『一夜二人転:愛里アサヒ/加藤凛紗希』(GM:すきゃっと)


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【関連セッション】
  『我らの手札はエウテルペに』

“ジイルコーダー”加藤(かとう)凛紗希(りしゃき)キャラクターシート (PL:DT)
“衣蛸”愛里(あいさと)アサヒキャラクターシート (PL:しろい)

【Index】

オープニング
ミドルフェイズ
クライマックス
エンディング

GM:というわけで一夜(昼)二人転始めていきましょう
GM:攻めの方からキャラシを貼って自己紹介お願いします
愛里アサヒ:!?
愛里アサヒ:どっちが攻めなんだろう
加藤凛紗希:そんな指示ある?
加藤凛紗希:白兵で対決しますか
GM:なるほどね
愛里アサヒ:負けに来たんですか?
GM:訓練の結果でその日その日で変わるというわけね
愛里アサヒ:いいですよ 白兵でやりましょう
GM:じゃあエフェクト使っていいので
加藤凛紗希:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

GM:全力で達成値出してください
加藤凛紗希:全力です
GM:負けに来てるじゃねーか
愛里アサヒ:エフェクト使うまでもありませんね
愛里アサヒ:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 4[1,1,2,4,4]+4 → 8

愛里アサヒ:案外いい勝負だった
加藤凛紗希:別に高くはないな……w
GM:加藤さんは射撃でもいいよ
愛里アサヒ:私撃たれるんですか???
加藤凛紗希:なるほどね
加藤凛紗希:じゃあ真面目に全力エフェクトでお互い行きますか
愛里アサヒ:お、いいですね 負けませんよ
加藤凛紗希:《腐食の指先》使います エフェクト使わないとサイドリール乗らないので……
GM:雌雄を決しなさい
加藤凛紗希:ボルアクも使おう
加藤凛紗希:2dx+21
DoubleCross : (2R10+21[10]) → 6[4,6]+21 → 27

愛里アサヒ:たっか…………
GM:ヤベ~固定値
加藤凛紗希:武芸の達人なので……
GM:愛里アサヒ!勝て!
GM:お前ならやれる!
愛里アサヒ:負けませんよ!≪貪欲なる拳≫≪コンセントレイト:エグザイル≫。西洋剣(意味深)は使いません、触手だけでいいでしょ
愛里アサヒ:10dx8+4
DoubleCross : (10R10+4[8]) → 7[1,1,2,2,4,4,4,5,7,7]+4 → 11

愛里アサヒ:カス
GM:よわよわへこ犬ワンちゃんがよ
加藤凛紗希:ププーッ
愛里アサヒ:加藤さんにメスにされる~!!!

GM:じゃあ今日の攻めの加藤さんから自己紹介どうぞ
加藤凛紗希:はい!
加藤凛紗希キャラシート
加藤凛紗希:かとう・りしゃきです。
加藤凛紗希:本日の勝者です
愛里アサヒ:負けてないですし……!
加藤凛紗希:第七支部所属のエージェントです。ポジションは狙撃手。
加藤凛紗希:くたびれたOLみたいな見た目の女で、支部にも全然顔を出さずに
加藤凛紗希:定点からの狙撃支援を主な業務としています。
加藤凛紗希:基本定時退社したいです。夜はプライベートがあるので……
GM:UGNはホワイト組織だから大丈夫だよ~
加藤凛紗希:具体的に言うとアイドルグループ『ACODES』の重度なファンで
加藤凛紗希:その追っかけをしています。なるなる推しのウッヨーカーです
GM:ドルオタの女!
加藤凛紗希:あ、ウッヨーカーっていうのは命名経緯が複雑なんですけど……
加藤凛紗希:……
加藤凛紗希:省略します。
加藤凛紗希:性能としては先んじて複数体対象に狙撃を決めて、
加藤凛紗希:シーン間のガードと装甲をボロボロに削り落とす先導役です。
加藤凛紗希:熱の刻印によって、機械兵の制御系の電子回路を狂わせる能力。
加藤凛紗希:そんな感じ!よろしくお願いします!
GM:第七支部ならではですね
GM:よろしくお願いします!

GM:では次、今日の受けの愛里さんお願いします
愛里アサヒ:受け…………?
愛里アサヒ:はい!
愛里アサヒキャラシート
愛里アサヒ:愛里アサヒです。
愛里アサヒ:本日の真の勝者です。
加藤凛紗希:負けを認めたらどうなの?
加藤凛紗希:見苦しいんだけど?
愛里アサヒ:一発勝負って誰が決めたんですか???
愛里アサヒ:弱気で大人しい22歳のエージェントです。第七支部所属。
愛里アサヒ:内心は卑屈で厚かましく、世の中の何もかもを憎み妬み恨んでいます。
愛里アサヒ:怒られたくないから一応は仕事に真面目!暴力大好き!
GM:なんて女だ
愛里アサヒ:口から吐き出した触手(気持ち悪い)で戦います。その時は脳に直接語りかけます。
GM:こわ……
愛里アサヒ:性能は、カバーリングからの≪自動触手≫のカウンターパンチ。
愛里アサヒ:攻撃性能は先ほどのようにあんまり……なのですが……本業は≪自動触手≫なので……
GM:いっぱい触手吐いてね
愛里アサヒ:加藤さんのことも触手で守ったり触手を叩きつけたりします
愛里アサヒ:そんな感じです!よろしくお願いします!
GM:OK!よろしくお願いします!
加藤凛紗希:叩きつける必要なくない?
GM:叩き付けてやれ

GM:ではOPから始めます~
愛里アサヒ:よろしくお願いします!
加藤凛紗希:よろしくお願いします!


【オープニング】

GM:第七地区


GM:ここ最近、第七地区では不審火や謎の爆発が多発している。
GM:事件の規模と被害は徐々に大きくなってきており、怪我人も出ている。
GM:更に現場からレネゲイドが検出されたということで、UGNが動くこととなった。
GM:というわけで、丁度支部に居た君達が駆り出され、爆弾と犯人を捜すことになったのだった。
加藤凛紗希:「……冗談じゃない」息を切らしたまま、工場地区を歩く。
加藤凛紗希:「こんなことなら、直前まで戦うんじゃなかった……」
加藤凛紗希:「もっと早く音を上げてくれればどれだけ楽だったか」
愛里アサヒ:「ど、どう考えても私が勝ってたのに凛紗希さんが可哀相だから終わらせてあげたんじゃないですかぁ……」
愛里アサヒ:「相変わらず遠くからネチネチと……!ですからまあ、これは実質私の勝利ですね」
加藤凛紗希:「は?客観的事実も認められないの?」自分の乱れた髪を梳きながら。
加藤凛紗希:「エージェントとしての資質にも欠くようで」
愛里アサヒ:「正々堂々正面から戦った、大人として引いてあげた、これはどう考えても私の勝ちですね」額の汗を袖で拭う
愛里アサヒ:「はい~!?どう考えても最初は私が勝ってましたー、模擬戦で大けがしないようにっていう気遣いが分からないんですか?」
加藤凛紗希:「正面から戦ったって言う割には、すぐ後を狙おうとしてくるくせに」
加藤凛紗希:「最初はとか言い出す時点で、全体では負けてたと認めてるじゃない」
愛里アサヒ:「凛紗希さんはいつも安全圏にいるつもりでいるから危機意識を教えてあげようとしてるんですー」
愛里アサヒ:「は、花を持たせてあげたら調子に乗って……!実質勝利だって言ってるじゃないですか!」
加藤凛紗希:「安全圏?私が安全だとでも思ってるの?」
加藤凛紗希:「いつも危機意識をもってやってますけど?こちらから届くのなら向こうからだって届く。そんなことも分からないの?」
愛里アサヒ:「あんなバカみたいな遠距離そうそう撃たれないですよ……」
愛里アサヒ:「まあ危機意識を持っていただいている分には構いませんけど。来ない攻撃に怯えてるの愉快ですし」
加藤凛紗希:「別に怯えてませんけど」
加藤凛紗希:「アサヒが止めるんでしょ?」
加藤凛紗希:「まあ別に止めきれなくて討ち漏らしてもいいけど。私のスコアが増えるだけだから」
愛里アサヒ:「…………まあ……そうですけど」
加藤凛紗希:「その分ボーナスが増えれば、あの子達をより支えてあげられるし……」
愛里アサヒ:「……私が止めなくても凛紗希さんは返り討ちに出来ると思いますけどね」
愛里アサヒ:「はあ……またアイドルですか」
愛里アサヒ:「まあ養分としては支えてるんじゃないですか?どんな職業も金を搾取する相手がいないと成り立ちませんからね」
加藤凛紗希:「搾取じゃない」
加藤凛紗希:「彼女たちからの光に応えるには、全然足りてない……!」
愛里アサヒ:「光、金の輝きじゃないですか」
加藤凛紗希:「太陽の輝きよ」
愛里アサヒ:「……だいたいなんでアイドル好きなんですか?なりたかったとかじゃないですよね」
加藤凛紗希:「なんでって……」
加藤凛紗希:「……救いなのよ。具体的には……」
加藤凛紗希:「……あと一時間くらい話してもいい?」
愛里アサヒ:「いや結構です」
加藤凛紗希:「あ、いや、二……」
加藤凛紗希:「いや三……そう」
加藤凛紗希:「じゃあいい」
愛里アサヒ:「…………支部にも……来ないような凛紗希さんが救われてるなら……まあ、そんなに悪くは思いませんけど」
愛里アサヒ:「外にもそれなりに救いはありますよ」
加藤凛紗希:「外では、私達が」
加藤凛紗希:「救いを与える方でしょう」
加藤凛紗希:「救いようのない外道を討ち滅ぼすんでしょう」
愛里アサヒ:「まあ、そうですけど」
愛里アサヒ:「同じ立場だったら……お互いに救われたって」
加藤凛紗希:「それで金が入るなら、嫌いな仕事じゃない」
愛里アサヒ:「…………いえ、なんでもないです」
加藤凛紗希:「何?何が言いたいの?」
GM:その言葉を遮るように、突然の爆音が響き渡る。
GM:見ると港のコンテナの一部が吹き飛び、黒煙を噴いて燃え上がっている。
加藤凛紗希:「……」肩から掛けていたビジネスバッグを下ろす。
加藤凛紗希:折りたたみ式のライフル部品を取り出す。
加藤凛紗希:普段遣いの大型狙撃銃とは違う、閉所空間での携行用ライフル。
加藤凛紗希:手早く組み立てて、爆心地まで駆け出す。「やるわよ」
愛里アサヒ:「はい、足引っ張らないでくださいね」そう言って触手を口から出し、駆け出す。
GM:現場に近付くと、そこには。
“ファイアワークス”:「あははは!最っ……高!」
“ファイアワークス”:炎に照らされた顔に笑みを浮かべる、一人の女。
“ファイアワークス”:周囲にはワーディングを展開している。状況からしてほぼ間違いなく、一連の事件の犯人だ。
加藤凛紗希:顔が見えた瞬間に、問答無用にヘッドショット。
“ファイアワークス”:「綺麗だな~……」恍惚とした顔で紅蓮の炎を眺め、
加藤凛紗希:オーヴァードならばリザレクトがある。ジャームであればそのまま死んでも問題がない。
“ファイアワークス”:「うぎっ!」
愛里アサヒ:『大人しくしてください!そうすれば命まではとりません!』脳内に直接響く声。心臓を狙って触手にくわえられた剣がひるがえる。
“ファイアワークス”:吹き飛ばされて倒れる。
愛里アサヒ:『くっ、また先をこされた……!』
“ファイアワークス”:「いっ……たぁああああ……!痛い痛い痛い!!」
加藤凛紗希:「“衣蛸”が先に攻撃する必要ないでしょう」
加藤凛紗希:銃弾は致命傷とはならないが、着弾点に刻印。
愛里アサヒ:『そうですけど、私も他人を痛めつけたいです』
“ファイアワークス”:銃弾を浴びたはずのその頭は、展開された硬質の装甲に覆われている。
“ファイアワークス”:「なっ……何よ!何なのあんた達!!」
加藤凛紗希:「趣味悪……」
“ファイアワークス”:「今いいとこなの!邪魔しないでよ!」
加藤凛紗希:「UGN」
“ファイアワークス”:「UG……N……?」
愛里アサヒ:『趣味の悪さで凛紗希さんにどうこう言われたくは……』
“ファイアワークス”:眉を顰める。どうやら覚醒したばかりのオーヴァードらしい。
愛里アサヒ:『し、知らないんですか?UGN……野良オーヴァード?』
加藤凛紗希:「知らない?私達が来るまで好きに暴れるのは楽しかった?」
加藤凛紗希:「言っておくけど、あなたは特別じゃない。世界の王でもなんでもない」
“ファイアワークス”:「う……うぅっ……?」たじろいで。
加藤凛紗希:「ただの一人よ。当然、好き放題すれば警察機構に捕まる」
加藤凛紗希:「それが私達。理解は済んだかしら。二度も説明はしない」
愛里アサヒ:『好き勝手暴れて他人に迷惑かけて……恥ずかしくないんですか?』
“ファイアワークス”:「だって……これ使えばみんな倒れて……誰にもバレないし……」
“ファイアワークス”:「あ、あたしの……あたしの為の力なのに……!」
愛里アサヒ:『特別なのは私だけですし、あなたは特別じゃない。そしてあなたは恥ずかしい。さっさと投降してください』
“ファイアワークス”:「邪魔しないでよ!もっと……もっといっぱい壊すんだから!」
“ファイアワークス”:「あたしはスカイツリーだって壊す女なの!こんなところで……捕まってたまるか!!」
“ファイアワークス”:女が手元に爆弾を生成し、次々と投擲する!
愛里アサヒ:『スカイツリーを壊すことに何の得が……うわっ!』
加藤凛紗希:一つを撃ち抜く。
“ファイアワークス”:周囲で巻き起こる爆発!
加藤凛紗希:「……爆弾か」爆煙で視界が狭まる。
加藤凛紗希:「……本体を!」
愛里アサヒ:『げほっ、ゲホゲホッ、火薬くさっ……、はい!』
愛里アサヒ:煙の中、先ほどまで女がいた場所を狙って触手を伸ばす。
“ファイアワークス”:「追ってくるな!バカーーッ!!」
GM:その黒煙の中から、不意に何かが飛んでくる。
GM:軟質の泥めいたそれは二人の首に巻き付いて、同時に硬質化。
GM:それぞれ首輪となって固着する。
加藤凛紗希:「ぐっ!……?」
愛里アサヒ:『グェッ!?』首を狙われ怯み触手の追撃が止む。
“ファイアワークス”:「あはははっ……!ざまーみろ!二人まとめて仲良く吹き飛べーっ!」
“ファイアワークス”:君達が怯んだ隙を突いて、爆破と共に姿を晦ませる。
愛里アサヒ:『はい!?何ですかこれ、何を……あっ逃げないでください!卑怯ですよ!』
加藤凛紗希:「ケホ、ケホッ……」
愛里アサヒ:「……大丈夫ですか?喉は強いでしょうけど物理的なダメージにはさすがに強くないでしょうし」触手をしまう。
GM:首輪からはピッ、ピッ、と規則的な機械音が聞こえてきている。
GM:その間隔は、徐々に早まってきている。
愛里アサヒ:「……なんですかこれ、音してますけど……」
愛里アサヒ:「目覚まし時計かな」
加藤凛紗希:「……時限式」
愛里アサヒ:「え?時限式?」
加藤凛紗希:「マズい……せめて建物への被害は……」
加藤凛紗希:彼女の肩を抱くようにして、2人で倒れ込む。
加藤凛紗希:自分たちは爆破されても、現場は保全できる。
GM:ピッ、ピッ、ピッピッピッ……
愛里アサヒ:「えっちょっいきなりなんですか!?大胆では!?」
GM:君達がそうして密着すると。
GM:ピッ…………ピッ…………
GM:今にも爆発しますと言わんばかりだった電子音が、緩やかになる。
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「緩まった……何が……?」
GM:恐らくは、首輪同士、二人の距離が離れると爆発する仕掛けなのだろう。
愛里アサヒ:「な、なんですかなんなんですかこんな外でいきなり……!」
愛里アサヒ:「こっちにも心の準備があるんですが……!!」
加藤凛紗希:「何を言っているの?」
加藤凛紗希:起き上がり、歩き出そうとして。
加藤凛紗希:再び爆破のカウントが早まる。
加藤凛紗希:再び隣に伏せる。
加藤凛紗希:カウントが遅まる。
愛里アサヒ:「…………なにしてるんですか?」
加藤凛紗希:再び起き上がる。カウントが早まる。
愛里アサヒ:「体を鍛える気になったんですか?」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:手を引っ張って起き上がらせる。
愛里アサヒ:「突然、おっ……押し倒したりスクワットしたり……なんなん……ぎゃっ!?」起き上がる
GM:いくらオーヴァードであっても、頭を吹き飛ばされてはリザレクトも叶わないだろう。
加藤凛紗希:顔が近づく。再びカウントが緩やかになる。
GM:君達は密着していないと死ぬ……そういうことになったわけです そういうことになりました
加藤凛紗希:「……成程。そういうこと」
愛里アサヒ:「なんなん……なん…………」顔が近づいて口をパクパクさせる
加藤凛紗希:「これと」自分の首輪をとんとんと叩く。
加藤凛紗希:「これの」愛里アサヒの首筋に手を伸ばす。
加藤凛紗希:「相対距離が爆破カウントに繋がってる……恐らく」
愛里アサヒ:「は、はい~~~!?爆破!?」
加藤凛紗希:「彼女の能力を見る限り、そうでしょう」
加藤凛紗希:「覚醒直後で複数の能力を使いこなすことは困難のはず」
愛里アサヒ:「その言い方だと……まるで私たちの首に……爆弾のついた首輪がついてるみたいじゃないですか!」
加藤凛紗希:「いや、だから」
加藤凛紗希:「そうなの」
加藤凛紗希:「私達の首に、密着してないと死ぬ爆弾付きの首輪が付けられたのよ」
愛里アサヒ:「えぇ!?」
愛里アサヒ:「死ぬじゃないですか!」
愛里アサヒ:「密着!?」
GM:そういうことになったのだった…………


GM:シーン終了。ロイス取得・購入可です
加藤凛紗希:同僚/愛里アサヒ/信頼/不可解:○/ロイス
加藤凛紗希:購入は強化素材狙お
加藤凛紗希:1dx+4>=15
DoubleCross : (1R10+4[10]>=15) → 6[6]+4 → 10 → 失敗

加藤凛紗希:ダメ!おわりです
愛里アサヒ:加藤さんは固定ロイスなので、敵/爆弾首輪/P:つよそう/〇N:ふざけないでください……! でロイス取得
愛里アサヒ:購入は自動巡回ソフトかな~一応……
愛里アサヒ:2dx+2>=5
DoubleCross : (2R10+2[10]>=5) → 7[5,7]+2 → 9 → 成功

愛里アサヒ:買えて以上!


【ミドルフェイズ】

GM:ミドルシーンに入ります。
GM:ミドルシーンは侵蝕率を80%で固定とし、変動しません。
GM:進行はFS判定で行います。
使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4

財産点使用可能。
特殊ルールとして、片方が支援判定を行い、成功した場合、もう片方の達成値を+3し、最大達成値を10とする。使用技能は≪意志≫とする。
GM:1ラウンド目のハプニングチャートはこちら。
4:二人で協力して作業に当たる。
進行判定の前に二人とも難易度5の≪意志≫判定を行い、成功した場合ラウンド中の判定ダイスを+5個する。
GM:というわけで判定どうぞ!
加藤凛紗希:7dx+3>=5
DoubleCross : (7R10+3[10]>=5) → 10[3,7,8,8,9,9,10]+1[1]+3 → 14 → 成功

加藤凛紗希:意志つよの民
愛里アサヒ:協力して作業!意志判定の思い出の一品は器物使い乗りますか?
愛里アサヒ:強い意志
GM:思い出の一品は確かパッシブだから……乗らない……?
GM:(うろ覚え)
愛里アサヒ:はーい!了解!結構人による感じなイメージです
愛里アサヒ:1dx+1>=5
DoubleCross : (1R10+1[10]>=5) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

愛里アサヒ:弱い意志
GM:意志よわ
加藤凛紗希:よわーい♡
加藤凛紗希:本判定は情報UGNで振ります
愛里アサヒ:よ、弱くないですし……!!
GM:それでよく攻めに回ろうと出来たもんだな!
加藤凛紗希:8dx+4>=5
DoubleCross : (8R10+4[10]>=5) → 10[3,3,5,5,7,8,8,10]+2[2]+4 → 16 → 成功

加藤凛紗希:まあ当然ですね……
GM:つよ……
愛里アサヒ:つよ……
GM:つ……つぎ愛里行け!
GM:見せてやりな 本物ってやつを
愛里アサヒ:ま、まあ余裕ですよ 情報:噂話で判定 自動巡回ソフトと器物使い
愛里アサヒ:6dx>=6
DoubleCross : (6R10[10]>=6) → 8[1,2,3,6,7,8] → 8 → 成功

愛里アサヒ:ほら…………成功…………
GM:ふつう…………
GM:ともあれ成功!進行度は2/4です


GM:第七地区 廃倉庫


GM:状況を支部に連絡すると、以前同一犯が用いたと思われる爆弾を、運よく事前に解除できた際のマニュアルが送られてきた。
GM:爆弾処理専門の職員は現在、近くにいないらしい。君達はマニュアルに従って爆弾を解除すべく、人気の無い廃倉庫を訪れた。
加藤凛紗希:「……工具が残っていて何より」肩を寄せあったまま、工場内を漁っている。
GM:自分の首輪を自分で解除するのは至難の業なので、お互い相手の首輪の解除を試みることになるだろう。当然のことですね そういうことになりました
愛里アサヒ:「はあ……なんで爆弾の解体なんか……」ブツブツ言いながら横で適当に物色している
愛里アサヒ:「だいたい凛紗希さんに解体なんてできるんですか?一歩間違ったら私死ぬんですけど?」
加藤凛紗希:「大丈夫よ」
加藤凛紗希:「その時は私も死ぬもの」
加藤凛紗希:「この距離で爆発すればそうなる」
愛里アサヒ:「…………なにも大丈夫じゃないじゃないですか」
愛里アサヒ:「何も大丈夫じゃないじゃないですか!?一緒に死にたいんですか!?」
愛里アサヒ:「幸せな家庭を築いてゆくゆくは同じ墓に入りたいって言いたいんですか!?」
加藤凛紗希:「意味わからない。知識は無いけど、マニュアルに従うだけでしょう」
加藤凛紗希:「こっちは普段から銃器扱ってるんだから、手先はある程度器用だけど」
加藤凛紗希:「普段触手に頼ってる、そっちのほうが心配しかない」
愛里アサヒ:「私……私ですか?大丈夫ですよ、器用ですし」
愛里アサヒ:「食品についてる応募券とか切って集めるのよくやってますし」
加藤凛紗希:「あれ器用さ要求されないじゃない……あ」
加藤凛紗希:「ACODESのやつ買ってたら頂戴」
愛里アサヒ:「いやですよ……なんで渡さなきゃいけないんですか、私のモノなのに……」
加藤凛紗希:「どうせ応募しないでしょう」
愛里アサヒ:「失礼な、ちゃんと応募しますよ!不動さんとか甲嶋さんとかに住所借りてですけど」
加藤凛紗希:「……まあいいわ。とにかく、じゃあ」
加藤凛紗希:「やるわよ」
愛里アサヒ:「…………そうですね、やらないと…………」
加藤凛紗希:「まずは非常スイッチを切る……後ろ向いて」
愛里アサヒ:「はい……こうですか?」素直に後ろを向く
加藤凛紗希:「……スイッチ、無いじゃない。形状が違うから……?」
愛里アサヒ:「え!?マニュアルと違うんですか?」
愛里アサヒ:「我々はマニュアル通りに動くマニュアル人間なのに!?」
加藤凛紗希:「首輪じゃないからね、これ……あ」
加藤凛紗希:首輪と首の間に指を入れる。「ありそう」
愛里アサヒ:「ひぃっ!」
愛里アサヒ:「ど、どこ触ってるんですか!?」
加藤凛紗希:「ちょっと……動かないで!」
愛里アサヒ:「ぐ……っ!」
加藤凛紗希:「余計なことしないで」
加藤凛紗希:カチ、と音がなる。
愛里アサヒ:「……か、解除のために仕方なく、こんなことを許してるんですからね……!」
加藤凛紗希:「それは当たり前でしょう」
加藤凛紗希:「次。そこからの動力線を切る」
加藤凛紗希:「こっち向いて」
愛里アサヒ:「は、……はい……」若干赤い顔で向き合う。
加藤凛紗希:ニッパーを持って、それを首筋に当てる。
愛里アサヒ:「ひぅ……っ!」
加藤凛紗希:「大人しくして」
愛里アサヒ:「つ、つめた……っ!何を……!」
加藤凛紗希:「動かれたら手元が狂う」
愛里アサヒ:「す、好きで反応してるわけじゃ……!」
愛里アサヒ:「く……っ」
加藤凛紗希:「すぐ済むから我慢して」
愛里アサヒ:「……は、はやく終わらせてください……」
愛里アサヒ:「……でもその、丁寧にお願いします……」
加藤凛紗希:「……あれ。ちょっと待って、上手く取れない……」
愛里アサヒ:「えっ!?と、とれない?」
加藤凛紗希:「ちょっと強くする」首にもう片手を当てて、締め込むように力を入れる。
愛里アサヒ:「私は死にたくないですからね!凛紗希さんがいくら私と死にたくとも——、ぅあっ!」
加藤凛紗希:「死にたいわけないでしょ」
加藤凛紗希:「まだ彼女たちの輝くさまを全然見ていないのに」
加藤凛紗希:パチン、と配線を切る。
加藤凛紗希:手を離す。
愛里アサヒ:「ぐ……、もう少し優しく……!……はあ、ちゃんと切れました?良かったですけど……」
愛里アサヒ:「……私と死にそうなときくらい私のこと考えてくれませんか?」
加藤凛紗希:「そもそも死ぬつもりがないの」
加藤凛紗希:「……次、もう片方の爆弾に同じ処置」
加藤凛紗希:「お願い」
愛里アサヒ:「ぐふ……今度は私の番ってわけですね」
愛里アサヒ:「はぁい、えっと、後ろを向いてもらうんでしたっけ」
加藤凛紗希:後ろを向く。緑の黒髪が垂れ下がり、首筋は見えない。
愛里アサヒ:「……髪、邪魔じゃないですか?切らないんですか?」
愛里アサヒ:そう言いながら無遠慮に髪を掻き分ける。
加藤凛紗希:「定期的に切りに行くの、面倒で」
加藤凛紗希:「お金もかかるでしょう。身だしなみに最低限以上かけたくないの」
愛里アサヒ:「はあ……凛紗希さん、元はまあ……悪くは……ないんですから……ある程度はナメられないようにしたほうがいいんじゃないですか」
加藤凛紗希:「別に、ナメられてはないでしょう」
愛里アサヒ:「オシャレな人がファンの方がアイドルも喜ぶんじゃないですか?」
加藤凛紗希:「それは……」
加藤凛紗希:「そうかも……」
加藤凛紗希:「お洒落しようかな……なるなる喜ぶかな……」
愛里アサヒ:「………いや、やっぱり別に喜ばないですよ。ファンを個別で認識することないですし」
加藤凛紗希:「じゃあなんでそういうこと言ったの?」
愛里アサヒ:「個体差なんて感じ取れませんって」
加藤凛紗希:「別に個体差を感じ取ってほしいわけじゃないけど……」
愛里アサヒ:「…………別に……ちょっとそういうのを見てみても……いいかなって思っただけで」首と首輪の間に指を入れる。
加藤凛紗希:「……んっ」
愛里アサヒ:「…………なんか……調子狂うんですよね」
愛里アサヒ:「凛紗希さんといると…………」
加藤凛紗希:「そう?悪かったわね」
加藤凛紗希:「じゃあ、組み合わせないように打診でもしたら?」
愛里アサヒ:「いやです!」
加藤凛紗希:「何がよ」
愛里アサヒ:「……いえ別に……私が仕事の事に口だしするのは、その……目をつけられたくないっていうか」
愛里アサヒ:「別に一緒に仕事したくないわけじゃないですし」
加藤凛紗希:「何それ。分からない人」
愛里アサヒ:「凛紗希さんに出来て、私に爆弾の解体出来ないはずないって思うのに……どうしてか、指が震えて」
愛里アサヒ:バキッ
愛里アサヒ:「……バキ?」
加藤凛紗希:「ちょっと……?」
愛里アサヒ:「……………」
加藤凛紗希:「今何か……」
愛里アサヒ:「…………爆発してないです、良かった!!」
愛里アサヒ:「まあ……解除はできなくなっちゃったかもしれませんけど」
加藤凛紗希:「良かったじゃない!」
愛里アサヒ:「爆発しなければ些細なことですよね」
加藤凛紗希:「こいつ……!」
加藤凛紗希:振り向いて、向き直って。
加藤凛紗希:「何も起きなかったから良かったようなものを……!」
加藤凛紗希:「何も……」
加藤凛紗希:「……」
愛里アサヒ:「な、なんですか………」
加藤凛紗希:「カウント、早まってない……?」
愛里アサヒ:「殺人未遂だって言いたいんですか!立証できないと思いますけど……って、え?」
愛里アサヒ:「……ほ、本当です……」
GM:そういうことになってしまったのだった…………


GM:2ラウンド目。
GM:ハプニングチャートはこちら
2:事態が深刻化する。状態変化の進行・周囲への拡大など
ラウンド中の判定難易度を8に変更する。
GM:ということで判定どうぞ!
加藤凛紗希:情報UGN!
加藤凛紗希:3dx+4>=8
DoubleCross : (3R10+4[10]>=8) → 9[5,8,9]+4 → 13 → 成功

愛里アサヒ:やりますねぇ!
愛里アサヒ:情報:噂話で判定!自動巡回ソフトと器物使い使用!
愛里アサヒ:6dx>=8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 10[1,2,6,6,6,10]+6[6] → 16 → 成功

愛里アサヒ:ま、私の方が強いんですけどね
GM:これは逆転ですね
加藤凛紗希:また人の悪い噂を見つけてくることばかりして……陰湿すぎない?
愛里アサヒ:『真実』を知っているだけです
GM:では進行度4/4でFS判定達成です!


GM:ピピピピピピピ……
GM:これまでは安定を保っていた距離のはずだが、爆破を告げるカウントはどんどん早くなっている。
GM:誤動作かあるいは仕様か、更に首輪同士を近付けなければ、すぐにでも爆発してしまうだろう。
愛里アサヒ:「えっヤバいスイッチ壊しちゃったんですかね……簡単に壊れるスイッチ側に問題があるのでは?」
加藤凛紗希:「対破壊セキリティかもしれないけど……このままじゃマズい」
愛里アサヒ:「そ、そうですよ!爆発しちゃいます!」
加藤凛紗希:「……」顔をずいと近づける。
愛里アサヒ:「な、なん………っ」
加藤凛紗希:鼻と鼻が当たろうかという距離。
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「ここか」
加藤凛紗希:「……ここ?」
愛里アサヒ:「な、なんですか!めちゃくちゃ近い……って、あれ、音がゆるやかに……」
加藤凛紗希:「作動範囲が緩和……というか、拡大したみたい」
愛里アサヒ:「……この距離なら大丈夫……ってことですか?」
加藤凛紗希:「そうね……とはいえ、これじゃあ」喋るたびに互いの吐息がかかる。
加藤凛紗希:「支障しか無い」
愛里アサヒ:「ん……っ、ち、近すぎますね……」所在なさげに目を反らす
愛里アサヒ:「…………でもまあ……凛紗希さんが死ぬより良かったです」
加藤凛紗希:「当たり前でしょう。お互い死ぬことになるんだから」
加藤凛紗希:「それは御免よ」
愛里アサヒ:「この距離じゃ解体もできないですね……」
愛里アサヒ:「……まあ凛紗希さんの首輪は私が壊したんですけど……」
加藤凛紗希:「……本当に」
加藤凛紗希:「任せたことを反省してる」
愛里アサヒ:「はい!?ふ、普通はできますし!バカにしないでください!」
GM:その時、君達の端末に連絡が入る。
GM:件の犯人が、近隣の市街地で目撃されたらしい。今も逃走中のようだ。
GM:最も近くにいる支部員は君達しかいない。急ぎ赴いて捕まえるしかない。
加藤凛紗希:「……行くしかないでしょう」
愛里アサヒ:「こんな状況で……!?」
加藤凛紗希:一旦顔を外し、横に並ぶ。
愛里アサヒ:「……でもまあ……そうですよね、行くしかない……」
加藤凛紗希:頬が触れ合うほどの距離だが、横には一応並べる。
加藤凛紗希:肩は完全にぶつかっている。
加藤凛紗希:「行けなくもない……」
愛里アサヒ:「め、めちゃくちゃ動きづらいですね……!」
愛里アサヒ:加藤さんの手を恐る恐る握る。
愛里アサヒ:「離れられないし……このほうが動きやすいかと……思いますけど……」
加藤凛紗希:「……そうね。互いが離れたらまた厄介か。物理的に接合してるわけじゃない」
加藤凛紗希:腕を組み、握り返す。
愛里アサヒ:「合理的ってだけですからね……、う、うぐ」腕を組まれたじろぐ。


GM:斯くして、君達はぴったりとくっ付いて街中を歩いていく。
GM:奇異の目、面白そうな目、微笑まし気な目、いずれにせよ大勢の視線が君達に注がれる。
GM:犯人は中々見つからない。
加藤凛紗希:「……アサヒは普段から、こんなに見られてるの?」
愛里アサヒ:「いやここまでは見られませんよ!こんなに注目されてるのは距離が近すぎるからです!」
愛里アサヒ:「……凛紗希さんも少しは外を歩いたらどうですか?」
加藤凛紗希:「いやだって……そんな時間があったら」
加藤凛紗希:「ライブのDVD見返したいし……」
愛里アサヒ:「……怖いですか?外とか……人とか」
加藤凛紗希:その肌は不健康なほどに白い。
加藤凛紗希:「怖いっていうか……」
加藤凛紗希:「興味がない」
愛里アサヒ:「アイドルには興味があるのに?」
加藤凛紗希:「彼女たちは、知ってるから」
愛里アサヒ:「知ってる?……何をですか?」
加藤凛紗希:「応援してきて。それまでにどれだけ頑張ってきたか」
加藤凛紗希:「そこまでに、どれだけの苦労を乗り越えてきたか」
加藤凛紗希:「だから……愛おしい」
愛里アサヒ:「そんなの……そう言う風に見せてるだけじゃないですか。どこまで本当か分からない」
愛里アサヒ:「見る側が勝手に、都合のいい物語を……解釈してるだけじゃないですか……」
加藤凛紗希:「それでも、そうしてでも輝きたくて、輝いてるなら」
加藤凛紗希:「見てあげなきゃいけない。救われたんだから、救ってあげないと」
愛里アサヒ:「……その、救われたってなんなんですか?」
愛里アサヒ:「それも数時間かかるやつですか?」
加藤凛紗希:「そのうちの一部にでもなれたら、私は幸せ……」
加藤凛紗希:「さっきは結構ですって」
愛里アサヒ:「何時間もは聞きたくないですけど」
愛里アサヒ:「興味がないわけではないです」
愛里アサヒ:「何時間もは聞きたくないですけど」
加藤凛紗希:「2回も言った……」
加藤凛紗希:「ちょっと待って、“組む”から」
愛里アサヒ:「“組む”……?」
加藤凛紗希:「話す内容組み立てる」
加藤凛紗希:「話すと話しすぎるから……」
愛里アサヒ:「そ、そうですか……まあ何時間もは聞きたくないんですけど」
愛里アサヒ:「……別に、気軽に話してくれればいいですよ」
加藤凛紗希:「……私、死のうとしてて」
愛里アサヒ:「…………」
加藤凛紗希:「“仕事”がキツくて。なんか……」
加藤凛紗希:「どうしてこんなにになってまで、知らないどうでもいい連中を守らないといけなんだろうって」
加藤凛紗希:「……それで、その」
加藤凛紗希:「オーヴァードが死ぬには、溺死しか無いだろうって」
愛里アサヒ:握る手に少し力を込める。
加藤凛紗希:「睡眠薬買うために、ドラッグストアに行って」
加藤凛紗希:「有線で。『ブルー・ブルー・ハルシオン』が」
加藤凛紗希:「知らない?」
愛里アサヒ:「………『水底に沈んで……手も、届かなーいー……』」
愛里アサヒ:「…………そんなには知らないですけど」
加藤凛紗希:「!」
加藤凛紗希:「そう、そこがね!」向き直って正面に向く。
加藤凛紗希:首輪が鳴る。
加藤凛紗希:顔を寄せる。
愛里アサヒ:「……本当に好きなんですね」苦笑する。
加藤凛紗希:「水底に沈んで、ってなったから、ふっと気づいて」
加藤凛紗希:「あ、えっと、違うな……水底に沈んで……♪」
愛里アサヒ:「い、いやディティールは大丈夫ですけど……」
加藤凛紗希:「手も、届かなーいー……果て♪」
加藤凛紗希:「きっみの 冷たい唇 が ああ 笑う っよー♪」
加藤凛紗希:「……ふう……」
愛里アサヒ:「う、歌って満足してるじゃないですか……!」
加藤凛紗希:「あれ?何の話だっけ」
加藤凛紗希:「あ、ウッヨッカーの由来はね、今のなるなるのソロパートの」
愛里アサヒ:「いやその話はしてないです」
加藤凛紗希:「うっよー♪が本当に……」
愛里アサヒ:「はあ……、でもまあ大体わかりましたよ、一応……命の恩人なんですね、なるなるは……」
加藤凛紗希:「……ええ。最初はね。その時は」
加藤凛紗希:「……ムカついた」
愛里アサヒ:「ムカついた?凛紗希さんが?なるなるに?」
加藤凛紗希:「人が追い詰められて行こうとしてるところを、よくもまあ、楽しそうに歌いやがってって」
加藤凛紗希:「何を考えてるんだって思って、そこから、ACODESの特集をそのまま聞いてたら」
加藤凛紗希:「……ドラッグストアが閉まって」
加藤凛紗希:「もう、なんかいいやって」
愛里アサヒ:「……本当に、救われてるじゃないですか」
加藤凛紗希:「そう言ったでしょう」
愛里アサヒ:「……ますます、アイドルが嫌いになりました」
愛里アサヒ:「無責任に歌って……、それを聞いた側が勝手に喜んだり悲しんだりして」
愛里アサヒ:「命を救ったなんて……大層なエピソードまでつけて」
愛里アサヒ:「……凛紗希さんがどんどん遠くなる」
加藤凛紗希:「無責任じゃない。あのフレーズには、なるなるの思いが詰まって……」
加藤凛紗希:「私が?遠い?」
加藤凛紗希:「こんなに近いじゃない」息がかかるような距離で。
愛里アサヒ:「こんなに近くにいるのに」
愛里アサヒ:手を握りしめて、じっと瞳を見つめる。
愛里アサヒ:「凛紗希さんは私を見ていない。見つめて居るのはその先の、アイドルです」
愛里アサヒ:「……私は……勝手に、都合のいい物語を解釈するから」
愛里アサヒ:「最近、少し凛紗希さんが顔を出してくれる頻度が増えて……」
愛里アサヒ:「ご飯食べに行ったりとか……過ごす時間が増えたりとか」
愛里アサヒ:「そういうの……」
愛里アサヒ:「……私といて、楽しいからかなって、勝手に思ってしまいます」
愛里アサヒ:「私が……救いになっているのかなって……」
加藤凛紗希:「……」
愛里アサヒ:「……でも、実際はきっと、そんなことはなくて」
愛里アサヒ:「本当の救いになってるのはアイドルで、命も救ってて」
愛里アサヒ:「私は何もできない……」
加藤凛紗希:「楽しくなくはないし。アサヒが、話、聞いてくれるから……」
加藤凛紗希:「……甘えてた」
愛里アサヒ:「別に……甘えたらいいじゃないですか」
愛里アサヒ:「知らないどうでもいい連中を守ってる……仲間なんですし」
加藤凛紗希:「……ええ」
加藤凛紗希:「言っておくけど、私」
加藤凛紗希:「知らなくない人のことは、どうでもよくなんて思ってないから」
愛里アサヒ:「私は、知らないどうでもいい連中じゃないから」
愛里アサヒ:「…………はい」
愛里アサヒ:「私は……手が届くから」
愛里アサヒ:「言いあいもするし、勝っちゃいますけど」
愛里アサヒ:「……でも」
加藤凛紗希:「は?」
加藤凛紗希:「勝ってないでしょ」
愛里アサヒ:「何かあった時に、凛紗希さんに何かできるのは」
愛里アサヒ:「アイドルじゃなくて私なんで」
加藤凛紗希:「訂正してもらえます?」
愛里アサヒ:「え?なんですか」
愛里アサヒ:「さっきの模擬戦はちょっと譲ってあげたかもしれないですけど」
愛里アサヒ:「だいたいは勝ってますし」
加藤凛紗希:「都合のいい頭してないかしら」
加藤凛紗希:「都合のいい物語を解釈するの、やめたほうがいいわよ」
愛里アサヒ:「凛紗希さんこそ現実見たらどうですか?」
加藤凛紗希:「見えてますけど?今は任務中で、市街地の真っ只中で」
加藤凛紗希:「首輪の爆弾が爆発しないように……」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:周囲を見渡す。
愛里アサヒ:「めちゃくちゃ近い距離で……腕を組んで……手を………」
愛里アサヒ:「…………」
加藤凛紗希:「……ば、場所を」
加藤凛紗希:「早く移しましょう」
愛里アサヒ:「そ、そうですね。それがいいです」
愛里アサヒ:「このあたりには犯人も見当たりませんし……」
加藤凛紗希:「あの女は必ずブチ抜く」
愛里アサヒ:「はい。私も絶対許せないです」
加藤凛紗希:手を硬く繋いだまま、往来を急ぐ。


GM:シーン終了。
GM:ロイス購入可!
加藤凛紗希:同僚/愛里アサヒ/信頼/不可解:○/ロイス
加藤凛紗希:これをP信頼へ。
加藤凛紗希:ターゲット/“ファイアワークス”/尽力/憎悪:○/ロイス
加藤凛紗希:これも取ります
加藤凛紗希:購入は照準器狙お
加藤凛紗希:3dx+4>=15
DoubleCross : (3R10+4[10]>=15) → 8[4,5,8]+4 → 12 → 失敗

加藤凛紗希:だめ!以上です
愛里アサヒ:Sロイスを指定します。大切な--/加藤凛紗希/〇P:好き/N:現実を見て欲しい
以下は普通のロイス。敵/"ファイアーワークス"/P:強い/〇N:ナメられてます……
敵/アイドル/P:感謝/〇N:ライバル

愛里アサヒ:購入はボディマ狙い!
愛里アサヒ:4dx+2>=12
DoubleCross : (4R10+2[10]>=12) → 8[2,5,7,8]+2 → 10 → 失敗

愛里アサヒ:…………以上です………
GM: 


【クライマックス】



GM:苦労の甲斐あって、君達は犯人を人気の無い路地まで追い詰めることに成功した。
“ファイアワークス”:「うぅ~~っ……!何で追ってくるの……!」
“ファイアワークス”:「あたし何も悪い事してないでしょ!?」
愛里アサヒ:「悪いことしかしてないですよね!?」
“ファイアワークス”:「誰にも迷惑かけてない!自分が好きな事してるだけなのに……!」
加藤凛紗希:「本気で言っているなら救いようがないわね」
加藤凛紗希:「今」
加藤凛紗希:「現在進行系で」
加藤凛紗希:「迷惑よ」
加藤凛紗希:顔を寄せ合ったまま追い詰めている。
加藤凛紗希:「これ外しなさい」首輪を指す。
愛里アサヒ:「そうですよ……!爆発したらどうするんですか!」
愛里アサヒ:「はやく外してください!」
“ファイアワークス”:「あはは!外すもんですか!ぴったりくっ付いちゃってバカみたい!」
愛里アサヒ:「な、なにがバカみたいですか…………!」
“ファイアワークス”:「ここまでずっとそうやってきたの?恥ずかしい~!」
愛里アサヒ:「そういう首輪をつけたのはあなたでしょう……!」
愛里アサヒ:「ふ、不可抗力じゃないですか……!」
加藤凛紗希:「こいつボコしましょう」
愛里アサヒ:「はい。ボコボコです」
加藤凛紗希:「二度とそんなクチが聞けなくしてやる」
愛里アサヒ:「野良オーヴァードのことを野良ジャームだったって報告することになるだけです」
愛里アサヒ:「証拠はないし怒られません」
“ファイアワークス”:「はあ!?やれるもんならやってみなさいよ!!」
“ファイアワークス”:「あんた達も綺麗な花火にしてあげるから!!」
GM:爆発と共に≪ワーディング≫が放たれる。
GM:衝動判定、難易度9
愛里アサヒ:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 9[3,7,9]+1 → 10 → 成功

GM:≪ワンナイトフィーバー≫の効果により、侵蝕率を任意で100まで上昇可能です。
愛里アサヒ:受けます!侵蝕100に!
加藤凛紗希:7dx+3>=9
DoubleCross : (7R10+3[10]>=9) → 10[1,5,5,7,10,10,10]+10[3,4,10]+6[6]+3 → 29 → 成功

加藤凛紗希:意志つよつよ
愛里アサヒ:意志強すぎないですか?
GM:意志強すぎ
加藤凛紗希:ライブがある日は絶対帰る
加藤凛紗希:ワンナイトフィーバー受けます!
GM:加藤、愛里 (10m) ファイアワークス
GM:戦闘開始です。セットアップから!
“ファイアワークス”:≪アクセル≫行動値+10
愛里アサヒ:セットアップないです!
GM:加藤さんも無しかな
加藤凛紗希:なし!
GM:では行動値20、ファイアワークスの手番です
“ファイアワークス”:マイナー≪アーマークリエイト≫
“ファイアワークス”:装甲値13の防具を作成して装備します
“ファイアワークス”:メジャー≪コンセントレイト:ソラリス≫+≪エクスプロージョン≫+≪ツインバースト≫
“ファイアワークス”:対象二人!
“ファイアワークス”:7DX7+4
DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[1,3,4,7,7,8,9]+10[2,2,4,9]+6[6]+4 → 30

愛里アサヒ:ガード!
愛里アサヒ:≪自動触手≫宣言!24点くらってください!
“ファイアワークス”:ギャッ
加藤凛紗希:ドッジ
“ファイアワークス”:あっそうだ ドッジ不可です
加藤凛紗希:そうじゃん!
加藤凛紗希:じゃあガード!ガード値無いけど!
愛里アサヒ:じゃあ≪崩れずの群れ≫でカバー!
愛里アサヒ:愛里アサヒの侵蝕率を+4増加した。(侵蝕率:100->104)
“ファイアワークス”:死ねーッ!
“ファイアワークス”:4D10+20
DoubleCross : (4D10+20) → 19[7,1,9,2]+20 → 39

愛里アサヒ:カバーして死!“ファイアーワークス”のロイスを昇華して復活!

“ファイアワークス”:“ファイアワークス”の全身が、分厚い装甲に覆われていく。
“ファイアワークス”:その一部が剥離し、火薬に変化。辺りに爆風を撒き散らす!
“ファイアワークス”:「あんた達の血は……どんな色で燃えるのかなァーッ!?あはははーッ!!」
愛里アサヒ:『本当に……趣味が悪いですね……ッ!』
愛里アサヒ:素早く口から触手を吐き出す。
加藤凛紗希:「離れ……」ようとして、
加藤凛紗希:「……ダメか」
加藤凛紗希:首には爆弾。距離を取るわけには行かない。
愛里アサヒ:加藤さんと自分を守るように触手が爆風を遮る。
愛里アサヒ:『グエーッ痛い!熱い!!触手焼かれるの結構痛いんですよね……!』
愛里アサヒ:『……まあ、攻撃は受けましたから。ここから反撃です』
愛里アサヒ:『いつもどおり』
愛里アサヒ:『お互いのやることをやるだけです』
加藤凛紗希:「ええ。私のやることは」
加藤凛紗希:「安全圏からの攻撃」
加藤凛紗希:「つまりここからよ」

GM:行動値9、加藤さんの手番です。
加藤凛紗希:マイナーででボルトアクションライフルの効果を起動
加藤凛紗希:メジャー『倒落への讃歌』:《原初の赤:災いの紅》《傍らに立つ影:腐食の指先》。
加藤凛紗希:ファイアワークスを攻撃。
GM:どうぞ!
加藤凛紗希:5dx+21
DoubleCross : (5R10+21[10]) → 10[1,1,2,4,10]+3[3]+21 → 34

“ファイアワークス”:ガード≪砂の盾≫
GM:ダメージどうぞ!
加藤凛紗希:命中したらまずシーン間の装甲を-20します
加藤凛紗希:そしてダメージ
加藤凛紗希:4d10+8+1d10 もろもろ有効
DoubleCross : (4D10+8+1D10) → 15[2,4,2,7]+8+8[8] → 31

GM:-20て
“ファイアワークス”:装甲ゼロになってHPもかなり減ります
加藤凛紗希:ダメージが入ったらシーン間のガード値-12!
“ファイアワークス”:そっそんな…………
GM:演出どうぞ!

加藤凛紗希:ライフルを組み立てながら取り出す。
加藤凛紗希:「空の 空の 星の雨♪」
加藤凛紗希:歌いながら、触手の合間を縫うような狙撃。
“ファイアワークス”:「そんな攻撃……!」腕を交差させ、装甲で防ごうとする。
加藤凛紗希:それは着弾点に刻印を刻む。
加藤凛紗希:熱を帯びる。その影の熱は、焼き払うほどの温度はない。
“ファイアワークス”:「……?」
加藤凛紗希:制御系の耐熱温度を超えるだけで十分だ。
加藤凛紗希:機械兵であれば、電子回路自体の。
加藤凛紗希:生体兵であれば。
加藤凛紗希:制御を司る脳の、タンパク質の変質温度。
加藤凛紗希:それさえ超えれば、防御行動に用いる神経伝達自体を阻害する。
“ファイアワークス”:「ッッ……あぁあああっ? あっ……がぁあああっ……!?」
加藤凛紗希:彼女は後続へと尾を引く、“熱の刻印者(ジイルコーダー)”。
加藤凛紗希:侵蝕率+6 (侵蝕率:100->106)
“ファイアワークス”:朦朧とする意識で、煮立つ脳がリザレクトを繰り返す。
“ファイアワークス”:「なんでっ……こんな……ひどい……!」
“ファイアワークス”:「暴力を振るうなんて……最低……!」
愛里アサヒ:「ど、どの口が……?」
愛里アサヒ:「私の周りって自分を棚上げする人しかいないんですかね……?」

GM:行動値5、愛里さんの手番です。
愛里アサヒ:これマイナーで接敵したいんですけど
愛里アサヒ:爆発……大丈夫ですか?
GM:ゲーム的には大丈夫です
GM:演出的にはなんか一緒に……移動するとか……
加藤凛紗希:戦闘は一瞬なんでしょきっと
愛里アサヒ:なるほど!
愛里アサヒ:ではマイナーで接敵!
愛里アサヒ:メジャーでコンボ▼紫色 ≪貪欲なる拳≫≪コンセントレイト:エグザイル≫≪ブレインハック≫+西洋剣
愛里アサヒ:あ、うそ
愛里アサヒ:なかった
愛里アサヒ:コンボ▼紫色 ≪貪欲なる拳≫≪コンセントレイト:エグザイル≫+西洋剣
愛里アサヒ:ブレインハックなし!こっちで!
GM:来い!
愛里アサヒ:14dx8+3
DoubleCross : (14R10+3[8]) → 10[1,1,2,3,4,6,7,7,7,7,7,7,8,10]+7[3,7]+3 → 20

加藤凛紗希:C値7じゃない?
愛里アサヒ:あ、ほんとうだ!
愛里アサヒ:振りなおしても……いいですか……?
加藤凛紗希:めっちゃ7出てたのにな……w
GM:よくてよ!
愛里アサヒ:ありがとうございます!
愛里アサヒ:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,3,6,6,6,6,6,7,8,9,10]+4[2,3,3,4]+3 → 17

加藤凛紗希:下がってるし!
愛里アサヒ:さがってる…………
GM:ひどい
加藤凛紗希:上でC7なら宇宙だったのに
“ファイアワークス”:ガード≪砂の盾≫……を使うが……最大レベルなのにガード値0になってる……
GM:ダメージどうぞ!
愛里アサヒ:2d10+4
DoubleCross : (2D10+4) → 16[8,8]+4 → 20

愛里アサヒ:ダイス目はいいのにつつましいダメージをくらえー!
“ファイアワークス”:装甲も溶けて……死!
GM:戦闘終了です。
愛里アサヒ:や、やった!
GM:演出どうぞ!

愛里アサヒ:脳にダメージを受け苦しむ“ファイアワークス”を見やる。
愛里アサヒ:『ふ、ふふ……ナメてきたヤツが苦しむ姿を見るのは最高ですね』
愛里アサヒ:『この為に暴力振るってるところありますからね』
加藤凛紗希:「言い方……」
愛里アサヒ:『でもやっぱり直接手を下すのが一番気持ちがいいですからね、私も——』
愛里アサヒ:近づこうとして、首輪の存在を思い出す。
愛里アサヒ:『……触手使ってる時、手は……空いてるんで』
愛里アサヒ:己より少し背の高い、加藤さんをその腕に抱える。
加藤凛紗希:「はっ?」
愛里アサヒ:『邪魔になってないんで、気に病まないでくださいね』
愛里アサヒ:彼女を抱えたまま駆け出す。
愛里アサヒ:『いいんじゃないですか?ここが一番』
愛里アサヒ:『安全圏ですよ』
加藤凛紗希:「……うん。じゃあ」
加藤凛紗希:「証明して」
愛里アサヒ:脳に伝えながら、触手を伸ばす。剣が印をつけられた”ファイアワークス”を狙って突き出される!
“ファイアワークス”:「……!!」
“ファイアワークス”:能力で保っていた装甲も、既に解除されている。
“ファイアワークス”:剣に貫かれ、
“ファイアワークス”:「ぎっ……うあぁあああーーーっ!!」
“ファイアワークス”:残った装甲が色とりどりの爆発を巻き起こし、そのまま吹き飛ぶ。
GM:同時に、君達の首に巻かれた首輪も効力を失い、脱落する。
加藤凛紗希:「……どうやら、なんとか」
愛里アサヒ:「……とれましたね」腕に抱えたまま、触手をしまう。
加藤凛紗希:「解決したようで」
愛里アサヒ:「やっぱり暴力なんですよね。暴力があればなんでも解決できます」
加藤凛紗希:「もう、これキリがいいわね、こんな任務」
愛里アサヒ:「そうですね。ナメられるのは御免ですし」
愛里アサヒ:「近づきたかったら、首輪なくてもいくらでも近づけますからね」
加藤凛紗希:「まあ、それもそうだ……その」
加藤凛紗希:「そろそろ下ろしてもらえる……?」
加藤凛紗希:「なんかこう……恥ずかしいんだけど」
愛里アサヒ:「え?……ああ、抱えっぱなしでしたね」地面に下ろしながら呟く。
愛里アサヒ:「軽いから持ってる事忘れてました」
愛里アサヒ:「食費削りすぎでは?」
加藤凛紗希:「食事はちゃんととってるわ」
加藤凛紗希:「支部だとカレーがあるし……」
加藤凛紗希:食事のときだけ来ることも多い。
愛里アサヒ:「もっと来たらいいのに……ガネシュさん、呼んだら毎食作ってくれると思いますよ」
加藤凛紗希:「支部が潰された時に」
加藤凛紗希:「他のところにいる部隊が必要でしょう」
加藤凛紗希:「私はそれをしてるだけ」
愛里アサヒ:「そうなったとしても」
愛里アサヒ:「私は凛紗希さんと一緒がいいです」
愛里アサヒ:「凛紗希さんと私がいたら、そもそも支部潰されませんから」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「……バカバカしい。無根拠」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「……考えておく」


GM:バックトラック。
GM:≪ワンナイトフィーバー≫の効果により帰還確定につき省略。
GM:経験点は一律3点差し上げます。お疲れさまでした!
愛里アサヒ:うおー!お疲れ様でした!
加藤凛紗希:さまでした!


【エンディング】



GM:市内 居酒屋


GM:その日の深夜。
GM:事件の報告や後処理も終わり、君達はささやかな打ち上げとして居酒屋を訪れていた。
GM:既に三軒目。かなり酔いも回ってきた頃だ。
加藤凛紗希:「だから!聞いてる!?」
加藤凛紗希:「なるなるは、ソロでやってける実力があるの!」
愛里アサヒ:「聞いてますよ~……私に遺産相続する話ですよね?」
加藤凛紗希:「あの子の歌唱力はすごくて……!世界狙えるの!」
加藤凛紗希:「だけど、ACODESはみんな仲良しだから、卒業してほしいわけじゃなくて……!」
愛里アサヒ:「やっぱり世界の……外国の銀行とかにお金預けたほうがいいんですかね?」
愛里アサヒ:「なんか金持ってるっぽいし……」
加藤凛紗希:「心が2つある~~~!」
愛里アサヒ:「いいんじゃないですか、心とかいくつあっても……」
愛里アサヒ:「心臓とか……急所は分散してたほうが……いいですよ」
加藤凛紗希:「いいの……いいのかな……」
加藤凛紗希:「えへへ……」
愛里アサヒ:「そう……だから資産も外国に分散したほうが……いやリスクも……」
加藤凛紗希:「海外ツアーとかするのかな、ACODESも」
加藤凛紗希:「そしたら追いかけなきゃ……日本人が来てるほうがあの子達も安心よね」
愛里アサヒ:「それだと海外でやる意味がないのでは……?」
加藤凛紗希:「そうだけど~~~」
加藤凛紗希:「広く知ってほしいの!凄さを!」
愛里アサヒ:「そう考えると……海外ツアーってアイドルと関係者が海外旅行したいだけの言い訳なのでは?」
加藤凛紗希:「世界がACODESに気づいて!」
加藤凛紗希:「いいじゃない、海外旅行したって」
愛里アサヒ:「私もタダで海外旅行行きたいです~~!!」
加藤凛紗希:「普段から頑張ってるんだからさ……」
愛里アサヒ:「他人が良い思いをするのはムカつきます」
加藤凛紗希:「じゃあ海外ツアーあったら行く?」
加藤凛紗希:「旅費出すわよ」
加藤凛紗希:「一人だといろいろ面倒だし……」
愛里アサヒ:「えっ!本当ですか!?」
愛里アサヒ:「絶対ですよ!絶対絶対!」
愛里アサヒ:「言質取りましたからね!」
加藤凛紗希:「うん。絶対?絶対……これ美味しい~」
愛里アサヒ:「グヒヒ、凛紗希さんの金で高級ホテル海外旅行~……あ、本当ですね。やっぱりタコおいしいですね」
加藤凛紗希:「共食いじゃない?蛸でしょ、蛸」
加藤凛紗希:「いけないんだ」
愛里アサヒ:「私は人間様ですし……触手も別にタコじゃないので……」
愛里アサヒ:「私が一番えらいから、なにしてもいいんです~」
加藤凛紗希:「一番偉いのはあの子達ですけど?」
愛里アサヒ:「それはないです~」
加藤凛紗希:「特になるなるなんてね」
愛里アサヒ:「アイドルはタコ食べちゃダメです~」
加藤凛紗希:「ソロでやってける実力があるの」
加藤凛紗希:「別にアイドルがタコ食べてもいいでしょ」
加藤凛紗希:「歌が上手いし……」
愛里アサヒ:「そうですよね……やっぱり私に遺産相続してほしいって思ってるってことですよね?」
愛里アサヒ:「アイドルはもっと横文字の……長い名前の……しゃらくさい食べ物食べてればいいんじゃないですか?」
愛里アサヒ:「でも私はァ!」突然デカい声を出す。
加藤凛紗希:「まあ居酒屋行かないか……うるさい!」
愛里アサヒ:「嫌なんですよぉ~~~~凛紗希さんいなくなったら………」
愛里アサヒ:「やだ~~~~~~~~~~」
加藤凛紗希:「メーワクでしょ!」デカイ声で返す
愛里アサヒ:「めーわくかけたこと一回もないです!!!!!騒いだことないですし!!!!!」
加藤凛紗希:「どこも行かないわよ別に……」
加藤凛紗希:「行かないから……」
加藤凛紗希:「ほらよしよし……」
愛里アサヒ:「うう~~あっ鼻水ついた」
愛里アサヒ:「本当ですよぉ~~?ちゃんとヨーロッパ遠征も一緒ですからね~……」
加藤凛紗希:「一緒についてくよ~ 頑張ってるもんね、アイドル」
加藤凛紗希:「ずっと推すから……うわっ何これ」
加藤凛紗希:「汚なっ!」
加藤凛紗希:「おしぼりください!」
加藤凛紗希:「すいませーーん!おしぼり!」
愛里アサヒ:「しぼるんですう!」
加藤凛紗希:「あ、はい、ありがとうございます」
加藤凛紗希:「うるさい……?すいません……」
愛里アサヒ:「そうだ!もっとしぼれ!りしゃき!」
愛里アサヒ:「あっすいません……」
加藤凛紗希:「静かにだって」
愛里アサヒ:「そうですね、静かに騒ぎましょう」
加藤凛紗希:おしぼりで袖を拭きながら。「あ」
加藤凛紗希:「マズいマズい」
加藤凛紗希:「爆発するじゃない」
愛里アサヒ:「え?ば、ばくはつ?」
加藤凛紗希:肩を寄せる。
加藤凛紗希:「危ないよ~」
愛里アサヒ:「凛紗希さん、それもう終わったやつ……もお~」
愛里アサヒ:「仕方ない子ですね~?凛紗希さんは~~~」
加藤凛紗希:うつらうつらと船を漕ぎ始める。
愛里アサヒ:「ちょっと~~、何寝てるんですか~!許可出してませんよ!」
加藤凛紗希:「寝てない」
加藤凛紗希:「全然寝てない」
愛里アサヒ:「寝てました~」
愛里アサヒ:「ヨダレ垂れてました~」
加藤凛紗希:「えっ」口元を拭う。
加藤凛紗希:「垂れてない」
愛里アサヒ:「凛紗希さんの寝顔可愛かったな~、ぷぷぷ」
加藤凛紗希:「寝てない」
加藤凛紗希:「全然寝てない」
愛里アサヒ:「分からないくらい寝てたってことじゃないですか~」
愛里アサヒ:「あー面白いですね」
加藤凛紗希:「うん」
愛里アサヒ:「凛紗希さんメチャクチャ酔ってるんですもん」
愛里アサヒ:「私がしっかりしてて本当に良かった~」
加藤凛紗希:「じぇんぜん酔ってないから!」
愛里アサヒ:「いえてないでしゅし!ぷぷぷ」
愛里アサヒ:「……こんなふうに仲のいい人、いなかったから」
愛里アサヒ:「悪くはないですね~」
加藤凛紗希:「うん。私も居なかったから。友達」
愛里アサヒ:「…………そうなんですか?意外」
加藤凛紗希:「自分の話ばっかりしてつまんないって……」
愛里アサヒ:「そうなんですか?凛紗希さんの話は面白いですけどね」
加藤凛紗希:「話したいことしかしゃべんないって!」
愛里アサヒ:「凛紗希さんが面白いから」
加藤凛紗希:「話したいことを喋って何が悪いの?」
愛里アサヒ:「まあ、見合うレベルにいない人々だったんですよ、私の周りはそうでしたし」
愛里アサヒ:「私は凛紗希さんの話聞くの好きですよ」
加藤凛紗希:「……嬉しい」
愛里アサヒ:「いいんじゃないですか?有象無象のどうでもいい……うわべの寂しさを解消するための群れじゃなくて」
愛里アサヒ:「今は私がいるんですから」
加藤凛紗希:「うん。アサヒが居る」
加藤凛紗希:「これからも、一緒に」
加藤凛紗希:「なるなる推そうね」
愛里アサヒ:「…………ん?」
愛里アサヒ:「私はなるなる推しではないですけど……」
加藤凛紗希:「あれ……?ゆっぴーだっけ」
加藤凛紗希:「くらたん?きゅり?」
愛里アサヒ:「いや……そういうのじゃなくて」
愛里アサヒ:「まあ強いていうなら……」
愛里アサヒ:「……凛紗希さん?」
加藤凛紗希:「んー?」
愛里アサヒ:「いやだから」
加藤凛紗希:「じゃあ、私もアサヒ推すね」
愛里アサヒ:「推し……っていうか好きなのは凛紗希さん……え?」
愛里アサヒ:「私アイドルじゃないですよ?」
加藤凛紗希:「私もアイドルじゃないよ~」
愛里アサヒ:「それはそうですけど……だって凛紗希さんは」
愛里アサヒ:「アイドルよりずっと近くて遠いから、アイドルじゃないですよ」
加藤凛紗希:「遠い?」
加藤凛紗希:「近いじゃん」手を握る。
愛里アサヒ:「近いですけど……」
愛里アサヒ:「……ちゃんと、私のこと、見てくれますか?」
加藤凛紗希:「……」じっと見る。
加藤凛紗希:「……顔」
加藤凛紗希:「かわいい」
愛里アサヒ:「な…………」
愛里アサヒ:「あ、………ば、バカに………、……してないですよね………」
愛里アサヒ:「凛紗希さんこそ………綺麗な顔してますから」
愛里アサヒ:「……オシャレな姿、見てみたくなります」
加藤凛紗希:「じゃあ、それも行きましょ」
加藤凛紗希:「ACODESの海外ツアー行こ~!」
加藤凛紗希:「早く早く」
加藤凛紗希:立ち上がる。ふらつく。
愛里アサヒ:「…………はあ。まあ、凛紗希さんの好きな気持ちを、全て私に向けて欲しいわけじゃないんです」
加藤凛紗希:手はつないだまま。
愛里アサヒ:「ほら、無理しちゃダメですよ……倒れられたら色々面倒ですから」引っ張られるように立ち上がり、その体を支えるように抱き留める。
加藤凛紗希:「行きましょうね、一緒に」
愛里アサヒ:「……妬ましいとか、腹立たしいとか、そういう気持ちにならない人……初めてで」
愛里アサヒ:「よく分からないんですけど……」
愛里アサヒ:「……好きですよ、凛紗希さんのこと」
愛里アサヒ:「海外でもどこでも、一緒に行きましょう」


GM:一夜二人転 愛里アサヒ/加藤凛紗希
GM:おわり