『アカデミア・フォーリング』(GM:すかいはい)


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【関連セッション】
『アカデミア・ナイト』
『アカデミア・フォーリング』
『アカデミア・ライジング』
『オールスター・アカデミア』

“アフターグロウ”愛染(あいぜん)ミミカキャラシート(PC1:すきゃっと)
“ハリサキ”桜井(さくらい)亜衣良(あいら)キャラシート(PC2:自動)
“ドーンコーラス”池田(いけだ)真葵(まおい)キャラシート(PC3:DT)
“一撃番長/ワンショットオールイン”一番ヶ瀬(いちばんがぜ)天志(たかし)キャラシート(PC4:馴染)

【Index】

オープニング:池田真葵
オープニング:愛染ミミカ
オープニング:桜井亜衣良
オープニング:一番ヶ瀬天志
ミドルフェイズ1
ミドルフェイズ2
ハンドアウトシーン1
ミドルフェイズ3
ミドルフェイズ4
ミドルフェイズ5
交流シーン1
交流シーン2
ミドルフェイズ6
ハンドアウトシーン2
ミドルフェイズ7
ハンドアウトシーン3
ミドルフェイズ8
ハンドアウトシーン4
クライマックス
エンディング:一番ヶ瀬天志
エンディング:池田真葵
エンディング:桜井亜衣良
エンディング:愛染ミミカ
エンディング:合同

【プリプレイ】

GM:それでは、これよりセッションを始めていきたいと思います。
GM:まずはPCの自己紹介からです。
GM:自己紹介はPCの番号順でいきましょう。
GM:まずはPC①!愛染さん、お願いします!
愛染ミミカ:はい!
愛染ミミカキャラシート
愛染ミミカ:愛染(あいぜん)ミミカ、17歳です
愛染ミミカ:アカデミア高等部2年生。ギャルです。
GM:ギャルだ!
愛染ミミカ:束縛を嫌って自由を愛する性格で、ぜんぜん校則を守らないので不良生徒として扱われています。遅刻とかしまくり
GM:いけない子だ
愛染ミミカ:常にあちこちをふらふらしていて、色んなところに神出鬼没に顔を出しています。
愛染ミミカ:初対面の相手とも異様に距離が近く。異常に交友関係が広いです。おかげでコネがいっぱいある
愛染ミミカ:ノリと顔の良さで人生なんとかしてきたタイプですね
GM:すごいタイプ
愛染ミミカ:能力はハヌマーン/バロール。重力・空力操作により、色んなものを弾丸にして射出できます。
愛染ミミカ:性能的にはブーメランアスピスとAランク:スペシャリストで色んな判定の達成値を底上げします。
GM:万能だな……!
愛染ミミカ:ミドルで強いので戦闘はそこそこ……そんな感じです!
愛染ミミカ:初アカデミアで緊張してますがたのしみ!よろしくお願いします!
GM:では、そんな万能型の愛染さんのノーマルハンドアウトはこちら!
Nハンドアウト(PC①) ロイス:“コメディアン” 推奨感情 P:執着/N:憎悪
クイックスタート:疾走する牙 カヴァー/ワークス:高校生的ななんか/特になし
 キミは、オーヴァードアカデミアに通う普通のオーヴァード高校生だ。ある日のこと、キミが目を覚ますとキミの首には物々しい首輪型の爆弾がくくりつけられていた。これではまるで格好良い映画のキービジュアルか何かのようではないか。
 困惑するキミの前に『笑い顔の男の仮面』を着けた怪人が姿を現す。自らを"コメディアン"と名乗ったその怪人はゲームの開始を宣言する。――制限時間までに"コメディアン"から首輪の鍵を奪えなければ爆弾が起爆するという命を賭けたゲームの始まりを。
GM:シナリオロイスは“コメディアン”。笑い顔の男の仮面をした怪しい奴です。
愛染ミミカ:あやしすぎ~~!
GM:そいつに首輪爆弾を付けられたキミは……
GM:学園中を走り回ることになります
愛染ミミカ:トホホ……
GM:爆発したら死ぬので頑張ってください
愛染ミミカ:死にたくない!頑張ります!
愛染ミミカ:首輪も嫌だぜ
GM:美少女なのでできれば死なないで欲しい!
GM:首輪はいいでしょ
愛染ミミカ:縛られたくない……
GM:ちなみに今回はダブルハンドアウトルールを採用しており、皆さんには別にリバースハンドアウトもお配りしています
GM:リバースハンドアウトは公開したい気分になったらいつでも言ってくださいね
愛染ミミカ:は~い
GM:この秘密は墓場まで持っていくか……という決意をしたら固く口を閉ざしてもいい
GM:そんな感じで爆発しないように頑張ってね!
愛染ミミカ:爆発したくない!頑張ります!

GM:では、次!
GM:次はPC②!桜井さん、お願いします!
桜井亜衣良:はーい!
桜井亜衣良キャラシート
桜井亜衣良:さくらい・あいら。生徒会所属の高等部一年生です。
GM:一年!ルーキーだ。
桜井亜衣良:元気で真面目、やや自意識過剰な感じの女子。生徒会の仕事も真面目にがんばっています。
桜井亜衣良:背中の羽根は片方がハリボテ、茶色い片方が本物。
桜井亜衣良:その見た目通り鳥系のキュマイラですが、この飛べない羽根と、とっても目がいいという二点くらいしかそれらしさがない感じ。
GM:ハリボテだなんて……
桜井亜衣良:シンドロームはエンジェルハイロウ/キュマイラ。
GM:それっぽい!
桜井亜衣良:性能は射撃型で、タゲロ変色によって暴走しながら目標を狙い撃ちます。
GM:暴走しちゃうなんて
桜井亜衣良:暴れる獸です
桜井亜衣良:アカデミアでは生徒会の後輩系美少女としてかわいがられてゆきます。
桜井亜衣良:Dロイス【学園天使】はその証明というわけ。
GM:データ的な説得力!
桜井亜衣良:こんなかんじかな!
GM:後輩としてたくさん可愛がられてね
GM:では、そんな桜井さんのNハンドアウトはこちら!
Nハンドアウト(PC②) ロイス:“オカルト占い部”科野夜果里(しなの・ゆかり) 推奨感情 P:尽力/N:食傷
クイックスタート:生徒会役員 カヴァー/ワークス:生徒会役員/特になし
 キミは生徒会長・雲雀宏一の懐刀とか草薙の剣みたいなアレだ。ある日、キミが所属する生徒会に一般生徒が相談へとやってきた。オカルト占い部に所属する科野夜果里という銀髪の薄ら笑いを浮かべた少女だ。
 なんでも彼女はこの学園で流行っている闇カジノにのめり込んで多額の借金を作ってしまい、取立人に追われているというのだ。どう考えても自業自得だ。が、彼女は闇カジノをなんとかして欲しいと必死にキミに懇願する。生徒会長の後押しもあり、キミは渋々その依頼を受けることにしたのだった。
桜井亜衣良:借金、よくない。
GM:生徒会に悩み相談に来た科野夜果里(しなの・ゆかり)という少女を助けるため闇カジノをなんとかすることになります。
GM:なんかお金を借りまくったら借金ができちゃったらしくて……。
桜井亜衣良:なんとかするしかないな…
桜井亜衣良:学園に許していい場所ではないでしょ
桜井亜衣良:がんばります!
科野夜果里:うちは悪くないんや~!
GM:頑張って助けてあげてください
科野夜果里:世の中が悪い
桜井亜衣良:はーい!

GM:では、次!
GM:次はPC③!池田さん、お願いします!
池田真葵:は……はい!
池田真葵キャラシート
GM:おしとやか!
池田真葵:いけだ・まおい。風紀委員に所属する高等部三年生です。みんなの先輩!
GM:先輩だ!
池田真葵:高身長で目立つのでやだな~ってオドオドしてます。特に男子には昔よくからかわれていたので男の子が苦手。
GM:男子許せないねぇ
池田真葵:自分を変えたくて風紀委員に志願したけどまだ全然引っ込み思案。
GM:もう三年生なのに
池田真葵:非常に弱い磁力を常に漏出し続けるCランク能力者です。体質からよく機械をだめにして落ち込みがち。
池田真葵:リザレクトが重がちで、オーヴァードとしての侵蝕上昇に伴う能力上昇も見られないしいいことないよ~
GM:このDVD、弁償してくれよ!
池田真葵:シンドロームはピュアブラックドッグ。
池田真葵:特筆性としては《電磁バリア》が侵蝕0で打てるので、周りへの全部の攻撃が勝手にほんのりダメージ軽減されます。
GM:純血種……。
GM:ほんのり~
池田真葵:あとは暴走アタッカーとしてダメージディールしていきます。暴走でカバーできないけどみんなはちょっぴり守れるわけ
GM:賢いねぇ
池田真葵:そんな感じです 不安だけど……がんばります!
GM:強く生きてください!
GM:では、そんな池田さんのNハンドアウトはこちら!
Nハンドアウト(PC③) ロイス:闇カジノ 推奨感情 P:好奇心/N:脅威
クイックスタート:欠けたる弾丸 カヴァー/ワークス:風紀委員/特になし
 キミは、学園都市全土の秩序を維持する風紀委員の一員だ。風紀委員長のベアトリス・ハックマンに呼び出されたキミは学園内で流行っている闇カジノの話を聞かされた。なんでも学園都市の地下で非合法な賭博行為が横行しているというのだ。
 しかも、闇カジノは規模も大きく、どれだけの生徒が関わっているのかも分からないという。知的な副委員長のエリザベス・ホルモウニングは信頼できる少人数の生徒だけで秘密裏に調査を進めるべきだと進言する。何かの思惑を感じつつも、キミは闇カジノの調査へと乗り出すことになるのだった。
GM:闇カジノ……絶対に許していいものではない……!
GM:ベアトリス・ハックマンからの密命を受けたキミは少数精鋭で調査に乗り出すことになります
池田真葵:闇カジノってなんだか怖そう……
池田真葵:奥に連れて行かれちゃったりしないよね……?
GM:そんなわけないじゃないですか。健全な遊び場ですよ
池田真葵:でも非合法って……
GM:なんか負けたら地下労働施設に連行されるくらいで……
GM:そんな感じで連行されないように頑張ってください
池田真葵:がんばります!

GM:では、次!
GM:最後はPC④!一番ヶ瀬さん、お願いします!
一番ヶ瀬天志:あァ?
一番ヶ瀬天志キャラシート
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志です。いちばんがせたかしと読みます。
GM:名前が長い!
一番ヶ瀬天志:番長連に所属する高等部2年生。知的で整った容貌に反し、結構乱暴で怖い系の顔と言動をします。
一番ヶ瀬天志:いわゆるインテリヤクザってやつです。机もよく叩くぞ。
GM:叩かないで
GM:学校の備品なのよ
一番ヶ瀬天志:学費分は好きにさせてもらうぜ。
一番ヶ瀬天志:"一撃番長"の名で知られ、その名の通り一撃にて勝敗を決する無類のアタッカーです。
GM:強い……
一番ヶ瀬天志:まあ、一撃で決着をつけないと能力の都合上困るからそうなってるだけなんだけども……今のところ誰にもバレてないはず。
一番ヶ瀬天志:本人はそう思っています。実際はちょろちょろバレてる。さすがにみんなに知られてるほどではないけどね。
GM:ばれてるじゃん
一番ヶ瀬天志:俺の弱点を知られる訳にはいかん……一撃で全ての仕事を終わらせていくぞ。
GM:強い……
一番ヶ瀬天志:性能はあの高係数エフェクト《覇皇幻魔眼》と、同じく高係数の《アンプリフィケイション》を組み合わせた、基本攻撃力50の大火力で相手を殴り倒します。
GM:恐ろしいやつだ
一番ヶ瀬天志:弱点は1シーン1回しか殴れないし、《覇皇幻魔眼》は侵蝕率が80%を超えないと使えず、他に起点もないので、攻撃機会が極端に限られている所です。
一番ヶ瀬天志:弱点っていうか……欠陥じゃない!?
GM:うーん、この
GM:そんなエフェクト、捨てちゃいな!
一番ヶ瀬天志:捨てたら攻撃もできなくなっちゃうよ!
GM:悲しい
一番ヶ瀬天志:まあ《灰色の庭》《時の棺》もあるし、メジャー放棄カバーとかもするんで、他に人がいれば最低限仕事は果たせるでしょう……おそらく……
GM:たぶんね
一番ヶ瀬天志:侵蝕率80%以上で一撃で敵をブッ飛ばせば何の問題もないんだよ!
一番ヶ瀬天志:そんな感じです。よろしくお願いします。
GM:本当かなぁ
GM:はーい、ではそんな一番ヶ瀬さんのハンドアウトはこちら!
Nハンドアウト(PC④) ロイス:倶楽部“賭け太郎” 推奨感情 P:感服/N:不信感
クイックスタート:学園の守護者 カヴァー/ワークス:番長連/特になし
 キミは、弱きを助け強きを挫くアカデミアの自警組織・番長連に所属している。番長連とはつまり新選組とかBLEACHとかそういうすごいやつなのだ(千年血戦篇は10月より放送開始!)。ある日のこと、キミが学園内をパトロールしていると生徒がスーツ姿の仮面の男たちに追われている場面に出くわす。
 咄嗟に助けに入ったキミは、スーツ姿の仮面の男たちと対峙する。男たちは賭博で負けた相手から確実に賭け金を取り立てる俱楽部“賭け太郎”という強大な闇組織なのだという。なんてハチャメチャに暴れ野郎なのだろう。学園の平和のためにもこんな奴らを野放しにしておくわけにはいくまい。
GM:シナリオロイスは倶楽部“賭け太郎”
GM:謎の取立人集団です
一番ヶ瀬天志:“賭け太郎”
一番ヶ瀬天志:しかも賭けるんじゃなくて取り立てる側なのかよ
GM:賭けた分を取り立てるんですよ
GM:そのためには暴力は必要不可欠
一番ヶ瀬天志:まあ……金は返すべきだとは思うが……
GM:そうだろう、そうだろう
一番ヶ瀬天志:穏便にやってもらわなければな。さもなくば一撃してやるぜ。
GM:オープニングでは伍号取立人の荒城丈次郎(あらき・じょうじろう)が登場します。
GM:さくらんぼが好きで、前髪を垂らした気障な男だよ。伍号取立人だけあって強いと評判。
一番ヶ瀬天志:馴染その辺の元ネタマジで何も知らないんで何一つ拾わずブチ殺しますからね!
GM:いや、こいつは元ネタはジョジョなので安心してください。
GM:でも、ブチ殺さないで。
愛染ミミカ:もうめちゃくちゃ
一番ヶ瀬天志:キメラ
GM:では、そんな感じで学園の平和を守るといいでしょう。
GM:それではPCの自己紹介はこれで終了です!
GM:次に、PC間ロイスの取得に移っていきましょう。
桜井亜衣良:おおっ
GM:みんな学友だし、顔馴染み設定を作っておくと
GM:合流スムーズにいくという噂
桜井亜衣良:はーい。
GM:あくまでも噂ですが……
愛染ミミカ:なるのほど
一番ヶ瀬天志:なるほどな
GM:PC間ロイスはPC番号の順にいきたいと思います
GM:愛染さんは桜井さんの、桜井さんは池田さんの、池田さんは一番ヶ瀬さんの、一番ヶ瀬さんが愛染さんのロイスを取得してください
池田真葵:は~い
GM:愛憎入り混じった感情を任意で設定してね
桜井亜衣良:池田真葵 〇尊敬/心配 かな。
GM:並々ならぬ感情が決まったら宣言してね
GM:心配なんだ
池田真葵:一番ヶ瀬天志/すっごい強いらしい/怖い:○/ロイス
愛染ミミカ:そうだな~ 桜井亜衣良 ○かわいい/食傷 で取得します
GM:確かに可愛い
桜井亜衣良:自分を変えようと頑張っててすごい! そして機械たくさん壊しちゃうのは心配
GM:一番ヶ瀬さんは怖いよね
池田真葵:怖いよ~
一番ヶ瀬天志:愛染ミミカ/○元気が良い/食傷
一番ヶ瀬天志:元気が良いと思う
桜井亜衣良:元気は大事。
GM:元気は良さそう
愛染ミミカ:元気だよ~
GM:では、PC間ロイスはどこか大事なところにメモっておいてね!
GM:その絆がキミたちを日常に引き戻す楔となり……裏切り……怪物……そういうものから……
GM:というわけで、PC間ロイスの取得はこれで完了です!
GM:最後にトレーラーを読み上げたらいよいよセッションに入っていきたいと思います!
■トレーラー
太平洋上に浮かぶ孤島に作られた巨大学園都市――オーヴァードアカデミア。
そこは人間とオーヴァードが分け隔てなく暮らす理想の学び舎だ。
そんな輝かしい生徒たちの“日常”にドス黒い賭博の闇が広まりつつあった。
――人間は堕落する。
英雄も聖女も、オーヴァードも非オーヴァードも堕落する。
それこそが唯一の救いだと喜劇役者(コメディアン)は嗤う。
一人の少女が因果の谷底へと突き落とされた時、最後のゲームが幕を開ける。
仮面の陰謀も、隠された真実も、淡い恋心も、全てを青春の賭け金にして。
少女よ、運命のスクランブルを爆走せよ!

ダブルクロスThe 3rd Edition『アカデミア・フォーリング』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:それでは、これよりシナリオを開始します!
GM:皆さん、よろしくお願いします!
桜井亜衣良:よろしくお願いします!
愛染ミミカ:よろしくお願いします~!
一番ヶ瀬天志:よろしくお願いします!
池田真葵:よろしくお願いします~
GM:オープニングフェイズ。最初はマスターシーンからです。


【マスターシーン】

GM:アカデミア地下監獄。
GM:白い動物の仮面を付けた少年は鉄格子の向こうを見つめる。
GM:その奥にいるのは気弱そうな見た目の少女だ。
GM:少女は不敵な笑みを浮かべると言う。
蟻塚紫汐:「最近イジメられていなくて欲求が溜まっているんですが」
蟻塚紫汐:「國政くん、試しにイジメてみてくれません?」
國政巧:「あ?」仮面の下から覗く口元がひん曲がる。
國政巧:「…わざわざぼくを指名して呼び出して、何かと思えば…」
國政巧:「そういうのは同好の者同士でやりたまえ。特命全権大使による助言は以上だ」そそくさと帰ろうとする。
蟻塚紫汐:「いや、待て。待ちなさい。用件がそれオンリーなわけないだろ」
國政巧:「用件のひとつではあったわけだろうが…」
國政巧:「なんだい、まったく。狭山くんの調子が聞きたいとかであれば本人に直接…」
蟻塚紫汐:「奴らが──」
GM:白い仮面の少年はピクリと反応する。
蟻塚紫汐:「ディオゲネスクラブが動き出そうとしてる」
蟻塚紫汐:「生徒会や他の連中に伝えて。……もしかしたら手遅れかもしれないけどね」
蟻塚紫汐:「ゲームはもう始まっているみたいだから」悲しそうに視線を俯かせる。
國政巧:「……用件は分かったが。きみ、心配しすぎだ」
國政巧:「手遅れなんてことはないさ。なにせ、この学園で起こることだぜ」
國政巧:「放っておいても誰かが事態を収拾してしまうだろうよ。お節介なヒーローのごとく」鼻をならす。
國政巧:「…とはいえ、きみの忠告だ。ありがたく聞くとしよう。生徒会には伝えておく」
國政巧:「それだけなら、ぼくは帰るが」今度こそ立ち上がる。
國政巧:「次来たときは何か差し入れでも持ってこよう。礼も兼ねて」
蟻塚紫汐:「あ。じゃあ……」
蟻塚紫汐:「画鋲の入った上履きをお願いします……」
國政巧:「ぼくをきみの趣味に巻き込もうとするな」
GM:少年はドン引きすると地下監獄を後にする。
GM:地上に出た少年は眩しい太陽の下で少女の言葉を反芻していた。
國政巧:「…ディオゲネスクラブか、まったく。今度は何を企んでいる…」
GM:考え事をしながら歩いていた少年はツインテールの小柄な少女とすれ違う。
此花リリー:「あれ、お兄さん。そんな怖い顔してたら恋は逃げていっちゃうよ。スマイル、スマイル」自身の頬を指先で持ち上げて言う。
國政巧:「…表情を見せているつもりはないが」仮面の下、憮然とした口元で言い返す。
國政巧:「フン、だいたい、恋は落ちるものだろ。逃げるというなら追いかけてやる」そのまま歩み去る。
GM:少年の後ろ姿を見送ると、少女はケラケラと笑い出した。
此花リリー:「そう、恋を掴みたいなら追いかけなくちゃ。どこまでも、どこまでも。地獄の底までだって――」
此花リリー:「心がときめいた瞬間からゲームは始まっているんですもの」
GM:少女は恋愛シミュレーションゲームのカセットを手のひらで弄んだ。
GM:ダブルクロスThe 3rd Edition『アカデミア・フォーリング』
GM:マスターシーン終了。
GM:というわけで、マスターシーンはこれで終了!
GM:ここからはいよいよPCのオープニングだよ。


【オープニング:池田真葵】

GM:まず最初は池田さんのOPからです。
GM:池田さんはダイスを振って侵蝕率を上げてください。
池田真葵:あたし!
GM:キミ!
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (34 → 34)
池田真葵:これ上がってなくない?
GM:上がってる?
池田真葵:あっわかった 侵蝕最大値が入っちゃってる
池田真葵:38になりました。
GM:なるほどね
GM:このシーンは、ベアトリス・ハックマンに呼び出されたキミが闇カジノについての話を聞かされ
GM:なんだかんだあって極秘での調査を言い渡されるシーンになります。
GM:それではまずはシーンの描写からしていきますね。


GM:ある日のこと。風紀委員長のベアトリス・ハックマンに呼び出されたキミは風紀委員室へとやってきていた。
GM:そこには、冷徹な面持ちの委員長ベアトリスと、キミと同じ三年で副委員長のエリザベス・ホルモウニングの姿があった。
池田真葵:「しっ失礼しま~す……」おずおずと顔を出す。
池田真葵:「あのう……何か……」
池田真葵:「なにか怒ってる……?」
エリザベス・ホルモウニング:「あ、真葵ちゃん。やっほー」ニコニコと手を振る。
ベアトリス・ハックマン:「来たな、池田。いや、何も怒ってはいないが……」冷たい声で言う。
池田真葵:「やっほー」手は振り返す。
池田真葵:「や、やっぱ怒ってる……!」
ベアトリス・ハックマン:「怒っていない。第一怒る理由がないだろう」
エリザベス・ホルモウニング:「ベアトリスちゃんはこれが素なんだよ。真葵ちゃんもそろそろ慣れていい気もするけど」
池田真葵:「ほっ」大きく息を吐く。
池田真葵:「でも……いつもお顔怖いよ……」
池田真葵:「もっとニコニコしようよ」
ベアトリス・ハックマン:「それを言ったら池田だっていつもオドオドしているだろう」
池田真葵:「そ、それは本当にしてるんだもん……」
エリザベス・ホルモウニング:「私はいつもニコニコしていますがね!」胸を張っている。
池田真葵:「おお~」
ベアトリス・ハックマン:「いいからさっさと入れ。話が進まん!」
池田真葵:「あれ?怒ってないんだったら」おずおずと入りながら。
池田真葵:「もしかしてお仕事?」
エリザベス・ホルモウニング:「第百八皇女にもなると笑顔は欠かせないのだ」
ベアトリス・ハックマン:「仕事の話以外でわざわざ呼び出すわけがないだろう……」
池田真葵:「兄弟すごいたくさんいて楽しそう」
エリザベス・ホルモウニング:「子沢山。いえい」ピースサインをする。
池田真葵:「いえい」ピースを返して。
池田真葵:「あっごめんね!仕事の話だよね」
ベアトリス・ハックマン:「そう。重要な話だ」
池田真葵:「がんばるよっ」ふんっ、と両手を握って。
エリザベス・ホルモウニング:「私も頑張る……!」よく分からないながら鼻息を荒くしている。
ベアトリス・ハックマン:「近頃、この学園で闇カジノの噂が流れている。もちろん非合法なものだ」
ベアトリス・ハックマン:「お前たち、噂は聞いたことがあるか?」
池田真葵:「闇カジノ……!?」ビクリと体を震わせる。
エリザベス・ホルモウニング:押し黙ると静かに首を振る。
ベアトリス・ハックマン:「池田は聞いたことがあるのか?」
池田真葵:コクコクと頷いて。「あるけど……」
池田真葵:「それを……どうするの……?」
ベアトリス・ハックマン:「何でも生徒たちから金を巻き上げ、払えなくなった者は地下の労働施設に送り込んでいるのだとか」
ベアトリス・ハックマン:「本当だとすれば許し難い。風紀委員の総力を挙げて取り締まる」
池田真葵:「総力……」
エリザベス・ホルモウニング:「や、やめよう!総力はやめよう!」挙手する。
ベアトリス・ハックマン:「なぜだ……?」
エリザベス・ホルモウニング:「それだけの規模があるということはどれだけの生徒が関わっているか分からないし……?」
エリザベス・ホルモウニング:「下手に動けば、揉み消されたり逃げられたりするかも!」
エリザベス・ホルモウニング:「ねえ。真葵ちゃん?」
池田真葵:「えっう、うん……?」
エリザベス・ホルモウニング:「ほら、真葵ちゃんもこう言っています!」
池田真葵:(さっき知らないって言ったのにそれだけの規模があるって言ってる……)
池田真葵:思ったが口には出さない。
エリザベス・ホルモウニング:「見て、この真葵ちゃんの説得力!」
ベアトリス・ハックマン:「いや、頷いただけでは……」
池田真葵:「みんなで集まったりしてると時間もかかるし、それまでに動きがバレちゃうかもって」
池田真葵:「リズちゃんはそう言いたいんじゃないかな……?」
エリザベス・ホルモウニング:「おお。今度こそ説得力だよ」
ベアトリス・ハックマン:「ふむ。確かにお前たちの言うことも一理あるか……」
ベアトリス・ハックマン:「あるかな……あるかも……」
エリザベス・ホルモウニング:「あるある!」
池田真葵:「あるかなあ」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんは私に賛同しよう!?」
池田真葵:「だってえ」
エリザベス・ホルモウニング:「国が国なら極刑だよ!」
池田真葵:「第百八皇女に賛同しないと極刑になるの……!?」
エリザベス・ホルモウニング:「いくら皇位継承権が最下位でもそれくらいの権力はあるはず……」
池田真葵:「107番目までの人たちと矛盾したらどうするんだろう……」
エリザベス・ホルモウニング:「その時はもうダメですね」
池田真葵:「そ、そうなんだ……?」
エリザベス・ホルモウニング:「あーあ。おしまい。ふて寝しようって感じになります」
池田真葵:「だ、ダメだよ!規則正しい睡眠を取ろう」
エリザベス・ホルモウニング:「そういう問題か……?」
ベアトリス・ハックマン:「もういい。とりあえずお前たちの話は分かった!」
ベアトリス・ハックマン:「いや、分かっていいのか、これ!?」
池田真葵:「ええと……」
池田真葵:「総力かそうじゃないか、だよね?」
エリザベス・ホルモウニング:「ここは真葵ちゃんに任せよう」聖母のような穏やかな表情。
池田真葵:「私!?」
ベアトリス・ハックマン:「ああ。そういう話だった」
ベアトリス・ハックマン:「風紀を乱す行いならば当然風紀委員の総力を挙げて叩き潰すべきではあるが」
エリザベス・ホルモウニング:「総力はちょっとねぇ」真葵ちゃんに目配せする。
池田真葵:「……」俯いて。
池田真葵:「……」しばらくして顔を上げて。
池田真葵:「あ、あのう」
ベアトリス・ハックマン:「何だ」
池田真葵:「まず、少数精鋭?で証拠を押さえてから」
池田真葵:「本当に悪かったら、総力?とか……」
池田真葵:「……ダメかな」
ベアトリス・ハックマン:「いや。悪くない作戦だ。事実関係を押さえるのがまずは重要か……」
ベアトリス・ハックマン:「分かった。では、初期段階の調査は池田に任せる」
池田真葵:「ほっ……ほえ」
池田真葵:「えええええっ!?」
ベアトリス・ハックマン:「いや、驚くところか。当然の流れだった気もするが」
エリザベス・ホルモウニング:「もちろん私も手伝うからね!」
池田真葵:「だってえ……」
池田真葵:「リズちゃん……」
エリザベス・ホルモウニング:「2人で一緒に頑張ろう。今度こそ!」
池田真葵:「リズちゃん……」
ベアトリス・ハックマン:「何かあれば逐一報告するように」
池田真葵:「あっはい!」
ベアトリス・ハックマン:「ああ。それと、一応念を押しておくが」
池田真葵:「念?なんだろう」
ベアトリス・ハックマン:「闇カジノに近付いたりしても絶対に賭博に手を出したりはするなよ。お前たちは風紀委員なんだからな」
ベアトリス・ハックマン:「それでは、調査しっかり頼むぞ」
池田真葵:ちらっとエリザベスちゃんを見る。
エリザベス・ホルモウニング:押し黙ると静かに首を振っている。
ベアトリス・ハックマン:「おい、池田。分かっているのか?」
池田真葵:「あっ……」
池田真葵:「はっはい!大丈夫です!」
池田真葵:「私がなんとかします!」
ベアトリス・ハックマン:「うむ。心強い。闇カジノのことはお前に一任しておけば大丈夫そうだな」
池田真葵:そう言っ切ってから。
池田真葵:(……ど)
池田真葵:(……どうしよう……)
GM:では、内心で困り果てたキミが調査へと乗り出したところでこのシーンは終了です。
GM:シナリオロイスは闇カジノに対して取得してください。
GM:推奨感情はポジティブが好奇心、ネガティブが脅威。
GM:絶対に叩き潰してやりましょうね。
池田真葵:闇カジノ/すごいところ/こわいところ:○/ロイス
GM:こわいねぇ
GM:なるべく近付かない方がいいぞ
池田真葵:行かなきゃ……
池田真葵:仕事だから……
GM:た、大変
GM:では、改めてこのシーンは終了だ!


【オープニング:愛染ミミカ】

GM:次のシーン!
GM:次は、愛染さんのオープニングです。
愛染ミミカ:私!
GM:愛染さんは1d10を振って侵蝕率を上げてください。
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (36 → 41)
GM:そこそこ
GM:このシーンは、目を覚ますと首輪爆弾を付けられていたキミが
GM:仮面の怪人からゲームのルールを説明されるシーンになります。
愛染ミミカ:大変だ……
GM:それでは、まずはシーンの描写からしていきますね。
GM:太平洋上に浮かぶ孤島にある学園都市。オーヴァードアカデミア。
GM:この日、学園都市に新たな朝がやってきた。
GM:小鳥のさえずりと、昇る朝日でキミは目を覚ます。
愛染ミミカ:「ん……」
GM:ちゅんちゅん。ちゅんちゅん。
愛染ミミカ:ぱちりと目を覚ます。
愛染ミミカ:軽やかな印象の少女。着崩した制服、耳には幾つものピアス。
愛染ミミカ:つやめく黒の長髪に、鮮やかな蒼のインナーカラーが人目を引く。
愛染ミミカ:「あれ……昨日どこで寝たんだっけ……」
GM:慣れ親しんだ寮の部屋のベッド。そよいだ風と朝日が気持ち良い。
GM:ベッド自体はキミのものだが、妙に屋外っぽさがある。
GM:見える景色は学園島の郊外のものに似ているようだ。
愛染ミミカ:「帰ってきたんだっけ?ふぁ……」欠伸をして、枕元に水などが無いか探そうとして。
愛染ミミカ:「……ん……?」
GM:屋外である。学園島の郊外だ。
愛染ミミカ:「なんか開放感あるな……」
愛染ミミカ:「……?」
GM:ベッド以外の家具は何もない。屋外である。
愛染ミミカ:きょろきょろと周囲を見回して。
愛染ミミカ:「うーん……なるほど……」
愛染ミミカ:「夢か……」
GM:そして、キミは首元の違和感に気付くだろう。キミの首には物々しい機械の首輪が付けられている
愛染ミミカ:もう一度欠伸をして、毛布を被って眠ろうとして「……固!」
GM:その機械製の首輪は怪しく点滅し、何やら時間を刻んでいるようだ。
愛染ミミカ:「えっなにコレ~」
愛染ミミカ:首輪の感触を触って確かめる。固い。重い。
愛染ミミカ:「うーん……なるほど……」
愛染ミミカ:「夢か……」
GM:と、キミの目の前に笑い顔の男の仮面をした人物が現れる。
コメディアン:「おっ。起きたか。そいつにはあんまり下手に触れない方がいいぜ」
愛染ミミカ:「おっ」
コメディアン:「刺激を与えたら爆発するかもしれん。ゲームが始まる前からゲームオーバーなんて嫌だろ」
愛染ミミカ:「?」じっと仮面の人物を見て、小首を傾げる。
愛染ミミカ:「おはよ~……え、爆発すんのコレ?」
コメディアン:「おお、おはよう。するぞ。大爆発だ」
コメディアン:「そりゃあもう木っ端微塵よ」
愛染ミミカ:「え~?爆発したら……あれじゃん」
愛染ミミカ:「死んじゃうじゃん」
コメディアン:「そこよ」
コメディアン:「そこが一番の盛り上がりどころよ!」
愛染ミミカ:「盛り上がるの?」
コメディアン:「見てる観客たちは大笑い!拍手喝采ってわけ!」
コメディアン:「笑いってのはオーヴァードも人間も関係ない。一番の娯楽だからな」
愛染ミミカ:「え~?そんな面白いかなあ……」
愛染ミミカ:「え、てか取ってほしいんだけど。邪魔だし……窮屈だし……」
コメディアン:「面白いと思うぜ。キミが最後に泣き喚いて命乞いするところなんて特にな」
愛染ミミカ:ガシャガシャと首輪を揺らしています
GM:首輪を揺らすと剣吞な警告音が響く。
GM:かなりうるさい。
愛染ミミカ:「わっ、うるさ!」耳を塞ぐ
コメディアン:「おお。力ずくじゃなく外す方法はあるぞ」
愛染ミミカ:「えっ!?よく聞こえない!」
愛染ミミカ:「方法……あっなんかゲームとか言ってたやつ?」
コメディアン:「ええっ。もっと静かな警告音にするんだったなぁ」自分の口元に触れ、困ったように言う。
コメディアン:「そう、ゲームだ。今回はお前がプレイヤーだからな」
愛染ミミカ:「あ~、なるほどね。得意だよ。ぷよぷよとか」
コメディアン:「そうじゃない。もっと命がけのゲームさ」
愛染ミミカ:「ミキの家でやったけど、ミキのお兄ちゃんより強かったし……」
愛染ミミカ:「えっ……何?……あっ!」
コメディアン:「その首輪爆弾は12時間後に爆発する」
愛染ミミカ:手を合わせて「エーペックス!?」
愛染ミミカ:「違った」
コメディアン:「違うなぁ」
コメディアン:「爆発したらたぶんお前は死ぬだろう。よほど体が頑丈じゃなければ……」
愛染ミミカ:「ギリいけたりしない?」
コメディアン:「想像してみるか。体が木っ端微塵に吹き飛んだところを」
愛染ミミカ:「痛そ~」
コメディアン:「そうだろう、そうだろう」
愛染ミミカ:「え、普通にやなんだけど。割とやめてほしい」
コメディアン:「助かるための条件は1つ!」
コメディアン:その場にドカッと座り、分厚い本を取り出す。
コメディアン:「どこに書いてあるんだったかな」
愛染ミミカ:「なになに?」馴れ馴れしく肩越しに覗き込む。
コメディアン:「ルールブックさ。暗記するのは大変だろ」
愛染ミミカ:「え~、これ全部ルールなの?覚えるのまじダルそうだね」
コメディアン:「死、爆死、絶命……あった。このページだ」
愛染ミミカ:「すごい物騒じゃん」
コメディアン:「命を賭けたゲームだからな」
コメディアン:「賭け金は多い方がゲームは盛り上がるだろ」
愛染ミミカ:「そういうもんかな~」
愛染ミミカ:「で、条件って?」
コメディアン:「そういうもんなんだ。やってみれば分かるさ」
コメディアン:「条件というのはだな」
コメディアン:分厚い本を仕舞い、鍵を取り出す。
コメディアン:「制限時間までに首輪爆弾を解除する鍵を俺から奪うこと!」
愛染ミミカ:パッと手を出して鍵を取ろうとする。
コメディアン:「……簡単だろ?」わざとらしく首を傾けて言う。
コメディアン:「こら、ズルは駄目だ」軍用ナイフを取り出すと、キミの手に突き刺す。
愛染ミミカ:「いった!?」
コメディアン:「反則行為には罰を与える! これで俺が本気なのは分かったろ?」
愛染ミミカ:「えー今のズルなの?まだ始まってない感じ?」リザレクトしている手をさすりながら
コメディアン:「こんなすぐにゲームが終わったらつまらないだろ」
愛染ミミカ:「思ったよりアレじゃん……マジっぽいというか……アレだね」
コメディアン:「ああ。マジだぞ」
コメディアン:「マジでお前は死ぬ」
愛染ミミカ:指を差して「アレ!カイジのやつじゃん!」
愛染ミミカ:「後藤くんちで読んだ!デスゲーム的なやつじゃん!」
コメディアン:「ああ、近い! イメージが湧きやすくていいね!」
愛染ミミカ:「やっぱそう?」
コメディアン:「じゃあ、結末も分かるよな?」長身を曲げ、キミの顔を覗き込む。
愛染ミミカ:「なるほど……」頷いて
愛染ミミカ:「勝ったらお金が貰えるってこと!」
コメディアン:「負けたらお前は死ぬってこと!」
愛染ミミカ:「そっちもあった」
愛染ミミカ:「やば~。何でこんなことすんの?」
コメディアン:「さっきも言ったじゃないか。この学園に笑いを!」
コメディアン:「辛気臭い学生諸君を大笑いさせてやるためさ」
愛染ミミカ:「え~っ」
コメディアン:「いい感じの理由だろ」
愛染ミミカ:「人が爆発するとこ見てウケるのそっちの方が陰キャっぽくない?」
コメディアン:「理由はどうあれウケてるんだからいいじゃないか」
愛染ミミカ:「それはそうかも?」
コメディアン:「お前も観客側になればきっと楽しいぞ」
愛染ミミカ:「興味ないな~」
愛染ミミカ:「や、でも普通にあんま死にたくないし。これめっちゃ邪魔だし」
コメディアン:「まずはプレイヤーとして生き残らなくちゃいけないからな」
コメディアン:「ああ。それと、もう一つ言い忘れたことがあった!」
愛染ミミカ:「やるしかないか~……」ぐぐ、と背伸びをする。
コメディアン:分厚い本を取り出す。
愛染ミミカ:「えっまだあんの~……」
愛染ミミカ:「やっぱぷよぷよにしない?」
GM:同じようなタイミングでキミの首輪がけたたましい警告音を放つ。
愛染ミミカ:「うるさ~~!」
愛染ミミカ:「触ってないのに~!」
コメディアン:「同じ場所に長時間い続けてもその首輪爆弾は爆発するようになってる」
愛染ミミカ:「バグってないこれ?あれでしょ、詫び石?もらえるんでしょこういうの」
コメディアン:「ほら、ずっと同じ景色だったら観客たちが飽きちまうだろ」
愛染ミミカ:「あーね。わかる」
コメディアン:「そのための仕様さ」
GM:と、いうわけで、キミはこの首輪爆弾を外さない限りエンディングフェイズ時に爆弾が爆発して死亡します。
GM:これは、データ的には「エネミーアイテム:堕落の仮面」の効果で取得した「Eロイス:予告された終焉」の効果です。
愛染ミミカ:「やだな~爆発。服も汚れそうだし……」
愛染ミミカ:「……で?いつスタート?」
GM:また、この首輪爆弾はミドルフェイズが12シーン経過した時点(ハンドアウトシーンは除く)でも爆発するし、同じ場所に一定時間留まり続けても爆発します。
愛染ミミカ:手足を曲げ伸ばしして準備運動している。
GM:なので、愛染さんはシーンごとに常に移動し続けなければいけません。
愛染ミミカ:たいへんだ
コメディアン:「それじゃあ、そろそろゲームスタートといこう」
愛染ミミカ:パッと手を出して鍵を取ろうとする。
コメディアン:「まだ駄目」軍用ナイフを振り下ろす。
愛染ミミカ:「いったぁ!」
コメディアン:「刺した方の心も痛いんだぞ!……なんてな」
GM:今回は走っている状態を表現するためにチャートを用意しました。
爆走独走激走暴走爆走する学園チャート 1D10(ROC)
1: アカデミアの市街区を突っ走る。生徒たちが運営する商店や飲食店が立ち並ぶエリアだ。野菜や果物は吹き飛び、コーヒーカップが乱舞。太った中国人のオヤジ風の生徒は大きな包丁を片手に激怒した。
2: なぜかディオゲネスクラブのアジトに突入してしまう。暗い部屋で不穏なBGMを流しながら暗黒会議を開いていた仮面の集団を跳ね飛ばし、キミたちは走り続ける。
3: 強面の番長たちが待機する番長連の宿舎に突っ込んでしまう。極道じみた外見の番長たちがキミを睨みつけながら静かに立ち上がった。ケジメ付けさせて貰いますわ……。
4: アカデミアの規律を守る風紀委員会の部屋のドアを突き破った瞬間、キミは思い出す。確か学園の廊下を走るのは校則違反ではなかったか……? 秩序執行だ。
5: 学園の事務仕事を淡々とこなす生徒会室に飛び込んだ。ひとまず生徒会長の雲雀宏一を轢き殺しはしたが、それはそれとしてキミの苦難は続く。
6: アカデミアの大教室では今日もオーヴァードに関する授業が行われている。生徒たちは黒板に書かれた「光からは逃げられない」「何なんだよ、この力は」という文章をノートに書き写す。そんな机の上をキミは疾走していた。
7: 様々なエフェクト合戦が行われているRファイトの会場に飛び込んでしまう。飛び交う電撃稲妻熱風……電撃稲妻熱風……。ドラゴンロードを飛ばせ! 
8: 部活棟のあるエリアだ。オーヴァード陸上部やクリスタル囲碁相撲部、ファンタスティック飼育部など個性豊かな部活がキミに襲いかかる。なんで襲いかかってくるの?
9: 寮長たちがプールの授業の準備をしている中を突っ走る。制服はびしょ濡れになってしまうし寮長たちからは怒られるし、モー最悪。こうなったらいっそ水着姿になるしかないのだろうか。
10: 不可抗力で女子風呂へと乱入してしまう。女子ならば必然的にバスタオル姿にならざるを得ないだろうし、男子ならば死だ。Blu-ray版では消えると噂の湯気の中を駆け抜けよう。
GM:愛染さんにはシーンに登場するたびにこのチャートを振ってもらい、シチュエーションを決定します。
愛染ミミカ:何なんだよこのチャートは
GM:爆走独走激走暴走爆走する学園チャートです
コメディアン:「それじゃあ、せいぜい頑張って観客たちを楽しませてくれよ!ゲームスタートだ!」
愛染ミミカ:パッと手を出して鍵を取ろうとする。
コメディアン:大笑いするとエネミーエフェクトの《瞬間退場》を使用してシーンから退場する。
愛染ミミカ:「あっ」
GM:キミの伸ばした手は空を切る。
愛染ミミカ:「うーん……」
愛染ミミカ:鳴り響く警告音の中、首をひねる。
GM:愛染さんの首に取り付けられた機械は危険な警告音を鳴らしている。すぐに移動しなければマズイようだ。
愛染ミミカ:「12時間って言ってたっけ……今日山田んちでキングダムの続き読もうと思ってたのに……」
愛染ミミカ:「てか、何でこんなことしてんだろ……?」
愛染ミミカ:小首を傾げ
愛染ミミカ:「……まあいっか!とにかくうるさいし……いやマジでうるさ!うるさっ……」
愛染ミミカ:「これ音量下げてよ~!難聴なるって~~」
GM:音はそこそこうるさい。位置も近いので大変に困る。
愛染ミミカ:耳を塞ぎながらとにかくその場を後にします。
GM:では、キミが首輪爆弾と一緒に走り出したところでこのシーンは終了だ!
GM:シナリオロイスはコメディアンに取得してください。
GM:推奨感情はポジティブが執着、ネガティブが憎悪です。
GM:感情はあくまでも推奨なので変えてもいいぞ。
愛染ミミカ:うーん コメディアン ○興味/食傷 で取得します
GM:興味を持ってくれてありがたい!
GM:たくさんゲームを楽しんでいってね
愛染ミミカ:爆発したくないよ~
GM:手もナイフで刺されたし可哀想
GM:では、改めてこのシーンは終了だ


【オープニング:桜井亜衣良】

GM:次のシーン!
GM:次は、桜井さんのオープニングです。
桜井亜衣良:はーい!
GM:桜井さんはダイスを振って侵蝕率を上げてください。
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (35 → 41)
GM:ほどほど
GM:このシーンは、キミが生徒会室でのんびり過ごしているとオカルト占い部の生徒が現れて相談に乗ることになるというシーンです。
桜井亜衣良:のんびりしてまーす
GM:では、まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:ある日のこと。学園都市の生徒会室。
GM:学園の自治機能の中枢を担うこの生徒会は生徒たちからの相談や事件が持ち込まれ、普段は大忙しだ。
GM:だが、この日は平和そのもので、キミは生徒会長の雲雀宏一とともにのんびりと過ごしていた。
雲雀宏一:「いやぁ。平和というのは良いものだね、桜井くん」眼鏡の少年がニコニコとした笑みを浮かべて言う。
桜井亜衣良:「はい~」背中に羽のある小柄な女子。手にはハムスター柄のマグカップ。
雲雀宏一:「今日も昆布茶が美味い。あっ、桜井くんは何飲んでいるんだい?」
桜井亜衣良:ミルクティーをのんでいる。会長のぶんも淹れた。
桜井亜衣良:「ミルクティーです!」
桜井亜衣良:「これは会長のぶんです」ささっ
雲雀宏一:「おお。用意がいい」
桜井亜衣良:「昆布茶とのペアリングをおたのしみください」
雲雀宏一:「出来る部下を持つと楽で助かるなぁ」
雲雀宏一:「いや、それはたぶん飲みにくい」
桜井亜衣良:ふふん…としている。「水分はだいじですよ!」
雲雀宏一:「それはそうだけど……もう少し食い合わせ……飲み合わせというものを……」
桜井亜衣良:いそいそと棚からクッキー缶をだしてきている。
雲雀宏一:「お茶菓子があればいいというものでも……」
GM:と、その時。生徒会室のドアがノックされる。
雲雀宏一:「む。何やら事件かな」
桜井亜衣良:「あっ!」ばさばさ羽根を揺らす。
桜井亜衣良:「どなたでしょうか?」お迎えします。
GM:ドアが開け放たれ、薄ら笑いを浮かべた銀髪ボブヘアーの少女が飛び込んでくる。
科野夜果里:「た、助けてください~!」
科野夜果里:「お、追われているんです!」
桜井亜衣良:「わえっ!?」
雲雀宏一:「おお、大変そうだ。桜井くん、話を聞いてあげなさい」興味がなさそうにスマホゲームを起動する。
桜井亜衣良:「と、ともあれ隠れて…って会長!」
科野夜果里:「ひ、ひいい~。死ぬかと思った」
桜井亜衣良:「スマホのゲームでは暇を潰すんじゃなくって、時間を浪費してるんですからねっ!」
科野夜果里:ずかずかと入ると応接用のソファに座り込む。
桜井亜衣良:「大丈夫ですか?」
桜井亜衣良:会長がまだ飲んでいないミルクティをとりあえずロンダリングします。
雲雀宏一:「ううん。時には浪費が必要なこともある。ピックアップ二倍か……どうしよう……」
科野夜果里:「た、助かる……」ミルクティーをがぶがぶ飲み干す。
科野夜果里:「う、うま!美味やん!」
科野夜果里:「九死に一生、地獄に仏とはこのことや……」
桜井亜衣良:「あ、ありがとうございます!」粉のを溶かしただけだが照れる。
雲雀宏一:「あ、僕のミルクティーが……!」ショックを受けている。
桜井亜衣良:「文句言ってたのになぜショックを…」
科野夜果里:「いやぁ、あなた才能ありますよ。ミルクティー屋さんになれますって」
桜井亜衣良:「タピオカブームは終わりましたが…嬉しいです。えっと、あなたは?」
科野夜果里:「そう、それです!」
桜井亜衣良:「タピオカ?」
科野夜果里:「あたしはオカルト占い部の科野夜果里」
科野夜果里:「タピオカミルクティーとかあるからそのこと?」
桜井亜衣良:オカルトではない占いとオカルトの占い。どう違うのだろう…。
桜井亜衣良:「科野さんですか。わたしは生徒会の桜井亜衣良です。これは会長です」
科野夜果里:「アイラさん……ちゃん? 何年? うち、二年やけど」
桜井亜衣良:「一年です!わたしのが後輩ですね」
科野夜果里:「おお、ならアイラちゃんやね。よろしゅう~」
桜井亜衣良:「よろしゅうです」
科野夜果里:「オカルト占いはやね。もし外れても『これはオカルトだから』と言って誤魔化せるのよ」
科野夜果里:「これは強い!!」
科野夜果里:「ちゃんとした占いじゃない。あくまでもオカルト。外れても文句を言う奴が悪い!!」
桜井亜衣良:「やる前から弱気な占い…!」
GM:何も聞かれていないのに説明をしている。
科野夜果里:「うちは美味しい蜜だけを吸いたい。何も責任は負いたくない」
桜井亜衣良:「は、はあ…」
科野夜果里:「そうやないねん、アイラちゃん。うちを助けて!」
科野夜果里:「助けてくれるよね!?後輩なんやし!」
桜井亜衣良:(なんだか…事情を聞く前から追われる心当たりがたくさんありそうな人ですね…)
桜井亜衣良:「は、はい…生徒会ですし」
科野夜果里:「よし、来た!」
桜井亜衣良:「生徒のためになることをします」会長のほうは見てない。
雲雀宏一:「うーむ……今課金するべきか……」
科野夜果里:思い詰めたような顔で話を始める。
科野夜果里:「うちは今、追われてるんよ。……取立人に!」
桜井亜衣良:「とり…たて?」
科野夜果里:「取立人。借金の」
桜井亜衣良:「借りちゃったんですか?」
桜井亜衣良:「というか、アカデミアに消費者金融があるんですか?」
科野夜果里:「借りた。いや、待って。うちが悪いわけやないねん」
科野夜果里:「今、この学園で密かに流行っている闇カジノ。興味本位で行ってみたわけ」
科野夜果里:「うちのオカルト占いがあればギャンブルとか絶対勝てるやん!!」
科野夜果里:「……と思って」
桜井亜衣良:「は…流行ってるんですか?」
科野夜果里:「流行ってるんちゃう?知らんけど」
科野夜果里:「最初の数回は大儲けしたのよ。もうウハウハ」
科野夜果里:「それが……ちょっとずつ負け始めて……負けを取り返そうとカジノからお金を借りていくうちに……」
科野夜果里:「気が付いたらとんでもない額の借金に……」
科野夜果里:「もう天文学的な数字やねん」
科野夜果里:「それで、返せませんゆうたら怖い男たちが出てきて!!」
桜井亜衣良:「絵に描いたようなギャンブルでの破滅…」
科野夜果里:「強制労働やって追われてるねん!」
科野夜果里:「なあ、うち何も悪くないよな!?」
桜井亜衣良:「……」
桜井亜衣良:「……」
科野夜果里:「……?」
桜井亜衣良:「……まあ、元はと言えば…」
科野夜果里:「な、何も悪くないよな……?」
桜井亜衣良:「そういう…システムを行っている人間が…悪いとは思います」
科野夜果里:「おお、アイラちゃん!分かってくれるんやね!」キミを強く抱きしめる。
桜井亜衣良:「でも科野さんは安易すぎるとも思います」
科野夜果里:「!?」キミを強く抱きしめ止める。
桜井亜衣良:「アカデミアでの出来事でよかったですね…」
科野夜果里:「社会、出たくなさすぎるわ」
科野夜果里:「一生モラトリアムでいたい」
桜井亜衣良:「こういう人のためにもアカデミアはあるのかもしれませんね」
科野夜果里:「アイラちゃん、そういうわけやから」
科野夜果里:「なんとかして?」
桜井亜衣良:生徒会長をチラッと見る。
雲雀宏一:「いいんじゃないの? どうせ暇だし、助けてあげたら」
桜井亜衣良:「会長はそう言いますよね…」苦笑する。
雲雀宏一:「アイラくんさえ嫌じゃなければね」
桜井亜衣良:「いえ、そうでなくても…ですね」
桜井亜衣良:「こういうのを人に丸投げするのは、よくないな」一人ごちて。
科野夜果里:「ど、どうなん、アイラちゃん。助けてくれるん?」身を乗り出して言う。
桜井亜衣良:「はい、科野さん。わたしでよければ、闇カジノの件、協力させてください」
科野夜果里:「ほ、ほんまに!?やったー!」キミを強く抱きしめる。
科野夜果里:「アイラちゃんがいてくれるなら百人力や!」
桜井亜衣良:「は、はあ…」
科野夜果里:「それじゃあ、必ずあいつらのことギャフンと言わしてやってね!」
科野夜果里:「うちの仇を取ったって……!」
桜井亜衣良:「まだ生きてますよ!」
桜井亜衣良:ばっさばっさと羽根が揺れる。
科野夜果里:「ほぼ死に体や」
科野夜果里:「ほんなら、アイラちゃん。後は任せたで」
科野夜果里:「うち、オカルト占い部の活動があるからこれで!」
科野夜果里:「いやー、生徒会に相談してみるもんや」
桜井亜衣良:すたこらさっさと去っていく彼女を見ながら。
GM:少女は立ち上がると上機嫌で去っていった。
雲雀宏一:「なんだか面白そうな相談事を引き受けたもんだ」
桜井亜衣良:「闇カジノ……ギャンブルですか」
雲雀宏一:「ギャンブルだってねぇ」
桜井亜衣良:会長のスマホを見る。「それもギャンブルみたいなものですよ」
雲雀宏一:「えっ、でもガチャは健全な……あっ、SSR出なかった!」
雲雀宏一:「くそう……!」無性に悔しがっている。
桜井亜衣良:はあー、とため息をつく。
雲雀宏一:「まあ、何はともあれ生徒のためだ。頑張ってくれよ、桜井くん」
雲雀宏一:「もう一回課金するか……?」真剣にスマホの画面を見つめている。
桜井亜衣良:羽根がぱたぱた動く。片方だけの、茶色い羽根。「……はあい」
GM:では、このシーンは終了だ。
GM:シナリオロイスは科野夜果里に取得してください。
GM:推奨感情はポジティブが尽力、ネガティブが食傷です。
GM:変えてもいいよ。
桜井亜衣良:科野夜果里 〇尽力/呆れ
桜井亜衣良:これでー
GM:呆れられた……
GM:では、改めてこのシーンは終了です!


【オープニング:一番ヶ瀬天志】

GM:次のシーン!
GM:次は、一番ヶ瀬さんのオープニングです。
GM:ダイスを振って侵蝕率を上げてください。
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (33 → 40)
一番ヶ瀬天志:ククク……あと侵蝕率を40%上げないと攻撃できないぜ……
GM:すごい先
GM:このシーンは、キミが無道ささきと一緒にパトロールをしていると取立人に追われているオカルト占い部の生徒に全てを押し付けられるというシーンになります。
GM:では、まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:学園都市の校舎の一角。番長連に所属するキミは総番長の無道ささきとともに学園のパトロールをしていた。
GM:学園は平和そのもの。異常らしい異常もない。
GM:長い黒髪の少女、無道ささきは朗らかに笑って言う。
無道ささき:「うむ。学園は今日も平和だ。良いことだな、一番ヶ瀬!」
一番ヶ瀬天志:眼鏡の奥に鋭い眼差しを光らせる剣呑な男が、本を読みながら歩いている。
無道ささき:「お前も一撃番長としての手腕が振るえないのは残念だろうし、不良生徒の百人や二百人くらい出てきてもいいののなぁ」
一番ヶ瀬天志:「無道さんに同意する。……最初の発言の方だ」
一番ヶ瀬天志:「何事もないに越した事はない」
無道ささき:「後の方は?」
無道ささき:「そうか……」
一番ヶ瀬天志:「それだけの不良が出たら終わりだ」
一番ヶ瀬天志:「学園としてな」
無道ささき:「でも、そこは一撃でなんとかするんだろ?」
無道ささき:「よく知らないけど……」
一番ヶ瀬天志:「解決可否の問題ではなく、それだけの不良が徒党を組むまで気付けなければ」
一番ヶ瀬天志:「組織として終わりということだ」
一番ヶ瀬天志:「決して、俺の能力の問題ではない」 念押しするように付け足す
一番ヶ瀬天志:自分が一度に複数の相手を相手取るのには向いていないと悟られないようにするために、一番ヶ瀬はこのように、理路整然とした振る舞いを常日頃から心がけているのである。
無道ささき:「むむ、一理ある。じゃあ、徒党を組まずにバラバラで現れてくれることを祈るしかないな!」
一番ヶ瀬天志:「そうだ。バラバラならいい」
無道ささき:「そうすればうーんムニャムニャ……」
無道ささき:無道ささきは熟睡し始める。
一番ヶ瀬天志:「無道さん?」
無道ささき:「スヤスヤ……」
一番ヶ瀬天志:「……寝始めたか」
GM:と、その時。キミは少女の悲鳴を聞き付けるだろう。
一番ヶ瀬天志:ショルダーバッグから枕を取り出し、無道さんの頭の下に敷いてあげる 「難儀な体質だな……」
GM:キミの目の前を通りかかったのは黒服の生徒たちに追われる少女の姿だ!
科野夜果里:「うわーん!生徒会、全然役に立たんやん!」
一番ヶ瀬天志:「……! 何をしている」
科野夜果里:「もっとこう、……即効性ちゃうん!?」
GM:「待て!観念して取立に応じるがいい!」黒服の男たちは叫ぶ。
一番ヶ瀬天志:「平和ではない。全員足を止めて、所属と名前を名乗れ」
一番ヶ瀬天志:「取り立て……?」
科野夜果里:「あ、あんた!もしやそういう良い感じの人!?」
科野夜果里:「頼んだ!」キミの方に突っ込んでくると肩を叩き、すごい勢いで走り去る。
一番ヶ瀬天志:「俺は良い人間であろうと常に思っている。あらゆる意味で……おい、所属と名前を」
GM:黒服の男たちはキミの前で立ち止まる。
一番ヶ瀬天志:「待て。お前もだ!」
一番ヶ瀬天志:「…………」
一番ヶ瀬天志:黒服の男たちを見る
GM:黒服の男たちを率いていた男が前に進み出る。
荒城丈次郎:「キミ。あの女の味方か何かかい?」
GM:モノクルをした黒服の青年だ。気障ったらしく前髪を垂らしている。
一番ヶ瀬天志:「いや。違う。初めて見た」
一番ヶ瀬天志:「所属も名前も知らん。聞き出そうとしたのに逃げられた」
荒城丈次郎:「あからさまな嘘を吐くんじゃあない。どう見ても庇っていただろう」
一番ヶ瀬天志:「嘘ではない」 嘘ではない
荒城丈次郎:「僕たちは取立の最中だ。あの女の居場所を喋ってもらおうじゃあないか」
GM:黒服の男たちは「そうだ、そうだ」とヤジを飛ばす。
一番ヶ瀬天志:「……」 目を細めて目の前の男を見る。あっちの方に逃げていった、以上のことは言いようがないのだが、そうも言っていられなさそうだ
一番ヶ瀬天志:読んでいた本(自己啓発書である)を閉じ、バッグの中へしまいつつ
荒城丈次郎:「ふむ。所属と名前だったか。それを話せば協力的になってくれるかな」
一番ヶ瀬天志:「そうだ。まずはそれを名乗れ」
一番ヶ瀬天志:「何だ? 取り立てとは」
荒城丈次郎:「倶楽部“賭け太郎”……伍号取立人。荒城丈次郎」
一番ヶ瀬天志:「“賭け太郎”……」
荒城丈次郎:「負けた賭け金を支払おうとしないクズから暴力で取り立てる」
荒城丈次郎:「それが僕たち倶楽部“賭け太郎”だ」
一番ヶ瀬天志:「負けた賭け金?」 眉をひそめる 「ギャンブルか?」
荒城丈次郎:「そう。さっきの女は借りて賭けた金まで払えなくなったクズだ」
一番ヶ瀬天志:「そういうことは、恐らく校則や法律で禁止されているだろう」
荒城丈次郎:「ちなみに取立人の号は強さの序列を現す。僕の号数は伍。キミでは勝ち目はない。大人しく女の居場所を話すがいい」
一番ヶ瀬天志:「良くない」
荒城丈次郎:「強さの前では全てが許されるのさ」
荒城丈次郎:「分かっていないな、キミは」
一番ヶ瀬天志:「そうか……」
荒城丈次郎:「話す気がないというならば仕方がない」
一番ヶ瀬天志:ショルダーバッグを足元へ落とし、軽く首を回す
荒城丈次郎:素早く腕を上げ、奇妙な立ち姿を取る。
荒城丈次郎:すると、その隣に影でできたビジョンが現れる!
荒城丈次郎:「僕の『傍らに立つ影』……その名前は“エメラルドグリーン”!」
荒城丈次郎:「その能力は……なんか緑色のぬめぬめした液体を……こう……」
荒城丈次郎:「喰らえッ!」
一番ヶ瀬天志:「エメラルドグリーン……」 単なる色名だなあと思いつつ
GM:影でできたヴィジョンがキミに向けて緑色の何かを射出する!
一番ヶ瀬天志:身を低く踏み込みながら、拳を突き出して応じる。
一番ヶ瀬天志:すると、緑色の何かは一番ヶ瀬に届く前に力を失い、霧散する。
荒城丈次郎:「早い……ッ!」
一番ヶ瀬天志:「……遅くなった」
一番ヶ瀬天志:「名乗るのがだ……所属と名前をだ」
荒城丈次郎:「僕の“エメラルドグリーン”の出すなんかそういう奴を簡単に弾くとは。貴様、何者だ」
一番ヶ瀬天志:突き出した拳を中心に暗黒の魔眼が渦を巻き、ピシ、バキ、と異音を立てながら、空間そのものに不可解な亀裂が走り始める。
荒城丈次郎:「これは……まさか貴様も……!?」
一番ヶ瀬天志:「番長連。"一撃番長"。一番ヶ瀬天志」
一番ヶ瀬天志:「能力は……時空破壊」
荒城丈次郎:「ククク……そういうことか……」
一番ヶ瀬天志:言った瞬間、荒城とその傍らに立っている影に、強烈な衝撃が生じる。
荒城丈次郎:「ぐっ、これは……!?」
一番ヶ瀬天志:空間の亀裂が両者を巻き込み、激しい勢いで捻れ、破壊していくのだ。
一番ヶ瀬天志:「『一撃』だ」
荒城丈次郎:「バカな……僕の“エメラルドグリーン”の結界を一撃で……!?」
GM:張り巡らされていた緑色のなんかぬめぬめした糸が一瞬で千切れ飛ぶ!
一番ヶ瀬天志:「…………」
一番ヶ瀬天志:冷たい目で、荒城を見下ろす
一番ヶ瀬天志:(……結界とかいうやつしか破壊できていない……)
一番ヶ瀬天志:(まずい……)
一番ヶ瀬天志:「………………」 拳を構え直す
荒城丈次郎:「……どうやらキミを再起不能にするにはそれなりに時間が必要なようだな。ベイビー」
一番ヶ瀬天志:「……宣言通り……」
一番ヶ瀬天志:「『一撃』でお前の守りを全て破壊した」
一番ヶ瀬天志:「次は……再起不能だ。……続けるのか……?」
荒城丈次郎:「僕たちの目的はあくまでも取立をすること」
荒城丈次郎:「キミとの戦いに時間をかけ過ぎるの本意ではない」ゆっくりと奇妙な立ち姿を解く。
一番ヶ瀬天志:「……フン……」 こちらも構えを解く
荒城丈次郎:「行くぞ、お前たち。あの女を追え」
一番ヶ瀬天志:「ギャンブルなんて自己責任で借金をした奴を養護するつもりはないが」
一番ヶ瀬天志:「暴力に訴えかけるのは許されない」
一番ヶ瀬天志:「正当な手続きをしろ……さもなくば、お前に一撃を加えなければならん」
荒城丈次郎:「許されるのさ。強者は正義だ」
荒城丈次郎:「そして、強者による暴力は……正当な行いだ」
一番ヶ瀬天志:「フン……喰らい足りないようだな。俺の一撃を」
荒城丈次郎:「また会おう。次こそは僕の“エメラルドグリーン”の出すなんか技みたいなやつがお前を仕留めるだろう」
一番ヶ瀬天志:「いいや。もうお前のような雑魚を相手するつもりはない」
一番ヶ瀬天志:「強者が正義だというのなら……」
一番ヶ瀬天志:「"賭け太郎"の取り立て人の中で、最強の奴を一撃する」
一番ヶ瀬天志:眼鏡を押し上げ 「それでもって、お前を含む"賭け太郎"全員を一撃だ」
荒城丈次郎:「何撃か加えていないか、それは……?」
一番ヶ瀬天志:「お前は永遠にその辺りを走り回っていろ……緑色のぬめぬめしたものを撒き散らしながらな」
一番ヶ瀬天志:「一撃だ。俺は『一撃番長』」
一番ヶ瀬天志:「全てを一撃で決着させる番長だ」
一番ヶ瀬天志:「さらばだ、荒城。シャワーには毎日入れよ」
荒城丈次郎:「フッ。さほど殺傷能力がないとは言えあまり侮らないことだ。次こそは“賭け太郎”の……そして僕の“エメラルドグリーン”の真の恐怖を味わうことになるだろう」
GM:荒城丈次郎はエグザイルのエネミーエフェクト《神出鬼没》を使用。
GM:緑色の液体をまき散らして目くらましをすると、シーンから退場する。
一番ヶ瀬天志:もう一撃を放った後なので、それを回避することはできない。全身に緑色の液体を浴びる
一番ヶ瀬天志:「…………」
無道ささき:「うーん、ムニャムニャ……」目を覚ます。
無道ささき:「えっ」キミを見て驚く。
無道ささき:「お前、どうした!!?」
一番ヶ瀬天志:「無道さん」
一番ヶ瀬天志:「見ての通りだ」
無道ささき:「そういう……そういうやつってコト!?」
一番ヶ瀬天志:「"賭け太郎"……荒城丈次郎……」
一番ヶ瀬天志:「俺は決して逃がさない」
一番ヶ瀬天志:頬についた緑色の液体を親指で拭いつつ
無道ささき:「待って。あたし、そっち方面はあんまり詳しくないから、もっと詳しい人の方が……」
一番ヶ瀬天志:「その必要はない。……暫くパトロールは休むことにする」
一番ヶ瀬天志:「必ずや"賭け太郎"に、俺の一撃を食らわせてやる」
無道ささき:「そ、そっか。お大事にな。力になれるか分からんが、何かあったら相談して……」心配そうに言う。
一番ヶ瀬天志:足元に落としたショルダーバッグを担ぎ直……そうして、自分が緑色の液体まみれであることに気付き
一番ヶ瀬天志:指先で慎重に端っこを持ち上げると、腕を伸ばし、自分から可能な限り遠ざけた状態にしながら
一番ヶ瀬天志:堂々歩き、その場から立ち去っていく。
無道ささき:「あいつ、あんな趣味があったなんてな。もっと早く気付いてやればよかった……」遠くから優しく見送った。
GM:では、キミが賭け太郎撲滅を誓ったところでこのシーンは終了だ。
GM:シナリオロイスは倶楽部“賭け太郎”に取得してください。
GM:推奨感情はポジティブが感服、ネガティブが不信感です。
一番ヶ瀬天志:倶楽部“賭け太郎”/感服/○敵意
GM:敵意!
一番ヶ瀬天志:一撃してやる……それはそれとして仕事は頑張っていてえらい。
一番ヶ瀬天志:ギャンブルで借金地獄になるよりはね……
GM:みんな仕事熱心ですからね
GM:では、改めてこのシーンは終了です!
GM:オープニングフェイズはこれで終了!
GM:次からはミドルフェイズに入っていきます!


【マスターシーン】

GM:ミドルフェイズ、最初のシーンはマスターシーンになります。
GM:学園都市、某所。闇カジノ。
GM:薄暗い室内。スロットマシンの派手な電飾が光を放つ。
GM:ルーレットが回る。トランプのカードに客たちは一喜一憂する。
GM:博徒風の生徒はパチンコ台を前に叫んでいた。
GM:「来い・・・っ!来い・・・っ!全力全開だ・・・っ!!」
GM:だが、パチンコ台は無情にも静まり返り、全てのチップはマシンの奥へ消えていく。
GM:「あ・・・あああ~・・・っ!」ぐにゃ~、と男の顔が絶望に歪む。
GM:黒服の生徒たちが男を取り囲む。
GM:「お客様、こちらに」
GM:「い、嫌だ~っ! 千載一遇・・・っ! 好機だったんだっ! イカサマだ、こんなのっ!!」
GM:泣き喚く男は黒服の男たちに連れていかれる。
GM:周囲の客たちはその様子を見てゲラゲラと笑う。
GM:「しかし、いつも同じゲームばかりだと飽きてくるな」「そろそろ刺激が欲しいね」
GM:その時、ステージ上に笑い顔の男の仮面を付けた怪人……“コメディアン”が姿を現す。
コメディアン:「そんなお前たちに朗報だ。とびっきりのスペシャルゲームを用意したぞ!」
GM:「滅多に姿を見せないコメディアンが出てくるなんて……!」「今度はいったい何をしてくれるんだ!?」客たちは大喜びで囃し立てる。
GM:モニターが切り替わり、そこに残りの制限時間と首輪爆弾を付けられた青インナーメッシュのギャルっぽい少女……愛染ミミカの姿が映る。
コメディアン:「今回のプレイヤーはこの少女! さあ、爆死せずにゴールに辿り着けるかどうか賭けてくれ!」
GM:「爆死!」「爆死だ!」「俺も爆死に賭ける!」
GM:乱れ飛ぶチップを背に、“コメディアン”はバックヤードへと戻っていく。
ニコ・アミューズ:「良いショーだな、“コメディアン”。こんなにゲームを盛り上げてどうするんだ」
GM:バックヤードで待ち受けていたパーカー姿の少年が声をかける。
コメディアン:「……別に。私はただ証明したいだけだから」冷めた声で言う。
コメディアン:「どれだけ強い人もどんなに立派な人も必ず堕落するってことをさ」
ニコ・アミューズ:「いいね。これからも俺と一緒にゲームを盛り上げようぜ!」
GM:少年は愉快そうに笑うと、『壱』と書かれた仮面をかぶる。
GM:すると、少年の黒髪が伸び、胸が膨らみを帯びる。
ニコ・アミューズ:「それじゃあ、あたしもそろそろ遊びに行こうかな」
GM:拳を構えて笑うと、少女は闇カジノを後にした。
GM:マスターシーン終了。


【ミドルフェイズ2】

GM:次のシーン!
GM:シーンプレイヤーは愛染さん。
GM:他の人はシーンの途中から登場が可能になります。
愛染ミミカ:出ます!
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (41 → 51)
愛染ミミカ:グェーッ
GM:一気に上がった
GM:走ってるからな
GM:このシーンは、首輪爆弾を括り付けられた愛染さんが逃げ惑っていると、なんか性格の悪いオカルト占い部の女に絡まれて大変なことになるというシーンです。
愛染ミミカ:性格の悪いオカルト占い部の女……
GM:では、とりあえずまずは舞台を決めるためにチャートを振ってみましょうか
GM:1d10を振ってもいいし、気に入らなければ選び直してもいいぞ
愛染ミミカ:振ってみよう
愛染ミミカ:1D10
DoubleCross : (1D10) → 10

GM:10は
GM:10: 不可抗力で女子風呂へと乱入してしまう。女子ならば必然的にバスタオル姿にならざるを得ないだろうし、男子ならば死だ。Blu-ray版では消えると噂の湯気の中を駆け抜けよう。
愛染ミミカ:初手で……!?
GM:いきなりサービスシーンなのもどうなんでしょうか!?
GM:こういうのは後からやるから美味しいんだよ
愛染ミミカ:今どきはそれくらいしないと生き残れないのか……!?
愛染ミミカ:流石に選び直しましょう
GM:選び直そう
愛染ミミカ:1D10
DoubleCross : (1D10) → 7

7: 様々なエフェクト合戦が行われているRファイトの会場に飛び込んでしまう。飛び交う電撃稲妻熱風……電撃稲妻熱風……。ドラゴンロードを飛ばせ!
愛染ミミカ:いい感じかも
GM:Rファイトの会場に飛び込んでしまうらしいです
GM:いきますか
愛染ミミカ:いきます!


GM:首輪爆弾の警告をなんとかするために爆走していたキミはいつの間にか学園内にあるスタジアムへと飛び込んでいた。
GM:スタジアムではちょうどRファイトが行われているところだったようで、オーヴァード生徒同士がエフェクト合戦を繰り広げている。
GM:キミの目の前では稲妻が乱れ飛び、血の刃が地面に突き刺さる。
愛染ミミカ:「あれっ」走りながら周囲を見回す「なんかめっちゃ人いるなと思ったら……」
愛染ミミカ:喧騒の中で平然としている「お~、やってるやってる」
カミーユ・マルシェ:「フン、呑気な奴。どこの生徒か知らないが、Sランクの僕に敵うわけが……!」
カミーユ・マルシェ:無駄に美形な少年がキミに向かって光を放とうとしている。
愛染ミミカ:「あっイケメンだ」
愛染ミミカ:「やほ~。出口どこ?」
カミーユ・マルシェ:「ほう、僕の美しさが理解できるとはなかなか見どころがあるな。だが、そんなことで手を抜く僕ではない!」
カミーユ・マルシェ:「敵前逃亡など許すか……!」光の剣を向ける。
愛染ミミカ:「えっそういう感じのノリなの?」
カミーユ・マルシェ:「まさかキミ、選手ではない……!?」
愛染ミミカ:「うん。違うけど?」
GM:話している間も爆炎が近くに着弾し、火柱が上がる。
カミーユ・マルシェ:「出口はあっちだ。気を付けて美しく出ていくんだぞ」
愛染ミミカ:「あっキレ~」パシャパシャとスマホで撮影しつつ
愛染ミミカ:「あれっいいんだ?意外と物分かりいいな……」
愛染ミミカ:「問答無用で一戦やる羽目になる流れかと……」
カミーユ・マルシェ:「ここであまり尺を取ってもいけないし……」
愛染ミミカ:「杓?まあいいや、ありがとね~」首輪をガシャガシャ言わせながら手を振って
愛染ミミカ:「試合頑張って~。応援とかしてる~」
カミーユ・マルシェ:「フン、この僕が勝つに決まっているがな。だが、美しく礼を言おう」美しくお辞儀をすると、その隙に吹き飛ばされている。
カミーユ・マルシェ:「バカな、この僕が……!?」
GM:カミーユ・マルシェが吹き飛ばされたのを見届けたキミがスタジアムの出口に向かうと
GM:ちょうど同じようなタイミングで向こうから走ってくる少女の姿がある。
愛染ミミカ:「さーて次どこに……おや」
科野夜果里:「は~、なんとか撒けてよかったわ。あのやたら偉そうな人のおかげや」
科野夜果里:「それにしてもアイラちゃん、役に立たんな。生徒会なんだからもっと一瞬でさぁ……」
GM:通り過ぎようとした少女はキミの方を二度見する。
愛染ミミカ:「よっ」にこやかに手を上げる
科野夜果里:「えっ、その首輪、何? オシャレなん?」
科野夜果里:「さすがにオシャレすぎひん?」半笑いで近付いてくる。
愛染ミミカ:「あ、これ?そう?」くるりと回ってポーズする
愛染ミミカ:「なんかねー、起きたら付いてた」
科野夜果里:「攻めてるって、だいぶ」
科野夜果里:「起きたら付いてることある!? やばいな」
愛染ミミカ:「いやいや、最近はこれくらいがいいんだって、逆に」
科野夜果里:「ほんまか!?」
科野夜果里:「見た目、やたらゴツイけど」
愛染ミミカ:「マジマジ。美人百花にも載ってたから」
科野夜果里:「嘘やろ。そしたらほんまやん」半笑いで言う。
愛染ミミカ:「読んだことないけど」
科野夜果里:「ないんかい!」
GM:と、キミが変な女に絡まれていると
GM:黒服の生徒たちがキミとその少女を取り囲む
科野夜果里:「追ってくるの早っ!」
愛染ミミカ:「ん?」周囲を見回し「あ~……」
愛染ミミカ:納得した様子で
愛染ミミカ:「アイドル?」
科野夜果里:「節穴か!あんたの目は!」
荒城丈次郎:「ようやく見つけたぞ。取立を執行する」《ワーディング》を展開する。
愛染ミミカ:「アハハ!よく言われる~」ウケている
科野夜果里:「ウケとる場合ちゃうって!」
科野夜果里:「助けてくれません、オシャレなお姉さん!」
愛染ミミカ:「ん~、なんか困ってる感じ?」
科野夜果里:「困ってる!超困ってる!」
愛染ミミカ:「あっオシャレなお姉さんに反応しちゃった……自意識過剰と思われるかな……」
科野夜果里:「今、そこ悩んでる場合ちゃうよ!ほんま呑気やな!」
GM:黒服の生徒たちはキミたちを取り囲んで包囲を狭める。
愛染ミミカ:「困ってるなら助けなきゃねえ」
荒城丈次郎:「2人まとめて僕の“エメラルドグリーン”の餌食になるがいい!」緑色をした触手が伸びる!
愛染ミミカ:ネクタイから小さなピンを抜き取る。銀に光るそれは掌の上で高速回転を始める。
愛染ミミカ:旋風と共に浮き上がったピンが、迫りくる触手を打ち払った。
科野夜果里:「あっ、なんか格好良いやん……!」
愛染ミミカ:ぱし、とピンをキャッチして「うわ!なんか緑のヌメヌメが!」
荒城丈次郎:「ほう、なかなかやるな……。だが、たった2人……いや、たった1人でどこまで持ちこたえられるかな!」
愛染ミミカ:「甘いのかな」指につけて舐めている
GM:メロンの果汁のような奇妙な味がするだろう。
愛染ミミカ:「おいし~。これ店出せるよ~」
科野夜果里:「あれ、例えよ。もしかして現代文の成績、悪い?」
荒城丈次郎:「戯けたことを。お前たち、やってしまえ!」
GM:黒服の生徒たちはキミたちに飛びかかろうとする!
愛染ミミカ:「お~……大阪のお姉さん、お名前は?」
科野夜果里:「別に大阪関係ない気がするけど、……あたし、オカルト占い部の科野夜果里っていいます」
愛染ミミカ:「あたしミミカだよ。バトったりできる系?」
科野夜果里:「無理!ただの占い師やもん!」
愛染ミミカ:「マジか!やばいじゃん!」ケラケラ笑っている
科野夜果里:「笑い事ちゃうって!ミミカちゃん、1人で100人くらい倒してよ!」
GM:黒服の生徒たちがキミたちへと殺到する!
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (41 → 44)
荒城丈次郎:「さあ。お仕置きの時間だ」
科野夜果里:「ほんまにアイラちゃんはこんな時に何してんのよ!」
愛染ミミカ:「やば!ヨシちゃんが言ってたBLのやつじゃん!」
愛染ミミカ:「ひえ~、誰か助けて~」緊張感のない悲鳴!
科野夜果里:「BLどころかもっとエグイやつやろ、これ!」半泣きで叫んでいる。
桜井亜衣良:うぞうぞと這いまわる触手を、パシャーっと鋭い一撃が弾く!
桜井亜衣良:それはラメできらきらした水だ。発されているのは水鉄砲、持ち主の背には羽根!
荒城丈次郎:「む。これは一体……!?」奇妙な立ち姿を取る。
科野夜果里:「アイラちゃん、来てくれたんやね!信じてたよ!」
愛染ミミカ:「あれっ亜衣良じゃん」
桜井亜衣良:「ま、また追われてる……!」
桜井亜衣良:「ミミカさんも!なぜ……!?」
愛染ミミカ:「やほ~。何してんの?」
科野夜果里:「アイラちゃん、こいつら全然片付いてへんやん!もうビックリしたわ!」
桜井亜衣良:「彼女に闇カジノの調査を頼まれてて……見かけたので声をかけようとしたら」
桜井亜衣良:「なんかふしだらな空気になってたので助けようかと」
愛染ミミカ:「マジ?なってた?」
科野夜果里:「なっとらんから」
荒城丈次郎:「元はといえば金もないのに闇カジノで賭けようとするのが悪いのだ。神妙にお縄に付け!」
愛染ミミカ:「それはそうだな」
桜井亜衣良:「それはまあそうですね」
科野夜果里:「いや、うち悪くないって!!」
GM:緑色の触手がうごめき、這い回る!
桜井亜衣良:「ただお縄ですと、うちよりは」
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (38 → 41)
桜井亜衣良:「風紀委員とか……」
池田真葵:「ひゅ……風紀委員ですっ!」
池田真葵:「校内でのエフェクト使用は……」袖をつかんで腕章をアピールするポーズ。
荒城丈次郎:「やれやれだな。次から次へと」奇妙な立ち姿を取ったまま言う。
池田真葵:腕章はない。「あれっ、あっない……」
愛染ミミカ:「あっ、真葵ちゃん先輩」
池田真葵:「ほ……本当に風紀委員です!」
科野夜果里:「あれ、本物かー?偽物ちゃうんか?」
愛染ミミカ:「風紀委員だよ。マジマジ。見えんけど」
池田真葵:「ミミカちゃん……?どうしたのその首輪」
桜井亜衣良:「まおいさーん!こころづよいです!」
池田真葵:「流行ってるの?」
科野夜果里:「風紀委員に見えへんぞー」ヤジを飛ばしている。
愛染ミミカ:「うん。ノンノにも載ってた」読んでない
池田真葵:「風紀委員です……一応」
桜井亜衣良:「どうみてもそうでしょうが~!」
池田真葵:「亜衣良ちゃん~!亜衣良ちゃん今日もかわいいね」
池田真葵:「一緒に頑張ろう!」
桜井亜衣良:後ろできらきらーっとさせるポーズを取る。「えっ!ありがとうございますー!」照れる。
桜井亜衣良:「がんばりましょう!」
科野夜果里:「あの風紀委員の人、ほんまに頼りになるんか」
愛染ミミカ:「うん、割と」
桜井亜衣良:「とってもなりますよっ」ふふんと自慢げにしている。
池田真葵:「ハードル上げないで~……」
科野夜果里:「2人が言うんやったらほんまかな。頼りにしてますよー!」
愛染ミミカ:「あたしもよく取り締まられてるし」
科野夜果里:「あかんやつやん」
池田真葵:「取り締まられるようなことしちゃダメなんだよ~……」
荒城丈次郎:「1人や2人増えたところで……僕たち“賭け太郎”の暴力の前では無意味だということを教えてやる……!」
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (40 → 42)
一番ヶ瀬天志:賑やかしいその場に、もう一人分の足音が、カツカツと近付いてくる。
一番ヶ瀬天志:緑色の粘液にまみれ、水平に伸ばした手の指でショルダーバッグをつまむように持つ男子生徒だ。
GM:黒服の生徒たちはワーワー言っている。賑やかだ。
桜井亜衣良:「な、なんか緑色の男が…!?」
愛染ミミカ:「ふしだらな空気出てんね」
桜井亜衣良:「違う!よく見たら…バンガセくん!?」
池田真葵:「えっ」くるっと振り向いて。
科野夜果里:「その姿は……さっきの偉そうな人……なんか粘液に塗れてるー!?」
一番ヶ瀬天志:「……何かは知らないが……足止めを受けていたようだな」
池田真葵:「一撃番長の人……!」
桜井亜衣良:「いちばん受けてそうなのはきみだよ!」
愛染ミミカ:「ホントだ、天志クンじゃん」
池田真葵:気持ち下がる。
科野夜果里:「うちらよりもあっちの方がふしだらやん!」
一番ヶ瀬天志:「……風紀委員、生徒会、借金持ちに借金取り、そして……」
荒城丈次郎:「チッ。まさか追いついてくるとはな」
愛染ミミカ:「どしたん?なんかふしだらになってるけど。話聞こか?」
科野夜果里:「おう。聞いたれ、聞いたれ」
一番ヶ瀬天志:愛染さんを見る 「……元気が良いのが揃い踏みとはな」
一番ヶ瀬天志:「ふしだらとは何だ。奴の攻撃を受けた結果だ」
桜井亜衣良:(なんかすごいメロンみたいな匂いするな…)
池田真葵:(この香りどこからだろう……?)
桜井亜衣良:「さきに被害にあってくれていたというわけだね」
愛染ミミカ:「えっ受けるとあんなエッチな感じになんの?やだ~」
一番ヶ瀬天志:荒城を示す 「奴と、」 科野を示す 「奴がこの混乱の元凶だ」
荒城丈次郎:「愚かな男だ。この僕の『傍らに立つ影』の恐ろしさを知ってなお立ち向かってくるとは」
一番ヶ瀬天志:「連携して捕縛するぞ」
池田真葵:「た、大変だ。でもじゃあやっぱり動かぬ証拠だよ」
科野夜果里:「うち、元凶ちゃうけど!?」
愛染ミミカ:「元凶なの?」
科野夜果里:「ねえ、アイラちゃん!」
池田真葵:「おとなしく連行されてください!」
科野夜果里:「ちゃうって!」
桜井亜衣良:目を逸らす。
池田真葵:「そこの2人!」
愛染ミミカ:「目逸らされてるよ」
科野夜果里:「アイラちゃん!なんで見てくれへんの!?」
桜井亜衣良:「まあ科野さんも、もうひっつかまえて固定してたほうがいいかもです」
桜井亜衣良:「うん」
池田真葵:荒城くんと科野さんを指している。
一番ヶ瀬天志:(……しかし、足止めされていたのは想定外だな……)
桜井亜衣良:「そういうことで…そうしましょう。」
科野夜果里:「固定って何!?」
一番ヶ瀬天志:(攻撃が撃てない……これだけの数を相手に誤魔化せるか……?)
桜井亜衣良:「ようし!みなさんはりきっていきますよ~!」羽根をパタつかせ。
池田真葵:「こっちには一撃番長がいるんだから……!」
荒城丈次郎:「いいだろう。僕の“エメラルドグリーン”ならばキミたち全員を相手にするのも容易い」
池田真葵:「一撃でやっつけちゃいますからね!」
桜井亜衣良:「そうだそうだー!」
一番ヶ瀬天志:「…………」 名前を挙げられると、無視もできず、拳を固く握り込む
荒城丈次郎:『伍』と数字の書かれた仮面をかぶる。
GM:と、その時。
GM:愛染さんの首輪爆弾がけたたましい警告音を鳴らす。
愛染ミミカ:「うわーっ」
GM:一か所に長くい過ぎたのだ。このままでは危険だ!
科野夜果里:「えっ、何々!?」
池田真葵:「えっ何!?どうしたの!?」
桜井亜衣良:「へあっ!?」
愛染ミミカ:「うるさ!ちょっ……うるさ!音量マジ……うるさ!」
池田真葵:「ミミカちゃんのやつ……?」
一番ヶ瀬天志:「……? 何だ、その賑やかな首のは」
池田真葵:「大きい音出すのも流行ってるの……?」
愛染ミミカ:「なんか朝起きたらついてて~」
愛染ミミカ:「なんか爆発するらしいんだよね~」
科野夜果里:「いや、絶対オシャレちゃうやん!」
池田真葵:「へ~……」
桜井亜衣良:「起きててついてて笑っていられるものじゃないですよね!?」
池田真葵:「爆発!?」
一番ヶ瀬天志:「……目覚まし時計のようなもの、ということか?」 要領を得ていない
愛染ミミカ:「多分そんな感じ?」
愛染ミミカ:「同じとこでじっとしてると爆発するんだって」
池田真葵:「どうするの……?壊す?」
池田真葵:「私触ったら壊れるかも!」
一番ヶ瀬天志:「離れた所に解除のキーがあるタイプか……色々な目覚まし時計が世にはあるようだからな」
愛染ミミカ:「さっき壊そうとしたら爆発しそうになったんだよね~」
科野夜果里:「そんなん絶対目覚まし時計ちゃうって!」
桜井亜衣良:「起きるか爆発かみたいな時計を許していいんでしょうか…?」
池田真葵:「あっそうなんだ……じゃ危ないねって」
池田真葵:「危ないよ~~~!」
愛染ミミカ:「そうそう、鍵を取らなきゃいけなくて~。でも取ろうとしたら刺されて~……」要領を得ない説明。
池田真葵:「危ないことしちゃだめだよう」
一番ヶ瀬天志:「凝った作りのものは高いだろう。無闇に壊すのも良くはない」
桜井亜衣良:「えーっ、じゃあ、ええ?移動すればいい…のかな…」
愛染ミミカ:「確かに。流石天志クンはジョーシキあんね」
一番ヶ瀬天志:「フン……お前が非常識なだけだ」
桜井亜衣良:(まずい!まおいさんしか信じられないかもしれない…!)
科野夜果里:「いや、あんたのそれも常識ちゃうって」
愛染ミミカ:「多分そうかな?動いてれば大丈夫らしいよ」
池田真葵:「と、とにかく、同じところに居ちゃダメなんだよね」
科野夜果里:「とにかく!とにかく動こう!爆発するんやろ!」
池田真葵:「じゃあ急いでどこかに行かないと……」
一番ヶ瀬天志:愛染さんが元気が良く語彙が曖昧なことは知っているので、『爆発』も当然文字通りに受けてはいない。なんかすごく光ったり音が出ることを『爆発』と表現していると思っているのだ。
科野夜果里:「取立人の皆さんはここにいてくださいね!爆発しますんで!」
荒城丈次郎:「あ、ああ……」
愛染ミミカ:「うん。せっかく会ったしどっか行こ~。あっ購買寄っていい?」
科野夜果里:「購買寄ってる場合か!水道水で我慢せえ!」
愛染ミミカ:「え~~」
取立人:「…………」取立人たちは顔を見合わせ、困惑している。
桜井亜衣良:「もーっ、いいからみなさん移動しますよー!」
桜井亜衣良:「ついてきてくださーい!生徒会でーす!」
科野夜果里:「走った方がいいよ、アイラちゃん、これ!」背中を押す。
荒城丈次郎:「…………」呆然とそれを見守っていたが
一番ヶ瀬天志:「フン……今度からもうちょっとまともな目覚ましを選ぶことだな」 ついていく
荒城丈次郎:「いやいやいや。騙されるか!」
GM:荒城丈次郎と取立人たちはキミたちをすごい勢いで追いかけ始める!
池田真葵:「こっち来る~!」
科野夜果里:「うわ、来た!」
科野夜果里:「ミミカちゃんのせいやん~!」半泣きで走る。
愛染ミミカ:「え~っあたしなの?ごめ~」
一番ヶ瀬天志:「ちょうどいい。その首輪が落ち着いた所で全員まとめて拘束だ」
桜井亜衣良:(…科野さんを捨てていけば…追いかけられないのでは…)思いつつ、爆走する。
愛染ミミカ:「このままじゃ天志クンがまたエッチな目に遭っちゃうよ~!」
池田真葵:「エッ……女の子がそういうこと言っちゃダメだよ……」
科野夜果里:「あの人のことはほんまにどうでもいい!ごめんやけど、ほんまにどうでもいい!」
一番ヶ瀬天志:「そこのとそこのと……俺が? エッチ?」
一番ヶ瀬天志:「首輪がうるさくて聞こえん。妙なことを言うんじゃない愛染……!」 言いながら走って続く
GM:では、キミたちが警告音が鳴り響く中を全力疾走しているところでこのシーンは終了だ!
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能ですよ!
桜井亜衣良:科野夜果里 〇尽力/呆れ→尽力/〇呆れ
桜井亜衣良:ロイスは以上で
一番ヶ瀬天志:アカデミアは……たとえ分が悪くとも狙わなければいけないものがある
科野夜果里:うちへのロイスー!
愛染ミミカ:ロイス取りたいけどあと2個だから保留しとこかな~
池田真葵:それは一体……?
桜井亜衣良:おお、先輩!おしえてー
一番ヶ瀬天志:その名も……スペリオルミックス! 登場侵蝕率を-1するという……登場侵蝕ダイスを憎悪する全てのダブルクロスプレイヤー垂涎の一品!
GM:すごいぜ
池田真葵:あの それはそうだけど……
池田真葵:お前は侵蝕上げろよ……
GM:上げてなかったっけ
GM:上げろ!
池田真葵:80まで……
一番ヶ瀬天志:性能的な意味でね
GM:そんなに
桜井亜衣良:80になって…
GM:ミドル序盤で80%になってたら死ぬよ
桜井亜衣良:しかしなるほど それを狙おう
一番ヶ瀬天志:くっ……まだ次の攻撃を撃つまでは時間がかかるか……(80%を超えるまで言い続ける)
GM:先が長い
愛染ミミカ:先輩の指示通りスペリオルミックスを狙おう
池田真葵:でも一応狙おう~
桜井亜衣良:おなじく!
一番ヶ瀬天志:目標値は15だよ
池田真葵:これ15もあるんだよな
桜井亜衣良:【ラッキーメダル:ホワイト】社会判定達成値+1
GM:意外と高い
池田真葵:1DX+1>=15
DoubleCross : (1DX10+1>=15) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

桜井亜衣良:1DX+4+1@10>=15 調達
DoubleCross : (1DX10+5>=15) → 3[3]+5 → 8 → 失敗

池田真葵:ダメでーす
一番ヶ瀬天志:2dx=>15
DoubleCross : (2DX10>=15) → 5[3,5] → 5 → 失敗

GM:駄目か
一番ヶ瀬天志:ダメで~す
GM:こいつ
池田真葵:ロイスは保留しておわろ
愛染ミミカ:ちょっと待ってね
GM:いいよ
一番ヶ瀬天志:終盤になったら狙う意味は薄いので本来の調達判定狙いアイテムに戻れるのも面白い所だね
一番ヶ瀬天志:ロイスは保留して以上
愛染ミミカ:《紡ぎの魔眼》使用、ブーメランアスピス装備、コネ:手配師使用、キリタニコネクション、ラッキーメダル:ホワイト適用
GM:め、めちゃくちゃ適用してる
桜井亜衣良:ギャルってすげえ
GM:これがギャルの力……
桜井亜衣良:霧谷、ギャルとどんなコネを…
一番ヶ瀬天志:コミュ力ってそういうことなんだなぁ
池田真葵:本当だよ
GM:LINE交換してるのかも
愛染ミミカ:5DX+4+3+3+1+4>=15
DoubleCross : (5DX10+15>=15) → 10[4,5,6,6,10]+8[8]+15 → 33 → 成功

池田真葵:やば
GM:33!!?
一番ヶ瀬天志:スゲ~
愛染ミミカ:買えました
桜井亜衣良:すご
GM:なんでも手に入るじゃん
桜井亜衣良:頼りにしてくね
愛染ミミカ:飲んじゃお
GM:たくさん飲んで
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (51 → 53)
池田真葵:アスピス分をペイできるわけね
GM:次のシーンからシーンに登場する時の侵蝕率が-1されます!
愛染ミミカ:やったね 健康になり以上です!
GM:では、みんな良さそうなのでこのシーンは改めて終了です!


【ミドルフェイズ2】

GM:次のシーン!
GM:次は、ミドル戦闘のシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは一番ヶ瀬さん。PCは全員登場です。
GM:全員ダイスを振って侵蝕率を上げてください。
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (42 → 43)
一番ヶ瀬天志:クッ……まだ次の攻撃までには時間がかかりそうだ
池田真葵:一人に任せてもいいのでは
池田真葵:一撃でなんとかしてくれるし……
GM:あと40シーンくらいかかりそう
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (44 → 48)
愛染ミミカ:53+1D10-1
DoubleCross : (53+1D10-1) → 53+7[7]-1 → 59

池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (41 → 45)
桜井亜衣良:バンガセくんの侵蝕がいちばん低いのおもしろい
GM:では、最初にキミたちが走り去った先のシチュエーションを決めますので
GM:今回は一番ヶ瀬さんにダイスを振ってもらおうかな
GM:1d10をどうぞ
愛染ミミカ:エッチなやつ引け!
桜井亜衣良:そうだそうだ
池田真葵:がんばって
GM:なんかシチュエーションに合わなければ引き直してもいい
一番ヶ瀬天志:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

GM:さっきと一緒だ
一番ヶ瀬天志:さっき見た気がするな
GM:振り直して!
GM:爆発しちゃうから
一番ヶ瀬天志:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

6: アカデミアの大教室では今日もオーヴァードに関する授業が行われている。生徒たちは黒板に書かれた「光からは逃げられない」「何なんだよ、この力は」という文章をノートに書き写す。そんな机の上をキミは疾走していた。
桜井亜衣良:そんな授業やめろ
GM:教室に乱入することになるようです
GM:授業妨害、マジで駄目!
愛染ミミカ:何なんだよこのチャートは
池田真葵:妨害していいんじゃない?
GM:真面目な授業だし……
一番ヶ瀬天志:日本語の授業でしょ
桜井亜衣良:そんな授業だしな はしります
GM:では、教室に乱入してもらいますね!


GM:アカデミアの大教室。そこでは今日も授業が行われている。
GM:国籍も多様な生徒たちが教師の話を聞き、熱心に黒板を書き写している。
GM:「えー、つまり『私の領域で戦おうなんてバカなやつ……』。そういうことです」
GM:「ここ、テストに出るからなー」
GM:生徒たちは嫌そうな声をしながらもノートに鉛筆を走らせる。
GM:その時。
GM:教師が黒板に張り巡らせた自身の領域を満足げに見ていると。
愛染ミミカ:ガラリと扉を開けてギャルが入ってくる。
愛染ミミカ:「あっセンセーお邪魔しま~」
GM:「おい、何だ。遅刻か?早く席に着け」
一番ヶ瀬天志:その後ろから、緑の粘液にまみれた男子生徒が姿を見せる
科野夜果里:「お邪魔しまーす」後ろから一緒に入ってくる。
一番ヶ瀬天志:「邪魔をするぞ」
一番ヶ瀬天志:「今からこのクラスの邪魔をする」
GM:「多くない……?」
愛染ミミカ:「や~ちょっと……」天志くんを示し「これがコレなもんで」
GM:「先生、何も分からないぞー」
池田真葵:「え~、ここ教室だよお……」ついてきて。
愛染ミミカ:「天志くんが緑のヌメヌメでエッチになってるもんで……」
桜井亜衣良:トテテテ!後ろから小柄な生徒が羽根をパタつかせる!「追手もきますよーーー!」
一番ヶ瀬天志:「なぜ俺のせいになる。元をただせば愛染の寝起きの悪さが問題だろう」
池田真葵:「授業中だし……よくないよ……」
愛染ミミカ:「え~っあたしなん!?首輪付けたほうが悪いっしょ~」
GM:「いや、授業中なんだけど……何だ、お前たち……」
桜井亜衣良:「先生!領域でなんか避難とかさせといてください!」
桜井亜衣良:「オルクスだからそういうのできるはず!」
桜井亜衣良:オルクスはなんでもできる。
GM:バタバタと追手の取立人たちも教室に乱入してくる!
教師:「!?」
愛染ミミカ:「あっ黒田~。例のライブのチケット取れた?」興味があちこちに飛びがち
一番ヶ瀬天志:「首輪だって愛染の意志で……いや待て、今はうるさい音が止まってるな」
一番ヶ瀬天志:「ちょうどここで迎え撃とう。取り立て人どもと科野を仕留めるぞ」
桜井亜衣良:「移動したからかな?しばらくは大丈夫かも!」
荒城丈次郎:「よくも走り回らせてくれたな」
荒城丈次郎:ゼーゼーしている。
荒城丈次郎:「この僕が子供の頃はあまり体が丈夫でなかったことを利用してくるとはな」
愛染ミミカ:「そうなんだ」
教師:「本当に何!?一旦、授業中断!」
一番ヶ瀬天志:「フン……どちらにせよ、お前は俺の『一撃』を既に受けている」
池田真葵:「本当にごめんなさい~!」
GM:授業をしていた生徒たちはバタバタと教室を出ていく。
池田真葵:「緊急事態なんです!」
桜井亜衣良:「一撃って効果けっこう続く系なんだね」
一番ヶ瀬天志:そのへんで寝ていて逃げ遅れた生徒のノートを取り、顔についた緑の粘液を拭う。
池田真葵:「うう……絶対すごい目立ったあ……」
荒城丈次郎:「取立は全てに優先する。授業よりもな」
桜井亜衣良:「大丈夫ですよ!目立ってるのは完全にこの集団です!」
池田真葵:「でも私も一員だよう」
一番ヶ瀬天志:「そうだ。俺の一撃は、一撃の地点から過去と未来両方に影響を及ぼし続ける……」
荒城丈次郎:「僕たちは密やかに取立を完遂する。目立つことなどあり得ない」
池田真葵:「ふたりとも言ってることよくわからないよ~!」
荒城丈次郎:「今度こそ年貢の納め時だ。大人しく取立を受け入れるがいい!」
愛染ミミカ:「えっでももう殴ったんだよね?死んでなくね?」
桜井亜衣良:「……ちょっと皆さん同じ空間にいると指摘しきれなくて疲れるので」
愛染ミミカ:「もう一撃じゃなくね?天志クン?」
桜井亜衣良:「とりあえず賭け太郎のみなさんには黙ってもらいましょう」
科野夜果里:「アイラちゃん、大変やね。うち、半分受け持とうか?」
一番ヶ瀬天志:粘液を拭ったノートを放り捨て 「今こそ『一撃』の結実の時だ」
桜井亜衣良:「科野さんは静かにじっとしててくれればいいです…」
荒城丈次郎:「黙るのはキミたちの方だ。それも『未来永劫』に……!」
科野夜果里:「うっす……」押し黙るとアイラちゃんの後ろに隠れる。
一番ヶ瀬天志:「まあ、何だ……」 愛染に向け、静かに目を閉じ 「色々あるんだ。それより奴らが来るぞ」
GM:黒服の生徒たちは無地の仮面を付け、手袋をはめる。
愛染ミミカ:「はーい」黒服たちに向き直り、臨戦態勢に入る。
荒城丈次郎:「『拘束』する。来い、“エメラルドグリーン”……ッ!」奇妙な立ち姿をすると、傍らに影のヴィジョンが現れる。


GM:では、ここからはミドル戦闘です!
GM:エネミーは“伍号取立人”の荒城丈次郎と賭け太郎トループが2つ。
GM:行動値は荒城丈次郎が10、賭け太郎トループが6です。
GM:エネミーは3体とも同エンゲージで、キミたちから5メートル離れた位置に存在しています。
GM:エネミーを全滅させられればキミたちの勝利だ!
桜井亜衣良:黙らせる!
GM:させられなけらば連行されて地下労働施設で強制労働!
GM:二択です!
愛染ミミカ:ひぇ~っ
GM:頑張って戦ってください!
GM:では、ラウンド進行の開始だ!
一番ヶ瀬天志:許さん 一撃だ
池田真葵:頑張って働くか
GM:施設に行くな
GM:1ラウンド目!
GM:まずはセットアップからです。
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします。
一番ヶ瀬天志:《灰色の庭》! 荒城丈次郎の行動値を-12するぜ。
GM:!!?
GM:そ、そんなことある?
池田真葵:怨念の呪石を使用。暴走状態になり、与えるダメージを2d10。
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を2(→ 2)増加 (43 → 45)
愛染ミミカ:《狂騒の旋律》ラウンド中攻撃力+9して暴走 受けたい人はどうぞ
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を3(→ 3)増加 (45 → 48)
一番ヶ瀬天志:受けないよ~
池田真葵:どうせ暴走するからお得だ もらいます
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を5(→ 5)増加 (59 → 64)
桜井亜衣良:わたしもー!もらいます
GM:え、エネミーは何もなしです
桜井亜衣良:コンボ『ミトガメ:LOCK ON YOU』/《ターゲットロック》《攻性変色》。
桜井亜衣良:シーン中、対象を攻撃時に攻撃力+29。暴走する。対象は荒城丈次郎さんで。
GM:つ、強い
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を7(→ 7)増加 (48 → 55)
GM:では、セットアップの演出がある人はどうぞ!


一番ヶ瀬天志:「……分かっていない奴だな。荒城丈次郎……いや、丈次郎!」
一番ヶ瀬天志:荒い声を上げると、荒城の傍らに立つ影がブレ、亀裂が走る。
荒城丈次郎:「何のことだ。一番ヶ瀬……」
一番ヶ瀬天志:「そいつにはさっき『一撃』を加えた……」
荒城丈次郎:「!? こ、これは……!」
一番ヶ瀬天志:「既に機能不全だ。……俺が手を下す必要もない」
荒城丈次郎:「僕の“エメラルドグリーン”が維持できない……ッ!」
桜井亜衣良:「なんかかっこいいことが起きてる…!」
愛染ミミカ:「お~、すごいすごい」ぺちぺちと拍手
荒城丈次郎:影のヴィジョンが傷付いたことでフィードバックを受け、吐血する!
池田真葵:「す、すごい……!」
一番ヶ瀬天志:(よし。これで俺が攻撃をする必要はない……『一撃番長』だからな……)
桜井亜衣良:「無敵の一撃はもっと広い場所じゃないと放てないってわけだね」頷く。
一番ヶ瀬天志:(このまま倒れろ……倒れていてくれ……荒城……!)
荒城丈次郎:「くっ、だが、まだ賭け太郎の兵たちがいる……!」動揺しながらも言う。
愛染ミミカ:「じゃ、二撃目以降行ってみよっか~」
愛染ミミカ:愛染のもとから一陣の風が吹き抜ける。実体の無い黒い羽がふわりと舞って、それぞれ味方のもとに。
愛染ミミカ:羽が身体に吸い込まれるようにして消えると、追い風を受けるかのように僅かに身体が軽くなるのを感じる。
桜井亜衣良:「…わっ!」自前の羽根に黒い羽根が溶けた。「こっちもすごい!」
愛染ミミカ:「ちょっと動きやすいっしょ。肩こりとかも治るよ」
池田真葵:「ミミカちゃん……!うん、私も頑張る!」携帯電話を取り出している。


GM:では、セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値の高い順番に手番を行っていきます!
GM:本当は行動値10の荒城丈次郎からだったんですが、今は0まで下がっているので……
GM:行動値9の桜井さんの番から!
一番ヶ瀬天志:と言うより、我々3人が9で同値なんだよな。
GM:あ、本当だ
桜井亜衣良:バンガセくんミミカちゃん先にしたいことある?
GM:一番ヶ瀬さんとミミカさんも同じく行動値9なので
一番ヶ瀬天志:先にっていうか……やること決まってるんで先に済ませさせてください。
GM:先に動きたい人からどうぞ
愛染ミミカ:私はトループ殴るくらいかな?
一番ヶ瀬天志:待機します。
GM:待機した!


一番ヶ瀬天志:「フン……俺にその羽は不要だ。『一撃』は入れ終えている」 愛染の黒羽を見つつ
一番ヶ瀬天志:「二人を支援してやってくれ。慣れていなさそうだしな」
愛染ミミカ:「はいはーい」


GM:では、桜井さんかミミカさん!
愛染ミミカ:じゃあ流れ的に先行きます
GM:じゃあ、ミミカさんの番から!
愛染ミミカ:マイナーなし
愛染ミミカ:メジャーでコンボ【黒羽】
愛染ミミカ:《紡ぎの魔眼》+《巨人の斧》
GM:コンセがない
愛染ミミカ:対象は賭け太郎トループです
GM:来るがいい!
GM:命中判定どうぞ
愛染ミミカ:7DX+15
DoubleCross : (7DX10+15) → 10[1,3,3,6,9,10,10]+3[3,3]+15 → 28

GM:結構やるな……!
GM:トループは《イベイジョン》持ちでドッジの達成値は14で固定!
GM:攻撃は命中です!
GM:ダメージどうぞ
愛染ミミカ:やったね ダメージいきます
愛染ミミカ:3D10+24+1D10
DoubleCross : (3D10+24+1D10) → 14[7,6,1]+24+7[7] → 45

GM:つ、強くない!?
GM:トループその1はその攻撃で壊滅します!
愛染ミミカ:やった~
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を4(→ 4)増加 (64 → 68)
GM:では、攻撃の演出どうぞ!


愛染ミミカ:「あ、トモキこれ借りんね」
愛染ミミカ:近くにいた生徒の机に触れると、天板から燐光を放つ黒い羽が生じる。
愛染ミミカ:「よっと」
愛染ミミカ:軽く蹴り上げると、サッカーのリフティングのように机が軽々と宙を舞う。
GM:飛びかかろうとしていた黒服の生徒たちはその黒い羽を見て警戒する。
愛染ミミカ:空中の机はゆっくりと、次第に加速して高速で回転し、中の教科書類がばらばらとこぼれ出して周囲に散らばる。
GM:予想外の事態に黒服の生徒たちは困惑し、回避行動を取ることができない!
愛染ミミカ:「いくよーっ」
愛染ミミカ:弾丸めいて高速で射出された机が、黒服の群れに突っ込む!
GM:高速で突っ込んできた質量の塊に成す術もなく、黒服の生徒たちは押し潰される!
GM:黒服の生徒たちは机の下敷きになって昏倒する!
愛染ミミカ:「あは~。半分くらいやり~」
荒城丈次郎:「バロール能力……面白いな。だが、賭け太郎の『武』と『力』の前ではそんなもの役には立たない」
GM:では、ミミカさんの行動はこれで終了!


GM:次は行動値9の桜井さんの番です!
桜井亜衣良:はーい!
桜井亜衣良:マイナーはなし。
桜井亜衣良:メジャーはコンボ『マナザシ:INTO YOUR EYES』/《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《天からの眼》。
桜井亜衣良:ショットガン・スラッグでの射撃攻撃/サイドリール適用。対象は荒城丈次郎。
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を4(→ 4)増加 (55 → 59)
荒城丈次郎:こっち来た!
GM:命中判定どうぞ!
桜井亜衣良:7dx7+9
DoubleCross : (7DX7+9) → 10[1,2,3,3,4,6,7]+5[5]+9 → 24

GM:いい感じ!
桜井亜衣良:ダメージっ
荒城丈次郎:ガードを宣言。
桜井亜衣良:3d10+36+1D10+9
DoubleCross : (3D10+36+1D10+9) → 25[7,10,8]+36+4[4]+9 → 74

桜井亜衣良:すご
荒城丈次郎:ガード時に《原初の紫:蒼き悪魔》を使用。15点ダメージをキミにも
GM:74点!!?
GM:15点ダメージ与えたところで何!!?
桜井亜衣良:桜井亜衣良のHPを15(→ 15)減少 (27 → 12)
池田真葵:待って
池田真葵:《電磁バリア》するよ~
桜井亜衣良:んっ
桜井亜衣良:おおーーー!
桜井亜衣良:たすかります!
GM:あ、そうか!HPダメージだから!
桜井亜衣良:まおいさーん♡
GM:やれるものならやってみろやー!
池田真葵:-1d10-8
DoubleCross : (-1D10-8) → -3[3]-8 → -11

池田真葵:-11して4ダメージにします
GM:かすり傷じゃん
池田真葵:侵蝕は0上がりました
桜井亜衣良:やったー
GM:そんな……命を賭けた一撃が……
GM:荒城丈次郎はその一撃で戦闘不能になります!
桜井亜衣良:桜井亜衣良のHPを4(→ 4)減少 (27 → 23)
GM:攻撃の演出どうぞ!


桜井亜衣良:黒服が倒れ込むすきに。
桜井亜衣良:背負う式の水鉄砲から給水。頭上に光輪を浮かべ、その光の下、焦点を。
荒城丈次郎:「……生徒会。キミ、どこかで見たことがあるか?」
桜井亜衣良:「あるかもしれませんねっ。わたし、けっこう人気者ですので」笑う。
荒城丈次郎:「まあ、いい。誰だろうと『拘束』して『連行』するだけだ。『拘束』して『連行』だ」
桜井亜衣良:「荒事での人気じゃないですし、バンガセくんがいうとおり不慣れではありますが」
桜井亜衣良:奇妙なポーズの男のかたわら、歪んだ影を狙って。
荒城丈次郎:「確かにキミの言う通り……不慣れだな」
桜井亜衣良:引き鉄(プラスチック製)をひく。ラメの入った水の一発。
荒城丈次郎:「僕の“エメラルドグリーン”はどんな場所からでも攻撃を伸ばすことができるのだよ!」
桜井亜衣良:「よく狙って撃つのは、わたし上手なんですよ」
GM:いつの間にか桜井さんの背後に忍び寄っていた緑色の触手がぬめぬめした粘液を放つ!
池田真葵:パチン!とその粘液は弾ける。
桜井亜衣良:集中した狙撃により、それは視認できていない。気づいたときにはもう、弾けて。
桜井亜衣良:「……まおいさん!」
池田真葵:周囲に滞留する電磁波が、静電気に触れたように弾かせた。
荒城丈次郎:「何……ッ!? 僕の“エメラルドグリーン”が……ッ!」
池田真葵:「亜衣良ちゃん……!やっちゃって!」
桜井亜衣良:「ありがとうございます!」
桜井亜衣良:返事とともに、水が着弾。
桜井亜衣良:ぬめぬめした緑の影を貫く!
荒城丈次郎:水鉄砲の水で影のヴィジョンが射抜かれる!
荒城丈次郎:「は、ハハハ!そんな水鉄砲がいったい何だっていうんだい!」
荒城丈次郎:「驚いて損をしたじゃあないか」
GM:そう言いかけた瞬間、男は血を吐いて倒れる!
荒城丈次郎:「ば、バカな……ッ」
桜井亜衣良:「それはあなたの半身…それを撃ち抜かれ弾けさせてしまった」
池田真葵:(そういうシステムだったの……?)
GM:影のヴィジョンが消失し、男は息も絶え絶えの状態だ。
桜井亜衣良:「そのエメラルドグリーンはもはやエメラルドスプラッシュ…!」
一番ヶ瀬天志:「エメラルドスプラッシュ……!」
荒城丈次郎:「『傍らに立つ影』を……こんなにも早く理解するとはな……!」
荒城丈次郎:「くっ、お前たち、早くそいつらを始末するんだ……!」目から血を流しながら叫ぶ。
愛染ミミカ:「めちゃめちゃダメージ受けてる!」
桜井亜衣良:「あれっそこまで!?」
一番ヶ瀬天志:池田さんの電磁波に弾かれ顔に付着した粘液を拭いながら 「やはり……俺が出る必要はなかったな。大したものだ、桜井」
荒城丈次郎:「『始末』だ。『拘束』ではない。この僕にこんなことをした報いを受けさせろ!」流血した目を押さえながら叫ぶ。
桜井亜衣良:「うん…なぜまたヌルヌルになって…?」
桜井亜衣良:(そういうの好きなのかな…)
愛染ミミカ:「まおいちゃんのお陰で亜衣良がエッチな感じにならずに済んで助かったよ~」
一番ヶ瀬天志:「お前が気にする必要のある問題ではない」 桜井を狙った攻撃の余波だけど気にしなくて大丈夫だよ、という意味
池田真葵:「また言ってる……!」
GM:残った黒服の生徒たちが再びキミたちに襲いかかろうとする!
池田真葵:「そういうのよくな……わあ、まだやるの!?」
GM:では、桜井さんの番は終了!


GM:次は行動値6の池田さんか賭け太郎トループですが
GM:PC優先なので池田さんから!
池田真葵:は……はい!
GM:トループは生き残ったら全力で襲い掛かります。120%エフェクトやらアージエフェクトやらを使って。
池田真葵:マイナーなし、メジャー『ショート・デリンジャー』:《アタックプログラム》。
池田真葵:トループを攻撃するよ 適当言わないで
GM:適当ではない!来い!
池田真葵:2DX+13
DoubleCross : (2DX10+13) → 10[4,10]+7[7]+13 → 30

池田真葵:回った!
GM:高い!
桜井亜衣良:すごい!
GM:トループは《イベイジョン》持ちでドッジの達成値は14で固定!
GM:攻撃は命中です!
GM:ダメージどうぞ!
池田真葵:4d10+2d10+2+9 装甲有効
DoubleCross : (4D10+2D10+2+9) → 26[8,6,3,9]+12[10,2]+2+9 → 49

GM:結構高いな!
GM:装甲値を差し引いて……
GM:うむ、落ちる!
GM:トループその2は戦闘不能です!
GM:攻撃の演出どうぞ!


池田真葵:「お願い。“トロール”“ノーム”」
池田真葵:携帯を黒服の生徒たちへと放り投げる。
池田真葵:それはただのスマートホンだ。壊れている。
GM:「はっ、何だこんなもの」黒服の生徒たちは避けようともしない。
池田真葵:起点だ。電磁波を発する媒介であれば何でもいい。
池田真葵:“声”が聞こえる。
池田真葵:小鳥の囀りのような。あるいは妖精の歌声のような。
GM:「……?」黒服の生徒たちは禍々しいカギ爪を構えたまま訝しがる。
池田真葵:電磁波長の乱れ。それが歪むときの音。
GM:「お前、何か言ったか?」「俺じゃない。どこから聞こえて……」禍々しいカギ爪を構えたまま困惑している。
池田真葵:それが聞こえたときには、能力域。電磁波が体内電波を狂わせる。
池田真葵:「これで……眠って!」
GM:電磁波を至近距離で浴び、黒服の生徒たちは悶え苦しむ!
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を2(→ 2)増加 (48 → 50)
GM:「ぎゃああああッ!?」うめき声を上げながら黒服の生徒たちは次々と倒れていく!
GM:エネミーはこれで全滅!
GM:ミドル戦闘は勝利だ!


桜井亜衣良:「みんな倒れた……!」ほっと胸を撫で下ろす。
荒城丈次郎:「まさかここまでやるとはな……」血を拭きながら立ち上がる。
池田真葵:「も……もう終わりですから!」
桜井亜衣良:「そ、そこまで血とか出させるつもりでは」慌てる。
池田真葵:「大人しく着いてきてもらいますよっ」
荒城丈次郎:「目は意外と血が出ても大丈夫だったりする……そういうことだ……」誰にともなく言う。
愛染ミミカ:「まだ残ってるけど……」科野ちゃんを指差す
一番ヶ瀬天志:「大人しくすることだ。荒城。科野。その他大勢」
科野夜果里:「うちも!!?」
荒城丈次郎:「仕方があるまい。ここは一旦退くとしよう」
池田真葵:「大丈夫ではないよ……!?ちゃんとそういう症状が出たときにはお医者さんの診察を……」
桜井亜衣良:「包帯ぐるぐるで再登場しないでくださいねー!」
荒城丈次郎:「なんか目の表面の部分が傷付いただけだから……すぐに保健室に行けば本当に大丈夫……」
GM:では、その時。
GM:エネミーエフェクトの《ワールウインド》が使用される。サイバー風のパーカーを羽織った長い黒髪の少女がシーンに登場する。
ニコ・アミューズ:「おいおい、NPCの癖に勝手にゲームをリタイアすんな。それじゃ面白くないじゃん」
池田真葵:「どちら様……?」
愛染ミミカ:「うわっ、サイバー風のパーカーを羽織った長い黒髪の少女!」
愛染ミミカ:「誰?」
GM:その少女は、『壱』と書かれた仮面をかぶっている。
愛染ミミカ:「いちだって」天志くんの袖を引っ張り
愛染ミミカ:「知り合い?」
一番ヶ瀬天志:「……」 仮面を見ている
ニコ・アミューズ:「“壱号取立人”ニコ。ニコ・アミューズ」
一番ヶ瀬天志:「"賭け太郎"の、一番強い奴だ」
桜井亜衣良:「壱!」
ニコ・アミューズ:長い黒髪の少女は飛び上がると、荒城丈次郎に向かって炎をまとった拳を振り下ろす!
池田真葵:「じゃあもしかして……この人は5番目」
一番ヶ瀬天志:愛染をちらりと見て 「奴さえ押さえれば、この取り立て無法者集団は無力化できる」
池田真葵:「っ!」
ニコ・アミューズ:「ゲームは本気でやらなきゃさ!」
池田真葵:パチン、と電磁波が弾ける。
桜井亜衣良:「えーっ!?」
一番ヶ瀬天志:「そう。荒城は五番目だ。弱い」
ニコ・アミューズ:電磁波すらも軽々と突き破る。
桜井亜衣良:「ちょっと…!教室は木造ですよ!」
愛染ミミカ:「全体で何人いるのか知らな……あっ」
ニコ・アミューズ:彼女は「エネミーアイテム:節制の仮面」の効果によって「Eロイス:究極存在」を取得しており、通常の手段でダメージを与えることはできません。
池田真葵:「ああっ」
荒城丈次郎:「や、やめろ!うわあああ……ッ!」
ニコ・アミューズ:「敗者には敗者に相応しいエンディングを与えてあげる」炎をまとった拳を振り抜く!
GM:荒城丈次郎の体は容易く吹き飛ばされ、教室の掛け時計に叩き付けられる!
愛染ミミカ:「メロンの人!」
荒城丈次郎:「う、受け取ってください……一番ヶ瀬さん……届いてください……これが僕の最後の……」そのまま再起不能になる!
一番ヶ瀬天志:(何を……? 何で俺に振った……?)
桜井亜衣良:「えっなんか絆きずいてる?」
一番ヶ瀬天志:「……丈次郎……」 名前を呟いておく
池田真葵:「い……今のは」
ニコ・アミューズ:「これでよし、と」
池田真葵:「めっ、明確に校則違反ですよ!」
桜井亜衣良:「生き別れの兄弟とかなの?」顔も似てるかも…
愛染ミミカ:「え~……引くんだけど」嫌そうな目をニコに向ける「なんでこんなことすんの?」
池田真葵:「大人しく着いてきてもらいます!」
ニコ・アミューズ:「校則違反?違う、違う。これはゲームだってば」
桜井亜衣良:「なにを言って……」
ニコ・アミューズ:「究極のゲームだよ。どう、楽しんでる?」
一番ヶ瀬天志:「……あまり」
愛染ミミカ:「全然楽しくないよ~」
池田真葵:「ゲーム感覚でも校則は校則だよ?」
池田真葵:「屁理屈はダメ。さ、早く一緒に……」
ニコ・アミューズ:「何でさ。命を賭けて本気でやるんだからもっと楽しんでくれなきゃ」
ニコ・アミューズ:「ね、天志。今度は本気でやってくれるっしょ?」
一番ヶ瀬天志:「そいつと話が通じると思わない方が良い。そこの奴は……」
一番ヶ瀬天志:「少しばかりズレていてな」
桜井亜衣良:「えっ……?」
一番ヶ瀬天志:状況を整理するためにRハンドアウトを公開します。
ニコ・アミューズ:「あたしとガチの勝負をしよう」
池田真葵:おお 速攻じゃん
GM:いいでしょう。
GM:では、GMからリバースハンドアウトを貼りますね
桜井亜衣良:ワクワク
愛染ミミカ:なんなんだ~
Rハンドアウト(PC④) ロイス:“無双番長”ニコ・アミューズ 推奨感情 P:連帯感/N:悔悟
 キミは、闇組織“賭け太郎”の名を知っている。“賭け太郎”で最強の取立人であるニコはキミのかつての友人だからだ。『ゲームセンターのレネゲイドビーイング』である彼or彼女(※この紛らわしい呼称は性別が可変式であるため)は番長連の仲間だった。だが、ある時、退屈な日常に飽き飽きした彼or彼女はキミに命懸けの決闘を申し込んできた。
 キミが断ると、彼or彼女は落胆して番長連を去った。しばらくしてキミの前に再び姿を現した時、以前よりも遥かに強くなった彼or彼女は闇組織“賭け太郎”の名前を語ったのだった。暴走した彼or彼女を止められるのは最早キミしかいないだろう。今度こそ真剣勝負の時だ。

〇このRハンドアウトの公開後、キミが行う攻撃の命中判定の直前に宣言することができる。その攻撃が命中した場合、エネミーアイテム「節制の仮面」の効果によってニコが取得している「Eロイス:究極存在」の効果を解除することができる。
GM:というわけで、シナリオロイスをニコ・アミューズへのものに書き換えてください!
一番ヶ瀬天志:ニコ・アミューズ/連帯感/○困ったやつ
GM:次のシーンでは、一番ヶ瀬くんのハンドアウトシーンが発生します。
一番ヶ瀬天志:「……奴はレネゲイドビーイング。しかもとっておきに享楽的な奴だ」
ニコ・アミューズ:「さあ、天志。今度こそ本気の真剣勝負をしよう」炎をまとった拳を構える。
一番ヶ瀬天志:「俺はそいつを追うために、この……何だっけ」
一番ヶ瀬天志:荒城を見て 「丈次郎」
一番ヶ瀬天志:「丈次郎を叩くことにした。……こいつを引きずり出すためにな」
桜井亜衣良:(忘れてる…)
愛染ミミカ:「引きずりだせてんじゃん!」
ニコ・アミューズ:「そんなやつどうでもいいって。あんたはあたしがブッ潰すから」楽しげに言う
一番ヶ瀬天志:「まさか弐、参、四を飛ばして即座にこいつが来るとは思っていなかったが……」
一番ヶ瀬天志:(なので、まったく準備ができていない……)
一番ヶ瀬天志:(まずいな……)
愛染ミミカ:「そうとなれば天志クン!やっちゃいなよ!」
愛染ミミカ:「ほら!一撃!一撃!」
池田真葵:「あっそう!そうだね」
桜井亜衣良:「まさに決着ってわけですね!」
池田真葵:「さっきの戦い、温存できたもんね」
ニコ・アミューズ:「あたし、ゲームは説明書読まないタイプだし、料理もメインディッシュから食べる方なんだよね」
池田真葵:「お願い!」
桜井亜衣良:「友情の夕陽の河原…!」
一番ヶ瀬天志:「…………」
池田真葵:「このために取ってたんだ……」
愛染ミミカ:「見たいな~、天志クンの一撃~」
ニコ・アミューズ:「さあ。やろうよ、天志」燃える拳を構える。
一番ヶ瀬天志:緑の粘液と汗を拭いつつ、髪を掻き上げる 「……フン」
一番ヶ瀬天志:「今のお前とやり合うつもりはない……」
ニコ・アミューズ:「は……?」
池田真葵:「へ……?」
愛染ミミカ:「えっなんで?」ずいと顔を覗き込み「天志クンが誘き出したんでしょ?」
桜井亜衣良:「ほえ」
一番ヶ瀬天志:「今のお前は……」
ニコ・アミューズ:「何で?この状況で本気を出さない理由ある?命懸けのゲームだよ!」
一番ヶ瀬天志:愛染の顔をそっと押さえつつ 「……まだ何も『分かっていない』」
ニコ・アミューズ:「何だよ、それ……」
ニコ・アミューズ:怒りに声が震える。
ニコ・アミューズ:「どこまでもコケにしやがって……」
愛染ミミカ:「ほら~、ちょっとかわいそうじゃん」
一番ヶ瀬天志:「…………」 そんな彼女の様子を見て
池田真葵:「私達も何もわかってないよ……」
一番ヶ瀬天志:「それでも……今のあいつとやり合う訳にはいかん」
桜井亜衣良:「……バンガセくん……」
一番ヶ瀬天志:「それは……あいつのためにもならない」
ニコ・アミューズ:「おい、お前ら。あいつらを追い詰めろ」黒服の生徒たちに言う。
一番ヶ瀬天志:「考えろ。ニコ・アミューズ! ……俺はお前と戦うことが怖かったり、嫌だったりする訳ではない。それでも……」
ニコ・アミューズ:「やらなきゃあたしがブッ潰す。あいつみたいにな」荒城丈次郎の再起不能体を示して言う。
ニコ・アミューズ:少女はレネゲイドビーイング用エフェクトの《アバターフォーム》を使用すると、胸の膨らみが消えて短髪の少年の姿へと変わる。
一番ヶ瀬天志:「……今のお前と……そう、そうだ、『命を賭けて本気でやる』、なんてことを言っているお前と……」
一番ヶ瀬天志:「やるつもりはない。……お前が今のまま、どんなに駄々をこねてもだ」
ニコ・アミューズ:「シラけること言うなよ。天志」
池田真葵:「へあっ!?男の子になった……!?」
桜井亜衣良:「わっすごい」
ニコ・アミューズ:「俺が聞きたいのはそんな言葉じゃない。勝負したくないなら、その気にさせてやる」
一番ヶ瀬天志:「すまない、愛染、桜井、池田さん。俺の都合に巻き込むことになるが……」
桜井亜衣良:「なんかよくわからないけど……」
一番ヶ瀬天志:「今、あいつと戦ったところで、意味はないんだ。あんなことを言っているあいつとはな」
ニコ・アミューズ:手をかざすと氷でできた巨大なパズルピースのようなブロックが次々と落ちてくる。その氷ブロックによって賭け太郎トループたちの退路は塞がれる。
池田真葵:「う、うん……?なにか考えがあるんだよね?」
一番ヶ瀬天志:うんうん頷きながら 「そう。今のあいつを倒した所でダメなんだ……そうそう……」
桜井亜衣良:「バンガセくんにとって『納得』できるときでないとだめなんだね?」
一番ヶ瀬天志:「そう、それだ桜井。そういうことなんだ」
ニコ・アミューズ:「逃げるなよ。逃げた奴から俺が消すぞ」
池田真葵:「よくわからないけど、信じるよ」
GM:黒服の生徒たちは恐怖に慄きながらキミたちの方に向かってくる!
愛染ミミカ:「全然わかんね~!」面白そうに笑って「まあいーよ。ヒマだし」
桜井亜衣良:「友情ってそういうものだよねっ!」
池田真葵:「うわっまだ来るよ!」
ニコ・アミューズ:「さあ。ゲーム再開だ」
一番ヶ瀬天志:「何か埋め合わせはする。だから済まないが、愛染の目覚まし時計のついでに、俺の都合にも付き合ってくれ」
桜井亜衣良:「でも今は一撃がほしい……!」
一番ヶ瀬天志:「最後尾は俺が取る。さあ……!」
一番ヶ瀬天志:「グッ…………『一撃』は……しかるべき時に撃つ!」
一番ヶ瀬天志:「しかるべき時だ桜井!」
ニコ・アミューズ:「やれ!天志たちを潰せ!」楽しげに叫ぶ。
桜井亜衣良:「今違うのーっ!?」
池田真葵:「ここはどうするの~!?」
一番ヶ瀬天志:「逃げるんだよ……ッ!」
科野夜果里:「というか、そろそろ移動しないと爆弾もヤバいよね!?」
愛染ミミカ:「あっ、そういえば」けたたましい警報が鳴りだす「うるさ!」
一番ヶ瀬天志:「そう! 俺はそれも考慮している!」
科野夜果里:「ミミカちゃん、音量ボタンないの?耳、おかしなるで!?」
愛染ミミカ:「マジでうるさ……うるさ!音量これ……うるさ!何か言った!?」
桜井亜衣良:「なるほど…!」言いながらドアをガラガラ開ける。
GM:黒服の生徒たちは恐怖心に駆られながらキミたちをを追いかけてくる!
池田真葵:「これだけ音なると隠れるのも難しいよ……」
桜井亜衣良:「行こう!」
池田真葵:「私達、ここからどうすればいいの~!?」
科野夜果里:「もういいわ!行くで!」
桜井亜衣良:「どっか…どっかに!」
一番ヶ瀬天志:「仕切り直しだ! しんがりは俺と科野に任せろ!」
愛染ミミカ:「夜果里……!頼んだ!」
科野夜果里:「うちがしんがりを務めるのおかしいやろがい!」
一番ヶ瀬天志:「いざとなった時犠牲にして一番心が傷まないのはお前だ……!」
科野夜果里:「痛め!頼むから痛んでくれ!」叫びながら全力疾走する。
GM:『壱』の仮面を付けた少年は黒服たちを追い立てながらキミたちを見送る。
ニコ・アミューズ:「運命ってのはパズルみたいなものだ。さて、どこまで逃げ続けられるかな」
GM:少年はどこか寂しげに微笑んだ。
GM:シーン終了。
GM:このシーンでは、過酷な戦闘があったので購入判定はなし!
GM:ロイスの取得や感情変更のみあればどうぞ!
一番ヶ瀬天志:保留しとくで
愛染ミミカ:う~ん保留!
桜井亜衣良:一番ヶ瀬天志 〇信頼/脅威
桜井亜衣良:これで
池田真葵:ロイス保留で~
GM:信頼してる!
桜井亜衣良:信じます
一番ヶ瀬天志:桜井……
GM:こんな男、信じちゃ駄目よ
池田真葵:裏切られたらタイタスね
GM:今のうちにタイタスにしておいた方がいいわよ
桜井亜衣良:ボロクソw
桜井亜衣良:以上で
GM:では、このシーンは改めて終了です!


【ハンドアウトシーン:一番ヶ瀬天志】

GM:次のシーン!
GM:次は、一番ヶ瀬くんのハンドアウトシーンになります。
GM:ハンドアウトシーンでは、侵蝕率を上げる必要はありません。
GM:他のPCはここでは登場不可だ。
GM:キミが、過去にニコに決闘を挑まれ、それを断るというシーンになります。
GM:まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:今よりも少し前のこと。ある日の放課後。
GM:キミは、番長連の仲間と2人で校内のパトロールを行っていた。
GM:“無双番長”という二つ名を取る生徒で、サイバー風のパーカーを羽織った少女の姿をしている。
GM:享楽的な性格をした『ゲームセンター』のレネゲイドビーイングだ。
一番ヶ瀬天志:歩きながら倫理の教科書を読んでいる。
ニコ・アミューズ:「あーあ。退屈」大きな欠伸をする。
ニコ・アミューズ:「それ何?面白い本?」
ニコ・アミューズ:体を寄せて覗き込む。
一番ヶ瀬天志:「俺は面白い。お前には合わないだろうが」
一番ヶ瀬天志:実際、中身は小難しいことが羅列したような内容である。
ニコ・アミューズ:「教科書じゃん。何でそんなの読んでるの!」背伸びを止めて嫌そうに言う。
一番ヶ瀬天志:「生徒が教科書を読むことに、理由は大して必要ないだろう」
一番ヶ瀬天志:「言った通り、俺は面白いと感じているからな。つまるところ倫理というのは……」 講釈を垂れ始めそうになる
ニコ・アミューズ:「あるでしょ。人生は短いんだよ。特にあんたら人間の人生は7フレームくらいの短さじゃん」
ニコ・アミューズ:「あー、うるさいうるさい!そんなの聞きたくないってば!」
一番ヶ瀬天志:「フレーム……」 自分の眼鏡のフレームを少し持ち上げる
ニコ・アミューズ:「そのフレームじゃない。格ゲーやんないわけ?」
一番ヶ瀬天志:「多少はやるが……」 コンシューマ版のストーリーとか追えば満足するタイプだ
ニコ・アミューズ:「お、やるんじゃん。じゃあ、今度対戦しようよ。あたし、ちょうど昨日徹夜でトレモこもってたんだよね」
一番ヶ瀬天志:「お前の言う通り、人生は短いからこそ、俺は多くのことを知りたいと思っている」
一番ヶ瀬天志:「そのために本を読み、そのために番長連に所属している。……だからゲームも、多少だ」
ニコ・アミューズ:「多少ってどんくらい?」
ニコ・アミューズ:「一通りコンボをマスターするくらい?」
一番ヶ瀬天志:彼女の出生は知っている 「試してみなければわからん、と前置きをするにしても、お前と俺では勝負が成立するかも怪しいだろう」
一番ヶ瀬天志:「技のコマンドが高確率で成功するくらいだな」
ニコ・アミューズ:「えー、何々。天志、そんな強いの?楽しみ……」
ニコ・アミューズ:固まる。
ニコ・アミューズ:「ド初心者じゃん!!」
一番ヶ瀬天志:「だから成立するかも怪しい」
ニコ・アミューズ:「期待して損したわー……」
一番ヶ瀬天志:「どうせお前は強いんだろう。ゲームセンターのレネゲイドビーイングというくらいだし」
ニコ・アミューズ:「強いに決まってるじゃん。この学園で一番強いよ」
一番ヶ瀬天志:「どうしてそんな調子で、俺と勝負が成立すると思ったんだか」
ニコ・アミューズ:「はー、もう。番長連に入ればちょっとは面白いことがあると思ってたのにな。毎日つまんない」
一番ヶ瀬天志:「要は自警団だからな。つまらんということは良いことだ」
一番ヶ瀬天志:言いつつ、こんな理屈ではこいつは満足しないだろうな、とも思っている
ニコ・アミューズ:「良くないでしょ!やりがいないっつうの!」
ニコ・アミューズ:「……そうだ」何かを思い付いたのか悪戯っぽく笑う。
一番ヶ瀬天志:「全く、そんなに刺激が欲しいなら……うん?」
ニコ・アミューズ:「天志。あたしと勝負しよう」
ニコ・アミューズ:「ゲームじゃなくてガチの真剣勝負」
一番ヶ瀬天志:「……ガチの真剣勝負?」
ニコ・アミューズ:数歩だけ歩いて離れると正面から向き合う。
ニコ・アミューズ:「そう。本気のやり合いだよ!」
一番ヶ瀬天志:開いたままだった本を閉じる
ニコ・アミューズ:「天志、そっちは強いんでしょ。何てったって“一撃番長”だからね」
一番ヶ瀬天志:「……オーヴァードとしての攻撃能力という意味なら、そうだ」
一番ヶ瀬天志:「俺は強い」
ニコ・アミューズ:「いいね。それならあたしも退屈せずに済みそうだ」拳を構えると、炎を帯びて燃え上がる。
ニコ・アミューズ:「勝負の合図はどうしよっか。チャイムが鳴ったらスタートにする?」楽しそうに笑って言う。
一番ヶ瀬天志:「……Rファイトということか? 野試合にしたって規則はあるし、審判だって必要だ」
ニコ・アミューズ:「ルールなんて要らないって。ただのストリートファイト!」
一番ヶ瀬天志:「少なくともこんな見回りの途中で、おもむろに始めることじゃない。能力を使った喧嘩なぞ、危険に決まっているだろう」
ニコ・アミューズ:「なら、場所を変える?体育館を使わせてもらおうか」
一番ヶ瀬天志:「オーヴァード同士のエフェクトのぶつけ合いなぞ、ストリートファイトなんて生易しい結果になるものか」
一番ヶ瀬天志:「行く先が保健室ならまだいい。下手を打てば霊安室だ。わかっているのか」
ニコ・アミューズ:「何。ビビッてんの?」
ニコ・アミューズ:「“一撃番長”とか言って本当は自信ないんだ」わざとらしく挑発する。
一番ヶ瀬天志:当然、それが挑発であることは分かっている。この幼いレネゲイドビーイングの性質など。
ニコ・アミューズ:「ほら、あとちょっとでチャイム鳴るよ。そうしたらゲームを始めよう」
一番ヶ瀬天志:だからもちろん、そんなものには煽られない 「至極妥当で、当然の判断をするだけだ。この社会の構成者として」
ニコ・アミューズ:「だから、そういうのいいんだってば!」苛立たしげに言う。
ニコ・アミューズ:「やるの?やらないの!?」
一番ヶ瀬天志:「さっきから……」
一番ヶ瀬天志:「……『やらない』と言っている。そんなに良い勝負がしたかったら、世界のインターネットに接続する許可を取ってこい」
ニコ・アミューズ:「…………」拳を下ろすと炎が消える。
一番ヶ瀬天志:「学園一じゃなくて世界一を目指すんなら、退屈はしないだろう。俺はよく知らんが……」
ニコ・アミューズ:「あっそ」
ニコ・アミューズ:「……つまんな」
ニコ・アミューズ:「あたし、番長連やめるわ」
一番ヶ瀬天志:その姿を、ひとまず納得を得たと解釈する 「そして今は、見回りの時間だ。番長連に所属する以上、お前もそれを全うしなければ……」
一番ヶ瀬天志:「……何?」
ニコ・アミューズ:「これ、返しといて」キミに歩み寄ると宿舎のカギを押し付ける。
ニコ・アミューズ:「じゃあね」
一番ヶ瀬天志:受け取り 「おい、辞めるなら自分で……」
一番ヶ瀬天志:「……大体、辞めてどうする気だ。ニコ!」
ニコ・アミューズ:「知らない。頭、いいんでしょ。上手くやっといて」
ニコ・アミューズ:そう言って振り返らずに立ち去っていく。
一番ヶ瀬天志:「ッたく……有り得んくらいに気紛れなヤツだな」
GM:それから、その言葉通りに彼女が番長連に戻ってくることはなかった。
一番ヶ瀬天志:受け取った鍵を握り直す 「……まあ、その内暇を持て余して戻ってくるだろう」
一番ヶ瀬天志:「全く仕方のない……」
GM:それから少しして。事件の直前。
GM:ニコは再びキミの前に姿を現した。
ニコ・アミューズ:「よお、また会えたな、天志」
GM:その顔には『壱』と書かれた仮面を付けている。
一番ヶ瀬天志:「……お前、その仮面……」
ニコ・アミューズ:「あの時は悪かったな。俺の誘い方がよくなかった」
ニコ・アミューズ:「冷静になってみたらあれじゃあ確かにお前が本気になれないのも無理はない」
一番ヶ瀬天志:彼の口から述べられる反省の弁は、自分が望んだものであるはずだ。しかし……
ニコ・アミューズ:「今度こそ俺と命を賭けた本気のゲームをしよう!」
一番ヶ瀬天志:「……その仮面はなんだ、ニコ。お前、何をしようとしている?」
ニコ・アミューズ:「そのためのステージは俺が用意してやる。……ああ、これか」
ニコ・アミューズ:「賭け太郎という闇組織がある。暴力で賭け金や借金を取り立てるオーヴァードの集団だ」
ニコ・アミューズ:「俺はそこの頂点に立った。これはその証だ」仮面を指して言う。
GM:キミは、彼が以前とは比べ物にならないほどのレネゲイドの圧を放っていることを感じ取るだろう。
一番ヶ瀬天志:「お前……」 表情に僅かに動揺が滲む
ニコ・アミューズ:「すぐにゲームが始まる。そうしたら今度こそ俺とお前の決着が付けられる」
一番ヶ瀬天志:「……フン。命を賭けた本気のゲームか」
ニコ・アミューズ:「楽しみだな、天志!」
一番ヶ瀬天志:目を細めて 「……言っていろ。どうあれ、俺は"一撃番長"として……」
一番ヶ瀬天志:「然るべき時、然るべき形で、相手をしてやる」
一番ヶ瀬天志:そしてそれは、ニコの言うゲームに乗ってやる、ということではない。
ニコ・アミューズ:「ああ。その時が来るのを待ってるぜ!」
一番ヶ瀬天志:(……そんなゲームに、俺は乗らん)
一番ヶ瀬天志:(だが……)
一番ヶ瀬天志:(……その仮面は必ず、引き剥がしてやる)
ニコ・アミューズ:「じゃあな、天志。また会おう」
ニコ・アミューズ:『壱』と書かれた仮面に指先で触れると踵を返す。
GM:では、シーン終了!


【ミドルフェイズ3】

GM:次のシーン!
GM:次のシーンは情報共有のためのシーンになります。
GM:まだお互いの事情とか何も知らないのでね。
GM:シーンプレイヤーは池田さんにしましょう。
一番ヶ瀬天志:(俺はほとんど話したが……)
GM:他の人もゆっくりお話ししたい人はシーンに出るといいでしょう。
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (45 → 51)
桜井亜衣良:ゆっくりしたーい。でます。
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (59 → 63)
愛染ミミカ:出よ~
一番ヶ瀬天志:クッ……まだ次の攻撃までには時間がかかりそうだ
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (50 → 55)
愛染ミミカ:68+1D10-1
DoubleCross : (68+1D10-1) → 68+10[10]-1 → 77

愛染ミミカ:いや……高すぎ!!
池田真葵:もしかしてずっと走ってるからでは
GM:ミミカさん、すごい上がる
桜井亜衣良:走るとつかれるもんなあ
一番ヶ瀬天志:そりゃ侵蝕率も上がるよ
GM:あの男に分けてやった方がいい
桜井亜衣良:たしかに
GM:では、ミミカさんが登場したので爆走独走激走暴走爆走する学園チャートも振ってもらうことになります
GM:このチャート、名前長いな
一番ヶ瀬天志:もうちょっと早く気付けたらね
GM:シーンプレイヤーなのでここは池田さんにダイスを振ってもらおうかな
桜井亜衣良:走チャ
GM:短い
GM:1d10をバンバン振りな!
愛染ミミカ:これ爆走2回入ってるんだ……
GM:ほんとだ
桜井亜衣良:ほんとだ 無駄…!
GM:情緒がある
池田真葵:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

桜井亜衣良:いち!ばんがせ
1: アカデミアの市街区を突っ走る。生徒たちが運営する商店や飲食店が立ち並ぶエリアだ。野菜や果物は吹き飛び、コーヒーカップが乱舞。太った中国人のオヤジ風の生徒は大きな包丁を片手に激怒した。
GM:情報共有なので喫茶店とかを勝手に占拠するといいかな
愛染ミミカ:爆弾首輪を付けたまま……
一番ヶ瀬天志:自分で冗談みたいなチャート書いといてなんでそんな無難な提案をするんだよ
桜井亜衣良:迷惑な客…!
池田真葵:全然走ってないな
GM:オープンカフェとかでもいいけど……
GM:走りながら情報共有するの大変じゃないですか……?
池田真葵:てか吹き飛ばす要素ないだろ 走ってるだけで
池田真葵:じゃあ……するな チャートに
桜井亜衣良:なぜ正気に戻った
GM:走ってぶつかったら吹き飛ぶでしょ!
一番ヶ瀬天志:屋台にしましょうか 自走屋台
一番ヶ瀬天志:これなら移動しながら座って情報交換できる
桜井亜衣良:あんまんとかある
GM:屋台、自走することあんの
愛染ミミカ:天才だぜ
一番ヶ瀬天志:するする
GM:マジかよ
池田真葵:まあしなかったら
池田真葵:引いてもらえばいいしね 男手に
GM:賢い
桜井亜衣良:そうだねっ
一番ヶ瀬天志:それがお前の望むエッチな目かよ
GM:じゃあ、そんな感じでいきましょう!
一番ヶ瀬天志:ウェーイ


GM:アカデミアの市街区。首輪爆弾の警報と取立人に追い立てられるキミたちは商店に建ち並ぶエリアへとやってきていた。
GM:人混みを上手く避けながらキミたちは商店の合間を駆け抜ける。
GM:取立人たちは上手く引き離せたようだが、まだ油断はできない。途中でぶつかったせいでリンゴやマンゴーが宙を舞ったりもしている。
科野夜果里:「これ、いつまで走るん……!?」息を切らせている。
桜井亜衣良:「ミミカさん、朝からそれなら朝ごはんとか食べれてないのでは?」
愛染ミミカ:「あ、そういえばお腹すいてるかも?」
GM:八百屋部の生徒の怒号が響く!
池田真葵:「えっどうしよう……?私達が買いに行って渡す?」
一番ヶ瀬天志:「この調子だと、言わなければ気付かなかったかもしれないな……」
桜井亜衣良:「食べましょ!あとちゃんとお話もしたいし…えっと…」
愛染ミミカ:「ごめ~ん」飛んでくる果物の重量を軽くし、傷にならないようにしている。
科野夜果里:「うちらのせいじゃないです~」程よく言い訳している。
池田真葵:「ちゃんとお話できるこれ……?」
桜井亜衣良:八百屋部に頭を下げながら。八百屋部ってなんだよ。
一番ヶ瀬天志:「マラソンは話ができる程度の速度で、というのは定番だが」
一番ヶ瀬天志:「それどころではないな。どこかで移動しながらも座って息をつけるような勝手に動く屋台のようなものがあれば……」
桜井亜衣良:「移動しながら朝ごはんを楽しめて会話もできる……そんな屋台が…」
愛染ミミカ:「あれは?」指を差す
池田真葵:「あれ……もしかして」
GM:すると、尋常ではない都合の良さでキミたちの目の前に自走式の屋台が通りかかる。
桜井亜衣良:「あっあれは!」
一番ヶ瀬天志:「尋常ではない都合の良さだな」
池田真葵:「移動しながらも朝ごはんを楽しめて会話もできて座って息をつけるような勝手に動く屋台……?」
愛染ミミカ:「めっちゃラッキ~」
愛染ミミカ:疑問に思う様子もなく席に着く。
桜井亜衣良:「ちょうどいい!きっと移動屋台部でもできたのでしょうね…」
GM:屋台はメイド喫茶らしいファンシーな装飾がされている。どうやら移動式メイド部のものらしい。
桜井亜衣良:「移動式メイド部でしたか」
池田真葵:「あっもう行ってる……待ってよ~」
科野夜果里:「つ、都合が良すぎる……」
一番ヶ瀬天志:「何かの罠……ということは考えづらいか。早く乗れ」
一番ヶ瀬天志:「座らなくても良いんだぞ」 科野に
桜井亜衣良:「ミミカさん、オレンジジュースさきに頼んどいてくださーい!」
科野夜果里:「乗るわ!うちだけ取り残されるのおかしいやろ!」
愛染ミミカ:「はいはーい。すいませんチェキいいですか?」メイドさんと写真を撮っている
一番ヶ瀬天志:「いや、正直一番取り残されても良い気がするんだが……」 言いつつ、自分が最後に乗る
GM:キミたちが移動式自動メイド喫茶屋台に乗り込むとメイド服姿の女子生徒たちが限りあるサービスを提供してくれる。
GM:「ご乗車ありがとうございます、お嬢様、ご主人様♡」
一番ヶ瀬天志:「いや、俺はそういうのは良い。……おまじないで料理はおいしくならない。……メイド服体験もしない」
GM:「運転免許はないですが精一杯ご奉仕させていただきますね♡」
池田真葵:「わあ……すごい」
池田真葵:「こうなって……えっ」
桜井亜衣良:みんなにメニューを回す。「えっ」
一番ヶ瀬天志:手のひらを見せてサービス提案を退けつつ、席に座る。 「うん?」
池田真葵:「ええ~っ!?無いの!?」
GM:メイド服姿の女子生徒たちが飲み物やオムライスなどを並べている。
愛染ミミカ:「そういうこともあるよね」
桜井亜衣良:「ありますか??」
一番ヶ瀬天志:「……? 屋台を引くのに運転免許はいらないだろう」
桜井亜衣良:「じ、人力」
愛染ミミカ:「じゃあオレンジジュースと……あとそこの天志クンにメイド服体験を……」
一番ヶ瀬天志:「生徒会や風紀委員は気にしすぎだ。……タピオカミルクティーを」
一番ヶ瀬天志:「メイド服体験はいらない」
桜井亜衣良:「タピオカかー。なつかしいですねえ」
GM:「かしこまりました、お嬢様、ご主人様。すぐにメイド服体験のご準備しますね♡」
愛染ミミカ:「ありがと~」
桜井亜衣良:「わたしも久々にそれにしたらよかったかなあ…」オレンジジュースをのみのみ。
池田真葵:「免許……」
一番ヶ瀬天志:「結構腹にも残るからな。メイド服体験はいらない」
科野夜果里:「メイド喫茶を満喫すな!話をせえ!」
愛染ミミカ:「あ~……」
愛染ミミカ:「……何の話だったっけ?」首輪のついた首を傾げる
桜井亜衣良:「いちばん異常事態ぽい人が落ち着いてますね」
一番ヶ瀬天志:「朝食だろ?」
池田真葵:「ええっと。さっきの子と一番ヶ瀬……くんが」
科野夜果里:「それ、一番の問題はその首輪やろ!」ミミカちゃん指差す。
愛染ミミカ:「そうだそうだ。ご飯ね」
池田真葵:「知り合いっぽい?話とか」
愛染ミミカ:「あとそれもそう」
科野夜果里:「一番ヶ瀬天志は早くあいつらをなんとかして!」
桜井亜衣良:「えーっと…………………ミミカさんのそれ」
一番ヶ瀬天志:「そうだな。その辺りも説明はするが……」
科野夜果里:「それやね」コーラを飲みながらうんうんと頷く。
桜井亜衣良:「誰につけられたんですか?それが取り立て屋さんなら……話がはやかったかもですけど……ちがいそう」
科野夜果里:「借金のカタとかではないんでしょ……?」
愛染ミミカ:「いや~……かくかくしかじかで……」『かくかくしかじか』と言っている
一番ヶ瀬天志:愛染を見る 「目覚まし時計ではないんだな? もう誤魔化す必要はない」
科野夜果里:「なんもわからん」
池田真葵:「かくかくしかじかじゃ分かんないよ……」
愛染ミミカ:「なんかねー、朝起きたら付けられてたんだよね」
池田真葵:「ええ……?」
池田真葵:「部屋に入られたってこと?」
池田真葵:「ちゃ、ちゃんと鍵とか締めてた……?」
愛染ミミカ:「いや、ベッドが外にあって……開放感すごかったよ」
池田真葵:「外……?」
科野夜果里:「不用心どころじゃないね」
桜井亜衣良:「???」
池田真葵:「拉致された、ってこと……?」
一番ヶ瀬天志:「破壊されたのか」
愛染ミミカ:「で、えーと……コメディアン?って名乗ってる子がね……」
愛染ミミカ:「なんだっけ……エーペックスやれって」
科野夜果里:「FPS好きなんかな……」
桜井亜衣良:「ゲーミングお嬢様部にそんな人はいませんでしたが…」
池田真葵:「エーペックス?エフピーエス?」
一番ヶ瀬天志:「ゲーミングお嬢様部……?」
愛染ミミカ:「あとなんだっけ?そう、この首輪、12時間で爆発するらしくてー」
科野夜果里:「いや、ちゃうって。聞いたことある。その“コメディアン”って闇カジノの支配人やで!」
池田真葵:「えっ12時間……!?」
愛染ミミカ:「外すにはその子が持ってる鍵を使わないとダメなんだって~」
池田真葵:「えっいつから……?」
愛染ミミカ:「えーっと……」
科野夜果里:「朝からだと……もう2時間くらいは経ったんちゃう!?」
愛染ミミカ:「あたし時計持ってないからよく分かんない。まあ朝から?」
池田真葵:「な、なんでミミカちゃんはそんな呑気なの~!?」
池田真葵:「自分のことなんだよ!?」
桜井亜衣良:「時限爆弾つけられて時計みない人いるんだ」
愛染ミミカ:「や~、まあ何とかなんじゃない?10時間くらいあるっしょ」
池田真葵:「もう10時間しかないよ!」
科野夜果里:「10時間って一眠りしたら一瞬よ?」
一番ヶ瀬天志:「まあ確かに、10時間は結構長いな……」
科野夜果里:「いや、短い短い」
愛染ミミカ:「あたし夏休みの宿題やったことないけど生きてるし、たぶん大丈夫っしょ」
桜井亜衣良:「ふ、不安になってくる……!」
科野夜果里:「ほら!一ヶ月あってもダメな人やん!」
池田真葵:「宿題もちゃんとやろうよ~……」
科野夜果里:「宿題はうちもやったことないけども!」
桜井亜衣良:「あっ、というか闇カジノって言いましたか」
池田真葵:「あの、分からないところとかあったら私教えるから……」
愛染ミミカ:「ほら~。何とかなるって」
一番ヶ瀬天志:「そうだな。少なくとも宿題はちゃんとやった方が良い」
愛染ミミカ:「そうそう。なんでみんなはあんなところにいたん?」
科野夜果里:「そう、その“コメディアン”って闇カジノの大物なわけよ」
桜井亜衣良:「その首輪付けマンさんが闇カジノの人…ふむふむ」
池田真葵:「闇カジノ……」
科野夜果里:「あたしは逃げてただけですけど……取立人から……」
愛染ミミカ:「闇カジノ……あっ、確かにカイジの話してたわ、コメちゃん」
桜井亜衣良:「わたしは科野さんに、その闇カジノの調査をお願いされまして」
池田真葵:「カイジ?コメちゃん?」
桜井亜衣良:「生徒の行いとしては見過ごせませんからね」カイジよんだことない。
科野夜果里:「アイラちゃん、調査ってこんなに時間かかるもんなん?あたし、一瞬やとばかり」
桜井亜衣良:「一瞬ではないですね…」
一番ヶ瀬天志:「開示、つまり取り立てのための情報を取り扱う何らかの経緯の話だろう」
桜井亜衣良:「バンガセくんのがなにか違いそうなことだけはわかってきたな」
一番ヶ瀬天志:「コメちゃんというのは、"コメディアン"のことだろうな。愛染の言語能力から類推するに」
一番ヶ瀬天志:「違うのか? コメちゃん」
桜井亜衣良:「こっちは合ってそうだね」
池田真葵:「おお……すごいなあ」
科野夜果里:「この男の人、頭良いのか悪いのか分からんな」
愛染ミミカ:「天志クンやば~。探偵なれるよ~」
科野夜果里:「探偵なってよ。うちを助けて……」
一番ヶ瀬天志:「探偵になるとこいつ(科野)に……ほら。頼られる。ろくなものじゃないな」
科野夜果里:「探偵についての偏見がすごい」
池田真葵:「とにかく、風紀委員としても見過ごせないよっ」
桜井亜衣良:「てことで、そのコメちゃんもわたしは調べないとなのです」エアメガネをスチャ。
桜井亜衣良:「まおいさんもその手の調査でしたか?」
池田真葵:「ミミカちゃんに起きたことは立派な犯罪行為だよ」
一番ヶ瀬天志:「闇カジノの"コメディアン"か……確かに風紀委員も看過しないだろうな」
科野夜果里:「ほんまにお願いやで、アイラちゃん。うちの分のミニデザートもあげるから」
池田真葵:「えっえーっと、うんまあ……そういう感じかな……?」
桜井亜衣良:ミニデザートをもらい、食べます。ゼリーおいしい。
科野夜果里:「ちゃんと食べるやん」
池田真葵:「あっでも大っぴらに捜査してるって言っちゃダメか……」
一番ヶ瀬天志:「桜井。そういう時に報酬を受け取ると働かなければいけなくなるぞ。警戒を怠らない方が良い」
桜井亜衣良:「こっそり調査でしたか」
一番ヶ瀬天志:「こっそり調査か」
桜井亜衣良:「あっ………」もう食べちゃった…
科野夜果里:「えっ、何。全力調査じゃあかんの」
池田真葵:「こっそり調査……なのかな」
愛染ミミカ:「え~、なんかかっこいいね」
池田真葵:ゼリーをちらっと見る。
池田真葵:自分の手元には何もない。わたわたしてたら注文しそびれた。
愛染ミミカ:「あっ、だいじょぶだいじょぶ」
愛染ミミカ:「あたしのゴタゴタに巻き込んじゃったし、ここは奢るよ~」
愛染ミミカ:「好きなの食べてね」ハンバーグで作られたクマの顔面を容赦なく切り分けている
桜井亜衣良:「おおー!じゃあまおいさんさんのごはん、バンガセくんのメイド体験もできますね」
池田真葵:「ミミカちゃんお金は……?あ~でも」
池田真葵:「Aランクだから奨学金多いのかな」
科野夜果里:「真葵ちゃん……真葵ちゃんでいいよね? やったやん、好きなもの頼み!」
池田真葵:「えっあ……どうしよう……」
池田真葵:「じゃあ……お茶?」
一番ヶ瀬天志:「メイド体験はいらない」
一番ヶ瀬天志:「タピオカは簡単に飲める割に腹に貯まって良い。能率的だ」
一番ヶ瀬天志:「高校生の間で一時期流行っただけある」
愛染ミミカ:「あ~、太るよねアレ」
桜井亜衣良:「太りましたね…」
科野夜果里:「タピオカ!いいと思います!そこの姉ちゃん、真葵ちゃんにタピオカ一丁!」
一番ヶ瀬天志:「どうせこの後また動くことになるんだ。気にするな」
池田真葵:「いま太るって話したのに~!?」
桜井亜衣良:「ならミニデザートを二つ食べたのもセーフかもしれません…!」
科野夜果里:「ちょっとでも高いもの頼んどいた方が得やん!」
愛染ミミカ:「ていうか夜果里は闇カジノのお金返してないから追われてんの?」
愛染ミミカ:「返さないとダメじゃない?」
GM:池田さんの前にはすぐに萌え萌えキュンしたタピオカミルクティーが運ばれてくる。
科野夜果里:「ダメかなぁ……」
池田真葵:「わっなんかすごいの来た……」
一番ヶ瀬天志:「それだ。各々事情はあるようだが……」
池田真葵:「ダメじゃない……?」
一番ヶ瀬天志:「まじない済みだな」
科野夜果里:「逆にダメじゃないって考えもあるんじゃない?」
桜井亜衣良:「どの逆にですか?」
一番ヶ瀬天志:「……各々事情はあるようだが、科野に関してはまったく事情があるとは言えない」
科野夜果里:「うち、今までも借りたものは基本的に借りパクしてきたし……」
科野夜果里:「深い事情あったやん!」
一番ヶ瀬天志:「口を開くほど同情の余地がなくなっていくな」
愛染ミミカ:「知らんけど……」
一番ヶ瀬天志:「まあ、闇カジノのやり方は悪辣だし、取り立て屋のやり方も乱暴だが……」
池田真葵:「余罪……」
科野夜果里:「そもそも!学園にカジノがあるのがおかしくない!?」
一番ヶ瀬天志:「それを踏まえても借金は返すべきだ」
池田真葵:「それがおかしくても悪いことは悪いんだよ……」
科野夜果里:「嫌やー!」
科野夜果里:「こんな世界、間違ってる」
科野夜果里:「アイラちゃんはうちの味方してくれるよね……?」上目遣いで見る。
桜井亜衣良:「闇カジノについては解決するつもり………です………けど……」
科野夜果里:「お、言葉尻どうした?覇気がないぞ?」
桜井亜衣良:「いやっ助ける生徒を選り好みしてはいけません、いけないのです亜衣良」
科野夜果里:「よーし、その調子や。持ち直したな」
池田真葵:「助けるのと味方をするのは違うんじゃない……?」
一番ヶ瀬天志:「良いぞ、選り好みしても」
愛染ミミカ:「いたいけな後輩の良心が揺れてる」
池田真葵:「助けた上で責任を取らせるのがいいと思うけど……」
愛染ミミカ:「取り立て屋の人も」天志くんにス……と猫耳をつけて「すごい強そうだったもんね~」
桜井亜衣良:目がぐるぐるしている。
科野夜果里:「おい、先輩ども!アイラちゃんを惑わすな!」
池田真葵:「あっ大丈夫?たくさん言い過ぎたよね」
一番ヶ瀬天志:つけられた猫耳にそっ…と触れつつ 「そういう時は一番信頼できる人間の言うことを信じるようにすることだ」
桜井亜衣良:はっ……と猫耳の男の姿に目を覚ます。「なるほど………」
科野夜果里:「うち、人が壁に突き刺さってるところ初めて見たわ」先ほどの戦闘を思い返している。
池田真葵:(猫だ……)と見ている。
一番ヶ瀬天志:「そうだな……奴は実際強いはずだ。元々俺と同じ番長連の所属で、友人でな」
桜井亜衣良:「番長連の人だったんですか」
一番ヶ瀬天志:「ああ。しかし子供のような奴で、今も我儘の最中といった所だ。……あれは俺がきっちりと片を付ける」
一番ヶ瀬天志:「『一撃』で、確実にな」
桜井亜衣良:そっ………とスマホのカメラにおさめている。
池田真葵:「でも、時を待たないといけないんだよね……?」
池田真葵:「どうして?」
桜井亜衣良:「然るべき時に、ですね」
科野夜果里:「どうしてなん……?」
一番ヶ瀬天志:「…………」 猫耳をつけたまま、わずかにアンニュイな表情になり
池田真葵:(猫だ……)
一番ヶ瀬天志:「……奴は『命を賭けた本気の勝負』をしたがっている」
一番ヶ瀬天志:「だが、命なんて賭けなくても、本気になれる勝負はあるはずだ」
一番ヶ瀬天志:「できればそれに、自力に気付いて貰いたい……そのための時間が欲しいという所だ」
一番ヶ瀬天志:顔を上げる 「俺の能力には一切関係ない」
池田真葵:「普通に戦ったら、命をかける勝負になっちゃうってこと」
桜井亜衣良:「おお………!」
科野夜果里:「なるほど……?」よく分かっていなさそうな表情。
池田真葵:「能力には一切関係ないんだ……なるほど」
桜井亜衣良:「能力は関係ないんですねえ」
科野夜果里:「ミミカちゃん、分かった?」
愛染ミミカ:「うん。なんかいい感じのこといってるな~って思ったよ」
池田真葵:「聞いてないやつだ……」
一番ヶ瀬天志:(よし……気付かれていないな……) 真面目な顔で内心ガッツポをしている
科野夜果里:「分かってないやん……」
愛染ミミカ:「そういえばコメちゃんも命懸けのゲームとか言ってたもんな~」ストローを咥えながら
池田真葵:「えっと、とにかく……」タピオカミルクティーをちまちま飲みながら。吸えてない。
科野夜果里:「その爆弾、爆発したらミミカちゃん大変なことになるしね……」
池田真葵:「取り立ての人たちをなんとかしないと、ずっとこのままなんだよね」
池田真葵:「うん。何よりミミカちゃんが大変だよ」
桜井亜衣良:「闇カジノがどうにかできたら、取り立てもおさまるのではないでしょうか?」
科野夜果里:「お、アイラちゃん頭良い。さすが生徒会!」
愛染ミミカ:「そだね。あたしもコメちゃんを捕まえなきゃだし」
桜井亜衣良:「科野さんみたいに負債が溜まりまくっている人は、もうしかたないかもしれないですけど…」
科野夜果里:「仕方ないことある……!?」驚愕している。
池田真葵:「コメちゃんさんと、壱の人を捕まえなきゃね」
愛染ミミカ:「その闇カジノに乗り込んで全員捕まえれば、亜衣良もまおいちゃんパイセンも助かるもんね」
池田真葵:「うっうん!助かる」
桜井亜衣良:「壱の人とバンガセくんの決闘もさせてあげられます」
科野夜果里:「ええやん、それ!」
愛染ミミカ:「で、その闇カジノってどこにあんの?」
科野夜果里:「それが問題やね……」
桜井亜衣良:「あっ、それ聞けてない!」科野さんを見つめ…「あれ?」
池田真葵:「夜果里ちゃんは行ったんじゃないの……?」
一番ヶ瀬天志:「……うむ。行ったことがないのに破産したのか?」
科野夜果里:「うち、ボロ負けした時のショックが大きすぎて……」
一番ヶ瀬天志:「オンラインカジノというやつで……」
科野夜果里:「なんも覚えとらんねん」
一番ヶ瀬天志:「ショックが……」
愛染ミミカ:「バカじゃん!アハハハ!」死ぬほどウケている
科野夜果里:「どうやって行って、どうやって帰ってきたか……」
池田真葵:「そんな……」
科野夜果里:「バカちゃうし!」
科野夜果里:「あの、なので、そこは皆さんに調べていただく感じで……」
池田真葵:「ええと。じゃあ……」
池田真葵:「夜果里ちゃんって、もしかして」
池田真葵:「何も情報持ってないの……?」
科野夜果里:「本当もう、人ってショックを受けすぎると何も考えられなくなるんですよ。皆さんもそういう経験ありません?」
愛染ミミカ:「アハハハ!全然役立たないじゃん!」
桜井亜衣良:「そんな……」ガガーンとなっている。
科野夜果里:「いや、その点だけは面目ない……」
愛染ミミカ:「その点だけなんだ」
桜井亜衣良:「他の点も面目はあんまりないのでは…」
愛染ミミカ:「まあ忘れちゃったもんはしょうがないよね~」
一番ヶ瀬天志:「どこか面目つく所があるのか?」
愛染ミミカ:「あたしたちで何とか探して……あれっ」
科野夜果里:「他は辛うじて面目を保っていると信じてます」
一番ヶ瀬天志:「……そうだな。空の財布はいくら振っても空だ」
愛染ミミカ:会計のために財布を取り出して
桜井亜衣良:「ミミカさん?」
科野夜果里:「どうしました、ミミカさん?」
愛染ミミカ:「アハハ!ごめん57円しか入ってなかったわ」
池田真葵:「えっ」
愛染ミミカ:「お金貸して」
一番ヶ瀬天志:「……」
科野夜果里:「奢る言うてたやん……!?」
一番ヶ瀬天志:バッグの中から高そうな長財布を取り出し、中身を検める
桜井亜衣良:「面目ない人が…ここにも…!」
一番ヶ瀬天志:「3200円」
科野夜果里:「57円て!あたしですら三桁は持ってるわ!」
池田真葵:「あの、私も持ち合わせが……」
池田真葵:「先輩なのにごめんね……」
科野夜果里:「アイラちゃん、お金ある?」
桜井亜衣良:わたわたと財布を取り出す。学校用のくまのマスコット型のやつ。
科野夜果里:「ないよ!この時点でないよ!」
一番ヶ瀬天志:「金がないとか騒ぐな、破産女」
一番ヶ瀬天志:「メイドの目が怖い」
科野夜果里:「それは言わんといて!?」
GM:と、その時。
桜井亜衣良:「さっき参考書買っちゃったんだった……!」
GM:突然、自走式屋台は電柱に激突して止まる!
池田真葵:せめて食べ残ししないように完全に残ったタピオカを頑張って吸おうとしている。
池田真葵:「わっ……!?」
GM:無免許で屋台を操縦していたメイド生徒がうっかりハンドルを切りそこなったのだ!
GM:屋台からは黒い煙が上がっている。
一番ヶ瀬天志:「……! 止まっただと……」
愛染ミミカ:「おお~っと」《軽快なる積荷》。周囲のものを軽くする。
桜井亜衣良:「ミミカさんありがとー!」
GM:重力操作のおかげで辛うじて周りのものは無事だ。
桜井亜衣良:「ていうか無免許運転でしたね」
愛染ミミカ:「あたしもよくぶつけるし分かるよ」
池田真葵:「よく運転してる……?」
科野夜果里:「したたかに腰をうちつけた……」
一番ヶ瀬天志:「それは別に良いんだが……」
GM:だが、動きが止まったことでまたミミカさんの首輪爆弾が警報を響かせる。
一番ヶ瀬天志:「止まったということは、愛染の首輪がまた」
桜井亜衣良:耳をふさぐ!「そういうこと…!」
愛染ミミカ:「うわーっうるさ……うる……いや段々慣れてきたな……」
池田真葵:「あっほんとだ……!」
科野夜果里:「これ、不可抗力でいけるんちゃう?」
池田真葵:「それ耳潰れてない……!?」
科野夜果里:「うちの論理では食い逃げにはならん」
桜井亜衣良:「法律の方を信じてくださいね!」
一番ヶ瀬天志:「論理というより倫理に問題があるなそれは」
愛染ミミカ:「ごめんね~。あとで天志クンがメイドやって返してくれるから~」
池田真葵:「えっもしかして……」
池田真葵:「逃げようとしてる?」
一番ヶ瀬天志:「やらん。普通にお前たちがやれ」
科野夜果里:「逃げないん!?」
一番ヶ瀬天志:「だが事情を説明できるか?」
科野夜果里:「一番ヶ瀬天志くん、頼むよ。あなたがメイドにならないとみんな爆死してしまうんよ?」
一番ヶ瀬天志:「愛染の首輪が走り続けないと爆発する爆弾で……それはそれとして俺たちの持ち合わせが支払いにギリ足らないと」
池田真葵:「ミミカちゃん以外の誰かが残るとか……」
愛染ミミカ:「まおいちゃん、だいじょぶだって」手を握って
科野夜果里:「一択やん」
桜井亜衣良:「ば、バンガセくんひとりの尊厳を天秤に…」
池田真葵:「ミミカちゃん……?」
一番ヶ瀬天志:「フルネームで名指しにするな。なんで一択なんだ」
愛染ミミカ:「花泥棒は罪にならないって言うでしょ」
愛染ミミカ:「今は特に関係ないけど……」
池田真葵:「団子泥棒だよう」
科野夜果里:「いや、関係ないんかい!」
一番ヶ瀬天志:「チッ……話している場合ではなさそうだな」
愛染ミミカ:「とりあえず爆発したくないから、あたし行くね~」一足先に駆け出す。
GM:屋台事故が騒ぎになったのか黒服の生徒たちも遠くから駆けつけてくる。
一番ヶ瀬天志:「実際、愛染は走らなければいけない、桜井は目立ちすぎる、科野は人格に問題がある……」
桜井亜衣良:バサバサバサ!羽根が開閉している。
一番ヶ瀬天志:「……ということを考えると、三人に走らせ、俺と池田で説明に残った方が良いかもしれんな」
科野夜果里:「真葵ちゃん、ええの?」
桜井亜衣良:「羽根がしまえたらよかったんだけど~、ごめんなさい…生徒会につけといてもらってもいいですからね…」
池田真葵:「えっ別に説明するくらいなら……」
科野夜果里:「ちゃうって。メイド服も着るんよ?」
科野夜果里:「お金払えないんやから……」
池田真葵:「えっ」
池田真葵:「ええっ~!?」
科野夜果里:「まあ、三年生やし何とかなるか……」
池田真葵:「三年生だしって何!?」
科野夜果里:「ほいじゃ、うち逃げるから!」
池田真葵:「あっ……」
科野夜果里:2人を置いてミミカちゃんとアイラちゃんを追いかける。
一番ヶ瀬天志:「……まあ良い。実際、タピオカは胃に溜まるしな。いきなり走ると腹を痛める」
一番ヶ瀬天志:「休憩がてら説明し、タイミングを伺って奴らと合流できるようにしよう」
池田真葵:「あっうんがんばろ……あっ」
池田真葵:(どうしよう……ミミカちゃんも亜衣良ちゃんも行っちゃった)
池田真葵:(男の人と2人になっちゃった……)
池田真葵:(戻ってきて~……)


GM:では、真葵さんが極度の緊張に襲われたところでこのシーンは終了です。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能ですよ!
桜井亜衣良:愛染ミミカ 〇大物感/不安
桜井亜衣良:最終ロイス!早々にとります
GM:おお、埋まった!
GM:大物感はありますね
池田真葵:愛染ミミカ/憧れ/とっても心配:○/ロイス
GM:憧れあるんだ
池田真葵:物怖じしなくてすごいから……
愛染ミミカ:ロイスとりあえず保留で照準器でも買おうかな~ 《紡ぎの魔眼》とブーメランアスピス使います
一番ヶ瀬天志:ロイスは保留 購入は……まだ狙う価値はあろう。スペリオルミックスだ
桜井亜衣良:スペリオルミックス私も狙おう
一番ヶ瀬天志:2dx=>15
DoubleCross : (2DX10>=15) → 10[10,10]+9[2,9] → 19 → 成功

桜井亜衣良:【ラッキーメダル:ホワイト】社会判定達成値+1
一番ヶ瀬天志:成功したわ 誰かにあげる
GM:一番ヶ瀬くん、すごい!
愛染ミミカ:6DX+12>=15
DoubleCross : (6DX10+12>=15) → 8[4,5,5,7,7,8]+12 → 20 → 成功

GM:ミミカさんは余裕で成功してる!
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (68 → 70)
桜井亜衣良:2DX+4+1@10=>15 調達
DoubleCross : (2DX10+5>=15) → 3[1,3]+5 → 8 → 失敗

池田真葵:あいらちゃん飲んだら?
愛染ミミカ:アスピスに付けて以上です
池田真葵:私は割と軽いから平気
桜井亜衣良:おお、じゃあのもう バンガセくんの
桜井亜衣良:もらいまーす
一番ヶ瀬天志:じゃあ桜井ちゃんに飲ませます
桜井亜衣良:ゴクゴク!
池田真葵:武器更新したいな……ショットガンスラッグでも狙おうかな
GM:では、次のシーンからシーン登場時に上がる侵蝕率が-1されます!
池田真葵:1dx+1>=11
DoubleCross : (1DX10+1>=11) → 5[5]+1 → 6 → 失敗

桜井亜衣良:わーい
池田真葵:ダメです おわり
愛染ミミカ:誰かに何か買ってあげればよかったな
GM:次は買ってあげようぜ
愛染ミミカ:奢ってあげるね
GM:では、改めてこのシーンは終了です!


【ミドルフェイズ4】

GM:次のシーン!
GM:次は、情報収集のシーンになります。
GM:シーンプレイヤーはアイラちゃんにしよう。
桜井亜衣良:はーい
GM:他の人も調査をしたければシーンに登場するといいでしょう。
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10-1(→ 7)増加 (63 → 70)
桜井亜衣良:これひけてんのかわからんな
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (51 → 60)
愛染ミミカ:70+1D10-1
DoubleCross : (70+1D10-1) → 70+1[1]-1 → 70

池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (55 → 63)
一番ヶ瀬天志:近付いてきた 80%が
桜井亜衣良:あと20あるぞ
一番ヶ瀬天志:あ、最低1だから、愛染ちゃんは1だけは上昇するんだよ
愛染ミミカ:あっ最低1なので71
GM:ミミカちゃんの方が先に80%に到達しそう
GM:では、最初に情報収集できる項目をお出ししますね
GM:最初の段階で調査できるのは次の四つ!
・“コメディアン”について〈情報:アカデミア、裏社会〉難易度7
・科野夜果里について〈情報:アカデミア、噂話〉難易度5
・闇カジノについて〈情報:アカデミア、UGN〉難易度8
・倶楽部“賭け太郎” と取立人について〈情報:アカデミア、UGN〉難易度7
GM:調査を進めると情報収集項目が増えたり、イベントが発生したりすることもあるようです
愛染ミミカ:どこでも行けるけどシナリオ的にコメディアンかな~
桜井亜衣良:科野さんかカジノかな
GM:どこでもいけるのすごい
池田真葵:UGNだけ申し訳程度に行けます
GM:申し訳なんだ
池田真葵:他は全然むり 起源種なのでマジでむり
GM:そんなに
桜井亜衣良:じゃあ科野さんにしよう
一番ヶ瀬天志:んじゃ取立人について池田さんに任せようかな
一番ヶ瀬天志:同じく低難度で情報UGNが存在しない"コメディアン"について当たります
桜井亜衣良:・科野夜果里について〈情報:アカデミア、噂話〉難易度5 を情報:アカデミアでいこうかな
池田真葵:ミミカちゃんがコメちゃんじゃないけ
愛染ミミカ:その予定です
一番ヶ瀬天志:あっ シナリオ的にて言うてたわ
GM:メイド服なんて着るから
一番ヶ瀬天志:じゃあ闇カジノについて掘ろ 行けるだろ、多分……
一番ヶ瀬天志:コネ:学園通の友人 使用。<情報:アカデミア>で闇カジノについて。行きます
一番ヶ瀬天志:5dx+1=>8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 10[3,6,7,8,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

池田真葵:じゃあ取り立てんちゅについて行きます 情報UGNでコネ使うね
GM:さすが!
一番ヶ瀬天志:めちゃくちゃ分かった
桜井亜衣良:やっぱ兄弟なのかな
桜井亜衣良:花京院と
桜井亜衣良:【ラッキーメダル:ホワイト】社会判定達成値+1/【学園通の友人】情報:アカデミアに判定ダイス+2
池田真葵:3dx+1>=7
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 8[5,6,8]+1 → 9 → 成功

GM:成功!
桜井亜衣良:4DX+2+1@10 情報:アカデミア
DoubleCross : (4DX10+3) → 9[2,5,7,9]+3 → 12

桜井亜衣良:成功
GM:高い!
愛染ミミカ:コネ:学園通の友人だけ使用します
愛染ミミカ:5DX+7>=7
DoubleCross : (5DX10+7>=7) → 10[3,5,6,8,10]+4[4]+7 → 21 → 成功

GM:め、めちゃくちゃ高いな!?
GM:余裕で成功!
池田真葵:すご
GM:全員成功!
一番ヶ瀬天志:コミュ強~
桜井亜衣良:ギャル最強
GM:では、順番に情報を公開していきますね
・闇カジノについて
  アカデミアの地下に作られている違法賭博所。その設立にはディオゲネスクラブのカルペ・ディエムが関わっているとされている。ディオゲネスクラブの息がかかった生徒に誘われて不特定多数の生徒が出入りしており、カジノで破産した生徒も多い。破産した生徒は地下の強制労働施設に連行され、よく分からない棒みたいなやつを回すことになる。
 また、闇カジノ自体は以前にも存在していたが一度消滅しており、それからまた別の場所で復活したようだ。現在の闇カジノの所在地は念入りに隠匿されており、知っている者でなければたどり着くことはできない。
GM:新しい情報収集項目が追加されます
・闇カジノの所在地について【精神】難易度40
GM:これは「エネミーアイテム:正義の仮面」の効果によって取得した「Dロイス:工作員」の効果によって隠蔽されたものになります。
GM:難易度は高いですが判定に失敗するごとに次のシーンでは難易度が5ずつ低下するため、シーンを変えて何度も挑戦すれば成功する可能性も十分にあります。
桜井亜衣良:なるほど
愛染ミミカ:なるほど
GM:複数回挑戦することで突破してもいいし、何らかの特別な方法を使ってもいい。
GM:ただし、シーンを増やせばその分だけ爆弾が起動するリミットが近付くので
GM:そこはお気を付けください。
GM:次!
・倶楽部“賭け太郎”と取立人について
  ギャンブルの賭け金や借金を取り立てる役割を担う闇のオーヴァード学生集団。カジノでの警備も任せられている。全員が黒服姿で仮面を付けており、高い武力を誇る。その実力に応じて『壱号』から『九十九号』までの番号が割り振られる実力主義の雇用制度を採用している。また、自分よりも番号が上の取立人に『号奪戦』を挑むことで番号を奪うことができ、昇進の機会を得やすい良い職場となっている。
 組織は"コメディアン"のカリスマ性と"壱号取立人"であるニコ・アミューズの圧倒的な武力によって統制を保っている。ニコ・アミューズは「節制の仮面」の効果によって「Eロイス:究極存在」を取得しており、通常の手段ではダメージを与えることができない。このEロイスの効果を解除できなければニコ・アミューズを倒すことはできず、倶楽部"賭け太郎"を壊滅させることも不可能だろう。
GM:というわけで、あのEロイスはなんとしても解除する必要があります!
GM:躊躇してる場合じゃないよ!
一番ヶ瀬天志:その手段は既に明白だ。
一番ヶ瀬天志:しかるべき時さえ来ればな……
GM:なんでやらないの
池田真葵:手段だけはな
一番ヶ瀬天志:アイツに自分で大切なことに気付いてほしいのさ。
桜井亜衣良:はよきて
GM:次!
・科野夜果里について
 オーヴァードアカデミアに通う高校二年の女子。オーヴァードとしては微弱なテレパシー能力とサイコキネシス能力を持つが、上手くいかないことのほうが多い。オカルト占い部に所属しており、楽して生きることをモットーにしている。
 楽して稼げるのではないかとの安易な考えで、噂に聞く闇カジノに出向いて多額の借金を負い、取立人に追われることになった。その借金は財産点にすると100点ほど。多額の借金を負ったショックで頭が真っ白になり、闇カジノへの行き方や施設の規模などについては完全に忘れてしまっている。
 取立人に追われているため、もしもの場合は囮になる可能性がある。
GM:この情報は以上!
GM:最後!
・“コメディアン”について
 『笑い顔の男』の仮面を付けた怪人。現在の闇カジノの支配人を務めている。学園に通うオーヴァードたちを堕落させることを目的にしているようで、闇カジノや命懸けのギャンブルの運営に力を注いでいる。
 「エネミーアイテム:叡智の仮面」によって通常は持っていないはずの力を引き出されており、大量の資金を用いて調達した銃火器やナイフ類を巧みに扱う。普段は闇カジノのバックヤードにこもっており、滅多に姿を現すことはない。コメディアンを引きずり出すためには何らかの方法が必要になるだろう。
GM:新しい情報収集項目が追加されます
・“コメディアン”を引きずり出す方法について〈情報:アカデミア、UGN〉難易度11
GM:また、現時点で調べられる情報収集項目が全て出たので、最後の情報収集項目も一緒に追加されます
GM:増える情報はこれ!
・“コメディアン”の正体について〈情報:アカデミア、裏社会〉難易度13
GM:あと、さっき言い忘れたけど
GM:闇カジノについての調査が行われたことで次のシーンでイベントが起きます
桜井亜衣良:おお
桜井亜衣良:はーい
GM:ここで分かる情報は以上!
一番ヶ瀬天志:闇カジノ、浮上――
GM:しない
GM:では、打ち合わせによってとりあえずメイド服を着ることにはなったのですが
GM:ひとまずメイド服を着ながら疾走するシチュエーションを決めようと思いますので
GM:振るだけダイスを振ってもらおうかな
GM:アイラちゃん、どうぞ!
桜井亜衣良:はーい
桜井亜衣良:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

桜井亜衣良:wwww
桜井亜衣良:これ
愛染ミミカ:来たな……
GM:10: 不可抗力で女子風呂へと乱入してしまう。女子ならば必然的にバスタオル姿にならざるを得ないだろうし、男子ならば死だ。Blu-ray版では消えると噂の湯気の中を駆け抜けよう。
一番ヶ瀬天志:""終わり""じゃん
GM:よく出るな、風呂!
池田真葵:風呂への執着が強すぎだろチャートの
GM:シーンとの食い合わせが悪い
桜井亜衣良:振りなおしますか
GM:ますか
桜井亜衣良:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

GM:2: なぜかディオゲネスクラブのアジトに突入してしまう。暗い部屋で不穏なBGMを流しながら暗黒会議を開いていた仮面の集団を跳ね飛ばし、キミたちは走り続ける。
池田真葵:この項目マジ???
桜井亜衣良:おい!
一番ヶ瀬天志:これは項目が悪い
桜井亜衣良:事件解決するぞ!
一番ヶ瀬天志:いや……悪いといえば全部悪いのだが
GM:ディオゲネスクラブ、めちゃくちゃ困りそう
愛染ミミカ:クリアしちゃうかもしれん
桜井亜衣良:私は悪くない…!
池田真葵:じゃあ……入れんな!
池田真葵:チャートに
GM:たぶん今回の事件とは無関係な奴らですよ
桜井亜衣良:シクシク
GM:良いディオゲネスクラブ
桜井亜衣良:エーン
GM:泣かないで
池田真葵:もうROCでよくない?
池田真葵:3にしましょう
一番ヶ瀬天志:部活棟ですね
桜井亜衣良:そうですね
桜井亜衣良:3でいいかも
3: 強面の番長たちが待機する番長連の宿舎に突っ込んでしまう。極道じみた外見の番長たちがキミを睨みつけながら静かに立ち上がった。ケジメ付けさせて貰いますわ……。
GM:相談の結果、そうなりました
一番ヶ瀬天志:部活棟で……ヤメロー!
愛染ミミカ:やったね
GM:では、そんな感じでいきます!


GM:メイド喫茶の自走式屋台が事故り、現場に残った池田と一番ヶ瀬は交渉を試みた。
GM:だが、移動式メイド喫茶部の部長から提示された条件はメイド服を着て、部の宣伝をしろというものだった。
GM:そうすれば食い逃げした分の代金はチャラにしてくれるらしい。悪くない条件だ。たぶん。
GM:先に逃げた2人分のメイド服を渡された池田と一番ヶ瀬は彼女たちを追いかけた。
GM:彼女たちに追いついたのはちょうど番長連の詰所がある辺りだった。
科野夜果里:「ほんまに着るん、これー?」文句を言っている。
池田真葵:「うう……ごめんね?」
池田真葵:「そうしないと許さないって……怖くて……」
愛染ミミカ:「へ~、別にいいんじゃん?かわいいし」
桜井亜衣良:「うん、かわいいです!」
愛染ミミカ:「タダでメイド体験できてラッキーじゃ~ん」
桜井亜衣良:「わたしこういうのは普通に好きですっ」
桜井亜衣良:ちゃんと羽根がある背中がざっくり空いたメイド服。パフスリーブにふわっと短いスカート、白いニーハイソックス。
愛染ミミカ:「ねっ天志クン!」
科野夜果里:「ラッキーかぁ……?」
一番ヶ瀬天志:「………………」
科野夜果里:「一番ヶ瀬……?」
池田真葵:「亜衣良ちゃんはかわいいね……」
桜井亜衣良:ヘッドドレスのフリルを揺らして振り向く。
一番ヶ瀬天志:憮然とした表情で突っ立っている一番ヶ瀬は、丈の短いメイド服へミチミチに大きめの身柄を詰め込み、ネコミミを装着させられている。
科野夜果里:適当に着たメイド服姿だ。だるだるでいかにもやる気がない。
一番ヶ瀬天志:肩に担ぐ看板には『メイド服体験あります』『男性可』の文字。そのサンプルというわけである
科野夜果里:「一番ヶ瀬……悲惨や……」
桜井亜衣良:「あ、猫耳も残ってる…」
一番ヶ瀬天志:「あまり……俺の容姿に言及をするな」
一番ヶ瀬天志:「失ってしまう。慈悲を……」
愛染ミミカ:ピアスやインナーカラーに不釣り合いなクラシカルなタイプのメイド服を着込んでいる。
桜井亜衣良:「むむ…これは人目をバンガセくんに取られてしまう…」
桜井亜衣良:「わたしたちもすごくかわいいと思うんですが…」
科野夜果里:「ミミカちゃん、めっちゃ可愛いやん!えー、すご!」
愛染ミミカ:「え~、みんな超かわいいよ~」
科野夜果里:「アイラちゃん、あれに負けることはないから安心して……」
桜井亜衣良:「なんかスカート長いのがかっこいいですよねっ」
一番ヶ瀬天志:「悪目立ちをしているだけだ。メイド服の……本来の機能を考えるなら」
一番ヶ瀬天志:「お前たちの方が似つかわしく適切だろう」
愛染ミミカ:「てかこれ暑くない?」ぶちぶち無遠慮にボタンを外しだす
科野夜果里:「待て待て!風紀!こいつを止めてくれ!」
池田真葵:袴にエプロンを組み合わせた和風のメイド服姿。「ミミカちゃん……!?」
池田真葵:「だ、だめだよ!」
桜井亜衣良:「ひゃーーー!?」両目を手でふさぎつつ隙間から見る!
一番ヶ瀬天志:何も言わず明後日の方角に顔を向ける。
池田真葵:「ダメ~」看板で隠す。
科野夜果里:「真葵ちゃんは何で和風なん?似合ってるけど」
愛染ミミカ:「え~、夏場は暑いってコレ」ぱたぱた胸元を仰ぎつつ
池田真葵:『移動式メイド部』『ご主人さまをお待ちしてますにゃん♡』の看板を持たされている。
愛染ミミカ:「まおいちゃんのがかわいくて涼しそうでいいな~」
一番ヶ瀬天志:そして気づく。ロケーションのまずさに 「……おい、もう何でも良いが、このまま宣伝に移るなら」
池田真葵:「なんか……色々種類があることをアピールしたいんだって」
桜井亜衣良:「ひゃ~」両手をちょっと開ける。「似合ってます」
一番ヶ瀬天志:「場所を移せ。ここは不適切だ」
桜井亜衣良:「大和なでしこってかんじで…美人です」
桜井亜衣良:「ん?」
池田真葵:「不適切……?」
愛染ミミカ:「なんで?」
桜井亜衣良:羽根ピコピコ
一番ヶ瀬天志:視線の先にあるのは番長連の詰所である。屈辱的な格好をさせられた上に、同じ番長連のメンバーにそれを見られたとなれば……死!
池田真葵:「建物あるよ?ここに行けばいいんじゃないの?」
科野夜果里:「宣伝やもんねぇ」
桜井亜衣良:「そうですね。いろいろ情報整理とかもさっきできませんでしたし。」
一番ヶ瀬天志:「いや、だからそこは……」
一番ヶ瀬天志:「……分かった。情報整理、情報整理をしよう。歩きながらな」
科野夜果里:「立ち止まってたら爆発するし、動きなが話しよ」
愛染ミミカ:「ほらほら、行こ~」天志くんの背中を押していく
池田真葵:「……?うん」
一番ヶ瀬天志:「ぐっ……だからそっちではなく……クッ……」
科野夜果里:「てか、ここ何の建物なん?」ガチャリとドアを開く。
桜井亜衣良:「こんにちはー」
一番ヶ瀬天志:抵抗しようとしても、愛染の着崩しぶりのせいで視線が泳ぎ、まったく実りがない!
GM:詰所の中では、番長連の主要メンバーによるミーティングが行われている。
池田真葵:「お邪魔しまーす……」
一番ヶ瀬天志:「あ っ……」
無道ささき:「というわけで、次回のパトロールについてだが……」
桜井亜衣良:「あら」
池田真葵:「わっ人いっぱいいる……あれ」
愛染ミミカ:「やほ~、お邪魔しま~」ひらひら手を振る
無道ささき:「あ、悪い。今、ミーティング中で……一番ヶ瀬?」
池田真葵:「無道さんだ。番長連の……」
GM:番長連の主要メンバーの視線が一斉にキミたちの方に向く。
一番ヶ瀬天志:「…………」
無道ささき:「お前……そういう趣味もあったのか……」
無道ささき:「液体だけでなく……」
一番ヶ瀬天志:「……これは……」
無道ささき:「何か……悩みでもあるのか……?」
一番ヶ瀬天志:「…………俺の……使命だ」 苦しげに漏らす
GM:番長連の主要メンバーは口々に優しい言葉をかける。
桜井亜衣良:「やっぱり注目を集めてるっ…!」けっこうスタイルの良さも出せたと思ったのに!
一番ヶ瀬天志:「理解をしてもらおうとは思わん……だが……」
一番ヶ瀬天志:「俺は……番長としての理念を、片時も忘れたことはない……」
池田真葵:自分があまり見られてなくてホッとする。
一番ヶ瀬天志:「……俺は! ……このアカデミアを……守りたいと思っている……!」
無道ささき:「立派な心がけだが……あまり思い詰めすぎるなよ……」
愛染ミミカ:「移動メイド喫茶やってるよ~。来てね~」危ない状態でにこやかにビラを配っている
一番ヶ瀬天志:声を振り絞る 「それだけは……真実だ……ッ!」
桜井亜衣良:「ミミカさん~!胸~!」
無道ささき:「皆さん、こいつのこと頼みます。悪い奴じゃないんで……」泣きながらビラを受け取る。
桜井亜衣良:ふよふよ羽根とスカートを揺らしつつエーンとなっている。
一番ヶ瀬天志:「……くっ……!」
無道ささき:「良い理解者がいればきっと立ち直れると思うんで……!」
無道ささき:泣きながらミミカさんたちと握手をしている。
無道ささき:「あ、なんか話し合いとかするんだったら向こうのスペース使ってください。空いてるんで」
愛染ミミカ:「ありがと~。天志クンのことなら心配しないで!」
一番ヶ瀬天志:「ありがとう、無道さん……おい行くぞ、お前たち」
科野夜果里:「うちら爆発するんで……」
一番ヶ瀬天志:「一刻も早く身を隠したい」
池田真葵:「あっいや歩きながらじゃないとだめなので……」
愛染ミミカ:「似合ってるし……最近はこういうのもアリだと思うよ!」
愛染ミミカ:「本人もこの通り楽しんでる!」
池田真葵:「失礼しました~……」
科野夜果里:「行こか……」冷めた目で一番ヶ瀬を見つめている。
GM:キミたちは番長連の詰所を後にし、トボトボと歩く。
桜井亜衣良:「くっ…バンガセくんにやはり注目が…」なぞのショックを受けたまま。
一番ヶ瀬天志:「…………」 疲弊しきった目で、足を引きずり、詰所を去る
科野夜果里:「本人、楽しんでたか?」
一番ヶ瀬天志:「……そういえば、闇カジノの所在についてだが」
池田真葵:「あっハートマーク作ってポーズしてって言われてたのに忘れてた……」
池田真葵:「うん?」
科野夜果里:「切り替え早いな、キミ」
桜井亜衣良:わりと学園では目を引く有名人なので(Dロイス:学園天使)ショックのままである。
桜井亜衣良:「はい」
愛染ミミカ:「すごい話題切り替えたなあ」
GM:一番ヶ瀬くんは精神的なダメージを負ったようですので、一応1d10のダメージを受けておいてください。
一番ヶ瀬天志:「やはりディオゲネスクラブという悪人どもが関わっているだけあって、一朝一夕には見当たらんようだ」
池田真葵:www
一番ヶ瀬天志:侵蝕率上昇で良くないですか?
池田真葵:たしかに
桜井亜衣良:ひどすぎるだろ
GM:それでもいいよ!
愛染ミミカ:アドじゃん!
池田真葵:興奮状態になったしね
桜井亜衣良:まあ 上がるよ
GM:じゃあ、1d10の侵蝕率を上げておいてください
一番ヶ瀬天志:「切り替えが良いのは……ッ、過去数分の記憶を消したいからだ! 言わせるんじゃない……ッ!」
愛染ミミカ:もっと色々着せた方がいいってことじゃん
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (60 → 68)
桜井亜衣良:じゃあいっぱいコスプレしたら80になるね
一番ヶ瀬天志:極度の精神的ダメージにより侵蝕率が増加しました。
一番ヶ瀬天志:でもこの手段で上げようとすると先に心が死ぬので……やめようね!
GM:やめます。
科野夜果里:「総番長、優しそうな人でよかったね」
一番ヶ瀬天志:「過去数分の記憶を消したいと言っただろう!」
池田真葵:歩きながらミミカちゃんのボタンを閉じている。さすがに目に余るので。
科野夜果里:「で、何やったけ。カジノの場所、分かったん?」
一番ヶ瀬天志:「反芻しないでくれ過去数分を!」
池田真葵:「見当たらないっって言ってたよ~……」
科野夜果里:「見当たらんのかい~」
一番ヶ瀬天志:「そう。見当たらない。恐らく相当念入りに情報が隠蔽されているだろう」
桜井亜衣良:ややうつろな目を上げる。「でも、この学園で同じ場所にあれば、だれかが覚えてるのでは」
桜井亜衣良:「移動した…?屋台みたいに?」
愛染ミミカ:閉められながら「すご~。ハイテクじゃん」
池田真葵:「移動式屋台カジノではないんじゃないかな……?」
一番ヶ瀬天志:「以前にも存在したが消滅し、別の場所でまた復活したとか……つまり、タイミングを見て逃げる手立ても立てているということだな」
科野夜果里:「口止めしてるんちゃう。うちは忘れてるだけやけど」
一番ヶ瀬天志:歩いている内にずり落ちてきたオーバーニーソックスを直しつつ 「やはり慎重なようだ。カジノ以外で"コメディアン"なりなんなり捕まえることができれば良いんだが……」
池田真葵:「忘れてるのもそれはそれですごいけど……」
桜井亜衣良:「……なるほど」
桜井亜衣良:ソックスかぶりになぞの敗北感。
科野夜果里:「“コメディアン”、のこのこ外に現れたりせんのかな」
愛染ミミカ:「いや~、ダメっぽいよ~」
愛染ミミカ:ロングスカートをばさばさして風を取り込みつつ
池田真葵:「それもダメ~」
科野夜果里:「風紀、仕事してるね~」
愛染ミミカ:「行ったことあるって友達に聞いたんだけど、普段は引っ込んでて中々出てこないんだって~」
桜井亜衣良:むむ…と自分のメイド服を見ている。襟と背中は開いているのになぜ…!
愛染ミミカ:「イベントの時とかに出てきて盛り上げてくれるらしいけど、だから何とかして表に出す方法を……」
愛染ミミカ:「……あっ場所も聞いとけばよかったな……」
池田真葵:「ほんとだ」
科野夜果里:「頼むで、ミミカちゃん~」自分のことは棚に上げて言う。
桜井亜衣良:「科野さんもね…」
池田真葵:「夜果里ちゃんは思い出してよ~……」
科野夜果里:「うちのことはもうええやん……」
池田真葵:「どれくらい借金しちゃったの?」
一番ヶ瀬天志:「まあ、それこそ場所が移動する前のことかもしれないからな。『今』の情報を確実に掴みたい所だ」
科野夜果里:「え。いくらやったかな……」
愛染ミミカ:「学校にも来てないっぽいしな~」
愛染ミミカ:「3万円くらい?」
科野夜果里:「ゼロが後2個くらい多かった気がする」
池田真葵:「えっ」
科野夜果里:「アイラちゃん、そんくらいやったよね?」
桜井亜衣良:「らしいです……」
愛染ミミカ:「やば~!ウケんね」ウケている
池田真葵:「なんで自分のことなのに確認してるの……」
桜井亜衣良:「ウケている場合ではないですよ~!」
一番ヶ瀬天志:「…………」 頭を押さえて、ヘッドドレスが触れたので、押さえる場所を少しずらす
科野夜果里:「うちが返済を諦めたくなる気持ちも分かるやろ?」
一番ヶ瀬天志:「……まあ、まあ……借金で火の車になった方が悪いというのは前提としても……」
一番ヶ瀬天志:「大前提として科野が悪いというのは揺るがないにしても……」
科野夜果里:「揺らいでくれ~」
池田真葵:「あんまり言うと可愛そうだよ……」
一番ヶ瀬天志:「仕組みとしてそんな自体を引き起こす闇カジノ自体が、やはり悪く、許しがたい」
科野夜果里:「そうやで。真葵ちゃんは優しいねえ」
池田真葵:「夜果里ちゃんも反省……」
桜井亜衣良:「……はい」
科野夜果里:「はい……」
桜井亜衣良:「そうなんですよね」
科野夜果里:「せやねん。あんなもん、誰が作ったんや……」
桜井亜衣良:「ミミカさんにそれをつけたのも、同じ理由でしょう?」
科野夜果里:「それってそれ?」首輪爆弾を指差す。
桜井亜衣良:「人がダメになっちゃったり、破滅したりするのが見たいって」
愛染ミミカ:「あ~、なんか言ってたかも」
桜井亜衣良:「そういう…悪趣味ですよね。きっと」
科野夜果里:「言ってたん。性格、最悪やん」
愛染ミミカ:「泣きわめいて命乞いするとこが見たい~、みたいな?」
愛染ミミカ:「寝起きだったからうろ覚えだけど……」
池田真葵:「ダメに……」一瞬一番ヶ瀬さんを見てしまう。
科野夜果里:「そこは覚えといて~」
一番ヶ瀬天志:「…………」 池田さんの方を見る 「何だ」
池田真葵:「ひうっ」
桜井亜衣良:ちらりとまおいさんを追ってひっそりバンガセくんを見る。
桜井亜衣良:(……うん…)
池田真葵:「なんでもないです……」亜衣良ちゃんの後ろに隠れる。隠れられていない。
科野夜果里:「見えてる、見えてる」
桜井亜衣良:堂々と胸をはるが池田さんの背のがでかい。
愛染ミミカ:「まおいちゃん怯えてるじゃん~」
愛染ミミカ:能力で風を起こして開けた胸元から送り込んでいる。布地がヒラヒラと揺れる。
池田真葵:「ミミカちゃん……!」
一番ヶ瀬天志:そのまま澱んだ目で桜井を見る 「……まあ……言わんとすることは分かる」
池田真葵:「どんどん悪くなってるよ~」
科野夜果里:「分かるんか」一番ヶ瀬を見る。
一番ヶ瀬天志:「普通に似合っている桜井や池田さん、愛染……」 そっちの方に目を向けかけ、視線をそらし
桜井亜衣良:「あら」手を口に宛てその視線を見守る。
科野夜果里:「うちは!?」
科野夜果里:「おるやろ!ここに!美少女が!」
一番ヶ瀬天志:「ともかく、そういうのではなく、俺に着せ、その異様さこそが、本来の妥当で似合う……綺麗だったり、可愛いであったり、セクシーであったり……」
桜井亜衣良:「セクシーであったり」
一番ヶ瀬天志:「そういうメイド服の女子よりも、目を引くことがあるというのは、先の番長連詰所を見ても明らかだ」
科野夜果里:「何の話しとんねん。真葵ちゃんは何か分かった?」
池田真葵:「あっ……あのね」話しそびれていた。
愛染ミミカ:(天志クンちょっと目覚めてないか……?)
池田真葵:「倶楽部“賭け太郎”についてなんだけど……」
科野夜果里:「楽しんでるのか、あいつ……?」話を聞きながら訝しんでいる。
一番ヶ瀬天志:その単語が出ると、再び池田さんの方を見る。目に生命力が若干戻る
桜井亜衣良:「あっ、あの火や氷の子やエメラルドスプラッシュの人のところだね」
池田真葵:「上から『壱号』から『九十九号』まで居て、実力主義で交代とかもできるみたい」
愛染ミミカ:「へ~、なんか楽しそー」
桜井亜衣良:「えっ、すごい居ますね!?」
池田真葵:「すごい多いよね……」
一番ヶ瀬天志:「多いな、無駄に……合間に野良犬とか混じってるんじゃないのか」
桜井亜衣良:「あのニコって人は壱号…ってことは最強ってこと…?」
池田真葵:「うん。壱号のニコさんってのは、その中でもすっごい強くって」
池田真葵:「なんか……全然攻撃が効かなくて、無敵なんだって」
愛染ミミカ:「やばいじゃん」
科野夜果里:「ヤバいやん。一番ヶ瀬、勝てるん……?」
桜井亜衣良:「す、すごい!」
一番ヶ瀬天志:「丁か半か、勝負は開いてみなければ分からないが……」
桜井亜衣良:「やっぱり一撃番長に勝負を申し込むだけあるんだ…」
一番ヶ瀬天志:メイド服の襟元を引き締める 「……言った通りだ。奴は俺が、俺の『一撃』が仕留める。言ったからには、必ずな」
一番ヶ瀬天志:「……俺は奴を知っている。心配は無用だ」
愛染ミミカ:「おっ、やる気になった!」
桜井亜衣良:「その服装で言わせてごめんね…!」
一番ヶ瀬天志:「最初からやる気だ。今はただ……」
一番ヶ瀬天志:「……」 桜井に言及され、またそっと目が死んでいく
科野夜果里:「あー、せっかく出たやる気が」
桜井亜衣良:「ああ~」死を見守る
愛染ミミカ:パシャパシャ写真を撮っている。
池田真葵:「でも……どうしたらいいんだろう」『移動式メイド部』『ご主人さまをお待ちしてますにゃん♡』の看板を持ったまましゅんとする。
科野夜果里:「ミミカちゃん、それ後でインスタに上げといてー」
池田真葵:「場所が見つからない限り何も出来ないのかな」
桜井亜衣良:「このままメイドで学園を疾走するだけというのはあまりにも…ですよね」
桜井亜衣良:「ミミカさんの首輪もありますし」
愛染ミミカ:「そういやそうだった」
科野夜果里:「忘れるか~?」
桜井亜衣良:「少なくとも十時間以内に…えっ忘れてたんですか!?」
池田真葵:「なんで忘れられるの~~~?」
科野夜果里:「いや、たぶんもう十時間ないで。八時間かそこらちゃうかな」
愛染ミミカ:「8時間もあれば余裕っしょ~」根拠の無い自信
科野夜果里:「ほんまかなぁ……?」
池田真葵:「余裕かなあ……?」
GM:と、話しているといきなり真葵さんのスマホが鳴る。
池田真葵:「わっ……!」
GM:着信相手は風紀副委員長のエリザベス・ホルモウニングだ。
池田真葵:「壊れてなかったんだ」出る。
池田真葵:「リズちゃん……?どうしたの?」
GM:辛うじて動いていたらしいスマホからは少女の声がする。
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん、今どこ?調査、大丈夫そう……?」
池田真葵:「うん、うん。大丈夫だよ。今はね、メイド服で番長連の人たちのとこ出たとこ」
エリザベス・ホルモウニング:「いや、全然意味不明だね」
エリザベス・ホルモウニング:「一回会って話聞いてもいい?私も不安だし……」
池田真葵:「とにかく、調査は大丈夫だよ。大丈夫」
池田真葵:「会って……?いいけど……」
池田真葵:「あっでも今お友達と一緒だよ」
エリザベス・ホルモウニング:「お、お友達!?」かえって慌てる。
桜井亜衣良:お友だちの言葉にこっそりニコニコしている。
エリザベス・ホルモウニング:「それ、本当に大丈夫……?」
池田真葵:「うん……後輩だけどね……」えへえへしてる。
池田真葵:「ふたりともキレーで可愛くて……」
エリザベス・ホルモウニング:「マジで不安になってきたぞ……」
桜井亜衣良:ニコニコ…
池田真葵:「だっ、大丈夫だよ!大丈夫!」
池田真葵:「本当に大丈夫だから。リズちゃんは心配しないで」
池田真葵:「私がなんとかするんだから」
エリザベス・ホルモウニング:「会って話を聞きますので、後で合流しましょう……」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんだけの問題じゃないんだから……」
池田真葵:「うん……うん。後でね」
エリザベス・ホルモウニング:「じゃあ、とにかく気を付けてね!」
池田真葵:通話を切って。パチパチと静電気がなる。また壊れたかも。
池田真葵:「あの……ごめんね」
GM:通話が切れた後でリズからは合流場所について相談するラインが送られてくる。スマホは壊れたのでそれが見られるかは運だ。
池田真葵:「ひとり増えるかも。ダメかな……?」
桜井亜衣良:「風紀委員の方ですか?」
愛染ミミカ:「全然いいよ~」
池田真葵:こくこくと頷く。
桜井亜衣良:「わたしも大丈夫です!」
一番ヶ瀬天志:「科野のようなやつならさておき、風紀委員なら何も問題はないだろう」
科野夜果里:「これ以上増えんの~……それはちょ……いいの!?」
一番ヶ瀬天志:「……いや、できればその前に……」
池田真葵:「う~ん……」
愛染ミミカ:「夜果里引き取ってもらえるかもだし」
科野夜果里:「えっ、じゃあ、うちも全然オッケーです……」
一番ヶ瀬天志:「身だしなみを考えたいが……」
池田真葵:「似たような……」
科野夜果里:「引き取らせないで……」
桜井亜衣良:「似てるんですか??」
池田真葵:ふるふると首を振る。「なんでもないよ」
桜井亜衣良:(風紀委員、だいじょうぶなんでしょうか…)
桜井亜衣良:(いやうちも会長あんなだった)
科野夜果里:「美少女ってことか……?」思案している。
一番ヶ瀬天志:「……まあ、それでもオカルトなんとかよりはマシだろう……合流地点は?」
一番ヶ瀬天志:「途中に着替えられそうな場所はあるか?」
池田真葵:「んーんー」
池田真葵:「スマホ動かない……」
池田真葵:「もうちょっとこのままかも……」
一番ヶ瀬天志:「…………」 静かに目が死んでいく
科野夜果里:「風紀委員、大丈夫か……!?」
GM:キミたちが呆然と立ち尽くしていると再び首輪爆弾の警報が鳴った。


GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能ですよ!
桜井亜衣良:ロイスはそのまま!
桜井亜衣良:購入どうしようかなー。まおいちゃんが欲しがってたのなんだっけ それためそうかな
愛染ミミカ:ロイス取得 一番ヶ瀬天志 愉快/○一撃まだ?
池田真葵:ロイスそのままでショットガンスラッグをねらいしもの
池田真葵:一撃まだw
GM:一撃まだかなぁ
一番ヶ瀬天志:世界/懐旧/○絶望  のロイスを取りません
桜井亜衣良:まだっぽいんだね
桜井亜衣良:www
桜井亜衣良:とらない
一番ヶ瀬天志:もうちょっと待って……もうちょっと……
GM:取らないの
池田真葵:じゃあまだ絶望してない
GM:希望を持ってる!
一番ヶ瀬天志:もうすぐ着替えられるという希望をな
池田真葵:P階級ってどういう意味だろう?
池田真葵:これどういう意味なんですか?
一番ヶ瀬天志:懐旧でした
GM:直った
池田真葵:なるほどね
一番ヶ瀬天志:やめろよ! 浅いボケの誤字に突っ込むなんて!
桜井亜衣良:懐旧かわいそう
一番ヶ瀬天志:ほら調達するよ調達!
GM:懐旧に罪はない
一番ヶ瀬天志:応急手当キット!
池田真葵:スラッグ狙います~
池田真葵:1dx+1>=11
DoubleCross : (1DX10+1>=11) → 2[2]+1 → 3 → 失敗

一番ヶ瀬天志:3dx=>8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 8[3,4,8] → 8 → 成功

池田真葵:ぜんぜんだめ
一番ヶ瀬天志:傷は治せる
GM:成功してる!
桜井亜衣良:スラッグねらおー
GM:心の傷も治して!
桜井亜衣良:2DX+4+1@10>=11 調達
DoubleCross : (2DX10+5>=11) → 7[1,7]+5 → 12 → 成功

桜井亜衣良:おお!
池田真葵:おお~すごい
愛染ミミカ:すごい
桜井亜衣良:まおいさんにあげるー
GM:強い
池田真葵:やった~
愛染ミミカ:誰か欲しいものありますか?
桜井亜衣良:私も持ってるしね つかってー
GM:お揃いだ
池田真葵:あ~ シューターズジャケットちょっと欲しいかも
池田真葵:今のままだと1%ファンブルする 攻撃が
桜井亜衣良:あ、私も手当ほしいかも そういえばダメージうけてた 優先度はそこまでない
桜井亜衣良:自分でつぎかえそうなので
池田真葵:ダイス増えないから……
GM:100分の1のファンブルだ
愛染ミミカ:じゃあとりあえずジャケット狙います
GM:果たしてそう簡単に買えるかな
愛染ミミカ:紡ぎの魔眼とアスピス使用
一番ヶ瀬天志:てかそれなら……渡すので治しちゃいなさい 桜井ガール
一番ヶ瀬天志:別に用途があるでもないので
愛染ミミカ:6DX+12>=13
DoubleCross : (6DX10+12>=13) → 7[1,2,3,3,7,7]+12 → 19 → 成功

桜井亜衣良:わーい!もらいます
愛染ミミカ:買えました あげる
池田真葵:やった~!
GM:すごいね!?
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (71 → 73)
GM:ミミカちゃん、なんでも買える……
桜井亜衣良:2d10
DoubleCross : (2D10) → 15[10,5] → 15

桜井亜衣良:桜井亜衣良のHPを12(→ 12)増加 (23 → 27)
GM:すごい回復した
桜井亜衣良:最大値までなおった
桜井亜衣良:ありがとうバンガセくん
GM:では、皆さん良さそうなのでこのシーンは改めて終了しますね!
一番ヶ瀬天志:よかったよかった


【ミドルフェイズ5】

GM:次のシーン!
GM:次は、風紀副委員長のエリザベス・ホルモウニングが調査の状況を確かめにやってくるシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは池田さん。
GM:他の人も自由に登場が可能だ。
GM:シーンに出る人はダイスを振って侵蝕率を上げてください。
一番ヶ瀬天志:出ます
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (68 → 73)
桜井亜衣良:でよーっと
愛染ミミカ:出よ~
愛染ミミカ:73+1D10-1
DoubleCross : (73+1D10-1) → 73+8[8]-1 → 80

桜井亜衣良:そろ撃じゃん
一番ヶ瀬天志:もう少しで80%……!
愛染ミミカ:高すぎて泣いちゃった
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (70 → 77)
愛染ミミカ:私もう一撃できる
桜井亜衣良:ほんとだ
GM:ミミカちゃん、一番ヶ瀬くんと取り換えてもらいな
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (63 → 66)
一番ヶ瀬天志:一撃ラインの制定
GM:真葵ちゃんはほどほど
池田真葵:あたしは別に一撃関係ないからね
GM:結局スマホがぶっ壊れたまま前のシーンが終わったためどこで合流すればいいのかが分からん!
GM:ミミカちゃんもいるし、チャートを利用するか
桜井亜衣良:風呂だったらどうなるんや…
GM:それはもう風呂で話しますが
一番ヶ瀬天志:風呂ならメイド服脱げるんけ?
GM:それでは池田さんは1d10を振ってください
池田真葵:一時的に復活してもいいでしょ
池田真葵:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

桜井亜衣良:ろく
池田真葵:教室もうやった
GM:何だろ
池田真葵:もっかいふるね
GM:やったやん!
GM:振って
池田真葵:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

池田真葵:部活棟だ
GM:それっぽい!
一番ヶ瀬天志:高い値が出るとすごいヒヤヒヤする
8: 部活棟のあるエリアだ。オーヴァード陸上部やクリスタル囲碁相撲部、ファンタスティック飼育部など個性豊かな部活がキミに襲いかかる。なんで襲いかかってくるの?
桜井亜衣良:なんでだよ
GM:いや、襲いかからないで欲しい。
池田真葵:侵蝕率みたいだね
GM:では、部活棟にキミたちが乱入したところでエリザベスとまったり話をしてもらいますねー。


GM:警告を発する首輪爆弾に追われるまま学園内を爆走するキミたち。
GM:疾走するうちにキミたちは学園都市のサークル棟があるエリアへとやってきていた。
GM:一時的に復活したスマホの力でエリザベスと連絡を取り合うことができたためじきに彼女と合流することもできるだろう。
桜井亜衣良:「エリザベスさんって風紀委員の副委員さんでしたっけ。きれいなかたですよね」
GM:――クリスタル囲碁相撲部の部室。
池田真葵:「そうだよ。私はリズちゃんって呼んでるの」
池田真葵:「楽しい子だよ」
桜井亜衣良:いつもの制服すがたで変な部活の看板を見上げる。「へえーっ」
GM:キラキラと輝く土俵の上では今日も力士と棋士が真剣に対局をしている。
愛染ミミカ:「何この部活!めっちゃ楽しそうじゃん」
愛染ミミカ:「あたしもやってみよかな」
GM:「はっけよい、のこった!」「四七歩」「どすこい!」棋士は必死に張り手を避けている!
桜井亜衣良:「えっ!?そのスカートで!?」
一番ヶ瀬天志:「クリスタル囲碁相撲部はアカデミア屈指の伝統ある部活だ」 その辺のジャージ部から拝借した芋いジャージに着替えている
池田真葵:「お相撲って女人禁制なんじゃないかな……」
一番ヶ瀬天志:「気軽にやろうとすると怪我をするぞ。そうだな、池田さんの言う通り、ジェンダー面の問題もあるかもしれん」
愛染ミミカ:「ギリいけない?ジェンダーフリーの波で」
桜井亜衣良:「スカート…大丈夫です…?」
一番ヶ瀬天志:「伝統を重視する連中だからな……」
GM:力士の繰り出すうっちゃりを懸命に躱しながら棋士は駒を進めている!類稀なる頭脳だ!
一番ヶ瀬天志:「しかしこんな所で待ち合わせか……厄介な部活に巻き込まれなければ良いが」
池田真葵:「ジェンダーフリーでも男女でやるのはダメなんじゃないかな……?」
桜井亜衣良:ギャルらしい短めのスカートへの激しい警戒。「これルール謎ですね。」
池田真葵:「ここ以上に厄介な部活あるのかな」
桜井亜衣良:「…これ…、囲碁……?」
愛染ミミカ:「将棋じゃない?」
桜井亜衣良:「ですよね????」
一番ヶ瀬天志:「棋士も気晴らしにチェスを嗜むというし、そんな感じだろう」 適応している
GM:「囲碁の人もたまに飽きて将棋をやりたくなることがあるんですよ」行司生徒が説明している。
池田真葵:「そうなんだ……みんな詳しいなあ」
桜井亜衣良:「そうなんですか……」そうなんですか…………
GM:専門ではない将棋などにうつつを抜かしているためか囲碁の人は強烈な張り手を喰らってしまう!これは痛い!
GM:「一本!」行司生徒が判定をくだす!
一番ヶ瀬天志:「クリスタル将棋相撲はほどほどにして、その……リズというのか?」
愛染ミミカ:「おー」ぺちぺちと拍手
一番ヶ瀬天志:「どこにいる? やはり部活に巻き込まれていないか?」
GM:ほどほどに首輪爆弾が警告音が止んだ頃
一番ヶ瀬天志:一応愛染に合わせて拍手をしておく。
池田真葵:「……?」何もわからないがつられて拍手する。しないほうが目立つので。
桜井亜衣良:あわてて拍手をし従う
GM:金髪のおしとやかな風貌の少女がキミたちの前に姿を現す。
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんのくたばりかけのスマホからの連絡だと確かこの辺にいるって……」
桜井亜衣良:「あっ、いらっしゃいました!」
エリザベス・ホルモウニング:「あっ、いた!真葵ちゃん!おーい」
池田真葵:「あっリズちゃん!」
池田真葵:ブンブンと手を振る。
エリザベス・ホルモウニング:飛び散った碁石を避けながらキミたちの方にとことこと歩いてくる。
エリザベス・ホルモウニング:「って、なんかめちゃくちゃ大所帯になってるでございますが!?」
愛染ミミカ:「こんちは~。ミミカだよ」
一番ヶ瀬天志:「"一撃番長"、一番ヶ瀬だ」
エリザベス・ホルモウニング:「ビックリしてついお嬢さま言葉が出ちゃった。私ったら育ちが良いものだから……」
桜井亜衣良:「生徒会の桜井亜衣良です」
池田真葵:「一緒って言ったよ~」
エリザベス・ホルモウニング:「風紀副委員長のエリザベス・ホルモウニングと申します。真葵ちゃんのお友達です」
桜井亜衣良:(面白い人、この方向性なんですね)
一番ヶ瀬天志:「副委員長か……」 そこそこ上の人間が出てきたな、と思っている
愛染ミミカ:「よろしくね、モーちゃん」
池田真葵:「お友達です~」
エリザベス・ホルモウニング:「ホルモウニング王国という国の第百八皇女です」
エリザベス・ホルモウニング:「モーちゃん!?生まれて初めて呼ばれるあだ名でございますが!?」
桜井亜衣良:「思ったよりだいぶいますね…」
愛染ミミカ:「やば!煩悩じゃん」
愛染ミミカ:「長くて。ホルモンちゃん?」
池田真葵:「そういう設定なんだって」
池田真葵:「おいしそう」
一番ヶ瀬天志:「107人も兄姉がいると大変そうだな……」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんとかはリズって呼んでくれるんですけど……」
エリザベス・ホルモウニング:「設定ではございませんことよ!?」
桜井亜衣良:「それはさておき…」置く仕草
池田真葵:「置かれちゃった」
エリザベス・ホルモウニング:「王位継承権争いが日常茶飯事なんです~」
エリザベス・ホルモウニング:「おかれました」
桜井亜衣良:「リズさんはなんでいらっしゃいましたっけ?」部の混沌から目を背けながら。
一番ヶ瀬天志:「ホルモンさんも調査に協力してくれるのだったか」
桜井亜衣良:「いらっしゃったんでしたっけ…でした…」目がちょっとグルグルしていた。おさまる。
エリザベス・ホルモウニング:「そう、本題ですね」キミたちの方に近寄ると小声で言う。
エリザベス・ホルモウニング:「調査の進捗、どう? とりあえずそれを聞きたくて」
エリザベス・ホルモウニング:「というか真葵ちゃん、この状況で大丈夫……?」ひそひそ声で言う。
池田真葵:「だ、大丈夫だよ……大丈夫」
エリザベス・ホルモウニング:「ほ、本当? だいぶ目立ってる気がするけど……」
池田真葵:「えっと、調査結果は……前のシーンを参照してね」
池田真葵:「目立……」縮こまる。
エリザベス・ホルモウニング:「ふむふむ……」ログを読み返している。
愛染ミミカ:「はっけよい……」行司をしている
エリザベス・ホルモウニング:「しっかり調査はやれているみたいだけど……」
エリザベス・ホルモウニング:「そもそもこの人たち、信用できるの……?」
池田真葵:「ミミカちゃんルール分かるのかな……」不安げに見ながら。
一番ヶ瀬天志:飛んできた碁石を、開いた手のそれぞれの指の上に順番に積んでいる
池田真葵:「大丈夫だよ!ミミカちゃんは色んな人と仲良しで、いろんなことを知ってるし」
桜井亜衣良:「わっ、わたしは生徒会の一員です!信頼していただいて大丈夫ですよ!」羽根をパタパタする。碁石がミミカちゃんのほうへ飛んでいく。
池田真葵:「亜衣良ちゃんは生徒会の人だし、すっごい可愛いし」
GM:力士が王手をかけられて苦しんでいる。このままでは土俵から吹き飛ばされてしまいそうだ!
池田真葵:「一番ヶ瀬くんは一撃がすごいんだよ!」
エリザベス・ホルモウニング:「可愛いのとか良い人なのは分かったけど……」
桜井亜衣良:「ふふー」パタパタ…
愛染ミミカ:「それまで!東!アララト山のTKO!43ポイントゲイン!」
エリザベス・ホルモウニング:「一撃はよく分かんないけど……」
GM:力士が喜び、セコンドと勝利を分かち合っている!
池田真葵:「だから信用……」
池田真葵:「……」
池田真葵:「できるといいな……」弱々しい。
一番ヶ瀬天志:ぱっ、と手を握り、計25個の碁石を一度に握り込む 「一撃……」
桜井亜衣良:「大丈夫ですよー」喜ぶ力士の間から手を振る。
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん……」
エリザベス・ホルモウニング:「もし排除する必要があるなら私も手伝うからね」
池田真葵:「は……排除っ!?」
池田真葵:「しないよっ!?」
桜井亜衣良:「ちょっと!いけないんですよー!排除とかはー!」
エリザベス・ホルモウニング:「必要になってくるかもしれないじゃん。もしもの時は……!」
愛染ミミカ:「だいじょぶだよ、そん時はあたしも亜衣良ちゃんも天志クンも手伝うかんね」
池田真葵:「もはや誰を排除する話をしようとしてるの……?」
池田真葵:「とにかく!しないからねっ!」
一番ヶ瀬天志:「まったくだ。俺たちを排除するなど、見当違いも甚だしい。副委員長」
一番ヶ瀬天志:僅かに緩めた拳から、ぽろぽろと碁石を落として行く 「スタート地点は違えど、皆の目的はある程度一致している」
エリザベス・ホルモウニング:「……真葵ちゃん。私たちの目的、分かってるんだよね?」
池田真葵:「……言われなくても、分かってるよ」
池田真葵:「分かってるから。リズちゃんも」
池田真葵:「分かってるんだったら、私にそういう風に言っちゃよくないよ」
池田真葵:「本当に、大丈夫だから」
桜井亜衣良:まおいちゃんの横顔を不思議そうに見ている。
池田真葵:弱々しい表情に、どこか決意をたたえた目をして。
エリザベス・ホルモウニング:「……そうだね」少し考えてから真剣な表情で言う。
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん。信じてるからね」
エリザベス・ホルモウニング:「それじゃあ、ログを読んで調査の進捗状況も分かったし私は一旦帰るね」
愛染ミミカ:「また来年頑張ろ。あたしも応援すっからさ」土俵の砂を瓶に詰める力士を慰めている
愛染ミミカ:「あれ、もう帰っちゃうの?」
エリザベス・ホルモウニング:「あんまり大勢で動いても敵に勘付かれるかもしれないし、私は別口で調査を進めるよ」
池田真葵:「う、うん……気をつけてね?」
エリザベス・ホルモウニング:「これ、甲子園みたいなものだったんですの!?」
桜井亜衣良:「砂がキラキラしてる……はっ、これがクリスタル……」
エリザベス・ホルモウニング:「ついお嬢さま言葉になっちゃった。うっかり、うっかり」
エリザベス・ホルモウニング:「それじゃあね。真葵ちゃん、みんな~!」
池田真葵:「お嬢様言葉するほうが王女様ぽくないよリズちゃん……」
エリザベス・ホルモウニング:「だよね。一般庶民に溶け込むためにもお嬢さま言葉はやめなきゃ……!」
愛染ミミカ:「モンクちゃんまたね~」ひらひら手を振る
池田真葵:手を降って彼女を見送って。「また変わってる……」
一番ヶ瀬天志:「妙な部活に巻き込まれんように……と、風紀の副委員長には釈迦に説法か」
池田真葵:「はあああ」と息を吐く。
桜井亜衣良:「あわ…」見送り。
エリザベス・ホルモウニング:「武闘派の僧侶みたいなあだ名になっておりませんことー!?」お嬢さま言葉でツッコミながら去っていく。
桜井亜衣良:「たしかに…面白い人?でした…ね…」
桜井亜衣良:遠い目をしながら。
GM:リズはシーンから退場します。
池田真葵:「うん。楽しい子なんだ」
GM:では、キミたちは〈RC〉か〈知覚〉で判定をしてください。難易度は7です。
池田真葵:なんだなんだ
一番ヶ瀬天志:「あれで風紀の副委員長が務まるものなんだな」
池田真葵:「それは……だって」
池田真葵:「生徒会長……」
一番ヶ瀬天志:「皇族のカリスマがあったりする……ああ、いや……」
一番ヶ瀬天志:「……」 沈黙していくつかの10面ダイスを取り出す
一番ヶ瀬天志:<RC>で判定しまーす
愛染ミミカ:5DX+1+4>=7 知覚
DoubleCross : (5DX10+5>=7) → 9[4,6,8,9,9]+5 → 14 → 成功

愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を1(→ 1)増加 (80 → 81)
一番ヶ瀬天志:6dx+2=>7
DoubleCross : (6DX10+2>=7) → 9[3,4,5,7,7,9]+2 → 11 → 成功

GM:ほ、本気だ
池田真葵:3dx+1>=7 ちかく
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 10[6,8,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

桜井亜衣良:4DX+1+0@10 知覚
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[2,5,6,8]+1 → 9

GM:高い!
GM:全員に気付かれた……
桜井亜衣良:ころころ転がる10面ダイスを見守る…
GM:では、キミたちは気付きます。
GM:キミたちの足元、飛び散った水晶の隅でミニカーのような小さな玩具がキミたちを見張るように潜んでいます。
愛染ミミカ:「なにこれ?」無警戒に拾い上げます
GM:ミニカーのような小さな玩具はその手をすり抜けてあっという間にどこかに走り去っていく。
愛染ミミカ:「あっ、逃げた」
桜井亜衣良:「あれっ、なんでしょう」
GM:これは、キミたちの行動を見張ろうとするエンジェルハイロゥのエネミーエフェクト《第三の瞳》の効果です。
一番ヶ瀬天志:「さて。玩具変身部辺りの仕業かもしれんが……」
GM:このシーン以降、誰かが……まあ、誰かがキミたちを見張り始めます。
愛染ミミカ:「これは多分あたしたちの行動を見張ろうとするエンジェルハイロゥのエネミーエフェクト《第三の瞳》の効果だね」
一番ヶ瀬天志:「……あるいは何者かの張り付きか。警戒はした方が良いかもしれん」
池田真葵:「第三の瞳……?」
一番ヶ瀬天志:「どうした愛染。早口で妙なことを口走って。聞き取れなかった」
池田真葵:「えっ、じゃあ、ずっと誰かが監視してたってこと……?」
池田真葵:「いつから……?」
桜井亜衣良:「なにかのルールブックを読み上げるような正確な解説…!」
愛染ミミカ:「誰かがあたしたちを見張り始めてる……さっき天志クンがサイコロを振った時、なんかそんな予感がした」
桜井亜衣良:「……誰がでしょう?」
一番ヶ瀬天志:「さてな。ま、見張るものなら見張れば良い。恥ずべきことは何もして……」
池田真葵:「し……したよ!」
桜井亜衣良:「してましたね」
池田真葵:「着替えとか……」
愛染ミミカ:「したっけ?」
桜井亜衣良:「あっ……わたしはしてないけど」
一番ヶ瀬天志:「…………」 目線を落とし 「……よせ、言ってくれるな池田さん」
一番ヶ瀬天志:「桜井。桜井もだ」
桜井亜衣良:「……」バンガセくんに微笑む。
一番ヶ瀬天志:「笑うな」
桜井亜衣良:スンッと真顔になる。
一番ヶ瀬天志:「ともかく。このまま調査を続けてやれば良い……こちらをいかに見張ろうと」
一番ヶ瀬天志:「あちらが逃げるより先に捕まえてやれば良いだけだ。……桜井あまり真顔しないから怖いな」
愛染ミミカ:「そうだね。何かよく分かんないけど、首輪とか監視とかちょとヤだしな~」
愛染ミミカ:「天志クンも大丈夫だよ。ほら、もうこんなにいいね付いてる」
愛染ミミカ:SNSにアップしたメイド服姿の天志くんの写真を見せる
池田真葵:「首輪はもっと前から嫌がろうよ……」
一番ヶ瀬天志:「そう。どうせ首輪のこともある。策を弄する時間は……待て。いいね? 何の話……いやっ」
桜井亜衣良:「え、SNS!」
一番ヶ瀬天志:顔をそむける 「いい。やめろ。可能なら消してくれ。見せないでいい」
桜井亜衣良:「肖像権が…」いいながら一応保存する。
愛染ミミカ:「え~人気なのに……ほらコメントもいっぱい来てる」
池田真葵:「ここまでも見られてたのかな……」両手を抱えて俯いている。
池田真葵:「ここまでも……」
愛染ミミカ:「『天志クン、メイド服とっても可愛らしいネ😃✋(笑)😍(^o^)今から寝ようと思ってたのに、目が覚めちゃった、よ❗どうしてくれるンダ😃😆』」
一番ヶ瀬天志:「音読もするな! あとそのコメントは通報しろ通報!」
一番ヶ瀬天志:「というか、消してくれ、全部……! 俺の、愛染の自由意志を尊重する猶予が残っているうちに……!」
池田真葵:「えっというか学園島って機密だから島内のSNSじゃないっけ……?」
池田真葵:「島内にこんな人が……?」
桜井亜衣良:「そっちのほうが怖いね」
科野夜果里:「あんたらそんなとこで何してんのー?そろそろ爆発するんちゃう?」サボって麦茶を飲んでいた科野が部室のドアから顔を覗かせる。
愛染ミミカ:「あっ夜果里。写真あげといたよ」
科野夜果里:「嘘!?見るわ!」スマホを取り出そうとする。
科野夜果里:「こんなん永久保存版やん……!」学園都市版インスタを見ながら腹を抱えて大笑いしている。
一番ヶ瀬天志:「……落ち着け、大丈夫。妙な奴が来た所で、一撃をくれてやれば良い。俺の威厳は挽回できる……」
桜井亜衣良:「生徒会はバンガセくんの尊厳もちゃんと守るからね…!」
科野夜果里:「うち、今爆死してもええわ……」爆笑している。
池田真葵:「そういうこというと本当になりそうだからやめようよ……」
池田真葵:「ていうか洒落にならないというか……あっ」
池田真葵:「首輪は!?」
池田真葵:「ずっとここにいるけど大丈夫?」
愛染ミミカ:「ん?」やかましい警報が鳴り響いている
GM:話しているうちに首輪爆弾は警告音を発し、危険な赤色に輝いている。
池田真葵:「みんな音に慣れちゃったね」
桜井亜衣良:「ひゃーっ!」ミミカちゃんの背中を押す!
愛染ミミカ:「あ~……慣れてきて一瞬気付かなかった」
池田真葵:「さっきから鳴ってた~~~!」
池田真葵:「あわわわわ」
愛染ミミカ:「あれだよね。パチンコ屋の中にいると爆音でも気にならなくなるみたいな」
池田真葵:「絶対慣れないほうがいいよ~!」
科野夜果里:「あーね。ありがちなやつや」ヘラヘラ笑っている。
池田真葵:「笑ってる場合でもないよ~!行かなきゃ……ええと……」
科野夜果里:「あと七時間くらい……走るか……」
池田真葵:「どこでもいいからどこか行こう!」
一番ヶ瀬天志:「一撃……一撃だ……」 廊下の隅のほうで項垂れている
池田真葵:思わずダイスを一つ掴んで、その場を後にする。
科野夜果里:「落ち込んでる場合か!はよ走れ!」
GM:クリスタル囲碁相撲部の部員たちが走り去るキミたちを見送る。
GM:キミたちが危険な警告音に背を押されて駆け出したところでシーン終了だ。
GM:ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能だよ!
桜井亜衣良:ロイスは…そのままで!
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬の感情は息絶えそうですが、ロイスは保留で
一番ヶ瀬天志:調達は……
愛染ミミカ:ロイス保留でシューターズジャケットを買おう
愛染ミミカ:7DX+12>=13 魔眼アスピス
DoubleCross : (7DX10+12>=13) → 10[7,8,8,8,9,10,10]+9[3,9]+12 → 31 → 成功

桜井亜衣良:すごいっ
一番ヶ瀬天志:……アルティメイド服……
愛染ミミカ:買えました 装備して以上
池田真葵:すご!
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (81 → 83)
桜井亜衣良:www
一番ヶ瀬天志:3dx=>20
DoubleCross : (3DX10>=20) → 7[3,4,7] → 7 → 失敗

愛染ミミカ:女装にハマってる
桜井亜衣良:私もシューターズジャケットで。
一番ヶ瀬天志:ちがっ せ 性能が良いからだし
池田真葵:あってか 硬いやつのほうが守れる度あるかも
GM:ミミカさんの達成値やばい
池田真葵:ボディアーマー狙おうかな
桜井亜衣良:あ、そうか
桜井亜衣良:私もそっちにしようかな…?
池田真葵:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 2[2]+1 → 3 → 失敗

池田真葵:ぜんぜんだめ
GM:池田さん……
池田真葵:おわり~
桜井亜衣良:2DX+4+1@10>=12 調達
DoubleCross : (2DX10+5>=12) → 7[5,7]+5 → 12 → 成功

桜井亜衣良:買えた!着ます
GM:成功してる!
池田真葵:かわい~
GM:アーマー生徒会役員になりました
桜井亜衣良:ぬくぬくです


【交流シーン1】

GM:次のシーン!
GM:ここでは、PC同士の交流シーンをやっていこうと思います。
GM:ただひたすらに会話をしてもらうだけで判定などは発生しませんので登場の侵蝕率を上げる必要はありません。
GM:ただし、購入判定や情報収集も行えませんのでご注意ください。
GM:ロイスの取得や感情変更のみ可能になります。
GM:このシーンでは、アイラちゃんと一番ヶ瀬くんに登場してもらいます。
桜井亜衣良:はーいっ。
桜井亜衣良:1d0
DoubleCross : (1D0) → 0

一番ヶ瀬天志:1d0
DoubleCross : (1D0) → 0

桜井亜衣良:おそろい
一番ヶ瀬天志:偶然だろ
GM:シーンの場所としては、キミたちが一旦休憩するためにミミカさんたちと別れて寮の休憩スペースにやってくる感じにしようと思います。
GM:春風寮。学生たちの憩いの場として設けられているロビー。
GM:テレビやソファー、湯沸かし器なども置かれ普段は談笑する生徒の姿がよく見られる。
一番ヶ瀬天志:「ふう……」
GM:戦ったり走ったり体力を消耗しっぱなしだったキミたちは一旦首輪爆弾の主と別れて休息を取ることになった。
一番ヶ瀬天志:エメラルド・スプラッシュの粘液に、慣れぬメイド服での疾走、おじさん構文の迫撃などを受け身も心も疲弊した一番ヶ瀬であったが
一番ヶ瀬天志:ひとシャワー浴び、着慣れた清潔な衣服に着替えれば、随分と落ち着きを取り戻した様子であった。
一番ヶ瀬天志:最低限髪のセットだけはしたが、まだ身体は熱いようで、シャツの胸元は緩く、首からかけたスポーツタオルで汗を拭っている。
一番ヶ瀬天志:「待たせたな、桜井」 言うほど時間は経っていないが、ロビーに座っていた彼女に、そう声をかける
桜井亜衣良:自分も軽くシャワーを浴びた。少ししっとりめの髪はちゃんと二つにくくり、羽根はせわしなくパタパタ。制服は着こんでいるがほんのり肌だけ赤みが差している。
桜井亜衣良:「おつかれさま!」
桜井亜衣良:「おお…」同年代の男子の風呂上がりにちょっとおどおどする。
一番ヶ瀬天志:「全く、色々ありすぎたな……」
桜井亜衣良:「うん。なんかバンガセくん、来たときからヌルヌルだったし」
一番ヶ瀬天志:首元を拭きつつ、桜井を見てボタンを一つ閉じる 「あのエメラルド、グリー……スプラッシュ……? を追ってたからな」
一番ヶ瀬天志:「まさかそのままの流れでこんなに走らされ続けるとは思わなかった」
桜井亜衣良:座ったまま両脚をパタパタ揺らす。
桜井亜衣良:「飛べたら移動しやすかったのかもだけどね」
桜井亜衣良:ハリボテの片方は外して隣に置いている。
一番ヶ瀬天志:「そういうものでもないんだろ。大きさ的にも……あと、そう」
一番ヶ瀬天志:斜向いに座る 「片方だけだったな。なおさら飛ぶのは難しそうだ」
桜井亜衣良:「そうだね~。人に覚えてもらいやすいから、そこはいいかも」
桜井亜衣良:「……バンガセくんはさ」
一番ヶ瀬天志:「うん?」
桜井亜衣良:「アミューズさんだっけ。あのひととちゃんとお話しして止めるために来たんだよね」
一番ヶ瀬天志:タオルで頬を拭き、そのまま頬杖をつく。ハリボテの翼に視線を落として 「半分だな」
桜井亜衣良:「ん?」片方の羽根が揺れる。
一番ヶ瀬天志:「それが最善だ。あいつが自分で気付いてくれれば良いとは思ってるが……」
一番ヶ瀬天志:「いざとなったら『一撃』する。それが俺の……あいつがああなるまでに止められなかった、俺の責任だ」
桜井亜衣良:「ふふ。どんなだって、バンガセくんは友達で…向き合ってるってこと」
桜井亜衣良:「自分で気づくって、けっこう難しいよね」笑う。
桜井亜衣良:「ほら、あのメイド服のとき」
一番ヶ瀬天志:「…………」 言及されると、桜井に少し責めるような目を向ける
桜井亜衣良:「はは!ごめん、まじめな話です」
桜井亜衣良:「あのね、あのときバンガセくんが言ってたの」
一番ヶ瀬天志:「……分かってる。聞くとも」
桜井亜衣良:困ったように笑って。
桜井亜衣良:「わたしとか、まおいさんとかミミカさんとかさ」
桜井亜衣良:「ふつうに似合ってて、それぞれ素敵なんだって。だけどやっぱり見たことないものが目に入る」
桜井亜衣良:「わたしね、そういうの、気づけないの」
桜井亜衣良:「目立ちたがりやなんだな」おどけるように足を揺らす。
一番ヶ瀬天志:「目立ちたがり屋か。あまりそういう印象はなかったが……」
桜井亜衣良:「人にいいふうに見てもらいたい、みたいな。かんじなのです」
一番ヶ瀬天志:「……まあ、その羽があれば、どうしたって人の目は惹くからな。自然で、目立ちたがり屋でいられたということか」
一番ヶ瀬天志:「良いじゃないか。自分の中で理想の自分がある、ということだろ」
桜井亜衣良:ぱちくり、と瞬きをする。「ほほー」
桜井亜衣良:「そっか」
一番ヶ瀬天志:「無頓着でだらしがないよりずっと良い。良く見せたいということは、良くあろうとするということだろうし……何だ?」
桜井亜衣良:「ううん。そんなふうに考えたことなかったから、びっくりしたの」
桜井亜衣良:「バンガセくんもそうなの?」
桜井亜衣良:「いつもきっちりしてる」留めたシャツのボタンを見つめる。
一番ヶ瀬天志:「……そうだな。身だしなみもそうだし……俺の場合は、オーヴァードのエフェクトについてもだ」
桜井亜衣良:ふむ、と視線をボタンから上、顔、瞳に。
一番ヶ瀬天志:視線を感じ、少し目を逸らす。心持ち後ろめたそうに 「理想がある。そのためにはただ修練するだけでは駄目だと思って、アカデミアに来た」
一番ヶ瀬天志:「そういうものを積み上げて、目指すのは優秀な自分だ。俺は優秀でありたい」
一番ヶ瀬天志:「……まあ、今の自分より良く見られたい、という意味では、桜井と同じだ。恐らく……」
桜井亜衣良:「うん。それは、わかるかもって思った」
桜井亜衣良:「わたしの場合、アカデミアに来てからの方が、優秀な人をたくさん見るけどね」笑う。
一番ヶ瀬天志:「アカデミアに来てから……」
桜井亜衣良:「もちろん、バンガセくんもそのひとりです」
一番ヶ瀬天志:「良く見せることには成功しているみたいだ」
桜井亜衣良:「だって、わたしこんなにたくさんのオーヴァードと会ったことなかったもん」
一番ヶ瀬天志:「……その羽は」
一番ヶ瀬天志:「『外』ではどうにかできていたのか?」
一番ヶ瀬天志:桜井の背の片羽を見る。
桜井亜衣良:「んー、まあ目立っていたけど、みんなわたしを好きでいてくれたよ」
桜井亜衣良:「天使みたいねって」
一番ヶ瀬天志:「へえ……」 意外そうな目
桜井亜衣良:「でも、それって、わたしが素敵だからではない気がするな」
桜井亜衣良:「バンガセくんだって、そうじゃない」
一番ヶ瀬天志:「俺が?」
桜井亜衣良:「一撃をまだ見てないけど、わたし、きみがすごい人だなーって思うもん」
桜井亜衣良:「オーヴァードの能力とは別だよって、思うのです、わたしは。」
桜井亜衣良:「その上で別口でよく見られたい…は、わがままかもだけどさ~」また足をぶらつかせる。
一番ヶ瀬天志:「……俺は、お前のことをまだ良く知らない。桜井のオーヴァードとしての能力も、よく分かってはいないが」
一番ヶ瀬天志:「能力と関係なく、お前も良い人間に見えている。愛染に付き合っていること、科野をちゃんと助けようとしていること」
一番ヶ瀬天志:「何より、現状に満足せず、理想を見上げて努力しようとしていること。……そのために」
一番ヶ瀬天志:「天恵のように持ち得た翼で飛ぶのではなく、人間として努力を積もうとしていることは……」
一番ヶ瀬天志:「……そう」 少し躊躇して 「素敵なんじゃないか」
桜井亜衣良:目を細める。「……そっか」お湯の名残で赤い耳が、もう少し赤くなった。「ふふ」
桜井亜衣良:「素敵に見えてたらよかった」
桜井亜衣良:ハリボテの羽根を手に取り、背負う。色違い、形も違う二つの羽根がならぶ。
一番ヶ瀬天志:「……ふん」 誤魔化すように目をそらし、また首元を拭く
桜井亜衣良:「アミューズさんにもそう言ってあげたら、一撃とかいらないのかもよ」
桜井亜衣良:パタパタ。片方が揺れる。本当の羽根だけ。
一番ヶ瀬天志:「顔を見た時余裕があれば、もう一度話す」
桜井亜衣良:「うん。きっと、あのひとも、自分が素敵なことを分かってないんだろうから」
桜井亜衣良:「……あ」
一番ヶ瀬天志:「うん?」
桜井亜衣良:「そうだ」少し首を傾けるようにして、一番ヶ瀬くんを見る。「わたしのメイド、ちゃんとかわいかったかな?」
一番ヶ瀬天志:目を見開く。面食らった顔
桜井亜衣良:「そういう話だったじゃん!」
一番ヶ瀬天志:「いや……」 何か言おうとして、喉元で止まり、どこか拗ねたような表情で目線を落とし
桜井亜衣良:「それぞれ素敵なんだってさ」
一番ヶ瀬天志:「……お前のメイドの格好は、その……」
一番ヶ瀬天志:「…………」 頭を押さえ 「……いいか、桜井、お前、自覚があるか分からないが……」
桜井亜衣良:「はい?」
一番ヶ瀬天志:「お前は結構……動きがふわふわして、少し跳ねているような所がある」
桜井亜衣良:「羽根があるしね」
一番ヶ瀬天志:「そして、あのメイド服は……制服よりもスカートが薄く、短かったので」
一番ヶ瀬天志:「いっそうふわふわとしていた」
桜井亜衣良:「……?」
桜井亜衣良:「……!」
一番ヶ瀬天志:桜井を指差し、鋭く言う 「見ていないぞ」
桜井亜衣良:「わ」
桜井亜衣良:「わ~~……!?」
一番ヶ瀬天志:「見ていないが、非常に気が気ではなく」
一番ヶ瀬天志:「あまり正視していない。……見てはいないからな!」
一番ヶ瀬天志:力強く言うと、ぐっと立ち上がり、大股で自販機の方へ歩いて行く。
桜井亜衣良:それを見送り、立ち上がり、しなしなとしゃがみ込む。
桜井亜衣良:「え~~~……!?」
桜井亜衣良:「いやっだって…だって…でも…!?」
一番ヶ瀬天志:「ほら」
一番ヶ瀬天志:自販機でミネラルウォーターを2本買い(なぜか金欠なのだ)、1本を桜井に投げ渡す
桜井亜衣良:「ウォーター!?」目をグルグルさせながら受け取る。
一番ヶ瀬天志:「……か」
一番ヶ瀬天志:「可愛くはあった」 ぼそりと小声で
一番ヶ瀬天志:「だが、スカート丈には気をつけろ」
一番ヶ瀬天志:「そういうことだ」
一番ヶ瀬天志:早口で言い終えると、ボトルの蓋を開け、ごくごくと飲み始める。
桜井亜衣良:「は。…はあ……」グルグルした目のまま、ボトルを開ける。
桜井亜衣良:ごくごくと飲み、少しずつ目が戻る。
桜井亜衣良:頭を抱え、羽根がばっさばっさはためく。
桜井亜衣良:「……は」
桜井亜衣良:「恥ずかしい!!!」
一番ヶ瀬天志:「遅っそ……」
GM:その時、上階からドタドタという足音が聞こえてくる。
GM:どうやら再び起爆装置が動き始めたようだ。
GM:二人の休憩時間も終わりのようだ。


GM:シーン終了。
GM:購入判定はなし!ロイスの取得や感情変更のみあればどうぞ!
桜井亜衣良:一番ヶ瀬天志 〇信頼/脅威→一〇信頼/羞恥 これにしよう!
一番ヶ瀬天志:桜井亜衣良/○共感/ふわふわしている
GM:羞恥……一番ヶ瀬許せねえ……
GM:ふわふわ……一番ヶ瀬許せねえ……
GM:では、よさげなので改めてシーンは終了です!
桜井亜衣良:性格のことだな
桜井亜衣良:はーい
一番ヶ瀬天志:ダブル許せないになっちまった


【交流シーン2】

GM:ここでは、PC同士の交流シーンをやっていこうと思います。
GM:ただひたすらに会話をしてもらうだけで判定などは発生しませんので登場の侵蝕率を上げる必要はありません。
GM:ただし、購入判定や情報収集も行えませんのでご注意ください。
GM:ロイスの取得や感情変更のみ可能になります。
GM:このシーンでは、ミミカちゃんと真葵ちゃんに登場してもらいます。
愛染ミミカ:はーい
池田真葵:はい!
GM:振りたければこの0面ダイスを振ってもいいよ
池田真葵:1d0
DoubleCross : (1D0) → 0

GM:振ってる!
GM:シーンの場所としては二人が疾走しているとうっかり寮の大浴場に飛び込んでしまい、そこでのんびりお話してもらう感じにしようと思います。


GM:春風寮。大浴場。
GM:湯船には温かなお湯が満ち、浴場には湯気が漂う。
GM:まだ時間が早いため幸いにも生徒の姿はない。
GM:学園内を突っ走っていたキミたちは気が付くと寮の中を爆走しており
GM:そして、いつの間にか目の前には大浴場の扉があった。
愛染ミミカ:「は~、気持ちいー」
愛染ミミカ:スレンダーな白い裸体を惜しげもなく晒し、心地よさそうにシャワーを浴びている。
愛染ミミカ:「走って汗かいたとこだったし丁度よかったねー」
池田真葵:「ええ~……」
GM:心地良いお湯がキミたちの汗を洗い流す。
池田真葵:ビシャビシャになた服のままその場で立ってオロオロしている。
池田真葵:「いいのかな……ていうか……」
池田真葵:「見られてるんじゃないの……そんな……」
池田真葵:「そんなぱって脱いじゃうなんて……」
愛染ミミカ:「見たいなら見せてやればいいんだよ~」
池田真葵:「ええ……!?」
愛染ミミカ:「そんなに気にしてたらこの島でやってけなくない?」椅子に座り、しなやかな脚を伸ばして洗っている
池田真葵:「ミミカちゃんが開放的すぎるよ~……」
愛染ミミカ:「まおいちゃんが気にしすぎなんだって~」
GM:そう話しているうちにも跳ねたお湯や湯気で池田さんの衣服はしとどに濡れていく。
池田真葵:「でも……」キョロキョロする。ミニカーの姿はないし、煙がもくもくと上がり覆い隠れるような気がする。
池田真葵:観念した様子で、するするとその場で着衣を解いていく。
愛染ミミカ:「お~……」髪に指を通してトリートメントしつつ
愛染ミミカ:「なんかエロい」
池田真葵:汗と湯気でベタベタになったシャツを絞る。ぴちゃぴちゃと水が滴る。
池田真葵:「や……やめてよ~……」
愛染ミミカ:「え~、褒めてんじゃん」
池田真葵:「……」また少し躊躇してから、背中に手を回す。
池田真葵:左右からつまんで、カチャリと金具を外す。はらり、と双丘を支えていた布地が落ちる。
池田真葵:ゆるやかに張りのある稜線を描く裸身が露わになり、すぐに白い湯気で隠れる。
池田真葵:三度キョロキョロとあたりを見回して、気配がないことを確認してため息を吐く。
愛染ミミカ:洗い流した髪を絞るようにして水気を切りながら
池田真葵:「ふう~……」
愛染ミミカ:「まおいセンパイおっぱい大きいよね~」
池田真葵:「なんかどっと疲れ……」
池田真葵:「ミミカちゃん!?何言ってるの!?」
愛染ミミカ:「え、別にフツーでしょ」無遠慮に見ながら
池田真葵:「違うよ、私は背が大きいから……」
愛染ミミカ:「普段なんかしてんの?」
池田真葵:「普段……?」
池田真葵:「ええと。よく食べて、たくさん寝る……?」
愛染ミミカ:「すご、健康じゃん」
池田真葵:「ミミカちゃんは違うの……?」
愛染ミミカ:「ん?……や、あたしもそうか」
愛染ミミカ:「だからか」平均より豊かな胸を手で支えるように触れる
池田真葵:「うん、だってすごい……」全身を上から下に見て。「綺麗」
池田真葵:「肌とか、髪とか……違うよ!?」
池田真葵:「胸の話じゃないよ!?」
愛染ミミカ:「あ、そうなん?でもありがと」少し笑って「まおいちゃんもキレーだよ」
池田真葵:「うん……」裸身をちらちらと見ながら、目が一点に留まる。
池田真葵:この状況でも厳然とそこにある、ごつい首輪。
池田真葵:「それも……外せたら、もっとくつろげたのにね」
愛染ミミカ:「それな~」
GM:幸いにもまだ時間の猶予はあるらしく、起爆準備には入っていない。だが、物々しい首輪は確かにその存在感を主張している。
愛染ミミカ:「これ付いてるとめっちゃ洗いづらいよー」
池田真葵:ボディソープを少量とり、手で擦っている。「……うん。かぶれたりは大丈夫?」
愛染ミミカ:「ん。ちょっとこすれて痛いかも?まあ平気」
池田真葵:「……ミミカちゃんはさ」
池田真葵:「怖くないの?」
池田真葵:「そんな……爆発するかもしれないものを、急につけられて」
池田真葵:「こんな。急にこんな事になっちゃって」
愛染ミミカ:「ん」
愛染ミミカ:後ろ手にロングヘアを後頭部でまとめながら
愛染ミミカ:「そうだな~……」
愛染ミミカ:「まあ、なるようになるんじゃない?」平然と言う
池田真葵:「えっ?」
愛染ミミカ:「まおいちゃんも、アイラも、天志クンも手伝ってくれてるしさ。大丈夫っしょ」
池田真葵:「それは手伝うけど~……無いの?」
池田真葵:「もしダメだったら、どうしようとか」
池田真葵:「そうなったら、怖いなとか……」
池田真葵:「私だったら、怖くて、怖くて、しかたないよ」肌にこすりつけて、泡を立てていく。
愛染ミミカ:「もしダメで死んじゃったら、その時はその時かなあ」
池田真葵:「な……なんでそんな風に言えるの?」
池田真葵:「自分の命なのに……」
愛染ミミカ:「だって、突然死ぬかもしれないのって、首輪なんて付いてなくてもそうでしょ?」
池田真葵:「それは……」
池田真葵:「そうだけど……でも……」
愛染ミミカ:「オーヴァードに襲われるかもしれないし……隕石に当たるかもだし」
池田真葵:「だから、気にしてもしょうがない?」
愛染ミミカ:「うん。だからあたしは、普段からやりたいこと全部やって生きてるんだ」
愛染ミミカ:「死ぬ間際にアレやっとけばよかった~とか後悔するの、ヤじゃない?」
池田真葵:「……それはそうだけど……だけど……」
池田真葵:「だけど……やっぱり怖いって思っちゃうよ」
愛染ミミカ:「どっちかといえば、今はムカついてるかな」
池田真葵:「ムカ……?」脇の下を洗う手を止めて、意外そうに見る。
愛染ミミカ:「うん。人を脅して無理やり動かそうとするのって、キライなんだ。あたし」軽く首輪に触れる
愛染ミミカ:「あたしはなるべく自由でいたいし……他の人の自由を邪魔するのも、あんまりしたくない」
池田真葵:「……ミミカちゃんが怒ってるの、初めて見たかも」
池田真葵:目をパチクリさせる。
愛染ミミカ:「あはは、そう?」
池田真葵:「うん。いつもニコニコしてるから……」
池田真葵:「すごいな~、かっこいいな~って……」
愛染ミミカ:「あたしだって怒ることあるよ~。たとえばそうだな……」
愛染ミミカ:「……こういう時とか」上手いたとえが出なかった
池田真葵:「……あ、あんまり怒らないってことだよねっ」わたわたしながらフォローする。
池田真葵:「だけど、今回はそれでもムカついてる。そういうことだよね」
愛染ミミカ:「うん。誰かに縛られんの、好きじゃないから。力づくで誰かに言うこと聞かそうとする人とか、嫌かも」
愛染ミミカ:「でもそれで言ったら、まおいちゃんは縛る側か」
池田真葵:「……あっ」
池田真葵:「私が服装とかの話するの、嫌って思ってた……?」
池田真葵:「ごめんね……」縮こまる。
愛染ミミカ:「んーん。だってあたしが悪いし」
愛染ミミカ:「注意されて当然でしょ。や、直せって話だけどね」
愛染ミミカ:「てか聞いたことなかったな。センパイってなんで風紀委員とかやってるの?」
池田真葵:「うん……あのね、私たちは、力で押さえつけたいって思ってるわけじゃなくて……」
池田真葵:「あ……私?」
池田真葵:「あのね、えっとね」
池田真葵:「私……人前に出るのとか苦手で。話すのとか」
愛染ミミカ:「あー、わかる」
池田真葵:「分かられてる~……だけど、このままじゃ、ずっと出来なくて」
池田真葵:「ずっとずっと、苦手なままになっちゃうと思って」
池田真葵:「だから……風紀委員になれば、自分に自信がつくかもって思ったの」
愛染ミミカ:「苦手を克服するため?すごいじゃん!」
池田真葵:「あはは……まだ全然克服できてないんだけど」
愛染ミミカ:「イチネンホッキってやつ?えらいな~」
愛染ミミカ:「でも、変えようと努力してるってことでしょ?すごいよ」
池田真葵:「……うん。変わりたい、って思ってる」
池田真葵:「そうだ……そうだ!」
池田真葵:ばっと立ち上がる。
池田真葵:「私、変わらないと……!」
愛染ミミカ:「うお、なになに」
愛染ミミカ:「見えてる見えてる」
池田真葵:「見え……もう!」
池田真葵:「そういう事言わないでよ~!」ポカポカする。
池田真葵:「湯気あるもん!そもそもミミカちゃんしかいないし!」
愛染ミミカ:「だって~~」ポカポカされつつ
池田真葵:「……」
池田真葵:「……変わらなきゃな」
愛染ミミカ:「おー……なんか分かんないけど、すごいねまおいちゃんセンパイ」
愛染ミミカ:「あたしはそういうの全然だからさ。尊敬するよ、マジで」
池田真葵:「ううん。私、ミミカちゃんを尊敬してるの」
池田真葵:「そうやって、ちゃんとバシって言えて……あ、あとね」モジモジする。
池田真葵:「あの、私、特にね」
愛染ミミカ:「うん」
池田真葵:「男の人が苦手で……うまく喋れないんだ」
愛染ミミカ:「あ~」
池田真葵:「ミミカちゃんは、男の子の友達いっぱいいるよね?」
愛染ミミカ:「知ってる」
愛染ミミカ:「うん、いるけど?」
池田真葵:「どうやったら緊張しないようになるのかな……?」
愛染ミミカ:「え~……?」首を捻り
愛染ミミカ:「何で向こう行って休憩しなかったんかなと思ってたけど、そゆこと?」
池田真葵:「あ……うん」こくこくとして。
愛染ミミカ:「かわい~」笑う
池田真葵:「からかわないでよ~!」
愛染ミミカ:「ごめんごめん。え~、何だろうな~」
池田真葵:真剣な顔でずずいっと寄る。
愛染ミミカ:「うーん……」当人なりに真剣に考えて
愛染ミミカ:「緊張するってことはさー、つまり……」
愛染ミミカ:「発表会とかでっかい舞台でも緊張する人多いじゃん、あたしはしないけど」
池田真葵:「う、うん、すっごいする……」
愛染ミミカ:「それってさ、つまり失敗したり良いところ見せられなかったりが怖いわけじゃん?」
池田真葵:「うん、うん」
愛染ミミカ:「で、失敗なんて絶対するわけね~って思えるのが自信ってやつだと思うんだけどさ」
愛染ミミカ:「まおいちゃん、そういうの全然思えなそうだよね」
池田真葵:「む……無理だよそんなの!?」
池田真葵:「ぜったい無理!」
愛染ミミカ:「いや、でも大丈夫」肩に手を置く
池田真葵:「大丈夫……?どうして……?」
愛染ミミカ:「いい?まおいちゃん」
池田真葵:「うん」
愛染ミミカ:曇った鏡に指で図を書きだす
愛染ミミカ:「男子がかわい~って思うラインがここからここだとするじゃん」
池田真葵:「うん?」何の話か分かっていない。
愛染ミミカ:「で、まおいちゃんはすっごい可愛いから……」指を滑らせ
愛染ミミカ:「一番かわいく見える時がここで、最悪に大失敗した時でも、この辺」
愛染ミミカ:「わかる?まおいちゃんは何やっても『かわいい』のラインにいるんだよ」
池田真葵:「えっ……?」
愛染ミミカ:「だから、男子の前でどれだけ大失敗したとしても、それは実質失敗じゃないってこと。だってかわいいし」
愛染ミミカ:「だとしたら、緊張する必要なくない?」
池田真葵:「ミミカちゃん理論は独特だよ~……」
愛染ミミカ:「マジ?そうかな……」
池田真葵:「でも、そうだよね。うまく話せなかったらどうしようとか、そういうのがよくないってことだよね?」
愛染ミミカ:「うんうん、そういうこと」
池田真葵:「うまく話せなくても、別にいいんだって思えって。そういう事が言いたいんだよね」
愛染ミミカ:「そうそう、絶対相手『緊張してるまおいちゃんかわいいな~』って思ってっから」
池田真葵:「ええっ!?」
池田真葵:「なんかそう思われてると余計恥ずかしいよ……!」
池田真葵:「うう~……!」
愛染ミミカ:「え~?そしたらもうまおいちゃんの勝ちじゃん」
愛染ミミカ:「優位に立ってるわけだから、『かわいいですが……?』って思ってればいいんだよ」
池田真葵:「亜衣良ちゃんくらいかわいければできるかもだけど……」
愛染ミミカ:「は~?何言ってんの!まおいちゃんは超かわいいでしょ!怒られるよマジで」
池田真葵:「でもデカ女だって……」
愛染ミミカ:「デカ女のほうがよくない?かっこいいしかわいいじゃん」
池田真葵:「そうかな……」
愛染ミミカ:「そうだよ。あたしもまおいちゃんくらい身長欲しかったな~」
愛染ミミカ:「天志クンとかも絶対可愛いと思ってるから。かわいいし背高いしおっぱいデカ……って思ってるから、内心」
池田真葵:「ええ!?」
池田真葵:「や……やめてよ!」
池田真葵:「顔まともに見れなくなるじゃん!」
愛染ミミカ:「いいじゃん見せつけてやれば~」
池田真葵:「ようやくちょっとだけ慣れてきたかなって思ってたのに~……」
愛染ミミカ:「まおいちゃん、自分が緊張してるから気付いてないけど……」
愛染ミミカ:「実際は相手の男子のほうがキョドってるから、八割がた」
池田真葵:「そうなの……?」
愛染ミミカ:「そうだよ。自信持ちなって!」
池田真葵:「そっか。みんな人と話すときは緊張するんだ……」半分勘違いしているが。
池田真葵:「うん、頑張ってみる」
池田真葵:「ありがとう!ミミカちゃん。私、ミミカちゃんのこと……」
池田真葵:「絶対助けるからねっ!」
愛染ミミカ:「うんうん、ほどほどに頑張って~」笑って
愛染ミミカ:「てかこれ水掛けたら壊れない?」首輪にシャワーを直当てして
愛染ミミカ:警報音が鳴り響く「やば!」
池田真葵:「掛けてから言うの遅……わわわっ!」
GM:今までとは異なる剣吞な音が鳴り響く。
池田真葵:「首輪怒ってない……!?」
愛染ミミカ:「まだ服乾いてなくね?やば~、赤川くんが好きな感じのエッチなビデオみたいになっちゃうじゃん」
池田真葵:「エッチな……!もうっ!」
池田真葵:「だから女の子がそういうこと……」言いながら、自分の乾いてない服を見て。
池田真葵:「……も~~~!」
愛染ミミカ:「いや、ずぶ濡れのお姉さんが洗車するやつで……」言いつつ半脱ぎの状態で走っていく。
池田真葵:「ちゃ、ちゃんと着てから出ようよ~!」急いで乱雑に着替え直しながら、慌ててその後を追った。
GM:キミたちは大浴場を出ると、脱衣所に設置されているサラマンダーどうぶつの熱風で体や衣服をほどほどに乾かした。
GM:そして、自由に向けて再び走り出した。


GM:シーン終了。
GM:購入判定はなし!ロイスの取得や感情変更のみあればどうぞ!
愛染ミミカ:池田真葵 ○かわいい/心配 で取得します
池田真葵:ミミカちゃんにとるよ!
池田真葵:愛染ミミカ/憧れ:○/心配/ロイス
GM:かわいい!
GM:二人とも距離が縮まってよかった
GM:では、改めてこのシーンは終了です!


【ミドルフェイズ6】

GM:次のシーン!
GM:次は情報収集フェイズ後半になります。
GM:シーンプレイヤーはミミカさんにしようかな。
愛染ミミカ:出ます!
GM:他の人も調査がしたければ登場するといいでしょう。
愛染ミミカ:83+1D10-1
DoubleCross : (83+1D10-1) → 83+5[5]-1 → 87

桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10-1(→ 2)増加 (77 → 79)
GM:シーンに出る人はダイスを振って侵蝕率を上げてください。
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (73 → 78)
一番ヶ瀬天志:ハァハァ……あと少し¥
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (66 → 71)
池田真葵:まだなのかよ
桜井亜衣良:意外とまだだった
GM:全然80%に届かんな、こいつ
GM:本当にやる気があるのか
GM:調査可能な情報収集項目は次の3つ!
一番ヶ瀬天志:は、灰色の庭使えば80になるし……
・“コメディアン”を引きずり出す方法について〈情報:アカデミア、UGN〉難易度11
・“コメディアン”の正体について〈情報:アカデミア、裏社会〉難易度13
・闇カジノの所在地について【精神】難易度40 ※「Dロイス:工作員」の効果によって隠蔽されている。判定に失敗するごとに次のシーンでは難易度が5ずつ低下する(最低2)
GM:そんなわけで調べたいものから自由に調べるといいでしょう
桜井亜衣良:ふむふむ
一番ヶ瀬天志:<情報:アカデミア>はあるが、難しいのはムリだぜ……! 引きずり出す方法にしようかな
池田真葵:社会1でボーナスもないでーす
愛染ミミカ:無理そうだけど闇カジノの所在地行こうかな~
池田真葵:UGNなら3個振れる
池田真葵:ミミち失敗やつケアは?
桜井亜衣良:アカデミアならなんでもいけるかな
一番ヶ瀬天志:では池田ちゃんから先にやるがよいよ 池田ちゃんがうまくいったら正体を行こう
愛染ミミカ:そうしようかな
GM:強い
桜井亜衣良:あ、それいいかもー
池田真葵:じゃあ引きずり方法!
池田真葵:UGNコネ使うね
池田真葵:3dx+1>=11
DoubleCross : (3DX10+1>=11) → 8[1,5,8]+1 → 9 → 失敗

池田真葵:ダメだ……
GM:あっ、惜しい!
池田真葵:お金も足りないです
桜井亜衣良:バンガセくーん
GM:そんな……
一番ヶ瀬天志:では一番ヶ瀬
桜井亜衣良:万一なら学園天使もあるはある
一番ヶ瀬天志:コネ使用。引きずり出します
GM:おお、やる気だ
一番ヶ瀬天志:5dx+1=>11 <情報:アカデミア>
DoubleCross : (5DX10+1>=11) → 9[2,5,5,6,9]+1 → 10 → 失敗

池田真葵:おしい
GM:お、惜しい……!
一番ヶ瀬天志:これは財産1使って成功しよう
GM:おお、さすが!
桜井亜衣良:お金だ!
桜井亜衣良:やったー
池田真葵:3200円持ってる人!
愛染ミミカ:触手ヌルヌルは免れたか
GM:生々しい金額
一番ヶ瀬天志:残り財産2
桜井亜衣良:身体で払ってたんだ
一番ヶ瀬天志:失敗したら触手喰らうシステムだったのかよ
GM:そこそこ持ってた
一番ヶ瀬天志:先に言ってくれよそういうのは
桜井亜衣良:コメディアン”の正体について をじゃあやろう
池田真葵:あたしそれどうなるの
愛染ミミカ:天志クンだけ
池田真葵:よかった
桜井亜衣良:払ったんでしょうね
桜井亜衣良:あ、そうなんだ
桜井亜衣良:〈情報:アカデミア〉でいきます
一番ヶ瀬天志:い、著しい男女待遇差……
GM:がんばって!
桜井亜衣良:【ラッキーメダル:ホワイト】社会判定達成値+1と【学園通の友人】情報:アカデミアに判定ダイス+2
GM:だいぶ増えた
桜井亜衣良:4DX+2+1@10>=13 情報:アカデミア
DoubleCross : (4DX10+3>=13) → 6[2,3,5,6]+3 → 9 → 失敗

桜井亜衣良:ギニャ
桜井亜衣良:お金もない
GM:あっ、ダメか……!
愛染ミミカ:では私が
池田真葵:かなりきついわね ミミちだけ得意だから
GM:さすがのミミカ
池田真葵:やった~
桜井亜衣良:ミミカちゃーん!
愛染ミミカ:魔眼Aランクスペシャリストアスピス学園通の友人キリタニコネクションラッキーメダルホワイト
GM:長い
一番ヶ瀬天志:多い多い
池田真葵:スタバ?
桜井亜衣良:カスタムしてる
愛染ミミカ:6DX+14
DoubleCross : (6DX10+14) → 9[1,2,2,3,8,9]+14 → 23

愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (87 → 89)
池田真葵:固定値ゴツい
GM:こ、固定値だけで抜いてる!
愛染ミミカ:わかりました
桜井亜衣良:えぐいぜ
一番ヶ瀬天志:これがギャルのスタバ……
GM:完璧に分かった
GM:では、判明した二つの情報を公開します! 残る一つは次のシーンでまたがんばってくれ……!
GM:まずはこれ
“コメディアン”を引きずり出す方法について
 コメディアンはほとんどの時間を闇カジノのバックヤードにこもっており、カジノ内での揉め事なども"賭け太郎"の取立人に任せきりにしている。そのため、普通に闇カジノに向かうだけでは"コメディアン"に会うことはできない。
 潜入して誰かがギャンブルに勝ちまくって資金を根こそぎ奪うなどし、カジノの経営が難しくなるような状況に追い込めば、阻止するために"コメディアン"は表に出てくると思われる。
 カジノに潜入して誰かがNPCとの対決に勝利することでクライマックスフェイズに突入することができる。他の人たちは戦いに備えて客やバニーガール、ディーラーに扮して〈知覚〉判定で潜んでいなければならない。また、これらの判定を行うためには闇カジノの所在地を知る必要がある。
GM:ギャンブル対決とバニーガール対決が必要だ!
愛染ミミカ:やった~~~~
GM:この情報は以上!
池田真葵:バニーガール対決ではなくない?
愛染ミミカ:天志クンがんばってね
GM:対決はしないわ
池田真葵:まかせた
GM:では、次!
・“コメディアン”の正体について
 "コメディアン"の正体は仮野るかこという非オーヴァードの少女である。"普通演劇部"に所属する高校二年生で、他人を笑わせることを生きがいにしていた。かつて好奇心に負けて闇カジノにのめり込んで部費まで使い果たしてしまい、精神的に落ち込んで不登校になった。
 自分が弱い非オーヴァードの人間だからそのような失敗をしたのだと考えており、オーヴァードに対して強い劣等感を抱いている。その後にディオゲネスクラブのカルペ・ディエムに誘われ、一度途絶えた闇カジノの復興のために力を貸すようになったと思われる。
 また、かつては愛染ミミカという少女と親しい友人関係にあった。
GM:この情報は以上!
GM:では、情報共有をやっていきましょう!
GM:まずは最初にシチュエーションを決めてしまいますか
GM:ミミカちゃん、1d10を振りな!
愛染ミミカ:触手来い!
愛染ミミカ:1D10
DoubleCross : (1D10) → 5

5: 学園の事務仕事を淡々とこなす生徒会室に飛び込んだ。ひとまず生徒会長の雲雀宏一を轢き殺しはしたが、それはそれとしてキミの苦難は続く。
GM:生徒会室!
桜井亜衣良:会長・・・・・そんな・・・
GM:乗り込むか
池田真葵:殺人起きてる
GM:では、まずはシーンの描写からしていきますね~。


GM:オーヴァードアカデミア、生徒会室。
GM:会長席で眼鏡の青年がのほほんとお茶をすする。
雲雀宏一:「今日も学園は平和だなぁ」
GM:生徒会室の外で何やら走り回るような音がし、不審がった雲雀宏一は席を立つ。
桜井亜衣良:ばーん!と扉が開く。「会長!ここ使わせていただきます!」
雲雀宏一:「なんだかうるさいなぁ。今日はよさこい祭りだっ…ウワーッ!?」
GM:扉を開けようとしていた雲雀宏一が吹き飛ぶ!
桜井亜衣良:ちょうどよく机に椅子が四つあるので薦める。
池田真葵:「失礼しま……あれ?今誰か挟まなかった?」
愛染ミミカ:「会長やほ~……あれいなくない?」ぞろぞろ入ってくる
GM:壁に激突した雲雀宏一は昏倒し、ドアと壁の狭間で潰れ饅頭のようになっている。
池田真葵:「でもみんな落ち着いてるし……」何事もなかったかのように粛々と仕事をこなす生徒会をキョロキョロして。「気のせいかな」
桜井亜衣良:会長を取り出し安静に仕舞う。「大丈夫です~」
雲雀宏一:「…………」穏やかな顔をしたまま仕舞われる。
一番ヶ瀬天志:桜井の方を見る 「大丈夫なら良いが」
科野夜果里:「なんか今、仕舞わへんかった?」
一番ヶ瀬天志:アカデミア制服ではなく、私服のストライプシャツを着ている。
愛染ミミカ:「天志クンなんで着替えてんの?」
桜井亜衣良:「必要なものをちょっと…」
科野夜果里:「校則違反やん。風紀や、風紀」
池田真葵:「なんでってさっき……」
池田真葵:続きを言えずに俯く。
一番ヶ瀬天志:「それより」 話を断ち切る
一番ヶ瀬天志:「“コメディアン”について判明したことがある。次の動きにも直結する話だ」
池田真葵:「判明?」
桜井亜衣良:まじめな顔になって振り向く。
科野夜果里:「にっくき敵!」
愛染ミミカ:「マジ?聞きたーい」
一番ヶ瀬天志:遠慮なく椅子に座り、情報収集判定で分かったことをざっくり話します 「結局"コメディアン"がバックヤードからどうしたって出てこないのなら……」
一番ヶ瀬天志:「カジノ運営に激しい痛手を与えてやればいいんだ。責任者が表に出てこなければならないくらいの」
科野夜果里:「おお……」よく分からないが感心している。
池田真葵:「えっと……痛手って、どうすればいいのかな」
池田真葵:「カジノを壊しちゃうってこと?」
一番ヶ瀬天志:「正攻法で行くならギャンブルで勝ちまくる。あるいはカジノを破壊しまくるという手もあるかもしれんが、他に生徒がいるなら次善の手だな」
池田真葵:「おお……」
一番ヶ瀬天志:「他に生徒がいなければ壊してしまう方が楽には思うが。……俺の流儀ではないな」 攻撃があんまり撃てないので
科野夜果里:「うちのオカルト占いの出番というわけやな……」
池田真葵:「でも、それ、カジノで勝たないといけないんだよね?」
愛染ミミカ:「おお、役立ちそう」
科野夜果里:「当たるも八卦当たらぬも八卦」
桜井亜衣良:「む…」
池田真葵:「役立ってたら借金してないんじゃないかな……」
科野夜果里:「せやねん……」
一番ヶ瀬天志:「ま、結局はそうなる。何かイカサマでも仕込めれば良いんだが……」
愛染ミミカ:「アハハ!そうじゃん」
桜井亜衣良:考え込むようにしている。
池田真葵:「あ、あの、私もすごい弱いよ?」
一番ヶ瀬天志:「それともう一つ。結局、カジノの所在地が分からなければどうしようもない。……所在地の方は分からなかった」
科野夜果里:「真葵ちゃん、弱そう~」
一番ヶ瀬天志:「池田さんは破壊することになったら活躍してもらうことになるだろうか……」
愛染ミミカ:「あたしソシャゲのガチャなら強いよ」友人によくガチャだけ引かされる
池田真葵:「弱いです……」
科野夜果里:「やっぱり弱いんや……」
科野夜果里:「アイラちゃんはさっきから何を考え事してるん?」
桜井亜衣良:「…いえ。たぶん……」
桜井亜衣良:「賭けるなら、わたしがやるのがいいと思います」
一番ヶ瀬天志:「バーナム効果というやつだな。……桜井が?」
愛染ミミカ:「お~……」
愛染ミミカ:「意外な一面」
池田真葵:「亜衣良ちゃん得意なの?」
桜井亜衣良:「ひとつは、潜入してもばれちゃうのと。もうひとつは、目がいいのと」
池田真葵:「おお……確かに」羽を見て。
池田真葵:「確かに」つぶらな目を見る。
桜井亜衣良:「……あとでちょっとお話します。きっと…」その目を逸らそうとし、そのまま見る。
愛染ミミカ:「アイラ有名人だもんね~」
一番ヶ瀬天志:「……あまりギャンブルが得意なようには思えないが……」
桜井亜衣良:「そこの力にはなれると思うので」どこか沈んだ調子のまま、頷く。
一番ヶ瀬天志:「それでも、そうだな。他の面子は他の手段で潜入できるが」
池田真葵:「でも目がよかったら、ルーレットどこに落ちるとか分かるかもだし……」
一番ヶ瀬天志:「桜井だけはそうは行かないか」 その羽をみる
愛染ミミカ:「そだね。天志クンとかはバニー着ればいいけど」
一番ヶ瀬天志:「あれは視力というより力学の問題じゃないか」
一番ヶ瀬天志:「なんて?」
池田真葵:「あとトランプのマークドとか見つかるかも」
池田真葵:「バニー?」
愛染ミミカ:「天志クンとかはバニー着ればいいけど」
科野夜果里:「二回言ったね」
桜井亜衣良:「???」
科野夜果里:「そんなら、うちは囮役やるわ」
一番ヶ瀬天志:「…………」
愛染ミミカ:「えっ、どしたん急に」
桜井亜衣良:「だ、だいじょうぶだよ。ディーラーとかも…囮?」
科野夜果里:「多重債務者やし、少し騒げば取立人が一斉に追いかけてくるやろー」
池田真葵:「なんでそんな自慢げに……」
愛染ミミカ:「いきなりすごい殊勝になって……夜果里らしくなくない?」
科野夜果里:「いや、ここまで皆が一生懸命やのにうちだけ何もしないのも申し訳ないというか」
科野夜果里:「まあ……あるねん。そういう気分になることも」
一番ヶ瀬天志:(……逃げ回っている内に入れ替わったか?)
一番ヶ瀬天志:思うだけだが口にはしない 「まあ本人がやる気になっているなら」
一番ヶ瀬天志:「快く送り出してやろう」
池田真葵:「き、気をつけてね……?」
愛染ミミカ:「えらいな~。うりうり」顎の下を撫でている
科野夜果里:「やめろ!猫ちゃうわ!」
桜井亜衣良:「…とはいえ、場所もわからないし、……」
GM:ここまで科野を見捨てなかったボーナスとして判定時に〈知覚〉の難易度が低下するようになります。
桜井亜衣良:やったー
池田真葵:そんな言い回しなの
愛染ミミカ:やった~
桜井亜衣良:見捨てないでいてよかった
科野夜果里:「闇カジノの場所はな~、意地と根性で突き止めるしかないか~」
桜井亜衣良:「それに、そのコメディアンって人が、科野さんを捕まえたらひどいことするかもしれないですよ」
桜井亜衣良:「棒でグルグルする労働とか、そういうの」
池田真葵:「でも……そもそも」
池田真葵:「なんでコメディアンはずっとカジノから出てこないのかな?」
愛染ミミカ:「えーどうだろ、るかこそういうことするのかな~」
桜井亜衣良:「えっ?」
池田真葵:「正体もわからないんだし、外とか出ても……」
池田真葵:「?」
池田真葵:「ミミカちゃん、今、なんて?」
愛染ミミカ:頭の後ろで手を組んで「まあこんなことするくらいだし、するのかな~」首輪を軽く揺らして
桜井亜衣良:「いまはじめての登場人物がいませんでしたか?」
愛染ミミカ:「ん?」
愛染ミミカ:「天志クンとかはバニー着ればいいけどって」
一番ヶ瀬天志:「……るかこ? 何て?」
池田真葵:「私たち、コメディアンの話をしてたんだけど……」
一番ヶ瀬天志:「違う。戻りすぎだ戻りすぎ」
池田真葵:「そうじゃなくて~」
桜井亜衣良:この前までのシーンのログを読んでも、ない名前だ。
科野夜果里:「バニーの話はもうええねん」
愛染ミミカ:「だからアレでしょ?」
愛染ミミカ:「るかこでしょ?」
池田真葵:「そう、そのるかこちゃん?って」
池田真葵:「誰……?」
桜井亜衣良:「今の流れだと…」
桜井亜衣良:ミミカちゃん以外のみんなと顔を見合わせる。
愛染ミミカ:「え、仮野るかこだって。あたしら最初から追っかけて……」
池田真葵:「もしかして……コメディアンの正体なの……?」
愛染ミミカ:首を捻る
愛染ミミカ:「……あれ?」
桜井亜衣良:「え、ええええ!?」
愛染ミミカ:「言ってなかったっけ」
池田真葵:「ミミカちゃん、知ってたの!?」
科野夜果里:「フルネーム出しとるやん」
一番ヶ瀬天志:「……聞いていない」
池田真葵:「き、聞いてないよ~~~!」
科野夜果里:「さ、最初から!?」
一番ヶ瀬天志:「間違いなく聞いていない……俺は。いや、この様子だと皆だな」
愛染ミミカ:「え、ごめ~ん。言った気になってたわ~」
桜井亜衣良:衝撃に隣のバンガセくんの肩を掴んでめちゃくちゃ揺らす!
桜井亜衣良:「!?!?!?」
一番ヶ瀬天志:がくがくに揺らされるまま揺らされる。こちらも衝撃で愕然とし、ろくにリアクションができない。
愛染ミミカ:ここでRHOを公開したいです
GM:了解です!
GM:GMの方でRHOを貼りますね
Rハンドアウト(PC①) ロイス:“普通演劇部”仮野るかこ(かりの・るかこ) 推奨感情 P:純愛/N:悔悟
 キミは『笑い顔の男の仮面』を付けた怪人“コメディアン”の正体に気が付いている。以前、キミには仲の良い非オーヴァードの友人がいた。ある時、大事な話があると言われたキミが告白されるのだろうかと緊張していると、彼女から切り出されたのは「お金を貸して欲しい」という相談だった。酷く失望したキミはあっさりとそれを断った。
 それ以来、彼女はキミの前から姿を消し、学校にも来なくなった。“コメディアン”と名乗った怪人は口調や細かな仕草がその少女に似ていた。彼女のもとにたどり着き、今度こそしっかりとお互いの気持ちについて話さなければならない。それがキミの走る理由だ。
 〇キミはこのRハンドアウトの公開後、仮野るかこが「エネミーアイテム:仮面」を使用した時、その「エネミーアイテム:仮面」の効果を打ち消すことができる。この効果は1シナリオに1回だけ宣言することができ、仮野るかこに対するロイスがタイタスになっていた場合は使用不可となる。
GM:ミミカちゃん……お金持ってなかったんでしょうね……
GM:リバースハンドアウトが公開されたことにより、シナリオロイスを書き換えてください。
GM:また、次のシーンではミミカさんのハンドアウトシーンが発生します。
愛染ミミカ:コメディアン ○興味/食傷 を 仮野るかこ 興味/○悔悟 に変更します
GM:オーケー!
愛染ミミカ:情報収集で得たことも話し「いや~……最近見ないから、どうしたんだろって思ってたんだけどね」
愛染ミミカ:「まさかこんなことになってるなんてねー。全然想像もしてなかったわ」
科野夜果里:「そ、そら想像せんわ……」愕然としている。
池田真葵:「えっ!?じゃあ……」
池田真葵:「お友達がミミカちゃんに爆弾の首輪つけちゃったってことなの……?」
愛染ミミカ:「うん」あっさり頷く
桜井亜衣良:「な…なんで…?」
一番ヶ瀬天志:「……」 険しい表情
池田真葵:「イタズラで本当は爆発しませんとか……」
池田真葵:「そ、そういうの……?」
愛染ミミカ:「それは無いと思うけどな~」
愛染ミミカ:「いやー……何でだろうね?あたし全然わかんなくてさー」
科野夜果里:「普通に考えたらよっぽど恨まれとるってことちゃう……?」
愛染ミミカ:「そうなのかなー、やっぱ」
愛染ミミカ:「昔っからよく空気読めないとか言われるんだけどさ。だからこういうこと割とあって」
池田真葵:「……」
桜井亜衣良:「そんな……」
池田真葵:「……ミミカちゃん、誰とでもすぐ仲良くできるんだろうな、羨ましいなって」
池田真葵:「無邪気に思っちゃってた。ごめんね……?」
一番ヶ瀬天志:「……俺はそいつがどういう奴かは知らんが」
愛染ミミカ:「なんでまおいちゃんが謝んの~」笑って
池田真葵:「だって~……」
一番ヶ瀬天志:「どんな経緯であれ、このようなことをする奴を、どんな形であれ野放しにはできないだろう」
池田真葵:「うん……うん。それもそうだね」
一番ヶ瀬天志:「たとえディオゲネスクラブや仮面の影響があったとしてもだ。……俺にとってのニコと同じだな」
愛染ミミカ:「そうだね。それはそうだと思う」
桜井亜衣良:「……よかったら、その仮野さんのことも、聞かせてください」
桜井亜衣良:「あっ、今でなくても。そうしたら」
桜井亜衣良:「みんなで…もっと彼女とミミカさんとのこと、考えられるかもしれませんから」苦笑する。
池田真葵:「うん。どんな子で、何があったのか。最後に会ったときのこととか」
池田真葵:「そういうことを、話してよ」
愛染ミミカ:「ん、いーよ。勿論」
愛染ミミカ:「いつ頃だったかな、あれ……」
GM:ミミカは懐かしむように話を始める。


GM:シーン終了。
GM:購入判定やロイスの取得、感情変更が可能ですよ!
愛染ミミカ:メイド服(バニースーツ)買ってあげるからちゃんと着てね
桜井亜衣良:科野夜果里 尽力/呆れ〇→〇尽力/心配に。
GM:買うのか……
一番ヶ瀬天志:ヒ……
一番ヶ瀬天志:……お願いします……
GM:買ってもらうのか……
愛染ミミカ:魔眼アスピス、コネ手配師使用
愛染ミミカ:7DX+14>=20
DoubleCross : (7DX10+14>=20) → 10[1,2,3,6,8,8,10]+3[3]+14 → 27 → 成功

愛染ミミカ:買ったよ 着てね
GM:め、めちゃくちゃ成功してるじゃん!?
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (89 → 91)
桜井亜衣良:すげえ
GM:本当にバニーを着ることになってしまった
池田真葵:着せたすぎるじゃん
GM:クライマックス戦闘の光景が大変なことになる
一番ヶ瀬天志:はい……一バニーヶ瀬天志になります……
桜井亜衣良:えっと‥‥じゃあ何買おうかな…
池田真葵:防具はみんな揃い民か
桜井亜衣良:もっとも必要なものがいま手に入った
池田真葵:セットアップも全員埋まってるし……
桜井亜衣良:照準器とかそのへん買う?
池田真葵:かな?
池田真葵:照準器狙ってみよう
GM:宇宙船でも買います?
池田真葵:1dx+1>=15
DoubleCross : (1DX10+1>=15) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

桜井亜衣良:照準器にしよう~私も
池田真葵:まあダイス1だから無理なんですが…… おわり!
桜井亜衣良:2DX+4+1@10>=15 調達
DoubleCross : (2DX10+5>=15) → 7[2,7]+5 → 12 → 失敗

GM:終わった……
池田真葵:がんばった
GM:アイラちゃん、惜しい
桜井亜衣良:がんばったが
一番ヶ瀬天志:やれやれ……任せておきな
GM:ダメか
GM:まさか替えのメイド服を
一番ヶ瀬天志:3dx=>15 照準器
DoubleCross : (3DX10>=15) → 8[7,7,8] → 8 → 失敗

GM:違った
桜井亜衣良:そういえばバンガセ君手番まだだった…
一番ヶ瀬天志:だめです 以上
桜井亜衣良:買ったかと思ってた
桜井亜衣良:はーい!
桜井亜衣良:バニー服のみ
GM:手元に残ったのはバニー服のみ……
GM:では、改めてこのシーンは終了です!


【ハンドアウトシーン:愛染ミミカ】

GM:次のシーン!
GM:次は、ミミカちゃんのハンドアウトシーンになります。
愛染ミミカ:はーい
GM:このシーンは、るかこの部活動の手伝いをしていたキミが、彼女からの告白を聞いて別れることになるシーンです。
GM:まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:それは、新入生の入学シーズンも近付いた春先のことだった。
GM:進級を間近に控えたキミは、友人の仮野るかこの部活動の手伝いをしていた。
GM:新入生歓迎会の準備だとのことで、キミは彼女と一緒に演劇のポスターを貼って回っていた。
GM:キミと同じくらいの背丈をしたショートカットの少女が微笑みかける。胸の大きさは控えめだ。
仮野るかこ:「いやー、手伝ってもらっちゃって悪いね、ミミカ」
愛染ミミカ:「別にいいよ、丁度ヒマだったし」ポスターの束を抱えている
愛染ミミカ:「てかこれどんだけ貼るの?」
仮野るかこ:「そりゃもう学園中によ!」
仮野るかこ:「なるべくたくさんの人に見にきてもらいたいしね」
愛染ミミカ:「やば~、やる気MAXじゃん」ケラケラ笑う
仮野るかこ:『裸の王子様』と書かれたポスターを広げる。どうやら喜劇のようだ。
愛染ミミカ:「これ次の劇なんだよね。どんなん?」
仮野るかこ:「これはね、幕末に生まれたリョーマという少年がお笑いを武器に日本の夜明けを目指す話なんだ」
仮野るかこ:「今回も脚本はあたしが書いたんだ。ウケるといいんだけどな~」
愛染ミミカ:「えー、なんか面白そうじゃん」
愛染ミミカ:「るかこは出んの?」
仮野るかこ:「あたしは裏方! ミミカみたいに美人じゃないからな~」
愛染ミミカ:「いやいや、全然いけるっしょ」
仮野るかこ:「ほほう、このあたしの魅力にお気付きか……」薄い胸を張る。
愛染ミミカ:「髪とかこう……」額に手を当て指を通して「前髪重いかも。せっかくキレーな顔立ちしてんだからさ」
仮野るかこ:「あっ、ちょ!? ミミカ!?」照れて顔を真っ赤にする。
愛染ミミカ:パッと離す「まあでも面白そうだし、見に行こかな~」
仮野るかこ:「近いっ……ていうか、良い匂いする……!」
仮野るかこ:「本当!? ミミカが見に来てくれるならますます準備頑張るからね!」
愛染ミミカ:「うん。本番この日?」ポスターを見て「開けとくわ」
仮野るかこ:「ま、マジか。ガチじゃん……」
仮野るかこ:「それだったら今からでもあたしの役を作って……いや、さすがにそれは無茶か……」
仮野るかこ:ブツブツと呟いて考え込む。
愛染ミミカ:「テンパりすぎ~」笑う「じゃあ次のやつは出てみたら?また見に行くからさ」
仮野るかこ:「そ、その次も見にきてくれるつもりなの……!?」
愛染ミミカ:「ん?まあるかこが出んならね。フツーに見てみたいし」
仮野るかこ:「お、おお。おお……」挙動不審になる。
仮野るかこ:「てかさ。ミミカ、なんでいつもあたしにそんな優しくしてくれるわけ?」
愛染ミミカ:「なんでって……」首を傾げ「……なんで?」
仮野るかこ:「ゆーて、あたしこんなんよ。オーヴァードでもないし、陰キャだし」
仮野るかこ:「もしかしてあたしのこと好きなんかー?」
仮野るかこ:おどけるように言う。
愛染ミミカ:「ん?まあそーね」
愛染ミミカ:「フツーに好きだけど」
仮野るかこ:「へ……?」
仮野るかこ:「あ、あははは。ミミカ、そういうことあんま言っちゃダメだよ。あたしみたいな童貞が言われたら勘違いするからね」
愛染ミミカ:「そうなん?」よく分かっていない顔「ごめん。まあでも嫌いなやつと一緒にいなくない?」
仮野るかこ:「こちとら彼氏いない歴=年齢やぞ~」笑いながら言う。
仮野るかこ:「お、おお……」その返答に固まる。
愛染ミミカ:「てか、特に優しくしてるつもりもないしなー。そういうのめんどくない?」
愛染ミミカ:「あたしはやりたいことやってるだけだよ」
仮野るかこ:「いや、めっちゃ優しいって! それが優しいの!」
仮野るかこ:「ミミカよ~。その優しさを悪い人の利用されないようにするんだよ。お母さんは心配ですよ」
愛染ミミカ:「え~そうかな……まあいいけど」
仮野るかこ:「都会は怖いところだからね~」
愛染ミミカ:「ここ都会じゃなくね?」
愛染ミミカ:「だいじょぶだよ、めんどいことには巻き込まれないようにしてっから。めんどいし」
仮野るかこ:「あはは。ミミカらしい~」
仮野るかこ:「……ありがとね。ミミカ」
愛染ミミカ:「ん?」
愛染ミミカ:「ポスター?」
仮野るかこ:「そう、ポスター」
仮野るかこ:そういうことにしておこうと思った。
愛染ミミカ:「いいって言ったじゃん~」笑って「義理堅くてウケる」
GM:ポスターを抱えて歩いているうちにキミたちは満開の桜の樹の下を通りかかる。
愛染ミミカ:「あ、じゃあジュースでも奢ってもらおかな。喉乾いた」
仮野るかこ:「人を笑わせるのがあたしの趣味だからね」
仮野るかこ:「あ、いいよ。ポスターのお礼。いくらでもおごるって!」
GM:風に乗って桜の花びらが舞い散る。
愛染ミミカ:「やった。お、桜」足を止める
仮野るかこ:「桜、すげ~!」
愛染ミミカ:「キレーじゃん。るかこ寄って寄って」スマホで桜をバックに一緒に自撮りする
仮野るかこ:「えっ、おっ。だから、近いって……!」顔を真っ赤にしながらスマホのカメラに映る。
仮野るかこ:「本当、こんなんあたしみたいな童貞は勘違いするわ!」
愛染ミミカ:パシャ、とシャッター音。笑顔のミミカと照れた顔のるかこが写真に収まる。
愛染ミミカ:「いぇーい。送っとくね」
仮野るかこ:「うわ~、クソはずい。自分の写真映りの悪さに定評のあるあたしです」
愛染ミミカ:「いいじゃん、これはこれでかわいいって」
仮野るかこ:「これはこれでって付いてるじゃん!」
仮野るかこ:「混じりっけなし、純粋100パーセントがいいのよ、あたしは。オレンジジュースみたいな」
愛染ミミカ:「アハハ!乙女じゃん」
仮野るかこ:「まあ、美少女ですから?」わざとらしく髪をかき上げる。
愛染ミミカ:「そーだよ。自信持て~」
仮野るかこ:「まさかの推進派かよ」
仮野るかこ:「ツッコミ待ちだったんだけどな~」
仮野るかこ:ぼんやりと満開の桜の樹を見上げる。
愛染ミミカ:「まああたし他人の顔とかあんま気にしないからな、ぶっちゃけ」
仮野るかこ:「おっ、これはあたしもワンチャンあるな」冗談っぽく言う。
仮野るかこ:「ワンチャンニャンチャン……」
愛染ミミカ:「別によくない?顔とかオーヴァードとか陰キャとかさ、関係ないじゃん」
愛染ミミカ:「るかこはあたしの友達だよ」
仮野るかこ:「あ……いや、その……」真っ赤になる。
仮野るかこ:「本当……よくそういうことを真顔で……」
愛染ミミカ:「おっ、ドキドキしてる」目を細めて微笑する「かわい~」
仮野るかこ:「バカ! 誰のせいだと思ってんだ!」
仮野るかこ:「あのさ、ミミカ。学園のなんとか伝説……銀河英雄伝説?聞いたことある?」
愛染ミミカ:「あー、知ってる知ってる。城田くんから聞いた」
愛染ミミカ:「あの~アレでしょ?」
愛染ミミカ:「ヤンが死ぬんでしょ?」
仮野るかこ:「ヤン、死ぬの!!?」
仮野るかこ:「あたし、まだ二巻までしか読んでない……」
愛染ミミカ:「なんか違ったっぽいな」
仮野るかこ:「それじゃなくてね。すごいネタバレされてビックリしたわ」
仮野るかこ:「アカデミアにある伝説の木の下で告白したカップルは永遠に結ばれるんだって」
仮野るかこ:「……さらっとハズいこと言ったな、あたし」顔を背ける。
愛染ミミカ:「えぇ~~~、マジ?」
仮野るかこ:「マジよ、マジ」
愛染ミミカ:「アカデミアって出来てそんな経ってないのに……伝説……?」
仮野るかこ:「伝説らしいよ」
愛染ミミカ:「そうなんだ……」
仮野るかこ:「まあ、この手の話は尾ヒレや背ビレや胸ビレが付くものだから」
仮野るかこ:「でも、結構噂自体は信憑性があるらしいんだよね~」
愛染ミミカ:「へ~……」
愛染ミミカ:「つか伝説の木ってどこにあんの?」桜の木を見上げ「もしかしてこれ?」
仮野るかこ:「これがそうらしいよ。すごい偶然やんね」
愛染ミミカ:「マジでそうだった」
仮野るかこ:「ケラススっていうんだって。本にも載ってた」
仮野るかこ:ゆっくりと視線を戻し、キミの方を真っ直ぐに見つめる。
愛染ミミカ:「ほえー、マジか。本に載ってたならそうなんだろうね……」
愛染ミミカ:「?」
愛染ミミカ:視線に気付き、そちらを振り向く。
仮野るかこ:「あ、あのさ、ミミカ。大事な話があるんだけど……」
愛染ミミカ:「ん。どした」
仮野るかこ:「その、さ……」
仮野るかこ:その時、瞳に不安の影がよぎる。
仮野るかこ:「あー……」
愛染ミミカ:「るかこ」
愛染ミミカ:穏やかな声で
愛染ミミカ:「言ってみ?」
仮野るかこ:「…………」
仮野るかこ:「ミミカ。お金貸してくんない?」
愛染ミミカ:「……」
仮野るかこ:「三十万……いや、それが無理だったら三万円でもいいんだけど」
愛染ミミカ:「ん?」首を傾げる
仮野るかこ:早口でまくし立てるように言う。
愛染ミミカ:「……あははは!」爆笑する
仮野るかこ:「あ?え?ん?」笑い声を聞いていっそうパニックになる。
愛染ミミカ:「あはは……は~…… いや、今絶対告られる流れだと思ったわ」
仮野るかこ:「あ、いや!その、あたしもさ!そういう……でも、思い出しちゃって……お金ないとちょっとヤバくてさ……!」
仮野るかこ:「本当、台無しだよね!ごめん!」
愛染ミミカ:「ん、お金ね。いいよ、いくらだっけ?」財布を取り出す
仮野るかこ:「あ、三万円……できれば三十万……」
愛染ミミカ:「三万ね。しょうがないなー」財布を探り
愛染ミミカ:「ちゃんと返すんだぞ…… ……?」
仮野るかこ:「おう、三万円でも全然……」
愛染ミミカ:がさがさと中身を漁り、逆さにして振る。
仮野るかこ:「ミミカさん?」
愛染ミミカ:十円玉が2枚と一円玉が3枚落ちてくる。
愛染ミミカ:「アハハ!ごめんるかこ」
愛染ミミカ:「23円しか持ってなかったわ」
仮野るかこ:「…………」
仮野るかこ:「あ、あはははは」乾いた声で笑う。
仮野るかこ:「そ、そっか。そうだよね。嫌に決まってるよね。友達にいきなりお金貸してなんて言われてさ」
愛染ミミカ:「そういや丁度服買ったんだったわ」
愛染ミミカ:「何か困ってるなら……あれ、どしたのるかこ」
仮野るかこ:「いいよ!そんな嘘吐かなくて!」
仮野るかこ:「嫌なら嫌って言ってよ!」
愛染ミミカ:「えっ……?」
愛染ミミカ:瞬きする
仮野るかこ:「いや……最低なのはあたしの方だよね……」
仮野るかこ:「ミミカにそんな噓まで吐かせてさ……」
愛染ミミカ:「……るかこ?何、どしたの」
仮野るかこ:ポロポロと涙がこぼれる。
仮野るかこ:「ごめん。本当にごめん……」
愛染ミミカ:「ちょ……るかこ……?」
仮野るかこ:「あたしが、もっと強い人間だったら……」
仮野るかこ:「ちゃんと言いたいことも言えたし、ミミカにそんなこと言わせずに済んだのに」
愛染ミミカ:バッグからハンカチを取り出し「いやいやいや、何、どうしたの」
愛染ミミカ:「全然わかんないけど、とりあえず落ち着きなって。ほら……」
仮野るかこ:「やめて!」その手を振り払う。
愛染ミミカ:「あ……」
仮野るかこ:「ミミカに優しくされると……今は余計に惨めな気持ちになるから……」
愛染ミミカ:ひらりとハンカチが床に落ちる。
仮野るかこ:「ごめん。本当にごめん……」
愛染ミミカ:「……」珍しく当惑した顔をして「るかこ……?」
愛染ミミカ:「ねえ、本当にどうしたの」
愛染ミミカ:「何かあったなら聞くからさ。話してよ」
仮野るかこ:瞳に涙をたたえたままキミを睨む。
仮野るかこ:「……要らない。ミミカなんて嫌いだ」
仮野るかこ:「……あ、あたし」
仮野るかこ:言った後にハッとしたような顔になる。
仮野るかこ:「……もう、あたしに関わらないで」
愛染ミミカ:「……」
愛染ミミカ:いつも楽しげな瞳に、僅かに哀しみの色が浮かぶ。
仮野るかこ:その瞳を見て一瞬だけ辛そうな顔をするが、制服の袖口で涙を拭う。
仮野るかこ:「じゃあね」キミを押し退けて立ち去る。
愛染ミミカ:「あ……」
愛染ミミカ:引き留めることも追いかけることもできず、ただ遠ざかっていくその背を眺めて立ち尽くす。
愛染ミミカ:どうしてこんなことになってしまったのかは分からなかった。ただ、『またやってしまった』という思いがあった。
愛染ミミカ:きっと自分で知らないうちに、彼女を深く傷つけてしまっていたのだろう。これまでに何度もあったことだ。そんなつもりは少しも無かったのに。
愛染ミミカ:それが彼女の選択だというなら、引き留めるわけにもいかなかった。却ってもっと傷付けてしまうかもしれないのが怖かった。
愛染ミミカ:自分は自由でありたいと思っている。実際にそうしているし、その在り方に後悔もしていない。
愛染ミミカ:けれど今は、仲のいい友達が一人減ったことが、ただ悲しかった。
GM:それから数日後。学内に貼られたポスターには「公演中止」と赤色の文字で大きく書かれていた。
GM:シーン終了。


【ミドルフェイズ7】

GM:次のシーン!
GM:次は、ミミカちゃんの話を聞いたキミたちが改めて最後の情報収集に挑むシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは侵蝕率的に池田さんにするかな。
GM:他の人も判定に挑戦したい場合はシーンに登場するといいでしょう。
池田真葵:はーい
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (71 → 78)
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (78 → 82)
愛染ミミカ:侵蝕高いけど……出るかァ~
一番ヶ瀬天志:ヤッホオオオオ
桜井亜衣良:おお
GM:ようやく時が来た
桜井亜衣良:撃じゃん
一番ヶ瀬天志:一撃! 一撃!
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10-1(→ 2)増加 (79 → 81)
愛染ミミカ:あっ一撃
GM:今撃て
桜井亜衣良:私も撃れる
愛染ミミカ:91+1D10-1
DoubleCross : (91+1D10-1) → 91+10[10]-1 → 100

池田真葵:ひえ……
愛染ミミカ:ぐえ~~~~っ
桜井亜衣良:ヒー
愛染ミミカ:なんでこんな……
GM:ミミカちゃん、一気に上がった!
GM:あまり無理はするなよ……
池田真葵:思い出しあがり
一番ヶ瀬天志:悲しみ
桜井亜衣良:まおいバリアしまくろ
池田真葵:無限にするね
GM:というわけで、最後に残ってる情報収集項目はこちら!
・闇カジノの所在地について【精神】難易度40
GM:マジで頑張って突破してください
一番ヶ瀬天志:やるか……レミングスめいてな
桜井亜衣良:精神は1!
一番ヶ瀬天志:なんか技能足してもいいんだっけ
GM:1!
池田真葵:精神だから無理ぽい
愛染ミミカ:きびし~
一番ヶ瀬天志:駄目とはね では振っていくぞ
GM:情報収集で達成値を増やせるみたいな能力があればいける
一番ヶ瀬天志:7dx=>40
DoubleCross : (7DX10>=40) → 10[3,5,5,5,8,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

池田真葵:がんばった
一番ヶ瀬天志:死……
GM:一回は回ったが……!
GM:失敗したので次のシーンで難易度5は下がる
池田真葵:このシーンは難易度継続なのか……
愛染ミミカ:シーンごとか!
GM:このシーンは継続です
桜井亜衣良:むー!
愛染ミミカ:やべ~ 出ないでよかったかも
GM:こうしてミミカさんが爆死するまでのリミットが近付いていく
桜井亜衣良:学園天使フルで15はできるけど…
桜井亜衣良:振ります~
GM:どうぞ!
桜井亜衣良:3DX+0+0@10=>40 精神
DoubleCross : (3DX10>=40) → 7[5,6,7] → 7 → 失敗

桜井亜衣良:うむ
GM:さすがにダメか……!
愛染ミミカ:情報じゃないから+7しかできない
愛染ミミカ:侵蝕やばいし……素振りするか
池田真葵:そうしよ!
桜井亜衣良:うむ
GM:一応情報収集ではあるが、技能が〈情報:〉じゃないから……
愛染ミミカ:6DX>=40
DoubleCross : (6DX10>=40) → 10[2,6,8,9,9,10]+3[3] → 13 → 失敗

愛染ミミカ:だめ~
GM:ミミカさんにも弱点はあった
池田真葵:回るのえらすぎるが……
桜井亜衣良:えらすぎる
GM:届かない……!
桜井亜衣良:ちゃんまお~
池田真葵:これは……そうですね さすがにミミカちゃんがキツいか
池田真葵:RHOを……開けます
桜井亜衣良:おお!?
GM:真葵ちゃん!
GM:では、GMの方から貼りますね
池田真葵:はーい
一番ヶ瀬天志:何ィ……
Nハンドアウト(PC③) ロイス:“風紀副委員長”エリザベス・ホルモウニング 推奨感情 P:友情/N:不安
 キミと風紀委員の仲間のエリザベス(通称リズ)は闇カジノのことをよく知っている。かつて闇カジノの噂を聞き付けたキミたちは学園の風紀を守るために二人だけで乗り込み、二人してギャンブルにどハマりして多額の借金を作った。
 そして借金のカタに、闇カジノには絶対に手出ししないことを約束させられた。事件の調査を始めたことを悟られればキミたちの汚名は世間に公表されてしまうだろう。リズは事件のことは隠して欲しいとキミに懇願した。風紀のためか、友人のためか。キミはどう決断すべきだろうか。
〇このRハンドアウトの公開後、キミが情報収集判定を行う直前に宣言することができる。その情報収集判定は達成値に関わらず自動成功となる。この効果は1シナリオに1回まで宣言することが可能。
 また、キミはクライマックスフェイズ終了時までこのRハンドアウトを公開しないことを選択してもよい。そうした場合、キミとリズが闇カジノに関わっていたという事実はエンディング時に全て隠蔽される。
愛染ミミカ:な……何やってんだ!!!
GM:闇カジノの場所を知ってた女!
桜井亜衣良:どハマりすなーー!
一番ヶ瀬天志:オイオイオイ
池田真葵:情報収集前に使用を宣言します。
GM:許可します!
池田真葵:場所について判定。自動成功させるよ
GM:では、難易度40の判定は自動成功となります!
GM:情報を公開します
・闇カジノの所在地について
 現在の闇カジノは学園都市の郊外にある「ニコニコランド」という寂れたゲームセンターの地下に作られている。その裏口の階段から密かに人が出入りしているようだ。この寂れたゲームセンターは元はニコ・アミューズというレネゲイドビーイングの本体でもあったが、スマホゲームなどが普及した今ではほとんど訪れる生徒はいなくなっている。
 この場所に向かうことで、"コメディアン"を引きずり出すための判定が行えるようになる。
GM:この情報は以上!
GM:池田さんはリバースハンドアウトを公開したことでシナリオロイスを書き換えてね!
池田真葵:はーい エリザベス・ホルモウニング/庇護:○/不安 で。
GM:また、次のシーンでは池田さんのハンドアウトシーンが発生することになります。
GM:では、このシーンは折角なので闇カジノの場所へと向かいながら諸々の事情について話してもらいますか。


GM:キミたちは首輪爆弾の警告音をバックにミミカの過去の友人との話を聞いた。
GM:そんな話を聞きながら、警告音に追われるキミたちは学園都市の郊外の方へと駆けていた。
GM:市街区の外側に向かうにつれて徐々に人通りも減り、街並みも閑散としてくる。
池田真葵:「そんなことが……」小走りながら器用にショックを受けている。
桜井亜衣良:「………てことは、その場所に変わる前の被害者だったわけですね、仮野さんは」
科野夜果里:「なんかそれはそれで可哀想やね……」
一番ヶ瀬天志:「それで愛染に金を借りようとして……」
池田真葵:「思ったよりも、みんな被害に遭ってるんだ……」
科野夜果里:「うちだけじゃなかったんやなぁ……」
桜井亜衣良:「だったんですね………」
一番ヶ瀬天志:次ぐ言葉は口にしない。その心の動きは、想像しかできない。
愛染ミミカ:「うん。あたし、全然知らなかった」《軽功》《魔王の玉座》で軽々と走りながら、《軽快なる積荷》で周囲も軽くしている
愛染ミミカ:「だから……そだね」
愛染ミミカ:「もう一回、るかこに会いたいな」
愛染ミミカ:「会って、ちゃんと話さなきゃいけない気がする」
桜井亜衣良:「はい。わたし……わたし、それに協力したいです!」
愛染ミミカ:「ありがと」笑って「るかこがどうしてこんなことするのか。あと……」
愛染ミミカ:「あの時マジでお金無かったんだって言わなきゃ」
科野夜果里:「それはそれでどうなん?」
一番ヶ瀬天志:「いや、はっきりさせておくべきだろう。そこもな」
科野夜果里:「そ、そうか……」
桜井亜衣良:「嘘つくような人じゃないのは」
一番ヶ瀬天志:「何一つ曖昧な所をなくして、その上で……ちゃんと互いに向き合うしかない」
桜井亜衣良:「ここまででも、わたしたち知ってますもん」
愛染ミミカ:「うん。バイトの給料入るまで人のおごりでしか食べてなかったから、マジで」
科野夜果里:「せやなぁ」
桜井亜衣良:「そ……そんなに!る」
科野夜果里:「ミミカちゃんの生き方の方が問題ちゃう?」
一番ヶ瀬天志:「それでもギリギリやっていけそうだもんな……」
桜井亜衣良:「でも……それだけツテがあるミミカさんでも」
桜井亜衣良:「わからなかったんですよね……場所」
愛染ミミカ:「そうなんだよね~~。前にカジノの話聞いた知り合いも……」
愛染ミミカ:「全然見つかんなくて。多分入り浸ってんだろうね」
桜井亜衣良:「わたしも生徒会のツテとか…調査ですって話したのに、全然聞けなかった……」
科野夜果里:「よほど周到に隠蔽されとるんやろね。うちのオカルト占いでもサッパリやった」
桜井亜衣良:「なるほど、入り浸り……」
愛染ミミカ:「夜果里は記憶を戻した方が早いと思うけど……」
池田真葵:「……」
一番ヶ瀬天志:「こちらの知り合いも大概当たったが、厳しいな。番長連の連中はカジノというものを理解できないレベルの奴も多い……」
桜井亜衣良:「あとは…、いたことを人にバレたくない……とかですかね。それで広がらないのかな」
愛染ミミカ:「てか、そんなにショックなもん?ギャンブルボロ負けって」
科野夜果里:「そらショックやって! 生活できんくなるかもしれんのよ? 頭も真っ白になるわ!」
池田真葵:ちらちらとみんなの顔色をうかがっている。
科野夜果里:「まー、後ろ暗いところがある人は喋らんやろね」
愛染ミミカ:「そういうもんかな~?」
愛染ミミカ:「恥ずかしがらずに出てきてくれればいいのにね」
桜井亜衣良:「どちらかというと、手を出したことを隠したいとか、なかったことにしたくて深まる…とかじゃないでしょうか」
科野夜果里:「まあ、いい思い出にはならんもんね。うちも黒歴史やもん」
愛染ミミカ:「いくら獣のような一時の欲望に負けて快楽に身を任せた結果人間の尊厳を損なって大損したって言っても……」
池田真葵:「ち……違うよ!恥ずかしいからじゃないよ!」
池田真葵:「快楽とかでもないもん!」
桜井亜衣良:「うわあっ」
愛染ミミカ:「死ぬわけじゃないんだしね。そんなに恥ずかしがらなくても……おおっ、何何、どしたんまおいちゃん」
桜井亜衣良:「びっくりした!」
池田真葵:「あっ……」
一番ヶ瀬天志:「……池田さん?」
一番ヶ瀬天志:「どうした、急に。何か壊したのか?」
池田真葵:「こ……壊してないよう!」
池田真葵:「……」
池田真葵:「……あの、あのね」
一番ヶ瀬天志:「なら何故そんな動揺を。今の話のタイミングだとまるで」
池田真葵:「……」
池田真葵:ぷるぷると震えている。
一番ヶ瀬天志:「池田さんが獣のような一時の欲望に負けて快楽に身を任せた結果人間の尊厳を損なって大損したかのようだぞ」
愛染ミミカ:「なんか震えてる」
池田真葵:「だから欲望でも快楽でもないし……てかなんか盛られてるよ!?」
池田真葵:「そうじゃなくて!口止めされてるの!」
桜井亜衣良:「まおいさんは獣のような一時の欲望に負けて快楽に身を任せた結果人間の尊厳を損なったりしませんよ!」
桜井亜衣良:「……?」
池田真葵:「……あっ」
池田真葵:「あああ~~~」
愛染ミミカ:「そうだよ。まさかまおいちゃんの理性が獣欲に負けてその肉体を…… ……?」
科野夜果里:「口止め?誰に……?」
一番ヶ瀬天志:「……口を……?」
池田真葵:「……」キョロキョロする。
池田真葵:「あの、あのね……その……」
池田真葵:「私……」
池田真葵:「場所……」
池田真葵:「知ってます……」どんどん声が小さくなる。
愛染ミミカ:「えっ、そうだったの?」
桜井亜衣良:「すごい!」
愛染ミミカ:「なーんだ、早く言ってくれればよかったのに」
科野夜果里:「待て待て。今の流れで知ってるゆうことは」
一番ヶ瀬天志:「……池田さん、まさか……」
池田真葵:「……」
池田真葵:逡巡のあと、コクリと頷く。
愛染ミミカ:「?」
池田真葵:「風紀委員の……捜査で……」
池田真葵:「カジノに行ってね。その時にリズちゃんの大負けを建て替え……」
池田真葵:「……あっ!」
池田真葵:「嘘!嘘だよ!」ぶんぶんと手を振る。
桜井亜衣良:「ま、負けてる……」
池田真葵:「一人で行ったの!」
桜井亜衣良:「えっ……リズ……さ……?」
愛染ミミカ:「一人で行って負けたんだ」
池田真葵:「……そ」
池田真葵:「そうだよお~?」イントネーションが変。
桜井亜衣良:「リズさんってさっきのお姫様でしたよね…?」
一番ヶ瀬天志:「…………」 腕組み
愛染ミミカ:「……えっ?てことは……」
科野夜果里:「真葵ちゃん、よく今まで隠し通せたな……」
池田真葵:「リ……リズちゃんは関係ないから!」
桜井亜衣良:「ギャンブルに弱い人の嘘だ……」
愛染ミミカ:「まおいちゃんドハマりしてんじゃん!ギャンブル!」
愛染ミミカ:「しかも明らかにモアイちゃん庇ってるじゃん!」
池田真葵:「ちょ……大声で言わないで~~~!」
桜井亜衣良:「原型がない渾名、伝わりました」
科野夜果里:「うちみたいなのはともかく風紀委員はマズいやん……」
一番ヶ瀬天志:「なんならまおいの方が近いな、モアイ」
桜井亜衣良:「たしかに」
科野夜果里:「うちはええんかい」
一番ヶ瀬天志:「……池田さん。ここは誤魔化しはなしにしないか」
池田真葵:びくっとする。
一番ヶ瀬天志:「情報は正確な方が良い、というのは……愛染の話の時もそうだったはずだ」
一番ヶ瀬天志:「別に池田さんが獣欲に駆られて蕩けた理性で全財産を溶かしその狂熱に焦がれるような人であっても……」
池田真葵:「どんどんひどくなってて最早セクハラだよ!?」
桜井亜衣良:「どこで身につけたのその比喩」
一番ヶ瀬天志:「つまりひどいギャンブル依存の潜在的な才能があったとしても、俺たちはここまでの姿を見ている」
愛染ミミカ:「うん……」
桜井亜衣良:「はいっ」
愛染ミミカ:「……いや……」
科野夜果里:「せや。真葵ちゃんがどれだけ助平でもうちらは気にせえへん」
一番ヶ瀬天志:「愛染のことを気遣って、その人に言えない恥ずかしい過去の秘密も、結局話してくれたんだ」
池田真葵:「うん……」
池田真葵:「いやスケベは違うよ!?」
愛染ミミカ:「でも最初から知ってたんだよね?」はたと気付いたように
池田真葵:「……」
一番ヶ瀬天志:「俺はそれを信じ……」
愛染ミミカ:「ワンチャン隠蔽しようとしてなかった?」
池田真葵:「……はい」
一番ヶ瀬天志:「…………」
池田真葵:「だって……」
桜井亜衣良:「……で、でも」
一番ヶ瀬天志:口をつぐみ、腕を組む 「うむ……」
愛染ミミカ:「ほら~~」
愛染ミミカ:「やっぱスケベじゃん」
池田真葵:「リズちゃんが……」
池田真葵:「やっぱりはおかしくない!?」
桜井亜衣良:「あっそうだ、口止め!」
桜井亜衣良:スケベはなにもいわない。
桜井亜衣良:「口止めされてたんでしたね」
桜井亜衣良:「そのお姫様……脅されてたりしてませんか?」
桜井亜衣良:「大丈夫…?」
池田真葵:ふるふると首を横に振る。
池田真葵:「友達だから」
池田真葵:「だから……言わないようにしようって思ってたけど」
池田真葵:「ミミカちゃん、今」
池田真葵:「結構危ないよね。ずっと走りっぱなしで……」
池田真葵:「たぶん、そろそろ《リザレクト》も出来なくなっちゃう」
愛染ミミカ:「あーうん、どっちかといえばそだね」
池田真葵:「そうしたら……本当にミミカちゃんが死んじゃうかもしれない」
GM:首輪の点滅の感覚もどんどん短くなっている。起爆までの時間も近付いているようだ。
桜井亜衣良:「……だから、話してくれたんですね」
池田真葵:「うん。それは嫌だから。全部、話すよ」
一番ヶ瀬天志:「まあ、そうだな……走り続けることによる負荷を考えると、爆発よりそっちの方が前になる」
愛染ミミカ:「そっか……ありがとね、まおいちゃん」
池田真葵:ふるふると首を振る。「内緒にしててごめんね」
科野夜果里:「真葵ちゃん、いいやつやん。うちみたいなクズとは違う……」
一番ヶ瀬天志:「そうだな」 頷く
桜井亜衣良:「どんな人でも、落っこちるときは落っこちるよ」妙に確信的に言う。
科野夜果里:「アイラちゃんだけは励ましてくれる」
桜井亜衣良:「だから……まおいさんは、自分を責めなくていいからね」
池田真葵:「亜衣良ちゃん……」
桜井亜衣良:「……いいですからね、だ」敬語をあわてて付け足す。
愛染ミミカ:「そうだね。誰でも内心はドスケベってことだよね」
池田真葵:「うん……」
池田真葵:「……いや違うよ!?」
愛染ミミカ:「うん、大丈夫だから。気にしないで、まおいちゃん!」
池田真葵:「ちょっと待ってよ、待ってよ!」
池田真葵:「なんか関係ない風評被害がついて回ってるよね!?」
科野夜果里:「もうええって、真葵ちゃん」
科野夜果里:「けど、まあ。真葵ちゃんがカジノの場所を知っとるんやったら全部解決やん!」
池田真葵:「なんで夜果里ちゃんがおぼえてないのかは不思議で仕方ないけどね……」
池田真葵:「とにかくね、場所は――」
GM:では、その時。
GM:どこかから玩具のようなサーキットが現れ、キミたちの方に伸びてくる。
GM:そのサーキットの上を滑走しながら無数のミニカーがキミたちの方に突撃してくる!
GM:全員〈回避〉で難易度7の判定をしてください!失敗したら2d10のダメージを受けてもらうぞ!
一番ヶ瀬天志:「……こいつは。部活棟でも見たやつか!」
愛染ミミカ:もう100行ってるのに!
一番ヶ瀬天志:3dx=>7
DoubleCross : (3DX10>=7) → 5[4,4,5] → 5 → 失敗

科野夜果里:「ぎゃーっ!?」ミニカーに激突され、地面を転がる!
桜井亜衣良:5DX+1+0@10
DoubleCross : (5DX10+1) → 9[1,3,3,8,9]+1 → 10

愛染ミミカ:4DX+7>=7 魔眼アスピス
DoubleCross : (4DX10+7>=7) → 10[2,4,8,10]+5[5]+7 → 22 → 成功

愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (100 → 102)
池田真葵:4dx-1>=7
DoubleCross : (4DX10-1>=7) → 9[3,4,7,9]-1 → 8 → 成功

桜井亜衣良:成功しました
愛染ミミカ:天志クンだけエッチな目に
一番ヶ瀬天志:みんな無事のようだな
GM:では、ミミカちゃん、アイラちゃん、真葵ちゃんは成功!
一番ヶ瀬天志:俺以外は……
愛染ミミカ:まずい!服が!
桜井亜衣良:服やぶける……!
GM:一番ヶ瀬くんだけは玩具のような小さな車の群れに突撃を受ける!
池田真葵:服前提にしてる
GM:2d10のダメージだ!
一番ヶ瀬天志:2d10
DoubleCross : (2D10) → 17[10,7] → 17

池田真葵:たかし!電磁バリアよ
GM:結構ガッツリいったな
一番ヶ瀬天志:池田さん……!
桜井亜衣良:まおいさん!
GM:で、電磁バリア!?
GM:そんなものが
池田真葵:17-10-1d10
DoubleCross : (17-10-1D10) → 17-10-6[6] → 1

一番ヶ瀬天志:ありがたすぎ
桜井亜衣良:まおーっ!
GM:1ダメージにまで軽減してる!
池田真葵:侵蝕は0上がりました
GM:上がってないやん!
桜井亜衣良:やばお
一番ヶ瀬天志:迫るミニカーの群れから、身を挺して科野以外の3人を庇う。
一番ヶ瀬天志:「くっ、こいつ服のボタンを……!」
桜井亜衣良:「これ……っ!バンガセくん!?」
GM:では、宙を走る小さなサーキットを通り、ミニカーたちは一番ヶ瀬に激突しようとする!
愛染ミミカ:「よっと……」軽々と避ける「あっ天志クン!」
桜井亜衣良:手で目を塞ぎながら隙間からバンガセくんのボタンを見守る!
池田真葵:だが、彼に向かう前に、そのほとんどはパチン!と空中で弾ける音を立てる。
池田真葵:彼の服からパチパチと静電気が立ち、ミニカーを寄せ付けない。
桜井亜衣良:「まおいさん!」
池田真葵:起毛しないボタン以外は無事だ。
愛染ミミカ:「あぁーっギリギリ撃ち落とされてるから服だけビリビリになってすごいエッチな感じに!」
GM:ミニカーたちは電流によって弾かれ、次々と墜落する。
一番ヶ瀬天志:「……大丈夫だ、身体にダメージはない」
GM:玩具じみたサーキットが現れた先――そこには少女の姿があった。
池田真葵:「でも……」
池田真葵:「尊厳が……」
愛染ミミカ:「マジ?年齢制限かかりそうな感じなってるけど」
一番ヶ瀬天志:前面を庇うように少し屈みながら、シャツの正面合わせを手で押さえる。
桜井亜衣良:指の間からちらっと見ている。
桜井亜衣良:「お、おー…」
愛染ミミカ:「天志クン、庇おうとしてくれてありがとね」
一番ヶ瀬天志:「問題ない……今さら尊厳程度な」
エリザベス・ホルモウニング:「……真葵ちゃん。なんでそんなエロい格好のやつを庇うの?」
桜井亜衣良:「ごめんね……!ありがとう……」
愛染ミミカ:「あたし丁度着替え持ってるからさ、良かったら使ってよ」
池田真葵:はっと遅れて顔を上げる。「リズちゃん……」
桜井亜衣良:「って、エリザベスさん!?」
愛染ミミカ:そっ……とバニースーツ(網タイツ)を手渡す。
一番ヶ瀬天志:「構わん、愛染、桜井……それよりも」
池田真葵:「格好は関係ないよ」
エリザベス・ホルモウニング:「せっかく私が処分を手伝ってあげようと思ったのに」
エリザベス・ホルモウニング:エリザベス・ホルモウニングはイージーエフェクトの《吸着》を使用して壁面に垂直に立っている。長い金髪だけが重力のままに垂れ下がっている。
池田真葵:バニースーツを見て「うわっ」と声を上げる。
一番ヶ瀬天志:愛染から特に確かめもせず服を受け取り 「やはりお前か……」
池田真葵:「……格好は関係ないよ……」
愛染ミミカ:「マキシマムザホルモンちゃん……!」
池田真葵:絞り出すような声。
愛染ミミカ:「どうしてこんなこと……」
エリザベス・ホルモウニング:「とうとうバンド名になったんですのね!?」
池田真葵:「とうとうってことは……」
エリザベス・ホルモウニング:「……真葵ちゃんが約束を破ったからに決まってるじゃん」
池田真葵:「やっぱり、これまでのログ、読んでたんだね」
エリザベス・ホルモウニング:「いや、普通に見張ってたんだけど……」
GM:ミニカーの群れは彼女の方に戻っていく。
GM:エンジェルハイロゥのエネミーエフェクト《第三の瞳》の演出だ。
エリザベス・ホルモウニング:壁面から飛び降りると、縦横無尽に駆け回るミニカーを足場にしてリズはキミたちの方に近付いてくる。
エリザベス・ホルモウニング:「でも、見張っておいてよかったよ」
エリザベス・ホルモウニング:「ログは後で読むね」
桜井亜衣良:「あっ、ありがとうございます…?」
池田真葵:「約束を破ったのはごめんね。ログも読んでくれるとうれしい」
池田真葵:「あっでも恥ずかしいしやっぱいいかも……ねえ、リズちゃん」
池田真葵:「リズちゃん、もうやめよう?」
池田真葵:「こんなの、いずれは分かっちゃうことだったよ」
エリザベス・ホルモウニング:「やめる?意味分かんないよ。私の名誉はどうでもいいの!?」
池田真葵:「どうでもよくないけど……よくないけど!」
池田真葵:「命のほうが大事だよ!」
池田真葵:「このままだとミミカちゃん、本当に死んじゃうかもしれないんだよ」
エリザベス・ホルモウニング:「私だって、もしこんなことが本国の両親に知られたら生きていけないよ!」
愛染ミミカ:「やっぱり……ホルムアルデヒドちゃんもドスケベだったんだね」
一番ヶ瀬天志:「華奢な身体の奥に禁断の熱を秘めていたのか……」
桜井亜衣良:「どこで覚えてるの?」
エリザベス・ホルモウニング:「ただでさえ王位継承権は一番下で!それがこんな出来損ないだって知られたら今度こそお父様とお母様に見放される!」
池田真葵:「リズちゃん……」
エリザベス・ホルモウニング:「そんなの耐えられない!……このアカデミアで、変わりたかったんだよ。私」
池田真葵:「……」
池田真葵:「……違う。違うよ」
エリザベス・ホルモウニング:「でも、無理だった。だったらもう誤魔化して生きていくしかないじゃん」
池田真葵:「変えられるのは、そういうことじゃないよ」
エリザベス・ホルモウニング:「何が違うの。私みたいな弱い人間にはそれしかないじゃん!」
池田真葵:「ここから、頑張ろうって思う気持ちだよ」
池田真葵:「私も、弱いけど、頑張るから」
池田真葵:「リズちゃんも。これから、一緒に頑張ろうよ」
エリザベス・ホルモウニング:「こんなどん底から頑張れるわけないじゃん……!」
エリザベス・ホルモウニング:「最下位だよ!ドベなんだよ!私はいつだってさぁ!」
池田真葵:「そんなことないよ、リズちゃん……だって」
池田真葵:「リズちゃんは、副委員長だよ」
エリザベス・ホルモウニング:静かに顔を上げてキミの方を見る。
エリザベス・ホルモウニング:「そんなの、肩書きだけだし……」
池田真葵:「第百八皇女だって肩書だよ!」
エリザベス・ホルモウニング:「それは……そうかもしれないけど……」
池田真葵:「だから……リズちゃん、そこをどいて」脚は震えている。
池田真葵:「行かなきゃいけないところがあるの」
エリザベス・ホルモウニング:「行ってどうするの。また負けるかもよ」
エリザベス・ホルモウニング:「今度は二度と立ち上がれないくらいに」
池田真葵:「……ううん。あのね」
池田真葵:「負けてもいいって思うんだよ」
エリザベス・ホルモウニング:「負けても、いい……?」
エリザベス・ホルモウニング:「そんなわけ、あるはず……」
池田真葵:「私がここで、帰れないくらいになっちゃったら」
池田真葵:「リズちゃんは委員長に報告して」
池田真葵:「そしたら、総力を上げて、摘発しに来てくれるでしょ」
エリザベス・ホルモウニング:「ほ、本気で言ってるの。真葵ちゃん」
池田真葵:「うん。本気だよ」
エリザベス・ホルモウニング:「…………」真剣な表情でキミたちを見る。
池田真葵:……真剣な恰好と真剣な表情でそれを見返す。
エリザベス・ホルモウニング:「他の皆様もそれでいいんですか?」
一番ヶ瀬天志:「……池田さんが決めたことだろう」
桜井亜衣良:「はい。……生徒会でも、この件は解決します」
一番ヶ瀬天志:シャツの前を押さえながら 「その結果、愛染の命が助かり、俺の目的も達せられるなら、そうするべきだ」
愛染ミミカ:「ん、そうだね」首輪をつけたまま頷く
桜井亜衣良:「それに、まおいさんは潜入だけですから。大丈夫ですよ」
愛染ミミカ:「まおいちゃんセンパイがそう決めたなら、あたしは信じて任せるよ」
エリザベス・ホルモウニング:「愛染さん。桜井さん。それに、エッチな格好の人……」皆の言葉を聞いて頷く。
一番ヶ瀬天志:「一番ヶ瀬だ」 指摘する
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん。分かったよ」
エリザベス・ホルモウニング:「……Start our mission」その掛け声とともにサーキットが伸び、キミたちを守るようにミニカーの群れが旋回する。
池田真葵:「……リズちゃん……?」
エリザベス・ホルモウニング:「何かあったらすぐに応援は呼ぶからね」
エリザベス・ホルモウニング:「気を付けていってきて」
池田真葵:「……うんっ」
池田真葵:「取り返してくるよ……私たちが、あそこに置いてきたものを」
エリザベス・ホルモウニング:「うん。その調子。私もできることなら真葵ちゃんに勝って欲しいしね」
GM:真葵さんのすぐそばでパトカーのような形状のミニカーが小さくクラクションを鳴らしてくっついてくる。
エリザベス・ホルモウニング:「愛染さん。桜井さん。エッチな格好の人。真葵ちゃんのこと、よろしくお願いします」丁寧にお辞儀をする。
一番ヶ瀬天志:「一番ヶ瀬だ」 指摘する
愛染ミミカ:「うん。ホルムズ海峡ちゃんも、あたしらのこと信じてくれてありがとね」
エリザベス・ホルモウニング:「だいぶ海に近付いておりませんこと?」
桜井亜衣良:苦笑して、見送る。
池田真葵:「ごめんね、みんな」
池田真葵:「ここからは、もう隠し事しないよ」
桜井亜衣良:「……はいっ。…………」
池田真葵:「みんなと一緒に、戦うから!」
一番ヶ瀬天志:「ああ。何も隠す必要はない」 ボタンが飛び、肌けそうになる前を隠しながら
桜井亜衣良:「上着…着る…?わたしの………」
一番ヶ瀬天志:「全員で勝つぞ。……いや、大丈夫だ」
一番ヶ瀬天志:「愛染が服を貸してくれたからな……カジノに入るまでに、適当に着替える」
桜井亜衣良:「そっか、よかった」
愛染ミミカ:「うん!行こう、みんなで」
桜井亜衣良:(………わたしも、………隠し事)
桜井亜衣良:(言わないと……)
桜井亜衣良:みんなについていく。
GM:小さなミニカーがキミたちの後ろから見守るように付いてくる。リズはそれを見送ったままずっとお辞儀をしていた。


GM:シーン終了。
GM:購入判定とロイスの取得や感情変更が可能ですよ!
桜井亜衣良:ロイスはそのままでっ。
一番ヶ瀬天志:一応1点食らったので応急手当キットを調達して治そう
GM:えらい
一番ヶ瀬天志:4dx=>8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 9[4,4,8,9] → 9 → 成功

一番ヶ瀬天志:2d10
DoubleCross : (2D10) → 6[5,1] → 6

GM:この1点が生死の分かれ目になるかもしれないですからね
一番ヶ瀬天志:なおりました
GM:出目はしょぼいが、全快した!
池田真葵:ハードコートでも狙ってみようかな……?
GM:固そう
池田真葵:1dx+1>=9
DoubleCross : (1DX10+1>=9) → 7[7]+1 → 8 → 失敗

桜井亜衣良:じゃあそれねらおー
池田真葵:なけなしの財産1点ある!
GM:残ったお金!
桜井亜衣良:おお!
池田真葵:買い、渡します ミミカちゃんがいいかな侵蝕的に?
GM:優しい
愛染ミミカ:わ~いありがとう
愛染ミミカ:素振りでハードコート狙おう
池田真葵:ディーラー服着てほしい 似合いそう
GM:ハードコートが流行ってる
GM:バニーじゃないんだ
愛染ミミカ:5DX+5>=9
DoubleCross : (5DX10+5>=9) → 10[5,5,6,6,10]+7[7]+5 → 22 → 成功

池田真葵:すご
愛染ミミカ:すごい買えた
GM:すごい成功してる
桜井亜衣良:すご
愛染ミミカ:誰にあげるのがいいんだろ
池田真葵:私は自分に使えないから
池田真葵:私以外の2人がいいと思う
桜井亜衣良:カバーするならバンガセくん?メイドきてるか
池田真葵:ハードコートは重ね着よ
愛染ミミカ:重い人……天志クンかな
GM:重ね着できる。すごい
一番ヶ瀬天志:そう ただそれはそれとして桜井じゃないかな
桜井亜衣良:あ、ならバンガセくんがよいのでは
桜井亜衣良:あ、そう?
一番ヶ瀬天志:なんか……1回しか攻撃できないので……
GM:一発しか撃てないのに重いんだ……
池田真葵:軽いじゃん
桜井亜衣良:てかわたしも買ってみよ
愛染ミミカ:じゃあアイラちゃんにあげます
GM:軽かった
桜井亜衣良:3DX+4+1@10 調達
DoubleCross : (3DX10+5) → 7[4,6,7]+5 → 12

桜井亜衣良:買えたから
一番ヶ瀬天志:買えとる
池田真葵:買えてるじゃん
GM:ハードコート大流行。潜入用の服なのか。
桜井亜衣良:これはバンガセくんにあげるね!
池田真葵:いや……
一番ヶ瀬天志:ありがとう 心強い上着
池田真葵:さっきミミカちゃんが渡した服が
池田真葵:そうだったのでは……
一番ヶ瀬天志:どこがハードコートだよ
桜井亜衣良:潜入服
一番ヶ瀬天志:着るのがハードなんだよ
愛染ミミカ:バニースーツのしっぽ部分
GM:3人でハードコートが巡回した
一番ヶ瀬天志:だからハードコートか……(自己解決)
桜井亜衣良:www
GM:では、全員が着込んだところでこのシーンは終了だ!


【ハンドアウトシーン:池田真葵】

GM:次のシーン。
GM:次は、真葵さんのハンドアウトシーンになります。
池田真葵:私の!
GM:真葵さんがリズと一緒に闇カジノに乗り込み、ボロ負けするというシーンです。
GM:まずは風紀委員室で噂話をしているところからスタートしていきますね。


GM:事件より少し前のこと。オーヴァードアカデミアの風紀委員室。
GM:キミは副委員長のリズと2人だけで委員会の仕事に勤しんでいた。
GM:すると、彼女が不意に真剣な様子で声をかけた。
エリザベス・ホルモウニング:「……ねえねえ、真葵ちゃん。こんな噂、聞いたことある?」
エリザベス・ホルモウニング:「今アカデミアの地下で密かに流行ってるらしいんだ……違法賭博。いわゆる闇カジノってやつ」
池田真葵:「リズちゃん、噂って?」
池田真葵:「や……闇カジノ?」
エリザベス・ホルモウニング:ふんわりと長い金髪をかき上げる。
池田真葵:「な、なんだか怖そう……」
エリザベス・ホルモウニング:「そう。なんかヤバそうだよね!」
エリザベス・ホルモウニング:興味津々と言った様子で言う。
池田真葵:「でも……違法なんだよね」
エリザベス・ホルモウニング:「お金を賭けたりしてるらしいし……めっちゃ違法」
池田真葵:「お金を……」
エリザベス・ホルモウニング:「ヤバいよね」
池田真葵:「えっ、じゃあ……」
池田真葵:「生徒が違法なことをしてるってこと……?」
池田真葵:「ダ……ダメだよそんなの!」
エリザベス・ホルモウニング:「そういうこと。取り締まるべき事案!」
池田真葵:うんうんと頷いている。
エリザベス・ホルモウニング:「ベアトリスちゃんはまだこの件を知らないらしいんだけど……ねえ、真葵ちゃん」
池田真葵:「委員長に報告して、風紀委員みんなで摘発しないと……うん?」
エリザベス・ホルモウニング:「もしかして、これってチャンスじゃない?」
池田真葵:「チャンス……?」
エリザベス・ホルモウニング:「私たち2人だけで事件を解決したとなったら大手柄だよ!」
エリザベス・ホルモウニング:「そうなったらベアトリスちゃんから……ううん、学校中から賞賛されるかもよ!」
池田真葵:「えっ、でもみんなでやったほうが……」
池田真葵:「2人だけなんて危ないよ?」
エリザベス・ホルモウニング:「みんなでやったらいつも委員会の仕事になっちゃうよ。それじゃあ私たちの手柄にならないもん」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんだってさ、変わりたいでしょ」
池田真葵:「え?」
エリザベス・ホルモウニング:「私たち、もう三年だよ。そろそろ……そろそろ何かしなきゃじゃん」
池田真葵:「それは……」しゅんとする。
エリザベス・ホルモウニング:「私、折角アカデミアに入ったのにまだ全然何もしてないし。何か欲しいよ」
池田真葵:「リズちゃん……」
エリザベス・ホルモウニング:「自分たちだけで何か成し遂げたっていう……そういうさ」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんは……どう?」
池田真葵:「私は……」
池田真葵:うーんうーんと悩んで。
エリザベス・ホルモウニング:ドキドキそわそわしながら見つめる。
池田真葵:結局決められず。「……えっと」
エリザベス・ホルモウニング:「……!」
池田真葵:「えっとね。リズちゃんを手伝うよ……?」
エリザベス・ホルモウニング:「やった!さすが真葵ちゃん!」
池田真葵:言ってから(いいのかなあ)と思う。
エリザベス・ホルモウニング:「じゃあ、準備して早速今日の夜に忍び込もう!」
エリザベス・ホルモウニング:嬉しそうに笑って言う。
池田真葵:「う、うん……」
エリザベス・ホルモウニング:「準備だ、準備~。おやつは三百円までね!」そう言うとがま口を手に風紀委員室を後にする。
池田真葵:「おやつ持ち込んでいいの……?そういうところって中で買ったものだけじゃ……」
池田真葵:その背を見送って。
池田真葵:「闇カジノ……」
池田真葵:どんなところなのかは全然分からなくて、正直すごく怖いけど。
池田真葵:「危ないことにはならないよね……多分」
GM:――その日の夜。
GM:闇カジノの所在地の情報を得たキミは、リズとともにその場所へとやってきていた。
GM:薄暗く広い空間。絢爛なスロットマシンやルーレット、トランプ用のテーブルが並んでいる。
GM:客としてやってきている生徒たちの目はやはりどこかぎらついている。
エリザベス・ホルモウニング:「こ、ここが例の……!」思わず息を吞む。
エリザベス・ホルモウニング:「なんか……すごいところだね……!」
池田真葵:背中に引っ付くようにしてオドオドとついてきている。
池田真葵:「こんなに人が……」
池田真葵:「もっとこっそりだと思ってたのに。結構な規模だよね」
池田真葵:「ねえ、やっぱり応援呼んだほうが……」
エリザベス・ホルモウニング:「うん。どれだけの生徒が関与してるのやらだね」
エリザベス・ホルモウニング:「大丈夫。動かぬ証拠さえ掴んじゃえばいいんだから」
池田真葵:「でも、どうやって……?写真撮るの?」
エリザベス・ホルモウニング:「あとは何か持ち帰るとか……?」
エリザベス・ホルモウニング:「…おっ、真葵ちゃん。これ」スロットマシンの近くに落ちているメダルを拾う。
エリザベス・ホルモウニング:「物的証拠! 諸悪の根源だ。これでゲームを遊ぶんだよね」
池田真葵:「ラッキーメダル……?じゃないんだ。遊戯用に作ったのかな」
エリザベス・ホルモウニング:「手が込んでるなぁ。で、どうやるの、これ?」スロットマシンを前に不思議そうな顔をしている。
池田真葵:「どうって……」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん、やり方分かる……? 私、実は王女だからこういうの疎くて」
池田真葵:「こうやってお金を入れてね、レバーを引いて」
エリザベス・ホルモウニング:「あっ。動いた」
エリザベス・ホルモウニング:「なるほど。こうやって遊ぶんだなぁ」
池田真葵:「あとは待って……絵柄が揃ったらいいんじゃないかな、多分」
GM:と、スロットマシンの絵柄が揃う。
池田真葵:「あっ」
GM:数十枚のメダルがジャラジャラと吐き出される。
エリザベス・ホルモウニング:「えっ、なんか出てきた!」
池田真葵:「当たりだよこれ!」
エリザベス・ホルモウニング:「すご~。意外と簡単に勝てるんだ」
池田真葵:「1枚で当てちゃうなんてリズちゃんすごいな……」
エリザベス・ホルモウニング:「いや、回したの真葵ちゃんじゃん。すごいのは真葵ちゃんだよ!」
池田真葵:「そうなのかな……」
エリザベス・ホルモウニング:「だよだよ!私、やり方も分からなかったし! 真葵ちゃん、もしかしてこういうのの才能ある……?」
池田真葵:「才能……」
エリザベス・ホルモウニング:「私も次こそは自分で……」
エリザベス・ホルモウニング:「あっ、じゃない。このメダル、こんなにあってもしょうがないしさっさと使いきっちゃおう」
池田真葵:「あっそうだよね。こんなに持ってても……」
エリザベス・ホルモウニング:「半分こして、無くなったら本格調査開始ね!」
エリザベス・ホルモウニング:「それじゃ、また後で合流しよ!」
GM:数十枚のメダルをキミに押し付けると、リズは別の遊技台の方にフラフラと歩いていく。
池田真葵:そのままその場で適当にスロットに入れて試してみている。
GM:再び絵柄が揃う。陽気なファンファーレとともに数十枚のメダルが出てくる。
池田真葵:「えっまた増えちゃった!?」
池田真葵:「どうしよう……減らさないといけないのに……」
池田真葵:「あっ、あっちの台は一回にたくさんメダルを使うんだ」
池田真葵:「あっちでやろうかな……」高レートの台へと行く。
池田真葵:再びおずおずとスロットを回していると、また当たる。
池田真葵:今までの数倍ものメダルが出てくる。
池田真葵:「あれ!?」
GM:近くの席の生徒が驚き、拍手でキミを褒め称えてくる。
池田真葵:「うう……」縮こまる。
GM:キミが当てたり外したりを繰り返し、手元のメダルも増減する。
池田真葵:目立ってきたので、逃げるようにもっと高レートのところに行く。
GM:やがてなかなか勝てなくなり、キミの手元のメダルは急激に減っていく。
池田真葵:そこで大きく賭けて、数回ですべてなくなる。
池田真葵:「あれ……」終わるときは一瞬だ。
池田真葵:「もう終わっちゃった……?」
池田真葵:キョロキョロする。集合場所にまだリズちゃんの姿は見えない。
池田真葵:「……」
池田真葵:(あれだけ、もしかしたら才能ある?って期待してくれたリズちゃんは)
池田真葵:(私がすぐ負けちゃったって言ったらガッカリするかな……)
池田真葵:またキョロキョロして、お財布を取り出す。あまり持ち合わせがあるわけではないけれど。
池田真葵:メダルの交換所を見つけ、ちょっとだけメダルとお金を交換する。
池田真葵:また高レートのところで回す。なけなしのメダルはすぐに負けてなくなる。
GM:「手持ちのお金が不安ならお貸しすることもできますからね」通りがかった黒服の男が優しく声をかける。
池田真葵:「あれ……なんで……?」
池田真葵:「えっ」びくっと震える。
GM:「楽しい時間がすぐに終わってしまうのは残念でしょう。お気軽にどうぞ」優しく微笑む。
池田真葵:「で……でも……」
GM:「他のお客様もだいぶ貴方に期待して見てらっしゃったのですが……ここで止めてしまうのは残念ですね」
GM:黒服の生徒は悲しそうな顔をして立ち去ろうとする。
池田真葵:「ううう……」
池田真葵:「で、でもっ、ご……ごめんなさいっ!」
池田真葵:立ち上がって、その場を逃げ出す。
池田真葵:(やっぱり駄目だよこんなの……!ちゃんと元の任務をしなきゃ)
池田真葵:(リズちゃんと合流して……)
池田真葵:まだ集合場所には居ない。彼女を探して、探し回って見つける。
GM:キミは黒服の生徒に囲まれたリズと出くわす。
エリザベス・ホルモウニング:「ま、真葵ちゃーん……」青ざめた顔で言う。
池田真葵:「リズちゃ……」
池田真葵:「ど、どうしたの」
エリザベス・ホルモウニング:「あ、あのね……」
エリザベス・ホルモウニング:「お金がヤバいの……」
池田真葵:「えっ」
エリザベス・ホルモウニング:「負けたのを取り替えそうと思って……つい……」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん!さっきめちゃくちゃ当てたよね!お願い!私の分まで当てて!」
池田真葵:「えっえっ」
エリザベス・ホルモウニング:「このままじゃ……借金が……」
池田真葵:黒服の生徒をキョロキョロと見て。
池田真葵:「……うん。分かったよ、リズちゃん」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん……!」
池田真葵:「私に任せて」震えた脚のまま言う。
池田真葵:(今の手持ちだとちょっと足りないけど)
池田真葵:(ちょっと借りて、それを元手に2倍に出来れば)
池田真葵:(リズちゃんの分の借金も返せるよね)
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん、本当にありがとう……!」
池田真葵:「わ……私がリズちゃんの分も立て替えます!」堂々と宣言して。
池田真葵:勝負に挑んで。
GM:そうしてキミは呆気なく大敗した。
GM:そして、あっという間に全てを失った。
池田真葵:「……」
GM:キミとリズは闇カジノのバックヤードへと連行され、黒服の生徒たちに取り囲まれる中を正座させられていた。
エリザベス・ホルモウニング:「終わりだ……」
池田真葵:「リズちゃん、ごめんね」
池田真葵:「ごめんね……」
池田真葵:「私、私……」
エリザベス・ホルモウニング:「私の方こそごめん……真葵ちゃん……私のせいだよ……」
エリザベス・ホルモウニング:「こんなことがお父様とお母様に知られたら……今度こそ……全部おしまいだ……」
GM:顔を白塗りにした黒服の生徒。四十四号取立人のマンンン・マンンンがキミたちを見下ろす。
マンンン・マンンン:「風紀委員、ですか。おおかた我々の捜査にでも来たのかな」キミの学生証を見ながら言う。
マンンン・マンンン:「池田真葵さん。ルールはルールです。借りたものは返さなければ」
池田真葵:「……」
池田真葵:「お、お金は後で返しますから」
池田真葵:「だから、リズちゃんは帰してあげてください」
エリザベス・ホルモウニング:「だ、だめ!巻き込んだのは私なんだから!真葵ちゃんだけでも返してあげて……!」
池田真葵:「わ……私が立て替えるっていったもんっ!」
池田真葵:「だからもうリズちゃんは関係ないもん」
エリザベス・ホルモウニング:「私が手柄を立てるとか言わなければ……! 真葵ちゃんはこんなことにならなかったんだよ!」
エリザベス・ホルモウニング:「お願い、私に出来ることなら何でもするから真葵ちゃんだけでも……!」必死に頭を下げる。
マンンン・マンンン:「……いいですよ。借金のことは無かったことにしても」
池田真葵:「……えっ?」
池田真葵:「でも、さっき借りたものは返さないとって……」
マンンン・マンンン:「ええ、ですので交換条件です」
池田真葵:「交換条件……?」
池田真葵:「それをすれば、リズちゃんは助かるの?」
マンンン・マンンン:「もちろん。お二人とも助かります」
マンンン・マンンン:「痛くもない腹を探られるのは我々も愉快ではありません」
マンンン・マンンン:「あなたがた風紀委員は今後一切、私たちのカジノに手を出さないでください」
マンンン・マンンン:「簡単な条件でしょう?」
池田真葵:「そ……そんなの」
池田真葵:「出来ないよ!ダメだよ!」
エリザベス・ホルモウニング:「……そうしよう、真葵ちゃん」
池田真葵:「ここでやってることは違法だもん!それはちゃんと報告して……」
池田真葵:「リズちゃん!?」
エリザベス・ホルモウニング:「風紀委員じゃなくても事件は誰かが解決してくれるかもしれない……」
エリザベス・ホルモウニング:「黙ってさえいれば二人とも帰れるんだよ。そうしよう」
池田真葵:「で、でも……」
エリザベス・ホルモウニング:「きっと高望みしすぎちゃったんだ、私は」
エリザベス・ホルモウニング:「巻き込んじゃって本当にごめん」
エリザベス・ホルモウニング:「このことは忘れて……普通に学園生活を送って……それで学校を卒業しよう……」
池田真葵:「……リズちゃん……」
エリザベス・ホルモウニング:「私たち、もう三年生だから……我慢してれば卒業式はすぐだよ……」
池田真葵:「別に、私は」言いかけて、やめる。
池田真葵:「……分かったよ、リズちゃん」
エリザベス・ホルモウニング:「ありがとう……ごめんね……」
池田真葵:「そうする、約束する」
池田真葵:「リズちゃんは私が守ってみせるよ」
エリザベス・ホルモウニング:「うん……うん……」泣きそうになりながら言う。
マンンン・マンンン:「では、契約成立ですね」
池田真葵:取り立て人に向き直る。
マンンン・マンンン:「といっても口約束ではいつ破られるか分かりません。何か証になるものをいただきたい」
池田真葵:自分の胸元、内ポケットに手を入れる。
池田真葵:風紀委員の腕章を取り出す。「……これで」
池田真葵:「私たちが……リズちゃんがここには来てなかったことになるんですよね」
エリザベス・ホルモウニング:「リズのも、渡します」
マンンン・マンンン:「確かに」2人の腕章を受け取る。
マンンン・マンンン:「ただしもしあなたたちが約束を破った場合は」
マンンン・マンンン:「学園中の生徒があなたがたの醜聞を知ることになるでしょう」
マンンン・マンンン:「くれぐれもお忘れなきよう」
池田真葵:「大丈夫、大丈夫だよ、リズちゃん」
池田真葵:「私がそうさせないから」
エリザベス・ホルモウニング:「うん。真葵ちゃんのこと信じてる」
マンンン・マンンン:「これで“コメディアン”もお喜びになる。……さあ、お帰りはどうぞあちらから」
エリザベス・ホルモウニング:「……いこう、真葵ちゃん。それで、二度とここには来ないようにしよう」
池田真葵:こくこくと頷いた。もう、絶対にここには来ないだろうと。
池田真葵:そう思っていた。
GM:ハンドアウトシーン、終了。


【ミドルフェイズ8】

GM:次のシーン!
GM:次は、キミたちが再びこの闇カジノにやってくるシーンになります。
GM:シーンプレイヤーはアイラちゃん!
桜井亜衣良:おお!
桜井亜衣良:はあい
GM:他の人も全員登場です!
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10-1(→ 7)増加 (81 → 88)
桜井亜衣良:すえひろがり
GM:全員ダイスを振ってシーンに登場してください。
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (78 → 88)
池田真葵:緊張してきた
愛染ミミカ:102+1D10-1
DoubleCross : (102+1D10-1) → 102+9[9]-1 → 110

一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (82 → 85)
愛染ミミカ:ぐえええ
桜井亜衣良:ひえー
GM:ミミカちゃんがやばい!
愛染ミミカ:侵蝕ダイス嫌い!
GM:ミミカちゃんに嫌われた……
GM:では、このシーンはまずはキミたちが闇カジノの入り口でMTGをしているところからスタートしますね。


GM:学園都市の郊外にある「ニコニコランド」という寂れたゲームセンターの裏手。
GM:ここが真葵の情報によって判明した闇カジノの入り口だ。
科野夜果里:「というわけで、突入前に作戦会議をします」
科野夜果里:白髪ショートカットの少女が真面目そうな顔で言う。
桜井亜衣良:「…はいっ」緊張した面持ち。
池田真葵:「作戦会議はいいけど……」
池田真葵:夜果里ちゃんが音頭を取るのかあと思っている。
愛染ミミカ:「夜果里が仕切る感じなの?」
池田真葵:でも言うと自分がさせられそうなので言わ……
科野夜果里:「なんや!なんか文句あるんか~?」
池田真葵:「言っちゃった」
科野夜果里:「ほんならミミカちゃんが仕切らんかい!」
愛染ミミカ:「いや無いけど。なんかウケるな~って」
池田真葵:ほっとしている。
桜井亜衣良:(代表ミミカさんだった!)
科野夜果里:「文句無いんかい!」
一番ヶ瀬天志:「正直、科野以外なら誰でも納得は行くんだが……」
一番ヶ瀬天志:前の閉じない白いワイシャツを羽織ったその内側には、黒く艶めかしい素材が垣間見える。
一番ヶ瀬天志:腰回りにはブレザーが巻かれており、ボトムスは内側に脚をみっしり詰め込んだ、スキニーなレザーパンツにも見えるもの。
一番ヶ瀬天志:そして何故だか、その靴はかかとが高い。だが、表情は真面目そのものだ。
科野夜果里:「納得はひとまず置いといて」
科野夜果里:「えー、作戦はこうや」
池田真葵:極力見ないようにしている。
愛染ミミカ:散々写真を撮った後だ。
桜井亜衣良:たまにチラ…チラ…と見てしまう。
科野夜果里:「まずうちが先に潜入して、あえて騒いで取立人の注意を引き付ける」
桜井亜衣良:「はい、あえて!」
科野夜果里:「その隙をついてみんなが潜入を完了させたら、アイラちゃんが頑張る」
桜井亜衣良:「は、はいっ」
科野夜果里:「ざっとこんな感じやね」
一番ヶ瀬天志:「……本当に大丈夫なんだな、桜井?」
一番ヶ瀬天志:「否応なく注目は集まるぞ」
池田真葵:「大丈夫……?」
科野夜果里:「といっても潜入要員は無理やろうしなぁ」
愛染ミミカ:「え~だいじょぶっしょ。注目されるのは慣れてるし」
桜井亜衣良:「いえ…むしろ、わたしがしたいんです」
桜井亜衣良:何かを考えるように。「大丈夫」
科野夜果里:「まさかアイラちゃん……うちのために……」感動している。
桜井亜衣良:おどけるように「潜入してるみんなのが目立っちゃうかもだしね」
一番ヶ瀬天志:「……分かった」 腕を組む
一番ヶ瀬天志:腕を組むと、その組んだ腕の下で胸筋が押し上げられ、シャツの下のエナメル素材がみし……と張り詰める。
一番ヶ瀬天志:「桜井に任せよう」
科野夜果里:「せや。みんな、目立たない衣装は準備してきたんやろうな?」
池田真葵:「私たちはこっそり潜入するの……?」
池田真葵:言外にこれで?のニュアンスが滲んでいる。
愛染ミミカ:「頑張ってね、アイラ」頷き「ま~最悪ダメでも暴れて店メチャメチャにすっから大丈夫だよ」
桜井亜衣良:「つ、つよいっ」
科野夜果里:「マジの最悪やん」
一番ヶ瀬天志:「愛染から借りた服は、単品だと少々厳しいかったが……何とか誤魔化せているだろう」
池田真葵:「最終手段にしようね……」
桜井亜衣良:「あ…えっ…あー…」
一番ヶ瀬天志:「後は静かにしていればそうそう目立ちはするまい」
池田真葵:「……」
池田真葵:(言うべきなのかな……)
科野夜果里:「悪目立ち男が……」小声で呟く。
愛染ミミカ:「うんうん。天志クン超似合ってるよ~」パシャリと追加で撮影する
桜井亜衣良:羽根がバサバサバサバサ言う。
科野夜果里:「よし。よく分からんけど、準備はよさそうやな」
一番ヶ瀬天志:「どうした? 何かあるなら言ったほうが良い。ここから先に不安要素を残すべきではないと思うが……」
桜井亜衣良:バサバサバサ!
科野夜果里:「翼、主張激しい!」
一番ヶ瀬天志:「緊張しているのか、桜井……」
池田真葵:「うう……あ、あのね……?」
池田真葵:「その……」
一番ヶ瀬天志:「……だが、俺たちは皆お前を信じている。信じて賭けたんだ。……だから大丈夫だ」
一番ヶ瀬天志:「だろう? 池田さん」
科野夜果里:「言ってやれ、真葵ちゃん!」
桜井亜衣良:バサバサ…サバ…
池田真葵:「ひやっ、あっうん!?だいじょうぶっ!」
池田真葵:(い……)
池田真葵:(言いそびれた……)
一番ヶ瀬天志:満足げに頷く。
科野夜果里:「あかんかったわ。こういう時に頼りになるんはミミカちゃんだけや」
科野夜果里:「ミミカちゃん、お願いします」
愛染ミミカ:「何が?あっ写真送る?」
科野夜果里:「気にしとらんのかーい。写真は送っといて」
桜井亜衣良:「あっ貰います」
科野夜果里:「もう疲れたから、うち行ってくるわ……」
桜井亜衣良:「賭けてもらったぶんの結果は、頑張りますので」
池田真葵:「気をつけてね……?」
一番ヶ瀬天志:「骨は拾おう」
科野夜果里:「みんな、後のことは頼んだで。一旦隠れててな!」
桜井亜衣良:「……うん。科野さんも、ありがとうございます」
愛染ミミカ:「また後でね」
愛染ミミカ:ブレザーを脱ぎ、蝶ネクタイを締めてディーラーが着るような黒のベストを羽織る。
愛染ミミカ:「前締まらないなこれ……」
一番ヶ瀬天志:「…………」 俺が着るのはそっちの方が良かったのでは? と思っている
桜井亜衣良:「おお、似合ってます!」
桜井亜衣良:「かっこいい!」
一番ヶ瀬天志:(まあ、女子に露出の高い格好を促す訳にもいかんか……)
池田真葵:「わあ……」
一番ヶ瀬天志:「そうだな。強そうだ」
科野夜果里:手を振ると地下に向かう階段をかなりゆっくり降りていく。
GM:少女が姿を消した一秒後。
科野夜果里:「うわああああ!!?」
一番ヶ瀬天志:「早い」
GM:黒服の男たちに追いかけられた少女が戻ってきて逃げ去る!
愛染ミミカ:スカートの下からズボンを履いた埴輪状態で「早ッ」
桜井亜衣良:「迅速でしたね」
科野夜果里:「いや、早いって!いくらなんでも早いよ!」
池田真葵:「こっち戻ってきたらダメじゃない!?」
科野夜果里:「死にたくない!死にたくない!」
GM:少女はすごい逃げ足で走り去る!
一番ヶ瀬天志:「……行こう。科野の犠牲を無駄にするのは少し悪い」
GM:数十人の黒服の男たちもそれを追いかけていく!
愛染ミミカ:「お~、役には立ってる!」
桜井亜衣良:「あっ…去った」
桜井亜衣良:「ありがとう科野さん…」
池田真葵:「あっよかった……」
愛染ミミカ:ぱさりとスカートを脱ぎ捨て「よし、今のうち行こっか」
桜井亜衣良:「わー」見とれ。
桜井亜衣良:「ふふ、目立っちゃうのはだれか分かりませんね」
池田真葵:「かっこいいな……」スカートを拾っている。どうせほっぽりだしそうなので。
一番ヶ瀬天志:「桜井と愛染の2枚体制ならなおよしだ」
桜井亜衣良:「がんばらなくちゃだ」ぐっと拳をにぎる。
一番ヶ瀬天志:言って、黒服の男たちが出ていった場所へ先行して入っていく。
愛染ミミカ:「突入~」女子二人の背中を押していく
GM:キミたちは地下に向かう階段を降りていく。
池田真葵:「わわわっ」足がすくんでいたが、押されながら中へと入っていく。
GM:――寂れたゲームセンターの地下。
GM:薄暗く広い空間には派手な装飾のスロットマシンやルーレット、トランプゲームのテーブルなどが並ぶ。
GM:客生徒たちは目をぎらつかせながら思い思いに違法賭博に興じている。
愛染ミミカ:「うわスゴ!結構本格的じゃん」
愛染ミミカ:「あたしもやってみよっかな~」
池田真葵:すぐにトイレに行って、出てきたところ。「ミミカちゃんはディーラーだから……」
一番ヶ瀬天志:「フン、どうせこういうのは胴元が儲かるようにできているものだ」
池田真葵:(やっぱり、変わってない)キョロキョロとあたりを見る。視線はサングラスで見えない。
愛染ミミカ:「全体ではそうでも個人レベルなら勝ち出るかもしれないじゃん~」
池田真葵:「だからディーラー役なんだってばあ~……」スーツ姿に着替えてきている。取り立て人の装い。
一番ヶ瀬天志:「分が悪いということだ。分かってやるなら……まあ、止めようにも止められないが」
GM:では、まずはミミカちゃん、真葵ちゃん、一番ヶ瀬くんの3人に無事にこの場に紛れ込めるかの判定をしてもらいましょう
GM:本来ならば〈知覚〉で難易度9でしたが、科野が囮になったことで難易度は5まで低下します。
愛染ミミカ:ありがとう夜果里
GM:失敗した場合は侵蝕率を+1d10、シーン経過数を+1して再挑戦です。
池田真葵:ありがと~
一番ヶ瀬天志:お前の犠牲は無駄にしない……<知覚>!
一番ヶ瀬天志:4dx=>5
DoubleCross : (4DX10>=5) → 5[1,1,4,5] → 5 → 成功

一番ヶ瀬天志:余裕
GM:ギリ成功してる!
池田真葵:これは3人ともかしら
GM:3人ともです
GM:1人でも見つかったらヤバいですからね
池田真葵:2dx+1>=5
DoubleCross : (2DX10+1>=5) → 10[4,10]+10[10]+3[3]+1 → 24 → 成功

GM:真葵ちゃん、すご!
一番ヶ瀬天志:スゴ
愛染ミミカ:6DX+1+4>=5 アスピスのみ
DoubleCross : (6DX10+5>=5) → 9[1,4,5,7,9,9]+5 → 14 → 成功

池田真葵:すごいいけた
一番ヶ瀬天志:スーツが似合うんやな
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を1(→ 1)増加 (110 → 111)
桜井亜衣良:すごい
GM:ミミカちゃんも余裕で成功!
池田真葵:タッパのおかげ
愛染ミミカ:目立たなすぎる
一番ヶ瀬天志:3人とも余裕ですっかり馴染んだ
池田真葵:たかしギリギリでしょ
池田真葵:何その格好?
GM:では、3人は見張りの黒服の男たちにも疑われることなく、この場に溶け込むことができるでしょう。
GM:一番ヶ瀬くんはかなり怪しまれたが、なんとか疑いを晴らしました。
一番ヶ瀬天志:エナメルだしなんかパンクロックなんでしょ
一番ヶ瀬天志:問題ない。そういう時代だ。
池田真葵:怖くて声かけられなかったのかな
GM:潜入したキミたちの前でも客生徒たちは勝ち負けに一喜一憂している。
愛染ミミカ:知らないんですか コメディアンはこういうのが好きなんですよ
桜井亜衣良:カジノの男子に流行ってる
桜井亜衣良:るかこ…そんな…
GM:ミミカちゃんが言うと説得力が……。
愛染ミミカ:「さ~張った張った!丁か!半か!」
愛染ミミカ:見よう見真似だが堂々とディーラーっぽく振舞っている。
一番ヶ瀬天志:(地下で、しかもこの熱気……空気が蒸すな) 髪を押さえるために、愛染から貰っていたバンドで前髪を押さえ、さらにシャツをパタパタと仰ぐ
一番ヶ瀬天志:エナメルのトップスに引き締められた、なぜだか肩から胸元にかけて露出している肌の上を、するすると汗が流れ落ちていく。
愛染ミミカ:「天志クンエロすぎじゃね?目立ってね?」
池田真葵:「そ、その分私たちが怪しまれないから……」
GM:すれ違う男子生徒たちも一番ヶ瀬くんにチラチラと欲情した視線を向ける。
池田真葵:場所に慣れているから、ある程度堂々としていられる。
池田真葵:前回来たときは注目を浴びて大変だったけど、今回の注目は自分ではないので。
池田真葵:(私があの服じゃなくてよかったな……)
GM:そんな中、アイラさんはゲームが行われているテーブルへと向かっていた。
一番ヶ瀬天志:もちろんそれには気付かない。ハンカチで汗を拭おうとして 「おっと……間違えて紙幣を」
一番ヶ瀬天志:置き場に困ったためか、胸元に紙幣を押し込み、改めてハンカチを取り出して汗を拭う。
GM:すれ違う男子生徒たちは興奮を隠せない様子で生唾を飲み込む。
桜井亜衣良:(よ…よかった!)
桜井亜衣良:(よくわからないけど、バンガセくんが視線と興奮を一心に受けている!)
桜井亜衣良:普段の自分なら、生徒会の羽根の子としてもっと目立っただろうが。助かった。
GM:アイラさんがギャンブルの遊技台へとやってくると。
GM:花模様の仮面を付けた少女がキミに声をかける。
カルペ・ディエム:「ねえ、お嬢さん。暇してるみたいね」
カルペ・ディエム:「少し遊んでいかない?」
桜井亜衣良:目を見張る。
カルペ・ディエム:「あなたはどいてなさい。役不足よ」ディーラー生徒を押しのける。
桜井亜衣良:「…どのゲームで、ですか」
カルペ・ディエム:「もちろん大きく勝てるゲームで」
GM:どこかあどけなさを残した少女は仮面の下で妖艶に笑う。
カルペ・ディエム:「そのために来たんでしょう。桜井亜衣良ちゃん?」
桜井亜衣良:「……ええ」
カルペ・ディエム:「テーブルへどうぞ。勝負しましょう」
桜井亜衣良:「わたし自身が、勝負をするために、来たんです」
カルペ・ディエム:「面白いこと言うのね。あなた」
桜井亜衣良:テーブルに着く。偽物の羽根は揺れることはなく、瞳は仮面を見据える。
カルペ・ディエム:「時間制限もあるんでしょうから……そうね。賭け率は通常の100倍でいいわ」
カルペ・ディエム:「その代わり、負ければあなたは一発で地下送りよ。いいかしら」
桜井亜衣良:「はい」
桜井亜衣良:迷いなく。
桜井亜衣良:「あなたはきっと、そのくらいを求めてくると思いました」
カルペ・ディエム:「潔い子って好きよ」
カルペ・ディエム:うっとりした表情でキミを見つめる。
カルペ・ディエム:「ゲームはシンプルに……名付けて『フォーリング・ブラックジャック』」
カルペ・ディエム:「ブラックジャックは知っているでしょう。二枚以上のトランプでより21に近い方の勝ち」
カルペ・ディエム:「ただし、このトランプは特別製で……」手際よくトランプをシャッフルする。
桜井亜衣良:それをじっと見つめる。
GM:トランプはやたらとファンシーな柄ですごく見づらい。不便である。
カルペ・ディエム:「ソラリスのエフェクトを応用して作られたこれは敗者に相応の罰を与えるわ」
桜井亜衣良:「きっと重い罰なんだ」
カルペ・ディエム:「そう。そして、その罰は21に近い数字で負ければ負けるほど重くなる」
カルペ・ディエム:「欲張って大きい数字を狙って負けたら手ひどいしっぺ返しを食らうってわけ」
カルペ・ディエム:「もしお互いのカードの数字が同じでも罰は受けてもらう。生き抜くためにはこのゲームに勝つしかない」
カルペ・ディエム:「恋はただ楽しいだけじゃない。破れれば心は張り裂け、胸は潰れるものですから」
桜井亜衣良:「…恋が好きなのに、賭けが好きなんて、わたしにはよくわからないな」
桜井亜衣良:「どっちかをしてみれば、わかるかもしれないけど」苦笑する。
カルペ・ディエム:「あら。知りたければ私が手取り足取り教えてあげるのに」
桜井亜衣良:「賭けは今から試してみる。……もちろん、勝つ形で!」
GM:と、いうわけで判定方法の説明をします!
GM:ここからカルペ・ディエムと〈芸術:ギャンブル〉か〈意志〉で対決を行ってもらいます。
GM:この対決に勝利することでクライマックスフェイズへと移行します。
GM:アイラさんが敗北した場合は地下労働施設に連行され、逆に脱出のためのイベントへと移行することになります。
桜井亜衣良:おおーーやば
桜井亜衣良:がんばろう
GM:また、敗北した際にはPCの達成値に応じたHPダメージが発生することになります。
GM:達成値が同値だった場合は引き分けとして扱い、もう一度判定を行ってもらいます。
桜井亜衣良:はいっ
GM:ただし、引き分けでも達成値に応じたHPダメージは発生します。
桜井亜衣良:ええと、つまり〈芸術:ギャンブル〉か〈意志〉で21を出すようにがんばる
桜井亜衣良:そういうかんじかな?
GM:カルペ・ディエムとの対決に勝てばオーケー!もちろん21が出れば格好良いのでなお良し!
GM:ただし、負けたり引き分けたりすると大ダメージが発生するので気を付けよう
桜井亜衣良:対決でより高くなればいいってことね!
桜井亜衣良:おすおす
GM:そういうこと!
GM:ダメージは下記の通り
フォーリングラブ・ダメージチャート(達成値を参照)
1 〜3 内出血、額が割れる。1d10ダメー。
4 〜6 背部、胸部損傷。2d10ダメージ。
7〜9 腕部、脚部損傷。3d10ダメージ。
10〜12 腹部、肺損傷。4d10ダメージ。
13〜15 眼部、顔面損傷。5d10ダメージ。
16〜18 脳震盪、動脈切断。6d10ダメージ。
19〜20 脊髄、羽根損傷。7d10ダメージ。
21以上 ブラックジャック。頭部損傷、気絶。21d10ダメージ。
桜井亜衣良:めっちゃ痛そう
GM:めっちゃ痛いです
桜井亜衣良:私だけリョナのほうの同人誌だったんだ
桜井亜衣良:勝たねば
GM:最初に見本だけ演出でやっておこうかな
GM:1d20
DoubleCross : (1D20) → 20

桜井亜衣良:どういうこと!?はーい!
桜井亜衣良:おお
GM:19〜20 脊髄、羽根損傷。
愛染ミミカ:見本でめちゃめちゃ痛いの出とる
GM:演出なのでここではダメージは発生させません
桜井亜衣良:よかったぜ
池田真葵:見せしめにされてない誰かが
カルペ・ディエム:「いきなりじゃあこの特別製トランプがどんなものか分からないでしょうし少し試しておきましょうか」
カルペ・ディエム:カードをシャッフルすると、キミに二枚のカードを配る。
桜井亜衣良:受けとります。
GM:数字の10が2枚。合計で20だ。
カルペ・ディエム:「20。結構良いカードね」
カルペ・ディエム:「そして、私が……あら、ブラックジャック」AとKのカードだ。
カルペ・ディエム:「今回は私の勝ちね。そうすると」
GM:その瞬間。
GM:キミの背中の羽根に、今にももげそうな程の激痛が走る!
桜井亜衣良:「っぐ…!?」
桜井亜衣良:崩れ落ちる。脂汗が滲む。
桜井亜衣良:「……これが、代償、ですか」
カルペ・ディエム:「あら、痛そう。高い数字を出して負けるほどその代償は重くなる」
カルペ・ディエム:「そう何度も受けたくはないでしょうから……なるべくギリギリ勝てる低い数字を狙うのがコツね」クスクスと笑う。
桜井亜衣良:「……勝てば、あなたも同じ痛みを喰らうの」
桜井亜衣良:千切れそうな羽根の痛みをこらえて、姿勢を起こす。
カルペ・ディエム:「ええ、そうよ。でも、私が負けることはないでしょうね」
桜井亜衣良:「どうして?」
カルペ・ディエム:「恋焦がれる熱狂を知り尽くしているもの」
カルペ・ディエム:「賭け事の熱だって私が支配するのよ」
桜井亜衣良:「負けたことが無いから言えるんだ、そんなの」自嘲的に。手を伸ばす。
カルペ・ディエム:「勝ったことのない人間には何も言う権利はないのよ」
桜井亜衣良:カードに指先が触れた。
カルペ・ディエム:「さあ。それじゃあ、賭け狂いましょう」表情を歪めて笑う。
GM:では、ここから対決に入ります!
桜井亜衣良:はいっ。
GM:まずはカルペ・ディエムから判定を行います!
カルペ・ディエム:〈芸術:ギャンブル〉で判定をするわ。
カルペ・ディエム:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 7[3,4,6,6,7] → 7

桜井亜衣良:勝てるかもしれん
GM:固定値が8あるから……
GM:達成値は15!
桜井亜衣良:ズルい!
愛染ミミカ:固定値デッカ
桜井亜衣良:勉強もまじめにしな!
GM:ディオゲネスクラブを舐めるな!
桜井亜衣良:〈芸術:ギャンブル〉で私も判定しまーす
GM:達成値を上回ればキミの勝利だ!
桜井亜衣良:6DX+0+0@10 芸術
DoubleCross : (6DX10) → 9[1,3,6,6,8,9] → 9

GM:同値かそれ以下だとダメージを喰らってもらう!
桜井亜衣良:むんっ
GM:クリティカルはしない……!
桜井亜衣良:ならば
GM:!?
桜井亜衣良:RHOを公開!します。
GM:オーケーです。
GM:では、GMからRHOを貼りますね!
桜井亜衣良:うす
Rハンドアウト(PC②) ロイス:“カルペ・ディエム” 推奨感情 P:執着/N:憤懣
 キミはかつてディオゲネスクラブの“カルペ・ディエム”に誘われて闇カジノを牛耳る立場(支配人やディーラーなど詳細は自由に決めてよい)に就き、辣腕を振るっていた。しかし、良心が咎めたからか、はたまた単に飽きたからか――キミは闇カジノを辞めた。
 だが、そんなキミの目の前に闇カジノで破滅したという少女が現れた。この事実は、あの闇カジノが誰か別の人間の手によって再び動き出したことを意味していた。過去と向き合うか、それともキッパリ忘れ去るか。決断の時が来たようだ。
〇キミはこのRハンドアウトの公開後、1シナリオに1回だけ〈芸術:ギャンブル〉か〈意志〉の判定のダイスの出目を全て10に変えることができる。この効果はクリティカルのダイスの振り足し中に宣言してもよい。
 また、キミはクライマックスフェイズ終了時までこのRハンドアウトを公開しないことを選択してもよい。そうした場合、キミが闇カジノに関わっていたという事実はエンディング時に抹消される。
愛染ミミカ:なに~~~~っ
GM:ということでシナリオロイスはRHOのものに書き換えてください!
池田真葵:マジかよ
桜井亜衣良:えっと、じゃあ科野さんのを変えるんだね
一番ヶ瀬天志:さらば、科野……
GM:ですね。奴のことは綺麗サッパリ忘れてください
桜井亜衣良:“カルペ・ディエム” 興味/〇憤懣 にしようかな
池田真葵:今頃死んじゃったろうしね
一番ヶ瀬天志:クライマックス終了時科野にロイスを結んでいるキャラクターがいなければ死亡するルールなら、死亡確定。
GM:まだ死んでない!
桜井亜衣良:www
GM:これ以後、RHOの効果も使用可能になります!
桜井亜衣良:では、えーっと振りたしか
GM:ですね。さっき振って全てのダイスの出目が10になります
桜井亜衣良:えーっとじゃあ 1d10+9だっけ
桜井亜衣良:ちがう
桜井亜衣良:6dx+10
DoubleCross : (6DX10+10) → 9[2,3,4,6,8,9]+10 → 19

桜井亜衣良:これだ
池田真葵:ひゅう!
GM:か、勝ってる……!
桜井亜衣良:うおお
桜井亜衣良:おう
愛染ミミカ:凄腕
桜井亜衣良:よ、よかった
GM:お互いに数枚のカードを配ってから花模様の仮面の少女は微笑む。
カルペ・ディエム:(あれだけのデモンストレーションをしておけばアイラは高いカードを狙おうとはしない)
カルペ・ディエム:(この勝負、どうやっても私が勝つ……ッ!)
桜井亜衣良:鳥に似た瞳孔がわずかに収縮する。
カルペ・ディエム:「それじゃあカードをオープンしましょう」
桜井亜衣良:彼女の賭けは、何度も見た。見るだけだったが。
桜井亜衣良:「…はい」
桜井亜衣良:結局、わたしはそればかりしてきて、そればかり得意なのだから。
カルペ・ディエム:「私は……15。少し低いかな。これで勝てるといいのだけれど」
カルペ・ディエム:わざとらしく笑う。勝利を確信しているように。
桜井亜衣良:「……自信家なんだもんな。そんなだから」カードを開く。
桜井亜衣良:「自信が無いとき、きみを信じたくなる」
桜井亜衣良:カードはハートのJとスペードの9、合わせて19。
カルペ・ディエム:「……は?」目を見開く。
カルペ・ディエム:「な、何故……! そんなはずない!」
カルペ・ディエム:「そのカードで負けたらあなたはあの痛みをもう一度味わうことになるのよ!」
桜井亜衣良:「……それでも軽すぎるくらい、ずっとわたしたちは」
桜井亜衣良:「痛みなく傍観することばかりしてきたじゃない」
カルペ・ディエム:「ば、バカな。私の負け……?」
桜井亜衣良:「賢こぶって、自分の言葉をちゃんと話さないで、ただ見てるばっかり」
カルペ・ディエム:「それこそが勝った者の特権でしょう!」
桜井亜衣良:「……わかったの。わたし」
カルペ・ディエム:「何を……」
桜井亜衣良:「勝ちたいんじゃなくて、信頼されたかったし、好きになられたかった」
桜井亜衣良:「燃えるみたいな恋じゃなくって、そういうふうに、わたしは人も自分も好きになりたかった」
カルペ・ディエム:「バカね。そんな安っぽいもの、手に入れてどうするの」
桜井亜衣良:片方の羽根がぱたぱたと動く。飛行の模倣で、それをしても飛べることはない。
桜井亜衣良:「すくなくとも、わたしを信じてくれた人たちに、返すことができる」
桜井亜衣良:「そして、ちゃんと自分の言葉を伝えたい人の、助けになることも!」
GM:キミの目の前に山のような大量のチップが積まれる。
カルペ・ディエム:「アイラ……っ!」青ざめながら叫ぶ。
GM:カルペ・ディエムが受けるダメージは「13〜15 眼部、顔面損傷。5d10ダメージ」
GM:5d10
DoubleCross : (5D10) → 20[1,4,7,5,3] → 20

桜井亜衣良:その綺麗な顔を吹っ飛ばしてやる じゃん
GM:少女の美しい顔が裂け、血潮が飛ぶ。
カルペ・ディエム:「ぎゃっ!」
GM:少女はその場に崩れ落ち、黒服の生徒たちに抱えられてバックヤードに下がっていく!
GM:賭博場はにわかに騒然となる。
桜井亜衣良:「……軽蔑されるかな。恨まれるか」
愛染ミミカ:「アイラ、やったじゃん!」笑顔で駆け寄ってくる
愛染ミミカ:「いぇーい」ハイタッチの構え
桜井亜衣良:「…ミミカさん」眉を下げて笑う。
GM:黒服の生徒たちが慌てた様子でバックヤードへと駆けていく。
愛染ミミカ:「なんかすごくなかった?どうやったのアレ」
桜井亜衣良:「昔取ったキネヅカ!ってやつです」
桜井亜衣良:「…そのお話を、したくって」
池田真葵:「お話……?」ハイタッチの手を伸ばしたまま首を傾げる。
一番ヶ瀬天志:「……どういうことだ?」
GM:アイラさんが口を開き、話を始める。


GM:シーン終了。
GM:次のシーンではアイラさんのハンドアウトシーンになり、終わったらそのままクライマックスフェイズへと向かいます!
GM:お買い物やロイスの調整があれば今のうちにどうぞ!
桜井亜衣良:ロイホ(ロイス保留)
GM:ロイヤルホストかな
愛染ミミカ:何か買う物あったかな~
桜井亜衣良:あるけ~?
一番ヶ瀬天志:こっちは揃ってるなぁ
GM:なかったら宇宙船でも狙っときなー
桜井亜衣良:服でも買いますか
池田真葵:なんだろう 強化素材はあるんだっけ
池田真葵:ミミちの
愛染ミミカ:照準器買ったはず
GM:えらい
GM:やっぱ宇宙船だよ
池田真葵:強化素材もつけちゃおうよじゃあ
一番ヶ瀬天志:あー 別に全然必須じゃないけど、クリスタルシールドあれば多少は良いかも
一番ヶ瀬天志:武器持ってないから 持てる
桜井亜衣良:おお
GM:メジャー放棄カバーリング男!
桜井亜衣良:クリシー谷間にねじこむか
愛染ミミカ:射撃技能で当てる構成だから白兵で殴れないッピ
一番ヶ瀬天志:そんな立派なの入る訳がないだろう……!
愛染ミミカ:クリシーねじこむか
愛染ミミカ:買ってあげるから庇ってもらお
一番ヶ瀬天志:ミミちゃんは
一番ヶ瀬天志:侵蝕1でも惜しんだ方が良くない? 大丈夫?
桜井亜衣良:タシカニ
池田真葵:いやこれは白兵武器の攻撃力を上げるだけだから
池田真葵:両用なら別に普通に乗るよ
桜井亜衣良:じゃあクリシーためすか
愛染ミミカ:そうなんだ!?まあいっか
桜井亜衣良:3DX+4+1@10 調達
DoubleCross : (3DX10+5) → 9[7,9,9]+5 → 14

GM:たっか
池田真葵:ミミちはともかく うちらが25は無理そげだし
池田真葵:あたしはそっち狙うね
GM:クリシーの難易度25もあるんだ
池田真葵:1dx+1>=15
DoubleCross : (1DX10+1>=15) → 3[3]+1 → 4 → 失敗

桜井亜衣良:ねじこめなかったから裾とかにはさんどいてください!
池田真葵:まあこっちが行けるとは言ってませんが…… おわりです
GM:真葵ちゃん……
一番ヶ瀬天志:4dx=>15 強化素材
DoubleCross : (4DX10>=15) → 7[2,4,6,7] → 7 → 失敗

一番ヶ瀬天志:ぜんぜんむり
愛染ミミカ:侵蝕2か~ 素振りしよう
GM:かしこい
愛染ミミカ:5DX+5>=25
DoubleCross : (5DX10+5>=25) → 2[1,1,2,2,2]+5 → 7 → 失敗

愛染ミミカ:だめ~
GM:残念……!
愛染ミミカ:代わりにわかめとかねじ込んであげるね
一番ヶ瀬天志:カジノにそんなもんあるわけないだろ
GM:たくさんねじ込んで!
一番ヶ瀬天志:くっ……何かまた増えたな……!
桜井亜衣良:ねじねじ
GM:では、全員が終わったようですので改めてこのシーンは終了です!


【ハンドアウトシーン:桜井亜衣良】

GM:次のシーン!
GM:次は、アイラさんのハンドアウトシーンになります。
GM:このシーンでは、登場による侵蝕率は上げる必要はありません。
GM:カルペ・ディエムから誘われて闇カジノで働き始めたキミがそこを抜けるまでのお話です。
GM:まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:キミがアカデミアに入学してまだ間もない頃。
GM:1人で夜の学園都市を歩いていたキミは花の仮面を付けた少女に声をかけられた。
カルペ・ディエム:「こんばんは、お嬢さん。なんだか浮かない顔してるわね?」
桜井亜衣良:片方だけの羽根がはためく。「……?」
桜井亜衣良:(変な人)
カルペ・ディエム:「あなた、私の仕事を手伝わない? きっと楽しいわよ」
桜井亜衣良:「しごと?ここは、学校なんですよね…?」
カルペ・ディエム:「もちろん。だからちょっとしたサークル活動みたいなものね」
カルペ・ディエム:「まあ、少し刺激的かもしれないけれど」
桜井亜衣良:自分のなりも、そもそもはだいぶ変で、刺激的で。普通の世界にはないものだった。
桜井亜衣良:ここではそうではなかった。
カルペ・ディエム:「きっと今のあなたにないものが手に入るわ」
GM:闇の中、少女は蠱惑的な声で誘う。
桜井亜衣良:…亜衣良は天使みたいだね。特別で、どう見られたって、可愛くて特別なんだよ、と。
桜井亜衣良:わたしの周りの人は、いつでもそう言ってくれたのにな。
桜井亜衣良:この少女の言葉はそれに似て、どこまでも違う。
桜井亜衣良:「…どんなところ?」
桜井亜衣良:「どんな景色を、見られるの」
カルペ・ディエム:「どんなに立派な人間も、どれほど強いオーヴァードも必ず堕落する」
カルペ・ディエム:「見てみたいと思わない?」
桜井亜衣良:目の前の少女を見返す。彼女はオーヴァードだろうか。どんなランクで、どんな世界を見て生きてきたのだろう。
桜井亜衣良:「どんな人間も」
桜井亜衣良:「……同じように、落っこちる」
カルペ・ディエム:「そう。聖女でも、英雄でも。……必ず落ちる」
桜井亜衣良:(わたしが天使なんかじゃないように)片方きりの羽根が、羽搏きを模倣する。
桜井亜衣良:(…当たり前のことだ)
桜井亜衣良:頷く。
桜井亜衣良:少女の誘いに乗ったのは、そんな劇的でない出来事。
GM:カルペ・ディエムに誘われ、闇カジノで働き始めたキミはそこで人間の悲喜こもごもを目にしてきた。
GM:喜び浮かれ騒ぐ人。絶望の淵で泣きわめく人。皆が人間らしい感情を剝き出しにしていた。
GM:キミが、闇カジノを抜ける直前のこと。
GM:闇カジノのバックヤード。今宵もキミはカジノの裏方としての仕事をこなす。
GM:表舞台からは人々の歓喜や絶望の声が響いてくる。
GM:「まさかあの男……伝説のギャンブラー、“嘘モグ”か……!?」
GM:「約束通りモグモグしてやったぜ、あんたの嘘。ただし、味は……」
GM:「くっ、しかも実写版の方か……!」
GM:その時、花の仮面を付けた少女――カルペ・ディエムがキミのいるバックヤードへと戻ってくる。
カルペ・ディエム:「横浜流星に似てたわ……」
桜井亜衣良:「は?」
桜井亜衣良:少女のほうを振り向く。「……どうだった?」
カルペ・ディエム:「実写版の方でよかったわよ。原作版だったら危なかった」大量の紙幣をキミの前に置く。
カルペ・ディエム:「アイラもちゃんと楽しんでる?」
桜井亜衣良:「わたしそういうノリにはボケを重ねられないんだよ…っ、」紙幣に驚く。ここでは珍しくもないが。
カルペ・ディエム:「そう。それで、今日の売上は?」
桜井亜衣良:「……楽しいっていうか」
桜井亜衣良:電卓をそのまま寄越す。
桜井亜衣良:「安心するの」
カルペ・ディエム:「安心?」横目で電卓の数字を見て満足そうに微笑む。
桜井亜衣良:「ここに来る前は、オーヴァードなんて会ったことが無くて」
桜井亜衣良:「自分がなんだか、世界でいちばん特別で、奇怪で、代わりがないものみたいな気がしてた」
カルペ・ディエム:うっとりした顔でキミの話を聞いている。
桜井亜衣良:羽根が生えるという現象は、キュマイラ・シンドロームではとりわけ奇妙とはいえない。
桜井亜衣良:13種で説明できる。たとえば、こんな賭け事に勝利できる頭脳は、ノイマンの分類ではより容易いだろうし。
桜井亜衣良:「そうじゃないことなんて、……今更気づいたからさ」
桜井亜衣良:「だれだって飛べないんだから大丈夫だよって、だれだって気づけないものだよって」
桜井亜衣良:「そういう安心。言われたって納得できないけど。見たら信じられるもの」
カルペ・ディエム:嬉しそうに微笑む。
カルペ・ディエム:「私、アイラのそういうところ好きよ」
桜井亜衣良:「こんな話で、なんでそんな嬉しがるの」不気味そうにする。
桜井亜衣良:「わたしは、わたしのこういうところは嫌い」
カルペ・ディエム:「どうしてって……そんなの愛おしくなるに決まってるじゃない」
カルペ・ディエム:「ずっとここにいていいのよ。実際あなたの力で成り立っているようなところもあるしね」
桜井亜衣良:「……」
GM:と、その時。
GM:カジノ側から悲鳴にも近い声が響いてくる。
GM:「待って! お願い、そのお金は取らないで! 部活の皆の大事なお金なの! 本当にマズイんだって! ダメ……!!」
カルペ・ディエム:「あら、また楽しそうなことやってるじゃない」
カルペ・ディエム:「……どうしたの。浮かない顔ね?」
桜井亜衣良:「……わたしのこういうところは、嫌いだから」
桜井亜衣良:「たぶん」
桜井亜衣良:「わたしね、そのうち」
カルペ・ディエム:「そのうち?」
桜井亜衣良:「自分がしてたことも放り出して、嫌いな自分に我慢できなくなる。人のつらいことを、見てるだけを選んだくせに」
桜井亜衣良:「それがつらくなってくるんだ」
桜井亜衣良:見知らぬ少女の悲鳴は、まだ断続的に聞こえる。
桜井亜衣良:安心するのに、耐え難い。
カルペ・ディエム:「残念。あなたがいなくなったら私、悲しくて泣いてしまうわ」
桜井亜衣良:天使みたいだね、なんて、大間違いだ。知っている。
桜井亜衣良:「仮面してたら見えないし」苦笑する。
カルペ・ディエム:「ふふ。あなたも言うようになったじゃない」
桜井亜衣良:羽根が意味もなく空を切る。
桜井亜衣良:偽物の顔に、微笑みを返す。
カルペ・ディエム:「アイラ。私のもとを去っていくのは別に構わないけれど」
カルペ・ディエム:「私に嚙みついてきたらその時は容赦しないわよ」
桜井亜衣良:「…そうしたら、どうなるの?」
カルペ・ディエム:「そうねえ。その可愛らしい羽根をむしり取ってあげようかしら?」
カルペ・ディエム:「もちろん冗談よ」口元に笑みを浮かべたまま言う。
桜井亜衣良:「こわっ」ぱたぱたと羽根が動く。
桜井亜衣良:この羽根に意味はなかった。
桜井亜衣良:ないのに、それでも、飛ぶ真似をした。


GM:カジノの喧騒の中、キミたちはアイラの話を聞いた。
GM:アイラの目の前には勝ち取った山のようなチップが積まれている。
桜井亜衣良:「もしかしたら、あのとき仮野さんがいたのかもしれません」
愛染ミミカ:「え~、そうだったんだ~」サンドイッチをぱくぱく食べながら聞いている
池田真葵:「それが亜衣良ちゃんのキネヅカだったんだ……」
桜井亜衣良:「……それを断言もできませんが‥…」
愛染ミミカ:「なんかびっくりだね、アイラ意外とワルじゃん!かっこい~」
桜井亜衣良:「えっ。み。ミミカさん」
一番ヶ瀬天志:「……かっこいいというか、まあ……普通に悪さをしてたんだな」 肩からジャケットをかけ、腕を組みながら聞いていた
桜井亜衣良:「はい」
桜井亜衣良:そこでむしろ安心したふうな息を吐く。
桜井亜衣良:「だから、わたしはぜんぜん、よくあろうとはできてなかったし…」
桜井亜衣良:「仮野さんをあのとき追い詰めた一部でもあった」
桜井亜衣良:「…あったんです」
池田真葵:「で、でも、だとしても……」
池田真葵:「え~っと……」
池田真葵:「るかこちゃんが今してることは許せないし……えーっと」
池田真葵:「でも亜衣良ちゃんに対して悪いよ!っていうのも」
池田真葵:「違う気がするけど……えーっと、えーっとね」
池田真葵:「でも、全然悪くない!っていうのも正しくないから……」
池田真葵:「うう……ごめんね」
池田真葵:「私も何言いたいのか分かんなくなっちゃった……」
桜井亜衣良:「ありがとうございます」微笑む。
愛染ミミカ:「まおいちゃん真面目~」ケラケラ笑いながら、天志クンが配っていたグラスをごくごく飲んでいる
桜井亜衣良:「わたし…みんなに軽蔑されると思って、それが怖くて、言わなかったんです」
一番ヶ瀬天志:「まあ、事実として今はそのおかげで助かったわけだ……桜井がうまくやらなきゃこうはならなかったわけだし」
池田真葵:「ケーベツはしないよ!」
池田真葵:「今言ってくれた亜衣良ちゃんを、ケーベツなんてしない!」
池田真葵:「それは断言できるよ!」
桜井亜衣良:「へっ」びっくりする。
一番ヶ瀬天志:「確かに軽蔑までは行かないな。軽んじ、蔑む。そんなことはしない」
池田真葵:「だって、そうなるかもしれないって思ったのに、今話してくれたんでしょう?」
愛染ミミカ:「うん。あたしも中学の頃18ですっつってハタチってことで雀荘でバイトしてたし」
池田真葵:「えっ……?」
桜井亜衣良:「……黙っておくのも、それはそれでつらいし…ええっ」
池田真葵:「そ、それはどっち……?」
池田真葵:「18なのかハタチなのか……」
一番ヶ瀬天志:「法律違反だな……」 腕を組んで難しい顔をする
桜井亜衣良:「て、ていうか」
桜井亜衣良:「ミミカさんこそ…その!仮野さんのこと…」
桜井亜衣良:「わたし…その。怒らないんですかってわたしがいうのも変だけど、その」
桜井亜衣良:「気にしない…んですか?」
愛染ミミカ:「? 関係ある? 別にアイラちゃんがるかこ連れ込んでイカサマしてお金騙し取ったとかじゃないっしょ?」
桜井亜衣良:「そ、それはそうですが…」
愛染ミミカ:「まあ裏カジノが決まり的にはダメ~っていうのは分かるけど、お客もみんな分かっててやってるみたいだし」
愛染ミミカ:「あたし元ヤンの友達もいっぱいいるしさ……大事なのは今のアイラじゃん?」
愛染ミミカ:「や、それで言ったらあたし今も不良扱いされてるんだけど」
池田真葵:「それは生活態度のせいだよ~……」
池田真葵:「ちゃんとしたら怒られないよ……」
桜井亜衣良:目を見開いて、ふにゃりと笑う。
桜井亜衣良:「ミミカさんらしいです」
桜井亜衣良:「見てると、きっとコメディアンも大丈夫な気がしてきちゃう」
一番ヶ瀬天志:「まったく……甘いな」 やれやれと首を振り
桜井亜衣良:(甘いのはバンガセくんの懐もでは…)とちらりと見やりツッコまない。
一番ヶ瀬天志:「ま、俺はどうせ番長連。どちらかというと規律の外に立っている。今の風紀の池田さんと、ほぼ当事者の愛染が良いと言うなら何も口は挟まない」
一番ヶ瀬天志:「会長は知ってるのか? 事が終わったら軽く沙汰を問うくらいはしても良いかもな。大丈夫とは思うが……」
池田真葵:「なにもなさそう……」
一番ヶ瀬天志:言いながら、胸元に押し込まれた紙幣(いつの間にか増えていた)のシワを伸ばし、枚数を数えている
桜井亜衣良:「そう、ですね。ちゃんと話してみます」
愛染ミミカ:「てか、アイラめちゃめちゃ勝ったよね~。天志クンもかなり稼いだし」
桜井亜衣良:「…な、なぜ胸にお金が‥」スルーしきらず言ってしまう。
桜井亜衣良:「賭け関係ないですよね!?」
愛染ミミカ:「これでもまだ余裕あるのかな?」チップの山にディーラーでちょっと稼いだ分を乗せる
桜井亜衣良:「おおっ」
池田真葵:「いつの間にかミミカちゃんも増やしてる……」
一番ヶ瀬天志:「狭いカジノだからな。何度か生徒にぶつかったんだが、その前後で増えたような……よくわからん」
一番ヶ瀬天志:チップの山の横に、紙幣を綺麗に並べて置いておく
桜井亜衣良:「そ、そう……」
池田真葵:「た、たしかにこれだけ稼げば、カジノの人も困るよね?よね?」
愛染ミミカ:「そろそろ」
愛染ミミカ:パシン!と天志くんの尻を無意味に叩いて
愛染ミミカ:「出てきてもよさそうだよね~」
一番ヶ瀬天志:ビクンとする 「おいっ……」
GM:その時、一迅の風が吹く。
GM:舞台の上に2つの人影が現れる。
コメディアン:「よお。随分楽しんでくれてるみたいだな。俺たちも混ぜてくれよ」
ニコ・アミューズ:「さあ。最終ステージだよ」愉快そうに笑う。
GM:ハンドアウトシーン終了。


【マスターシーン】

GM:闇カジノのバックヤード。
GM:ショートカットの少女は虚ろな表情でモニターを見つめていた。
GM:地下労働施設で債務者たちがなんかよく分からない棒みたいなやつを回している様子がそのモニターに映し出されている。
GM:『ハン・チョウ(※中国系によく見られる氏名)! このなんかよく分からない棒みたいなやつを回す仕事、やっぱキツいですよ! 流石にこうも毎日だと・・・!』
GM:『フフ・・・それじゃあ、沼田。久しぶりに行くか、1日外出! たまには潤いがなくちゃあな・・・!』
GM:『本当ですか、ハン・チョウ(※中国系によく見られる氏名)!? めっちゃ楽しみです! ・・・いや、それにしてもこの仕事いったい何の意味があるんですかね?』
GM:『いや・・・それはワシも知らんが・・・』
GM:モニターの端に表示されている進捗バーは「99.9%」の達成率を示している。
仮野るかこ:「……あと少しで全てが終わる。何もかもが真っ逆さまに落ちていく」
GM:そこに、サイバー風のパーカーを羽織った青年が声をかける。
ニコ・アミューズ:「よお。何してんだ、"コメディアン"。最終ステージの幕が開くんだぞ。お前がいなきゃ始まらない」
仮野るかこ:「なんか楽しそうじゃん」
ニコ・アミューズ:「楽しいに決まってる。ようやく俺の願いが叶うんだからな」青年は嬉しそうに笑う。
ニコ・アミューズ:「先に行ってる。俺とお前でこのゲームを最高に盛り上げようぜ!」
ニコ・アミューズ:《ワールウィンド》を使用すると風が巻き起こり、シーンから退場する。
GM:少女はそれを見届けると、虚ろな表情で呟く。
仮野るかこ:「願いが叶う、か。良かったじゃん」
仮野るかこ:「……私の願いはもう二度と叶わないよ」
仮野るかこ:あたしがこの手で台無しにしてしまったから。
GM:少女は重い腰を上げると『笑い顔の男の仮面』を付ける。
GM:そして、鼻歌を口ずさみ、陽気なステップを踏み。表舞台へと続く道を歩き出す。
コメディアン:「さあ、ここからは俺の晴れ舞台!皆を笑顔にする楽しいショーの始まりだ! 学園都市三万の生徒諸君、この俺を拍手で出迎えてくれ!」
GM:マスターシーン終了。


【クライマックス】

GM:次のシーン!
GM:次は、いよいよクライマックスフェイズです!
GM:シーンプレイヤーはミミカさん!PCは全員登場だ!
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (85 → 86)
GM:全員ダイスを振ってシーンに登場してください!
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (88 → 92)
愛染ミミカ:111+1D10-1
DoubleCross : (111+1D10-1) → 111+7[7]-1 → 117

桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を1d10-1(→ 6)増加 (88 → 94)
GM:いい感じ!


GM:舞台の上に現れた2つの人影はゆっくりとキミたちの方に歩み寄る。
コメディアン:「なかなか派手にやってくれたじゃないか。こいつは流石の俺も見過ごせないな!」
コメディアン:「って、おいおい。愛染ミミカもいるじゃないか。今頃は爆発してるかと思ったんだがな!」
一番ヶ瀬天志:「目論見通りということだ。狙いの2人を見事に引きずり出せた」
愛染ミミカ:「あっるかこじゃん。やほ~」
桜井亜衣良:「…仕事は果たせたみたいですね」
愛染ミミカ:ひらひらと手を振る
池田真葵:「おお……」ぐっと握りこぶしを作る。「ここからが本番だよね……」声が小さい。
コメディアン:「俺の名は“コメディアン”だ。自己紹介しただろ?」
愛染ミミカ:「うん。だからるかこっしょ?」
愛染ミミカ:「あー待って、あれだよね、えーと」スマホのメモ帳を見て「あっそう、“アフターグロウ”だって、あたしの」
ニコ・アミューズ:「何の話……?」
愛染ミミカ:「“コメディアン”ってコードの……るかこっしょ?だから」
愛染ミミカ:「約束通り来たよー。これ外してくんない?」首輪をカチャカチャする
ニコ・アミューズ:「いや、こいつのはそういうアレじゃないから!」
愛染ミミカ:「えっ、じゃあ……何……?」
コメディアン:「話の分からねえ奴だな。まあ、いいだろう。いずれにせよ俺から鍵を奪えなきゃお前は死ぬんだ」
一番ヶ瀬天志:「話の分からなさはお互い様だろう。そちらはそちらで意固地になり、愛染は愛染で自分を通してるだけだ」
ニコ・アミューズ:「ほら、あるじゃん!もう一人の自分的な!」一番ヶ瀬くんの方から目を逸らしながら言う。
一番ヶ瀬天志:「ニコ。お前がどうにも命がけの戦いをしたがらずにはいられないようにな」
一番ヶ瀬天志:「……ニコ?」
ニコ・アミューズ:「…………」
愛染ミミカ:「あ~」納得したように「高校デビュー的な」
愛染ミミカ:「なんか目背けてない?」
一番ヶ瀬天志:「そのようだ」
桜井亜衣良:(それは…そうだよね…)
ニコ・アミューズ:「それもたぶん違うね、ギャルの人」目を背けたまま言う。
池田真葵:「と……とにかく!」
池田真葵:「あなたが、“コメディアン”でも、仮野るかこさんでも……」
池田真葵:「今やっていることは、明らかに校則違反です!」
池田真葵:「今すぐやめて、ミミカちゃんを解放して、あとここも解散してください!」
コメディアン:「嫌だな。俺はみんなの欲望を叶えてやってるだけだぜ?」
コメディアン:「お前もほら、楽しかったろ。風紀委員の池田真葵ちゃん?」
池田真葵:「……」
コメディアン:「預かり物はまだこっちにあるんだが、こんなところに来ちまってよかったのかい?」
池田真葵:一歩下がる。
コメディアン:「明日の朝には風紀委員のスキャンダルが学園を駆け巡っているだろうなぁ」
一番ヶ瀬天志:ちらりとそちらを見る。ヘアバンドのウサミミが揺れる。
ニコ・アミューズ:「…………」必死に目を背ける。
池田真葵:周囲に目をやりかけて、ブンブンと首を振って、前を向く。
池田真葵:「そんなの……関係ないですっ!」
コメディアン:「そうかい。それじゃあ、明日のアカデミアニュースの一面は覚悟しな」
池田真葵:「いいえ!一面は私じゃない!」
池田真葵:「裏カジノの摘発です!」
池田真葵:「……い」
池田真葵:「言っちゃった……」
コメディアン:「ハハハ。こいつは笑わせる! お友達と一緒にもう一度痛い目をみたいらしい!」
一番ヶ瀬天志:「いいじゃないか」
愛染ミミカ:「言えたじゃん、まおいちゃんセンパイ!」
桜井亜衣良:「かっこいいです…!」
一番ヶ瀬天志:「まあ、二面、三面くらいにはなり、アカデミア中から石を投げられることにはなるかもしれないが……」
一番ヶ瀬天志:「池田さんはそれくらい覚悟の上で、俺たちと一緒に戦いに来たんだ。今更そのくらいの脅しで引くと思わないことだな」
池田真葵:「ううう……」
コメディアン:「……っていうか、さっきから気になってたんだがよ」
コメディアン:「おい!お前!何だ、その格好!最高に笑えるな!」一番ヶ瀬くんを指差して言う。
ニコ・アミューズ:「言うなよ~!全力で目を背けてたんだから!」
桜井亜衣良:「そっちは言っちゃわないほうがよくないですか?」
一番ヶ瀬天志:「フン……」 蝶ネクタイを正し 「俺もこれがおかしな格好であることくらい、うっすら気付いていた」
桜井亜衣良:「うっすらなんだ…」
池田真葵:「最初からじゃあしないで……」
愛染ミミカ:「天志クンは真面目にやってるんだよ」バシッ!とバニースーツの尻を叩いて
ニコ・アミューズ:「真面目だったら余計にヤバいだろ!」
一番ヶ瀬天志:「だが、どうあれ俺はここに来たぞ。ニコ。お前のお望み通りの……んっ……戦いをやりに」 途中で尻を叩かれる
愛染ミミカ:「そういう人を笑うの、あたし好きじゃないな」
ニコ・アミューズ:「おめえのせいだよ!」
一番ヶ瀬天志:「……それとも、お前こそ逃げ出すのか? こんな俺とでは真剣勝負はできないと言い訳して?」
ニコ・アミューズ:「こっちはさぁ……こっちは……番長連まで抜けてさ……ずっとこの時を……」
ニコ・アミューズ:「……は?逃げるわけないじゃん」
一番ヶ瀬天志:「……ふ」 僅かに笑い 「だろうな」
ニコ・アミューズ:「天志。あんたをぶっ倒すのはあたしだ。例えどんな格好だろうがね!」
一番ヶ瀬天志:「……それで、まだ『命懸けのゲーム』を、ここで俺とやるつもりなんだな?」
ニコ・アミューズ:「当たり前でしょ。そのために全てをセッティングしたんだから」
ニコ・アミューズ:「ここであたしを倒さなきゃ闇カジノは止められない。お友達の頭もドカン!」
ニコ・アミューズ:「やるしかないでしょ?」
一番ヶ瀬天志:「やれやれ……しょうがない奴だ。正直、自分では気付けないだろうとは俺も思っていたが」
一番ヶ瀬天志:首を振る。頭上のウサミミが揺れる。
ニコ・アミューズ:「その耳は外せよ!」
一番ヶ瀬天志:「だが、今ばかりは乗ってやろう。この勝負には、だ。……ただし、忘れるな」
ニコ・アミューズ:「何を?」
一番ヶ瀬天志:「俺は今も、命を懸けて戦うつもりはない。負けそうになったら、お前なんて放っておいて、そこの"コメディアン"をボコボコにして、鍵だけ取って逃げてやる」
ニコ・アミューズ:「……へえ。まだそんなこと言うんだ」
一番ヶ瀬天志:掲げた拳を握る。手の甲を中心に、目に見えるほどに空間が歪み始める 「……お前は、その程度の覚悟しかしていない俺の……」
一番ヶ瀬天志:「"一撃番長"の"一撃"で倒れることになるということをな」
池田真葵:「……!」その恐るべき雰囲気に、直視が憚られる。
ニコ・アミューズ:「だったら、あたしもあんたのお友達を1人や2人殺ってやろうかな。覚悟しなよ」拳が炎を纏う。
愛染ミミカ:ロイス変更 一番ヶ瀬天志 愉快/○一撃まだ? > ○一撃きた!/一撃まだ?
桜井亜衣良:www
ニコ・アミューズ:はよ撃てや!
一番ヶ瀬天志:タイミング……タイミングがね……
コメディアン:「それでだな、桜井亜衣良ちゃんは何でここにいるんだ?」
コメディアン:「あんたのことはカルペ・ディエムからよーく聞いているよ。そうだろ、大先輩?」
桜井亜衣良:「わたしは…わたしがしたことのために、できることを探しに来ました」
コメディアン:「そりゃあいい!だったら俺に助太刀してくれよ。こんなに困ってるんだからな!」
桜井亜衣良:「……あなたは、復讐のためにこんなことをしているんですか?」
コメディアン:「復讐! 復讐? そうだなぁ。そいつもある」
コメディアン:「けど、一番大きいのは皆のためさ!」
コメディアン:「俺は皆を笑顔にしたいんだよ!」表情の変わらない仮面のまま言う。
コメディアン:「この学園の皆に笑いと自由とそれから色々なものを提供するのさ!」
桜井亜衣良:「だったら…ミミカさんに、その仮面を外して、笑ってあげてくださいよ」
コメディアン:「何言ってんだ、先輩。こいつが俺の素顔だよ」
コメディアン:「あんたもここにいる時は本当の自分を解放できて幸せだったろ。俺もそうさ」
桜井亜衣良:「…じゃあ、なぜミミカさんを選んだんですか」
コメディアン:「……何?」
桜井亜衣良:彼女の首に揺れる輪を見る。
コメディアン:「そんなのはたまたまさ。あみだくじでランダムに……」
コメディアン:「もしくは、そう。カジノの客からの要望でね。その女に恨みがあるって!」
愛染ミミカ:「えっそうなん?」
コメディアン:「そうそう。全くこれっぽちも俺の意思は関係しちゃいない」
愛染ミミカ:「困ったな~。またなんかやったのかな、あたし」
コメディアン:「何だい。心当たりでもあるのか?」
愛染ミミカ:「いや、ありすぎて分かんないから困るなって。昔からそうなんだよね~」
愛染ミミカ:「でも、そっか。確かにるかこ、関わんないでって言ってたもんね」
コメディアン:「ああ?」
愛染ミミカ:「前に言ってたじゃん、『もうあたしに関わらないで』って」
コメディアン:「…………」
愛染ミミカ:「だから出来るだけそうしてて……今回も迷ったんだけどさ~。流石に爆発すんのはヤだし」
愛染ミミカ:「てかそれ何?コスプレ?イメチェン?」
コメディアン:「ミミカ」
愛染ミミカ:「あたし前のがかわいかったと思うけど…… ……ん、何?」
コメディアン:「死にたくないから鍵を取りにきたんでしょ。ただそれだけ」
コメディアン:「そうだって言って」
愛染ミミカ:「ん~……」
愛染ミミカ:「や、それもあるけどね。それだけじゃないよ」
コメディアン:「聞きたくない」
愛染ミミカ:「こうやって人を脅して言うこと聞かせるようなの、あたし好きじゃないから。一言言ってやりたいってのと……」
愛染ミミカ:構わず話す。
コメディアン:「聞きたくないって……!」
愛染ミミカ:「アイラとまおいちゃんセンパイと天志クンに色々助けてもらったから、あたしも手伝いたいってのと……」
愛染ミミカ:「あと、最近るかことちゃんと話してなかったじゃん」
愛染ミミカ:「会いたいなって」
コメディアン:「……は?」
コメディアン:「やめてよ」
コメディアン:「あたしはもう諦めたんだよ」
コメディアン:「ミミカのこと散々傷つけた。ミミカのそばにいる資格なんてない」
愛染ミミカ:「え、そう?」
愛染ミミカ:「あたしは別にいいけど……」
コメディアン:「黙れよ。そんな言葉、聞きたくない!」
コメディアン:「……ごめん。でも、もう遅いんだ」
愛染ミミカ:「……話に来たって行ったのに」唇を尖らせて「黙ってとか聞きたくないとかばっかじゃん」
愛染ミミカ:「あたしに怒ってるのは分かるけどさ。こういうのは違うっしょ」
コメディアン:「もうこれ以上辛い思いはしたくないし」
コメディアン:「ミミカにだって辛い思いはさせたくないんだよ」
コメディアン:「だから、終わりにしよう」
愛染ミミカ:「別につらくないって……」
コメディアン:懐に手を入れると、拳銃を取り出して上に向けて発砲する!
愛染ミミカ:「……ちょっと会わないうちに、分からず屋になったね。るかこ」
コメディアン:「ミミカは変わらないね。最後に会えて良かったよ」
コメディアン:「さあ、いよいよショーもクライマックスだ! 紳士淑女の皆様、最後までこの俺様にお付き合いください!」
コメディアン:キミたちに銃口を向ける。
コメディアン:「ショータイムだ!」仮面によって植え付けられた強大なレネゲイドが広がる!
GM:そのレネゲイドはキミたちの体内の衝動をも揺さぶる!
GM:衝動判定だ!
GM:〈意志〉で難易度は9!
桜井亜衣良:3DX+0+0@10>=9 意思
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[3,5,10]+7[7] → 17 → 成功

GM:強い!
桜井亜衣良:鋼の意志だった
一番ヶ瀬天志:7dx+1=>9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 10[1,2,4,6,8,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

一番ヶ瀬天志:2d10
DoubleCross : (2D10) → 20[10,10] → 20

愛染ミミカ:6DX>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 8[1,2,2,3,5,8] → 8 → 失敗

一番ヶ瀬天志:ウワッ
GM:一番ヶ瀬くん!?
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を2d10(→ 14)増加 (94 → 108)
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を20(→ 20)増加 (86 → 106)
愛染ミミカ:117+2D10
DoubleCross : (117+2D10) → 117+11[5,6] → 128

桜井亜衣良:二撃
池田真葵:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 10[5,10]+1[1] → 11 → 成功

一番ヶ瀬天志:まあそれでも愛染ちゃんよりヨユーで低いわけだが……
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を2d10(→ 12)増加 (92 → 104)
愛染ミミカ:ひ~~ん
池田真葵:ミミカちゃん……!
桜井亜衣良:だがまおいちゃんのバリアもある…!
池田真葵:がんばるねっ
GM:では、ミミカちゃんだけが暴走か!
桜井亜衣良:たすかる
GM:というか、こいつら全員暴走するから関係ないのか……
池田真葵:それはそう
桜井亜衣良:そういえばそう
愛染ミミカ:実はそう
一番ヶ瀬天志:しないもん モテのためにカバーリングするため
GM:では、キミたちは強力なレネゲイドによって衝動を引き起こされる。
GM:小さな玩具のようなミニカーがクラクションを鳴らし、キミたちに声をかける。
ミニカー:「リズに代わって私も力を貸そう。体は小さいが、馬力はなかなかのものだぞ」ダンディな声で言う。
池田真葵:「えっ独立してるの……!?」
愛染ミミカ:「ホーンテッドマンションちゃんのミニカー!」
桜井亜衣良:「ホしか残ってない!」
ミニカー:「そういったアトラクションの類ではないね」
一番ヶ瀬天志:「そうは言っても何ができるんだ。今から始まるのはオーヴァード同士の戦闘だぞ」
ミニカー:「ふむ。今の状況でできるのは簡単な治療程度か」
GM:リズが「Dロイス:奇妙な隣人」の効果によって取得したレネゲイドビーイング専用エフェクトの《スティルネス》を使用します。彼女との戦闘を回避したボーナスですね。
愛染ミミカ:「ミニカーで……治療!?」
GM:対象は一番侵蝕率の高いPC。
桜井亜衣良:ミミカー!?
GM:今回は……ミミカさんですね。
愛染ミミカ:すごい!超助かり
GM:ミミカさんが侵蝕率を10引き下げても構いません。
一番ヶ瀬天志:救われている
愛染ミミカ:わ~~~~い
池田真葵:ミニカーがミミカを
愛染ミミカ:128>118になりました
GM:救急車型のミニカーが飛び出してきて、ミミカさんの肩に乗る。
愛染ミミカ:「おっ」
GM:すると、ミミカさんは昂っていた衝動がわずかに和らぐのを感じるだろう。
愛染ミミカ:「おお……」
愛染ミミカ:「なんか……スン……てする」
愛染ミミカ:スン……
桜井亜衣良:「スンとされている…」
池田真葵:「スンってしてる……リズちゃん、すごい……!」
一番ヶ瀬天志:「愛染がスン……てなるのはすさまじく貴重じゃないか……?」
ミニカー:「リズからの伝言だ。『真葵ちゃんが私を助けてくれたようにあなたの友達を助けてあげて欲しい』と」
愛染ミミカ:「ありがとうホルモウニングちゃん!」
ミニカー:「リズに伝えておく。きっと喜ぶだろう」ダンディな声で言う。
一番ヶ瀬天志:(正しい姓を呼んだ気もするが、イマイチ自信がないので触れないでおこう……)
ミニカー:「では、諸君。良いドライブを!」クラクションを鳴らすと小さなミニカーの群れは走り去っていく。
桜井亜衣良:(覚えて…偶然合って…???)
池田真葵:「ありがとうね」小さく手を振って見送る。
ニコ・アミューズ:「そんなやけっぱちのバフじゃ何にも変わんないよ。あんたらは全員ぶっ倒されるんだからね」
池田真葵:「私も今ので元気もらった気がする……!」
池田真葵:キッとする。
ニコ・アミューズ:「元気で激ムズステージがクリアできるかっての」
一番ヶ瀬天志:「自分の発言、全部覚えておくことだ」
コメディアン:「そう。結末は決まり切ってる。派手な爆発と……そしてこの学園の終わりだ!」
一番ヶ瀬天志:「その全部が間違ってると、これから叩きつけてやるんだからな」
ニコ・アミューズ:「心が踊る。さあ、あたしと最高のゲームをしよう!」
GM:では、ここからはクライマックス戦闘に入ります!
GM:まずは状況の説明からしていきます。
GM:エネミーは“コメディアン”とニコ・アミューズの2人。
GM:行動値は“コメディアン”が13、ニコ・アミューズが14です。
GM:エンゲージはキミたちから5メートル離れた位置に2人が同一エンゲージで存在しています。
池田真葵:2桁とか反則じゃないですか
GM:そんなこと言われても
GM:ミミカさんの首輪爆弾が爆発するまでのタイムリミットはミドルで8シーン経過したので残りは……
GM:4ラウンド目のクリンナップフェイズに「Eロイス:予告された終焉」の効果が発動し、ミミカさんは爆死することになります。
愛染ミミカ:ヒエ~ッ
GM:エンディングはミミカさんの爆死をみんなで見守る感じになってしまいますので、それまでに何としてもエネミーを倒してください
桜井亜衣良:倒す!
GM:また、ニコ・アミューズは「Eロイス:究極存在」の効果が適用されているためこの効果を解除するまでダメージを与えることはできません。
愛染ミミカ:一体どうすりゃいいんだ~
GM:ハイパームテキな状態です。何らかの手段で解除する必要があるでしょう。
GM:説明はざっとこんなところ!
GM:何か質問などはありますでしょうか?
桜井亜衣良:えっと ステータステーブルを見るとなんか…
一番ヶ瀬天志:なんか……マップとかステータステーブル上はニコ・アミューズが2人いるように見えるんだけど
一番ヶ瀬天志:気にしなくて良いんですね?
桜井亜衣良:そう
GM:あっ、先に気付きましたか
桜井亜衣良:おるからな
池田真葵:先に言え
GM:先に説明しておくとですね
GM:セットアップになるとニコ・アミューズはハヌマーンのエネミーエフェクト《高速分身》を使用して分身を1体作り出します
一番ヶ瀬天志:ははぁ
愛染ミミカ:なるほど
GM:この分身はそれぞれ別に行動しますが、データは共有でHPも共有しています
桜井亜衣良:一人死ねば両方死ぬ
GM:なので、Eロイスもどっちか一体のを解除すれば普通にダメージをが通るようになります
一番ヶ瀬天志:理解をしました
GM:まあ、殴るのは2人がかりで殴ってくるので気を付けてください
池田真葵:あっEも両方持ってるんだ
GM:そう、データも共通ですからね
GM:これが無双番長の真の力よ
GM:いや、2人いるな……無双と呼んでいいのだろうか……
GM:これはあくまでも分身だからいいのだ!
一番ヶ瀬天志:悩むなよ 今そこを
池田真葵:双番長じゃん
GM:無我の境地に達しました
GM:他に何か質問は!
桜井亜衣良:いまのところないのであったらききまーす!
一番ヶ瀬天志:大丈夫です!
愛染ミミカ:大丈夫です~
池田真葵:OK!
GM:では、これよりクライマックス戦闘に入っていきます!


GM:ラウンド進行の開始です!
GM:1ラウンド目
GM:まずはセットアップからです。
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします。
桜井亜衣良:ありにけり~
一番ヶ瀬天志:分身するならしな
GM:ニコ・アミューズはハヌマーンのエネミーエフェクト《高速分身》を使用。全く同じデータを持った分身を1体作ります。
池田真葵:ありおりはべり!
愛染ミミカ:《狂騒の旋律》 攻撃力+12して暴走 受ける人はどうぞ
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を5(→ 5)増加 (118 → 123)
桜井亜衣良:もらいまーす!
池田真葵:もらいます~
一番ヶ瀬天志:貰います!
桜井亜衣良:たすかる どうせ暴走するから
GM:便宜上、ニコ・アミューズ(女)とニコ・アミューズ(男)と表記して区別しますね。出てくるのは同エンゲージです。
池田真葵:たすかる どうせ暴走するから
池田真葵:トロールノーム:怨念の呪石を使用。攻撃力を+2d10して暴走します
一番ヶ瀬天志:《灰色の庭》+《コズミックインフレーション》。敵3名の行動値を-15!
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を3(→ 3)増加 (104 → 107)
GM:コメディアンは「ギルド専用エンブレム:マネーパワー」を使用。財産点10点を消費してラウンド中の攻撃力を+10。行動値は-5されます。
桜井亜衣良:コンボ『ミトガメ:LOCK ON YOU』/《ターゲットロック》《攻性変色》。
GM:行動値-15!!!??
桜井亜衣良:シーン中、対象を攻撃時に攻撃力+37。暴走する。対象はコメディアンで。
GM:しかも全員!?
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を7(→ 7)増加 (108 → 115)
GM:そ、それは駄目でしょ!
一番ヶ瀬天志:これがピュアブリード様の力よ
池田真葵:一撃じゃない方の力だ
一番ヶ瀬天志:まんじりともせず鈍足になりな
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を4(→ 4)増加 (106 → 110)
GM:で、ではコメディアンとニコ・アミューズ(女)と(男)は三体とも行動値が0になります……
GM:ま、まずい。これはまずい
GM:それではセットアップの演出がある人はどうぞ!
桜井亜衣良:ちょっとしよっかな
池田真葵:わたしは手番でやるねっ
愛染ミミカ:私もちょっとしよ


桜井亜衣良:光輪が浮かび上がる。普段ならば頭上に天使の如く浮かび上がるそれは、少女の右目に。
桜井亜衣良:瞳孔が収縮し、笑い顔の仮面を捉えた。
コメディアン:逃げ出そうとしていた黒服の男たちに向かって紙幣をばら撒く。
コメディアン:「おいおい、どこ行くんだ。これからが面白いところじゃないか。ほら、近くで見物していけよ」
GM:黒服の男たちは紙幣を拾い上げながらコメディアンへと加勢する!
ニコ・アミューズ:「モード、セレクト。難易度マキシマム」腕を横に突き出す。すると、少女の傍らに自身と似た姿の少年が現れる。
ニコ・アミューズ:「言っておくが、今の俺は無敵だ。蹴散らしてやるよ」壱と描かれた仮面をかぶり、拳を突き出す。
愛染ミミカ:「しゃーない、やるか~」
愛染ミミカ:ぷらぷらと手を振って
愛染ミミカ:「力抜いてね。飛ばせてあげるから」
池田真葵:「ほえ?」
愛染ミミカ:周囲に黒い羽が舞い散り、仲間の背にはその集合体たる小さな黒翼が形成される。
愛染ミミカ:同時に、重力から解放されたかのような身軽さと共に、文字通り空でも飛べるような高揚感が湧き上がってくる。
桜井亜衣良:「わ」羽根のない片方に黒い翼が。
一番ヶ瀬天志:「ああ、良いな……」
一番ヶ瀬天志:高揚感と共に、前方の3人を見る。
桜井亜衣良:「ふふ、すごいな。飛べちゃいそうです」
池田真葵:「わわわわわっ……!?」
一番ヶ瀬天志:何の前触れもなく、中空に亀裂が走り、光を砕いて辺りが薄暗くなった。重力が歪み、気流が"コメディアン"とニコ・アミューズたちの周囲で渦を巻く。
愛染ミミカ:「おおっ……!」
一番ヶ瀬天志:破れた空間が、3人の行動を押さえつける。対する一番ヶ瀬は、まだ拳を固く握っているだけだ。
桜井亜衣良:「わっ!?」
愛染ミミカ:「おっ……?」
池田真葵:「まさか……これが……」
桜井亜衣良:「一撃…じゃない!?」
ニコ・アミューズ:「これは……何しやがった……!」
一番ヶ瀬天志:「『一撃』だ……」
一番ヶ瀬天志:『時空間破壊』、と一番ヶ瀬は自分の能力を定義しているが、これは決してハッタリではない。今、彼らの周囲で起こっている崩壊は、未来に成立した攻撃の余波だ。
ニコ・アミューズ:「こんなもん痛くも痒くもないっつの!」少女がわめく。
一番ヶ瀬天志:「未来、俺の『一撃』は成立している。勝負はその更に未来、お前たちが立っているかどうか……」
一番ヶ瀬天志:拳を中心に空間が目に見えて捻れ、光が吸い込まれ、暗黒の魔眼と化していく。
愛染ミミカ:「……」
愛染ミミカ:○一撃きた!/一撃まだ? > 一撃きた!/○一撃まだ?
GM:ロイスの感情が……
池田真葵:いそがしい
桜井亜衣良:w
一番ヶ瀬天志:「腹を決めろ。俺に……」 自らのバニースーツの胸の谷間を指差し 「敗ける覚悟を」
桜井亜衣良:(なんで谷間を…)
ニコ・アミューズ:「あり得ないな。勝つのはこの俺だ」少年が獰猛な笑みを浮かべる。
池田真葵:「“トロール”。“ノーム”」パチパチと静電気が弾ける。
池田真葵:「唄って!」黒い羽が舞う中、小鳥の囀りのような声が響いた。


GM:では、セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値の高い順に手番を行っていくんですが
GM:その前にイニシアチブ!
GM:コメディアンが《ブリッツクリーク》を使用!
桜井亜衣良:かしこそう
GM:対象はニコ・アミューズ(女)。追加行動を行わせます!
愛染ミミカ:ゲーッ
ニコ・アミューズ:行動値低下がなんぼのもんじゃー!
池田真葵:遅かったはずなのに!
桜井亜衣良:なにをするー
ニコ・アミューズ:あたしの割り込み行動!
ニコ・アミューズ:マイナーで《白熱》+《オリジン:ヒューマン》+《氷の回廊》を使用。
ニコ・アミューズ:素手変更しながら戦闘移動。あんたたちと同じエンゲージに入る。
池田真葵:わああこっち来た!?
愛染ミミカ:こないで
桜井亜衣良:うおおお
ニコ・アミューズ:メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》+《浸透撃》を使用。
ニコ・アミューズ:白兵の単体攻撃!
ニコ・アミューズ:「Dロイス:戦闘用人格」の効果で判定ダイスと攻撃力も増えてるぞ!
ニコ・アミューズ:攻撃の対象は天志!
ニコ・アミューズ:命中判定いくぞー!
一番ヶ瀬天志:フ……
一番ヶ瀬天志:来るなら来い
ニコ・アミューズ:15dx7+6
DoubleCross : (15DX7+6) → 10[1,1,1,3,3,4,4,5,6,7,7,8,10,10,10]+10[1,1,2,3,8,10]+10[3,7]+5[5]+6 → 41

桜井亜衣良:すごいぜ
一番ヶ瀬天志:暴走中だ リアクションできないぞ
GM:達成値は41!《浸透撃》の効果でガード不可だ!
GM:では、攻撃は命中!
GM:ダメージいくぞ!
ニコ・アミューズ:5d10+19
DoubleCross : (5D10+19) → 18[2,4,3,8,1]+19 → 37

池田真葵:《電磁バリア》するよっ
GM:37点!装甲は有効!
一番ヶ瀬天志:助かりバリア
池田真葵:37-1d10-12
DoubleCross : (37-1D10-12) → 37-8[8]-12 → 17

GM:これは殺ったーっ!
GM:結構減ったね!?
池田真葵:17点にまで軽減しました
一番ヶ瀬天志:さらにアルティメイド服とハードコートで装甲が12あるので
GM:そ、そんなに!?
一番ヶ瀬天志:5点かな?
愛染ミミカ:すごすぎ
池田真葵:そのはず!
池田真葵:侵蝕が0上がったよ~
愛染ミミカ:バニー着せた甲斐があった
一番ヶ瀬天志:ありがて~
GM:た、たった5点!?
桜井亜衣良:やったぜ
池田真葵:ミミカちゃんもえらい
一番ヶ瀬天志:バニーじゃなくて 電磁バリアがね
池田真葵:そっちだってありがたいでしょ
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志のHPを22(→ 22)に変更 (27 → 22)
GM:バニーバリアってすごい……
愛染ミミカ:脱がして全裸にするぞ!!
一番ヶ瀬天志:いやありがたいが……
GM:では、攻撃の演出いきます!


ニコ・アミューズ:「チッ。何だよ、このモヤモヤ……!」重力の歪みの中でもがく。
コメディアン:「どうした、壱号取立人。願いを叶えるんじゃなかったのか。その調子じゃあ無理そうだなぁ」
ニコ・アミューズ:「そんなわけ……ないだろが……」静かに激昂する。
ニコ・アミューズ:「一番強いのはこのあたしだ。今度こそ最高の戦いをするんだよ……!」
ニコ・アミューズ:両の拳から炎が噴き上がる。
ニコ・アミューズ:「舐めてんじゃねえ。正々堂々、命がけの戦いだ!」
ニコ・アミューズ:背後に向けて噴き出す炎がその体を急加速させる!
一番ヶ瀬天志:「…………」 握った拳の魔眼に力を注ぎながら、迫るニコを静かに見返す
ニコ・アミューズ:一気に重力圏を突破すると天志の眼前に迫る!
ニコ・アミューズ:「あたしが最強なんだよ!」炎を纏った拳を振り下ろす!
一番ヶ瀬天志:「……来い。だが俺を打とうというなら」
一番ヶ瀬天志:「敵は俺だけじゃないぞ」
池田真葵:「一番ヶ瀬くん……!」
ニコ・アミューズ:「は?何を意味不明なこと……!」
池田真葵:パチン、とその拳が弾かれる。正確には、腕が勝手に跳ね上がった。
ニコ・アミューズ:「何……!?」拳が逸れ、炎が天志の頬を掠めるに留まる!
池田真葵:周囲よりの受電による筋肉の不随意運動。攻撃に合わせて貼ったのではない。
池田真葵:絶えず漏出する電磁場が、その場に滞留し続けている。
ニコ・アミューズ:「何した。デカ女。ゲームの邪魔しやがって……!」忌々しそうに睨む。
一番ヶ瀬天志:さらにその拳は、ジャケットとバニースーツのカフスで受け流し、ダメージを僅かに留める。どちらも愛染からの借り物だった。
池田真葵:「さ……させないよ!“スプライト”、“ゴースト”」
池田真葵:「もう、自分だけで解決しようなんて思わないよ!みんなで協力してクリアするの!」
一番ヶ瀬天志:「そうだ。この電磁場も、服も、俺のものではない……それでも今は俺の力だ」
ニコ・アミューズ:「くっだらない。雑魚がいくらマルチプレイしたって雑魚。邪魔するならあんたからゲームオーバーにしてやる」
桜井亜衣良:「…はい!みんなでクリアしましょう!」笑ってから。
愛染ミミカ:「まおいちゃんすご!天志クンもばっちり着こなしてるじゃん」
愛染ミミカ:「あげよっかそれ、普段着にしたら?」
一番ヶ瀬天志:「それはいい。絶対にいい」
桜井亜衣良:「それはなんか嫌!」
ニコ・アミューズ:「次はそのちっぽけな盾をぶち破ってやる」


GM:では、ニコ(女)の行動はこれで終了!
GM:改めてここからは行動値順!
GM:まずは行動値9のアイラちゃんの番!
桜井亜衣良:はあい
桜井亜衣良:マイナーなしで
桜井亜衣良:メジャーはコンボ『マナザシ:INTO YOUR EYES』/《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《天からの眼》。
桜井亜衣良:ショットガン・スラッグでの射撃攻撃/サイドリール適用。対象はコメディアンさん。
桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を4(→ 4)増加 (115 → 119)
GM:来るがいい!
桜井亜衣良:11dx7+9
DoubleCross : (11DX7+9) → 10[3,4,5,6,7,8,8,9,9,9,10]+10[2,2,2,3,5,9,10]+10[1,7]+10[7]+2[2]+9 → 51

桜井亜衣良:うおおお
桜井亜衣良:すごいぜ。
GM:めっちゃ良い出目……!
愛染ミミカ:強いぜ!
GM:コメディアンはダメもとでドッジ!
池田真葵:すご!
コメディアン:4dx+1>=51
DoubleCross : (4DX10+1>=51) → 10[3,3,6,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗

GM:一回は回ったのに……!
GM:攻撃は命中!
GM:ダメージどうぞ!
桜井亜衣良:ダメージはミミカさんの支援を含め
桜井亜衣良:6d10+44+1D10+12
DoubleCross : (6D10+44+1D10+12) → 35[8,1,4,5,7,10]+44+10[10]+12 → 101

桜井亜衣良:?
桜井亜衣良:?
愛染ミミカ:3ケタ行ってる
GM:ま、待って待って!
池田真葵:すご……
池田真葵:もしかして……
池田真葵:アイラちゃんが一撃番長だったの
GM:やはりそういうことか
愛染ミミカ:マジかよ……
桜井亜衣良:一撃生徒会……?
GM:もう一個のRHOも公開していいですよ
桜井亜衣良:語呂最悪だ
一番ヶ瀬天志:どうするのこれに負けたら俺
GM:そんなこと言ってる場合じゃない!
GM:死なないためには何か使えるもの……
コメディアン:《ディフレクション》を使用!
コメディアン:HPダメージを30点軽減!アイラちゃんにもその30点ダメージを与える!
桜井亜衣良:なんだそれは~!?
桜井亜衣良:ひどい。
GM:反射ダメージよ!喰らいな!
池田真葵:まちな
GM:!?
桜井亜衣良:ま、まおいさん!
池田真葵:《電磁バリア》!
桜井亜衣良:最高ーー!
池田真葵:30-1d10-12
DoubleCross : (30-1D10-12) → 30-6[6]-12 → 12

愛染ミミカ:便利すぎ
GM:そ、そんな!ロイスを削れたと思ったのに……!
桜井亜衣良:ウオオオ
池田真葵:12点にしたよ!
池田真葵:侵蝕は0上がりました
一番ヶ瀬天志:マスエフェクト電磁バリア型、だいぶすごいな……
桜井亜衣良:では12ダメくらいまーす
桜井亜衣良:桜井亜衣良のHPを12(→ 12)減少 (27 → 15)
桜井亜衣良:キュマイラなので肉体もあり、生きている
GM:そ、そんな……!
GM:だが、コメディアンもこれでギリギリ生き残った!
GM:それでは戦闘演出どうぞ!


桜井亜衣良:ざわり、と背中の羽根が逆立つように震える。獣の視界で対象をとらえる。
コメディアン:笑顔の仮面と視線が合う。
桜井亜衣良:水鉄砲は普段のものと違う。指を引けば、水ではなくシャボン玉。
桜井亜衣良:虹色の円い光が、鳥の群れのように真っ直ぐ。
コメディアン:「おいおい、何だこりゃ。可愛らしい武器だな。やる気あるのか、先輩?」
桜井亜衣良:「どうせなら、よりかわいくて、より綺麗にいたいですから」
桜井亜衣良:「……よく見られたいじゃないですか」
桜井亜衣良:それが触れる。触れるたび爆ぜる。虹色、光の色。
桜井亜衣良:そして衝撃。
コメディアン:「いいや、俺はちっとも。だが、まあ。警戒はした方がよさそうだ」
コメディアン:ライフル銃をシャボン玉に向けて乱射。シャボン玉を割りながら銃弾がアイラに迫る!
桜井亜衣良:避けない。今はひとりではない。
コメディアン:「チッ……!」引き金を弾いたまま爆発の衝撃に飲み込まれる!
池田真葵:割れたシャボン玉の水分を伝わるように、一瞬、閃電が流れる。
コメディアン:「こっちもかすり傷じゃあすまんが……大先輩の頭くらいは吹き飛ばしたかな?」
桜井亜衣良:「しょうもない見栄だって思うかもしれませんけど…」シャボン越しに虹に走る閃光を視認した。
池田真葵:それとともに歪むような音。磁力の斥力が生じて、銃弾の軌道を逸らす。
GM:銃弾はその威力を弱めたままアイラの体を射抜く!
桜井亜衣良:治癒圏内。羽根がばさりと飛行を模倣する。
コメディアン:「そんな見栄を張って何の意味がある。どうせすぎに薄汚い中身はバレちまうんだぞ!」
桜井亜衣良:「わたし、いい人ぶってる自分が、けっこう好きみたい。そういう自分を好きでいてくれる人は、もっと」
コメディアン:銃弾が逸れたことを視認し、苛立つ。一方、コメディアンの体は爆発の衝撃で焼け焦げている。
桜井亜衣良:光を映した虹色がきらきらと弾けた。次に来たる衝撃に震えて、溶けて。
コメディアン:「俺は……大嫌いだね!」
池田真葵:「亜衣良ちゃん……」眩しそうにそれを仰ぎ見た。


GM:では、アイラさんの番はこれで終了!
GM:次は行動値7のミミカさんの番!
愛染ミミカ:「アイラだいじょぶ?……ホラるかこ、危ないからもうやめなって」
愛染ミミカ:「怪我するじゃん。銃とか置いて話聞いてよ」
コメディアン:「やめねえよ。せっかく盛り上がってきたところなんだ」
コメディアン:「それとも爆発のタイムリミットより先に死にたいか?」これ見よがしに銃を向ける。
愛染ミミカ:「あたしあの時マジでお金無かったんだって~。家にもツナ缶しかなかったしさあ」
コメディアン:「信じたくないね。そんな嘘」
愛染ミミカ:「ウソじゃないって。しょうがないからサキがバイトしてる中華屋入り浸ってまかない食べてたんだから。バイトでもないのに」
コメディアン:「いや、それただの食い逃げ……」
愛染ミミカ:「だからもうやめようよ。ね?」
コメディアン:「いや、そうじゃねえ!鍵を奪う気がないならここでくたばりな!」
愛染ミミカ:「……」ムッとした顔をして「全然話聞かないじゃん」
コメディアン:「勝手にまかない食べてたのは別に止める理由と関係ないし……」
愛染ミミカ:「分かったよ。そっちがその気なら……」
コメディアン:「お喋りの時間はとっくに終わったってことだ!」咳払いしてから言う。
愛染ミミカ:「こんな店メチャクチャにしちゃうからね」
愛染ミミカ:マイナー無し
愛染ミミカ:メジャーでコンボ【黒翼】
愛染ミミカ:《紡ぎの魔眼》+《巨人の斧》+《マシラのごとく》
愛染ミミカ:対象コメディアン。
GM:めちゃくちゃやってくるじゃん
GM:では、命中判定どうぞ!
愛染ミミカ:え~っと
GM:ダイス何個になるのキミ
愛染ミミカ:3DX+15
DoubleCross : (3DX10+15) → 9[6,8,9]+15 → 24

愛染ミミカ:とりゃ!
GM:これはワンチャンあるかもしれん!
GM:コメディアンはドッジを宣言!
愛染ミミカ:やめなるかこ
コメディアン:4dx+1>=24
DoubleCross : (4DX10+1>=24) → 10[5,7,10,10]+6[5,6]+1 → 17 → 失敗

愛染ミミカ:こわ!
池田真葵:回してるんじゃないよ
GM:お、惜しい……!
GM:では、ダメージどうぞ!
桜井亜衣良:こええ
愛染ミミカ:くらえ!
愛染ミミカ:3D10+70+1D10
DoubleCross : (3D10+70+1D10) → 12[3,5,4]+70+3[3] → 85

GM:ま、待て待て待て!
GM:強すぎる
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を9(→ 9)増加 (123 → 132)
池田真葵:一撃番長、二人いた!?
GM:一撃ギャルだったか
桜井亜衣良:二人かな
一番ヶ瀬天志:ちくしょう変な汗が出てきた
桜井亜衣良:紙幣が濡れる
愛染ミミカ:ムワァァ……
GM:そのダメージはさすがに耐えられん……!
GM:コメディアンは一度戦闘不能になります!
愛染ミミカ:一度!?
GM:一度だよ
GM:では、攻撃の演出どうぞ!


愛染ミミカ:愛染の周囲に、燐光を放ちながら黒い羽が舞い始める。
愛染ミミカ:それらはカジノの至るところに溶け込むように吸い込まれていき、そして。
愛染ミミカ:「行くよ」
愛染ミミカ: ぶ わ っ
コメディアン:「綺麗なもんだなぁ。一体全体何してくれんだ?」周囲を見回す。
愛染ミミカ:無数のスロットマシーン、巨大なルーレット卓、カジノのありとあらゆるものが無重力状態で浮遊しはじめる。
コメディアン:「お、おい。マジか。やめろ。俺の店が!」
愛染ミミカ:「めちゃくちゃにするっていったでしょ!るかこ!あたしちょっと怒ってるから!」
愛染ミミカ:「おらっ!ぶっ殺す!」
コメディアン:「やっていいことと悪いことがあるだろ!」
愛染ミミカ:愛染が腕を振るうと同時、突風が吹き抜け、浮遊したそれらがコメディアンへと殺到する。
愛染ミミカ:視界を埋め尽くす大質量の群れ、そして衝突の寸前に軽量化を解除して威力を倍増する、性格に似合わぬ精密な能力操作。
愛染ミミカ:竜巻にでも巻き込まれたかのような暴威がコメディアンを襲う!
コメディアン:避けようとするが、あまりの数に回避しきれずまともに巻き込まれる!
GM:カジノの装飾や遊技台、天井のシャンデリア。吹き飛んできた質量によってコメディアンの体は押し潰される!
GM:めちゃくちゃになった店内。ほんの一瞬、コメディアンは沈黙する。
愛染ミミカ:「ふー……」
愛染ミミカ:能力が解除され、ガシャガシャと音を立ててスロットマシーン群が落下する。
桜井亜衣良:(す、すごい……繊細なコントロールだ)
愛染ミミカ:「一回頭冷やしなよ」
GM:その刹那、大きな笑い声が響く。
一番ヶ瀬天志:「大した荒らしっぷりだな……」 薄く笑う
コメディアン:「ハハハハハハハアハハ!!」
池田真葵:「すごい……!」
GM:仮野るかこは《魂の錬成》を使用。戦闘不能状態から回復します!
GM:瓦礫をおしのけ、少女の腕が伸びる。
愛染ミミカ:「ちょっと……」嫌そうな顔「無理しすぎでしょ」
GM:這い出した少女の顔には割れかかった仮面が残っている。一部からは少女のボーイッシュな顔が覗く。
池田真葵:「そんな、まだ……!」
仮野るかこ:「やってくれたね、ミミカ。こりゃあ後片付けが大変そうだ」
桜井亜衣良:「……まだ、コメディアンでいるんですか。ミミカさんが来ても、まだ…」
仮野るかこ:無表情のまま笑い声を漏らす。
愛染ミミカ:「心配いらないって。今日でここ潰れるし」
仮野るかこ:「先輩。あたしにはまだやることが残ってるんだ」
池田真葵:「今日で潰れるとしても後片付けは大変だけど……うん、でも今は優先するべきはそこじゃないよね」
仮野るかこ:「ミミカはもう関係ない。立ちはだかるなら撃ち殺すだけさ」荒い息をしながら言う。
愛染ミミカ:「もうマジでやめときなよ、るかこ」
愛染ミミカ:「今やめたらチューしてあげる」
仮野るかこ:「……!」
仮野るかこ:「いや。まだあたしの仮面は剥がれちゃいない……!」苦しげな声で叫ぶ。
愛染ミミカ:「ちょっと揺れてたじゃん!今!」
池田真葵:「あわわわ……」
桜井亜衣良:「へ、へええーーー」
仮野るかこ:「揺れてないし! どこがですかー!?」
仮野るかこ:「あんたら全員今から皆殺しにすっから!」
GM:仮面はいまだに強烈なレネゲイドを放っている!
仮野るかこ:「ほら、地の文もこう言ってる!まだ終わっちゃいない……!」
一番ヶ瀬天志:「そんなよく分からないものに頼ってまで……」
一番ヶ瀬天志:「何をしようとしている。……いや、何ができるっていうんだ?」
仮野るかこ:「一番よく分かんないのはあんただろ、変態男! あんたこそ痴漢の癖に何ができるんだ!」
一番ヶ瀬天志:「愛染はお前のことを……痴漢!?」
一番ヶ瀬天志:「俺が……!?」
愛染ミミカ:「言っていいことと悪いことがあるでしょ!謝んなるかこ!」
池田真葵:(悪いこと側なの……?)
桜井亜衣良:「このあたり言うと面倒なので触れないでもいいですか…?」
仮野るかこ:「謝るのどう考えても痴漢の方でしょ!? ……あっ、ごめん。今は触れないでおくね!」
一番ヶ瀬天志:(誰も否定してくれないだと……!?)
ニコ・アミューズ:「格好なんて何だっていい。あたしと最高のゲームをしてくれればそれでね」
ニコ・アミューズ:「本気の一撃はどうした。撃ち破ってあたしが勝ってやる」


GM:では、ミミカさんの番はこれで終了!
GM:次は行動値4の一番ヶ瀬くんか真葵さんの番!
一番ヶ瀬天志:先にこっち動くね
池田真葵:どうぞ~
一番ヶ瀬天志:マイナーで暴走解除。メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《覇皇幻魔眼》+《アンプリフィケイション》!
一番ヶ瀬天志:対象は後方のニコ・アミューズだ。死にゃ!
GM:く、来るな……!
桜井亜衣良:一撃!
GM:では、命中判定どうぞ!
一番ヶ瀬天志:9dx7+2+3
DoubleCross : (9DX7+5) → 10[2,4,4,5,5,6,7,9,10]+5[1,2,5]+5 → 20

GM:これはいける
一番ヶ瀬天志:まあ待て
GM:!?
一番ヶ瀬天志:そのドッジに《時の棺》。
GM:ほ、本気じゃん!
愛染ミミカ:贅沢一番搾りか!?
桜井亜衣良:おいしそう
池田真葵:まだガードかドッジかもわからないのに
一番ヶ瀬天志:一撃を避けられないために持ってたに決まってるだろ!
GM:そのためだったんだ!?
愛染ミミカ:これが究極の一撃……
桜井亜衣良:なるほ
GM:ニコ・アミューズは戦闘用人格の効果でドッジのダイスも増えているので
GM:ドッジを宣言しようとしますが
GM:《時の棺》の効果でドッジは失敗になります!
GM:では、ダメージどうぞ!
一番ヶ瀬天志:Aランクアタッカーを使用。Rエンハンサーの効果も乗せて……
一番ヶ瀬天志:3d10+50+12+4+1d10
DoubleCross : (3D10+50+12+4+1D10) → 17[5,4,8]+50+12+4+2[2] → 85

GM:つ、強いよ!!
一番ヶ瀬天志:い、一撃番長だし……!
桜井亜衣良:きたっ
愛染ミミカ:これが一撃番長……
GM:あっ、ちなみに一番ヶ瀬くんは命中時点でRHOの効果を使用するということでいいのかな
池田真葵:一撃番長に匹敵する威力……!
一番ヶ瀬天志:そう! そうです!
一番ヶ瀬天志:宣言しそこねていましたが……そういうことです!
GM:出ないと究極存在の効果でそのままダメージを無効化して
GM:くっ
GM:では、攻撃が命中した時点でEロイスの効果は解除されます!
一番ヶ瀬天志:Eロイス:究極存在の効果を……無効化する!
GM:だ、ダメージがやばい
GM:なんとかなるかならんのか
桜井亜衣良:どっちなんだい
GM:ダメージの適用直前に《氷雪の守護》を使用!
一番ヶ瀬天志:ヤメロー!
GM:ダメージを3d軽減する!
愛染ミミカ:一撃が~~!
GM:85-3d10
DoubleCross : (85-3D10) → 85-24[8,9,7] → 61

桜井亜衣良:撃
愛染ミミカ:出目良すぎ
桜井亜衣良:すごい。
GM:結構削った……!
GM:装甲が3点だから
池田真葵:邪悪な軽減エフェクト!
一番ヶ瀬天志:どうしてそんなことをするんだ 泣いています
GM:ダメだ!これで一度落ちます!
池田真葵:やった~
桜井亜衣良:一度!?
一番ヶ瀬天志:よ、良かっ……一度!?
愛染ミミカ:アワワ……
GM:では、戦闘の演出どうぞ!


一番ヶ瀬天志:固めた拳を中心に、暗黒の魔眼が渦を巻いている。当初は拳を覆う程度だったが、今ではもう肘までも覆う大きさになっている。
一番ヶ瀬天志:「……ニコ!」
一番ヶ瀬天志:バッ! と羽織っていたジャケットを脱ぎ捨て、珠のような汗が散る。
一番ヶ瀬天志:「行くぞ! 俺の『一撃』、受けて倒れろ……ッ!!」
ニコ・アミューズ:「そうこなくちゃ。勝負だ、天志!」少年が叫ぶ。
一番ヶ瀬天志:拳を突き出す。魔眼は、ず、と空間を進んだかと思うと潰れるように消えて、
一番ヶ瀬天志:数瞬の後、後方のニコを覆うように魔眼が現れる。時間も空間も吸い込む、躙り喰らう星。
一番ヶ瀬天志:唸るような音を立て、辺りの光を消し去り、愛染の攻撃でぶちまけられた機械類は飲み込まれ、圧潰消滅している。
一番ヶ瀬天志:では、その中心のニコは? ……少なくとも、同じ末路を辿っていることはない。オーヴァードであれば、耐えられる。
一番ヶ瀬天志:ただ、負荷を受けている。身体が引き絞られ、同時に引き伸ばされるような。外側から圧し潰され、内側から引き裂かれるような。
一番ヶ瀬天志:……人間の知覚で、それを正しく認識することはできまい。何せその魔眼の内では、時間・空間も同時に破壊されている。正しく観測するには、人間の感覚は幼すぎる。
一番ヶ瀬天志:確認できるのは結果だけだ。
一番ヶ瀬天志:「……」 数秒で暗黒の星は散り、汗を流しながら、その結果を見下ろす。
GM:防御のために展開されていたパズルのピースが砕け散る。
一番ヶ瀬天志:ニコが立っていた地点には、魔眼のサイズと同様の球形の窪地が出来ている。残っているのは全ベクトルへの凄まじい負荷という攻撃を受けたニコだけだ。
GM:ボロボロの姿で少年は倒れ伏している。
一番ヶ瀬天志:「……渾身だ」
池田真葵:「……!」息を呑む。
愛染ミミカ:「おおーー!!すっご!!」
一番ヶ瀬天志:「全力をくれてやったぞ。ニコ。俺の『一撃』を」
池田真葵:「すごい……何が……?」
桜井亜衣良:獣の視覚ですら追いつけぬその結果。「…!?」
池田真葵:「これが……一撃……?」
桜井亜衣良:「み、見えなかった…!」
一番ヶ瀬天志:指で汗を拭う 「……どうだ?」
愛染ミミカ:一撃きた!/○一撃まだ? > ○一撃すご!!/一撃まだ?
愛染ミミカ:「すごいじゃん天志クン!ホントに一撃番長じゃん!」
愛染ミミカ:無邪気に喜び、バチン!と天志くんの尻を叩く。
一番ヶ瀬天志:「最初から最後まで俺は……ンッ……一撃番長だ」
一番ヶ瀬天志:「本当も嘘も、あるものか」
桜井亜衣良:「ちょっと声出されると気まずいんだけど…」
桜井亜衣良:「ふふ、たしかに、そこはそうだったか」
GM:分身とHPを共有しているためニコ・アミューズ(男)が戦闘不能になるのと同時にニコ・アミューズ(女)も戦闘不能になり
GM:ニコ・アミューズ(女)は「エネミーアイテム:勇気の仮面」を使用し、戦闘不能を回復します!
GM:倒れ伏していた少年の体が電子めいて消滅していく。
一番ヶ瀬天志:「……ニコ!」
GM:同じタイミングで倒れ伏した少女の体へとその電子が吸い込まれていく。
GM:その瞬間、少女はゆっくりと立ち上がる。
一番ヶ瀬天志:身体が消滅し、さすがに少し焦りが滲んだが
ニコ・アミューズ:「クソ痛え。死ぬかと思った」
ニコ・アミューズ:「まさかこのあたしがコンティニューさせられるなんて……!」
一番ヶ瀬天志:ニコ(女)が立ち上がると、すぐに動揺を覆い、そちらに向き直る。 「……当然だ。俺の『一撃』なんだからな」
愛染ミミカ:「ウッソ……一撃番長の一撃を受けたのに……!?」
ニコ・アミューズ:「こんな屈辱、生まれて初めてだ。必ずあんたをぶちのめしてやる!」
池田真葵:「あれ?」
池田真葵:「一撃で倒れなかったら……」
愛染ミミカ:「ていうか……それじゃあ……!」チラチラとニコと天志くんに視線を行き来させる
池田真葵:「一撃番長ってどうなっちゃうんだろう」
桜井亜衣良:「み、ミミカさん!素直!」
愛染ミミカ:「どういうこと!?ねえ!」
一番ヶ瀬天志:「……別に……」
愛染ミミカ:パンパンパパンパパンパパン!
一番ヶ瀬天志:「一撃で全ての力を放出する、とかではないが……」
ニコ・アミューズ:「天志はどうなっても天志だから。大丈夫だよ、あたしは信じてっから」
一番ヶ瀬天志:「あっんっんんっ」
桜井亜衣良:「いまの音なに?」
一番ヶ瀬天志:「……全ての力を放出するとかではないが」
ニコ・アミューズ:優しい声色で励ます。
桜井亜衣良:「一瞬記憶を消していいかな…」
一番ヶ瀬天志:「俺は『一撃番長』。全ての戦いを一撃で決する番長だ」
ニコ・アミューズ:「え。まさか弐発目は撃てないとかじゃないよね?」
ニコ・アミューズ:「あたし、次は本気でいくけど」
一番ヶ瀬天志:「この称号は飾りではない。それができなかった以上……これ以上の攻撃を撃つつもりはない」
一番ヶ瀬天志:「二発目を撃てないとかではなくな」
池田真葵:「本気……」一歩下がろうとする。
ニコ・アミューズ:「あっそ。じゃあ、潔くゲームオーバーを受け入れな」
池田真葵:「……あっもしかして……」
池田真葵:(私に、ここから頑張れってこと……?)
桜井亜衣良:(まおいさんの反応…あっこれ忘れていいのかな)
ニコ・アミューズ:『壱』と書かれた仮面が砕け散る。
ニコ・アミューズ:「無敵の力はなくなったけど、だからってあたしは負けたりしない」
桜井亜衣良:(忘れよう。うんうん)
一番ヶ瀬天志:「ああ。この戦いは俺の負けだが……ゲームオーバーなものか」
池田真葵:「私が頑張らなきゃ……!」
ニコ・アミューズ:「ま、待て待て待て」
一番ヶ瀬天志:「俺の言ったことを思い出してみろ。……戦いは終わりやしないぞ!」
ニコ・アミューズ:「負け、認めるの?」
ニコ・アミューズ:「勝敗の基準、そこにあったの?」
一番ヶ瀬天志:「そうだ。俺の『一撃』を凌がれた時点で、『一撃番長』は負けだ」
一番ヶ瀬天志:「そして、もう一度言うぞ。だから何だ? ニコ……」
ニコ・アミューズ:「…………」
一番ヶ瀬天志:「俺はこの戦いに命など賭けちゃいないし……」
一番ヶ瀬天志:「……一緒に戦う仲間は、まだまったく負けを認めちゃいない」
一番ヶ瀬天志:「俺たちの目的は、この裏カジノを叩き潰し、愛染を助けることだ」
ニコ・アミューズ:「クソモヤモヤするけど……いいよ。だったら、あたしも今は切り替えてやる」
ニコ・アミューズ:「……あたしは壱号取立人、ニコ・アミューズ。ここからは取立人としての仕事を全うする」
一番ヶ瀬天志:「フ。……ゲームセンターのレネゲイドビーイングが、勝負も成立させられず、仕事に打ち込むしかできないか」
ニコ・アミューズ:「池田真葵。あなたの賭けたものを今ここで取り立てさせていただく」
一番ヶ瀬天志:「向いてないぞ。……気付かせてやる。それをな」
ニコ・アミューズ:「天志は後で話あっから」睨んで言う。
池田真葵:「えっ……」
池田真葵:「あっ」遅れてキッとする。
池田真葵:「やらせないもん!」
ニコ・アミューズ:「ならば、武力を行使させていただくことになります。取立を執行します」
ニコ・アミューズ:拳が再び燃え上がる。
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を23(→ 23)増加 (110 → 133)


GM:では、一番ヶ瀬くんの番はこれで終了!
GM:イニシアチブ
GM:ニコ・アミューズは闘争のアージエフェクト《魂焦がして》を使用。
GM:HPの現在値と最大値を+LVdします!
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 26[5,9,4,8] → 26

GM:出目いい!これならばまだ戦える!
桜井亜衣良:あ、がんばるな!
GM:では、改めて次は行動値4の真葵さんの番!
池田真葵:むー!
池田真葵:がんばる!
GM:債務者じゃあ取立人には勝てんぞ!
池田真葵:マイナーなし、メジャー『ショート・ピクシーズ・デリンジャー』:《アタックプログラム》《クレイジードライブ》。
池田真葵:ニコちゃんを攻撃するよ!
GM:く、クレイジー!
GM:では、命中判定どうぞ!
池田真葵:3dx+18
DoubleCross : (3DX10+18) → 7[4,5,7]+18 → 25

池田真葵:がんばった
桜井亜衣良:えらー
GM:ニコ・アミューズはガードを宣言!《白熱》の効果でガード値もあるからな!
池田真葵:えへへ
池田真葵:ダメージ行きます!
池田真葵:2d10+28+12+2d10+5 ガード装甲有効
DoubleCross : (2D10+28+12+2D10+5) → 5[4,1]+28+12+12[7,5]+5 → 62

GM:さらにガード時にオートアクションで《蒼き悪魔》を使用!キミにも15点ダメージを受けてもらう!
GM:すごいダメージ出るね!?
池田真葵:自分には電磁バリアできない……
池田真葵:池田真葵のHPを15(→ 15)減少 (30 → 15)
GM:は、初めてダメージを与えた!
桜井亜衣良:うおおお
GM:そして、そのダメージは先ほど回復したHPでも耐え切れん!
GM:ニコ・アミューズは今度こそ戦闘不能になります!
一番ヶ瀬天志:これが絆の力だ
愛染ミミカ:やった~~
GM:攻撃の演出どうぞ!
池田真葵:やった!
池田真葵:池田真葵の侵蝕率を7(→ 7)増加 (107 → 114)


池田真葵:「……“ピクシー”。お願い」
池田真葵:震える手で、指を構える。その手には小さなメダルが握られている。
ニコ・アミューズ:「震えてるじゃありませんか。降伏するなら今のうちですよ」
ニコ・アミューズ:慣れた動きで燃える拳を構える。
池田真葵:「……私が、最初に、本当に返すべきは、これなの」
池田真葵:「一枚。拾ったメダルをね。使っちゃった」
池田真葵:「それが最初」
ニコ・アミューズ:「それが何ですか。とてもあなたの賭け金の総額には足りませんよ」
池田真葵:ピン、と弾くように放つ。それは真っ直ぐ弾丸のように飛ぶ――訳では無い。
池田真葵:「分かってる。ただの種かもしれない」チリン、と緩やかな放物線で飛ぶ。
ニコ・アミューズ:「くだらない。そんなもの飛び道具になるか……!」
池田真葵:「だけど、ここから始まったんだから。ないがしろにはしない」
池田真葵:それが放物線の頂点に至った時。
ニコ・アミューズ:「あなたの弱さが招いた結末だ。大人しく受け入れろ!」燃える拳を突き出す。
池田真葵:それを触媒の起点に、強烈な電磁波が発生する。
ニコ・アミューズ:「こ、これは……!」
池田真葵:それは周囲の電波・磁場を乱し、大規模な障害を発生させる。
池田真葵:ゲームセンターのレネゲイドビーイングには、特効とも言える大規模の故障発生。
ニコ・アミューズ:「まずい。この上は……!」
池田真葵:鳥の鳴き声のような音が響き渡る。
ニコ・アミューズ:「やめろおおおおおッ!」悲鳴をあげ、もだえ苦しむ!
桜井亜衣良:「機器が……」
愛染ミミカ:「おおお……」
ニコ・アミューズ:突き出された拳がキミの肩をえぐる。
池田真葵:「きゃっ……!」
桜井亜衣良:「これならセンター内の機器が、まおいさんっ!?」
ニコ・アミューズ:「弱者が……なんで強者にたてつくんだよ……」そのままゆっくりと倒れ込む。
池田真葵:パチパチと残雷が、地から天。遊ぶように舞う。
池田真葵:「弱いからだよ」
池田真葵:「弱いから、強くなりたいって思うの。ああなりたいって」
池田真葵:「ちょっとは、そうなったかな、私……」
ニコ・アミューズ:「…………」倒れてもだえ苦しみながらキミを見上げる。
愛染ミミカ:「まおいちゃん、すごいよ!」笑顔でピースを送って「超かっこいい!」
一番ヶ瀬天志:「……」 ニコが最後に抵抗して倒れるまでを、押し黙ってじっと見届ける
桜井亜衣良:「……他の誰にも。できないことです…」
池田真葵:「ほ、本当……?」肩の力が抜ける。「よかったあ~……」
ニコ・アミューズ:「それは……あたしの知らない感情だ……」
一番ヶ瀬天志:「……良かったな。この勝負が命賭けでなくて」
池田真葵:「緊張したあ~……」
一番ヶ瀬天志:「俺は良かったと思っているよ」
桜井亜衣良:「うん!すっごくすてきでした!」
ニコ・アミューズ:「……あんたの勝ちだ。池田真葵」
池田真葵:「えへへ……そうかな……」
池田真葵:「ニコちゃん……」
ニコ・アミューズ:「取り立てはここまでにする」そう言って気を失う。
仮野るかこ:「あの子は優秀な駒だったんだけどね。最後まで付き合ってもらえなくて残念だ」
池田真葵:「うん。うん、じゃあ、残りは……」
池田真葵:「取り戻すところ、だよ。そこも頑張るから!」
仮野るかこ:「タイムリミットまであと少し。その前にケリを付けよう」


GM:では、真葵さんの番はこれで終了!
GM:次は行動値0に下げられてしまった仮野るかこの番!
仮野るかこ:マイナーはなし
仮野るかこ:《コンセントレイト:ノイマン》+《マルチターゲット》+《カスタマイズ》+《ギガノトランス》を使用。
桜井亜衣良:ギガーッ
仮野るかこ:シーン選択。黄金銃を使用してキミたち全員に攻撃します!
池田真葵:エゲツない!
一番ヶ瀬天志:なんてことを
愛染ミミカ:やめなるかこ
GM:棺ももうないしな!
仮野るかこ:命中判定いくよ!
一番ヶ瀬天志:卑劣な……
GM:自業自得!
仮野るかこ:12dx7+5
DoubleCross : (12DX7+5) → 10[2,3,3,4,6,7,9,9,9,9,9,10]+10[4,5,6,7,7,9,10]+10[3,5,7,8]+3[3,3]+5 → 38

池田真葵:暴走でーす
GM:あっ、回った!
桜井亜衣良:暴走マン
GM:命中判定の達成値は38!
愛染ミミカ:私も暴走してた
一番ヶ瀬天志:一応ドッジしとくか
GM:キミたち……
一番ヶ瀬天志:4dx=>38
DoubleCross : (4DX10>=38) → 7[3,4,6,7] → 7 → 失敗

一番ヶ瀬天志:ラッキーセブン!
GM:では、全員命中だな
桜井亜衣良:めでたい
仮野るかこ:黄金銃の効果を使用して攻撃力+5。ダメージいきます!
仮野るかこ:4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 21[3,9,8,1]+22 → 43

池田真葵:『スプライト・ゴースト』:《電磁バリア》
GM:43点!装甲は有効!
桜井亜衣良:マオーッ
池田真葵:3回使って自分以外のみんなに使うよ!
愛染ミミカ:すごすぎ
GM:な、なんてやつ……!
一番ヶ瀬天志:頼れすぎ
池田真葵:43-1d10-12 ミミカちゃん
DoubleCross : (43-1D10-12) → 43-3[3]-12 → 28

GM:だが、それでも止めきれるかな……!
池田真葵:43-1d10-12 亜衣良ちゃん
DoubleCross : (43-1D10-12) → 43-4[4]-12 → 27

桜井亜衣良:これって、これに
池田真葵:43-1d10-12 一番ヶ瀬くん
DoubleCross : (43-1D10-12) → 43-7[7]-12 → 24

桜井亜衣良:学園天使ってできるんだっけ…?
池田真葵:学園天使は判定ダイスしか増えないよ~
桜井亜衣良:りょ!
一番ヶ瀬天志:装甲で12減らして12点 現HPが22なので、生存です
GM:い、生きてる!
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志のHPを10(→ 10)に変更 (22 → 10)
池田真葵:判定ダイスじゃない 判定達成値
池田真葵:みんなここから装甲を引いてダメージ処理してね
桜井亜衣良:装甲で8  27 で 35減らせて
GM:落ちろー!
池田真葵:あっ軽減後ダメージが27だから
池田真葵:装甲8引くと19ダメージかな
桜井亜衣良:あっそうかありがたい
桜井亜衣良:さすがに一回は死んじゃうか では
愛染ミミカ:軽減後28点、 装甲5HP25でギリギリ生存 HP2です
GM:ミミカさん、生きてる!?
GM:ひええ
桜井亜衣良:“カルペ・ディエム” 興味/〇憤懣 を 興味/〇悔悟にしてから
池田真葵:よかった~
池田真葵:私は自分を軽減できないので倒れます!
桜井亜衣良:タイタスにします。昇華して復活するよ。
GM:2人は落とした……!
GM:いや、でも2人生きてるのどうなってんの!
池田真葵:リズちゃんのロイスを切って復活する!
GM:生き返った!
GM:では、攻撃の演出いきます!


仮野るかこ:荒い息をしたまま叫ぶ。
仮野るかこ:「おい、黒服連中。私にありったけの武器を持ってこい!」
GM:その言葉を受け、黒服たちは次々と銃火器を差し出す。
仮野るかこ:ライフル。ハンドガン。サブマシンガン。手榴弾。
仮野るかこ:大量の武器を引きずりながらキミたちに向ける。
池田真葵:「……!」
仮野るかこ:「さあ。笑えよ」
仮野るかこ:銃火器が火を噴く。爆発が起きる。
池田真葵:「ダ……ダメ!」
池田真葵:小鳥の囀りが響く。大気が歪む。
池田真葵:これまでよりも大きく広く。"夜明の合唱(ドーンコーラス)"のように。
仮野るかこ:「弱っちいんだよ。その程度の障壁……!」
桜井亜衣良:(…まただ、まおいさんの…この音)爆発より先に近くし、身構える。
池田真葵:それを契機に、大規模な周波数変動が発生。磁気嵐が火器の射線をめちゃくちゃにした。
仮野るかこ:「最新鋭の兵器だ。いくらしたと思ってる。吹き飛べよ……!」
GM:電磁波に乱されながら無数の銃弾が飛び交う!
池田真葵:攻撃方向の完全散逸化。
一番ヶ瀬天志:「くっ……!」 腕を掲げて頭を守る
池田真葵:妖精たちのイタズラのように、弾丸が四方八方に無秩序に離散する。
GM:大量の銃火はそれでもなおキミたちの体をえぐる!
桜井亜衣良:(すごいのにな。…気づけないの、わたしが言えた話じゃないけど)最後の一弾が抉る。それでも予想よりはだいぶ軽く。
池田真葵:「ううっ……!」取り立て人の格好をしていたスーツが裂けて、傷口からは元の制服のシャツが覗く。
仮野るかこ:「くたばれ。あんたらの全部、台無しにしてやる…!」
愛染ミミカ:一部の銃弾が腹や太腿を穿つ。真葵により急所は逸れ、オーヴァードにはリザレクトがあるといえど、当然激痛が走る。
愛染ミミカ:……だが、まるで何事も無かったかのような表情を保ってみせる。
一番ヶ瀬天志:(……銃の集中攻撃にしては、あまり痛みがない。オーヴァードだからか? 元来そんなものなのか? いや……)
愛染ミミカ:「……で?」
愛染ミミカ:友人に視線を向け
愛染ミミカ:「こんなの全然痛くないよ、るかこ」
仮野るかこ:「……なんで。なんで立ってんの」弾切れになったマシンガンを捨てる。
桜井亜衣良:制服の端を焼き切る感触はまだ甘い。「…ありがとうございます、まおいさん!」
仮野るかこ:「意味が分からん。痛いだろ。苦しいだろ。もう諦めろよ!」
一番ヶ瀬天志:「やっぱり池田さんに助けられたか……助かります」
愛染ミミカ:「やだ。てか全然効かないし。るかこがやめるまで、絶対やめない」
愛染ミミカ:後ろ手にサムズアップする
池田真葵:こく、と頷く。
仮野るかこ:「何なんだよ、もう……!」辛そうに呻く。
GM:では、仮野るかこの番はこれで終了!
GM:全員の手番が終了したので1ラウンド目はこれで終了だ!


GM:クリンナップな何もないと思いますので
GM:2ラウンド目!
GM:まずはセットアップから
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします
桜井亜衣良:えーっと、コメディアンにタゲロしててこれがシーン中だったはずなので、なしかな
愛染ミミカ:また《狂騒の旋律》!受ける人はどうぞ +12して暴走です
一番ヶ瀬天志:《灰色の庭》! 行動値を-15しな!
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を5(→ 5)増加 (132 → 137)
一番ヶ瀬天志:旋律は受けません
桜井亜衣良:きょーそーもらいまーす
一番ヶ瀬天志:一番ヶ瀬天志の侵蝕率を2(→ 2)増加 (133 → 135)
仮野るかこ:「ギルド専用エンブレム:マネーパワー」を使用。財産点を10点消費してラウンド中の攻撃力+10。行動値は-5される。
一番ヶ瀬天志:俺の一撃は終わったのだ……
GM:また行動値0になるの!!?
池田真葵:もうないです 持続してるから
一番ヶ瀬天志:ゆっくりしていってね
GM:で、ではエネミーの行動値は0になります
GM:セットアップの演出がある人はどうぞ!
一番ヶ瀬天志:ないよ
愛染ミミカ:無!
GM:では、るかこがちょっとだけ。
GM:カジノ内がめちゃくちゃになり、壱号取立人が倒れ、黒服たちも多くが逃げ出そうとしている。
仮野るかこ:「まだだ。働けよ。お前らの役目は終わってない……!」
GM:紙幣をばら撒くと、逃げ出そうとしていた黒服の男たちがすごいスピードでUターンして戦線に戻ってくる!
愛染ミミカ:「るかこ!そんな汚い金持ちみたいなマネ似合ってないよ!」
桜井亜衣良:「この状況でお金のほう取るの大丈夫ですか?生徒なんですよねこれ…」
一番ヶ瀬天志:「ガッツがある」
仮野るかこ:「今のあたしにはこういうこともできるんだよ!」
池田真葵:「やっぱりみんな摘発したほうがいいよね……?」
仮野るかこ:(けど、これでだいぶ使い切ったか……)最後に手元に残った千円札だけを握りしめる。
GM:では、セットアップはこれで終了!


GM:ここからは行動値の高い順番に手番を行っていきます。
GM:まずは行動値9のアイラさんの番!
桜井亜衣良:はあいっ
桜井亜衣良:マイナーなし、メジャーでコンボ『マナザシ:INTO YOUR EYES』/《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》《天からの眼》。
桜井亜衣良:ショットガン・スラッグでの射撃攻撃/サイドリール適用。対象はるかこさん
GM:では、その判定の直前!
桜井亜衣良:なにっ
GM:るかこが《目潰しの砂》を使用!判定のダイスを-3個してもらう!
桜井亜衣良:いたいよーーー
GM:あたしは何としてでも勝つぞ!
愛染ミミカ:やめなるかこ
GM:やめないし
GM:では、何もなければそのまま命中判定をどうぞ!
桜井亜衣良:へらすよ~ 11のはずだったので8になる
桜井亜衣良:8dx7+9
DoubleCross : (8DX7+9) → 10[1,2,2,2,4,5,9,10]+10[7,9]+2[2,2]+9 → 31

桜井亜衣良:桜井亜衣良の侵蝕率を4(→ 4)増加 (119 → 123)
桜井亜衣良:しゃおらっ 回せば関係ない!
GM:へ、減らしたのに回ってる!?
GM:う、うおおお!
GM:避けてやる!
GM:ドッジを宣言!
仮野るかこ:4dx+1>=31
DoubleCross : (4DX10+1>=31) → 9[3,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

桜井亜衣良:うおおおダメージ
GM:ぐっ、ダメか……!
GM:どうぞ!
桜井亜衣良:4d10+44+1D10+12
DoubleCross : (4D10+44+1D10+12) → 18[3,6,2,7]+44+6[6]+12 → 80

GM:強いな……さすが……!
桜井亜衣良:固定値と運二つの属性を併せ持つ♠
GM:復活エフェクトで回復したHPは40だったので
GM:どうやっても耐えられない!
GM:仮野るかこはその攻撃でひとまず完全に戦闘不能になります!
桜井亜衣良:ひとまず完全に
愛染ミミカ:ひとまず……
池田真葵:ひと……
GM:では、攻撃の演出いきましょう!


GM:ひび割れた仮面から覗く瞳がアイラさんを見つめる。
仮野るかこ:「……アイラちゃん。さっきの答え、たぶん復讐じゃないな」
桜井亜衣良:見返す。目の周囲にはまだ光輪が浮かんでいる。
仮野るかこ:「弱い人間なのはあたしだけじゃないってことを確かめたかったんだと思う。自分の無力さから目を逸らすために……」
桜井亜衣良:「では、なんなのか。聞いてもいいでしょうか?」
桜井亜衣良:目を見張る。
仮野るかこ:「けど、それが分かったところでどうにもならないけどね」
仮野るかこ:「この仮面はもう。あたしにも止められないから」
桜井亜衣良:かすかな動揺に褐色の羽根がわずかに揺れて。
GM:笑い顔の男の仮面をした怪人がアイラさんに拳銃を向ける!
桜井亜衣良:だが、そこに溶けた黒い羽根が背中を押した。そんな気がした。
桜井亜衣良:「だから…みんな、止めにきたんじゃないですか」
仮野るかこ:「それだって手遅れなんだよ……!」
仮野るかこ:拳銃の引き金を弾く。翼持つ少女へ向かって弾丸が飛ぶ。
桜井亜衣良:水鉄砲から飛び出たシャボン玉が、まっすぐに。その目の輝きを照り返す。
桜井亜衣良:弾丸にシャボンのひとつが触れ、爆ぜる。
桜井亜衣良:その衝撃で仮野さんを吹き飛ばす!
仮野るかこ:「ぐっ……!」爆発によって吹き飛ばされて倒れ込む!
仮野るかこ:仮面にもヒビが入っていく!
桜井亜衣良:「……仮面が……!」
仮野るかこ:「アイラちゃん先輩。あなたがどうしてあたしを止めるのさ?」
仮野るかこ:弱々しい声で呟く。
仮野るかこ:「助ける理由なんて……ないはずなのに……」
桜井亜衣良:「わたしも、弱くてみっともないのはわたしだけではないんだと……いや、もっと」
桜井亜衣良:「自分よりそんな人がいてほしいくらいの、気持ちでここにいたから」
仮野るかこ:「あなたも……?」
桜井亜衣良:「オーヴァードだって誰だって、ほんとはきっと弱いもん」
桜井亜衣良:「それを、なんとか今更いい人ぶりたいだけです。手遅れじゃないって、わたしのため」
桜井亜衣良:「それが、本音、たぶん」ぱちんと最後のシャボン玉が弾けて消えた。
仮野るかこ:「あたしも」
仮野るかこ:「もっと格好付けておけばよかったな。今更だけど」
仮野るかこ:傷だらけの格好で身を起こし、顔を上げる。
仮野るかこ:「もっと早くあななたちが来ていてくれれば……ううん」
仮野るかこ:キミたちを見て言う。
仮野るかこ:「せめてミミカたちだけでも」
GM:仮野るかこは戦闘不能時に
GM:《ラストアクション》を使用。倒れる直前に最後の行動を行います。
GM:マイナーアクション!
仮野るかこ:マイナーを使用してミミカに話しかけます
愛染ミミカ:なにっ
桜井亜衣良:使わなくても話していいのよ
仮野るかこ:「あのさ、ミミカ。色々酷いことして本当にごめん」
愛染ミミカ:「うん?どれ?」
愛染ミミカ:「別にいーよ、あたしもお店メチャメチャにしたし」
仮野るかこ:「色々だって。とにかく色々。時間ないから聞いて!」
仮野るかこ:「店のことは後でミミカも謝ってよ!」
愛染ミミカ:「えぇ~……」嫌そうな顔
仮野るかこ:「露骨に嫌そうな顔するじゃん……じゃあいいよ……」
仮野るかこ:「そうじゃなくて」
仮野るかこ:「……学園島の港にヨットを停めてある。そこに首輪のスペアキーを置いたから」
仮野るかこ:「皆を連れて急いで。今、向かえばまだ間に合うはずだから」
愛染ミミカ:「?」首を傾げ「るかこが持ってんじゃないの?」
仮野るかこ:「ここにいちゃダメ」
仮野るかこ:「早く行って」
愛染ミミカ:「なんでよ」
仮野るかこ:「最後くらい良い人ぶらせてよ」
愛染ミミカ:「や、だから、何が最後なの?」
仮野るかこ:「いいから行ってってば!」
愛染ミミカ:「るかこいっつも理由言ってくんないじゃん。あたしわかんないよ」
愛染ミミカ:「言わないと絶対動かないからね」
仮野るかこ:「……アカデミアは今からこの仮面の支配下に置かれる」
愛染ミミカ:「人に言われてなんかやんのキライだし~」
愛染ミミカ:「……?」
愛染ミミカ:「流行んの?それ」
仮野るかこ:「全ての生徒は堕落して、ただ自分の欲望のままに行動するようになる」
仮野るかこ:「流行るよ。この施設の地下にはそれを可能にするだけのエネルギーが溜まってる」
愛染ミミカ:「あの棒じゃん!」
愛染ミミカ:「意味あったんだアレ」
仮野るかこ:「それが、一気に解放されるから。いくらオーヴァードでもどうしようもない」
仮野るかこ:「意味なし棒だと思ってたの!?」
愛染ミミカ:「思ってた」
仮野るかこ:「マジか……」
仮野るかこ:「理由言ったから……」
仮野るかこ:「行ってよ。逃げて」
仮野るかこ:「もう時間がない。……最後にミミカに会えてよかった」
愛染ミミカ:「え、いやフツーにヤなんだけど」
仮野るかこ:「なんでさ!?お願いだよ、ミミカ……!」
愛染ミミカ:「よく分かんないけど。その仮面ぶっ壊せばよくない?」
仮野るかこ:「はあ!?そんなこと簡単にできるわけないじゃん……!」
GM:では、ここでルールの説明をします。
GM:ミミカさんはここで仮野るかこへのロイスをタイタスに変えても構いません。タイタス化した場合、キミたちは全員このシーンから無条件で退場することができます。
GM:そして、そのままスペアキーで首輪爆弾を外し、四人で学園島から逃げ出すことが可能です。
GM:これ以後のタイミングで逃走する場合は判定が要求されるようになります。そのため、これが無条件で逃走できる最後のタイミングです。
GM:ミミカさんは、仮野るかこへのロイスをタイタス化してもいいし、しなくても構いません。
愛染ミミカ:しません!
GM:OK!
愛染ミミカ:「あ~、ごめんみんな、なんかそういうことらしいから」
愛染ミミカ:三人を振り返って「先行っててくれる?こっちはなんかなんとかするから」
池田真葵:「えっ?ちょっと待ってよ……」
池田真葵:「どういうこと……?」
仮野るかこ:「いや、そういうことじゃないよ!みんなもミミカを止めて!」
桜井亜衣良:「えっ。いや。えーっ」ワタワタする。
桜井亜衣良:「い、いろいろ言いたいことはありますが…まずっ」
桜井亜衣良:「先行くわけなくないですか!?ねっ!?」まおいさんとバンガセくんを見る。
池田真葵:「そ……そうだよ!」
池田真葵:「残るなら私たちも残るよ!」
一番ヶ瀬天志:「ここまでさんざん、それぞれの事情と理由に巻き込まれたし、巻き込んできたんだ」
一番ヶ瀬天志:「今更渋いことを言うんじゃない。……何をするにしても、1人より4人の方が勝算はあるだろ?」
愛染ミミカ:「……ん。ありがとね」笑って頷き
愛染ミミカ:「ほらぁ」るかこを見る「フツーこうだって」
仮野るかこ:「なんていうか、本当にミミカの友達って感じだな……あんたら……」感慨深そうに言う。
仮野るかこ:「全然フツーじゃないけどね」
愛染ミミカ:「最後にミミカに会えてよかった……」キメ顔イケボ
仮野るかこ:「」
愛染ミミカ:「じゃないでしょ。何かっこつけてんの?」
仮野るかこ:「おい!!!」
仮野るかこ:「生き残ったら黒歴史になるだろ、それ!!」
愛染ミミカ:「もっと格好付けておけば……とか言ってたけど」
愛染ミミカ:「逆でしょ。最初から格好つけすぎなんだって」
仮野るかこ:「そ……そうだったかも……」恥ずかしそうに言う。
愛染ミミカ:「お金無くした時点で先生やら風紀委員やら生徒会に言うなり、部活のみんなに正直に話すなりすればよかったのにさ」
池田真葵:「うう……」勝手にダメージを受けている。
仮野るかこ:「めちゃくちゃ正論言うじゃん……ミミカの癖に……」
愛染ミミカ:「つーか、それ言うなら」
愛染ミミカ:屈みこんでじっと目を合わせる。
愛染ミミカ:「るかこもあたしの友達じゃん」
仮野るかこ:「そ、そうですね」顔を上げて見つめ返す。そのままの姿勢で固まる。
愛染ミミカ:「私に構わず逃げて……」萌え声「とかやられても、あっそうすかお疲れ~って」
愛染ミミカ:「帰れるわけなくない?」
仮野るかこ:「そんな萌え声生主みたいな声では言ってないが……」
仮野るかこ:「はぁ。もう本当に……」ため息を吐く。
仮野るかこ:「ミミカは変わんないなぁ」
仮野るかこ:「マジでこの学園を救えるんだね?」真剣な目でキミを見つめる。
愛染ミミカ:「それよく言われる」笑って「まおいちゃんセンパイは変わりたいって言って頑張ってるけど……」
愛染ミミカ:「あたしは逆なの。変わらないのを頑張ってる」
愛染ミミカ:「や、知らんけど。何とかなるんじゃね?」
仮野るかこ:「本っ当に格好良いな、あたしの惚れた女は」
仮野るかこ:「それじゃあ、何とかしてもらおうかな」
GM:仮野るかこの顔に残った仮面が禍々しく輝く。
GM:同時にキミたちは地の底から光の粒子のようなものが湧き上がり、地中深くから強烈な威圧感が発されていることに気付くでしょう。
仮野るかこ:《ラストアクション》によるメジャーアクション!
仮野るかこ:仮野るかこは「エネミーアイテム:堕落の仮面」の効果を発動させます。これにより「Eロイス:心の爆弾」+「Eロイス:傲慢な理想」×3を使用!
GM:これは、ミミカさんのRHOの効果で止めることが可能ですが、その前に判定が発生します!
愛染ミミカ:なにっ
桜井亜衣良:なにをっ
仮野るかこ:ひび割れた仮面から覗く瞳が、虚ろに見開かれる。
GM:『笑い顔の男の仮面』が禍々しく輝く。おどろおどろしいレネゲイドが周囲に広がっていく!
GM:その瞬間、この場にいる人間たちの顔がレネゲイドによって生成された仮面で覆われていく!
GM:逃げ遅れた黒服たちやたまたま1日外出をしていた小太りの男、横浜流星に似た伝説のギャンブラーはその仮面の力によってもがき苦しむ!
GM:そして、彼らは一様に欲望に満ちたうめき声をあげ始める!
愛染ミミカ:「うわ~~っなにこれ!」
愛染ミミカ:「ちょっとウケんね笑」
GM:「金が欲しい!金が!」「これ以上労働したくない!たくさん美味いもの食うぞ〜!」「ぎ、ギャンブルがしてえ……!」
桜井亜衣良:(いま横浜流星みたいな人いなかった…?)
池田真葵:「惚れ……え、えええ???……何?何が起きてるの?」
桜井亜衣良:「う、ウケてる場合ですか~!?」
GM:闇カジノの地下労働施設の力によって強化された「Eロイス:心の爆弾」+「Eロイス:傲慢な理想」×3の効果で、学園都市の全ての生徒は理性を奪われて欲望に忠実に生きるようになります。そして、アカデミアは退廃学園都市と化すでしょう。
一番ヶ瀬天志:「始まった、ということだろうな。止められなければ学園中が……俺たちもあの、卑劣な班長っぽい小太りや横浜流星似の男のようになる」
仮野るかこ:「あ…………みみ、か……」仮面の下で苦しげなうめき声を上げ、手を伸ばす。
愛染ミミカ:「! るかこ!」手を握る
GM:こびりつくようなおぞましいレネゲイドはキミたちの方にも迫る!
GM:キミたちのオーヴァードとしの本能が告げる。『今すぐ逃げるべきだ』と。
GM:ここで、ミミカさんには最後の判定を行ってもらいます!
愛染ミミカ:むむっ
GM:判定に成功すればRHOの効果によって仮野るかこの仮面の効果を止めることができます。
GM:ただし失敗した場合、ミミカさんは恐れに負けてしまうため、仮野るかこへのロイスをタイタス化して全員でこの場から逃げ出してもらうことになります。
愛染ミミカ:大変だ
GM:さらに逃げ出す時には全員に【肉体】での判定をしてもらい、失敗した人は暴徒に巻き込まれてそのまま堕落退廃学園都市の中に囚われることになります。
桜井亜衣良:たいへんすぎ!
愛染ミミカ:天志クンがエッチなことになっちゃうよ~~!
桜井亜衣良:これ以上
GM:それは元からでしょ!
桜井亜衣良:暴徒に襲われるってそういうことかよ。
池田真葵:ログが公開できなくなっちゃう
一番ヶ瀬天志:布石だったのかよ 今までのは
GM:あんな男のために……
GM:というわけで、ミミカさんには判定をしてもらいましょう!
GM:〈意志〉で難易度は15だ!
愛染ミミカ:ムムム
GM:エフェクトなど使えるものは使っていいよ!
愛染ミミカ:振りましょう!《紡ぎの魔眼》とブーメランアスピスを使用。
GM:では、いつでも判定をどうぞ!
愛染ミミカ:いくぞ!
愛染ミミカ:7DX+4+3>=15
DoubleCross : (7DX10+7>=15) → 10[1,2,7,8,8,8,10]+8[8]+7 → 25 → 成功

桜井亜衣良:すげえ!
池田真葵:やば
GM:よ、余裕で成功させてる!
愛染ミミカ:愛染ミミカの侵蝕率を2(→ 2)増加 (137 → 139)
一番ヶ瀬天志:意志強
桜井亜衣良:意志がつよすぎる
愛染ミミカ:カチカチの意志
GM:では、ミミカさんは迫りくる強大なレネゲイドへの恐怖を払いのけることができる!
GM:RHOの効果はこれで問題なく使用可能だ!
愛染ミミカ:勿論使います!
GM:OK!では、「エネミーアイテム:堕落の仮面」の効果は無効化されます!
仮野るかこ:「ミミカ……」弱々しい力でキミの手を握り返す。
仮野るかこ:だが、顔に残った仮面は依然として禍々しい輝きを放っている。
愛染ミミカ:「うわ~~なんかヤな感じする!YouTubeでホラー系チャンネル見てるときみたいな……」
GM:おぞましいレネゲイドがミミカさんに叩きつけられる。
愛染ミミカ:「るかこ、大丈夫?苦しいの?」
仮野るかこ:「苦しい、けど、変なんだ。頭が空っぽで、だんだん気持ちよくなって…………」
愛染ミミカ:「うぅっ……」悪寒に顔を顰めながら「……るかこ!るかこまでエッチな感じになんないでよ!」
GM:倒れている男たちも口々に自分の欲望を叫んでいる。
GM:押し寄せてくるレネゲイドに触れるとキミは彼女の手を振りほどきたい衝動に駆られるだろう。
愛染ミミカ:「く……」逆らうように、むしろ強くその手を握り締める。
愛染ミミカ:「ナメんなっ……!」
仮野るかこ:「いや、エッチなのはあそこの痴漢番長だけで十分……」苦しげにうめきながら言う。
仮野るかこ:「ミミカ……!」その手を必死に握り返す。
愛染ミミカ:「るかこどうすればいいのこれ!」
愛染ミミカ:「えーと……えーと……」
仮野るかこ:「自分で言ったんじゃん!ぶっ壊すって……!」
愛染ミミカ:「そうだよね!じゃあ……」
愛染ミミカ:「おりゃ!!」
愛染ミミカ:仮面ごとるかこの頬をビンタする
仮野るかこ:「!?」
仮野るかこ:「痛っ……」
仮野るかこ:その衝撃で、仮面に入っていたヒビが急速に押し広がっていく。
愛染ミミカ:「あっ……行けそう!」
仮野るかこ:「行けそうじゃないんだわ!」
愛染ミミカ:「るかこ!我慢して我慢!」
桜井亜衣良:(いま…ビンタしてなかった…?)
仮野るかこ:「えっ、もう一発いくの!?嘘でしょ!?」
愛染ミミカ:「おらぁ~~~っ!」
愛染ミミカ:ベシベシと連続で仮面を叩く。
池田真葵:「えっ大丈夫なの!?」
愛染ミミカ:「剥がれろこの!こら!死ね!!」
桜井亜衣良:(こ、これで合ってるのかな!?)まおいちゃんとバンガセくんにチラッチラッと助けを求める
池田真葵:「死ねって言った!?」
池田真葵:あわあわしている。
仮野るかこ:「一発どころじゃないんかい!」
桜井亜衣良:「死ぬ~っ!」
仮野るかこ:「やめて!このアホミミカ!死にたくない~!」
一番ヶ瀬天志:(痴漢番長……?) さっきるかこの口から出た言葉が引っかかってそれどころではない
愛染ミミカ:「うぎぎぎぎ……」仮面を引っ張って
愛染ミミカ:「みんなも手伝って!るかこ押さえて!」
桜井亜衣良:「あっはい!」
仮野るかこ:「待って!本気で顔取れちゃう!」
池田真葵:「う……うん!」
桜井亜衣良:「どうしたの行くよ!」バンガセくんの背中を押す。重い
仮野るかこ:必死に抵抗する。
一番ヶ瀬天志:「あっ、ああ……」
仮野るかこ:「あたしの美少女フェイスが二度と見れない感じになっちゃったらどうすんのよ!?」
愛染ミミカ:「も~~るかこが暴れたんだから我慢しな!」
一番ヶ瀬天志:がっしりと仮野るかこの腕を押さえる。抱えるように押さえつけるので、必然自分の胸元にるかこの腕を押し付ける格好になる
愛染ミミカ:「そしたら責任取ってあげるよ!」
仮野るかこ:「だからって助け方ってもんがあんじゃん~!」
池田真葵:「え、えーと引っ張ればいいの?」アイラちゃんの羽をグイグイ引っ張っている。
仮野るかこ:「責任って何!ミミカがお嫁にもらってくれんのか!?」
桜井亜衣良:「えっわたし!?」
桜井亜衣良:「引っ張るなら白い方だともげても大丈夫です!」
桜井亜衣良:「じゃない…!わたしではない…」
愛染ミミカ:「ほら行くよ!せーの!」
池田真葵:「あっそうか……」
仮野るかこ:「もげても大丈夫な羽根がこの世にあんのかよ~!?」
愛染ミミカ:「……えっと掛け声なんだ……?よいしょ!よいしょ!」
一番ヶ瀬天志:「無駄な抵抗はやめろ、仮野……!」
愛染ミミカ:ぐいぐいと力まかせに仮面を引っ張る
一番ヶ瀬天志:「よっ……よいしょ! よいしょ!」
桜井亜衣良:「よいしょー!よいしょっ」
仮野るかこ:「大きなカブか、あたしは!!」
池田真葵:「よ……よいしょ……!」
一番ヶ瀬天志:「くっ……こうも抵抗が激しいと……!」
一番ヶ瀬天志:仮野が激しく抵抗すればするほど、バニースーツの胸元がじりじりと下がっていく。
愛染ミミカ:「やばい!!」
仮野るかこ:「お前は無駄なセクシーアピールをやめろ!金の力で退学にするぞ!」
愛染ミミカ:「るかこ早くして!大変なことになっちゃう!」
愛染ミミカ:「ログが公開できなくなっちゃうよ!」
仮野るかこ:「痴漢番長はもうどうなってもいいじゃん~!」
池田真葵:「一回本体気絶させたほうがいいかな……?」手元でバチバチ雷が鳴っている。
桜井亜衣良:「もう…しょうがないですよ!バンガセくんは!もうあきらめよう!」
一番ヶ瀬天志:「仮野、錯乱しているのか……!? 愛染、こちらは気にしないでいい!」
仮野るかこ:「本人は少しくらい気にしろや!」
愛染ミミカ:「も~~っ!!」るかこと仮面、それぞれに黒い羽を生やし、重力の抵抗を薄れさせる。
仮野るかこ:「あっ」
GM:その瞬間、『笑い顔の男の仮面』が外れ
GM:粉々に砕け散る!
愛染ミミカ:「いい加減にし……あっ取れた」ベシン!!!!
GM:同時に周囲一帯を覆っていた禍々しいレネゲイドは霧散し
仮野るかこ:「痛ぁ!!?」
愛染ミミカ:仮面が取れた一瞬後に、るかこの頬にビンタが突き刺さる。
愛染ミミカ:「あっ……あはっあははははっ……ちょ……ごめ……」
愛染ミミカ:「ギリ遅かっ……アハハハハ!ふふっ……あはははは!!」マジでウケている
仮野るかこ:「痛いよ、もう。マジでバカじゃないの……」仮面が剝がれ落ちた顔の下でポロポロと涙をこぼす。
桜井亜衣良:「ミミカさん死ぬほどウケてる…」
愛染ミミカ:「ほら、何とかなったじゃん」
愛染ミミカ:赤くなった頬を軽く撫でる。
一番ヶ瀬天志:「ふぅ……仮面はどうにかなったようだな……」 バニースーツのずりおちた胸元を腕で覆っている
愛染ミミカ:「やっぱこっちの方がいいよ」
仮野るかこ:「何とか……うん。なったね」泣き笑いのような顔を浮かべる。
池田真葵:「な……なんとか、なったの、かな」
仮野るかこ:「よくないよ。涙でぐちゃぐちゃだし、はたかれたせいで頬っぺたは真っ赤だよ」
仮野るかこ:「たぶん今のあたし酷い顔してる」
愛染ミミカ:「でも、さっきまでよりるかこっぽいよ」
愛染ミミカ:笑って「いいじゃん。あたしは今の方が好き」
仮野るかこ:「そっか」
仮野るかこ:「ミミカがそう言ってくれるなら、これでいっか」
仮野るかこ:泣き腫らした真っ赤な顔で笑顔を浮かべてキミたちを見る。
愛染ミミカ:「ありがとね、みんな。なんとかなったっぽ……」
一番ヶ瀬天志:「……」 腕を組んでいる
愛染ミミカ:首輪の警告音が鳴り始める「やば!忘れてた!!」
桜井亜衣良:「はい、よかったで……す?」
桜井亜衣良:「あああ!」
池田真葵:「あっ」
一番ヶ瀬天志:「だよな。やはりそっちは解決していない」
愛染ミミカ:「るかこ!鍵鍵!」
池田真葵:「どどど……どうしよう!?」
GM:警告音は刻一刻と間隔が短くなり、今まさに起爆しようとする。
仮野るかこ:「あ。そうじゃん」
仮野るかこ:「鍵……」ポケットをあさる。
愛染ミミカ:「も~最後に使ったのどこ~?」
仮野るかこ:「ボートのとこに置いたのはスペアだから本物はあたしが持ってんだ」
仮野るかこ:「…………」ポケットをあさる。
愛染ミミカ:「……るかこ?」
桜井亜衣良:「えっ…なんで結構探してるんですか?」
仮野るかこ:「あのさ、あたしちょっと港まで散歩したい気分になったなぁ~。みんなは?」
愛染ミミカ:「失くしてんじゃん!!」
仮野るかこ:「見つからないだけだって!!」
池田真葵:「え……えええっ!?」
愛染ミミカ:「失くしてんじゃん!!」
一番ヶ瀬天志:「この期に及んで誤魔化すな。それでここまでの事件を起こしておいて……」
仮野るかこ:「失くしました……」
桜井亜衣良:「オチがひどすぎる~っ!!」
愛染ミミカ:「とほほ……もう爆弾首輪なんてコリゴリだよ~~」
仮野るかこ:「いや、でもダメだ。港に置いたやつはダメだ!」
愛染ミミカ:「なんで?」黒丸の中から
池田真葵:「は?」
仮野るかこ:「あれね、永劫の別れ前提で高級な指輪ケースに入れて置いたから」
桜井亜衣良:「温厚なまおいさんが『は?』になってますよ!まずいです!」
桜井亜衣良:「は?」
仮野るかこ:「ミミカに見られたらまた黒歴史が増える」
仮野るかこ:「あの鍵はやめよう」
愛染ミミカ:「だからかっこつけすぎでしょ!!」
一番ヶ瀬天志:「温厚な桜井が『は?』になっているぞ!」
桜井亜衣良:「まおいさん!この人気絶させてください!」
一番ヶ瀬天志:「お前がアホなことを言うから……!」
池田真葵:「う、うん……!」
池田真葵:バチバチと帯電させている。「あんまり制御自信ないけど……!」
仮野るかこ:「よし、全速力で港まで走ろっか」
愛染ミミカ:「え~あたしもう疲れた~」
仮野るかこ:「死ぬから!本気で爆発するから!」
池田真葵:「ミミカちゃんの命のためだよ!?」
一番ヶ瀬天志:「気持ちは分かるが、少なくともお前は走らないとまずいんだ」
一番ヶ瀬天志:画面が黒で覆われている内に、荒れまくったカジノの瓦礫の影で、その辺の黒服から剥ぎ取った黒服に着替えを済ませた 「ここまで来たらあと一息だろ」
一番ヶ瀬天志:「今までさんざん走ってきた……それをもう少しするだけだ」
一番ヶ瀬天志:「……そこの仮野をシバきつつな」
愛染ミミカ:「しょうがないな~……」《軽快なる積荷》。全員に能力を使って軽くする
仮野るかこ:「そうだよ!今度はあたしも一緒に走るからさ☆」イケボで言う。
桜井亜衣良:「軽い!」二重の意味
愛染ミミカ:「るかこのせいでしょ!」
愛染ミミカ:「とほほ……もう爆弾首輪なんてコリゴリだよ~~」
GM:丸型の漆黒の闇が閉じていく。
GM:こうしてキミたちのカジノでの戦いは収束を迎えたのだった。
GM:クライマックスフェイズ終了。
GM:と、いうわけでここからはバックトラックに入っていきます!
GM:ここで帰還できなければキミたちはおじさん番長だったことになる
桜井亜衣良:嫌すぎる
愛染ミミカ:絶対帰還しないと
GM:まず最初にEロイスの数だけ侵蝕率を引き下げるかどうかを決めてください
GM:今回のEロイスは6個!
池田真葵:そうはならんでしょ
桜井亜衣良:つかおー
一番ヶ瀬天志:うーん 振らなくても帰れそうな塩梅
GM:引き下げる人は6d10を振ってください
一番ヶ瀬天志:でも振ろ
一番ヶ瀬天志:135-6d10
DoubleCross : (135-6D10) → 135-30[4,9,6,1,1,9] → 105

池田真葵:ふらない!
愛染ミミカ:微妙だな~~
一番ヶ瀬天志:素振り
愛染ミミカ:まあ……振るか
桜井亜衣良:123-5d10
DoubleCross : (123-5D10) → 123-28[3,4,5,8,8] → 95

愛染ミミカ:139-6D10
DoubleCross : (139-6D10) → 139-34[10,4,3,10,2,5] → 105

一番ヶ瀬天志:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-16[3,5,1,6,1] → 89

池田真葵:素振りします~
GM:アイラさん、一気に帰ってきた
愛染ミミカ:素振りします
愛染ミミカ:105-6D10
DoubleCross : (105-6D10) → 105-20[5,3,1,2,6,3] → 85

池田真葵:池田真葵の侵蝕率を6d10(→ 51)減少 (114 → 63)
桜井亜衣良:まちがえた まだあと1ある
一番ヶ瀬天志:カスみてえな目 ともあれ問題なく生還
愛染ミミカ:低いけど丁度いい
池田真葵:すごい戻っちゃった
桜井亜衣良:あわせて素振り
GM:ミミカさんも無事に帰還!
桜井亜衣良:95-6d10
DoubleCross : (95-6D10) → 95-38[9,10,2,5,4,8] → 57

GM:真葵さん、なんかすごい減ったね!?
桜井亜衣良:もどりん
GM:アイラさんも無事に帰還!
愛染ミミカ:見えないところですごい出目出てる
一番ヶ瀬天志:6d10で51w
GM:電磁バリアや一撃番長の一撃じゃないやつのせいで全然ロイスを削れなかったな……!
GM:認めよう。キミたちは強い
桜井亜衣良:おじさんに認められたみたいな雰囲気だ
GM:というわけで、全員見事に帰ってくることができました!
桜井亜衣良:ともあれただいま!
GM:おめでとうございます!!
一番ヶ瀬天志:まっとうな生徒に戻ったというわけ
愛染ミミカ:やった~~!
池田真葵:よかった……
GM:まっとうだぜ
GM:というわけで、これでバックトラックは終了!
GM:次からはエンディングフェイズに入っていきたいと思います!


【エンディング:一番ヶ瀬天志】

GM:ここからはエンディングフェイズです。
GM:まず最初は一番ヶ瀬くんのエンディングです。
GM:このシーンは、教室にニコがやってきて屋上に呼び出され、彼女と話をするシーンになります。
GM:それではまずはシーンの描写からしていきますね。
一番ヶ瀬天志:(野放しなのか……)
一番ヶ瀬天志:はーい お願いします


GM:事件から数日後。アカデミアの大教室には平穏な日常が戻ってきつつあった。
GM:キミが一時限目の授業の準備をしていた時のことだった。
GM:サイバー風のパーカーを羽織った少女が教室に入ってくるとキミに向かって言う。
ニコ・アミューズ:「天志、屋上に来て。話があるから」
GM:それだけ言うと彼女は教室を出ていく。
GM:途端に教室がざわつき出す。
GM:「一番ヶ瀬、お前なにしたんだ。女子に呼び出されるなんて……」
一番ヶ瀬天志:「あぁ?」 教室の時計を見る。今から行けばもうこちらには間に合わない目算が高いだろう
一番ヶ瀬天志:「ふん……俺は『一撃番長』だ」
一番ヶ瀬天志:「そういうこともある」 もちろんこんなことは初めてである
GM:「っていうか、一番ヶ瀬が女子4人と一緒にいたって噂聞いたぞ」「俺は一番ヶ瀬がメイド服で部活棟を練り歩いてたって……」
一番ヶ瀬天志:噂が繋がって余計な情報が広まらぬよう、そそくさと立ち上がり、屋上へ向かいます。
一番ヶ瀬天志:(ニコの奴め……授業の刻限など気にするやつではないとはいえ)
GM:「おい、一番ヶ瀬!説明してけ!」「おじさんからお金を受け取って卑猥な格好をしてたって噂は本当なのか!?」
一番ヶ瀬天志:じろりと見返し 「妙な噂を真に受けたやつ」
GM:「……!」戦慄する男子生徒。
一番ヶ瀬天志:「後で、右から順に頭の具合を治してやる。『一撃』でな……」
一番ヶ瀬天志:「覚悟を決めておけよ」
GM:「く、クソ……!一撃はダメだ……!」男子生徒たちは押し黙る。
一番ヶ瀬天志:そう適当に圧をかけて、今度こそ屋上に向かいましょう
GM:そんな噂話を背に、キミは屋上に向かう。
一番ヶ瀬天志:(まあ、右から順に一撃なんてできないんだがな……)
GM:校舎の屋上。そこには、キミの友人だったニコ・アミューズの姿があった。
GM:振り向くとキミに向かって言う。
ニコ・アミューズ:「来たね、天志」
一番ヶ瀬天志:「来るしかないだろう。要件はなんだ」
一番ヶ瀬天志:「授業に間に合うような話なら助かるんだがな」
ニコ・アミューズ:「報告が1つと質問が2つ」
一番ヶ瀬天志:風を受け、うるさそうに髪を押さえる
一番ヶ瀬天志:「聞こう」
ニコ・アミューズ:「あたしが闇カジノに関わった罰ゲーム。あ、罰ゲームとは言わないのか?」
ニコ・アミューズ:「学園都市の使われていない公園の清掃一ヶ月だって」
一番ヶ瀬天志:「まあ、普通に罰というべきだが……中身としては同じだろう」
一番ヶ瀬天志:「良い運動になりそうだな。ゲーム漬けのお前にはちょうどいい」
ニコ・アミューズ:「甘くない、この学校。デリートされるとか、そういうのを覚悟してたんだけど」
一番ヶ瀬天志:「されたかったのか? ……まあ、そういうものだろ、学校というのは」
ニコ・アミューズ:「そういうものかねぇ。他の皆も罰は同じような感じだってさ」
一番ヶ瀬天志:「俺も偉そうなことを言えたものじゃないが……学校というのは間違いが起こる場所で、それを許される治外法権というやつなんだ。法律で決まっている」
ニコ・アミューズ:「ふーん。そんなもの? けど、いまいち危機感がさぁ……」
ニコ・アミューズ:「あ、そうだ。それとも」
ニコ・アミューズ:歩み寄ってキミの顔を覗き込む。
ニコ・アミューズ:「天志があたしを削除してくれる? それでも別にいいよ」
一番ヶ瀬天志:「馬鹿言え」
一番ヶ瀬天志:近寄ってきた顔の額を指で弾く
ニコ・アミューズ:「痛っ。何すんだ」
一番ヶ瀬天志:「言ったはずだ。俺も別に命を賭けたりしちゃいない」
一番ヶ瀬天志:「お前の命を賭けさせるつもりもない。そういうのは、少なくともここではナシだ」
ニコ・アミューズ:「ふーん。まあ、いいよ。やりたくないけど、罰ゲームはやる」
ニコ・アミューズ:パーカーのポケットからエナドリを取り出して飲む。
ニコ・アミューズ:「で、ここからは聞きたいこと」
ニコ・アミューズ:「天志、あの時は自分の負けだって言ってたけどさ」
一番ヶ瀬天志:「ああ。言ったな」
ニコ・アミューズ:「あれ、どう考えてもあたしの負けじゃん。あたし、コンティニューしたし、仮面の力がなかったら負けてたわけだし」
ニコ・アミューズ:「戦って分かった。あんた、めちゃくちゃ強いじゃん」
一番ヶ瀬天志:軽く腕を組み 「疑ってたのか。"一撃番長"だぞ」
ニコ・アミューズ:「見せたことなかったじゃん」
ニコ・アミューズ:「結局あんたがあたしの挑戦から逃げ回ってた理由って何よ?」
一番ヶ瀬天志:「ま、俺に言わせれば結局、その『負け』というのも正直よく分からん……俺の定義では確かにあの時負けていたし、お前がそう思うなら、お前の定義ではお前も負けていたんだろう」
一番ヶ瀬天志:「対戦ゲームなら、WIN、LOSEと出る。トランプでも、大体一番最初にカードを全部手放したやつが勝ちだ」
一番ヶ瀬天志:「それに比べて、あの場にはそういうルールがなかったからな。そもそも勝負のための場にすらなってなかったんだろう」
ニコ・アミューズ:「意味分からんし。理屈っぽくない話し方してよ」
一番ヶ瀬天志:「ゲームのくせにロジックが分からんのか。雑なヤツ……で、逃げ回ってた理由か」
ニコ・アミューズ:「こっちのあたしは格ゲーメインだし。そう、理由は?」
一番ヶ瀬天志:別に、ここまで来れば一番の理由を話してやっても良いと思う。一度攻撃を撃てば、しばらく二撃目を撃つことはできない。だからこそ慎重に取り扱っている……まあ、納得はされるだろうが。
一番ヶ瀬天志:(……こいつに必要なのはそういうものではないだろうな)
一番ヶ瀬天志:少し考え 「……まあ……」
ニコ・アミューズ:「早く話せや~」キミの襟首を掴んでいる。
一番ヶ瀬天志:されるまま首を揺らされつつ 「ゲームにしても……つまらなかったからだな」
ニコ・アミューズ:「ああん?」
一番ヶ瀬天志:「ただ能力をぶつけ合って戦うとか……『命賭け』とか……面白くないだろ」
ニコ・アミューズ:「じゃあ、どういうのが面白いわけ」
一番ヶ瀬天志:「Rファイトはあれでちゃんとルールと戦略があるから面白い。『命賭け』なんてクソゲーの最たるところだ。負けの許されない、トライアンドエラーもレベルアップもできないゲームが、面白いわけがない」
ニコ・アミューズ:「…………」少し考え込む。
一番ヶ瀬天志:「知ったことか。俺はゲームクリエイターじゃないんだし、面白いゲームを作りたいとも思っちゃいない」
一番ヶ瀬天志:「……お前が考えろ。どうすれば面白いゲームができるか」
ニコ・アミューズ:「……ずっと考えてたことがあってさ」
ニコ・アミューズ:「あ。これ、もう一個の質問なんだけど」
一番ヶ瀬天志:「ああ、今度は何だ」
ニコ・アミューズ:「池田真葵の言ってたこと。弱いから戦う。弱いから立ち向かうんだって。あいつは」
ニコ・アミューズ:「意味分かんないよね。フツーわざわざそんなことしないじゃん」
ニコ・アミューズ:「自分の理想がどうこうってさ全然あたしには分かんなくてさ。でも、ちょっと面白いなって思った」
一番ヶ瀬天志:「ほう……」
ニコ・アミューズ:「天志には分かるの。そういう考え?」
一番ヶ瀬天志:「分かるも何も、俺も同じだ」
ニコ・アミューズ:「はあ?あんた、強いじゃん。あたしと一緒で最初からさ」
一番ヶ瀬天志:「弱いから、強くなりたい……というのは、まあ池田さんらしい言い方ではあるが」
一番ヶ瀬天志:「要は、今より良い自分になりたいという気持ちだろ。向上心という」
一番ヶ瀬天志:屋上のフェンスにもたれかかり、辺りを見回す 「俺もそのためにここに来た。俺は最初からそこそこ才能があったが……」
ニコ・アミューズ:「今より良い自分ねぇ……」
一番ヶ瀬天志:「より良い姿の想像、理想というものがある。そうなりたいと思って、だから努力をするというのは、不思議なことでもない」
一番ヶ瀬天志:「池田さんだけじゃなく、桜井だってそうだ。まあ、愛染も多分、そういうのはあるだろう」
ニコ・アミューズ:「まだあんまり分かんないけど、でもその気持ちにあたしが負けたのは事実なんだよな……」
ニコ・アミューズ:「天志、池田真葵と仲良いの?」フェンスにもたれかかると顔を覗き込む。
一番ヶ瀬天志:レネゲイドビーイング、というものがつまりどういったものか、正確な所を理解しているわけではない。
一番ヶ瀬天志:ただ、その発生に何らかの基盤があり、発生した瞬間にある程度完成しているからこそ……『向上』という概念への理解が浅いというのは、ありそうな話だと思う。
一番ヶ瀬天志:「並よりは、程度じゃないか。もともと顔は知っていたが、今回の件で多少は良くなっただろう」
ニコ・アミューズ:「あっそ。じゃあ、あいつのライン教えてよ」
ニコ・アミューズ:「返し忘れてたものがあったの思い出したから」
一番ヶ瀬天志:「池田さん、携帯をあまり携帯しない……しないというかできないからな……」
ニコ・アミューズ:スマホを取り出し、待ちの姿勢。
ニコ・アミューズ:「何それ。本当に現代人……?」
一番ヶ瀬天志:「時代が追いついていないんだろう。……かと言って風紀委員室に出頭しろというのも無体か」
ニコ・アミューズ:「さてはお前、知らないんだろ」
一番ヶ瀬天志:結局連絡先を受け渡す 「まあ、繋がればラッキー程度の気持ちでいておけ」
ニコ・アミューズ:「あっ、普通に知ってた」
一番ヶ瀬天志:「知ってるぞ、奇跡的に(スマホが壊れていないタイミングがあったので)な……」
ニコ・アミューズ:「サンキュー。じゃあ、ちょっと挨拶に行ってくる」
ニコ・アミューズ:そう言って飲みかけだったエナドリの缶を渡す。
ニコ・アミューズ:「ほんのお礼。美少女との間接キスだぞ~」
一番ヶ瀬天志:「いるか。こんな健康に悪そうなもの」
一番ヶ瀬天志:受け取りつつ 「においもひどい。ゲーマーというのはほとほと理解に苦しむ生き物だ」
ニコ・アミューズ:「間接キスの方に反応しろ!」ぐい、とキミの体を引っ張る。
一番ヶ瀬天志:「大体間接キスってのも不合理な概念だろ。一方的に唾液が唇に触れるだけで……」
ニコ・アミューズ:「唇と唇なら嬉しいってわけ?」
一番ヶ瀬天志:「嬉しいとかじゃなくて、概念の話だ」
一番ヶ瀬天志:「何にせよいらんから、お前が最後まで責任を取って飲め。で、池田さんに挨拶でもしに行くことだ」
ニコ・アミューズ:「マジでムカつくな、こいつ……」
ニコ・アミューズ:「次会ったら顔によだれ垂らしてやるからな」
一番ヶ瀬天志:「ひでえ予告」
ニコ・アミューズ:「じゃあね、天志。ちゃんと授業出ろよ」
一番ヶ瀬天志:言うや否や、始業のチャイムが鳴る。苦笑して 「自分は出ない癖に」
ニコ・アミューズ:「気が向いたら出るし」そう言いながらジャンプしてフェンスの上に立つ。
ニコ・アミューズ:「ありがとね、天志」そのままフェンスを乗り越えて去っていく。
一番ヶ瀬天志:「いっ」 飛び降りにしか見えない後継に変な声を漏らし、地上を覗き込む
GM:一陣の風が吹き、彼女が風紀委員室の方へと向かっていくのが見える。
一番ヶ瀬天志:はあ、と溜息を吐き、ちらりと校舎内への扉を見るが
一番ヶ瀬天志:今からノコノコ教室に入って遅刻扱いも癪だと思い、フェンス際の段差に腰掛ける。
GM:キミの手元には押し付けられたままのエナドリの缶があることに気付くだろう。
一番ヶ瀬天志:「……まあ、何だ……」
一番ヶ瀬天志:「学園がこうして無事で、お前がこうして無事で、良いやつが不必要に傷付かず、悪かったやつがそれなりに改心して」
一番ヶ瀬天志:「で、お前も何か見えたんなら……上々だろ」
一番ヶ瀬天志:強く風の吹くなか、手元に残っていたエナジードリンクを少しだけ飲み、
一番ヶ瀬天志:「……」
一番ヶ瀬天志:想像通り飲めたものではなかったので、屋上の脇の排水溝にその中身を捨てていく。
一番ヶ瀬天志:「ひっでえ色……」
GM:口の中には糖類の強烈な甘みが残る。
一番ヶ瀬天志:誰も見ていない屋上で、見た事のないものを見て、一番ヶ瀬は一人笑っていた。
GM:校舎の屋上には爽やかな風が吹いていた。
GM:シーン終了。


【エンディング:池田真葵】

GM:次のシーン!
GM:次は、真葵さんのエンディングです
GM:真葵さんのエンディングは、ニコ・アミューズ(男)から忘れ物を返されたり、エリザベス・ホルモウニングから感謝されたりするシーンになります。
GM:では、まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:事件から数日後。学園にも平和が戻ってきつつあった。
GM:放課後。キミはいつものように風紀委員室へと向かう廊下を歩いていた。
GM:すると、その道をサイバー風のパーカーを羽織った青年が塞ぐ。
ニコ・アミューズ:「よお、真葵。この間は楽しかったぜ」
池田真葵:「えっ……あわわっ!」
池田真葵:バッと柱の陰に隠れる。
池田真葵:「ど……どちら様でしょうか……?」
ニコ・アミューズ:「というか、お前。スマホも繋がらないし、マジで探すの大変で……」
ニコ・アミューズ:「何で隠れるんだよ。俺だよ、ニコ」柱の陰に歩み寄る。
池田真葵:「あっごめん今壊れてて……」
池田真葵:「あっ……ニコさん……?」
ニコ・アミューズ:「そうそう。この間、戦っただろ?」
池田真葵:「うん」こくこくとして。「でも女の子のイメージのほうが強くて……」
ニコ・アミューズ:「何だ。あっちの方が話しやすいってのか?」
池田真葵:こくこくと頷く。「あっ、そのっ、でもね」
池田真葵:「克服しなきゃって思ってるから……!」
ニコ・アミューズ:「克服……」
池田真葵:「そっちでも……大丈夫だよ」
ニコ・アミューズ:その言葉を聞いて笑顔になる。
ニコ・アミューズ:「そう、それだよ!俺が面白いと思ってるやつ!」キミの手を握る。
ニコ・アミューズ:「天志が言っていた向上心ってやつだな!」
池田真葵:「ひぇっ」
池田真葵:「向上心……なのかな……そうかも……?」
ニコ・アミューズ:「真葵。お前は面白い。俺もそれが欲しい」
池田真葵:「はえ?向上心が……?」
ニコ・アミューズ:「差し当たってはお前みたいに『より良い自分になる』というのを実践しようと思う」
池田真葵:「うん……?」話が見えていない。
池田真葵:「いいことだとは思うけど……?」
ニコ・アミューズ:「まずはその第一歩。あんたの忘れ物を届けに来た」
池田真葵:「忘れ物?」
ニコ・アミューズ:そう言って風紀委員の腕章を手渡す。
池田真葵:「……あっ」
池田真葵:「わ……忘れてた!」
ニコ・アミューズ:「俺にはよく分からないが、大事なものなんだろ。しっかり持っておけよ」
池田真葵:「ありがとう~」腕章を袖に通す。
池田真葵:「うん」それを見る。「えへへ……」
ニコ・アミューズ:「あんた、こうして見ると結構笑顔が可愛いな」
ニコ・アミューズ:「良いことしてよかったよ」
池田真葵:「はえ!?」
池田真葵:「な……何を言うの!」
ニコ・アミューズ:「おどおどしてるよりずっといいぜ。俺を倒した時の顔も格好良かったしな」
池田真葵:「も、も~~~!やめてよ!」
ニコ・アミューズ:「俺、何か変なこと言ったか?」
池田真葵:「変なことは言ってないけど……」
ニコ・アミューズ:「それじゃあ、忘れ物は確かに届けたからな」
ニコ・アミューズ:「またお困りごとがあったら何なりと。しばらくはより良い自分ってやつになってみるつもりだから」
池田真葵:「う、うん!」
池田真葵:「ありがとうね!」
ニコ・アミューズ:「風紀委員のお仕事頑張れよ、真葵」
池田真葵:「うんっ」
ニコ・アミューズ:小さく手を振ってキミを見送る。
GM:目の前の空間にパズルのピースが入り乱れるように現れると青年はその向こうに姿を消す。
池田真葵:「はあ~緊張したあ……」
池田真葵:気が抜けてふにゃふにゃしている。
GM:ふにゃふにゃになったキミは風紀委員室へと向かう。
池田真葵:「失礼しまーす」気持ちまだふにゃっている。
GM:そこには、先に来ていた金色の長髪の少女、エリザベス・ホルモウニングの姿がある。
エリザベス・ホルモウニング:「あっ、真葵ちゃん! ……なんかフニャフニャしてない?」
池田真葵:「あっリズちゃん、やっほー」
池田真葵:「してるかな……?」
エリザベス・ホルモウニング:「はろはろー」
エリザベス・ホルモウニング:「少ししてる」
エリザベス・ホルモウニング:「なんかフニャるようなことでもあった?」
池田真葵:ぺしぺしと自分の頬を軽く叩く。
池田真葵:キリッとする。「大丈夫」
エリザベス・ホルモウニング:「おっ、手伝うかい。真葵ちゃん?」拳を振り上げる。
池田真葵:「何を手伝おうとしてるの……?」
エリザベス・ホルモウニング:「要らないか……」
エリザベス・ホルモウニング:「そんなわけでですね……」クラッカーを取り出して鳴らす。
エリザベス・ホルモウニング:パン!と、小気味の良い音がする。
池田真葵:「わっ何!?」
エリザベス・ホルモウニング:「事件解決おめでとうございます!」
エリザベス・ホルモウニング:「これはひとえに真葵ちゃんの活躍のおかげです!」
池田真葵:「わ……ありがとう」
池田真葵:「でも私だけの活躍じゃないよ」
池田真葵:「ミミカちゃんに、亜衣良ちゃんに、一番ヶ瀬くん」
池田真葵:「リズちゃんだって手伝ってくれたし」
池田真葵:「あと……」
エリザベス・ホルモウニング:「えー、使用人のミゲル(※ミニカーのこと)から聞いたよ。真葵ちゃん、すごく格好良かったって」
池田真葵:「……」
エリザベス・ホルモウニング:「あと……?」
池田真葵:「色んな人に手伝ってもらったよ」
池田真葵:「そ、そうかな~……格好良かったのかな」
エリザベス・ホルモウニング:「それに、私がこうしてここにいるのは真葵ちゃんのおかげだよ」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんが止めてくれなかったら、私はきっと思い詰めてもっと酷い暴走してたと思うし」
エリザベス・ホルモウニング:「本当にありがとうね、真葵ちゃん」
池田真葵:「うん。なんとかなってよかった」
池田真葵:「なんとか……」
エリザベス・ホルモウニング:「そのことですが……」
池田真葵:「……はい」
エリザベス・ホルモウニング:「えー、まずこれを」新聞部が発行している新聞を取出す。
池田真葵:「はい」一面を見る。
エリザベス・ホルモウニング:「あっ、そっちじゃなくて」
エリザベス・ホルモウニング:めくる。
エリザベス・ホルモウニング:何度かめくる。
エリザベス・ホルモウニング:「この……こっちの方の……」
池田真葵:「えっでもカジノの話……」
池田真葵:めくられた方を見る。
GM:めくられた紙面の隅の方にキミとリズの名前がある。
エリザベス・ホルモウニング:「扱いが小さいんです!!」
エリザベス・ホルモウニング:「どうして!?」
池田真葵:「あっほんとだ、私たちの名前……」
GM:『こんな風紀委員など即刻解散すべきだ』という社説でキミたちの名前が小さく挙げられている。
エリザベス・ホルモウニング:「関わった生徒が多かったからかもしれないけど……これはこれでショックじゃない……!?」
池田真葵:「うーん。みんなあんまり興味なかったのかな?」
池田真葵:「ショックではないよ……!?」
池田真葵:「リズちゃん大々的だったら危なかったんでしょ!?」
エリザベス・ホルモウニング:「主犯格の2人はもっと扱い大きいよ!それなのにさぁ」
エリザベス・ホルモウニング:「危なかったですね……」
池田真葵:「それはやったことがケチな破産だけだし……」
エリザベス・ホルモウニング:「その件なのですが……」
池田真葵:「どの件なのでしょう……」
エリザベス・ホルモウニング:「今回の件、本当は両親には黙ってるつもりだったんだけどさ……」
エリザベス・ホルモウニング:「なんかさ。それだとよくない気がしてきてさ……」
エリザベス・ホルモウニング:「いずれは本国にも知れるのかもしれないけど、でも自分から言うのは怖いし……」
池田真葵:「うん……うん」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃんだったらこういう時どうする……?」
池田真葵:「わ、私……?」
池田真葵:「ええっと、あのね」
池田真葵:「すごい怖いけど……」
エリザベス・ホルモウニング:緊張した様子でキミの答えを待っている。
池田真葵:「言えてないなてずっと思っちゃうの、もっと怖いから」
池田真葵:「がんばって、言うと思う」
池田真葵:「あっでも、言えないと悪いとかじゃなくて、というかっ」
池田真葵:「私も同じ状況になったら結局言えないかもしれないけど……」
エリザベス・ホルモウニング:「……真葵ちゃんはやっぱり凄いな」
池田真葵:「でも……言いたいなとは思うかな。うん」
エリザベス・ホルモウニング:「尊敬する」
池田真葵:「尊敬……?」
エリザベス・ホルモウニング:「そりゃそうだよ。怖いものに挑んでるんだもん。立派だよ」
エリザベス・ホルモウニング:「私の尊敬する一番の友達だよ」
池田真葵:「リズちゃん……」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん。私、勇気を出してお父様とお母様に話をしてみる!」
エリザベス・ホルモウニング:「もし私が本国を追放されたらその時はよろしくね!」
池田真葵:「えっよろしくって……」
池田真葵:「私なにをよろしくされたの!?」
エリザベス・ホルモウニング:「知ってるかい、真葵ちゃん。日本人と籍を入れれば永住権が手に入るんだぜ……」
エリザベス・ホルモウニング:「ね、その時はお願い!籍だけでいいから!」
エリザベス・ホルモウニング:手を合わせて拝む。
池田真葵:「え、えええっ!?」
池田真葵:「リズちゃん女の子だよね!?」
エリザベス・ホルモウニング:「女の子ですけど!?」
池田真葵:「ていうか学園島に永住権とかないし……」
池田真葵:「ですけどじゃないよ!?えっ?」
池田真葵:「じゃあ私男の子だと思われてたの!?」
エリザベス・ホルモウニング:「女の子同士じゃダメって法律なんか無いでしょ!?」
池田真葵:「いやあるよ!?」
エリザベス・ホルモウニング:「日本にはあるの……!?」
池田真葵:「ナントカ王国にはないんだ……?」
エリザベス・ホルモウニング:「ホルモウニング王国は先進的だからね。科学技術も日本なんかとは比べ物にならないし……」
エリザベス・ホルモウニング:「名産品のうなぎパイは絶品だし……」
池田真葵:「それ浜松だよね……?」
エリザベス・ホルモウニング:口笛を吹いて誤魔化している。
エリザベス・ホルモウニング:「ひゅー、ひゅるるー」
池田真葵:「あ、あのとにかく、追放されないように頑張るしかないんじゃないかな……?」
池田真葵:「それでもし、追放されたとしてもさ」
エリザベス・ホルモウニング:「じゃあ、真葵ちゃん。私がお父様とお母様に許してもらえるように精々祈っていてね……」
エリザベス・ホルモウニング:「されたとしても?」
池田真葵:「学園にはきっと、居続けられるといいなって思うかな」
池田真葵:「ここって、そういうところだと思うもん」
エリザベス・ホルモウニング:「真葵ちゃん……」涙ぐむ。
エリザベス・ホルモウニング:「そうだよね。別に籍を入れなくたってなんとかなるよね……」
池田真葵:「そもそも入れる側がなんとかなってないけど……」
エリザベス・ホルモウニング:「分かったよ、真葵ちゃん。私、頑張るから……!」
エリザベス・ホルモウニング:「それでどうしてもダメだった時に2人でこの国の法律を変えよう!」
池田真葵:「……って、ていうかリズちゃん!あのねっ!」
エリザベス・ホルモウニング:「何だね、真葵ちゃん」
池田真葵:「私その……リズちゃんのことは好きだけど、そういうのじゃなくて……その」自分のひと差し指を合わせて。
エリザベス・ホルモウニング:「……?」
池田真葵:「その……」
池田真葵:「あのね、恋愛を……」
池田真葵:「して……」
池田真葵:「みたくて……」
池田真葵:「だから籍とかはちょっと……」
エリザベス・ホルモウニング:「クソ可愛いでございますね、真葵ちゃん」
池田真葵:「はえっ!?」
エリザベス・ホルモウニング:「……分かった。籍は他の人に頼むから」
池田真葵:(頼まれる人も大変だなあ)と思っている。
エリザベス・ホルモウニング:キミの手を優しく握る。
エリザベス・ホルモウニング:「あのね、真葵ちゃん。私、真葵ちゃんの恋を応援するから気になる相手ができたら言ってね!」
池田真葵:「う……うんっ」こくこくする。
エリザベス・ホルモウニング:「絶対だよ。学園を卒業するまでに彼女……彼氏?どっちがいいの?」
池田真葵:「ええっ!?」
池田真葵:「か……」
池田真葵:「カレシ……」消え入りそうな声。
エリザベス・ホルモウニング:「クソ可愛いでございますね」
エリザベス・ホルモウニング:「じゃあ、卒業までに彼氏作ろうね!」
エリザベス・ホルモウニング:「あっ、あとベアトリスちゃんが言ってたけど私たちは罰として一ヶ月の間は放課後は清掃活動だって」
池田真葵:「えっ」
エリザベス・ホルモウニング:「罰をこなしながら恋愛活動も頑張ろう!」
池田真葵:「う……うん」
池田真葵:「わ、私、頑張るっ!」
エリザベス・ホルモウニング:「その調子!精一杯応援するよ!」真葵と書かれた団扇を振る。
GM:では、キミが高校三年生としての新たな決意を誓ったところでこのシーンは終了だ。


【エンディング:桜井亜衣良】

GM:次のシーン。
GM:次は、アイラさんのエンディングです。
桜井亜衣良:おすっ
GM:アイラさんのエンディングは生徒会室で雲雀宏一に事件の報告をしていると、科野夜果里が抗議にやってくるシーンになります。
GM:では、まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:事件から数日後。生徒会室。
GM:キミは、生徒会室にやってきていた。
GM:生徒会長の雲雀宏一はにこやかな笑みを浮かべている。折り畳まれていたせいで少しカクカクはしていた。
桜井亜衣良:「会長、闇カジノの件の報告書です」
雲雀宏一:「ふむふむ。これで闇カジノ事件は無事に解決というわけだね。お疲れ様、桜井くん」
桜井亜衣良:「……」
桜井亜衣良:俯いている。羽根もこころなしかしゅんと下向き。
桜井亜衣良:「あの」
桜井亜衣良:「報告書にも書きましたが、わたし」
雲雀宏一:「うん、どうしたんだい?」
桜井亜衣良:「わたし、この生徒会に誘われる前!」
雲雀宏一:「ああ、そのことか」
桜井亜衣良:「このカジノで、ディオゲネスクラブの…カルぺ・ディエムに協力してたって」
桜井亜衣良:「はい、その…その件…です」
雲雀宏一:「確かに驚きはしたけどね。まさか桜井くんが闇に舞い降りた天才だったとは思わなかったから」
桜井亜衣良:「は…はい?」
雲雀宏一:「けどまあ、それはいいんじゃない?」軽い口調で言う。
桜井亜衣良:「天才ではないですが…裏方だし…」
桜井亜衣良:「えっ」
桜井亜衣良:「そ、そんな感じでいいんですか…?」
雲雀宏一:「だって、その過去があって今の桜井くんがあるんだろ。それは否定するようなものじゃないよ」
桜井亜衣良:「……会長らしいなあ」
桜井亜衣良:驚いてから、くすくす笑う。
雲雀宏一:「まあ、たださすがにお咎めなしってわけにもいかないからね」真剣な口調で言う。
桜井亜衣良:「はい」
雲雀宏一:「風紀委員の……池田さんか。彼女もだね」
雲雀宏一:「風紀委員長とも話し合って処分は決めさせてもらったよ」
桜井亜衣良:「な、なんでしょうか」ごくり。
雲雀宏一:「キミにとっては少し辛いことになるかもしれないが……」
雲雀宏一:「一ヶ月間、放課後に清掃活動をしてもらう!」
桜井亜衣良:「……そっ、それだけ?」
雲雀宏一:「これはキツイぞ~。僕だったら一日もやりたくないね」
桜井亜衣良:「はあ…」
桜井亜衣良:「……」
桜井亜衣良:「……ふふ」
雲雀宏一:「む。何がおかしんだい、桜井くん」
桜井亜衣良:「会長らしいし、アカデミアらしいですね」
桜井亜衣良:あのころの自分なら、それもなんとなく嫌だった気がする。
雲雀宏一:「ここはそういう学園だからね」立ち上がると窓のブラインドをなんかクイッてする。
桜井亜衣良:そこで混ぜこぜにされる自分が。
雲雀宏一:「若者は悩むものだし、間違うものなのさ」
桜井亜衣良:「……自分が悩んでいい、間違っていいって」
桜井亜衣良:「そういう自分も悪くないかなって思うのって」
桜井亜衣良:「けっこう大変なんだなあ、とか。改めて思いました」
雲雀宏一:「許すのって簡単なことじゃないからね。自分のことでも、相手のことでもね」
桜井亜衣良:「まじめな会長だ。…うん。ありがとうございます」
雲雀宏一:「これからも桜井くんには期待してるんだからね。生徒会役員としてバリバリ働いてもらうよ」
雲雀宏一:「な、何を言うんだい。僕はいつも真面目じゃないか」
桜井亜衣良:「むっ。とりあえずスマホゲームのガチャをニールさんに回させていた問題から…」
桜井亜衣良:ぶつぶつ言い始める。
雲雀宏一:「その件は後回しにしよう!」
雲雀宏一:「そ、そうだ。もし清掃活動の時にコスプレ衣装が必要なら生徒会の備品を持っていってもいいからね」必死に誤魔化す。
桜井亜衣良:「……わたしは使いませんが、使う人がいるかもしれません」ハッ!となる。
GM:と、その時。生徒会室のドアが押し開けられる。
科野夜果里:「アイラちゃん、おるかー!」
桜井亜衣良:おおきめのサイズがあったかな?と思案していたが、羽根がバササッと揺れる!
桜井亜衣良:「科野さん!」
桜井亜衣良:「ご無事で…!」
GM:入ってきたのは小柄な銀髪の少女。キミの依頼人だった科野だ。
科野夜果里:「納得いかへんで、うちは!」服装は妙にボロボロになっている。
桜井亜衣良:「ご無事で…?」
科野夜果里:「この処分、どういうことや!一ヶ月間の清掃活動って!」
科野夜果里:「うちは被害者やろ!それにこんなに身を削って事件解決に協力したのに……!」ボロボロになった服を見せつける。
桜井亜衣良:「ま…まあ、その、カジノに関わっていた人は平等にそうなりますから…!」
桜井亜衣良:「わたしもなりますし」
科野夜果里:「嫌や~。うちだけ特別扱いがいい」
科野夜果里:「せっかくアピールするために服もボロボロにしたのに……」
桜井亜衣良:「えっそのボロボロ自前だったんですか?」
科野夜果里:「あっ。あかん」
科野夜果里:「ちゃうねん。これは体を張ったせいやねん」
桜井亜衣良:「あっはい…」
科野夜果里:「アイラちゃんを守るために……言わばうちの愛や……」
桜井亜衣良:「はあ…」
桜井亜衣良:「あっ。ペースに呑まれてた。科野さんにも話さなくてはと思ってたんです」
科野夜果里:「えっ。何々?」
桜井亜衣良:このセッションのログの最後のハンドアウトシーンを貼る。
桜井亜衣良:Rハンドアウトの内容も貼る。
桜井亜衣良:「……という話です」
科野夜果里:「は~。アイラちゃん、攻撃を喰らった時に良いリアクションするね」
桜井亜衣良:「あっクライマックスまで読んでくれてありがとうございます」
科野夜果里:「なんかコアな男子に人気出そう……」
桜井亜衣良:「…って!そこじゃない!」
科野夜果里:「ここじゃなくて?」
桜井亜衣良:「もう少し上!」
科野夜果里:少し遡る。
科野夜果里:「え、ええーー!!?」
科野夜果里:「ま、まさかアイラちゃんが……!?」
科野夜果里:「こんな可愛らしい見た目して……!?」
桜井亜衣良:「…っ、はい、…」
科野夜果里:「……そしたらさ、アイラちゃん。うちが相談に来た時、すごい気まずかったんちゃう?」
桜井亜衣良:「気まずいというか…」
桜井亜衣良:「ううん、むしろふんぎりがつきました」
科野夜果里:「何でよ。うちやったら誤魔化して逃げてるよ」
桜井亜衣良:「隠し事してたわけですから、わたし」
桜井亜衣良:「……いい人っぽくしてたいんです」
科野夜果里:「自分の好き勝手に生きるのは楽やよ。肩肘張らなくていいし」
桜井亜衣良:「そうかも…それもひとつなんだろうけど」
桜井亜衣良:「いいふうに見られるのが、きっと私は好きなんだな」
科野夜果里:「趣味でやってるんやったら止めへんけど」
科野夜果里:「そんな小っこい体で無理して潰れんなよ」
桜井亜衣良:「背はあんまり変わりませんよ~?」羽根がぱたぱたといい。
桜井亜衣良:「大丈夫です。ちゃんと」
桜井亜衣良:「人に頼ることも覚えたし、それを自分に許せます」
桜井亜衣良:「…それはね、科野さんのおかげでもあるのかもしれません」
科野夜果里:「そんなおべっか要らんって。何も出えへんから」照れくさそうに言う。
桜井亜衣良:頼るのはダメなとき、弱ったときのものだと思っていた。
桜井亜衣良:(…ダメな自分や弱い自分を認めるのだって、一苦労なくせに)
科野夜果里:「はーぁ。しょうがないなぁ。アイラちゃん、掃除頑張ろっか」伸びをしながら言う。
桜井亜衣良:だから少しだけ、あの笑い顔の仮面の裏も、分かる気がしたのだ。分かれたかは別として。
桜井亜衣良:「うん、がんばりましょう!」
科野夜果里:それから、キミに百円玉を投げ渡す。
桜井亜衣良:「あ、でも科野さんとわたしは別日ですけど…っと」
科野夜果里:「喉乾いたらジュースでも買い」
桜井亜衣良:「えっ」
科野夜果里:「結局失くしたお金も返ってこおへんし、大損やな~」
桜井亜衣良:返そうとして、すこし迷って、受け取る。
桜井亜衣良:「ありがとうございます」笑う。
科野夜果里:「こちらこそ。ありがとね、アイラちゃん。世話になったな」
科野夜果里:ニッ、と笑って言う。
桜井亜衣良:「今度は世話にならないように、上手にやってくださいね?」
科野夜果里:「そればっかりは保証できんな~。何かあったらまた来るから」
桜井亜衣良:「も~!」
科野夜果里:「ほな、またね~」ヘラヘラと笑って生徒会室を出ていく。
桜井亜衣良:それを見送る。
桜井亜衣良:飛べない羽根がパタパタと飛行の真似をして、ハリボテの羽根はそれすらもしない。
桜井亜衣良:それでも、次の生徒会の仕事へ向かう足元は。
桜井亜衣良:なんだかいつもより軽く感じた。
GM:シーン終了。


【エンディング:愛染ミミカ】

GM:次のシーン!
GM:次は、ミミカさんのEDです。
GM:ミミカさんのエンディングは、るかこと会い、お互いの気持ちを伝え合うシーンになります。
GM:るかこが元気に落ち込んでいるところからスタートしますので、まずはシーンの描写からしていきますね。


GM:事件から数日後。
GM:キミは、仮野るかこと会ってゆっくりと話をするために彼女と待ち合わせをしていた。
GM:だが、いくら待っても彼女が来ない。
GM:もう全然来ない。
GM:ビックリするほど来ない。
GM:一念発起したキミはるかこの寮室の前へとやってきていた。
GM:すると、部屋の中からは元気に騒ぐ少女の声が聞こえてくる。
仮野るかこ:「もうダメだ~!死ぬんだ~!」
仮野るかこ:「ミミカにどんな顔して会えばいいか分かんないよ~!!」
GM:元気そうな声だ。
愛染ミミカ:「コラるかこ~」ガチャリといきなりドアを開く。
仮野るかこ:「えっ、うわ!?」
仮野るかこ:キャミソールにショートパンツというラフな格好のまま硬直する。華奢な手足や薄い胸元が覗く。
仮野るかこ:「ミミカ、何で!?あっ、もしかしてもうそんな時間!?」
愛染ミミカ:「いるじゃん。未読無視すんな~」スマホを振る。数か月の間更新が無かったメッセージアプリ。最近またやり取りしだした。
仮野るかこ:「全然気付かなかった。マジごめん!」スマホをチラチラ見てから言う。
愛染ミミカ:「てか喉乾いた。何かある?」勝手に冷蔵庫を開けている
仮野るかこ:「一応スタンプ送っとこ……」可愛い動物のスタンプを送る。
仮野るかこ:「いや、何勝手に冷蔵庫開けてんの!?」
GM:冷蔵庫の中には空になった麦茶のボトルや飲みかけのペットボトルくらいしかない。
愛染ミミカ:「何かあるかと思って……あっ鶴瓶汁だ」
愛染ミミカ:勝手に飲みかけの麦茶のボトルをゴクゴク飲んでいる。
仮野るかこ:「飲むんかい! あたしの飲みかけだが!?」
愛染ミミカ:「おいし~」
仮野るかこ:「ここ最近暑いからねえ~」
仮野るかこ:「いや、そうじゃなくて。ミミカ。ミミカさん」
愛染ミミカ:「ん~?」
愛染ミミカ:一気に飲み干して、るかこのベッドに腰掛ける。
愛染ミミカ:「なに?てか何だっけ」
仮野るかこ:「あたし、申し訳ないことにまだこの格好なんですよ。申し訳ないことにね」部屋着姿の自分の体を指し示す。
仮野るかこ:「何っていうか……話をね……」
愛染ミミカ:「ん?うん」こちらは普通に制服姿だ。着崩してはいるが
仮野るかこ:「おう。分かってくれるか、ミミカや」
愛染ミミカ:ぽいぽいと靴を脱いで、ベッドのうえで胡坐を組む。
愛染ミミカ:「何の話だっけ。そういやワンピの映画面白いらしーね」
仮野るかこ:「こら、靴は脱ぎっぱなしにしないの」並べ直している。
仮野るかこ:「シャンクス強いらしいじゃん……あたしの初恋よ……」遠い目をする。
仮野るかこ:「いや、そうじゃなくて。あたし、数ヶ月失踪してたせいでトップガンもシン・ウルトラマンも見てないのよ」
愛染ミミカ:「マジ?失踪ってそうなんだ。なんかウケんね」
仮野るかこ:「ウケてる場合じゃないんだよな~」
仮野るかこ:「普通に映画見に言ってる悪のボスがいたらそっちの方が問題だよ」
愛染ミミカ:「え~、映画もフツーに見られないんなら悪のボスとかやんないほうがいいな~」
仮野るかこ:「マジそれな」
愛染ミミカ:「そういやるかこ何か騒いでたね。どした?」
仮野るかこ:「上映が終わってから円盤になるまでのこのタイムラグ!」謎のジェスチャーをしている。
仮野るかこ:「あっ」
仮野るかこ:「…………」
愛染ミミカ:「黙ってちゃわかんないぞ~」靴下を履いた足先でつっつく
仮野るかこ:「その……ミミカさんと会う時にどんな顔して一言目に何を言おうかとか考えてたら動けなくなってしまいまして……」
愛染ミミカ:「あーね」
仮野るかこ:「おかげでまだ着替えてすらいないです……」
愛染ミミカ:「じゃよかったじゃん。もう一言目おわったし」
愛染ミミカ:「別に着替える必要なくない?どっか行く?」
仮野るかこ:「おかげさまで……ってか、会ったら普通に話せました……」
仮野るかこ:「ない……ないのか? いや、でもこれ、あたし部屋着よ?」
愛染ミミカ:「え、別によくない?ダメなん?」
仮野るかこ:「だ、だって折角ミミカに会うんだしさぁ、もっとオシャレしてとか考えてはいたのにさぁ」ベッドの上には服の山が積まれている。
仮野るかこ:「ファーストインプレッション、これよ?」部屋着の自身を指し示す。
愛染ミミカ:「あたし人んち泊まる時とかもっとヤバいし別にいいっしょ」
仮野るかこ:「どんな格好してんのよ……」
愛染ミミカ:「そういやアレっていつやんの?楽しみにしてんだけど」
仮野るかこ:「あ。そう。その件!」
仮野るかこ:おずおずとキミの前で正座する。
愛染ミミカ:「正座だ」
仮野るかこ:「これを……お受け取りください」懐をあさる。
仮野るかこ:「いや、この格好、懐ないわ」
仮野るかこ:部屋の中をあさる。
愛染ミミカ:腕を高く上げて伸びをしている
仮野るかこ:「全然ないわ……」腰に手を当て途方に暮れている。
愛染ミミカ:「無いんかい」
仮野るかこ:「ミミカ、その辺にチケットない?」
愛染ミミカ:「え~?」毛布とかをひっくり返す
仮野るかこ:「そこには流石にないやろ~」
仮野るかこ:「あっ、制服の中か……!」
仮野るかこ:「全てはこの格好のせいじゃない?」
仮野るかこ:制服のポケットをあさってチケットを取り出すと、キミに差し出す。
GM:『普通演劇部・再公演』と書かれたチケットだ。
愛染ミミカ:「おー」しげしげとチケットを眺める
仮野るかこ:「よければ見に来ていただけませんでしょうか……!」
仮野るかこ:「色々……色々ありましたが!もう一度やり直すことになりましたので!」
愛染ミミカ:「うん。いつやんの?」再公演自体は疑っていなかった、当然のような口調。
仮野るかこ:「今度の祝日。大講堂で。空いてる?」
愛染ミミカ:「思ったより早くね?オッケー、空けとく」
仮野るかこ:「もともと準備は全部終わってたしね……」
愛染ミミカ:「てかみんなに怒られなかったん?」ケラケラ笑いながら
仮野るかこ:「いやー……めちゃくちゃ土下座したね……」
仮野るかこ:「頭が擦り切れた」
仮野るかこ:「見える?ちょっと欠けてるっしょ?」
愛染ミミカ:「確かにね」つむじを分けつつ
愛染ミミカ:「アハハ!でもよかったじゃん、許してもらえて」
仮野るかこ:頭頂部を突き出しながら話す。
仮野るかこ:「まあ、うん。よかったよ」
仮野るかこ:「……話してみるもんだね。何でもさ」
愛染ミミカ:「おっ、学びを得てる」
仮野るかこ:「ミミカに真剣に怒られたらそりゃあ学ぶよ」
仮野るかこ:「あっ、チケットまだ10枚くらい余ってるけどいる?」
愛染ミミカ:「ん、じゃあテキトーに配っとく」
仮野るかこ:「友達に配っといて……頼む……」
愛染ミミカ:受け取って「てかね」
仮野るかこ:「てか何?」
仮野るかこ:「麦茶のお代わりならもうないぞ」
愛染ミミカ:「や、あたしこそ悪かったな~って思ってんだよね、るかこに」
仮野るかこ:「えっ、そんな。ミミカが謝るようなことは何もないじゃん」
仮野るかこ:「所持金2桁で生きてたのはどうかと思うけど」
愛染ミミカ:「いやー……なんつーかね」胡坐の上に手をついて
愛染ミミカ:「あの時ね」
仮野るかこ:「……?」正座したまま見上げる。
愛染ミミカ:「るかこが何言ってるのか、あたし全然わかんなくてさ」
愛染ミミカ:「るかこの事情とかも知らなかったし、金無いのはマジだったし」
仮野るかこ:「それは……本当にあたしの方こそごめん……だいぶ追い詰められてて……」
愛染ミミカ:「や、そこはいいのよ」
仮野るかこ:「そこじゃなくて……?」
愛染ミミカ:「だからね、何かあたしが知らない間に、るかこのこと傷付けちゃったんだろうなーって思ったの」
仮野るかこ:「ミミカは優しいなぁ……」
愛染ミミカ:「でも、あたしはさ……。何つーか、誰かに束縛?的なことされんの嫌いだからさ」
仮野るかこ:「うん。それも分かってたつもり……」
愛染ミミカ:「だから他の人にもそういうこと、したくなくて。それに、もっとるかこのこと傷付けちゃうかもしれないって思ってさ」
愛染ミミカ:「だから追い掛けなかったんだ。でも……」
仮野るかこ:「ミミカ……」
愛染ミミカ:るかこの目をじっと見て
愛染ミミカ:「追い掛けるべきだった」
仮野るかこ:瞳を逸らしそうになるが、ぐっとこらえて見つめ返す。
愛染ミミカ:「多分あたしは、このままじゃるかこが悪いことになるって分かってて……」
愛染ミミカ:「それでも、そうしなかった。怖かったから。傷付くのも、傷付けるのも」
仮野るかこ:「でも、間に合ったじゃん。間に合ってくれたじゃん」
仮野るかこ:「だから、いいんだよ。もういいんだ」
仮野るかこ:「ミミカと向き合うことから逃げたのはあたしも一緒だしね……」
愛染ミミカ:「……うん」嘆息して「なんつーか……考え直したんだよね」
愛染ミミカ:「友達って、そういうのじゃないなって」
仮野るかこ:「なら、どんなのよ」微笑して言う。
愛染ミミカ:「お互いに傷付いても、たとえそれで友達でいられなくなったとしても……」
愛染ミミカ:「友達が間違った方向に行きそうになってたら、止めるべきだったんだなーって」
愛染ミミカ:「せめて、無理やりにでも話聞いてたらさ」
仮野るかこ:「ミミカ……」
愛染ミミカ:「何かできたかもしれないじゃん。いや、お金はマジでなかったけどさ……」
愛染ミミカ:「一緒にバイトするとか、誰かに相談しにいくとか」
愛染ミミカ:「近くにいてあげることくらいは出来たんじゃないかって。そう思った」
仮野るかこ:「なんか、うん。あの時、ミミカは変わらないように頑張ってるって言ってたけどさ」
仮野るかこ:「ミミカもちゃんと変わってるじゃん。あたしの知ってるミミカよりも随分大人っぽくなった気がする」
愛染ミミカ:「マジ?そうかな」
仮野るかこ:「色気、あるよ。色気」おどけて言う。
愛染ミミカ:「まあ要するにさ、そしたらるかこも何かあんな変なイメチェンとかせずに済んだのかもって。あたしが勝手に思ってるだけだけど」
愛染ミミカ:「だから、ごめんね。るかこ」
仮野るかこ:少し悩んでから口を開く。
仮野るかこ:「あたしはもう大丈夫。こっちこそごめんね、ミミカ」
仮野るかこ:「ミミカに酷いこと言ったり、ミミカの性格知ってるのに変な首輪を括り付けたり」
愛染ミミカ:「いーよ。別に気にしてないし」
仮野るかこ:「あたし、自分が傷付きたくないからってミミカをたくさん傷付けた」
仮野るかこ:「ごめんね。ミミカ」
愛染ミミカ:「ん」頷いて、ぱん、と両手を合わせる
仮野るかこ:少しビックリする。
愛染ミミカ:「じゃ、この話もう終わりね」
仮野るかこ:「オッケー」
仮野るかこ:「あ。待って……」キミの方に手を突き出す。
愛染ミミカ:「ん?」小首を傾げる
仮野るかこ:「外で待ち合わせた理由、別にあったんだったわ……」
愛染ミミカ:「なに?」
仮野るかこ:「あの日のあれを……やり直そうかと思って……」
仮野るかこ:「桜の……ほら……」
愛染ミミカ:「どの日のどれ?」
愛染ミミカ:「あれ?シズカんちでやったスマブラ?」
仮野るかこ:「あの日の苦しみさえ……苦いレモンの匂い……」
仮野るかこ:「歌詞、これ全然合ってなくね?」
愛染ミミカ:「何言ってんの?」
仮野るかこ:「ヨネケンの……いや、何でもない……」
仮野るかこ:「待って!じゃあ、すぐ着替えるから桜の木の下に行こう!」
愛染ミミカ:「ええ~~マジ??」
愛染ミミカ:「なんか知らんけどいいじゃんここで」
仮野るかこ:「ムードとか大事じゃん!ああいうのって!」
仮野るかこ:「散らかった小汚い部屋で言うことじゃないもん!」
愛染ミミカ:「何……知らんけど……」
仮野るかこ:「いや……そんな大したアレではないんですけど……」
愛染ミミカ:「米津じゃないけど椎名林檎っぽくていいじゃん」
仮野るかこ:「ミミカは似合うけど、あたしはなぁ~。星野源とかがいいよ~」
愛染ミミカ:「で?」ベッドの上で身体を揺らし「なによ」
仮野るかこ:「いや、マジでここで言うの?」身をのけぞらせる。
愛染ミミカ:「いや何言うのか知らないけど……あたしムードとか気にしないし」
仮野るかこ:「言うか……ミミカも自分の気持ちを話してくれたもんな……」
仮野るかこ:「とりあえず間接照明だけ点けるね」部屋を暗くして小さいランプだけを点ける。
仮野るかこ:「あの、ですね……」
愛染ミミカ:「うん」
仮野るかこ:何度も足を組みなおしてから、緊張した様子でミミカの方を向く。
愛染ミミカ:平然とした顔で座っている。
仮野るかこ:「なんというかね……」
仮野るかこ:「ミミカってさ、あたしみたいな陰キャにも優しいじゃん。友達思いだし、明るくて良い奴だし……」
愛染ミミカ:「すごい褒めるじゃん」
仮野るかこ:「自由奔放なところも好感が持てるし、見た目もすごく綺麗だし。オシャレだし」
仮野るかこ:「あと、なんか近くにいると良い匂いするし」
愛染ミミカ:「マジですごい褒めるな」
愛染ミミカ:首を傾げ、暗い黒と鮮やかな蒼の髪を揺らす。「で?」
仮野るかこ:怖気づいたように赤みがかったショートカットの髪を揺らして俯くが、すぐに顔を上げる。
仮野るかこ:「あたし、ミミカのことが好きみたいなんだ」
愛染ミミカ:「うん」
愛染ミミカ:平然と頷く。
仮野るかこ:「この好きってあれよ。友達以上にってことよ!?」
愛染ミミカ:「あ、うん」
愛染ミミカ:「知ってた」
仮野るかこ:「いや……え……?」
仮野るかこ:「待ってね。考える。仮面なき今オーヴァードの力はないけど、ノイマン頭脳で考える」
仮野るかこ:「いつから知ってた?」
愛染ミミカ:「え~?いつからだろ……」
愛染ミミカ:「ケンカする前から?てかバレバレだったし……」
仮野るかこ:「嘘でしょ……?」
愛染ミミカ:「あたし割と告られるから、そういうの結構分かるし」
仮野るかこ:「そっか。は、恥ずかし……」顔を真っ赤にしている。
愛染ミミカ:「それで、どうしたいの?るかこは」
仮野るかこ:「どうしたいって……」
愛染ミミカ:「あたしこんなんだからさ、るかこが望んでるようなこと応えてあげられないかもしれないよ」
仮野るかこ:「そ、そんなこと言ったらあたしだってオーヴァードじゃないし。ミミカみたいに美人でもないし」
愛染ミミカ:「や、それはどうでもいいけど……」
愛染ミミカ:「チューとかしたい感じなの?」
仮野るかこ:「い、いきなり!?」
愛染ミミカ:「あれ、そういう感じじゃないんだ」
仮野るかこ:「そりゃあまあ将来的には……?」
仮野るかこ:「でも、ほら、そういうのってあるじゃん。もっと段階を踏んでからさ……」
仮野るかこ:「ち、チューとかそういうのは……」
愛染ミミカ:「……」金色の瞳がじっと目を見る。
愛染ミミカ:「るかこ」
仮野るかこ:「……」
愛染ミミカ:す、と掌を頬に当てる。
仮野るかこ:びくり、と体が小さく跳ねる。
愛染ミミカ:ゆっくりと顔を近付ける。吐息の当たる距離。
愛染ミミカ:「……目、閉じて」
仮野るかこ:「…………ん」小さく頷くと目をつむる。
愛染ミミカ:衣擦れの音。静かに身を寄せ──
愛染ミミカ:バシッ!
仮野るかこ:「!?」
愛染ミミカ:額に鋭い痛みが走る。
仮野るかこ:「痛っ……痛い!?何!?」
愛染ミミカ:デコピンをした。
仮野るかこ:「あれ、キスってこんなんだっけ!?初めてだから!?」
愛染ミミカ:「あはははは!うっそ~」笑って
仮野るかこ:「マジ、お前……今の絶対にそういう流れだったじゃん!」
愛染ミミカ:「だって言ったじゃん、暴れてるとき。今やめたらチューしてあげるって」
愛染ミミカ:「止まらなかったからダメ~」
仮野るかこ:「ええ~!?」
仮野るかこ:「や、やめときゃよかった」
仮野るかこ:「違う。そうじゃなくて!」
仮野るかこ:「ちゃんと返事聞いてない。ミミカの気持ち……」
仮野るかこ:「あたしは、ミミカのことが好き。ミミカは?」
愛染ミミカ:「あたしの気持ちね。ん~……」
愛染ミミカ:「正直よく分かんない。今まで誰かと付き合っても長続きしたことなくてさ」
仮野るかこ:「……うん」
愛染ミミカ:「誰かを好きになるとか……恋ってやつ?まだよく分かってないのかも」
仮野るかこ:「そっか」
愛染ミミカ:「でも、るかこといると楽しいよ。好きって言われても、別に嫌な気分じゃなかったし」
仮野るかこ:「それは、嬉しい」
愛染ミミカ:「さっきも言ったけど、あたしこんなんだからさ。るかこが恋人としてやりたいこと、応えらんないかもしれない」
愛染ミミカ:「会いたい時に会ったりとか、なんか……記念日?とか気にしたり」
仮野るかこ:黙って話を聞いている。
愛染ミミカ:「でも、るかこの気持ちは分かったし、向き合うべきなんだとは思う。だから……」
愛染ミミカ:くすりと笑って
愛染ミミカ:「教えてもらおうかな」
仮野るかこ:「な、何を」
愛染ミミカ:「るかこが頑張って、あたしに教えてよ」
愛染ミミカ:「恋ってやつ」
仮野るかこ:「……なるほど」
仮野るかこ:「それ」先ほど渡したチケットを指差す。
愛染ミミカ:「ん」
仮野るかこ:「脚本はあたしが書いて演出もあたしがやって小道具もあたしが作った」
仮野るかこ:「しかも、あたしも舞台に出る。役は王子の家来その3だけど」
愛染ミミカ:「出るんだ」
仮野るかこ:「なので、最高に面白いよ。絶対に見に来て」
愛染ミミカ:「分かった。見に行く」
仮野るかこ:「あたしがカジノの経営しか能のないダメな女じゃないってことを見せつけてやる」
愛染ミミカ:「カジノの経営結構すごいけどな……」
愛染ミミカ:「うん。楽しみにしてる」
仮野るかこ:「あたしの才能ってやつでミミカを惚れさせるから」
仮野るかこ:「なので」
愛染ミミカ:「なので?」
仮野るかこ:「よろしくお願いします」中性的な顔立ちで真っ直ぐにミミカを見つめ、震えていない手を差し出す。
仮野るかこ:「あたしと付き合ってください」
愛染ミミカ:「……」その顔をじっと見て、ふっと息を吐く。
愛染ミミカ:「勇気出したね」
愛染ミミカ:「いーよ」
愛染ミミカ:ぎゅ、と掌を握る。
愛染ミミカ:「付き合おっか」
仮野るかこ:「最高に良い女が目の前にいるんだもん。勇気くらい振り絞るよ」
愛染ミミカ:「ふふ。あたし、飽きたらフラフラよそ行くからね」
愛染ミミカ:「めちゃめちゃがんばってね」
仮野るかこ:「飽きさせるわけないじゃん。このあたしだよ?」
愛染ミミカ:「まあ確かに普通の女は爆弾首輪とか付けないけど……」
仮野るかこ:「黒歴史その1じゃん。やめて」
愛染ミミカ:「まあ、とりあえず……」
愛染ミミカ:「よろしくね、るかこ」
仮野るかこ:「うん。これからもよろしく、ミミカ」
仮野るかこ:「じゃあ、無駄に暗いし電気点けるか……」フラフラと立ち上がる。
仮野るかこ:「……あっ、待って。結局チューしてもらってないんですが!?」
愛染ミミカ:「え~、付き合ったばっかでチューとかるかこやば~」
仮野るかこ:「ミミカがさっき言ったんじゃん!」
愛染ミミカ:「るかこがその気にさせるべきでしょ~」
仮野るかこ:「よし、媚薬か……!?」思い詰めた表情。
愛染ミミカ:「こいつ追い込むとやばいな……」
GM:散らかった寮の部屋。賑やか2人の少女の声が響いていた。
GM:シーン終了。


【エンディング:合同】

GM:次のシーン!
GM:最後は合同EDです。
GM:このシーンは、事件の罰として清掃をすることになったアイラさんと真葵さん、それを手伝いにきたミミカさんと一番ヶ瀬くんの4人でワイワイしてもらうシーンになります。


GM:事件からしばらくして。
GM:学園都市の郊外にある寂れたゲームセンター「ニコニコランド」。
GM:その地下室。
GM:広い空間には、ひっくり返ったテーブルやスロットマシン、トランプなどが至る所に散乱している。
GM:“コメディアン”との戦いの余波だ。
GM:違反行為に関わった罰則として、アイラさんと真葵さんは掃除をしにここにやってきていた。
GM:……そのはずだった。
GM:手伝いにきたミミカさんと一番ヶ瀬くんも加わり、いつの間にかキミたちは清掃活動そっちのけでサボリまくっていた。
池田真葵:「これ……」トランプの手札を持ったまま。
池田真葵:「いいのかな~……?」
GM:キミたちの手元にあるのは散乱していたトランプをかき集めたものだ。
桜井亜衣良:「まあ、無事に時間内に終わればいい、はず…」
一番ヶ瀬天志:「そうだ。最後に帳尻が合えば何も問題はない」
桜井亜衣良:「というか、何で遊びます?」
一番ヶ瀬天志:「そっちのけでサボりまくっていた、とか、好きに言わせておけばいい」
愛染ミミカ:「そうそう、誰も見てないし」体操服姿、ジャージを腰に巻いて堂々とサボっている。
桜井亜衣良:上着も着こんだジャージ姿(スカートの危険性を指摘されたためもある)。
一番ヶ瀬天志:折り目正しく私物のシャツを着用している。いつもどおりの格好だ
池田真葵:制服の上から、園芸用のエプロンを借りて着用している。
池田真葵:「みんながそう言うなら……」
桜井亜衣良:「ルールを覚えてるのだと…うーんと」
池田真葵:「えっと、みんな分かるやつがいいのかな?」
一番ヶ瀬天志:「ローカルルールの少ない競技というと限られるんじゃないか。七並べか、ババ抜きか……」
桜井亜衣良:「あ、そっかローカルルール!大富豪はまずそうですね」首を傾げ。
愛染ミミカ:「七並べヤダ~」
一番ヶ瀬天志:「愛染も苦手なものがあるのか」
愛染ミミカ:「あたし止められると全部ぶっ壊したくなるから」
一番ヶ瀬天志:「ああ……」 納得がいく
桜井亜衣良:「物理でしたね」
池田真葵:「そこまで……」
桜井亜衣良:「壊されると困るのでババ抜きでいきましょうか」
愛染ミミカ:「さんせーい」
GM:では、キミたちにはババ抜き判定を行ってもらいましょう。
GM:〈芸術:トランプ〉か〈意志〉で判定を行い、高かった順に勝利することになります。一番低かった人はババを引いて最下位です。
池田真葵:やるっきゃない
愛染ミミカ:EDだから使い放題 いつもの紡ぎブーメラン 〈芸術:トランプ〉
桜井亜衣良:芸術:トランプでいこうかな。感覚
GM:侵蝕率はバックトラック後なので初期侵蝕率にしましょう。
愛染ミミカ:6DX+7
DoubleCross : (6DX10+7) → 7[2,2,3,4,5,7]+7 → 14

池田真葵:2dx 意志
DoubleCross : (2DX10) → 9[4,9] → 9

愛染ミミカ:負けるかも
GM:使えるものは何でも使っていいよ!
桜井亜衣良:4DX+0+0@10 芸術
DoubleCross : (4DX10) → 10[2,3,7,10]+6[6] → 16

桜井亜衣良:うおお
一番ヶ瀬天志:意志だぜ
愛染ミミカ:ぐわ~~
GM:アイラ!?
一番ヶ瀬天志:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[7,8,8,9,10]+3[3]+1 → 14

池田真葵:みんな高くない……!?
GM:ミミカさんと一番ヶ瀬くんが互角だ……!
桜井亜衣良:自分以外にコスプレをさせたい
愛染ミミカ:まおいセンパイの一負け
桜井亜衣良:鋼の意志
GM:負けたらコスプレってルールだったのか
池田真葵:コスプレ聞いてないんだけど
一番ヶ瀬天志:あぶね~
愛染ミミカ:アイラちゃん!
一番ヶ瀬天志:「……まあ、そんな気はしていたが」
桜井亜衣良:会長…そのためではないのか あの会話は…
愛染ミミカ:たかしクン以外の二人に学園天使使って!!
池田真葵:wwwww
桜井亜衣良:wwww
GM:な、なるほど!?
一番ヶ瀬天志:こいつマジ?
GM:確かに使用回数は残っているが……
池田真葵:サマじゃん
桜井亜衣良:そういえばまだ使ってねえ!
一番ヶ瀬天志:いや……それでも池田さんと同点だぜ
桜井亜衣良:それかあれか?まおいちゃんにだけ使って決定戦する?w
愛染ミミカ:くっ……この世は闇なのか
GM:最終決戦か
一番ヶ瀬天志:池田さんがあんまり弱いからちょっと手を回したんだな
一番ヶ瀬天志:桜井が そして最終決戦か……それでもいいぜ
愛染ミミカ:あたしは分がいい勝負だからいいよ
GM:こ、この女……!
池田真葵:わたし不利じゃん!
愛染ミミカ:たとえコスプレしても気にならないしな 無敵
GM:強すぎる
池田真葵:3ラウンド殴り合ってダメージ大きい方の勝ちにしません?
桜井亜衣良:wwwwww
一番ヶ瀬天志:ヤバすぎ
桜井亜衣良:一人を負けさせる気しかねえ
GM:有利な戦いを提案しないで
一番ヶ瀬天志:勝ちに来るなよ そこまで
GM:アマゾネスみたいな女だな
桜井亜衣良:とりあえずまおいちゃんに投げちゃお
桜井亜衣良:『ハバタキ:TAKE ON ME』/【学園天使】。達成値+5どうぞ。
GM:や、やりやがった……!
GM:では、真葵さんの達成値はこれで+5!
桜井亜衣良:初使用がイカサマなのひどすぎるがまあいい
池田真葵:やった~
桜井亜衣良:争え…争え…
愛染ミミカ:最後の勝負だ
池田真葵:私もこれで14!
GM:最終決戦!
池田真葵:アイラちゃんだけ一抜けしたんだね
GM:では、アイラさんは一抜けだ
桜井亜衣良:やった!
愛染ミミカ:たかしクンのカードを《軽快なる積荷》で軽くして妨害したら判定にマイナス入らないかな
池田真葵:これ、使わなかった方にするのどうですか
池田真葵:技能
一番ヶ瀬天志:マジで言ってんの?
愛染ミミカ:いいでしょう
GM:ミミカさん、そこまでする?
GM:いいでしょうじゃないが
桜井亜衣良:ほんとうはおじさん番長なんじゃないの?
一番ヶ瀬天志:正体見たり! って感じだな
一番ヶ瀬天志:技能の方は良いよ! イージーエフェクトは……GMに任せよう
池田真葵:芸術トランプの方で振ります
愛染ミミカ:意志で振ります
池田真葵:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 6[4,6] → 6

一番ヶ瀬天志:芸術:トランプ
池田真葵:よわよわ
愛染ミミカ:よわ!
一番ヶ瀬天志:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 4[3,4] → 4

一番ヶ瀬天志:?
愛染ミミカ:6DX+7 
DoubleCross : (6DX10+7) → 10[3,4,5,6,8,10]+7[7]+7 → 24

池田真葵:もっと弱い!
池田真葵:つっよ
GM:では、2回目の判定は1回目とは逆の技能で判定すること!
桜井亜衣良:たかし…
GM:イージーエフェクトによるペナルティはなし!
池田真葵:あぶな~
愛染ミミカ:そんなもの必要なかったぜ
池田真葵:アイラちゃんありがとね
GM:一番ヶ瀬くん、純粋な出目勝負で負けてる!!
愛染ミミカ:おかげで見たかったものが見られます
桜井亜衣良:ここで最強の意志になるミミカさん、やっぱりそういうことでしょ
GM:アイラさん、学園天使の効果はどうしますか?
一番ヶ瀬天志:やっぱ怖いッスね
一番ヶ瀬天志:あっそうだ
一番ヶ瀬天志:学園天使こっちに投げてくれれば勝てるじゃん!
桜井亜衣良:等しい数値にするために使っちゃったしな…
GM:まだ番狂わせはあり得るのだ
GM:一度使ったから……
池田真葵:イカサマよくないよ
桜井亜衣良:負けを勝ちにするのに使うのは違う気がする…!
一番ヶ瀬天志:コイツ……
GM:アイラさん、良いこと言う
愛染ミミカ:黄金の精神
愛染ミミカ:流石だよアイラ
GM:気高い娘よ……
桜井亜衣良:そうか?
桜井亜衣良:ともあれ使いません 会長に託されたコスプレ衣装
一番ヶ瀬天志:あいら お前だったのか いつもおじさん怪文書メール送ってきたのは
桜井亜衣良:そのためのサイズ
GM:では、勝利順はアイラさん、ミミカさん、真葵さん、一番ヶ瀬くんの順になりました
雲雀宏一:私が託しました
池田真葵:「……」ジョーカーを引かれそうになると露骨にソワソワして目を瞑る。
桜井亜衣良:そのカードを引こうとし。
一番ヶ瀬天志:(分かっちゃいたが、池田さん、分かりやすいな……)
池田真葵:首を振る。(そっちはダメ~……)
桜井亜衣良:(……まおいさん、それはカモられるわけだ……)
愛染ミミカ:「?」特に技術があるわけでもないが、ポーカーフェイスのうえ強運なのでそこそこ強い。
桜井亜衣良:《真昼の星》。視力はもとよりいい。
桜井亜衣良:ジョーカーへと伸ばした指を、さっと隣に移行する。掴む。
桜井亜衣良:「……あっ、よし」
池田真葵:「!」ショックな顔をする。
愛染ミミカ:「アハハハ!まおいちゃん分かりやす~~」ウケている
桜井亜衣良:(これで負けてしまったら、カジノのこともあって気にしてしまう気もする…失礼かもしれないけど、ちょっとだけ!)
池田真葵:「えっ嘘……!?」
一番ヶ瀬天志:(これは決まったかな……) もう勝った気でいる
桜井亜衣良:引いた際に指をわずかに逸らし、まおいさんの持っているカードの配置を入れ替えた。
桜井亜衣良:それでも。「上がりですっ」
愛染ミミカ:「ええ~、はや!」
愛染ミミカ:「アイラ流石だなー」
愛染ミミカ:「あっ……ウノ!」
桜井亜衣良:「ウノはないですよ!?」
桜井亜衣良:とはいえやや自慢げ。一番はいつだってうれしいものだ。
池田真葵:「すごいな……」
一番ヶ瀬天志:「ウノ、宣言を忘れるとペナルティというルール、個人的にかなり腑に落ちないんだよな」
桜井亜衣良:「そういえばありましたね」
一番ヶ瀬天志:「『宣言を忘れた』ということ自体が見逃されがちなのが気に食わない」
愛染ミミカ:「世の中声でかいほうが勝つからね」
池田真葵:「集中してほしいってことなのかなあ」
池田真葵:「スマホとかいじっててほしくないみたいな」
愛染ミミカ:「先にでかい声出すことの重要さを教えてるのかも」
桜井亜衣良:「スマホしながら勝てる人、それはすごく強いのでは?」
愛染ミミカ:「あっ、あたしもウノ!」手札は残り1枚。
一番ヶ瀬天志:「愛染、結構ドライな世界観だな……」
池田真葵:「ウノっていうのは忘れちゃうかもだから……」
桜井亜衣良:「闇カジノにいた嘘モグさんもそんなことはしてなかったですよ…」
池田真葵:「あっミミカちゃんももう!?」
池田真葵:まだいっぱいある。
池田真葵:「なんでえ~……ジョーカーもずっと残ってるし……」
池田真葵:「……あっ言っちゃった」
池田真葵:「今のナシ!」
桜井亜衣良:「まああと二人だから…」
愛染ミミカ:「まおいセンパイ弱すぎ~~」めちゃめちゃウケている
一番ヶ瀬天志:「池田さん……」
池田真葵:「うう……私弱すぎる……」すんとなって手札を伏せて俯いている。
池田真葵:ジョーカーは左端にあった……ままのはずだ。
一番ヶ瀬天志:(まあ、このまま順当に愛染が上がって……)
一番ヶ瀬天志:(池田さんのジョーカーの位置は、顔を見れば分かるしな)
一番ヶ瀬天志:(少し気の毒ではあるが、勝負は勝負だ……"一撃番長"の名に賭けて、敗北はない)
池田真葵:「どうやったら亜衣良ちゃんみたいに強くなれるの……?」
池田真葵:「やっぱりポーカーフェイス?」伏せていたカードを再び手に持って見ようとする。
桜井亜衣良:「…あっ、まおいさんの場合見ない方がいいかも?」
池田真葵:「えっ?」
桜井亜衣良:「そのほうが集中できそうというか」
池田真葵:「このままってこと……?」裏向きのまま並べている。
池田真葵:「な、なるほど……」
桜井亜衣良:「顔にでちゃうなら、カードを見ないほうがうまくやれるかもしれません!」
愛染ミミカ:「運ゲーじゃん!」
池田真葵:「た、たしかに!頭いい!」
池田真葵:でも場所は覚えている。左端がジョーカーだったよね。
池田真葵:チラチラと裏向きのそればかりを見ている。
桜井亜衣良:バンガセくんにはごめんね!っていう顔をします。"一撃番長"の名に賭けて…がんばって!
一番ヶ瀬天志:「自分が上がった途端にアドバイスとは、桜井、良い性格してるじゃないか」 苦笑しつつ
一番ヶ瀬天志:やれやれと首を振る。そうは言ってもどこにジョーカーがあるかは分かりやすいままだ。
愛染ミミカ:「あっ上がりだ~イェイ」二人をよそに順当に上がっている
一番ヶ瀬天志:「愛染がこの手のに強いのは納得感がある」
桜井亜衣良:「わかる!」
桜井亜衣良:「堂々としてるからかなあ」
池田真葵:「なんか強そうだよね」
愛染ミミカ:「七並べ以外ならだいじょぶだよ」
池田真葵:「七並べそんなにダメなんだ……」
一番ヶ瀬天志:「次はそれにするか。池田さんの勝機のために……」
池田真葵:「ま……まだ負けてないよ!?」
桜井亜衣良:「神経衰弱とかだとノイマンの人とかすごい強かったりしますしね」写真記憶とか。
池田真葵:「勝負は最後までわからないもん!」
愛染ミミカ:「まおいちゃんセンパイ頑張って!」
一番ヶ瀬天志:「まあ、そう……だな」 言いつつ、順当に池田さんと手札を行き来させつつカードを減らしていく
愛染ミミカ:「負けたらコスプレだよ!」
一番ヶ瀬天志:残りは池田さんが2枚。こちらが1枚だ
池田真葵:「うん、がんば……」
池田真葵:「えっ!?」
池田真葵:「聞いてないよそんなの!?」
一番ヶ瀬天志:「変な衣装は止めろよ。池田さんが困るからな」
GM:アイラさんのそばには何故か生徒会長から託された生徒会長の備品のコスプレ衣装の山がある。
桜井亜衣良:「うちの会長からなぜか寄贈されました」
桜井亜衣良:「なんかいっぱいあるので…サイズもどれかは合うと思います」
池田真葵:「あのひとそういう趣味なんだ……」ドン引きしている。
桜井亜衣良:「会計の人怒らないかなこれ」
愛染ミミカ:「至れり尽くせりじゃん」
一番ヶ瀬天志:「尽くすなら学園平穏に尽くしてほしいものだ。さて……」
池田真葵:「あれっもう1枚!?」
一番ヶ瀬天志:今までの様子でジョーカーがどこにあるかは分かっていた。確認のために、池田さんの手札の左端に伏せられたものに指を伸ばす
池田真葵:「……!」
一番ヶ瀬天志:「……」
池田真葵:怯えた顔で見る。
一番ヶ瀬天志:その隣へ
池田真葵:ほっと安堵の表情。
愛染ミミカ:(わかりやす!)
一番ヶ瀬天志:また左端に手が戻る
池田真葵:ああ~……とでも言いたげに口が開いている。
愛染ミミカ:(わかりやす!!)
一番ヶ瀬天志:「…………」
桜井亜衣良:(……よく見ないで配置を変えたけど)
桜井亜衣良:(どうかな…ここは本当に運だけど…)
一番ヶ瀬天志:「悪く思うな。勝負は勝負……」
一番ヶ瀬天志:そっと目を閉じ、遠慮なくカードを取る。
池田真葵:「あっダメ……!」
池田真葵:「ああ~……」落胆している。
一番ヶ瀬天志:口元に笑みを浮かべて 「悪いな、これで俺も……」 手にしたカードを確かめ
GM:果たして一番ヶ瀬くんの手元に来たカードは
一番ヶ瀬天志:「上が……」
GM:その予想に反してジョーカーであった。
一番ヶ瀬天志:「……」 目を丸くする。驚愕の表情 「バカな……」
桜井亜衣良:「へっ」
池田真葵:「……?」
一番ヶ瀬天志:「池田さん、まさか……」
一番ヶ瀬天志:「仕掛けたのかッ……『ブラフ』を、この局面で……!」
池田真葵:おずおずと自分のカードを見る。ジョーカーではない。
池田真葵:「あれ?え?」
池田真葵:「なんで?」
桜井亜衣良:(あー……)
愛染ミミカ:「お~、まおいセンパイやる~」
GM:そうして真葵さんの手番が回ってくる。
池田真葵:「あれ~?」
GM:あとは確率は単純な二分の一だ。
池田真葵:間違えて覚えてたのかなあ。
桜井亜衣良:(でも、うん、ここはまおいさんの運もある。…それにバンガセくんは今更コスプレしても減らないはず)
一番ヶ瀬天志:確実に勝っていたはずの局面だ。動揺は収まらないまま2枚の手札を立てて差し出す
池田真葵:「えいっ」適当に引く。
桜井亜衣良:(ということにしよう。うん)
一番ヶ瀬天志:「あっ」
池田真葵:ぴらっと見る。
池田真葵:「あっ」
池田真葵:「あ……上がった!」
GM:カードの絵柄が揃う。
池田真葵:「やったっ」
一番ヶ瀬天志:「なっ……」
愛染ミミカ:「おーっ! やったじゃんセンパイ!」
GM:一番ヶ瀬くんの手元には最後にババが残った。
一番ヶ瀬天志:「え……?」
愛染ミミカ:「惜しかったね~天志クン」
池田真葵:「私ババ抜き初めて勝ったかも!」
池田真葵:「やったやった!」
桜井亜衣良:「よかった~!」
一番ヶ瀬天志:「いや、確かに……惜し……というか」
愛染ミミカ:「よかったね~」
桜井亜衣良:まおいさんがすごく嬉しそうなので嬉しい。
一番ヶ瀬天志:「まあ、惜しくないババ抜きの決着もないというか……」
一番ヶ瀬天志:「…………」 釈然としない表情だが、池田さんが嬉しそうなので、ジョーカーをテーブルに置き軽く拍手する
愛染ミミカ:「まあでも負けは負けだかんね」ポン、と肩に手を置き
愛染ミミカ:「しよっか、コスプレ」
一番ヶ瀬天志:「……」
池田真葵:「やったよ~……あっ」
池田真葵:「ホントにするの」
桜井亜衣良:あとでバンガセくんになにかを奢ることを誓いながら、コスプレ衣装の山を見やる。
一番ヶ瀬天志:「……まあ……負けは負けだ。せめてこう……ダメージの少ないものを選んでくれ」
一番ヶ瀬天志:「お前たちくらいにしか見られんとはいっても……それはそれなんだ」 ちょっと俯いている
愛染ミミカ:「え~、二人とも何がいいと思う?」
池田真葵:「え……」
池田真葵:「べ、別に何着ても似合うんじゃないかな……?」
池田真葵:(というか……別になんでもいいというか……)
愛染ミミカ:ほとんど紐のような金色のビキニを手に取っている「う~ん……」
桜井亜衣良:「サイズが合うのがまず一部だとは思います…が…」
桜井亜衣良:「そんなのもあるんですか…」
池田真葵:「あれ下手したら着せられてたの……?」
一番ヶ瀬天志:(……マズい!) その時一番ヶ瀬に電流走る――
桜井亜衣良:ひょいっと手に取るとソシャゲのシスターみたいな服が出てくる。
桜井亜衣良:「あ、これ会長がガチャを回していたキャラのだ」
一番ヶ瀬天志:この場の罰コスプレのイニシアチブを握っているのは愛染だ。状況の流れるままに任せてしまえば、愛染のギャル倫理観に委ねたとんでもないものを指定される可能性がある……!
一番ヶ瀬天志:「分かった、分かった。罰ゲームで停滞するのも本末転倒だ」
愛染ミミカ:「どうしようかな~」ほぼ全透明のボディスーツを眺めている
一番ヶ瀬天志:「適当に済ませてくる。これでいいだろう」 その場にあったものを適当につかむ
一番ヶ瀬天志:choice[ナース, ミニスカポリス,チャイナ,猫耳スク水ランドセル,女子制服だけどなんかやたらミニスカでシャツの裾とか縛ってあるやつ,チアガール,幼稚園制服,シスター服]
DoubleCross : (choice[ナース,ミニスカポリス,チャイナ,猫耳スク水ランドセル,女子制服だけどなんかやたらミニスカでシャツの裾とか縛ってあるやつ,チアガール,幼稚園制服,シスター服]) → 猫耳スク水ランドセル

一番ヶ瀬天志:ヒッ
GM:お前……
桜井亜衣良:一番やばいのを
桜井亜衣良:己の手で
愛染ミミカ:最悪の出たな
桜井亜衣良:己の手なら何も言えない
GM:自主規制してもいいですよ
池田真葵:うわ
愛染ミミカ:「お~、天志クン潔い!かっこい~」
池田真葵:「……」
池田真葵:絶句している。
一番ヶ瀬天志:「……」 ランドセルと女子用水着とネコミミバンドの組み合わせに唖然としている
桜井亜衣良:「?……おお…」
桜井亜衣良:「……会長には…あの…あとで叱っておきますので」
一番ヶ瀬天志:念のためランドセルの中身を確認し 「……何も入ってない……」
愛染ミミカ:「それ着るんだ……あたしも流石にちょっと躊躇うかも。流石だよ天志クン。男らしいよね」
桜井亜衣良:「バンガセくん猫好きなんでしょうかね」話題を逸らし、心を無にする。
一番ヶ瀬天志:「…………」 息を吸い、吐く。なんたる非常識な衣装であることか。だが……
一番ヶ瀬天志:これは罰ゲームであり、どのような経緯であれ己の手で掴み取った己の選択肢である。
一番ヶ瀬天志:それを反故にすることなど、許されようか? 愛染の称賛も失望に変わってしまうではないか? ニコに知られたら奴はどう思うだろうか?
一番ヶ瀬天志:「……」 決然と椅子を立ち、それだけを持ってノッシノシと歩き、トイレの中へ入った。
愛染ミミカ:わくわくしながら待っている。
池田真葵:「帰っちゃダメ……?」
桜井亜衣良:(…さすがに申し訳なくなってきたな…ううん、でも)
桜井亜衣良:(まおいさんやミミカさんがこれのほうが、結局はバンガセくんもつらいはずだから…)
愛染ミミカ:「……」
愛染ミミカ:「出てこないね」
池田真葵:「さすがに葛藤があるんじゃないかな……」
愛染ミミカ:「でも天志クンは約束を違えたりしないよ。あたし信じてるから」曇りのない眼で頷く
桜井亜衣良:「……それは、そうですね」
池田真葵:「約束、か……」
池田真葵:「……ふふっ」ちょっと笑う。
桜井亜衣良:「そういう誤魔化しや隠し事はしない人ですし。…まおいさん?」
池田真葵:「あ、ごめんね……?なんて言うかね」
池田真葵:「私たち、お互い色々隠し事してて」
池田真葵:「でも、なんか、全部そういうのなくなって、こうやって」
池田真葵:「こうやって、遊んだり、サボったりできるの」
池田真葵:「なんか……よかったな~って思ったの」
桜井亜衣良:「……ふふ、たしかに」
愛染ミミカ:「そうだよね~」頭の後ろで手を組んでいる
桜井亜衣良:箒を手にする。埃が空気にきらきら舞う。
桜井亜衣良:「隠し事をずっとしてるの、自分のせいでもなんだかしんどかったりして」
桜井亜衣良:「気まずくなっちゃったりしますもんね」
愛染ミミカ:「そういうもんなの、やっぱ?」
愛染ミミカ:「色々重いし不自由そうだもんねー。ニンゲン身軽が一番だよ」
桜井亜衣良:「ミミカさんはそこがかっこいいところです」背負った羽根が揺れる。
池田真葵:「ミミカちゃんが特別そうなんだよ~」
愛染ミミカ:「るかこもそんなこと言って……あっ、そういやるかこと付き合うことになったよ」
桜井亜衣良:「へえ~っ…へえっ!?」
池田真葵:「えっ」
池田真葵:「ええええっ!?」
愛染ミミカ:「言ってなかったなーと思って。丁度隠し事よくないって話だったし」
池田真葵:「付き合うってその……付き合うってこと……?」
愛染ミミカ:「うん?うん、多分」
桜井亜衣良:「たぶん…?」
愛染ミミカ:「フツーに恋愛のやつだよ。まああんま実感とかはないんだけどね」
愛染ミミカ:「二人も付き合う?いいけど」
桜井亜衣良:「いや…わたしは一対一派なので大丈夫です」
池田真葵:「えっ……えっえっえっ」
池田真葵:「そ……そういうものなの……?」
愛染ミミカ:「どうなんだろ?」首を傾げ「あたしは気にしないけど……」
桜井亜衣良:「この話バンガセくんがいなくて逆によかったかもですね…」
桜井亜衣良:「ニコさんとどうなったか訊こうと思ったけど、あの感じからしてなにもそういうのはなさそうだし」
池田真葵:「あっ私は籍入れるか聞かれたよ」
愛染ミミカ:「え~何も無いのかな?ああいうのに限っていきなり結婚します~みたいな……」
愛染ミミカ:「マジ!?」
池田真葵:「う、うん……断ったけど……」
愛染ミミカ:「え、てか誰と?ホームランバーちゃん?」
桜井亜衣良:「すごい…」
池田真葵:「うん。リズちゃんが」
愛染ミミカ:「てか付き合ってたんだ二人」
池田真葵:「ち……違うよ!?」
桜井亜衣良:「急に籍だけ求めてくる人、ヤバくないですか!?」
桜井亜衣良:「絶対やめたほうがいいですよ…!」
愛染ミミカ:「うん、やばいよ」
池田真葵:「本国を追放されたらって言ってたけど……ていうか」
池田真葵:「やめたって言ったよ私!?」
桜井亜衣良:「押されたらうっかり頷きそうで心配で…」
愛染ミミカ:「心配だな~。ただでさえまおいちゃん、ヤバい勧誘とか引っかかりそうだし……」
池田真葵:「なんで2人ともそんなこと言うの~……」
桜井亜衣良:「まあでも、おふたりが無事そうで良かったです。あ、科野さんも無事でした」
桜井亜衣良:詳しくは個人EDをチェックだ。
愛染ミミカ:「あ、そういえば。完全に忘れてた……」
池田真葵:「……」
池田真葵:「……あっ」思い出した。
桜井亜衣良:「元気そうでしたよ。そんな感じなのでわたしのほうはとくにそういうドキドキトークはなかったです。」
池田真葵:「……よかった~」
桜井亜衣良:報告終わりだ。
愛染ミミカ:「ないか~、ドキドキ」
桜井亜衣良:(間がすごかったな…)
池田真葵:「したいけどね」ぼそっと言う。
桜井亜衣良:「わかります~」頷く。
愛染ミミカ:「わかる~」
池田真葵:「ね~」
池田真葵:「ミミカちゃんはしてるんでしょ~」
池田真葵:「あ、でもさせる側っぽい」
桜井亜衣良:「たしかに」
愛染ミミカ:「いや、話すと難しいけど……」
愛染ミミカ:「ドキドキさせてもらえるってことになってる、今後」
桜井亜衣良:「きゃっ」
池田真葵:「はわ~……」
池田真葵:「わ~……」
愛染ミミカ:「分からんけど。頑張り次第かな?」
桜井亜衣良:「いいなあ~そういうの」
池田真葵:「すごいな……」
愛染ミミカ:「え~二人なんてその気になればもう……」
愛染ミミカ:「一瞬でしょ。明日にでもでしょ」
池田真葵:「そ、そうかな……」
池田真葵:「あっ」
池田真葵:「弱気じゃダメだよね。がんばるよ!」
桜井亜衣良:「おお~っ…」
桜井亜衣良:「わたしも理想を高くしがちな気がする…もうちょっと身近なところに目を…」ぶつぶつ。
愛染ミミカ:「そうだよ~。まおいパイセンが頑張れば明日どころか今すぐだって……」
一番ヶ瀬天志:バタン!!
一番ヶ瀬天志:音を立ててトイレのドアが開き、ずんと出てきたのはご存知一番ヶ瀬天志である。
愛染ミミカ:「おっ」
一番ヶ瀬天志:……濃紺の女子用水着に……赤いランドセルを羽織り……頭から黒いネコミミを生やした……一番ヶ瀬天志である。
池田真葵:「あっ」
桜井亜衣良:「ああっ」
一番ヶ瀬天志:下半身部がスパッツ型であったため危険度(何の?)は低いが、それでもそのウェアは、引き締まった身体を強調するようにぴったりと肌に貼り付き、食い込み
一番ヶ瀬天志:赤いランドセルは比較的長身の一番ヶ瀬の体躯には到底合わず、水着の肩紐が食い込んでいるのも相まって、窮屈そうに肩周りを縮こまらせている。
一番ヶ瀬天志:チープな作りの猫耳バンドは、プラスチック部も少し歪んだ猫耳部も作り物感が強い黒色で、一番ヶ瀬のやや薄めの髪色からは滑稽なまでに浮いていた。
一番ヶ瀬天志:しかも、バンドの先端に押されていつもキッチリかけられているメガネはズレている。
一番ヶ瀬天志:恥辱に歪んだ顔は赤い。耳まで赤い。
一番ヶ瀬天志:「…………」
愛染ミミカ:「おお~~~~!!!!」パシャシャシャシャシャシャ!!!
一番ヶ瀬天志:どうだ、とでも言いたげな目で君たちを見る。
愛染ミミカ:興奮気味にスマホの連射モードで撮影している
桜井亜衣良:「……なんか、ごめんね?」
桜井亜衣良:「あとでなんか奢るね…」
愛染ミミカ:「すっご!!やっば~~~!!これやばいよ~~~~!!」
愛染ミミカ:「こんなの普通見られないよ!やばすぎでしょ~~~」パシャシャシャシャシャシャシャシャ!!!
愛染ミミカ:「……」スン……カチカチ……
池田真葵:パクパクと開いた口が塞がらない。
愛染ミミカ:「おっ、すごい勢いでいいね付いてる」
桜井亜衣良:「あ、アップしちゃったんですか!?」
愛染ミミカ:「コメントもめっちゃついてるよ」
愛染ミミカ:「『天志くん、スゴク、可愛らしいネ(^з<)🎵💕こんなに可愛く💕(笑)なっちゃったらホントに天使👼みたいでオジサン困っちゃうヨ😻💦今週の月曜日、仕事が早く終わりそうなんだけど、一緒にご飯、どうかナ!?🤔』」
桜井亜衣良:「この学園にこの人物は実在するんですか!?」
池田真葵:「早すぎる」
一番ヶ瀬天志:絵文字までありありと浮かぶ愛染の読みように、思わず顔を逸らす 「……くっ……」
一番ヶ瀬天志:「殺せ……ッ……」
GM:その時、サイバー風のパーカーを着た少女が鼻歌まじりに階段を降りてくる。
愛染ミミカ:「最高だよ天志クン……」パシャシャシャシャシャシャ「ポーズ取って、ポーズ」パシャシャシャシャシャシャシャシャ
ニコ・アミューズ:「やっほー。天志たち、掃除がんばってる~?」
一番ヶ瀬天志:震えながらピースサインを愛染のスマホに向ける
桜井亜衣良:「あ……」
ニコ・アミューズ:「いやー、自分の本体みたいなもんだから、大事にしてもらえるとやっぱ気持ち良いもんだね」上機嫌にそう言ってから。
池田真葵:「あわわわわ」
ニコ・アミューズ:一番ヶ瀬くんの姿を見て真顔になる。
愛染ミミカ:「あっ、ニコちゃんじゃん。やほー」
一番ヶ瀬天志:「……! ニコ!」
ニコ・アミューズ:「何……?」
桜井亜衣良:スン、と目を閉じる。
一番ヶ瀬天志:「違うんだこれは……ゲームで!」
ニコ・アミューズ:「何してんの……?」
愛染ミミカ:パシャシャシャシャシャシャシャシャシャシ……テロリン 「やべ、容量なくなった」
ニコ・アミューズ:「へえ。ゲーム……」
一番ヶ瀬天志:固まったピースサインをニコに向ける 「お……俺が悪い(負けた)んだよ……!」
池田真葵:「あ、あの……私たち関係ないですから……」掃除道具を取り出す。
池田真葵:「真面目に掃除してるだけです……」
ニコ・アミューズ:「ふぅん……」
桜井亜衣良:手にしていた箒を動かす。
愛染ミミカ:「これ雑巾がけどこまでやればいい~?」掃除に戻る。飽きた。
ニコ・アミューズ:「…………」冷たい視線を一番ヶ瀬くんに向ける。
一番ヶ瀬天志:「…………」
ニコ・アミューズ:《アバターフォーム》を使用し、青年の姿へと変わる。
ニコ・アミューズ:「……お前にだけ辛い思いをさせるわけにはいかないからな」悔しげな表情を浮かべて言う。
ニコ・アミューズ:「俺も付き合うぜ、そのゲーム!」決意に満ちた表情で言う。
一番ヶ瀬天志:「ニコ……!」
池田真葵:「……」
一番ヶ瀬天志:……薄暗い地下、先程までの男女交じっての賑わいが夢幻ではなかったことを示すのは、卓上に散乱するトランプだけだ。
一番ヶ瀬天志:3人の女子は和やかに掃除をし、2人の男子は、静かに……異様な格好で……友情を確かめ合う。
一番ヶ瀬天志:オーヴァードアカデミアのよくある日常が、そこにあった。
GM:こんな日常がよくあって堪るか!
GM:シーン終了。
GM:というわけで、これにてエンディングフェイズは全て終了です!
GM:皆さん、お疲れ様でした!
桜井亜衣良:お疲れさまでしたー!楽しかった!
愛染ミミカ:お疲れさまでした~!楽しかったです!
一番ヶ瀬天志:お疲れ様でした!
一番ヶ瀬天志:アカデミアでしたね
池田真葵:おつかれさまでした~!
GM:僕はいつもはもっと真面目にGMしてるんですよ。信じてください
池田真葵:いつものすかいはいセッションでたのしかった~
GM:こ、こら!誤解を招くでしょ!


【アフタープレイ】

GM:というわけで、最後に手早く経験点の配布を行って終わりにしましょう!
GM:では、経験点項目を読み上げていきますので元気よくお返事してください!
桜井亜衣良:はーいっ
GM:・セッションに最後まで参加した
GM:皆さん、途中で退学になることなく最後まで参加してくれました!
GM:1点!
GM:次!
GM:・シナリオの目的を達成した
GM:まずはシナリオをクリアしたことで5点
GM:学園が退廃堕落都市になることを防ぐことができたため追加で5点
池田真葵:退学になることあるの
桜井亜衣良:やったあ
GM:危ないところでしたね
愛染ミミカ:危なかった
GM:Eロイスが6つで6点
GM:Dロイスが4つで4点
GM:リバースハンドアウトを公開したことで1点
GM:この項目だけで合計21点になります!
GM:皆さん、もらってね!
一番ヶ瀬天志:大漁大漁~
愛染ミミカ:わ~い
池田真葵:ワオワオ
桜井亜衣良:パクパク
GM:さっきまでのと合わせて22点になる
GM:次!
GM:・最終侵蝕率による経験点
GM:みんな、何点?
一番ヶ瀬天志:3億
一番ヶ瀬天志:5点です
GM:すご
愛染ミミカ:5点!
GM:いっぱいだ
池田真葵:4!
桜井亜衣良:4だ
GM:では、全員もらってください!
GM:次!
GM:・よいロールプレイをした
GM:これは自薦か他薦でいきましょう
一番ヶ瀬天志:えーみんなよかった
GM:皆さん、よかったな~と思うところがあったら褒めてね
池田真葵:みんなよかった~
GM:語彙ゼロ男!
愛染ミミカ:選べないよ~
桜井亜衣良:よかったですね
桜井亜衣良:ミミカちゃんはやっぱり彼女だけがずっと自由で軽やかなのがよかったです
GM:アイラさん、ギャンブルシーンがめちゃくちゃ格好良くて、あそこは本当にアイラさんにこのRHOを配ってよかったーと思いましたね
一番ヶ瀬天志:愛染ちゃんはノリが軽いながらも安定的で常にポジティブで陽のギャルギャルしくてよかったね
桜井亜衣良:おおっ嬉しい。
愛染ミミカ:嬉しい~
池田真葵:陽ギャルすき
一番ヶ瀬天志:それでいてEDの最後までそれを貫くだけでなく、ちょっと相手の気持ちにも応えてっていう変化があったのが、奥行きがありよかった
池田真葵:実際なんか これでPC1がシリアスすぎ重かったら
桜井亜衣良:PC1のミミカちゃんだけが身軽で、でもそれはそういたいからで、それゆえの擦れ違いもあってというのがいいよねえ
GM:ミミカさん、ハンドアウトシーンのラストの心情描写が悲しくてすごい好きで、あとクライマックス戦闘の時にちょこちょこコメディアンに語りかけていたのがすごく良かったです
池田真葵:かなりセッションが重かった感じあるな~ってなってたので
GM:そうなのよ。ありがたさが高い
池田真葵:軽快にやれる感に寄与してくれたな~ってのはありますよね
桜井亜衣良:そうですね~ そしたらみんなのロールの向きももう少し変わってただろうし
池田真葵:あと個別会話のつついてくれ方もありがたかった
一番ヶ瀬天志:そうねえ 空気を作ったね おかげでとんでもないことになってしまった
池田真葵:それは知らない……
愛染ミミカ:エヘヘ 軽すぎかなと思ったけどよかったです
桜井亜衣良:おかげでしっかり此方も悩めた感じがして助かりました
GM:真葵さん、ミドル終盤でリズと対峙するところが真摯ですごく良くて、あとはクライマックスでニコを倒す時のロールも格好良くてめちゃくちゃ良かったですね
一番ヶ瀬天志:桜井ちゃんヌはやっぱり普段のまっすぐストレートな可愛さの出方がよく、可愛かったです 勉強になりました
愛染ミミカ:アイラちゃんはかわいらしくありつつも等身大の悩みとか思春期の傲慢さ我儘さみたいなのがあってよかったですね
池田真葵:アイラちゃんね 学園天使に恥じぬ可愛さしてくれて
一番ヶ瀬天志:で、それがあるからこそちょっと気持ちの倦んでる所とか、あとハンドアウトシーンのややダークな所、それを踏まえたギャンブル差し合いなんかが格好ついてよかったです
GM:一番ヶ瀬くんはこのパーティーでしっかりとコメディリリーフを務めてくれたんですが、それだけじゃなくてエネミーとの因縁も最後までしっかり結んでくれて良かったです
桜井亜衣良:わあい!RHOもあったので逆にストレート可愛くにいけてよかった
一番ヶ瀬天志:そう なんか色々……15歳なんだよな
池田真葵:中身の冷めというかね モラトリアムの感じを一番出せてたかんある
愛染ミミカ:シナリオでもコメディ面でも欲しい反応をしてくれてありがたかったです
池田真葵:あとツッコミずっとしてくれてて(放棄するレベルのもあったけど) たすかる
桜井亜衣良:ww
桜井亜衣良:よかった 生徒会だから
GM:あと、ミミカさんは単純にめちゃくちゃ可愛いんですよね。るかこのロールをしてる時は童貞女子の心情になっているためかなり動揺してしまってヤバかったですね。
桜井亜衣良:なってたね
GM:ヤバいんですよ、あの女。
池田真葵:なるほどね
桜井亜衣良:まおいちゃんは むこ気弱女子がまずありがたかった
愛染ミミカ:真葵ちゃんは気弱ではあるけどそれ一辺倒にならず成長しようとしてるところを見せてくれて嬉しかったです
一番ヶ瀬天志:池田さんは気弱オドオドしつつも風紀委員としての責任感とかそういうのでちゃんと引っ張りつつ
一番ヶ瀬天志:そうそう、ちゃんと良くなろう強くなろうという気持ちが常にあって、それが推進力になっていたのがよかったね
愛染ミミカ:このキャラで先輩っていうのがよかったですね
桜井亜衣良:なんかだからといってこう 芯が出張りすぎてても違うよねという気弱キャラへの欲望があるので すごいよい
愛染ミミカ:るかこがいなかったら抱いてました
桜井亜衣良:wwww
池田真葵:普段やってない感じだからうれしいな~
池田真葵:抱かないで
GM:すごいこと言ってる
GM:2人まとめてでもいいのに
桜井亜衣良:かわいかった エロかったし…
GM:そう、真葵さんはエロい。
池田真葵:エロではないよ!?
一番ヶ瀬天志:そうだなあ そのキャラでなおかつ先輩というのも面白さでもあったか……
桜井亜衣良:よくありたいんだというのがこう セッション自体にも関わってた気がする
桜井亜衣良:全員のテーマ的にね
池田真葵:わ~い
GM:というわけで、全員1点もらってください!
GM:次!
愛染ミミカ:そうそう 一歩前に進んでいく感じが……
桜井亜衣良:バンガセ君はマジで玩具にしまくってしまったんですけど
池田真葵:バンガセくんの話ししてない!
GM:しな!
一番ヶ瀬天志:そうだぞ
池田真葵:玩具にしまくったけど……
池田真葵:それを許容してくれた感というか それに甘えた感じはありますね
桜井亜衣良:ちゃんと決めてくれ受けてくれるからこそできるところじゃないですか こういうの
愛染ミミカ:天志クンずっと性欲の玩具にしてしまいましたがかっこよくて頼れるし締めるべきところを締めてくれて
愛染ミミカ:めちゃめちゃありがたかったですね ドスケベだったし
GM:何かを間違ったり躓いたりしてしまった人たちが前に一歩踏み出すようなラストが良かったですよね
池田真葵:なんか……アカデミアらしさに寄与してくれたというか マジにならないことに意味があるみたいな
桜井亜衣良:あと男子一人っていうポジも生きてた気がする
GM:あと、一番ヶ瀬くんは可愛い女子に囲まれていてズルい
一番ヶ瀬天志:玩具にされるのはほとんどない経験だったが、反応がよく、助かりました
池田真葵:そういう抜け感を出してくれつつ 締めるところはピチッとやってくれたというか
愛染ミミカ:かっこかわいいし一撃要素もおいしくて今後も活躍して一撃してほしいな~と思います
桜井亜衣良:ハーレムでもなくこう ガヤガヤした学生さね
池田真葵:命がけで来る相手との対比できてたんじゃないですかね
GM:いや、でも割を食ってるからまだギリ許せるか……
一番ヶ瀬天志:へへへ……
桜井亜衣良:個人的にはタイマン会話がロール的にも凄い助かり有難かったです。
池田真葵:そうね~ わいわいできた感じはある すわ恋愛よりかにならなかったことで
GM:風呂上がりアイラさん、セクシーでした。
桜井亜衣良:あれできてよかった 以降のRHO踏まえ撒けたので…
一番ヶ瀬天志:後から読み返すとそうなんだよなぁ よかったよかった
GM:というわけで、全員1点もらってください!
桜井亜衣良:わーい!
桜井亜衣良:モグモグ
愛染ミミカ:おいしい
桜井亜衣良:嘘モグ
一番ヶ瀬天志:干そ
池田真葵:約束通り食ってやったぜお前の経験値
GM:実写版……
GM:・他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
GM:これも自薦か他薦でいきましょう
GM:何か助かったな~ということがあれば言ってください
一番ヶ瀬天志:えーなんか……みんなできてたんじゃない?
桜井亜衣良:先んじて言っちゃったな うんうん
GM:語彙ゼロ!
池田真葵:できてたできてた
愛染ミミカ:みんなできてた
GM:アイラさんは学園天使で真葵さんの手札を助けたのでえらかった
池田真葵:たすかった
GM:あと、なんか真葵さんの電磁バリア、めちゃくちゃ便利でしたね
愛染ミミカ:お陰で私もたすかった
桜井亜衣良:まさかここで使うとはな
GM:何あれ?
池田真葵:えへへ
一番ヶ瀬天志:桜井……そんなに見たかったのか 俺の猫耳スク水ランドセルが
GM:許しがたいよ
池田真葵:侵蝕0サイコー
桜井亜衣良:わたしのせいではない
一番ヶ瀬天志:侵蝕0バリアやべーね
愛染ミミカ:そりゃ見たいでしょ
GM:アイラさんにそんな趣味が……
桜井亜衣良:わたしはチャイナがよかった
池田真葵:次回狙おう
桜井亜衣良:おす
一番ヶ瀬天志:怖
GM:ミミカさんはギャルなのにあらゆる判定に強くてやばかった
池田真葵:たくさん頑張って無双してくれて助かった
愛染ミミカ:ギャルだから
池田真葵:侵蝕やばかったが
一番ヶ瀬天志:侵蝕率が犠牲になってた感はあったけど ギャルは万能
桜井亜衣良:なんかワイワイ感ってテンポだなあと感じてるんですけど、テンポがワイワイできてよかったな~
桜井亜衣良:そう言う意味での助かりもありました。
GM:一番ヶ瀬くんは行動値低下がやはりエネミー的には辛かった!
愛染ミミカ:侵蝕はだいたい登場侵蝕のせいだから……
一番ヶ瀬天志:ワイワイだったよねぇ全面的に
池田真葵:あとあれが大きかったなと思って
池田真葵:RHOをかなり早く開けてくれたとこ
桜井亜衣良:あ、あれもたすかった!
一番ヶ瀬天志:フフ
愛染ミミカ:そうですね 判断が早い👺
池田真葵:あそこがかなり展開さに寄与してたかんある
GM:何その天狗
愛染ミミカ:一撃でEロイス剥がしてくれたのも助かった
桜井亜衣良:私RHOそのものに不慣れだったのでそこも有難いとなった
GM:RHOを出し渋るとシナリオの展開が停滞することもあるのでえらい
一番ヶ瀬天志:その方が整理つくと思い……した 的中し、良かった
桜井亜衣良:その恩を学園天使で返す
一番ヶ瀬天志:一撃だぜ
一番ヶ瀬天志:学園悪魔……
池田真葵:我々は渋らせるRHOだったしね
GM:仇で返していなかったか……?
桜井亜衣良:そうですねえ
桜井亜衣良:最後だと思ってなかったなw
池田真葵:やれないやつだなと思ったからこそ やってくれたのがありがたかった
桜井亜衣良:うんうん
GM:というわけで、皆さん、1点もらってください!
桜井亜衣良:モグ。
愛染ミミカ:モチョモチョ
一番ヶ瀬天志:燻そ
GM:変な音
GM:次!
GM:・セッションの進行を助けた
GM:めちゃくちゃ助かりました!
GM:おかげで無事にお盆前に終わることができました
一番ヶ瀬天志:体調に合わせてくれてありがとうの気持ちです
GM:これでご先祖様に会いに行くことができる……
桜井亜衣良:ナスキュウリ
GM:ふん、貴様を助けたわけじゃない。勘違いするな
池田真葵:やったね
一番ヶ瀬天志:でも墓の前にはいないって言いますよ連中
桜井亜衣良:いろいろ相談もさせてもらえて助かりましたー。ありがとうございます!
GM:なんか……風に乗って……
GM:というわけで、全員1点ずつもらってください!
愛染ミミカ:初アカデミアでしたが皆さんのお陰で戸惑うことなく遊べました ありがとうございました~
池田真葵:よかった~
一番ヶ瀬天志:普通に適応力が高い
池田真葵:初ひとたちがのびのびできたならなにより
桜井亜衣良:のびのび!
GM:戸惑うどころかだいぶミミカさんが引っ張ってくれていたような気がしますw
一番ヶ瀬天志:まあそうね それがだいじね 初ひとがね
GM:では、次!
桜井亜衣良:横浜流星には戸惑ってはいたが……
桜井亜衣良:はいっ。
GM:・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
GM:皆さん、いつもスケジュール調整にご協力いただきありがとうございました!
GM:1点です!
桜井亜衣良:喜!
一番ヶ瀬天志:tekeyさん、ありがとうございます  調整、いつもありがとね
池田真葵:わーい
愛染ミミカ:センパイ日程表作ってくれてありがと~
桜井亜衣良:調整さんでしょ まさかあの男…
GM:あと、今回はめかぶさんにマップやNPCの立ち絵を作っていただいたのでめかぶさんにも1点を差し上げます
愛染ミミカ:めかぶさんありがとう~~
桜井亜衣良:ありがとー!
一番ヶ瀬天志:黙って4人で分けちゃおうぜ
池田真葵:ありがと~
GM:コラッ
GM:0.25点、むしろ邪魔でしょ!
GM:というわけで、これで経験点項目は全てになります!
GM:皆さん、合計は何点ですか?
一番ヶ瀬天志:情報技能を0.25上げる
GM:皆さんが計算している間にGMはどうでもいい裏情報でも語ってますね
一番ヶ瀬天志:愛染さんと同じ 池田・桜井より1点高い
GM:なぞなぞ……?
桜井亜衣良:私はまおいさんとおなじ
愛染ミミカ:天志クンが言ってるのは本当だよ
桜井亜衣良:一人が嘘をついているよ
GM:このうちの誰か1人が噓をついている
GM:お前や!
池田真葵:わかんなくなってくる
一番ヶ瀬天志:3人のうち1人がウソをついている状態はありえないので、池田さんで確定になるんだな
GM:ふむ……
桜井亜衣良:かしこい…
一番ヶ瀬天志:つまり池田さんは……わかんなくなっていないということ
GM:……!
桜井亜衣良:!
GM:真葵さんの答えを聞こう!
池田真葵:え……普通に分かんない
桜井亜衣良:嘘喰いだ
愛染ミミカ:31か……?
桜井亜衣良:なら30かな…
一番ヶ瀬天志:31.25点
GM:ミミカさん、一番ヶ瀬くんが31点、アイラさん、真葵さんが30点ですね
愛染ミミカ:あってた
GM:めかぶさんの点はわけないで
一番ヶ瀬天志:じゃあ31点
桜井亜衣良:はーい
GM:この経験点で何か美味しいものでも食べてね!
桜井亜衣良:アナゴ甘エビしめ鯖スズキでも食べます。
一番ヶ瀬天志:撒こ
愛染ミミカ:寿司だ~~~
GM:では、最後にGMの署名欄にサインをしますので皆さんレコードシートをこちらに持ってきてください
桜井亜衣良:では…お疲れ様でしたっ
GM:押さないで順番に並んでね
一番ヶ瀬天志:お疲れ様でした~
桜井亜衣良:楽しかったです~
愛染ミミカ:お疲れさまでした~!
池田真葵:要らないけど……
池田真葵:おつかれさまでした~!
一番ヶ瀬天志:誰も並んでない
桜井亜衣良:✒️すかいはい
一番ヶ瀬天志:自動さんに書いてもらお
桜井亜衣良:署名を勝手にしておくか……なぞって……
GM:というわけで、今ツイッターでお送りしましたのでご確認ください。
桜井亜衣良:ありがとうございます~!
池田真葵:右下読め
GM:お配りした経験点はこの儀式をもって有効になると基本ルールブックに書いてありますので
愛染ミミカ:そうなんだ……知らなかった……
愛染ミミカ:大切にします
GM:というわけで、経験点の配布はこれで終了になります!
桜井亜衣良:「は」ヤバすぎる
GM:皆さん、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
GM:お疲れ様でした!
桜井亜衣良:はーいら
桜井亜衣良:いら?ありがとうございました!
池田真葵:おつかれさまおいでした!
愛染ミミカ:お疲れさまでした!ありがとうございました~
桜井亜衣良:かわいい
GM:ダブルクロスThe 3rd Editionシナリオ『アカデミア・フォーリング』、これにて完結となります!
桜井亜衣良:ではまたぜひ遊んでくださいっ。バーイ!
愛染ミミカ:おつみみか~
一番ヶ瀬天志:お疲れ様でした! 久しぶりのアカデミアで気楽に賑やかにやれて楽しかったです!
一番ヶ瀬天志:ナイスゲームでした またね~


本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.