◆ Middle 1 12月21日 夕方 Scene Player:嬬恋七瀬
GM:登場自由です。普通にミドル判定とかに入っていくので全員の登場が推奨されます
嬬恋七瀬:46+1D10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+6[6] → 52
木虎ツグミ:なら登場しよう!
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:34->41)
木虎ツグミ:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+1[1] → 38
壬生墨佳:侵蝕率+5(1d10->5) (侵蝕率:45->50)
GM:話し合いは安穏に進んだ。
GM:当初は明らかに挙動が不審であった天野についても、クリスマスパーティーに向けた話を進めていく内に、普通に嬬恋に対しても接することができるようになっていた(ちょっと避けはする)。
GM:そう、クリスマスパーティーである。星育園のクリスマスパーティーは、12/23の夜。今日が12/21なので、残すところはたったの2日である。
GM:ケーキや料理、プレゼントといったものは、施設の職員が急ピッチで準備を進めている。しかし日常業務と並行となれば、パーティーへの準備までには手が回らない。
GM:そこで、君たちの出番である。パーティーに向けた飾り付けをしたり、子どもたちが用意している出し物を見てやったり。そういったことの手伝いが、君たちには期待されていた。
GM:……パーティー会場には、教会の礼拝室(ベンチが並んで正面に像があってセーブとかできそうな所)を使う段取りになっていた。
GM:話に出た飾り付けを取ってくるので礼拝室をどう飾るかなんとなくイメージをつけておいてほしい……と言って、天野ネリサと旭台始は養護施設の方へと向かって行った。
GM:冬の夜は早く、窓の外はもう夕方に近い。君たちはようやく、君たちだけで一息つくことができる。
嬬恋七瀬:「…………」死んだような目をしている。実務以上に精神的な疲労が凄まじかった。
彩谷千映理:「やってしまいましたねえナナせんぱーい」
嬬恋七瀬:「…………何なんだよ…………」
嬬恋七瀬:「あの人何!?何あの態度!?」
壬生墨佳:「……ああ、何なのあれ?」思い出したように。
嬬恋七瀬:「ボク知らないんだけどあんな人!誰!?初対面なんだけど!?」
嬬恋七瀬:「知らないっての……!ボクが聞きたいんだよ!」
木虎ツグミ:「え?天野さんも知り合いじゃないって言ってましたよね?」
木虎ツグミ:「ならおかしくなくないですか?」
壬生墨佳:「覚えてないだけじゃないの?興味ないもの覚えないだろ君」
彩谷千映理:「昔の女……」
壬生墨佳:「“ヘロディアン”すら覚えてなかったし」
嬬恋七瀬:「ある程度付き合った相手なら覚えてるっての!人を誰かれ構わず口説こうとする人間関係グチャグチャ人間みたいに言いやがって……!」
壬生墨佳:「えっ」
彩谷千映理:「えっ」
壬生墨佳:「違うとおっしゃる?」
嬬恋七瀬:「えっ?」
木虎ツグミ:「?」
嬬恋七瀬:「違うだろ!!全然違う!」
嬬恋七瀬:「ボクは節度ある良識的で上品な付き合いしかしてない!」
彩谷千映理:「……?」
嬬恋七瀬:「何だその不思議そうな顔!」
壬生墨佳:「いやマジでさ。人様に迷惑は掛けるなよな」
彩谷千映理:「やー、分刻みで合う相手の予定詰まってるのに、節度……?」
嬬恋七瀬:「…………」目を逸らして。
嬬恋七瀬:「いや……マジで知らないんだって……!」
嬬恋七瀬:「仕事で一瞬たらし込んだ相手とかなら分かんないけど……」
壬生墨佳:「向こうにとってはそうじゃなかったんだろ、多分」
彩谷千映理:「サイテー」ヤジを飛ばす
木虎ツグミ:「でも、ここの施設ってUGNとかとは関係無いんじゃなかったです?」
嬬恋七瀬:「…………」眉間に皺を寄せて目を伏せる。
木虎ツグミ:「あ、でも天野さんが何か事件とかに関わったことはあるかもですけど」
彩谷千映理:「やっぱプライベートで……?」あらやだ奥さんと言わんばかりのジェスチャー
嬬恋七瀬:「プライベートではそんな軽々しく声掛けない!」ムキになって叫ぶ。
壬生墨佳:「……へえ」鼻で笑う。
壬生墨佳:「みかん落としたりしないんですか?」
嬬恋七瀬:「……あれは……!」
嬬恋七瀬:「…………」何も言えなくなって、俯き両手で顔を覆う。
嬬恋七瀬:「とにかく……向こうからは何も言ってこないんだからいいだろ」そのままぶつぶつ呟く。
壬生墨佳:「そ、とにかくだ。妙な態度であることは気になるけど」
壬生墨佳:「現状実害はない……というか、協力的にしてもらってる」
壬生墨佳:「あちらさんに含みがあろうがあるまいが、今のところは恙なくだ」
嬬恋七瀬:「そう……ここには任務の為に来たんだろ。そっちに集中しよう」露骨に話を逸らす。
彩谷千映理:「面白い以上のことは、特にないしねー」
嬬恋七瀬:「お前は面白がるな……!」
木虎ツグミ:「了解です!……あ、そういえば」
木虎ツグミ:「壬生先輩も、さっきちょっとぼんやりしてた気がしたんですけど」
壬生墨佳:「えっ」
木虎ツグミ:「始ちゃんと挨拶した時とか、その後とか。何か気になることとかありました?」
彩谷千映理:「早速手がかりを見つけたー……とか?」
嬬恋七瀬:「え?そうだった?」とてもそんなことを気にしている余裕は無かった。
壬生墨佳:「……いや全然大したことじゃないけどさ、その。さっきさ」
壬生墨佳:「ツグミ、なんで高等部一年って言ったの?」
木虎ツグミ:「え」
壬生墨佳:「えっ」
嬬恋七瀬:「え?」
彩谷千映理:「えっ?」
木虎ツグミ:「えっと……だって、高等部一年ですから」
壬生墨佳:「……」目をそらして。
壬生墨佳:「中等部じゃないの……?」
木虎ツグミ:「違いますよ!!?」
彩谷千映理:「……ぶふっ」吹き出してすぐ口を抑える
嬬恋七瀬:「え……何言ってんのお前……?」
壬生墨佳:「え、いやだってさ……!」
彩谷千映理:「ま、待って……マジ……マジで……?」ベンチに突っ伏して笑いをこらえている
壬生墨佳:「確かにリボンの色変だなとか高校レベルの問題も解いてるなとか思ったけど……」
壬生墨佳:「え?え?」
嬬恋七瀬:「え、ちょっと待って……まさかお前……」
壬生墨佳:「みんな知ってたの?」
嬬恋七瀬:「今までツグミのこと、中学生だと思ってたわけ!?」
彩谷千映理:軽くベンチを叩いて静かに笑っている
木虎ツグミ:「中学生じゃないです、高校生です!!」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「はい……」消え入るような声。
嬬恋七瀬:「…………」
木虎ツグミ:「課題だって教えてくれてたのに、なんで気づかなかったんですか!」
木虎ツグミ:珍しく、ちょっと怒っている。流石に不服気な顔だ。
彩谷千映理:「……くふっ、ふふっ、あははっ」
嬬恋七瀬:「ぐっ……」口元を抑えて。
壬生墨佳:「いやその、カリキュラム変わったのかなって……」
壬生墨佳:「ごめん……」
嬬恋七瀬:「ぶっ……くっ……」
嬬恋七瀬:「あははははははは!!あーーっはっはっはっは!!嘘だろお前!!マジ!?冗談だろ!?」
壬生墨佳:「わ、笑うなよ!」
壬生墨佳:「ツグミに怒られるのは分かるけどなんで君に笑われなきゃいけないんだ……」
彩谷千映理:「あっははははは!あっははははははは!」
壬生墨佳:「てか彩谷はそれどころじゃなく笑い転げてるし!」
嬬恋七瀬:「だってお前……おま……あーーはっはっはっは!!」
木虎ツグミ:「そうですよ嬬恋先輩に彩谷先輩!笑い事じゃないですよ!」
彩谷千映理:「あったじゃん!!!気づくタイミングいっくらでもあったじゃん!!!あはっあっははは!」
嬬恋七瀬:「そうだよなあ!?ツグミ!?失礼だよなあ!?」
壬生墨佳:「あのツグミちゃん……ツグミさん……?」
壬生墨佳:「怒ってます……?」
木虎ツグミ:「そうですよ!私、壬生先輩と組むようになってから結構経つのに!」
木虎ツグミ:「ずっと勘違いされてたのは流石にちょっと悲しいです!」
壬生墨佳:「ごめんって……」
嬬恋七瀬:「ひっっっどい先輩だよなあ!?ほんとにひど……あーーはははははははは!!」
嬬恋七瀬:呼吸困難になりそうなほど笑い転げている。
壬生墨佳:「違うんだって、その……えっと。子供っぽかったと言うか、なんというか……」
壬生墨佳:「あ、えと、違くて!えーっと何だ……!?」
木虎ツグミ:「むうう……確かに先輩達より子供っぽいかもしれませんけど!」
木虎ツグミ:頬を膨らませ、プイとそっぽを向く。
彩谷千映理:「スミちゃん先輩、マジかー……くくっ」息を整えつつベンチに座り直す
壬生墨佳:「あんまり星辰館で見なかったし……はい」
嬬恋七瀬:「あっもうダメ……勘弁して……息が……息……」床で這いつくばっている。
壬生墨佳:「ごめんね……?」
天野ネリサ:千映理ちゃんが居住まいを正すのと同じくらいに、 「あらあら」
天野ネリサ:「随分楽しそうですね……よいしょ、っと」 古かったり、手作りだったりする装飾の入った段ボールを抱えて、礼拝室に入ってくる
嬬恋七瀬:「!!」ばっと起き上がり一瞬で姿勢を正す。
彩谷千映理:「あっ、ネリさん」
旭台始:「……いいですよ、そんなに慌てなくても」
旭台始:「笑い声、外まで聞こえてましたから」
壬生墨佳:「ああ。すみません。うるさかったですか?」
彩谷千映理:「ごめんね?ちょっと、ツボに入っちゃって……」
嬬恋七瀬:「ええ……いやあの……失礼しました……」
天野ネリサ:「はい、ネリさんです。お飾りは持ってきました。何か他に欲しいものがあったら言ってくださいね。工作好きの子なら手伝ってくれるかも」
嬬恋七瀬:まだ口角が痙攣している。
天野ネリサ:「いいんですよ。あんまり真面目~にやるより、笑いながら楽しくやってくれた方が、私も嬉しいです」
彩谷千映理:「楽しい催しですもんねー、クリスマス」
旭台始:「限度はありますけど……」
壬生墨佳:「まあそりゃそうか。辛気臭い顔されてもだ」
天野ネリサ:「いいの、始ちゃん。……でも、何がそんなにおもしろかったんですか?」
天野ネリサ:君たちを順に見て……嬬恋さんの顔を見るとちょっと笑って、尋ねる
嬬恋七瀬:「いえその……不幸な行き違いがありまして……」壬生さんに目をやる。
壬生墨佳:「はい……反省してます」縮こまる。
木虎ツグミ:「……私は面白くなかったですけど!嬬恋先輩と彩谷先輩は面白かったそうです」
天野ネリサ:「あらあら」 小首をかしげて笑い
彩谷千映理:「ごめんごめん」ツグちゃんに向けて手を合わせる
天野ネリサ:「それじゃあんまり笑っちゃ可哀想ね。誤解はもう解けました?」
壬生墨佳:「はい……解きました……」
壬生墨佳:「ごめんねツグミ……こんどパフェ奢るから」
木虎ツグミ:「むう……マスターのお店のがいいです!」
壬生墨佳:「ええ……僕あの人苦手なんだけど……?」
彩谷千映理:「じゃあ私焼き肉」
嬬恋七瀬:「ボクは寿司ね、寿司」
壬生墨佳:「君ら関係ないだろ……勝手に行ってろよ。サンタさんに連れてってもらったら?」
木虎ツグミ:「あそこのが美味しいんですもん!……ダメですか?」
壬生墨佳:「ツグミがそう言うならいいけど……」
天野ネリサ:「うん、仲直りできてたなら良かった。人間、誤解しちゃう時はしちゃいますものね」
旭台始:「……天野さんもみりんと白だしを誤解したりしますもんね」
天野ネリサ:「そっ……、それじゃあ、飾り付け。さっそく始めて行きましょうか……!」
☆ ミドル判定
ミドル判定は『クリスマス・リクエスト』と『情報収集』の2段階に分けられる。
『クリスマス・リクエスト』は子どもたちからの特別な要望。
代表者一人が判定に挑戦し、成功すればその後の情報収集判定が有利になる。
『情報収集』は普通の情報収集判定。『クリスマス・リクエスト』に挑戦したPCも含め、全PCが挑戦できる。
☆ のついた必須項目を全てオープンすることで、クライマックスフェイズに進む。また、特定の情報を開くことでトリガーイベントが発生する。
GM:流れとしては『クリスマス・リクエスト』 → 『情報収集』 が1シーン1セット。これを、シーン変えつつ原則的に3セットまで行うことができます。
GM:まあ、それで必須項目が開ききれなければ4回目以降の判定に突入することになりますが……
GM:4回以上判定を行った人は、『本来持っていた仕事を落とす』『寝不足でウトウトする』『肌が荒れる』等のペナルティを負っていただきます。クリスマスパーティーの前なのに……
嬬恋七瀬:ウワーッ!
木虎ツグミ:それはよくない
彩谷千映理:だめだ……
壬生墨佳:たいへんだ
壬生墨佳:高校生を中学生と誤認するペナルティもあるかも……
GM:ペナルティ解除できてよかったですね
壬生墨佳:財産点を切ることになっちゃった
木虎ツグミ:また勘違いされちゃう
GM:まあ、真面目ぶって全部の判定を正面から開けなくても、なんかちょっとズルッと抜けられたりもするかもしれないので、
GM:判定に対する提案があったりしたらなんでも言ってみてね。
壬生墨佳:行け!みかんアタックだ!
嬬恋七瀬:やるっきゃない!
彩谷千映理:落とせ落とせ!
木虎ツグミ:たらしていけ!
GM:というわけで1セット目のミドル判定。まずはクリスマス・リクエストです。現在の候補はこちら!
☆ クリスマス・リクエスト
クリスマス・リクエスト 1 「手に入らないクリスマスプレゼントがあって……」 <調達> 14
クリスマス・リクエスト 2 「俺より強いやつに会いたい!!」 任意の【肉体】技能 14
クリスマス・リクエスト 3 「ピカピカのイルミネーションがみたい」 <芸術:電気工作> 14
彩谷千映理:2、何
嬬恋七瀬:そんな子供いるの??
木虎ツグミ:どんな子供がいるんだ
GM:挑戦する物と挑戦する者をいっこずつ宣言してください。その後、判定にまつわる演出を入れた後、ダイスを振ってもらいます
彩谷千映理:あ、一つ質問いいですか?
GM:どうぞ!
彩谷千映理:ラウンド一回のエフェクトとかアイテムとかは、クリスマス・リクエストで使った後情報判定で使えますか?
GM:ラウンドなら使えることにしましょう!
彩谷千映理:了解です!ありがとうございます!
嬬恋七瀬:2番に挑戦します!
GM:おっ、行くかい
嬬恋七瀬:子どもなんかに絶対負けない!
GM:ではちょっと待ってね
GM:ざく、ざく。茶と黄の混ざった落ち葉を踏みしめながら、君たちは教会を出て住宅街を進んでいた。
GM:案内するのは眼鏡の少女。旭台始だ。
旭台始:「……一つ、とても厄介なクリスマスプレゼントを欲しがった子がいて」
旭台始:「星育園の卒業生に本当はお願いするつもりだったんですけど、来られなくなってしまったので」
嬬恋七瀬:「厄介な……?」家族が欲しいとかだろうか、と想像しつつ。
旭台始:「まあ、何と言うか、その……」 少し言い淀むが、ハッキリと口にする
旭台始:「敵です」
嬬恋七瀬:「……はい?」流石に困惑する。
GM:……始は足を止める。気づけば家はまばらになっていて、目の前には何もない空き地が広がっていた。
旭台始:「……運動、得意ですか?」
嬬恋七瀬:「……え……それなりには……」
嬬恋七瀬:「……え、敵って……敵ですか?」
嬬恋七瀬:「ステーキの略とかではなく?」
旭台始:「敵です。物を持ったまま走ったり避けたり、物陰に隠れたりできます?」
嬬恋七瀬:「…………」
旭台始:「動き回りながら銃を撃ったり……」 良いかけて
旭台始:「……いえ、さすがにそこまでは求めていませんが」
嬬恋七瀬:「……いえ」
嬬恋七瀬:「多少はその……」
嬬恋七瀬:「出来なくは無いと思いますが……」
旭台始:「すみません、合わせてもらって」 ちょっと笑って(初スマイル!)、ふう、と一息吐き
旭台始:声を張り上げる 「……鷹二! 連れてきたよ!」
GM:彼女が名前を呼ぶと、辺りの樹上から、ガサガサガサ! と音が立つ
GM:やがて顔を出すのは子供たちだ。皆、怪訝なものを見る目で、嬬恋さんを見る
嬬恋七瀬:(上!?)頭上に目をやる。
嬬恋七瀬:「えっ」
嬬恋七瀬:「えっ何コレ……」
子供たち:「……男か?」「女か?」「オトコオンナだ」「あんなヒョロモヤシにヨージさんの相手が務まるのか?」 口々に好き勝手言う子供たち!
嬬恋七瀬:「…………」
嬬恋七瀬:「随分とその……」
旭台始:「すみません、この子たちはなんというか」
嬬恋七瀬:「ワイルドなお子さんたちですね……?」
旭台始:「星育園の子供ではない……近所の子なので……」 言いづらそう
嬬恋七瀬:「近所の子なんですか!?」
嬬恋七瀬:「じゃあ関係ないのでは……!?」
声:「そう」 一際渋い声が樹上から響き、君の目の前に飛び降りてくる
嬬恋七瀬:「!」
声:「俺は星育園の子だが……同時に、近所のコイツらの頂点(トップ)でもある」
鷹二:「……ヨージだ」 現れたのは、鷹を思わす鋭い眼光の少年!
旭台始:「……アンタほんと」
旭台始:「中学生にもなってよくそのノリ続けらるね……」
嬬恋七瀬:(ガキ大将ってことか……)
鷹二:少年は始の言葉を無視し、落ち葉を踏みしめながら嬬恋さんに近づき、背負っていたものを突き出す
鷹二:ウォーターライフルだ
嬬恋七瀬:「…………」受け取って。
鷹二:「俺たちはこの勝負をSplatoonと呼んでいる」
鷹二:「最近は歯ごたえのある戦いができずに退屈していたので……クリスマスプレゼントに『敵』を望んだ」
嬬恋七瀬:「スプラトゥーン……!?」
旭台始:「……あれを聞かされた天野さんの気持ちにもなりなさいよ」
鷹二:背中を向け、もう一丁のウォーターライフルを手に距離を取る
嬬恋七瀬:「なるほどね」ウォーターライフルを点検しながら。「その口振りだと、相当自信があると見た」
鷹二:「……なあ、知ってるか? 俺たちは誕生日プレゼント、望むものを得られることはない」
嬬恋七瀬:「…………」
鷹二:「たくさんの子供がバラバラの時期に、口々欲しいものを言い出したら、管理がしきれないからだ」
嬬恋七瀬:「そうだろうね」
鷹二:「クリスマスプレゼントは、違う。皆が皆、予算の範囲内で、好きなものを貰える」
鷹二:「準備ができるからな。……そんな中俺は、『敵』を望んだ」
鷹二:振り返る 「お前が俺のクリスマスプレゼントであることを願う」
嬬恋七瀬:「……そっか」
嬬恋七瀬:「いくら予算があっても、用意できないよな。『敵』は」
嬬恋七瀬:「……わざわざその貴重な機会に『敵』なんてものを選ぶんだ。君さ……」
嬬恋七瀬:「退屈してるんだろ?すごく」
鷹二:口角を歪めるように、獰猛に笑い 「ああ。だから近所のガキを育ててたんだが……」
鷹二:「みんなやがて、着いてこれなくなる。ここに来なくなるんだ。教えるばっかりというのも退屈でな」
鷹二:「……制限時間10分。もしくは双方の水が切れるまで。終わった時点での、互いの……濡れ具合で勝敗をつける」
鷹二:「始、ジャッジくんを頼むぞ」
旭台始:「…………」 ホントに大丈夫ですか? という目で嬬恋さんを見ている
嬬恋七瀬:無言で視線を送り、頷く。
嬬恋七瀬:「やろうか。君のウデマエ、見せてもらおう」
鷹二:「……ああ。行くぞ」
鷹二:「"ホーク・アイ・アンド・ウィング・アンド・クロー"、鷹二……参る!」
嬬恋七瀬:「二つ名長っ!!」
GM:というわけで任意の技能で【肉体】判定をどうぞ!
GM:所詮は古い水鉄砲なので、物を言うのは体力というわけ
嬬恋七瀬:うぉ~っガチマッチの闇に沈め!クソガキがーーッ!
嬬恋七瀬:≪コンセントレイト:ブラックドッグ≫+≪アームズリンク≫
GM:お、大人気ねえ!
嬬恋七瀬:侵蝕52>56
嬬恋七瀬:6DX8
DoubleCross : (6R10[8]) → 10[1,5,6,9,9,10]+10[2,9,10]+10[1,9]+10[10]+4[4] → 44
嬬恋七瀬:これが大人の力だ!!
GM:ゲエーッ!?
GM:……鷹二は、なるほど、確かに強かった。辺りの地形を、水鉄砲の射程を熟知し、なるほど敵知らずというのも納得がいく。
GM:だが所詮は、辺り一帯での頂点(トップ)、鷹なのに井の中の蛙大海を知らず――もっと言えば!
GM:正規訓練を受けたオーヴァードである君の敵ではない!
鷹二:「…………」 びしょ濡れの全身に落ち葉を貼り付けて、ぐったりと倒れ込んでいる
嬬恋七瀬:殆ど乾いた服のままで歩み寄る。
子供たち:「トドメだ……」「カイシャクだ……」「殺される……」
嬬恋七瀬:「思考が遅い」
鷹二:「う゛」
嬬恋七瀬:「確かにマップはよく把握してるし、ブキの特性も理解してるのは分かるよ」
嬬恋七瀬:「でも、ここで戦うのに慣れすぎて甘えてるね。定石に頼りすぎてる」
嬬恋七瀬:「相手が少しでも見えなくなった時点で周囲をもっと確認すべきだ。だから裏を取られる」
鷹二:「クッ……まさか最初のバトルでそこまで見抜くなんて……」
鷹二:「お前……いやあなたが……」
鷹二:「ウデマエX……!」
嬬恋七瀬:鷹二くんの元にしゃがみ込んで。
嬬恋七瀬:「君の気持ちさ、ちょっと分かるんだよね」
嬬恋七瀬:「手に届く物は何でも思い通りに出来るのに、手の届かない物には触れることすら出来ない」
鷹二:「……」
嬬恋七瀬:「退屈なのも当然だ」
嬬恋七瀬:「だから、これはサービス」
嬬恋七瀬:「一つの教訓として受け取ってほしいな」
鷹二:「……し……」
嬬恋七瀬:「世界は君が思うより、もっとずっと広いってこと」
鷹二:「師匠……!」
嬬恋七瀬:「そう!そうだ!思い知ったか大人の力を!」
鷹二:よろよろと態勢を起こし、地面に頭を擦りつけるように礼をする
鷹二:「参り……ました……!!」
嬬恋七瀬:「あーっはっはっは!どうだ見たか!悔しかったらもっと修行しな!」
嬬恋七瀬:「リベンジならいつでも受け付けてあげるよ!またボクが勝つけどね!」
鷹二:「くう……うぅぅ……っ!」
鷹二:「絶対に……絶対勝つ……!!」
嬬恋七瀬:「そうだその意気だ!這い上がってこい!」
子供たち:そんな二人を見る子供たちもぽたぽたと落涙!
旭台始:(…………)
旭台始:(……何だこれ……)
嬬恋七瀬:「死ぬ気で努力しなよ、鷹二くん」
嬬恋七瀬:「そうすれば、退屈なんてしないだろ」
鷹二:「ああ……ああ、絶対だ……」
鷹二:「だからまた……『敵』になってくれよ……師匠……!!」
嬬恋七瀬:「当然。言っただろ。挑戦はいつでも受けてあげるよ」
☆ クリスマス・リクエスト 2 「俺より強いやつに会いたい!!」
→ CLEAR! [まだ開示されていない情報項目]が成功状態になった!
鷹二:「ウウ……ウオオォ……ッ!」
GM:寒空の下、君は子供を一方的にびしょ濡れにし……親交を育んだ!
嬬恋七瀬:「待ってるよ。いつか君が……僕の『敵』になる日をね」鷹二くんのぐしょ濡れの肩に手を置き。
嬬恋七瀬:「あ……こういう感じでいいですか……?」旭台さんに。
旭台始:「……あ、はい。どうも」
旭台始:「ありがとうございます……」 始との心理的な距離は……ちょっと開いた!
◇ 情報収集
☆施設付近の不審者 <知覚> 6
圧力がもたらす影響から、"ヘロディアン"セルの動きを考える <知識:政治><情報:学問><情報:ビジネス> 9
┣???
┃┣???
┃┣???
┃┣???
┃┗???
┃ ┗☆[条件:特定の情報項目を開示する]
┗☆???
┗???
┗???
天野ネリサと星育園について <情報:噂話> 7
┣[条件:トリガーイベント1]
┗[条件:トリガーイベント1]
┗☆[条件:トリガーイベント2]
※ ☆付きは必須項目
※ 開示された情報項目は、基本的にそのシーンで挑戦できる
GM:という訳で情報収集判定です。中身はちょっと上の方参照!
GM:成功すれば開示される情報項目には、このシーン中に
GM:挑戦することができるタイプです。
嬬恋七瀬:バンバン開けていけるわけですね
GM:バンバンしていこう! 何か確認事項ありましたらどうぞ。なければ振っちゃって!
壬生墨佳:リクエストはシーン1回な感じなんですっけ
GM:あ、そうですね。リクエスト → 情報収集 のワンセットで1シーン1回です
壬生墨佳:はーい
木虎ツグミ:じゃあコネ:要人の貸し使いつつ、ヘロディアンセルの動き行きます!
木虎ツグミ:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 7[3,3,5,7] → 7 → 失敗
彩谷千映理:バディムーブ!
彩谷千映理:+3してください
木虎ツグミ:わーい、ありがとうございます先輩!10で成功!
嬬恋七瀬:流石だ……
GM:抜かりがない! 形式が形式なので逐次開示していきます。
GM:これは多分、あれだな。話は聞けたんだけどツグミちゃんにはちょっと難しくて、千映理くんが噛み砕いてくれたんだな……
・圧力がもたらす影響から、"ヘロディアン"セルの動きを考える
星育園でのクリスマス会を頓挫させようとする動きから、逆に『星育園でクリスマスを満足に楽しめなかったら何が起きるか』を君は検討・調査する。
……調査の結果行き着いた可能性は、定期的に行われる児童養護施設の審査だ。聖クリストフ星育園の順番は、来年の春に迫っている。
もしもこの時点で施設の評価が……時節のイベントすらろくに運営できていない、等という残念な実績となれば、他の運営母体の介入を受けるということもある。
そして、その手の企業を秘密裏に操り、働きかけるという動きは、"ヘロディアン"セルの得意とする所でもある。
手段としては冗長かつ迂遠となるが、"ヘロディアン"セルの狙いはごく密やかに星育園の経営に干渉することだったのではないか。
もしそう仮説すれば、時節のイベントと並んで、養護施設の審査に影響する要素がある。それは、預けられている子どもたちの親権者の意向だ。
それが『子どもに対して日頃から関心を持っている』親権者からの意見があれば、施設も、施設に対する審査も、無視はできないだろう。
GM:→ 親権者調査(初期) <情報:噂話> 10 および、 "ヘロディアン"セルについて <情報:UGN><情報:FH> 10 が追加されました。
GM:そして、親権者調査(初期)については、クリスマス・リクエストを1つクリアしたボーナスにより、自動で開示されます。
親権者調査(初期)
"ヘロディアン"セルが目をつけそうな、星育に預けられているの子どもたちの中でも、その生活に強い関心を持つ親権者の子どもを特定できた。
旭台始、一富士(かずふじ)、鷹二(ようじ)、三茄子(みかこ)の4名。"ヘロディアン"セルが接触するとしたら、この4名の親権者の内どれかだろうと当たりがつけられる。
◇ 情報収集
☆施設付近の不審者
圧力がもたらす影響から、"ヘロディアン"セルの動きを考える <CLEAR>
┣親権者調査(初期) <CLEAR>
┃┣親権者調査(始) <情報:噂話> 9
┃┣親権者調査(一富士) <情報:噂話> 10
┃┣親権者調査(鷹二) <情報:噂話> 11
┃┗親権者調査(三茄子) <情報:噂話> 12
┃ ┗☆[条件:特定の情報項目を開示する]
┗☆"ヘロディアン"セルについて <情報:UGN><情報:FH> 10
┗???
┗???
天野ネリサと星育園について
┣[条件:トリガーイベント1]
┗[条件:トリガーイベント1]
┗☆[条件:トリガーイベント2]
GM:というわけで、現状はこう!
嬬恋七瀬:じゃあとりあえずネリサさんについて行こうかな……
嬬恋七瀬:コネ:噂好きの友人使って振ります
GM:あっ、難易度抜けてるな。 <情報:噂話> 7です。どうぞ!
嬬恋七瀬:3DX>=7
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 7[1,4,7] → 7 → 成功
嬬恋七瀬:なんとか!
GM:興味津津で嬉しいです。公開!
・天野ネリサと星育園について
聖クリストフ星育園は、併設されたNクリストフ教会と共同で、様々な事情があり一般の家庭で育てられない子供たちを育てる児童養護施設である。
被養護児童や卒業生たちの素行は全国平均と比べても良く、それを下支えするのは、大正にまで遡る成立以来の伝統的な風習であると言われている。
特に目を引くのは『夜の祈りの時間』で、子供たちは年齢ごとの就寝時間の前に、教会の礼拝室で一日を振り返って祈りを捧げるのだという。
生活規律や一体感を高めるため、朝や夕方に集団で祈りの時間を設けることは珍しくないが、就寝前に年齢ごとバラバラで、という形式は、あまり例を見ない。
天野ネリサはNクリストフ教会の管理者代理人である。本来の管理者は彼女の父だが、病気に伴う体力の低下によりネリサが暫定的に引き継いだ。
中学、高校、短大と女子校育ちであり、恋人いない歴と年齢は同値。嬬恋七瀬との直接的な接点はまったく見当たらない。
GM:これにより直接的な情報項目のオープンはありませんが、次のシーンでトリガーイベントが発生します。
嬬恋七瀬:よかった元カノじゃなかった……
壬生墨佳:じゃあヘロディアンセルについて挑戦してみます。
壬生墨佳:UGN幹部のコネを使って情報:UGNで判定。
GM:判定どうぞ!
壬生墨佳:4dx+5>=10
DoubleCross : (4R10+5[10]>=10) → 6[3,4,5,6]+5 → 11 → 成功
GM:掴みましたね……開示します
"ヘロディアン"セルの動きについて
N市に入り込んでいる"ヘロディアン"セルメンバーを特定できた。
"コヴェントリー・キャロル"。26歳の男性。交渉能力と財産・情報の運用に長けたエージェントである。
彼はN市の小規模な商店や企業、あるいは個人の些細な弱みを握ったり、ささやかな融通を利かせてやったりすることで、手駒を増やしている。
拙速を嫌い、中長期的な計画を結実させることに喜びを感じるタイプ。N市には偶然立ち寄った訳ではもちろんなく、何か明確な目的があるようだ。
戦闘においては支援・妨害を行うが、そもそも戦闘は不得意。ただし、"ダマスカス・ヘッド"という傭兵を雇っている。
GM:これで☆付きの必須項目が一つ開いたことになりました。
GM:さらに続けて、傭兵"ダマスカス・ヘッド"について <情報:裏社会> 12 に挑戦できるようになります。まあここから先に必須項目はありませんが……
GM:サブタブを有効活用しています
彩谷千映理:親権者調査(始)を開けます
GM:判定どうぞ!
彩谷千映理:ミーミルの覚書をコネ:噂好きの友人に変化、エージェントツールの効果で噂話は+2、技能合わせて+3
彩谷千映理:4dx+3=>9
DoubleCross : (4R10+3[10]>=9) → 5[1,2,4,5]+3 → 8 → 失敗
彩谷千映理:えー
GM:マジかよ
彩谷千映理:なけなしの1点を払います
彩谷千映理:財産点2→1
GM:OK! それでは開示します
・親権者調査(始)
旭台始。15歳の中学三年生。身長は低いが、大人相手にもまったく物怖じしない。
始が幼い頃に母親が病死し、親権を持つ父親が精神的、経済的に彼女の育成が困難であると見なされ、星育園に預けられた。
父親は既に回復しており、始を手元に置きたがっているものの、反社会的勢力との繋がりが疑われており、実現に至っていない。
もしも星育園が解体されれば始は彼の元に戻される可能性が高い。星育園の解体でわかりやすく得をする人物だと言えるだろう。
始自身は父親を毛嫌いしており、名乗っている苗字も母親の旧姓である。
GM:12/21 夕方
GM:クリスマスパーティーの用意の合間、君たちは用意された休憩室に集まっていた。
GM:もちろん、目的は休憩よりも、準備の合間で集めた情報の共有にある。
GM:窓の外、空は既に暗い紫。冬至である。短い昼は瞬く間に終わり、夜が下りて来ようとしている。
嬬恋七瀬:菓子盆に盛られたお徳用のスナックをむしゃむしゃ食べている。
嬬恋七瀬:「やっぱこういう古い建物って暖房入ってても寒いんだよな。ボク絶対住みたくないな」
嬬恋七瀬:おそらく寒いのは本人の制服姿のせいもあるが、素知らぬ顔。
壬生墨佳:「暖房自体が古いな。暖房能力が下がってきてる」
壬生墨佳:「もとより性能は上等で古いなら動かせるんだが。元の上限は超えられないからな」
壬生墨佳:「流石に作り直すわけにも行かないし……」
嬬恋七瀬:「改築したり設備を新しくする余裕が無いってことだよな。まあ、こういうとこはどこでもそうなのかもだけど」
彩谷千映理:「そうホイホイと買い換えるわけにもいかない、のかなーやっぱ」パックの野菜ジュースをすすりつつ
壬生墨佳:「そりゃ出来ないだろうさ。こういうのって普通」
壬生墨佳:「使いみちを厳しくチェックされてるはずだ。古いから更新、も年数とかが決められてるはず」
壬生墨佳:「だったよね?ツグミ、そっちの線で洗ってなかった?」
木虎ツグミ:「あ、はい!えっと」 ほおばっていた菓子を飲み込んで話し出す。
木虎ツグミ:「この星育園は定期的に審査を受けてて、それでダメな結果が出ると他の運営とかから介入が入るそうです」
木虎ツグミ:「で、その審査っていうのが来年の春に迫ってて、もしあのままクリスマス会が開けなかったらそのせいで介入が入ったかもしれません」
木虎ツグミ:「だから逆に言うと、そうやってクリスマス会の邪魔をすることで運営に介入しようとしてたんじゃないか……」
木虎ツグミ:「って感じですよね?」 と説明してくれた彩谷先輩に。
彩谷千映理:「ん、そんな感じ」
嬬恋七瀬:「うわ、思った以上に深刻な問題なんだな……」顔を顰めて。「子供たちがしょんぼりするだけじゃ済まないわけだ」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:(いつもなら僕のところに説明求めに来るのに……)
壬生墨佳:(やっぱ怒らせたな……?)
彩谷千映理:「『子どもたちを満足させられないようなとこに運営は任しておけない』って流れを作りたいやつがいるのかな?」
壬生墨佳:「……他の運営が差し金ってことか?迂遠な策ではあるけど」
壬生墨佳:「いや、そうとも限らないか。例えばだけど、運営が変われば」
壬生墨佳:「今の体制と人員のまま進められることはありえないもんな」
彩谷千映理:「いくらでも付け入る隙ができるってことだよね」
壬生墨佳:「うん。で、恐らく離れ離れになるやつが出てくる。そのままGOなんてしないはずだ」
壬生墨佳:「もしかしたらそっちが狙いか?なんかそういう候補になりそうなやつは?」
壬生墨佳:「ツグミを手伝ったってことは、そこまで目星つけてるんだろ?」
彩谷千映理:「とりあえず一人。あのメガネっ子の始ちゃん」
彩谷千映理:「母親が病死、父親は問題大アリってことでここに預けられたらしいんだけどね」
彩谷千映理:「一応、父親側の問題は解決してるっぽいんだけど、反社と繋がってるかもってことなんで、今ん所始ちゃんはまだここにいる」
壬生墨佳:「反社ねえ」
嬬恋七瀬:「いや問題大アリじゃないの?それ……」
木虎ツグミ:「はんしゃ、って何ですか?」
彩谷千映理:「父親は始ちゃんと暮らしたいみたいだけど、本人はそうでもないみたいだよ」
嬬恋七瀬:「悪い人ってこと」
壬生墨佳:「問題大有りだから今の状態になってるのかもな」
壬生墨佳:「その悪い人が、FHのフロント団体である可能性だってある」
彩谷千映理:「今の運営体制が変わって『いえいえ実の親の元で暮らすべきです』なんて言い出したら」
彩谷千映理:「真っ先に返されるのはあの子じゃない?」
壬生墨佳:「その親父、状況を加速させられてる駒の一つかもな」
彩谷千映理:「利害が一致してるしね」
壬生墨佳:「ギャンビットと見るかな。駒損してる間に盤面を固められるぜ」
嬬恋七瀬:「しかしそこまでやるかね、普通」呆れたように頭の後ろで腕組み。
壬生墨佳:「そこまでするんだよ、指し手の連中は」
嬬恋七瀬:「待ったなしってわけだ」
壬生墨佳:「駒を取るための動きならいいんだけどな」
壬生墨佳:「一網打尽にするほうかもな。“コヴェントリー・キャロル”を名乗ってる」
壬生墨佳:「“ヘロディアン”の構成員だ。小賢しく、細やかに歩を進めてる」
嬬恋七瀬:「へえ、もうそこまで?」
彩谷千映理:「流石スミちゃん先輩」
壬生墨佳:「落ち着いた定跡(オープニング)だな。固めてから攻めるタイプだ」
木虎ツグミ:「その人が、今回の首謀者なんですか?」
壬生墨佳:「そこまでは。そいつを操るやつがまた居るかまでは分からないけどね」
壬生墨佳:「だが、取れば睨みを聞かせられるのは確かだと思うな?奥にキングが居ようともだ」
嬬恋七瀬:「橋頭堡ってわけね」
木虎ツグミ:「なら、まずはその人を捕まえるところからですね!」
彩谷千映理:「足が見えたならやれるでしょ、ねー?」
壬生墨佳:「いや、まずはこっちの駒の把握をしたいな」
壬生墨佳:「浮足立ったらやられるからな。浮いた駒は引っ込めておきたい」
壬生墨佳:「児童に他に何か繋がりがあるやつが居るかを見ておきたい。あとそれから」
壬生墨佳:「浮いた話がありそうなやつは?彼女の方はどうだった?」
嬬恋七瀬:「ああ、それね」微妙な表情。
嬬恋七瀬:「とりあえず、この星育園について洗ってみたけど……」
嬬恋七瀬:「今のところ怪しいところは特にないんだよな……評判も悪くない。子供の素行もいい方らしいし……実際見たから分かるだろうけどさ」
嬬恋七瀬:「古い施設だから風習やら躾もきっちりしてるみたいだし……」
嬬恋七瀬:「強いて言うならチラッと説明あったお祈りの時間?あれがちょっと変わってるくらいかな」
壬生墨佳:「変わってる?」
嬬恋七瀬:「ほら、普通はお祈りするなら皆で一斉にだろ?朝夕とかさ……わざわざ寝る前に時間ごとにバラバラにって、他にあんま無いらしくてさ」
嬬恋七瀬:「……ほんとに強いて言えば、の話だけどな。要は、それくらい何も見つかんなかったって話」
壬生墨佳:「個々人にとって、寝る前にするルーティーンの形成が重要なのかもな」
嬬恋七瀬:「で、肝心の天野さんのほうだけど……」やや苦い顔。
壬生墨佳:「そうだよ。そっちは?」
彩谷千映理:「おっ、気になってたんだよねー」
嬬恋七瀬:「正確には管理者じゃなくて、代理らしい。正規の管理人はまだ父親になってる」
嬬恋七瀬:「そのお父さん、病気らしくてさ。体力的に厳しくて、娘のネリサさんが管理人を引き継いだ……って話」
嬬恋七瀬:「こっちも怪しいところは特に……って感じなんだよな。鷹二……ここの子にも聞いてみたけど、まあ印象通りの感じかな……」
壬生墨佳:「まあ、よくある話といえばそうではあるけど……荷が重いという意味でもそうなんだろうな」
嬬恋七瀬:「……で、例のあの態度のことだけど……」目を瞑り。
彩谷千映理:「うんうん」ワクワクしている。
嬬恋七瀬:「……全然わかんない」
壬生墨佳:「……あのなあ」
壬生墨佳:「本当は思い当たるフシがあるけど黙ってるんじゃないだろうな、それ」
嬬恋七瀬:「ちっっげーよ!!お前ボクを何だと思ってるわけ!?」
嬬恋七瀬:「仕事の場でそんなウソつかないっての!」
彩谷千映理:「あー、つまり」
彩谷千映理:「マジのマジで接点が……?」
木虎ツグミ:「天野さんも初対面って仰ってましたもんね!」
嬬恋七瀬:「……だから最初からそう言ってんだろ……」不貞腐れた顔。
壬生墨佳:「じゃあなんなんだ……?」
彩谷千映理:「……怖くない?」
嬬恋七瀬:「ボクと付き合ったことないどころか、これまで恋人がいた経験もないらしい」
嬬恋七瀬:「UGNの記録を当たってみたけど、任務で関わった履歴も無かった」
彩谷千映理:「……怖っ」
嬬恋七瀬:「マジで分かんねーよ……何なんだあの人……」
嬬恋七瀬:「一目惚れかな?やっぱ……」
壬生墨佳:「マジでないのか、もしくは消せるかか」
壬生墨佳:「いや、後者なら不審な態度を取る意味がないか?」
嬬恋七瀬:「ああ……知らない振りすればいいもんな」
木虎ツグミ:「そうでなかったら、知ってる人に似てるとかですかね?」
木虎ツグミ:「嬬恋先輩本人ではないけど、すごく似てる人と昔何かあったみたいな!」
彩谷千映理:「でもナナ先輩の名前に反応してたよーな……」
嬬恋七瀬:「似てる?この絶世の美貌に似てる相手なんてそうそういないだろ」
壬生墨佳:「表のカヴァーを知ってたんじゃないのか?」
壬生墨佳:「ほら、こないだパーティに潜入したときにも居たろ、そういう子」
嬬恋七瀬:「ああ……でも表ってもなぁ……」考え込んで。
嬬恋七瀬:「最近はキャバばっかりでクラブはあんま出てなかったしなあ……」
嬬恋七瀬:「あの人裏でホストに貢いでたりすんのかな……?」
彩谷千映理:「大問題でしょそれ」
壬生墨佳:「だったら直接的な失陥の原因だな……僕らでカヴァーしきれないぞ」
壬生墨佳:「まああまり考えても仕方がないのかな……とりあえずは、一浚いして出るのはそれくらいってことだろ?」
嬬恋七瀬:「ああ……とにかくこっちはマジで知らないって話」
壬生墨佳:「他にも見ておきたい子たちが何人か居る。そっちを優先したほうがいいかもだ」
彩谷千映理:「だね」
嬬恋七瀬:「直接本人に聞いても藪蛇になりかねないしなあ……ボクもとりあえず別方向で調べるわ」
壬生墨佳:「あと、“ヘロディアン”の傭兵とやらも手が足りれば調べたいけど……そこまで回るか?」
壬生墨佳:「……やっぱり、マダムのようには行かないな」
壬生墨佳:「あの人マジでどうやってるんだ」
嬬恋七瀬:「クリスマスまで時間が無いからな……全部を把握するのは難しいかもな」
彩谷千映理:「身体が4つはあるよ、多分」
嬬恋七瀬:「でもまあ、出来ることやるしかないだろ」
嬬恋七瀬:「『あの』支部長がボクらに任せた仕事なんだぜ?」
嬬恋七瀬:「じゃあ、出来るってことだろ。じゃなきゃ任せられないよ」
木虎ツグミ:「えっと、とりあえずは園に居る子のことを調べて」
木虎ツグミ:「もしできそうならヘロディアンの傭兵のこともって順番ですよね?」
彩谷千映理:「そうそう、まとめありがとー」
壬生墨佳:「いや、最優先のタスクがある」
嬬恋七瀬:「? 何?」
壬生墨佳:「“橋頭堡”の維持だ」
壬生墨佳:「ここでのボランティア奉仕を、こなして見せなきゃあな。ゲーム盤が取り上げられてしまう」
壬生墨佳:「そしたら僕ら子どもたちには手が出せない距離だ。それを避けてご機嫌取りしなきゃあだ」
嬬恋七瀬:「そりゃそうだ」頷いて。「まあボクはもう立派にこなしてるけどね。既に一人仲良くなったし?」
彩谷千映理:「やー、そうだった。星辰館のご奉仕大好き高校生として来てんだもんね、私達」
木虎ツグミ:「そっか、クリスマス会も成功させないとですもんね!頑張ります!」
壬生墨佳:「本当か?」ジト目で嬬恋さんを見て。「一方的な思い込みじゃなくてか?」
壬生墨佳:「今度は何を転がしたんだ?」
嬬恋七瀬:「本当だっての!鷹二ってやつ。本人だけじゃなくて近所の子供たちまでまとめて手懐けたもんね」ふふん、と胸を張る。
嬬恋七瀬:「一日目にしてこの成果。まあ壬生さんにはちょ~っとむずかしいかもしれないですね~?」
壬生墨佳:「まあ調べたことは全然わかんないんだもんなあ」
壬生墨佳:「そっちをお仕事にしたほうがいいんじゃない?」
彩谷千映理:「っていうか、中学生手懐けたって一体なにしたの……?」
嬬恋七瀬:「…………?」
嬬恋七瀬:「あ、ごめんなさい……何か仰いましたか?」
嬬恋七瀬:「負け犬の遠吠えは耳に入らないもので……」
嬬恋七瀬:「何したって……」
嬬恋七瀬:「水鉄砲で一方的にぐしょ濡れにしただけだけど……?」
彩谷千映理:「……」
木虎ツグミ:「……?」
壬生墨佳:「……」
嬬恋七瀬:「…………?」
嬬恋七瀬:「……え、何だよ、ボク何か変なこと言った?」
壬生墨佳:「いや、素で呆れて……」
彩谷千映理:「水鉄砲……」
嬬恋七瀬:「は!?何だよ!向こうが頼んできたから叶えてやったんだっての!」
木虎ツグミ:「えっと……?」
嬬恋七瀬:「クリスマスプレゼントはこの水鉄砲で一方的にボコボコにしてください、って!」
壬生墨佳:「ツグミはあんな大人になっちゃダメだぞ」
木虎ツグミ:「水鉄砲で……一方的に……?もう冬なのに……?」
彩谷千映理:「……うわ」
嬬恋七瀬:「えっツグミにガチで引かれてる……!?」
壬生墨佳:「水掛けられた方は寒かっただろうなあ……」
嬬恋七瀬:「いやちょっと!違うんだって!これボクが悪いの!?」
壬生墨佳:「ここ、暖房入ってても寒いのになあ」
嬬恋七瀬:「話聞けよ!おい!壬生やめろその目!おい!ツグミ……ツグミ!?おーい!!」
◇ 情報収集
☆施設付近の不審者 <知覚> 6
圧力がもたらす影響から、"ヘロディアン"セルの動きを考える <<CLEAR>>
┣親権者調査(初期) <<CLEAR>>
┃┣親権者調査(始) <<CLEAR>>
┃┣親権者調査(一富士) <情報:噂話> 10
┃┣親権者調査(鷹二) <情報:噂話> 11
┃┗親権者調査(三茄子) <情報:噂話> 12
┃ ┗☆[条件:特定の情報項目を開示する]
┗☆"ヘロディアン"セルについて <<CLEAR>>
┗傭兵"ダマスカス・ヘッド"について <情報:裏社会> 12
┗???
天野ネリサと星育園について <<CLEAR>>
┣[条件:トリガーイベント1]
┗[条件:トリガーイベント1]
┗☆[条件:トリガーイベント2]
GM:という訳でシーンを切ります。ロイス、購入可……ですが
GM:それはサブタブでお願いします!
GM:こういう使い方をするやつだったはずだ……その間にミドル2の頭を準備します。
壬生墨佳:ツグミちゃんにとっておこう
壬生墨佳:-後輩/木虎ツグミ/尽力:○/まだちょっと信じきれてない/ロイス
木虎ツグミ:し、信じて!?
彩谷千映理:ナナ先輩に取ります
嬬恋七瀬:ロイスはツグミちゃんに ○庇護/不安で。
壬生墨佳:ほんとか……?
壬生墨佳:ドッキリとかじゃない……?
木虎ツグミ:高校生です!!
彩谷千映理:○尊敬/水鉄砲……?で取ります
木虎ツグミ:学生証見てください!!
壬生墨佳:ほんとだ……
壬生墨佳:精巧なもんだなあ
木虎ツグミ:こっちも嬬恋先輩に、〇尊敬/疑問で取ります
嬬恋七瀬:偽造を疑うな
木虎ツグミ:偽物じゃないです!!
彩谷千映理:いつも偽造する側だから……
壬生墨佳:僕より上手いな……これ誰が作ったの?
嬬恋七瀬:ただ真冬に水鉄砲で子供をびしょぬれにしただけで後輩からの視線が……
嬬恋七瀬:シューターズジャケットを買う!
彩谷千映理:あ、尊敬/○水鉄砲……?が正しいです
嬬恋七瀬:1DX+1>=13
DoubleCross : (1R10+1[10]>=13) → 10[10]+7[7]+1 → 18 → 成功
嬬恋七瀬:ウッソ 買えた
嬬恋七瀬:装備!
壬生墨佳:メイド服に挑戦。
壬生墨佳:2dx+1>=20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 7[3,7]+1 → 8 → 失敗
壬生墨佳:全然ダメ!
木虎ツグミ:じゃあこっちも振るだけ振ってみよう、メイド服!
壬生墨佳:以上です
彩谷千映理:ほほうメイド服
木虎ツグミ:1dx+2=>20
DoubleCross : (1R10+2[10]>=20) → 10[10]+4[4]+2 → 16 → 失敗
壬生墨佳:がんばった
木虎ツグミ:え、うそ
嬬恋七瀬:頑張ったね
彩谷千映理:バディムーブが残っていれば……
木虎ツグミ:財産点で足りる……
彩谷千映理:わあお
壬生墨佳:あ、どうなんですかね
木虎ツグミ:いやでも流石に全部使うのは……?
壬生墨佳:購入は同ラウンド?
GM:これどうしましょうね
嬬恋七瀬:どうなんでしょう……
GM:強すぎる気はするんだけど、同シーン別判定にOK出しちゃったから、この購入にダメって言うのも変な気がするんだけど、でも強すぎるんだよな……
嬬恋七瀬:援護の風とかってどうなんでしたっけ
彩谷千映理:情報→購入で両方に無形使えるのがアリかナシかみたいなのもありますね
GM:まあいいや、今回はOKです。千映理ちゃんにいっぱいご奉仕してもらいましょう
壬生墨佳:実際のところは
GM:バディムーブは、強い!
壬生墨佳:ラウンド進行かどうかは何処にも一切書いてないんですよね
壬生墨佳:ふわふわしてる
GM:ないんですよねー
嬬恋七瀬:なんてこと……
彩谷千映理:ふわふわ……
彩谷千映理:ご奉仕大好き!
彩谷千映理:ということでツグちゃんにバディムーブ
GM:小悪魔ご奉仕メイドじゃん
彩谷千映理:+3でメイドまであと1点よ
木虎ツグミ:わーい、なら1点使って購入!
彩谷千映理:そして彩谷も購入しよう とりあえずスミちゃん先輩用のメイド服に挑戦
彩谷千映理:潜伏者:調達使用で達成値+10 エージェントツールで達成値+2 手配師1個使用でダイス+3
彩谷千映理:5dx+16=>20
DoubleCross : (5R10+16[10]>=20) → 10[4,4,6,10,10]+6[1,6]+16 → 32 → 成功
彩谷千映理:買えました
壬生墨佳:すごいメイド服だ
彩谷千映理:所々布地が少ないかもしれません
壬生墨佳:その達成値を出した人にそう決められては
壬生墨佳:逆らえない……仕方ないですね
嬬恋七瀬:嘘だろ…………
壬生墨佳:セクシーメイドサンタ服に甘んじるしか……
嬬恋七瀬:嘘だろ………………………………
彩谷千映理:気分がいいなあ……調達を握るのは……
木虎ツグミ:壬生先輩の露出が上がると嬬恋先輩がダメージ食らうシステム面白いな
嬬恋七瀬:彩谷千映理……お前だけは許さない!
彩谷千映理:ククク……