◆Middle02◆
GM:情報判定が可能です。シーンプレイヤーは侵蝕逆順でジャック様。
ジャックローズ:ウェイ!
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 3)増加 (54 → 57)
双柳恋:出!
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 5)増加 (63 → 68)
リディア=スミルノフ:出ます。
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (56 → 61)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 7)増加 (68 → 75)
GM:判定可能項目は以下。
▼『月山さん』について 〈知識:オカルト/レネゲイド〉〈情報:噂話〉8
▼『月涙』について 〈知識:オカルト/美術品〉〈情報:学問〉8
▼怪物たちについて 〈知識:オカルト〉〈情報:UGN/噂話〉9
▼"ヒラニヤ"について 〈知識:魔術〉〈情報:UGN/FH〉10
GM:適当に判定しな!
ジャックローズ:『月涙』やりたいでーす
リディア=スミルノフ:いきないきな
増淵火凛:あっグリーディ使っていいですか
双柳恋:順当に月山さんかな~
リディア=スミルノフ:FH以外がゴミカスなのでヒラニヤに行きます。
ジャックローズ:3dx+1>=8 『月涙』について、〈知識:美術品〉で素振り
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 7[5,6,7]+1 → 8 → 成功
ジャックローズ:イエイ!
GM:お見事
双柳恋:ミーミルの覚書をコネ:噂好きの友人に変化させて判定します ブーメランアスピス使用
リディア=スミルノフ:6dx+4>=10 ヒラニヤについて。コネを使って情報FH。
DoubleCross : (6DX10+4>=10) → 10[1,2,2,4,7,10]+3[3]+4 → 17 → 成功
双柳恋:5DX+7>=8
DoubleCross : (5DX10+7>=8) → 10[4,5,8,8,10]+2[2]+7 → 19 → 成功
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (68 → 69)
ジャックローズ:みんなすご~~!
GM:ごめん質問見逃してました! グリーディは手番使用無しで使って大丈夫です
増淵火凛:は~い
増淵火凛:使います~ 財産を+2d10。
増淵火凛:7+2d10
DoubleCross : (7+2D10) → 7+8[1,7] → 15
増淵火凛:15点になりました。
リディア=スミルノフ:7はともかく1のほうは自販機の下から100円拾ったくらいの収入っぽい
増淵火凛:怪物たちについて 振ります 〈知識:オカルト〉は〈知識:魔術〉で代用できますか?
GM:あ、書いてなかったな。いいですよ
増淵火凛:ではそれで振ります!
増淵火凛:5dx+4>=9
DoubleCross : (5DX10+4>=9) → 8[1,1,4,7,8]+4 → 12 → 成功
増淵火凛:OKOK
GM:では全員成功!
▼『月山さん』について 〈知識:オカルト/レネゲイド〉〈情報:噂話〉8
日本神話において、神世七代以前より葦原中国に存在したと言われる『雑霊』。その現存する最古の一を名乗る女。
おおらかで寂しがり屋、女性的な体つきの類い希な美女。
宵耶山に隠れ住み、雨の月夜に活発に動き回る。地に立つことができず、常に浮遊している。
縄文時代の原始宗教によって信仰されていたレジェンド種のレネゲイドビーイングだと考えられる。
インドラとリディアの感じ取った、『月代命に似た気配』の持ち主。
▼『月涙』について
地底などの超高温高圧状態を再現するために使用される圧温集約制御機構、ダイヤモンドアンビルセルに使用されるダイヤと酷似したカット状態のEXレネゲイド。
公式ホームページ(ある)には一切記されていないが、これを封印していた弓笙寺のルーツは1000年以上の過去に遡り、それだけの過去に成されたにしてはありえない加工技術が使われている。
黄泉への扉を開くとの口伝から、適切にエネルギーを与えることで超高圧力状態により特定の座標へのワームホールを生成するアイテムだと予想される。
▼怪物たちについて
蝿や蝗の形象を為す、それなりに尋常ならざる力を持つ怪異。
オーヴァードならざる者はたとえワーディングが使用されておらずともこれを正しく異常と認識することはできず、起きた被害は人里に降りてきた獣や災害によるものと思い込んでしまう。
地上にはほぼ存在しないはずの『雑霊』であり、日本神話において死者の肉体から蛆や蝿が湧くことの因果を逆転させて説明した、敗戦や不吉の象徴。
▼"ヒラニヤ"について
近年活動が目撃されるようになったFHクラン。
それぞれが比類なき特価分野を持つエキスパート集団であり、技術互助組織の性質が強くメンバー個々の活動方針、目的はばらばら。
十八使徒を名乗るが一名の離反が確認されており、構成メンバーはそれよりも少ないとされる。
弓笙寺から月涙を盗み出したのは、陸地の繋がっている場所へ瞬時に移動する能力を持つ幻想種:岩小人のキュマイラにして歩法走術のエキスパート、第十席"彷徨者"であろうと思われる。
リディア=スミルノフ:ヒラニヤさんち以外は日本神話繋がりなんだなあ
【弓笙寺】
GM:気絶していたり風変わりな格好だったりするキミたちが身を寄せられる場所はあまり多くはなく、
GM:ひとまず怪盗ジャック・ローズの案内に従ったキミたちは、この件に縁あるという寺院に身を寄せていた。
"寂叡":「御用があれば呼んでくだされ」
"寂叡":禿頭の僧が告げ、茶と果物を置いて去ってゆく。
ジャックローズ:「どうも。お世話になります」彼を見送る。
成瀬詩譚:「(そこそこ人里から遠いけどいるんだなぁ。檀家)」出された茶菓子などのラインナップからそんなことをぼやぼや考えている。
リディア=スミルノフ:「近くにお寺があってよかったね。今のわたし達だと、サイゼリヤやカラオケには入れないもん」
双柳恋:「……そう……スね。月山さんも起きないし……」
増淵火凛:「テンプル、こんなになってるんだ」ウロウロしている。
ジャックローズ:「…道中に軽く説明した通り、彼は僕の依頼人です」
ジャックローズ:「そして『月涙』の本来の持ち主でもある。今回の件に関して、協力は惜しまずにしてくれるかと」
成瀬詩譚:「怪盗も依頼を受けたりするんだねぇ」
リディア=スミルノフ:「宝石を取り戻してくれ、って、あなたに頼んだんだよね。盗まれちゃったんだ」
双柳恋:「じゃあ、盗まれたのを盗み返すってことスか?」
増淵火凛:「とりあえず犯人は分かったってことよね」
増淵火凛:「持ってたんだし……」
ジャックローズ:「ええ。下手人は間違いなく、あのヒラニヤと名乗った男達なのでしょう」
"インドラ":『ハデスでない、もう一方。道術だろうか、奴の気配、恐ろしく希薄だった。』
リディア=スミルノフ:「"クロウラー"だね。ヒラニヤの……」言葉を切ってみんなを見る。「ええと」
リディア=スミルノフ:「どうしよう? こういうふうにチームを組むの、慣れてなくて。知ってること、もう話していいの?」
リディア=スミルノフ:「こういうとき、さきに自己紹介とかをするのかな」
ジャックローズ:「では、改めて僕の名前を名乗らせていただいても?」
リディア=スミルノフ:ポーチから出した酢こんぶをもぐもぐしつつ、みんなの反応を見ています。
増淵火凛:「名を使う術でもなさそうだし……あっ」
"インドラ":『そうだな。味方を疑ったままでは、秩序だった戦いは望めない』
リディア=スミルノフ:「もぐ」
増淵火凛:「どうぞ?」
双柳恋:「あ、どうぞどうぞ」
増淵火凛:酢こんぶを珍しそうに見ている。
ジャックローズ:「はい、どうも」視線を浴びて満足げに頷く。
ジャックローズ:「改めて、淑女の皆様。怪盗ジャック・ローズと申します」
ジャックローズ:「本物か偽物かどうかは、皆様の判断にお任せいたしましょう。…そして、先ほどの質問に答えていませんでしたので」
ジャックローズ:「僕は月涙を盗み返すつもりです。怪盗のプライドをかけて」
リディア=スミルノフ:「おおー」
成瀬詩譚:「素晴らしいね!」
双柳恋:「すげ~~……マジすか?あのジャックローズ?」
ジャックローズ:「ふふふ」注目を浴びて嬉しそうにしている。
成瀬詩譚:「まさか噂に名高き、現代に生きる怪盗どのに会えるとは。生きていると良いこともある。面倒なことも……」目を覚まさない女性を見て。「あるけども」
成瀬詩譚:「思った通りの人物のようで嬉しいよ」
成瀬詩譚:軽く拍手。
増淵火凛:「あの……もしかして……」
リディア=スミルノフ:「仏舎利塔を壊したってニュースになってた怪盗だよね」
増淵火凛:「すごい有名な人なの……?」
ジャックローズ:「それ、嘘って言ったじゃないですか…」
双柳恋:「えっアレ嘘なんスか?」火消しの方は見ていない。
成瀬詩譚:「知らないのかい? まあ、火凛はそうだよね」苦笑。
ジャックローズ:「僕ならもっと派手で優雅な方法をとります!」
成瀬詩譚:君がそういった世間のものごとに興味を示さないことを詩譚は好意的に見ているが、そのニュアンスが言葉から読み取れるかは微妙なところだ。
増淵火凛:「だ、だってずっと研究してたから……!」
双柳恋:「本物はマジでイケメンッスね~……写真撮っていいスか?」
ジャックローズ:「いくらでもどうぞ?」
双柳恋:「うわー!!太っ腹!!」パシャパシャと角度を変えて連写しまくっている。
"インドラ":『速いな。切り替えが』しゃくしゃくと桃をかじっている。
増淵火凛:(食べるんだ……)消費される桃を見ている。
ジャックローズ:連写を浴びつつ。「まあ…とはいえ、魔術などに関しては、僕も専門外のことですので」
ジャックローズ:「皆さまのお名前と、ご存知のことを教えていただければと」
リディア=スミルノフ:スマホで『ジャックローズの正体は? 素顔は? 調べてみました!』というまとめサイトを見ながら、目の前の人物と比較している。
リディア=スミルノフ:「インドラ。桃は高いからひとりで全部食べないでね」
"インドラ":『無論だ』
"インドラ":ちょっと憮然としている。
ジャックローズ:「僕は名乗りましたので、ぜひあなたについて教えてください、小さなお嬢さん」リディアちゃんに話を向ける。
リディア=スミルノフ:「わたしからでいいの?」 きょとんとする。 「背の順とか、年齢順とかじゃなくて」
ジャックローズ:「ちょうど僕の隣に座っているので」
ジャックローズ:「そういう順番です」
リディア=スミルノフ:「ぐるっと順だね。わかった」
リディア=スミルノフ:「リディア。リディア=スミルノフ。ロシアの上の方出身で、旅をしてた魔術師だよ」
"インドラ":『リディアに力を貸している。"インドラ"だ』
リディア=スミルノフ:「そう、こっちはインドラ。いい子だよ」
成瀬詩譚:「はは、大物。」
双柳恋:「ロシア?そりゃまた随分遠くから……」
リディア=スミルノフ:「旅の途中に立ち寄った、湯ノ浦ってところで、ちょっと色々あって。今はFHの、オブセシオンセルっていうところのリーダーをしてるよ」
双柳恋:「えっセルリーダー!?」ぎょっとする
増淵火凛:「正教会系かな……ん」
リディア=スミルノフ:「セルのみんなの体調が悪くなったから、このあたりに原因があると見て……うんセルリーダー」
リディア=スミルノフ:「セルリーダー、あまりよくない?」
増淵火凛:「よくないの?」
成瀬詩譚:「えっと…………」
成瀬詩譚:小さく絶句してから。「まあ、いいんじゃないかな」
双柳恋:「よ、良くないっていうか……ううん……」悩む。だが既に自分はUGNでもない。「まあ……そうスね……」
ジャックローズ:皆の表情を見ながらお茶を飲んでいる。
成瀬詩譚:幼い見た目、強大な力、FHセルリーダー、ハデスからの不穏な言及。
リディア=スミルノフ:「? このあたりに不調の原因……不調を起こしている原因の、強い神霊がいるっていうから来たら、たまたま巻き込まれたの」
成瀬詩譚:凄まじく不安だが、今回は頼らないと話にならない気もする。
リディア=スミルノフ:「魔術関連なら、少しは役に立てるかも。よろしくね」
双柳恋:「よ、よろしくお願いしま~す……」
双柳恋:こちらも先に見た実力から、敵に回せば厄介というレベルでは済まないのが分かっているので黙っている。
リディア=スミルノフ:お近づきの印にみんなのところを回って小パックに入った黒飴を置いてます。詠唱の必需品だ。
"インドラ":『噛むなよ。行儀が悪いからな』
増淵火凛:「うん。よろしく。さっき見た力から、出来るってのは分かったし」
リディア=スミルノフ:「糖分が足りなくなったら舐めてね。日本のキャンディだよ。おいしいよ」
リディア=スミルノフ:「ありがとう。でも、出来るかどうかならあなたも相当だったよ」
双柳恋:「白人幼女から黒飴が……」
増淵火凛:「ふうん」袋を開けてコロコロと口内で転がす。
増淵火凛:「えっほんお?」
リディア=スミルノフ:「極小規模の結界術だよね。結界は大きくするのより、小さくまとめるほうが難しいのに。すごいよ」 黒飴をコロコロ舐めている。
成瀬詩譚:「いっぱい褒めてあげて」にこやかに告げる。「喜ぶから」
リディア=スミルノフ:「すごい、すごい」
双柳恋:「そういうもんなんスか?すごいッスね~」
増淵火凛:「いや正かふには結界ってゆか」
増淵火凛:「あっ、あ乗りが先か……」
増淵火凛:噛み砕く。
リディア=スミルノフ:「あっお行儀」
"インドラ":『お前ェ!』
増淵火凛:「そんなに怒られるの!?」
成瀬詩譚:「まあまあ。こだわりのつよいタイプなんだよ」
成瀬詩譚:気を取り直して、どうぞ。とお茶を差し出す。
増淵火凛:「ごめんなさい……こほん。ええと……」一口飲んでから。
"インドラ":『うむ』
リディア=スミルノフ:我関せずで正座している。
増淵火凛:「増淵火凛。元『銀白の夜の海原』所属で、抜けたから今はフリー」
増淵火凛:「当時の位階は小達人で、二の名は“光忌み”で術式は火で……」
増淵火凛:「あっこの辺説明したほうがいいんだよね?えっと」
ジャックローズ:「何を言ってるのか全然分からない」
リディア=スミルノフ:「ふたりとも、わかる? 大丈夫?」 双柳さんとジャック様を交互に見る。
成瀬詩譚:「ジャーム化してない人間最高レベルのオールドオーヴァードで、炎使い」
成瀬詩譚:端的にまとめる。
双柳恋:「右に同じく……あっそういうことスか?」
増淵火凛:「魔術師の階級には第一団から第三団まであってね……」
双柳恋:「あっまた分からなくなってきた」
成瀬詩譚:「火凛。そこは大丈夫」
増淵火凛:「第一団が外陣で、そこが新参入……そうなの?」
ジャックローズ:「なんだ、強い人ばっかりなんですか、ここ」
増淵火凛:「あ、あの、強くはないかも……?」
リディア=スミルノフ:「銀白の――"結社"は、レネゲイドを魔術とみなす組織だね。小達人は上から四番目の位階だから、かなり強……」「あれ?」
成瀬詩譚:「とにかくすごく特殊な技術を仕えるんだけど、その特殊さが発揮されることはあんまりないかな」
増淵火凛:「私にしか出来ない術が出来るだけ。魔術師は基本、戦闘員じゃなくて研究者よ」
増淵火凛:「位階が高いほどそう」
成瀬詩譚:「でも、今回は何かある。"ハデス"に身柄を狙われているからね」
増淵火凛:「ええ。あの“ハデス”ってのに一回誘われて。断ったら襲われた」
増淵火凛:「私の術に興味があるような口ぶりだったけど……どうかしらね」
成瀬詩譚:「さらいに来るような事を言っていたから、対策を講じて居るうちにここにたどり着いたってわけ……さて」
ジャックローズ:「ふむ」桃を食べている。
双柳恋:「増淵さんも襲ったんスか?とんでもない野郎ッスね……」
増淵火凛:「正しく使う気だったかは怪しいかも。それに至る構成式の方目当てかも……」
リディア=スミルノフ:「POKEMONでも、レアな種類は狙われやすいもんね。気をつけないとだよ」
成瀬詩譚:「行動目的については先に言ってしまったけど、私は成瀬詩譚。魔術師くずれの何でも屋」
リディア=スミルノフ:「シタンも元・結社?」
成瀬詩譚:「『長枝の君主団』というところで少しね」
成瀬詩譚:「今は火凛と二人で旅をしている。流れ者だよ」
増淵火凛:「旅というか……逃走?」
リディア=スミルノフ:「駆け落ちなの?」
増淵火凛:「駆け落ち?」
成瀬詩譚:「余計なことは……ほらややこしい言及がくる」
双柳恋:「え~っマジすか!?」
ジャックローズ:「それはそれは」
リディア=スミルノフ:「マジすか?」 真似して視線を向ける。
双柳恋:「そういう関係だったとは……」
成瀬詩譚:話すことはこれ以上ないとばかりにお茶を一口飲んで、最後に残った双柳さんに目配せする。
リディア=スミルノフ:そのままの流れで双柳さんに視線を移す。
双柳恋:「……あ~……」周囲の視線が集まるのを感じて、居心地悪そうな顔をする。
双柳恋:「あたしは~……双柳恋っす。歳は……20ちょっとで……」
双柳恋:「今は~~……」
双柳恋:無職なので何も言えることが無い。
双柳恋:「まあ~……」
双柳恋:「いい感じに……ぼちぼち……やってるっていうか……」
双柳恋:「自由業?的な……」
成瀬詩譚:「……えっと!」
成瀬詩譚:共通する何かを感じ取ったのか。煮詰まりかけた空気に横槍を入れる。
増淵火凛:「私達と同じようなものってことね」
リディア=スミルノフ:「(さっきの技、すごかったな。魔術なのかな)(あとは、戦場生まれで、戦場帰りとか……)(何かの実験体、とか)」
ジャックローズ:「ふうむ」お茶を持ちつつ。「僕も似たようなものですからね」
双柳恋:「そっ……そうそう!そんな感じッス!」こくこく頷いて便乗する。
リディア=スミルノフ:「色々たいへんだったんだね。フリーランスに落ち着けて、よかった」
双柳恋:「……ッス……はい……ッス……」無意味に頷く。
成瀬詩譚:「それで、どうしようか。彼女が頼るべき戦力で、そこの女性を助けようとしていることは間違いない」
リディア=スミルノフ:「わたしは月山様に起きてもらってお話を聞きたいから」
リディア=スミルノフ:「もし恋が許してくれるなら、あなたといっしょに月山様をたすけたいんだけど。どうかな、恋」
双柳恋:「……も、勿論ッス。こっちからお願いしたいくらいで……」
双柳恋:「あたし一人じゃ、何も出来ないんで……へへ……」
リディア=スミルノフ:「そうなの?」 先ほどの鉄球術を思い出しながら首をかしげている。
リディア=スミルノフ:「でもありがとう。それなら、わたしは恋といっしょに行動するよ」
増淵火凛:「目的はバラバラだけど」
増淵火凛:「目標を同じくしている。私たちは」
リディア=スミルノフ:ポーチからマーマレードジャムを取り出してほうじ茶に放り込んで飲んでます。
"インドラ":腕を組み、リディアの言葉に頷きで追従する。
成瀬詩譚:「(組みづらそうだな、腕……)」
増淵火凛:「あいつを打ち倒すのが、その道に繋がるんでしょう?」
増淵火凛:「異論、ある?誰か」
成瀬詩譚:「ないね、賛成」
リディア=スミルノフ:「宝石は取り戻せるし、火凛や月山様の安全も確保できるし、だよね」
ジャックローズ:「そういうことになるでしょう」
双柳恋:「ええ、はい。皆さんにお任せします」
リディア=スミルノフ:「……ヒラニヤについては、だいたいそんな感じなんだけど」
リディア=スミルノフ:「専門用語、はぶいたつもりでも結構はいっちゃったかも。わからなかったらごめんね」
リディア=スミルノフ:「つまりは、あんまり協調性のない、すごい魔術師の集団だよ。さっき消えたのは"クロウラー"だね」
成瀬詩譚:「クランか……『セル』よりも古い単位なんだったっけ」FHの仕組みについて、あまり詳しくはない。
リディア=スミルノフ:魔術師はそもそも協調性のあるやつの方が少ないのだが(自分含む)、それは基礎知識として省いた。
リディア=スミルノフ:「昔はいろいろな呼び方があったらしいね。古参が多いのは間違いないと思う」
増淵火凛:「つまり、一派がみんな大挙して押し寄せてくることはなさそうってことなのかな」
双柳恋:「それなら助かるっちゃ助かりますけど……」
リディア=スミルノフ:「だと思う。"結社"で何かあっても、結社の魔術師が総出で押し寄せる事は少なかったんじゃない?」
成瀬詩譚:「あんなのがダース単位で押し寄せてきたらかなりやってられないね……」ほっとした調子。
増淵火凛:「結構押し寄せてきたけど……うちは隠匿結構重視で……あとめちゃくちゃ縦割りだし……」
双柳恋:「え~大丈夫なんスか……?」不安げ。
増淵火凛:「でも、彼らを見る限りは、同格って感じだったし」
リディア=スミルノフ:「今回は大丈夫っす。たぶん」
増淵火凛:「部下を引き連れてもないもの」
双柳恋:「よかったッス」ホッとする。
増淵火凛:「霊の使役だったでしょう。彼らの手足は」
リディア=スミルノフ:「そうだ。そういえばあれ、霊でよかったのかな」
"インドラ":『妙な気配のする輩どもだったな』
リディア=スミルノフ:「精霊や魔獣にしては少し解像度が荒かった気がするけれど」
ジャックローズ:「そういったものって、一般的なジャームとは違うのでしょうか」
増淵火凛:「一般的なジャームってのがよく分かんないんだけど、ええと、確か」
リディア=スミルノフ:「どうなんすか?」
増淵火凛:「理性を失った術師の呼称よね?」
成瀬詩譚:「(すぐに口調マネするの、ちょっとかわいいな)」
双柳恋:「術師っていうか……まあ、そうスね」
増淵火凛:「ええと。そういうのよりは現象、に近い感じで」
増淵火凛:「災害。嵐とか、雷とか、飢餓とか、呪禍とか」
"インドラ":『そうだな……あれらには正の生命力のようなものを感じなかった』
増淵火凛:「そういうのが、実体化して、形を取ってる。えっと」
増淵火凛:「一般的には何ていうの……お化け?」
ジャックローズ:「お化け…」
双柳恋:「『雑霊』……」
双柳恋:「……スかね、もしかして」
増淵火凛:「……心当たりが?」
リディア=スミルノフ:「インドラみたいに、しっかりした名前があるのはごく一部っぽかったね。うん」
双柳恋:「月山さんもそれらしいんスよ。自分で言ってました」
リディア=スミルノフ:「そういうおばけを、専門用語で雑霊……っていうんだけど。恋はおばけに詳しいの?」
リディア=スミルノフ:「? 月山様、雑霊なの?」
成瀬詩譚:「やつらに命令を下していたね」
成瀬詩譚:「少なくとも、ルーツが完全にはずれているわけでは無いだろう」
双柳恋:「いや、あたしは全然なんスけど……要は日本神道になる前の、そこに含まれない信仰の対象ッスよね」
増淵火凛:「確かな系統になる前の、原種の神?」
"インドラ":『さばえなす神々、というヤツだな』
双柳恋:「そうスね。闇を恐れたり、森とか海、火を敬ったり……あの怪物だけじゃなくて、そういう全部をひっくるめて雑霊って言うらしくて」
双柳恋:「月山さんは中でも一番古いくらいの人らしいんスよ」
双柳恋:「実際、小さいほうの怪物は若干言う事聞かせてましたし。かなり偉いほうなんじゃないスかね」
成瀬詩譚:「……」ちら、と眠る月山さんを見る。
増淵火凛:「何か、強い象徴を持ってたのかも」
リディア=スミルノフ:「火凛と同じで、レアな雑霊なのかな。だからハデスに襲われたのかも」
増淵火凛:「うん。狙われるくらいには……」
双柳恋:「象徴かあ……都市伝説にはなってましたけどね……」
月山さん:立ち居振る舞いが俗すぎるが、寝ている姿にはなんとなく神々しさがある……気もする。
双柳恋:「目が覚めたらもっと色々聞けるんスけど……」少し表情を曇らせ
双柳恋:「あの宝石、何なんですかね。何をされたんでしょう、月山さんは」
成瀬詩譚:「死んでいるわけでもないのに、火凛の力で起きないのは」
成瀬詩譚:「つまり『害されている』わけじゃないんだ。この状態は、彼女にとって」
リディア=スミルノフ:「むしろこれまでの月山様が異常だった、ってこと? そこまではいかない?」
増淵火凛:「……今の状態のほうが、自然?」
成瀬詩譚:「どうだろう。でも、たぶん……機能的にか、霊的にか、存在目的か……『沿っている』んだと思う。上手くいえないけど」
増淵火凛:「ん~……」うんうん悩みながら。
ジャックローズ:(うーん)(どんどん話についていけなくなっていくな)桃を食べている。
双柳恋:「……? 何スかそれ……」
双柳恋:「月山さんは安酒飲んでニコニコ笑ってる時が一番自然だと思うんスけどね……」
増淵火凛:「あっ」顔を上げて「大丈夫?」
増淵火凛:「あの、魔術師って結構その……」
増淵火凛:「勝手に自分たちのとこ行くから……途中でも止めてね」
増淵火凛:「全員身勝手な協調性ゼロ存在だと思って」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズ、大丈夫? 居心地わるかったらごめんね」
ジャックローズ:「ああ。いえ…」
リディア=スミルノフ:ポーチから日記帳にしているB5ノートを取り出して、できるだけジャックローズにも分かりやすい説明図を書こうと苦心している。
双柳恋:「……ジャックさんはあの石を探してたんスよね?何か知りませんか?」
増淵火凛:「賢者の石か、それ相応のものなのかしら、あれ」
双柳恋:「てかあれ……」
双柳恋:「高いんスか?ぶっちゃけ……」
ジャックローズ:「うーん」
ジャックローズ:「そうですね。EXレネゲイド化していて…僕の見立てでは、ほとんどオーパーツのようなものですから」
ジャックローズ:「少し無粋ですが、桁をつけるなら」指をどんどん折り曲げていく。
双柳恋:「おぉおぉ……」
ジャックローズ:「これの……」一旦止める。
ジャックローズ:「さらに倍はいくかも」
双柳恋:「おぉ……?」
成瀬詩譚:「いつ、むう、やあ、おお…………」
双柳恋:「嘘!?」
双柳恋:「ヤッベ~~……テンション上がってきましたね!」
増淵火凛:「だから桃がたくさんあったのね」一つ取って。
増淵火凛:「高いものがいっぱい手に入るテンプルなんだ」
リディア=スミルノフ:「"億"……ううん。裏の評価も考慮すると、"兆"はいきそうだね」
リディア=スミルノフ:「怪盗は高いものを盗むっていうけれど、ジャック・ローズ。盗み返したあとはどうするの?」
成瀬詩譚:「なんでそんなものがこんな寂れた感じの寺に……」軽いめまいを起こしている。
ジャックローズ:「? 僕のものにします」
増淵火凛:「えっ」
リディア=スミルノフ:「あっ、そこは怪盗なんだ」
増淵火凛:「それは……」
増淵火凛:「泥棒じゃない……?」
リディア=スミルノフ:「泥棒だよね?」
双柳恋:「あの……お手伝いしたらちょっと分け前とか……」揉み手する
ジャックローズ:「だから、僕は怪盗と言ってるじゃないですか」
成瀬詩譚:「はいはい、最初から言ってたでしょ」
ジャックローズ:「分け前ですか」双柳さんに視線を向ける。
ジャックローズ:「そうだな」
ジャックローズ:「いいですよ。考えておきましょう」微笑んで答える。
双柳恋:「マジすか!?」
双柳恋:「ひゃ~!やっぱ怪盗は太っ腹っすね~~!」
ジャックローズ:「ふふふ。光栄です」
増淵火凛:「あの、盗みってよくないことなのよ」
"インドラ":『分割したら機能と価値を損なう予感がするがな』
双柳恋:「いやいや……そこはホラ……現ナマとかで……」
リディア=スミルノフ:「現ナマ……」 スマホで意味を調べてます。
増淵火凛:「機能って……あれ、石の効用じゃなくて」
増淵火凛:「術具ってこと?」
ジャックローズ:「あれについて、ご存知なのですか?」インドラを見る。
リディア=スミルノフ:「ご存知なの?」
双柳恋:「スか?」
"インドラ":『雷霆が俺の本質だ。多少は理解できる』
"インドラ":『あれはエネルギーを一点に集約するための形だ。体内に突きこまれた際の発光も、力自体はあの男のものだった。』
ジャックローズ:「……ははあ」ピンとくる。
ジャックローズ:「だからダイヤモンドアンビルセル用みたいな代物なのか」
リディア=スミルノフ:「ダイ?」
"インドラ":『ヤモ……?』
ジャックローズ:「あ、ええと」
ジャックローズ:「あのダイヤがオーパーツだと言った理由です」
ジャックローズ:「ダイヤモンドアンビルセルというのは、局所的に超高温高圧状態を作り出すことができる装置で……えーと」
増淵火凛:「???」
リディア=スミルノフ:「……?」
リディア=スミルノフ:「超、こうおん、こうあつ……」 スマホでわからない単語をちまちま調べているが、全然追いついていない。
成瀬詩譚:「実験装置みたいなやつなんだ」
ジャックローズ:「そういう理解で、よろしいかと…。まあ、ともかく、力を非常に増幅できる、ような代物です…」
双柳恋:「ははあ、ただ綺麗な宝石ってだけじゃないと」
増淵火凛:「ええと。最近作られたってことよね、じゃあ?」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズはすごいね。科学の専門家だったんだ」
増淵火凛:「その、もっと浴びる?で」
リディア=スミルノフ:「でも、蓄えられてた魔力は50年や100年って感じには見えなかったよ」
成瀬詩譚:「オーパーツ! オーパーツって言ってたのは流石にわかるでしょ? 火凛。しかし、いやはや……」
ジャックローズ:「少なくとも1000年前から存在していたと思います」
双柳恋:「1000年か~」
成瀬詩譚:「"ハデス"の力の正体は不明だけど、とにかく出鱈目な出力を持ってるのは間違いない。その上で、あれを正確に一点に集中させるとすると」
双柳恋:「月山さんの1/10っすね」
リディア=スミルノフ:「だからオーパーツなんだ。現代の……ダイヤモンド、アンビル?がないと加工できないはずのものなら、1000年前に作れるわけないもんね」
ジャックローズ:「ハハハ。1万年前から存在されている方の話を聞いた後では、どうにも霞んでしまいますね」
"インドラ":『何らかの空間異常を起こすための装置なのだろうな』
増淵火凛:「本来どっちもおかしいんだけど……」
成瀬詩譚:「人間50年の200回分だものね」
増淵火凛:「本当に。それだけの回数あればどれだけの探求が出来るか……」
成瀬詩譚:「欲しくなっちゃった? 永遠」
増淵火凛:「最初からそれはそうよ。長ければ長いほどいいでしょう?」
増淵火凛:「長く生きられるに越したことはない」
成瀬詩譚:「ふふ、それはそうだ。あいつが気に入らないって話だった」
リディア=スミルノフ:「長く生きすぎちゃうと、それはそれでことわりが乱れそうな気がするけど……でも、うん」
増淵火凛:「そう。方法が倫理観なさそうなのが嫌なの」
リディア=スミルノフ:「とりあえず、このままハデスを放っておくと、ええと」
リディア=スミルノフ:「"めちゃくちゃにやべえ事"になっちゃうってことでいいんだよね?」
増淵火凛:「良くないし、彼女が助からない」
リディア=スミルノフ:「うん。それなら、探して、止めないとだね」
双柳恋:「ええ。月山さんがこのまま起きなかったら……困ります」
ジャックローズ:「…飲み会されてたんですか?」
双柳恋:「……はい」少し笑って「1万年物のお酒を飲んでました」
リディア=スミルノフ:「エリクシール!」 目を丸くする。
ジャックローズ:「…それは」笑う。「中断させたままじゃ勿体ない」
増淵火凛:「じゃあ早く目覚めさせないと」
増淵火凛:「保存の術式が気になる……聞けないかな」
双柳恋:「それも起きたらですね」
リディア=スミルノフ:「恋」
リディア=スミルノフ:「オカルト的なことはわからないと思うけど、でも、これだけは覚えておいて」
双柳恋:「……はい?」
リディア=スミルノフ:「あのね。友達を目覚めさせたい、助けたい、っていう気持ちは、時にどんな魔術や技術よりも勝るものなの」
リディア=スミルノフ:「きっと、あなたの強い気持ちが月山様を助ける事につながるよ。がんばって」
双柳恋:「……。……はい」
双柳恋:頷いて、眠り続ける月山さんに目をやる。
双柳恋:(……本当は)
双柳恋:(そんな酒なんて、どうでもよかったのにな)
双柳恋:ぱっと切り替えて、へらりと笑顔を作る。
双柳恋:「覚えておきます」
GM:シーン終了。ロイス・購入が可能。
増淵火凛:医療トランク買いたいな~ 狙います
ジャックローズ:とりあえず応急手当購入!
ジャックローズ:2dx+1>=8
DoubleCross : (2DX10+1>=8) → 5[1,5]+1 → 6 → 失敗
増淵火凛:2dx+4>=20
DoubleCross : (2DX10+4>=20) → 8[6,8]+4 → 12 → 失敗
ジャックローズ:ダメッ
リディア=スミルノフ:ロイスを取ろうっと。火凛ちゃんには魔術師仲間ってことでいつでも取れそうだから、ここは双柳さん。
増淵火凛:財産8点入れて買います
双柳恋:あっ
双柳恋:バデム!
ジャックローズ:アッ!
増淵火凛:15→7になりました
双柳恋:+3して~
ジャックローズ:ヘヘ…双柳様……よろしいでしょうか……
増淵火凛:おしおし
リディア=スミルノフ:総財産強いなこのチーム……
ジャックローズ:ありがとうございます……!ではこの盗人めが応急手当を頂いていきます…
増淵火凛:とりあえず自分にトランク使います。
リディア=スミルノフ:双柳恋/○庇護/不安/ロイス
ジャックローズ:2d10+5 回復します~
DoubleCross : (2D10+5) → 13[6,7]+5 → 18
双柳恋:ジャックローズ様に ○イケメンで優しくて太っ腹/謎 で取得します
リディア=スミルノフ:で、購入はすごい服。
増淵火凛:増淵火凛のHPを2d10(→ 16)増加 (3 → 19)
ジャックローズ:ヤッタ
ジャックローズ:双柳さんにロイスを取得します 双柳恋/尽力:〇/猜疑心/ロイス
増淵火凛:ロイスはまだ保留かな~ 保留で!
双柳恋:ボデマでも買おう
双柳恋:3DX+4>=12
DoubleCross : (3DX10+4>=12) → 7[1,3,7]+4 → 11 → 失敗
リディア=スミルノフ:4dx+2>=10
DoubleCross : (4DX10+2>=10) → 8[1,2,8,8]+2 → 10 → 成功
リディア=スミルノフ:買えました。装備しておきます。
双柳恋:財産1で購入 14>13 装備して以上です
リディア=スミルノフ:ロイスも取ったんで以上です。
ジャックローズ:以上です!
◆Middle03◆
GM:引き続き情報収集です。シーンプレイヤーは引き続き怪盗ジャック・ローズ、以下登場自由
ジャックローズ:ジャックローズの侵蝕を1d10(→ 9)増加 (57 → 66)
リディア=スミルノフ:リディア=スミルノフの侵蝕を1d10(→ 5)増加 (61 → 66)
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1D10(→ 1)増加 (69 → 70)
増淵火凛:増淵火凛の侵蝕を1d10(→ 2)増加 (75 → 77)
GM:判定可能な項目は以下!
【済】『月山さん』について
┗▼『月山さん』の容態について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉8
【済】『月涙』について
【済】怪物たちについて
┗▼『根の国』あるいは『根之堅洲國(ねのかたすくに)』について 〈知識:オカルト/魔術〉7
┗▼『根の国』よりの影響について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉〈情報:UGN/裏社会〉10
【済】"ヒラニヤ"について
┗▼"ヒラニヤ"の動向について 〈情報:UGN/FH/裏社会〉8
┗▼"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 〈情報:UGN/FH〉11
┗▼"冥統者(ハデス)"の能力について 〈知識:レネゲイド〉〈情報:学問〉10
┗※"冥統者(ハデス)"について2 〈情報:裏社会/学問〉9
▼???について(条件解放)
GM:※印は知らなくても進行に影響ないやつです。
GM:罫線で結ばれたツリーは上の判定に成功すると挑戦可能に成るぜ
双柳恋:やっぱり月山さんの容体が一番気になります
リディア=スミルノフ:そのままヒラニヤの動向に行こうかな。オカルト的な説明をしやすそうなのは根の国なんだけど
ジャックローズ:お二人ともどうぞどうぞ
増淵火凛:根の国はじゃああたしやろうかな? 魔術使えるし
リディア=スミルノフ:火凛ちゃんが抜いてくれるなら安心なのだわ
双柳恋:3DX+2+4>=8 知識:レネゲイド ブーメランアスピス使用
DoubleCross : (3DX10+6>=8) → 7[3,5,7]+6 → 13 → 成功
リディア=スミルノフ:じゃあ安心してヒラニヤの動向にいきます。コネFH幹部使って情報FH。
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (70 → 71)
リディア=スミルノフ:6dx+4>=8
DoubleCross : (6DX10+4>=8) → 7[1,2,2,6,6,7]+4 → 11 → 成功
増淵火凛:5dx+4>=7 知識:魔術
DoubleCross : (5DX10+4>=7) → 10[2,5,5,6,10]+7[7]+4 → 21 → 成功
ジャックローズ:ハデスちょっと技能値不安だな…w
リディア=スミルノフ:あっ、情報学問使えるならリディアがハデスいってもよかったなあ
増淵火凛:空いたので狙いやすいのあるなら
双柳恋:UGNから借りパクしてきたバデムあるよ
増淵火凛:そっちでもいいかも
増淵火凛:そうじゃん
リディア=スミルノフ:盗み繋がりだし
GM:既に成功したのの下抜いてもいいですよ
リディア=スミルノフ: ┗▼"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 〈情報:UGN/FH〉11
これはどう?ジャック様
リディア=スミルノフ:でもUGNもFHもなさそうだな
GM:あ。じゃあそれは
GM:知識:美術品使って良いことにしましょう
増淵火凛:なるほどね
GM:あとイージーは応相談です
ジャックローズ:え!助かる じゃあその遺産について知識:美術品使います
ジャックローズ:ほほう イージーエフェクト《究極鑑定》で更に詳しく鑑定することによるボーナスなどあるでしょうか
GM:それは役に立ちそう! 固定値を2点追加してください
ジャックローズ:やったー!ありがとうございます では
ジャックローズ:4dx+1+2>=11
DoubleCross : (4DX10+3>=11) → 9[3,4,6,9]+3 → 12 → 成功
ジャックローズ:できた!
GM:お見事!
双柳恋:やった~
GM:では貼っていきます
▼『月山さん』の容態について
縄文時代の女神を象った土偶は涙やよだれを垂らし、肉感に富み、しばしば子を孕んだ形象で表される。
腹部に突きこまれ使用された『月涙』によって彼女を行動不能足らしめている、しかし『真なる火』によって治癒適わぬ異常ならざる事態。
それは妊娠だ。『月山さん』はここではないどこかと繋げられたゲートを経由して、霊的な『何か』を受胎した。
これが誕生する時、母胎より精気は吸い尽くされ、『月山さん』は死亡する。
データ的には【E:予告された終焉】が使用されています。
▼"ヒラニヤ"の動向について 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉
デルポイにてギリシャ神話主神"ゼウス"の招来を目論む、超久アーティファクト"パノプティコン"を手中に収めるため百万都市の住民の殆どを洗脳する、バグダットに神域を形成し、それを滅ぼすことで巨大な力の空隙を生み出す──
手に入る"ヒラニヤ"使徒の情報は、UGNなどに阻まれ失敗した作戦のものが多い。
だが、その中に気になる記述を見つけた。
"ハデス"に協力する第十席、"クロウラー"らしき男がごく最近、UGN遺産管理局からアーティファクトを盗み出したというのだ。
盗まれたものが何かを知ることで、"ハデス"の動向が探れるかもしれない。
▼『根の国』あるいは『根之堅洲國』について
日本神話において、現世の極遠に存在すると言われる場所。
主神たる天照大神や須佐之男、月読命などの神々の母、伊邪那美の住まう黄泉比良坂(日本神話における冥界)との関連が『古事記』にて示される。
積穢れの押し流される先であり、悪霊邪気の根源。それは宵耶山に現れた雑霊たちの神話的特徴と一致する。月山さんの残した言葉からも、あれらのルーツは『根の国』であろうと推測できる。
▼"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について
『火浣布』と呼ばれるアーティファクト。
かぐや姫に語られる火鼠の皮衣と同一のルーツを持つそれは、身につけた者に火と熱への強力な耐性を与える白衣である。
"ハデス"の語る『四大和合を押しのけねばたどり着けぬ深層』。そこで活動するためのアイテムだろうか。
GM:解明された情報は以上となります。
【済】『月山さん』について
┗【済】『月山さん』の容態について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉8
【済】『月涙』について
【済】怪物たちについて
┗【済】『根の国』あるいは『根之堅洲國(ねのかたすくに)』について 〈知識:オカルト/魔術〉7
┗▼『根の国』よりの影響について 〈知識:オカルト/魔術/レネゲイド〉〈情報:UGN/裏社会〉10
【済】"ヒラニヤ"について
┗【済】"ヒラニヤ"の動向について 〈情報:UGN/FH/裏社会〉8
┗【済】"ヒラニヤ"の盗み出した遺産について 〈情報:UGN/FH〉11
┗▼"冥統者(ハデス)"の能力について 〈知識:レネゲイド〉〈情報:学問〉10
┗※"冥統者(ハデス)"について2 〈情報:裏社会/学問〉9
▼???について(条件解放)
GM:怪盗ジャック・ローズ、リディア・スミルノフ。
GM:キミたちは、"ハデス"、"クロウラー"らヒラニヤ十八使徒の動向を追っていた、その情報共有のために近くにあったアイスクリーム屋で落ち合い、ジェラートに舌鼓を打っていた。
"インドラ":店員が去っていったのに合わせ、僅かに実体化する。アイスを食べるためだ。
ジャックローズ:《擬態の仮面》。山を下りる際に、リディアちゃんと同世代くらいの少年の姿に変化している。
ジャックローズ:「何でも食べますねえ」インドラを見上げながら言う。こちらの手元には抹茶ジェラート。
リディア=スミルノフ:「インドラ、この席なら物陰になってるから。もう少し大胆に食べてもへいきだよ」
"インドラ":『いつの時代も、食物には一定の信仰が宿っている』
"インドラ":『そうか……? そうかもしれんな……』
リディア=スミルノフ:「うん。いざとなったら逃げればいいから大丈夫」
"インドラ":座席に下半身が埋まっているような状態でチョコミントアイスを食べています。
リディア=スミルノフ:「変装のプロもいるし」 オレンジシャーベットを食べている。
ジャックローズ:「アハハ。全力でサポートさせていただきます」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズに聞きたいことがふたつあるんだけど」
ジャックローズ:「なんでしょう?」スプーンを口に運びながら首を傾げる。
リディア=スミルノフ:「うん。ジャックローズは、魔術にはあまりくわしくないんだよね? ヒラニヤのこと、大丈夫だった?」
ジャックローズ:「あまり、どころか。完全に門外漢ですよ」そう言いつつ、楽しそうにくすくす笑う。
ジャックローズ:「お気遣いありがとうございます。でも、大丈夫ですよ。リディアさんが分かりやすく絵を描いてくださいましたし」
ジャックローズ:「"このままじゃものすごいヤバい状況になる"ことが分かればいいんでしょう」
リディア=スミルノフ:「そうだね。彼らがこれまでやってきた事、どれもすげ~やべ~ことだったから」
"インドラ":『半端に分かった気になっている者より賢いな』
"インドラ":『知識に盲従することほど愚かなことはない』
リディア=スミルノフ:「今回もすげ~やべ~事になると見て間違いないと思う」
ジャックローズ:「ふふ」インドラに嬉しそうに笑い、リディアさんにまた視線を返す。
リディア=スミルノフ:「一度知識を得ると、逆に知識外のことを軽視しがちになっちゃうもんね」 スプーンでシャーベットをサクサク刻んで口に運ぶ。
ジャックローズ:「その言葉、気に入ったんですか?」
ジャックローズ:「すげーやべーって」
リディア=スミルノフ:「うん。恋が使ってた口調を真似してみたんだよ」
ジャックローズ:「なるほど」可愛いなあと思っている。「上手に真似されてます」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズの姿も誰かの真似?」
リディア=スミルノフ:「子供の頃のあなたじゃないよね」
ジャックローズ:「それ、もうひとつの聞きたいことですか?」
リディア=スミルノフ:自分と同い年くらいになった怪盗をしげしげと見ている。
リディア=スミルノフ:「ううん。もうひとつは、なんで"ジャック"と"ローズ"っていう男性的な名前と女性的な名前を混ぜてるのかってほう」
ジャックローズ:「なるほど」足のつま先を交差させて遊ばせる。
"インドラ":『言われてみれば陰陽和合めいているな』
"インドラ":陰陽の気が混ざり合うことによってすべてが生成される。日本神話の独自の思想である。
リディア=スミルノフ:「声を聞いても、見た目からも、わからないよね。男の人か女の人か」
ジャックローズ:「じゃあ、先に名前の方から回答しますと」
リディア=スミルノフ:「うん」
ジャックローズ:「ジャック・ローズというのは、もともとカクテルの名前なんですよ」
リディア=スミルノフ:「カクテル」
リディア=スミルノフ:「お酒の?」
ジャックローズ:「そうです。ネットで検索すれば出てくるかと」
リディア=スミルノフ:「ジャ、ック、ロー、ズ」 口に出してスマホをぎこちなくポチポチしている。「あっ本当だ」
ジャックローズ:「ね」横からスマホの画面を覗き込んでいる。
リディア=スミルノフ:「この、赤いやつだよね。きれいなカクテル」
ジャックローズ:「まだ飲んじゃだめですよ」軽口。
リディア=スミルノフ:「おう」 呪具の中にはお酒もあるのでバッグをさりげなく隠す。
リディア=スミルノフ:「お酒が好きだから、ジャックローズ?」
ジャックローズ:「ふふ…そういう事にしようかな」
ジャックローズ:「謎が多い方が、夢の住人らしくないですか?」
リディア=スミルノフ:「それはそうかも。ジャックローズは、インターネットでも正体不明なのがいいところって言われてるから」
リディア=スミルノフ:「もご。ごめんね、わたしばかり質問しているかも」
ジャックローズ:「じゃあ、交代です。僕からも質問していい?」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズも何でも聞いてね。事件のことでも、オカルトの事でも」
リディア=スミルノフ:「うん。なんでもいいよ」
ジャックローズ:「リディアさん、セルリーダーって仰っていたでしょう」
リディア=スミルノフ:頷く。 「うん。おっしゃったね」
ジャックローズ:「でも、あなたの口ぶり、いつも一人で行動しているようなものだから」
ジャックローズ:「どうしてかなって思ったんです。部下とは一緒ではないんですか?」
リディア=スミルノフ:「いたり、いなかったりだね。でも湯ノ浦……オブセシオンセルは、他といろいろ成り立ちが違うから」
リディア=スミルノフ:「みんなは同じ街の住人だったけど、わたしだけはよそ者なの。あんまり、みんなを事件には巻き込みたくなくって」
リディア=スミルノフ:それでも一人で行動するとたいてい誰かがついてきたりするが、今回は本当に一人(と一柱)だ。
リディア=スミルノフ:「部下がいないのは変?」
ジャックローズ:「そうですね。僕の知っているセルリーダーとは、だいぶ印象が違います」
ジャックローズ:「僕のイメージのセルリーダーは、部下をたくさん連れて、悪いことをしているものです」
ジャックローズ:冗談めかして両手を広げて、指揮官みたいな仕草をする。
"インドラ":『悪いことをしているかどうかは、見方によるな』
リディア=スミルノフ:「うん。FHのイメージって、そんな感じだよね」 《傍らの影法師》で小さい影人形を何体も召喚して遊ばせている。
ジャックローズ:「あっすごい」影人形に喜ぶ。
リディア=スミルノフ:「そうだね。ジャックローズの盗みもそうなんだけど」
リディア=スミルノフ:「わたしは悪いことをしているつもりはないんだけど……人から見ると悪行だな、って事をしてしまってるかもしれない」
"インドラ":『この魔術師は、人を救うためなら何でもする。何でもするオーヴァードというのは』
リディア=スミルノフ:「それで、組織の力を得ようとすると、やっぱりFHって道しかなかったの」
ジャックローズ:「なるほど」目を細める。
"インドラ":『往々にして混沌の火種だ』
リディア=スミルノフ:「混沌の火種、あまりよくないんだけどね」
"インドラ":その声は重々しく、遠雷の響きに似ていた。
ジャックローズ:「言って…いや、仰ってる事、分かる気がするなあ」インドラの言葉に笑う。
リディア=スミルノフ:「よかったねインドラ。口調が敬われてるよ」
"インドラ":『良いことだな。』
ジャックローズ:「でも、リディアさん。貴女は多分、僕とは違いますよ」
リディア=スミルノフ:「そうなの?」
リディア=スミルノフ:「ジャックローズのほうが華麗って意味で?」
ジャックローズ:「光栄だなあ」満更でもなさそうにしている。
ジャックローズ:「でも、僕の見せるショーは、種も仕掛けもありますから」
ジャックローズ:「何より、本当に一人きりの自由業です」
リディア=スミルノフ:「あなたは強いね。一人きりで何度も困難に挑むっていうのは、魂が擦り切れる事だってあるのに」
ジャックローズ:「…経験談ですか?」
リディア=スミルノフ:「そうなった人はいろいろ見たかも」
リディア=スミルノフ:「だからヒラニヤたちも……形式上とはいえ、チームを組んでいる。強大な魔術師たちでさえ」
リディア=スミルノフ:「一人きりでも自我を保ち続けられるあなたは、彼らよりすごい魔術師なのかもね」
リディア=スミルノフ:既に半分くらい液状になったシャーベットをちまちまスプーンですくっている。
ジャックローズ:「……そんなに真正面から褒められるとは思っていませんでした」
リディア=スミルノフ:「嫌だった?」
ジャックローズ:「いえ、その逆です。とっても嬉しい」
ジャックローズ:ニコッと笑う。
リディア=スミルノフ:「そう。よかった」「ジャックとか……火凛や恋。せっかくチームを組めたのに、怒らせちゃったら、かなしいもんね」
ジャックローズ:「リディアさん、友達思いですよねえ」
"インドラ":『そうだな。俺はどちらの生き方も強く肯んずる気はないが』
"インドラ":『自らを律するものを強く持っているのは、魔道に身を落とした者どもより幾分か与し易い』
リディア=スミルノフ:「今回はやりやすそうだね。全員心が強いから」
リディア=スミルノフ:「"ヒラニヤ"だけど」
ジャックローズ:「はい」声色が変わったのを感じてリディアさんに視線を向け直す。
リディア=スミルノフ:「逃げていった男。"クロウラー"。彼、UGNからアーティファクトを盗んだらしいの」
ジャックローズ:「それはそれは…度胸があることで」
リディア=スミルノフ:「盗まれたものが何かわかれば、ハデスの企みも阻止しやすくなると思う。どろぼうネットワークとかで分かったら、教えてね」
ジャックローズ:「どろぼうネットワーク!」くすくす笑う。「かしこまりました。チームワークですね」
"インドラ":そんなものがあってたまるかという目でリディアを見ている。
リディア=スミルノフ:泥棒や怪盗にしかわからない裏情報網があり、それを見れば盗まれたものリストがあるんじゃないかと思っている。
リディア=スミルノフ:「うん。よろしく、怪盗さん」
ジャックローズ:「ええ、湯ノ浦のお嬢さん」
"インドラ":ぱちぱちと音を立てて、電影が消滅する。こちらも注文したものを食べ終わったようだ。
"インドラ":『さて、残してきた奴らの進捗はどうかな』
GM:所変わって。
GM:増淵火凛の魔術工房だ。意識を失った『月山さん』の容態を、より詳細に調べるため、キミは双柳恋と詩譚を伴いここへ来た。
双柳恋:「スゲ~~、魔術工房なんて初めて入ったッスよ!」物珍しげに辺りをきょろきょろ見回している。
増淵火凛:整然と本や薬、触媒らしき小物の入った箱が層別されて並んでいる。
増淵火凛:ある意味魔術師らしからぬ、几帳面さ。
増淵火凛:「そんな直接反応するような物ないけど……あんまり触らないでね」
双柳恋:「えっ」既にベタベタ触っている。
増淵火凛:「すごい触ってる……」
成瀬詩譚:「何も起きてないから結果オーライだけど」
増淵火凛:「そっちには起きないけどさ……!」
増淵火凛:「こっちが使う時に影響出るの!」
成瀬詩譚:小さく溜め息。「棚の配置を動かさないであげてくれ。私には法則性がわからないから、直せない」
双柳恋:「ヒェッ!すんません!」すぐさま手放す。
成瀬詩譚:そう言いながら、2人の分の飲み物を持ってくる。
双柳恋:「あ、ども…… ……それで、月山さんはどんな感じですか?成瀬さん」
増淵火凛:「まったく……」
双柳恋:「すぐ目覚ましそうですかね~」エヘエヘ笑いながら頭を掻く。
成瀬詩譚:「んー……」少し困ったように。
増淵火凛:飲み物を受け取って。「……すぐ醒ましそうっていうか」
増淵火凛:「本来もう醒めてなきゃおかしいんだけど……」
成瀬詩譚:「難しいね。『月涙』っていう、あのアーティファクト。あれが悪さをして」
成瀬詩譚:「彼女の身に起きているのは『受胎』だ。そうとしか考えられない」
双柳恋:「じゅた……」音と意味とがすぐには結び付かない。
増淵火凛:「……受胎」
双柳恋:「……は?受胎……?」
成瀬詩譚:「彼女が生まれたという……縄文時代の女神について、調べていたね」
増淵火凛:「ああ。彼女一人の気質をいくら釣り合わせても駄目なわけだ」
増淵火凛:「正しくあるべき肉体の釣り合いの位置が、変わってしまっているってことね」
双柳恋:「い、いやいや……意味わかんないんスけど!分かるように言ってください!」
成瀬詩譚:「土偶、分かるかい?」
双柳恋:「……アレですよね?ドラえもんの映画に出てきた……」
成瀬詩譚:「古来。地母神は月にいた」
増淵火凛:「呪具の中に確か……」漁っている。
成瀬詩譚:「地上に恵みをもたらす雨は、その涙だったし」
増淵火凛:遮光器土偶のレプリカの触媒を取り出して、机の上に転がす。
成瀬詩譚:「月の満ち欠けと月経の周期が同じ長さのサイクルであることに、原始の人々は気づいていた」
成瀬詩譚:「だから、縄文期の信仰の表象では、女性は豊満な体つきをして、しばしば涙を流し、妊婦の姿を取る」
成瀬詩譚:「それを使われた。彼女は何かを『産まされよう』としている……」
双柳恋:「……」段々と表情が苦くなる。
双柳恋:「……元々、月山さんを成す信仰の形態が」
双柳恋:「彼女の在り様が、そういう権能に近いと……?」
双柳恋:「……何かって、何スか」
増淵火凛:「……あなた、本当に」
増淵火凛:「ただの素人?」
双柳恋:「……」黙っている。
成瀬詩譚:がたりと背もたれに体を投げ出し、長く息を吐く。
成瀬詩譚:「わからない」
増淵火凛:「詳しいっていうか……なんだろう。慣れてる?」
双柳恋:「……慣れてる、だけです」視線を逸らす。
成瀬詩譚:「……これ以上慣れさせたくはないな」
双柳恋:「……で、でも、それじゃあ」気を取り直すように
双柳恋:「その何かが生まれれば……いや、それもどうかと思いますけど」
双柳恋:「月山さんは目を覚ますってことですよね?」
成瀬詩譚:「……どうだろうな。肉体的な外見の変化はないけれど」
成瀬詩譚:「妊娠したからと言って、ずっと昏睡したまま目を覚まさない。そんな精気の吸われ方をして出てくる『何か』とやら」
成瀬詩譚:「母体が無事に終わるとは到底思えない。原因を断たなきゃダメだ」
増淵火凛:「肥育だけで、彼女のプネウマの大部分を使ってるってことでしょう」
増淵火凛:「出産となれば、より多くのエネルギーを要求するのは想像に難くない」
双柳恋:「……そんな」
双柳恋:(……あの人を)
双柳恋:(道具みたいに扱って──)
成瀬詩譚:「『月涙』によって、体内に座標を固定されたゲートが彼女に影響を与えている」
成瀬詩譚:「だから、その『元』を断てば、あるいは……と思うんだけれど」
成瀬詩譚:小さく、頼みの少女に目配せする。
増淵火凛:「ここにあればね」
双柳恋:「無いんですか」
増淵火凛:「妣の国って言うんですっけ。こっちだと……皮肉な響きね」
増淵火凛:「そっちに根を張ってるんじゃないかな。その何かは」
双柳恋:「……月山さんが言ってた……」
成瀬詩譚:「根の国か」
増淵火凛:「ええ。死者の国。穢れの元……多分、あの怪物たちもそう」
増淵火凛:「月のものも、産の忌も。穢れとして扱われる。国によらず、大体ね」
増淵火凛:「今、向こうのものに、ずっと近くなっちゃってるんじゃないかしら」
成瀬詩譚:「……」
双柳恋:「……」
双柳恋:気付けば、ひどく動揺していた。
双柳恋:胸中に湧き上がる憤懣の中、いつの間にか彼女に入れ込み過ぎている自分を見つける。
増淵火凛:「……あ」その顔を見て。
増淵火凛:「いや、あのね、だから、手遅れって言いたいんじゃなくって」
増淵火凛:「待ってても仕方がないかも?っていうか……」
増淵火凛:「えーと」
双柳恋:「そ……そうスよね!はい!そうですよね!」
双柳恋:その気遣いに気付き、遮るように掌を振る。
増淵火凛:「そうよ!えーと……」
双柳恋:「分かってます!急いで頑張らなきゃですよね!」
増淵火凛:「本当に、すっごい癪で仕方がないけれど」
成瀬詩譚:「……ふふ」
増淵火凛:「これだけの騒ぎになれば、黙ってない連中がいると思うから」
増淵火凛:「あいつらも利用してやりましょう。本当に癪だけど……」
成瀬詩譚:くすりと笑う「そうだね」
増淵火凛:「UGNよ。UGN。どうせ来るんでしょ」
成瀬詩譚:「UGNってのはきれいな題目で凄まじく割に合わないことをする、頭がおかしいやつらだけれど」
成瀬詩譚:「だからある程度信頼できる」
双柳恋:その名を耳にして、僅かに眉を動かして。
双柳恋:「……ッスね~……あれだけ派手にやったし、もう来てなきゃおかしいくらいなんスけど……」
双柳恋:疑問に思っていたことではあった。だが今はそれも殆ど生返事となった。
双柳恋:(……嘘でしょ、こんな──)
双柳恋:胸中で渦巻いているのは月山さんのことだ。
双柳恋:単なる飲み友達。時々会って、中身の無い馬鹿話をして、互いの事も良く知らない。
双柳恋:その程度の、いつでも切れる関係であるはずだった。
双柳恋:それで良かった。だからこそ良い、そうでなくてはならない筈だったのに──。
双柳恋:「……」
双柳恋:狼狽を取り繕うように口角を上げる。結果として、常と同じ卑屈な笑みが形作られた。
双柳恋:「……あのォ」
双柳恋:「お二人にひとつ、聞きたいことがあるんですけど」
増淵火凛:「うん?」
成瀬詩譚:「なんだい?」
双柳恋:「いやァ、その」へこへこして
双柳恋:「……魔術師って儲かるんですか?」
成瀬詩譚:「ぜんぜん」
増淵火凛:「まったく」
成瀬詩譚:即答した。蓄えはなくもないが、危険に釣り合っているとは言い難い。
増淵火凛:「収入はあるけど、出ていくものがもっと多いの」
双柳恋:「あ~……そうなんスか」
双柳恋:金の話だが、答えを聞いても然程落胆した様子も見せない。或いは予想していたのか。
成瀬詩譚:「ま。人となりにもよるかもしれないな。私達があっぷあっぷしてるのはそれぞれ別の理由だし。でもね」
成瀬詩譚:「特に恋みたいなタイプは、絶対儲からないよ。賭けてもいい」
増淵火凛:「言っておくけどそもそも、こんなんなるものじゃないわよ」
増淵火凛:「人間の中でもどうしようもない連中の集まりなんだから」
双柳恋:「……じゃあ……」
成瀬詩譚:「そうとも。正道ならざるが故の、魔道だ」
双柳恋:笑みの形に細めていた目を僅かに開く。
双柳恋:「どうしてそんなことしてるんですか?」
増淵火凛:「他の生き方を知らなくて、才能があったから」
成瀬詩譚:「他の生き方を知らなくて、才能がなかったからかな」
成瀬詩譚:「おっと、これはオフレコでね。普段は完璧超人で通してるから」
成瀬詩譚:軽くウインク。
増淵火凛:「じゃあ、才能の有無じゃないみたいね」
増淵火凛:「他の生き方を知らない。これだけ」
双柳恋:「……そういう、もんですか」どこか力無く口にする。
双柳恋:そう、分かっている。そういうものだろう。かつてUGNチルドレンとして生まれ育った自分もそうだった。他の生き方など知らなかったのだ。
双柳恋:二人の信頼の形を目にして、気付かれぬようほんの少し、視線を逸らした。
双柳恋:湧き上がる感情は懐旧、憧憬、悔悟。そして僅かばかりの嫉妬。
増淵火凛:「他に知ってたらどうなってたんだろうなあ」独り言つ。
増淵火凛:「止めてたのかな。研鑽」
成瀬詩譚:「そういう火凛は全然想像できないけど、もしそうだったらただの愛され上手の美少女になってたのかな、じゃあ」
増淵火凛:「そうなっちゃうわね……そっちのほうがよかったかな……」
成瀬詩譚:「違いない!」はっはっは。と笑う。
成瀬詩譚:「でも……」
成瀬詩譚:「『そっちのほうが良い』っていうのは、ほんとうに『良い』わけじゃないんだ」
増淵火凛:「……見ていないものに、勝手な想像をしてる」
成瀬詩譚:「誰に嘘をついても、魂に嘘はつけなかった。だからこんな所にいる」
成瀬詩譚:「恋も」
成瀬詩譚:「だから、きっとご褒美があるよ」
双柳恋:胸中を見透かされたような気がして、ぎくりとする。
成瀬詩譚:「私が火凛に会えたみたいに、だ」
成瀬詩譚:「今はそのための、雌伏の時。さ」
成瀬詩譚:何の根拠もないことを、いかにも自信満々に語る。
双柳恋:「……そうスかねえ?」あはは、と笑って
増淵火凛:「まあ、私ほどの存在が現れるというのは?ちょっと保証できませんけど?」
増淵火凛:「私たちはね。正道ではない。邪道で、魔道」
増淵火凛:「だけど。人の道は外れてない。まだ外せてない」
増淵火凛:「あなたの道に続くよ。次の別れ道まではね」
増淵火凛:「心強い同行者でしょう。たくさん誇って、称賛しなさいな」
双柳恋:「……獣道程度しか案内できなそうスけどねえ」苦笑する。
双柳恋:「でも、はい。心強いです」
GM:シーン終了。ロイス・購入が可能
リディア=スミルノフ:ジャック様にとりまーす
ジャックローズ:リディアちゃんにロイス!
双柳恋:ロイス気付いたらあと1枠しかなかった 保留!
増淵火凛:双柳さんにとろ~
ジャックローズ:リディア=スミルノフ/誠意:〇/脅威/ロイス これで取ります
増淵火凛:-同行者/双柳恋/尽力:○/猜疑心/ロイス
リディア=スミルノフ:-うわさの怪盗/ジャック・ローズ/○誠意/どっち?/ロイス
増淵火凛:トランクこのシーンの分使います
増淵火凛:増淵火凛のHPを2d10(→ 8)増加 (19 → 27)
増淵火凛:増えてきた
ジャックローズ:応急手当を買って全快を狙おう
GM:ふえぶち
ジャックローズ:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 6[2,6,6]+1 → 7 → 失敗
双柳恋:バデ信長
リディア=スミルノフ:残り1枠だ。前シーンロイス我慢すればよかったかな。
ジャックローズ:双柳様~~~ッ
増淵火凛:着ぐるみ狙います 購入は
双柳恋:私も応急買お~
双柳恋:3DX+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 8[2,3,8]+4 → 12 → 成功
ジャックローズ:18+2d10 さっそく使います
DoubleCross : (18+2D10) → 18+11[6,5] → 29
双柳恋:双柳恋の侵蝕を1増加 (71 → 72)
増淵火凛:2dx+4>=14
DoubleCross : (2DX10+4>=14) → 7[2,7]+4 → 11 → 失敗
ジャックローズ:ちょうど全快!以上です
双柳恋:3+2D10
DoubleCross : (3+2D10) → 3+11[6,5] → 14
リディア=スミルノフ:購入はクリスタルシールド。手配師使います。
増淵火凛:財産3点使って購入!
双柳恋:双柳恋のHPを14に変更 (3 → 14)
双柳恋:以上です
リディア=スミルノフ:7dx+2>=25
DoubleCross : (7DX10+2>=25) → 10[1,2,7,8,8,8,10]+2[2]+2 → 14 → 失敗
リディア=スミルノフ:財産11点使って購入。暴走しなければ生き残れるはず……
リディア=スミルノフ:以上です。
増淵火凛:装備!財産は残り4。以上です