『チハヤフル』(GM:そごう)


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“ポルコスピーノ” 双柳(なみやなぎ)(れん)キャラシート(PC1:すきゃっと)
怪盗( )ジャック・ローズキャラシート(PC2:めかぶ)
光忌み(ドラコラブラム)増淵(ますぶち)火凛(かりん)キャラシート(PC3:DT)
魔人( )ディナ/ツィルニトラ” リディア・スミルノフキャラシート(PC4:クオンタム)

【Index】

Opening/双柳恋
Opening/ジャック・ローズ
Opening/増淵火凛
Opening/リディア=スミルノフ

Middle01
Middle02
Middle03
Middle04
Middle05/Interlude

Climax01/神域・四裔にて
Climax02/ちはやふる

Ending/All?
Ending/ジャック・ローズ
Ending/増淵火凛
Ending/リディア=スミルノフ
Ending/双柳恋


◆Preplay◆

GM:ではお時間となり、卓が始まっていきます
GM:早速PCの自己紹介をしていただきましょう。PC番号順!
GMキャラシート
GM:PC1、双柳さんからお願いします
双柳恋:はい!
双柳恋:双柳恋(なみやなぎ れん)です。
双柳恋:22歳のほぼ無職。
双柳恋:適当なバイトやレネゲイド関連の仕事でその日暮らしをしています。一応UGNイリーガルでもあります。
GM:ギリギリ成人女性!
双柳恋:元は日本支部所属のUGNチルドレンでブイブイ言わせており、性格も真面目で品行方正だったらしいですが
双柳恋:仕事上の相棒が死んでからUGNを辞め、それ以来は何をするでもなく堕落しきった人生を送っています。
GM:めちゃくちゃ重い人だった
双柳恋:報酬の発生しない仕事はメチャメチャ腰が重いです 得が無いので
双柳恋:能力は磁力操作。オルクス因子によって非金属でも疑似的に磁化して操作することができます。
双柳恋:性能的には達成値をアレコレして色々なことをします。あとミドルが強いです
双柳恋:PC1の性能ではない 大丈夫なんだろうか
双柳恋:そんな感じです よろしくお願いします!
GM:大丈夫やろ多分……よろしくお願いします!
GM:ハンドアウト貼ります
◆PC1:"ポルコスピーノ"双柳恋
シナリオロイス:"月山さん”
それは月夜の雨とともに現れる妖怪なのだという。美女と思って近寄ると、崖から足を滑らせる。
雨の夜道に山道を歩くことへの警句から生まれたような、迷信の類とされる。
ひょんな切っ掛けからかつてキミは"月山さん"と出くわしたことがあり、語られるような悪意ある存在ではないことを知っている。
いかな心境によってか、久しぶりに彼女に会いに夜の山を訪れたキミは、そこで血眼になって『月山さん』を捜す怪物の群れを目にする。
月山さん:こんな感じの現代妖怪と知り合いになってもらいます
双柳恋:顔が良い!!
双柳恋:こりゃなるしかないですね 知り合いに
月山さん:絶対金にならないのに……
月山さん:だが頼もしいぜ

GM:ではPC2!
GMキャラシート
GM:ジャック様よろしく!
ジャックローズ:イエス!
ジャックローズ:ハローエブリワン!怪盗・ジャックローズです!
ジャックローズ:日夜警察を騒がせる神出鬼没の怪盗で、世間的にも名前が知られています。
ジャックローズ:シルクハットとマントがトレードマーク。変装の名人で、性別・年齢ともに不詳。
GM:赤い夢の住民ですね
ジャックローズ:まさにそう!
ジャックローズ:美術品や宝石類を狙い、盗みの前には必ず予告状を送りつけ……と、
ジャックローズ:怪盗という言葉からだいたいお察しいただける感じのキャラクターです。
ジャックローズ:更にその正体は女子高生であるという特盛りっぷりなんですけど、
ジャックローズ:今回はなるべくそれは伏せて、あくまでキザな怪盗としてやっていきたいな~という思いがありますので、
GM:怪盗キッドも高校生だしね!
ジャックローズ:その辺の塩梅を…なんかうまいこと…ご協力いただけると!嬉しいです!
GM:多分大丈夫なんじゃないかな……と思います。大丈夫なんじゃないかな……
ジャックローズ:ありがたや
ジャックローズ:能力はエグザイル/ノイマン。100%超えると範囲攻撃できるようになる白兵攻撃型です。
ジャックローズ:カバーもできる!あと異世界の因子もある!
ジャックローズ:ただしミドルの火力はへっぽこ!
GM:怪盗らしい小器用さ
ジャックローズ:やたら豊富なイージーをアピールすることが目下の目標です。
ジャックローズ:そんな感じかな~!稼働するのが難しい奴なので、PCとして動かせて嬉しいです!
ジャックローズ:キザロールがんばるぞ~以上です!
GM:華麗に見せびらかしてくれ! ではHO
◆PC2:"怪盗ジャック・ローズ"
シナリオロイス:"寂叡"錆島本広
キミの預り知らぬ美術品窃盗が、情報操作によってキミの仕業ということになっている。
さる寺院の仏舎利塔が破壊され、礎石に収められたダイヤモンドが盗み出された、というものだ。
デマの源が件の寺の住職であることを突き止めたキミは、そこでこのような形以外でコンタクト出来なかった詫びとともに、ひとつの依頼を受ける。
"寂叡":何かを盗んで欲しそうなお坊さんが出てくるので、
"寂叡":快諾したりしなかったりしてください
ジャックローズ:深く関わるとろくなことにならなそうな外見だよお~~
ジャックローズ:はーい 事情を聞いて考えます~
"寂叡":怪しいものでは……
ジャックローズ:そうか………?

GM:よろしく! ではPC3
GMキャラシート
GM:火凛ちゃんよろしくおねがいします
増淵火凛:は~い
増淵火凛:増淵火凛(ますぶち・かりん)。
増淵火凛:レネゲイドのことを魔術と言い張ってるヤバい団体からなる魔術結社の一つ、『銀白の夜の海原』の脱走者。
増淵火凛:つまりは野良のケチなオーヴァードです。
GM:言われたら怒るくせに!
増淵火凛:キレます
増淵火凛:若輩ながら、人の身で最高峰と呼ばれる小達人(アデプタス・マイナー)の位階にまで到達しており、
増淵火凛:地上では実現不可能なはずの“真なる火”を現出できる稀代の魔術師です。
GM:天才でかわいいね
増淵火凛:強いという意味ではない。珍しいだけ。
増淵火凛:精神的にはゴリゴリの魔術師というよりはかなり俗人寄りです。ヒロイン願望が強い。
増淵火凛:シンドロームは(シンドロームって言われるとキレるが)サラマンダー/ウロボロスで、
増淵火凛:性能としては《ファイアドライブ》利用型の変則支援。
GM:非常に珍しいエフェクト
増淵火凛:同エンゲージの動かない味方に二種の装甲増加エフェクトを撒くへんな防御型です。
増淵火凛:カバーせずにみんなに装甲で耐えてもらう。
増淵火凛:あと成長で雲散霧消とか電磁バリアとかを取ったのでさらに軽減できる。
増淵火凛:他は何もできん!よろしくおねがいします~
GM:珍しいエフェクトを使ってるから動きも珍しいけどやることはダメ軽でロイス守るだけなのも火凛ちゃんって感じだ
GM:ありがとうございます ではHO
◆PC3:"光忌み"増淵火凛
シナリオロイス:"ハデス"
何度目だろうか。君は旅の道連れである、口先に中身の伴わない魔術師くずれとともに、彼女が考えなしに背負い込んできた厄介事の残り火から逃げているところだった。そんな時だ。
追跡者たちを事も無げに殺害しながら、顔色の悪い男が現れる。
彼はキミの魔術の真の価値、活かすべき場所を知ると嘯き、自らをヒラニヤ十八使徒、"ハデス"と名乗った。
"ハデス":真理いいよね……私ともっと真理目指してみない?
増淵火凛:まったくも~
"ハデス":みたいな感じのアレが現れる
増淵火凛:何その帽子……ヤバ……
増淵火凛:センスこわい
"ハデス":君のイヤリングは?
増淵火凛:かっこいいじゃん
"ハデス":そうかな……そうかも……

GM:では次、ラスト
GMキャラシート
GM:PC4,リディアちゃんよろしくお願いします
リディア=スミルノフ:はーい
リディア=スミルノフ:交渉攻撃の皮をかぶったインチキ魔術で魔獣を召喚するポケモンマスター、リディアです。
リディア=スミルノフ:長所は演出次第でいろいろなポケモンを出せるところで、短所はどのポケモンを出すか迷うところです。
リディア=スミルノフ:性能的にはただのソラウロ交渉攻撃なんですが、セルリーダー専用エンブレム武器のカリギュラを積んでます。これは
リディア=スミルノフ:いやこれ合ってる……? 説明文通りだとこうなるんだけど……これは
リディア=スミルノフ:『武器攻撃力が+[交渉](最大10)され、更に交渉攻撃に+[武器攻撃力]が上乗せされる』という、よくわかんないインチキ武器です。
GM:15点で取得できるインチキ武器きたな……
リディア=スミルノフ:今回は交渉11なので、交渉攻撃に常に20点が上乗せされるとかいうなにこれチートか?って状態になってます。
リディア=スミルノフ:攻撃は《テンプテーション》を使ってみたかったのでコンセなしです。
GM:とりあえずそういうことで合ってるという裁定でいきます インチキですね
リディア=スミルノフ:敵がリフレックスで毎回50くらい出してくるやつだと、多分何も当てられずにただの置物になると思います。よろしくね
リディア=スミルノフ:あっ年齢は10歳です。精神年齢は80歳のおばあちゃんくらいの気持ちでロールしていきます。よろしくね。
GM:そんなの出さないよ!
GM:よろしく~ そんなポケモンマスターの君のハンドアウトはこれです
◆PC4:"魔人ディナ / ツィルニトラ"リディア・スミルノフ
シナリオロイス:"インドラ"
湯ノ浦の『震夜』を経てジャームとなり、キミの助力……アストラル界の魔獣に狂気を負担させることによって理性を保っている者たち──『魔人』。キミは彼らを人間に戻す手段を捜すあてどない旅の途中だ。
一時的に単独行動を取っていたキミのもとに届くのは、仲間の一人、"魔人インドラ"吾妻ヒビキ昏睡の報。
同時に君の前に現れた、彼の宿すアートマ"インドラ"は語る。異界と現実の位相が逆転し始めていると。
リディア=スミルノフ:しっしんでる!!
吾妻ヒビキ:生きてる生きてる
リディア=スミルノフ:なんかここで言うべきことかわからないんですけど、インドラもヒビキも別にGMの自由に喋らせてくれて結構です
GM:やったぜ
"インドラ":なんかヒビキ君の人格を秩序方面に歪めたという秩序クリーチャーが現れるので
リディア=スミルノフ:おはなしできるの楽しみ! 差し入れのつまらないものも用意しておくね
"インドラ":話を聞いてあげてください
"インドラ":楽しみドラ~
GM:というわけで自己紹介は以上! ありがとうございました。 トレーラーをベシッと貼ってやっていきたいと思います。 ナウ!
リディア=スミルノフ:どらどら!

■トレーラー
封印の呪解ける時。
天上の陽は罷り、その恵みも庇護者たるも悉く隠れかき消さる。

国産みの混沌、いと深き未達に待つは波乱に出でて五月蝿なす悪鬼ども。
輝ける峻険の砦掘り立て、荒ぶ厄災、致命のひと撫でにて。

DoubleCross the 3rd Edition『チハヤフル』

──ダブルクロス。それは裏切りを意味する言葉。


◆Opening01◆双柳恋

GM:登場侵蝕をお願いします。このシーンでは
GM:昔ひょんなことから知り合った山の妖怪みたいなのにひょんなことから会いに来てもらいます どんな理由が良いかな……
双柳恋:ひょん
双柳恋:一緒にお酒を飲みに来るとか……
GM:いいですね そうしましょう
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (39 → 48)


GM:某県、宵耶山
GM:月のみが照らす夜の森は黒黒として、しんと静まる中に、無秩序な生命の蠢きの気配がある。
GM:君はこの山に知人を訪ねに来ていた。夜しか会えぬ相手だ。
GM:曰く、仕舞っておいた酒の熟成が今年で節目に達するのだという。
GM:100年だか300年だかと吹かしていたが、真実かは定かではない。相手はなぜか妙に君を気に入ったようで、嫌がる君に半ば無理やり再開の約束を取り付けさせた。
GM:地面から少しだけ浮いている美女の妖怪。『月山さん』と呼ばれている。
双柳恋:「ふんふふ~ん♪」
双柳恋:酒を飲みに来たというのに既に赤ら顔。周囲に酒気を撒き散らしながら、上機嫌で歩く。
双柳恋:手には既に開けたチューハイ缶と、更に多くの酒缶でボコボコに膨らんだビニール袋。金は無いがマイバッグを持ち歩く習性も無い。
双柳恋:こんな夜の森を歩くなど普段ならば願い下げだが、酒が飲めるというならば話は別だ。
双柳恋:「500年ものの酒だとか言ってたっけな……」
双柳恋:「どんな味すんだろ……いや待てよ……?」
双柳恋:「先に安酒で酔い潰して、飲んだことにして適当にかっぱらうか……?絶対高値で売れるよな……」
GM:などと、君が不穏な勘案をしながら山道を進んでゆくと。
GM:……ころ、ころろろ……
GM:虫の鳴くような声とともに、獣が草をかき分けるような音が聞こえだした。
双柳恋:「ヒェッ!?」
双柳恋:びくりと背を跳ねさせて、周囲を見回す。
双柳恋:「ど、どなかたいるんスかァ?」
双柳恋:「つ、月山さん?」
GM:そうして目を凝らすと、川を挟んだ向こう側。月明かりに照らされて、異様な生物が徘徊しているのが分かる。
怪物たち:人と同じか、より大きい背格好をした、蝿のような蝗のような……
怪物たち:脛節や触覚を覆う甲殻は七支刀の如く枝分かれしており、ひっきりなしに蠢いている。
双柳恋:「何じゃありゃ!」木立から頭だけを出し、目を丸くする。
怪物たち:一匹、二匹ではない。群れを為して何かを探している──それが
怪物たち:君の『月山さん』という言葉に反応して、一斉に振り向いた。
双柳恋:「ヒーッ!?」
怪物たち:『ギィーーギィーーィーー』
怪物たち:衣服のように纏っていた薄羽を広げ、君めがけて翔んでくる!
双柳恋:「うおおおお!!キモ!!何何何!?」
双柳恋:言いながらも、身体は反射的にスムーズに動いている。
双柳恋:よれたパーカーの裾から滑り出す、幾つものゴルフボール大の鉄球。41.275mmステンレス球。日常ではあまり見かけないが、ありふれた工業製品。
双柳恋:それらが磁力操作で宙を舞い、前方、怪物たちの行く手を阻むように高速旋回する。
怪物たち:勢い余ってそこに突っ込んだ一匹の甲殻がべごりと凹む。
双柳恋:「何なんスかあ!!あたし酒飲みに来ただけなのに~ッ!!」
怪物たち:一瞬怯むも散開し、回り込むように君へと迫る。君には分かる。
怪物たち:怪物たちの甲殻は金属を含んでいる。枝分かれした脛節は鋭利な武器の様相を為していた。
怪物たち:一体一体はさほど強くない。だが数が多い。
双柳恋:「ラッキー……!」
双柳恋:先に突っ込んできた一匹に向け、能力を集中させる。
怪物たち:『ギシッ……ギィ』
双柳恋:怪物の全身が磁化し、強烈な磁性体となる。それを思い切り、周囲を巻き込みながら空中を振り回す。
双柳恋:見る間に怪物たちが一塊の団子になっていく。
怪物たち:うぞうぞとうごめいて団子から抜け出そうとするも、団子が大きくなればなるほど捕らえる力が強くなってゆく。
 :「はあ、はあ……あっ、やっぱり!」
双柳恋:互いの身体、四肢同士で強烈に引き合い、身動きも取れない。周囲をあらかた一掃したところで息を吐く。
 :崖を背にした背後から声。
双柳恋:「はー……どうすんだコレ…… ……うん?」
 月山さん:「双柳さん来てた!」
双柳恋:「月山さん!ちょっとも~~何してたんスかあ!」
月山さん:「良かった生きてる……」
月山さん:ぺたぺたと君の顔とか肩とかを触る。
双柳恋:「いやマジ殺されるとこだったんスよ本当に!超怖かったんスからね!」
月山さん:「ごめんね~~~~! 多分かなり私のせい!」
双柳恋:「えっマジすか?お知り合い?」
月山さん:いかにも一般人らしき服を着た黒髪の女だ。


GM:夜が雫となって流れたかのような透き通った黒髪、道ですれ違えば振り返るような美貌の持ち主だが、宙に浮いている。
GM:山道で道を踏み外させる妖怪として近隣で知られる、『月山さん』である。
双柳恋:ぎちぎちと蠢く巨大な怪物団子を見上げる。「……アレですか?ひょっとして……」
双柳恋:「こいつらも例の800年物の酒を狙って……?」
双柳恋:「ゆっ……許せねえよなァ~!そんなの!」
双柳恋:「月山さんの大事なお酒を奪おうだなんて……とんでもねえ奴らっスよ!!」
月山さん:「そ、そうじゃないとおもうなぁ……!」
月山さん:「あ、でも酒はちゃんと持ち出したから」
月山さん:「とりあえず下山……あー……」自分の足元を見て。
双柳恋:「マジすか~!?良かったっスよ~~!」へこへこと揉み手して「おん?どうしました?」
月山さん:「街に降りたら、双柳さんの力でくっつけて貰うこと、できる?」
月山さん:「自力だと地に足がつかなくて……多分ほら」
月山さん:「私を連れてると変に思われるから」
月山さん:あはは、と困ったように笑う。
双柳恋:「あー……まあ浮かないッスよね、大抵の人は」
月山さん:「そうなのよ」
双柳恋:「それくらいお安い御用ッスよ~。その代わりと言っちゃァなんですが……」
双柳恋:「ホラ……酒の方……よろしくお願いしますね……?」
双柳恋:卑屈な笑みを浮かべつつ揉み手する。
月山さん:「んぉう。潰れるまで飲んでもいいよ」
双柳恋:「やったぁ!月山さん大好き!」
月山さん:ちゃっかり抱えていた妙に古い瓶を見せる。思ったより量がありそうだ。
怪物たち:『コ……』
怪物たち:『コロ……』『クコココココ……』『コロコロロロロ……』
双柳恋:「じゃ早速行きましょうか!てか何なんスかさっきの……ヒッ!?」
月山さん:「そうだね、その説明もしないと……」
月山さん:「というか仲間呼ばれてる! 走って!」
双柳恋:「えっこれ仲間呼んでんスか!?」
月山さん:すいすいと空中を滑りながら、君を先導する。
双柳恋:「ヒーーッ!!やだやだやだ!!待ってくださいよーッ!!」
双柳恋:先導を追い越さんばかりの勢いで、脱兎のごとく走り出す。


GM:シーン終了。ロイスのみ可能。
双柳恋:月山さん ○有為/隔意 で取得します。
双柳恋:以上!


◆Opening02◆ジャック・ローズ

GM:登場侵蝕をお願いします。
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 6)増加 (32 → 38)


GM:『怪盗ジャック・ローズ、深山仏閣のダイヤモンドを盗む』
GM:そのような話がネットに流れたのが数日前のことだ。
GM:君はそんな宝石のことなど聞いたこともなければ、当然犯行予告を送りつけたこともない。
GM:極めつけに悪いことには、どうにもその噂の中で、君は宝石の治められた仏舎利塔を破壊して盗みを行ったことになっている。
GM:作り話にしても怪盗らしいスマートさとは言い難く、だが件の宝石が盗難に遭ったのは事実であるようで。
GM:真意を問いただすために、君は噂を流した張本人の住む……
GM:宵耶山弓笙寺、件の寺を訪れていた。


GM:有名な寺、強い由緒のある寺というわけではない。
GM:だが、その立地は決められた参道以外を通るものを迷わせ、さながら天然の結界となっている。
GM:レネゲイドの気配を持つ護符のようなものがそこら中に張り巡らされており、下手に侵入しようとすれば鳴子のようにたちどころに来訪を悟られるだろう。
ジャックローズ:そんな天然の結界に入り込んだ烏が一匹。
ジャックローズ:宵闇を溶かしたような色のシルクハットにタキシード。夜風にマントが翻り、裏地の緋色がはためく。
ジャックローズ:「……招待状も送らず勝手にパーティに人を招いたうえ」
ジャックローズ:「この仕打ちとは!」とはいえどこか楽しげに笑いながら、悠々と参道を歩いている。
ジャックローズ:「舞台をでっちあげるなら、もっと僕にふさわしい会場にしてほしいものだよね」
ジャックローズ:「せめて洋館」大股でステップを踏むようにして、結界をかわすようにして進む。
GM:正門には石造りの鳥居が見られる。
GM:かつて仏の他に神も祀っていた、神仏習合の時代の名残だろう。
ジャックローズ:「もしくは美女」鳥居を見上げる。
ジャックローズ:「さーて、どれくらいの用意をしてくださってるかな」
ジャックローズ:そう言って、するりとお堂の中に入り込んでいきます。
GM:……では。
"寂叡":そこには風変わりの袈裟を着込んだ禿頭の僧が一人、如来像の前で念仏を唱えている。


"寂叡":「…………む」
ジャックローズ:「御機嫌よう、お坊さん」影に溶けた身体を現すようにして、目の前に現れる。
"寂叡":気配に気づいたかのように入り口を振り返るが、既にそこには誰もおらず。
ジャックローズ:彼の後ろに立っている。
"寂叡":「……『怪盗』ジャック・ローズ殿か」
ジャックローズ:「ええ、そうです」性別の判別しづらい顔立ちで、にこやかに微笑む。
"寂叡":いかめしい顔を感心したように少し緩める。
"寂叡":「……数々の非礼、許せと申すつもりはありません」
ジャックローズ:「おや、ずいぶん話が早いですね」上半身ごと体を傾ける。
"寂叡":「正体不明、稀代の怪盗である貴方にコンタクトする方法が見つからなかったものでね」
"寂叡":そう言って、君に向けて平伏する。
ジャックローズ:「……」傾けたままその様子を見ている。
"寂叡":「恥を重ねるようだが」
ジャックローズ:(えっ)(何)
"寂叡":「この上貴方に一つ『依頼』をしたいのだ」
ジャックローズ:「依頼?」
ジャックローズ:「なんでしょう。悪者にさらわれた深窓の令嬢を探し出して盗んでほしいとか?」
"寂叡":「近いかもしれませんな」
"寂叡":「仏舎利、と言うものは」
"寂叡":立ち上がり阿弥陀堂を出る。
ジャックローズ:(……自分のペースで話すお坊さんだなあ)それを見やりながら思い、
ジャックローズ:(まあ聞いてやるか)ついていく。
"寂叡":敷地のいくつかの札を剥がしながら。
"寂叡":「仏陀の遺骨を砕いたものとされています」
ジャックローズ:「はあ」
"寂叡":「それが用意できない寺は、代わりに宝石を用意する」
"寂叡":「しかし我が寺のものは少々由緒が異なっておりましてな」
"寂叡":札を剥がし終えると、別に破壊されてなどいない三重塔が現れた。
"寂叡":それまで何もなかったように見えていた場所に、忽然と。
"寂叡":パシャリ、とそれをスマホで撮って「弓笙寺の塔壊されたとかデマじゃん」と打ち込む。火消しをしているのだ。
ジャックローズ:突如現れた三重塔を見上げ、なんとも言えない顔をし、それからお坊さんを見る。
"寂叡":適当にいくつかの送信を終えたあと、カメラロールから宝石の写真を見せる。
ジャックローズ:「……わざわざどうも」
ジャックローズ:「ん?」スマホの画面を見つめる。
"寂叡":随分と大きく、また特殊なカットが成されているようだった。
"寂叡":歴戦の怪盗である君には、それが観賞用のブリリアントカットなどではない事がわかるだろう。
"寂叡":「現代ではダイヤモンドアンビルと言うようですな」
"寂叡":「レーザーと荷重によって局所的に超高温、超高圧状態を作り出す道具です」
ジャックローズ:《究極鑑定》。宝石を見定めるように、しげしげと眺めている。
ジャックローズ:「ずいぶん魅力的なお嬢さんだ」
GM:では画面越しですが、キミには分かる。その写真がフェイクなどではないこと。どんな値がつくか分からぬほどに大きいが、間違いなく天然のダイヤモンドであること。
GM:宝石は、何らかの由来あるEXレネゲイドであろうと予感させるような神秘的な輝きを放っている。
"寂叡":「『月涙』と呼ばれています」
ジャックローズ:「そちらが、僕が特に破壊してもいない場所から盗んだとされている令嬢ですか?」
"寂叡":「そうなりますな」
"寂叡":「黄泉の扉を開く鍵であり、悪しき者に渡してはならぬ……と。先祖代々より言い伝えられ、秘密を守ってきた」
"寂叡":「つまり、依頼というのは」
"寂叡":「本当にこの宝石を、貴方のものにしてほしいということだ」
ジャックローズ:「……ふうん?」
ジャックローズ:「悪しき者に渡してはならぬ、と、いま仰った通りだと思いますけど」面白そうに言う。
ジャックローズ:「この泥棒風情に、大事なお嬢さんを託そうと?」
"寂叡":そう言われると、困ったように中空を見上げ、頭を掻く。
"寂叡":「二度、やすやすと侵入を許しておいてこう言うのもなんですが」
GM:盗人と、君のことだ。
"寂叡":「この寺の防備は万全を期していた」
"寂叡":「情報も……地理も。そして術理にしても」
"寂叡":「『ある』と知れた時点で私の役割は終わったのです。悉くが苦渋の決断ではある」
ジャックローズ:「ああ…、話が分かってきた」
ジャックローズ:「確かに近かった。悪者にさらわれた深窓の令嬢を探し出して盗んでほしい、っていうのは」
"寂叡":「こう言ってはなんですが。怪盗、という概念は我らの教えに少し通じる処があると思っておりましてな」
ジャックローズ:「ふうん?」
"寂叡":「宝への悪しき執着を敵としている、貴方を頼ろうと思ったのは、私が貴方のファンであるからだが」
"寂叡":「このような不躾な手段を取った事は慚愧に堪えないのだ」
"寂叡":「成功の暁には、あらゆる物を差し出す覚悟があるが──何」
"寂叡":「なにぶん俗世から離れて生きる身。差し出せるものが、『月涙』……それしかありませんでな」
"寂叡":そう言って、無表情のままつるつると頭を掻く。
ジャックローズ:「俗世から離れている割には、現代との接続が多様なようですけどね……」スマホ。SNS。僕のファンだとか。
"寂叡":「はは」
ジャックローズ:「ふ」目を細める。
ジャックローズ:「さて、この事態を引き起こした悪役について、貴方は何もご存知ないのでしょうか?」
ジャックローズ:「それで困った貴方は、それよりはマシそうな、同業者の僕を呼んだ」
ジャックローズ:「そういう筋書き?」
"寂叡":「殆どそのようなものです」
"寂叡":「だが全く気づかぬうちにというわけではない。一切の足跡なしに、いきなりこの敷地内に現れた、若い男のようだった」
ジャックローズ:「へえ…」
ジャックローズ:(……それ僕もだな)
ジャックローズ:(まあ黙ってよう)
"寂叡":「"ヒラニヤ"と名乗りました。個人の名なのか組織の名であるのかは分かりかねるが」
"寂叡":「さて……古くより守られていた、古代の遺失技術により加工された宝石」
ジャックローズ:「なるほど。いえ、それは大きな手掛かりになる。結構な手がかりです」
"寂叡":「それは黄泉の門を開き、地上に悪鬼悪霊を溢れさせると伝えられております」
"寂叡":「あなたの盗み出すに値する宝ですかな?」
ジャックローズ:「ふふ!」
ジャックローズ:「まったく、人を呼び出して無茶苦茶ばかり仰る」
"寂叡":「言葉もないことだ」
ジャックローズ:「そんな、貴重で、恐ろしくて、美しいもの」
ジャックローズ:「僕のものにしたいに、決まってるじゃないですか」
ジャックローズ:楽しそうに微笑んで。「貴方の無茶苦茶に乗ることにします」
"寂叡":「…………かたじけない」
ジャックローズ:「泥棒にお礼を言うものではありませんよ」
"寂叡":「それでもです」
"寂叡":確かにそれまで僅かこわばっていた肩の力が抜けたようで、君に向かって手を合わせた。
ジャックローズ:「仕方ない人だな」夜空を見上げる。月が浮かぶ。
ジャックローズ:「僕好みの優雅なショーになるといいけど」
ジャックローズ:「こういう始まりの時は、だいたいそうもいかないんだ」


GM:シーン終了。ロイス可能。あとシナリオロイスがなんか違う気がするので、『月涙』に取ってもいいことにします
ジャックローズ:ワーイ
ジャックローズ:じゃあ月涙に取ろうかな
ジャックローズ:ヒロイン/月涙/好奇心:〇/厭な予感/ロイス
ジャックローズ:これで!


◆Opening03◆増淵火凛

GM:登場侵蝕をどうぞ。このシーンは
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 10)増加 (34 → 44)
増淵火凛:ミャッ
成瀬詩譚:私と一緒に厄介ごとから市街地で逃げてる感じで始まり、変なやつに絡まれるやつだよッ


GM:月夜である。
GM:アスファルトが靴を削る音が四方から聞こえてくる。君は追われている。
成瀬詩譚:否、正確には、追われているのは君の同行者である魔術師くずれの女だ。


成瀬詩譚:「くそっ……どういう理屈なんだ、火凛のおかげで電流の影響は消えたのに、まだ上手く動かせない……!」
増淵火凛:「シタン。本当にあなたは……」魔女帽の少女。豊かな銀髪を2つに流している。
増淵火凛:「事欠かないのね。追手に」呑気に言う。
成瀬詩譚:商売道具である利き腕に帯電する鉄片を打ち込まれてからこの調子であり、タロットの投擲や召喚が行えそうにない。
成瀬詩譚:「ふ……逆恨みさ。悪いやつと小物は逆恨みが得意なんだ。見てろよ」
成瀬詩譚:この女には悪癖があり、人目があるとすぐに格好をつけて無謀なことを始めようとする。
増淵火凛:「善い小者も逆恨みするんだ」
成瀬詩譚:意味ありげに微笑んでいるが、ノープランであることが君には分かる。止めたほうがいい……かもしれない
増淵火凛:「具体的には?」
増淵火凛:「きっと素敵なプランがあるのよね。私を助ける」
成瀬詩譚:「もちろんさ。えーっと…………」
GM:ドォン!
GM:爆発。さっきまで居た区画がまるごと炎上している。
増淵火凛:「あるの?」
成瀬詩譚:「ないです。ごめんなさい」
成瀬詩譚:粛々とそう言って、君を抱えてコンテナを駆け上がる。逃げる、逃げる!
増淵火凛:「なんである空気出すのかしら」抱えられるのが当然のようにおとなしくしている。
増淵火凛:「行く宛は?」
GM:君たちを追っているのはサイボーグ化したキュマイラオーヴァードの部隊だ。匂いを辿られているのか、とにかくしつこい。
成瀬詩譚:「もうすぐ雨が降る! マンホールをいくつか軽いのと入れ替えてもらってる区画があるから、そこで撒こう! ……あ」
増淵火凛:「下水道……」露骨にテンションが下がる。
成瀬詩譚:「良い報せがある。下水道に行かなくていいっぽい」
増淵火凛:「どういうこと?」
GM:周囲から複数の気配。囲まれている。
増淵火凛:「……そういうこと」
成瀬詩譚:「ねえ、君たち。私に何を要求したいのかな。あまりしつこく絡んでも愉快なことにはならないと思うけれど……」
GM:「無駄口を叩かせるな」「例のタロットはまだ使用できないだろうがやつは口語会話に詠唱を混ぜるからな」
増淵火凛:「ねえシタン。逆恨みにしては」
増淵火凛:「とってもよく知られている気がするのだけど」
成瀬詩譚:「彼らの欲しがってた地盤崩落テロ用のチップを壊しちゃって……私の視覚記憶データからしかサルベージのアテがないんだ……」
増淵火凛:「正当な恨み……」
GM:静かな殺気とともに銃口の向く気配。
GM:その時。
増淵火凛:「うん、でも、悪いやつなのは確かね」
増淵火凛:脚をプラプラとさせて。「ヒロインの助けが必要な――」
 :しゅぼ。と君たちの周囲で青い閃光が走り。
 :周囲の人影の上半身すべてが跡形もなく吹き飛んだ。
成瀬詩譚:「………………へ?」
増淵火凛:「……必要なくなった……」
"ハデス":かつん、かつんと長靴の音を響かせて、悪趣味な帽子を被った顔色の悪い男が現れる。


"ハデス":「ごきげんよう」
"ハデス":「"光忌み"だな」
増淵火凛:「御機嫌よう。果たして、貴方は……」
増淵火凛:「……へ」
"ハデス":「元『銀白の夜の海原』。小達人位」
増淵火凛:「ええ。“光忌み(ドラコラブラム)”。元『銀白の夜の海原』。小達人(アデプタス・マイナー)
"ハデス":「お初にお目にかかる。私の名は"ハデス"」
"ハデス":「ヒラニヤ十八使徒"ハデス"と……名乗っている」
増淵火凛:「“ハデス”。私を?」
増淵火凛:「シタンじゃないのね」
成瀬詩譚:「ヒラニヤ……聞いたことがないけれど」
"ハデス":「君だ」
"ハデス":「君の力に────興味を持った」
増淵火凛:「私の“火”に?」
成瀬詩譚:「妙だね」
成瀬詩譚:「『君の力』……という表現は、魔術師はしない。世界の組成をあばき出す、その所業を知ればこそ」
成瀬詩譚:「ならばなぜ彼女の所業を知り、その性質を利用したがっている? これは火凛……なんだか妙だ」
増淵火凛:「ええ。なんだか妙みたいだけど」
増淵火凛:「なんだか妙、止まり」
"ハデス":「君のたどり着いた真理に……と呼ぶべきか」
増淵火凛:「それは、なんだか悪い気のしない言葉に聞こえるけど」
"ハデス":「『火』によって四大和合を押しのけねばたどり着けぬ深層」
増淵火凛:「だから、何をする、が聞きたいな」
"ハデス":「そこへ分け入り……そうだな」
"ハデス":「地上全ての人から、私は生死の概念を取り外そうと考えている」
"ハデス":「誕生というものはなくなり、寿命というものはなくなる」
増淵火凛:「ちょ、ちょっと待って」
増淵火凛:「そのレベルの話だと思ってなかった」
成瀬詩譚:「わかる」
増淵火凛:「一緒に研究しようとか……殺すとか……」
増淵火凛:「私の取り扱いの話じゃないの」
"ハデス":「ん? ああ」
"ハデス":「永遠に魔術の研鑽ができるぞ。良かったな」
"ハデス":「ということではダメか?」
増淵火凛:「ダメというか」
増淵火凛:「それを為すために私の力を貸して欲しい、と言っているの?」
増淵火凛:「あなた達魔術師は、迂遠にすぎるのよ」
"ハデス":「そういうことになるな」
増淵火凛:「術理は後からでいいの。どうせ自分しか分かんないんだから」
成瀬詩譚:横目で君の様子を注意深く伺っている。
"ハデス":「ほう。つまりなんだ」
"ハデス":「お前はお前の力が正しく価値あるものとして使われる場を欲しているものと思っていたが」
"ハデス":「この俺の偉大な行いに協力するのか。しないのか」
増淵火凛:「お生憎様。少しだけね、違えてる」
増淵火凛:「私の力が、正しく価値あるものとして使われる場が欲しいのではない」
増淵火凛:「私が、正しく価値あるものとして扱われることが私の欲しいもの」
増淵火凛:「あなたの偉大な行いに協力しても、あなたの価値でしょう」
"ハデス":「わからんでもない、が。決裂だな」
GM:ぼごり。
GM:足のみとなって散らばる死体から、虫が孵化する。
増淵火凛:くるり、とシタンに振り向いて。「あっ」
増淵火凛:「これシタンならするって口だけ言っておくところだったかしら」
GM:それはみるみるうちに甲殻を纏う人型の異形へと変化してゆく。
成瀬詩譚:「はは、うちの姫様はサービス精神旺盛で困るよ」
成瀬詩譚:そう言いながら、剣先で刻んだ魔法陣と、いつの間にか回復していた右手の強磁性マニキュアで選り分けたタロットから、こちらも怪物を召喚する。
増淵火凛:「――ええ」
増淵火凛:「助けられてあげるのよ。また、ね」
成瀬詩譚:異形の激突の中、思考を巡らせる。先程オーヴァードたちを消し飛ばした一撃は、おそらく火凛と共にいる限り使えない。出力と指向が大雑把すぎて、彼女を殺害してしまうからだ。
増淵火凛:「助けてくれるんでしょう」
成瀬詩譚:「当然だとも!」
成瀬詩譚:威勢よく叫び、スペイン剣術の構え──それが唐突に崩れ落ちる。
成瀬詩譚:「(──────!?)」
増淵火凛:「……シタン?」
成瀬詩譚:「っ……あっ……か」
増淵火凛:「……!」
成瀬詩譚:目に見える攻撃は何も受けていないにも関わらず。
成瀬詩譚:平衡感覚を完全に失っている。目は虚ろで、顔色がすこぶる悪い。
成瀬詩譚:「かり……頼っ────」
増淵火凛:「ηονοη!」2人を包むように、青い球体が発生する。
"ハデス":「ほう……」
増淵火凛:「μαμοττε」不純を全て押しのける、“真の火”。
成瀬詩譚:「────は、ありがとう。何を……された……」
増淵火凛:地上では現出せぬはずのもの。
成瀬詩譚:滝のような汗を拭わず、剣を突き出す。
"ハデス":わずかに目を瞠り、それを躱す。
"ハデス":「……まあ良いだろう。『真なる火』とやら、どうやら本物らしいと知れた」
増淵火凛:「……」
"ハデス":「UGNに絡まれてもつまらん。近いうちに、また来る」
"ハデス":《瞬間退場》
"ハデス":また一つ、骸から湧き出した虫に飛び乗って、驚くほど素早く建物の隙間を飛び去ってゆく。
増淵火凛:……わなわなと震えている。
成瀬詩譚:「………………っ」
成瀬詩譚:膝をついて、息を荒く吐く。
増淵火凛:「あいつ“とやら”って言った!」
増淵火凛:「とやら、絶対軽く見てる時に出る言葉でしょう!」
成瀬詩譚:「よしよし。火凛はすごいよ。他の誰にも出来ないことをやってる」
成瀬詩譚:いつもどおりな君の様子に安心した笑みを浮かべて。
増淵火凛:「ぬ~……」
成瀬詩譚:「しかしあいつもだいぶまずかったね……すごく直接的暴力だ。どうしようかな……」
増淵火凛:「……シタン、貴女は何をされたか予想ついてる?」
増淵火凛:「解明から始めるべきでしょう」
成瀬詩譚:「3つあったよね」
増淵火凛:「青い閃光。孵化。あなたが受けたもの」
成瀬詩譚:「ビームだか爆発だか。虫。私の体調不良。あれ1つの能力なのかな」
増淵火凛:「酩酊を生じる光を発する虫……?」
成瀬詩譚:「そういう幻想種のキュマイラとか?」まいったな、と笑う。
成瀬詩譚:こういう時、本当に参っている。
増淵火凛:「んー……」
増淵火凛:「美しくない」
成瀬詩譚:「気になる?」
増淵火凛:「ええ。まあ……ただ」
増淵火凛:「もっと気になることがあるかな」
成瀬詩譚:「メチャクチャなこと言ってたね。死がなくなるとかどうとか」
増淵火凛:「そんなことよりも」
成瀬詩譚:「だよね。知ってた」
増淵火凛:「私を守りおおせた顔をしていないこと」
成瀬詩譚:「…………うー…………」
成瀬詩譚:掌をかぶせた顔で夜空を拝んで。
成瀬詩譚:「君の騎士にふさわしい働きが出来るように頑張るよ」
成瀬詩譚:「でも今回はあんまり……ちょっと……だいぶ全体的に……カッコ悪かったからさ……」
増淵火凛:「ええ。そうかも?」
増淵火凛:「でもね」
成瀬詩譚:「しゅん……うん?」
増淵火凛:「彼、また来るんでしょう。あの物言い」
増淵火凛:「その時にきっと、華麗に救ってくれるんでしょ?」
増淵火凛:「だったら、今回のは溜めよ、溜め」
成瀬詩譚:「はは…………」
成瀬詩譚:乾いた笑いにならないように努力が必要だった。
増淵火凛:「そういう展開は嫌いじゃないの」
成瀬詩譚:「そうだね。できるだけ劇的に、完璧に」
成瀬詩譚:「やってみせるさ」
増淵火凛:「ええ。私の価値を教えてね」
成瀬詩譚:髪をかきあげるふりをして額の汗を拭って。
成瀬詩譚:にっこりと微笑んだ。


GM:シーン終了。ロイス可能
増淵火凛:-勧誘者/"ハデス"/好奇心/隔意:○/ロイス


◆Opening04◆リディア・スミルノフ

GM:登場侵蝕をお願いします
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 1)増加 (32 → 33)


GM:"マスターアビス"の件から暫く。
GM:キミは湯ノ浦の少年少女とともに旅してきた。魔人化を治療する方法は未だ見つかっていない。
GM:……今も、キミが魔術師としてもつ伝手のいくつかを当たって空振ってきたところだ。
リディア=スミルノフ:場所はどこか適当な町中でいいですか?
GM:大丈夫です!
GM:月代コヨミや月代命、そして魔神たちは、また緊張が強まった"オブセシオン"を抑えるために、一時的に湯ノ浦に帰っている。
リディア=スミルノフ:「今回、も、だめ、だった……よ。ごめん、ね」 スマホでポチポチしながら湯ノ浦メンバーへのメッセージを打っている。
リディア=スミルノフ:「わたし、は、だいじょうぶだよ。みんなは、先に、かえってて、ね」
リディア=スミルノフ:スマホに不慣れなので、文字を打つと言葉も一緒に出てしまう。喫茶店のはじっこの席をとっておいてよかった。
GM:異国の少女が一人ぽつんと居るのはそれなりに視線を集めるようだ。
GM:もっとも、そういった奇異の目などキミはものともしないだろうが……ともあれ
リディア=スミルノフ:全く気にせず、ベイクドチーズケーキをぱくぱく食べています。
GM:返信は驚くほど早く訪れました。
GM
From:月代コヨミ
今、話せる?

リディア=スミルノフ:「(つぎはどこに当たろうかな。ノートルダム財団はたしか総帥が魔術師だし、UGNともつながりがあった……気がする)」
リディア=スミルノフ:「む」
リディア=スミルノフ:返信します。 『離せるよ』
リディア=スミルノフ:『これはまちがい』
リディア=スミルノフ:『離せるよ』
リディア=スミルノフ:『話せるよ』
GM:メールをドサドサと送っている間に通話がかかってきます。
月代コヨミ:「リディア、無事!?」
リディア=スミルノフ:「はい、もしもし」
月代コヨミ:開口一番。切迫した声。
リディア=スミルノフ:「無事だよ?」
リディア=スミルノフ:「どうしたの? コヨミがそんなに慌ててるの、めずらしいね」
月代コヨミ:「……そう、よかった。このアホの文面でも一概に判断できないのが厄介ね、全く」
月代コヨミ:「慌ててないわよ」
リディア=スミルノフ:「アホ……」
月代コヨミ:かつて"マスターアビス"を見に宿していた少女、月代コヨミだ。
リディア=スミルノフ:ベイクドチーズケーキを素早く平らげている。会計は済んでいるので、混み合った話ならすぐに席を立てる。
月代コヨミ:「魔人たちに異変が起きてる」
リディア=スミルノフ:「ぬ」
月代コヨミ:「最初はヒビキだったわ。いきなり電池が切れたみたいに眠りこけて動かなくなった。……全く、子供じゃないんだし」
リディア=スミルノフ:テーブルにチップの100円玉を置いて喫茶店を出る。
リディア=スミルノフ:「眠って、動かなくなっただけ? 肉体の崩壊や、アートマの意図しない発露は?」
月代コヨミ:「ない。それからみんなどんどん動きが緩慢になってって……」
月代コヨミ:「……いや、こっからは多分代わったほうがいいわね」
月代コヨミ:はい、専門的な話して、という言葉が聞こえた。
リディア=スミルノフ:「コヨミ以外にうごける人。魔人じゃなくて、湯ノ浦の人……斎藤さんかな。田淵さんかな」
月代命:「も、もしもし。聞こえてますか?」
リディア=スミルノフ:「あ、そっち」
リディア=スミルノフ:「聞こえてるよ。おひさしぶり、ええと」
月代命:「オカルトに強い人といえば私しかいないじゃないですか。自分で言うのもなんですけど……」
リディア=スミルノフ:「元マスターアビス? ツキガミ様?」
月代命:「あう、その呼び方はちょっと……いえ、今はいいです」
月代命:「今の魔人さんたちの状態は極めて危険です、リディアさんの術のセーフティが働いているとはいえ」
月代命:「魔人化の、ジャームとしての狂気を代替する機能が薄れているみたいなんです。だから、活動を一時的に、冬眠のように停止している」
リディア=スミルノフ:「致命的な負荷がかかる前にブレーカーが落ちるのと同じだね」
月代命:「術士であるリディアさんの側には、何か異常はありませんか? というのが、コヨミの心配していたことです」
月代コヨミ:「してないっての」
リディア=スミルノフ:「わたしは大丈夫だよ。むしろ調子がいいくらい。さっきもチーズケーキを食べたし」
月代命:「よかった……」
リディア=スミルノフ:「術式はかなり安定していたはずだから……これだけ急に結合が乱れるというのは、誰かの干渉があったのかもしれない」
リディア=スミルノフ:「なにか変わったことはなかった? おかしな魔術師が来たとか、変な怪物がおそってきたとか」
月代命:「目に見えては、何も…………ですが」
月代命:「調子がいい……そうですね。むしろ、私は動きやすくなっています」
リディア=スミルノフ:イヤホンで音声を聞きながらスマホでニュースを調べている。まっとうなニュースではなく、胡散臭さ満点のオカルト関連のもの。
月代命:「なんとなく、普段より気が充溢しているような……」
リディア=スミルノフ:「"秘伝、1500年熟成の酒"……これは違うかな。"結界に守られた暗黒寺院のダイヤモンド"……これはどうだろう」「充溢?」
月代命:「気のせいかもしれませんが……ああ」
リディア=スミルノフ:だいたい9.9割がガセネタなので、ニュースをばーっと流し読みしている。
月代コヨミ:「そのダイヤモンドが盗まれたって話はあったわね。ガセネタだったみたいだけど……」
リディア=スミルノフ:「あっ、これはガセネタなんだ」
月代コヨミ:「まあ、とにかく。こっちでも色々探ってみるから」
リディア=スミルノフ:「寺院っていうのは、各地の龍脈を抑えている場合があるから……要石が破壊されたりしたら遠い地に影響を及ぼしたりするんだけど」
リディア=スミルノフ:「うん、わかった。わたしも何か気づいたらすぐ連絡するよ」
月代コヨミ:「よろしく。そういう知識とかも、かなりあなた頼みだから」
GM:通話が切れる。
リディア=スミルノフ:「コヨミもごめんね。病み上がりなのに。なるべくはやくなんとかするから、がんばってね」
リディア=スミルノフ:通話が切れたのに気づかずにのそのそとそう喋り、スマホをしまう。
リディア=スミルノフ:「電話がおわったら自動的に通話がきれるの、便利だな……」 毎回先に切られるので通話オフボタンを押したことがない。
GM:では、君が話し終えるのを待っていたように。
GM:ぼう、と傍らにナゾの気配が出現する
リディア=スミルノフ:「ごめんね。待たせちゃった?」
リディア=スミルノフ:「気配はかんじてたんだけど。敵意がなかったから、電話を優先しちゃった」
"インドラ":『そこまで性急なたちでもないな』
"インドラ":半透明。霊体だ。
"インドラ":君はその姿を目にしたことがある。
"インドラ":"魔人インドラ"吾妻ヒビキ。その魔人態(アートマ)


リディア=スミルノフ:「アストラル体。術者なしの単体で自由に活動できて、ことばも自由に紡ぐことができる」
"インドラ":『アストラル投射によって邂逅したことはあれど、こうして話すのは初めてに成る』
リディア=スミルノフ:「やっぱり人間より上位の存在なんだね、あなた達は」
リディア=スミルノフ:「うん。はじめましてだと思う」
"インドラ":重苦しい調子で頷くのは、2mを超える身長を持つ異形である。
リディア=スミルノフ:「はじめまして。リディアです」 深々とお辞儀する。
"インドラ":右腕がヴァジュラの如く変じた、茶褐色の髪と鎧を持つ精霊。
"インドラ":『"インドラ"だ。小さき魔術師よ』
リディア=スミルノフ:《傍らの影法師》。人気のない路地に入ったつもりだが、念の為だ。召喚した小さな鳥を一羽上空に飛ばし周囲を監視させる。
"インドラ":『驚かぬのだな』
リディア=スミルノフ:「さっき、ヒビキが昏睡状態になったって連絡があったから」
"インドラ":『我らとヒトの住む領域が近づいている』
リディア=スミルノフ:「ヒビキだけじゃない。アートマを宿した魔人が次々と昏睡状態に陥っているのも、それが原因?」
"インドラ":『そうだ。幽冥世と顕現世の位相を逆転させようとしている者がいる……あるいは同一化か……俺は』
"インドラ":『混沌を望まない。多くの霊たちは静観の構えを取ったが』
"インドラ":『この異常を収める手助けをしてやろう』
"インドラ":そう言ってふんぞり返る。
リディア=スミルノフ:「幽冥世と顕現世。アストラル界と物質界」
リディア=スミルノフ:「位相が逆転すると、たぶん、この世界のことわりが色々狂うと思うんだけど、あなたはどう思う?」
リディア=スミルノフ:「たとえば、誰もがもつことわり。命を受けて生まれ、命をうしなって死ぬ。そういう生死の概念とか」
"インドラ":『逆になることそのものが重要なのではないな。それは対称性だ』
リディア=スミルノフ:「そうなんだ」
"インドラ":『ただ、2つが交わるその時、アストラル界に押し込められてきたものが現象現実と交われば』
"インドラ":『その移行期には多くの血が流れる。急激な変化は、すなわち混沌だ』
"インドラ":『その狭間で何を成そうとしているものがいるか……あるいは』
リディア=スミルノフ:「あるいは?」 その辺のドラム缶に座り、ポーチから出した酢こんぶを食べている。
"インドラ":『おまえの言う通り、死生の円環すら変転し、あるいは破損するやもしれんな』
"インドラ":チーズケーキとかを食べづらそうな腕を組んで、頷く。
リディア=スミルノフ:「それはよくないね。人はやっぱり、ふつうに生きて死ぬのがいちばんだもの」
リディア=スミルノフ:「食べる?」 酢こんぶを差し出す。
"インドラ":『いただこう』
"インドラ":左手の指先を器用に実体化させて酢こんぶを受け取る。
リディア=スミルノフ:「まだいっぱいあるからね」 ポーチから黒飴も何個か出してインドラの手に置く。
"インドラ":『おまえは優れた召喚士だな。これからも俺をよく敬うことだ』
リディア=スミルノフ:「それで、どうしよう。これは……わたしとあなただけだと、だいぶ大変そうな気がするよ」
"インドラ":『ヒントのようなものはある』
"インドラ":飴をもごもごと頬張りながら
"インドラ":『北東の方角に、あのツキガミ……月代命とよく似た気配がある。おそらくは起源を同じくする神か、何か……』
リディア=スミルノフ:「飴は噛んじゃだめだよ。お行儀がわるいんだって」
"インドラ":『俺の行儀が悪いだと!?』
"インドラ":『むぅ……』
"インドラ":おとなしく噛むのをやめます。
リディア=スミルノフ:「まだボリボリって音が聞こえてないから大丈夫、大丈夫」
リディア=スミルノフ:「神様か。うん。それならありえるかもしれない」
リディア=スミルノフ:「神様は、ときどき人間や世界の摂理をたやすく覆すもんね」
"インドラ":口に入れた飴を舐め終えるまで、しばらくの時が経過した。
"インドラ":『そうとも。恐らくは、まだ位相の逆転は、世界的には起きていない』
"インドラ":『霊的形而上的に広がる2つの世界が、つままれて接近している様を思い浮かべろ』
リディア=スミルノフ:「思い浮かべたよ」
"インドラ":『偉いぞ』
"インドラ":『「魔人」に影響があったのは』
"インドラ":『その霊的距離のほど近い位置に震源があったからだ』
"インドラ":『近く……というのが具体的に何かはわからんが』
"インドラ":『魔人と関わり深い神秘と言えば、おまえの他に考えられるのは月代命だろう』
リディア=スミルノフ:「うん。月代命に近い存在……神様かなにかが目覚めたか、暴れだしたかで」
リディア=スミルノフ:「エーテル的な地震が発生し、湯ノ浦にまで波及した。そう考えると筋は通るね」
"インドラ":『あれのルーツはよくわからんが、向かうべき場所ははっきりしている』
リディア=スミルノフ:「近い?」
リディア=スミルノフ:「お金はあるから、飛行機も使えるけど」
GM:ではここで判定が可能です。
リディア=スミルノフ:金ならある!
GM:《交渉》難易度15 これで"インドラ"が感じ取った『気配』の位置方角を探ることが出来る
GM:ポケモンを使うことでな
リディア=スミルノフ:交渉15だとお~?
リディア=スミルノフ:そんなの……エフェクトなんか使わなくても余裕だぜ! 判定します。
リディア=スミルノフ:4dx+11+1
DoubleCross : (4DX10+12) → 8[2,2,3,8]+12 → 20

リディア=スミルノフ:3D10のダメージ!
GM:こらこら
GM:しかしお見事!
GM:あまり遠くないことが分かります。走って行ける!
"インドラ":『遠くはない……お前にも探れるのではないか』
リディア=スミルノフ:「『ネフ・エル・ソーン・エングマ』『黒き死鳥、骸を喰む者』」 上空の鳥にルーンストーンを一つ放り投げる。
リディア=スミルノフ:不可視の鳥が一瞬巨大化し、無数の黒い羽根を四方八方に散らす。霊的なソナーであり、レーダー波だ。
リディア=スミルノフ:「きたれ《アクババ》。……なるほど」
リディア=スミルノフ:「うん、そうだね。これなら歩きでよさそう」
"インドラ":『今、おまえが使った術と同じように』
"インドラ":『今は小さいが、やがて大きく波及するうねりだ。そこへ行けば、協力者も得られるやもしれん』
"インドラ":特に確信がある風ではないが、勘だと口にしたがる人となり(神となり?)でもないのだろう
リディア=スミルノフ:「本当? よかった。インドラは心強いけど、やっぱり人間の協力者も欲しいから」
リディア=スミルノフ:「朝輝が来てくれれば、村雨丸で怪異だけを絶ったりできそうなんだけど……」
リディア=スミルノフ:「倫堂はゆっくりさせてあげよう」 知り合いに順番にメールを送っていたが、倫堂くんには連絡するのをやめる。
"インドラ":『俺はあれは微妙に好かん、が、あてがあるなら呼んでおけ』
"インドラ":『ゆくぞ小さき魔術師。リディア・スミルノフよ』
リディア=スミルノフ:「うん。お礼はわたしの魔力と、途中で手に入った霊的物資で」
"インドラ":大した現実への干渉もできないであろう霊体で、だが尊大に言い放つ。
リディア=スミルノフ:「じつを言うと、一人旅はあまり慣れてないから、いっしょに来てくれるのはすごく嬉しいの」
リディア=スミルノフ:「ありがとうインドラ。がんばろうね」
"インドラ":それは君の力を最大に発揮させる、助けを求める声ではない。
"インドラ":『応』


GM:シーン終了。ロイス可能。
リディア=スミルノフ:インドラくんにロイスを取ろう!
リディア=スミルノフ:-上級アートマ/"インドラ"/○敬意/心配/ロイス
リディア=スミルノフ:敬意! 以上です。
"インドラ":心配ないが……


◆Middle01◆

GM:まずは双柳さんだけ登場してください
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (48 → 57)


GM:宵夜山のふもと・双柳恋のボロアパート
GM:君は足が地面につくのに感動しはしゃぐ妖怪を伴って、自宅に帰ってきた。
GM:駐車場を見るに他の住民はあらかた出払っており、多少騒いでも平気だろう。
月山さん:「おおお~~」
月山さん:「久しぶりの人里!」
双柳恋:「どぞどぞ。何も無いところですが……」
月山さん:すでに道中でちょっとチューハイを飲んでおり、上機嫌だ。
双柳恋:ガサガサと物をかき分けて、獣道じみて動線を確保する。
双柳恋:部屋にはかろうじて袋に詰められただけのゴミと、詰められてすらいないゴミが乱雑に散らばっている。魔窟だ。
月山さん:瓶の埃をおとしてから宅にあがり、瓶をどさりと置く。
月山さん:「ん、なにか漬けてる? 発酵食品とか?」
双柳恋:「え?酸っぱい匂いします?」
月山さん:「鼻いいからね~」
双柳恋:「気のせいじゃないッスかね~?あたしそんなマメなこと無理ッスよ~」ヘラヘラ笑う。自分の家なので慣れきっていて分からない。
月山さん:生ゴミかなにかを嗅ぎ取ったのだろうか。
月山さん:「まいいや」
双柳恋:「それよりそれですよ!」瓶を見つめる。「紀元前から熟成された酒!」
月山さん:「湯のみだして湯のみ」
月山さん:「えっ……」
月山さん:「いや、なんかだんだん長くなってないとは思ってたけど……」
双柳恋:「どんな味なのかなァ~」適当に種類の違うコップを二つ引っ掴み、水で濯いで持ってくる。
月山さん:「なんでわかったの? 双柳さんてそういうのスキャンできるんだっけ」
双柳恋:「はい?」首を傾げる。
月山さん:と言いながら、とくとくと酒を注ぐ。
双柳恋:「そんなんこのケチな女にあるわけないじゃないッスか~。月山さんが言ったんでしょ?」
双柳恋:「あれ?言ってない?」
月山さん:「おっ……おお……注いだだけで思ったより強いなアルコール感が……」
月山さん:「言ってないよぉ」
月山さん:「ただそう。これは私が追われている訳にも関わっていてね……」
月山さん:そういえば、瓶のデザインがどこかおかしい。
月山さん:袋やクッションに突き刺すように立てかけられたそれは、どこからどうみても直立する形状をしていない。
双柳恋:「お、おお……これが……」卓袱台に伏せるようにして酒を見つめる。「これマジで売った方が……うん?」
月山さん:下端がすぼまって錐形を為している。
月山さん:そう。なんだか瓶というか、教科書で見た土器のような…………
双柳恋:「よく見ると現代アートみたいッスねこれ。もしかして……」
月山さん:「ままよ!」ぐい、とコップを煽る。「くぅ~~~~~効くぅ~~~」
双柳恋:「この容器も高値で売れるんじゃないッスか!?」
月山さん:「え! 売るの?」
双柳恋:「あっ飲んじゃった……くっ……」
月山さん:「どうだろう……多分すごい文化財ってことにはなると思うけど……」
月山さん:「私のことは伏せといてね」
双柳恋:「マジすか!?」
月山さん:「あと酒入れてたことも内緒にしといて」
双柳恋:「いや、そりゃ月山さんのこた言いませんけど…… えっそっちも駄目なんスか?」
月山さん:「だって元々祭器だし……や、どうでもいいか」
双柳恋:「てかそうだ、どうしてさっき追われてたんスか?」
双柳恋:「つかアレ何スか?酒好きの集いには見えなかったスけど」
月山さん:「つまりね双柳さん。まあ飲んで飲んで」
双柳恋:「え~~?……まあ空けちゃったら売れんか……中身は……」容器はまだ売る気。
双柳恋:「頂きまーす!」ぐいと傾けて一気に飲む。ゆっくり味わうという発想が無い。
月山さん:「このお酒はだいたい1万年くらい前から仕込んでたやつなんだけど」
双柳恋:「むぐむ……!?」噴きそうになってギリギリで堪える
双柳恋:「1万年!?!?」
月山さん:「つまり私はとっても古い自然霊……レネゲイドビーイングなんだよ!」
双柳恋:「1万年ってアレじゃないスか……マンモスとかいたころじゃないスか!!」
双柳恋:「あっこれ美味し~~」
双柳恋:「えっ月山さんマンモス狩ってたンスか!?」
月山さん:「狩ってたと言うか……狩ってた人たちにわいわい持て囃されたたと言うか……」
月山さん:「雑霊って知ってるかな……日本神話が始まる前、葦原にはなんだかわやわやした神だか神じゃないんだかよくわからないのがいっぱい居て」
月山さん:「現代まで生き残ったそういうアレなんだよ。あ、信じなくてもいーよ」
双柳恋:「え~マジすか、そんな古い起源があるレネビなんスか?」
月山さん:「私力とかはほんとに全然ないしね」
双柳恋:「じゃあ全然都市伝説関係無いじゃないッスか」
月山さん:「いやいや」
月山さん:「見ての通り地面を歩けないから人里にね。出れないわけよ!」
月山さん:話しながらうわばみのように酒をかっ喰らっている
双柳恋:「やべぇ!全部飲まれる!」慌てて自分の分を注ぐ
月山さん:君のビニール袋から出したチューハイを飲んで「こっちのが美味しいな……」とか言っている。
月山さん:「それで山中にいたんだけど……地面のないとこに立ってるせいで私に近づいて崖から足を踏み外しかける人が結構いて」
月山さん:「それが伝承になってね……残ったんですねぇ」
双柳恋:「月山さん美人ですもんね~」
月山さん:「あっはっは! お上手!」
双柳恋:「いや、夜の山ん中で見たら完全ホラーっすよ」
月山さん:「えーちょっと。そこは思っても言わないとこでしょーが」
月山さん:「そうなのよねえ。だから双柳さんとこうして話せるのが楽しくて楽しくて……」
双柳恋:「あたしも楽しいッスよ~。酒飲める相手、大体金返してないんで会えないですし」
月山さん:「たぬきとイノシシが話し相手みたいなもんだったからねえ。あ、この服は山の西のほうで首を吊ってた人から貰った」
月山さん:倫理の怪しいぶっちゃけとともに酒の席は進む。
双柳恋:「日本むかし話じゃないッスか!」
月山さん:「というかそう、なんで追われてるのかだけど」
双柳恋:「そうそう、それですよ」
月山さん:「どうにも私、その雑霊(ぞうりょう)っていう」
月山さん:「超いにしえカテゴリの中でも一番古いらしくて」
月山さん:「他の雑霊にお願い事したらだいたい聞いてもらえるんだよね」
双柳恋:「マジすか?え、思ったよりお偉いさんなんスか?月山さん」
月山さん:「まあ、他の雑霊なんて根の国にいる連中と隠り世に居るの以外」
月山さん:「みんな居なくなっちゃったから、意味ないんだけど」
月山さん:「いやー偉くないよ~」
月山さん:困ったように手を振っている。
月山さん:「なんか使いみちあると思われたんじゃないかなぁ」
月山さん:「困った困った」
双柳恋:「思われたって……さっきのアレに?」
月山さん:だんだん呂律が怪しくなっている。
月山さん:「そうそう 多分そう」
月山さん:終始にこにこしている。
双柳恋:「多分ってことは……相手の正体とかは分かんない感じスか?」
月山さん:「うん。何なんだろね~」
GM:その時である。
GM:「コ……」「ココ……」「コロロロロロ…………」
GM:ゴミ袋の影から
GM:虫の聲が聴こえた。
双柳恋:「は……」一気に酔いが醒める。
月山さん:「んーー?」
GM:一拍の後。
GM:ドギャッゴオ!!!
GM:部屋の壁が消失する。床板がめくれあがる。建物が思い切りひしゃげ、夜空に放り出される。
双柳恋:「ギャーーーーーー!?」
GM:視界の端で縄文土器が砕けるのが見えたかもしれない。


GM:全員登場をお願いします。
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 2)増加 (38 → 40)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 9)増加 (44 → 53)
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 10)増加 (33 → 43)


GM:ジャック・ローズが宵耶山を下山してすぐ、それが起きた。
ジャックローズ:《異形の歩み》。身体から生やした蔓を羽根のように編んで、夜空を滑空している。
怪物たち:昆虫めいた異形の怪物の行軍。
ジャックローズ:「さあて、何からやろうかな。まあ、まずは落ち着いて情報収集……」
"うしとら":その中心に、ひときわ大きな、蜂のごとき警戒色の剛毛を纏う獣面の化け物がいる。
ジャックローズ:「……なんだあれ」上空から見ている。
"うしとら":《ワーディング》が使われた様子はないが、町は静まり返り、逃げ出す人影も見当たらない。
"うしとら":長い腕を振りかぶり。そして
"うしとら":確かに、空を征く君を見た。


成瀬詩譚:「このタロットを本来の用途のまま、占いに使ったのは久しぶりだねぇ」
増淵火凛:「初めて見た……」
成瀬詩譚:成瀬詩譚の召喚器は、大小アルカナ78から6枚が欠けている。
成瀬詩譚:それを補い連関を読むのが面倒だから普段はやらないという話だった。
成瀬詩譚:「おっ、パーティは始まってるねぇ」指を庇に、怪物たちの行軍を認める。
増淵火凛:「あれ、さっきの変な帽子と同じ?」隣でずい、と身を乗り出す。
成瀬詩譚:「私達も参加するが吉……とある。損して得取れというやつだ。ハズレてたら……」
増淵火凛:「外れてたら大ピンチね」
成瀬詩譚:「なるさ、なんとか」
増淵火凛:「まあ、どうせ、そもそも」
増淵火凛:「しないって出来ないんでしょ?」
増淵火凛:「そんな風に出来てたらこうなってないものね」


"インドラ":『かなり派手に事が起きているな、急ぐぞ。リディア』
リディア=スミルノフ:特に急ぐ様子もなく、とことことあるきながら周囲の家を確認している。
リディア=スミルノフ:時折、玄関先にルーン石の欠片を投げ込んでいる。
リディア=スミルノフ:「霊感のない人。っていうのは、霊的防御力が高い人らしいね」
リディア=スミルノフ:「人間が幽世の存在に触れれば大きく影響を受けてしまうから。"見て"も、無条件で"見なかった"事に変更してしまう……っていうけど」
リディア=スミルノフ:「人がでてこないのは、そういうことなのかな。みんなが無意識に防御反応を取っている?」
リディア=スミルノフ:人が出てきそうな気配のある玄関先にルーンの欠片を投げ込み、施錠にも似た結界を張りながら進む。
"ひつじさる":また一つ、統率個体らしき巨影が現れる。
"ひつじさる":方円の文様を纏う曲がりくねった角を持つ、白蟻のような。
リディア=スミルノフ:「そう。こういうのとか」
リディア=スミルノフ:「見てしまったら、危ないよね。ふつうの人は」
"インドラ":『天晴な姿勢だな』
リディア=スミルノフ:『――――ラール・ハルワール』『フィル・アレ・エスター』 詠唱を開始した。


月山さん:「わぎゃー!! 追われてた……というか、タマゴ抱えてましたねあの団子になった虫たち!」
月山さん:ふわふわと浮きながら、双柳さんを掴んでいる。
双柳恋:「あたしの家がーーー!!まだ家賃半年払ってないのにーーーー!!」
双柳恋:「いやこうなったら払わなくていいのか……?得したかも……」
月山さん:「ひーんごめんなさい! 踏み倒そう!」
双柳恋:「それどころじゃなかった!無事ッスか月山さん!」
月山さん:似たような発想!
月山さん:「双柳さんこそ……いや、というか」
月山さん:「これから無事じゃなくなりそー……」
"うしとら":ちょっとしたビルほどの大きさのある、人のような虫のような、異形。
双柳恋:「ヒーーッ!」
"ひつじさる":『月山さん』を見ているのか。キミを見逃す気もなさそうだが
双柳恋:「いやデカいデカいデカい!ジャームってか……レネビ……?」パーカーの中、鉄球を握り締める。
"うしとら":アパートを砕いた長腕が、今度は闇夜の虚空に向けて振り抜かれた
月山さん:「ひゃーーーー…………あれ?」
双柳恋:「どこ狙って……?」
"うしとら":よく見れば、その腕を躱すようにして、黒いシルエットが存在する。
ジャックローズ:「野蛮な……怪物!」すんでのところでかわしながら、ぐるぐる回転するようにして地面に落ちてくる。
双柳恋:「うおっ!?何何!?」
月山さん:「え……わ! オシャレ!」
双柳恋:「えっヤバ!イケメンが降ってきたんスけど!?」
ジャックローズ:翼を折りたたみながら一回転して着地。薔薇の花びらが舞う。
月山さん:「きゃあきゃあ」
ジャックローズ:「やあお嬢さん方、御機嫌よう」
双柳恋:「花びら舞ってるんスけど!!」
ジャックローズ:帽子を被り直しながら。
月山さん:「あわわ……こんばんは! いい夜ですね……!」
月山さん:泥酔しているためかテンションがおかしい。
双柳恋:「あっども……へへ……」へこへこしている。
成瀬詩譚:「やれやれ、随分風変わりで陽気なパーティだ」
成瀬詩譚:怪物たちを切り裂いて、輝くブロンドの女剣士が現れる。
双柳恋:「えっまた……!?」
増淵火凛:「いいでしょう。孤軍奮闘よりもずっと」
増淵火凛:魔女帽に、「異」「端」の文字をあしらったイヤリング。2つに分かれて流した銀髪の少女。
成瀬詩譚:「ふふ……そうだね。諸君! 状況はわからないが加勢しよう!」
ジャックローズ:(ジャームに、巻き込まれた一般人に)(……UGN…?)
双柳恋:「すげー美人とすげー美少女!」
月山さん:「すごい……怪しい人ばっかり!」
双柳恋:「変なイヤリング!!」
増淵火凛:「変じゃないもん!」
ジャックローズ:(適当にやり過ごして逃げよう)
月山さん:感動しながら中身がこぼれきったコップを煽る。
増淵火凛:「オシャレでしょう!?」
双柳恋:「あっサーセ……ッスサーセ……」
ジャックローズ:そっと後退っていなくなろうとする。
成瀬詩譚:「可愛いよ」
増淵火凛:「でっしょ?」
増淵火凛:「ねー」
ジャックローズ:(目線がそっちに逸れてるうち…)
"インドラ":居なくなろうとしたジャック様のまえに唐突に現れます。
増淵火凛:「あっちょっとあなたそっち……」
"インドラ":壁をすり抜けたため、そう見える。
"インドラ":『む』
ジャックローズ:「はあ?」
増淵火凛:「あっ遅かった」
"インドラ":『リディアはまだか。置いてきてしまったな』
増淵火凛:「なんかぶっちぎりでヤバそうなのいるんだけど……」
双柳恋:「えっ……何……?」
双柳恋:「月山さんの知り合い?」
月山さん:「や、さっぱりー」
リディア=スミルノフ:「ううん。いるよ」 物陰からぽてぽて歩いてくる。
双柳恋:「と……幼女……?」
リディア=スミルノフ:「リディアだよ。魔術師をやってて……ここには偶然来たんだけど」
リディア=スミルノフ:「みんなは何しているの? 飲み会?」 全く危機感なく話す。
増淵火凛:「魔術師が偶然来るわけ無くない……?」
増淵火凛:「怪しいわよあなた」
双柳恋:「あ、そうそう……飲み会してて……」
月山さん:「あーー! 酒!」
月山さん:「全部なくなったじゃん!!」
双柳恋:「えーーー!!?!」
リディア=スミルノフ:「怪しいのはそうかも。いちおうFH在籍になっているから……お酒?」
リディア=スミルノフ:「やっぱり飲み会だったんだ」
月山さん:「なんてことしてくれるんだ化け物ども! 失せろ!」
GM:……黒髪の女がそう叫ぶと。
怪物たち:その言葉に従うように、虫たちが後退する。
GM:「あっ……え? ちょっと効いてる!」
リディア=スミルノフ:「おお……」
双柳恋:「おおっ……!?」
月山さん:「あっ……え? ちょっと効いてる!」
双柳恋:「やっぱ偉い人なんじゃないスか!」
月山さん:「ってことは雑霊? もうそれこそ地獄っていうか、根の国にしか居ないはずじゃ……」
増淵火凛:「魅惑……?いや……?」
リディア=スミルノフ:「コピー体かも。残滓さえ残っていれば、言霊で操ったりすることもできるし……」
リディア=スミルノフ:「ああいう大きいのにつられて具現化するタイプの雑霊もいるみたいだから」
月山さん:「詳しいねお嬢ちゃん……!」
リディア=スミルノフ:「あのでっかいのには命令できない?」
月山さん:「えー……帰って! 巣とかに!」
"うしとら":統率個体は、女の言葉にも怯んだ様子はない。
"ひつじさる":まったく有効な様子ではない。
双柳恋:「……な、何だお前ら!無礼だぞ!この月山様に向かって……!」
双柳恋:「帰れ帰れ!とっとと!」
増淵火凛:「シタン。あいつの気配は?」
成瀬詩譚:「さて、どうにも居ないみたいだけど」
増淵火凛:「別口ってことなのかしら……?」
成瀬詩譚:「関連があるのは間違いないね」虫たちは、やつが作り出したものに端々が酷似している。
増淵火凛:「まあ、だとしてもやめにする理由もないものね」
リディア=スミルノフ:「あの。とりあえずなんだけど」 手をあげる。あげた手を含めてもこの場の誰よりも小さい。
増淵火凛:「うん?」
リディア=スミルノフ:「あの大きいのを放っておくと、このあたりに住んでる人があぶなそうだから……」
リディア=スミルノフ:「全員さがってもらっていい?」
リディア=スミルノフ:全員を見くびった発言だ。あなたたち全員わたしが守ってあげる……というニュアンスを多分に含んでいる。
リディア=スミルノフ:「話はそのあとで、っていうことで。だめかな」
双柳恋:「いやいや……あなたこそ危ないから、逃げた方が良いよ?」完全に子供として見ている。
双柳恋:「お父さんとお母さんは?近くにいる?」
ジャックローズ:「……勇敢なお嬢さんがいるなら、僕はお暇しようかな」じりじり後退りしている。
ジャックローズ:「ちなみにさっきから皆さん、霊だの地獄だの仰っていますけど」
ジャックローズ:「『月涙』と呼ばれる宝石について、何か心当たりがあったりなんてしませんよね?」
双柳恋:「……?」首を傾げる。
成瀬詩譚:「ないかな。最も逃げるにしても、虫に命令できるらしい彼女とは離れないほうがよさそうだけれど……」
月山さん:「月涙!」
増淵火凛:「知ってそう」
リディア=スミルノフ:「月涙?」 双柳さんの言葉を受けて、"日本語 こどもじゃない アピール"でスマホ検索していた。
ジャックローズ:「…なるほど」
月山さん:「ちょ、ちょっとだけね」少し焦った様子。
リディア=スミルノフ:「探しているの? その宝石」
ジャックローズ:「ええ、そうです」微笑む。
"インドラ":『────来るぞ!』
GM:ミドル戦闘を開始します。
   "うしとら"[10]
   "ひつじさる"[15]
     
     10m
     
双柳[8] ジャック[7] 増淵[6] リディア[4]
リディア=スミルノフ:15!?
GM:ちょっとまってねコマ作るから
GM:ではセットアップ!
リディア=スミルノフ:何もありませんのよ
"ひつじさる":なし
"うしとら":《ワイルドグロース》《完全獣化》《地を掴む獣》 肉体ダイス増 シーン中受けるダメージ-20
増淵火凛:いきなりアージ使ってくる!
ジャックローズ:なにもないです!
双柳恋:なし!
増淵火凛:《原初の黄:波紋の城塞》。対象はPC全員。
増淵火凛:移動しない限り、ラウンド間の装甲値を+9。
双柳恋:わ~い
ジャックローズ:やったー
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (53 → 57)
GM:NPCカードが使用可能でした。

▼"インドラ" 『シャクラダヌス・バハッタル・パカーシュ』
PCの攻撃判定直前にオートアクションで使用する。
この攻撃はガード不可・装甲無視になり、カバーリングも行う事ができない。シーン1回

▼"木霊語り(ファンタズマゴリア)"成瀬詩譚 『ラ・ヴェルダデッラ・デストレッツァ』
PCの攻撃ダメージを+15+1d10する。シーン1回

増淵火凛:シタン~
増淵火凛:てかシーン1ありがたすぎ
リディア=スミルノフ:シーン1回!
リディア=スミルノフ:完全なる使い得

GM:イニシアチブ
"ひつじさる":"ひつじさる"の手番
"ひつじさる":マイナーなし。
"ひつじさる":《コンセントレイト》《カスタマイズ》《爪剣》《異形の祭典》《貪欲なる拳》《大食らい》 PC全員を攻撃します
増淵火凛:アージガンガン使ってくる!
リディア=スミルノフ:おもしろいエフェクト入ってるな~
"ひつじさる":15dx7 命中 自身の対決敗北で判定ダイス-3デメリット
DoubleCross : (15DX7) → 10[1,1,1,4,6,6,7,8,8,9,9,9,9,10,10]+10[1,1,4,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,2,8,8,9]+4[1,2,4] → 34

"ひつじさる":ドッジダイス-1です
増淵火凛:2dx>=34 ドッジ
DoubleCross : (2DX10>=34) → 8[7,8] → 8 → 失敗

リディア=スミルノフ:肉体ダイス1!よってドッジ不能!
双柳恋:う~む厳しそうだけど賭けてみるか……
ジャックローズ:3dx+1>=34
DoubleCross : (3DX10+1>=34) → 10[4,4,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗

双柳恋:《リフレックス》+《ゲットダウン》
双柳恋:双柳恋の侵蝕を4増加 (57 → 61)
ジャックローズ:ドッジでした!
リディア=スミルノフ:がんばえー!
双柳恋:2DX8+20
DoubleCross : (2DX8+20) → 10[2,10]+3[3]+20 → 33

リディア=スミルノフ:うわ惜しい
増淵火凛:おし~
双柳恋:ギーッ
リディア=スミルノフ:バディ……ば、バディムー……
増淵火凛:UGNなんていないよ!
ジャックローズ:カバーいる人います?
ジャックローズ:《崩れずの群れ》でリディアちゃんをカバーします。
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を2増加 (40 → 42)
GM:11+7d10 ダメージ
DoubleCross : (11+7D10) → 11+46[7,8,8,9,1,7,6] → 57

リディア=スミルノフ:ローズ様!
GM:思ったより大分出たな7d10で
双柳恋:死!リザレクト!
ジャックローズ:死にます!リザレクト!
双柳恋:61+1D10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+9[9] → 70

ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (42 → 47)
双柳恋:助けてくれ
リディア=スミルノフ:双柳さんがヤバい!
ジャックローズ:HP5で復活します
増淵火凛:あっもう振られちゃったか……
増淵火凛:おとなしくリザレクトします
GM:あ、ダメージ前になんかします?
増淵火凛:《雲散霧消》したら双柳さん耐えられるかな~って
GM:わかる
双柳恋:そうとはね
増淵火凛:巻き戻してだいじょうぶなら《雲散霧消》しちゃいたい!
増淵火凛:自分も保つしこれで……
GM:どうぞ! 追加装甲と雲散霧消で34点軽減して
GM:23ダメージです。ジャック様は2倍
リディア=スミルノフ:うわージャック様ごめんよー!
増淵火凛:ごめんね……!
リディア=スミルノフ:リディアをカバーしたばっかりに!
双柳恋:HP26点から3点残ります 嬉しい!
ジャックローズ:大丈夫よ!死にまして引き続きHP5です
増淵火凛:こっちは7点残ります~
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (57 → 61)
GM:では演出。

"ひつじさる":雑霊たちに比べて奇妙に長い手足の先端。
"ひつじさる":それが、ばくりと開いて口になった。腋下や腰にも亀裂が開き、眼球が現れる。
"ひつじさる":全方位を睥睨しながら、刃状の脛節を振るう。無数の口が開き、通り道にあるものをことごとく削り取ってゆく。
増淵火凛:「χι」「συι」「ηυυ」
増淵火凛:「ηονοη」青き真球が周囲を包む。
"ひつじさる":『口』たちによる捕食は、何らかの魔術性を帯びた空間干渉だ。
増淵火凛:その中では、その“火”が乱れることはない。
月山さん:「ひぃいいいいい!……れ?」
双柳恋:「いぃいいっっっ……!…………たくない……!?」
リディア=スミルノフ:「話の途中で襲ってくるの、日本語でワイバーンって言うんだよね」
リディア=スミルノフ:「これもワイバーン、でいいのかな」 動かない。
増淵火凛:不純を祓う火……ただ。「あっ」
増淵火凛:「もうちょっと下がってよ!」
増淵火凛:「そこ届かな……」
"ひつじさる":縞状の切削痕は発生せず、ただ質量による物理衝撃の余波がキミたちの肉体を襲う!
ジャックローズ:再び背中から蔦の翼が生えて、リディアさんを守るように覆う。
リディア=スミルノフ:「お」
増淵火凛:「あっ」
ジャックローズ:「いやはや」
ジャックローズ:「……全員、戦えるようですから。皆で立ち向かった方が効率が良いかと思いますよ、勇敢なお嬢さん」
ジャックローズ:「こうして貴女のナイトになることもできますし」
"インドラ":『──ほう』
リディア=スミルノフ:「確かにそうかも」
リディア=スミルノフ:「そうだね。あなたもここで力をいっぱい見せると、月涙の情報を引き出しやすくなるかもだよ」
月山さん:『そんなに知らないんだけどぉ……(小声)』
リディア=スミルノフ:「怪盗ジャックローズ。だよね? ほんもの?」
双柳恋:「えっ!?嘘!?」
リディア=スミルノフ:「ニセモノかもだよ」
双柳恋:「えっ!?嘘!?」
ジャックローズ:「……どちらか見定めてもらいましょうか」
ジャックローズ:「話は後で、とのことですから」
増淵火凛:「いやでもごめんなさい。先に言っておけばよかった」
増淵火凛:「一緒に居て。ここが一番安全だから」

"うしとら":イニシアチブ10
"うしとら":マイナーなし
"うしとら":《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔人》《クロスバースト》《フレイムタン》
リディア=スミルノフ:「結界術士、実在したんだ。すごいね」 周囲を包む青い球体を見ながら次の攻撃に備える。
"うしとら":対象は……
"うしとら":1d4
DoubleCross : (1D4) → 3

"うしとら":増淵火凛
リディア=スミルノフ:「あれも止められる?」
増淵火凛:「えっ」
増淵火凛:「何来るか次第……?」
増淵火凛:あたしじゃん!
"うしとら":17dx7 命中
DoubleCross : (17DX7) → 10[2,2,3,4,4,4,4,5,5,5,7,8,9,9,9,10,10]+10[2,2,5,6,6,8,10]+10[9,9]+2[1,2] → 32

増淵火凛:3dx>=32 ドッジ
DoubleCross : (3DX10>=32) → 7[1,4,7] → 7 → 失敗

リディア=スミルノフ:双柳さんなら避けられた!
増淵火凛:全然ダメ!
"うしとら":ではダメージ
"うしとら":4d10+33
DoubleCross : (4D10+33) → 17[4,6,1,6]+33 → 50

"うしとら":装甲有効です
増淵火凛:ギャ~ッ
リディア=スミルノフ:ヒエー
増淵火凛:全然耐えられないです 《リザレクト》。
増淵火凛:増淵火凛のHPを1d10(→ 3)に変更 (7 → 3)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を3(→ 3)増加 (61 → 64)

"うしとら":体表の警戒色は、虎のようにも蜂のようにも見える。
"うしとら":もう一方の角のような魔術的表象を伴わないが、大振りなその攻撃は明らかに不自然な加速を伴って。
"うしとら":断熱圧縮の火の軌跡を残し撃ち込まれる。結界の主、すなわち──
増淵火凛:「μαμοττε」異物の侵入を阻むその球体は、攻撃に合わせることが出来ない。
増淵火凛:展開範囲を、後方を中心点に回している。
成瀬詩譚:「っ火凛!」
増淵火凛:「つっ……!」
増淵火凛:「痛……痛ううう~……!」
増淵火凛:「こっ、これ、でもっ」
増淵火凛:「入るわよね、止められたうちに!」
増淵火凛:「どう!?」
リディア=スミルノフ:「こっちは無傷だよ。ありがとう、火凛」 両手を振っている。
増淵火凛:「よかった……κοβαμε」
増淵火凛:偽多血質・偽粘液質・偽憂鬱質・真胆汁質。
増淵火凛:自らの肉体の構成要素の創生と否定を繰り返して、外縁を拡張。傷を塞ぐ。
GM:イニシアチブ8 双柳恋
双柳恋:待機します。
GM:何ィ~!
GM:ではイニシアチブ7 ジャックローズの手番
ジャックローズ:待機します!
リディア=スミルノフ:みんな待機しとる!

GM:イニシアチブ6。増淵火凛の手番
増淵火凛:マイナーなし、メジャーで《ファイアドライブ》。
増淵火凛:対象は至近のPC全員。
増淵火凛:次の攻撃の攻撃力を+10。
ジャックローズ:ありがてえ~
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (64 → 68)
双柳恋:これを待ってたぜ~
増淵火凛:「――μοεχαε」
増淵火凛:火勢が強まる。「この中では」
増淵火凛:「守りを気にせずやっていいから。攻撃に集中してもらえる?」
増淵火凛:「これ。害さないし、害せないのよ」
増淵火凛:「そういう“火”なの」
双柳恋:「すごっ……何スかこれ……!?」きょろきょろと周囲を見回す
双柳恋:「あなたの能力ですか?」
月山さん:「来るな~来るな~」
月山さん:「おわっ、ザコが帰ってく! 強まってるかも!」
増淵火凛:「ええっ」得意げな顔。

GM:イニシアチブ4。リディアちゃんの手番。
リディア=スミルノフ:「ジャックローズ。火凛。シタン。月山様……」 「あとで飲み会さんの名前を聞かないと」
リディア=スミルノフ:「インドラ。わたし達はこの場だと、たぶん一番怪しい組になっちゃうから」
リディア=スミルノフ:「信頼を勝ち取ろう。いくよ」
"インドラ":『ふん、俺よりも秩序を重んずる存在がどこにいる』
リディア=スミルノフ:「それは確かにそう」 コンボ『ターミナス』。《テンプテーション》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《原初の赤:風の渡し手》。
リディア=スミルノフ:NPCカードインドラを使います。対象はひつじさるっちとうしとらっち。
"インドラ":『だが威光を示せと言うのなら、応えんでもない。もとよりそのつもりで来ているのだからな』
リディア=スミルノフ:4dx+22
DoubleCross : (4DX10+22) → 8[7,7,8,8]+22 → 30

"うしとら":ではリアクションカバー不可!
リディア=スミルノフ:ぴったり30!
"ひつじさる":同じく!
GM:ダメージをどうぞ
リディア=スミルノフ:4d10+10+20+50 装甲だけ無視します。
DoubleCross : (4D10+10+20+50) → 32[6,10,7,9]+10+20+50 → 112

リディア=スミルノフ:えっつよ!
GM:何?
ジャックローズ:ヤバ~~
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を13増加 (43 → 56)
双柳恋:やばすぎ
増淵火凛:エ~ッ
"ひつじさる":《異形の捕食者》
増淵火凛:あたしの分誤差じゃんッ
"ひつじさる":4d10軽減して打点上昇
"ひつじさる":112-4d10 エーイッ
DoubleCross : (112-4D10) → 112-22[6,3,10,3] → 90

GM:どちらもかなりゴリッといきましたが生存。

リディア=スミルノフ:「《ラーム・バー・イスト》《束ねよ光輝、降りよ帳》《光芒砕く盾と成せ》」 ルーンストーンを放り投げ、力場を展開する。
リディア=スミルノフ:「《オーム・インドゥラーヤ・ナマハ》――――やってインドラ。みんなの信頼を得られるよう、できるだけ派手に」
リディア=スミルノフ:「みんなと、他の建物には当てないでね!」
"インドラ":『言われるまでもない────神雷、顕現!』
"インドラ":瞬間的に、半透明の体が物理実体を持つ。
"インドラ":髪と口元からぱちぱちと光が漏れ、その巨体がさらに何倍にも膨れ上がったかと錯覚するかのように気配が増大し。
"インドラ":電影弧とともに、右腕の三叉矛が2つの異形を刺し貫いた。
"インドラ":火花、オゾン臭、そして爆裂音。
リディア=スミルノフ:雷光を背にみんなに向き直る。
リディア=スミルノフ:「わたしは魔術師。魔術師の、リディア=スミルノフ。今日は友だちを助ける手がかりを探して、たまたまここに来たの」
増淵火凛:「は」
増淵火凛:「はあっ!?」
リディア=スミルノフ:「ひとりでやる、なんて言ってごめんね。ちゃんと協力するね」
増淵火凛:「何それ……?」
双柳恋:「やっ……ヤベ~~…………」
ジャックローズ:「……いや、まあ」
ジャックローズ:「本当にひとりでやる自信があったということは分かりましたよ…」
リディア=スミルノフ:「……信頼獲得、失敗したかな……」
成瀬詩譚:「(信じられないな……精霊も、それを引き出す技量も……)」
増淵火凛:「大達人(メジャー)……いや被免達人(イグゼンプタス)級……?」
"ひつじさる":『────ケェェェ…………ン』
"うしとら":『ゴォッォ────ォォ……』
GM:半身を失った統率個体たちがバランスを崩す。

GM:イニシアチブ-7
GM:怪盗ジャックローズの手番。
ジャックローズ:(さて)球体越しに異形を見やりながら、状況を改めて整理。
ジャックローズ:(確かにここは、皆で連携するのが僕にとっても都合が良さそうだけど)顔をしかめる。
ジャックローズ:(あんな化け物相手に華麗に立ち回れるほどの戦闘技術、持ってないしなあ)
ジャックローズ:(…エンターテイナーらしく、ショーのお膳立てでもするか)視線を動かす。
ジャックローズ:「そこの一番背の高いお姉さん」成瀬さんに声をかけます。
成瀬詩譚:「おや、何かな? きれいな怪盗さん」
ジャックローズ:「ふふ。綺麗なレディにそう呼んでいただけると、満更でもない」
ジャックローズ:「いえ。貴女もそろそろ、あの可憐なお姫様に良い所を見せたい頃合いではないかと思って」
ジャックローズ:「僕が隙をつくります。その間に叩きこんで」
成瀬詩譚:声をかけられた意図を軽く察したのか、既に剣先が空中に魔法円を刻んでいる。
成瀬詩譚:「ふふっ。ああ、ありがたい!」
ジャックローズ:「ええ。いきましょう」
ジャックローズ:マイナー。《骨の剣》。白兵武器を作成します。侵蝕率2上昇。
ジャックローズ:コンボ『プランB/取るに足らない立ち回り』。《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》。
ジャックローズ:“うしとら”に白兵攻撃します!
"うしとら":きな!
ジャックローズ:おっしゃ Dロイス:守護天使の効果を適用してダイスの数を増やします。
ジャックローズ:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[1,2,3,4,6,7,9,10]+6[1,4,6]+4 → 20

ジャックローズ:まあ…こんなもんでは… ちょうど20です!
"うしとら": 17DX ドッジ!
"うしとら":17DX
DoubleCross : (17DX10) → 10[1,1,1,2,2,2,2,4,5,5,5,7,8,9,9,10,10]+7[5,7] → 17

ジャックローズ:あッッぶな
"うしとら":回避失敗です。ダメージをどうぞ。
ジャックローズ:はーい! ダメージロール時に成瀬さんのNPCカードを使用!ダメージダイスを増やします。
ジャックローズ:3d10+6+10+15+1d10 装甲有効
DoubleCross : (3D10+6+10+15+1D10) → 15[1,4,10]+6+10+15+3[3] → 49

ジャックローズ:装甲有効49ダメージ!
GM:地を掴む獣で20点軽減し……
GM:戦闘不能! 落ちます。復活なし。
ジャックローズ:良かった~~~~
増淵火凛:やった~
リディア=スミルノフ:えらいえらい!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を7増加 (47 → 54)
双柳恋:やったね~
"うしとら":うしなった肉体からしゅうしゅうと音を立てながら、だがその闘争心は衰える様子がない。
ジャックローズ:「ついでに、さっきのお返しもしてやるか」
"うしとら":機能美すら覚える仕草で腕を振りかぶり、凄まじい先端速度にあかせた攻撃を放とうとする。
ジャックローズ:両腕を幾重もの薔薇の蔦に変化させて、その腕に巻き付けて攻撃を阻害する。
ジャックローズ:「重ッ………」
成瀬詩譚:「────ふっ」
成瀬詩譚:正確な抜き打ちで放たれたのは、1枚1枚比率の異なる合金のタロット。
成瀬詩譚:「騒がしくけばけばしき者、騙すもの量るもの、翼与えるもの!」
リディア=スミルノフ:「タロット、投げるんだ」 表情は変えないがびっくりしている。
成瀬詩譚:時刻は夜。魔導書に記されたる侯爵の時。
"うしとら":大きく振りかぶられた腕に、ばさり、と無数の翼が生える。
成瀬詩譚:「今! 解除して!」
ジャックローズ:「仰せのままにッ」ぎちぎちと軋んでいた蔦を、一気に解く。
"うしとら":超加重の振り子の軌道に、二人の能力が減速と捻れを与え。ねじ切る。
成瀬詩譚:結果を待たず風のごとくその体躯を駆け上がり、神秘の円の軌道で以て一刀。
成瀬詩譚:「(…………足りたぁ……!)」
ジャックローズ:「……ワオ」しゅるしゅると糸を巻くように両腕を戻しつつ、その光景を見やる。
成瀬詩譚:誰にも聞こえぬよう、小さく快哉を叫ぶ。
ジャックローズ:「いや、まったく絵になる騎士様だ」もちろんそれは聞こえていない。
"うしとら":どずぅん、統率個体の片側が、沈む。
増淵火凛:「ふ」薄く笑って。「やるじゃない、シタン!」
リディア=スミルノフ:「おお……すごい」 小さな手で拍手している。
増淵火凛:「あなたも!シタンの手伝い、感謝する!」ジャックローズへと。
ジャックローズ:「光栄です、お姫様」大げさなお辞儀でもって返す。
成瀬詩譚:「ああ、全く! 助演男優賞ものだね」
リディア=スミルノフ:「みんな協力プレイに慣れてるんだ。いいなあ」
リディア=スミルノフ:「酔っぱらいさんもチームワークは得意?」 双柳さんを見る。
双柳恋:「……えっ?あっ?」ハッとしたように。
月山さん:「無敵だよ! ね、双柳さん!」
双柳恋:「ど、どうスかね……よく社会性無いって言われるんで……」頭を掻いて
月山さん:ふわふわと浮いて囃し立てる。
双柳恋:「まあ、ええ……頑張ります!」
リディア=スミルノフ:「無敵……!」 期待の目を向ける!
双柳恋:「いや、そんなに期待はしないで貰えると……」目を逸らす

GM:イニシアチブ-8。双柳さんの手番。
双柳恋:マイナーなし
双柳恋:メジャーでコンボ【反発する】
双柳恋:鉄球(ブーメランアスピス)で素撃ちします 対象はひつじさる!
"ひつじさる":どうぞ!
双柳恋:4DX+20
DoubleCross : (4DX10+20) → 10[3,5,6,10]+10[10]+3[3]+20 → 43

双柳恋:回った
ジャックローズ:すごッ
"ひつじさる":すごい回っとる
増淵火凛:すご
"ひつじさる":15DX イベイジョン
DoubleCross : (15DX10) → 10[1,1,1,2,2,3,4,7,7,8,8,9,9,9,10]+10[10]+7[7] → 27

"ひつじさる":こっちもすごい頑張ったがダメ!
双柳恋:こわっ
ジャックローズ:ヤバッ
双柳恋:ダメージ!
双柳恋:5D10+6 装甲有効
DoubleCross : (5D10+6) → 35[8,9,2,7,9]+6 → 41

増淵火凛:ファイアドライブもあるよっ 攻撃力+10!
双柳恋:そうだった 51!
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (62 → 63)
"ひつじさる":文句なしに死!
リディア=スミルノフ:やったった
双柳恋:やった~
GM:戦闘終了。PCたちの勝利です。
ジャックローズ:やった~
GM:では演出をどうぞ!

双柳恋:(片方は落ちたか……大きいのはもう一体)
"ひつじさる":「ェェ──────ン」がち、がち、がちがちがちがちがち!
"ひつじさる":体表の口が小刻みに開閉を繰り返しながら振動する。
双柳恋:(ジャックローズと言ってたけど、本物……?オーヴァードだったの?いや、敵でないなら今はいい……)
双柳恋:(それより、この子……)自分に期待の眼差しを向ける幼女を横目で見て
双柳恋:(以前見たアジア圏のものとは違うな……強いて言えばあれは……どこだったか。ケルト系に近い?)
双柳恋:(この低侵蝕であの破壊規模、召喚術の利点と言うべきなのか……それにこの『炎』……)
双柳恋:(こちらは全く見たことがない。能力と言っていたが個人の特質に近いものか)
双柳恋:(いずれにせよこの状況に魔術師が二名、偶然じゃない。月山さんを狙っているのはその方面……?)
双柳恋:(これだけの破壊規模ならUGNが飛んできそうなものだけれど、その素振りも無い……遅れているのか、それともこれも魔術によるもの……?)
"ひつじさる":物体と、空気と──そこに存在する『距離』を喰らいながらキミたちを貪ろうと────
双柳恋:怪物の挙動に、ひとりでに回り始めた思考に気付いて我に返る。かぶりを振って打ち払う。
双柳恋:馬鹿らしい。『そういうの』はもう辞めたのだ。
双柳恋:腕を前に出し、指を打ち鳴らす。紫電が散る。巨大な異形の頭部に因子を植え付け、能力領域で掌握。
双柳恋:疑似的な磁化。その部位だけが、強烈な磁性体となる。
双柳恋:「……あたしの家返せ!この野郎ーーッ!!」
双柳恋:無数の鉄球を一気に投げ放つ。磁力を放つ頭部へと、殺到するように飛翔。
双柳恋:誘引と反発を高速で繰り返し、高速で回転。衛星めいて幾度も打ち据える。
増淵火凛:「うわっ」思わず目で追う。追いきれず諦める。
"ひつじさる":方円の紋が刻まれた大角が、それらを弾こうとする。
"ひつじさる":……否、そこにも口が開き、捕食しようとした。
"ひつじさる":追いつかない。統制された磁力によって、頭部がみるみる凹んでゆく。
"ひつじさる":やがて、唐突にすべての口が動きを止め、白い統率個体も倒れた。
リディア=スミルノフ:「おお……これは、術? 技?」
リディア=スミルノフ:「すごいね。体格差があっても、関係ないんだ」
リディア=スミルノフ:ぱちぱちと感心したように拍手している。
増淵火凛:「今のでやれちゃったの?」
ジャックローズ:「そのようですね…」
月山さん:「ひょえー! さっすが!」
月山さん:双柳さんに抱きついて、ぐるぐる回る。
双柳恋:「あっ、いや、どうも……へへ……そんな大したことじゃ……」照れながら居心地悪そうにしている。
リディア=スミルノフ:「楽しそう」 ぐるぐる回っているのを羨ましそうに見る。
ジャックローズ:(……あの技術、天性の才能なのか? それにしては、ずいぶん手慣れているようにも見えたけど)
ジャックローズ:「そのようでもありますが」周囲を見回す。
GM:いつの間にか雑霊たちは居なくなっている。
成瀬詩譚:「あの浮いてる彼女の力かな」
双柳恋:「あれっ……月山さんの子分は?」
リディア=スミルノフ:「浮いてる彼女。月山様だよね」
月山さん:「え? いやぁ様なんて照れくさい……」
月山さん:ぼやぼやとした顔で喜んでいる。まだ酒が抜けていない様子だ。
増淵火凛:「ふ~……!」
増淵火凛:「終わったのね」ぱ、と青い光が霧散する。
リディア=スミルノフ:「火凛もお疲れ様。術の維持ありがとう」
リディア=スミルノフ:「ああいう術はきっと疲れるから、水分と糖分をとってね」
増淵火凛:「あれば欲しいけど……」
双柳恋:「酒しかないからな~」
双柳恋:「いや、酒すらさっき無くなったけど……」
月山さん:「しかし、みんなすごいね~……どういう集ま」
GM:そうして、キミたちが人心地ついた時。
"クロウラー":一切の気配なく、それは『月山さん』の背後に佇んでいた。
"クロウラー":「──んじゃあ、これで俺の仕事は終わりだな」
"ハデス":「ああ、よく『運んで』くれた」
双柳恋:「ッ……!?」
増淵火凛:「あっ」
ジャックローズ:「誰です」
双柳恋:「月山さん!後ろ!!」
月山さん:「ッ────」
"クロウラー":「"ヒラニヤ"」
ジャックローズ:「!」
"クロウラー":そう告げて、一方の男は武術の歩法らしきバックステップとともに忽然と姿を消す。
リディア=スミルノフ:「インドラ。あれは? 誰だかわかる?」
リディア=スミルノフ:「消えたほうと、帽子のほう」
増淵火凛:「消えた方は分からないけど。帽子は“ハデス”」
"ハデス":他方。右手に宝石をパームしている。
"ハデス":ジャック・ローズには分かる。『月涙』だ。
ジャックローズ:「……なるほど」顔をしかめる。
"ハデス":それを勢いよく、『月山さん』の腹に突き入れた。
月山さん:「がっ…………」
増淵火凛:「……!」
双柳恋:「月山さん!!」悲鳴に近い声が上がる。
"ハデス":蒼い閃光。
月山さん:「あっ……あ…………あっ……!」びくびくと体躯を震わせる。
双柳恋:「お前ッ……!!」鉄球を操作し、男を打ち据えようとする。
成瀬詩譚:「まずい! あの光!」
増淵火凛:「何がまずいの!」
成瀬詩譚:剣を引き抜いて火凛を庇う。
増淵火凛:「きゃっ」
ジャックローズ:腕を変化させ、男へ追撃を仕掛けようとする。
GM:増淵火凛たちを追っていたオーヴァードを消し飛ばしたエネルギー衝撃波の兆候。爆発は、しかし訪れず。
"ハデス":ずぶりと宝石を引き抜いて、中空にいくつかの爆発を引き起こしてジャック・ローズの茨を焼いた。
月山さん:既に痙攣は収まり、眠るように昏倒している。
ジャックローズ:「痛っつう…」薔薇が焼け落ち、遅れて両腕の再生が始まる。
"ハデス":「しかし、ずいぶんとやかましい場に訪れてしまったな」
リディア=スミルノフ:「あなた。"ハデス"? 月山様に何をしたの?」
"ハデス":周囲を見回して、統率個体たちが既に倒されているのを認める。
リディア=スミルノフ:「初対面の人に暴力を振るうのはよくないよ」
"ハデス":「たいそうな博愛主義だな。お前の身にまとう気配こそ、無辜の犠牲なしに得られるものでありはすまいが」
"ハデス":「……"彷徨者(クロウラー)"は……帰ったか。どうにも、相手をするのが面倒そうな」
"ハデス":それから、増淵火凛へと一瞬視線をやって。
"ハデス":「……今回の目的は果たした」
増淵火凛:「……それが、偉大な行いとやらに?」
増淵火凛:とやらを気持ち強調して聞く。
"ハデス":「そうだ」
"ハデス":特徴のある蒼いフラッシュがキミたちの視界を満たし。
"ハデス":光が収まった時、そこには誰もいない。
成瀬詩譚:「……っ、そうだ! 火凛、『火』を──」
増淵火凛:「あっそうね……!」
増淵火凛:「ναοσιτε!」
増淵火凛:「ηεαλ」青い球体が包み、癒やして。
月山さん:肉体の傷はすぐに塞がった。
月山さん:だが、目を覚まさない。
双柳恋:「……月山さん……!?」駆け寄って、揺さぶる。
"インドラ":『何をされた…………?』
双柳恋:「ど、どうしたんスか……?ねえ……?月山さん……?」
増淵火凛:「気質はちゃんと揃ってるのに……」
リディア=スミルノフ:「オドにもマナにも……そう、気質。変化はないね。なんで起きないんだろう」
月山さん:キミに揺すられるままに、頭を揺らしている。すぐ帰ってくるはずの軽いいらえもない。
双柳恋:「……何で…………」
双柳恋:呼吸が浅くなる。何も出来なかった。
成瀬詩譚:「………………はぁ」小さくため息をついて、帽子を深く被る。
ジャックローズ:「…先ほどの男が彼女にねじ込んだ宝石は、『月涙』」
増淵火凛:「あなたが探してるっていう?」
ジャックローズ:「ええ。黄泉の門を開く鍵であり、地上に悪鬼悪霊を溢れさせるという伝承があるそうです」
GM:にわかに注目が怪盗に集まる。
リディア=スミルノフ:「ただの宝石じゃないんだ。一種の、魔力の集合体なんだね」
増淵火凛:「『地上全ての人から、私は生死の概念を取り外そうと考えている』」
リディア=スミルノフ:「アーティファクトに近いのかも。そんなのを準備無く体内に取り込んだら、たいへんだよ」
成瀬詩譚:「ああ、確かにそう言っていた」
双柳恋:「黄泉の門……」根の国。幽世。月山さんの言葉と重なる。
増淵火凛:「『誕生というものはなくなり、寿命というものはなくなる』。あの変態帽子が、そう。前に」
リディア=スミルノフ:「生死の概念をなくす。なんのために?」
リディア=スミルノフ:「ヒトが永遠に生きても、あまりいいことはないと思うけど」 首をかしげる。
増淵火凛:「分からない。でも」
増淵火凛:「伝承に、ある程度の信憑性は出てると思う」
増淵火凛:「だからその……ええと」
増淵火凛:「月山さんも、そうなりかけてる?」
双柳恋:「……この人は……レネゲイドビーイングです」
双柳恋:「1万年は生きていると言ってました」
成瀬詩譚:「なら、元々私達のような死の概念を持つ存在でもない」
リディア=スミルノフ:「おばあちゃんだったんだ」
ジャックローズ:「一万年…」
成瀬詩譚:「(何をされた……?)」
ジャックローズ:「一万年……?」
増淵火凛:「アルケーを、テロスに……?いや……」
増淵火凛:「なんでそこに私の火が……?」
増淵火凛:「うぬぬぬぬ……」悩み込んでいる。
リディア=スミルノフ:「ちょうど氷河期がおわったあたりだよ」 ローズ様に馬鹿正直な説明をする。
"インドラ":『寿命に際限のない存在自体は、類のないものでもないだろう』
"インドラ":俺もそうだ、と主張して。
"インドラ":『俺達は地上に顕世する災禍を防ぐためにやってきた』
"インドラ":正確には、リディアには仲間を救うという目的があるが、特に気にはしない。
増淵火凛:「災禍?」顔を上げる。
リディア=スミルノフ:「うん。ハデスがやろうとしていることと同じなのかはわからないけれど」
リディア=スミルノフ:「インドラがいるようなアストラル界とこっちの世界との境界線が反転して、混ざりつつあるの」
リディア=スミルノフ:「そのままいけば現世のことわりが狂って、やっぱり生死の概念もなくなるかもしれない。さすがに止めないとだよね」
成瀬詩譚:「(アストラル界よりの"インドラ"? コードネームの類いじゃない。いよいよなんなんだこの幼女は)」
リディア=スミルノフ:《傍らの影法師》で黒と白の小さなスライムを召喚し、地面にアメーバ状に展開している。二つが陰陽マークのようにうずまき、時折融合する。
双柳恋:「……専門用語だらけで全然ですけど……」
リディア=スミルノフ:「あっ、ごめんね。専門用語」
双柳恋:「要するに滅茶苦茶ヤバいってことですか」
増淵火凛:「めちゃくちゃヤバいことが迫ってるかもしれない」
リディア=スミルノフ:「うん。めちゃくちゃ、すげえヤバいよね」
成瀬詩譚:「そ。とりあえず、どこか拠点を作って話そう」
成瀬詩譚:「いい加減しかえし編に移って、火凛の前で良い格好をさせてもらわないと」
増淵火凛:「十分してると思うけど?まあ、仕返しは賛成」
ジャックローズ:「お嬢さん」双柳さんに。
ジャックローズ:「彼女とは、友人?」月山さんを見ながら言う。
双柳恋:「……」目を覚まさない月山さんに視線を落として。
双柳恋:「……はい」
双柳恋:「友達、です」
双柳恋:歯噛みするような表情を作り「……大切な」
ジャックローズ:「そう」帽子の縁を押さえる。「…じゃあ、それだけを考えていればいい」
増淵火凛:(“神”?の友の、人間……)
ジャックローズ:「彼女を運ぶのを手伝いましょうか。それともあなたがする?」
双柳恋:「……あ、は、はい。あたしが……」
双柳恋:普段の調子も上手く取り繕えず、こくりと頷く。
ジャックローズ:「そう」その様子に微笑んで答えて、あとは成瀬さん達についていく。
双柳恋:「……」
双柳恋:何も出来なかった。目の前で彼女が傷付けられるのに。
双柳恋:あの時と同じだ。自分がまだ、こうではなかった頃──UGNチルドレンだった頃。無二の相棒を失った時。
双柳恋:必死に逃げ出したのに、逃げた先で、また同じことを繰り返そうとしている。
双柳恋:「……月山さん……」
双柳恋:返事は無かった。眠り続ける彼女を、一度だけ縋るように抱き締めた。


GM:シーン終了。ロイス可能。
増淵火凛:ロイスはまだ保留しておきます。
ジャックローズ:同じく保留にしておきます!
双柳恋:“ハデス” 脅威/○憤懣 で取得します
リディア=スミルノフ:ロイスはなし。購入できないならこのシーンは以上かな。


◆Middle02◆

GM:情報判定が可能です。シーンプレイヤーは侵蝕逆順でジャック様。
ジャックローズ:ウェイ!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 3)増加 (54 → 57)
双柳恋:出!
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 5)増加 (63 → 68)
リディア=スミルノフ:出ます。
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (56 → 61)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 7)増加 (68 → 75)
GM:判定可能項目は以下。
▼『月山さん』について 〈知識:オカルト/レネゲイド〉〈情報:噂話〉8
▼『月涙』について 〈知識:オカルト/美術品〉〈情報:学問〉8
▼怪物たちについて 〈知識:オカルト〉〈情報:UGN/噂話〉9
▼"ヒラニヤ"について 〈知識:魔術〉〈情報:UGN/FH〉10
GM:適当に判定しな!
ジャックローズ:『月涙』やりたいでーす
リディア=スミルノフ:いきないきな
増淵火凛:あっグリーディ使っていいですか
双柳恋:順当に月山さんかな~
リディア=スミルノフ:FH以外がゴミカスなのでヒラニヤに行きます。
ジャックローズ:3dx+1>=8 『月涙』について、〈知識:美術品〉で素振り
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 7[5,6,7]+1 → 8 → 成功

ジャックローズ:イエイ!
GM:お見事
双柳恋:ミーミルの覚書をコネ:噂好きの友人に変化させて判定します ブーメランアスピス使用
リディア=スミルノフ:6dx+4>=10 ヒラニヤについて。コネを使って情報FH。
DoubleCross : (6DX10+4>=10) → 10[1,2,2,4,7,10]+3[3]+4 → 17 → 成功

双柳恋:5DX+7>=8
DoubleCross : (5DX10+7>=8) → 10[4,5,8,8,10]+2[2]+7 → 19 → 成功

双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (68 → 69)
ジャックローズ:みんなすご~~!
GM:ごめん質問見逃してました! グリーディは手番使用無しで使って大丈夫です
増淵火凛:は~い
増淵火凛:使います~ 財産を+2d10。
増淵火凛:7+2d10
DoubleCross : (7+2D10) → 7+8[1,7] → 15

増淵火凛:15点になりました。
リディア=スミルノフ:7はともかく1のほうは自販機の下から100円拾ったくらいの収入っぽい
増淵火凛:怪物たちについて 振ります 〈知識:オカルト〉は〈知識:魔術〉で代用できますか?
GM:あ、書いてなかったな。いいですよ
増淵火凛:ではそれで振ります!
増淵火凛:5dx+4>=9
DoubleCross : (5DX10+4>=9) → 8[1,1,4,7,8]+4 → 12 → 成功

増淵火凛:OKOK
GM:では全員成功!
▼『月山さん』について 〈知識:オカルト/レネゲイド〉〈情報:噂話〉8
日本神話において、神世七代以前より葦原中国に存在したと言われる『雑霊』。その現存する最古の一を名乗る女。
おおらかで寂しがり屋、女性的な体つきの類い希な美女。
宵耶山に隠れ住み、雨の月夜に活発に動き回る。地に立つことができず、常に浮遊している。
縄文時代の原始宗教によって信仰されていたレジェンド種のレネゲイドビーイングだと考えられる。
インドラとリディアの感じ取った、『月代命に似た気配』の持ち主。
▼『月涙』について 
地底などの超高温高圧状態を再現するために使用される圧温集約制御機構、ダイヤモンドアンビルセルに使用されるダイヤと酷似したカット状態のEXレネゲイド。
公式ホームページ(ある)には一切記されていないが、これを封印していた弓笙寺のルーツは1000年以上の過去に遡り、それだけの過去に成されたにしてはありえない加工技術が使われている。
黄泉への扉を開くとの口伝から、適切にエネルギーを与えることで超高圧力状態により特定の座標へのワームホールを生成するアイテムだと予想される。
▼怪物たちについて 
蝿や蝗の形象を為す、それなりに尋常ならざる力を持つ怪異。
オーヴァードならざる者はたとえワーディングが使用されておらずともこれを正しく異常と認識することはできず、起きた被害は人里に降りてきた獣や災害によるものと思い込んでしまう。
地上にはほぼ存在しないはずの『雑霊』であり、日本神話において死者の肉体から蛆や蝿が湧くことの因果を逆転させて説明した、敗戦や不吉の象徴。
▼"ヒラニヤ"について 
近年活動が目撃されるようになったFHクラン。
それぞれが比類なき特価分野を持つエキスパート集団であり、技術互助組織の性質が強くメンバー個々の活動方針、目的はばらばら。
十八使徒を名乗るが一名の離反が確認されており、構成メンバーはそれよりも少ないとされる。
弓笙寺から月涙を盗み出したのは、陸地の繋がっている場所へ瞬時に移動する能力を持つ幻想種:岩小人(ノーム)のキュマイラにして歩法走術のエキスパート、第十席"彷徨者(クロウラー)"であろうと思われる。
リディア=スミルノフ:ヒラニヤさんち以外は日本神話繋がりなんだなあ


【弓笙寺】
GM:気絶していたり風変わりな格好だったりするキミたちが身を寄せられる場所はあまり多くはなく、
GM:ひとまず怪盗ジャック・ローズの案内に従ったキミたちは、この件に縁あるという寺院に身を寄せていた。
"寂叡":「御用があれば呼んでくだされ」
"寂叡":禿頭の僧が告げ、茶と果物を置いて去ってゆく。
ジャックローズ:「どうも。お世話になります」彼を見送る。
成瀬詩譚:「(そこそこ人里から遠いけどいるんだなぁ。檀家)」出された茶菓子などのラインナップからそんなことをぼやぼや考えている。
リディア=スミルノフ:「近くにお寺があってよかったね。今のわたし達だと、サイゼリヤやカラオケには入れないもん」
双柳恋:「……そう……スね。月山さんも起きないし……」
増淵火凛:「テンプル、こんなになってるんだ」ウロウロしている。
ジャックローズ:「…道中に軽く説明した通り、彼は僕の依頼人です」
ジャックローズ:「そして『月涙』の本来の持ち主でもある。今回の件に関して、協力は惜しまずにしてくれるかと」
成瀬詩譚:「怪盗も依頼を受けたりするんだねぇ」
リディア=スミルノフ:「宝石を取り戻してくれ、って、あなたに頼んだんだよね。盗まれちゃったんだ」
双柳恋:「じゃあ、盗まれたのを盗み返すってことスか?」
増淵火凛:「とりあえず犯人は分かったってことよね」
増淵火凛:「持ってたんだし……」
ジャックローズ:「ええ。下手人は間違いなく、あのヒラニヤと名乗った男達なのでしょう」
"インドラ":『ハデスでない、もう一方。道術だろうか、奴の気配、恐ろしく希薄だった。』
リディア=スミルノフ:「"クロウラー"だね。ヒラニヤの……」言葉を切ってみんなを見る。「ええと」
リディア=スミルノフ:「どうしよう? こういうふうにチームを組むの、慣れてなくて。知ってること、もう話していいの?」
リディア=スミルノフ:「こういうとき、さきに自己紹介とかをするのかな」
ジャックローズ:「では、改めて僕の名前を名乗らせていただいても?」
リディア=スミルノフ:ポーチから出した酢こんぶをもぐもぐしつつ、みんなの反応を見ています。
増淵火凛:「名を使う術でもなさそうだし……あっ」
"インドラ":『そうだな。味方を疑ったままでは、秩序だった戦いは望めない』
リディア=スミルノフ:「もぐ」
増淵火凛:「どうぞ?」
双柳恋:「あ、どうぞどうぞ」
増淵火凛:酢こんぶを珍しそうに見ている。
ジャックローズ:「はい、どうも」視線を浴びて満足げに頷く。
ジャックローズ:「改めて、淑女の皆様。怪盗ジャック・ローズと申します」
ジャックローズ:「本物か偽物かどうかは、皆様の判断にお任せいたしましょう。…そして、先ほどの質問に答えていませんでしたので」
ジャックローズ:「僕は月涙を盗み返すつもりです。怪盗のプライドをかけて」
リディア=スミルノフ:「おおー」
成瀬詩譚:「素晴らしいね!」
双柳恋:「すげ~~……マジすか?あのジャックローズ?」
ジャックローズ:「ふふふ」注目を浴びて嬉しそうにしている。
成瀬詩譚:「まさか噂に名高き、現代に生きる怪盗どのに会えるとは。生きていると良いこともある。面倒なことも……」目を覚まさない女性を見て。「あるけども」
成瀬詩譚:「思った通りの人物のようで嬉しいよ」
成瀬詩譚:軽く拍手。
増淵火凛:「あの……もしかして……」
リディア=スミルノフ:「仏舎利塔を壊したってニュースになってた怪盗だよね」
増淵火凛:「すごい有名な人なの……?」
ジャックローズ:「それ、嘘って言ったじゃないですか…」
双柳恋:「えっアレ嘘なんスか?」火消しの方は見ていない。
成瀬詩譚:「知らないのかい? まあ、火凛はそうだよね」苦笑。
ジャックローズ:「僕ならもっと派手で優雅な方法をとります!」
成瀬詩譚:君がそういった世間のものごとに興味を示さないことを詩譚は好意的に見ているが、そのニュアンスが言葉から読み取れるかは微妙なところだ。
増淵火凛:「だ、だってずっと研究してたから……!」
双柳恋:「本物はマジでイケメンッスね~……写真撮っていいスか?」
ジャックローズ:「いくらでもどうぞ?」
双柳恋:「うわー!!太っ腹!!」パシャパシャと角度を変えて連写しまくっている。
"インドラ":『速いな。切り替えが』しゃくしゃくと桃をかじっている。
増淵火凛:(食べるんだ……)消費される桃を見ている。
ジャックローズ:連写を浴びつつ。「まあ…とはいえ、魔術などに関しては、僕も専門外のことですので」
ジャックローズ:「皆さまのお名前と、ご存知のことを教えていただければと」
リディア=スミルノフ:スマホで『ジャックローズの正体は? 素顔は? 調べてみました!』というまとめサイトを見ながら、目の前の人物と比較している。
リディア=スミルノフ:「インドラ。桃は高いからひとりで全部食べないでね」
"インドラ":『無論だ』
"インドラ":ちょっと憮然としている。
ジャックローズ:「僕は名乗りましたので、ぜひあなたについて教えてください、小さなお嬢さん」リディアちゃんに話を向ける。
リディア=スミルノフ:「わたしからでいいの?」 きょとんとする。 「背の順とか、年齢順とかじゃなくて」
ジャックローズ:「ちょうど僕の隣に座っているので」
ジャックローズ:「そういう順番です」
リディア=スミルノフ:「ぐるっと順だね。わかった」
リディア=スミルノフ:「リディア。リディア=スミルノフ。ロシアの上の方出身で、旅をしてた魔術師だよ」
"インドラ":『リディアに力を貸している。"インドラ"だ』
リディア=スミルノフ:「そう、こっちはインドラ。いい子だよ」
成瀬詩譚:「はは、大物。」
双柳恋:「ロシア?そりゃまた随分遠くから……」
リディア=スミルノフ:「旅の途中に立ち寄った、湯ノ浦ってところで、ちょっと色々あって。今はFHの、オブセシオンセルっていうところのリーダーをしてるよ」
双柳恋:「えっセルリーダー!?」ぎょっとする
増淵火凛:「正教会系かな……ん」
リディア=スミルノフ:「セルのみんなの体調が悪くなったから、このあたりに原因があると見て……うんセルリーダー」
リディア=スミルノフ:「セルリーダー、あまりよくない?」
増淵火凛:「よくないの?」
成瀬詩譚:「えっと…………」
成瀬詩譚:小さく絶句してから。「まあ、いいんじゃないかな」
双柳恋:「よ、良くないっていうか……ううん……」悩む。だが既に自分はUGNでもない。「まあ……そうスね……」
ジャックローズ:皆の表情を見ながらお茶を飲んでいる。
成瀬詩譚:幼い見た目、強大な力、FHセルリーダー、ハデスからの不穏な言及。
リディア=スミルノフ:「? このあたりに不調の原因……不調を起こしている原因の、強い神霊がいるっていうから来たら、たまたま巻き込まれたの」
成瀬詩譚:凄まじく不安だが、今回は頼らないと話にならない気もする。
リディア=スミルノフ:「魔術関連なら、少しは役に立てるかも。よろしくね」
双柳恋:「よ、よろしくお願いしま~す……」
双柳恋:こちらも先に見た実力から、敵に回せば厄介というレベルでは済まないのが分かっているので黙っている。
リディア=スミルノフ:お近づきの印にみんなのところを回って小パックに入った黒飴を置いてます。詠唱の必需品だ。
"インドラ":『噛むなよ。行儀が悪いからな』
増淵火凛:「うん。よろしく。さっき見た力から、出来るってのは分かったし」
リディア=スミルノフ:「糖分が足りなくなったら舐めてね。日本のキャンディだよ。おいしいよ」
リディア=スミルノフ:「ありがとう。でも、出来るかどうかならあなたも相当だったよ」
双柳恋:「白人幼女から黒飴が……」
増淵火凛:「ふうん」袋を開けてコロコロと口内で転がす。
増淵火凛:「えっほんお?」
リディア=スミルノフ:「極小規模の結界術だよね。結界は大きくするのより、小さくまとめるほうが難しいのに。すごいよ」 黒飴をコロコロ舐めている。
成瀬詩譚:「いっぱい褒めてあげて」にこやかに告げる。「喜ぶから」
リディア=スミルノフ:「すごい、すごい」
双柳恋:「そういうもんなんスか?すごいッスね~」
増淵火凛:「いや正かふには結界ってゆか」
増淵火凛:「あっ、あ乗りが先か……」
増淵火凛:噛み砕く。
リディア=スミルノフ:「あっお行儀」
"インドラ":『お前ェ!』
増淵火凛:「そんなに怒られるの!?」
成瀬詩譚:「まあまあ。こだわりのつよいタイプなんだよ」
成瀬詩譚:気を取り直して、どうぞ。とお茶を差し出す。
増淵火凛:「ごめんなさい……こほん。ええと……」一口飲んでから。
"インドラ":『うむ』
リディア=スミルノフ:我関せずで正座している。
増淵火凛:「増淵火凛。元『銀白の夜の海原』所属で、抜けたから今はフリー」
増淵火凛:「当時の位階は小達人で、二の名は“光忌み(ドラコラブラム)”で術式は火で……」
増淵火凛:「あっこの辺説明したほうがいいんだよね?えっと」
ジャックローズ:「何を言ってるのか全然分からない」
リディア=スミルノフ:「ふたりとも、わかる? 大丈夫?」 双柳さんとジャック様を交互に見る。
成瀬詩譚:「ジャーム化してない人間最高レベルのオールドオーヴァードで、炎使い」
成瀬詩譚:端的にまとめる。
双柳恋:「右に同じく……あっそういうことスか?」
増淵火凛:「魔術師の階級には第一団(ファーストオーダー)から第三団(サードオーダー)まであってね……」
双柳恋:「あっまた分からなくなってきた」
成瀬詩譚:「火凛。そこは大丈夫」
増淵火凛:「第一団が外陣(アウター)で、そこが新参入(ニオファ)……そうなの?」
ジャックローズ:「なんだ、強い人ばっかりなんですか、ここ」
増淵火凛:「あ、あの、強くはないかも……?」
リディア=スミルノフ:「銀白の――"結社"は、レネゲイドを魔術とみなす組織だね。小達人は上から四番目の位階だから、かなり強……」「あれ?」
成瀬詩譚:「とにかくすごく特殊な技術を仕えるんだけど、その特殊さが発揮されることはあんまりないかな」
増淵火凛:「私にしか出来ない術が出来るだけ。魔術師は基本、戦闘員じゃなくて研究者よ」
増淵火凛:「位階が高いほどそう」
成瀬詩譚:「でも、今回は何かある。"ハデス"に身柄を狙われているからね」
増淵火凛:「ええ。あの“ハデス”ってのに一回誘われて。断ったら襲われた」
増淵火凛:「私の術に興味があるような口ぶりだったけど……どうかしらね」
成瀬詩譚:「さらいに来るような事を言っていたから、対策を講じて居るうちにここにたどり着いたってわけ……さて」
ジャックローズ:「ふむ」桃を食べている。
双柳恋:「増淵さんも襲ったんスか?とんでもない野郎ッスね……」
増淵火凛:「正しく使う気だったかは怪しいかも。それに至る構成式の方目当てかも……」
リディア=スミルノフ:「POKEMONでも、レアな種類は狙われやすいもんね。気をつけないとだよ」
成瀬詩譚:「行動目的については先に言ってしまったけど、私は成瀬詩譚。魔術師くずれの何でも屋」
リディア=スミルノフ:「シタンも元・結社?」
成瀬詩譚:「『長枝の君主団』というところで少しね」
成瀬詩譚:「今は火凛と二人で旅をしている。流れ者だよ」
増淵火凛:「旅というか……逃走?」
リディア=スミルノフ:「駆け落ちなの?」
増淵火凛:「駆け落ち?」
成瀬詩譚:「余計なことは……ほらややこしい言及がくる」
双柳恋:「え~っマジすか!?」
ジャックローズ:「それはそれは」
リディア=スミルノフ:「マジすか?」 真似して視線を向ける。
双柳恋:「そういう関係だったとは……」
成瀬詩譚:話すことはこれ以上ないとばかりにお茶を一口飲んで、最後に残った双柳さんに目配せする。
リディア=スミルノフ:そのままの流れで双柳さんに視線を移す。
双柳恋:「……あ~……」周囲の視線が集まるのを感じて、居心地悪そうな顔をする。
双柳恋:「あたしは~……双柳恋っす。歳は……20ちょっとで……」
双柳恋:「今は~~……」
双柳恋:無職なので何も言えることが無い。
双柳恋:「まあ~……」
双柳恋:「いい感じに……ぼちぼち……やってるっていうか……」
双柳恋:「自由業?的な……」
成瀬詩譚:「……えっと!」
成瀬詩譚:共通する何かを感じ取ったのか。煮詰まりかけた空気に横槍を入れる。
増淵火凛:「私達と同じようなものってことね」
リディア=スミルノフ:「(さっきの技、すごかったな。魔術なのかな)(あとは、戦場生まれで、戦場帰りとか……)(何かの実験体、とか)」
ジャックローズ:「ふうむ」お茶を持ちつつ。「僕も似たようなものですからね」
双柳恋:「そっ……そうそう!そんな感じッス!」こくこく頷いて便乗する。
リディア=スミルノフ:「色々たいへんだったんだね。フリーランスに落ち着けて、よかった」
双柳恋:「……ッス……はい……ッス……」無意味に頷く。
成瀬詩譚:「それで、どうしようか。彼女が頼るべき戦力で、そこの女性を助けようとしていることは間違いない」
リディア=スミルノフ:「わたしは月山様に起きてもらってお話を聞きたいから」
リディア=スミルノフ:「もし恋が許してくれるなら、あなたといっしょに月山様をたすけたいんだけど。どうかな、恋」
双柳恋:「……も、勿論ッス。こっちからお願いしたいくらいで……」
双柳恋:「あたし一人じゃ、何も出来ないんで……へへ……」
リディア=スミルノフ:「そうなの?」 先ほどの鉄球術を思い出しながら首をかしげている。
リディア=スミルノフ:「でもありがとう。それなら、わたしは恋といっしょに行動するよ」
増淵火凛:「目的はバラバラだけど」
増淵火凛:「目標を同じくしている。私たちは」
リディア=スミルノフ:ポーチからマーマレードジャムを取り出してほうじ茶に放り込んで飲んでます。
"インドラ":腕を組み、リディアの言葉に頷きで追従する。
成瀬詩譚:「(組みづらそうだな、腕……)」
増淵火凛:「あいつを打ち倒すのが、その道に繋がるんでしょう?」
増淵火凛:「異論、ある?誰か」
成瀬詩譚:「ないね、賛成」
リディア=スミルノフ:「宝石は取り戻せるし、火凛や月山様の安全も確保できるし、だよね」
ジャックローズ:「そういうことになるでしょう」
双柳恋:「ええ、はい。皆さんにお任せします」


リディア=スミルノフ:「……ヒラニヤについては、だいたいそんな感じなんだけど」
リディア=スミルノフ:「専門用語、はぶいたつもりでも結構はいっちゃったかも。わからなかったらごめんね」
リディア=スミルノフ:「つまりは、あんまり協調性のない、すごい魔術師の集団だよ。さっき消えたのは"クロウラー"だね」
成瀬詩譚:「クランか……『セル』よりも古い単位なんだったっけ」FHの仕組みについて、あまり詳しくはない。
リディア=スミルノフ:魔術師はそもそも協調性のあるやつの方が少ないのだが(自分含む)、それは基礎知識として省いた。
リディア=スミルノフ:「昔はいろいろな呼び方があったらしいね。古参が多いのは間違いないと思う」
増淵火凛:「つまり、一派がみんな大挙して押し寄せてくることはなさそうってことなのかな」
双柳恋:「それなら助かるっちゃ助かりますけど……」
リディア=スミルノフ:「だと思う。"結社"で何かあっても、結社の魔術師が総出で押し寄せる事は少なかったんじゃない?」
成瀬詩譚:「あんなのがダース単位で押し寄せてきたらかなりやってられないね……」ほっとした調子。
増淵火凛:「結構押し寄せてきたけど……うちは隠匿結構重視で……あとめちゃくちゃ縦割りだし……」
双柳恋:「え~大丈夫なんスか……?」不安げ。
増淵火凛:「でも、彼らを見る限りは、同格って感じだったし」
リディア=スミルノフ:「今回は大丈夫っす。たぶん」
増淵火凛:「部下を引き連れてもないもの」
双柳恋:「よかったッス」ホッとする。
増淵火凛:「霊の使役だったでしょう。彼らの手足は」
リディア=スミルノフ:「そうだ。そういえばあれ、霊でよかったのかな」
"インドラ":『妙な気配のする輩どもだったな』
リディア=スミルノフ:「精霊や魔獣にしては少し解像度が荒かった気がするけれど」
ジャックローズ:「そういったものって、一般的なジャームとは違うのでしょうか」
増淵火凛:「一般的なジャームってのがよく分かんないんだけど、ええと、確か」
リディア=スミルノフ:「どうなんすか?」
増淵火凛:「理性を失った術師の呼称よね?」
成瀬詩譚:「(すぐに口調マネするの、ちょっとかわいいな)」
双柳恋:「術師っていうか……まあ、そうスね」
増淵火凛:「ええと。そういうのよりは現象、に近い感じで」
増淵火凛:「災害。嵐とか、雷とか、飢餓とか、呪禍とか」
"インドラ":『そうだな……あれらには正の生命力のようなものを感じなかった』
増淵火凛:「そういうのが、実体化して、形を取ってる。えっと」
増淵火凛:「一般的には何ていうの……お化け?」
ジャックローズ:「お化け…」
双柳恋:「『雑霊』……」
双柳恋:「……スかね、もしかして」
増淵火凛:「……心当たりが?」
リディア=スミルノフ:「インドラみたいに、しっかりした名前があるのはごく一部っぽかったね。うん」
双柳恋:「月山さんもそれらしいんスよ。自分で言ってました」
リディア=スミルノフ:「そういうおばけを、専門用語で雑霊……っていうんだけど。恋はおばけに詳しいの?」
リディア=スミルノフ:「? 月山様、雑霊なの?」
成瀬詩譚:「やつらに命令を下していたね」
成瀬詩譚:「少なくとも、ルーツが完全にはずれているわけでは無いだろう」
双柳恋:「いや、あたしは全然なんスけど……要は日本神道になる前の、そこに含まれない信仰の対象ッスよね」
増淵火凛:「確かな系統になる前の、原種の神?」
"インドラ":『さばえなす神々、というヤツだな』
双柳恋:「そうスね。闇を恐れたり、森とか海、火を敬ったり……あの怪物だけじゃなくて、そういう全部をひっくるめて雑霊って言うらしくて」
双柳恋:「月山さんは中でも一番古いくらいの人らしいんスよ」
双柳恋:「実際、小さいほうの怪物は若干言う事聞かせてましたし。かなり偉いほうなんじゃないスかね」
成瀬詩譚:「……」ちら、と眠る月山さんを見る。
増淵火凛:「何か、強い象徴を持ってたのかも」
リディア=スミルノフ:「火凛と同じで、レアな雑霊なのかな。だからハデスに襲われたのかも」
増淵火凛:「うん。狙われるくらいには……」
双柳恋:「象徴かあ……都市伝説にはなってましたけどね……」
月山さん:立ち居振る舞いが俗すぎるが、寝ている姿にはなんとなく神々しさがある……気もする。
双柳恋:「目が覚めたらもっと色々聞けるんスけど……」少し表情を曇らせ
双柳恋:「あの宝石、何なんですかね。何をされたんでしょう、月山さんは」
成瀬詩譚:「死んでいるわけでもないのに、火凛の力で起きないのは」
成瀬詩譚:「つまり『害されている』わけじゃないんだ。この状態は、彼女にとって」
リディア=スミルノフ:「むしろこれまでの月山様が異常だった、ってこと? そこまではいかない?」
増淵火凛:「……今の状態のほうが、自然?」
成瀬詩譚:「どうだろう。でも、たぶん……機能的にか、霊的にか、存在目的か……『沿っている』んだと思う。上手くいえないけど」
増淵火凛:「ん~……」うんうん悩みながら。
ジャックローズ:(うーん)(どんどん話についていけなくなっていくな)桃を食べている。
双柳恋:「……? 何スかそれ……」
双柳恋:「月山さんは安酒飲んでニコニコ笑ってる時が一番自然だと思うんスけどね……」
増淵火凛:「あっ」顔を上げて「大丈夫?」
増淵火凛:「あの、魔術師って結構その……」
増淵火凛:「勝手に自分たちのとこ行くから……途中でも止めてね」
増淵火凛:「全員身勝手な協調性ゼロ存在だと思って」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズ、大丈夫? 居心地わるかったらごめんね」
ジャックローズ:「ああ。いえ…」
リディア=スミルノフ:ポーチから日記帳にしているB5ノートを取り出して、できるだけジャックローズにも分かりやすい説明図を書こうと苦心している。
双柳恋:「……ジャックさんはあの石を探してたんスよね?何か知りませんか?」
増淵火凛:「賢者の石か、それ相応のものなのかしら、あれ」
双柳恋:「てかあれ……」
双柳恋:「高いんスか?ぶっちゃけ……」
ジャックローズ:「うーん」
ジャックローズ:「そうですね。EXレネゲイド化していて…僕の見立てでは、ほとんどオーパーツのようなものですから」
ジャックローズ:「少し無粋ですが、桁をつけるなら」指をどんどん折り曲げていく。
双柳恋:「おぉおぉ……」
ジャックローズ:「これの……」一旦止める。
ジャックローズ:「さらに倍はいくかも」
双柳恋:「おぉ……?」
成瀬詩譚:「いつ、むう、やあ、おお…………」
双柳恋:「嘘!?」
双柳恋:「ヤッベ~~……テンション上がってきましたね!」
増淵火凛:「だから桃がたくさんあったのね」一つ取って。
増淵火凛:「高いものがいっぱい手に入るテンプルなんだ」
リディア=スミルノフ:「"億"……ううん。裏の評価も考慮すると、"兆"はいきそうだね」
リディア=スミルノフ:「怪盗は高いものを盗むっていうけれど、ジャック・ローズ。盗み返したあとはどうするの?」
成瀬詩譚:「なんでそんなものがこんな寂れた感じの寺に……」軽いめまいを起こしている。
ジャックローズ:「? 僕のものにします」
増淵火凛:「えっ」
リディア=スミルノフ:「あっ、そこは怪盗なんだ」
増淵火凛:「それは……」
増淵火凛:「泥棒じゃない……?」
リディア=スミルノフ:「泥棒だよね?」
双柳恋:「あの……お手伝いしたらちょっと分け前とか……」揉み手する
ジャックローズ:「だから、僕は怪盗と言ってるじゃないですか」
成瀬詩譚:「はいはい、最初から言ってたでしょ」
ジャックローズ:「分け前ですか」双柳さんに視線を向ける。
ジャックローズ:「そうだな」
ジャックローズ:「いいですよ。考えておきましょう」微笑んで答える。
双柳恋:「マジすか!?」
双柳恋:「ひゃ~!やっぱ怪盗は太っ腹っすね~~!」
ジャックローズ:「ふふふ。光栄です」
増淵火凛:「あの、盗みってよくないことなのよ」
"インドラ":『分割したら機能と価値を損なう予感がするがな』
双柳恋:「いやいや……そこはホラ……現ナマとかで……」
リディア=スミルノフ:「現ナマ……」 スマホで意味を調べてます。
増淵火凛:「機能って……あれ、石の効用じゃなくて」
増淵火凛:「術具ってこと?」
ジャックローズ:「あれについて、ご存知なのですか?」インドラを見る。
リディア=スミルノフ:「ご存知なの?」
双柳恋:「スか?」
"インドラ":『雷霆が俺の本質だ。多少は理解できる』
"インドラ":『あれはエネルギーを一点に集約するための形だ。体内に突きこまれた際の発光も、力自体はあの男のものだった。』
ジャックローズ:「……ははあ」ピンとくる。
ジャックローズ:「だからダイヤモンドアンビルセル用みたいな代物なのか」
リディア=スミルノフ:「ダイ?」
"インドラ":『ヤモ……?』
ジャックローズ:「あ、ええと」
ジャックローズ:「あのダイヤがオーパーツだと言った理由です」
ジャックローズ:「ダイヤモンドアンビルセルというのは、局所的に超高温高圧状態を作り出すことができる装置で……えーと」
増淵火凛:「???」
リディア=スミルノフ:「……?」
リディア=スミルノフ:「超、こうおん、こうあつ……」 スマホでわからない単語をちまちま調べているが、全然追いついていない。
成瀬詩譚:「実験装置みたいなやつなんだ」
ジャックローズ:「そういう理解で、よろしいかと…。まあ、ともかく、力を非常に増幅できる、ような代物です…」
双柳恋:「ははあ、ただ綺麗な宝石ってだけじゃないと」
増淵火凛:「ええと。最近作られたってことよね、じゃあ?」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズはすごいね。科学の専門家だったんだ」
増淵火凛:「その、もっと浴びる?で」
リディア=スミルノフ:「でも、蓄えられてた魔力は50年や100年って感じには見えなかったよ」
成瀬詩譚:「オーパーツ! オーパーツって言ってたのは流石にわかるでしょ? 火凛。しかし、いやはや……」
ジャックローズ:「少なくとも1000年前から存在していたと思います」
双柳恋:「1000年か~」
成瀬詩譚:「"ハデス"の力の正体は不明だけど、とにかく出鱈目な出力を持ってるのは間違いない。その上で、あれを正確に一点に集中させるとすると」
双柳恋:「月山さんの1/10っすね」
リディア=スミルノフ:「だからオーパーツなんだ。現代の……ダイヤモンド、アンビル?がないと加工できないはずのものなら、1000年前に作れるわけないもんね」
ジャックローズ:「ハハハ。1万年前から存在されている方の話を聞いた後では、どうにも霞んでしまいますね」
"インドラ":『何らかの空間異常を起こすための装置なのだろうな』
増淵火凛:「本来どっちもおかしいんだけど……」
成瀬詩譚:「人間50年の200回分だものね」
増淵火凛:「本当に。それだけの回数あればどれだけの探求が出来るか……」
成瀬詩譚:「欲しくなっちゃった? 永遠」
増淵火凛:「最初からそれはそうよ。長ければ長いほどいいでしょう?」
増淵火凛:「長く生きられるに越したことはない」
成瀬詩譚:「ふふ、それはそうだ。あいつが気に入らないって話だった」
リディア=スミルノフ:「長く生きすぎちゃうと、それはそれでことわりが乱れそうな気がするけど……でも、うん」
増淵火凛:「そう。方法が倫理観なさそうなのが嫌なの」
リディア=スミルノフ:「とりあえず、このままハデスを放っておくと、ええと」
リディア=スミルノフ:「"めちゃくちゃにやべえ事"になっちゃうってことでいいんだよね?」
増淵火凛:「良くないし、彼女が助からない」
リディア=スミルノフ:「うん。それなら、探して、止めないとだね」
双柳恋:「ええ。月山さんがこのまま起きなかったら……困ります」
ジャックローズ:「…飲み会されてたんですか?」
双柳恋:「……はい」少し笑って「1万年物のお酒を飲んでました」
リディア=スミルノフ:「エリクシール!」 目を丸くする。
ジャックローズ:「…それは」笑う。「中断させたままじゃ勿体ない」
増淵火凛:「じゃあ早く目覚めさせないと」
増淵火凛:「保存の術式が気になる……聞けないかな」
双柳恋:「それも起きたらですね」
リディア=スミルノフ:「恋」
リディア=スミルノフ:「オカルト的なことはわからないと思うけど、でも、これだけは覚えておいて」
双柳恋:「……はい?」
リディア=スミルノフ:「あのね。友達を目覚めさせたい、助けたい、っていう気持ちは、時にどんな魔術や技術よりも勝るものなの」
リディア=スミルノフ:「きっと、あなたの強い気持ちが月山様を助ける事につながるよ。がんばって」
双柳恋:「……。……はい」
双柳恋:頷いて、眠り続ける月山さんに目をやる。
双柳恋:(……本当は)
双柳恋:(そんな酒なんて、どうでもよかったのにな)
双柳恋:ぱっと切り替えて、へらりと笑顔を作る。
双柳恋:「覚えておきます」


GM:シーン終了。ロイス・購入が可能。
増淵火凛:医療トランク買いたいな~ 狙います
ジャックローズ:とりあえず応急手当購入!
ジャックローズ:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 5[1,5]+1 → 6 → 失敗

増淵火凛:2dx+4>=20
DoubleCross : (2DX10+4>=20) → 8[6,8]+4 → 12 → 失敗

ジャックローズ:ダメッ
リディア=スミルノフ:ロイスを取ろうっと。火凛ちゃんには魔術師仲間ってことでいつでも取れそうだから、ここは双柳さん。
増淵火凛:財産8点入れて買います
双柳恋:あっ
双柳恋:バデム!
ジャックローズ:アッ!
増淵火凛:15→7になりました
双柳恋:+3して~
ジャックローズ:ヘヘ…双柳様……よろしいでしょうか……
増淵火凛:おしおし
リディア=スミルノフ:総財産強いなこのチーム……
ジャックローズ:ありがとうございます……!ではこの盗人めが応急手当を頂いていきます…
増淵火凛:とりあえず自分にトランク使います。
リディア=スミルノフ:双柳恋/○庇護/不安/ロイス
ジャックローズ:2d10+5 回復します~
DoubleCross : (2D10+5) → 13[6,7]+5 → 18

双柳恋:ジャックローズ様に ○イケメンで優しくて太っ腹/謎 で取得します
リディア=スミルノフ:で、購入はすごい服。
増淵火凛:増淵火凛のHPを2d10(→ 16)増加 (3 → 19)
ジャックローズ:ヤッタ
ジャックローズ:双柳さんにロイスを取得します 双柳恋/尽力:〇/猜疑心/ロイス
増淵火凛:ロイスはまだ保留かな~ 保留で!
双柳恋:ボデマでも買おう
双柳恋:3DX+4>=12
DoubleCross : (3DX10+4>=12) → 7[1,3,7]+4 → 11 → 失敗

リディア=スミルノフ:4dx+2>=10
DoubleCross : (4DX10+2>=10) → 8[1,2,8,8]+2 → 10 → 成功

リディア=スミルノフ:買えました。装備しておきます。
双柳恋:財産1で購入 14>13 装備して以上です
リディア=スミルノフ:ロイスも取ったんで以上です。
ジャックローズ:以上です!


◆Middle03◆

GM:引き続き情報収集です。シーンプレイヤーは引き続き怪盗ジャック・ローズ、以下登場自由
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 9)増加 (57 → 66)
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (61 → 66)
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 1)増加 (69 → 70)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 2)増加 (75 → 77)
GM:判定可能な項目は以下!
【済】『月山さん』について 
 ┗▼『月山さん』の容態について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉8
【済】『月涙』について 
【済】怪物たちについて 
 ┗▼『根の国』あるいは『根之堅洲國(ねのかたすくに)』について 〈知識:オカルト/魔術〉7
  ┗▼『根の国』よりの影響について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉〈情報:UGN/裏社会〉10
【済】"ヒラニヤ"について 
 ┗▼"ヒラニヤ"の動向について 〈情報:UGN/FH/裏社会〉8
  ┗▼"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 〈情報:UGN/FH〉11
 ┗▼"冥統者(ハデス)"の能力について 〈知識:レネゲイド〉〈情報:学問〉10
  ┗※"冥統者(ハデス)"について2 〈情報:裏社会/学問〉9
▼???について(条件解放)
GM:※印は知らなくても進行に影響ないやつです。
GM:罫線で結ばれたツリーは上の判定に成功すると挑戦可能に成るぜ
双柳恋:やっぱり月山さんの容体が一番気になります
リディア=スミルノフ:そのままヒラニヤの動向に行こうかな。オカルト的な説明をしやすそうなのは根の国なんだけど
ジャックローズ:お二人ともどうぞどうぞ
増淵火凛:根の国はじゃああたしやろうかな? 魔術使えるし
リディア=スミルノフ:火凛ちゃんが抜いてくれるなら安心なのだわ
双柳恋:3DX+2+4>=8 知識:レネゲイド ブーメランアスピス使用
DoubleCross : (3DX10+6>=8) → 7[3,5,7]+6 → 13 → 成功

リディア=スミルノフ:じゃあ安心してヒラニヤの動向にいきます。コネFH幹部使って情報FH。
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (70 → 71)
リディア=スミルノフ:6dx+4>=8
DoubleCross : (6DX10+4>=8) → 7[1,2,2,6,6,7]+4 → 11 → 成功

増淵火凛:5dx+4>=7 知識:魔術
DoubleCross : (5DX10+4>=7) → 10[2,5,5,6,10]+7[7]+4 → 21 → 成功

ジャックローズ:ハデスちょっと技能値不安だな…w
リディア=スミルノフ:あっ、情報学問使えるならリディアがハデスいってもよかったなあ
増淵火凛:空いたので狙いやすいのあるなら
双柳恋:UGNから借りパクしてきたバデムあるよ
増淵火凛:そっちでもいいかも
増淵火凛:そうじゃん
リディア=スミルノフ:盗み繋がりだし
GM:既に成功したのの下抜いてもいいですよ
リディア=スミルノフ: ┗▼"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 〈情報:UGN/FH〉11
これはどう?ジャック様

リディア=スミルノフ:でもUGNもFHもなさそうだな
GM:あ。じゃあそれは
GM:知識:美術品使って良いことにしましょう
増淵火凛:なるほどね
GM:あとイージーは応相談です
ジャックローズ:え!助かる じゃあその遺産について知識:美術品使います
ジャックローズ:ほほう イージーエフェクト《究極鑑定》で更に詳しく鑑定することによるボーナスなどあるでしょうか
GM:それは役に立ちそう! 固定値を2点追加してください
ジャックローズ:やったー!ありがとうございます では
ジャックローズ:4dx+1+2>=11
DoubleCross : (4DX10+3>=11) → 9[3,4,6,9]+3 → 12 → 成功

ジャックローズ:できた!
GM:お見事!
双柳恋:やった~
GM:では貼っていきます
▼『月山さん』の容態について 
縄文時代の女神を象った土偶は涙やよだれを垂らし、肉感に富み、しばしば子を孕んだ形象で表される。
腹部に突きこまれ使用された『月涙』によって彼女を行動不能足らしめている、しかし『真なる火』によって治癒適わぬ異常ならざる事態。
それは妊娠だ。『月山さん』はここではないどこかと繋げられたゲートを経由して、霊的な『何か』を受胎した。
これが誕生する時、母胎より精気は吸い尽くされ、『月山さん』は死亡する。
データ的には【E:予告された終焉】が使用されています。
▼"ヒラニヤ"の動向について 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉
デルポイにてギリシャ神話主神"ゼウス"の招来を目論む、超久アーティファクト"パノプティコン"を手中に収めるため百万都市の住民の殆どを洗脳する、バグダットに神域を形成し、それを滅ぼすことで巨大な力の空隙を生み出す──
手に入る"ヒラニヤ"使徒の情報は、UGNなどに阻まれ失敗した作戦のものが多い。
だが、その中に気になる記述を見つけた。
"ハデス"に協力する第十席、"クロウラー"らしき男がごく最近、UGN遺産管理局からアーティファクトを盗み出したというのだ。
盗まれたものが何かを知ることで、"ハデス"の動向が探れるかもしれない。
▼『根の国』あるいは『根之堅洲國(ねのかたすくに)』について 
日本神話において、現世(うつしよ)の極遠に存在すると言われる場所。
主神たる天照大神や須佐之男、月読命などの神々の母、伊邪那美の住まう黄泉比良坂(日本神話における冥界)との関連が『古事記』にて示される。
積穢れの押し流される先であり、悪霊邪気の根源。それは宵耶山に現れた雑霊たちの神話的特徴と一致する。月山さんの残した言葉からも、あれらのルーツは『根の国』であろうと推測できる。
▼"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 
『火浣布』と呼ばれるアーティファクト。
かぐや姫に語られる火鼠の皮衣と同一のルーツを持つそれは、身につけた者に火と熱への強力な耐性を与える白衣である。
"ハデス"の語る『四大和合を押しのけねばたどり着けぬ深層』。そこで活動するためのアイテムだろうか。
GM:解明された情報は以上となります。
【済】『月山さん』について 
 ┗【済】『月山さん』の容態について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉8
【済】『月涙』について 
【済】怪物たちについて 
 ┗【済】『根の国』あるいは『根之堅洲國(ねのかたすくに)』について 〈知識:オカルト/魔術〉7
  ┗▼『根の国』よりの影響について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉〈情報:UGN/裏社会〉10
【済】"ヒラニヤ"について 
 ┗【済】"ヒラニヤ"の動向について 〈情報:UGN/FH/裏社会〉8
  ┗【済】"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 〈情報:UGN/FH〉11
 ┗▼"冥統者(ハデス)"の能力について 〈知識:レネゲイド〉〈情報:学問〉10
  ┗※"冥統者(ハデス)"について2 〈情報:裏社会/学問〉9
▼???について(条件解放)
GM:怪盗ジャック・ローズ、リディア・スミルノフ。
GM:キミたちは、"ハデス"、"クロウラー"らヒラニヤ十八使徒の動向を追っていた、その情報共有のために近くにあったアイスクリーム屋で落ち合い、ジェラートに舌鼓を打っていた。
"インドラ":店員が去っていったのに合わせ、僅かに実体化する。アイスを食べるためだ。
ジャックローズ:《擬態の仮面》。山を下りる際に、リディアちゃんと同世代くらいの少年の姿に変化している。
ジャックローズ:「何でも食べますねえ」インドラを見上げながら言う。こちらの手元には抹茶ジェラート。
リディア=スミルノフ:「インドラ、この席なら物陰になってるから。もう少し大胆に食べてもへいきだよ」
"インドラ":『いつの時代も、食物には一定の信仰が宿っている』
"インドラ":『そうか……? そうかもしれんな……』
リディア=スミルノフ:「うん。いざとなったら逃げればいいから大丈夫」
"インドラ":座席に下半身が埋まっているような状態でチョコミントアイスを食べています。
リディア=スミルノフ:「変装のプロもいるし」 オレンジシャーベットを食べている。
ジャックローズ:「アハハ。全力でサポートさせていただきます」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズに聞きたいことがふたつあるんだけど」
ジャックローズ:「なんでしょう?」スプーンを口に運びながら首を傾げる。
リディア=スミルノフ:「うん。ジャックローズは、魔術にはあまりくわしくないんだよね? ヒラニヤのこと、大丈夫だった?」
ジャックローズ:「あまり、どころか。完全に門外漢ですよ」そう言いつつ、楽しそうにくすくす笑う。
ジャックローズ:「お気遣いありがとうございます。でも、大丈夫ですよ。リディアさんが分かりやすく絵を描いてくださいましたし」
ジャックローズ:「"このままじゃものすごいヤバい状況になる"ことが分かればいいんでしょう」
リディア=スミルノフ:「そうだね。彼らがこれまでやってきた事、どれもすげ~やべ~ことだったから」
"インドラ":『半端に分かった気になっている者より賢いな』
"インドラ":『知識に盲従することほど愚かなことはない』
リディア=スミルノフ:「今回もすげ~やべ~事になると見て間違いないと思う」
ジャックローズ:「ふふ」インドラに嬉しそうに笑い、リディアさんにまた視線を返す。
リディア=スミルノフ:「一度知識を得ると、逆に知識外のことを軽視しがちになっちゃうもんね」 スプーンでシャーベットをサクサク刻んで口に運ぶ。
ジャックローズ:「その言葉、気に入ったんですか?」
ジャックローズ:「すげーやべーって」
リディア=スミルノフ:「うん。恋が使ってた口調を真似してみたんだよ」
ジャックローズ:「なるほど」可愛いなあと思っている。「上手に真似されてます」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズの姿も誰かの真似?」
リディア=スミルノフ:「子供の頃のあなたじゃないよね」
ジャックローズ:「それ、もうひとつの聞きたいことですか?」
リディア=スミルノフ:自分と同い年くらいになった怪盗をしげしげと見ている。
リディア=スミルノフ:「ううん。もうひとつは、なんで"ジャック"と"ローズ"っていう男性的な名前と女性的な名前を混ぜてるのかってほう」
ジャックローズ:「なるほど」足のつま先を交差させて遊ばせる。
"インドラ":『言われてみれば陰陽和合めいているな』
"インドラ":陰陽の気が混ざり合うことによってすべてが生成される。日本神話の独自の思想である。
リディア=スミルノフ:「声を聞いても、見た目からも、わからないよね。男の人か女の人か」
ジャックローズ:「じゃあ、先に名前の方から回答しますと」
リディア=スミルノフ:「うん」
ジャックローズ:「ジャック・ローズというのは、もともとカクテルの名前なんですよ」
リディア=スミルノフ:「カクテル」
リディア=スミルノフ:「お酒の?」
ジャックローズ:「そうです。ネットで検索すれば出てくるかと」
リディア=スミルノフ:「ジャ、ック、ロー、ズ」 口に出してスマホをぎこちなくポチポチしている。「あっ本当だ」
ジャックローズ:「ね」横からスマホの画面を覗き込んでいる。
リディア=スミルノフ:「この、赤いやつだよね。きれいなカクテル」
ジャックローズ:「まだ飲んじゃだめですよ」軽口。
リディア=スミルノフ:「おう」 呪具の中にはお酒もあるのでバッグをさりげなく隠す。
リディア=スミルノフ:「お酒が好きだから、ジャックローズ?」
ジャックローズ:「ふふ…そういう事にしようかな」
ジャックローズ:「謎が多い方が、夢の住人らしくないですか?」
リディア=スミルノフ:「それはそうかも。ジャックローズは、インターネットでも正体不明なのがいいところって言われてるから」
リディア=スミルノフ:「もご。ごめんね、わたしばかり質問しているかも」
ジャックローズ:「じゃあ、交代です。僕からも質問していい?」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズも何でも聞いてね。事件のことでも、オカルトの事でも」
リディア=スミルノフ:「うん。なんでもいいよ」
ジャックローズ:「リディアさん、セルリーダーって仰っていたでしょう」
リディア=スミルノフ:頷く。 「うん。おっしゃったね」
ジャックローズ:「でも、あなたの口ぶり、いつも一人で行動しているようなものだから」
ジャックローズ:「どうしてかなって思ったんです。部下とは一緒ではないんですか?」
リディア=スミルノフ:「いたり、いなかったりだね。でも湯ノ浦……オブセシオンセルは、他といろいろ成り立ちが違うから」
リディア=スミルノフ:「みんなは同じ街の住人だったけど、わたしだけはよそ者なの。あんまり、みんなを事件には巻き込みたくなくって」
リディア=スミルノフ:それでも一人で行動するとたいてい誰かがついてきたりするが、今回は本当に一人(と一柱)だ。
リディア=スミルノフ:「部下がいないのは変?」
ジャックローズ:「そうですね。僕の知っているセルリーダーとは、だいぶ印象が違います」
ジャックローズ:「僕のイメージのセルリーダーは、部下をたくさん連れて、悪いことをしているものです」
ジャックローズ:冗談めかして両手を広げて、指揮官みたいな仕草をする。
"インドラ":『悪いことをしているかどうかは、見方によるな』
リディア=スミルノフ:「うん。FHのイメージって、そんな感じだよね」 《傍らの影法師》で小さい影人形を何体も召喚して遊ばせている。
ジャックローズ:「あっすごい」影人形に喜ぶ。
リディア=スミルノフ:「そうだね。ジャックローズの盗みもそうなんだけど」
リディア=スミルノフ:「わたしは悪いことをしているつもりはないんだけど……人から見ると悪行だな、って事をしてしまってるかもしれない」
"インドラ":『この魔術師は、人を救うためなら何でもする。何でもするオーヴァードというのは』
リディア=スミルノフ:「それで、組織の力を得ようとすると、やっぱりFHって道しかなかったの」
ジャックローズ:「なるほど」目を細める。
"インドラ":『往々にして混沌の火種だ』
リディア=スミルノフ:「混沌の火種、あまりよくないんだけどね」
"インドラ":その声は重々しく、遠雷の響きに似ていた。
ジャックローズ:「言って…いや、仰ってる事、分かる気がするなあ」インドラの言葉に笑う。
リディア=スミルノフ:「よかったねインドラ。口調が敬われてるよ」
"インドラ":『良いことだな。』
ジャックローズ:「でも、リディアさん。貴女は多分、僕とは違いますよ」
リディア=スミルノフ:「そうなの?」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズのほうが華麗って意味で?」
ジャックローズ:「光栄だなあ」満更でもなさそうにしている。
ジャックローズ:「でも、僕の見せるショーは、種も仕掛けもありますから」
ジャックローズ:「何より、本当に一人きりの自由業です」
リディア=スミルノフ:「あなたは強いね。一人きりで何度も困難に挑むっていうのは、魂が擦り切れる事だってあるのに」
ジャックローズ:「…経験談ですか?」
リディア=スミルノフ:「そうなった人はいろいろ見たかも」
リディア=スミルノフ:「だからヒラニヤたちも……形式上とはいえ、チームを組んでいる。強大な魔術師たちでさえ」
リディア=スミルノフ:「一人きりでも自我を保ち続けられるあなたは、彼らよりすごい魔術師なのかもね」
リディア=スミルノフ:既に半分くらい液状になったシャーベットをちまちまスプーンですくっている。
ジャックローズ:「……そんなに真正面から褒められるとは思っていませんでした」
リディア=スミルノフ:「嫌だった?」
ジャックローズ:「いえ、その逆です。とっても嬉しい」
ジャックローズ:ニコッと笑う。
リディア=スミルノフ:「そう。よかった」「ジャックとか……火凛や恋。せっかくチームを組めたのに、怒らせちゃったら、かなしいもんね」
ジャックローズ:「リディアさん、友達思いですよねえ」
"インドラ":『そうだな。俺はどちらの生き方も強く肯んずる気はないが』
"インドラ":『自らを律するものを強く持っているのは、魔道に身を落とした者どもより幾分か与し易い』
リディア=スミルノフ:「今回はやりやすそうだね。全員心が強いから」
リディア=スミルノフ:「"ヒラニヤ"だけど」
ジャックローズ:「はい」声色が変わったのを感じてリディアさんに視線を向け直す。
リディア=スミルノフ:「逃げていった男。"クロウラー"。彼、UGNからアーティファクトを盗んだらしいの」
ジャックローズ:「それはそれは…度胸があることで」
リディア=スミルノフ:「盗まれたものが何かわかれば、ハデスの企みも阻止しやすくなると思う。どろぼうネットワークとかで分かったら、教えてね」
ジャックローズ:「どろぼうネットワーク!」くすくす笑う。「かしこまりました。チームワークですね」
"インドラ":そんなものがあってたまるかという目でリディアを見ている。
リディア=スミルノフ:泥棒や怪盗にしかわからない裏情報網があり、それを見れば盗まれたものリストがあるんじゃないかと思っている。
リディア=スミルノフ:「うん。よろしく、怪盗さん」
ジャックローズ:「ええ、湯ノ浦のお嬢さん」
"インドラ":ぱちぱちと音を立てて、電影が消滅する。こちらも注文したものを食べ終わったようだ。
"インドラ":『さて、残してきた奴らの進捗はどうかな』


GM:所変わって。
GM:増淵火凛の魔術工房だ。意識を失った『月山さん』の容態を、より詳細に調べるため、キミは双柳恋と詩譚を伴いここへ来た。
双柳恋:「スゲ~~、魔術工房なんて初めて入ったッスよ!」物珍しげに辺りをきょろきょろ見回している。
増淵火凛:整然と本や薬、触媒らしき小物の入った箱が層別されて並んでいる。
増淵火凛:ある意味魔術師らしからぬ、几帳面さ。
増淵火凛:「そんな直接反応するような物ないけど……あんまり触らないでね」
双柳恋:「えっ」既にベタベタ触っている。
増淵火凛:「すごい触ってる……」
成瀬詩譚:「何も起きてないから結果オーライだけど」
増淵火凛:「そっちには起きないけどさ……!」
増淵火凛:「こっちが使う時に影響出るの!」
成瀬詩譚:小さく溜め息。「棚の配置を動かさないであげてくれ。私には法則性がわからないから、直せない」
双柳恋:「ヒェッ!すんません!」すぐさま手放す。
成瀬詩譚:そう言いながら、2人の分の飲み物を持ってくる。
双柳恋:「あ、ども…… ……それで、月山さんはどんな感じですか?成瀬さん」
増淵火凛:「まったく……」
双柳恋:「すぐ目覚ましそうですかね~」エヘエヘ笑いながら頭を掻く。
成瀬詩譚:「んー……」少し困ったように。
増淵火凛:飲み物を受け取って。「……すぐ醒ましそうっていうか」
増淵火凛:「本来もう醒めてなきゃおかしいんだけど……」
成瀬詩譚:「難しいね。『月涙』っていう、あのアーティファクト。あれが悪さをして」
成瀬詩譚:「彼女の身に起きているのは『受胎』だ。そうとしか考えられない」
双柳恋:「じゅた……」音と意味とがすぐには結び付かない。
増淵火凛:「……受胎」
双柳恋:「……は?受胎……?」
成瀬詩譚:「彼女が生まれたという……縄文時代の女神について、調べていたね」
増淵火凛:「ああ。彼女一人の気質をいくら釣り合わせても駄目なわけだ」
増淵火凛:「正しくあるべき肉体の釣り合いの位置が、変わってしまっているってことね」
双柳恋:「い、いやいや……意味わかんないんスけど!分かるように言ってください!」
成瀬詩譚:「土偶、分かるかい?」
双柳恋:「……アレですよね?ドラえもんの映画に出てきた……」
成瀬詩譚:「古来。地母神は月にいた」
増淵火凛:「呪具の中に確か……」漁っている。
成瀬詩譚:「地上に恵みをもたらす雨は、その涙だったし」
増淵火凛:遮光器土偶のレプリカの触媒を取り出して、机の上に転がす。
成瀬詩譚:「月の満ち欠けと月経の周期が同じ長さのサイクルであることに、原始の人々は気づいていた」
成瀬詩譚:「だから、縄文期の信仰の表象では、女性は豊満な体つきをして、しばしば涙を流し、妊婦の姿を取る」
成瀬詩譚:「それを使われた。彼女は何かを『産まされよう』としている……」
双柳恋:「……」段々と表情が苦くなる。
双柳恋:「……元々、月山さんを成す信仰の形態が」
双柳恋:「彼女の在り様が、そういう権能に近いと……?」
双柳恋:「……何かって、何スか」
増淵火凛:「……あなた、本当に」
増淵火凛:「ただの素人?」
双柳恋:「……」黙っている。
成瀬詩譚:がたりと背もたれに体を投げ出し、長く息を吐く。
成瀬詩譚:「わからない」
増淵火凛:「詳しいっていうか……なんだろう。慣れてる?」
双柳恋:「……慣れてる、だけです」視線を逸らす。
成瀬詩譚:「……これ以上慣れさせたくはないな」
双柳恋:「……で、でも、それじゃあ」気を取り直すように
双柳恋:「その何かが生まれれば……いや、それもどうかと思いますけど」
双柳恋:「月山さんは目を覚ますってことですよね?」
成瀬詩譚:「……どうだろうな。肉体的な外見の変化はないけれど」
成瀬詩譚:「妊娠したからと言って、ずっと昏睡したまま目を覚まさない。そんな精気の吸われ方をして出てくる『何か』とやら」
成瀬詩譚:「母体が無事に終わるとは到底思えない。原因を断たなきゃダメだ」
増淵火凛:「肥育だけで、彼女のプネウマの大部分を使ってるってことでしょう」
増淵火凛:「出産となれば、より多くのエネルギーを要求するのは想像に難くない」
双柳恋:「……そんな」
双柳恋:(……あの人を)
双柳恋:(道具みたいに扱って──)
成瀬詩譚:「『月涙』によって、体内に座標を固定されたゲートが彼女に影響を与えている」
成瀬詩譚:「だから、その『元』を断てば、あるいは……と思うんだけれど」
成瀬詩譚:小さく、頼みの少女に目配せする。
増淵火凛:「ここにあればね」
双柳恋:「無いんですか」
増淵火凛:「(はは)の国って言うんですっけ。こっちだと……皮肉な響きね」
増淵火凛:「そっちに根を張ってるんじゃないかな。その何かは」
双柳恋:「……月山さんが言ってた……」
成瀬詩譚:「根の国か」
増淵火凛:「ええ。死者の国。穢れの元……多分、あの怪物たちもそう」
増淵火凛:「月のものも、産の忌も。穢れとして扱われる。国によらず、大体ね」
増淵火凛:「今、向こうのものに、ずっと近くなっちゃってるんじゃないかしら」
成瀬詩譚:「……」
双柳恋:「……」
双柳恋:気付けば、ひどく動揺していた。
双柳恋:胸中に湧き上がる憤懣の中、いつの間にか彼女に入れ込み過ぎている自分を見つける。
増淵火凛:「……あ」その顔を見て。
増淵火凛:「いや、あのね、だから、手遅れって言いたいんじゃなくって」
増淵火凛:「待ってても仕方がないかも?っていうか……」
増淵火凛:「えーと」
双柳恋:「そ……そうスよね!はい!そうですよね!」
双柳恋:その気遣いに気付き、遮るように掌を振る。
増淵火凛:「そうよ!えーと……」
双柳恋:「分かってます!急いで頑張らなきゃですよね!」
増淵火凛:「本当に、すっごい癪で仕方がないけれど」
成瀬詩譚:「……ふふ」
増淵火凛:「これだけの騒ぎになれば、黙ってない連中がいると思うから」
増淵火凛:「あいつらも利用してやりましょう。本当に癪だけど……」
成瀬詩譚:くすりと笑う「そうだね」
増淵火凛:「UGNよ。UGN。どうせ来るんでしょ」
成瀬詩譚:「UGNってのはきれいな題目で凄まじく割に合わないことをする、頭がおかしいやつらだけれど」
成瀬詩譚:「だからある程度信頼できる」
双柳恋:その名を耳にして、僅かに眉を動かして。
双柳恋:「……ッスね~……あれだけ派手にやったし、もう来てなきゃおかしいくらいなんスけど……」
双柳恋:疑問に思っていたことではあった。だが今はそれも殆ど生返事となった。
双柳恋:(……嘘でしょ、こんな──)
双柳恋:胸中で渦巻いているのは月山さんのことだ。
双柳恋:単なる飲み友達。時々会って、中身の無い馬鹿話をして、互いの事も良く知らない。
双柳恋:その程度の、いつでも切れる関係であるはずだった。
双柳恋:それで良かった。だからこそ良い、そうでなくてはならない筈だったのに──。
双柳恋:「……」
双柳恋:狼狽を取り繕うように口角を上げる。結果として、常と同じ卑屈な笑みが形作られた。
双柳恋:「……あのォ」
双柳恋:「お二人にひとつ、聞きたいことがあるんですけど」
増淵火凛:「うん?」
成瀬詩譚:「なんだい?」
双柳恋:「いやァ、その」へこへこして
双柳恋:「……魔術師って儲かるんですか?」
成瀬詩譚:「ぜんぜん」
増淵火凛:「まったく」
成瀬詩譚:即答した。蓄えはなくもないが、危険に釣り合っているとは言い難い。
増淵火凛:「収入はあるけど、出ていくものがもっと多いの」
双柳恋:「あ~……そうなんスか」
双柳恋:金の話だが、答えを聞いても然程落胆した様子も見せない。或いは予想していたのか。
成瀬詩譚:「ま。人となりにもよるかもしれないな。私達があっぷあっぷしてるのはそれぞれ別の理由だし。でもね」
成瀬詩譚:「特に恋みたいなタイプは、絶対儲からないよ。賭けてもいい」
増淵火凛:「言っておくけどそもそも、こんなんなるものじゃないわよ」
増淵火凛:「人間の中でもどうしようもない連中の集まりなんだから」
双柳恋:「……じゃあ……」
成瀬詩譚:「そうとも。正道ならざるが故の、魔道だ」
双柳恋:笑みの形に細めていた目を僅かに開く。
双柳恋:「どうしてそんなことしてるんですか?」
増淵火凛:「他の生き方を知らなくて、才能があったから」
成瀬詩譚:「他の生き方を知らなくて、才能がなかったからかな」
成瀬詩譚:「おっと、これはオフレコでね。普段は完璧超人で通してるから」
成瀬詩譚:軽くウインク。
増淵火凛:「じゃあ、才能の有無じゃないみたいね」
増淵火凛:「他の生き方を知らない。これだけ」
双柳恋:「……そういう、もんですか」どこか力無く口にする。
双柳恋:そう、分かっている。そういうものだろう。かつてUGNチルドレンとして生まれ育った自分もそうだった。他の生き方など知らなかったのだ。
双柳恋:二人の信頼の形を目にして、気付かれぬようほんの少し、視線を逸らした。
双柳恋:湧き上がる感情は懐旧、憧憬、悔悟。そして僅かばかりの嫉妬。
増淵火凛:「他に知ってたらどうなってたんだろうなあ」独り言つ。
増淵火凛:「止めてたのかな。研鑽」
成瀬詩譚:「そういう火凛は全然想像できないけど、もしそうだったらただの愛され上手の美少女になってたのかな、じゃあ」
増淵火凛:「そうなっちゃうわね……そっちのほうがよかったかな……」
成瀬詩譚:「違いない!」はっはっは。と笑う。
成瀬詩譚:「でも……」
成瀬詩譚:「『そっちのほうが良い』っていうのは、ほんとうに『良い』わけじゃないんだ」
増淵火凛:「……見ていないものに、勝手な想像をしてる」
成瀬詩譚:「誰に嘘をついても、魂に嘘はつけなかった。だからこんな所にいる」
成瀬詩譚:「恋も」
成瀬詩譚:「だから、きっとご褒美があるよ」
双柳恋:胸中を見透かされたような気がして、ぎくりとする。
成瀬詩譚:「私が火凛に会えたみたいに、だ」
成瀬詩譚:「今はそのための、雌伏の時。さ」
成瀬詩譚:何の根拠もないことを、いかにも自信満々に語る。
双柳恋:「……そうスかねえ?」あはは、と笑って
増淵火凛:「まあ、私ほどの存在が現れるというのは?ちょっと保証できませんけど?」
増淵火凛:「私たちはね。正道ではない。邪道で、魔道」
増淵火凛:「だけど。人の道は外れてない。まだ外せてない」
増淵火凛:「あなたの道に続くよ。次の別れ道まではね」
増淵火凛:「心強い同行者でしょう。たくさん誇って、称賛しなさいな」
双柳恋:「……獣道程度しか案内できなそうスけどねえ」苦笑する。
双柳恋:「でも、はい。心強いです」


GM:シーン終了。ロイス・購入が可能
リディア=スミルノフ:ジャック様にとりまーす
ジャックローズ:リディアちゃんにロイス!
双柳恋:ロイス気付いたらあと1枠しかなかった 保留!
増淵火凛:双柳さんにとろ~
ジャックローズ:リディア=スミルノフ/誠意:〇/脅威/ロイス これで取ります
増淵火凛:-同行者/双柳恋/尽力:○/猜疑心/ロイス
リディア=スミルノフ:-うわさの怪盗/ジャック・ローズ/○誠意/どっち?/ロイス
増淵火凛:トランクこのシーンの分使います
増淵火凛:増淵火凛のHPを2d10(→ 8)増加 (19 → 27)
増淵火凛:増えてきた
ジャックローズ:応急手当を買って全快を狙おう
GM:ふえぶち
ジャックローズ:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 6[2,6,6]+1 → 7 → 失敗

双柳恋:バデ信長
リディア=スミルノフ:残り1枠だ。前シーンロイス我慢すればよかったかな。
ジャックローズ:双柳様~~~ッ
増淵火凛:着ぐるみ狙います 購入は
双柳恋:私も応急買お~
双柳恋:3DX+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 8[2,3,8]+4 → 12 → 成功

ジャックローズ:18+2d10 さっそく使います
DoubleCross : (18+2D10) → 18+11[6,5] → 29

双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (71 → 72)
増淵火凛:2dx+4>=14
DoubleCross : (2DX10+4>=14) → 7[2,7]+4 → 11 → 失敗

ジャックローズ:ちょうど全快!以上です
双柳恋:3+2D10
DoubleCross : (3+2D10) → 3+11[6,5] → 14

リディア=スミルノフ:購入はクリスタルシールド。手配師使います。
増淵火凛:財産3点使って購入!
双柳恋:双柳恋のHPを14に変更 (3 → 14)
双柳恋:以上です
リディア=スミルノフ:7dx+2>=25
DoubleCross : (7DX10+2>=25) → 10[1,2,7,8,8,8,10]+2[2]+2 → 14 → 失敗

リディア=スミルノフ:財産11点使って購入。暴走しなければ生き残れるはず……
リディア=スミルノフ:以上です。
増淵火凛:装備!財産は残り4。以上です


◆Middle04◆

GM:引き続きリサーチです。シーンプレイヤーはリディア・スミルノフ
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 2)増加 (66 → 68)
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 1)増加 (66 → 67)
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 5)増加 (72 → 77)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 5)増加 (77 → 82)
【済】『月山さん』について 
 ┗【済】『月山さん』の容態について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉8
【済】『月涙』について 
【済】怪物たちについて 
 ┗【済】『根の国』あるいは『根之堅洲國(ねのかたすくに)』について 〈知識:オカルト/魔術〉7
  ┗▼『根の国』よりの影響について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉〈情報:UGN/裏社会〉10
【済】"ヒラニヤ"について 
 ┗【済】"ヒラニヤ"の動向について 〈情報:UGN/FH/裏社会〉8
  ┗【済】"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 〈情報:UGN/FH〉11
 ┗▼"冥統者(ハデス)"の能力について 〈知識:レネゲイド〉〈情報:学問〉10
  ┗※"冥統者(ハデス)"について2 〈情報:裏社会/学問〉9
▼???について(条件解放)
増淵火凛:なんか増えてる……
リディア=スミルノフ:コネも技能もないけど根の国にいってみようかな。湯ノ浦の異変とも割と繋がりがあるかもしれないし
GM:見づらいな。判定可能な項目は▼根の国の影響 ▼ハデスの能力 ※ハデスについて の3津です
GM:3つ
双柳恋:大体行けるし財産もあるから様子見してみよう
増淵火凛:魔術くらいしか行けないから
増淵火凛:根の国もらえたほうが嬉しいかも
リディア=スミルノフ:あ、じゃあいきないきな
リディア=スミルノフ:だったらこっちは変な帽子の人いきます
ジャックローズ:お願いします~
増淵火凛:わーい 根の国の影響について、知識:魔術で行ってみます
リディア=スミルノフ:たまきちゃんは裏社会あるんでしたっけ?
増淵火凛:ローズ様!
ジャックローズ:ある!
リディア=スミルノフ:ハデス2(続編映画)いけそう?
リディア=スミルノフ:じゃあハデス2は頼んだ!
ジャックローズ:ハデス2いきたいですね 難易度も低めなので
増淵火凛:6dx+4>=10
DoubleCross : (6DX10+4>=10) → 10[3,7,8,9,9,10]+3[3]+4 → 17 → 成功

ジャックローズ:ヤッバ~!
増淵火凛:ふふんっ
リディア=スミルノフ:根の国出身者だろこれ
双柳恋:馬脚を露したな
増淵火凛:前々から知ってたように詳しいです
増淵火凛:前のシーンから知ってたレベル
リディア=スミルノフ:ハデスの能力について。情報学問で要人への貸し。
リディア=スミルノフ:7dx>=10
DoubleCross : (7DX10>=10) → 8[1,1,2,4,6,7,8] → 8 → 失敗

増淵火凛:リディアちゃん……!
リディア=スミルノフ:あっ失敗してる。財産2使うか……
双柳恋:バデム!
リディア=スミルノフ:!
リディア=スミルノフ:くれ!
双柳恋:+3!
GM:最強エンブレムだ
リディア=スミルノフ:バデイムーヴによって11になりました。成功!
ジャックローズ:さっすが!ではこちらがハデスについて2いきます。情報:裏社会でコネ使用。
ジャックローズ:5dx+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 8[1,2,2,4,8]+2 → 10 → 成功

ジャックローズ:できた!
GM:では貼っていくぜ
リディア=スミルノフ:ハデス2 冥統者の帰還
▼『根の国』よりの影響について 
『根の国』は現世の端や地下にあるとされることもあり、幽世に存在するとされる黄泉比良坂と同一視されることもある。
その『ぶれ』を媒介にして現世と幽世が近づいているのだろう。
雑霊たちの存在に人々が気づくことができないのは、オーヴァードの用いる《ワーディング》に似る。
版図の世界法則を書き換え、自らの振る舞いを自然そのものとする神霊RBのワーディング、神性圏界(ドミニオン)
それが根の国より雑霊たちを介して漏出しているのだろう。
【Eロイス:神性圏界】が使用されています。
(
参考URL)
GM:初公開情報です
リディア=スミルノフ:さっき見……てない
GM:前のシーンで間違えて貼ったりしてない
増淵火凛:無いよ ログにはない
GM:頼れるぜ!
▼"冥統者(ハデス)"の能力について 
ヒラニヤ十八使徒第六席。
増淵火凛との邂逅では高出力のエネルギー衝撃波、怪物の生成、そして触れずに他者を行動不能にする力を見せた。
青白い光は『光の衝撃波』と呼ばれる、荷電粒子が空気中の光速度を超えることによって発生する物理現象だ。
別名をチェレンコフ光。
雑霊たちに突然変異をもたらし、粒子加速によって人体機能を破壊し、核反応によるエネルギー衝撃を発生させる。
冥王の名の示す、プルトニウムの使い手。
双柳恋:やべ~~~
増淵火凛:プルトニウム!
リディア=スミルノフ:青白い光、全然魔術じゃねえ!
ジャックローズ:か 科学
※"冥統者(ハデス)"について2 
これまでFHとしての活動はほぼ確認されていないが、付近の監視カメラの映像を幸運にもサルベージでき、その映像を元にそれらしき人物を探り当てることができた。
本名カムザット・フシュトフ。旧ソビエト連邦出身。
1960生の町医者であり、チェルノブイリ原発事故の対応に奔走するうちに行方不明になった、とある。
その時から、外見に変化はないようだ。
リディア=スミルノフ:全然魔術じゃねえ!
双柳恋:ミュータントじゃねーか!
"ハデス":魔術師だと名乗った覚えはないぜ!
GM:そして▼『根の国』よりの影響について と▼"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について を開放したことにより。
GM:情報項目が開放されます。
▼『根の国』の所在について 〈知識:オカルト/魔術〉〈意思〉10
リディア=スミルノフ:電車通ってるといいなあ
双柳恋:やべ~財産もコネも使えない
双柳恋:やってみるか……
増淵火凛:がんばって
双柳恋:とりあえず意志でいきます
双柳恋:3DX+4>=10
DoubleCross : (3DX10+4>=10) → 9[2,2,9]+4 → 13 → 成功

双柳恋:よかった
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (77 → 78)
GM:高い思考能力!
GM:では最後の情報開示。
▼『根の国』の所在について 
神州日本は、神代と現世が皇室を介してシームレスに結びついている数少ない国だ。
日本が幽明の境界を揺るがす場として選ばれた理由をそれと仮定するなら、おそらく根の国は現世に続く場所に今も存在している。
それは、木の根を辿った地中深くに存在しているのだという。
それは、四元素、すなわち地水火風の超災を押しのけねばたどり着けぬ場所なのだという。
絶えず地磁気を形成する雷(風素)の行き交う、高熱(火素)によって溶け、流動する金属(水素)、それ以上の重力によって押し固められた鉄(土素)の地面。
地表を下ったマントルプルームの更に内側。地殻。幽明反転の発生源は、そこだ。
GM:【Z市・科学博物館】
成瀬詩譚:「どうして今、こんな所に?」
成瀬詩譚:言いつつ、楽しんでいる様子ではあるのだが。
GM:君たちは宵夜山からほど近い科学博物館を訪れていた。常設展を回って、特別展示を回り始めたあたりだ。
GM:平日であるからか人影はほとんどなく、風変わりな一行に目を向けるものも少ない。
リディア=スミルノフ:「わからない。いろいろ説明しやすそうだからって、インドラが」
双柳恋:「こんなの学生時代以来ッスね~」
リディア=スミルノフ:さっきからかれこれ5分近く、ガラス球体にプラズマが入ったやつをぺたぺた触りつづけている。
成瀬詩譚:「ふぅん……」
増淵火凛:「ん~……」適当な展示の解説を読んでいる。
増淵火凛:「……全然わかんない」帽子もイヤリングも外して、普通の装いに。
増淵火凛:「わざとわかんないように書いてるこれ……?」
リディア=スミルノフ:「そう。そうだ。わかんないように書いてる……"ハデス"の情報も、そんな感じに偽装されているみたいなの」
ジャックローズ:「わかりやすく書いてあると思いますけどねえ」
ジャックローズ:《擬態の仮面》。10代後半くらいの少女の姿になっている。
成瀬詩譚:「別の言語に浸かってるみたいな感覚なんだよ。私はそこまで深く浸ってはいないけど」
増淵火凛:「前提をすっ飛ばして解説されてる感じがある」
ジャックローズ:「…偽装?」リディアさんに視線を向ける。
双柳恋:(自己紹介……?)
増淵火凛:「魔術師が書いてないこれ?あいつらこういう不親切なことする」
"インドラ":『反転可能性への不理解だな』
リディア=スミルノフ:「うん。粒子加速とか、核反応とか……」 ジャック様にハデスに関して書かれた紙を見せてます。
"インドラ":『客観性が無いものが不均衡を作り出すのだ』
ジャックローズ:「………」紙をもらう。読む。
増淵火凛:覗き込んで。「???」
リディア=スミルノフ:「ハデス。冥府の神。死を司るもの」
増淵火凛:「えっこれどういう系統の魔術?」
ジャックローズ:「……うえっ」
"インドラ":他のものと同じ歩調で歩んでいたが、ちょうど原子力発電について解説しているエリアで止まる。
リディア=スミルノフ:「だからあの人の能力も、他者に不可逆の死を与えるものだと思っていたんだけど……よくわからない」
成瀬詩譚:「なるほど。説明にちょうどいい……ね」
増淵火凛:「消し去る青い光と、異常な怪物を作り出す力と、あと人の体調を乱す力」
増淵火凛:「私が見たのはその3つだけど」
成瀬詩譚:「(ヤッ………………バ)」
成瀬詩譚:「いや、そう。白血病になってたんだな。君に助けてもらわなかったらと思うと……」
リディア=スミルノフ:「それら三つとも全部、死に属する術なのかな?」
リディア=スミルノフ:「はっけつびょう」
双柳恋:「これ……」「プルトニウムって書いてあるんスけど……」
双柳恋:「被爆してんじゃないスか!」
成瀬詩譚:「そう! そうだよ!」
リディア=スミルノフ:「プルトニウム」
ジャックローズ:「そういう事になりますよね……」
増淵火凛:「冥王(プルート)?」
成瀬詩譚:「私達が『火』で影響を弾いていたから、逆に分からなかったんだ」
ジャックローズ:原子力発電の仕組みを解説したミニチュア模型を見上げる。
増淵火凛:「あの」
成瀬詩譚:「戦闘跡に戻ればまだ放射線が残ってるはず……ああ」
増淵火凛:「遮って聞いたら怒らない……?」
成瀬詩譚:火凛ちゃんに気づいて。
成瀬詩譚:「勿論。この場の誰も」
リディア=スミルノフ:「火凛もわからないんだ。魔術的な情報が出てくると思ってたから、びっくりだよね」
"インドラ":『全く魔術ではないな』
増淵火凛:「この場所に関係あるってこと?」
成瀬詩譚:「そう。ウラン鉱石に少量だけ含まれる、放射性物質……」
成瀬詩譚:「見えなくて有害な、すごいエネルギーを生む燃料みたいなものだ」
双柳恋:「半減期が2万年以上でしたっけ。月山さんの2倍なんで……まあ、リディアさんの言う不可逆の死ってのも間違いじゃないスね」
リディア=スミルノフ:「そっか、科学なんだ。だからぱっと見てもどういう術かわからなかったんだね」
増淵火凛:「中国の錬丹みたいな……」
ジャックローズ:「………魔術じゃないんですか?」
ジャックローズ:「結社って………」
ジャックローズ:「魔術師の組織なのでは……?」
リディア=スミルノフ:「純粋な魔術ならわたしか火凛が気づくもの。きっと」
成瀬詩譚:「FHクランだ。魔術師の露出が多かったみたいだけれど」
増淵火凛:「結社よりも緩い集まりってのはそういうこと」
増淵火凛:「個々の術理を共有してるわけではないのね」
成瀬詩譚:「だから『盗み』を行うには"彷徨者(クロウラー)"の手を借りていたわけだろうしね」
リディア=スミルノフ:「ハデスの身元については、ジャックローズが調べていたはずだけど」
リディア=スミルノフ:「なにかわかった? 弱点になりそうなものとか……真の名とか」
リディア=スミルノフ:「魔術師的には、真の名を握れるだけでかなり戦いが有利になるんだけど。盗めてない?」
増淵火凛:「うん。その冥王の御業?が、解明されたものだって言うなら」
増淵火凛:「対策できるってことよね」
ジャックローズ:「……」頭痛が痛い顔をしている。「ええと…そうですね。僕も今の話を聞いて確証を持てました」
ジャックローズ:「彼本人と思わしき人が、過去に行方不明になったという記録を発見したんです」
リディア=スミルノフ:「ほうほう」
双柳恋:「割れたんスか、身元!」
双柳恋:「で、どこのどいつなんです?実家にカチコミ掛けましょうか」
ジャックローズ:「…西暦1986年。場所は旧ソビエト連邦」てくてく歩く。
成瀬詩譚:「35年前……か」
リディア=スミルノフ:「ソビエト。わたしと同じだ」
ジャックローズ:チェルノブイリ原発事故にまつわる展示がある。
成瀬詩譚:「……って、え。まさか」
ジャックローズ:「ええ」頷く。「彼はこの事故に対応していた町医者だったそうです」
双柳恋:「えっ……」ハデスの顔を思い出して「今何歳……?」
ジャックローズ:「本名はカムザット・フシュトフ。1960年生まれ」
増淵火凛:「何これ……」展示を見てドン引きしている。
リディア=スミルノフ:「なにかで代謝を止めているのかな。見た目はどうみても20歳くらいだったよね」
リディア=スミルノフ:まだ10歳なので歳上の見極めは苦手だ。20歳も30歳も一緒に見える。
成瀬詩譚:「その時に覚醒……ってこと、なんだろうか」
成瀬詩譚:「最も有名な原発事故、の犠牲者を看ていた……医師。」
リディア=スミルノフ:「ああ。それでかな」
リディア=スミルノフ:「死の概念を無くすって言ってたのは、そのため?」
リディア=スミルノフ:「世界から死を無くすというのは、あらゆる医師が願ってやまないものだもの」
増淵火凛:「……だとしても、この絵の通りなら」
増淵火凛:「苦しみ続けるんじゃないの?2万年?」
リディア=スミルノフ:「どうだろう。たとえば、モグラにとっては日光は毒だよね」
リディア=スミルノフ:「人間もつくり変えてしまえば、摂理の変わった世界でも苦しまずに生きていけるのかも。無限に」
"インドラ":『だが、それでは「動機」だけだ』
"インドラ":『いかなるロジックで幽明の境界が脅かされているのか、その理屈が分からねば対応はできん』
増淵火凛:「端的に言えば、そんなことが出来る魔術師なんて居ないわ」
成瀬詩譚:「言い切ったね」
増淵火凛:「人の域を遥かに逸脱してる。私はおろか、もっと位階が高くても無理でしょう」
双柳恋:「いや、でも……やろうとしてるじゃないスか、実際」
増淵火凛:「科学的とやらの」すこし侮蔑の色を込めて。「アプローチなら、出来そう?」
増淵火凛:「無理よね」
成瀬詩譚:「だが……そうだ。自然の猛威のメカニズムを理解したところで」
成瀬詩譚:「爆弾で台風を止めることはできなかった」
リディア=スミルノフ:「科学者、そんなことしようとしたんだ」 素直に感心する。
成瀬詩譚:小さく少女に笑いかけ、滔々と続ける。
成瀬詩譚:「大地震を止めることもできない。どこかで破局噴火が起きれば、今でも人類はほとんど絶滅してしまうだろうと言われている」
増淵火凛:「最も強い災いが、死」
増淵火凛:「他の天災さえ止められぬ者が、死を止められるはずもない」
増淵火凛:「生者が死者に干渉することは出来ない」
増淵火凛:「……」
増淵火凛:「ここまで大丈夫?」
リディア=スミルノフ:「わたしは大丈夫」 頷いて他のメンバーを見る。
成瀬詩譚:「なんとか」
成瀬詩譚:表情は涼しいが、お手上げのポーズだ。
ジャックローズ:「魔術であろうと科学であろうと、できない領域があるということで」
双柳恋:疲れたようにかぶりを振る「要点お願いします」
増淵火凛:「ええ。出来ない。こっちからは」
増淵火凛:「だから……起きてるなら、多分、向こうから」
増淵火凛:「人じゃなくて、それこそ根……幽世の、向こうの神霊が」
増淵火凛:「こちらに漏れ始めてる。その方が理屈が通ると思う」
リディア=スミルノフ:「ハデスの力では全人類から死を取り除けない」
リディア=スミルノフ:「だから、強大な影響力のある"根の国"と現世を繋げて、目的を達しよう……そういうことかな」
増淵火凛:首肯して。「それがこちらで騒ぎにならないのは、多分」
増淵火凛:「誰も、死後の世界を本気で信じてないから」
増淵火凛:「ありえないものは認識できない」
双柳恋:「何……?哲学……?」
"インドラ":『解釈だ』
増淵火凛:「何が書いてあるのかわからないようなものよ」
リディア=スミルノフ:「うん。わたしも、ハデスの情報についてぜんぜん認識できなかったもんね」
"インドラ":『かつての狩猟の時代より、人は自然に「神」を見出した』
"インドラ":『逆のことが起きている』
増淵火凛:「そこに怪物が居ても、それを想像する術を持たないなら」
増淵火凛:「獣や災害と思うしか出来ない」
双柳恋:「実際あたしの家がぶっ壊されてるんスけど~……」
リディア=スミルノフ:「(戦った時に見えたあの瓦礫、恋の家だったんだ)」 あまりに粉砕されていて今まで家だと気づいていなかった。
成瀬詩譚:「神のふるまいを、ただ天然自然のものとして受け容れる、侵蝕が始まっているのだとしたら」
成瀬詩譚:ぱちん、と指を鳴らす。
成瀬詩譚:「本当にまずいぞ」
ジャックローズ:「…あ」
ジャックローズ:「というか、UGNの動きを一切感じられないのは、もしかして、その……」
増淵火凛:「……あっ」
増淵火凛:「そのせいかも……!」
ジャックローズ:「ははあ。彼らの計画が認識されてもいない……」
双柳恋:「……マジすか?」呻くように。
リディア=スミルノフ:「そっか。UGNの知り合いから返事が来ないのも、認識改変のせいなんだ」
リディア=スミルノフ:既読すらつかないLINEに地味に傷ついていたため、少しだけほっとしている。
成瀬詩譚:「私達で決めなきゃいけないってことだ。でも、どうする」
ジャックローズ:「アパート損壊の被害届を出す先がありませんねえ」
双柳恋:「ちょっと!洒落になってませんよ!」
増淵火凛:「じゃああいつら今回、ただ物盗まれただけじゃない!」
増淵火凛:「偉そうなクセにつっかえない!」
増淵火凛:別に偉そうに振る舞われた事実はない。そう思い込んでいるだけだ。
ジャックローズ:「ハハハ…、いや、しかし、詩譚さんの仰る通りだ」
成瀬詩譚:こっそり、後ろ手に握ったハンカチで手汗を拭う。
ジャックローズ:「僕らで決めなきゃいけない」
リディア=スミルノフ:「なんとかして根の国にいけないのかな?」
増淵火凛:「行くって……」
増淵火凛:「どこにあるの」
"インドラ":『リディア。お前のアストラル投射では』
リディア=スミルノフ:「ちょくせつ根の国にアクセスできれば、いろいろ手はあると思うよ。ノックして中の住人にお願いするように」
リディア=スミルノフ:「どこだろう……」
"インドラ":『どうなんだ。それらしき兆候は……』
リディア=スミルノフ:「全然わからない。日本は島全体がひとつの巨大な霊的結界みたいになっていて、ラインがすごく探りにくいの」
ジャックローズ:「こういうのって、だいたい空の上ですよね」指さす。
成瀬詩譚:つられて、天井を見上げる。
双柳恋:「いや……」遮るように
双柳恋:「多分、逆です」指さす。
双柳恋:その先は床──ではない。
リディア=スミルノフ:「逆?」
リディア=スミルノフ:指を追う。
双柳恋:「……気のせいだと思ってたんスけどね」
双柳恋:「ちょっと前から、おかしいんですよ。磁場が」
"インドラ":『む…………』
増淵火凛:「……地下に、何か異常があるってこと?」
双柳恋:「それも段々強くなって……乱れて来てる」
"インドラ":しばらく、気配を探るように目を閉じる。
"インドラ":『地磁気か!』
ジャックローズ:「ちじき?」
成瀬詩譚:「聞いたことがある」
成瀬詩譚:「地球は巨大なS極とN極の磁場を持っているんだ。」
成瀬詩譚:「それが、理由はわからないけど、時々、入れ替わる」
成瀬詩譚:「時々っていうのは、例えば、一番新しい地磁気反転(エクスカージョン)が、1万年以上前、とか」
成瀬詩譚:「それに伴って、有害な太陽風を弾くことができなくなる。ああ、だから──」
"インドラ":『四大和合』
増淵火凛:「分かる言葉とわからない言葉を代わる代わる叩きつけられてる」
"インドラ":『地底深く、マントル対流。そこには高温の宝石が、ごくゆっくりと移動して、大陸を動かしている』
"インドラ":『その、さらに、下』
リディア=スミルノフ:「地底。マントル。の、下」 反対側の壁にかかった地球の断面図を見ている。
ジャックローズ:「……地殻?」
ジャックローズ:その断面図を一緒に見ながら言う。
増淵火凛:目で追う。「えっ」
増淵火凛:「こうなってんの……?」
成瀬詩譚:『内核と外核、って書いてあるけれど』
成瀬詩譚:トントン、と指先でそれを叩く。
成瀬詩譚:「どっちも鉄で、内側が個体で、外は液体なんだ。そうなってる理由は省く」
成瀬詩譚:「でも……"ハデス"が言っていたね」
成瀬詩譚:「地水火風、すべての災厄。それを押しのけてそこに立つには」
成瀬詩譚:「たぶん、火凛の力が必要なんだ。深海魚が海の底で潰れないみたいに」
リディア=スミルノフ:「ということは、ハデスもまだ根の国には達していないのかな」
リディア=スミルノフ:「それなら勝機はありそう。あちらの策もまだ完全ではないということだから」
成瀬詩譚:「質量のない君の火と、実体のない地水風、それによって。」
成瀬詩譚:「私達は」
成瀬詩譚:「神域にゆける」
増淵火凛:「いや……いやいや……」
ジャックローズ:「うーーーん」
増淵火凛:「うまくいくか分かんないってか、私の火って別にそういう使い方をするものじゃないし」
増淵火凛:「てか、出来たとしてよ」
ジャックローズ:「しがない泥棒の理解の範疇は完全に超えましたね」
増淵火凛:「どうやってそこまで行くの」
増淵火凛:「これ」地表から地殻までをなぞって。「すごい距離なんでしょ」
成瀬詩譚:「あっと。そうだった」
リディア=スミルノフ:「大丈夫だよジャック。魔術の力でちょっとした異世界にいって、ハデスの企みを砕くだけだから」
リディア=スミルノフ:「わかる、わかる。大丈夫」 背伸びしてジャック様の背中をぽんぽんとなでている。
ジャックローズ:「軽く言うなあ……」断面図を見ながら首を傾げている。
双柳恋:「それが一番問題じゃないスか」
双柳恋:「地面を掘るってわけにも行かないでしょうし」
"インドラ":『……いや』
"インドラ":唐突に、呟く。
リディア=スミルノフ:「掘らなくて済むの?」
"インドラ":『この世にあるべき秩序というものが存在するのなら。世界はそれを成せるように回る』
"インドラ":これもまた、因果が逆転した物言いだ。だが、この精霊はそう固く信じているようだった。
ジャックローズ:「魔術師は哲学を語るのがお好きですねえ」
リディア=スミルノフ:「正義は勝つ、って言いたいんだよね」
"インドラ":『俺は魔術師ではない。あえて言い表すならば』
"インドラ":『魔術そのものだ。俺は今、自らがこの場にいる意味を真に見出した』
"インドラ":『だから、任せておけ』
増淵火凛:「任せた」
増淵火凛:魔術そのものがそう宣誓するのであれば。
増淵火凛:違えることはないでしょう、と。
リディア=スミルノフ:「こうして話しているとわからないかもだけど、インドラは、異界の……れっきとした神霊だから」
リディア=スミルノフ:「本人が大丈夫って言ってる以上は、大丈夫。地面を掘らなくても根の国には行けるね。きっと」
成瀬詩譚:「結局やることになるのかぁ……」目を細めて、雷神を見る。
リディア=スミルノフ:「あとは各々の覚悟の問題?」
リディア=スミルノフ:「死ぬかもしれないから、嫌な人は残ったほうがいいと思うけど……」 さらりと言う。
ジャックローズ:「うーん」「宝石が欲しいだけだっけのに、何でこんなことに…?」首を捻っている。
双柳恋:「まァ、正直……」頭を掻いて「あたしはその辺の詳しい理屈とか……」
双柳恋:「ぶっちゃけ、生と死とか、あの世とか、魔術とか、神とか……」
双柳恋:「そういうの、どうでもいいんスけど」
双柳恋:インドラに目を向ける。
双柳恋:「月山さんを助けられるんですよね?」
"インドラ":『お前次第だ』
双柳恋:「……じゃあ、やります」
双柳恋:言って、深々と頭を下げる。
双柳恋:「よろしくお願いします」
リディア=スミルノフ:「恋、大丈夫? 怖いのに無理していない?」
リディア=スミルノフ:「それとも、友達のためなら無理ができるの?」
双柳恋:「いやァ……」頭を掻いて「……どうなんスかね。怖いですよ」
双柳恋:「……でも、ここで何もしないでいるの、もっと怖いんスよね」
双柳恋:「だから、まあ……やるしかないのかな、って」
双柳恋:諦めたように力無く笑う。
"インドラ":『承った』
"インドラ":ごろごろと、稲妻の音が鳴る。
成瀬詩譚:「私は行くよ」
成瀬詩譚:「火凛も来る。私が守るからね」
成瀬詩譚:ばさ、と大仰に豊かな髪を掻き払う。
増淵火凛:「ええ。そう言っちゃったし……」
リディア=スミルノフ:「ジャック。お願いがあるんだけど」
ジャックローズ:「僕?」
リディア=スミルノフ:「いっしょに来てくれない?」
ジャックローズ:「おや。これはまた、どうしてです?」
リディア=スミルノフ:「怖いから? かな」
リディア=スミルノフ:「冥府。根の国。なんでもいいけれど、死の概念に限りなく近い世界にいくのは、やっぱり恐ろしいから」
リディア=スミルノフ:「死を盗んで、みんなを守ってほしいの」
リディア=スミルノフ:「どうかな。必要なら、お金は出すよ」
成瀬詩譚:「素敵なことを言うね」
ジャックローズ:「…アハハ。これはまた、随分な難題を仰いますね」
リディア=スミルノフ:「難しい?」
成瀬詩譚:「だが、そう。確かに難題だ。宝石一つを追っていくには」
成瀬詩譚:そうは言いつつも、あまり答えを心配する様子はなかった。
ジャックローズ:「そうですね…」正直、まあ、そこまで魔術絡みの話になるのであれば、自分が深く介入する必要も、理由もない。
ジャックローズ:依頼なんて、いつでも蹴っ飛ばせる。
ジャックローズ:「…死の世界。そんなもの、イマイチ僕には信じられませんから」
ジャックローズ:「そういう人間が1人くらいいた方が、良いんでしょう? あなた方の道理で言うならば」
ジャックローズ:「それに」リディアさんにウインクをする。
ジャックローズ:「難題をふっかけられればられるほど、燃えますね」
リディア=スミルノフ:「おお……」
リディア=スミルノフ:「ありがとう、カクテルの怪盗さん。こんな変な依頼をうけてくれて」
リディア=スミルノフ:「絶対、やべーくらいのお礼をするからね」
ジャックローズ:「熱いキスとか?」
リディア=スミルノフ:「キスでいいの?」
ジャックローズ:「良いですよ?」
リディア=スミルノフ:「うん。それなら、ちゃんと依頼を果たしてくれたらね」
双柳恋:「ちょっと!いたいけな少女を毒牙に掛けないでくださいよ!」
増淵火凛:「というか召喚契約だったりしないそれ……?安請け合いしないほうが……」
成瀬詩譚:「FHセルリーダーだ。油断しないに越したことはないぞ」くっくっく、と笑う。
"インドラ":『まとまったな。言い忘れていたが』
"インドラ":『掘らないとは言っていない』
"インドラ":バシュ!
増淵火凛:「えっ」
"インドラ":雷光とともに実体化。
ジャックローズ:「みちみちだ」室内にみちみちになっているのを見る。
"インドラ":インドラの武器とされるヴァジュラは、かつて葦原中原をかき混ぜた天沼鉾とも同一視される。
"インドラ":この街を中心にして、彼岸と此岸が重なりかけているというのなら。
"インドラ":刻限までの僅かな間。それは神州の地面を『柔らかく』することが可能になる。
"インドラ":床に右腕が突き刺さると同時、全員の体がどぷり、と沈んだ。
"インドラ":『征くぞ!』
双柳恋:「ヒィーッ!?何!?」
双柳恋:「これは聞いてないんスけどーーーッ!!」
GM:その声を最後に。
GM:君たちは落ちてゆく。


◆Middle05◆Interlude

GM:君たちが落ちてゆくのは、深い、深い闇────では、なかった。
GM:いかなる理屈においてか、ある程度の視界が通っている。初めは"インドラ"の電光にて。
GM:……やがて、火凛の青い灯によって。君たちが浮かび上がった。
GM:落下を続けるうち、マントルに到達する。そこにを満たしているのは、なんとなく地球の断面図からイメージするようなマグマの姿ではなく、高圧の中で輝くエメラルドやサファイアなどの色とりどりの宝石たちだ。
GM:向かうは地下5000km。地殻内部────


増淵火凛:「――υκανδε」
増淵火凛:告げるとともに、その火は生まれる。
増淵火凛:天にたなびくことも、地に広がることもない。異形の青い球体。
リディア=スミルノフ:「ずっと思っていたけれど、変わった詠唱だね」 とことこと宙を歩いてくる。
リディア=スミルノフ:「ひびき的に、ギリシャ語とかそういうのなのかな。火凛の出身がそっち?」
増淵火凛:「……ううん。日本人よ」
増淵火凛:「使う体系がそっち寄りなだけ。独学と言うか……」
リディア=スミルノフ:「独学なんだ。"結社"にいたのに。師がいたわけではないんだね」
増淵火凛:「ええ、まあ、独学と言っても」
増淵火凛:「私の魔術は、シンプルな四元素。師であれば、過去の歴史にいくらでもいる」
リディア=スミルノフ:「精霊魔術……元素《プネウマ》に働きかけて様々な現象を起こすのは、たしかにシンプルだね」 周囲を見る。「精度がすごいとおもうけど」
増淵火凛:「ええ、ええ!そうなの!」
増淵火凛:「これはね、地上では真の火は不純が多くて再現できないのを、あっ、いま地下か……」
増淵火凛:「とにかく、他の三元素を擬似的に構成して、補完による火の発生であれば純なるものを……」
増淵火凛:「……あ」
リディア=スミルノフ:うん、うん、と興味深そうに頷いている。
増淵火凛:「分かる……?」
リディア=スミルノフ:「うん、ある程度。術の原理はぜんぜん違うけど、やっぱり同じ魔術師だから」
リディア=スミルノフ:「他のひとの理論をきくのは、それだけですごい楽しいよ」
増淵火凛:「あっよかった……」
リディア=スミルノフ:「……結社」
リディア=スミルノフ:「あそこはいろいろな魔術師がいて、おもしろそうなのに、なぜ抜けてしまったの?」
増淵火凛:「私ね。たどり着いたの」
リディア=スミルノフ:「火凛なら、大達人や被免達人だって目指せそうなものだけど……たどりついた?」
増淵火凛:「真なる火に。もう、それ以上はないところに」
リディア=スミルノフ:「おお?」
リディア=スミルノフ:「今使っているのもそれ?」
増淵火凛:首を振る。「人の身で目指せるのは、小達人までよ」
増淵火凛:「それ以上は、人の肉体を捨てなければならない。あるいは」
増淵火凛:「人の理を外れなくてはならない。文字通り、魔の道にね」
増淵火凛:ジャーム化の事を言っている。
リディア=スミルノフ:「目指そうとは思わない?」
リディア=スミルノフ:「たとえば、ハデスの今回のたくらみを成功させたら。魔道に落ちなくても術の研鑽ができそうだけど……」
増淵火凛:「うん。私ね、魔術師失格で」
増淵火凛:「そんなことよりも、褒められたかったの」
リディア=スミルノフ:「ほめ?」
増淵火凛:「そう。自分が価値あるものであると。誰かに」
リディア=スミルノフ:「ほめって、あの褒め?」
増淵火凛:「えったくさんあるの……?」
増淵火凛:「多分一番普通のやつだと思うけど……」
リディア=スミルノフ:「ううん、たくさんはないと思う。でもなんか……意外で」
リディア=スミルノフ:「火凛は誰から褒められなくても、自分の道を歩める人なのかなって思ってたから」
リディア=スミルノフ:「がんばってるね、あなたはすごいよ、って褒めてもらいたいの?」
増淵火凛:「ええ。自分の道を曲げるつもりはないけど」
増淵火凛:「その道中で、あなたは素晴らしいと認められたい」
増淵火凛:「軽蔑するかしら、小さな魔術師さんは」
増淵火凛:「なんとおろかな人間だと」
リディア=スミルノフ:ぶんぶんとすごい勢いで首を横に振る。「ううん」
リディア=スミルノフ:「全然そんなことない。わたしも褒めてもらいたいし。褒めっていうのは、たましいを成長させるものだもん」
リディア=スミルノフ:「知ってるかもだけど……他者からの承認や称賛は、わたし達のたましい……アストラル体を強大にするんだよ」
リディア=スミルノフ:「ほら。有名な悪魔や幻獣って、やっぱりどれもこれも強大でしょ。サタンとか、ベルゼブブとか、アスモデウスとか、ベヒモスとか」
リディア=スミルノフ:「あれは全部、古来から人間がほめてきたお陰みたいなものだから……ほめられたい、はすごく分かるよ」
増淵火凛:「……その名を讃えられることが、彼らの魂を増している、と」
リディア=スミルノフ:ぶんぶんと首を縦にふる。「わかってもらえたの嬉しい」
増淵火凛:「それ、貶されても育ちそうだけども」くすりと笑う。「そっちはいやよね」
リディア=スミルノフ:「うん。そっちはいやだね」
リディア=スミルノフ:「どう? 結社を抜けて、たくさん褒めてもらえてる? まだ?」
増淵火凛:「じゃあきっと、リディア。あなたは」
リディア=スミルノフ:「おう?」
増淵火凛:「たくさん褒めてもらってきてるんだね」
リディア=スミルノフ:「そうなのかな? どうして?」
増淵火凛:「強大な魔術師だから」
リディア=スミルノフ:「強大……かな。よくわからない。いつも目の前の問題に対処しているだけだから」
リディア=スミルノフ:「本当に強大な魔術師なら、こういう事件が起きるのすら事前に封じてしまうのかもしれないよ」
リディア=スミルノフ:「ときどき思うの。にんげんは寿命通りに生きて、80歳くらいで死ぬのがいいはずなんだけど」
リディア=スミルノフ:「もっと生きて、無限に生きて、世界も宇宙も救える強大な魔術師になってみたいって」
リディア=スミルノフ:「おかしいのかな。同じ魔術師として、この想いは歪んでると思う?」
増淵火凛:「そう思うことが悪ではないでしょう」
増淵火凛:「そもそも、80って数字、誰が定義したの?」
リディア=スミルノフ:「近所のアリョーナおばさんが79で死んでたから、それくらいかなって」
増淵火凛:「50でしょう。過去は。せいぜい」
リディア=スミルノフ:「そっか。昔はもっと短かったんだね」
増淵火凛:「重ねるごとに、そんな年数なんて、どんどん延びていく」
増淵火凛:「あるいは500年とか、800年とか、1500年とか、1万年とか」
増淵火凛:「そういう境地に行かないって誰が言えるの?」
リディア=スミルノフ:「50が80になったんだもんね。80が1000になるのも、じきにくるかもしれないね」
増淵火凛:「まあ、強いて言うなら」
増淵火凛:「世界を救うは、魔術師としては歪んでるわね」
リディア=スミルノフ:「魔術師、世界にあまり興味のない人も多いものね」
増淵火凛:「ええ。そういうのはね。魔術師の有り様じゃなくて」
増淵火凛:「ヒーローの有り様よ」
リディア=スミルノフ:「ヒーローかあ」
増淵火凛:「嫌い?」
リディア=スミルノフ:「ううん。好き。スパイダーマンも好き」
リディア=スミルノフ:「あとバットマンも……ねえ火凛。ハデスも、ある意味ヒーローになろうとしているのかな?」
リディア=スミルノフ:「元お医者さんでしょ。世界から死をなくして、人々を救済したい。あれもヒーロー?」
リディア=スミルノフ:「ハデスは間違っていると思う?」
増淵火凛:「あるいは、そうなのかも」
増淵火凛:「間違っている。誰から見て?」
リディア=スミルノフ:「誰だろう。自然の摂理?」
リディア=スミルノフ:「でも自然の摂理も、誰か、あるいは大勢が定めていったものだからなあ」
リディア=スミルノフ:酢こんぶをかじって思案している。
増淵火凛:「ええ。だから、自分でしか定義できない」
増淵火凛:「……ご不満?」
リディア=スミルノフ:「ううん。うれしい答えだった」
リディア=スミルノフ:「火凛は曖昧にごまかさないで、はっきり答えてくれるから、好き」
増淵火凛:「そう、よかった。私は、今回誰についていきたいか考えて」
増淵火凛:「レンだと感じた。それだけだし」
増淵火凛:「リディアも、そんなところでしょう?」
リディア=スミルノフ:「うん。恋はいい子だしね」
リディア=スミルノフ:「月山様がやられた時、恋の心がすごく怒っていたもん。友達のために怒れる人は、いい子だよ」
リディア=スミルノフ:「問題なのは……」
増淵火凛:「共感性。それがあなたの術の核か……うん?」
リディア=スミルノフ:「…………わたしの術、色々あって、いまは攻撃に寄っちゃってて」 肩を落とす。
リディア=スミルノフ:「火凛みたいに誰かを守れない。恋やジャックローズ、火凛が危なくなっても、わたしは何もできないかもしれない」
リディア=スミルノフ:「火凛。きやすめでもいいから、何かあなたの術を教えてもらえない?」
リディア=スミルノフ:「おまじない程度の詠唱でもいいの。かわりに、わたしも、なんでも教えるから」
リディア=スミルノフ:他の術士の詠唱を真似たところで同じ現象を起こせるわけもないのだが、気分の問題だ。
増淵火凛:「簡単よ。私のまじないは」
増淵火凛:「ηι」
リディア=スミルノフ:「ηι」
リディア=スミルノフ:「ηι?」
増淵火凛:「言い直そうかな。Hi」
増淵火凛:「……火」
リディア=スミルノフ:「……」
増淵火凛:「独学だって言ったでしょう」
リディア=スミルノフ:「もしかして火凛の他の術も……こうやって、何かに呼びかけているだけ?」
リディア=スミルノフ:「ηι」「ηι」「うん。覚えたよ」
増淵火凛:「ええ。召喚術じゃないんだから」
増淵火凛:「世界の調和を好きに弄っているだけ」
リディア=スミルノフ:「うへへ……すごいね。火凛は」 はじめて他人の詠唱を真似られたので珍しくニヤニヤしている。
リディア=スミルノフ:「ありがとう火凛。これでいつでも戦えそう」
増淵火凛:「よかった……でもね」
リディア=スミルノフ:「うん?」
増淵火凛:「あなたがそれを必要とするときは、今日ではない」
リディア=スミルノフ:「えっ」
増淵火凛:「今は、私があなたを守るんだから」
増淵火凛:「帰ってからにしなさい。試すのはね」
増淵火凛:「光忌み……赤い竜(ドラコ・ラブラム)。“ルキフゲ・ロフォカレ”の真名の元に」
増淵火凛:「そうすると誓いましょう」
リディア=スミルノフ:「…………」
リディア=スミルノフ:「名前」
リディア=スミルノフ:「ありがとう。"火凛"」


ジャックローズ:青い球体の中で、体育座りをして流れる宝石たちを見上げている。
ジャックローズ:「ああ………」
ジャックローズ:「ひと欠片くらい取れないのかなあれ………」
双柳恋:「うわ~……綺麗ッスね~~……!」
双柳恋:「何とか持って帰れないんスかね……」
ジャックローズ:「僕もそう思っていたところです」
双柳恋:「いくつか持って帰ったら、ジャックローズさんもしばらく怪盗お休み出来るんじゃないスか?」
ジャックローズ:「いやあ」くすくす笑う。「そうは言っても、盗みに入るスリルに勝るものはないですからねえ」
双柳恋:「あ、お金が目的じゃないんスね」「まあそれなら予告状とか出さないか……」
ジャックローズ:「そういうことです」
双柳恋:「スリルの為だけにあんなことしてるんスか?」軽くニュースを見た程度しか知らない。
双柳恋:「仏舎利壊したり……」
ジャックローズ:「だから壊してないですってば…」
ジャックローズ:「さあて。怪盗は夢を見せるのが商売ですからね」
ジャックローズ:「夢の住人が自分の行いについて種明かしをしてしまっては、興ざめでしょう」
双柳恋:「なるほど……」
双柳恋:「何かイケメンパワーで誤魔化された気もするけど……」
ジャックローズ:「アハハ」誤魔化している。
ジャックローズ:「恋さんは、スリルは嫌い?」
双柳恋:「スリルっすか~……」腕組みをして。
双柳恋:「家賃とか携帯代とか、健康保険料とか」
双柳恋:「止まるギリギリのスリルをいつも味わってるので、もう勘弁してほしいッスね。安定が一番ですよ」
ジャックローズ:「夢が壊れるようなことを仰るなあ」
双柳恋:「見たいッスけどね~、夢……」
ジャックローズ:「見られなくなった?」
双柳恋:「……へへ」息を吐くように笑って。「あたしももう22なんで」
双柳恋:「そろそろ夢見る少女じゃいられない歳になっちまったな~、みたいな……」
双柳恋:誤魔化すようにへらへら笑う。
ジャックローズ:「……」双柳さんを見る。
ジャックローズ:「まだ、十分にお若いと思いますよ。お嬢さん」ぐいっと顔を覗き込む。「それに綺麗だ」
ジャックローズ:「でも悲しい瞳をしている」
双柳恋:「ヒェッ!?」
双柳恋:咄嗟に身を引いて、ばたばた掌を振る。
双柳恋:「も~~!急に何なんスか!揶揄わないでくださいよ~~!」
ジャックローズ:「僕はいつでも本気ですよ」穏やかに微笑む。
ジャックローズ:「ただ、そう。少し心配しています」
双柳恋:「あはは…… ……はい?」きょとんとして「心配?」
ジャックローズ:「ええ。これから貴女は死の国に行って、大切な友人を救うんでしょう」
ジャックローズ:「ヒーローを務めるのに、心に迷いがあってはいけない」
ジャックローズ:「僕、先ほど『死を盗め』と依頼されたばかりなので。そんな不幸な結末に繋がりそうな芽があれば、先に摘んでおきたいのです」
双柳恋:「あ~……」
双柳恋:見透かされ、誤魔化そうかと暫時悩んで。
双柳恋:結局、観念したように息を吐く。
ジャックローズ:「大丈夫ですよ。僕は夢の住人ですから」その様子を見ながら言う。
ジャックローズ:「幻に愚痴を吐くようなものです」
双柳恋:「……仕事熱心なんスね、怪盗さんって」
ジャックローズ:「貴女は違うの?」
双柳恋:「無職なんで」苦笑して
双柳恋:「ただ、まあ……そうスね」
双柳恋:「前はそうだったかも」
ジャックローズ:「……」目を細める。「貴女、どうにもただのオーヴァードとは思えない」
双柳恋:「あは~……そんなことないッスよ?」
双柳恋:「フツーに、UGNでした。まあ、そうですね。少しは頑張ってましたけど」
ジャックローズ:「過去のことなんですね」
双柳恋:「ええ。辞めちゃいましたから。今はもう、本当にタダの無職ッスよ」
ジャックローズ:「辞めてしまった理由を聞いてもいい?」
双柳恋:「……」
双柳恋:ここで黙ってしまえば、無理に聞き出して来ようとする人ではないのだろうと思った。
双柳恋:それでも口が動いてしまったのは、その優しさに報いたいとでも思ったのか。それとも、本当に迷っていたからなのか。
双柳恋:「……死んじゃったんスよね、相棒が」
ジャックローズ:「……」双柳さんを見る。
双柳恋:「すげーいい奴で、あたしよりしっかりしてて、強くて」
双柳恋:「負けたくないって思ってました。勝ちたい、そいつの隣に立てる自分でいたいって、いつも思ってました」
ジャックローズ:「貴女に取って、大切な人だったんですね」
双柳恋:「……そうです」その瞬間だけは、本当に嬉しそうに、少しだけ苦い笑みを浮かべて。
双柳恋:「でも、ある時……まあ、よくある話なんスけどね」
双柳恋:「仲間が裏切ったんです。任務中に」
ジャックローズ:「それは…」何かを言いかけ、やめる。話の続きを聞く。
双柳恋:「その時あたしは……咄嗟には戦えなかったんです。身体が動かなかった。その人の事も、大好きだったから」
双柳恋:「それで、全部。絶体絶命だっていうのに……相棒に押し付けた」
ジャックローズ:「…そして、貴女は生きている」
双柳恋:「ええ」
双柳恋:淡々と口にする。誰にも話したことはないことだが、この数年で、何百何千と自分の中で繰り返してきたことだ。
双柳恋:「相棒は、たった一人で敵も、裏切った味方も、全部倒してくれました」
双柳恋:「でも、ちょっと、頑張りすぎたんです。あたしのせいで」
双柳恋:「……戻って来られなくなっちゃって」
双柳恋:その瞬間だけ、くしゃりと泣きそうな顔で笑んで。
双柳恋:「結局、あたしがとどめを刺しました」
双柳恋:「……でも、そいつ。あたしのこと一言も責めなくて」
双柳恋:はぁ、と嘆息とも笑いともつかない声を漏らす。
双柳恋:「恨んでくれたら、良かったんスけどね」
ジャックローズ:「恨まない人だから、大切だったんでしょう」
ジャックローズ:「違う?」笑いかける。
双柳恋:「……。……そうですね」目を伏せる。
双柳恋:「でも、それで、あたし。どうしていいか分からなくなっちゃって」
双柳恋:「結局、辞めちゃったんです。UGN」
双柳恋:「……そういう話です。いや~、すんませんね!湿っぽい話聞かせちゃって!」
双柳恋:誤魔化すようにヘラヘラと笑う。
ジャックローズ:「恋さん、謝らないで。僕が話してと頼んだことです」
双柳恋:「あ~……すいません、あ、また謝っちゃった」
双柳恋:「だから、まあ……迷ってるように見えたとしたら、今回のことじゃないんスよ」
双柳恋:「その時から、ずっとです。迷い続けてる」
ジャックローズ:「…そうかな」
ジャックローズ:「…貴女の相棒がどう思っていたかとか、貴女の過去について、僕は貴女を救う言葉を言えません。けれど」
ジャックローズ:「でも、貴女に会ってから、貴女がどんな行動をとっていたのかは知ってます」
ジャックローズ:「月山さんの危機に、何かしなければ気が済まないって仰っていた貴女は」
双柳恋:「……」視線を上げる。
ジャックローズ:「…過去があるからこそ、そうすることを決められたんだ」
ジャックローズ:視線を受け止めて、強気に笑う。
双柳恋:「……そうですね」
双柳恋:ゆっくりと頷く。
双柳恋:「あたしは助けられて、生き残った」
双柳恋:「何もしないなんて勿体無い…… 怒られちゃいますね、そいつに」
ジャックローズ:「ふふ! ねえ、恋さん」立ち上がる。
ジャックローズ:「僕は秘宝『月涙』が欲しいだけ。月山さんを助けるとは一度も言っていません」
双柳恋:「はい…… ……えっ?」
ジャックローズ:「だって」
ジャックローズ:「貴女以外に、誰がそれをするんです」
ジャックローズ:気障にウインクして、踵を返す。
双柳恋:「うぇええ~~っ……!?」
双柳恋:「ちょっと待ってくださいよ!ジャックさん!ねえ!」
双柳恋:「てかかっこいいなクソ~~……あれスか!?普段からハートとか盗む感じなんスか!?ちょっと!」
ジャックローズ:「ご想像にお任せします」けらけら笑いながら、特に答えず去って行きます。

>
GM:ロイスの変更・取得が可能です。
双柳恋:ジャック様にはもう取ってるのでそのまま~
リディア=スミルノフ:火凛ちゃんに取ります。最後の1枠。
ジャックローズ:双柳さんへの感情を尽力:〇/猜疑心 → 尽力:〇/共感 に変更しよう~
増淵火凛:同行者/リディア=スミルノフ/信頼:〇/不安/ロイス
リディア=スミルノフ:-ル■■■・ロフ■■レ/増淵火凛/○敬意/庇護/ロイス
増淵火凛:あっトランク誰か使う?
ジャックローズ:全快じゃないの双柳さんだけかな?
リディア=スミルノフ:こっちはHP全快でーす
双柳恋:そうかも
増淵火凛:じゃあ使いな~
双柳恋:有難き幸せでヤンス~増淵の姉御~
双柳恋:14+2D10
DoubleCross : (14+2D10) → 14+12[6,6] → 26

双柳恋:丁度全快したでゲス~
GM:ちょっと悩んだけど思ったよりミドルが少なくて購入機会少なかったのでここでも購入して良いことにしよ。前のシーンで持ってたことにしといてくれれば
ジャックローズ:えっヤッター!ありがとうございます GMの旦那
増淵火凛:わーい
リディア=スミルノフ:ウェポンケース常備化しておけばよかったなー
ジャックローズ:ボディーアーマー狙おう
ジャックローズ:3dx+1>=12
DoubleCross : (3DX10+1>=12) → 10[4,7,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

増淵火凛:すごいすごい
ジャックローズ:わー買えた! 装備
リディア=スミルノフ:購入はブルーゲイル。
GM:ミドル戦闘の回に購入なしにしちゃったの要らなかったしね絶対
増淵火凛:ジュラルミンシールド狙います
リディア=スミルノフ:4dx+2>=20
DoubleCross : (4DX10+2>=20) → 7[1,7,7,7]+2 → 9 → 失敗

増淵火凛:3dx+4>=12
DoubleCross : (3DX10+4>=12) → 10[4,7,10]+3[3]+4 → 17 → 成功

リディア=スミルノフ:全然だめだ。財産でも届かないし、以上です
増淵火凛:OK.装備します。
双柳恋:えっとえっと……
双柳恋:なんか使い捨ての強い弾丸なんでしたっけ
増淵火凛:CR弾?
双柳恋:ホローポイント弾だ 買います
双柳恋:3DX+4>=10
DoubleCross : (3DX10+4>=10) → 5[1,2,5]+4 → 9 → 失敗

双柳恋:財産1で購入
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (78 → 79)
双柳恋:以上です


◆Masterscene◆

GM:原子爆弾の、実に500倍の放射能が拡散した。
GM:出血。鬱血。腫瘍。腫瘍。腫瘍。病棟は地獄の様相を呈していた。
GM:痛みに呻く声、あるいはそれすら発さなくなった人々。
GM:技術もなければ設備もない。無駄に大きな切開痕を残して、彼らは残りの人生を歩むことになったり、あるいは死んでいったりした。
GM:癌。別名を悪性新物質。
GM:それは、細胞分裂とともに肥大する苦しみだ。
GM:誕生するから。成長するから。
GM:あるいは、生きているから────


"ハデス":「──」
"ハデス":目を開く。
GM:磁界、溶鉄、電流、熱。
GM:それらの中でどうしてか、人の形を保っている。
"ハデス":──否、磁場を乱し臨界によって高めた内圧で、その身に降りかかる圧力と拮抗している。
"ハデス":熱だけだ。内側と外側から訪れる破滅。それをUGNから盗み出させた『火浣布』によって防いでいた。
"ハデス":こぽり、と。鉄中に含まれる不純物が、地面の穴から湧き出して昇ってゆく。
 :『──例の、娘とやらの力を借りずに、ここに来たか』
"ハデス":「そろそろ完成だろう。なら、多少は保つ」
GM:そこは恐るべき災厄の場であったが、やはりいかなる神秘の影響によってか、視界は開けていた。
"ハデス":目の前の大きな姿を見る。
"ハデス":「どうやってかは知れないが」
"ハデス":「邪魔者が着いたらしいからな」
"ハデス":そうして、自分がここへ来るために使った『鍵』
"ハデス":『月涙』を投げ渡す。
"ハデス":「よろしくやることだ。私もそうする」


◆Climax◆神域・四裔にて

GM:全員登場です。
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 4)増加 (68 → 72)
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 3)増加 (67 → 70)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 8)増加 (82 → 90)
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 9)増加 (79 → 88)


GM:不純物の混ざった水溶液の入ったビーカーを下端だけ冷やすと、底には樹状の結晶が形成される。
GM:同じように、地球内核と外核のはざまには、枝分かれした鉄の柱が間断なく立つ。
GM:だが、君たちの目に映るそれは、どことなく。
GM:枝分かれした、巨大な剣に似ていた。


成瀬詩譚:「一本100mはあるんじゃないか? すごいな」
リディア=スミルノフ:「うん、すごいね。伝承のムスペルヘイムみたい」
成瀬詩譚:赤熱する鉄の大地に降り立つ。
成瀬詩譚:特に空気と比重の異なるものに浸かっている抵抗感のようなものもなく、軽快に動けるだろう。
リディア=スミルノフ:「火や、地の精霊も活発化してるし。本当に地の底なんだ」
ジャックローズ:「ムスペル…? うーん」ひょいっと降り立つ。マントがはためく。
増淵火凛:「これがゲエンナ……」
双柳恋:「地底ってか……地獄みたいッスね……」
ジャックローズ:「ゲエン…?」
リディア=スミルノフ:ショートブーツで地面をげしげし蹴って感触を確かめてます。
"インドラ":『地獄の呼び名のひとつだ』
増淵火凛:「なんだか……なんていうか、道中も思ったけど」
増淵火凛:「美しく見えてしまう」
リディア=スミルノフ:「うん。宝石もきれいだったしね」
双柳恋:「火使いとしての感覚ッスか?」
ジャックローズ:「(RPGのダンジョンみたいだなあ)」キョロキョロしている。
増淵火凛:「いや、というより……人間としての感覚よ」
成瀬詩譚:「でも、こうした絶死の世界を見聞することが出来るのは」
増淵火凛:「死が一定の惹起を生むというのも、分かるような気がする」
成瀬詩譚:「魔術師にせよ、学者にせよ、突き究めるものの醍醐味ということだろうね」
双柳恋:「あたしは増淵さんが居なかったらと思うとゾッとしないスけど……」
双柳恋:「……それで……どうすればいいんスかね。“ハデス”の野郎もここに?」
リディア=スミルノフ:「インドラ。ハデスの居場所はわかる? というより、この世界に来てる?」
成瀬詩譚:「零れに預からせてもらえて光栄だよ、火凛」
リディア=スミルノフ:「絶死の世界。盗んだ火浣布があっても、火凛抜きでこれるかは、五分五分だと思うけど」
増淵火凛:「アイテムがあれば私抜きで行けるってのもなんか癪だけど……」
"インドラ":『あまり便利に使うな。生体磁気はこの世界においてあまりにも小さい、いや──』
増淵火凛:「とにかく、あなた達をここに置いて行く気はありませんから」
増淵火凛:「守るし、守ってよ」
"インドラ":『奴がここで活動するために発しなければならぬ存在感は、生体磁気などというやわなものではなかったか』
"ハデス":ざり。
ジャックローズ:「勿論です、レディ…」仰々しく返そうとして。
リディア=スミルノフ:「あ、いた」
双柳恋:「手前……」表情を険しくする。
"ハデス":強力な磁気異常を纏って、その男は現れた。
"ハデス":「世界の果てまで遥々と」
"ハデス":「やってきたか、揃いも揃って」
リディア=スミルノフ:「あなたは大丈夫? ここまで来るのに、だいぶ無理していない?」
"ハデス":その身の周囲が青白く歪み、鉄の対流を乱している。
リディア=スミルノフ:「さっきより生命力が落ちてるように見えるよ」
"ハデス":「"魔人ディナ"。否、"ツィルニトラ"だったか?」
"ハデス":「生きるというのはな、無理をするということだ。押しなべて。それは私も、お前たちも変わらない」
"ハデス":「終わらせてやる」
ジャックローズ:「こちらの話を聞いてくれる気はなさそうですね」
増淵火凛:「魔術師が対話をしてくれるなんて、幻想も良いところよ」
成瀬詩譚:「まあ、無理してるっていうのなら、勝機はあるかな」
成瀬詩譚:わざとらしい動作で剣を抜く。
リディア=スミルノフ:「対話、良いことなのに……」 しょんぼりしている。
増淵火凛:「語るすべじゃなくて、己が術理にこそ雄弁に現れる」
増淵火凛:「どういうものかはね」
双柳恋:「難しい話はどうでもいいんスよ」眉間に皺を寄せ、“ハデス”を睨み付ける。
双柳恋:「さっさと月山さんを元に戻してください」
"ハデス":「今死ぬのも、やがて死ぬのも、同じだ。全員死ぬか一人死ぬか。前者を選ぶものがどこにいる」
"ハデス":そう、口にすると同時。
"ハデス":【さらなる絶望】×2
"たつみ":鉄の筵の中から、雑霊の変異個体らしきものが現れる。
"たつみ":毒々しい褐色の体色、両腕に巨大な鎌を携えていた。
"いぬい":もう一体は周囲の地面を領域化し、変異させて地中から出現する。
"いぬい":さながら蟻地獄のように、男を守護し、君たちを見上げる。
増淵火凛:「……あいつが触媒と自分の力でぎりぎり持ちこたえてるのは許すとしても」
増淵火凛:「こいつらが普通にはびこってるの許せないわね……」
増淵火凛:「下がるじゃない。特別性が。私の」
リディア=スミルノフ:「よしよし。火凛は古代のスーパーアイテムと同じくらいの力を持ってるんだから、自信をもって」
"ハデス":「多少『弄った』が、ここの住民だ。地上で活動していたのがイレギュラー」
"ハデス":増大したレネゲイドが空間を汚染する。真の火の中にいる君たちとて、影響を遮断仕切ることはできない。
GM:衝動判定。難易度は9
リディア=スミルノフ:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 8[2,6,8] → 8 → 失敗

リディア=スミルノフ:うわっ1足りない
増淵火凛:4dx+4>=9
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 9[7,8,8,9]+4 → 13 → 成功

双柳恋:4DX+4>=9
DoubleCross : (4DX10+4>=9) → 4[1,1,2,4]+4 → 8 → 失敗

双柳恋:ギャッ
ジャックローズ:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 9[3,4,6,9]+1 → 10 → 成功

増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を2d10(→ 10)増加 (90 → 100)
ジャックローズ:2d10+70
DoubleCross : (2D10+70) → 12[5,7]+70 → 82

増淵火凛:双柳さん致命的じゃない……!?
リディア=スミルノフ:せっかくクリスタルシールド買ったのになー 暴走です
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を2d10(→ 10)増加 (72 → 82)
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (88 → 89)
リディア=スミルノフ:うわほんとだ カバー担当が
双柳恋:89+2D10
DoubleCross : (89+2D10) → 89+14[4,10] → 103

双柳恋:リディアちゃんにバデム!
リディア=スミルノフ:ありがたすぎる!
GM:許可します。また、衝動判定は1ラウンド目にラウンドが続いているものとしては扱いません
リディア=スミルノフ:リディアは暴走しなくなりました 肝心の双柳さんが暴走しちゃっているが……
GM:クライマックス戦闘を開始します。
("ハデス"[8]、"たつみ"[21]、"いぬい"[7])

10m

(双柳[8]、ジャックローズ[7]、火凛[5]、リディア[4])
GM:ではセットアップ
"たつみ":なし
ジャックローズ:なし!
双柳恋:なし
リディア=スミルノフ:なしなしでーす
"ハデス":《サポートデバイス》判定ダイス+12
増淵火凛:《原初の黄:波紋の城塞》。ラウンド間、同エンゲージの対象が動かない限り、装甲を+15。
"いぬい":なし
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (100 → 104)
リディア=スミルノフ:帽子のそれ、サポートデバイスだったのか
"ハデス":そういうわけではないが……
GM:演出は!
増淵火凛:あとでやります!
GM:了!
GM:ではイニシアチブ
GM:っとと、毎回忘れる。NPCカードが使用可能です。

▼"インドラ" 『シャクラダヌス・バハッタル・パカーシュ』
PCの攻撃判定直前にオートアクションで使用する。
この攻撃はガード不可・装甲無視になり、カバーリングも行う事ができない。シーン1回

▼"木霊語り(ファンタズマゴリア)"成瀬詩譚 『ラ・ヴェルダデッラ・デストレッツァ』
PCの攻撃ダメージを+15+1d10する。シーン1回

増淵火凛:たすかる
リディア=スミルノフ:シーン1回は使い得!
"たつみ":改めて行動。イニシアチブ21
"たつみ":《エアロドライブ》《猛毒の雫》 命中で蛇毒ランク6付与 攻撃力11の素手を作成
"たつみ":《コンセントレイト》《居合い》《一閃》《大裁断》《暴虐の歌声》蛇毒に加えて命中でラウンド間メジャーダイス-5 対象は──
"たつみ":1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

"たつみ":ジャックローズ! お前だ!
ジャックローズ:マジかよ
"たつみ":10dx7+8 また狙ってしまった 判定
DoubleCross : (10DX7+8) → 10[1,3,3,4,5,6,8,8,9,10]+10[2,3,7,9]+6[3,6]+8 → 34

"たつみ":リアクションをどうぞ!
ジャックローズ:ウワ~絶対に当たりたくない ドッジします
ジャックローズ:5dx+1>=34
DoubleCross : (5DX10+1>=34) → 9[2,2,4,5,9]+1 → 10 → 失敗

ジャックローズ:そりゃダメ!
リディア=スミルノフ:24足りない
GM:他には何もないかな?
双柳恋:悩むけど……なし!
ジャックローズ:受けるぜ!
"たつみ":4d10+23 ではダメージ!
DoubleCross : (4D10+23) → 29[1,9,9,10]+23 → 52

ジャックローズ:装甲23なので 引いて29ダメージ うわちょうどHP0じゃん!
リディア=スミルノフ:ええーもったいない
増淵火凛:助けられるけどどうする?
増淵火凛:必要?
ジャックローズ:だいじょぶ!
増淵火凛:はーい!
ジャックローズ:リザレクトします。
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 8)増加 (82 → 90)
ジャックローズ:HP8で復活!
リディア=スミルノフ:そっか、まだリザレクト圏内でしたね

"たつみ":"ハデス"によって変異させられた固体も、やはり体躯に鉄が混じり、異形の刃となっている。
"たつみ":それは、高速移動に特化した固体のようだった。莫大な風素を纏って『火』の調和を乱し、雷のごとく駆け抜ける。
ジャックローズ:「…依頼をこなしますか」真っ先に前に出る。
リディア=スミルノフ:「ジャック、気をつけて。触れると毒が生まれるよ!」
増淵火凛:「あっちょっと……!」
ジャックローズ:「え!?」
双柳恋:「そうなんスか!?」
増淵火凛:「遠くは、守りが上手く……!」
"たつみ":その刃は、この根の国より湧き出す不純物──鉱毒を多分に含んでいる。
ジャックローズ:「それ先に言って……」
ジャックローズ:言い終わらないうちに刃に斬られる。
増淵火凛:「……!」
"たつみ":背後で、翼を高速振動させて着地減速。まだ君たちを狙っている。
双柳恋:「ジャックさん……!」
ジャックローズ:「…なるほど」帽子を被り直す。
ジャックローズ:「いえ……レディ達を守るのが僕の役割ですから、全く構わないんですけど」
ジャックローズ:「(ダサかったな……)」
増淵火凛:「ατσυματτε」火を凝集させ、相殺を弱める。
増淵火凛:だが、先の怪盗の突出がなければ。全体が苛まれていただろう。

GM:イニシアチブ12。"ハデス"の手番
"ハデス":マイナーなし。
"ハデス":《コンセントレイト》《因果歪曲》《パラドックス》《エネルギーブレイド》《黒き鉄槌》《焦熱の弾丸》《砂の刃》
"ハデス":マルチロックで対象はPC5人。判定します。
"ハデス":5人じゃなくて4人!
"ハデス":19dx7+13 命中
DoubleCross : (19DX7+13) → 10[2,2,3,4,5,6,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,9,10,10]+10[2,2,3,3,4,6,6,8,9,9,10]+10[2,8,10,10]+6[1,4,6]+13 → 49

リディア=スミルノフ:ヒョエ
増淵火凛:固定値が高い
双柳恋:待ってね
ジャックローズ:ヤバー
リディア=スミルノフ:待!
"ハデス":RC高くないとこんなとこで活動できない
増淵火凛:たしかに
双柳恋:《支配の領域》+《絶対支配》
双柳恋:2回目の8,9,9,10を1に
双柳恋:双柳恋の侵蝕を10増加 (103 → 113)
"ハデス":では達成値24。そして
"いぬい":《妖精の手》
双柳恋:6になるから19?
増淵火凛:29じゃない……?
GM:あっそうか 19
双柳恋:ぎゃ~~
増淵火凛:こいつ……
GM:29か(ガバガバ)
双柳恋:29でした
ジャックローズ:連係プレイしよる
"ハデス":1dx7+33 振りたしです
DoubleCross : (1DX7+33) → 6[6]+33 → 39

リディア=スミルノフ:ダメージダイスが1個減った
"いぬい":《妖精の輪》《妖精の手》
ジャックローズ:オイオイオイ
リディア=スミルノフ:あっへらなさそう
双柳恋:え~~~
"ハデス":1dx7+43
DoubleCross : (1DX7+43) → 10[10]+3[3]+43 → 56

リディア=スミルノフ:ダメージダイスが1個増えた
"ハデス":ここまで! リアクションどうぞ
リディア=スミルノフ:こちらはガード。火凛ちゃんのプライマルアーマーもあるので、ワンチャンにかけてみます
双柳恋:リディアちゃんに ○庇護/脅威 でロイス取得して暴走解除します
GM:マジか!
ジャックローズ:5dx+1 ドッジしよ
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[2,7,8,9,10]+8[8]+1 → 19

双柳恋:無理っぽいけど一応《リフレックス》+《ゲットダウン》
増淵火凛:ガード。砂の刃でボロボロだけど無いよりはマシ。
双柳恋:6DX7+20>=56
DoubleCross : (6DX7+20>=56) → 10[2,3,3,5,8,9]+10[1,8]+10[9]+10[10]+10[10]+5[5]+20 → 75 → 成功

双柳恋:行けたわ……
ジャックローズ:ヤバ!?
GM:うっそ
リディア=スミルノフ:ヤベ~~
リディア=スミルノフ:すげ~やべ~
増淵火凛:すご!
双柳恋:双柳恋の侵蝕を5増加 (113 → 118)
ジャックローズ:カバー欲しい人いますか~?
増淵火凛:あっほしいかも……?
リディア=スミルノフ:まだリザれるから大丈夫!
ジャックローズ:じゃあ《崩れずの群れ》。火凛ちゃんをカバー!
増淵火凛:わーい!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を2増加 (90 → 92)
"ハデス":6d10+2d10+44 ガード値を-5して計算 装甲有効
DoubleCross : (6D10+2D10+44) → 36[8,8,6,4,3,7]+18[8,10]+44 → 98

"ハデス":張り切ったな
ジャックローズ:余裕で死ぬ!まだリザレクトできるのでします!
増淵火凛:火力やば……
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 2)増加 (92 → 94)
リディア=スミルノフ:このプライマルアーマー貫通されたぞ!
ジャックローズ:こいつしぶといな… HP2になりました
増淵火凛:こんなの無理だってば!
リディア=スミルノフ:ガードと装甲で余裕で3回くらい死にました。リザレクト!
リディア=スミルノフ:起源種のかなしいゲッシュにより、今の侵蝕値だとダイス2個です。
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を2d10(→ 8)増加 (82 → 90)
GM:穏当なリザレクトだ
増淵火凛:1個みたいな数字

"ハデス":「お前たちは地獄の門を潜った。まずはそれを思い出させてやろう」
"ハデス":手をかざす。モルフェウス能力で生成された純粋なプルトニウム片が弾け、チェレンコフ放射とともに志向性爆発を発生させる。
"ハデス":それは痛みも苦しみも覚える暇のない純粋な『死』だ。
"ハデス":古代ローマには、地獄の門と名付けられた洞窟があった。その場所を訪れた動物は、自らの身に起きたことなど知らぬままに、二酸化炭素の飽和によって即死する。
"ハデス":──故に。その言葉は地の底の冥府の主の名を取って、"プルトニウム"という語はそこで生まれた。
双柳恋:「くぁ……!」鉄球を展開して防御しようとするが、到底全ては防ぎきれない。
双柳恋:「駄目、そっち行きます──皆さん!」
増淵火凛:「これ……!」不純を通さないその火も、限度がある。
増淵火凛:理解し得ないものは、留め置くに限界がある。
増淵火凛:火はともかく、その毒は。
リディア=スミルノフ:「この光は……」 姿がぼやけ、少し離れたところに再出現する。"自身を俯瞰し、近距離に再召喚"した。
リディア=スミルノフ:「あぶない、んだよね。ふう……ふう」「疲れるけど……これしか避けられないや」
"いぬい":双柳蓮の防御を乱すように。
"いぬい":大地が砂嵐のように変じた。護りは届かない。
双柳恋:「このっ……!邪魔、しないで……!」
ジャックローズ:「……失礼!」火凛さんを庇うように引き寄せる。背中から蔓の翼が生えて、殻のようにして彼女を守る。
増淵火凛:「……!」
ジャックローズ:触れるだけで犯される毒だ。障壁で覆えば少女は守れる。
増淵火凛:「あ、あのっ……それ!」
増淵火凛:「あなたが……!」
ジャックローズ:「格好良いでしょ」視線を合わせる。
ジャックローズ:「言わないで。格好つけてるところなので」
増淵火凛:「……これで、死んでしまったら格好悪い」
増淵火凛:「だから。そうならないでね」
ジャックローズ:「アハハ」笑う。「もちろんです」

GM:イニシアチブ8。双柳恋の手番
双柳恋:待機します
GM:イニシアチブ7。怪盗ジャック・ローズの手番
ジャックローズ:待機します~
リディア=スミルノフ:ミドルで見た流れ

"いぬい":イニシアチブ7 行動します
"いぬい":《絶対の空間》判定ダイス+7
"いぬい":《コンセントレイト》《要の陣形》《縛鎖の空間》《砂の刃》 命中で重圧放心 対象はジャック様以外の3人
リディア=スミルノフ:重圧放心!?
双柳恋:ほぎゃ~~
増淵火凛:ヤバ
ジャックローズ:なんだって~
"いぬい":13dx7+4 命中
DoubleCross : (13DX7+4) → 10[2,2,2,3,3,3,3,4,5,6,7,7,8]+10[1,8,10]+5[1,5]+4 → 29

"いぬい":対応どうぞ!
双柳恋:う~んう~ん
リディア=スミルノフ:命中でってことは、ガードで仮にノーダメに抑えてもダメなんだなあ
リディア=スミルノフ:肉体1なのでガードします。
増淵火凛:でもまあ敵の手番終わってるからマイナー空いてる組は困らないはず……
GM:そうですね いやらし攻撃です 手番で解除できるのは重圧か暴走のみ
双柳恋:《リフレックス》+《ゲットダウン》
双柳恋:6DX7+20>=29
DoubleCross : (6DX7+20>=29) → 10[2,2,2,6,6,7]+5[5]+20 → 35 → 成功

双柳恋:双柳恋の侵蝕を5増加 (118 → 123)
GM:そりゃ避ける!
ジャックローズ:カバーできますけど どうしましょうか
増淵火凛:ガードします
リディア=スミルノフ:放心くらうとダイス2個になっちゃうから、カバーしてもらえるとありがたいけど
リディア=スミルノフ:火凛ちゃん放心重圧はどう?
増淵火凛:じゃあそうしてあげて!
増淵火凛:手番で解除できるから大丈夫
ジャックローズ:じゃあまた《崩れずの群れ》!リディアちゃんのもとに飛んでいきます
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を2増加 (94 → 96)
"いぬい":3d10+13 ではダメージ
DoubleCross : (3D10+13) → 11[7,2,2]+13 → 24

"いぬい":やる気くん?
ジャックローズ:装甲有効なら1点しか食らわないで済む…?
"いぬい":一応ガード値-5です
増淵火凛:倍で2点かしら
"いぬい":く…………!
リディア=スミルノフ:2点w
増淵火凛:こっちはガード1、装甲27で無傷です
ジャックローズ:もともと対象外だから
増淵火凛:あっじゃあ耐えれちゃうじゃん
双柳恋:つよすぎ
増淵火凛:そんなことある?
ジャックローズ:耐えられた!HP1で残りました
増淵火凛:リザレクトしたかったのに……w
双柳恋:こんなことあるんだ
ジャックローズ:そうじゃん………………………
リディア=スミルノフ:えええー
GM:謎のところで計算狂わせちゃった
GM:演出!

"いぬい":砂嵐の圧力が増大してゆく。
"いぬい":1粒1粒がやすりのように地を削りながら、靂片と言えるような大きさの物を巻き込み、さらに地面を流砂のようにほぐし、君たちの足場を奪おうとする。
"いぬい":『キァァァァァァアアア!!』
リディア=スミルノフ:「う」 地面に足をとられ、ぺたんと尻もちをつく。
双柳恋:展開しようとする磁場を砂嵐の磁気に乱され、上手く能力を行使出来ない。
双柳恋:「ぐ……相性悪いんスけど……!」
増淵火凛:「χιωο!」
増淵火凛:影が伸び、地面を補完していく。
ジャックローズ:リディアさんの身体に蔦が巻き付いて、引き寄せるように地面から持ち上げる。
リディア=スミルノフ:「……ジャック! ありがとう!」
ジャックローズ:「お気になさらず…!」
増淵火凛:直後、球体の縁が乱れる。
増淵火凛:「……これ……!」
増淵火凛:「阻害が……」
"ハデス":「思ったより動けるな、だが」
"いぬい":原理的に起きないはずの侵蝕。解析しようとしている。
"いぬい":他者のレネゲイドに対する害意、あるいは嫌悪。その衝動が伝播したかのように。
GM:イニシアチブ5。増淵火凛の手番

増淵火凛:マイナーで重圧を解除。
増淵火凛:メジャー『正しき火』:《原初の赤:砂の鎧》《ファイアドライブ》《原初の白:癒やしの水》。対象はPC全員。
リディア=スミルノフ:水だ!
増淵火凛:シーン間対象の装甲を+16、次の攻撃の攻撃力+14、HPを3d10+4回復。
ジャックローズ:火凛様~ッ
増淵火凛:3d10+4
DoubleCross : (3D10+4) → 21[10,3,8]+4 → 25

リディア=スミルノフ:すげ~
双柳恋:ありがてェ~~
増淵火凛:25点回復してね!
リディア=スミルノフ:ダブルクロスで他者から回復してもらえるという激レアトロフィーを獲得しました
ジャックローズ:HP26点になりました!
リディア=スミルノフ:HP全快です。25点!
GM:起源種が~~~
GM:侵蝕の上昇と演出をどうぞ
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を12(→ 12)増加 (104 → 116)

増淵火凛:「μιτεσε」
増淵火凛:風(ハヌマーン)を模った影(ウロボロス)。
増淵火凛:地(モルフェウス)を模った影(ウロボロス)。
増淵火凛:水(ソラリス)を模った影(ウロボロス)。
増淵火凛:それら三大の元素、その偽物が空間を満たす。
増淵火凛:それを補うように、足りない残り一つの元素。
増淵火凛:火。それが生まれる。
増淵火凛:同時に、偽りの影が消え去れば。
増淵火凛:不純のない、純粋な真の火だけが。
増淵火凛:それは青い球体。およそ通常の火とは異なる出で立ちの。
増淵火凛:欠落という不純を癒やし、害意という不純を通さない。
増淵火凛:不純なものが燃えては純粋な火ではなくなるから。
増淵火凛:「もう大丈夫」
増淵火凛:「完成してる」

GM:イニシアチブ4
GM:リディア・スミルノフの手番。
リディア=スミルノフ:うーんうーん
リディア=スミルノフ:この状態でも3体を固定値56で殴れはするんだけど
リディア=スミルノフ:フェイタルヒットもしてみたいな。ジェネシフトします。
リディア=スミルノフ:2d10か3D10か……うーむうーむ
リディア=スミルノフ:3d10!
ジャックローズ:いけいけ!
リディア=スミルノフ:マイナーでジェネシフト。3d10。
双柳恋:がんばれ~
リディア=スミルノフ:90+3d10
DoubleCross : (90+3D10) → 90+13[9,1,3] → 103

増淵火凛:いいかんじ!
双柳恋:いい感じ!
リディア=スミルノフ:勝ったッ!
ジャックローズ:おお!非常に良い!
GM:ジェネシフトうま
ジャックローズ:リディアちゃんインドラも使って~
リディア=スミルノフ:使うワン! インドラちゃんのNPCカードを使って、コンボ:殲光のターミナス。
"インドラ":いくぜ~
リディア=スミルノフ:《テンプテーション》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《原初の赤:風の渡し手》。対象は敵3人です。
リディア=スミルノフ:ちょっとまってね!
リディア=スミルノフ:4dx+25+1+2 こうだ。ボイスチェンジャーとすごい服パワー。
DoubleCross : (4DX10+28) → 8[1,6,7,8]+28 → 36

リディア=スミルノフ:リアクションしておくれ!
"ハデス":5dx+8 回避
DoubleCross : (5DX10+8) → 4[1,1,3,4,4]+8 → 12

"いぬい":ガード……できないので回避!
"いぬい":5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[1,3,4,8,10]+5[5] → 15

"たつみ":10dx+2 ドッジ!
DoubleCross : (10DX10+2) → 10[3,4,5,7,7,9,9,9,10,10]+8[6,8]+2 → 20

リディア=スミルノフ:ホッ
GM:妖精の手使っても駄目だな。全員命中です
リディア=スミルノフ:ダメージ前に《原初の黒:フェイタルヒット》。ダメージダイスを+5d10。
リディア=スミルノフ:ファイアドライブも乗せて、こう!
リディア=スミルノフ:4d10+62+5d10+14
DoubleCross : (4D10+62+5D10+14) → 13[1,4,7,1]+62+20[5,7,4,3,1]+14 → 109

リディア=スミルノフ:ミドルより弱いじゃねーか!!
リディア=スミルノフ:装甲無視です……
増淵火凛:ミドルがおかしいんでしょ
ジャックローズ:十分すごいよ!
リディア=スミルノフ:それはそう
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を6増加 (90 → 96)
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を13増加 (96 → 109)
リディア=スミルノフ:あっちがう
リディア=スミルノフ:103からだから、122です
"ハデス":【E:拒絶の結界】×2 解除。生存
リディア=スミルノフ:このやろー!
"たつみ":生存。
"いぬい":まだ余裕
増淵火凛:効果を及ぼさせずに消せたってことだぜ!
双柳恋:しぶとっ
ジャックローズ:ほんとにしぶとい

GM:deha
GM:演出をどうぞ。
リディア=スミルノフ:いくつものルーンストーンを放りながら、インドラに目配せする。
リディア=スミルノフ:(彼を呼ぶよ)(連携。よろしく)
リディア=スミルノフ:「《オーム・デフ・ルーイー》《オ・ゾ・オズ・クルス》」
リディア=スミルノフ:「《なんじ屠り蹂躙するもの / 敵を穿て獅子吠の旋風》」
リディア=スミルノフ:「きたれ。《ナラシンハ》」
リディア=スミルノフ:神獣ナラシンハ。獅子頭の巨躯を一瞬だけ顕現させ、咆哮させる。
リディア=スミルノフ:地下空間を上下にぶちぬく巨大な竜巻が顕現し、ハデスと雑霊を飲み込み、
リディア=スミルノフ:「インドラ! 今!」
"インドラ":『応!』
"インドラ":雷鳴にも似た叫びとともに、空間に充溢する電流をその見に束ね、実体を得る。
"インドラ":根の国は須佐之男の版図。すなわち、嵐によって征される場所。
"ハデス":「おおおっ!」
リディア=スミルノフ:「(雷をまとった竜巻。古来よりの破壊の化身……まっとうなヒトなら耐えられない)」
リディア=スミルノフ:「生きる」「というのは無理をすること。そうだね」
リディア=スミルノフ:「ハデス。あなたのやりたい事、正直言ってけっこう共感しているよ」
リディア=スミルノフ:「止めたくないな、って気持ちも大きい」 竜巻に飲まれるハデスたちに声をかけ続ける。
"ハデス":白い稲妻と青い荷電放射が激突する。
リディア=スミルノフ:「でも、ごめんね。今日のわたしは依頼もしちゃったし……おまじないも教えてもらっちゃったし」
リディア=スミルノフ:「友達を救いたい友達のために、あなたを止めるよ」
"ハデス":「取るに足らない外的要因だ。そのどちらも真実だというのなら」
"ハデス":核爆発は、嵐を止めることは出来ない。
"ハデス":だが、減衰に成功した例は存在する。その類まれなパターンを、この男は呼び起こし、切り抜けてみせる。
"ハデス":「止めぬことはあれど、私とお前の道は、決して交わることはない」
リディア=スミルノフ:「……パワー不足だったみたい。ごめんみんな」
リディア=スミルノフ:「あとをよろしくね」
双柳恋:「いやいやいやいや……」破壊規模に目を見張る。「魔術師やべ~~……」
ジャックローズ:「右に同じです」帽子を被り直す。
増淵火凛:「いや誰もがこんなは出来ないからね!?」

GM:イニシアチブ-7
GM:ジャック・ローズの手番
ジャックローズ:「しかし、道ですか」ハデスさんを見やります。
"ハデス":「言いたいことが?」
ジャックローズ:「素人質問で恐縮ですが」冗談めかして言う。
ジャックローズ:「教えていただきたくて。貴方の理想の世界が実現したら、生と死の境界がなくなるんでしょう」
"ハデス":「……ああ、そうなる」
ジャックローズ:「そうなると、既にこの世にいない人達は、どうなるんです?」
ジャックローズ:「まるで、生き返ったかのように蘇ってくれるんですか?」
"ハデス":「……どうだかな」
"ハデス":「私の契約した神は──」
"ハデス":「哀れだと言っていた。死にゆくものが。亡者共も、やはり地上に溢れかえるのだろう」
ジャックローズ:「なるほど」
"ハデス":「だが、それは生き返るということではない」
ジャックローズ:「ふうん?」
"ハデス":「──これより先」
"ハデス":「代謝も成長も進歩も退歩もない。それを生きていると呼ぶのかは、お前たちの認識に依る」
ジャックローズ:「…そう。……貴方の行いを断ずるつもりは、特にありませんけど」
ジャックローズ:「そんな未来」
ジャックローズ:「つまらないな!」
ジャックローズ:ハデスにロイスを取得します。 無関心/拒否:〇/ロイス
ジャックローズ:そしてこれをタイタス化。バッドステータスを全て解除。
ジャックローズ:更にオートで《異世界の因子》。いぬいが使う《妖精の手》をコピーします。侵蝕率5上昇。
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を5増加 (96 → 101)
ジャックローズ:マイナー。《骨の剣》。白兵武器を作成します。侵蝕率2上昇。
GM:乗った!
ジャックローズ:コンボ『プランC/不本意で無粋な曲芸ショー』。《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《ジャイアントグロウス》《死神の手》。【Dロイス:守護天使】適用。
ジャックローズ:ハデス・いぬいの2体に範囲白兵攻撃!
ジャックローズ:(8+3)dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,1,2,3,4,5,6,7,7,9]+10[1,4,7]+10[7]+3[3]+4 → 37

"ハデス":5dx+8 ドッジ
DoubleCross : (5DX10+8) → 10[1,2,3,9,10]+2[2]+8 → 20

双柳恋:バデム!
ジャックローズ:恋さん!!
双柳恋:+3!
増淵火凛:ひゅう!
GM:つえー!
ジャックローズ:ヤッター達成値40です
"いぬい":ガード。さらに《領域の盾》
"いぬい":"ハデス"を防御します
ジャックローズ:ではダメージ前に成瀬さんのNPCカード使用。ダメージダイスを増やしまして
ジャックローズ:5d10+23+2d10+14+15+1d10 装甲有効
DoubleCross : (5D10+23+2D10+14+15+1D10) → 33[4,5,5,9,10]+23+6[2,4]+14+15+10[10] → 101

増淵火凛:ヒューッ
ジャックローズ:ウオッ
双柳恋:やば~
ジャックローズ:101ダメージです!
GM:えっ……そんな出るの!?
リディア=スミルノフ:えっつよ!
"いぬい":ガードで12点減衰して倍
"いぬい":爆散します
ジャックローズ:ヨッシャ!
GM:復活なし! 侵蝕上昇と演出をどうぞ!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を15増加 (101 → 116)

ジャックローズ:「生きるというのは無理をすること」「貴方にとってはそうかもしれない」
ジャックローズ:「でもね、僕にとっては、生きるというのは楽しむことだし」
ジャックローズ:「誰かにとっては」
ジャックローズ:両腕が幾重の蔦に解ける。それが攻撃の狼煙となる。
成瀬詩譚:「我が命の通り成し遂げよ、従順として我に語れ!」
ジャックローズ:「他人と触れ合うことかもしれません」陽動の薔薇の蔦が舞い、騎士を援護する。
双柳恋:“ハデス”と雑霊の身体を、コンマ数秒の重圧が襲う。強烈な引力が防御行動を遅らせる。
成瀬詩譚:同時、蔦の動きを隠すように、ハデスの視界いっぱいに、口を開けた大蛙が現れる。
ジャックローズ:「さらに別の誰かにとっては」
"いぬい":それを食らおうと、潜航する大顎が砂嵐とともに飛び出し、そして──
ジャックローズ:螺旋状に絡みあった蔦が矛となり、その身体を貫いた。
ジャックローズ:「…亡くした人に託された想いを抱えることかもしれない」
ジャックローズ:「ですから、僕も僕の我儘で貴方を止めますよ」
"ハデス":「──ああ。一つ一つは思い出だ」
"ハデス":「だが積もれば、やはりそこにあるのは」
"ハデス":ぐるり、と顔を上げる。「血と後悔が鼻につく」

GM:イニシアチブ-8。双柳恋。
双柳恋:はい!
双柳恋:マイナーなし
双柳恋:メジャーでコンボ【反発する】
双柳恋:鉄球(ブーメランアスピス)で攻撃します 対象は……
双柳恋:たつみ!
双柳恋:6DX+20
DoubleCross : (6DX10+20) → 8[1,1,2,2,5,8]+20 → 28

双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (123 → 124)
ジャックローズ:《勝利の女神》。達成値+18して!
"たつみ":10dx+2 ドッジ!
DoubleCross : (10DX10+2) → 10[2,2,3,5,6,6,6,8,10,10]+8[6,8]+2 → 20

"たつみ":こいつ……!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を4増加 (116 → 120)
双柳恋:やった~46!
増淵火凛:いえい いえい
双柳恋:ダメージ!
双柳恋:5D10+6+14
DoubleCross : (5D10+6+14) → 27[9,7,6,4,1]+6+14 → 47

双柳恋:装甲有効です
"たつみ":そのダメージは……
"たつみ":エアロドライブで体力が減っていなくても死ぬ! 復活はありません
双柳恋:あっ死んでくれた よかった~
ジャックローズ:よかった~~
増淵火凛:わーい

双柳恋:"ポルコスピーノ"とは、ハリネズミ、もしくはヤマアラシを意味する言葉だ。
双柳恋:あまりに有名な心理学用語──ハリネズミの理論、ヤマアラシのジレンマ。
双柳恋:人間関係の葛藤を、引き合い反発する磁力に喩えて付けられた名だ。
双柳恋:皮肉なものだ、と思う。そのコードは現役時代より、こうなった今の方が余程似つかわしい。
双柳恋:増淵火凛の展開した蒼火の中、俯き、深く息を吐く。
双柳恋:「……“ハデス”さん。御高説痛み入ります」
双柳恋:「でもね。そんな風に大層な理屈を並べられても……あなた、あたしの事どう見えてます?」
双柳恋:「人を救う医者だとか正義のヒーローだとか、そんな立派なもんに見えるなら、眼科の予約入れた方がいいスね」
"ハデス":「……」意外なことに、その質問に。少しだけ悩む素振りを見せた。
"ハデス":「そうだな、普通の……」
"ハデス":「ただの、普通の感性を持った、どこにでもいる女に見える」
双柳恋:「ええ?普通って言って貰えると照れますね……多分それ以下ッスよ」頭を掻いて
双柳恋:「あたしはただの無職ッスよ。今年で22の」
双柳恋:「だから、世界とか正義なんてどうでもいいし……命だの神だの、知ったことじゃないんスよ」
双柳恋:「あたしみたいな人間には、知らない何十億人より、たった一人しかいない飲み友達の方が大事なんです」
双柳恋:顔を上げた時には、卑屈な笑みは消えていた。
"ハデス":「私はお前を侮っても軽んじてもいないよ」
"ハデス":「ただの、取るに足らない者が暴威に立ちはだかるとき」
"ハデス":「──そこに込められた意味だけは、ジャームと化した今でも朧気に覚えている。だから」
"ハデス":「丁寧に、踏み潰すだけだ」
"たつみ":煩い羽の音。
"たつみ":かつて擬音は、音が意味になる前の原始の世界を表していた。
"たつみ":古い世の、さらに古い魔術表象。その繰り返しが重装複合的に意味を為して。
"たつみ":『火』を揺るがす音律を振動する鎌に宿し、襲いかかる。
ジャックローズ:漆黒と緋色が翻り、その後で薔薇が咲く。
ジャックローズ:異形に食らいつくように蔦を絡めて、力ずくで抑え込む。
双柳恋:その攻防の中、声が響く。
双柳恋:「──セット」
双柳恋:磁力に導かれ、無数の鉄球が双柳の周囲を旋回する。
双柳恋:美しくすらあるその一糸乱れぬ精密動作は、かつて積んだ血の滲むような反復訓練の賜物だ。
双柳恋:周囲に紫電が迸り、それはやがて一本の橋めいて雑霊へと収束していく。
"たつみ":鎌に限らず、鉄の節足はすべてが刃のようなものだ。
"たつみ":ずん、と巨体を跳ね上げ、蔦を切り裂き飛び立とうとする。
"たつみ":だが、間に合わない。
双柳恋:窒素、酸素、アルゴン、二酸化炭素。
双柳恋:因子が空気中の成分を『磁化』させて、生み出されるのは紫電を放つ一条の砲塔(レール)。
双柳恋:ひとつの鉄球──41.275mmの弾丸が、双柳の前方で高速回転する。
双柳恋:照準と化した瞳が、飛び立たんとする標的を捉えた。
双柳恋:「シュート」
双柳恋:轟音。衝撃波。数百段の電磁加速を経て、プラズマ化した鉄球が雑霊へと突き刺さる。
"たつみ":その弾丸は蟷螂を思わせる両鎌のちょうど間を突き抜けた。
"たつみ":遅れてやってきた衝撃波が、その体躯を円形拡に破壊した。
双柳恋:「……ダウン」
双柳恋:砕け散る雑霊を目に、確かめるように呟いた。
ジャックローズ:「うわ」衝撃のあおりを受ける。「……ハハ」
ジャックローズ:「(現役時代に会わなくて良かった…)」
"ハデス":「四裔──私の力を注ぎ込んだ大型が、全て敗れた、か」
"ハデス":小さく息を吐く。
"ハデス":その肉体に纏う燐光が、ほのかに輝きを増した。

GM:クリンナップ。各種効果/放心が解除。
GM:ラウンド2
GM:セットアップ
リディア=スミルノフ:特になしです
ジャックローズ:なしです!
増淵火凛:《原初の黄:波紋の城塞》。ラウンド間の装甲を+15。
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (116 → 120)
双柳恋:なし!
"ハデス":なし

GM:イニシアチブ
"ハデス":行動します
"ハデス":《コンセントレイト》《因果歪曲》《パラドックス》《エネルギーブレイド》《黒き鉄槌》《焦熱の弾丸》《砂の刃》 引き続き全員を攻撃
"ハデス":判定前に《創造主の業》 達成値+4d
増淵火凛:あっこいつ……
双柳恋:ゲ~~
"ハデス":19dx7+13+4d10 命中
"ハデス":あっこれだと触れないんだ
"ハデス":19dx7+13
DoubleCross : (19DX7+13) → 10[1,1,1,4,4,4,5,5,6,7,7,8,8,9,9,9,9,9,10]+10[1,2,3,4,5,8,8,9,9,10]+10[3,4,8,9,9]+10[2,3,7]+10[7]+10[7]+10[7]+10[8]+10[7]+6[6]+13 → 109

"ハデス":……?
ジャックローズ:エ!?
リディア=スミルノフ:これはあかんやつ
双柳恋:やばいって
双柳恋:《支配の領域》+《絶対支配》
増淵火凛:創造主の業ここに入るの
"ハデス":ギャーッ
"ハデス":人の努力を何だと思っているんだ
双柳恋:3回目の4,8,9,9を1に
双柳恋:双柳恋の侵蝕を10増加 (124 → 134)
GM:4d10+23+13 これが達成値
DoubleCross : (4D10+23+13) → 18[2,5,5,6]+23+13 → 54

双柳恋:高いアルよ!!
増淵火凛:ヤバ
リディア=スミルノフ:は、半分に下がった
リディア=スミルノフ:半分で54?
ジャックローズ:ヤバいのよ
リディア=スミルノフ:普通に死ぬが……火凛・アーマーを信じてガード。
双柳恋:コンボ【引き合う】《リフレックス》+《ゲットダウン》
ジャックローズ:武器もつくったしガードします
増淵火凛:ガードしよう 砂の刃でガッツリ減らされるけど……
GM:高いんだよな骨の剣ガード
双柳恋:7DX7+20>=54
DoubleCross : (7DX7+20>=54) → 10[1,2,3,6,7,8,10]+6[2,6,6]+20 → 36 → 失敗

双柳恋:無理
"ハデス":6d10+2d10+44 ガード-5 装甲有効
DoubleCross : (6D10+2D10+44) → 43[7,10,9,2,7,8]+15[7,8]+44 → 102

ジャックローズ:いやいやいやいやいや
増淵火凛:エ~ッ……
双柳恋:双柳恋の侵蝕を5増加 (134 → 139)
リディア=スミルノフ:火凛ちゃんの装甲、いま合計でいくらでしたっけ
リディア=スミルノフ:いや絶対に死ぬんだけどいちおう……
増淵火凛:+31です
リディア=スミルノフ:31か~
GM:雲散霧消が35だから
増淵火凛:あっリディアちゃんはガードあるから結構行けるのかな
GM:装甲とかガードとか加味したら生き残れる人いる? もしかして……
増淵火凛:《雲散霧消》しましょうかじゃあ。
増淵火凛:ダメージを-35。
リディア=スミルノフ:装甲31+1、ガード値12-5で39軽減。さらに35軽減で、えーと
リディア=スミルノフ:74軽減だ。生き残れるかなこれ
ジャックローズ:ダメージ-35 ガード-3 装甲値-39 計77軽減できるので
双柳恋:C(108-35-31-8)
DoubleCross : c(108-35-31-8) → 34

ジャックローズ:ちょうどHP1で生存します!
増淵火凛:すご!
増淵火凛:こっちは装甲43軽減35ガード1で……
双柳恋:いや無理だ 死にます
双柳恋:ハデスへのロイスを昇華して復活します
増淵火凛:89引いて13。
増淵火凛:あっ待って
リディア=スミルノフ:だめだ……! HPがあと3点足りませんでした
増淵火凛:双柳さんとリディアちゃんに《原初の紫:電磁バリア》。
リディア=スミルノフ:バリアには回数制限がない!
双柳恋:増淵様ァ~~
GM:エーーーッ!? そうなの!?
ジャックローズ:すご~~~
双柳恋:お肩お揉みするでヤンス~~
GM:2人に使えんのそれ!? いや、言われてみれば使えなきゃおかしいんだけど……!
増淵火凛:1d10+10 双柳さん分
DoubleCross : (1D10+10) → 3[3]+10 → 13

増淵火凛:1d10+10 リディアちゃん分
DoubleCross : (1D10+10) → 6[6]+10 → 16

リディア=スミルノフ:90軽減。102-90で12ダメージ食らって生存しましたマジで?
リディア=スミルノフ:HPは残り13に。マジで?
GM:嘘だろ……!
増淵火凛:がんばった
双柳恋:34-13で21点
ジャックローズ:ヤッバいな
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を10(→ 10)増加 (120 → 130)
双柳恋:双柳恋のHPを5に変更 (26 → 5)
双柳恋:生き残った…………
増淵火凛:増淵火凛のHPを13(→ 13)減少 (30 → 17)
GM:では演出

"ハデス":──患者の治療に当たるうち、自らの体も放射能に侵されていることに気づいた。
"ハデス":彼らと同じ痛苦を味わいながら、どこかで納得している部分があったのを覚えている。
"ハデス":人を見て痛ましいと思う気持ちも、背負った病への苦しみも。
"ハデス":『違う』から生まれるのだ。誰もが同じ疵と不便を背負っているなら、それは『普通』のことだ。
"ハデス":──そうだ。ただの『不便』なら受け入れられる。病も痛みも、『死』に紐づくから、それらは本能的な、代替の効かない不幸になる。
"ハデス":誰もがそれに侵され、やがて肉体を苛む痛みを忘れ去った時。そこには
"ハデス":──
"ハデス":両手を、強く噛み合わせる。
"ハデス":瞬速の反応が、生成した質量をエネルギーに変えてゆく。
"ハデス":体内の臓器は既に人の体を為していない。ジャームと呼ばれる存在の中でも、ある意味では殊更にこの地底世界の住民らしい。
"ハデス":「私は、既に慣性で動いているだけの死人だ」
"ハデス":「その質量すらエネルギーに変わる、お前たちには止められない」
"ハデス":「死ね。そして終わった世界で、また会おう」
"ハデス":閃光。
増淵火凛:「――あなたにその慣性を与えているのが、その(ネイコス)なのね」
増淵火凛:「要素を分離させる力。絶えず自らをばらばらにしてしまう」
増淵火凛:「うん。大体わかってきた」
増淵火凛:「きっとあなたのほうが、ちゃんとした魔術師なんだ」
増淵火凛:「弱い私の心では、選べなかった道行き」
"ハデス":「ちゃんとした魔術師か」褒めているわけでもあるまい、と思う。
"ハデス":蔑んでいるわけでも、ないのだろうが。
増淵火凛:「でも、私、知ってしまったから。慣性を」
増淵火凛:「(ピリア)を。結びつける力」
双柳恋:攻撃を構えた“ハデス”の両腕、放たれるエネルギー、それらが存在する空間。
双柳恋:全てが一斉に磁化して、強烈な引力が地面へと縫い留め、同時に増淵火凛たちから放たれる斥力が、攻撃を捻じ曲げ押し留める。
双柳恋:「……これで」
双柳恋:「間に合いますか!」
増淵火凛:「ええっ!」
増淵火凛:地は固体に。水は液体に。風は気体に相応するとされる。
増淵火凛:火が相応するものは。
増淵火凛:「καμαναρε」
増淵火凛:強烈な地場によって電離されたそれが生ずるのは、プラズマ。
増淵火凛:四大の火が相応するもの。そして。
増淵火凛:混沌をかき乱す鉾と同一視されたもの。
増淵火凛:複雑に結びついたそれが、反応を加速し影響を阻む。
増淵火凛:「ふ、ふ、ふふふ……」
増淵火凛:「これが私の道」
"ハデス":青白い光が薄らぎ、消える。
増淵火凛:「いいのよ、称賛しても。この業を。それから」
"ハデス":初めて、その男が目を瞠った。
増淵火凛:「ここを進むと決めた私をね」
成瀬詩譚:「その表情が何よりの、ってやつかい?」
"ハデス":「そんなけちな事は……いや。いや」
"ハデス":「あと少しなんだ」
"ハデス":「だからこそ認めよう。お前たちが恐ろしい」
増淵火凛:「あと少しからが一番遠いって」
増淵火凛:「知ってるくせに」

GM:イニシアチブ8。双柳恋の手番
双柳恋:待機します!
GM:イニシアチブ7、ジャック様。
ジャックローズ:待機します☆彡
リディア=スミルノフ:あっながれぼしだ
ジャックローズ:きれいでしょう
GM:イニシアチブ5。増淵火凛
増淵火凛:待機しませんっ🔥
ジャックローズ:火だ!
リディア=スミルノフ:プラズマ!
GM:Hi!
増淵火凛:マイナーなし、メジャー《ファイアドライブ》《原初の白:癒やしの水》。対象はPC全員。
増淵火凛:次の攻撃の攻撃力を+14、HPを3d10+4回復。
増淵火凛:3d10+4
DoubleCross : (3D10+4) → 28[8,10,10]+4 → 32

増淵火凛:32点回復して~
ジャックローズ:出目ヤッバ!
ジャックローズ:全快します HP29!
増淵火凛:こちらも全回復。
リディア=スミルノフ:HP25になりました。これで100ダメージが来ても生存できるぞ!
GM:なんで……?
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を8(→ 8)増加 (130 → 138)
双柳恋:全快しました 26!

増淵火凛:「ふうう……」大きく息を吐く。
増淵火凛:「レン。ローズ。リディア……シタン。私ね。あなたたちが」
リディア=スミルノフ:「おう?」
成瀬詩譚:帽子の鍔を少しだけ直して目配せする。
増淵火凛:「特別に好き。人類なんてほとんど好きじゃないけど」
増淵火凛:「そういうものでしょう、つまらない人間みたいな感情って分かってる」
増淵火凛:「所詮ね。自分の周りのことしか考えられない」
増淵火凛:「だけど……自分の周りのことは。よく考えてるつもり」
増淵火凛:青い光が弱まる。力が弱まっているわけではない。
リディア=スミルノフ:「さっきからわたしたちを何度も守ってくれているのも、好きだから?」
増淵火凛:むしろ、より内奥を照らすものは、力強く。
増淵火凛:「ええ。守りたいって思ったから」
双柳恋:「……ありがとうございます」
増淵火凛:華美な外面を気取るだけでなく、内から燃やす力に。
成瀬詩譚:「君も、やはり魔術師だ」
増淵火凛:「だから、断言します」
増淵火凛:「あと少しよ」
ジャックローズ:「ふふ」笑う。「これは心強い」
成瀬詩譚:「言葉に確信が満ちているのは、自己との対話を終えているから──だから、私も信じる」
成瀬詩譚:「あと」すっと立つように、剣を握った手だけを前に突き出す、第一の構え。「少しだ」

GM:イニシアチブ4.リディア・スミルノフ
リディア=スミルノフ:見聞を広めるため、ロシアを発ってから二年と半年。
リディア=スミルノフ:旅の中でたびたび誰かを助けてきた。乞われて助けた事もあれば、嫌われるのを承知で無理矢理に助けた事もある。
リディア=スミルノフ:『人を助ける時限定で高い出力を発揮する』――それがわたしの特性だと知ったのは、湯ノ浦事件のあとだ。
リディア=スミルノフ:「ハデス。お願い」 他者に依存した超出力。この特性は――自分がどんなに願っても、無条件では発揮できない。
リディア=スミルノフ:どうしても必要な言葉がある。
"ハデス":「……なんだ」
リディア=スミルノフ:「負けを認めて。助けて、って言って」
リディア=スミルノフ:「そうしたら、もしかしたら、あなたを……どんな形でか、助けてあげられるかもしれない」
リディア=スミルノフ:「このままだと、死んでしまうよ」
"ハデス":「……………………」
"ハデス":俯く。表情は、悪趣味な帽子の影になってよく見えない。
リディア=スミルノフ:「あなたが世界を救いたいのと同じように――わたしに、あなたを助けさせて」
"ハデス":「ふ」口の端が歪んだ。
"ハデス":「私の魂を安んじることは、私を救わない。答えは──」
"ハデス":「否だ!!」
リディア=スミルノフ:「…………うん。そうだよね」
リディア=スミルノフ:「わかった」 『光輪のカエルレウス』。《テンプテーション》《絶対の恐怖》《神の御言葉》。
リディア=スミルノフ:4dx+26+1+2
DoubleCross : (4DX10+29) → 7[1,3,6,7]+29 → 36

"ハデス":再び、その掌に光が集る。
"ハデス":ガード。
リディア=スミルノフ:さっきの攻撃、やっぱりカリギュラのってました! なのでえーと
リディア=スミルノフ:《原初の黒:フェイタルヒット》。ダメージを+5d10して、
リディア=スミルノフ:4d10+5d10+14+62
DoubleCross : (4D10+5D10+14+62) → 29[9,9,7,4]+18[3,3,7,3,2]+14+62 → 123

リディア=スミルノフ:今度は合っているぞ!
ジャックローズ:やばすぎる
双柳恋:すげ~やべ~
増淵火凛:間違ってると思いたい数字
"ハデス":《ワームホール》同量のダメージをリディア・スミルノフへ。
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を15増加 (121 → 136)
増淵火凛:あっこいつ!
リディア=スミルノフ:あっ死ぬ
ジャックローズ:あっ
"ハデス":戦闘不能。《魂の錬成》で復活。
双柳恋:なんてことを……
増淵火凛:それは守れない……
リディア=スミルノフ:123食らってミンチになって復活します。んー
リディア=スミルノフ:-双柳恋/○庇護/不安/ロイス これを切ります。最初に感じたP庇護ではなくP尊敬に変わった感じ。
リディア=スミルノフ:無数のミイラの手が中空から現れ、ハデスの足、手、首にからみつく。
リディア=スミルノフ:「《ロスト・ドル・アークラナス・エルギル》」「《ヘル・ラトナ・サートヴァル・ガイアス》」
リディア=スミルノフ:「《統括するもの・死者の王》――《贄枯れるまで命を吸え》。《アヌビス》!」
リディア=スミルノフ:異界の存在はとにかく燃費が悪い。ただ顕現するだけで莫大なエネルギーを必要とする。……なら。
リディア=スミルノフ:目の前の存在からエネルギーを吸い取ってしまえばいい。そういう、殺戮に特化した獣。
"ハデス":カッ
"ハデス":魔術の死が、化学の死を喰らう。
"ハデス":エネルギーを吸われることを拒否はしない。神は無限でも、そこへ流れ込む蛇口は有限だ。
リディア=スミルノフ:「くっ……ぐ」
"ハデス":「死後の世界などという救いで、私の見た死を癒せるのなら」
"ハデス":「この悪食も喰らって見せろ!!」
リディア=スミルノフ:「(アヌビスじゃ殺しきれない)(命の総量が……すでに、人間のものじゃない……)」
リディア=スミルノフ:オーヴァードを10回は殺せる程の生命力を吸い取ったところで、アヌビスが消滅した。維持限界。
リディア=スミルノフ:「はっ……はあ……はあ、ふう」
リディア=スミルノフ:「ふっ。ふふふ」
"ハデス":ずっと体内で起きていた連鎖反応が、エネルギーの流れを飽和させてゆく。
リディア=スミルノフ:「すごいねハデス。燃えてきたかもしれない」
"ハデス":「──私は」
"ハデス":「既に燃え殻だ」
リディア=スミルノフ:「うん。だからこそ、あなたを助け(殺し)てみせるよ」
"ハデス":どう見ても満身創痍の体で、ただ少女たちを睨む目だけが鋭さを増した。
リディア=スミルノフ:「たましいだけでも、善き場所へ行けるように」
"ハデス":……この少女は。同じであるはずだ。
"ハデス":田舎のけちな町医者と、出自知れぬホムンクルスの違いはあれど
"ハデス":人を救うのに身を削り続ければ、やがては許容量を超える。"魔人ディナ"。そのデータを見る限りは、その途上にあるとしか思えない。
"ハデス":同じで、あるはずだ。だが、そう口にすることが出来ない。
"ハデス":「(負けを認めて──だと)」
"ハデス":無駄な連想を振り払う。

GM:イニシアチブ-7
GM:怪盗ジャック・ローズの待機手番です。
ジャックローズ:ハーイ
ジャックローズ:コンボ『プランC』。《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《ジャイアントグロウス》《死神の手》。【Dロイス:守護天使】適用。
ジャックローズ:ハデスに攻撃します。守護天使は打ち切り!
ジャックローズ:(8+3)dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,1,1,3,4,7,7,7,10,10]+10[2,3,9,9,9]+10[2,7,8]+10[9,10]+10[2,9]+5[5]+4 → 59

ジャックローズ:ウオッ 回っちゃった
双柳恋:バディムーヴ!
ジャックローズ:双柳様~~~!
ジャックローズ:62ッス!
増淵火凛:ヒュウ~
"ハデス":なんだその達成地は
"ハデス":値
"ハデス":5dx+8>=62 ウオオオーッ避けろ!
DoubleCross : (5DX10+8>=62) → 10[1,8,9,9,10]+2[2]+8 → 20 → 失敗

"ハデス":ダメージください!
ジャックローズ:7d10+23+2d10+14 装甲有効
DoubleCross : (7D10+23+2D10+14) → 36[10,2,1,6,10,5,2]+23+15[10,5]+14 → 88

ジャックローズ:はっ 88ダメージです
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を13増加 (120 → 133)
"ハデス":そのダメージは──
"ハデス":戦闘不能! 復活も有りません

ジャックローズ:「リディアさん」少女の背中にぽんと両手を乗せる。上から顔を覗き込む。
ジャックローズ:「貴女から承ったオーダーですけれど」
リディア=スミルノフ:「む」
ジャックローズ:「死を盗む」
ジャックローズ:「……対象を聞いていませんでした」笑っている。
リディア=スミルノフ:ふたたび呪文を詠唱しようとしていたが、はっと上を向く。
リディア=スミルノフ:「む、む」
リディア=スミルノフ:「最初は……わたし達にふりかかる死、を想定していたんだけど」
リディア=スミルノフ:「……盗めないかな?」「彼の死も」
ジャックローズ:「ふふふ」くすくす笑う。
ジャックローズ:「非常に難題で」
ジャックローズ:「燃えますね」
リディア=スミルノフ:「無理かな……お礼はなんでもするよ」
リディア=スミルノフ:「できそう?」
ジャックローズ:「善処します。お礼は両頬にキスで」
リディア=スミルノフ:「キスでいいの??」
ジャックローズ:「それより高価なもの、他に知りませんよ」
リディア=スミルノフ:「ふふふ。変なの」
リディア=スミルノフ:「じゃあ、お願い。依頼……したよ。怪盗さん!」
リディア=スミルノフ:「盗んで!」
ジャックローズ:「大真面目ですとも」
ジャックローズ:「仰せのままに!」けらけらと笑い顔だけ残して、姿がずるりと消える。
"ハデス":「ごたごたと……!」
ジャックローズ:「ごたごたと、話をしていましたよ!」
ジャックローズ:一気に飛翔。満身創痍の彼の隙を突いて真正面まで駆け抜ける、唯一の機会。
ジャックローズ:「人を救う話です…そういうの」
ジャックローズ:「お好きでしょう」
"ハデス":「……!」
ジャックローズ:左手が薔薇の矛へと変化し。それが、彼の胸を一気に貫いた。
ジャックローズ:逃さないように、空いた右手で彼の身体を掴む。
"ハデス":埒外のエネルギー衝撃波、放射線による病変、そしてミュータント化した雑霊。
GM:ついに全てを乗り越えて。君は間合いを手にした。
"ハデス":「く、おおおっ!」
"ハデス":プルトニウムペレットが煌めいて。
ジャックローズ:「(ヤッバ……)」内心冷や汗をかきつつ、あくまでも表情は不敵に笑ったまま、貫いたところから己のレネゲイドを注ぎ込む。
ジャックローズ:傍目からは、みるみるうちに、二人の周りに薔薇の檻が編みあがっていくようにも見えるだろう。
リディア=スミルノフ:「ジャック……」
リディア=スミルノフ:「がんばって!」
"ハデス":反応を制御できない、そのまま、落下する。
"ハデス":「何の…………つもりだ」
ジャックローズ:絶え間なく襲う衝撃波にすぐに檻はぼろぼろになり、そうして焦げた薔薇が一緒に舞う。
ジャックローズ:「聞こえませんでした?」一緒に落下しながら笑う。
ジャックローズ:「女の子に良い所を見せようとしてるんです」
"ハデス":「──おまえだけが」
"ハデス":「分からない。なぜこんな所で、そうまで戦っている」
"ハデス":「ジャックローズ、何だ──お前は」
ジャックローズ:「僕ですか?」
ジャックローズ:「スリルが好きで、可愛い女の子に頼まれると弱い」
ジャックローズ:「そうやって生きることを楽しんでいる、泥棒ですよ」
"ハデス":「……」
"ハデス":全く納得のできない答えだったが、腑に落ちることもある。
"ハデス":不揃いであることが、生を倦んだ理由だとするなら。
"ハデス":こいつは中でも飛び抜けに、私の恐れた生そのものだということだ。
"ハデス":「……わかった」
ジャックローズ:「おっ」
"ハデス":力が抜ける。体内の臨界が終わる「降参だ」
ジャックローズ:彼の身体を掴み直して、地上に降り立つ。
ジャックローズ:他の皆の方を向く。
"ハデス":ぐしゃりと、火凛の与えた火から外れた靴先が潰れて燃えた。
リディア=スミルノフ:「やった。決着だね」
増淵火凛:「ええっ」
増淵火凛:「いいの……?」
双柳恋:「いいんじゃないですか?これで済むなら」
リディア=スミルノフ:「このあと彼をどうするか、って問題はあるけれどね」
双柳恋:「やりましたね、ジャックさん」
増淵火凛:「生き方を曲げないよ。魔術師は」
"インドラ":『殺すほか無いと思うが』
ジャックローズ:「……」双柳さんを見返す。何か言いたげな顔をしてやめる。「ええ」
ジャックローズ:「こういう時のUGNでしょう」
増淵火凛:「え~」露骨に嫌そうな顔。
増淵火凛:「私たちが頑張ったのに……」
ジャックローズ:「適当に届けておけば対処してくれるんじゃないですか……、ダメなんですか?」
増淵火凛:「なんで手柄渡すみたいな……」
双柳恋:「まあ、そうなると思いますよ。ちゃんと報告すれば報酬も出るんじゃないですかね」
リディア=スミルノフ:「(なんとかしてうちで引き取れないかな……)」
増淵火凛:「あと大丈夫なの……?リディアとか……」
増淵火凛:「FHとUGNって不倶戴天なんじゃないの」
リディア=スミルノフ:「そうだね。支部長といっしょに戦ったこともあるけど、あんまり仲良しではないから、困っているよ」
成瀬詩譚:ぱん、と手を叩く。
成瀬詩譚:「さて。まだだよ」
リディア=スミルノフ:「お?」
ジャックローズ:「というか月涙はどこに…」身体を探ろうとして。
ジャックローズ:「ん?」
増淵火凛:「あっそっか回収……」
双柳恋:「え?」
増淵火凛:「まだって?」
成瀬詩譚:「月涙が」
成瀬詩譚:「ここと地上を結ぶ門を開いた。だから地上には怪物が現れ、ハデスはこの場所に現れた」
成瀬詩譚:「幾つか、まだ残っている」
増淵火凛:「……向こうの神霊」
増淵火凛:「いやこっちか。こっちが出向いてるなら」
リディア=スミルノフ:「あ。そっか」
ジャックローズ:「??」
成瀬詩譚:「『月山さん』に影響を与えたのは、きっと"ハデス"の能力でもない」
双柳恋:「えっ?」
成瀬詩譚:「彼の力はもっと即物的で直接的だからね」
双柳恋:「いやいやいや、ちょっと待ってください」
双柳恋:「じゃあまだ月山さんは助かってないんですか!?」
増淵火凛:「受胎の力はないってこと……」
ジャックローズ:「ハデスさん、言ってましたね」
リディア=スミルノフ:「考えてみると、一万年を生きた月山様を孕ませられるとしたら」
ジャックローズ:「契約した神がいるって」
成瀬詩譚:「そ、月涙によってあの時、『月山さん』の体内に一瞬開いたゲート。あれを通じて力を送っていた誰かがいるってこと」
リディア=スミルノフ:「それは相当に強い……月山様と同じくらい強大な精霊とか、神ってことだよね。うん」
ジャックローズ:「神…」
"インドラ":『逃げも隠れもしないだろう。暫く進めば会えるはずだ』
ジャックローズ:「……を、倒しに行くんです?今から?」
リディア=スミルノフ:「おはなしするだけで済むかもだよ。大丈夫、大丈夫」
"インドラ":『「時は近い」と言っていた。此奴は時間稼ぎをしていたのだ。そうは見えなかったが』
"インドラ":気を失った"ハデス"を指して
双柳恋:「……」一瞬、表情を険しくするが。「……ここまで来て後戻りも出来ませんね」
"インドラ":周囲を見渡す。七支刀に似た剣山が、遥か続いている。
"インドラ":その、ひときわ険しい場所。
GM:──いつからだろうか。
GM:それは居た。



GM:──爰に素盞烏尊、国を取らんとて軍を起て、小蝿なす一千の悪神を率し、一千の剣を掘り立て城郭として楯篭り給ふ。
GM:──太平記、巻の二十五

成瀬詩譚:「須佐之男命は、生まれつき残酷で害悪なことを好む性質であった。ゆえに根の国に下し治めさせた」
成瀬詩譚:「んん、これは本当に」
成瀬詩譚:「まいったな」


GM:シーン終了。ロイス/アイテムの使用が可能。
ジャックローズ:特にありません~
双柳恋:無いです~
リディア=スミルノフ:ロイスは全部埋まっちゃってます。アイテムも使えるものはなし。
増淵火凛:HPみんな全回復してる……?
リディア=スミルノフ:してそうw


ジャックローズ:全回復している…
リディア=スミルノフ:こっちは全快です おいしい水のおかげで
双柳恋:してますね……
増淵火凛:じゃあローズ様にロイスだけ取ります
ジャックローズ:わ~~い
増淵火凛:-同行者/ジャック・ローズ/信頼:○/不信感/ロイス
増淵火凛:これで埋まった。
ジャックローズ:やったー
リディア=スミルノフ:N不信感なんだ!


◆Masterscene◆


GM:……太古、地母神は月に居た。
GM:人々は狩りと採集にて生きた。命の終わりとは土に帰ることだった。
GM:地上に恵みをもたらす雨は、母の涙だったし、月の満ち欠けと月経の周期が同じ長さのサイクルであることに、古くより気づいていた。
GM:地母神は月に居た。

月山さん:地上の営みを見渡すのは好きだった。
月山さん:ただ愛するものたちを抱きしめられないことに、物悲しさがある。
月山さん:古き日々、そうして溢れた雫の中の、一欠片の祈り。
月山さん:だからそれは、はじめは天地を繋ぐ鍵だった。
月山さん:大地を踏みしめ、あなた達に会うための。


◆Climax◆ちはやふる

GM:全員登場です。
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (133 → 138)
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 7)増加 (139 → 146)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 4)増加 (138 → 142)
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (136 → 141)


GM:スサノオノミコトは、狼藉の果てに悪なる神々、不順なるものどもを従え、国を盗ろうと戦を起こした。
GM:千の悪心を率いて、千の刃を大地に突き立て城郭と為した。
GM:神代より雌伏し続けた荒御魂。根の国に封じられし王。
 "荒神須佐之男":ひときわ峻険な鉄剣の砦に囲まれて、君たちをじろりと睨んだ。
月山さん:そのすぐ上空に、気を失ってふわふわと浮かんでいる女が居る。
リディア=スミルノフ:「創世神話には、創生の神と対をなす破壊や武勇の神が存在するね」
増淵火凛:「何、これ……」
双柳恋:「デッッッッかくないッスか!?ヤバ…… ……えっ!?」目を瞠る。
双柳恋:「……月山さん!?何で……!」
リディア=スミルノフ:「ヴィシュヌに対するシヴァ神とかもそうだし、スサノオノミコトもそうだと認識してたけど……うん」
リディア=スミルノフ:「この威圧感は紛れもないね。すごいや」 感心している。
"荒神須佐之男":『見事なり』空間そのものから反響する風の声。
ジャックローズ:「うわっ喋った」
"荒神須佐之男":『貴様たちの奮戦、なかなか感じ入ったぞ。だから応えてやる』
リディア=スミルノフ:「神様だもん。しゃべるよ」 深々と一礼する。
双柳恋:「応えるって……」
双柳恋:「返してくれるんスか、その人」
"荒神須佐之男":『この女は、"ハデス"なる男によって黄泉を腹に収めた』
"荒神須佐之男":『黄泉の一部を……な。そして、地の底のものを喰らえば』
"荒神須佐之男":『その肉体もまた、黄泉の住民となる。これをヨモツヘグイと呼ぶ』
"荒神須佐之男":重々しく巨大な姿に比して、その語り口は意外なほど軽快で聞き取りやすい。
リディア=スミルノフ:「だから地の底に迷い込んだ時、生者は現地の食べ物を口にしてはいけないんだよね。身も心も黄泉に囚われるから」
増淵火凛:「……ハデスが柘榴を食べさせた。ペルセポネーに」
双柳恋:「い……いやいやいや」ぶんぶんとかぶりを振る。
"荒神須佐之男":『詳しいな。同根の説話だ』
双柳恋:「困りますよ、そんなの。月山さんはあたしと帰るんですから」
"荒神須佐之男":豪快に笑う。それとともに雷が周囲で弾け、風が荒れた。
ジャックローズ:「笑い声で嵐が起きてるんですけど…」
リディア=スミルノフ:「ジャックも今度盗みをするときに真似してみたら? 盛り上がるよ」
ジャックローズ:「簡単に言ってくれますね…」
"インドラ":『限定的に、幽冥より呼び出された存在ではない』
"インドラ":『本当に──ずっと、ここに棲んでいたのだ。遥かの神世から』
"荒神須佐之男":『返すことはならんぞ。古くは邇邇芸の時代』
リディア=スミルノフ:「ガチのやべ~神様ってことだね」
"荒神須佐之男":『やつが磐長との婚姻を突っぱねたせいで、お前たちには「寿命」なんていうものが出来た』
"荒神須佐之男":『俺は、それをもう一度取っ払う機会を待っていたのだ』
リディア=スミルノフ:「"人間に寿命なんてものがある方が不自然だから、自然な形に戻してやるぜ"って言ってるよ」 通訳する。
増淵火凛:「ハデスと同調してたわけだ」
"荒神須佐之男":『この女は、これより黄泉と根の国の「境界」の門を産む』
"荒神須佐之男":『それを、俺が斬る。不満なら──』
"荒神須佐之男":『止めて見るんだな』
双柳恋:「し……知らないッスよそんなの! 婚姻って……」
双柳恋:「だいたい本人の同意も無いじゃないスか!昔はどうだったか知らないスけどね!今もう令和なんで!そういうの流行らないんスよ!!」
"荒神須佐之男":『流行るだの流行らんだのは俺の知ったことではないな!』
"荒神須佐之男":『我が名は須佐之男、鉄剣の英雄にして征服神』
リディア=スミルノフ:「あの、スサノオ様」
"荒神須佐之男":『敵は殺すか、取り込むかだ』
"荒神須佐之男":『なんだ、小さいの』
リディア=スミルノフ:「世界を変えてしまうまえに、地上を一度見てみたら? 今の地上は、結構いいところだよ」
リディア=スミルノフ:「昔の姿に戻すより、今のままのほうがいいなあ~って思うかもしれないよ」
リディア=スミルノフ:「どうかな。お酒もおいしいよ」
成瀬詩譚:「月山さんは地上の人間と違って身内じゃないから、大事にする気はないってことみたい」と、双柳さんに耳打ち。
双柳恋:「そんな勝手な……!」
成瀬詩譚:「本気で言ってるのかい? はは。リディアはマイペースで、真摯だね」
リディア=スミルノフ:「対話で済むなら、それに越したことはないもの。神様だし」
"荒神須佐之男":また、大きな笑声が響いた。
成瀬詩譚:「駄目だと思うなぁ、今の世の中がいい感じでも、荒魂のほうのスサノオがよくないもの」
増淵火凛:「煩い……」うんざりしたような顔。
"インドラ":『リディアとて、それが分かっていないわけではない』
"インドラ":『おまえたちは最善ではなく、より善い方しか選べないのだから』
"荒神須佐之男":『一興ではあるな。だが』
"荒神須佐之男":『その地上では、誰も彼も死ぬのだろう?』
リディア=スミルノフ:「それが人の営みだね。生まれて、育って、子をもうけて、死ぬ。ダメ?」
"荒神須佐之男":『なら論外だ! 俺は俺の決めたことにしか従わない!』
リディア=スミルノフ:「そっか。わたしは"今の"人間の営みが大好きだから、変えられると色々困っちゃうな……」
"荒神須佐之男":剣山より鉄剣を引き抜いた。それはどこよりとなく現れた水気によってみるみるうちに冷え、鍛えられた鋼の一刀となる。
増淵火凛:「じゃあ対話、意味ないじゃん……」
増淵火凛:「まるで魔術師らしいタチの悪さなことで」
ジャックローズ:「まあ、ハデス氏だって諦めてくれましたし」
ジャックローズ:「たまには根気強く語りかけ続けてみるのも悪くはないかと」
成瀬詩譚:「(あーあ……どうすんのさ、これ……どう誤魔化したらなんとかなるかな……)」
GM:──その時。
GM:怪盗ジャック・ローズ。君にだけ、微かな声が聞こえた。
ジャックローズ:「そういうのって魔術師としては……ん?」
ジャックローズ:耳を澄ます。
リディア=スミルノフ:「ジャック?」
GM:『 』
増淵火凛:「……何?」
ジャックローズ:「………いえ」二人の視線に応え、かぶりを振る。
リディア=スミルノフ:「?」
ジャックローズ:「なんでもありません。ふふ…」
ジャックローズ:「参ったな。また難題をふっかけられてしまいました」
双柳恋:「え、な、何スか……?」
リディア=スミルノフ:「そのわりにはちょっと楽しそうだね」
成瀬詩譚:「まあ、何もないよりずっといい」
増淵火凛:「命題がないのが一番困るもんね」
GM:クライマックス戦闘を開始します。
("荒神須佐之男"[3000])

20m

(双柳[8]、ジャックローズ[7]、火凛[5]、リディア[4])
リディア=スミルノフ:さんぜん?
増淵火凛:ヤバ
ジャックローズ:なに?
双柳恋:何言ってんだ
増淵火凛:能力値全部1000とかなのこいつ……?

▼"インドラ" 『シャクラダヌス・バハッタル・パカーシュ』
PCの攻撃判定直前にオートアクションで使用する。
この攻撃はガード不可・装甲無視になり、カバーリングも行う事ができない。シーン1回

▼"木霊語り(ファンタズマゴリア)"成瀬詩譚 『ラ・ヴェルダデッラ・デストレッツァ』PCの攻撃ダメージ+15+1d10/シーン1回
『ラ・ベスティア・プラタフォルマ』イニシアチブ/PC全員のHPを3D10回復させ復活/シナリオ1回 ※PCが全滅していても使用可能
増淵火凛:増えてる!
リディア=スミルノフ:全滅しそう
ジャックローズ:全滅て
双柳恋:前提が
GM:全然大丈夫そうだったら使わなくてもいいです
"荒神須佐之男":【究極存在】すべての攻撃が無効になっています
ジャックローズ:オイオイ
双柳恋:無敵じゃん
リディア=スミルノフ:全滅しそう(二回目)
"荒神須佐之男":【覚醒する世界】このエネミーが生存した時、世界は激変します。
ジャックローズ:オイオイオイ
増淵火凛:ヤバ~
GM:イニシアチブプロセス。
"荒神須佐之男":《戦力増員》【唯我独尊】《戦力増員》 トループを2エンゲージ8体配置。コマを作り終わるまでお待ち下さい
"荒神須佐之男":あっ宣言とかはしといて
リディア=スミルノフ:セタップはないでーす
ジャックローズ:セットアップはありません!
増淵火凛:セタップ!
双柳恋:ありません!
増淵火凛:《原初の黄:波紋の城塞》。ラウンド間、同エンゲージの対象が動かない限り、装甲を+15。
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (142 → 146)
リディア=スミルノフ:「火凛、どう? 普通の魔術師なら、自分の術が古き神に通用するかって、けっこうドキワクするシーンかもだけど」
リディア=スミルノフ:「たぶんしないよね。火凛は」
増淵火凛:「ええ。私の神じゃないもの」
増淵火凛:「一柱に称賛されても、それだけよ」
リディア=スミルノフ:「ふふふ。うんうん。そうだよね」
リディア=スミルノフ:「足りないよね、ほめが。早く地上にもどって、もっとほめてもらえる道にいこうね」
成瀬詩譚:「異教の神ならひとり分と同じ、ね。いかにも君らしいや」
成瀬詩譚:指先の震えを隠しながら、毅然たる主の前に。
増淵火凛:「私の好きな人からの称賛は、ひとり分以上よ?」
成瀬詩譚:「すっごくやる気が出るよ」
ジャックローズ:「いやはや、この二人の前では神の怒りもかたなしですね」
("宇士多加"[10]×4)("荒神須佐之男"[3000])("許呂ゝ岐"[5]×4)

        20m

(双柳[8]、ジャックローズ[7]、火凛[5]、リディア[4])
GM:トループたちは荒神須佐之男と別エンゲージとして扱いますが、PCたちの位置からの距離はやんわりおなじということで処理します。
"荒神須佐之男":剣を掲げる。
"荒神須佐之男":君たちの周囲、剣の丘が崩れて変じ、雲霞のごとく飛び回る雑霊たちとなった
"荒神須佐之男":騒々しい羽音と声とともに、取り囲む。

GM:イニシアチブ3000。
"荒神須佐之男":《ライトスピード》
"荒神須佐之男":《コンセントレイト》《さらなる波》《疾風剣》《吠えたける爪》《超振動閃》《獅子奮迅》《かまいたち》
リディア=スミルノフ:アーッ装甲無視
リディア=スミルノフ:おやめください
双柳恋:やめろ~~
"荒神須佐之男":対象はPC全員。達成地は1000dx7の期待値である86に固定されます。さらにリアクションダイス10
"荒神須佐之男":リアクションダイス-10
ジャックローズ:無慈悲
双柳恋:こっ……固定!?
増淵火凛:めんどくさくなってる……w
双柳恋:介入する余地すらない
ジャックローズ:ガードするか… カバー欲しい人いますか~
"荒神須佐之男":神の行いに運は介在しない。という超級仙界大戦の判定をパクッ……オマージュしている
リディア=スミルノフ:インスパイア!
双柳恋:私もカバーしよ
リディア=スミルノフ:タイタスまだ1個しか切ってないから、ロイスやばそうな人をかばってほしい~と思ったけど
リディア=スミルノフ:これもしかして2-2でかばってもらえるやつですね
増淵火凛:私たち二人がもらう感じかな
増淵火凛:それが一番全体被害小さいし……
リディア=スミルノフ:かばっておくれ~
増淵火凛:頼みます!
ジャックローズ:じゃあこっちリディアちゃんカバーします
ジャックローズ:《崩れずの群れ》!
双柳恋:《マグネットフォース》で火凛ちゃんをカバーします
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を2増加 (138 → 140)
双柳恋:双柳恋の侵蝕を2増加 (146 → 148)
リディア=スミルノフ:1dx いちおうワンチャンドッジ
DoubleCross : (1DX10) → 5[5] → 5

リディア=スミルノフ:ワンチャンもない!
リディア=スミルノフ:いやそもそもリアクションできないわ!
ジャックローズ:-10個だからね…w
"荒神須佐之男": ダメージも期待値で固定100。さらに一点でも通ったらラウンド間被ダメージ+24
リディア=スミルノフ:おやめください
ジャックローズ:無慈悲
双柳恋:助けて
増淵火凛:きっつ
ジャックローズ:塵と化しました。初期ロイスの母親をタイタス昇華し、HP13で復活します
双柳恋:当然死にます ハデスのロイスを昇華して復活します
"荒神須佐之男":では2撃目
"荒神須佐之男":先程と同様のコンボ。《コンセントレイト》《さらなる波》《疾風剣》《吠えたける爪》《超振動閃》《獅子奮迅》《かまいたち》で達成値100。
"荒神須佐之男":間違えました 86
リディア=スミルノフ:リアクション不能なのでガードですワン
"荒神須佐之男":これは同一メインプロセス内での出来事のため、既にカバーリングをした方はカバーを行えません。
増淵火凛:ヒエ~ッ
ジャックローズ:な~るほどね ガードします
増淵火凛:ガードします~
双柳恋:侵蝕勿体ないからガードしよう
リディア=スミルノフ:そっか、ガードならアスピスの侵蝕アップは発動しないんだ
"荒神須佐之男":では固定ダメージ100 装甲無視です
リディア=スミルノフ:死んだワン!
双柳恋:生きられるわけなし!
増淵火凛:死!
ジャックローズ:そりゃもう!
増淵火凛:ばたんきゅー……
GM:では演出!
"荒神須佐之男":剣が閃き下段に振り抜かれていた。
"荒神須佐之男":火の侵略よりも素早く、全てを刈り取る荒々しき一撃。見上げるような巨体であるにも拘らず、不可避、
"荒神須佐之男":理を超えた雷光の一撃である。
リディア=スミルノフ:「なるほど。これは」
リディア=スミルノフ:「たしかに、本物の、神――」 反応すらできずに喰らう。誰かが守ってくれた気もするが、それすら知覚できなかった。
双柳恋:「ぎ、ぁ……!」
双柳恋:この戦況を支える最重要のピースである増淵火凛への攻撃を、身を挺して庇う。だがそれもささやかすぎる抵抗だ。
増淵火凛:「……!」
ジャックローズ:反射的に隣にいたリディアさんを引き寄せた、が。それだけの話だ。
"荒神須佐之男":『俺が王だ』
双柳恋:防ぎきることなど出来るはずもない。吹き飛びそうになる上半身と下半身を、辛うじて磁化させて繋ぎ止める。
"荒神須佐之男":直後、疫病の風が吹き荒れる。
"荒神須佐之男":『全ての道理は、俺の前に跪く』
増淵火凛:「く……καζεηυκε!」
"荒神須佐之男":生命を奪う、それは略奪の瘴気。
増淵火凛:影の象る風が、その風を相殺しようとして。
増淵火凛:呑まれた。
ジャックローズ:「くそっ……」身体に大穴を開けながら、巨大な荒神を見上げる。
"荒神須佐之男":『(ルール)()』と『圏界(ルール)』。その境界面が脅かされ、潜り込まれ、喀血と虚脱を齎す。
双柳恋:「……が……」
双柳恋:傷口から蝕まれ、胸を抑えるように膝を突く。
増淵火凛:「……ぐぷっ」
増淵火凛:それ自体がオーヴァードに真に致命ではないが。
増淵火凛:火が乱れる。
増淵火凛:本来只人の生存を許さぬその環境が、一斉に牙を向き殺到し始める。
増淵火凛:「あ……」
増淵火凛:「マズい、やだ、だめ」
成瀬詩譚:君の手を、血まみれの手が掴む。
成瀬詩譚:倒れかけて、縋るように。「……は、格好がつかない、な」
成瀬詩譚:背後で、雑霊と斬り結び合っていた。その過程で仕込めるのは、一つ。
増淵火凛:「シ……タン、」
成瀬詩譚:スペイン剣術の幾何文様敵なステップ、そして、剣の軌道による二重魔法円。
成瀬詩譚:一点読みだ。というか、須佐之男の持つ性質の中で、自分が防げそうなものが(これ)しかなかった。
成瀬詩譚:勝手にNPCカードを使用します。『ラ・ベスティア・プラタフォルマ』
成瀬詩譚:剣を突き出す。それに従うように、強壮な白磁の獅子が現れる。
成瀬詩譚:その息吹は風に乗り、君たちの肉体に『病』への一時的な抵抗力を与えた。
成瀬詩譚:火が蘇る。
成瀬詩譚:3D10
DoubleCross : (3D10) → 18[10,7,1] → 18

成瀬詩譚:全員HP18で復活してください。
増淵火凛:シタン~
リディア=スミルノフ:「火凛を」「……調律したんだね。ありがとうシタン」
リディア=スミルノフ:「勝ち目がないとは言わないけど。ここを凌がないと、粘る以前の問題だもんね」 立ち上がる。
成瀬詩譚:「うふふ」
双柳恋:「はっ……はぁ……!助かり、ました……!」咳き込み、血に塗れた口元を拭う。
増淵火凛:「……ハア、ハア……!」青い球体が持ち直す。
成瀬詩譚:大魔術の行使にくらりと体が傾ぎ、地面に剣を突いて耐える。
増淵火凛:それが不純を、徐々に押しのけていく。「はあ……」
増淵火凛:「シタン」
成瀬詩譚:「ああ」
増淵火凛:「かっこよかったよ」
成瀬詩譚:「君ほどじゃない」
成瀬詩譚:剣を持ち上げるのも億劫だ。それでも構えだけは、毅然と。

GM:イニシアチブ10
GM:"宇士多加" が一斉に行動します
GM:一体目
GM:《オリジン:レジェンド》
リディア=スミルノフ:あれっめちゃくちゃいる
GM:《コンセントレイト》《ダンシングシミター》《カラミティスマッシュ》
GM:1d4 対象
DoubleCross : (1D4) → 3

GM:火凛ちゃん。
増淵火凛:わーん
GM:9dx7+12 リアクションC+1 対応をどうぞ
DoubleCross : (9DX7+12) → 10[1,3,4,5,6,8,9,10,10]+10[5,9,9,10]+10[3,5,9]+1[1]+12 → 43

増淵火凛:ちょっと!
増淵火凛:ガード!
GM:5d10+18+24 ダメージ 24は超振動閃です
DoubleCross : (5D10+18+24) → 22[10,3,4,1,4]+18+24 → 64

増淵火凛:全然無理!ハデスへのロイスを切って復活します。
GM:ではこのまま2体目以降の判定もしていきます まず対象選択
GM:3D4
DoubleCross : (3D4) → 6[1,1,4] → 6

GM:双柳・双柳・リディア
双柳恋:ギェーッ
リディア=スミルノフ:イイデショウ
ジャックローズ:な 双柳ーーッ
GM:9dx+7+12
DoubleCross : (9DX10+19) → 10[3,4,4,6,6,7,8,9,10]+8[8]+19 → 37

GM:9dx+7+12
DoubleCross : (9DX10+19) → 9[1,1,2,4,4,6,6,8,9]+19 → 28

GM:9dx+7+12
DoubleCross : (9DX10+19) → 9[2,2,2,3,5,5,6,8,9]+19 → 28

リディア=スミルノフ:出目の仲が良いな~
GM:リアクションC値+1です
リディア=スミルノフ:絶対にドッジできない! 3回目のやつをガード。
双柳恋:あっ待って
双柳恋:ドッジしてくれたら代理ドッジできるかも
リディア=スミルノフ:なんだって!
リディア=スミルノフ:じゃあする! 代理ドッジを見たいわ!
リディア=スミルノフ:1dx>=28 ドッジ。
DoubleCross : (1DX10>=28) → 6[6] → 6 → 失敗

双柳恋:ダイスが腐らないことを祈ってください
リディア=スミルノフ:だいじょうぶ……あなたはPC1だから……
双柳恋:自分への攻撃には両方コンボ【引き合う】《リフレックス》+《ゲットダウン》
双柳恋:7DX8+20>=37
DoubleCross : (7DX8+20>=37) → 10[1,1,3,3,6,6,10]+3[3]+20 → 33 → 失敗

双柳恋:ぎゃ~
リディア=スミルノフ:ゲーッ
双柳恋:双柳恋の侵蝕を5増加 (148 → 153)
ジャックローズ:妖精いる?
リディア=スミルノフ:妖精る?
双柳恋:あっ妖精
リディア=スミルノフ:フェアリる
双柳恋:ほしい~~~
ジャックローズ:はい!《異世界の因子》で取得していた《妖精の手》を使用します。
ジャックローズ:回して!
増淵火凛:ぐるぐる
双柳恋:感謝の極み!
双柳恋:1DX8+40>=37
DoubleCross : (1DX8+40>=37) → 7[7]+40 → 47 → 成功

ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を4増加 (140 → 144)
双柳恋:わ~~~い
ジャックローズ:よかった~~!
双柳恋:ありがたい……
双柳恋:2回目
増淵火凛:いえーい
双柳恋:7DX8+20>=28
DoubleCross : (7DX8+20>=28) → 10[2,2,2,4,4,8,10]+10[8,8]+10[6,9]+3[3]+20 → 53 → 成功

ジャックローズ:すご!
双柳恋:さっき出て
GM:C8で回すじゃん
双柳恋:双柳恋の侵蝕を5増加 (153 → 158)
リディア=スミルノフ:ほんとだC8だ
双柳恋:で、《運命の切り替え》で代理ドッジします
双柳恋:双柳恋の侵蝕を3増加 (158 → 161)
双柳恋:エフェクトLVが上がるのでC7に
双柳恋:《リフレックス》+《ゲットダウン》
双柳恋:7DX7+20>=28
DoubleCross : (7DX7+20>=28) → 10[1,1,2,5,7,10,10]+10[6,8,10]+10[2,9]+2[2]+20 → 52 → 成功

双柳恋:双柳恋の侵蝕を5増加 (161 → 166)
ジャックローズ:見事!
増淵火凛:つよ~
リディア=スミルノフ:すげェ!
GM:めっちゃ躱しとる!
双柳恋:ようやく使えた!

"宇士多加":雑霊たちのうち、蝿のような個体。
"宇士多加":それらが咽ぶような羽音とともに君たちに殺到する。
リディア=スミルノフ:「恋。お願いできる?」
リディア=スミルノフ:「今のわたしだと、どうにもできないっぽいの」
"宇士多加":全身の刃をしならせ、奏でるは敗北を告げる未分化の音律。
双柳恋:「ええ」それだけ答えて、一歩前に出る。
"宇士多加":両手を激しくこすり合わせ、赤熱とともに突進!
増淵火凛:「……こっちはいい!」
増淵火凛:「そっち!お願い!」
双柳恋:「了解」
双柳恋:紫電が走り、因子が雑霊たちの身体に植え付けられ、強制的に磁化。
双柳恋:引力が蠅たちを地面に叩き伏せる。
双柳恋:「カット」
"宇士多加":ぐしゃりと叩きつけられ、うちいくつかはそのまま溶けて大地へ帰ってゆく。
"宇士多加":『ィイイーーーーーーーッ』

GM:イニシアチブ8、双柳恋の手番
双柳恋:待機します
GM:ではイニシアチブ7。ジャック・ローズの手番
ジャックローズ:ウェイ!
増淵火凛:GOGO!
ジャックローズ:こっちは普通に殴ろう
ジャックローズ:マイナー。《骨の剣》。白兵武器を作成します。侵蝕率2上昇
ジャックローズ:コンボ『プランC』。《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《ジャイアントグロウス》《死神の手》。
ジャックローズ:"許呂ゝ岐"のエンゲージを対象に範囲白兵攻撃します
GM:ラストジャイグロ!
GM:きな……!
ジャックローズ:(2+4)dx7+4
DoubleCross : (6DX7+4) → 10[1,1,2,3,7,10]+10[7,8]+10[7,10]+2[1,2]+4 → 36

リディア=スミルノフ:いけー!
ジャックローズ:《勝利の女神》もいれとくか 達成値+18!
"許呂ゝ岐":イベイジョン20。貫通します
ジャックローズ:計54ですね。ダメージ出します
GM:どうぞ!
ジャックローズ:7d10+23+2d10 装甲有効
DoubleCross : (7D10+23+2D10) → 34[1,5,1,8,6,5,8]+23+14[5,9] → 71

リディア=スミルノフ:これは良い出目!
ジャックローズ:おっ結構いいのでは!71ダメージです
双柳恋:強い!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を17増加 (144 → 161)
"許呂ゝ岐":HPは60。全滅します
ジャックローズ:ヤッタ~
増淵火凛:ワオワオ!
双柳恋:けっこう高かった
GM:達成値が30以上あったので、君は攻撃をしながら『月涙』の所在を知ることが出来ます。
ジャックローズ:!
GM:荒神須佐之男の肉体は、半ば世界と一体化するように獏として半透明に揺らいでいる。
GM:その中に、鎧にくくりつけられた道具袋だけが、外縁部にあるにも拘らず一切透けないのだ。
GM:観察力か、あるいは怪盗の勘か。いずれにせよ君は予感を得る。
GM:あるいは、周囲を取り巻く悪鬼たちを一時的にでもなんとかすれば、小袋を盗めるかも知れない。

GM:演出
"許呂ゝ岐":蝿を凌いだ先、蝗の軍勢が迫りくる。
"許呂ゝ岐":それは戦死、配死のモチーフではない。
"許呂ゝ岐":飢餓、そして全てを貪り平らげる災害。
ジャックローズ:「正直もう限界なんだけど……」
ジャックローズ:「レディを虫が襲うのは、あまりにご法度だ」軽口を叩きながら、両手を幾重もの蔓に変え、交差させる。
ジャックローズ:それは巨大な網のように大きく広がり、蝗の軍勢そのものを包み込み。
ジャックローズ:一気に収縮させながら、勢いよく地面に叩きつけた。
ジャックローズ:そうして視界が一気にクリアになった瞬間、荒神の姿を観察しきる。
"許呂ゝ岐":加重と衝撃。断末魔とともに節足が砕ける。
ジャックローズ:「(……あれか)」獲物を見つける。そして、先ほど聞こえた声。
ジャックローズ:「(誰だか知らないけど、…盗めって?)」
ジャックローズ:「(上等)」
リディア=スミルノフ:「どう、ジャック? あなたの、本来の仕事はできそう?」
ジャックローズ:「貴女が信じてくれれば」
リディア=スミルノフ:「にっ」 返答がわりに笑みを返す。
ジャックローズ:「ふふ」軽い笑みで返す。無茶苦茶だと思えば思うほど、楽しい。
成瀬詩譚:「本来の? ああ、全く」
成瀬詩譚:「頭が下がるね!」

GM:イニシアチブ5。増淵火凛の手番。
増淵火凛:はい!
増淵火凛:マイナーなし。
増淵火凛:メジャー『正しき火』:《原初の赤:砂の鎧》《ファイアドライブ》《原初の白:癒やしの水》。
増淵火凛:HPを3d10+4回復。
増淵火凛:対象はPC全員!
増淵火凛:3d10+4
DoubleCross : (3D10+4) → 14[7,5,2]+4 → 18

リディア=スミルノフ:全快したっスよ!
増淵火凛:18点回復させ、他の効果はどうせ持続時間的に
ジャックローズ:同じく全快ッス!
双柳恋:全快!
増淵火凛:侵蝕上昇後のLVアップ状態で適用されるので、先に侵蝕上昇を。
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を12(→ 12)増加 (146 → 158)
増淵火凛:シーン間装甲を+18、次の攻撃の攻撃力+16。
増淵火凛:装甲増加は合計で+36に。
GM:強……
GM:では演出あればお願いします。

増淵火凛:蝿の一体。先程自分を襲ったもの。
増淵火凛:それに触れて、燃やす。
増淵火凛:「……うん。理解した」
増淵火凛:「ちょっと純度は落ちるけど……そういじればいいのね」
増淵火凛:「νισεχι/νισεσυι/νισεηυυ」地、水、風。
増淵火凛:「σιννοηι」真火。
増淵火凛:青い炎が、一瞬禍々しいような光を放つ。
増淵火凛:まるで、冥王のような死光。
増淵火凛:ゆらめき、たなびく。「全然純粋じゃなくなってるのがムカつくけど」
増淵火凛:「ここではこっちのほうがいいみたい」
成瀬詩譚:目を白黒させる。
成瀬詩譚:「リディア、何やってるのかわかる?」
リディア=スミルノフ:「うわ」
リディア=スミルノフ:「うん。全然わからないけど、部分的に」
増淵火凛:「四大でしょ、あれも。地と風から火を生んでる」
増淵火凛:「その創生に、水も必要。いつもやってることの応用でいい」
リディア=スミルノフ:「冥王の炎だよ。死者を焼き、送り、裁く炎……本体ではなく、炎の部分だけ」
リディア=スミルノフ:「すごいなあ。火凛、召喚術師になればいいのに」
増淵火凛:「ふふ。召喚術なんてしちゃったらさ」
増淵火凛:「呼び出された方にも、称賛が分散するでしょう」
増淵火凛:「私向きではないわね。あなたがみんなと仲良くしなさい、リディア」
成瀬詩譚:「ついこの間まで核のかの字も知らなかったのにな。すごいよ火凛。君は最高だ。少しだけ──」
成瀬詩譚:「楽になった」

GM:イニシアチブ4。リディア・スミルノフの手番
リディア=スミルノフ:鞄の中を確認する。ハデス戦の消耗もあり、召喚用の触媒は残り少ない。
リディア=スミルノフ:「んー……」
リディア=スミルノフ:「よし」 ボロボロになったコートを脱ぎ捨て、半袖シャツとフレアスカートの軽装になる。
リディア=スミルノフ:肌を外気に晒したほうが、より敏感に精霊とコンタクトできる――ゆえに、
リディア=スミルノフ:衣服も、装飾品も、リディアは最低限のものしか身に着けていない。
リディア=スミルノフ:「うん。これで少しはマシになったかな」
リディア=スミルノフ:「昔の召喚士は、裸体に獣の血で文様を描いて神とコンタクトしたらしいし……脱いでしまっても、別にいいと思うけど」
リディア=スミルノフ:「わたしたちは文化人だもんね」「倫堂」
リディア=スミルノフ:行動します。コンボ:破魔のアウレウス。《テンプテーション》《絶対の恐怖》《原初の赤:風の渡し手》。
リディア=スミルノフ:対象は残ったハエ4体!
GM:どうぞ!
リディア=スミルノフ:4dx+26+1+2
DoubleCross : (4DX10+29) → 9[3,3,8,9]+29 → 38

リディア=スミルノフ:こいつ毎回似たような出目だな……w
双柳恋:バデム!
リディア=スミルノフ:!
リディア=スミルノフ:双柳神!
双柳恋:+3!
リディア=スミルノフ:双柳様のおかげで達成値は41!
"宇士多加":イベイジョン貫通。ダメージをどうぞ
リディア=スミルノフ:《原初の黒:フェイタルヒット》。ダメージを+5d10。
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を6増加 (141 → 147)
リディア=スミルノフ:4d10+5d10+7+20 装甲無視です。
DoubleCross : (4D10+5D10+7+20) → 21[8,9,2,2]+24[9,5,1,7,2]+7+20 → 72

リディア=スミルノフ:あっちがう、1個たりない!
"宇士多加":同じくHP60。破壊されます。復活もしません。
リディア=スミルノフ:72+1d10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+3[3] → 75

リディア=スミルノフ:増えた!倒した!
GM:あっリディアちゃん
GM:ファイアドライブ載ってる?
リディア=スミルノフ:あっ
GM:91ですね。
ジャックローズ:どんどん高まる
双柳恋:やば~
リディア=スミルノフ:91ダメージ!
GM:これでトループが全滅。
GM:戦闘演出後、イベント。

リディア=スミルノフ:「――征するは汝が炎」
リディア=スミルノフ:「砕けぬ意志、叡智の光、君臨する聖火を見よ」
リディア=スミルノフ:「《ログ・マール・イザク・グロリア》――《βοήθεια》、《εμείς》!」
リディア=スミルノフ:「きたれ――《プロメテウス》!」
リディア=スミルノフ:伝承にあるプロメテウスは、炎を盗みだしただけのただの巨人でしかない。が。
リディア=スミルノフ:呼び出したのは溶岩をまとった火の巨人だ。
リディア=スミルノフ:巨人が腕で薙ぎ払い、蝿の群れを文字通り"叩き落とす"。さすがにすべてを撃ち落とすことはかなわないが……。
双柳恋:紫電を纏い、強烈な磁性体と化した一体が、周囲の蠅を次々と吸着していく。
双柳恋:互いに引き付けあい、身動き取れぬまま巨人に叩き潰される。
リディア=スミルノフ:「こっちには、やべ~チームワークがあるからね」 恋のサポートを信じて、こちらは攻撃に専念できる。
ジャックローズ:「さっきのお名前」リディアさんに視線を向ける。「もしかして恋人?」
リディア=スミルノフ:「弟みたいな、大事なともだちだよ。ふふふ」
ジャックローズ:「おやおや」笑みを見て目を細める。
増淵火凛:「ああ――」
増淵火凛:「いい火ね」
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を9増加 (147 → 156)
"宇士多加":一部が気化するほどの過剰な熱を与えられ、伝導した熱に次々と葬り去られてゆく。
GM:倒しても倒しても、まだ雑霊たちは集まってくる。だが。今だけは。
GM:ぽっかりと、君たちとまつろわぬ神の周囲に、邪魔者はいない。

GM:ラウンド進行に割り込む形で判定が可能です。
リディア=スミルノフ:なにっ
ジャックローズ:おお~!?
双柳恋:何だァ~
▼月涙を盗み出す 〈白兵〉30 怪盗ジャック・ローズのみ挑戦可能
▼??? 〈知識:魔術〉15 増淵火凛のみ挑戦可能
▼??? 〈交渉〉 30 リディア・スミルノフのみ挑戦可能
▼??? 〈交渉〉 10 双柳恋のみ挑戦可能
増淵火凛:何なの~
リディア=スミルノフ:!?
双柳恋:いっぱいある!
リディア=スミルノフ:これは誰かの判定が成功するとなんかの判定の難易度が下がるとか、そういうのはあるのかな
リディア=スミルノフ:特になさそう?
ジャックローズ:私はもうクリアしたということなのだろうか
GM:ありません ジャック様はもう一回お願い
ジャックローズ:はーい この判定に勝利の女神は使えますか?
GM:うーんそうだなぁ。
ジャックローズ:ラウンド進行では使用しちゃってるからダメでもしょうがないかなという気持ち
GM:ひとまずダメということで! すいません!
ジャックローズ:はーい!
リディア=スミルノフ:ふんふん!
リディア=スミルノフ:イージーエフェクトでゴネようかとも思ったんですが、この難易度なら絶対成功間違いなしなので、ふつうに交渉判定します。
リディア=スミルノフ:4dx+26+1+2>=30
DoubleCross : (4DX10+29>=30) → 10[2,7,9,10]+7[7]+29 → 46 → 成功

リディア=スミルノフ:完!
ジャックローズ:では《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》して〈白兵〉で判定します。なんと侵蝕率160越えているのでダイスペナがなくなった
ジャックローズ:8dx+4>=30
DoubleCross : (8DX10+4>=30) → 9[2,2,3,3,6,7,9,9]+4 → 13 → 失敗

増淵火凛:コンセ!
ジャックローズ:あっ忘れてた
ジャックローズ:8dx7+4>=30
DoubleCross : (8DX7+4>=30) → 10[1,2,3,4,4,7,9,9]+6[1,4,6]+4 → 20 → 失敗

リディア=スミルノフ:ヒエーッヒエーッ
増淵火凛:ヒエ……
双柳恋:ワ……ワァッ……
ジャックローズ:しかたねえ ロイス切ります~
リディア=スミルノフ:あ、あと10だぞ!
増淵火凛:10点分……?
GM:妖精の手まだのこってないっけ
ジャックローズ:無理か…
ジャックローズ:妖精もないッスね
双柳恋:無いの!
双柳恋:160超えても?
増淵火凛:もう3回使った?
リディア=スミルノフ:パクってLv1で、Lvが上がって……ない?
増淵火凛:そう いまLV3のはずよ
ジャックローズ:あっいいんだ?
ジャックローズ:じゃあある!
GM:侵蝕でレベル上がる裁定で!
ジャックローズ:《妖精の手》使って
ジャックローズ:1dx7+24
DoubleCross : (1DX7+24) → 2[2]+24 → 26

ジャックローズ:おお…
リディア=スミルノフ:これなら……これなら……!
ジャックローズ:ここでもっかいロイス切ればいいのかな
双柳恋:ジャック様頑張って~~!
リディア=スミルノフ:さすがにもう上乗せできるのがないんだよね
双柳恋:分かってればバデム取っておいたんだけど
ジャックローズ:でも+3だしね…!
リディア=スミルノフ:バデムーごめんよ~~
GM:ふふふ……怖い!
増淵火凛:それでも結局いるしね ロイスは
ジャックローズ:月涙のロイス切って+1d10しますね
ジャックローズ:1d10+26
DoubleCross : (1D10+26) → 10[10]+26 → 36

リディア=スミルノフ:やったああ!
ジャックローズ:おお
GM:決意の成功
双柳恋:最強~~
増淵火凛:ひゅう!
双柳恋:バデムとか関係無かった
増淵火凛:あたしたちも頑張らなきゃね
リディア=スミルノフ:この難易度、思ったより……矮小いね
増淵火凛:一番こいつが大変なんだよな…… 起源種だし
リディア=スミルノフ:ほ、本当だ 起源種で15!?
GM:そうです 頑張ってください
ジャックローズ:妖精あと1回あるよ~
増淵火凛:!
リディア=スミルノフ:妖精えらすぎる
増淵火凛:最悪おんぶしてもらお
双柳恋:最高のエフェクト
増淵火凛:4dx+4>=15
DoubleCross : (4DX10+4>=15) → 8[4,6,7,8]+4 → 12 → 失敗

増淵火凛:ミ~
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を8増加 (161 → 169)
リディア=スミルノフ:ナナナ……
ジャックローズ:さっそく《妖精の手》!
双柳恋:妖精さん!
リディア=スミルノフ:ナーッ!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を4増加 (169 → 173)
増淵火凛:やった~!ローズ様好き!
増淵火凛:1dx+14>=15
DoubleCross : (1DX10+14>=15) → 7[7]+14 → 21 → 成功

ジャックローズ:イエイイエイ!
双柳恋:やった~
双柳恋:ウオ~交渉!
双柳恋:6DX+4>=10
DoubleCross : (6DX10+4>=10) → 8[2,3,5,7,8,8]+4 → 12 → 成功

ジャックローズ:あっすごい!優秀!
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (166 → 167)
GM:では全員成功。
双柳恋:これがアスピスの力……
増淵火凛:ワオワオ!
リディア=スミルノフ:恋ちゃんもあっさり成功してる!
GM:演出をしていきましょう。まずは『月涙を盗み出す』から。その後の判定してもらった内容はロール中に明かされます。

"荒神須佐之男":上空より遠雷の音──閃電の索が、周囲の尖塔──大剣へと落ちる。
"荒神須佐之男":『ぐあっはっは! やはり一筋縄ではいかぬな! 大雷、火雷、若雷、斥雷、若雷、土雷、鳴雷、伏雷!』
"荒神須佐之男":七支刀めいて分かたれたそれぞれの刃と柄を雑霊へと変じさせる口訣を唱える。
"荒神須佐之男":母伊邪那美を黄泉へと送った、原初の死の言霊。
ジャックローズ:「新手ですか? それはいけな……」轟音の中でぼやき声がする。「…いや、いけない。優雅さを失ってきている」
ジャックローズ:「パーティのゲストは、もう十分でしょう」
リディア=スミルノフ:「まずいね。さっきは……舐めプ? だったからよかったけど、今度は百匹単位で来そうだよ」
ジャックローズ:詠唱の隙をついて、荒神の懐に潜り込んだ。
増淵火凛:「流石にそんな数は……え」
双柳恋:「あれ……ジャックさんは……?」
ジャックローズ:その場から、忽然と姿を消して。
リディア=スミルノフ:「おろ」
ジャックローズ:荒神が持つ刃の先端に、とんと降り立つ。
増淵火凛:「……え?いつの間にあんなとこに……?」
ジャックローズ:「今宵のヒロイン…深窓の令嬢だって、もっと静かで明るい場所が良いとお望みです」
ジャックローズ:手のひらに、光り輝く宝石を持つ。
"荒神須佐之男":『おおっ! ははは! 果敢なるかな、その蛮勇やよし!』
"荒神須佐之男":『────何ぃっ!』
双柳恋:「……! あれって……!」
ジャックローズ:「フフ。驚いた表情は、人も神もたいして変わらないな」
リディア=スミルノフ:「おお……ほんとに盗めるものなんだ」
"荒神須佐之男":目を丸くして、キミを剣から振り落とそうとする。
GM:──同時。
GM:『背後の気配に気づく』 〈知識:魔術〉15 成功
GM:増淵火凛。君だけが気づく。
増淵火凛:くるりと振り向く。
GM:何かが、存在の隠蔽を限定的に解除した。
GM:最早不純を許さぬ火ではない。だから、そのゆらぎが伝えている。
月代命:その霊的質量が押しのけた火によって、輪郭が浮かび上がる。
月代命:『ようやく──』
月代命:『警戒が逸れました、リディアさん!』
GM:『召喚を行う』〈交渉〉 30 成功
増淵火凛:「……ここに入れるなら」
増淵火凛:「純なるものと信じるわ」
双柳恋:「えっどっどなたですか……!?」
月代命:『純なるものかは。えっと……はは、どうでしょうか』
リディア=スミルノフ:「うん。火凛おねがい、できればその子も守ってあげて」
リディア=スミルノフ:「ええと……月山様と同じような、神様……かな?」
GM:──この場にいて、君に力を貸す"インドラ"のごとく。
 :魔術師もそうでないものも、神すらも欺き通した力の持ち主。あるいは
GM:──ちらつく。
 :もうひとりの、蝿たちの王。
GM:確かに、そこにいる。
リディア=スミルノフ:「やっとパスが通った。……火凛、おねがいがあるんだけど」
増淵火凛:「うん?」
リディア=スミルノフ:「一瞬でいい。できるだけ派手に炎を燃やしてほしいの」
リディア=スミルノフ:「今から二人ほど助けを呼ぶから……闇の中に輝く、着陸灯のようなものがほしい」
リディア=スミルノフ:「疲れてると思うけど、ありったけの光を。できるかな」
増淵火凛:「一番難しいことを言うなあ」
リディア=スミルノフ:「うへへ」
増淵火凛:「いいけど。備えてね」
リディア=スミルノフ:「備え?」
増淵火凛:「うん。これやると」
増淵火凛:「κυβερο」
増淵火凛:瞬間、光が強まり。青き真球が輝く。
増淵火凛:そして、重力の軛が解かれ、身体が浮き上がる。
増淵火凛:最も力を出すために、球形を維持するのであれば。
増淵火凛:重力などという外力は不純だ。
リディア=スミルノフ:「あ、なるほど」 スカートをおさえる。
増淵火凛:帽子を押さえて、ふわりと髪を靡かせる。
月代命:『わわわわっ』
双柳恋:「うっ……浮いてる!」
増淵火凛:「ええと、それから……ηελπ。扶けよ」
増淵火凛:「……あとはお願い。名を」
リディア=スミルノフ:「ん」
リディア=スミルノフ:召喚とは、異界の生物に助けを乞う術だ。ゆえに様々な言語で『ここに来て』『助けて』を言い換えている。
リディア=スミルノフ:だが。
リディア=スミルノフ:助けてほしい相手が人間で。信頼関係を築いているなら――小難しいことはいらない。
リディア=スミルノフ:「来て」
リディア=スミルノフ:「力を貸して。《レリエル》――《ベルゼブブ》」
リディア=スミルノフ:「恋が、親友を助けるための、道を作って!」
 "ベルゼブブ":ご、ぅ。
 "ベルゼブブ":無数の黒い硝子片が吹雪のごとく渦巻く中から、それは現れた。
"ベルゼブブ":ワーディングのようなものが放たれ、蝿たちが同士討ちを始める。
"レリエル":白と黒の魔眼。それが無数に出現し、鳥の姿を為す。
"レリエル":中心に浮遊する、異形の天使。
成瀬詩譚:「な…………!」
リディア=スミルノフ:「"湯ノ浦の魔人"。聞いたことがあるかな……今は殆どが昏睡状態だけど」
成瀬詩譚:「なんだ……? 何が」
リディア=スミルノフ:「それでも来てくれた。雑魚を抑えるなら、この二人はこの上ないよ」
月代命:『双柳さん』
双柳恋:「は……はい!」
月代命:『貴女の言葉が必要です。リディアさん、この人は────』
月代命:『助けを求められれば、無尽蔵の力を発揮できる。今一度』
月代命:『あなたの望みを、言って』
双柳恋:「……」瞳が揺れる。
双柳恋:「あたしは──」
双柳恋:息を呑む。
双柳恋:「……私は」
双柳恋:「……助けたい。月山さんを」
双柳恋:「私の友達を」
双柳恋:「その為に、力を貸してください。リディアさん──皆さん」
リディア=スミルノフ:「もちろんだよ。ね」 みんなを見る。
増淵火凛:「魔術がなんで生まれたと思う?」
増淵火凛:「叶えるためよ」
成瀬詩譚:「あ、ああ……」
成瀬詩譚:目まぐるしく起きる全てに圧倒されながら、なんとか返す。
ジャックローズ:ちょうどそこで、詩譚さんの隣に、すとんと降り立つ。
ジャックローズ:荒神の剣から滑り落ち、雑霊へと姿を変えて逃げていた身体を、いつも通りのそれに戻して。
ジャックローズ:「…話はまとまったようで?」
月代命:『はい、素敵な泥棒さん』
月代命:──
月代命:『宝石。どこかに持っているはずです。盗んで』
月代命:その声は、直接的に実体化させた音情報として彼女の鼓膜を震わせた。
ジャックローズ:「…ふふ。思った通りだ」月代命さんにウインクする。
月代命:月代命。『月山さん』ゆかりの神。
ジャックローズ:「すごく綺麗な声が聞こえたから、外見はもっと素敵だろうと思ったんです」
月代命:そのルーツ故に『神性圏界』の影響を逃れ、いつの間にか、君たちに同行していた。
月代命:『ふふ』手を、宝石の上に重ねる。
月代命:『ありがとうございます』
月代命:それから、意を決したようにジャック・ローズの頬にくちづけをすると。
月代命:唐突にその場から姿を消した。


GM:月山神社。という社がある。
GM:日本で始めに神道を普及させた場、それが祀るのは須佐之男の兄弟である、月読命。
GM:この月読命、謎が多い。誕生が描かれた後、暫く放置され、太陽の運行に付き従う役目を与えられて空へと送られる。
GM:そして、その後が描かれることはない。

月代命:"マスターアビス"。
月代命:太陽を情報集積装置として、世界を同化しようとした、大N市十三の災厄のひとつ。
月代命:──なぜ、『太陽』だったのだろうか。月代命の神性を下敷きにしながら?

GM:かつて、古事記、日本書紀が編纂される前。日本神話には、主神が天照ならぬ男神であったころが存在する。
GM:月の女神は太陽神性の妻とされ、だがその歴史は抹消された。
GM:主神が女性神になると同時、妻であった女神は太陽神の荒ぶる側面として表され
GM:そうして史観より追放された月の概念の成れ果てと、2つに分かたれたのだ。
月代命:『それは、天地を繋ぐ鍵』
月代命:『潮汐を司るもの、バロールのワームホール』
月代命:数ヶ月前まで住居としていた、太陽。
月代命:月代命が使えば、そこへ辿り着く。そうして一時的に手にした情報熱を、僅かに持ち帰る。

GM:君たちのもとへ太陽が顕れた。
"レリエル":暗闇のヴェールが、情報熱を遮断する。
"レリエル":夜の天使。あるいは懐妊を司るもの。
"レリエル":その能力制御は、確かに母胎を辱めるものへの敵意を以て
"レリエル":須佐之男と敵対するものだけを覆い隠す。
"荒神須佐之男":『────────お』
"荒神須佐之男":『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』
リディア=スミルノフ:「どうしよう」
月代命:『天照太神岩戸を出させ給て、八百万神達を遣し、宇多野の城に掘立たる千の剣を皆蹴破て捨給ふ。是よりして千剣破とは申つゞくる也。此時一千の悪神は、小蛇と成て失ぬ」
リディア=スミルノフ:「このまま見てれば大丈夫なのかな。それとも、最後のひと押しが必要?」
月代命:『これで……』
月代命:『ちょっと楽になると、思います!』
月代命:ちょっとらしい。
ジャックローズ:「僕から熱いキスを送りたいくらいだなあ」
月代命:『わわ、それはあまり言わないでいただけると……!』
GM:鉄剣山はことごとく倒れ、雑霊たちは溶け果て、再び湧く気配もない。
双柳恋:「十二分です────ありがとうございます!」
GM:目の前の神の気配が小さくなってゆく中で、彼女が目を覚ました。
月山さん:「────」
リディア=スミルノフ:「あっ」
月山さん:「えっ、わ」
"荒神須佐之男":『させん────』
"荒神須佐之男":巨大な手が、彼女をつかもうと突き出され──
GM:【究極存在】が解除されました。
GM:荒神須佐之男のステータスが変化しました。
GM:【囚人の鳥籠】が解除されました。

GM:イニシアチブ-8
GM:双柳恋の手番
双柳恋:マイナーなし
双柳恋:コンボ【反発する】
双柳恋:須佐之男に攻撃します
"荒神須佐之男":どうぞ!
双柳恋:8DX+20
DoubleCross : (8DX10+20) → 9[1,3,3,4,6,7,8,9]+20 → 29

"荒神須佐之男":20dx+6 ドッジ
DoubleCross : (20DX10+6) → 10[1,1,3,3,4,5,5,5,5,6,6,6,8,8,9,9,10,10,10,10]+9[3,7,8,9]+6 → 25

"荒神須佐之男":命中です。ダメージをどうぞ
双柳恋:こわ
ジャックローズ:ヤッバ
"荒神須佐之男":書き忘れた 《電光石火》を使用しました
増淵火凛:普通の数字だ!
"荒神須佐之男":1d10 バックファイア
DoubleCross : (1D10) → 4

増淵火凛:出目は普通じゃないが……
双柳恋:ダメージ!
双柳恋:3D10+6+16
DoubleCross : (3D10+6+16) → 17[5,4,8]+6+16 → 39

双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (167 → 168)
"荒神須佐之男":生存。
増淵火凛:流石にな……
リディア=スミルノフ:おぼぼ

双柳恋
双柳恋:──相棒が死んだ。
双柳恋:人の為、正義の為に戦ってきた彼女の落命は、人々に知られることも、顧みられることも無かった。
双柳恋:チルドレンとは、UGNとはそういうものだと、ずっと、嫌というほど分かっていた筈だった。
双柳恋:けれど、違った。私にはどうしても納得できなかった。
双柳恋:これまで自分のしてきた事が、人生のすべてを費やしてきた事が、信じられなくなった。
双柳恋:恐ろしかった。
双柳恋:自分もいつか、彼女と同じように死ぬのだろうか。そう思った。
双柳恋:そして、それ以上に。
双柳恋:もう一度でも、それに裏切られてしまえば
双柳恋:もう二度と、信じることが出来なくなると思った。
双柳恋:彼女の信じていたものが。殉じたものが、無価値だったと。自分がそう思ってしまうのが、何よりも恐ろしかった。
双柳恋:だから私は、何もかもを手放した。
双柳恋:自分の存在を、正義とは無縁のところに置こうと思った。
双柳恋:卑屈に媚び諂い、金に汚く、誇りの欠片も無い、最低の屑。
双柳恋:双柳恋とは、そういう人間であろうと思った。
双柳恋:(ああそうだ、よく分かってる)
双柳恋:(結局私は、怖いんだ)
双柳恋:もう一度失うのが。裏切られるのが。傷付くのが。
双柳恋:(……それでも)
双柳恋:相棒に命を救われた。
双柳恋:優しい人たちが、手を差し伸べてくれた。
双柳恋:こんな自分を、友達だと言ってくれる人がいた。
双柳恋:せめてそれだけには、報いなければならないと思った。
双柳恋
双柳恋:巨大な剣が、須佐之男の腕を刺し貫いた。
"荒神須佐之男":『ご』
双柳恋:それは枝分かれした、七支刀めいた樹状結晶。
双柳恋:双柳のレネゲイド出力は、本来そんな大質量を動かせるほど強力なものではない。
双柳恋:だが此処は遥か地の獄、溶鉄の神域。そこに渦巻く磁場は、常世の比ではない。
双柳恋:濁流のように渦巻く──千早振る磁気をつぶさに感じ取り、掌握し、制御する。
GM:太陽は既にかき消え。魔人のアートマたちも消散している。
GM:残されたるは千劔破(ちはやふる)の跡。溶け落ちた鉄の霧。
GM:今は、君の力。
"荒神須佐之男":伸ばされた手は空を掴んで。
月山さん:──月が、落ちてくる。
双柳恋:「……月山さん!!」
月山さん:な」驚愕の顔に、みるみる涙を浮かべて。
双柳恋:自らの四肢を磁化し、引力と電磁浮遊で跳躍。須佐之男の手から掠め取るように、彼女を抱き留める。
月山さん:「なみやなぎさん……っ」
双柳恋:「つ……」
双柳恋:ふわりと着地して、その顔を見る。
月山さん:状況が分かっていないのだろう。ただ、固く、固く君を抱き返す。
月山さん:「う、ううう…………」
双柳恋:「う」
双柳恋:瞳が潤むのを自覚して、慌ててきつく目を瞑る。
月山さん:「助けに……来てくれたんですか?」
月山さん:未だに信じられないという顔で、見上げる。
双柳恋:「…………もう!!」
双柳恋:「何やってんスか月山さん!一生このまま寝てるのかと思いましたよ!」
月山さん:「ご、ごめんね~~~! 心配、いっぱいかけたよね。こんなところまで……」
月山さん:「来て……くれるくらい…………」
双柳恋:「別に……全然、心配なんて……」
双柳恋:「~~っ……」
双柳恋:顔を見られたくなくて、きつく抱き締める。
双柳恋:「おっ……起きるなら……はやく起きてくださいよ……!」
双柳恋:「お酒飲んだ後……いつもこうなんスから……!」
月山さん:「わぷ、ぷはっ……ち、ちが。酒じゃないよ!」
月山さん:無理やり体を引き剥がす。
月山さん:周囲を見回して。怪盗ジャック・ローズ。増淵火凛。リディア・スミルノフ。君たちの姿を認める。
月山さん:「あなた達は、双柳家跡地前で会った……」
双柳恋:「跡地て……」
ジャックローズ:帽子の鍔に手を添えて会釈。
月山さん:「カッコいい人!」
ジャックローズ:「ふふふ」嬉しい。
リディア=スミルノフ:「おはよう、月山様。寝起きでごめんだけど、まだ気を抜かないでね」
リディア=スミルノフ:「スサノオ様がお怒りだから」
"荒神須佐之男":貫かれた腕から、維持限界だったのだろう、巨大なエーテル体が砕けてゆく。
増淵火凛:「……いいなあ」ぼそりと。
増淵火凛:「ま、今日のところは譲ってあげる」
成瀬詩譚:「良いじゃない。たまにはヒーローに身をやつすのも」
月山さん:「あとかわいい子と、神秘的な子と、背の高い人と……」
月代命:控えめに手を振る。
月山さん:「セオリツヒメちゃん……! あ、今は違うんだっけ」
月山さん:「っとと」振り返る。
月山さん:「助けてくれて……双柳さんと一緒にいてくれて、ありがとう」
月山さん:「手伝います」
GM:NPCカード獲得。

▼『月山さん』 『月のシンボリズム』オート/ダメージダイス+8d10/シナリオ1回
『縄目の蛇』イニシアチブ/単体侵蝕-20/シナリオ1回
リディア=スミルノフ:つっっよ
双柳恋:やば
ジャックローズ:スゲ~~!
リディア=スミルノフ:メモリー2枚じゃん!
増淵火凛:ヤバ
"荒神須佐之男":その身を構成していた風がほどけ吹きすさぶ。
"荒神須佐之男":目も開けていられないような暴風が
"荒神須佐之男":収まった時。そこには伸び放題の髭を蓄えた、野卑な戦士が佇んでいた。


"荒神須佐之男":「いやあ、持っていかれちまったか。不覚不覚」
リディア=スミルノフ:「神性とは鎧や衣に似たもの。どんな神性にも核があり、それはしばしば人に似る……」「というけれど」
リディア=スミルノフ:「うん。こっちのほうが、ダンディで、かっこいいね。スサノオ様」
双柳恋:「び……びっくりした……」
ジャックローズ:「次から次へとあらゆることが起こる……」月涙を片手で弄びつつ。
増淵火凛:「不覚だと思ってる物言いじゃないでしょう」
"荒神須佐之男":「おう、この男前が分かるとは見る目があるな」
増淵火凛:「むしろ清々したくらいのつもりで居る」
"荒神須佐之男":「そう見えるか? だが」
"荒神須佐之男":「結界、役術、盗みの業、どれも想定外だったのは本当だからな」
リディア=スミルノフ:「どうかな。月山様も起きてしまったし、このあたりで引き分けにしない?」
リディア=スミルノフ:「わたし達は、スサノオ様が手を引いてもいいかなって思うだけの力を、よく示したと思うよ」
"荒神須佐之男":「ああ、なかなかお利口なことを口にするじゃないか」
"荒神須佐之男":「だが、お前たちの前にいるのは荒御魂。征服者。奪う者。何より──」
"荒神須佐之男":「このために神々を欺いて、みっともなく喚き散らしてまで根の国に下ったのだ」
"荒神須佐之男":「お前たちは強い。楽しいぞ、獲物が美味くなったようなものだ!」
ジャックローズ:「……手を引くどころか、むしろより戦意を増しているように見えますね」
"荒神須佐之男":勝手な言い分を喚き散らして、十拳の長剣を構える。
双柳恋:「……神話で描かれたのもずっとこの時の為に?見上げた根性ですね」
双柳恋:「でも……この人は奪わせませんから」月山さんを背後に庇うように。
月山さん:「うそ、かっこよすぎる……」

GM:クリンナップ。
GM:各種効果が終了。
GM:セットアップ。
GM:第二ラウンドです。
  ("荒神須佐之男"[12])

        20m

(双柳[8]、ジャックローズ[7]、火凛[5]、リディア[4])
リディア=スミルノフ:なしなしですワン
ジャックローズ:なしなしですニャン
増淵火凛:《原初の黄:波紋の城塞》。ラウンド間の装甲値を+18。
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (158 → 162)
双柳恋:なしなしですワオキツネ
"荒神須佐之男":なし
増淵火凛:「まあ、でも、やることは変わんないでしょ。私達の」
増淵火凛:「συσαβε」偽りの風が渦巻く。
増淵火凛:「無事に帰ること」
リディア=スミルノフ:「全員で。だよね?」
成瀬詩譚:「なんとも真実だ。私達はここで終わりじゃない」
成瀬詩譚:僅かに呪言を混ぜて、詠唱に代替する。「未来があるからね」
双柳恋:「ええ。まだ飲み会も途中ですから」
増淵火凛:「それ、私達も混ざれる?」
月山さん:「未成年はほどほどだよ~。あれ、今は厳しいんだっけ」
双柳恋:「帰ったら続きしましょうか、皆で」
月山さん:「……うん!」
増淵火凛:「私達、魔術師よ?」
リディア=スミルノフ:「混ぜてもらおう。ロシアでは、お酒は水と同じようなものだから、未成年でもきっとだいじょうぶ」
増淵火凛:「呪具として当然持ち合わせて……るよね?」リディアちゃんに問うように。
リディア=スミルノフ:「にしし」 返答代わりにピースサインを返す。
ジャックローズ:「?」首を傾げる。
成瀬詩譚:「こらこら、うるさそうな人が怖い目で見てるよ」
"インドラ":『……』

GM:イニシアチブ12
"荒神須佐之男":行動します。
"荒神須佐之男":《影走り》《一陣の風》PCのエンゲージに接敵し攻撃力を上昇。
"荒神須佐之男":《コンセントレイト》《さらなる波》《電光石火》《獅子奮迅》《鉄風乱舞》PCたちに範囲攻撃!
"荒神須佐之男":20dx7+10 命中
DoubleCross : (20DX7+10) → 10[1,2,2,2,2,3,3,4,5,5,6,7,7,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,3,4,4,6,7,7,10,10]+10[3,4,5,9]+6[6]+10 → 46

双柳恋:《支配の領域》+《絶対支配》
双柳恋:2回目の7,7,10,10を1に
双柳恋:26かな
双柳恋:双柳恋の侵蝕を10増加 (168 → 178)
"荒神須佐之男":では26
"荒神須佐之男":えっ そんなに下がるの!?
"荒神須佐之男":ギョエーッ
リディア=スミルノフ:数字出した後にびっくりするのわかる
リディア=スミルノフ:ガード!
ジャックローズ:双柳様…! ガードします
増淵火凛:ガードします~
双柳恋:あっ ドッジして
ジャックローズ:あっじゃあドッジしよ
増淵火凛:侵蝕大丈夫?
増淵火凛:装甲36増えてるから結構耐えれると思うけど
双柳恋:ロイスは2個しか削れてないのと
双柳恋:26ならコンセいらないから大丈夫のはず
双柳恋:ヤバかったらNPCカード貰います
双柳恋:《ゲットダウン》
ジャックローズ:8dx+1>=26 ドッジ
DoubleCross : (8DX10+1>=26) → 10[1,1,3,4,8,8,9,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

双柳恋:8DX+20>=26
DoubleCross : (8DX10+20>=26) → 9[2,4,5,5,5,7,9,9]+20 → 29 → 成功

双柳恋:双柳恋の侵蝕を2増加 (178 → 180)
双柳恋:《運命の切り替え》
双柳恋:ジャック様を代理ドッジ
双柳恋:《ゲットダウン》
双柳恋:8DX+20>=26
DoubleCross : (8DX10+20>=26) → 6[2,2,3,4,4,4,5,6]+20 → 26 → 成功

増淵火凛:あぶない
双柳恋:双柳恋の侵蝕を2増加 (180 → 182)
リディア=スミルノフ:だが回避は回避!
ジャックローズ:双柳様~!
"荒神須佐之男":くっ……!
双柳恋:回数的には全員助けられます
増淵火凛:侵蝕的にはこっちで受け持ったほうが楽だと思う~
増淵火凛:私達盾持ってる組だし
双柳恋:じゃあそれで ちょっとやりたかっただけ
増淵火凛:じゃあガードのまま!
"荒神須佐之男":ではダメージ出します
"荒神須佐之男":3D10+1d10+66
DoubleCross : (3D10+1D10+66) → 18[10,4,4]+1[1]+66 → 85

リディア=スミルノフ:大丈夫かこれ?
ジャックローズ:大丈夫なのか?
増淵火凛:《雲散霧消》します。ダメージを-35。
リディア=スミルノフ:大丈夫そう!
ジャックローズ:すご!
増淵火凛:残り50点から装甲36増やしてるので
増淵火凛:残り14を自前のガードと装甲で受けてね
"荒神須佐之男":なんだそれ……!!
増淵火凛:こちらはガード6防具12で無傷。
リディア=スミルノフ:85から雲散霧消で35引いて50。装甲で14。更にすごい服で1軽減して、ガード12で更に軽減して
リディア=スミルノフ:1ダメージもらいました。マジで?
ジャックローズ:マジ?
リディア=スミルノフ:チートか?
双柳恋:やばすぎ
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (162 → 166)
増淵火凛:えっへん
成瀬詩譚:かわいいぞ
リディア=スミルノフ:(火凛ちゃん♥ のうちわをふる)
GM:何を言っているのか全然わからん! 演出していきます

"荒神須佐之男":それは風の如く軽やかに、君たちの目の前に現れた。
"荒神須佐之男":須佐之男命は、ただ足を踏み鳴らすだけで地鳴りを起こしたという。
"荒神須佐之男":靴が地面にめり込み、強烈に地面が砕けた。
ジャックローズ:(全員で帰る……ごもっともですが)
ジャックローズ:(正直そろそろマジでつらいんですけど…)
"荒神須佐之男":「その『火』──ってなぁ、弾くものと弾かないものを選り分けてる。例えば大気、例えば地面!」
リディア=スミルノフ:「うわ、わ」 身体能力は10歳そのものだ。無様に転倒する。が。
双柳恋:「増淵さん、そっち流します」構えた両腕から紫電が弾ける。
"荒神須佐之男":「なら」剣を引く。
増淵火凛:「ええ。任されたものは違えない」
ジャックローズ:ポーカーフェイスを維持しつつ、先ほどまでの大立ち回りで正直満身創痍だ。
リディア=スミルノフ:「ジャック。大丈夫。信じて見守ろう」
"荒神須佐之男":「こうして崩せばどうだ!」砕けた細片を纏い、一段階膨張した剣で、四方八方から打ち掛かる!
リディア=スミルノフ:「仲間を信じて託すことも、イケメンの条件……だよ。たぶん」
ジャックローズ:「…なるほど。教えられました」振り返り、手を差し伸べる。
増淵火凛:「ικι」
増淵火凛:「ασηιβα」
双柳恋:横合いから見えざる腕に掴まれたように、凄まじい磁力が神の身体ごと剣の軌道を逸らす。増淵火凛の防御、その中心部へと。
双柳恋:「──カット」
増淵火凛:選り分けることを止めた。
増淵火凛:大気も地面も、その火の中に在ることを否定する。
増淵火凛:必要であれば、それは。創ればいい。
増淵火凛:影の大地が足場に。影の風が呼吸を許す。
月山さん:剣が阻まれる、衝撃波濤が拡散する。
月山さん:その後ろで、頭を押さえて縮こまっている。
増淵火凛:「あるいは、何も唱えずに仕掛けられれば」
増淵火凛:「結果は変わっていたでしょうね。実証してから、大言を吐かなきゃ」
増淵火凛:「これは真なる火よ。神の剣をも阻む」
"荒神須佐之男":「ハハハ! 世界律そのものか!」
"荒神須佐之男":「むべなるかな!俺の版図が弱まっていなければ貫けたものを」
増淵火凛:(えっ)
増淵火凛:(できるの……?)
増淵火凛:(それはちょっと聞いてないんだけど……)
"荒神須佐之男":「なら、別の手を講じるまでよ」弾かれたように後ずさる。

GM:イニシアチブ8。双柳恋の手番
双柳恋:待機します
GM:イニシアチブ7。ジャック・ローズの手番
ジャックローズ:ではマイナーなし、メジャーでコンボ『プランX』。《コンセントレイト:エグザイル》《死神の手》《ジャイアントグロウス》。
ジャックローズ:侵蝕率上昇でジャイアントグロウスの回数が復活しました。これでマジで最後!
"荒神須佐之男":判定をどうぞ!
ジャックローズ:(3+5)dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[2,3,5,6,6,7,9,9]+10[1,6,9]+1[1]+4 → 25

ジャックローズ:《勝利の女神》のせる!+21! 達成値46にします。
"荒神須佐之男":それは絶対避けられない予感がする! のでガードします
ジャックローズ:ではダメージ!
ジャックローズ:5d10+7+20+2d10+16 装甲有効
DoubleCross : (5D10+7+20+2D10+16) → 25[9,2,2,4,8]+7+20+10[3,7]+16 → 78

"荒神須佐之男":結構いきました! 生存
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を15増加 (173 → 188)

ジャックローズ:「何をするかは知りませんが…」荒神が後ずさったのを見やり、反射的に躍り出る。
ジャックローズ:「可憐な姫君に手を出すなら許せませんねっ」
ジャックローズ:蔦の矛が全身を串刺しにしようと狙う。
"荒神須佐之男":「そこは」
"荒神須佐之男":君が前に出ると同時。
"荒神須佐之男":「もう『間合い』だ。手癖の悪さは、こちらも中々のものでな」
ジャックローズ:「(ヒーッ)」
"荒神須佐之男":いつのまにか砕けた礫片に隠して置かれていた勾玉が輝き、蔦を僅かに退ける。
ジャックローズ:「(搦め手の効かない、とにかく強い力を持った戦闘狂……)」
ジャックローズ:「(一番苦手なタイプ!)」
ジャックローズ:それはそれとして不敵な笑みで応える。「ふふ。なかなかやりますね」
"荒神須佐之男":同時に、あえて前へ。
"荒神須佐之男":君を貫く素振りを見せる。「(はったりだ。まだ仕込みが足りない)」
"荒神須佐之男":「(だがお前たちはこちらの閾値を測れない。こちらが気配を見せれば後手に回らざるを得ないって寸法!)」
ジャックローズ:「……」こちらに向かってくる剣を認める。「……ハハ」

GM:では雑談で話した通り。
GM:このまま次の手番処理いきましょう。イニシアチブ5、増淵火凛。
増淵火凛:マイナーなし、メジャーでPC全員対象に《ファイアドライブ》。次の攻撃の攻撃力を+16。
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を4(→ 4)増加 (166 → 170)
リディア=スミルノフ:パワーがみなぎってくるぞい!

増淵火凛:「あは、あははっ!」
増淵火凛:「確かに、いいものね」その剣が怪盗を貫くことはない。
増淵火凛:「ヒロインを助ける、ヒーローに身をやつすのも!」
増淵火凛:青い球体が、既にそこにある。
増淵火凛:剣の真偽など関係ない。どちらであろうが死守すると理解っているならば。
増淵火凛:攻め手が後手に回ることはない。
"荒神須佐之男":十拳剣が欠ける。『────』
ジャックローズ:「…いいですか、神様。僕は戦士ではなくて、ただの泥棒なんですよ」
ジャックローズ:「そんな勝負、乗るわけないでしょう」
増淵火凛:「……ローズ」マントの裾を引く。
ジャックローズ:「ん」
増淵火凛:「絶対乗らないでね」小声で。
増淵火凛:「今のあなた、本当に、危ない」
増淵火凛:「魔道に、近づいてる」
ジャックローズ:「……これは困ったな」笑う。「この僕としたことが、見透かされるなんて」
増淵火凛:「分かるのよ。この火の中の、たましいの様子は」
"インドラ":『そういうことだ、結界に身を埋めるというのは』
ジャックローズ:「……じゃあ、大人しく」
ジャックローズ:「ただ、仲間を信じるってことを、してみますよ。泥棒らしくもなく」

GM:イニシアチブ4。リディア・スミルノフの手番
増淵火凛:「うん、信じて。私と」
増淵火凛:「みんなを」
ジャックローズ:「ええ」
リディア=スミルノフ:「うん。やっぱり、力を合わせて戦うのは気持ちいいなあ」 FHらしからぬ台詞を吐く。
リディア=スミルノフ:「――《ラール・アイオール、オース・アレイ》」
リディア=スミルノフ:「《汝ら人に溶け合いしもの》《魔人の核となりしもの》《密やかなる数字にて我が元へきたれ》 ……えーと、」
リディア=スミルノフ:「024-65*-2***」 「024-61**-7**」 「024……」
リディア=スミルノフ:今はとうに使われなくなった電話番号。大規模なR災害に襲われ、多くの住人が異形と化した湯ノ浦という街で使われていたもの。
リディア=スミルノフ:「みんな」 「声が届いたなら、力を貸して」
リディア=スミルノフ:コンボ:調和のルベウス。《テンプテーション》《絶対の恐怖》。
リディア=スミルノフ:4dx+16+11+1+2
DoubleCross : (4DX10+30) → 7[5,6,7,7]+30 → 37

増淵火凛:良い数字……なのでは?
リディア=スミルノフ:バデムーはなんかのために……とっておきな!
ジャックローズ:でもここしか使うタイミングない疑惑も…
リディア=スミルノフ:かもしれない
リディア=スミルノフ:恋チャンにおまかせするぞい!
双柳恋:バデム!
リディア=スミルノフ:!
双柳恋:+3!
ジャックローズ:よかった!
リディア=スミルノフ:達成値40です。対象は当然スサノオさん。
増淵火凛:ちょうどいいしね
リディア=スミルノフ:リアクションするがいいぜ~
"荒神須佐之男":20dx+6 《電光石火》で回避します
DoubleCross : (20DX10+6) → 9[1,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,6,7,7,7,7,7,8,9]+6 → 15

"荒神須佐之男":全然ダメ! ダメージを!
リディア=スミルノフ:ホッ
ジャックローズ:よかった
リディア=スミルノフ:ここはケチらないほうがいいはず……《原初の黒:フェイタルヒット》。
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を6増加 (156 → 162)
リディア=スミルノフ:4d10+6d10+8+20 装甲無視です。
DoubleCross : (4D10+6D10+8+20) → 16[1,5,6,4]+40[6,3,9,6,10,6]+8+20 → 84

リディア=スミルノフ:最初の4d10が弱いけどまあまあ!
"荒神須佐之男":1d10 電光石火
DoubleCross : (1D10) → 2

リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を5増加 (162 → 167)
ジャックローズ:十分十分!
"荒神須佐之男":大分減ってきましたが立っています。
リディア=スミルノフ:おのれ~
双柳恋:しぶとい

リディア=スミルノフ:電話番号を口にするたび、次々と異形が駆けつける。
リディア=スミルノフ:「きたれセーンムルヴ。サーラメーヤ」
リディア=スミルノフ:たとえば、複数の顔と手と翼を持つ異形の怪鳥。燃え盛る毛並みを持つ四つ目の巨狼。
リディア=スミルノフ:「ヴァルコラキ、ロイトス」
リディア=スミルノフ:蝙蝠のようなシルエットをした漆黒の異形。3メートルを超える豪腕の巨人。
リディア=スミルノフ:「グール。ストラス。ヴォジャノイ――」「インドラ、ベルゼブブ。レリエル、カノープス!」
リディア=スミルノフ:魔にしてヒトの群れを従え、堂々と立つ。
リディア=スミルノフ:「みんな、力を示して。スサノオ様に、見せてあげて」
リディア=スミルノフ:「現代のヒトの営み、絆は――守る価値が十分にあるってことを」
リディア=スミルノフ:「示して!」 冷気と炎、竜巻と毒。
"荒神須佐之男":「ははは! 俺を稀代なる怪物狩りと知っての──」
"荒神須佐之男":初めはそれらと果敢に切り結んでいた荒神も、やがて気づく。
"荒神須佐之男":「これは……これはまともに相手をしてはおれん」
リディア=スミルノフ:あらゆる力が一斉に襲いかかり、スサノオを四方から貫いた。
"荒神須佐之男":「ぬっ、おおおおおおっ!!」
双柳恋:避けんとした時、男神に違和感が走る。膨大な磁力が片脚のみに一極集中し、地面に縫い留め、回避のフットワークを殺される。
"荒神須佐之男":リディアのちからが尽きるまで逃げ回ろうと、風の速度で疾駆する。その出鼻を挫かれた。
リディア=スミルノフ:「人の営みは破壊させない。恋と月山様の飲み会も。絆も。なにもかも」
リディア=スミルノフ:「この世界はすばらしいものに満ちているんだから」
リディア=スミルノフ:「見ないままに破壊するなんて、だめ。ゆるさないよ」 召喚した魔人たちが消滅する。
"荒神須佐之男":怪物たちは、須佐之男の周囲全方位を囲むに足りない。だが、先程生成された蔦の檻が、その死角を消していた。
"荒神須佐之男":「があっ……は、っはあ……!」
"荒神須佐之男":「確かにな、悪くないのかもしれん。おまえたちはもはやそういう生物で……」
"荒神須佐之男":「遥か遡った祖であるはずの俺とは遠く離れてしまった。あまりにも長く待ち過ぎたのか」
増淵火凛:(あの数の同時召喚……普通じゃない。恐るべきもののはず、だけど)
増淵火凛:(怖くはない。なんでかな)
ジャックローズ:(……街の住人をまとめるために、セルリーダーになった…か)目を細める。
ジャックローズ:(なるほど。納得いく姿だな)
"荒神須佐之男":「まあ──俺に常に敬意を以て接するその言葉、響かんでもない」
"荒神須佐之男":──語りながら。
"荒神須佐之男":後ろ手に、剣に呪言を刻む。『月山さん』から生まれるモノへと振るわれるはずだった、境界破断の言霊。
"荒神須佐之男":「だからお前たちのことは」
"荒神須佐之男":「これ以上苦しまずに送ってやろう。暫しの別れだ」
"荒神須佐之男":ギラリと目が残忍に輝く!
成瀬詩譚:「須佐之男ってのは、蛮行の限りを尽くした碌でもない神だって聞いてるけど」
成瀬詩譚:「21世紀になっても変わらないみたいだ。というか、神サマってのがそうなのかな」
成瀬詩譚:「過去も、現在も、未来も、永劫に──」唱える。
月山さん:「私は違いますよ」
月山さん:「昔はこんなにだらしなくなかったもーん」
リディア=スミルノフ:「あっそうなんだ」
双柳恋:「ええ……?」
双柳恋:「本当かなぁ……」

GM:イニシアチブ-8。双柳恋の手番。
ジャックローズ:双柳さんの手番前に『月山さん』のNPCカードを使用させてください!
月山さん:OK! ジャック様の侵蝕を-20します
ジャックローズ:『縄目の蛇』の方。侵蝕率-20させてもらいます。
ジャックローズ:188→168になりました。センキュー!
リディア=スミルノフ:ダイエットした!
月山さん:リディアと須佐之男の対話の後ろで、君に手を差し出す。
月山さん:「握って」
ジャックローズ:「? なんです、ダンスのお誘い?」
ジャックローズ:飄々と笑いながら握り返す。
月山さん:「そうかも」
ジャックローズ:「おや」
月山さん:縄文の名のもとになった、土器の縄目文様。
月山さん:それはあざなえる蛇の表象である。輪転し、交歓し、永遠につづくもの。
月山さん:君の昂ぶったレネゲイドが、ウロボロスの影の入墨となって表出し、女の体へと移ろってゆく。
月山さん:「へっへっへ、いくよ」
ジャックローズ:身体の内側で暴れていたものが、鎮まる感覚。「おやおやおや」
ジャックローズ:「盗まれた」

GM:では改めてイニシアチブ-8。
GM:双柳さんの手番です
双柳恋:マイナーでホローポイント弾を使用
双柳恋:メジャーでコンボ【反発する】 スサノオに攻撃します
双柳恋:判定前にインドラくんのNPCカードを使用
"荒神須佐之男":判定をどうぞ
双柳恋:8DX+20
DoubleCross : (8DX10+20) → 10[1,3,5,5,6,6,8,10]+10[10]+9[9]+20 → 49

"荒神須佐之男":ではリアクション
"荒神須佐之男":《電光石火》《パーフェクトサクセス》
"荒神須佐之男":20dx7+6>=49 おらーっ!
DoubleCross : (20DX7+6>=49) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,5,5,5,6,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,5,8,8,9,10,10]+10[1,5,6,9,9]+10[9,10]+10[5,10]+2[2]+6 → 58 → 成功

ジャックローズ:エ~~~~!?
"荒神須佐之男":めちゃくちゃ回した!
双柳恋:テメ~~!
"荒神須佐之男":へっへっへ~ 避けちまったなぁ~
双柳恋:やるしかね~~~~
双柳恋:《支配の領域》
双柳恋:だけじゃ足りないか +《絶対支配》
双柳恋:3回目の5,6,9,9を1に
双柳恋:双柳恋の侵蝕を10増加 (182 → 192)
"荒神須佐之男":ゲーッ! 命中!
"荒神須佐之男":ダメージをどうぞ!
双柳恋:ダメージ算出時に詩譚さんと月山さんのNPCカードを使用します!
GM:OK! ダメージ+9D+15しな!
双柳恋:ダメージ!
双柳恋:5D10+6+3+16+9D10+15
DoubleCross : (5D10+6+3+16+9D10+15) → 25[10,3,6,2,4]+6+3+16+48[1,10,10,10,1,10,1,2,3]+15 → 113

ジャックローズ:ウオ~~ッ
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (192 → 193)
GM:なにそれは
"荒神須佐之男":残HP68
"荒神須佐之男":戦闘不能です。復活もなし
"荒神須佐之男":PC達の勝利
ジャックローズ:やったー!
双柳恋:やった~~~!
増淵火凛:わーーーい
リディア=スミルノフ:ウェイウェイ!
GM:では演出!

成瀬詩譚:「火凛、火界の完結を解いて、今度はハッタリじゃない」
成瀬詩譚:「こちらの動きの自由度を上げないと、だ」
増淵火凛:「え……でも」
増淵火凛:「……」
増淵火凛:「う、ん」
増淵火凛:「信じる」
成瀬詩譚:「いい子だ」
増淵火凛:「帰ると」ふわ、と青い火が一瞬乱れ、赤に。
増淵火凛:すぐに青が戻る。彼女自身が全てを選択し不純を阻む、通常の真火。
成瀬詩譚:それを身にまとい、魔法円を完成させる。
成瀬詩譚:「浄なれ、破邪なれ、欺くことなかれ、汝は悪霊の護り!」
成瀬詩譚:タイミングは当て勘。そうだ、対応できるはずもない。
"荒神須佐之男":結界の中に切り込んだ刃が、別の結界に阻まれ、それを切り裂いて一瞬、停まる。
成瀬詩譚:擬似的に三重となった護りで、斬るべきものを誤認誘導させた。
成瀬詩譚:真なる火をそうたらしめる、偽なる盾。
月山さん:「双柳さんっ!」影が薄墨のように広がり、霧に。
月山さん:やがて雨滴に変わる。それは火に存在を許されたまま、双柳恋へと『浸透』してゆく。
双柳恋:「おぉおお……!?」
双柳恋:「こ、こんなこと出来たんスか月山さん!?」
月山さん:「実はね、だいぶ成り果てかけてないとできない」
月山さん:「なんとかしてくれるでしょ」
月山さん:慈雨のごとく、それは君に活力を齎すばかりで、侵蝕害めいた作用を起こさなかった。
月山さん:どのような変換が行われたのかは、本人にもわからない。
双柳恋:「え~~?もう……気軽に言ってくれるッスね……!」そう言いながらも、表情はどこか明るく。
双柳恋:めき べき ごきん
双柳恋:辺りに異様な不協和音が響き渡る。
双柳恋:赤熱した大地に聳える、無数の樹状結晶。凄まじい磁力によって、それらが根元から強引に捩じ切られていく。
"荒神須佐之男":「……ッな」
双柳恋:「スサノオさん。あなたの根性は見上げたものですが……こっちは滅茶苦茶怒ってるんスよ」
双柳恋:「ここで何千年待ってたか知りませんけど……」
"荒神須佐之男":目を丸くしてそれを認め、慌てて剣を振り回す。
双柳恋:「これだけはあなたの時代から変わらないでしょ」
双柳恋:磁気浮上した結晶群がぐるりと回転し、枝分かれしたその切っ先を須佐之男へと向ける。無数の七支刀のように。
双柳恋:「人の大事な友達に手を出しやがって……」
双柳恋:「そういう奴はぶん殴られるんスよ!!」
双柳恋:張り詰めた磁力が解き放たれ、巨刃めいた大量の結晶が、四方八方から須佐之男へと殺到する。
"荒神須佐之男":それをひたすらに弾く、躱す、弾く! 全長100mに達する鉄剣塔を逸し火花をほとばしらせてさえ、その十拳剣は刃溢れを知らない。
"荒神須佐之男":「こいつはたまらん! これがお前の怒りか!」
"荒神須佐之男":ひいこらと言いながら活路をこじ開け、韋駄天のごとく七支刀を駆け上ぼる。
"荒神須佐之男":背後で、鉄の先端が無数にかちあって潰れ──
双柳恋:その時、ぷつりと糸が切れたように。
双柳恋:不意に全ての結晶が、地響きと共に一斉に地に落ちた。それらからは一切の磁力が失われている。
双柳恋:双柳恋が力を使い果たした────のでは、ない。
双柳恋:逆だ。刃に紛れ、既に神の眼前、懐に潜り込んでいる。
双柳恋:神域に渦巻く膨大な磁力は、今や僅か二点にのみ収束している。
双柳恋:須佐之男の頭部に、引力が。双柳の腕に、斥力が。
"荒神須佐之男":今度は逆に足場の崩落を利用され、気づいた時には対応できない。
双柳恋:「おらあアアアアアァアッ!!」
双柳恋:爆発するように解き放たれ、その顔面に拳が突き刺さる。
リディア=スミルノフ:「あっ殴った」
リディア=スミルノフ:「神様を……」 口をぽかんとあけて見守っている。
"荒神須佐之男":ゴッッッッッ
"荒神須佐之男":冗談のように、頭蓋に拳がめり込んだ。
"荒神須佐之男":「かあッ…………」
"荒神須佐之男":その神はひとつ、間抜けな悲鳴を上げると。
"荒神須佐之男":そのまま鋭角に叩き落され、何度も地面をバウンドして、動かなくなった。
双柳恋:「……」
双柳恋:その姿を一瞥して。
双柳恋:「……いっっっっ……」
双柳恋:「いっっったい……まっマジで痛い……痛~~~…………」殴った手を押さえてうずくまる。
月山さん:「あああ~~~っ! 双柳さん!」
月山さん:「頭はやばいよ! ただでさえ固いのにあの石頭っぷりだよ!」
リディア=スミルノフ:「神様は骨の硬さも桁違いだもんね。火凛、手当てしてあげて」
月山さん:近寄ってふーふーしたりさすってあげたりしている。
双柳恋:「い……痛いッス……洒落ならんて……お……折れたかも……」
双柳恋:半べそをかいている。
ジャックローズ:「さっきまでの威勢はどこに…」
増淵火凛:「全く……」
増淵火凛:「締まらないんだから」
増淵火凛:ふ、と火を揺らめかせ、傷を癒やしながら。「でも」
増淵火凛:「カッコよかった」
双柳恋:「そ……そうッスか~~?へへ……いやァそんな……えへへ……」
リディア=スミルノフ:「スサノオ様。付き合ってくれて、ありがとう」 その横でふかぶかとお辞儀している。
リディア=スミルノフ:「目が覚めたらゆっくりお話しようね」
月山さん:「大丈夫? 大丈夫? …………あっ」
月山さん:自分のお腹に手を当てて、何かに気づいたように。
ジャックローズ:「どうかしました?」月山さんに。
リディア=スミルノフ:「月山様、大丈夫?」
月山さん:「た…………」ぺたんと座り込み。「助かったぁ。大丈夫だよお……」
増淵火凛:「……ああ」
双柳恋:「本当ですか!?」
増淵火凛:「うん。確かに、あなただけの気質だ」
双柳恋:「よ、良かったぁ……どうしようかと思ったスよマジで……」
ジャックローズ:「??」
増淵火凛:「綺麗な体ってこと」
ジャックローズ:「はあ…」結局分かっていない顔で火凛さんに頷く。「ハッピーエンドなら、文句は言いませんとも」
月山さん:「貴女が言うのなら安心だね」
リディア=スミルノフ:「じゃあ、帰る? ここは打ち上げをするには暑すぎるし」
増淵火凛:「ううん、まだ、お終いじゃないでしょう」
リディア=スミルノフ:「人間はやっぱり、地上がいちばんだよ」
増淵火凛:「うん。無事に帰ることだって言ったでしょう」
双柳恋:「もうクタクタっすよ~……」
成瀬詩譚:「まあ、神様が倒されたんだ。ここもそろそろ通らなくなるよね。視界とか」
双柳恋:「えっ!?ヤバ!」
リディア=スミルノフ:「閉じ込められちゃうね」
双柳恋:「生き埋めじゃないスか!ヒェーッ!」
月代命:「ジャック・ローズさん! 月涙はありますか? 月涙!」
ジャックローズ:「ええ。こちらに」手元から取り出す。
増淵火凛:「そうじゃんこれ……」
増淵火凛:「どう帰るの?」
月山さん:「あ、そうだ。じゃあ、みんな近くに寄って」
月山さん:「えーーい」
ジャックローズ:「ノリが軽いなあ」
リディア=スミルノフ:「掛け声がゆるい」
リディア=スミルノフ:うんうん頷いている。
増淵火凛:「えーい?」
増淵火凛:よくわからないまま鸚鵡返しする。
GM:『月涙』が、『火』と外核流体の境界面に触れる。
GM:その瞬間、苛烈な圧力と熱エネルギーが逆先端に収束し────


◆Backtrack◆

リディア=スミルノフ:はわ~バックトラックだ
GM:まずはEロイスの数!
GM:今まとめますがとりあえず12個……12個!? 足りるかな……
GM:とにかく振る人はどうぞ!
リディア=スミルノフ:イイデショウ
リディア=スミルノフ:振るワン!
ジャックローズ:12個!振ります
リディア=スミルノフ:167-12d10
DoubleCross : (167-12D10) → 167-82[3,3,7,7,8,5,8,5,8,10,10,8] → 85

ジャックローズ:168-12d10
DoubleCross : (168-12D10) → 168-64[3,5,10,7,2,5,8,3,10,5,2,4] → 104

リディア=スミルノフ:帰!
増淵火凛:振ります~
双柳恋:193-12D10
DoubleCross : (193-12D10) → 193-43[5,1,4,1,1,1,3,4,6,4,9,4] → 150

ジャックローズ:ヒィィィィ
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を12d10(→ 52)減少 (170 → 118)
双柳恋:大丈夫かこれ……?
GM:ギャアーーーッ
増淵火凛:低くない……!?
リディア=スミルノフ:!?
ジャックローズ:104-3d10 一倍振り
DoubleCross : (104-3D10) → 104-19[7,4,8] → 85

双柳恋:とにかく振るしかない
増淵火凛:1倍ぶりしてみよう こっちは
リディア=スミルノフ:大丈夫大丈夫 生還者だし
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を5d10(→ 41)減少 (118 → 77)
双柳恋:150-8D10
DoubleCross : (150-8D10) → 150-34[8,3,2,9,2,1,2,7] → 116

増淵火凛:うお……
双柳恋:ハァ……ハァ……
増淵火凛:キワキワだ
リディア=スミルノフ:げええええ
ジャックローズ:ワワワ
GM:頼むから生き残ってくれ……
双柳恋:追加振りします……
増淵火凛:たのむ……
双柳恋:116-4D10
DoubleCross : (116-4D10) → 116-16[6,4,2,4] → 100

リディア=スミルノフ:げえええええ
ジャックローズ:ア~~~!?
増淵火凛:うわっ
双柳恋:……
双柳恋:……?
GM:あの……
GM:これからめちゃくちゃダブルクロスのGMとして恥ずべき行いしていい?
リディア=スミルノフ:今たぶんGMも凄くテンパってる
ジャックローズ:Eロイスの数…12個で…間違いないですかッ
増淵火凛:なんだね
ジャックローズ:どうぞ
リディア=スミルノフ:そう……Eロイス1個数えそこねてない?
月山さん:じゃあ《スティルネス》侵蝕-4
リディア=スミルノフ:www
増淵火凛:めちゃくちゃ身も蓋もなくてよいと思う
ジャックローズ:なるほどね
リディア=スミルノフ:月山様ならできるできる
月山さん:すごくいいロールをしてくれたのでこれはオマケです。なんかそういうアレではなく。オマケです。
ジャックローズ:いいよいいよ!
双柳恋:わ わ~~……い……?
増淵火凛:おまけならね
リディア=スミルノフ:オマケだもんな~
ジャックローズ:オマケならな~
双柳恋:そ そうか…………そう……そうか……
リディア=スミルノフ:85-5d10 1倍ふり。
DoubleCross : (85-5D10) → 85-33[6,9,5,7,6] → 52

リディア=スミルノフ:戻りすぎちゃった。だが完!
Eロイスは以下
ハデス:【さらなる絶望】【さらなる絶望】【拒絶の結界】【拒絶の結界】
荒神須佐之男:【神性圏界】【予告された終焉】【覚醒する世界】【究極存在】【囚人の鳥籠】【唯我独尊】【尽きせぬ力】【ファイトクラブ】
リディア=スミルノフ:はは~ん、ファイトクラブがあったんだ
リディア=スミルノフ:あの神性モードは半分くらい別人格だったのかな
増淵火凛:なるなる
ジャックローズ:なるほどなあ
GM:いえ
GM:リディアちゃんが言ってた通り、和御魂としての存在があるので。
増淵火凛:あ、裏表でEロイス持ってたってことね
双柳恋:はは~
リディア=スミルノフ:なるほど!
増淵火凛:7枠超えてるし
ジャックローズ:ほほう
リディア=スミルノフ:ガチ神様だったなあ
GM:やがてきれいな須佐之男としてリディアちゃんの前に喚ばれたりするのかもしれませんね
GM:7枠超えてるのは神性圏界のルール拡張で取ってる扱い。
増淵火凛:ほえ~
GM:では……お疲れさまでした!
増淵火凛:お疲れさまでした~!
ジャックローズ:おつかれさまでした~
リディア=スミルノフ:うおっす!個別EDでチャンスがあったらスサノオ太郎とお話したいです!
リディア=スミルノフ:おつかれさまでした~
双柳恋:お疲れさまでした~!!
GM:いいよ~
GM:経験点を配布します。
Eロイス・エネミーのDロイス
 /12点
シナリオの目的を達成した
 /10点
セッションに最後まで参加した/よいロールプレイをした/他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
セッションの進行を助けた/場所の手配やスケジュール調整に協力した
 /5点

GM:計27点に侵蝕点を足してください。
増淵火凛:32点です~
双柳恋:ぜ 0
ジャックローズ:同じく32点です
双柳恋:27点です
リディア=スミルノフ:52、ギリギリ4点なんだ
GM:C((27+32+32+31)/3+1)
DoubleCross : c((27+32+32+31)/3+1) → 41

GM:deha
リディア=スミルノフ:4点の範囲がめっちゃ広いんだよな~ 31点です
GM:GMは41貰いました。ありがとうございました。
増淵火凛:おたべ!
リディア=スミルノフ:(´~`)モグモグ
双柳恋:むしゃむしゃ


◆Ending01◆

GM:地上──
GM:気づけば、君たちは科学博物館の裏口に立っていた。
GM:夕方の自然光が長い影を演出し、ぬるい外気が肌を撫でる。
双柳恋:「あれっ!?」
GM:正真正銘、人類の生存圏である。
双柳恋:「か……帰ってこれた~~……良かった~生きた心地がしなかったッスよ……」ほふー、と息を吐く。
増淵火凛:「おお?」
成瀬詩譚:「おーっと。っと」ふら、と背後の植え込みにもたれかかる。
増淵火凛:ぷす、と青い火が霧散した。
増淵火凛:「帰りこんな早いの?何やったの?」
成瀬詩譚:「やあ。ちょっとハードなアドベンチャーだったね」
増淵火凛:「全然術理が……」
月山さん:「何って、『月涙』はお外で言うゲートの発生装置だから」
月山さん:「この人もこれ使って来てたんだよ」
双柳恋:「つ、月山さんがかしこい……」
増淵火凛:「……私達の行き方が理外だったわけだ」
"ハデス":多分、と指差した先。力なく転がっている。
月山さん:「何さも~~」ぐわんぐわんと双柳さんを揺さぶる。
リディア=スミルノフ:「神域に行くやりかたに正解はないけど、たしかに正攻法ではなかったね」
リディア=スミルノフ:「ハデスはどうしよう?」
双柳恋:「あまままま…… あ~……そうスね~……」
双柳恋:「あたしのほうで何とかしときますよ。UGNにコネあるんで……回収してもらいます」
成瀬詩譚:「回収って……ああ」
増淵火凛:「えっ」後退りする。
成瀬詩譚:「そうか、冷凍保存で処理するんだっけ」
増淵火凛:「コネあるって……」
リディア=スミルノフ:「殺す以外の方法をとってくれるなら、わたしはいいよ」
増淵火凛:「回し者ってこと?」
双柳恋:「ひ、人をダブルクロスみたいに……」
ジャックローズ:そうして皆が再びハデスを見たとしても、そこにはもう彼の姿はいない。
双柳恋:「違いますよ!ちょっと偉い人と知り合いっていうか…… ……あっ!?」
ジャックローズ:ついでに怪盗の姿も。代わりに、薔薇が一輪だけ落ちている。
増淵火凛:「より信用ならないじゃんそれ……!うん?」
成瀬詩譚:「まあ、とにかく彼が目を覚ます前に……っと、あれ?」
リディア=スミルノフ:「あ、逃げてる」
双柳恋:「い、いつの間に……!?」
増淵火凛:「えっ嘘!マズいじゃん……てか起きてたの!?」
成瀬詩譚:「攫っていったんだろう」
成瀬詩譚:そう言って、残された薔薇を拾い上げる。
リディア=スミルノフ:「聞いたことがあるよ。ジャック・ローズも、UGNとは色々とコネがあるって」
リディア=スミルノフ:「悪いようにはしないんじゃないかな。たぶん」
増淵火凛:「あっ逃げたって……!」
増淵火凛:「ローズが……」
成瀬詩譚:「どういう情報ネットワークを持っていたら、そんなところの接点を知れるんだか。まあ、そう願いたいね」
双柳恋:「まあ、ジャックさんなら……そうッスね」
月山さん:「えーー! いや、っていうか。みんな平然としてるけど」
月山さん:「飲み会するって言って……言って……あ、ローズさんだけ言ってなかったかも……」
リディア=スミルノフ:「飲み会はあまり好きじゃないのかもしれないね。もっとお話したかったから、ちょっと残念」
リディア=スミルノフ:「また会えるといいなあ」
増淵火凛:「うん。会えるといいわね。いずれ、また」
双柳恋:「あはは……きっとまたすぐに、ニュースで見られるんじゃないスかね」
双柳恋:「怪盗ですもんね。あの人」
GM:そうして、一足早く。
GM:ジャック・ローズはその場を後にした。事件のない所に、怪盗は居ないのだ。


◆Ending02◆怪盗ジャック・ローズ

GM:宵耶山・弓笙寺
GM:──かつての神仏習合の時代。
GM:月読命は阿弥陀如来の本地とされた。さすれば、この寺がそれゆかりの遺産を封じていたとして、然程の不自然はない。
"寂叡":阿弥陀堂の中心、如来像を前にして、念仏を唱える男がひとり。
ジャックローズ:《異形の歩み》。男の背後に、一本の蔦がつるつると垂れてくる。
"寂叡":『月涙』のその後を任せた怪盗と、おそらくはその仲間たちへの加護の祈念を終え、息をつく。
ジャックローズ:蔦はどんどんと垂れ落ち、そのままとぐろを巻きながら、やがてシルクハットを被った人の形を作り出す。
ジャックローズ:にぱっと笑って。
ジャックローズ:「どうしてため息をついていらっしゃるんですか?」後ろから耳元に囁いてみる。
"寂叡":「……自らの不甲斐なさに。あるいは」
"寂叡":「貴方に頼んだことの重さに、ですな。しかしどうやら、成し遂げられたようだ」
"寂叡":振り返り。座り直す。
"寂叡":「変わらず、神出鬼没ですな」
ジャックローズ:「ふふふ。この僕の甘い囁きに動じてくれないなんて、つれない人」
"寂叡":「驚いてはおります」
ジャックローズ:「ふうん?」笑いながら、手袋を嵌めた両手をわざとらしく合わせる。
"寂叡":「ただ、そういった情動から心を遠ざけることが、仏の教えでもありますから」
ジャックローズ:「そう言われると、揺らがせてしまいたくなるな…」
ジャックローズ:両手を開く。盗んだ『月涙』が、手品のように現れる。
ジャックローズ:「お察しの通り。貴方の依頼を完遂しましたので、今宵はそのご報告に参りました」
"寂叡":「……」暫くそれを長め。
"寂叡":感極まったように天を仰いだ。
"寂叡":「ありがとうございました」
"寂叡":「初めだけだ。地上に悪しき気配が満ちてゆくのを感じ取れたのは」
ジャックローズ:「ふふ」
"寂叡":「それから、ぱったりと何も知れなくなった。全て日々はつつがなく進んでいるようにしか思えないのが恐ろしかった」
ジャックローズ:「そういう…何でしたっけ。認識阻害?が起きていたようですからね」
"寂叡":「……ふむ」
"寂叡":君に視線を戻し。思案げに。
ジャックローズ:「それをしでかした悪役は、ヒーロー達が見事に退治してくれました…」
"寂叡":「底の知れぬ御仁だ。貴方なら──というのは、子供じみた期待の押し付けではなかったかと、後悔もしたものですが」
ジャックローズ:「…」言葉を切り、目の前の彼を見る。
"寂叡":「兎にも角にも、生きて戻られたこと、それを労わせていただきたい」
"寂叡":そう言って、君を客間に通し、食事を振る舞った。
ジャックローズ:「えっ…」
ジャックローズ:「いや……これ見せたらすぐ帰るつもりで…」
ジャックローズ:「あの………」
ジャックローズ:「聞いて……」
ジャックローズ:有無を言わせぬ調子で通され、座らされ、食事が出てくる。出てきた。
"寂叡":「何を。ただで返すわけにはいきますまい」とは和尚の弁であるが。
"寂叡":兎にも角にも、そうした難有迷惑な歓待を以て、君の依頼は終わった。
"寂叡":「将来、何か手伝えることがあれば、お力添えさせていただこう」
"寂叡":とは言っていたが、山奥の僧にできることが、果たしてあるのかどうか……
"寂叡":そうしている間、彼が君の仕事の手際や『月涙』の処遇について訊くことは、ついぞなかった。


◆Ending03◆増淵火凛

GM:駅の裏手からほど近い輸入雑貨屋。
GM:スーパーではあまり見ない食材や茶葉などが置かれており、店内もそれに合わせて木材を柔らかい照明で彩ったエキゾチックな景観となっている。
増淵火凛:「ぜ、全然見つからない……」
増淵火凛:無帽の少女が一人うんうんと唸る。
増淵火凛:「イモリって売ってないの……?」
ジャックローズ:そんな彼女の様子を見かねたのか、傍にいた少年が、柔らかい声音で話しかけてくる。
ジャックローズ:「何かお探しで?」
増淵火凛:「えっあっ」
増淵火凛:「えっと、イモリって無いの……?」
ジャックローズ:「アハハ! お綺麗なお嬢さん。このお店じゃ取り扱ってないかと」
ジャックローズ:「ペットショップの方がまだ可能性があるかもしれません」
増淵火凛:「ペットショップ……」
ジャックローズ:「僕でよければ、近くの店までエスコートいたしますよ」
ジャックローズ:ウインクする。「おひとり? 珍しいですね」
増淵火凛:「えっいいの……?」
増淵火凛:「あっでも……」
増淵火凛:「ごめんなさい」ぺこりと礼をして。「知らない人について行っちゃいけないって言い含められてるの」
増淵火凛:「ごめんなさいね。悪い人には見えないけど……」
ジャックローズ:「アハ! 過保護なナイト様に守られてるんですね。火凛さん」
増淵火凛:「ええ、まあ……え」
増淵火凛:「名前」
増淵火凛:「え?」
ジャックローズ:「僕ですよ」くるりと手を回す。薔薇が一輪現れる。
増淵火凛:「え……あっ!」
ジャックローズ:「神出鬼没の怪盗が、貴女を攫いにやってきました」
増淵火凛:「ロー……!」声に出そうとしてやめる。
増淵火凛:「えってか、いつの間にか居なくなって……!」
ジャックローズ:「しっ」持っていた薔薇を火凛さんの唇に当てる。
増淵火凛:「みんなびっくりしたのに……攫、みゅっ」
ジャックローズ:「外で話しません? 良い天気です」
増淵火凛:コクリと頷いて。
ジャックローズ:ニコッと笑って、そのまま彼女を外に連れ出す。
増淵火凛:外、周囲に人影がないのを見渡してから。「えっなんでここに?」
増淵火凛:「てか本当にローズなの?」
ジャックローズ:「本当です」声だけ怪盗時のものに戻す。
増淵火凛:「あっすご、え~……」
増淵火凛:「魔術じゃないのこれ……?」
ジャックローズ:「貴女に聞きたいことがあって、会いに来ました」ずいっと顔を覗き込む。
増淵火凛:「ん」見返す。「何?」
ジャックローズ:「……駆け引きするつもりもないので。単刀直入に聞きますけど」
ジャックローズ:「貴女、あの青い球体の中に居る人物の『たましいの様子が分かる』と仰っていたでしょう」
増淵火凛:「ええ?」
ジャックローズ:「こんな商売してるので、下手なことが貴女に知られてしまっては、正直困るんです」
ジャックローズ:「貴女は、僕の何を知ってしまった?」
増淵火凛:「質料(ヒュレー)的だと。水銀質よね」
ジャックローズ:「……」
増淵火凛:「受動的で、水、風の形質に近いと言うか」
増淵火凛:「あっ」顔を見る。「待って」
増淵火凛:「ちゃんと分かるように言うからチャンスちょうだい」
ジャックローズ:「はい。よろしくお願いします」
増淵火凛:「真名とか、そういうのが分かるわけじゃないわ。それは、魂の形ではない」
増淵火凛:「外との定義で……何ていうの?私が分かるのは、内側、それも身体的というか」
ジャックローズ:「…身体的……」
増淵火凛:「どういうつくりをしているか。そうね。んー……」
増淵火凛:「ヒーローを求める側にも立ちうるかも、とか」
増淵火凛:「そんなところかな」
ジャックローズ:「……………」
ジャックローズ:「……………」言葉の意味を考える。察する。
ジャックローズ:「立ちません」否定する。
増淵火凛:「そうなの?」
増淵火凛:「別に、悪いものじゃないのに」
ジャックローズ:「いえ…、こんな怪盗が、そんなポジションになろうとするワケないでしょう」
増淵火凛:「そこが分からないのよ」
増淵火凛:「なんで怪盗なの?」
ジャックローズ:「なんでというと?」キョトンとする。
増淵火凛:「怪盗って、泥棒なんでしょう?それも、存在を誇示しての」
増淵火凛:「複数分野の高い技量が求められるものでしょう、きっと」
増淵火凛:「どうして、そんな技がありながら」
増淵火凛:「その……悪いことに使うのかなって」
ジャックローズ:「フフ」少女を見て笑う。「故郷の幼馴染を犯罪組織に誘拐されていて、脅されてやっているんです」
増淵火凛:「えっ」
ジャックローズ:「なんちゃって」
増淵火凛:「……私に手伝えることは……えっ!?」
増淵火凛:「じゃあ何なのよ!」
ジャックローズ:「気になるでしょ?」
増淵火凛:こくこくとうなずく。「とっても」
ジャックローズ:「フフ。実は亡国の王子で、家族の仇を討つためにはこの道を歩むしかないのかもしれないし」
増淵火凛:「えっ」
ジャックローズ:「理由なんてなくて、ただの愉快犯かもしれない」ウインク。
増淵火凛:「ええ~っ……?」
ジャックローズ:「そんな風に、僕を見て、いろいろ考えてみて」
ジャックローズ:「そんなささやかな夢を、人々に与えるエンターテイナーなんです、僕は」
増淵火凛:「……そう見られたい、ってことか」
ジャックローズ:「目立ちたがり屋なのは否定しませんよ」
増淵火凛:「それがあなたに与えられている形相(エイドス)なのね。そうあろうとする意志」
ジャックローズ:「???」
増淵火凛:「……火よりたくさんのことを教えてもらったってこと」
ジャックローズ:「ちなみにそれら、僕達だけの秘密にしてもらえます?」
増淵火凛:「うん。あなたの望まないことはしないよ」
増淵火凛:「あなたは宴に来なかったけど。これがその代わりってことで」
増淵火凛:「秘密の、集会」
ジャックローズ:「ありがとう、お姫様」微笑む。


成瀬詩譚:「珍しいものを買ってきたね。何に使うんだい?」
増淵火凛:「うん?秘密」片手にバラの花束を。もう片手に買い物かごを。
成瀬詩譚:帰ってきた君を出迎える声と、規則的な包丁の音。
成瀬詩譚:ぼちゃぼちゃと食材を鍋に放り込んで、君の荷物を受け取る。
成瀬詩譚:「いやあ。当面の命の危険がなくなると」
増淵火凛:すんすんと鼻を鳴らして。「ん~」
成瀬詩譚:「日々が楽しくていいねえ」にこにこと笑っている。喉元すぎればというやつだ。
増淵火凛:ぽん、と荷物を置いて。「どうせまたすぐ見つかると思うけどね」
増淵火凛:「今日は何?」覗き込む。
成瀬詩譚:『荒神須佐之男』の事件の後は、気を張っていた疲れが来たのか、一日寝込んでいた。こう見えてキモが小さい。
成瀬詩譚:「ビーフシチュー」
増淵火凛:「あら。豪勢ね」
成瀬詩譚:「次の命の危機までに生気を蓄えて置かないと」
成瀬詩譚:「……ちょっと機嫌がいい?」
増淵火凛:「あら。そう見える?」ふふん、として。
増淵火凛:「なんでかは秘密」
成瀬詩譚:「また秘密かぁ」
成瀬詩譚:「まあ、いい女は秘密があるものだからね。それが薄暗いものでないのなら尚望ましい」
成瀬詩譚:「私達が遥か地底で見たものも」
成瀬詩譚:『月山さん』のことを思い出す。彼女のルーツが外に知れたら、いずれ面倒なことになるだろう。
成瀬詩譚:「当分、秘密にしておいてほうが良さそうだ」
増淵火凛:「まあ、慣れっこでしょ」ニンニクをすり潰して。サフランとリキュールと混ぜて鍋へ。
増淵火凛:「魔術の秘奥は秘されねばならないって、さんざっぱら言われてるんだもの」
増淵火凛:「それが煩わしくて抜けたところもあるけど……」
成瀬詩譚:「言えてる。突出した成功例をオープンソースにしない連中に未来はないよ」
増淵火凛:魔草、薬草のたぐいはしばしば勝手に投入する。
増淵火凛:「ねえ?せっかくの先人の知恵なんだもの」
成瀬詩譚:「どういう感じになるの、今回のは」鍋を眺めながら。
増淵火凛:「魔力の回復。それを可能にする身体機序の高揚」
増淵火凛:「こないだは使いすぎたからね。本当に危なかった」
成瀬詩譚:「頑張ってたものね」
増淵火凛:「理論としては完璧なものを構築できてた自信があるけどね」
増淵火凛:「それを本当に、人を助けるために活かすには」
増淵火凛:「研鑽の余地があると思う。本当に、危なかった」
増淵火凛:「……魔道に堕ちたように見えたの。一瞬」
成瀬詩譚:「…………」
増淵火凛:「それくらいには、危険なものだったと思う」
成瀬詩譚:『見えていた』ということは、『違う』ところまで確認したのだろうが。
成瀬詩譚:「偽装された……というパターンはない、よね」
増淵火凛:「偽装して、その後」
成瀬詩譚:「いや、君の術を疑っているわけじゃない。万一があるなら、次にあの場に居たメンバーに会う時には」
増淵火凛:「みんなとああして、仲良く宴をともにしていたものも、全部繕っていたってなら」
増淵火凛:「私たちに見抜くすべなんて無いんだから。そんな心配しなくても平気よ」
増淵火凛:「シタンは悲観的すぎる」
成瀬詩譚:「そういう病気なんだ」
増淵火凛:「私が治してあげる」
成瀬詩譚:「……だって」
成瀬詩譚:「絶対に逃げようとするし、絶対に逃げられなくなるから」
増淵火凛:「英雄病の方は、治してあげる気はないけれどね」と加えて。
成瀬詩譚:「その時、闘う準備くらいはしておかなきゃ……って。思って、しまうんだけれど…………」
成瀬詩譚:「……そうだね」
増淵火凛:「うん。備えることは、偉いよ。それを否定したいんじゃなくて」
増淵火凛:「もしそうなら、準備は必要かもしれない。そこまではいい。だけどね」
増淵火凛:「こう、加えてほしいの」
成瀬詩譚:「何だい?」
増淵火凛:「だけど、きっとそうじゃないといいなって」
増淵火凛:「ハッピーエンドへの夢想も、ヒーローの魅力よ?」
成瀬詩譚:「うふふ、確かに」
成瀬詩譚:「ほんもののヒーローなら、そう」
増淵火凛:「ほんものにしてあげる」
増淵火凛:「偽物から真実を取り出すことにおいて」
増淵火凛:「私ほどの魔術師があるかしら?」
成瀬詩譚:「居ないよ。居るはずがない」
成瀬詩譚:「ジャック、リディア、恋……いずれも愛すべき、未曾有の危機を乗り越えた仲間たちさ」
成瀬詩譚:「信じられる。私は」
増淵火凛:「……うん。信じましょう」
成瀬詩譚:「あべこべだったね」
増淵火凛:「でも、嫌いじゃなかった」
成瀬詩譚:「もちろん、あのメンバーだからこその勝利だ」
成瀬詩譚:「……危機は去ったなんて言ってた私が妙なところで気を張ってて」
成瀬詩譚:「どうにも、今回は一貫して君のほうが格好よかったみたい」
増淵火凛:「うん。たまにはそれも、気分がいいものだけど」
増淵火凛:「たまにでいいかなって思ったな」
成瀬詩譚:「もう少し甘えようかな」
増淵火凛:「わたしはやっぱり」頭を預ける。「こっちのが好きかも」
成瀬詩譚:「って、言おうと思ったけど。私もやっぱりこの方がしっくり来るよ」
成瀬詩譚:内心の弱音を適当に蹴り出して、肩に手を回す。
成瀬詩譚:「じゃあ、ここからはまたいつものように」
成瀬詩譚:「あなたを守る任を仰せつかりましょう。お嬢さん」
増淵火凛:「ええ。私を守る権利をあげるわ。麗しき騎士様」


◆Ending04◆リディア・スミルノフ

GM:──事件が終わって。
GM:間もなく湯ノ浦の魔人たちは目を覚ました。あるいは、今回の現象は、今後魔人化を治療する際の一つの参考資料に成るかも知れないが。
GM:それに伴って、"インドラ"ら神霊たちの気配も、地上より完全に消滅し。
GM:君はここを去る前に、街を一望できる小高い丘を訪れていた。
リディア=スミルノフ:普段異界の存在を召喚するとき、リディアはしばしばルーンストーンを活用する。
リディア=スミルノフ:触媒としてルーンを砕く、あるいはそのまま配置することで局地的な異界を作り出し、彼らとコンタクトしやすくしている。
リディア=スミルノフ:人と魔は本来交わらない。これから喚ぼうとする存在の強大さを考えれば、極力人里から離れた場所が好ましかったが……
リディア=スミルノフ:あえて。街を一望できるこの場所を、幼い召喚士は選んだ。
リディア=スミルノフ:パン、パンと手を叩く。
リディア=スミルノフ:「こうでいいんだっけ。日本のやりかたは、よくわからないな……」
リディア=スミルノフ:「スサノオ様。スサノオ様。声が聞こえましたら、どうぞおこしください」
リディア=スミルノフ:「ささやかながら供物をご用意しました。どうかあなたのひとときを、わたしとの語らいに」
GM:君が祝詞を唱えると、一陣の風が吹いた。
リディア=スミルノフ:そして、待つ。そのへんで買ってきた安い座布団が地面に敷いてある……自分のぶんと、相手の分だ。
"須佐之男":そうして、気づけば野卑な大男が、その座布団に立て膝で座っている。
"須佐之男":「おお、あの時の。少しぶりだな」
リディア=スミルノフ:「(とりあえずウォッカが入ってたから買ってきたけど、どんな味なのかなあ)」買ってきたたくさんのお酒の中にあるストロングゼロに目をやり、
"須佐之男":身にまとう気配は穏やかだが、かとして少しも悪びれる風ではない。
リディア=スミルノフ:「あ、スサノオ様。おひさしぶり」
リディア=スミルノフ:野望を打ち砕いたにもかかわらず、こちらも特に悪びれた様子もない。
リディア=スミルノフ:「飲み会? とか、いかがですか?」
リディア=スミルノフ:「このあいだはろくに話もせずに終わっちゃったから」
リディア=スミルノフ:あまりに俗っぽい供物が並んでます。さきいか、ストロングゼロ、ビール、日本酒、ワイン、干し梅、酢こんぶ。
"須佐之男":「できるやつだな! リディアといったか」
"須佐之男":「術士としての腕前のはなしではないぞ」
"須佐之男":「俺を饗す作法が分かっているということだ。よかろう、何から話す」
リディア=スミルノフ:「うん。神様をうやまう心のお話だよね。……んー」
リディア=スミルノフ:「じゃあまず、ハデスのこと。彼はUGNという組織に引き渡されたよ」
"須佐之男":裂きいかを頬張りストゼロを流し込む神という、なかなかお目にかかれない光景
リディア=スミルノフ:「スサノオ様は、ハデスに共感したから力を貸していたの? それとも」
リディア=スミルノフ:「人間がおもしろいことをしているなあ、くらいのノリ?」
"須佐之男":「どちらもだなァ」
リディア=スミルノフ:「ちょっと意外だったの。利害の一致だけで、こうも神様と人が共犯関係になれるんだなあって」
"須佐之男":「究極的には、俺は俺の目的のために動いていた。奴はそれを早めた」
リディア=スミルノフ:「ふんふん」 こちらも瓶のスミノフウォッカをくいくい飲んでいる。
リディア=スミルノフ:「じゃあハデスがこなくても、いずれスサノオ様は」
リディア=スミルノフ:「ヒトの寿命……というか、生死の定めというか。そういうのをなくすために動き出していたってことかな」
リディア=スミルノフ:「ヒトに滅びがあるのは、そんなに気に入らない?」
"須佐之男":「ほお」
"須佐之男":少し驚いた様子で。
"須佐之男":「いかにしてあの若造が、大深度にて根の国を統べる俺の所在を知ったか。ヒラニヤ十八使徒。あの連中に興味があって俺を呼んだのだと思っていた」
リディア=スミルノフ:「あ、それもたしかに気になる。ヒラニヤについては今回、手の内がほとんど分からなかったし……」
リディア=スミルノフ:「でもそのあたりは、終わってしまったことだから。まっさきに知りたいのはやっぱり、今目の前にいるあなたのことかな」
"須佐之男":「そうか。だが思えば始めから対話がしたいと、そういう話だったな」
リディア=スミルノフ:「そう、そう」 お酒が思ったより美味しくなかったのでさきイカをかじっている。
"須佐之男":直感的に使い方を理解できるのだろう。大きな手で器用にニ本目のプルタブを開ける。既に顔は赤い。
リディア=スミルノフ:「ハデスはわかるの。医者として多くの人間の死に向き合ったヒトが、世界に絶望して死を取り去ろうとするのは」
リディア=スミルノフ:「でもあなたは? 神からすれば、ヒトに寿命があってもなくても、大差ないんじゃ?」
"須佐之男":「いいか」
リディア=スミルノフ:「うん」 背筋を伸ばし、さきイカをかじる。
"須佐之男":「俺は古き日に、姉と勝負をしてな」
リディア=スミルノフ:「(姉……ツクヨミの方かな。アマテラスのほうかな) うん」
"須佐之男":「勝負の内容自体は、まあどうでもいい。俺が高天原に近づいたのが悪心あってのものではないと証明するための、禊のようなものだったからな」
"須佐之男":「そこで俺の噛み砕いた勾玉から生まれたのが、今も続く天皇家の祖先神ってやつよ」
リディア=スミルノフ:「今なお残る皇帝……そっか、そういう地上の知識はあるんだ。スサノオ様」
"須佐之男":「つまり俺からすれば、日の本のヒトどもは身内だ。日々バタバタ死んでくのも身内なら、身内が死んじまうようにしちまったのも身内」
リディア=スミルノフ:「その勝負とヒトの寿命に、なにか関係が?」
"須佐之男":「どうにもくだらんと思ってしまってなあ」
リディア=スミルノフ:「ははあ、なるほど」 得心するように頷く。
"須佐之男":「今はそんなつもりはない。分かるように言えば、それは荒ぶる神としての俺が打倒されたからであるし──」
リディア=スミルノフ:「ずっと責任を感じていたんだね、あなたは」
リディア=スミルノフ:「戦っていた時も、神格の強大さと比べて、恐ろしさはぜんぜん感じなかったけど……」
リディア=スミルノフ:「あなたが、人々を守護する神様としての一面も持ち合わせていたからなんだ」
"須佐之男":「『そう理解した』なら」
"須佐之男":「それはお前の考えた通りになる。瀬織津が月読命になったように、月読命が阿弥陀であったように、あるいは俺が牛頭天王であり薬師如来であったように」
"須佐之男":「だからお前でよかったと思うぜ」
リディア=スミルノフ:「うん。わたしも、ハデスに協力したのがあなたでよかったよ」
"須佐之男":ぐい、と瓶を煽る。
リディア=スミルノフ:「冥府には恐ろしい神様がいくらでもいる」
リディア=スミルノフ:「相対したのがもっと恐ろしい荒ぶる御霊だったら、わたしもジャックも火凛も恋もシタンも……みんなあの場で果てていたよ」
リディア=スミルノフ:「今日の飲み会は、その御礼でもあるの」
"須佐之男":「ええっ? 言うじゃないか。俺が手甘いみたいによ」
リディア=スミルノフ:人里が見える場所を選んだのも、大量の供物(コンビニ品)も、すべてはもてなしのためだ。
リディア=スミルノフ:「くすくす。厳しさと甘さが両立しているのが、あなたのいいところだよ」
"須佐之男":「まあ。『そんな事』のために俺を呼べるのも。今くらいかもしれんしな」
"須佐之男":幽明の境が近づいた。今であるから。
リディア=スミルノフ:「うん。わたし程度の召喚士であなたを呼ぶとか、よほどのイレギュラーがないかぎり無理だもの」
リディア=スミルノフ:「わたしからは、あともういっこくらい質問があるんだけど……スサノオ様からも、なにかあれば遠慮なく言ってね」
"須佐之男":「悪鬼どもを率いるのも悪くはないが、奴らはとみにやかましいからな」
リディア=スミルノフ:「もともと遠慮する性質ではないと思うけど」 チョコレートをかじっている。
"須佐之男":「そうだ、リディア。お前の言う通り」
"須佐之男":「やはり地上は、悪くない」
リディア=スミルノフ:「あ、ほんとう? よかった」
リディア=スミルノフ:「こんなまがい物の光で夜を照らすなんて好かん、なんて言うかと思った。あなたのお姉さんは本物の光だし」
"須佐之男":「くく、そういうのは他の神(やつ)なら言うかもな」
"須佐之男":眼下を一望しながら。
リディア=スミルノフ:「(やっぱり言うんだ)」
"須佐之男":「人類というのはな、千年や二千年では変わらん」
リディア=スミルノフ:「うん」
リディア=スミルノフ:「神様にとっては、またたきみたいな時間だもんね」 同じく街を見る。
"須佐之男":「豊かさで堕落するか? 否だ。学術の発展で賢くなるのか? それも見ようによっては怪しいものだ」
リディア=スミルノフ:「うん」
リディア=スミルノフ:「ハデスは、後者の犠牲になった典型例だった」
"須佐之男":「そうだな。奴を憐れむか?」
リディア=スミルノフ:「憐れむ……そうだね。一部分は」
リディア=スミルノフ:「力を尽くしても人々を救えなかったことを憐れむのは、彼への侮辱だと思うし。それは自然の摂理だと思うけれど」
リディア=スミルノフ:「わたしがあの人をかわいそうだと思うのは、人の心を捨ててしまったこと」 火凛なら魔道に堕ちた、と言うだろう。
リディア=スミルノフ:「世界は美しくて、人でないと見れない景色がいっぱいある」
"須佐之男":「俺に言わせれば、あれも死人だ」
リディア=スミルノフ:「人の心さえ捨てなければ……いつかきっと、そんな景色が見れたかもしれないのに。そう思うよ」
"須佐之男":「だから肩入れする気になったのかも知れんな」
リディア=スミルノフ:「ふつうの人より、少しだけあなたに近い存在だから?」
"須佐之男":「そうだとも」
リディア=スミルノフ:「彼とあなたの計画をくじいたわたし達のこと、憎くない?」
"須佐之男":いつの間にか手に持っていた杯に、異国の酒を注いで傾ける。
"須佐之男":じろ、と君をにらみつけて。
リディア=スミルノフ:ユビレイノエをかじっている。ロシアではポピュラーなクッキーだ。たまたま成城石井で買った。
"須佐之男":「ああ、憎いな。いつでも難癖をつけて殴り掛かりたいと思っているぞ」
"須佐之男":悪い笑みを浮かべた。
リディア=スミルノフ:「えっこわい」
"須佐之男":「こんど荒魂の面が表出した時には、真っ先に向かうかもしれんなあ! わっはっは!」
リディア=スミルノフ:「ふへへ。迎え撃つ準備をして……お姉さんたちを召喚する準備もしておかないとね」
リディア=スミルノフ:「スサノオ様。最後に、すごく私的な質問をさせて」
"須佐之男":「うん?」
リディア=スミルノフ:「……わたしは」
リディア=スミルノフ:「ヒトは自然のままがいいと思う。生まれて、育って、子を残して寿命で死ぬのが良いと思う」
リディア=スミルノフ:「でも同時に、苦しんでいるヒトがいたらできるだけ救ってあげたい。この世界には楽しいことが満ちているから、それを見てほしい」
リディア=スミルノフ:「世界を怨んだままで死んでほしくない」
リディア=スミルノフ:「あなた達の野望を阻止しながら……わたしは、本来死すべき人々のさだめを捻じ曲げた事もあるの」
リディア=スミルノフ:「間違っていると思う?」
"須佐之男":暫し、酒を喰らうのをやめて、君の言葉に耳を傾けていた。
リディア=スミルノフ:「わたしはおかしいと思う?」
リディア=スミルノフ:「どうかな。スサノオ様」
リディア=スミルノフ:もう何のつまみもお菓子もかじってはいない。二倍近い身長差のあるスサノオをじっと見つめている。
"須佐之男":「お前の中では、寿命とさだめとは、同じ意味の言葉であり、同時に別の言葉でもある」
"須佐之男":「俺ならばその矛盾をただ都合よく利用するが」
リディア=スミルノフ:「スサノオ様らしいね」 微かに笑う。
"須佐之男":「お前は『それ』を抱えていることに迷いを覚えているというわけだな」
リディア=スミルノフ:「うん。わたしのたましいが死後責め苦を受けるとか、そういったものなら別にいいけど」
リディア=スミルノフ:「このまま歩むことで、関わった人や救った人にまで災禍が及ぶのなら」
リディア=スミルノフ:「それは改めないといけない」
"須佐之男":「ふん。禍福は糾える縄の如し、救いが転じて大災禍となるのはな」
"須佐之男":「お前には絶対に制御できん」
リディア=スミルノフ:「わたしがちまちま悩んでも無駄、ということ?」
"須佐之男":「責任を取る必要があると思うなら、人を助けるなどやめてしまえ」
"須佐之男":「救いとはな」
リディア=スミルノフ:「うん」
"須佐之男":「身勝手なものがやることだ」
リディア=スミルノフ:「ふっ」
リディア=スミルノフ:「ふふふふ……そっか。そうだなあ」
"須佐之男":真理であるかはともかく、とにかく身勝手なこの男が、日本神話を代表する英雄であることからすれば。
リディア=スミルノフ:「他者を無視した自我の押しつけだもんね。究極には。ふふふふ」
"須佐之男":なんとなく、その言葉には説得力がある。
リディア=スミルノフ:「ありがとうスサノオ様。少し、きもちが楽になったよ」
リディア=スミルノフ:「スサノオ様、しゃがんで。ジャック流のお礼をするから」
"須佐之男":「もてなしの返礼になれば良かったがな」
"須佐之男":そう言いながら、なんだなんだと姿勢を低くする。
リディア=スミルノフ:頬にキスする。 「うん。わたしには過ぎるくらいのお礼だったよ」
リディア=スミルノフ:「ありがとう」
"須佐之男":「おお。ははは!」
"須佐之男":「なかなか、かわいいことをするではないか。年ごろになったら嫁にくるか?」
リディア=スミルノフ:「スサノオ様が地上に住んでくれるなら、それもいいかも。冥府は暑すぎるから……」
"須佐之男":冗談なのか本気なのか、赤ら顔でそんなことを言いながら。
"須佐之男":「考えておこう」
リディア=スミルノフ:「うん」 流派が違うと知りつつ、両手を祈りの形に組む。
"須佐之男":現れたときと同じく、唐突に姿を消した。
リディア=スミルノフ:「あなたのひとときをお貸しいただき、ありがとうございました。スサノオ様」
リディア=スミルノフ:「ひとのゆくすえを見届け、お守りください」
リディア=スミルノフ:まだぬくもりの残る空き缶や、中途半端に残ったつまみなどを回収していく。
リディア=スミルノフ:「うん……とってもいい戦いで、とってもいい対話だった」
リディア=スミルノフ:「結局、湯ノ浦のみんなを救う手立ては不明なまま……どころか」
リディア=スミルノフ:「その芽をわたし自ら潰してしまったのかもしれないけれど」
リディア=スミルノフ:「きっと今回は、これでよかった」
リディア=スミルノフ:てくてくと丘の端ぎりぎりまで歩いていく。眼下の街を一望する。
リディア=スミルノフ:「恋。ジャック。火凛、シタン。いっしょに戦ってくれてありがとう」
リディア=スミルノフ:「《το φως》」
リディア=スミルノフ:「あなた達のこれからに、祝福があらんことを」
リディア=スミルノフ:「わたしも頑張るよ」
リディア=スミルノフ:そして闇の中へ消えていく。


◆Ending05◆双柳恋

GM:宵耶山、山中
GM:家がぶっ壊れてしまった君は、月山さんがねぐらとして管理している、今はもう使用されていないログハウスで酒盛りをしていた。
月山さん:「今回は大変ご迷惑をおかけしまして……」
双柳恋:「いやいや……月山さんのせいじゃないッスよ。ないッスけど……」
月山さん:「いや、っていうか、私のせいでアパート壊れちゃったみたいなもんだよ~! 不用心すぎた!」
月山さん:既に結構回っているようだ。
双柳恋:「ごく……ごく……ごく……」
月山さん:「っぷぁ……降りた? 保険? みたいなの」
双柳恋:「~はぁ~っ……」いつにも増して破滅的な勢いで酒を呷る。
双柳恋:「いま調査待ちみたいです」
月山さん:木の実をローストしたやつとかうさぎ肉とかが皿に並んでいます。
双柳恋:「無職なのは元々ですけど……まさかホームレスになるとは…………」
双柳恋:「え~~~ん!!これからどうすりゃいいんスか~~!」
月山さん:「わ、わかんない……」
月山さん:「私と山ぐらしする……? なんちゃって、あははー…………」
双柳恋:「うう……しくしく……」リスのように木の実を齧る。
月山さん:君をあやしながら、気まずさで目が泳ぎまくっている。
双柳恋:「山ぐらしッスか……それもいいかもしれないスね……」
月山さん:「……よくないよ!」
月山さん:いきなり立ち上がる。やはり床に足をつけることができず浮遊したままなので正確な表現ではないが。
月山さん:「うう、双柳さん~~」
月山さん:「双柳さんは素敵な人だから、こんなとこにいちゃダメ!」
双柳恋:「にゃんで~~」机に突っ伏したまま。「鹿でも獲って暮らします~~」
月山さん:「誰も来ないし、暗いし寒いし虫は出るし……」
双柳恋:「あたしが来るじゃないスかあ……」
月山さん:「だから、私はいいけど……!」
月山さん:「…………」
月山さん:「…………?」
双柳恋:顔を横にしたまま器用に酒を飲む。
月山さん:途中で、なんだかあわあわと落ち着かない様子になる。
双柳恋:「何スかあ」
月山さん:「双柳産は私がいればいい……」
月山さん:「わけじゃ、ないでしょ……?」
月山さん:確認するように。
双柳恋:「……え~?」ごろんと体勢を変え、そちらに視線を向ける。
双柳恋:「何スか急に」
月山さん:「急なのはそっちだよぉ……」
月山さん:「……私も」
月山さん:「手伝えることは全部手伝うからさ。色々安定したら、また遊びに来て」
月山さん:なんでもないような君の様子に、ちょっとほっとしたみたいに。
双柳恋:「え~?月山さんって何か手伝えるんスか~?」ヘラヘラ笑う。
月山さん:「ひっどーい!!」
月山さん:浮いたままぐるんとさかさになって、君に抗議する。
月山さん:「ジビエとか作れるし! あと体力ちょっと回復させてあげられるし~」
双柳恋:「じょーだんですよぉ~」赤ら顔でニコニコして
月山さん:「…………ま、下界でできること、なんにもないけど」
月山さん:「頑張ってここまで下りてきたんだよ」
双柳恋:「……。……前から気になってたんスけど」
双柳恋:「月山さんっていつから月山さんなんスか?」酔っ払いらしく会話が飛ぶ。
月山さん:「……何千年もかけて……」
月山さん:「…………ん~……」
月山さん:「ここ90年くらいかなぁ。」
月山さん:「立派な現代妖怪よ」
月山さん:「こわかろ~」
月山さん:わざとらしいポーズで、急に顔を近づけてくる。
双柳恋:「え~、そうなんスか?じゃあ月山さんが月山さんなの、人生の1%未満じゃないスか」
月山さん:「そう言えばそうだなあ」
双柳恋:「その前はどうだったんスか?てか、下の名前とか無いんですか」
月山さん:ほやん、と離れて。また安酒のプルタブを起こす。
月山さん:「ないよ」小さく笑う。
双柳恋:「え~?」
双柳恋:「じゃああたしと結婚したら双柳さんになるんスか?」
月山さん:「妖怪と結婚するの?」
双柳恋:「出来ないんスかね?」
月山さん:ふにゃふにゃ笑いながら。「またそういう~~」
月山さん:なんだか、
月山さん:少しだけ悲しいような、嬉しいような顔をして。
月山さん:「じゃ、私の名前つけてよ」
月山さん:「今度からそれ名乗ろ」
月山さん:「酔った勢いで決めていいよ? 出血大サービス」
双柳恋:「え~?いいんスか?そんな大事なの、酔った勢いで」
月山さん:「酔った勢いじゃないとこんな事言えないよ~」
双柳恋:「責任重大だぁ」
双柳恋:ごくごくと酒を飲んで、息を吐く。
双柳恋:「……そうスね……」
月山さん:「酒くさぁ」けらけらと笑う。
双柳恋:「ん~~……」
双柳恋:「じゃあ、愛」
月山さん:「いいね……!」
月山さん:「双柳さんとペアになってるみたいで嬉しい~」
双柳恋:「でしょ?あたしが恋なんで~」ヘラヘラ楽しそうに笑う。
月山さん:「そう、ペアに…………」
月山さん:「結婚の話したあとで!????」
月山さん:「えっ、えっと。ちょ…………!」
双柳恋:「どうしたんスか」
月山さん:「あ、あのっ!」
月山さん:「ちょっと呼んでみて……くれませんか……?」
双柳恋:「……」
双柳恋:はたと目が合って。
双柳恋:「……え~~?」
双柳恋:「何スか。何か照れるんスけど~」
月山さん:「あっ、ご、ごめん。やっぱりなんでも……」
双柳恋:「愛」
月山さん:「はう」
月山さん:くらり。
月山さん:「れ、恋さん!」
双柳恋:「うん……」じっと目を見て。
双柳恋:「……うわ~!なんか恥ずかしいッスねやっぱ……!」
月山さん:「…………そ」
月山さん:「そうだね~~~~変な感じになっちゃった」
月山さん:「ふぅ」
月山さん:酒を煽って一息つく。
月山さん:「ずっと人恋しかったんだ」
月山さん:「でも、なんだか、私が山をうろついてるせいで、死人が出かけちゃって」
月山さん:「そうしたら、怖くなっちゃって」
月山さん:「だから、ありがと。友達になってくれて」
月山さん:とろんとした目で。そんなことを言った。
月山さん:「双柳さんが見つけてくれてよかった。あのときも、今回も。」
双柳恋:「……いやあ……」
双柳恋:「あたしも、ありがとうございます」
月山さん:「?」
双柳恋:「あたし、これでも結構……経験あるんで分かるんスけど」
双柳恋:「今回は本当にヤバくて」
月山さん:「……あちゃ~……」
月山さん:「バレてたかぁ」
月山さん:いたずらを見咎められた子供のように後頭部を掻く。
双柳恋:「多分、もう少しで帰ってこられなかったと思います」
双柳恋:「月山さんがいなければ」
双柳恋:「……助けてくれたんスよね?」
月山さん:「律儀かー?」
月山さん:「私がいなければ、あんなに双柳さんが傷つくことはなかったよ」
月山さん:「……ねえ」
双柳恋:「はい?」
月山さん:「私、軽率だし、おっちょこちょいだし、双柳さんの恩人ってわけでもない、別にお金持ちでもない」
月山さん:「だから、なんていうか……さっきの何ができるんですかってのも、実は結構気にしたし」
月山さん:「っていうか!」
月山さん:「直接的に言うけど私のことそんなに大事だった!? 全然気づかなかった!」
月山さん:「双柳さん、結構ダメな子だと思ってたし……!」
双柳恋:「ダメな子と思われてたんスか」
月山さん:「もとい、ダメな子だから私と付き合ってくれてるわけじゃ……すごくカッコよくて……」
月山さん:かなり酔いが回っているのか、言っていることが支離滅裂だ。
月山さん:「うう……」
月山さん:「うわーーーーーん」
月山さん:やがて君に抱きついて、わんわんと泣き出した。
双柳恋:「……え~っ!?」
双柳恋:「ほ、ほらほら……泣かないでくださいよ……」子供をあやすように頭を撫でる。
月山さん:「よかった……双柳さんが向こうに行かなくて…………」
月山さん:「生きてるし……触れるし…………」
双柳恋:「……あたしも良かったですよ。またこうやって、月山さんとお酒飲めて」
双柳恋:「まあ……確かに自分でも驚いたんスよね」
月山さん:「愛」
月山さん:「今日から月山愛です」
月山愛:「そういう感じでやっていくので……」
月山愛:「……驚いたって?」
双柳恋:「ん~……」
双柳恋:「自分でも、こんなに頑張れると思ってなかったっていうか……」
月山愛:顔を上げる。
双柳恋:「確かに月山さんは軽率だし、おっちょこちょいだし、あたしの恩人ってわけでもないし、別にお金持ちでもないし……」
双柳恋:「……こんなに大事だなんて思ってなかった」
月山愛:「がーん!」
月山愛:「いや、ここはショックを受ける場面じゃない」
月山愛:「こ、光栄です……?」
月山愛:おそるおそる。顔が赤いのは、酔いばかりではない。
月山愛:「私は双柳さんのこと、すごく大事だよ」
月山愛:「自分を大事にできなくなったら、いつでも私に会いに来てくれるといい」
月山愛:「そうじゃないときも、勿論歓迎だけど。ね」
双柳恋:「……あたしもです」笑う。「やっと気付きました」
双柳恋:新しく酒缶を開けて、上を向いて一気に煽って。
双柳恋:「……あ」そこで気付く。
月山愛:「どしたの?」
双柳恋:「いえ、ほら」窓の外を示して。
双柳恋:「月が綺麗ですよ」
月山愛:何があるはずもない酒缶を焦点の合わない目で覗き込んでいたが、指で示された先を機会的に追う。
月山愛:「……そうだね。折角だし、肴にしよっか」
月山愛:同じ方角を見上げられるように、君の隣へ。そのまま、肩を預ける。
双柳恋:「はい」すぐ傍らに酒を掲げて
双柳恋:「乾杯」
月山愛:「乾杯」
GM:酒で火照った体を、心地よい夜気が冷ましてゆく。
GM:満月は穏やかな輝きを湛えて、君たちを見守っていた。



ダブルクロス The 3rd Edition
千劔破(ちはやふる)』 了


GM:お疲れさまでした。
リディア=スミルノフ:おつかれさまでした!楽しかった!
増淵火凛:お疲れさまでした~!
ジャックローズ:おつかれさまでした~!
双柳恋:お疲れさまでした~~!