【ミドルフェイズ】
GM:ミドルシーンに入ります。
GM:ミドルシーンは侵蝕率を80%で固定とし、変動しません。
GM:進行はFS判定で行います。
使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4
財産点使用可能。
特殊ルールとして、片方が支援判定を行い、成功した場合、もう片方の達成値を+3し、最大達成値を10とする。使用技能は≪意志≫とする。
GM:1ラウンド目のハプニングチャートはこちら。
4:二人で協力して作業に当たる。
進行判定の前に二人とも難易度5の≪意志≫判定を行い、成功した場合ラウンド中の判定ダイスを+5個する。
GM:というわけで判定どうぞ!
加藤凛紗希:7dx+3>=5
DoubleCross : (7R10+3[10]>=5) → 10[3,7,8,8,9,9,10]+1[1]+3 → 14 → 成功
加藤凛紗希:意志つよの民
愛里アサヒ:協力して作業!意志判定の思い出の一品は器物使い乗りますか?
愛里アサヒ:強い意志
GM:思い出の一品は確かパッシブだから……乗らない……?
GM:(うろ覚え)
愛里アサヒ:はーい!了解!結構人による感じなイメージです
愛里アサヒ:1dx+1>=5
DoubleCross : (1R10+1[10]>=5) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル
愛里アサヒ:弱い意志
GM:意志よわ
加藤凛紗希:よわーい♡
加藤凛紗希:本判定は情報UGNで振ります
愛里アサヒ:よ、弱くないですし……!!
GM:それでよく攻めに回ろうと出来たもんだな!
加藤凛紗希:8dx+4>=5
DoubleCross : (8R10+4[10]>=5) → 10[3,3,5,5,7,8,8,10]+2[2]+4 → 16 → 成功
加藤凛紗希:まあ当然ですね……
GM:つよ……
愛里アサヒ:つよ……
GM:つ……つぎ愛里行け!
GM:見せてやりな 本物ってやつを
愛里アサヒ:ま、まあ余裕ですよ 情報:噂話で判定 自動巡回ソフトと器物使い
愛里アサヒ:6dx>=6
DoubleCross : (6R10[10]>=6) → 8[1,2,3,6,7,8] → 8 → 成功
愛里アサヒ:ほら…………成功…………
GM:ふつう…………
GM:ともあれ成功!進行度は2/4です
GM:第七地区 廃倉庫
GM:状況を支部に連絡すると、以前同一犯が用いたと思われる爆弾を、運よく事前に解除できた際のマニュアルが送られてきた。
GM:爆弾処理専門の職員は現在、近くにいないらしい。君達はマニュアルに従って爆弾を解除すべく、人気の無い廃倉庫を訪れた。
加藤凛紗希:「……工具が残っていて何より」肩を寄せあったまま、工場内を漁っている。
GM:自分の首輪を自分で解除するのは至難の業なので、お互い相手の首輪の解除を試みることになるだろう。当然のことですね そういうことになりました
愛里アサヒ:「はあ……なんで爆弾の解体なんか……」ブツブツ言いながら横で適当に物色している
愛里アサヒ:「だいたい凛紗希さんに解体なんてできるんですか?一歩間違ったら私死ぬんですけど?」
加藤凛紗希:「大丈夫よ」
加藤凛紗希:「その時は私も死ぬもの」
加藤凛紗希:「この距離で爆発すればそうなる」
愛里アサヒ:「…………なにも大丈夫じゃないじゃないですか」
愛里アサヒ:「何も大丈夫じゃないじゃないですか!?一緒に死にたいんですか!?」
愛里アサヒ:「幸せな家庭を築いてゆくゆくは同じ墓に入りたいって言いたいんですか!?」
加藤凛紗希:「意味わからない。知識は無いけど、マニュアルに従うだけでしょう」
加藤凛紗希:「こっちは普段から銃器扱ってるんだから、手先はある程度器用だけど」
加藤凛紗希:「普段触手に頼ってる、そっちのほうが心配しかない」
愛里アサヒ:「私……私ですか?大丈夫ですよ、器用ですし」
愛里アサヒ:「食品についてる応募券とか切って集めるのよくやってますし」
加藤凛紗希:「あれ器用さ要求されないじゃない……あ」
加藤凛紗希:「ACODESのやつ買ってたら頂戴」
愛里アサヒ:「いやですよ……なんで渡さなきゃいけないんですか、私のモノなのに……」
加藤凛紗希:「どうせ応募しないでしょう」
愛里アサヒ:「失礼な、ちゃんと応募しますよ!不動さんとか甲嶋さんとかに住所借りてですけど」
加藤凛紗希:「……まあいいわ。とにかく、じゃあ」
加藤凛紗希:「やるわよ」
愛里アサヒ:「…………そうですね、やらないと…………」
加藤凛紗希:「まずは非常スイッチを切る……後ろ向いて」
愛里アサヒ:「はい……こうですか?」素直に後ろを向く
加藤凛紗希:「……スイッチ、無いじゃない。形状が違うから……?」
愛里アサヒ:「え!?マニュアルと違うんですか?」
愛里アサヒ:「我々はマニュアル通りに動くマニュアル人間なのに!?」
加藤凛紗希:「首輪じゃないからね、これ……あ」
加藤凛紗希:首輪と首の間に指を入れる。「ありそう」
愛里アサヒ:「ひぃっ!」
愛里アサヒ:「ど、どこ触ってるんですか!?」
加藤凛紗希:「ちょっと……動かないで!」
愛里アサヒ:「ぐ……っ!」
加藤凛紗希:「余計なことしないで」
加藤凛紗希:カチ、と音がなる。
愛里アサヒ:「……か、解除のために仕方なく、こんなことを許してるんですからね……!」
加藤凛紗希:「それは当たり前でしょう」
加藤凛紗希:「次。そこからの動力線を切る」
加藤凛紗希:「こっち向いて」
愛里アサヒ:「は、……はい……」若干赤い顔で向き合う。
加藤凛紗希:ニッパーを持って、それを首筋に当てる。
愛里アサヒ:「ひぅ……っ!」
加藤凛紗希:「大人しくして」
愛里アサヒ:「つ、つめた……っ!何を……!」
加藤凛紗希:「動かれたら手元が狂う」
愛里アサヒ:「す、好きで反応してるわけじゃ……!」
愛里アサヒ:「く……っ」
加藤凛紗希:「すぐ済むから我慢して」
愛里アサヒ:「……は、はやく終わらせてください……」
愛里アサヒ:「……でもその、丁寧にお願いします……」
加藤凛紗希:「……あれ。ちょっと待って、上手く取れない……」
愛里アサヒ:「えっ!?と、とれない?」
加藤凛紗希:「ちょっと強くする」首にもう片手を当てて、締め込むように力を入れる。
愛里アサヒ:「私は死にたくないですからね!凛紗希さんがいくら私と死にたくとも——、ぅあっ!」
加藤凛紗希:「死にたいわけないでしょ」
加藤凛紗希:「まだ彼女たちの輝くさまを全然見ていないのに」
加藤凛紗希:パチン、と配線を切る。
加藤凛紗希:手を離す。
愛里アサヒ:「ぐ……、もう少し優しく……!……はあ、ちゃんと切れました?良かったですけど……」
愛里アサヒ:「……私と死にそうなときくらい私のこと考えてくれませんか?」
加藤凛紗希:「そもそも死ぬつもりがないの」
加藤凛紗希:「……次、もう片方の爆弾に同じ処置」
加藤凛紗希:「お願い」
愛里アサヒ:「ぐふ……今度は私の番ってわけですね」
愛里アサヒ:「はぁい、えっと、後ろを向いてもらうんでしたっけ」
加藤凛紗希:後ろを向く。緑の黒髪が垂れ下がり、首筋は見えない。
愛里アサヒ:「……髪、邪魔じゃないですか?切らないんですか?」
愛里アサヒ:そう言いながら無遠慮に髪を掻き分ける。
加藤凛紗希:「定期的に切りに行くの、面倒で」
加藤凛紗希:「お金もかかるでしょう。身だしなみに最低限以上かけたくないの」
愛里アサヒ:「はあ……凛紗希さん、元はまあ……悪くは……ないんですから……ある程度はナメられないようにしたほうがいいんじゃないですか」
加藤凛紗希:「別に、ナメられてはないでしょう」
愛里アサヒ:「オシャレな人がファンの方がアイドルも喜ぶんじゃないですか?」
加藤凛紗希:「それは……」
加藤凛紗希:「そうかも……」
加藤凛紗希:「お洒落しようかな……なるなる喜ぶかな……」
愛里アサヒ:「………いや、やっぱり別に喜ばないですよ。ファンを個別で認識することないですし」
加藤凛紗希:「じゃあなんでそういうこと言ったの?」
愛里アサヒ:「個体差なんて感じ取れませんって」
加藤凛紗希:「別に個体差を感じ取ってほしいわけじゃないけど……」
愛里アサヒ:「…………別に……ちょっとそういうのを見てみても……いいかなって思っただけで」首と首輪の間に指を入れる。
加藤凛紗希:「……んっ」
愛里アサヒ:「…………なんか……調子狂うんですよね」
愛里アサヒ:「凛紗希さんといると…………」
加藤凛紗希:「そう?悪かったわね」
加藤凛紗希:「じゃあ、組み合わせないように打診でもしたら?」
愛里アサヒ:「いやです!」
加藤凛紗希:「何がよ」
愛里アサヒ:「……いえ別に……私が仕事の事に口だしするのは、その……目をつけられたくないっていうか」
愛里アサヒ:「別に一緒に仕事したくないわけじゃないですし」
加藤凛紗希:「何それ。分からない人」
愛里アサヒ:「凛紗希さんに出来て、私に爆弾の解体出来ないはずないって思うのに……どうしてか、指が震えて」
愛里アサヒ:バキッ
愛里アサヒ:「……バキ?」
加藤凛紗希:「ちょっと……?」
愛里アサヒ:「……………」
加藤凛紗希:「今何か……」
愛里アサヒ:「…………爆発してないです、良かった!!」
愛里アサヒ:「まあ……解除はできなくなっちゃったかもしれませんけど」
加藤凛紗希:「良かったじゃない!」
愛里アサヒ:「爆発しなければ些細なことですよね」
加藤凛紗希:「こいつ……!」
加藤凛紗希:振り向いて、向き直って。
加藤凛紗希:「何も起きなかったから良かったようなものを……!」
加藤凛紗希:「何も……」
加藤凛紗希:「……」
愛里アサヒ:「な、なんですか………」
加藤凛紗希:「カウント、早まってない……?」
愛里アサヒ:「殺人未遂だって言いたいんですか!立証できないと思いますけど……って、え?」
愛里アサヒ:「……ほ、本当です……」
GM:そういうことになってしまったのだった…………
GM:2ラウンド目。
GM:ハプニングチャートはこちら
2:事態が深刻化する。状態変化の進行・周囲への拡大など
ラウンド中の判定難易度を8に変更する。
GM:ということで判定どうぞ!
加藤凛紗希:情報UGN!
加藤凛紗希:3dx+4>=8
DoubleCross : (3R10+4[10]>=8) → 9[5,8,9]+4 → 13 → 成功
愛里アサヒ:やりますねぇ!
愛里アサヒ:情報:噂話で判定!自動巡回ソフトと器物使い使用!
愛里アサヒ:6dx>=8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 10[1,2,6,6,6,10]+6[6] → 16 → 成功
愛里アサヒ:ま、私の方が強いんですけどね
GM:これは逆転ですね
加藤凛紗希:また人の悪い噂を見つけてくることばかりして……陰湿すぎない?
愛里アサヒ:『真実』を知っているだけです
GM:では進行度4/4でFS判定達成です!
GM:ピピピピピピピ……
GM:これまでは安定を保っていた距離のはずだが、爆破を告げるカウントはどんどん早くなっている。
GM:誤動作かあるいは仕様か、更に首輪同士を近付けなければ、すぐにでも爆発してしまうだろう。
愛里アサヒ:「えっヤバいスイッチ壊しちゃったんですかね……簡単に壊れるスイッチ側に問題があるのでは?」
加藤凛紗希:「対破壊セキリティかもしれないけど……このままじゃマズい」
愛里アサヒ:「そ、そうですよ!爆発しちゃいます!」
加藤凛紗希:「……」顔をずいと近づける。
愛里アサヒ:「な、なん………っ」
加藤凛紗希:鼻と鼻が当たろうかという距離。
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:「ここか」
加藤凛紗希:「……ここ?」
愛里アサヒ:「な、なんですか!めちゃくちゃ近い……って、あれ、音がゆるやかに……」
加藤凛紗希:「作動範囲が緩和……というか、拡大したみたい」
愛里アサヒ:「……この距離なら大丈夫……ってことですか?」
加藤凛紗希:「そうね……とはいえ、これじゃあ」喋るたびに互いの吐息がかかる。
加藤凛紗希:「支障しか無い」
愛里アサヒ:「ん……っ、ち、近すぎますね……」所在なさげに目を反らす
愛里アサヒ:「…………でもまあ……凛紗希さんが死ぬより良かったです」
加藤凛紗希:「当たり前でしょう。お互い死ぬことになるんだから」
加藤凛紗希:「それは御免よ」
愛里アサヒ:「この距離じゃ解体もできないですね……」
愛里アサヒ:「……まあ凛紗希さんの首輪は私が壊したんですけど……」
加藤凛紗希:「……本当に」
加藤凛紗希:「任せたことを反省してる」
愛里アサヒ:「はい!?ふ、普通はできますし!バカにしないでください!」
GM:その時、君達の端末に連絡が入る。
GM:件の犯人が、近隣の市街地で目撃されたらしい。今も逃走中のようだ。
GM:最も近くにいる支部員は君達しかいない。急ぎ赴いて捕まえるしかない。
加藤凛紗希:「……行くしかないでしょう」
愛里アサヒ:「こんな状況で……!?」
加藤凛紗希:一旦顔を外し、横に並ぶ。
愛里アサヒ:「……でもまあ……そうですよね、行くしかない……」
加藤凛紗希:頬が触れ合うほどの距離だが、横には一応並べる。
加藤凛紗希:肩は完全にぶつかっている。
加藤凛紗希:「行けなくもない……」
愛里アサヒ:「め、めちゃくちゃ動きづらいですね……!」
愛里アサヒ:加藤さんの手を恐る恐る握る。
愛里アサヒ:「離れられないし……このほうが動きやすいかと……思いますけど……」
加藤凛紗希:「……そうね。互いが離れたらまた厄介か。物理的に接合してるわけじゃない」
加藤凛紗希:腕を組み、握り返す。
愛里アサヒ:「合理的ってだけですからね……、う、うぐ」腕を組まれたじろぐ。
GM:斯くして、君達はぴったりとくっ付いて街中を歩いていく。
GM:奇異の目、面白そうな目、微笑まし気な目、いずれにせよ大勢の視線が君達に注がれる。
GM:犯人は中々見つからない。
加藤凛紗希:「……アサヒは普段から、こんなに見られてるの?」
愛里アサヒ:「いやここまでは見られませんよ!こんなに注目されてるのは距離が近すぎるからです!」
愛里アサヒ:「……凛紗希さんも少しは外を歩いたらどうですか?」
加藤凛紗希:「いやだって……そんな時間があったら」
加藤凛紗希:「ライブのDVD見返したいし……」
愛里アサヒ:「……怖いですか?外とか……人とか」
加藤凛紗希:その肌は不健康なほどに白い。
加藤凛紗希:「怖いっていうか……」
加藤凛紗希:「興味がない」
愛里アサヒ:「アイドルには興味があるのに?」
加藤凛紗希:「彼女たちは、知ってるから」
愛里アサヒ:「知ってる?……何をですか?」
加藤凛紗希:「応援してきて。それまでにどれだけ頑張ってきたか」
加藤凛紗希:「そこまでに、どれだけの苦労を乗り越えてきたか」
加藤凛紗希:「だから……愛おしい」
愛里アサヒ:「そんなの……そう言う風に見せてるだけじゃないですか。どこまで本当か分からない」
愛里アサヒ:「見る側が勝手に、都合のいい物語を……解釈してるだけじゃないですか……」
加藤凛紗希:「それでも、そうしてでも輝きたくて、輝いてるなら」
加藤凛紗希:「見てあげなきゃいけない。救われたんだから、救ってあげないと」
愛里アサヒ:「……その、救われたってなんなんですか?」
愛里アサヒ:「それも数時間かかるやつですか?」
加藤凛紗希:「そのうちの一部にでもなれたら、私は幸せ……」
加藤凛紗希:「さっきは結構ですって」
愛里アサヒ:「何時間もは聞きたくないですけど」
愛里アサヒ:「興味がないわけではないです」
愛里アサヒ:「何時間もは聞きたくないですけど」
加藤凛紗希:「2回も言った……」
加藤凛紗希:「ちょっと待って、“組む”から」
愛里アサヒ:「“組む”……?」
加藤凛紗希:「話す内容組み立てる」
加藤凛紗希:「話すと話しすぎるから……」
愛里アサヒ:「そ、そうですか……まあ何時間もは聞きたくないんですけど」
愛里アサヒ:「……別に、気軽に話してくれればいいですよ」
加藤凛紗希:「……私、死のうとしてて」
愛里アサヒ:「…………」
加藤凛紗希:「“仕事”がキツくて。なんか……」
加藤凛紗希:「どうしてこんなにになってまで、知らないどうでもいい連中を守らないといけなんだろうって」
加藤凛紗希:「……それで、その」
加藤凛紗希:「オーヴァードが死ぬには、溺死しか無いだろうって」
愛里アサヒ:握る手に少し力を込める。
加藤凛紗希:「睡眠薬買うために、ドラッグストアに行って」
加藤凛紗希:「有線で。『ブルー・ブルー・ハルシオン』が」
加藤凛紗希:「知らない?」
愛里アサヒ:「………『水底に沈んで……手も、届かなーいー……』」
愛里アサヒ:「…………そんなには知らないですけど」
加藤凛紗希:「!」
加藤凛紗希:「そう、そこがね!」向き直って正面に向く。
加藤凛紗希:首輪が鳴る。
加藤凛紗希:顔を寄せる。
愛里アサヒ:「……本当に好きなんですね」苦笑する。
加藤凛紗希:「水底に沈んで、ってなったから、ふっと気づいて」
加藤凛紗希:「あ、えっと、違うな……水底に沈んで……♪」
愛里アサヒ:「い、いやディティールは大丈夫ですけど……」
加藤凛紗希:「手も、届かなーいー……果て♪」
加藤凛紗希:「きっみの 冷たい唇 が ああ 笑う っよー♪」
加藤凛紗希:「……ふう……」
愛里アサヒ:「う、歌って満足してるじゃないですか……!」
加藤凛紗希:「あれ?何の話だっけ」
加藤凛紗希:「あ、ウッヨッカーの由来はね、今のなるなるのソロパートの」
愛里アサヒ:「いやその話はしてないです」
加藤凛紗希:「うっよー♪が本当に……」
愛里アサヒ:「はあ……、でもまあ大体わかりましたよ、一応……命の恩人なんですね、なるなるは……」
加藤凛紗希:「……ええ。最初はね。その時は」
加藤凛紗希:「……ムカついた」
愛里アサヒ:「ムカついた?凛紗希さんが?なるなるに?」
加藤凛紗希:「人が追い詰められて行こうとしてるところを、よくもまあ、楽しそうに歌いやがってって」
加藤凛紗希:「何を考えてるんだって思って、そこから、ACODESの特集をそのまま聞いてたら」
加藤凛紗希:「……ドラッグストアが閉まって」
加藤凛紗希:「もう、なんかいいやって」
愛里アサヒ:「……本当に、救われてるじゃないですか」
加藤凛紗希:「そう言ったでしょう」
愛里アサヒ:「……ますます、アイドルが嫌いになりました」
愛里アサヒ:「無責任に歌って……、それを聞いた側が勝手に喜んだり悲しんだりして」
愛里アサヒ:「命を救ったなんて……大層なエピソードまでつけて」
愛里アサヒ:「……凛紗希さんがどんどん遠くなる」
加藤凛紗希:「無責任じゃない。あのフレーズには、なるなるの思いが詰まって……」
加藤凛紗希:「私が?遠い?」
加藤凛紗希:「こんなに近いじゃない」息がかかるような距離で。
愛里アサヒ:「こんなに近くにいるのに」
愛里アサヒ:手を握りしめて、じっと瞳を見つめる。
愛里アサヒ:「凛紗希さんは私を見ていない。見つめて居るのはその先の、アイドルです」
愛里アサヒ:「……私は……勝手に、都合のいい物語を解釈するから」
愛里アサヒ:「最近、少し凛紗希さんが顔を出してくれる頻度が増えて……」
愛里アサヒ:「ご飯食べに行ったりとか……過ごす時間が増えたりとか」
愛里アサヒ:「そういうの……」
愛里アサヒ:「……私といて、楽しいからかなって、勝手に思ってしまいます」
愛里アサヒ:「私が……救いになっているのかなって……」
加藤凛紗希:「……」
愛里アサヒ:「……でも、実際はきっと、そんなことはなくて」
愛里アサヒ:「本当の救いになってるのはアイドルで、命も救ってて」
愛里アサヒ:「私は何もできない……」
加藤凛紗希:「楽しくなくはないし。アサヒが、話、聞いてくれるから……」
加藤凛紗希:「……甘えてた」
愛里アサヒ:「別に……甘えたらいいじゃないですか」
愛里アサヒ:「知らないどうでもいい連中を守ってる……仲間なんですし」
加藤凛紗希:「……ええ」
加藤凛紗希:「言っておくけど、私」
加藤凛紗希:「知らなくない人のことは、どうでもよくなんて思ってないから」
愛里アサヒ:「私は、知らないどうでもいい連中じゃないから」
愛里アサヒ:「…………はい」
愛里アサヒ:「私は……手が届くから」
愛里アサヒ:「言いあいもするし、勝っちゃいますけど」
愛里アサヒ:「……でも」
加藤凛紗希:「は?」
加藤凛紗希:「勝ってないでしょ」
愛里アサヒ:「何かあった時に、凛紗希さんに何かできるのは」
愛里アサヒ:「アイドルじゃなくて私なんで」
加藤凛紗希:「訂正してもらえます?」
愛里アサヒ:「え?なんですか」
愛里アサヒ:「さっきの模擬戦はちょっと譲ってあげたかもしれないですけど」
愛里アサヒ:「だいたいは勝ってますし」
加藤凛紗希:「都合のいい頭してないかしら」
加藤凛紗希:「都合のいい物語を解釈するの、やめたほうがいいわよ」
愛里アサヒ:「凛紗希さんこそ現実見たらどうですか?」
加藤凛紗希:「見えてますけど?今は任務中で、市街地の真っ只中で」
加藤凛紗希:「首輪の爆弾が爆発しないように……」
加藤凛紗希:「……」
加藤凛紗希:周囲を見渡す。
愛里アサヒ:「めちゃくちゃ近い距離で……腕を組んで……手を………」
愛里アサヒ:「…………」
加藤凛紗希:「……ば、場所を」
加藤凛紗希:「早く移しましょう」
愛里アサヒ:「そ、そうですね。それがいいです」
愛里アサヒ:「このあたりには犯人も見当たりませんし……」
加藤凛紗希:「あの女は必ずブチ抜く」
愛里アサヒ:「はい。私も絶対許せないです」
加藤凛紗希:手を硬く繋いだまま、往来を急ぐ。
GM:シーン終了。
GM:ロイス購入可!
加藤凛紗希:同僚/愛里アサヒ/信頼/不可解:○/ロイス
加藤凛紗希:これをP信頼へ。
加藤凛紗希:ターゲット/“ファイアワークス”/尽力/憎悪:○/ロイス
加藤凛紗希:これも取ります
加藤凛紗希:購入は照準器狙お
加藤凛紗希:3dx+4>=15
DoubleCross : (3R10+4[10]>=15) → 8[4,5,8]+4 → 12 → 失敗
加藤凛紗希:だめ!以上です
愛里アサヒ:Sロイスを指定します。大切な--/加藤凛紗希/〇P:好き/N:現実を見て欲しい
以下は普通のロイス。敵/"ファイアーワークス"/P:強い/〇N:ナメられてます……
敵/アイドル/P:感謝/〇N:ライバル
愛里アサヒ:購入はボディマ狙い!
愛里アサヒ:4dx+2>=12
DoubleCross : (4R10+2[10]>=12) → 8[2,5,7,8]+2 → 10 → 失敗
愛里アサヒ:…………以上です………
GM: