『終末反抗作戦 エンデ・デア・ヴェルト』(GM:明寝マン)


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貫く邪眼(デモン・ストレイト)黒瀬(くろせ)(なお)キャラシート(PC1:粘土)
沈黙の白(ホワイトミュート)士騎(しき)朝輝(あさき)キャラシート(PC2:白金)
“アトラジェーニエ”イーゴリ・ヴァシーリエフ( )キャラシート(PC3:ファサズ)
“ゲダニア”壬生(みぶ)墨佳(すみか)キャラシート(PC4:DT)

【Index】

オープニング:黒瀬直
オープニング:イーゴリ・ヴァシーリエフ
オープニング:士騎朝輝
オープニング:壬生墨佳

ミドルフェイズ1 風の冬
ミドルフェイズ2 ヴァルハラ
幕間1

ミドルフェイズ3 剣の冬
幕間2
ミドルフェイズ4 死せる戦士たち

ミドルフェイズ5 狼の冬
ミドルフェイズ6 ミーミル
幕間3

クライマックス エンデ・デア・ヴェルト

エンディング
エンディング:壬生墨佳/イーゴリ・ヴァシーリエフ
エンディング:壬生墨佳
エンディング:士騎朝輝/イーゴリ・ヴァシーリエフ
エンディング:黒瀬直

【プリプレイ】

GM :ではそろそろ始めていきたいと思います、よろしくお願いします~~

壬生墨佳 :よろしくおねがいします!

黒瀬直 :よろしくお願いします!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :よろしくおねがいします!

士騎朝輝 :よろしくお願いします!

GM :ではまずはいつもの自己紹介から、今回のPC1は……

GM :黒瀬さん!よろしくお願いします

黒瀬直 :私だ!

黒瀬直 :キャラシート

黒瀬直 :くろせ なお N市UGN第12支部の副支部長を務める、その道20……21年のベテランUGNエージェントです。

黒瀬直 :シンドロームはピュア・モルフェウス。名家に代々受け継がれてきた遺産"華金弓"(必中の弓)や、瞬時に形成した色んな武器を使って戦います。

黒瀬直 :……というのは昔の話、ある少年に家伝の遺産を譲ってしまったので今は使えません。新たなDロイスは守護天使!

GM :遺産……渡しちゃった!

黒瀬直 :瞬瞬必生ライブ感覚で生きている女。ちょっと目を離した隙に子ども拾ってきたりする。

黒瀬直 :高潔な戦士であると同時にやたら子どもに甘いしょうがない女。

GM :今何人くらい拾ってるんだろう……

黒瀬直 :今回も街や子どもを傷つける者をぶちのめしていくぞ

黒瀬直 :暴力の行使や殺傷行為は忌むべきものだからこそ、罪深い私が積極的に血で染まるべきなのだ

黒瀬直 :というワーカーホリック気味なところからUGNエージェント用エンブレム【スーペリアルネットワーク】【エヴリシングレディ】で再現しています。

黒瀬直 :今回は……サラマンダーでスタートしましょう。よろしくお願いします!

GM :対シンドロームアイテム!

GM :宜しくお願いします、ではHOを……

PC1 黒瀬直 シナリオロイス フギン/ムニン
「ーーーみつけた、オーディンさま」
「どうか……ラグナロクを、止めてください」

季節外れの雪が降るN市内
頻発するオーヴァード同士の殺し合い。そして度々目撃される謎の巨人の影。その対処に当たっていた貴女は、2人の少女を救い出す。
フギン、ムニン。貴方の事を"オーディン"と呼ぶ2人の少女は、貴女にそう名を告げた

黒瀬直 :オーディン……ヴァルハラ……うっ右目が

GM :黒瀬直オーディン説

GM :なんででしょうね

黒瀬直 :なんか別ステージの平安京で先祖がオーディンになって暴れていたような気もするけど多分無関係だと思います

黒瀬直 :助けを求められたなら手を取る、いつも通りさ

GM :そうかな……そうかも……

GM :出てくる子は

フギン・ムニン :「わたしたち」「ですわ」

黒瀬直 :かわいい

GM :そんな感じで、北欧のトップ掴んじゃってください。よろしくお願いします!

黒瀬直 :チェストラグナロク!



GM :続いてPC2、士騎くん!よろしくお願いします

士騎朝輝 :キャラシート

士騎朝輝 :はい!士騎朝輝です。元通りすがりのオーヴァードです。心は今も通りすがりノーヴァ―ドです。

GM :イリーガル登録をしましたからね

士騎朝輝 :今はカヴァー通りの生活だけど、自由こそが人間の尊厳と信じ生きてる概ね正義感。

士騎朝輝 :クールで格好つけてて軽口叩かないと死ぬ病気?と言われる程度の男ですね。

GM :いいぞ……どんどんやってくれ……

士騎朝輝 :そしてDロイスにして我が愛刀は、鬼切の古太刀《村雨丸》

士騎朝輝 :いかなるエフェクトや経験値を積んでも代替不可能効果、1点でもダメージ与えたらEロイス解除能力を持つ最高武装です。

士騎朝輝 :この刀に話しかけたりするぞ。本人達の間では意思の疎通も取れてる。今回は何故か何時もより意思の疎通が取れる気がします。

GM :中の人!!!

士騎朝輝 :クロスブリードのブラックドッグ、サラマンダーでヴァジュラを使用した暴走高速白兵型。紅蓮の憎悪とクレイジードライブで火力を重ねます。

士騎朝輝 :そこそこ軽くて、そこそこ速く、そこそこ高威力。そして切り札としてバリアクラッカーとメカニカルハートを搭載し、備えもそこそこ。

GM :高速バリクラEロイス破壊、つよすぎる

士騎朝輝 :メモリーもあるのでタフでしぶといですぜ。しゃあっ!

士騎朝輝 :こんなところですかね。今回も華麗に通りすがっていきたいと思います。

GM :\通りすがって/

GM :ではHO!

PC2 士騎朝輝 シナリオロイス ロキ
「"クラックアイス"。君には世界の最後を告げる引鉄になってもらおうじゃないか」

春先にも関わらず雪が降るN市、イリーガルとして起きる異変への対処へと当たっていた貴方は"ロキ"と名乗るオーヴァードの不意打ちに合う。
容易に撃退したと思えたがーーーしかし、全ては罠。気付いた時にはあなたはひとつの遺産と強制契約させられてしまう
身体に奔る異常。事態の解決の為UGNへと急ぐ事になる

GM :遺産おかわりです

GM :これはシナリオ的なアレなのでロイス枠がセッション内で制限されたり……などはありません!念のため!

士騎朝輝 :重婚は趣味じゃないけどなぁ。まあ貰ったものをどう使うかは俺の自由だよなぁ。

GM :勿論、メリットとデメリットはありますが……

士騎朝輝 :世界の破壊者にならないように頑張ります。

ロキ :出てくるのはこんなやつ

士騎朝輝 :暗そう!

ロキ :ヒヒ……

GM :という感じでよろしくお願いします!

士騎朝輝 :よろしくお願いします!



GM :続いてPC3、イーゴリさん!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はいな!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :キャラシート

イーゴリ・ヴァシーリエフ :イーゴリ・ヴァシーリエフ。市内在住自営業、何でもござれな便利屋ロシア男です。年齢は不詳!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :人探しから犬の散歩、土地や物品の代理購入や業者の斡旋までご相談ならいつでもどうぞ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :かつては東欧~ロシアで戦っていたFHメンバーでしたが、現在は色々あって足抜けを果たしました。

GM :何でも屋!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :往時はゴリゴリのFH人間でしたが、遺産との出会いを経て改心、今ではナントカ社会で暮らしています!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :UGNも今やお得意様、色々とお仕事をもらえてすっかりズブズブ……いや仲良し関係です!ありがたいお客様!

GM :やっぱりUGNはお金払いがいいのかな

イーゴリ・ヴァシーリエフ :それはもうね、へへへ、いつも大変お世話に……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :モルフェウス/オルクス+ウロボロスのトライブリードで、遺産で作り出した影の武器をオーバーロードで使い捨てながら殴ります。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :火力が高い!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :かつては影の武器を使うだけの能力でしたが、遺産の力を得て、それらは植物の性質を併せ持っているぞ!

GM :武器作成と言えば……無料で破壊!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :蔓みたいにしなったり、枝みたいにニョキニョキ伸びたりします。フレーバー的に。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そして情報屋なので、社会も高く調査が得意ッス。目が見えない設定が付いていますが《地獄耳》で周囲のことは何でも判ります。超見えるぜ~。

GM :〈●〉〈●〉

イーゴリ・ヴァシーリエフ :きゃっ、覗き……!?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そんなこんなでN市の生活もそろそろ○年目になるのですが、

イーゴリ・ヴァシーリエフ :今回はヴァーリという謎の人物が現れ……?世界の創世の立会人になって欲しいと勧誘され……?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :一体どうなってしまうの~!?

GM :そうHO!

PC3 イーゴリ・ヴァシーリエフ シナリオロイス ヴァーリ
「お前の遺産が……いや、お前が必要だ―――理由は、分かっているだろう?」

N市外、あなたの下にヴァーリと呼ばれるオーヴァードが姿を顕し、あなたに勧誘の声をかける
命まで取る事は考えていない。だから―――世界の創生、その立会人となってほしい、と
そして発生したディメンジョンゲートにより、その身が投げ出される
―――N市内、脱出のできない檻の中へと全てが幽閉される。無論、あなたも含めて

GM :(市内に住んでるならたまたま市外にいたことになります

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はい!お仕事とかで外に行っていたのですね……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こんな感じでシナリオに関わります。ヴァーリ……何者なんだ……?

GM :持ってる遺産が狙われるんですが……造花といえばなあれこれですね

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なるほど……!

GM :ジャームには……使えへん……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……こいつも、つくづく因果な物を運んできてくれる」

ヴァーリ :出てくるのはこちら

イーゴリ・ヴァシーリエフ :美形!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :グフフ楽しみじゃわい……

GM :と言う感じでよろしくお願いします!創世に立ち会って♡

イーゴリ・ヴァシーリエフ :は、かしこまりました!頑張って立ち会うぞ~。よろしくお願いします!



GM :最後はPC4、壬生さん!

壬生墨佳 :はい!

壬生墨佳 :キャラシート

壬生墨佳 :壬生墨佳(みぶ・すみか)。第十一支部所属のUGNチルドレン。

壬生墨佳 :自分の容姿と能力には自信を持っています。戦闘以外は万能の天才と嘯く。

GM :万能(キャラシを見るとすぐわかる

壬生墨佳 :芝居がかった言い回しを好む、気取ったタイプ。

壬生墨佳 :とみにレネゲイド・コントロールに熟達した、“精鋭”と呼ばれる特筆性のカテゴライズにあります。

壬生墨佳 :シンドロームはバロール/ブラックドッグ/モルフェウスのトライブリード。

壬生墨佳 :3シンドロームのイージーエフェクトを計18個持っている218点キャラです。

壬生墨佳 :254点……貰ったはずなんですが……

GM :4点分おまけをつけたはず……

壬生墨佳 :そのほとんどがRC判定を要求されるため、高固定値で判定をこなしていきます。

壬生墨佳 :残った経験点で細々とした動きが可能で、

壬生墨佳 :死神の瞳のデバフと、あとは防御手段をとにかくいろんな手管で。

壬生墨佳 :ガード・カバー・ドッジ・対象変更・打ち消しですね。

GM :万能すぎる

壬生墨佳 :攻撃はできませんがクレバーに立ち回っていけたらなと思います よろしくお願いします

GM :宜しくお願いします!そしてHO!

PC4 壬生墨佳 シナリオロイス 冷泉命
「この戦いは、キミにしか出来ないことがある」

N市に突如訪れた緊急事態に対し、あなたは前線での作戦行動を命じられる
……直接戦闘能力が低いあなたが情報処理では無く、熾烈な戦闘が予測される戦場へと。
ある研究者直々の指名により、渦中へと身を投じることとなる
研究者の名は「冷泉命」現在イーターウィルスの研究の為にアールラボから赴任していた女性である

GM :里村さんから諸々の許可を頂きました

壬生墨佳 :イーターウイルス……!

壬生墨佳 :僕が呼ばれた理由もわかろうというものか……

GM :そんなわけで今回は前線に出てもらう事になりますが……

冷泉命 :指名者はこの人

壬生墨佳 :おや美人だね

冷泉命 :アールラボ出身の研究者です、そこまで気難しいタイプではない

GM :そんな感じでよろしくお願いします。何か壬生さんでなくてはならない理由は……セッション内で!



GM :全員の紹介が終わりましたので、トレーラー

トレーラー 光は墜ち、黄昏は満ちた
冬は訪れ、そうして世界は燃え盛る
祈りは届かず、粛々と角笛が鳴り渡る

されど
冬すらも凍れ、黄昏よりも尚輝け
―――終焉へと反旗を翻せ

―――――――――――――――――

N市、様々な思惑が交差する動乱の地
それは自らの血の運命か、浴びた血の宿命か
数奇な巡り合いの果て、彼らは出会う

敵は"ヴァルハラ"、堕ちたる館を冠すもの
世界の再構成を企む過激派セル
主の欠けた御座から眺めるは、虚飾の王

星々が天から落ちる。
大地と山が震え、木々は根こそぎ倒れ、山は崩れ、あらゆる命が巻き込まれ、あらゆる命が消える、その前に―――


終末反抗作戦 エンデ・デア・ヴェルト

担い手は此処に、番えし器はその胸に



GM :それでは改めて、開始していきたいと思います。よろしくお願いします~!

黒瀬直 :よろしくお願いします!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :よろしくお願いします!

士騎朝輝 :YES!GOGO!

壬生墨佳 :よろしくお願いします~!



【オープニング:黒瀬直】

GM :OP1 黒瀬直

GM :登場侵蝕をお願いします

黒瀬直 :1d10 (1D10) > 7

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 30 → 37



GM :某付某日―――春先

GM :桜が咲き、散って。木々が鮮やかな緑に覆われ始めるころ

GM :N市、その市街地は一面の雪と―――

GM :

GM :地には至る所に鮮血が舞っている

GM :―――数日前より、オーヴァード同士の謎の殺し合いが頻発している

GM :何らかのエフェクトの関連が認められるも、詳細は不明

GM :更には妙な噂―――それを調査する為に、貴女は事件のあった現場を練り歩いている



エージェント :『この辺りも、そう治安が悪い地域じゃなかったんですが……』

黒瀬直 :ざく、ざく、ざく。季節外れの雪道を、血に穢された純白を踏みしめて。

黒瀬直 :「ああ、よく知っているとも」

GM :『……直近で戦闘があった地域は少し進んだ先です。まだ遺体も残っているかと』

黒瀬直 :そう、この街の事はよく知っている。それと同じぐらいに、異常な戦場についても。

黒瀬直 :長い血塗られた経験に基づいた直感、などと言うものを信頼するわけではないが。(むしろ他者から重んじられる)

黒瀬直 :「……何かありそうだ。任せてくれ」

黒瀬直 :ずかずかと、無遠慮に。長い足は止まることなく渦中へと。

GM :『はい、それと……もう一つ』

GM :『今回の件に関係するかは不明ですが……夕暮れ時に巨人の様な大きい影を見た、との報告も上がっていて』

黒瀬直 :「巨人の影か、忌まわしいものを思い起こさせる」

黒瀬直 :「その時は射抜いたから、見かけたらなんとかしてみよう」

黒瀬直 :声の調子は変わらず、冗談なのやら本気なのやら。

エージェント :『はい、何かあったらすぐに連絡を―――と、そこです』

GM :少し開けた場所へと出る

GM :倉庫街、その入り口に……それは、あった

GM :―――遺体が二つ。両者ともにエフェクトによる戦闘でリザレクト限界に達し、死亡した様に見える

黒瀬直 :眉をしかめることもなく、淡々と近付く。

エージェント :『……片方はUGNに登録済みのイリーガル、もう一人は登録はしていますがまだ学生です』

エージェント :『イリーガルの方はブラックドッグ、学生さんの方はサラマンダーシンドローム……主に炎を扱うようですが……エフェクト痕などは残っていますか?』

黒瀬直 :「……そうか」動揺は見せない。怒りにせよ嘆きにせよ、情を晒す相手はここに居ない。

黒瀬直 :二人の傷口や周囲の破壊痕を探す。

GM :ここで一度知覚で振ってもらいましょう

GM :知識レネゲイドでもオーケ-

黒瀬直 :物体の構成要素を瞬時に割り出す《成分分析》や《万能器具》によるボーナスは得られるでしょうか

GM :目標値は伏せます

GM :成分分析!

GM :+1いけます

黒瀬直 :セットアップでエヴリシングレディ、AI補助スーツを装備してマイナーで使用。

黒瀬直 :《成分分析》を用いて知識:レネゲイドで判定

黒瀬直 :4dx+3+1 (4DX10+4) > 8[4,4,5,8]+4 > 12

GM :8越えて10も越えて……12!

GM :リザレクト後と見られるが、身体の一部に超常の力で捻じ曲がった……或いは押し潰された痕のようなものが確認できます

黒瀬直 :「ふむ……」

GM :そしてもう一つ

GM :その周囲に凍傷の様な痕跡が見られます

黒瀬直 :「データ上、彼らのシンドロームには一致しない戦闘痕が見られる」

黒瀬直 :「能力が新たに芽生えるということもあるが、別の要因が絡んでいると見た方が自然」

黒瀬直 :「これらは他の現場でも見られたか?」

エージェント :『調べます、ええと……』

エージェント :『シンドローム内で起こせる現象とは少し外れているものは見られますが……今の黒瀬さんの見たものの様にはっきりと、とは言えませんね』

黒瀬直 :「異常質量に冷気……巨人の影と、季節外れの雪」

黒瀬直 :「深掘りするには充分な合致か」どのみち、えり好みするほどの手札はない。

GM :―――その時

エージェント :『―――周囲にレネゲイド反応!何か居ます!』

エージェント :『近づいてくる反応が2つと……』

エージェント :『もう一つは……なんでしょう、これ。何にも一致しない、というか……現れたり消えたりしてる……』

黒瀬直 :「そうか。対処する」

黒瀬直 :二人の遺体に《万能器具》保護シートを被せ、周囲に目を配る。

エージェント :『気を付け■くだ■■、も■かし■■■――――』ザ ザザ

黒瀬直 :正体不明に対しながら、危機を意識している様子は見られぬ自然体。

GM :知覚するにつれ、吹雪が強まる。視界が覆われていく。

黒瀬直 :(私の番が来たのなら)

黒瀬直 :(真っ向から相手して食い破るのみだが、さて)

GM :視界を覆う白の中、真っ先に顕れたのは―――

フギン・ムニン :「わ」「ぷわっ!」

GM :小さな影が二つ、奥から逃げるように貴方の前に躍り出た

黒瀬直 :「ふむ」凍てつく冷気にも、突如現れた幼子らにも動じることなく。

黒瀬直 :そこにあるであろう正体不明を、視線で射貫く。

フギン・ムニン :「どうしよう……」「前門の虎、後門の狼ですわ……!」

GM :射貫く白の中、姿を顕すもう一つ

???? :―――数mに及ぶ、威容

黒瀬直 :「そうか」

黒瀬直 :娘らの言葉に相槌ひとつ。歩みを進めて追い越して。

フギン・ムニン :「こうなったら」「なんとか片方だけでも、て、え……?」

黒瀬直 :「これで一つは解決したか」娘たちには背を向けて、巨人を真っ直ぐに見上げる。

フギン・ムニン :その姿を、一時呆然と見送る

???? :「―――――」言葉も無く、黒瀬直を見下ろす。人が蟻を眺めるかの如く

黒瀬直 :「君たちに通じるかは分からないが、まずは名乗ろう」

黒瀬直 :「私はUGNのエージェント、"デモン・ストレイト"」

黒瀬直 :「世の人を守る盾であり、力を振るう悪逆には立ち塞がらんとする者だ」

黒瀬直 :「君たちは、どうだ?」背中越しに、眼帯越しに問いを向ける。

???? :―――返事は無く、巨腕を振り下ろすのみ

???? :鉄塊と見紛う拳が、黒瀬直の頭上へと叩き込まれようとして

黒瀬直 :「そうか」敵を前にし後ろに幼子、退く選択肢はありえぬとならば。

黒瀬直 :だん、と霜を踏み地を揺らす。同時に地をよりそそり立った岩壁が拳を押し留める。

???? :一瞬、その動きが縫い留められ、隙を晒す

黒瀬直 :踏みしめた足がそのまま地を蹴り、恐れることなく巨躯へと接近。

黒瀬直 :両手に巨大な大槍を作り出して、一直線に突き上げる。

黒瀬直 :腕を釘付けにしたまま、叩き込んだまま、拡大伸長留めることなく。

黒瀬直 :「殺ァッ!」自然、巨人を貫き串刺しにする。

???? :残った片腕、防御行動を―――取らない。或いは、その一撃が効かない事を理解しているかのように

フギン・ムニン :「だめ」「血脈がないと、まともに攻撃は―――!」

フギン・ムニン :「「―――え」」

黒瀬直 :「──君たちは、私よりも詳しいらしいが」

???? :胸を大きく穿たれ。一歩、二歩。仰け反って蹲る

黒瀬直 :「頼っても大丈夫だ、という姿は見せられたかな」

GM :……少しずつ吹雪が弱まる

???? :「――――■■」そのまま、解けるように姿を消していく



GM :そうして、少しの静寂が戻って

フギン・ムニン :「霜の巨人……」「撃退、した……」

フギン・ムニン :呆然と、その後姿を眺めている

黒瀬直 :「なるほど、確かにしっくり来る呼称だ」

黒瀬直 :「怪我はしていないか、君たち」二人に振り向く。その顔を向ける。

フギン・ムニン :「ムニン、おれい」「は、あ、ありがとうございます!」

黒瀬直 :右の瞳を飾り気のない眼帯で覆い、せめて左の眦はつとめて緩めて。

フギン・ムニン :「デモ……なんとかさん」「ええと、その……すみません、緊急時でしたので……もう一度名前を伺っても」

黒瀬直 :「ああ。こちらこそ妙な名前だけ口走ってすまないな」

黒瀬直 :「あれはどちらかというと、敵に呼ばれ名乗るもの」

黒瀬直 :「黒瀬直という。以後よしなに」

フギン・ムニン :その名前に、目をぱちくりさせ

フギン・ムニン :「……くろせ」「……なお」

フギン・ムニン :ポケットから取り出した紙と顔を交互に眺める

黒瀬直 :(コードネームで怯えられたなら、それはそれでわかりやすいのだが)

黒瀬直 :またぞろどこぞで助けた者の縁者かと考える。

フギン・ムニン :「わたし、フギン」「……失礼しました、ムニンと申します」

フギン・ムニン :「やっとーーーみつけた。私たちの新しいオーディンさま」

フギン・ムニン :「どうか……どうか。これから起こるラグナロクを、止めてください」

黒瀬直 :「……ふむ」なるほど、相分かったという面持ちで頷きを返し

黒瀬直 :「……」

黒瀬直 :「ふむ?」そのままこくりと首を傾げた。

黒瀬直 :大概の事には動じない、と思われもし、多少の自負もある女だったが。

黒瀬直 :常にそうか、と呑み込めるわけでもないらしかった。



GM :シーンカット、ロイスのみ可能です

黒瀬直 :幼子:フギン・ムニン/P庇護〇:Nオーディン?

GM :

黒瀬直 :



【オープニング:イーゴリ・ヴァシーリエフ】

GM :OP2 イーゴリ・ヴァシーリエフ

GM :登場侵蝕をお願いします

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ッス!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1d10 (1D10) > 9

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 33 → 38

イーゴリ・ヴァシーリエフ :上げました



GM :―――同刻、よりは少しだけ前

GM :市外、春の陽気がまだ残る通り

GM :UGNからの依頼を終えた貴方は―――住居か、或いは借宿か

GM :桜散る中、足を進めている

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(「……日本に来てからいい加減そこそこに経つが」)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(「このサクラというものは……やはり落ち着かないものがあるな」)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(「花の命が短すぎる」)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :咲いてから1~2週そこいらでわっと咲いてさっと散るこの樹のことは、毎年見るだに未だ慣れぬものがある。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :故郷の春を……短すぎる春を思い出すからかもしれない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ま、最近は日本の四季もやや怪しいところがあるがね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :3ヶ月程度の春が終わったらすぐ猛暑がやってくる。想像したくない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「今年は北にでも避難しようか……」そんなことを考えながら、桜並木を進んでN市に戻る所だ。

GM :そうして歩いていると―――ふと

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――おや」

:「おっと―――すみません」

:どん と、男の背中が貴方にぶつかる

イーゴリ・ヴァシーリエフ :わかる。己の耳……厳密には耳ではないが、自分の耳はそういう力だ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :軽く手で受ける。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「すまんね。少し注意が足りなった」

:「いや、こちらも桜を見ていたものでね。申し訳ない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ。今年の花も壮観ですな。さすがはこの時季だ」

:「―――美しい花だ。すぐ散ると理解していて、それでも健気に咲き続ける」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :話を合わせる。さて、何事もなければ道を急ぎたいが――。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……詩的ですな。私はそこまでこの花を美しく評価はできないが……」

:「おや、それはどうして?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……失礼。少し言葉を改めるか。私は、このサクラに限らず、花にそこまで人のような心は見出せぬと、それだけですよ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「花は花という、ただそれだけの命だ。次の代に種を残すために咲いて、次の代の礎に散る。それだけの生命というだけです」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そこに美しさも確かに見いだせましょうが……抒情や感傷は、作家や詩人に任せたい。私はそこまで感じ入ることはできない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それだけです」

:「ふむ……いや、そうか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :……内心、少し笑ってしまう。ついさっきまで、「花の命が短すぎる」と抜かしていた自分がこれだ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :たが……一部の偽らざる本心でもある。

:「人間も、或いは同じようなものなのかもしれないな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :少なくとも、この脳に、あの遺産が宿った時から。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :花や木を、ただ機械的に生み育てるあの機構が宿った時から、その感覚は消えない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……それは」男の呟きを聞いて。

:「命の循環。まぁ……近年は大分歪んでいるようだけどね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それこそ、歴史学者や人文学者に任せますよ。私には、何とも言えません」

:「何故だろう、終わるべき時に終われなかったからかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……」

:「そうすれば……君の故郷のようなところは、生まれなかったろうにね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……君は」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こいつは……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「何か、私にご用かな」佇まいは変えず。しかして周囲に緊張感にみなぎる。

GM :春風が消える。吹かれて散る桜すら、落ちるのを止めて

:「……これは失礼。話が興味深くてね。名乗るのを忘れていた」

ヴァーリ :「私はヴァーリ。"ヴァルハラ"セル……潰れかけのセルだが、そうだな」

ヴァーリ :「勧誘に来た。お前を」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私を……?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「残念だが、そちら(FH)の方々とはすでに縁を切っていてね。仕事の依頼なら、話によっては聞いてやってもいいが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そういうことでも、なさそうだな?」

ヴァーリ :「……まあ、そう取ってもらっても構わないけどね?」

ヴァーリ :「お前の持つ遺産が……いや、本人が必要かな―――理由は、分かっているだろう?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……チッ」

ヴァーリ :「私たちにはどうも扱い辛くてね、それは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こいつは、この遺産と自分の関係についてもお見通しということか。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「花見の余興や演出を頼みたいという話なら付き合ってやる。だが……」

ヴァーリ :「ゼミナの微笑み。絶対なる環境改善機構。いやはや」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「物騒な話ならお帰り願おう。そちらは色々と保証外だ」

ヴァーリ :「嫌だなぁ、お前の故郷にもこの満開の花を咲かせたいだけさ」

ヴァーリ :くつくつ、と笑って

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ふん。それはいよいよ悪だくみだな……!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あの故郷に、自分の故郷の白の荒野に花など。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :それは広大な国土そのもの気候を激変させる『大事業』に他ならない――!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :佇まいは変えず、しかして周囲の空気が歪む。臨戦態勢だ――!

ヴァーリ :「……ほら、そろそろリセットしないといけないと思わないか?」

ヴァーリ :「この国だと、四季ってやつが消えかけてるんだろう?」

ヴァーリ :「増えすぎたのさ、人間は。それなのに一向に滅びを迎える様子はない」

ヴァーリ :「……神話の時代も、太古の生物も。一度は終わるものなのにねぇ?」

ヴァーリ :「そう、そこで提案なんだ。要するにこちらは隕石……は比喩だけどね。落とそうと思ってるんだけど―――」

ヴァーリ :「お前には生き残って、無の大地を緑化して欲しい。」

ヴァーリ :「―――世界の創生の立会人さ。君に全てを始める権利を渡そうじゃないか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ぐ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :既に踏み込んでいる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :両手に剣。影の剣。ロシア刀剣シャシュカ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :肩から突っ込むようにして一気に体を回転させる!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :二刀によるコサック剣術!

ヴァーリ :「どうだい?悪い話じゃ――――おおっと」

ヴァーリ :―――瞬間的に武器を錬成し、打ち合う

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「悪いな。それはあまり……魅力的な対価じゃないものでね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「もうお帰りは願わんよ。話はここでご破算となってもらう」

ヴァーリ :「いや~そうか。いやまあ半分は断られるつもりだったからね?」

ヴァーリ :「ご破算は困るなぁ。こっちも後がもう無いんだ、だから―――」

ヴァーリ :「―――見てるんだろう?父さん。やってしまってくれ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――!!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :悪寒が走る。この空気は――!

GM :≪異界の万華鏡≫

GM :≪ディメンジョンゲート≫

GM :―――突如貴方の足元に、巨大な空間の穴が発生した

イーゴリ・ヴァシーリエフ :……ただの物理的トラップ、いや、そこいらのエフェクト程度の罠なら、既に見抜いている。自分の『耳』はそういう力だ。だがこれは……。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……クソッ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :何の予兆もなかった。今この瞬間にまで世界に存在しなかった……『そこいらのエフェクトではない』強大な力だ。

ヴァーリ :「……何、それでも舞台には上がっていただこう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ヴァーリの言葉を耳に、成すすべなく闇に飲み込まれる。

ヴァーリ :「舞台の外ごと……一緒に消えてしまっては困るからね?」

GM :そのまま、貴方の身体は闇の中に落ちていく

GM :落ちて、落ちて、落ちて――――



GM :ぼ すっ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「………………」

GM :落ちたのは―――軟雪の山の中

イーゴリ・ヴァシーリエフ :若干よろめきながら、何とか着地……し、転倒する。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「…………」恐ろしい消耗だ。力の片鱗たるあの闇に触れただけでこれか。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :黙って立ち上がり、周囲を確認する。なるほどここは――。

GM :まず目に入るのは一面の白、そうして

GM :そこが先程とは特に離れていない場所、いや―――

GM :貴方の戻ろうとしていた、N市の中である、と

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……取りあえず」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「帰りの交通費分は浮いたと考えるか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :時節にも地域にも合わない異様な吹雪の中で。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :これはおそらく市内も平穏とはいくまい。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :だが――。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いいじゃないか。懐かしいな、この空気」



GM :Eロイスが使用されます

GM :囚人の鳥籠

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ウワーッ

GM :傲慢な理想×2

GM :鳥籠の対象はシーンそのものを選択

GM :これよりN市は隔絶され、外界への干渉は遮断されます



イーゴリ・ヴァシーリエフ :アワワ

GM :シーンカット、ロイスのみ可能です

イーゴリ・ヴァシーリエフ :は!ではヴァーリに!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :敵 ヴァーリ 執着/隔意〇 で!以上!



【オープニング:士騎朝輝】

GM :OP3 士騎朝輝

GM :登場侵蝕をお願いします

士騎朝輝 :+1d10 (1D10) > 7



GM :……吹雪舞うN市に起きた異常事態

GM :オーヴァードの同士討ち、或いは巨人の影

GM :全域に渡る異変に対し、イリーガルの貴方もUGNからの依頼により

GM :異変の調査、対処に当たっている



暴走オーヴァード :「く、オ、オオォ!」

GM :商店街、所構わず暴れ回るのは、掌に重力球を発生させている男。そして

暴走オーヴァード :「ギ、ひ、ひぃ、ぁ――」

GM :もう一人は、指先からレーザーを連続照射する女

GM :互いに一切の加減なく、抉り、削り、焼き、潰し

GM :再生を繰り返しながら、戦い続ける

士騎朝輝 :「通りすがるのが流儀であって、まず頼まれたから来るって言うのはレアなんだぜ?今でも」

士騎朝輝 :吹雪の中に良く通る声が響く。

士騎朝輝 :一つ縛りにして後ろに細く流した明るい茶の長髪。端正だが何処か挑発的な顔立ち。

士騎朝輝 :スリムスラックスに気崩したシャツ、グリーンのネクタイを緩く締め、その上に校章のようなワッペンがついた灰色のブレザーを着ている。

士騎朝輝 :端的に言うと学生服の少年。だが、無造作に掴まれている美しい拵の鞘入りの刀がただただ異質だった。

士騎朝輝 :「それに、暴走って言うのは、むしろ俺の代名詞でね。他の人間がやってるのを見るのは使用料を取りたい気分だ」

士騎朝輝 :「なぁ、村雨丸」

士騎朝輝 :愛刀に向かって軽い口調で言って、眼前の二人を見る。

暴走オーヴァード :二人のオーヴァードは貴方を視認すると

暴走オーヴァード :「「お、オォォアァーーーー」」

暴走オーヴァード :攻撃、互いを巻き込みながら。貴方すらも標的に入れて

士騎朝輝 :「わかった。わかった。そりゃ食指は動かないよなぁ。でも、ま、これも人助けだ」

暴走オーヴァード :重力球と光線が、建物を破壊しながら迫る

士騎朝輝 :標的に入れられた瞬間に

士騎朝輝 :超電磁砲もかくやという超速無比の踏み込み。白く凍結した地面が爆ぜ氷が無数の塵となって光を弾き舞った。

士騎朝輝 :懐に入れば重力使いの鳩尾に柄を叩きつけ、体を曲げると足を払う。

士騎朝輝 :光線の餌食にならない様に地に伏せた重力使いを蹴り飛ばし、体を返し、そのまま光線使いに迫る。

暴走オーヴァード :「ギーーー」縦横無尽に迫りくる脅威に、周囲を丸ごと焼き尽くそうと天へと光条を放つ、が―――

士騎朝輝 :刃を返し峰での抜刀。出鱈目な速度で振るわれる刃は熱を切り散らし空気を凍らし、氷結した大気の塊を鈍器にして光線使いを殴りつけた。

士騎朝輝 :「避ける機能がついてないが、最近は無駄に怪我するのも嫌になってきてる。つまり先手必勝だ」

士騎朝輝 :「俺より遅くて、いや助かった」

暴走オーヴァード :―――光が霧散する。為す術なく、二人のオーヴァードは沈黙した

エージェント :『……迅速な制圧、お見事です』

エージェント :通信機越しに、支部エージェントからの連絡が入る

士騎朝輝 :「とは言ってもなぁ。原因に対処した訳じゃあないぜ。核も無しだ」

士騎朝輝 :「俺以外でも出来る仕事だ。今のところな」

エージェント :『……それでも、実力あるオーヴァードの協力は欠かせません』

士騎朝輝 :強烈な吹雪の中で、余裕げに肩を竦める。

エージェント :『今回も、並みのオーヴァードなら3人以上の態勢で漸く制圧……という相手です、データを見る限りは』

士騎朝輝 :「実力を評価されてるのも考え物だな。と言っても、家で大人しくしてる俺。なんて言うのも想像がつかないよなぁ」

士騎朝輝 :「ああ。まぁ、特にやる事もないし、駄ニート貪ると隣人もうるさいしな。さて、次は何をどうする?」

士騎朝輝 :「原因探って核を氷葬すべし。なんて言うのが俺達の好みではあるんだけどな」

エージェント :『助かります。次は二区画先―■■―あれ、通■が■■――――――――』

GM :ザ ザザ

GM :通信機が停止する。吹雪はその勢いを強めながら

GM :一瞬、目の前すら見えなくなるほど白が舞って―――

GM :―――再び、元の景色へと戻る

??? :『―――士 聞こえてる?』

士騎朝輝 :「何かされたと思うか村雨丸?知らん。以外で答えて欲しいんだけどな……おっと」

GM :端末から再び通信が入る、聞き覚えがある声で

士騎朝輝 :「聞こえてる」

藤原奈央 :『――――オッケー。聞こえてるみたいね』

士騎朝輝 :「今、吹雪が変な感じだった、露骨になぁ。それで何がどうした?」

藤原奈央 :『2区画先は別のオーヴァードに任せて。あんたには別のヤツの対処、お願いしていい?』

士騎朝輝 :「藤原の頼みなら、お願いされずともやるよ。状況判断的にそれがベストなんだろ?」

藤原奈央 :『噂には聞いてるでしょ、巨人。アレが出たって』

士騎朝輝 :「お願いするなら、もっと、こう、甘えた感じで。って言うリクエストを……あぁ、スルーされたなぁ」

士騎朝輝 :「はいはい。巨人ね。OK」

士騎朝輝 :頭をわざとらしく振って、相手に言葉を返し。

藤原奈央 :『そこの裏道から入って―――ともかく急いで。あたしが出られればいいんだけど、こっちも対処することが多くて―――』

GM :ザ ザザ

士騎朝輝 :「出来れば話し合いで解決できると良いんだけどなぁ。了解……さて」

GM :再びノイズが奔り、通信状況が悪化する

士騎朝輝 :「いや、まあ良いか。裏道からね」

士騎朝輝 :何事かを思考するが、移動を始める。

GM :ではここで

GM :知覚で8もしくは……知識[藤原奈央]で5でも振れます

士騎朝輝 :じゃあ知識にしよう

士騎朝輝 :2dx+2 (2DX10+2) > 10[2,10]+2[2]+2 > 14

GM :―――彼女と何度も関り、何度もその声を聞いた。故に見逃すことの無かった微かな違和感

GM :"この声の主は藤原奈央本人ではない"という事が分かります

士騎朝輝 :「今のどう考えても偽者だよなぁ、俺のストーカーか?……またかよ。ふっ、モテる男は辛いというのか、こういうの?」

士騎朝輝 :「過去の因果が祟ってるのかもなぁ。責任の一端はお前にもあると言いたいね村雨丸」

士騎朝輝 :だが虎穴に入らずんば虎児を得ず。先に進む。



GM :裏道を通った先、開けた場所―――少し広めの公園

GM :其処に近づくたびに、一層吹雪が強くなる

藤原奈央 :『■―――い■、あそこ。多分吹雪いてるから見えづらいだろうけど』

GM :途切れ途切れの通信の言う先、微かに―――

???? :巨大な姿が垣間見える

士騎朝輝 :その姿を、携帯を取り出して写真に写す。

士騎朝輝 :「よぉ。縁だな。来てやったが、何か言うことあるか?」

士騎朝輝 :「パーティのお誘いを無下にしないのは俺の良い所だと思うんだが、そこに免じて色々教える気があると嬉しいね」

士騎朝輝 :《快適室温》周囲の温度をレネゲイドで調節する。気温の低下は活動の支障にはならない。

藤原奈央 :『―――はぁ、やっぱりすぐバレちゃうかぁ』

士騎朝輝 :「これで長時間のお喋りも問題なくてね。好きな映画を語り合ったりも……」

士騎朝輝 :「真似るの、もう少し頑張っても良かったと思うんだがなぁ、採点聞くか?」

藤原奈央 :『いや、でも来てくれたからには結果オーライ?ようこそ―――』

GM :≪七色の声≫

ロキ :吹雪の中、目の前にふわり。少年が一人

ロキ :「こんにちは。クラックアイス、いや、ホワイトミュート?それともアークティックヘヴンの方が好み?」

士騎朝輝 :写真をさらに一枚。

ロキ :「君ねぇ……被写体には許可ってもの、貰わないのかい?」

士騎朝輝 :「またかよ。またクラックアイス絡みか?ま、どう呼ぶかはあんたの自由だけどなぁ。士騎朝輝で良い」

士騎朝輝 :「藤原奈央使用料払ってから言ってくれ」

士騎朝輝 :薄く唇の端を上げる。

ロキ :「そりゃそうだ、何も言い返せない」

ロキ :けらけらと笑って

ロキ :「それでもって僕の名前はロキ。この事件の真犯人。オーケー?」

ロキ :にたにたと笑いながら、一歩一歩近づいてくる

士騎朝輝 :「自首しにきたなら大歓迎。俺を選んだのもな、俺は話がかなり分かる方だからなぁ」

士騎朝輝 :「あぁ、聞いておくがジャームか?それなら、一度まっさらに戻してから凍結してやるが」

ロキ :「あらら、自首したら刑が軽くなる?どうしちゃおっかな~」

ロキ :「そう、でも僕はジャームだからね。話が早いのは嫌いじゃない」

ロキ :また一歩、無防備に

士騎朝輝 :その言葉を聞く。指と足は既に動く。真白い斬光が三日月の形を描き横向きに走った。

ロキ :「あら ら―――」

ロキ :その姿が一閃の下に霧散する

士騎朝輝 :剣の軌跡が凍りつき、三日月の形の氷になって地面に落ちる。

ロキ :≪ミッドナイトシネマ≫

士騎朝輝 :(核はあったか?)

ロキ :「いやぁ物騒物騒。ムラサメマルだっけ?」

ロキ :背後から、横から、頭上から

ロキ :声が聞こえる。その像は4つ、5つ、6つ……と増えていく

士騎朝輝 :「ロキか。そういやトリックスターの代名詞だよなぁ」

ロキ :「いやぁ流石にね?それで斬られたらこっちもたまったものじゃない。せっかく欧州から頑張ってこっちまで来たのにさぁ」

ロキ :「おおっと、口が滑った。まあすぐに分かる事、か」

士騎朝輝 :「そっちの頑張りね。称賛しても良いが、報われるかはまた別だな。……切り凍らし甲斐はありそうだ」

士騎朝輝 :「良し。目的を話せよ。埒があくまで付き合ってやろう。そう言うの言いたいなら、最後まで聞くのが主義だしな」

ロキ :「怖い怖い、真正面から相手をしないで正解だ。まったくもって相性が悪い」

士騎朝輝 :村雨丸を鞘に納めて外灯に寄りかかる。

ロキ :「そうだ、目的―――ね、実は果たさせて貰ったんだ、既に」

GM :―――カメラを覗いた瞳が、ずきりと痛む

士騎朝輝 :こめかみに指をあてる。何かをされたか。

士騎朝輝 :不快気に眉を顰める。

ロキ :「エンジェルハイロゥだからねぇ、光の扱いには手馴れてて」

ロキ :「……クラックアイス。著名な同胞殺し、その肚にはたっくさんの業が詰まってる」

ロキ :「キミにはここで、世界の最後を告げる引鉄になってもらおうじゃないか」

士騎朝輝 :「業ね。ま、それは否定しないけどなぁ。結局のところ、その手の輩か。だがな」

ロキ :くす、と笑って。いつの間にか貴方の隣で肩をポンと叩く

士騎朝輝 :「ジャームが同胞な物かよ。お前の世界の最後なら告げてやる」

士騎朝輝 :肩を叩かれたと同時、抜刀。

士騎朝輝 :腰に履いた村雨丸を藍色の鞘から引き抜く。刀身に纏う露は斬撃に払われながら忽ち凍りつき、周囲の空気ごと両断する。

ロキ :「―――危ない。真に迫ってるな、これは。本体まで斬られかねない」

士騎朝輝 :「引き金?そういう台詞はガンマンに言ってやれ。剣使いに言う言葉じゃあない」

ロキ :再びその影ごと霧散しながら、告げる

ロキ :「―――また会おう、3度目の冬が訪れる頃に、ね」

ロキ :そう言って、雪の中に姿を消した

士騎朝輝 :「困るよなぁ。本体が別の所にいるタイプは。刃が届かなければ氷葬も出来ない。さて妙な事を言っていたが」

GM :―――瞬間、貴方の身体に異変が生じる

GM :手に持つ鞘が、その足元が。少しずつ凍結していく

士騎朝輝 :「何?」

GM :貴方の持つサラマンダーシンドロームーーーその制御が、完全には効いていないことが分かるだろう

士騎朝輝 :「暴動型も極まれりだが、成程マズイな、これは」

士騎朝輝 :「ミダス王の氷版になったら、飢え死にだ。差し当たって奴の本体を見つけて斬り伏せるか」

士騎朝輝 :支部に通信を入れる。

GM :既に通信は回復しており、滞りなく連絡は入るだろう

士騎朝輝 :『元凶に逃げられた。ロキと名乗ってて俺に何かしたな。シンドロームは《エンジェルハイロゥ》。それで冷却の制御がまるで効かない』

士騎朝輝 :『状況伝えたんで、後はそっちの指示に従うぜ』



エージェント :『―――!分かりました。すぐに一度戻ってください。こちらも通信が出来なかった間、色々と報告することが―――』

士騎朝輝 :「分かってるよ。あれは斬る。やられっぱなしは性に合わないしなぁ。ツケは倍返しで払ってもらうさ」

士騎朝輝 :愛刀にぼやきながら、桜と雪舞う景色の中を歩きだす。

士騎朝輝 :「は。何が三度目の冬だ。地球の年齢知ってるのか?って話だし、それにこれから来るのは、輝ける黄金週間だよ」

士騎朝輝 :皮肉気に唇の端を歪め、冷気を垂れ流しながら公園に背を向けた。



GM :シーンカット

GM :ロイスのみ可能です

士騎朝輝 :ロキくん。 感服〇/殺意 で。



【オープニング:壬生墨佳】

GM :OP4 壬生墨佳

GM :登場侵蝕をお願いします

壬生墨佳 :1d10+36 (1D10+36) > 4[4]+36 > 40



system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 36 → 40

GM :支部、応接室

GM :ここ数日は事件の対処で内も外も騒がしい

GM :戦闘、情報処理、共に忙しさは留まる事を知らない

GM :―――その中、貴女は一人呼び出されている

GM :理由はまだ話されていない。今までの状況を鑑み、一度話がしたい―――とだけ

壬生墨佳 :ソファに座り、タブレット端末を操作している。

壬生墨佳 :「しかしこの局面で来客って……」

壬生墨佳 :「お偉いさんの視察か?いやならわざわざ指名することもないか」

壬生墨佳 :情報処理業務を継続したまま。「まあ今対面で伝達すべきことなんて……」

壬生墨佳 :「碌なことじゃないんだろうな」

GM :―――扉をノックする音が響く

壬生墨佳 :「おっと。どうぞ?」

壬生墨佳 :端末の画面を落として。

冷泉命 :「―――失礼するわ」

冷泉命 :―――20代後半くらいだろうか。赤茶色の髪をした女が、部屋に入ってくる

冷泉命 :「貴女、壬生墨佳さん……で合ってる?」

壬生墨佳 :軽く会釈して、席へ促す。「はい。“ゲダニア”ですが」

冷泉命 :「……ふむ」

冷泉命 :眼鏡越しにその顔を、身体を、足を。次々と覗く

壬生墨佳 :「……何。何です」

冷泉命 :「ふむ、ふむ」

冷泉命 :「聞いてた通りね。しかも健康体。これからの行動に支障なしと見えるわ」

壬生墨佳 :「“そういう”カヴァーをお望みなら別の者を連れてきますよ」

壬生墨佳 :「ウチには居なくはないけど。僕は門外漢で」

冷泉命 :「あっと、ごめんなさい。そういうのじゃなくてね」

冷泉命 :「改めて―――自己紹介と行きましょう」

冷泉命 :「私は冷泉 命……アールラボって知ってる?あそこからちょっとこっちにお世話になってるんだけど……」

壬生墨佳 :「アールラボからの出向?」

壬生墨佳 :「そりゃあまた……研究しがいがあるとこでしょう、この街は」

壬生墨佳 :「おまけにてんやわんやだ。なにかこの混乱下にお望みのものでも?」

冷泉命 :「そうね、事件数にオーヴァードの覚醒率。一生かかっても終わらなさそう」

冷泉命 :「私はイーターウィルス関係でこっちに来ててね。あれもまだまだ研究段階だけど……」

壬生墨佳 :「……」ぴくり、と眉根を寄せる。

冷泉命 :「君の事を聞いてるのもそれが理由。分かってくれた?」

冷泉命 :ソファに腰かけて。少し伸びをする

壬生墨佳 :「ああ。だいぶ得心がいった」

冷泉命 :「うんうん、よろしい」

壬生墨佳 :「それ絡みで僕にお鉢が回るのはわかるさ。元感染者だからな」

壬生墨佳 :「だけど、わからないのはだ」

冷泉命 :「理解が早い。聡明なのは聞いていた通りね」

壬生墨佳 :「この状況に優先する喫緊なのかってこと。軽視してるわけじゃ勿論ないけども」

壬生墨佳 :「素人目にはこっちのほうが優先して手を付けた方がいいように見える。そこのところは?」

冷泉命 :「……うん、まあ無関係とはいえないんだ。これが」

冷泉命 :「まずは本題と行こう」

冷泉命 :「君に、前線に出てもらいたい」

冷泉命 :「今やっている仕事は別の者に引き継いでもらう事になるかな」

壬生墨佳 :「……前線?」

壬生墨佳 :「いや、内容によっては、ウチから出すこともあるだろうし」

壬生墨佳 :「前線である程度保つ情報要員ならまあ、適任でないとまでは言わないけど……」

壬生墨佳 :「なにか調査するべき事項が、前線にある?」

冷泉命 :「そうだね、君に調べてもらいたいもの―――ううん、見てもらいたいものが前線にある、と言えばいいかな」

壬生墨佳 :「……」訝しげに見る。見てもらいたいとは、また。

冷泉命 :「……ヴァルハラにロキ、巨人と来たものだ、やれやれ」

冷泉命 :色々と考えこむように天井を少し見て

冷泉命 :「で、これから事件の核となる相手と接触したメンバーと、一緒に行動をしてもらいたいって事なのね」

冷泉命 :「流石にあの子を前に引っ張り出す訳にもいかないし……」

壬生墨佳 :「角笛もてヒミンビョルグにか。また御大層なことになりそうだ」

壬生墨佳 :「……ああ」

壬生墨佳 :「僕が行くとも」

冷泉命 :「……よろしい」

冷泉命 :「……今から起こる戦いは、キミにしか出来ないことがある」

壬生墨佳 :「情報支部員の私見じゃそういう仕事はないに越したことはないんだけどね」

壬生墨佳 :「まあ、でも、そうであるものを忌避する理由じゃない」

冷泉命 :「そりゃそうね。私もあまり前線はタイプじゃないし」

壬生墨佳 :「おや。共にお越しに?」

冷泉命 :「可能な限りの支援はしましょう。でも期待はしないように」

冷泉命 :「出来ることと言ったら誰かにアドバイスする事くらい、ね」

冷泉命 :「昔っからそれだけは得意なんですから」

壬生墨佳 :「出来ることじゃなくてやらなきゃいけないことを考えてたな……」

冷泉命 :少し自慢げに胸を張る

壬生墨佳 :「旅路が安全であるようエスコートしますよ、プロフェッサー」

壬生墨佳 :「戦闘はからきしだけど、それなら幾ばくか自信はある。ご助言にも期待しますとも」

冷泉命 :「ありがとう……それに君の万能性は話に聞いているよ」

冷泉命 :「故に、見えるものも多いはずだ」

壬生墨佳 :「罹るほどには見えるんで」皮肉げに笑う。

壬生墨佳 :彼女がかつて罹った”イーター”こそが、そういう性質のオーヴァードにのみ感染するものだった。

冷泉命 :「……あとは、うん。一ついいかな」

壬生墨佳 :「なんでしょう」

冷泉命 :「君は、その万能性を捨ててでも誰かを護れるとしたら……」

冷泉命 :「差し出せるかい?自分の力を」

壬生墨佳 :「勿論」

壬生墨佳 :「別に、これが消えようとも壬生墨佳は壬生墨佳だ」

壬生墨佳 :「多分、そう思えるし、そう言われる」

冷泉命 :「……立派ね。それでこそ任せる価値がある」

冷泉命 :「あぁ……似てるわ、どことなく」少し何かを思い出す様に呟いて、そうして

冷泉命 :「では……"ゲダニア"。改めて君に前線での作戦行動を命じます」

壬生墨佳 :「“ゲダニア”コピー。これより帯同しますとも」

冷泉命 :「取り急いでは別室。共にするメンバーを揃えています」

壬生墨佳 :「了解。腕っぷしが立つと嬉しいな」

冷泉命 :「誰も彼も一級品だ、それは間違いない」

壬生墨佳 :「言うね?まあ、二級品以下とはなかなか言わないか」

冷泉命 :「名前くらいは知ってる人もいるんじゃないかな、この街に住んでればね」

冷泉命 :「……では、行こうか。向こうを待たせる訳には行かない」

壬生墨佳 :「ああ。末席に身を連ねさせてもらうよ……おっと」

壬生墨佳 :スマートフォンを開いて、軽くメッセージを送る。「うん」

壬生墨佳 :「大丈夫。行きましょう」

冷泉命 :「オーケー。善は急げ……と。すまない、先に出てくれないかな」

壬生墨佳 :「ふむ?構わないけど……」

冷泉命 :「直ぐ追いつくから」

冷泉命 :通信端末を取り出し、トントンと指で叩く

冷泉命 :「ちょっとね」

壬生墨佳 :「ええ。ごゆるりと」



冷泉命 :応接室、一人

冷泉命 :「……多分、アレを使う事になると思う。君の睨んだとおりね」

冷泉命 :「きっと、大丈夫。彼女の決意は間違いなく本物だから」

冷泉命 :視線を落とした先には、二本の注射器

冷泉命 :「それじゃ……もう聞こえない君。また」

冷泉命 :そう言って、最初から電源の入っていない端末をポケットに戻した



GM :シーンカット、ロイスのみ可能です

壬生墨佳 :-同行者/冷泉命/庇護:○/不信感/ロイス

壬生墨佳 :これで!



【ミドルフェイズ1 風の冬】

GM :全員登場、ミドル以降は登場ダイスを任意で1d3+3に変更可能です

黒瀬直 :1d3+3 (1D3+3) > 3[3]+3 > 6

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 37 → 43

黒瀬直 :たすかり

士騎朝輝 :44+1d3+3 (44+1D3+3) > 44+1[1]+3 > 48

イーゴリ・ヴァシーリエフ :42+1d3+3 (42+1D3+3) > 42+2[2]+3 > 47

壬生墨佳 :40+1d3+3 (40+1D3+3) > 40+2[2]+3 > 45

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 44 → 48

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 40 → 45

イーゴリ・ヴァシーリエフ :47:侵蝕率

イーゴリ・ヴァシーリエフ :間違い!直打ちしときましたんで大丈夫です!

GM :押忍!



冷泉命 :「ここだ―――と言っても、建物には君の方が詳しかったかな」

GM :会議室前、暖かい空気と冷えた空気が交じり合うような感覚を覚える中

冷泉命 :「どうぞ、メンバーとの初顔合わせだ」ドアを開き、中へと壬生を誘う

壬生墨佳 :「どうも、ようこそご歴々――」部屋の中を見渡す。

士騎朝輝 :肩に村雨丸を寝かせて壁に寄りかかっている。視線を入ってきた壬生さんに向けて。

士騎朝輝 :「よぉ。お嬢さんで最後みたいだぜ。自己紹介と写真いいか?」

壬生墨佳 :「……いやいやいや」

壬生墨佳 :「“ホワイトミュート”じゃん!?」

士騎朝輝 :「UGNのピンチに颯爽と現れて事件を解決していく。なんて噂のなぁ」極めて友好的に口角を上げる。

士騎朝輝 :「あんまり言われたく名前だけどな。あぁ、そっちの名前は?」

黒瀬直 :長いソファの中央、背筋を伸ばして来訪者を見つめる。

黒瀬直 :「寒い中ご苦労様。役者が揃ったといったところかな?」両脇には見知らぬ少女たちを座らせている。

フギン・ムニン :「これも、たべていい?」「こら!少しは慎みなさいフギン!」

黒瀬直 :「好きにしなさい」自分の分のお茶請けを譲る。

壬生墨佳 :「“ゲダニア”……いや待ってね、待って」

壬生墨佳 :「“デモン・ストレイト”だよね???」

壬生墨佳 :「何?」

黒瀬直 :「そうだが」

黒瀬直 :「何とは?」

壬生墨佳 :「あっすみません……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :会議室、他のメンバーと近すぎず遠すぎず、一つの長椅子に腰かけて待つ。視線は向けないが……入室者の訪れは『わかっている』。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :口の端だけを上げて、軽い笑み。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……初めまして。でいいかな。チルドレンと聞いていたが、君が最後のメンバーか」

壬生墨佳 :「えーとあなたは……?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ、すまない。こちらしがない自由業さ。イーゴリ・ヴァシーリエフ。UGNにはよくしてもらっている。お得意さまというやつでね」

壬生墨佳 :「……」

壬生墨佳 :「“アトラジェーニエ”かよ!」

黒瀬直 :「ふふ……私はともかく、確かに錚々たるメンバーではあるか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「護衛から調査、雑用何でも任されてる。今回も……まあ、そうだな。ヘルプ……違うな、私も一応当事者だ」

黒瀬直 :「第3の懐刀、第11の精鋭、そして市長殺しの一人。頼もしいと言う他ないな」

士騎朝輝 :「いいよなぁ。自由業。自由って言葉は俺が一番遵守したいものでもある」

壬生墨佳 :「何!?何しようとしてるの!?」

士騎朝輝 :「差し当たって、俺とお喋りしてくれると有難いね」

士騎朝輝 :「どうも先に入ってきた人間達は無口でなぁ。喋りたくてうずうずしてたんだ」

冷泉命 :「いやはや、私目線でもすごい顔ぶれね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「事情を鑑みて、チームに編入……お。知ってるのか」ちょっと驚いた。

士騎朝輝 :「有名人みたいだな、あんたら」薄く笑う。「それは、心強いって事だよなぁ村雨丸」

壬生墨佳 :「いやそりゃ東欧の元要警戒オーヴァード……」

壬生墨佳 :「……そりゃ一級扱いするだろうけど……けどさあ!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「はは、仕事はよく受けておくものだ。こんなお嬢さんにまで覚えられているとは。なら細かい自己紹介は要らないな、よろしく頼むよ」

壬生墨佳 :「よろしくお願いします……僕ここに入れられるの?」

冷泉命 :「私は冷泉 命。アールラボの出でゲダニアの付き添いの研究者、という事で」

冷泉命 :「そうね、頑張っていきましょう」ぐっとガッツポーズして

壬生墨佳 :「わあポジティブ……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「らしいぜ>有名人 君もな、お噂はかねがね。さっきまではあまり返答が芳しくなくてすまない」また少し笑って。

士騎朝輝 :「いや、やっぱ、いいか?」軽く手を上げる。

壬生墨佳 :「何……なんですか」

黒瀬直 :「どうぞ、だんまりに付き合ってくれた君」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「少々人見知りでね。よろしく頼むよ。ホワイトミュート。そして……」黒瀬さんを見。

士騎朝輝 :「自己紹介はキチンとやろうぜ。趣味とか本名とか……は、ともかく。得手と不得手と今回の事件で知ってることくらいはな」

士騎朝輝 :「俺はそっちのゲダニア程事情通って訳じゃない。是非知っておきたいね」

壬生墨佳 :「……まあそうだな。すり合わせといこう」

壬生墨佳 :(こいつら連携大丈夫なのか……?)

冷泉命 :「オーケー、じゃあ先ずは……言い出しっぺの君からお願いしていい?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そちらの……いや、すまない。自己紹介だな。改めて、はっきり名乗るよ。順番通りな。貴女についても、そこで聞く」

黒瀬直 :「うむ。初めが肝心だな」

士騎朝輝 :「OK。じゃあ俺から。《ホワイトミュート》士騎朝輝。コードネームは別に気に入ってないんで、士騎か朝輝で良い」

士騎朝輝 :「これは相棒の村雨丸。邪妖滅殺の遺産だな。俺は遺産使いでジャーム殺しって訳だ。シンドロームは黒犬とサラマンダー」

士騎朝輝 :肩に寝かせた村雨丸でポンポンと肩を叩き。

壬生墨佳 :「これ改めて言う必要あったか……」小声で独り言つ。

壬生墨佳 :「既知だろ……」

士騎朝輝 :「今回は敵の黒幕ロキに引っかかって、冷気垂れ流してる状態だ。フォローよろしく」

士騎朝輝 :「ほら、既知じゃない情報出てきただろ?」

壬生墨佳 :「あっさっきからめちゃくちゃ寒いのそのせいなの!?」

フギン・ムニン :その名前を聞いて、びくっと身体を震わせる

士騎朝輝 :「そういうことだな。これでも《快適室温》使ってるんだけどな」

壬生墨佳 :「てか……」双子をちらりと見る。

壬生墨佳 :(誰……?)

黒瀬直 :「災難だな。それでも余裕を見せる様は見事」震える二人を両手で抱きしめる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そうだったのか……」ホワイトミュートの名と有名筋な情報程度は知っていたが……冷気までそのせいだとは……!!

士騎朝輝 :「趣味は映画を見ることと」スマフォを取り出し皆を収める「旅の思い出を写真に写す事」

士騎朝輝 :「それくらいか?何か苦情があれば第三支部迄どうぞ。後で怒られておくよ」

フギン・ムニン :「わ……」「わ……」

黒瀬直 :「形を残されるのは嫌いではない。私に関しては好きにしてくれ」

壬生墨佳 :「いや防諜……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、確かに……そちらから寒くなってるような……気はしてたんだが……」直接聞くのも何となく憚られていた……!

冷泉命 :「ふむ……ふむ。冷気垂れ流しとは言うけど、自分の能力で上からだいぶ抑え込んでいるようね」

士騎朝輝 :「夏だったら重宝されてたかもなぁ、これ」

壬生墨佳 :「隠匿の必要性がなきゃあだけどな」

冷泉命 :「普通ならそれ、一面銀世界だわ」

壬生墨佳 :「暴走したらそんな出力になるの……?」

士騎朝輝 :「もともと暴走型だからなぁ。まあ、そうだな」

士騎朝輝 :「沈黙の白。ってそういう事だろ。名づけはそっちなんだ」

士騎朝輝 :「まあ、俺の事は良いさ。次、誰か行けよ」

黒瀬直 :「自らに手綱を掛けることに慣れているからこその幸い、というわけか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「恐ろしい(まじな)いというべきかな。だが何、そういうものかと慣れてしまえばこれはこれで、だ。悪くない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ん。この程度に抑えてくれていることに、むしろ感謝、だな」

黒瀬直 :「私は少し話が長くなりそうでな。先に頼めるか?」両脇の少女を示して。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「かしこまった。では次は私だな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「《アトラジェーニエ》イーゴリ・ヴァシーリエフ。この街に居を構えて様々な要件を解決する自営業をやらせてもらっている」

壬生墨佳 :「いや自営業っていうか……」

壬生墨佳 :「傭兵では……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ははは、それは否定できないが」軽く笑う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「でもこれでも、それだけじゃない平和な仕事の方が本業のつもりなんだぜ。不動産とか、依頼人の希望での専門業者斡旋とか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「品薄のゲーム機や本の調達なんてのもやっている。もしご希望があればご贔屓に。相談に乗らせてもらうよ」

壬生墨佳 :「えっそんなのもやってるの……?」

壬生墨佳 :「“アトラジェーニエ”が……?」

士騎朝輝 :「手広いね。今回はどっちの用事で出てきたんだ?」

士騎朝輝 :「俺としては転売屋の壊滅って話なら、1400円で力を貸しても良いんだよなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「勿論。……むしろな、私はそっちの仕事で食っていきたいんだ。UGNは物騒な案件ばかり回すがな、穏やかな業務で悠々自適と行きたいのさ」

黒瀬直 :「あまり自分を安く扱うものではないと思うがね、士騎くん」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「で、今回の件だが」

士騎朝輝 :「何、映画が一本見れる位が何をやるのにも丁度良い」転売屋に関しては、上司がその手の輩を目の敵にしてるのさ。と肩を竦め。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……さっきも言ったように、私も当事者だ。なので今回は私から、UGNに売り込んだ」

壬生墨佳 :「……当事者?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「奴らは私の……私のここ(自分の頭を指し)に眠る遺産に用がある」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……嘘か真か、この星を更地にした後に何とかしてほしいんだとさ。困るよな。なので、お互いニーズが合致するUGNに声をかけに来たってわけさ」

壬生墨佳 :「やろうと思えばできるって線でいいわけかな」

壬生墨佳 :「その……“緑化”だっけかは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ああ。できる」静かに。

士騎朝輝 :「星を更地になぁ。なんでまた、そういう極端な事しようとするのか。そこらへんは聞いたのか?」

冷泉命 :「……それはそれで興味深いわ、事件が終わったら私も色々と調べたいくらい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「時間をかければ確実に、私の頭をお釈迦にすればスピードもまあ……早められるだろうな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だから、来た。私の頭の方もはまあともかく……更地はやめてほしいわけだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「人間は増え過ぎたし、滅ぶべき時に滅ばなかったから、とは聞いたね。つまり『そういう手合い』さ。あまり珍しくはない」>極端な

壬生墨佳 :「春には出るからなその手の……」

士騎朝輝 :「はは。人間からすれば余計なお世話って話だよなぁ」

黒瀬直 :「FHの主流とは異なる主義者の類か。力があるだけに迷惑だな」

壬生墨佳 :「まあとにかく、助力してもらえるならこっちとしては助かる」

壬生墨佳 :「コト構えたくないしな、君らみたいなのと、極力」

士騎朝輝 :「君ら?俺も入ってるっぽい言い方だよなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「滅び去るのは転売屋だけにしてほしいよな>さっきの話を受けて なので、今回は互いに協力、と行こう。色々なくなるのは私もイヤ、ということで」

冷泉命 :「うん、私は戦ったら間違いなく手も足も出ない」

士騎朝輝 :「更地になったんじゃ不動産事業も出来たもんじゃないしな。俺もそんな世界通りすがり甲斐がない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ははは、私は善良な自営業者だぜ。税金だって納めてるんだ。あまりに悪質な支払いトラブルでもない限り、UGNに牙は剥かないさ」

壬生墨佳 :「能力は?明かせる範囲でいい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……取りあえず。私の前歴もご存知なチルドレンのお嬢さんなら知っているとは思うが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ぐっ。握った手を開く。パッと現れるのは折り畳みナイフ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :もう一度握る。ひらく。握る。ひらく。

黒瀬直 :「ふむ、器用なものだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :サイに縄標、メリケンサック。真っ黒な武器が開くたびに現れる。

士騎朝輝 :「錬成術師ね。星宮と同じか。それか手品師か」

士騎朝輝 :「いやいやバロールで亜空間から得物を取り出してるのかもなぁ」

士騎朝輝 :「結局、どれが正解だ?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「こういう武器が出せる。あと『耳』が利いてね。周囲のことなら細かく聞き分けられるし、ハッキリとわかる。これで情報も集めてるんだ」

壬生墨佳 :「成程。目の代わりってわけだ」

黒瀬直 :両の目を閉じていてもなお言うというのは、強い自負があるのだろう。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……フフッ。“何でもできる”。色々造れる、と言っておくよ。後はメシの種なんで伏せさせてくれ。いずれ話すかもしれないけれど、ね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :>どれが正解

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……こんなものかな。改めて、よろしく」

士騎朝輝 :「よろしくな。このミッション中にあんたの能力当ててみるかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :少し唇の端を上げ。よろしくなのアイコンタクト!>士騎くん

壬生墨佳 :「ああ、よろしく頼む……そちらが込み入っているなら、僕が?」黒瀬さんへ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「色々上手く使ってくれ。特別に指示があるなら、聞くのでな。では…………」黒瀬さんを見る。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :振って大丈夫かな?とでも言うように。

黒瀬直 :「お任せしよう。トリも慣れているしね」任されがち。

壬生墨佳 :「じゃあ拝命いたしましょうか。この支部のチルドレン、“ゲダニア”」

壬生墨佳 :「壬生墨佳。まあ、御存知の通りここは情報畑でね」

壬生墨佳 :「専門はそっちだ。君らの得意なことが不得意で、そうでもない寄りなところが概ね得意」

壬生墨佳 :「荒事は任せる。それ以外はまあなんとかしよう」

士騎朝輝 :「料理と掃除はダメって事になるんだよなぁ、それ」などと冗談のように笑い。

士騎朝輝 :「いや、ともかく。防御任せても良い感じか?俺にその機能はないんだけどな」

壬生墨佳 :「いや普通にできるが……ええと。ああ」

壬生墨佳 :「そっちに出力絞ればまあなんとか。それなりに融通がきく能力だとは思う」

壬生墨佳 :指をスナップする。ヤニの塊が染み出して、それが琥珀の小さな塊になる。

壬生墨佳 :それをテーブルの上に転がした。パチパチと小さく電気を立てている。

黒瀬直 :「繊細なレネゲイドコントロール、魅せ方にも秀でているね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……脂、いやヤニだな。それに琥珀か。珍しい力だ」

士騎朝輝 :「綺麗なもんだし器用なもんだ。今の動作だけでも相当な要素が入ってる」

黒瀬直 :「私たちの見識も同時に図っているらしい。流石の11支部といったところか」

冷泉命 :「彼女は所謂秘密兵器ね、期待しておいて」

壬生墨佳 :「てか秘密兵器も聞かされてないんだけど……何させられるか」

士騎朝輝 :「情報畑で防御も任せられる。って話ならミッションの心臓部だな、あんた」

壬生墨佳 :「とにかく。オーダーは前線で見極めろとのことだ。もう一度言っておくが」

士騎朝輝 :「精々過労死しないように気をつけて欲しいね。チルドレンなんてのは働き者ばっかだからなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「了解した。こちらのバックアップと、また更に課された役割があるということか。戦闘にやや不安があるなら、彼女を守ることも我々の仕事ということか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「責任重大だな」

壬生墨佳 :「攻撃は君たちに全部頼るからな。過労死させたくなかったらそこで仕事作らせないでほしい」

黒瀬直 :「君が入室早々目を見張っただけの事はしてみせないとね」

壬生墨佳 :「もういいでしょそこは!?」

士騎朝輝 :「ま、そうだな。こっちが精々頑張るって話だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「任された。業務パートナーにはデキる所を見せて、次の仕事にも繋げないとな」

士騎朝輝 :「過労死回避の休暇をプレゼントできる程度には張り切るか、男どもは」

壬生墨佳 :「じゃあ最後、お任せしても?」

黒瀬直 :「うむ、いいかげんバトンを受け取るとしよう」

壬生墨佳 :「指揮もお願いすることになりますから。このメンバーなら」

黒瀬直 :「役職持ちだからね、そこは任せてくれ」

黒瀬直 :「N市第12支部の副支部長を任されている黒瀬直という。コードは"貫く邪眼"」

黒瀬直 :「多少悪名高いらしく、元FHの子に時々怯えられて堪えるのだが……」

黒瀬直 :「うむ、そう有名なわけでもないらしい」士騎くんやイーゴリくんを見て少し嬉しそうに。

士騎朝輝 :「ナオね。良い名前じゃないか。その名前だけで力を貸しても良いくらいには」

壬生墨佳 :「知ってるかと怯えられないかは別でしょ……」

黒瀬直 :「私のような武骨者と被ってしまって少し申し訳ないな」

冷泉命 :「まぁ、高名だからね。昔からやってる家系ってのは特に」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、知ってはいるよ。12支部の鬼札の一人、”デモン・ストレイト”クロセ・ナオ」若干、こめかみに汗。

黒瀬直 :「知っている上でなら逞しい者ということで、味方としては心強いことだ」

士騎朝輝 :「鼻で笑うなよ。村雨丸。まぁ、俺はあんたの逸話は伝聞程度なんでコメント控えていたが、弓を手放したとかなんとか」

士騎朝輝 :「それで大騒ぎはされたみたいだよなぁ」

黒瀬直 :「うむ。最近遺産を手放してしまった」

黒瀬直 :「なので経験が数少ない取り柄といったところだな、ここの出身で一応21年ほどエージェントをやっている」

冷泉命 :「……手放したの?!」

壬生墨佳 :「しれっと言うことではないんだけど……」

黒瀬直 :「譲ったぞ」しれっと

壬生墨佳 :「本来遺産と継承者は不可分なはずで相当なイレギュラーを……まあいいやもう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「昔の私だったらもっと気圧されていたかもしれないが……今は善良ないち市民だからな。そういう意味で、恐れる相手ではないということさ」

士騎朝輝 :「正当な後継者が出来たってなら、縁切りの最後のチャンスだしなぁ」

士騎朝輝 :「良く後継者を見つけられたもんだ」

黒瀬直 :「一度顔を合わせた時はよく懐いてくれた。私の想いを汲んでくれたのだろう」

黒瀬直 :「ヴァシーリエフくんはぜひその調子で仲良くしてくれると嬉しいね、恩義もある身だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「喧嘩する相手ではない、むしろ生活を守ってくれるヒト、ということだな」少し笑って。>怯えない理由

士騎朝輝 :「ああ。で、込み入った事情と、そちらのお嬢さんたちの事を聞いても良いか?」

壬生墨佳 :「うちでは相当のベテランだから。彼女の指揮でやってもらおうと思う」

壬生墨佳 :「そこに異存は?」

壬生墨佳 :「まあ、あったとしてもこれ以上はそう出せないが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ああ」頷く。12支部とは、そういう縁がないではない>恩義

士騎朝輝 :「束縛されるのは好きじゃあない自由にやる。と言いたいところだけどなぁ、その名前に免じて言う事を聞こう」

士騎朝輝 :薄く笑って頷く。

士騎朝輝 :「それに、ほら、もとより、オーヴァードは助け合いだしな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(「しかし遺産をな、手放したとは。風に聞いたあの話は本当だったのだな……」)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ないよ。無論。どんどん聞こうじゃないか」>異存

黒瀬直 :「この身に似合わぬ愛らしい響きと常々思っていたが、得することもあるものだ」

壬生墨佳 :「協力的で助かる。いや本当に……」

壬生墨佳 :「だいたいこの手の連中って全然協力的じゃなくって!」

壬生墨佳 :「本当に助かる。ぜひそのまま居てくれ。ください」

黒瀬直 :「私はともかく壬生くんが苦労してしまうからな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……大変なんだなゲダニア。君も……」

黒瀬直 :「それでは、私の事情とこの子たちのことを話そうかな」

フギン・ムニン :「ん、フギン」「ムニンですわ」

黒瀬直 :「この戦線に立つエージェントが私である理由」

黒瀬直 :「彼女らによれば、私がオーディンらしい」

壬生墨佳 :「?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「オーディン」

壬生墨佳 :「フギンとムニンが仕える相手と見做したってニュアンス……?」

士騎朝輝 :「フギンとムニン。その名前、昔の同僚を思い出すな。オーディンの使い鴉だよなぁ」

フギン・ムニン :「前オーディン様からの」「ご指名ですわ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「襲名制なのか、オーディンとは……」

黒瀬直 :「まあ一族代々右目を隠してはいるが」

士騎朝輝 :「眼帯ってだけだと思うが、オーディンは女性だったなんてのは、ソシャゲか何かだ。黒瀬はそもそも日本人だろ?」

黒瀬直 :「私の父祖と北欧に関係はなかったと思うのだがね」

壬生墨佳 :「いや前オーディンってなに」

フギン・ムニン :「ううん、ちょっとだけ混ざってる」「隔世遺伝です!」

黒瀬直 :「そうだったのか。なるほど」

黒瀬直 :納得の姿勢。

士騎朝輝 :「遠い子孫。みたいなニュアンスか?」

壬生墨佳 :「いやそもそもそれその……」

壬生墨佳 :「オーディンが完全に実在してる前提にしてないか」

壬生墨佳 :「そういうコードのオーヴァードの話?」

黒瀬直 :「とりあえず霜の巨人とは対敵したぞ、ついさっき」

士騎朝輝 :「神霊RBかもしれないぜ。ミブミブ」

黒瀬直 :「この子らを襲っているから倒したのだが、誰でもやりあえる手合いではないらしい」

壬生墨佳 :「何その呼び方……」

フギン・ムニン :「オーディンは」「現代で最もユミルの血が濃い者に与えられる"コード"です」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ほほう」

士騎朝輝 :「なんとなく。まぁ、響きだな。嫌なら当然やめる」

黒瀬直 :「黒瀬の家に伝わる遺産は血潮ではなかったのだが……」

士騎朝輝 :「まあ、けどなぁ。そうか。黒瀬がオーディンであるという前提を受け入れないと話が進まない」

壬生墨佳 :「別にいいけどさあ……ユミルってあれか。北欧神話の原初の巨人」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「本物の『神様』なRBとしてオーディンがいるか、単にコードネームとしてのオーディンか……その折衷案のような実態だったな、『オーディン』」

フギン・ムニン :「あ、言い遅れた」「……ええ、私たちは"ヴァルハラ"セルのチルドレン」

フギン・ムニン :「ダブルクロス"裏切者"として」「今回の一件の解決を願いに来ました」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「裏切者……」

フギン・ムニン :「……ロキ」「あれは……止めないとまずい"敵"です」

冷泉命 :「…………」双子をゆっくりと見つめて再び黒瀬へと向き直る

黒瀬直 :「という筋で、私がセルの主の名を冠することになったわけだな」

黒瀬直 :「最近ようやく平和になってきたというに、厄介な話だ」

士騎朝輝 :「春先だからかもなぁ」

壬生墨佳 :「新たな出会いの季節って?もう少し喜ばしい出会いがいいが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「新生活に、FHのセルリーダーになりましたというのも急すぎる話だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だが……」

冷泉命 :「オーディン、ねぇ……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なるほどな。この話は、君たちのセルの内輪揉めの結果でもあるというわけか」

士騎朝輝 :「それで俺はとばっちりって訳だ。厄落とししといた方が良いな本格的に」

フギン・ムニン :「うん」「ですわ、ご迷惑をおかけします」

黒瀬直 :「北欧神話には夏と冬しかないんだがなあ」

壬生墨佳 :「まあともかく、手がかりがあるのは喜ばしい極みだと思うぜ」

冷泉命 :「……兎角、だ」

壬生墨佳 :「ただ倒すしかできない、じゃあ僕の仕事はなくなるんで」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼……そう、私の前に現れた者は『ヴァーリ』といったが、彼の話では遅かれ早かれ動いてたとは思うが、傍迷惑な話だ」

冷泉命 :「ある程度情報を纏める必要はある、今までの情報で新たなものが引っかかるかもしれない」

士騎朝輝 :「よろしく頼むぜ、情報担当。上手く聞き出してやってくれ。おやつ代くらいなら出してもいい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まあ、その通り。大丈夫だ。やることは一緒だからな」>ご迷惑をおかけします・喜ばしい極み

壬生墨佳 :「情報担当と聴取担当はイコールじゃないんだけど……ま、やるだけのことはやっていこう」

壬生墨佳 :「じゃあ、そうだな……」

壬生墨佳 :「号令を。お願いできますか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「端からやっつけていってしまおう。方針が決まってるとなればやり易い」

黒瀬直 :「うん、段取りを組んでくれてありがとう」頷き、立ち上がって全員を視界に収め。

黒瀬直 :「敵はヴァルハラセル、二人の前に現れた"ロキ"に"ヴァーリ"」

黒瀬直 :「対処すべきは彼らが引き起こしているだろうオーヴァード同士の闘争と、大いなる冬……そして仄めかされた世界の破滅」

黒瀬直 :「なに、この街を生きてきた君たちならば初めての事でもなかろう」

黒瀬直 :「今回も皆で世界を守るとしよう。諸君の働きに期待している」



GM :シーンカット、ロイスと購入が可能です

士騎朝輝 :PC間ロイスはpc3イーゴリ君 親近感○/隔意で取りましょう。 自由業というあたりが。

壬生墨佳 :同僚・取得しておこう

士騎朝輝 :購入は手配師使ってアームドスーツ

士騎朝輝 :4dx+6 (4DX10+6) > 10[3,7,9,10]+8[8]+6 > 24

黒瀬直 :仲間:壬生墨佳/P期待〇:N距離 これで取得

黒瀬直 :回すじゃん

士騎朝輝 :買えたのでウェポンケースに。

GM :たかい

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ロイス!これもう今の段階で全員にとっていいくらいには話した気もするけれど、一人ずつにしよう~

壬生墨佳 :-部隊長/黒瀬直/信頼:○/隔意/ロイス

壬生墨佳 :メイド服狙おうかな。

壬生墨佳 :2dx+4>=20 (2DX10+4>=20) > 3[3,3]+4 > 7 > 失敗

壬生墨佳 :全然ダメだ 終わりです

イーゴリ・ヴァシーリエフ :最初はPC1の黒瀬さんから、士騎くんとミブミブにはさらに掘り下げの機会があるかもしれぬし……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :現場上司 黒瀬直 〇信頼/畏怖 で

黒瀬直 :エヴリシングレディでAI補助スーツ取得、マイナーで使用。《砂の加護》使ってフルオートショットガンを狙います。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :買い物は割とできる方なので、じゃあメイド服狙ってみるか、壬生さん用に

黒瀬直 :11dx+4>=20 (11DX10+4>=20) > 7[1,3,3,3,3,4,6,6,6,7,7]+4 > 11 > 失敗

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 43 → 46

黒瀬直 :失敗して以上

イーゴリ・ヴァシーリエフ :じゃあメイド服で。目標20なので手配師も!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :13dx+1>=20 (13DX10+1>=20) > 10[2,3,3,4,5,5,6,6,7,8,8,8,10]+1[1]+1 > 12 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ダメ!1て、お前1て!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ここから調達点は……難しい……!ゴメン、ダメでした。以上で!



【ミドルフェイズ2 ヴァルハラ】

GM :登場侵蝕をお願いします

黒瀬直 :1d3+3 (1D3+3) > 2[2]+3 > 5

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 46 → 51

士騎朝輝 :48+1d3+3 (48+1D3+3) > 48+1[1]+3 > 52

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 48 → 52

壬生墨佳 :45+1d3+3 (45+1D3+3) > 45+3[3]+3 > 51

イーゴリ・ヴァシーリエフ ::侵蝕率+1d3+3

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 45 → 51

イーゴリ・ヴァシーリエフ :また違ったぜ!もう一回!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :47+1d3+3 (47+1D3+3) > 47+3[3]+3 > 53

イーゴリ・ヴァシーリエフ :お待たせしました、これで!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 47 → 53



GM :まずN市の現状について、判定無しで情報が出ます

N市の現状
春先にも関わらず雪の降りしきる都市
街の端は猛吹雪に覆われており、UGN部隊による市外への脱出が試みられたものの
しばらく進んだ先で元居た場所に戻っていた、との報告が見られる
外部との連絡は途絶えており、現状解決の目途は立っていない

内部では錯乱したオーヴァード同士の殺し合い。更に巨大な影を見た、などの報告が上がっており
何らかの都市級ジャームによるエフェクトなどの影響を疑っており、現在調査中

黒瀬直 :閉じ込められてる!

壬生墨佳 :ヤバいぜ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :出られない……

士騎朝輝 :ははぁ。兵糧攻めされたら終わりだぜ

GM :まずは

ヴァルハラセル UGN・FH/07

GM :こちらを成功することで、幾つかの情報項目が増えます

黒瀬直 :序の口って感じの難易度

士騎朝輝 :じゃあ一番に抜きましょう。社会性が低いので。

黒瀬直 :がんばれ~

士騎朝輝 :コネ:要人を使って情報FH

士騎朝輝 :4dx+2 (4DX10+2) > 3[1,2,2,3]+2 > 5

イーゴリ・ヴァシーリエフ :さすがだぜ、一番槍……

士騎朝輝 :財産2使うよ。

壬生墨佳 :いや

壬生墨佳 :バディムーブしましょう。

士騎朝輝 :頼れる!

士騎朝輝 :クソ出目厄払いも出来て最高だね。

GM :成功、では情報が得られます

ヴァルハラセル 8
"ユミルの血"を持つオーヴァードの集団
セルの目的は新世界秩序の創造。
最終的にはFH全体からの思惑からも外れ、意図的に終末現象を起こす事……
所謂人類、環境のリセットを行うつもりだった
先日UGN欧州支部と大規模な戦闘を繰り広げ、結果壊滅状態に陥った
"霜の巨人"と呼ばれる巨大なオーヴァードを多数使役しており
頭部、心臓部を貫いてもリザレクトすら発生せず戦闘を続行していた、との報告が上がっている

GM :続いて

セル幹部 UGN・FH/8
ユミルの血 UGN・FH/6
士騎朝輝の状況 UGN・FH・知識【レネゲイド】/7

黒瀬直 :自分の事わかれない人がいる……

壬生墨佳 :知識:士騎朝輝があればよかったのにね

士騎朝輝 :自分自身の事なんか、自分が一番わからないもの

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ミステリアス……

黒瀬直 :みんなどれでもいけそうな感じあるね

GM :現状はこの3つ!

壬生墨佳 :UGN5あるし高いのいきますよ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、そうか壬生さんは固定値が高かった!

黒瀬直 :自分のこと?だしユミルの血行こうかな

イーゴリ・ヴァシーリエフ :じゃあワタクシめが二番目に難しい士騎朝輝の状況を……

黒瀬直 :エヴリシングレディで強化ビジネススーツを取得、装備

壬生墨佳 :ではセル幹部について、コネ:UGN幹部使って情報:UGNで判定。

壬生墨佳 :4dx+5>=8 (4DX10+5>=8) > 10[1,1,9,10]+7[7]+5 > 22 > 成功

黒瀬直 :これは精鋭

壬生墨佳 :情報支部にかかればこれくらいはね

黒瀬直 :コネ:UGN幹部を使用して【ユミルの血】情報:UGNで判定

イーゴリ・ヴァシーリエフ :士騎朝輝の状況について。UGNで判定します。ミーミルの覚書を発動!ダイス2個増えます。

黒瀬直 :巨人かな?

黒瀬直 :4dx+2+2>=6 (4DX10+4>=6) > 9[2,3,4,9]+4 > 13 > 成功

イーゴリ・ヴァシーリエフ :12dx+2>=7 (12DX10+2>=7) > 10[1,2,4,5,6,7,8,8,9,9,10,10]+8[3,8]+2 > 20 > 成功

GM :つよすぎるな……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :メイド服を狙った時にこの目が……出て欲しかった!成功!

GM :では一つずつ情報を出していきます

"オーディン" "ヴァルハラ"セル 元セルリーダー
エンジェルハイロゥ/モルフェウス
片目を賢者の石を使用した義眼に変えた妙齢の成人男性。
マスターエージェントクラスの実力、それに加え限定的だが未来視の力を持つ
其の力により戦局を有利に進めていた、が……
欧州UGNとの戦闘は、オーディンの自決によるヴァルハラセルの戦線崩壊により終結したとされている

黒瀬直 :死に方がばっちりオーディン

黒瀬直 :片目を賢者の石に……ウッ右目が……

ロキ ヴァルハラセル 現セルリーダー
ウロボロス/エンジェルハイロゥ/ハヌマーン
ヴァルハラセルではオーディンと並ぶ古株であり、霜の巨人の統括者
変身、変声、幻影能力など、他者を惑わす能力を多数所持しており
UGN内部に入り込むことで作戦の妨害を行っていた記録があり
彼の行動を見破るには高精度のレネゲイドコントロール、知覚能力や化けた特定人物に対する知識が必要
フギン・ムニン
キュマイラ/ソラリス
FHチルドレン
鴉のキュマイラ因子を持つ双子
常に"オーディン"と呼称されるオーヴァードの庇護下にあったとされており、直接戦闘能力は低い

オーディンからの言葉をセルメンバーに伝える、または各地の情報をオーディンへと伝える役目を持っており、彼女らにだけ伝えられた情報も多いため
彼女らと話をすることにより得られる情報も多いだろう
ユミルの血
北欧神話の世界の始祖、巨人ユミルから連なる血統……と言うのは少し語弊がある
伊邪那岐や伊邪那美。アダムとイヴ……北欧だけでなく各世界に始まりの神話があるように、
全人類に等しくあらゆるルーツが混ざり合っている……という理論の中の一つであり、特にレネゲイドと北欧神話の親和性が高い個体の事を指す。
"ヴァルハラ"セルはその中からメンバーを集め、幹部に据えていた
士騎朝輝の現状
体内に本人とは別種のレネゲイド反応……遺産によるものが見られる
現在取り出しは不可能と見られ、体内レネゲイドの暴走は遺産の二重契約による負荷によって引き起こされていると思われる

現状の効果/サラマンダーシンドロームのエフェクト1つのレベルを1上昇させ、そのエフェクトの侵蝕率、または基礎侵蝕率を1増加させる

GM :現状の情報は以上となります

士騎朝輝 :遺産効果で基礎侵蝕が+1されてしまいました。

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 52 → 53


GM :―――UGN支部、会議室

GM :"ヴァルハラ"セルの情報は先日の欧州UGNとの戦闘があったこともあり、外部との連絡網が遮断されている状況であってもある程度入手することが出来た

黒瀬直 :「"ヴァルハラ"セル、FHの主流から外れて独自路線で活動していたセルか」

黒瀬直 :「まあ、プランナーが倒れて以来、連中が一つの意志に基づいているイメージはないのだが」

士騎朝輝 :「いや、昔馴染みから暗号文形式で情報送られてきた時は面倒だと思ったがなぁ。ミブミブやるじゃないか」

壬生墨佳 :「別に僕その手ののプロじゃないんだけどな!」

壬生墨佳 :「できるが!」

黒瀬直 :「ではゼネラリストだな、11の若い子たちはみな優秀だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「さすがは諜報に長けた11支部というべきだな。あやかりたい」

士騎朝輝 :「口程の実力があるのは良い事だぜ。後でお兄さんが飴玉をやろう」

士騎朝輝 :手をひらひらと振る。パワポに投影した情報文に目を通し。

冷泉命 :「うん、まだ広くは回ってない情報よ。よくこれだけ早く調べられたわね」

壬生墨佳 :「これはこれでやりづらい……とにかくだ」

壬生墨佳 :「良くも悪くも、こいつらにはあとがないってことだろ」

壬生墨佳 :「これで最後になるだろうって、思ってもいるだろうし、実際そうだ」

壬生墨佳 :「死にものぐるいになる。面倒がなきゃいいけど……いや……」

壬生墨佳 :「面倒はもうか……」

黒瀬直 :「欧州支部に敗北をきたし壊滅状態……先代オーディンと言っていたものな」フギンとムニンの頭を撫でる。

士騎朝輝 :「そりゃあなぁ。新しい世界を作るために必要なのはラグナロクだしなぁ」

フギン・ムニン :「ん」「は、はい……」

黒瀬直 :「ロキが先導するというのもなんだ、実に縁起が悪い」

壬生墨佳 :「ヘルのナグルファルが先導よりは縁起がいいでしょ」

士騎朝輝 :「こいつらが動く時は何時だって後がないんだろうとは思うぜ。実に余裕がない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「既にこの状況がこちらとしても相当に危険だ。ここまでの規模を持つ大都市級のオーヴァード能力による広域封鎖。ヴァーリの言い草も考えれば……その計画はかなりの段階に進んでいると見るべきだろうな」

士騎朝輝 :「しかし、新世界秩序の創造とかよくやるよなぁ。ビジョンがまるで見えない、今の世の中そんなに捨てたもんじゃないと思うが」

壬生墨佳 :「ごく一般的な能力者特有の幼稚な全能感の延長かなんかだろ」

士騎朝輝 :「それで、現オーディンとしては、気になる事は?」

士騎朝輝 :爪切りで爪を切って、先を整えている。ナグルファルの言葉にあやかってみている訳だが。

フギン・ムニン :「オーヴァードがもっと大手を振れる社会にする」「……元は、その目的のはずでした」

黒瀬直 :「君たちが仕えたオーディンの目的は、そうだったのかな?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……思っていた以上にストレートな理念だったな。もっと悲観的に世界に絶望していたものかと考えていたが、多少はマシだ」

フギン・ムニン :「オーディンさまは、そう」「色んな目的の方が集まっていたのは確かですけれど……少なくとも」

黒瀬直 :「ロキにヴァーリはそうではなく、彼らのラグナロクは過ちだとして止めるために動いたわけか」

黒瀬直 :「私の名やオーディンへの親和性……?があることを事前に知っていたようだが、そのあたりはどういった経緯かな」

フギン・ムニン :「ユミルの血」「セルの立ち上げの際に、その能力を持つ人は粗方調べてありましたの」

冷泉命 :「さっき調べた項目に合ったアレね」

黒瀬直 :「ふむ………君たち二人がここに居る理由は会得がいった」

黒瀬直 :「ヴァーリの狙いはヴァシーリエフくんの持つ遺産」

黒瀬直 :「であれば次に改めるべきは、ロキが士騎くんに接触した理由だね」

黒瀬直 :「敵の狙いの根幹たるはそこだろう?」

壬生墨佳 :「そりゃ一足飛びならそうだけども」

壬生墨佳 :「個人的には手元の情報の検証をしたい」

士騎朝輝 :「ふっ、神様に好かれる性質なのかもなぁ。前のは悪い気分じゃなかったがね。今回のは好みじゃない」

士騎朝輝 :「手元の情報と言うと、残りは……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ヴァルハラセルの主立った人員に、ユミルの血について……か?」

壬生墨佳 :「違う」

壬生墨佳 :「今の情報までもまだ不十分だろ」

壬生墨佳 :「フギン、ムニン。君らは神話になぞらえればオーディンのメッセンジャーで、セルでの役割もそうだったんだろう?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そうだな。今回の計画の全容も、知っていればいるだけ教えてほしい所だが」

士騎朝輝 :「成程。ご立派、と言うか精査は情報支部としての当然の在り方だな。俺だったら、大体わかった。って言ってる所だ。なぁ村雨丸」

壬生墨佳 :「僕らに協力する理由も、その先オーディンの意志って思えばいいのか?」

壬生墨佳 :「調べはついてる。直接戦闘能力は低いんだろう、君らは」

壬生墨佳 :「ただ単独で……いや双子でか、大事を起こすとは思い難くてね」

フギン・ムニン :「うん」「オーディン様からの最後の頼み、でしたから」

フギン・ムニン :「……ロキのやろうとしてること、止めなきゃ」「世界規模の崩壊現象なんて、私たちの主は望んでいませんでした」

壬生墨佳 :「前オーディンはマスターエージェント紛いの力、未来を見通す賢者の石の眼を持ってたって聞いてる」資料を展開しながら続けて。

壬生墨佳 :「思惑通りに動かされたら、元ヴァルハラセルの望みの世界一直線です、じゃあ僕らは困るんでね」

冷泉命 :「終わってみれば全て掌の上でした、なんてことは許されないものね」

黒瀬直 :「こうして細やかに精査してくれるのは助かるな……うちはつい丸ごと呑み込もうとしてしまう」

士騎朝輝 :「未来視持ちの裏をかく行動をどっかでとっておかなくちゃな。頓智かペテンは得意か?ヴァシリーエフ」なんて声をかけてみる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「得意かどうかはわからないが、それらに合わせてまあまあ恩恵を狙いに行く動きには自信があるよ。あえて騙されるのも、時にはアリさ」少し笑って答えるですよ。

士騎朝輝 :「豪胆な事で実に結構だ。ま、見たであろうあちらさんに都合の良い未来を、1秒だけでも再現するだけでも良いんだろうがな、こういうの」冷ややかに言って肩を竦める。

フギン・ムニン :「未来視できるのはいつもじゃない」「時折垣間見える、程度のものでした」

壬生墨佳 :「……」分析情報の「未来視は限定的」とある一文を見る。

壬生墨佳 :(この辺は情報通りか……)机をトントンと叩いて。

士騎朝輝 :「しかしオーディンの名前を冠するヤツが自決ね。見立てか何かか?それの理由は知ってるか?お二人さん」

フギン・ムニン :「元から想定していたもの」「オーディン様がフェンリルに呑まれて死ぬ、事で計画は本来の道筋を辿る予定でしたわ」

黒瀬直 :「フェンリル……欧州UGNに居たか?」

黒瀬直 :「近頃この街に一人、英国の狼が来ていたが」

壬生墨佳 :「僕らの獣系最上級ジャームのジャーゴンじゃなくてか」

士騎朝輝 :「アレなぁ。FHの大手か戦闘セルなら飼っててもおかしくはないぜ」

壬生墨佳 :「ともかく計画どおりだってって言いたいんだろ。だったらなおさらだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「イエス。つまり……なんでもやって足元を掬ってやろうぜってことさ」>豪胆な なんだかちょっぴり楽しそう! 「しかしフェンリル……フェンリルね。予定ということは、そうはならなかったと」

フギン・ムニン :「それで合ってる」「ロキが管理していました。大型の獣系ジャームで間違いありません」

壬生墨佳 :「君らを純粋な降兵と扱うことは……えっちょっと待って」

壬生墨佳 :「それまだ健在だったり……?」

フギン・ムニン :「健在」「です」

壬生墨佳 :「バ……バカ野郎……」

黒瀬直 :「あれがか。厄介だよな」

壬生墨佳 :「本来呑気に厄介だよなのレベルじゃないが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……おいおい」こめかみに、ちょっと汗!

フギン・ムニン :「……食べられる前に、オーディンさま、最悪の未来を視た」「それを以って―――その前に、自決なさいました」

壬生墨佳 :「……ラグナロクの再演の見立てじゃマズいってことか」

士騎朝輝 :「今なら、なんとかやれない事もないが、2匹以上だとキツいよなぁ」

壬生墨佳 :「だからおかしいんだよ君らの感覚……」

壬生墨佳 :「一匹でもマジのマジでヤバいんだからな」

士騎朝輝 :「デュエルなら引き受ける。いや、これは……今、出力上がってるから言えることでな」

黒瀬直 :「世界を作り替えんと本気で望み、行動し、詰みの段階に至ってなお止める未来を見るとは不憫なものだ」

士騎朝輝 :「忌々しい事だけどなぁ。何かされたから対抗も出来るって話だ」

士騎朝輝 :わざとらしくため息をつく。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私もどちらかというとミブミブ寄りだな。戦えと言われれば撤退前提で多少の時間稼ぎくらい、といった所だ。危険な相手だぞ、フェンリルは……」

壬生墨佳 :「何にせよロキがキーになることは間違いな……」

壬生墨佳 :「……知らん間にみんなそう呼んでるし……」

士騎朝輝 :「だろ?ミス冷泉。俺は今、出力が無駄に上がってる。で間違いないよな?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……出力、か……」士騎くんの言葉に、ちょっと考える仕草。

黒瀬直 :「……なにか視えるかな?」

冷泉命 :「間違いないわ、確か……カメラ越しに何かしらの力を受けたって言ってたわよね」

士騎朝輝 :「いいじゃないか。渾名で呼ぶのは、クラスメイトみたいで親しみが持てるんだしなぁ」と薄く笑う。

士騎朝輝 :「ああ。あいつを写した後に頭痛が走って、人間冷凍庫だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「妙に口に馴染むというか、呼び易くてね。いい呼び名にも思えるよ」

冷泉命 :「網膜に焼き付く形で何かしらの遺産が貴方に契約されている。身体への負荷はその二重契約によるものでしょうね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「二重契約。やはりその手の類か」

士騎朝輝 :軽く眉を顰める。愛刀が心なしかご機嫌斜めにも感じるし、何よりも

士騎朝輝 :「やれやれ。一途さに定評がある朝輝くんは、重婚は本気で趣味じゃないんだがなぁ。ま、でも少しでも役に立ちそうな貰いモノなら上手く使うさ」

壬生墨佳 :「それ、今は困るかもしれないけど。一般的には強化だろ」

壬生墨佳 :「なんでわざわざ掛ける?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「漏れ出る冷気に、それほどまでに上がっている出力。幾通りかの疑い……『症例』的な意味でな、が考えられたが……」

黒瀬直 :「ヴァルハラの目的は神話をなぞることによる終末現象の実現と理解しているが」

士騎朝輝 :「そう言えば『君には世界の最後を告げる引鉄になってもらおうじゃないか』」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そう、多重契約は危険なものだが、同時にその理由も気になる。ロキが仕掛けた物なら、何らかの策が疑われる」

黒瀬直 :「ピースの一つに当て嵌めるためといったところかな。遺産の多くは古い記憶の結実だ」

士騎朝輝 :「なんて台詞を吐かれたぜ。段階的に効果が上がって全てを白く染め出す可能性はある訳だが、それでも、俺である必要がという疑問は残る」

壬生墨佳 :「そうなるとこのまま前線に連れ回していいのかな……」

士騎朝輝 :「お留守番で事の成り行き見守れって?安全策ではあるよなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ヴァーリは地表の破壊に隕石を用いると言った。それがフェイクか、二の矢としてシキの新たな遺産を用いたプランがあるのか、はたまた全く別の策か……この点も未だ不明瞭だな」

壬生墨佳 :「噛み合わないよなあ」

フギン・ムニン :「……セルのみんな、たくさん死んだ」「……故に、見立てのための人物が減っている可能性が高いです」

壬生墨佳 :「代わりをやらせようってか。何のだ……?」

冷泉命 :「……ふむ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「シキに焼き付いた新たな遺産、これが具体的にどのような物かすら今は判らない」

壬生墨佳 :「今確認できてるのはロキとヴァーリ……あと暫定フェンリルか」

壬生墨佳 :「失礼。オーディンも見繕ったんだったな」

黒瀬直 :「息子がまた増えてしまったな、ウートガルザの方でなければ……いやヴァーリもこちらのか?」

冷泉命 :「士騎くん、昔っから沢山オーヴァードやジャームを倒してないかい?」

士騎朝輝 :「見立てに拘ってるなら、遺産の名前が分かれば一気にわかる気もするが。……あぁ、そりゃぁな」

士騎朝輝 :「オーヴァードだったモノなら100はくだらないぜ。村雨丸と俺はそう言う機構だった」

冷泉命 :「なるほど、これは」くすり、と少し笑って

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(100。フッ、怖ろしい数だ……さすがはクラックアイス……)みたいな顔をしている!!

冷泉命 :「ああ、ごめんね。恐らく君に渡された役目は……」

冷泉命 :「戦乙女だ」

壬生墨佳 :「英雄送りと見立ててるってわけか」

士騎朝輝 :端正な顔を引きつらせ凄い嫌な顔をする。

黒瀬直 :「娘も出来たようだ」

士騎朝輝 :「ミブミブの方だろぉ、それさ」

黒瀬直 :真顔で士騎くんを見つめながら。

壬生墨佳 :「僕はそう大層なものじゃないからなあ」

壬生墨佳 :「謹んで戦乙女殿にお譲りしますとも」

士騎朝輝 :「いいや、戦乙女っぽい顔をしている。俺の8億倍くらいな」

壬生墨佳 :「戦成分がないので……」

士騎朝輝 :「それと村雨丸は純正日本人だそうで、丁重にビキビキしてるよ」

士騎朝輝 :溜息をつく。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかし……戦乙女、ね」

冷泉命 :「……でも、そうだとするなら放っておいても敵は来るでしょうね」

黒瀬直 :「些か以上に歯抜けの神話だが、相手の手勢は未だ多いからな」

士騎朝輝 :「見立てとか類感とかな。神秘のいい加減なとこにあきれ返るばかりだ。コスプレさせられなかったのが救いだな」

黒瀬直 :「あの霜の巨人、特異な耐性があるんだろう?」

フギン・ムニン :「ユミルの血、いる」「無しでも撃破は可能ですが……相応に苦労するかと思います」

黒瀬直 :「オーディンたる私に加え、戦乙女の士騎くんの刃もおそらく有効か。やはり前線に出てもらうべきだな」

士騎朝輝 :戦乙女呼びに肩を竦める。

壬生墨佳 :「オーディンたる私であることはまあまあ馴染んでるな……」

壬生墨佳 :「受け入れが早すぎる」

黒瀬直 :「見立ての術は私も多用するしね。死んでやる気はさらさらないが」

士騎朝輝 :「20年もエージェントやってるからだろ。理不尽への順応性が高いんだ」

黒瀬直 :(うちで飼ってる鶏(大)たち、決戦時に鳴くのかな……)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まったくだ。思っていた以上にミセス・クロセ……ナオは『おもしれー女』なのだな。いや、頼もしいことだが……」>オーディンたる私

冷泉命 :「ああ、巨人の件だけどね」

壬生墨佳 :「僕は順応したくないな……」遠い目をしながら。「うん?」

冷泉命 :「それに関しては、ちょっとこっちに秘策があるわ」

冷泉命 :壬生の方をちらりと一瞥して

士騎朝輝 :「ミブミブは社畜になるなよ。UGNは10代働かせ過ぎのきらいがある、手を抜けるところは抜いた方が良いと思うぜ」

士騎朝輝 :「今言う台詞でもないけどなぁ」

壬生墨佳 :「まあそうさせて……えっ」

壬生墨佳 :「もしかして僕が秘策なの……?」

壬生墨佳 :「何……?何に見立てられるの?」

黒瀬直 :「壬生くんは……ミブミブは見立てられるなら何が良い?」

士騎朝輝 :「お。次なる犠牲者だ」少し嬉しそうに言う。

壬生墨佳 :「言い直さなくていいよ別に……」

壬生墨佳 :「神話に見立てられたいな~って思ったことない……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(うんうんと頷くムーブ。子供ブラックに働かせすぎだよという点は同調する!)

黒瀬直 :「おすすめはリーヴ=スラシルだな。子どもに死んでほしくはない」

壬生墨佳 :「てかこっちから積極的に見立ててくのは向こうの思う壺では……」

冷泉命 :「……そうね。黒瀬さんが戦闘した巨人の血液情報から類推したものだけど……」

冷泉命 :「あれはあくまで人体だ。それでありながら身体構造が何もかも違う、そうよね?」双子の方を向いて

フギン・ムニン :「ん」「はい、故に倒し方が通常の直感だとどうしても"外してしまう"」

壬生墨佳 :「……経験則じゃなくて、その生物種を直感的に狙える必要がある」

壬生墨佳 :「そういう、見立てる力が要るってことか、それ」

冷泉命 :「そう、逆に相手を見立てる力があればいい。あれはこちらが殺せる範囲のモノである……ってことね」

士騎朝輝 :「そうすると点で攻撃するのは相性が悪いと言えるか。火力で面ごと薙ぎ払うか両断あたりが妥当だ」

壬生墨佳 :「……」

壬生墨佳 :「……今できるかはわからないよ」

士騎朝輝 :「へぇ。その言い方は切り札はありそうだよなぁ?」

冷泉命 :「……その為の手段も用意してあるわ。諸々を抑える準備も出来てる」

冷泉命 :「でも、貴女にしか使えない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それが……ミブミブ、いやスミカが担う役割、と?」

壬生墨佳 :「そういう病気に罹ってた」

壬生墨佳 :それ以上は追求するなとでも言うように、ことさらに病気、を強調して。

士騎朝輝 :「ま。そうだな。言うのも秘するのもソレ使う判断もミブミブの自由だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……わかった。了解」

士騎朝輝 :「本当の乙女には秘密が何個かあるもんだしな。それを無理に聞くと死ぬほど睨まれる」

士騎朝輝 :「たまに蹴られる」

黒瀬直 :「君の判断を尊重しよう。充分に信の置けるところだ」

壬生墨佳 :「分かってるならしないよう努力しなよ……」

士騎朝輝 :「努力してるつもりなんだけどな。これが中々に難しい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私が言えたことではまったくないが、それは多分君が悪い気がするなシキ……」

士騎朝輝 :「見解の相違だよ多分な。それに衝突し合って仲を深め合っていく関係ってのもあるのさ」

士騎朝輝 :手を軽く開いて笑って言って。

壬生墨佳 :「まあ君の勇士(エインヘリャル)自慢はいいから。まだ十分な情報が出揃ったとは思ってない」

壬生墨佳 :「ロキについては概要があるが、ヴァーリについて、また他の戦力についてはまだだ」

士騎朝輝 :「そうだな、要追加情報だ。……あぁ、こっちは簡単に自決できなくて悪いな。いざとなってもするつもりはないぜ。それは言っておくか」

壬生墨佳 :「それから、君らは情報要員でも談話要員でもないだろ」

壬生墨佳 :「そっちの仕事にかかりはじめてもらわなきゃあな」

冷泉命 :「そうね、一先ずは戦闘への準備を進めて貰いましょう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうだな。ヴァーリについては判らないことが未だ多い。これは直接相対した私が追っていくのが、足掛かりとしてはいいだろう」

黒瀬直 :「この街を覆っている現象も未だ謎は多いが、確実に分かっていることもあるからな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ここからの作戦段階で、顔を合わせられればでもすれば話は早いのだがな」

士騎朝輝 :「ロキの核を斬らなきゃ話にならない。それは"俺達"がこの街に通りすがった意味なんだろうよ」

士騎朝輝 :「最後の詰めは任せておけよ。大体うまくやる自信がある」

黒瀬直 :「人々に害をなす敵があり、私たちは抗える。腕を振るうとしようか」

冷泉命 :「外も、さっきよりどんどん吹雪いて来てる、それに……」

冷泉命 :「……フィンブル。季節外れの冬、最初が風なら……次は剣、か」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「仕事はこなすよ。相手の力は強大だがね。後方要員のミブミブは……そうだな、仕事の片手間でもいいから、こちら無事を祈っていてくれ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「何だかんだで、それでこっちも上手く帰ってこられたりするものだからな」

壬生墨佳 :「残念ながらね、プリンス・イーゴリ」

壬生墨佳 :「僕も今回はそっち側なんだよ」

壬生墨佳 :「お互いに祈りあえると助かるな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ふふっ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうだな。それは確かにそうだ。すまなかった」

士騎朝輝 :「あぁ、ミブミブもヴァルキリー側になってくれ。俺は是非そうなって欲しいね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私も皆の生還を祈るさ。まだヴァルハラに渡りたくないのは誰しも同じだからな」



フギン・ムニン :―――先程から話を聞いていて一つ、分からなかった事がある

フギン・ムニン :沢山のメンバーと話した。けれど交流が深い相手は其処まで居なかった

フギン・ムニン :だから忘れているだけかもしれない。そう思った

フギン・ムニン :……でも、それでも引っかかる

フギン・ムニン :ヴァーリというメンバーは、いただろうか?



GM :シーンカット、購入とロイスが可能です

黒瀬直 :幼子:フギン・ムニン/P庇護〇:Nオーディン? の感情をP尽力〇:N使命感 に変更

黒瀬直 :購入はフルオートショットガン。《砂の加護》を使用。侵食+3してダイス+6

士騎朝輝 :ロイスは保留して。強化素材に挑戦。

士騎朝輝 :1dx+6 (1DX10+6) > 5[5]+6 > 11

黒瀬直 :8dx+4+2>=20 (8DX10+6>=20) > 8[1,2,3,4,5,6,6,8]+6 > 14 > 失敗

黒瀬直 :バディムーブを貰っても良いかな?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はい!順番に……といいたい所ですが、士騎くんとは次のシーンがあるのでここはミブミブに

壬生墨佳 :あげるよ~

士騎朝輝 :まあ。まだ財産は良いや。以上。

壬生墨佳 :ロイスは保留します~

黒瀬直 :ありがと~財産点3使って成功。残り7。ウェポンケースに入れて終了

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 51 → 54

system :[ 黒瀬直 ] 財産点 : 10 → 7

壬生墨佳 :メイド服狙います

壬生墨佳 :2DX+4>=20 (2DX10+4>=20) > 9[3,9]+4 > 13 > 失敗

壬生墨佳 :ダメだ おわりです

イーゴリ・ヴァシーリエフ :同行者 壬生墨佳 〇感嘆/心配 ブラックな環境に……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こちらは基本買うものがないので、メンバーの代りをするムーブなのだ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :メイド服を。特に何も使わず

イーゴリ・ヴァシーリエフ :10DX+1>=20 (10DX10+1>=20) > 10[1,1,1,1,2,2,4,6,7,10]+2[2]+1 > 13 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :んんんんん……以上で!!



【幕間】

GM :登場侵蝕は1固定です

黒瀬直 :嬉しみ

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 54 → 55

壬生墨佳 :やった~

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 51 → 52



壬生墨佳 :11地区にある、キングストン画廊。

壬生墨佳 :表向きは単なる美術品の輸入業者であるそこの裏の顔は、

壬生墨佳 :様々な武器を取り扱うアームズ・ギャラリーである。

壬生墨佳 :「……別に、ウチと提携してるってわけじゃない」受付の人員にコインを渡して、招かれた先。

壬生墨佳 :ショーケースのように、あるいはそれこそ画廊のように、様々な武器が立ち並ぶ。

壬生墨佳 :「どっちかというとウチが摘発しなきゃ寄りなんだけど……ここはまあそういう連中ばかりで」

壬生墨佳 :「根こそぎ行こうとすると問題がある。迷惑かけない限りは利用しながらやってこうってのが」

壬生墨佳 :「うちのマダムの考えってわけ。です」

黒瀬直 :「なるほど壮観だな。屋敷の地下とも毛色が違う」

黒瀬直 :「そう気にしなくていいさ。うちの支部も自由業との繋がりは多い方だし」

壬生墨佳 :「あんまり武装が潤沢な支部ってわけじゃないですし。ここで整えてもらうほうがいいかなと」

黒瀬直 :「支部自体、オーヴァードを知らない連中からは反社の元締めと思われている節がある」

壬生墨佳 :「まああながち間違ってないしなあ……」

黒瀬直 :「私はある程度自前で作れるが、素材としても役立つからな。助かる」

黒瀬直 :「壬生くんもこれらを扱うのかね?」

壬生墨佳 :「いや、僕は全然……練習してるんですけど」

壬生墨佳 :トイガンを取り出す。「最近は出力補助にこいつを」

壬生墨佳 :「銃を撃つってよりは、静電気への指向性を制御する、ポインターです」

黒瀬直 :「なるほど、携帯にも向いている。良い品だな」

壬生墨佳 :「黒瀬さんは何を?」

壬生墨佳 :「弓、手放したそうですけど。今でも弓を象るんです?」

黒瀬直 :「今でも多用する。が、弓を継ぐ前から私は戦っていたからな」

黒瀬直 :「遠近和洋古今、一通りは扱える。ヴィークル種の製作。操縦も概ねはな」

壬生墨佳 :「マジか……」

黒瀬直 :「敵にも味方にも手本を多く見てきたしね、とはいえ」

黒瀬直 :「トイガンの使い手は一人しか会ったことがないな。君の同僚だろう」

壬生墨佳 :「……ああ。会ってるんですね」

黒瀬直 :「たぶん向こうは会っても分からないだろうけどね、任務で少しだけ」

壬生墨佳 :「分からないことないですよ」苦笑して。

壬生墨佳 :「“デモン・ストレイト”を知らないN市の情報支部員、偽物でしょもうそれ」

壬生墨佳 :武器を手にとってみる。重いな、と独りごち、壁に戻す。

黒瀬直 :「知られているのは図体のでかい女だろうからね」

黒瀬直 :苦笑しながら同じ武器を手に取り、軽々と扱って何かに頷く。

黒瀬直 :「……君たちほど巧みでも細やかでもないが、それなりの立場はあるから」

黒瀬直 :「市内で起きた特殊案件の記録には一通り目を通している」

黒瀬直 :「特に、インリークォと最初期にやりあったのもうちだしね」

壬生墨佳 :「……」押し黙る。

黒瀬直 :思えば彼女の相棒と顔を合わせたのも、連中の実験体を巡る案件であったか。

黒瀬直 :「君に何かを語れとか、そういった要求は持たない」

黒瀬直 :「ただ私に対して何か隠さねばとか、巻き込まないようにせねばとか」

黒瀬直 :「そういった気遣いはしなくていい……と、それだけ伝えたくてね」

壬生墨佳 :「……ありがとうございます」

壬生墨佳 :「……別に、秘すべきと思ったわけじゃなくて」

壬生墨佳 :「余計だと思ったんです。あの場では」

壬生墨佳 :「結局、これって、今の局面に有効であること以外は」

壬生墨佳 :「別に、彼らが知る必要はないし、何より」

壬生墨佳 :「より、庇護すべき相手と扱われそうで、気が引けたんですよね」

壬生墨佳 :「ただでさえ後塵を拝するのに。足を引っ張りたくない」

壬生墨佳 :「……まあ、黒瀬さんに言ったら同じなんだけども……」

黒瀬直 :「私にとって子どもは守るべき宝さ。誰であってもね」

壬生墨佳 :「……それです」

黒瀬直 :「これか」

壬生墨佳 :「別に、子供じゃないなんて言わないし、大人が庇護する役割を持つのは」

壬生墨佳 :「まあ、そりゃそうでしょうって思う。だけども」

壬生墨佳 :「必要なときは要求して下さい。お願いじゃなくて、命令を」

壬生墨佳 :「その方がやりやすい」

黒瀬直 :「いやあいかんせん性分だからな、これは。生まれた時から私はお姉ちゃんだったし」

壬生墨佳 :「じゃあ僕も生まれつきですよ。生意気言うのは」

壬生墨佳 :「能力に目覚めた時、何したと思います?」

黒瀬直 :「私の場合は生まれつきだし、家ぐるみでこうだったから参考にできないが」

黒瀬直 :「そう言うからにはさぞロックなことをしたのだろうな、ふむ」

壬生墨佳 :「いや無限にハードル挙げられても困るけど……!?」

黒瀬直 :「……ではクーデターの蜂起」

壬生墨佳 :「いやではで出る内容じゃない……!」

黒瀬直 :「生まれついての反骨屋なら通りかねない道だろう」

壬生墨佳 :「すごい言いづらくなってきたな……」

壬生墨佳 :「……その……政府機関のハッキングです」

壬生墨佳 :「んでUGNに見つかって……大目玉を……」

黒瀬直 :「それはさぞ肝が冷えただろうね」

壬生墨佳 :「なんか急に知らない人たちに家に踏み込まれた」

黒瀬直 :「君の生まれが日本で良かったね」

壬生墨佳 :「蜂の巣にされてもリザレクトはありますから」と返して。

壬生墨佳 :「まあ、ごく一般的な能力者特有の、幼稚な全能感ですよ」

黒瀬直 :「国によっては軍や諜報機関そのものだからな、UGN」

黒瀬直 :「それでそのまま第11か、お互いに良い収まり方だったといえよう」

壬生墨佳 :「その点は恵まれてましたね」

壬生墨佳 :「いや、点はっていうか、点もかな」

壬生墨佳 :「この方恵まれ続きだ」

壬生墨佳 :「不安いっぱいの前線業務も、かのご高名な“デモン・ストレイト”とご相伴ときてる」

黒瀬直 :「持ち上げられる程の名ではないが、期待されたからには応えないとね」

壬生墨佳 :「……冗談ですよ」

壬生墨佳 :「名で評価はイヤでしょ。僕が信を置こうと思うのは」

壬生墨佳 :「ここまでの振る舞いを見たからです」

壬生墨佳 :「そのほうがいいでしょ」

黒瀬直 :「確かに」

黒瀬直 :「君のような利発的な子に失望されたくないから、必ず無事に帰そうなどとは言えないが」

黒瀬直 :「きっと共に勝利を掴み取ろう。21年間、そんなに負けたことはないんだ」

壬生墨佳 :「そっちの方が好きだなあ、僕」

壬生墨佳 :「共にってとこがいい」

黒瀬直 :「うん、頼りにしている」

黒瀬直 :「……それに、勝ちを逃した戦いに決着を付けてくれた子たちもいるからな」

黒瀬直 :「今回の私は結構ツいているらしいよ」

壬生墨佳 :「……はは。じゃあツキ2人分だ」

壬生墨佳 :「向こうにも言わせてやりたいですねそれ」

壬生墨佳 :「僕らが居てツイてたって」

黒瀬直 :「口の達者な男なら、君と組めた時点で言ってくれたかもしれんな」

壬生墨佳 :「え~それやだなあ」

壬生墨佳 :「実力を見て言ってほしいや」

黒瀬直 :「軽い口では言われる甲斐もないからね」

黒瀬直 :「では、そろそろ彼らの腕を見にいくとしよう」

黒瀬直 :「辛口で評価してやれ。君のなら喜ぶだろう」



GM :ロイスの取得が可能です(購入は後で一括!ボーナスも付けるので

壬生墨佳 :-同行者/黒瀬直/信頼:○/不安/ロイス

黒瀬直 :仲間:壬生墨佳/P期待〇:N距離 の感情をP信頼〇:N不安に変更

壬生墨佳 :おそろいだ~

黒瀬直 :一緒に神狩ってインスタあげようね~



GM :11支部、バーカウンター

GM :支部員はその殆どが事件の対処で出払っており、吹雪からか通常の客が寄る様子もない

GM :つまり、此処に居るのは今の処貴方たち二人だけだ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まあ良識の範囲内でというお達しではあるが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :カウンターの裏からグラスと……何やらパックとビンを携え。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「多少は拝借していいと聞いた。英気は養えるうちに養っておかないとな」

士騎朝輝 :カウンターに入って、コリンズグラスにジンジャーエールを注ぎ、ライムジュースとシュガーシロップを少々入れてステアしている。

士騎朝輝 :「此処から一仕事。で片付けば良いけどなぁ。まぁ、出るまでの時間は自由にさせてもらおうぜ」

士騎朝輝 :「ふ。せっかくの旅の縁なんだ。会ったからには会話をしとかないのは実に勿体ないよなぁ。乾杯するか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ。そうだな、親交は深めておくに越したことはない。……私の仕事的にもね」

士騎朝輝 :「じゃあ、そうだな。これから先、すっぱりシンプルに上手くいくことを願って」グラスを合わせ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :無糖炭酸、レモン果汁、ミント、ソルト。それらのカクテル……的な飲料が注がれたグラスを掲げて。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ。乾杯。今回の件は無論……今後の友好も祈願して」合わせる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかし……」ドリンクを多少口にし。

士騎朝輝 :一息でキンキンに強制冷却されたサラトガクーラーを飲み干す。

士騎朝輝 :「ん?しかし、なんだ?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、さっきのカクテルを作る姿がさ、様になってると思って。バイトでも経験あるのかい?」

士騎朝輝 :「いいや、まったく。こういうのは見様見真似さ。俺がやってきたことは旅で、大体の事をやったとも言えるし、何も特にしてた事はない。とも言える」

士騎朝輝 :薄く笑って、そちらに視線を向け。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ふふ。旅か」同じく、視線を受けてちょっと楽しそう。

士騎朝輝 :「ああ。今じゃすっかり腰を落ち着けているが、数年は一人いや、一人と一振りで世界を歩いていた」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ホワイトミュート。噂は聞いているよ第三支部の懐刀にして、かつてこの街で起こったレネゲイド事件の数々の解決に関わったオーヴァード」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「この街に現れる以前のことも風聞でね、世界のあちこちで耳にはしている」

士騎朝輝 :「それなぁ。結果的にそうなっただけだよ。トラブルに首を突っ込みたかった訳じゃない。大体成り行きだ」

士騎朝輝 :溜息をついて首を振って。

士騎朝輝 :「俺の目の前で不自由なやつがいたら、お節介を焼いてただけでな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「はは。そうだろうな。君のことは……今日初めて遭った訳だが……話しに聞く限りじゃ、風のように、雲のように、気まま気ままに様々な件に関与してるらしい、とね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ならば……目の前の『何らかか』を見過ごせない性分なのだろう。それが何かまでは判断しかねるが……そういうタチではないか、とね、思い描くこともあった」

士騎朝輝 :「そう取っておいてくれ。風のように雲のように……実に結構な事だ。へぇ、あんた俺のファンだったりする?」

士騎朝輝 :口の端を僅かに上げて。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「当たらずとも遠からずだったようだな。うれしいよ」少し笑う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかし……ファンか。ファンか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……どうだろうな、そこまでは考えたことはなかったが……取りようによっては確かにそういう面もなくはない、か」

士騎朝輝 :「は。こういう時はお世辞でも、そうだよ。って言っておくところだよなぁ村雨丸」肩に寝かせた愛刀に同意を求め。

士騎朝輝 :「まぁ、やりたい事をやりたいようにやってるだけなんだよなぁ、今はそれが出来るからな。こっちも推測だけどな、あんたもそうじゃないのか?」

士騎朝輝 :グラスにミネラルウォーターを注ぐ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……うむ。それはそうだな。私も今はこうして望んだような生活をしている。中々悪くない暮らしをね。確かにそうだ。はは、ある意味似た者同士、か」

士騎朝輝 :「遺産持ちなんだろ?大変じゃないかフリーでやってくのは?」

士騎朝輝 :俺も大変だし、知り合いも大変だ。なんて陰りなく笑う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……いや。いいや、そんなことはないよ。確かに生活上難儀なこともなくはいが……これは本当に、望んだ生活なんだ。この暮らしにつく前の方が、大変という点ではずっと大変だった」

士騎朝輝 :「へぇ。前はどんな生活してたんだ?興味あるなよなぁ。男が過去と夢を語るのは女を口説く時だけ。なんてルールがなければ聞いてみたいね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「フフフ、いいさ。酒の……飲んでないがな、酒の席だ。旅の恥は掻き捨てという言葉は、むしろ君の方が馴染み深いだろうが、ひとつ語るとするなら……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうだな、一言で言うなら戦場の暮らしだよ。クロドヴァ。知ってるだろ?そこにね、何年か。それだけに限らないが、東欧の紛争地にもしばらくいた」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「戦争してるところの兵士的な……FHのな、兵士よりたちの悪いそういう奴らの集団にいたから、こういう平和とか自由とか、本当に縁遠かったんだよ」

士騎朝輝 :「スペリオルか、あんた。成程なぁ……その経歴で遺産使いなら、誰でも一目置くし、日本みたいな所は楽園みたいなもんだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だから、憧れなのさ。今の暮らしは、自分でも……そう、あそこにいた頃は自分でも気づかなったくらいの『憧れ』なんだ。色んな意味でね」

士騎朝輝 :「ふぅん。はは。そっか、そっか」

士騎朝輝 :嬉しそうに笑う。

士騎朝輝 :「いいね。イーゴリ・ヴァシーリエフ。その言葉だけであんたとは親友になれそうだ」

士騎朝輝 :「何故なら、俺と全く同じだからなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ。クロドヴァは……あそこは今でも争いが続いているがな、あれに比べれば、どこに行っても私は『楽しい』」

士騎朝輝 :「笑えるくらい、まんまだぜ。いや、俺みたいなのはありふれてて珍しくないのかもなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ふふ。ふふ、そうだな。士騎朝輝、君について思い描いていたのはそういう点だったのかもしれないな。こういう所で……ひょっとしたら似た面があるんじゃないか、とな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なるほど、これは『ファン』ではあったかもしれないな。だが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「今日、顔を繋げられた。これ以後は……友人か、ビジネスパートナーか、定かでないが……。」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「うれしく思うよ。悪くない出会いだ」>親友になれそう

士騎朝輝 :携帯を取り出して写真を一枚撮る。

士騎朝輝 :「此処を通りすがって良かったよ。新しい出会いがあり、俺と同じような過去を持つ人間が楽しくやっている。そういうのは俺の人生にとって財産だからな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おっと。ふふ、サービスにしておくぜ。写真の撮影OKなんて、仕事で『一緒にテーマパークサービス』コースくらいだからな」

士騎朝輝 :「レンタル恋人までやってるのかよ。本当に何でもありだな、あんた」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼氏彼女なんてほどじゃないさ。海外の人間の観光案内とか、遊園地に行きたいが一人では嫌だ、でも同行者のアテがない……そんな奴は割といる。これも楽しい仕事と言うわけさ」

士騎朝輝 :「へぇ。遊園地なんて一人でも楽しめるもんだと思うけどなぁ。そんなもんか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そんなものらしい。人数に限らず楽しい所だと思のだがな、でも……聞くところによると『誰かと騒ぎたい』のだとさ。……需要と供給の一致、だな」言外に、色々ある私見を飲み込んで、言う。

士騎朝輝 :「なに、サービスなら俺もこれからするだろうよ。先手取って敵の一人を先に切り凍らせおく。それでフェアだな」

士騎朝輝 :「それとも強敵は残しておいてほしいタチか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ふふふ……」楽しそう、本当に楽しそうに笑う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、サービスというなら遠慮なく甘えさせてもらうよ。強敵は任せる。私は美味しい所を狙わせてもらおうかな」

士騎朝輝 :「フィニッシュが次の仕事に繋がるなら、喜んで譲るさ。俺は核が斬り凍らせれば良いしなぁ。ほら、良い男は気前が良いものだしな」

士騎朝輝 :窓の外の吹雪を見る。外灯に照らされているが少し先すら見えない。

士騎朝輝 :「……こういう事を言うと不真面目に思われるかもしれないがな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ああ」聞く。>不真面目に思われる

士騎朝輝 :「ま、気楽にやろうぜ。例え世界の命運が掛かるような大事で、俺達が万一ミスったとしても、UGNは有難い事にフォローしてくれるお節介が大勢いるさ。安心して後を任せられる奴もな。だから、俺達は帰還する事と元凶を倒す事だけを考えておけばいい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうだな、勿論そうだ。元来我々は金と主義主張でのみ動く自由業。それくらいの気構えでいるのが楽だし、UGNの後詰めさん方も、それくらいだと思ってもらった方が気楽だろう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「やってやろうぜ。――いつも通りに、な」

士騎朝輝 :「ああ。まったくな。少数の人間の行動や失敗で終る程この世界は脆弱じゃない。UGNにしてもFHにしても、人と歴史が積み上げてきた強さがある。そう言う事を、神様モドキに教えてやらなきゃなぁ」

士騎朝輝 :時間だ。グラスを置きカウンターから出る。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おうとも」グラスの残りを呷り。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ところで――」立って続き。

士騎朝輝 :村雨丸を腰に佩いて、視線をイーゴリに向ける。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「先ほどの。『俺と全く同じ』の部分は、多少気になるな。私のいきさつは話したんだ。戻れたらそちらを聞かせろよ」薄く笑って。

士騎朝輝 :「勿論だとも。今日からの親友」

士騎朝輝 :などと、とぼけた口調で返した。



GM :シーンカット、ロイスの取得が可能です

GM :その後、全員の購入判定に移ります

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はい! ここで士騎くんにロイス!

士騎朝輝 :僕はイーゴリさんに親近感で取っているので変化なし。親近感がもっと親近感になったけどw

イーゴリ・ヴァシーリエフ :同行者 士騎朝輝 〇親近感/食傷 フッ、キザな野郎だぜ……的なアレ!(だがこいつまるで人のことは言えないぞ!!)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :以上です~



GM :購入判定、共有財産点を10点まで使用できます

士騎朝輝 :BCスーツ買います。

黒瀬直 :エヴリシングレディで強化ビジネススーツを取得、装備

士騎朝輝 :1dx+6 (1DX10+6) > 3[3]+6 > 9

壬生墨佳 :メイド服狙います~

イーゴリ・ヴァシーリエフ :買えなかった人をフォローの構え!

士騎朝輝 :買えた。ポンケ2に入れる!

黒瀬直 :購入は予備弾倉

黒瀬直 :2dx+4+2>=10 (2DX10+6>=10) > 3[1,3]+6 > 9 > 失敗

壬生墨佳 :2DX+4>=20 (2DX10+4>=20) > 9[1,9]+4 > 13 > 失敗

壬生墨佳 :共有財産貰っちゃおうかな……?

士騎朝輝 :使おうぜー

黒瀬直 :じゃあこっちはバディムーブ貰ってもいい?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :いいと思うズェ

壬生墨佳 :あげる~

黒瀬直 :もらい~

system :[ 共有財産 ] 財産点 : 10 → 3

GM :準備……しな!

黒瀬直 :こちら以上!

壬生墨佳 :やった~ 装備します

イーゴリ・ヴァシーリエフ :じゃあ二人とも買えたんで、そうだな、ブルーゲイル狙ってみるか。欲しい人にも渡せるし……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :10DX+1>=20 (10DX10+1>=20) > 9[2,2,4,4,4,5,6,8,8,9]+1 > 10 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ダメ!!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :以上です~

黒瀬直 :ノンアルじゃ行動値上がらないか……

GM :www

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ロシア人だからね。酒入らないと……

GM :了解、では……



冷泉命 :「…………」

冷泉命 :「そろそろみんなの準備も出来た頃、か」

冷泉命 :ブラインドシャッターを軽く開けて外を見る。目の前が見えない程の大吹雪だ

冷泉命 :「……近い。此処を隠しておくのも限界、かな」

冷泉命 :【惑いの庭】 解除

GM :少しずつ覆うような吹雪が晴れる。目の前が少しずつ見通せるようになって、そうして―――

冷泉命 :「冬が来た、そして兄弟は殺しあい―――さて、次に来るのは」

冷泉命 :ひ、ふ、み、と指を折り

冷泉命 :「一足飛んで、巨人族との戦いだ」

冷泉命 :「……じき、剣の冬が来る」



【ミドルフェイズ2 剣の冬】

GM :登場侵蝕をお願いします

黒瀬直 :1d3+3 (1D3+3) > 2[2]+3 > 5

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 55 → 60

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1d3+3 (1D3+3) > 1[1]+3 > 4

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 54 → 58

士騎朝輝 :54+1d3+3 (54+1D3+3) > 54+3[3]+3 > 60

壬生墨佳 :52+1d3+3 (52+1D3+3) > 52+1[1]+3 > 56

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 54 → 60

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 52 → 56



GM :支部会議室。戦闘の準備を終え、貴方達は再びここに集っている

冷泉命 :「……さて、皆準備は出来たかな」

黒瀬直 :「一通り打って出る用意は出来たかな」

黒瀬直 :「それとも迎え撃つ機会になるだろうか」

フギン・ムニン :二人揃って、そわそわと身を震わせている

壬生墨佳 :「迎え撃つのしたくないんだけどなあ」

士騎朝輝 :「へぇ。その心は?」

壬生墨佳 :「防衛機能なんてあるわけ無いだろうちの支部に」

士騎朝輝 :「そういう事な。直で行ってぶん殴る方が好みですわ。とかじゃなくて良かったよ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なるほど。完全に実利的な理由だった。いやだがその通りだな……」

冷泉命 :「うん、それに関しては……」

冷泉命 :「これからこの支部から一旦離れようと思います」

冷泉命 :「此処の防衛機能が他と比べて比較的薄めなのもあるけど……」

冷泉命 :ちらり、とシャッター越しに外を見る

黒瀬直 :「特別目をつけられている者たちが、一所に長く留まるのは不味いか?」

GM :―――少し、少しずつだが外を闊歩する音

冷泉命 :「―――近いな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……それだけじゃない。『増えている』」

冷泉命 :「……流石の察知力」

士騎朝輝 :「支部が叩き壊されたら寝床にも困るしなぁ。お外に出る方が良さそうだ」

冷泉命 :「迎え撃つのは不利ね。予想だけど……数、大分多いと見えるわ」

士騎朝輝 :「オーディン直としては、問題ないか?あんたがリーダーだからなぁ、その判断には従うが」村雨丸の鮮やかな藍色の柄に掌をかけて。

壬生墨佳 :「オーディン直て……」

黒瀬直 :「この布陣で負ける相手ではないと考えるが」オーディン呼ばわりを受け入れつつ

フギン・ムニン :「巨人、増える」「数だけなら……今、ざっと100くらい居てもおかしくないですわ」

黒瀬直 :「正面から戦っては後が続かないな。巨人に対する秘策については準備できているか?」冷泉さんと壬生くんを見る。

冷泉命 :「うん、だから集まってるのをいいことに……薄い所を一点突破して、別の支部に一旦逃移動しようと思う」

冷泉命 :「近く、そういった防衛施設が充実してる支部、ある?」

壬生墨佳 :「ええ~……?」

冷泉命 :「私は外様だから……今の所顔パスできるのは第四、それか……十二、かな?」

黒瀬直 :「この街で支部機能が充実しているのは第4、しかし1区域跨ぐ必要があるからな」

壬生墨佳 :「そもそもあそこを防衛拠点にする気はないぞ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……戦闘向きの設備・人員なら第七、第八。造りの大掛かりさという点なら第三、第四。周囲の被害を考えずともよいという意味で第十二、十三も悪くない……と見るが、」

壬生墨佳 :「機能が止まったら困る……十二がやりやすいんじゃないか、やっぱ」

黒瀬直 :「私たちの第12支部は元来遺産級を含むEXレネゲイドなどの管理・守護も担当している」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……所詮これも部外者の私見ではある。やはりUGNの人間による意見を重視したい」(一つ前の台詞の続き)

士騎朝輝 :「いや、なら、決まりじゃないか。しがらみがなくて、周囲の被害を考えなくても良い……一番良い条件じゃないか」

黒瀬直 :「うむ。気兼ねなく活用してくれ。地区ごとFHに封鎖された時の戦訓もある」

壬生墨佳 :「山間いなら侵攻側の足並みも揃わないだろ。あの図体だ」

士騎朝輝 :「特にしがらみがない。っていうのは縦割り構造のUGNで動くのに面倒がなくて良い」

冷泉命 :「了解、薄い層を見るのは私も手伝うのと……能力的にイーゴリくんが適役だと思うわ」

冷泉命 :「それと……」

冷泉命 :壬生さんに小さいケースを渡します

壬生墨佳 :「……これは?」

冷泉命 :「イーターウィルス活性化の試薬、そしてそれに対するワクチンが一組」

冷泉命 :「ある程度の調整は出来てる。でもあくまで試薬、負荷自体は高いわ」

壬生墨佳 :「……」

冷泉命 :「一度した質問をもう一度するつもりは無いから、使用に関しては任せます」

冷泉命 :「負荷についても同封してあるわ、読んでおいて」

壬生墨佳 :「……一つ聞いていいかな」

冷泉命 :「……ん」

壬生墨佳 :「このワクチンは……」

壬生墨佳 :「“純正品”には効くのか」

冷泉命 :「……まだ、完全にとは言えないわ」

冷泉命 :「でも、これは今まで研究してきた証」

壬生墨佳 :「……そっか」

壬生墨佳 :「そっか……」

冷泉命 :「……だから、受け取って」

壬生墨佳 :「……うん」

冷泉命 :「あの子が頑張った証が、貴女に力をくれるわ」

黒瀬直 :「話はまとまったようだね」

壬生墨佳 :「うん、行こう」

黒瀬直 :どのような危険物であるかは把握しても、無理はするな等とは口にしない。侮辱となろう。

黒瀬直 :「これより北西、第12支部へ移動を開始する。ロキが操る霜の巨人の襲撃が予測されるが」

黒瀬直 :「上手く切り抜けるとしよう。ここに集まっているのはそれが出来るメンバーだ」

士騎朝輝 :「切り札も装填されたみたいだしな。さぁ、露払いをやってくるか、なぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おうとも。観測手は任された。何、ミス・レイゼイもついている。上手くやるさ」

フギン・ムニン :きゅ、と。黒瀬直の袖を握る

士騎朝輝 :「行くか。村雨丸」藍色の柄を握り、冷たい視線で巨人の影を射抜くように見た。

フギン・ムニン :「オーディンさま……ううん、なお」「必ず……生き延びてください」

黒瀬直 :「約束しよう。昔は誰か死ぬなら私が最初に……などと考えもしたが」

黒瀬直 :「今は百年生きるつもりだ。やるべきことも出来たからね」

壬生墨佳 :「そりゃあいい」

壬生墨佳 :「じゃあ、まずはやるべきことだ。行こうぜ」



GM :―――外

GM :荒れ狂う雪が舞う中、進軍を開始する

GM :知覚による判定を行います

GM :結果により、ミドル戦闘の難易度が(大きくではありませんが)変更されます

GM :また、判定に合わせイージーエフェクトの宣言も可能です

GM :適したものだとGMが判断した場合、小さいですがボーナスが入ります

GM :また、今回イーゴリさんの地獄耳には大きく補正が掛かります

黒瀬直 :ここは地獄だった……?

GM :以上、全員で一度ずつ判定宜しくお願いします

イーゴリ・ヴァシーリエフ :え、マジで!?すごいぜ!

士騎朝輝 :《快適室温》をまず展開します。これで寒さによる感覚低下を軽減したいです。

GM :認めます(GMはその辺ゆるいのでかなり通りやすいです

士騎朝輝 :また《不燃体》により私はエフェクト攻撃でない吹雪ならノーダメで行動できるとも思うのですが!

GM :確かに……視界を遮るの事態は普通の吹雪なところがありますね

GM :+2まで!

GM :(また、個別による補正最大値は+4までとします

士騎朝輝 :じゃあ振ります。

士騎朝輝 :2dx+3 (2DX10+3) > 9[1,9]+3 > 12

イーゴリ・ヴァシーリエフ :高い!

GM :現在12

黒瀬直 :さすが冬の男!

壬生墨佳 :こちらは《電子使い》《タッピング&オンエア》で市内の監視カメラの情報を読み取って受信します。更に《ウォーキングクローゼット》《万能器具》で防寒具を揃えて代謝能力維持を試みます。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :さすがのDTさんだ……!!

GM :流れるような宣言……

GM :+4許可します。どうぞ

士騎朝輝 :もこもこのみぶみぶ

壬生墨佳 :やった~

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 56 → 57

壬生墨佳 :3dx+4 (3DX10+4) > 10[2,5,10]+3[3]+4 > 17

黒瀬直 :優秀すぎ

壬生墨佳 :ふふん

GM :現在29!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :鬼強い

黒瀬直 :合計値なら出し惜しみは不要か

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ではこちらも《地獄耳》で!

GM :イーゴリさんの地獄耳は今回1枠で+4の補正を

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ヤバイ。あ、ありがとうございます恐れ多き……!!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :では!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :3dx+5 (3DX10+5) > 8[7,7,8]+5 > 13

GM :42!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :13!クッ、壬生さんに負けた……!(ボーボボ人気投票のアレ)

黒瀬直 :《万能器具》を用いて情報処理能力を備えた装備類を作り出します。

黒瀬直 :多機能ヘルメット欲しけりゃエヴリシングレディ使えという話だが……

GM :レディは……取っておきましょう!流石に戦闘なので!

GM :という訳で+1ボーナス!

黒瀬直 :《砂の加護》を使用。侵食+3してダイス+6

黒瀬直 :11dx+1 (11DX10+1) > 8[1,2,2,3,3,4,5,6,8,8,8]+1 > 9

壬生墨佳 :これってラウンド進行扱いですかね

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 60 → 63

GM :いえ、全員で一度の判定のみなのでラウンド経過などはありません

壬生墨佳 :いやその……

黒瀬直 :バディムーブ……

GM :おっと

壬生墨佳 :使用回数制限のはなしです

GM :そうですね、全員の判定のどこかで一度+3で!

壬生墨佳 :やった~ じゃあ黒瀬さんにバディムーブします

黒瀬直 :なんて頼れる子なんだ~

黒瀬直 :合計12です

GM :54、予想より……だいぶ高い!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ウッヒョ~

黒瀬直 :最強チームかもしれん

壬生墨佳 :荒らし回ったね

GM :では、描写と共に戦闘シーンへと移行します



冷泉命 :「……右方に10、左方に7、か。この近くの路地、抜けられそう?」

冷泉命 :皆の知らせた情報を反芻しながら、12支部への道のりに詳しい黒瀬へと声を掛ける

黒瀬直 :「近道にはなるが……挟まれると逃げ場を失うな」

黒瀬直 :「誘導が出来ているのは良いことだが、相当の密度。急ぐぞ」

壬生墨佳 :「てかこの数どうやって引っ張ってきてるんだか……」

壬生墨佳 :もこもこと分厚いコートに身を包み、マフラーと大きな耳当てをしている。

壬生墨佳 :「言っとくけど、僕からの周辺情報はあくまで概要だからな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「6時の方向に5、8時に3。……4時に9。4時の影はこちらに迫ってきている。そうだな。このまま進んだ方がいい」

士騎朝輝 :「はは。随分と可愛い格好になったよなぁ」《快適室温》

壬生墨佳 :「遺漏は常にある。その辺は自分たちで察知してカバーして……」

壬生墨佳 :「……そんなわかるもんなの?」

壬生墨佳 :士騎くんには「だろ?」と返す。

士騎朝輝 :「耳が良いんだろ、純粋に。ま、偵察がいるなら言ってくれ。俺はこの気候程度なら問題なく機動できる」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「さすがにはっきり姿形までは判らない。この距離ならおおよその数と動向程度、かな。それくらいだよ」

士騎朝輝 :「しかし、みぶみぶ。色が赤ければサンタクロースっぽいな、それ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「この吹雪というのがいいのかもしれないな、とにかく馴染みがいい。いつもより冴えている気がするんだ」

士騎朝輝 :「あぁ。双子は大丈夫か?ついてこれてるか?」

壬生墨佳 :「平和を運んでやらなきゃあ……確かにそっちの出だとそうか」

黒瀬直 :「さしづめホームグラウンドか……うむ」

フギン・ムニン :「ん」「あったかいですわ、これ」

黒瀬直 :「不都合や気付きがあればすぐ言うようにな」フギンとムニンを気にかけて。保護した元FHチルドレンの面倒は多く見ているが、兎角弱みを隠しがちだ。

壬生墨佳 :「いつもこんな寒いのは勘弁なんだが……」

フギン・ムニン :お揃いのもこもこのコートを着させられている

イーゴリ・ヴァシーリエフ :雪がソナーの代わりになっているのか、故郷に似た環境が何らかの影響があるのかは判らないが、とだけ続けて。ざくざくと進行の歩を合わせつつ。

冷泉命 :「分かった、そのまま前方へ急ぎましょ―――」

フギン・ムニン :「「―――止まって」」

士騎朝輝 :前に出て止まる。

フギン・ムニン :その気配に、二人で震えながら

黒瀬直 :「………」いつでも二人を庇えて、彼女たちから見える、傍に立つ。

フギン・ムニン :「……いる、隠れてる」「前に二つ……しかもリーダー格です!」

GM :今までの巨人は、知性というものを殆ど感じない……その知覚能力でこちらの場所を察知している獣の様だった

フギン・ムニン :「「……フリームスルス!」」

GM :雪の影から、待ち構えていたとでも言うような、巨影が二つ

フリームスルス :「フ、ギ……ム……」

士騎朝輝 :「待ち伏せと言うなら、確かに知恵がある。大男総身に知恵が何とやらと言うのは東洋だけっぽいしなぁ」

GM :確かに此方を認識している、少しの言葉と、間違いない敵意

黒瀬直 :「……霜の巨人が増えるというのは、株分けのようなものかな?」

壬生墨佳 :「近くで見るとヤバいなこれ……」

壬生墨佳 :「やれそう……?」

黒瀬直 :確かに、先に屠ったものとは比にならぬ気配。膂力と体格のみでも十分な脅威だったのだが。

フリームスルス :「ミ、ー……………オー、ディ……!」

士騎朝輝 :「黒瀬直。で、どうするんだ?手並みを拝見せよ。でも、手並みを見せろ。でも、こちらはどちらでもだ」

士騎朝輝 :「何時でも準備は出来てる」

GM :その大きさは他の巨人の1.5倍から2倍―――違いなく、強大な力を保持している

冷泉命 :「…………少なくとも、こいつらを突破しないと先へは進め無さそう、ね」

黒瀬直 :「この冷気に周囲を徘徊する巨人、時間は彼らを味方するばかり」

黒瀬直 :「となれば当然、遅れるな、だ」その手に黄金の輝きが閃き、敵を見据える。

壬生墨佳 :「“ゲダニア”了解」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「同じく。ふむ、2体。2体か。隠形は大した手並みだが……こいつらだけなら話は早いな」

壬生墨佳 :ぱん、と指を鳴らし、《ウォーキングクローゼット》で作られた防寒装備を解除する。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :両手に影。光を通さぬ影。臨戦態勢。

士騎朝輝 :薄く皮肉気に嗤って、相手を氷のような視線で射貫く。腰の愛刀に長い指を触れる。



GM :―――戦闘を開始前に

GM :壬生さんに渡されたお薬の情報を開示します

壬生墨佳 :おくすり!

GM :イーターウィルス試薬の使用を宣言することで、以下のDロイスが得られます(枠は消費しません

【人喰い鬼】
貴方は捕食者だ。生物の殺し方が直感できる
怪物とて例外ではない。それが生物であるならば―――殺せない道理など、何処にも在りはしない

あなたが攻撃を行った相手に対する、シーン中のPCの次の攻撃のc値を-1する
また、その際のダメージロールに+1d10し、装甲、ガード以外のダメージ軽減を無視する

この効果は攻撃による判定の際に、自分の習得しているエフェクトを一つ(イージーエフェクトの場合2つ)選び
シナリオ中使用不可にすることで適用される。また、使用を宣言した判定の侵蝕を+3する

壬生墨佳 :つよ!

壬生墨佳 :これ、使用不可の対象にできるエフェクトは

壬生墨佳 :イージーエフェクトを含むんでしょうか

GM :あっと書き忘れ!

壬生墨佳 :あっなるほど イージーは2つで1個分

GM :以上、戦闘を開始します

フリームスルス[7]
    5m

フリームスルス2[12]

    5m

黒瀬[9]士騎[4]イーゴリ[7]壬生[6]

GM :セットアップ

黒瀬直 :エヴリシングレディでアンチマテリアルライフルを取得、装備

壬生墨佳 :なし

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なし!

士騎朝輝 :《加速装置》《ヴァジュラ》行動値+12 行動値4→16 攻撃力+9 暴走。《紅蓮の憎悪》発動。攻撃力+12

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 60 → 65

フリームスルス :【殺刃圏】

フリームスルス :クリンナップごとに2d10ダメージが発生します

フリームスルス2 :野獣本能、完全獣化、窮極獣化、破壊の爪

GM :攻撃力+13の素手変更、装甲+10、攻撃力+3d10

GM :イニシアチブ

GM :行動値16、士騎朝輝

士騎朝輝 :マイナーでフリームスルスⅡに接敵

フリームスルス[7]
    5m

士騎[16] フリームスルス2[12]

    5m

黒瀬[9]イーゴリ[7]壬生[6]

士騎朝輝 :メジャー:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》

士騎朝輝 :妨害ありましたらどうぞ。

GM :妨害なし!

士騎朝輝 :11dx7+10 (11DX7+10) > 10[1,3,3,4,5,5,6,7,8,9,9]+10[4,5,7,9]+10[7,7]+4[2,4]+10 > 44

GM :高い!

フリームスルス :ガード、さらに蒼き悪魔を宣言

士騎朝輝 :OK。ではダメージ出しましょう。

士騎朝輝 :オートでウェポンケースからアームドスーツ展開。

フリームスルス2 :さらに……

フリームスルス2 :融解!

フリームスルス2 :ダメージを15軽減します

GM :挟むものは以上!

士騎朝輝 :全部を俺に使ったのがうぬの不運よ。それらはすべてラウンド1回!

士騎朝輝 :5D10+10+3+3+9+12-15 (5D10+10+3+3+9+12-15) > 29[2,9,9,3,6]+10+3+3+9+12-15 > 51

士騎朝輝 :‐15はしてます。

士騎朝輝 :蒼き悪魔をおよこし!

GM :軽減して……51!まだ侵蝕60なのに!

GM :蒼き悪魔は15点入ります

system :[ 士騎朝輝 ] HP : 32 → 17

GM :ここから装甲値10、さらにガード値が1、そして……

GM :超人的弱点:北欧。共通効果で常に10点軽減します

GM :31点、破壊可能Eロイスを提示します

士騎朝輝 :我、ワルキューレだから通らない、それ?w

GM :あくまでユミルの血が必要なので……でも通った!

士騎朝輝 :Eロイス何個持ってるんだろ

GM :あり得ざる存在:獅子奮迅

GM :以上、解除可能です

士騎朝輝 :では《獅子奮迅》を村雨丸の鬼切効果で氷葬!

GM :ぐわー!

GM :演出!



士騎朝輝 :「さぁ、やるか。ご期待には応えないとなぁ」

士騎朝輝 :士騎朝輝がレネゲイドを開放する。精緻なコントロールなどなく、ただ無造作に放出した。

士騎朝輝 :足元から円形放射状に白霜の波濤がザァァァという静かな音を立てて奔り、瞬く間に地面が、建物が、新たな純白に上書きされていく。

士騎朝輝 :吹雪の最中で尚、異常過ぎる凍結現象。1秒前の気温は温暖だったと錯覚するほどの温度激変。

壬生墨佳 :「……!」

士騎朝輝 :それは吹雪すら凍り落ち塵と積もる、死と静寂の白い空間だった。

士騎朝輝 :白一色の光景の中で、暴走する極冷を纏い”ホワイトミュート"の斬壊が開始される。

士騎朝輝 :「待たせたな。戦闘要員の実力を、村雨丸の真髄を、見せてやるから、瞬きは御法度だぜ!」

士騎朝輝 :超低温の白い閃光の如き超高速の踏み込み。相手の左側面前方、巨人の呼吸が聞こえるほどの接近距離。

フリームスルス2 :その動きに気付き、巨体には似合わない素早さで迎え撃とうとする、が―――

士騎朝輝 :霧氷が風に舞い勢いを増す中で、士騎の指が藍色の柄に触れ、刹那、白い剣光が閃いた。吹雪と共に繰り出される、瞬間四斬。

士騎朝輝 :相手の反撃を避ける機能は取り外してある。斬撃は巨腕程度で止まらない。

士騎朝輝 :「そこか。お前の核は」

士騎朝輝 :血髄をも凍らせる斬撃は、鋭く、体の芯が軋み響く程に重い。一撃で致命傷になるソレが、都合四度。

士騎朝輝 :視認困難な速度と狂的凍結出力を以て、敵対者を強引に斬り砕く。

士騎朝輝 :「氷葬した」

フリームスルス2 :「――――――!」

フリームスルス2 :青の血が舞う、事も無く凍って砕け散る

士騎朝輝 :殴り返され顔面から血を流し、口から血反吐を吐きながら笑う。

黒瀬直 :たった一つでも保有者の能力形質を変容させうる危険な力、それが遺産だ。そのような代物を後付けで契約され、力を暴走させられているというのは尋常ではないが。

黒瀬直 :「ああも乗りこなすか……普段から暴走出力を御している男は違うな」

士騎朝輝 :「やるじゃないか。一撃で斬り散らすつもりだったんだぜ。さぁ、だが、やる事はやって見せたぜ」

壬生墨佳 :「マジでめちゃめちゃやるな……」

壬生墨佳 :「いやこれに辛口評価無理じゃない?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ヒュウ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :恐るべき凍気に斬撃速度。これが直に目にするホワイトミュートか。

フリームスルス2 :―――しかし、何処か致命がズレたかの様な印象を受ける。彼の者は未だ健在だ

フリームスルス2 :だが―――

フリームスルス2 :膝を着く

フリームスルス2 :致命ではない……しかし、確かに存在するもう一つの致命である核が、砕かれた

士騎朝輝 :「見惚れるのは良いけどなぁ、惚れるなよ?なんて言ってる間もないか」



GM :イニシアチブ

GM :12、フリームスルス2

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 65 → 69

フリームスルス2 :グオオ、範囲を打ちたい……が、打てない!

フリームスルス2 :なら離脱移動を考える必要も無し!

フリームスルス2 :マイナーなし

フリームスルス2 :メジャーで士騎くんに攻撃!

士騎朝輝 :リア不じゃい

フリームスルス2 :グラップル、コンセントレイト、獣王の力、獣の力

フリームスルス2 :判定!

フリームスルス2 :13dx7+4 (13DX7+4) > 10[1,3,4,4,4,5,6,7,8,9,9,10,10]+10[1,1,6,6,7,8]+3[3,3]+4 > 27

フリームスルス2 :ダメージ!

フリームスルス2 :3d10+3d10+33 (3D10+3D10+33) > 19[6,5,8]+15[10,1,4]+33 > 67

士騎朝輝 :《リザレクト》

フリームスルス2 :次のガード値が-25されます

士騎朝輝 :69+1d10 (69+1D10) > 69+2[2] > 71

フリームスルス2 :リア不だった

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 69 → 71

system :[ 士騎朝輝 ] HP : 17 → 2



フリームスルス2 :「―――――■■■■■!」

フリームスルス2 :唸るような咆哮が、自らに傷を与えた男へと向けられる

士騎朝輝 :受ける機能も避ける機能も付いていない。ただ再生能力に任せて受け止めるのみだ。

士騎朝輝 :「そぅら。来い。我慢比べだ。ウェイトではそっち、経験では俺が有利だな」

フリームスルス2 :天へと腕を掲げる。ただの一振りだ、だが―――

フリームスルス2 :人間の倍の巨人、さらにその倍の大きさとなれば―――只管に硬く、重い

フリームスルス2 :鉄塊が如き破壊槌が、その身へと降りかかる

士騎朝輝 :「ぐうっ」歯を食いしばり耐える。原形を留めてるわけではない。端から冷気と共に肉体が再生しているだけだ。

士騎朝輝 :凍結で出血を防ぎ、氷で体を覆い弾け飛ぼうとする体を繋ぎ止める。



GM :イニシアチブ

GM :9 黒瀬直

黒瀬直 :サラマンダーゆえスーペリアルネットワークは不要、メジャー

黒瀬直 :メジャーでコンボ【金光一閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の加護》《砂塵霊》アンチマテリアルライフルで射撃攻撃。対象はフリームスルス2

黒瀬直 :11dx7+7 (11DX7+7) > 10[1,2,3,3,3,3,4,4,6,8,10]+10[3,9]+10[9]+2[2]+7 > 39

壬生墨佳 :バディムーブ。達成値+3してください。

黒瀬直 :流石に速い、42

黒瀬直 :ちなみにガード不可です

フリームスルス2 :えっ……

フリームスルス2 :ドッジします

フリームスルス2 :13dx (13DX10) > 10[1,1,2,3,4,4,5,6,6,7,8,10,10]+6[3,6] > 16

フリームスルス2 :避けられず!

黒瀬直 :20+20+5d10+1d10 (20+20+5D10+1D10) > 20+20+35[7,9,3,9,7]+9[9] > 84

黒瀬直 :装甲も無視です

フリームスルス2 :31と84で115

フリームスルス2 :まだ立っています。伊達ではない

壬生墨佳 :マジ?

フリームスルス2 :が、ギリギリ!

黒瀬直 :タフだなあ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :い、生きてる!

士騎朝輝 :なあに。イーゴリ美味しい所をくれてやるわ!w

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 63 → 74

イーゴリ・ヴァシーリエフ :やったぜ(これで倒し損ねたらどうしよう震える!)



黒瀬直 :「簡単にやられてくれる相手ではない、まあ分かり切ったこと」

黒瀬直 :じゃらりじゃらりと、女の袖口から現れるのは鈍い鉛色。すなわち無数に連なるベルトリンク。

黒瀬直 :重機関銃の代わりに黒瀬直の右腕へ装填された弾帯は、瞬く間に分解→合一→再成型。

黒瀬直 :数多を溶かしてより価値あるものを錬成、編み出されるはより強大な、一なる弾丸。

黒瀬直 :「まずは一体、手堅く仕留めよう」

黒瀬直 :正拳突きを以て撃針の代わりとし、弾丸を一撃。

黒瀬直 :稲光のような黄金の輝きが、一直線に巨人を貫く。

士騎朝輝 :「無から有をというタイプじゃなく。有に数字を掛けていくタイプの錬成者か」

壬生墨佳 :巨人の叩きつけた拳に向けて、トイガンを抜き打ちしている。

壬生墨佳 :静電気の波が薙ぎ、地の氷を電気分解、さらに深みへと体勢を押し込む。

士騎朝輝 :「言うなればガングニールか?いや、見立てるのも程々の方が良いかもなぁ」

黒瀬直 :「そうだね、次の冬を迎えるのが怖くなる」

フリームスルス2 :士騎朝輝へと叩きつけていた拳が、不意にずれ……雪、いや溶けた水の中に減り込む

黒瀬直 :「それもまずは、彼らを越えてからの話だがな」

フリームスルス2 :それに気づいた時にはもう遅い。光が―――胴の中を抜ける

士騎朝輝 :「だよなぁ。よし、態勢も崩れた。おっと目敏い、援護入れてたな。流石は出来る女だよミブミブは」

フリームスルス2 :「■■■■―――――」言葉にならない叫びが響き、巨体が真横に倒れ伏そうとして

フリームスルス2 :その両腕がその身体を縫い留める。確かにオーディンの名を継がんとする者の一撃は命脈を貫いた、が―――

フリームスルス2 :巨人、その名の通りの強大な生命力は、未だ落ちず

黒瀬直 :「うむ、実に。やりやすいチームだ」

士騎朝輝 :「それで美味しい所はイーゴリがか。中々そっちの計算通りじゃないか。こいつは"サービス"にしておくぜ」

壬生墨佳 :「えっ嘘でしょ……!?」

壬生墨佳 :「あれでまだ動くの……!?」

黒瀬直 :「出来る男が続いてくれると期待しよう」

壬生墨佳 :「化物VS化物だろこんなん……」

士騎朝輝 :「化け物には化け物をぶつける。って前に見た映画でも言ってたしなぁ。真理だった訳だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……揃って期待満々だな。これは責任重大だ。いやこれは計算が過ぎてしまったかもしれん」本気なのか冗談なのか、状況を受けて。

フギン・ムニン :「みんな、すごい……」「油断せず、とどめを!」



GM :イニシアチブ

GM :7 同値PC優先によりイーゴリ・ヴァシーリエフ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はい!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ではマイナー。《インフィニティウェポン》《ジャイアントウェポン》。リーサルシャインで攻撃力+20の剣。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :侵蝕は+5。そしてメジャー。

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 58 → 63

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そしてメジャー。コンボ『フスプィーシカ』《コンセントレイト:オルクス》《ディストーション:白兵》《シャドーテンタクルス》。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :振るよ!

GM :どうぞ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :対象はフリームスルス2!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :11dx7+6 (11DX7+6) > 10[1,2,3,4,4,4,6,7,8,8,10]+10[1,3,3,8]+4[4]+6 > 30

イーゴリ・ヴァシーリエフ :30!ど、どうかな……?

フリームスルス2 :ガード!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ではダメージだ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :4d10+20 (4D10+20) > 19[6,2,7,4]+20 > 39

イーゴリ・ヴァシーリエフ :39!装甲とガードは有効……!

フリームスルス2 :グオゴゴ、軽減入れても……残りHPは5!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :侵蝕値はこれで+5

フリームスルス2 :討伐!復活無し!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 63 → 68

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ふ、ふうーよかった!ちょっとだけ心配だった!

フリームスルス[7]
    5m

  士騎[14]

    5m

黒瀬[9]イーゴリ[7]壬生[6]


イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まあ、しかし」直前の己の台詞を受けて。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :すっと電柱に手をつく。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ず ばぁん!!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そこから地面を通じて瞬時に伸びた漆黒の有刺鉄線……単に、茨のようにも見える。大地を走る蔦のような茨に……が一息にフリームスルスを絡み取り切り裂く!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「今回は上手く計算通りといった具合だな。美味しい所は見せられたし、期待にも応えられたようで何より」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :フリームスルスの残骸が、吹雪と共に大地へ落ちる。

壬生墨佳 :「えっ今何したの!?」

黒瀬直 :「鈍ったところに出力を絞った一撃……良い力の抜き方だな」

フリームスルス2 :言葉も無く―――墜ちる

士騎朝輝 :「実に無駄がない。死に体に血を流させて転ばせた」

士騎朝輝 :「後は出血と向こうの重さでお陀仏ってとこか」

冷泉命 :「これは……予想以上ね。向こうのタフさもそうだけど、こっち側の戦力も」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ふ。とフリームスルスに巻き付いた影の茨が、そのまま陽炎のように消え去る。

黒瀬直 :「行軍途中で前哨戦、気は抜けんが先も長いからな。そのまま巧く働いてもらおう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「さて、だが……まだ油断は出来んな」視線の先にはもう一体の巨人!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(「……しかし恐ろしい味方たちだ。お見通しとはな」)



GM :イニシアチブ

GM :7 フリームスルス

フリームスルス :マイナーなし

フリームスルス :氷の塔5、魔獣の衝撃1、魔獣の本能、クロスバースト3

フリームスルス :PC3人のエンゲージへ

フリームスルス :6dx+15 (6DX10+15) > 9[1,5,5,6,8,9]+15 > 24

黒瀬直 :ドッジ

黒瀬直 :3dx>=24 (3DX10>=24) > 9[2,8,9] > 9 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ドッジチャレンジ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :2dx+1>=24 (2DX10+1>=24) > 6[4,6]+1 > 7 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ダメ!

壬生墨佳 :ガード。《砂の結界》で黒瀬さんをカバー。

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 57 → 59

フリームスルス :ダメージいきます

フリームスルス :3d10+32 (3D10+32) > 12[1,2,9]+32 > 44

イーゴリ・ヴァシーリエフ :装甲値はあるけど死!リザレクト!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1d10 (1D10) > 9

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 23 → 9

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 68 → 77

壬生墨佳 :エフェクトあればいけたな~

壬生墨佳 :まあ死にます!リザレクト。

フリームスルス :さきにやっちゃったからエフェクト後出し許可します、ごめんなさい!

壬生墨佳 :大丈夫!

フリームスルス :押忍!

壬生墨佳 :59+1d10 (59+1D10) > 59+7[7] > 66

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 59 → 66



フリームスルス :一人目の巨体が落ちたのを見、背後に控えたもう一人が動き出す

フリームスルス :腕は先程の巨体と比べると聊か小さい、が

壬生墨佳 :巨人の動き出すと同時、指を鳴らす。

フリームスルス :地鳴りのような音が響く。これは―――

壬生墨佳 :琥珀の波が壁を作り、視界に全員を対象に取る前に、吹雪で遮蔽する。

フリームスルス :"息を吸う音"

壬生墨佳 :それはせいぜい一人分だが。十分。

黒瀬直 :「ッ!」素早く後退、フギンらを伴って距離を取りながら自らも盾を形成。

フリームスルス :「                             」

フリームスルス :次の瞬間―――ソニックブームとも形容すべき吹雪が、一直線に背後の集団を襲う

士騎朝輝 :「向こうに行ったか。さて俺がようやく楽が出来るが、お手並み拝見だ」

フリームスルス :至近であればそう範囲は広くない、しかし。離れるほどにその破壊範囲は増していく

壬生墨佳 :「ぐうっ……!」

壬生墨佳 :遮蔽は自分用ではない。その波をしとど受けた。

フリームスルス :視認できたのは2人、違いなく嵐が打ち抜く

イーゴリ・ヴァシーリエフ :漆黒のスクリーン。影の遮蔽が瞬時に大地から伸びる、しかし……!

黒瀬直 :砕け散った大楯の向こうから姿を現す。多少の凍結こそあれど遮蔽の向こう側に大事は無い。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :影の遮蔽はちりぢりになって跡形もない。

黒瀬直 :「君の為した事に応えねばならないな……何かして欲しいことがあれば言ってくれ」

壬生墨佳 :「本当に……規模がおかしいんだよ、この戦場……!」

壬生墨佳 :「……じゃあ」

壬生墨佳 :「逃げるなって言ってくれ」

壬生墨佳 :懐の試薬をぐっと握る。

冷泉命 :「…………」静かに、その姿を見る

黒瀬直 :「今は私が、君の傍に居よう」

黒瀬直 :「すべて見届け、そして共に勝つことを約束する」

壬生墨佳 :「……うん」

壬生墨佳 :「共にってところが、いい」

士騎朝輝 :「黒瀬も瞬時に双子を庇ったし、何よりも今のは……」即座に遮蔽を作って標的を選定したゲダニアの技術と戦術眼。

士騎朝輝 :「やるな」

フギン・ムニン :恐怖に震えながらそでれも黒瀬直の裾を掴み、勝利を信じる眼を向ける

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……まったくだ」散った雪煙の中から立ち上がり、ごくごく小声で。全身ズタボロにされた衝撃波だが、既に再生は済んでいる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「皆本当に、頼もしい奴らだよ」背筋を伸ばして立つ。

士騎朝輝 :「ミブミブ。やるじゃないか。って言った方が多分やる気出るよなぁ?その調子だ。まだ何か手はあるか?」

壬生墨佳 :「……ああ、ある」

壬生墨佳 :「使うよ、ここから」

壬生墨佳 :「……使う」

士騎朝輝 :さっきの台詞を耳聡く聞いていたので、ならば言う。

士騎朝輝 :「そうか。逃げんなよ」


GM :イニシアチブ6 壬生墨佳

壬生墨佳 :マイナーで巨人にエンゲージ、メジャー『デビルズ・プレイ』:《死神の瞳》。

壬生[6] フリームスルス[7]
    5m

  士騎[14]

    5m

黒瀬[9]イーゴリ[7]

壬生墨佳 :それから、イーターウイルス試薬の使用を宣言します。

GM :了解しました

壬生墨佳 :【人喰い鬼】を取得、攻撃時に効果を適用。

壬生墨佳 :代償として焚べるエフェクトは《ワーディング》を指定。

GM :効果を得られます!

壬生墨佳 :判定いきます!

壬生墨佳 :4dx+28 (4DX10+28) > 7[1,4,4,7]+28 > 35

フリームスルス :ガード……は意味が無いな、ドッジ

フリームスルス :5dx (5DX10) > 9[1,2,6,8,9] > 9

フリームスルス :命中!

壬生墨佳 :命中で次に与えるダメージを+6d10するとともに

壬生墨佳 :人喰い鬼の効果。対象への次の攻撃のC値を-1、ダメージロールに+1d10(正味+7d10)、装甲、ガード以外のダメージ軽減を無視。

フリームスルス :受けます

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 66 → 72


壬生墨佳 :ケースを開き、試薬を手に取る。

壬生墨佳 :「……」

壬生墨佳 :逡巡ののちに、それを自らに打つ。

壬生墨佳 :それは驚くほど素早く、馴染んだ。

壬生墨佳 :奇妙な渇き。未経験のものではない。

壬生墨佳 :周囲を見回す。ともに戦う彼らは、指折りの勇士だ。

壬生墨佳 :であれば、それは。それを可能にする筋肉は、それを可能にする脳は、

壬生墨佳 :さぞ、さぞ、美味く――

壬生墨佳 :振り払うように前に出る。注意書きを思い起こすことに集中する。

壬生墨佳 :(この餓えが最も必要とするのは、脳組織だ)

壬生墨佳 :(その対象を、人じゃなくて自分に。喰らわせてもいい、栄養価の高い材料は――)

壬生墨佳 :一瞬、脳裏をよぎる、一つの力。

壬生墨佳 :それは、あるいは。隠匿を旨とする者にとって、もっとも重要な。

壬生墨佳 :(僕のことながらお目が高いな。いいよ。食わせてやる)

壬生墨佳 :見上げる。肉の塊を。

壬生墨佳 :もはやそれが、どのように構成されているのか、手にとるように。

壬生墨佳 :「喰える……いや」

壬生墨佳 :「喰わせられる、か」指を鳴らす。

壬生墨佳 :ヤニが巨人の体表に染み出すように出現。

壬生墨佳 :それがそのまま、長い時を経たかのように固着。

壬生墨佳 :琥珀となったそれが、起電。静電気の拘束具と化す。

フリームスルス :「―――――!」

壬生墨佳 :「そうだな、あとは――紫電一閃と行ってくれ」

壬生墨佳 :「齧り付くには大き過ぎるや」

フリームスルス :その小さな影に、何がされたかを理解できなかった。何時の間にか自らの身体に産み出されたそれが、知らぬ間に自らの動きの全てを縛り―――

フリームスルス :核が。個体ごとに場所の違うそれが、常に移動し敵対者に貫かせないそれが―――固定される

士騎朝輝 :「上品なお口な事で。と言ってやった方が良いか?電気拘束とはエゲツないにも程がある」

壬生墨佳 :「おしゃべりなお口だな!長くは保たないんだからさ」

壬生墨佳 :「決めてくれ」

士騎朝輝 :「ああ。それじゃあ」

士騎朝輝 :「丸かじりにしてやるよ!」


GM :クリンナップに最後の抵抗代わりの……殺刃圏!2d10ダメージ

黒瀬直 :2d10 (2D10) > 8[3,5] > 8

system :[ 黒瀬直 ] HP : 25 → 17

士騎朝輝 :絶対に死ぬので《リザレクト》

イーゴリ・ヴァシーリエフ :2d10 (2D10) > 5[2,3] > 5

士騎朝輝 :71+1d10 (71+1D10) > 71+5[5] > 76

イーゴリ・ヴァシーリエフ :お、死なない。やったぜ

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 9 → 4

GM :どうやら……こちらが振るみたい!

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 71 → 75

system :[ 士騎朝輝 ] HP : 2 → 4

system :[ 士騎朝輝 ] HP : 4 → 5

GM :2d10 (2D10) > 10[7,3] > 10

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 75 → 76

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、しまったすいません!

壬生墨佳 :リザ後絶対耐えられない数字来たな

system :[ 黒瀬直 ] HP : 17 → 15

壬生墨佳 :HP0。リザレクトします。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :クソー!ギリギリ死!リザレクトー!

黒瀬直 :壬生さんのおかげで生きている

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1d10 (1D10) > 2

壬生墨佳 :72+1d10 (72+1D10) > 72+5[5] > 77

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 4 → 2

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 77 → 79

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 72 → 77


GM :セットアップ

system :[ 壬生墨佳 ] HP : 25 → 5

黒瀬直 :なし

士騎朝輝 :《加速装置》行動値4→16

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 76 → 78

壬生墨佳 :なし

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なし!

GM :イニシアチブ

GM :14 士騎朝輝

士騎朝輝 :ふふ。防具分で14だぜ。まあ変わるところはないけど!

士騎朝輝 :マイナーで移動し、メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》

黒瀬直 :《砂の加護》《砂塵霊》を使用。侵食+6して士騎くんのダイス+6、ダメージ+20。

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 74 → 80

士騎朝輝 :そして人食い鬼の効果でC-1されるのだったな。

士騎朝輝 :17dx6+10 (17DX6+10) > 10[1,1,2,3,3,4,4,4,4,5,7,8,8,8,8,9,10]+10[1,1,1,3,4,4,6]+3[3]+10 > 33

士騎朝輝 :あら低いわねぇ。リアクションをしなされ。

フリームスルス :ガード宣言、同時に融解、氷雪の守護も使用したい、が……

フリームスルス :人喰い鬼により軽減不可、全てが……通る!

士騎朝輝 :4d10+7d10+10+3+3+9+12+20 (4D10+7D10+10+3+3+9+12+20) > 30[10,4,10,6]+36[1,10,10,4,5,5,1]+10+3+3+9+12+20 > 123

士騎朝輝 :ひふみ。一点でも通ったらいずれかEロイス解除!

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 78 → 82

GM :解除可能Eロイスは【殺刃圏】ですが……

フリームスルス :軽減に振ってるのでHPは先の巨人程は高くない!沈黙!復活無し!

GM :PCの勝利です



士騎朝輝 :「さぁ、軽い口が大口叩いた訳だが、ぎりぎり行ける気がするんだよなぁ」

士騎朝輝 :切っ先を照星のように相手の急所に向ける。今なら相手の急所が見える、感じ取れる。

黒瀬直 :「核を仕留めるタイプだったな、どこを狙う?」

士騎朝輝 :「ミブミブのお陰でだいぶ楽な訳なだしな。問題はあそこまで、どう届かせるかだが」

士騎朝輝 :「足場が少しでもあれば、駆けあがって真っ二つにする」

士騎朝輝 :黒瀬さんにそう答える。

黒瀬直 :「やってみよう」

黒瀬直 :言うが早いか身を翻し、その手で得物を拵えながら。

士騎朝輝 :「出来るのか?なんて聞くのは失礼だな。じゃあスタートはあんたに任せるぜ」

黒瀬直 :勝手知ったる我らが庭、壁の側面交互に蹴り上がり、高く飛びあがって全身をひねり

黒瀬直 :身の丈二丈を優に超える、巨人よりなお高くから黄金の大槍を擲つ。

黒瀬直 :オーディンが持つ異名の一つ、戦死者の父ヴァルハズル。その投げ槍が掠めたものは即ち、ヴァルキューレが運ぶ死者であると言うが。

黒瀬直 :真っ直ぐ巨人の膝に突き刺さり、深々と縫い留め動きを挫く!

フリームスルス :「Gun g―――――――」

士騎朝輝 :同時、弾丸のように体が飛び出す。

フリームスルス :琥珀でその動きを、致命すら囚われたその膝へと深く突き刺さり

フリームスルス :体勢を崩す。前傾、天を衝かんとする巨体の胴が地へと近づく

士騎朝輝 :氷場を雪粉を散り飛ばしながら走り抜け、琥珀に覆われた巨人の爪先から、純粋な膂力と速度で踏み砕きながら駆け上がる。

士騎朝輝 :突き刺さった槍を踏み台に、速度と力を再充填し、肩口迄ノンストップで移動した。

士騎朝輝 :「よぉ。お喋りできるな?」

士騎朝輝 :核は二つ。命の核は肝臓の裏、ジャームの核は心臓部分。即座にはじき出され実行される2点を切り裂く斬撃軌道。

士騎朝輝 :雪よりも白い氷の輝線が、稲妻の如き疾さと稲妻の如き形で巨人の体に走った。

士騎朝輝 :「まぁ、と言ってもあんたが叫ぶのはきっと断末魔だけどな」

フリームスルス :「――――――」

フリームスルス :その雷の如き速さに、凍るような剣閃に。断末魔を上げる事すら許されず

フリームスルス :身体が氷像の様に動かず、砕け―――

フリームスルス :がらり、と。地に崩れ、吹雪に溶けるように消えていった

士騎朝輝 :「喰らい尽くしたぜ、村雨丸が。丸かじりだ」

士騎朝輝 :核を氷葬し村雨丸を鞘に納める。

士騎朝輝 :「しかし、凄い能力を持ってるもんだよ。戦闘向きじゃないみたいな口ぶりだったのにな」

士騎朝輝 :「化け物カテゴリに次は自分も入れとけよ」

フギン・ムニン :「……一撃」「支援があったとはいえ……凄まじいです」

士騎朝輝 :「黒瀬もサンキューな。助けがなかったら仕留めきれなかったと思うぜ」

壬生墨佳 :「……バカ言え。攻撃の頃にはもう縛れてないよ」

壬生墨佳 :「一瞬だけだ、あんなの……それから」

壬生墨佳 :「何度も出来ると思うな。化け物の力を使ってるんだよ」

士騎朝輝 :「へぇ。何度も出来るもんじゃないのに、使ってくれるなんてなぁ。実は優しいやつだったりする?」

壬生墨佳 :「そうだよ。お優しいの」

黒瀬直 :「こちらも良いものを見せてもらったよ士騎くん。それに見せてやれた」

黒瀬直 :「フギン、ムニン。君たちが助けを求めた相手は、これぐらいには強い」

黒瀬直 :「お前たちの選択を、誤りにはさせないよ」

フギン・ムニン :「―――うん」「ありがとう、ございます。これなら……!」

黒瀬直 :「ヴァシーリエフくん、周囲の状況は?」ここに居る中で誰よりも静かに、注意深く戦場を見る男に伺う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……現状、特段の心配はない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「接近してくる影は未だ多少見受けられるが……このまま前進できるなら我々が方位を抜けられるのが早い」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「問題ないよ」

黒瀬直 :「ありがとう。温かいものを用意するよう連絡してあるから楽しみにしてくれ」

冷泉命 :「なら急いだほうがいいわ。壬生さんにもあまり無理はさせられないし」

士騎朝輝 :「お喋りするにしても、休めるところの方が良いしな」髪先を軽くかき上げ雪を払う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「うれしいね。12支部には酒の名品が揃ってると聞く。仕事上りが楽しみだな」薄く笑って歩を進め始め。

壬生墨佳 :「こいつらが幹部なら良かったんだけどな」

士騎朝輝 :「上級兵士でこれって言うのは骨が折れそうだよなぁ。幹部だったらって言うのには同感」



GM :雪が降りしきる中、一路は―――12支部へ



GM :シーンカット。ロイスのみ可能です

壬生墨佳 :保留しよ

士騎朝輝 :僕も保留。

黒瀬直 :保留しておこう

黒瀬直 :4dx+4>=10 購入は予備弾倉 (4DX10+4>=10) > 10[2,6,7,10]+1[1]+4 > 15 > 成功

GM :あっここはロイスのみ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ロイスはわたくしは4つで埋まっているのですな!なしで、以上!

黒瀬直 :ほんとだ!埋めておきます



【幕間】

GM :登場侵蝕は全員1固定です

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 79 → 80

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 80 → 81

冷泉命 :「こちらの支部員とレネゲイドによる拠点の一時隠匿。合わせて巨人への防衛機能を構築するわ」

冷泉命 :「先の戦闘の事もあるし……しばらく休んでいて。皆、負担も結構あるだろうし、ね」

GM :12支部到着後、冷泉は告げると支部員とその場から立ち去る。残されたのは―――



黒瀬直 :N市 12地区 UGN第12支部 七原鹿島神社 社務所 台所

黒瀬直 :にんにく二片をスライスし、ごま油3杯と共に弱火で炒めて香りを移す。

黒瀬直 :葉と白い部分を切り分けた白菜半分をざく切りにして、豚バラ肉と共に鍋に載せる。

黒瀬直 :その上から料理酒大さじ3、白だし大さじ1を加えて蓋をし、弱火で煮込み始める。

黒瀬直 :そのままクタクタになるまで十分ほど。蓋を開けて確認する。

黒瀬直 :好みでごまや刻みネギを加えてもよし。ポン酢で食べる。

黒瀬直 :監修:一条凛太(PL:すらい様)

黒瀬直 :そう複雑な工程ではないが、工業機械のように淀みなく、贖罪の並び、切り分けは恐ろしく整然としている。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――ジョウヤナベ、トコヤナベ。といった所か」

黒瀬直 :「然り。そして出来上がりだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :いつの間にやら台所の入り口にやって来ている。もうすっかり戦闘の傷もない。

黒瀬直 :「うちの支部ではよく食事を取るんだ。これに限らず、皆で卓を囲んでね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そういった支部もある。とは聞いている。家族的な支部も珍しくない、とね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかしここは……話には聞いていたが、神社か、場の雰囲気もあって、非常にアットホームなのだな」

黒瀬直 :「うむ、自慢の場所だ。元の出自は混然としているが」鍋を掴み上げ、運び始める。

黒瀬直 :「その分、希望でもある。私たちは誰かの手を取ることができるのだとね」

黒瀬直 :「……正座が厳しいなら洋机がいるかな?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ふふ、悪くない。食事にするなら手伝おう。器は戸棚にあるもので問題ないかな」

黒瀬直 :「うむ、配膳は頼む」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「お気遣いなく。そう長時間でなければ大丈夫さ」>正座 がちゃがちゃと食器を運びつつ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかし……誰かの手を取る、ね」何の気なしにいう。

黒瀬直 :畳の上の卓袱台に鍋を据え、食事の用意を整えていく。

黒瀬直 :あまり手の空いていないものは持って行けるよう、食器は余分に用意。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ミセス・クロセ……ナオはこの仕事、長い方だよな」

黒瀬直 :「この辺りは表の治安もあまりよろしくないから、保護する前にはやんちゃしている子も多い……ああ、そうだね」

黒瀬直 :「旧い家の生まれなもので、UGNが出来る前からあちこちで」

黒瀬直 :「出来てからはそれ以上かな。結構な範囲で世話になっている」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ。そうだろう。デモン・ストレイト絡みの話は、日本に入った直後から度々聞いている」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まさか私も、一旦拠点としたこのN市がホームとは思っていなかったけどな」

黒瀬直 :「面映ゆいものがある。他所で聞かれるようなものは、つまり未熟な時代に残した話だ」

黒瀬直 :「引き籠ってから一番の激戦だったね。君も運が悪いものだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そして会ってみたら……実際噂以上の手前ときたものだ。恐れいる」

黒瀬直 :「そこは日々成長せねば情けないからな……ヴァシーリエフくんは」

黒瀬直 :「この街を逗留先に選んだのは、何か理由でもあったのかな?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まったくだ。しかし……そう運が悪かったとは思っていないよ。この街に来て数年、特に一昨年までの生活は激戦という言葉が相応しい激しさだったが、」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「思わぬ収穫がたくさんあった。この仕事をしてる以上、人脈は宝さ」口の端だけを上げる笑み。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そうだな、だから、私がこの街を選んだ理由は」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そもそもが、人が多かったから、さまざまな……そうだな、敢えていうなら、依頼の先になるものがありそうだったから。そう感じたからさ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「13も支部があるんだ。善いも悪いも……いや悪い仕事は勘弁してほしいがね、それだけ退屈はしないだろう、その程度のものさ」

黒瀬直 :「ふむ……なるほど。君に相応しい場所ではあるか」

黒瀬直 :「それに、君がいてくれて幸せな街でもあった」

黒瀬直 :椀に具をよそい、白飯を山と盛って差し出す。

黒瀬直 :「ずっと礼を言いたいと思っていたんだ。"ナット・ロック"を破ってくれた君にね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そうかい?」世界を救う一環とは言え、市長を殺ってしまった件にも関わってる。ちょっと胸を張りがたいが……。

黒瀬直 :「これでも前任者だったからな、燻り出すところまでしかできなくて……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「倒したのは同行者だよ。私は……そうだな、取り巻きに一人、退いて頂いた。それくらいだ」

黒瀬直 :「心苦しいなら共犯者の枠に混ぜておいてくれ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ、そういうことか」>前任者だったから

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ふふ、そうだな。街の幸せと言われれば多少恥ずかしい面もあるが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼ら……あの13人を倒した身となれば確かに共犯だ。むしろ、君にも世話になったというべきだな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :くつくつ、楽しそうに笑う。

黒瀬直 :「そういうことになるか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なるよ。――ナオ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼ら13人の話が出たついでだ。聞きたいが」

黒瀬直 :「言えることならば。共犯者」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……今回のヴァルハラセル、彼らはこの地上を滅ぼすと言った。奴らにも思う所があるのだろう。……だが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「一昨年にこの街でまさに同様に人類を滅ぼそうとした“オーガン”。その殲滅に私同様関わった君は……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼らの、オーガンの理念をどう見た?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それに対し、どう思って彼らを止めた?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「UGNの誇る滅邪の矢の一人として、この街で長く人々を守って来た“デモン・ストレイト”として……彼らに思う所があったのであれば聞きたい」

黒瀬直 :「……そうだなあ」閉じた瞼にかつての戦いを。回避した滅びと彼らの想いとを浮かべる。

黒瀬直 :「私は酷く、罪深い者だと思っている」

黒瀬直 :「誰しも、その者自身の生まれてきた由縁が、辿ってきた道筋が」

黒瀬直 :「背負っている思いがある。ならばそんなひと一人を殺すというのは」

黒瀬直 :「……一つの世界を壊すことに相違ないだろうと」

黒瀬直 :「なればこそ、誰にも無辜を殺め傷つけて良い理由などなく」

黒瀬直 :「抗った私たちは、踏み越えたものと向き合い続けていかねばならない」

黒瀬直 :「……そんなところかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ふむ。……うむ。……ふふ」

黒瀬直 :「なんだ、その反応は」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「うん……そうだな。いや、『そうではないかな』と、ぼんやり思っていた所の返答だったから、多少うれしくなってしまったのさ。いや、すまない」

黒瀬直 :「……」じっとりとした半目で睨む。珍しく気恥ずかしさを覚えてのこと。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「聞いてみたかったんだよ。“デモン・ストレイト”が、この街屈指のUGNエージェントである君が、あれについてどう思っていたのかな、と」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「機会があれば聞いてみたかった。それだけなんだ」

黒瀬直 :「……満足したなら食え。たらふく。そしてその分戦え」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……いや、悪かったよ。大変申し訳ない。だが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「その答えが聞けて良かった。なればこそ、UGNがそう思って居てくれればこそ、我々もまた己に恥じない選択ができる」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「社会の、世界の真っ当で真っ直ぐな盾たる君らがそう思っていてくれるなら、な」

黒瀬直 :「……光栄に思う。私は君を頼りにしているからね」

黒瀬直 :「頼みの綱も、結ばれてなければ仕様がない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ありがとう。……ナオ、君らはそうあってくれ。今まで取りこぼしたもの、手を取れなかったものもあって、尚そう言える君らは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それだけで、我々社会の端っこに生きる我々のような者が希望を持てる。……ああ、礼を言う」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……では」箸と器を取り。

黒瀬直 :「うん、私たちはそのためにあり」

黒瀬直 :「戦わねば守るものも守れず、腹が減ってはなんとやらだ」

黒瀬直 :手と手を合わせて、卓に向かい。頂きますと礼をした。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「頂きます。……さて、デモン・ストレイトの料理の腕の方はいかほどの物か、楽しみにさせてもらうよ」



system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 77 → 78

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 82 → 83

壬生墨佳 :七原鹿島神社 社務所 休憩所

壬生墨佳 :「……しかし、問題はさ」畳敷きの休憩所に、座布団を敷いてそこに足を伸ばして座っている。

壬生墨佳 :「ここからどう防衛態勢組んでくかだよな」

士騎朝輝 :「んー?この支部」体中に雑に包帯巻いている。肩から胸に回して引っ張って。「そこまで防衛向きでもない気はするぜ」

壬生墨佳 :「高所の利はあるだろ」

士騎朝輝 :「トラディショナル神社スタイル。木と紙の家。レネゲイドによる防御はあるとしても、火責めされたら面倒ではあるよなぁ」

壬生墨佳 :「この吹雪でか?ちぐはぐだなそれ……」

士騎朝輝 :「でも、ラグナロクって最後は大火災だろ。ほらスルトの炎の剣でさ」

壬生墨佳 :「そのレベルで焼けるなら建物なんだろうが一緒だろ……」

士騎朝輝 :ま、それは、そうだ。と肩を竦めようとするが痛みで眉を顰める。

壬生墨佳 :「……無敵の戦闘サイボーグじゃないんだな」

壬生墨佳 :「改造兵のセルだろ。君の古巣は」

士騎朝輝 :「無敵ではあるし、戦闘サイボーグが出自だけどなぁ。痛覚は遮断してないな」

士騎朝輝 :「しかし流石は情報エージェント。まぁ、昔の話だよ、そういうのは」

士騎朝輝 :「そうだな。4年前だったら、眉一つ動かさなかった」

壬生墨佳 :工作員(マグネイト)ならともかく、そうでもなけりゃその辺は筒抜けだろ……」

壬生墨佳 :「そもそも、君らは売り文句にしてただろ。スペックをさ」

士騎朝輝 :「順位付けまでしてたしなぁ。でも、俺、自分がクラックアイスです。なんて言ったりはしていなかったからな」

壬生墨佳 :「……知ってるかは知らないけど」

士騎朝輝 :「気づいたり、知ってる人間がいるのはやっぱりレアだぜ」

壬生墨佳 :「君らのセルに情報源がいたんだよ」

壬生墨佳 :お茶を飲む。お茶菓子には手を付けない。

士騎朝輝 :「ははぁ。成程。……ウチの連中まったく気にしなさそうだ」

士騎朝輝 :苦笑いなどして。

士騎朝輝 :「時にミブミブ、ダイエットでもしてるのか?」

壬生墨佳 :「……ああ。いや」

壬生墨佳 :「まあ……なんだ……」

壬生墨佳 :「不味いんだ」

士騎朝輝 :少しだけ真剣な表情になる。

壬生墨佳 :「あ、言っとくがこれがじゃないぞ」

壬生墨佳 :「多分いいとこのだろ。わざわざ支部に置くくらいには」

士騎朝輝 :「これがだったら、笑い話なんだからそっちの方が良いよなぁ」

壬生墨佳 :「こっちの……」舌を指して、「いや」

士騎朝輝 :「ああ、で、それ何かの代償だったり?」

壬生墨佳 :「こっちか」頭を指し直す。「こっちの問題」

壬生墨佳 :「ううん、逆」

壬生墨佳 :「こっちが本体。あれの中身」

壬生墨佳 :「副作用を攻性転用してる」

士騎朝輝 :「あの切り札じみたやつか。良くやるよ」

壬生墨佳 :「言ったろ。化け物の力を使ってるって」

士騎朝輝 :「多分な。知ってたら、やらせなかったね。俺も中々優しいやつだしなぁ」

士騎朝輝 :「一応聞いておくけどな。治る見込みみたいなのは?」

壬生墨佳 :ワクチンを取り出す。「流石になきゃやんないよ」

壬生墨佳 :「すげーきつかったんだから」

士騎朝輝 :「そこは感謝してるよ。お陰で楽に勝てたしな、良い判断だと思うぜ」

士騎朝輝 :「きっちり戦いの急所が見えてる。きつさに対する報酬として俺の言葉を受け取っておけよ」

壬生墨佳 :「それで釣り合いは取れないっての……」

壬生墨佳 :「君の言葉じゃ足りない」

壬生墨佳 :「この町の住人の言葉がいいや」

士騎朝輝 :「やれやれ贅沢な女だなぁ、なぁ村雨丸」

士騎朝輝 :ふ。と笑う。

壬生墨佳 :「それも見立て?」

士騎朝輝 :「ん?」

壬生墨佳 :「村雨。創作上の刀だろ」

士騎朝輝 :「あぁ。どうかな?本人曰く正真正銘本物だ」

壬生墨佳 :「本人、ね」全然信じてなさそうに鼻を鳴らす。

士騎朝輝 :「信じてなさそうだけどなぁ」

士騎朝輝 :「抜けば玉散る氷の刃。邪を退け、妖を治める『遺産』なのは少なくとも確かだよ」

士騎朝輝 :「と言うか『遺産』に適合するために用意された素体が俺なんだから、本物じゃないと辻褄が合わなくなるんだよなぁ」

壬生墨佳 :「ま、ちゃんと斬れてくれるならその辺は問わないが」

壬生墨佳 :「何だろうな。神話ぶったものを過度に恐れたくない気持ちがあるっていうか」

壬生墨佳 :「あいつらはフェイクだろ」

士騎朝輝 :「ああ。そこらへんは分かる。俺も村雨丸を使ってる身だから特に感じることはあるんだけどな」

士騎朝輝 :「RBやレネゲイドの力で投影された影法師みたいな連中だ」

士騎朝輝 :「全能万能の力を持っていたとしても、レネゲイドによる力技に過ぎないってのは思う」

士騎朝輝 :「俺達はそこらへん解除出来るからなぁ」

壬生墨佳 :「まやかしか。そうだな。その辺は合うな……僕さ」

壬生墨佳 :「今を汚されたくないんだ。過去の遺物だとか、未来の妄想だとか」

壬生墨佳 :「そういうものに、今が脅かされてたまるかって思う」

士騎朝輝 :「へぇ。ほぉ。良い事言うじゃないか」

士騎朝輝 :「今を生きてる人間が、過ぎ去った過去とか、確定してない未来だとかに振り回されるのは、ふざけてるもんなぁ」

士騎朝輝 :「気取ったことを言う割には、中々に熱い心をお持ちで」

壬生墨佳 :「気取ってるのは君だろ……」

士騎朝輝 :「日本語は正確に使えよ。気取ってるのは君もだろ……なんだよなぁ」

士騎朝輝 :楽しげに口の端を歪め。

士騎朝輝 :佇まいを軽く直し、熱いお茶を飲む。

士騎朝輝 :「ああ。それでさ……みぶみぶの切り札のソレ、どういう出自だよ。かなりの厄物だし、あんたにしか使えないだろ?」

壬生墨佳 :「……罹ったんだよ。前に。現物に」

壬生墨佳 :「どっかのろくでもないセルの産物だ。その“経験”を買われた」

士騎朝輝 :「波乱万丈な人生だ。まったく羨ましくない」

壬生墨佳 :「……でも。助けられた」

壬生墨佳 :「そこは……そうだな」

壬生墨佳 :「たとえ羨ましがられても、譲ってやる気はない」

士騎朝輝 :「はは。俺も他人の人生に乗っかる程、恥知らずではないよ。人生を共有したい奴は一人で十分だ」

士騎朝輝 :手をひらひらと振って。

壬生墨佳 :ふ、と薄く笑って。「じゃあ」お茶を飲み干して。

壬生墨佳 :「お互いそいつのために生き延びるとしようぜ」

士騎朝輝 :「お互いにな。そういう事ね」

士騎朝輝 :「しかしさ、この事件も解決したら情報は隠蔽、町の人から感謝の言葉なんて聞けないだろ。だから、やっぱ俺の感謝の言葉で我慢しておけよ」

壬生墨佳 :「……バカだな」笑って。

壬生墨佳 :「情報支部員なめんな」



GM :シーンカット、ロイスと購入が可能です。さらに……

黒瀬直 :更に……?

GM :各自、4d10まで回復可能です

壬生墨佳 :やった~

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ありがたや!

黒瀬直 :たくさん食べて元気もりもり

黒瀬直 :共犯者:イーゴリ・ヴァシーリエフ/P信頼〇:N憤懣 でロイス取得。

壬生墨佳 :5+4d10 (5+4D10) > 5+18[6,2,5,5] > 23

黒瀬直 :4d10 (4D10) > 29[9,6,8,6] > 29

黒瀬直 :HP25まで回復

イーゴリ・ヴァシーリエフ :4d10 (4D10) > 11[1,5,2,3] > 11

system :[ 壬生墨佳 ] HP : 5 → 23

system :[ 黒瀬直 ] HP : 15 → 25

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 2 → 13

士騎朝輝 :4d10+5 (4D10+5) > 19[10,3,4,2]+5 > 24

system :[ 士騎朝輝 ] HP : 5 → 24

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ごめんね黒瀬さん!>N憤懣

黒瀬直 :ぷんぷん

黒瀬直 :エヴリシングレディで強化ビジネススーツを取得、装備。購入はブルーゲイル

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こちらは黒瀬さんには既に取ってるぜ!

壬生墨佳 :クリスタルシールド狙います

黒瀬直 :4dx+6>=20 (4DX10+6>=20) > 5[1,1,1,5]+6 > 11 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なので調達は……まずはちょっと様子見の構えで……

壬生墨佳 :3dx+4>=20 (3DX10+4>=20) > 10[2,7,10]+6[6]+4 > 20 > 成功

士騎朝輝 :ロイスはみぶみぶに取ろう。 仲間 尽力〇/憤懣

壬生墨佳 :20じゃない

壬生墨佳 :25だ。財産5点入れて買います

士騎朝輝 :アームドスーツ二つ目。

士騎朝輝 :3dx+6 (3DX10+6) > 9[1,3,9]+6 > 15

system :[ 壬生墨佳 ] 財産点 : 9 → 4

士騎朝輝 :買えました。ポンケ3にIN

イーゴリ・ヴァシーリエフ :じゃあ……ブルーゲイルやってみるか!応急手当キットも欲しいけど、そっちはブルゲ買えたら次のシーンで……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :12dx+1>=20 (12DX10+1>=20) > 10[1,1,3,3,3,3,3,4,7,7,8,10]+10[10]+6[6]+1 > 27 > 成功

イーゴリ・ヴァシーリエフ :成功!以上です~

壬生墨佳 :すご

黒瀬直 :敏腕~

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ビックリしたよ……メイド服もこれで買えればよかったのに~

壬生墨佳 :あっあとロイス!

壬生墨佳 :-同行者/士騎朝輝/共感:○/キザ野郎/ロイス



【ミドルフェイズ4 死せる戦士たち】

GM :登場侵蝕をお願いします

黒瀬直 :1d3+3 (1D3+3) > 2[2]+3 > 5

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 81 → 86

士騎朝輝 :83+1d3+3 (83+1D3+3) > 83+3[3]+3 > 89

壬生墨佳 :78+1d10+3 (78+1D10+3) > 78+6[6]+3 > 87

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 83 → 89

壬生墨佳 :ちがう

壬生墨佳 :78+1d3+3 (78+1D3+3) > 78+2[2]+3 > 83

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 78 → 83

イーゴリ・ヴァシーリエフ :80+1d3+3 (80+1D3+3) > 80+3[3]+3 > 86

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 80 → 86



GM :まずは項目を

ヴァルハラセル-詳細 主要メンバー UGN・FH/9
ヴァルハラセル-詳細 特殊遺産 UGN・FH/9

GM :まずは2つ、クリアで次の項目が出ます

黒瀬直 :まずは難易度9か~

イーゴリ・ヴァシーリエフ :9……!

GM :先程余った財産も使えます、ということで

黒瀬直 :士騎くん先いっとく?

士騎朝輝 :じゃあ僕は特殊遺産やろうか 埋め込まれてるし

士騎朝輝 :コネ要人使って

士騎朝輝 :4dx+2 (4DX10+2) > 8[1,4,5,8]+2 > 10

士騎朝輝 :成功。

黒瀬直 :やる~

黒瀬直 :じゃあ主要メンバーいっとこうかな

黒瀬直 :エヴリシングレディで強化ビジネススーツを取得、装備

黒瀬直 :コネ:UGN幹部を使用して情報:UGNで判定

イーゴリ・ヴァシーリエフ :壬生さんは次に控えるより高難易度(かも)な項目をお願いしたい所……!

壬生墨佳 :待機してるぜ

黒瀬直 :6dx+6>=9 (6DX10+6>=9) > 10[1,4,5,6,6,10]+6[6]+6 > 22 > 成功

黒瀬直 :ばっちり

壬生墨佳 :すご

イーゴリ・ヴァシーリエフ :でかい……

GM :成功!では……

GM :少し長めの情報が飛んできます

ヴァルハラセル-詳細 主要メンバー

オーディンの目的の下に集ったセルメンバーであり、その為に命を賭すことも構わない集団だった
以下、主要なネームドメンバーを記載
トール
ブラックドッグ/キュマイラ
遺産:雷神の槌【ミョルニル】を所持した大柄の男
雷撃を使用した広範囲攻撃を得意としたオーヴァード。
課された役割はヨルムンガンドとの相打ち
欧州UGNによって死亡確認済み
ヴァルキューレ
ノイマン/エンジェルハイロゥ
遺産:鬼切の古太刀【シュヴェルトライテ】、EXレネゲイド:混沌なる者の槍【ゲルヒルデ】等様々な武器を所持した妙齢の女性
撃破したオーヴァード/ジャームの記録を再現し戦闘を行っていた
課された役割は巨人との戦闘
欧州UGNによって死亡確認済み
ヘイムダル
エンジェルハイロゥ
遺産:【ギャラルホルン】の元々の契約者であり、盲目の少年。
課された役割はギャラルホルンの物質化、並びにロキとの相打ち
重要な目的の為、ヴァルハラセルにて隠匿されていたが
欧州UGNにて死体が確認される。そのほぼ同時刻、オーディンの自決の報告が入った

GM :隠匿情報を確認。次の判定で調査できます

ヴァルハラセル-詳細 特殊遺産
【ギャラルホルン】
光の神、ヘイムダルが持つとされる、ラグナロクの訪れを知らせる角笛の名を持つ遺産
ラグナロク計画のキーとなるEXレネゲイド。
UGNの種別に当てはまらない特殊な遺産であり、発動した地域に段階的にラグナロク現象を呼び込むとされる
世界樹ユグドラシルの根本に隠されているとされており
ラグナロク現象を引き起こすには北欧の地質、またはその付近に"ユグドラシル"足る見立てが存在する必要がある
現在士騎朝輝の網膜と融合する形で契約が為されており
取り除くためには本人の死亡、最終段階に至る事による物質化が必要

GM :この情報を閲覧した時点で、士騎朝輝の取得エフェクトいずれかのレベルをさらに+1する。さらに使用時の侵蝕を+1/基礎侵蝕+1

士騎朝輝 :じゃあ紅蓮の憎悪にします。

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 89 → 90

グングニル
オーディンの所持していた遺産
決して的を外さず、必ず手元に戻るとされる光槍を投射する
種別:必中の弓と栄光と勝利の槍、2種を混合したかの如き性能を誇り、その威力は絶大の一言
ミーミルの血が濃い者にしか扱えないとされており、オーディンの自決後の所在は不明
ヴァルハラセル-詳細 ■■■ UGN・FH/15 情報隠匿されており、イージーエフェクト等、提案により難易度が低下します
ラグナロク現象について UGN・FH/10

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ならよりイージーエフェクトの選択肢が豊富な壬生さんがセルの詳細を振った方がいいかも……?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こっちは目標10なら割とナントカなりそうなラグナロクに行っても大丈夫だし

壬生墨佳 :がんばるか

イーゴリ・ヴァシーリエフ :壬生さん、固定値が5あるのもでかい……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :よし、ではそれで大丈夫そうなら、こちらラグナロク現象について振ります!技能は情報UGN!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ミーミルを発動、そして情報収集チームーっ、来てくれーっ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :14dx+4>=10 (14DX10+4>=10) > 9[1,1,1,2,3,4,5,5,7,7,7,7,8,9]+4 > 13 > 成功

壬生墨佳 :えら

GM :成功!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ちょっと危なかった!成功!

壬生墨佳 :《贋作師》で偽のID作ります。そうですね……かつて見た遺産管理局名義で。

壬生墨佳 :それから《文書偽造》で遺産所持セルに対する管理局への特権的な捜査命令書を発行して

壬生墨佳 :調査の際のセキュリティは《セキリュティカット》でぶち抜きます。

壬生墨佳 :阻むものなくなれば悠々《電子使い》で読み取れるはず。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :すごい……!

黒瀬直 :かっこいい

士騎朝輝 :いけいけ

GM :10まで難易度低下します

壬生墨佳 :やった~

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 83 → 84

壬生墨佳 :UGN幹部を使って判定します。

壬生墨佳 :6dx+5>=10 (6DX10+5>=10) > 8[2,4,5,6,6,8]+5 > 13 > 成功

壬生墨佳 :イージー様々だぜ

黒瀬直 :ばっちり!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :さすが!!

GM :では全情報が出ます、お待ちください

ミーミル
シンドローム不明
オーディンの相談役としての立場だったオーヴァード
彼に未来視の賢者の石を授けたとされているが
常に人前に姿を顕すことなく、ヴァルハラセル内でも実在を知るものは殆どいない。
欧州UGNとの決戦でも姿を顕さなかった為、UGN内でも実在は疑われている

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ミーミル……

壬生墨佳 :覚書だけ残して……

士騎朝輝 :お前の本は世界中で大ヒット

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あなたの覚書、存分に活用させてもらってます……

黒瀬直 :オーディンエンモルだから覚書読めないじゃん

また、全ての情報を洗ってもヴァーリの名は存在しない為、欧州UGNとの戦闘後に加入したメンバーと思われる

イーゴリ・ヴァシーリエフ :う、胡散臭いヴァーリ……!

ラグナロク現象について
北欧神話における世界の終末
或いは、ギャラルホルンの特性により段階的に進行していく現象
遺産の影響範囲内で神話通りの見立てを行う事で進行し
最終的に"オーディンがフェンリルに喰われる"事をトリガーに遺産【ギャラルホルン】が物質化
その音色によって超大型ジャーム……個体名称「スルト」が発生し、世界を焼き払うとされている……
が、あくまでそれは北欧神話を完全になぞった場合のみである

オーディンは未来視の能力、ないしミーミルの助言によりその被害を最小限に抑えられる場、時間、環境に誘導、必要最低限の見立てを行う事により
世界への被害を最小限に抑え、UGN・FH問わず"世界の共通の敵"としてスルトを討伐させるつもりだった
結果的に北欧UGNとの決戦では中途半端な箇所で中断されてしまい、
オーディンの資格を持つ黒瀬直の住むN市にてその前触れ足る"冬"が巻き起こる事で、ロキの狙いが定まったと見える

GM :各々の休息が終わり、支部会議室に集う面々

冷泉命 :「……や、充分休めた?」

フギン・ムニン :「私たちも」「検査が一通り終わりましたので」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「お陰様で。副支部長どのの手料理まで頂けた。至れり尽くせりだ」

黒瀬直 :「体が暖まってきたというところだ。先の戦いでは楽をさせてもらったしね」

壬生墨佳 :「これ以外はね」喉を掻くようにして。

冷泉命 :「栄養剤が欲しい時は言ってね。口以外からなら身体もある程度受け入れると思うから」

士騎朝輝 :「傷も大体塞がったな。俺を軽く扱う女と喋ってると、どうも調子が良くなるらしい」

士騎朝輝 :「さて、勝つために自分の舌をダメにした女もいるんだしなぁ。俺もそろそろ真面目にやるか。おっと、何時も真面目だって突っ込みは無しで頼むぜ」

黒瀬直 :「まずは敵の手勢について追加で入ってきた事から……とはいえ、もう倒れた者たちのことだが」

黒瀬直 :「トール、ヴァルキューレ、それからヘイムダル」プリントアウトした資料を机に並べる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「北欧神話に聞こえる錚々たる面子の神々だな。やはり件のセルには彼らも数えられていたか」

黒瀬直 :「こうも持ち手が並ぶと遺産の希少価値が分からなくなってくるね。欧州UGNもよく勝ち越したものだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :何にせよ、今もういないようだが。と続けて。

黒瀬直 :「ヴァルキューレの役割が巨人との戦闘、というのは少し痛いな。先ほど針を進めさせられたかもしらん」

士騎朝輝 :「そりゃ、勝ち越せるだろう。こいつらの存在自体が見立てなんだ。つまりさぁ、こいつらは死ぬことを見越してる訳だろ」

士騎朝輝 :「勝利条件が違いすぎる。それこそ針を進ませれば向こうは良い訳だ」

黒瀬直 :「それもそうか……中でも決定的なものがギャラルホルンとやらか。号令の角笛だものな」

士騎朝輝 :「ムカついてきたな。予言や神話をなぞるなんて言うのは命の自由がない。俺の敵だな、こいつら」

黒瀬直 :仲間の死を語る申し訳なさも想い、傍らのフギンとムニンを抱き寄せる。

フギン・ムニン :びくっ と、その言葉に震え

フギン・ムニン :少し、黒瀬直の後ろに隠れるように縮こまる

士騎朝輝 :「双子も嫌な事は嫌だ。とか、好きに考えて好きに生きても良いんだぜ」なんて軽く声をかけ。

壬生墨佳 :「何が最悪って、登場人物を交換可能なことだろ」

壬生墨佳 :「フギンとムニンが必ずしも君らでなくてもいいわけだ」

壬生墨佳 :「どうせ代わりを勝手に見繕いたがるぜ、この手のは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「言われてみればその通りだな。ふむ。使命に殉じるとなれば聞こえはいいが……」

士騎朝輝 :「姿形が似ている二人の伝令であれば成立するもんなぁ」

壬生墨佳 :「だからレプリカも濫造される。聖剣って銘打たれた数打ちが何本あることか」

士騎朝輝 :「むしろ烏じゃない時点で、曖昧でもOKって言ってるようなもんだしな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ま、去ってしまった者について私はどうとは言うまい。彼らが己の命の使い方に、悔いを残してなければよいな」

冷泉命 :「……あまり代用し過ぎると最終目標が歪むからね。あまり本意じゃないでしょう。元から神話の代用なワケだし」

壬生墨佳 :「ん~どうかなあ」

壬生墨佳 :「わざと歪めたがった気もする」

黒瀬直 :「その辺り、どうかな二人とも」

士騎朝輝 :「紛い物は唾棄すべき。ね。流石は本物、気位が高いよ。どうあれ俺は本物だと確信してるから良いだろ。なぁ」肩に寝かせてる愛刀に言い薄く笑う。

黒瀬直 :「オーディンの目論んでいたラグナロクは、どういう着地点を見据えていたか話せるか?」

フギン・ムニン :「……オーディンさまは」「人類に対する共通の敵、を産み出そうとしていましたわ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……今の状況はヴァルハラセルの本意ではない、という点においても、その余地はあり得るな。敢えて歪ませることで己らの目指す終末に調整している可能性は否定できない」>わざと歪め

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「共通の敵、と?」

フギン・ムニン :「大きな敵が出れば、隠匿も何も無くなる」「協力して打倒する必要がある。そうしなければ全て終わってしまうから」

士騎朝輝 :「力を合わせればぎりぎり勝てる脅威存在を降ろして、全世界オーヴァード連合を組ませて一丸となりましょうか。迷惑な話だな」

黒瀬直 :「正しく浪漫的というべきか、同胞を集められただけの事はあるというか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「人類に対する共通の敵、か。それは自分たちが人類の敵として、世界を相手取った『ラグナロク』を起こそうとしていた、ということかな」

士騎朝輝 :熱いお茶に口をつける。断片的な情報だけだが、前オーディンと言う男の事は全く好きになれそうにない。

士騎朝輝 :自分の目的のためだけに無関係の人間の平穏を踏みにじるやり方だ、これは。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「話の流れと、北欧神話の再現をなぞろうとするヴァルハラセルの方針から、そのような事態を目論んでいたよう聞こえるが……」

フギン・ムニン :「ラグナロクのさいご」「どうやって世界が終わるか、知っていますか?」

士騎朝輝 :「日本じゃゲームに詳しい中学2年生以上なら常識って聞いたことはあるぜ」

壬生墨佳 :「スルトが炎の剣もて世界樹を焼き尽くす」

壬生墨佳 :「かくして神々は滅ぼされ人間の時代の到来」

壬生墨佳 :「正確には生き残りの少数の神とともに、か。それになりたがるつもりかな」

黒瀬直 :「ヴァーリを含む6神に、森に隠れていた男女の二人、だったか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「その通り。太陽と月がフェンリルの子らに飲み込まれ、星が天から落ちる。地表は崩れ、あらゆる命が消える。そして、そう……スミカの言う通り、神々の争いの末に、スルトが炎の剣で世界を薙ぎ払う」

フギン・ムニン :「そう、スルト。おわりの巨人」「それを召喚するつもりでした。あくまで現人類総出で倒せる範囲で、ですが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そう、その生き残った神々に、自分らをなぞらえるつもりかと……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……なに?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「スルトの方を呼び寄せて人類にぶつけるつもりだったのか?」

冷泉命 :「つまりさっき士騎くんが言った通り、というところかな」
>"力を合わせればぎりぎり勝てる脅威存在を降ろして、全世界オーヴァード連合を組ませて一丸となりましょうか"

士騎朝輝 :「よし、質問だが、良いか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうなる。……どちらにせよ迷惑なことに変わりはないが、それは多少……話が変わって来るな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「欧州支部との戦闘に『スルト』の名前は確認できていない。……その、はずだ」

士騎朝輝 :「その計画自体、ヴァルハラの全セルメンバーの間でコンセンサスは取れてたのか?」

士騎朝輝 :「ロキやヴァ―リもそのために動いている?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「欧州支部がその目論見を事前に潰す形になったか、あるいは……セルの計画遂行に『身内の』邪魔が入ったか。ロキの動きが、まさにその『邪魔』をした可能性は高い」

フギン・ムニン :「スルトは、終わりに来るものだから」「メンバーではありません。あくまで最終地点に出現する終わりの化身。です」

フギン・ムニン :「コンセンサス。とれてると思ってた」「ロキも、最初はオーディン様の指示に正しく従ってくれていたのですが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「シキの質問の答え、私も気になるな。『ロキの行動は前オーディンの本意ではない』。君たちはそう言ったならば、ならばこの段階からロキは裏切っていたと見てもいいだろう」

壬生墨佳 :「……そもそも」

壬生墨佳 :「少なくともヴァーリにはコンセンサス取ってないだろうな」

フギン・ムニン :「……あと、そのヴァーリ」「私たちは、その人については知りません」

黒瀬直 :「ラグナロク再現はこの世にスルトを顕現させるための儀式、といったところか……何?」

フギン・ムニン :「……スルトを出した時点で、私たちのセルのやくめは終わり」「そもそも後に生き残る見立ては、準備していません」

壬生墨佳 :「……だろうね」

壬生墨佳 :「そもそも欧州支部との戦いまでに、セルにその名前はない」

壬生墨佳 :「大方ロキがその後に加えた手駒か、あるいは第三の意見を持つ勢力か」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そうなるか。ここまで奴の……ヴァーリの名前を聞かなかったんだ。胡散臭いものを感じてはいたが……」

壬生墨佳 :「所持遺産まで調べられればよかったんだけども。データがなけりゃ追えないか……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「どうにも怪しいことになってきたな。オーディンの方針を裏切っていたロキに、正体不明のヴァーリ……」

黒瀬直 :「使う道具はそのままに、目的を刷新した次第か。主導権が巨人側に移ったとも言える」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「こいつらの素性を探ることは、やはり急務だな。少なくとも、無防備に相対できる相手じゃない」

士騎朝輝 :「ああ、遺産と言えばなぁ、ギャラルホルンのある場所は分かったんだが」

黒瀬直 :「ほう、それは良い情報だ。どこかね?」

黒瀬直 :「盲目の少年ヘイムダルの管理下だったという話だが」

士騎朝輝 :自分の左目をちょいちょいと指で示し。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ギャラルホルン。本当かシキ。……ハッピーな情報を期待したい所だが……」

士騎朝輝 :「この中」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「………………」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「あまりハッピーではなかったな」

士騎朝輝 :「宝石のように蒼い瞳と融合してるらしいぜ。出力の強化はラグナロク現象がそれだけ強まってるって事だろうなぁ」

黒瀬直 :「……ロキによって植え付けられた遺産、そしてヘイムダルの見立て達成条件はロキとの相打ち」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、居場所がハッキリしている、手元にあるという点では……よいのだが……」

黒瀬直 :「裏切りの具体的な内容が割れたな」

士騎朝輝 :「物質化には俺の死亡と現象が最終段階に進むことが条件だとか。まったく波乱万丈な人生だ」

壬生墨佳 :「何を持って最終段階なんだ、それ」

士騎朝輝 :「この支部にギュルヴィたぶらかし置いてあるかな?ともかく、双子のフギンにムニンそこらへんわかるか?」

フギン・ムニン :「オーディンさまがフェンリルに食べられる」「目下の最終段階は、そこへの到達です」

黒瀬直 :「私室に大概の神話関連書籍を置いてあるよ、結構使うから」

士騎朝輝 :「それと、こいつはついでだが、オーディンの、あの有名な槍の遺産が行方知れずだそうだ。必中必殺勝利の槍(ガングニール)

黒瀬直 :「フェンリルか……」

壬生墨佳 :「行方知れず行方不明ばっかだな!」

壬生墨佳 :「じゃあ……あれは!“ミーミル”は!」

壬生墨佳 :「君らは知ってんの」今まで挙がらなかった名前を急に挙げる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ミーミル」

黒瀬直 :「……居てもおかしくないし、居ないなら居ないで済む神だな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼が遺したとされるレネゲイドを用いた『システム』なら活用させてもらっているが……そういう話じゃないよな」

壬生墨佳 :「また眉唾ものを……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ヴァルハラセルのメンバーに居てもおかしくない、その『ミーミル』か」

壬生墨佳 :「居てもおかしくないじゃない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……なんだと」

壬生墨佳 :「居るのか居ないのかを聞いてる」

フギン・ムニン :「オーディンさまとの秘密、だったけど」「答えましょう」

壬生墨佳 :(……やっぱり、こいつらも油断を置けたものじゃないな)

フギン・ムニン :「ミーミル、直接会ったことは無いけど、いる」「いつもハンドリングを使って、オーディン様と話していました」

士騎朝輝 :「登場人物が増えたなぁ。で、ミブミブよ。ミブミブが調べ上げてたって話なら、結構なシークレット存在だったってことだろ、それ」

壬生墨佳 :「まあちょっと言えない手段使うくらいには……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ちょっと言えない手段」

黒瀬直 :「頼もしいことだ」

士騎朝輝 :「ヤバい手段使い過ぎじゃないか?お前」などと笑う。

黒瀬直 :「……伝令である二人さえ顔を合わせたことがなく、常に遠隔でやり取りをしていたか」

壬生墨佳 :「時にオーディン殿はお話を?」

フギン・ムニン :「何処にいるかは、しらない」「けれど、オーディン様の考えはあの人が一番理解していますし、私たちと同じような行動に出ている、と思いますが……」

黒瀬直 :「まだ顔を出しに来ておらんな。それに」

黒瀬直 :「セルメンバーが全員偽名を名乗っているようなもの、ミーミルがミーミル以外でもある、という事も在り得る」

士騎朝輝 :「案外そいつがヴァ―リかもなぁ」

壬生墨佳 :「その方が単純だけどな」

壬生墨佳 :「そうある方がこっちに有利な楽観なんてしても無駄だろ」

士騎朝輝 :「ごもっとも。俺がシンプルの方が好きなだけって話ではあるがね」

壬生墨佳 :「まあでも、そんくらいのレベルの認知で存在してたってならだ」

士騎朝輝 :両手を上げて言い。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ありえなくもない、な>そいつがヴァーリ しかし、何にせよ今回の事態に関わってると見ていい所だろう。……なかったら逆に驚きだよ。現在セルの目標の最終段階真っ最中とも言える状況だ」

壬生墨佳 :「ああ。今の状況を知らないわけもない」

壬生墨佳 :「オーディンの“眼”を授けたならなおさらそうだ」

冷泉命 :「そうね、知ってるなら動いてるはず……もしかしたら、ずっと前から」

冷泉命 :「しかし……ヴァーリ、ね。最後まで生き残るオーディンの子。もしくはロキの子」

冷泉命 :「会ったことあるの、イーゴリくんだけよね。どんな顔してた?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうだな、一言でいうならば」

冷泉命 :「……って、そうか。ごめん。失礼なこと聞いちゃったかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……いや、全然。何の問題もないよ。そう、一言で言うなら思想に相応しいいけ好かない顔。もっというならば」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「紫色の長髪にとがった耳、顔色の悪い肌。造りは整っている方だが、本人の物憂げな所が表情にも出ている」

壬生墨佳 :「えっいやおかしくない?」

壬生墨佳 :「おかしいよね?」

黒瀬直 :「妖精の類いかな?」

壬生墨佳 :「いや見た目の話じゃなくて……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……おかしい、か?いや待て。おかしい、点……」言葉を切って思い返す!

冷泉命 :「……見えなくても其処まで分かるんだ」

壬生墨佳 :「そこだよ!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そこか!いや私は見えなくても大体顔はわか……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そういう能力だとはっきり共有出来てなかったのは申し訳ない。すまない」

壬生墨佳 :「いやびっくりしてるだけ……」

黒瀬直 :「色まで読めるのは中々大した超感覚だよな」

黒瀬直 :「……本当に紫色だったのか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「周囲のことは大体手に取るように判る。これもオーヴァードとしての恩恵だな。いや大変助かってるよ」

士騎朝輝 :「あぁ。そう言う事か。成程、イーゴリは盲目だった訳だ」

士騎朝輝 :「まるで気付いていなかった」

壬生墨佳 :「気づかないこともある!?」

士騎朝輝 :「つむってるくらい糸目だとか。内部にセンサー仕込んでるとか。そもそも、行動と挙動の淀みがなかったからなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おおよそ大体紫色だったと思う。青に近かったかもしれないけれど。色が異様に白かったのは間違いない、な」

冷泉命 :「それに、そう。青がかった紫色の長髪。少しとがった耳……ね」

黒瀬直 :「何か、引っかかったか?」

冷泉命 :少し考えこむ表情を取って

GM :それを遮るように

フギン・ムニン :「……それ、似てる」「はい、オーディン様と……似ています、わね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、気づいてなかったのは逆にありがたい。こっちの知覚が正確であることの証明みたいなものだからな。食い違いがあったら力の衰えを心配する所だった」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……なに?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「似てるのか?オーディンに?」

黒瀬直 :「ラグナロクの後も生き残るオーディンの息子、か」

黒瀬直 :「文字通りに、であるとか?」

壬生墨佳 :(……似てたとして、烏たちがそれに気づくのは分かる)

壬生墨佳 :(……だけど。どういうことだ)

フギン・ムニン :「オーディンさま、顔が整ったおじさん。イケおじ」「しかし、ご子息はいなかったと思いますが……」

士騎朝輝 :「写真撮っておけば良かったな。割とお奨めだぜ、そうゆうの」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「イケおじ」

黒瀬直 :「イケおじ」

士騎朝輝 :壬生さんの方をちらと見て、何か思案してるな。などと思うが声はかけない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……まあ、イケおじだったのはいいとして。偶然で片付けられるもの、かな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「見立てを重視するヴァルハラセルだ、そういう隠し子がいた可能性はゼロではないが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「奴の身元は、やはりはっきりさせた方がいいよう思う」

冷泉命 :「どちらにせよ、向こうはこっちを狙ってる。早かれ遅かれ、会う事にはなるでしょうね」

壬生墨佳 :「そうだな……悪いんだけどさ」

壬生墨佳 :「持久戦をしたくない。話を進めたいところだ」

黒瀬直 :「ふむ……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「敵の拠点がわかれば、こちらからも打って出られるのだがな。……そう、そういう攻め手に繋がる情報も欲しい」

士騎朝輝 :「………」

黒瀬直 :「敵の目標はラグナロクの進行、私をフェンリルに食わせるなどしてストーリーを進めること」

冷泉命 :「それと……確かさっきの情報に在ったわよね、ギャラルホルンには北欧の地かユグドラシルが必要って」紙を捲りながら

黒瀬直 :「そう、そこが問題だよな」

壬生墨佳 :「ここが北欧じゃなきゃユグドラシルが必要だな」

黒瀬直 :「宇宙樹、天と地を繋ぐ世界軸(アクシス・ムンディ)

士騎朝輝 :「でかい樹があるところか。いや、あそこじゃあないな」

黒瀬直 :「日本神話と北欧神話の比較研究書では、高天原と葦原の中つ国、黄泉を支える天ノ御柱が相応するとあったが、わざわざこの街を舞台に選んだ理由になるのかな」

冷泉命 :「……で、ヴァーリはあなたが必要って言った」イーゴリに向けて

壬生墨佳 :「……“緑化”が世界樹の見立てか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ああ」

冷泉命 :「……そう。ユグドラシルは終末後も僅かに生き残る緑の地」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「世界を滅ぼした後の再生に必要とは言っていたが」

冷泉命 :「再生の象徴、ってところかしらね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なるほど、そうだな。ユグドラシルのその解釈で行けば……私、正確に言えば私の能力である可能性も、確かにある」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……私にとっては面倒ごとではあるが、少なくともそれ以外に思い至ったこの街の『でかい樹』よりは、そうであってほしい所だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :一昨年に世界を滅ぼしかけた、この街の巨大な樹。それよりは自分であった方が幾分マシである。

士騎朝輝 :「此処までは見事に掌の上ではあるなぁ。いや、大した執念だ」

壬生墨佳 :「つまり材料は揃ってる」

壬生墨佳 :「後は調理としゃれ込むだけだな、まあ、だが」

壬生墨佳 :「その肚に乗る義理はない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「その通りだ。奴らの狙いについてはまだ確証は持てないが……」

士騎朝輝 :「当然。大体、俺のやってきた事のほとんどはこういう場面から一発逆転だった訳だしなぁ。他の皆もそうだろう?」

士騎朝輝 :「やられた事は倍返しって連中ばかりだと思うね」

冷泉命 :「少なくとも、フェンリルがオーディンを殺しに来る。此方はそれを打倒すればいい。やる事はシンプルだとは思うわ」

黒瀬直 :「伊達にこの街で生き残ってきた面々ではないからね」

黒瀬直 :「精一杯食い破るとしよう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「当然だ。ぶち壊してやろうじゃあないか。仕事とサプライズイベント以外で人に踊らされるのは好みじゃないのでね」

士騎朝輝 :「良いね。良い感じに火が入った。俺もそろそろ口上が作れそうだ」

GM :―――ギリ、と

GM :歯を強く噛みしめるような音が、部屋の誰かから響いたような気がして



GM :シーンカット

GM :ロイスと購入が可能です

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ロイスはこれで!

黒瀬直 :購入はウェポンケースにしよう。砂の加護使用

イーゴリ・ヴァシーリエフ :買い物はみんなが逃したのを狙おう。なければ応急手当キットで回復をする。

士騎朝輝 :ロイスはなしで購入はアームドスーツ

士騎朝輝 :3dx+6 (3DX10+6) > 9[3,7,9]+6 > 15

黒瀬直 :10dx+6>=18 (10DX10+6>=18) > 9[2,2,3,3,6,7,7,7,8,9]+6 > 15 > 失敗

士騎朝輝 :買えた。これはイーゴリちゃんにパスしましょう。

壬生墨佳 :バディムする?

黒瀬直 :おねがい!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :うわーっやった!!!ありがとうございます、助かる~!

壬生墨佳 :じゃああげる~

イーゴリ・ヴァシーリエフ :いただきます。

黒瀬直 :ありがと~

壬生墨佳 :ロイスはなし。

士騎朝輝 :強化素材。次があれば買おう

壬生墨佳 :じゃあ強化素材あたりかな。

壬生墨佳 :4DX+4>=15 (4DX10+4>=15) > 10[1,3,8,10]+7[7]+4 > 21 > 成功

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 86 → 89

壬生墨佳 :買えた あげます

壬生墨佳 :せいぜい私のキャラを強化してくれたまえよ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ミブミブを強化!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、では応急手当キットで

イーゴリ・ヴァシーリエフ :12dx+1 (12DX10+1) > 9[1,2,2,3,3,6,6,7,7,7,8,9]+1 > 10

イーゴリ・ヴァシーリエフ :10で成功!使う!

GM :回復”!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :2d10 (2D10) > 8[1,7] > 8

イーゴリ・ヴァシーリエフ :また片方の出目が悪い。回復!以上です~

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 13 → 21

士騎朝輝 :貰い。村雨丸の攻撃力を上昇。玉のお肌をきれいにするぜ



【ミドルフェイズ5 狼の冬】

GM :登場侵蝕をお願いします

黒瀬直 :1d3+3 (1D3+3) > 2[2]+3 > 5

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 89 → 94

イーゴリ・ヴァシーリエフ :86+1d3+3 (86+1D3+3) > 86+3[3]+3 > 92

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 86 → 92

士騎朝輝 :1d3+3+90 (1D3+3+90) > 3[3]+3+90 > 96

壬生墨佳 :84+1d3+3 (84+1D3+3) > 84+3[3]+3 > 90

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 84 → 90

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 90 → 96

士騎朝輝 :あ。ポンケ1にアームドスーツ入れ直します。



冷泉命 :「……どちらにせよ、ね。これから狼が黒瀬さんを狙いに来るのは間違いない」

冷泉命 :「……なら、こちらも相応の準備をして迎え撃てばいい」

GM :これより、迎撃準備フェイズに入ります

GM :PC全員に調達判定、もしくは任意の攻撃判定を行ってもらいます

GM :各判定ごとに 10/20/30ラインで恩恵があり

GM :達成ごとにPCに有利になる効果が発生します

GM :振れるのはどちらか一方。支援はどちらにも飛ばすことができます。エフェクト使用も可能です

イーゴリ・ヴァシーリエフ :調達判定に財産点は使えますか!

GM :使用可能です!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あざまっす!よっしゃ!

壬生墨佳 :任意の攻撃判定というのは、攻撃に使用可能な技能での判定ですか?攻撃アクションをする必要がある?

黒瀬直 :壬生さんのRC固定値28だもんね(メイド服込み)

GM :28だわ。

GM :ダメージを与える事が出来る判定、ということでお願いします

壬生墨佳 :じゃあなにもできない……

GM :ああいや、そうすると……ふむ

GM :許可します。ただしダメージを与えられない行動の場合は数値1/2、ということで

壬生墨佳 :了解です。

黒瀬直 :射撃で判定をする場合、射撃武器を装備している必要はありますか?

壬生墨佳 :ダメージを与えることが出来る判定じゃなくなっちゃわない?

GM :ですね。装備をお願いします。ただし、弾薬の消費等は考慮しません

黒瀬直 :了解!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :白兵は素手で殴ればいいからちょっとだけ手間が省けるわけですな

黒瀬直 :手に職あると違うねえ

壬生墨佳 :てか黒瀬さんは……

壬生墨佳 :ボルアクレディすればいいのでは

黒瀬直 :うん

黒瀬直 :私はこれで終わりかな

士騎朝輝 :僕は特になし。

壬生墨佳 :こっちも大丈夫!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :同じく!

GM :では、判定宜しくお願いします!

壬生墨佳 :RCで判定しよ~ 半分になってもこっちのが効率がいいはず

黒瀬直 :財産点で調整できない攻撃判定組先に行く方が良さそうね。バディム的に

黒瀬直 :壬生さん頑張って~

壬生墨佳 :5dx+28 (5DX10+28) > 10[1,6,9,9,10]+1[1]+28 > 39

GM :

壬生墨佳 :小数点どうなるんですけ

GM :最大数値30のつもりだったので……ええと

GM :perfectです

壬生墨佳 :あっ私ここから半分です

GM :あっそうか

GM :切り上げ!

壬生墨佳 :じゃあ20!

GM :つまり20ですね、いやそれでも高い……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :助かる~

黒瀬直 :じゃあもう終わりじゃん

黒瀬直 :士騎くん白兵10

壬生墨佳 :じゃあもしかして……固定値で暴力すれば終わるってこと

GM :………

GM :終わりですね

士騎朝輝 :じゃあ僕がやってしまうか。白兵で判定するね。

黒瀬直 :頑張って!

士騎朝輝 :7dx+10 (7DX10+10) > 9[2,2,3,4,6,7,9]+10 > 19

壬生墨佳 :オワッタ

黒瀬直 :NKT

イーゴリ・ヴァシーリエフ :30どころか40にも届いてしまう

GM :ではこちらは完了!残りは調達になります

壬生墨佳 :あっ各々で30目指すってことか!

黒瀬直 :それじゃあ一旦高みの見物と行こうかな

黒瀬直 :なんか余裕で行けそうだったら砂の加護サボります

イーゴリ・ヴァシーリエフ :攻撃と、調達でそれぞれ30ってことですね!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :では調達を振ります~

GM :それぞれ!

壬生墨佳 :ようやく正しい理解を得ました

黒瀬直 :助けてミーミル!

壬生墨佳 :手配師にはしちゃったのでは

イーゴリ・ヴァシーリエフ :手配師は自前のを一回使っちゃってますね。ミーミルでコピーは……出来なさそう……?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、ミーミルは情報収集専用だ。無理!!

GM :今確認してた、ですね

黒瀬直 :ああ、常備化制限も引っかかるんですね

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なので素で振ります~。行くぞ~

イーゴリ・ヴァシーリエフ :12dx+1 (12DX10+1) > 10[1,1,2,2,2,4,6,7,7,8,9,10]+5[5]+1 > 16

イーゴリ・ヴァシーリエフ :財産点使って20にしちゃう!

壬生墨佳 :いやいいんじゃない?

GM :20!

壬生墨佳 :黒瀬さんと合わせて30入れなくても余裕だと思う

黒瀬直 :バディムーブも残ってるしね

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、そうですね。14なら黒瀬さん普通にいける……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ごめんなさい、やっぱりやめていいですか財産点……!

GM :お、どうしましょう

GM :了解!では16!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :すみません!ではこれで!

黒瀬直 :よし、一応エヴリシングレディでアンチマテリアルライフルを取得装備しつつ

黒瀬直 :マイナーでスーペリアルネットワーク使用、キュマイラシンドローム所持者への攻撃力+3

黒瀬直 :4dx+4 調達判定。 (4DX10+4) > 8[3,4,5,8]+4 > 12

壬生墨佳 :バデ!

黒瀬直 :壬生さんお願い!

黒瀬直 :ムー!

黒瀬直 :合計31です

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ちょうどバデムでほぼピッタリ!やった~

GM :両方オールクリア、では……

士騎朝輝 :八面六臂バデムー

黒瀬直 :八方バ人

壬生墨佳 :ふふん

10 戦闘時の援軍減少
20 戦闘時の援軍無効
30 戦闘開始時、ファンアウトを適用

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、ファンアウトは大きい!

10 財産10↓のアイテムを取得可能
20 ↑の数値を20に変更
30 秘密兵器相当のアイテムを追加で一つ、このシーンに限り使用可能

黒瀬直 :ボーナスすご

壬生墨佳 :至れり尽くせり

イーゴリ・ヴァシーリエフ :すごい

士騎朝輝 :すげえトレーラーいく?w

士騎朝輝 :ともかくフォールンサラマンダーあたりかしら

壬生墨佳 :誰も使いこなせないでしょ

黒瀬直 :www

黒瀬直 :サラマンダー良さそうですね

黒瀬直 :この後戦闘ですよね

GM :ですです

壬生墨佳 :ではブレイカーを選択します。

GM :了解しました。ブレイカーを取得します



GM :現在、十二支部周辺はレネゲイドによる隠匿状態にある

GM :―――有利な場、有利な状況。然るべき準備を整えた後に隠匿を解除

GM :総力を以って、此方に迫るジャームを討伐する

GM :今、貴方達が居る場所は区画内、大きく開けた土地

GM :ジャーム:フェンリルの反応を確認後、来るべき敵を待ち構えている

黒瀬直 :「迎え撃つならここが最適かな」以前この地で行われた激戦を思い出しながら。

士騎朝輝 :「周りへの被害を考えれば妥当じゃないか。ま、今回の場合、黒瀬が一度でも戦闘不能になったら見立てが完成する。と思った方が良いのかもしれないよなぁ」

士騎朝輝 :「あんただけは絶対死守位の心構えが必要か?」

壬生墨佳 :「向かってくることが分かるならそう陣形が組める」

壬生墨佳 :「仕込みも上々だ。雪ってのは仕掛けを隠すのにはいいな」

黒瀬直 :「ふむ、お姫様にでもなった気分だな」真顔。

壬生墨佳 :「天守に構えててくれ。銃眼くらいはあるだろ」

冷泉命 :「そうね、可能な限り被弾は控えたほうがいいかも。後は……」

黒瀬直 :「あれは瞬時に距離を詰め、遠合いでも飛礫を放ってくる。難敵だな」

黒瀬直 :「食らいつかれなければ神話的にセーフなのだろうか……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「お姫さまと呼ぶには迫力が違い過ぎる気もするがね。少なくとも私が賊だったら撤退を判断している所だ」

士騎朝輝 :「問題は何匹いるかだな。世には一瞬で2匹を召喚するマスタークラスもいたらしいぜ」

フギン・ムニン :「普通に噛まれるだけなら」「そこまで問題は無いはず、ですわ」

士騎朝輝 :「確か……魔術師だったか。このメンバーならそれこそ2体までなら力勝負で相手は出来るか」

壬生墨佳 :「んな魔法みたいなことあってたまるか……」

黒瀬直 :「ふふ、賊が相手ならいつものように追い回すのだが、これで決着がつくかどうかだな」イーゴリさんに。

黒瀬直 :「食われる前に腹を鋏で切って、は試したくないところだ」

黒瀬直 :「あくまで見立て、たった1体に拘る必要もなさそうだしな」

壬生墨佳 :「なんなら逆だろうよ」

壬生墨佳 :「オーディンを食ったやつがフェンリルだったことになるんだろ、どうせ」

士騎朝輝 :「事象が大まかにあってれば成立するの。やっぱりふざけてるよなぁ。俺より自由じゃないか」

士騎朝輝 :皮肉気に嗤う。

黒瀬直 :「霜のらを見る限り、敵のジャーム操作能力はかなりのものと見えるしな。巨人を遠ざける策が功を奏してなにより」

士騎朝輝 :「ま、お姫様を護るのも輝く朝の騎士の務めさ。後ろで狩猟を楽しんでくれ。と言っておこうか……一番槍しかできない訳だが」

冷泉命 :「それは……おっと、お喋りは此処までみたいかしらね」

壬生墨佳 :「どうにも発想は自由じゃないらしい」

壬生墨佳 :「予定通りだな」

GM :―――雪が、止んだ

黒瀬直 :「狐狩りの解禁、というぐらいに思おう。よろしく頼む」にこり、と評するには凄惨な笑みで応える。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……如何にも有りそうな話だ」>どうせ 「しかし。……やはりストレートな物が来たな。これが――!」

士騎朝輝 :「さて」氷のような視線を眼下に飛ばす。「来たか」

??? :「―――おや」

??? :「準備万端、と言ったところかな。巨人の姿も周りには見えない」

??? :雪が止んだ、暗闇の空の奥

??? :―――イーゴリ・ヴァシーリエフの耳にこの声が聞こえるのは、二度目だろうか

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「さて。どうだろうな。神話の狼を迎え撃つのに、どれだけの準備をしても万端……とは言えないかもしれないぜ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なんということもなく、返事。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :声が聞こえるということは、もう『見えている』。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「もう一度会っておきたいとは思っていたがな。……思っていたより早く前線に出てきてくれてうれしいよ、ヴァーリ」

ヴァーリ :「―――こんばんは、見立てられた諸君」

ヴァーリ :やせぎすの男が一人、降り立つ

冷泉命 :「……………」

黒瀬直 :「ふむ、あれが……」フギンとムニンの反応を含め、視野を広く構える。

士騎朝輝 :「まったく。役を羽織るのは俺の趣味じゃあなかったな。やるなら、犬塚信乃くらいしか村雨丸も許してくれないくてなぁ」

フギン・ムニン :「……似てる」「けれどあのように若々しく、血色の無い肌ではありません」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「『見立て』に入ってるのは君もじゃないか?もっとも『どっち』のヴァーリかは判ったものじゃないが」

ヴァーリ :「さて、どちらになろうと。私のやること自体は変わらない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ふむ、やはり『似ている』のか。気をつけろよ、皆。話の通り、あれがヴァーリだ」

ヴァーリ :「それに……うん、渡されてるものもそろそろ頃合いと見た」士騎の方をちらりと見つつ

ヴァーリ :「それに、そう。なるほど、そちらが件のオーディン」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私が知る限りでも、バロールを思わせる空間を転移させる技を使う……底の知れない奴ではある」

壬生墨佳 :「もうそろそろいいだろ、その役振ったおままごとはさ。男のやるもんじゃないぜ」

壬生墨佳 :「世の男子が好むのはヒーローごっこって相場が決まってるんだ」

壬生墨佳 :「そっちの役に宛てがわれてくれ」

黒瀬直 :「この子達の希望をやるのはともかく、その目に映されるのは気分が悪いね」道具扱いはよろしくない。私以外もそう見られているなら猶更。

士騎朝輝 :「勝手に渡して、勝手に取り立てか。やってる事は詐欺師か悪徳業者だぜ、正しく悪党だな?三文芝居屋」冷たく息を吐く。

ヴァーリ :「ふむ。役も無い観客には、舞台の上から降りて貰う必要があるが……」

ヴァーリ :「何、今から胃袋の中に下りて貰おう。せっかくだからオーディンと一緒にどうかな?」

GM :―――みしり

GM :雪を踏む音は、巨大な獣のもの

壬生墨佳 :「……どうしてそんなにビッグマウスかを聞いてからにしたいもんだ」

GM :―――銀に輝く体毛が、闇夜に照らされる

フェンリスヴォルフ :唸り声が、空間を震わせる

壬生墨佳 :「……」

壬生墨佳 :「いややっぱ帰ってもいい……?」

フェンリスヴォルフ :先程戦闘を行った巨人よりは、些か小さく見える。しかし

士騎朝輝 :「一人で帰れるか?」

黒瀬直 :「一蓮托生だよ壬生くん。腹の中までとは言わないさ」

士騎朝輝 :軽い声で意地悪く聞く。

フェンリスヴォルフ :纏う空気は別格。通称個体:フェンリルとされるジャームよりも、遥か―――!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「気が合うなミブミブ、実は私も帰りたく思ってた所なんだ」こめかみに、多少汗。

壬生墨佳 :「ついてきてくれるってさ」

黒瀬直 :「前に狩ったものより上質だな……良かったね。マスター級にはやや劣るがトロフィーにできるぞ」

士騎朝輝 :「まさか、送り狼(フェンリル)が身内から出るとはね」

士騎朝輝 :「良し、言い方を変えるか。お前達の力が、どうしても必要だから、逃げないで頑張ろうぜ!だ」肩を竦める。

ヴァーリ :「……フェンリスヴォルフ。我らが持つ特別製だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「先ほどからな、この獣の気配が『うるさくて』な。話の流れから相対せざるを得ないとは思っていたが、こんな所で見えたくはなかったよ、冬の狼」

ヴァーリ :「逃げないのは結構。元より逃がすつもりも毛頭ないがね」

壬生墨佳 :溜息を吐いて。「やるよ。やるってば……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だが……帰してくれるはずもないよな、当然な」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まったく、これが自由業の困り所だ」砕けた口調。いつもと同じ調子に戻っている。

冷泉命 :「…………殺して」

冷泉命 :今まで静寂を保っていた女が、口を開く

冷泉命 :「あのヴァーリって男を、確実に仕留めて」冷や汗をかきながら、一言

壬生墨佳 :「……その心は?」

冷泉命 :「……っ。言え、ない。けど、あいつからは嫌な予感がする」

士騎朝輝 :(殺す。なんて言うのは未来の全てを奪う行為だから、あんまり好きじゃないんだが)

黒瀬直 :「……ふむ」顎に手をやり、僅かに考えて。

壬生墨佳 :(嫌な予感がするから殺せ、か)

士騎朝輝 :(同行者を疑い始めるのも嫌なもんだよなぁ)

黒瀬直 :「君の助言なら、私は意味を見出すべきなのだろうね」

黒瀬直 :「諸君。気を引き締めて掛るとしよう」あくまで自然体、当たり前の事を言う。迷いを以て挑むのは危険な戦いであるから。

壬生墨佳 :(あんまアールラボらしくは聞こえないけど)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だとさヴァーリ。一番辛辣な一言が来たぜ。『生理的に無理』。だとよ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こちらも彼女の調子に思う所はある。それこそ疑いに近いラインではあるが、敢えてクライアントへの詮索は口に出さない。

壬生墨佳 :周囲をちらりと見て。

壬生墨佳 :(僕の仕事かよ)

ヴァーリ :「……何、数刻後には胃袋の中だ。如何様にでも受け入れよう」

士騎朝輝 :「俺から言えるのは、奴がジャームなら、望む結果になるかもな。さぁて、ヴァーリ、そちらの口上は必要か?」

フギン・ムニン :「くろせなお」「……どうか、どうか生き延びて」背後、戦場から少し離れた場所に移動しながら

黒瀬直 :「ありがとう。二人も気を付けて」

黒瀬直 :「出来る限りのことを、するとしよう」

ヴァーリ :「それに、開戦の号令は必要無いだろう。何故なら―――」

ヴァーリ :「此処でオーディンが喰われる事こそが、ギャラルホルンの音色に他ならないのだから」

フェンリスヴォルフ :「              」轟音。雄叫びが空間すら震わせる

GM :圧倒的な敵意を以って、狼が 来る



GM :戦闘を開始します

GM :セットアップ

黒瀬直 :なし

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なし!

GM :配置!

■MAP
ヴァーリ[13]

5m

フェンリスヴォルフ[18]

5m

士騎[4]ヴァシリーエフ[7]
黒瀬[9]壬生[6]

士騎朝輝 :《加速装置》《ヴァジュラ》侵蝕101になるので行動値4→20 攻撃力+12 暴走 《紅蓮の憎悪》発動 攻撃力+15

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 96 → 101

GM :フェンリルより……早い!

黒瀬直 :ファンアウト効果は如何に動くべきか

GM :また、ファンアウト効果を使用できます

壬生墨佳 :セットアップはないです

士騎朝輝 :では男性陣は5m移動して接敵で良いかな。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :異議なしです!

壬生墨佳 :こちらは動かずにおいたほうがいいかな エンゲージ融通鑑みると

黒瀬直 :ですね、何かあれば接近できる距離

GM :了解!



壬生墨佳 :あっエネミーはセットアップなし?

GM :あ、

GM :フェンリルは無しで、

ヴァーリ :集団錬成

GM :シーン選択。達成値を+5、攻撃力を+10

■MAP
ヴァーリ[13]

5m

フェンリスヴォルフ[18]
士騎[20]ヴァシリーエフ[7]

5m

黒瀬[9]壬生[6]

GM :加速する刻は一定のタイミングで行います、ので今回の最速は……

GM :イニシアチブ

GM :20 士騎朝輝

士騎朝輝 :では行動します。

士騎朝輝 :マイナーなし。メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》《バリアクラッカー》

士騎朝輝 :妨害、支援ありましたら。

黒瀬直 :こちら無し

GM :妨害在りません

士騎朝輝 :ではアタック。標的はフェンリル。

士騎朝輝 :14dx7+10 (14DX7+10) > 10[3,3,4,4,6,6,6,6,6,7,7,8,9,10]+10[2,4,6,10,10]+4[3,4]+10 > 34

フェンリスヴォルフ :いや

フェンリスヴォルフ :まだ武器作れてねぇ

士騎朝輝 :オートでアームドスーツ解放。ダメージ出します。

フェンリスヴォルフ :ドッジ!

フェンリスヴォルフ :11dx+5 (11DX10+5) > 10[1,2,3,5,5,6,7,9,10,10,10]+6[2,2,6]+5 > 21

フェンリスヴォルフ :被弾!ダメージください

士騎朝輝 :4D10+10+3+1+3+12+15+16 (4D10+10+3+1+3+12+15+16) > 21[4,9,1,7]+10+3+1+3+12+15+16 > 81

フェンリスヴォルフ :素通し、まだ大丈夫!

GM :演出どうぞ

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 101 → 114



士騎朝輝 :「さて、お姫様を喰わせる訳にもいかないし、お嬢様は早く帰りたいと我儘を言うもんでね」

士騎朝輝 :「聞いてやるのが、男の器量だよなぁ。食いではなさそうな犬ではあるが………黙らせようぜ、村雨丸」

士騎朝輝 :雪が止んだ空の下。のハズだった。

士騎朝輝 :士騎を中心に氷煙と氷霧が螺旋を描くように吹き上がり虚空を白へと染め上げていく。

士騎朝輝 :纏った風が吹雪へと姿を変え、氷煙が触れたモノは全ての動きを止め沈黙し、周囲を冷たく静かな死が支配する。

士騎朝輝 :ジャームをも連想させる狂濃度の暴走出力。空気すら氷結していく埒外の異常凍結現象。それが、氷の剣鬼が刀を抜く先触れだった。

フェンリスヴォルフ :―――獣の瞳ですら、その速度を追う事は出来ず

士騎朝輝 :藍色の柄に手をかける。鞘から引き抜かれる邪妖滅殺の霊刀 遺産『村雨丸』。

士騎朝輝 :三尺の刀身は殺気高ぶれば水気を増し、斬らば勢いよく流れ刃の鮮血を洗いおとすと言う。

士騎朝輝 :白刀極光。鏡のように磨かれた無垢なる刃が光を弾き、氷塵を煌かせた。

士騎朝輝 :超低温により刀身周囲の光がオーロラのように揺らめき、触れるものを死に誘うように輝く。

士騎朝輝 :「俺と力勝負をな。出来るやつは中々いないんだ。だからなぁ、不謹慎ながら楽しいもんだぜ」

士騎朝輝 :言葉の終わりと同時、白い霜に覆われた地面が踏み込みの脚力で爆散した。

士騎朝輝 :超高速の瞬発移動から放たれる円を描くような回転斬撃。極低温の風がうねり白い電光を幾度となく散らしながら渦を巻く。

士騎朝輝 :氷鋼のミキサーと化した村雨丸は空間ごと標的を巻き込み凍結両断せんと迫った。

フェンリスヴォルフ :刃が獣の肌を裂く。氷の鎧を纏うよりなお速く

フェンリスヴォルフ :鮮血が跳び、中空で砕け赤い星屑の様に煌めいた

フェンリスヴォルフ :相応の体力を削ったのは違いない、しかし―――

士騎朝輝 :(並のフェンリルクラスならば、後一撃で仕留められるハズだが………あと、やっぱり核はなしか)

フェンリスヴォルフ :その立姿は先程と変わりなく、強烈な圧を放ち続けている

士騎朝輝 :「一撃とはいかないよなぁ。来るぜ。フォローは頼んだ」



GM :イニシアチブ

GM :18 フェンリスヴォルフ

フェンリスヴォルフ :完全獣化、剛身獣化、巨神獣化、究極獣化、破壊の爪

フェンリスヴォルフ :装甲が10+9上昇します。さらに諸々のダイス、ダメージ増加、HP増加

フェンリスヴォルフ :メジャー

フェンリスヴォルフ :獣の力、獣王の力、鬼の一撃、獣の殺意、コンセントレイト、増腕

フェンリスヴォルフ :対象は至近エンゲージ

フェンリスヴォルフ :判定!

フェンリスヴォルフ :20dx7+10 (20DX7+10) > 10[1,2,2,3,3,3,3,3,3,5,5,5,5,5,6,6,7,8,9,10]+10[2,5,5,8]+10[9]+10[9]+1[1]+10 > 51

士騎朝輝 :リア不

フェンリスヴォルフ :ドッジダイス-3です

イーゴリ・ヴァシーリエフ :士騎くんは既に100%を超えているし《砂の結界》でカバー!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 92 → 94

GM :ダメージ!

GM :6d10+3d10+53 (6D10+3D10+53) > 25[10,1,1,4,8,1]+19[5,4,10]+53 > 97

GM :さらにガードで追加ダメージ10

イーゴリ・ヴァシーリエフ :色々計算するまでもなくソクシ!リザレクト!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1d10 (1D10) > 4

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 21 → 4

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 94 → 98



フェンリスヴォルフ :士騎朝輝の攻撃が終わり、待ち構えていたかのように

フェンリスヴォルフ :巨体が、動く

フェンリスヴォルフ :先程の紅では無く、純粋な白の結晶が体毛すらも覆うように広がっていく

フェンリスヴォルフ :荘厳さすら感じさせる氷の鎧が。天の狼を包み込む

フェンリスヴォルフ :一拍、置いて

フェンリスヴォルフ :―――その姿が、眼前から消えた

フェンリスヴォルフ :先程の士騎朝輝の氷刃よりは些か遅い。しかし―――

フェンリスヴォルフ :二人の遥か頭上―――氷爪が地面を裂くように天から、迫る

士騎朝輝 :避ける機能も受ける機能も搭載されていない。端からフォローを仲間に任せ、相手の気配のみを追い攻撃態勢のみを維持する。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おうとも」。フォローは頼んだ。その言葉には既に返事が飛んでいた。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ド――!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :地面から生えた影の巨木がフェンリルを迎え撃つ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「対空攻撃なら、多少は得意だ」

フェンリスヴォルフ :影の巨木。その黒に一瞬、天狼の視界が奪われる

フェンリスヴォルフ :ざ――――ぎん

フェンリスヴォルフ :放たれた惨爪は、本来の狙いをずれ

フェンリスヴォルフ :イーゴリ・ヴァシーリエフと、地面のみを穿つ

フェンリスヴォルフ :―――地に刻まれた痕。数mに渡り、抉る

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そしてその一瞬で、既にその場にいない。……士騎朝輝の姿は確認するまでもない。彼の剣士が危機を避けるにはこの程度の隙で十分!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――ッ」駆ける。かわし切れてはいない。胸部に深手。口から吐血。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :だがこの程度の傷、あの獣の致命の一撃と比べれば安すぎる――!

士騎朝輝 :「助かった。この樹は丁度良い盾だった。みたいだぜ。錬成の速さが並じゃない」



GM :イニシアチブ

GM :13 ヴァーリ

ヴァーリ :マイナーでハンドレッドガンズ

ヴァーリ :射撃武器作成、装備

ヴァーリ :メジャー

ヴァーリ :小さな塵、ペネトレイト、ギガンティックモード、コンセントレイト

ヴァーリ :対象は黒瀬壬生エンゲージ

ヴァーリ :判定前、パーフェクトコントロール

ヴァーリ :達成値+10、HP-5

ヴァーリ :判定!

ヴァーリ :15dx7+20 (15DX7+20) > 10[1,2,3,3,4,5,5,5,5,6,6,8,8,9,10]+10[3,5,6,9]+10[8]+4[4]+20 > 54

壬生墨佳 :固定値ヤバいな

黒瀬直 :すっごい出目

黒瀬直 :壬生さん?

ヴァーリ :パーフェクトなのはシーン1回!

黒瀬直 :4dx>=54 ドッジ (4DX10>=54) > 8[2,2,6,8] > 8 > 失敗

壬生墨佳 :3DX+1>=54 ドッジ (3DX10+1>=54) > 9[3,3,9]+1 > 10 > 失敗

ヴァーリ :カバーリングなどは

黒瀬直 :リザ圏内だからなくても大丈夫かな

黒瀬直 :どうせ次の攻撃で100%いくし

壬生墨佳 :あっじゃあむしろほしいかも

壬生墨佳 :HP維持したい

黒瀬直 :それもそう

黒瀬直 :《砂の結界》壬生さんをカバーリングします

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 94 → 96

壬生墨佳 :ありがとう!

黒瀬直 :カバー持ちは助け合い!

ヴァーリ :では……

ヴァーリ :6d10+10+6+10 (6D10+10+6+10) > 21[2,8,1,4,5,1]+10+6+10 > 47

黒瀬直 :戦闘不能、リザレクト

黒瀬直 :1d10 (1D10) > 4

system :[ 黒瀬直 ] HP : 25 → 4

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 96 → 100



ヴァーリ :「……成程、フリームスルスを撃退しただけはある」

ヴァーリ :「なら、フェンリルが食べやすいように……今の内に下拵えと行こうか」

ヴァーリ :掌から武器を錬成する。長い柄と―――穂先。象るは槍の形

ヴァーリ :「―――では、串刺しだ。オーディン」

ヴァーリ :上空へと投擲―――その穂先が、砕けるように分かたれる

ヴァーリ :幾重にも降り注ぐは光の如き槍の雨。逃げ場など、何処にも―――

黒瀬直 :とんとん、と爪先で硬質な音を響かせて、錬成が始まる。

黒瀬直 :素材は足元に搬入しておいた大量の重火器・弾薬・それから車両用の装甲。

黒瀬直 :(遺産無しは辛いな、それでも最善を尽くす姿勢にのみ敬意を表して)

黒瀬直 :これより生み出すは、5人の弓使いによって射ち破られた戦闘機構の似姿。

黒瀬直 :かつてこの街に平行世界から襲来した、偏執的狙撃狂"ロータス"が作り上げたそれは。

黒瀬直 :害意に対して反射的に狙撃を行う、市内全域を攻撃範囲に収めた、他の"自分"から略奪した数多の必中の弓を建材とした……

黒瀬直 :「女の子を招待するには少々不格好だが、元のセンスも良くないからな」

士騎朝輝 :「ああ、そういや雪の下に色々仕掛けていた。なんて言ってたよなぁ」

黒瀬直 :瞬く間に組みあがり、二人の女を呑み込むのは、全高10mほどの要塞塔。

壬生墨佳 :「いやこれ知ら……」

黒瀬直 :分厚い装甲壁が全周を取り囲み、パイプオルガンの怪物めいて無数の輝く筒を生やした、観測・射撃・防御機構を兼ね備えた武装武器庫。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「え、知ら――?」

黒瀬直 :針鼠の如き砲口から無数の矢玉を吐き出して、槍の雨を上空にて迎撃──

黒瀬直 :「……ッ!」しかしただ一筋。

黒瀬直 :撃ち漏らした……あるいは攻撃が塔を直撃し、確かに届いて貫かれる。

壬生墨佳 :「……!」

ヴァーリ :「……驚いたな。殆どを弾き返したか」

士騎朝輝 :「9割迎撃して、黒瀬が一撃喰らったってとこか。まったく頭が下がる働きだ」

黒瀬直 :「……許容範囲だ。さしあたっての腕前は見えた」血反吐をなんのことなしに吐き捨て、損壊した肉体を義体で埋める。

壬生墨佳 :「いやおかしいでしょ……どっちも」

壬生墨佳 :「規模……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「フ、ことごとく噂を上回るなナオ、やってくれる……!」口から血を流しつつ、不敵!

士騎朝輝 :「目の前で起こってる事だしなぁ。いや、幻術の可能性ってのは確かにあるかもな」

黒瀬直 :「壬生くんには壬生くんの仕事を頑張ってもらえばいい。支え合うのが私たちだろう?」

士騎朝輝 :「さて、凌いだか?」

壬生墨佳 :「まあ……これやれは困るからなあ」

壬生墨佳 :観測手(スポッター)くらいにはなるよ」



GM :イニシアチブ

GM :9 黒瀬直

黒瀬直 :メジャーでコンボ【金光曲閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《スプリットアタック》《砂の加護》《砂塵霊》フェンリスヴォルフとヴァーリにアンチマテリアルライフルで射撃攻撃。

GM :複数体攻撃!

黒瀬直 :妨害なしなら行きます

GM :どうぞ

黒瀬直 :13dx7+7 (13DX7+7) > 10[1,1,1,2,3,3,5,5,5,6,6,6,7]+10[10]+10[9]+10[9]+4[4]+7 > 51

GM :く……これは装甲もガードも無視と見た

黒瀬直 :然り

フェンリスヴォルフ :ドッジ

フェンリスヴォルフ :15dx+5 (15DX10+5) > 10[3,3,4,4,6,6,6,7,8,8,8,9,9,9,10]+8[8]+5 > 23

黒瀬直 :こわいなあ

壬生墨佳 :ドッジ不可状態では

GM :あっ

GM :究極獣化!

GM :よけられません

黒瀬直 :20+24+6d10+1d10 (20+24+6D10+1D10) > 20+24+22[2,5,6,7,1,1]+4[4] > 70

黒瀬直 :スーペリアルネットワークの効果でフェンリスヴォルフには+3、73ダメージ

ヴァーリ :神の眼

ヴァーリ :さらにオリジナルツール、回避

黒瀬直 :いかにもなエフェクト

ヴァーリ :9dx (9DX10) > 10[3,3,4,5,6,7,8,8,10]+3[3] > 13

ヴァーリ :ミス

ヴァーリ :いやこれ+14しても……無理そう

ヴァーリ :無理です!被弾します

フェンリスヴォルフ :立ってます

黒瀬直 :TOUGH

ヴァーリ :立ってます



黒瀬直 :「まあ、気持ちは分からないでもない」

黒瀬直 :「遺産の出力、それを己の身同然に扱う技量というのは。こうして見ていると凄まじいからな」

黒瀬直 :「今回は潤沢な用意があるから、多少は食い下がらねば申し訳が立たん」

黒瀬直 :半壊した塔の中で再び靴音響かせて。弾頭を装填。

黒瀬直 :霜の巨人へと叩き込んだそれと同等の一なる弾頭を即座に汲み上げ、拳を撃鉄に射出。

黒瀬直 :舞うような足取りが続けざまに二の矢、三の矢を作り出し、撃つ、撃つ、撃つ。

黒瀬直 :白の空に尾を引いて、黄金の光条描く無数の弾丸が群れを成し、流星の如く降り注ぐ。

ヴァーリ :「―――意趣返しとは、ね」

ヴァーリ :髪で隠れた瞳が光る。まるで光条の着地地点をすべて理解してるのかの如き動きで、雨の間を潜り抜ける

ヴァーリ :「――――――っ」

黒瀬直 :──ただ速く、多いだけではない。

黒瀬直 :その全てが敵を射止めるそのための軌道、技量と観測と経験が生む計算ずくの殺しの業。

黒瀬直 :狼も狩人も、人の世に害をなす遍くを相手取ってきた女の全てをぶつけているのだから。

ヴァーリ :―――一条。黄金が脇腹を刺し貫く

士騎朝輝 :「恐ろしく面倒な事やってるな。コンマ思考でチェスを打ち合ってるようなもんだ。相手の動きを読み続け、攻撃をする。相手の動きを読み続け、回避をする」

士騎朝輝 :「まったく、こっちのナオも趣は違うが人間要塞だな。いいね、嫌いじゃないんだよなぁ。そういう力技」

壬生墨佳 :「いや……」

壬生墨佳 :「観測手いらないじゃん!」

フェンリスヴォルフ :その中、狼は―――黄金の雨の中で血に濡れながら、真の目標に狙いを定める

黒瀬直 :「いや、隣に人がいるというのは」笑んだ口から白い息と共に。

黒瀬直 :「それだけで心強いものだ……やる気が増す」

士騎朝輝 :「いるのはスポッターじゃなくて案外スポンサーの方かもな。金がかかり過ぎてるぜ、これ」

壬生墨佳 :「全部自分で作ってるだろ……」

壬生墨佳 :「何?僕姫でもやるべきなのこれ?」

士騎朝輝 :「いやぁ、ぜひ新しい戦乙女をやってくれよ」



GM :イニシアチブ

GM :7 イーゴリ・ヴァシーリエフ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はい!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ではマイナーで《インフィニティウェポン》《ジャイアントウェポン》。リーサルシャインで攻撃力+20の剣。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そして《コンセントレイト:オルクス》《ディストーション:白兵》《咎人の剣》で……フェンリルでいいね、斬る!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 98 → 103

イーゴリ・ヴァシーリエフ :13dx7+6 (13DX7+6) > 10[2,4,5,5,6,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,1,2,3,5,6,7,10]+10[1,8]+1[1]+6 > 37

壬生墨佳 :バディムーヴします。達成値+3。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :助かった、ありがとうございます!!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :40ですよ~

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 103 → 111

壬生墨佳 :あっすいません忘れてた

壬生墨佳 :ブレイカー使います

GM :承認!

壬生墨佳 :この攻撃に対し装甲値無視を付与。

GM :ブレイカーの演出は自由にやってください!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、はい!あざまっす!

GM :そして……

フェンリスヴォルフ :イージスの盾

フェンリスヴォルフ :3d10 (3D10) > 21[10,7,4] > 21

フェンリスヴォルフ :軽減値大き目!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ギャーッ

フェンリスヴォルフ :ダメージどうぞ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ダメージ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :5d10+35 (5D10+35) > 25[9,2,3,4,7]+35 > 60

イーゴリ・ヴァシーリエフ :装甲無視!でも軽減!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :39……!

フェンリスヴォルフ :39入って……193!

フェンリスヴォルフ :立ってる……けどこれ以上喰らいたくない

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、よかったダメージは低めと思ったらちゃんと効いてる……!



イーゴリ・ヴァシーリエフ :「本当に、只々圧倒されるよ。私もいらないかもしれないな?」軽い、飽くまで口調でいう。

士騎朝輝 :「頑張って平等に働けよ。みんな仲良く、元気に。素晴らしい言葉だよなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかし、仕事はするさ。そう引き受けたからな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :鋼鉄の矢衾と黄金の嵐の中、とうに位置取りは済ませている。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :既にフェンリルを挟んで士騎朝輝の対角線。彼の獣の死角。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :両手に漆黒、影で生み出されたロシア刀剣シャシュカ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :――日本の『刀』を用いた剣術は、一説において人が主、(つるぎ)が従であるという。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :剣は人の手足のように、全てが完璧に術手の制御下に置かれてこその業である、精緻極まる剣だという。そのような趣旨の理屈だ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :対してロシアのコサック剣術は……かの業を目撃したある達人曰く、剣が『主』であるように見えるという。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :剣の持つ重さと、重心のバランス、それによる勢いに任せた斬撃を、術手が『技』で補正しているのだと。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :……ありうるのだろうか?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :剣である以上、使うのはあくまでそれを握る人間の筈だ。それが、剣に使われているなど――。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :光を通さぬ『無』。影の剣舞。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :黒の旋風がフェンリルを襲う!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :……そう『舞』である。コサック剣術とは、人と剣の主従ではない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :人と、影による、対等のダンスである。

壬生墨佳 :「気持ち悪いくらい段取り通りだ」ぱちん、と指を鳴らす。

壬生墨佳 :雪庇が崩れ、狼の巨体が傾ぐ。

壬生墨佳 :何のことはない、落とし穴だ。動きを止めるものではない。

壬生墨佳 :それは態勢を崩す手。

壬生墨佳 :反撃の爪を封じ、その巨体を斬線上(ゼロポジション)へと下げるもの。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――完璧な演出(プロデュース)だ、スミカ。大舞台のダンスなら、こんな武骨な剣でなく君のようなパートナーに申し込むべきだな」

壬生墨佳 :「悪いけどそいつと踊っててくれよ、韃靼人」

士騎朝輝 :「雪は、なる程なぁ。こうやって腹黒さも隠せるって事か。俺があまりに清廉だったんで、今まで気づかなかった」

士騎朝輝 :「実に性格が悪い罠だ。最高だよなぁ」

フェンリスヴォルフ :黒の旋風に合わせ、氷のかぎ爪がそれを打ち砕きにかかった、が―――

フェンリスヴォルフ :崩された体勢、その全てに対処が間に合わない

イーゴリ・ヴァシーリエフ :都合30、いや40!黒の剣閃、白の雪煙。フェンリルを巻き込み、そして吹き飛ばす!

フェンリスヴォルフ :重ねられたその連撃を受け―――狼が初めて、狼狽える

黒瀬直 :「なるほど、好きな剣筋だ」

黒瀬直 :激しく、巧みに。時には弱さを演じながら相手さえも御する。

黒瀬直 :「他人が見えていないと出来ぬ在り方だな。うん」

ヴァーリ :「……此処までやるか。流石……見立てられるだけの事はある」

士騎朝輝 :「しかし、今のを耐えたか。神食いの狼をやるだけはあるぜ。楽しくなってきたよなぁ、村雨丸」



GM :イニシアチブ

GM :6 壬生墨佳

GM :まず、メインプロセスより前に知覚を振ることが可能です

壬生墨佳 :なにっ

GM :目標値は不明!

GM :振ってみてください

壬生墨佳 :OK。挑戦します。

壬生墨佳 :5DX (5DX10) > 10[2,3,3,6,10]+9[9] > 19

壬生墨佳 :フッ……

GM :10越えて19、成程

GM :では

GM :―――人喰い鬼の能力を手にしている貴女は、人であるならば、生物であるならば。あらゆる相手の脆弱点を視る事が出来る

GM :特別製とは言えフェンリルとて例外ではなく―――そして



GM :ヴァーリ

GM :その殺し方が、存在しない

GM :違う。それは無敵だから?一切の攻撃が効いていなかったから?……ではない

GM :―――既に死んでいる身体に、殺し方など在る筈がない



壬生墨佳 :では、改めて行動します。

壬生墨佳 :マイナーなし、メジャー『デビルズ・プレイ』:《死神の瞳》。

壬生墨佳 :対象はヴァーリ。人喰い鬼の効果は適用しません。

GM :どうぞ

壬生墨佳 :5dx+28 (5DX10+28) > 9[4,4,8,9,9]+28 > 37

ヴァーリ :……ドッジ、神の眼

ヴァーリ :9dx (9DX10) > 9[2,2,3,3,4,4,5,9,9] > 9

ヴァーリ :あっオリジナルツールで+14されてます

ヴァーリ :でも23、失敗

壬生墨佳 :コワ~

壬生墨佳 :命中で次に与えるダメージを+7d10します。

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 90 → 93

GM :メチャ・喰らう



壬生墨佳 :周囲を仰ぎ見る。眼前の魔狼のみではない。

壬生墨佳 :その奥。蒼白い肌の男。

壬生墨佳 :「……そうか」

壬生墨佳 :「君こそがままごとなんだな」

ヴァーリ :「……何?」

壬生墨佳 :「いや?食えないやつだと思っただけだよ」

壬生墨佳 :パン、と指を鳴らす。「こんな戦場で即興なんて決められないからな」

壬生墨佳 :腹を刺し貫いた黄金色が、光を失い、琥珀色へ。

壬生墨佳 :《テクスチャーチェンジ》。黒瀬直により彼を貫いたそれが、偽装を解かれて。

壬生墨佳 :固着して、起電する。その動きを麻痺させる。

壬生墨佳 :「本当はこっちで動き出すはずなんだろうけどな……」

壬生墨佳 :「そうだな……あるいは現代のエピメテウスってところか。逆になってもらうぜ」

黒瀬直 :「観測手に仕掛人に、八面六臂の活躍のようで」

黒瀬直 :「猪武者としては頭が下がる思いだね」

ヴァーリ :電撃を受け身体が数度、歪に動いて

ヴァーリ :「…………」黙り込んで、静かに壬生墨佳の方を視る

壬生墨佳 :「なんだよ。観客に仕込みを見抜かれる方が悪いんだろ」

壬生墨佳 :「今の人間は目が肥えてるんだぜ」

ヴァーリ :それは、まるで生気の抜けた人形の様で

ヴァーリ :「フリームスルスを倒した理由も理解した。奴の入れ知恵か。なら―――プランを変更しよう」



士騎朝輝 :「現代のプロメテウスなら知り合いにいるが?ついでに俺と同じ名前の知恵者だがね。さて、エピメテウス君はこれから何を見せてくれる」



フェンリスヴォルフ :加速する刻

ヴァーリ :「―――此方へ」

フェンリスヴォルフ :マイナー ハンティングスタイル

フェンリスヴォルフ :ヴァーリのエンゲージに移動

フェンリスヴォルフ :メジャー

フェンリスヴォルフ :獣の力、獣王の力、鬼の一撃、獣の殺意、コンセントレイト

フェンリスヴォルフ :対象はヴァーリ

フェンリスヴォルフ :20dx7+10 (20DX7+10) > 10[1,1,2,3,4,4,6,6,6,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10]+10[2,2,3,3,4,4,6,6,9]+10[8]+4[4]+10 > 44

ヴァーリ :ガードします

ヴァーリ :6d10+3d10+53+10+7d10 (6D10+3D10+53+10+7D10) > 30[4,4,9,4,5,4]+18[5,9,4]+53+10+47[10,6,7,4,7,10,3] > 158

ヴァーリ :復活エフェクト無し



フェンリスヴォルフ :合図に合わせ、狼が動く。先は―――

フェンリスヴォルフ :ヴァーリの下へ

冷泉命 :「……壬生さん。ヴァーリの事、どう見えた?」

壬生墨佳 :「どうって……生きてる方がおかしい」

壬生墨佳 :「絞めるべき死点がないんだ。あの狼にも見えるのに」

冷泉命 :「……死体。なら、あれは」

ヴァーリ :「……あまりこの手段は取りたくなかった。精度がもう一段落ちてしまうからね」

フェンリスヴォルフ :大口を開ける。先は―――

黒瀬直 :「……先オーディン存命の時期は存在していなかった、死体の新顔」

フェンリスヴォルフ :ヴァーリ。その身体を一息で、飲み込んだ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……スミカの見立てに沿えば、奴は比喩でなく、既に死んでいる肉体を何らかの手段で動かしている、ということになるか。道理で――」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :最初に会った際のことを思い出す。自分が気づかなかった筈だ。

フェンリスヴォルフ :そうして、氷の如き燃える瞳は、今なお君たちの方を向いている

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかし――!」目の前の事態に構える!

士騎朝輝 :「最初からそうしてろ。と言わざる得ないがなぁ。存在を条件リソースにか。まったく、気に食わない」

黒瀬直 :「私にとっては最悪の状況から外れたところだが、あまりよろしい状況ではないな」

黒瀬直 :「士騎くん、眼は無事か?」

士騎朝輝 :「視力は相変わらず2.0を維持してるよ、多分な」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼がオーディンに瓜二つであるなら……まずいのではないかな?見立てが成立してしまったかもしれんな」

壬生墨佳 :「なに出し抜かれたみたいな顔してるんだか。欲かいて失敗したってことだろ」

壬生墨佳 :「見えないとこでやりゃ気づかず全部終わってたんだ」

壬生墨佳 :「勝手に負けカウントしてるんじゃない。優勢で次のラウンドだろ、これ」

黒瀬直 :「妥協に妥協を重ねた連中には負けてやれないしな。うむ」

士騎朝輝 :「ま。ムカついてるのは、命を無駄に粗末にするそのやり方だがな。そこは仰る通りだよ」

士騎朝輝 :「いや、死人だったか?」

冷泉命 :「……一段落ちる、ですって?何度彼を侮辱すれば……」

冷泉命 :自分の顔を一度パン!と叩いて

黒瀬直 :「こちらの護るべきものに変わりなし。このまま押し通すとしよう」

冷泉命 :「……ううん。まだ狼は健在。どちらにせよアレを倒さないと……!」

黒瀬直 :「アドバイスがあるなら聞こう。後でこちらも問いただすことがあるしな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「うむ。それもそうだな。奴にとっては次善の手段のようだし……」

士騎朝輝 :敵ではあったが、それはそれと言うやつだ。生きるのに必死さを感じない見立てと予言のためだけに消費される存在に、嫌悪感と苛立ちを覚えて仕方がない。

士騎朝輝 :「八つ当たりをさせてもらうか」

GM :クリンナップ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :士騎くんの様子を見、周囲の様子を可能な限り知覚。――異常、なし。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「心配することもなさそうだ。猶予があるならその隙間を通させてもらおう」

GM :エネミーは無し

GM :多分PCも無しだと思うので、次ラウンドへ

GM :2ラウンド

GM :セットアップ

黒瀬直 :なし

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なし!

士騎朝輝 :加速装置を決断的に使うか、どうしようかな。

士騎朝輝 :一人突出すべきかどうか。

士騎朝輝 :相手の復活残ってそうだから加速装置使わずでいこう。2回ロイス削られたらたまらん。

士騎朝輝 :なし

GM :了解!

GM :エネミーも無し

GM :イニシアチブ

GM :18 フェンリスヴォルフ

フェンリスヴォルフ :マイナーでハンティングスタイル

フェンリスヴォルフ :効果で士騎、イーゴリエンゲージを通り過ぎ、黒瀬・壬生のエンゲージへ

フェンリスヴォルフ :メジャーで獣の力、獣王の力、鬼の一撃、獣の殺意、コンセントレイト、増腕

フェンリスヴォルフ :対象は至近エンゲージ選択、黒瀬壬生の二人!

黒瀬直 :ドッジダイスは何個減るかな、アンチマテリアルライフル装備してるからガードできる武器がない

フェンリスヴォルフ :3個ですね

黒瀬直 :どうもどうも。

壬生墨佳 :ドッジダイスふるの攻撃されてからにしたら?

黒瀬直 :ですね

フェンリスヴォルフ :20dx7+10 (20DX7+10) > 10[1,1,1,2,2,2,4,4,4,5,5,5,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[2,3,4,5,6,6,9,10]+6[4,6]+10 > 36

黒瀬直 :2dx>=36 ドッジ (2DX10>=36) > 9[3,9] > 9 > 失敗

壬生墨佳 :0DX+1>=36 ドッジ (0DX10+1>=36) > 自動失敗

壬生墨佳 :《砂の結界》。黒瀬さんをカバー。

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 93 → 95

黒瀬直 :ありがとうね!

フェンリスヴォルフ :4d10+3d10+43 (4D10+3D10+43) > 20[4,6,7,3]+17[6,5,6]+43 > 80

フェンリスヴォルフ :諸々有効です

壬生墨佳 :ガードしても無理ラインなんだよなもともと。《リザレクト》します。

壬生墨佳 :95+1d10 (95+1D10) > 95+7[7] > 102

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 95 → 102

system :[ 壬生墨佳 ] HP : 23 → 7



フェンリスヴォルフ :次善の策であると、ヴァーリは言った

フェンリスヴォルフ :その上で、狼はまだ諦めていない。目標は本来の対象である―――

フェンリスヴォルフ :オーディン。黒瀬直。その下へと―――嵐の様に駆ける

壬生墨佳 :「――構えて」

黒瀬直 :「先より速い、が──」

壬生墨佳 :「迎撃じゃない。反撃の準備を」

黒瀬直 :「受けは任せた」

フェンリスヴォルフ :リスクヘッジを先に取ったとはいえ、彼女を飲み込みさえすれば本来通りだ。強大な顎が、その速度のまま彼女を喰らおうとして―――

壬生墨佳 :再びその体が雪に沈む。

壬生墨佳 :死の顎は逸れて、眼前の少女を吹き飛ばすにとどまる。

フェンリスヴォルフ :が ぎん―――

壬生墨佳 :「……けはっ、がふっ」

士騎朝輝 :「まだ、再生は出来るか?ミブミブ」

壬生墨佳 :「今ので限界だ。渋った分はもう建て替えられないぜ」

フェンリスヴォルフ :牙が空を切り、なおその風圧が少女の身を襲う

壬生墨佳 :「……うまく誘導してるように見えるだろ、これ」よろよろと起き上がる。

壬生墨佳 :「簡単なことだよ、どうやってるかは……」

壬生墨佳 :琥珀の欠片を転がす。《万能器具》の、電磁式のスイッチ代わり。

壬生墨佳 :「どこにでも仕込んでるだけだ」

士騎朝輝 :「成程なぁ。そして追い詰められると口が良く回るタイプだよな、お前」

士騎朝輝 :「ピンチの時に饒舌になる奴は親近感がわいて良い」

壬生墨佳 :「追い詰められると手が出ないタイプに親近感は持てないからな!」

壬生墨佳 :「持てるように頼むぜ」

士騎朝輝 :「あぁ、お姫様を助けに行けるまで、もう少し待ってろ。と、まぁ、俺が行く前に終わる事を祈るけどな」

黒瀬直 :魔女が守った戦士は不在、狼の下で刃を研ぐ。

GM :イニシアチブ9 黒瀬直



黒瀬直 :イニシアチブでアンチマテリアルライフルを捨て、ウェポンケースからフルオートショットガンを装備。

黒瀬直 :メジャーでコンボ【金光一閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《砂の加護》《砂塵霊》フルオートショットガンでフェンリスヴォルフに射撃攻撃

黒瀬直 :Dロイス守護天使の効果発動、ダイス+5個してペナルティ無効

黒瀬直 :19dx7+6 (19DX7+6) > 10[1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,7,7,7,9]+10[1,7,8,9]+10[8,8,10]+4[1,3,4]+6 > 40

フェンリスヴォルフ :ガード

フェンリスヴォルフ :さらにイージスの盾

フェンリスヴォルフ :3d10 (3D10) > 8[1,4,3] > 8

フェンリスヴォルフ :8

黒瀬直 :10+24+5d10+1d10 装甲無視 (10+24+5D10+1D10) > 10+24+32[10,10,2,6,4]+2[2] > 68

黒瀬直 :スーペリアルネットワークの効果で+3、71だった

フェンリスヴォルフ :破壊の爪合わせ9軽減、しかし……

フェンリスヴォルフ :その一撃で戦闘不能。魔獣の証でHP30で復活

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 115 → 126



黒瀬直 :雪の中で足を取られ、血に昂る獣が飛び上がる、その瞬間。

黒瀬直 :しゅるり、地下より伸びた金の枷が、その巨体を縛り付ける。

黒瀬直 :フェンリスヴォルフより、なお深く。得難き隙を突いて足元の素材を錬成しながら降下。

黒瀬直 :「一足先に進めたからな、これが効くのだろう?」

黒瀬直 :絹紐のような有り合わせでは、この獣を封じるには足りぬだろうがしかし。

フェンリスヴォルフ :―――グレイプニル、狼縛りの鎖

黒瀬直 :一撃与えるには、充分!

フェンリスヴォルフ :巨体が縫い留められる。完全にではない、が―――

黒瀬直 :戒められた狼の喉元に、一筋の煌めきが届く。

黒瀬直 :「殺ァッ!」重たい黄金の刃を拵えた、サマーソルトキック!

黒瀬直 :「フェンリルの死因……オーディンの後継が、魔法の靴だ!」

フェンリスヴォルフ :喉を突かれ、いや―――"貫かれる"

士騎朝輝 :「物騒な掛け声だ。殺意の漲りが伝わってくるよなぁ、イーゴリ」

壬生墨佳 :「モルフェウスが多いと仕込みはしやすくて助かる」

壬生墨佳 :「こういう状況じゃ最高の取り合わせだ」

壬生墨佳 :「あそこまでとは思ってなかったが……」

フェンリスヴォルフ :夥しい血が吹き荒れ、その身体は沈黙―――

フェンリスヴォルフ :ざ、ん

黒瀬直 :同時に着地、即座に背筋を伸ばして身構える。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ。震えが止まらんね。……ふふ、いっそ美しく思えるよ」>殺意

フェンリスヴォルフ :灯火、未だ消えず。否、最後の残り香を暴力的に燃やして

黒瀬直 :「品が切れる前に終わらせたいところだが」

黒瀬直 :「頼ってよいかな、男性陣?」

フェンリスヴォルフ :「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――!」咲けた喉から―――吠える

士騎朝輝 :「女性から頼られるなんて言うのも、中々になくてね。新鮮な気分だよ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「美人の頼みだ、冥利に尽きるね」

GM :イニシアチブ7 イーゴリ・ヴァシーリエフ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :待機します!

GM :了解しました

GM :イニシアチブ6 壬生墨佳

壬生墨佳 :こちらも待機します~

GM :イニシアチブ2 士騎朝輝

士騎朝輝 :マイナーで移動。接敵。

士騎朝輝 :メジャー:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》《バリアクラッカー》

士騎朝輝 :妨害あればどうぞ。

フェンリスヴォルフ :妨害なし、どうぞ!

士騎朝輝 :14dx7+10 (14DX7+10) > 10[1,1,2,3,3,3,3,3,4,6,8,9,10,10]+10[1,1,5,7]+10[8]+10[9]+10[7]+4[4]+10 > 64

フェンリスヴォルフ :ドッジ不可、装甲ガード無視。ダメージお願いします

士騎朝輝 :7d10+10+3+1+3+12+15+16 (7D10+10+3+1+3+12+15+16) > 47[10,10,8,8,8,1,2]+10+3+1+3+12+15+16 > 107

フェンリスヴォルフ :HP0、戦闘不能。復活もありません

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 114 → 127



士騎朝輝 :「あぁ、解った。お前らには命に対する敬意がない。必死さの中に自分たちの命を勘定に入れていない」

士騎朝輝 :「その在り方が不快で仕方がない。だから人の世を終わらせようなんてことも考えられるわけか」

士騎朝輝 :ゆっくりと村雨丸を引きずって魔狼に迫る。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……こんな口を叩いた後で申し訳ないが」士騎朝輝とフェンリル、双方に意識を切らさず。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私の力はやはり『狼の冬』たる奴とは相性が悪い」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「後詰めの方、こちらに任させてもらっていいか。君が斬って尚奴が動くのであれば……その時は私が意地をかけて終わらせる」姿勢を低く。力ある言葉の後、構え。

士騎朝輝 :「それは、少々」

士騎朝輝 :嗤う。

士騎朝輝 :「俺を過小評価し過ぎだぜ」

士騎朝輝 :そして視線を魔狼に向ける。抵抗しないとそのまま殺す。人の持つ氷の瞳がそう告げている。

フェンリスヴォルフ :その瞳を見―――狼が、動く

フェンリスヴォルフ :超速の氷爪。常人が捉えられる範囲を越えた其れは、冬の嵐の如く―――迫る、が

士騎朝輝 :弾けるように、自身を射出する。

士騎朝輝 :恣意的暴走による卓越した運動能力と、実戦により蓄積された防御予測。

士騎朝輝 :放電と氷雪を暴力的にまき散らす両手に握られた村雨丸は極光を纏い、その威力は敵の用意する装甲を粉砕して余りある。

士騎朝輝 :敵を倒すためだけに最適化された自己管理。かってクラックアイスと呼ばれた狂乱の戦闘形態。

士騎朝輝 :氷のような眼で獲物を一瞥。足と共に剣を振り上げる。

士騎朝輝 :天堕。空気を真一文字に裂き、接触物を氷結させながら魔狼ごと大木をぶち抜いた。

士騎朝輝 :刀剣による一蹴。埒外の凍結出力と速度、凄絶な村雨丸の切れ味、ただそれだけの単純で絶対的な猛威。

士騎朝輝 :「………」

士騎朝輝 :「樹までへし折る必要はなかったか」

フェンリスヴォルフ :―――両断

フェンリスヴォルフ :その爪は士騎朝輝の下に届く寸前。塵の如く消えていく

士騎朝輝 :「ほら、お姫様方助けに来ましたよ。白馬はないけどなぁ」

黒瀬直 :「己が在り様を貫徹する力強さ……充分に惚れ惚れとしているところだとも」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……いや、これは……」

フェンリスヴォルフ :二つに分かたれた巨体は、倒れた氷像の如く。砕け、解ける

壬生墨佳 :「どっちかというと猟師だな……しかし」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ふ」思わず口から洩れる。いっそ笑みがこぼれてしまうほどに、絶対的凍度。

壬生墨佳 :「奴らの見立てに乗ってやるならだ」

士騎朝輝 :「見立てを変えようぜ。赤ずきんちゃんと言ってやろうか?」

壬生墨佳 :頭を振って。「ヴィザールがフェンリルを打ち倒すのは、世界樹が焼き払われる前だ」

士騎朝輝 :軽口を叩きつつ残心と警戒。

壬生墨佳 :「だったら。こいつをやって終わりじゃないだろ」

黒瀬直 :「あくまで尖兵、話を進める歯車でしかない……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まるで『見えなかった』。……その通りだな、君を見誤っていた。謝罪する」

黒瀬直 :「士騎くんではないが、実に不快な扱いだな」

壬生墨佳 :「そうだよね?」冷泉命を見て。「君が一番詳しいんだろう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そして……」砕けて散ったフェンリルの破片に意識を向け。自分が最後に詰める必要がなかったとしても。

士騎朝輝 :「なぁに。俺も格好つけてただけだし、後ろに頼れるやつがいたから調子に乗ったのさ」

フギン・ムニン :「……よかった」「黒瀬様、皆様、ご無事で……!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「スミカの言う通りだな。偽のオーディンが消え、フェンリルが倒されたとしても」

冷泉命 :「…………ええ、そうね。ある程度は……貴方達よりも、今回に関しては詳しいわ」

黒瀬直 :冷泉へと向ける眼差しに、否とは言わせぬ冷たさが帯びる。

黒瀬直 :自らを矢面に立たせるのは構わない。目的が一致するならば存分に活用されよう。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まだ奴らの手は残っているんだろう?冷泉女史?」士騎朝輝の瞳の遺産、自分の力、未だ健在のロキ。そして――何かを秘めているこの女。

黒瀬直 :だが、壬生くんに多大な負担を負わせた上で腹の内を語らぬとなれば、道理に合わない。

士騎朝輝 :「ヴァーリを確実に仕留めてか。さて、これはあんた的にはどっちに転がったんだ?」

冷泉命 :「……正直、まずい方向に。何故なら―――」

GM :―――

GM :―――――――――音が

GM :士騎朝輝の体内から、響くように伝わる

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――ッ!シキ!!」

士騎朝輝 :「おおぉぉっ」左目を抑える。

GM :身体を震わせる。空間を震わせる。世界を震わせる。笛の音

GM :その音は、比べるものこそ無いにしろ、弱弱しくも感じるだろう

黒瀬直 :「"騒々しい角笛"……ギャラルホルンが起動してしまったか!」

ロキ :「う~ん、でも予想より小さい音。妥協に妥協じゃこの程度、かなぁ」

士騎朝輝 :「耳元でうるさい。安眠できるか不安なんだよなぁ。さて、たまらず出てきたか?」

ロキ :「いやぁまあ、却って扱いやすいかも。その方が都合がいいわけだし」

ロキ :何時の間にか、立っていた。何処からともなく。誰に知られることも無く

フギン・ムニン :「「……ロキ!」」

黒瀬直 :「……情報以上の隠れ身を、わざわざ晒すか。あるいは幻か」

ロキ :「こんばんは。初めまして。また会ったね」

黒瀬直 :何にせよ一分の油断も許されぬ相手と見える。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……またしても、か。今回の件はこのレベルの使い手ばかりと出会うな。自信を無くしてしまう」手には既に、影の短剣。即座に投擲する準備は出来ているが……。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :下手に動くことはできない。この『ロキ』は、あまりにも得体が知れない。

ロキ :「かわいい息子の活躍を見てただけ、後は起動の確認って所かな。いやぁ~でも……」

ロキ :「フェンリル相手にあそこまでやるかい普通。一個軍クラス以上だぜ?あれでもさ」

ロキ :にこにこと、全員を見渡し

士騎朝輝 :「それこそ、あんたらの見立てが悪いんだろ」

ロキ :「まぁ、どちらでも構わないや。ちゃあんと動いてくれた訳だし?」ポン、と。士騎朝輝の肩に手を置く

GM :瞬間、体内から響く音が―――消える

士騎朝輝 :瞬間、切りつけます。

ロキ :「いたっ 止めてって言ったじゃんそれ。本体まで届くかもしれないんだって」両断された身体の下半身が消え、上半身だけが口うるさく喋る

士騎朝輝 :「届くまで試すか。届いたらこの下らないオペラも終わりだしなぁ。次は脚本をワーグナーにでも書いてもらえ」

ロキ :「……オーディン、フギン=ムニン、ヴァルキューレ……はもう越えてそうだね君、ユグドラシル、そして……」

士騎朝輝 :上半身の両腕を落とす。効かないであろうが、情報を吐く口だけを残すように機械のように刻む。

ロキ :眼を止めたのは壬生墨佳と、冷泉命

ロキ :「いやぁまさか。こんなものまで持ち出すなんて。そんなに彼の事が恋しかったのかい?ねぇ―――ミーミル」

壬生墨佳 :「やっぱりそうか。正体不明のセルメンバー」

壬生墨佳 :「泉の賢者。そりゃ抗争の場には出て来ない」

冷泉命 :「……ごめんね、騙したつもりは無かったんだけど」

冷泉命/ミーミル :「……向こうでは出し抜かれたけど、ロキ。貴方の事を知った以上、先手を打たせてもらったわ」

冷泉命/ミーミル :「ううん。ロキの名すらも羽織。騙される訳よね」

冷泉命/ミーミル :「……ウートガルザ・ロキ」

黒瀬直 :「外つ国のロキ、巨人族の王か」

GM :瞬間―――大地が、揺れる

黒瀬直 :「ラグナロクの方針が違うのも頷けるな。元より神々の敵対者というわけだ」

黒瀬直 :「しかしてそれも見立ての話……一体何が貴様の願いだ?」

ウートガルザ・ロキ :「おおっと。それは本体と会った時のお楽しみ。今から起きる子をあやしに行かなきゃいけないからね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ッ!!」揺れる大地に姿勢は変わらず、しかし――!

ウートガルザ・ロキ :「詳しくは……そこの裏切者にでも聞いたらどうかな」

壬生墨佳 :「結局またこれかよ……」

ウートガルザ・ロキ :「終わりまであと少し、幕が上がるまで今しばらくの休憩時間だ。トイレとかちゃんと済ませておかないと」

士騎朝輝 :「だが、本体とは直に会えるようだぜ。あいつが嘘つきじゃなければだがなぁ」

ウートガルザ・ロキ :刻まれた身体が少しずつ、溶けていく

ウートガルザ・ロキ :「では……皆々様。次は開戦の音と共に見えましょう」

GM :千切れた右手に持っていた角笛を、くるくると回しながら

GM :最後に残った口は、にやけるように消えていった

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ふん」おもしろくもなさそうに影法師から意識を切り。

GM :戦場には不気味な静けさと、偶に起こる地鳴り。そして

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だ、そうだが冷泉女史。奴の言葉に乗るようで癪だが……事情を聞かせてもらえるかい?」

冷泉命/ミーミル :「……一旦戻りましょう。尋問でもなんでも、受け付けるわ」

壬生墨佳 :「乗るもなにもないだろ。もとから終わったら聞くつもりだったんだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :これからの戦いにはどの道それが必要だしな、とだけ結んで。

壬生墨佳 :「あいつは勝手に出てきて、情報の確度を上げただけ」

壬生墨佳 :「こっちは情報を得ただけだ、情報支部員から言わせりゃあな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :うむ、と壬生さんの言葉に頷く。

黒瀬直 :「ここにいる価値も、もうじき溶けるだろう雪ぐらいしかないからな」

黒瀬直 :「しばし休んで、話を聞いて、本命に備えるとしよう」

士騎朝輝 :「さて、諸々の答え合わせだな。ふん、あのロキが素直に前線に出るとは思えないが、そこも含めて話を聞こうか」

士騎朝輝 :「ゆっくり座れる所でな」



GM :シーンカット。ロイスのみ可能です

イーゴリ・ヴァシーリエフ :特にありません!

壬生墨佳 :ロイス取得なしです。

士騎朝輝 :ないよー

黒瀬直 :なし



【ミドルフェイズ6 ミーミル】

GM :登場侵蝕をお願いします

黒瀬直 :1d3+3 (1D3+3) > 3[3]+3 > 6

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 126 → 132

壬生墨佳 :102+1d3+3 (102+1D3+3) > 102+2[2]+3 > 107

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 102 → 107

イーゴリ・ヴァシーリエフ :111+1d3+3 (111+1D3+3) > 111+2[2]+3 > 116

士騎朝輝 :123+1d3+3 (123+1D3+3) > 123+3[3]+3 > 129

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 111 → 116

士騎朝輝 :違う。127だったから更に+4

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 127 → 133



GM :12支部、尋問室

冷泉命/ミーミル :「ほんとに拘束とか、しなくていい訳?」

冷泉命/ミーミル :「いや、逃げ切れるとは思ってないけど。形式的にってやつね」

黒瀬直 :「余計な手続きを踏む暇は惜しみたい状況だからな」

士騎朝輝 :「縛られるのが好きとかだったら、良い趣味を……」首を横に振って「今の無しで」

士騎朝輝 :肩を竦める。

黒瀬直 :「あと、それを踏み倒せる権力者も都合よく居たからね」

士騎朝輝 :「ま。真面目な話、力に任せて人の自由を無理やり奪うのは、俺のやり方じゃないのさ」

壬生墨佳 :点滴台を引きずりながら、その様子を見やって。

壬生墨佳 :「てか、そもそも、君」

冷泉命/ミーミル :「うん?」

壬生墨佳 :「僕らを欺く嘘をついたのか?」

壬生墨佳 :「肝心なことを黙ってただけじゃなくて?」

壬生墨佳 :点滴は彼女の左腕に伸びている。

冷泉命/ミーミル :「そう、ね」

黒瀬直 :(その細腕に繋いであっては、痛ましく見えるものだ)

冷泉命/ミーミル :「嘘はついてないわ。隠してたのは正体とある程度の情報」

黒瀬直 :「……巨人や攻勢への対策は確かに覿面だったな」

壬生墨佳 :「君は欧州支部とセルがやりやったときからミーミルだった」

壬生墨佳 :「合ってる?」

冷泉命/ミーミル :「合ってる」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……その手合いの言葉、大体は意図を伏せてこちらの動きを誘導しようとするやり口だが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :まあよい、続けてくれ。とだけ進めて、黙る。

士騎朝輝 :「実際、誘導はされてただろう。と言うか、情報の出され方で、そう動かざる得なかった」

士騎朝輝 :「まあ、俺の茶々入れもいい加減気になさらずにだ。続けてくれ」

壬生墨佳 :「まあ、僕以外はされてようがされてまいが動きはさほど変わんなかったろ?」

フギン・ムニン :「でも……」「はい、ミーミルがUGNに居たなんて……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :士騎くんに同意の視線。壬生さんにも同じく頷き。

壬生墨佳 :「そりゃ未来が手に取るように分かったろうな」

冷泉命/ミーミル :「……いきなり正体を明かして昔からUGNに居ましたなんて言って、話す内容を信じて貰えるとも思えないし」

壬生墨佳 :「なにせ世界最強の情報機関がバックときてる」

冷泉命/ミーミル :「それに、そう。その役割は鴉ちゃんが受け持っててくれた訳だしね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ああ。少なくとも現状は遭遇した巨人の撃破、そしてフェンリルの迎撃。それが対応の最優先ではあった。……君にばかり負担をかけて、すまなかった」

壬生墨佳 :「でだ。今の君の意図は?」

壬生墨佳 :「えらくオーディンにご執心のようだけども」

冷泉命/ミーミル :「ウートガルザ・ロキ、並びにスルトの討伐」

冷泉命/ミーミル :「それに違いは無いわ、ここから先も」

冷泉命/ミーミル :「彼の事は、まぁ……そうね。遺志を尊重したいの、私は」

壬生墨佳 :「君になんて遺した?」

冷泉命/ミーミル :「計画の失敗。ロキの正体、行動。次に見立てられそうな面子。鴉ちゃん達を日本に遣わした事。後は任せるって無責任な発言」

冷泉命/ミーミル :はぁ、と一つ溜息をついて

フギン・ムニン :「ミーミルさまと話す時」「オーディン様は恋人と話すようでしたわ」

黒瀬直 :「バラしちゃうか」

士騎朝輝 :「は。死んだ人間に踊らされるのは、正直良い気分ではないな。俺にとっては知らないおっさんだしなぁ」

冷泉命/ミーミル :「……鴉ちゃん達も娘扱いだったでしょうが」

壬生墨佳 :「そういう口は挟むんだな……」

黒瀬直 :「生きて目の前にいる美人さんの場合はどうなんだ?」

士騎朝輝 :「偶然、通りすがってれば力を貸しただろうが、ってところだな」

壬生墨佳 :「教えを請うてもいいかな、泉の賢者」

壬生墨佳 :「これから何が起きる?」

冷泉命/ミーミル :「……スルトが目覚める。場所も凡そは把握済み」

冷泉命/ミーミル :「何もしなければこの街は焼かれ、波及するようにこの街以外も消失する」

冷泉命/ミーミル :「残るのは……そうね。イーゴリさんだけになるかも」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「特別扱いだな。まあおおよそそうなるとは聞いているが……あまりうれしいVIPではない」

壬生墨佳 :「えっズル……じゃない、ええと」

壬生墨佳 :「ぶっちゃけかなり眉唾ものなんだけども……」

壬生墨佳 :「ホントにそんな代物が湧いてでてくるの」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そのスルト、ヴァーリの言葉から解釈するに隕石が落ちてくると見てよいのかな」

冷泉命/ミーミル :「ああ……多分それは絶滅の比喩かな」

士騎朝輝 :「隕石から最強の敵が。と言う話ならなぁ、まさに最後の戦い(ファイナルウォーズ)だった訳だ」

士騎朝輝 :クスと笑う。結構好きな映画のネタだ。

黒瀬直 :「月砕きの経験は活かせないか、巨人相手の方が慣れているが」

冷泉命/ミーミル :「恐竜も、インド神話も、キリスト教も、ノストラダムスの大予言も。世界を終わらせるって概念は沢山ある訳で、今回のもその一つ」

冷泉命/ミーミル :「で、全部焼かれちゃうってのも、あくまで放っておいたらって感じね」

冷泉命/ミーミル :「そういう代物なんだから、最終地点は必ず其処になる」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「何にせよ、そのレベルの破壊が起こるか。ギャラルホルンの『遺産』としての力なら、相応に真実味はある……か」

士騎朝輝 :「ジャームの超抜異能なら、その手のは珍しくもないしな。出来るかと言えばできるだろう。だが、特にUGNはそういう奴らの相手は豊富なんだろ」

士騎朝輝 :「何か手はあるんじゃないか?」

壬生墨佳 :「口ぶりからして、止める術はあるってようだしな」

士騎朝輝 :「だな。それに最悪、俺が核を斬れば終わるかもしれないぜ」

冷泉命/ミーミル :「私がアールラボにいたのも、そう言う事案を片っ端から閲覧して研究するのが第一目標だった訳で……ってのは置いておきましょうか」

冷泉命/ミーミル :「そもそもが倒せる範囲のものを出すつもりだった。っていう情報は見たわよね」

黒瀬直 :「UGNやFHが協力し、世界の敵として倒すという元の計画だね」

黒瀬直 :「より真っ当なオーディンを贄に調整をかけての格ということだが、今回のはどうなる」

冷泉命/ミーミル :「予想だけど……」

冷泉命/ミーミル :「普通ならそれでも難しい、でしょうね。とりあえず黒瀬さんを失わなくて良かったわ」

冷泉命/ミーミル :「あくまであいつの死体。オーディンの格としてはもう貴女の方が上な訳だし」

士騎朝輝 :「オーディンの格……」

黒瀬直 :「二度と競うことの無さそうなランクだな」

士騎朝輝 :「結局あのヴァーリは……」

冷泉命/ミーミル :「止める術は……うん、あるわ」

冷泉命/ミーミル :「と言っても、やる事はそう変わらない」

冷泉命/ミーミル :「イーターウィルスの研究もその一環ね。元々巨人に対してと言うより……スルトに向けたものだったから」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ほう――」

壬生墨佳 :「……」

冷泉命/ミーミル :「致命点を見付け、砕く」

士騎朝輝 :「それは、壬生墨佳の身体は持つのか?」

士騎朝輝 :「今だって点滴打ってるようだがなぁ」

冷泉命/ミーミル :「持つわ。一番持つ人を選んだから」

冷泉命/ミーミル :「……栄養補充は、終わるまでは点滴してもらう必要があるけど……」

冷泉命/ミーミル :「ワクチンも本物。でも打つのは終わった後にしてほしいな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「…………」一番、持つ。その事情や根拠は、こちらには知る由もないが……

壬生墨佳 :「……君は」

壬生墨佳 :「このためにイーターウイルスを研究してたのか」

壬生墨佳 :「……それは、じゃあさ」

壬生墨佳 :「……君の研究はこれでしっかり兵器になって結実ってことかよ」

冷泉命/ミーミル :「…………」

壬生墨佳 :「……答えてよ」

冷泉命/ミーミル :「……あの子」

冷泉命/ミーミル :「法師丸ひなちゃん」

壬生墨佳 :「……ひなが、何」

冷泉命/ミーミル :「……いい子だったわ。あの子の完治を望むのは、私も同じ」

冷泉命/ミーミル :「そうじゃないとワクチンの開発なんて、最初からしてないから」

壬生墨佳 :「……そうだな、そうか。そうだな……」

壬生墨佳 :「……ごめん。気が立ってるんだ」

壬生墨佳 :「お腹空いてるからさ」

冷泉命/ミーミル :「……うん。じゃあ、続きね」

冷泉命/ミーミル :「現状、此処に居る面子はスルトに届きうる刃である事は保証します」

士騎朝輝 :「四人でやれるなら、問題としては少ないな。世界規模でどうとか言う話でもない」

冷泉命/ミーミル :「強力な人物は惹かれ合うというけど、ここまで一つの街に集ってるのは意外だったわ」

黒瀬直 :「脅威がその分集まってくるのも痛し痒しだ。それで済む話でもないが」

冷泉命/ミーミル :「人を殺すもの。燃えぬ自然。氷すら凍らせる勇士。そして―――」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「世界を滅ぼしうる強大なジャームに対抗しうる、と言われるのも……はは、ここは買い被りと返せればよかったのだがな」

フギン・ムニン :「オーディンさま」「確かに狼の顎の先に立つ、貴女が其処に」

黒瀬直 :「少し器用なだけの女を、随分と持ち上げるものだ」

壬生墨佳 :「いいだろ僕なんて人殺し扱いだぜ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「こうなってしまってはそう言って尻込みというわけにも行かない。何より当事者だしな。……報酬は弾んでもらいたい所だ」

士騎朝輝 :「ガングニールがあれば盤石だったんだがなぁ。本当はどこにあるか知ってるんじゃないのか?ミーミル」

黒瀬直 :「限界が来たら私に言えよゲダニア。君の判断は信用できる」

冷泉命/ミーミル :「……持ってるんでしょ?鴉ちゃん達」

壬生墨佳 :手で制しながら。「人を守る者が良かった」

士騎朝輝 :「それは異能でも異名でもなく行動で出来てるだろ」

士騎朝輝 :「言われたいなら、後で言ってやるから」

フギン・ムニン :「……そのままだと負担、強いから」「預かっています。半分の権能を」

フギン・ムニン :黒瀬直の前に立つ

黒瀬直 :「2種の遺産を混合したが如き、だったか」

黒瀬直 :二人を正面に、真っ直ぐ見つめる。

フギン・ムニン :互いの背の黒い羽を、お互いに一つ、千切る

フギン・ムニン :黒の中に隠された、二つだけ違う色

フギン・ムニン :「くろせ、なお」「貴女は槍より弓の方が得手、ですわね」

黒瀬直 :「そうだね。弓に慣れて久しい」

黒瀬直 :「味方の背中を眺めながら戦えるのも、ようやく好きになってきたところだ」

フギン・ムニン :「「―――これを」」

フギン・ムニン :黒の羽の色が解け、金の輝きを示す

フギン・ムニン :或いは、それは。小さな槍の穂先の様にも見えた

黒瀬直 :僅かに目を細め、手を伸ばす。

黒瀬直 :それは彼女達にとって。大切な人の形見であり、希望である。

黒瀬直 :担う覚悟は、出来ている。

GM :手に握られるのは、二本の矢

フギン・ムニン :「これは、槍」「その力の一端を、矢の中に封じたもの」

フギン・ムニン :「けいやく無しだと、これが限界」「2回だけ、あらゆる敵を穿つ事が出来る」

黒瀬直 :「……不思議なものだ、確かに馴染む」託された矢を見開いた目で眺め。

黒瀬直 :「オーディンは会ったこともない、私にとってはどこかの誰かでしかないが」

黒瀬直 :「君たちを通して繋がれた願いには、必ず応えるよ」

黒瀬直 :懐にしまい、大きな手のひらでフギンらの頭を撫でる。

フギン・ムニン :「……ん」「ふわ……」

黒瀬直 :「任せておけ。私たちが勝つ」

フギン・ムニン :「……それでも、本当に困ったら」「その時は……」

冷泉命/ミーミル :「……さて、他に聞くことは?」少し遮るように、言葉を放つ

壬生墨佳 :「そうだな。これが終わったら君はどうしたいとか」

冷泉命/ミーミル :「そうね、色々と処罰は受けるだろうけど、その前に……」

冷泉命/ミーミル :「研究を引き継いでくれる人、探さなきゃ」



GM :シーンカット、ロイスと購入が可能です

士騎朝輝 :応急手当買おう。

壬生墨佳 :-同行者/冷泉命/庇護:○/不信感/ロイス これを変更します

士騎朝輝 :5dx+6 (5DX10+6) > 9[3,4,5,7,9]+6 > 15

黒瀬直 :ロイスは保留。購入はブルーゲイル

壬生墨佳 :-同行者/冷泉命/信頼:○/憤懣/ロイス

士騎朝輝 :買えたので即使用。

壬生墨佳 :まって

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ロイスは敵 ヴァーリ 執着/隔意〇 を変更

壬生墨佳 :カバー役にちょうだい

士騎朝輝 :アイヨ。パス

壬生墨佳 :ありがと~

黒瀬直 :エヴリシングレディで強化ビジネススーツを取得、装備

壬生墨佳 :使います!

壬生墨佳 :2d10+7 (2D10+7) > 9[4,5]+7 > 16

士騎朝輝 :魔神の盾決めてくれだぜ

system :[ 壬生墨佳 ] HP : 7 → 16

黒瀬直 :100%越えたら3は誤差か。《砂の加護》で判定値+7

壬生墨佳 :自分でも狙おう

イーゴリ・ヴァシーリエフ :Nロイスは敵 ヴァーリ 執着/憐憫〇 に。言葉にはし難いが……かわいそうな死体だ……的な!

黒瀬直 :12dx+6>=20 (12DX10+6>=20) > 10[2,3,3,5,7,7,8,8,8,9,9,10]+8[8]+6 > 24 > 成功

黒瀬直 :成功して取得。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こっちはウェポンケースにしよう!士騎くんからもらったアームドスーツを有効活用するのだ

壬生墨佳 :5DX+4>=8 (5DX10+4>=8) > 9[2,3,5,6,9]+4 > 13 > 成功

黒瀬直 :戦闘準備の時の財産点20以下アイテムの処理、まだやってなかったよね

壬生墨佳 :即使用。

黒瀬直 :あれどうします?

士騎朝輝 :あ。

士騎朝輝 :ポンケ一個貸すので

壬生墨佳 :ブルーゲイルにしたんだと思ってた

壬生墨佳 :2d10+16 (2D10+16) > 12[6,6]+16 > 28

士騎朝輝 :壬生さんの回復買うでどう?

壬生墨佳 :MAXの25まで回復。

黒瀬直 :表でしてなかったし、誰が所持するとかも言ってなかった

士騎朝輝 :あ。もうHP全快したか。じゃあポンケで良いね

GM :なら……いいか!

壬生墨佳 :購入手番余ってるなら

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、そうですね。それで問題なければ……いや全快してる!やったぜ

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 132 → 135

壬生墨佳 :リアクティブアーマーほしいかも

イーゴリ・ヴァシーリエフ :購入手番はこっちがまだ降ってないけど、欲しいものがあるなら……了解!リアクティブアーマー振ります!

士騎朝輝 :24だぜ購入値

イーゴリ・ヴァシーリエフ :お値段24か。バディムーブと、あと財産点使えばいけるかな……

士騎朝輝 :妖精もいざとなればあるしね

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ですね。振りましょう……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :13DX+1>=24 (13DX10+1>=24) > 9[1,2,2,3,5,5,6,6,6,7,8,8,9]+1 > 10 > 失敗

壬生墨佳 :めちゃ芳しくないな

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ひどい値が出たな!

GM :10が……10が!

壬生墨佳 :バディムーヴします。

壬生墨佳 :あと共有財産も3残ってるはず

士騎朝輝 :これで16

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ありがとうございます!では13に共有財産3、あと自前財産点8で購入!

system :[ 壬生墨佳 ] HP : 16 → 25

system :[ 共有財産 ] 財産点 : 3 → 0

イーゴリ・ヴァシーリエフ :壬生さんにあげるぜ

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 財産点 : 13 → 5

壬生墨佳 :やった~ 装備します

GM :効果確認しておかなきゃ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :以上です。自ポンケは次以降検討、なくても直着ればいい……!

士騎朝輝 :僕のポンケを一つ貸そうじゃないか

GM :Wケース

士騎朝輝 :いやトリプルなのでね。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ヤッター!!ありがとうございます、へへ、やっぱ貸してくれとは……言い難かったんです!嬉しい!!

士騎朝輝 :僕は以上だよー

イーゴリ・ヴァシーリエフ :一個お借りします!これで以上です~

黒瀬直 :こちらも以上です



【幕間】

GM :登場したい方は侵蝕増加1お願いします

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 135 → 136

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 133 → 134

GM :―――12支部、七原鹿島神社

黒瀬直 :《万能器具》

黒瀬直 :拝殿前に降りしきった、白雪をざっくざっくと踏みしめて。

黒瀬直 :巫女服に身を包んだ女は雪かきを行っていた。

黒瀬直 :「いや周辺被害も馬鹿にならんな……」

士騎朝輝 :《快適室温》

士騎朝輝 :「掃除?黒瀬は決戦前に身の回りを片付けておくタイプだったりする訳か?」

黒瀬直 :「士騎くんか。まあ、休むのが苦手なんだよ私は」

黒瀬直 :「作戦行動中もなにかと気になっていた」円匙をざくりと突き刺す。

士騎朝輝 :「はは。それは、若い奴はたまったもんじゃないぜ。上が休まないと下も休めない。あんたと同じ名前の奴も休みなしでしょっちゅう仕事だ」

士騎朝輝 :「休むことも務めと思った方が良いよなぁ。駄ニートの秘訣教えておくか?」

黒瀬直 :「若いうちからそれでは大変だな。なかなか関心した野心家だとは聞いているが」

士騎朝輝 :皮肉気に嗤って、賽銭箱に五円を放り込み。

黒瀬直 :「君の余暇は映画観賞だったかな?あれなら多少は嗜んでいるが」横に一歩引き、目で軌道を辿る。

士騎朝輝 :「へぇ、そいつは良いな。好きなジャンルは?」

士騎朝輝 :手を軽く叩いて何事か祈る。

黒瀬直 :「アクションものは参考になる……いや、そういうのだけではないぞ」

黒瀬直 :「ディズニーは欠かさず見ているし、最近は特撮を見始めた。子どもらの影響でな」

士騎朝輝 :「ほうほう。良いね。誰かが見てるから、自分も新しい映画を見る。そういうのは縁だ。人と人の繋がりだ」

黒瀬直 :正確に言えば娘同然に扱っている珍妙なメイドであり、実年齢も成人しているが面倒なので省く。

士騎朝輝 :「世界はそうやって広がっていく」

黒瀬直 :「往々にして己の事も理解が深まる。良いよな」

黒瀬直 :「君は最近何を観た?興味がある」

士騎朝輝 :「俺は何でも見るぜ。新作には取りあえず目を通す。B級から世間の流行りまで、最近見たのは、ハリウッド版ギャングチームのロミオとジュリエット」

士騎朝輝 :「ニューヨークが舞台の奴な。この事件が片付いたらアニメーション子供探偵でも見に行こうと思ってる」

士騎朝輝 :髪を軽くすいて雪を払う。

士騎朝輝 :「俺がさ。神様モドキ供の創生計画やらリセット計画が嫌いなのはな、あいつら大抵、面白い映画とか作れそうにないんだよな」

黒瀬直 :「リメイクどころの話ではないものな。新規性も発展性も」

黒瀬直 :「大衆主義の良いところなのだが、ああいう手合いには無視されがちだ」

士騎朝輝 :「そうだな。漫画や小説でも良い。そう言う人間が積み上げてきた娯楽とかさ、あいつらがそう言った物語に価値を見出してるのを見た事がない」

士騎朝輝 :「そして、それがそいつらに抵抗する理由になるのもな」

黒瀬直 :「私もそれなりに悪名が広まっている方で、今回のように狙われることも多いが」

黒瀬直 :「世には実に多くの人がいる、なんてことも理解できていない連中に評価されても嬉しくないのだよね」

士騎朝輝 :「まあ、そうだな。俺としても戦闘が恐ろしく巧みと言う情報よりも、そいつが、掃除好きだったり、手持ち無沙汰になると何らかの仕事をしてしまう。なんて事が分かる方が好みではある」

士騎朝輝 :言って、写真一枚撮っても?と聞き。

黒瀬直 :うむ、と鷹揚に頷き手を動かす。

士騎朝輝 :シャッターを切る。

黒瀬直 :「君が平和な日常を愛せるというのは、喜ばしいことだな」

黒瀬直 :「我々の存在意義があるというものだ」

士騎朝輝 :「そういう風に生きてるからなぁ。まぁ、説得力はないかもしれないがね。俺は市井に紛れて暮らしたいんだ」

士騎朝輝 :「通りすがった先に困った奴がいたら、手助けをしてやる。そんな生き方で良い。もう自分から戦いに備えて鍛えたりなんてのはなぁ」

士騎朝輝 :まっぴらだ。と手をひらひらと振って。

黒瀬直 :「健全で大変結構なことだ。さりとて戦いを倦厭するというほどでもないようだが」

黒瀬直 :「随分長いこと留まっているのは別のナオさんのためなのかな?」

黒瀬直 :こんな物騒な戦いばかりの街に、と。

士騎朝輝 :「放っておくと、戦いに身を投じたくなる。俺にとっての闘争は、それこそ、その衝動を抑えて普通に生活する事でもあるんだがなぁ」と軽くぼやき。

士騎朝輝 :「ま。俺の精神は生まれついた時からの村雨丸との付き合いでジャームは見逃せないのもあるし、そうだな。俺の帰る場所を作ってくれたやつの事もある」

士騎朝輝 :「見逃したやつを、見つけられないまま、ずるずると来た気もするがね。何、大切な何かと出会って足を止める。旅の終わりなんてそんなものかもしれない。と最近は思ってるさ」

黒瀬直 :「まだ碌に顔合わせできてないのだよね、お互い忙しくて」

士騎朝輝 :「まあ。あんたは有能だしな。あいつ気に入るんじゃないか。年下扱いしたりしなけりゃ」

士騎朝輝 :僅かに唇の端を上げて。

黒瀬直 :「実に難題だ」真顔。

士騎朝輝 :「みぶみぶにしてもな。気遣うのは良い。当然だ。だが、庇護する物言いはやめた方が良い。きっと、あいつプライド高いんだよなぁ」

黒瀬直 :「心当たりしかないな。実に気持ちの良いことだ」

士騎朝輝 :「あんたにとっては、それこそ難敵を貫くより難しいか」

士騎朝輝 :はは。と軽く笑って。

黒瀬直 :「自分を曲げるものは難しいね、直というぐらいだし」

黒瀬直 :彼を見て懐かしむ。市内で目撃された頃はあちこち戦々恐々としていたものだが、と。

黒瀬直 :こうして話してみれば、実に気風の良い好青年だと感じた。良い出会いだったと心底思う。

士騎朝輝 :「だろうな。しかも実際、俺の二倍は生きてるもんなぁ」

黒瀬直 :「そろそろ年寄の自覚を持った方が良いかね、まだまだ若造のはずなんだがなあ」

士騎朝輝 :「まぁ、長い人生こういう事をいう奴もいたな。位に思っておけば良いさ。気に触るようならさっさと忘れるのも自由だしな」

黒瀬直 :「それが人から言われたことは忘れないようにしているんだ。思い出せない、は後悔の種だからね」

黒瀬直 :よし、と《万能器具》を解除。ここに憂いはなくなった。

士騎朝輝 :「あぁ。俺も人との出会いを忘れないように、こうして写してる訳だしな」

黒瀬直 :「心残りは減らすが重畳。もう一つだけ聞いてもよいかな?」

士騎朝輝 :「どうぞ。心残りがないように何でも聞いてくれ」

黒瀬直 :「さっきは何かお願いしたのかい?」拝殿を親指で示し。

士騎朝輝 :「あぁ」空を見上げる。ごうごうと鳴る風の音、舞い散る冷たい雹のような雪。

士騎朝輝 :「明日は晴れますように。ってな」

黒瀬直 :「なるほど」にやりと微笑み。

黒瀬直 :「叶えに行くとしよう」



GM :シーンカット。ロイスと購入が可能です

黒瀬直 :好青年:士騎朝輝/P好意〇:N劣等感 これで全部埋まり!

黒瀬直 :エヴリシングレディで強化ビジネススーツを取得、装備

士騎朝輝 :黒瀬さんに最後のロイスを取りましょう 感謝○/不安 この感謝は俺の生きる世界を護ってくれてありがとうUGNの意です。

黒瀬直 :マイナーでスーペリアルネットワーク使用、ウロボロスシンドローム所持者への攻撃力+3

士騎朝輝 :ホローポイント弾

士騎朝輝 :5dx+6 (5DX10+6) > 9[1,1,2,3,9]+6 > 15

黒瀬直 :第二世代型PAアーマー

黒瀬直 :6dx+6>=20 (6DX10+6>=20) > 9[2,4,5,5,6,9]+6 > 15 > 失敗

system :[ 黒瀬直 ] 財産点 : 7 → 2

黒瀬直 :ウェポンケースに収納

士騎朝輝 :この弾丸を黒瀬さんに渡そう

黒瀬直 :ありがとう。敵にぶち込んでやるぜ

黒瀬直 :受け取って以上!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ブルーゲイルをもらいました!



【クライマックス エンデ・デア・ヴェルト】

GM :登場侵蝕をお願いします

黒瀬直 :1d3+3 (1D3+3) > 3[3]+3 > 6

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 136 → 142

壬生墨佳 :107+1d3+3 (107+1D3+3) > 107+1[1]+3 > 111

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 107 → 111

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1d3+3 (1D3+3) > 2[2]+3 > 5

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 116 → 121

士騎朝輝 :134+1D3+3 (134+1D3+3) > 134+3[3]+3 > 140

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 134 → 140



GM :N市、南方の空

GM :雪の降りしきる都市。その海岸線にて

GM :―――燃えていた

GM :空が。海が。

ウートガルザ・ロキ :「―――」

ウートガルザ・ロキ :「来たね」

GM :海より見えるのは幾隻もの船と、そして―――

GM :その景色を歪ませる、巨大な陽炎



冷泉命/ミーミル :「―――南方、海岸線。スルトが顕れるとしたら其処ね」

冷泉命/ミーミル :「―――向こうも完全じゃない。少しずつ空の色も変わってきてるけど……陸地への到達にはまだ時間がある筈」

冷泉命/ミーミル :窓を見やる。少しずつ、空模様が夕焼けの如き赤と黄に染まってきている

黒瀬直 :「北の凍てつくニヴルヘイム、その対極にムスペルヘイム。世界はその相剋によって造られているというあれだな」

冷泉命/ミーミル :「そう、スルトが座する国ムスペルヘイム。海に隔たれた南の国」

冷泉命/ミーミル :「その巨人たちは船に乗って、此方に向かってくる」

壬生墨佳 :「日本海側に居たらどうするつもりだったんだろうなこいつら」

士騎朝輝 :「またぞろ、ゆるゆるに見立てをするだけだろ。きっと琵琶湖の方から来るね」

冷泉命/ミーミル :「その時は海ごと作ってたかもしれないわ。まあ、それは兎も角として……」

士騎朝輝 :「それで、こっちはどう攻めるんだ?待つつもりもないんだろう」

冷泉命/ミーミル :「……敵はスルトだけじゃない。ロキもそうだし、スルトと共に炎の巨人の進行も予測されるわ」

冷泉命/ミーミル :「ええ。被害を最小限に見るなら奴が海岸線に到達した瞬間から、陸地を通じて町に踏み込むまでがデッドラインかしら」

冷泉命/ミーミル :「そこまでに、速攻で片を付けます。ディメンジョンゲートでの移動が好ましいけれど。さっき時間を貰ってたのは可能な支部員に連絡を取ってたから」

壬生墨佳 :「いや待って」

壬生墨佳 :「速攻でだろ?」

壬生墨佳 :「じゃあ今から探すなんてまどろっこしいことどうしてするんだ」

冷泉命/ミーミル :「……貴女も使えるのは知ってる。でも体の負担、今は強いでしょ」

壬生墨佳 :「……いや、正直」

壬生墨佳 :「一発撃つよりも、時間がかかるほうがキツい」

壬生墨佳 :「ちょっとヤバそうなんだよね。渇いて止まらない」

士騎朝輝 :「あぁ、点滴生活とは早めにおさらばしたいもんなぁ。というか、湯ノ浦の魔人みたいな事言ってるな」

士騎朝輝 :「マジでさっさと終わらせた方が良さそうだ」

黒瀬直 :「タイムリミットは何処もかしこもか。転移については壬生くんに任せる」

フギン・ムニン :「……待つの、あまりよくないとおもう」「ロキが何をしでかすか、あいつにあまり時間を与えたくありません」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おそらくレネゲイドウィルスのもつ衝動ともまた別種の飢餓だろうのは想像がつく。我々には軽減しようもない症状だが……冷泉女史、」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ここはスミカに頼むのも手であるよう、私も思う」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……何より、悠長に待つより打って出る方が私も好みだ」

冷泉命/ミーミル :「…………ごめん、負い目を感じてる場合じゃなかった」

冷泉命/ミーミル :「壬生さん、ディメンジョンゲートでの移動をお願いするわ」

冷泉命/ミーミル :「目標はN市の海岸線。第七と第四の境」

壬生墨佳 :「了解。マジで上陸されたら終わりそうなポイントだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「この街屈指の血の気が多い支部と、技術面・設備面でトップクラスの支部が両方か。確かに叩かれたくはないな」

冷泉命/ミーミル :「多分、最後の戦いになるわ。ロキをこれ以上逃がさない為にも、確実に仕留めておきたい」

壬生墨佳 :「なるじゃないだろ。受け身には懲りてきたところだ」

壬生墨佳 :「最後にする、だ」

黒瀬直 :「思惑は定かならぬが、状況はシンプル極まったからね。この一件はロキ個人に企てに終着する」

士騎朝輝 :「結局のところ、あんたらのセルの尻拭いなんだよなぁ。俺はその八つ当たりを当事者に存分にさせてもらうさ」

士騎朝輝 :「後悔させてやる。なぁ、村雨丸」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私は指揮官に従うよ。防衛より先制が性に合ってるのは当然だが……最終的にロキもスルトも諸共飯の種になってもらうのは変わらない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いつもと変わらぬ仕事として、張り倒させてもらう」

フギン・ムニン :「くろせ、なお」「……ひとつ、聞いておきたいことがあります」

黒瀬直 :「いいよ、何かな?」

フギン・ムニン :「さいしょから、やさしかった」「FHであっても、貴女から私たちへの態度は柔らか過ぎるものさえ感じました」

フギン・ムニン :「たよりにしたのは、わたし達の方だけど」「それでも……何故なのか、お聞きしても?」

黒瀬直 :「うん、簡単なことだからね」

黒瀬直 :「困っている時に、助けを求めることができる。素直に頼ることが出来る」

黒瀬直 :「私はそういう世界に生きていたいのだから、自分がそうしなくては嘘だろう」

黒瀬直 :「人に頼られて、求められるのが。他人の願いに応えるのが好きなんだ」

黒瀬直 :「納得のいく答えだったかな?」

フギン・ムニン :「……ん、分かった」「ええ。心の底から、お人好しなのですね」

フギン・ムニン :「私たちに、おかあさんは居ないけれど」「……そうだったなら、と。思いますわ」

冷泉命/ミーミル :「……それじゃあ、行こうか。準備はいいかい?」

黒瀬直 :「無論」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「да(ダー。いつでもどうぞ)」

士騎朝輝 :「じゃあミブミブ、ゲートを開けてくれ」

壬生墨佳 :周囲を見渡して、頷き。パチン、と指を鳴らした。

壬生墨佳 :それは虹の橋ではない。そんな燃え落ちるものではなく。

壬生墨佳 :ギンヌンガガプのような、真っ暗な穴で。

壬生墨佳 :そうして、彼らの魂は戦場へと送られた。



GM :―――ゲートが開いた先、海岸線

GM :にわかに暁が燃える、その先にて

ウートガルザ・ロキ :「―――おっと、お早い着席で。皆様」

GM :男はたった一人、海を眺めて佇んでいた

黒瀬直 :「この絶景は私たちだけで独占せねばならないからね」

ウートガルザ・ロキ :「……絶景なのは同意だね。終わる瞬間ってのは、こんなにも綺麗だ」

壬生墨佳 :「海外旅行とかなら無邪気に幻想的な景色って言えるんだけどな」

壬生墨佳 :「騒客がいると台無しなんだよ、こういうのは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「終わりの瞬間が美しいってのも同意しかねるな。いや全否定はしないが……北国馴染みのお前さんなら、終わってしまった後の殺風景さも知ってるんじゃないか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それが連想されてしまって、どうもな」

ウートガルザ・ロキ :「こういうのは騒がしいほどいいものさ。せっかくの景色なんだから、ほら。色んな演者の声が入り混じってこそだろ?」

士騎朝輝 :「お前に映画を撮る才能はないな。この光景に無駄なSEを入れるのはセンスがない」

士騎朝輝 :「フィルムは回し続けろ。此処からは、アドリブだらけだ。予想不能のクライマックスを見せてやろう。ああ、いや」

ウートガルザ・ロキ :「日本だと諸行無常って言うんだっけ、それ。盛り上がりの後の静けさまで入れて完成だと思わない?」

士騎朝輝 :「最後はハッピーエンド。じゃないな。全部台無しにして、なかったことにしてやるつもりだがな」

ウートガルザ・ロキ :「……勿論、こっちも最初からそのつもりでね。ハッピーエンドなんて書こうとしているつもりは毛頭無いワケだ!」

士騎朝輝 :溜息を一つつく。氷のような透明な声。

士騎朝輝 :「ならば言おう。三流脚本家」

士騎朝輝 :「お前の見立ては最初から間違っている。この計画の失敗は必然だ。何故なら、角笛を持たせるのに任せた男の名は士騎朝輝、黄昏を超えて、闇夜を駆け抜け、未来を照らす、輝く朝の騎士なのだからな。そして、とうの昔に終わった神の妄執も、その予言の未来の為だけに使い潰される尊厳なき生命の在り方も、俺は決して認めはしない。お前たちの突貫舗装など、今を丁寧に積み上げて生きてきた人間達には必要などない。俺と村雨丸が、お前達の齎す冬すらも凍らせ、黄昏よりも尚輝き、終焉へと反旗を翻す」

ウートガルザ・ロキ :「やってみなよ、演者。三流でもこっちは脚本家だぜ?舞台事ぶった切れる自信があるのなら―――」

フギン・ムニン :「―――ロキ、けっきょく」「貴方は何を考えて、こんな事を?」

ウートガルザ・ロキ :「―――そんなの、決まってるじゃないか!」

ウートガルザ・ロキ :「―――色んな終末のシナリオがありながら、今まで人類ってのは生き残ってる!何をやってもそうなるのかってくらい、都合良くね」

ウートガルザ・ロキ :「だから、ただ―――ふと、本当に一度終わったら面白いなって、そう思っただけなんだ」

冷泉命/ミーミル :「―――は?」

ウートガルザ・ロキ :「アフターケアまでもちゃぁんと考えてたさ。そこの"ゼミナの微笑み"、それがあればリセットされてもまた自然は発生するだろう?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……されるが。まあされるが」はーっとため息。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なるほど君はつくづくロキだな。こんな獅子身中の虫が首領と……君は前オーディンと並んで古株なんだってな。共にヴァルハラセルを築いたとは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……むしろ前のオーディンも、君のような選択肢に揺れていたのかもしれないな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「今となっては判らんが『どちらに転んでもよし』そういうセルだったのかもしれん」

ウートガルザ・ロキ :「……いや、僕はそうする気は無かったんだけどね。君のご指名はヴァーリ直々だ。どうしてもって聞かなくてね」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ほう」意外だ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「彼とは先日が初対面だったはずだ。この遺産以外に推される理由はないはずだがね」

ウートガルザ・ロキ :「オーディンを核にしたのがいけなかったかな。いや、友人の情ってやつでね。ユグドラシルにするにはこれが一番適してる……ってさ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「…………」あのヴァーリという男は、

イーゴリ・ヴァシーリエフ :前オーディンの遺体を利用してると知った際は、その遺体を様々な細工でこのロキが操っているのかとも考えた。

ウートガルザ・ロキ :「でも確かに、下手に見繕うよりは正義感の強い男をこうして利用するのがいい。最終的に此処まで来てくれるとは思ったし、ギャラルホルンの生育にも貢献してくれた」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ふむ」だが、それだけでもなかったようだ。友人、か。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ま、いいさ。どちらにせよ私は君らほど北欧神話に入れ込んでる訳でもない。ユグドラシルに指名されても、正直付き合う気は薄いな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……それに」くくっ、と笑って。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「間違ってるぜ。正義感ときた。私はな、ただお前さんの所のヴァーリが巻き込んでくれたのを幸いに、」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「金とビジネスで来ただけさ」

ウートガルザ・ロキ :「それなら結構。見物料も無料にしておこうか」

ウートガルザ・ロキ :「さて、そろそろ時間だ。この時くらいは静粛にしよう」

ウートガルザ・ロキ :「―――」

ウートガルザ・ロキ :「来たね」

GM :隔絶されたN市の湾岸

GM :船が、見える。

GM :遥かに巨大な船と、その先頭

GM :なお大きい陽炎が、一歩、また一歩―――こちらに、歩みを進める

ウートガルザ・ロキ :「―――綺麗だ」

GM :その足音が海岸へと到達する頃。姿が―――貴方達にも、見えるようになるだろう

スルト :―――巨大な剣を所持した、巨人

スルト :歩むごとに溶岩を滴らせ、海面を蒸発させながら

スルト :その大きさは少々小ぶりに感じるが、それでもフリームスルスの倍近く

スルト :全長20m。それだけの威容が、大地へと上陸した

ウートガルザ・ロキ :「―――本来なら100m位にはなるはずだったんだけどなぁ、仕方ないや」

ウートガルザ・ロキ :「これでも、救援の来ない街一個なら壊滅させられる」

ウートガルザ・ロキ :「僕のジャームとしての力を限界まで使って、この街を世界から切り離してるから……もう後戻りも先も無い。一回こっきりだ」

ウートガルザ・ロキ :「ここを落とせば全てが終わり。世界に空いた穴を、最早修正のしようは無い」

ウートガルザ・ロキ :「―――止めて見ろよ、世界を守りたいなら」

スルト :―――瞬間、世界を溶かし尽くす如きレネゲイドが発せられる

スルト :衝動判定、難易度9です

黒瀬直 :5dx+2>=9 (5DX10+2>=9) > 7[2,4,5,6,7]+2 > 9 > 成功

士騎朝輝 :5dx (5DX10) > 9[6,6,8,9,9] > 9

黒瀬直 :2d10 (2D10) > 16[8,8] > 16

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 142 → 158

壬生墨佳 :6dx+4>=9 (6DX10+4>=9) > 9[3,4,5,6,8,9]+4 > 13 > 成功

イーゴリ・ヴァシーリエフ :4dx>=9 (4DX10>=9) > 9[1,5,8,9] > 9 > 成功

壬生墨佳 :111+2d10 (111+2D10) > 111+12[7,5] > 123

イーゴリ・ヴァシーリエフ :2d10 (2D10) > 12[10,2] > 12

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 111 → 123

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 121 → 133

士騎朝輝 :140+2d10 (140+2D10) > 140+16[6,10] > 156

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 140 → 156

■MAP
ロキ[14]

5m

スルト[20]

5m

士騎[2]ヴァシーリエフ[12]
黒瀬[9]壬生[4]

GM :戦闘を開始します



GM :失礼、戦闘前に各自のパッシブ効果の確認をします

黒瀬直
シナリオ2回、視界/単体
対象の攻撃宣言時、ダイスの減少効果を全て無効化して判定を行う。
また、装備した射撃武器を使用した攻撃の達成値を+10し、攻撃力が10以下の場合は攻撃力が10となる
士騎朝輝
自身のエフェクトレベルをさらに1つまで(合計3つ)上昇させる
壬生墨佳
あなたが攻撃を行った相手に対する、シーン中のPCの次の攻撃のc値を-1する
また、その際のダメージロールに+2d10し、装甲、ガード以外のダメージ軽減を無視する
(代償はエフェクト1つ、もしくはイージーエフェクト2つ)
イーゴリ・ヴァシーリエフ
苛烈なる熱気の効果を無効化する。
妖精の手を使用時、さらに対象のダイスをもう1回まで選んで妖精の手の効果を適用する

イーゴリ・ヴァシーリエフ :お、すごい

士騎朝輝 :また上がってしまった。質問 最後の上昇は侵蝕値どんだけ上がります?

GM :最後のはありません!自由に好きなエフェクトをパンプアップしてください

士騎朝輝 :じゃあ《クレイジードライヴ》にしましょう。

GM :了解!

GM :改めてセットアップ

壬生墨佳 :なし

士騎朝輝 :《加速装置》《ヴァジュラ》行動値+20 攻撃力+15 暴走 《紅蓮の憎悪》発動 攻撃力+15 行動値2→22

黒瀬直 :エヴリシングレディでアンチマテリアルライフルを取得、装備

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 156 → 161

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ブルーゲイルグビー!行動値と侵蝕+5!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 133 → 138

スルト :破滅の足音

スルト :1d10+1 (1D10+1) > 2[2]+1 > 3

壬生墨佳 :許せない数字

黒瀬直 :歩幅小さい

スルト :3ラウンド経過後、全体に戦闘不能効果(ロイス復活可能

壬生墨佳 :大きいからすぐ届くんでしょ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :すぐそこに迫ってる

スルト :唯我独尊

スルト :セットアップエフェクトを使用します

スルト :氷の城塞7

スルト :移動しない場合、ダメージを21まで軽減

ウートガルザ・ロキ :イリュージョンシールド4

ウートガルザ・ロキ :ラウンド中、このキャラクター以外のエネミーが存在する限り、このエネミーを対象にした攻撃ダイスを-20

黒瀬直 :幻術こわ

GM :イニシアチブタイミング

GM :オリジナルEロイス、【黒の巨人】の効果により、苛烈なる熱気12を強制発動

イーゴリ・ヴァシーリエフ :その苛烈なる熱気を……無効化したい!

GM :あ、無効化されるのは自身の攻撃のみ!!イーゴリさんの攻撃は自動的にこの効果を受けません

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、そういうことか!すみません了解です!完全無効化は無理!

GM :この"苛烈なる熱気"の効果は一定値のダメージを受けることで減少、代わりにスルトの攻撃ダイスが上昇します

■MAP
ロキ[14]

5m

スルト[20]

5m

士騎[22]ヴァシーリエフ[12]
黒瀬[9]壬生[4]


GM :イニシアチブ22 士騎朝輝

士騎朝輝 :では行動。マイナーで移動。

士騎朝輝 :メジャー:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》《バリアクラッカー》

士騎朝輝 :16dx7+10 (16DX7+10) > 10[1,1,1,1,2,4,5,6,7,7,7,7,8,9,9,10]+10[1,2,5,5,7,8,9,9]+10[3,3,4,10]+10[8]+10[7]+2[2]+10 > 62

■MAP
ロキ[14]

5m

スルト[20]士騎[22]

5m

ヴァシーリエフ[12]
黒瀬[9]壬生[4]

士騎朝輝 :あ。振ってしまった。妨害ありました?

GM :おっと!

ウートガルザ・ロキ :フラッシュゲイズ2

ウートガルザ・ロキ :r1回/ダイスが-4されます

士騎朝輝 :じゃあ振り直しましょう。高い数字なので勿体なかったな。

GM :ごめんね!

士騎朝輝 :12dx7+10 (12DX7+10) > 10[1,2,2,3,5,6,7,7,7,9,10,10]+6[1,1,3,5,6,6]+10 > 26

士騎朝輝 :妖精をおくれ。と言って良いかな?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :《妖精の手》!!

士騎朝輝 :1dx7+30 (1DX7+30) > 3[3]+30 > 33

GM :2連回転なので

イーゴリ・ヴァシーリエフ :最後のダイスをクリティカル、更にパッシブ効果でもっかいクリティカル!

GM :さらに40にしてもう一回ですね

士騎朝輝 :1dx7+40 (1DX7+40) > 4[4]+40 > 44

士騎朝輝 :うむ。危ない危ない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こわい~

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 138 → 142

GM :演出へ

壬生墨佳 :ダメージ!

士騎朝輝 :リアクションしなさい

スルト :あっそうだ!喰らったものかと

スルト :ガードします、避ける機能はありません!

士騎朝輝 :ガー不

スルト :できねぇ~~~

士騎朝輝 :じゃあダメージ。

スルト :黒の巨人の効果により、ドッジ不可

スルト :でかいので

士騎朝輝 :5D10+10+3+1+3+15+15+20 (5D10+10+3+1+3+15+15+20) > 20[3,9,4,1,3]+10+3+1+3+15+15+20 > 87

士騎朝輝 :解除可能Eロイスを教えたまえ

GM :了解!出します

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 161 → 174

GM :現在パッシブで

解除可能・破滅の足音・あり得ざる存在:獅子奮迅
解除不可能・予告された終焉・破壊神顕現・黒の巨人

士騎朝輝 :じゃ:獅子奮迅を消しましょう。

GM :獅子奮迅解除!

GM :ダメージは21軽減して66通り。

GM :苛烈なる熱気のレベルが1減少します

GM :現在11Lv=33以下カット



士騎朝輝 :「さぁ、やるか」

士騎朝輝 :敵の反応速度を紙一重で凌駕している。あの巨体でありながら、自分と伍する速度に舌を打つ。

スルト :威容である。異形である。魔狼フェンリルさえも凌ぐ、巨人である

士騎朝輝 :何より、無駄に暑くてかなわない。なので、自分もリミッターを解除することにした。

士騎朝輝 :ピシピシと音を立て空気が凍り罅割れ、そして沈黙した。陽炎で待機が揺らめく中、士騎の足元から霜が走り、ジャームの熱気で即座に蒸発し、その蒸気を再び凍らせ地面を銀色に染め上げる。

士騎朝輝 :肌が雪のように白化する、明るい茶の髪が蒼白へと変質する。ただ立つだけで周囲を極寒の冬へと変えてゆく暴走形態。

士騎朝輝 :「さぁ、黙らせようぜ」

士騎朝輝 :士騎朝輝は死の具現をその手に収めている。常に露に濡れ、血を濯ぐ水流が溢れ出る魔滅の刃。即ち────

士騎朝輝 :「村雨丸!」

士騎朝輝 :その遺産に名を呼びかけながら風を切って走りだし、藍色の柄に手をかける。

士騎朝輝 :士騎の紅蓮の憎悪と共に刀身が霜と氷を纏いジャームにとっての死が始動する。

ウートガルザ・ロキ :「おおっと、いけない―――君とその刃、ムラサメマル。それはこちらの想定以上だ。だから―――」

ウートガルザ・ロキ :「そのシーンはカットだ」

ウートガルザ・ロキ :カン!という音と共に―――前方から閃光

ウートガルザ・ロキ :全方位から舞う灼炎と共に、方向感覚を鈍らせる

士騎朝輝 :視界が潰れる。熱源による感知はダミーが多すぎる。前後不覚ではあるが、その速度を緩めることはない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――シキ」声が届く。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そのまま真っ直ぐだ」

士騎朝輝 :そら来た。盲目の戦人をアテにすれば突破は可能だ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ふっと。漆黒の……葉と、花。影の花。真っ黒で、細かい種別は判らないが、それらが周囲に舞う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :植物は光合成の副産物により、体内の余分な水分を水蒸気として葉から発散させる。このミストの作用で、植物はその体温や周りの気温を下げることが確認されている。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :塩生植物。植物の天敵たる塩に対してなお強い耐性を持つそれらの根、茎、葉。超常の草花が一気に足元の水分を吸い上げ、放ち……つまり、それらの草木が一時的に熱気を下げる!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「辺りが海で助かったな。冷やす水には事欠かない」

ウートガルザ・ロキ :「―――灼けぬ緑!最期を足掻くならこうでなくっちゃあ!」

士騎朝輝 :「十分。なに、冷やすだけなら海よりも確実なものがある。言うまでもないがな」

士騎朝輝 :速やかに痛みを感じさせる間もなく。と言うのは慈悲か示威か、あるいはその両方か。

士騎朝輝 :一秒にも満たない剣閃は玉のような氷を散らしながら光の弧を描き、巨人の核を氷葬(ほうむ)った。

士騎朝輝 :巨人の脚が白に侵食されるように氷に覆われていく。一刀のもとにその力を凍結粉砕した。

士騎朝輝 :「まずは一つだ。ふっ。食いでがありそうだなぁ。村雨丸」

スルト :―――強大な巨人の、核がひとつ。確かに砕かれた

スルト :しかし、噴出する猛焔は未だ変わりなく吹き続ける

壬生墨佳 :「……何したかもわかんないし効いてるのかも分かんないんだけど……!」

壬生墨佳 :「全部分からない過ぎるんだよ!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「お見事。そうだな、蒸し暑いより我々は(こちら)の方が馴染みがある」

士騎朝輝 :「分かる事はそれでもあるぜ。俺はなんだかんだで強いって事さ」

士騎朝輝 :肩を大袈裟に竦める。

士騎朝輝 :「そら、敵さんよりも速かっただろ?」

フギン・ムニン :「……効いてる」「相手が大きすぎるだけですわ!でも今のは確実に痛手のはず……」

冷泉命/ミーミル :「―――来る」



GM :イニシアチブ

GM :20 スルト

スルト :マイナーなし

スルト :【灼熱の吐息】焦熱の弾丸12、氷の塔7、コンセントレイト

スルト :対象は3人のエンゲージ

壬生墨佳 :《孤独の魔眼》。範囲攻撃の対象を自分のみに。

スルト :了解、判定します

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 123 → 127

スルト :8dx7+10 (8DX7+10) > 10[3,3,5,6,6,9,9,10]+6[1,1,6]+10 > 26

スルト :自身は苛烈なる熱気の効果を受けません

壬生墨佳 :リアクションします。

GM :どうぞ!

壬生墨佳 :『ジェスターズ・キャップ』:《見えざる僕》でドッジ。

壬生墨佳 :6dx+28>33

壬生墨佳 :6dx+28>=34 (6DX10+28>=34) > 8[1,3,5,7,7,8]+28 > 36 > 成功

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 127 → 128

GM :回避成功!

スルト :加速する刻/行動予約→行動値10/白兵



スルト :―――確かな一撃を受け、その核の一つを凍結されられた

スルト :反射的に、その身体を動かす。まるで纏わりつく氷を解かすかの如く

スルト :そして―――口と思わす場所から、灼熱の吐息が発せられる

スルト :目標は自身を凍らせた剣士―――では無く。人の集う場所

壬生墨佳 :「こっちかよっ……!」

スルト :或いは、遂に最終戦争で見えることの無かった、片目の王へと

黒瀬直 :視線を感じながら、その手に掴んだ矢へと意識を集中させる。

黒瀬直 :「あれも、任せて良いのかな?」

壬生墨佳 :「……大丈夫」

壬生墨佳 :「……いきなり打たれればマズかったが、ここからならやりようがある」

壬生墨佳 :「見てな」《テスクチャーチェンジ》を解除。

壬生墨佳 :彼女らと巨人の間に、隠匿されていたゲートが出現。

壬生墨佳 :もともと、ここへの侵入に使っていたものを、解除せず遺していた。

壬生墨佳 :熱の息がたちどころにそこへ吸い込まれていき。

壬生墨佳 :「……新しい繋ぎ先は、UGNの高所訓練所だ。許可を取り付けてある」

壬生墨佳 :「気圧差で勝手にそっちに流れてくれるさ。一撃くらいならな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……なんと」感嘆の息!

黒瀬直 :「巧いな、自信を失くす……などと言っていられる余裕もないからな」

黒瀬直 :「私の業も見てもらおう。喜んでもらえると良いのだが」視線は変えず、巨人を睨み返したまま。

士騎朝輝 :「良く考えるもんだよ。流石、攻撃以外全部担当」

壬生墨佳 :ゲートはそれで霧散する。「言っとくけど、本当に」

壬生墨佳 :「僕、どんどん弱ってくんだからな……!」

壬生墨佳 :「早い内に決めてくれよ」

黒瀬直 :「任せておけ」

士騎朝輝 :「お姫様を自称するには良いんじゃないか。たおやかで」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「頑張らせてもらうさ。働かせてばかりでは目覚めが悪い」

ウートガルザ・ロキ :「―――さぁて、そう上手く行くかな?」



GM :イニシアチブ

GM :14 ウートガルザ・ロキ

ウートガルザ・ロキ :マイナー 光子解放、スーパーソニック

ウートガルザ・ロキ :シーン終了か戦闘不能まで行動値を+5、攻撃力16、ラウンドダイス+5

ウートガルザ・ロキ :メジャーで背教者殺し、起源を断つ者、原初:虚構のナイフ、幻惑の光、コンセントレイト、スターダストレイン

ウートガルザ・ロキ :シーン選択、攻撃します

壬生墨佳 :《砂塵の帳》。攻撃判定を失敗させます。

ウートガルザ・ロキ :うわっ帳!

士騎朝輝 :ヒュー♪頼れるぅ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :キャーッ!壬生さーん!

壬生墨佳 :ダイスペナシーン攻撃はな……

黒瀬直 :攻撃以外なんでも出木杉ちゃん!

ウートガルザ・ロキ :苛烈なる熱気&シーンダイスマイナス戦法が……

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 128 → 135

GM :判定が自動失敗します



ウートガルザ・ロキ :パチン と指を鳴らす音が響く

ウートガルザ・ロキ :瞬間、この場に居る全ての人間の視界が明滅する。光を用いた網膜に作用する催眠術式

ウートガルザ・ロキ :それはこの極限状況で、敵と味方を誤認してしまう程の強力な―――

壬生墨佳 :「目を開けて!」閉じてしまうかのような、強烈な露光に対して叫ぶ。

ウートガルザ・ロキ :「何―――」

黒瀬直 :「──!」

壬生墨佳 :《万能器具》。皆の眼前にレンズを作り上げる。

士騎朝輝 :「捌く手があるんだな。肉体の反応をマニュアルにするの結構骨なんだぜ」

壬生墨佳 :《成分分析》。その交信パターンを分析し。

壬生墨佳 :タイミング合わせで補色を重ねる。

壬生墨佳 :情報への分析と対策。呪光をただの白光に堕す。

壬生墨佳 :さらに《電波障害》を発生させている。電磁波による知覚情報の遮断。

壬生墨佳 :その対応の対応を許さない。

ウートガルザ・ロキ :「……おいおい。正直今回一番驚いてるよ」

壬生墨佳 :「……最初っからそうするべきだったんだよ」

ウートガルザ・ロキ :「目を閉じてさえいれば、開いた頃には周囲は敵の真っただ中だったのに、さぁ―――」

壬生墨佳 :「見立てのないただの女にここまで粘られた時点で、君の書いた絵は終わってるの!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……一瞬でも知覚を切らずにいて、よかったよ。君は本当に頼もしいな」おそらく、可視光線どころではなく脳に直に作用する呪いの光だったはずだ。それをこうも――!

冷泉命/ミーミル :「……正直こっちも驚いてる。万能の天才とは聞いてたけど―――此処までとは、ね」

壬生墨佳 :「誰が先生だと思ってるんだ」

壬生墨佳 :「“最も美しい女性(ベリッシマ)”だぞ。その一欠片ばかりは僕もそうじゃないとな」

士騎朝輝 :ロキの方を見やる。

士騎朝輝 :「フラッシュ焚きまくるのは、カメラを手にしたなら、分からない事もないな。だがそのフィルムはボツになったと」

ウートガルザ・ロキ :「何、まだまだフィルムは残ってる。最後まで撮りきればいいだけだ」



GM :イニシアチブ12 イーゴリ・ヴァシーリエフ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はい!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :マイナーアクションで《インフィニティウェポン》《ジャイアントウェポン》。リーサルシャインで影の剣。攻撃力+21!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そしてメジャー。まだダメージは70。出し惜しみしないで削ろう。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :コンボ『ニェー・クォデネンツ』。《コンセントレイト:オルクス》《ディストーション:白兵》《咎人の剣》《シャドーテンタクルス》《オーバーロード》

イーゴリ・ヴァシーリエフ :14dx7+6 (14DX7+6) > 10[1,1,2,5,5,5,7,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,3,6,6,7,10,10]+4[3,4,4]+6 > 30

イーゴリ・ヴァシーリエフ :低くない!?

士騎朝輝 :苛烈されてしまう

壬生墨佳 :ヴァシさんはされない!

黒瀬直 :だがイーゴリくんには無効!

GM :グオオ……イーゴリさんに苛烈は効かないので……

士騎朝輝 :そうだ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :自分の苛烈は無効だぜ!

スルト :ガードします

イーゴリ・ヴァシーリエフ :グググ、妖精は他のメンバーのために取っておく!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ウッス>ガード ダメージ振ります!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 142 → 147

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 147 → 158

イーゴリ・ヴァシーリエフ :4d10+62 (4D10+62) > 12[2,2,6,2]+62 > 74

イーゴリ・ヴァシーリエフ :目も低い~!

スルト :軽減が入り53!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、よかった思ったより通った!



イーゴリ・ヴァシーリエフ :(「さてとだ、氷以上になお相性がよろしくないのがこの炎の巨人だが……」)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だがなスルト、君……『自分には私の攻撃は何一つ通じない』と思ってやしないか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :びし。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :炎に包まれた巨人の体に、その鎧の如き巨躯に亀裂が走る。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :黒い葉。漆黒の葉。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「火に負けない葉だってな、幾らでもあるんだ。……私に地球環境を再生させようとした君の雇い主は、どれだけ知っていたかな!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :オーストラリアのユーカリ、日本のザゼンソウ。それらに類する耐火の根がスルトを穿つ!そして張った根が――。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ご が!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :鉞と化して内部からスルトの肩を割る!

スルト :その巨体が、一瞬動揺したようにも見えた

スルト :割れた肩部から血液の如き炎が噴き出し、溶岩となって地に墜ちる

スルト :「        」しかし、それをさらに超えるマグマが如き熱が、蔦を灰燼と化し、再び―――向き直る

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(「……しかし、このレベルの相手。手は尽くすがここまでは小手先の大道芸だ。まだだ、真にこいつを倒すには……そんなところの話ではない巨大な力がいる」)

スルト :手の剣が雄々しく輝く―――破壊が、来る

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「さて、どうしたものかな……!」

黒瀬直 :「なるほど、良い継ぎ目が出来た」

黒瀬直 :「活かしてみよう……あれのも含めてね」

フギン・ムニン :こくり、と頷いて―――その背に、手を翳す



GM :info 苛烈なる熱気のレベルが1減少、攻撃ダイスがさらに上昇しました

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、ああ~すみません!スルトへのダメージ、アームドスーツでもう3点増えてました……

GM :ム!では126!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :よかった!ごめんす!



GM :イニシアチブ10 加速する刻によりスルトの行動

スルト :マイナーで氷炎の剣5、地獄の氷炎7

スルト :上昇値は全て攻撃に

スルト :メジャーで【黒の焔剣】炎神の怒り5、炎の刃7、アマテラス5、コンセ、煉獄魔人5、結合粉砕5

スルト :対象は士騎朝輝

士騎朝輝 :リア不!

スルト :命中判定

士騎朝輝 :ダヴァイ!

スルト :20dx7+10 (20DX7+10) > 10[1,2,3,3,4,4,4,4,5,5,6,7,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,3,4,5,6,8,9,10,10]+5[1,2,3,5]+10 > 35

スルト :ダメージ時にオートでバーストブレイク。ダメージを5d追加

GM :ダメージ!

GM :4d10+5d10+14+20+18+15+21 (4D10+5D10+14+20+18+15+21) > 23[3,9,4,7]+28[4,4,10,3,7]+14+20+18+15+21 > 139

士騎朝輝 :《メカニカルハート》HP10で復活 攻撃力+5

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 174 → 182

GM :イニシアチブ

スルト :極大消滅波7

スルト :3人のエンゲージへ、9d点のHPダメージを与えます

壬生墨佳 :カバーしましょう。どっちに入れます?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :自動成功なので、

イーゴリ・ヴァシーリエフ :《殺戮の因子》するという選択肢もあります!

壬生墨佳 :いや

壬生墨佳 :120%エフェできないんじゃないっけ

黒瀬直 :できないですね

黒瀬直 :120%とエネミーエフェクトは

イーゴリ・ヴァシーリエフ :(確認)……できませんでしたごめんなさい!!

黒瀬直 :いっちょ受けておきたいかも(演出的な面で)

壬生墨佳 :OK.では《砂の結界》。ヴァシーリエフさんをカバーリング。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :実際の所はどうです?黒瀬さんカバーは要りそう……?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、こっちか!入れ違いでしたぼくはカバーリングOK!!

壬生墨佳 :まあカバー回数はこの後いくらでも融通きく気がする

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 135 → 137

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ですね、そこは確かに。ミーも持ってるしね!

GM :ではダメージを出します

GM :9d10 (9D10) > 48[5,4,6,3,7,4,5,5,9] > 48

壬生墨佳 :2倍は勿論耐えられません。

黒瀬直 :戦闘不能

イーゴリ・ヴァシーリエフ :生きています。ありがとう壬生さん……!

黒瀬直 :壬生さんのロイスをタイタス昇華し、復活

壬生墨佳 :スルトに感嘆/脅威:○でロイス取得、昇華。復活します。

system :[ 黒瀬直 ] HP : 4 → 12

system :[ 黒瀬直 ] 昇華数 : 0 → 1

system :[ 壬生墨佳 ] HP : 25 → 11

system :[ 壬生墨佳 ] 昇華数 : 0 → 1

GM :加速する刻Ⅱによる行動予約/行動値0/【灼熱の吐息】



スルト :眼に更なる灼熱が灯る。鎧の傷から洩れるマグマはさらに質量を増し、腕に―――

スルト :―――その手には一本の巨大な剣。全長はスルトの体長を遥かに越え30m程

ウートガルザ・ロキ :「……こっちの国のエンタメではレーヴァテインって言ってるんだっけな?さて―――」

ウートガルザ・ロキ :「―――反撃の時間だ、スルト」

スルト :肩口に大きく担ぎ、振り上げる

士騎朝輝 :「まぁ、元より両断されるより他ないわけだが」その巨大な剣を見上げる。

スルト :巨体に似合わぬ程の俊敏な動作。それはまるで、この一撃を放つためだけの存在であるかの様な―――

スルト :が おっ――――

スルト :振り下ろされる。遥か天から、地を這うヒトに向けて

スルト :その一撃は剣の下の士騎朝輝、たった一人に向けたものではない

スルト :"振った余波"、ただそれだけで地を焼き尽くすだけの威を誇る一撃―――

壬生墨佳 :「待て、これは……」

壬生墨佳 :「くそっ、だよなあ……!」

黒瀬直 :「あの熱量は余波が来るか」

黒瀬直 :「墨佳!こちらには回さなくて良いぞ」

壬生墨佳 :「悪いけど……!元から、無理そ」琥珀の壁を展開する。せいぜい一人分。

黒瀬直 :だん、と飛びのき距離を取り。何やら編み上げて熱波の到来に備える。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「これは私にもわかるぞ。あれは振るうだけで一帯すべてが塵になる――!」

冷泉命/ミーミル :「っ―――」双子の前に、精一杯庇うように立つ

士騎朝輝 :木っ端のように吹き飛び、空中で炭のように燃え爆ぜる。ハズだった、通常のオーヴァードならそうだ。

士騎朝輝 :「動くだけで周辺地形に被害を与えるなんてのは、まぁ災害だがなぁ。熱って言うのが不幸中の幸いだ。その熱レネゲイド、貰い受けるぜ」

士騎朝輝 :吸熱し再生に回す。その熱を冷却し、全て自分の出力へと還元する。

士騎朝輝 :「さぁて、言葉を返すと、此処から、反撃開始だな。オーディン」

壬生墨佳 :為す術もなく、炭化していたはずだ。それが。

壬生墨佳 :「けふっ、がふっ……」焼け焦げるだけで済んだのは、おそらく。

壬生墨佳 :「よく……よくもやるもんだよ、まったく!」

フギン・ムニン :「み、みんな……」「い、生きてますか?!」

士騎朝輝 :(もう一度やれ。って言われても無理だな、これ)

黒瀬直 :炎の内より人型が現れる。瞬時に作り上げた耐熱服を灰に変えながら。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――シキ!」身構える。焦げた腕や額が端から再生する。再生が間に合っているのは――。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……助かった。感謝する」一番はこの琥珀の盾。一人分。なるほど言われる通りの仕事を果たしてくれた。

黒瀬直 :「やってみよう」背後には炉。前には巨人を見据えながら、金床に臨む。

冷泉命/ミーミル :「……死んだかと思ったわ、今のは流石に。でも―――」右腕をだらんと下げながら、黒瀬直の後ろに立つ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そして、まったくお株を奪われる業だよ。私の術より余程、余程だ」これがホワイトミュートの力か!



GM :イニシアチブ9 黒瀬直

黒瀬直 :メジャーでコンボ【金光雷閃】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》《スプリットアタック》《砂の加護》《砂塵霊》

黒瀬直 :スルトとウートガルザ・ロキにアンチマテリアルライフルで射撃攻撃。

黒瀬直 :Dロイス守護天使の効果発動、ダイス+5個してダイスペナルティ無効。残り1回。

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 158 → 164

黒瀬直 :《砂の加護》《砂塵霊》を使用した時点で侵食率160%オーバー。エフェクトレベル+2。

GM :ダイス妨害が出来ない!判定どうぞ!

黒瀬直 :射撃武器を使用した攻撃なので達成値+10

黒瀬直 :20dx7+7+10 (20DX7+17) > 10[1,1,1,3,3,3,4,4,4,5,5,5,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,2,3,4,6,9,9]+5[2,5]+17 > 42

黒瀬直 :装甲無視ガード不可です

ウートガルザ・ロキ :ドッジ、神の眼

ウートガルザ・ロキ :9dx (9DX10) > 10[2,2,3,3,6,7,10,10,10]+10[2,7,10]+4[4] > 24

ウートガルザ・ロキ :命中!

スルト :回避不可

黒瀬直 :20+28+5d10+1d10 (20+28+5D10+1D10) > 20+28+16[1,2,4,4,5]+10[10] > 74

黒瀬直 :ウロボロスシンドロームのウートガルザ・ロキには+3

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 164 → 173

ウートガルザ・ロキ :かなりきつい!



黒瀬直 :《成分分析》この決戦の領域を、火の巨人が闊歩する水面の上という環境を、神秘学的見地によって再解釈。

黒瀬直 :《万能器具》それに基づき、鍛冶道具を作り上げる。金槌は支部員の、戦場刀鍛冶"不諦刀"のそれを真似て。

黒瀬直 :振り上げ、打ち下ろす対象はグングニル。打ち直すのは。

黒瀬直 :「君等の世界は小さく狭い。なので一味アレンジを加えよう」

黒瀬直 :「巨人の火の中、一つ眼が鍛え上げ、主神が放つ、巨人殺しの得物。それ即ち読み替えるところ──」

黒瀬直 :ガ ア ン ッ !

黒瀬直 :衝撃と同時、赤く燃える空と海の狭間を金光が迸る。

黒瀬直 :閃光が空を裂き巨人の肩を打ち貫く。電光が傷口を伝わり全身を焼く。雷鳴が熱気を組み敷き吹き飛ばして。

黒瀬直 :「ウートガルザは外の国、現すところは宇宙に深淵、視界や意識の埒外。盤外から駒を眺めている気分だったのだろうが」

黒瀬直 :(彼我の立ち位置、見せた姿と聞かせた声……そして己を据える役柄からして)

黒瀬直 :経験則と雷鳴の反響に基づき、あたりを付けてひと睨み。虚空に雷なりし黄金を走らせる。

黒瀬直 :宇宙(ウラノス)は雷霆の範囲内だ……知っていたか、ロキ」

ウートガルザ・ロキ :「―――は、ァっ?!」

ウートガルザ・ロキ :―――雷霆が脇腹を貫く

ウートガルザ・ロキ :彼女のオーディンの名を受けるのならば確実にこちらも狙ってくる、その上で

ウートガルザ・ロキ :あの位置からの攻撃は、如何な攻撃であっても対処できるつもりであった、が―――

ウートガルザ・ロキ :「……おいおい、当ててくるの、かよ。技練はあいつ以上か……?」

スルト :無論、巨人と手例外ではない。核を断たれ、鎧を砕かれ、尚貰った一撃

スルト :―――片腕が破砕する。剣を持つ左は未だ無事であるが、しかし

スルト :その身に確実に蓄積するものが有るのは、違いない

冷泉命/ミーミル :「―――いや、私も見たことは無かったんだけどね。遠距離恋愛だったからさ」

士騎朝輝 :「言ってる場合か!」

冷泉命/ミーミル :「……いやどうもね、だって―――」

フギン・ムニン :「「……きれいな、光」」

冷泉命/ミーミル :「だったから、さ」



GM :苛烈なる熱気のレベルが累計3減少しました(現在27以下無効

GM :イニシアチブ4 壬生墨佳

壬生墨佳 :はい!

壬生墨佳 :マイナーで士騎スルトにエンゲージ。

■MAP
ロキ[19]

5m

スルト[20/10/0]
士騎[22]壬生[4]

5m

黒瀬[9]ヴァシーリエフ[10]

壬生墨佳 :メジャー『デビルズ・プレイ』:《死神の瞳》。

壬生墨佳 :対象はスルト。人喰い鬼の効果を適用。

壬生墨佳 :命中した場合対象への次の攻撃をC-1し、ダメージに更に+2d10し、軽減エフェクトの効果無視効果を付与。

壬生墨佳 :代償とするエフェクトは《リザレクト》。

ウートガルザ・ロキ :虎の子の……ジャミング3!ダイスを-3個します

壬生墨佳 :そんな……4つしか触れなくなってしまった

壬生墨佳 :苛烈なる熱気の27を超えられるだろうか……

壬生墨佳 :判定します。

壬生墨佳 :3DX+28 (3DX10+28) > 8[5,5,8]+28 > 36

GM :命中、効果が適用されます

壬生墨佳 :対象への次の攻撃をC-1し、与えるダメージを+9d10し、軽減エフェクトの効果無視効果を付与。

GM :固定値で越えてる……



system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 137 → 143

壬生墨佳 :……息を吐く。

壬生墨佳 :衰えている能力があると分かる。それはどうにも。

壬生墨佳 :(……本当に、お前はグルメだな)

壬生墨佳 :(“美味い”ところから食いやがって)

壬生墨佳 :再生能力だ。それがロクに働かないと分かる。

壬生墨佳 :「……だけど、まあ」

壬生墨佳 :「収穫はあったか」駆け出す。

壬生墨佳 :「“ホワイトミュート”!」魔剣士の傍らへたどり着いて。

士騎朝輝 :「よぉ。こっちに来たか、正直助かるね」

壬生墨佳 :「盾になってやれるのは回数限りだけどな。見ろ」琥珀造りの人形を取り出す。

士騎朝輝 :「そいつは?人形なんぞ見せられてもな……」

壬生墨佳 :それは目の前の巨人をかたどったものだ、《贋作師》で細部まで精密に。

士騎朝輝 :「ああ。成程。大体わかった」

壬生墨佳 :そして。《タッピング&オンエア》。

壬生墨佳 :その表面に、電子情報が印字されていく。予想されるその作りの可動範囲。

壬生墨佳 :攻撃方向予測。熱量分布。そして。

壬生墨佳 :“核”の位置。

壬生墨佳 :「僕はこんな机上の玩具しか弄れない」

壬生墨佳 :「そっちはデカいので遊べよ」

士騎朝輝 :「女の子は人形遊びがお似合いだな」楽し気に笑う

壬生墨佳 :「男の子は巨大ロボだろ」

壬生墨佳 :「乱暴に使って壊すまでがセットだ」

士騎朝輝 :「男の子は巨大ロボだよ。あぁ、そうだな。メカとは何時も遊んでた幼少時代だ」

士騎朝輝 :「腕の発射機構とかなくして不格好に、合体機構のピンを折って悲惨な姿になるって話だぜ」



GM :イニシアチブ0予約 スルト

スルト :マイナーなし

スルト :【灼熱の吐息】

スルト :対象は……

スルト :1d2 (1D2) > 2

スルト :士騎壬生エンゲージ。対象が自身エンゲージ内なので、焦熱の弾丸12、災厄の炎7、コンセントレイト

スルト :判定します

スルト :10dx7+10 (10DX7+10) > 10[1,3,5,5,7,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,4,10]+4[4]+10 > 34

スルト :あっ判定前だったかな縮小は

壬生墨佳 :いや、ここは通します

壬生墨佳 :ガード。《砂の結界》で士騎くんをカバー。

士騎朝輝 :リア不!

壬生墨佳 :さらに『エンジェルズ・グレイス』:《電磁障壁》《魔人の盾》。

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 143 → 151

スルト :ダメージ!

スルト :4d10+14+21 (4D10+14+21) > 17[4,3,4,6]+14+21 > 52

壬生墨佳 :30+4d10 (30+4D10) > 30+23[10,4,8,1] > 53

壬生墨佳 :ガード値65,装甲10なので止まりますね

GM :65……65?!

壬生墨佳 :一発限りの手品



ウートガルザ・ロキ :「……あの女。この中でも一番予想がつかない、なら―――」

ウートガルザ・ロキ :「先ずはそっちからだ。目の前の厄介な剣士ごと……焼き尽くせ!」

壬生墨佳 :「なあ。それ真似たら怒るか?」

士騎朝輝 :「全体的に、今回とばっちりが多すぎないか?俺。あぁ?パテントなんて取ってるもんはないだろ」

壬生墨佳 :「おっけ」

スルト :振り下ろした大剣を再び構えるまでの時間。巨人が大量の空気を体内に収め、燃やす

士騎朝輝 :「何をするにしてもミブミブの自由だし、やれるもんならやってみせろよ。手品とかな、かなり好きだぜ」

壬生墨佳 :琥珀の柱が立ち上る。細身で、何本も、2人を囲むように。

壬生墨佳 :「ああ。見せてやるよ」

スルト :「           」内燃機関が雄叫びを上げ、叫びの如き―――轟音と紅蓮が放たれようとする

壬生墨佳 :《テスクチャーチェンジ》《贋作師》

壬生墨佳 :その立ち並ぶ細い柱が、一変する。

壬生墨佳 :鍔のない、藍色の柄もつ刀。

壬生墨佳 :尋常ならざる冷気を発する、無数の遺産のレプリカ。

壬生墨佳 :「群雨ってとこだな。文字通りの」

壬生墨佳 :熱気との相殺。模造品では足りるべくもないが。

壬生墨佳 :それだけではない。それら一つ一つは、《万能器具》で仕立てられたラジエーターへと接続され。

壬生墨佳 :必要な莫大な電力を、《人間発電機》で賄う。

壬生墨佳 :「当たり前だけどな、ここまでしても……」

壬生墨佳 :「出力で伍せるわけじゃあない。だけど」

壬生墨佳 :熱気と冷気が急速にぶつかり合い、水蒸気が吹き上がる。

壬生墨佳 :「身は隠せるってわけだ。反撃、任せるぜ」

士騎朝輝 :「ははっはははは。これは良い。これなら"絶対に"凌ぎきって余りあるって」

士騎朝輝 :「俺を部分であっても再現できると知ったらテクタイトの研修員が凄い顔するぜ。それに……今のは良いヒントになった」

壬生墨佳 :「一番の売りは真似できてないんだ」

壬生墨佳 :「そっちを買ってる。ここからの一撃にね」

士騎朝輝 :「一番の売りは誰よりも自由な事なんだが。いや、言葉が多いか……この場で言うべきことは」

士騎朝輝 :「任せとけ!」

士騎朝輝 :「これだな」



GM :クリンナップ

士騎朝輝 :なしだよ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ないっす。ブルゲの効果はこれで切れる。

黒瀬直 :ないね

スルト :自己蘇生 フェニックスの翼3 15回復

壬生墨佳 :あっこいつ……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :げっ、そんなんあるんだ

system :[ スルト ] HP : -179 → -164

ウートガルザ・ロキ :なし



GM :ラウンド2

GM :セットアップ

壬生墨佳 :なし

黒瀬直 :なし

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 182 → 184

士騎朝輝 :《加速装置》行動値2→22

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なし!

スルト :規定行動、氷の城塞7。移動するまで21のダメージ軽減

ウートガルザ・ロキ :奥の手!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :順番は変わらないのでアームドスーツは着たまま

ウートガルザ・ロキ :カームダウン8(超越活性×2込み

黒瀬直 :うわっこいつ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ぐぬぬ

壬生墨佳 :最低野郎

士騎朝輝 :16個ダイスが減る!

ウートガルザ・ロキ :オート/自動成功/シーン対象で16個ダイス減少

ウートガルザ・ロキ :通しますか?

イーゴリ・ヴァシーリエフ :よし、通します……!

GM :了解!

GM :演出は……最初の攻撃の時に!

■MAP
ロキ[19]

5m

スルト[20]
士騎[22]壬生[4]

5m

黒瀬[9]ヴァシーリエフ[5]


GM :イニシアチブ22 士騎朝輝

士騎朝輝 :マイナー:なし

士騎朝輝 :メジャー:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《クレイジードライヴ》

黒瀬直 :《砂の加護》《砂塵霊》を使用。侵食+6してダイス+7、ダメージ+24。

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 173 → 179

黒瀬直 :更にシナリオ中のアクティブ効果使用。ダイス減少効果を無効化。

黒瀬直 :残り1回だ

士騎朝輝 :妨害在りましたらどうぞ。

黒瀬直 :できるものが残ってるならね

ウートガルザ・ロキ :ヌゥ~~~~~~~

士騎朝輝 :攻撃対象はスルトだぜ。

ウートガルザ・ロキ :ダイス妨害が……出来ない!

壬生墨佳 :では、その攻撃はC-1されます。

士騎朝輝 :では振ります。

士騎朝輝 :23dx6+10 (23DX6+10) > 10[2,2,2,2,2,3,3,3,3,4,5,6,6,6,7,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,2,2,4,4,5,5,7,7,8,10,10]+10[2,2,2,6,10]+10[10,10]+2[1,2]+10 > 52

スルト :ドッジ不可

士騎朝輝 :6D10+10+3+1+3+15+15+24+24+9d10 (6D10+10+3+1+3+15+15+24+24+9D10) > 25[3,10,4,4,1,3]+10+3+1+3+15+15+24+24+49[8,5,7,8,7,1,4,3,6] > 169

士騎朝輝 :ガードは出来るぞ。装甲も有効。

スルト :ガード……出来る!

system :[ 士騎朝輝 ] 侵蝕率 : 184 → 193

スルト :この剣のガード値、よく見たら6もあった(今気づいたが……

GM :163通ります

GM :解除可能Eロイスを提示します

解除可能
・破滅の足音
・人喰い鬼効果を受けたことにより、黒の巨人

解除不可能
・予告された終焉
・破壊神顕現

壬生墨佳 :やった~

士騎朝輝 :《黒の巨人》解除。

GM :了解しました。累計ダメージは327

GM :黒の巨人解除により

スルト :苛烈なる熱気:解除

スルト :自身のダイス上昇効果:解除

スルト :自己崩壊。現在ダメージが倍になります

スルト :現在ダメージは654

壬生墨佳 :倍ダメやば

スルト :600を越えて戦闘不能。燃える魂6

壬生墨佳 :おお……

スルト :HP60で復活



ウートガルザ・ロキ :「……先に対策を構じさせてもらう!」

士騎朝輝 :「男の子だもんな。いいぜ、ロボット遊びに参加する資格がある」

ウートガルザ・ロキ :「その余裕、何処まで持つか―――!」掌を天に掲げる

ウートガルザ・ロキ :光、影、波長。その全てを利用した―――

ウートガルザ・ロキ :―――レネゲイドの強制鎮静。あらゆる力を強烈に抑え込む。催眠波動

ウートガルザ・ロキ :或いは、誰でも使える力ではある。しかし、彼が使用する其れは―――

ウートガルザ・ロキ :一歩進むことすら困難な、例えるならば―――極圏そのもの

士騎朝輝 :「子守歌か。まったく手を変え品を変え小細工が好きな奴だ。2VS2なら厄介だろうがな」

黒瀬直 :びゅおん 風切り音がロキに迫る。

士騎朝輝 :この戦いは2vs4。これに対応するのは自分でなくても構わない。

黒瀬直 :催眠波動が放たれた、その後から。

黒瀬直 :位置欺瞞と認識歪曲その他の予防一切を無視して、黄金の矢が追いすがる。

黒瀬直 :脚本家の咄嗟のテキストに、盤外者を気取る外つ国の王にチェックを突きつける!

黒瀬直 :「それは頂けないな」放った弓手の全身に紐が巻き付いて、絡繰り仕掛けと化して女を操っている。

黒瀬直 :「彼らが大きな背中を見せてくれて、私は嬉しくてたまらないんだ」事前予測したロキの位置への自動射撃。催眠能力者へ黒瀬直が用意する対処策の1つだ。

ウートガルザ・ロキ :「遺産の欠片だと?!だが、あの状況で撃てるワケが―――」

フギン・ムニン :「ロキの知ってる、オーディンさまなら出来なかったかも」「ええ、でも……彼女なら。貴方の知らないことを、出来る」

ウートガルザ・ロキ :「鴉風情、が……!」軌跡が奔った先、波長が途絶える。残されたのは―――

士騎朝輝 :《不燃体》炎の王の間近にいながらも、生存するだけならまるで問題はない。

士騎朝輝 :故に炎から逃げ回らずに、不動に構える事が出来る。

士騎朝輝 :
腰だめに構えた剣を引き、視線すら外し背中が敵に見える程に身体を極限まで捩じり力を溜める。

士騎朝輝 :歪な音を立てて、踏みしめた凍った地面に罅が走る。螺旋を描き舞い踊る冷気が刀身に収束されていく。

士騎朝輝 :急所の位置は見えている。届かせる技は尋常ではない超常の魔剣だ。

士騎朝輝 :精度を捨て去り、解放する際の全ての力をただ一撃の速さと強さに突き詰めた捨て身の一太刀。

士騎朝輝 :「さぁ、魔剣の装填は完了だ。まともに当たろうが、掠っただけだろうが、結果はそう変わらないぜ、多分なぁ!」

士騎朝輝 :暴走出力で構成された"氷鞘"が村雨丸を包み込み、地球上では凡そありえない超零度の剣が流星の如く無慈悲に振り抜かれる。

士騎朝輝 :「行くぜ。村雨丸。あいつの核を」

士騎朝輝 :音を凍らせ斬りつけた刃が深々と炎の巨人の肉体に食い込む。村雨丸の刀身が纏う白霜がスルトの中で"蒸気となり爆発した"。

士騎朝輝 :「食い潰せ!」

士騎朝輝 :白い爆風が体内を余す事無く駆け巡り蹂躙し、爆風は核を凍結爆散させ体外へと白い炎に姿を変えて幾多にも吹きあがる。

―――― :それは高域侵蝕が生み出したレネゲイドの奔流か。

―――― :極限の気温環境下が顕現に足るとせしめたのか。

―――― :それとも埒外の気流乱がもたらした陽炎の玉響か。

―――― :抜けば玉散る、露か霤か、奇なり妙なり、

―――― :焼刃のにおい天に虹睨の引くごとく、地に清泉の流るるに似たり。

―――― :豊城三尺の氷、呉宮一函の霜、まことに世に稀なるべし。

―――― :神龍これが為に雲に吟じ、鬼魅この故に夜哭かん。

足利村雨 :其は音に聞く村雨の宝剣、その魂に宿る御霊の幻影か。

足利村雨 :其処に見出すは藍色の村雨模様の羽織を羽織った、銀髪の霊姫。

足利村雨 :「――お前の核は」

士騎朝輝 :「氷葬した」

スルト :―――巨人の体躯に比べれば、一本の日本刀など針の一刺しであろう

スルト :しかし、その一刀は。氷すらも凍てつくその名刀を、手足の如く繰る剣士から放たれたそれは

GM :爆発音。スルトの体内

スルト :常人には目にすることすら出来ぬ超常の核を、確かに昇滅させた

ウートガルザ・ロキ :「何が、起きた―――?」

スルト :目の前の巨人から噴き出すのは、先程までの紅蓮ではなく。燃え尽きたかのような黒の煙

スルト :生物全てを拒絶する膨大な熱は、既に其処には無い

士騎朝輝 :「悪いな。ぶっ壊した。みたいだ」

壬生墨佳 :「……はは。ははは」

壬生墨佳 :「化物め」どこか喜色を湛えて言う。

冷泉命/ミーミル :「ああ……上手く行った、みたいね」

士騎朝輝 :「報告書にはヒーローってルビ振っとけよ」

冷泉命/ミーミル :その声とは裏腹に、腰を抜かしたように座り込んで

士騎朝輝 :「誰かさんのリクエストだったんだからな」

士騎朝輝 :だが、楽し気に肩を竦める。

士騎朝輝 :白状すると自分の全力を出して、何かをぶっ壊すのは、それは、まあ、楽しかったのだ。



スルト :Eロイス:黒の巨人の破壊により、行動が変更されます

スルト :マイナーなし

スルト :メジャーで炎神の怒り5、炎の刃12、アマテラス4、コンセ、煉獄魔人5、ブレイズセル2、結合粉砕5

ウートガルザ・ロキ :カームダウン解除。スルトへのデバフを帳消しに

GM :判定します

壬生墨佳 :対象はこっちでいいのかな

GM :そうですね、対象は先ず至近から

壬生墨佳 :では、《孤独の魔眼》を使用します。

壬生墨佳 :対象をこちらのみに。

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 151 → 155

GM :了解しました

スルト :18dx7+10 (18DX7+10) > 10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,5,5,8,8,8,9,10]+10[1,1,6,6,8]+4[4]+10 > 34

スルト :対処どうぞ

壬生墨佳 :『ジェスターズ・キャップ』:《見えざる僕》。カームダウンが解除されてるなら判定が効く。

壬生墨佳 :7dx+28>=34 (7DX10+28>=34) > 5[1,2,3,3,3,4,5]+28 > 33 > 失敗

壬生墨佳 :エ~……

GM :妖怪1足りないが……

壬生墨佳 :自分にバディムーブしたい……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ミブミブ!妖精はいるかい!?

壬生墨佳 :貰っちゃおうかな……?

黒瀬直 :いっちゃえいっちゃえ

壬生墨佳 :ください!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :いつでも飛ばせますよ!了解!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :一回10で、もう一回10!

壬生墨佳 :1dx+43>=34 (1DX10+43>=34) > 3[3]+43 > 46 > 成功

壬生墨佳 :ちがう、38スタートだ

壬生墨佳 :41になり、48で再スタート。

壬生墨佳 :1dx+48 (1DX10+48) > 8[8]+48 > 56

壬生墨佳 :とても回避しました

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 155 → 156

黒瀬直 :まわすじゃん

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1が足りないだけだから2回クリはいらないんだけど、めちゃ避けでしたぜ!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 158 → 162

GM :回避成功!

スルト :発狂モードにより、さらに加速する刻により追加行動

壬生墨佳 :ヒエ……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :なっ

スルト :同じ行動にフレイムタンを追加し、後ろのエンゲージ二人へ

スルト :18dx7+10 (18DX7+10) > 10[1,1,1,2,3,3,5,5,6,6,7,7,7,7,9,10,10,10]+10[1,4,4,5,5,6,6,7]+4[4]+10 > 34

黒瀬直 :6dx>=34 ドッジ (6DX10>=34) > 6[1,2,3,4,5,6] > 6 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :黒瀬さん、ロイスの状況はどう?こっち全部残ってるからカバーイケるっすよ

黒瀬直 :ならお願いしちゃおうか

イーゴリ・ヴァシーリエフ :了解。179で結構高いもんな黒瀬さん!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :《砂の結界》!黒瀬さんをカバーリング

GM :ダメージ!前にバーストブレイク

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 162 → 164

GM :4d10+5d10+14+20+18+15+21 (4D10+5D10+14+20+18+15+21) > 19[8,8,2,1]+26[6,6,4,5,5]+14+20+18+15+21 > 133

イーゴリ・ヴァシーリエフ :すごい数出たじゃん

黒瀬直 :やっば……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :計算するまでもなく死!ヴァーリのロイスをタイタスにして復活!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 4 → 11

スルト :加速する刻Ⅱ/行動値0に予約 【???】



ウートガルザ・ロキ :「……クソ、動け!まだやれるだろ!」

ウートガルザ・ロキ :「終わりの景色を見せてくれよ、なぁ―――!」

ウートガルザ・ロキ :笑うように、叫ぶように問う

スルト :―――動き出す。黒の煙が、その一部が。再び紅蓮へと染まり

スルト :砕け散る鎧を振り撒きながら―――先程とは倍の速度で、大剣を振り回す

スルト :最早コントロールすらも上手く効いていないように見えるが―――只管に大きく、膨大な熱量。それだけで人にとっては脅威足りうる!

壬生墨佳 :(――これは)《万能器具》で投光器を生み出す。

壬生墨佳 :チカッ、と照らして、自分へ気を引く。(……無理だな)

黒瀬直 :「ぬ、無茶をさせる……」全身に絡みついた金細工が、再着火した炎で溶けて枷となる。

壬生墨佳 :(保つか、僕の再生力……?)

ウートガルザ・ロキ :「そうだ―――人間の数人。お前にとっては塵芥だ」

士騎朝輝 :(此処で、俺が前に出たら全部台無しか。悪いなミブミブ、堪えろよ)

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――シッ」巨大な戦斧の如き影の武器が足元より現れる。そう元より影。それに重量などない。

士騎朝輝 :「本気でヤバかったら言えよ。それまでは頼りまくるぞ。俺はそこは遠慮はしない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ガ ァン!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :斜めの下からはじく角度で大剣へと振り上げ……触れるタイミングで実在の武器であるかの如くの質量を発生!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :僅かに軌道を逸らす!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「伏せろ!」

黒瀬直 :重たくなった身体を無造作に地べたへ転がす。彼の目利きは信頼している。

冷泉命/ミーミル :双子の身体を覆うように、伏せ―――

壬生墨佳 :「ひゃっ」慌てて伏せる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :打ち上げた影の戦斧を――このサイズの武器の重さなど、オーヴァードでも常時持っていられない!というか常時質量を実現化するのは無理!すぐにゼロ質量に戻す!

士騎朝輝 :「はぁ!?おい、今の声聞いたか?村雨丸」

スルト :――――地への衝突音

スルト :同時に、超質量の激突による大地震が襲う

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ガァン!もう一度弾く!もう一度、もう一度。少しづつ、少しづつ弾いて防御する。何とか……何とかこれで多少は持つはずだ。時間を稼げるはず……!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「君らのワザはよくよく見せてもらった。少しは私も仕事をしないとな」

スルト :大地を抉る一撃を、その威力のまま―――横薙ぎに一閃

黒瀬直 :「たっぷり払わせてもらうとも」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ガァン!!地面から闇の巨木!弾く!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「頼むぞナオ。防御は私もスミカを多少手伝う。――決めてくれ」

黒瀬直 :「そのためにも、いい加減ケリをつけねばな」



GM :イニシアチブ19 ウートガルザ・ロキ

ウートガルザ・ロキ :マイナーで光子解放、ダイスを+5

ウートガルザ・ロキ :メジャーで幻惑の光、背教者殺し、起源を断つ者、原初:虚構のナイフ3、レーザーファン

ウートガルザ・ロキ :対象は黒瀬イーゴリエンゲージ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ギャーッ

黒瀬直 :ダイスキラー!

ウートガルザ・ロキ :妨害ないなら……いくぞっ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :こっちはねっす!

ウートガルザ・ロキ :12dx7+7 (12DX7+7) > 10[1,2,2,2,2,5,6,7,8,8,9,10]+10[4,4,7,8,10]+10[5,5,10]+6[6]+7 > 43

黒瀬直 :6dx>=43 ドッジ (6DX10>=43) > 9[2,4,5,6,9,9] > 9 > 失敗

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ドッジ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :5dx+1>=43 (5DX10+1>=43) > 9[3,4,4,7,9]+1 > 10 > 失敗

黒瀬直 :《砂の結界》イーゴリさんをカバーリング。

system :[ 黒瀬直 ] 侵蝕率 : 179 → 181

ウートガルザ・ロキ :ダメージ!

ウートガルザ・ロキ :5d10+9 (5D10+9) > 18[3,1,2,7,5]+9 > 27

ウートガルザ・ロキ :ああいや

ウートガルザ・ロキ :ここにスーパーソニックで

ウートガルザ・ロキ :39です

黒瀬直 :27でもギリギリPAアーマーで防げなかったからな。戦闘不能

黒瀬直 :共犯者:イーゴリ・ヴァシーリエフのロイスをタイタス昇華して復活

system :[ 黒瀬直 ] 昇華数 : 1 → 2

ウートガルザ・ロキ :さらに放心とダイスデバフ-8

イーゴリ・ヴァシーリエフ :助かったですありがとう~



ウートガルザ・ロキ :「……なんであれだけ受けてまだ立ってるんだよ、お前ら……!」

ウートガルザ・ロキ :「………………ああ、もういいや。終わらせよう。スルト。この辺りで幕引きだ」

ウートガルザ・ロキ :「最期の一撃を放つ準備をしろ。それまでは―――こっちで邪魔をする」

ウートガルザ・ロキ :掌を再び天に。狙うは―――背後でまだ余力の残している、二人の方へ

黒瀬直 :「……どうやら私たちはまだまだ行ける見込みらしいぞ」

黒瀬直 :むくりと起き上がりながら、ぶっきらぼうにイーゴリに。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まったく、過大評価だと思うがね」ガァン!弾く!駆ける!細かく位置取りを調整してまた弾く!

ウートガルザ・ロキ :「そもそもスルトが居る場にはお前は不要なんだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「もうヘロヘロだ。こんな木っ端に構わず背後ででんと構えていてほしいが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、ナオはやる気満々、か?」少しだけ意地悪そうに、薄く笑っていう。

黒瀬直 :「おうとも、私は仕事熱心でね」

ウートガルザ・ロキ :「ここで潔く―――消えてくれ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……さすがはデモン・ストレイト。なら、私も男子として意地を張らせてもらうかな!」

士騎朝輝 :「後ろで大人の会話をしているな。頼りになる事で」

ウートガルザ・ロキ :―――光条が放たれる。錯視、錯覚。偽装熱源。回避の可能性を潰した光の乱射

ウートガルザ・ロキ :命中したところから肌を焼き、神経を狂わせ、脳を揺らす。

壬生墨佳 :「ああ。本当に……」大きく息を吐いて。「助かる」

黒瀬直 :瞳を見開く。彼らの知る、かつてありし王は瞳を賢者の石と化していたと聞く。

黒瀬直 :なるほど、通りで馴染むものだ。かつて私が手にしていた弓は、その亜種なのだから。

黒瀬直 :「──ッ、ぁ、ぎ……」自らの肉体にグングニルの矢を突き刺して、親和性を高める。

士騎朝輝 :(助かってるのは、こっちだっていうのに、こいつは。……次までに終わらせたいところだが。だからさ、決めてくれよ黒瀬直)

黒瀬直 :自然、彼らの災いは私へと向けて偏向する。

黒瀬直 :遺産の侵食か、敵の攻撃か。両方と見ているが。

黒瀬直 :ぶつりと脳が音を立てて、他は何も見えなくなる。

ウートガルザ・ロキ :「―――何も見えない闇に、墜ちろ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――ナオ!」



GM :イニシアチブ9 黒瀬直

黒瀬直 :マイナーで予備弾倉を使用。アンチマテリアルライフルの使用回数を回復。

黒瀬直 :メジャーでコンボ【金糸一露】《ペネトレイト》《コンセントレイト:モルフェウス》

黒瀬直 :ウートガルザ・ロキにアンチマテリアルライフルで射撃攻撃

黒瀬直 :Dロイス守護天使の効果発動、ダイス+5個してダイス減少効果を無効。これで使い切る。

ウートガルザ・ロキ :ぐおお~~~~フラッシュゲイズにジャミング!効かない!

黒瀬直 :13dx7+7+10 (13DX7+17) > 10[1,2,3,4,4,4,5,5,6,6,8,8,10]+10[7,8,10]+10[2,4,7]+1[1]+17 > 48

壬生墨佳 :バディムーヴします。達成値を+3。

黒瀬直 :バディムーブ……もらえますか!

黒瀬直 :やった!51です

ウートガルザ・ロキ :神の瞳!

ウートガルザ・ロキ :9dx (9DX10) > 10[1,3,3,3,4,7,7,8,10]+3[3] > 13

ウートガルザ・ロキ :実はさっきから白/パーフェクトコントロールも持ってるんだけど

ウートガルザ・ロキ :値が足りない!

黒瀬直 :天に見放されたようだね

黒瀬直 :20+3+6d10+1d10 装甲無視 (20+3+6D10+1D10) > 20+3+35[5,5,4,8,7,6]+7[7] > 65

ウートガルザ・ロキ :HP120

ウートガルザ・ロキ :撃破されます。復活ありません



黒瀬直 :何も見えず、聞こえず、熱も寒さも湿り気も乾きも感じない。

黒瀬直 :一度だけ宇宙空間で戦ったことはあるが、それよりなお孤独が身を突き刺す。

黒瀬直 :(だが、大したことではないな)

黒瀬直 :「フギン、ムニン、ミーミル」

フギン・ムニン :「……ん」「……はい」

冷泉命/ミーミル :「……そんな体で、いや……違うわ」

冷泉命/ミーミル :「やれるのね」

黒瀬直 :「すまんが聞き取れてはいないのだが、返事が返ってきた頃合いかな」

黒瀬直 :たとえ知覚することが叶わずとも、私は結構頼られて、愛されて、そうして繋がっているものなのだと知っている。信じている。

黒瀬直 :だから、大したことではないし。そんな大層な幸福の為にも。

黒瀬直 :「勝つぞ」

黒瀬直 :その手にまばゆい黄金の孤。今にも弾けんばかりに力強く張られた、輝かしき大弓。

黒瀬直 :番えらるしはそれに劣らず輝く矢、形状を大きく変えて大槍に転じて。

黒瀬直 :揺らめく炎に照らされて、昏い瞳に映るは細やかな、淡い光物。

黒瀬直 :琥珀の魔女が、振り撒いた、力の残滓が導いて。

黒瀬直 :あるいは彼女の奮戦が、外す事を許さぬ弓を戒めて。

黒瀬直 :金光一閃。虚空を裂き、過たず穿った。

黒瀬直 :「──手応え、あり」

ウートガルザ・ロキ :「ハ、何処を狙って――――」

ウートガルザ・ロキ :気付いていなかった

ウートガルザ・ロキ :痛みすらも感じていなかった、故

ウートガルザ・ロキ :既に、その胴が貫かれていたことに

士騎朝輝 :「本来の得物を持てばあの通りか。いや、実に勿体ないとも言えるな」

ウートガルザ・ロキ :「――――ァ」

壬生墨佳 :「嘘でしょ……」

壬生墨佳 :「見えてないんだよな……今の」

壬生墨佳 :「マジ……?」

ウートガルザ・ロキ :―――自らの異変に気付くころにはもう、遅い

ウートガルザ・ロキ :天蓋が割れるような音。落ちる。墜ちる。堕ちる―――

GM :空の景色が、少しずつ。朝焼けの色へと変じていく

ウートガルザ・ロキ :「まだ、だ。まだ―――おわらせ、ろ。輝くように。綺麗、に」

ウートガルザ・ロキ :半身になって、墜ちてなお。最後のレネゲイドをスルトへと送る

黒瀬直 :「……終わらせてやってくれ、イーゴリ」

黒瀬直 :感覚がにわかに戻ってきたのか、目をぱちぱちとまたたかせながら。

士騎朝輝 :「ああ。輝くように綺麗にな。そう言うリクエストみたいだぜ」

壬生墨佳 :「うん。演出は任せてくれ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ハ、ハ。心配をさせて」黒瀬さんの一撃を見て、笑い。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「何だか、またしても責任重大な仕事が回って来たな。今度は全然計算じゃないんだけど。しかし、まあ」スルトへしっかり立って向き合い。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まかされたよ。ミブミブも演出(プロデュース)頼むぜ」



壬生墨佳 :イニシアチブでリアクティブアーマーを破棄。行動値を6まで戻します。

GM :イニシアチブ6 壬生墨佳

壬生墨佳 :マイナーなし、メジャー『デビルズ・プレイ』:《死神の瞳》。

壬生墨佳 :対象はスルト。人喰い鬼の効果を適用。

壬生墨佳 :代償とするエフェクトは《電磁障壁》。

GM :了解しました

壬生墨佳 :妨害なければいきます

GM :どうぞ!

GM :妨害出すやつは……落ちた!

壬生墨佳 :7dx+28 (7DX10+28) > 9[5,6,6,8,8,8,9]+28 > 37

スルト :ガード

system :[ 壬生墨佳 ] 侵蝕率 : 156 → 162

壬生墨佳 :160を突破するので

壬生墨佳 :対象への次の攻撃をC-1し、与えるダメージを+10d10し、軽減エフェクトの効果無視効果を付与。

GM :了解!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ヒェ~



壬生墨佳 :「何も、その光輝は君の専売特許じゃないよな」

壬生墨佳 :片手を天に突き出し、パチン、と鳴らす。

壬生墨佳 :瞬間、空間が歪み、彼女の頭上。《ポケットディメンジョン》。

壬生墨佳 :そこからまろび出るは、巨大な立方体の琥珀塊のストック。

壬生墨佳 :緊急時に運用するためにちまちまと備蓄していたそれを、

壬生墨佳 :ひときわ大きくなる熱波の気流で持ち上げるように、掲げた手の直上に。

壬生墨佳 :「古代ギリシャでは、こいつを」

壬生墨佳 :「“太陽の輝き(エーレクトロン)”って言ったんだと。それから」

壬生墨佳 :手をかざすと、その輝く琥珀塊はスルトへ殺到して。

壬生墨佳 :そのことごとくは、熱波の前に燃える。

壬生墨佳 :強い匂いとともに、それらは一気に揮発して。

壬生墨佳 :「それから、ドイツじゃあ」

壬生墨佳 :「“燃える石(ベルンシュタイン)”だ」

壬生墨佳 :琥珀油となって、爆発的に燃焼を促進する。

壬生墨佳 :巨人そのものよりも、より燃えやすいものが。

壬生墨佳 :天にたなびき、その火を引きつける。

壬生墨佳 :(……盾ももう満足に貼れないか)

壬生墨佳 :「正真正銘、マジのギリギリが近いんだ」

壬生墨佳 :「頼むぜ」

スルト :燃え上がる炎が、天へと昇華する

士騎朝輝 :「いいね。花火みたいで俺は好きだね。ここまでお膳立てされてるんだ、いけるさ」

士騎朝輝 :「自分のエフェクトに自信持てよ」

スルト :強大な熱を内部へと貯め込み続ける姿とは裏腹に、その外部は―――

スルト :―――この一瞬。確かな道が造られる



GM :イニシアチブ5 イーゴリ・ヴァシーリエフ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はい!マイナーアクション!《インフィニティウェポン》《ジャイアントウェポン》。リーサルシャイン。レベルさらに+1で攻撃力+22の剣!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 164 → 169

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そして……念のため、というか60ならこれでなきゃダメ、

壬生墨佳 :死神の瞳もあるよ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ありますね……なら……いけるか、オバーロード抜き……いや、乗せても3だから盛ろう!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :コンボ『ニェー・クォデネンツ』。《コンセントレイト:オルクス》《ディストーション:白兵》《咎人の剣》《シャドーテンタクルス》!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :壬生さんの死神の瞳効果で判定のC-1

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 169 → 180

GM :どうぞ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :14dx6+6 (14DX6+6) > 10[1,2,2,3,3,3,3,5,5,5,5,6,7,8]+10[2,3,6]+3[3]+6 > 29

イーゴリ・ヴァシーリエフ :何なこれは!最後の妖精の手……いこうかな……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1回クリティカルで36スタート。で、もう一度

イーゴリ・ヴァシーリエフ :36+1dx6

イーゴリ・ヴァシーリエフ :1dx6+36 (1DX6+36) > 10[7]+4[4]+36 > 50

イーゴリ・ヴァシーリエフ :50ピッタリ!

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] HP : 11 → 14

system :[ イーゴリ・ヴァシーリエフ ] 侵蝕率 : 180 → 184

スルト :ガード!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :16d10+71 (16D10+71) > 96[7,7,9,10,1,3,4,5,9,8,3,5,5,7,3,10]+71 > 167

士騎朝輝 :うおーー。すげーー!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :167!装甲とかガードとか全部有効

壬生墨佳 :ひゅう!

壬生墨佳 :軽減系エフェクトは無効だぜ

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あ、そうでした!軽減系エフェクトは無効!

スルト :残りHPをさらに100越えて……撃滅!

GM :戦闘終了です

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そうだよ、数え間違えてた、10個増えるんだ!!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :オーバーロードはなくてもよかったかもだ……

GM :最終演出!



イーゴリ・ヴァシーリエフ :「さて、となると」煌々と燃え上がるスルト。手にはロシア刀剣シャシュカ。滑るように距離を詰める。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :導かれるように、炎が避けている道を進む。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :最後、この巨人を止めるにはもうこの手しかあるまい。自身の手持ちで最も大きな力であるこれが。

スルト :聞こえるのは心臓の如き脈動。破裂の瞬間を待つ爆弾の様で

イーゴリ・ヴァシーリエフ :最早追い詰められているとはいえ神話の巨人である。下手な手は通じまい。ならば。……これは本当にやりたくない。だが……。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ま、しかしだな」口調は軽く。巨人の眼前に立つ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :……今回の同行者には本当に助けられた。シキも、ナオも、スミカも。少なくとも、これくらいは報いねば。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……報酬は大事だからな。今後の仕事のためのお付き合い的にも、な」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :はは、と一つ笑い。シャシュカを一息にスルトへ突き立てる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :……スルトの炎から、クローバーが現れた。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :スルトの肉体がではない。漏れ出る炎がクローバーとなったのだ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :いや、同じことだったかもしれない。炎に続いて、スルトの肉体から「芽」が生えた。ガーベラだ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :……そう。芽がスルトの肉体を穿ったのではない。『スルトの肉体そのもの』が草花となったのだ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ツバキ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ジャスミン。アオイ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ペチュニア、サルビア、ヒャクニチソウ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :カエデ、カシ、バラ、ツツジ、モミノキ、カズラ、シラカバ──。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ツクシ、アジサイ、タケノコ、ローズマリー、バオバブ、ニレ、パンジー──。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :リンゴ、ラフレシア、ワラビ、ナナカマド、シャクヤク、ヒマワリ、アサガオ──。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :アブラナ、ヤマモモ、スギ、カランコエ、クロガネモチ、ヒガンバナ、チンチョウゲ――。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ココヤシ、ショウブ、アルストロメリア、スイレン、ケシ、カキノキ、オオバコ、マングローブ――!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :スルトの体が、砂の城が崩れるようにそれらの花に変わっていく。サイズも植生もまるで統一性のない数多のそれらに。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そしてその爛々と咲き誇る草木の中心に立つ、ひっそりとした新芽の――ヤドリギ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :樹の上に生える木。またの名をミストルティン。あまりに非力で弱弱しい芽。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :それを最後に……スルトは地球に息づき地球に眠る、木々の一部へと還元された。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ぜ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ぜぇっ……はぁ……!!」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :頭がガンガンする。目が回る。やはり……やはり嫌だったのだ。

壬生墨佳 :「嘘……でしょ……?」

士騎朝輝 :「輝くように、綺麗に。………ぶっ壊す以外の事が出来る連中が、偶に羨ましくなるよなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……これがユグドラシルね」最後に、はっきりそのスルトだった樹を見て。

GM :全てを燃やし尽くす巨人は、既に其処に居ない

黒瀬直 :「……良い香り」

黒瀬直 :「これこそ絶景だな……見ることが出来て良かった」

GM :在るのはただ、全てを焼いたその後すら尚残る……

イーゴリ・ヴァシーリエフ :自分の中の忌まわしき遺産のタガを、こんな形とは言え外すなど。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「――やっぱり私が選ばれるには、少々役者のイメージが違ってたんじゃない、かな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そしてヴァシーリエフは……疲労困憊、膝から崩落ちた。

士騎朝輝 :「ふ。意外性があって良いじゃないか。後はヒロインに抱かれれば完璧だ」

士騎朝輝 :黒瀬直に視線を送り、村雨丸を鞘に納める。

黒瀬直 :ぎくしゃくとよろめきながらイーゴリの身体を抱えあげて、周囲に視線を配る。

士騎朝輝 :「ほら、お姫様。ギリギリ間に合ったか?エンドロールだぜ」

壬生墨佳 :「……まだ席は立てないけどな」

壬生墨佳 :「帰るまでだろう、こういうの」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ぃや、ナオ、別に、だいじょ……ぐぇぇ……」決まらない!

黒瀬直 :「ふ、無茶をするものではない」

黒瀬直 :「それでは凱旋といこう……休みたいのは皆同じだからな」



GM :バックトラック

GM :Eロイスの数を集計します

◇Eロイス 15
ウートガルザ・ロキ
《囚人の鳥籠》
《傲慢な理想×2》
《超越活性×2》

フリームスルス
《殺刃圏》

フリームスルス2
《あり得ざる存在:獅子奮迅》

ヴァーリ
≪悪夢の鏡像≫
≪変異する悪夢≫

スルト
≪黒の巨人≫
≪破滅の足音≫
≪あり得ざる存在:獅子奮迅≫
≪予告された終焉≫
≪破壊神顕現≫
≪唯我独尊≫

イーゴリ・ヴァシーリエフ :めっちゃある!

GM :15個まで振れます

士騎朝輝 :メモリーも使って振ります。

黒瀬直 :メモリー2個使ってEロイス

士騎朝輝 :193-10-15d10 (193-10-15D10) > 193-10-97[1,9,9,6,5,4,9,5,5,6,7,9,9,6,7] > 86

黒瀬直 :186-20-15d10 (186-20-15D10) > 186-20-77[5,6,2,8,6,7,10,3,1,1,3,9,9,5,2] > 89

壬生墨佳 :メモリーはなし Eロイス分振ります

黒瀬直 :89-4d10 等倍 (89-4D10) > 89-21[8,7,3,3] > 68

壬生墨佳 :162-15d10 (162-15D10) > 162-92[8,2,3,3,7,10,7,2,9,4,4,9,10,4,10] > 70

イーゴリ・ヴァシーリエフ :メモリー使用。そして振ります。

士騎朝輝 :1倍します。

黒瀬直 :4点!

壬生墨佳 :ガッツリ帰ってきたなこれ……2倍ぶりにします

士騎朝輝 :86-6d10 (86-6D10) > 86-28[3,3,6,10,4,2] > 58

イーゴリ・ヴァシーリエフ :184-10-15d10 (184-10-15D10) > 184-10-90[9,1,3,5,9,8,9,9,4,8,2,6,8,4,5] > 84

壬生墨佳 :70-10d10 (70-10D10) > 70-51[1,6,1,8,10,5,8,2,3,7] > 19

壬生墨佳 :3点で帰還。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :めちゃめちゃ帰って来た。てか高い目ばかり!

士騎朝輝 :4点

イーゴリ・ヴァシーリエフ :等倍で

イーゴリ・ヴァシーリエフ :86-5d10 (86-5D10) > 86-22[10,1,2,6,3] > 64

イーゴリ・ヴァシーリエフ :64、4点!!



【エンディング】

GM :巨人の姿が自然へと還ると同時、湾岸に到達せんと迫った巨船もまた、霞の如く消え去り―――

GM :朝焼けの光を受けながら、積雪も溶けて消えていく

GM :残されたのは、貴方達と。同じく今にも消えそうな男が一人

ウートガルザ・ロキ :「なん、だ。負けたのか。スルト」

ウートガルザ・ロキ :至極残念そうに、半身だけの男が呟く

士騎朝輝 :「いいや、違うな。お前が敗けたんだよ。完膚なきまでになぁ。なんて追い打ちをかけるのはやめておいた方が良いか」

士騎朝輝 :「あぁ、それで。末期の台詞があれば聞くし、伝えたいことがあればどうぞ」

ウートガルザ・ロキ :「……同じ事だろ。別に気にもしないさ」

ウートガルザ・ロキ :「残す言葉、なんてもの、かける相手もいやしない。ただ、そうだな―――」

ウートガルザ・ロキ :「スルトが激戦を繰り広げてなお勝つ。そういう姿を、見て見たかったよ、俺は」

黒瀬直 :「すまないな。私が勝ってしまって」

黒瀬直 :「君の願いは相容れないものだったからな、仕方のない事として」

黒瀬直 :「私たちが見せた想定外を慰めにしてくれ……それなりに見ごたえがあっただろう」

ウートガルザ・ロキ :「俺にとっては、全く持って想定外だったが……スルトを人間が倒す。結局あいつの考えてた通りになる訳だ」

ウートガルザ・ロキ :「……見ごたえは会ったよ。結局オーディンのやつが見たかったのは、こういう風景なのかもしれないって……ま、欠片くらいはね」

冷泉命/ミーミル :「……貴方みたいな享楽主義者と一緒にしないで」

ウートガルザ・ロキ :「案外、似たようなものかもしれないぜ?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「君……は……」黒瀬さんに担がれたまま。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「どうせだか、ら……聞かせろ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……いや、私にじゃ、なくていい……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そのオーディン……旧い、友人だったんだろ……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そんな捨て台詞だけでいいのか……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そこの娘どもや……冷泉、じょ……ぐぇ……に……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「何か……言い残しておいてでも……やれよ……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :それは結局。フギンやムニンらのためというより。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あのヴァーリが、このロキにとって何だったのか。オーディンと関りがあるならどんな者だったのか。ほんの僅かながら興味があるからなのかもしれない。

士騎朝輝 :「死にそうになってるなぁ、ヒーロー」イーゴリを見て苦笑し、担がれてる姿とスルトだった花塔を写真に収めている。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :どちらにせよ、自分もこいつも。……ひょっとしたらこの場にいる皆が、明日にはどこかの戦場で野垂れ死ぬような身だから。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :最後に何か置いてけるならそうしろと、そんな気持ちもあるのかもしれない。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「後は……知らん……ま、君の好きにな……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「やめ、ろ……シキ……くそ、体が動かん……こん、な……おぇ……!」撮られるがまま!!

壬生墨佳 :「君ら本当に元気だな……」しゃがみ込んでぐったりしている。

ウートガルザ・ロキ :「裏切者、だぜ。わざわざ言い残すことも無いだろ」

黒瀬直 :「壬生くんは特に負担が大きかったからな……帰ったら食べたいものはあるか?」

壬生墨佳 :「え~なんだろうな……」

壬生墨佳 :「とにかくめちゃくちゃ甘いやつかなあ」

ウートガルザ・ロキ :「……それに、あの馬鹿が。どんなに崇高な目的でも、本人が死んだら意味がないってのにさぁ」

黒瀬直 :「……」

黒瀬直 :「君たち本当に先代のことが好きなのだね」

黒瀬直 :「私も恨んでおいてやろう。面倒な役回りを押し付けおって」

ウートガルザ・ロキ :「……精々アイツも恨んでおいてくれ。この国風に言うなら、二人とも地獄に行けるからな」

士騎朝輝 :「この街を巻き込んで、少なからず犠牲者を出した、あんたらセルメンバーは等しく地獄行は間違いないさ」

士騎朝輝 :「地獄で仲よく喧嘩してろよ。それが慰めになるなら、俺はこう言うね」

士騎朝輝 :「で、俺はこれで良いかなぁ。誰かさんのお陰でまあほとんど無傷だしな、嬲る気にはならない」

ウートガルザ・ロキ :「ああ……それが一番効くな。でも礼は言わないぜ、恨みの方が多いから、な……」

フギン・ムニン :ゆっくりと、彼に近づいて

フギン・ムニン :「おやすみ、ロキ」「主の旧い友人よ……さようなら」

GM :その言葉に、口角を吊り上げながら―――男の身体は、塵になって消えていった

冷泉命/ミーミル :「…………はぁ。あっちもこっちも自分勝手」

冷泉命/ミーミル :「たまったものじゃないわ、本当に」

壬生墨佳 :「人のこと言えないんじゃないか」

壬生墨佳 :「君もだいぶだぞ」

冷泉命/ミーミル :「ずっと話してた相手に似たのかも……腕、出して」

壬生墨佳 :「……ん」

冷泉命/ミーミル :「消毒、よし……ちょっとチクっとするわよ」

冷泉命/ミーミル :彼女の腕に、ワクチン剤を注射する

壬生墨佳 :「んんっ……!」

冷泉命/ミーミル :「数日は経過を見て。失ったエフェクトも戻るまでは少しかかるけど……どうせこれからみんなで病院だろうから、あまり気にしなくてもいい、かな」

壬生墨佳 :喉を擦る。まださして変わったようには思えないが。

壬生墨佳 :「久々の食事が病人食かよ」

士騎朝輝 :「良いじゃないか。恋人にお粥でも作ってもらえよ。オーヴァードが看病プレイなんてなかなか出来ないんだしさ」

士騎朝輝 :物凄くいい加減で無責任な言葉を楽しそうに吐き。

士騎朝輝 :「とても、甘いモノ。でもあるしなぁ」

冷泉命/ミーミル :「……惚気する程元気なら問題なさそうね。個室でも準備してもらいましょっか」

壬生墨佳 :「してるのこいつだけどな……」

壬生墨佳 :「まあ、とにかくだ」

壬生墨佳 :「……終わりか。ようやく」

フギン・ムニン :こくり、と頷いて

フギン・ムニン :ロキが居た場所から離れ、黒瀬直の下へ

黒瀬直 :「うむ?」

フギン・ムニン :身体に抱き着く、二人分

フギン・ムニン :「……ありがと」「これで、漸く……本当に、ありがとうございます」

黒瀬直 :「なに……まだまだこれからさ」

黒瀬直 :「事件を解決して終わり、とはいかん。身体も治して街の被害に対応して……」

黒瀬直 :「ま、雪は自然に融けてくれるだろうがね。私たちの仕事は続けていくことにある」

黒瀬直 :「これからも手伝ってもらうから、覚悟しておきなさい」

フギン・ムニン :「……ん」「出来る事でしたら、なんでもですわ……!」

黒瀬直 :世界の終わり、過去の清算を目指してきた子らに。まだまだ長いぞと笑いかけて。

黒瀬直 :ゆっくりと歩き始める。今はとにかく、休みが欲しかった。



【エンディング 壬生墨佳/イーゴリ・ヴァシーリエフ】

GM :一件を終え、病室

GM :怪我の様子、並びに検査入院により、貴方達は市内の病院にて入院している

GM :しかし、現在どの病院も入院患者で溢れる事態となっており、病室の空きは少なく―――



イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……よう」

壬生墨佳 :「これ普通さあ」

壬生墨佳 :「せめて男女分けてほしかったんだが……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「うん。私も似たようなことを思った」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「男女同じ部屋になること、日本でもあるのだな……」

壬生墨佳 :「てか個室でも準備してもらいましょうかってなんだったんだよ!」

壬生墨佳 :「アールラボ全然横槍通せないの!?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私はともかく君はそれが通って当然の殊勲だったのにな」

壬生墨佳 :「二人共だろそこは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そうかい?」少しだけ口の端を上げて。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……ま、というか君に限らず女子なのだから、最低限こういった場では配慮が求められるべきなのだが……現場も大変なのだろうな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :病室外からひっきりなしに聞こえてくる喧騒を耳に。病院ではないみたいだ。

壬生墨佳 :「そりゃあ。誰も功労を認めないことは……うん。それはまあ、そうだけど」

壬生墨佳 :「まあただ、お互い軽症ってことだろ」

壬生墨佳 :「アイス食べる?好きな味ある?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうだな。私も戦闘による傷以外は二日酔いが何段かひどくなった程度のものだ。多少の検査で十分だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「チョコミントはあるかな?」

壬生墨佳 :「あるかなだと無い、だけど」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうか……」どことなく残念そう

壬生墨佳 :「こういうことだからな」《無上厨師》。チョコミントアイスを作り出して、放って渡す。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おお」

壬生墨佳 :「スタッフには見つかるなよ」自分もいちご味のアイスバーを手元に作ってかじる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「はは、君は本当に何でもできるな。ありがとう。イタダキマス」手を合わせ。

壬生墨佳 :「うーん我ながら完璧なコピー具合だ……」

壬生墨佳 :「出るとこ出たら絶対訴えられるな……甘……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……うまい。昨日は検査やら何やらで私は食事お預けだったからな。うまい……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「金取ってないんだから大丈夫さ。趣味のアイスづくりだよ、趣味のな」もぐもぐ。

壬生墨佳 :「それで?プリンスはこれからどうすんの?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……プリンス……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「いや、これからとはいうが、どうも。明日には普通に退院だし、家に戻っていつもの生活さ」

壬生墨佳 :「イーゴリつったらプリンス……(クニャージ)でしょ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そこか」笑って。「そりゃ確かに大公だな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「故郷じゃ珍しくない名前だからな。逆に忘れていた」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だがそうだな、そういうことなら……幸い仕事の予定も入ってない。高貴な身分らしく、バカンスにでも行こうか。久しぶりに暖かい所でも観光でもするかな」

壬生墨佳 :「そりゃいいな……僕もそうしたいところだ」

壬生墨佳 :「つってもしばらくは無理だが……現在進行系で仕事をサボっててさ」

壬生墨佳 :「本来は今が一番忙しいんだ、うちの支部」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「11支部。……季節の変わり目だものな。春の新生活シーズンだ、街に人の出入りも増えるとなれば、それはな」

壬生墨佳 :「どこかのアホどもが仕事増やしやがったからな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :後は経済的にも決算直後とか何やらとか……などとアイスを突きながら。

壬生墨佳 :「巨大雪だるま騒動だよ。えらくファンシーなお題目になっちゃった」

壬生墨佳 :食べ終えたアイスの棒に二本目を作っている。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それは……」くつくつと笑って。「本当にな。現場は大変だというのに」

壬生墨佳 :チョコクランチのアイスをかじる。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「お疲れ様なことだ。……雇われでよければ、事務屋はいるかい?伝手を紹介できなくもない」

壬生墨佳 :「そいつはありがたい申し出だけど……そうだな」

壬生墨佳 :「そもそもの話をしていいか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「うむ?」

壬生墨佳 :「……洗ったんだよ。君の仕事」

壬生墨佳 :「たしかに何でも屋だった。雑駁な相談事が主。たまの戦闘依頼も……」

壬生墨佳 :「ほぼ全部うち絡みだ。あっちさんの仕事は皆無」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「…………」アイスの口直しに生茶をすする。

壬生墨佳 :「これさ」

壬生墨佳 :「うちでやれるだろって思った」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「………………」

壬生墨佳 :「フリーランスは大体3択だ」

壬生墨佳 :「向こうの仕事も受けるから、こっちに完全につかないやつ」

壬生墨佳 :「表の他の仕事が主だから、協力したくないやつ」

壬生墨佳 :「うちのやり方が嫌で抜けたが、さりとて敵対するほどではないやつ」

壬生墨佳 :「君はどれでもないだろう。だったら、継続的に協力できるんじゃないか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「…………」光の灯らない眼で聞く。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なるほどな。更なる業務提携の提案。もしくは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「正社員登用の打診、といった所か」

壬生墨佳 :「まあ、そんなとこ。本当に正直に言おうか」

壬生墨佳 :「君の力を他で振り回されると困る。どこにもつかない独歩の勢力なんてのはさ」

壬生墨佳 :「本当にその気になれば、芽を摘んでしまえる。脅してるんじゃないよ」

壬生墨佳 :「そうなってほしくないから言ってる」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……それを言われると困るな。理屈では反論できない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……なるほどそうだな、うん。そうだ」

壬生墨佳 :「アフターライフも悪くはないが。うちだってドロップアウトには寛容だとも」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「君の気持ちは疑わないよ。心配してくれているんだろう。そこはうれしい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「しかし……そうだなあ。そうだな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……スミカ、少しだけな。部分的にだが、勘違いしているぜ」

壬生墨佳 :「うん?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私はな、君たちのことは嫌いじゃない。全然嫌いじゃない。むしろ見上げたものだとずっと思っているが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それでも君らをすべて良しとしている訳じゃあないんだ」

壬生墨佳 :「後学のために、具体的に聞いても?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「どうしてもな、どうしても……君らじゃどうにもならないことだってあるだろう?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……これは端的な例だが、情報を扱う11支部なら、むしろピンと来るんじゃないか」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「たとえば、ほら。ヒトの記憶を扱ったりな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「君らの公に限りなく近いやり方では、市井で生きてる人間を取りこぼす例が必ず出てくる」

壬生墨佳 :「……君の立ち位置が、それを補えると?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それを批判してるわけじゃないぜ。理論的に、確率的に言って当然のことだ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「補える……ってほど大仰なことを言うつもりもない。これはむしろ、それよりもっと幼稚で感情的な問題だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私がな、そもそも『そっち側』で生きて来た人間だからさ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「世界にいる多くの人間を救える、それは結構なことだ。心より尊敬する」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だがな、私はそこに入れない。私はその今まで救われた『数に入ってこなかった』。だから」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私がそこに入ることで、いつか私も……私のような奴を見捨ててしまう。それが……正直に言うぜ。『怖い』」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……だからな、君らのできないことを補おうとか、そういうんじゃない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「嫌なだけなんだ。それを仕方ないと背負って、君たちのように明日へと進むことが、私には出来ない。重すぎて、きっと潰れてしまう」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「だからな、君の誘いはありがたい。本当にうれしいが……それには乗れない。すまないがな」

壬生墨佳 :「……なに。そんなに申し訳なくしなくてもいいさ」

壬生墨佳 :「もとからそうなんじゃないかとは思ってたからな。事情を知ってたとかじゃなくてな」

壬生墨佳 :「僕に言われずとも判断が付いてるんだろうなって思った。ただ」

壬生墨佳 :「そこの根拠を見たかった。後学のためにね」

壬生墨佳 :「試したって言うと偉そうで聞こえが悪いけどな。とにかく、聞けてよかったよ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「聞き入れてくれて、感謝するよ。多少なりとも、学べるところがあればいいが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「要は私が臆病者というだけだからな。笑ってくれていいぜ」

壬生墨佳 :「勉強代になったよ。払った分以上にね」アイスを示して。

壬生墨佳 :「いい仕事をする何でも屋だ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……それは重畳」砕けた笑い。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私としては、今までと付き合いは変わらないと思っているよ。何でも申し付けてくれていいし、心配なら多少程度の首輪をつけてくれてもいい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「連絡先でもいるかい?スミ……ミブミブ」

壬生墨佳 :「だから情報支部員をなめるなって」

壬生墨佳 :「もう知ってる」



【エンディング 壬生墨佳】

GM :―――病院近く、和食割烹

GM :検査入院を終え無事退院した貴女は、快気祝い……という名目で、料亭へと案内された

冷泉命 :「……どう?味覚とか、その辺りの様子は?」

壬生墨佳 :「いやばっちりだよ……これを確かめるためにはな」

壬生墨佳 :「こういう、繊細で緻密な味わいの料理が必要だからな」

冷泉命 :「うん、病院食も塩分とかは少なめに作ってあるけど……」

壬生墨佳 :「あんなの全然味しないだろ。無視してアイス喰いまくってた」

冷泉命 :「繊細や緻密か、と言われるとね。仕方のない所ではあるけど」

壬生墨佳 :「やっぱりこういうの奢られなきゃな」

冷泉命 :「そこそこ高い所なんだから、舌鼓を打てることを祈ってるわ」

冷泉命 :「……改めて、今回色々と巻き込んだ感じになっちゃったけど」

壬生墨佳 :鯛料理に手を付けている。旬だし快気ならいいでしょとの談。

冷泉命 :「ありがとう。貴女達のお陰でなんとか食い止めることが出来た」

壬生墨佳 :「まあね」

冷泉命 :「……いや、ほんとは病室も個室にしようと思ってたんだけどね、何処も空いてないって言われちゃって……」

冷泉命 :「当然と言えば当然なんだけど、私もあの後色々詰められたし……今だって」

冷泉命 :ちらりと外を向くと、数人のエージェントが待機している様子が見られる

壬生墨佳 :「要監視か。そりゃそうだろ」

壬生墨佳 :「むしろ向こうにとって拷問だろうけどな。こんなに馥郁たる香りが漂ってるのに」

壬生墨佳 :「飯抜きで美女の食事を見るだけの仕事と来てる」

冷泉命 :「ちょっと悪い気がしてきた。おみやくらい渡したほうがいいかしら……」

壬生墨佳 :「何が入ってるかって顔されるだろうなあ」

冷泉命 :「その時は証明お願いね。悪いことするつもりは更々ありませんので、と……」

壬生墨佳 :「どうだろうなあ。肝心なとこ黙ってるかもしれない」

冷泉命 :「もう黙ってる事も理由も無いわ。貴女に言って無い事はまだあるけど」

壬生墨佳 :「あるんじゃんか……」

冷泉命 :「成人女性には秘密が多いんです~。というのは冗談で、今から言う事がいくつか、ね。」

冷泉命 :「この後……研究所に戻れるかどうかは、まだちょっと分からないかな、という事」

冷泉命 :「引継ぎの人は無事見付けたけど……」

冷泉命 :「その人にも色々言っておかなきゃな事があるとはいえ、しばらくは近付くのもダメそうだから」

冷泉命 :「……あの子にも貴女の活躍っぷりを話してあげたかったのは山々なんだけどね」

壬生墨佳 :「いいよ、話さなくて」

壬生墨佳 :「僕がまたなったなんて聞いたら気にする」

冷泉命 :「勿論、そこは伏せておくつもりだったわ。話さない事、に関しては得意だから」

壬生墨佳 :「得意技にしてるんじゃないよ。それで?君はその後どうしたいつもりなの?」

壬生墨佳 :「ちゃんとしたラグナロクを目指して邁進するのか?」

冷泉命 :「……ん、もう私がやれることは無いわ」

冷泉命 :「……紆余曲折はあれど、人の手でスルトは倒されました。これであいつの目的も果たされたようなものでしょうし」

冷泉命 :「私は…………この後、かぁ」

冷泉命 :「後の3人にもお礼を言わなきゃいけないし。それが終わったら」

冷泉命 :「……もう何処にも行く先は無いんだから、せめてUGNに協力できる立場で居たいわね」

冷泉命 :「ずーっと潜り込んでたヤツを、信頼して置いておけるかって言われたら、こっちから言えることは何もないけれど」

壬生墨佳 :「無理だろうね」

壬生墨佳 :「無理だろうが、出来ることはある」

壬生墨佳 :「成果の提出とかな。君の待遇を変えるに至るかは分かんないけど」

壬生墨佳 :「世界はちょっとばかし変えられる」

壬生墨佳 :「神々の黄昏ごときより、ずっと価値ある世界をね」

冷泉命 :「……そうね。少なくとも今の私には」

冷泉命 :「……美味しそうにゴハン食べてる壬生さんの表情が、とても輝いて見えるわ」

壬生墨佳 :「いやそういうこと言われると食べづらくなる……!」

冷泉命 :「素直な方も可愛いと思うけどなぁ。恋人さんとはいい感じなの?」

壬生墨佳 :「いやその……」

壬生墨佳 :「あんまり一緒にいれてないっていうか……」

冷泉命 :「おおっと。忙しそうだしね……」

壬生墨佳 :「いいんだよ。ここからだ」

壬生墨佳 :「どっかの面倒な手合の事件も落ち着いたしな……いや」

壬生墨佳 :「うちの仕事はまだ残ってるんだけども」

冷泉命 :「……一先ずは、そっちの仕事が早く終わるように協力するのが一番、かなぁ」

壬生墨佳 :「いや~~~」

壬生墨佳 :「絶対触らせてもらえないと思うぞこれ……」

冷泉命 :「……それもそうか。ならレジャーランドのペアチケットくらいにしておこうかな」

壬生墨佳 :「……そうだね。たぶん、一番君のできることは」

壬生墨佳 :「実働の僕の機嫌を取ることになってしまうんだからな」

壬生墨佳 :「埋め合わせはたっぷりしてもらうさ」

冷泉命 :「万能の天才のご機嫌を取るなんて大変ね。口を出すこと以外出来ない私より、よっぽど出来ることが多いんだから」

冷泉命 :「……でも、それで少しでも君が世界を良くする手助けになるのなら―――喜んで」


【エンディング 士騎朝輝/イーゴリ・ヴァシーリエフ】

GM :ED 士騎朝輝/イーゴリ・ヴァシーリエフ

GM :―――20X号室

GM :検査入院だった壬生墨佳に対し、身体的な外傷が多かったイーゴリ・ヴァシーリエフは、少しだけ長い入院生活を送っている

GM :そんな、少しだけ病室が広くなった一日

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「フ。スミカには明日には退院などと格好つけてしまったが」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「普通に伸びてしまったわけだ。そろそろ祖国産の酒が恋しいね」

士騎朝輝 :「よぉ。2人とも見舞いに来たぜ。おっと、もう一人は?」片手に紙袋を抱えて、手を軽く上げて病室に入って来る。

士騎朝輝 :こちらは、もう傷1つなく、足取りも軽い。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「やぁシキ、よく来てくれた。……スミカはちょうど退院してしまったよ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「午前の早い時間にな。……惜しい入れ違いだったな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ふふ、ピンピンしているな。人を羨むことなど、もうそうはないと思っていた私だが、」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「今回は普通に羨ましい」

士騎朝輝 :「それは、縁がない。なんか甘いモノ食いたがってたから、駅前の"フルール"のケーキと、キャンディセット買ってきてやったのにな」

士騎朝輝 :言ってパイプ椅子に腰を下ろす。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それは……ご愁傷様だな。上手くいかないこともあるものだ」

士騎朝輝 :「まぁ、作りだな。俺は金がかかってるからなぁ、治療の分だけさっさと体が直る。回転数が良くなるしな、そっちの方が」

士騎朝輝 :「はは。まぁ、休暇だと思ってそっちは体をゆっくり治せよ。ケーキ食べようぜ」

士騎朝輝 :「それともウオッカの方が良かったか?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「さすがは……テクタイトの精鋭だ。ふふ、こういう時はうれしい頑丈さ、ときた」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「よせよ、病室でウォッカとか、あまりの祝い事でなければさすがに私もやらんさ」

士騎朝輝 :「どうだろうなぁ。今だと、報告書とかさっさと書かされるんだぜ。俺としては昼まで寝たいね」

士騎朝輝 :手を軽く広げてぼやき。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :少し笑って、テーブルの新聞などを脇にどける。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ま、早くも退屈な入院生活だがね。のんびり治すさ。見舞いのスイーツ、感謝する」

士騎朝輝 :「って言うか、話してたか?俺がそこ出身の改造兵器(オーヴァード)だって」

士騎朝輝 :ケーキとフォークを一つ渡し、自分の分のケーキを取り、ミブミブの分だったケーキを半分に。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「宮仕え……いやUGNは『宮』なんかではないが、大変だな。私は自由業でよかったよ」談笑しながらケーキを受け取る。

士騎朝輝 :紙コップにティーパック入れて、ポットからお湯を注ぎ。

士騎朝輝 :「仕えてるわけじゃないさ。たまたま今の住処の隣に住んでるのが支部長ってだけの話なんだよなぁ」

士騎朝輝 :「細かいのなんのってね。なぁ、村雨丸」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……言ったろ、君の噂はよく聞いてた、と。情報と人脈が命の生業でね、お陰で多少の出身くらいは追えるし、実際辿れたのさ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そして今は同じ街にいるとは聞いていたが……まさかこんな形で縁ができるとはな。奇妙なものだ」

士騎朝輝 :「はは。まったく。しかもUGNにお互い力を貸して。だからなぁ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「支部長……第三の……」実際会ったことは勿論ない。だがその女子高生の姿が頭をよぎる。

士騎朝輝 :「世界を護る。とか、正義の為にとか。そんな、このケーキみたいに甘い事の為に力を振るったわけだ」

士騎朝輝 :ケーキを口に運びながら笑う。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「まったくだよ。私は単に金と今の暮らしのため、そちらは……敢えて言うなら自由のため、か?それくらいの理由なのにな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :楽しそうにケーキをフォークですくう。

士騎朝輝 :「は。金と今の暮らしのためにな、神にでも歯向かおうなんてのは、まあ頭がおかしい」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「お、うまい。さすがは評判の“フルール”だ。退院したら私もいくつか買っておこう」

士騎朝輝 :「でも、そんな事の為に意地を張り通すのは、結局のところ、楽しいんだよなぁ」

士騎朝輝 :なぁ。と同意を求めて。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そうか?……くっくっく、そうかもな」一昨年は、まさにそんな事態の連続だった。この街が全体的に、そうだったという。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そんなこんなでそうした状況になれてしまったから、忘れていたのかもしれない。確かにおかしいかもだ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :だが。

士騎朝輝 :「甘いのも行ける口で嬉しいね。あの気取ったお嬢さんを美味で絶句させてやろうと思ったが、情報員なら、味の方も知ってたかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「勿論だとも。世界をどうこうしたい邪神に楽しい暮らしを邪魔されるのは、私だって腹立たしい。意地くらいは見せてやらないとな」これが偽らざる本音なのも確かだ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「おそらくな。しかもミブミブ、思った以上に高級志向だぜ。市内の有名どころの菓子なら、おおよそ知ってるどころか、再現まで出来るんじゃないかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「先日店売りを再現したアイスを奢られたんだが、いや後で聞いて驚いたね。思ったより高かった……」

士騎朝輝 :「へぇ。外見通りの嗜好って訳だ。ある意味凄いわかりやすい」

士騎朝輝 :「俺もアイス分くらいは入院すべきだったかもな」

士騎朝輝 :ケーキを食べ終え、足を組み直す。割合真面目な視線を相手に向ける。

士騎朝輝 :「ふむ……しかし、今回の事件だが、あんたは、どう思った?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……どう、か。ヴァルハラセルや、あのロキについて、ということか」

士騎朝輝 :「そうだな。あと、まあ黒幕と言うには迂遠か、全てを見通してたオーディンとかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「事件そのものは……こう言っちゃなんだが『世界の終わり』を狙った、今となっては珍しくないものだからな。特段語ることはない。と、なるとふむ。その辺りだよな。関わった者たちについてだ」

士騎朝輝 :「そ。連中達のやったことを結局さ、事件の当事者たる俺達は何を思ってたのかは、知っておこうと思ってな」

士騎朝輝 :「あんたも旅の思い出の一つだろ?そういうの」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……結局のところ、愉快犯か思想犯かの違いで、ロキもオーディンらもそれ以外で変わることは無いように私は思う」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「楽しんで世界を滅ぼそうとしたとて、そこに至るまでに他者と何らかの繋がりはあったようだし、世を儚んでいたとして傍迷惑であったことには変わらない」

士騎朝輝 :「どっちにしろ世界を滅ぼす気満々だったもんなぁ」

士騎朝輝 :「迷惑な話だよ。一部には飯のタネかもしれないが、イーゴリに言わせれば、手間に見合ってないだろうしな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「ロキはまあ、我々が見聞きしたことが……実際はどうあれもう全てとして、オーディンは……そうだな、」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「凡庸な答えですまんが、『判らん』としか言えない。彼なりの答えはあったんだろうが、な。もう死んでしまった、会ったこともない他人だ。今はもう推測以上の答えは私には出せんよ」

士騎朝輝 :「慎重派だ。いいよ、推測で。そう言った話を聞くのは好きなんだ。まぁ、気が向けばだけどな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そんな『判らん』ことのために結果めちゃくちゃな苦労をさせられた。そう、君の言う通り、手間に見合ってないんだ。だから……」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「私の私見なら『アホじじい』だな。無駄に働かせやがって。あの世で足の小指タンスの角にぶつけろ、くらいだ」

士騎朝輝 :「はははは。それは良いな」

士騎朝輝 :おっと、病室なので笑い声を抑えて。

士騎朝輝 :「まあ、薄々みんな思ってたんだろうけどな。全部死んだ人間の掌の上だったかもしれない。なんて言うのは、体張った俺達からすればムカツク話だしな。考えるだけ損ではある」

士騎朝輝 :「精々地獄で苦しんでもらおうぜ」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「もっと突っ込んだ所見や擁護意見は、関係の深い奴らに任せようぜ。私達はバーカバーカ!としておこう」楽しそうに。

士騎朝輝 :「どんな崇高な理想や目的であれ、いや、だからこそ、その為に無関係な人間に不利益を押し付けるような事を由とするような奴は、紛れもなく悪党だしな」

士騎朝輝 :「ああ。安心した。俺と同じ意見のやつがいて」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「世を儚む思想自体は認めてやらんこともないがね、ま、それくらいさ。おおよそ私もシキと同じだ」

士騎朝輝 :「良い話が聞けたが、そっちからは何かあるか?今なら特別サービス何でも答えるぜ」

士騎朝輝 :「それと、仕事をついでに一つ頼みたいかな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「お、そうかい?そうだな、なら……」多少思案して。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「そちらもか。いいぜ。今なら仕事仲間として、見舞いに来てもらった者のよしみとしてだ、大分勉強させてもらうよ」

士騎朝輝 :紙袋から高級そうなキャンディ缶を取り出す。

士騎朝輝 :「こいつをゲダニアってエージェントに届けておいてくれ。そうだな、快気祝いって事で」

士騎朝輝 :肩を気取った様子で竦める。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「OK。それなら無償で請け負おう。私もゲダニアと……11支部に顔を繋げ続けられるのはうれしい取引だしな」

士騎朝輝 :「それとフルールのケーキを第十二支部のデモンストレイトに。領収書は俺に回してくれて構わない」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :同じく、どことなく気取った仕草で。

士騎朝輝 :「OK。そっちは?」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「それも請け負った。そうだ、12支部からも、酒を受け取らないとな」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「……そうだな。それは」

イーゴリ・ヴァシーリエフ :手を伸ばし窓のカーテンを開け。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :第四地区と第七地区に面した湾。決戦の舞台だった海。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :そこには解体が進んでいるとはいえ、未だスルトだった……雑多な植物の集合体となった巨大な樹が残っている。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :その樹の側面。そこには決して大きくないが、一本の枝。ソメイヨシノが生えている。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :桜だ。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :あの男は……ヴァーリは、すぐ散ると理解していて、だが健気に咲き続けるから美しいとこれを評した。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :それを同意も否定もしないが、まあそう言っていた……オーディンとも、誰ともつかない男がいたことは覚えていてやろう。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :だが……この男は?目の前の新たな友人は、この花をどう評するだろうか?興味がある。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :それは、自分が求めている、人との繋がり、『人脈』一つの形だ。だから――。

イーゴリ・ヴァシーリエフ :「なあシキ、君はあの『桜』についてどう思う?」


【エンディング 黒瀬直】

GM :ED 黒瀬直

GM :―――12支部。屋内にて

フギン・ムニン :慣れない正座をしながら、なんとか体勢を整えている

黒瀬直 :卓袱台の上に箱を広げ、ケーキを取り出し小皿に分ける。

黒瀬直 :「他の子も皆、そうやって合わせてくれるのだが」

黒瀬直 :「無理する必要はないのだよ?」それとも楽しがっていたりするのだろうか、とひとりごち。好きなものを選ばせる。

フギン・ムニン :「わ……ケーキ」「そ、その……よろしいのでしょうか、こんな……」

黒瀬直 :「士騎くんらが仲間にと贈ってくれた代物だからね」

黒瀬直 :「ほら、二人も立派な功績者だ。たんとお食べ」

フギン・ムニン :「えんりょなく」「で、では……」

フギン・ムニン :そう言って、ショートケーキとチョコケーキを一つずつ

黒瀬直 :「ふむ、それぞれそっちが好みなのかな?」

フギン・ムニン :「はんぶんにする」「そうすれば2倍味わえますわ」

黒瀬直 :フルーツタルトを取って眺める。スルトの最後は、美しいものだった。

黒瀬直 :「なるほど、賢く仲の良い選択だ」

黒瀬直 :「だが手札の数は私が一番だな。何か好きなものがあれば言うように」

フギン・ムニン :「ん」「ありがとうございます……フギン、ちょっとそっちの方が大きいです。ずるい」

フギン・ムニン :ケーキを食べながら、二人揃えて。あ と声を上げる

黒瀬直 :さくりと硬い生地を切り分け、やわらかなキウイを頬張る。

フギン・ムニン :「ムニン、あれ渡してない」「……ええ。私達には、もう不要のものですし」

フギン・ムニン :「ここ、遺産の管理してる」「だから……預けましょう。こちらに」

黒瀬直 :「む、まだ何か持ち込んでいたのか?」

フギン・ムニン :ケーキを一通り食べ終え、互いの羽を弄る

黒瀬直 :「それともあれだ、もう半分か」

フギン・ムニン :「本当は検査のとき、見つかるとおもってたんだけど」「ミーミルが手を回してくれていたみたいですわ、だから……」

フギン・ムニン :二人の黒い羽根が、重なるように姿を変えて

フギン・ムニン :木で出来た柄と―――少し砕けた、黄金の穂先を持つ大槍

黒瀬直 :「なるほど」

黒瀬直 :「……」

黒瀬直 :「もしかしてあの娘、私を担ぎ出そうとしてないか?」

黒瀬直 :「すっかりオーディン引退したつもりだったんだがなあ」

フギン・ムニン :「……管理、まかせる」「私たちが持ち続ける訳にもいきませんし、それに……」

フギン・ムニン :「そのままだと、多分誰にも使えないけど」「ええ。鍛え直せば、また武器として使用することも出来るかもしれません」

フギン・ムニン :「オーディンさま、もう……いない」「黒瀬さんは黒瀬さんですから。誰も、貴女を縛りません」

黒瀬直 :「……黄金は災いを招くものだしな、と。私はつい影響を受けがちなんだ」

黒瀬直 :「士騎くん辺りを見ていると、いかに我が弱いかが浮き彫りになって恥ずかしいものだ」

黒瀬直 :彼女たちが守ってきたものを、両手で丁重に受け取る。

黒瀬直 :「……目利きは流石というべきかな。どことなく、馴染む」

黒瀬直 :多分、使えるのだろうなと直観する。

フギン・ムニン :「くろせの家系、めずらしいって」「純粋な日本人なのに、親和性が高いですから……」

黒瀬直 :「珍妙な奴だと言われるのは慣れているがね。ユミルの血とは分からないものだ」

フギン・ムニン :「オーディンさま、賢者の石も使って調べてた」「これ程血が強いのは、平安時代に一回と、それよりもっと前と……今の貴女だけだ、と」

黒瀬直 :「聞けば聞くほど分からないな……」

黒瀬直 :「そして想定以上に視野が広い。なるほど、大した人物であったのだろうし、彼が見た世界も興味が無いではない」

黒瀬直 :「だが……私はFHのオーディンではなく。UGNの黒瀬直だからな」

黒瀬直 :「ロキやスルトらにそうしたように、ヴァルハラには引導をくれてやらねばなるまい」

フギン・ムニン :少し、びくっと肩を震わせて

黒瀬直 :《万能器具》私室の隅に金庫を作り出し、グングニルを仕舞って厳重に縛り付けて。

黒瀬直 :隣に座り込み、じいと顔を眺めて。

フギン・ムニン :互いにきゅ と閉じていた瞳を、少しだけ開く

黒瀬直 :ムニンの口元に鋭利な金の針が突きつけられる。

黒瀬直 :つまりイチゴの刺さったフォークを差し出して。

黒瀬直 :「ん、さっき食べたそうにしてただろう」

フギン・ムニン :「ムニン、ばればれ」「なっ……いや……その……」

黒瀬直 :開いた口にするりと入れて、抜き取る。

黒瀬直 :「身内の不祥事の後始末だけをやらせて、それでお終いというのも勝手な話だからね」

黒瀬直 :「それじゃあ、残された者がどうしたら良いか分からないだろう」

黒瀬直 :「君たち、もうやるべき事もなくなってしまったんだろう?」

フギン・ムニン :「シキも、似たこと言ってた」「私たちがどうしたいか、って……」

フギン・ムニン :「……どうしたらいいかは、まだわからない」「正直、後が無いものだと思ってましたから……」

フギン・ムニン :互いに顔を見合わせる

黒瀬直 :「こういう事、私は結構あってね。北欧がどうというのは流石に初めてだったが」

黒瀬直 :「吹き溜まりと言うのかなんなのか、いや駆け込み寺か?」

黒瀬直 :「うちの支部や、それに私の家はさ」

黒瀬直 :「二人さえ良ければ、行き場になる準備は出来ている」

フギン・ムニン :「……ほんとに、いいの?」「その、ご迷惑になるのでは……」

黒瀬直 :「いつも寂しそうにしていたからね。見過ごす方が私には堪える」

黒瀬直 :「この目で見た以上、私の世界の話だ。これがなかなかどうして夢見がちなやつでな」

黒瀬直 :「出来る限り幸せであって欲しいんだ。この手の届く限りはね」

黒瀬直 :「……せっかく自由になったところ、我儘に付き合ってくれるかい?」

フギン・ムニン :「「……」」

フギン・ムニン :「……烏は、自由きまま。だけど」「でも、人にはよく懐く生き物ですわ」

フギン・ムニン :「……だから、よろこんで」「……私たちは、貴女の世界で暮らしましょう」

黒瀬直 :「……そうか」

黒瀬直 :口元にわかにほころばせて。

黒瀬直 :「それでは、最初の贈り物を……いや、ムニンにはイチゴをあげてしまったが」

黒瀬直 :「──名前を贈るとしよう。よく似合う、愛らしい名前を拵えて」

黒瀬直 :きっと、二人の父の如き人が。初めに与えた祝福でもあるのだろうから。

黒瀬直 :彼らの世界を終わらせる責任として、初めに背負うこととしよう。


『終末反抗作戦 エンデ・デア・ヴェルト』 終

GM :これにてセッション全行程終了となります!お疲れさまでした~!!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :お疲れ様でしたー!

黒瀬直 :大長編お疲れ様でした!

士騎朝輝 :お疲れさまでした。残りは経験点ですね

GM :あっそう経験点!

GM :経験点はいつもの5点にシナリオ目的の達成点で10、さらに……

GM :D:遺産継承者が(設定だけのやつだけどあげ得なので)追加で4つ、Eロイス15個で……

GM :29+各自侵蝕経験点になります!

黒瀬直 :33点!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :33点

壬生墨佳 :32点です~

士騎朝輝 :33!

GM :じゃあ÷3だと……43点!いただきます!うおー

壬生墨佳 :ワオワオ!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :やったぜ

黒瀬直 :大漁だ

士騎朝輝 :有難くいただくぜ

GM :では改めて……これにて終了!お疲れさまでした!ありがとうございました!!

壬生墨佳 :おつかれさまでした!

イーゴリ・ヴァシーリエフ :ありがとうございました!楽しかった~

士騎朝輝 :お疲れさまでした!いやぁ沢山遊んだね。感想は起きたら呟いていきたいと思います。

黒瀬直 :とても楽しい戦いでした。皆さんありがとうございました!

士騎朝輝 :DTさん ログありがとう!

士騎朝輝 :GMマスタリングありがとう!

黒瀬直 :最後までお疲れ様でした

イーゴリ・ヴァシーリエフ :本当にね。いやGMとPLの皆さんには感謝……DTさんも、毎回のログ編集ありがとう~!



本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
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