たいたい竹流(torgtaitai):どどんとふへようこそ!(Welcome to DodontoF !)
たいたい竹流(torgtaitai):操作方法が分からなくなったら、メニューの「ヘルプ」=>「マニュアル」を参照してみてください。
どどんとふ:======= プレイルーム 【 No. 2 】 へようこそ! =======
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
GM:点呼開始!
デルタ:準備完了!(1/4)
木村計正:準備完了!(2/4)
井坂勇太:準備完了!(3/4)
由希嶋四香:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:よし!では始めていきましょう
GM:かなり間が空いたのでGM感覚が鈍ってるかもしれませんが、そういう時は遠慮なくツッこんでください
GM:■トレーラー

人知れず五月町に根を張り、謀略を巡らせていたFHエージェント“プラグマ”。
UGN五月町支部メンバーの奮闘によって撃破されたものの、
その悪意は支部の内外に大きな爪跡を残していた。

混乱の最中で密かに動き始める第三勢力、そしてマスターエージェント・セラフ。
正体不明の“両断鬼”もそれに呼応するかのように凶行を加速させていく。
未だ謎に包まれたイデフィクストの目的とは?
強大なる敵を前に、五月町支部は日常を守る事が出来るのか?
??全ては彼等の双肩にかかっている。

ダブルクロス The 3rd Editionキャンペーン『失墜のエデン』
第三話『人の形をした地獄』
ダブルクロス??それは裏切りを意味する言葉。


■ハンドアウト

PC1・井坂勇太
あなたは五月町支部に協力するイリーガルだ。
あなたの同僚であり、また友人でもある由希嶋四香は先の事件以来、
僅かな文言が記された手紙だけを残し何処かへと姿を消していた。
彼女の身を案じたあなたは、支部エージェントの協力を得て接触を試みる。

PC2・木村計正
あなたは現在五月町支部に協力する“特調”所属の警察官だ。
凶悪なる“プラグマ”は討ち果したものの、捜査すべき事柄は膨大であり、
あなたは警察とUGNとの橋渡し役として業務に忙殺されていた。
そんな折、あなたはたまたま目に止まったどこか不審な様子の男に注意を向ける。
“イデフィクスト”……路地裏で携帯端末を握る男は、確かにその名を口にした。

PC3・デルタ
あなたは五月町支部所属のUGNエージェントだ。
マスターエージェントたるセラフ、“両断鬼”、そして元凶と目される“イデフィクスト”。
調査対象は山のようにあり、元来物事を深く考える性質でないあなたは少々気疲れし始めていた。
気分転換に外へ出ようとした時、支部の入り口に一人の少女が駆け込んできた。
見覚えの無い顔の少女は、形振り構わない様子であなたに助けを求めた。

PC4・由希嶋四香
あなたは五月町支部所属のUGNチルドレンだ。
“プラグマ”によって友人を失い、大きなダメージを負ったあなたは、
自室に篭もり己の身と心を傷付けながらも只管事件を反芻していた。
そんな中、一人の少年とエージェントが秘匿されている筈のあなたの元を訪ねてきた。
少年の名は井坂勇太。今最も会いたい、あるいは会いたくない相手であった。

GM:ではまずは自己紹介からやって行きましょうか。上記のPC番号順にお願いします
GM:つまり井坂くんからだ!
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログアウトしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
井坂勇太:はい。
井坂勇太:炎使いの寡黙なイケメン男子高生とは俺のことです。
GM:ついに明かされるイケメン設定
井坂勇太:前回は自分の無力さを再認識すると同時に、
井坂勇太:それ以上に由希嶋があんな状態になってしまったことが気がかりすぎます。
井坂勇太:大丈夫だろうか……
井坂勇太:というわけで、引き続き日常を守るために…守れるのか…?
井坂勇太:とにかく頑張ります。
井坂勇太:以上!
井坂勇太:成長は《氷盾》を取得して防御性能を上げてみました。
井坂勇太:これで今度こそ守れるはず!
井坂勇太:宜しくお願いします。
GM:堅いぜ!よろしくお願いします!
GM:では次は木村さん!
木村計正:エリート刑事のソラリス、木村計正です。
木村計正:名前はかずまさと読みます。
木村計正:ダブルクロス世界において交渉で解決するなどとバカな事を夢見ている、哀れな男です。
GM:そこから……
木村計正:交渉による解決……
木村計正:いつになったらこの男は自らの行為の無意味さに気がつくというのか
木村計正:公務員なりに頑張ります。正義のためだ。
木村計正:成長は攻撃性能が向上しました。
木村計正:以上です。
GM:更に火力が上がったネゴシエーター……恐ろしいぜ
GM:それでは次!デルタくん!
デルタ:巷で人気急上昇中のUGNエージェント、デルタです。嘘です。
デルタ:ユッキーの友達を殺しちゃった彼は責任を感じているのでしょうか?
GM:どうだろうか?
デルタ:それはこのセッションで明かされるかもしれないし、そうではないかもしれない。
デルタ:成長としては、《血の宴》をとって範囲攻撃を可能にしてみました。
デルタ:以上です。よろしくお願いします。
GM:念願の範囲攻撃で爆殺せよ!
GM:それではラスト、由希嶋さん!
由希嶋四香:由希嶋だよ。
由希嶋四香:前回はちょっとどうしようもなかった。ごめんね。
由希嶋四香:今回からは、グルーム系イデフィクストマジ殺すウーマンとして活躍していこうと思います。
由希嶋四香:成長はフラッシュゲイズによるさらなる個人ダイス現象。
由希嶋四香:上がった調達値はブルーゲイル用かな
由希嶋四香:何もできずに、暗闇の中で死ぬがよい。
由希嶋四香:暖かな光が怖い系ガールだよ。以上。
GM:由希嶋さんの明日はどっちだ!?頑張れ高校生!
GM:では早速オープニングを始めましょう。最初は木村さんからになります
木村計正:1d10+24
DoubleCross : (1D10+24) → 3[3]+24 → 27

GM:????
GM:八乙女翠の一件から二週間。
GM:事件直後から彼女に関連するあらゆる人脈・施設に人知れず捜査の手が加わったが、イデフィクストに通じる物的証拠は未だ上がらない。
木村計正:(当然だ)書類を検討しながら、心の中で独りごちる。
木村計正:(僕がイデフィクストならば、そうする。……捨て駒だからな。大河内田吾作と、まったく同じ)
木村計正:(……だが、それでも)
木村計正:(僅かな可能性がある限り、取りこぼすわけにはいかない)
GM:木村計正はUGN五月町支部の資料室で捜査状況を洗い直している。
GM:ふいに部屋の扉がノックされます。
木村計正:「どうぞ」視線を一瞬だけ向ける。
志筑小夜子:「失礼します」しめやかに入室。
志筑小夜子:「木村さん、たった今町の東部でジャームが暴走しているとの連絡が。既に鎮圧されたうようですが、今から現場を確認しに行きます」
木村計正:「……」ため息。
木村計正:「そうか。僕も検証に同行しよう」椅子に掛けていたコートを取る。
志筑小夜子:「ええ、お願いします」頭を下げる。
木村計正:(……手がかりをばらまいているようでいて、そうではない。しかも恐らく、それで敵の目的は達成できる……)
志筑小夜子:「例の件と関係があるかどうかは解りませんが……少なくとも無視は出来ませんから」
木村計正:(……。どうすれば突破口が見つかる。……)
木村計正:(自分で動くのは、どうにも……経験がない。苦手だな)
GM:支部はいつでも人手不足だ。特に今日は支部長が日本支部に出向している事もあり、平時より忙しない。
志筑小夜子:「今日に限って、というのが嫌な感じですが」無表情だ。
GM:????
GM:五月町東部、住宅街の片隅に警察が集まっている。
GM:車を降りると、2人をUGNの職員が出迎えます。
職員:「お疲れ様です。ひとまずこちらで状況の確認を」
木村計正:「お願いします」記録を取る構えだ。
GM:捜査テープが張られた中へ案内されます。
GM:現場は所々アスファルトが捲れあがり、僅かに血痕も見て取れる。
木村計正:「このシンドロームは?」オーヴァード分類に関しても、警察はUGNより後進だ。
職員:「“犯人”は既に実行班によって無力化されています。なんでも訳の分からない事を叫びながら暴れていたとか」
職員:「恐らくキュマイラですね。幸い実力は然程でも無かったようですが……」
木村計正:「……敵が多数の操作型オーヴァードを保有しているであろう事実は、こちらでも把握しています」
木村計正:「大河内の一件で出現した戦闘員を操っていた者、そして八乙女??」
職員:「……」職員の表情が険しくなる。
木村計正:「……ただ、それ以上に不可解なのは」現場にしゃがみ込む。
木村計正:「……なぜ、彼らに操作される者がすべて、都合よく」
木村計正:「オーヴァードとして覚醒しているのか?」
木村計正:「??そこが、僕にはどうしても分からなくてね。……“犯人”の素性は、既に洗っていますか?」
職員:「現在調査中ですが……何分身分を証明するようなものを所持しておりませんで。身元の照合には時間がかかるかと」
木村計正:「彼の身柄を狙って、増援や操作された別の者が出現する可能性があります。念のためですが、志筑くんに護衛させた方がいいでしょう」
木村計正:「僕は一旦支部に戻り、警察への連絡を」もちろん現場に残るつもりでいる。
GM:では、そんな感じで会話している最中、
GM:ふと職員の肩越し、住宅の影に隠れるようにしてこちらを窺っているような男の姿が目に入ります。
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……」
木村計正:一瞬で視界から外し、背を向けてタブレット端末への記録に集中する……ように見せる。
木村計正:実際は、画面の黒い部分の反射で不審者を視界に捉えている。
木村計正:(……まさか、もう来たのか?早すぎるか……いや)
木村計正:(遅すぎる、ともいえる。イデフィクストが、この街の全てを監視下に置いているとしたなら)
志筑小夜子:「……」メモを取っているフリをしている
GM:木村さんが様子を見ていると、スーツ姿に眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男はふと路地裏に姿を消します。
職員:「……?あの、どうかされたんですか?」
木村計正:「僕が追う。志筑くんは、いつでも移動できる状況にしておいてくれ」
木村計正:小声で言う。
志筑小夜子:「いえ、お気になさらず。木村さん、よろしくお願いします」
木村計正:まず戦闘状態になるとしたら、《ディメンジョンゲート》を使えなくなる志筑よりこちらが適任だと判断する。追います。
GM:的確な状況判断!では木村さんは住宅の合間、狭い路地に入っていきます
GM:しばらく路地を行った先に…例の男が居る。電信柱に背を預け、先程の男が携帯を手に誰かと通話しているようだ。
木村計正:「……まずいな。逃げ場があまりない」
GM:曲がり道が多いので視界が利かないが、逆に盗聴するにはもってこいのシチュエーションだ。
木村計正:身を隠しつつ聞きます。通信機はいつでも志筑に信号を発信できるよう、懐の中で構えている。
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……ああ、そうだ。恐らく関係ない……あったとしてもセルには繋がるまい。中々に周到な連中のようだな」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「いずれにせよ、計画に支障は無い。予定通りに事を進めるだけだ……」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「ああ。イデフィクスト……あの力は、どの道奴等では使いこなせんからな。ありがたく貰ってやるという事だ。ククク……」
木村計正:(イデフィクスト??)
木村計正:(……の、敵対勢力か……?少なくとも連絡する相手がいる程度には組織だった、レネゲイド絡みの集団)
木村計正:(少なくともUGNではない筈。FHのセル同士が対立するケースもあると聞く。それか……?)
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「そうだ、この任務が終われば、リエゾンエージェントも我々を捨て置けなくなる……」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……ああ、また連絡する。どうやら……」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「鼠が付いて来たようだからな」ピッ
木村計正:「志筑くん」信号を送る。緊急離脱!
GM:男は携帯を仕舞うと、木村さんの方へ向かってくる!
GM:信号と同時に半円状の黒い門が出現!だが??!
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「ハハァーッ!」一気に距離を詰め木村さんにタックル!速い!
木村計正:防御能力はまったくない。せいぜい、
木村計正:接近してきた男に激痛を与え、痛覚反射でダメージのいくばくかを軽減する程度である。
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「ガハァーッ!?」激痛により一瞬動きが鈍る!
木村計正:「かっ……!」こちらもタックルをまともに受け、配管に叩きつけられる!
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「貴様ァ……オーヴァードか!」
木村計正:(……なんて質量だ。キュマイラ……いや、エグザイルか?これは)
木村計正:「……きみの邪魔をするつもりはない」スーツの肩を払って立ち上がる。血が少し滲む。
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「ククク……力無き常人ならば苦痛無く縊り殺してやったものを……運が無かったな」腕が巨大な獣の爪に変化!
木村計正:「ケホッ、イデフィクスト?……そう言っただろう。今」
木村計正:「僕らの標的でもある」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「ふん……やはり聞いていたか」
木村計正:確実に射程内だが、ギリギリの1cmまで、恐怖の反応を抑えながら喋り続けなければならない。それが交渉のやり方だ。
木村計正:「警察だ。……特調の、木村計正」配管に寄りかかりつつ、警察手帳を出す。
木村計正:「……僕を殺すのもいいが、そうしないこともできる。イデフィクストに加えて、UGNと、特調」
木村計正:「同時に敵に回すには、うまくない勢力だろう」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「クククッ……苦しい言い訳だな」がりがりと爪を擦り合せる。
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「万年人手不足のUGNが、我々に気を回している余裕があるとでも言うのか?」
木村計正:「……ふ。まるでFHには人手があるとでも言いたげだ」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「フン……FHはUGNとは違う」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「欲望を実現する為には手段を選ばん。生っちょろいUGNには取りえない手段が豊富にあるのだよ」
木村計正:「……いいや。やはり君は、UGNを脅威視している……少なくとも、邪魔だとは考えているはずだ」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……さぁ、お喋りはお終いだ。死ぬ覚悟は出来たか?」
木村計正:「そうでなければ、ここで僕を殺すメリットはないからな」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……」今にも飛び掛ろうとするが、寸前で停止する。
木村計正:「情報を持ち帰られる事を『恐れている』から殺そうとしている。……違うか?」
木村計正:「もう一度、よく考えてみてほしい。……けほっ!僕は、UGNではない」
木村計正:「外から働きかけて、彼らの目を??少なくとも、他に向けることができる」
木村計正:「君たちの作戦中はな」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……甘く見るなよ。じゃあそういう事で、とのこのこ貴様を帰すとでも思うか?」
木村計正:「もちろん、それで済まそうとは思っていない」息を吐いて、寄りかかっていた壁から離れる。
木村計正:「同行しよう。信頼に足るかどうかは、それで判断してもらえばいい」
木村計正:「僕とUGNが繋がっていると思うなら、僕の首が人質となる。繋がっていないなら、僕の命乞いが出任せだったというだけの話だ」
木村計正:発信機を地面に投げ、踏み砕く。「どちらにしても、損はない。ケホッ……どうする?」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……ぬうう……」僅かに逡巡……!
GM:その時、一旦閉じられたディメンジョンゲートが再び開く!
木村計正:「名前は?」この男が自分を連れて行くとしても、敵対するとしても、いずれ必要だ。
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「……“ディアボロス”春日恭……何!?」突如出現したディメンジョンゲートに動揺!
木村計正:「猶予はないぞ。どちらにする、“ディアボロス”」
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「ぐっ……!」
GM:“ディアボロス”が逡巡している間に、ゲートから志筑が出現!
木村計正:「……。決裂か。残念だ」踵を返す。
志筑小夜子:「……すいません、発信機の反応が途切れたので、独断で動きました」
志筑小夜子:「……!あなたは……」
木村計正:「彼はイデフィクストではない。“ディアボロス”。これも、僕の独断だが」
木村計正:「攻撃はしないでほしい。……もちろん、権限は正規エージェントの君の側にあるが」
志筑小夜子:「……UGNと彼との間には浅からぬ因縁がありますが……今日は止めておきましょう」
木村計正:「ふ。“浅からぬ因縁”があるということは」
木村計正:「因縁が深まる程度には、顔を合わせているということだろう。帰還しよう。……長居もまずい」
志筑小夜子:「ええ。……それでは、失礼します」ディアボロスに向かってぺこりと頭を下げる
眼鏡をかけたオールバックの神経質そうな男:「クッ……クソッ!」逃亡!
GM:逃げ去る男の姿を横目に、2人はディメンジョンゲートによって支部へと帰還した……。
GM:といった所でシーンを切りたいと思います。
木村計正:了解です。
GM:ロイスのみ取得できます
木村計正:敵/“ディアボロス”/とても有為:○/脅威/ロイス
GM:とても有為w
GM:ではお次、デルタくんのOPにまいります。
GM:登場ダイスをどうぞ。
デルタ:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 1[1]+33 → 34

GM:????
GM:木村さんが事件現場に出向いている間……
GM:デルタくんは食堂に閉じこもり、山のような資料とにらめっこしています。
デルタ:「うーんと、この資料があっちで、あの資料がこっちで……」
GM:今日は支部長が不在の為、食堂のおばちゃんが支部の陣頭指揮を執っている。
GM:いつものように資料と格闘するが、仕事は遅々として進まない……もう何日もこの状態が続いている。
デルタ:「うー、頭痛い」
おばちゃん:「ホラホラ、そんな調子じゃ日がくれちゃうよ!」ガンガン!鍋を鳴らす!
デルタ:「支部長がいないからっておばちゃん張り切り過ぎだってば……」
おばちゃん:「みっちゃん……じゃなくて支部長が優しすぎるのサ!たまにはスパルタも経験しておきな!」
デルタ:「へいへい、荷馬車のように働きますよ……」
GM:とは言う物の、机に座って果ての無い文字を追い続けていれば眠くなってしまう……どうすれば……
デルタ:「うーむ、こんな時は……」
GM:そうだ、気分転換だ!
デルタ:「気分転換だッ!」
デルタ:「というわけで、ちょっと出てくるね! バイビーおばちゃん!」
おばちゃん:「あっ!コラどこ行くの!」ガンガン!
GM:きみはおばちゃんの制止を振り切り、一旦外の空気を吸いに出る事にした……。
デルタ:「ふぃー、外は気持ちが良いなぁ」
GM:外は秋晴れの蒼天が広がっている。絶好の行楽日和だ。
GM:デルタくんが伸びをしていると、前方からふらふらとこちらへ近付いてくる少女の姿が目に付いた。
デルタ:「ん……」
???:「……う」石に躓き転倒!細い金髪が振り乱れる。
デルタ:「うわぁ痛そう……。大丈夫ですか?」
???:「く、う」なんとか立ち上がろうとする。よく見れば背中が焼け焦げている。
デルタ:「!!」
デルタ:「せ、背中が……。救急車呼びましょうか?」
???:「だ、大丈夫……大丈夫だか、ら……?」デルタくんと目が合う。
???:少女の目が大きく見開かれた。明らかに驚いている。
デルタ:「ん?」
???:「あ、アンタ……いや、この際何でもいい」
???:「お願いだ!助けてくれ!」土下座!
デルタ:「んん?」
デルタ:「助……ける?」
???:「アンタ、UGNの人間だろ?お、俺の兄貴が、このままじゃ……死んじまうんだ!」
デルタ:「よくUGNの人間って分かったね! ってそれよりお兄さんが? 死ぬ?」
デルタ:「そりゃあ大変だ!」
???:「あ……そうか。あの時居なかったから……」独りで納得したように頷く。
竜胆龍巳:「つーか、この顔じゃどの道分かんないよな。……竜胆龍巳、って言ったら分かるだろ?」
デルタ:「竜胆……龍巳……?」
デルタ:「ああー!!」
デルタ:「例の! イデフィクストの!」
竜胆龍巳:「シッ!バカ!声がデカい!」
デルタ:「どどど、どうしてイデフィクストが!」 身構えるぞ
竜胆龍巳:「だから!兄貴を助けて欲しいんだってば!あのセラフの奴から!!」
デルタ:「セラフ……あの火使いの女の子か……」
竜胆龍巳:「……そんな可愛らしいモンじゃねぇよ」
竜胆龍巳:「あいつは名前通り、天使か……でなけりゃ悪魔だ」
デルタ:「悪魔……」 ごくり、と唾を飲む
デルタ:「でもさあ、龍胆って言えばイデフィクストの幹部でしょ? それがまたなんでそんなことに」
竜胆龍巳:「……色々あんだよ、こっちにも。それより」
竜胆龍巳:「あいつ、完全に暴走してる。放っときゃ一般人も大量に巻き込まれるぞ」
デルタ:「……それは……ダメだね。それは絶対にダメだ」
竜胆龍巳:「だろ!?止めなきゃダメだ。それも一人や二人の力じゃ無理だ。あいつの力は常軌を逸してる」
デルタ:「そんなにか……」
デルタ:「分かった。こっちで何とかしてみるよ……」
デルタ:「君はついて来てくれるかい? 色々と説明役が必要だと思うんだけど」
竜胆龍巳:「ああ、こっちから頼みたかった所だ。俺も連れて行ってくれ」よろよろと立ち上がる
デルタ:「よいしょっと」 龍胆龍巳を支えるぞ
竜胆龍巳:「すまねぇ……」大人しく支えられる。微かな柔らかみ!
デルタ:(ああ、でも敵の幹部なんかを本部に迎え入れちゃって大丈夫かなぁ……。後で怒られたりしちゃわないかなぁ……)
デルタ:(……まぁ、あとで考えればいっか)
GM:いつものデルタくんだ……
GM:という所で何も無ければシーンを切ります。
デルタ:お願いします!
GM:ロイスなどあれば取れます
デルタ:今は結構です
GM:OK!では次は井坂くんと由希嶋さんの合同OPです。
由希嶋四香:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 9[9]+33 → 42

井坂勇太:30+1d10
DoubleCross : (30+1D10) → 30+7[7] → 37

GM:割と高め……
GM:????
GM:五月町某所。井坂勇太は、支部付きのエージェントの協力を得て由希嶋四香の住むマンションを探し当てていた。
シンディ:「ここだ……」
GM:古びたマンションの赤茶けたドアの前で動きを止めたのは、ハムスターのRB・シンディだ。
井坂勇太:ドアの前に立つ
GM:よくよく見ると、ドアの隙間から白い冷気が僅かに漏れ出している。
シンディ:「お前が声をかけてやんな、井坂。こういうのはお前の役目だ」バリトンボイス。
井坂勇太:冷気が漏れ出すのを見て、右手に持つ勾玉を握る手に力が入る
井坂勇太:勾玉を握る右手に、だ
由希嶋四香:明りがついている様子はない。鍵も掛かっていない。建てつけの悪い扉は、端が凍りついて固まっている。
井坂勇太:「……」
井坂勇太:コンコンと扉をノックする
由希嶋四香:「……………」
由希嶋四香:しゃり、と部屋の奥から凍った足音がする。
由希嶋四香:ゆっくりと近づき、扉の前で止まる。
シンディ:「……」
由希嶋四香:「だれだ」
井坂勇太:「俺だ」
井坂勇太:短く答えて、後は黙っている。
由希嶋四香:「…………」
井坂勇太:「……」 そのまま扉の前で何分も沈黙が続く。
由希嶋四香:こん、と背後から扉を叩いた。
由希嶋四香:ぴしりと罅が入り、脆くなった扉が、半ば外れるように取れる。
由希嶋四香:「敵か」
由希嶋四香:真っ暗な瞳を光らせて、身体の端々を凍りつかせたまま、井坂を見る。
由希嶋四香:正確には、その向こうに居る、敵の存在だけを気にしている。
シンディ:「……酷ェ有り様だ」どこからか煙草を取り出し、火を付ける
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
井坂勇太:「……?」 怪訝な顔をする
由希嶋四香:斃れた扉は、低温脆性崩壊している。
由希嶋四香:彼女の元々の力では、安普請とはいえ金属製の扉を壊すほどの冷気はなかった。
由希嶋四香:「動いたのか、と聞いている。イデフィクストが」
井坂勇太:「……」 眼をぎらつかせている由希嶋を無表情に見下ろしている。
井坂勇太:「……いや。」
井坂勇太:「由希嶋……」 と、ゆっくりと何かを言い掛ける。
由希嶋四香:「何をしにきた?」
由希嶋四香:シンディを見下ろす。
シンディ:「お前を連れ戻しに来た。そろそろ外の空気でも吸わねェと身体に悪いと思ってな」煙を吐き出す。
シンディ:「知ってるか?今日は良い天気だぞ」
由希嶋四香:「…………」無言で踵を返す。斃れた扉を氷で補強して、部屋の端につなぎ直す。
井坂勇太:「由希嶋。」
井坂勇太:何かを続けて言おうとするシンディを遮りながら、再度由希嶋に声をかける
由希嶋四香:「必要があるときだけ来い。僕はこのマンションにいる」
由希嶋四香:「……なんだ」
井坂勇太:「黒川や藤倉の……学校のことは俺に任せろ。」
由希嶋四香:「………………」
由希嶋四香:「それだけか」
井坂勇太:「……ああ。」
井坂勇太:「俺は絶対に由希嶋の負担にはならない。」
井坂勇太:「…………強いからな。」
井坂勇太:最後の台詞は、踵を返し由希嶋に顔が見えないように言う。
井坂勇太:そのままシンディを置いて立ち去ります。
由希嶋四香:「はっ。…………はは」空虚な笑い声。
井坂勇太:姿が見えなくなってから、遠くで壁を強く殴る音が聞こえる。
由希嶋四香:「……笑う気にもなれない」
由希嶋四香:「シンディ。場所を教えないのは、失敗だったな」
由希嶋四香:「志筑さんにここを伝えておいてくれ。僕は別に、引き篭もっているつもりはない」
シンディ:「……」黙って煙を吐いている。
由希嶋四香:「いつでも、準備は出来てる」
シンディ:「……解った。伝えておこう」
シンディ:どこからか携帯灰皿を取り出し、吸殻を押し付ける。
シンディ:「……。由希嶋」
由希嶋四香:「なんだい」
シンディ:「一人で背負い過ぎるな。お前が他人の痛みまで背負うと、肩代わりして貰った人間の立つ瀬が無くなる」
シンディ:「お前がここまで追い込まれたのは、俺や、俺達の失敗でもある。……その責任は取らせろ」
シンディ:「……それだけだ。邪魔したな」
由希嶋四香:「…………背負っているなんて、殊勝なつもりはないよ」
由希嶋四香:「この痛みは、僕のものだ」
シンディ:「……」
GM:その時、どこからともなく携帯端末の着信音が鳴り響く。
シンディ:「……チッ。こちらシンディ」どこからともなく端末を取り出す。
シンディ:「ああ……何?確かか。……ああ、解った。すぐに戻る」
シンディ:「……状況が変わった。来れるか、支部に」
シンディ:由希嶋さんの目を見て話す。
由希嶋四香:「へえ。」
由希嶋四香:「ああ……行くとも。行くともさ」
由希嶋四香:幽鬼のような足取りで部屋から出る。
シンディ:「……支部長、怨むぜ……こんな日によ」聞き取れない程の小声でそう漏らした。
GM:という所でシーンを切ろうと思います。
由希嶋四香:「それにしても、酷い天気だな……」
由希嶋四香:晴天に目を細める。
由希嶋四香:以上で。
GM:了解です!
井坂勇太:ロイスはなしで。
GM:ロイスのみ取得可。
由希嶋四香:まだなし。
GM:ではもう1シーン行きましょうか
GM:合流シーンとなります。全員登場!シーンプレイヤーは井坂くんです。
井坂勇太:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+8[8] → 45

デルタ:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+3[3] → 37

由希嶋四香:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 4[4]+42 → 46

木村計正:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 4[4]+36 → 40

GM:????
GM:竜胆龍巳を連れたデルタくんは、ひとまず保健室に向かいます。傷の手当をするためだ。
GM:無論、事前に連絡は通してある。支部は独特の緊張感に包まれていた……
デルタ:「ういー、重い……」
竜胆龍巳:「お、重くねぇだろ……」
デルタ:「いや、重い。だって僕、華奢なんだもの」
竜胆龍巳:「俺だって華奢だバカ!男ならもうちょっとしっかりしろよ!」
デルタ:「そんなこと言ってもさー。ええと、保健室はここかなっと」
おばちゃん:「おやおや、思ったより元気だね」丁度ドアの前に立ったあたりで、おばちゃんが中から扉を開く。
おばちゃん:「さ、入った入った。手当ての準備は出来てるよ。ぶっとい注射もね」
竜胆龍巳:「う……」
デルタ:「ほらほら、早く入って」
竜胆龍巳:「わ、わかったよ……」
おばちゃん:「悪いけど、デルタくんは皆に連絡してくれるかい?今は支部がすっからかんでねぇ」
デルタ:「へいー」
デルタ:「じゃあ行ってきます!」
GM:ではデルタくんが廊下に出た辺りで、丁度木村さんと志筑さんが帰ってきます。
デルタ:「おっ」
志筑小夜子:「あ、デルタさん」
志筑小夜子:「丁度良かった、皆に報告しなければならない事があるので、呼んできて頂いても良いですか?」
デルタ:「ほいほい、僕もみんなに用があったからついでに言っときます」
志筑小夜子:「そちらも、ですか?」
デルタ:「うん。竜胆龍巳がね、今ウチの支部に来たところなの」
木村計正:「……なんだと?」
志筑小夜子:「!!?」
志筑小夜子:「竜胆……龍巳、ですか?」
デルタ:「なんかセラフと喧嘩して、兄貴が危ないらしいんですよ」
志筑小夜子:「仲間割れ、という事ですか……」
デルタ:「そう! それそれ!」
木村計正:「……さすがは、街の支配者だ」皮肉めかした笑みを浮かべる。
木村計正:「好き勝手『できる』ようだな」
志筑小夜子:「……彼は今何処に?」
GM:これは龍巳の事です。
デルタ:「あ、保健室にいます」
志筑小夜子:「解りました。私は今手の空いている者を集めます。お2人は保健室へ」
デルタ:「了解です。お願いします」
志筑小夜子:駆け足で廊下を去っていく。
由希嶋四香:じゃあ
由希嶋四香:そのあたりでばったり出くわそうか
GM:志筑さんとすれ違う感じですかね?
由希嶋四香:入れ替わりに歩いてこよう
由希嶋四香:「とても」
由希嶋四香:「良いタイミングだったな。……良いタイミングだったよ、シンディ」
シンディ:「どうかね。俺には悪いタイミングのようにも思える」
デルタ:「……由希嶋」
シンディ:由希嶋さんの肩に乗っている。
由希嶋四香:「それで。どこにいるんだ」
由希嶋四香:「イデフィクストは」
デルタ:「保健室だ」
由希嶋四香:「そうか」  デルタ君の肩にシンディを預け、保健室の扉に手を掛ける。
デルタ:「でも、僕と約束してくれ」
デルタ:「『まだ』暴力は振るっちゃダメだ」
由希嶋四香:「時と場合によるだろ?」
由希嶋四香:冷気を走らせつつ開ける。
おばちゃん:「……おや、久しぶりだねぇ」手際よく包帯を巻きつけている
おばちゃん:まるで来る事が解っていたような態度だ
竜胆龍巳:「……アンタは、あの時の」
由希嶋四香:「リンドウタツミ」
竜胆龍巳:異様な雰囲気に当てられ、思わず唾を飲み込む。
井坂勇太:由希嶋の後ろでバタン!と大きく扉が開く
由希嶋四香:「『オレはこいつの体を借りてるだけだから。オレが出ていきゃ元通りになる。ガワが傷つけば戻らない』」
井坂勇太:「……」 肩で息をし、開いたドアに片手で寄りかかりながら立っている。
由希嶋四香:「だったな。……ガワかどうかが問題だな」
竜胆龍巳:「アンタ……アンタ、本当に、あの時の女か……?」
由希嶋四香:「ガワごと殺せるならそれでも良い、が……」
竜胆龍巳:ドアの開く音に身を竦める。
由希嶋四香:肩越しに振り返る。
井坂勇太:由希嶋と眼が合う
由希嶋四香:「……どちらにせよ、行動不能にしておくに、越したことはないな」向き直って、片手を振り上げる
井坂勇太:「!?」
竜胆龍巳:弾かれたように立ち上がり、距離を取る。包帯がはためく。
竜胆龍巳:「くっ……!」
由希嶋四香:「問題はない。殺傷能力の無さには、自信がある??」
竜胆龍巳:「……っ、どうにでもしてくれ。でも……」その場に座り込む。
由希嶋四香:じわりと黒い制服から闇と冷気が伸びる。部屋の壁を沿うように逃げ場を塞いで展開し、竜胆少女を外から囲い込もうとする。
竜胆龍巳:「今セラフを止めなきゃ、大勢死ぬ。そんな事は俺も兄貴も承知してない」
井坂勇太:急いで勾玉を取り出すが、状況が分からない!由希嶋の行動を黙って見ている
GM:おばちゃんも黙って見ている。
井坂勇太:「……由希嶋。」
井坂勇太:「どうなっている。これは。」
由希嶋四香:ぴたりと闇が止まる。
由希嶋四香:「これはイデフィクストだ。竜胆龍巳。桜井女子を操った憑依型エージェント」
竜胆龍巳:「……」
由希嶋四香:「助けを求めに来たそうだね。その身体が誰のものか知らないが」
竜胆龍巳:「これは、俺の体だ。信じて貰えねぇかも知れねえけど」
由希嶋四香:「詳しい話は、口頭以外の五感を壊死させてから聞こうか」
竜胆龍巳:「っ、……いいよ。やるならやればいい。でも話は聞いてもらうぜ」
竜胆龍巳:「俺だって何も考えず敵の本拠地にのこのこ来た訳じゃねえ。相応の覚悟はして来たんだ」
井坂勇太:「……」 おばちゃんやデルタさんの顔もうかがう
由希嶋四香:「……殊勝な態度だ」僅かに眉をしかめる。
井坂勇太:「……由希嶋。」 後ろから声をかける
由希嶋四香:「何だ」
井坂勇太:「お前の納得のいく様にすればいい。」 勾玉を持っていた右手をゆるめる。肩の力を抜く。
井坂勇太:「……そして、すまない。」
由希嶋四香:「・……………ッ」
由希嶋四香:「ッ!!!」
由希嶋四香:闇と冷気が掻き消える。
おばちゃん:「……うん」
おばちゃん:一つ、大きく頷く。
おばちゃん:「さて、そろそろご飯の時間だね。折角だから皆で食べながら話を聞こうじゃないか」立ち上がりながら
竜胆龍巳:「はっ?」
由希嶋四香:「もういい」
由希嶋四香:「好きにすれば良い」
由希嶋四香:竜胆の襟元を掴んで立たせる。
竜胆龍巳:「うッ……」
由希嶋四香:「何だっていい。何だっていいんだ。知ってること全て話せ」
由希嶋四香:「裏切るのも、罠に掛けるなら好きにしろ。だが、もう僕は傷つかない」
由希嶋四香:「君たちを滅するためなら、この細胞の一片まで捧げたっていいんだ」
おばちゃん:「四香ちゃん」ぽんと肩に手を置く。
由希嶋四香:「話をしよう。君たちを殺すための話をだ」
おばちゃん:「その前にご飯を食べなさい。温かいご飯をね。話は食べながらでも出来るから」
由希嶋四香:「そうだな。……頼んだよ、木村」
由希嶋四香:「話を聞くなら君の得意分野だろう。??デルタ、連れてきた責任は取れよ」
由希嶋四香:竜胆を押し付ける。
デルタ:「わかってらぁ!」
由希嶋四香:「井坂。」
井坂勇太:振り返った由希嶋と眼が合う
由希嶋四香:「悪かったよ」  見放されし地。一瞬だけ周囲を暗闇すると、おばちゃんの手を抜けて廊下へと出た。
木村計正:「……」保健室に入らず、廊下で中の話を聞いていた。
木村計正:(……由希嶋くん)
井坂勇太:「……」 廊下に出ていく由希嶋に声をかけられない。
木村計正:「悪かったね。竜胆龍巳」入れ違いに入室。
木村計正:「しかし、彼女がそうなる理由に、心当たりの無い君でもないだろう??」
竜胆龍巳:「木村、計正……」
木村計正:ベッドに腰掛ける。「そう。木村計正。さらに詳細なプロフィールも持っているね、君達なら」
竜胆龍巳:「……“プラグマ”の奴をぶつけるのは、俺達兄妹も反対だった」項垂れて言う。
木村計正:「それを前回、思い知らされた……。情報戦で君達に勝つことは、永久にできないだろう」
竜胆龍巳:「何が言いたいんだよ」
木村計正:「そんな状況でなお、君が僕達に助けを求めている、ということだ。どれだけ重大なことかは、察することができる」
竜胆龍巳:「……」
木村計正:「……僕は最初、君達の目的を『時間稼ぎ』と考えていた」
木村計正:「何らかの、時間をかけて到達する『目立った事柄』から僕らを遠ざけるために、敢えて劇場型めいた……こちらにアピールを行う犯行を繰り返すのだと」
木村計正:「しかし、仮にそうだとすれば君達の動きには整合性が欠ける。ビビアン氏の反応からも、これは間違いと見ていいだろう」
竜胆龍巳:「……半分」
竜胆龍巳:「半分、合ってたんだ。その考えは」
木村計正:「もう半分は?」表情を変えずに聞く。
木村計正:「僕は『殺戮』と推測していた」
木村計正:「君達の目的には、より多くの人間の犠牲を前提とする『何か』があり??」
木村計正:「それを最も直接的に達成できる要求が、前回の交渉条件だったのだと」
竜胆龍巳:「そうだな……正解だよ。とにかく人を殺さなきゃならなかった」
竜胆龍巳:「でも、物事には順序ってものがあるだろ。博士は……最近の博士は、何かおかしい」
木村計正:「ビビアン氏か。彼女はジャームではないのか?」
竜胆龍巳:「まるで……人間を絶滅させようとしてるみたいだ」
竜胆龍巳:「違う……と思う。少なくとも俺にはそうは見えない」
木村計正:「今までそうでなくとも、ある日を境にそうなることはあるだろう」
竜胆龍巳:「それは、そうかもしれねぇけど……」
木村計正:「……少なくとも、UGNの研究では。由希嶋くんの様子を見ただろう?」
竜胆龍巳:「……」
木村計正:「……そろそろ君も、本題に入りたいはずだ。君の要求を聞こう」
井坂勇太:由希嶋の名前が出て、廊下の方に向けていた視線を室内の木村さんに戻す。
木村計正:「そういった事柄ならば、君としても……僕を通すのがもっともやりやすいはずだ」
竜胆龍巳:「兄貴を助けてくれ。俺の望みはそれだけだ」
竜胆龍巳:「兄貴は、暴走したセラフを止めに行って……それきり戻って来ない。俺はなんとかセラフを探し当てて問い詰めたけど、あいつ……!」
竜胆龍巳:「殆ど問答無用で攻撃してきやがった。暴走してやがるんだ」
木村計正:「既に死んでいる可能性が高い、と考えない理由があると?」
竜胆龍巳:「兄貴が俺を置いて死ぬ訳ねえ」
木村計正:「それは」続けようとした言葉を止める。
竜胆龍巳:「俺も兄貴を置いて死んだりしない。それだけだ」
木村計正:「ふ。仕方のない理由だね。そういうことなら、聞くまでもない」
木村計正:「僕らはイデフィクストを壊滅させようと考えている。君の元仲間のセラフ??あるいはビビアン氏などが」
木村計正:「命を落とすかもしれない。他にも、親交の深いメンバーはいるだろう」
木村計正:「それに関して、どう考える?」
竜胆龍巳:「……」苦虫を噛み潰したような顔になる。
竜胆龍巳:「何も……思わない訳じゃねぇ、けど……」
竜胆龍巳:「俺にとって一番大事なのは、兄貴なんだ」
木村計正:「君は」
木村計正:「“プラグマ”の使用『には』反対だったと言った。バスジャックの件に関してはどう思う?」
木村計正:「犠牲者数はあちらのほうが多い。由希嶋くんのような遺族が、さらに大勢いた」
竜胆龍巳:「……プラグマを使うのに反対したのは、アンタらとの交渉の目が無くなるからだ」
竜胆龍巳:「一番大事な事を言ってなかったな。イデフィクストの目的を」
木村計正:「……そうだね」
木村計正:「ある意味、それが本題とも言える??」
木村計正:両手を組む。「それほどの価値を、何に見出している?君達は」
竜胆龍巳:「……博士が研究していたのは、死人を生き返らせる技術だ。そしてそれは??」
竜胆龍巳:「半ば完成している」
井坂勇太:「……」 部屋の入口で竜胆龍巳の話を聞きながら、眉間に皺を寄せる。
木村計正:「……。例えば、発電機」
木村計正:「僕達の用いる電力を生み出すためには、必ず、その電力総量を越えるだけのエネルギーを注ぎ込まなければならない」
木村計正:「エネルギーを生み出すその過程で、エネルギーの損失が生じるからだ??それは、避けられない」
木村計正:「……人の生命に関しても、同じだと言いたいのか?」
竜胆龍巳:「……少し違う。人を生き返らせるエネルギー自体は、既存の電力で十分賄えるらしい」
竜胆龍巳:「ただ、博士の目指す蘇生は、死体も無く記憶する者も無くなった人間すらをも、完全な形で蘇らせる事……らしい」
竜胆龍巳:「その為には、色んな『死に方』のサンプルが要る……って言ってた。俺に理解出来たのはそこら辺までだ」
竜胆龍巳:「死んでも生き返るんだから、実質プラスだろ……てさ」
木村計正:「生き返らせるための『材料』ですらない?」
木村計正:「……。そんなことが可能なのか?レネゲイド技術だとしても??」
竜胆龍巳:「博士は“エデンの果実”と呼んでいた」
木村計正:「非常に興味深い話だ。実例を見たことがあるのか?人の、生き返る様を」
竜胆龍巳:「人を生き返らせる為の装置があると。俺は見た事無いけど……」
竜胆龍巳:「生き返る所を見た訳じゃなけど、生き返った人間は見た」
木村計正:「ふ。それ自体が巧妙な詐欺かもしれない」
竜胆龍巳:「あの大山田……とか言う男の娘だ。あれは博士が生き返らせたんだ」
木村計正:「姿形を変化させるオーヴァードは存在する。死者から記憶を引き出す者すら、少数ながら」
竜胆龍巳:「……」
木村計正:「勉強熱心だろう?何しろ、ここ一ヶ月ほどはUGNの支部に入り浸りだったからね」小さく笑って、首を回す。
竜胆龍巳:「分からねぇ……本当の所は。俺は騙されてるのかも知れない、けど」
竜胆龍巳:「少なくとも、博士がこれから大量の人間を殺すって所だけは間違いないぜ」
木村計正:「もしも研究自体が嘘なのだとしたら、単なる殺戮衝動のジャームに過ぎない??が」
木村計正:「真実なら、なお悪いかもしれないな。全人類を絶滅させたとしたなら、生き返らせる人間は誰が選ぶ?」
竜胆龍巳:「……博士は」
竜胆龍巳:「全人類が永遠の命を得る事が目的だと言っていた。マジかどうかは分からねぇけど……」
木村計正:「言っているだけだ」
井坂勇太:「……」
木村計正:「行動に移すまでは、それが本当の事かどうか、誰にも。本人にすら、分からない」
木村計正:「……僕は、よく分かっている」
竜胆龍巳:「……」
井坂勇太:「……大量の人間が殺される。その場所は分かるか?」
竜胆龍巳:無言で首を振る。
井坂勇太:厳しい目付きで竜胆龍巳に問う
竜胆龍巳:「博士がどうやって大量殺人をやってのけるのかは知らねぇけど、何でもいいって訳じゃないはずだ」
井坂勇太:「……そうか。」
竜胆龍巳:「『死に方』にバリエーションが要る。核でドカンなんて事は出来ない」
木村計正:「ふ。毒で体内から破裂させたり」
木村計正:「激痛で悶え死ぬとかかな?ふ。ふ。ふふ」
竜胆龍巳:「……」
木村計正:「………………失礼。」口元を押さえる。滅多にしない動作だ。
竜胆龍巳:「アンタ……怖いな」
木村計正:「??その理屈で言うなら、セラフは……詳細の全てを見たわけではないが」
木村計正:表情を戻し、何事もなかったかのように話を続ける。
木村計正:「『核』に近いファクターなのではないかな?単純破壊力に優れた、暴走するジャーム」
木村計正:「そういったものに、殺害のバリエーションを作り出せるとは思えない」
竜胆龍巳:「セラフは、あいつはあいつ自身の……なんつーか、信仰みたいなもので動いてるんだ」
井坂勇太:「信仰。」
竜胆龍巳:「博士もそれも認めてる……ボディガードみたいなモンなんだと思う」
井坂勇太:「"エデンの果実"のことは信じていないということか?」
竜胆龍巳:「分からない。あいつの考える事は、全然……」
竜胆龍巳:「確かなのは、博士を神様みたいに思ってるって事だけだ」
木村計正:「まさか」
井坂勇太:「そうか。」 短く答え、黙って再び考え込む。
木村計正:「神様はあんな、似非外人みたいな喋り方はしないだろう」
竜胆龍巳:「どんな理由があるのかは知らねぇけど、セラフにはセラフの事情があるんだろ」
木村計正:「……フフフ。前々から思っていたことだったが、ようやく口に出せたかな」
木村計正:「竜胆龍巳。君は日本人だろう。どう思う?あの喋り方。フフフフフ」
竜胆龍巳:「それに関しちゃ同感だよ。あんなヘンテコな喋り方……フフッ」
竜胆龍巳:笑いが漏れた事に驚いたように口を塞ぐ。
井坂勇太:「……その似非外人みたいな喋り方をする博士が誰を生き返らせようとしているかは知らないが、」
井坂勇太:「確か、神の子というのは生き返るものだと聞いたことがある。」
竜胆龍巳:「キリスト教の話か?俺もよく知らねぇよ」
木村計正:「死体も無く記憶する者も無くなった人間すら、か……」
竜胆龍巳:「……ただ、どうもセラフはキリスト教を信じてたみたいだって、兄貴が言ってたな」
木村計正:「どうやら、話を聞く限りは」
木村計正:「君達がイデフィクストに参画した主体は『兄貴』??竜胆仙介、のように思える」
竜胆龍巳:「……そうだ」
木村計正:「彼は、ビビアンの正義に共感してイデフィクストに加わったのだと。君は兄の正義を知っているのか?」
木村計正:「単純な、興味だが」
竜胆龍巳:「…………」
竜胆龍巳:「……生き返らせて欲しい人間が居た」
竜胆龍巳:「俺の、3歳下の妹……だ」
竜胆龍巳:「……理由は、それだけだ」
木村計正:「……。さらに、個人的に『興味』を持つ事を聞こう」
木村計正:「イデフィクストの中枢を成すオーヴァードについて知っている事は?」
木村計正:「『情報を収集する者』。『操作を行う者』。そして、あるいは『覚醒させる者』」
木村計正:「いずれかの役割は存在しないかもしれないし、誰かが複数の役割を担っているかもしれない」
木村計正:「だが、常にイデフィクストは、こちらの先手を取り攻め、そして逃げることができる」
木村計正:「それを封じなければ、セラフを打ち倒すどころか、戦闘に持ち込むことすらできない」
竜胆龍巳:「……分からない。俺が知ってるのは“プラグマ”だけだ。あいつは実験体の確保を担当してた」
竜胆龍巳:「“両断鬼”もセルの庇護下にあるらしいが、俺は会った事もない」
木村計正:「嘘だな」
木村計正:「仮に僕達と遭遇した際の、逃走ルートを指示する者??あるいは作り出す者が、いたはずだ」
木村計正:「そしてイデフィクストがこちらの情報を得ているとしたら、その一部でも、構成員に共有しなければ意味を持たない」
木村計正:「君は憑依し潜伏できる、重要な能力者だ。それがまったく知らされず、戦闘員として浮かされていた?」
竜胆龍巳:「……」
竜胆龍巳:「……“ミカエルの眼”」
竜胆龍巳:「それが何かは分からない。本当だ……ただ、“それ”はこの町の全景を常に把握してる……みたいだ」
井坂勇太:「……オーヴァードではないのか?」
木村計正:「その可能性もある、ということだろう。兵器なのか、あるいは……そういうジャームか」
竜胆龍巳:「俺は機械じゃないかと思ってる。博士の口ぶりからするとそんな感じだった」
竜胆龍巳:「『居る』じゃなくて『ある』って言ってたからな」
木村計正:「……。僕からは、こんなところだろう。井坂くんからは何かあるかな」
井坂勇太:「……いや。」
木村計正:「ならば、支部長への報告に向かおうか。長いこと邪魔をしたね。竜胆龍巳」
木村計正:「そして」
木村計正:「??君は重々承知していることだろうが、僕らは……正確には、由希嶋くんは八乙女翠と接触している。」
竜胆龍巳:「……ああ」
木村計正:「ここまで付き合ってもらって申し訳ないが」
木村計正:「僕が君のここまでの話を信頼する必然性は一切ない。」
木村計正:「この事件が収束するまで、君に自由を与える事はできないし、君の現状が『本体』であるかどうか確かめる方策も、こちらで検討することになる」
竜胆龍巳:「解ってる」ぐっと拳を握り締める。
井坂勇太:「……あぁ」 木村さんの言葉に深く頷く
竜胆龍巳:「元より覚悟の上だ」
木村計正:「……君に兄や妹がいたように」
木村計正:「由希嶋くんには藍沢理呼がいた」
木村計正:「想像力を一歩働かせれば、分かったはずだ。君達に殺された者達がどう思うか」
木村計正:「いずれ生き返るといって、君の兄を今、見捨てることができたかどうか」
竜胆龍巳:「…………」
木村計正:「……それだけを、」
木村計正:拳で、強く殴りつける。
木村計正:竜胆龍巳のすぐ横のベッドを。
木村計正:「……らしくないな。話は終わりだ」
竜胆龍巳:「……」俯いている。
木村計正:そのまま、無言で立ち去る。
竜胆龍巳:「解ってる……解ってるんだ……」
竜胆龍巳:「それでも……地獄に堕ちてでも、俺は……」
竜胆龍巳:「…………」
井坂勇太:支部長の方に行く木村さんと別れ、由希嶋の方に向かう。
由希嶋四香:扉を出てすぐの場所に、霜の浮いた足跡があった。
由希嶋四香:まだ新しい。
GM:ではシーンを終了します。
井坂勇太:「……」 足跡を追いかけて退場
GM:ロイス・購入可能的状況
井坂勇太:アームドスーツ
木村計正:医療トランクを買おうかなっ
由希嶋四香:ミーミーはブルーゲイルが欲しい
木村計正:7dx+8>=20 医療トランク
DoubleCross : (7R10+8[10]>=20) → 10[1,3,3,3,4,6,10]+4[4]+8 → 22 → 成功

木村計正:やったぜ
GM:オゴーッ!?
井坂勇太:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 10[5,10]+2[2] → 12 → 失敗

由希嶋四香:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 2[2]+4 → 6

井坂勇太:くっ
GM:回ったんですけどねぇ
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
由希嶋四香:木村さんに感謝:○/羞恥   井坂くんに 甘え/悔悟:○  で取っておこう
デルタ:応急手当をば
デルタ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

デルタ:くっ
GM:ざんねん
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
GM:それではやや変則的になりますが、時系列を飛ばして井坂くんの登場シーンを始めます。
井坂勇太:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+5[5] → 50

GM:????
GM:三月高校・武道場。
GM:井坂勇太は道場内で日課の素振りを行っている。いかなる時も欠かしたことの無い修練だ。
GM:平時との違いは、一人の女生徒が道場を訪れていた事である……
黒川合歓:「……ヒヒ、井坂、くん……ひさしぶり」
井坂勇太:「……呼び立ててすまない。」 表情は暗い
黒川合歓:「どうした、の……?顔色、良くない感じ……ヒヒッ」
井坂勇太:「黒川の意見が聞きたい。由希嶋の……いや、」
井坂勇太:「俺と由希嶋のことだ。」
黒川合歓:「……」
黒川合歓:「ゆっきーが……どうか、したの?」
井坂勇太:「……学校に来ていない。」 言葉を選んで話す
黒川合歓:「そう、だね。ヒヒッ……風邪をこじらせた、とか」
井坂勇太:首を横に振る
井坂勇太:「やらなければいけないことがある……だから来ていない。」
黒川合歓:「……ヒヒッ。なんでそれを、私に話した……の?」
井坂勇太:「……俺はあいつにどう接すればいいのか、迷っている。」
黒川合歓:「ヒヒヒッ、恋バナ……ヒヒヒッ!」
黒川合歓:「……男の子は、ストレートに自分の気持ちを伝えるのが良い……って、私は思う……かな」
黒川合歓:「思いやりは……持ちすぎると、時々すごく、痛くなる……針みたいに。ヒヒッ」
井坂勇太:「……そうか。」 黒川のそのアドバイスを聞いても、なお表情は暗い
井坂勇太:「俺は……」
黒川合歓:「ねえ、井坂くん」
黒川合歓:「井坂くんは、どうしたい?」
井坂勇太:「……」
井坂勇太:「俺は、由希嶋の重荷になりたくないと考えている……と、思う。」 眼を泳がせながら
井坂勇太:「あいつは色々と背負っている物が多すぎる。」
黒川合歓:「……ヒヒッ」
黒川合歓:「じゃあ……ゆっきーが、自分でその荷物を背負いたい、って思ってたら……?」
黒川合歓:「『余計なお世話だ』……って、言われるかも?ヒヒッ……」
井坂勇太:驚いて眼をわずかに見開き、黒川の顔を見る
井坂勇太:「……流石だな、黒川は。」
黒川合歓:「ヒヒッ……褒めても、お弁当しか出ない……」
井坂勇太:「……それで」
井坂勇太:また真面目な顔に戻る
井坂勇太:「俺はどうすればいいか、悩んでいる。状況は黒川の指摘した通りだ。」
黒川合歓:「ヒヒッ……井坂くんって、男らしいように見えて……実はヘタレ……ヒヒッ」
井坂勇太:「……あぁ。俺は弱いからな。」
黒川合歓:「ヒヒ!ヒヒヒヒッ!」何故か爆笑する。
黒川合歓:「クヒヒヒヒ……井坂くん、それ……告白みたいな、もの……ヒヒヒッ」
井坂勇太:「……?」 意味が分からずに眉間に皺を寄せる
黒川合歓:「ヒヒヒッ……ま、いいや……井坂くん」おもむろに間合いを詰める。
井坂勇太:「む。」 詰められる
黒川合歓:そしてガシッと両手で井坂くんの頬を掴みます。
井坂勇太:「……」 掴まれる
黒川合歓:「ヒヒッ……背負うとか背負われるとか……そんなの関係、ないんだよ」
黒川合歓:「自分がどうしたいか、なんだよ」
井坂勇太:「だから俺は、由希嶋の重荷に……」 また眼が泳ぐ
黒川合歓:「こっち、見て」
黒川合歓:「ゆっきーはきっと、そんな事思わない、よ。思いっこない、よ」
井坂勇太:「……」 しばらく躊躇して
井坂勇太:黒川の眼を見る。
黒川合歓:「あの子に手が届くのは、井坂くんしか、居ないんだよ」
黒川合歓:「……ね、井坂くん。もう一回、聞くね……?」
黒川合歓:「君は、どうしたいの?」
井坂勇太:「……」
井坂勇太:「俺は…………守りたい。」
井坂勇太:「そうだな。俺は。」
黒川合歓:「ヒヒッ……やっと本音、聞けた……」
井坂勇太:「由希嶋に無事でいて欲しい。あいつが自分のことを大事にしないなら、止めてやりたい。」
黒川合歓:「それでいい……と、思うよ」
黒川合歓:「自分勝手に、俺がやりたいから、やるんだーって……それで、いいと思うよ……ヒヒッ」
井坂勇太:「……そうだな。由希嶋は怒るかもしれないが。」
井坂勇太:「ふっ」 つられて笑う
黒川合歓:「ヒヒヒッ……ゆっきーは、怒ってる時が、カワイイ……ヒヒヒッ」
井坂勇太:「あぁ。」
井坂勇太:床に置いていた荷物を持ち、帰る仕度を始める
井坂勇太:「黒川。」
黒川合歓:「ヒヒ……なぁに?」
井坂勇太:「礼を言う。……ありがとう。」
黒川合歓:「ヒヒ……いっこ、貸し……」
GM:その時、道場の扉を開けて侵入する人影あり!
藤倉一樹:「うーっす、井坂、黒川知らない……か……」
GM:少年が見たものは夕暮れの光に包まれてなんか良い感じの雰囲気になった男女二人!
藤倉一樹:「…………」
井坂勇太:「藤倉か。」 仕度を追えてすっと立ち上がる。
藤倉一樹:「あ、お、おう……」
井坂勇太:「すまないな、黒川は俺が呼び立てていた。」
黒川合歓:「ヒヒッ……藤倉くん、鳩が迫撃砲喰らったような顔してる……ヒヒッ」
井坂勇太:そう言って藤倉とすれ違って道場を後にする。
井坂勇太:「黒川。」
藤倉一樹:「呼び、立て……そ、そうか……」
井坂勇太:「伝えてくる。俺の……気持ちを。」
黒川合歓:「ヒヒッ……頑張って、ね」
井坂勇太:口元で少し笑って、道場を出ていきます。
藤倉一樹:「……あー、えっと、あのー……えー、く、黒川」
黒川合歓:「ヒヒッ……なぁに?」
藤倉一樹:「この後、ヒマだったら、あー……この前行ったラーメン屋、一緒に行かない?か?」
黒川合歓:「……ヒヒヒッ」
GM:特に無ければ場面を切り替えます。シーンは継続しているので、井坂くんはダイスを振りなおさなくても大丈夫です。
井坂勇太:了解です。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
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どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
GM:点呼開始!
デルタ:準備完了!(1/4)
木村計正:準備完了!(2/4)
井坂勇太:準備完了!(3/4)
由希嶋四香:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:それでは続きを始めていきましょう!
GM:シーンは前回の井坂くんの場面からやや時間を巻戻した所から。全員登場となります
GM:井坂くん以外は侵蝕ダイスを振ってください!
デルタ:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+4[4] → 41

木村計正:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 2[2]+36 → 38

由希嶋四香:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 2[2]+42 → 44

GM:????
GM:五月町支部・食堂。
GM:君達4人とおばちゃん、そして竜胆龍巳は食堂の一角に陣取り、作戦会議を開いている。
GM:テーブルの上には幾つかの通信用機器とノートPC、そしてコンロと鍋。
GM:PCの画面に映し出されているのはUGN五月町支部長、鬼怒旗である……。
鬼怒旗:「……おおよその話は分かりました。私の方の仕事も一段落着いたので、今から五月町へ戻ります」
井坂勇太:由希嶋とは離れて座っている。腕を組んで難しい顔をして支部長さんの話を聞いている。
由希嶋四香:部屋の角の壁際に立っている。視線は竜胆に。
鬼怒旗:「私の不在時に大変な迷惑をかけて申し訳ない。ですが、その労力に見合うだけの情報を手に入れる事が出来たと思います」
木村計正:(どうだろうな)
鬼怒旗:「……ティティ・ビビアン博士の前身についての情報を。詳しくは支部に戻ってからお伝えするとして……」
鬼怒旗:「今はのっぴきならない状況のようですので、ひとまずは現場の判断で柔軟に対応して頂きたい。責任は私が持ちます」
デルタ:「了解でーす!」
鬼怒旗:「何かあればまた連絡を。それではよろしくお願いします」ぷつりと画面がデフォルトに戻る。
竜胆龍巳:竜胆龍巳は焼け焦げた服から支部の購買で売っているりう゛ぁいあたんTシャツに着替えている。
竜胆龍巳:鍋を前にしてやや困惑した様にも見える……。
由希嶋四香:「誰も言わなければボクが言うが」
由希嶋四香:「その鍋はなんだい? おばさん」
おばちゃん:「おや?お鍋が食事以外の用途で使われる事なんてあるのかね?」
おばちゃん:「白菜に火が通ったら食べごろだよ。好きに取って食べなさいな」
井坂勇太:「……」 腕組みをしたまま由希嶋をチラリと見て、そのまま眼を閉じる。
木村計正:「申し訳ないが」
木村計正:「由希嶋くんが現在注意を要する精神状態であることは理解していると思います」
木村計正:おばちゃんを横目で見る。
木村計正:「逆撫でをする言動は謹みたいものですね。……僕も含めてですが」
井坂勇太:「……」
由希嶋四香:「気を遣われるのは御免だね」
おばちゃん:「おやおや、これは失礼。丹精込めて作った食事が無駄になるのも忍びないもんでねぇ」
由希嶋四香:「イデフィクストと卓を同じくするのはもっと御免だが」
竜胆龍巳:「……」
井坂勇太:「……由希嶋。」 強めの口調で
木村計正:「由希嶋くん。無理に同席する必要はない。支部長も、現場の判断で動くよう指示を行っている」
木村計正:「……今後を踏まえてどう動くか、君の判断で決めることができる。……命令はされない」
由希嶋四香:「ご安心を。やるつもりなら、もうやってる」
由希嶋四香:「それより今は、これをどう使って、イデフィクストの他を倒すかだ」
由希嶋四香:「そうだろ?」
木村計正:「……………」
井坂勇太:「……」
木村計正:「……僕なら、そう答えるだろう」顔には出さないが、苦々しい気分だ。
デルタ:「……それはそうだけどさ…………」 ぶつぶつ
由希嶋四香:「鍋は君が食べると良い。」竜胆龍巳につかつかと歩み寄る。「その間、《セラフ》に関して、知っているだけ話せ」
竜胆龍巳:「っ……、先に言っておくけどさ……」
竜胆龍巳:「今、私はセラフの居場所を知らない。その……逃げる時に、端末を落っことした」
由希嶋四香:「端末?」
竜胆龍巳:「俺と兄貴と、セラフの3人の位置が表示されるよう設定された地図が入ってるヤツだ。『ミカエルの眼 
竜胆龍巳:「……の、一端」
竜胆龍巳:「最初はそれであいつの居所を探り当てた。けど、今は……たぶん、ドロドロに溶けてると思う」
木村計正:「他に、端末を持っている構成員の心当たりは?」
竜胆龍巳:「兄貴は持ってる筈だ。セラフは……分からない」
木村計正:「3人だけか?『ミカエルの眼』……重要性からして、イデフィクストの中枢に支給されているものと考えたが」
デルタ:「えっ、じゃあ君がここにいることがセラフにバレてるかもってことじゃん!」
木村計正:「ビビアン氏を含めて、あの交渉の場にいる人間で全員??と?」
竜胆龍巳:「正直、それも分からねぇ。他にチビ博士がコンタクトを取ってる人間が居ないとは言い切れないし……」
木村計正:(……)眉をひそめ、思案する。
竜胆龍巳:「ただ、俺の知ってるセルの人間は、兄貴とセラフと八乙女……あとは精々、あの大山田ってヤツだけだ」
木村計正:(竜胆龍巳がこちらの位置を特定する『マーカー』であるとしたら、デルタくんの言うとおり、非常に危険だ)
竜胆龍巳:「バレててもおかしくはねーな。ただ、あいつもバカじゃない」
竜胆龍巳:「殺るにしても方法ってもんを考えるハズだ」
由希嶋四香:「短絡そうだったがな」
木村計正:(……打開策は、ある。“ディアボロス”の勢力に竜胆龍巳をさらわせる。だが、どのようにしてこの考えを通すかな……)
竜胆龍巳:「あいつは……なんだ、その、正直短絡的ではあるけど」
竜胆龍巳:「チビ博士の損になる事はしない。それだけは一貫してた」
井坂勇太:「大河内の娘というのは、お前たちのことは知っているのか。」
井坂勇太:腕組みをして椅子に座ったまま尋ねる
竜胆龍巳:「///
竜胆龍巳:「……いや、知らない。記憶を弄ったと言ってた」
木村計正:「生き返らせた、と言ったね。君達に得があってそうしたというなら、勢力に組み込まれていることは十分考えられるが」
竜胆龍巳:「あの娘を生き返らせたのは、偶々要因が揃ってたから……って事らしい。交通事故なんてありふれてるし」
竜胆龍巳:「写真も遺骨もあった。で、蘇らせさえすれば、大河内って手駒が手に入る。言ったら取引だな」
木村計正:「姿や情報が分かっていて、化けるのが容易だったということにもなるね、それは」
竜胆龍巳:「……」
竜胆龍巳:「否定は……出来ねぇ」
由希嶋四香:「本当に何も知らないんだな、キミは」
木村計正:「人は自分の信じたいものだけを信じてしまう。強い動機となる願望があるのなら、尚更のことだ」
由希嶋四香:苛立たしげに
由希嶋四香:「仲間の居場所も知らない。上司の真意も知らない。」
由希嶋四香:「それでよくもまあ、こちらに来る気になったものだ」
竜胆龍巳:「……ッ」
井坂勇太:「由希嶋。」
木村計正:「……龍巳くん」トーンを落として呼びかける。
井坂勇太:椅子から立ち上がる。
木村計正:「これまでの行動と、今君が選んでいる行動には決定的な差がある」
由希嶋四香:「解決策が用意できないなら、静かにしていればいいんだ」
井坂勇太:「……」
木村計正:「僕はそれを評価したい。……由希嶋くんに反駁できる事実はあるかな?」
木村計正:「自分自身の考えで、イデフィクストの実態について??推測したことや、知ったことだ」
竜胆龍巳:「……」
井坂勇太:そのまま口をつぐみ、食堂の出口の扉に手をかける。
竜胆龍巳:「……イデフィクストは、決して大きな組織じゃない」
井坂勇太:木村さんと竜胆龍巳が話し始める中で静かに食堂を出ていきます。
竜胆龍巳:「俺が知らないエージェントが居たとしても、精々2,3人……」
竜胆龍巳:「それ以上なら、流石に気付く。俺も頻繁に博士と会ってるし」
木村計正:「……。そうかもしれないな。信じたくはない事実だが、君の話を聞く限りはそうだろう」
木村計正:「『戦闘員』の出処についても聞きたい。あれの調達や居住区はどうしていた?普段は通常の生活を送らせているのか?」
竜胆龍巳:「あの戦隊モノに出てくるようなヤツらの事か?」
由希嶋四香:「身内からもその評価なのか……」
竜胆龍巳:「俺があいつらを見たのは一度だけだ。どうやってか、セルの場所を突き止めて直談判しに来た」
木村計正:「……!」
竜胆龍巳:「第一声が『改造人間にしてくれ』だぜ。イカレてるとしか言いようねーよ」
木村計正:「……いや。重要な話だな、それは。どうやって彼らはイデフィクストの居所を突き止めたのか?……」
木村計正:「ティティ・ビビアンが引き込んだのでなければ??」
木村計正:「警察とUGNを合わせた以上の情報網を持っているのか、あるいは……イデフィクストの完全な情報力に」
木村計正:「『イカれた』相手ですら付け込める程度の穴があったということにはならないかな」
竜胆龍巳:「……うーん……」
竜胆龍巳:「例えば、チビ博士と……いや、FHにでも、なにかツテがあったなら考えられる話かもしれない」
木村計正:「……逆に言えば、ツテがあれば」
木村計正:「辿り着ける。それがイデフィクスト、ということになる」
竜胆龍巳:「……そうだな」
木村計正:(……“ディアボロス”が恐らくそうしたように。やはり、接触は必須だ)
木村計正:「ふ。ふふふ」
木村計正:「……安心したよ。僕も『戦闘員』のピースの噛み合わなさには頭を悩ませていてね……」
木村計正:「……イデフィクストはどうやっても付け入る余地のない、完全な警戒状況にあるかと思っていた。だがそうではない」
由希嶋四香:「盲点があるな?」
由希嶋四香:「何か、僕たちだからこそ見えない位置にある」
由希嶋四香:「イデフィクストは、そういう組織だ」
木村計正:(……)
竜胆龍巳:「……」
木村計正:(……そういう可能性すら、ある)口には出さない。
由希嶋四香:「現に、セラフは暴走しているんだろう?」
由希嶋四香:「だから最初の問いに戻るんだよ。分かるかい?」
竜胆龍巳:「…………」冷や汗が一つ、頬を伝う。
由希嶋四香:「なあ??ひとつ聞くんだけど」
由希嶋四香:「兄のことは好きか?」
竜胆龍巳:「……何、言ってんだよ」
由希嶋四香:「答えろ。君と、君の兄は、お互いに、それなりに大切に思っているのか?」
竜胆龍巳:「……それなり?」不器用に、かろうじて笑顔のような表情を浮かべる。
竜胆龍巳:「兄貴と俺は、2人で一つだ」
由希嶋四香:「良い回答だ。??そして、セラフは君のことを殺そうとしている。これも良いか?」
竜胆龍巳:「……ああ。多分だけど」
由希嶋四香:「そうかい??いい加減、面倒だと思わないか? 木村。デルタ」
由希嶋四香:振り返りもせずに言う。竜胆の襟元を掴む。
竜胆龍巳:「ウッ!」
由希嶋四香:「あちらから攻めてこられるばかりじゃ、何にもならないんだよ」
おばちゃん:「……」
由希嶋四香:「??つまり、君を死ぬほど傷めつければ、君の兄も、セラフも釣れて、一石二鳥だ」
竜胆龍巳:「……!」
由希嶋四香:「覚悟はしてきたんだろう? そういう覚悟だったんだろう?」
由希嶋四香:「だったら??」
木村計正:由希嶋の後頭部を見る。
木村計正:瞬間的なショックを与え、痛みを感じる間もなく昏倒させる。
デルタ:「……!」
由希嶋四香:「????」
木村計正:「やはり、体力的に限界だったようだね」倒れた由希嶋を見下ろす。
木村計正:「……井坂くんには見せられないな。退室してくれていてよかった」
竜胆龍巳:「ゲホッ!ゲホッ……!」
由希嶋四香:竜胆の首元を掴んだ手が解ける。ずるりと崩れ落ちる。
木村計正:「大丈夫かな、龍巳くん。君も休むといい」
竜胆龍巳:「ハァッ、ハァッ……」顔には名状しがたい恐怖の表情。
デルタ:(木村さん……相変わらず恐ろしいおかたやでぇ……!)
木村計正:「デルタくん。由希嶋くんを医務室へ」
デルタ:「は、はいッ!」
デルタ:「よっこいしょ」 由希嶋を抱える
おばちゃん:「どれ、私も手伝おうかね」反対側の肩を支える
デルタ:「じゃあ、ぼ、僕たちはこの辺で……」
木村計正:では、何もなければ竜胆龍巳と共にこちらも退場。
GM:良いでしょう!誰も居なくなった食堂、静かに煮える手付かずの鍋が空しい……
GM:といって所でシーンを切ります。
GM:ロイス・購入可能。
由希嶋四香:どうやって購入すると言うんだ
由希嶋四香:私は
井坂勇太:アームドスーツ
木村計正:ブルーゲイルでしたっけ
木村計正:買うよ!
井坂勇太:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[10,10]+3[3,3] → 13

GM:超常意識的ななんかが作用して買える。
木村計正:7dx+8>=20
DoubleCross : (7R10+8[10]>=20) → 9[2,2,3,4,6,9,9]+8 → 17 → 失敗

木村計正:やれやれ……財産3点で購入するしかないじゃないか
木村計正:しょうがないなあ~
井坂勇太:財産4点→2点に消費して購入
デルタ:ボディーアーマー
デルタ:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 9[9]+3 → 12

デルタ:よっしゃ!
由希嶋四香:キャーキムラサーン
由希嶋四香:じゃあ医務室でなんか拾おう  応急手当
由希嶋四香:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 4[4]+4 → 8

由希嶋四香:お前はそういう女だと信じていたぜ
GM:流石医務室だ
GM:では本日はここまで!
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GM:点呼開始!
デルタ:準備完了!(1/4)
木村計正:準備完了!(2/4)
由希嶋四香:準備完了!(3/4)
井坂勇太:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:それでは続きをやっていきましょう!
GM:次のシーンは医務室からですね。シーンプレイヤーは井坂くんと由希嶋さん。登場は任意です
由希嶋四香:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 9[9]+42 → 51

井坂勇太:50+1d10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+8[8] → 58

GM:とりあえずこの2人でOK?
由希嶋四香:ですね
GM:OK!
GM:????
GM:五月町支部・医務室
GM:由希嶋さんはカーテンの付いたベッドに寝かされている。おばちゃんは定位置の作業机で包帯などを片付けている。
由希嶋四香:「…………」ゆったりとした患者衣。
由希嶋四香:一度(気絶している間に)風呂に入れられたらしく、ようやく冷気が収まっている
由希嶋四香:呆然とうつむいている。
井坂勇太:ではそこに戻ってくるかな。
おばちゃん:「はい、どうぞ」ノック音を聞きつけて返事します。
井坂勇太:「戻った。由希嶋は起きているか?」
おばちゃん:「そろそろ起きてる頃じゃないかねぇ。ちょっと覗いてみるかい?」
井坂勇太:「あぁ」 部屋に入るぞ
由希嶋四香:「!」
由希嶋四香:井坂くんに気付くと、猫のようにびくりと震えて、逃げ出そうとベッドから降りようとする。
だが,身体はまだ思うように動かない。

由希嶋四香:木村さんの攻撃の後遺症……だけではなく、それ以前の無理が祟っているのだ。
由希嶋四香:そのままベッドから落ちそうになる。
井坂勇太:「起きていたようだな。」 そのままベッドの横に行き、置いてあった椅子に座る。
井坂勇太:「何があったかは木村さんから聞いた。」
由希嶋四香:「……ボクを笑いに来たのか」
井坂勇太:「いや。」
井坂勇太:「……その、心配、だったからだ。木村さんは、由希嶋が無理をし過ぎていたと言っていたからな。」
由希嶋四香:「だったら、何の用……」きょとん、とする。
由希嶋四香:「意外だ。きみの口から、そういう言葉が出るなんて」
井坂勇太:「……そうか?」
由希嶋四香:「そうだよ。……ボクが、勝手にそう思っていただけだけど」
由希嶋四香:覇気がない。先刻までの、噛みつくような勢いがない。
井坂勇太:「……俺からしてみれば、由希嶋はいつも心配かけてばかりだがな。」
井坂勇太:「……いや、違う。」 片手を由希嶋の方に出して待ったをかける
井坂勇太:「俺が言いたいのは……そういうことじゃない。」 自分の目元も押さえる
由希嶋四香:「……?」
井坂勇太:「……今しがた、黒川に会ってきた。」
井坂勇太:「俺の本音を由希嶋に聞かせて来い、だそうだ。」
由希嶋四香:「……ふぅん」
由希嶋四香:「いやなこと、言うなあ」
井坂勇太:「最初に由希嶋のことを知った時に感じたのは……後ろめたさだった。」 それには答えずにぽつぽつと話し始める
井坂勇太:「皆の知らないところで、由希嶋は俺たちを守ってくれていた。」
井坂勇太:「……俺はそれが嫌だったからな。由希嶋がいる前では、俺は強いと言うようになっていた。いつの間にか。」
由希嶋四香:「キミがイリーガルになった時のことか」
井坂勇太:「あぁ。」
井坂勇太:「……由希嶋に守られるのが嫌なのは、由希嶋の重荷になりたくないからだ……と思っていた。」
井坂勇太:「だが黒川によれば、それも俺の本音ではなかったらしい。」
由希嶋四香:「…………なら?」
由希嶋四香:由希嶋の口数はいつもより少ない。
由希嶋四香:喋ること自体が億劫なのかもしれない。
井坂勇太:「うっ……その、だな。俺は。」
由希嶋四香:珍しく自分のことを喋っている井坂を、邪魔したくないのかもしれない。
井坂勇太:「……いつも由希嶋のことを心配していたんだ。俺は。」
井坂勇太:「……由希嶋に、無事でいて……自分のことを大切にしていて欲しいと。」
井坂勇太:顔を赤くしながら何とか言い切る。
由希嶋四香:「待った」
由希嶋四香:「…………その。え。待って」
由希嶋四香:ベッドの布団を掴む。
由希嶋四香:「……ちがう。いま、そういう話じゃなくて」
由希嶋四香:引き上げて顔を隠す。
由希嶋四香:??ボクは、弱い。ボクたちの中で、きっと、一番弱い
由希嶋四香:??だから、きみたちに、いつも、追いつきたくて、強がっていた。
由希嶋四香:「…………そういうことを、言おうと、したのに」
由希嶋四香:「待、………」布団の端から真っ赤になった耳がのぞく。
由希嶋四香:「……だから、会いたくなかった、のに」
井坂勇太:「……由希嶋。」
由希嶋四香:布団の奥から嗚咽が聞こえる。
由希嶋四香:「ありがとう」
由希嶋四香:「……心配、かけて、ごめんなさい……」
井坂勇太:布団の上からポンポンと頭を撫でる
井坂勇太:「……」
井坂勇太:「問題ない。俺は弱いが、何があってもお前だけは守ってみせる。」
由希嶋四香:「ちがう……言って」
由希嶋四香:「いつもと同じように。いつもだけじゃなくて」
由希嶋四香:「『俺達は強い』って。」
由希嶋四香:「そう言ってくれれば、もう絶対に、ボクは、泣いたりしないから……」
井坂勇太:「泣いていい。」
井坂勇太:「泣いたり、悩んだりしたとしても……俺達は弱くなりはしないし、勝てなくなるわけでもない。」
井坂勇太:「…………俺達は強いからな。」
由希嶋四香:ぽす、と布団ごと井坂君の胸に頭を当てる。
由希嶋四香:「……ひぐ。うう、ああ、あぁあ、」
由希嶋四香:「うあぁ、あああぁああぁあ……っ!」
由希嶋四香:静かに泣く。溜め込んでいたものを、全て絞り出すように。
井坂勇太:黙ったまま、泣く由希嶋の背中に手を回して守るように抱える
GM:では、そうした所でシーンを切ります。
GM:ロイス・購入可能!
井坂勇太:由希嶋のロイスをSロイスに指定します!
由希嶋四香:-恩人/井坂勇太/親愛:○/謝意/Sロイス
GM:良いでしょう!Sロイスなさい
由希嶋四香:これで取らずにどう取るのかSロイス
井坂勇太:購入は強化素材で。
井坂勇太:2dx+0>=15
DoubleCross : (2R10+0[10]>=15) → 7[5,7] → 7 → 失敗

由希嶋四香:当然! ブルーゲイル!
由希嶋四香:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 9[9]+4 → 13

由希嶋四香:7
由希嶋四香:財産点7使って購入。
GM:OK!
GM:ではネクストシーン
GM:シーンプレイヤーは井坂くん、登場は自由です。
井坂勇太:58+1d10
DoubleCross : (58+1D10) → 58+2[2] → 60

デルタ:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 5[5]+41 → 46

GM:????
GM:ラーメン屋『肉食獣』
GM:井坂くんはデルタくんと連れ立ち、このラーメン屋を訪れている。
デルタ:「ハフハフ」 ズルズルズルーッ!
GM:由希嶋が別の意味で戦力にならなくなり、立ち直る間に食事でも取ろう、そういう事になった。
デルタ:「どうよ井坂くん、この店は」
長髪黒装の店主:「血の色よりも美しいものがあるか?(紅しょうがはご自由にどうぞ)」
井坂勇太:「……ありがとうございます、デルタさん。」 もぐもぐ
デルタ:「店長さんが特殊な趣味の持ち主でね。内装とかちょっと変わってるんだけど、味は絶品でしょ?」
GM:塩分・油分・炭水化物……邪悪な欲求を同時に満たせるガチンコ系ラーメンがこの店の特色である。
デルタ:「んで」 ズルズル
井坂勇太:「む。」 もぐ
デルタ:「結局、由希嶋大丈夫だったの?」 ズルズルズルズルッ
井坂勇太:「……あぁ、それなら問題ない。あいつはもう大丈夫だ。立ち直れる。」
デルタ:「そっか。良かったよかった」 ズルズルルッ
デルタ:「あいつ、ああ見えて弱いところあるからね。しっかり守ってやってくださいよ」
GM:ではそんなタイミングで一人の客が入ってくる。二人はその客に見覚えがあるだろう。
長髪黒装の店主:「選べ」
長髪黒装の店主:「塩に貫かれるか、味噌に飲み込まれるかをな!」
藤倉一樹:「とんこつ醤油で。……ん?井坂……と」
デルタ:「げっ」
藤倉一樹:「……あの時の女装男……」
井坂勇太:「藤倉か。珍しいところで会う。」
藤倉一樹:「一体どういう知り合いなんだ?」井坂くんの隣に座る。
デルタ:「ぼくは別に変態女装男じゃないんよ……? し、信じて……」
藤倉一樹:「……まあ、深く詮索するつもりも無いけど」
藤倉一樹:ラーメンを受け取り、割り箸を取る。
井坂勇太:「デルタさんとまた会ったことは由希嶋には黙っていてくれると助かる。」
藤倉一樹:「由希嶋に?それは別にいいけど……そういえばあいつ、暫く顔見てないな」
藤倉一樹:「……やっぱり、藍沢の件か?」
デルタ:「…………」
デルタ:チラッ、っと井坂くんを見る
GM:プラグマに関わる事件は、世間一般にも広まっている。異常性癖者の連続殺人事件として暫くワイドショーを騒がせていた。
井坂勇太:「あぁ、先ほど由希嶋に会ってきた。」
藤倉一樹:「大丈夫なのか?」
井坂勇太:「もちろんだ。俺が守るからな。」
藤倉一樹:「…………そ、そうか」驚いたように目を丸くする。
藤倉一樹:「まあ、色々あるよな、実際」
藤倉一樹:「あー……なんていうか」
藤倉一樹:「いや、まず自己紹介か。俺は藤倉一樹、井坂の知り合いです」デルタくんに。
デルタ:「ふんふん、井坂くんのバイト先の同僚のデルタです」
藤倉一樹:「デルタ……?はぁ、まあよろしく」不審そうな表情。
藤倉一樹:「で……初対面でアレなんですけど、ちょっとここだけの話をしたいんだ。出来れば他に話して欲しくない」
デルタ:「なるほど……! 聞きましょう! ねぇ、井坂くん!?」
井坂勇太:「……俺だけの方がいいか?」
藤倉一樹:「(井坂、この人口は堅いのか?なんかぼろっと喋りそうな感じなんだが)」
デルタ:「えっ……いさか……くん………!」
デルタ:「まさかとは思うけど……この流れでぼくだけ置き去りとか嫌だよ……!」
藤倉一樹:「……絶対に喋らないでくれよ」
デルタ:「ヘーキヘーキ、こう見えて口は堅いのです!」
藤倉一樹:「…………」
井坂勇太:「……藤倉。他に漏れることを気にしているだけなら、デルタさんは心配ない。」
藤倉一樹:「……井坂は知ってると思うけど、俺の絵、暫く前に入選したんだ」
井坂勇太:うなずく
藤倉一樹:「その時俺の絵を推薦してくれたのが八乙女さんでさ。まあ、あんな事があって、なんだかんだでその時の絵は全国のコンクールに出せなくなったんだけど」
藤倉一樹:「いや、それは本題じゃないんだが……とにかく、俺は今改めて新しい絵を描いてる」
井坂勇太:「初耳だ。うまくいっているのか?」
藤倉一樹:「まあぼちぼちって所だ。……それで、あれだ、その間黒川の事はよく見てなかった訳なんだが」
藤倉一樹:「今日ラーメン喰いに行かないかって声をかけてみたら、溶解ウォッチのアニメ見るからって断られたよ」
藤倉一樹:「どう思う?」
井坂勇太:「……?」 よく分からない、という顔
藤倉一樹:「いや……黒川から溶解ウォッチの話題なんか聞いた事あるか?って話だよ」
井坂勇太:ありますか?
GM:全く無いですね。
井坂勇太:じゃあ、ちょっと考えて首を横に振る。
藤倉一樹:「だよな……やっぱり、なんか隠してるような気がするんだよ」
藤倉一樹:伸びかかったラーメンをすする。表情は険しい。
藤倉一樹:「それも、あんな下手な嘘まで付いて。……俺が嫌われてる訳じゃないよな。ないよな?」
デルタ:「いやいや、急にハマったのかもしれませんぞ?」
デルタ:「ウォッチ! 今何時! ってね」
デルタ:「乙女心と秋の空っていうじゃない」
藤倉一樹:「うーん……そうなのかな……」
藤倉一樹:「まあとりあえず、井坂の方からもそれとなく様子を見ておいてくれないか」
井坂勇太:「分かった。」
井坂勇太:「藤倉も黒川に会ったら伝えておいてくれ。俺が礼を言っていたと。」
藤倉一樹:「礼を?ああ、分かった」
藤倉一樹:「じゃあ俺はそろそろ行くよ。由希嶋は明日学校に来れそうか?」
井坂勇太:「状態次第だ。無理はしないように言っておく。」
藤倉一樹:「そうか。会ったらよろしく言っておいてくれ。じゃあまた明日」そう言って店を出て行きます。
井坂勇太:こちらも(デルタさんが)会計を終えて店を出ている。
デルタ:「あっ、井坂くん置いて行かないで……!」
GM:????
GM:翌朝、五月町支部・会議室。
GM:会議室には支部のメンバーが集められている。帰還した支部長の報告を聞く為だ。
GM:という訳で聞きたい人は侵蝕ダイスをどうぞ!
木村計正:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 8[8]+38 → 46

由希嶋四香:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 4[4]+51 → 55

デルタ:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+8[8] → 54

井坂勇太:60+1d10
DoubleCross : (60+1D10) → 60+6[6] → 66

GM:あ、シーンは継続してるのでデルタ&井坂くんは大丈夫です
井坂勇太:夫失礼
井坂勇太:おっと失礼
デルタ:失礼失礼
GM:こちらも失礼
鬼怒旗:「……皆さん集まりましたね」
鬼怒旗:「私が居ない間にも色々な事があったようで。しかし今はそれらに優先してお伝えしなければならない事があります」
鬼怒旗:「ティティ・ビビアン博士の経歴についてです。正確には、その一端の情報にすぎませんが……」
鬼怒旗:「これからお話する事は、UGNにおいてトップクラスの重要機密です。くれぐれも他に漏れる事の無いように」
木村計正:「……僕に話して構わないのですか?」
木村計正:「以前お話しした通り、僕は本質的には部外の人間です」
鬼怒旗:「あなたがこのメンバー以外の誰にも話さないのなら問題はありませんよ。何より、この事件に当たって知っておくべき情報でもある」
木村計正:「ふ。他のルートで漏れた時に疑われる、損な立ち位置というわけです」
鬼怒旗:「そうならないように立ち回っていただくしかありませんね」苦笑。
木村計正:「……ただ、それにも増して伝えねばならないのでしたら、甘んじてその立場も受けましょう。続きを」
由希嶋四香:「??支部長、続きを」
鬼怒旗:「ええ。……重要機密故に資料を持ち出せず、口頭でしかお伝え出来ないのが悔やまれますが……」
鬼怒旗:「かつてUGNが組織されたばかりの頃、FHと共同でとあるプロジェクトを推進していました。計画の名は『プロジェクト・アダムカドモン』」
井坂勇太:由希嶋の隣で座って腕組みをしている。
鬼怒旗:「実を言うと、ティティ・ビビアンという名前には聞き覚えがありました。いや、正確には見覚えがあると言うべきか……」
木村計正:「……プロジェクト・アダムカドモン?」初耳だ。
鬼怒旗:「おぼろげな記憶だったので明言出来なかったのですが、日本支部で資料を閲覧して解りました。かの計画には彼女も参加していた」
井坂勇太:「……その計画というのは。」
鬼怒旗:「『プロジェクト・アダムカドモン』の目的は、ジャーム化したオーヴァードを元に戻す事」
鬼怒旗:「しかし計画は間も無く頓挫した。ありとあらゆる手段を尽くしても、一旦ジャーム化した人間はどうしても元には戻せないという現実が補強されていくだけでした」
鬼怒旗:「そして、計画の目的は時が経つにつれ歪んで行った。ジャーム化の治療から、ジャームそのものの研究へ」
由希嶋四香:「偉大だが、ありふれた研究だな。……その結末も含めて」
鬼怒旗:「ええ……実際今もジャーム化を止める手段は研究されていますが、特筆すべきはその規模です」
鬼怒旗:「レネゲイドについて何処よりも詳しい二大組織が手を組み、日夜研究を尽くしていたのですから」
鬼怒旗:「それだけに、計画が暴走してしまった際の被害も大規模だった」
鬼怒旗:「結局、計画は一人の被験者の暴走によって中止に追い込まれ、現在ではその全ての情報が封印指定を受けています」
木村計正:「……なるほど?おおよその概要は把握しました」
木村計正:「鬼怒旗支部長の今回の働きも、少なくともUGNにとって??それだけ価値のある『情報』ということになりますか」
鬼怒旗:「ええ……それというのも、ビビアン博士について幾つか興味深い点が見つかりました」
鬼怒旗:「まず、『プロジェクト・アダムカドモン』が計画、および中止されたのが10数年前ですが」
鬼怒旗:「資料に記載されていたビビアン博士の写真は、先頃接触した際と全く変わらない顔立ちでした」
鬼怒旗:「つまり……少なくとも外見上、彼女は歳を取っていない」
木村計正:「ふ。それなりの歳を重ねていながら」
木村計正:「日本語はうまく扱えないというわけですね。ふふふふ」
木村計正:竜胆龍巳に言った冗談が自分で気に入ったのかもしれない。
GM:意外性……
鬼怒旗:「次に、彼女が計画において研究していた分野ですが」
由希嶋四香:「頭の方も成長していないんじゃないのか」
鬼怒旗:「他の研究者と一線を画す点が一つありました。ジャーム化を治療するのではなく、一から『創り直』そうとしていたという点です」
鬼怒旗:「ジャーム化が不可逆なものならば、いっそ肉体も人格も最初から再構成してしまえば良い……というのが、彼女の研究姿勢だったようです」
木村計正:「ならば、もしかしたら外見年齢の問題もそれで説明付けられるかもしれません」
鬼怒旗:「ふむ……自らを再構成していると?」
木村計正:「ビビアン博士はどこかの時点で、過去の自分の状態に再構成したのでは?……自身の肉体と、人格を」
由希嶋四香:「…………」
木村計正:「そして、構成が可能であるのなら??」
木村計正:「死者の復活もできる。必要な情報(データ)さえあるのなら。……竜胆龍巳の証言と、とりあえず一致します」
鬼怒旗:「確かに。筋は通りますね」
由希嶋四香:「馬鹿馬鹿しい。クローン人間を作るのは、死者の復活とは言わないよ」
井坂勇太:「あぁ。」
木村計正:「だが、これで現実的なラインに近くなったとも言える」
井坂勇太:「それに、永遠の命というのとも違うように思える。」
木村計正:「……問題は、この単純な事実を、イデフィクストの構成員は把握しているのか?という事だ??」
木村計正:「……」
木村計正:(把握した上で、という状況であるのなら)(……僕の力では、厳しい)
鬼怒旗:「……ともかく、もう一度竜胆龍巳に話を聞いてみる必要がありますね。それにセラフの対処。こちらは急を要します」
木村計正:「……問題は、竜胆龍巳に今の事実を伝えるとして」
木村計正:「その根拠となるものを、こちらが持ち合わせていないことです」
井坂勇太:「セラフがどこにいるか、分かったのか?」
木村計正:「竜胆龍巳の認識では、単なる敵組織の離反工作と見られる可能性がある。……」
鬼怒旗:「そうですね……今は探りを入れる程度に留めておきましょう。事実をはっきりさせるのは後でも良い」
由希嶋四香:「どのみち、向こうに信じる気がなければ、証拠を揃えたところで変わらないだろう」
「逆に、僅かでも疑念を植え付けられれば、拾いものだ」

鬼怒旗:「セラフの行方については調査中ですが、竜胆龍巳の証言から幾つか候補地が絞り込めています。敵が敵だけに慎重に動かねば」
木村計正:「ふ。敵の証言を元にこちらの人員を配置する、というのは……」
木村計正:「なかなかにぞっとしない作戦ですね」
鬼怒旗:「その通り、いわば賭けです。この仕事は賭けの連続ですよ」
由希嶋四香:「大丈夫だろうね? 先手を打たれるのはもう飽きたんだ」
木村計正:「……ここで賭けに負けた場合、ツケを払うのは誰になりますか?」
鬼怒旗:「貴方達と私ですね」しれっとした顔だ。
木村計正:「違いますね」
木村計正:「前回の事件でツケを払わされたのは、由希嶋くんだ」
木村計正:「……支部長でも、ましてや僕でもない。常に血を流すのは、現場の人間です」
由希嶋四香:()
木村計正:「僕のように、管理する側に回る人間は、時にそれを忘れ去ってしまう……責任を取り、反省を行うだけで、全てが流されると信じてしまう」
井坂勇太:「……」
由希嶋四香:「木村……」
木村計正:「今回の件は」机に手を置き、立ち上がる。
デルタ:「……まぁ、事実でさぁね」
木村計正:「僕が前線に出ます。……僕のツケは、僕が払わせていただく」
木村計正:「??鬼怒旗支部長」
木村計正:「あなたは、竜胆龍巳の証言を信じ、それを元に人員を投入するという」
木村計正:「……失敗の際の責任を取る覚悟は、ありますか?」
由希嶋四香:「……ん。あのだな」
由希嶋四香:「木村。ボクも、最善手を取ることには賛成だ。……」
由希嶋四香:「だが、ここできみ、ひいてはぼくらと、支部が"別れる"のは得策じゃない」
由希嶋四香
「何か案はあるかい? 今、ここから」

由希嶋四香:「あの裏切り者に頼るのではなく、利用する案が」
木村計正:「……ある」低く答える。
木村計正:「だが、これも絶対の策というわけではない。竜胆龍巳が100%正しい情報を言っていたのならば、そちらの成功確率の方が高いだろう」
木村計正:「失敗の際のリスクを考慮した、50%の策といったところだ。……ただ、由希嶋くん。これははっきり表明しておきたいが」
木村計正:「支部長が『行く』判断を下すのなら、僕はそれに従う。足並みを乱そうというつもりはない」
木村計正:「……しかし、その根拠が明瞭でないままに竜胆龍巳の言いなりに動くのならば、それはむしろチームに不信感を生む」
木村計正:「鬼怒旗支部長が指揮しているのではなく、竜胆龍巳が指揮しているのと同じことだからね」
木村計正:「だから今、はっきりさせる必要があると考えた。……支部長、回答はいかがですか」
鬼怒旗:「ふむ……
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
鬼怒旗:「木村さんの言う事はもっともだと私も思います。しかしながら……」
由希嶋四香:「ひとつ」
由希嶋四香:「また割り込んで済まない。??ひとつ、折衷案がある」
鬼怒旗:「……なんでしょう」
由希嶋四香:「支部長の配置は、裏切り者の言動が正しいと考えて行うもの」
由希嶋四香:「これのリスクは、あの女の裏切り自体が罠であった場合に、被害をダイレクトに受けること」
由希嶋四香:「対し、木村は、それに依らない策を持っている。ただし、竜胆の言動が真ならむしろ非効率となる、50%の策。そういうことでいいよね?」
木村計正:「……その通り」
由希嶋四香:「なら,簡単だ。どっちも並行して行えばいい」
由希嶋四香:「ただし」
井坂勇太:「並行して?」
由希嶋四香:「支部長の作戦を木村、およびボクたちチームが指揮し」
由希嶋四香:「木村の作戦を、支部長が指揮して、他のエージェントたちで行う」
木村計正:「……なるほど」
木村計正:「確かに僕の作戦は、人手が必要だ。罠に飛び込むリスクを、由希嶋くん」
木村計正:「……また、君自ら負うつもりでいるのか」
井坂勇太:「……」 チラっと由希嶋の顔を見る。
由希嶋四香:「……そりゃあ、嫌さ。すごく嫌だ。」
由希嶋四香:「でも、……他の誰かが、そうなるかもしれないと分かってて」
由希嶋四香:「自分が安全地帯に逃げるっていうのは。もっと、駄目だ」
木村計正:「いい言葉だ。耳に痛いよ」目を閉じ、自嘲気味に笑う。
由希嶋四香:「見栄っ張りなんだ。ボクは」
井坂勇太:それを聞いてふっと笑い、また支部長に視線を戻す。
由希嶋四香:「ありがとう、木村。……さっきの言葉、嬉しかったよ」
デルタ:「由希嶋……成長したなぁ……。ううっ……!」
木村計正:「……支部長。由希嶋くんの案??これも、最終的に決定を下すのはあなたです」
木村計正:「ただし、支部長が判断を下している以上、実際に……竜胆龍巳の証言を裏付ける根拠があるのでは?……と」
木村計正:「あるいは、そう考え始めてもいます。……いかがでしょうか」
鬼怒旗:「………あります、が……それをお見せする事は出来ません」
由希嶋四香:「デルタにそこまで親心示される覚えはないよ……?」
木村計正:「……それは、構いません。開かせない理由は開示できますか?」
鬼怒旗:「私と鹿山さん……食堂のおばちゃんのエフェクトによるものだ、とだけ」
木村計正:「……」
木村計正:「……支部の人員間で、エフェクトの効力範囲を共有していない、という発言と取れましたが」
鬼怒旗:「実際現場に赴く皆さんにお話出来ない事はまことに申し訳ない。ですが、これも故あっての事。ご理解頂きたい」頭を下げる。
木村計正:「ならば、失礼を承知であとひとつ、お尋ねしますが」
木村計正:「……もしも支部長が今回、由希嶋くんや井坂くん……デルタくんと共に、前線に出るとして」
木村計正:「自らの作戦に命を預ける事はできるとお考えですか。彼らは常に、そうしています。……この支部が対処に失敗した、2つの犯行の時も」
鬼怒旗:「無論です。UGNに組した時から、私はずっとそうして来ました」
木村計正:「……なるほど。僕とは大違いです」
木村計正:「僕は藍沢くんやバスジャックの被害者を死なせておいて、自分はまだ、同じ目に遭ってはいませんから」
鬼怒旗:「…………」
木村計正:「……僕からの話は以上です。ブリーフィングを中断してしまい、申し訳ない」
木村計正:再び席につく。
どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:それでは情報収集シーンに入りましょう
GM:項目は二つ!
GM:・セラフの行方について 情報:裏社会・噂話 難易度7

・黒川合歓の動向について 情報:裏社会 難易度25

由希嶋四香:二つだけ?
GM:二つだけです。
由希嶋四香:一つはアレだし・・・・・・
由希嶋四香:とりあえず木村さんは後に控えていただくとして
木村計正:片方は楽だし、ダメ元で私チャレンジしてみますかね?
木村計正:あ、そうですね。セラフを他の人が失敗したらそれはそれで良くないか
木村計正:控えておきます。いざとなったら能力訓練もある!
井坂勇太:じゃあ先にセラフをやろう。
由希嶋四香:私か井坂くんがまずセラフを
由希嶋四香:井坂くん頼んだ
井坂勇太:3dx+1>=7 えいっ
DoubleCross : (3R10+1[10]>=7) → 10[4,6,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

木村計正:……能力訓練なかった。あれぇ……
デルタ:おおっ
由希嶋四香:どういうことだってばよ
木村計正:でもいいや。金の力と情報収集チームが在る
GM:すばらしい
木村計正:さすがですわお兄さま
GM:じゃあセラフの方は開示しちゃいましょう
GM:・セラフの行方について
竜胆龍巳の証言を元にセラフの足取りを推測した結果、幾つかの候補地点が絞り込まれた。
その内の一つ、町外れの工業地帯ではレインコートを着た少女の姿が目撃されている。

由希嶋四香:追加項目とかあります?
GM:ありません!これっきりです。
由希嶋四香:では木村さんダメ元で頼む!
木村計正:やるぜ~
デルタ:うおー! いけー!
GM:こい!
木村計正:7dx+2 情報収集チーム
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 10[2,2,7,8,9,9,10]+10[10]+8[8]+2 → 30

木村計正:フー
GM:ウ、ウワー!
木村計正:少々無敵すぎてしまったようだな
GM:一発で……!なんてやろうだ
デルタ:うわぁぁぁ(椅子から転げ落ちる)
由希嶋四香:来ないでこの化け物!
井坂勇太:すごい
木村計正:ん?なんだい黒川くん?そんなに隠しておきたいことでも何かあるのかい?
GM:コワイ!
由希嶋四香:いや待て・・・・・・30だと・・・・・・
由希嶋四香:木村さんFHの工作員なのでは・・・・・・
木村計正:大丈夫!国家権力の力で暴いてあげるよ!
木村計正:安心してくれたまえ、黒川くん
GM:全く安心できない……
GM:・黒川合歓の動向について
最近、黒川らしき少女が深夜に外出する所が学校関係者に目撃されている。
また、町の中でも治安の良くない地域で女子高生らしき少女がうろついていたという情報も得られた。

井坂勇太:じゃあ、木村さんが国家権力で黒川の行方を調べている間に、由希嶋たちにセラフの情報を伝えている。
井坂勇太:「町外れの工場地帯……か。」
GM:・黒川合歓の目的 がpopしました
木村計正:いけないなあ~~!深夜に女子高生が外出なんて……
木村計正:犯罪行為に巻き込まれてはいけない!君が心配だよ!!
GM:欺瞞!
GM:・黒川合歓の目的 情報・裏社会 難易度28
木村計正:(??竜胆龍巳の提供情報が欺瞞であった場合)
木村計正:(彼らの標的となるのは、黒川合歓……だろう。しかし、この足取りは……?)
木村計正:というわけで、密かに調べていました。
由希嶋四香:増えよった
GM:増えますとも
木村計正:FHセル以上の情報難易度が必要なんてすごい女子高生だなあ
木村計正:ただの女子高生ではないのでは?
井坂勇太:popしやがった
GM:どうだろうか?
由希嶋四香:まあいい、挑戦しておこう
由希嶋四香:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+9[9] → 19

GM:うおお……回りおる
デルタ:うむ
デルタ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 5[5] → 5

由希嶋四香:なんだ今回の情報収集
GM:デルタくんは平常運転ですね
由希嶋四香:デルタくん安心できる
GM:では黒川さんの目的については次のシーンに回ります。
木村計正:「由希嶋くん。警戒に値する情報がわかった。……君に関することだ」というわけで、ユッキーに伝えます。
木村計正:声をかけるのは気まずい立場だが、そんなことを表に出したりはしないぞ。
由希嶋四香:「聞くよ」
由希嶋四香:なんとなく、木村さんともあとで一対一で話したいものだ
由希嶋四香:とは感じている。非常時だからいわないけど
木村計正:「所轄からの情報では……深夜、治安の良くない地域で、黒川合歓が目撃されている」
由希嶋四香:「・・・・・・黒川さんが? なんで」
木村計正:「そこまでは踏み込めていない。……彼女と思われる目撃情報だけだからね」
井坂勇太:「……?」 怪訝な顔をする
木村計正:「それを尋ねられるとしたら由希嶋くん、君だ」
木村計正:「はぐらかすようであれば、さらに警戒を強める必要がある。……イデフィクストは……」
木村計正:「…………そういった手を使ってくる『連中』だからね」
井坂勇太:「そういえば、藤倉も黒川が何か隠していそうだと言っていたな。」
由希嶋四香:「……休ませてくれないものだね」
デルタ:「言ってた言ってた」
木村計正:「……裏付けはある、ということか」顎に手を当てる。
由希嶋四香:「……少しの違和感も、逃すわけにはいかない」
由希嶋四香:「セラフの方はどうなってる?」
木村計正:「……井坂くん達が、やってくれている」井坂に目を向ける。
シンディ:「それについては、俺もちょいと調べて来た」天井の換気口から顔を出す。
井坂勇太:「あぁ。」
シンディ:「町外れの工業地帯はドブ鼠どもの縄張りだが、ある一帯に鼠が寄り付かなくなってる場所がある」
シンディ:「アタリかどうかは分からんが、そこに何かある事は確かだぜ」逆さまのまま煙草に火を付ける。
井坂勇太:「レインコートを来た少女の目撃証言もあった。」
由希嶋四香:「流石に、街中でアフタヌーンティーをしているわけじゃないか」
由希嶋四香:「そちらの調査を進めつつ、・・・・・・作戦が必要だね」
由希嶋四香:「火力特化の暴走マスターエージェント。無策でぶつかるには大きすぎる」
木村計正:(……本命か、囮か。どちらにせよ竜胆龍巳のそれは、見当外れの情報ではないか)
シンディ:「確かにな……ただ、あの嬢ちゃんが言うには、セラフとかいうガキは暴走してるって話だった」
シンディ:「セルの戦略に沿って動いている訳では無いにしろ、万一気紛れを起こして市街地にでも突っ込んできたら」
シンディ:「……身を呈しても止めなきゃならん」
木村計正:「逆に言えば、セラフが敵の作戦に沿って動かされているのなら」
井坂勇太:「どちらにせよ、早めに潰すしかないということか。」
木村計正:「……敵は『そう』する、という事になる」
シンディ:「そういうこったな。ぞっとしねぇ話だが」
由希嶋四香:「つまり、攻め立てるときは、逆」
由希嶋四香:「市街地から遠ざけるように挑む必要があるね」
木村計正:「数ではこちらが上回っているからね。セラフが孤立しているという情報が本当ならば、早く叩く方が良い」
木村計正:「……いや、不確定要素は……まだあるか」
由希嶋四香:「というと?」
木村計正:「??これは、先ほど口にした『もう一つの作戦』にも関わることだ」
井坂勇太:「……?」
木村計正:「志筑くんも既に把握していることだ。君達にも既に伝わっていることだろうが」
木村計正:「今この街に、イデフィクストを狙うもう一つの勢力がある。同じFHだ。“ディアボロス”という」
井坂勇太:「それが不確定要素だというのは分かるが、『もう一つの作戦』に関わるというのは?」
木村計正:「“ディアボロス”は、イデフィクストの捜索と、研究成果の強奪を目論んでいる。それは最初の遭遇でわかったことだ。……そうなると、井坂くん」
木村計正:「彼がイデフィクストへの糸口といsてセラフを狙ってくる確率も、低くはないと思わないか?」
井坂勇太:考え込み、しばらくしてうなずく
木村計正:「僕らがセラフとぶつかるのならば、当然、“ディアボロス”がぶつかった後である方が良い」
木村計正:「……そしてやり方次第では、そうなるように誘導できる」
木村計正:「支部の人手を用いて、“ディアボロス”を探す……僕らが得た情報を奪わせ、セラフを攻撃するよう仕向ける」
井坂勇太:「……俺達がセラフを探すのと…並行して進められるのか?」 支部長の方を見る
木村計正:「??そういう策だった。確実性は薄いが、これが偽の情報だったとしても、こちらはそれを確認した上で動ける」
由希嶋四香:「第三勢力として利用するわけか」
由希嶋四香:「確かに能動的なのは良いけど、確証がないな」
由希嶋四香:「そのディアボロスが、どの程度セラフの相手をしてくれるのか分からないし・・・・・・・」
シンディ:「そして、不確定要素はもう一つある。竜胆仙介だ」
シンディ:「奴がどう動くかによって、今後の展開も変わってくるだろう」
木村計正:「……竜胆龍巳の言が真だったとしても」
木村計正:「セラフの側についている可能性はあるか。なるほど……確かに、考えなかった」
シンディ:「嬢ちゃんの言う通りのナイスガイならセラフに接触してるだろうが……そうでない場合が厄介だな」
由希嶋四香:「ボク達とイデフィクスト。竜胆兄、妹、セラフ、ディアボロス」
由希嶋四香:「錯綜としすぎてるな」
由希嶋四香:「……黒川のほうも捨て置けない。もう少し情報が必要だ」
木村計正:「だからこそ、先手を取る事には……僕は懐疑的だ」
井坂勇太:「……そうか。」
由希嶋四香:「ボクとしては、ディアボロスと接触がとりたいところだな」
木村計正:「こういった局面で最も早く動いた者が、最も損をする」
由希嶋四香:「ある意味で、奴が一番素性が確かだ」
木村計正:「仮にセラフが正しく脅威であったとして、セラフを打ち倒した直後に、“ディアボロス”の勢力に襲われれば……どちらにせよ全滅だろう」
由希嶋四香:「……先手をとるのがまずいとはいえ、罠を張るにしろ、ここはUGNだ」
由希嶋四香:「向こうからすれば「ボクらが動かざるを得ない状況」に追い込むのは簡単すぎる」
由希嶋四香:「なら、まだこちらから動いた方が良いと思うよ」
由希嶋四香:「……優先度は低くて良いけど」前回の反省がある
木村計正:「…………」
シンディ:「いや、俺も嬢ちゃんの案に賛成だ」ひくひくと鼻を動かしている。
シンディ:「鼠どもが騒いでやがる。何かあったな」
木村計正:「状況が」
木村計正:「……操られている感覚がある。気に食わないな」
井坂勇太:「……セラフを放置するリスクが、市街地に入ってきた場合の被害というのなら」
シンディ:「窓だ。廊下の窓、東側」
由希嶋四香:「……それに関しては、果てしなく同意する」木村に。
井坂勇太:「結局は動かざるを得ないということか。」
シンディ:「ここからなら、多分見える」
由希嶋四香:見に行こうか。
シンディ:天井から床に降り、ドアノブに飛びついてドアを開ける。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
GM:廊下の窓……町の東側、つまり工業地帯の空だけ黒い曇天と化している。
井坂勇太:「……」 懐から勾玉を取り出して握りしめる
GM:もっとも黒い雲に覆われた中心部の直下にある工場から、微かに火の手が見えるだろう。
由希嶋四香:「木村」
由希嶋四香:「ボクは喋らない方が良いかな? どう思う?」
木村計正:「まさか」
木村計正:「だが……時間が奪われている。今回の、この一連の事件」
木村計正:「僕らが考えるための、時間が」
木村計正:それだけ言って、火の手の方へ向かう。
井坂勇太:由希嶋の背中をポンと押して木村さんの後を追う。
由希嶋四香:「……分かってるよ」
由希嶋四香:制服の袖からぱらぱらtp氷片を零す
由希嶋四香:向かおう。
デルタ:「あっ……ぼくも……!」 追いかけるぞ
GM:ではシーンを切ります。ロイスや購入!
由希嶋四香:ボディアーマー
由希嶋四香:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 9[9]+4 → 13

デルタ:応急手当!
由希嶋四香:やたら強いな今日
GM:つよい
デルタ:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 1[1]+3 → 4 → ファンブル

GM:Oh……
井坂勇太:3dx+0>=15 強化素材
DoubleCross : (3R10+0[10]>=15) → 10[1,5,10]+4[4] → 14 → 失敗

井坂勇太:財産使おう。 財産ポイント2→1
井坂勇太:ガード値を+1。
木村計正:あ、そういえば木村さん、最初のほうで医療トランク買ってるんで
GM:OK!
木村計正:応急手当、無理して買わなくていいんですよ実は
木村計正:セーフハウス買ってみます
木村計正:7dx+8>=15
DoubleCross : (7R10+8[10]>=15) → 10[2,2,3,4,4,8,10]+4[4]+8 → 22 → 成功

木村計正:そうそう、そういえば忘れてたんですけど
木村計正:さっきの情報収集、強化ビジネススーツの効果忘れてたんですよね!いやあ失敗失敗
GM:ウ、ウワーッ!
GM:怪物め……
井坂勇太:(椅子から転げ落ちる)
GM:皆さんロイスは大丈夫ですかね?
デルタ:おっと
デルタ:取っておきます
GM:今回登場人物が少ないんで取れる時に取っておいた方がいいですよ
木村計正:じゃあユッキーに取る
井坂勇太:木村さんに取る。
木村計正:仲間/由希嶋四香/連帯感/罪悪感:○/ロイス
デルタ:-仲間/井坂勇太/信頼:◯/隔意/ロイス
由希嶋四香:デルタくん に安心/呆れで
由希嶋四香:安心;○
井坂勇太:-仲間/木村計正/誠意:○/不安/ロイス
GM:ベネ
GM:では早速次のシーンに参りましょう。マスターシーンが入ります。
GM:????
井坂勇太:-敵/"ディアボロス"/有為/不信感:○/ロイス
GM:五月町・とある廃工場
GM:一人の大柄な男が工場の奥地に踏み入る。視界には瓦礫の中で蹲る小柄な少女。
竜胆仙介:「……何をしているんですか?セラフ」
GM:竜胆仙介の声に反応し、レインコートの少女がゆっくりと振り向く。
セラフ:「天啓が下った」
竜胆仙介:「……チビ博士からの命令は出ていませんよ。さぁ、セルに戻りましょう」
セラフ:「昨晩だ。私の枕元に神が降臨なされた。神は為すべき事を成せと仰られた。神の意思を求めよと。……害虫駆除だ。 神の御慈愛を足蹴にする不遜極まる輩を根絶やしにする。それが神の御心であり、私の使命」
竜胆仙介:「セラフ、それは……」
セラフ:「私が何も知らないとでも思ったか?」
GM:ゆっくりと立ち上がる少女。その目は煮え滾るマグマめいて紅蓮に輝いている。
セラフ:「警察のデータベースに貴様の名が残されていた……内通者として。薄汚い背信者め」
竜胆仙介:「はは……それは誤解です。彼らは八乙女と接触していた。恐らくは……」
セラフ:「我が主より賜った御言葉だ。疑う余地も無い。……今、ここで消えて無くなれ。塵は塵に、灰は灰に」
GM:セラフの背中に、輝く6枚の羽根が展開される。
竜胆仙介:「博士、が……?セラフ、待って下さい。話を……!」
GM:????
GM:五月町・工業地帯
GM:君達は火の手の上がる工場を早足で目指している。曇天は益々厚さを増し、今にも雨が降り出しそうだ。
GM:そして現場に近付くにつれ、確実に増していく熱気。恐らくはセラフの能力が発動しているのだ。
シンディ:「天候にまで影響を及ぼすオーヴァードか……話には聞いてたが、これ程とはな」
木村計正:「結局のところ」
木村計正:「今、止めるしかなくなってしまったな」
由希嶋四香:「フン」
井坂勇太:「どうする。工場に入るか。」 郊外で人の気配がないことを確認しつつ、木村さんに追いつく。
由希嶋四香:「雨なのか晴れなのかはっきりしてほしいものだね」
木村計正:「……会議室で言ったとおりだ。リスクは僕が負う」
木村計正:「井坂くん、デルタくん、バックアップを頼む」
由希嶋四香:嫌味を言いつつ、冷気を展開する
デルタ:「了解っす」
木村計正:工場に踏み入ります。
由希嶋四香:「…………」思うところありつつ、先に行かせる。
GM:工場はかなり入り組んだ構造になっている。最深部に到達するには10分程かかるだろうか。
井坂勇太:デルタさんの後に続いて入る
GM:……やがて君達は工場の中心部と思われる拓けた地点に到達する。
GM:そこには血の海が広がっていた。比喩ではなく、床一面が沸騰する血液に浸っている。
GM:広場の中心には、六枚の羽根を広げた少女。その周囲1メートル程の範囲だけが血を寄せ付けていない。
GM:吹き抜けとなった天井から、雨が降り始めた……
木村計正:「……ひとまず。敵が本物である事だけは確かか……」
セラフ:「…………」ゆっくりと支部の面々へ振り向く。
井坂勇太:「他の誰かと戦っていたわけではない……のか?」 最大限に警戒、勾玉を構える
竜胆仙介:「……はは、皆さんお揃いで……」突然血液の中から上半身が出現。スーツはぼろぼろに破けている。
井坂勇太:「!」
木村計正:「竜胆仙介。生きていたか……期待以上だった」
由希嶋四香:「うわっ」
竜胆仙介:「いやぁ、参りました……セラフの力が、これ程、とは……ゴホッ!ゲホッ、ゲホッ」吐血!
木村計正:「回りくどい前置きを置く時間はなさそうだ。竜胆龍巳を預かっている。君を確保する必要がある」
竜胆仙介:「……!妹が……そう、ですか」
木村計正:「……可能ならば、生かして。セラフは僕らが排除する」
竜胆仙介:「いえ……それは不可能です。セラフは無敵だ」
井坂勇太:「……無敵?」
セラフ:「まだ生きていたか。忌々しいゴミ蟲め」
セラフ:「ついでに、我が主に仇成す不心得共も。今この場で灰にする。祈れ」右手を掲げる。
由希嶋四香:「セラフか。いつかは世話に、・・・・・・・・・」
セラフ:唐突に、眩い光球が出現する。高熱のあまりプラズマ化した火球だ!
由希嶋四香:ぴちゃ、と片足で地面を叩く。指で目元を隠す。
由希嶋四香:「違うな」
由希嶋四香:「??イデフィクストは死ね」
由希嶋四香:《見放されし地》で狙いを狂わせます
GM:由希嶋さんの言葉と同時、火球が放たれる。
竜胆仙介:「避わし??」声は轟音によって遮られる。閃光、そして爆音!
デルタ:「……!」
由希嶋四香:「やれやれ。やはり正面戦闘は無謀か・・・・・・!」
由希嶋四香:爆風を凍らせつつ、闇に紛れて退避。
GM:エフェクトによって狙いを逸らされた火球は入り口のやや上部に着弾!衝撃と共に瓦礫が落下してくる!
由希嶋四香:飛びのいてかわす。
デルタ:「おえええええ!」 口から吐き出した血液の膜を上部に展開!
井坂勇太:爆煙が晴れた後には、炎の幕が竜胆仙介を包んでいる。
セラフ:「浅ましい地蟲め。稚拙な小細工がどこまで通用するか試してみるか?」瓦礫越しにセラフの声が響く。
木村計正:攻撃直後の隙を突き、セラフに激痛幻覚の直撃を試みる。
井坂勇太:「む。余計な世話だったか。」 手に持った剣を握りなおすと炎の幕が晴れる
セラフ:一瞬、セラフの羽根が大きく光り前方に展開。不可視の攻撃を『焼き尽くす』。
由希嶋四香:井坂くんに救われたとはいえ、原因がなくならい限り、心の闇は無くならない。
竜胆仙介:「ゲホッ……あの子には……攻撃が届かない。既に、ジャーム化しています」瓦礫の隙間から血液化して這い出す。
竜胆仙介:「加えて、僕は博士に切り捨てられた。恐らくは龍巳も……」
由希嶋四香:「キミは利害は一致しているのか?」
由希嶋四香:「セラフを殺す方法があるなら即座に話せ」
由希嶋四香:「ないなら黙っていろ。ボクらの邪魔だ」
竜胆仙介:「あの子の神性を剥がなければ。人間の座に引き摺り下ろすんです」
竜胆仙介:「そして、今この場でそれを行うのは不可能です……!」
由希嶋四香:「フン・・・・・・確かに分は悪そうだ」
井坂勇太:「……なるほど。お前を連れて逃げれば勝機がある、と。」
由希嶋四香:「どう思う? 木村」
木村計正:「……退く。これが罠なら、僕らを撤退させるメリットはないと考える」
由希嶋四香:「了解した」
井坂勇太:竜胆仙介の襟をつかんで立ち上がらせる。
由希嶋四香:撤退はできますか?
GM:可能です。戦うことも出来ますが
由希嶋四香:いかにもEロイス:なんか条件を満たさない限り破壊不可能になってる奴   がついてそうなんだよなあ
由希嶋四香:(ルルブが手元に無いためうろおぼえ)
井坂勇太:あー、確かについてそう。Eロイス:なんか条件を満たさない限り破壊不可能になってる奴
GM:埋もれた瓦礫の中心が白熱している。セラフが膨大な熱で強引に突破しようとしているのだ。
由希嶋四香:だったら撤退かな?
GM:撤退しますか?
井坂勇太:撤退しましょう。いいよね?
木村計正:しまーす
デルタ:しましょう
由希嶋四香:「おきれいな熾天使サマ。穢し尽くして地に落として」
由希嶋四香:「絶望と屈辱の中で死なせてやる……」
由希嶋四香:「ま、いずれ、のことだけどね」
GM:ゴウ!瓦礫をレーザーが貫通!
由希嶋四香:飄々と見放されし地。とても広い範囲の闇を展開。
由希嶋四香:あの悪落ち期間は無駄ではない。
由希嶋四香:能動的に殺意と憎悪モードをスイッチすることにより、レネゲイド出力を跳ね上がっているのだ。
木村計正:すごい奴だぜ
由希嶋四香:「じゃ、一旦退こっか」
セラフ:「……クズが。ゴミクズ……我が主とその御使いたる私に刃向かった事、地獄で永遠に悔いろ」
竜胆仙介:「はは……さっさと帰った方が良さそうですね」
由希嶋四香:ただし前みたいにオーロラとか色んな映像は出せなくなった。闇と氷だけだ。
GM:代償……
GM:ではこの辺でFS判定に入る訳ですが
井坂勇太:「あぁ。」 竜胆仙介を引き摺ってみんなの元へ運んできていた。
GM:6時に中断するとなるとちょっと中途半端になるんですよね
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
GM:どうしましょう、20分でも進めるか、ここで一旦切るか
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
GM:点呼開始!
木村計正:準備完了!(1/4)
由希嶋四香:準備完了!(2/4)
井坂勇太:準備完了!(3/4)
デルタ:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:はい、じゃあ新年一発目のキャンペーンやって行きましょう
GM:前回の続きからなので、いきなりFS判定が始まりますね
GM:名称:工場から脱出せよ
終了条件:8ラウンド経過
判定:【肉体】
難易度:7
最大達成値:40
完了値:30
経験点:5点
支援判定:〈知覚〉

GM:こんな感じになっております 『基地内から脱出せよ!』を一部改変したものです
由希嶋四香:肉体化ー
木村計正:君達とアンディにまかせる
GM:まずはハプニングチャートを振ります
井坂勇太:くっ、ハプニングチャート
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 97

GM:順当な進行ですね。このラウンド中進行判定に成功したキャラは進行値を+1得ます
井坂勇太:おおっ
由希嶋四香:よしよし
由希嶋四香:私は知覚で支援やりますね
由希嶋四香:なので待機で。支援は井坂くんが良いかな
GM:ではイニシアチブプロセス。
井坂勇太:うむ。
GM:由希嶋さんが待機なら、次はデルタくんですね
木村計正:今回は得意分野がはっきり分かれてるので
木村計正:いざというときのために、デルタくんと私は支援せず待機してたほうがいいですね
デルタ:どうすればいいんだぜ?
木村計正:普通の戦闘の手番と同じで、
木村計正:待機すれば行動順が最後になるので
木村計正:様子見したい判定が回ってきている場合は、手番を温存できるんですよね。
デルタ:なるほど
GM:そうそう、もう一つ言い忘れてました
木村計正:今は、素の【肉体】で振って、難易度7をクリアする必要があるので
木村計正:もちろん自信があるならチャレンジしたほうがいいですけどもね。ハプニングチャートでいい目が出てますし
由希嶋四香:だとすると、木村さんとデルタくんのどっちかは振ってほしいですね
GM:FS判定中一回だけシンディの助けを借りる事が出来ます。使用すると達成値に+1D10されます。
井坂勇太:おっと、それは重要。使用タイミングは判定前でしょうか、判定直後でしょうか。
GM:判定後です。後出しの権利!
木村計正:もう使っちゃってもいいかもですね。デルタくんならファンブルもしないでしょうし
井坂勇太:そうですね。デルタさん待機せず行きますか。
デルタ:とりあえず肉体を振ればいいんですね!
由希嶋四香:イエス!
デルタ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[7,8] → 8

GM:成功!
GM:この場合は達成値1+ハプニングチャートのボーナス1で2点、で大丈夫ですよね?
由希嶋四香:デース
GM:シンディは温存ですね。では進行値は2となります
GM:まだイベントは起こらない。続いて井坂くんどうぞ!
由希嶋四香:イニシアチブで支援するよー
井坂勇太:頼む!
由希嶋四香:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[2,5,5,5,6,8,9,10]+1[1]+2 → 13

GM:成功!
由希嶋四香:問題なし!
井坂勇太:達成値+2か。
木村計正:いや
木村計正:支援しないほうがよかったのではこれ
木村計正:普通に判定に成功してたら進行値+1だったので……
井坂勇太:そうでしたね。
井坂勇太:まぁ振ったものは仕方がないので頑張る!
由希嶋四香:……ですね。
木村計正:そうです!
井坂勇太:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 7[1,2,4,6,6,7]+2 → 9

GM:あ、達成値ボーナスは3ですぜ!
井坂勇太:じゃあ10だ!
由希嶋四香:おお
GM:という訳で得られた進行値は3、累計5ですね
井坂勇太:デルタさんと一緒にまずは先行する
GM:既定の進行値に達したのでイベントが発生します。
GM:・事前に調べておいた脱出経路を確認。予定通りその経路が使えるかを確かめなければならない。以降の判定を〈知覚〉に変更する。
由希嶋四香:oh……
木村計正:ジェネシフトします。ダイス3個
木村計正:3d10+46
DoubleCross : (3D10+46) → 19[7,3,9]+46 → 65

木村計正:これでダイスボーナス。
GM:良い出目だ
木村計正:2dx>=7 ファンブルさえ出なければ良し
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 4[3,4] → 4 → 失敗

木村計正:シンディをお願いします。
GM:OK!
シンディ:1d110
DoubleCross : (1D110) → 30

GM:間違えたw
シンディ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

井坂勇太:シンディー!!
木村計正:おお、13だ
木村計正:じゃあ、自分は働かずにシンディに動いてもらいます。ようやく設定通りのムーブができたな……。
GM:計画通り
GM:進行値:8
シンディ:「斥候なら任せとけ!なに、危険だと感じたらすぐ戻って来るさ……」
由希嶋四香:「そういう危なっかしいこと言うのはやめた方が良い」
竜胆仙介:「はは……頼もしいハムスターさんで」
GM:ではイベント発生!
GM:・脱出経路を突き進む。一本道の廊下は見通しが良く、スムーズに進む事が出来る。以降の判定を【肉体】に、難易度を6に変更する。
井坂勇太:ゆ、ゆっきー!
由希嶋四香:悲しい物語すぎる
GM:クリンナッププロセス。特に何もありませんね?
由希嶋四香:なしー
井坂勇太:なし
GM:では第二ラウンド。ハプニングチャートを振ります
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 27

GM:チャンスを掴めるか!?ラウンド中最大達成値+10
GM:という訳でこのラウンド中は最大達成値は50になります。
GM:ではイニシアチブプロセス。
由希嶋四香:待機でー
デルタ:待機
木村計正:待機
井坂勇太:【肉体】で判定!
井坂勇太:6dx+0>=6
DoubleCross : (6R10+0[10]>=6) → 8[3,7,7,8,8,8] → 8 → 成功

GM:成功ですね!進行値+1。
GM:続いて木村さんかな?
木村計正:肉体振りたくない……
井坂勇太:頑張れ!
由希嶋四香:きびきび働けーい
木村計正:2dx>=7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 10[2,10]+1[1] → 11 → 成功

GM:頑張った!進行値+2.
木村計正:大学時代やってたラグビーが役立ったみたいですね
井坂勇太:井坂はみんなが走る後ろで振り返って炎の剣を振り、後ろに瓦礫を作っている
木村計正:では、こちらは戦闘に立って一直線に進む。
GM:廊下はまだ終わりが見えない。セラフもどの辺りまで追って来ているかは不明だ……
木村計正:トラップ等への安全保障を自らの進行で確保する形だ。筋肉探知!
GM:では続いてどうぞ!デルタくんかな!
デルタ:2dx>=7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 7[2,7] → 7 → 成功

GM:素晴らしい!これで累計進行値は12ですね
デルタ:「とりゃー!」 血液の塊でセラフを足止め!
竜胆仙介:「皆さん、すごい出力ですね。これなら……振り切れるかもしれません」
由希嶋四香:イベントはまだ?
GM:イベントあります!
GM:・前方に十字路が見えてきたその時、どこからか物音が聞こえた。すぐに隠れ、やり過ごさなければ。以降の判定を〈知覚〉に、難易度を8に変更する。
井坂勇太:!
由希嶋四香:来たか……
由希嶋四香:ところで《神の眼》と《リフレックス》使えます?
GM:うーん、ちょっと待ってくださいね
GM:物音が聞こえて隠れる……というのもまぁリアクションなので、今回はOKとしましょう
井坂勇太:おお
由希嶋四香:ヤッター!
由希嶋四香:ではマイナーでジェネシフト。
由希嶋四香:2d10+55
DoubleCross : (2D10+55) → 10[1,9]+55 → 65

由希嶋四香:《神の眼》+《リフレックス:エンジェルハイロゥ》
由希嶋四香:9dx8+2
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 10[1,1,1,1,2,4,8,9,10]+10[5,7,8]+3[3]+2 → 25

GM:グレート
由希嶋四香:まあ、こんなものだろう
GM:進行値+3!
由希嶋四香:「静かに!」 しぃ、と一行を止める。
GM:十字路の先から、微かに熱を感じる。それ以上に不穏な気配もだ。
井坂勇太:「!」 止まり、デルタさんにも手振りで伝える。
由希嶋四香:「……やれやれ、ショートカットか? 熱源が分かりやすすぎる」
木村計正:戻り合流。(……あのまま先行していたら)
木村計正:(消し炭になっていたな。僕は)
デルタ:「ん」
竜胆仙介:「彼女もまるで考えなしに動いている訳では無いようですね……厄介な事です」
GM:それでは第三ラウンド。チャートを振ります
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 37

GM:任務失敗の危機。次の進行判定に失敗した場合、獲得した進行値が0になる。
由希嶋四香:こわっ!
木村計正:次の進行判定っていうとこれ
井坂勇太:げっ
木村計正:このラウンドの最初の一回ですかね?
GM:そういう事だと思います。ラウンドで最初の判定という意味かと
木村計正:じゃあ一応ゆっきーに任せられるから大丈夫か
GM:なので待機とかは可能です
由希嶋四香:判定値は変わらないですよね?
GM:変わらないですね
由希嶋四香:じゃあ問題なし
セラフ:「…………」廊下の真ん中を歩いている。炎の羽根も展開されたままだ。
セラフ:隠密行動する気などハナから無いのだ。
由希嶋四香:その傲慢が命取りだぜーっケヒャーッ
井坂勇太:物陰にみんなで隠れたまま、どうする、という眼で由希嶋を見る。
由希嶋四香:「…………」ひらひらと手を振る。ボクがやろう、と。
井坂勇太:うなずく
GM:イニシアチブ!
由希嶋四香:行くぜ!
由希嶋四香:《神の眼》《リフレックス:エンジェルハイロゥ》
由希嶋四香:9dx8+2
DoubleCross : (9R10+2[8]) → 10[1,2,3,8,8,8,10,10,10]+10[1,7,7,8,8,10]+10[2,2,9]+10[10]+4[4]+2 → 46

GM:うおお!
由希嶋四香:ウシャァァーッ
GM:完璧な隠密!進行値+5!
由希嶋四香:「…………」額に汗を浮かべつつ、慎重にレネゲイドをコントロール。
由希嶋四香:セラフの背後、十数メートルの、自分たちが居る場所とは全く別の廊下に、
由希嶋四香:ほんの一瞬だけ、闇と冷気を作り出す。
由希嶋四香:敵の感知能力を信頼した上の陽動だ。
セラフ:弾かれたように後ろを振り向く。そのまま早足で去って行く……
木村計正:(……ここまでのコントロールを)
由希嶋四香:「……さて、」声が擦れている。「行こうか」
竜胆仙介:「素晴らしいRC技術……正直これ程とは想っていませんでした」足を引き摺りながら先を急ぐ。
GM:・脱出経路の途中にある扉が衝撃と熱で変形している。急いで突破しなければならない。以降の判定を〈知識:機械〉に、難易度を9に変更する。
井坂勇太:由希嶋が一瞬つらそうにしたのを見て、肩に手を回して引き寄せる
由希嶋四香:「……っと」ふらついたのを支えて貰う。
由希嶋四香:「……大丈夫。ありがとう」
GM:イニシアチブ!
井坂勇太:「そうか。」 ぎゅ、強く引き寄せて温めてやる。
シンディ:「(井坂の奴め、ちっとはやるようになったか)」横目で様子を見ながら
由希嶋四香:「い、いいって!」
由希嶋四香:肩は貸して貰いつつ、そっぽを向く。
デルタ:素振りだぜ!
デルタ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 2[2] → 2

GM:Oh……
井坂勇太:ん?
デルタ:くっ
由希嶋四香:悲しい物語だぜ……
井坂勇太:デルタさん、もっとダイス振れるのでは
木村計正:え?精神ですよデルタくん
由希嶋四香:あ
由希嶋四香:知識=精神!
GM:おっ、そうでした!
デルタ:社会かと思ってた……
GM:なんだバリバリやれるじゃないか!
デルタ:なんじゃ~、わしはおバカさん!
デルタ:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[2,4,6,7,8,9,10,10]+9[5,9] → 19

GM:成功!
GM:デルタくんのサムターン回しが唸る!
GM:進行値+2
デルタ:「ふぅ……」 やっててよかったサムターン回し!
由希嶋四香:「……意外な特技だね」
デルタ:「んふふふ、まぁね!」
シンディ:「何に使うんだ、その技術は……」
井坂勇太:「……」 藍沢の家に入る時に使ってたことは黙っておく
GM:イニシアチブ!
デルタ:「好きな子の家に入ったり……おっと、これ以上はいけないや」
竜胆仙介:「はは……UGNにも色んな人が居ますねぇ」
由希嶋四香:「聞かなかったことにするよ」
由希嶋四香:これで進行値は……22か
木村計正:そんな話が繰り広げられている間、木村さんはやはり先行して建物の情報を集めていました。
木村計正:あ、判定変わるかもしれないのか。
GM:変わりません!今はこのままです
GM:イニシアチブプロセスなのです
木村計正:手番は回ってきますか?
GM:デルタくんが終わったので、木村さんのターンですね。
木村計正:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 10[3,6,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

GM:成功!進行値+2.
木村計正:ということで、先のルートの状況を伝えに戻ってきました。
木村計正:「このルートのまま進むと、鉄骨で塞がっている。迂回路を行こう」
井坂勇太:引き続き〈情報:機械〉で判定します
GM:あ、イベントです!
GM:・最後の通路が瓦礫で塞がれている。突破するには慎重に活路を見極めなければならない。以降の判定を〈意志〉に、難易度を10に変更する。
井坂勇太:おっと
井坂勇太:3dx+1>=10 〈意志〉
DoubleCross : (3R10+1[10]>=10) → 10[1,6,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

GM:OK!進行値+2
竜胆仙介:「ここさえ超えれば、外に出られる筈……」
井坂勇太:迂回路の先にあったのは鉄骨ではない瓦礫だった。慎重に取り除いてトンネルを作る。
木村計正:「こちらならまだ、井坂くんの助けで時間が短縮できる、はずだ」
由希嶋四香:「お見事」
GM:では第4ラウンドに入ります。
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 91

GM:思うようにうまくいかない。そのラウンド中判定の達成値?1D10
井坂勇太:ぐっ……!
由希嶋四香:なんという輩だ……
由希嶋四香:どうしよう。支援します?
木村計正:これは達成値、最初に振って一律適用か
木村計正:判定のたびに1d10振るか、どっちになるでしょう
木村計正:これ確かICとかにも詳しいこと書いてないんだよな
GM:後者ですかねー。前者だと10とか出たときが辛すぎるし……
GM:という訳でペナルティダイスは各自で振ってください。
由希嶋四香:支援にも掛かりますか?
由希嶋四香:掛かるか
由希嶋四香:メジャー待機。イニシアチブでデルタ君を支援します
GM:OK!
由希嶋四香:9dx+2
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 7[1,1,2,3,4,5,5,6,7]+2 → 9

由希嶋四香:…………
由希嶋四香:9-1d10
DoubleCross : (9-1D10) → 9-9[9] → 0

GM:うん……
井坂勇太:ゆ、ゆっきー!
由希嶋四香:さすが、魅せてくれるぜ
由希嶋四香:「……くそっ、流石に熱すぎる」
由希嶋四香:「悪い、少し任せる」
由希嶋四香:デルタくん自分で頑張って!
GM:ではイニシアチブ。
デルタ:続いては私か
デルタ:「みんなどいて! ぼくがブラッドボムで吹き飛ばします!」
デルタ:8dx-1d10
デルタ:んん?
井坂勇太:瓦礫からどき、一番外に近い部分をデルタさんに指し示す
デルタ:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,2,2,4,6,6,6,9] → 9

GM:回らない……
デルタ:意志だから+1です
デルタ:10-1d10
DoubleCross : (10-1D10) → 10-3[3] → 7

由希嶋四香:辛い
GM:難易度が10なので失敗ですね。最後の一押しが遠い
デルタ:「!!」 口の中でブラッドボムが爆発!
井坂勇太:「くっ……!」
GM:口の中でw
由希嶋四香:「何やってるんだ君は」
由希嶋四香:「……何やってるんだ!?」 一手遅れてびっくり
デルタ:「……もごもご!」 喋れないっぽいぞ!
シンディ:「デルタァ!ふざけてる場合か!」
デルタ:「もごもご!」 (ふざけてない!)
GM:では次!木村さん!
木村計正:3dx-1d10+1>=10
木村計正:できないか
木村計正:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[3,4,7]+1 → 8

木村計正:8-1d10
DoubleCross : (8-1D10) → 8-8[8] → 0

木村計正:だめでした。
井坂勇太:こっちもいくぞ
井坂勇太:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[2,6,8]+1 → 9

井坂勇太:9-1d10
DoubleCross : (9-1D10) → 9-10[10] → -1

GM:全滅……!
由希嶋四香:1d10の出目がやたらいいな!w
由希嶋四香:早く次のラウンドへ……!
GM:き、気を取り直して行きましょう!第五ラウンド!
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 36

GM:さっきも出たなコレ
GM:次の進行判定に失敗した場合、進行値が0になる……
井坂勇太:あ、これやばいぞ。
木村計正:逆に、支援判定ならノーリスクでできるというわけだ
木村計正:みんなでデルタくんを支援するのはどうでしょう
由希嶋四香:それでいこう(真顔)
井坂勇太:……そうですね!
GM:がんばれデルタくん、お前がナンバーワンだ
由希嶋四香:君ら二人、感覚値1だけど
木村計正:支援判定はずっと〈知覚〉のままなんですかね
GM:そうですね、支援判定は変わってません
木村計正:とりあえず支援しましょう3人共
由希嶋四香:では私から
木村計正:2dx>=10
DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 8[1,8] → 8 → 失敗

由希嶋四香:9dx+2
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[1,1,3,3,3,7,7,10,10]+9[5,9]+2 → 21

井坂勇太:2dx+1>=10
DoubleCross : (2R10+1[10]>=10) → 10[3,10]+10[10]+10[10]+3[3]+1 → 34 → 成功

GM:!?
井坂勇太:……!?
木村計正:+6なら失敗はさすがになかろう!
由希嶋四香:なんか凄いの出たw
デルタ:行くぜ!
由希嶋四香:ヤッチマエー!
デルタ:8sx+7
デルタ:あっw
GM:d!d!
デルタ:8dx+7
DoubleCross : (8R10+7[10]) → 9[1,2,5,5,6,7,7,9]+7 → 16

GM:ワオオーッ!
デルタ:「こ、今度こそ吹き飛ばします!」
GM:進行値+2!
デルタ:チュドーン!
デルタ:「やったあ!」
GM:デルタくんのブラッドボムによって瓦礫の大半は吹き飛んだ。残るは僅かな障害物のみ。
竜胆仙介:「今の音はセラフにも聞こえた筈……急いだ方が良いですね」
GM:第六ラウンド!
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 61

井坂勇太:「あぁ。」 障害物の前の床に突き刺していた赤い剣を取る。
GM:ネガティヴなイメージ。そのラウンド中に進行判定を行った者は、判定の直後に重圧を受ける。
由希嶋四香:判定技能は変わらずですか?
GM:変わらずです!
由希嶋四香:じゃあ、ちゃきちゃき振ってしまおう
由希嶋四香:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 4[1,3,4] → 4

由希嶋四香:はい次!
デルタ:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[2,3,4,5,5,8,9,10]+6[6]+1 → 17

GM:デルタくんがいった!
デルタ:「もういっちょ!」
デルタ:「せーの!」 チュドーン!
GM:瓦礫が一斉に吹き飛ぶ!外に通じる道が拓けた!
竜胆仙介:「お見事。なんとか無事に切り抜けられましたね」
由希嶋四香:「さて、どうだかね」
木村計正:セラフが追撃してくるかどうか、まずは気にしたい。
由希嶋四香:「どのみちアレが追ってくるんなら、少なくとも街には戻れないな」
GM:すぐには追い付けないだろうが、時間をかける事は出来ない。いつ突破して来るかも分からない状況だ。
木村計正:「……竜胆仙介。足を止めずに答えてもらいたい」
竜胆仙介:「ええ……なんでしょう」
木村計正:「君の申告した立場が真実なら、答えない理由はないはずだ」
木村計正:「??”ミカエルの眼”について、知っていることは?」
竜胆仙介:「はは……やはり妹が話しましたか」
木村計正:「竜胆龍巳は、既にこのことについて答えた。正確に回答して欲しい」
井坂勇太:木村さんと竜胆仙介が外に出るのを確認、他の2人にも出るよう促しつつ最後に自分も脱出する。
竜胆仙介:「そうですね、最早僕が隠す意味も無いでしょう。……“ミカエルの眼”の正体は、計24機からなる人工衛星です」
デルタ:「じ、じんこーえーせー……!」
木村計正:「……」
木村計正:「そこまで、大掛かりなオブジェクトを……どう用意した?」
木村計正:「いや、それは別の話か。??どうすれば、無力化できる?」
竜胆仙介:「そうですね……幾つか手段は考えられますが、僕の思いつく限りではどれも非現実的なものばかりです」
由希嶋四香:「人工衛星……思ったよりローテクだな」
木村計正:「UGNには宇宙支部が存在するとも聞く。僕程度では、噂に聞くレベルだが」
由希嶋四香:「てっきり特化したノイマンかエンハイ能力者でも居るのかと思ったが」
井坂勇太:「先程言っていた神性を剥ぐというのも……“ミカエルの眼”が関係しているのか?」
竜胆仙介:「地上から直接打ち落とす。超高密度の電磁シールドを展開する。あるいは衛星の監視も届かないような地下深くに潜伏する……」
由希嶋四香:「……いや、それともブラックドッグのサイバー能力者か。仮定ならいくらでも出来るが」
木村計正:「……敵は音声を傍受できない。建物を透視することもできない。解像限界以上のオブジェクトを精査できない」
木村計正:「この認識で構わないかな」
竜胆仙介:「いいえ。“ミカエルの眼”の精度は誤差にして2センチ以内、建物に入った程度では追跡を振り切る事は出来ません」
由希嶋四香:「なら、地下での移動は?」
木村計正:「いや」
木村計正:「……十分だ。僕が知りたいのは、逃走や追跡を阻止するためのことではない」
木村計正:「たった2cm。『文字』は読めないということだね?」
竜胆仙介:「……流石に、文字を読む事は不可能でしょうね」
木村計正:「建物の中で何を行っているかを、把握することはできない。……イデフィクストは、僕らが危惧していたが如き『全知』ではない」
井坂勇太:「俺達の会話が漏れるということもない、ということか。」
竜胆仙介:「地下の移動については、厳密な所は分かりませんが……およそ15メートル程度なら追跡出来る筈です」
木村計正:「相手に対して秘密を持てるとわかっている時と、そうでない時」
木村計正:「……心理的な重圧は大きく違う。僕らは、イデフィクストに対して情報優位に立つ手段が、まだある」
竜胆仙介:「……はは。博士から聞いていた通りの人ですね、あなたは」
由希嶋四香:「……やれることはいくらでもあるという顔だね、木村」
木村計正:「そして24機の人工衛星……逆に、好都合だ。UGNがどれか一つでも『当たり』を見つければ、裏付けは取れるということになる」
木村計正:「そうだ。……本当に」空を見上げ、ため息をつく。
木村計正:「……本当に、僕がやれることは、何一つないと考えていたな」
井坂勇太:「……?」 やや不思議そうに木村さんの顔を見る
井坂勇太:が、すぐに竜胆仙介の方に向き直る
井坂勇太:「竜胆仙介。」
竜胆仙介:井坂くんの方を向く。
井坂勇太:「セラフに攻撃を届かせるにはどうすればいい。」
竜胆仙介:「……彼女は、自分を天使だと思い込んでいます。馬鹿げたように聞こえますが、それこそがセラフの力の源」
井坂勇太:「……」
竜胆仙介:「彼女が自身の存在を疑わない限り、どんな攻撃も届く事は無いでしょう。そして、神の敵を焼き尽くす……故に“マスターミッション”なのです」
木村計正:「マスター……エージェント……」
竜胆仙介:「ならば、その存在の定義を崩す事が出来れば、あるいは。その為には、彼女の信じる神性を否定しなければなりません」
井坂勇太:「どうすればいい。一旦どこかで体勢を整えなくてもできるのか。」
由希嶋四香:「曖昧だな。鏡でも見せろって?」
竜胆仙介:「一つ、はっきりしている事があります。彼女は生まれた時からああでは無かった」
木村計正:「神性を剥ぐ手段。ふ。聖書の時代から典型的なものをやるわけだな」
木村計正:「故郷や生い立ちを突きつける」
井坂勇太:「……?」
竜胆仙介:「……はは。やはりあなたは、敵に回したくないですねぇ」
井坂勇太:いまいちピンと来ていない顔
由希嶋四香:「見せるのは鏡じゃなくて子供の頃の写真か」
竜胆仙介:「彼女の信じる神性とは即ち、その絶対的な力。セラフはそれが神から授けられたものと信じています。それを覆す証拠があれば……」
竜胆仙介:「……彼女はただの、見た目通りの子供に成り下がるでしょう」
由希嶋四香:「そう都合よく、クリティカルな物があればいいけれどね」
由希嶋四香:「……ついてきてる? 井坂、デルタ」
木村計正:「セラフも、自分ではなく過去を辿られるとは考えてはいないはずだ」
木村計正:「安全性は高い。一般支部員の力を借りることもできる」
デルタ:「な、なんとか……」
竜胆仙介:「それと、もう一つ。彼女は恐らくFH出身のエージェントではありません」
井坂勇太:「セラフの子供の頃の何かがあればいいということだな。」 理解!
木村計正:「……。誰だって、子供の頃の恥ずかしいエピソードの一つや二つはあるだろう?」
由希嶋四香:「……まあ、一例だけどね」子供の頃の写真、に対して。「バカ正直に保育園に通っていたとは思えないけど」
竜胆仙介:「FHがその存在を、力の有用性を知り、何者かから奪った。博士に出会ったのはその後である筈です」
木村計正:「近所の奥さんによく怒られていたとか、スプーンを握るようにして食べる癖があったとか」
井坂勇太:「……あるいは、親がどこかにいる」
木村計正:「そういう物事を知っている者が多い地元では、教祖は決して新興宗教を立ち上げたりしない」
木村計正:「一例だけどもね」一応、デルタくんと井坂くんのために説明だ。
由希嶋四香:「笑っちゃうからね」くつくつと笑う
井坂勇太:理解し、うなずく
デルタ:「なるほどなるほど……」
竜胆仙介:「……ですので、セラフのルーツを探るなら、まずは行方不明者リスト辺からを中ってみるのが無難ではないかと思います」
木村計正:「……警察の出番となるわけか」
由希嶋四香:「君の領分だね。……さて」
由希嶋四香:「君に聞いても詮無いことではあるが。君はそもそも、イデフィクストとして動いていたんだろう、竜胆仙介」
由希嶋四香:「セラフを倒させてしまっていいのか?」
竜胆仙介:「はは……僕はもう、博士から見捨てられていますから」
竜胆仙介:「セラフがこう言っていました。警察のデータベースに、内通者として僕の名前があったと。博士から聞いたそうです」
井坂勇太:「……なるほど。」
由希嶋四香:「…………」木村さんをちょっとだけ見る。
由希嶋四香:(……分断工作が上手く行ったのか。それとも、博士がセラフを竜胆にけしかけたのか)
由希嶋四香:(どちらとも考えられるな。彼らが相手では)
由希嶋四香:みたいなことを木村さんにこそこそと伝える。
竜胆仙介:「恐らく、あなた方の誰かが仕掛けた罠なのでしょう?それを博士が利用したか、あるいは本当に裏切り者と判断されたか……」
木村計正:まったくのポーカーフェイスだ。当然、竜胆仙介に対して負い目は感じていない。
木村計正:「……利用?」
木村計正:「まるで君達を切り捨てることに、メリットがあるような言い分だが」
竜胆仙介:「さあ、博士の考えている事は、僕には計り知れません。ここで僕を捨てる事に何らかの意味を見出しているのかも」
竜胆仙介:「どちらにせよ、もうのこのことセルに帰る訳にもいかなくなりましたからね」
木村計正:「……当然、そうなる。君もこちらの支部で拘束させてもらうことになる」
竜胆仙介:「…………はは。それは少し、困りましたね」
竜胆仙介:「僕にはまだいくつか、やらねばならない事が残っていますから」
木村計正:「困る?……やらねばならない事がある?」
木村計正:「君達が殺しに加担した事件の遺族も」
木村計正:「さぞ『困った』だろうな。君の言い分からすれば」
竜胆仙介:「ええ……そうでしょうね」ほんの少し、表情に陰が差す。
井坂勇太:「…………」
井坂勇太:「……竜胆仙介。俺達と一緒には来れないということか。」
竜胆仙介:「端的に言えば、そうなります」
由希嶋四香:「妹と会いたくはないのか?」
井坂勇太:「……そうか。妹に何か伝えておくことはあるか。」
竜胆仙介:「はは……これはご親切に。では、『いずれ迎えに行く』とだけ」
井坂勇太:「あぁ。」
由希嶋四香:「いけしゃあしゃあと。逃がすとでも思うのか?」
GM:ドン、と、工場から一際高い火の手が上がる。
デルタ:「そうだぞー! 逃さないぞー!」
木村計正:「君はまだ、妹の生存確認をとれていない」
木村計正:「僕らが口先だけで、妹が生きていると、君を騙しているかもしれない」
竜胆仙介:「はは……そうですね、あなた方に流体を余さず捕まえる手段があれば、観念する他ありませんが」
木村計正:「……もしも君が逃げるというなら」
竜胆仙介:「妹の無事は保障できない、ですか?」
木村計正:「それでも構わない、というのだろう。そう伝えておこう」
由希嶋四香:冷気を展開する。流体ならば凍らせてしまえばいい……!
竜胆仙介:「つくづく、恐ろしい人だ。……残念ですが、それでも僕は……」
GM:ズ     ドン!!!
井坂勇太:「!?」 赤い剣を構え、工場の方を振り向く!
由希嶋四香:「!」掌を向けたままそちらに視線を向ける。一瞬だけ
GM:曇天の彼方から、炎の塊が君達の前に降って来た。
GM:燃え盛る繭のようなそれは、一瞬にして6枚の羽根を展開する……!
デルタ:「げげっ」
セラフ:「逃げ……」
セラフ:「られる、とでも」
セラフ:「思ったか?虫ケラ如きが、この私から」
木村計正:手をかざし、熱気から顔を守る。
セラフ:足元のアスファルトが溶解し、液状と化していく。
井坂勇太:元より、一番工場に近い位置で警戒していた。他の4人を守るように立ちふさがる。
竜胆仙介:「……そうだ。とても大事な事を言い忘れていました」
セラフ:「溶け堕ちろ。煉獄にて神の慈悲を待つがいい」右手をかざす。
竜胆仙介:「キリエ」
セラフ:「……………………」
竜胆仙介:「君の名前だ。そうでしょう、キリエ」
GM:一瞬、セラフの羽根の一枚が青く変色し、輪郭が揺らぐ。
セラフ:「……命乞いか?それならもっとマシな文句を吐いてみろ。薄汚い裏切り者らしくだ」
由希嶋四香:「漢字は?」
竜胆仙介:「君には家族があった。お父さんとお母さんが居た筈だ」
竜胆仙介:一瞬だけ目線を送り、分からないと由希嶋さんに伝える
竜胆仙介:「平和な日常があった。しかしある日突然、それが崩壊した。違いますか、キリエ」
セラフ:「…………」
由希嶋四香:「…………」舌打ち
セラフ:かかげた右手が、ほんの僅かに震えている。
井坂勇太:「……?」
セラフ:「……黙れ」
セラフ:「私はセラフだ。神の右に座す熾天使だ!キリエなんて知らない!私は天使だ!」
セラフ:思い切り右手を振り下ろす!6枚羽根の全てから無茶苦茶にビームが飛び交う!
由希嶋四香:「うわっ」
井坂勇太:「知っているということか。」 剣を天に向けて振り抜く!
井坂勇太:炎の幕が剣先から出て全員を守る
由希嶋四香:飛び退きながら「……こういうのは、探偵か警部補の仕事だろう!」
竜胆仙介:「……もう間違いありません。これこそが突破の道」どろりと液状化を始める
竜胆仙介:「皆さん、後はよろしくお願いします。……願わくば妹も……」
セラフ:「血液なら逃げられると思っているのか。愚かな人間め、その浅はかな脳髄ごと消し飛ばしてやる」
由希嶋四香:「人の陽動に引っ掛かっておいて、愚かな人間も何もあったものじゃないと思うけれどね」
GM:更なる熱気による攻撃!抉れる地面!穿たれえる石壁!
由希嶋四香:「ねえ、キリエちゃん?」
GM:無敵を誇るセラフに取り、この無差別攻撃に相対するのはあまりにも危険!
由希嶋四香:攻撃に紛れて撤退できるのかな?
GM:回避に専念すれば可能でしょう。
由希嶋四香:では仕方ない、一旦下がりますか
GM:それでは狂ったように暴れるセラフの脇を抜け、君達は工場地帯を脱出します。
井坂勇太:「ちっ!」 脱出だ!
GM:沸騰する血液の奔流が、いくつかの攻撃を庇うように受け止める。
由希嶋四香:「……忌々しいけど、一旦退くよ」
GM:セラフは竜胆仙助を狙い撃ちにしている。撤退していく君達の事は殆ど目に入っていない様子だ。
シンディ:「それが得策だな。ウチに帰るまでが遠足だぞ」
デルタ:「んむむ、しょうがないか……」 撤退!
GM:それではこの辺りでシーンを切りましょう。
GM:ロイスとか購入!
デルタ:-仲間/木村計正/信頼:◯/畏怖/ロイス
由希嶋四香:もう特にないなあ
由希嶋四香:アルティメイド服を貰おう
由希嶋四香:2dx+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 7[7,7]+4 → 11

由希嶋四香:以上
由希嶋四香:ああいや、セラフに 憐憫/敵意:○ で取るか
由希嶋四香:以上
井坂勇太:セラフにロイスだな
木村計正:じゃあメイド服にチャレンジしとくか
井坂勇太:-敵/セラフ/好奇心/敵愾心:○/ロイス
木村計正:8dx+8>=12
DoubleCross : (8R10+8[10]>=12) → 8[1,5,5,6,6,8,8,8]+8 → 16 → 成功

木村計正:違う
木村計正:20のま違い
木村計正:というわけで、何も買えずに終了ですね
井坂勇太:メイド服
井坂勇太:3dx>=20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 9[1,4,9] → 9 → 失敗

井坂勇太:くっ
デルタ:メイド!
デルタ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 4[4] → 4

デルタ:グギギ
由希嶋四香:遥か遠きメイド拭く
木村計正:あ、そうだ
木村計正:忘れていましたが木村さん、金も持ってるんですよね
木村計正:今欲しいなら4点つぎ込んで、実は買えます
木村計正:どうしますかゆっきー
由希嶋四香:余裕があるなら貰います
由希嶋四香:ああ、いえ、やっぱり良いです
由希嶋四香:やっぱり頂きます
木村計正:じゃあ財産4使って買います。
木村計正:ゆっきーにあげちゃうよ!
GM:了解です!
GM:女子高生にメイド服を送る木村さん
GM:勘違いされそうな絵面だ
井坂勇太:すいません、ちょっと別卓でバックトラックしてきました
木村計正:絶対言われると思ったよ
デルタ:前回は男に送っていたから大丈夫
井坂勇太:送ってましたねw
GM:そっちの方がアカン!
由希嶋四香:ゆっきーはいまいち女子高生と言う感覚が無いな
GM:あんまり学校行ってないですからね
井坂勇太:こんなにかわいいのに
GM:んでは次のシーンに参りますよ
井坂勇太:よし、次のシーンだ
GM:シーンプレイヤーは木村さん、登場は自由です。
GM:????
GM:五月町支部・会議室
GM:なんとか支部に帰還した君達は、会議室で支部長にこれまでの経緯を報告しています。
木村計正:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 9[9]+65 → 74

デルタ:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+4[4] → 52

デルタ:「??かくかくしかじかで、なんとか逃げ帰ってきました……!」
鬼怒旗:「なるほど……よく分かりました」
木村計正:「……以上を踏まえて、こちらの支部では『ミカエルの眼』の実在の裏付けをとっていただきたい」
木村計正:「警察では、”セラフ”の素性を探らせます」
鬼怒旗:「ええ、お願いします。しかし、人工衛星とは……」顎を撫でる。
木村計正:「少なくとも、竜胆仙介がセラフと敵対している点は、確かです」
木村計正:「しかし目的をこちらに明かしていない以上、利害が対立するものと前提するべきでしょう」
鬼怒旗:「ええ、油断は禁物ですね、イデフィクストの張った根は、思った以上に深いようです」
木村計正:「……。プロジェクト・アダムカドモンと、やはり何らかの関係が?」
木村計正:「UGNやFHの中枢ならば、あるいは可能なことであるのかもしれません」
木村計正:「人工衛星軌道は、厳密に限られた資源です。それを……24機」
鬼怒旗:「……確かに。ただ資金があれば上げられるという物ではない」
木村計正:「あるいは、国家か。少なくとも、竜胆龍巳の言うような、小規模のセルの持ちうる体力ではない」
鬼怒旗:「…………」思案顔で腕を組む。
木村計正:「…………もう一つ、”ミカエルの眼”の情報を聞き、疑問に感じたことがあります」
鬼怒旗:「なんでしょうか」
木村計正:「なぜ、この街を?」
木村計正:「彼らが五月町に留まり活動を継続している理由は……僕は、情報収集手段」
木村計正:「まさに”ミカエルの眼”の運用条件に関わるものだと考えていました」
木村計正:「しかし、そうではなかった」
鬼怒旗:「何か、別の目的がある」
木村計正:「……一つ処に留まれば、能力は把握され、対処を取られる」
木村計正:「UGN最高機密の関係者ならば、今後支部外からの増援は、増えることはあれど減ることはないでしょう」
木村計正:「多様な死のサンプル。本来ならば、多くの土地を渡って、エージェントの対処が間に合わぬ内に攻勢と撤退を繰り返すべき」
木村計正:「……にも関わらず、彼らは『この街』で。潜伏工作員や無数の”戦闘員”を配置し」
木村計正:「明らかに作戦開始の準備を整えていた。……なぜ?」
鬼怒旗:「あるいは……」
鬼怒旗:「ここが……この街さえ掌握すれば良い理由が存在する」
鬼怒旗:「それ程の戦力を注ぎこんでも元が取れる、何かが……」
木村計正:「『他でも良い』にも関わらず『ここ』というなら」
木村計正:「……そういうことになるでしょう」
木村計正:「あくまで、”ミカエルの眼”の実在を押さえた上での行動方針ですが」
木村計正:「僕らの勝利条件が、ひとつ増える。……彼らの目的とするものを事前に察知し、移動、確保、あるいは無意味化すること」
鬼怒旗:「ふむ、道理ですね。その目的が唯一無二であるという前提は必要ですが」
鬼怒旗:「少なくとも、現状の情報からセルの目的を推察するのは困難なようです。今は行動するしかないでしょうね」
木村計正:「セル……本当に、セルといえるのかどうか」
木村計正:「”セラフ”は暴走し、竜胆兄弟は切り捨てられた??」
木村計正:「僕らの知るメンバーで残っているのは、ティティ・ビビアン一人のみ」
木村計正:「やはり、中核は……より深い実働を担わせていたオーヴァードは、別にいるのでしょうか」
鬼怒旗:「……。何とも言い難いですね。私もこのような形のセルと相対するのは始めての経験です」
鬼怒旗:「まるで将棋の終盤、詰みを見つけて寄せに入ったかのような動きだ」
木村計正:(……やはり、そうだとすれば)
木村計正:(今動きを見せていない者こそを警戒すべき。例えば、”両断鬼”)
木村計正:(だが??そのような意見は、通らない。確証があるわけでも……ない)
木村計正:「セラフは」
木村計正:「……陽動ですね。衝動のままに暴れ、否応なく誰もの注意を惹く」それだけを伝える。
鬼怒旗:「陽動で目が眩んだ隙に、何か別の目的を遂げようとしている。そういう事ですか」
木村計正:「イデフィクストには、『何か別の目的』しかないということです」
木村計正:「バスジャックで、犯罪者としての欲望を満たす『ことでもなく』」
木村計正:「僕達に動いてほしくない『ことでもなく』」
木村計正:「死者を生き返らせようとしている『ことでもない』」
木村計正:「こちらの思考を、諦めさせようとしている」
鬼怒旗:「……なるほど。確かに、そう考えれば納得のいく点が多々ありますね」
木村計正:「どちらにせよ、今はセラフです。しかし余力は残しておきたい」
木村計正:「今後のために必要なことです。もはや、ティティ・ビビアンの意図は何一つ実行させてはならない」
鬼怒旗:「ええ。『両断鬼』といい、まだ彼らの戦力が残っている事は十分考えられます」
木村計正:「振り分けの判断は、支部長にお任せします」
鬼怒旗:「解りました。……それともう一つ」
鬼怒旗:「言うべきかどうか迷っていたのですが……ここまで大規模な話となると、気がかりな事が」
木村計正:「……」
鬼怒旗:「昨日、日本支部を訪れた際、珍しい人物を目にしました。評議会のアッシュ・レドリック氏です」
木村計正:「評議会?すると……例の」
木村計正:「UGNの中枢のメンバーの一人……?と、いうことですか」
鬼怒旗:「ええ、UGNのトップの一人。中でもレドリック氏は特に影響力の強いメンバーです」
木村計正:「……アッシュ・レドリック。なるほど。続きを」
鬼怒旗:「特に会話をしたという訳でも無いですし、査察の為に来日する事自体は珍しくもありません」
鬼怒旗:「ただ……多忙な彼が、今このタイミングで日本に来た、というのが少し引っ掛かるのです」
木村計正:「つまり、他にUGNの抱える案件で」
木村計正:「彼が訪れるほど『大きな事態』は……支部長の知る限り……今は、ないと」
鬼怒旗:「ええ。私の知る限りは、ね」
鬼怒旗:「しかし繰り返しますが、それ自体が異常というものでは無い。言うなれば私の勘が騒ぐと言うだけの曖昧な不安です」
木村計正:「いえ、それは、実際の所。有益な情報ですね」口元に手を当てる。
木村計正:「……有益だ。実に」
鬼怒旗:「そうですか?それなら良いのですが」片眉を上げる。
木村計正:「支部長。プロジェクト・アダムカドモンとティティ・ビビアンの繋がりに関する情報の入手経路」
木村計正:「今は生きていますか?……もしも可能なら」
木村計正:「そのアッシュ・レドリック。本人を動かしたい」
鬼怒旗:「……ふむ……」
木村計正:「UGN最高機密に関わるデータは、何を措いても『抹消』すべきものであるはずです。僕らがその事実を知っていることを知らせず」
木村計正:「彼に、ティティ・ビビアンの繋がりを伝える、ということが可能だとしたら」
木村計正:「彼らが今、どのような理由で日本にいるかなどは関係ない??UGN本部。確実に、僕らなどよりも質量共に強力な戦力になる」
鬼怒旗:「なるほど。……なるほど。面白い」
鬼怒旗:「しかし万一……いや。ううむ」口元を手で覆い、悩む。
木村計正:「中枢の行動について懸念でも?」
鬼怒旗:「いえ……レドリック氏は有名なタカ派でね。良からぬ噂も度々耳にします。……万一」
鬼怒旗:「万が一、イデフィクストと氏が繋がっていたとしたら」
木村計正:「ふ」
木村計正:「まさか。……仮に、そうであったとしたら、僕らの敵はUGNということになりますね」
木村計正:「トップが裏切っていたとしたら、それは裏切りではない」
鬼怒旗:「裏切り者は私達、ですか。ふふ、笑い話にもならない」
木村計正:「……それに」真剣な表情になる。
木村計正:「良からぬ噂を持つ者。強引な手腕に物を言わせる者」
木村計正:「そういった相手を味方につけることこそ、僕のもっとも得意とすることです」
鬼怒旗:「……」ゆっくりと目を閉じ、開く。
木村計正:「僕に言わせれば、『話の通じない敵』などより、よっぽど??厄介な味方のほうが、役に立つ」
木村計正:「『味方』なのですからね」笑みを浮かべる。
鬼怒旗:「貴方には叶いませんね」こちらは苦笑するぞ。
鬼怒旗:「その案、真剣に検討しておきましょう。ただ今すぐ動くという訳にもいかない。対処すべき事柄が多すぎますからね」
木村計正:「無論。重要な決定です。後は支部長の判断に任せましょう」
鬼怒旗:「ええ。それではそちらの方はお願いします
木村計正:「……そうさせてもらいましょう。僕らは、眼前の敵を討ちます。まずはそれが仕事です」
鬼怒旗:「常々負担をかけて申し訳ない。衛星の件は詳細が解り次第連絡しましょう」席を立つ。
木村計正:こちらは会議室に残り、少し思案を続ける。
木村計正:「……」
木村計正:ですが、これで以上です。
デルタ:こそこそ支部長の後についていき、耳打ちする
デルタ:「支部長、ぼく、思ったんですけどね」
鬼怒旗:「どうしました?」
デルタ:「木村さんの勘はものすごく当たるんですよ……! これが」
デルタ:「だから、支部長も思ったことガンガンやっちゃいましょう」
鬼怒旗:「……ふふふ」
鬼怒旗:「ありがとうございます。デルタくんは稀に良い事を言いますね」
デルタ:「ま、稀……!」 ガーン
鬼怒旗:「その稀な事がオーケストラのシンパルのように効いて来るのですよ。自信を持ちなさい」
デルタ:「ま、稀かぁ……まぁ……稀……」
デルタ:「は、はいっ!」
鬼怒旗:「それでは……くれぐれも無茶はしないように」
デルタ:「了解です!」
デルタ:こちらも以上で
GM:ではこの辺で情報収集に入りますが
GM:もうそろそろヤバイなと思ったら遠慮なく言ってくださいね
由希嶋四香:カマン
木村計正:やります
井坂勇太:いこうか
デルタ:OK!
GM:オーライ!
GM:では情報項目をドン!
GM:・セラフのルーツについて 難易度1 情報:警察・裏社会

・黒川合歓の目的について 難易度28 情報:裏社会

GM:あ、難易度ミスってる
木村計正:低っ!
井坂勇太:www
GM:ルーツの方は14が正しい!
GM:1なんて誰でも知ってるじゃないか……!
由希嶋四香:1wwww
木村計正:じゃあ、デルタくんにまずセラフチャレンジしてもらって
木村計正:通れば私が黒川さんを
木村計正:失敗したら私がセラフをもう一度やる感じがいいですかね
由希嶋四香:デルタ君頑張れ、君には財産点がついている
デルタ:いくぜ~!
デルタ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 7[7] → 7

デルタ:財産P使います!
デルタ:7点使います!
GM:行きますな~
木村計正:じゃあ黒川さんやるか。
木村計正:情報収集チーム2回目
木村計正:8dx+4>=28
DoubleCross : (8R10+4[10]>=28) → 10[3,5,6,6,7,9,10,10]+10[3,10]+9[9]+4 → 33 → 成功

木村計正:フー
GM:グエーッ!
木村計正:なんだね?黒川くん?
木村計正:君、毎晩何をやってるのかな?
GM:コワイすぎる!
木村計正:このへんは治安が悪いから大変だぁ~。イデフィクストとか、出るからね……
木村計正:怖くないから、さあ、包み隠さず言ってごらんよ!おっとごめん、もう全部知ってたかな?
木村計正:僕らは……国家権力だからね……
由希嶋四香:何者なの……
GM:嘘喰いに出てくるタイプの警察……!
GM:ちょっと情報に修正をかけてるのでしばらくお待ちを
GM:・セラフのルーツについて 難易度14 情報:警察・裏社会
警察のデータベースで調査した所、該当すると思しき事案が一件見つかった。
7年前、東京近郊のとある一家の父母が殺害され、一人娘が何者かに連れ去られたという事件だ。
少女の行方は現在まで不明のままである。

GM:・黒川合歓の目的について 難易度28 情報:裏社会
綿密な調査の結果、黒川は非合法のルートで強力な銃器を仕入れている事が判明した。
購入した銃器の中には裏社会に流出したアンチレネゲイドウイルス弾も存在するらしい。
入手ルート上には非常に複雑かつ高度な情報操作を用いた痕跡がある。
また、彼女の母親は数週間前に『両断鬼』によって殺害されている。

木村計正:これはこれは……黒川くん、いけないなぁ~
木村計正:犯罪行為は良くないねぇ~~
GM:www
木村計正:(……セラフの影に隠れ、見えづらいもの)
木村計正:(異常なほどの情報欺瞞。この時点で異様だったが……当たりだったか。黒川合歓)
木村計正:「デルタくん。渡したデータの精査は終わったかな。話したいことがある」
デルタ:「あっ、はい。何でしょう」
木村計正:「セラフのルーツに関しては?まずそちらが本題だ」
デルタ:「えーと、セラフは元々東京近郊に普通に一家で暮らしてたみたいですね。あと、両親が殺されてます」
木村計正:「チェック付きの案件がそれか。よくやってくれた」
デルタ:「は、はいっ!」
木村計正:「行方の足取りは追えていないな。……すり替わりや偽装が行われていない分、まだいい結果だ」
木村計正:「ここから追えばいいだけの話だからね」
デルタ:「ですねー」
デルタ:「で、木村さん。黒川さんの方はどうなりました?」
木村計正:「……では、次に任せたい仕事がある。由希嶋くん……いや、井坂くんもか。2人に関わることだ」
デルタ:「あ、はい! お任せ下さい!」
木村計正:「やはり、黒川は当たりだった。状況のまとめも、これから作る。読み込んでほしい」
木村計正:「掻い摘んで言えば、彼女は銃火器密輸に加担している」
デルタ:「銃火器……!?」
木村計正:「今は……銃刀法も昔のようではないが、それでも非常に危険な犯罪行為だ」
デルタ:「み、密輸……!?」
デルタ:「そ、そりゃあヤバイっすね!」
木村計正:「そして黒川の母親は”両断鬼”に殺害されている。数週間前の話だ。井坂くんにも由希嶋くんにも、知らせていなかったか……?」
デルタ:「知らな……かったと思います」
木村計正:「……すぐに警察を動かしたりはしない。まず、井坂くんや由希嶋くんを通して話をさせてやってほしい」
デルタ:「了解です……!」
木村計正:「何らかの理由で、戦闘の手段を求めている可能性がある。そして……」
木村計正:「……そして、情報の隠匿手段も、密輸ルート手段も、不明だ」
木村計正:「由希嶋くんと井坂くんの仕事は、それだ。なんとしてでも聞き出してもらわなければ、彼女ら自身の友人の身が、危険だ」
木村計正:「頼んだよ、デルタくん」
デルタ:「……!!」
デルタ:「はいっ!! 今すぐに由希嶋と井坂くんに伝えます……!!」
木村計正:では、あとはデルタくんに任せてこちらも急いで資料整理に戻る!
デルタ:「えーと、由希嶋の電話番号は……登録してない!」 こっちはこっちでなんかゴソゴソやってます
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
GM:点呼開始!
由希嶋四香:準備完了!(1/4)
木村計正:準備完了!(2/4)
井坂勇太:準備完了!(3/4)
デルタ:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:よし!張り切って行きましょう!
GM:前回はシーンの区切りだったので、デルタくんと木村さんは購入とかして良いですよ
デルタ:購入……!
デルタ:何買おうかな
木村計正:井坂くんはもう強化素材持ってるんだ
木村計正:クリスタルシールドでも買おうかなあ
GM:気が付けばアイテム欄の充実ぶりがすごい
木村計正:8dx+8>=25
DoubleCross : (8R10+8[10]>=25) → 9[2,5,5,5,6,7,8,9]+8 → 17 → 失敗

木村計正:買えなかったでごわっそ
デルタ:1dx メイド服
DoubleCross : (1R10[10]) → 2[2] → 2

デルタ:ごわっそ……(もっしゃもっしゃ)
GM:薩長の限界……
GM:ロイスは大丈夫ですね?
デルタ:OKです!
GM:まあなんとなればいつでも取れますからね。次はいよいよ黒川さんを説得しに行きますよ
GM:シーンプレイヤーは井坂くん、登場は自由です。
GM:????
GM:三月高校・中庭
由希嶋四香:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 8[8]+71 → 79

GM:昼休みの時間、いつもの場所に座っているのは藤倉くん一人だけだ。
GM:もそもそとサンドイッチを食べている。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
由希嶋四香:(……また、ここに来るとは思わなかったな)
藤倉一樹:「由希嶋」目を丸くする
藤倉一樹:「……久しぶりだな。大丈夫なのか、あー……色々、その、あったから」
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
由希嶋四香:「……どうだろう。あまり、大丈夫だったとは言えないけど」
藤倉一樹:「そうだな。ちょっと痩せたみたいだ」
由希嶋四香:「なんとか顔は出せるくらいにはなったみたいだ」
由希嶋四香:ふっと小さく笑う。
井坂勇太:60+1d10
DoubleCross : (60+1D10) → 60+10[10] → 70

由希嶋四香:「それで……少し聞きたいんだけれど」
藤倉一樹:「なんだ?絵はまだ完成してないぞ」
由希嶋四香:「それはゆっくり期待させてもらうさ」
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
由希嶋四香:「……黒川さん、最近見てないかい?」
藤倉一樹:「黒川か……。実を言うと、俺も気になってる」
藤倉一樹:「昨日今日と学校休んでるからな。風邪って話だけど」
藤倉一樹:「……なんか、胸騒ぎがする」
井坂勇太:「由希嶋。やはり教室にもいないようだ。」 そこで入ってくる。
藤倉一樹:「井坂」
藤倉一樹:片手を上げる
由希嶋四香:「何も知らないのか?」
藤倉一樹:「残念ながら、黒川からは何も聞いてない」
井坂勇太:「家には?」
由希嶋四香:「やれやれ、役に立たないな」冗談めかして肩をすくめる
藤倉一樹:「家まで押しかけろってのかよ。ストーカーじゃないんだぞ」サンドイッチを齧る
藤倉一樹:「井坂、何か知らないか?ほら……例のアレ」
由希嶋四香:「大切なのは積極性だろ」
井坂勇太:「なるほど。」 サンドイッチを手に取る
井坂勇太:「……?」 藤倉に
藤倉一樹:「ラーメン屋で言っただろ!黒川の……!」小声でこそこそ話すぞ!
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
黒川合歓:「ヒヒ……私が、どうか……した?」
黒川合歓:藤倉くんの背後からにゅっと顔を出す!
藤倉一樹:「うわあああああ!!」
井坂勇太:「!」
黒川合歓:「ヒッ、ヒヒヒヒッ……!驚きすぎ……」
井坂勇太:「驚いたな。元気だったか、黒川。」
黒川合歓:「まあまあ、かな……今日は午後から出る……ヒヒッ」
井坂勇太:「藤倉が心配していた。」
藤倉一樹:「井坂っ、おまっ……!」
井坂勇太:「もちろん、俺と由希嶋もだ。」 藤倉の抗議には気付かない
黒川合歓:「……ありがとう」
由希嶋四香:「黒川さん。久しぶり」
黒川合歓:「ヒヒヒッ、そう……心配、してくれたんだ……」
黒川合歓:「ヒヒッ……ゆっきー、ちょっと痩せた……?」
井坂勇太:「……」 由希嶋の横顔をチラっと見る
黒川合歓:藤倉の隣に座り、重箱を広げる。
由希嶋四香:「ダイエット中なんだ」
由希嶋四香:「相変わらず、黒川さんはよく食べるね」
黒川合歓:「ヒヒッ……私のは、大体皆が食べるから……」
藤倉一樹:「……」
藤倉一樹:不自然に背筋を伸ばしたまま機械的に口を動かしている。
井坂勇太:藤倉のその様子に気付く。
井坂勇太:「黒川。」
由希嶋四香:「人間、素直が一番だよねぇ……」その場に座る。
黒川合歓:「なぁに……?」
井坂勇太:黒川に頭を下げる。
井坂勇太:「礼を言う。」
黒川合歓:「ヒヒッ……お弁当は、一人分も二人分も、そんなに変わらない……」すっとぼけている。
井坂勇太:「黒川の言ったように、由希嶋には俺の気持ちを伝えた。」
藤倉一樹:「……」ちらっと由希嶋さんを見る。
井坂勇太:「だから、由希嶋が学校に戻ってこれたのは黒川のお陰だ。感謝している。」
由希嶋四香:「ちょっ……」
黒川合歓:「ヒヒヒッ!ゆっきーが居ないと、私も寂しい、から」
黒川合歓:「……これ以上、友達が減るのは」
由希嶋四香:「…………全く、君たちは」
黒川合歓:「……ヒヒッ」
井坂勇太:「……あぁ。」 頭を上げて座り、差し出された箸を受け取る。
由希嶋四香:「でも……黒川さんもさ、人のこと、言えないんじゃないかな」
黒川合歓:「……?」
井坂勇太:「……」 まずは由希嶋に任せる。
由希嶋四香:「夜中に危ないところに出かけてるって話、聞いたよ」
藤倉一樹:「……!」
井坂勇太:藤倉の肩に手を置き、何か言いたそうにするのを止める
由希嶋四香:「よくない相手とつるんでないかい。君らしくもない」
井坂勇太:由希嶋に任せろ、という眼で藤倉を見る。
黒川合歓:「……ヒヒッ。見間違い、じゃない……?」
藤倉一樹:「っ……」
由希嶋四香:「誤魔化しても意味は無いよ」
由希嶋四香:「知り合いに、腕の立つ……ちょっと立ち過ぎる警官が居てね」
由希嶋四香:「彼は信頼出来る。……あまり信じたくない話も含めてね」
黒川合歓:「お巡りさんと、知り合い?ゆっきーも、中々出来る……ヒヒッ!」
由希嶋四香:「たまたまね。」
由希嶋四香:「誤魔化さないでほしいよ。……話してくれれば、力にもなれるはずだ」
黒川合歓:「……ヒヒッ」
黒川合歓:「誰にでも、人に言えない秘密って、あるよね」
黒川合歓:「……黙秘。ヒヒッ、ヒヒヒッ」
井坂勇太:「黒川。」
井坂勇太:心配そうに声をかける
黒川合歓:「なぁに?井坂くん」
井坂勇太:「由希嶋の言っていることは本当だ。話してくれれば、俺達は力を貸す。」
由希嶋四香:「……ボクは、君の口から聞きたいんだ」
井坂勇太:うなずく
黒川合歓:「ヒヒッ、ヒヒヒヒッ、ヒヒヒッ!」
黒川合歓:「じゃあ、ゆっきーと井坂くんも、本当の事、話してくれる?」
由希嶋四香:「本当のこと?」
黒川合歓:「どんなバイト、してるの?」
井坂勇太:「……聞きたいのか?」
藤倉一樹:「……?」
由希嶋四香:「それが気になる所かい?」
黒川合歓:「ヒヒッ……個人的に、興味ある……」
由希嶋四香:「もっと他に聞いてもいいんだけど?」
黒川合歓:「ヒヒ……それだけ教えてくれたら、いいよ」
井坂勇太:「由希嶋。」 さらに何か言おうとする由希嶋を止める
井坂勇太:「……藤倉は、どうする。」
由希嶋四香:「……分かってるさ」
由希嶋四香:プラグマの時と同じ過ちは犯さない。
由希嶋四香:「問いと、答えをしよう。」
由希嶋四香:「こちらの問いに一つ答えたら、」
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
由希嶋四香:「その答えと同じくらいの価値の問いにまで、ボクも答える」
由希嶋四香:「互いに納得するまで繰り返す」
黒川合歓:「ヒヒッ……それはね、ゆっきー」
黒川合歓:「だめ。ゆっきーと井坂くんのお仕事を教えて貰う。代わりに、私は夜、何をしてたかを答える」
黒川合歓:「……それだけ。ヒヒッ」
由希嶋四香:「それだけでいいなら、それでいいさ」
井坂勇太:「……」
井坂勇太:「藤倉。お前はどうする。」
藤倉一樹:「……どうする、って言われても……」
井坂勇太:「……お前が聞きたいというのなら、俺は止めない。それだけだ。」
藤倉一樹:「……黒川が良いなら。俺も気にならない訳じゃない」
井坂勇太:「そうか。」
由希嶋四香:「ボク達の仕事は、シンプルに言うなら、この町を護ることだ」
由希嶋四香:唐突に言う。
由希嶋四香:茶化す様子は無い、真顔だ。
黒川合歓:「…………」
由希嶋四香:「警官の知り合いが居るって言ったろ。……最近、五月町に、山ほど事件が起きてるのは分かるだろ」
黒川合歓:「うん。沢山、起きてるね」
由希嶋四香:「ボクらはツテがあって、それらの調査に協力してた。……今もしてる」
黒川合歓:「……つまり」
黒川合歓:「ゆっきー達は、警察のお手伝いをしてる、って事……?」
由希嶋四香:「それが一番、分かりやすい解釈だと思う」
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
由希嶋四香:「……あまり、役に立てているとは言えないけどね」
藤倉一樹:「警察の……」
由希嶋四香:ぽつりと漏らすように。本音だ。
井坂勇太:やや苦い顔をして、由希嶋の顔を見る。心配なのだ。
黒川合歓:「ヒヒヒッ、漫画みたいな、話……だね」
由希嶋四香:「そんなに良いものじゃないよ。」
黒川合歓:「……じゃあ、ゆっきーや井坂くんは……警察に協力するだけの『能力』……を、持ってる」
黒川合歓:「そういう事に、なるのかな」
井坂勇太:黒川の言葉にうなずく。
由希嶋四香:「??黒川さんが、いちばん確認したいのは、そこかい?」
黒川合歓:「ヒヒッ……今の話を聞いて、そういう推察が成り立つ……」
黒川合歓:「それだけの、話……ヒヒッ」
GM:昼休みの中庭は、君達以外にも沢山の学生が行き交っている。
由希嶋四香:「……そっか。じゃあ、こっちの答えはそれでいいかな?」
黒川合歓:「……でも」
黒川合歓:「それが何なのかも教えてくれたら、満点……かな」
由希嶋四香:「……………」
由希嶋四香:「コネや人脈。情報。生まれた家の環境の都合……」
由希嶋四香:「そういった者が複雑に合わさっていて、その結果として今のバイトがある」
由希嶋四香:「強いて『能力』と言えるとするなら、そういうものだけれど」
黒川合歓:箸を置く。
黒川合歓:「ヒヒッ……分かった。じゃあ、私も答える、ね」
由希嶋四香:目を細める。
黒川合歓:「妖怪をね。やっつけたいの」
黒川合歓:「溶解ウォッチ……知ってる?ヒヒ、今大人気のゲーム……」
黒川合歓:「オカルトボールを妖怪に投げて、溶解しながら成仏していくのを眺める、哲学的なゲーム……ヒヒッ」
由希嶋四香:「そんなゲームだったのか……」
井坂勇太:「……」
由希嶋四香:「妖怪を倒すのに、うら若き乙女が夜な夜な出歩くの必要があるのかい
黒川合歓:「ヒヒッ……オカルトボール、私も欲しいんだけど……今品薄で、中々手に入らない……」
黒川合歓:「だからちょっと、コネを使って、特別に発注して貰った、の……オカルトボール」
黒川合歓:「妖怪をやっつけるために」
由希嶋四香:「『妖怪』との戦いは、協力出来ないのかな」
黒川合歓:「ヒヒヒッ、警察が、妖怪退治、する……?」
由希嶋四香:「この町を護ることに繋がるなら」
藤倉一樹:「……」
井坂勇太:「……」 黙って聞いている
黒川合歓:「ヒヒッ……ゆっきー、優しい、ね」
井坂勇太:「……黒川。」 由希嶋と黒川、双方ともに何か言おうとするのを手で遮る。
由希嶋四香:「……やさしくはないよ」目元を押さえる。
黒川合歓:「……多分、きっと」
黒川合歓:「理呼の時も、ゆっきーと井坂くんは」
黒川合歓:「…………」
井坂勇太:「……黒川の話は分かった。」
井坂勇太:「その妖怪とやらを俺と由希嶋が退治すればいいわけだ。」
黒川合歓:ゆっくりと首を振る。
井坂勇太:どっちにだ!
GM:横にだ!
由希嶋四香:何故だ!!!
黒川合歓:「ごめん。酷い事言うね」おもむろに立ち上がる
黒川合歓:「あなたたちには、出来ない」
黒川合歓:先程までとは全く違う、鋭く冷たい声。
由希嶋四香:「どうしてそう思うんだい?」
黒川合歓:「……あなたたちは」
黒川合歓:「理呼を、助けられなかった」
由希嶋四香:「………」
由希嶋四香:「っ、ぅ……」胸を抑える。
藤倉一樹:「……黒川。それは」
井坂勇太:「……何と言われようが、勝手に協力はさせてもらう。」 由希嶋の肩に手を置きながら、黒川の顔を見る。
黒川合歓:「……そう。じゃあ、私も勝手にやる」その手を払い、その場を去る。
由希嶋四香:黒川の服の裾を掴む。
由希嶋四香:「??ゲホッ! ゲホッ!」
黒川合歓:「……」
井坂勇太:立ち上がり、去るのを阻止している。
由希嶋四香:「……良か、った・……」
由希嶋四香:片手で胸を抑えながら、半ば引きずられるように、黒川を見上げる。
由希嶋四香:泣きそうな顔で笑う。
由希嶋四香:「きみは、責めてくれるんだな……」
黒川合歓:「……」ほんの少し表情が歪む。
由希嶋四香:「理呼のことを、……ゲホッ! 大切に」
由希嶋四香:「……思ってくれていたんだな」
黒川合歓:「やめて」
由希嶋四香:掌にだけ力を込める。放さない。
黒川合歓:「……離して」
由希嶋四香:「放さない。逃がさない。……させないよ。もう二度と」
由希嶋四香:「嫌なんだ。??お願いだから、本当のことを言ってくれ」
由希嶋四香:「きみが言ってくれれば、ボクも答えられる。きみが欲しい答えを」
由希嶋四香:「責めてくれていい。非難してくれていい。糾弾してくれていい」
由希嶋四香:「だから、……教えてくれ」
黒川合歓:「……ヒヒッ。やっぱり、ゆっきー、優しすぎるよ」髪に隠れた目元から、涙が。
井坂勇太:「……」
黒川合歓:「??ごめんね」
黒川合歓:袖口から何かが落ちる。
由希嶋四香:「ねむねむ!」
GM:ド   ン!!!!
井坂勇太:「黒川っ……!」
GM:強烈な閃光、爆音!
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
生徒:「うわっ!?」「なんだ!」 「爆発……!?」
黒川合歓:瞬間、由希嶋さんと井坂くんを振り切り逃走!
藤倉一樹:「??がっ……黒、川……!」
井坂勇太:「ちっ……!」
井坂勇太:そちらの方向を見やって追い始めながら、懐から勾玉を取り出す!
GM:爆発音を聞きつけて生徒や教師が集まってくる。黒川さんは既に人垣の外だ。
由希嶋四香:「…………っ」目元を抑える。光をもろに浴びた。
由希嶋四香:「井坂、やれ!」
井坂勇太:「……あぁ!」
井坂勇太:人垣を乗り越えながら……
井坂勇太:まだ黒川の背が見えているなら《ワーディング》を使って止めたい!
GM:では井坂くんはワーディングを展開!が……
由希嶋四香:「??待ってるからなボクたちは!」
GM:黒川さんは止まらない!見た目からは想像も出来ないような俊足だ。
井坂勇太:周囲の温度が上昇し、陽炎が立ち込める
由希嶋四香:「絶対に行かせたりしない! ずっと待ってる! 捕まえてやる!」
由希嶋四香:背中に叫びかける。
黒川合歓:声に反応したか、一瞬だけ振り向く。口元にはマスクのようなもの。
井坂勇太:「ああ!待っている!」
GM:黒川さんは止まらずに門から走り去っていく。遠くからサイレンの音が近付いてきた……
井坂勇太:「たとえ……『余計なお世話だ』と思われようがな!」
GM:と、いう所で場面を変えますがよろしいでしょうか
由希嶋四香:どうぞ
井坂勇太:おう!
GM:????
GM:井坂くんと由希嶋さんの2人は急遽支部に戻り、事の顛末をメンバーに報告しています。
井坂勇太:由希嶋を気遣いつつ、メンバーに詳細を伝えている。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
デルタ:52+1d10
DoubleCross : (52+1D10) → 52+9[9] → 61

志筑小夜子:「黒川さんが、そんな事を……」
井坂勇太:「……あぁ。俺達が能力を持っていて警察も協力していると由希嶋が伝えたが。」
井坂勇太:「それでも自分で動くつもりらしい。」
由希嶋四香:「途中から予想はついていたけど、ね……」
由希嶋四香:「オーヴァードを知ってて、なおかつマスクを持っているとなると」
由希嶋四香:「少なくとも、こちら側とコネがあるのは確かだ」
シンディ:「もうのっぴきならねぇ所まで踏み込んでる、って事だな」
シンディ:「そそのかしたのはFHか、ヤクザか……はたまた自力で真相に辿りついたか。いずれにせよロクな事にゃあならねぇ」
井坂勇太:「……どちらにせよ、俺達が先に"両断鬼"を仕留めれば済む話だ。」
由希嶋四香:「そうだね。シンプルな解答だ、好感が持てるよ」
井坂勇太:「デルタさん、セラフのルーツの方は?」
デルタ:「はいはい、調べておきましたー!」
デルタ:「かくかくしかじかセラフは両親を殺されてますね……」
由希嶋四香:「ふうん。まあ、ありふれた出生と言えばそうだね」
由希嶋四香:「由来の品とか、個人名とか、もっと具体的な情報は無かったのかい?」
デルタ:「無いねえ。ぼくが一年ぶりぐらいに真面目に仕事したけどなかったねえ」
志筑小夜子:「折崎霧絵……行方不明になっている少女の名前です」資料を示す。
志筑小夜子:「デルタさん、ここ見落としてます。個人情報欄」
デルタ:「あ、あった……!」
シンディ:「……で、その行方不明の嬢ちゃんがセラフって事で決まりなのかい?」
デルタ:「……うん。たぶん」
シンディ:「何処とも知れぬ連中に誘拐された人間の足取りを追う、か……厄介なヤマだな」
由希嶋四香:「あとはそれをもとに素性を調べ上げて、チクチク精神攻撃してやればいいわけか」
志筑小夜子:「監視班の情報では、セラフは現在も竜胆仙介が足止めしています。しかしいつまで持つかどうか」
由希嶋四香:「……驚いたな。まだ蒸発してなかったのか。」
志筑小夜子:「徹底的に逃げを打っているようですね。それでいて市街へ注意を向けさせないように動いている……」
由希嶋四香:「成程。それ向きの能力ではあったけれど」
井坂勇太:「……助かるな。」
シンディ:「だがいつ突破されるかも分からねぇ。かといって黒川の方も放って置く訳にはいかん」
由希嶋四香:「思ってても言わなかったことを……」井坂に。肩を竦める
由希嶋四香:「黒川さんに関しては、引き続き木村の力も借りて動向を追おう。」
由希嶋四香:「少なくとも、彼女は敵じゃない。」
シンディ:「そうだな。一度見つけ出せれば追跡は難しくないだろう」
志筑小夜子:「一つ、今までの話で気になる所があるのですが」
由希嶋四香:「問題は彼女のコネ相手だな……」
由希嶋四香:「ん、何だい?」
井坂勇太:「?」 小夜子さんに
志筑小夜子:「黒川さんが大量の銃器を用意したのは良いとして……いや、良くはありませんけど」
志筑小夜子:「それが『両断鬼』に復讐する為にやったという事は明らかですよね。でも、彼女はどうやって『両断鬼』に接触するつもりなんでしょうか」
井坂勇太:「木村さんが、黒川の情報は高度に隠蔽されていたと言っていた。」
井坂勇太:「それ程の隠蔽が出来る奴ならあるいは、両断鬼の行方も追えるのかもな……。」
デルタ:「そもそもさ、疑問なんだけど」
志筑小夜子:「?」
デルタ:「両断鬼って何なのさ。連続殺人鬼ってこと以外はぼく知らないんだよ」
シンディ:「正直、俺達にも分からねぇ。恐らくオーヴァードで、恐らくイデフィクストに関与しており、恐らくこれからも殺人を止める気はない」
デルタ:「分かんないのか……」
シンディ:「そんな程度の推測しか出来てねぇのが現状だ」
デルタ:「殺されてる人に共通点とかない?」
デルタ:「シリアルキラーのお約束。殺されてる人に共通点があるとかさあるじゃん……よく」
井坂勇太:「……両断鬼の通り名の通りだ。」
志筑小夜子:「ほぼありませんね。統計的に見ても恣意的な偏りは皆無です」
デルタ:「無いか……」
由希嶋四香:(…………考えてみれば、そうだ)
志筑小夜子:「ただ、体を両断されて殺されている、という事だけが唯一の共通点」
井坂勇太:「死体には共通項があるようだがな。」 小夜子さんが用意してくれている両断鬼の資料を机に
由希嶋四香:(イデフィクスト侵攻の最序盤から、間断なく現れ続けているにも関わらず)
井坂勇太:「……そういえば、死体が残っているから殺人鬼がいると推測されているだけだったな。」
由希嶋四香:(ここまで『正体不明』で、『後手に回り続けて』いること)
由希嶋四香:「……本当なら」
由希嶋四香:「セラフなんかより、我々は両断鬼のことを調べるべきなのかもしれないな」
志筑小夜子:「ええ……今の所、『両断鬼』によるものと思われる死者の数は、イデフィクストに関連する事件よりも遥かに多い」
由希嶋四香:「両断鬼の活動時期はいつからだ?」
志筑小夜子:「資料によれば、最初に両断死体が発見されたのは約半年前ですね」
井坂勇太:「イデフィクストが活動し始めた時期と一致はしている……か。」
由希嶋四香:「……こう言ってはなんだけど」
由希嶋四香:「それでイデフィクストが関係していなかったら、ボクら全員、ドのつく節穴だな」
シンディ:「ふん、確かにな。これだけ好き勝手やられてる今も十分過ぎる程マヌケだが」
デルタ:「ぼくが節穴なのは構わないけど、木村さんたちはかわいそうだね」
由希嶋四香:「…………木村の気持ちが今更ながら理解できた」
由希嶋四香:「早めに反撃しなければいけないな」
井坂勇太:「両断鬼の調査を進めるか?」 小夜子さんと由希嶋に
由希嶋四香:「セラフと並行しての最優先だ。……特に両断鬼の方は何が関わってくるか分からない」
由希嶋四香:「厳重にやる。黒川さんはこちらでやる」
志筑小夜子:「私もギリギリまで粘りたい。セラフが動き出せば嫌が応にも対応せざるを得ませんが……」
シンディ:「俺もまず黒川を当たるべきだと思う。鼠どもに聞き込みしてみよう」
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
GM:点呼開始!
デルタ:準備完了!(1/4)
井坂勇太:準備完了!(2/4)
由希嶋四香:準備完了!(3/4)
木村計正:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:よし!では続きを始めて参りますよ
GM:シーンは前回から継続しているので、木村さんは出たければ出てくださいね!
木村計正:はい
GM:前回は黒川さんの捜索に当たるという展開になりましたので、
GM:ここで最後の情報収集となります。
GM:・黒川合歓の行方について 難易度15 情報:噂話
GM:項目はこれのみです。
由希嶋四香:逃さん……逃してなるものか……
由希嶋四香:皆様! ここはまずわたくしめにお任せ下さいィーッ!
GM:ゆっきーがサガのラスボスみたいになってる……
由希嶋四香:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 1[1,1] → 1 → ファンブル

GM:……
井坂勇太:……
デルタ:あっ……
由希嶋四香:それでこそ……お前だよ……
GM:あのさぁ・・・
井坂勇太:……俺が行こうか!
GM:ど、どうぞ
井坂勇太:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 6[1,5,6]+1 → 7

井坂勇太:くっ
デルタ:行くぜ!
デルタ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 3[1,3] → 3

デルタ:くっ
GM:甘い甘い!
木村計正:じゃあ出ます
木村計正:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 6[6]+74 → 80

木村計正:情報収集チーム3回め
GM:本職!
木村計正:9dx+4>=
木村計正:9dx+4>=15
DoubleCross : (9R10+4[10]>=15) → 9[1,2,2,3,5,5,5,6,9]+4 → 13 → 失敗

木村計正:ロイス切ろうかな。どうします?
由希嶋四香:そ、そこまでしなくても!
井坂勇太:財産はもう0でしたっけ
由希嶋四香:あと1シーン増やせます?
GM:増やすには増やせますが、
GM:このまま進んでも構いませんよ?
木村計正:財産はあと1なので足りないです。クリティカルしないとダメなのだった
由希嶋四香:木村さんは一番侵蝕高いですし
木村計正:まず、財産は使えますか?
GM:使えます!
木村計正:じゃあ1が出たとしても財産で成功できそうだ。タイタス切ります
井坂勇太:お願いします!
木村計正:容疑者/黒川合歓/同情/不信感:○/タイタス
木村計正:1d10+13
DoubleCross : (1D10+13) → 6[6]+13 → 19

木村計正:財産使うまでもなく成功。
GM:おおー
GM:それでは情報を開示しましょう
GM:・黒川合歓の行方について 難易度15 情報:噂話

五月町北部にて黒川と思しき少女の姿を確認したという情報が入った。
偽装と呼べる行為は簡単な変装程度に留まっているから、銃器を購入した時のような入念な準備は出来なかったものと思われる。

木村計正:じゃあ電話越しに登場。井坂くんにかけようかな。
木村計正:[井坂くん。黒川くんの目撃情報が入った]
井坂勇太:じゃあ、シンディさん達による黒川捜索が難渋しているとことに電話が。
井坂勇太:「北部、か。」
木村計正:[メールでも地点は送っておく。UGNとの協力体制下で、捜査員を多く配置できていたのが助かったな]
木村計正:[……なんとしても、黒川……くんは、確保したい]
木村計正:[UGNと、警察の目すらも欺く武装密輸ルート??]
木村計正:[……放置しておけば、絶対にまずいことになる。黒川くん自身も]
志筑小夜子:「……」
井坂勇太:由希嶋の顔を見る。
由希嶋四香:「……ありがとう、木村」
由希嶋四香:「君の思惑は、ボクとは少し違うのかもしれないけど」
由希嶋四香:「きみがいつも、ボクが届かないところに手が届くなあ……」
由希嶋四香:苦笑する。
井坂勇太:「……俺と由希嶋は黒川のところに行こう。」 再び電話の向こうの木村さんへ
木村計正:[……そうした方がいい]
木村計正:[由希嶋くん、君は……]
木村計正:[……いや、いい。こちらのことだ。井坂くん、頼んだよ]
井坂勇太:「頼まれた。」
由希嶋四香:「心配はいらない??と言いたいところだけどね」
井坂勇太:「あとは……」 と、デルタさんの様子をうかがう。
由希嶋四香:「頼りに……その。してるよ。井坂」
井坂勇太:デルタさんはどう動くのかの確認だ。
デルタ:「んふふ……ぼくは大人しくしてますよ……!」
井坂勇太:「そうか。」
井坂勇太:ポンポンと由希嶋の頭を撫でて外に向かう。
シンディ:「それなら、俺と志筑はバックアップに回ろう。不測の事態が起きた時の為に備えておく」
志筑小夜子:「……皆さん、どうかよろしくお願いします」頭を下げる。
由希嶋四香:「デルタも動いてくれよ」
由希嶋四香:「自覚ないだろうけど、きみはうちの生え抜きの中じゃ最大火力なんだよ?」
デルタ:「わかってるよ。大人しくっていうのは余計な茶々を入れないって意味よ」
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
デルタ:「最大火力ねえ」
デルタ:「それは由希嶋が敵を撹乱してくれてるから、ぼくの狙いの悪い攻撃が当たるんだぜ?」
由希嶋四香:「……!」
由希嶋四香:「それは、……思いつかなかったなあ」
由希嶋四香:「そっか。そうだね。??やっぱり、ボクがいなきゃ、いけないだろ?」
デルタ:こくこくと頷く
由希嶋四香:「そうかー。……よし、そうと決まれば行こうか!」
由希嶋四香:「あの分からず屋に、今のボクから逃げたこと、……後悔させてやるんだ」
井坂勇太:由希嶋とデルタさんが外に出ると、俺がしっかり待っているぞ。
井坂勇太:というわけで黒川のいる北部に向かう感じでしょうか
GM:そうですね。町はまもなく日が沈もうかという頃合です
GM:君達は黒川さんの行方を追い、夕焼けに染まる町へと繰り出した……
GM:????
GM:五月町北部・路地裏
GM:君達は木村さんの指示したポイントに到着し、捜索を開始している。
GM:この辺りは人通りも少なく、偶に見かける人影も怪しげな風体をした者が多い……。
シンディ:「……とにかく時間との勝負だ。ホシを確認したら即座に確保する」
デルタ:「とりあえず怪しい人に片っ端から声かけていく感じで」
由希嶋四香:「黒川……こんなところで……」
シンディ:「いや、イタズラに動けば警戒されかねない。アタリを付けてから行動した方がいいだろう」
デルタ:「アタリ……ねえ……」 ふむ、と思案顔になる
井坂勇太:「目撃された場所は。」
志筑小夜子:「ここから数十メートル先の、バーが何件か集中している路地です。制服の上にパーカーを羽織っていたと」
由希嶋四香:「急ぐよ」
井坂勇太:そちらに向かおう
志筑小夜子:「そしてマスク、眼帯、眼鏡。井坂くん、由希嶋さん、実際に会った事のある貴方たちの目が頼りです」
シンディ:「……ああ、急ごう」
GM:数分後……とある裏路地の一画にて。
GM:君達は切れかかった外灯の下、暗闇に溶け込むように佇む少女の姿を見つける事が出来る。
デルタ:「……!」
GM:目深にフードを被り、両手をポケットに突っ込んでいる。表情は確認出来ない……
シンディ:「……どうだ、井坂、由希嶋」
井坂勇太:「……怪しいな。」
由希嶋四香:「……周りに、他に人の気配は?」
シンディ:「今の所は無い。まだ店が開くにも早い時間だしな」鼻をひくつかせる。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
GM:点呼開始!
井坂勇太:準備完了!(1/4)
デルタ:準備完了!(2/4)
木村計正:準備完了!(3/4)
由希嶋四香:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:それでは続きをやっていきましょう!
シンディ:「どうする?俺が行って確かめて来るか」
井坂勇太:外灯の方に行くか、由希嶋の方を見る。
由希嶋四香:「……いや」
由希嶋四香:「ボクが行く。フォロー頼むよ、井坂」
由希嶋四香:真正面から、ゆっくりと歩いていく。
井坂勇太:「厳しい時はすぐに言え。」 由希嶋についていく。
志筑小夜子:「……気をつけて」周囲を警戒する態勢。
GM:少女は街灯にもたれたまま動かない。
由希嶋四香:「やあ」 背筋を伸ばして、語りかける。
GM:ぴくり、と反応します。顔を上げる。
由希嶋四香:「よくもまあ、こんなところまで逃げてくれたものだね」
少女:「……」情報通り、眼鏡に眼帯、マスクの重装備。
由希嶋四香:苦笑気味に。目は逸らさない。
由希嶋四香:「元気そうで何よりだ。……だけど、そこは危ないから」
由希嶋四香:「もう一度言うよ。こっちに来てくれ」
由希嶋四香:手を伸ばす。
少女:何も言わず、由希嶋さんに一歩近付き??
少女:素早い動作でポケットから手を引き抜く!手にはスタンガン!
井坂勇太:「……」 その様子を後ろで黙って見ている。
由希嶋四香:眉一つ動かさない。
少女:「っらあ!」由希嶋さんの脇腹目掛けそれを繰り出す!
由希嶋四香:井坂君フォロー頼んだ!
井坂勇太:由希嶋の服の襟を引っ掴んで、
井坂勇太:少女との間に自分の体を入れる。
井坂勇太:もう片方の手で少女のスタンガンを持つ手を掴む。
少女:「くっ……!」掴まれた手を叩き、逃れようとする。
由希嶋四香:少女の視界を闇と低温で包む。
由希嶋四香:マスクをひっぺがしたいんですが構いませんか!
GM:どうぞ!
少女:「うわっ!?」
井坂勇太:こちらは、手を叩かれても気にせず少女の手を掴んだままだ
シンディ:「……こいつは」
由希嶋四香:井坂が止めた隙をついて、闇にまぎれて顔を隠しているものを奪取!
由希嶋四香:「そういう可能性も、考えてはいたけれどね」
少女:眼鏡とマスクが剥がされる。……黒川合歓では、ない。
少女:「んだよっ、離せよこの!」
由希嶋四香:「……デルタ。木村さんとはまだ繋がってる?」
デルタ:「繋がってるよん」
GM:様子を窺っていた志筑とシンディも飛び出してくる。
由希嶋四香:「志筑。支部の監視班に連絡を」
由希嶋四香:ちなみに、誰ですか?
由希嶋四香:知らない人?
志筑小夜子:「既に。……貴方、その制服という事は三月高校の生?」
GM:全然知らない人です。
井坂勇太:ぶんぶんと少女が手を振るが、手を掴みつづけている
GM:背丈と目元が黒川さんに似ている、というだけの別人。
井坂勇太:「人違いだったようだ。すまない。」 あまりすまなさそうな顔はしていない。
少女:「アンタにそんな事教えるギリは無いね!おい、離せって!」
由希嶋四香:「いや、井坂。もう少し捕まえていてくれ」
井坂勇太:「黒川合歓という名に聞き覚えは。」 手は当然離していない。
由希嶋四香:「……。」少し考える。「君と同じ格好の人はどこに行った?」
少女:「黒川ァ?フン、知るもんか」
シンディ:「時間がねぇ」前に出てくる。
由希嶋四香:(……全てを想定するんだ。)
由希嶋四香:(あらゆる可能性を。当たらなくても良い)
由希嶋四香:(いくら先手を取られても良い。裏だけは掻かれないように。慌てないように)
少女:「なん??」バ ギュル!
GM:少女の横、コンクリートの壁が球状に抉り取られる。
少女:「……はっ、えっ?」
シンディ:「言え。お前の歳ぐらいの女と会ったか」
シンディ:ぎゅるり、と不気味な音と共に、シンディの姿が膨れ上がる……
由希嶋四香:(…………)
シンディ:「人命がかかってる。優しくしてやる余裕はない」
シンディ:一瞬後、そこには銀髪の少女が立っている。シンディの人間形態!
由希嶋四香:「久しぶりだな。君のその姿を見るのは」
少女:「な、な、な??」
井坂勇太:「む」 こちらも、シンディを見て少し驚いた顔をしている
由希嶋四香:「いいから。早く言いな」
由希嶋四香:「良い子だから」 指先で首筋に触れる。異様に冷たい。
少女:「ひっ……ば、バケモノ……!」
シンディ:「言え!!」髪の毛が逆立つ!
デルタ:「そうだぞー! 早く言わないと食べちゃうぞー!」
少女:「わ、わかった!言うから!会ったよ!あたしと同じぐらいの子に会った!」
井坂勇太:「……」 振りほどこうとする手を離さない
由希嶋四香:「それで、何か聞いたかい?」
少女:「金渡されて、服を交換しろって!さ、三十分ぐらい立ってるだけでいいって!」
井坂勇太:「……なるほど。」
シンディ:「そいつはどこに行った」
井坂勇太:「つまり30分も経っていないと言うことか。」
少女:「しっ、知らない!ほんとに知らない!路地の奥の方に走ってったよ!」
由希嶋四香:「…………傷つくなあ」
由希嶋四香:「井坂。シンディ。いいよ、放してあげて」
シンディ:「……。鼠どもを動かす」
井坂勇太:「そうか。怖がらせてすまなかったな。」 といいつつまだ手は離していない。
シンディ:「志筑、こいつを連れていけ。(記憶)処理しなきゃならん」
井坂勇太:「交換した服の特徴も教えてもらえると助かる。」
少女:「ファー付きの革ジャンと、白のロンTとホットパンツ……ね、ねえ、処理って何……?」
由希嶋四香:「必要ないよ。……シンディ、焦ってるのか?」
シンディ:「……悪い。急ぎすぎたな」ポケットから煙草を取り出す。
井坂勇太:手を離してあげる。
由希嶋四香:たばこの先端を凍らせる。
シンディ:「…………」
由希嶋四香:「やめときなよ。今の君は未成年だ」
由希嶋四香:「はあ……」片手で顔を押さえる。
シンディ:「チッ……まあいい。嬢ちゃん、別に取って喰おうってんじゃねえ」少女に話しかける。
由希嶋四香:「何がしたいんだ……まるで、ボクたちから逃げる事こそが主目的みたいだ」
シンディ:「まあ、なんだ、ちょっと今の出来事を忘れて貰うだけだ。後遺症も無い」
由希嶋四香:これ、追いかけられます?
GM:シンディや監視班のサポートを受けながらなら可能です。
由希嶋四香:信用できねえ……
GM:感覚を頼りに探してもいいですよ!その辺は演出だ。
井坂勇太:「逃げているのなら、二手に分かれるか?」
デルタ:「ふ、二手………!」
由希嶋四香:「最善手は諦める。ただ、最速で動く……」
由希嶋四香:「ああ……そうだね。こちらばかりにかまけるわけにもいかない」
由希嶋四香:「……君たちが意見合うの、けっこう珍しいな」
シンディ:「志筑、とりあえずこいつは支部に。すぐに戻って来てくれよ」
志筑小夜子:「ええ。ただ、私からも質問が」
志筑小夜子:「貴方と服を交換した子、どんな外見だった?」
少女:「どんな……安っぽい茶髪のショートで、眉毛が短くて、今あたしが着てる服着てて……」
由希嶋四香:「……なんだって?」
井坂勇太:「……!?」
志筑小夜子:「変装は服だけでは無い、という事でしょう」
志筑小夜子:「短時間でも髪を切り、染める事ぐらいは出来る。……本気で逃げる気なんですね、黒川さん」
由希嶋四香:「だから、何のために!?」 ややヒステリック気味に叫ぶ。
由希嶋四香:「……らちが明かない。申し訳ないけど、木村にもう少し働いて貰う」
井坂勇太:「……余計、黒川に聞くべきだな。」
由希嶋四香:「行き先があるはずなんだ。何かに追われてるわけでもないのに、ボクらからそこまでして逃げる理由が分からない」
シンディ:「……行き先」
シンディ:「……いや、今はとにかく追うぞ。理由は本人に聞く」
井坂勇太:「俺達に辿り着かれると困る……ということか?例えば、協力者からの協力を得られなくなるとかだ。」
デルタ:「シンディや……」
デルタ:「思ったことは思った内に言葉にしておかねば後々後悔するぞい……」
由希嶋四香:「何人だよ。……ともかく、木村には彼女の背後関係を洗ってもらう。」
由希嶋四香:「もともと、やたら証拠隠滅が上手かったみたいだから、うまく行くかはわからないけど……」
デルタ:「気になったら何でも言っとけってこと! 恥ずかしいから突っ込むんじゃないよ……」
シンディ:「……。黒川の目的は『両断鬼』の抹殺。それが正しければ」
シンディ:「黒川が何らかの事情で、『両断鬼』の現れる場所と時間を知っていたら」
シンディ:「行動に辻褄が合う。そう考えただけだ」
由希嶋四香:「大量の重火器……」
由希嶋四香:「一人で、絶対に復讐するつもりだと? ??そんなの心中」
由希嶋四香:「心中と一緒だ」
シンディ:「だから、追うぞ。頭で考えてたってしょうがねぇ局面なんだ」
由希嶋四香:「……木村の気持ちが本当に分かるよ」
由希嶋四香:とん、とん、と小さくジャンプする。準備運動。
井坂勇太:「……」
井坂勇太:「由希嶋。見つけたら無理はするな。すぐに駆けつける。」
由希嶋四香:「??最高速で追いついてやる」
由希嶋四香:「ああ。派手に目印を上げるから、見つけてくれ」
シンディ:シンディも路地奥へ進もうとする……が。「????!」
シンディ:「なんだ……この臭い。嗅ぎ覚えが」
シンディ:「血の臭いだ」
由希嶋四香:「だから何だ」
由希嶋四香:シンディに先んじて踏み込もう。
シンディ:「しかし、なんだ……?何か混ざってる」
井坂勇太:「近いか?」
シンディ:「ああ。……警戒しろ。何か普通じゃない」
井坂勇太:「そうか。」 それだけ言って、急いで由希嶋に追いつく
GM:では、君達は路地の奥へと急ぐ。
井坂勇太:心持ち、由希嶋の少し前を一度って路地の奥に進む
GM:狭い道を何度か曲がった先……ゴミ置き場と化した小さな空き地に、二人の男女が立っているのが見える。
GM:一人は安っぽい茶髪を短く揃えた派手な格好の少女。もう一人は……
竜胆仙介:「……ええ。これで準備は整いました」
黒川合歓:「……そう」
竜胆仙介:「いずれ間も無く、かと。心の準備をしておいて下さい」
井坂勇太:じゃあ、声をかけます。
井坂勇太:かける前にチラッと由希嶋の方を振り返る。路地の奥に進みつつ。
GM:どうぞ!
由希嶋四香:路地の裏に隠れます。メジャーで隠密。
由希嶋四香:(フレーバー)
GM:隠密……!
シンディ:「……!」やや遅れて追い付く。
井坂勇太:「……俺はてっきり、黒川が追っているのは"両断鬼"だと思っていたんだがな。」
黒川合歓:「……!」
GM:竜胆仙介も井坂くんの声に反応し、そちらを見る。
井坂勇太:「これはどういうことだ。竜胆仙介。」
GM:????????。
井坂勇太:そのままずんずんと2人に早足で近づく。
GM:君達は今、全員が二人に注目している。
GM:故に、何か異変があれば真っ先に気付くだろう。
GM:にも関わらず。
???:「……」
GM:一瞬前まで存在しなかった人物が、黒川さんと井坂くんの間に立っている。
GM:気配も音も無い。突然に『出現』した。
井坂勇太:「!?」 一瞬怯む、が
井坂勇太:「……どけ。」 押しのけて黒川の方に
竜胆仙介:「???か」
竜胆仙介:竜胆の上半身が斜めに滑り落ちる。
GM:ドチャア!
シンディ:「っ~~~!!」
井坂勇太:「……!」
井坂勇太:「"両断鬼"!か!」 懐の勾玉を炎に変える!
黒川合歓:ほぼ同時に動く。ジャンパーの下から銃身を切り詰めたショットガンを抜き、撃つ。
井坂勇太:炎の幕を出しながら黒川の方に
GM:BLAM!!
井坂勇太:黒川の元に辿り着くと、黒川を背にして謎の人物に相対する
???:「……」先程より2メートル程横にずれた位置に出現。やはり動きが見えない。
黒川合歓:「ハァーッ……ハァーッ……ハァーッ……!」銃を持つ手はぶるぶると震えている。
由希嶋四香:ワーディング発動します。
井坂勇太:「黒川。眼はつぶるな。」
由希嶋四香:黒川さんはこの場合、倒れます?
GM:倒れますね。
由希嶋四香:じゃあ、彼女の背後に現れて、ねむねむを受け止める。
シンディ:由希嶋さんのワーディングより少し早く、黒球を射出する!
由希嶋四香:「……話はあとでゆっくりと聞かせて貰うよ、ねむねむ」
由希嶋四香:「君には山ほど説教がある」
井坂勇太:「……いらない心配だったか。」 由希嶋の声を後ろに聞く。
黒川合歓:倒れます。と、同時に、ショットガンが中程から真っ二つになる。
由希嶋四香:「っ! 井坂、??それよりヤバいぞ、あれは!」
???:「……」《瞬間退場》。
???:現れた時と同じように、忽然と消える。
井坂勇太:「!?」 赤い剣を構え直す
シンディ:「……ックソが!」
井坂勇太:そのまま、周囲の気配を静かに探る。
井坂勇太:「……」
シンディ:「由希嶋!黒川は無事か!?」
由希嶋四香:「志筑。デルタ。……目的は果たした。今すぐ支部に戻るよ」
由希嶋四香:お姫様だっこで抱える。
黒川合歓:「……あ」
黒川合歓:「ゆっきー……だ」
由希嶋四香:すっごい二の腕が震えてる
井坂勇太:「すまない、黒川。奴には逃げられた。」
由希嶋四香:「そうさ。みんなのアイドル、ゆっきーさ」
井坂勇太:と言いながら、黒川を持つのを自然に代わる
由希嶋四香:「む。」ちょっと不機嫌そうにしつつも、井坂くんに渡す。
黒川合歓:井坂くんに預けられた拍子に、胸のあたりがじわりと赤く染まる。
黒川合歓:「ケホッ、コホッ」
井坂勇太:「!?」
由希嶋四香:その辺にある血だまりを適当に凍らせる。
黒川合歓:「ゆっきー……井坂くん……」
由希嶋四香:「……おい? どうした」
黒川合歓:「わ、私、謝らないと……」血はみるみる内に大きく広がって行く。
黒川合歓:「り、理呼がし、死んで、一番苦し、かったのは、ケホッ、2人だった、のに」
井坂勇太:「!」
井坂勇太:「黒川!無理して話すな!」
シンディ:「マズイ……!」急いで駆け寄る!
シンディ:「井坂、一旦寝かせろ!ゆっくりだ!」
黒川合歓:「ごめん……ごめんね……」
井坂勇太:急いで地面に置いてある板の上に黒川を寝かせる
由希嶋四香:「ねむねむ……?」
シンディ:どこからともなく止血帯を取り出す。「クソッ、いや、大丈夫だ、深い傷じゃない。血を止めれば助かる」言い聞かせるように。
由希嶋四香:《災厄の炎》。周辺に無数の細雪を降らせる。井坂や黒川やシンディは対象に含めない。
シンディ:「由希嶋、井坂、意識を途絶えさせるな」
由希嶋四香:また空間断裂が飛んでくる可能性がある。物理警戒。
黒川合歓:「あ、あと、ひと、つ……お、お願い、が」
由希嶋四香:「っ……ねむねむ!」
由希嶋四香:そしてようやく黒川の傍に跪く。
井坂勇太:「黒川!」
由希嶋四香:「くっ……何だ。どうなってる……!」必要なら応急手当も渡すぞ!
黒川合歓:「ぱ、ぱぱにも、ごめん、て、勝手に……コホッ」
シンディ:「大丈夫だ。大丈夫、絶対に助かる。心臓が半分方割れても生きて帰った普通人を俺は知ってる」
シンディ:「こんな、肺の一個ぐらいで……!」
由希嶋四香:「~~~~~っ!」首を振る。手を握る。
由希嶋四香:冷えていく手を放す。「??井坂。君が握ってくれ」
由希嶋四香:「ボクは冷やすしか出来ない」
井坂勇太:「……」 無言で黒川の手を握る。
黒川合歓:「……ヒヒッ。ゆっきーさ」
黒川合歓:「もうちょっと、お化粧したら……似合う、のに」
由希嶋四香:《コンセントレイト:サラマンダー》《災厄の炎》《光の手》。選択対象はなし。
由希嶋四香:誰も近づかせはしない。
由希嶋四香:「黒川。大丈夫だよ」
由希嶋四香:「もう誰も、キミを傷つけることはない」
由希嶋四香:「ボクもいる。井坂も、頼りになる仲間も、みんなこの場に居るんだ」
GM:路地から走って来る人影。志筑さんだ。
井坂勇太:「黒川……」
由希嶋四香:「……好きに喋りなよ。素直にさ。……あとで、頭抱えて、恥ずかしがるがいいさ……!」
シンディ:「遅いッ!病院に繋げ!」
由希嶋四香:雪の結界を一部だけ解く。
井坂勇太:「すぐに治療が始まる。寝るな。」
志筑小夜子:「はっ、黒ッ……は、はいっ」《ディメンジョンゲート》発動!
黒川合歓:「……ヒヒ……いさか、くんも……」
黒川合歓:「もっと……だいたんに……」
由希嶋四香:「黒川! キミには、山ほど言いたいことがあるんだ……!」
井坂勇太:デルタさんと一緒に黒川を乗せた板をそっとディメンジョンゲートに運ぶ
志筑小夜子:「……後は任せて下さい。皆さんは、……この、仇を。どうか」
由希嶋四香:「……楽しみにしてろよ! その怪しい笑い、真っ赤にさせてやるんだから、な……!」
GM:ゲートを潜る。……門は閉まった。
シンディ:「……」がっくりと座り込んでいる。
シンディ:「……やるだけはやった。後は医者と、あのの嬢ちゃん次第だ」煙草を取り出す。
由希嶋四香:「……っ、」おもむろに、目元をがりがりと掻きむしる。
由希嶋四香:目元、頬から剥がされた氷の欠片が、ぱらぱらと零れ落ちて舞う。
井坂勇太:「由希嶋。」 掻きむしる手を掴んで止める
由希嶋四香:「泣いてない。……まだ、泣くのは早い」
シンディ:「ああ、そうだ。まだ早い」竜胆の死体を調べながら
井坂勇太:「………無理はするなよ。」
井坂勇太:由希嶋をぎゅっと抱きしめてやる
由希嶋四香:「それ、……っ!」
由希嶋四香:「な、つ……ばかっ、と……」
由希嶋四香:「……」井坂の首に腕を回して、思いきり体重を預ける。
由希嶋四香:「…………」そのまましばらく無言。
由希嶋四香:「…………うん」
由希嶋四香:手を放す。ゆっくりと離れる。
シンディ:「……」死体を調べ終えてまた座り込む。こちらは完全に死んでいる。
由希嶋四香:「ありがとう。……少しは、落ち着いた」
井坂勇太:「……」 ポンポンと由希嶋の頭を軽く撫で、死体を調べるシンディとデルタさんの方に向き直る
デルタ:「それでさ、これ」 竜胆の体を弄りながら
デルタ:「ほんとに死んでんのかな……」
シンディ:「多分、な」煙を吐く。
デルタ:「うーむ……? ……とりあえず支部に運ぼっか」
由希嶋四香:「念の為凍らせて支部へ運ぼう。……デルタ、見張っててくれ。同じシンドロームだろうし」
デルタ:「あいよ」
シンディ:「ちょっと待ってくれ」
シンディ:「死体を運ぶ前に解決しておきたい疑問がある」
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「井坂勇太」がログインしました。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
どどんとふ:「木村計正」がログインしました。
どどんとふ:「由希嶋四香」がログインしました。
GM:点呼開始!
デルタ:準備完了!(1/4)
井坂勇太:準備完了!(2/4)
由希嶋四香:準備完了!(3/4)
木村計正:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

シンディ:「まず、セラフを食い止めてる筈の竜胆仙介がここに居る事だが……これは一先ず置いておこう。今は両断鬼を追うのが先決だからな」
シンディ:「問題は二つ目だ。何故黒川は即死しなかったのか?」
由希嶋四香:「……それは」
由希嶋四香:「そこまで言及する必要のあることなのか?」
由希嶋四香:あからさまにイラッとした様子で
シンディ:「お前はどう考える、由希嶋」
由希嶋四香:「僕たちが庇ったからじゃ駄目なのか」
由希嶋四香:「それとも、両断鬼の能力は0か100で、無傷か両断しか出来ないと」
由希嶋四香:「“そういう風にキミは既に把握している”のか?」
シンディ:「“両断鬼”は今まで一人たりとも獲物を殺し損ねた事は無い。それが今回に限って負傷に留まった……少なくとも現時点では」
シンディ:「これを妙だと思うのは、そんなに不自然な事か?」
井坂勇太:「"両断鬼"の犯行現場にオーヴァードがいたことはなかったはずだ。」
由希嶋四香:「今、目の前で妨害した相手が『何故失敗したのか分からない?』」
井坂勇太:「オーヴァードでない者相手なら、殺し損ねる事が無くても不自然ではない。」
由希嶋四香:「今、野放しになっているはずのセラフの行方を探索する方がよっぽど有意義だ」
シンディ:「まあ待て。先に俺の考えを言おう」
井坂勇太:「……?」 シンディの言葉に眉をよせる
シンディ:「確かに今井坂が言った通り、オーヴァードというこれまでに無かったイレギュラーに遭遇し、結果として殺し損ねたという可能性のある」
GM:○可能性もある
シンディ:「ただ……こう考える事も出来ないか?『“両断鬼”は黒川と顔見知りで、咄嗟に手にかける事を躊躇した』」
由希嶋四香:「……馬鹿馬鹿しい推論だな」肩を竦める
井坂勇太:「黒川の母親は"両断鬼"に殺されている。」
由希嶋四香:「両断鬼の実力をそこまで信頼する必要があるのか?」
井坂勇太:「似た顔に覚えがあってもおかしくはないはずだ。」
井坂勇太:若干むすっとしてシンディに答える
シンディ:「黒川は変装してたんだぞ。パッと見で分かるにも限界がある」
由希嶋四香:「それで! 知り合いだったらどうだっていうんだ!」
井坂勇太:はぁ、と溜息をつく。
シンディ:「そういう知り合いに心当たりがねぇかと聞きたいんだよ」紫煙を吐き出す。
シンディ:「変装した黒川を人目で見破れる程、嬢ちゃんにご執心だったヤツだ。居ねぇか?」
由希嶋四香:「黒川さんの知り合いに見た物全てを真っ二つにするジャームがいないかって?」
井坂勇太:「シンディが心配なら黒川が再度狙われない様、病院への面会を禁止すれば良いだろう。」
由希嶋四香:「推論が過ぎる。仮定の一つには入れておいてあげよう。今はそれよりセラフと両断鬼本人だ」
シンディ:「いいか……落ち着け。冷徹に頭を回せ。これ以上犠牲者を増やしたく無いのならな」
シンディ:「確かに俺は今、可能性の一つを論じてるに過ぎない。だが今、その可能性を潰していくのが最も確実な道筋だ」
由希嶋四香:「君こそ、結論ありきで話しているんじゃないのか」
デルタ:「確実は確実だけど、遠回りすぎやしない?」
デルタ:「普通に両断鬼とセラフを探したほうが早いんじゃあ……」
井坂勇太:「……」
シンディ:「今現在、監視班からセラフの方に動きがあったという報告は無い。竜胆仙介は……どうやったか知らんが……今も動き続けている」
由希嶋四香:「……今も? 分身でも出来るか」
井坂勇太:「黒川の知り合いなら、1人心当たりはあるが。」
由希嶋四香:死体を見る。「……出来そうな能力ではあるな」
シンディ:「誰だ?」
由希嶋四香:「井坂! 正気か!?」
井坂勇太:シンディの胸倉を掴む
シンディ:黙って捉まれよう
井坂勇太:「勿論、由希嶋もその位は気付いている。その上であり得ないと言っているんだ。」 シンディを睨む
シンディ:「いいから言ってみろ。誰だ」睨みつける!
由希嶋四香:「……藤倉。藤倉、一樹」
井坂勇太:言い淀んでいたところで、由希嶋の言葉に振り向く。
由希嶋四香:「黒川さんに好意を抱いている同級生だ。??キミの言った条件には合う」
由希嶋四香:「だが、ただ合う。それだけだ」
井坂勇太:「……あぁ。」
シンディ:「……そうだな、それだけだ」
井坂勇太:「あいつ自身が"両断鬼"だとは思えない。」
井坂勇太:「……由希嶋にも藤倉を疑わせたくない。」
由希嶋四香:「とてもじゃないがジャームじゃない。井坂の方が、付き合いは深かったように思うけど」
シンディ:「井坂、根拠があるなら聞こう」
井坂勇太:「根拠はない。ただ、疑わしくはないというだけだ。」
井坂勇太:「藤倉の描いた絵がジャームになったという話の方がまだ説得力がある。」
シンディ:「それは根拠じゃない。ただの感傷だ」
由希嶋四香:「面倒だ」
デルタ:「まあ、そこまで言うんだったらシンディが確かめに行けばいいよ。僕は責任取らないからね」
由希嶋四香:「そうだな。ワーディングで倒れれば確認は済む」
由希嶋四香:「ここで言い争うことには、全くもって意味がない」
井坂勇太:デルタさんと由希嶋になだめられてシンディから手を離す
シンディ:「倒れなかったら俺は死ぬだろうが」井坂くんの手を外す。「まあ良いだろう。デルタの言うとおりだ」
井坂勇太:「……あぁ」
井坂勇太:「由希嶋、学校でワーディングを黒川に使った時、藤倉は。」
由希嶋四香:「……倒れた……いや、あれは、その前の閃光弾か」
由希嶋四香:「確認はしていなかったな」
由希嶋四香:「まあいいさ。どうしてもそれが確認したいようなら、同行するのもやぶさかじゃないよ」
由希嶋四香:「確認するが、本当にセラフはまだ動いていないんだな?」
シンディ:「変化があれば監視班から連絡がある筈だ。遠距離から複数配置された班が同時にやられるとは考えにくい」
井坂勇太:「……セラフが動き出すまでだけだ。」 シンディを睨む
由希嶋四香:「まあ、疑う気持ちは分からなくないよ。何しろボクには『実績がある』」
シンディ:「ああ。元より可能性の模索だ。外れてたら一発ぶん殴っていいぞ」
井坂勇太:「……由希嶋」 心配そうに声をかける
由希嶋四香:「支部に戻ろう」踵を返す。「木村を待たせすぎてる」
シンディ:「……そうだな」
井坂勇太:由希嶋に追いついて
井坂勇太:由希嶋の頭を抱える
由希嶋四香:「……いや、良い。離れてくれ」
デルタ:「うわぁ……ぐちゃぐちゃ……」 こっちは竜胆仙介の死体を抱えます
由希嶋四香:井坂を放す。「今の発言はボクが悪かった」
井坂勇太:「……すまない。藤倉を疑うようなことを。」
由希嶋四香:「それは疑いが晴れてから、お互いに謝ろう」
井坂勇太:「あぁ」
由希嶋四香:では支部に戻る感じで
GM:オッスオッス
GM:????
井坂勇太:あ、その前に
井坂勇太:黒川のロイスを取っておきます。最後のロイス枠だ!藤倉とも迷ったけどな!
GM:OK!最後のロイスだ
井坂勇太:-友人/黒川合歓/感謝:○/不安/ロイス
GM:五月町支部 食堂
GM:いや、会議室にしましょうか
GM:君達は会議室に集まり、これまでの経緯を報告しています。
GM:そしてこれは同時に、今後の方策を決定する為の会議も兼ねている。
由希嶋四香:「現状……直近の問題点は3つある」
井坂勇太:黙って聞いている。
由希嶋四香:「イデフィクスト。そこから離反した??と思われるセラフ。そして両断鬼」
由希嶋四香:「……ああいや、これにディアボロスの陣営を含めれば4つか。ボクは確認していないが」
木村計正:「両断鬼は」
木村計正:手を机の上で組む。
木村計正:「イデフィクストと無関係の存在だと思うかい?」
由希嶋四香:「無関係とは言えないけど、共謀して動いていないと、ボクは考えている」
井坂勇太:「共謀していない?」
シンディ:「同じ考えだ」ハムスターの姿に戻っている。
由希嶋四香:「イデフィクストは、面倒な輩を『野に放つ』のが得意だ」
由希嶋四香:「作り上げたり、引き寄せたりしたのかもしれないが、そのうえで好き勝手させてる」
由希嶋四香:「……印象だけどね」
井坂勇太:「……なるほど。今までの奴らと同じ、そういうことか。」
木村計正:「制御はしない。衝動のままに殺させる。死が広まれば、それだけでサンプルになる……か」
井坂勇太:腕を組んだまま椅子に座り由希嶋の話を聞いている
木村計正:「ゆえに作戦を与えることもないという推測は、理にかなっていると思う」
木村計正:「……由希嶋くんやシンディくんが同じ意見だと確認できてよかった」
シンディ:「ただ、竜胆兄を殺した事は偶然では無いように思う」
木村計正:「ならば尚更気になることがある??」
木村計正:「……。なぜ、“単独犯”であるはずの両断鬼は」
木村計正:「支部の追撃を、ここまでかわし続けてこれたのか」
木村計正:「イデフィクストのバックアップがない、ということは……“ミカエルの眼”のような逃走手段もないということになる」
由希嶋四香:「ボクも、それは気になっていた」
由希嶋四香:「……これは正直、自虐に近いんだが、いいかな」
木村計正:「……」言葉を待つ。
シンディ:「なんだ?」
由希嶋四香:「半年前から殺し続けてきた両断鬼に、ボク達の対応は、いくらなんでも遅すぎる」
由希嶋四香:「……仮にも、エージェントであるデルタが、だ。つい最近まで、聞いてもいなかったんだよな?」
デルタ:こくこくと頷く
木村計正:「……」口元に手をやる。
木村計正:(……両断鬼。まさか“こちら”が、そういう方向の敵か?いや……)
木村計正:「推測の続きを聞こう」
由希嶋四香:「正直なところ、デルタに指摘されて初めて、ボクもその重大性に気付いた……」
由希嶋四香:「……思い出した、と言っても良い」
井坂勇太:「……事件の記録自体は、半年前の分からあったと言っていたな。」
由希嶋四香:「神出鬼没。空間切断。……意識からの隠蔽」
井坂勇太:腕を組んで何かを考えながら確認している
シンディ:「……」
由希嶋四香:「まだ判断は早い……そういう、物理的ではない、隠密タイプの敵じゃないかと思っている」
由希嶋四香:判断は早いが、か
木村計正:「そうか」やや安堵したように返す。
木村計正:「確かに、そういった能力ならば、可能なことだ。対策も、知っていれば可能であるかもしれない」
由希嶋四香:「もちろん、空間移動能力は備えていたようだけどね」
木村計正:「……両断鬼の事件の容疑者には、僕とシンディが当たったほうがいいだろう」
木村計正:「いずれにせよ、黒川……くんに関する事情聴取を行なう必要がある」
シンディ:「そうだな……そっちにも話を聞かないといかん」
木村計正:「由希嶋くんは、セラフの能力を押さえ込める可能性のある能力者だ」
井坂勇太:「確かに、黒川は"両断鬼"の現れる場所に先回りしていた節があった。」
井坂勇太:と、相槌を打つ
木村計正:「そしてあの攻撃力が相手なら、井坂くんの防御能力も必要となる。2人はそちらに即応できた方がよいと考える」
由希嶋四香:「……過分な評価だけど、そうだね。確かにこの仲じゃ、それが適任か」
由希嶋四香:「デルタはどうする?」
由希嶋四香:「討伐ミッションになるなら、どちらにせよキミと木村も同行して貰う必要は出てくるけどね」
デルタ:「ぼくは……由希嶋たちについていこうかな。一応年上だからね」
木村計正:「勿論だ。そういった際の移動には、志筑くんの能力を使うことができる」
志筑小夜子:「その点は任せて下さい。いざとなれば戦闘にも加わりますよ」
井坂勇太:「……木村さん。藤倉のことはよろしく頼む。」
木村計正:「ふ。頼もしいね。……幸い、今はやるべきことがわからない、という段階ではない」
木村計正:「目の前のことに取り組むだけだ。……藤倉くんのこともね」
井坂勇太:木村さんに頷く。
井坂勇太:「藤倉は、コンクールで入賞してからは新しい絵を美術室で描いているはずだ。」
由希嶋四香:「藤倉くん……そうだな。ボクたちが行くよりも、第三者の木村が行った方が、シンディも迷わなくていいだろう」
シンディ:「……そうだな。その方がいいだろう」
井坂勇太:「……」
由希嶋四香:「では、何かあったら、あった方に志筑さんの力で転送する、ということにしよう」
シンディ:「支部長には俺から伝えておこう。今は例の身代わりになった嬢ちゃんを取り調べてる筈だからな」
井坂勇太:では、シンディが立ち去って
井坂勇太:由希嶋とデルタさんと3人で部屋を出ようとする前に、足を止めて木村さんに振り替える
井坂勇太:「……デルタさんと俺が藤倉から聞いたことだが、前に入賞した絵は八乙女が推薦していたらしい。」
由希嶋四香:「……!」
木村計正:「八乙女と関わりがある、か」
木村計正:「予断を持って接するのは危険だが、あるいは彼女についても、何か探りを入れられるかもしれない」
木村計正:「貴重な情報だ。……ありがとう」
井坂勇太:「……あぁ。」
井坂勇太:「俺達はセラフのルーツとやらについて調べるんだったな。行こう。」 由希嶋とデルタさんと一緒に部屋を出る
木村計正:(……これでいい)
木村計正:(UGNという組織は、子供に背負わせすぎる。本来、こういった役回りは……)
木村計正:書類を閉じる。(……犯人に絆を持つ者が行なうべきではない)
シンディ:「……」木村さんを見やる。
由希嶋四香:「……よろしく、頼むよ」部屋を出ていく。
木村計正:こちらも任務へと向かう。
GM:ではここいらでシーンを切ります。
GM:購入可能!
由希嶋四香:応急手当
由希嶋四香:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[2,4,9] → 9

由希嶋四香:必要かな……とりあえずゲット。
木村計正:なんかアイテム必要だったりするかな。ブルーゲイルでも持っておくかなあ
由希嶋四香:以上
井坂勇太:ハードコートかな。
井坂勇太:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[4,6,10]+7[7] → 17 → 成功

井坂勇太:よし。着ます。
木村計正:9dx+8 ブルーゲイル
DoubleCross : (9R10+8[10]) → 8[1,2,3,4,4,4,7,7,8]+8 → 16

木村計正:だめでした。
デルタ:-仲間/由希嶋四香/有為:◯/憐憫/ロイス
デルタ:ブルーゲイルに挑戦
デルタ:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 8[3,8]+3 → 11

デルタ:無理に決まってあら
GM:ざんねん
GM:では次のシーンに参りますよっ!
井坂勇太:こちらも以上
GM:????
GM:三月高校 正門
GM:木村さんとシンディは日も暮れた校門の前に立っている。
GM:教室の殆どは闇に包まれているが、いくつか灯の灯る窓も見て取れるだろう。
木村計正:そんな状況で藤倉くんと会えそうですか!
GM:先程の井坂くんの言を思い出す!藤倉一樹は現在、美術室でコンクール用の絵に取り掛かっている筈。
GM:そして学校には適当な建前をもって事前に調査のアポを取っているだろう。
木村計正:では、特に気兼ねすることもなく堂々と行きましょう。
木村計正:「こういう状況ならば、君の姿が役立つな、シンディ」
木村計正:「どんな場所においても潜入捜査ができる」
シンディ:「ま、怪しまれない事に関して俺の右に出るヤツは居ないだろうな」ちょっと胸を張る。
シンディ:「どんな場所にも溶け込む事が出来る。ハムスターなんてそこら中に居るからな」
木村計正:「警察もそこら中に居る。ふ」
木村計正:小さく笑い、美術室へと向かう。
木村計正:勿論偶然を装うぞ。
シンディ:「アンタも冗談を言うんだな。ちと驚いたぜ」後に続く。
GM:教員の許可を取り、美術室を目指す。そこに藤倉が居る事は確認済みである。
木村計正:では、踏み込みます。
木村計正:藤倉くんがいれば、声をかける。「……おや」
木村計正:「まだ学生さんが残っていたかな。教員の方がいれば、話を伺いたかったが」
GM:美術室のドアを開ければ、キャンパス越しに藤倉くんの姿が見えるでしょう。
藤倉一樹:「……!」弾かれたように顔を上げる。
藤倉一樹:「なんだ……誰だ、あんた」
木村計正:「邪魔をしてすまない」手帳を取り出す。
木村計正:「……警視庁の木村という者だ。先日の事件の件で、こんな夜遅くだけれど、事情を聞いて回っている」
藤倉一樹:「けい、さつ……」
藤倉一樹:「……一体、何の用で?こんな所にまで踏み込む必要があるんですか」
木村計正:「いや、本当に??美術の先生などがいなければ、いいんだ。君一人かな?」
木村計正:「大した事件の話でもない」
藤倉一樹:「見たら分かるでしょう。俺だけです」
藤倉一樹:キャンパスに布をかける。
木村計正:(シンディ。描かれている絵を見ておいてほしい)
木村計正:小さく指示を囁く。
シンディ:(了解)死角から藤倉の背後に回りこんで行く。
木村計正:「では失礼する……。……いや」
木村計正:「一応、聞いておこうか。今は少しでも情報が欲しくてね」
藤倉一樹:「……俺、こう見えて忙しいんですけどね。人が居ると作業に集中できない」
藤倉一樹:「さっさと済ませて欲しいです」
木村計正:「夕方もここで絵を描いていたかな?」
木村計正:「それとも、一度外出して、戻ってきたとか」
藤倉一樹:「いや、放課後はずっとここで絵を描いてました。それが何か」
木村計正:「……。まあ、教えても構わないか」
木村計正:「ちょうどその頃、傷害事件が起こっている。被害者の一人に、この学校の生徒がいた」
シンディ:雑多な美術室の備品に隠れつつ進んで行く……。
藤倉一樹:「……傷害事件」
木村計正:「だから残業までして、学校で聞き取り調査を行う必要があるというわけさ」
藤倉一樹:「……。誰が被害に逢ったんです?」
木村計正:「……ええと、どういう名前だったかな。……さて」
木村計正:手帳をもたもたとめくる。
木村計正:「……そうだ、そういえば、油絵の具の乾燥時間というのは、どのくらいだったかな」
木村計正:「やはり美術部員なら、乾き具合で……」
木村計正:「どの程度前に塗られた絵の具かというのは、分かるものだと思うかな?」
藤倉一樹:「……それは何か、事件に関係のある話なんですか?」
シンディ:丁度背後へ回りこむ。気付かれないように、布へと手をかける……
木村計正:無論、シンディへのメッセージである。
木村計正:仮に「夕方からいた」のであれば
木村計正:多少なりとも、表面が乾き始めた絵の具が、キャンパスに残っているはずだからだ。
シンディ:「…………!!」
木村計正:「ああ!いた。思い出した」布へと手をかけた瞬間
木村計正:「黒川……ネム?変わった名前だ!」
藤倉一樹:「黒……川……」
木村計正:こちらに注意を向けるよう、それとタイミングを合わせて名前を言う。
シンディ:(当たり)(だ)ハンドサイン!
木村計正:「……ふ」
シンディ:(俺が)(仕掛ける)
木村計正:後ろ手にスマートフォンを打つ。志筑小夜子に転移増援の要請。
木村計正:「心当たりがあるのかい?黒川ネムくんに」
木村計正:「詳しく聞かせてもらえないか。何しろ本人が意識不明だ。どんな情報でもほしい」
藤倉一樹:「……別に。友達の一人だ」目を逸らす
木村計正:「あまり仲の良い相手ということではないのかな」
藤倉一樹:「……。どうだろう。俺は仲が悪いとは思ってないけど」
藤倉一樹:「向こうがどう思ってるかは、分からない」
木村計正:「ふ。いや、大したことではないんだけれどね」
木村計正:「もしも仲がいい『友達』だというのなら」
木村計正:「その友人が意識不明だと聞いて、『別に』という答えは、少し薄情じゃないかなと……そう思ったものでね」
藤倉一樹:「……」表情が険しくなる。その時……
GM:ズ  ン!!
藤倉一樹:突如何かに圧し掛かられたように床に叩き付けられる!
シンディ:「……確保だ」キャンパスにかかった布を取る。「見てみろ」
木村計正:「まだ早かった」
木村計正:「増援を待つべきだったが。……そういう確信を持てるレベルである、ということだな」
シンディ:「ああ。……それに、こいつの攻撃はとても見切れるレベルじゃないんでな」絵を木村さんの方に向ける。
藤倉一樹:「止めろ……!それは、まだ……」
GM:キャンパスに描かれているのは、血に染まった黒川合歓の姿だ。誰かの腕に抱きかかえられている。
木村計正:「まだ?」
藤倉一樹:「まだ、完成して……ない……!」
木村計正:「『いつ』なら見せていい絵なのか、教えてもらえないか」
木村計正:《ワーディング》を展開する。
木村計正:「公安警察特殊犯罪調査室。木村計正だ」もう一枚の手帳を取り出す。
藤倉一樹:動きに変化は見られない。ひたすら自身にかかる重量に抗っている
木村計正:「藤倉一樹。君を、『両断鬼事件』の容疑者として」
木村計正:「連行する」
藤倉一樹:「止めろ……見るな……見るんじゃない」
木村計正:勿論増援を待っているぞ!早くしてくれ志筑くん!
GM:ではその辺りで教室にゲートが開きます!
GM:登場せよ!
井坂勇太:70+1d10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+3[3] → 73

木村計正:私もさっき登場した分の侵蝕を上げておきます
由希嶋四香:1d10+91
DoubleCross : (1D10+91) → 6[6]+91 → 97

木村計正:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 7[7]+80 → 87

デルタ:61+1d10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+9[9] → 70

井坂勇太:小夜子さんの後ろを、ゲートから歩いて出てくる
志筑小夜子:「……この人が」ゲートから出現。「“両断鬼”なのですか」
井坂勇太:ワーディングがかかっていて、藤倉が動いていることに気付くぞ。
木村計正:「まだ容疑者にすぎない。しかし……」
木村計正:「意識は失わせたほうがいいかもしれない。由希嶋くんの推測通りの能力を持っている可能性がある」
井坂勇太:「……」 由希嶋の顔を見る
由希嶋四香:「??」描かれた絵を見て固まっている。
木村計正:「だが、逃げても構わないよ。藤倉一樹」
木村計正:「……この状況から、瞬間的に逃げられるとしたなら」
藤倉一樹:「くはっ、はあっ、……井坂、由希嶋……!」
木村計正:「それが何よりの証拠になる。必ず追い詰めて、捕える」
由希嶋四香:「……その。」
由希嶋四香:「絵は、何? ……藤倉くん」
井坂勇太:「……」 顎に手を当て、考え込んでいる。
藤倉一樹:「前にも、言ったろ……」なんとか顔を上げる。「まだ……描きかけだ」
シンディ:「黙ってろ」
由希嶋四香:「そういうことを聞いているんじゃあないっ!!!」
由希嶋四香:「喋らせろシンディ!」
井坂勇太:「……藤倉がコンクールに入賞した絵というのは、俺はまだ見ていなかったが。」
井坂勇太:「それも、こういう絵だったのか?人物の。」
藤倉一樹:「はあっ、…違う。あれは、ぐ……風景、画、だ」
藤倉一樹:「それより……これ、解いてくれ、よ……まだ、完成、してない」
井坂勇太:「……この町の、か?」
藤倉一樹:「どんどん……記憶が、薄れ、る……く、黒川が、死ぬ……」
井坂勇太:「……!?」
志筑小夜子:「……何を言っているんですか」
井坂勇太:「……どういう意味だ?」
木村計正:「芸術として、記憶にある黒川くんを、今、芸術として定着させなければ」
木村計正:「永遠に未完……死ぬことになる、という意味かもしれない。だが」
木村計正:「必要な情報は全て引き出すべきだ。……君の知っていることを話せ」
藤倉一樹:「絵を……絵を。描かせて、くれ」
木村計正:「絵を完成させたいというのなら、それが一番の近道だ」
藤倉一樹:「絵が完成したら……全部、喋る」
井坂勇太:「藤倉。この黒川を……見た、のか。」
木村計正:「駄目だ。」
木村計正:「君が喋らない限り、決して絵は完成しない。破壊する」
藤倉一樹:「…………。」
木村計正:「今、君は日本語を喋ることができている。自覚できているか?思っていることを、僕らに伝えることができる」
木村計正:「ならば、それをするんだ」
GM:超重力下に縛り付けられる藤倉。『だからこそ』君達は目撃する事が出来る。
GM:一瞬の間に、藤倉の姿がぶれる。そして??
シンディ:「……あ?」
GM:シンディの小さな体が、真正面から八の字に割れる。
由希嶋四香:「シ、」
藤倉一樹:「…………。絵を」
井坂勇太:「藤倉。落ち着け。」 取り出した勾玉を手に握っている
藤倉一樹:「まだ完成してないんだ」シンディの背後に移動している。
木村計正:「……シンディ」
木村計正:「………………」
由希嶋四香:「は」
藤倉一樹:目線はシンディの亡骸に落としている。「なあ、一つ聞きたい事があるんだ」
藤倉一樹:「生きてちゃいけない人間って、居ると思うか?」
由希嶋四香:ぺたん、とその場に膝をつく。
志筑小夜子:「……~~っ!」ワーディングを展開、臨戦態勢!
木村計正:「……」ため息を一つつく。
木村計正:「??どうした?」
井坂勇太:「……藤倉」
木村計正:「絵を、描かないのか?藤倉一樹。」
木村計正:「そんな質問をして、由希嶋くんを追い詰めるためにやっているのか?」
木村計正:「僕らは、君が質問に答えない限り、絵を破壊するとも言った」
木村計正:「君にとっての『絵』とやらの優先順位は」
木村計正:「そのようなものだと思っていいわけだな」
由希嶋四香:うつむいたまま。「……下がってくれ、志筑。」
藤倉一樹:「黙ってくれ。あんたらは今の攻撃が『見えた』か?」
井坂勇太:「……」 勾玉から噴出した炎が纏わりつき、赤い剣と防具に変わる。
木村計正:キャンパスを蹴り倒す。
由希嶋四香:「最低でも空間使いだ。君は自己防御に徹してくれ。貴重な能力者なんだ」
藤倉一樹:「!!」キャンパスが床に着く直前に支える。
木村計正:「その程度の執着だ。君は」
井坂勇太:「藤倉。答えろ。」
木村計正:「ジャームにすら、及ばない」
井坂勇太:「黒川には、生きていて欲しいか?」
藤倉一樹:「……黙れ」手が震えている。
由希嶋四香:シンディの亡骸を拾い上げる。
志筑小夜子:「……」
井坂勇太:「藤倉ァ!!」
由希嶋四香:「キミが正しかったか。……だけど、謝りはしないよ」
由希嶋四香:「だって、こんなの、……どうかしてる」
藤倉一樹:キャンパスを立て直す。そして《ワーディング》を展開。
藤倉一樹:酷く希薄な、純水のように滑らかなワーディングだ。
由希嶋四香:ゆらりと立ち上がる。「??質問1に対する解答。生きてちゃいけない人間は『いる』。少なくとも文明社会に属す上では」
由希嶋四香:「質問2に対する解答。ボクはキミの攻撃は見えなかった。??だが、それがキミの優位性であるとは思わない」
由希嶋四香:教室に闇と冷気が満ち始める。
木村計正:(……この力……!)文字通りの、冷や汗を流す。
藤倉一樹:「……俺は絵を描いてる。それを邪魔しない限り、俺からは手を出さない」筆を拾い、椅子を立てる。
木村計正:(……やはり、性質が変化しつつある。由希嶋くんの……レネゲイド形質は、)
木村計正:「ふ。僕に言われたから、そうするわけだな。君は」
由希嶋四香:「黒川さん、??ねむねむは、君の絵の邪魔を?」
藤倉一樹:「完成さえすればそれでいい。しょっぴくなりなんなりすればいい」
藤倉一樹:「いいや、してない。俺が早とちりしただけだ」
井坂勇太:「……?」 攻撃してこないのを悟り、剣をおろす
由希嶋四香:「質問1。早とちりってどういう意味だ?  質問2。じゃあ、今まで『両断鬼』が殺した人間はどうなんだ?」
藤倉一樹:「……。質問が多いな」
由希嶋四香:「先ほど、キミが二つ連続して行った。これで対等だ」
藤倉一樹:筆に絵の具を乗せ、キャンパスに塗りつけ始める。「俺は竜胆仙介を殺せと命じられた。黒川はついでみたいなもんだ。今まで俺が殺した人間に関しては」
藤倉一樹:「……説明が難しい。俺みたいな『生きてちゃいけない人間』の動機なぞ、理解が得られるとは思えない」
井坂勇太:「藤倉が殺したいと思ったから、殺したということか。」
藤倉一樹:「身も蓋もない言い方をすれば、そうなる」
井坂勇太:「いや、それなら理解できる範囲内だ。かろうじてな。」
由希嶋四香:「よくある話だしね」
由希嶋四香:藤倉くんの隣に、椅子を持ってきて座ろう。
藤倉一樹:「座るなら反対側にしてくれ。絵を見るな」
由希嶋四香:角度は90度。藤倉君の側面に背を預ける形。
由希嶋四香:「この絵が最後になるっていう確信は、キミの中にあるのか?」
藤倉一樹:「分からない」簡潔な答え。
由希嶋四香:「キミが執着を抱いていたねむねむの絵が、」
由希嶋四香:「最後になるという保証は??そうか」
藤倉一樹:「……そう、分からない」
藤倉一樹:「井坂、由希嶋。人の気持ちが分からないって、いつか言ったよな」
由希嶋四香:「ああ。」
井坂勇太:「言っていたな。」
井坂勇太:由希嶋の傍に寄ってきて、立っている。
井坂勇太:赤い防具と剣は勾玉に戻っている
藤倉一樹:「分かったんだよ。人の気持ちを理解する方法」
藤倉一樹:「いや……その人間を理解する方法と言った方が正しいか」
藤倉一樹:「中身が分からないなら、斬って確かめれば良かった。……それだけの話だったんだ」
由希嶋四香:「これは、質問じゃなくて補足なんだけど」
由希嶋四香:「どうしてボクが、キミの質問に全て素直に答えたか分かるか?」
藤倉一樹:「『分からない』」
由希嶋四香:「分かってないんじゃないか……」苦笑
由希嶋四香:「??問答をさっさと済ませたいからだよ」
由希嶋四香:「『キミ』は『駄目』だ」
由希嶋四香:漆黒。
由希嶋四香:その姿勢のまま、闇と冷気を展開。
藤倉一樹:筆を動かす手は止まらない。
由希嶋四香:「かじかんだ指と、盲目の中で」
由希嶋四香:「凍った絵の具で、絵を描き続けられるかやってみなよ」
藤倉一樹:「……もう止めろ、由希嶋」一瞬だけ目をやる。「お前を斬りたくはない」
由希嶋四香:闇と冷気が強まる。
由希嶋四香:筆先が崩れて綻び始める。
藤倉一樹:「止めろ」
井坂勇太:由希嶋の椅子が、由希嶋ごと横に引っ張られる。
由希嶋四香:「おっと」
藤倉一樹:一瞬後、由希嶋の居た床に亀裂が走る。
井坂勇太:「……由希嶋。やめてくれ。」
由希嶋四香:「……悪い、井坂。そういえば、君の方が親しかったな」
井坂勇太:「そういう問題じゃない。」 強い口調で
由希嶋四香:「……どうするかな。絵を描いた後に、しょっぴかれてくれるなら」
井坂勇太:「藤倉は描き終われば捕まると言っているんだ。これ以上消耗する必要はない。」
井坂勇太:「俺も……お前も、だ。」
由希嶋四香:「確かに、この後セラフも相手にすることを考えると、そうだな」
井坂勇太:「……」
井坂勇太:「藤倉、由希嶋を斬らないでくれ。……頼む。」
藤倉一樹:「……」
由希嶋四香:「井坂……」
木村計正:「……ならば、僕は待つ。これ以上は精神肉体共に、君たちの負担となる」
藤倉一樹:「15分あれば終わる」
木村計正:「藤倉一樹。交渉だ」
藤倉一樹:黙って目を向ける。
木村計正:「君を拘置する場所には、この美術室と同等程度の画材を用意する」
木村計正:「絵を描き続けられる環境程度は、簡単に用意できる、という意味だ……。この程度の準備は、全くこちらにとって負担にならない」
木村計正:「君を騙してまで、環境を用意しないメリットは一切ない」
木村計正:「……それでもまだ逃げるというのなら」
木村計正:「絵を描き続けられればいいという君の信念は」「嘘だ」
木村計正:「??15分。それが過ぎたなら、大人しく捕われてもらう」
藤倉一樹:「……」目を伏せる。「交渉が上手いんだな」
藤倉一樹:「俺は絵が描ければなんでもいい。その条件でも文句は無い」
デルタ:「……」 志筑さんから受け取ったシンディを手に持って、黙って立っている
由希嶋四香:大人しく待っていよう。
GM:藤倉は言葉通りわき目も振らず絵を描き続けた。
GM:そして15分後……彼は静かに筆を置いた。
藤倉一樹:「……出来た」
井坂勇太:「描き終わったその絵は」 キャンパスの裏側に立っている。藤倉に話しかける。
井坂勇太:「持って行くのか」
藤倉一樹:「……いや。ここに置いておく」
藤倉一樹:「後は好きにしてくれ」
井坂勇太:「…そうか。」
由希嶋四香












「確保だ」

井坂勇太:木村さんが連れて行くのを待つ。移動手段をどうするかは任せている。
志筑小夜子:「念のためにこれを」藤倉の両手を後ろに回し、手錠をかける。
志筑小夜子:「支部へは私のゲートで移動します。追跡の心配もありませんから」
木村計正:「そうしよう」
木村計正:「彼は永久に、君たちの社会とは交わらせない。……由希嶋くん。井坂くん」
由希嶋四香:「社会に交わらせなければジャームを無害化することはできる。教本にも、そう書いてあった」
藤倉一樹:「……」
GM:では君達は、志筑さんの《ディメンジョンゲート》によって支部へと帰還します。
由希嶋四香:「なあ。……キミは、なんだったんだ」
由希嶋四香:藤倉くんに。
藤倉一樹:「何、とは」
由希嶋四香:「ボクたちの。……あのお昼休みの時間は、キミにとって、なんだった?」
井坂勇太:「……」
藤倉一樹:「楽しかったよ。多分、絵を描いてる以外の時間では、一番」
由希嶋四香:「そうか。……そうかぁ」視線を別の場所に向ける。
由希嶋四香:デルタの持つシンディの亡骸を見る。
藤倉一樹:「……黒川の事も、本気だった。残念に思ってる」
由希嶋四香:「その言葉を聞いて、ますます安心できたよ」
由希嶋四香:「理解できない。……ボクはまだジャームじゃない」
井坂勇太:由希嶋の肩に手を置く
藤倉一樹:「俺もジャームじゃないよ」由希嶋さんの目を見ながら。
藤倉一樹:「これはただの、俺の素だ」
由希嶋四香:「………………………………………………………………」
井坂勇太:「分かっている。」 由希嶋の肩を掴んで止めている。
由希嶋四香:井坂の背後に回ろう。距離を置く。
井坂勇太:「藤倉、由希嶋にこれ以上負担をかけないでくれ。」 ゲートを示し、早く入るよう促す
井坂勇太:「……頼む。」
藤倉一樹:頭を振る。志筑さんに連れられ、大人しくゲートを潜った。
由希嶋四香:「もうなんか、ここまで来ると」
GM:君達は続いてゲートを通ってもいいし、ここに留まってもいい。
由希嶋四香:「悲しみとか、苦しみとか、悔しさとかさ」
由希嶋四香:「分かんなくなってきたかもしれない」
由希嶋四香:「……とりあえず、セラフの方に行こうか」
井坂勇太:「……」 由希嶋の頭をポンポンと撫でる。
木村計正:「絶対の人間関係は存在しない」
木村計正:「悪意があろうとなかろうと……誰もが誰もを騙す可能性がある」
由希嶋四香:「……それ、でも……ボクらは、誰かを信じなきゃ、生き、てはいけない……」
由希嶋四香:おそるおそる、薄氷の上を踏み出すように喋る。
木村計正:「……そうとも。だから、沢山の人間を信じなければならない」
木村計正:「一人や二人に裏切られることも、承知の上で。僕はそうしている」
木村計正:「……。でも、君にはまだ井坂くんがいる。誰もが裏切ったとしても、彼だけは一緒にいてくれるじゃないか。由希嶋くん」
由希嶋四香:「は。……う」
由希嶋四香:頬を赤くして井坂の背中に顔を隠す。
由希嶋四香:「な、何を、言ってるのかなキミ……ゎ」
井坂勇太:「あぁ、何があっても由希嶋だけは守って見せる。」 木村さんの眼を見て、頷く。
由希嶋四香:「そこ! また、恥ずかしい台詞を……!」
由希嶋四香:とかなんとかイチャつきでショックを誤魔化しながら
由希嶋四香:何も無ければ情報収集しに支部に戻りたいのですが如何でしょうか
GM:OKです!シーンはそのまま継続でお願いします。
GM:????
GM:五月町支部 会議室
シンディ:「……」不機嫌そうな顔で煙草をふかしている。
デルタ:「ほげっ……」
デルタ:「い、生きてたの……!?」
シンディ:「なんだデルタ、幽霊でも見たような顔しやがって」
シンディ:「世の中にハムスターが何匹居ると思ってる。端末の一つが潰れただけだ」
由希嶋四香:「…………………………………………………………………」
由希嶋四香:「井坂」
由希嶋四香:「ボクはもう帰って寝たい」
井坂勇太:「待て。俺も初耳だった。」
由希嶋四香:「集合無意識型のRBだったのか」
シンディ:「ん?そういや言ってなかったか。俺の体は群れの一つに過ぎない」
シンディ:「代わりはまぁ、幾らでもあるとは言わんが、それなりにはあるんだ」
井坂勇太:「皆知らなかったと思うが」 亡骸を大事そうに持っていた小夜子さんとデルタを思い出す。
由希嶋四香:「さておき。だったら今までの情報もまとめてるね?」
由希嶋四香:「セラフと黒川さん。あと一応、身代わりにされた女の子」
由希嶋四香:「どうなった?」
シンディ:「セラフは以前変化なし、今は休戦状態のようだな。黒川の嬢ちゃんは……まだなんとも言えんらしい」
シンディ:「あの身代わりになってた奴は、本当に行きずりだったようだな。見事に何も知らん」
由希嶋四香:「休戦って……怪獣じゃないんだから」
シンディ:「戦力的にはそう変わらんだろ。まあ、セラフのレネゲイド出力も無限では無いという事だな」
由希嶋四香:「だとしたら早く彼女のプライベート情報を手に入れて、攻め入ることとしよう」
由希嶋四香:「休戦のサイクルが予測できれば」
由希嶋四香:「次の休戦の直前が望ましいな」
シンディ:「そうだな。どうせなら疲れてる時を狙うべきだ」
シンディ:「竜胆兄の事は気がかりだが……とにかく優先すべきはセラフのルーツだ。俺も調査に当たろう」
志筑小夜子:「失礼します」ノックして入室するぞ
井坂勇太:「む。」 入口の小夜子さんを注目する。
志筑小夜子:「藤倉一樹の送監を終えました。厳重な処置の上で監視下に置かれる事になるので、ひとまずは安心出来るでしょう」
井坂勇太:「……そうか。」
由希嶋四香:「疲れたよ。……とても疲れた」
デルタ:「結局何だったんだろうね……。藤倉くん……」
由希嶋四香:「レネゲイドチェッカー。使っておきなよ」
由希嶋四香:「……これすら攻撃の一部な気がしてきたよ」デルタくんに。
志筑小夜子:「それから……藤倉一樹の侵蝕率なのですが」
由希嶋四香:「能力と欲望がまるで噛み合ってないんだ。ちぐはぐだ」
志筑小夜子:「計測の結果では82%。ジャームではありませんでした」
井坂勇太:「……だろうな。」
井坂勇太:苦い顔をして、それだけ答える
志筑小夜子:「……私も、由希嶋さんと同じ気持ちです。彼は一体、何なのでしょう」
由希嶋四香:「……少なくとも、これだけは言えるね」
由希嶋四香:「木村と井坂以外。この五月町支部の全員が」
由希嶋四香:「弩級の間抜けで、節穴だったってことさ」
由希嶋四香:ソファーに沈みこむように倒れる。
由希嶋四香:それきり沈黙。
シンディ:「……フー」
井坂勇太:「……藤倉の気持ちは分からないが」
井坂勇太:「藤倉は、藤倉だ。人の心配ができる良い奴で、同時に俺達の知らない殺人鬼という一面を持っていた。」
井坂勇太:「……それでいいだろう。」
デルタ:「……そんなものなのかなぁ」
由希嶋四香:「井坂、器大きいな……」
シンディ:「確かに、そう理解した方が良い。そういう人間も居るって事だ」
由希嶋四香:「この世界がTRPGだったら、ボクはとっくにSAN値が0になってロストしてるところだ……」
シンディ:「ギリギリって事だな……なんだ、すまん」
志筑小夜子:「……取りあえず、調査を進めましょう。皆さんもよろしくお願いします」頭を下げる。
志筑小夜子:会議室のドアを開けて出て行こうとする。途中で立ち止まる。
志筑小夜子:????ガ   ギャギ!
GM:異様な破壊音!いつの間にか会議室出口側の壁を横断するように線が走っている!
志筑小夜子:「~~~なっ、んで!」
由希嶋四香:「!」
志筑小夜子:「貴方がここに居る!」
由希嶋四香:液体めいた動きでずるりと立ち上がり、臨戦態勢。「志筑さんっ!」
井坂勇太:「!?」 状況が分からないが、小夜子さんの反応から異様な雰囲気を感じ取る!
GM:壁の線が音も無く増える。気配も振動も無い。
井坂勇太:勾玉を持った手を振り、小夜子さんの目前に大きく回り込む様に炎の幕を張る。
GM:支えを失った壁が、ゆっくりと倒れる……。
藤倉一樹:「……。斬ったと、思ったんだけど」
井坂勇太:「藤倉。何の用だ。」
藤倉一樹:患者服に素足。手には折れ曲がった鉄パイプ。
藤倉一樹:「何しに?そうだな……何だろうな」
志筑小夜子:「……どうやってあの監視を抜けたんですか」
由希嶋四香:「志筑。さっきと同じく、下がって防御態勢を取ってくれ」
由希嶋四香:「そしてその問いは無意味だ。??止められるわけないだろ」
志筑小夜子:「大丈夫。反応できない訳じゃない……私が盾になります」
由希嶋四香:「木村。ボクの予測は間違っていた」
井坂勇太:小夜子さんと由希嶋が話す間に、一番前に出る。
由希嶋四香:「認識阻害でも意識迷彩でもない。これはただ、訳が分からないだけだ」
井坂勇太:「藤倉。ここに来たのはお前の意志か。」
藤倉一樹:「訳がわからない」小首を傾げる。
井坂勇太:「それとも……命令とやらか。」
藤倉一樹:「俺の意志だ。出たいと思ったから出た」
由希嶋四香:「ただ馬鹿みたいに強いだけだ。これだけ行き当たりばったりに行動して、ただ運良く、ボク達の網に引っ掛からなかった」
井坂勇太:赤い剣を握りなおす。
藤倉一樹:「俺は別に、お前らのように器用な事が出来る訳じゃないんだ」
井坂勇太:「出たいと思った理由は。」
井坂勇太:「藤倉、お前がまた人を殺そうというのなら、俺は止めさせてもらうぞ。」
藤倉一樹:「理由……?理由か。閉じ込められるのは嫌だというのは理由にならないかな」
由希嶋四香:「ただ強くて、ただ自由で、ただ運が良い。……これでただのオーヴァードだって?」
井坂勇太:「駄目だ。お前には罪を償う義務がある。」
デルタ:「殺そうっていうか、たぶん、もう殺してる……血の匂いがする」 すんすんと鼻を鳴らしながら
由希嶋四香:「規格外だ」
木村計正:こちらも、デルタくんの隣に立っている。
藤倉一樹:「そうだな。さっきまでなら、あの檻を脱出する事は出来なかった筈だ」
木村計正:「……。どうした?藤倉一樹」
木村計正:「絵を、描いたらどうだ。」
井坂勇太:「……っ!」 デルタさんの台詞で、言葉を失う。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
由希嶋四香:「さっきまで……?」
藤倉一樹:ゆっくりと振り向く。「俺だって状況は弁えるさ。今は絵なんか書いてる場合じゃない」
藤倉一樹:「『そうなんだ』ろう?」
井坂勇太:「……」
井坂勇太:「……藤倉。俺の話を聞く気はあるか?」
藤倉一樹:「話したいなら話せばいい」鉄パイプをまっすぐにしようとしている。
井坂勇太:「黒川のことは……どう思っている。」
由希嶋四香:「今の君の目的は?」
藤倉一樹:「ああ……そうだな。こう真正面から言うのも気恥ずかしいな」
井坂勇太:「黒川だけじゃない。俺や…由希嶋の、ことは。」
藤倉一樹:「黒川の事は……あー、好き、だし。お前らも別に嫌いじゃない」
藤倉一樹:「一緒に居て楽しかったんだ」
由希嶋四香:「だから、じゃあ、何をしに来たっ!」
藤倉一樹:「殺しに。」
由希嶋四香:「??どいつも、こいつもっ!!!!」
藤倉一樹:「いや、こういう言い方は良くないか。『理解』しに来た」
井坂勇太:「……殺させるわけにはいかない。」
井坂勇太:「止めさせてもらうぞ。」
井坂勇太:「??殺してでも、だ。」
木村計正:「……」
木村計正:「僕は交渉人だが」
木村計正:「この手合いに語る言葉があると思うか、デルタくん」
由希嶋四香:「なんなんだイデフィクストは! この町でビックリドッキリ狂人の万国博覧会でも開くつもりか、奴らは!?」
デルタ:「……正直、無いと思うっす」
藤倉一樹:「由希嶋、何をそんなに怒ってるんだよ。血圧上がるぞ」
木村計正:「その通りだ」
由希嶋四香:はーっ、はーっと息を荒げている。
木村計正:「奴を黙らせる」
志筑小夜子:「いけしゃあしゃあと……!」
由希嶋四香:段々と呼吸を落ち着かせていく。
由希嶋四香:「……くそっ」
由希嶋四香:「節穴なのは、ボクだけだったか」
由希嶋四香:マフッラーを引き上げ、暗闇と冷気を放出する。
藤倉一樹:「そういえば言ってなかったっけ、名前」
藤倉一樹:「敵と戦う時が来たら名乗れって、博士にも言われたしな……折角だから」
藤倉一樹:「“フラグメント”藤倉一樹。よろしく」
由希嶋四香:「キミに名乗る名前はない」
井坂勇太:「……」 由希嶋を横目で見る
藤倉一樹:「連れないな。名前を知るのは対人関係の基本だと本にも書いてあったぞ」
井坂勇太:「"レッドフェンサー"、井坂勇太だ。」 剣を構えなおす。
由希嶋四香:「井坂。今回に関しては、ボクに気を遣わずに、自分を気に掛けてくれ」
由希嶋四香:「……前みたいな辛さはない。ここまで断絶を感じたのは、初めてだ」
井坂勇太:「心配はいらない。俺もだ。」
井坂勇太:「藤倉、正当防衛だ。悪く思うな。」 睨む
志筑小夜子:「もう貴方を外に放つ訳には行かない……ここで終わりにします」
GM:点呼開始!
デルタ:準備完了!(1/4)
井坂勇太:準備完了!(2/4)
木村計正:準備完了!(3/4)
由希嶋四香:準備完了!(4/4)
全員準備完了しましたっ!

GM:はい、それでは事前の会議通り巻戻し処理の上開始して行きたいと思います。
GM:状況としては、志筑さんが会議室から出て行った辺りから再開します。支部長は藤倉の尋問にあたり、シンディと志筑さんはセラフ側の状況に異変が無いか確認している……といった感じ。
GM:勿論竜胆仙介の遺体も支部内に保管されています。両断鬼が捕らえられた今、君達は目下の脅威であるセラフの攻略を目標に動く事になるでしょう
由希嶋四香:「しかし、セラフのルーツか……」
由希嶋四香:「実際問題、どうなんだろうね。彼女、昔のこととか覚えているのかな」
木村計正:「より効果を確実とするためには」
木村計正:「認めざるを得ない証拠も手に入れる必要があるかもしれないね」
井坂勇太:「名前だけでは弱いということか。」
木村計正:「例えば写真や、本人の音声、文章が残っていれば……」
由希嶋四香:「認めざるをえない。黒歴史ってわけか。普通と逆だね」
井坂勇太:「……なるほど。」
GM:セラフの力の源が神によってではなく、人の手によってもたらされた事実を突き付けられれば、セラフも目を背ける事は出来ない。
どどんとふ:「デルタ」がログインしました。
GM:……竜胆仙介の言葉が正しければ、そういう事になるでしょう。
GM:では情報収集!項目は以下の2つです。
・折崎家について 難易度8 情報:警察、噂話
・セラフの過去について 難易度12 情報:FH、ウェブ

デルタ:折崎家についていきまーす!
デルタ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[3,9] → 9

GM:成功!
井坂勇太:ではセラフの過去について、だ。
井坂勇太:3dx+0>=12
DoubleCross : (3R10+0[10]>=12) → 7[6,7,7] → 7 → 失敗

井坂勇太:くっ
GM:ダメ!
由希嶋四香:セラーーーフ!
由希嶋四香:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[1,5,8] → 8

由希嶋四香:許せないぜ……
GM:ざんねん!
木村計正:じゃあ私がやるとするか。
木村計正:でも財産1だから、微妙に不安だな……!情報収集チームで判定。
木村計正:9dx+4>=12
DoubleCross : (9R10+4[10]>=12) → 10[1,2,3,3,5,6,9,9,10]+5[5]+4 → 19 → 成功

GM:うおっ
GM:成功!
GM:では情報を開示します
GM:・折崎家について 
3人家族で一軒家に住んでいた。両親は共にキリスト教徒で、特に変哲の無い一般人である。
一方、折崎霧絵の身辺では偶然とは考えにくい数の失火が起きており、状況から見てオーヴァード能力の発露であった可能性が高い。

GM:そしてセラフの過去について。
GM:6年前の某日、とあるセルがSoGの研究施設を急襲し、収容されていた1名の被験体と研究データを強奪。
かねてよりSoGが戦略兵器として開発していた戦力を、情報を聞きつけたFHが横取りした形になる。

GM:被験体……折崎霧絵は自らをセラフと名乗り、圧倒的な戦闘力を発揮した。
セルの戦力として吸収され、命令には従っていたものの度々暴走、手に負えなくなりつつあった所でビビアン博士に拾われた。
なお、彼女の受けた実験は、レネゲイドウィルスに多少なりとも通じる者ならば誰もが分かる程に破滅的なものであった。

GM:・セラフの受けた実験について (難易度12 情報:FH、ウェブ) がpopしました
井坂勇太:「SoG……?」 聞きなれない単語だ
デルタ:「ステイト・オブ・グレイスだね」
木村計正:「……特調の事件簿に、稀に名前を見るが」
木村計正:「FHの方針よりも、さらに無軌道なテロ組織……といった印象かな。中核メンバーが何を考えているか、そこまでは分からないが」
由希嶋四香:「基本的には小物の集団さ。無軌道さなら下手なFHより上の、だけど」
井坂勇太:「セラフ……いや、折崎霧絵の両親はそいつらに殺されたというところか。」
デルタ:「たぶんそうなるね」
由希嶋四香:「それにしても、よくこんな情報を拾えたものだな」
由希嶋四香:「どちらかといえば裏社会というよりFH寄りの情報だ」
木村計正:「SoGとFHの両方に、実験体に関する記録が残っていたとすれば」
木村計正:「セラフの流出と、そこから辿れる調査経緯は両方の組織から流出する可能性がある」
木村計正:「その2つをすり合わせて調べさせた結果といったところかな。FHからのルートだけでなく、ウェブ記録も情報班に総ざらいさせたからね」
井坂勇太:「……?」 あまり理解できていないという顔
由希嶋四香:「組織それ自体ではなく、そこに行く流れを捕まえるということか」
GM:こうした情報が流れてきたと言う事は、少なくともFH側はこれに然程の価値を見ていない、という事でもあります。
木村計正:「ふ。僕がスパイではないという言い訳のようなものだけどね。しかし、黒川の情報よりは随分と楽に捉えられたのは事実だ」
木村計正:「FHにとっては、あくまで『失敗作』以上のものではないということだろう??それだけに、実験の中身が気になる」
木村計正:「ティティ・ビビアンがどのように失敗作を『使い物になる』ようにしているか、そのヒントもあるはずだ」
由希嶋四香:「例のミカエルがある以上、セラフの行動は筒抜けだろうしね」
由希嶋四香:「彼女が地下に潜るとは考え辛いし、今回の暴走も、監視下にあるのは確かだろう」
井坂勇太:「実験の内容が分かれば、セラフに示すべきルーツのヒントも掴めそうだ。」
木村計正:では侵蝕上げて情報収集に再チャレンジしてよいでしょうか
GM:どうぞ!
木村計正:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 1[1]+87 → 88

木村計正:9dx+2 情報収集チームはない
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 8[1,3,3,5,5,6,6,7,8]+2 → 10

木村計正:あ、1足りない!ダメでした。
GM:残念……
デルタ:70+1D10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+6[6] → 76

デルタ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[6,8] → 8

井坂勇太:俺だ
デルタ:ぐへっ
井坂勇太:73+1d10
DoubleCross : (73+1D10) → 73+4[4] → 77

井坂勇太:3dx+0>=12
DoubleCross : (3R10+0[10]>=12) → 10[1,7,10]+8[8] → 18 → 成功

GM:うおお!
GM:大成功ですね
木村計正:井坂くんすごいなあ
由希嶋四香:すげえ!
デルタ:18はすごい
GM:ではデルタくんや木村さんの集めた情報を元に更に調査を進めた結果、実験についての詳細な記録を入手する事に成功します。
GM:記録によれば、実験内容は投薬やインプラント手術、催眠による暗示等、肉体や精神に極度の負荷をかけるものが殆どを占める。
GM:薬の量や手術頻度などから推察するに、オーヴァードである事を鑑みても、まず殆どは死に至るレベルの実験である事が読み取れます。
GM:そして実験経過は、詳細な文章と映像媒体によって記録されている。
GM:以上です。
井坂勇太:「……人に知られないようにしていたんじゃない。自分達の目に映らないように隠していたようだ。」
井坂勇太:資料を机の上に投げ捨てるように置き、心底嫌そうな顔をする。
井坂勇太:「この内容なら当然だ。」
木村計正:「……さすがだな、井坂くん」
木村計正:「まさかこうして、現物まで持ち帰ってくるとは。……しかし」
井坂勇太:「木村さんが分からなかったなら、隠そうとしていなかったのではと。」
木村計正:「……どう思う?セラフは……」
井坂勇太:「……」
木村計正:「……『死んでいる』と思うかな?少なくとも、一度」
井坂勇太:「……いや。」
井坂勇太:「むしろ、この実験でセラフが生まれた。」
木村計正:「奇跡的に生き残ったとしたら、確かにそれは……偶然の産んだ怪物と言っていいのかもしれない」
木村計正:「精神の形成、という意味だとすれば、僕も同意見だ」
井坂勇太:「元の……折崎霧絵の心が死んでセラフが生まれたのか、」
井坂勇太:「死なせないためにセラフが生まれたのかは分からないが。」
井坂勇太:「とにかく、セラフのルーツとやらが神から授かったものでないことはこれで証明されたわけか……。」
デルタ:「でもさ、セラフにこれを突きつけるってどうやればいいのかな」
デルタ:「資料を見せても絶対読んでくれなさそうだよね」
木村計正:「……確かに、そうか」
井坂勇太:「……映像もある。」 別のディスクを出す。
デルタ:「おお、やったね! それを見せればいけるかも!」
井坂勇太:「全ては確認していない……が。」 暗い顔に
GM:映像は様々な種類がある。
井坂勇太:途中まで見て気分が悪くなったのだ
GM:術後の経過を写したもの、投薬前後の様子、バイタルが写されたもの、口に出すのも憚られるような画像もある。
デルタ:「うっへぇ……マジか……ちょっと辛いね…………」
由希嶋四香:出よう
由希嶋四香:1d10+97
DoubleCross : (1D10+97) → 7[7]+97 → 104

由希嶋四香:「映像、か……」
由希嶋四香:いつの間にか隣に立って、ディスクを取り上げている。
井坂勇太:「!」
井坂勇太:取り上げられている
由希嶋四香:「…………」片手で、何かを確かめるように雪と闇を起こす。
由希嶋四香:すぐに消す。「あちらが否定しても……強制的に見せる事は出来るかもしれない」
木村計正:「予想される被害規模を考えれば、手段は選んでいられない」
井坂勇太:[
木村計正:「……が、やれるのか、由希嶋くん」
由希嶋四香:「もともとボクの専門は、光学サブリミナルによる寒気の喚起だ」
由希嶋四香:「もちろん、この映像を精密に再現するとなると、少し時間は必要だけどね」
由希嶋四香:具体的にはしばらく集中して映像をループさせる必要があるだろう
井坂勇太:「……由希嶋。」
井坂勇太:心配そうに
由希嶋四香:「大丈夫さ。もともと似たようなものだしね。それに……」
井坂勇太:ポン、と由希嶋の頭を撫でる
由希嶋四香:「それに…………えっと……………その………………なにかな……」
由希嶋四香:「……キミも、いるし」
井坂勇太:「あぁ。」 口元を緩ませ、ポンポンとまた撫でる。
井坂勇太:「分かっているなら、いい。」
由希嶋四香:「………っもう!」
由希嶋四香:「な、なんだよ! いいさ! やってやるからな! ばーか!」
GM:気付けば外が白み始めている。……夜明けの時は近い。
GM:という訳でバックトラック!
木村計正:88-4d10
DoubleCross : (88-4D10) → 88-25[6,7,10,2] → 63

木村計正:4点です
井坂勇太:77-6d10
DoubleCross : (77-6D10) → 77-39[3,10,8,3,8,7] → 38

デルタ:76-5d10
DoubleCross : (76-5D10) → 76-25[5,3,3,5,9] → 51

由希嶋四香:104-6d10
DoubleCross : (104-6D10) → 104-30[3,1,7,1,9,9] → 74

由希嶋四香:すごい!5点!
デルタ:4点!
井坂勇太:3点!
GM:4点+シナリオ6点+FS判定5点+侵蝕点で
GM:いくらになりましたか!
井坂勇太:Sロイス入れて23点!
デルタ:19点です
由希嶋四香:25点ダー
木村計正:19点です
GM:では私の分が28点という事ですね
GM:それではエンディングに入ります。順番やシチュエーションに希望のある方!
GM:最初は木村さんのEDから参ります
GM:????
GM:五月町 ユニバーサル第三法律ビル前
木村計正:「……今はまだ、セラフとは膠着状態のままだろうね」
木村計正:コート姿に、スーツケースを引いている。
木村計正:「まだしばらく、そうであればいいと思っているが」
GM:早朝、ビル前は吹き付ける寒風が通り抜けていく。
由希嶋四香:「本当に……行っちゃうんだね」
デルタ:「……木村さん」
由希嶋四香:「いや、このタイミングしかないのは分かっているけれど」
井坂勇太:由希嶋の傍に立って木村さんを見送っている
木村計正:「……セラフもそうだが、イデフィクスト周辺の情報は十分に集まっている」
木村計正:「警視庁本部から情報面の包囲を完成させ、逃げ場を潰せるようになった。……『ミカエルの眼』のこともあるしね」
由希嶋四香:「それさえ潰してくれれば、あとはボクたちだけでも十分だ」
井坂勇太:「あぁ。」
木村計正:「だが正直、ここで帰還命令が出て、ほっとしてもいるよ。ふ」
木村計正:「恐ろしいセラフと戦わなくて済むかもしれないからね」
由希嶋四香:「勘弁してくれよ。キミの力も頼りだったんだぜ」
由希嶋四香:冗談めかして笑い、肩を竦める。マフラーは夜明けの光に照らされている。
デルタ:「ま、またっ、あ、会えますよね?」
木村計正:「……それは、こちらの台詞だよ。デルタくん」
デルタ:「よかったぁ!」 ほっとした顔で
木村計正:「僕は戦いたくない。しかし君達を助けられるなら、命を張る覚悟くらいはしていた」
木村計正:「……死なないでほしい。僕が戻るまで、全員」
デルタ:「大丈夫ですよ! ね!?」
井坂勇太:「もちろんだ。」
木村計正:「僕があくまで交渉人で……戦力としては大したものではなかったと。そう信じさせてほしい」
由希嶋四香:「それに関しては大いに異を唱えたいところだけれど・……」
由希嶋四香:「大丈夫さ」
由希嶋四香:「今はもう、ボクたちは、強いからね」
木村計正:移動のために手配した車が止まる。
木村計正:「なら、ここからさらに強くなるはずだ」
木村計正:「何故なら、ここまでの僕の戦いは……所詮は、次善策だからね」
木村計正:「戦力として目には見えないかもしれないが、十全な準備さえ整えば??」
木村計正:「『最善策』の敵ではない。……また会おう」
由希嶋四香:「ふふっ! 次は、戦場でない場所でね」
デルタ:「本当にお疲れ様でした!」
井坂勇太:力強く頷く
木村計正:では、車が発進します。後部座席で一度振り返り、
木村計正:そのまま遠くに消える。
由希嶋四香:「……最後まで頼りっぱなしだったな」
デルタ:「そうだねえ」
由希嶋四香:視線を切って、踵を返す。
由希嶋四香:「いつか恩を返せれば良いんだが」
井坂勇太:「……」 遠くに消える車を見つめている
井坂勇太:やや遅れて、由希嶋の後を追って支部に戻っていく。
デルタ:それに続いて支部に戻る
由希嶋四香:「今はセラフに集中しよう。頼むぞ、二人とも」
井坂勇太:「なら、余計死なせるわけにはいかないな。恩を返せるその日まで。」
井坂勇太:「あぁ。」 頷く
デルタ:こくこくと頷く
GM:交渉人は朝靄と共に本来の戦場へと向かった。五月町支部の面々にもまた、過酷な戦いが待ち受けている。
GM:それでも、彼等は怯む事無く進み続けるだろう。最善策を成す為に……。
GM:第三話『人の形をした地獄』 終わり