えませんでしたよ!すごく堂々としてましたし!」
京良城東真:「あ。じゃあデュエットしましょう。慣れるために!」
京良城東真:鼻歌唄いながら次の曲を入れだし。時間が来るまで目一杯楽しむのだった。
京良城東真:明日から忙しくなりそうではあるし。



GM:シーン終了。ロイス・調達可!
京良城東真:BCスーツを狙います。
京良城東真:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,3,9,10]+9[9] → 19

京良城東真:買えた。ウェポンケースin
GM:な、なんて奴……
織田 雪晴:ロイスは 柳生咲玖夜 ○誠意/不安 かなぁ
柳生咲玖夜:協力者 涼暮御幸 尊敬◯/威圧感 で所得
京良城東真:以上です。
涼暮御幸:織田雪晴/感服:○/猜疑心/ロイス
織田 雪晴:調達は……狙うだけ強化素材狙いますか
織田 雪晴:1dx>=15
DoubleCross : (1R10[10]>=15) → 1[1] → 1 → ファンブル

涼暮御幸:ファンブってる……
織田 雪晴:以上です……
柳生咲玖夜:じゃあバディムのお返しにこっちも強化素材チャレンジしましょう
柳生咲玖夜:《紬ぎの魔眼》でダイス+3
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:66->67)した
柳生咲玖夜:7dx>=15
DoubleCross : (7R10[10]>=15) → 10[1,1,1,2,3,9,10]+3[3] → 13 → 失敗

GM:惜しいな~~
織田 雪晴:バディムで+3!
GM:達成値を+3くらいできれば……ギャーッ!
柳生咲玖夜:買えた!
涼暮御幸:こちらも強化素材を狙おう。
柳生咲玖夜:織田ちゃんにあげます
織田 雪晴:わぁい
涼暮御幸:能力訓練:社会を使用。
涼暮御幸:6dx+5>=15
DoubleCross : (6R10+5[10]>=15) → 10[2,3,6,7,8,10]+8[8]+5 → 23 → 成功

涼暮御幸:つつがなく買えるんだよな~
涼暮御幸:自分の剣の攻撃力に振ろう。
涼暮御幸:以上!
柳生咲玖夜:以上!


◆ Middle 04 ScenePlayer:織田雪晴

GM:柳生ちゃん以外登場自由。また、このシーンに登場した場合は次のシーンに出られません。
GM:侵蝕ダイスをどうぞ。
織田 雪晴:58+1d10
DoubleCross : (58+1D10) → 58+6[6] → 64

京良城東真:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 7[7]+67 → 74



GM:星辰館学園、グラウンド。
GM:土曜日である。普段より人は少ないが、運動部の中でも真面目にやっている部員などは、しっかりと集まって部活動に励んでいる。
GM:特に陸上部は、定期で開かれる記録会も近い。出席者は普段の土曜日よりも多く、熱気もあるように見えるだろう。
GM:必然、マネージャーである君の仕事もなくなることはない。
織田 雪晴:生徒が一人づつ、目の前を猛スピードで走り抜ける。ストップウォッチを押す。
織田 雪晴:「はい、ミユ11秒59。……相変わらず100m走はすごいのよねぇ」
陸上部員 右野:「おーっ、6切ったか。まあねえー」
陸上部員 右野:「やっぱりほら、花は短しって言うじゃん? うち、花だからさ~」
織田 雪晴:「それ多分意味違う……はい。左川さん13秒ジャスト」
陸上部員 右野:「フォームは今の感じで行って、あとは風向き次第かなー」 両足を曲げ伸ばししつつ
陸上部員 左川:「うえっ、ジャスト? 1秒負けてくんない?」
陸上部員 左川:「12秒台目指してたんだけど~」
織田 雪晴:「ダメ」
織田 雪晴:無慈悲な即答。手元の記録用紙に書き込む
陸上部員 左川:「うぇー」 ぐったりとした様子を見せ、その頭を右野がおおよしよしと撫でる
織田 雪晴:「ミユも、すぐ甘やかさないの」
陸上部員 右野:「ま、今日も始まったばっかりだし。切れる切れる!」
陸上部員 右野:「いいのいいの。この子褒めて伸びるタイプなんだから」
陸上部員 左川:「ミユママ~~」
織田 雪晴:「まったくもう……ほら、次男子いくよー!」
GM:などと左川に甘えられていた右野だったが、ふと何かに気付き、校舎の方を見る
陸上部員 右野:「……あれ、うちの部員じゃん? 何だ何だ?」
陸上部員 左川:「ママ~~~」
織田 雪晴:「ほら、ふたりとも。男子に轢かれたくなかったらそこどいて……」
織田 雪晴:「……ミユ、どうしたの?」
陸上部員 右野:「いや、何か……転んで……いや、踊ってんの? んん……?」
GM:見れば、男子の陸上部員がふらふらとおぼつかない足取りで歩いている……ようなのだが、
GM:右野の言う通り、どこかおかしい。まるで局地的な風にでも煽られているかのように、その歩みは安定しない。
織田 雪晴:「……?」「ごめんミユ、私行ってくる。記録とっといて」ペンとボード、ストップウォッチをおしつけて
陸上部員 右野:「うぇっ、わ、分かった」
陸上部員 左川:「ママ……」
織田 雪晴:「前みたいにタカキくんの記録水増ししたら、窒息の刑だからねー!」男子部員のほうに走りながら
GM:織田さん以外にも別の部員が、様子がおかしいことに気付いて彼に駆け寄っている。
GM:程なくしてその男子部員は倒れ込み……かと思うと、緩やかに起き上がって。
織田 雪晴:「ほら、どいてどいて……どうしました?」部員たちをかきわけて、男子部員のもとに
GM:真顔で、近寄ってきた部員に手をかざす。すると、
男子部員:「……うわっ」
GM:手のひらを向けられた部員が、まるで玩具のように吹っ飛ばされる。少し間を置いて、どさり、と落下音。
男子部員:「おお……」 吹っ飛ばした方の男子は、驚いたような表情で自分の手を見る。対し、彼を囲む部員たちは少し引く
男子部員:「……どうしたも、こうしたも」
織田 雪晴:「ッ……! うそでしょうそでしょ……」
男子部員:「どうしたんだろうな、これ。分かんないけど」
男子部員:その瞳孔は興奮で開き、口角は歪んだように釣り上がる
男子部員:「……もうちょい試せば分かるかな」
織田 雪晴:「っ……もう、悪ふざけはやめなさいってば!」とにかく、早く鎮圧しなければ……



GM:星辰館学園。
GM:土曜日の今日は、体育館を借りての稽古を行える日だ。もちろんその優先権は二年生、三年生が多くを占めるが
GM:君たち一年生にも、ある程度の時間が与えられる。
難波 北登:「……これでも、去年よりはずっと一年が使える時間が多いらしい」
難波 北登:「お前がいてこそだろうな」
GM:今、君は乙川・難波両名と共にそのための荷物を運んでいる所だ。
京良城東真:「ふふん。格好良いですからね、僕」
乙川 文音:「はいはい。その格好良さ、存分に使ってどんどん時間を取ってよね」
京良城東真:「でも、僕だけの功績という事でもないですよ。一人演技とか超苦手ですからね、僕」
乙川 文音:「だとしても、京良城くんが一番大きいのは間違いないわよ。……結局断ったりとかしないんでしょ?」
乙川 文音:「学園祭の主役。まあ、今の三年にパッとした人がいないってのもあるけど……」
難波 北登:「……乙川、そういうこと声押さえずに言うの止めろ」
京良城東真:「苦手かどうかと好きかどうかと楽しいかどうかは全部別ですけど、演劇やってるのに主役を断るっていうのはないですよ」
京良城東真:「好きで楽しいが揃ってますからね!」
乙川 文音:「たとえそうでも、普通は遠慮とかするもんなのよ。社会性。空気を読む」
難波 北登:「ま、京良城がそんな『普通』の枠に収まる訳もないか……」
京良城東真:「でも、そうなんです?先輩たちがパっとしないんじゃなくて、単純に話題性だと思いますよ。学園祭ですもの。コンクールじゃないんですし」
京良城東真:「遠慮と空気読むでモテるんだったら、そうするんですけどね!主役って何よりモテますからね!」
京良城東真:「女の子から黄色い声が飛んできます。あれ、なんで黄色い声って言うんですかね?」
乙川 文音:「少なくとも私は、遠慮も空気を読むことも知らない男はゴメンね」
京良城東真:「乙川ちゃんは、話しかけもしないで、挑戦もしない男はもっと御免なので、問題はありませんね」
京良城東真:あははははー。と笑っている。
難波 北登:「さあ。俺は知らんが、『きいきい声』とかからじゃないのか? そういう割としょうもない由来の日本語も結構ある……」
難波 北登:「……ん?」
難波 北登:難波が足を止め、グラウンドの方を見る
京良城東真:「どうしました?織田さんの胸にでも見惚れてます?」
乙川 文音:「何? ……騒がしいわね」
難波 北登:「バカ、こんな距離で見えるか……」
京良城東真:「案外見えるんじゃないですかね?」
京良城東真:言いながら野次馬根性丸出しで見に行きます。
GM:聞こえてくるのは、大丈夫? などといった掛け声だった。それが突如、悲鳴に変わる。
GM:人の集まりの中心近くにいた男子生徒が、マンガのように吹っ飛ばされたからだ。
難波 北登:「……!」
京良城東真:「はぁ!?」
乙川 文音:「え、何……?」
難波 北登:「……ッ」
京良城東真:「どした?難波ちゃん」
難波 北登:最初に動いたのは難波だった。荷物を落として、今まで来た道、校舎の方へと走っていく。
乙川 文音:「ちょっと!?」
難波 北登:乙川も声をかけたが、返事もせずにその場を走り去る。
京良城東真:「おっと」荷物を拾い上げ。
乙川 文音:「え、何……? 今のって……」 こっちはこっちで状況を咀嚼しきれていない
京良城東真:「乙川ちゃんは先生呼んできて、僕は様子を見てきます」
乙川 文音:「えっ……あ、わ、分かった! 先生ね!」
京良城東真:(今はこの手の事情を共有してる織田さんと相談しよう)
乙川 文音:「呼んでくる!」 そう言って、乙川もまた、校舎の方に駆け去っていく
京良城東真:「愛してるますよ、ベイビィー」
京良城東真:京良城語で よろしく くらいの意味。
京良城東真:グラウンドに走り出します。
GM
男子部員:「へへ……へ……」 人だかりの中心、男子部員は興奮した様子で、周囲の人々を見定めている
男子部員:やがて、その中でもひときわ体格が大きい生徒に目を留めると、彼に向かって手のひらを向ける
男子部員:至近にいる織田さんになら見えるだろう。彼の手は高速で振動し、真空の衝撃弾を放とうとしている……!
京良城東真:「おっと、時と場所と口説き方を考えないと、女の子にもてませんよ、君」
京良城東真:男子部員に華麗な飛び蹴りをくらわす。
男子部員:「ぐげっ!?」
男子部員:不意の攻撃に、彼の体が吹っ飛ぶ……が、その身のこなしは軽い。アクロバティックに態勢を整え、
織田 雪晴:「えっ、ちょ……東真くん!?」
京良城東真:「ご無事ですか?姫。 貴方の騎士が空から駆け付けましたよ」
男子部員:「何……しやがる!」 君の横面へ反撃する。ぼやけたような外見の衝撃弾!
京良城東真:「なんて、言ってる場合ではないようですね。どうします?これ」
京良城東真:「ぐげっ」顔面に直撃「っぁー」
織田 雪晴:「……鎮圧、制圧。後に事態の収束!」
GM:辺りの一般生徒はもうパニックで逃げ回っている状態だ。それでも、京良城くんの介入があったおかげで、負傷者は最初の一名以外いない。
京良城東真:「合理的なやつですね…ふっ」鼻をひねって血を外に出し。
男子部員:「……の野郎……」 彼もまた、京良城くんに標的を定めたようだ。今度は両手を重ねて、より大きな衝撃弾を作り出そうとしている
京良城東真:トントンとステップを踏みながら半身になって対峙する。指をちょいちょいと動かし。
京良城東真:相手が打ち出す瞬間を見切り、拳の先に
男子部員:「ふざけてんのか、」「よ!」 巨大な衝撃弾を放つ!
京良城東真:顎をかすめるようにパンチを撃つ。
男子部員:「ぐうっ!?」 その動きは正直で分かりやすい。君の拳がしたたかに彼を打ち付ける
男子部員:それでもまだ戦意を失いはしない。大きく飛び跳ねるように距離を取って、衝撃弾を落ち着いている様子の君たち二人へ乱射する
織田 雪晴:「全く、土曜日だからよかったものを」軽量化。膝を沈めて、踏み込み急加速。
織田 雪晴:とおもえば重量化して動きを無理やり止め、軽量化して別方向に。空中で舞い上げた石を一瞬だけ重量化。空中で方向転換。
織田 雪晴:慣性と加速度を無理やり捻じ曲げて、乱射される衝撃弾をかいくぐり、懐に入った。
男子部員:「うっ……!?」 自分の攻撃……攻撃というにはあまりに拙い、癇癪のような乱打をいなされたことに、俄に目を見張り
織田 雪晴:細かな質量操作による、この歩法と接近術が、『奈落歩き』の由来だ。それを彼が知る由もないのだが
織田 雪晴:「はい、おつかれさま」足をかけながら、衣服を重量化して重心を崩し、倒す。
男子部員:「うわ……っ!」 成すすべもなく倒され、思わぬ過重にじたじたと暴れる
男子部員:「ふざ……っけるな! 邪魔すんなよ! 何したんだ!?」
京良城東真:「お見事。そのまま窒息の刑をしますか?」
織田 雪晴:「全くもう……」パンパンと手を払う
織田 雪晴:「……誰に聞いたのそれ。男にはやらないわよ?」
男子部員:「俺はただ、試してただけだろうが! 俺には力が……このっ……!」
京良城東真:「え。僕はさっき言いましたよ。時と場所を考えよう。って」
京良城東真:「君、一応聞くんですけどグリンシュ飲んだ人?」
織田 雪晴:「教室のド真ん中でバッティングやらクラウチングするバカを、止めないわけにはいかないでしょうが」
男子部員:「ああ……ああ、そうだ! 記録会も近かったからな!」
男子部員:「今朝のは一段と効いた……! 最初はちょっと気持ち悪かったんだが、見ただろ? 織田?」
男子部員:「俺がちょっと力を込めるだけで、大の男が、ポンと吹っ飛んだ! すげえよ……目覚めちまったんだ、力に」
男子部員:「……だから試したいんだよ! 何ができるのか!」
織田 雪晴:「……ほんっとにバカ。あんな物に手を出す暇があったら、1mでも多く走り込みしてくださいな」
京良城東真:「試した結果やられてるじゃないですか」
織田 雪晴:「そのほうがよっぽど記録は出ますよ」
男子部員:口角には泡が立ち、その眼は不安定に揺れている。完全に興奮状態だ。オーヴァードへの覚醒に伴う、副次的な作用だろう
男子部員:「そうだな、やられたけど……」 「……まだやられてない!」
織田 雪晴:「駄菓子屋裏で確保したものは、だいぶ希釈してあった……まさか、濃度をあげた?」
男子部員:自分の手を、重量化されたトップスに当てる。衣服の中でも重くなっている部分だけを自ら破壊し、戒めを脱した
男子部員:そして、飛び退く 「コツは分かってきたんだ。今度はもっともっとデカいのを……そうだ、このグラウンド中ぶっ飛ばすようなヤツを……!」
男子部員:そう言ってさらなる攻撃を発そうとした彼の横合いから、不意に
"フロントライト":外套で全身を隠した人影が現れ、手にした剣で男子生徒を打ちのめす。
"フロントライト":そして淀みない動きで左手の注射器を彼に突き刺し、内容を注入。
男子部員:「あ……っ……!?」
男子部員:暴れていた彼は目を見開き、眠るように意識を失う。
織田 雪晴:「あなた……“フロントライト”?」背中の見えない柄に手を伸ばし
"フロントライト":「……俺は俺以外に、俺を知らない」
"フロントライト":「その通りだ」 外套で顔を隠したまま、剣を構えつつ、空になった注射器を放り捨てる
京良城東真:「えーと、派手に暴れられるのは本意ではないんですか?」
"フロントライト":「……何を言っても言い訳がましいだろう。好きに思え」
京良城東真:「目的も動機もわからないので、混乱しています。舞台に上がるにしても、観客になるにしても、不親切な作劇ですね」
"フロントライト":「…………」 そう発言した君の顔を、じっと見て……もっとも、彼の顔は認識できないのだが
"フロントライト":それでも視線が注がれるのは感じる。が、ふ、と息を吐いて明後日の方を見る
"フロントライト":「……彼の容態が問題ないか、確かめてくれ。吹っ飛ばされた方はあっても物理的な怪我だろうが」
"フロントライト":「レネゲイドがどうとかはどうにも分からない。……打ち込んだのは中和剤だから、マシになっているはずだが」
"フロントライト":「UGN、なんだろう?」
織田 雪晴:「……えぇ」
京良城東真:「ご丁寧にどうもです」
"フロントライト":「ならば頼む」
京良城東真:「どうせ立ち去るだろうからお聞きしますが、君、僕の知ってる人ですか?」
京良城東真:「洒落た切り返しを期待しますよ」
"フロントライト":「俺は俺の同盟相手に用事があるんでな」 そう言い切ると、外套の裾を翻して背を見せて
織田 雪晴:「何を言ってるんですか、あなたは一体」
"フロントライト":「……"フロントライト"」
"フロントライト":「あいつは、前線(フロント)に立つ右腕(ライト)と名付けたつもりらしいが」
"フロントライト":「実際は、舞台を照らす一つの機材だ」
"フロントライト":地を蹴り、学外へと姿を消します。《瞬間退場》です。
京良城東真:尻ポケットから携帯出して会長に連絡しましょう。
織田 雪晴:倒れた男子生徒のほうに駆け寄りましょ
京良城東真:「あんなに演技も殺陣も上手いのに照明機材ということはないですよ」
GM:だらだらと汗を流して、うなされるような声を漏らしている。が、確かにレネゲイドの暴走は落ち着いているようだ。興奮状態も鎮まっている
京良城東真:織田さんの方をちらりと見やり、任せて大丈夫そうだなと確認し。
京良城東真:「織田さん、彼をUGNに任せたら会長と合流しましょう」
京良城東真:「これ、こういうの増えます。時間切れです。ヤバイです!」
織田 雪晴:「……そうですね。事態も事態です。一度合流するべきでしょう」
織田 雪晴:「おそらく、希釈していたグリンシュの濃度を引き上げた可能性があります。供給源を早く経たないと……!」



GM:シーンを切ります。ロイスのみ可!
京良城東真:なし 以上!
織田 雪晴:保留! 以上!


◆ Middle 05 ScenePlayer:柳生咲玖夜

GM:前シーンに登場していなければ登場可能です。登場ダイスをどうぞ!
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+4(1D10->4)(侵蝕率:67->71)した
涼暮御幸:侵蝕率+5(1d10->5) (侵蝕率:75->80)


GM:河川敷のバラック小屋。
GM:かつては打ち捨てられた古い倉庫だったそこは、阿修羅地獄堂女学院の地域清掃活動により、お茶会を開くにも問題がないほどの環境を取り戻している。
GM:君たちがその小屋にたどり着くと、二人の女生徒が会釈をした。
女生徒 前門虎:「お疲れッス!」
女生徒 後門狼:「お疲れ。柳生ちゃん、そっちのマブい人は……?」
柳生咲玖夜:「あ、こんにちは」つられて頭を下げて
柳生咲玖夜:「ええと、こちらは……」
柳生咲玖夜:「紹介するね。友達の涼暮さん」
女生徒 前門虎:「涼暮ェ……?」
女生徒 後門狼:「涼暮さん。……ウチの人じゃないね?」
涼暮御幸:一礼する。「始めまして」にこやかに笑み。
柳生咲玖夜:「うん。星辰館の人なんだけど、今度の地域清掃の件で色々調整があって」
柳生咲玖夜:「ほら、ちょっとだけ学区(ナワバリ)被ってるでしょ」
女生徒 前門虎:「ハアン……?」 ジロジロと無遠慮に涼暮さんを見る
涼暮御幸:「ええ。星辰館高等部です。咲玖夜ちゃんに誘われて……」
女生徒 後門狼:「なるほどね。それで喜多原と茶、シバこうってワケ」
涼暮御幸:声音は柔らかいが、その目つきはまったく平静の通り、隠せては居ない。
女生徒 前門虎:「…………」
女生徒 前門虎:「……やるじゃねえか……」 小声で漏らし、下を向く
柳生咲玖夜:「ほえ?」首を傾げて
女生徒 後門狼:「トラのことは気にすんな。だったらいーよ。ごゆっくりしな」
女生徒 後門狼:「喜多原は中で待ってるよ。ウチは行く。午後の模試の準備したいし」
柳生咲玖夜:「うん、ありがと!トラちゃん、ローちゃん!」
女生徒 前門虎:「……アタシも学童のボランティアがあんだ。地域清掃のこと、任したかんな……」
涼暮御幸:会釈して。「では、また」
GM:挨拶を済ませると、前門の方は背中を丸めて、後門の方はひらひらと手を振ってその場を後にする
涼暮御幸:彼女らが去ってから。「……一つ、聞いてもいいか」
柳生咲玖夜:「またね~!」その背に手を降って
柳生咲玖夜:「はい、なんでしょうか?」
涼暮御幸:「彼女らを介する意味は……?」
涼暮御幸:「直接呼びつけると、何か支障があるのか?」
柳生咲玖夜:「何故って……」
柳生咲玖夜:「他所の領域(シマ)に尋ねていくにも色々作法がいると言うか」
柳生咲玖夜:「いきなり行ったら狼藉(カチコミ)と勘違いされるというか」
涼暮御幸:「学校によって違うのだな。所定の手続きを踏まねば捜査もままならないと」
涼暮御幸:「よくもそんな魔窟を所轄するものだ。感心するよ」
柳生咲玖夜:「そう!そうなんです!」
涼暮御幸:「他校では、まるでやっていける気がしない」
柳生咲玖夜:「みんな喧嘩っ早いし使ってる言葉はよくわかんないし本当に大変で……」
涼暮御幸:「いや、正直」
涼暮御幸:「君の言い回しもたまに分からないが……」
柳生咲玖夜:「でも、涼暮さんなら阿修女でも全然うまくやれますよ」
涼暮御幸:「そういうものかな……」
柳生咲玖夜:「すぐに頂点(テッペン)取れますって!はい!」
涼暮御幸:(生徒会長のことか……?)
柳生咲玖夜:「あ、いけない!あんまり待たせると逃げ(フケ)られちゃうかも知れません!」
涼暮御幸:「老ける……?」
柳生咲玖夜:「行きましょ!涼暮さん!」
涼暮御幸:「あ、ああ……」


GM:小屋内。
GM:君たちがその広くもない空間に入ると、女子生徒が鼻歌を歌いながら準備をしていた。
GM:丸テーブルに白いクロスを敷き、皿の上にはカットされたフルーツタルト。
GM:君たちに気付くと、縛った髪を翻して振り返る。
柳生咲玖夜:「あの、こんにちは!」
喜多原 ミナミ:「お疲れです! 今日の茶ウケは、定番も定番、季節のタルト!」
喜多原 ミナミ:「今朝一番に買ったとびきり新鮮なツラで……お?」
柳生咲玖夜:「喜多原ミナ……ええっ?」
柳生咲玖夜:「あ、お茶会の準備中すみません!喜多原ミナミさんですよね?」
喜多原 ミナミ:「……そっちの方は? こんな瀬が高い人なら、学内なら見覚えがあるような……」
喜多原 ミナミ:「ッス! 喜多原ミナミ、アシュ女一年!」
柳生咲玖夜:「三年の柳生です。こちらの方は……」
涼暮御幸:「星辰館高等部三年。涼暮御幸」
涼暮御幸:「生徒会長をしている。君に訊くことがあり、来てもらった」
喜多原 ミナミ:「せ」 表情が固くなる 「セーシンの……」
涼暮御幸:「素直な回答を期待する」威圧的な目を向ける。
涼暮御幸:向けているつもりでないが。
喜多原 ミナミ:「……ッス」 ごくりと固唾をのみ、震えながら頷く
柳生咲玖夜:「す、涼暮さん……!そんなに睨ま(メンチ切ら)なくても……」
涼暮御幸:「いや、私は何も……」
喜多原 ミナミ:理屈ではなく本能で、格の違いを読み取ってしまった。生半可なことを言えば、"獲"られる……そんな意識が表情に浮かんでいる。
柳生咲玖夜:「ええと、喜多原さん。落ち着いて聞いてほしいんですが」
喜多原 ミナミ:「ッス」
柳生咲玖夜:「あなたに危害を加えるつもりで来たわけじゃありません。もちろんお茶をしに来たわけでも」
喜多原 ミナミ:「ッス……」 お茶をしない、の部分でちょっと悲しそうな表情になる
柳生咲玖夜:「教えてほしいことがあるんです」
柳生咲玖夜:「あ!もちろん穏便に済めば、一杯頂いていきたいくらいなんですけど!」
柳生咲玖夜:しょんぼりした空気を察してあたふたフォローする
喜多原 ミナミ:「……ッス」 もはや覚悟は決まっているという面持ちだ
柳生咲玖夜:「単刀直入に聞きますね」表情を引き締めて
柳生咲玖夜:「『グリンシュ』という栄養ドリンクを学内に広めているのはあなたですね」
喜多原 ミナミ:「……あ」
喜多原 ミナミ:「あぁ……」 あたふたと数歩引き下がると、地べたに膝をついて
喜多原 ミナミ:「……ッスンマセン……でした……!!」 土下座する
涼暮御幸:「それは、容疑を認めるという意味か?」
喜多原 ミナミ:「わ、分かっちゃいたんです……! ウチは最近クスリに敏感だから、こうやってすぐバレるって……」
喜多原 ミナミ:「認めます! あれもこれも! 全部はこのミナミがやったこと……!」
柳生咲玖夜:「(少し前にサッちゃんやミミちゃんが色々暴れてたもんなあ)」
涼暮御幸:「そうか。では、次は動機だ」
喜多原 ミナミ:「……でも!」 ばっと顔を上げ 「害は出てない……ですよね!? 中毒性もないってちゃんと聞いてたし、アタシも飲んでなんともなかった……!」
涼暮御幸:「何故、露見のリスクが高いと認識していながら手を出した?」
涼暮御幸:「……出ているからこそ、私はここに来ている」
喜多原 ミナミ:「ウッ……」
柳生咲玖夜:「はい。阿修女では"まだ"出てないだけです」
柳生咲玖夜:「『グリンシュ』が他所の学校でも配られていること、ご存知でしたか?」
喜多原 ミナミ:「……頼まれたから、ス。その……中学ン時のダチに」
喜多原 ミナミ:「そいつは星辰館ス。だから知ってます。だけどもっといろんな……サンプルが欲しいからって」
喜多原 ミナミ:「そのためには、おんなじ学校(シマ)で広めるより、別の学校(シマ)で広めた方がバレにくいからって……」
柳生咲玖夜:「……その人の名前は?」
喜多原 ミナミ:「……ホクト。難波北登って言います」
喜多原 ミナミ:「そっちの一年ス。確か、演劇部とかで……」
柳生咲玖夜:「演劇部……!」
涼暮御幸:「……そうか」
涼暮御幸:「……それは。本校の生徒が、君に迷惑を掛けたようだ」
涼暮御幸:「すまない」頭を下げる。
喜多原 ミナミ:「そ、そんな! やめてください! アンタほどの(ヒト)が!」 慌てふためき、再び地面に顔をこすりつける
柳生咲玖夜:「あわわ……!二人とも頭を上げてください!」
喜多原 ミナミ:「やっぱりアタシが止めるべきだったんだ……ヤクみたいなものを配って、被害が出ないなんて、都合の良い話ないって!」
涼暮御幸:「君のせいではない。君はただ、言いくるめられていただけだ」
喜多原 ミナミ:「言いくるめられたアタシの(ドタマ)が飾りだったんスよ!」
涼暮御幸:「彼の言に、いつもよりもどこか説得力を感じなかったか?」
喜多原 ミナミ:「説得力……っつうか」
喜多原 ミナミ:「メチャクチャ悩んでたっていうか……ソッチ入ってからずっと悩んでたのは知ってたんスけど」
柳生咲玖夜:「悩んでた?」
喜多原 ミナミ:「最近はそれよりもっと悩んでて……それで、アタシ、見てらんなくて、声かけちゃったんス」
喜多原 ミナミ:「多分演劇のことだと思うッス。ホクトが悩むんならそれだとは」
柳生咲玖夜:「……それって、陸上部の人達と同じ様に」
柳生咲玖夜:「自分の実力に伸び悩んで……ってことでしょうか……?」
喜多原 ミナミ:「あ、だから説得力、ってのはよくわかんないス。見てらんなくて、アタシから声かけたんで……」
柳生咲玖夜:「でもそれだと、わざわざ周りに広める必要はないような……」
喜多原 ミナミ:「なんか、別のヤツと協力して、『グリンシュ』のサンプルの数を集めたい、って話でした」
喜多原 ミナミ:「それをどうするか、はアタシは聞いてないッスけど……」
柳生咲玖夜:「そうですか……」
涼暮御幸:「……分かった。ありがとう」柳生さんを見て。「他に確認したいことはあるか?」
柳生咲玖夜:涼暮さんに目線を返す。彼女が嘘をついてるように見えるか?という無言の問い
涼暮御幸:「……すぐに分かる」《ワーディング》を張る。
喜多原 ミナミ:ぺしょん。土下座したまま態勢が崩れます
柳生咲玖夜:「あわわわっ」崩れた
涼暮御幸:それを支えあげて、椅子に座らせる。
涼暮御幸:「……利用されていただけだろうな」
涼暮御幸:「いや。正確ではないか」
涼暮御幸:「支えようとした手に、泥を塗りつけたと言うべきか」
柳生咲玖夜:「………はい」
涼暮御幸:「彼女の処分は、君達の学校のやり方に任せよう」
涼暮御幸:「それから」再び頭を下げて。
涼暮御幸:「本当に、済まない」
柳生咲玖夜:「や、止めてください!」
柳生咲玖夜:「涼暮さんが責任を感じることなんて、何もないはずです……」
涼暮御幸:「あるさ」
涼暮御幸:「学内の生徒を守るために、私はこの職位に立っている」
涼暮御幸:「彼らの安全だけではない。彼らの未来を含めてだ」
涼暮御幸:「そちらにまで迷惑を掛けるなど、あってはいけないんだ、本当は」
柳生咲玖夜:「涼暮さん……」
柳生咲玖夜:「だからって、一人で背負いきれるものじゃないですよ。そんなの」
柳生咲玖夜:「それに、彼女も言ってたじゃないですか。手を差し伸べたのはこちらからです」
涼暮御幸:「……」頭を上げて。
柳生咲玖夜:「結果的に利用されていたとしても、難波君の加担したのは彼女の意思ですから」
柳生咲玖夜:「ですから、涼暮さんの理屈で言うなら、こちらにも責任があります」
涼暮御幸:「……そう言われてしまっては、こちらの立つ瀬が無いな」
涼暮御幸:「分かった。責任の所在は、この際後だ」
涼暮御幸:「事件が収束したわけでもない」
涼暮御幸:「……もう少しだけ、手を差し伸べてくれるか?」
柳生咲玖夜:「はい、もちろん!喜多原さんのためにも、事件を解決しないとです」
柳生咲玖夜:「それにしても……ふふ」
涼暮御幸:「……何だ?」
柳生咲玖夜:「涼暮さん、やっぱり阿修女向いてますよ」
涼暮御幸:「止めてくれ。転校するつもりはないよ」
涼暮御幸:「私は、星辰館の。『破風の会』の生徒会長なのだからな」
柳生咲玖夜:「ふふ、はい。わかってます」
涼暮御幸:「君こそ、どうだ?うちの役員になる気はないか?」
柳生咲玖夜:「すっご~~~っくありがたい申し出ですけど、やめておきます」
柳生咲玖夜:「(スケバン)にだって、友達(ダチ)の安全と未来を守る責任がありますから」
涼暮御幸:「ふふ。ああ」
柳生咲玖夜:「ですからここは、連帯責任で」
涼暮御幸:「分かっているよ」そう言って、笑う。
柳生咲玖夜:「よろしくお願いします!会長さん!」目の前に拳を突き出す
涼暮御幸:「よろしく頼む。“ライフセイバー”」拳を突き返して。「君のその二の名を、信じさせてくれ」


GM:シーン終了です。ロイスのみ可!
涼暮御幸:ロイスは埋まってる!
柳生咲玖夜:涼暮さんのロイスを 親近感◯/威圧感 に変更します!


◆ Middle 06 ScenePlayer:京良城東真

GM:クライマックス前、最後の情報収集等々のシーンです。全員登場可
織田 雪晴:64+1d10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+5[5] → 69

柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+10(1D10->10)(侵蝕率:71->81)した
涼暮御幸:侵蝕率+5(1d10->5) (侵蝕率:80->85)
京良城東真:1D10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 6[6]+74 → 80



GM:先に情報項目を表にしましょうか。
◆ 情報収集項目 3
・"スプリンクリング・セカンド"の拠点について <情報:UGN> 11
GM:この一個だけ。もし全員失敗したら、再度登場侵蝕ダイスを振った人が再挑戦可、ということにします。
京良城東真:はーい。さっそく振ります。コネ:UGN幹部使って。
織田 雪晴:バディムがあるから実質難易度8.勝ったな
京良城東真:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[1,1,2,5,5,6,10]+4[4]+2 → 16

GM:何でもできるのかお前は
織田 雪晴:完璧すぎる男は・・・
柳生咲玖夜:大御所俳優
織田 雪晴:大N市格付けチェックで一流オーヴァード常連じゃんこんなん
京良城東真:初登場補正!
GM:というわけで開示!
・"スプリンクリング・セカンド"の拠点について
今までの調査に加え、"フロントライト"が"スプリンクリング・セカンド"の協力者と思しいことと、彼の星辰館学園からの離脱先により、その拠点位置はおよそ絞り込まれた。
大企業によるものではない、古い地方映画館である。数年前に閉鎖されて以来、長らく放置されていた。


GM:ハンバーガーショップ。
GM:君たちは今までの情報を共有し、そして最後の作戦に出向く前の腹ごなしとして、テーブルを囲んでいた。
GM:"スプリンクリング・セカンド"の拠点については、調査中だ。分かり次第すぐに行動に移れるようにしておく必要がある。
京良城東真:トレイにフィッシュバーガー、バニラシェイク、ポテトのM。
京良城東真:「という事で、会長!資料を下さい。そうすれば僕、多分、相手の隠れ家割り出せると思うんですよ」
京良城東真:「今、神が降りてきてるので。パイプと安楽椅子とトレンコートがなくても、きっと余裕です」
織田 雪晴:トレイにビッグモック、フィッシュバーガー、ポテトのM、ウーロン茶。
涼暮御幸:「構わないが……どうやるつもりだ?」標準的なバーガー一つとアイスティー。
涼暮御幸:資料や地図を、テーブル越しに渡して。
織田 雪晴:「神って……私も、会長と同意見です。キセルみたいに歯型のついたものじゃないんですよ」
京良城東真:自分の頭の横をトントンと叩いてニヒルを気取って笑い。地図を広げ、資料に目だけを通す。
柳生咲玖夜:「それでわかるんです?」遅れて席につく。ダブルバーガーにシェイクとポテトは共にL。
京良城東真:「後ろ盾がない犯行で、学生と協働してる、まあ半グレですから、拠点にちゃんとしたセーフハウスはないですね。廃墟を利用してる可能性が高いですし」
涼暮御幸:「ああ。星辰館の監視も、古びた空き家を利用していた」
涼暮御幸:「類似の施設であることは、想像には難くないが……」
京良城東真:「フロントライトは僕の知り合いで演劇部の人間なので、そういう関係の場所をわざわざ選ぶと思います。あんな格好してるので、劇行動に思い入れがあるのはバリバリです」
京良城東真:「暴走したオーヴァードって欲望に殉じた行動を取ることが、多くて、それで、うちの学校が監視できる場所」
京良城東真:「と、なれば、此処でーす!」と地図をビシィと指で指す。
涼暮御幸:身を乗り出し、指さした箇所を覗き込む。
織田 雪晴:身を乗り出して覗き込み「ここは……」
柳生咲玖夜:「ここって……空き家みたいだけど?」
柳生咲玖夜:合わせて見ていた地図アプリには何も表示されていない
京良城東真:「取り壊されてない元映画館ですね!」
織田 雪晴:「映画館……なるほど、劇関係で、廃墟ですか」
涼暮御幸:「よくも、そんなものが残っているものだ」
京良城東真:フィッシュバーガーを一口齧って。
柳生咲玖夜:「あ、成程。営業してないから最新の地図からは消えてるんだ……」
涼暮御幸:「本来であれば速やかに解体されて然るべき施設が、残り続けている例」
京良城東真:「復興する優先順位低いんですかね。あ。皆さん、今度映画館デートしましょうね!名画座巡りとか」
涼暮御幸:「そういう事例には事欠かないと聞く。“震災”の爪痕と言うべきか、それ以上の事情があるのか……」
涼暮御幸:「とにかく、だ。他に手がかりがない以上、可能性は高いと思うが。逃走方向とも一致する」
織田 雪晴:烏龍茶のカップを胸の上にのせ、行儀悪くストローを咥え支えて飲みながら、スマホで当該施設の場所を見る。
柳生咲玖夜:「うんうん!名推理だよ京良城くん!」
京良城東真:「ありがとう柳生さん。そして皆さん、軽くデートのとこをスルーしましたね!?」
京良城東真:ちょっと拗ねながらバニラシェイクを飲み。
涼暮御幸:「いや……そもそもデートとは、付き合いのある男女がするものだろう」
織田 雪晴:「さすがの推理です。本当になんでもできるんですねあなたは……」ストローを離し、かるく手でカップを支えながら
涼暮御幸:「君達の中に、京良城東真と交際しているものがいるのか?」
織田 雪晴:無言で首を横に振る
京良城東真:「違いますよ!お互いのことをよく知るためにするんですよ!例えば、僕は会長のことをよく知りたいのでデートしたいです」
京良城東真:「そんなこと言ったら交際してない男女は一緒に遊べないじゃないですか。好きな人がいる柳生さんは無理には誘いませんけど」
京良城東真:拳を軽く握って力説をし。
涼暮御幸:「そういうものなのか?」
柳生咲玖夜:「わ、私にはなんとも……!」赤くなりつつ
織田 雪晴:「……友達付き合いの上ではあるだろうけど、すくなくともデートではないわね」カップをおろして、ビッグにかぶりつく
涼暮御幸:「どうにも、周りにそういった気配がないものでな。疎いことを自覚してはいる」バーガーの包みを開けて。
京良城東真:「織田さんなら、そういうものだと言ってくれると信じますよ。えぇ~。言ってくれなかった」
涼暮御幸:「教授の機会は、ありがたく思ってはいるが……」一口小さく口に入れ。「何だ。違うのか」
京良城東真:「まあ、いいです。今度デートしましょうね。皆さん。ね」
織田 雪晴:「はぁ……友達付き合いとしてなら、吝かではないけれど」「あまりデートデート言わないの」ビッグにかぶりついて、ほんのり朱の差した顔をごまかそうと
柳生咲玖夜:「遊びに行くのはいいけど、その言い方は禁止!」
涼暮御幸:「何にせよ、事件を解決せんことには、だ」
京良城東真:「むぅ。織田さん、この手の話題振られると誤魔化すように食べるんだな」
京良城東真:「あ。そうだ、会長。事件解決としたとしてですが、下手人どうなりますかね?」
京良城東真:「勿論、手遅れと言う訳でなければですけど」
涼暮御幸:「一概には判断できんよ。事情を斟酌しての後だ」
涼暮御幸:「……その言い方であれば、態々釘を刺す必要はないかもしれんが」
涼暮御幸:「手遅れであれば、決断的な手段を検討することになるだろう」
涼暮御幸:少し言葉を濁した物言い。
柳生咲玖夜:「あの……今更かもしれないけれど」
柳生咲玖夜:「京良城くんは、付いてきて大丈夫なの?」
京良城東真:「あ。心配してくれてます?嬉しいなぁ。柳生さんがフリーならな、勿体ないなぁ」
織田 雪晴:ビッグを平らげてから「……たしか覚醒して3ヶ月、でしたね」
涼暮御幸:「……そうだな。希望があれば、ここで君の協力を打ち切って貰っても構わない」
京良城東真:あははは。と緊張感なく笑って。
柳生咲玖夜:「だって、相手は演劇部の友達……なんだよね?」
京良城東真:「ん。まあ、そうなりますよね。友達ですよ、同性では一番仲良いです」
織田 雪晴:「登録上はチルドレンやエージェントに近いものですが……ほとんどイリーガルのようなものです」
柳生咲玖夜:「私達はチルドレンとして、"そういうこと"も想定した訓練を積んできているけど、京良城くんはそうじゃないよね」
織田 雪晴:「京良城東真くん」「あなたが“なんでもできる”人間であることはわかりました。けど」
織田 雪晴:「けど、だからといって、なんでもする必要はありません」「ここで降りても、誰も文句は言いませんよ」
京良城東真:「実際どっちにしろ後悔すると思うんですよね。此処で、進んでも、引いても」
京良城東真:「でも、仮にですよ、友達に二度と会えない可能性があるなら、最後の言葉が締まらないモノなのって一生引きずると思うんですよね」
涼暮御幸:「……今の最後の言葉は?」
京良城東真:「僕、最後の言葉が、 どした?難波ちゃん。だったんですよ」
京良城東真:ため息をつく。
柳生咲玖夜:「……ふふ」
涼暮御幸:「それは……演り直したい気持ちは分からなくもないがな」
京良城東真:「でしょ。凄い駄目なので、進む方が良いかな。それに、まあ、こういう事を言うと皆さんのプライドを傷つけると思うんですが」
京良城東真:「僕無しで戦うなんて、そもそも心配じゃないですか!」
柳生咲玖夜:「うん、好きな人との最後の言葉がそれだったら、かなり残念かも」
織田 雪晴:「……怖くはないのですか」
織田 雪晴:「以前、私達に聞きましたね、『怖くないのか』と。あなたはどうなのですか?」
京良城東真:瞳から一瞬光が、そして表情が消える。
織田 雪晴:「現実(ここ)は舞台の上ではありません」
京良城東真:「死ぬのは怖くありません。経験しましたから」
京良城東真:「殺されるのは怖いですけどね」笑みが戻る。軽薄な笑みではなく自嘲的な笑みだ。
織田 雪晴:「小道具は刃引きなんてしてない、真剣です」頭の横、背中の巨剣の柄をかるく叩いて。
京良城東真:「うん。そうですね、白状すると、命のやり取りから逃げたくないんですよ」
京良城東真:「僕にはオーヴァードになった時に後悔が一つあるんです」
涼暮御幸:「と言うと?」
京良城東真:「死ぬ時に笑って死ねなかった」
京良城東真:「それって悔しいじゃないですか。だから、今度は笑って死にたいんです」
京良城東真:「機会があればね」
京良城東真:「だから、僕は死と向き合って戦いたい。どんな時でも笑って生きる為に」
京良城東真:変なこと言ったかな?と思いながらポテトを何本か食べて。
織田 雪晴:「……」烏龍茶を飲み干してから
柳生咲玖夜:「……………」無言でシェイクを手にとって
京良城東真:「あ。自殺願望があるとか、そういうのじゃないですよ!!心意気の問題です」
織田 雪晴:「東真くん、ステイ」
京良城東真:手をわたわたと動かし。
京良城東真:「はい。待ちますが」
織田 雪晴:「死は前提ではありません、結果です。ただ私達は、その結果を半歩巻き戻すことができるだけです」
織田 雪晴:「向き合うなら、生と向き合ってください」
織田 雪晴:「役者なら、視線は緞帳(おわり)じゃなくて、観客(まえ)に向けるべきでしょ?」
京良城東真:「まあ、ですよね!僕の人生アンコールされたようなものですしね」
京良城東真:「観客(みらい)が僕の(じんせい)を望んでるんですからそうあるべきかな」
京良城東真:「あ。他の人の意見も聞きたいです」
涼暮御幸:「演者に口出しはせんよ。私はただの監督責任者だ」
涼暮御幸:「だが、君が笑って死ねば、我々は泣く。それだけのことだ」
涼暮御幸:「……恐らく。泣くと思う。どうかな」後半は小さく。
京良城東真:「泣いてくださいよ!やはり、これは泣かせるためにデートするしかないですね」
京良城東真:怒りながら、あははははと笑う。
柳生咲玖夜:「私は一瞬ちょっぴり心動かされてしまいました……不覚ながら」少し頬を赤らめて
柳生咲玖夜:「でも、はい。やっぱり私も」
柳生咲玖夜:「泣いちゃうと思います。京良城くんが目の前で笑って死んでも、私達の見てない所でそうなったとしても」
柳生咲玖夜:「だから少なくとも、今日はその日にしたくないかな」
京良城東真:「成程。なーるーほーどー」
京良城東真:「良し、決めました。僕、死ぬとかないです」
京良城東真:爽やかに陰り一つなく笑う。
京良城東真:「少なくとも」
京良城東真:「皆さんとデートしない限りは全く死ぬ気がありません。それまでは生き抜きますよ」
京良城東真:「あ。柳生ちゃんはWデートにしましょう」
織田 雪晴:「……東真くんステイ」
柳生咲玖夜:「W!?」
柳生咲玖夜:「あわわわわ……」
涼暮御幸:「それは、我々の立場からすればデートをするわけには行かなくなっているのではないか……?」
京良城東真:「それと、これ、もし泣いちゃった時に使ってくださいね」柳生さんに洗い立ての良いにおいのするハンカチを返します。
織田 雪晴:「デートしたら死ぬって言ってるようなもんよね」
柳生咲玖夜:「は!?そうです!自分を人質にするなんて卑劣な……!」
柳生咲玖夜:「……え?あ、これって」
京良城東真:「洗って返すって言ったじゃないですか。あの時はありがとうございます」
柳生咲玖夜:「いえいえそんな!気を使わせちゃってごめんね……!」
柳生咲玖夜:「こういうところは見習って欲しいなぁ」小声で
織田 雪晴:「はぁ……」いつのまにかフィッシュバーガーも平らげて、包み紙をかるく畳み
織田 雪晴:「デートするまで、じゃなくって。きちんと笑っていきなさい」「そーしたら、デートでもなんでも付き合ってあげるわよ」対応が適当になってきてる
涼暮御幸:「……彼との交際の意図が?」アイスティーに口をつけて。
柳生咲玖夜:「織田さん!?そうだったんですか!」
織田 雪晴:「鼓舞のための方弁よ。そもそもタイプじゃないし」ポテトをつまみながら
京良城東真:「契約は成立した。汝の言葉、確かに聞き届けた。逃れえぬ楔になったと知れ(訳:あ。しっかり聞きましたんで、それ忘れませんからね。やったー)」
京良城東真:髪先を指で弄り。
織田 雪晴:「……」これはいろいろとマズったかもしれない、とポテトをつまみながら。視線を柳生と涼暮のほうに
涼暮御幸:「学生としての節度を持った範囲であれば、私は口出ししないよ」
柳生咲玖夜:「私!応援します!」ぐっと拳を握りしめて
京良城東真:「会長。逆に言えば学生として節度を持った範囲なら、お付き合いしてくれんですね」
織田 雪晴:「いや、ちがう。ちがうから」「柳生ちゃんも応援しないで」
京良城東真:「あはははは」
涼暮御幸:「ああ。そこまで狭隘ではないからな」食事を終え、ナプキンで口を拭いて。
GM:そうやって笑う君のスマホが、メッセージの着信を知らせる。
GM:乙川文音だ。
乙川 文音:『今どこ』
乙川 文音:『今日はなんか解散になっちゃったからいいけど』
乙川 文音:『あんたも難波もいきなりいなくなって』
乙川 文音:『一緒にサボッてるの?』
京良城東真:『放浪の騎士としては怒れる王を諫めにいかねばなりますまい』
京良城東真:『そういう筋書でしたしね。最初から』
京良城東真:『うん。そんな感じです』
乙川 文音:『なんでもいいけど』 メッセージのやりとりにおいては、京良城弁はしばしばスルーされる
乙川 文音:『もし学校から許可出たら、今日の代わり、明日にやるから』
乙川 文音:『そのつもりでいてよね。難波もいるなら伝えといて』
京良城東真:『はーい』
京良城東真:「しかし、難波ちゃんもスプリンクリング・セカンドさんも、こんな楽しい日常があるって知ったら、バカらしくなって計画止めてくれないですかね」
京良城東真:食べ終え、飲み終えて、そんなこと言って。
京良城東真:「僕は準備も覚悟も未来への展望も将来の子供の名前まで全部決めました」
京良城東真:「皆さんは大丈夫ですか?」
涼暮御幸:「将来の子供の名前は配偶者とよく相談すべきだとは思うが……」
織田 雪晴:「……」頭痛そうにする
京良城東真:「はい。相談ですね!御幸さん。つけたい名前がおありで?」
織田 雪晴:「東真くんステイ!」
涼暮御幸:「……何故私に相談する……?」
柳生咲玖夜:「(今度それとなく聞いてみよう……)」
涼暮御幸:「……まあ。それ以外であれば、我々はとうに出来ているとも」
涼暮御幸:「我らは人類の盾だ。放浪の騎士よ、君もそれを掲げて持つといい」
京良城東真:「有難き幸せ。数多の宝と武具を手に入れた我が身ではありますが、盾はまだ手にしていませんでした」
京良城東真:「謹んで、その盾を拝きます。女帝よ」
涼暮御幸:「大義だ。これより先、一滴の無辜の涙も流させぬ」立ち上がり。
織田 雪晴:「さて。せいぜいドンキホーテの横の農夫として、気張りますか」「覚悟はできてますよ、無論のこと」
涼暮御幸:「この刃金の音色にて、それを証明してみせよう。征くぞ」
柳生咲玖夜:「はい!いざ出陣です!!」


GM:シーン終了! 最後の調達とロイス!
涼暮御幸:ロイスはいっぱい!
柳生咲玖夜:ロイス満タン!
京良城東真:ロイスは1個余ってるけど保留。
織田 雪晴:協力者 涼暮御幸 ○信頼/畏敬 で
柳生咲玖夜:ブルゲとか欲しい人います?
涼暮御幸:どっちかと言うと
京良城東真:僕はセットアップ使う民!
涼暮御幸:柳生さんが100%到達するためにって感じかも
涼暮御幸:あ、セットアップ埋まってるか
涼暮御幸:私は1から6になってもなあという感じ
柳生咲玖夜:私もセットアップ使う民なんですよね
織田 雪晴:セットアップ使わないの民
涼暮御幸:強いて言うなら織田さんかなと言う感じだけど
京良城東真:13が18ですね。
織田 雪晴:そっから10になる
涼暮御幸:こちらは強化素材あたり狙おうかな。まだ行き渡ってないし
GM:ジェネシフトはいいぞお……
涼暮御幸:能力訓練:社会を使用。
涼暮御幸:7dx+5>=15
DoubleCross : (7R10+5[10]>=15) → 10[3,4,6,7,8,8,10]+4[4]+5 → 19 → 成功

柳生咲玖夜:悪魔の囁きだ
織田 雪晴:とりあえず狙うだけ狙いますかブルゲ。
涼暮御幸:買えた!織田さんの2本目にしてもらおうかな
柳生咲玖夜:クライマックスの登場ダイス次第でジェネシフトしようかな
織田 雪晴:わぁい
京良城東真:じゃあ俺も強化素材
京良城東真:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[4,5,5,5,7] → 7

織田 雪晴:やっぱ強化素材にしましょうか
京良城東真:無理だ。たらなすぎる。
織田 雪晴:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 5[3,5] → 5 → 失敗

織田 雪晴:はい。
織田 雪晴:私は以上
京良城東真:私も以上。
柳生咲玖夜:ではここは私がばしっと買ってあげましょう
柳生咲玖夜:《紬ぎの魔眼》でダイス+3
柳生咲玖夜:8dx>=15
DoubleCross : (8R10[10]>=15) → 9[1,1,2,5,8,8,8,9] → 9 → 失敗

柳生咲玖夜:全然だめだった
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+1(侵蝕率:81->82)した
柳生咲玖夜:以上!


◆ MasterScene

難波 北登:「待てよ」
GM:"スプリンクリング・セカンド"が用意した、オーヴァードに関する説明資料の中に、『星辰館学園内のオーヴァード一覧』があった。
難波 北登:「……こいつも、オーヴァードなのか?」
GM:難波北登が指差したのは、その中の写真の一枚。自分の横、朝練のジョギングをこなす少年。
"スプリンクリング・セカンド":「エヘ……そうですね。間違いありません。このレネゲイドチェックくんで見ましたから。高かったんですよぉこれ」
"スプリンクリング・セカンド":「おともだちです?」
難波 北登:「…………」
GM:ゴーグル越しの目がじっと見つめてくる。難波は目元を覆った。
難波 北登:「さっきの説明では、オーヴァードになると、あらゆる能力が強化される、と言ったよな」
"スプリンクリング・セカンド":「そ、ですね。筋力や視力から、忍耐力、はてはコミュ力まで……」
難波 北登:「演技」
難波 北登:「演技の力は?」
"スプリンクリング・セカンド":「もちろん! あー……で、でも、全員が全部の天才になるとかじゃないです。適性があって、どんなオーヴァードになるかは神のみぞ知るっていうか……」
難波 北登:「……こいつがオーヴァードになって、どんな力があるかは?」
"スプリンクリング・セカンド":「さあ、そこまでは……あ、でも、エヘ……メモなら残ってます。えーと…………ありました! モルフェウスとオルクスのクロスブリードですね!」
難波 北登:「分かるように言ってくれ」
"スプリンクリング・セカンド":「んぇー。無機物操ったり、"領域"操ったりぃ……あ、でも、エヘ、演技、でしたっけ? そういう所もちょっとは上がる傾向にはありますよ?」
"スプリンクリング・セカンド":「モルフェウス能力者は、芸術や知覚の力が強まりますから。知ってます? 折葉ルコって今売れてるイラストレーター、実はオーヴァードで……」
難波 北登:「分かった。十分だ」
GM:"スプリンクリング・セカンド"の暴露を阻み、難波北登は資料を放る。
難波 北登:「協力する。『グリンシュ』を、できるだけ多くの若い人間の手に渡るようにする。……本当に被害は出ないんだよな?」
"スプリンクリング・セカンド":「エヘ……保証します。私みたいな零細は、人目につかないようにやんなきゃ、すぐ捕まっちゃうんで」
難波 北登:「で、その代わり、俺をオーヴァードにする」
"スプリンクリング・セカンド":「はい。心を込めて、せ、専用の『グリンシュ』を調合します。やっぱり、演技がお上手になりたいんですか?」
難波 北登:「……否定はしない」
"スプリンクリング・セカンド":「やっぱり、その、お、お友達を超えるため?」
難波 北登:「結果的に超えられれば、それも良いんだが」
難波 北登:拳に力を込め、目を細める 「それより俺は、納得したいだけだ」
難波 北登:「あいつがオーヴァードだから俺は敵わないのか、同じ舞台に立っても俺は敵わないのか」
難波 北登:「試さないままじゃ、俺は納得できない」
"スプリンクリング・セカンド":……その言葉に、"スプリンクリング・セカンド"のゴーグルの奥の目が微かに煌めいた。。
"スプリンクリング・セカンド":「え……演技が上手くなるとは、限りませんよ? 安全だとは思っていますが、暴走のリスクも……」
難波 北登:「運も実力の内って言葉、嫌いじゃないんだよな」
GM:言い切る難波に、"スプリンクリング・セカンド"の表情も引き締まる。
難波 北登:「始めてくれよ」


◆ Climax ScenePlayer:京良城東真

GM:全員登場です。必要であればジェネシフトもこのタイミングでどうぞ。
京良城東真:まずは登場侵蝕。そして衝動判定までにジェネシフトですね
涼暮御幸:侵蝕率+4(1d10->4) (侵蝕率:85->89)
織田 雪晴:69+1d10 登場判定
DoubleCross : (69+1D10) → 69+9[9] → 78

柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+5(1D10->5)(侵蝕率:82->87)した
GM:そういうこと! 別にラウンド進行中にマイナー消費でしてくれても一向に構わないが
京良城東真:1D10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 7[7]+80 → 87

織田 雪晴:100%エフェクトはとってないし、衝動判定もあるからいいかなぁ
京良城東真:ジェネシフトしましょう。1d分
涼暮御幸:せぬ!
京良城東真:87+1D10
DoubleCross : (87+1D10) → 87+9[9] → 96

柳生咲玖夜:こちらも1dでジェネシフト
柳生咲玖夜:87+1d10
DoubleCross : (87+1D10) → 87+9[9] → 96

柳生咲玖夜:仲良しかよ
京良城東真:仲良しだ
GM:『ジェネシフトってことはたくさん上がればいいんだろ?』とダイスの妖精さんもおっしゃっておる


GM:閉鎖された映画館。
GM:入り口に張られていた立入禁止のテープは剥がれ、人の出入りは何度となくあった様子だった。
GM:地下へ伸びる薄暗い階段を降りていくと、にわかに騒がしい音が聞こえてくる。
GM:そして、君たちが劇場の入り口を視界に捉えた頃――
GM: バタン!
"フロントライト":「くっ……!!」
GM:派手な音を立てて入り口の扉が開き、外套を纏った影が吹き飛ばされてくる。
"フロントライト":その手には剣。視線は劇場の中に向けられている。
涼暮御幸:「……!」咄嗟に抜剣し、構える。「……何だ?」
京良城東真:「出禁!?」
京良城東真:「そんで難波ちゃん大丈夫?」
織田 雪晴:「迎撃……とは違うようですね?」抜剣し、構える。すぐにでも突撃できるようにしながら
柳生咲玖夜:「"フロントライト"ですよね……何かと戦ってる……?」
"フロントライト":「ッ……うる、っさいぞ」
"フロントライト":君たちにちらりと視線を向けるが、すぐに劇場内に目を戻す。
GM:そして、君たちの目にも見えるだろう。劇場内、客席の中心にそびえ立つ樹木。そして、生きているかのように蠢く根。
GM:その脇には、ゴーグルをかけた小柄な少女がいる。涼暮さんはすぐに分かる。"スプリンクリング・セカンド"。
京良城東真:「何があったんですかね。妙な樹木と美少女がいますけど!」
"スプリンクリング・セカンド":「……ほ、ほんとに」
涼暮御幸:「……"スプリンクリング・セカンド"」
"スプリンクリング・セカンド":「裏切ったんですか、私を……? せっかく頑張ったのに……」 その表情は、動揺
"フロントライト":「……害を出さないと言ったから俺は乗ったんだ! だのに、『グリンシュ』の濃度を上げただろ?」
"フロントライト":「裏切ったのはお前だ……!」
"スプリンクリング・セカンド":「……せ、生徒会長さん。他の皆さんも……"フロントライト"の、報告にあった人、ですね」
"スプリンクリング・セカンド":「ど、どうしよう。困ったな……こんなにたくさんの人と、た、戦うなんて」
"スプリンクリング・セカンド":「慣れてないのに、私」
涼暮御幸:「また逃げ出しでもするか?」
"スプリンクリング・セカンド":「……あの機材は、お金がかかってただけなんですけど」
"スプリンクリング・セカンド":傍らの巨樹を撫でる 「この子は……違う。お父さん……エヘ、先代、"スプリンクリング"から受け継いだ、大事な苗なんです」
"スプリンクリング・セカンド":「撤収には、時間がかかる……ちょ、ちょっとその辺、散歩しててくれますか?」
"スプリンクリング・セカンド":「そしたら、逃げられるんですけど……」
柳生咲玖夜:「空き地で襲ってきた"植物のジャーム"……その本体ですか……」
涼暮御幸:「なぜ、今回は手口を変えた?」
"スプリンクリング・セカンド":「手口……?」
"スプリンクリング・セカンド":「あ……そうですね。確かにここでは、やり方は今までとは変えてましたけど」
"スプリンクリング・セカンド":少し恥ずかしそうに 「……エヘ。それは、ですね。いいな……って思ったんです」
織田 雪晴:「『いいな』……?」
涼暮御幸:眉を顰める。「何を……?」
"スプリンクリング・セカンド":「彼の欲望が。今までの人は、乱暴だったり、欲張りだったりで。データ収集のためだから、まあ、それでもいいか……って思ってたんですけど」
"スプリンクリング・セカンド":「……彼、『オーヴァードになって何かしたい』じゃなくて、『オーヴァードになりたい』だけで。しかもその理由が、そこの人と、同じになりたいから……って」
京良城東真:「こら、難波ちゃん。二人の女の子を惑わせて。責任取りなさいよ」
京良城東真:「君のせいじゃないですか!」
"スプリンクリング・セカンド":京良城くんを指差しながら 「純粋で……いいな……って……エヘ……」 照れている
織田 雪晴:「東真くん……」
"フロントライト":「うるさいな……! 顔まで隠してるのに堂々と呼ぶな!」
織田 雪晴:「しかも認めましたね」
"フロントライト":「しかも二人って何だ……いや、それは別にいい」 立ち上がる
涼暮御幸:「……難波北登で、間違いないのだな」
涼暮御幸:「……星辰館高等部1年。演劇部」
"フロントライト":「……違いないです。『グリンシュ』を演劇部とか、体育会系の部活に流したのも俺。認めます、会長」
"フロントライト":「言い訳はしません。罰も受けます。ただ……その前に」 "スプリンクリング・セカンド"を見て 「こいつは放って置けない」
京良城東真:「うんうん。難波ちゃんと戦う羽目にならなくて取りあえず良かったですよ」
織田 雪晴:「……貴方が背中を刺さないという保証は?」
"フロントライト":「ないっすよ。そう思うんなら俺の背中をやってくれて結構」
"フロントライト":「だけど、今は……」
"スプリンクリング・セカンド":「……せ、せっかく、もっと強い力が出せるようにするための実験、だったのに。エヘ……やっぱ、純粋だからかな……」
"スプリンクリング・セカンド":「……この子のね、根が届いたから。水道に直接『グリンシュ』を流し込むの。そうしたら、この辺りの人たちでもっとばっちりデータが取れて……」
"スプリンクリング・セカンド":「もっと良い『グリンシュ』が作れる。……すごくなれるよ?」
涼暮御幸:「……っ!」
柳生咲玖夜:「なっ!?」
織田 雪晴:「っ……!」
"フロントライト":「……あいつと、あの木をどうにかしないと」
京良城東真:「うん。わかってるなぁ。スプリングリング・セカンドさんは」
京良城東真:「よし。月並みですが」
京良城東真:「これ、専門用語で役者は揃いましたね!って言うんですよ。さぁ、幕を上げろ。悪党が口上を垂れたぞ!」
"フロントライト":「お前、こんな場でもその調子かよ……!」
京良城東真:「これより劇はクライマックス。さぁ、皆さんご覧あれ!」
京良城東真:《ワーディング》
GM:京良城くんのワーディングに対抗するように、地下に聳える巨樹からもまた、レネゲイドの圧が放たれる……!
GM:衝動判定です。難易度9!
京良城東真:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[2,6,9] → 9

京良城東真:成功
京良城東真:97+2d10
DoubleCross : (97+2D10) → 97+6[5,1] → 103

涼暮御幸:能力訓練:精神を使用。
柳生咲玖夜:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 9[3,4,7,8,9] → 9 → 成功

織田 雪晴:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 3[1,3]+1 → 4 → 失敗

織田 雪晴:暴走
涼暮御幸:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 9[1,3,3,7,8,9] → 9 → 成功

柳生咲玖夜:96+2d10
DoubleCross : (96+2D10) → 96+15[10,5] → 111

織田 雪晴:78+2d10
DoubleCross : (78+2D10) → 78+9[5,4] → 87

涼暮御幸:侵蝕率+11(2d10->6,5) (侵蝕率:89->100)
GM:クライマックス戦闘を開始します。



◆ ROUND 1
[京良城(7)/織田(13)/柳生(7)/涼暮(1)/"フロントライト"(5)]

10m

["スプリンクリング・セカンド"(5)/薬毒の巨樹(7)]
GM:陣形はこんな感じ!
GM:というわけでセットアップ。こちらは全員ありません。
織田 雪晴:なし
涼暮御幸:なし!
柳生咲玖夜:《解放の宴》ラウンド中のあらゆる判定ダイスを+5 飛行状態。更に戦闘用人格であらゆる判定ダイス+5、攻撃力+5
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+6(侵蝕率:111->117)した
GM:ヒッ
京良城東真:《力場の形成》攻撃力+10 戦闘用人格であらゆる判定ダイス+5、攻撃力+5 103→106
柳生咲玖夜:「ふーっ……」大きく息を吐き、刀に手をかける
柳生咲玖夜:「"フロントライト"……難波くん、でしたよね」
"フロントライト":「…………」
柳生咲玖夜:「あなたが協力してくれるのは有り難いです」
柳生咲玖夜:「事件の主犯格に近いとはいえ、情状酌量の余地が生まれますから」
"フロントライト":「……それ狙いって訳じゃないけどな」
柳生咲玖夜:「いえ、すぐに隔離されるようなことになるのはまずいと思っていたんです」
柳生咲玖夜:「あなたには、喜多原ミナミさんに直接謝ってもらわないといけないですから」
"フロントライト":「喜多原に……そうだな。アイツも巻き込んだ」
"フロントライト":「阿修女の制服はアイツ繋がりだったのか」
柳生咲玖夜:「はい。男の子なら、ちゃんと責任(ケジメ)をつけてください」
柳生咲玖夜:「それまでは……」
柳生咲玖夜:柄を握る手に力を込める。《ワーディング》に反応するように、うちに秘めたレネゲイドの圧力が漏れ出していく
柳生■■■:瞳が藤色から真紅へ、黒髪が伸びて蛇のように波打つ。
柳生日那多:そして一息に、漆黒の太刀を抜き放つ。
京良城東真:「そう変わるんですね。へぇ」
柳生日那多:「それまでは、私が守ってあげる!」
織田 雪晴:「身体変化エフェクト……いえ、戦闘用人格!?」
"スプリンクリング・セカンド":「わ……」 おそらくはゴーグルに、レネゲイド観測の機能があるのだろう。変貌する君を見て、楽しそうに声を漏らす
柳生日那多:少女の周囲の重力が中和され、その身体が浮かび上がる。
涼暮御幸:「――“グリムリーパー”……」
涼暮御幸:「……君の助力を仰げることを、心強く思う」
京良城東真:「ん?柳生ちゃんですよね?会長」
涼暮御幸:「……ああ。彼女も、柳生だ」
織田 雪晴:「二種類のコードネームを持ったエージェント。話には聞いたことはありましたが……」
京良城東真:「よし!僕と同じようなものかと思ったけど、ちょっと違うようですね。詳しい話はあとで聞きます」
柳生日那多:「いいってこと!会長さん!咲玖夜の敵は私の敵で……」
柳生日那多:「咲玖夜の友達(ダチ)も、私の友達(ダチ)ってね!」
京良城東真:「あ。そっちの柳生ちゃんは彼氏いるんですか?とりあえず、よろしくお願いしますね」
京良城東真:片目を軽く瞑りアピールして、敵に向き直りましょう。
柳生日那多:「いざ!」
GM:ではイニシアチブに移ります。
GM:まずは織田ちゃん! どうする?
織田 雪晴:まずは先陣を切らせて頂く。マイナーで戦闘移動 巨樹とスプリンリンにエンゲージ。
織田 雪晴:オートアクションでレイジングブレイド×2を装備 行動値13→5
◆ ROUND 1
[京良城(7)/柳生(7)/涼暮(1)/"フロントライト"(5)]

10m

[織田(5)/"スプリンクリング・セカンド"(5)/薬毒の巨樹(7)]
織田 雪晴:メジャーで▼ミストルテイン 《コンセ:ノイマン》+《光の舞踏》+《マルチウェポン》 攻撃直前にレイジングブレイド×2を起動して、ダメージ+4d10しておきます。
織田 雪晴:対象は……まずは厄介そうな巨樹!
GM:初手より奥義! 判定どうぞ!
織田 雪晴:8dx-1@7
DoubleCross : (8R10-1[7]) → 10[1,2,5,6,6,8,8,10]+10[8,8,9]+10[6,6,10]+10[10]+10[9]+5[5]-1 → 54

涼暮御幸:高い……!
GM:ガードします。《スプリングシールド》 ダメージどうぞ!
織田 雪晴:6d10+26+4d10 装甲ガード有効
DoubleCross : (6D10+26+4D10) → 31[2,8,2,8,6,5]+26+25[4,10,9,2] → 82

GM:ひっどい
柳生日那多:全体的に良い出目!
GM:相当持っていかれました。固定値の暴力がよ……! でも装甲とガードで阻んではいるぞ!
織田 雪晴:ミドル戦闘分のダイス運がかえってきた
織田 雪晴:演出!
織田 雪晴:とーん、とーんとその場で剣をもったまま数度跳ねる。鉄塊のような巨剣を持っているにも関わらず、その動きは質量をほとんど感じない。
薬毒の巨樹:巨樹はそんな君を反射で迎撃せんと、腕のように根を伸ばしてくる。取引場所での攻撃と同様だ。
織田 雪晴:「──参ります!」とん。と爪先で着地して、加速。地に、根に足をつける時だけ重量化。ひび割れた足跡をその場に残し、加減速を繰り返しながら接近
織田 雪晴:「せやぁぁぁぁ!!」そのまま根を踏みつけ、一息に跳躍。数度回転して遠心力を乗せ、二本の巨剣を振り下ろす──瞬間
織田 雪晴:ドド ゴォン!
織田 雪晴:一本につき約5t。合計10t近い重量の巨剣が、幹を叩き切る。
薬毒の巨樹:巨樹が震える。衝撃は枝根を通じて劇場にも伝わり、グラグラと空間を揺るがす。
GM:確かな手応えだ。先に遭遇した根であればもう終わっていただろう。だが、この幹は違う。切った部位を埋めるように、枝が伸長してくる……!
織田 雪晴:「っ! 少し浅かった! 頼みます!」
GM:イニシアチブを進めます。京良城くんと柳生ちゃん! 好きな方から動きな!
柳生咲玖夜:さっき演出もらったから京良城くん良ければお先どうぞ!
京良城東真:じゃあ行きます。
京良城東真:巨木にエンゲージして巨木に攻撃します。
◆ ROUND 1
[柳生(7)/涼暮(1)/"フロントライト"(5)]

10m

[京良城(7)/織田(5)/
 "スプリンクリング・セカンド"(5)/薬毒の巨樹(7)]
京良城東真:《コンセントレイト・モルフェウス》《カスタマイズ》
京良城東真:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,1,1,1,1,5,6,7,7,7,8,8,8,9]+10[2,3,4,6,9,10,10]+10[1,4,8]+5[5]+3 → 38

京良城東真:《剣精の手》
京良城東真:1dx7+43
DoubleCross : (1R10+43[7]) → 10[10]+4[4]+43 → 57

京良城東真:《妖精の手》
京良城東真:1dx7+63
DoubleCross : (1R10+63[7]) → 10[7]+6[6]+63 → 79

GM:130点……?
GM:やはりガード。そして《スプリングシールド》だ。ダメージどうぞ!
京良城東真:106→110→112→116
京良城東真:8D10+26
DoubleCross : (8D10+26) → 27[1,8,5,3,1,4,4,1]+26 → 53

GM:入った! まだ生きてる……!
京良城東真:「京良城東真、此処に見参。さて、皆様の目を汚します今宵の演し物は」
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》
京良城東真:「悪しき王により追放され、財産も奪われ、身一つとなった騎士が、旅路の中で多くの人々と出会い、新たな財産を得て、悪しき王を打ち倒す物語」
京良城東真:良く通る声で朗々と語る。
京良城東真:身に纏うは、継ぎ接ぎだらけの、激戦を潜り抜けた白銀の鎧。長い旅の最中に擦り切れたマント。手に握るは異国で手に入れた柳の葉のような曲刀。そして曇り一つない黄金に輝く盾。
京良城東真:「『誓いの騎士』でございます」
京良城東真:京良城東真が物語の騎士となって現実に立っている。
京良城東真:「国に帰ろうとする旅の騎士の前に立ち塞がるは、悪い魔女が育てた邪悪な巨木。このままでは国が毒に覆われてしまう。さて、騎士はこれを切り倒すことができるのでしょうか?」
"フロントライト":「……ッの野郎……」
京良城東真:白銀の騎士が壇上へと跳ぶ。どの観客席からも見えるように中央に陣取り、此処にいる全員に見せつけるようにライトの光を反射させながら刃を抜いた。
京良城東真:柳葉刀を振るう。極めて正しい一撃。即ち鋭く速く次の動作に繋げる体勢を維持した正道の剣閃。
京良城東真:持つ得物は異国の奇刀なれど、堂々たる騎士の剣戟であった。
京良城東真:「見事。私の腕の未熟とは言いますまい」
京良城東真:なお折れぬ巨木に称賛の言葉をかけた。
薬毒の巨樹:二振りの巨剣が刻んだ一撃を覆う枝。それを払い落とし、更にほうぼうへ傷を刻み込む君の剣戟で、
薬毒の巨樹:その再生速度はジリジリと落ちていく。着実に巨樹は追い詰められている……!
京良城東真:「次はどれをしようかな。僕の見せ場は一旦これまで。柳生さん任せました!」
GM:では次、柳生ちゃんの手番! どうする?
柳生咲玖夜:オートアクションで黒拵・千子村正(大鎚相当)を装備
柳生咲玖夜:マイナーで戦闘移動しエネミーへエンゲージ!
◆ ROUND 1
[涼暮(1)/"フロントライト"(5)]

10m

[京良城(7)/織田(5)/柳生(7)/
 "スプリンクリング・セカンド"(5)/薬毒の巨樹(7)]
柳生咲玖夜:『零ノ太刀・明望月』《コンセントレイト:バロール》《巨人の斧》《黒の咆哮》《紬ぎの魔眼》薬毒の大樹へ攻撃
GM:来い!
柳生日那多:13dx+1
DoubleCross : (13R10+1[10]) → 9[1,1,2,2,2,3,3,7,7,7,7,8,9]+1 → 10

GM:C値!
柳生日那多:ごめんなさい!C値抜け
柳生日那多:振り直します……
柳生日那多:13dx7+1
DoubleCross : (13R10+1[7]) → 10[1,2,3,4,4,6,6,7,7,7,7,8,8]+10[2,5,7,9,9,10]+10[6,8,9,9]+10[2,8,10]+10[5,10]+10[8]+6[6]+1 → 67

柳生日那多:うわっ
GM:ヒエェ……
GM:ガード。《スプリングシールド》。まあ《スプリングシールド》はこれで打ち止めだが……
GM:ダメージどうぞ!
柳生日那多:7d10+45
DoubleCross : (7D10+45) → 34[1,6,5,3,5,6,8]+45 → 79

柳生日那多:諸々有効!
GM:これは耐えられない……戦闘不能になります。
GM:その後《不死不滅》によりHP30で復活はするがね……!
柳生日那多:なにーっ!!
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+10(侵蝕率:117->127)した
柳生日那多:「そいじゃ、任された!」
柳生日那多:「柳は緑、花は紅。悪くない枝ぶりだけどちょーっと育ちすぎちゃったね!」
柳生日那多:浮遊する身体が、巨木を中心に弧を描いて回リ始める
"スプリンクリング・セカンド":「あっ、すごい……あっ……や、やめてください……!」 君のレネゲイドを観測していた"スプリンクリング・セカンド"だったが、攻撃動作に気付くと悲鳴を上げる
柳生日那多:邪魔をする小枝や根を切り落としながら、それは加速度的に勢いを増し中心へと近付いていく
柳生日那多:「花車(スイング・バイ)……からの~~~!」
柳生日那多:「風眼房・乗太刀(コメット・ドライバー)!!」
京良城東真:「あはははは。くるくる回ってる。凄いなー、これは僕でも真似できるか怪しいですね」
柳生日那多:第一宇宙速度に匹敵する速度を乗せて、巨木の中心目掛けて漆黒の太刀を振り抜いた。
GM: ダン――ッ!
GM:君は間違いなく、振り抜いた、その感触を手に覚えた。湿った幹の根幹を、その斬撃は間違いなくぶち抜いた。
柳生日那多:「っとと、んん~~?」
GM:空間が震動し、パラパラと瓦礫が散る。樹木は尚も抵抗するように蠢き……
GM:……止まらない! ありあわせの枝が、根が、頭上と足元から密集し、原型を維持しようとする!
柳生日那多:切り抜けた後の残心。勢いを殺して振り向きながら、違和感に首をひねる。
GM:樹は、樹であり、人とは根本的に構造が違う。薬毒の巨樹は、断たれた己の身を全力で保全し、尚も生きようとしている……!
柳生日那多:「ごめーん!ちょっと芯ズレちゃったかも!!」
"スプリンクリング・セカンド":「あわわ……が、頑張って……負けないで! こんな奴ら全員、やっつけて……!!」
涼暮御幸:「――はるか高みより現出する、地にまつろわぬ殺人刀」
涼暮御幸:「地に根付くもの相手では、些か相手が悪いだろう」
京良城東真:「こっちには文字通り真(芯)打ちが残ってますからね!残っても会長がどうにかしてくれるでしょう」
織田 雪晴:(あの動き、今度真似しよう……!)
GM:ではイニシアチブを進めます。薬毒の巨樹が……動く!
GM:1d5
DoubleCross : (1D5) → 3

GM:1d5
DoubleCross : (1D5) → 5

GM:1d5
DoubleCross : (1D5) → 4

薬毒の巨樹:マイナーで《緑の鞭》、メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《形なき剣》+《要の陣形》+《貪欲なる拳》+《鮮血の一撃》+《ブラッドバーン》
薬毒の巨樹:対象は柳生、涼暮、そして……"フロントライト"!
薬毒の巨樹:12dx7+1
DoubleCross : (12R10+1[7]) → 10[1,2,2,2,4,5,6,7,7,8,8,10]+10[1,1,7,7,8]+10[3,4,7]+10[10]+2[2]+1 → 43

柳生咲玖夜:げー!
薬毒の巨樹:ドッジダイス-3!
涼暮御幸:ガードを。
柳生咲玖夜:ドッジ!
柳生咲玖夜:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 8[3,3,5,6,7,7,8,8]+1 → 9

"フロントライト":ドッジします。《アドレナリン》
"フロントライト":10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[1,1,2,2,5,5,8,9,9,10]+3[3]+1 → 14

薬毒の巨樹:ダメージ!
薬毒の巨樹:5d10+22
DoubleCross : (5D10+22) → 14[1,2,2,8,1]+22 → 36

GM:諸々有効!
涼暮御幸:ガード値が8、装甲10で軽減して18点。13点残ります。
"フロントライト":戦闘不能。"スプリンクリング・セカンド"へのロイスをタイタスにして昇華・復活
柳生日那多:戦闘不能!蛇神先生のロイスをタイタスにして復活します!
薬毒の巨樹:で、ダメージが入ったタイミングで《餓鬼魂の使い》します。全員に邪毒Lv3を流し込むぞ~
柳生日那多:ぎゃ~!
薬毒の巨樹:君たちの苛烈な攻撃を受けて、巨樹の枝と根は大いに乱れる。だが、その全てが自己の再生に割り当てられる訳ではない
薬毒の巨樹:枝と根の何本かは、守るではなく外敵の排除を、君たちという熱源を探知し、薙ぎ払うような動きで
柳生日那多:「うわやばっ!」
薬毒の巨樹:襲いかかる! そしてその内側から漏れる毒液は、レネゲイドに作用して痛みを与える毒だ!
"フロントライト":剣を構えて受け流そうとするが、対応しきれない。暴れる根と枝の強襲をもろに受ける。
柳生日那多:空中で幾つかの攻撃を躱すが、次第に逃げ道を塞がれて一撃を食らう。
涼暮御幸:「チッ……!」攻撃自体は捌き切るが。
涼暮御幸:毒液は穿てども阻止できるものではない。
京良城東真:「皆さん。大丈夫ですか?難波ちやん以外は僕が毒を吸い出すのも吝かじゃありません!」
涼暮御幸:「貴様は、これを」
柳生日那多:「なるほどね……マジで結構相性悪いみたい」
涼暮御幸:「水に含ませ撒き散らそうというのか……!」
織田 雪晴:「大丈夫!? 皆!」
"スプリンクリング・セカンド":「せ、正確には、これを原材料にした、新しい『グリンシュ』です……! 今だと、強すぎるから」
"スプリンクリング・セカンド":「ちゃんと、お砂糖を混ぜて、じっくり熱して……エヘ……人体には、だいぶ、優しいんですよ……?」
"スプリンクリング・セカンド":「暴走する可能性も、だいぶ上がりますが……オーヴァードになれるんだし、それくらいは……」
"フロントライト":「……ッ」
涼暮御幸:「……回るまでに決着をつけるぞ」
涼暮御幸:「我々の辿る道は、それより他にない」
京良城東真:「はいはい。難波ちゃん、ケジメケジメ」
京良城東真:「良かったじゃないですか。今この場で自分の手で間違いを取り返せるのラッキーですよ」
織田 雪晴:「……ふざけるのも大概にしてください!」
"フロントライト":「……京良城。お前、本当に舞台の下だと余計なことばかりだ」
京良城東真:「はっきり言ってずるいし贅沢なんですよ。デビューの時に主役になれるなんて」
"スプリンクリング・セカンド":「ふざけてないです。真面目に考えた結果ですよ……もう身を隠すために、薄味のデータで誤魔化すのはやめるんです」
"スプリンクリング・セカンド":「お父さんの研究も、私の研究も……エヘ……証明するためには……思いきらなきゃ……!」
"フロントライト":「主役って役柄かよ。これが。……だけど」
"フロントライト":「……回ってきたラッキーは、ああ。掴んでやる」
柳生日那多:「それじゃ、こっちは暫く露払いに集中しよっかな」
織田 雪晴:「花道はちゃーんと空けといてあげなきゃね」
涼暮御幸:「間違った手段で実証されたものは、真実か否かに関わらず証明にはならない」
涼暮御幸:「ただの妄想衝動だ。そんなものに、私の生徒を付き合わせるな」
GM:よし、イニシアチブを進めます。で、手番は……"フロントライト"だが
"フロントライト":えー、マイナーで《インフィニティウェポン》、メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《アドレナリン》+《咎人の剣》 あと《タブレット》使用
"フロントライト":対象は樹です。振ります
"フロントライト":10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,1,1,2,3,6,6,6,9,10]+10[5,9]+1[1]+2 → 23

薬毒の巨樹:ガード
"フロントライト":3d10+28
DoubleCross : (3D10+28) → 22[9,9,4]+28 → 50

薬毒の巨樹:た……倒れます。復活エフェクトもなし!
"フロントライト":西洋直剣を、脇から後方へ構える。歪な居合のような姿勢
"フロントライト":踏み込むと同時にそれを振り上げると、不可視の衝撃波が迸り、巨樹の切断部を直撃する。
"フロントライト":それは、ソラリスシンドロームとモルフェウスシンドロームの融合により発生させた、『衝撃を伝達する物質』によるものだった。
"フロントライト":まだ脆い再生箇所を絶ち、生き足掻こうとする幹の中心をも削り取り、大樹はいよいよ両断される。
"スプリンクリング・セカンド":「あっ……あ……?」
"フロントライト":「……恩を仇で、なんて言うつもりはない。悪く思え」
京良城東真:「そのスタイルは悪役っぽいと思うし、もう少し情緒的な台詞入れましょうよ!」
薬毒の巨樹:全ての根、全ての枝が、樹木を樹木として成立させんと、最後の抵抗をするが……無駄だ。再生は完全に止まり、その全てが急速に枯れていく。
"フロントライト":「……お前、本当にどこでも舞台にするのかよ……」 さすがに呆れの混じった声で
"スプリンクリング・セカンド":「そ、そんな……私の……お父さんの……樹、が……!」
"スプリンクリング・セカンド":「…………」
京良城東真:「演技の為に、いや、僕に勝つとかそういうのの為にオーヴァードになったんでしょう。難波ちゃんは」
京良城東真:「なら、この場は舞台ですよ。かかってるのは世界の未来です。正義の味方は演じ甲斐がありますよね」
"フロントライト":「待て、それは訂正を……」
"フロントライト":などと言いかけるが
"スプリンクリング・セカンド":「よくも……」
"スプリンクリング・セカンド":「よく、も……っっ!」 彼女の影から、ぶつぶつと球体が浮かび上がる
"スプリンクリング・セカンド":という訳で手番です。マイナーで《猛毒の雫》、メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《エクスプロージョン》+《原初の赤:火炎袋》
"スプリンクリング・セカンド":範囲攻撃です。対象は織田、京良城、柳生のエンゲージ!
柳生日那多:《時の棺》
柳生日那多:攻撃を失敗させます
GM:ピーッ!
柳生咲玖夜:柳生咲玖夜の侵蝕率を+10(侵蝕率:127->137)した
"スプリンクリング・セカンド":影から浮かび上がった球体は、ふつふつと表面を湧き上がらせながら、君たちの元へと次々飛来する
柳生日那多:ぴくりと鼻を鳴らし「あ、これマジでヤバいかも」
"スプリンクリング・セカンド":それらはすべて、内に熱と触媒を秘めた爆弾だ。彼女の合図で爆発し、君たちを炎に巻くだろう。
京良城東真:「切り札とか奥の手ありますか?」
京良城東真:「なければ、僕は笑うだけですけど。こういう時こそ!」
柳生日那多:「ふふ、誰に物を言ってるのかね色男君」
京良城東真:「目の前の良い女にモノ申しております。いやはや差し出がましい一言だったようですね」
柳生日那多:そう言うなり迫りくる球体の前へ躍り出る
柳生日那多:「そんなもん当然、あるに決まってるっての!」
柳生日那多:球体を無視し、"スプリンクリング・セカンド"の眼前へ飛び込み
"スプリンクリング・セカンド":「ひぴぇっ!」
柳生日那多:「よっ!」その影の中へ太刀を突きさす
柳生日那多:「0G柳生のGは!」
柳生日那多:その瞬間、影の中から球体へ向けて強力な引力が伸び
柳生日那多:「銀河(Galaxy)のG!」
柳生日那多:時間が巻き戻るかのように、影の中へと吸い込まれていく。
"スプリンクリング・セカンド":「ひいえ……!?」
京良城東真:「あははははは。0G柳生。胡乱ですね。胡乱だけど凄い強いです。僕ファンになっちゃいそうです」
京良城東真:「ギャラクシィって。あははは」
"スプリンクリング・セカンド":想定・遭遇経験のないその事象を、奇声を上げて受け止めるしかない。
"スプリンクリング・セカンド":「一体何を……っ、で、でも」
京良城東真:「ゼロ・ギャラクシィ すなわち 無の境地なわけだ。なるほどなぁ」
織田 雪晴:「0G(ギャラクシー)柳生……!」
"スプリンクリング・セカンド":「そう何度もできるようなことじゃないはず……だったら何度だって、私は……!」
柳生日那多:「ふふん、私の宇宙は全てを飲み込むってわけよ。でもって……」
柳生日那多:「二度目は来ない!真打ちはこっからってね!」
柳生日那多:「ここはとっくに、女王様の間合いの内なんだから」
GM:イニシアチブを進めましょう。涼暮さん! 行動をどうぞ。
涼暮御幸:マイナーで《縮地》。エンゲージを飛び越えて反対側の10m先へ。
◆ ROUND 1
["フロントライト"(5)]

10m

[京良城(7)/織田(5)/柳生(7)/
 "スプリンクリング・セカンド"(5)]

10m

[涼暮(1)]
涼暮御幸:侵蝕率+2 (侵蝕率:100->102)
涼暮御幸:オートでスネークブレードを起動。射程を拡張。
涼暮御幸:メジャー『五大力恋緘(ごだいりきこいのふうじめ)』:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
GM:来い……!
涼暮御幸:14dx7
DoubleCross : (14R10[7]) → 10[2,2,2,3,4,4,5,6,7,7,7,9,10,10]+10[1,2,2,3,3,10]+1[1] → 21

涼暮御幸:低低の民
GM:ガードです。ダメージどうぞ!
涼暮御幸:3d10+32 諸々有効
DoubleCross : (3D10+32) → 21[4,7,10]+32 → 53

涼暮御幸:ダメージは高いな……
GM:固定値がよ~~ッ 半分近く削られてます
涼暮御幸:その場からは、すでにかき消えている。
涼暮御幸:空間転移。敵の背中に踊り出て。
涼暮御幸:それはだが、剣士の距離ではない。
涼暮御幸:彼らのように。彼女らのように。
涼暮御幸:自らが割って飛び出すことはない。
"スプリンクリング・セカンド":意識は攻撃に向いている。その背後はがら空きだ
涼暮御幸:変形した白羽飾り(ホワイト・フェザー)を、指揮棒のように構えて。
涼暮御幸:熱の眼が敵を見据える。
涼暮御幸:戦局を見渡し、溜めて、一穴を穿つ。
涼暮御幸:その“待ち”の戦術こそが、彼女が指揮官として座する一つの理由である。
涼暮御幸:空間転移。白刃。
涼暮御幸:遅れて、圧延から開放された、大きな金属音。
涼暮御幸:「知り得ぬ方向から襲いかかるのを、卑劣と詰るか?」
"スプリンクリング・セカンド":「……!?」
涼暮御幸:「だが、貴様に理を問う資格などない。真実を知り得ぬ者を害する卑劣を、私が赦すことはない」
涼暮御幸:侵蝕率+5 (侵蝕率:102->107)
京良城東真:「良い位置取りだなぁ。会長は出待ちの何たるかを知ってますね。僕のハートも打ち抜いて下さーい」
涼暮御幸:「……君が堕ちたときはそうしようとも」剣を振り、再び構える。
京良城東真:「うーん、それはそれで重い愛の形と思った方が良いですかね!」
京良城東真:「前向きに!」
織田 雪晴:「東真くんステイ」
"スプリンクリング・セカンド":埒外からの刺突が、その小柄の芯を確かに穿つ。只人であれば、成程即死だろう。
"スプリンクリング・セカンド":だが彼女の憤激は止まらない。ゴーグルに覆われた目の色を伺うことは難しいが……それはまだ、炎を失ってはいない。
GM:クリンナップ! 邪毒食らってる人はHP減らしてね! Lv*3だよ!
GM:そしてちゃんと減らしたら、セットアップに移りましょう。こちらは引き続きなし。
涼暮御幸:4点になりましたがまだ生きてます
柳生咲玖夜:HP2。セットアップはなし!
涼暮御幸:セットアップなし!
織田 雪晴:なし
京良城東真:なし
京良城東真:じゃない
京良城東真:《力場の形成》
京良城東真:116→119 攻撃力+10
◆ ROUND 2
["フロントライト"(5)]

10m

[京良城(7)/織田(5)/柳生(7)/
 "スプリンクリング・セカンド"(5)]

10m

[涼暮(1)]
GM:ではイニシアチブを進めます。柳生ちゃんと京良城くん! やってれ!
京良城東真:では侵蝕に余裕のある僕から行きましょう
柳生日那多:任せます!
京良城東真:《コンセントレイト・モルフェウス》《カスタマイズ》標的はスプリンクリング・セカンド
京良城東真:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,2,2,5,5,6,6,7,8,9,9,10,10,10]+10[1,5,7,8,9,9,10]+5[2,4,4,5,5]+3 → 28

"スプリンクリング・セカンド":ガード
京良城東真:《剣精の手》
京良城東真:1dx7+33
DoubleCross : (1R10+33[7]) → 4[4]+33 → 37

京良城東真:4d10+26
DoubleCross : (4D10+26) → 24[1,7,7,9]+26 → 50

GM:それはギリギリ落ちない!
GM:首の皮一枚
京良城東真:ありゃ。それは残念。
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》変わる衣装は金糸の龍の刺繍が入ったカンフー胴着にカンフーシューズ。
京良城東真:左手を前に突き出し、右手の柳葉刀は頭の上に構えて、片足を上げる。
京良城東真:「じゃあ、いっきますよー。こいつには、やっぱ、これの方が通りも良いでしょうし」
"スプリンクリング・セカンド":「えっ、着替え……どうしてそんなリソースを……!?」 怒りに混ざる困惑
京良城東真:半分折れた巨木に足をかけ天井近くまで跳ねる。旋子転体の姿勢で天地を逆転させながら、スプリンクリング・セカンドの頭上を取り。
京良城東真前照灯(フロントライト)をその刃で斬り落した。当然1Gの力で真下へと落下する。
"スプリンクリング・セカンド":「……ッ!」 避ける……ことは、しない。身を縮こまらせて、衝撃を少しでも和らげんとする
京良城東真:頭部への直撃。そのまま、体をひねって着地。
"スプリンクリング・セカンド":「っ……っ……ぐうぅ……!」 呻くような、唸るような声を漏らす
京良城東真:「夢を見てる女の子は好きなんですけど。やっぱり、それはデート中か、寝てる時だけですよね」
京良城東真:「ついでに、フロントライトとの縁も切れたという事でお願いします!」
"フロントライト":「京良城……」
"スプリンクリング・セカンド":「……ッまだ……まだ切れてない。何も、終わってない」
"スプリンクリング・セカンド":「私は、まだ……!」
京良城東真:ロイスを取りましょう 難波ちゃん 友情〇/侮蔑
GM:では次、柳生ちゃんの手番です。どうする?
柳生日那多:待機します!
GM:ほう……良いでしょう。ではイニシアチブを進めて
GM:織田ちゃんだ! どうする?
織田 雪晴:では行きましょう。マイナーで一応暴走を解除
織田 雪晴:メジャーで▼ミストルテイン 《コンセ:ノイマン》+《光の舞踏》+《マルチウェポン》 レイジングブレイドはシーン一回なのだ……
織田 雪晴:対象はスプリンリン
GM:来い!
京良城東真:119→123→125
織田 雪晴:8dx-1@7 侵蝕94→101
DoubleCross : (8R10-1[7]) → 10[1,3,4,6,6,7,8,8]+6[5,5,6]-1 → 15

GM:おや、これは……
織田 雪晴:ロイスにも余裕あるし、構築も軽いからロイスを切るぜ!
織田 雪晴:フロントライトくんのロイスをタイタス昇華して、振りたし!
織田 雪晴:15+1d10
DoubleCross : (15+1D10) → 15+5[5] → 20

GM:アッ台に乗った
GM:だがドッジチャレンジ神妙に行かせてもらうぜ……!何故なら、ガードしても死が見えているので……
"スプリンクリング・セカンド":5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,4,4,5,10]+5[5] → 15

GM:危な……ダメージどうぞ!
織田 雪晴:3d10+26 装甲有効
DoubleCross : (3D10+26) → 25[9,9,7]+26 → 51

GM:それは耐えきれない! 戦闘不能です。復活エフェクトもない!
柳生日那多:「頑張るねーお嬢さん。意地っ張りは嫌いじゃないよ」
柳生日那多:「けれどこれで……!」影から刀を引き抜き、そのまま切り上げようと力を込めて……
柳生日那多:「……!」
柳生■■■:瞳の色が赤と紫に明滅する
涼暮御幸:「――止めろ。意地を張るな」
柳生■■■:周囲の重力が正常に戻り、地に足がつく
涼暮御幸:「もう、君は十分にやってくれた。後は、我々に任せろ」
京良城東真:「好きな人のとこに帰れるようにですね」
織田 雪晴:「おつかれさまです、柳生ちゃん」
柳生咲玖夜:「………」
京良城東真:「ですです。後は織田さんが格好良く決めてくれますよ」
柳生咲玖夜:「えへへ、少し張り切りすぎました」
織田 雪晴:「えぇ……あとは、私が」両手剣を、さながら短剣を持つかのようにくるりと逆手に持ち替えて
柳生咲玖夜:「はい……お願いします。織田さん!」
織田 雪晴:「あぁ、あとそうそう」「ちょっとだけ、真似しますね?」
織田 雪晴:とーん、とーん──駆ける。
"スプリンクリング・セカンド":「ふう……ぅっ……!」 影を波打たせながら、迫る君を見る。身構える。薄氷のような守り
織田 雪晴:真っ直ぐに彼女へ向かうのではなく、壁。一瞬だけ足を重量化し、足跡をつけるように蹴りつけ、加速。
織田 雪晴:足加速。加速。彼女の周りを旋回するかのように、無数のひび割れた足跡を室内中に刻み続けながら加速し続ける。
織田 雪晴:「花車、もとい乱反車──」
織田 雪晴:「からの」天井に刻む足跡。「ショー・ダウン!」真っ直ぐに、剣を叩きつける。
"スプリンクリング・セカンド":……影から生み出した爆弾を、周囲に散らし、防御転用する。
"スプリンクリング・セカンド":それは、彼女がこの極限状態で生み出した、初めての防御策であった。そして実際、それが有効な局面もあっただろう。だが、
"スプリンクリング・セカンド":嵐のような質量に対し、それはあまりにも無力で儚かった。
織田 雪晴:宇宙速度には程遠い、しかし限りなく加速した超重剣は、隕石の落下のような衝撃を撒き散らす。
"スプリンクリング・セカンド":「……っくあぁ!?」 耐えきれず、自らの爆装により吹き飛ばされる。ずっと顔に付けていたゴーグルも、砕け吹き飛ぶ
織田 雪晴:「ふぅ。幕引きにしては、少々派手……おぉっと」繊細な質量制御に、慣れない高速旋回なぞやったものだから、少し目を回してふらりと
織田 雪晴:体制を崩して落ち──
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》衣装は白いタキシード。落下してきた織田さんを姫君を抱くように支える。
織田 雪晴:「キャッ……?」
京良城東真:「格好良かったですよ。えぇ、僕の目が回るほどに」
織田 雪晴:「……いや、ちょ、なにしてるのよ東真くん……!」剣も取り落とす。手元から離れた剣が元の質量に戻り重い音を立てて転がった
織田 雪晴:「東真くん、ステイ、ステイ!」
京良城東真:「これが劇なら、事件は解決してキスシーンが入るところですが」
織田 雪晴:「キッ……!?」
京良城東真:「実はそこまでお約束(あんい)な展開は僕も望むところではないので」
京良城東真:「もう少し余韻に浸っても良いと思うんですが……まぁ、ステイします」
京良城東真:と優しく降ろすのでした。
織田 雪晴:「……」ものすごく不服そうな顔で降ろされ、スカートをぱんぱんと払う。
織田 雪晴:無言で剣を拾い、背中に背負い直す
織田 雪晴:「……気障め」
GM:……『敵』と言えるものが倒れたのを見届けて
難波 北登:"フロントライト"は静かに外套を落とし、相貌を露わにした。
難波 北登:手にした剣は、まだ握られたままだ。





難波 北登:"フロントライト"は静かに外套を落とし、相貌を露わにした。
難波 北登:手にした剣は、まだ握られたままだ。
難波 北登:戦闘で荒れ果てた客席に座り込む。
難波 北登:「……こんな奴と組んで」
難波 北登:「人間をやめて、オーヴァードになって……結局こんなことになって。これからどうなるかも分からないが……」
難波 北登:「……もう妙な真似はしない。だから少し……話させて欲しい。京良城と」
涼暮御幸:「……君の言う話とは」剣を握ったまま。
涼暮御幸:「それを握ったままでしか、出来ないものなのか?」
織田 雪晴:「……武装したままで、それを言いますか?」頭を振って気を取り直し、大剣二本を握る
難波 北登:「別に構いませんよ。これを手放せば良いと言うなら」
難波 北登:言葉通り、直剣を手放す。手放した剣は塵のようになって消え……
難波 北登:次の瞬間には、再びその手に剣が握られている 「いくらでも作れる。……オーヴァードというやつは納得してもらうのも難しいんだな」
織田 雪晴:「作れるといっても、ポーズとして武装解除はしてもらいますよ」「人間……とくにオーヴァードは、それこそ素手でも殺しは適います」
難波 北登:言葉に従い、今作りだした剣も手放し、両手を挙げて広げて見せる。そして、肘置きへ
難波 北登:あるいは不遜とも取れる姿勢だ。京良城くを見る
涼暮御幸:「……私が許可する。妙な真似をしない限り、の但し書きを付けてだがな」嘆息して。
京良城東真:「僕は正直、えぇー、綺麗に片付いたと思ったのに、本当に難波ちゃんは面倒っくっさっいっ!!!ですね!と言う感じなのですが」
京良城東真:「それでも、手袋を投げましたからね。えぇ、決着がついてないと主張するなら付き合うべきなんでしょうね」
京良城東真:「あ。でも条件があります。良いですか?難波ちゃん」
難波 北登:笑うように息を漏らす 「そうだ。決闘を申し込んで来たのはお前だぜ。舞台の上と同じように、まったく俺の気も知らないで……」
難波 北登:「何だ?」
京良城東真:「終わったら、喜多原さんと、スプリングリンクさんと、乙川ちゃんに、ちゃんと土下座してください」
京良城東真:「見事に迷惑かけてるのが女性ばっかですね!!」
難波 北登:「分かった。まあ喜多原は女ってより男友達みたいなもんだが……」
京良城東真:「僕達の分は僕はおまけしてあげましょう」物凄い上から目線で話している。「それで、お話はなんです?」
柳生咲玖夜:「(喜多原さんはそう思ってないと思うけどなあ……)」
難波 北登:「事が終わって、俺にまだ下げる頭が残ってるなら、謝罪の行脚は確定だよ。あっちからこっちまで、散々だ」
難波 北登:「……お前がオーヴァードだと知って、最初、裏切られたと思ったよ」
難波 北登:「お前がすごい奴だったのは、お前だからじゃなくて、オーヴァードだったからなのか、とな」
難波 北登:「……だが、俺自身がオーヴァードになって分かった。オーヴァードになったとて、それだけですごくなれる訳じゃあない」
難波 北登:「ただの人間とオーヴァードの違いなんて、大したもんじゃないんだ。俺はこんな。手品みたいなことになっただけ」 直剣を作り出しながら
難波 北登:「世には、確かに演技やら何やらが爆発的に上手くなる奴もいるらしいが、そんなのを引き当てるのは少数派で、少なくとも俺はそうじゃなかった」
難波 北登:「……京良城。お前はどうなんだ?」
京良城東真:「ん?僕ですか?そうですね。質問の意図は掴み切れてませんし、本気にするかは結局は難波ちゃん次第ですけど、僕はエフェクトで演技を伸ばすツリーがあることを知っていますし、その適正もあると教えられましたけど」
京良城東真:「演技の為にその能力に手を伸ばすことはしないですし、習得もしてませんよ」
難波 北登:「……適性まであるのに、しないと決めてるのか。何でだ?」
京良城東真:「別に使っても良いとは思うんですよね。演技が上手くなれば観客は喜んでくれるし、見てる人には迷惑をかけるわけでもないし、他人の正当な努力を踏みにじるのに罪悪感を感じる人間でも僕はないので」
京良城東真:「でも、日常とか普通の人の世界に必要以上にレネゲイドって持ち込んじゃいけないんですよ」
京良城東真:あははは。と、笑う。
京良城東真:「それが世界を守る盾を演じるオーヴァードのケジメじゃないです?」
京良城東真:会長をちらと見て。
涼暮御幸:「……盾を演じるなどと豪語できるのは、相当の傑物ぐらいだがな」腕を組んで。
難波 北登:「……盾を演じるからなりのケジメ、か」
難波 北登:「お前らしい。思ったよりも真面目で、思ったよりふざけた答えだよ」
難波 北登:「けど、疑いもしない。こんな所でつまらない嘘を吐く奴じゃないってことも分かってるからな」
難波 北登:手にした剣を担ぐように立って 「……終わる前にもう一つだ。一手付き合え」
京良城東真:「難波ちゃんはもう少し不真面目になった方が良いと思いますけどね。ぶっちゃけて、言うと、そういう所が嫌なんですよね」
京良城東真:文字通り芝居がかった動作で剣を抜き、掲げる。
織田 雪晴:「……“フロントライト”?」「東真くんも」
難波 北登:「それは悪いな。俺は真面目なんだよ。演技についても。頭が固い。なあなあで納得できないんだ」
京良城東真:《ウォーキングクローゼット》学園指定の運動ジャージ
京良城東真:「夢に身を任せ今こそ懊悩を捨てよう。燃える我が想いは、刃すら燃やさん」
涼暮御幸:「妙な真似をしない限りと言ったはずだが」
涼暮御幸:「何をしている。君たちは」
京良城東真:「剣を担いだなら、ほら、台詞ですよ。だから、僕の後塵を拝するんですよ」
難波 北登:「一芝居だと思って見ちゃくれませんかね。結局俺のここまで来た道は全部空回りだ。……なら、せめて」
柳生咲玖夜:「……涼暮さん、織田さんも、もう少し様子を見てみましょう」二人の前を太刀で塞いで
京良城東真:「あはは。会長、校外部活動ですから、御心配なく。文字通り稽古をつけてやるってやつです」
難波 北登:「今の俺が手にしてしまったこの力と、アイツの力と。打ち合わせた時どうなのか」
涼暮御幸:「待て。帯刀の許可も、学外での部活動行為の許可も私は出していない」
織田 雪晴:「……はぁ。一手だけですよ」腕を休めるように大剣の切っ先を床に突き刺して。
涼暮御幸:「何を勝手な……」
難波 北登:立ち上がる 「納得が行かない。買っていても、負けていても良い。『分からない』ことが我慢ならんのです」
柳生咲玖夜:「こういうケジメもありますから……大丈夫」
柳生咲玖夜:「きっと、大丈夫です」
織田 雪晴:「……だ、そうです」
織田 雪晴:呆れたような、諦めたようなためいきとともに、両手を天秤のように掲げて
京良城東真:「僕も面倒臭いな、こいつ、まーじで面倒臭い!と思ってます。会長お詫びに後でデートしますから、許してください!」
涼暮御幸:「……全く……」
織田 雪晴:「東真くんステイ」
涼暮御幸:「演劇部への処分は覚悟しておけよ」
京良城東真:言いながら柳葉刀の切っ先をくるくると回して相手を挑発。
涼暮御幸:「……しかし何故京良城東真がデートすることが詫びになる……?」
織田 雪晴:「私にもわかりません」
柳生咲玖夜:「あはは……」
難波 北登:「……あと、台詞も言ってやらん。俺は……お前から奪うことも、お前の剣が届くことを恐れたりも」
難波 北登:「死なすつもりも、運命を認めないということも、ない。俺は俺だ」
京良城東真:「いいんじゃないですか。僕は勝手に演じ切りますけどね」

[難波] -10m- [京良城]

GM:イニシアチブ順に進めます。京良城くんから動く?
京良城東真:動きます。
京良城東真:移動してエンゲージ攻撃。
京良城東真:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》125→129
京良城東真:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,3,4,6,9,10]+10[5,9]+10[8]+10[9]+10[9]+10[8]+10[10]+10[8]+4[4]+3 → 87

GM:ヒッ
京良城東真:リアクションどうぞ。
難波 北登:ドッジします。《アドレナリン》
難波 北登:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 9[1,2,2,3,3,3,6,9,9,9]+1 → 10

GM:まるでだめ。ダメージどうぞ!
京良城東真:9D10+16
DoubleCross : (9D10+16) → 46[9,6,4,4,5,4,2,7,5]+16 → 62

京良城東真:諸々有効。
難波 北登:倒れます。初期ロイスの家族のロイスをタイタスに昇華して復活
京良城東真:「……王よ。お覚悟を」
京良城東真:走り込み殺陣通りの動き。その動きを知ってるのだから本来なら返すことは容易い。
難波 北登:目を見開く。強化された知覚にてその切っ先を見据え、さらに衝撃伝播物質を備え、様々な対応ができるように
京良城東真:オーヴァードとして覚醒したら猶更だ。ただし、それが、彼の良く知る京良城東真ならばだ。
京良城東真:完全に役柄に入っている。王を倒す不撓不屈の騎士の完璧なる剣技。すれ違いざまに台詞と同時に三撃を叩きこんだ。
京良城東真:「その恐れは正しく、また貴方の見立ては正しかった。しかし、それも、そこまで」「正しき終わりは、この私が示しましょう!」
京良城東真:「貴方を討つ、この誓いこそが運命」
京良城東真:爪先を軸に反転し柳葉刀を突きつけて見下ろす。
難波 北登:「――ッ!」 見知った構えと初動。それゆえに対処はできると断じた。刹那の後に、それを始点として三撃が展開しなければ
難波 北登:一撃目すら掠めた。残る二撃は直撃だ。例えそれが張りぼてでも、人体が受ければただでは済まない。
難波 北登:「……お前は、本当に……」
難波 北登:「『演じ切る』んだな……!」
難波 北登:倒れたまま、その切っ先の先の眼を睨め上げて
難波 北登:動きます。《コンセントレイト:ソラリス》+《アドレナリン》+《咎人の剣》
難波 北登:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,3,3,3,3,4,6,7,10,10]+10[2,6,7]+6[6]+2 → 28

GM:リアクションどうぞ!
京良城東真:ガード オートでウェポンスーツ展開してBCスーツを着ましょう。
難波 北登:3d10+33
DoubleCross : (3D10+33) → 20[6,5,9]+33 → 53

GM:諸々有効
京良城東真:僕は素直に倒れます。立ち上がろうともしない。
難波 北登:無手で傍らの床を叩き、その衝撃が不自然に背を伝って、身体を叩き起こす。起き上がる軌道で、切っ先を僅かに躱して
難波 北登:下からの一撃を払い抜く
難波 北登:「……ふう」
京良城東真:三撃叩き込んで、なお一撃を返してくる相手に、目を丸くする。
京良城東真:立ち上がって続ければ、先に戻れなくなるのは彼の方だ。それを知って撃ち放ってきやがった。
京良城東真:あぁ、これ、本当に、君は、面倒臭い奴だなぁ。と演技を忘れて苦笑してしまう。
京良城東真:成程、僕に勝つには演技に付き合わないことだ。その一点だけは正しかったな。そんなことを思って、素直に意識を手放すことにした。
難波 北登:攻撃の勢いで立ち上がり、振り抜いた剣を掲げたままの姿勢で、倒れた京良城くんを見下ろして
京良城東真:「見事。貴方の執念が我が祈りを断ち切った(訳:はいはい。はーい、はいはい、負けてあげますよ!しょうがないですね!そんなに勝ちたかったんですね!バーカ)」
難波 北登:「……全く」
京良城東真:それでも、まあ、最後まで演じ切るのではあるが。
難波 北登:「やっぱり俺は、お前に敵う気はしないよ」
難波 北登:「舞台の上で生きて死ぬつもりの奴になんて、な」
難波 北登:下ろした剣を塵に変えると、難波は京良城に背を向け、君たち三人に向けて頭を下げた。


◆ Backtrack

GM:ということで長らくお待たせしました。バックトラックの時間です!
GM:Eロイスは……ない! 振ってね!
京良城東真:二倍にしましょう。
涼暮御幸:1倍で!
涼暮御幸:侵蝕率-43(6d10->8,6,5,10,7,7) (侵蝕率:107->64)
京良城東真:129-11D10
DoubleCross : (129-11D10) → 129-56[5,9,3,5,4,2,2,7,10,6,3] → 73

京良城東真:3点で戻りです。
織田 雪晴:確定なので等倍
柳生咲玖夜:ロイス5、2倍振り!戦闘用人格で-1
織田 雪晴:101-5d10
DoubleCross : (101-5D10) → 101-34[10,5,8,3,8] → 67

柳生咲玖夜:137-9d10
DoubleCross : (137-9D10) → 137-52[9,4,4,9,9,2,3,5,7] → 85

GM:全員無事生還! じゃあ経験点も計算しちゃいましょう。
織田 雪晴:4点~
GM:いつもの5点に、シナリオ経験点は10点で良いでしょう。15点にバックトラック結果に応じた点数を足してください
涼暮御幸:19点です
柳生咲玖夜:18点!
京良城東真:18点です
織田 雪晴:19てん!
GM:じゃあそれで! お持ち帰りください!

◆ Ending

GM:N市。カラオケルーム。
GM:複数の身分の者が連れ立って入っても不自然でなく、なおかつある程度の密室と防音性が担保される空間として、
GM:情報交換に重宝される場所の一つであり……
GM:一緒に歌を歌って楽しむことで交友を深めるのにも適した施設であると知られている。
GM:事件解決後、様々な処理を終えた君たちは、打ち上げとして再びこの一室に集まっていた。
京良城東真:「びっくりしましたよ!あの野郎、普通あそこで立ちます!?空気読めないったらありゃしないですね」
京良城東真:言いながら、飲み物と食べ物を注文する。
柳生咲玖夜:「そ、そうかなあ……私はちょっとかっこいいなって思っちゃったけど」
涼暮御幸:「そもそもだ。君が読めていて彼がそうではないとは、あまり思い難いのだが……」
織田 雪晴:ここで、ガチャリと扉が開きます。
織田 雪晴:「ごめんなさい、ちょっと遅くなっちゃって」
京良城東真:「あ。織田さん、遅刻ですよ!わぉ、眼福♪ うんうん、今日も美しいですよ」
涼暮御幸:「遅参だ。まあ、プライベートでとやかく言うことではないか……」
京良城東真:改めて皆の私服を見る。
柳生咲玖夜:「というか、織田さん私服は大胆なんですね……!はわわ……」
織田 雪晴:おそらく私服だろう。おそらく元から丈の短いタンクトップは、なおも持ち上がってお腹が見えている。その上からショートジャケットを羽織り
織田 雪晴:悪くない肉付きの足をジーンズが包んでいる。
織田 雪晴:……おそらく膨らみが大きすぎるせいだろう、ショートジャケットは明らかに前が締まりそうにない。
織田 雪晴:「……なによ、休日くらい好きな服着させなさいよ」
京良城東真:「僕は大歓迎ですよ。露骨に視線を向けると犯罪になりそうなので、そこは困るんですけどね」
涼暮御幸:「まあ、とやかくも言わんさ」
柳生咲玖夜:一方気圧されている方はゆったりした白のカーディガンに薄緑のロングスカート、普段よりフレームの大きい眼鏡が精一杯のお洒落という感じの野暮ったいコーディネート
柳生咲玖夜:「そ、そうですね……個人の趣味には口出しできませんし……」
織田 雪晴:「……胸が大きいとね。服選びの選択肢が、すごく狭いのよ……」
涼暮御幸:「開放感とでも言ったところなのかな」肩の開き気味のシンプルな白いシャツ。足元はベージュのハイウエストのチノパン。
涼暮御幸:大きな白い羽飾りはいつもと同じで、さほど印象は違えない。
織田 雪晴:「そんなところ」
京良城東真:「あ。僕そこらへんエフェクトで作れるんで、お小遣いの節約になってるんですよね」黒のトップスに白のサマージャケット、首には緑のレンズのサングラスをひっかけている。
柳生咲玖夜:「えぇーずるいなー!」
京良城東真:「それでも、デートで一緒に服を買いに行くとかしたいですね。コーディネイトしたり、されたりしたいです」
織田 雪晴:「いいなぁ、それ」
涼暮御幸:「必要以上にレネゲイドを持ち込んじゃいけない、ではなかったのか?」
涼暮御幸:「少し、逸脱した用法にも感じるが……」
京良城東真:「あははははは」素でそれはノーカンだったらしい。「難波ちゃん今いないのでセーフ!!という事にしてください」
織田 雪晴:「私も一応、見た目だけは取り繕えるんだけど……見た目だけだから、風が吹いたり、触られたりするとバレちゃうのよね」
涼暮御幸:「……止めておけ。碌な事にならん」
京良城東真:「試してみたんですね!風が吹いたんですね!妖精の悪戯が、その薄衣を取り剥いだんですね」
織田 雪晴:「東真くんステイ」
涼暮御幸:「常時展開するタイプのエフェクトは、それだけで常なる侵蝕の高まりを生じやすいからな」
織田 雪晴:「それはほんとにステイ」
京良城東真:「はーい」
京良城東真:「それで会長。騒ぐ前に事件の顛末などありましたら。その後、乾杯しましょう」
柳生咲玖夜:「あ、私も気になります!喜多原さん以外の処遇はそちらにお任せしちゃいましたから」
GM:……難波 北登の今後については、入院という名目で一週間ほど心身の検査を行い、それによって決定される。
GM:が、君の経験上、彼のように理性があり、自分が発端になったとはいえ、事件解決にもある程度協力したとなれば……
GM:……よほど上手く、君に察せられないよう反抗的な態度を隠していた、ということがなければ、この一週間の後に日常へ戻ってくるだろう。
GM:もちろん、しばらくはUGNによる監視と教育が必要にはなるだろうが。そこは君の業務でもある。
涼暮御幸:「……といったところだ。それから」
涼暮御幸:「演劇部は一週間の活動停止処分。罪状は“無許可の校外部活動と、部員同士の私闘”」
涼暮御幸:グリンシュのことは、その罪状にはない。
涼暮御幸:「再開は、難波北登が戻る時期になるだろうな、これでは」
京良城東真:「あははは。明日から僕の肩身が狭いですね」
柳生咲玖夜:「(うちの学校ならほぼ全部の部活がアウトだな……)」
京良城東真:「あ、会長となると暇なので、何かお手伝いしますよ。何もないなら生徒会室とかに遊びに行きたいです」
涼暮御幸:「遊びに来る所ではない」
織田 雪晴:「東真くんステイ」
涼暮御幸:「……いや……半ばそうなりつつあるような気配も感じなくはないが……」
京良城東真:「会長苦労してるんですねぇ。そうなりつつあるんじゃないですか~」
涼暮御幸:「そうなりつつあることに危惧を覚えているということだ」
涼暮御幸:「自ら加担するつもりはないよ」
京良城東真:「じゃあ、ま、顔出した時に何か雑用あったら言いつけてください」
京良城東真:「僕の場合、暇を持て余すと碌なことしない自覚があるので!」
涼暮御幸:「……そうさせて貰うとするよ。人手の不足に陥りがちであることは事実だ」
織田 雪晴:「グラウンドの白線引きとか、ハードル並べとかやらせようかしら……」
柳生咲玖夜:「地域清掃とか、学童保育のボランティアなら紹介できるかも……」
京良城東真:「どうぞ。どうぞ。七度日が昇り日が落ちるまでは僕は愛の奴隷と言っても良いですので!」
京良城東真:「皆さんの役に立つなら喜んで。阿修女の人達とも仲良くなりたいですしね」
京良城東真:そんなこと言ってれば頼んでいた飲み物などがやってきて。
京良城東真:「あ。飲み物、アイスティー、ウーロン茶、クランベリーソーダと、パフェは柳生さん?」
柳生咲玖夜:「大丈夫かなあ……あ!はいはい!パフェ頼みました!」
織田 雪晴:「だいぶ刺激がつよそうね……あ、ウーロン茶私」
柳生咲玖夜:「ちょっと割高なのが良いんだよねぇ……」ニヤケ顔で受け取る
京良城東真:「会長、じゃあ、音頭取ってください。現場監督責任者だったわけですし」
京良城東真:「こういうとこのパフェとか美味しく感じますよねぇ。生クリームやらソフトクリームたっぷりですし」
涼暮御幸:「この手の場の音頭は、慣れないものなのだがな……」
涼暮御幸:とはいえ、拒否することもない。慣れているので。
涼暮御幸:立ち上がり「この度は、君たちの忠勤を誇りに思う」
涼暮御幸:「お陰で、甚大な被害を受けずに、事態は収束したと考えている」
涼暮御幸:「報酬については、後日通達を行う。それからだ」
涼暮御幸:「ありがとう」頭を下げて。「君たちと戦えてよかった」
涼暮御幸:「とても……嬉しいものだ」
織田 雪晴:「水臭いですよ、会長」
柳生咲玖夜:「本当に……けど私も、こうしてみんなでもう一度遊べるのが嬉しいです!」
京良城東真:「会長が王様なら、あの騎士も放浪せずに済んだんでしょうね」跪き、会長のその手を取り、手の甲に口づけは流石にしない「一時であれお仕えできて望外の幸せでした」
京良城東真:「ふぅ~♪いい空気吸ってるなあ、僕!」
織田 雪晴:「その一言がなければね……」
涼暮御幸:「……そうだったな。堅苦しい場ではないか」仏頂面を崩して。
涼暮御幸:「楽しむとしようか。日常の謳歌も、我らの使命であるのだから。乾杯」
京良城東真:「乾杯!」
柳生咲玖夜:「かんぱ~い!!」
織田 雪晴:「乾杯っ!」
京良城東真:クランベリーソーダを口につけて、そういえば気になってたことを口にする。
京良城東真:「そういえば、この前も聞き忘れてたんですけど」
京良城東真:「会長、こういう所に付き合って、ちゃんと楽しんでますか?」
涼暮御幸:「……ああ。なんだ、そんなことか」
涼暮御幸:「楽しいよ。東真、雪晴、咲玖夜」
涼暮御幸:「君たちがそうして、楽しく過ごせるのを見届けることは、何よりも楽しく、嬉しい」
柳生咲玖夜:「もー!見届けるだけじゃないでしょ!」
柳生咲玖夜:勢いよく涼暮さんの隣に来て絡んでくる。
柳生咲玖夜:心なしかテンションが高い。話酔いだろうか。
涼暮御幸:「え、いや、私は……」
京良城東真:「あははははは」
京良城東真:「そうですよ!会長がいるのは後ろじゃなくて隣ですよー」
京良城東真:柳生さんの行動に追従するように逆脇に絡み。
柳生咲玖夜:「一緒に戦って、カラオケして、この後ももっと遊ぶんですから」
柳生咲玖夜:「これはもう、親友(マブ)ですよね!御幸ちゃん」
涼暮御幸:「全く……パーソナルスペースも何も、あったものではないな」苦笑して。
織田 雪晴:「もう、柳生ちゃんに東真くん。会長が困ってるでしょ!」とかいいつつ正面に陣取って。約20cmの身長差を生かして膝にくる
涼暮御幸:「……ああ。今はそのマブとやらであることを、誇……ちょっと!?」
涼暮御幸:「何を……っ!」
柳生咲玖夜:「窓越しに眺めてようったってそうは行きませんよー」
涼暮御幸:「……ああ、全く」自分は、後ろに構えて立つべきだと思っていたが。
涼暮御幸:「お前たちには呆れるものだよ」微笑んで。
涼暮御幸:今はこの距離でも、存外に悪くはない。


 ダブルクロス3rd Edition
『Green Unleash / 証明の一滴』
     Fin